保守SS求む
,、‐'''''''''ヽ、
/:::::;;-‐-、:::ヽ _,,,,,,,_
l::::::l _,,、-‐"iiiiiilllllllllllliiiiiiiー-ゞ:::::::::::ヽ,
ヽ::`/: : : : iiiiiilllll||llllliiiiii: : : :ヽイ~`ヽ:::::::i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. /;,..-‐、: : : : : l|l: : : : : : : : : : : : : \ ノ:::::}| やったね! トラトラトラのしまじろうが
>>2 ゲットだよ!
/: /: : : : :`.: : : : : : : : :/´ ̄\ : : : : : ヽ:::ノ | みんな、たまにははやくねてみよう! はやおきはさんもんのとくだよ!
. !: : : :iflllli、: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :.! |
|: : : :llllf l: : : : : : : : : : :.iflllli、: : : : :<iii| |>1ちゃんへ いいすれっどをたてたね! これからもがんばろう!
|: : : :|llll |: : : : : : : : : : .llllf l: : : : : : : : :.| |>3ちゃんへ こんどは
>>2 をとれるようにがんばろう!
|: : : :.!lllll!' : : : : : : : : : : |llll |: : : : : : : : :i<>4くんへ まじれすしようかどうしようかまよったのかな?
/: : : : : ○ : : .!lllll!' : : : : : : : :.i |>5ちゃんへ おまえみたいなばかはおとなになってもやくにたたないからはやくしのう!
 ̄|: : :" ,,,,,,,,,,,,,|____ : : : : : : : :.<iii/ |>6くんへ がきのうちはなんでもゆるされるとおもったらおおまちがいだよ!
. /!.: |:::::/  ̄''''''''l ヽ: : : : :-─/─ |>7ちゃんへ もういいいからしね!
ヽ ヽ/ ノ : : :ヽ/ |>8いこうのみんなへ いつかはしぬんだからはやめにけいけんするのもじんせいだよ!
\ \,,_ _,,,/ : /\ \____________________________________
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. //:::::/ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ノ::::/\
. / /:::::/ ` ̄ ̄ ̄/:::::/. \
導入しか出来てないものの、即死防止に投下します。
5 :
旗エプロン :2005/11/25(金) 20:47:36 ID:UBGBF8fE
クリスマスも近づく冬の日。 播磨が、夜、大雨の中立ち尽くす愛理を見つけたのは偶然だった。 ぼんやりと佇むその華奢な姿に、前にもこんなことがあったな。 …と、傘を差し出し家まで送ろうとしたまでは良かった。 しかし――。 「帰らない。――放っておいて」 雨に頬を濡らした…もしかしたら、泣いているのかもしれない顔で、そう言われた。 (くそー。前と違うじゃねーか。一体何なんだ?俺にゃ関係ない……けど、な) しかし、よるべの無い幼子のように放心している愛理を、言われたまま放っておくのは気がとがめる。 大体、冬の雨に打たれ続ければ、風邪どころか肺炎にすらなりかねない。 ぼりぼりと頭をかくと、播磨はぶっきらぼうに言った。 「んじゃ、俺…じゃねぇ、絃…でもねぇ、刑部先生んちが近くにあるから、そこでどうだ?」 (まあ、俺の家でもあるけどな。どうも結構な事情があるようだし、一応、絃子も先公だ。 預けるにゃ最適だぁな。俺はメルカド辺りで漫画書いとくか) そんな思惑もあっての提案だったが…。 「はぁ?…なんでアンタが刑部先生の家を知ってるのよ?」 意外な事を聞かされた為か、愛理の薄茶色の瞳に光が戻り、播磨を見返す。
「あ…いや、それは――」 (いいか。妹さんにもバレてるし、口止めしときゃいいか) 大した考えも無く、八雲に言った時のように紹介する。 「絃子は俺の従姉妹(イトコ)だからな」 沈黙。 「はぁぁ?!俺の絃子?……刑部先生……が?あ、あんたの…?」 「ああ、だから、一緒に住んでるんだが、俺の従姉妹とは言え先公だ。 生徒が雨に降られてりゃ、雨宿りくらいさせてくれるぜ」 「ちょ、ヒゲ、い、いくらなんでも冗談でしょ?……」 「気にするなって、案内したら俺はメルカド辺りに退散しとくからよ」 さっさと歩き出す播磨に、思わずといった様子でついてくる愛理。 雨の中、相合傘となった二人は、播磨(&絃子)の家に向かったのだった。
7 :
旗エプロン :2005/11/25(金) 20:48:49 ID:UBGBF8fE
◆ ◆ ◆ 「刑部。……本当に…」 「おう、絃子も帰ってると思うからよ。相談するといいぜ」 表札を見て呆然としている愛理を他所に、播磨はさっさと鍵を出して玄関を開けた。 自然に中に入る播磨。未だ信じられないのか、恐る恐る玄関先で辺りを見回している愛理。 そんな愛理へ、播磨はタオルを取り出して放り投げる。 「こいつで拭いときな。…おーい、絃子。ん?!」 応えが無い。――訝しげに首をかしげて播磨は絃子の姿を探した。 リビングにはいない。キッチンにも、トイレにもいる気配は無い。 ガチャ。絃子の部屋には鍵がかかっている。 「ちっ、留守か。…なんだ、この紙は?」 リビングに戻った時、小さな紙切れがテーブルの上に置かれていることに気づいた。 絃子の字で、簡素にこう書かれている。 『拳児君。今日は留守にする。 君の洗濯物が溜まっているようだったので洗濯しておいた。感謝するように。 尚、取り込むのは自分で。 絃子』 ベランダを見ると、播磨のシャツ、制服、下着、バスタオル等まで干してある。…豪雨の中。
8 :
旗エプロン :2005/11/25(金) 20:49:44 ID:UBGBF8fE
「……」 固まっている播磨の背後から声。 「ヒゲー。刑部先生は…?あと、お風呂貸してもらえない?もうびしょ濡れ。 それにしても――あーもう!あの刑部先生が……なんで、ヒゲなんかと…」 開き直ったらしい愛理が、ぶつぶつと文句を言いながら、自慢の金髪をタオルで拭きつつリビングに入ってくる。 「留守みてーだ。あん?……なんでって、俺と絃子はイトコ同士だって言ったろ。ああ、学校の奴らには黙っとけよ」 「…え?イトコ同士?ヒゲと刑部先生がぁ?」 「――何度も言ってるじゃねぇか。絃子は俺の従姉妹だって」 「あ…俺のイトコって……。あーそー、そーゆーこと…あ、あはは、そーよねー。 ヒゲとあの刑部先生がそんな訳無いわよね。あー、バカバカしい」 愛理は妙に明るく笑うと、先ほど場所をチェックしていたらしく、お風呂場へ足を向ける。 「ちょっと待て、今、風呂は…」 「来ないで!刑部先生が留守だからって、覗いたり、ヘンなことしたら殺すわよ……――いい?」 鋭い声で制止をかけられて、動きが止まる播磨。バタンと鼻先でドアを閉められた。 風呂場から、機嫌の良さそうな愛理の鼻歌と衣擦れの音が聞こえる。 濡れた服を脱いでいるのだろう。
(……絃子の服は鍵のかかったヤツの部屋に。 俺の服は豪雨の中。バスタオルも無い。一枚だけあったタオルはさっきお嬢が使っちまった。 そして、お嬢は、荷物を持っていない。当然着替えも無いってことだ) 冷や汗が流れる。 慌てて部屋を見て回るものの……今、播磨が切実に必要としているモノは見当たらない。 「くそっ!何かねぇのか―」 何か女物の服は、いや、シャツでもバスタオルでもいい。 (体を隠せるくらいの布さえありゃ、なんとか……) あった! リビングの椅子に無造作にかけてある服らしきものを見つけ、安堵のため息を漏らした播磨は、 腕を伸ばしてその布を掴み、掲げあげた。 播磨の見つけた薄い一枚の布きれ。それは――。 フリルがついた可愛らしいデザインの……エプロンだった。
ここまで。 次回、裸エプロンです。
衣類の全部が干されている訳ないっしょ。 展開強引杉。 新スレの初っ端からこんな臭いSSかよ…。 旗厨って何でこんなにキモイんだろ? まぁ、いいや。精々頑張ってね。
12 :
名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 21:42:02 ID:nygH4Qgr
じーじぇー
16 :
名無しさん@ピンキー :2005/11/26(土) 01:08:09 ID:tsXy1h5a
八雲は上手くHをしていたのに、突然それが指でお尻に突っ込まれた瞬間に驚いた。 「ーーーァァァァアアアアアアッッ!!」 とても痛い。さっぱり分からない。 「な、なんで??」 八雲は聞くと播磨は聞かれたので答えた。それはとても冷たかった。 「悪いな、八雲。俺は不良なんだ。だからアナルとか攻めちまうんだ」 「ヒ、ヒドいィィーー。ヒドすぎだよ播磨先輩ィィィーーッッ!」 せれでも播磨は続ける。それは悪魔だ。 「大丈夫。続けるんだッッ!」 「無理だよォォォ、お尻が壊れるゥゥゥウウッッッ!!」 ヤバい、そろそろ限界なのか?しかし続いた。 ここで話は飛ぶ。 三日前から播磨と八雲は付き合い出している。 本当は誤解なのだが、播磨は塚本天満の事が好きなのに、 単純な間違いから八雲と付き合い出した。 しかし播磨には計画的な作戦があり付き合い始めたのだ。 それは誰も気付かない間に、天満と八雲を入れ替えてしまう作戦だった。 八雲は幸せそうだったが、彼女は天満を恋人にしたがっていることに気付いてないのだろう。 それが間違いだったのだ。 そして戻る。 「アンアンアンアィィィィィイイイイッッッッ!!」 八雲は壊れた。高校の女神だったのに雌犬になってしまったのだ。 「ハッハッハァァーーッッ!!」 「ひゃぃぃーーーーーンッッ!」 そして悪魔の宴は夜更けまで続くのだ。 さて夜が明けた。 播磨は八雲に天満を連れてくるように命令を下した。 八雲はメス奴隷になったので喜んでいった。 これで天満をついに手に入れたと思ったが、そうはフトン屋がおろそなかった。 頭がショートした八雲が連れてきたのは沢近だったからだ。播磨は不幸だった。 始めまして。下手だけど頑張って書いて見ました。お願いします。 次は沢近が襲われます。
生まれて始めてその脈動を始めたかのように、愛理の心臓は激しく高鳴り、頬だけじゃなく額や 耳や首筋まで真っ赤に火照らせてそれを待っている。 播磨の唇がゆっくりと形作られる。 「オレは、その……オメエのことが…お嬢のことが―」 「好きみてえだ」 播磨の唇がそう動いたとき愛理の呼吸は止まり、世界がぐねぐねと 歪みだした。 赤らんだ頬にこぼれる涙。 涙の筋はあごにまで達し、雫がぽたりと垂れる。 それを見て「しまった」という感情に打ちのめされる播磨。 「…迷惑かよ」 好きだと思ったのに、泣かれるなんて。 播磨の高揚した気分が一気に冷めていく。 オレの一人相撲か。 胸を切り裂かれるような痛みを堪えながら、播磨は言った。 「忘れてく――「馬鹿!」 愛理の涙混じりの罵声。
愛理の涙混じりの罵声。 「なんでアンタはそう…女心がわかんないのよ!」 頬を染めたまま、愛理はキレ気味に叫ぶ。 「ナニが『好きみてえだ』よ! バカ! 私のほうが先に、アンタのことが好きだったんだからね!」 涙目で、怒りながらの告白。 こんなお嬢に播磨は平身低頭するしかない。 「…スマネエ。…気付かなくて悪かった」 「さんざん私が態度で示して来たっていうのに」 ――いやソレは初耳だ。 播磨は心底そう思った。 「……いや…その……態度…って、わかんねえって」 「わかりなさいよ、バカ」 涙目で播磨をにらみつける瞳はどこか優しい色を帯びていて、 播磨はその瞳から目を離すことができなかった。 「ずっと前から好きだったんだから」 「…いつからだよ」 「アンタが最初に私に告白したときからよ!」 播磨は思った。 そのあとに頭剃られたりいろいろされたような気もするがそれは なんだったんだろう、と。 愛理は続ける。 「…だいたい遅すぎなのよ。 散々私のこと抱いておきながら。 好きじゃなかったらこんなことさせるわけがないでしょ! ホントバカなんだから。最初にしたときだってアンタ私のこと――」 「……」 「…ナニ黙ってんのよ?」 「いや、その声」 「声がどうかしたの?」 「オメエの声も好きだな、と思ってよ」 「……な、なに…イッテ…」 ベッドの上で女の子座りをしたまま、予想もしなかった播磨の言葉に 愛理は毛布を抱きしめながら照れている。 愛理は急に自分の姿が恥ずかしくなった。 自分の好きな男、愛しい男の前で裸でいるのだ。 今まで何度も身体を重ねてきて、今日も今さっきまでは平気だったのに、 突然なんだか裸でいるのが恥ずかしい。心細い。 一方播磨拳児はなんだか照れくさかった。 お嬢としたことは今まで何度もあった。 でも、こうして好きだと意識してしまうとなんだか妙に照れくさい。 真っ赤になってもじもじと照れながら視線を逸らしつつ ときどき上目遣いでチラチラと自分の顔をうかがってくる愛理を見ていると、 播磨はもうどうにかなりそうになる。 ――ヤベエ。なんでこんな、コイツ、こんなに可愛いんだ? 「お嬢」 播磨は内側から湧き出てくる衝動のまま、愛理の頬を両手で掴んだ。 そしてそのまま顔を近づける。
