岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタエロパロ

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824名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:06:52 ID:uLUKCJ+O
「…あ………」
ちょろちょろ……、ちょろっ、…………と。
臍の辺りに流れ落ちた愛液を舌でほじって絡めつつ、啜りながら、快楽を我慢できなくなった愛理衣は膀胱の栓が緩んでしまい、少量ではあるものの失禁してしまった。
羞恥心と裏返しの快感で頭に血が巡る。
(自分だけ楽しんでしまっては駄目だ……)
愛理衣は看病──慰問に来ていたのである。
自分だけ歓んでいてはいけないだろう。
睡眠も大事だけれど心身共にダウンしていのるなら精力をつけてあげなくては、と思う。
くるんっ、と愛理衣は“かっこう”の指を差し込んだまま、彼に背を向ける形で身体を反転させる。
そして、未だ触れていなかった彼の下腹部より下へ、おずおずと手を伸ばした。
「ふぅわぁあ…」
その時、突然かっこうが鼻を鳴らしたような声を上げたのは、愛理衣の指先がズボンの布地に触れかかる、その寸前だった。
「!」
(‥起こしちゃいましたか!?)
否、じっと様子を窺っていると、寝言だった。
「ふぅ……」
安堵の一息を吐いた愛理衣の隙を見計らったかのように、次の瞬間で不意を突かれる。
寝ぼけた彼が──恐らくは布団を手繰り寄せようとしたのだろう──愛理衣の中に入っていない方の手の位置は。
ちょうど彼に背を向けて座っている愛理衣のお尻が彼の顔の近くへ引っ張られていく。
「!?」
自分では予期しなかった方向に身体を引き摺られ、自分だけの中の“かっこう”の指も痙攣したようにぴくぴくと蠢いていた。
825名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:13:34 ID:GR0cKpW8
かっこうは何時になったら起きるんだw
826名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:36:28 ID:UWSaNv6w
・・・・・
↑その辺まで書けたらゴール?か
載せたはずなのに別のとこに送ってしまった
まだ終ってないけどちびっとだけ続きが浮かんだんで投下↓
ホントに続き終わりまで持っていけるだろか
・・・・・・・
827名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 15:18:37 ID:UWSaNv6w
 じゅくじゅくと熱く、ほっこりと膨らんでいたアソコは感度の高さが半端でなかった。
「っっ!・・・ぁひぇ・・・・・・・ぁあああぁ―――――っっっっ・・・・・・・・・・んゃあぁぁぁっ」
それは散々なくらい十数秒間、愛理衣を荒した。
 驚いて振り返り、彼の顔を覗き込む。

・・・・ぬぷっ・・・・・・・。
 愛理衣はしがみ付くように、膣の中から抜け落ちた彼の手を握る力を強く篭める。
やけにゆっくりと時間が流れているように、愛理衣には感じられた。
 
 愛理衣のお尻が頤の辺りで浮き、彼の薄い唇へくっつきそうになった途端、息苦しそうに掌で跳ね返される。
何故だか期待外れのような落胆を覚えながらも、麻痺していた常識的な感覚が蘇ってきて思考が錯乱し、パニックに陥った。
(か、っか、“かっこう”さん、が、“かっこう”さんが、わ、わ、私のっっ!!!)
 それも愛理衣が彼の手を操ってさせたのではなく、寝惚けながらも彼自身の意志で。
(・・・・・うわぁ・・・・・・・・・・・)
ぐらぐらと揺れて高鳴っていく胸の衝動のままに、愛理衣は彼のズボンを摺り下ろした。

