岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
岩井恭平の作品スレ
2名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 14:00:18 ID:S2QKgYgD
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!

.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"
3名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 08:43:02 ID:GS8suUBe
いや無理だろw
4名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 12:48:00 ID:QcEL2kqT
女性の溜まったストレスを解消させてあげて下さい!!
主に性的な癒しを求める女性が大半ですので貴方の優しさで包み込んであげて下さいね(´▽`*)
女性ユーザの約80%は現役風俗嬢やキャバ嬢ですょ★

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5名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 21:49:27 ID:zhKLHPcw
幼かっこう×戌子キボン
6名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 13:19:52 ID:f4cBaq8y
祥×小槙キボン
7Maple Syrup:2006/01/07(土) 15:11:00 ID:STdcnYgH
「ったく、どこの>>1だ、こんなスレ建てやがったのは」
「ちょっと大助、せっかく建てた>>1にそんな態度でいいと思ってんの?」
「必要無いね。大体このバカと絡むくらいなら、死んだほうがマシだね」
「なら死ね!!亜梨子シャイニングウイザード!!!」
「うぐはっ」
8名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 15:28:29 ID:2uhKAq5w
8げっとー
小槙タンさえ居れば他はいらん!!
9名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 18:35:42 ID:DxmMwzTR
>>5
むしろ戌子がご馳走様しちゃうくらいの勢いでお願いします
10名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 14:59:23 ID:72BXmMwZ
難易度の高いスレだな…
しかしそれだけに応援したくなるスレでもある。

ところで、この本ってなんでこんなに表紙がエロかったんだろう?
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11名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 17:53:23 ID:IKIsVRzo
大助と詩歌は、見てる方がじれったさの余りにちゃぶ台
ひっくり返したくなるような青春しててほしいなぁとか思う…。
…柊子さんで何かないですか。土師とか駄目ですか。
12名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 15:32:10 ID:vSNrEiJ7
 繊維が裂ける音と共に、絶縁性のカッパが下に着込んだ衣服ともども千切れ飛んだ。
 まずい、と思った瞬間だった。
「――〜〜っ!」
 戌子が全力で展開した領域が、戌子自身に牙を剥く。
 びくっ、と意思に反して背筋が反り返り、ホッケースティックが手からこぼれ落ちる。
『我が子よ……我が血肉となるが良い』
「なる、ほど――これは、気付かなかったな……」
 己の磁場から戌子を守り続けた黄色のカッパ――全力を出している最中に、芋虫の口器に
噛み裂かれたそれは、もはや戌子を守る役割を果たしえていなかった。 
 戌子の視界の中、黒い靄のような“浸父”の姿が徐々に近づいてくる。
 だが、戦おうにも手足が痺れて動こうとはしない。
 必死に力を込めようとも、指先の一本さえ――ぶさまな痙攣を繰り返すだけだ。
 ――戦えない。
「最後の、最後まで……学ばされることばかり、だったよ……」
 地を這う芋虫の群れが、戌子へと徐々に近づいてくる。
 黒の絨毯のようなそれらに――死を、覚悟する。
「ああ……」
 ずっと独りで全てを背負おうとしていた、一時は自分が預かっていた一人の人物の背中を、
ふと思い出した。
「“かっこう”……できれば、もう一度だけ、君と……」
 芋虫の感触が、剥き出しの素肌に触れる。
 このまま少しずつ噛み殺されるのだろうか。
 それとも、心も夢も何もかもを食い尽くされてしまうのだろうか。
 ざわり、と無数の芋虫が戌子の身体に群れ集い――
「――……っ」
 思わず、嫌悪に目を閉じる。
13名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 15:33:04 ID:vSNrEiJ7
 ……だが、瞼の裏の暗闇の中で覚悟した死は、いつまでたっても襲ってはこなかった。
「――……? ひゃっ!?」
 不思議に思った目を開けようとした瞬間、小さな痛みが戌子を襲った。
 戌子の控えめな胸――カッパごと下着を千切り飛ばされたために、今は覆うものとてないそこ。
 その桜色の先端に、芋虫の一匹が口器を当てて――
「……う、……っぁ」
 それだけではない。痺れて動きもままならぬ身体で、どうにか芋虫を振り払おうとした瞬間、
更なる刺激が戌子を襲う。
 耳朶、首筋、指に臍に脇腹に内股――ありとあらゆる部位にとりついた芋虫たちが、戌子の
滑らかな肌に口器でもって浅く噛み付き――
「っひゃ――ボ、ボクに……なに、を……っぅんっ!」
 しかし、その動きは戌子を喰らい尽くそうとするものではない。
 その身体を刺激し、甘く疼かせる――
「敗者である……ボクを、慰み者にでも……する気か、い? どうやらボクは、キミを見損なって……
いたよ――ひぁんっ!」
 びくり、と身体が跳ねた。
 ショーツの奥で、何かがもぞついている感触がある。――その正体は、見ずとも分かった。
「っひ……殺す、なら……一思いに殺せ!」
 叫びを無視し――そして舌を噛み切るほどの力さえ戌子に残っていないことを察しているのか、
芋虫たちは情け容赦なく戌子の肢体を刺激し続ける。
「……ん、ぁ……くぅ、んっ!」
 その名の通りに犬のような声を上げる戌子に――救いの手は、差し伸べられない。
14名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 15:36:18 ID:vSNrEiJ7
好きな作家のスレなのにあまり寂れているのが悲しくて、少しだけ書いてみました。
今、けっこう忙しいので続きも期待しないでください。
つーか、芋虫でこれ以上責めるのは(自分の嗜好的に)無理……orz
15名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 19:46:56 ID:wXNaRi/F
初季の触手オナニーwktk
16名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:28:37 ID:kYSuQpkP
とある特定目的の宿泊施設の一室。
「やあっとおさまったよん」
下着姿でベッドに横たわる少女、白樫初季はつぶやく。その両隣では、二人の少女が寝息を立てていた。
杏本詩歌と海老名夕。二人とも命がけの逃避行の同行者だ。
先程大泣きした夕とキレ気味だった詩歌に、無理矢理アルコールを飲ませて寝かしつけたのだ。両者共にビールを缶半分ほど飲んだだけで熟睡してしまった。弱いにも少々程があるだろう。
二人の寝顔を見比べた後、初季自身も睡魔に身を委ねようとしていた。両腕を額の上で交差させ、膝を若干浮かせた体勢。深く瞑目した、その時だ。胸部に違和感を覚えた。
見れば、夕の手の平が、初季の年齢のわりには豊かな胸を覆っている。
「まったく、このちみっ子はぁ…」
苦笑しつつ、引き剥がそうとするも、剥がれない。
「へ?」
気付いた時には既に遅し。夕の五指が蠢いて、初季の胸を揉みしだく。
「ん、ちょ、ちょっと夕たん!?」
さしもの初季もこれには驚愕を禁じえない。慌てて夕の名を呼ぶと、夕は緩慢に初季の顔を見返した。
「私ぃ、お世話になっればっかりなんれぇ、初季さんに恩返しひようと思いましれぇ」
呂律が回っていない。酔っ払っている。
さすがに好きにさせる訳にもいかないので、抵抗を試みるが、反対側からも手が伸びて来て拘束された。
「し、詩歌たんまで…」
半ば泣きべそをかいて詩歌を見るが、詩歌は何も言わない。頬は上気し、うっとりと初季を見つめるだけだ。
17名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:29:17 ID:kYSuQpkP
「んっ、んあっ…」
拘束され、ブラも剥ぎ取られて胸を揉まれるうちに、快楽を感じてしまっている自分の存在に、初季は気づいていた。
夕と詩歌の指は、酔っ払いのそれとは思えない程に、巧みに双丘を――主にその先端の突起を責めたてる。
詩歌が丘にむしゃぶりついた。同時に空いた夕の片手が初季の下腹部へ滑る。
「待っ、ん……っ!」
初季は制止しようとするが、詩歌の舌先に乳首を弾かれ、悶える事しか出来ない。
夕の掌が、初季の下着に滑り込んだ。秘裂に沿って指を這わせれば、指に粘着質の液体が絡みつく。
「…っ!」
秘部を擦られる感覚に、初季は吐息を漏らした。四肢が不規則に痙攣する。
夕はあっさりと肉芽を探り当て、それを指先で弾くと、初季は「ふぁ」と声を漏らす。
夕のもう片方の手が初季の背中を滑って、初季の尻に到着する。そして…
「ひん…っ!」
夕が指をぐりぐりと動かした。
「ひ、ひゃああっ!」
堪えきれずあげられる嬌声。同時に夕はクリトリスを捻りあげ、アヌスを責める指をより一層激しく動かした。
「ふぁああああああああっ!!」
悲鳴の様な嬌声と共に訪れる絶頂。初季は弓なりに大きく仰け反り、そして果てた。
18名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:29:50 ID:kYSuQpkP
規則正しい二つの寝息。杏本詩歌と海老名夕は熟睡している。何事も無かったかの様な寝顔を見て、白樫初季は小さくため息をついた。
「ほんと、面倒なちみっ子達だよん」
額に張り付いた前髪が気持ち悪い。シャワールームに入る前にもう一度二人の寝顔を見て、少女は僅かに微笑んだ。
「まったくどこであんなの覚えてくるんだろうねん」
19名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:31:24 ID:kYSuQpkP
お目汚し失礼
書いた後に自分の正気を疑った
20名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:46:17 ID:vSNrEiJ7
この人、口調と思考回路が独特なキャラが多すぎるな。
西尾と同じで理解はできても再現が難しいタイプと見た。
21名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 15:32:39 ID:kwBNSowy
>>20
西尾って誰?


つか俺はこの小説的な血に飢えていたんだが処女の血も欲しくなってきた
鯱人×梨音キボン

…書いてみてもいいがアマチュアだから巧く書けないポ
22名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 17:21:39 ID:58YS+yac
西尾維新じゃね?
23名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 18:28:56 ID:DLz5jSXt
あまりにもピンポイントかつ無理あるスレ立てに呆れを通り越してワロタw

記念に大阪かイズミでも書いてくか・・
24名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:27:48 ID:7NRv3e5e
いくらなんでも知名度微妙だよな
25名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 13:24:26 ID:GYsYXEn0
保守age
26名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:13:13 ID:1/Xve8C/
詩歌だけでもいける
27名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 23:33:18 ID:qIEhWNwO
さてと、作品が投下されるまで雑談でもするか。

話すことがねぇよ・・・
28名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 23:46:25 ID:Fn6QaIVh
誰だよこのスレ立てたのwwwww
超褒めてやるwwwwwwww
29名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 02:30:37 ID:uVYycKzg
>>28
誉めたついでにSS投下してくれ
30名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 14:31:14 ID:KJEpdDzl
戌子可愛いよ戌子
もう一度大助の横に立って、悪魔の背中を守って欲しかったよ・・・
31名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 18:28:35 ID:vgkBKXi6
問題:薬屋大助が鬼畜であるのを証明せよ。

答え:ムシウタbug.3rd.夢狙う花園P40〜P41を見てね☆
32名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:20:12 ID:PHJ36giQ
bug.が3巻だけ見つからないのでなかなか読めない…。

柊子さんが好きだ。柊子さんで誰か何か…自分じゃ書けねぇ。
33名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:24:42 ID:OQXbp2tB
西尾維新のことだろう。
岩井恭平ほどのマイナーを知っていて西尾を知らないとは、
狭く深く読むタイプと見たw
34名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:26:29 ID:OQXbp2tB
わあっ、最新レスのある位置勘違いしてた
35名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 11:36:26 ID:2Q5e0DZR
36名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 01:31:10 ID:vgNQY0kj









37名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 07:50:28 ID:aPK8j7jY
霞王に萌える俺は何?
38名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 22:08:22 ID:aPK8j7jY
霞王に萌える俺は何?
39名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 23:17:11 ID:sQnSZq9y
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
40名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 18:08:03 ID:quOrU7Fd
age
41名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 00:07:40 ID:ABCIQdq7
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
42名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 18:26:07 ID:fKWt/RK3
霞王タソカモーーーーーーーン。
43名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:02:27 ID:V5XbplRZ
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
44名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 19:08:21 ID:dlyTQkIT
亜利子タンハァハァ。
モルフォチョウの槍を突っ込ませ・・・。
45名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 13:35:42 ID:xm7M1Scu
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
46名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:04:31 ID:lBmcjc/i
勝手に鉄にして舐めてもらえよ
47名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 16:21:24 ID:P+oJsJiY
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
ちんちん鉄で作ったらわんこが舐めるんじゃねぇ?
48名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 17:05:33 ID:fjGLWj2H
保守
49名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 16:14:23 ID:t0giqKZG
わんこを愛でるスレはここでつか?
50名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:14:45 ID:hJEC46bX
誰でも愛でてOK。下手でも何でも小説書いてくれるとなおよし。
51名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 09:50:54 ID:dAt9B73V
hosyu
52名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 17:17:28 ID:A0Z0zUKR
補修
53名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 18:34:08 ID:eyXN6BcS
何故だろう?わんこ×触手しか思いつかんOTL
54名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:28:16 ID:r7QMYDH+
ネタ(妄想)だけならあるけどなんだか書くまでいかねえ…orz
55名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 16:00:08 ID:ZmJLc6Wc
供給がないのはわかるがそもそもどんくらい需要はあるんだ?
56名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 06:56:10 ID:TyDT+YgY
>>55
霞王キボンヌ
57名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 15:04:56 ID:mUdDK/Y7
>>55
小槙タソキボンヌ
58名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 09:48:44 ID:1iZZmf7L
>>55
スレの数だけ需要がある。
59名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 15:17:17 ID:MrVyAYhs
保守
60名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 09:21:49 ID:cH5DHV8I
まだ生きたりねえのかよこのスレ。
61名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 19:12:07 ID:naUnTq6Z
無意味age
62名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 19:06:35 ID:BJ6IZvU0
hosyu
63名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 22:00:21 ID:oRY/9h6r
捕手
64名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 09:56:17 ID:pHGSbhh8
ムシウタって変人多いからまともなエロが思いつかん。
65名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 12:47:41 ID:Dho4EFs8
ムシウタだけじゃなくて消閑も変人だらけだ
66名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 10:59:10 ID:srBuR1bi
>>65
全くだ。
67名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 09:37:37 ID:DRZA3AJM
保守
68某コピペ改変:2006/04/04(火) 23:22:22 ID:1qZyU0uf
鈴藤さんをちょっと旅行に誘おうとして、少し、話がそういう方向にいったんだ。
そしたら、突然鈴藤さんが、「どうせ全部えっちぃ本からの知識なんやろう? 春野くんは童貞やもんな」
とか言い出して、俺は腹が立って「うるせ〜な、寝込み襲うぞ」
って怒ったら、鈴藤さんは「春野くんにそんな度胸あるわけないやん。……いひゃいいひゃい」って笑ってたんだ。
ムカついたからもっと怖がらせてやろうと思って、押し倒して両腕押さえつけたら、
驚いたような顔で俺のことを見てるじゃないか。そして、俺が冗談で顔を近づけたら、
「あ……春野くん?」って言って顔背けて、少々やりすぎたか、と思ったら、
「ここ、学校なんやで?」って小声で囁かれて、
俺は冗談のつもりだったんだが、鈴藤さんの可愛さに耐えられなくなり

69#:2006/04/07(金) 08:20:20 ID:IYTL/ja8
補修
70鯱人と戌子の適性試験、開始:2006/04/07(金) 18:01:34 ID:zTcjLm5y
塩原鯱人と獅子堂戌子の”適性テスト”。
――開始。
71鯱人と戌子の適性試験、開始:2006/04/07(金) 18:03:03 ID:zTcjLm5y
鯱人がホラント市を旅立ち、まだ数十分と立っていない。
「ん、なんだあれ?」
 鯱人の目に、公衆電話のそばにぶっ倒れた黄色いカッパが見えた。カッパの下からは紅いモノがとめどなくあふれ出しており、その人物――戌子の死が間近に迫っていることは医学知識の無い鯱人にも十分に判った。
「お、おい!」
 Soloから降りて、彼女を抱きかかえた。まだ、微かに息があった。
「くそっ、救急車……」
 携帯に手を伸ばしかけて、やめた。それが元で特環に自分の存在がばれたら、どうにもならない。
「どうしろってんだよ……」
 最後に「自分の夢を赦す」といってくれた戌子のことをどうしても救いたい。この状況下では彼女が訓練の名の下に自分を苛めていたことなど気にもならない。
「くそっ……」
 元からすっからかんの脳みそを最大限に回転させる。
 何か、何か無いのか……この状況を覆すような決定打は無いのかと、鯱人は思案を巡らせた。
 その間にも戌子の腹部からは血があふれ出ている。もう、鯱人の手は真っ赤だ。
 はっと、思いつき、自分の荷物と戌子の赤いべスパ――近くに転がっていた――を見た。怪我に備えて一応の治療セットは持っている。もしかしたら、戌子の荷物の中にも同等のもの、もしくは特環から与えられたもっと上等な医療用具が入っているかもしれない。
「くそ、一か八かだ……」
 悪いと思いながらも、戌子の鞄を探る。中からは女の子らしい用品も出てきて、思わず鯱人は赤面したが、がさがさと探り続けると、目的のものが出てき
た。
 ――緊急用止血キット
 B5版ほどのケースに入ったソレは、まさにいま必要なものだった。下のほうに特別環境保全事務局というロゴが入っているが、いまは気にするべきものではない。
「戌子、死ぬんじゃねーぞ、最強の戦士なら、それらしく生きて見せろよ……」
 この緊急時ながらも、少しドキドキしながら戌子のシャツをめくった。べちゃり、と血の塊がアスファルトに落ちた。
「間に合え、間に合えよっ」
 傷は、腹部を貫通するというとんでもないものだった。だくだくとあふれ出る血は、鯱人に「全ては無駄だ」と語っているようにも思えた。
 止血キットの説明を読みながら、できる限り早く処置を済ませていく。虫憑きの特性ゆえか、傷は少しずつではあるが治癒している。だが、それでも遅々としたもので、鯱人の処置も間に合うかどうか。
「くそ、くそ、くそぉぉぉ」
 涙を流しながら、処置を進める。止血キットのほかにも、血止めの薬や、初心者でもできるという縫合キットなどを駆使して、全力で戌子の命を救おうとする。
 時間が、流れ去る。
 暫しして、鯱人は立ち上がった。戌子は、彼の足元で安定した寝息を立てていた。
 キットが優秀なのか、戌子の傷は奇跡的に塞がっていた。専門的なことは判らないが、どうやら大丈夫そうである。偶然か、戌子を刺し貫いた金属の棒は腸を傷つけることなく貫通していたようなのだ。
「ふぅ……教え子に救われるとは、なんとも格好の悪い教師だな……」
 鯱人はふっと微笑み、荷物の中から寝袋を取り出した。
「今日は徹夜だな」
 戌子の身体を注意深く寝袋に入れて、鯱人はその横に座り込んだ。
72鯱人と戌子の適性試験、開始:2006/04/07(金) 18:04:04 ID:zTcjLm5y
地平線から、太陽が顔を出し始めた。それに触発されてか、戌子の身体がもぞりと動いた。
「うぅー、ボクはいったい……ここは天国かい?」
「おう、おはよう、戌子」
「……キミ、鯱人かい?って言うことはキミも死んだのかなー、あはは」
 けらけらと笑う戌子。
「おい、勝手に人を殺すな」
 鯱人の台詞で、戌子の表情が凍りついた。
「え……?」
[お前は、まだ生きてる。昨日、俺が通りかかってなければ死んでたぞ、お前。ああ、それと、荷物、ちょっと漁らせてもらった」
 戌子が、そんなことは聞こえていないとでも言うようにして、聞き返した。
「なんで、ボクを助けたんだい?」
「え?」
「なんで……ボクを……助けたんだい?」
 最後は、涙声になっていた。
「キミが……キミがボクを助けていなければ……ボクは戦士のままで死ねたんだ。なのに……キミは、夢破れた戦士に、まだ生きろって言うのかい?」
 ぽろぽろと、戌子の目から涙が零れ落ちる。自覚していないのか、戌子は涙を拭こうともしていない。
「お、おい……」
「キミは、ボクに最も酷なことを強いているのだよ、自覚しているかい?」
 きっ、ときつい表情で鯱人をにらむ戌子だが、涙の所為でまるで迫力が無い。
「もう一度聞こう、なんでボクを助けた!」
 鯱人は、無言だ。何も答えない。
「何で、何で、何でだよぉ」
 遂には、声を上げて泣き出す戌子。戦士として、スカウトとして、全ての役割を果たしたはずなのに、自分がまだ生きている。その事実が、彼女を泣かせていた。
「――なんで、泣くんだよ」
「へっ?」
「なんで泣くんだ、って聞いてるんだよ!」
「そ、それは……」
「戌子、お前は、オレの夢を赦してくれるって言った。オレは、お前に感謝している。オレに生きることを赦してくれたからだ。そして、オレは死に掛かってるお前の前を通った。それで、必死になって助けてみて、そして泣かれたら、理由も聞きたくなるさ!」
 鯱人が叫ぶように言い切った。
「死ぬな、戌子。生きてくれ……」
 彼の魂の叫びを聞いて、戌子は呆然として彼を見た。
 そして、急に表情を崩し、
「それじゃあ、死ねないな」
「えっ?」
「どうやら、ボクはキミの"夢”になってしまったようだー。死ぬわけにはいかないだろー」
 にぱ、と笑い、いつもの口調で鯱人に語りかける戌子。彼女の目は先ほどのように死を望むものではなかった。生きようという希望が、ソコには見えた。
「というわけで、電話を貸してくれたまえ」
「なんだよ、いきなり」
「特環に連絡して、飴を貰わないといけないのだ」
 鯱人は、近くの公衆電話を指差した。
73鯱人と戌子の適性試験、開始:2006/04/07(金) 18:06:27 ID:AZhvyTR0
 鯱人が戌子を救い、もう1ヶ月がたった。
 一時期、特環の病院に入院していた戌子は能力を使わなければ生きながらえることが出来ることが判明し、また、スカウトだけなら能力を使う必要も無い、との上層部の判断により、戌子は未だ特環の一虫憑きとしての存在を赦されていた。飴の供給もまだ続いている。
「あー、疲れた」
「この程度で疲れるとはまだまだだねー」
 某市、ホテルの一室である。新たな街にたどり着いたのは夜遅くで、鯱人はベッドの上で大きな溜息をついていた。
「さて、キミも眠いようなので、シャワーをあびてねてしまおう〜」
 戌子はそういうと、パジャマを引っつかんでシャワールームに消えた。暫くすると水音が聞こえてきて、ついでによくわからない鼻歌まで聞こえてくる。
 鯱人は、その存在を未だ特環に認識されていない。特環のデータベース上に鯱人の名は存在せず、戌子は一人でこの街を訪れ、スカウトを開始したことになっているはずだ。
だが、真相は違う。鯱人も、戌子も、侵父を探しての行動である。戌子のスカウトというのは名目上のそれであり、実際には新人を探すことなどせず、ただ侵父の波動を追いつつけているのである。
「うーん、さっぱりした。どうした?キミも早く入りたまえ〜」
 へらへらといつも通りの表情でシャワールームから戌子が出てきたのは、十分ほどしてからだった。持ち込んだはずのパジャマは着用せずに小脇に抱え、風呂上りで火照った身体を覆っているのはホテルの備え付けであろうバスタオル一枚だった。
「お、お、お前、なんて格好してるんだよ!」
「ああ、これかね〜。いやー、最近暑いではないか」
 そういい、パタパタと胸元を煽る戌子。年齢の割には控えめであろう乳房の上部が鯱人の視線に曝される。
「む、何処を見ているのかね」
「そ、それは……」
 鯱人の視線に気付き、表情の鋭くなる戌子。
「天誅」
「あう」
 次の瞬間、鯱人の頭にはホッケースティックの先端がヒットしていた。戌子が目にも留まらぬ速さで荷物から引き抜き、振り下ろしたのだ。
「戦士としてのキミは、能力を使わなければボク以下だ。ボクごときの色香に惑わされるな〜」
「わ、判ったよ」
 鯱人はそそくさと寝巻きをもってシャワールームに消えた。その後ろで、戌子は満足そうに息を漏らしていた。
74鯱人と戌子の適性試験、開始:2006/04/07(金) 18:07:55 ID:Stl55k6T
どもっす、まとめて書き込みましたが、戌子の性格はどうでしょうか?
これでもけっこうがんばりましたよ。
もうちょいで鯱人VS戌子開始っすよ
75名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 22:24:05 ID:Lds9NRQD
なんというか……待ってましたと。
GJ!続き期待。



ただsageてくれ。
76名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 05:57:48 ID:Ynn75S9z
GJ!
このスレが三ヶ月も持ったのは建てた俺もびっくりだ。
77名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 14:20:49 ID:e1tnREgz
保守
78名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 15:03:04 ID:tHVT/CVQ
卒業式で涙を流し飽きたアナタにはコレ!
あんちやふーを見て、新たなる刺激を受けよう!
www.unti-yahoo.com/
79名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 13:59:40 ID:kWpWEwSV
利奈×大助×詩歌の三角関係キボン
80名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 14:04:46 ID:hXTTcj05
それに霞王を加えて4Pを(ry
81名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 19:43:20 ID:a1pX5f3d
いや、そこは亜梨子で(ry
82名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 06:27:54 ID:Cu8fOcrI
幼女を忘れてない(ry
83名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 07:37:41 ID:VyeXA0fy
霞王×利奈×詩歌×亜梨子×大助
キボン
84名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 06:58:07 ID:hrotDJYh
ハーレムも良いが嫉妬、修羅場も希望。利奈の嫉妬しまくりバージョンとか
霞王でも誰でも嫉妬してくれるとよし。
85名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:01:41 ID:L26smwqA
「うあぁ、……うんん…だめっだめぇっ!」
薄暗い部屋に嬌声が響く。
部屋の中央に立つ大助は自分の目の前で起こる痴態に圧倒されていた。
椅子に拘束されたゴスロリ服を着た少女と、一方的に責める制服のこちらも少女。
「んんん…だめだめぇ……たすけてぇ…あっ」
椅子に拘束されている方の少女――狗狸坂香魚遊――があえぐ。
服は大きくはだけられ、上半身は完全に光の元に晒されている。
普段は濁ったようにも見えるその双眸からは涙が浮かび、顔ははっきりと紅潮していた。
「うふふ、気持ちいい?」
怪しげに笑う責める側の少女。目には喜びの色が見えた。
彼女の名は、一之黒亜梨子。大助にとっては監視対象であり、居候先の令嬢でもある。
普段は大助に不条理な攻撃を加えるために使われるその両手は、香魚遊の体を容赦なく責めたてていた。
左手はまだ発展途上と言ってもいい乳房と硬く尖ったその頂を弄び、右手はスカートの中に入ってしまい大助からは何が起こっているのか確認することはできないが、起こっていることは容易に想像することができる。
「ああっ……あああぁぁっ……!」
亜梨子の右手がスカートの中で怪しく蠢くたび、香魚遊は背を反らせ大きなあえぎ声をあげる。
「ほらほら、もっと感じなさい」
「うううんんん……あはああぁ…あっ…だめぇ……」
大助は目の前の光景から目を離さないまま、こんなことになってしまった原因を思い出していた。
86名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:02:13 ID:L26smwqA
文化祭の日、大助は特別環境保全事務局中央本部実行犯所属秘種四号”ころろ”、つまり狗狸坂香魚遊と一つの契約をした。
香魚遊から提供されたのは花城摩理の過去の記憶。その結果は期待以上であり、想像以下でもあった。
しかしその結果如何に関わらず香魚遊が約束を果たしたことは確かであり、今度は大助が契約を履行する番だった。
「だからってこれはどうかと思うぞ……」
大助は今、薄暗い地下室で香魚遊を椅子に縛り付けていた。
「かっくん。もっときつく縛ってください」
大助は何かを言いたそうな目をしたが、すぐに諦めて縄をきつく縛りなおす。
両手を肘掛に、両足を椅子の脚に固定し、さらに目隠しをする。
「いいですかっくん。ぞくぞくします。ぞくぞく」
「絶対にあのアホには見せられないな……」
恍惚とした表情で呟く香魚遊とうんざりした顔で呟く大助。
「さて、さっさと始めるか」
「愛が感じられないセリフだけどまあいいです。じゃあ服を脱いでください」
大助は言われたとおりに服を脱ぐ。
これが大助が香魚遊と交わした約束。提供する物のは文字通り大助の体。
大助が服を脱ぎ終えると、引き締まった肉体があらわになる。
「かっくぅん。きてくださいぃ」
「甘えた声出しやがって……」
言いながら大助は香魚遊の唇に自らの唇を合わせる。
まずはキスから、というのが二人のルールだった。
87名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:04:07 ID:L26smwqA
「はんん……胸、いいですぅ……」
「服の上から触られただけで感じやがって、変態め」
「そうです。あゆゆーは変態ですぅ、もっと苛めてくださいぃ」
その声を聞いた大助は香魚遊の服を強引にはだけさせた。
見た目に比べて簡単な構造の服の下からは、陶磁器のように白い肌が現れる。
大助は胸の膨らみを優しく愛撫する。
「あんん……」
鼻にかかったような声があがる。その声はより強い刺激を求めているようにも取れた。
しばらく周辺を撫で回したあと、大助は桃色の突起に手を伸ばす。
「ひゃんっ……んんっ……」
香魚遊の声の質が変わった。はっきりとした嬌声が口からは漏れ始める。
「かっくん、そこ、そこぉ……」
「どこだよ」
「あっ……乳首……あゆゆーの乳首、もっと触ってください…」
少女は恥ずかしげもなくその名前を口にした。
大助は乱暴とも言える手つきで少女のリクエストに応える。
「あん……んん…いい…もっと、もっとぉ」
88名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:05:02 ID:L26smwqA
大助は手を下へと伸ばし、触れた。
突然の感触に香魚遊の体がびくりとはねる。
かまわず大助は下着の上からすでに湿り気を帯びた秘所をなぞりあげた。
「くんっ、うんっ、ううんっ」
その動きに合わせて香魚遊があえぎを漏らす。
まだまだ少女と呼ぶべき年代の香魚遊だが、声は大人の艶を持っていた。
大助が手の動きを速めると香魚遊の声も大きくなり、体は意に反して反応する。
「ああ……うんんっ…あん…」
香魚遊が下に気を取られているのを感じた大助は、香魚遊の胸の突起を口に含んだ。
「ひゃんっ!」
視覚を閉じられた香魚遊は大助の責めに翻弄されていた。
大助は淡く膨らんだ胸の頂を執拗に舐める。そこは既に硬く尖っていた。
「ん……あああ…ああ…」
今度は香魚遊の意識は上にある。それを感じた大助は手を下着の中に入れる。
熱を帯びたそこは、既に洪水と呼んで差し支えない状況だった。
大助はわざと音を立てながら香魚遊の秘所をいじる。
「んはぁ……あああ……いい…もっとぉ、もっとぉぉ…きてぇ」
「そこまでよ!」
香魚遊が大助を求めたまさにその時、部屋の入り口から声が響いた。
89名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:05:46 ID:L26smwqA
そこからはあっという間だった。
大助を押しのけた亜梨子は怪しい笑みを浮かべて香魚遊に近づく。
「誰ですか? え? ちょっ……やんっ」
亜梨子は目隠しをされたままの香魚遊に背後に回りこみ、乱暴に秘所に手を入れ、かき回す。
「あんっ! やめっ! 誰ですか! やめ……やめてぇ! はん……ああん…!」
首筋にキスをし、空いた手は胸をこね回す。
「あっ、あっ、あんっ、あんんっ」
相手の姿が見えない恐怖心が香魚遊の性感を否応なしに高める。
自らの意思とは関係なく体は亜梨子の一挙一動に過敏に反応してしまった。
「んんっ…あっ、あっ、だめだめだめっ…お願い…」
香魚遊の声に余裕がなくなっていく。
しかしそんなことは知らないとばかりに亜梨子は無言の責めを続ける。
「あっ、あっ、あっ、あっ、だめっ、やめっ」
香魚遊の体が大きくのけぞり、絶頂を迎えた。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁっ…!」
90名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:06:25 ID:L26smwqA
そして、まだ亜梨子の責めは終わらない。
今、大助の目前ではまだ亜梨子が絶頂を迎えたばかりで敏感になっている香魚遊の体を弄んでいた。
「ああぁ…やめてぇ…助けてぇ…」
香魚遊はうわごとのように呟くだけで、もはや体に力はない。
一方で亜梨子はまだまだこれからだと言わんばかりに鼻息が荒い。
「助けてぇ……あんん……かっくぅん…」
その一言でやっと大助は我に帰る。
疑問は多いが今は香魚遊を助けるのが先だ。
「そこで見てなさい!」
亜梨子が大助に一喝する。
その声は大助が聞いたことのない類のものだった。
「あっ…あんっ…あああっ!」
香魚遊の体が痙攣する。しかし亜梨子に遠慮をする様子は見えない。
「助けて…助けてぇ!」
大助は……

A.亜梨子を止める
B.亜梨子を止めない
91名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:08:17 ID:L26smwqA
好きな作家のスレなのに過疎っているのが許せなかった。
だから、F1を見ながら書いた。後悔はしていない。

適当に批評よろしく。
92名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 07:28:39 ID:mFqgdDTc
GJ!!

F1見てたんならモタスポ板の原子力レーシングカー見れ
93名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 19:16:14 ID:zCBfK4d7
GJ
俺もこのスレが過疎るのはいやだ
94名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 14:21:25 ID:elALgHXc
どうせ進んでないなあと思ったらネ申が光臨してた件
ともかくGJ
9590の続き:2006/04/25(火) 23:27:01 ID:DWMO2Y4G
Aルート

「何やってんだ!」
大助は叫び、亜梨子の腕をつかむ。
「何って……おしおきよ、おしおき。その女に世の中の恐ろしさを教えてるのよ」
亜梨子の魔手から解放された香魚遊は大きく息をついていた。こちらの会話に口を挟む余裕もないようだ。
「なぜこんなことをした」
「言ったでしょ、おしおきよ」
大助の詰問とも言える問いにも、亜梨子はひるむ様子を見せない。
「何に対してのおしおきだよ」
「大助を好き勝手しようとした罪よ。大助はあたしの下僕なんだから、当然よね」
自信満々の顔で亜梨子は宣言した。大助は額を押さえる。
「で、気は済んだのか?」
「うーん。本当はまだやりたりないけど、ある程度満足したわ」
「ならさっさと帰れ」
「何よその冷たいセリフは。あたしはあんたを助けたのよ」
大助は亜梨子を無視し、香魚遊を縛っていた縄を解く。
香魚遊は首をぐったりとうなだれ、小さな声で何かをブツブツと呟いていた。目隠しを外された目は力なく閉じられている。
「大丈夫か?」
大助の問いに、香魚遊は応えない。
「まさか…死んでないよね?」
「それは心配しすぎだろ」
香魚遊を戒めていた縄を解き終わり、大助は立ち上がる。
しかし香魚遊はまだ動こうという意思を見せない。
「ほんとに大丈夫?」
さすがに心配になったのか、亜梨子が香魚遊の顔を覗き込む。
96名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:27:42 ID:DWMO2Y4G
「そろそろ立ちなさいよ。それとも立てなくなるくらい気持ちよかっ……!」
香魚遊が動き、亜梨子の声が途切れる。
一瞬の後、亜梨子は香魚遊に組み敷かれていた。
「形勢逆転ですねぇ。ニヤニヤ」
口の端を吊り上げ、香魚遊が怪しく笑う。
「ちょっと、何するのよ!」
「おしおき、です。世間知らずのお嬢様に厳しさを教えてあげます」
「簡単にやられるわけないでしょ!」
亜梨子には護身術――というよりも格闘技といった方が近い――の心得がある。こんな状態、抜け出すのは容易いはずだった。
しかし、亜梨子はなかなか自分の上に乗る小柄な少女の下から脱出できない。表情に焦りの色が浮かぶ。
「簡単にやられるわけないんじゃなかったんですかぁ、クスクス」
「うるさいわね!」
なんとかこの状況を脱そうと亜梨子は懸命にもがく。しかしそれは全て徒労に終わった。
疲れで亜梨子の動きがとまり、それを見て香魚遊が亜梨子に手を伸ばす。
「やめっ…かはっ…!」
香魚遊の両手が亜梨子の首を絞める。
「苦しいですか?」
亜梨子は答えることができない。ただ香魚遊の手首を握り、なんとか逃れようと首を振る。
「あゆゆーとかっくんの時間を邪魔した罰です。死ぬほど苦しんでください。というか死んでください」
その言葉を聞いた亜梨子の顔に絶望がよぎる。
「おい、香魚遊!」
「なんですか、かっくん」
大助が声をかけると、ぞっとするほど冷たい声が返ってきた。
「手を離せ」
香魚遊は少し思案して、言われたとおりに手を離し、亜梨子からも離れる。
「かっくんがそう言うなら仕方ないです」
97名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:28:13 ID:DWMO2Y4G
亜梨子は大きく咳をし、空気を吸い込む。
「これで終わりだと思っていますか?」
後ろから聞こえた声に亜梨子が振り向くよりも早く、香魚遊は亜梨子の両手を後ろ手に縛り上げていた。
それは先ほどまで香魚遊自身が縛られていた縄。
「殺すのはまずそうなので、あゆゆーと同じ屈辱を味わってもらいます」
「え……きゃあっ」
香魚遊が亜梨子を地面に投げ飛ばし、服を強引に破る。
「かわいい下着ですねぇ」
「見るなぁっ」
「あゆゆーだけじゃないです、かっくんも見てます」
その一言に亜梨子の顔が真っ赤に紅潮する。
「ちょっと大助! み、見てないで助けなさい!」
「だめです、かっくん。取引の内容変更です。これを最後まで見ていてください」
大助には先ほど香魚遊をすぐに助けなかった負い目がある。
「…わかった」
「大助!?」
亜梨子の悲痛な叫び。だが大助は応えることができない。
「もう諦めた方がいいですよ、えーっと、一之黒亜梨子さんでしたっけ。めんどうくさいのでアリさんと呼びます」
「誰が蟻よ! 縄をほどきなさい!」
「嫌です」
香魚遊は短く言い、どこからか注射器を取り出す。
「ほんとはかっくんに使おうと思ってたけどまあいいです」
そしてそれを無造作に亜梨子の腕に突き刺し、中身を注入する。
98名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:28:45 ID:DWMO2Y4G
「…ちょっと、何したのよ」
亜梨子の声が震えている。
「催淫剤を打ちました。即効性のやつを」
香魚遊は亜梨子の上に跨り、胸に手を伸ばした。
「……お子様ですね」
「うるさい!」
亜梨子は香魚遊をきっと睨む。
そしてあなただってそんなに変わらないじゃない、と続けようとした。
「はっ……ひゃんっ」
しかし声ををついて出たのは明らかな嬌声。
「えっ、なに? やぁぁ……」
「薬が効いてきたみたいですね。じゃあ、かっくんの前であられもなく悶えてもらいます」
香魚遊は亜梨子の胸を言葉とは裏腹の優しい手つきで刺激する。
「んんっ…ああ……あはぁぁ」
「感じすぎじゃないですかぁ? かっくんが見てますよ?」
「あんっ…大助、見ないで……見ないでぇっ、んんんっ」
「もっと見ててください、かっくん。アリさんがあゆゆーの指で乱れ狂うところを」
香魚遊は責めを止めない。
首筋を舐め、乳房の頂を強く、弱く、巧みに愛撫する。
「あんっ、あっ、ああっ、あああんっ」
亜梨子の声も止まらない。
自らの意思と関係なく発せられる声に、しかし亜梨子は耳をふさぐこともできない。
そして、とうとう香魚遊の右手がスカートの中にもぐりこむ。
「あっ……ひゃあぁっ、だめだめだめっ、あああっ」
「ここがいいんですか? 淫乱なアリさんは、ここを弄られると感じるんですか?」
「ちがっ…淫乱違う……」
99名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:29:58 ID:DWMO2Y4G
「どう違うんですか」
香魚遊の指が激しく動く。
それに合わせて亜梨子の体がはね、声が漏れる。
「ああっ、ああんっ、あっ、あっ、ああああっ!」
「まだ直接触ってもいないのにこんなになっちゃうなんて、やっぱりアリさんは淫乱です」
「あんっ、ちがっ、あああっ…ちがうぅぅ…」
亜梨子の体が小さく反り返る。
「そうですか、じゃあやめます」
そこで香魚遊は全ての動きを止めた。
「あっ……えっ?」
亜梨子は思わず香魚遊に疑問の眼差しを向ける。
「どうしたんですか?」
「…どうもしないわよ」
荒い息をつきながら亜梨子は言った。
「そうですか。てっきりアリさんは淫乱だから、やめてほしくないって言うのかと思いました」
「言うわけないじゃない」
しかし、それが強がりにすぎないのは誰の目にも明らかだった。
未だ穢れなき少女は体の疼きを止める術を持たない。
硬く尖った乳首を持て余し、内股をぎこちなくすり合わせている。
「我慢できなくなったら言ってください。天国に連れて行ってあげます。ニヤリ」
「絶対言うもんですか」
亜梨子が放ったその言葉に、力はなかった。
100名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:30:32 ID:DWMO2Y4G
「…けっこうがんばりますね。ニヤニヤ」
香魚遊が怪しい笑みを浮かべる。
その目線の先にはすでに目も虚ろになった亜梨子がいた。
「はぁぁ……あ……」
時折こらえきれない声を漏らし、何かを期待するような眼差しを香魚遊に向ける。
そしてその度に首を振り、必死に歯を食いしばる。
その繰り返しがもう三十分以上続いていた。
「そろそろうっとうしくなってきました」
椅子に座っていた香魚遊が立ち上がり、床に転がる亜梨子に近づく。
股間にそっと手を伸ばすが、亜梨子は避けようとはしない。
「さわっちゃいますよ? かっくんの前でイっちゃってもいいんですか?」
亜梨子は限界だった。伸びてくる香魚遊の手をじっと見つめてしまう。
しかしその手は、亜梨子の大事な部分のわずかに前でぴたりと止まる。
「あ…ああ…」
「あれ? 期待しちゃってますか?」
香魚遊はわずかに手をずらし、亜梨子の太ももに触れる。
「……っっっっ!」
亜梨子の体に電流が走ったような痺れが起きる。
しかし、そこで香魚遊は手を引く。亜梨子の体に物足りない刺激だけが残る。
「気持ちよかったですか? 一言言えばすぐに触ってあげます」
香魚遊の声が悪魔の囁きとなって亜梨子の耳に入る。
101名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:31:38 ID:DWMO2Y4G
「……さわって…」
「ん? なんですか?」
香魚遊が天使のような笑みで聞き返す。
「さわってぇ! もう我慢できないぃ!」
「よくできました。ニヤニヤニヤニヤ」
香魚遊の手が一気に亜梨子に総攻撃をかける。
すでに門が開いてしまった亜梨子の体はそれを押しとどめることができない。
「ああああああああぁぁぁぁぁっっ!!」
亜梨子はあえなく香魚遊の攻撃に屈した。
体は大きく反り返り、悦びの声を上げ、絶頂を迎える。
しかし、香魚遊の攻撃は終わらない。
「えっ……ああっ…だめっ…だめぇっ」
「聞こえないです」
香魚遊の責めは苛烈さを増していった。
身体中に舌を這わせ、指は下着の中で怪しい動きを繰り返す。
「はんっ、やっ、ああっ、あああっ」
亜梨子はただ全身を覆う快楽に翻弄される。
何も考えられない。何も考えたくない。全てを受け入れる。
「ああっ、また、またぁっ……くるの、くるのぉぉっ」
「さよならです」
「ああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
亜梨子の意識はそこで途切れた。
102名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:32:22 ID:DWMO2Y4G
「ふぅ、満足です。かっくん、ちゃんと見てましたか」
香魚遊は気を失った亜梨子を床に転がし、大助の方を見る。
しかしそこに大助の姿はない。
「あれ? そういえば途中から気配がなくなってた気がします。むむむ」
香魚遊は少し考え込んで、すぐに諦めた。
「楽しめたから、いいとします。ニヤリ」
そしてまだ床に横たわったままの亜梨子を見る。
「かっこうはチョウよりも早く飛べるんです。あなたにかっくんは……不釣合いです」
そう言い残して、香魚遊は狭く暗い地下室から外に出た。
そこには広く、眩しい世界が広がる。
狗狸坂香魚遊は諦めない。
たとえ、水の中に囚われる自分が”かっこう”が飛ぶ空に届かなくとも。
いつか自分だって”かっこう”と同じ空を飛ぶことができる、そう信じて。
103名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:34:29 ID:DWMO2Y4G
というわけで続きです。
…明日も学校なのに何やってんだ俺は。

気が向いたらBの方も書くかもしれないし書かないかもしれないし。
104名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:26:29 ID:r1plFrb+
GJ!Bの方も楽しみに待ってます。
でもかっこうもなんかやってほしいなぁ。
105名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 15:23:05 ID:PnGKiYF9
GJ
やはりかっこう乱入による3Pを(ry
106名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:59:55 ID:GFyayLA2


「童貞ハンター魅車」





…いや、なんでもないんだ。
107名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 02:00:22 ID:mJvZZ8lf
保守揚羽
108名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 00:05:37 ID:Ef2SmL/C
そろそろ消閑のエロパロがあってもいいとおもうんだ
109名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 15:49:53 ID:uzrEY+ki
>>108
例えばどんなやつだ?
…てか小槙いじってもつまらなそうだな〜とか感じるの俺だけ?






いや…のたうちまわって叫び声あげまくってくれるんならそれでもいいが(要するに凌辱希望
110名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 23:14:23 ID:qNOKBnb4
ほしゅ
111名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 00:30:42 ID:8bJIp491
112名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:27:51 ID:iwGXUURW
ふゆほたるを保守します
113名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 20:27:37 ID:22chPPsg
ほっしゅ
114名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 08:02:18 ID:+R5oIHgZ
特別環境保持局中央本部本部長の権限においてこのスレッドを捕獲する
115名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 21:56:12 ID:R8w8t+F1
>>70-74
の続きキボン
116名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 06:18:14 ID:SBoPNFhr
真実なんて、いらない。俺の目に映るのは、エロだけでいい。
117名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 16:48:15 ID:2hMjTZen
ほしゅー
118名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 19:40:59 ID:sdo0SiPs
みんななんか書けよ!!!!!!
119名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 09:50:43 ID:IoHwyJPz
保守
保守
120名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 13:31:43 ID:IoHwyJPz
誰かいない?
121名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 13:44:29 ID:IoHwyJPz
誰かいませんか?
122名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 13:46:13 ID:JinZKwm6
>>109
超人の神秘を探るためと称し裸に剥かれる小槙
「近よらんどいて!」
「かわいい顔してんじゃねぇか」
「見ろよ。この反応処女だぜ」
「いややぁ」


ま、この後春野くんが颯爽と助けにくるわけですが。
123名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 13:47:50 ID:IoHwyJPz
やっと来てくれた。
124名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 14:12:48 ID:IoHwyJPz
誰かSS書く人いない?
125名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 18:03:26 ID:IoHwyJPz
捕手
捕手
保守
126名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 15:10:19 ID:6Dz1Mq1X
保守
127名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 19:04:55 ID:a0l68tDV
誰か〜
128名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 22:40:10 ID:DssuJD6w
保守
129名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 14:51:41 ID:WzeMKV8P
皆。好きなキャラっている?
130名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 15:25:19 ID:i4ddLMUo
>>129
愛恋とか。
戌子とか。(でも、ひはっとの絡みはあくまでも師弟どまりがいい派)
131名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 16:42:37 ID:WzeMKV8P
俺は夜森寧子がすきだ。
132名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 20:04:09 ID:S2Sbtybw
白樫初季
133名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 08:15:18 ID:cfmiegvI
>>70-74
の続きキボン
134名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 20:10:11 ID:DHkSJAnd
保守
135名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 20:28:18 ID:jpTJ3t74
保守( ´_ゝ`)ノ
136名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 15:28:09 ID:BRTrePYe
誰か下記の設定で書いてはくれまいか?

登場人物:戌子・その辺の強姦魔たち
場面:戌子が息絶える直前
備考:レイプされ終ると共に戌子の命が尽きるようにしてください
137名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 23:15:43 ID:qa7N3yW0
魅車副本部長はきっと欠落者にされて送られてきた少年達を食いまくってるんだろうな…
138名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 20:30:51 ID:1wt0HmK7
欠落者ってやりたい放題できるのか。でもロボット相手みたいで嫌か?
139名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 02:00:19 ID:TyotZ9gq
それはそれでいいって奴もいそうだけどな

ただヤリたいだけの奴とか。全く反抗しないんだから

……ってか欠落者に性感はあるんだろうか……
140名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 16:19:26 ID:hEGTo1s4
葡鵜死愈鵜(ほうしゆう)
保守
141名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 15:11:04 ID:+eMV90/W
かっこう
142名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 16:01:27 ID:vJnoqST3
レイディ
143名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 18:38:46 ID:hGleQVIy
かなかな
144名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 10:26:02 ID:dRorLO9E
age保守
145名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 19:40:47 ID:+mFTAAIF
誰か、利菜をヤってください。頼みます
146名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 15:05:47 ID:3PWvsdP+
俺も頼む。
147名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 00:43:46 ID:0/Mcktkg
戦闘狂の霞王は戦ってる最中は常に性行為をしているのと同義という妄想電波を受信した。
148名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 14:51:03 ID:3Bj6m0WU
霞王サイコー。かこよすぎ
149名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 16:57:03 ID:zwIr6vHz
保守  










かも。
150名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 21:06:55 ID:7G/j0dDU
つうか思春期にいきなりまともな人生送れなくされたら
やっぱ性欲溜まるだろ?
そしたら虫憑きは虫憑き同士適当に慰めあってる気がするんだ
151名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 11:14:14 ID:SEyzbZH5
そうだったらいいな…
152名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 11:26:36 ID:lebDAVTM











          ひはっ
153名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 14:41:15 ID:SEyzbZH5
悲観度ぉープラスいちぃー
154名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 16:30:13 ID:GZlhqri4
霞王は虐めると面白そうだ

つか人が・・・
155名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 19:12:20 ID:eamT20nW
age
156名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 16:25:18 ID:mpkEgtA+
hoshu
157名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 16:30:52 ID:utoC83JY
      ____     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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          偽しぃは死ね! ( ・∀.| ̄| :::::::::::::::::::::::::::::::::: | (・∀・ )  
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 |    |::  |                          || || |
 |    |  |             シィィィ・・・・         ∩∩      
 |    |  |               ∧∧       ∧∧;; ;;ノ ドサッ
 |    |  |       シ・・・シ・∧∧ (゙0;;゙*)⌒;;⊃\ (゙0;;゙*)ノ/        
 |    |  |         ∧(゙0;;゙*)⌒;;⊃ (゙o;;゙*)⌒;;∧∧⌒;;⊃ ウウウ・・
 |    |  |ダッコ・・・・・∧∧(゙-;;゙*)⌒;;⊃ (゙-;;゙*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃      
 |    |  |      (゚;-:。*)⌒;;⊃ (゙-;;゙*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃(゚-;;゚*)⌒;;⊃ シィィィ・・・・・ 
 |    ナンデ・・・∧ (゙0;;゙*)⌒;;⊃ (゚-;;゚*)⌒;;⊃ (゙0;;゙*)⌒;;⊃ (゚o;。*)⌒∧∧   ユルシテェ・・・
 |オウチニ・・・・∧ (゙0;;゙*)⌒;;⊃(゙-;;゙*)⌒;;⊃ (゙o;;゙*)⌒;;⊃ (。0;;゚*)⌒;;⊃ (゙-;;゙*)⌒;;⊃シニタク・・ナイヨウ・・・
 |   ∧∧ (゙0;;゙*)⌒;;⊃(。0;;゚*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃(゚;;-;゚*)⌒;;⊃(゚-;;゚*)⌒;;⊃
 |   (゙0;;゙*)⌒;;⊃ (゙0;;゙*)⌒;;⊃(゙-;;゙*)⌒;;⊃ (゙0;;゙*)⌒;;⊃ (゚-;;゚*)⌒;;⊃ (゙-;;゙*)⌒;;⊃ ハニャァ・・・
 | (゙0;;゙*)⌒;;⊃(:;);-゚*)⌒;;⊃(゙-;;゙*)⌒;;⊃(゙o;;゙*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃ (゙0;;゙*)⌒;∧∧
 (。;-;゚*)⌒;;⊃(゚-;;゚*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃(。0;;゚*)⌒;;⊃(゚o;。*)⌒;;⊃(゙o;;゙*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃(゙0;;゙*)⌒;;⊃
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158名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 12:38:50 ID:mhTDWKtc
★ゅ
159名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 18:10:43 ID:YolYOvb3



   ひはっ
160名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 14:59:41 ID:b2WDvkD5
詩歌×利菜でお願いします。
自分はノーマルだと主張する利菜を酔ったか何かの勢いで詩歌が無理にやっちゃう感じで
161名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 15:13:00 ID:1BClV59Z
大助×利菜でよろ
162名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 16:50:07 ID:NwtcAAqb
職人はいないのか?
小ネタでもいいから誰か書く人はいないのか?
期待
保守
age
163名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 19:02:48 ID:Ji8vtDVm
職人さんカモーン!!
164名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:50:14 ID:g1WQ61rp
>>147と同じ電波を受信した俺が来ましたよ


 黒い霞がドリルのように地面を抉った。
「――アーハッハッハッ!」
 漆黒のマントをはためかせ、霞王は路地を駆け抜けていく。ゴーグルで覆われた視線の先には、分離型の巨大な”虫”を実体化させた”むしばね”の残党たちがいた。
 死番虫がその霧の形状を変化させた無数の爪を伸ばして、逃げる”むしばね”メンバーを蹴散らしていく。敵はすでに逃げる体勢に入っていた。
「おいおい、もっとオレ様と遊んでくれよー!」
 ”むしばね”の連中は、最近戦いを避けたがる。それが霞王をイラつかせていた。
 戦いたい。
 殺したい。
 血に酔いたい……。
 霞王には、まだ誰にも言っていない秘密の嗜好があった。戦闘に異常な興奮を覚えるのだ。それも、ただ頭に血が上るということではない。性的に、興奮するのだ。最初は虫憑きはみんなそうかと思っていた。どうやらちがうらしい、と気づいたのは最近のことだ。
 ――なんでみんな、戦闘を避けたがるんだ? こんな気持ちイイのに……。
 だが、霞王以外の虫憑きたちは基本的に戦うことを怖がる。経験がないことゆえの恐怖かと思っていたが……どうも、快感のために戦いたがるのは自分だけらしい。
 そう気づいても、改めようとは思わなかった。気持ちよすぎて、やめられないのだ。
「ちくしょう……全然濡れねーよ、こんなヌルイ虫憑き相手じゃ……」
 もっと強いやつはいないのか、と霞王は舌打ちした。
 強い虫憑きとぎりぎりの戦いをするほうが燃える。たとえば……”かっこう”。アイツの性格はいけすかないが、アイツの強さにはゾクゾクする。アイツの腹を死番虫の爪でブッ刺したら、それだけで三回イきそうだ。
 想像して、霞王は子宮の奥にじわっと熱さを覚えた。
「お? イキのいいやつがいるじゃねーか」
 追っていた”むしばね”の一人が、身を翻した。囮になって仲間を逃がすつもりらしい。
「いいねェ……好きだぜ、そういうヤツ……」
 霞王はぺろりと唇を舐めた。
 巨大な黒い霞が、頭上を覆いつくすように広がる。
「死ねェ――――――――――――――――――――――――ッ!」
 三本ヅノの甲虫を実体化させた敵の虫憑きが、その巨大さと凶暴さに怯えて立ち竦んだ。
 その表情を見た霞王の背筋に、ぶるり、と震えが走る。
 ――そんなイイ顔しないでくれよ……。バラバラに千切りたくなるじゃん……!
「ヒャハハ! 感じるゥ――ッ!」
 死番虫の濃い影が、甲虫に猛然と襲いかかった。爪が甲殻を突き破り、ぐちゃぐちゃの内臓を撒き散らしてのたうつ。霞王は陶然となりつつ、さらに爪を突き刺した。虫が虫を殺す。最高だ。ま○この穴が溶けそうだ。子宮がぐりぐり下りてきてしまう。
 ああ。やめられない。
165名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:51:33 ID:g1WQ61rp
 ――その数週間後。
 霞王は欲求不満だった。戦闘がないのだ。
 もっと戦いたい。頭の芯がしびれるみたいな興奮が味わいたい。だけど、勝手に乱闘を起こして任務がもらえなくなっても困る。
 そんな中途半端な気持ちをもてあましながら、霞王は東中央支部の廊下をぶらぶらしていた。
「……あ、”かっこう”のバカ野郎デス」
 ゴーグルとマントを脱いでいるので、思わず変装用の口調になる。
「何してるデス?」
「……お前か」
 大助はうんざりと溜息をついた。腹が立ったので、霞王――御岳アンネリーゼは、大助の脛を思い切り蹴飛ばした。
「いてっ……! 何だお前、いきなり……」
「暇なら訓練に付き合えデス」
「悪いけど、オレは暇じゃないんだ。他をあたってく……うおっ!」
「ちっ……かわされたデス」
 必殺の金的の狙いが外れ、悔しがる霞王。
「ちょ……お前、何考えてんだ!」
「戦いたいんデス」
 霞王はつまらなそうに言う。
「最近、ご無沙汰なんデスよ。股が乾きそうデス」
 言ってから、はっ、と霞王は口を覆った。
「な、なんでもないデスよ? ハハハ……」
 ごまかし笑いをする霞王を、大助はジト目で睨む。
「……よくわからんが……徒手格闘訓練なら1セット付き合ってやる。ここの所、監視任務ばかりで、なまってるしな」
「いいデスか?」
 思わず喜んでしまい、霞王はあわてて凶暴な笑みでとりつくろった。
「言っとくけど、マジでやるぜ、”かっこう”?」
「ああ。……”虫”は出すなよ? 支部の中とはいえ、任務中じゃないんだからな」
 わかってるデスよぅ、と霞王はにやける顔を必死で隠しながら、大助とともに訓練場へと向かった。
166名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:53:09 ID:g1WQ61rp
 霞王は大助に組み敷かれ、荒い息をついていた。顔が床にぎゅむっと押し付けられる。特環の黒いコートではなく、今は私服の大助が、ぐっと体重をかけてくる。
「……ん……はっ」
「そろそろ”まいった”しろよ」
「お……女の子に本気で寝技をかけるなんて、鬼畜デス……!」
「うるせえ」
 それとは別に、霞王の中でこみ上げてくるものがあった。しばらくしていなかったせいか、いつもより感じるのだ。何か、大助が顔の近くで吐く息にとろーんとなりそうな自分がいる。
「ああ……だめデス……」
 大助が体勢を変え、肩の関節を極めにきた。それに反応して、霞王は頭突きを見舞う。だが、大助はそれを読んでいて、あっさりと避けると強烈に痛いサブミッションを仕掛けてくる。
「っ!」
 激痛が霞王を襲う。それと同時に、何か妙な興奮が霞王を責めさいなんだ。
「そ、その技はだめデスぅ……」
「何色気出してんだ。手加減なんかしねーぞ」
「あ、あ、あああっ」
「ちょ、おまえ……なんか本当に……」
「あっ……痛いぃ……ああ……はぁん……」
 自分でもなんだかよくわからない。痛みだか快感だか、その混濁したものが思考を麻痺させる。何かやばいことを口走ってしまいそうだ。
「か、霞王……?」
「もっとして……」
「え?」
「感じるんデス……」
 大助はあんぐりと口をあけた。失礼なヤツ、と霞王は思った。
「ち、ちがうんデスよ……!? 痛いのが気持ちいいんじゃなくって、戦闘がイイんデス」
 大して変わらない、とあとで気づいた。
 大助は妙に納得した様子でうなずいている。
「そうか……。お前、変だと思ってたけど……変態だったのか……」
「うがーっ!」
 暴れる霞王。おかげで関節が余計に痛み、さらにばたばたと暴れる。
「こ、こら……。無闇に動くなよ、脱臼するぞ」
「放せデス。そしてもっと戦えデス」
 すると、大助は急に真顔になった。実は地味に整った顔立ちなので、こういうときはどぎまぎする。
「顔、赤いぞ」
「っ……!」
 顔を伏せてしまう霞王。大助は気まずくなったらしく、そうっと技をはずし、ぽりぽりとほっぺたを掻いている。
「ちくしょーデス……! 一号指定の”かっこう”サマはいつも戦闘任務があるのに……。ワタシだけ欲求不満デス」
「なんつーか……我慢しろよ」
「性欲が我慢できるなら性犯罪者はこの世にいないデス」
「お前な……」
 霞王はふと思いついて訊ねた。
「男子はこういうときはどうするんデス? やりたくて仕方ないとき、ないデスカ?」
「そ、そりゃあ……」
 大助も健康な思春期の男子なので、そういう欲求もある。
「ひ、一人で処理するんだろ」
「一人で? どうするデス?」
 興味津々、といった顔で聞く霞王。
 逃げようとする大助の服をつかみ、むりやり聞き出そうとする。
「や、やめろ!」
「教えるデス」
 霞王はにたり、と怪しい笑みを浮かべた。
167名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:53:45 ID:g1WQ61rp
「こ、こうデスカ?」
「そう……痛っ! お前、加減しろよ……!」
「ごめんなさいデス。でも、大助のコレ黒くて硬いデスネ? 昔お風呂で握ったパパンのはもっと柔らかかったデス」
「娘に硬くしてたら問題だろ……。って、だから爪痛いって!」
「う……難しいデス」
 霞王は大助のモノをしごく手を止め、ふと思案した。
 ここは先程の訓練場の隣、女子の更衣室だ。鍵がかかるようになっているので、邪魔される心配はないし、監視カメラの類も当然ない。
 霞王はそこで大助のズボンを引き摺り下ろし、実演を強制したあげく、一緒に指でしごいてあげていた。
「ふぇら……してみてもいいデスカ?」
「え? あ、こら」
 大助の答えを聞かず、すばやく口にくわえる。大助の声の調子が少し変わった。甘いような、少年らしい喘ぎ声が更衣室に響く。
「あ、う、うう……」
「気持ちイイデス? れろろ」
「お、お前……オナニーも知らないのになんでこんなこと……」
「ちゅぱっ。昔、亜梨子といっしょにエロビデオで研究したんデス。かぷっ」
「何っ……? お前ら、いつそんなこと……あ、う、くうっ」
「れろれろちゅるちゅるぬぱっぬぱっ」
「は、あ、あああ……だ、だめだっ」
 霞王は戦闘のときとはまた違う興奮に気づきはじめていた。大助の反応が何やら楽しい。だめだ、なんて台詞を”かっこう”に言わせるとは。ふふふ。
 さらにかさにかかって、霞王は大助を責めたてる。サラサラの金髪が首の動きに合わせて緩やかに艶かしく動く。
「れろれろれろ。んぐ、んぐ、んぐ、ちゅっ、ちゅっ、ずるるる、ぬるるちゅぱっ、れろれろれろれろれろれろれろれろ……」
「あ、あ、あ、…………い、ふぁ、くっ、…………う、うう……」
 どびゅる。
 喉の奥に、ねばつく液体が発射された。
「?」
 苦い。舌がしびれるような感じがする。何だろう、これは?
 霞王の頭の中にひらめくものがあった。あのビデオで男優が白い液を女優の口のあたりに出していた。あれに違いない。
「んぐ。……ごくり。口内射精したデスネ?」
「ちょ、だからなんでそんな単語……!」
「例のビデオのタイトルだったんデス」
 霞王は出した後のぐったりした大助の下半身を興味深げに観察しながら、上目遣いに訊いた。
「それで……女性の場合はどうするデス?」
「ビデオにはなかったのかよ」
「ないデス。教えろデス」
 大助はしばらく迷っていたが、「ちっ。……仕方ないか」などと呟いて、霞王の身体を仰向けにした。
168名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:54:17 ID:g1WQ61rp
 大助の手で脚を開かせられ、下着に手を掛ける。するり、と他人の手でぱんつを脱がされるのは、変にくすぐったい感触だった。
「は、恥ずかしいデス」
「言うなよ、オレだって恥ずかしい」
 見ろ、と大助に促され、霞王は自分の股間を見下ろした。何か……とろとろに濡れている。
「何じっと見てるんデス。見世物じゃないデス」
「あ、いや……ピンク色で綺麗だなって」
「な、な、変態デスっ!」
「お前ほどじゃねーよ」
 大助の指が、そこに触れてくる。ぬるっ……と抵抗なく中に入ってしまった。膣の中を探るように動かしてくる大助の指が、焦らされているようでたまらない。
 と、大助の指が抉るように動いた。
「あん……! な、何かそこ気持ちいいデス」
「ここか? Gスポットだよ」
 大助はなおもぐりぐりとそこを弄ってくる。霞王は快感にふるふると太ももを震わせた。
「ほら……自分でも触ってみろよ」
 大助に導かれ、霞王は自分の指をそこに差し込んでいく。深くのくぼみに触れた瞬間、電撃のような性感に貫かれる。
「……ぁううっ! ……コレ……イイデス……」
「こっちも弄ってみろ」
 大助は霞王の逆の手を導き、クリトリスにあてがう。
「あ……なんかコリコリするデス……。ふぁ、あ、あ、あ」
「やらしいな、お前……。手動きっぱなしだぞ」
「だ、だって……ふぁああ、う、く、ああっ……。だ、大助……」
 霞王がとろけた目で大助を見つめる。大助も上気した顔で、ごくりと唾を飲んだ。
「な、なんだよ……」
「な、舐めろデス」
「なんでお前はこういうときまで、そんな口調なんだ?」
 大助は叫ぶと、霞王のクリトリスを指でぎゅっとつまみ、力を込めてひねった。
「あうっっ……!! ひっ……ひぐッ……。うう、ああ、や、……ごめんなさいデス……」
「もう一回言ってみろよ? ほら?」
「な、舐めてくださいデス……」
「どこをだよ、この変態。あと、”お願いします”もだ」
「……ひぐっ……。アンネのぐちゅぐちゅ変態おま○こを舐めてイかせてください……お願いしますデス……うう」
「最初からそう言えよ」
 大助は霞王の脚をさらに開かせ、陰部を丸見えの状態にしてから、そこに舌を這わせた。
 霞王はびくっ、と全身を震わせ、少しずつ溶かされていくように、大助の舌を受け入れていく。
「……んん……や、あ、はぁぁっ……だめデス……気持ちよすぎる……ん! あ、あ、あ、ふぎぃ」
 くちゅくちゅ、とびらびらを舐めまわされ、さらにクリトリスを唇で軽くつままれる。ちゅっと静かに吸ったり、下の上で転がされると、意識がどこかへ飛んでいきそうだ。
「あ……はぁ……ふぁ……ああ……う、う、う、ん、く、ああ」
 かりり、と強く噛まれた。
「!!」
 文句を言ってやろうと霞王は口を開いた。なのに、出てくるのは甘い吐息と、自分でも聞いたことのないほどの艶っぽい喘ぎ声だった。
 大助がぼそりと呟く。
「お前、本当は痛くされるのも好きだろ」
「そ、そんなことない……デス」
 顔を背ける霞王。
「ちゃんと言わないとイかせてやらないぞ」
「う……そ、その、実は結構好きデス」
 大助はその答えを聞いてニヤリと笑うと、左手でクリトリスをぎゅっとつまみ、右手で激しく膣をかき回し始めた。
「うぐ、あっ、そ、それだめデスぅ……!」
「本当は好きなんだろ? 乱暴にされるのが」
「あ、あ、あひっ、うぐぐ、あ、はぁぁぁぁん」
 嫌だ。抵抗したい。だが、霞王は全身の力が抜けていくのを感じた。頭がぼうっとする。下半身に切迫したものが集まってきて、どうにもならない。少しずつ、その”何か”――快感が溜まっていって、ダムが決壊するように一気にはじけた。
「あ………………」
 頭が真っ白になっていく感覚。霞王はこのときはじめて、エクスタシーという体験を味わった。
169名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:54:52 ID:g1WQ61rp
「な、何するデス……!? 嫌デス、そんなデカイの入らないデス! 無理!」
「だいじょーぶだよ……。こっちだってそんなの見せられて我慢できねーんだ」
「そ、そん……」
 大助が、暴れる霞王を押さえつけ、上にのしかかってきた。
「うぐっ」
 喉輪を極められ、仰向けに寝かされる。その動作にはなんの躊躇もない。霞王は思い出した。大助はあの”かっこう”なのだ。冷酷非情のくそったれ殺し屋、特環最強の虫憑き。コイツに隙を見せてはいけなかったのだ。
「さあ、覚悟しろよ、霞王……!」
 真っ黒な、大きく勃起した男のそれを、大助は見せびらかすように霞王に向けた。霞王は本能的な恐怖を感じて、ぎゅっと身を縮こまらせる。だが、大助はそれを許さない。むりやりに股の間に押し入り、ぴったりと入り口に先を当てる。
「ゆ、許して……許してクダサイ」
「嫌だね」
 大助はばっさりと切り捨てて、腰を突き入れてきた。
「あぐっ!」
 初めてだった。それを、あっさりと破られた。
 破瓜の痛みは、想像したほどにはなかった。一気に突き込まれたので短くて済んだからかもしれない。それとも、自分が真性の変態だからか。
 痛くはなかった。むしろ気持ちよかった。奥を突かれるたびに夢中で叫び声を上げた。気がつけば大助の身体にしがみついていた。
 好き、と不意に思った。
 好き。コレが好き。
 そのときの感情を、のちに霞王はすり替えた。自分は男のあれが好きなのだと。大助ではなく、別に男の誰でもいいと。それどころか作り物でもいいと。
「ああっ! ああっ! ああっ! ああっ! んはぁっ!! イイ、いいぃぃ、きもちい、あっ、あああんんっ! ひぐぅ、ふぎぃ、んっはぁぁぁぁあああああ…………ッ!!」
 そのときの記憶は、さだかでない。
 ただ、自分が深く絶頂に達したことと――顔に熱い液体がどぴゅどぴゅぶつかってきたことだけを憶えている。
 そして……そのとき、霞王はぐったりと身を横たえつつ、思った。
 ――今度、戦闘任務のとき自分で弄りながら戦ってみよう。