――やだ、コイツの顔…こんな顔、見たことない… 三白眼。吊りあがった鋭い目。 播磨の見るからに険しいその瞳が真剣な、そして優しい色を帯びて 愛理の視界の中で大きくなってくる。 播磨の胸にそっと愛理の掌が添えられる。 愛理の細い掌に、播磨の裸の胸から心臓の激しい鼓動が伝わってくる。 ――コイツも緊張してるんだ…… 愛理は瞳をとじた。 顔をすこし上向けて播磨を待ち受ける愛理の唇。 播磨の唇が愛理のそれに触れる。 舌が唇を割り、絡み合い、粘膜が触れ合う。 二人で愉しむためのゲーム然としていた交わりとは違い、 互いに相手をいとおしむためのキスだった。 愛理の腰に廻された播磨の手も播磨の背中に添えられた愛理の掌も 相手に対する想いが込められている。 舐めあい、絡み合う唇。 腰が浮き立ってしまいそうな快感を播磨は感じていた。 ――キスだけで、こんなにキモチイイのかよ! 口腔内に溢れる愛理の唾液を播磨は吸い取り、愛理の唇に唾液を流し込む。 二人とも汚いともイヤらしいとも思わなかった。 愛理は播磨の唇の与えてくれる歓びに背筋を震わせながら、大好きな男の 舌に吸い付き、ねぶり、啄ばんだ。 愛理はその全身の白い肌をほの赤く火照らせて、キスに耽っている。 自分の舌がお嬢の歯茎を舐めたり、上あごの裏側を擦ったりするたびにぴくっ、と 身体を震わせるのが播磨にとっては愛しくてならない。 「ぷはっ」 愛理は可愛らしい声をあげて息をついた。 息を荒げたまま、恥ずかしさで播磨の顔を見れない愛理はこの男の 厚い胸板に顔を埋める。 目に映る播磨の胸の赤いキスマークが愛理には嬉しい。 自分の刻印が、自分の一番大切なものについているという安心感。 そして自分の胸の谷間にも、好きな人の唇の跡がある。 私がコイツを「所有」してて、コイツも私を「所有」してる。 そう考えただけで愛理は胸の奥がかっと燃えるような喜びを感じてしまう。 播磨の亀頭が愛理の陰唇に押し当てられる。 ――…さっきよりももっと熱くて、大きいみたい… ――壊れちゃうかも。 ――壊されてもいい。 ――コイツに気持ちよくなって欲しい。コイツに好きなようにされたい。 「んくっ」 入れられただけで、愛理は情けない声が漏れてしまう。 ――どうしよう。さっきより…ずっと気持ちいい。
愛理は唇が勝手に動いてしまう。 「好き」 そう口にした瞬間、体の奥底から震えが来た。 「好き、大好きよ、…アンタのことが…好き」 スキ、と一回口にするたびに胸の中から幸せなキモチが広がってくる。 濡れたタオルを絞るみたいに、浸したスポンジを握るみたいに 自分の中から溢れてくるその思いは何度口に出しても減ることはない。 愛理の胸の中では心臓が跳ね回っている。 コイツの声を聞くだけで涙が出そうになる。 ヒゲと触れ合った肌から熱が伝わってくる。それが切なくて、苦しい。 播磨のペニスが粘膜を掻くたびに、背筋をゾクゾクと震えが走る。 全身にチリチリと電気が走り、鼻の奥がツンとなるくらい切なくなる。 喜びと不安のない交ぜになった嬌声をあげる愛理は、 再び高みに押し上げられていく。 「やだ、ヒゲっ、こんな、急に…」 愛理は涙が溢れてくるのを止められない。 こんなに泣いてちゃ、ヒゲに嫌われちゃう。 播磨が好きな気持ちと、その播磨に嫌われたくないという必死な感情がないまぜになり 泣きながら播磨に愛の言葉を囁き喘ぐ。 播磨は当惑していた。 ――やべえ。 ――お嬢ってこんな可愛かったか? 金色の髪の毛も、艶やかな唇も、涙を溜めた薄茶色の瞳も、 播磨にとっては全てが可愛らしく見える。愛しい。 播磨は自分に組み敷かれながら喘ぐ少女を目にするだけで、胸が痛くなる。 コイツの全部が欲しい。誰にも渡したくない。 その女の子が自分の肉体で悦んでいる、ということは播磨にとって 凄まじく嬉しいことだった。 播磨は愛理のふるふると揺れる乳房を指が埋まるくらい強く握りこんだ。 「ふぅっ」 愛理は必死に声を殺すが、どうしても唇からは桃色の声が漏れてしまう。 ヒゲが触ってくれる。胸を握られて、形を滅茶苦茶にされて、 それでも気持ちいい。
播磨のもう一方の掌で愛理は手を握られた。指と指が組み合わさって深く繋がる。 絡み合った指から、泣きたくなるくらいの嬉しい波動が伝わってくるようで それだけで愛理は多幸感の波に流されてしまいそうになる。 愛理の顔から十センチもない距離に播磨の顔がある。 狼みたいな鋭い眼光も、かつては学校中をおののかせた恐ろしい雰囲気も 今はすっかりなりをひそめて、ただ身体の下の愛しい生き物を可愛がることに ひたすら集中している。 そんな愛理の優しい野獣は金髪の中から突き出た形のよい耳にそっと囁きかける。 「お嬢、好きだぜ」 「…ぅっ」 ソレを聞いただけで愛理は全身から力を奪われてしまった。 愛理の膣は播磨の言葉に応えるかのようにきゅ、きゅ、と蠕動し 蹂躙する播磨の肉竿を締め上げる。 いつもの気の強い表情は悦びに歪んで。 刺々しい声はもう、甘い喘ぎしか漏らしていない。 播磨をにらみつけていた瞳は、快楽に蕩けて呆けたようになっている。 播磨はもう限界に近い。 愛理の腰がビクリと震え、絶頂に達した。 とろけきった愛理の膣が最後の締め付けをした瞬間、播磨もまた 腰のなかを暴れまくる衝動に屈した。 視界が白くなりそうなくらいの激しい射精。 思わずうめき声をあげてしまうほどの激しい快感に襲われながら 播磨は愛理の汗で濡れきった細い身体を抱きしめる。 播磨の白濁が、愛理の粘膜を灼きながら肉孔中に充満する。 奔流が愛理の子宮口を叩き、熱い愛の塊が愛理の脊髄を打ち抜いた。 再び絶頂に登らされる金髪のお嬢様は、その快感の渦の中で最愛の男の名前を 叫んだ。 「…『ケンジ』、か」 「…なによ」 「いや、お嬢に名前で呼ばれたのって初めてじゃねえかと思って」 「ば、馬鹿ッ。そんなの知らないわよ」 愛理は照れくささのせいで赤くなる。 ―知らない。 背中を向けたまま恥ずかしがってる愛理。 金色の髪の中から覗いている耳が真っ赤になっているのが播磨には可愛くてならない。
---------------------------------------------- 以上、後編中半でございました。 残り、後編後半はえーと、今月中には書きます。 書けると思う。 たぶん書けるんじゃないかな。 まあ覚悟しておけ(w 感想オクレー
GJ〜!
描写がエロくてGJでした
そんな昔の続編をやられてもなぁ… ――やべえ。 ――お嬢ってこんな可愛かったか? 旗厨ってコレが余程好きなんだな 同じ様なのを結構見た覚えがあるし 内容については、キモヲタが妄想するセックス、といった感じで面白かったよ 続編でも、また笑わせてもらいたいですね、期待してます
>>25 GJ! 内容が良くていいよ!
続きも期待してます!
>>28 わかったからどっか逝け〜
旗嫌いのリアル厨房が湧いていると聞いて飛んで来ました
>>28 このスレの主旨も理解しないで
ただ作品を批評することなく批判することしかできない貴方は
このスレに全く不必要な存在です
ここは作家さん及び作家さんの作品を貶すスレではありません
何を勘違いしてここに来たのかは知りませんが
場違いな貴方はここの住人及び作家さんにとって
不快で邪魔な存在です
消えなさい
32 :
名無しさん@ピンキー :2005/11/27(日) 02:19:29 ID:jUAlGmIx
旗キター!! エロ成分タプーリですばらしい。ちゃんと完結してホスィ
33 :
王道推奨派 :2005/11/28(月) 00:20:30 ID:h1fYixwv
なんだここ? キモい旗厨が繁殖してるオナニースレ?
おにぎり派だが萌えた。 最中の会話の文が少ないが、それも一つの表現なんだな… 一つ勉強になった。
おにぎりが好みなら、前スレで握ってあったぞ
ああ、王道推奨なのか 王道はエロでもifでもほんと少ないよな
天満は嫌われ者だからなw
38 :
ドラゴン :2005/11/28(月) 15:37:30 ID:uBydezTq
やってきた沢近を、播磨と八雲は、二人がかりで学校で使うような紐で固定した そして体をグルグル巻いて動けないようにした後、服を脱がして全裸にされてしまったのだ 「ヒゲ説明しなさい」 沢近は説明を求めたが無視した 「ふふ、わからないわけないだろう、オジョー」 そして、さぁ、地獄は始まる 「Ahhhhhhhhha、STOOOOOOOOP!!!」 播磨は胸を吸い、八雲は下の顔を攻撃した。連携プレイだ! 「YAAAAAAAAAAHHHHH!!!!!!!!!」 沢近が哀れにも、かわいそうなほどに壊されていく。なんとも悲惨だ。 「FANISHEだァァァ、マイOJYOォォオオオオオ 英語を喋れる沢近がピンチの時に英語を話すのは普通だ。しかしなぜ播磨も英語なのだ? 「OOOHHHHH・MMMMMYYYYY・GOOOOOOOOOODDDDDD!!!!!!!!!!!!!!」 播磨は聖剣を前に、八雲は竹刀を後ろに指して、沢近を倒した 沢近も下僕となった 説明しよう。全ては烏丸の仕業だった 後ろに烏丸が現れた 「見事だね、播磨」 「ハッ!光栄でございまつる、烏丸大帝」 播磨は烏丸に操られているのだ 「嵯峨野・大塚・結城・三原・雪野・城戸・永山は倒した」 そして――― 「残りは一条と周防だ」 ちょっと工夫して見ました 続きます
ちょっと気になったんだが…。 どうやって紐でグルグル縛ったあとに服を脱がすんだ?
てじなーにゃ☆
珍しいカップリングが見てみたい
一途な一条×今鳥ネタをきぼんぬ
スマイルよこせ
>スマイルの注文 俺の分も頼む・・・5個な あぁ持ち帰るから2つは包んでくれや。 粗悪品は取り替えて貰うから気合入れて微笑んでねw
>>46 ごめん、ネタで張ったんだと思うんだけど普通にカヴァエエと思う俺がいる_| ̄|○
ナイス微笑。スレ違いゴメス
>>47 あ…いや……。
その微笑のシーンは……何でもない……。真実は知らない方がいい事もあるよな、うん。
>>50 言葉様も知らんとは。
48の代わりにどのシーンなのか言いたくなったけど、辞めとく。
52 :
47 :2005/11/30(水) 12:22:37 ID:Dqn1cRMI
>>48-49 もちろん知ってる。だがそれでも俺は好きなのだ。ウトゥな表情がもう…俺的にはひぐらしに次ぐクリティカルでしたよ。
潰れたトマトwith携帯とか世界サン一世一代の噴水芸とかマジで。
要する猟奇嗜好の変態野郎だって事ですよ。素で死にたくなってきた。ゴメン。
そんな俺はおにぎり・鉛筆派(カテゴリー巨チチ)
ってか陵辱物以外なら王道から携帯までなんでも好物なんだけどな。節操がねぇw
エロスとタナトスは実は結構近いんだな。 まあスクランではタナトスねーしいらねえけどナ
54 :
名無しさん@ピンキー :2005/12/02(金) 15:49:20 ID:MhsGtTbv
お嬢鬼畜もの望む
天井から突き出た4人の下半身を播磨が陵辱する話とか見たいなw
サンクス。やっぱシチュ的に考えることは皆一緒かw
客様各位 平成17年12月2日 株式会社ナムコ 「ソウルキャリバーIII」に関するお知らせ 平素は弊社製品をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 この度、弊社が平成17年11月23日に発売いたしましたプレイステーション2用 ゲームソフト「ソウルキャリバーIII」について、セーブされたデータが破損する 不具合が生じる場合がある事が判明いたしました。 「ソウルキャリバーIII」をお買い求めいただきましたお客様には大変ご迷惑を おかけいたしました事を、心よりお詫び申し上げます。 【 不具合の内容 】 メモリーカードに「ソウルキャリバーIII」のセーブデータが保存された状態で、 他ゲームのセーブデータの削除、移動、上書きセーブ等を行い、再度「ソウ ルキャリバーIII」のセーブを行われますと、「ソウルキャリバーIII」のセーブ データが破損する場合がございます。 ※なお、「ソウルキャリバーIII」の不具合によって、「ソウルキャリバーIII」以外 のセーブデータが破損する事はございません。 【 回避措置 】 メモリーカードに「ソウルキャリバーIII」のセーブデータが保存された状態で、 他ゲームのセーブデータの削除、移動、上書きセーブ等を行われなければ、 当該現象は発生いたしません。 不具合が発生した方、またはご不明な点がございましたら、下記ナムコット係までお問い合わせ下さい。
前スレ容量埋まりました
超姉カモン!
年増組みはなぁ、 遊びにはいいけど、結婚するには歳が離れ過ぎだろ。 哀しい未来しか思いつかなくて萎えるよ。 せめて新任女教師、教育実習生とかだったらなぁ・・・。
姉ヶ崎先生の歳って幾つ位なんだろう。 刑部先生>笹倉先生≧姉ヶ崎先生 でいいのかな。 正確な年齢は分かっていないんだよね?
刑部先生(25以上)>笹倉先生(24以上)は播磨関連から分かってるが、 お姉さんは全く分からんなぁ… 教師の資格持ってるから少なくとも四大は出てるわけで、 ひょっとしたら絃子より年上かもしれん。
>>63 ありがとう。
播磨が17歳で、女先生達との差は10歳以下、位の感覚を意識してみるよ。
それ位の年齢差ならアリかも。とか思ってみたけど、10代、20代の年齢に対する意識の差ってあるよね。
実際に10歳以上はなれた女性と接する機会が多い20代は、 その辺りを実体験から学んでるんじゃないの?
>>65 まぁ確実に坊や扱いだろうな
つーか20代と10歳以上離れた女性って40代近いような…
20代って20〜29だろ。 ってことは30〜39じゃないの?
いや10歳以上離れてるってことだから、 25から15歳年上なら40だろ?