彼の下着を脱がせながら、綺麗に生え揃った陰毛に手を這わせ感触を楽しむ。
 愛理衣の身体の場合、体質でもあるが特に下腹部は陽に焼けないので生白く、つるりと真っ平らで何もなかった。
“かっこう”の陰毛で出来た繁みに、愛理衣の頬を添える。
 今度は四本の指をしっかりと根元まで自分に埋め込んだ。
ぐつぐつと煮え滾るような膣の中からドロドロとしたものが込み上がってきた。
それへ流されることを必死になって堪えながらも、愛理衣は苦痛に近い快感に喘ぎ、悶えてしまう。
「〜〜〜〜〜〜ぃぃい゛ぁ!ぇふっ・・・・・・・・いゃあぃ・・・・・・・・・・ん、・・・・・・・・ぇつっ・・、ああぁ―――――――ぁひぇ・・・・・・・・・・な、あぅ・・ういぃ、んぁ、・・・・・・・・・・ひゃぅ!――あんっ!、」
(身体がふにゃふにゃになりそう・・・・・・・・・)
「・・・・・・・あ、ぁぁあああっ!・・・ぃやんっ、・・・・・んはっ・・・・・・あぐ、ぐ・・・・・・・・・・・・んんっ、ぁあはぁん!・・・ぇひぃやぁああぁああ!!――ふぇっ・・・・・あ、あ!いっ・・・・・・・・・・・・・んはぁ・・・ひぃ、あぁあああんっ!!!」 
空気が触れてひんやりとした感覚で、愛理衣の口の端に涎が垂れたのが判ったけれど、拭わずに彼の手で自分を弄ぶことに耽ってしまった。
 
 擦れてチクチクと痛む頬をずらし、“かっこう”の陰茎へ、軽く押し当てるように乗せる。
 ・・・・・とくっ・・・・・・・・とくんっ・・・・・・・・・トクっ、・・・・・・・・・・・・・・、っくん・・・。
彼の一部が静かに脈打っているのがわかった。
 彼とは異なる別の生き物の心臓が働いているような、生の息遣い。
それを愛理衣は聴き取っている。
 獣のような危うさよりも新鮮な感動と安心感が愛理衣の心に染み入った。
ふんわりと優しげな温かさに包まれたような心地好さに少し浸って、ちょっとだけ愛理衣は顔を綻ばせた。
 そして、愛理衣は“かっこう”の陰茎に自分の濡れた指先を滑らせた。
 
828名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 16:37:04 ID:fOmNiyRc
保守
829707 ◆pth9HssMxQ :2007/02/02(金) 01:20:13 ID:pyJHZAS4
次回予告をしておきながら構想が上手く浮かばん・・・
もう手っ取り早く霞王モノにしちゃおうかな
830名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 07:44:49 ID:JfTevr4v
霞王! 霞王!
831名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 08:16:44 ID:T2oNbGgF
( ゚∀゚)o彡゚アンネ! アンネ!
832名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 15:42:48 ID:dgdxoN+1
かっこう!かっこう!
833名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 16:42:13 ID:T2oNbGgF
( ゚∀゚)o彡゚かっこう!かっこ……う?