 それは、最高で最悪のアブノーマル・プレイ。
170名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 09:57:55 ID:jz6xxvGH
神降臨
171名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 12:06:41 ID:9jAIjTKj
 超 G J ! !
172名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 14:06:28 ID:2oUGxIIb
神はこんなにも近くにいたのか
173名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 23:48:13 ID:OCpPNNvc
うっす
電波受信したのでつい書きました
大助はなにげに個性が薄いので、棒としては書きやすいですね
読み返してみたら、最後の挿入シーンもっと尺があったほうがよかったかも

反応よければまた投下してもいいかな……
”おぅる”の能力で性欲を固定+強化とかどうよ(w
個人的に、茶深は策に溺れて逆に犯されちゃうタイプだと思
”C”とテレホンHとか
かっくんの性奴隷のあゆゆーが、亜梨子を「格下の新参奴隷」として調教する話はどうだろう
意見キボンヌ
ただし作者の嗜好的に、グロ陵辱や汚い系はちょっと勘弁な
174名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 23:59:41 ID:Nog69y3U
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 アンネリーゼ!アンネリーゼ!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

あゆゆーに拘束された大助か霞王をもう一度キボン。
175名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 00:01:42 ID:icFQXIzA
GJでした!
私としてはやっぱかっこうがメインのものがいいな
176名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 08:26:30 ID:o21O2HKA
”C”なら感覚制御が出来そうな気がするので
電源なしでも玩具も快楽も何でもあり?
詩歌への恨み辛みが調教へと駆り立てるとか
177名無し:2006/07/29(土) 13:07:09 ID:9h+s57I4
GJ!
178名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 23:01:42 ID:WJDBVVNy
>>175氏とすべてのいじられスキー、ハーレムスキーに捧ぐ
大助メイン+ホルス女学院三人娘+王様ゲーム=それは、最高で最悪のパジャマパーティー!


 ――危機。
 これは、危機だ。それもこれまで遭遇したことのないほどの、巨大で、陰湿で、しかも理不尽な危機だった。
「あー、また違ったー。ねー、次だれー? また多賀子?」
「いえ……私は……」
 しどけなく乱れたパジャマ姿で、西園寺恵那が九条多賀子の手元を覗き込んでいる。二人とも呂律が怪しい。それもそのはず、二人の周囲にはスナック菓子やクッキーの袋だけでなく、缶チューハイや、親からくすねてきた高級シャンパンの瓶までが転がっている。
「じゃー、そろそろ薬屋くんに命令されちゃうのかな……? うふふふ。お姉さん、今だけは何でも言うこと聞いちゃうわよ?」
 恵那が中学生とは思えない妖艶な色香を帯びた声で呟く。大助は再び、
(危機だ……)
 と思った。この流れはどうも激しくやばい気がする。かといって、大助が止めたところで聞く耳を持つ連中じゃない。
「ふ、ふ、ふ、ふふふ」
 部屋の一隅から、ポニーテールの少女の不気味な笑い声が聞こえてきた。
「そうは問屋が卸さないっ! 見よ、女王の証っ!」
 亜梨子が割り箸を握った右手を高々と掲げ、宣言する。右手の割り箸の先には、赤マジックで塗ったチープな”証”が燦然ときらめいていた。
「おおおっ。亜梨子女王様っ。卑しい1から3の番号めらになんなりとご命令をっ!」
 完全にアルコールが回った恵那が、大げさな身振りで跪く。うむ、苦しゅうない、と亜梨子は鷹揚にうなずき、当然のようにこう聞いてきた。
「大助の番号、何?」
「ちょ……それは秘密にするルールだろ」
「ふーん。大助のくせに生意気に、私たちと同じルールを適用しろと主張するのね。下僕の立場というものがわかってないわ。そうよね、恵那、多賀子」
 うんうん、とうなずく恵那と、きょとんとして目を丸くする多賀子。
「下僕って……」
「その場の空気ってものよ、薬屋くん。空気が読めない男はモテないぞ?」
「何をどうして酷い目に合わせてやろうかしら……。さあ、番号を白状しなさい、大助」
 亜梨子の目が常になく危険な感じで据わっている。絶対に呑みすぎだった。ふと見ると、亜梨子の背後にオレンジチューハイの缶がピラミッド上に四段積み重なっている。
 大助の頭の中で、”最大級危機”を示すレッドライトがピコーンピコーンと高速回転をはじめた。
「い、言うわけないだろ」
「亜梨子。あたしが2で多賀子が3だから、薬屋くんは1よ」
「うし。ナイス推理」
「あっ……! そ、そんなのありかよ」
「えーと、そうね。じゃあ、1が……」
 小首をかしげた亜梨子の瞳が、薄く細められる。ニヤニヤ、と嫌な感じの笑いが口元に広がり、それを見た大助は悪寒に背中を震わせた。
 直後、専制君主たる女王が、その勅令を発した。
179名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 23:04:08 ID:WJDBVVNy

「ぴちゃ……ぴちゃ……」
 粘液質な音がかすかに響く。大助は床に四つんばいになり、舌を突き出してそこを舐めていた。
 屈辱的極まる姿勢での奉仕だ。亜梨子はそれを上から見下ろし、嗜虐的に薄笑いしている。
「うわー、ほんとに舐めてるよ。ああ、薬屋くん……あなたは何故そこまで堕ちてしまったの……」
「そ、それはひょっとしなくても恵那さんたちのせいでは……」
 そう言いつつ、恵那も多賀子も食い入るようにその情景を見つめている。
「くっくっく……。いいザマね、大助」
「くっ……」
 大助が舐めさせられているのは、パジャマを穿いた亜梨子の足の指だった。
『1が、女王の足を舐める』
 亜梨子が命令したのは、そんな内容だった。
 絶対にコイツは性格が歪んでる、と大助は確信する。
(普通、考えついても本当にやらせるか……?)
 亜梨子は高く積み重ねたクッションにふんぞり返って座っている。優雅にシャンパングラスを手の中で弄びつつ、脚を組んで素足の爪先を下僕(大助)に突き出した。
「ほら、続けなさいよ、犬」
「い、犬……」
「あーら、下僕から犬に格下げされたのがそんなにショックだったの? せめて人間扱いされたければ、もっと気を入れてお舐め。ほーっほっほっほ」
 なぜこうなってしまったのか――大助はほんの数分前の出来事を回想した。
 手っ取り早く言うと、亜梨子の家に、いつもの友人二人がお泊りで遊びに来たのだ。亜梨子の部屋でお菓子を広げたり、他愛ないおしゃべりに夢中になって時間を忘れたり……。
 監視役とはいえ、そんな他愛のないレクリエーションに水をさすほど大助だって非情ではない。今夜くらいは余計なことは言わず、三人で楽しんだらいいと思っていた。
 だが、真夜中になってアルコールが入った。それがまずかった。
「じゃじゃーん! 親父の秘蔵のドンペリでーす」
「え、恵那さん、お酒はまずいんじゃ……」
「言いっこなしよ、多賀子お嬢様。どうせ家に置いといても誰も飲まないんだしー」
「そーね……。ちょっとだけなら、いいんじゃない?」
「ほら、亜梨子もこう言ってるし。さ、ぐーっといこう、ぐーっと」
 そんなような会話があったかどうかは、知らない。でも多分そんなところだろうと思う。
 加減がわからず、しこたま酔ったお嬢様三人組は、大助の部屋まで押しかけてきた。
 大助は断固抗戦したが、暴力を振るう亜梨子と無防備な色気で攻撃してくる恵那、さらには泣き上戸の多賀子の手にかかっては篭城も無意味だった。
 ――かくして。
 悪夢の王様ゲームが始まったのだ。
「くそ、見てろよ……」
「んん? 何か言った、犬? まーさか、遊びのルールも守れないほど頭悪くないわよね?」
(お前がそれを言うか……?)
 大助はひそかに、唇をかみ締めた。
 恵那が両手をぎゅっと握り締めて、甘い声で言う。
「多賀子さん、知ってる?」
「え? 何をですか」
「古来より、相手の足を舐めるのは最大級の服従の証だったのよ……。つまり薬屋くんは、もはや一生亜梨子の奴隷……ああっ、薬屋くん、なんて可哀そうなのっ! あたしなんか興奮してきちゃったわっ!」
「恵那さん……」
 あきれつつも、ぽっと頬を赤らめる多賀子。恵那は散らばった割り箸を集め、立ち上がって叫んだ。
「さっ! 亜梨子にばっかりいい思いさせとくのももったいないし! 次いくわよ次ーっ!」
 片手で先を握って隠し、四本の割り箸をくじ引きで引かせる。赤いしるしのついた割り箸を引いた人が王様。それが、このゲームの基本的なルールだ。
「助かったと思ってるでしょう、大助」
 亜梨子が妙に蠱惑的に、ぺろりと唇を舐める。
「夜はまだまだ長いわよ……」
 ぞくり、と大助は身をすくませた。恵那が「さ、引いて引いて」と割り箸を突き出してくる。
 大助は精一杯嫌そうに、割り箸に手を伸ばした。
180名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 23:04:56 ID:WJDBVVNy

「王様だーれだ?」
 合図で一斉に自分の割り箸の先を見る。大助の割り箸には、今回は”3”と書いてあった。
「はいっ、あたしでーす」
 恵那だった。今回はハズレだった亜梨子は悔しそうに舌打ちをする。もし再び地獄の悪魔皇帝一之黒亜梨子が専制政治を敷いたら、どんな阿鼻叫喚の悲劇が起こることか大助には想像もつかなかった。
「じゃあ、大助に何をさせる?」
「そぉねー……あたしの趣味としては……」
「あの……こういうのはどうでしょう……」
 女子三人がああでもないこうでもないと相談をはじめる。
「ちょっと待てよ。なんで被害者はオレって決まってるんだ」
 王様だけでなく、被害者もランダムに選ぶための番号制ではないか。だが、大助の主張はあっさりと無視される。
「あら、女の子に命令してヘンなことをさせたいわけ……? 薬屋くんって、実は相当ムッツリスケベよね……」
「ほんと、このエロガキには、そろそろ身の程ってものを理解してほしいわ……」
 理不尽な言い草を、さも当たり前のように言う亜梨子と恵那。大助は憤然としながら、微妙に諦めつつあった。
(ひょっとするとこれは……こういうものなのかも……)
 受け入れてはいけないものを受け入れつつある自分を見つめ、大助は大きくため息をついた。
「きーめたっ」
 恵那が元気よく挙手する。
「あたしこと女王はー、薬屋くんの下半身を鑑賞しまーす! きゃははは」
「えっ……? 恵那さん、それは」
「くっくっく、ナイスよ、恵那。この犬めのホーケーをバカにしてやりましょ」
「ちょ、ま、待て! それはさすがに」
 シャレにならない、と続けようとした大助は、怒涛のように攻め寄せる女の子たちに押し包まれて反撃の機会を失った。

181名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 23:05:28 ID:WJDBVVNy

「おお〜お。剥けている」
「い、意外と……ね?」
「うふふ。何が『ね?』よ、亜梨子お嬢様ったら。はっきり言ったら? で・か・いって。薬屋くぅ〜ん? 亜梨子が薬屋くんのち○ちん、おっきくてウレシイってぇ〜」
「な、やめてよ恵那〜」
 大助は両腕を頭の上で押さえつけられ、猿ぐつわを噛ませられていた。両足首は重いベッドの脚と亜梨子の手で固定され、閉じられなくさせられている。
 大助が本気で抵抗すれば、戦闘の素人である彼女たちを叩き伏せるのは造作もないことだったが、さすがにこんなところで”虫”を出して暴れるわけにもいかないし、そもそも『酒の席でのお遊びの延長』という意識がまだ残っていた。
 さらに言えば、大助も酒を飲まされてちょっと酔っていたのだ。
 所詮世間知らずのお嬢様だし、まさか本当の本当に、そこまで深く踏み込んだ悪戯はしないだろう……そんなふうに甘く見ていた。
「つんつん……あ、なんかピクピクしてる。こわ〜い、亜梨子守ってぇ〜」
「恵那……大丈夫よ、チ○コは噛み付いてきたりしないわ」
 とはいえ、アレを丸出しにして女の子たちにじろじろ見られて恥ずかしくないわけがない。大助は顔を真っ赤にして天井を向き、ぐっと耐え続けていた。
「ちゃんとお毛々が生えてらっしゃるんですねぇ……」
 多賀子が感心したように言う。
「あの、男性の方って、みんなこんなのが付いてらっしゃるんですか?」
「あら、多賀子、見たことないの? 今度亜梨子にビデオでお勉強させてもらったらいいよ。亜梨子ったら、こんな顔してすっごいの持ってるから。無修正よ、無修正」
 そうなんですか、としきりにうなずく多賀子。亜梨子が「こんな顔ってどういう意味よ」とかなんとか文句を言いつつ、こわごわと大助の股間を覗き込む。
「でも、ビデオで見たのと、ちょっと形違うよね……」
「ねぇ、亜梨子。これさっきより大きくなってきてない?」
「な……。信じらんない変態ね、エロ大助」
「もがもが」
 ふざけるな、と言いたかったのだが、猿ぐつわが邪魔で喋れなかった。
「そっかー、薬屋くん、あたしたちに悪戯されて興奮しちゃったんだぁ……。うふ、カワイっ」
 恵那が「ね、勃起させてみよっか」と軽ーい口調で言った。亜梨子と多賀子がごくりと唾を飲み込む。

182名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 23:05:59 ID:WJDBVVNy

「薬屋くん、さわってもいーい?」
 いいも悪いも、身動きが取れない。
「大助。抵抗したら亜梨子ボディブローよ。わかってるわね」
「むぐ……」
 大助は全身を緊張させ、必死に恐怖に耐える。
 恵那の細い指先が、そうっと、大助のものに触れた。
 ぎゅ、と握る。
「ふふふ。おびえてる……。薬屋くん、カワイイ……」
 恵那はゆるゆると、輪にした指を上下に動かしはじめた。しなやかな指の感触に、大助はぞくりと尻を震わせる。恵那は大助の反応を見ながら、少しずつ握る場所を変えて、感じるポイントを探っていく。
 ふと天井から目を離すと、陶然と潤んだ瞳で大助の表情を見つめる恵那と目が合った。
「あ……」
 恵那が頬を赤らめる。しかし、しこしこと扱く手は休めない。大助は胸の鼓動が高まるのを感じた。頭に血が集まって、耳の奥でどくん、どくん、と心臓が跳ねる。いまさらのように、亜梨子や多賀子に見られているのが気恥ずかしくなってきた。
「きょ、巨大化してる……!?」
「すごいですねぇ。なんだか、痛そうです」
 恵那は口元を押さえ、
「ドクンドクンしてるぅ……」
 とか細い声で囁いた。
 少しためらい、おちつかなげに白い歯を舐め、それから、今思いついたかのように言った。
「たべちゃお」
 亜梨子と多賀子が、小さく歓声を上げた。
 大助のそれの先に、熱く、とろけるような快感が伝わってくる。
「……んぐ……んっ、んんんっ」
「ちゅぱ……れろっ。んふふ。くすりやくぅん……おいしーよ……?」
「ふっ……うぐぅ……もが……ん! んん! うぐ……」
「あは……ちゅっ……んっ、ねちょ……ぬるる……」
 唾液で濡れた先を、指でねばつきを絡ませるように扱く。そのたびに大助のそれにひりつくような甘い刺激が走り、腰を浮かせてしまう。
「ああん、やっぱりカワイイ……。感じてる薬屋くんの表情、最高ぉ……!」
「恵那って……マニアックよね……?」
 亜梨子はひそひそと多賀子に耳打ちする。
「そうですか……? 私も、結構いいと思います」
「え?」
 多賀子はぐっと身を乗り出し、おずおずと恵那に言った。
「あ、あの……私も舐めさせていただいてもいいですか……?」

183名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 23:06:35 ID:WJDBVVNy

「きょ、興味があるんです……その、すごく……」
 三人の中ではいちばん大人しく見られる多賀子だが、実はいざというときの度胸はすぐれている。逆に亜梨子は、茫然と口を開けたままだ。
「ん……いいよ、いっしょにぺろぺろしよ。……亜梨子は?」
「や……わ、私は……」
「あたしたちに薬屋くんのち○ちん、とられちゃってもいいの?」
 そう言って恵那は、見せびらかすように大助の陰嚢に舌を這わせた。怒張したものに頬擦りするようなことまでする。多賀子はそっと横髪を押さえ、大助の先走りの汁で濡れた先っぽへ、小さく舌をつけていた。
「じゃ、じゃあ……私も……」
 亜梨子は多賀子の正面に回り、きっ、とそこを睨みつける。
「こ、こんなチ○コくらい……ん、ちょっと、臭いわねこれ……ん、ちゅっ、ちゅぱっ」
 大助は、自分の下半身をいたぶる三人を唖然として見つめていた。大助マニアを自称する恵那はまだしも、多賀子や亜梨子までもが恥ずかしいところに口をつけ、舐めたり、吸ったり、扱いたりしている。
(……正気の沙汰じゃない……)
 だが、そう考える大助の理性も、欲望の奔流に押しながされつつあった。亀頭に多賀子と亜梨子の舌が交互に絡みつく。左右から赤いべろがぬるぬると接触し、擦れあい、ときには二つの舌どうしが争って粘液を舐め取り合う。
 恵那の舌はゆっくりゆっくりと裏スジを移動し、愛撫し、陰嚢をしゃぶるように口に含む。指でいたぶり、撫で、つねったり扱いたり、ぐっと指で押したりする。
(……や、やばい……)
 陰嚢の奥でこみ上げてくるものがあった。我慢しようとすると、びくびくと膝が震える。このまま射精してしまうと亜梨子と多賀子の顔がとんでもない状態になるのだが、三人は大助の震えを快感によるものと誤解して、さらに攻め手を強める。
 恵那の指が、大助の尻の穴に延びた。
「っ!」
 とっさに力を入れて締めたが、遅かった。
 ずぶずぶ、と恵那の中指が侵入してくる。
「……! …………! ………………!」
 声にならない。
 あははは、と女の子たちのはしゃいだ嬌声が聞こえる。
「んふふ……。薬屋くぅん、アナル気持ちいーい?」
「恵那さん、違います。アナルは形容詞ですから、この場合はアヌスというのが正解だと思います」
「あ、そうなんだー。ぐりぐり」
「え、本当に入れたの? ちょっと見せてよ」
 亜梨子と多賀子がぐっと乗り出して覗き込んだ。
 その瞬間、
 びゅ、びゅっ!
 空中に向けて、大助は発射していた。精子は放物線を描いて、大助自身の顔に降りかかった。
「あはっ。セルフ顔射しちゃったね」
「がんしゃって、なんですの?」
 亜梨子が「あー、うん。それはねー」と怪しい解説を入れつつ、ティッシュで大助の顔を拭いてくれる。恵那は先のほうに残った精子を拭き取って、こっそり味を見てみたりしていた。
 なんとなく、敗北感に打ちひしがれる大助。
「もが、むが」
「あ、はいはい。今ほどいてあげるわ」
 大助は拘束から解放されると、窮屈そうに肩を回し、きっぱりと言った。
「じゃ、次の王様を決めるか」
「え、いや、……ちょっと大助。まだやる気なの?」
「冗談じゃねー。このままやられっぱなしで終われるかよ」
「いいわねー。じゃ、もう一発イっちゃおっか?」
 恵那がどこか浮かれたような、冗談みたいな口調で言い、割り箸を集めはじめた。
 それを、まずは亜梨子に向かって差し出した。

184名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 23:07:39 ID:WJDBVVNy
ちょっと休憩
185名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 00:05:22 ID:4RNc9OoE
テラGJ!
ちょっと想定してたのと違うけどこれはこれでいい!
大助の活躍?をwktkしながら待ってます。
186名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 00:57:21 ID:pEmLzrgv
しばらく見ないうちに神が二人も降臨してますよ!?
GJ!
187164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 01:50:41 ID:Pvujudpz
164-と178-は同じ人です
つーか、俺
トリップつけたほうがいいかな
と思ったので、つけてみました

現在モニタの前でリアル執筆中
朝まで断続投稿するかも
というわけで第二弾↓
188164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 01:53:02 ID:Pvujudpz
(まさか、エロ大助が王様になっちゃうなんて……)
 自分が今までしてきた大助への親愛、いや虐待を思い出し、亜梨子は青ざめた。いざとなれば亜梨子ダブルパンチを使ってでも命令を拒否しなければならないかもしれない。
「じゃあ……命令するぞ。いいな」
「だ、大助。言っとくけど、いやらしいのはダメだからね」
「なんでだよ」
 大助は真顔で言った。
「オレはああいうことをされたのにお前らだとダメなのかよ。それはおかしいんじゃねーか? 不公平どころの話じゃないだろ」
「う……」
「あたしはいーよー。ふふふ。薬屋くんにー、エッチなめーれー、されてみたーい」
「恵那……あなた、酔っ払いすぎ……」
 あの、と多賀子が言った。
「そ、それで……ご命令は……」
 大助はむっつりと押し黙り、三人から目をそらして、ぽつりと言った。
「――2番が、全員の前で自慰」
「じ……」
 亜梨子は数瞬、意識を失った。
 信じられない。みんなのまえで自分の、あの、その、……を、弄るというのか。恥ずかしすぎる。
 はた、と亜梨子は我を取り戻して思った。
(そういえば……私、何番だったかな……)
 亜梨子は割り箸の先に書いてある数字を見た。
 1番だった。
 ――ほっとしたような、がっかりしたような、妙な気分に襲われる。
 そうっと、恵那の表情を盗み見たりしてみた。恵那も、亜梨子と同じような中途半端な表情を覗かせている。
「恵那じゃない……てことは、あれっ、2番って?」
「あ、あの……わ、私……です」
 多賀子が手を挙げた。
189164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 01:53:32 ID:Pvujudpz

「でも、その……自分でするのは……あまり……」
「そ、そうよね! 大助のバカっ、この多賀子にそんなことさせる気なのっ? すぐやめなさいっ!」
 大助は鼻で笑った。
「遊びのルールも守れない人間は頭が悪いって言ったのは、どこのどいつだよ?」
 う……、と言葉に詰まってしまう亜梨子。
「その、だって、ほら、多賀子だって嫌がってるじゃない!」
「いえ、あの……。よくわからないので……教えて、ください……」
「な……」
 かーっと真っ赤な顔をして言う多賀子に、亜梨子は絶句する。
「そう……。よく言ったわ、多賀子。こっちへいらっしゃい。この恵那さんが女の手ほどきをしてあげる。うふふ」
 恵那は多賀子を床に寝かせると、高級シルクのパジャマをするすると手早く脱がせた。
 亜梨子の目に、まるでおろしたての石鹸のようななめらかな肢体が飛び込んでくる。
 武道の修行もしていない多賀子の肌はすべすべで、触れてはいけない神聖なもののように亜梨子には感じられた。
「んー……。多賀子、ロリ体型のくせにいいハダカしてるわね。羨ましい……」
「な、やんっ」
「ふふふ。さてと。大王様もこちらへどーぞ」
 恵那がクッションを持ってきて、大助を精一杯偉そうに座らせる。その上で、自分は”愛人席”でしなだれかかるようにして寝そべった。
 多賀子は二人の……いや、亜梨子も含めた三人の目の前に、生け贄のごとく哀れな姿で手足を丸めていた。その背中や足首すらすべらかで真っ白で、亜梨子はいけないものを見ているような気がして、頭がぼーっとしてくる。
 恵那が呂律の怪しい口調で叫ぶ。
「多賀子、M字よ。ザ・M字開脚!」
「な、なんでしょう、それは……」
「股を開いて、大事な場所をあらわにお見せしなさいと言っているのよ……多賀子」
 命じる恵那の声は、妙な艶を含んでいていやらしかった。
 多賀子はぎゅっと目をつぶり、そろそろと腕を下ろしていく。亜梨子はその仕草にくぎづけになった。
 なんていうか……やばい。背徳的だ。
 細い首や肩のラインからすっきりと流れる体の線。淡いふくらみ。桜色の突起。
 それはほとんど、まぶしささえ感じさせる裸体だった。
「腕じゃなくて、脚を開かないと見えないわ……。ねぇ、大王様?」
 すっかり悪の女幹部気分の恵那が大助に同意を求める。大助も首まで真っ赤に染めながら、「ま、まあな」などとうなずいている。
 その様子に、亜梨子は何か胸の奥がちりちりと痛むような気がした。気のせいだ、ということにする。
 おお、と大助と恵那が息を飲む気配がした。亜梨子は目を上げ、曲げた膝をおそるおそる開いていく多賀子を凝視した。
 たよりない細さの太ももが、ゆっくりゆっくり、焦らすように門を開けていく。
 亜梨子は手に汗を握って、その様子に食い入った。

190164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 01:54:35 ID:Pvujudpz
 そういえば、亜梨子も他人の女のそこをじっくり見たことはない。亜梨子は好奇心と倫理観を秤にかけ――好奇心に負けた。
 ぐっと身を乗り出す。
 隣で、恵那と大助も同じように食いついていた。
「あの……私のここ……へ、ヘンじゃないですか……?」
「大丈夫よ、多賀子。軽くジェラシーを覚えるくらい綺麗だわ」
 恵那が言う。
 確かに――多賀子のそれは、綺麗だった。白い肌に映える薄い陰毛はレースのカーテンのようで、屋敷の奥に住む深窓の令嬢の私生活を強固に、かつ優雅に守っていた。
「多賀子、いじって」
 恵那が促す。
「え……?」
「自分の感じるところ、指でさわるの。ひょっとして、本当に初めて?」
「は、はい……。こ、こうですか?」
 多賀子が割れ目にちょんと指を触れ、こちょこちょとかき混ぜるように動かす。
「そうじゃなくって。ていうか、それじゃ全然気持ちよくないでしょ?」
「わ、わからないんです……っ!」
 涙目になって言い返す多賀子。
 大助がしょうがないな、という感じで言った。
「クリトリスをいじってみろ」
「くり……? 陰核のことですか?」
「うん、そう。ほら、ここ」
 大助が手を延ばし、多賀子の手を捕らえた。そうっと動かして、多賀子のそこへ持っていく。
「コリコリしてるの、わかるか?」
「あ……はい……えっと…………はあぁん!」
 急に多賀子が高い声でよがった。核心の部分に触れてしまったらしい。
「気持ちよかっただろ? そこを重点的に……」
「あ、あの……わかんなくなっちゃいました」
 多賀子がうにうに指で探りながら、申し訳なさそうに言う。
「じ、自分でだと……怖くてうまくできなくって……。それで、あの……よかったら……さ、さわってください……。大王様」
 懇願するような声だった。
 亜梨子の隣で、恵那がぞくっと肩をすくめた。「ああ、多賀子カワイイ……」とうっとりした声で言う。
「しょうがねーな……」
 大助の声もかすかに楽しげな響きを含んでいて、それを耳にした亜梨子は、かっと燃えるような怒りと同時に、むらむらと身体が熱くなるような奇妙な気分を味わった。
(なんだろう……何か……ヘンな気持ち……)
「ふぁ……」
 大助の、顔に似合わず男らしい無骨な指が、幼ささえ感じさせる多賀子のそれにもぐりこんでいく。
 大助の肌の色は日に焼けて少し黒く、それが多賀子の肌と対照的に浮き上がって見えた。
 くちゅくちゅとほじりだすように動く指がひどくいやらしい。
「はぁ……はぁ……うっ! くふぅ……はぁぁんん……」
 多賀子の声が、だんだん熱を帯びていく。見ているだけの亜梨子ですら、息が荒くなってきた。

191164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 01:55:15 ID:Pvujudpz
「あぁん、多賀子……。薬屋くんに弄られてるよぉ……。いいなあ……」
 恵那は亜梨子の肩に寄りかかるようにして、じっとその行為に目を注いでいる。
 それだけではなかった。恵那は、自分のパジャマの下に手を忍ばせ、何かすごく淫靡な、いけないことをしていた。
「ん……は……くぅ……はぁん……」
「え、恵那……?」
 亜梨子は恵那の右手の立てる湿った音に気づいて、身体を硬くした。肩に体重を預けてくる友人が甘い息をついて乱れている。
「ああ……。薬屋くぅん……。あたしのも弄ってぇ……」
「いいぜ。隣に並べよ」
 恵那はすぐにうなずき、自分から服と下着を脱ぎ捨てて、挑発するように仰向けになった。
 人形じみた多賀子に比べて、恵那の身体はずっと肉感的で、成熟していた。乳房が豊かで、張りがある。腰から尻にかけてのラインが女性らしい丸みを帯び、肌色が健康的なつややかさではじけんばかりだった。
「すっげー濡れてるぜ……。お前、本気でスケベだな」
「はぁああっ! うん……あたしエッチなの……」
 大助の左手が、恵那の陰部をかき回している。右手は多賀子の清純なそれを荒々しく攻め立てていて、多賀子は腰をときおりびくん、びくん、と動かして悶えていた。
 多賀子は完全に、大助の指に翻弄されていた。
 「だめ」とか「許してください」とか、果ては「おま○こ」「ひぐっ」「そこいいっ」「ふあ……熱いです……なんかへん……なんか……きちゃうぅぅ……」と普段なら絶対言わないふしだらな言葉を口走っている。
 振り乱した髪が唇に絡み、玉のような汗が乳房を伝う。
 その汗を、恵那が舌を伸ばして舐めとった。
「イきそうなの、多賀子……。いいわよ、イってみせて」
「い、いくって……? ふぁ、ぁぁぁあああ……くぅ、ん、ん、あぁ」
「ふふ。今来てるのがそうよ……」
 恵那は多賀子の乳首を口に含み、ころころと転がす。
「だめです、恵那さっ……、そんなことしたらぁぁ……も……んぅ……だめ、です」
 そういった次の瞬間、多賀子が大きく唸るような声を上げて気をやった。背中が弓なりにびくんっ、と反って、小刻みに痙攣をくり返す。
「ふん……イったか」
 大助が酷く冷たい声でそう呟いた。それは――味方にすら悪魔と恐れられる一号指定の虫憑き、”かっこう”の声だった。
 大助の右手は、多賀子の愛液でびっしょりと濡れている。その右手を恵那の顔に近づけると、恵那はとろんとした瞳で一心にそれを舐めて綺麗にしはじめた。
「ちゅぱっ……れろ……れろ……ん……ちゅっ……ん、れろれろ……」
 そうしながら、恵那は大助の股間に手を延ばす。
 が、大助はそれを無情に振り払った。
「挿れてほしいか?」
「あ……うん……挿れて……くすりやくぅん……おねがい……」
 大助はニヤリと口元を歪めた。亜梨子はその笑みを知っていた。
 ――それは、”かっこう”が敵を殺すときの笑み。
 殺人者のもつ冷たい笑みだ。
(やめて……大助……。恵那……どうしちゃったの……)
 亜梨子は胸の奥のちりちりとした痛みが大きくなっていくのを感じていた。いまや、それは焦げつくように熱い。
 なのに……。
 亜梨子のどこかで、劣情が燃え上がっていた。その証拠に、いま、亜梨子の陰部はどろどろに溶けて犯されるのを待っている。
 大助は銃を頭に突きつけた時のような声で、恵那に言った。
「そこに手を突いて、ケツをこっちへ向けな」

192164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 01:57:25 ID:Pvujudpz
あとちょっと続く
盛り上がってきてますか?
193名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 03:00:48 ID:pEmLzrgv
同じ人だゃったんか!すっげえGJ!
みwwなwwwぎwwwwっwwwwwてwwwwwwきwwwwwwwたwwwwwwwwww
194164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 03:13:35 ID:Pvujudpz
d
今書いてるからちょっと待ってね
195164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 04:13:11 ID:Pvujudpz
(何だろう……今……何が起こってるんだろう……)
 パンパンパンパン、と肉がぶつかる音が響いている。
 大助が……。恵那を。
 犯している。
 そして、亜梨子はそれを見ながら、自分で慰めていた。
 信じられないほどに熱く、とろとろに濡れている。そっと指を入れると、しびれるような甘い快感が腰全体を襲った。
 だけど、もの足りない。指を二本にする。少し激しく動かしてみる。
「あ、ああ……はぁ……ふぁっ……くぅ」
 かすかな喘ぎ声を、自分で聞く。みっともなさと情けなさが心を苛み、けれどそれがむしろ快感を増長させる。異常で、逆説的な快楽が亜梨子を手淫の虜にしていた。
 眼前では恵那が、狂乱したようなあられもない叫びを上げている。大助の鍛えぬかれた腹筋が躍動する。
 切なさにすすり泣くような声を漏らす恵那の手が、クッションを引き裂かんばかりに握り締める。
「あああああああっ……ひっぐ……うぅぅぅ、あ、あ、ああああ……ひっ……んぁ……!!」
 恵那が突然、息が詰まったかのように声を止めた。
 それから、壊れたようにぶるぶると震えだし、それにすら耐え切れなくなったとき、
「んぁはぁぁぅぅんんっ!」
 と、恵那は可愛らしい呻きを漏らしてぐったりと力尽きた。
「なんだよ、もうイったのかよ」
 大助がつまらなそうに言う。
「オレはまだ満足してないぜ……。最後までやらせてもらうからな」
 一方的に宣言し、恵那の身体を抱え上げて膝に載せる。座らせた上体で、後ろからぐいぐいと突き上げる大助。
 亜梨子は、とろけきった恵那の表情に惹きつけられていた。唇の端からよだれを垂らしながらも、恵那の顔は満ち足りて美しかった。
 それにくらべ、亜梨子は浅ましく自分だけの快感をむさぼってばかりだ。たとえイったとしても、どこかにむなしさが残るだろう。
 大助のものに貫かれて、身体ごと上下する恵那の目が、亜梨子に気づいた。
 うふふ、と妖艶に微笑む。
「おいで、亜梨子」
 手を延ばす。亜梨子は、それに誘われるがまま、恵那に身を任せた。
 抱きしめてくる。
 恵那の豊かな胸に、亜梨子は顔をうずめた。やけに生臭いような、いやらしい汗の匂い。
「亜梨子……」
 恵那が、亜梨子のおとがいに手を掛けた。唇を奪われる。
196164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 04:13:48 ID:Pvujudpz
 くちゅ……ぬちゅ……れろ……。
(こんな……女の子同士なのに……恵那は友だちなのに……)
 亜梨子と恵那は、夢中で舌を吸いあった。わけがわからなくなっていた。
 唾の味は感じない。ただ、恵那のぬめった舌の感触だけが亜梨子を蹂躙する。恵那の手が亜梨子のパジャマを脱がしていく。もどかしい手つき。
 もっと、と亜梨子は深く舌を差し込むことで恵那に伝えた。
 もっといやらしいことをして。
 気持ちよくさせて。
 亜梨子は両手で恵那の乳房をつつみ、やわやわと揉みほぐす。むっちりした感触を手のひらで味わい、硬くしこった乳首を指先で転がす。
 恵那が断続的に、上下に動く。動かされている。
「ああっ」
 大きく喉をさらして、恵那が喘いだ。大助の手が、恵那のクリトリスを弄り回しているのを見る。亜梨子は恵那の乳首を攻めながら、その卑猥な光景にじっと見入った。
 ――じゅん、と股の間が濡れてくる。
「亜梨子……ふふ」
 恵那が上から覆いかぶさるようにして、亜梨子を押し倒す。
 亜梨子の膝の間に手を入れ、ぐい、と強引に押し広げる。
「やぁだ……亜梨子ったら、ぐちょぐちょじゃない」
「や……言わないでぇ」
「ああ、垂れちゃいそう」
 恵那はすばやく首を延ばし、そこに口をつけて啜った。
 今まで味わったことのない、鮮烈な刺激に、亜梨子は悲鳴を上げた。
「あ! んはぁぁ……! あぁぁ、いっ、や、あ、やだ、あ、ああああああああああ!」
「ん……くちゅ……ちゅるっ……ぺちゃぺちゃ……んふふ」
(きもち……よすぎるぅ……)
 恵那の舌が、亜梨子の中に押し入ってくる。左右のびらびらを丁寧に舐め上げられる。中で舌をねじり、と思えば硬く尖らせ、さらには淫液を音を立てて吸い上げる。
 あまりの刺激の強さに、亜梨子の意識は朦朧となっていた。
 恵那が誘惑してくる。
「ねぇ……あたしのも、舐めて……」
「うん……」
 亜梨子は催眠術で操られたかのように、こくりとうなずく。

197164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 04:14:43 ID:Pvujudpz


「す……ごい……」
 亜梨子は目を見開き、生唾を呑んだ。
 恵那の陰部に、大助のそれが突き刺さっている。それが眼前にあった。大助の男のものはゆるやかに動き、恵那の内部を攻め立てている。そのたびに、にちゃ、にちゃ、といやらしい音がする。
「こんな……太いの……本当に入っちゃってる……」
「ああ……亜梨子が見てるぅ……じっと見られてる……」
「友だちに見てもらって嬉しいのか? スケベな上に変態だな、西園寺さんは」
「うう……薬屋くんがいじめるぅ……」
「だけど、いじめられて感じてるんだろ? さっきから、急に締めつけてきてるぜ」
「う……ぁん……そうですぅ……もっといじめてぇ……」
 二人の結合部から、とろとろと卑猥な汁が漏れて流れていた。
 亜梨子はものに憑かれたように、それを舐めはじめた。汚いという意識はすでになかった。なにかすごくエッチなことをしてしまっているという興奮だけが亜梨子を突き動かしていた。
(この中に……大助のも混じってるかもしれない……)
 ずりゅりゅ、ぬぷっ、ずりゅりゅ、と蠢く二人の境目に、亜梨子は丹念に舌を這わせる。恵那のクリトリスを攻める。
「そういえば西園寺さん、オレの尻にとんでもねー悪戯してくれたよな」
「えっ?」
 恵那が戸惑って、動きを硬くした。大助の手が、亜梨子の見えないところで何かしていた。
「そ、そっちは違っ」
「無理やり挿れただろ、指を。こうやってさ」
「あ、ああ、ふっ、……ん……ぁふ……んん……」
「力抜けよ。傷が付いちゃうだろ」
「やめて、しないで……ああ、くすりやくぅん……」
「ほら、ずぶずぶ入ってく」
 亜梨子は顔を上げて、恵那の尻を覗き見た。大助の薬指が、第二関節までアヌスに埋まっている。
(ああ……あんなことしてる……)
「……くぅ……くすりやくん……くるしい……おしり、だめぇ……!」
「うう……締まる……くっ」
 大助の腰の動きが早まり、小刻みになった。
 あ、イくんだ、と亜梨子は思った。大助の顔が妙に幼く見えて、不思議だった。
「うっ!」
 大助が恵那の中から男のそれを引き抜いた。
 びくびくっ、と震えが走り、激しく射精する。
 それを覗き込んで見ていた亜梨子に向けて、精子が勢いよく噴出した。
「!」
 亜梨子の顔を、べっとりと白い粘液が汚す。
 亜梨子はじんわりとした衝撃を心に受けて、ぼうっと大助の顔を見つめた。大助は犬のように口を開けて荒い息をつき、ちょっと焦ったような表情で亜梨子に謝ってきた。
「あ、ごめん。やっちまった……」
「大助……」
 亜梨子は静かに呟いた。
 あごから垂れる液を指ですくい、口へ持っていく。
 舐めると、苦いような渋いような味がした。
(大助の、味だ……)
 カチリ、と亜梨子の中で、何かのスイッチが入った。それとも、断線したのかもしれない。
 理性、とか、プライド、とか、恥ずかしさ、とか、そういう回路がぷっつんと切れた。
 大助の、いやらしい汁でたっぷりと濡れたそれを視線が捉える。
 亜梨子はまっすぐに、それに向かった。
「え? ちょ、亜梨……」
 亜梨子は、大助のそれにむしゃぶりついた。

198164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 04:15:45 ID:Pvujudpz
むお
朝だ
寝落ちる
明日
199名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 06:58:23 ID:tWbGH5iw
徹夜明けには刺激が強すぎるww
GJ!!
200名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 08:09:12 ID:esI93gJN
>>164
ちょw起きたら続き来てたしww
GJ!
201164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 09:30:29 ID:d+6yCjWv
やばい、眠れん
つい間違って書き上げてしまった

ハードエロもいいけどラヴもほのぼのも、ということで↓
202164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 09:31:35 ID:d+6yCjWv

 髪を撫でる大助の手が、やけに優しい。
 口の中で暴れる勃起したものを、たっぷりの唾液で包みながら、亜梨子はゆるゆるとフェラチオをしていた。
 ポニーテールにまとめた髪が、ひそやかに淫靡に揺れ動く。
 大助の指が髪をすく。慎重にうなじに触れ、首すじをくすぐり、頬を愛撫する。手つきがひどく緊張していて、なんだか亜梨子は胸がじん、と熱くなってくる。
(ああ……私、大助のを舐めてるんだ……)
 不意に強くそう感じる。粘つく音が高くなる。
 そんなことをしている自分が、信じられない。まるで夢の中の出来事みたいだ。
「ん……ちゅぱ……ぬぷ……。はぁ……。ん……れろ……ちゅっ……。んはぁ」
 ときどき口を離し、大きく息を乱しながら、大助のものを愛撫しつづける。
「……?」
 大助が、亜梨子の肩を押さえた。不思議そうに見上げる亜梨子。
「も、もう……イきそうになってるから……」
「あ……いいよ。口に……」
 そうじゃなくて、と大助はたどたどしい口調で言った。
「ちゃ、ちゃんと……挿れさせてくれ」
 亜梨子は、にっこりと微笑んだ。自然に微笑が浮かんだ。
「あ、亜梨子……」
「はじめてだから、自分で挿れさせてね」
 亜梨子は大助をベッドに横たえ、大胆に脚を広げてまたがった。
 大助は男のそれを怒張させながらも、少年らしい素直さで亜梨子を待っている。
 腰を落とし、静かに先を触れさせた。
 にちゅ……。
 粘膜同士が親しくふれあい、キスをする。
 皮膚を貫いて直接肉を触られるような、苦痛に近いほどの濃密な甘美さが亜梨子を襲った。
(ああ……入っちゃうぅ……)
 ずるずる、と崩れるように腰を沈めていく。太い雁首が入り口を押し広げる。
 でもそこからが、怖くてなかなか進められない。
 亜梨子の恐怖を感じ取ったのか、大助が両腕を延ばし、亜梨子を抱きしめてきた。ぎゅっ、とやさしく力強く引き寄せられる。
「大丈夫だよ」
 ぶっきらぼうだけど、本当はとても優しい、大助。
 亜梨子は大助の胸に額を押しつけ、少し勢いをつけて腰を動かした。
 ――ずぶっ
 めりめりっ、と何かがはがれるような感触がして、それから一気に奥まで突き刺さる。
「はぅ……っっっ!!」」
(私の……中に……大助が入ってくるぅ……)
 大助がうう、と小さく喘いだ。なんだかちょっと頼りないけど、正直で憎めない声。亜梨子の胸を、蜜のような甘い愛しさが満たす。
 亜梨子はじわじわと腰を動かしていく。大助も、それに巧みに合わせてくれる。少し勝手に動きすぎる亜梨子を、捕まえて、補佐して、正しい道に引き戻してくれる。
 大助が焦って激しく動きすぎるときは、亜梨子がぎゅっと手を握って気づかせる。
 共同作業のように、二人はしっとりと交合を続ける。
 これは……”大助”なんだ、とふと亜梨子は思う。
(恵那は”かっこう”としたけど……、”大助”としてるのは私だけ……)
 亜梨子は、胸を焦がすその想いが『嫉妬』だったことにようやく気づいた。
 大助を横から奪っていった、友人への妬ましさ。
 それに諾々と流された大助への怒り。
 自分を見てくれないことへの、悲しみ。
(……恵那と同じじゃ、いやだ……)
 きゅうっと胸を締めつける甘い痛みとともに、亜梨子は大助を激しく欲しがっている自分に気づいた。
 やさしくて淡いキス。
 たくましい胸。
 独り占めしたい。
「ねぇ……大助……。中に、出して……」
 気がつけば、亜梨子はそう口走っていた。

203164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 09:32:17 ID:d+6yCjWv

 亜梨子の中の引き締まった筋肉が、力強く大助を握り締め、押し返してくる。ともすると跳ね返されて抜けそうなほど、亜梨子の性器はしなやかだった。
(くっ……狭くて……きつい……)
 大助は、ともすると弾けそうになる自分を必死に抑制していた。
 いつのまにか亜梨子のポニーテールがほどけ、しっとりと肩に流れている。いつもと少し……いやある意味ではまったく別人のような亜梨子に大助はドキドキと鼓動を高鳴らせた。
(コイツ……こんなに……綺麗だったっけ……?)
 やわらかく、けれど妖しく、うっとりと微笑む亜梨子に、大助は魅了された。
 亜梨子の肌は生命力にあふれ、美しい。目を近づけてよく見れば、細かな傷の治癒した跡が無数に残っている。大助はその一つ一つに口づけた。なぜか、とてもそうしたいような気持ちだったのだ。
 ぬちゅ、ぬちゅ、と大助と亜梨子が擦れ合う。
 亜梨子の中は溶けそうに熱く、吸い付くように密着し、それでいてふわりと滑るように自在に動きを変える。
 大助は切迫した衝動が近づいてきているのを予期した。
(くっ……亜梨子の中……気持ちよすぎる……うう)
 夢中で抱き寄せて、唇を吸う。舌を絡め、浅ましいほどに求めあった。突き上げる腰の動きが止まらない。激しく、小刻みに亜梨子を犯す。
 亜梨子の吐息が荒くなっていく。
 もう、大助の呼吸か亜梨子の呼吸かわからない。
 鼓動が混じりあう。
 ひとつになる。
 亜梨子が潤んだ瞳で、大助を見つめた。
「ねぇ……大助……。中に、出して……」
(いいのか……?)
 その問いは、怒涛のような欲望の波に呑まれてどこかへ消えていった。大助は亜梨子の腰を両手でつかみ、一気に攻め上げた。
 亜梨子が搾り上げられたような喘ぎを上げる。切なげな表情がたまらなくて、大助は必死に亜梨子を抱きしめた。亜梨子は目の端に涙の粒を浮かべながら、「いいの……」と囁くように、睦まじげな笑みを浮かべた。
(亜梨子……っ!)
 ぎゅうっ、と大助の尻に力が入った。陰嚢の管が快感で焼かれ、尿道を燃やし尽くしながら射精した。灼熱の塊が大助の下半身を打ち抜き、亜梨子の内部へ向けて余さず噴射した。
「ああぁっ……! で、でてるぅ……! はぁ、あぁ、あぁぁぁぁっ」
 亜梨子が背中を反らせ、大助の腕の中でぞくぞくと震えた。
 ――まだ、どくどくと射精が続いている。自分の中が空っぽになるほど、大助は精子を放出していた。
 一回の脈動ごとに、快感で意識が遠くなる。それは、死に酷く似ていた。
(オレは……死にたくない……)
 大助の根幹にあるのは、いつもそれだった。存在への欲望。それが大助を駆り立て、最強の虫憑きへと進化させてきた原動力だった。
 大助は途切れそうになる意識を必死にかき集め、亜梨子の身体にしがみつくように抱きしめ続けた。鋭い悲しみのような、深い愛しさがこみ上げ、大助はしゃくりあげて泣いた。
 亜梨子の柔らかな身体が、すべてを受け止めてくれた。
 大助の髪を、亜梨子の手が許すように、そっと撫でている。
「…………!」
 亜梨子の目は閉じられていた。安らかな吐息が、静かな夜に溶けていく。
 大助はそっと身体の位置を変え、亜梨子の頭をちょっと持ち上げて、自分の腕に乗せた。
 腕枕をして、亜梨子の寝顔をたっぷりと見つめる。
(黙ってればすっげー可愛いのにな、コイツ……)
 口に出したらぶっ殺されそうなことを、大助はひそかに考えた。

204164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 09:32:47 ID:d+6yCjWv


 翌朝。
「うーん、頭が痛いわ……」
 亜梨子は、二日酔いの苦痛に悩まされていた。恵那と多賀子も、もれなく同じ状態だ。
 登校途中の坂道を登りながら、大助は一人ごちる。
「そりゃ、記憶失うくらい呑めばな……」
 どうやら、三人は昨夜のことを憶えていないらしい。少なくとも、自己申告ではそういうことだった。
「も、もうお酒なんか呑むもんか……うう……」
 恵那が、酒呑みが三日で忘れる教訓を口にする。やれやれ、と大助は首を振った。
「三人とも、本当に憶えてないのか?」
「…………」
 沈黙する三人。何か、後ろめたそうな空気が流れた。
「……薬屋くんは、憶えてるわけ?」
「まあな……。いきなり部屋に押しかけられてどんちゃん騒ぎしたあげく、寝床を追い出されて廊下で寝る羽目になれば、そりゃ記憶に残るさ」
 忌々しそうに言う大助。――ただし、内容はとってつけた嘘だ。
「まあ、そうだったんですか……。何か、すごく楽しかったということだけ覚えてるんですけど……」
「まったく、なんで私が大助のベッドで寝てるわけ? 何がどうなってるのよ」
「だから、お前が寝てるオレを蹴り出してベッドを不法占拠したんだろうが。あれはテロだぞ、テロ」
 ふと恵那が何かに気づいたように言う。
「亜梨子、なんか歩き方ヘンじゃない?」
「そ、そう? フツーだと思うけど」
 亜梨子はごまかすように言って、腕時計を掲げ、わざと大きな声で叫んだ。
「あ、もうこんな時間。遅れるわよ、エロ大助――――!」
 やめて頭が割れる、と恵那が呻く。
「エロはそっちだろ。昨日だって、自分から迫ってきたくせに……」
 大助はぶつくさ言ったが、亜梨子には聞こえなかったようだ。
「はぁ? 何ごちゃごちゃ言ってるのよ。遅刻するわよ、ほらみんな早く!」
 亜梨子はそっけなく言って、身を翻した。駆けていくその背中に、大助はそっとため息をつく。
 ――だからそのとき、大助は気づかなかった。
 亜梨子の耳たぶが、羞恥で真っ赤に染まっていたことに……。


END
205164 ◆53kD6zXFSI :2006/07/30(日) 09:35:25 ID:d+6yCjWv
長っ
前回の三倍近くあるw
読んでくれた人、dクス
感想楽しみデス
206名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 10:09:58 ID:hMbHHquf
素晴しい!
わりと興味なかった亜梨子が好きになった!
207名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 10:48:53 ID:G5kF9+wb
乙です。
208名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 14:03:20 ID:kgDicyN5
GJ!!!
ヤバイこれ良すぎww
Sな俺としては霞王のもよかったけどなw
そこで思い付いたんだが



  「処女ハンターかっこう」




……いや…何でもない
209名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 20:52:44 ID:4CgNcoJQ
〜『Vハンター・KAKKOU』予告編〜


 ”かっこう”こと薬屋大助は虫憑きである。
 幼い頃、アリア・ヴァレイによって異能を得た彼は、
 十代にして想像を絶する威力の巨大な銃(ち○ぽ)を手に入れていた!!
 特別環境保全事務局の命を受け、”かっこう”は今日も戦う!
 たとえ味方に鬼畜とののしられようとも、あの日の復讐の念を忘れたことは一度たりともない……。
 己の夢(ハーレムとか)を賭け、今夜もまた、”かっこう”の魔弾が新たな処女を狩る!!!

 それは、最高で最悪のバージン・ブレイク!!
 COMING SOON...



 いえ、嘘です。書きません。
210名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 20:53:50 ID:hMbHHquf
>>209
利菜を狩ってくれたのむ
211名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 21:16:29 ID:4CgNcoJQ
おお、また利菜ファンが……
マジレスすると、レイディはよくつかめないキャラであんまり自信ないんです
ナナホシ暴れさせないとキャラ立たない部分があって
動機というか内面がつかめない
いやまあ、俺の個人的なこだわりに過ぎないんだけど
初期のキャラはむずかしいです、原作自体筆力が不安定っぽい時期だし
正直、亜梨子とどう書き分けていいかわからないw
土師妹と詩歌も一緒に出てきたら絶対混乱する
初季とか、茶深とか、あゆゆーとか、わんことか、個性立ってるキャラの方がパロでは扱いやすいですね

うーん……
利菜か
原作読み直してみる
212名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 00:03:56 ID:5Gig7McM
利菜は何となくツンデレっぽいなあ…(原作じゃツンでしかなかったが)原作じゃ報われないままだったからこっちで大助と幸せになってほしい…って話の展開上むりか…orz
213名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 00:33:34 ID:BNNhXPd2
>>211
期待しております。
がんがってください
214名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 00:38:13 ID:+eGHsHnQ
嘘でもいいから
>>210にも期待したいww
215名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 03:15:14 ID:JFWLpMtd
3人ともすばらしいです。
テラGJ
216名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 23:20:42 ID:WJH0yXbv
新刊の宗近もいいキャラさね
217名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 16:54:30 ID:K31S9dVj
hosyu
218名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 04:11:10 ID:LHqcgs+l
大助side

(いったいこの状況はなんなんだ・・・?)

夕暮れが押し迫るホルス聖城学園の、とある空き教室で薬屋大助と
「霞王」こと御嶽アンネリーゼが向かい合っている。しかも5分以上。
何も喋らずで。大助の記憶上これは異常事態である。

(えっと・・・・・・)

沈黙に耐え切れず何故このようなことになったのかを必死に思い出す。
確か何時も通りに反抗的な監視対象―――勿論、一之黒亜梨子のことだが―――
に叩き起こされ、無意味な言い合いをしながら登校し、亜梨子の友人である
西園寺恵那と九条多賀子の2人(あえて言うなら恵那に)セクハラされながら
昼休みを過ごし、今日は特還の任務も無かったので亜梨子たちに誘われるまま
駅前に遊びに行くことになっていた。のだが。

(そう、携帯に霞王からのメールが来て・・・・・・)

昇降口で靴に履き替えようとした所で、マナー設定していた携帯が震えた。
内容を確認すると

『ホルス学園東棟3階の空き教室にて待つ』

と、限りなくシンプルで霞王らしい文面であった。
コレが初めてと言うわけでもなく、以前にも呼び出され事は何度かある。
しかし、毎回口汚く罵られたりいちゃもんを付けられたり嫌味を言われたりと
ロクなことが無かったので、正直げんなりしながら

『わかった。5分待て』

と返信する。
大きく溜息をつきながら、三人娘に「用事が入った」と言って誘いを断り、指示された
場所へ行くとそこでは既に霞王が待っていた。
そして現在に至るわけだが・・・・・・
219名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 04:12:31 ID:LHqcgs+l

霞王は俯いており、表情を読み取ることは出来ない。
しかし、なにやらぶつぶつ呟いている。一応訓練として聴覚を鍛えている大助ではあるが
聞こえてきた言葉の内容はドイツ語だったため、さっぱり理解できない。
何時になったら本題に入るのか―――恐らく現在の任務に対する文句だろう―――
さっさと終らせて、亜梨子の監視任務に戻らなくてはならない。
痺れを切らして大助が沈黙を破る。

「あのさ」

声をかけられたことに驚いたのか、霞王が眼を見開きながら顔を上げる。

「そろそろアイツの監視任務に戻らないと不味いし、戻って「アノデスネ!」」

話し出した大助を遮り、裏返った声で霞王が話し出す。
あまりの声量に今度は大助が驚いた。

「ソノ・・・・・・デスネ・・・・・・」

霞王の声がどんどん小さくなっていき、顔もまた俯いていく。
面倒くさくなりながら頭を掻く。

(なんだかなぁ・・・・・・)

と思ったその時である。
意を決したのか、顔を上げ真剣な面持ちになり口を開く。
心なし顔が赤いのは気のせいだろうか?