部屋は1Kで、ドアを開けて右手のユニットバス、左手の形ばかりのキッチンを抜けると、 8畳ほどの寝室兼居間に飾り気のないベッドが置かれていた。懸賞で当たったとおぼしき ピンクの熊のぬいぐるみが、ベッドの片隅で闖入者を見あげていた。 「……恋なんていくらでもできるのよ」 そう言って、誘うように胸の谷間を見せた彼女に、俺のわずかばかりの理性は消し飛んだ。 最初に驚いたのは、三十歳に近い女の予想外の純情さだった。だがそれも、行為を始めると 一変した。彼女は肌を見せることをひどく恥ずかしがるくせに、反応はでたらめに激しかった。 俺の知る同級生の少女たちとは対照的だ。金髪の同級生などは、俺の前にあっけらかんと 裸をさらしたけれど、その反応は淡いものだった。黒髪の下級生は、その恥じらう姿こそ眼前の 女に通じるものがあるが、ひたすら堪えるばかりの反応は、嗜虐性に欠ける俺にとって満足の いくものではなかった。 まだ余韻に震える彼女の横に寝そべり、背中を優しくさすりながら、俺はその肢体のあちこちに 見える成熟した女の証を確かめていった。弾き返すような弾力をなくした代わりにやわらかさと 重さを増したとろけるような乳房。腰から尻にかけての脂肪。内腿の張りを失ったなめらかさ。 同世代の少女たちとばかりつきあっていた俺には、どれも初めて間近にふれるものだった。 ようやく話ができるほど、こちらの世界に帰ってくると女が言った。 「嫌ね。どうしてわたしのからだばかり見てるの?」 女の発声につれて脂がのった腹がゆるやかにうねった。 「きれいだから」 「からかわないでちょうだい。あなたが知ってる女の子たちとわたしは違うわ」 女はとがった胸の先端まで、上掛けを引き上げ、その身体を隠した。 「違ってて……良かった。この身体、俺は、すげぇ好きだ」 身体をぶつけるようにして女が飛びついてきた。二度目が始まった。だが、それがその夜の 最後ではなかった。
そのKC、どこで売ってるか教えてくれ。
>>68 だな。
そこまで離れてれば参考にはならないので、
10歳以上ではなく、10前後ってことで。
たとえ10前後年が離れてても、それでも想いを捨てられない女の情念・・・ なんてのはどうだ。親戚で年上で教師と生徒だけど、それでも好きだというのは 障害があって燃えないかね? いやそれはもうスクールランブルではなくヒューマンスクランブルになっちまう希ガス
昼ドラ向けな展開だよな。
>>72 人間交差点ワロス
つーか冷静になって考えてみると、絃子サンはあまり男を手玉に取るのが上手いタイプではないよな。
むしろそーいうのは笹倉先生の方が得意みたい。
播磨に対してもダメな弟にちょっかい出してる風だし。
これは非常に個人的な考えなんだが、
絃子サンは中学時代初恋に破れ、以後男は割りとどーでもいいといった感じの人になったんではないかと。
元々他人にあまりキョーミない人だったっぽいしな。
>>73 昔の姉ヶ崎先生は存在自体が昼ドラ入ってましたが…
そんな事いうから絃子VS姉ヶ崎キボン
76 :
名無しさん@ピンキー :2005/12/05(月) 01:10:19 ID:myO2xX/v
期待age
頭の中の処理能力は違えど、パニックになると逃げ出すあたりは姉弟って感じがするなあ。
>>75 絃子VS姉ヶ崎ねぇ…
二次創作の定番だとお姉さんが播磨を押し倒した後(6巻の辺)、
職員会議をフケた絃子がお姉さんと揉めるとかいうのがあったが。
他にどんなシチュエーションがありそうなのかねぇ?
手前味噌でよければ、播磨の家を訪ねた姉ヶ崎先生と絃子さんが鉢合わせで以下略、 ってなSSなら昔書いた憶えがあるな。 そんな『八雲を連れ込んだ時の反応で絃子さんは処女(少なくとも男性経験は0)』説を 提唱する俺。
つ昼ドラ風
俺の脳内設定では、絃子さんはギターを教えてくれた播磨父にベタぼれなんだが。 で、こんなんじゃダメだと、処女を捨てようと例の同じゼミの男を誘ったけど、緊張して勃たず。 成長するにつれて父の面影を一層濃くしてゆく播磨を見て、たまにドキッとしたりする。 だから、播磨が八雲を連れ込んだとき、母親的な心理に加えて、信じていた男に裏切られたような、そんな感傷を憶えたのか、と。 まぁ、全部俺の妄想だが。
>>81 その妄想、イイヨイイヨー
しかしそうなると川合クン(ゼミの人)がショボスってことになるな…
そんな人普通結婚式には呼ばんだろうw
あと関係ないが、川合クンの嫁は絃子サンの高校時代の後輩だったりする
意外に交友関係広いな、絃子サン
>>82 いや、嫁と婿の共通の知人だから呼ばざるをえんだろ。
中折れ事案について嫁に告白しているならいざ知らず。
絃子さんみたいな凄い美人だと十分ありそうな話だけど 中折れしたら一生後悔しそうだな。
俺だったら記念に指だけでも入れとくw
俺だったら道具買いに走って、帰ってきたらもぬけの殻でorzしそうだ。
>>81 絃子さんにギターを教えたのは播磨父なの?
播磨がオナニーする時のおかずはお嬢
こっちに引越しかよ。 天満をおかずの対象外だとするなら、確かにお嬢が最有力候補なわけだが。 八雲はありえなさそうだし、絃子は姉みたいなもんだろ。あとはお姉さんぐらい かな? 美琴とかも違う気がするんだよな。
普通に天満だろ。 播磨の野郎はキャンプの時最後までやる気満々だったし。
いや、普通にエロ本だろ。 クラスメイトをネタに使ったことあるヤツ、いるか? 俺の場合は環境が悪くて周りにイイ女がいなかった、ってのも考えられるけどさ。
これだから旗派の池沼どもは…… 播磨のおかずは天満に決まってんのにw なに妄想と願望の入り混じった推測を勝手に垂れ流してんだw
しかし、天満がおかずと言い切れる奴は、30日間天満だけで耐えられるのか? 沢近や八雲なら行けるかも知れんが。
いや、だからエロ本……
播磨はしないよ。うん 寝てる間に絃子さんがしぼりとっt(ry
俺の天使を汚すわけにはイカねえ!と天満ではしないことに決めてるんジャマイカ で、駄オナニーをお嬢でたっぷり(w
スター・ウォーズ 〜超姉の復讐〜
割と面影が天満と似てるモデルのエロ本を使ってるという折衷案でいいじゃないか。 抜いたら抜いたで後悔するんだろうけどな。
>>63 お姉さんは養護教諭なんで、必ずしも四年制大学を出てるとは限らない。
養護教諭の資格は短大でも取れる。
だから、お姉さんの年齢は最低21歳。
でも21にはとても見えないが。
初登場時は、20半ばぐらいのイメージだった。
正直、矢神に来る前のお姉さんの職業が気になる。
実は少年誌では描けない職業だと思ってたのは内緒。
ようやく100get
101 :
63 :2005/12/06(火) 16:20:11 ID:f3vjsAZn
>>99 訂正サンクス
つーか自分でも書いたあとで保険医って四大出る必要あるのか疑問に思ったよ…
>お姉さんの職業
テレビに出ない女優さんとかお水とかその辺かねぇ…
何か昔クズ男にひっかかったり色々あったとかPFにあったし
合ったばかりの野郎のチンポを頂こうとした人だからなぁ。 貞操観念はあまり無いような気がする。
首までは浸かってないけど ウォータービジネス やってた可能性ありそう
>>102 ○○には好きなキャラ・アイドルの名前を入れてね。
なぁ……お前が会社(学校)からの帰り道、ふと脇にある公園を見ると
雨に濡れた子犬のような表情で○○がブランコに座っていたとする。
とりあえず、そのままじゃ風邪ひくから家に来ないかとお前が誘うと、
○○は素直についてきてシャワーを浴びてお前のシャツを着た。
スマンが飲み物はこれしか無いと発泡酒を渡すと○○は飲み始め、
やがて涙混じりに失恋話を打ち明け始めた、と思いねぇ。
そんなに寂しいなら抱きしめてやろうか、くらいお前は言わないか?
おねーさん? なぁ……お前が会社(学校)からの帰り道、ふと脇にある公園を見ると 雨に濡れた子犬のような表情でハリオがブランコに座っていたとする。 とりあえず、そのままじゃ風邪ひくから家に来ないかとお前が誘うと、 ハリオは素直についてきてシャワーを浴びてお前のシャツを着た。 スマンが飲み物はこれしか無いと発泡酒を渡すとハリオは飲み始め、 やがて涙混じりに失恋話を打ち明け始めた、と思いねぇ。 そんなに寂しいなら抱きしめてやろうか、くらいお前は言わないか?
>>104 いや、普通の人は家に誘わないし、
シャワー浴びて薄着で出てこないし、酒も飲ませないし、
胸の谷間見せて挑発もしないだろ。
ヤリマンだよ、妙は。
青いねえ…見ず知らずのお姉さんの愚痴に壱時間近く付き合って、 一緒に飲んで部屋まで送ってベッドに寝せてなにもなかったこともあるさ。 播磨って、そういう雰囲気のある男だよ。
ん? 状況違うじゃん。 何を言ってるの?
なにやら話し込んでるところ悪いけど、作品投下しますね。 オカズの話で妄想湧いたので。 一応旗になるのかな?
文化祭も無事にでもなく終わって怠惰な日々が続いていたある日の昼休み。 俺の机の向かいには、なぜかひとりの男がいた。 今鳥恭介。 二枚目面した金髪のイケすかない奴だが、胸のでかい女にしか興味がないらしい ので、とりあえず実害はない。 連日の執筆で疲れ、半分居眠りかけていた俺にしきりに話しかけてくるそいつに、 俺は適当に相槌を返す。 どうもクラスの女どもの話に興じているらしい。CだのDだの言うアルファベッ トも聞こえてくる。 と、不意に話の流れと無関係なことを今鳥が言ってきた。 「おまえってさ、オカズは毎日変えるタイプ? それとも固定するタイプ?」 質問の意図を理解しかねながらも俺は返答を返す。 「あ? おんなじもんばっか食ってたら体にわりぃだろうが。普通に毎日変えるぞ」 その言葉に、今鳥はわずかに眉をひそめて、冷笑を浮かべた。 「その冗談、面白くねえぞ。この流れでオカズつったら、夜のお供に決まってんじ ゃん。花井。おまえはもちろん、八雲ちゃん一筋だよな?」 唐突に今鳥が、隣の机で他の男子に勉強を教えていたらしいメガネに話を振った。 メガネの顔がたちまち朱に染まる。つうか、おまえ聞いてたのかよ? と内心で突っ 込むと同時にようやくオカズの意味がわかってきた。 「な、なにを言うか? こ、この僕が八雲くんをそんな不純なことに……」 なおも口をパクつかせるメガネを冷ややかに見て、今鳥は俺に視線を戻してきた。 「おまえはどうなんだ? やっぱ、沢近あたりか?」 顔をこちらに寄せ、声のトーンを落として言ってきたそいつに、俺は思わず目を 丸くする。 「お嬢? なんで俺がお嬢を?」 「いや、なんでって普通にいい女っしょ。まっ、俺のストライクゾーンからは微妙に 外れっけど。それにおまえら、仲いいじゃん」 「んだそりゃ。別に俺たちゃなんでもねえよ」 言って俺はお嬢に視線を向けた。当然だがそれに気付くこともなく、お嬢は話に 夢中になっている。 お嬢の正面にいるのはマイエンジェル天満ちゃん。それにしても、いつ見てもか わいい。幼さを残した頬も優しい光をたたえた瞳も。 そして腹立たしくなる。この天満ちゃんをオカズにしてる奴もいるのかと。 気持ちはわかる。痛いほどに。あれだけかわいければ自分の物にしたいと思ってい る野郎どももいくらもいるだろう。 だが……。俺はまだ見ぬ数多いであろうライバルたちに殺意を燃やした。 夜。 自室にこもって俺はあらためて考えていた。今鳥の言ったオカズの件について。 今まで俺は、エロビデオやエロ本、グラビアアイドルばかりをオカズに使ってきて いた。クラスメイトをオカズにするなどという発想は全くなかった。 しかし、考えてみれば、毎日会っているクラスメイトをそういうネタにすると言 うのも新鮮かもしれないとも思う。 もしそうするとして、相手は誰に? 天満ちゃん? 論外だ。メガネの言葉じゃねえが、天満ちゃんをそんな不純なこ とに使えるか。 彼女はいわばサンクチュアリ。そんな汚らわしい妄想で踏み込んではいけない領 域。となると……。 やや癪だが、浮かんだのはお嬢の顔だった。
モデルみてえに整った顔立ちと、悔しいけどきれいな金髪。そして、これだけは 天満ちゃんより上行ってると認めざるを得ないスタイル。 いや、天満ちゃんだって、そのうちよ。 それはともかくとして、あの日海で見たお嬢の体は、確かにきれいだった。 そして、一度はあの体をこの腕に抱いた。 悪夢とすら言える思い出は、そういう視点で見るとまた違った想いが浮かんでく る。 ベッドに腰掛け、枕元に飾ってある写真を見る。俺の天満ちゃんと、おまけとし てお嬢が写っている写真。 天満ちゃんから視線をお嬢のほうに移す。生意気そうな顔をにらみつけているう ちに、あの日の記憶が蘇ってくる。 腕の中で必死に暴れる、お嬢のほっそりとした体。泣き出しそうな顔。胸板をく すぐる金髪の感触。 俺は謝りながら天満ちゃんの顔をハンカチで隠し、お嬢だけを見つめながら、妄 想の世界へと飛び込んでいった。 左手で口をふさぎ、右腕でお嬢のそれをかんぬき状に拘束し、さらにその手のひ らで左の二の腕も固定する。 「ん〜〜! ん〜〜!!」 我ながら完璧な固め技の前には、お嬢はもはや無力だった。どれだけ暴れても逃 れるすべはない。 ……と言いたいところだが、お嬢の力は女にしては強い。そこに必死さも加わり、 俺には余裕のカケラもない。 そして、さらに絶望的な状況がやってきた。足音が確かに近づいてくる。ゆっく りと、しかし確実に。 こんなとこを誰かに見られたらどうなる? 天満ちゃんに知られる? それどころか逮捕? 熱くなっていた頭の中がスーっと冷えていく。若い身空で檻の中なんてあんまり だ。なんにも悪いことしてないのに……。 それと同時に妙に気持ちが据わってきた。なんとしてでもこの事態を脱してみせ る! 俺の眼に入ったのは、二つの部屋を隔てたふすまだった。それは腕一本がかろう じて入るぐらいの隙間を空けている。 やってくる人物がこの部屋に来るなら向こうに逃れ、逆ならここに留まればしの げるかもしれない。 位置関係は正確に把握できないが、足音は俺から見て左から聞こえてくる。 てことは……。右の部屋だ! 俺はお嬢を抱きすくめたままで脚でふすまを開け、隣の部屋に逃れる。 そして、次の瞬間だった。俺たちが先ほどまでいた部屋から人の声が聞こえてき たのは。 「愛理? いないの? 播磨君も?」 怪訝げな声は、なんと言ったか、あの影の薄い女。 「ん〜〜! ん〜〜〜!!」 声を聞いた途端、さらに暴れだしたお嬢も必死なら、俺も必死だった。こんなと こ見られたら、完全な犯罪者扱い。 それこそ渾身の力を込めて俺はお嬢を抱きすくめる。 そして、やがて声が聞こえてきた。 「変ね。まあ、いいか」 そして遠ざかっていく足音。勝った!? その足音が徐々に遠ざかり、やがて消えると、あれほど必死に暴れていたお嬢が すっかりおとなしくなり、その瞳の勝気な光が薄くなっていく。 それを見て逆に余裕を取り戻した俺は、お嬢の耳元に囁く。 「騒がねえって約束したら、手ぇ放してやんぜ?」 お嬢は怒りに満ちた瞳で俺をにらみつけ、そして……。屈服したようにうなずい た。 ゆっくりと、油断なく。お嬢の口に添えた右手を下ろしていく。ほっそりとした 顎をつかんだあたりで手を止めると、お嬢が深く息をついた。 身をよじって俺をにらむと、お嬢は小声で言ってきた。 「どういうつもりなのよ?」