( ゚∀゚)o ……

(゚д゚) o
834707 ◆pth9HssMxQ :2007/02/02(金) 22:20:49 ID:pyJHZAS4
おまいらいいやつだな。・゚・(ノД`)・゚・。
よし次は霞王でいくゎ
835名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:36:23 ID:hH7kBXBH
「で、結局何しに来たんだよ、ねね」
 机の上に置かれたものを一通り食べ終えたところで、霞王が聞いてきた。
「え……」
「え、じゃねぇよ。なんか用があったから来たんじゃねぇのか?」
 霞王は猫目を細めて寧子を見る。
「んー……。用が無いと……、来ちゃダメ……?」
 そっと首をかしげてじっと霞王を見る。
「………。そういうのは他のやつに言え……」
 もきゅもきゅと机の上のものを減らしながら、霞王はぼそりとつぶやく。
「……霞王は……“かっこう”さんに、いつもそう言ってるの……?」
「なっ……」
 霞王の動きが止まる。
「ばっ、おまえオレはそんな風には言ってね、つかアイツのとこになんか行ってねぇっ!」
 口ではそう言ってるが、動揺しているのがバレバレだった。
「ふふっ……」
「くっ……」
 寧子がクスリと笑うと、霞王はわずかに顔を赤くする。そして少し目線をそらした後、残っていた料理に箸を伸ばした。
「………」
「……何だよ」
「学校は……どう……?」
 ぴくっと動いていた箸が止まる。
「どうって特に何も変わらねぇよ。相変わらず、お上品なガキばっかりだけどな」
 そう言って、里芋の煮物の最後の一個に手を伸ばす。
「まぁ……、一人うるせぇヤツがいなくなったけどよ」
 霞王はほんの一瞬視線を落としたが、すぐに食べるのを再開した。
「白樫さん、意識が戻ったって……」
「……誰もそんな事聞いてねぇよ」
「特に後遺症みたいな事も無いって……」
「………」
 ――白樫初季。
 先日起こった、中央本部と東中央を巻き込んだ二つの事件――ふゆほたる脱走とディスク奪還任務。
 彼女はその騒動の中心人物であり、そしてその際に大怪我を負った彼女を助けたのが寧子だった。
 そしてさらに彼女は、目の前にいる少女――御嶽アンネリーゼと同じ学校に通っていた。
836名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:37:12 ID:hH7kBXBH
「で、わざわざそれを言いに来たってわけか?」
「ううん……。それとは別に……」
「……じゃあ何だよ」
「霞王が……、無指定の人にこてんぱんにボロクソに物の見事に完膚なきに負けて、半べそ掻いてましたよ……って聞いたから……」
「…………誰だ、それ言ったやつ」
「Cちゃん……」
「あのガキ……。つか、ベソ掻いてたのはあいつじゃねぇか」
 霞王は忌々しげに呟く。
「だからね……」
「ん……?」
「そんな霞王を……慰めてあげようと思って……」
「……慰めって、おまえな……」
「いや……?」
「………」
 霞王は呆れたように黙り込む。けれど少し耳が赤かった。
「あの時の霞王……、すごく激しかったな……」
「っ……!」
「抱きしめ返された時の爪が痛くって……」
「いや、確かにおまえとはしたことあるけど、っていうかそれ以上言うなっ!」
「あー……、あの時のアンネちゃん、可愛かったな……。少し涙目になったところがまた……」
「ね、ねね!」
「ふふっ……」
 見ると、霞王は顔全体を真っ赤にしている。
「う………」
 そんな姿がいつもの彼女と違って可愛らしく、寧子はニッコリと微笑む。
「もう、ごはん……いいの……?」
「え……あ、ああ。まあ……」
 すでに霞王の前の食器は全てからになっていた。
「………うまかったよ」
 そう言って立ち上がろうとする霞王。
「あ、霞王……」
 寧子わずかながら、眉間にしわをよせる。
「ん……?……ああ。その……、ごちそうさま……」
「うん……」
837名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:40:23 ID:hH7kBXBH

ついカッとなって書いた
正直スマンカッタorz
838名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 15:05:48 ID:LkiJVHIv
霞王と聞くと甘い空気が霧散する気がするのはきのせい?w

gj
839名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:52:43 ID:FMAhb8Y2
今ラ板にネ申が降臨してるぞ?
840名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 08:55:06 ID:AMJORMwq
見てきた
マジで神だったw
アイツ本当にココこねーかなww
「そうか、俺たちにはエロゲ分が足りなかったんだ!!」ぐらいの勢いで歓迎するんだけど
841名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 07:56:58 ID:nzteV829
俺携帯からしかみれないんだが
神へのリンク頼む
842名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 07:59:38 ID:nRgLjEtR
>>841
携帯からだからとか意味不明な言い訳はいいんだ
とりあえずラ板の岩井スレ 
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1168237102/
843名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 12:21:01 ID:XFbtiUiz
スクールデイズはキャラ乱立しすぎだろ
書くなら相当な技量必須だな
844名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 12:36:51 ID:GjsNK/UT
まぁ、あれを下敷設定・世界観にして、各キャラごとのルートっぽいのならだいぶ楽になるんじゃね?
むしろエロなくていいから、アレのオールキャラほのぼのとかが見たい気も
845名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 15:45:46 ID:vyv0iW0N
つーか虫憑き同士の慰み合いの設定みたいに職人さんが自由に使える感じにすればいいと思うんだ
846名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 01:37:58 ID:Y0sB8zr2
スクールデイズと聞いて真っ先にエロゲを思い付いたのは俺様だけか?
847名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 09:55:46 ID:uG9Lp0KH
虫憑きってキャラ設定だけ取っ払っての学園ものってありかな?
ただエロに繋げる自信がないorz
848名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 10:08:39 ID:y6eUXTun
キャラ設定を取っ払ったら(ry
849名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 11:45:20 ID:HlUWmMsa
全然アリなので、期待してます
850名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:08:33 ID:uG9Lp0KH
bugもリンクさせて原作にない繋がりもありかもと思ったが、絶対まとまらんな…
学園ものにしたらこんな感じかな
大助、有夏月、緒里…3バカ
亜梨子…幼なじみ
利菜…委員ちょ
霞王、bugの2人…クラスメート
初季、ねね…先輩
C…後輩
ハルキヨ…番丁
特環の人…先生
ディオレストイ…用務員