「コレから言うことは冗談ではないデス」

前置きだろうか。
一言一言かみ締めるように言ってくる。
大助は多少うろたえながらも頷く。

「決して笑ってはいけまセン。笑ったら・・・殺しますヨ?」

目がマジだ。
しかも顔の赤みが増しているような気がする。
そして霞王は大きく深呼吸をして


「ワタシを・・・俺を・・・俺を・・・抱いて・・・抱きやがれこの野郎!!!!」


と言った。と言うより叫んだと表現した方が正しいかもしれない。


ちなみにこの時、大助の心臓は3秒ほど止まったと言う。


続く
220218:2006/08/05(土) 04:17:19 ID:LHqcgs+l
今日はここまで。
続きは明日の夜に投下予定。
221名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 04:35:58 ID:pEfFLBNw
おお新作キター!!
wktkです
222名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:16:55 ID:Z3NJhR+3
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
新作JAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAY!!!
223218:2006/08/06(日) 21:48:50 ID:1gTAayu3
>>221-222
待ってて頂いて申し訳ないが、推敲したところ文章が気に入らなかったので
書き直している真っ最中です。
出来る限り明日には投下したいなぁ・・・・・・

と言うわけでもう暫くお待ちください
224名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 23:06:43 ID:WMYvBAdl
   _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 ワンコ!ワンコ!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
225名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 09:43:54 ID:lMV/6VfV
うをおおおoooooooooooooooo
いつのマニかスゲェ職人が来てるgじょおおおおお
きちんと待ってるデス
226名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:31:00 ID:LBaDVAci
>>218
ワッフルワッフル!!
227名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 03:37:58 ID:8hAp7AeU
「はぁっ…、はぁっ…、初めてのくせに、やるじゃねぇか、”霞王”!」
「て、てめぇも、大したモン持ってんな、ハルキヨ!」
「しっかし、焼けるように熱いぜ。俺も場数を踏んできたつもりだが、こんなのは初めてだぜ」
「どうしたテメェ?もうイッちまいそうか?」
「ハッ!自分が限界だからって、人に訊くんじゃねーよ!けどそろそろ、フィニッシュといこうか?」
「望むところだぜ!全力で受け止めてやるよ!!」
「面白ぇーじゃねぇか!ならいくぞ!!」


「くっ…、ふっ…、んんっ!!」
「ん…、は、あ、あぁぁぁ!!」







「おめでとーございます!!カレーの岩井赤牧店主催、特盛超激辛カレー早食い選手権の栄えある初代チャンピオンは、ハルキヨ選手に決定致しました!!」
「っしゃぁぁぁぁ!!どうだぁぁぁぁぁ!!」
「そ、そんな…。このワタシが、負けた、デスカ…」
「尚、優勝者には賞金として、現金三万円が贈られます。皆さんどうぞ盛大な拍手を!!」
「へっ、生憎俺はこの戦い、負ける訳にはいかなかったんでね(全12種+シークレット2種、フルコンプリートしてやるぜ!!)」
「ワタシも、何とか勝たなければなりませんデシタのに…(DVDボックスが、全18巻が、初回特典が…)」
「リベンジなら何時でも受けて立つぜ。返り討ちにしてやるがな(来月にはまた新シリーズだってな。ちくしょう、金が幾らあっても足りゃしねーぜ)」
「その言葉、きっと後悔することになりやがりマスヨ(ソウ言えば、DVDプレーヤー持っていませんデシタネ…」


「ねぇ…、大助、あの二人って…」
「知らん。とっとと買い物済ませろ」





bug4巻を読んで思いついたエロでも何でも無い小ネタです。
本当にごめんなさい。
228名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 09:48:02 ID:GduFZY71
ワロスwwww
229名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 11:15:31 ID:9K0pk+C6
何普通に会話してんだwww
230名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 19:48:05 ID:z9jWwE2O
>>229
sageようよ
231名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 02:12:48 ID:z/IkIWTE
初季のエロパロないなぁ。。。
232名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 17:22:58 ID:r4PPv35s
利菜陵辱書いてる途中なんだが、えらく筆が進みません
原作設定読み返したら欝になってきて参る
子供の頃の家庭環境とか……恭平テラヒドス
なんだか燃料が足りない感じ

がんがるよ……orz
233名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 18:20:09 ID:3+62OdXT
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
234名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 10:26:08 ID:CX+Ul3xI
>>232
凄まじく期待してます
235名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 23:24:30 ID:xcZ8JokI
そろそろ消閑のエロパロはないものか
236名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 21:44:19 ID:6/0uAfdN
酔ったいるるが小槙を襲う話を書こうとしたが途中で投げた経験がある。
237名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 00:43:16 ID:9oozmXfd
かっこう「まだ貼り足りねーのかよ、ハルキヨ」


ハルキヨ「ほっとけよ」




やっぱりハルキヨのテープは定期的に張り替えたりしてるんでしょうかね?
そんなどうでもいい事が気になって仕方がない最近の俺
238名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 09:07:32 ID:0AVbslMc
何かの健康法なんだろ。シシオではありません。
でも柊子が読子に似てるのは偶然だよな?
239名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 09:31:49 ID:M8Qf6vo4
テープは2日も経つと頭のおかしいにおいになるから換えなきゃやばい
240名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:07:06 ID:9oozmXfd
剥がす時痛そうだな
241名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:08:33 ID:9oozmXfd
しまった下げ忘れた
242名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 21:17:36 ID:Rm8nYgoc
恋する利菜はせつなくて薬屋を想うとすぐひとりHしちゃうの
243名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 09:52:09 ID:+B1AHslo
いいかもしんない>242
244名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 15:15:19 ID:t7Q+2LMY
>>242
つ 薬屋の机の角
245名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 16:03:51 ID:McRu+Sje
縦笛はないよな多分、とゆうかもう何でも良いから何か作品をお恵みを!
246名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 17:40:11 ID:t7Q+2LMY
旧むしばねなら、利菜の恥ずかしい写真をネット配信するだけで崩壊しそうな気がしてきた
247名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 18:12:13 ID:yTdJ5699
>>246
そんなことしたらアカツキあたりに殺されそうww
248名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 03:10:38 ID:2kqAAqot
>>247
犯人はかっこうだった───!

再び復讐に燃えるアカツキ
249名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 10:18:36 ID:0xD55XOO
むしばねを一戦も交えることなく潰すために、かっこうに利菜調教の指令が下るとか
250名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 18:26:18 ID:2kqAAqot
なんかbug見てたら、リナって例の勧誘の前に性的拷問も受けてんだろうなあと思った
251名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 18:28:48 ID:lWCGEDwc
 そ れ だ ! !
252164 ◆kEbG6rosEA :2006/08/27(日) 19:08:23 ID:442I91gG
>>250
貴様! 俺が今書いてるネタをばらすなッ!w

まったく……しょうがないからこれで間をつないでなさい↓
253獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:09:02 ID:442I91gG

 誰にでも初めてというものはある。
 たいしたことではない。そう、さっさと片付けてしまえばいい。案ずるより産むが易し。世は案じまじきもの。人事を尽くして天命を待つ。三十六計逃げるに如かず。……いや、違った。逃げてどうするのだ、逃げて。
 戌子は問題の部屋の前で、すぅぅ、と大きく息を吸い、覚悟を固めた。
 かちゃり、とドアノブを回して一歩を踏み入れる。

 獅子堂戌子の”初体験”――開始。

254獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:10:27 ID:442I91gG

 病室のドアが開いた。
 黄色い雨ガッパを頭からすっぽりかぶり、片手にホッケースティックをぶら下げた少女が入ってくる。清潔で白く、がらんとした個室だ。
 どこか飄々とした口ぶりで、少女は部屋の主に声をかけた。
「ふむー。思ったよりも元気そうだねー」
「……笑いにきたのかよ、ワンコ」
 ぶすったれた口調で言い返してきた。まだ十代前半の、幼さの残る少年だ。風貌には目立つところはなく、いっそ平凡と言ってしまってもいい。
 だが、外見など彼の本質とは関係がない。彼は近いうちに、特環でも最強の虫憑きの一人になるだろう。それだけの資質を秘めている。一度ならず彼と戦場をともにした戌子には、もはや自明のことだった。
「その呼び方をやめろと何度言ったらわかるのかな、”かっこう”。また肋骨を折ってほしいのかい?」
「くっ……。だいたいあれは、お前が悪いんだろ! 見境なく暴れやがって……」
「ほうー。年長者に向かってそういう口を利くのか、キミは」
「年長者って、たった一コ上じゃ……」
「ふん。生意気なやつめ」
 戌子は新品のスティックを持ち上げ、彼のわき腹をつつくふりをした。”かっこう”は必死な顔をして身をよじる。戌子は面白くなって、軽くフェイントを入れたり予測を裏切ってみたりして遊んだ。
「ふふん。この程度の連続技も読みきれないとは、まだまだ修行が足りないなー」
「はぁ、はぁ……。こ、この極悪ワンコめ……。こんなところで油を売っていていいのかよ? 任務はどうした」
「ふっふっふー。何を隠そう、ボクも謹慎中なのだー」
 ”かっこう”が入院しているのは、実は戦闘の負傷ではなく、戌子のせいだった。先日、ある虫憑きを殲滅した任務の際、ささいな原因でケンカになり、ガチンコの乱闘をしでかしたのだ。
 結果、戌子も愛用の武器のスティックを折られたが、”かっこう”の方はあばらを骨折させてやった。これが実力の差というものだ。ふふん。
「あっそ……で、お前はさっきから何をしているんだ?」
「エロ本を捜しているに決まっているではないかー」
 戌子は彼の寝ているシーツを引っぺがしたり、ベッドの下を覗き込んだりしている。
「思春期の男子の部屋といえば、エロい本の一つや二つ……」
「ねーよ」
 ”かっこう”があきれたように呟く。
「ふむー。おかしいな……。ボクの計画ではここでエロ本を人質にとる予定だったのだが」
「何の話だよ、それは!?」
 いやいやなんでもないのだ、と戌子は飄々とかわし、ふと思いついたように言った。
「しかし、だとすると……。ではキミ、性欲が溜まっていたりするのではないかね?」

255獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:11:42 ID:442I91gG

「ばっ……! くだらないこと言ってるんじゃねー。何しにきたんだよ、本当に」
「いやいや、女っけがなくて淋しいのではないかと思ってね」
 ”かっこう”は戌子の控えめな胸のふくらみを一瞥し、これ見よがしに鼻で笑った。
「そこまで飢えてねーよ」
「ほほー。そういう言い方なのかね。ほほー。……素直に言えば、パンチラくらいはサービスしてやろうと思っていたものを」
「ふ、ふんっ。この病院には優しいナースがいてね。その辺のことは、別に困ってないのさ」
「ふむ、さっきすれ違った逞しい体格の看護師が? 最近は男性の看護師も増えているんだねー」
「うぐ……」
「キミが同性愛者で年上好きとは知らなかった。さて。支部のみんなに言いふらしてこよう」
「ま、待てっ!」
 彼は戌子の背中を呼び止めた。戌子はゆっくりと振り向いて、にまにまと笑顔を浮かべる。
「やはり、ウソか。本当は淋しくて淋しくて仕方ないんだろう? んん? このウソつきめ。やーい、やーい、ウソつきー」
「悪かったな。どうせウソだよ」
 戌子はそっぽを向いて、意味もなく手の中でスティックをくるり、と回す。
「本当に、悪かったと思っているのかね?」
「ああ」
「本当は、淋しかったのかね?」
「別に女に飢えてはいないけどな。……そういうことにしてやる」
「よろしい。では謝らせてやろうー。さあ、『ゴメンなさい』と頭を下げるのだー」
 平らかな胸をえへんと反らせる戌子。
「お前な……ふざけんな」
 ”かっこう”は反撃とばかりに、大振りで叩いてくる。避けられる攻撃だったし、向こうも当然避けるものと思っていただろうが、戌子は甘んじてそれを受けた。
 ぼすん。
 と、雨ガッパのフードに上から平手が降ってくる。戌子は衝撃のままにカクンと下を向いた。
「うむ。なかなかいい打撃だ」
 戌子はうつむいたまま、低い声で言った。
 ”かっこう”は即座に反撃を予期して身構えた。が、戌子はぼんやりとして動かない。
「……キミは、きっと強くなるよ、”かっこう”。そう、きっと強くなる……おそらくいつかは、このボクを超えるほどにね……」
 彼はそんな戌子を不気味そうに眺め、恐る恐るながら、構えを解いた。
「……。らしくねーな。もしかしてヘコんでんのか、ワンコ」
 そう言われ、戌子は顔を上げた。やわらかく笑みを浮かべる。
「まぁ、ね……。ボク自身、まさか相棒を殺しかけるとは思わなかった」
 ”かっこう”は顔をしかめる。
「……本当に、らしくないな。雪でも降るんじゃねーのか」
「これでも結構、キミのことは気に入っているのだよ」
 戌子は丸椅子をひきよせて座ると、背中に背負った荷物の中から、ケーキの箱を取り出した。
「お見舞いだ。よろこびたまえー」
 ほのかに紅茶の香りのする、プルーン入りのパウンドケーキだった。
「プルーンは鉄分が豊富なのだよー」
 プラスチックのフォークで手際よく切り分け、”かっこう”の口元へ突き出す。
「あーん」

256獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:12:14 ID:442I91gG

「じ、自分で食べるよ」
 彼は頬を赤くして迷惑そうに言った。戌子は真顔で言い返した。
「あーん」
「は、恥ずかしいって!」
「あーん」
「……。わかった」
 彼が渋々と口を開ける。戌子は満足げにうなずき、ぽいぽいとケーキを口の中に投げ込みはじめた。
「ん、んぐっ……! み、水っ」
 どんどん、と大げさに胸を叩く。戌子はそんな彼の様子にくすくすと忍び笑いを漏らした。
「ほっぺたについてるぞー」
 戌子はベッドに片手をつき、首を伸ばした。
 ぺろり、と彼のほっぺたを舐める。
「ぺろぺろ。……ふふ」
「こ、こら」
「ふっふっふ。ちゅっ。ぺろり」
「やめろって。本当に犬みたいだぞ。……んん!? んぐっ」
 ほっぺたから自然に移動して、唇を奪う。
「ちょ、待っ……むぐ」
「ん……。くちゅ……。んちゅ……」
 甘い。待てと言われて待つ敵はいないのだ。
 硬直している相手に、すかさず連続技を叩き込む。
 うぐぐ、と彼がとっさに逃れようとするが、戌子はそれを許さなかった。腕を首に絡め、体重を預けるようにして動きを封じる。唇で唇を犯す。
 ゆるゆると舌を差し込んで絡め、たっぷりの唾液を送り込みつつ、歯茎の裏や舌裏のひだまで容赦なく蹂躙していく。
「! ん、んんっ……」
「ふふ……。ちゅ……。れろ……」
 ちゅうっ、と相手の舌全体を吸い込んだり、下唇を咥えて弄んだり、ちろちろと舌先でつつきあうようにしたりする。そして再び、奥深くまで絡めあうキス。
「ん……ぐ」
 ぐびり、ぐびり、と”かっこう”の喉が動く。二人の混じり合った唾液が彼の体内に入り込んでいく。
「ん……はぁ……。こういうキスは初めてかな?」
 一度放して、甘い息をつき、さらに攻め込む。今度は戌子は少しずつ弱点を探るようにじわじわと口内を愛撫していった。彼はすでに無抵抗になり、ぼうっとした表情で戌子のなすがままにキスを受け入れている。
 ちゅく……。
 お互いの唇を唾液の糸が結び、垂れて崩れそうになるところを絡めとって吸いあう。戌子は彼の舌の裏側に先っぽをこじ入れ、根元の、やわらかくて敏感な粘膜を執拗に責め立てた。
「んん……っ! んぐぅ……」
 彼の喉の奥から、切ないあえぎ声が漏れる。
(弱点をみつけたぞー……)
 戌子はほくそえみ、手であごを押さえて拘束しながら、気が済むまで彼の口を舌でいたぶった。粘膜を擦り合わせ、抉り、くすぐるたびに、びくん、びくん、と敏感に反応するのが愉しい。
「く……ぅ」
 ”かっこう”が負けじと身体を起こし、戌子の小さな頭を抱え込む。その腕に引かれるまま、戌子は身を預けた。上下の位置が入れ替わり、今度は彼の唾液が流れ込んでくる。
「んふ……」

257獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:13:22 ID:442I91gG

 接吻の合間に、鼻にかかった吐息が漏れる。喉にさらさらした粘液がとめどなく絡みつき、彼の味が奥から広がる。舌を乱暴に突き入れられる。不器用で激しくて、頭の中を犯されているみたいに錯覚する。
「ふぁ……んん」
 夢中で求めてくる”かっこう”。その手が戌子の胸元を探っている。だが戌子は、巧みに重心を入れ替えると、彼の手首をつかんで動きを封じた。
 からかうような目線で”かっこう”を見下し、ふふん、と笑う。
「主導権は渡さないよー……」
 戌子は”かっこう”のベッドに這い上がり、膝の上にちょこんとまたがった。足元のほうから布団を捲り上げ、ごそごそともぐりこむ。
 手で確かめると、”かっこう”のそれは若々しく、かちんこちんに硬くなっていた。腿の筋肉も緊張のためか強張っている。
 もぞもぞと布団から顔を出すと、”かっこう”は戸惑った様子で戌子を見返してきた。
「お、おまえな……。な、なんで、こんな……急にどうしたんだよ」
「お礼とお詫びの意味だよー。勘違いしないでくれたまえー」
 彼はまだ何か言いたげだったが、戌子は有無を言わせずものを扱きたてる。パジャマの上からだが、今にも発射しそうに興奮しているのがわかる。
 戌子は唇をぺろりと舐めて、上気した頬を彼の耳元に近づけた。熱っぽい声で囁く。
「虫憑き同士が慰めあう慣習ぐらい、キミだって知ってるだろう?」
 特環に捕らえられた虫憑きたちには、もはや先の人生など望めない。ただ道具として使われ、戦いに戦った挙句、欠落者になるのがオチだ。だからだろうか、虫憑きたちの間にはいつのまにか、そんな絶望感をお互いに慰めあう風習が生まれた。
 別に恋人になるわけじゃない。相手が好きだからでもない。明日をも知れぬもの同士、ただ刹那的に快楽をむさぼりあうのだ。何も生み出さないし、何の約束もしない関係。
 堕落した大人の真似ごとみたいな、少年少女たちの秘密の営みだ。
「お、俺はそんなの……別に必要としてない」
「ふむ……? いいのかね、そんなことを言って。……おや、これは何かな?」
 戌子は”かっこう”の先っぽを指でぐりぐりといじめ、わざとパジャマに先走りのしみを作った。彼はそれを見て、かっと赤面した。急いで顔をそらす。
 だが、そこで逃がしてやる戌子ではない。
「おやおやー? これは何かね、うん? 言ってみたまえよ、”かっこう”」
 意地悪にぐりぐりと責め続けながら、耳たぶを噛んでいやらしいことを囁き続ける。
「こんなに硬くしておいて、求めてないとは笑わせるねー。キミの下半身はボクが欲しくて欲しくて、泣きべそをかいてるじゃないかー」
「お……おまえな、よくそんな恥ずかしい台詞を」
「ん? 恥ずかしい言葉を囁かれると興奮するのかね? つくづく変態だな、キミはー」
「……だ、誰が変態……くっ」
「ふっふっふー。ぴくぴくしてるじゃないかー。ほーらどんどん汁が出てくるー。本当にすけべだなキミは。ん? はっきり言ったらどうだね、優しくして欲しいんだろう? おねーさんにお願いしてごらんよー。さあさあ」
「うぐっ……。誰が言うか」
「ふむー。意固地だね。仕方がない。では、奪ってやるとしよう」
 一方的に言い捨てると、戌子はがばっとズボンを脱がしにかかる。”かっこう”がとっさに防ごうとしたが、戌子のすばやさに翻弄されてどうにもならない。
「ま、待っ……」
「観念したまえー」

258獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:14:12 ID:442I91gG

 そして気がついたときには、なぜか両手首を捕獲されて縛り上げられていた。
 戌子は哀れな姿になった”かっこう”を余裕の笑顔でにこにこと見下ろし、面白そうに下半身を鑑賞する。ぶるん、と勢いよくそそり立ったペニスを両手で弄り回し、恥ずかしそうに悶える彼の表情を楽しむ。
「む。まだムケてないのだね」
「わ、悪かったな」
「だが、素質があると見た。形も大きさも心地よさげだし、とくに硬さがすばらしい。……決めたぞ。今からおねーさんが調教してあげようー」
 戌子は、ぐ、と皮をロックし、ずりずりとゆっくり下に降ろしはじめた。薄い皮膜がめくれ上がっていく。
 だが雁首の途中で、つっ、と何かに引っかかったように動かなくなる。亀頭はほぼ露出しているが、太いでっぱりの山のところで接着しているのだ。
「さて、ここからだ」
「え? ちょ、お前まさか」
「少し痛いぞー」
 戌子はだが、そこから力任せに、しかし慎重に少しずつ引っぱり、ちょっと戻したり唾液を垂らしたりしながら皮を剥いていく。
「痛っ……。ひ……、ひ……、ひぃ……。う、ぐ」
 ”かっこう”が悲鳴を無理やり飲み込んだようなうめきを漏らした。普段は冷徹で倣岸なほどの彼だが、まだ大人になってしまう覚悟はできていなかったらしい。
「ふふ。どうしたー、”かっこう”。半泣きじゃないかー」
「だ、だって……」
「そんな可愛い顔をしないでくれたまえー。いじめたくなるだろー」
 戌子は不意に残酷な気持ちになって、無理やりに皮をずりおろした。
 べり、と何かが剥がれるような感触。
「!!!」
 ”かっこう”が下唇を噛んで、必死に堪える。
「おや、左側がほとんど剥けたぞー。黄色いカスがいっぱいじゃないか」
 戌子がくすくすと笑うと、”かっこう”は屈辱的に顔をゆがめ、ぐす、と鼻をすすった。
「ほらほら、もう少しだ。泣くんじゃないぞー」
「うるせー! バカにするなっ!」
「その意気だー。それー」
「!!!」
 べべり、ぺり。
 小気味いいような感触がして、雁首が丸裸になる。太くて丸い、ピンク色の肉の筒が戌子の手の中でびくびくと震えていた。
 つん、とそこを指でつつくと、身をよじるほど反応する。生まれてはじめて外気に触れる皮膚だ。さぞ過敏になっていることだろう。
「ついでだから掃除をしてあげようー」
 戌子はサイドボードからウェットティッシュをとり、黄色味がかった白い垢を拭い取り始めた。冷たく塗れた感触が鮮烈なのか、”かっこう”はちょんと触れるたびに悶え転がる。
「……! ……!! ……!!!」
 するーり、とウェットティッシュを雁首に滑らせると、びくんと腰を跳ねて反応する。それが面白くて、戌子はわざと丁寧に丁寧にぬぐった。
 彼は息を乱し、いやいやと首を振りながら声を抑えている。首筋まで真っ赤に染めて、目を潤ませた表情が可愛くて仕方がない。

259獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:16:52 ID:442I91gG

「……も、もう……。頼む……”あさぎ”……」
「ふむ。何を頼むと?」
「……俺が悪かった……許してくれ……」
「それではわからないねー。何のことについて謝っているのやらー」
 綺麗になったそれにとろりと唾を垂らし、そうっと握る。それだけでもう、”かっこう”は面白いように悶えた。
 ただ握っているだけで、性感を支配するコントローラーを持っているようなものだ。ちょっと握りを強くしたり、やさしくずらしてやっただけで死にそうなほどよがる。
「それにしても敏感だねー……。ボクは間違った方向に目覚めてしまいそうだよ」
「……だ、だめだ……もう……許してくれ……」
「だから、何を?」
「……刺激が強すぎる……気絶しそうだ……」
「だめだねー。こんなおもしろいオモチャは手放せない」
 にやり、と笑うと、戌子は突然”かっこう”のペニスを口に含んだ。
「うああっ!」
 そのとたんに、口の中に精液が飛び込んでくる。
「……んむ……。ゴクリ。――キミ、それはいくらなんでも早すぎるだろー」
 つまらなそうに呟く戌子。
「まだ、できるだろう? うむ、元気いっぱいだ」
 しこしこと軽くしごくだけで、彼のものは再びぴんとそそり立つ。まだ平気どころか、連射しそうな勢いだ。
 戌子は改めて、ちゅうっと音を立ててペニスに吸い付く。
「ふ……ぁあああああっ!」
 ”かっこう”が処女のような声を上げてよがる。
 ぞろり、と亀頭を舌で撫で上げるだけで、気が遠くなりそうな啜り泣きを聞かせてくれる。剥がれたあとの皮膚が少し赤く腫れていて、やさしく舌先で触ると、「あ……あ……」と切羽詰ったような反応。
 かぷり、と全体を飲み込み、ゆるゆると上下に動かすと、細くあとを引くようなかすかな悲鳴を上げて、腰をびくびくと震わせる。
 たった二、三度、往復するだけで達してしまった。
「はぁ……。はぁ……。はぁ……。し、死ぬ……」
「じゅるり。……ん。ゴクン。……まだまだ修行が足りないな」
「もう……許してください……」
「むー。まだこっちは全然気持ちよくなってないんだぞー」
 軽く睨むと、”かっこう”は諦めたような、酷く悔しそうな顔でため息をついた。
 戌子は一向に気にせずに、がさごそとコンドームを取り出してセッティングしはじめる。
 輪っかを尿道の穴の上に器用にかぶせつつ、液だまりの空気を抜く。このとき、先っぽを触られて感じてしまったのか、ぷるん、とペニスが動いた。その拍子に空気が入ってしまって、具合が悪いのでもう一度やり直す。
 輪っかをかぶせ、先っぽを押さえる。
 びくん。……また動いた。
「こら、じっとしてろー」
「し、してるって」
 今度は根元を足の指で押さえて試みた。ちょっと動いたが、成功。するするとゴムを展開してかぶせていく。雁首のところが立体的で、ここを上手に通過するのはテクニックを要する。神経を集中する。
「あ……くぅ……」
 指先でソフトに扱い、静かに根元まで引きおろす。
「……よし。クリア」
「うっ」
 どびゅびゅ、と音が聞こえそうな勢いで液だまりが跳ねた。中に新鮮な精液がどろりと溜まっている。

260獅子堂戌子の初体験:2006/08/27(日) 19:17:44 ID:442I91gG

「こ……こらー! まだ挿れてもいないではないかー!」
「だ、だから……指が……その」
「み、未熟者め……!」
 戌子は「使用済み」になってしまったコンドームをきゅっと引き抜いて捨てると、白濁液にまみれたペニスをおもむろに固定し、靴下を履いた足ではさんだ。
「まったく……仕方がないなー。これであと二、三回射精したまえー」
「え……ええ?」
 戌子は靴下が汚れるのもかまわず、足の指を巧みに使って”かっこう”を責めていった。親指の先で裏筋を揉み解し、踵で玉袋を踏むようにして責める。足の裏でマッサージするように擦り上げる。
 雁首の赤く腫れたところは指先でいじってあげる。とろとろにあふれ出てくる先走りの汁をなすりつけ、玩具にして弄ぶ。
 ”かっこう”はその一つ一つに翻弄され、すっかり戌子の為すがままだった。戌子はベッドに肘をつき、”かっこう”が身悶える様をニヤニヤしながらとっくりと鑑賞した。死ぬほど悔しそうな顔をしながら感じているのが、ものすごくいい気味だ。
「ほーらほーら、こんなにぬるぬるになっているぞー。うーん、縛られて踏まれるのが気持ちいいとはキミも変わっているねー」
「く……くそ……」
「いいかげん認めたらどうかねー。キミ、本当はマゾだろう?」
「…………」
 ふと黙った”かっこう”に、戌子は訝しげな視線を投げる。
「ふ。図星かー」
「……んなわけねーだろ」
 ”かっこう”は折れた肋骨をかばいながら、ゆっくりと身を起こした。
 股間にあてがわれた戌子の足を手でつかみ、ぐい、と力任せに引き寄せる。
「あれ? ……キミ、いつの間に抜けだしたのだね。ちゃんと手首を縛っておいたはずなのに」
「舐めるなよ、ワンコ。縄抜けくらい練習してる」
「いや、そうか、って、ちょっと待ちたまえー」
 腕力を生かしてのしかかってくる”かっこう”。戌子はわたわたと腕を振り回すが、そういえばホッケースティックは壁に立てかけてあるのだった。あれがないと、さすがに純粋な筋力の勝負では勝ち目がない。
「し、……しまった」
「よくもやってくれたな……いつまでもいいようにやられていると思うなよ……!」

261名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 19:30:44 ID:HWLY97Pu
連投規制支援
262名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 21:03:45 ID:0xD55XOO
かっこう受けかよカワイスwwww
とりあえずここまで?
263名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 21:52:16 ID:HWLY97Pu
連投規制受けてるんじゃなくて終わったのかorz
264名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 07:08:10 ID:9N2pTK6O
ここまでの展開だと獅子堂戌子の初体験ってよりは薬屋大助の初体験だなww
上の方のとトリップが違うが受け大助→(`・ω・´)シャキーンの流れは正しく164氏のやり口w
wktkして待ってるぜ
265名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 09:09:54 ID:oXNQgr1C
ワンコいいキャラしてるなー
続きに期待。
266164 ◆53kD6zXFSI :2006/08/28(月) 09:19:34 ID:UgXH1t4A
はうあ!
別スレのトリップをつけてしまった……
今夜また投下しますです
スミマセンデシタ
267獅子堂戌子の初体験:2006/08/29(火) 03:49:38 ID:F9c53ubx
 危険な気配を感じて、戌子はハッと”かっこう”を見上げた。
 足首をつかまれ、ずりずり、と身体の下に引き寄せられる。窓からの明かりが彼の顔を陰にしていて、表情が見えない。
 戌子は少しだけ、ひるんだ。
「ちょ、ちょっと待ちたまえ」
「誰が待つか!」
 ”かっこう”の手が戌子のカッパに延び、すばやくジッパーを開放していく。
「あ、こら」
 体勢を変えて抗しようとするが、難しい。
 ぐい、と痛いほど肩を押さえつけられ、衣服をはだけられる。獣じみた荒い呼吸が耳元で聞こえる。
 ――襲われる、という直感が戌子の背筋をぞくっとさせた。
「あ……」
 トップスの裾からおなかへと、”かっこう”の手がもぐりこんできた。顔に似合わずごつごつした、男らしい指が下着を剥ぎ取りにかかる。
 抵抗しようかとも思うが、なぜか身体に力が入らない。
 不意に、胸に暖かさを感じる。手のひらで乳を包まれ、ふわふわと愛撫されている。
「あ……はぁ……」
 戌子のカッパは肩までずり下ろされ、下に着ていたタンクトップも蹂躙されてブラと一緒にたくし上げられている。ぺったんこの胸と、小さくて桜色の乳首が露わにされて、じっと彼に見られている。
 ”かっこう”が舌を延ばし、そっと乳首を犯した。
「っ……!」
 実は、戌子は胸が感じやすいのだ。
 乳輪を舌のざらざらで責められるとどうにもならなくなる。
「ふぁ……ぁあ……」
「ちゅく……ちゅうううっ……にちゃ……」
 いやらしい音を立てて、乳首が唾液まみれにされていく。
 その間も、”かっこう”の脱がす手は止まらない。お気に入りの穴あきジーンズはずりおろされ、お尻を丸出しにさせられる。ちょっと大人っぽい黒のパンツに、彼の視線が刺さるような感じがする。
 ”かっこう”は戌子の太ももに舌を這わせ、ちゅう、と吸いついた。そうしながら、足首までジーンズを下ろしていく。戌子はもはや抵抗しない。
「はぁ……。はぁ……」
 ”かっこう”の指がわき腹に触れ、少しずつ確かめるように舌へ、じわじわと下りていく。身体の線をなぞられる。
 薄く淡い乳の横から、肉のない肋骨、やわらかなおなか、敏感な腰骨へとつづくくびれのラインを執拗に愛撫し、おへそに口づけられる。
 なんだか、ねちっこくてフェティッシュな愛撫だ。
 おへそから、だんだん下におりてあそこへ。
 下着を邪魔くさげに引き下ろし、淡い陰毛に鼻をつけるように顔を突っ込んでくる。
「……ん」
 戌子はそっと”かっこう”の頭に手をやり、髪の毛に触れた。さらさらとして指に心地よい。
 そして、強引に脚の間に割り込んでくる”かっこう”に膝を閉じて抵抗する。
 いまさらではあるが、ちょっと恥ずかしかった。
「……ぁ!」
 だが、腕力に任せて割り裂かれる。大胆にそこを晒すような格好になってしまう。
 戌子はとっさに、両腕で顔を覆った。一瞬、ものすごく無防備な表情をしてしまったからだ。性器よりも、そんな顔を見られるのが恥ずかしかった。
268獅子堂戌子の初体験:2006/08/29(火) 03:50:52 ID:F9c53ubx
 ……くちゅ……。
 きゅっと手足を丸めた戌子の背中が、ぴくんと震えた。
 触られている……。
 ……にちゃ……くちゅ……。
 ずぼっ。
「ん、つっ、……い、いきなりはダメなのだー」
 硬く閉じた腕をそっと開けて、”かっこう”の表情を窺う。
 ……かなり、緊張しているようだった。
「痛い……のか?」
「う……少し……」
「これは?」
「あ! ……は、ぅ……。ゆ、ゆっくり……」
「こう?」
 じわじわ、と指が膣に入ってくる。おずおずと探るような様子で、指に粘液を絡みつかせるように動かしていく。
「あ……ん、まあまあ、だ、ねー……」
「ていうか……グチュグチュになってるぞ……」
 そう言われて、カッ、と戌子の頭に血が上った。耳が火傷しそうに熱い。すごいことを口走りそうだ。
 恥ずかしさを隠して、少しつっけんどんに言い捨てる。
「わかったなら、は、早くしたまえー」
「何を?」
「い、言わせるのかー……」
 戌子はふてくされたように、けれどはっきりした声で言い放った。
「せ、性行為を……だ」
「性行為にもいろいろあるぜ?」
「だ、だから……」
「どういうことをしてほしいって?」
「こ、この……」
 ニヤリ、と”かっこう”が嘲笑う。また頭に血が集まる。
 戌子はどんどん冷静さを失っていく自分を自覚した。心臓がドキドキする。
 ”かっこう”が、不意にやさしく頬を撫でてきた。
 ちょっと驚いて見上げるが、また彼の表情は見えない。逆側のほっぺたにキスをされる。頭を抱き寄せられ、彼の男の臭いと、かすかな囁きを感じる。
「――て……ろよ……。ほら……」
 その囁きが耳の中に入り込み、脳をしびれさせて、戌子の女をぼうっとさせる。何でも言うことを聞いてしまいそうになる。
 まったく、誰にこんなやり方を教わったのだ……。
 天性のものだとしたら、なんという恐ろしい才能だろう。
「……おま○こに……性器を挿入して、お、犯してくれたまえ……」
 口に出している最中に、もう恥ずかしさがこみ上げてきていた。何を言わされているのだろう。こんな未熟者に、おねだりさせられてしまうなんて。
 戌子は、くっ、と下唇を噛み、上目遣いに”かっこう”を睨んだ。
 薄いおっぱいと相まって、そんな様子はとても幼く見える。
「すごく……切ないのだ……。早く慰めたまえ……」
 ”かっこう”は戌子の髪をやわらかく撫で、ぎゅっと抱きしめて、腰を浮かせた。
 手を添えて、適切な位置にあてる気配がする。
 戌子は直前になって、ハッと気づいた。
「ん? 避妊具はどうしたのかね」
「つけ方を知らない」
「な……」
 確か、”かっこう”のペニスには射精した液がついたままだったはずだ。おまけに、戌子はそれを足でまんべんなくなすりつけている。
「に、妊娠しちゃう……ではないかー」
「勝手にしろ」
「か、勝手にって……ん、はぁっ」
 ぐりり、抉られるような感触が戌子を貫いた。
269164 ◆53kD6zXFSI :2006/08/29(火) 03:52:06 ID:F9c53ubx
夜が明ける……
270名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 11:26:47 ID:cRLavMYj
wktkして続きを待っとりやす
271名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 12:47:27 ID:9b8SoynZ
毎度素晴らしい文才GJ!
272名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 17:01:02 ID:Hwgwr9Bz
時にこのスレはどこかにまとめサイトとかあるのか?
273獅子堂戌子の初体験:2006/08/29(火) 20:59:38 ID:jOn/+LXG

 ぐいぐいぐい、と出鱈目な乱暴さで腰を使ってくる”かっこう”に、戌子は悲鳴を上げた。
 だが、戦士としての鍛えられた精神がそれ以上のパニックを許さない。瞬時に現状を確認、歯を食いしばって強引な刺激に耐える。
「……く……ぅ……。ん……む…………っ……」
 上半身をねじって、両手でシーツの端をつかむ。引き裂かんばかりに力を込める。
 ”かっこう”の苦しげな息遣い。
「うぐ……。く、そ……」
 戌子はその呻きに何かを感じ取った。
「……?」
 戌子はやや身体を起こし、必死になって動いている”かっこう”の切羽詰った表情を仰ぎ見た。
 彼の額は汗にまみれ、顎からしずくが滴っている。ひどくつらそうだ。
 殺気立っていて、余裕がなくて、泣きそうで、だけど諦める兆しはまるでない。
 ……戦場にいるときのように。
 戌子はふと、胸の奥をぎゅうっと掴まれたみたいな痛みを感じた。目を閉じ、乱暴に犯されながら、その痛みの正体を探る。
 ――同情に似た共感。
 戌子は彼に友情以上の気持ちを持っていないのを自覚して、すこし安堵した。
「まったく……。無茶をするな。キミは骨折しているのだぞ」
 戌子は彼の肩にやさしく触れ、動きを止めさせる。安心させるように微笑んで、頭を抱えこむように抱き寄せた。
「無理に動かなくていい。キミは怪我人なのだから」
 仰向けにそっと寝かせて、戌子は”かっこう”の上に跨った。
 肩の上に手をつき、白い背中を弓なりにしながら、手探りでペニスを触る。淫靡に腰を揺らめかせて、ちょん、と粘膜同士を触れ合わせる。
「ん……」
 ゆるり、と下半身が沈み込んでいく。
 戌子のあの穴が、男のものを呑んで軋みをあげる。
 みだれた雨ガッパの下から艶かしい肌が覗き、ほんのりと上気した頬の上を髪が流れる。
 カッパの裾から丸くやわらかいお尻がはみ出ている。
 がさがさと大きな衣擦れの音と、密やかな粘着音が混じりあい、絶え間ないささやき声のように二人を包む。
「ん……んふ……」
 戌子は相手に体重をかけないよう、腕で身体を支え、くねくねと巧みに腰を使った。”かっこう”の喉の奥から、押し殺した喘ぎ声が漏れる。
 いったん主導権を取り戻せば、あとは面白いほど戌子の意のままになった。
 ふわりと包み込むように棹を擦れば、力の抜けたような甘いため息をつく。
 ぎゅっと締めたまま捻るようにしてやると、顔を横向けて快感に耐えている。
 くい、くい、と先っぽだけを苛めてやれば、もの欲しそうに腰を浮かせてくる。
 そこへ合わせるようにするりと中へ導くと、堪え切れずに女の子みたいな声でよがるのだ。
「あぁ……。だ……だめだ……もう、これ以上は……」
「まだだ」
 戌子は妖しい笑みを口元に浮かべ、ばっさりと言い捨てた。
「ようやく良くなってきたところなのだ……。もっと愉しませたまえ……」
 淡い胸のふくらみを顔に押し付けるように抱きしめ、耳たぶや首筋を指で弄う。舌を伸ばして乳首を捕らえようとしたところを、さっとかわしてこっちから乳を責めにかかる。
 指先で男の硬い乳首を転がすと、びくり、と敏感に反応する。
 面白くなって、戌子はリズムを合わせて両乳とペニスを同時に攻撃してやった。”かっこう”は腿の筋肉が震えるほど力を入れて我慢し、それでも弱音を吐こうとしない。
 戌子は耳にべろを差し込んで舐めつつ、蜜のような声でささやいた。

274獅子堂戌子の初体験:2006/08/29(火) 21:00:10 ID:jOn/+LXG

「そろそろ、イきたくなってきたのではないのかね……? どこが気持ちいいのだ、言ってみたまえよ……」
「……うぐ……」
 戌子の腰の使い方が早くなる。
 ストロークを短く、奥に擦り付けるように。
「う、あ、ああ……。そ、それダメだ……」
「ん? そうかだめかー」
 と、わざと責める手を休めて焦らす。
 奥に差し込んだまま、ぎゅっと締めたり緩めたりして反応を愉しむ。
 イくこともできず痛いほどに勃起しっぱなしの”かっこう”。戌子はにやにやしながら、ちょっと動いてはやめ、ちょっと動いてはやめ、を繰り返す。
「く、くそ……」
 ”かっこう”が我慢できずに、下から突き上げようとしてきた。戌子は包帯で固定された彼のわき腹を、意地悪く小突いて呻かせる。
「痛っ……!」
「素直に言わないと……いつまでも……ん……イかせて、あげないぞー……?」
「……この……っ!」
 ”かっこう”が反撃に出る。
 戌子が力を抜いて差し込む瞬間を見切り、胸に指を延ばす。
 ぴん、と先っぽを弾いた。
「ひゃうん……っ!」
 電撃のように甘い痺れが身体の芯を貫いた。
 体勢が乱れ、ずぶり、と深く刺さってしまう。
「んあ……っ」
 ”かっこう”はすかさず戌子の腰を手で押さえつけ、ぐりぐりと奥を擦る。戌子の膣がきゅうっと狭まり、艶かしい吐息が漏れる。
 しなだれ落ちた戌子の身体を抱きとめ、”かっこう”は舌と唇で徹底的に戌子の乳首を攻めあげた。
 戌子は舐められるたびに、可愛く甘い声で鳴いてしまう。乳首が弱いのだ。べろのざらざらでゆっくり擦られると、とろとろに溶けてしまう。硬くしこった蕾をくりくりと転がされたり、甘噛みされたり、強く吸われたりするともうそれだけで意識が飛びそうになる。
「はぁ……ああ……」
 戌子の弱点を、彼はすでに見抜いていた。早くも効果的な攻撃のパターンをくみ上げ、時にはそれを崩してフェイントをかける巧みささえ見せる。
 恐ろしい……恐ろしい才能だ。
 経験なしでこれなのだから、これから戌子が鍛え、導けばどうなることか……。
 戌子は朦朧とする頭の中で、ぼんやりとそう考える。
 と。
 ぐん、と衝撃が戌子自身を貫通する。
 ”かっこう”が激しくものを突き刺してきたのだ、と気づいたときには、戌子はあられもない悲鳴を上げていた。
「あ……ふぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁっ」
 肉と肉のぶつかる音が遠くに聞こえる。耳鳴りのような己の心臓の動悸、発情した息遣い、切なすぎる性欲が何もかもを塗りつぶし蹂躙する。
 そして――。
 白く混濁した意識の底で、戌子の内に棲む”それ”が目を覚ます。
 ”それ”は戌子の存在そのもの、戌子の存在価値、そして戌子のすべてを包括するスタイル。

 ――戦え! 戦え! 戦え! 戦え!

 それは戦士の本能。死と生の狭間にあって抗う生き方。その意志。
 戌子を支える、美しくも哀しい純粋な渇望だ。

275獅子堂戌子の初体験:2006/08/29(火) 21:01:09 ID:jOn/+LXG

  ――戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え! 戦え!

 戌子は上へ上へと攻めのぼってくる”かっこう”を真っ向から迎え撃った。
 不敵で艶めかしい笑みを浮かべ、余裕のないぎりぎりの戦いへと、相手もろとも誘い込んでいく。
 一歩間違えば奈落へと転落する、あやうい位置での拮抗。
 ときに粗暴に、ときに巧妙に、己自身をぶつけ合わせての戦い。
 戌子はそこに喜びを感じる。
 ”かっこう”もそれを感じ取ったのか、必死な中にも薄く微笑を浮かべる。
 心が通い合ったと、確かにそのとき、思った。
「……う……う……う、」
 ”かっこう”の限界が近い。
 対して、戌子はまだ余力が残っていた。戌子の強靭な肉体は、激情したようなやみくもな愛撫にも耐え切り、いまだ交合を愉しむだけの余裕を見せていた。
「だ、だめだ……先に……イく」
 ふふん、と戌子は、息を弾ませつつも答えた。
「初めてのくせにボクをイかせようなんて、考えが甘いのだ」
 くっ、と膝を使ってスペースを作り、とどめにかかる。
 正確で速い、そして容赦のないピストン。
 ”かっこう”が、ぎりっ、と奥歯をかみ締める。肌が汗ばみ、筋肉が緊張する。
 戌子も平静とはしていられない。全力込めた攻撃だ。それだけフィードバックも大きい。
「あ、あ、あ、ああああああああっ」
「う、ぐ、ぐ、……はぁうう…………っ」
 ”かっこう”が戌子の腰を強く引き寄せた。握りつぶされそうな力でお尻を固定される。
 そして、びゅる、どびゅる、と濃くゲル状の精子が吐き出されるのを中で感じた。
 ”かっこう”が緊張を失い、くたりとベッドに倒れこむ。
 戌子も、息が上がって彼の胸にへたり込んだ。
 不思議と甘い、汗の匂いがする。
 戌子は戦闘の余韻とは違う、鈍く痺れるような疲労感をじっくりと堪能する。
 ”かっこう”の胸に耳をつけて、激しく暴れる心臓の音を聞いていると、彼が唐突に言った。
「ちくしょう……。オレの負けか」
 その言葉に戌子は苦笑する。いったい、何の勝負をしていたのやら。
 だが、真剣勝負であったことは間違いなかった。
「いや、ボクもあぶないところだった。キミはなかなか筋が良い」
 戌子は両手を伸ばし、悔しそうにする”かっこう”の頭をやさしく撫でた。ぎゅっと抱きしめて、いいこいいこ、というふうに宥める。その扱いに、彼は逆に気を悪くしたようだった。
 ”かっこう”は力任せに戌子を引き剥がすと、今度は逆に抱きすくめるように胸に抱え込んだ。
 戌子の小さな身体は、そこにすっぽりと収まってしまう。
 なんだか安心して、戌子はふんわりと微笑んだ。
「”かっこう”。……聞いているかい、”かっこう”」

276獅子堂戌子の初体験:2006/08/29(火) 21:02:53 ID:jOn/+LXG

 ”かっこう”が恥ずかしさを隠すように、めんどくさそうに答える。
「……何だよ」
「怪我させてゴメン。痛かっただろう?」
 少しの沈黙。
 あきれたみたいな。
「……最初から、気にしてねーよ」
「そうか……。よかった。うん、よかった」
 戌子は満足げにうなずいた。
 そんな笑い方をすると、戌子はとても幼く見える。
「――実は」
 戌子はとっておきの秘密を打ち明けるように、耳打ちをした。
「他人に心から頭を下げたのは、これが初めてなのだ」
 ……”かっこう”は心底からあきれ返ったように、深く深くため息をつく。
「なんだね、その反応は」
「いや……お前、あちこちで敵作ってんだろうなあ、と思って」
「問題ない。戦士には敵が多いものだ」
「そうじゃなくてな……」
 ふ、と戌子は不適に微笑む。この目の前の少年は、周囲の目を欺いて弱虫のふりや、平凡な人間のふりもできることだろう。だが、それは戌子のやり方ではないのだ。
 戌子は落ち着いた様子で衣服を整えると、よっ、と掛け声をかけて軽やかにベッドから飛び降りた。
 愛用のホッケースティックを今度こそ手元に取り寄せ、”かっこう”を振り返って言う。
「早く元気になりたまえ、相棒。退院したら、もっと色々教授してあげるよー」
 ――まずは、ゴムのつけ方からな。
 そう言い置いて、戌子は病室をするりと抜け出した。
 きっと彼の苦笑が背中に向いていることを知った上で。


 獅子堂戌子の初体験――完了。




END
277名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 21:19:29 ID:jYE7P0l7
GJ!! 戌子がメチャかわいかったです。
かっこう受けもナイス!
278名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 08:57:55 ID:ZhU04I5K
>>272
なかったと思うよ
279名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 10:46:41 ID:z+M3Xn7K
GJ!
戦え!ワロスw
280名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 11:45:53 ID:kKrbV4ip
上手くまとまっている。
ネ申です。
281名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 16:13:22 ID:jXEzstdp
そのチカラ・・・・欲しい!
おつ
282名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 22:57:51 ID:6HOxoKzp
みんなサンキュー

他の書き手さんも来ないかなー……
>>218氏とか帰ってこないかなー……
利菜はキャラ動かないなあ……
宗近に至高のバイブレーターを作らせたい今日この頃

落ち込むこともあるけれど、”まいまい”ちゃんはがんばりますよっ!
ファイトっ、”まいまい”ちゃん!
283名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:08:43 ID:k/n9DyLq
利菜はレイープ路線だと、クリムゾンな「くやしいっ!」展開になりそう。
逆に、原作から離れたifな薬屋ルートに走ると、その辺にあるツンデレもののコピペ改変になりそうw
284名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:19:42 ID:6HOxoKzp
正直に訊くんだがクリムゾンって何ですか? 破瓜?
285名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:22:31 ID:k/n9DyLq
>>284
クリムゾンコミックスのガイドライン 12もの力が出せれば…
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1156973999/
286名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:27:15 ID:6HOxoKzp
d
えろい世界にはまだ俺の知らない言葉がたくさんあるな……
287名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 16:31:40 ID:uQlXl9aT
その辺にあるツンデレもののコピペ改変になるかもってのは同意だがそれでも読みてぇ
288名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 16:47:43 ID:JkHZ2NLr
むしろ元ネタがわからなきゃそれでもGJと言ってしまいそうな俺
289名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 17:02:12 ID:VmEZm6yY
まるで関係無いが、無性に“兜”を絡めたのが読みたくなってしまった。
自分に文才無いのが恨めしや
290名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 17:36:06 ID:wmtsF+fz
素で忘れてた
そういや、そんなやつもいたよなw

文才は問わずですよ
ネタだけでもどうぞー
291名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 19:18:48 ID:b6w203V3
お気にせずうpに期待!
292名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:57:25 ID:SeWn7qne
>>289の要望にこたえているのか、いないのか。微妙なものを投下

注意事項
・エロ一切無し

・兜が馬鹿

・文章能力皆無













『兜』の独り言




低いテンション、高い任務成功率。俺は東中央支部のいぶし銀、“兜”。
普段は物静かに構え、いざ任務とあらば、『必殺!!ツノロケット(多連装)』が炸裂する。俺はいぶし銀“兜”。
地味なのは分かっている。だが俺はいぶし銀、控えめかつどっしりとした存在感が俺の売りだ。
『二重人格バイオレンスお嬢様』等とインパクトで勝負する気は無い。というか無理。

ここ最近の俺の活躍は
「ふゆほたる捕獲」
失敗。重傷を負う。
「ディスク受け取り」
撃墜されてリタイア。

念の為に言っておく。俺はやられ役ではない。断じてやられ役ではない。
何度でも言おう、俺はやられ役ではない。いや、本当に。
む?支部長代理から連絡だ。

「“兜”さん、至急指定した場所に、“かっこう”さんの援護に向かって下さい」

「了解」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「ちっ、“かっこう”!先に行け」

もう一度言おう。俺はやられ役ではない。気が、する、ような…


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ついかっとなってやってしまった。今は反省してる。
293名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 03:31:36 ID:4LZWClA5
兜カワイソスwwwwwwww
GJ!ワロタよwwwwwwww

>>242


 放課後の誰もいない教室。
 利菜は大助の机に歩み寄り、ぼんやりと夕日を眺める。
 何かを思い出しているようだ。
 手の中の表彰状を、ぎゅっと抱きしめる利菜。

「く、薬屋のバカ……。なにが『ひょー、しょー、じょー!』よ。あんな大声で……」
「……ばぁか(くす)」

 ひとしきり思い出し笑いをして、ため息をつく。

「どうせ……。だって、虫憑きなんて……」

「もし私が虫つきじゃなったら……。薬屋とそういうことになってても、おかしくないのかな……」
(……なんて、こんな天邪鬼じゃダメか)

 利菜は何を思ったか、さっと姿勢を改める。
 きちんと足を揃え、決意を込めて、大助の机を見つめる。

「……好き」
「薬屋君、貴方のことが、ずっと好きでした……」

 もちろん、そこには誰もいない。

(ばかみたい)

 利菜は大助の机をそっと撫で、しばし、空想の中で遊んだ。
 恋人同士のように腕を組んで町を歩くふたり。
 甘えたりあきれたりのじゃれあい。
 暗いところで密着したり……。
 激しく……キス、されたり。

(……なんか……ヘンな気分になってきた……)

 利菜は大助の机にお尻を乗せて、自分のそこにこっそり触れてみた。

(うそ……濡れちゃってる……)

「ん……く、はぁ……」

 くちゅ、と自然に中に指が滑り込んでいく。
 気がつけば、夢中になって自慰に耽っている利菜。
 そこが大助の机の上だということを思い出して、利菜は赤面した。

(やだ……こんなところで……私)

「ふああ……」

 目を閉じ、大助の指で犯されているところを想像する。
 こんなところ誰にも見せられない……。そう思うと、余計に興奮してしまう自分がいた。

「あん……大助……激しい……」

 そのうち指では物足りなくなってきて、利菜はもっと硬いものが欲しくなった。
 賞状の筒……は、だめだ。汚したりしちゃいけない。
 なにか……なにかないだろうか。
 利菜は切なそうな様子で見回すが、教室にはその行為に都合の良いものはみつからない。

「もう……薬屋……いじわる……」

 利菜は代償を求めるように薬屋の机に抱きついた。ひんやりした無機物の感触。
 利菜は想像の中でそれを大助の肉体と入れ替えた。
 硬くて平らかな胸に抱かれているのだと、そんな空想をしてみる。

 その「胸」に頬擦りして、そっと口づける。
(……変態だ……私……)

 机の縁を撫で、そして、その角の尖っているところに触れる。
 ここは……もちろん、あの、あれなのだ。

「……だいすけ……」

 利菜は少しの冒険心と好奇心、それに酔狂の気持ちで、そこに自分の秘所をあてがった。
 下着ごしにクリトリスを当て、くん、と腰を使う。

「あ、んん……」
(いい、かも……)

 きゅ、きゅ、きゅ、きゅ、と自分に良いリズムで、利菜は机の角に股をこすりつける。
 利菜は学年でも評判の美少女だ。自分でも、人気があることは知っている。
 それが……、顔を真っ赤にしながら、こんないやらしい行為をしていると知られたら……。
 大助にこんなことバレたら。

 その羞恥心が、利菜を絶頂の高みに持ち上げていく。

「あ……あ……ああ…………っ……っっ!」

 机の上にはスカートのプリーツが広がっている。
 その下のひそやかな空間で、しなやかで長い利菜の太ももが痙攣する。
 湿った、淫らな匂いの空気が尻に纏いつき、淫靡な気分を増長させる。
 生々しい性の欲望が利菜の中心を貫く。

「――――っ ……は、ぁぁ……」

 ガタン! と大きな音がして、机が倒れた。
 利菜はそれにも気づかずに、ぼんやりと放心している。
 脚の力が抜け、お尻からへたり込んだ。

(……あ、やばい、パンツ)

 朦朧とした頭で、そう考える。
 帰りにコンビニかどこかで買っていこう。
 
(……”次は”、替えのパンツを用意しておかなきゃ……)

 利菜はその日から、新しくいけない癖を覚えたのだった。
296164 ◆53kD6zXFSI :2006/09/03(日) 16:49:28 ID:jwr+V8Fm
衝動書き

俺が悪かった
297名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 16:56:57 ID:I7JkB8bv
ちょっキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
GJ!!
神様、あなたに感謝します
298名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 16:58:35 ID:x96UVyyL
こっそり覗いているのが何人も…ふふふ
299164 ◆53kD6zXFSI :2006/09/03(日) 17:35:19 ID:Mz3vKkS8
即レスd

「恋する利菜はせつなくて薬を想うとすぐひとりHしちゃうの」だった
微妙にタイトル間違えたスマソ
300名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 21:24:30 ID:6tsWYbF+
「恋する利菜はせつなくて薬屋を想うとすぐひとりHしちゃうの」

・・・乙!!
301名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 23:22:19 ID:PzB3WBZf
「恋する薬屋はせつなくて利菜を想うとすぐひとりHしちゃうの」
302名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 23:51:28 ID:t6bKJSQv
>>301
利菜乙。
「恋する大助はせつなくて杏本さんを想うとすぐひとりHしちゃうの」
が実情だろうw
303名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 07:05:04 ID:zcHJJ1Wo
GJ

>>302
なんかリアルで嫌だな
304名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 09:33:05 ID:dJcAU9U0
>>300
はうあ!w
いったい何度間違えたら気が済むのかオレ

えーと、今度は大助がしこしこするSSが読みたいという押さえでおk?w
305名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 10:30:04 ID:AIO/XzCZ
で、そこを利菜に見られる、と
306名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 13:57:25 ID:ib/6h2LA
いやむしろ詩歌に・・・・
307名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 18:46:01 ID:AIO/XzCZ
3P突入でハッピーエンド
308名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:44:33 ID:LEcgECBb
それで本当にいいのか
一応言っておきますが、164の中の人はガチで酔狂をする気ですよw


……うん、いや
↑の3Pについてわりと真剣に構想してみたんだが、萌えないような気がするんだ……
309名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:52:33 ID:afEE9rr5
いやいやそう言わずに、口絵にしかない3人でマターリシーンに3pから繋げてくれw
310名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:51:58 ID:vwHT5Tg/
確かにあの口絵実際にはありえないわけだよな。
311名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 19:38:55 ID:3FvEW7of
『ひょー、しょー、じょー!』が『ひー、しょー、じょー!』に見えて焦った
312名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 15:06:57 ID:gdAnhYrk
ハルキヨ×亜梨子とかどうだろう。
摩理への感情の捌け口的に扱われて処女喪失とか私的に好きなシチュだ。
亜梨子(in摩理)×ハルキヨで持て遊ばれるのとかでも面白そう。
313名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:12:11 ID:RWkRKklY
摩理に無理矢理やられちゃう亜梨子も捨て難い
314名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 21:15:44 ID:LCiWWpX/
多賀子がタチで恵那がネコな状況で
その光景を目の当たりにする亜梨子
恵那が確保して多賀子が篭絡

と言うシチュはありきたり?
315名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 21:23:12 ID:uU3NSK7k
一見処女っぽい多賀子のほうが上位なのか
最初は恵那のほうが誘ったけど、次第にM性を開花させられ堕ちてしまったとかそんな感じ?