俺はお嬢を落ち着かせるために低く抑えた声で言う。 「おとなしくしろ。悪いようにはしねえからよ」 その言葉を聞くと、お嬢は瞳を見開き、そしてうつむいた。 「悔しい……」 「あ?」 「体だけだからね。心は絶対に渡さないんだから」 「おめーなに言って?」 「負けたわけじゃないわよ。抵抗して、怪我とかするのイヤだし。妥協するだけな んだから」 「あのよ……」 「優しくしなかったら、承知しないから」 お嬢の体から、硬直にも似た力が抜けていく。えっと、これは? 「おめー、なに言って……」 「さっさと終わらせなさい」 つまり、なんだこりゃ? お嬢は完全に勘違いして、それで、諦めてる? 抵抗しない? むしろここでやめたら、こいつは喋る。そうなったら何もかも終わる。 つまりあとには退けない? もう、悪に徹するしかねえじゃねえかよ……。 俺は心で泣きながら、お嬢の顎をねじり上げた。 「んっ!」 「ゆっくりかわいがってやるぜ」 その一言で、お嬢の全身から完全に力が抜け落ちた。 俺はお嬢の体を部屋の隅へと引きずっていく。そして、その体を抱きすくめたままで 壁にもたれかかり、畳の上に座り込んだ。 あぐらをかき、その中にお嬢を抱き込む。女にしては大柄な部類に入るお嬢だけど、 こうして包み込んでしまうと頼りないほどにか細く、文字通り手中に収めたのだと変に 興奮する。 身をよじるお嬢の金髪に鼻先を突っ込むと、女らしいなんとも言えない香りが鼻 腔をくすぐり、初めて俺の分身が頭をもたげてきた。 「お嬢……」 上ずった声でささやきながら、両手をお嬢の胸に伸ばす。 お嬢が身を固くするのがわかるが、それに構わず両の乳房を掴んだ。 「やっ!」 悲鳴とともに身をよじるお嬢の反応も楽しみながら、水着の上から乳房をこねる。 柔らかい……。それでいて乳房の奥には若い娘らしい固さが残るが、それがまた 俺の興奮を煽る。 その感触を味わいながら、俺はお嬢のうなじへと顔を近づけていく。目標は水着 の肩紐。 そいつの片端をくわえてひっぱると、パラリとそれがほどける。 背中のほうの紐もほどき、俺はそれをむしりとった。 「バカ!」 なじってくるお嬢をよそに、俺はその肩越しにお嬢の乳房を鑑賞する。 まぶしいほどに白い乳房の量感は申し分ない。お嬢の性格そのままに上にそりあ がったような形がまたそそられる。 大きな乳房とは対照的に小ぶりな乳首はきれいなピンク色。 俺は、むき出しとなった乳房を下から包み込みながら、指先で乳首を捉えた。 「あん!」 あえぎ声とともに首を振るお嬢の耳たぶをなめながら乳首を刺激していくと、そ れが徐々に硬くなってくる。 「いい感じになってきたじゃねえか」 俺が指摘すると、お嬢はキッと俺をにらみつけて言う。 「べ、別に気持ちいいわけじゃないわよ! 女の子の体はこういう風になってるんだから」 生意気な言葉は逆に俺の征服欲をそそる。 俺は体を入れ替えると、お嬢を畳の上に押し倒した。 「いたっ」 悲鳴を上げたお嬢に馬乗りになって乳房をもみしだく。すると、不意にお嬢が言 ってきた。 「ちょっと待ちなさい! 背中が痛い……。布団ぐらい敷きなさいよ」 「だけどよ」 「今更逃げないわよ。逃がす気もないんでしょ?」
「まあな」 お嬢を目で制しながら立ち上がると俺は押入れをあけた。 そこから一枚の敷布団を引っ張り出すと適当に畳の上に敷き、ついでに枕を二つ 並べるとお嬢の顔がさらに赤くなった気がした。 「来いよ」 お嬢の腕を引いて布団の上にいざなう。その体を改めて押し倒すと、お嬢は諦め たように瞳を閉じた。 「お嬢……」 ささやきながら覆いかぶさる。目に入ったのは荒い息を吐いている唇。 「キスしていいか?」 俺がささやくと、お嬢は薄く瞳を開いて答える。 「いやだと言ってもするんでしょ?」 言葉とは裏腹に、お嬢は緊張の面持ちで瞳を閉じた。それを肯定だと解釈して、 俺は静かにお嬢に唇を重ねる。 その柔らかさに歓喜しながら唇をねぶり、舌先を伸ばすとお嬢はあっさりと唇を 開いた。 「ふ……うん……」 初めてお嬢が気持ちよさそうな声をもらす。それに気をよくして舌をうごめかす と、お嬢が遠慮がちな動きで舌を絡めてきた。 息苦しさで、ようやく俺は呼吸することを忘れていたことに気が付いた。 唇を離し、深く息をつく。それと同時にお嬢も同じ行為をして、俺は初めて親近 感のようなものをお嬢に覚えた。 「あっ……」 お嬢が悶えたのは、俺が乳首に吸い付いたから。舌先でそれを転がすと、お嬢が 必死の様子で身をよじる。もちろん体重をかけてそれを抑圧し、俺はゆっくりとお 嬢の乳首を味わう。 「いや……」 言葉とは裏腹に、お嬢は俺の頭の後ろに手を回してくる。 お嬢の荒い息を頭頂部で感じながら、俺は左右の乳首を交互にかわいがり、果て はその谷間に顔をうずめて左右からお嬢の乳房を刺激する。 「変態!」 なじってくる言葉もなぜか心地よい。胸元を強く吸いつけると、お嬢が悲鳴のよ うな声をあげた。 「イヤッ! 水着着れなくなっちゃうじゃないの!!」 その言葉を聞き流してさらに強く吸いつけ、キュポンというような音とともに唇 を離すと、お嬢の乳房の下辺りに、真っ赤な花が咲いていた。 「ヒゲのバカ……」 唇を噛んで悔しがるお嬢の顔を堪能したあとで、俺は右手をお嬢の腰に伸ばした。 「っ!」 俺の意を察してお嬢が息を呑む。腰をまさぐると布切れはあまりに頼りなく、力 任せに引きちぎりたくなるが、それはこらえて紐を探り出して引っ張る。 あっけなくそれはほどけ、俺はお嬢のお尻の下からそれを引っ張り出した。 これで文字通り、お互い生まれたままの姿になったわけだ。 指でそこを探ると、しっとり湿り気を帯びた毛が絡んでくる。 「濡れてんじゃねえか」 「ち、違うわよ。気持ちよくなんかないんだからね!」 「はいはい」 聞き流しながらお嬢の脚を開き、そこをマジマジと見る。 「下もやっぱ金髪なんだな」 「い、いつまで見てんのよ!」 「わりぃ」 言って俺はそこに顔をうずめた。舌で割れ目を探りながら鼻先を宝珠にこすりつ ける。 「もう……」 すねたようにお嬢がごちる。それとは裏腹に、そこはさらに湿り気を帯びて。 「入れるぞ」 複雑な形状をしたそこに、自らをあてがう。 「怖くなんかないんだから……」 強がるお嬢に自身を埋め込んでいく。
「あ……」 抗うお嬢に構わず、狭い洞窟を突き進む。俺の突進を阻むのは、もはや最後の薄 膜のみ。 それを先端で感じて、俺はお嬢にささやいた。 「いいよな?」 下唇を噛み、瞳を硬く閉じ、しかしお嬢はかすかに顎を引いた。 最後の一突き、悲鳴を上げなかったのはお嬢の意地だろうか。 根元までお嬢の中にうずめて、その狭さを味わう。 「ああ……」 眉根を寄せてあえぐお嬢を見下ろしながら俺はゆっくりとピストン運動を開始し た。 「イヤ……」 言葉とは裏腹にお嬢の内部も湿り気を帯びてきて、それがまた俺の快感を煽る。 生意気そうな鼻。赤く染まった頬。硬く閉じられたまぶた。布団の上に横たわる 二本の金色の川。形よく盛り上がった双球。恥ずかしそうなへそ。 全てを見下ろしながら突き上げてくる快感をこらえる。 お嬢もまた、断続的に声をあげながら何かに耐えている様子だ。 微妙に抜き差しのテンポを変えると、お嬢の声のテンポも同じように変わり、俺 はある種の楽器を操っているような錯覚を覚えた。 乳房を揉み、唇をむさぼる。そして、俺は絶頂を迎えた。 おびただしいほどの量の精液を受け止めたのはお嬢の内部……ではなくて、三枚 重ねにしたティッシュだった。 「やべえ……」 全身を貫いた快感は予想以上に激しく、俺の精液はティッシュからすらあふれて くる。 さらに何枚もティッシュを引き抜き、俺は必死にそれをぬぐった。 ぐっしょりと湿ったそれをくずかごに放り込むと、俺はベッドに倒れこむ。 知り合いをおかずに使うことで、これほどまでの快感が得られるとは予想外だっ た。 心地よい疲労感に酔いながら俺は枕元に置いた写真を引き寄せ、そして、先ほど までオカズにしていた少女の顔にじっと見入った。 商売は繁盛していたと言っていい。文化祭は彼にとって、シャッターチャンスの 宝庫だったから。 校庭に露店を広げた冬木武一は、代わる代わるやってくる男子生徒に写真を分け 与え、かわりにいくばくかのお金を得ていく。 一番人気はやはり、沢近愛理と塚本八雲。特に今回は二人のツーショットが何枚 もあり、ダンスの最後をとらえた写真は驚異的な売れ行きだ。 ほくそえんでいるところに、また新たな客がやってきた。 サングラスをはめ、帽子を目深にかぶり、口元にタオルを巻いた大柄な男。 「お、播磨。珍しいな」 冬木が声をかけると男は険悪な声を出した。 「俺は播磨じゃねえ」 「……まあ、いいけどさ。誰が欲しいんだ?」 「おじょ……いや、沢近を三枚くれ」 「へえ……」 冬木はニヤリと笑い、もったいつけるように言う。 「やっぱおまえ、沢近さんを?」 「俺は播磨じゃねえつってんだろうが!」 墓穴を掘る播磨に苦笑しながらも、冬木は数多い沢近写真からお勧めの三枚を選 び出して播磨に差し出す。 「いくらだよ?」 「今回はいいよ。かなり儲けてるし。それより、告白はいつだよ?」 「そんなんじゃねえつってんだろうが!」 荒々しい声とともに写真をひったくると、その背中が遠ざかっていった。
「がんばれよ」 背中に小さく声をかける。と、そこに新たな足音が近づいてきた。 ベリーショートの髪に冷徹な美貌をたたえたその少女は、横目で播磨の背中を見 送りながら言ってきた。 「今の播磨君よね?」 「ああ、それがさ……」 顛末を打ち明けると、晶の瞳に興味深げな光が浮かんだ。 帰り道、晶は、横を歩く親友にその話を振った。 「冬木君が私たちの写真で稼いでいる話は知ってるわよね?」 「うん、それがどうかした?」 沢近愛理が、不思議そうに問い返してくる。 「今日ね、播磨君が買いに来たらしいわ」 たちまち愛理の瞳が鋭く光る。それを咳払いでごまかす愛理。 「そ、それがどうかしたの?」 「誰の写真を買っていったと思う?」 「知らないわよ。興味ないし」 「そう」 言ったきり沈黙する晶。三十秒ほど沈黙したのち、屈服したのは愛理だった。 「性格悪いわねえ! そこまで言われたら気になるじゃないの! 教えてよ」 そんな彼女に笑みを向けたあと、晶は厳かに言った。 「あなたの期待通りよ」 「えっ!!」 たちまち愛理の顔が赤く染まり、そして唇に笑みが浮かぶ。 「ほ、ほんとに? ほんとに私の写真をあいつが?」 「やっぱり期待してたのね」 「くっ! と、とにかく。その話、本当なんでしょうね」 「本当よ。だからと言って、播磨君も愛理のことが好きだとは限らないけれど」 「もってなによ、もって」 声を荒げる愛理。それを横目で見ると、晶は制服のポケットを探った。 「これ、使う?」 「え?」 晶の手にあるのは、小型のトランシーバーのような機械。 「なにこれ?」 「受信機。播磨君の鞄に盗聴機仕掛けたから」 「犯罪じゃないの、それ!」 「細かいことはどうでもいいわ。とにかく預けたから」 強引に愛理にそれを押し付けて晶は言う。 「送信機のほうの電池も長くはもたないわ。明日の今頃には、もう使えなくなってるから」 「こ、こんなもの私が使うわけ……」 「とにかく預けたから」 晶が言うと、愛理は仏頂面でそれを制服のポケットに押し込んだ。 今夜は幸い絃子は宿直で留守だ。思う存分、日課を楽しめる。 播磨は今日入手したばかりの三枚の写真を見つめ、その中から体操服姿の愛理の 写真を選び出した。 ブルマからすらりと伸びた白い足を見て、播磨は無意識に舌なめずりをした。 「お嬢、今日も頼むぜ」 ささやくと、播磨はズボンに手を伸ばした。
同じ頃、播磨の住んでいるマンションの裏手に一台のリムジンが停まっていた。 運転席には隻眼の怪しげな男。そして後部座席にはお嬢様然とした金髪の少女。 「お嬢様、このような場所で……」 「ナカムラ」 執事の質問をさえぎり、愛理は言う。 「質問はしないって約束だったわよね?」 「失礼いたしました」 うつむくナカムラをにらんだあと、愛理はイヤホンを耳に装着する。 そして……。聞こえてきた声に愛理は戦慄した。 「ハァハァ……」 最初に聞こえてきたのは荒い息遣い。そして何かをこするような音。 「これは……」 こういうことには疎い愛理にも、事態が飲み込めてきた。そして……。 「お嬢……お嬢……」 上ずったような声に愛理は息を呑む。全身に震えが走り、体が芯から熱くなって くる。 「あのバカ……」 無意識に声が漏れる。とナカムラが言ってきた。 「お嬢様。わたくし、用事を思い出しました。少し場を外れます」 「え?」 「なお、この車は完全防音。声が外に漏れる心配はありません。また、特殊なスモー クガラスを使用しているため、外から覗かれる心配もありません。ごゆっくりお楽し みください」 「な、なに言ってるのよ!?」 「それでは失礼いたします」 一礼して車を降りるナカムラ。イヤホンからは相変わらずあえぐような声が聞こ えてきている。 「もう……」 言って周囲をうかがったのち、愛理が手をおずおずと動かしたときだった。唐突 にリムジンのドアが開いたのは。 「きゃっ!」 悲鳴をあげる愛理に、鉄面皮のままでナカムラは言う。 「お嬢様、ドアロックはお忘れなく」 「わかってるわよ!」 ドアが閉まるのを待って、愛理はロックをかける。 そして、たおやかな右手をおずおずとスカートの中へと伸ばしていく。 「いつも、こんなことしてるわけじゃないんだからね」 誰にともなく言うと、愛理は自らの右手をパンティの中に忍び込ませた。 〜Fin〜
あまりにも都合良過ぎの展開でキモいw 死ね、童貞w
いや、それは言い過ぎじゃないか? というか、読んでないだろ。
つーかいつもの人だろ
展開自体には文句をつけない。 ただ、播磨は体つきに関しても天満より沢近が上だなんて言わないだろ。 沢近の美人描写を播磨に言わせると凄く違和感アル。
122 :
名無しさん@ピンキー :2005/12/08(木) 02:03:01 ID:GX7uLsd6
お嬢がいじらしいですな いい感じですな >121 播磨は天満を「幼児体型だけどそこもいい」と思ってるのかな?