詩歌と千莉が使いにくいです…あとわんこひはっ
851名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:10:36 ID:MW0kEb67
摩理…奇跡を信じないで冬空の下でアイス食べる人。
あと、利菜はスクーターで登校して、大助に辞書投げてぶつけるんだよ
852名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:36:24 ID:JryTLKvH
千莉は担任の土師先生の妹というおいしいポジションじゃないか!
詩歌は転校生とか
騒がしいクラスメイトたちにはない、大人しいしっとり感にモキュモキュする大助
そして利菜の嫉妬の嵐と広辞苑が
853名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:42:41 ID:CEMZEHxm
>>850
>亜梨子…幼なじみ
>利菜…委員ちょ
……何と無くだが、この二人。
「凄く仲が良い」か、もしくは「凄く仲が悪い」かの二択に分かれそう(w キャラの方向性が似過ぎ(ww

>ディオレストイ…用務員
マテ
854名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:57:31 ID:y6eUXTun
大食い…保健室の主

捕食者を忘れるとはうっかりさんめっ
855名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:12:58 ID:MW0kEb67
>>853
> ……何と無くだが、この二人。
> 「凄く仲が良い」か、もしくは「凄く仲が悪い」かの二択に分かれそう(w キャラの方向性が似過ぎ(ww

原作みたいなちょっとした誤解が元で殴りあった挙句、和解して親友になったとか
856名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:17:17 ID:uG9Lp0KH
帰宅後、思いつくままに書いてみます、投下時期は未定
>>852
担任は柊子さんのつもりだったけど土師もありですね…
>>853
脳内では亜梨子と梨菜でツープラトンとかしてます
857名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:02:21 ID:baEYCMP/
土師はむしろ大助とか戌子とかが入っている生徒会とか部活の責任顧問みたいな……
やっぱ担任は柊子さんだろ。頼りない気がない担任という要素を持った感じで

っていうかエロパロ用に考えてたネタなんだが、何か学園物の方で使えそうなんで妄想を垂れ流し〜
無駄に長いですが勘弁して下さい。

苛められっ子の薬屋大助君。
ある時彼を溺愛する姉が目の前で変質者に襲われてしまいます。
そんな場面に大助は遭遇します。大助はもちろんの事、変質者に恐れずに立ち向かいます。
大助のタックルがちょうど金的になり、変質者が痛がり抑えこんでる場所を大助がランドセルからコンパスとかの鋭利な物を取り出し、滅多刺しにし、姉を傷つけ様とした変質者をやっつけます。
まぁこの後エロパロなら
無事に変質者を撃退したけど姉は変質者に体をベタベタと触られて汚されたんだと思った大助は、もっと早く救う事が出来たはずという罪悪感から俺にできる事なら何でもすると姉に言い、無事に童貞をお姉ちゃんに貰われる訳ですが……
学園物はこの後、姉を傷つけ様とした変質者を撃退したけどちょっとやり過ぎた薬屋大助君。
変質者は死んではいませんでしたが、警察の人に何日か怒られてします
何日かぶりに学校に来た大助を待っていたのは、恐怖という畏怖の視線
苛めはなくなりましたが、それでも大助は一人ぼっちです
ある時母親が暴走したら危険な大助を案じて近所の古流武術の道場に連れていき、大助の心と体を鍛えようとします
そして大助はそこで、皮肉っぽい軽薄な笑みを浮かべる青年・土師圭吾と出会い
圭吾の妹で心優しい盲目の少女・土師千莉と出会い
道場に通う同い年の暴走少女・獅子堂戌子と出会い
道場の本家のお嬢様で根暗な大助を見るなり尻を蹴飛ばし「あんた今日からわたしの“げぼく”ね」と偉そうに初対面で言い放った大助のご主人様な一之黒亜梨子と出会い、次第に大助は極たまにだが笑うようになり、そして強くなっていく――――

……いやホントに長々とスイマセン
後これは頭の悪い妄想・電波なので深く考えて書いたものではありませんので、細かいツッコミとかは勘弁して下さい……
858名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:19:04 ID:JryTLKvH
ナイス厨妄想
859名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:01:20 ID:W/c0MGUX
えー、空気も読まずに千莉を投下しようと思います。