読みてぇwww
316名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 21:39:07 ID:msMH5zVH
>>313
暴走したモルフォチョウに触手責めされて精神崩壊、しかるのちに肉体乗っ取られですか。
いいね。
317名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 21:45:31 ID:RWkRKklY
> 乗っ取られ

1回目は着衣で「痛い!痛い!」で、2回目は下着で「もうやめてぇ〜」で、3回目は目が虚ろでマグロになりそうだなw
318名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 21:14:34 ID:XCVpSkgm
そういえば触手モノの投下がまだなかった件について
319名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 22:45:25 ID:znaygbQR
好みが分かれるからな。ちなみに俺はあまり好きでない。
正直に言うともうどんな作品でもカモン。
320名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 08:11:06 ID:1rxb/RXL
今までメジャーなタイプのやつしかでなかったからな
今度は触手・集団とかやって欲しいなw
特に霞王でww
321名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 19:55:56 ID:Kh0wIk9/
利菜の成虫化をエロゲ的に捉えると、暴走した七星に死ぬまで触手レイープとかになりそうだ。
322名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 20:46:40 ID:s1oAQeWK
保守
323名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 07:53:57 ID:RkXONEYn
保守…と言うより職人待ちww
324名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 20:17:12 ID:1pMUAcbQ
七巻のヘタレカゲロウのセリフからすると、大喰いと戦った後にかっこう入院してるんだよな?
千晴姉ちゃんはそのときにヤることヤってから出てったんだろうな。
325名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 20:41:53 ID:M/V+ub/1
弟の成長具合を確かめない事にはブラコン失格でしょ。
かわいかった弟が一体どう成長しているのか
326名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 13:25:12 ID:8T5CmLBl
霞王に、いきなりに襲われてボロボロにされたあげく泣かされたとか、
ねねに、ムリヤリひどい事させられて大事なものを奪われそうになったとか、
誤解を招く言い方をされて「お姉ちゃんがまっとうな道に戻してあげなきゃ!」と、自分の身体を使って個人授業をするエロゲ的展開はまだですか?
327名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:11:05 ID:KmLTTV9n
大助「姉弟でやるなんて変だろ!」
千春「変じゃないよ!普通だよ!」

のコンボか。
328名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:39:19 ID:B9TbyzNA
大助「ごめん、覚えてない」
329名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:12:43 ID:4Tt/ZRi5
>>327
それはこの姉弟でエロパロ書こうとしたら避けて通れないな
330名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:12:24 ID:j6wBAAq3
あげ
331名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:09:26 ID:oh5CiePu
>>328
アンチボディ乙
332名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 07:50:17 ID:xgoOixNa
神職人マダー?
333名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 08:58:29 ID:3CXStLca
あいつなら今ゲームやってるよ
334名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 01:01:27 ID:9GC/FpDk
初季が人気無くて残念な限りだ
335名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 06:23:40 ID:h9Xw61o4
初季はキャラや背景が確立されてしまっていると言うか
摩理と似てて他者と関わりにくい感じ

人気はあるが弄りにくいんだよww
336名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 07:20:04 ID:Q4Syvdeo
>>335
初季は一人でやらせれば解決
337名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:34:23 ID:WipQtQoZ
確かに触手2本で自分で前後同時も
相手いるいないも自由自在だけどねw
338名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 21:57:02 ID:eB8QNa1+
一日三回ここを見にくる漏れは中毒ですか?
339名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:27:19 ID:Yq6WZocr
安心しろ
俺は五回は見に来ている
340名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:09:16 ID:9fvNKMnY
大喰い戦後に入院中で意識無しなかっこうの病室を訪ねて



「……ズルいよん"かっこう"、どうして同じ同化型なのにこんなに開きがあるかなぁ?」

微妙な嫉妬心とかそんなんがない交ぜになって逆レイプしちゃう初季。
341名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 01:33:10 ID:qkAtzRmw
大助は虫憑きになったとき、子供だったペニスが大砲になってしまいました。
342名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 06:27:23 ID:O4zIBD8N
>>338,339
新しいレスが付くと知らせてくれるソフトがあるんだからそれ使えよ・・・
といいつつも俺も見にきてしまう・・・
343名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:47:24 ID:YPZMlRQe
>>340
よしお前書け、むしろ書いてくださいorz

>>342
ついついお気に入りから迷い込んじゃうんだよなあ…
344名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:05:30 ID:HBhPBpyX
>微妙な嫉妬心とかそんなんがない交ぜ

というところがイイなw
俺も気がつけば日に何度も見に来てますが何か?
345名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 07:56:04 ID:LpidCW1R
>>340
気持ちはわかるが少しやりにくそうだな…

>>342
俺は携帯からなんだorz



そういや本スレで書けそうな奴出没してたぞ
346名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:40:54 ID:NCBwBppf
騙しリンクや広告の少ない優良アダルトサイトリンク集
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/frontire1017
347名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:07:11 ID:PrvIksnj
霞王でメイドものを書いているけど、エロシーンがなかなか進まない。
29日までに書き上げないと「.hack」が出ちまうからなー。
なんか、途中まで書いて挫折しそうな感じ。
348名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:11:00 ID:15aP4MJ8
頑張れ。内容が想像できんが頑張れ。
349名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:11:35 ID:oidYV/1X
>>347
期待して待ってる。

下半身裸で
350名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 14:40:16 ID:bunhlSRo
エロシーンが本気で進まないので、とりあえず書いてあるやつを出してみる。
351名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 14:41:30 ID:bunhlSRo

「……なにやってんだ、おまえら?」
薬屋大助がリビングに踏み入って口にしたのは、呆れたようなその一言だった。
リビングのテーブルを挟んだ二つのソファーに三人の少女が座っており、テーブルには積み重なったピザの宅配ケースや、ファーストフードが散らばっている。
顔なじみの面々を眺め、肩を落として背中のホルダーから手を離す。
肩にとまっていたかっこう虫が、何処かへ飛び去っていった。
ドアロックが解除されていた事で侵入者の存在に気付き、気配を消しながら臨戦態勢でリビングに踏み込んだのだ。疲れて帰宅した所なのに、さらに疲れた。
「あ、あの、……お邪魔しています」
ジュースを両手で持って、申し訳なさそうにこの中で一番幼い少女が頭を下げる。
Cだ。
溜息を吐きながら大助はCの横を通り過ぎ、空いたソファーに提げていたバッグを置く。
と、Cの顔を見て眉を顰める。
「少し、……痩せたか?」
「え? …………あ」
手を伸ばし、頬を軽く撫でる。
Cは軽く驚いた後、眼を細めて顔を赤らめた。それだけで、ひどく幸せそうな表情に見える。そして、ためらいがちに、頬に当てた手に小さな手を重ねようと伸ばす。
「お帰り。かっこう君……」
「ん……? ああ。久しぶりだな、ねね」
だが、大助がCの頬に手を当てたのは一瞬で、大助を含めたこの中で一番年上の少女の声に振り返った。
空振ったCが、残念そうな、ほっとしたような顔になる。
「はい、これ。今度出るCD……」
「ああ、サンキュ。悪いな」
差し出されたCDを受け取る。眠たげな瞳のねねが、ニコリと笑う。ダウナー系の彼女が微笑むと、そんななんでもない表情がとても嬉しそうに見えた。
大助もまた微笑みかえし、
「……で? おまえは、なにしてんだ?」
二人にかけたのとは違う、冷えた声を残る一人にかける。思えば最初の一声も彼女にかけたようなものだ。
「んあ? …………んっ、むぐ。ちょっと待て……あむっ、ぐ……」
帰ってきた大助に目もくれず、ピザを上品に貪り食うという器用な真似をしていた霞王は、待った、とこちらに手を向けた。
積み重なった宅配ピザのケースは多分、いや、間違いなく彼女一人で食べたものだ。
最後の一切れを、小さな口に魔法のように高速に押し込むと、ナプキンで口元を楚々と拭いて、すっ、と静かに立ち上がる。
ニコリ、と霞王は上品な笑顔を作り、見覚えのあるエンブレムをつけた、ホルス高等学校の制服のスカートをつまんで一礼した。
「おかえりなさいませデス。ご主人サマ」
「帰れ」
一言で斬って捨てた。
352名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 14:43:36 ID:bunhlSRo

「……ぶー」
霞王は、不満そうに口を尖らせると、ドサリ、と立ち上がった時とは違って乱暴にソファーに座り込む。
「おいおい、冷てえなあー……。せっかく愛人様1号、2号、3号がいらっしゃったてのに、その態度はないんじゃねえの?」
「…………誰がなんだって?」
いつもの乱暴な口調には戻って、しかし、いきなり訳の解らん事を言い出した。
眉間にしわを寄せ、頭痛でもするかのような大助の声に、霞王はビシリ、と得意げに親指で自分を指し、
「もちろん俺様が1号!」
「……えっと……2号?」
「え、……あ、わ、私が3号ですか!?」
「番号なんざ聞いてねーよ! 誰が愛人だ、って訊いてんだよ!?」
首を傾げながら自分を指差すねねと、慌てるCを無視して、霞王に怒鳴る。
霞王は愉快そうにケラケラ笑うだけだ。
いい加減、本当に頭痛を覚えながら大助はブレザーを脱ぎ、ホルダーを外してバッグの上に放り投げる。
そしてネクタイを緩めながら、三人を置いてさっさとリビングを出ようとする。
「あれ、どこ行くの?」
「シャワー浴びんだよ。今日は、クラスの付き合いで大人数のボーリングやって汗かいたんだ」
「んー? …………あ、例のストーカー任務か」
「……監視任務だ」
嫌そうに振り返る大助に、霞王は変わらず笑う。
「わざわざクラスに紛れ込んで、女子高生一人をつけまわすんだ。ストーカーで十分だろ」
「あのな……。んな言い方したら、監視任務全般がそうなっちまうだろうが」
「つけまわす人物の性別と、その対象に問題があるんだよ。今からでも替わってやろうか? ここ一年で、俺様って意外に監視班に向いてる事が分かったし」
「お前、アレが参考になるとでも思っているのかよ……」
うんざりしながら言うと、外したネクタイを放り投げ、ソファーの背もたれに引っ掛ける。
ちぇー、と唇を尖らせていた霞王は、ふと、思いついたかのようにソファー横に置いてある紙袋をゴソゴソと探り出した。
「でもまあ、ちょうどいいや。シャワー浴びてる間に俺様たちも……と」
ふんふん、と鼻歌を口ずさむ霞王を横目に、大助は浴室に向かう。
「……なんか知らんが、嫌な予感がするな」
シャツのボタンを外しながら、ぼそりと呟いた。

353名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 14:46:31 ID:bunhlSRo

風呂上り。
大助は、寝巻き代わりの大き目のYシャツとジーンズでリビングに向かう。
ドライヤーを使わずタオルで拭いただけの髪は、まだ少し濡れていた。
ラフな格好ではあるが、女性の来客ということでこれでも気を使っている。普段より胸元のボタンを一つ多く締めている程度の気遣いだが。
シャワー浴びてる間に帰ってくれたかなー、でも、んな訳ねえよな、と思いながらもリビングに戻ると、

メイドがいた。

「…………なにやってんだ。おまえら?」
帰ってきた時と同じ言葉。ただし、こちらは若干引きつっている。
目の前に、三者三様のメイド服に身を包んだ霞王、ねね、Cが居る。
ミニのワンピースの上にエプロンを二枚重ね着して、長い手足に長手袋とオーバーニーソックスを着けたクラシカルなウェイトレスのような印象のねね。
白と黒が目立つようにエプロンやカチューシャを調整し、ふんだんにあしらわれたフリルと背中の大きな飾りリボンが目立つ、ゴスロリ風のC。
そして、意外にもフォーマルな霞王。
二人に比べ黒が占める割合が多く、シックなデザインだ。フリルにベロアのカチューシャで留めたヘッドドレスを着け、ハイネックのレースのワンピースの上に長めのエプロンを重ねて落ち着いた雰囲気を醸し出している。
「では改めて……」
ニコリ、と霞王が上品な笑みを浮かべ、先ほどと同じようにスカートをつまんで優美に一礼した。
「お帰りなさいませデス。ご主人サマ」
「う……」
恥らいつつも頭を下げるCと、そつなく礼をするねね。霞王と同じようにスカートをつまんで一礼する。
ちょっとした混乱と、三人の姿に赤くなり、大助は思わず後退りしてしまう。
一礼し、下げていた頭を上げると霞王は、その姿を見てニヤリと笑う。
「ケケケ。やはりメイド萌えか」
邪悪な笑いである。
大助はひるみながら、問いかける。
「な、なんなんだよ……。その格好は?」
「いや、好きだろうなーと思って。嬉しいだろ」
「う、嬉しくねえよ! つか、別に好きじゃねーよ!」
「――ぷっ」
霞王は口元に手を当てて笑う。一瞬ならず目を奪われていたのを見抜いている顔だ。
「誤魔化すなって。行く度胸も無いのに、メイド喫茶のチラシを大事に仕舞ってんの知ってんだぜー」
「なっ!!」

超絶句。

「な、な、なんで知ってんだよ!?」
「こないだ『泊まった』時に見つけた。エロ本探しの対策は万全だったみたいだけどなー、ある意味もっと恥ずかしいもんを見つけちまったぜ」
やれやれ、と言いたげに首を振る霞王。
死ぬほど動揺しながら残りの二人を見ると、Cは顔を赤らめながら逸らし、ねねは何も考えずにニコニコ笑っている。
「だ、大体、どこで手に入れたんだ。そんなもん」
「俺様が通っているのはお嬢様学校だぜ。うちの彼氏がどうしてもメイドプレイがしたい、って土下座して頼むもんだから何とか出来ないかって頼んだんだ。みんな『きゃー』とか嬉しそうに叫んで色々持ってきてくれたぜ。終わったら感想聞かせてねー、とか言ってた」
お嬢様学校とはいえ、そーいうのに関する好奇心は普通の女子高生と変わらないらしい。
いや、お嬢様学校だからか。普通の女子高生なら引くだろうそれは。
「つーか、色々あんのなー。メイドファッションなんて、向こうじゃ聞いたこともねえのもあるらしいし。まあ、おまえみたいな嗜好の持ち主がそんなに多いってことか」
スカートをつまみ、くるりと回って再びケケケと笑う。
大助は多量の汗を掻きながら高速で脳内に言い訳を展開させているが、何を言っても墓穴を掘る気がしたので結局口元を引きつらせるだけで終わった。
「あ、あの……」
Cの声に顔を向けると、一歩近寄って声をかけてきたにも関わらず、赤面しながら俯いた。
そのくせ、何か言いたげにチラチラと此方を伺っている。
鈍いだのなんだの言われる大助だが、流石に何を求めているのか察しがついた。
354名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 14:47:28 ID:bunhlSRo
「ああ……。なんと言うか、その……」
『可愛い』ではゴスロリ風の衣装に甘すぎるし、『綺麗だ』では彼女の愛らしさが足りない。
『可憐』という言葉が浮かんだが、
「まあ……、似合っている」
結局、無難な言葉を口にする。
優等生を気取る“薬屋大助”なら口にできたかもしれないが、素の状態で言うには抵抗があった。
代わりといってはなんだが、手を伸ばして頭を撫でる。
なんだか厳しい言葉をかける以外は毎回こうしてるなー、と思いながらも、この年頃の少女には頭や頬を撫でるぐらいしか思いつかない。
「あ……、ありがとうございます!」
どこか疲れた印象を持ったCだったが、それらを吹き飛ばすように顔を上げて輝かせると、嬉しさと照れを混ぜ合わせながら顔の温度を上気させる。
その愛らしさに思わず微笑む。
それは最近まで彼にもっとも近かった、同じ屋根の下で暮らして少女でも滅多に見られなかったものであり、彼本来の整った容姿が表に出た、優しげで柔らかな微笑みだ。
「かっこう君、かっこう君……」
ちょいちょい、とYシャツを引っ張られる。
じー、とこちらは、いつもの眠たそうな目を心なしかワクワクさせているねねと目が合う。
こちらの方は察するという以前に、露骨に要求されている。
苦笑する。
「そっちも似合っているよ。なんかスマートな可愛らしさ、っていうか、そんな感じだ」
今度は思ったことをそのまま口にする。
実際、服の可愛らしさと、長手袋とオーバーニーソックスで包んだすらりとした手足から感じる印象はそんな感じだ。
「……やった。……好感度アップ……」
小さくガッツポーズを取った。
どこまで本気か判らないが、とりあえず嬉しそうではある。
「じゃ、じゃあ、その……。お食事の用意が出来ていますから、どうぞ、お、お召し上がりください」
上気させた顔のまま、照れながらも、慣れぬ言葉遣いでCが頭を下げる。
苦笑したまま大助は、ソファーに腰掛ける。
「ありがと。じゃあ、一緒に食べるか」
向かいのソファーにCとねねが座り、大助はテーブルの上のファーストフードに手を伸ばした。
「あれ? ……おーい、俺様は?」
自分を指差しながら首を傾げ、不思議そうに霞王が訊いて来た。
「ノーコメント」
明らかにさっきの事を根に持った声で、素っ気無く言う。
「んーだよ、つれねえなー。俺様のメイド服に視線釘付けだったくせに。なんか、二人のとは違ってエロスを感じたぜ?」
「だ、誰が釘付けだ! それに、エロスってなんだ、エロスって!」
少しばかり動揺した声を上げてしまった。
つまり、まあ、ちょっとだけ図星だったりするのだが。
「あーあ。つまんねーのー」
言葉通りつまらなそうに同じソファーに腰掛け、再びピザに手を伸ばそうとする霞王を、チラリと横目で盗み見る。
不機嫌さの中に、少しだけ寂しさみたいなものを見た気がする。
まあ、錯覚なんだろうが…………、それでも、素直な感想が口に出てしまった。
「……まあ、おまえが一番俺の好みではあるんだがな……」
ぼそり、と前の二人に聞かれないように、出来れば霞王にも聞こえないように、独り言で済ませる大きさで大助は呟いた。
ピザを持って口を開けたまま、虚をつかれたように霞王がこちらを見る。
素の表情で目を瞬かせ、次に俯きながら低い笑いを零し始めた。
「……おまえって、ホントーに………アレだよな。そーゆーのを天然でやるんだからよ」
そう呟くと、お尻一つ分移動させて大助にゆっくりしな垂れかかる。
「うわ、なんだよ」
前の二人の目を気にして慌てながらも、迷惑そうに言うが、霞王は気にせず耳元で囁く。
「こーの、女泣かせめ。…………元からそーゆーつもりだけど、今ので完全にその気になったぜ。わざわざメイド服持ってきたんだ、今日は色々サービスしてやるよ」
「…………う」
上機嫌に、艶やかな声で囁かれる言葉に、大助は少しだけ赤面する。
そして、前の二人が気になって目を向ける。
Cは二人の“イチャついてる”姿に、拗ねたように口を尖らせ、ねねはそ知らぬ顔でジュースを飲んでいる。
いや、ねねの方は、チラリと片目でこちらを見た気がした。

355名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 14:57:25 ID:bunhlSRo
とりあえず、bug後一巻前のお話という事で。
本編でこの三人とどういう関係になっているか解らないけど、こんな感じで会ってたらいいなー、みたいな感じで。
356名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 15:46:32 ID:H3E7j+BU
>>355
GJ!
良かったよ
357名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 16:58:27 ID:v9Qj5uFI
うーん、このままエロが見たいw
キャラの選び方が良いな
wktk!!!
358名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:16:50 ID:WhMPzXhd
Good Job
359名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 19:07:32 ID:HGsMXVtZ
>>355
GJ!
霞王だけかと思ったら、Cとねねまでもかw

超期待して待ってるっ!!
360名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:57:07 ID:vGECrikD
やっべ、もうおっきしてる俺は早漏なのか…w?
361名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 00:07:54 ID:ze+e1GGk
大丈夫、おれもだ。人選が素晴らしい!最高のコラボだ!つづき期待シテマ(´д`)β
362名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 01:10:08 ID:9mR9Aj2D
C→ねね→霞王→C→ねね→霞王……
このコンボ最強だ!!
363名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 15:30:25 ID:ejn+XjEZ
エロシーンがちっとも進まないのに、なぜかこんな小ネタを思い付いた。




大食い戦後。
入院している大助を見舞いに来る女性陣。
もじもじしているCに冷たい事言って泣かす大助。

「……ひっく…………う、ううぅ〜〜……!」
涙を浮かべて唇を噛み締めるC。
次の瞬間。
バキッ
ドカッ
ドスッ
ガスッ
ギュウ〜〜〜!
と、霞王の拳が顔面を殴り、初季の回し蹴りが後頭部を直撃し、千莉の杖が鳩尾に突き刺さり、ねねの肘がコメカミを穿ち、千晴の指が脇腹を抓り上げる。
「お、おまえらな……、って痛えよ! いつまで抓ってんだ千晴!」
「大助! お姉ちゃんはあなたをそんな子に育てた覚えはありません!」
「俺もお前に育てられた覚えは無えよ!」
今度は千晴が涙目になる。
「そうだよね……。今までずっと忘れてたんだもん、お姉ちゃん失格だよね。…………う」
「う?」
「うえ〜〜ん!」
いきなり大声で泣き出した。
「うわ〜〜ん!」
つられて泣き出すC。
遠巻きにヒソヒソと話すその他。
「うわ、信じらんねー。また女泣かしやがったあの野郎」
「え、大クンって、そんなに女の子を泣かしてるんですか?」
「……(コクン)……、私も昔ムリヤリ酷い事させられて泣かされそうになったわ……」
「うわ、それって最悪だよん。アタシも気をつけなくちゃ」
「ボクも最近、不覚にも泣かされてしまったぞ。まったく元相棒として恥ずかしい限りだよ」
「どうやらご主人様の躾が足りなかったようね……。後でお仕置きね、エロ大助」
「薬屋のやつ〜……。詩歌の事があるから、私、身を引いたのに。他の子にもそんな事してるなんて……。もう……!」
「……かっこう君と大助君が同一人物だって知らないの、私だけなんだよね。メインヒロインのはずなのに、全然会わないから影薄いし……。もしかして私、騙されてるのかなあ……」
「なんでお前らいきなり仲が良いんだよ! って言うか、明らかにこの時点でここにいちゃいけないのが混ざってるぞ!」
『うあーん!!』
「うがあーー!!」




……さっさと続き書こ。
364名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 15:39:13 ID:xn/4aiFd
>>363
これはこれで面白いw
頑張ってくれ
365名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 18:11:26 ID:z0vgDrgK
期待待機
366名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 08:43:58 ID:h5z0iakH
禿しく同意
367名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 12:39:27 ID:g5xABLKB
wktk
368名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 19:08:44 ID:FvhLsfxW
「千晴」
「ん?何?どうしたの大助?そうだ!せっかく二人っきりなんだから久々にエッ(ry」
「なぁ、普通の姉弟ってセックスしたりしないらしいんだけど?」
「な……、す、するよ!普通だよ!」
「柊子さんに言ったら顔真っ赤にしてたぞ」
「……でも、初めての相手がお姉ちゃんだっていうのも(ry」
「騙したな?」
「私だって処女だっ(ry」


               「     騙 し た な ?   」 




言葉巧みに幼い大助の童貞奪った千晴姉ちゃんマジ外道。
369名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 19:42:04 ID:3mAcGJF1
>>368
お姉ちゃんが素で可愛いと思った
なんか邪悪なオーラ背負ってるかっこうが普通に連想できてワロタ
370名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:31:07 ID:/7aPDaVP
やべ……おまいら殴らないで聞いてください。






 C っ て 誰 だ っ け ?
371名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:42:23 ID:FvhLsfxW
      ボコボコにしてやんよ
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
372名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:21:32 ID:GokQ3POm
三巻から読み直せ


………病院のベッドでな
373名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:56:44 ID:a7WlC8ie
C=エリィ
374名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 05:27:04 ID:CXQDoE12
最新のザスニを読むのですよ
375名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 11:02:33 ID:e4ObYDOW
ょぅじょ?
376名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 15:21:00 ID:2T2uZM+h
ょうじょ
377名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 18:18:25 ID:sdbfmdc7
ょうじょ!
378名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 19:16:33 ID:u71lP8dM
いやいや Cはょうじょ違うだろ。外見はともかく年齢は………あれ、いくつだっけ?
境界線はよくわかんないけど、ょうじょ言うならbug2巻プールに行ったときの娘っ子の方だろ
379名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 06:54:08 ID:oIADbl4c
何言ってんすか“C”は昔も今も小学生のょうじよっすよ
ちなみにbugでは語尾に〜もん。が付くほどの幼さを発揮してるw
380名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:53:03 ID:l4a05rNf
「あぅ…………、ビリビリして気持ちっ――――!!」


自分の虫使ったオナニーは基本だと思うんだ
381名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 11:57:01 ID:Whzrpi/a
「――うっ」
大助の○○○に触手が絡みつき、扱きあげる。



こうですか?
382名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 15:25:27 ID:DDKStTsb
誰か千莉を
大助x千莉x寧子を頼む


…マイナーすぎ?
383名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 19:01:38 ID:1AlJzbrz
千莉と寧子って全く接点がないよなぁ
384名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:59:44 ID:EOQ+gIle
「ほらほら、大助。お姉ちゃんのせくしーぽーず見て見て!あんなカタコトの金髪暴力女とか
目が見えないのを良い事にに大助にすがり付いてくる女狐なんかよりよっぽどないすばでーだよ!」

「・・・・・・・・・・・・。」

「なんか言ってよ!恐いよ!な、なにその『やっぱ殺した方が良かったかも』みたいな目は!大助反抗期!?」

「誰が反抗期だ、とりあえず死にたくなかったら服着ろ、服」

「うわあーん!やっぱり反抗期だ!お姉ちゃんはそんな子に育てた覚えはありません!」

「俺も育てて貰った覚えはないな、つーかでかい声でお姉ちゃんとか言うな。只でさえ今は状況が緊迫してる中
妙な事吹きこまれても迷惑だ」

「ざーんねーんでした!大助とお姉ちゃんの関係は前回の学校での運命の再開を皆に羞恥プレイされた時点で
特館?だっけ、ともかくこの組織には完璧に筒抜けなんだよ!」

「んだと?」

「さっきそこにいた白服の金髪女に聞いたけど私達の再開シーンはなんか録画されて全国の支部にリアルタイムで生中継なんだよ!
つまり私達の関係は組織のお墨付き!これで大助は名実と共に私のもの…って大助どうしたの?なんか死にそうな顔してるけど」

「詩歌…『自分の居場所を守る』って夢…守り切れなかったよ」



中途半端なのは妄想垂れ流しだから、つーかオチが思い付かなかった
385名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 01:32:26 ID:iia6ZAJm
今回のbugでねねに萌えた人は少なくないはずだ
386名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 13:53:29 ID:HypZBwyK
つか、かっこうとの関係が大勢にばれると千晴はいろんな意味で危険だと思うぞ?
おもいっきりかっこうの弱点になってるし、本人に戦闘能力ないし、かっこうへの復讐のために殺されるか、人質にされるか……
ん?このスレ的に、これで一話作れるのか?
387名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 07:44:17 ID:GGyL+lQv
霞王が千晴人質に
「私をイカせたら千晴は解放してやる」
というツンデレ発言に期待
388名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 11:13:14 ID:8Icqugyf
どう考えても途中で3P移行しか思い付かない俺は何かされたようだ
389名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 12:16:06 ID:KQulHYHG
>>388
大丈夫、お前は正常だ
390351:2006/10/03(火) 22:58:48 ID:K8aL4mKf
なんだか諦めた方がいい気もしてきたぐらいエロシーンが進まない、
特殊型三人娘のメイド話の続きです。
391351:2006/10/03(火) 23:00:21 ID:K8aL4mKf

食事といっても霞王があらかた食べてしまったので、残ったのは冷めたハンバーガーや萎びたポテトや氷の解けたジュース、齧りかけのピザぐらいだ。
まだ食い足りないのか、霞王はピザの宅配チラシを眺めている。
「ねえねえ、ピザと一緒に野菜スティック頼んでいいデスカ?」
「キャバクラかよ」
どちらかというと、イメクラだ。メイド服の意味がまるで無いが。
「そんで、一体なんの用なんだよ?」
「ん〜?」
この三人は中央本部の上位局員だ。
その中でもCは秘種二号という高い機密性を持つ虫憑きだ。一号指定とは言え火種でしかない大助よりも、重要度は高いのかもしれない。特に最近の、大助に対しての扱いづらさを露骨に見せるようになった中央本部にとっては。
どちらにしても、古巣と言えど反抗的な東中央の上位局員に彼女たちが接触するのは、中央にとって好ましくない事態のハズだ。
「別に〜。単に遊びに来た、ってだけでもあるんだがな……」
結局チラシを放り投げた霞王は、向かいのソファーに視線を向ける。
いつの間にかCが寝息を立てていた。
先ほどから眠そうに目を瞬かせていたが、既に限界だったらしい。ソファーにもたれかかり、行儀よい姿勢をわずかに崩すように寝ている。
疲れていた様子だったが、寝顔は意外と穏やかだ。
何か、“嬉しい”事でもあったのだろうか。
気がついたねねが、起こさないようにゆっくりとソファーに横にして、席をずれる。
小さいCの体では横にしても、詰めれば十分座ることが出来る。
霞王は小さく笑って、
「Cの奴がよ、本部の方でなんか面倒くせえ事に巻き込まれてるみたいなんだよ。こいつ頑固だから訊いても答えねえし、まあ、気分転換になるんじゃねえかと思ってな……。連れ出した」
「……無理やりか?」
「ああ、無理やりな」
その無理やりは、きっと戸惑っただろうCだけの事ではないだろう。止めようとした周りの局員も含まれているハズだ。
愉快そうに笑う霞王に呆れながらも、笑ってしまう。
任務を冷徹に遂行する大助だが、自分を縛る規律は毛ほども守る気を見せずに平然と破る。ただの自分勝手に思えるが、あくまで特環に従うのではなく特環に所属しているという意識の大助には、霞王の行動は諌める対象ではない。
「……えっと……何か、無い?」
かけるものを探しているのか、ねねが訊いてきた。
隣に置いたブレザーを引っ張り出し、手渡す。
「ん……」
小さな体に掛けられたブレザーに、Cが軽い寝返りを打つ。ブレザーを下敷きに小さく顔を埋め、頬を擦り付ける。だが、ブレザーの持ち主が誰か解っているのか、まるで安心したかのように口元を緩ませて、再び寝息を立て始めた。
「……あ、よだれが付いちゃった……」
「……拭いといてくれ」
前にもこんな事があったなー、と思いながら大助は答えた。

392351:2006/10/03(火) 23:04:56 ID:K8aL4mKf
霞王、じつは良いお姉さん説を支持。
次のbug話で、この二人を絡めてくれると嬉しいんだけど無理かなあ。
393名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 08:05:59 ID:CYrmNjCh
GJ!
ヤベー、3人共かわいすぎる
ロリコンに目覚めたらどうしてくれる!!!
394名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 12:51:59 ID:rylUigXO
GJ!だよ
別に無理してエロシーンに持っていかなくても良いんじゃないかな
今のままでも面白いから
395名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 14:50:44 ID:bkju98ly
ああ、浮上。
396351:2006/10/07(土) 16:22:40 ID:PfPtd1+/
なんとか進み始めたけどまだまだ書き終わらないエロシーンは置いといて、続きです。
397351:2006/10/07(土) 16:23:26 ID:PfPtd1+/

雑談は続く。
霞王が話し、大助が適当に話を合わせ、ねねがゆらゆらと相槌を打つ。
任務内容、最近の中央と東中央の動き、などから、ねねの新曲や、最近行ったうまい店など、のべつまくなく思いつくままタベる。
そうこうしてる内に、話が霞王の学校生活―――――ホルス高等学校のことになった。
「なーんか、弱えくせして鬱陶しい奴もいるが、概ね順調だぜ」
言葉通り、鬱陶しそうに顔をしかめながら霞王は言った。
ねねもCと同じく疲れているのか、うつらうつらと小さく頭を揺らしている。
「そうかよ」
気の無い返事で大助は相槌を打ち、テーブルに手を伸ばす。
霞王はポテトをつまんで口に運び、大助はジュースを口につける。
「――――」
ほんの少しだけ沈黙が生まれ、その隙を突くように。

「訊かねえの?」
「何をだよ?」

ぼそりと呟やかれた言葉に間を空けるでもなく、大助は素っ気無く答えた。
頭を揺らしていたねねが、何かを感じたのか小さく面を上げて二人に眠そうな目を向ける。
何を言いたいのか。
その質問の意図を理解しながら、なお、不自然の無い大助の答えに、霞王がポテトを銜えたままチラリと視線を送ってくる。
素知らぬ顔でジュースを飲んでいると。
霞王は自分の膝に肘をつき、顎を乗せてこちらを、じー、とポテトを銜えたまま見つめてくる。
猫のような目をした彼女にそうやって見つめられると、まるで本物の猫に見つめられているような気がする。
つまり、猫がよくやる、感情の読めないこちらを見定めようとするあの目だ。
猫の視線の霞王と眠たげな目のねねの、感情の読めない二つの視線を無視したまま大助は、飲み終わったジュースをテーブルに置く。
それを見て、ねねは目をとじて小さく微笑み、霞王は拗ねた様に下唇を突き出して上下させていたポテトをパクリと食べる。
そして、飲み込んだ後、
「…………フン」
小さく笑った。

398351:2006/10/07(土) 16:26:37 ID:PfPtd1+/
とにかく短いですけど、今回はこんな所で。
ちなみに私は、“彼女”はムシに関する記憶のすべてを無くして『千晴と同じ』になっている展開を希望してます。
399名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 20:55:09 ID:QmtkG6cl
なんかちょっと切なくなった…
恵那や多賀子のその後も気になるよねぇ
400名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 02:09:59 ID:bWKyw6HB
保守
401名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 17:38:15 ID:JvWj2wXB
くされ縁の初季と霞王で百合……

書けねえな、やっぱり
402名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 19:23:04 ID:jHd97BSX
bug2 夢焦がす魔人 ハルキヨ戦後
霞王「心身ともにボロボロって感じだな、慰めてやろうか?優しくしてやるぜ」
かっこう「頼む」
霞王「なんだよやっぱりお前オレ様の事嫌i・・・・・・へ?」
かっこう「頼むって言ってるんだよ」
霞王「・・・・・・・・・頼む?」
かっこう「そうだよ」
霞王「・・・・・・・・・・・・・・tanomu?」
かっこう「…お前の国ってローマ字使ってたっけか?ともかくこんなこと、何度も言わすな、
お願いするって言っt「ま、ままてまてまてまてまてまて頼むってお前慰めるってのは
べ別にコの場合比喩表現だとか隠語だとか擬人法だとか倒置法だとかだとか
そういうあっち向けの話の事じゃないデスデスからてめえが期待してるような事じゃだけど
そっち方面の意味でも実際はやぶさかじゃないデスよだとか寧ろ来いだなんて思ってない事もない事もないデス
から襲われたらそのまま流されても良いなあとは思ってなくもないからだけど最低限屋内の方が良いなあとは希望してみたりするけど
つまり言いたい事は、
てめえを殺して俺も死ぬ!死ね!!オレ様を堕落させたメフィストフェレスが!」
かっこう「ちょ、ちょっと待て、俺疲れてるからマッサージ頼んだだけなのに
なんで殺されなきゃいけない、というか次巻のネタを使ってんじゃねえよ!」
霞王「問答無用death!」

なんとなく思ったけど霞王って(あっち方面の)不意打ちに弱そうだよね
403351:2006/10/11(水) 21:45:35 ID:Xm5Q6ObQ
ようやくエロシーン(の入り口)に突入。
ただしエロくないんで御勘弁。
404351:2006/10/11(水) 21:47:51 ID:Xm5Q6ObQ

「さーて、と」
伸びを一つしながら、霞王は口を開く。
「都合よくCの奴も寝ちまったし、……するか!」
やたらめったら笑顔である。
「……するって、何をだ。…………ああ、いや、やっぱ言わんでいい」
なんだか直接的な言葉が返ってきそうなので、大助はあわてて言葉を直す。
そのため大助に答えようと開けていた口を霞王は閉じる。
だが、すぐに口を開けて笑う。
「適当な所でタクシーで帰らせて、俺様は泊まろうと思っていたからな。ある意味、手間が省けたぜ」
そして、残った一人に横目で視線を送る。
「お前はどうすんだ?」
「……え、え? ……ええぇ……?」
事態が飲み込めないように、目をぱちぱちとしていたねねが、やけにスロウリーに驚く。
そして、彼女にしては珍しく慌てたように首を振る。
「……え、いや、あの……わ、私は、そんなつもりじゃ…………でも、あの……」
頬がじんわりと赤く染まっていく。
俯くねねに、霞王が呆れた様に鼻を鳴らす。
「なーに言ってんだよ。こいつの家に行く時点で、お前だって期待してなかったわけじゃねえだろ?」
「……だ、だって、Cが一緒に行くって言うから…………そうゆうのとは、違うと思って……そ、それに、ほら……」
ぽそぽそと呟く。
そして、ふとしたことで親の情事を覗き見てしまった幼女のような上目遣いで二人を見ながら、
「……さ、三人で……す、するの……?」
「“さんぴー”ってやつだな」
恥ずかしげに言うねねに、事も無げに霞王が言い放つ。
「さすがに、俺様も初めての経験だな。まあ、いいんじゃね? 参加するのがお前なら俺様は文句はねえよ。…………ま、双子を食っちまった事があるこいつには、誰であろうと関係ないと思うがよ」
「あ、あのなあ……」
冷たい言い様と視線に大助は口を開き、そこから抗議やら何やらを取り出そうとするが、結局気まずげに視線を逸らす。
405351:2006/10/11(水) 21:48:31 ID:Xm5Q6ObQ

「……う、ううぅ〜……」
ねねは体を縮めこませ、ミニのワンピースのスカート部をきゅっ、と握る。
耳の先まで赤くなり、顔を伏せる。
やがて、つっかえながら、
「……じゃ、じゃあ、その…………シャ、シャワー、浴びてくる……」
そう恥ずかしそうに言うなり、彼女にしては機敏な動きで立ち上がる。
そして、赤い顔を見られないように俯いたまま、タタタ、と小走りにリビングを出て行った。
「…………それじゃ、このカッコしてる意味ねーじゃん」
頭のヘッドドレスを弄りながら、霞王は呟いた。
大助は頬を指で掻くだけで、何も言わない。
ふと、二人の視線が合う。
二人だけ。
霞王が少し動揺したように、頬を染める。
「さ、先に始めてよーぜ。……ベッドルームに行ってるな」
動揺を隠すように立ち上がり、ねねと同じくリビングを出て行ってしまう。
何が何やら。
「あー……」
こちらも赤くなりながら、うめき声だか何だかを漏らす。
積極的にどうとは言わなかったが、大助もまた期待していたのが明白だ。
「いや、ほんの少しだけだけどな……」
誰に対する言い訳だかを呟いて、照れたように口元を緩ませる。
と、不意に、
「……ぅうんっ…」
「っつ……!!」
聞こえた声に心臓が跳ね上がる。
強張らせた顔のまま、声の方にギシギシと機械仕掛けの動きで振り向いた。
Cが眉根を寄せながら、寝返りを打っていた。大助のブレザーを、まるで抱きしめるようにしている。
唸るように声を漏らしていたが、すぐに穏やかな顔で寝息を立て始めた。
胸を撫で下ろす。
「な、何なんだろーな、この後ろめたさは……」
頭を掻きながら苦笑し、大助も立ち上がる。
そして、リビングから出る時に振り返り、
「おやすみ」
ごめんな、と言いたげな、そんな変わった挨拶をかけた。
406351:2006/10/11(水) 21:49:32 ID:Xm5Q6ObQ

寝室に入った時、大助が見たのはベッドメイクをしている霞王だった。
こちらに背中を、いや、屈んでシーツの皺を伸ばしているのだから『お尻』を向けている。
ふりふりと揺れる小さなお尻に、思わず目が釘付けとなる。
「う……、やべ」
我に返り、慌てて目を逸らす。
赤くなった顔のまま、一人ごちる。
「たまってんのかな……」
お尻に目が行っただけならともかく、そのまま背後から襲い掛かりたくなったのはどういうことだ。
あの格好でそんな事をしているのだ。それこそ本当のメイドみたいだ。
それならばしかたない、と納得しようとしても、それはそれで自分の特殊な趣味を認めるようでアレだ。
「あ……」
こちらに気付いた霞王が振り返った。
何か、見つかってしまった、とでも言いたげな顔で動揺している。
「……あ。か、勘違いするなよ。これは、あれだ…………メイドプレイの一環であってだな。…………べ、別に落ち着かなかったとか、そういうんじゃないんだぜ」
ぶっきらぼうに言い放ち、霞王は頬を染める。
「そ、そうか。……ありがと」
ふん、と顔を逸らす霞王に、こちらもなんだか微妙な返事をしてしまう。
そして、小さな沈黙。
なんというか。

『こそばゆい』

さっきまで、ヤる、だとか何だとか言っていたのが嘘のような展開だ。
二人がこれからしようとしているのは、求め合いはするが、少なくとも愛だの恋だのとは無縁のものだ。
まったく、恋人でもなければこれが初めてでもないというのに何を純情ぶっているんだか。
と、思いながらも何故だか割り切れない。
もしかして、あるのか? 愛。
「…………突っ立てねえで、来いよ。せっかく俺様がベッドを整えてやったんだ、気合入れねえとぶっ殺すぞ」
踏ん切りをつけるように霞王が言う。気合を入れるというのが、どういう事かよく解らなかったが。
「あ、ああ」
妙な方向に思考が流されようになった大助は、頭を振って霞王へと近寄る。
数歩で、じっ、とこちらを見ながら少しばかり緊張している彼女の元に着く。
407351:2006/10/11(水) 21:50:12 ID:Xm5Q6ObQ

「まあ、その……。キ、キスから行くぜ……?」
「い、いちいち言わねえでもいいっての……」
口を開いてもロクにムードのある事を言えないのは解っているが、それでも無言でするのは憚れる。
別に、気分を盛り上げようとしている訳ではない。
黙っていると雰囲気が二人が割り切っている筈のものとは違う、甘ったるいものになってしまう気がするのだ。
それが解っているから、霞王もまた軽口で応える。
もっともそれが、この初々しいともいえる恥ずかしさに繋がっている事に、二人とも気付いていない。
「ん……」
口付ける。
乾いた唇の触れ合いから、湿り気を帯びた唇の求め合いに。
大助の腕がゆっくりと、力強く霞王の体を抱きしめる。
ピクリ、と霞王の肩が跳ねたが、恐る恐ると、だがしっかりと応じるように大助の背中に手を回す。
小さな水の音が鳴り始め、音の元である二人の合わさった口から唾液が口元を伝わり落ちる。
口と口との間で“何か”が応酬を始めている。
「…………んっ、ふぅっ……ん……っう…ん……」
息を止めるように、しかし、目立たないように小さく鼻で息をしながら口付け合う。
口付ける時に自然に閉じられた二人の目は、時折小さく開けられ相手の表情を読むかのように細められた。
まれに目が合うこともあったが、その時は慌てて目が閉じられ、両者ともに頬の赤さを上げる。
しばらくの間、二人の口の間から漏れる水音と、熱を持ち震えた小さな呼気のみが響く。
やがて上背のある大助が、わずかに圧し掛かるように顔を動かす。霞王が小さく面を上げる。
大助の目がきつく閉められ、霞王の閉じたまぶたが震えた。
抱きしめた大助の腕が強くなり、大助の背中に回った霞王の手が小さく爪を立てた。
「……ん、ぅ〜〜……ん……!」
霞王の喉が、こくり、と動き、体を強く震わせた後、脱力する。
回していた手が力なく落ちた。
「……っあ、はぁ……」
崩れるように霞王の体が落ち、拍子に二人の唇が離れる。
二人の唇から小さくピンクの舌が覗き、名残惜しむように繋がっていた唾液の糸が途切れた。
慌てて大助が抱きかかえる。
「……はぁっ、はぁ…………は、離せ……。……ちょ、ちょっと、力が抜けただけだ…………」
膝を落とした霞王が、大助の腕にしがみつきながらも、ふらふらと立ち上がる。
大助の胸を軽く押して離れ、霞王は上気した顔で荒い息を整えながら、唾液で濡れた口元をエプロンのポケットから出したハンカチで拭う。
「……はぁ、はぁっ…………は、はは……。なんだ、腰が抜けたんじゃないかと思ったぜ?」
こっちはYシャツの袖で口元を拭いながら、大助が笑う。
それは、一歩間違えばこっちがそうなっていた、という事なのだが。
霞王は、今ので小さく涙が浮かんだ瞳で、こちらをうらめしそうに見つめる。
「ち、畜生め……、キスだけは自信があったのに。……またうまくなってやがるな、てめえ」
「そ、そうでもねえよ」
「…………ふん、余裕だな。踏んだ場数の違い、ってか?」
まるで拗ねたかのように言われる。
というか、拗ねている。
自分以外と肉体関係を持っている事を皮肉っているらしい。
こちらとしては、何も言えない。弁解のしようがない事である。
だが、そもそも弁解する必要はない筈なのになぜかスッキリしない、というのが今の二人の微妙な関係だ。
霞王も霞王で、自分の言い方がまるで嫉妬しているかのように聞こえる事に、失言だと思ったらしい。口を押さえて目を逸らしてしまう。
408351:2006/10/11(水) 22:00:08 ID:Xm5Q6ObQ
今回はここまで。
ちなみに、こっから先もクダクダやって本番まではまだまだかかります。

エロ系のSSを書くのは初めてですが、都市とかROOMとかの本番描写ありのライトノベル系萌えエロを意識して書いています。
ヌけるタイプのを期待した方はスイマセン。



あと、いきなり多人数プレイは流石に無理です(笑
409名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 22:16:16 ID:vTBZfrIC
GJ!
410名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 22:18:33 ID:ZyGlVgXq
超GJ!!!
お疲れ様です
クダクダ?んなことないって!どうぞ自分のペースでやってください
411名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 23:21:27 ID:ntUnamSG
GJ!!
それがグダグダだっていうなら大歓迎だな
てかずっとグダグダでよくね?
412名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 10:05:06 ID:hNwrdKaT
乙です。
めっちゃ期待に胸膨らませます
413名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 16:39:56 ID:3h5TkDOZ
GJ
>>402もGood

この手のムッツリ系主人公はいーちゃんに限らず潜在的にメイド好きだと思う。
414名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 01:36:32 ID:4H6bZO+D
えっと、双子ってバグ四巻の双子?あの幼女っぽい感じの?
ねねとCもすでに捕食済みなんじゃないのか?
415名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:23:42 ID:H2Ki1xg1
霞王は真のヒロイン?
416351:2006/10/17(火) 00:09:01 ID:9ADdN5iG
続きですー。
ちなみに双子の話は、回収する気の無い伏線ということで。
ねねとは雰囲気に流されてそのまま、という関係で、Cにはさすがに手を出してはいません。
さすがに。
417351:2006/10/17(火) 00:10:14 ID:9ADdN5iG

だが、気まずげな雰囲気は一瞬だ。
気分を変えるように、霞王は、こほんと息を吐いた。
そして、こちらを見つめてくると、気恥ずかしそうに口を開く。
「あ〜……」
なにやら言いにくそうに居住まいを正しながら、こちらをチラチラと赤い顔のまま見る。
「ええと、なんだ、ほら…………サ、サービスするって、言っちまったしな……」
歯切れの悪い口調で、
「く、く、口でしてやっても…………、イ、イイぜ?」
イントネーションがおかしな、上擦った口調で言う。
照れ隠しなのか、頬を紅潮させて睨むような目だ。
「く、口で……?」
霞王の小さな唇に思わず目が行き、つられてこちらも声が上擦ってしまう。
それを嬉しそうと感じたか、霞王は照れながらも少し自信ありげに笑う。
「ふ、ふん……、別におまえの為ってわけじゃねえけど……勉強中でな。一応、バナナとかで練習してるんだぜ。…………全部途中で噛み切っちまうけど」
「う……」
ぽつりと、最後に付け加えられた言葉に、大助は冷水ぶっかけれたように硬直する。
霞王の唇から除く犬歯に、なんか縮み上がるようにキュッ、ときた。
ちょっとだけ内股になる。
「まあ、お前のと比べると太さが全然違うし、参考にはならないよな」
「いや、なる。なるっての。…………し、してもらいたいのはやまやまだけど、もっと上達してから頼む」
「む、…………そ、そうかよ……」
引きつった顔で頼むと、霞王は少しだけ不満そうな顔で頷いた。
そして、目を逸らして口ごもりながら、
「じゃ、じゃあ他に何か……」
「えーと……、そ、そうだな……」
彼女が着ているメイド服の、スカート部に目が行く。エプロンが重ね着されて、ゆったりしたロングだ。
ひとつ思いつく。
そして、思いつきのまま、あまり考えずに口にしてしまった。
「スカートを持ち上げて、下着を見せてくれないか?」

沈黙。

「…………」
「…………」
418351:2006/10/17(火) 00:12:17 ID:9ADdN5iG
しまった。
慌てて霞王を見るが、彼女は予想したのとは違って、きょとん、としている。
「スカートをめくれ、ってことか?」
「え、あ、いや、……えーと、そうじゃなくて……」
首を傾げて言う霞王に、冷や汗を流しながら、どうしたもんかとうろたえるが、結局言ってしまう。
「なんというか、その……。スカートの裾を持って、ゆっくりと持ち上げて徐々に見せていく、というかなんというか…………」
「…………たくし上げ、か?」
「えーと……、た、多分それ」
再び沈黙。
今度は、最初に覚悟した通りの痛い沈黙である。
霞王が、じーっ、とジト目で見つめてくる。
「…………ヘンタイ」
「う……! …………い、いいだろ!? それに、最初にプレイだなんだと言い出したのはお前の方だろうが!」
「メイドと聞いてそんなプレイを考え付く、お前の偏った趣味を言ってるんだよ」
いささか逆ギレ気味に言うと、そんな冷静な言葉が返ってきた。
「あー…………もう……」
霞王は諦めたようにため息を吐くと、スカートの裾に手をかける。
ジト目のまま上目遣いになると、ぼやく。
「マジで今回だけだからな……」
指先で小さく摘んだスカートを徐々に上げていく。
布がこすれる音さえ立たずに、ゆるゆると上げられていくスカートに反比例して霞王の顔は赤いまま俯いて行く。
しゃがんで覗き込みたい衝動と戦いながら――――さすがにそれは間抜けすぎる――――大助は唾を飲む。
華奢な白い足が露になり、柔らかで瑞々しい太ももを通り過ぎる。
そして現れたモノに、大助は、
「き、気合入ってるな……」
「う、うるせえっ」
完全に俯きながら、霞王は小さく怒鳴る。
ガーター等を込みでメイド服一式なのだ。大助の間の抜けた声も納得できる。
もっとも、さすがに下着は自前のものだ。
それも秘蔵のやつである。
大助の感嘆の声も、どちらかといえばそちらに向かっていた。
スカートの裾は完全に上がり、霞王の俯いた顔に届く。
その先を迷うような目で見つめていたが、
「ええい、くそ……。特別サービスだ……」
と、躊躇いがちにスカートを小さな口で咥える。
そして、ぎゅっ、ときつく目をつむりながら羞恥に染まった顔を小さく上げる。手を後ろ手にまわしてだ。
それは例え霞王であろうとも、見ている側に居ても立ってもいられないような嗜虐心をそそられるポーズだ。
419351:2006/10/17(火) 00:13:07 ID:9ADdN5iG

頑なに目を閉じ、恥ずかしさに耐えている彼女の姿に、大助の心臓がどくりと打つ。
「……う、わあ…」
言葉が無い。
すでに目は釘付けだ。
ごくり、と唾を飲む。
「ひ、ひゃんかひへ。ふぁかっ……」(な、なんか言え。ばかっ……)
耳まで熱を持ち、目を閉じたまま霞王が咥えながら言う。
「え、えーと……」
まともな思考が出来ない。
その為、見たまんまの情景を無意識に口にしてしまった。
「……な、なんか濡れて…………」
「――――っ!!!」
固まった霞王の口からスカートが落ちる。
そして、そのまま両腕で叩き落とすように、バッ、と一瞬でスカートは下げられてしまった。
「ば、馬鹿野郎! んなワケ……って、……………何しようとしてんだお前……」
目を開き真っ赤になって捲くし立てようとするが、一転、青筋立てた顔で怒りに震えた声を出す。
向けた霞王の視線は下だ。
「…………え? あ、いや」
言われて我に返った大助。
床に手を着いて屈もうとしている体勢だ。中腰で固まる。
しかも、結構な距離を近づいている。下ろされたスカートが起こした風が、前髪を跳ね上げた程だ。
というか、スカートの先が鼻先を掠った。
どうやら無意識の内に別のアングル――――具体的に言うと、超近距離からほぼ90°の角度で見上げようとしていたらしい。
まさか臭いを嗅ごうとはしてなかったよな、と自分の無意識の行動に恐れをなしながら、慌てて立ち上がる。
警戒した眼差しを向けながら、霞王はスカートをぎゅっ、と押さえる。
「…………サービス終了だ」
「う……」
警戒した視線に気まずげに目を逸らすが、それでも未練がましい表情を作ってしまう。
「も、もう一回だけ頼めないか? …………えーと、ほら“カーテンコール”って感じで」
「……うまい事言ったつもりか、それで」
明るくジョークめかした大助のセリフに、冷たい眼差しが率直に帰ってきた。
ちなみに、カーテンコールとは → ttp://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%ab%a1%bc%a5%c6%a5%f3%a5%b3%a1%bc%a5%eb?kid=91537
「……とにかく。これ以上マニアックな要求をされる前に、メイド服でのサービスはこれで終了だ。…………もう、いい加減脱ぐからあっち向いてろ」
いくぶん照れを含みながらも、なぜか焦った様な気配をみせて霞王は背中を向けた。

420351:2006/10/17(火) 00:32:30 ID:9ADdN5iG
今回はこれで終了。
まだまだグダグダ続きます。

基本的に、書きたいものだけを書くだけなので、こんな偏った話になってしまいます。
ちなみに予定では、最後まで服を着たままなんですが、どうなることやら。
ぶつ切りのシュチュエーションを繋いで、それでなんとか話としての体裁を整える、という形で話は進みます。
つまり、書きたい事が終わったら唐突に終わる可能性もあるので、ご容赦を(笑



最後に、ゼロ最新刊のあの挿絵は神。
421名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 12:37:14 ID:UxKVsAII
GJ!
風邪引いて熱が出始めてるのに読みふけっちゃったよw
422名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 13:01:20 ID:AsEVPd/Q
あんた神だよ!
霞王やっべマジ萌える。これにねねが絡んでくるのか

たまらん!!
423名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:18:15 ID:KGxbHIw6
>>421
………熱は上がったか?
424名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 06:48:27 ID:X2EyIMEz
ムシウタ(岩井)キャラでパイズリってできるだろうか?
425名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 13:27:00 ID:wQxifgRp
とりあえず初季は、『柔らかな〜』っていう描写があるので、それなりにあるのではないかと。
イラストではアレだけど
426名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 18:50:50 ID:DCMdl6/7
>>424
大食いならできそう。
427名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:29:46 ID:4GhWNVXg
>>424-425
あれだ
あのコート着ると着痩せしたように見えるんだ(というか硬すぎるのか?
428351:2006/10/31(火) 03:19:23 ID:Amlc3Ar6
続きです。
なんか大助の性格が、あからさまに変態っぽくなってきましたが、エロゲの主人公には良くある事なので気にしないで下さい。

>>424-427
お姉ちゃんなら出来るハズ。
それで、
「大助の周りには、こんなこと出来る女の子いないよね? いいよ。お姉ちゃんがしてあげる。ううん。胸だけじゃなくて、なんだってしてあげるよ」
という展開に。
あ、書く予定はありません。
429351:2006/10/31(火) 03:21:22 ID:Amlc3Ar6

無防備といえる背中。
胸が高鳴る。
それが興奮に直結し、唾を飲む。
暴走直前の熱思考に、くらくらしたものを感じながら大助は手を伸ばした。
「うわ……! ち、ちょっと…………お、おい!」
乱暴に引き寄せ、胸に収まった小柄な身体を抱きしめる。
そして、胸元のボタンを外していた霞王の細い手を掴んで囁く。
「脱いだら、このカッコしてる意味がないんだろ? このまま続けようぜ」
「あ、こら! ……い、言っとくけどなぁ! さっきみたいなのは、もう絶対やんねえからな!」
「そうだな、こっからは俺がサービスする番だ」
その声色にさっきまでとは違うものを感じたのか、霞王は慌てる。

やばい。この野郎スイッチが入りやがった。

『前回』であり『初回』でもあるあの時が、霞王の頭に急速に蘇ってきた。
霞王が硬直している隙をつき、大助は開いた胸元から手を滑り込ませる。
「ひゃっ!」
ブラジャー越しに触れた感覚に、霞王は悲鳴を上げた。
だが、すぐにハッ、とした顔となり、うろたえながら大助の顔を振り仰ぐ。
「あ、いや……こ、これは違…………って。こ、こらぁっ!?」
だが、大助の顔は、既に霞王のうなじに埋められていた。
彼女の豊かで細やかな金色の髪に鼻を押し付け、大きく息を吸い込む。
そして、うなじから耳先までかけて啄ばむ様なキスを繰り返す。
「ひ……うっ…」
ぞくり、とした感覚が霞王を突き抜けた。
彼女は身体を折って前屈みになり、ぶるりっ、と身体を震わせる。
大助はそれを追って覆いかぶさるような体勢になり、しつこくキスをする。
堪えかねたように、霞王は赤い顔で叫ぶ。
430351:2006/10/31(火) 03:22:12 ID:Amlc3Ar6

「こ、このフェチ野郎! ……に、匂い嗅ぐんじゃねえ! 汗の匂いしかしねえだろうが!」
「別に匂いフェチってわけじゃないぜ。……それに、いい匂いだ。リンスの香りもするし、ここ来る前にシャワー浴びてきたろ」
「あ、う、……そ、それは…………。た、単に訓練後ってことで浴びただけだ! か、勘違いすんな!」
「別に何も言ってねえよ…………っと」
動揺する霞王を軽く流し、うなじに顔を埋めている間もゆるやかに胸を弄っていた手が、動きを変える。
ブラジャーの上からの感触を楽しむような動きから、何かを探すような動きに。
特に、胸の谷間や脇の方などを。
「ん? もしかして、こっちか?」
霞王の背中に空いている手を向け、メイド服越しに探る。
「あ、お前まさか……。や、やめ……」
「お、見っけ」
やろうとしている事に気付いたのか、制止しようとする霞王の声と、嬉しそうな大助の声が被った。
スルリ、と手品のように、開いたメイド服の胸元からブラジャーが抜き出された。
「あ、やっぱりこっちも黒か」
「…………」
目の前に下げてのんきに眺める大助にふるふると屈辱で震えながら、霞王は両腕で胸を押さえる。
「なんか、すっごいな。細かいというか凝っているというか…………。なあ、これいくらぐらい……」
感心している大助の声に、霞王は速やかにキレた。
バッ、と勢いよく顔を上げると、のけぞる大助の手からブラジャーを振り向きざまに奪い取る。
涙目で睨みつけ、ブラジャーを握り締めたまま大助から離れようと背中を向ける。
「うわ。ま、待てよ」
「はーなーせっ!」
慌てて拘束するように抱きしめる大助に、霞王は首を振って暴れる。
「わ、悪かった。悪かったってば」
「うーるーせーえっ! ……って、ひゃあぁっ!」
突然、ソプラノの悲鳴が上がる。
「からかうような真似して悪かったよ。もうしない」
「とか、謝りながらどこ触ってんだテメエ!?」
顔だけは真面目な大助に、霞王は上げたソプラノの声のまま怒鳴りつける。
ブラジャーが抜き取られて乱れ、谷間が覗くようになった胸元に大助の手が差し込まれていた。
びっくりしたにせよ、いくらか過剰な反応だ。
それとも、触れられた以上の感覚が襲ったのか。
霞王の声に答えず、再びうなじに顔を埋めて大助は差し込んだ手を動かし始める。
撫でると言っていい動きだった前とは違い、指先に力を入れた揉みしだくような強い力で。
空いた手も遊ばせず、腹、腰、尻、太ももと、しっかりと掌で撫で上げる。
431351:2006/10/31(火) 03:22:47 ID:Amlc3Ar6

「う…あ……こ、の…………ち、畜生ぉ。…………くぅ〜……」
歯を食いしばり、目を閉じて何事かを耐えるようにしていた霞王は、息を漏らした。
ちゅっ、という直接耳を啄ばむ音に身体を震わせ、白く細い喉を反らしてしまう。
胸を揉んでいた大助の指先が、しゅっ、と胸の『頂点』を小さく擦り上げた。
「ひぅっ……!」
息を呑んだ後、霞王は、閉じていた目を開ける。
脱力とともに胸に寄りかかってくる体重に、大助は手を止めた。
「……う〜」
涙に潤んだまま、霞王はうらめしそうに大助を睨む。
屈辱感はしっかり残っているが、彼女の怒りは大助の責めで霧散してしまっている。
再び怒りを呼び起こそうとしていたが、執拗な手の動きと唇の口撃にそれもままならなかった。
ほとんどヤクザの手口である。
というかジゴロだ。
息を乱しながら、霞王が叫ぶ。
「こ、この……卑怯者っ!」
「なんでだよ。お前が感じやすいってだけだろ」
苦笑して大助は顔を上げる。
先ほど言った言葉を反省していないのか、からかうような口調だ。
というか、反省していたらこんな事はしてないが。
「う、嘘付けっ! おまえ、指先にぜってー何か仕込んでんだろ!」
真っ赤になった霞王が捲くし立てる。
「ふ、触れてるだけでピリピリくるし、撫でられると直接神経いじくられてるかってくらい敏感に感じんだよ!」
「……へぇ。そんなに感じてくれてんのか」
面白そうに目を細める大助。
その言葉と雰囲気で、口を滑らせて事に気付いて霞王は固まる。
だが、次の瞬間、倍増した屈辱感に真っ赤になって震えながら俯いてしまった。

432351:2006/10/31(火) 03:28:04 ID:Amlc3Ar6
相も変わらずグダグダで。
いつになったら本番にいくんだろ……。
てゆうか、燃料が、公式での霞王分が足りない。
新キャラはいいから人気キャラを出してくれ。

では、また。
433名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 04:06:58 ID:6CiWOSSG
G――――J!
明日一時限からフルに授業があるのにワクテカが止まらないでありんす…!!