天満なら何でもいいんだろ。 故に天満馬鹿。 イカスぜ。
つうかお嬢ブルマかよw
書き手の願望がもろに出た罠w
SSなんざどんな風に書いても歪みは有るだろ。 もとより少し設定から外しているんだし。 あそこがどうだか、ここがああだかって言うなよ。 俺は普通に楽しめたぞ。
126は普通に楽しめても、 普通に楽しめない人もいたってことだろ。 お前に合わせなきゃいけない理由なんてないよ。
楽しめてない奴に合わせる理由もないけどな
>>110 GJ!!沢近の素直じゃない処が思いっきり出ててイイ!
確かに播磨がヌクとしたら、あのシーンだろうなと思う。固めた時、「当たって」そうだったし。
しかし、丁寧な描写だー。
126は他人の行動を規制しようとしてるだろ。 それは自己中だって話。 合わせろなんて言ってないじゃん。
一理あるな。かと言って、死ねとか言う奴を保護する必要も無いけど。
規制と言うか、この漫画のエロパロに原作通りの設定を押し通すのは 無理があるんだから細かい事言うなってことでしょ? 原作がエロ漫画で描写も細かいなら文句が出るのも分かるけど。
とりあえず作者本人が言うと、いつもの人は論外として、 それ以外は全然不愉快じゃないと言うか嬉しかったよ。 キャラの内面とかは意見が分かれるのは当たり前だし参考になる。 いつもの人はどうしようもないでしょ。
完璧には無理だからと言って、何でもやりゃいいというものでもないだろ。 細かいかどうか人によって変わるだろうし、その基準を押し付けるのはどうなのよ? つか、ブルマなんて設定変える必要ないんだよな。 書いてる人の趣味丸出しで笑えた。
m9(・∀・)ナイスブルマ!
いつもの人って、王道推奨の奴のこと?
ごめん。ブルマは設定変えたんじゃなくて、単に頭がおかしくなってたw なんでそんな勘違いしたのかよくわからんが、趣味とか言われても言い訳はできん…orz
なんか微妙な流れだが、よく見たら今回の作品、マジで叩いてる奴なんていないじゃねえか。
>>126 も悪気はなかったんだろうが、いつもの人のこと言ってるのか
>>121 のこと言ってるのか
ブルマのこと言ってるのかわからんから無用に混乱した希ガス。
>>121 は作者本人も言ってるように、まあ感想の一種だろ。ブルマのことは突っ込まれても仕方
ない。作者のミスが面白すぎたw いつもの人に関してはスルーで。
>>136 二次創作系スレッドで旗作品があがるたびに叩いて回ってる変な人のこと。王道推奨派とは多分別人。
まあ漏れもブルマーは嫌いじゃないな(w お嬢の太股はキレイっぽいからなー
アニメの世界じゃみんなキレイだよ。
お嬢のはアニメや漫画の中でも特別なの。
沢近はウンコしないもんな。
ウンコはするけど臭くないし汚くない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!
146 :
名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 00:15:27 ID:LZ5PAwIQ
サワチカ覚醒したよ
さて、超姉キボン。
同上
同上
肉じゃがで24に分けました。 エロは少ないので合わないようでしたらスルーお願いします。
151 :
Candy :2005/12/15(木) 00:39:47 ID:pkiag8vb
赤みがかった髪は冷たくなった雫を次々と生み出し、箱から出したばかりのタオルを 髪に押し付けながら廊下に出た。 「さむっ」 凍った廊下とリビングの寿命が切れかけているライトは部屋を寒々と見せていた。下着を 箪笥の中から出してつけながら、ベッドの下に脱ぎ捨てられたくしゃくしゃのショーツに目をやる。 思い出されたのは大きな掌と互いの体の臭い。自分の胸に残る愛しい痣に手を這わせると シャワーの熱は無く、普段通りの心音がとくんとくんと鳴っていて、天井の切れかけている蛍光灯は その寿命を終えようとしていた。 ――自分がここに入る前からあったのよね。 天井を見上げた時には闇があった。カーテンの向こうからの微かな月明かりとTVの待機ランプだけが、 自分を照らしていると知った。かつての彼氏とも寝たベッドに座ると、小気味の良い音と共に体を押し返す 弾力があった。 「……なんで帰っちゃうのよ」 そんな声とは裏腹に、切れた蛍光灯の替えを買わなきゃ、などと考えている自分に笑えてしまう。 TVをつけると深夜のTVショッピングが放送されていた。部屋の明かりの代わりなのだから内容にまで ケチをつけるつもりは無い。妙は下着を着け水気を吸い取ったタオルを汚れたシーツの入っている 洗濯機に入れると、ドライヤーで髪を乾かし始めた。 ――人間、現金なものだわ。 寝間着を着て、玄関の鍵を確認して。歯磨きをして、目覚ましをセットして、窓の鍵を確認して、 カーテンを閉め。そして、ようやくベッドに潜り込んだ。そんな行動には二十余年の歳月が染み込んでしまって、 妙は今更どうするものでもないと考えた。 無理やり体を動かせば頭にかかる霧も晴れると思っていた。しかし、ベッドに残った男の残り香は 体を縛りつけようとする。頭が隠れるほど被せた布団に包まり思いっきり残り香を吸い込むと、 男に包まれたような気がする。 妙は、ふと自分の行動を思い返してみて頬を染めた。 「でも、諦めた方がいいのよね」 覚めて行く体より早く、妙の心はすでに冷え切っていた。自分への失望はゆっくりと闇に混じって渦巻いていき、 頭に描いている男の輪郭を浮かび上がらせる。
152 :
Candy :2005/12/15(木) 00:40:21 ID:pkiag8vb
涙は頬を伝い、指がそれを撫でると、今出たばかりの涙は熱を失っていた。部屋は、薄雲で覆われた 満月の光で滲んでいてうっすらと明るい。 ――ああ。 胸を押さえながら強く瞼を閉じる。妙は、そうしなければ涙が止まらないと思った。 誰に話す事も出来ない感情に苛まれている自分と、それを誤魔化す事もできなくなった自分の姿に 一つの答えが表れた。 ――独り、なんだ。 この胸の中の感情が表に出ないよう、蓋をするかのように胸を押さえなければならなかった。 どうして今まで気がつかなかったのだろう。妙は、自分の中から溶け出してくる感情を抑えているしかない。 もしその防壁が決壊してしまえば、自分がどうなってしまうのか分からなかった。 「えー、先生でもそんな事あるんですか」 「私だって、フられることくらいあるわよ」 甲高い女子生徒の声が保健室に響いている。眠っている生徒がいるんだから、と注意しながらも 特に苦い顔もせず、妙は世間話に花を咲かせていた。 次の体育の授業でゼッケンをつけるのか、プラスチックの箱を抱えた男子生徒が運動場を歩いている。 妙と話していた三人の女子生徒の内、一番背の小さな女の子が男子生徒の方をじっと見ていた。 「何? 気になるのかなぁ?」 妙は足を組み替えながら、ふふふっ、笑う。それにつられる様にして二人の生徒も笑うものだから、 背の小さな生徒は顔の前で手を振って声を上げた。 「ち、違いますって」 「妙ちゃん。この子ったら……ねぇー」 「そーなんですよ。彼氏なんでしょ?」 「だから違うって言ってるじゃない。文化祭でお話してただけだもん!」 「またまたー。個人的に会ったりしてるんじゃないのかね? 妙ちゃんと私たちに隠し事なんて、出来ないんだから」 二人の背を取られ、妙ににっこりと微笑まれた背の小さな生徒は、がっくりと肩を落としぼそぼそと 小声で話し始めた。
153 :
Candy :2005/12/15(木) 00:40:54 ID:pkiag8vb
――なるほどね。 妙は縮こまっている少女に目を落とし、喋りだすまで待ってやろうと思った。それは、 後ろの二人のような性格ならともかく、この少女の『繊細なんです』と訴えてくる瞳に、 悲劇のヒロイン症候群の症状を確認した為だった。 「う、うん。分かった」 一分ほど待つと、ようやく決心がついたようで腹から声を出すように力強い声が出てきた。 妙はそこまで真剣になる事は無いんじゃないかと思うが、この子達の付き合い方なのだろうと 口を挟む気にならなかった。 「せっ、先生っ」 「ん、なぁに?」 「男の人って……分からないんです。デートなのに、他に綺麗な女の人がいたりすると、そっちの方を 見ているんですよ? 告白されたのはこっちの方だっていうのに……あんまりじゃありませんか?」 よくある話だ。そう言い切ってしまえばどんなに楽だろうか。しかし、目の前の背の小さな少女にとっては 今ある中で一番の大問題なのだろうと容易に推測できる。それは、話しながら思い返されたデート中の情景からか、 怒りで顔が真っ赤になっていたからだ。 妙はすぐに話しをせずに一呼吸の猶予を少女に与え、冷静さが顔を出し始めたのを見計らってから話し始めた。 「あのね、そういうものだって言えばいいのかもしれないけれど、もうちょっと付き合ってみたら? 付き合い始めからまだそんなに経っていないんでしょ?」 「それはそうですけれど。でも……!」 「たぶん舞い上がっていたのよ、彼もね。初めてのデートだもん、緊張だってするよ。あなたの方を向くのが 恥ずかしくて辺りを見渡していて、そしたら女の人が目に入っちゃったのね」 そのデートを見てきたかのように話をする妙に、感心するのは後ろに立っていた二人だった。 妙は確信を持つまではなかったが、この小さな親友が心配でそのデートを見張っていたのではないのか、 という思いがあった。デートの詳細が分かっているからこそ、無理やり別れさせようなどと思わないのだろう。 「そういうものですか? ……全然分かんない」 「あなたと同じように、相手の男の子もあなたの事を分かっていないと思うわ。初めてのデートなんだから……。 これからその男の子と何回もするデートの予行練習だと思えばいいのよ。そんなに気難しい顔をしていたら、 相手の子もきっと楽しくないと思うんだけどなー」 「は、はぁ……」 「終わり? じゃあ……はいはーい、先生。私も質問なんだけど」 「うん、なぁに?」
154 :
Candy :2005/12/15(木) 00:41:40 ID:pkiag8vb
「先生、今日は機嫌が良いみたいだけど、何かあったの?」 「あら、どうして?」 「だって、嬉しそうだもん。仕事を午前中に終わらせちゃうって言っていたのに、まだ終わってないし。 部活の顧問もあるんでしょ? なのに余裕があるっていうか……って、良い事があったんだ。うん、きっとそうだ」 机の上にある生徒達へのプリントの原稿は半分も終わっていない。資料は平積みされてあって、 所々から頭出しのシールが見えている。妙が「まぁね」と含み笑いをすると、三人の女子生徒達は きゃあきゃあと騒いだ。 「何かあったんですか? デートのお誘い?」 「彼氏ですか?」 「合コンでしょ?」 午前中の気持ちの良い暖気に当てられた妙は大きく欠伸をすると、三人の背中を押して保健室から追いやった。 「馬鹿なこと言ってないで、授業の方も頑張ってね!」 「妙ちゃん、教えてよぉ」 「だーめ! あなた達が遅れちゃって先生方に迷惑がかかったら、保健室でこうやって話す事も出来なくなるわよ。 さぁ、行った、行った!」 三人の生徒は、ぶつぶつと不満を吐きながらも妙の声に応えるように早足で去って行った。妙は、 怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤に染めていた少女が、二人の親友に囲まれて元気に教室に帰っていく様を 瞳に映していた。少しだけ、その少女が羨ましくなった。 保健室のドアを閉めて椅子に腰掛けると、しんとした保健室に運動場からランニングの掛け声が聞こえてくる。 程よく熱くなった机の肌に頬をつければ眠気がすぐに襲ってきた。 ――確かに。仕事、終わってないのよねー。 重さを増した瞼を引き上げながら、妙は椅子から立ち上がる。締め切られたカーテンの向こうへと行き、 ベッドに入っている男子生徒に声を掛けた。カーテンを開くと眩しい光がベッドに降り注ぐが、ハリオと呼ばれた男子生徒は サングラスをしたまま器用に眠っていて起きる気配も無い。 「このままずうっと寝ているの? ねぇ、ハリオ?」 妙はベッドの横にある椅子に座ろうとして、その椅子の冷たさに目が覚めた気分になる。 「ん……」 妙がハリオと呼んだ男子生徒――播磨拳児が起き上がったのはその時だった。 「ん、お姉さん……」 「おはようハリオ。寝不足かしら?」
155 :
Candy :2005/12/15(木) 00:42:12 ID:pkiag8vb