だ っ て 千 莉 が 好 き な ん だ も の

というわけで、ドゾ↓
860名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:07:20 ID:W/c0MGUX
特別環境保全事務局に所属する火種一号局員"かっこう"こと薬屋大助。
その日常は、基本的に任務や訓練ばかりに費やされているのだが、最近になって、新たに別の役割が追加されていた。それは――

『もしもし、大クン?』
特環によって用意された大助の居室。長年住み慣れたこの部屋だが、最近になって隣室の住人が変わったため、
最近では彼の帰宅に合わせて電話がかかってくるようになっていた。ちなみに、電話の相手は勿論、隣人であるところの土師千莉である。
「ああ、千莉か。今帰ったところだよ」
『うん、帰ってきた音がしたから。……あのね、大クン……』
「千莉、今日は夕飯はもう食べたのか?」
千莉の言葉を遮って、こちらから質問をする。なぜなら、大助の新たな役割とは、何かと他人に気を遣うことの多い千莉にとって、とても頼みにくいことだから。
そのため、こうして大助の方から、既に決定事項として伝えてあげることで、彼女の精神的負担を減らせるのだと、大助は経験から理解していた。
『うん、まだ食べてないよ。……大クンが作ってくれるんだよね?』
「ああ、今日は期待してろよ。先週美樹さんから習った鮭のムニエルだけど、今日こそ上手く作れそうなんだ」
予想通り、今まで通り、彼女はとても安心したように、電話の向こうで笑ってくれた。
『この間作った時は焦げちゃってたもんね。ホントに今日は大丈夫?』
「任せておけって。それじゃ、すぐにそっちに行くから」
『うん、待ってるね』
そう言って電話は切られた。これもまた、ここ数ヶ月間繰り返されてきた"いつものやりとり"である。

冷蔵庫から必要な材料を取り出し、すぐ隣の部屋に向かう。一応チャイムを押してから、合い鍵を使って中に入ると、居間から千莉が出てきたところだった。
彼女は先天的に目が見えないが、代わりに他の感覚が鋭敏になっており、住み慣れた場所であれば、ある程度は一人でこなすことが出来る。
そのため、彼女が東中央支部に所属し、兄が住んでいたこの部屋に移ることになった時、可能な限り以前彼女の暮らしていた鴇沢町の部屋と似せるようにしたのだ。
そのかいあって、まだ数ヶ月間しか住んでいないが、彼女はこの部屋でもある程度自由に生活出来るようになっていた。
「大クン、お帰りなさい」
そう言って、暖かく微笑む千莉に、大助もまた笑顔で「ただいま」と応える。
本来大助の部屋は隣なのだが、今では千莉が迎えてくれるこちらの方が、彼にとっての"家"と言えた。

「もう部屋着に着替えられるようになったんだな」
「うん。でもやっぱり、美樹さんが居ないと大変だな。
 自分で服を選んでも変じゃないかが全然分からないもん」
材料を手に台所に向かい、準備がてら話しかけると、千莉は迷いの無い様子で居間のテーブルに着くところだった。
千莉の言う美樹さんとは、鴇沢町で長年千莉と共に暮らしていた長谷川美樹という女性のことである。
彼女は今でも大助の料理の師として、月に二・三回はこの部屋を訪れている。
ただ、それでも彼女はあくまで一般人であり、千莉が特環の局員となった今では同じように同居などは出来なかった。
それでも、いくら慣れた部屋であっても盲目である千莉が一人で生活を送ることは困難であり、
故に、古くからの馴染みであり、現在も隣人である大助が毎日のように彼女の部屋を訪れ、食事の用意など様々なことを請け負うことになった。
861名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:09:14 ID:W/c0MGUX
「うん、今日のはおいしかったよ。前の時の倍くらい」
「そりゃ良かった。って千莉、確か前は30点って言ってなかったか?」
「うん、今日は倍だから60点。勿論、100点満点だからね」
「はぁ……。さすがにまだまだ美樹さんには追いつけないか」
食事も終わり、大助は食器を洗いながら千莉との雑談に興じていた。
「でも、大クンすごく料理が上手になったと思うよ。私が来るまでは、あんまり作ってなかったんでしょ?」
「まあね。せいぜい野菜と肉を適当に炒めるくらいしかしなかったな」
「そうか……。ごめんね、大クン。私がお料理できたら良かったんだけど……」
落ち込んだ声で言う千莉に、大助は笑いながら答えた。
「そうでもないよ。料理するのは結構楽しいし、それを千莉と一緒に食べるのは、もっと楽しいしね」
洗い終わった食器を棚に片付け、布巾で手を拭う。
千莉に言った言葉は、紛れもない真実だった。幼い頃に家族に捨てられた大助にとって記憶に残る食卓とは、かつて土師家で世話になっていた時や、
相棒とも言える槍使いの少女との騒がしい日々の中くらいにしかない。
そんな自分が、今はこうして千莉と共に温かい食卓を囲むことが出来る。それが、大助には本当に嬉しかった。
そんな大助の想いを、千莉は確かに受け取った。彼女は他人の心にとても敏感で、
偽りの言葉を自然と察することが出来るように、今の大助の言葉が、心からの真実なのだと理解できた。
「だから、な。……千莉」
「うん、ごめんなさい、じゃないよね。ありがとう、大クン」
大助の優しい言葉が嬉しくて、千莉は手を伸ばした。何を言わずとも、大助はその手を握ってくれる。
こんなにも優しい彼に、自分も、何かしてあげたい。自然に、心からそう思えた。