この寸止め名人めっ
434名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 04:09:18 ID:6CiWOSSG
明日って言うかもう今日じゃねえか…
こんな時間まで何してんだ俺 orz
435名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 11:54:44 ID:Td+zt1up
GJ!良い仕事してるぜあんた!!
436名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 22:04:34 ID:SMwWtmzT
勃起がとまらない
437名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 07:10:20 ID:j1qzrvl0
霞王が感じてくれればそれでいいのデス
438名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 18:06:48 ID:vGDUQRYR
びんか〜ん!な霞王、キターーーーーーーーー
439名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 09:32:10 ID:IEp22OBQ
アンネいいぜ
440名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 10:59:48 ID:dz9cSWbU
千莉って需要あり?
441名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 11:40:01 ID:jyvTQCEh
ある、少なくとも俺には
442名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 11:47:25 ID:N3BrtXOA
心置きなく犯ってくれ
443名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:30:23 ID:6/0KRlAq
相手は有夏月以外で
444名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 15:02:17 ID:5/Whb+pA
あえて言うなら純が相手
ヘアースタイルとか毎日弄ってるのは純なんだし
そういうことが起きていても不思議ではないと
「千莉って可愛いわよね(じゅるり」とか」
445名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 17:10:38 ID:l86E1+bu
戌子の個人授業で
446440:2006/11/05(日) 17:24:07 ID:dz9cSWbU
やっぱ有夏月だめっすかね?今は大助との純愛ものにしようかと思ってるんですけど…いっそ戌子もまぜて3Pに…意見お願いシマス >>444 じゅるり吹いたw
447名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 17:46:37 ID:t+Pynm19
3p所望
448名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:33:23 ID:g5k/hXRP
>戌子の個人授業で
わざと不合格で何度もエチを繰り返すような展開キボン。
もしくは、大助が中に出すまで不合格とか(w
449名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 12:41:41 ID:Nyxx3/9H
正直両方読みたい
450440:2006/11/06(月) 14:47:35 ID:l773ynnH
結局純愛ものを執筆中です。早ければ週末にでもできるかと。初めてなんで期待はしないでクダサイ。
451名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 18:22:47 ID:7hFWFaaz
そういえば、とあるエロゲに「盲目フェラ」というものがあってだね……。
452名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 19:55:34 ID:/VyRFqDY
千莉のような盲目娘が拉致監禁されたら大変だろうな
453名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 20:42:55 ID:dWdA2JCt
あたり一面火の海、か。そりゃ大変だ。
454440:2006/11/07(火) 00:36:09 ID:vZDUFt8J
ちょっ、451さんそのネタくださいw
455名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 08:02:49 ID:i4TvQWwx
詳しくは知らない。
AYAKASHIのスレで見掛けた程度。
456名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 12:59:10 ID:NQBFbKqq
寝フェラというものがあるんだ
457名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 15:04:43 ID:CSpTNT+T
寝フェラも盲目フェラも字面見ただけででwktkしてくるぜ
458名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 18:33:18 ID:8RVJOrp4
>>446
>やっぱ有夏月だめっすかね?今は大助との純愛ものにしようかと

ちょwこれでは有×大に見えるwww
459名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 18:35:21 ID:DnwBdufA
おちつけw
460名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 19:00:49 ID:dS49Bcwj
>>458
そうだ、落ち着いて逆にしろ
461名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:35:28 ID:ltW22p0/
有×大か…
カオスだな
462名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 07:42:21 ID:Mo5pEMpb
そこにひはっの人が乱入
463名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 09:15:19 ID:BOGuEboT
さらに魔人も乱入

464名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 09:49:28 ID:xWuUjy8b
そして兜がその全員から苛られる
465名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 11:11:25 ID:Mo5pEMpb
そこで土師圭吾の復活
466名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 12:15:54 ID:xWuUjy8b
そしていつの間にか居るアキ
467名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 12:55:48 ID:3KmdLOMr
いつの間にか香魚遊に食われてる大助
468名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:17:49 ID:8iONqOZo
その香魚遊を押しのけて繋がる霞王
469名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:39:47 ID:Mo5pEMpb
真打ち登場(o`∀´o)
470名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 08:17:45 ID:mCQsdmO/
他を押しのけて繋がったはいいがスイッチの入った大助に激しく突き上げられもうワケがわからなくなるほどに何度も達する霞王

ずんっ…と一際深く剛直が突き込まれ、先端がグリグリと擦りつけられる。
「イッていいぞ。何度でも、好きなだけイかせてやる……」
「んんん――っっ!!! んあぁっ! く、あっ、んん――――っっ!!」
体を引きつらせ、ドッと愛液を吐き出しながら、再び霞王は達した。ぴんと背筋がのび、足指が無意識のうちに丸められる。
「どうした?始める前はあれだけ威勢が良かったのにヘロヘロじゃねえか」
「…う、うるせぇ。きょ、…今日、はっ…疲れてる…から、調子が…でないのデス…くぅっ!」
「そうか、疲れてるのか…じゃあ、こいつでたっぷり…労ってやんないと…なッ」
 苦笑しながら、イッて痙攣し、そして敏感になっている膣を角度を変えながら遮二無二突き上げる。霞王が掠れた声を上げてさらに二度、三度とイき、大助はぱんぱんに張り詰めた霞王の乳首に顔を擦りつける。
「あッ…ぁあッ…ァッ!」
 霞王は反射的に両手を背中に回し、しがみつく。同時に、その膣内がギュウと窄まり、大助の方も僅かに声を漏らしてしまう。

「ぁッ…ん、ぁ…いつまで、こんなッ………」
 大助にしがみついたまま、寝言のような声で霞王が漏らす。
瞳は潤み、とろけ、普段の強気な態度などカケラもない。ましてや、愛しげとも見れる仕草でしがみついているその様を見れば、恋仲の二人が睦み合っているようにも見えるから不思議だった。
「安心しろ……俺の方も、……多分、あと一回くらいが限界だ。……最後に、膣内にたっぷり出してやる」
「ぁっ…あッ…あッ…ぁッ…やっ……駄目ッ…ッ……っ…ひっ…!」
 体を揺さぶられ、それを阻止しようとするかのように霞王がしがみついてくる。腕を絡め足を絡め、きゅうきゅうと吸い付いてくるそこからは、幾度となく吐き出された白汁が音を立てて零れていく。
「はぁぁッ…あッ…あっ…んっ! や、めッ……ひぃッ……んんうッ…ぁぁああッ……そん、な、奥っ……ばっかりぃッ……」
大助が体を揺さぶる度、それらはだんだんと甘く、切なさと…僅かな怯えを伴った声に変わっていく。
それはまるで、何処か途方もない程深い谷底に落ちていこうとするのを必死に堪えているようにも思える声だった。
 下腹部に熱量の塊のようなものが堪っていくのを感じ、その限界を感じる。周囲の音、スプリングの軋む音、シーツが擦れる音や霞王の嬌声までもが遠くなり、視界がぼやけていく。
ずんっ…と一際深く剛直を突き込み、先端をグリグリと子宮口に擦りつけながら大助はぎりりと奥歯をかみ締め両手を伸ばし、霞王の体を抱きしめていた。
「めっ……か、こっ……ホントに、ッめッ……あ、あ、あっ……あああぁああああぁぁぁぁああああああぁッッ!!!!」
自分よりも上位の牡に好き放題に躯を貪られる興奮。どくり、どくりと吐き出される白濁。膣内を白く染め上げるその牡液の奔流を感じながら、霞王はイき、声を震わせる。
「んっ……うぅ……はっ…ぁ……ぁ……ッ……」
 恍惚の声。白濁のうねりを受けて、霞王の体が小刻みに震える。背中に回した手がぎりぎりと爪を立て、そして一気に脱力。体中から力という力が抜け、尻を握る大助の両手に一気に体重がかかった。

ごめすま。ついかっとなって朝っぱらからこんなもん書いた。反省はしていない。前後や続きが読みたければわっふる(ry
471名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 08:52:56 ID:K1rnu3ES
わっふるわっふる
472名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 10:10:14 ID:BPGGmnt0
GJ
わっふるわっふる
473名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 14:12:24 ID:iLGqGTrG
GJ!
エロいぜ。
474名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:20:26 ID:E07p7nLY
ちんちんおっきした
475470:2006/11/10(金) 01:05:06 ID:6qNHOTpN
新刊出ねぇとか霞王にもっと出番をとかいろいろともてあました思いをぶつけただけの文にレスをくれるなんてみんないい人だ。

嬉しくなったのでもう少し文章を練り直してみる。
早ければ明日の晩、遅くとも日曜の晩には投下するので待っててくれると嬉しい。
351氏ほど萌えるものにはならんがその分エロス成分を煮詰めてみる
476名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:16:58 ID:3oupT6UU
期待せずにはいられない
477名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:53:07 ID:5EowjvpS
霞王分大量摂取を期待
478名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:08:21 ID:Xdl4gHJc
ふと思ったが、かっこうと霞王が痴話喧嘩したら誰にも止められんな。
479名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 07:54:49 ID:Krm+sSco
すいません
しょーじきバカップルにしか見えなさそーだと思ってしまいました
480sage:2006/11/10(金) 17:41:24 ID:rOTKBN1V
>>478
ワンコを忘れている。
というか、痴話喧嘩というならかっこうとワンコのが自分的には。
481名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 23:21:24 ID:N3gW18cn
>>480
日本語でおk
482名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 02:52:20 ID:ass0jj73
かっこうとアンリの痴話喧嘩を止めるのは難しいが
それでもワンコなら…ワンコなら何とかしてくれる!!1(AA略

だが霞王よりワンコだろ
常識的に考えて(AAry

ってことじゃないのか?

犬も食わない痴話喧嘩もワンコならあえて喰うと言いたかったのかも知れないが
483名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 09:09:52 ID:AbQdvnnd
結局痴話喧嘩と言ったら大助と
亜梨子、ワンコ、霞王、詩歌
誰になるんだ?
484名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 10:04:41 ID:xTILF1W6
痴話喧嘩するほど大助に好かれてない利菜は、今日も一人寂しく大助の机でいけない遊びに没頭だな
485名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 10:48:16 ID:TyNCKHGk
亜梨子……当人達は喧嘩のつもりでも、はたから見るとバカップル。
ワンコ……大助になついているので、喧嘩が一分以上持たない。
霞王……何故かエロバトルに発展して、大助の中出し勝ち(でも、危険日命中で判定負け)
詩歌……ゴメン、無理。

香魚遊……いつのまにかSMプレイに。大助はかっこうVersion。
ねね……ねねがしくしく泣き真似をして、大助が慌てて謝る。お人好し負け。
利菜……騙した弱みと惚れた弱みで、中途半端に戦闘が続く。詩歌の仲裁で引き分け。3Pに(w

なんか、大助とねねが一番恋人っぽく見えるような気が。
486名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 11:17:07 ID:7u3NE9VW
つ恵那
487名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 11:22:03 ID:AbQdvnnd
つ千莉
488名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 12:01:40 ID:NIS8SiH9
つ兜
489名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 12:24:46 ID:+pqPKsM+
>>485
「年上のおねーさん」だからなw
490名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 12:38:19 ID:ass0jj73
つまり千晴だな
491名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 13:13:15 ID:LvH8PkN7
つ土師
492名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 13:37:25 ID:t8CFsUvq
なあ親友
俺の頭のなかでは
霞王×月姫
なんていう状態なんだが
何故か知らんが
493名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 13:52:54 ID:NIS8SiH9
それだけは認められんな
有夏月なんてのは一人でシコってりゃいいんだよ
494名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 14:36:37 ID:0EkwNE6b
有夏月×愛恋は?
495名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 14:49:13 ID:jzz8tMNG
それなら本編でもフラグ立ってたし、いいんじゃね?
霞王×有夏月は三巻、五巻の大食い戦以外に接点あったっけ?
496名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 14:57:04 ID:TyNCKHGk
>>490
他の女性キャラなら大抵浮かぶけど、彼女だけは大助とのエチシーンがさっぱり浮かばん(w
497名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 15:12:34 ID:TyNCKHGk
失敗。496は柊子さんの事ね。
千晴だったら、むしろ大助と何かがあった方が自然だな(w
498名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 15:31:32 ID:G7Wxtn5r
大助の見舞いに一見派手な霞王とか来たら、お姉ちゃん追い返すんじゃね?(w
詩歌なら喜びそうだけど。
499名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 16:26:26 ID:/jXr0vem
支部長代理は土師との絡みでは?
むかし家庭教師してたとか言ってたからな
それはもう覚えの悪い生徒(柊子)にお仕置きと称して調教しまくりですよ


……実はその辺で一本書いてみたかったりするわけだが
500名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 16:27:45 ID:+pqPKsM+
>>498
基本的に詩歌以外の女性陣はことごとく追い返しそうだw

あー…Cなら平気かもな…子供だから…
501名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 01:26:23 ID:GQzuquiZ
大助・亜梨子・利菜で遊びに行ったら、なかなか緊迫感ある楽しい事になりそうな気がする。
502470:2006/11/12(日) 03:50:00 ID:O/zr8NWc
痴話喧嘩やらカップリングやらと盛り上がってますが空気の読めない俺が今から投下しますよーだ。

思ったより早く仕上がった。
文章量が最初の二倍近くまで膨れ上がったのはここだけの秘密だ。
503470:2006/11/12(日) 03:54:21 ID:O/zr8NWc
 霞王は混乱していた。
ソファに優しく組み敷かれ、首筋を触れるか触れないか絶妙なタッチで撫でられ、舌先に
吸い付かれ、挙句の果てには脚の間にまで不埒な手の侵入を許してしまっている。そんな
に内股ばかり撫で回してくるんじゃねぇよバカっこう。
チクショウ、こいつ、また巧くなってやがる。巧みな愛撫に躯を震わせつつそもそもなん
でこんなことになっているのか霞がかった思考で今日一日の行動を振り返ってみる。

いつもの時間にに起床し、いつもどうりに学校での退屈な時間をやり過ごし、最近戦闘
任務が入ってこねぇしあいつをからかいにでも行くかと思い立ち、『こんな可愛らしい許婚
がいるなんて薬屋君は果報者だねえ』とアパートの管理人に褒められつつ鍵を開けてもら
い部屋に上がりこみ、勝手知ったるなんとやら、と冷蔵庫の中のオレンジジュースをパッ
クのまま飲み干し、小腹も空いたしピッツァでも食うかと出前したところでこいつが帰ってきたんだ。
このエロ助が。

           ――――――――――――――
504470:2006/11/12(日) 03:59:13 ID:O/zr8NWc
「…また来たのかよ」
深く、重苦しいため息をついた薬屋大助は迷惑そうな声音を隠そうともせずにそう言い放った。
「帰ってきて第一声がそれデスか?許婚に対する愛が足りないデス。
ともあれお帰りなさいませデス。旦那サマ」
ソファーから立ち上がり、ファッション誌をテーブルに置き、誰もが口をそろえて
『かわいい』と言うであろう顔に満面の笑みを浮かべつつ悪びれもせずに戯言を言い放つ霞王。
もちろん『旦那様』のところでは楚々としたお辞儀を忘れてはいけない。
「誰が許婚か。あんな嘘つきやがって…だいたいお前は」

                ピンポーン

大助の小言を止めたのは外から響くチャイムの音だった。
瞬時に表情を引き締め、再びホルスターに手を回しつつ気配を探る。
来客の予定も無ければ特環から連絡員が来る予定も無い。警戒を緩めず、足音を消して玄関に向かおうと
  
        「薬屋さーん ピザのお届けにあがりましたー」

肩の上に待機させていたかっこう虫が何処へと飛び去り、大助は早くも帰宅後二度目のため息を吐く。
「ため息ばかり吐いてると幸せが逃げるとクラスメイトが言ってたデスよ?」
「やかましい。その元凶が何を言うか。さっさと金払ってこい。」
霞王のたわごとを斬って捨てつつブレザーを脱ぎ捨てる。いつもならハンガーにかけるのだが
二度も警戒して損した今日は畳む事すら億劫だ。
「あ、おサイフにお札入ってないデス。立て替えてくださいダーリン」
「誰がダーリンだ誰が。 …くそっ。後でちゃんと返せよ ったく…」
ぶつぶつと文句を言いつつ大助は玄関へ向かう。数分もせずに山ほどのピザのケースを抱えて戻ってくる。
「あれ?チキンナゲットのバスケットはないデスか?頼んだはずなのに??」
「こんなに注文しといて他に言うことはねーのかよ。なんなんだこの量は?」
「気が利くワタシはダーリンの分も頼んでおいたのデス。」
えっへんと言わんばかりに胸を張る霞王。
「だぁから誰がダーリンだっての。二万円も頼みやがって…こんなに食えるか」
「未来の妻にそれくらいの甲斐性を見せようとは思わないのデスか?」
「誰と誰が結婚すんだよ。いい加減からかうのはやめてとっととピザ食って帰れ」
再三のからかいにうんざりしつつ言い返した大助は霞王が俯いて肩を震わせていることに気づき、
予想外のリアクションに慌てて声をかける。
「お、おいどうしたんだよ?いつもならここでバカッコウだの何だのと言い返すトコロだろ?
調子でも悪いのか?」
「ケケケ。相変わらずか弱い仕草の女にお優しいこって。からかわれてることに気づけよマ・ヌ・ケ」
先ほどの弱気な仕草から一転、一気に邪悪な口調に変わる霞王。びきりと大助のこめかみに青筋が浮かぶ。
「さて、バカッコウを楽しくからかった所で腹ごしらえといきますか。なにジト目でこっち見てんだ、
オレ様みたいな超絶美少女を裸眼で拝んだら、目が潰れるぜ?ぼさっとつっ立ってねーで早く残りのナゲットとサラダ持って来い」
テーブルにピザを並べ足音荒く玄関に引き返す大助を横目に、嬉々として熱々のピザに取り掛かる霞王だった。

              ――――――――――――
505470:2006/11/12(日) 04:03:22 ID:O/zr8NWc
 ピザやナゲットをつまみにコーラを呷りつつ霞王が話し、薄いコーヒーを啜りながら
サラダをつつき、大助が適当に話を合わせ相槌を打つ。
戦闘任務が少ない、中央・東中央のみならずどの支部も動きが怪しい、などから、
学校が退屈だ、Cは元気にしているか、柊子はあいかわらずだ、など思いつくまま雑談に興じる。

いつしか話題も途切れ、空になったマグカップを手に大助は流しに向かう。
さんざん飲み食いして満足したのか、機嫌よく霞王が立ち上がり、伸びをする。

「さってと、食うもん食ったし、そろs」「あとは食後の運動、だな」「え?」

『そろそろ帰るか』と言おうとしたところに予想外の台詞が来て固まる霞王。
とさ、と軽い音を立てて押し倒され、両腕を頭の上で押さえつけられようやく
自分の身にとんでもないことが起こっていると気づく。

「なななななn、なにしやがる!?」「何って…ナニ?」
「そんなくだらねぇ洒落なんて聞きたかねぇよ!わざわざ気配消してまでどーして
俺様を押し倒してるのか聞いてんだ!!」
「あれだけジャンクフード食っといて帰って寝るだけじゃ太るだろ?
そうならないために食後の運動でも、と思ってな」
「でっけぇお世話だバカ!たかだか二万くらいで腹立てるなんて大人気ないぞ!!」
「あぁそうだな。メイドマニアの変態で、そのうえ大人気無い彼氏で悪かったな」

腹を立ててるのはそっちか!
先日珍しくホルス高等学校の甘ったるい連中と帰ったとき、これまた珍しく任務以外で
出歩かない大助とばったり会ったため、過日のメイドプレイの相手だと紹介し、
カーテンコールだ半脱ぎだと同級生に散々弄られていたのは記憶に新しい。

「おおおおおちち落ち着け。おおおお俺様は今日そんな気分じゃねーんだ。おおお大人しく手ぇ離せ」
「お前が落ち着け。いつもの威勢はどうしたんだ?」

瞳の奥に情欲の炎を滾らせ、大助が顔を近づける。

「あ、こらテメェ人の話し聞けよ! ぅあっ この Lass das! ぅむっ」
抗議も反論も反撃も逃亡も封殺し、拒むように身をよじる霞王の唇にふわりと大助が口付けを落とす。
羽のような軽い口付けから、ちゅ、ちゅ、と啄むようなバードキス。混乱と羞恥に固まっていた唇が、
蕾が花開くように緩む。
すかさず舌をこじ入れ、どこか甘く感じる彼女の舌を絡め取る。 
そのまま舌を擦り付け、快楽を引き出すようにうごめかすと、いつになく積極的な大助に驚いたように
目を見開き、戸惑いつつも拒もうとする。

「んっ! んんっ! ぅふんっ!」

 その抵抗を征するように、快感を刻み込むように擦り付け続ける舌が敏感な部分を刺激したのか、
霞王の背筋が震え、僅かに反り返る。
 
霞王は唇を離そうと頭を振るが、それは大助の左手が許さなかった。
よじろうとする体は右手が押さえている。
506470:2006/11/12(日) 04:07:05 ID:O/zr8NWc
敏感な箇所を優しくこすり、痛みを覚えない内に別の箇所へと、新たな弱点を探すように舌を這わせ、
快感だけを導くように舌をくねらせる

「ふっんんっ! んむっ、んんぁっ!」

刻まれ続ける快感に瞼を閉ざし、反り返る霞王を追うように覆い被さる。唾液が唇から溢れ、
鮮やかな薔薇色に色づいた頬を伝う様子を間近に見つめながら、右手を背に回して反り返る体を
支えるように抱き寄せる。無論左手は小ぶりな耳を攻めることを忘れてはいない。

指先で背筋をくすぐるように触れながら、更なる感覚に震える体を愛おしむように、
それでいて意地悪く焦らすように指を這い回らせる。羞恥と快楽がない交ぜとなった
言い知れぬ感覚に赤みを増す耳朶をゆっくりと撫で回す。

「ひぅっ、んんっ……くぅんんっ」

触れ合う胸の奥から響く早鐘のような鼓動が心地よい。その心地好さを求めるように
大助は両腕に更なる力を込めて抱き締める。

「んくっ、んっんっ、ん……んんっ!」

交し合った唾液を飲み干し、震える舌を絡め取る。その刺激が引き金となったのか、
霞王の体が更に跳ねる。

「んぐっ、んんっ!」

目尻に浮いた涙が、その美しい曲線を描く頬を伝い、こぼれた。


「キスだけでイッたのか…?あいかわらず敏感なんだな」
「…ふ、不意打ちなんてヒキョーだ…ばか…」

その不意打ちがよほど堪えたのか瞳を潤ませる霞王。
普段見られない様子に大助は興奮を抑えられない。
「あっ こら待て、ぱんつが汚れ ぅむぅ」

文句をキスで封じつつ、耳を愛撫していた左手を引き締まった、
それでいて柔らかな太股の内側を肌のきめ細かさ、弾力を確かめるように触れ、撫で回す。
背にまわしていた右手は胸の頂に位置する尖りつつある桜色の突起を服の上から弄ぶ。
掌で柔らかい果肉に押しつけるように潰したり、そのまま擦るように撫でさする。
507470:2006/11/12(日) 04:11:01 ID:O/zr8NWc
唇で、舌で、掌で、指先で。与えられる快感に、ただただ翻弄される霞王には、
大助が次にしようとしていることを察知することはできなかった。
お気に入りのシルクのぱんつが膝まで下ろされてようやく我に返る。

「ばっ、…ばかぁっ何して  あくぅぅっ」

くち…と音を立てて蜜を零す秘唇を息が掛かるような至近距離でまじまじと見つめられ、
あまりの恥ずかしさに勝手に内股が震える。

「綺麗なピンク色だ。こんなにちっちゃいトコに入ってるのか…」
「じろじろ見るなっ!もう止めろって ひやぁぁ」

ぬるり、とした感覚に抗議の声は遮られた。どうやら、恥毛の辺りを吸われたらしい。
 っ…と、指で、ゆっくりと秘唇を開かれる。それだけで、じわっ…と、新しい蜜が
溢れてくるようだった。そして、それを舐め取る舌の音。
 ぴちゃ…ぴちゃっ…ちゅっ…
 敏感な粘膜を数回、舌が往復した後、唇が吸い付き、溜まった蜜を吸われる。
―――刹那、霞王は叫び声を上げていた。

「あッ……………ぃぃぃッアッ!!!……ひっ……!?」 

何度となく体を重ねてはいるが、こんなことはされたことが無かった。
お嬢様学校できゃいきゃいと猥談に興じることもある。
成人向けの雑誌も読むし袋とじだってあけて見る。
最近の少女マンガの描写はなかなかどうして過激である。
だが話に聞くのとこの身に実際味わう快感では、桁が違っていた。

抵抗が止んだのをいいことに大助が再び動き出す。

「やぁうッ!!」

腰が跳ねる。先ほどのちゅう…と吸われるようなものではない。
もっと、どろりとした熱の塊を、一気に掻き出されるような、そんな荒々しい吸飲だった。
「あッ…ぁ、あッ…!」
大助の指が窮屈なそこへと侵入し、蜜を掻き出すように蠢く。
それだけでも腰が溶けてしまいそうな快感であるのに、しっとりと雫をまとった淫核を吸いたてる。

「あっ……あ、あァっ!…も、もう…やめッッあひぃィイッ!!!!」

両手で大助の後ろ髪を掻きむしりながら、霞王はあられもない声で喘いでいた。
咄嗟に足を閉じようとするが、しかし間に体を入れられているのでどうしても肩幅以上は閉じられない。
またその程度の抵抗では大助も吸うのを止めない。体を逃がそうとする霞王を押さえつけ、両手と舌でたっぷりと愛撫する。

「ぁッッ……やッ……!」

両足を不自然な形で硬直させ、つま先まで反り返らせて、イく。
大助の頭を掴む手が震え、痙攣の都度がくがくと揺れた。

「ぁあッ…あッ…やっ……ゆ、びっ……!ま、たっ!」
 音を立てて、秘裂を指が出入りする。とろりとした蜜が糸を引いてソファーに落ち、
シミを作り、あるいは広げる。
 淫核も抓まれる。溢れる恥蜜を塗りつけられながら、徐々に強く、そして時折焦らすように。
霞王が漏らす声を聞きながら加減しながら、さらに高みへと、大助は導いていく。

「やめッ…やっ…あッ、あんっ…! ひぃっ…ふっ…あッああァッ!!!」

 何度も、何度もイかされ、失神寸前にまで追い込まれて漸く、霞王は大助の責めから解放された。
ぐったりと、尻を浮かしたた恰好で、はあはあと荒い息をつく。
頬には零れた涎の跡がシミになっていたが、霞王にはそれを気にする余裕は無いようだった。
508470:2006/11/12(日) 04:15:01 ID:O/zr8NWc
「そろそろ入れるぞ…?」
「ま、待へ、いまイッはばかりだから、敏感になってるかららめだ…また、またイく…くぅあぁ」
年の割りにやたらと立派な剛直をクレヴァスに沿って蜜を絡めるように這わせる。
制止の声を無視してずんっ…と深く剛直が突き込まれ、先端がグリグリと子宮口に擦りつけられる。
「イッていいぞ。何度でも、好きなだけイかせてやる……」

「んんん――っっ!!! んあぁっ! く、あっ、んん――――っっ!!」

体を引きつらせ、ドッと愛液を吐き出しながら霞王は達した。ぴんと背筋がのび、足指が無意識のうちに丸められる。
「どうした?始める前はあれだけ威勢が良かったのにヘロヘロじゃねえか」
「…う、うるせぇ。きょ、…今日、はっ…ハナ…から、その気じゃ…なかったのに…くぅっ!」
「そうか、無理やりつき合わせて悪かったな…その分、こいつでたっぷり…労ってやんないと…なッ」
 苦笑しながら、イッて痙攣し、そして敏感になっている膣を角度を変えながら遮二無二突き上げる。
霞王が掠れた声を上げてさらに二度、三度とイき、大助はぱんぱんに張り詰めた霞王の乳首に顔を寄せ、
さりさりと甘く噛みつく。

「あッ…ぁあッ…ァッ!」

 霞王は反射的に両手を背中に回し、しがみつく。同時に、その膣内がギュウと窄まり、大助の方も僅かに声を漏らしてしまう。
長時間の前戯は大助にも影響していた。堪えきれずに、腰が思わず跳ねる。
ずん、と膣奥を強く小突き、霞王が悲鳴に近い声を上げる。咄嗟に腰を浮かそうとするのを、大助は掴んで許さなかった。

「ああああっっ…あんっ……!…膣、で…………奥、でぇえッ……!」

 剛直の先端と、膣奥の間で弾ける白濁。その熱い液体の感触に霞王は体を震わせながらイき、
一滴でも多くの精液を搾り取ろうとするかのように膣を痙攣させた。

「あっ……あっ……あっ………あんッ………!」

 先端が、白濁を膣奥に擦りつけてくる。その都度、霞王は軽くイき、聞いている大助の方が蕩けるような声を出す。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、不機嫌そうな声を作って問いかける。
「…ナマで…出しやがって…  気は…済んだのかよ?」
「そう……思うか?」
「ぅあっ……そんなっ」
 霞王の膣に収まったままのそれが、力強く反り返る。霞王がそれを知覚した時には、その唇はもう奪われていた。

             ――――――――――――― 
509470:2006/11/12(日) 04:19:02 ID:O/zr8NWc
むせ返るような濃い精臭のなか、肉を穿つ粘着質な音がリビングにこだまする。

「ぁッ…ん、ぁ…いつまで、こんなッ………」

 対面座位で大助にしがみついたまま、寝言のような声を霞王が漏らす。
瞳は潤み、とろけ、普段の強気な態度などカケラもない。ましてや、愛しげとも見れる仕草で
しがみついているその様を見れば、恋仲の二人が睦み合っているようにも見えるから不思議だった。
「たっぷり労わってやるって言ったろ……まぁ安心しろ……俺の方も、
……多分、あと一回くらいが限界だ。……最後に、膣内にたっぷり出してやる」

「ぁっ…あッ…あッ…ぁッ…やっ……駄目ッ…ッ……っ…ひっ…!」

 体を揺さぶられ、それを阻止しようとするかのように霞王がしがみついてくる。
腕を絡め足を絡め、きゅうきゅうと吸い付いてくるそこからは、幾度となく吐き出された白汁が音を立てて零れていく。

「はぁぁッ…あッ…あっ…んっ! や、めッ……ひぃッ……んんうッ…ぁぁああッ……そん、な、奥っ……ばっかりぃッ……」

大助が体を揺さぶる度、それらはだんだんと甘く、切なさと…僅かな怯えを伴った声に変わっていく。
それはまるで、何処か途方もない程深い谷底に落ちていこうとするのを必死に堪えているようにも思える声だった。
 下腹部に熱量の塊のようなものが堪っていくのを感じ、その限界を感じる。周囲の明るさ、スプリングの軋む音、
肌が擦れる音や霞王の嬌声までもが遠くなり、視界がぼやけていく。
こちゅ…と一際深く剛直を突き込み、先端をグリグリと子宮口に擦りつけながら大助はぎりりと奥歯をかみ締め両手を伸ばし、霞王の体を抱きしめていた。

「めっ……か、こっ……ホントに、ッめッ……あ、あ、あっ……あああぁああああぁぁぁぁああああああぁッッ!!!!」

自分よりも上位の牡に好き放題に躯を貪られる興奮。どくり、どくりと吐き出される白濁。
膣内を白く染め上げるその牡液の奔流を感じながら、霞王はイき、声を震わせる。

「んっ……うぅ……はっ…ぁ……ぁ……ッ……」

 恍惚の声。白濁のうねりを受けて、霞王の体が小刻みに震える。
背中に回した手がぎりぎりと爪を立て、そして一気に脱力。体中から力という力が抜け、
尻を握る大助の両手に一気に体重がかかった。

「気絶…したのか?俺ももう…限界だ」

繋がったままリビングを後にし、寝室へ入る。ベッドの真ん中にそっと小柄な体を寝かせ、
その横にもぐりこむ。
何度も何度も絶頂に導かれ、力の尽きはてたその肢体の、胸にも、腹にも、背中にも、尻にも、内股にも、
信じられないような量の白い粘液がこびりつき、この数刻の激しさを物語っていた。
もは霞王の肌が白いのか、大助の精液で白いのか区別がつかない。
拭ってやりたいが体が動かない。リビングの後始末さえしていない。
後先考えずに張り切った自分に苦笑を零しつつ、大助は目を閉じる。

「おやすみ、アンネ」

最後にそう囁くと、電源が切れたように眠りの世界へ落ちていった。

           ――――――――――――――――
510470:2006/11/12(日) 04:22:34 ID:O/zr8NWc
朝の光が遮光カーテン越しに差し込んで、その眩しさに御嶽・アンネリーゼは目を覚ました。
チチチ…と雀の鳴き声が聞こえる。
寝ぼけ眼にもはっきりと解るほどに見るも無残なことになっている制服はひとまず意識の脇に追いやる。
ベッドのシーツを適当に、落ちない程度に巻きつけ、ふらふらと頼りない足取りでコーヒーの薫るリビングへと向かう。

「やっと起きたか。おはよう  ってなんて格好してるんだよ!」

「おはようじゃねぇよこのケダモノ。好き放題出しやがって…
制服だって着れる状態じゃねぇからこんな格好してんだ。好きでやってるわけじゃねぇ。
てゆーかなんで俺様はまだ気だるいのにお前はそんな元気なんだよ…ありえねぇ」

どっかりとソファーに腰掛け、テーブルにぐったりと頭をのせたまま霞王がぼやく。

「お前がひ弱なだけだろ?戦闘班ならもっとシャキッとしろよ」

苦笑交じりに大助が答えるが帰ってきた返事は ふん、という鼻息だけだった。

トーストとハムエッグ・トマトとレタス・きゅうりのサラダ。
ごく一般的な朝食を食べ終え、食後のコーヒーを啜る大助をテーブルに顎をのせたままの霞王がじーっと見つめる。
猫のような目をした彼女にそうやって見られ、どうにも居心地が悪くなってきた頃にぽつりと霞王が呟く。

「おやすみ、アンネ」

                  ガフッ

「おおおおお前、あの時起きてたのか!!?」

盛大にコーヒーを吹き零す大助。一方霞王は心底楽しそうにニヤニヤと笑っている。
「半分夢うつつだったけどな。しっかしまぁ、鬼畜大王にもカワイイとこあんじゃねーか。
『おやすみ、アンネ』 …ぷっ」
「忘れろ!忘れたといってくれ!」
「『おやすみ、アンネ』 …ぷぷっ」
「うがあー!」


虫憑きも、始まりの三匹も、特環やむしばねでさえも関係ない

それは最高で最悪な日常を彩る、かけがえの無い安らぎの一時。
511470:2006/11/12(日) 04:35:40 ID:O/zr8NWc
以上です。

バカップル乙。えろいキス。この二つのテーマだけ何とか盛り込みました。

エロス成分を煮詰めると大口を叩いておきながらたいしてエロくならんかった。
テキストエディタがフリーズしたため文のレイアウトが非常に見にくい。
なんでこんな時間に投稿してんだ俺。
反省点が多すぎて正直泣きそうです。

あと351さんすみません。
本文中に特殊型三人娘inメイドコスを示唆するような文があります。
笑って許してくれると嬉しいですが勝手に使うなとお叱りの言葉を受けてもしかたないですね。

あぁ、ここもだらだらとまとまりの無い文になってしまった…
512名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 04:46:24 ID:fa825Uns
乙!! GJ!
これはいい霞王だ
アンネ可愛いよアンネ
513名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 07:40:53 ID:0H1CSFOm
朝からスバらしいものみちまったよ!GJ!
514名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 09:50:29 ID:Dkgi1dgs
GJ!GJ!
いやいやいや、大してエロくないどころか、もう最高っスよ。
じっくり攻める描写が非常にエロエロです。
最後の大助オチ(なんだそれ)も、らしさが出ていてイイ感じ(w
515名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 13:45:34 ID:dvK4zFFD
乙ですー
キス描写がかなりツボ。
ラストで大助をからかう霞王もツボ。こう言う雰囲気かなり好き。いいねえ。
516名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 13:57:52 ID:XlFpzQBQ
なんとGJなことかっ!
霞王というかアンネかわいすぎ(*´Д`)
517470:2006/11/12(日) 19:51:29 ID:O/zr8NWc
おぉ、外出先から帰宅したらこんなにレスが…

読んでくれた人、レスをくれた人dクス デス
次はねねか火巫女にでもチャレンジしてみる。   需要はあるのかな?
518名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 20:06:37 ID:+3KBZAv1
>>517
すげえGJっす、アンネがめちゃ萌え

需要ありまくりっすよ、ていうか書いてくださいお願いします
519名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 23:34:21 ID:smueSHva
>>517さん>>382の者です。ぜひ3pでおねがいします。
520351:2006/11/12(日) 23:46:55 ID:rmfMvM9u
>>511
いいっスよ〜。
話が広がって良い感じです。

こっちはエロ萌えを目指しているので、ガチエロはお任せします〜。
521名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:13:26 ID:nl6RzOeq
>>517
乙。
需要ありです
522名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:56:01 ID:nLlcYjVJ
>>517
ねねの需要はありまくりですがな。
彼女と大助だと、えらくしっとりとしたラブエロな雰囲気で難しそうだが。
……ん? もしかして、大助のまわりでまともなおねーさんタイプは彼女だけか?
実姉はアレだし、仕事場の人もアレだし(w
523名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:57:08 ID:tV5Ptmif
>>517
よろです。
盲目な火巫女をドロドロのベトベトに犯してやってください
524517:2006/11/14(火) 00:37:30 ID:/PvLERpr
ぬあっ 3Pやら陵辱やら難易度の高いリクがっ

まとめるとつまり
           ねねとしっぽり情事に耽った後特環へ
                   ↓
             特環の通路で蹲る火巫女発見
                   ↓
「大助クン…私汚されちゃったの…」「そんなことない。火巫女は綺麗さ」「なら抱いて見せてよ!」
                   ↓
        「大助君の体からねねさんのコロンのにおいがするよ…?」
                   ↓
       「ちょ…火巫女さん?こんな所で火球を出したらあぶな  ウボァー」

となるのか。なんつーカオス空間なんや…
525517:2006/11/14(火) 00:44:31 ID:/PvLERpr
こんな文庫本が一冊出せそうなアホな妄想はほっといて大人しく3P書きます。
陵辱は書いたこと無いから今回はパスで。 523さんスマソ
時間があれば大人なおねいさんなねねとのムーディーな情事も書きたい。
ライブ後に二人きりの打ち上げとかいろいろなシチュがあるよね

あ、351さん許可dクスです。いつのまにかガチエロ担当になっててビックリですがww
526名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:19:07 ID:Fm9VCmj3
ひとまず書かない妄想と言いつつ、>>524ラストで大助がオチているのにワロス(w
かっこう時の攻撃的な面と言い、ホント彼は不幸に万能なキャラだ。

ねねはイイね。プライベートで大助をリード出来る数少ない女の子?かも。
ゆっくりと>>525のSSの待ってますー
527名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 20:29:16 ID:Zgs1b1nA
>525
おー、楽しみにしてます。
しかし、火巫女とねねとはまた独特な組み合わせを。
528名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 14:06:59 ID:xJmYmqha
大助はかっこうの側面があるので、SもMもイけると言う素晴らしい主人公だな。
529名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 14:56:50 ID:IN6oAooQ
ねねに虐められる大助を見てみたい
かっこうに虐められるねねを見てみたい
530517:2006/11/15(水) 14:57:42 ID:YVCGC7R7
携帯から失礼。517です。
本題の3Pに四苦八苦してるのに息抜きで書いた初季たんかっこうを逆レイプが先に完成しそうだ。
少し時間がかかるけど
初季たん逆レイプ

「姉弟でSEXなんて変だろ!?」「変じゃないよ!普通だよ!」

ねね&火巫女変則3P
の三部作になるかな?かな?かしらー?
時系列としては三つとも本編五巻の大食い戦後です。
初季たんとおねぇちゃんの需要はあり?
531名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 17:45:44 ID:ANCkpKVi
すばらしい。
ぜひともお願いします!!
特におねぇちゃんを!!!
532164@充電中:2006/11/15(水) 20:33:41 ID:zkCXKM1z
あるある>息抜きに書いたほうが先に完成

書き手が増えて嬉しいな
がんばりやがれデス
533名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 20:48:29 ID:AzAMbdTU
>>530
>の三部作になるかな?かな?かしらー?

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::...゜ . .:::::::::  /ヽ ノ    ヽ__/  ....... . .::::::::::::........ ..::::
:.... .... .. .     く  /     三三三∠⌒>:.... .... .. .:.... .... ..
:.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
:.... . ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:(   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ無茶しやがって… ..........
....  i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
..   三  |   三  |   三  |   三 |  ... ............. ........... . .....
...  ∪ ∪   ∪ ∪   ∪ ∪  ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
  三三  三三  三三   三三
 三三  三三  三三   三三


>初季たんとおねぇちゃんの需要はあり?
モチ。初季はかっこうに色々含むものがありそうで楽しそう。
処女なのにリードしそうなおねえちゃんとか(w
534名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:12:40 ID:afxL7577
>>530

初季モノをもとめてやまなかった俺がいる
535517:2006/11/15(水) 23:04:56 ID:vAy2rZRC
>>532
応援dクス

1、推敲も誤字脱字チェックもしていないが初季がエロシーン除いて書けた。
2、最近すすめられたゲームのせいかおねぇちゃんがヤンデレ気味になってしまった。書き直し
3、ねねとの絡みは書けたのに3Pがまったくといっていいほど進まない…意地でも書く!



「教授ーエロパロ書いてたら構造力学のレポート提出が絶望的っスー」「単位やらんぞ」
(∩゚д゚)ア-ア-きこえな−い
536名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:54:24 ID:NmJ5Zl2c
レポートとしてその原稿を出して教授を納得させるべきだと思うな
出来るならその教授に添削してもらうことがベスト
537名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:11:02 ID:t6MdQP9X
彼は官能小説評論の大家でもあるしな
538名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 18:41:46 ID:KZeFVQ/y
期待
539名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 13:52:47 ID:mLwR0CAU
期待
540名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 01:23:21 ID:pH2h1RRN
レポ作成の息抜きにSSを書くのでは無く、むしろ、エロパロの息抜きに
レポを仕上げると言う発想の展開で(w

なんとなく、初季ってエチの最中でもあんまり変わらん気がする。性格的に。
541名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 00:29:36 ID:4vW5BOib
冬場の全裸待機は堪える、ということで一刻も早く>>517が単位を諦める日を(ry
542名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 22:09:28 ID:B9rityaL
なんか、ねねって何時の間にか漁夫の利で大助の傍にいそうな感じだなあ。
543名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 22:18:12 ID:4vW5BOib
>>542
霞王やらおねぇちゃんやらが大騒ぎしてるのを大助の横でにこにこしながら見てるイメージが沸く
544名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:59:14 ID:d0cWIQyU
霞王は威勢はいいけど、いつも損をしてそうだな(w
545517:2006/11/23(木) 18:56:09 ID:3oZyj2Ie
ベッドでも威勢がいいとみせかけて類稀な誘い受けの素質を持つ霞王とか妄想してみる。

レポートの締め切りを過ぎた罰としてのレポートに追われる517です。
消費者金融の利用者の気持ちがすこしわかった。こんど駅前でポケットティッシュ片手に佇むリーマンを見かけても鼻で笑ったりしないぜ

いま最後の推敲中だから投下は日曜になると思う。
541さんはオニンニンくらいは隠して待っててね
546名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 23:05:26 ID:qIrJ/ZAt
>>545
何一つ隠さずに全裸で仁王立ち待機だ。ということで日曜日まで気温が下がらないことを(ry
547名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 11:14:07 ID:WHptL5iL
半裸待機ニョローン
548名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 20:55:44 ID:hCrRbno5
そろそろかな?
549名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:06:11 ID:MFTndyQl
激しくwktk
550名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:14:40 ID:hCrRbno5
今日・・・寒いな
551名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:16:50 ID:MFTndyQl
素っ裸はキツいねえ…
552名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:17:39 ID:eWShpHcO
まったくだ、縮みあがっちまうよ
553名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:04:49 ID:wJ64RRbt
月曜になっちまったよ・・・
554名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:06:01 ID:I067HfD0
SSを読みたいという夢を叶えるために俺はここに居る…全裸で
555517:2006/11/27(月) 01:39:37 ID:6nG1y8lS
ぬあ、すまんバイトから帰って寝て起きたら日付が変わってた。
全裸マンも半裸マンも待たせてスマソ。もうまってるヤシはいないと思うが今から投下します。
556517:2006/11/27(月) 01:41:30 ID:6nG1y8lS
「やぁっとベッドから出れたよん」
リノリウムの床を踏みしめ、大きく伸びをしながら少女がぼやく。
「まったく、ちょぉぉっと虫を使いすぎて衰弱しただけなのに個室に点滴まで手配するのはやりすぎだよ…まったく柊子たんは…」
ぶつくさと文句を言いつつも、歩み続けるその顔に浮かぶのは苦笑と微笑の入り混じった、なんとも形容しがたい笑顔だ。
「ま、お節介なとこもあるけどあの年増女よりはるかに好感がもてるのも確かなんだよねぇ」
彼女の名は白樫初季。虫憑き、号指定、無し。今が食べごろの16歳である。

          ――――――――――――――――――
「紫央市で戦闘したのに第三総合に収容されたってことは本格的に東中央預かりになったってぇこと…?でもあのぽけぽけっとした柊子たんが魅車のババアと渡り合えるはず無いよねん」
しばらくうんうんと唸りながら考えていたが、結局どうでもよくなってやめた。
「お偉いさん方の事情をしたっぱが気にしても仕方ないか。東中央でしっかりお仕事こなして中央のやつらを見返してやるとするかぁ… ん?ここは…」
考え事をしながら歩いていたため、自分の病室を通り過ぎてしまったようだ。引き返そうとしたところで一枚のネームプレートが目にとまった。
「薬屋大助って…”かっこう”の本名だよねぇ…」
激しい戦いだったが特に大きな怪我は負っていない。ベッドに寝転がるのは昨日で飽きた。
「…悪魔と恐れられる奴の寝顔でも拝見しますかっ」
幸か不幸か、初季を止める者が通りがかることは無かった。 
そして、病室への扉は開かれる。
         ―――――――――――――――――――
557517:2006/11/27(月) 01:42:14 ID:6nG1y8lS
「おはよーございます」
もう昼だ、と言う突っ込みは入らなかった。必要以上に声を顰め、足音すら消して病室へと侵入する初季。気分はスタードッキリのレポーターである。
「ここでバズーカでも打てばテレビそのままだよねぇん。…音に驚いて反射的に撃ち殺されたらシャレにならないけど」
抜き足、差し足、忍び足。こっそりとベッドに近づいた初季の目に入ってきたのは”かっこう”こと薬屋大助の寝顔だった。
「カワイー顔で寝ちゃってまぁ…ほんとにこれが火種一号の最強の虫憑きなのかねぇ。いまだに信じられないよん」
苦笑をしつつすやすやと眠り続ける”かっこう”を見つめる。


じっとかっこうの顔を見つめていた初季がぽつりと呟く。
「大食いと戦ってる最中にアイツが言ってたのは本当なのぉ?分離型の虫憑き狩りを起こさせまいと頑張っていたなんて…」
なんと大きな目標なのだろうか。『無駄に犠牲を出さずに戦いを終わらせる』虫憑きに関わる誰もがそれを理想とし、いつしか諦める。
皆理想を貫くことに疲れ、犠牲が出ることを苦い笑いをもってやり過ごした。
その泥沼のような戦場へ彼は頭から突っ込み、そしてその中で大真面目に戦い続けているのだ。
いつ終わるとも知れないこの生存競争の中、この少年は理想から目を逸らさず、理想を追い求めるあまりに道を踏み外すことも無く、まっすぐに立ち、歩み続けている。

「……ズルいよん"かっこう"、どうして同じ同化型なのにこんなに開きがあるかなぁ?」
超絶無比に強力な砲撃。同化型特有の強靭な体を活かした体術。格段に高い任務成功率。
悪魔と罵られようと、冷酷だと蔑まれようとも夢を諦めず、前に進み続ける信念。
それにひきかえ自分はどうだ。私は弱い。戦闘力は皆無だし取り得は飛行能力くらいしかない。
故郷を焼き払い、先生を殺したあいつに復讐することだけを考え生き延びてきた。彼とはなにもかもが違う。
「アタシも君くらい強ければ…」
嫉妬、僻み、羨望、様々な感情が入り混じり、なんだか無性に泣きたくなった。

            ――――――――――――――――――――
558517:2006/11/27(月) 01:42:59 ID:6nG1y8lS
「ふぅ…  ヤメヤメ。こんな不毛なこと考えるのはアタシのキャラじゃないよん。」
先ほどまでの暗い気分を吹き飛ばすように首を横にふり、頭を切り替える。

「それにしてもよく寝てるよねぇ…うりうり」
小声で呟きつつ頬をつつく。嫌がるように眉をよせ、むずがる大助を愉快そうに眺めながら何度もつつきまわす。
「ほーれほーれ。暢気に寝よってからに」「やめろよ霞王…  もうすこし寝かせてくれ…」

ぴ た り と、大助をつつきまわしていた初季の指が止まる。
「霞王…?いま霞王っていたよねん…?ナニそれぇ?ベッドでこんなこと言うってもしかして霞王たんとかっこうってそーゆーカンケイなのぉ?おねぃさんビックリだよ…」
眉根をよせたままの大助を眺めつつ初季の思考は続く。
「そういや夕たんと詩歌たんと三人で逃げてたとき霞王たんが諦めて東中央に逃げろって言ってたような…
  あっ!かっこうに頼んでやるとも確か言ってたよん…これはもしかして…もしかしちゃうのぉ!?」
中央の戦闘凶と東中央の悪魔のカップル。想像しただけでぞっとしない組み合わせだ。
「戦闘任務がデートとか…?いやだよんそんな殺伐としたデートは…だいいちラブラブぅな二人なんてまったく想像がつかないよん」
いやな想像を振り払うように首を横に振る。
「まぁ、虫憑き特有の体だけのカンケイってやつかねぇ。どうする詩歌たん。キミの男はヤリ男かもよぉ…」
頬をつつくのにも飽きたのか、狙いを鼻に定めて軽くつまみ、すぐに放す。
もぞもぞと頭を動かして大助が呟く。
「なんだよねね…まだ起きなくてもいいだろ…」
地獄のような沈黙が病室に横たわる。
「……霞王たんの次は”ねね”?…ねねって異種三号のあの歌手の子だよねぇ…?そういえば霞王たんもねねたんも元東中央だけど…まさかあそこの局員みんな喰っちゃってるとか…?まさかそんな…ねぇ?」
なんともいえない表情で呟かれた声が、真白い病室に吸い込まれて消えた。

         ―――――――――――――――――――――――
559517:2006/11/27(月) 01:43:37 ID:6nG1y8lS
唖然とした初季がポツリと呟く。
「戌子って”あさぎ”…だよねぇ?香魚遊は”ころろ”でしょぉ…?ありすとえなとたかこってホルスで聞いたことがあるような…それにうららときららって名前からして双子…?」
霞王とねねで驚いていた自分は甘かった。頬をつつき、鼻をつまみ、耳に息を吹きかけること十数回。
ここまでやっても起きないことにも驚いたが怪我の深さを考えると納得がいった。
しかしちょっかいをかけるたびに違う女の名前を呟くことにはもっと驚いた。
「女の敵だねぇ。間違いなく女の敵だ。ここにいない詩歌たんの代わりにオシオキしなきゃねん」
目覚め始めている影響か、生理現象として屹立しつつあるかっこうの股間を眺めつつ呟く。
舌なめずりをしつつベッドに這い上がる初季。先ほど感じた嫉妬心を振り切れないままでいたことには、本人は気がついていなかった。

        ――――――――――――――――――――――――
とさ、と自分の脇でなった音に、大助は目を覚ました。いくら戦闘で血を流しすぎてしまったとはいえ、こんなに近づかれるまで気づけなかった自分の消耗具合に驚く。
意識が戻ったのは昨日だが、血が足りないために輸血をし、その後ずっと寝ていたのだ。
「誰だっ!?ってからすか…暇なら柊子さんと話でもしてろよ」
「その名前で呼ばれるのは好きじゃないよん。初季って呼んでって前にいったよねぇ?まぁ、そんなことより今は鬼畜なかっこうにオシオキだよん」
「はぁ?鬼畜って誰がだよ?ていうかワケの解らんこと言ってないで降りろ。いつまで人の上に乗ってるんだよ…」
血を流した影響か、気だるそうに文句を言う大助は自身の上に馬乗りになっている初季を睨みつつ文句を言う。振り落とせないことも無いが、面倒だった。
「ぐちぐちとうるさいなぁ。そんなかっこうたんにはこうだっ」
がば、と覆いかぶさって来る初季に驚くも、反応の遅れは致命的だった。なすすべも無く両腕をぐい、と持ち上げられ、そのままベッドの頭上のパイプに括りつけられる。
抵抗しようにも力が入らない。それ以上に、覆いかぶさる形で顔に押し当てられた年の割りにずいぶんと豊かな胸に思考を停止させられていた。
「な、なにしやがる!?馬鹿なことはやめてさっさとこのバンダナを解けよ!!」
「解けといわれて素直に解くヤツなんていないよん。それに…」
にやりと笑い、初季が口を開く。
「さっきからアタシのお尻にあたってるコレ、なぁにぃ?」
「…な、バ、バカ。男は皆起きたときそうなるんだよっ!第一こんなことして恥ずかしくないのかy「でもこれ、霞王たんやねねたんといたときもこうなったんでしょぉ?」」
思いもよらない人間の口から意外な人間の名前を聞いて盛大に焦る大助。
「な、なんで知って…」「あ、やっぱりそうだったんだぁ。あとはあさぎところろも喰っちゃったてホントみたいだねん」
畳み掛けるように抱いたことのある女性の名前を言われ混乱する大助。寝起きのうまく回っていない頭に爆弾発言を落とされもういっぱいいっぱいのようだ。
「ぅあっ…お、おま、何やってんだよ!?」
いつの間にか太ももの辺りに膝立ちしている初季にするりと股間を撫でられ、裏返った声で大助が叫ぶ。
「うるさいよんかっこう。女の敵で鬼畜のキミは今から初季おねーさまにオシオキされるってさっきいったでしょぉ?」
ずるりと病院着と共に下着まで引き下ろされ、半勃ちになったナニが外気に晒される。
びくりと体を強張らせた大助に向かい、舌なめずりをしつつ蠱惑的に微笑む。
「じゃ、覚悟を決めてねん」

         ――――――――――――――――――
560517:2006/11/27(月) 01:44:24 ID:6nG1y8lS
しゅにしゅにと半勃ちの剛直が撫でさすられる感覚に、大助は背筋を震るわせる。
「くっぁ…うぅっ…や、やめろって言って…うぁ」
「ふふっ…」
男の性感を知り尽くしたような指の動きにあえなく剛直はそそりたつ。
「うわぁ…おっきぃ…かったイし、ふっといし…大物だねぇん」
亀頭を指の腹でさすりつつ、うっとりと初季が囁く。
「感心してないで、やめ…うあぁっ」
否定の言葉を口にしようとするたび、きゅっと人差し指と親指でできた輪で亀頭が締め付けられる。
「つ、ぅく…!」
「気持ちよさそうな声だしちゃって…ゴーグル取った素顔だと可愛いねぇ…」
妖艶に目を細めつつ、愉悦を滲ませた声音で大助を辱める初季。
鈴口から溢れ出した先走りを指ですくい、上から順に亀頭に塗りつけていく。
初季の指が舐めるように蠢くたび、涙のように零れる先走りを潤滑油に滑るたび、大助は剛直だけでなく体全体を震わせる。
「はぁっ……、はっ…、ん、ふ、……くぅ」
量を増し、とろとろと垂れだした先走りを指に絡め、くちゅくちゅと水音を立てながらこすり立てる。
「かっこうたんはエッチだねん。ほら、こんなにおっきくなって悦んでる」
「だ、だれもよろこんでなんかいねーよ……くぁっ」
「口答えする悪い子にはこうだよん」
茎を舐めるように、亀頭に絡みつくように、カリ先をさするように指を躍らせ、激しくこすりたてる。激しさと共に的確にツボをついた愛撫が、ごっそりと大助の理性を削る。
先端から滴る汁が、削れてなくなっていく理性と反比例するようにますますその量を増す。
「く……くあぁっ…」
抗いようの無い甘い感覚に翻弄されつつも、奥歯をかみ締めてこらえる大助の姿に初季は目を細める。
「粘るねぇ…夕たん並みのガンコちゃんだよまったく…」
顔を真っ赤にし、身悶えしつつ射精をこらえる姿を気にもとめずに問答無用で扱きあげる。
「…ぁ、…くあっ、………う、ぅ、う、……」
   うあっ…出るっ…くそっなんでこんなことに…
心中で悪態をつきつつ、翻弄されっぱなしの意識が限界を感じ取る。
手コキでイかされる屈辱も、一方的に玩ばれるばかりの羞恥も薄れ、下腹部の焼け付くような感覚に身を震わせると、そのまま射精まで突き抜けると思っていた快感が、なんの前触れも無くぴたりと止まる。
561517:2006/11/27(月) 01:46:13 ID:6nG1y8lS
「え………?」
わけもわからず初季を見つめると、頬を上気させたまま興奮しきって陶酔したような表情に妖しげな笑みを浮かべている。
「かっこうたんったらそんなに気持ちよさそうな顔しちゃってぇ……イキたいのぉ?」
「………………………………」
沈黙する大助。だが限界が近いことは一目瞭然だった。
「イキたいの?こんな場所で?いつ看護婦が入ってくるかもわからないのに?おちんちんしごかれて射精したいのぉ?」
恥ずかしい台詞を畳み掛けるように告げる初季。大助は反抗するように首を横に振る。
「あは、やらしい顔してヨダレまで垂らして、ぜぇんぜん説得力ないよん?」
「…おれ、…は、いきたく…なんか、…ない」
「ふぅん…」
「うああああああっ!!」
ぐりっと初季は指を亀頭に巻きつかせ、鈴口を押さえてそれらをぎゅっと握る。
「違うんだったら、これ思いっきりしごいちゃっても関係ないよねん」
欲情に濡れた瞳、興奮に上ずった声で支離滅裂なことを言うと、初季は握った剛直を一気にしごきたてる。
「くああああっ!あっ、あーっ!!」
悲鳴にも似た声をあげ、大助が大きく身を仰け反らせる。剛直からは幹全体に粘液が絡みつく激しい水音が響き、パンパンに張り詰めた亀頭が擦られるたびにはねた。
「くっ、…うぁっ、……だめだ、もう…出、…出るっ」
「んふ」
「くぅっ、…うあぁ、……ぁ?」
――――射精する。その瞬間、初季の指が剛直の根元を強く握り締めた。
尿道を押さえられ、無理やりに吐精を中断させられた大助が呆けた表情に困惑の色を浮かべる。
「なん………、とめっ……」
嗚咽のような弱々しい口調で疑問を発する大助を上気した顔にチェシャ猫のような笑いを浮かべて初季が覗き込む。
「だぁって、イキたくないんだよねぇ?」
射精寸前まで追い詰められた剛直が、初季の手の中でひくひくと暴れる。
けれど手での愛撫は完全に止まっていて、大助は身を焦がす欲情と衝動を持て余す。
特に男のソレはどこまでも衝動的で、一度止められてどうにかなるものではない。
「……ね、イキたい?」

大助は、目を逸らしつつ短く頷いた。

「ちゃんと言葉でおねだりしないとだめだよん」
恥を忍んで首を縦に振った大助を待っていたのは、無常な一言だった。
「ねぇ、イキたい?もっと気持ちよくなりたい?」
脳髄をとろかし、細胞のひとつひとつまで震わせるような蠱惑的な囁き。
淫靡な呟きと甘い吐息に誘惑され、大助の理性が音を立てて折れる。
「イかせてくれ…」
「誰にぃ?」
「…くっ……初季に…イかせて欲しい…」
「んふふ。良くできましたぁっ」
満足そうに頷くと、初季は大きな動きで剛直をしごきあげる。さらにもう片方の手も伸ばし、五本の指先で亀頭を撫で回した。
「くぅっ…うあっ」
カリごと陰茎をしごかれ、鈴口を指でほじりまわされ、大助は今度こそ限界を超える。
くるんとスナップをつけてカリ首の下をなぞられると、それが絶頂の引き金となった。

562517:2006/11/27(月) 01:48:08 ID:6nG1y8lS
「ッ、く―――――――!!」
びゅくり、びゅくりと間欠泉もかくや、と言う勢いでどろりとした精液が吹きだす。
決壊した快楽に腰が浮き、膝立ちで大助のイキ顔を眺めていた初季の胸元まで精が飛ぶ。
きゅっきゅっと締め付けつつしごかれるたびに、尿道に溜った精液が初季の病院着にはじける。

「あーあ、こんなに出しちゃって、看護婦さんに怒られてもアタシ知らないよん」
手に残る濃厚な精液を、ぺろりと舐め取り息を荒げているかっこうをからかう。
「気持ちよかったでしょぉ?ま、いままでいろんな女の子を泣かせてきたバチがあたったと思ってこれからは反省するんだよん」
ベッドから降り立ち、サイドテーブルに置かれたティッシュではねて来た精を拭きつつかっこうに言い渡す。
ヤることヤったし、手首を拘束したバンダナを解いてやろうと思い立ったところで肩に手が置かれ、声をあげるまもなくぐいとベッドに引き倒される。


「あ、あれ…?アタシのバンダナは?」
「縄抜けくらいできるっつーの。かなりキツク結んであったけどな。さんざん弄りたおしてくれやがって…タダで帰れると思うなよ?」
「ジョーダンきっついよん、かっこうたん。このまま大人しく帰すってコトは…」
「あるわけねーだろ。   …反撃開始、だ」

          ――――――――――――――――――
そのあとのことは良く覚えていない。
全身をとろ火で炙るように撫でまわされ、密かに大きさが自慢の胸も、嬲るように弄られ、揉みしだかれ、舐められ、たっぷりじらされた挙句お返しと言わんばかりに手でさんざんイかされた。手も足も痙攣するまでイかされたのは、はじめてだった。
耳元で囁かれ、言われるままに恥ずかしいおねだりをさせられたような気も、する。
騎乗位で自分から挿れさせられた。イってもイっても止まない腰の動きに翻弄され、ナニを口走ったか定かではない。
ただ、かっこうの嘲笑するように歪められた口元と、今まで体験したことの無い絶頂感、意識を失い最後のかっこうの胸元にくずれおちたことだけを朧げに覚えていた。

「なにようあの体力は…病み上がりの癖に最後はアタシのほうがヘバっちゃったのねん…」
きっちりと着替えさせられ、自分の病室で目を覚ました初季はいまだ腰の奥に残る痺れを感じつつ一日進んだ携帯の日付をぼんやりと眺め呟いた。
恐ろしく手ごわい悪魔だった。一旦は優位に立ったものの怒涛の反撃をくらい、体勢を立て直す暇もなく蹂躙された。
そう。あれは反撃なんて生易しいものでは断じてない。蹂躙と呼ぶに相応しい暴力的なまでの快感だった。
そこまで思い返し、ぶるりと肩を震わせた初季は朝食を運んできたと告げるノックの音に正気に戻る。
「いけないいけない。昨日のコトは封印だよん。思い出すだけで死にたくなるほど恥ずかしいことも言わされたし……あぁ、ヤメヤメ。いまはごはんをたべなきゃねん」
外の看護婦に返事を返すとまもなく朝食が運ばれてくる。まずい病院食の到着に感謝するのは初めてだ、と思いつつ箸を手にとった。

       ――――――――――――――――――――
563517:2006/11/27(月) 01:48:45 ID:6nG1y8lS
味気ない病人食の朝食を食べ終え、ベッドにもぐりこんだ時、彼女はやって来た。
「ごきげんようデスからすさん…元気にしてやがりましたか?」
「か、霞王たん?なんでこんなとこにいるのぉ!?」
「どこにいようとオレ様の勝手だろ。大食いとの戦いで中央も大慌てしてやがるからな。Cに居場所を誤魔化してもらってここに来たんだよ」
「それはわかったけど…何かアタシに用事でもあったっけ?魅車のババアに言われて捕まえにでもきたの?」
「それだったら居場所ごまかす必要ねぇだろ…まぁ、その、なんだ。あのときの礼を言いに来たんだよ。礼を。」
「礼なんか言われるようなことしたっけ?」
「大食いに撃たれたとき、ねねのそばまで運んでくれただろ。あの時は…助かったよ」
霞王らしくない素直な態度に、初季はきょとんと目を瞬かせる。
「ど、どうしたの一体?霞王たんが素直に礼を言うなんて…?」
「お前、じつはオレ様のこと嫌いか……?ひでえ言われようだな…」
ちっと小さく舌打ちをうつと、苛立たしげにブロンドの髪をかきあげ、いやいやながらも霞王が答える。
「Cに言われたんだよ…『あなたが死ねば大助さんが悲しみます。そんなあなたの命をすくったからすに礼も言わなかったとは何事ですか』ってな。
オレ様の情報の受け渡しを担当してるのはCだ。任務ごとに小言を言われちゃたまらないしな。無指定とはいえオレ様から逃げ切ったことのあるオマエの顔を立てて、礼を言いに来てやったんだ」
「来てやったって…それはお礼を言う態度じゃあないよん。それよりCってあの雷落としたC?そんなにあのかっこうたんに懐いてるの…?
まさか霞王たんにとどまらずあの愛理衣ってロリっ子にまで手を出してるの!?」
「オイちょっと待て、なんでオレ様に手を出したって知ってやがる!?それにオレ様はロリじゃねえ!!…おもしれぇ。
礼を言ったらソッコーで帰ろうと思ってたけど気が変わった。どこからそれを知ったかきっちり話してもらおうじゃねぇか…」
「え!?…ははは、黙秘権は…?」
「あるわけねぇだろ。オラ、きっちり話しやがれデス」

霞王ににっこりと微笑まれつつさんざん問い詰められ、昨日のことを洗いざらい喋らされるまであと30分。
いまだ病室で大助の寿命は、霞王の寛容さにかかっている…のかもしれない。

564517:2006/11/27(月) 02:02:42 ID:6nG1y8lS
以上です。
なんだかあんまりエロくならんかった。
初季たん逆レイプと謳いつつ、受け大助→(`・ω・´)シャキーン
なのはまぁ…その…このスレの仕様だと思ってください。
最初から最後まで受け受けしい大助は書けんかった。まだまだ力不足と言うことか…
要精進です。

『ど、どんまいまいまいちゃん!この次のおねぇちゃん話はきっと上達してますっ!
そう、エロパロ保管庫にムシウタのコーナーができるまで、まいまいちゃんがんばるっ!!』
「せめて2スレはいかないとムリだろ…保管庫の中の人も忙しいんだから無理言うな」
565名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:12:46 ID:iY2mMozh
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ハッ!?