二時間目の前の手洗いに行った僅かな合間に保健室に侵入してきて、 鼾もかかずに死んだように眠る拳児を、妙は驚きと嬉しさで歓迎していた。 拳児が変な気を回さないように、さも今しがた気付いたのだという振る舞いで拳児の頬をつつく。 「私に逢いに来てくれたの?」 「いっ、いやそーじゃなくって。漫画を描かせてもらおーと思って来たんすけど、寝ちゃってたみたいで」 播磨の横、ベッドの僅かにあるスペースに割り込むように座ると、向き合うようにして笑顔を送った。 ――よかった。今日の香水はお気に入りなのよ。 拳児の足に手を置き、「どう?」と、どの様にもとれる問いをしてみる。すると、拳児は予想通りにあたふたと慌てた。 「あ……えと、授業だからっ。それじゃ!」 ベッドから降りると早足でドアへ向かう拳児の行動をじっと見ていた妙は、去っていく拳児の後姿から 僅かな不安を覚える。もう保健室に来ないのではないだろうか。妙は、体温の残るシーツを撫でる。 「あ、えーと……」 ドアに手がかかったまま拳児は止まった。 「放課後にまた来てもいいっすか?」 「え?」 拳児は恥ずかしそうに頭をかいている。妙は立ち上がり机の横の椅子に座った。少しでも近く、しかし、 これ以上は近づかない距離をとる。踏み込んで行きたいけれども、妙にはそれを行う気持ちの用意ができていない。 だから、椅子に座り、拳児を見ているだけで満足した。 「どうして……」 「漫画を描かせてもらおうかなって。ここなら暖かいし……ダメっすか?」 妙は顔を横に振り、「いいよ、ハリオ」と呟く。何か他の事まで喋ってしまわないように気をつけながら、 そのように答える事ができた。 「早く行かないと、授業始まってるよ?」 「あっ! そ、それじゃ」 「後でね……ハリオ」 妙の声を聞く事も無く、長い足を使って飛ぶように去っていく。一人になった保健室は、 暖房が入っているにも関わらず少しだけ冷たく感じた。 外からは体育の授業でサッカーをしている生徒達の騒ぎ声が聞こえてくる。校舎からは 生徒達の存在が感じられる。そして、生徒達を指導する教師の存在も同じように。 そんな身近な人々の気配に包まれながらも、妙は孤独を感じずにはいられなかった。
156 :
Candy :2005/12/15(木) 00:42:42 ID:pkiag8vb
昼休み、五時間目、六時間目。時間は長くもあり、短くもあり、妙の周りを過ぎていく。 すっかり陽も傾いてしまい保健室には強い夕日が入ってきていて、それでも時刻は 午後五時前を指していた。 三度目の見直しを終えた妙は首を鳴らしながら立ち上がり、うんと伸びをした。 足のむくみが気になるが、仕上げた原稿をもって行かねばならない。先生方の軽いチェックが 入るのは何の問題も無いのだが、職員室までの冷えた廊下の事を思うと気が重くなる。 それまでがぬくぬくとした保健室にいるものだから、冬の寒さが手ぐすね引いて待っている 外の世界に出て行くのは容赦の無い試練にも思えてきていた。 「はー、嫌だなぁ」 「何が嫌なんっすか?」 自分の後ろから拳児の声がしてくる。拳児も立ち上がったようで、ペンが机に当たってコツンと音を立てる。 妙はドアを開けようか開けまいかと悩んでいて、拳児を見ないで答えた。 「ハリオ、聞いていたの?」 「だって、さっきからずっとそうやって……」 声は妙のすぐ後ろから。拳児は保健室を出て行こうとしているのだが、妙が邪魔になっているようだった。 「だって、外はすっごく寒いんだよ?」 「俺はちょっと出ようかって思ってるんですが」 「ハリオも出て行くの? 何しに?」 「何しにって、教室に。引き出しの中に雑誌を忘れたんで――」 拳児が尻込みしていた妙に構わずドアを開けたものだから、強い寒風が保健室に入り込んできて、 妙は思わず体が飛び上がったのかと思うほど震わせた。 「もうっ、ハリオ! 開ける時は開けるって言って!」 「そ、そうっすね。すっげー寒い!」 「ホント、すっげー寒いんだからっ……って、ふふっ」 「お姉さんは何しに?」 「私はこの原稿をチェックしてもらいに。ハリオもすぐに帰ってくるのよ? すっごく寒いんだから、風邪をひいちゃっても知らないわよ」 「うっす。すぐに帰ってきますよ」 「すぐに、帰って来るんだよ?」
157 :
Candy :2005/12/15(木) 00:43:20 ID:pkiag8vb
妙は横を通って去っていく拳児の後を追う様に歩き、途中で分かれた。冬休み前の 整理で忙しい職員室の中は暖房がきいていて、妙の体に暖かさが染み渡った。 人がいるという安心感はじんわりと胸に広がっていく。 遠くから刑部絃子先生がやってくるのが見える。すらっとした細身の長身、最近の女優よりも顔は良いと妙は思った。 挨拶をせねば、と笑顔を作り絃子先生を待つと、絃子先生の方は目礼で済ませようとした。 師走の忙しさは、さすがのクールビューティーも疲れさせるものなのか。そう思うのは 不謹慎だと妙は思うのだが、隙を見せない絃子先生のこういう姿を見られたのは運が良いのだろう。 「あら、お帰りですか」 妙がそう言うと、絃子先生もしぶしぶといった感じで立ち止まって愛想笑いをした。 「ええ、仕事を済ませてしまいましたから」 絃子先生はよほど疲れているのか、内側に跳ねた髪も力なく垂れ下がっている。そういえば、 絃子先生が五時過ぎまで残っているのは久しぶりではないだろうか。妙は、疲れ果てた様子の絃子先生に いつの間にか親近感を持ってしまっていた。 「まぁ、そうですか。それは、お疲れ様でした」 「ええ、姉ヶ崎先生こそお疲れ様です。それは、今月の保健だよりですか」 「ふふ、だあれも見てくれないんですけどね。けど、仕事ですから」 「ふむ、私や他の先生方は読んでいますが。どうやら生徒には人気がないようですね」 「でも、先生方に読んでもらっても、これは生徒達に向かって発信しているんですからねぇ」 「けど、工夫をされておられるとは思います」 「……あ、お帰りでしたね。すみません、お止めしてしまって」 「いえ、こちらこそ。原稿のチェックで来られたのでしょう? すみませんでした」 丁寧な絃子の態度に、妙は僅かな驚きを持っていた。あまり関わる事の無い先生の一人である 絃子先生に対して、妙は表層から受ける印象しか持っていなかった。話してみないと分からないものだわ、 と妙は原稿以外の事でも話してみようと思いながら別れようとする。 「そういえば、播磨君が保健室でサボっていると聞いたのですが、本当ですか?」 絃子先生はドアに手をかけながら、それでも顔を妙の方へ向けている。静かな怒りを表す表情に、 妙は今日の授業をサボられたんだなと感じた。 ――さて、どう誤魔化したものかしら。
158 :
Candy :2005/12/15(木) 00:43:48 ID:pkiag8vb
妙は、原稿を見てもらいますのでと言い、強引に絃子と別れる。中途半端だが、 勝手に想像させておけばいいと思った。それに彼のサボりは担任の責任。 拳児の担任である谷先生に詰め寄る方が筋だろうと思う。 「………んじ……君」 「え?」 ――今、何て言ったの? 冷たい風が入ってくる事で、絃子先生が職員室から出て行ったのが分かった。 原稿のチェックする為に身構えている加藤先生の姿が目の前にあるのだから、 嫌味ったらしい説教を受ける危険を冒してまで振り返ろうとは思わない。 「仕上がりました。チェックをお願いします、加藤先生」 本当の所を言えば、妙はチェックの必要など無いのではと感じている。半ば形式化された プリントの内容に目を通してくれる物好きな生徒などいるのだろうか。おりこうさんな『良い生徒』達も 眺めるくらいの事はしても、自分の書いた想いまでを読み取ってはくれないのではないだろうか。 ――正直に言えば、焼き直しの記事でもいいんだけれどね。 部活動の顧問と毎月の保健だよりの発行。委員会の集まりと休憩時間での生徒とのコミュニケーション。 特別難しい知識が要る訳でもなく、かといって怠けるほどまで落ちぶれてはいない。 しかし、これらが生き甲斐だと思えるほどでもない。 ――結局、自分の将来を引き伸ばしにしているだけなのよね。 妙は二・三言どうでもいい範囲の修正を受けると、足早に職員室から出て行こうとする。 体育館や校舎の鍵が集められたパネルが目に入り、そこには2−Cも体育館の鍵も無い。 まだ生徒がいるのかしらと思ってから、2−Cには拳児が、体育館には運動部がいるのだろうと思い返した。 渡り廊下というほどではないが校舎と校舎の間までやってくると、部活を終えた運動部の生徒達が 運動場の片付けをしている光景が見える。彼らの背後に広がる夕焼けは赤から群青へと変わり終える途中で、 妙が見入っていた僅かな間に黒々と塗りつぶされていった。 「……あっ」 唇から漏れた息が宙を白く泳ぐ。消えていったその先の空は闇になってしまい、 夕焼けの真っ赤な空は跡形も無く消え去っていた。思わず振り返り反対の空を見た妙の目の中には、 幾つかの薄雲を従えた満月が入ってきた。 保健室に戻ってみると、カーテンの向こうからはペンを走らせている音がする。 明るい蛍光灯と、暖房のきいた部屋。そして、播磨拳児。
159 :
Candy :2005/12/15(木) 00:44:18 ID:pkiag8vb
「……ハリオ?」 妙がカーテンをゆっくり開けると、見慣れた顔が現れる。 「どーしたんすか。遅かったっすね」 拳児の顔は妙を見てはいない。初めから机の上の原稿用紙へと向いたままでいた。 「うん。ちょっとね」 「寒いっていったのは、お姉ーさんなんっすから」 「うん、ごめんね」 「別に謝られても……」 「コーヒーを淹れるね。ハリオも飲むでしょ?」 「あ、スイマセン」 妙はキッチンに立つと、そっと拳児の方を向いた。拳児は僅かな会話のやり取りの間も、 ずっと原稿に集中している。 ――ハリオは……。 拳児は自分ではない誰か別の女の事が好きなのだ。その事は直接拳児の口から聞いた事がある。 一学期のある晩の雨の中、一人ブランコに揺られていた拳児の手を取ったのだ。それから互いの傷を 舐めあうように同棲をして。そして拳児が出て行くと、妙は改めて思った事があった。 「寂しかったのかな、私」 妙の呟きは拳児まで届いていない。届いているのだろうが、原稿を描く集中力から妙の呟きを認識しない。 それは届いていないも同然だと、妙はカップを水でゆすぎながら思う。 妙がコーヒーの入ったカップを運ぶ頃、ちょうど拳児の原稿もひと段落着いたようで、腕を回したり 首を鳴らしたりしている。そんな拳児を見て笑いながら原稿の片付いた机にカップを並べた。 「そー言えば、さっき一年が来てましたよ」 「誰かしら。名前は聞いた?」 「背の小っこい女の子で……バスケ部の事で来たって」 「ああ、俵屋さんかぁ。今日は体育館が半分も使えなくて基礎練習だけだから、そのまま帰っていいって言ったのに。 それとも、何か他に相談したい事があったのかしら?」 「え、いや。男子と一緒に練習してしまってすみませんでしたって」 「ふふっ。別に謝る事じゃないのにね。でも、ちゃんと話しておかないと。わざわざ報告に来てくれてありがとうって。 それよりハリオ、よくバレなかったね」
160 :
Candy :2005/12/15(木) 00:44:50 ID:pkiag8vb
「足音が聞こえたかと思ったら、いきなりドアが開くから驚いちゃって。カーテンが閉まっていたから バレる前に布団の中に隠しましたよ」 拳児は皺になった所のある原稿用紙を妙の目の前に出して、妙は皺がよって歪んだ顔のキャラクターに 吹き出してしまった。 「あははっ。まぁ、バレてないなら良かったじゃない。それより……終わりそうなの?」 「これは下書きみたいなものっすから。まぁ、急がねぇといけないんっすけどね」 「へぇー、なんだか漫画家さんみたいだね、ハリオ」 「漫画家みたいって……賞だって貰ったんっすから!」 「賞? ハリオって凄いんだ。じゃあ、未来の売れっ子漫画家さんとアドレス交換くらいしておこうかなぁ。 きっと自慢になるよ、うん」 「な、なんっすかそれ」 「嫌なの? 私とメアド交換するの」 「嫌って訳じゃないっすけど。……あー、すればいいんでしょ!」 拳児は妙にアドレスを教えると、すぐに妙から確認のメールが届いた。 「あ、送れたみたいね。でも、賞を取るなんて凄いわ」 「そうっすか? まー、俺くらいになるとこれくらいは朝飯前っすよ」 立ち上がった拳児が胸を張って「がはは」とあまりに機嫌よく笑うものだから、妙は胸にくすぐったさを感じた。 そして、拳児が感じている誇らしげな気持ちは、妙のいる世界では決して感じられないもの。 絶対に得られないものなのだ、とも。 ――私と、ハリオのつながり。それって、何なのかしら? 閉め切られた保健室には外から生徒達の声も聞こえてこない。 妙が保健室に入る際に鍵をしめている為誰も入ってこられず、保健室には妙と拳児の二人だけ。 胸の中にしまっていた何かが、じんわりと溶け出してきたようだった。 「じゃあお祝いに、何かご褒美をあげようか」 「いいっすよ。こうやって漫画を描かせて貰っているだけで」 「ふふっ。私がしてあげたいの」 すっと立ち上がった妙の手が拳児の体に軽く触れると、拳児は魔法にかかった様にベッドの上に腰掛けた。 「お姉さん?」