「大クンの手……、すごく、冷たくなってるね」
千莉の求めに応じて彼女の手を握ると、千莉はとても安心した顔をして、そのあと急に頬を染め、そう言った。
「そりゃ、さっきまで食器洗ってたからな……」
手が冷たいのは当たり前だと、そう返しながらも、今までの経験と千莉の雰囲気から、大助にはこのあとの展開が少しずつ予測出来ていた。
「あのね、大クン……。私、大クンの手を、温めて、あげたい……」
ゴクリ、と大助の喉がなる。鋭敏な彼女の耳にはその音さえも聞こえているのかもしれないと錯覚してしまう。
そうして、大助の手を握りながら、千莉は顔を真っ赤にして、その言葉を紡いだ。

「大クン……。今日もお風呂に入るの、手伝ってくれる……?」
862名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:11:53 ID:W/c0MGUX
とまあ、今のところこんな感じです。
一応続きは書いてますけど、初めてなのでなかなか難しいですね。

てか、今千莉の需要はあるのでしょうか?
863名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 06:09:39 ID:XwZQfX07
千莉愛が充満してる文章だ
864名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 08:05:35 ID:ND8Bqtmt
需要は掘り返すものだ
そして今、君は一例それに成功したGJ
865名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 09:11:06 ID:q6EGsM0i
全裸待機するしかないじゃないか!
866名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 10:58:45 ID:eUt+cmTL
>>862
GJ!
千莉はかなり需要ある方かと。
むしろ、ここで切られるのは地獄(w
867名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 12:55:53 ID:KI6l2IFt
>>862
GJ
だから先生、続きを…
868名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:00:40 ID:+6LHwUto
「か、かゆいところがあったら言えよ」
「うん……」
ここ数ヶ月間、毎日のように行われてきた二人の秘事。その第一段階として、大助は千莉の体をタオルで洗っていた。
こちらに向けられた背中、そのきめ細かで柔らかな肌を擦りながら、
彼女を覆う泡よりもなお白いその肌と、擦ることによりほんのりと赤みを帯びていく彼女の体に目を奪われる。
「んっ……。は……。ぁ………」
そうして、千莉を傷つけないようにゆっくりと彼女の肌を滑らせていくと、千莉は微かながら反応して、
大助はますます自分を抑えられなくなっていく。