グ……GJ…………! 寝ずの番をするだけの価値がここにはありました……
マジ萌えた、初季たんヤバイマジヤバイ

ってか愛理衣がかっこうの側近か従者みたいで良かったw
566名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 03:00:13 ID:iVb9wQYZ
半裸で待ってた甲斐があったのだニョロ〜ン 〜(-w-)〜
GJ!

てか、かっこうこそ<大食い>だろ
567名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 08:00:42 ID:wJ64RRbt
くそおおおお寝ちまったあああああああorz
今から大学、読む時間がないなんて・・・
568164 ◆kEbG6rosEA :2006/11/27(月) 10:19:26 ID:9qust7av
フハハハ、夜勤バイト明けで朝から読んでるオレ様勝ち組。(そうか……?)
さておき517氏は超GJ。
正直、俺より霞王書くの上手いのに嫉妬している。
うおお、過去の作品消してぇっ……!!

>受け大助→(`・ω・´)シャキーン
>なのはまぁ…その…このスレの仕様だと思ってください。

激しく心が痛いんですがそこを敢えてスルーする勇気。(スルーしてない)

なお現在、五郎丸柊子支部長代理の調教モノ執筆中。
なーんか長くなりそうなんで気長に待っててくれると嬉しい方向。

517氏に告ぐ、たぶん俺しか言えないので敢えてゴー。
「かっこうに陵辱されてる初季のネチネチした描写、どうして書きやがらないデスカ?
てめぇこのままで済まされると思うなよデス」







でも単位は落とさない程度に。
569名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 10:24:03 ID:dNjfXEkb
gooood joooob!
570名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:15:54 ID:XSdjzuaB
ぐっじょぶb
571名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:23:30 ID:Uh1f5HPp
世界の中心でGJを叫ぶ!…全裸で
全裸で寝落ちして全裸で起床した時はビビった
そして俺も>>568と同じ事を言わせて貰おう


お願いしますかっこうに陵辱されてる初季タソを描いてくださいお願いしますorz
572名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 17:11:28 ID:uUV/b8hj
テラJG!!
573名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:08:59 ID:AXjB18p4
強ぇぜかっこう・・・
でもムッツリスケベな詩歌たんには逆に吸い尽くされるんだろうな
574517:2006/11/28(火) 22:31:04 ID:r7t2NLHm
読んでくれた人、レスをくれた人ありがd 当日は寒い中待たせてすまんかった
寝ずの番をしてくれてた二人には感謝してもしたりないぜ…
嬉しさのあまりゼミの先輩方にこのスレに投下してることがバレたことも(゚ε゚)キニシナイ!!

エロス描写を長くしすぎても冗長かなとばっさり切ったトコを読みたいと言ってくれる人がいてびっくらこいた。
暇を見つけて投下するかも?

おいどんがこのスレに投稿できたのは過疎時に保守してくれたみなさんと
コンスタントに良作を投下してくれた164氏のおかげなのですじゃ。
過去作を消したいなんて寂しいこと言わんでくだされ
柊子たん調教伝wktkしつつ待ってます。

あと詩歌と大助は体の相性があわずに別れることになると信じてるのは俺だけではないと思いたい
575164 ◆53kD6zXFSI :2006/11/29(水) 09:10:04 ID:enP2xGj7
またトリップ間違えてたぜ……
飲酒して書き込むとダメだな(と言いつつ今も夜勤明け→ビール直行だが)

エロス描写だが、ある程度尺があったほうが使用時のことも含めて都合が良いのではなかろうか
って、控え室スレでしたほうがいい話かな

まあ俺が言いたいのは要するに、むっつりすけべな詩歌たんってなんか萌えるなってことだ以上
576名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 13:03:51 ID:5DsM3rL1
>詩歌と大助は体の相性があわずに別れることになると信じてる

いやいや、大助のエロパワーには構わんから、他の人間を巻き込んで解決するんですよ。きっと(w
都合良く実は生きていた利菜とか巻き込んで。

だだし、嫉妬パワーが強くなりすぎると詩歌>大助となって搾り取られるので要注意。

>このスレに投下してることがバレたことも(゚ε゚)キニシナイ!!

逃げれ。
577名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:52:43 ID:pf1uqIis
初季との直接描写が無かったのが逆にエッチぃかった(にゃー
読んだあと妄想が止まらなかった。

自分の中では詩歌は大助のように出会った女子を食いまくってる
すごい天然誘い攻め、っていう設定が。
578名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 19:55:56 ID:CZOYhVJP
少なくとも利菜は1巻で喰われてるわけだしな
579名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 20:00:07 ID:Dlx/aXOs
>出会った女子を食いまくってる
ちょっと待て、大助じゃなくて『詩歌』がか?







それはそれで!
580名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:19:17 ID:4Aj53MIo
それはけしからん誘い受けだな
581名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 18:14:41 ID:B8o2YbT7
もはやけしからんキャラだらけだ
しかし>>150の設定はいつの間にかデフォになってるなwナイスww
582名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 18:35:51 ID:av0NtVJn
>>150の発言があったからこそカップリングに縛られることなくいろんなキャラのカラミが書けるんジャマイカ

…ん?つまりこのスレ一番の功労者は>>150ってことになるのか?
583名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 20:00:48 ID:MkpZZIky
違いない
少なくとも俺は思いつかなかった
584名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 10:03:25 ID:ZPoCnVFM
>573の者なんだが正統派至上主義のつもりでかましたフリが
なんかすげぇことになってる・・・ムッツリスケベ恐ぇ・・・
585名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 17:36:44 ID:3JRBsn8a
>>150って誰だろうと思ってレス見たら…俺かorz

やっぱこのスレの職人さんは凄いな…妄想力が半端ない…
586名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 17:55:22 ID:PX2u3n1k
ふゆほたる捕食済リスト
立花利菜
海老名夕
白樫初季
魅車八重子





……恐ろしい子!
587名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 17:57:19 ID:Jfp3uPNp
なみえを忘れてもらっちゃ困るぜ。
588名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 20:03:04 ID:GkEjAPBX
素晴らしい想像力を活かした文章 と書くとカッコイイのに
半端無い妄想力を惜しみなく注ぎ込んだ文章 とするととたんにダメ臭が漂うのは何故だ
589名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:45:59 ID:4F8dPs5M
ふゆほたる捕食妄想を羽ばたかせていたら、いつの間にか利菜×詩歌でSSができていた。
まだ前半しか書けてないんだが……。
まだ人いるようなら投下しちゃうぜ
どうよ?
590名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:55:37 ID:2eLL+t+I
わっふるわっふる
591517:2006/12/02(土) 01:59:16 ID:W9NQGK+z
わっふるわっふる
おねぇちゃん話も3Pもなかなか進まないから燃料を投下してくれるとありがたい
592スノウ×バード:2006/12/02(土) 02:09:33 ID:4F8dPs5M

 利菜は夢を見ていた。
 ……昔の夢だ。
 そこは、冷たいコンクリートの牢の中だった。利菜はそこで長い時間を過ごした。そのせいか、やけに細かなところまで記憶してしまっている。便器の位置や鉄格子の間隔、床の染みもそっくりそのまま、あのときの再現だった。
 あの、銀色の枷の感触まで。
 虜囚だったころ、利菜の首にはつねに金属製の装置が嵌められていた。犬のように首輪をされ、鎖のついた手錠でつながれていたのだ。
 特環は利菜を実験動物のように扱った。食事も排泄も監視されていた。日に何度も尋問され、組織に服従しろと強要された。利菜は唇を噛んで屈辱に耐えるしかなかった。すべて、あの首輪のせいだ。
 セイフティネック、と特環の奴らは呼んでいた。
 爆薬を仕込み、リモコン式でいつでも起爆させられる”虫憑き用の安全装置”。つくづく、腐りきった連中だと利菜は思う。こんなもので拘束されていなければ、皆殺しにしてやるのに。
 ――どこからか、女の声がした。
『まだ首を縦にふる気がないの、被験体2587号――いいえ、”リナ”』
 眼を上げると、うっすらと微笑んだスーツ姿の女が、利菜を見下ろしていた。
 鎖のような笑みだ。
 その女のことを、利菜が忘れたことはない。利菜に、悪夢に見るほどの恥辱を刻んだ特環の職員。名前は――魅車八重子。
『どうしてわかってくれないの? 私はこんなに、貴女を愛しているのに』
『死ね……』
 利菜は自分の喉から、ねじって搾り出すような憎悪の唸りが漏れるのを聞いた。
『死ね……死ね……死ね……』
 頭の中が真っ黒に染まる。殺意。もはや重量を持って脳をすり潰しそうなほどの、ギザギザとした硬質な殺意。利菜はそれを知っている。初めて人を殺めたときから、利菜はいつも憎しみで相手を殺してきた。
 最初の被害者は、実の父親だった。”虫”を使って、轢き殺した。
 ――こいつも殺してやる。
 利菜は”七星”を呼ぶ。利菜の肩に小さな天道虫が留まり……そして見る見る間に巨大化する。
 死ね……。
 死ね。
 死ね、死ね、死ね。
 殺してやる殺してやる殺して――――

593スノウ×バード:2006/12/02(土) 02:10:13 ID:4F8dPs5M

「……りな? ……利菜っ!?」
 激しく揺さぶられて、利菜は目を覚ました。
「ん……」
 冬の午前の明るい光が、利菜のまぶたを濡らした。どうやらベッドに座り込んだ拍子に、うたた寝をしてしまったらしい。朝の眠気がまだ残っていたのだろうか。さっき朝食を食べてから、さほど時間が経っていないようだった。
 色白のほっそりした少女が、利菜の顔を心配そうに覗き込んでいる。
「……詩歌? どうしたの、何かあったの?」
「あ、あの……利菜が、すごく、うなされてたから……」
「……そっか」
 利菜はほっとして、小さくため息をついた。
 詩歌は先日の特環との戦闘の際、巻き込まれていたところを拾った少女だ。”むしばね”の仲間ではないが、いかにも素直な、シアワセそうに笑う娘で、信用できる相手だと利菜は判断していた。
「ちょっと、ね……へんな夢みてた」
「その……お父さんとかの、夢?」
 利菜は子どもの頃、母親ともども、父親の暴力に晒されていた。そのことは今朝、詩歌に話したばかりだ。
 そうか、と利菜は気づく。あんなこと話しちゃったせいで、詩歌を変に心配させてしまったのかもしれない。詩歌は気持ちのやさしい子だから。
「ううん……。そんなんじゃないの。ごめんね」
「え……えっと?」
 何か謝られるようなことしたっけ、という様子で、詩歌は小首をかしげる。
 利菜はそっと手を伸ばして、詩歌の髪に触れた。
 色素の薄い髪だ。
 詩歌は全体に、色彩が淡いような印象がある少女だった。肌も新雪のように真っ白で、触れたら溶けて消えてしまいそうに儚い。
 利菜は絵描きの目で、詩歌を描くなら水彩かな、とぼんやり考える。
「…………あ、あの、利菜……?」
 じっと見つめられて、詩歌はとまどったようにはにかむ。
 利菜は愛しくなって、くすっと微笑んだ。
「ううん。詩歌って本当に可愛いね」
「……………………ぇ」
 詩歌はぽーっと頬を赤らめた。
「うーん。ほんっとに羨ましいなぁ、その、午後から逢う約束してるってオトコ。くそう。こんな可愛い娘をコマすなんて許せんヤローだっ」
 そんな……と、詩歌はうつむく。
「わたしなんかより……利菜のほうが、ずっときれいなのに」
「……え? えっとぉ〜。そ、そういうこと、真顔で言われると困っちゃうなぁ」
 利菜は焦って、わたわたと手を動かす。
「ううん、本気だよ。利菜みたいにきれいな人……。わたし、今まで会ったことない」
 詩歌は、きゅ、と両手を握り締めて、夢見るように言った。
 利菜は少し複雑な気持ちで、曖昧に笑った。
「……あたしは、きれいなんかじゃないよ」
 それから、ごまかすように続ける。
「そーだ! 詩歌、髪いじってあげる」
 利菜はぱたぱたと走っていって、櫛とドライヤーを用意してきた。詩歌をベッドの上にちょこんと座らせ、鼻歌まじりに髪を梳きはじめる。
「詩歌の髪、サラッサラだねー。ほらほら、するって滑るよ。するするー。すごーい」
「あのね利菜、そんな、そのままでも……いいよ……」
 だーめ、と利菜は決めつける。
「たいしたことできないけどさ、やんないよりはいいっていうか。うーん、気分の問題? ほら、せっかくデートなわけでしょ。いつもとはちょびっと違う自分でドキドキさせちゃおー、とか」
「そ、そうかな……」
 照れ照れして恥ずかしがる詩歌は、まんざらでもなさそうだ。
「そうだよ。うんと可愛くなって行こうよ。カレが鼻の下長くして待ちわびてるんだから、ね」
「待ってて、くれるのかな……」
 詩歌は呟くように、そう漏らした。
「わたし、昨日ね、彼の手を振り払っちゃったんだ……。そんな、冷たくするつもりは全然なくて、行き違いなんだけど……。傷つけちゃったと、思う……。もうわたしに愛想をつかして、他の子と仲良く遊んでるかも……なんて」
 つっかえていたものを吐き出すみたいに言って、詩歌はうつむいた。
「こういうネクラなことばっかり考えてちゃ……ダメだよね……」
「……不安?」
 こくん、とうなずく。
 ああ、恋をしているんだな、と素直に思えるその姿が、とても儚くて。
 ――愛しかった。
「……。詩歌、いいこと教えてあげる」
 利菜は不意打ちで、詩歌を後ろからふわりと抱きしめた。
594スノウ×バード:2006/12/02(土) 02:10:54 ID:4F8dPs5M

「え…………?」
「虫憑きってね、つらい気持ちのときは、虫憑き同士で慰めあうの。……こうやってね」
 耳元でくすぐるようにささやく。そしてそのまま、耳たぶに口づけた。
 詩歌の身体がぴくんと反応する。耳のふちがほんのり赤く染まっている。利菜はそこをなぞるように、舌を這わせていった。
「…………ぁ…………」
 利菜の舌はゆっくりゆっくりと詩歌の耳の敏感な神経を刺激し、さらには、そろり、と耳の穴に侵入していく。詩歌はくすぐったそうに、くふぅ、と喉を鳴らした。利菜はやわらかくていい匂いのする首すじへ顔をうずめながら、やさしく詩歌の胸を触る。
「……ぇ、そこ……っ…………ん…………ゃ…………」
「イヤ、だった?」
 詩歌は顔を真っ赤にしながら、ふるふる、と首を振る。
「やじゃない……けど……」
「けど?」
「で、でも……だって……女の子どうしで……」
「カンケーないっ」
 駄々をこねるように、利菜は言い切った。
「だって、好きなんだもん」
 利菜は切れ長の目を機嫌のいい猫のように細め、詩歌のくちびるをとろりとした目線で眺めた。詩歌が途端に、切なそうな顔になってそわそわと手を彷徨わせる。息を詰めて、どうしよう、と決めかねるような瞳で利菜に問いかけてきた。
 利菜は、くすっと愉しげに笑って、詩歌をきゅっと抱き寄せる。
 詩歌は抵抗しなかった。
 二人の身体が寄り添い、絡み合って、シーツに押し伸ばされていく。
「…………ん…………っ…………」
 慰めあい睦みあう、長い口づけの最初の瞬間。
 利菜は可憐なフルーツのような唇を、たっぷりと愉しんだ。まずはそのみずみずしく官能的なやわらかさを味わい、けれどすぐに満足できなくなって、くちびるを割って舌を滑り込ませる。
 詩歌の中は甘い蜜で潤っていて、まるでよく熟れた葡萄を食べているみたいだ。白い歯を舌でそっと避け、とろりとした果肉を舌で絡め取る。たっぷりと蜜の甘さが絡みつく。
「……ぁ…………はぁぁ…………んっ…………ぁあ…………」
 目を閉じていても、詩歌の甘いため息が鼓膜をくすぐる。
 利菜は薄く目を開けて、詩歌の反応を鑑賞しながら、征服を進めていった。
 じっくりと、決して焦らず、丁寧にキスをする。一つ一つの動き、誘惑、期待、満足感、快感のすべてを余すことなく味わう。葡萄の粒を口の中で弄び、噛み、その濃い果汁を飲み干すように。
「……ぁあ…………んん…………っ、…………はぁん…………」
 利菜が詩歌をかき混ぜるたびに、くちゅ……と、かすかに湿った音を立てる。味蕾が詩歌の味を感じ、口腔の内側でぬるぬるとしたえもいわれぬ食感を堪能する。たべものとしての詩歌は、儚いどころか生命力にあふれた力強い果物だ。
 ――と、詩歌がこれまでと変わって、反抗の兆しを見せ始めた。
 わたしは植物ではなくて動物だ、と主張するように。
 おずおずと、でも自分から舌を伸ばし、利菜を求めてくる。
 利菜は詩歌の伸ばした舌を慈しむように絡めとり、吸った。キスが濃厚さを増す。唾液の甘さが消え、擦れあう粘膜の感触が脳髄を貫く。
「……ん……ちゅる……あ、はぁっ……はぁ、はぁ、……んっ……ちゅ……」
 詩歌の喘ぎ声の質が、少しだけ粘り気のあるものに変わった。くたりと腕から力が抜け、緊張で硬くなっていた身体が「たべてください」と言わんばかりに差し出される。
 ”下ごしらえ”が終わったことを見て取って、利菜は静かに上半身を持ち上げ、最初の一回目のキスを終えた。
 詩歌はぼうっと蕩けた瞳で利菜を見上げ、口の端からよだれが滴るのも気づかず、はぁはぁと荒い息をついている。利菜は指でそのよだれをぬぐい、自分の口に持っていって、つまみ食いをするみたいにぺろりと舐めた。
「詩歌、キス上手いね」
「りな……だって……。はぁ……。こんな……わたし」
 詩歌が恥ずかしそうに口元を隠す。利菜は悪戯を思いついた子猫みたいにくすくす笑いする。
「ねぇ、おっぱい触っていい?」
 その答えを聞く前に、利菜は両手で詩歌の胸を揉みしだいていた。
595スノウ×バード:2006/12/02(土) 02:20:21 ID:4F8dPs5M

 利菜の長い指が、詩歌の服の上から丸い稜線をなぞる。
「ん…………」
 詩歌は顔を横向け、恥ずかしさに耐えるように下唇を噛んだ。
「詩歌、可愛い……」
 朝食の後、詩歌がせっかく着替えた制服を、利菜はするすると解いていく。まるで服は脱がされるために着るのだといわんばかりに。
 リボンを解き、白いブラウスのボタンをぷちん、ぷちん、と外していく。そのたびに、詩歌は焦ったように口元に手を当て、もぞもぞと身じろぎする。利菜は薄い笑みを浮かべたまま、嗜虐的に目を細めてその様子を眺めていた。
「あ。やっぱり肌、きれい……」
「ゃ……」
 はだけられた胸を、詩歌はとっさに隠そうとする。だが、利菜は手首を押さえつけて、そうさせない。
 オフホワイトの下着に包まれた、まぶしい双丘が露わになる。
「……っ…………かしい……」
 詩歌の身体は清らかで、まっさらだった。降ったばかりでまだ誰にも踏み荒らされていない淡雪のようだ。利菜は手を触れるのをためらわれるような気持ちになって息を呑み、それでも、こみ上げる欲望に突き動かされて詩歌に手をつけた。
 しっとりとして、吸い付くような感触。
 利菜は生唾を呑みこみ、すっと手を回して、詩歌のブラを外した。カップを持ち上げると、控えめながら美しい形の乳房が顔をのぞかせる。
 利菜は黄金に魅惑されたように、大切にそのふくらみを手のひらで包んだ。
「…………っ…………ぁんっ!」
 詩歌がたまらずにぞくぞくっと背中を震わせる。利菜はぺろりと唇を舐め、興味深げに詩歌の表情を覗き込む。
「……すっごい、ふわふわ……」
「恥ずかしいよ……利菜……」
 なんて、可愛いんだろう。
 なんて、愛しいんだろう。
 どうしてこんな、奇跡みたいに汚されていない娘が存在するんだろう。
 ――そのとき、利菜の中に嫉妬のような、理不尽さへの怒りのような、いじわるな気持ちが湧き上がった。
 利菜は身体を覆いかぶせ、詩歌のおっぱいをわざと乱暴にいたぶりはじめた。
「……つっ……、り、利菜ぁ……ちょっと……痛い……」
 そう言いながら、詩歌はいやらしく反応しはじめる。利菜は詩歌にも女のみだらな本性が隠されているのを見て取って、いささか残酷な気分になる。
「ね、詩歌。さっき、どんな夢見てたか教えてあげる」
 利菜は詩歌の乳首をころころと指先で転がしながら、耳元でささやく。
「え……?」
「あたしが昔、特環に捕らえられてたことは言ったでしょ。……そのときにね、あたしを服従させようとして、奴らは拷問をしたの」
「ご……うもん?」
 荒い息の狭間で、詩歌が聞き返す。
「そう。痛いことや苦しいことを散々されたわ。それで、特環に従えば楽にしてやるって言われた。でも、あたしは最後まで従わなかった」
 詩歌は利菜の口調にこめられた冷たい響きを感じ取ったのか、きゅっと身を硬くした。
「するとやつらは、別な手段に出たわ。あたしを性的に屈服させようとしたの」
「せ、せい、性、的……?」
 詩歌がはっと息を呑む。
 利菜はその隙に、詩歌の敏感な部分を強くつまんだ。
「はうっ……り、な……」
 利菜は、詩歌のこりこりとしこった乳首を弄びながら、とびっきり毒のある言葉を耳に流し込む。
「強姦されたの」
596164 ◆53kD6zXFSI :2006/12/02(土) 02:22:30 ID:4F8dPs5M
そしてこんなところで引っぱってしまうw
のこりは週末にでもうpするぜよ

それにしても>>150設定は便利だなーw
597517:2006/12/02(土) 03:02:56 ID:W9NQGK+z
蝶GJ!
では続きがうpられるまで全裸で待機しますか

351さんの続きも楽しみにしてるぜー
598名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 10:35:44 ID:E+Hog1xB
やべえ!
もう全裸待機しかねぇよ、おい!
wktkが止まらねぇ!!
599名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 11:02:53 ID:mMvC09L0
だれかいまだ名前すら挙がっていないアイジスパものを…
600名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 11:37:34 ID:kTCmTRof
>>599
いや出てたぞ?
忘れたけど、確かレイジとかいう…
601名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 13:37:22 ID:sj8g9omL
>>596
先を越された・・・!!

と、思ったら自分のより全然すごいorz GJ!そしてwktk
出直してくる(にょろん…

城谷怜治もいい男だから結構使えるかもな
602スノウ×バード:2006/12/02(土) 16:55:22 ID:D1/JMswy

 利菜の尋問に当たったのは、主に魅車という特環の職員だった。あのどこか歪んだ、偏執的な性格の年増女。
 利菜は湿ったコンクリートと、鉄格子の錆の匂いとともに、あの寒い牢獄のことを思い出す。
「あの施設には、あたしと同じ捕らえられた虫憑きたちがたくさんいたわ。皆、絶望してた。あたしは許せなかった。いくら力を持った組織だからって、誰かから理不尽に居場所を奪うなんて、そんな権利はないって。
 でも正面から歯向かう力は、まだなかった。だから、あたしは皆を必死に励ました。
 居場所を奪われたなら、創ればいい。
 虫憑きたちの居場所をみんなで創ろう、って。
 そして、あいつらにはそれが目障りだった」
「あ……ぅ……」
 身をよじって逃れようとする詩歌を、利菜はむりやり押さえつけて、その髪の匂いを嗅いだ。甘い汗の匂いが、暗い記憶をわずかに洗い流す。
「……り、な……。はな……して……」
 イヤ、と口の動きだけで伝えて、利菜は詩歌の乳首を指で弾いた。くぅん、と可愛い声で鳴いて、一瞬抵抗の力が抜ける。利菜は詩歌を背後から抱きすくめて、強引に乳を弄んだ。
 詩歌は嫌がりながら、それでも鼻にかかった甘い声を漏らしてしまう。
「……ん……ふぁっ……あぁ……や、やめ……」
「あいつらは何かと名目をつけて、あたしに”罰”を与えたわ。
 態度が反抗的ってだけで、食事を抜かされたり、おしっこを我慢させられたりした。尋問を全部無視したら、セイフティネックだけのすっぱだかにされて、他の収容者たちの前を歩かされた。それでも屈しないとわかると、あの女はあたしを徹底的に辱めることを考えた」
 利菜は詩歌の耳に、冷酷な声で呟き続ける。
 そうしながら、今度は詩歌のふとももから、つうっと指を這わせていく。
 詩歌がびくん、と全身を震わせる。
 利菜の指が、大事なところに徐々に迫っていく。
「どんなことをされたか、聞きたい? 詩歌」
 詩歌は泣き出しそうな顔をしていた。利菜は「どうしたの?」とでも言いたげな無慈悲な微笑で、それを眺めた。かわいそうな詩歌は、膝を割って忍び寄ってくる長い指先に抗うすべがない。
 秘密の場所を覆う布地に、利菜の悪意が触れる。
 利菜はやさしく、そして容赦なく下着の横から指を割り込ませた。
 詩歌が鋭く息を呑み、利菜の微笑が深くなる。
 さぁ、ここからが本番だ、と告げるように。
「あの女はね、まずあたしの牢の前に、仲間たちを集めた。あたしの言葉に賛同してくれた虫憑きの仲間……。それと、欠落者の男たちを五、六人連れてきてた。それであの女は、『これからお友だちの前で、貴女をたっぷり愛してあげる』って言ったの」
 利菜の指は、詩歌の大事な場所をそろりそろりと這い回り、撫で回す。必死で声を我慢する詩歌を、利菜は愛しさをこめて見つめる。
 だが指先はそれと反するように、残虐な手口でひそやかな割れ目にもぐりこみ、詩歌を蹂躙する。
「ぁ…………ぁぁ…………っ…………ぁあああ…………」
 だめ、だめ、と何度も首を横に振る詩歌。なのに、詩歌のあそこは、はしたなくとろとろに濡れていく。
「あたしはまず、へんな薬を打たれたわ。なんだか、ひとりでにあそこが濡れてくるみたいな、へんな薬。そして欠落者たちを横一列に並べて、次々にあたしを犯すよう命令した」
 詩歌が怯えきった目で利菜を見上げてくる。
 だが残忍な利菜は、一片の慈悲もかけなかった。
 指先で小さなクリトリスを探り当てると、丁寧に丁寧に、あくまでもやさしく、触れるか触れないかほどの微妙さでほぐしていく。その細やかな指使いが、巧みに詩歌を追い込む。
「くぁ…………ぁ…………はぁ…………んん…………」
「ねえ、詩歌、想像してみて。
 動けないように縛りつけられて、四つんばいにされたまま、顔も知らない男たちにいたぶられるの。
 たくさんの手で触られたり、指を突っ込まれたり、舐められたりするの。汚くて臭い男のものをむりやり口でしゃぶらされたり、お○んこにねじ込まれるの。モノみたいにあそこの穴をおもちゃにされるの。
 それで悲鳴を上げたら、『良い格好ね、リナ。素敵よ』って嘲笑われるのよ。
 あたしを頼ってくれた仲間の、皆の前で。
 惨めで、恥ずかしくて、……おまけに……。
 ……………………………………………………きもち、よかったわ……!」
603スノウ×バード:2006/12/02(土) 16:58:44 ID:D1/JMswy

 利菜はささやき声で、慟哭するように言った。詩歌を両手の腕でしっかりと抱きしめ、逃げられないようにして、耳から言葉をねじ込んでいく。
 そして、下からは指を。
 詩歌のそこは、もはやぐちゃぐちゃと下品な音を立ててしまうまでに濡れてしまっていて、するりと抵抗もなく利菜の指を飲み込んでしまう。
「や……利菜、もうやめ……」
 利菜は、やめない。
 急所をえぐる指の動きも、とめどなく吐き出される酷い言葉も。
「イっても、イっても、許してくれなかった……。
 全身を精液でべとべとに汚されて、それでもまだ犯され続けた。欠落者ってね、底なしなの。やれって言われればいつまでもやり続ける。あたしが気を失っても、平気で犯し続けるの。
 なんども失神して、目覚めたらすぐ口に突っ込まれて射精されたりした。生臭くて吐き出したら、頬をぶたれて、床に落ちたのを舐めさせられた。
 おなかが精液でぱんぱんになるまで精液を飲まされたわ。精液だけじゃない。おしっこも飲まされたの」
 あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……。
 詩歌は、もう喘ぎ声を押さえきれなくなっていた。詩歌は利菜の腕に両手を添えて、跳ねるような高い声で、切なげに何かを訴える。
 やめてほしがっているのか、もっとしてほしいのか、もはやそれすらわからないようだった。
 利菜はゆっくりとした口調で語りながら、その指先だけで、詩歌を思いのままに操った。
 詩歌の望むリズムは、既に見破っていた。
 利菜は好きなときに詩歌を高めさせることができた。そして詩歌が達しそうになると、わざと指の動きを鈍らせていたぶった。
「……やっ……ひっ……。り、なぁ…………ひぐっ……。おね、おね、がぃ……」
 高めさせては、じらす。
 いったん抑えては、また快楽の頂へ持ち上げる。
 三度か四度、それをくり返すと、詩歌はすすり泣きはじめた。
 それでも、まだ利菜は許す気にならない。
 利菜は愛しげな、そしてとびっきり淫蕩な顔つきで、こぼれた涙をぺろりと舐めた。
「どのくらいの時間犯されてたのか、さっぱり覚えてないけど……最後のほうになったら、膝ががくがくになって、あたしはもう立っていられなくなってた。
 抵抗する気力もなくて……そうしたら、あの女が私の側に寄ってきて言ったの。
 『さあ、リナ、そろそろ理解できたでしょう。私たちの便器になる未来と、私の愛しい子どもになる未来……どっちがいいかしら?』って。
 あたしは言ってやったわ――『死ね』って。
 そうしたらあの女は満足そうに笑って、あたしの顔に跨った。それで下着を脱いで、あたしの顎を掴んで開かせて、ちょろちょろおしっこしたの。あたしはそれを口で受け止めて、黄色いのをごぼごぼ飲まされたわ。
 『美味しいでしょう、リナ? 貴女は素敵な便器よ』ってね」
 詩歌の耳にそう呟いた瞬間、詩歌は、ぞくぞくっと首をすくめて「あぁ……」と呻いた。
 辛そうな、それでいてうっとりした表情だった。
 利菜の語る言葉に興奮してしまったのか、詩歌のあそこからいっそう濃くていやらしい液が垂れてきた。
 もう許して、と詩歌が泣きながら懇願する。
 利菜が残酷に微笑む。指の動きを速くする。
「それでね、詩歌。あたし……あたし、死ぬほど感じちゃってたの。おしっこを飲まされて、あたし感じてたの。あんな気持ちいいセックス、なかったわ。最高で――最悪の体験だった」
 くちゅ……くちゅ……。
 ぐちゅぐちゅぐちゅ……。
「ああ……はあ………………っ」
 一気に、リズムを早めていく。
 崖の下に突き落とすように、刺激をどんどん強めていく。
 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……!
 そして最後に緩めて、受け止めるようにやわらかく、丁寧に愛撫する。
 ………………くちゅ………………くちゅ………………くちゅ………………くちゅ………………。
 それで、堕ちた。
「は……ぁ……ああ……ぁああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
 詩歌が強く利菜にしがみつく。
 びくびくっ、びくびくっ、と小さく可愛らしく痙攣する。
 詩歌はぼんやりした瞳を半開きにして、しどけなく口を開けていた。じんわりと余韻を味わっているのか、身動きもせずにベッドに身を横たえている。利菜はそんな詩歌の表情を納得がいくまでたっぷりと眺め、嗜虐心と悪戯心を満足させた。
604スノウ×バード:2006/12/02(土) 16:59:24 ID:D1/JMswy

「イった? 詩歌」
「………………うん」
 詩歌はうつ伏せになって顔を隠し、恥ずかしそうにうなずく。利菜はその背中にぼそりと声をかける。
「――でも、わかったでしょ。あたし、詩歌にきれいなんて言われる資格がない。……身体じゅうが穢れてる」
「……………………」
 詩歌は、黙ったままシーツに顔をうずめている。
 利菜はなんでもないことのように苦笑して、肩をすくめた。
 そしてふいに醒めてしまったみたいに、あっさりと詩歌から離れ、立ち上がった。
「……学校に行くわ。今日は休みだけど、美術室は開いてると思うから。詩歌も後で来てね」
 言い置いて、外出の準備をはじめる。
 まずはパジャマを着替えてしまわないといけない。それから髪を整えて。そういえば朝食に使った食器も、シンクに放置したままだ。
 忙しく動き出しながら、利菜は、どうしてこんなことを告白してしまったのかな、と考えていた。
 正直なところ、少し後悔してもいた。
 今朝の父親の話といい、詩歌には、隠していたはずのことをどんどん暴かれてしまう。
「……利菜」
 詩歌に呼びかけられたとき、利菜はシンクに沈めた茶碗を手に取っていた。
 そして、その声があまりにも近くから聞こえたことに驚き、取り落としかけた。
「……詩歌」
 いつの間にか、詩歌がとても近くにいた。
 利菜はこれでも、最強の虫憑きの一人だ。無防備に見えて、常に危険に対応できるような準備ができている。なのに、詩歌に密着されるまで気がつかなかった。
 ふわりと、不意打ちで抱きしめられる。
 耳もとで、詩歌の細い声がした。
「利菜は、……きれいだよ」
 つい、鼻で笑った。
「……馬鹿なこと、言わないでよ? あたしは、魅車のおしっこを飲んだ女なの」
「きれいだよ。だって」
 ぎゅ、と強く抱きしめられる。
 まるで、……大事なものみたいに。
「だって利菜は、それでも夢を捨てなかったんだもの」
 心の奥を、熱い何かでガツンと殴られたみたいな気がした。
 ……ああ。
 どうしてなのかな。
 どうして、この子みたいな純粋な存在がこの世にいるのかな。
 許せないよね。
 不公平だよね。
 だって、だって、
「利菜の心は、利菜の夢は、……誰よりもきれいだよ」
 だって、こんなに……たやすく、心を奪われちゃうなんて。
 利菜は顔を覆って、ぐすん、と洟をすすった。
 なぜだか、泣けてきて仕方なかった。
 詩歌は利菜の頭を抱き寄せ、いいこいいこ、と撫でた。余計に泣けた。
 それからそっと顔を上げさせ、詩歌は、利菜にキスをした。
 これが、……ものすごく巧みなキスだった。
 利菜はこらえきれずに声を漏らし、力が抜け、腰が砕けた。
 詩歌のなすがままに手を引かれ、利菜は再びベッドに引きずり込まれた。
605スノウ×バード:2006/12/02(土) 17:08:35 ID:D1/JMswy

「わたしが全部、きれいにしてあげるね」
 すべすべの指でパジャマを脱がされ、利菜は丸裸にされた。もう、気がついたらそうなっていた。なんどもキスされて、服の上から胸を愛撫され、それに陶然となっているうちに、一糸まとわぬ姿に変えられていた。
 それから、詩歌はそのくちびると、信じがたいほどいやらしく動く舌で、利菜の全身をすみずみまで愛撫しはじめた。
 まずは耳から責め立てられ、利菜はぞくぞくと感じた。首すじに指を這わされ、鎖骨を舐められてよがり声を上げた。
 それから肋骨の隙間、二の腕の内側、手の甲、指の股。舌と指でゆるゆると愛撫され、ほとんど半狂乱で感じまくった。
 うそだ、と思った。
 何で、こんなところが、こんなに気持ちいいの……?
「はぁ……んぁ……。……し、いか…………っ……。……も、もぉ……ゆる、してぇ……」
「だーめ。利菜の気持ちいいところ、全部見つけるの」
 詩歌の奉仕は、たっぷりと続いていく。
 詩歌の舌はまるで媚薬を分泌しているみたいだった。どこを舐められても、しゃぶられても、吸われても、感じてしまう。
 すごい。
 詩歌のキスが、ものすごく感じる。
 背中や腰骨に舌を這わされると、勝手に声が出る。おへその周りを舐め回されて、ぐちょぐちょに濡れてしまう。おっぱいの下側を舐められると気持ちいいなんて、初めて知った……。
「利菜って、スレンダーなのに、胸おっきいね」
 詩歌はたおやかな指で、利菜の乳房をやわやわと揉みしだく。詩歌は指先もおそろしく巧みだった。皮膚の上をやさしくなぞられているだけで、電撃が走るような快感に苛まれる。
「ずるいなぁ、このプロポーション」
 すっかり息が上がって、利菜の呼吸はもう喘鳴のようだった。息ができないくらい、感じさせられている。
 その上、詩歌のあの気持ちよすぎる舌が胸に襲いかかってきた。
「あっ…………んぁぁぁぁ……」
 詩歌はわざと利菜の乳首だけを残して、ゆっくりと、円を描くように乳輪の周りを責めてきた。利菜はそれだけでびくん、びくん、と反応してしまい、でもじれったくて、早く核心を犯してほしくて仕方がなくなる。利菜は思わず口走った。
「ち、くび……」
「利菜……乳首、してほしい?」
「……うん、して。ちくびなめて……」
「じゃあ、いっぱいしてあげる」
 詩歌は、過敏に意識の集中した乳首を、かぷりと口に含んだ。たっぷりと唾液をつけ、密着させて、舌の上でころころと転がす。赤ん坊のように無邪気に吸いつき、あむあむと甘噛みし、かと思うと卑猥な音を立ててしゃぶる。
 そのたびに、利菜はあられもなくいやらしい声を上げてしまった。
 詩歌は時間をかけて、利菜が完全に屈服するまで敏感な乳首を責め続けた。利菜はなすすべもなく詩歌にやられつくした。
 胸だけで、二、三度、軽くイった。
「そんなに……きもち、よかった……?」
「……うん。詩歌のキス、気持ちよすぎる……」
 詩歌は風に舞う雪のようにふんわりと、シアワセそうに微笑む。
 そして言った。
「じゃあ、つぎは下半身だね」
 利菜はこれ以上の快楽を与えられるのかと少し空恐ろしくなり、その期待感だけで、気が遠くなる。
606スノウ×バード:2006/12/02(土) 17:09:38 ID:D1/JMswy

 今度は、つま先からだった。
 足の指を丹念に舐められ、ふくらはぎを指先でくすぐられて、ぞくぞくと背すじが震えた。くすぐったいのと気持ちいいのの中間の刺激が、曖昧に利菜を責めさいなむ。
 大胆に脚を開かされ、ふとももの内側を丁寧に舐め上げられる。
 詩歌はいつの間にか服を脱ぎ捨てていて、利菜の脚に絡みつくように素肌を触れ合わせてきた。天国のようなあったかくてふわふわの感触が片足全体を包んで、満ち足りた幸福な気持ちがそこから伝わってくるようだ。
 詩歌は透明なくせに蕩けた、みだらな表情で、利菜のすらりとした脚を撫で回し、微妙な場所にちゅっと口づける。
 その様子はまるですがりついて情けを乞うているようで、”奉仕”されている、という感じが強烈にした。
 でも実際は、手玉に取られているのは利菜のほうだった。もはや形勢は完全に逆転し、主人と奴隷とは入れ替わっていた。たぶん利菜は今、詩歌の命令ならなんでも聞いてしまうにちがいない。
「腰、浮かせて」
 詩歌がそう言った。利菜は抵抗する考えも浮かばずに、詩歌にすべてを任せた。詩歌はそっと利菜を引き寄せ、利菜の女性の部分がすっかり見えるようにすると、とうとう、そこを責め堕としにかかった。
「………………っ、………………っ……っ!」
 詩歌の舌が、利菜のすべてを支配していく。
 信じられないほどに、詩歌の舌の動きはいやらしすぎた。
「……ちゅく……ちゅく……」
 クリトリスは、あくまでもソフトに。
 慎重に、微妙に、壊れやすいものを扱うように。
 そうっと、そうっと、ごく小さな刺激からはじめる。
 じわじわと、口の中で飴を溶かすように舐めていく。
「……ん…………ふぁぁっ……」
 この時点で、利菜はもう我慢できなくなって声を漏らしていた。
 利菜の細い腰、しなやかな長いふとももの間で、詩歌の可憐な顔が淫靡に動き続けている。サラサラのショートカットが顔の動きにつられて流れ、ときおりそれを掻き上げては耳にかける。
 とめどもなく、愛撫が続く。
 高く持ち上げられた利菜の両のつま先が、漂うように宙を引っ掻いている。利菜は詩歌の与える快楽の渦の中に捕らえられ、押し流されるままに溺れるしかない。激しいのに、決して荒々しくなく、むしろ細やかに包み込むように、利菜は愛されていく。
 ――溶かされちゃう……。
 詩歌の唾液が利菜の愛液と混ざり合い、卑猥なジュースになって器に溜まる。詩歌が時折、美味しそうにそれをちゅるちゅると啜る。複雑なひだひだの奥に舌を差し込まれ、中まで味わわれる。
 いやらしいことをされればされるほど、利菜は分泌して詩歌の舌を愉しませてしまっていた。
 いつまでもいつまでもくり返される、注入と吸引、挿入と蠕動の愛撫。
 終わりもなく、どこへ向かうとも知れず、ただふわふわと空に浮かんでいるような感覚が頭の芯を麻痺させる。
 理性が液状化し、恥ずかしいことをしてほしい気持ちが膨れ上がっていく。腰がくねくねとひとりでに動いてしまう。
 詩歌がそれを見透かしたように、利菜の顔を覗き込んでくる。利菜はとっさに両手で表情を隠そうとするが、詩歌はいつのまにか利菜の手首をしっかり捕まえていて、もう、もがいてもどうにもならなくなっていた。
 ぺろり、と詩歌がクリトリスを舐め上げる。
 利菜はびくん、と震え、艶かしく身体をくねらせる。
 おねだりするみたいな目になってしまう。
「利菜って、エッチだね……」
 詩歌はにっこり微笑む。利菜は胸がドキドキして、どうしようもなくもっと欲しくなっていく。どんどん、欲張りになる。
「…………ぁ…………」
 詩歌の愛撫が、わずかに調子を変えたのがわかった。ほんの少しの、傾斜。なだらかに、ループするように流れていた水が、ある一点を目指して河をなし、ゆるやかに集まっていく。
 すぐにではなくて、じわじわと。
 細い急流ではなく、滔々とたゆたう大河のように快感を寄せ集める。
 その先にまつ怒涛の終焉を予感して、利菜は怯えた。
 だって、そんなことされたら……。
 ……気持ちよすぎて、おかしくなる……。
 だが詩歌の計画は、着実に進行する。利菜は詩歌の意のままに、深い部分から徐々に加速するように高められていく。
 舌が。
 おま○こ。
 吸っちゃだめ。
 ああ、深くまで……。
 思考が切れ切れになり、泡になって弾ける。訳がわからなくなっていく。
 ……あぁ……くる……。
 ……きちゃう……。
 ……おかしくなる……。
 と、利菜が身構えたとき、肩透かしを食らわせるようにすっと絶頂が遠のいた。
 ……あ……れ……?
607スノウ×バード:2006/12/02(土) 17:10:11 ID:D1/JMswy

 詩歌がこっそりと微笑んで、ささやく。
「……さっきのお返し」
「し、い……か…………ん、はぁっ……! いじわる、しないで……」
「意地悪って、なぁに?」
 わざととぼけるふうに言う。利菜は切なくなって、詩歌をぎゅっと睨んだ。
「わかってるくせに……」
「だめ」
 詩歌は利菜の上にのしかかり、額をあわせて、とろんとした瞳で利菜を見つめてくる。
「どうしてほしいか、ちゃんと口で言わないと、だめ」
 ドキドキした。
 心臓が、痛くなるくらいに激しく打っている。めまいがする。
 愛しくて愛しくて、食べちゃいたい。
 利菜は詩歌の頭をかき抱いて、キスの嵐を降らせた。
「あっ……ん、もう、利菜ぁ……」
「詩歌……。あたしにも……詩歌の、舐めさせて……」
 これが恥ずかしさの限界だった。
 詩歌に顔を跨がせ、感謝の気持ちをキスに込めて、詩歌のそこに口づけた。詩歌の女の子はまだ固く閉じた蕾のようで、でもじっくりとほぐしていくと、甘い蜜がたっぷりの濃い匂いのする大輪の花になった。
 詩歌は恥ずかしがりながら、でも大胆に感じてとろとろに溶けた。そうしながら、利菜のあそこを反撃とばかりに責めた。利菜はよがりくるって、さらに詩歌の秘所を舐めすすった。
 ぐるぐると、終わりもなくやり続けた。
 お互いに大事な場所をさらけ出して、指と舌で、ひたすらに愛し合う。他に何もいらなかった。
 エクスタシーも。
 ただただ、この時間がずっと続けばいいと願った。
 そうして、お昼になっておなかがすくまで、二人はみだらに睦みあい続けた……。
608スノウ×バード:2006/12/02(土) 17:10:45 ID:D1/JMswy

 利菜のマンションの部屋には、ベッド以外の家具がほとんどない。
 だから、自然にベッドの中で寄り添っていた。
 まだ利菜も詩歌も、裸のままで。
 微妙な沈黙が、部屋を包んでいた。
「………………」
「………………………………」
 沈黙は、軽い。
 どこか安心しきったような、緩んだ空気が二人の間に流れていた。
 ぺと、と裸の肩をくっつけあって、シーツに包まり、暖かいコーンスープを飲んでいる。
 くすくすと、今にも笑い出してしまいそうで。
 ちょっと興奮が後をひいていて、気恥ずかしくて。
 日も高いうちからあんなことをしてしまったのが、ちょっとだけ後ろめたい。
「……詩歌」
「ん……」
「後悔、してる?」
 ふるふる、と詩歌は素直に首を振る。
「利菜、すごく素敵だった……」
「そっか」
 利菜はそっけなく言ったが、耳が真っ赤だった。
「ね、ねぇ、詩歌。昨日も言ったけど、あたしたちの……”むしばね”の仲間にならない? 皆、イイヤツだよ。きっと、詩歌も仲良くなれると思うんだ」
 それからね。
 利菜は瞳を潤ませて、はにかみながら続けた。
「もし詩歌に行くところがないんだったら……ここで、あたしと暮らさない? ね、そうしよ? 毎日、ラヴたっぷりのごはん食べさせてあげるにゃー」
「にゃ、にゃー……?」
「それでね、このベッドでね、毎晩たっぷりねっとりイチャイチャしながらぁ、一緒に寝よーよ! もぉ、どっかのヤローなんかに詩歌は渡さないんだからっ!」
「にゃ、ふにゃああぁぁぁっ……!?」
 詩歌が穴に落ちた子猫みたいな細い悲鳴を上げる。ふたりは二匹の猫のようにもつれ合って、ベッドに倒れこんだ。



 居場所がなければ、創ればいい――利菜がそう言ったとき、誰もが驚いた。
 でも、利菜はそれを大それたことだと考えたことは一度もない。
 居場所はどこにだって、簡単に作ってしまえる。ただほんの少しだけ、人に優しくあればいい。
 利菜に残された時間は、たぶんもう残り少ないけれど……。
 でも、利菜には頼れる仲間たちがいるから。
 だから。
 虫憑きにだって、きっと未来はある――利菜は、そう強く信じていた。



END
609名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 18:08:46 ID:E+Hog1xB
大作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
リバースブルですばらしかった!
610164 ◆53kD6zXFSI :2006/12/02(土) 18:34:34 ID:D1/JMswy
>大作
ゴメン、俺どうも枚数膨れ上がる癖があって、30kb越えが普通w
一般向けで長編書いてるから、長めの呼吸が身についちゃってるというか。
原稿用紙で50枚は短編ですよねみたいな。

長くてウゼーとか言われると切ないデス。言わんでくれ。
あと「一文の長さが長すぎます」ってサーバに弾かれるのも切ない。
とにかく感想ありがd
611名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 20:09:10 ID:BM3xyLGI
天然やり手な詩歌ワロスw
エロくてハァハァした!
612517:2006/12/02(土) 20:30:50 ID:W9NQGK+z
借りてたCD返しに行って帰ってきたら続きがキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
文章量については気にしないでくださいな。
むしろたっぷり読めてティンコが嬉し涙を流しております。
>サーバに弾かれ
あるあr…あるあるあるww

…きもち、よかったわ……!の部分で一番ハァハァしたヤシ挙手 ノシ
613名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 20:48:17 ID:sj8g9omL
自分、浸父の器になれそうな勢いだよ…
乙!! てかアリガd

>>612
一番じゃないが確かに・・・ハァハァ
614名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:37:57 ID:D1/JMswy
ID:sj8g9omLがその後このスレの神と呼ばれることを、この時点では誰も予想しえなかった…
615名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 08:57:49 ID:47GB97oO
>>614
>613だけどそのフリにどう対応しろと
ひはっに消されるとか・・・?

でも茶深が綾をおしおきするって言う毒電波でいいなら書こうと思うんだが
616名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 09:19:23 ID:PjfgEfMb
確かに我ながら訳わからんw
見なかったことにして流してください(酔っぱらいなもので

茶深モノ……楽しみだハァハァ
617名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 18:49:07 ID:Qsoiuu/l
茶深「“コノハ”から聞いたわよ。・・・あんた入院してる“かっこう”と(ry

千晴「おかしくないよ。普通だよっ」



そろそろおねえちゃん話の悪寒?
618517:2006/12/06(水) 20:26:27 ID:8buEzHn8
ここ何日間かやたらと忙しいので投下はもそっと待ってね

たぶん日曜には落とせるとオモ
619名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 20:37:30 ID:Qsoiuu/l
うおっ、急かしてるように見えたらスマソ
ただ前のが良かったんで
620名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:42:49 ID:/q5aw22t
やっぱ、本人が楽しんで書くのが一番なのでごゆるりとー
読者は片足立ちで待機しています。むろん、全裸で。
621名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 15:55:06 ID:UJNRRXrR
GJ

愛児スパは一応利奈の幼馴染なんだけど、絡みが想像できん。
622名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 16:05:38 ID:ox5zKaon
愛児スパもある意味ヘタレっぽいからね
623名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 11:50:09 ID:GBP5nTS5
ヘタレっていうな!!
あいつは大事なところでの行動と結果が結びついていないだけなんだよ
それをヘタレと言ってしまうのは可哀想だと思うんだ
具体的に言うと
624名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 17:00:50 ID:Z3L3iYWY
ちょw気になる
625名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 12:46:09 ID:UQWbXDwa
wktk
626名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 17:56:25 ID:Skdv7BFy

無機物は芸術!

植物は哲学!

職人は生きろ!!