161 :
Candy :2005/12/15(木) 00:45:41 ID:pkiag8vb
「ハリオ。私ね、思ったの」 「何をっすか?」 「自分を、これ以上紛らわせる事は出来ないって」 「紛らわせる……って?」 「仕事に対する楽しさも嬉しさも、生徒達から貰う明るさも愛しさも、あるわ。私の中に。 でも、それだけじゃ生きていけないの。好きな人がいて、その人を見守っているだけじゃ物足りないの」 「でも、その……」 何か言いたそうな拳児が、妙の方をじっと見つめている。しかし、思った事をそのまま口にするほど 拳児も子供ではない。妙はそんなことまで計算に入れてしまう自分を嫌な女だと思ったが、 指先に触れる拳児のシャツの感触をもっと味わいたいと思っていた。 「自分でも勝手だと思うわ。でも、私だって想っていたんだよ、ハリオの事」 「……え?」 拳児のかけているサングラス越しに緊張の色が見える。妙は今しがた終わったばかりの告白まで 拳児が気づいていなかった事を知った。だからといって拳児に対する想いが薄れるわけも無い。 妙はそんな所を含めて拳児を想っていたのである。 拳児の横に妙が腰掛けると拳児はびくりと体を震わせたが、金縛りにあったように動かない。 妙は思い切って拳児の胸に顔を埋めようとした。 「あっ」 拳児は妙の体を受け止めようとして、そのまま二人の体は抱き合ったまま倒れこんだ。 ベッドから軋む音がして、それが過ぎ去ればしんと物静かな保健室へと戻る。今起こった 一瞬の出来事など初めから無かった事のように妙には思われたが、拳児に抱かれている状況は現実で、 拳児の顔を見られないほどに顔を赤らめてしまっている自分をはっきりと理解していた。 「ハ…リオ」 「な、何っすか」 ぎこちないやり取りと、ぴたりとくっついた事から受ける、異性の体の感触。妙が真っ赤な顔を見られるのを 承知で顔を上げると、同じく顔の赤い拳児がどうしていいものか分からずに口を開けていた。 「どう……する?」 「どうする、って。何をっすか」 拳児も自分の体の変化には気がついているのか、戸惑いの中に僅かな期待と欲望が見え隠れしている。 妙は腹にあたっている固い物体に気を取られながらも、ゆっくり拳児の顔に自分の顔を近づけていった。
162 :
Candy :2005/12/15(木) 00:46:11 ID:pkiag8vb
「……うっ」 「ハリオはどうしたい?」 「お姉さんは、どうなんっすか」 「私は……」 妙の腕は拳児の首に絡みつき、顔は唇が触れ合う所まで寄った。ふわり、と拳児の匂いが 妙の鼻をくすぐる。妙は何も考えず、喉の奥から零れてくる言葉をそのまま声にしてみた。 「ずっと想ってた。こう、したいって」 唇の先が触れ合うと、二人は電気が通ったように体を震わせた。 妙の体に拳児の手がまわる。妙はそれから逃げようと体をよじるが拳児の手の方が早く、妙の体を引き寄せた。 体を強張らせた妙だったが、いつまで経っても拳児は先に進もうとしない。 恐る恐る目を開けると、唖然とした拳児の顔があった。自分でも何をしたのか理解できていない、そんな表情。 妙はそんな初々しい拳児の態度に、緊張が解けていくのが分かった。 「どうしたの、ハリオ?」 保健室内の暖房が体に纏わりついて、じわりと額に汗がにじんできた。 「すみま……せん」 拳児は蒼白な顔色で妙を見ていた。妙の体にまわされた手にはじっとりと汗をかいている。 ――ハリオ……怖いの? 妙は体をゆっくりと拳児にくっつけていった。下着の下、胸がグニャリと潰れた感触が気持ち良かった。 拳児にもその感触が伝わっているのは分かるのだが、拳児はきつく目を閉じ、歯を食いしばっている。 サングラスを取ると、拳児はさらに瞼に力を入れてしまった。 「ハ……リオ?」 妙の声に拳児の目が開き、一瞬目が合った。 「おねぇさん」 拳児の息が妙の顔にかかる。少し前に飲んだコーヒーの香りがする。妙は空いている自分の両手で拳児の頬を包んだ。
163 :
Candy :2005/12/15(木) 00:47:06 ID:pkiag8vb
「ハリオ、緊張してる?」 「あ、あの……」 「なぁに?」 「こ、こーゆーのはマズイんじゃないかと思うんっすが」 「そうね、私も拙いと思うわ」 「じゃあ、ヤメマショウ」 拳児の下半身で起きている生理現象はそう言っていないのだが、妙は我慢強い拳児の態度を 可愛らしいと思った。 「私だって場の流れだけで行動してるわけじゃないわ。ハリオとこうなりたいって思っていたから。 だから、こうやって抱き合っているのよ」 「あ、その……」 「……キス」 「え?」 「キスしたら終わりましょうか? 今回はこれで勘弁してあげる」 「……キス、っすか」 拳児は妙の前髪だけを見ていた。それを妙は感じていたが、何も言わなかった。精一杯の強がりに 経験の無い弱みが滲み出ていた。かつて妙自身も通った、『初めて』の入り口。その前に立った拳児を 優しく向かい入れてあげたいと、妙は慎重に唇を寄せていく。 「……ん……っん……」 互いの唇がくっついた後、舌を拳児の唇の合間に落としていった。驚いて引っ込んでいた 拳児の舌も追いかけていって突付いてやると次第に絡み付いてきた。 拳児も妙に負けないほど体を押し付けてきた。しんと静まり返った保健室には、舌の絡む ピチャピチャといった音だけ。妙の軽く巻いた巻き毛がくすぐったくて、拳児は笑った。 妙もそれに釣られるように笑う。口内の唾がどちらのモノなのか分からなくなった頃、 ふいに拳児の顔が優しくなっていた。 「…んはぁ……はぁ。どうしたの、笑っちゃって」 「お姉さんの髪が鼻に入って」 妙は体を起こして、二人の間に流れていた熱を逃がしてやった。馬乗りになった形で妙は拳児を見下ろすと、 拳児は目をそらす事無く妙を見つめていた。
164 :
Candy :2005/12/15(木) 00:47:43 ID:pkiag8vb
やがてどちらともなく笑い出した。 何がおかしいのか分からないのだが、笑いが止まらなかった。 拳児の生理現象は収まっておらず、硬度は増していた。妙の下の下着にも汗ではない分泌物が出ていた。 しかし、それが性的欲求かと問われれば、首を横に振る自信が妙にはあった。妙の手が拳児の下半身に伸びて、 硬度を持ったソレを撫でるが、拳児は笑みを浮かべたままだ。 「何するんっすか」 「ハリオが、ちゃんと正常な男の子か確認してるの。ハリオの目ってば、ちっとも欲望にまみれた獣のような目にならないんだもの」 妙の言葉にもある種の安堵感がある。声色に含まれる空気は拳児とよく似たもので、互いの距離を感じさせない。 「ハリオ、キスはどうだった?」 「どうだったって、初めてだから分かんないっすよ」 「そっか。じゃあ、二度目があれば比較が出来るわね」 妙の顔が近づくと拳児は少しだけ体を強張らせたが、キスをすんなりと受け入れた。妙がリードしているのだが、 要領がつかめてきたのか拳児も舌を使って妙の口内に入り込んだりする。妙の指が拳児の腹部に這って、 さらに下へと進もうとした。 「先生ー! 妙先生ー!!」 妙は飛び上がらんばかりの反応をする拳児をベッドに置き去りにすると、何気ない顔で女子生徒のいる ドアの方へと向かう。寒そうに白衣の前を閉じている妙の姿が、女子生徒の前に何事もなく現れた。 声から分かっていたが、やって来ていたのは俵屋さつきだった。高校の一年生女子の平均と比べても 背の低いさつきは、妙を見上げながら顔を輝かせている。 「何、俵屋さん」 「練習メニューの事なんですけれど」 「ああ、嵯峨野さんや結城さんとかと考えているって言ってたヤツ?」 「はいっ。明日には出来ますから。それをお知らせしたくて!」 「ふふっ、寒いんだからいつまでも学校にいないの」 「はいっ! 播磨先輩はどうされたんですか? さっきまで居たんだけどなぁ」 「入れ違いになったみたいだわ。私が来た時にはもう居なかったもの」
165 :
Candy :2005/12/15(木) 00:48:53 ID:pkiag8vb
「そうですか。先生は、もう帰られるんですか?」 「そうね。整理が終わったら帰るわ」 「待っていましょうか。体育館の鍵もまだ返してなかったし、一緒に保健室の鍵も返しておきますよ」 妙は目の前で笑っているさつきの無邪気さに頭が痛くなる思いだったが、さつきの肩に手を置いて 保健室から追い出してやった。 「もう六時をまわっているわ。早く帰りなさい。風邪を引いたら、練習のメニューどころじゃないでしょ?」 「はぁい」 いかにも、落ち込みましたよ、と分かりやすいさつきの態度に妙は気の毒に思えてきた。 ドアを閉めて拳児の様子を見てみると、拳児は鞄に道具を入れていた。 「帰るの?」 「あ。まぁ、そうっすね」 拳児の歯切れの悪い返答に妙は「どうしたの?」と言い、近寄った。 キスをする前の様に、体を竦ませる拳児。けれども、妙が被せた手をどけようとせず、 体を押し付けてじゃれようとする妙を押しのけようともしない。我慢をしているような、 自身の葛藤と戦っているような表情を浮かべているだけである。 「お、お姉さん……」 「続き……したくなった?」 妙は拳児が可愛くて仕方がなかった。年下の彼氏を持つ女の話題が雑誌に載っていて、 こういう気持ちを受けるものなのかしら、と考えていた。自分がその立場になろうとは思わなかったが、 それは拳児に遠慮していたからだろうし、それを裏付けるのは、自分の指が拳児の指と絡み合っているからだろう。 「……あ、でも」 「ここじゃ駄目だけど、私の家で……しよっか」 拳児は、はっと顔を上げ妙を見た。拳児の顔から感じられる、期待と、欲望と、少しの後悔の色。 妙はそれがどうしようもなく愛しいものに見えてしょうがなかった。
166 :
Candy :2005/12/15(木) 00:49:27 ID:pkiag8vb
「あっ、ハリオっ! ……ああっ……はぁんぁああっ」 抱き合った妙の体が軽く海老反りになって悶えている。拳児の二度目の射精までそう時間は無かった。 妙の膣内でビクビクと脈打つ拳児のモノが暴れている。拳児のただ出し入れするだけの行為にも、 久しぶりの女の体には至上のテクニックに感じられる。 妙の胸が遅れて揺れ、拳児の胸板に擦り付けられている。妙の恥毛に囲まれた敏感な先端が拳児の陰毛と擦れると、 目を閉じて声を洩らした。痛いほどの快感が与えられ必死に体勢を変えようともがくのだが、拳児の腕の中に捕われた 妙の体はがっちりと固定されていて、体の芯だけでなく脳髄まで蕩けてしまいそうな悦びから逃れられない。 「俺、もう……!」 拳児は妙の右足を肩に抱え、妙はベッドに投げ出されるようになった。角度が変わって膣内の 擦れ合う場所が変化して、妙は更なる嬌声を上げた。拳児の与えてくれる快楽は格別のものがあった。 男と交わらなかった期間が長かったというのも要因の一つだろう。自分の胸が激しく揺れる様を見るのは、 どこか夢を見ているようでもあった。 「ハリオ……いいよ。私も、もうすぐ……!!」 拳児の腰の動きが激しくなり、性器の出し入れで微かに空気が漏れるような音がする。 ベッドの軋む音はもはや気になどならなくなっていた。隣人に聞かれたっていい。妙は涙目で拳児を見上げ、 どのような顔でイクのか知りたかったがそれも叶わない。声を出しているのか、唾液を撒き散らしているのか分からない。 妙は、酷い喉の渇きを覚えていた。 「……ぅぅあっ!」 唸る拳児の声と共に、妙は体を反らせて両足の指を開いて痙攣させる。目の前が真っ白になって、 しばらくすると荒い息遣いの後から薄暗い部屋が現れた。 拳児が妙の膣内からゆっくり抜くと、コンドームの中にたっぷりと精液が詰まっているのが分かる。 妙は仰向けになりだらしなく両足を開いて拳児に見せつけていた。頭では体を傾けその全てを隠したいのだが、 神経が繋がっていないような感覚で一向に動こうとしない。拳児は妙の体を食い入るように見つめ、 妙は息を整える事で精一杯だった。 「一回目は暴発しちゃったもんね?」 息の落ち着いた妙はだるい体を無理やり起こすと、拳児のそれからコンドームを取り、口をしばってゴミ箱へと投げた。 拳児は若さだけを武器にしているが、息が乱れていて肩を上下させている。
167 :
Candy :2005/12/15(木) 00:50:03 ID:pkiag8vb