最初は確かに善意からだった。浴室の中では足を滑らせてしまう可能性があるので、純粋に手助けしようと思っただけだった。
しかし、徐々に上気していく千莉を見ている内に、大助の理性は段々と溶かされていき、
それは千莉も同様で、そうして二人の睦事は始まり、今日に至るまで続けられてきた。
「は……、ぁ……、ん……、大…クン…」
千莉の言葉に込められた意思を悟り、大助はタオルを脇に置き、そっと彼女を抱きしめると、ゆっくりと両手を滑らせていく。
「ん……、ん…ぁ……、は…ぁ……。ぁ……、ぁ……は…」
その臍を、腕を、脚を、ゆっくりと撫でていく。それだけで、鋭敏な感覚をもつ彼女は、ゆっくりと快楽の火に炙られていく。
「ん…ぁ……はぁ…。ふぁっ!?」
そして、体全体を愛撫しながら、大助の腕は彼女の双丘に至る。
「あ、うぁ……。ん、くぅん……、はぁ…あぁ、大クン……。んぁ……」
千莉の柔らかな胸を丹念に揉みほぐしていき、時折先端の膨らみを弄ると、彼女はとても素直に反応してしまう。
そうして胸を中心に責めながら、ふっと脇腹や脚に指を添わせると、常は抑えようとしている嬌声が高く奏でられ、浴室に響き渡る。
「んぁ、あ、あぁ、イっ、くぁ、あぁぁあぁん!」
「はぁ……。千莉、すごい声だね。そんなに我慢できない?」
言葉をかけながらも全身を愛撫し続ける。それによって千莉の理性は溶かされ、彼女の思考は纏まらないまま、大助に答えようとする。
「だって、大クンの手が…、どこ触るか分からなくて、だから…、ふぁあ!?」
「そうか、じゃあ……」
双丘の先端を弾きながらそう言って、千莉から体を離す。
すると、彼女は泣きそうな顔で背後を振り向いた。
「だ、大クン……?どこ……?」
必死に伸ばす手が空を切り、彼女が本当に泣き出しそうになったとき、大助はその手をそっと握り返す。
「あ……、大クン……」
それだけで彼女は安心して、ぎゅっと抱きしめるように大助の腕の中に体を預けた。
「ごめんな千莉。不安にさせて」
「うん、本当に寂しかったんだよ」
「ああ、ごめん」
謝りながら彼女を抱き返し、その髪を撫でていく。
そして、くすぐったそうに笑う千莉の唇に、ゆっくりと自分のそれを触れさせる。
「あ……」
唇を離すと彼女は呆けたような声を出し、ふふっと、それを笑顔に変えた。
「千莉……?」
「本当は、許してあげないところだけど……、大クンだから、特別に許してあげる」
そう言って綺麗に微笑む千莉に返す言葉が見つからず、大助はただ何度も唇を重ね、
幾度めかのキスで相手の口中に舌をさしこんでいく。
……じゅ……ちゅぱ……ちゅ……
微かな水音を聞きながら、彼女を抱きしめていた左手を下に移動させていく。
「……濡れてる、ね」薄い茂みをかき分け、外側から彼女をなぞると、そこは既に多くの蜜を滴らせていた。
「あ……、やぁ…」
恥ずかしそうに俯く千莉を逃さないように舌を絡め、左手は彼女を刺激し続ける。
そして、探るように動かしていた親指が目的のものを見つけると、今度は乱暴なほど強くそれを弄ぶ。
「え、あ?大クン、それダメ、あ、ぁ、あぁぁあぁ!!」
陰核を突然に刺激され、千莉の内側から何かが爆発する。
「あ、ふあぁぁあぁ!!」
その怒涛のような衝撃に流され、徐々に昂ぶっていた千莉は、一挙に高みへと引き上げられた。
869名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:02:35 ID:+6LHwUto
「千莉……、千莉?」
絶頂によって弛緩し、くたりと倒れこんできた千莉をそっと揺すると、彼女は甘えるように大助に頬ずりをしてきた。
「あ、あのね……大クン……。今度は、私が大クンにシてあげたい……」
そして、真っ赤になった顔を隠すようにして、微かな声を彼の耳元で囁いた。