保守!!
627名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 14:11:14 ID:a4BI51In
人もいなく、そろそろ忘れ去られただろうころに空気も読まずにもそっと投下
だけど期待したら負けだ・・・ orz

やっぱり八巻が出るまでこのスレはおやすみなのかな?
628エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:11:59 ID:a4BI51In

――――――――――――――――――

「――茶深はどうして私を手駒にしようと思ったの?」
「……いきなり何よ」
「気になるわ」
「そんなの……アンタがむしばねの幹部に近いからに決まってるじゃねぇの」
「本当にそれだけ?」
「…………扱いやすいのよ。どいつもこいつも虫憑きのくせに……「夢」をもってるくせにそれを自分で叶えようともしない。
いつだって誰かのせいにして、そのくせ誰かが導いてくれるのを待ってるだけで、自ら動こうともともしない。そんなバカな奴らほど利用しやすい奴らはいねぇのよ」
「………」
「けどね――私の手駒になったからには、そんなことさせねぇわ。無理やりにでも、その自分の足で歩かせてやろうじゃねぇの」
「………」
「わかったわけ?」
「……ええ」


 そのとき茶深は私に対して怒っていたのではなかったのかもしれない
 私のために言ってくれたのではなかったのかもしれない
 それでも私は、それを嬉しいと感じた

 そしてその日から、私の願いはもう一つ増えた――

――――――――――――――――――
629エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:13:06 ID:a4BI51In
 西遠市の郊外にある、ビジネスホテルの一室。
 菰之村茶深は、窓から見える夜の街を見下ろしていた。
 その眼光は鋭く、突き刺すようになにかを見つめている。
「まだ……、寝ないの?」
 音も無く、一人の少女がリビングへと入ってきた。
 茶深と共にこの部屋に泊まっている、杉都綾が彼女に声をかける。
 ちなみにもう一人――鮎川千晴がいるが、眠くなったと言って既に自分の寝室で爆睡している。
「アンタこそ早く寝なさいよ。明日はしくじってもらっちゃ困るんだからよ」
 振り返りもせず、言う。
「………」
 綾は何も答えず、茶深の背中に近づいていく。
「まさかこんなに早くアイツの事がバレるなんて……。って事はもう“むしばね”にも伝わってるかもしれねー……」
 千晴が行方不明になったのが中央本部に伝わった――昼頃“コノハ”からそう知らされた。
 予想ではこの事が伝わるにはもう少し時間が掛かるはずだった。
 さらに先のむしばねの集会と“コノハ”からの報告でわかった“かっこう”が失踪したという事と何か関係があるのかもしれない。
 本来ならもう少し体勢を整えた後にこれからの事を考えようと思っていたのだが、急遽行動に移らなくなってしまった。
 今の状況では、最悪の場合、千晴は命を狙われる立場にあるかもしれない。いや、十中八九そうであろう。そのため、今の茶深たちでは千晴をかくまうのは困難だった。
 それを解決するために考えた苦肉の策が――東中央に保護させる事だった。
 そして明日の行動いかんで、これからの動きが決まってしまうだろう。
「くそったれな状況だわ……。ったく“かっこう”の野郎も何を考えてんだか――――っておい」
 ポスッと綾が茶深の背中に身体をつける。
「………。何してんのよ」
「なにって、抱きついてるだけよ」
 変?と言わんばかりにいつもの機械的な口調で答える。
「……アンタ、やっぱりおかしいわよ」
 はぁっと茶深は深くため息をつく。
「そうね。たかが使われるだけの手駒が、その御主人様に触れるなんておかしいわね。……重罪かしら」
「………」
 なにを考えているというのだろう。
 もともと綾は、出逢ったときから考えが読みづらい人間だった(そのおかげで手駒として引き込む事ができたのだが)。特に最近はその傾向が強くなってきている気がする。
 ――これも私の“虫”の影響ってわけ……?
 茶深は身体を離し、振り向く。
「アンタ……ふざけるのもいい加減に……」
 だがそこで、言葉に詰まる。
 綾の目が、余りにも真剣だったからだ。真っ直ぐすぎるその瞳は、ただ一点――茶深の瞳を捕らえていた。
「どんな罰だって、受けるわよ」
 淡々と答える、考えの読めない声。
 けして感情を表さないどこまでも深く、暗い瞳。
 茶深は彼女の背後に視線を向ける。
 こういうときに見えるはずの赤い霧――綾へと植えつけた茶深の“虫”の一部は…………そこにはなかった。
「……?」
 茶深は睨み返すように、その瞳を覗き込む。
 だがそこからは、何も感じ取る事が出来ないように思えた。
 向かい合ったまま、沈黙が訪れる。
「………」
「………」
 けして目線をそらさず、ただジッと見つめてくる。
 しかし、わずかな一瞬―――
 綾の瞳が……ゆれた。
 ――――っとに、なんで私の部下はこんなヤツばっかなのよ……
「……っ」
 びしっ、と茶深が手のひらで綾の頭を小突く。そしてその横を通り抜け、寝室へと向かった。
「………………」
 呼び止めようとするが、ためらう。
 茶深はドアノブに手をかける。
「――何してんのよ」
「……え?」
「さっさと来な。生意気な手下にはそれ相応の罰を与えてやんねーとね」
 ぶっきらぼうに、そう言い放つ。
「ええ……わかってるわ」
630エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:13:40 ID:a4BI51In
  ――――――

「さて、どうしてやろうかしらね……」
「茶深の好きなようにしていいわよ」
「………」
 綾はわずかに笑っているようだった。とてもこれから“罰”を受ける人間には見えない。
「そうね……」
 茶深は綾の身体を眺める。
 さらさらとゆれる黒い髪。
 同じように黒く塗りつぶされた、切れ長の瞳。
 まるで雪で埋め尽くされたように白い肌。
 ――美人っちゃあ、美人ね
 茶深と同学年だが、少なくとも常人離れした顔立ちだ。
 服は寝るのに楽なように、制服からラフな格好に着替えていた。
 上はシャツ、下は軽めのパンツ。
 茶深と背はさほど変わらないが、随分と小さく見えるのは全体的に細身だからだろう。
 長袖からわずかに覗く手は、白く細い。
 おそらくその服の下も……
「それじゃあまずは、自分で脱いでもらおうじゃねーの」
 茶深はそう言いつつ、ベッドの端に腰を下ろす。
「私の前でね……」
 にやり、と口の端を持ち上げる。
「なんだか悪人みたいよ」
「……アンタね」
「冗談よ」
 綾はそう言いながら、茶深の前に立つ。
「……脱ぐわ」
 表向きは平然としているように見える。しかし茶深はわずかに手が震えている事に気付いた。
 その細い指が、パンツにかかる。
 スルっと滑らかに足をすべり、地面へと落ちる。
 傷一つ無いような白く長い足が空気に触れる。
 茶深がその足を値踏みするかのように見つめる。
 綾はそれを気にすることなく、シャツのボタンを外しはじめる。
 一つ一つ外していき、袖から手を抜き床へと落とす。
「ん……」
 わずかに、身体を震わした。
 彼女の肌を守るのは、下着のみになる。
 ――へぇ
 意外だった。
 もっと質素な物をつけているのかと思ったが、違っていた。
 ピンクを基調としたキャミソール。少しフリルが付いて可愛らしい感じになっている。
 それと合わせるかのような淡いショーツ。白い肌と同化しそうに大事な場所を覆い隠している。
 ――まさかコイツ……
「茶深はこういうのが好きそうだと……思ったのよ」
 見透かしたかのようにさらりと口に出す。
「………」
 あくまで仕方なく、その姿を目に焼き付ける。
631エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:14:13 ID:a4BI51In
 綾は相変わらず落ち着いている様に見えた。けれどその頬は赤みを帯び始めているようだ。
「下着も脱ぐのよ」
「わかってるわ……」
 そう言いつつも、身体が固まっているのがわかった。ゆっくりとした動作でキャミを脱ぎ去る。
「……………」
 白が、薄暗い部屋に浮かび上がる。
 真っ白い二つのふくらみの頂上に、柔らかい桃色が静かに主張をはじめていた。
 大きいと言えるほどではない。けれど彼女の身体にはそれが一番バランスがよさそうであった。
「……っ……」
 茶深はその無表情を突き崩そうとするように視線を送り続ける。
 その瞳を避けるように、綾はまぶたを閉じる。
「……ふ……っ」
 甘い息が、漏れた。
「下もよ」
「…………えぇ」
 手がショーツに触れる。けれどそこから先が、進めない。
 なにかに耐えるように身を震わせた後、――スッと、足から抜き去った。
「っ…………」
 隠す物ひとつ無く、その透き通った肌があらわになる。
 どこまでも淡いその身体は、羞恥のためかピンクに染まりつつあった。
「隠すんじゃねーわよ」
「わかって、る……」
「手を後ろに組みな」
「ぅ……」
 おずおずと手を後ろへ持っていく。ぶるっと、足が震えた。
「綺麗な身体してるじゃねーの」
 完全な悪人顔で嗤いながら、その身体を物色し始める。
 とにかく、白い。そして綺麗だった。
 なめらかなその肌は、押せばぷにっと返してきそうで、それでいながらさらさらと滑りそうだ。
 肌はひたすら白い。肩に髪が少しかかっている。そして白に乗る二つの桃色、髪と同じ薄い黒。
 芸術的な気もするが、やはり……
「エロイわね……」
 ぴくっと、その言葉に反応する。
 茶深はベッドから立ち上がり、綾のそばへ近づいていく。
 人形のような少女が全てをさらけ出し、恥ずかしさにジッと耐えている。
 遠慮なくその身体を隅々まで鑑賞する。
 小刻みに震える、肢体。
「っ……ん……」
 視線を受けるたびに、その口から吐息が漏れる。
「それじゃあ、そろそろ……」
 そっとその肌へと手を伸ばす。
 綾は目蓋をギュっと閉じ、その瞬間に耐えようとする。
 けれど――
「…………?」
 目を開けると、茶深は目の前でただ薄く笑っていた。
 ぞくっと身体が、物欲しさにふるえた。
「茶深……」
 何故?と目線が語る。
 頬は赤く染まり、目は熱く潤んでいる。
「ホシイわけ?」
「………」
 顔をうつむかせ、耐えるように息を吐く。
「すぐにやったらつまんねーでしょ。――だから、綾」
「……何」
「自分でするところを、私に見せな」
 そう言って、口元を歪ませた。

  ――――――
632エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:14:47 ID:a4BI51In

「足を拡げてしっかり見せなさい」
「っ……」
 言われるがままゆっくりと足を開いていく。
 ベッドの上、綾は枕と掛け布団を背に当てその姿態をさらしていた。
 茶深はその前の特等席で座り込み、ジットリと目線を送ってきている。
 大事な部分をじっくりと鑑賞される。
 恥ずかしさが込み上げるたびにピクッと太ももの内側が震えた。
「それじゃあ……綾」
「ん……」
 声に促されるまま、そっと中心に右手を伸ばす。
 ――熱い……
 触れたソコからじんわりと熱が伝わってくる。そして――わずかに湿っていた。
「濡れてるんじゃねぇの……?相変わらずアンタは……」
 違うと言いたかった。けれどその言葉によってますます熱が上がったような気がした。
「ぁ……う……」
 まず初めに、優しく全体を押さえつける。
 少しずつほぐしていき、湿り気を帯びたスキマをなぞっていく。
 何度もそれを繰り返していくうちにちょっとずつソコがゆるくなってくる。
「ん……っぁ……」
 触っていくうちに段々と思考が出来なくなっていく。
 触れるたびに身体の温度が上がっていくようで、熱い息が口からこぼれていく。
「っ……んんっ……」
 見られているのがわかる。
 恥ずかしいはずなのに、反対に伝わる感覚は鋭くなっていく。
 ゆっくりと溝が開いてきていた。
 中指にぬるっとした感触が伝わってくる。
 ソコを触りたいと身体が要求する。
 理性が恥ずかしさに身もだえする。
 声を抑える事ができず、自然と口から漏れる。
 左手で体に触れる。
 しっとりと汗ばんできた肌が指へと吸い付いてくる。
 やや低いその胸は、揉むと薄くはじき返してくる。
 頂点がせり上がっていた。
 小さいソレはそっとつまむと、じんと体の中に電気を走らせてくる。
「あっ………んっ………ぅっぁ………」
 あっという間に火が点いてしまった身体は抑えがきかず、徐々に思考を奪っていく。
 中心は熱く溶け、わずかに水音が鳴りはじめていた。
「……随分手馴れてんじゃねーのよ。いつもそうやってるわけ?」
「ぁっ………う………くぅぅっ………」
 欲しがる身体は止まらなくて、音を立てながら蜜を隙間から掻き出していく。
 その度に腰がくっ、くっ、と身もだえした。
「どうなのよ……」
「ぇ……えぇ……そう……っぁ……よ……」
633エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:15:22 ID:a4BI51In
 その答えに、茶深は薄く笑みを浮かべる。
 嘲笑されたにもかかわらず、自分の身体は被虐に悦ぶ。
「ソレも、触って欲しそうにしてるわよ」
「ぅ………」
 見ると、すっかり水気を増したその場所の上のほうに、小さな突起がふるふると震えていた。
「そうね」
「………?」
「命令よ…………。ソレを思いっきりつまみなさい」
「―――っ?」
 これを……思いっきり……
 ただそれを想像しただけなのに、キュンと奥がうずき、手をより強く濡らしてくる。
 ――本当に?
 目線で訴えかける。けれど茶深はニタリと笑い、肯定する。
「ぅ………ぁ………」
 しようと考えるだけで意識が遠のきそうになる。
 何度もためらった後、……覚悟を決める。
 ふるっと震え待ち焦がれるソレを――つまむ。
「――――――っっっっっ!」
 クッッと腰が跳ねる。
 衝撃の強さしかわからない。
 けれど、一拍遅れて、
「っっぁああ………………………!!」
 一気に意識が押し流される。電流が身体を巡りまわり、自分がどうなっているかもわからない。
「あ………あ………」
 はぁはぁと息を整える。
 右目から一筋、涙が伝わる。
634エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:15:57 ID:a4BI51In
「まだ終わりじゃねぇーでしょ」
「ぅぁ……」
「最後までやりなさい……」
 茶深はゾッとするような笑みを向けてくる。
 確かにまだ……達したわけではなかった。
 ただ衝撃が強すぎただけで、身体の中の火はくすぶったままだった。
 中心へと手を伸ばし、愛撫を再開する。
 あふれ出る蜜をすくい、飛び出た突起へと慣らしていく。
 強い刺激を受けたソレは敏感になりすぎていて、それだけでどうしようもないくらい気持ちよかった。
「ぅぁ………んんぅぅっ…………ぁぁぁっ…………」
 突起を何度も優しく撫でさすってやる。
 そうしながらも、その下の泉にも指をくわえさせる。
 かくっと快感で腰がひくつく。
 気持ちいい。けれど、足りない。
 なにかが足りない。
 なんどもなんども身体に送り込むのだが、届かない。
 もどかしくて、切なくて。
「んぁぁっ……………ぁぁっ…………んんんっっっ…………」
 欲しい。
 温もりが、欲しい。
 さわって欲しい。
 そっと触れて、撫でて、愛して欲しい。
 心が欲する。
 切なさに泣き声をあげる。
「――――物欲しそうな顔してんじゃねぇわよ……。まさか私にして欲しいなんて言うんじゃねぇでしょうね」
「っぁ……」
「ダメよ。イけなかったら一生してやらねぇからね……」
 そう言ってあざ笑う。
「ぅ……ぅぅ…………」
 きゅっ、きゅっ、と何度も突起を虐めぬく。
 左手で隙間の中を刺激し、そこに指をくわえさせる。
「あっ………あぅ………んぁっ…………んんっぁぁぁ………」
 もう限界はそこまで迫っているのに、どうしても出来ない。
 両目からは涙が溢れてきて、視界を潰す。
 カクッ、カクッと腰を突き出し、快感にむせび泣く。
 一瞬白く染まりそうなのに、切なさがそれを邪魔する。
 何度もそれを続けていくうちに、ようやく精神が降伏してくる。
 もどかしいほどゆっくりとソレはせり上がってきて、身体がぴくっと震え始めた。
「ちゃんと、見ててやるわよ。そのはしたないマ○コも、そのだらしない顔もね……」
「んんっぅ………あ、ぁ、んふぁぁぁっ……」
 見られる。
 全部、全て、イく所も……。
「だから――――綾……」
「っぁ……!?」
 そっと甘く……囁かれる。
 たったそれだけなのに、心は満たされて、一気に駆け上がっていく。
「あ、ぁ、っぁ……んっ………んんんん、ぁぁあああああ…………っ!」
「最後は、ちゃんと言うのよ」
「ぁぁっあ、私っ………も、……イく、わ……ぁっ、んんっっ!……イくっ!イく!!あ、あ、あ、あっ、あっぁぁぁぁぁああああああああああっっっ………!!」
 ――視界が白く塗りつぶされる。
 だけどすぐに暗転し、ふわりと体が浮き上がる。
 説明できないような感覚におそわれ、何度も腰を震わせる。
 右手には熱い感触が走り、全身が自分の体ではなくなったように動き回る。
「あ、ん……、ぁ………」
 眠気に襲われたようにまぶたを開けていられなくなくなる。
 脳がしびれて、熱い息がそっと漏れる。
 心地いいような倦怠感。
 そして少しの……むなしさ。
635エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:18:52 ID:a4BI51In
「派手にイったじゃねーの」
 茶深はそう言って、薄く笑う。
「……茶深…………」
 キュッと胸が締め付けられる。
 切なくて切なくて。
 涙がじわりと溢れてくる。
 欲しい……。
 貴女が欲しい。
 この『寂しさ』を埋めて欲しい。
「して欲しい……?」
 そっとそう問いかけられる。
 綾はコクッとうなずく。
「嫌だって言ったら……どうすんのよ」
「え……」
 茶深は猫のように目を細め、口元を歪める。
「っ……ぁ……」
 どうしようもない感情が心を押し潰す。
 言葉に出来ないような衝動が波のように押し寄せる。
 からだが震えて、声にならない声が口から漏れる。
 目の端に涙が溜まる。
 けれど私は……、
 ぎゅっと目をつぶり、それに耐える。
「茶深が……そう望むなら……」
 ――頭の中で誰かが泣いている……。
 誰かを求め、誰かにすがりつき、
 手を差し出されることを待ちわびて、足があることさえ忘れて、
 いつか来る終わりを何もせず……眺める自分。
 そんな彼女を、私は押しとどめる。
 だってそれはわがままだから。
 それはただ甘えるだけだから。
 求めたりなど、しない。
 縛りつけたりなんて、しない。
 私はそんな風にして、夢を叶えたくなんてない。
 それはきっと、本当の望みではないから。
 だから……
「耐えられるわ……」
 そう言って、涙はこぼれたけれど……それでも口元に、ほほえみを浮かべた。
636エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:19:30 ID:a4BI51In
「………」
 茶深はただ黙ってそんな綾を見つめていた。
 そして深くため息をつき――
「ったく……ホントにアンタは……」
「ぁ……」
 綾の身体に覆いかぶさり、押し倒す。
「茶深……?」
 茶深は笑っていた。
 微笑みではないけれど、冷たくはなく。
 優しくはないけれど、静かに包み込む。
 そっと髪を撫でられる。
 そのまま顔が近づき……唇を奪われた。
「ぁ……ん……ちゅ………ぁ…………」
 触れると同時に、合間を割って侵入される。
 強く唇を押し付けられ、口の中を蹂躙してくる。
 呼吸もままなら無いほど激しく、貪るように舐めあげられ、からまり、支配される。
 舌がなぞり、触れ合うたびに、それだけで意識を持っていかれそうになる。
 奥を何度もなぞり上げ、舌を強く押さえつけられると、抵抗する事もできず彼女の唾液を送り込まれる。
 咽を侵され、全ての場所を舐められ、舌をなぶられる。
「んんっ………ちゅっ………っ………」
 視界に映る彼女はわずかに目を開き、自分を見ていた。
 頭をさわさわと撫でられると、頭の芯が霞んでくる。
 彼女の舌は、それでもまだ足りないと激しく求めてくる。
「ん………っ………ぁぅ………んっ………ん、ん、っっっ………!」
 また咽に唾液を送られた瞬間、フッと視界が白くなる。
 そしてピクッと身体が跳ね、脳がクラクラと思考を飛ばす。
「ぁぁぅっ………ぁぁぅっ………んんぁぁっぁ………」
 手を伸ばし、彼女の身体を引き寄せる。
 自らも唇を押し付け、舌を求める。
 そうするたびに、なんどもなんども頭の中に電流が流れる。
 このままおかしくなるんじゃないかと思うほど脳が揺れ、何も考えられなくなるほど心がとろける。
「っっぁぁ………んんっぁ………あ…………ぁう………」
 馬鹿になったように頭を溶かされた後、ようやく唇が離れる。
 まだ残っていた彼女の残りをそっと嚥下する。
「………」
「…………茶深?」
 茶深は笑みを浮かべる事なく、じっとこちらを覗き込んでいた。
 いつもの何かを考えているときのような真剣な表情。
 その心は何を想っているのだろう。
 その目はなにをみているのだろう……。
637エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:20:04 ID:a4BI51In
「アンタを手駒にしたのは、やっぱり失敗だったかもしれねぇわ……」
「………」
 茶深は遠くを見つめ、そう言った。
 けれどそれは……、良かったのかもしれない。
 こんな私は、手駒以外には役にはならない。
 今のままだから、彼女を思える。
「ねぇ、茶深……」
「……何よ?」
「約束、してほしいの」
 そう言って綾は微笑をうかべる。
「絶対に夢を叶えるって……。絶対にあきらめたりしないって……」
「…………アンタ、わかってて言ってんの?」
 わかっている。
 それがどれほど難しい事か。
 それがどれほど無謀な事か。
 そしてこれがどんな意味を持つのか。
 だけど……それでも……
「信じているもの……。茶深なら絶対に出来るって……」
 この感情は嘘なのかもしれない。
 この『寂しさ』は“虫”によって造られたのかもしれない。
 だけどこれだけは、真実だと言える。
 この想いだけはホントウだと言える。
 彼女なら……あなたなら、絶対に出来るって。
 疑う余地なんて、少しも無い。
 そしてその夢が叶ったとき、きっとこの「願い」も……
「だから……」
 スッと、小指を差し出す。
「………」
 茶深はやれやれと言った顔をしながらも、ニッと笑いを浮かべ――
「くそったれな約束ね」
 小指を強く、絡ませた。
「そうね……」
 ばかげた儀式だ。
 けれどこれは……ちっぽけな誓いのことば。
 貴女と私を結ぶ、小さな契約。
 あたりまえなことを、当たり前にしないために。
 私はずっと……おもいつづける。
「綾」
「…………なに?」
「どうして欲しいか、言いなさい。綾の望むように……愛してやるわよ」
 そう言って、いつもの悪い笑顔をうかべる。
「それじゃあ……」
 目の前の彼女に手を伸ばす。
 もっとも好きな人に。
 許されるなら、望もう。
「穢して……。私の全部を……髪の先から足の先まで、全部茶深で……埋め尽くして……」
 どこまでも染まりたい。
 けして貴女無しでは生きられないように。
 貴女に使われなければ生きられないように。
 だって私はあなたが―――

「後悔しても、知らねーわよ」
「……ええ、わかってるわ」


 ひとりであろうとかまわない
 これがあればもう――『寂しく』は、無い


  ――――――
638エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:20:37 ID:a4BI51In

 ………
 うわ言のように何度も名前を呼ばれる。
 それに答えるように、唇を奪う。
 口の中を侵していくと、それに合わせて右手の指がきゅっとかみ締められる。
 その中で指を動かしてやると、その度にのどの奥で声が響く。
 そのまま中の上側を強くこする。
 ぴくっと、動きに合わせて身体が震えを起こす。
 唇を離すと、漆黒の瞳がとろみながらも見つめてきた。
 けれどそれにはかまわず、右手を何度も動かす。
 目蓋を閉じ、いじらしくもぎゅっと耐える。
 右手で中を埋めながらも、全身にキスをしてやる。
 触れるたび、かぼそい声を上げ、肌を紅潮させて反応する。
 指をくわえたソコを見る。
 やっ……、と声を上げながらもその中はけして離そうとはしない。
 その事を指摘しつつも、必死に震えながら主張する先端を口に含む。
 やわらかなグミを舌で堪能すると、身体を震わせながらも、顔を汚そうとでもするように蜜を吐き出す。
 それをそっと舐めとりながらも、全体を柔らかく刺激する。
 そして段々と、耳に響く声色が変化する。
 桃色に染まった太ももの裏側をひくっと跳ねさせ、切ない喘ぎ声をあげる。
 けれどじらしにじらし、苛めぬく。
 それでも必死にそれに耐え、耳まで真っ赤にしながら、ふるふるとまつげを震わす。
 そんな様子に、そっと頭を撫でる。
 そうすると、泣きそうになりながらも、いつもは無表情な顔を笑顔でほころばす。
 怪我が痛んだけれど、そっと胸に抱きとめる。
 やわらかいその匂いをかぎながら、ゆっくりと右手を動かす。
 中をかき乱すたび、静かに身体を反応させ、なんどもなんども名前を呼ばれる。
 顔を上げさせ、その瞳を覗き込む。
 涙で潤んだ瞳の端を唇でふきとり、おでこに、ほほに、そして軽く唇に触れる。
 名前を囁きかけると、キュッと右手が締め付けられる。
 追いやるように動きを強くしていく。
 ぎゅっと顔を埋め、快感に耐えている。
 先端をこすりながらも、中で一番敏感な部分を撫でさする。
 そして身体の震えが限界に達したとき、そっと耳にささやく。
 一度大きく、体を跳ねさせた。
 右手が強く締め付けられ、熱い蜜が手を濡らす。
 フルフルと震えた後、急にフッと身体の力が抜け、そのままベッドの上に横たわらせる。
 黒い瞳が視線を投げかける。

「約束……忘れないでね……」

 最後に彼女は、そう言った。
639エンゲージメント:2006/12/14(木) 14:21:11 ID:a4BI51In
――――――――――――――――――

「――……みっ……。………茶深っ…!」
「…………何よ」
「傷、痛むの……?」
 “コノハ”が心配そうに茶深を見ていた。
 ――コイツまでこんな顔しやがって……
「別にこんな傷どうって事無いわよ」
 そう言いつつ髪にかかった水滴を払う。
 雨はいつの間にかやんでいた。
 はるか上空に浮かんでいた紫色のアゲハチョウはもういない。
「それで……、どうなったの」
「中央本部は“かっこう”のことは東中央が身柄を拘束するとして、被害者を優先して撤収したわ。東中央は回収班が来るのを待つみたいね」
「そう」
「……千晴はどうするの?」
「合流するなんて無理に決まってるでしょ。連絡をどうにか取れるようにして、その後よ」
 茶深は苦々しくそう言い捨てる。
「本当にコッチにつくと思う?」
「つくわよ。絶対にね」
 そう、必ずだ。
「……ったく……めんどくせーことになってきたわ」
 自分の“虫”の力。“ふゆほたる”のむしばね。レイディー・バードの最期。中央本部の魅車八重子。
 “大喰い”の能力。“始まりの三匹”の有り様。“かっこう”の真意。千晴の事実。そして、あの夜の……。
 この野望は果てしない。
 けれど、立ち止まりはしない。
 待ってなさいよ……
 必ず……、必ず私が……
「茶深……?」
「――何してんのよ」
「……え」
「帰るわよ」
 茶深は振り返ることなく、前を向き、歩き出す。
「………」
 “コノハ”はただ黙って、その背中に付き従った。






640 ◆njAklKyHxQ :2006/12/14(木) 14:21:52 ID:a4BI51In
以上

――それは、寂しがりやな少女との、最高で最悪な約束の夜
641名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 14:46:34 ID:pTO8xHUj
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
待ってました!
恥ずかしくてぱんつ脱ぐの躊躇うってところにハァハァした
GJっす

最近あんまり人がいないのは、忘年会シーズンのせい?
642名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 15:49:16 ID:piKVyF7z
えろいな。だがGJ
643517:2006/12/15(金) 00:22:26 ID:T0ukb5az
GJ! 茶深パーティーはあまり興味が無かったがとてもそそられる内容ですた。
>最近人いない
社会人は忘年会、大学生は課題にバイトに大忙しなんじゃないかい?
斯く言う私も即日課題がやたらと出たりバイトのシフト増やされたりと猛烈に忙しいので
おねぇちゃん話も3Pも全然書けていないのですが… orz
644名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 12:28:26 ID:/O5rYtnk
GJ!!えろいですな。
645名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 14:45:56 ID:Rhav6p+7
GJ
レズ
646名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 19:09:08 ID:DbmQMS70
GJ!
ちょっと泣きそうになった( つД`)
647名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 09:38:08 ID:zd2DYXYf
保守
648640:2006/12/18(月) 15:32:02 ID:agiD+i06
忙しい中、かまってくれてdクス。
エロとか文章はこれが限界でした

ってよく考えたら自分もやらなきゃいけない事が・・・ど、どんまいっ
まだほぼ1ヵ月あるんだから今からだって十分間に合うさ

>茶深パーティーはあまり興味が無かったが
ナ、ナンダッテー
千晴+初季、茶深にちょっかい→キレル(`・ω・´)シャキーン→調教開始!とか
“怒り”がうかんできながらも、蹴られたりしちゃうと感じちゃう“コノハ”ハァハァとか
茶深は手駒を精神的だけじゃなく、肉体的にも屈伏させているとか、あるんだおっ!
か、書く余裕はないけど、お「おぼえてろ」っ

>646
( つД`)
649名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 16:11:32 ID:9LEJNk9P
内心では怒りを抱えながらもカラダが反応する、実は真性Mなコノハタソ…


い い か も し ん な い
650名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 13:27:07 ID:fyxsa9a1
未だにわんこssを待ってるオレは犬か
651名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 18:20:27 ID:ChIYhx7B
神よ、今こそかっこうとわんこに降臨してくれ!
652名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 07:33:28 ID:6gohyRTm
わんこは特訓してると興奮してくると予想
653名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 23:56:04 ID:VF4uIQbJ
霞王タソは戦闘狂だから戦ってると濡れてきちゃうんだよ!

って前にも書いた気が…
654名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 20:48:45 ID:GZ6L6lBk
>649
わff・・・
いや何でもないんだ
655名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 22:23:38 ID:hTIubnKd
パラレルみたいな感じで楽しいの書こうと思ったはずなのに

将来最終巻が読めることを祈る
656サンセット:2006/12/24(日) 22:24:19 ID:hTIubnKd


 ――何かがひび割れて、さらさらとこぼれていった

 それでもまだ、この思いは胸の中にある

 2人ならきっと、辿り着けるよ……

657サンセット:2006/12/24(日) 22:24:52 ID:hTIubnKd
―――――――――――――――――――――――――――

 夕暮れ。
 鮮やかなオレンジ色が、街の空気を染めていた。
 冬も深まり、随分と日が落ちるのが早くなった。
 時折吹く風が体を凍えさせようとしてくる。
 けれど、それには負けないくらいに心は暖かかった。
 暮れの一大イベント。
 街は活気であふれ、寒空の下、シアワセそうに人々は行き交う。
 その中を3人の男女が歩いていた。
「うおっ……。相変わらず寒いですなぁ……」
「……なんかじじくさいよ。いや、この場合はばばくさいか……?」
 真ん中の少女が言った言葉に、右端の少年が突っ込みを入れる。
「誰がババアじゃ、誰が。のう、バアさまや」
「えっと……、ば……?」
 突然なんかのフリを振られて、左端の少女は困惑する。
「どんな設定だ、どんな。ほら、困ってるじゃないか……」
「うわー、相変わらずツマンナイ反応。サイテイ」
「最低って……」
 少年は頭を抱える。
「ご、ごめんね……。私がもっとおもしろい事言えたら良かったんだけど」
「……いや、それなんかずれてる」
「そうよ、謝る必要なんてないんだから。全てはコイツがいけない事なのよ。諸悪の根源はコイツ。コイツがいてあたしにどんな事があった事か……」
「もう好きに言ってくれ……」
 そう言ってうな垂れる少年を見て、活発そうな少女は笑った。
 つられておとなしそうな少女も笑い出す。
 少年はそんな2人を見て、目を細めて苦笑する。
 3人での会話は途絶えることなく続いた。
 真ん中の少女は尽きることなく話題を出し、
 右端の少年は暴走するその少女を必死に抑えようとし、
 左端の少女はそんな2人を見てくすくすと笑う。
 そこではみんなきれいに笑ってた。
 そこではあたしはシアワセそうに笑ってた……?
 どこにでもある夕暮れの街並み。その中で3人は一緒に歩いていた。
 いつもこんな日が続けばいいと思った。
 いつかこんな日が続けばいいと願った……?
「………。どうか、した……?」
「………?」
658サンセット:2006/12/24(日) 22:25:26 ID:hTIubnKd
 歩を止めた真ん中の少女を、2人は見つめる。
「――ごめんっ!私、行けない!」
「……え」
「だから2人っきりで、パレード楽しんできてよ」
「そんな……」
 少女は心配そうな顔をしていた。――ちょっと優しすぎる気がするけど、ま、それがいいところなんだけどね。
「……なあ」
「なに?」
「………」
「やだなぁ。そんな暗い顔してると、いろいろと台無しになっちゃうわよ」
 少年は何かを耐える様に視線をそらした。――そうやってすぐ黙っちゃう所は、直した方がいいと思うんだけどな。
「ほらほら2人とも。折角の日なんだから、楽しんで来なさいって」
 そう言って、二人に前を向かせ、背中を押す。
「利奈……」
 それでもまだ少女は視線を投げかける。
「行こう」
 少年は少女の手を取る。
「………。………うん」
 少女は散々ためらった後、手を引かれ歩き出した。
 2人の背中が1人を残し、離れていく。
 ううん、違う。
 あたしが止まってしまったんだ。
 でも、だけどね……
「――利奈っ!」
 暮れていく街並みの中、2人はこちらを振り返っていた。
「薬屋……、詩歌……」
 あーもー……
 2人ってば、ホントにお似合いなんだから……
「――ありがとう……っ!」
 2人に出会えて良かった。
 今なら確かに、そう言える。
 あたしはもう歩いていくことは出来ないけれど、2人が前に進み続けてくれると信じられる。
 そしていつかその場所に辿り着くんだ。
 そう、2人の夢が叶ったとき、あたしの夢も叶うんだから……
「……絶対に忘れないから!ずっと憶えてるから!」
「必ずあの願いは、叶えるよ……」
 ぼやけた夕暮れの中、2人はそう言ってくれたに違いない。

「2人とも――」

 大丈夫。その辿り着いた場所で、あたしはシアワセに笑えるよ。



「メリー・クリスマス!!」



―――――――――――――――――――――――――――
659サンセット:2006/12/24(日) 22:26:27 ID:hTIubnKd







 ――どこか遠くで、かっこう虫が鳴いていた。
660640 ◆njAklKyHxQ :2006/12/24(日) 22:27:19 ID:hTIubnKd
以上

――それは、……
661名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 22:53:38 ID:JZcb7IL0
タイムリーなネタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
GJ!目が潤んだぜぃ!

功名が辻の総集編を見てたせいで、最初ホントに爺様婆様になったときの話かと思ったのは内緒だ
662名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:43:33 ID:W7WnYN8I
リナの命日にこのSSとは……
663名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 07:24:52 ID:Xdot0gNY
しんみりしました
664名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 08:15:21 ID:pj2cu8S/
初めて一巻読んだときの気持ち思い出した……
665名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 11:45:50 ID:tVLMOMt0
幸せになってほしいな
原作で
666名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:56:56 ID:9y1PSc2I
利奈は最後に夢を見つけたから、完全には夢を食い尽くされて無かったと信じたい

一巻読み返してたらなんかこんな感じになってた
667名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:32:10 ID:9O44PsO0
俺もエロゲ的ご都合展開・パラレルを考えるときは、さしあたってその解釈を前提設定にしてるなw
あとはあれだ、それとは別に、浸父に乗っ取られた利菜は1回目のプレイでは強制的に倒さなければならないが、
トゥルーエンド見た後は「利菜にキスする」とか変な選択肢が追加されて利菜ハッピーエンドが見れるようになるんだよw
668名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 10:59:06 ID:IvNuNjN+
セクースすることで利菜を正気に保つわけですね
669名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 21:40:04 ID:/8bb1NqN
その流れでエロSSきぼん
670名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 11:17:54 ID:0Ya/iQmZ
保守
671名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 13:08:07 ID:NtsIDBuf
盲目だから視覚以外の感覚が鋭敏になって、全身性感帯になっちゃった千莉ちゃんの話はまだですか?
672名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:39:47 ID:I+Quj9YD
>>671
wktk
673メイド霞王を書いてるモノ:2006/12/29(金) 00:14:10 ID:qQJElCTJ
こっちは色々バタついて続きを書けない状況なので、スレが活性化、というか混沌化しているようで嬉しい限りです。

というか、今日発売のスニーカーに載ってる話が素晴らしい!
特殊型三人娘(千莉とワンコは除く)が揃って仲良くお出かけするお話とは!
こっちが書きたかったシーンをオフィシャルでやってくれるとは、前回のどーでもいい新キャラ(ひでえ)が出てくる話をチャラにするぐらい嬉しいです!
てか、Cとかキャラ違くね?(笑
これは、あれだな。
お背中流します、とスク水で乱入して慌てる大助を電撃で痺れさせて動けなくした上にプニプニボディで泡踊りな展開ぐらいやってしまいそうなエロさだな。
亜李子に見つかって亜李子震脚で玉踏み潰されるオチまでバッチリだし(笑
淡い思いを抱いているという印象だったけど、意外にストレートになついていて驚いた。
耳年増という点からしても、けっこー簡単にエロに持っていけるかもしれない。


そんなわけで続きです。
いーかげんにしろ、とも言われそうな相変わらずのすん止め展開です。
674メイド霞王を書いてるモノ:2006/12/29(金) 00:18:02 ID:qQJElCTJ

大助の指先に込められた集中力は、並みではない。
肌から感じ取れるあらゆる反応を逃すまいと、指の先に集中する神経は感知、伝達速度ともにとてつもなく過敏になっている。今こうして触れている肌の細やかさ、肌の下の血管の流れさえ解る気がする。
わずかでも感じる所は執拗に責め上げ、反応の鈍い所は触れる神経に快感を埋め込むかのようにさらに執拗に。
もしかしたら、本当に霞王の言う通り何かあるのかもしれない。
なんというか、こう、オーラ的なものとか、なんかが。
そういや、本番に移る前に必ず一回は軽く達しているよなー、と今まで関係を持った女の子達の事を思い起こす。
「…………おまえってあれだよな。エロゲーの主人公になれるよな。それも痴漢ものの」
「なんだよ、いきなり…………。というか、なんでそんなもん知ってんだ?」
立ち直ったのか。
むっつりしながらも皮肉そうな口調で言う霞王に、思わず呆れる。
「勉強してる、って言っただろ」
「方向性を著しく間違えているな。つか、こーゆー時にそんな事を言うなよ」
「てめえこそ、俺様を腕に抱いてるときに、他の女の事を考えるなんて何事だ」
ふん、と目を合わせずに鼻を鳴らす霞王。

鋭い。

大助の背中を、冷や汗が伝った。
彼女は、こん、と後頭部でこっちの胸板を付くと、見上げた視線で笑う。ヘッドドレスが顎の下をくすぐった。
「へへっ……、萎えたかよ?」
ざまあみろ、とでも言いたげだ。
「……ばーか。そんな余裕あるかよ」
こっちも笑って答え、彼女の身体を強く抱きしめる。
いままでと違うのは、同時にこちらの腰を軽く突き出したことだ。
「こっちだって、正直おまえの肌に触れてるだけで、いっぱいいっぱいなんだよ」
「……う」
ふてくされたように顔を赤くして大助が言うと、お尻に当たる感触に覚えがあるのか霞王も同様に顔を赤くする。
「……って、お前は本当に油断ならねえな!」
いつのまにか大助の手が太ももに置かれ、気付かれないように指を使って器用に手繰り上げていた。
むき出しとなった瑞々しい太ももを滑り、スカートの中に入れようとした手を霞王が掴む。
睨みつける視線と、空とぼけて逸らされる視線。
視線は逸らしたまま大助は口を尖らせて、
「いーだろ。見るのが駄目なら触らせて確認させてくれたって」
「…………ったく」
ため息を吐き、霞王は憮然とした表情を赤く染めてぼやく。
「わーったよ。脱ぐ。お前に脱がされるくらいなら自分で脱ぐ。…………脱いでやるから離れろ」
「別に離れなくても脱げるだろ。脱ぐのは下着だけなんだから」
「…………なにがなんでも、このカッコのままする気かテメエ…………」
「そのつもりで持ってきたんだろ?」
うめくようなセリフに、大助は軽く囁くような口調で答えた。
675メイド霞王を書いてるモノ:2006/12/29(金) 00:22:07 ID:qQJElCTJ

「…………元々そのつもりだったけど、マジでクリーニングに出さなきゃならなくなったな。染みとかついてても、ちゃんとスルーしてくれんのかな、ホントに…………。それに、返す時にやっぱ突っ込まれるんだろうな…………」
元からそのつもりで借りたのだろうに、どうやら貸してくれた相手には適当な話でお茶を濁すつもりだったらしい。
ぶつぶつ、と呟いていたが、結局また溜め息。
「いいから、離れろ。…………脱いでる間になにされるか解らねえんだよ」
「信用無いのな」
「どの口がほざくかテメエ」
割と素直に離した大助に、振り返りながら霞王はジト目で答える。
そして、大助の手の届かない場所まで離れると、一度だけ振りむく。
「…………むこう向いてろ」
頬に赤みが差した顔でむっつり言うと、こちらに背中を向けたままスカートに手をかける。
「お、おう」
言うとおりに顔を逸らし、――――きっちり一秒後にチラリと視線を戻す。
これが、ついさっきまでキス一つで顔を赤くさせていた少年と同じだろうか。
同じなのである。
それとも“かっこう”とは別の、第三人格でも出てきたのか。
まあ、単に発情して本性が出てきたというのが本当だろうが。
霞王は霞王で、大助がはなから約束を守ると思ってないのか、スカートに手をかける動きがいささかヤケ気味だ。
大助の視線の先で、小さくお尻を突き出して前屈みになった霞王のスカートが捲り上げられ、ニーソックスに包まれたふくらはぎと膝裏と、少しだけ太ももが覗く。
だが、ゴソゴソと動いていた手が、戸惑ったように止まる。
「あ、れ……? え、えーと……」
焦ったような声が上がる。ガーターの辺りで手間取っているらしい。
もぞもぞ、と小さくお尻が揺れている。
「…………」
鼻の下伸びてないよな、と、目は釘付けまま大助は鼻を押さえる。
なんとかなったのか――――大助には構造上どうなったのかは見当もつかない――――腰の辺りで『ひも』に親指を差し込みそのまま引き下ろそうとして…………、ぴたりと動きを止める。
霞王がお尻をこちらに向けたまま、首だけで振り返った。
じー、っと無言で見つめてくる視線に、慌てて大助は目を逸らす。
「な、なんだよ?」
「やっぱ、こっち向いて脱ぐ……」
誤魔化せているハズもないのだが、特に何も言わずに霞王は、手をかけた体勢のままこちらに向き直る。
「え、なんで?」
「見張っていないと、下から覗かれそうな気がすんだよ」
「…………信用無いのな」
自分の先ほどの行動を思い出して、ちょっとせつない気分になりながらも大助は呟いた。
と、気がついた。
見張ってる、と言いながら霞王は、視線を合わせるのを怖がるように赤い顔を背けている。
問題は前屈みだという事。
とうに乱れて広げられた胸元は、谷間どころか胸の『頂点』までチラチラと見せている。
「…………」
今度は鼻血が出ていないか心配しながら、大助は鼻を押さえる。
だが、視線は胸に釘付けというわけではなく、引き下ろしていく腕の動きと行ったり来たりしている。
一気に下ろそうともしていたが、躊躇した結果もどかしいような速さとなった動きで太ももを通り過ぎ、膝を抜けていく。
一緒にスカートも落ちている為に、引き下ろしているモノは見えないが、十分想像力を掻き立てられてしまう。
ふくらはぎを滑り、とうとう足首にひっかかったソレは、
「……あ」
足を素早く交互に上げた霞王に抜き取られる。
そして、そのまま、エプロンのポケットに押し込められてしまった。
676メイド霞王を書いてるモノ:2006/12/29(金) 00:22:59 ID:qQJElCTJ

「……うう。…………く、くそ、意外に空気が入ってきて…………ス、スースーしやがる……」
ぶつぶつと、呟く霞王に、大助は控えめに声をかける。
「え、えーっと。…………せっかく豪華な下着なんだ。もうちょっと見せてくれると嬉しいかな、って言うか」
頬を掻きながら言うと、逸らしていた霞王の赤い顔がこちらを睨みつける。
「脱ぐだけだ」
「いや、でも。それじゃあ、濡れていたかどうか確認が……」
「すんな!」
怒鳴られた。
続いて猜疑心の塊のような目で、こちらを睨みつけてくる。
「それに、見るだけじゃなく匂いも嗅ぐ気だろ。お前」
「か、嗅がねーよ!」
さすがにこっちも怒鳴る。
…………微妙に動揺してしまったのは、自分で自信が無いからだろうか。
なんだかテンパリつつあるらしい霞王は、落ち着かない様にそわそわとしている。
頭を掻き、これ以上余計な刺激は与えない方がいいな、と思いながら霞王を抱き寄せようと近づくが、ふと、彼女のスカートに目が行く。
「…………」
「…………」

無言。

「なあ、出来ればもう一度だけ、……その、たくし上げ……」
「ぜってー嫌だ」
できるだけ爽やかな笑顔を浮かべながら言うが、霞王はきっぱりと断わる。
その本気の眼差しには諦めるしかない。

なので。

「……ん? なんだ、もう出たのか。早いな、ねね」
「え?」
何かに気付いたようにドアに振り返る大助に、霞王が釣られる。
大助の体越しにドアを見ようとして首を伸ばし、覗こうとしたその顔を。
バッ!
っと、風を起こしながら捲られたスカートが隠した。

「――――――――」

ゆっくりと。
それはまあ、ゆっくりとした速度で、空気を孕んで落ちていくスカート。
大助にとっては『じっくり』と、というのが正しいかもしれないが。
スカートが完全に落ち、硬直した顔の霞王と、笑顔の大助が顔を合わせる。
いや、大助は照れたように少しだけ頬を赤く染めている。
「いや、とりあえずお約束ってことで」
お前のどこに照れる要素があるのか、というツッコミがどこからも無いので、頬を掻きながら大助は、
「あー、その。一応、スカートめくりもメイドプレイっぽいし――――いや、どこが、とか聞くなよ。……それよりも、やっぱり濡れ…」
次の瞬間。
人間が殴ったとも思えない、強烈な打撃音が響いた。
677メイド霞王を書いてるモノ:2006/12/29(金) 00:24:39 ID:qQJElCTJ
こんな感じで。
あー、とうとう今年中で終わらなかったなあ。
できれば、このスレ中に終わりたいです。
678名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:33:56 ID:U5rROoFq
続きキテター!超GJ!大助えちいよ大助w
しかしやっぱり乱入を期待してしまうw
679名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:22:41 ID:ooFn+9Vf

やっぱり
霞王は
カワイイ

680名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:24:42 ID:YHWiWdgS
>>677
GJ!!
エロかつ妙にラブラブっぽいところがかなりイイ。
殴られる事を分かりつつも挑戦する大助、漢だな(w

>というか、今日発売のスニーカーに載ってる話が素晴らしい!
>特殊型三人娘(千莉とワンコは除く)が揃って仲良くお出かけするお話とは!

……それはまた、このスレ好みのシチュエーション(笑 明日買いに行こう。
681名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 02:16:26 ID:aSytw3Vv
GJです。
もう霞王最高ですね。
自分の中では霞王とワンコのツートップです!
682名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 10:33:10 ID:J3Z2IStT
うっはーww
VeryGJですw
スカート上げたシーンが瞬時に頭に浮かびましたw

所で今月のザ靴に次号ムシウタ重大発表とかあったけど
…表紙抜けのヨカーン


又はbugアニメ化?(時期的に
683名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 10:45:13 ID:kV4NlzhQ
なんだこの萌え具合はw ちくしょうコレは書けねえww
684名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 09:02:26 ID:BZYzhLgK
保守
685名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 10:21:13 ID:CZX0PK32
続き乙GJ!

霞王が好きになったのは主のおかげ
686名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 13:42:39 ID:C4OXzaOF
ごちになりました
687名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 12:53:18 ID:yPgE1Bys
あけおめ保守
688名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 06:49:18 ID:x9J62u7w
このスレのクォリティに感動しますた(´・ω・`)
パソの調子悪いから携帯からです

塚SS書きたいけど今の需要はなんだ?覚束ない文章でよければ投下したい・・・
689名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 08:57:08 ID:xB2e+V+c
基本的によりカオス化してくれればおk


クオリティとか需要とかは気にしたら負けだと思ってる
690名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 11:28:04 ID:xqjqe5cj
パラレルでもなんでもいいからデレな利菜
691名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 12:07:45 ID:1BSloo4p
671のえちぃ千莉をおながいします
692名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 13:39:02 ID:263GfEEp
立ててから1年たったな。はやいような、みじかいような
693名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 17:40:39 ID:yGoqkNRh
一年前は「いや無理だろw」って言われてた気がするな
皆よく保守してくれた、今年もよろしく
694名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 23:21:48 ID:AFMbSj2T
あけおめことよろ

消閑マダー?
695名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:32:48 ID:J8of7NAS
>>671の千莉を書こうと思った
友達に7ヶ月くらい貸してて手元に小説がなくて千莉がどんなキャラか忘れた('A`)
696名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 01:48:40 ID:wqGSve00
詩歌みたいな子
697名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 01:52:15 ID:iVbEipDL
詩歌と会ったら凄いことになりそうだな。
698名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 08:51:52 ID:n727lGSl
>>695
大助に好意的だから非常に書きやすい素材
699名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 20:34:27 ID:8KFtgIk9
詩歌・・・おとなしい
千莉・・・天然

ごめん、適当
700名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 13:38:46 ID:zmcYFthg
千莉・・・無垢
701名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 14:02:30 ID:T0E61sL/
詩歌……舌技攻め
千莉……敏感受け


こうだな!
702名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 15:12:38 ID:ilIqY6JN
学力が小学生のままなのが詩歌。
背中突っつかれるだけで感じちゃうのが千莉。
703名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 16:19:25 ID:JZHpMHx7
かっこうと他の女の子がイチャついてるのを見て
ショックを受けるのが千莉。
殺しにかかるのが詩歌。
704名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 17:49:40 ID:5e1HdMW/
大助に「私の体、変じゃないかな…?」と言ってエチーに雪崩れ込む展開をキボン。
705名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 18:21:07 ID:pa/DTnvQ
>>703

>殺しにかかるのが詩歌

むしろそれは霞王

詩歌は……身を退く
そして大助のほうがショックを受ける
706名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 19:51:11 ID:J6BZSRVA
いつまにかヤンデレ属性が付いている詩歌……なんでだ?
705のセリフで初めてそういうキャラだというのを思い出したぞ
707名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 07:04:13 ID:0xe2HgVf
深夜まで続いたリハビリを兼ねた戦闘訓練を終えた大助は更衣室で汗を流した後、自室に向かっていた。
大喰い戦で大きな痛手を受けた大助はつい先日まで入院している身だった。
「よし、だいぶ勘が戻ってきた」
大助は銃を握る右手の感触を確かめる。それを背中のホルスターに戻し廊下を進む。
消灯された廊下は薄暗かったが窓から差し込む月明かりでどうにか進めていた。
次の角を曲がれば自室というところで大助は足を止めた。
「………?」
角の部屋の扉が僅かに開いていた。中から灯りが漏れていることからその部屋の主が起きていることがわかる。

―――たしかその部屋は千莉の部屋だったはず―――

電気をつけたまま寝てしまったのだろう。
もうだいぶ遅い時間で起きているのは大助とさっきまで一緒に訓練をしていた“霞王”くらいだ。
とにかく電気を消してあげようと部屋のドアへ近づく。
しかし中から急に声が聞こえてきたので大助は身を硬くする。
「………大クン」
今にも消えそうな声で大助の名を呼んだ。
瞬時に思考を巡らせる。
どれもこれも浮かんでくるのは最悪のシナリオばかりだ。
考えているとさらに声が聞こえてきた。
「……大クン…私、もう………」

――バンッ!――
次の瞬間には頭より体が先に反応していた。
「大丈夫か!?千莉!!」

『女性の部屋に入る前にはノックをしろ』

先日“霞王”に鉄拳を入れられながら言われたことをすっかり忘れていた。
千莉がもし体調を崩しているなら助けるのは早いほうがいい。
そしてさらに……虫に夢を喰い尽くされるのだとしたら。
「千っ………?」
一瞬大助の目には何が映っているのかわからなかった。
千莉がベッドに横たわっていた。
呼吸も荒い。
だが予想と違っていたのはその姿だった。
一糸纏わぬ姿になり、体は他者からみてもわかるほど火照っていた。
そして何よりも大助を混乱させたのは千莉の両手だった。
左手は控えめだが形のよい双丘の先端に淡く色づく突起を撫ぜ。
右手はあろうことに薄く揃った茂みを超え、秘裂の中に潜り込まされていた。
しかし次の瞬間に千莉はすぐに身を起こし、耳まで真っ赤にして必死に美しい肢体をシーツで隠していた。
そして驚きと恥ずかしさが混ざった声で。
「大クン!?え…え、え、なんで!?なんで大クンがいるの?」
どうやらかなり混乱しているようでまともに話もできそうにもない。
大助もやっと現状を把握した。
「…っ!?あ、えと…訓練から帰ってきたら千莉の部屋のドアが少し開いていて、それで電気がついてたみたいだから消そうと思って近づいたら千莉が苦しそうな声を出してたから慌てて入ってきたんだけど………」

708名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 07:05:04 ID:0xe2HgVf
「……………」
「……………」

両者の間に非常に重い空気が下りる。
しかし大助は気付いたように。
「ご、ごめん!すぐに出てくから」
回れ右をして部屋を出ようとする大助を千莉の声が呼び止めた。
「待って大クン」
しかしそれでも大助は女の子の見られたくない姿を見てしまった自分が情けなくて出口に向かう。
そんな大助を千莉の決定的な台詞が足を止めさせた。
「今出てっちゃうなら………お兄ちゃんに言っちゃうよ?」
足を止めるどころか全身の筋肉が硬直する大助。
今彼女は何と言った?

―――お兄ちゃんに言っちゃうよ?―――

千莉にとってお兄ちゃんとは土師圭吾のことだ。
あの土師に―妹の自慰を覗いてしまった―ということがバレれば、自分は虫憑きの戦いから脱落するだけでなく、確実に死を迎えることになる。
大助に追い討ちを掛ける千莉。
「お兄ちゃんだったら例え大クンでも許さないだろうなぁ〜」
先ほど流したはずの汗が額から頬を通り顎から一滴落ちる。
心臓が破裂しそうなほど高鳴っていた。
火種1号局員でも土師の本気には適わないだろう。
死を悟った大助は千莉に向き直る。
「土師には言わないでください」
「じゃあ私の言うこと聞いてくれる?」
「………わかった」
「やったぁ〜。大クンがしてくれる」
「何をすればいいんだ?」
千莉が恥ずかしそうに俯きながら。
「………エッチ」
「…ッ!!お前意味わかって言ってるのか!?」
千莉は先ほどのように顔を真っ赤に染めて頷く。
「私だってそれくらい知ってるよ。純が教えてくれたもん。それに純は緒里クンと………ったって」

―――あの女……千莉に余計なこと教えやがって、それにあの野郎もだ―――

大助は今は亡き友達に罵声を浴びせる。
「そ、それにおっぱいとか………を弄ると気持ちいいんだよって事も教えてもらったし」

―――あいつらが生きてたら真っ先に俺が息の根を止めただろうな―――

「いつまでも処女なのは子供の証拠だって………」

―――よし、この理不尽な怒りを有夏月にぶつけよう。あとで叩き起こして訓練室に拉致るか―――

「だから大クン………私の初めてを…もらって……」
「でも千莉………」
「お兄ちゃん、大クンは私の恥ずかしいところを覗いただけじゃなくこんなに恥ずかしい台詞を言わせたのに何もしてくれませんでした」
「わかりました………やりますからどうか土師だけには……」
大助はなかば開き直った状態で千莉の待つベッドに座った。

709名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 07:08:04 ID:0xe2HgVf
えぇ…ただの気の迷いです
後悔と反省がおみやげ

とりま投下してみた
感想ホスィ(´・ω・`)
好評のようなら続き書きます・・・
710名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 09:17:47 ID:EtZOvUYT
うおおおおお!
続き!続き!
711名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 11:40:31 ID:6ku/R6nR
GJ!
続きがあれば見たいです!
712名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 13:10:22 ID:mlYuniO0
>>709
GJGJ!
もーメチャ続き求ムデス。
強気なのか弱気なのか訳分からん千莉がイイ(w 告げ口作戦ワロス。
713名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 14:00:53 ID:XUVKUk9N
つうううううぅぅぅぅづぅうぅぅうきぃぃいぃを激しく希望します
どうでもいいが千利ものは初めてじゃないか?
714名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 15:33:57 ID:lNxLyN7M
>>713
初めてだなぁ

それはともかくGJッス!滅茶苦茶続きを希望します!
しかし土師、というか“千莉のお兄ちゃん”は最恐キャラですな
普段クールなだけに妹の一大事の時はいい感じに壊れそうw
715517 ◆jnvLTxNrNA :2007/01/07(日) 16:25:44 ID:8P+yNNYS
GJですことよ!
ども、年末年始風邪こじらせて冗談抜きで死に掛けた517です。鳥つけました
707氏の千莉の可愛さに嫉妬
冥土霞王の方もGJです。 おれもこれくらい萌える話が書けたらなぁ…

だいぶ前の話ですが病院でポチポチと携帯に打ち込んでたのでおねぇちゃんと3P話完成しますた。
おねぇちゃんは明日投下します
716名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 16:50:09 ID:utZGTue9
>>709
GJ!!!続きプリーズ!!!
>>715
ついにお姉ちゃん投下ですか・・・。
期待だけで鼻血が出てしまいました。
717名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 21:28:47 ID:h5ch8xZO
>>709
乙!!

土師は蘇ってる設定なのかな
一瞬迷った
重箱の隅かもしれないが盲目の人って電気点けてオ○ニーするんだろうか
か、開放的ィ
続きも期待


関係ないが最近、「好評なら続き書きます」が誘い受けだと別スレで叩かれてた
ここは好意的な読み手が多くて平和だ…

そしてお姉ちゃんwktk
718名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:01:20 ID:13sTuOkE
>>717
土師が目覚めてたらオナニーなんて必要ないだろ。
ワンコをも堕としたお兄ちゃんの超絶テクで毎晩アンアン言わされてるよ。
719名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:29:29 ID:lNxLyN7M
>>718
それもいいけど、本当に大切な人には手を出せないというヘタレな感じな土師もいいなぁ
720名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 02:11:46 ID:r3FLixAn
千莉はお姫様扱いだよね
土師のことだから軽くおどけて紳士然として接してそうなイメージがある
シニカルな笑みを浮かべつつそつなくこなしてる感じ
721名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:02:50 ID:cnc+my1s
>>717
>重箱の隅かもしれないが盲目の人って電気点けてオ○ニーするんだろうか
実は書いてて迷った・・・まぁそこはノリでスルーしてくれると助かる
722707:2007/01/08(月) 03:05:49 ID:cnc+my1s
連続スマソ
IDがちょくちょく変わるが気にしないで・・・
723名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 10:37:01 ID:3XRuKFNe
>>722
鳥付ければおk
724名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 19:43:10 ID:2bncaN5y
3Pマダー?
725名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 20:52:21 ID:hKWdybDT
>707氏 おKGJ!ワクテカ >517氏 どおりでいつの間にか半裸になりたくなると思ったらついに…
726名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 12:06:19 ID:B4s9SOhZ
侵父様、懺悔します。

霞王やわんこの恥態を待ち望む自分を押さえられません。
どうすればいいでしょうか……
727名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 15:15:58 ID:MEONA0Is
おねぇちゃんマダー?
728名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 18:46:41 ID:7RwTzHNR
>>726
神は言った。「いっそお前が書くのじゃ」
729名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 19:01:48 ID:QRDnE46f
>>726
自分の望む世界を作り上げればいいのだ
730名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:14:06 ID:Gj73oSAC
ならこの出張から帰ったら俺も書く!
731名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:52:57 ID:G4jq2Hxi
IDがGJ……まるで>>730の前途を祝福するかのようだ。
732名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 05:19:23 ID:TqHX3qs/
この時、>>730の身にあのような悲劇が訪れるとは誰も予想しえなかった・・・無論、本人さえも
733名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 08:57:52 ID:YYxMPev0
ちょwBADENDフラグww
734名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:46:22 ID:vmUtcBcq
消閑マダー?
735名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 13:29:51 ID:NCxxbYWb
>>726>>728-729
このスレの指南役はディオレストイなのか
736名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 17:37:24 ID:u7AJFPfn
>>730は特殊型になってしまうのか
737名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:55:05 ID:MwnxODhU
>>730>>732>>736って事か。
そして鯱人の浸父狩りに巻き込まれて……。
738名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:59:18 ID:o+s1y2Aw
まんまとエロいことをされると。
739名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:13:28 ID:+TJLQ5tW
アッー!
740名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:52:08 ID:zkwjut7x
そんな特殊型は虫っていうか蟲だよね
741名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:46:47 ID:NEcBZcP8
今更な上どうでも良い事だが、主要キャラで無指定ってからすだけなのな
742名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 16:55:36 ID:WeOceYaX
いおりん
743名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:31:00 ID:b4jkHK9e
>741
ムシウタでは
重要度
一号&エリイ&霞王&お姉ちゃん>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>その他
だから問題ない
744名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:51:08 ID:2KFScTz6
>>743
オメーは俺を怒らせた。
745名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:32:53 ID:dC5TQM4V
>>744
どうした、兜?
746名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:39:28 ID:EsjUh8Sg
>>744
またか、勘弁してくれよ兜
747イラストに騙された名無しさん:2007/01/11(木) 23:33:48 ID:2KFScTz6
一番強いのは俺だからな。
748名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:41:36 ID:9FNZpqbp
戌子「まったく、冗談はその立派な角だけにしたまえー」
749名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:17:01 ID:enERTnRD
>>748
先生!ワンコや歌う案山子がいませんが
750名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 01:56:04 ID:HXiT0tKq
諸君、>>743の冥福を祈ろうではないか。
751707 ◆pth9HssMxQ :2007/01/12(金) 08:08:51 ID:KF7nH4AN
やっと冬季の課題が終わった・・・
今夜か明日の夜に>>708の続き書いて投下する予定( ̄ェ ̄;)
752名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 15:58:37 ID:sKLEwcAX
おぉ楽しみですね
753名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 21:55:56 ID:jd137WvF
保守さえしていれば、いつかなんとかなると思ってたんだ……
754707 ◆pth9HssMxQ :2007/01/13(土) 23:12:15 ID:kixUtz68
今書いてるけど・・・いやエロシーンは難しい( ̄ェ ̄;)
755707 ◆pth9HssMxQ :2007/01/14(日) 00:38:39 ID:wtB3njDj
間近に千莉の顔が迫る。
いくら他の女と関係を持っているとはいえ大助だって男であるからして多少の緊張はある。

―――くそっ!こうなったらヤケだ―――

そっと唇を重ねる。
最初は焦らすように擦り付けるだけであったが、千莉の方から舌を入れてきた。
「…ん……ちゅ…じゅ……ぴちゃ…」
お互いの唾液が混ざり合い口からこぼれる。
「ちゅ……ぴちゅ…ん………ぷはぁ」
大助が一息つこうと口を離す。
つつぅと冷たい糸が伸び、切れる。
お互いの口の周りと胸元がこぼれた唾液で冷える。
「服、脱ぐからちょっと待ってて」
大助はさっさと自分の服を脱ぎ捨てる。
「なぁ千莉。俺が脱いだんだから千莉もシーツどかしてよ」
先ほどのシーツはまだ千莉の体に巻きついていた。
「でも私は大クンの体は見えないから…」
「千莉なら感じるだろ?」
顔を真っ赤に染める千莉。
「うん……」
シーツをゆっくり解いていく。
その下からは綺麗で何者にも犯されていない身体が出てきた。
「……その…大クン?」
「なに?」
「前も聞いたと思うけど……私の身体って変じゃないかな?」
うつむきながら問われる。
大助は優しく微笑み。
「大丈夫。千莉は綺麗だよ」
軽く口付けして千莉を押し倒す。
「きゃっ」
素肌で重なり合う。
その控えめな双丘をゆっくり揉みしだく。
上から聞こえる千莉の呼吸が艶っぽくなる。
絹のような触り心地の肌を手のひらで十分に堪能する。
時々先端の桃色づいた場所を刺激すると大きな声で反応する千莉が面白く遊び心が生まれる。
いたずらに刺激してはまったく別の場所を撫ぜる。
たまに千莉が物欲しそうに声を上げる。
「あぁん……大クン…」
大助がタイミングを見計らって桃色を口に含むと一層高い声で鳴いた。
「ひやぁあん!」
千莉は先天的に目が見えない分どうやら感度が人一倍高い。
舌で先端を転がすとそれだけでイキそうになる。
「千莉。下の方はもうすごいよ」
腹部、へそ、下っ腹とキスをしながら降りていく。
「やっ…大クン、そこ汚いよ……」
「千莉の身体に汚いところなんてないよ」
秘裂の奥の小さな蕾を舌でくすぐった後わざと音を立てて愛液をすする。
千莉の顔がこれまでにないくらい赤くなる。
「こっちの準備は大丈夫だな。本当にいいのか?千莉」
「うん………大クンじゃなきゃやだ」
可愛い顔で頷く千莉が愛おしくて額に口付けをして大助の憤り勃ったモノを秘裂にあてがう。
ゆっくりと腰を進めるとすぐに止まる。
意を決したように大助は一息でその壁を突っ切る。
756707 ◆pth9HssMxQ :2007/01/14(日) 00:39:40 ID:wtB3njDj
「痛っ!……」
「大丈夫か!?」
“霞王”のときは痛みに喜びを見出したし、ねねは何の反応もしなかった。
わんこのやつに限ってはあいつが上だったからよく覚えてない。

―――もっとゆっくりやったほうがよかったか―――

大助が反省していると。
「私なら大丈夫だよ。大クン………動いていいよ」
たった今、男を受け入れ痛みがあるはずなのにそれでも相手を考えてあげられる。

―――千莉はつよいな―――

感慨に浸るのもいいが、狭い千莉の中、いつまでも動かないで出してしまっては面子が立たない。
大助はゆっくりと腰を動かし始めた。

「ん…ん…はっ…はっ…あん…大クン……気持ちいいよ」
始めはゆっくりだったが今では千莉の愛液が丁度よく潤滑させている。
室内にパンパンと肉と肉のぶつかる卑猥な音が響く。
「くっ……千莉の中気持ちよすぎてすぐに出ちまいそうだ」
「よかった…ぁ。大クンが…気持ちよくなかったらどうしよう……って思ってたの」
健気に不安になる少女が可愛く思えて一層突きを強くする。
「はぁ………ん……あ…あ…ん……」
モノの付け根が熱くなってきて大助は初めて思い出す。

―――流れでやっちまったからゴム忘れてた―――

「千莉……ゴム忘れてたから外に………」
抜こうとした大助の身体を千莉が抱きしめる。
「いいよ…大クンなら……その…中に出しても」
「千莉………」
激しく貪るように口付けをする。
「ん…ちゅ……ん…はふ……ぴちゅ…」
「大クン…なんか変な気分……に…あ……」
「も、もう限界だ……」
「大クン…大くぅん……!あ、あぁあああああっ!」

ドクンッ

「ふぅ……大丈夫だったか?」
千莉はさっきのシーツをまた身体に巻いている。
「うん…ありがとう。大クン」
素直に礼を言われて大助は恥ずかしそうに頭をかく。
「っつうか虫憑きはみんなこういう関係持ってるからまたしたくなっても誰かに適当に声掛ければ相手してくれるぞ」
「ううん」
千莉が軽く頭を振る。
「?」
「私は大クンじゃなきゃやだからね。だからまたしたくなったら大クンお願い」
愛おしい少女にお願いされ苦笑を浮かべる大助。
「別に俺じゃなくても……」
「あ〜あ、今日のこと。お兄ちゃんに言ったらどうなるんだろうなぁ」
「……土師には言わないでください」

757707 ◆pth9HssMxQ :2007/01/14(日) 00:40:49 ID:wtB3njDj
千莉に「おやすみ」を告げ、電気を消して部屋を後にする。
最後の会話がとても気になったが忘れることとして次の目的地へ向かう。
自分の部屋ではなくとある局員の部屋の前だ。
ノックをするとしばらくして眠そうに目を擦って有夏月が部屋から出てきた。
「なんだ“かっこう”こんな真夜中に。お前には礼儀ってものがないのか」
あからさまに嫌悪を表情にだされるが大助は笑みを浮かべている。
「気持ち悪いな。早く用件を言ってくれ、僕は眠いんだ」
それでも大助は無言で有夏月に視線を向け続ける。
「?」
有夏月が次の言葉を言う前に大助は有夏月を拉致した。

その晩、東中央支部の訓練室からは絶えず悲鳴が上がっていた。


それは最高で最悪の一夜……
758707 ◆pth9HssMxQ :2007/01/14(日) 00:47:58 ID:wtB3njDj
はい非常に稚拙な文で申し訳ない(´・ω・`)
もしかしてだいぶ過疎ってたりします?