……くちゅ……ちゅ……ちゅぱ……にちゅ……
「……ん…んく…、…ふ……ぁ……」
淫らな音と乱れた声に満ちた浴室の中では、千莉がその全身を大助に擦りつけていた。
「はぁ……、は…ぁ……」
「千莉、いいんだぞ?俺は、その、こんなことしてもらわなくても」
「ううん、ダメだよ……。お風呂に入ったんだから、ちゃんと大クンもキレイにしないと……」
そう言う千莉の胸から腹にかけて、白いボディソープがニチニチと泡立っていた。
最初は背中から、千莉は自らの胸を大助に押し付け、円を描くように擦りたてていく。
大助の体は年齢不相応に鍛えられ、同時にひどく傷ついていた。
そうならざるを得なかった彼を悲しく思いながら、自らの胸の先端で、先程から執拗なほど存在を主張する乳首は、そんな彼に触れて次々と快感を送りこんでくる。
はしたないと、そう思いながらも、そう感じることによって更に快楽が増していくことに千莉は気づいていなかった。
「ん……ふ…、はぁ……」
背中を洗い終わった千莉が次は右腕に肢体を押し付けてくる。
肩や肘といった固い箇所が胸の合間を通るたびに、千莉の体は自然と吐息を零してしまう。
そんな千莉の姿に引きずられるように、大助はその手を彼女の腰へと伸ばした。
「あ……、大クン……ふぁ……」
「千莉も、感じてるの……?」
真っ正面から彼に訊かれて、千莉は顔を赤く染めながらもコクリと頷く。
「俺は何も弄ってないのに……、千莉は一人で気持ちよくなってるんだな」
その顔に嗜虐心が刺激され、彼女の女性器に指を挿れて掻き回す。
「んんっ、あ、あぁぁ、ふぁ……。だ、だって、全身で、大クンのこと、んぅ……感じられて、それで……」
泣き出しそうな千莉の言葉に虚をつかれ、右手の動きをとっさに止めた。
「あ……、ごめんな千莉。俺また無茶しちゃって」
「ううん、大クンの言う通り。また私ばっかり気持ちよくなっちゃってた……」
「そんな、さっきのもすごい気持ちよかっ……って千莉!?」
尚も言い募ろうとする大助を遮るように、千莉は手探りで彼の下半身へと両手を伸ばした。
「今度はちゃんと、大クンを気持ちよくさせるから……」
そう言って、探り当てた彼の剛直を、両手でしっかりと握りしめる。
「う……、千莉……」
「大クンの、熱い、ね……」
止めようとした筈の手は千莉の肩に置かれ、そのまま押すでもなく留まったのは、大助自身、これからの快楽を予感してのことか、その間に千莉はおずおずと男性器を擦りはじめていた。
柔らかな千莉の手で扱かれる感触に、知らず知らずの内に大助は千莉の頭を撫で、髪を梳いていく。
そんな彼の様子に意を得たのか、千莉はゆっくりとその唇を剛直へと近づけていた。
くちゅ、という音ともに亀頭が温かな何かに包まれ、慌てて下を見ると、千莉がその小さな口を懸命に広げて、彼自身の膨らみをくわえていた。
……くちゅ……ちゅ………じゅ…じゅ……じゅぱ……くちゅ……くちゅ……ぴちゃ……
「……ん……んぁ……ふぁ……ん……ん…ぁ……」
「千莉……、何もこんな……」
快楽を堪えて、何とか言葉をかける大助に微笑みかけると、千莉は何かを伝えるように、更に舌の動きを激しいものへと変えた。
「……ん…ちゅ……ふ…ん…んん……」
両手で、唇で、舌で、全てを使って大助に奉仕しようとする千莉。そのひたむきさを見て、大助の脳裏に一つの可能性が浮かんだ。
そして、同時に――

「くっ、千莉。もうっ……!」
…じゅぱ……くちゅ…じゅ…じゅ…じゅ……ぴちゃ…くちゅ…じゅ……じゅぱ……じゅぱ……じゅ……くちゅ……
「……ん…んん……ふぁ……んく……ぁ……ん……んんん……ふぁ…ん…んん…んんんんん!!」
千莉の唇に包まれて、その喉の奥深くまで届くほど勢いよく、大助はその精を解き放っていた。
870名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:06:57 ID:+6LHwUto
バイトに行かなければならないので、とりあえず書き上がった分だけでも投下します。
もっとサラッと流したかったのに、どんどんと描写が増えていってしまいました。
自分の文才の無さが恨めしいです。orz

では、次こそラストまで書き上げようと思います。それでは。m(_ _)m
871名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 18:42:37 ID:IDnzGNQA
たとえ風邪をひいていようと半裸待ち

wktk
872名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:07:12 ID:KI6l2IFt
今電車の中だからチンコだけ出して待ってる
873名無しさん@ピンキー
>>870
もー最高。盲目ならではの感じ方とかナイス(w
こんなラブエロエロはメチャ好みなので、続きを楽しみに待ってますー