まだ書くかどうかは未定だけど予定だけ
次回予告
時空列、世界観無視のエロパロ
ムシウタキャラでやってきた温泉旅館
「温泉といったら覗くしかn(ry」
ひはの一言を殴り倒した大助達だったが結局敢行することに・・・
ちょっとしたミスで女性陣に見つかってしまい!?
それは最高で最悪の温泉旅行

えぇ、あくまで予定です
まだ書くとは言ってn(銃声
759名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:53:08 ID:MMks9jwh
あれ?軽く乗り遅れた気分だったのに誰もいない?
とにかくすげぇGJ!!マジに千莉萌えた!!!!
さらに次回作もあるとは…wktk!!!
760名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 08:41:27 ID:XaUpwYqz
次回予告だと思って日を越したあとにリロードしてなかったw
gj
761名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:18:46 ID:U22xeURx
可愛い千莉ちゃんゴチでした!
温泉旅行wktkしてます
762名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 18:50:25 ID:9jBPOt9m
あかつきカワイソスw

うぉつ
763名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:04:48 ID:a0ms001D
書けば書くだけうまくなっていくさ!
GJ!!
764名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:48:43 ID:4sR7SNtF
その作品GJにつき。

温泉にも大いに期待
765名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:37:07 ID:zWA34B+1
超GJ
766名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:37:03 ID:y5Jcwe4l
とりあえず有夏月がどうなったか分からない俺は妄想力不足。
767名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 02:41:23 ID:7jIhpze/
むしろ有夏月との(ryを思い浮かべた俺は愛恋の町まで行ってくる。
768名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 10:54:37 ID:gW1wjiJ6
アッー!!
769164 ◆53kD6zXFSI :2007/01/17(水) 09:52:20 ID:zaEAWJkN
去年からずっと書いてる土師×五郎丸支部長代理が
い っ こ う に 終 わ ら な い 件について
あれ? そろそろ30kb超えるのになんでまだ半分しか進んでないんだ?w
誰か無謀なプロットを立てた馬鹿に裏拳でつっこんであげてください
ああ、息抜きであゆゆーとか書きたい……淫乱マゾで擬音語好きな”ころろ”萌えー
770名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 15:55:00 ID:3yRh+vAN
なげーなw
気長に待ってるぜ、ころろssも含めてw
771名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 16:19:55 ID:7ZLcTN9X
あゆゆーに期待
772名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 23:05:23 ID:LhpYQPLT
1レスに4kbまでだっけ?
txtでうpしたほうがいいかもね

もし普通に書き込むなら気なら
事前に開始時間を書いてくれー
支援するぞ
773名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 03:20:22 ID:RAC2SsJy
>>769
めちゃくちゃ楽しみにしてるから気長に書くんだぜ
両方とも好きなキャラだから期待してる


ところで、だれか魅車書いてくれる方はおらぬか?
774名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 03:23:48 ID:h/9CX9mp
ほとんど謎が明かされてないからなぁ
ま、そこを妄想で埋めるのが(ry
775名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 16:56:31 ID:+N3ct3fH
つーか魅車って不感症っぽいイメージがあるんだが
あとサド。S、ドS、サディスティック
776名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:01:58 ID:LHmnlCR/
>>775
俺にはサドより恥女的なイメージの方が濃いんだが・・・orz
777名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:04:22 ID:cS6qbYn3
中央に拘束されたかっこうを詰問する本部長。



もちろん性的な意味で。
778名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:23:51 ID:VehxBgZf
期待に応えなければ犯す……はっきりそう言いたまえよ、副本部長どの
779名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:37:06 ID:1OlIhQaY
浸父の欠片植えつけられたあと調教されて性奴隷になった利奈も交えて3Pで!
780名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 03:22:51 ID:N0yJwrc4
副本部長がチンポで突かれて喘いでる姿が想像できない
781名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 03:28:15 ID:lVCIT7au
>>777 そろそろつっこむが「副」が抜けてrアッー!
782名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 07:16:28 ID:BY6jJh/l
>>780
いや、それはそれで……
783名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 11:37:24 ID:on6wRFuI
>>781
いや、それもそれで……
784名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:49:11 ID:NF50uH+z
どっちかっていうと浸父の力で
露出プレイ?
だれも気付かないけど色々してみたり
785名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 17:12:03 ID:N0yJwrc4
たしかに浸父は中央本部が飼ってたな
浸父め・・・うらやましい実験に使われてないだろうな
786名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 18:02:45 ID:nbwErgDN
露出プレイ・・・?


Mコノハたん迷彩プレイしか無ぇぇだろぉぉ!
787名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 18:11:50 ID:N0yJwrc4
そうきたか!
チャミがそうやって4号指定までに能力を引き上げたのだな。
788名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:13:21 ID:NyPmn6hr
スレの流れと関係ないが
何かbug20話を読んでエリイのネタが浮かんだけど半端だし
ショボクしかも続きが書けなさそうだから乗せん方がいい気がする話がある
中途半端でしょぼいのはやっぱ駄目だよな
789名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:42:02 ID:HU1dZOJu
そげんこつ言わんと試しに投下してみれ!
790名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:59:59 ID:IsQlC8H+
事前に注意書きを入れれば問題無
つー訳で投下を待つぜ
791名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 17:42:35 ID:EirCnBvJ
クソ長い上に本気でショボイし、たぶん続きナシで終りそうですご勘弁を
792名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 20:12:43 ID:EirCnBvJ
訂正
テストのこと忘れてたんで今週中に載せます再びスイマセン
793名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 20:27:09 ID:DMB74OfA
大助&千晴×茶深なるものが頭の中にわき上がったのですが
794名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:53:33 ID:UHF5vSH5
投稿したあとに悶えないように
冷静になってから投稿することを薦める

俺は裸で待ってるが気にしないでくれ
795名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 11:45:13 ID:cxpSlU+T
>>791
大丈夫
このスレの住人には浸父様が憑いてる
ガンガレ
796名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 11:54:11 ID:yWMpUdIL
わかりやすく言うと
「浸父様がみてる」
797名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 17:56:48 ID:XEK3ZME/
 ゴクリッと生つばを飲み、少女――堀内愛理衣は震える指先を襖にかけた。
緊張のあまり心臓の鼓動がトクトクと高まってゆくのを感じながらもスッと細く開いた隙間から部屋の中の主を覗き見る。
薄くほこりの積ったテレビ台の脇にスポーツバックがあり、壁には監視対象である一ノ黒亜梨子と同学の制服が掛けられ、部屋の中心に布団が敷かれているだけの殺風景な部屋である。
 その布団の中で不規則で苦しげな寝息を立てている人物こそ、愛理衣の会いたい人だった。
 ぱたぱたと手を動かして、キャミソールに皺がよっていないか、髪がほつれていないかを確認する。
部屋に入ると後ろ手で静かに襖を閉め、そっと息を殺して近づき彼の寝顔をじっくりと堪能する。
傍目には、幼さの残る顔立ちは淡白で一見すると地味に映るが、パーツの一つ一つを見極めていくと実は繊細で端整なことがわかる。
だが今の彼はいつもの厳しく冷酷な眼つきでも穏やかで優しげな雰囲気でもなく、熱で上気した頬も苦しげに歪んだ眉もかすれた吐息さえ、あどけなく可愛らしさを醸しながらも妙に色っぽく見えてどぎまぎさせられるほど艶めいていた。
「……“かっこう”さん………」
ぽつりと愛理衣はうわずった声で呟いた。

      *
798名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:16:45 ID:F1Rw+iU+
>>797
続きを…

続きを書いて下さい
799名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:54:54 ID:XEK3ZME/
 今日この一ノ黒邸にやって来たのは、思い出すのも悪夢になる地獄という名詞さえアレを表現し得ないだろう最終訓錬を終え、本部の情報班に所属して間もない頃だった。
何時ものようにこっそり班内のとっても優秀な先輩方の目を盗んで本部のデータベースを食事(=ハッキング)中の愛理衣の所へ、ある人物から連絡が届いたのだ。
―――こんにちは、愛理衣。あのね、実は大事な話をしたいから私の家に来てくれないかしら―――
唐突な第一声を放ったのは、先日彼女を特環に捕らえさせた中の一人である一ノ黒亜梨子という、自分よりも四つ近く年上の少女である。
 内心首をかしげながらも愛理衣は彼女の言葉を吟味する。
メルアドを交換していたから気軽に呼びやすかったのかもしれない。
最初に会ったとき彼女らが云っていた言葉の端々から情報収集能力を持つ虫憑きを必要としていることは推察していたのだ。
けれど。
(……"霞王"と“ねね”まで来るんですか……)
 自分を必要としているということは彼女らの処理能力では限界に達しているはずなのに、アレらを呼んでいるという時点で激しく間違いを犯しているようにしか思えなかった。
愛理衣に知らないことを教えてくれるという亜梨子の言葉へ、ちょっぴり一目置いていたというのに二重にショックだ。
愛理衣にとって彼女の価値が暴落していく最中、気を取り直して訊きたかったことを彼女に告げる。
すると思わぬ返事が返ってきた。
―――あぁ、アイツ?大助ったら風邪ひいてるのよ。信じられないでしょ、ホント鬼の霍乱とか何とやら、かしらねえ―――
(……“かっこう”さんが、風邪、ですって…………?)
 亜梨子の云う大助というのは、すべての虫憑きにとって畏怖の対象となる火種一号局員の本名である。
アイツ所か呼び捨てにしている辺りが馴れ馴れしくてムっとしたけれど、それどころではない。
(まさか――謀らずともチャンス到来というわけですねっっ・・・!)
 以前であれば、うわさやデータで知る限り、彼女にとっても“かっこう”という存在は恐怖と嫌悪の権化でしかなかったのだ。
あの日、あの温かな手が、穏やかな表情が、愛理衣の心をゆさぶるまでは――。
 ぐぐっと、小さな拳を握り締めてガッツポーズを作って、つとめて弾む感情を抑えつけながら云う。
「・・・・あのですね、先程のお話は了解致しました。
・・・ですが、亜梨子さん。ぜひ先に、私が“かっこう”さんの看病を看病をさせて戴きたいのですが宜しいでしょうか――」


              *
800名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:39:46 ID:XEK3ZME/
完全に熟睡していると思っていた彼が急に身動きをした様子に、ビクりっっと身体を震わせたが寝返りを打っただけだとすぐに知り、ホッとした。
(よっ、よかった、気づかれてないもんっ・・・・)
一号指定の虫憑きとしてはあまりにも用心が足らなさ過ぎるけれど愛理衣にとっては好都合だった。
 “かっこう”――薬屋大助の枕元で膝をつき、掛け布団をそっと引き剥がす。
眠りは思ったよりも深いようだった。
 愛理衣の小さいけれど細く長い指が、彼の汗ばんだ髪に絡まり梳く感触を味わったり、瞼や頬や首筋に這わせて辿り、服の上から身体をを撫で回す。
ぴくっ、と。
かすかに、かすかに、まるで自分の指に反応したかのように動いた唇に気を好くして、愛理衣は、更にに大胆になった。
 彼のお腹の上に、すとんとお尻を置いて馬乗り――マウントポジションをとり、彼の顔に愛理衣の唇を寄せる。
「・・・・ちる・・・・ぴぃ・・・ちぃう・・・・ぺちゅ・・・ぴぃる・・・・はぅ・・・べろっ・・・・ちゅ・・・・ぴちゃ・・・あふぅ・・・・」
延々と、小鳥が啄ばむように無数のキスを施した。
 髪の生え際から額を、目頭から目尻にかけて円を描くように瞼をなぞり、眉間から鼻の頭へ、鼻の付け根から頬骨へ、こめ髪から頬の窪みへと唾液をたっぷりと舌に含ませて嬲るような舐めかたで責めに出るが少年は眉を顰めるだけだ。
顔中が汗と唾液でべしょべしょになっている中、唯一乾いている薄い唇が開き、熱のために苦しげに喘いでいる。
自分の行為からしているのではないことが判っていても、その荒い呼吸は愛理衣を興奮させた。
801名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:42:33 ID:XEK3ZME/
・・・・・
つづきはテストが開けてから
802名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:57:19 ID:M36clXDn
ぺ……、ぺろぺろ……っ!!wktk
803名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 10:25:03 ID:8mDaTo2D
幼女モノktkrwwwwww
俺はこの日を待っていた
804名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 13:26:22 ID:t1QgPiZu
愛理衣は“かっこう”の唇に舌を這わせ、何度も何度も何度となく味を確かめて壊れ物を扱うように甘噛みした。
出来れば舌を入れたかったが、さすがにそれをしたら息苦しくて起きるだろうと考えて却下。
代わりに彼の頭を両腕で抱き締め自分と彼のとが入り混じった匂いを嗅いで一服する。
今までに嗅いだことのないヘンな匂いだ。
主に汗臭いけれど、これが彼の匂いなのだと思うと安堵と甘酸っぱい気持ちに包まれた。
このままずっとこうしていたいけれど、せっかくの機会だからもっと有意義に使いたい。
今までに経験したことのない気分になってしまい、どうしようかと迷ってしまう。
一先ずは彼の髪を掻き上げ、耳へ片方ずつ舌を捩じ込んで舐ったり、耳朶に歯を立てて掻いたり、はむはむと噛んだ。
(本当は、もっと汚いことも知ってるんですけど・・・・)
いろいろ試してみたい誘惑に惹かれてしまいそうだけれど、愛理衣は止した方が好いと言うことを“ころろ”から訊いていた。
―――ニヤニヤ。かっくんはあゆゆーとラブラブなんですけどヤりすぎると退いてしまいます。コクリ。なぜか彼は処女―ふるるっ、乙女のように純粋で奥手なところがあるのです。そこがまたツボにくるのですが。あれこれして“遊んじゃう”とゾクゾクしちゃいます。―――
とか、なんとか。
他にも様々な自慢話やあのテこのテの技を拝聴した。
為にならなければ時間の無駄だが、それを差し引いても興味深いことである。
初めは邪険に扱われたが慣れてくると生身の人間から情報を探り出すのは楽しくもあった。
―――お子ちゃまに構ってるヒマなんてないんですっ―――
この言葉にキレそうになったことを除いて、だが。
 愛理衣がそっち方面のお勉強をし始めたのは、ただ単純にどうしたら彼と親しくなれるかを思索した結果、男の人は何が好きだろうかという問いに突き当たったからだ。
805名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 14:42:13 ID:t1QgPiZu
 だから、今までの彼女なら何となくいけないことのように感じて倦厭していた情報を、積極的にデジタルにもリアルにでも貪るように彼女の血肉として刻みつけたのだった。
けれどやっぱり羞恥心がムラムラと湧いてきて、今現在で彼にしている行為に対して、ぐるぐると顔面に血が昇ってほてってくるのが判ってしまう。
 このままだと頭でっかちな変態になっちゃうから早く身体が大きくなって欲しいと、近頃はそんなことを願ってしまう。
―何処も彼処も平らな愛理衣の身体が、年上の少年につりあえるように。
(・・・だって、私が調査した以上に彼とこんなことをヤってしまえる女がいたら、あんまりにも嫉ましいんだもん・・・・・・・・)
 彼の愛撫に感じている女や、彼女らの中で悦んでいる彼を思い描くと、愛理衣は自分の足場が崩れてしまったような心地になる。
(―彼に、頼るための手段としてこんなことをするのは間違っているのだろうか。)
(彼に優しい言葉をかけて貰いたい、自分だけを見つめて貰って安心したい。そう思うのはそんなにもヘンなことだろうか・・・・・)
 ぐらついていく心情の中、思考を巡らせていき、一つだけ閃く。
妥協案としてはまあまあと言えなくもない思いつきに笑みを浮かべ、愛理衣は“かっこう”の首筋に顔を埋めた。
806名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 16:03:09 ID:t1QgPiZu
ぴったりと彼へ身を寄りかかると、彼の心臓の音に安堵して溜め息が漏れた。
 深呼吸を繰り返しながら、愛理衣の両手は彼の着ているパジャマを脱がせるべく、忙しなくボタンを探り当てて外してゆく。
全てを外し終えた頃には、“かっこう”の首筋に這った舌が、鎖骨より下の肌の辺りを喰い尽くしていた。
 彼の上半身の服をはだけさせ、平坦な双つの乳首の周辺を、核心をはぐらかすように愛理衣の舌は卑猥な散歩をし続ける。
舌が胸の突起物に触れ、舌の上でコロコロと遊ばせた。
「ん・・・・っ」
 彼が寝言ともとれる声を漏らした。
 つい、愛理衣は嬉しくなってそれを口に含んでしゃぶり立てる。
歯を当ててこしこしと尖らせて色づけた。
 責め立てる刺激を弱らせて、少し間を置いてから一気に吸い上げる。
普通に液体を飲むやり方ではなく、巻き舌を巧く使って、赤子が母親にねだってするような、懸命なしぐさで。
「あくっ・・・・・、ぁ・・・ぅ、・・・・んっ、」
“かっこう”が溢した声音で、愛理衣は確信する。
 彼は熟睡しているけれど、これは感じているのだと。
何に対してとは言えないが、勝った、と愛理衣は思った。
 勢いにのって愛理衣は、外見からは窺えない意外なほど引き締った身体から、比較的に肉の薄い部分や関節に感度の鋭敏な箇所を見つけて、ゆっくりと慎重に弄り出した。
戦闘で負ったのだろう、まだ治り切っていない肉芽を、指の腹や舌先でくすぐったり、強弱をつけて玩ぶ。
 次第に、彼が掠れた声を上げるだけでは物足りなくなってきた愛理衣は、自分の下腹部を覆う下着が既に濡れていることを感じていた。
パンツの上から、キャミソールの裾を割って忍び込んだ手を添える。
 湿り気を帯びたそこを愛理衣はごしごしとこすり出した。
「・・・・あうっ・・・・・・ぁくっ・・・・ん・・・っ・・・・ひゃ・・・・、」
 彼の肌と重なり合う位置で自分を弄り出したことに、今までよりも強く愛理衣の羞恥心が煽られてゆく。
807名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:38:25 ID:t1QgPiZu
(私、“かっこう”さんの身体の上でこんなことしちゃえたよ・・・・・・・・・・)
 くちゅくちゅと音を立てて愛理衣の喜びが生まれていった。
 布地の隙間に指を潜らせようと思った途端に考え直し、眠っている“かっこう”の手を取り上げる。
 愛理衣の足首から脹脛、太腿から下腹部、脇腹を辿って、未だ硬い双丘に這わせてから、自分の一番熱くなっている処へと、その手を導いた。
初めはそっと触れさせるだけだった。
彼の指の硬さや風邪に伴なった熱をじんわりとアソコに伝えて確認する。
 尋常でない緊張できゅっと締まったのが判り、愛理衣は今更ながら気恥ずかしくなった。
少し力を入れて押し当て、ゆるゆると強さを増していく。
 簡単にこすり上げていたのを、巧みに彼の指を操って複雑な動きを与えて変えた。
彼の手を自分のモノで汚していくことに生理的な悦びで胸が溢れそうになる。
「・・・んぅ・・・・・・・・あ・・・やっ・・・やぁっ・・・・・・・、あっ・・・・・・あんっ・・・・・・イっ・・・・ひゃぅ・・・・・・いぁ・・・・・・はぅぅ・・・・・・・・・・・・っ」
愛理衣は自分の声で彼が目覚めることのないよう、出来る限り感情を押し殺して、高い声が出ないように努める。
 じわじわと濡れていく下着を下着を膝下までずらし、“かっこう”の手を直接恥部に密着させた。
「!、・・・あ・・・・・・・ひぃゃっ・・・・・・・・・・・・・っっ・・・・・・」
直に、愛理衣の陰唇へ彼の風邪で高くなっている体温が広がってゆく。
 愛理衣は自分の感度が強まっているのを感じた。
 少しだけ腰を浮かせていた野で、愛理衣の身体を支える両脚が小刻みにぷるぷると震える。
「やん・・・・・・・っ!・・・・・・あふぅ・・・・・・・・・・・」
 そのまま少し乱暴にこするだけでも、彼の手から雫が落ちそうになるほどだ。
 愛理衣は彼の中指をびらびらに沿って泳がせる。
ぬるぬるとなめらかに滑り、中指を気持ち良さげに動き回らせた。
 時折、コリコリした部分に彼の中指と自分の指で捻り上げる。
「・・・・・んぁ、ひぃ・・・・あ・・・・・なっ・・・・・やぁっ・・・・ふぃ・・・・ぁんっ・・・・ひぃっ・・・・・・・くっ・・・・ふぁっ・・・・・・・・・・ひゃぃっ・・・・あぅ・・・・・っ・・・・・・んはっ・・・・・・・・ぃあっ、」
数ミリほどごく浅めに“かっこう”の中指を愛理衣の中へ浸らせる。
再び複雑さを与えて泳がせた。
 徐々にそれは深く沈んでゆき―――――・・・・・・・・・・・・・・・。
「あ゛ひぃぃぃぃっ!・・・・・・ぃっ、やぁん、・・・・・・・・あふぃ・・・・・・・・・・・んぁ・・・・・ひゃっ・・・・ ・・・ぁ・・・・あっ・・・・・・・・や・・・・いっひゃぁぁぁぁあんっっっっ!」
愛理衣の中の窪みに突き当たり、彼の中指を引っかけて乱暴に上下に動かした。
 こぽこぽと蜜のしたたる音が生まれ、“かっこう”の腹部に落ちて弾ける。
ぽとぽとと、小さな水溜まり場が出来上がった。
 愛理衣は自分の太腿に伝う愛液を指ですくい、彼の薄い唇に塗りたくる。
自分の手を下で拭ってから片手で“かっこう”の顎を押し上げて口を大きく開かせ、もう一方の手で彼の手を唇から数センチ手前で掲げた。
 ぽたっ、と一滴、彼の口内へと蜜が消える。
これで彼が朝食を摂るまでは愛理衣の味を残すことが出来る。
 彼の手を口に含み、丹念にしゃぶって自分の味を試食しながら、つたない独占欲を持て余して愛理衣は“かっこう”の手を再び自分の下の口へと誘った。
今度は人差し指も使って、ぐりぐりと奥へ潜らせる。
 彼の二本の指を、愛理衣の狭い膣の中で躍らせた。
先程と同じ遣り方で愛理衣を蹂躙させる。
「ぃい゛っっくぁっ!!・・・・・・・・や・・・・・やっ・・・・・・・・・・・・・んはっ・・・・あふっ・・・・・は・・・・はひぃっ・・・・・・・・・ぁひぃ・・・・・・・・・ひぃ・・・・・・・・・ひぃ・・・・・・・・ひぃ・・・・・、」
指を付け根まで埋め込みながら愛理衣は身体を揺らして乱雑に自分の中を掻き回した。
膣の中に傷が出来かねないくらい腰を動かすと、愛理衣の快感が更に増していく。
808名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:39:59 ID:t1QgPiZu
(私、“かっこう”さんの身体の上でこんなことしちゃえたよ・・・・・・・・・・)
 くちゅくちゅと音を立てて愛理衣の喜びが生まれていった。
 布地の隙間に指を潜らせようと思った途端に考え直し、眠っている“かっこう”の手を取り上げる。
 愛理衣の足首から脹脛、太腿から下腹部、脇腹を辿って、未だ硬い双丘に這わせてから、自分の一番熱くなっている処へと、その手を導いた。
初めはそっと触れさせるだけだった。
彼の指の硬さや風邪に伴なった熱をじんわりとアソコに伝えて確認する。
 尋常でない緊張できゅっと締まったのが判り、愛理衣は今更ながら気恥ずかしくなった。
少し力を入れて押し当て、ゆるゆると強さを増していく。
 簡単にこすり上げていたのを、巧みに彼の指を操って複雑な動きを与えて変えた。
彼の手を自分のモノで汚していくことに生理的な悦びで胸が溢れそうになる。
「・・・んぅ・・・・・・・・あ・・・やっ・・・やぁっ・・・・・・・、あっ・・・・・・あんっ・・・・・・イっ・・・・ひゃぅ・・・・・・いぁ・・・・・・はぅぅ・・・・・・・・・・・・っ」
愛理衣は自分の声で彼が目覚めることのないよう、出来る限り感情を押し殺して、高い声が出ないように努める。
 じわじわと濡れていく下着を下着を膝下までずらし、“かっこう”の手を直接恥部に密着させた。
「!、・・・あ・・・・・・・ひぃゃっ・・・・・・・・・・・・・っっ・・・・・・」
809名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:41:04 ID:t1QgPiZu
直に、愛理衣の陰唇へ彼の風邪で高くなっている体温が広がってゆく。
 愛理衣は自分の感度が強まっているのを感じた。
 少しだけ腰を浮かせていた野で、愛理衣の身体を支える両脚が小刻みにぷるぷると震える。
「やん・・・・・・・っ!・・・・・・あふぅ・・・・・・・・・・・」
 そのまま少し乱暴にこするだけでも、彼の手から雫が落ちそうになるほどだ。
 愛理衣は彼の中指をびらびらに沿って泳がせる。
ぬるぬるとなめらかに滑り、中指を気持ち良さげに動き回らせた。
 時折、コリコリした部分に彼の中指と自分の指で捻り上げる。
「・・・・・んぁ、ひぃ・・・・あ・・・・・なっ・・・・・やぁっ・・・・ふぃ・・・・ぁんっ・・・・ひぃっ・・・・・・・くっ・・・・ふぁっ・・・・・・・・・・ひゃぃっ・・・・あぅ・・・・・っ・・・・・・んはっ・・・・・・・・ぃあっ、」
数ミリほどごく浅めに“かっこう”の中指を愛理衣の中へ浸らせる。
再び複雑さを与えて泳がせた。
 徐々にそれは深く沈んでゆき―――――・・・・・・・・・・・・・・・。
「あ゛ひぃぃぃぃっ!・・・・・・ぃっ、やぁん、・・・・・・・・あふぃ・・・・・・・・・・・んぁ・・・・・ひゃっ・・・・ ・・・ぁ・・・・あっ・・・・・・・・や・・・・いっひゃぁぁぁぁあんっっっっ!」
愛理衣の中の窪みに突き当たり、彼の中指を引っかけて乱暴に上下に動かした。
 こぽこぽと蜜のしたたる音が生まれ、“かっこう”の腹部に落ちて弾ける。
ぽとぽとと、小さな水溜まり場が出来上がった。
 愛理衣は自分の太腿に伝う愛液を指ですくい、彼の薄い唇に塗りたくる。
自分の手を下で拭ってから片手で“かっこう”の顎を押し上げて口を大きく開かせ、もう一方の手で彼の手を唇から数センチ手前で掲げた。
 ぽたっ、と一滴、彼の口内へと蜜が消える。
これで彼が朝食を摂るまでは愛理衣の味を残すことが出来る。
 彼の手を口に含み、丹念にしゃぶって自分の味を試食しながら、つたない独占欲を持て余して愛理衣は“かっこう”の手を再び自分の下の口へと誘った。
今度は人差し指も使って、ぐりぐりと奥へ潜らせる。
 彼の二本の指を、愛理衣の狭い膣の中で躍らせた。
先程と同じ遣り方で愛理衣を蹂躙させる。
「ぃい゛っっくぁっ!!・・・・・・・・や・・・・・やっ・・・・・・・・・・・・・んはっ・・・・あふっ・・・・・は・・・・はひぃっ・・・・・・・・・ぁひぃ・・・・・・・・・ひぃ・・・・・・・・・ひぃ・・・・・・・・ひぃ・・・・・、」
指を付け根まで埋め込みながら愛理衣は身体を揺らして乱雑に自分の中を掻き回した。
膣の中に傷が出来かねないくらい腰を動かすと、愛理衣の快感が更に増していく。
810名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:57:23 ID:t1QgPiZu

・・・・・・
続きが浮かばないよおちに至るまでさあっはははhh
すいません
811名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:10:02 ID:6pc3A50x
大丈夫、大丈夫
812名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 00:37:29 ID:nROirI2k
同じ内容を送信するほど焦らんでも皆は裸でずっと待っててくれるよ
813名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 14:20:27 ID:F4GNaqOn
・・・・・・・
折角テストが終ったのに続きが浮かばない
アレだストレスで書いてたんだな
ミスっばっかりの駄作だけでもやべぇのにあと数日で思いつかなきゃ
ここで半端に終りそうだわ・・・・・・・すいません
814名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 18:01:06 ID:HIhAAAZx
>>813
待ってるよっ!
815名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:13:40 ID:qNmrlNyE
>>813
完結させる事はそれだけで一つの成果だ。肩肘張らずに、自信を持ってやってくれ。
だいじょーぶ、浸父様が見てる。
816名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 00:45:14 ID:rWKuDkWB
そう、コソーリアリア・ヴァレイ様も見ている
817名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 04:06:28 ID:yU6XGum5
食欲旺盛な彼女が熱い視線を送っていることは言うまでもない
818名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 10:17:21 ID:dVXJ5KM7
そして自分好みの夢(妄想)を(ry
819名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 20:22:23 ID:5CU5LM5z
・・・・・・
少しだけ思いついたので投下↓
何時 続きが浮かぶか分からんけど・・・あはっ・・・
820名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 22:09:48 ID:5CU5LM5z
 愛理衣の恥部が更にぐしょぐしょになって、とろけてしまいそうだった。
少しだけ伸びた彼の爪が粘膜を割いて潜り込んでは刺激を与える。
それでも物足りなく思ってしまった愛理衣は3本目の指を自分へ突き刺した。
 先程よりも入りにくく、少しだけキツく感じる。
 それは今までがバイブを入れても未だ小型のモノしか使っていないからだろう。
相手がいた時もみんな局員は同姓だったし、男の人との初めては“かっこう”さんとがイイと思ってしなかった。
大きめの異物が入り込んだため、痛みが走る。
その痛みでズキズキと疼くアソコから高揚した気分が愛理衣の全身にいきわたる。
「‥…あ……んんっ………ん、ん、んっ……ぁ…い……っっっっっっ…………くっ、」
同時に気持ち良くて身体中の力が抜けていきそうになる。
身体を仰け反った弾みで愛理衣の核心を“かっこう”の指が触れてしまった。
「いっ、きぃゃあぁぁぁああっ!!!」
それでも愛理衣は自分を弄る彼の手を休めない。
「‥ぅ…なっ、んぅん、はっ………ぁ‥‥ぃ……ぅう……う、ぅ、うぅ…い……あんっ……うぅ、う、ひぁえっ」
くらくらと、愛理衣は気持ちが良すぎて目眩を起こしてしまいそうだった。

821名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 08:12:19 ID:YI8MxMs6
俺も期待して待つわ
全裸で
822名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 12:10:48 ID:u1vXRywR
今年は暖かくて半裸でもきつくないな…
823名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 17:08:51 ID:uLUKCJ+O
……
思いついた分だけ投下↓
ホントに続きが出来るかわからんが一応書けたらいいねぇ・・・・
824名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:06:52 ID:uLUKCJ+O
「…あ………」
ちょろちょろ……、ちょろっ、…………と。
臍の辺りに流れ落ちた愛液を舌でほじって絡めつつ、啜りながら、快楽を我慢できなくなった愛理衣は膀胱の栓が緩んでしまい、少量ではあるものの失禁してしまった。
羞恥心と裏返しの快感で頭に血が巡る。
(自分だけ楽しんでしまっては駄目だ……)
愛理衣は看病──慰問に来ていたのである。
自分だけ歓んでいてはいけないだろう。
睡眠も大事だけれど心身共にダウンしていのるなら精力をつけてあげなくては、と思う。
くるんっ、と愛理衣は“かっこう”の指を差し込んだまま、彼に背を向ける形で身体を反転させる。
そして、未だ触れていなかった彼の下腹部より下へ、おずおずと手を伸ばした。
「ふぅわぁあ…」
その時、突然かっこうが鼻を鳴らしたような声を上げたのは、愛理衣の指先がズボンの布地に触れかかる、その寸前だった。
「!」
(‥起こしちゃいましたか!?)
否、じっと様子を窺っていると、寝言だった。
「ふぅ……」
安堵の一息を吐いた愛理衣の隙を見計らったかのように、次の瞬間で不意を突かれる。
寝ぼけた彼が──恐らくは布団を手繰り寄せようとしたのだろう──愛理衣の中に入っていない方の手の位置は。
ちょうど彼に背を向けて座っている愛理衣のお尻が彼の顔の近くへ引っ張られていく。
「!?」
自分では予期しなかった方向に身体を引き摺られ、自分だけの中の“かっこう”の指も痙攣したようにぴくぴくと蠢いていた。
825名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:13:34 ID:GR0cKpW8
かっこうは何時になったら起きるんだw
826名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:36:28 ID:UWSaNv6w
・・・・・
↑その辺まで書けたらゴール?か
載せたはずなのに別のとこに送ってしまった
まだ終ってないけどちびっとだけ続きが浮かんだんで投下↓
ホントに続き終わりまで持っていけるだろか
・・・・・・・
827名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 15:18:37 ID:UWSaNv6w
 じゅくじゅくと熱く、ほっこりと膨らんでいたアソコは感度の高さが半端でなかった。
「っっ!・・・ぁひぇ・・・・・・・ぁあああぁ―――――っっっっ・・・・・・・・・・んゃあぁぁぁっ」
それは散々なくらい十数秒間、愛理衣を荒した。
 驚いて振り返り、彼の顔を覗き込む。

・・・・ぬぷっ・・・・・・・。
 愛理衣はしがみ付くように、膣の中から抜け落ちた彼の手を握る力を強く篭める。
やけにゆっくりと時間が流れているように、愛理衣には感じられた。
 
 愛理衣のお尻が頤の辺りで浮き、彼の薄い唇へくっつきそうになった途端、息苦しそうに掌で跳ね返される。
何故だか期待外れのような落胆を覚えながらも、麻痺していた常識的な感覚が蘇ってきて思考が錯乱し、パニックに陥った。
(か、っか、“かっこう”さん、が、“かっこう”さんが、わ、わ、私のっっ!!!)
 それも愛理衣が彼の手を操ってさせたのではなく、寝惚けながらも彼自身の意志で。
(・・・・・うわぁ・・・・・・・・・・・)
ぐらぐらと揺れて高鳴っていく胸の衝動のままに、愛理衣は彼のズボンを摺り下ろした。

彼の下着を脱がせながら、綺麗に生え揃った陰毛に手を這わせ感触を楽しむ。
 愛理衣の身体の場合、体質でもあるが特に下腹部は陽に焼けないので生白く、つるりと真っ平らで何もなかった。
“かっこう”の陰毛で出来た繁みに、愛理衣の頬を添える。
 今度は四本の指をしっかりと根元まで自分に埋め込んだ。
ぐつぐつと煮え滾るような膣の中からドロドロとしたものが込み上がってきた。
それへ流されることを必死になって堪えながらも、愛理衣は苦痛に近い快感に喘ぎ、悶えてしまう。
「〜〜〜〜〜〜ぃぃい゛ぁ!ぇふっ・・・・・・・・いゃあぃ・・・・・・・・・・ん、・・・・・・・・ぇつっ・・、ああぁ―――――――ぁひぇ・・・・・・・・・・な、あぅ・・ういぃ、んぁ、・・・・・・・・・・ひゃぅ!――あんっ!、」
(身体がふにゃふにゃになりそう・・・・・・・・・)
「・・・・・・・あ、ぁぁあああっ!・・・ぃやんっ、・・・・・んはっ・・・・・・あぐ、ぐ・・・・・・・・・・・・んんっ、ぁあはぁん!・・・ぇひぃやぁああぁああ!!――ふぇっ・・・・・あ、あ!いっ・・・・・・・・・・・・・んはぁ・・・ひぃ、あぁあああんっ!!!」 
空気が触れてひんやりとした感覚で、愛理衣の口の端に涎が垂れたのが判ったけれど、拭わずに彼の手で自分を弄ぶことに耽ってしまった。
 
 擦れてチクチクと痛む頬をずらし、“かっこう”の陰茎へ、軽く押し当てるように乗せる。
 ・・・・・とくっ・・・・・・・・とくんっ・・・・・・・・・トクっ、・・・・・・・・・・・・・・、っくん・・・。
彼の一部が静かに脈打っているのがわかった。
 彼とは異なる別の生き物の心臓が働いているような、生の息遣い。
それを愛理衣は聴き取っている。
 獣のような危うさよりも新鮮な感動と安心感が愛理衣の心に染み入った。
ふんわりと優しげな温かさに包まれたような心地好さに少し浸って、ちょっとだけ愛理衣は顔を綻ばせた。
 そして、愛理衣は“かっこう”の陰茎に自分の濡れた指先を滑らせた。
 
828名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 16:37:04 ID:fOmNiyRc
保守
829707 ◆pth9HssMxQ :2007/02/02(金) 01:20:13 ID:pyJHZAS4
次回予告をしておきながら構想が上手く浮かばん・・・
もう手っ取り早く霞王モノにしちゃおうかな
830名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 07:44:49 ID:JfTevr4v
霞王! 霞王!
831名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 08:16:44 ID:T2oNbGgF
( ゚∀゚)o彡゚アンネ! アンネ!
832名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 15:42:48 ID:dgdxoN+1
かっこう!かっこう!
833名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 16:42:13 ID:T2oNbGgF
( ゚∀゚)o彡゚かっこう!かっこ……う?

( ゚∀゚)o ……

(゚д゚) o
834707 ◆pth9HssMxQ :2007/02/02(金) 22:20:49 ID:pyJHZAS4
おまいらいいやつだな。・゚・(ノД`)・゚・。
よし次は霞王でいくゎ
835名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:36:23 ID:hH7kBXBH
「で、結局何しに来たんだよ、ねね」
 机の上に置かれたものを一通り食べ終えたところで、霞王が聞いてきた。
「え……」
「え、じゃねぇよ。なんか用があったから来たんじゃねぇのか?」
 霞王は猫目を細めて寧子を見る。
「んー……。用が無いと……、来ちゃダメ……?」
 そっと首をかしげてじっと霞王を見る。
「………。そういうのは他のやつに言え……」
 もきゅもきゅと机の上のものを減らしながら、霞王はぼそりとつぶやく。
「……霞王は……“かっこう”さんに、いつもそう言ってるの……?」
「なっ……」
 霞王の動きが止まる。
「ばっ、おまえオレはそんな風には言ってね、つかアイツのとこになんか行ってねぇっ!」
 口ではそう言ってるが、動揺しているのがバレバレだった。
「ふふっ……」
「くっ……」
 寧子がクスリと笑うと、霞王はわずかに顔を赤くする。そして少し目線をそらした後、残っていた料理に箸を伸ばした。
「………」
「……何だよ」
「学校は……どう……?」
 ぴくっと動いていた箸が止まる。
「どうって特に何も変わらねぇよ。相変わらず、お上品なガキばっかりだけどな」
 そう言って、里芋の煮物の最後の一個に手を伸ばす。
「まぁ……、一人うるせぇヤツがいなくなったけどよ」
 霞王はほんの一瞬視線を落としたが、すぐに食べるのを再開した。
「白樫さん、意識が戻ったって……」
「……誰もそんな事聞いてねぇよ」
「特に後遺症みたいな事も無いって……」
「………」
 ――白樫初季。
 先日起こった、中央本部と東中央を巻き込んだ二つの事件――ふゆほたる脱走とディスク奪還任務。
 彼女はその騒動の中心人物であり、そしてその際に大怪我を負った彼女を助けたのが寧子だった。
 そしてさらに彼女は、目の前にいる少女――御嶽アンネリーゼと同じ学校に通っていた。
836名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:37:12 ID:hH7kBXBH
「で、わざわざそれを言いに来たってわけか?」
「ううん……。それとは別に……」
「……じゃあ何だよ」
「霞王が……、無指定の人にこてんぱんにボロクソに物の見事に完膚なきに負けて、半べそ掻いてましたよ……って聞いたから……」
「…………誰だ、それ言ったやつ」
「Cちゃん……」
「あのガキ……。つか、ベソ掻いてたのはあいつじゃねぇか」
 霞王は忌々しげに呟く。
「だからね……」
「ん……?」
「そんな霞王を……慰めてあげようと思って……」
「……慰めって、おまえな……」
「いや……?」
「………」
 霞王は呆れたように黙り込む。けれど少し耳が赤かった。
「あの時の霞王……、すごく激しかったな……」
「っ……!」
「抱きしめ返された時の爪が痛くって……」
「いや、確かにおまえとはしたことあるけど、っていうかそれ以上言うなっ!」
「あー……、あの時のアンネちゃん、可愛かったな……。少し涙目になったところがまた……」
「ね、ねね!」
「ふふっ……」
 見ると、霞王は顔全体を真っ赤にしている。
「う………」
 そんな姿がいつもの彼女と違って可愛らしく、寧子はニッコリと微笑む。
「もう、ごはん……いいの……?」
「え……あ、ああ。まあ……」
 すでに霞王の前の食器は全てからになっていた。
「………うまかったよ」
 そう言って立ち上がろうとする霞王。
「あ、霞王……」
 寧子わずかながら、眉間にしわをよせる。
「ん……?……ああ。その……、ごちそうさま……」
「うん……」
837名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:40:23 ID:hH7kBXBH

ついカッとなって書いた
正直スマンカッタorz
838名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 15:05:48 ID:LkiJVHIv
霞王と聞くと甘い空気が霧散する気がするのはきのせい?w

gj
839名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:52:43 ID:FMAhb8Y2
今ラ板にネ申が降臨してるぞ?
840名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 08:55:06 ID:AMJORMwq
見てきた
マジで神だったw
アイツ本当にココこねーかなww
「そうか、俺たちにはエロゲ分が足りなかったんだ!!」ぐらいの勢いで歓迎するんだけど
841名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 07:56:58 ID:nzteV829
俺携帯からしかみれないんだが
神へのリンク頼む
842名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 07:59:38 ID:nRgLjEtR
>>841
携帯からだからとか意味不明な言い訳はいいんだ
とりあえずラ板の岩井スレ 
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1168237102/
843名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 12:21:01 ID:XFbtiUiz
スクールデイズはキャラ乱立しすぎだろ
書くなら相当な技量必須だな
844名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 12:36:51 ID:GjsNK/UT
まぁ、あれを下敷設定・世界観にして、各キャラごとのルートっぽいのならだいぶ楽になるんじゃね?
むしろエロなくていいから、アレのオールキャラほのぼのとかが見たい気も
845名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 15:45:46 ID:vyv0iW0N
つーか虫憑き同士の慰み合いの設定みたいに職人さんが自由に使える感じにすればいいと思うんだ
846名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 01:37:58 ID:Y0sB8zr2
スクールデイズと聞いて真っ先にエロゲを思い付いたのは俺様だけか?
847名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 09:55:46 ID:uG9Lp0KH
虫憑きってキャラ設定だけ取っ払っての学園ものってありかな?
ただエロに繋げる自信がないorz
848名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 10:08:39 ID:y6eUXTun
キャラ設定を取っ払ったら(ry
849名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 11:45:20 ID:HlUWmMsa
全然アリなので、期待してます
850名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:08:33 ID:uG9Lp0KH
bugもリンクさせて原作にない繋がりもありかもと思ったが、絶対まとまらんな…
学園ものにしたらこんな感じかな
大助、有夏月、緒里…3バカ
亜梨子…幼なじみ
利菜…委員ちょ
霞王、bugの2人…クラスメート
初季、ねね…先輩
C…後輩
ハルキヨ…番丁
特環の人…先生
ディオレストイ…用務員

詩歌と千莉が使いにくいです…あとわんこひはっ
851名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:10:36 ID:MW0kEb67
摩理…奇跡を信じないで冬空の下でアイス食べる人。
あと、利菜はスクーターで登校して、大助に辞書投げてぶつけるんだよ
852名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:36:24 ID:JryTLKvH
千莉は担任の土師先生の妹というおいしいポジションじゃないか!
詩歌は転校生とか
騒がしいクラスメイトたちにはない、大人しいしっとり感にモキュモキュする大助
そして利菜の嫉妬の嵐と広辞苑が
853名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:42:41 ID:CEMZEHxm
>>850
>亜梨子…幼なじみ
>利菜…委員ちょ
……何と無くだが、この二人。
「凄く仲が良い」か、もしくは「凄く仲が悪い」かの二択に分かれそう(w キャラの方向性が似過ぎ(ww

>ディオレストイ…用務員
マテ
854名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:57:31 ID:y6eUXTun
大食い…保健室の主

捕食者を忘れるとはうっかりさんめっ
855名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:12:58 ID:MW0kEb67
>>853
> ……何と無くだが、この二人。
> 「凄く仲が良い」か、もしくは「凄く仲が悪い」かの二択に分かれそう(w キャラの方向性が似過ぎ(ww

原作みたいなちょっとした誤解が元で殴りあった挙句、和解して親友になったとか
856名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:17:17 ID:uG9Lp0KH
帰宅後、思いつくままに書いてみます、投下時期は未定
>>852
担任は柊子さんのつもりだったけど土師もありですね…
>>853
脳内では亜梨子と梨菜でツープラトンとかしてます
857名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:02:21 ID:baEYCMP/
土師はむしろ大助とか戌子とかが入っている生徒会とか部活の責任顧問みたいな……
やっぱ担任は柊子さんだろ。頼りない気がない担任という要素を持った感じで

っていうかエロパロ用に考えてたネタなんだが、何か学園物の方で使えそうなんで妄想を垂れ流し〜
無駄に長いですが勘弁して下さい。

苛められっ子の薬屋大助君。
ある時彼を溺愛する姉が目の前で変質者に襲われてしまいます。
そんな場面に大助は遭遇します。大助はもちろんの事、変質者に恐れずに立ち向かいます。
大助のタックルがちょうど金的になり、変質者が痛がり抑えこんでる場所を大助がランドセルからコンパスとかの鋭利な物を取り出し、滅多刺しにし、姉を傷つけ様とした変質者をやっつけます。
まぁこの後エロパロなら
無事に変質者を撃退したけど姉は変質者に体をベタベタと触られて汚されたんだと思った大助は、もっと早く救う事が出来たはずという罪悪感から俺にできる事なら何でもすると姉に言い、無事に童貞をお姉ちゃんに貰われる訳ですが……
学園物はこの後、姉を傷つけ様とした変質者を撃退したけどちょっとやり過ぎた薬屋大助君。
変質者は死んではいませんでしたが、警察の人に何日か怒られてします
何日かぶりに学校に来た大助を待っていたのは、恐怖という畏怖の視線
苛めはなくなりましたが、それでも大助は一人ぼっちです
ある時母親が暴走したら危険な大助を案じて近所の古流武術の道場に連れていき、大助の心と体を鍛えようとします
そして大助はそこで、皮肉っぽい軽薄な笑みを浮かべる青年・土師圭吾と出会い
圭吾の妹で心優しい盲目の少女・土師千莉と出会い
道場に通う同い年の暴走少女・獅子堂戌子と出会い
道場の本家のお嬢様で根暗な大助を見るなり尻を蹴飛ばし「あんた今日からわたしの“げぼく”ね」と偉そうに初対面で言い放った大助のご主人様な一之黒亜梨子と出会い、次第に大助は極たまにだが笑うようになり、そして強くなっていく――――

……いやホントに長々とスイマセン
後これは頭の悪い妄想・電波なので深く考えて書いたものではありませんので、細かいツッコミとかは勘弁して下さい……
858名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:19:04 ID:JryTLKvH
ナイス厨妄想
859名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:01:20 ID:W/c0MGUX
えー、空気も読まずに千莉を投下しようと思います。

だ っ て 千 莉 が 好 き な ん だ も の

というわけで、ドゾ↓
860名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:07:20 ID:W/c0MGUX
特別環境保全事務局に所属する火種一号局員"かっこう"こと薬屋大助。
その日常は、基本的に任務や訓練ばかりに費やされているのだが、最近になって、新たに別の役割が追加されていた。それは――

『もしもし、大クン?』
特環によって用意された大助の居室。長年住み慣れたこの部屋だが、最近になって隣室の住人が変わったため、
最近では彼の帰宅に合わせて電話がかかってくるようになっていた。ちなみに、電話の相手は勿論、隣人であるところの土師千莉である。
「ああ、千莉か。今帰ったところだよ」
『うん、帰ってきた音がしたから。……あのね、大クン……』
「千莉、今日は夕飯はもう食べたのか?」
千莉の言葉を遮って、こちらから質問をする。なぜなら、大助の新たな役割とは、何かと他人に気を遣うことの多い千莉にとって、とても頼みにくいことだから。
そのため、こうして大助の方から、既に決定事項として伝えてあげることで、彼女の精神的負担を減らせるのだと、大助は経験から理解していた。
『うん、まだ食べてないよ。……大クンが作ってくれるんだよね?』
「ああ、今日は期待してろよ。先週美樹さんから習った鮭のムニエルだけど、今日こそ上手く作れそうなんだ」
予想通り、今まで通り、彼女はとても安心したように、電話の向こうで笑ってくれた。
『この間作った時は焦げちゃってたもんね。ホントに今日は大丈夫?』
「任せておけって。それじゃ、すぐにそっちに行くから」
『うん、待ってるね』
そう言って電話は切られた。これもまた、ここ数ヶ月間繰り返されてきた"いつものやりとり"である。

冷蔵庫から必要な材料を取り出し、すぐ隣の部屋に向かう。一応チャイムを押してから、合い鍵を使って中に入ると、居間から千莉が出てきたところだった。
彼女は先天的に目が見えないが、代わりに他の感覚が鋭敏になっており、住み慣れた場所であれば、ある程度は一人でこなすことが出来る。
そのため、彼女が東中央支部に所属し、兄が住んでいたこの部屋に移ることになった時、可能な限り以前彼女の暮らしていた鴇沢町の部屋と似せるようにしたのだ。
そのかいあって、まだ数ヶ月間しか住んでいないが、彼女はこの部屋でもある程度自由に生活出来るようになっていた。
「大クン、お帰りなさい」
そう言って、暖かく微笑む千莉に、大助もまた笑顔で「ただいま」と応える。
本来大助の部屋は隣なのだが、今では千莉が迎えてくれるこちらの方が、彼にとっての"家"と言えた。

「もう部屋着に着替えられるようになったんだな」
「うん。でもやっぱり、美樹さんが居ないと大変だな。
 自分で服を選んでも変じゃないかが全然分からないもん」
材料を手に台所に向かい、準備がてら話しかけると、千莉は迷いの無い様子で居間のテーブルに着くところだった。
千莉の言う美樹さんとは、鴇沢町で長年千莉と共に暮らしていた長谷川美樹という女性のことである。
彼女は今でも大助の料理の師として、月に二・三回はこの部屋を訪れている。
ただ、それでも彼女はあくまで一般人であり、千莉が特環の局員となった今では同じように同居などは出来なかった。
それでも、いくら慣れた部屋であっても盲目である千莉が一人で生活を送ることは困難であり、
故に、古くからの馴染みであり、現在も隣人である大助が毎日のように彼女の部屋を訪れ、食事の用意など様々なことを請け負うことになった。
861名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:09:14 ID:W/c0MGUX
「うん、今日のはおいしかったよ。前の時の倍くらい」
「そりゃ良かった。って千莉、確か前は30点って言ってなかったか?」
「うん、今日は倍だから60点。勿論、100点満点だからね」
「はぁ……。さすがにまだまだ美樹さんには追いつけないか」
食事も終わり、大助は食器を洗いながら千莉との雑談に興じていた。
「でも、大クンすごく料理が上手になったと思うよ。私が来るまでは、あんまり作ってなかったんでしょ?」
「まあね。せいぜい野菜と肉を適当に炒めるくらいしかしなかったな」
「そうか……。ごめんね、大クン。私がお料理できたら良かったんだけど……」
落ち込んだ声で言う千莉に、大助は笑いながら答えた。
「そうでもないよ。料理するのは結構楽しいし、それを千莉と一緒に食べるのは、もっと楽しいしね」
洗い終わった食器を棚に片付け、布巾で手を拭う。
千莉に言った言葉は、紛れもない真実だった。幼い頃に家族に捨てられた大助にとって記憶に残る食卓とは、かつて土師家で世話になっていた時や、
相棒とも言える槍使いの少女との騒がしい日々の中くらいにしかない。
そんな自分が、今はこうして千莉と共に温かい食卓を囲むことが出来る。それが、大助には本当に嬉しかった。
そんな大助の想いを、千莉は確かに受け取った。彼女は他人の心にとても敏感で、
偽りの言葉を自然と察することが出来るように、今の大助の言葉が、心からの真実なのだと理解できた。
「だから、な。……千莉」
「うん、ごめんなさい、じゃないよね。ありがとう、大クン」
大助の優しい言葉が嬉しくて、千莉は手を伸ばした。何を言わずとも、大助はその手を握ってくれる。
こんなにも優しい彼に、自分も、何かしてあげたい。自然に、心からそう思えた。

「大クンの手……、すごく、冷たくなってるね」
千莉の求めに応じて彼女の手を握ると、千莉はとても安心した顔をして、そのあと急に頬を染め、そう言った。
「そりゃ、さっきまで食器洗ってたからな……」
手が冷たいのは当たり前だと、そう返しながらも、今までの経験と千莉の雰囲気から、大助にはこのあとの展開が少しずつ予測出来ていた。
「あのね、大クン……。私、大クンの手を、温めて、あげたい……」
ゴクリ、と大助の喉がなる。鋭敏な彼女の耳にはその音さえも聞こえているのかもしれないと錯覚してしまう。
そうして、大助の手を握りながら、千莉は顔を真っ赤にして、その言葉を紡いだ。

「大クン……。今日もお風呂に入るの、手伝ってくれる……?」
862名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 05:11:53 ID:W/c0MGUX
とまあ、今のところこんな感じです。
一応続きは書いてますけど、初めてなのでなかなか難しいですね。

てか、今千莉の需要はあるのでしょうか?
863名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 06:09:39 ID:XwZQfX07
千莉愛が充満してる文章だ
864名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 08:05:35 ID:ND8Bqtmt
需要は掘り返すものだ
そして今、君は一例それに成功したGJ
865名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 09:11:06 ID:q6EGsM0i
全裸待機するしかないじゃないか!
866名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 10:58:45 ID:eUt+cmTL
>>862
GJ!
千莉はかなり需要ある方かと。
むしろ、ここで切られるのは地獄(w
867名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 12:55:53 ID:KI6l2IFt
>>862
GJ
だから先生、続きを…
868名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:00:40 ID:+6LHwUto
「か、かゆいところがあったら言えよ」
「うん……」
ここ数ヶ月間、毎日のように行われてきた二人の秘事。その第一段階として、大助は千莉の体をタオルで洗っていた。
こちらに向けられた背中、そのきめ細かで柔らかな肌を擦りながら、
彼女を覆う泡よりもなお白いその肌と、擦ることによりほんのりと赤みを帯びていく彼女の体に目を奪われる。
「んっ……。は……。ぁ………」
そうして、千莉を傷つけないようにゆっくりと彼女の肌を滑らせていくと、千莉は微かながら反応して、
大助はますます自分を抑えられなくなっていく。

最初は確かに善意からだった。浴室の中では足を滑らせてしまう可能性があるので、純粋に手助けしようと思っただけだった。
しかし、徐々に上気していく千莉を見ている内に、大助の理性は段々と溶かされていき、
それは千莉も同様で、そうして二人の睦事は始まり、今日に至るまで続けられてきた。
「は……、ぁ……、ん……、大…クン…」
千莉の言葉に込められた意思を悟り、大助はタオルを脇に置き、そっと彼女を抱きしめると、ゆっくりと両手を滑らせていく。
「ん……、ん…ぁ……、は…ぁ……。ぁ……、ぁ……は…」
その臍を、腕を、脚を、ゆっくりと撫でていく。それだけで、鋭敏な感覚をもつ彼女は、ゆっくりと快楽の火に炙られていく。
「ん…ぁ……はぁ…。ふぁっ!?」
そして、体全体を愛撫しながら、大助の腕は彼女の双丘に至る。
「あ、うぁ……。ん、くぅん……、はぁ…あぁ、大クン……。んぁ……」
千莉の柔らかな胸を丹念に揉みほぐしていき、時折先端の膨らみを弄ると、彼女はとても素直に反応してしまう。
そうして胸を中心に責めながら、ふっと脇腹や脚に指を添わせると、常は抑えようとしている嬌声が高く奏でられ、浴室に響き渡る。
「んぁ、あ、あぁ、イっ、くぁ、あぁぁあぁん!」
「はぁ……。千莉、すごい声だね。そんなに我慢できない?」
言葉をかけながらも全身を愛撫し続ける。それによって千莉の理性は溶かされ、彼女の思考は纏まらないまま、大助に答えようとする。
「だって、大クンの手が…、どこ触るか分からなくて、だから…、ふぁあ!?」
「そうか、じゃあ……」
双丘の先端を弾きながらそう言って、千莉から体を離す。
すると、彼女は泣きそうな顔で背後を振り向いた。
「だ、大クン……?どこ……?」
必死に伸ばす手が空を切り、彼女が本当に泣き出しそうになったとき、大助はその手をそっと握り返す。
「あ……、大クン……」
それだけで彼女は安心して、ぎゅっと抱きしめるように大助の腕の中に体を預けた。
「ごめんな千莉。不安にさせて」
「うん、本当に寂しかったんだよ」
「ああ、ごめん」
謝りながら彼女を抱き返し、その髪を撫でていく。
そして、くすぐったそうに笑う千莉の唇に、ゆっくりと自分のそれを触れさせる。
「あ……」
唇を離すと彼女は呆けたような声を出し、ふふっと、それを笑顔に変えた。
「千莉……?」
「本当は、許してあげないところだけど……、大クンだから、特別に許してあげる」
そう言って綺麗に微笑む千莉に返す言葉が見つからず、大助はただ何度も唇を重ね、
幾度めかのキスで相手の口中に舌をさしこんでいく。
……じゅ……ちゅぱ……ちゅ……
微かな水音を聞きながら、彼女を抱きしめていた左手を下に移動させていく。
「……濡れてる、ね」薄い茂みをかき分け、外側から彼女をなぞると、そこは既に多くの蜜を滴らせていた。
「あ……、やぁ…」
恥ずかしそうに俯く千莉を逃さないように舌を絡め、左手は彼女を刺激し続ける。
そして、探るように動かしていた親指が目的のものを見つけると、今度は乱暴なほど強くそれを弄ぶ。
「え、あ?大クン、それダメ、あ、ぁ、あぁぁあぁ!!」
陰核を突然に刺激され、千莉の内側から何かが爆発する。
「あ、ふあぁぁあぁ!!」
その怒涛のような衝撃に流され、徐々に昂ぶっていた千莉は、一挙に高みへと引き上げられた。
869名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:02:35 ID:+6LHwUto
「千莉……、千莉?」
絶頂によって弛緩し、くたりと倒れこんできた千莉をそっと揺すると、彼女は甘えるように大助に頬ずりをしてきた。
「あ、あのね……大クン……。今度は、私が大クンにシてあげたい……」
そして、真っ赤になった顔を隠すようにして、微かな声を彼の耳元で囁いた。

……くちゅ……ちゅ……ちゅぱ……にちゅ……
「……ん…んく…、…ふ……ぁ……」
淫らな音と乱れた声に満ちた浴室の中では、千莉がその全身を大助に擦りつけていた。
「はぁ……、は…ぁ……」
「千莉、いいんだぞ?俺は、その、こんなことしてもらわなくても」
「ううん、ダメだよ……。お風呂に入ったんだから、ちゃんと大クンもキレイにしないと……」
そう言う千莉の胸から腹にかけて、白いボディソープがニチニチと泡立っていた。
最初は背中から、千莉は自らの胸を大助に押し付け、円を描くように擦りたてていく。
大助の体は年齢不相応に鍛えられ、同時にひどく傷ついていた。
そうならざるを得なかった彼を悲しく思いながら、自らの胸の先端で、先程から執拗なほど存在を主張する乳首は、そんな彼に触れて次々と快感を送りこんでくる。
はしたないと、そう思いながらも、そう感じることによって更に快楽が増していくことに千莉は気づいていなかった。
「ん……ふ…、はぁ……」
背中を洗い終わった千莉が次は右腕に肢体を押し付けてくる。
肩や肘といった固い箇所が胸の合間を通るたびに、千莉の体は自然と吐息を零してしまう。
そんな千莉の姿に引きずられるように、大助はその手を彼女の腰へと伸ばした。
「あ……、大クン……ふぁ……」
「千莉も、感じてるの……?」
真っ正面から彼に訊かれて、千莉は顔を赤く染めながらもコクリと頷く。
「俺は何も弄ってないのに……、千莉は一人で気持ちよくなってるんだな」
その顔に嗜虐心が刺激され、彼女の女性器に指を挿れて掻き回す。
「んんっ、あ、あぁぁ、ふぁ……。だ、だって、全身で、大クンのこと、んぅ……感じられて、それで……」
泣き出しそうな千莉の言葉に虚をつかれ、右手の動きをとっさに止めた。
「あ……、ごめんな千莉。俺また無茶しちゃって」
「ううん、大クンの言う通り。また私ばっかり気持ちよくなっちゃってた……」
「そんな、さっきのもすごい気持ちよかっ……って千莉!?」
尚も言い募ろうとする大助を遮るように、千莉は手探りで彼の下半身へと両手を伸ばした。
「今度はちゃんと、大クンを気持ちよくさせるから……」
そう言って、探り当てた彼の剛直を、両手でしっかりと握りしめる。
「う……、千莉……」
「大クンの、熱い、ね……」
止めようとした筈の手は千莉の肩に置かれ、そのまま押すでもなく留まったのは、大助自身、これからの快楽を予感してのことか、その間に千莉はおずおずと男性器を擦りはじめていた。
柔らかな千莉の手で扱かれる感触に、知らず知らずの内に大助は千莉の頭を撫で、髪を梳いていく。
そんな彼の様子に意を得たのか、千莉はゆっくりとその唇を剛直へと近づけていた。
くちゅ、という音ともに亀頭が温かな何かに包まれ、慌てて下を見ると、千莉がその小さな口を懸命に広げて、彼自身の膨らみをくわえていた。
……くちゅ……ちゅ………じゅ…じゅ……じゅぱ……くちゅ……くちゅ……ぴちゃ……
「……ん……んぁ……ふぁ……ん……ん…ぁ……」
「千莉……、何もこんな……」
快楽を堪えて、何とか言葉をかける大助に微笑みかけると、千莉は何かを伝えるように、更に舌の動きを激しいものへと変えた。
「……ん…ちゅ……ふ…ん…んん……」
両手で、唇で、舌で、全てを使って大助に奉仕しようとする千莉。そのひたむきさを見て、大助の脳裏に一つの可能性が浮かんだ。
そして、同時に――

「くっ、千莉。もうっ……!」
…じゅぱ……くちゅ…じゅ…じゅ…じゅ……ぴちゃ…くちゅ…じゅ……じゅぱ……じゅぱ……じゅ……くちゅ……
「……ん…んん……ふぁ……んく……ぁ……ん……んんん……ふぁ…ん…んん…んんんんん!!」
千莉の唇に包まれて、その喉の奥深くまで届くほど勢いよく、大助はその精を解き放っていた。
870名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:06:57 ID:+6LHwUto
バイトに行かなければならないので、とりあえず書き上がった分だけでも投下します。
もっとサラッと流したかったのに、どんどんと描写が増えていってしまいました。
自分の文才の無さが恨めしいです。orz

では、次こそラストまで書き上げようと思います。それでは。m(_ _)m
871名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 18:42:37 ID:IDnzGNQA
たとえ風邪をひいていようと半裸待ち

wktk
872名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:07:12 ID:KI6l2IFt
今電車の中だからチンコだけ出して待ってる
873名無しさん@ピンキー
>>870
もー最高。盲目ならではの感じ方とかナイス(w
こんなラブエロエロはメチャ好みなので、続きを楽しみに待ってますー