「あれは……お姉さんの手が…気持ち良くて」 「私の体を触っていた時からビクビクしてたもんね」 「そりゃあ、そうっすよ。お姉さん……柔らかくて」 「コンドームをつけようとしたら、いきなり出すんだもん。シーツが汚れちゃったわ」 妙は、シーツに所々できた染みを撫でて笑った。 「どうだった? 初めてだったんでしょ?」 恥ずかしげに大きな体を小さくさせている拳児をからかってやる。拳児のソレは まだいきり立ったままぴくぴくと脈打っていた。女性の体というまったく慣れていない感触に、 驚きと喜びを知ったようだ。 「すごく気持ち良かった。ってか、思ったよりずっと良かった」 「そう言われると、すごく嬉しいわ」 妙の手が拳児の頬に伸びると、触れた所からじわりと温もりが伝わる。気がつけば妙の 鳥肌の立った太股の内側に拳児の右手が触れ、おどおどと足の付け根へと伸びていっていた。 ペンだこが固まった中指がざらりと女の口を撫でると、妙は堪えられずに呻いた。 「ハ、ハリオ。急にしたら……!」 「えっ? すっ、すみません!」 拳児はすばやく手を上げ、触っていませんよとアピールする。 ――バカ。そうじゃないでしょ。 妙は拳児の汗ばんだ胸に飛び込み鼻を擦り寄らせる。拳児の顔を見上げると瞼に唇を走らせ、 互いの乳首が擦れ合うように密着させた。 「ふっ……くあ……」 拳児が喉を震わせて息を洩らした。こういう事って何なのかしらと妙は思ったが、 それは男の切なさの表現なのかもと信じてみる事にした。実際に拳児の性器は固く反り返っていて、 妙と拳児自身の腹に挟まれている。脂肪の無い引き締まった拳児の腹は腹筋で割れており、 そんな男の体の感触に妙の柔らかな肢体からは、熟れた果実の様にじわりと蜜が出てきていた。 「ねぇ、まだ時間……ある?」 「え……あ……、ちょっとなら、いいかもしれねぇ……けど…」 「けど……?」 「いや、おねーさんは?」
168 :
Candy :2005/12/15(木) 00:50:50 ID:pkiag8vb
「私はしたいよ。ハリオと一杯したい。」 拳児は何かを考えているようだった。ほんの僅かな時間に過ぎないだろうが、そんな時間が過ぎた頃、 拳児は妙の体を抱えるとゆっくりとベッドへ寝かせた。 「ハリオ?」 拳児は妙に背を向け、ベッドの上で胡坐を掻いている。妙が声をかけようとした時、 拳児はおもむろに立ち上がり、何も言わずに床に脱ぎ捨てられたカッターシャツに手を伸ばした。 「帰る……の?」 トランクスを穿き、シャツを着た拳児は、そこでようやく妙の方を向いた。 「何つーか、これ以上しちゃいけねぇよーな気がして」 「どうして……」 「こういうのって、何か違うような……すんません。その、俺……」 拳児は手早く、それこそ逃げ出すように仕度を終えた。拳児の学ランを羽織った背中を、 妙はシーツを体に巻きつけながら眺める。そっけなく見えるその態度から拳児との触れ合いに耽溺する 自分が見透かされたようで、はっと息を飲んだ。 「あ……えっと……」 拳児は、妙の家から何と言って出て行けばいいのか分からないようだ。女相手のやり取りなど 経験が無いのだろう。妙は自棄になった訳ではないと思いながらも突き放すように「それじゃ、ハリオ。また明日ね」 と笑った。 「あ……ハイ」 拳児は妙の顔をしばらく見ていたが、振り払うように勢いよく出て行った。 玄関の閉まる音で夜のしじまが破られる。それが妙には、あらゆる一切のものが動き出す合図に思えた。 玄関が開いた時の、外の明かり照らされて見えた拳児の顔に、妙は一抹の不安を感じた。 その不安は、点けたばかりなのに点滅を始めた部屋の明かりと共に闇を広げていく。拳児と抱き合っていた時の 内側から溢れ出てくる熱は醒め、それなりに歳を重ねた冷静さが教えてくる現実に押しつぶされそうになる。 ――どうしてこんな事をしてしまったのだろう。これまでは何でも我慢できていたのに。どうして、こんな……。 足取りは重く、妙の気分をそのまま表したような点滅を繰り返す天井のライトを背に玄関へと向かった。 妙が僅かに開いた玄関の外は冬。遠ざかるバイクのエンジン音がするが、追いかける勇気は無かった。 これは、拳児の乗るバイクの音じゃないのかもしれないじゃない。そう考える自分に嫌気がさす。 妙は玄関の鍵を閉めながら、涙を零していた。
169 :
Candy :2005/12/15(木) 00:51:39 ID:pkiag8vb
――そうだった。それで、私は……。 鼻に入った涙の塩っ辛さに目が覚めた妙は目覚まし時計を見てみる。薄い蛍光色の針が ぼんやりと示す時刻は、午前一時を過ぎようとしている。拳児の残り香に包まれたような 気がしていたが、使い慣れた洗剤の香りがするばかりで互いの汗や精臭などは残っていなかった。 やけにだるい体を起き上がらせると冷蔵庫までのろのろと歩いていき、そこから冷えすぎたビールを出した。 ビールを飲んで美味いと思った事はあるし、不味いと思った事もある。しかし、まったく何の感想も 出てこないという事は無かった。 ――前の彼氏と酷い別れ方をした時でも……こんな事……。 妙の頭に浮かんだのは、雨の中ブランコに座っていた拳児の姿だった。 「そっか、あの時はハリオがいてくれたんだ」 あの公園で拳児と出会わなければ自分はどうなっていただろう。妙はそんな自分の姿を 想像しようとするけれども、浮かんでくる筈もない。 「私はハリオと出会ってしまったんだもの」 半分も飲んでいないビールを流しに捨てるとベッドに腰掛けた。 「あら……」 妙は充電器に置いておいた携帯を取り上げ開いてみると、メールの受信を知らせる画面になっていた。 焦る気持ちを押さえつけ、しっかりとボタンを押していく。 「あ……」 メールの差出人の名前は、播磨拳児。ハリオ、とは入力しなかった。 メールには妙の体を心配した事と、なぜか謝罪の言葉が並んでいた。他の何通かのメールにも 似通った内容が書かれていて、拳児のボキャブラリーの無さを露呈させているのだが、 妙の目には全てが美しく映った。 明かりの無い部屋で携帯の液晶だけが部屋と妙を明々と照らしている。きっと自分への罰なのだろう。 妙は携帯を閉じて胸元へと持っていった。必死に押し留め、頑なに守っていた防壁から溶け出した感情を 掬い取るように。昼間、自分の所へと相談に来た少女と大差も無い感情は、甘酸っぱいキャンディーのようで。 ――声が聞きたいな。
170 :
Candy :2005/12/15(木) 00:52:19 ID:pkiag8vb
妙は、自分の欲に笑ってしまった。メールには拳児の想いが込められているけれども、 それはデジタルの画面に表示された信号でしかない。音声も信号に過ぎないのではないのか、 そう考える大人の振りした自分を振り払うと拳児へとメールを打ってみた。 「話が、したいよ」 妙は送ったメールに自分の携帯の番号を書いていた。拳児がまだ起きているのかは分からない。 電話がかかってくるという期待はしていない。けれど、している。背反する想いを涙と共にティッシュで拭き取り、 携帯を胸元に持っていったままベッドの上にころんと転がった。 携帯を広げてみたり。 アンテナを伸ばして、少しでも早く拳児からの信号を受信できるように。 拳児から送られてきたメールを何度も読んでみたり。 ため息は闇に消えていくが、渦巻く闇に重苦しさは無くなっていた。 妙がうとうととしていると、携帯が鳴り出した。割と昔の曲の着信音は妙の眠気を吹き飛ばし、 開かれた携帯の液晶に映る人物名をはっきりと認識させた。 「ハリオ……」 ベッドから降りて床にぺたりと座り込み、妙はようやく電話に出た。 「あ、えと……」 携帯から拳児の声が聞こえると、妙は息がつまりそうになった。 「お姉ーさん?」 「ううん、なんでもないよ、ハリオ。ごめんね、こんな夜中に話がしたいだなんて」 溢れそうになる涙を何度も拭いながら、それを拳児に悟られないように妙はゆっくりと話す。 「……別に。俺、お姉さんに悪い事した様な気がして」 「なぁに、悪い事って?」 「その……逃げたみたいだしよ。それに、自分がしたい様にしただけだし。だから……その……謝りたくて」 「馬鹿だね、ハリオは」 「ば、馬鹿って」 「私…も……謝らないと…いけ……ないわ」 「え?」 「だって、ハリオは別に…好きな……人がいるって…知って……いるのに。私は…ハリオを……誘ったりして」
171 :
Candy :2005/12/15(木) 00:52:50 ID:pkiag8vb
「お姉さん……」 「ハリオくらいの男の子は我慢できないだろうって……そんな事まで計算…したりして。 今日だって、私……ずるい事して…ハリオを誘って……」 「分かっていたっすよ」 拳児の落ち着いた声。それが表す事実に、妙は思わず聞き返してしまった。 「あ、その時には分からなかったっすけど、帰る間ずっと考えていたんです。どうしてお姉さんがこんな事したのかって」 「それで……分かったの?」 「俺の勝手な想像だけど……独りだったから、寂しかったんじゃねぇのかなって。何となく……何となくっすけど」 「独り……寂しい……か」 「俺が世話になった時のお姉さんに似ていた気がして。あの時も逃げたんですよね、俺って」 「……うん。けど、あの時も、今日の事も同じだよ。私だって逃げているんだもん。ハリオみたいに 優しくしてくれる男の人に。ハリオを誘っておいて、勝手に後悔なんかしちゃって。 なら初めからするなよって思っているのに、こうやってハリオと喋っているとすごく逢いたいって思っちゃうのよ」 「逢っちゃいけないんっすか?」 「だって、私は先生だし、ハリオは生徒だし。何より、ハリオの気持ちを知ってて、それでも誘った女なんだよ私って」 「俺も抱き合っていた時にお姉さん以外の人を考えていました。でも、お姉さんの方が強くなっていって……。 お姉さんの家に着いた時にはお姉さんしか考えられなくなっていって。俺だってこんな男っすよ。 お姉さんに謝られるよーな、そんな男じゃないっす」 「ハリオは初めてで……しちゃいたくなっているだけなんだよ? それなのに私を選んじゃいけないわ。 好きな人がいるんでしょ? きっと後悔するわ、ハリオは」 「お姉さんは……どうなんっすか」 「私?」 「俺は、どうしたらいいか分からないっすから。お姉さんに逢いたいし、声を聞きたいし、抱きしめていいなら…… 抱きしめたい……」 拳児の途切れ途切れの声は、無理やり絞り出しているからなのだろう。妙は目の前で 拳児が話をしてくれている感覚に陥っていた。胸を締め付けられる、切なくて低い声。真摯には程遠い 欲求の塊のような叫び声にも聞こえる。しかしそれは、播磨拳児という少年自身の本音に他ならないのだろう。 それが真実でも、自分勝手な解釈でも、どちらでもいいと息を飲んだ。ぐっと、携帯を握る強さが増して、息が吐き出される。 「私……逢いたい。ハリオに……逢いたい…よ」
172 :
Candy :2005/12/15(木) 00:53:33 ID:pkiag8vb
肺を握りつぶさんばかりの力を込めた、何の雑念も無い願いを携帯の向こうへ。播磨拳児という男性へ。 「あ……俺……」 「ハリオ……逢いたいよ」 「いっ、いま、から……今から、行きます。俺、今から……!」 「すぐに来て。私の所に……飛んで来て」 「お姉さん」 「……はい」 「俺、どうしても気になって仕方ないんだ」 「その、心配なの? 好きな人を裏切る様で、不安なの?」 「そうじゃ…なくて。好きな人がいて、でも頭に思い浮かぶのはお姉さんで。何度も言うようだけど。 ……だから、俺、俺……!」 「いいよ、それでも。でも……今はハリオの顔が見たいよ。まばたきの合間にハリオの顔が思い浮かぶくらい、 逢いたい。……ごめんね、こんな事……言って」 「すぐに行きますから。俺、すぐに……」 「うん、うん! 来て、すぐに来て……!」 それからしばらく拳児の声が続いて、携帯は切れた。妙は立ち上がって洗面所へ向かい顔を洗うが、 目元が真っ赤になって酷い有様になっていた。ひりひりする目元と緊張で赤く腫れた頬。冬の冷たい水道水が気持ち良く、 妙は何度も何度も顔を洗った。 パジャマの上にコートを羽織って、靴下を穿いて、手袋もして、アパートの前に立った。 深夜のしんとした静寂の中、凍えるほどの寒さと青みがかった夜空には滲んだ満月が浮かんでいる。 妙は、化粧もなく、唇に潤いもなく、泣き顔で腫らした顔を晒した女になっていた。矢神高校で保険医を務め、 生徒達に人気のある姉ヶ崎妙先生としての柔和な表情は影もなく、ぽつんと心細げで待ち人をただ待つだけの女性がいた。 肩を竦め、自分自身を抱きすくめるようにして妙は立っている。寒さは体から体温を奪おうとするが、 頭を振って抵抗する。冷気に当てられ瞳に浮かんだ涙を拭い、ただただ待つしかなかった。 「……ぅあ……んぅ」 自分は涙を流しながら、一体何をしているのだろう。妙は僅かながらに残る、生徒を導く教職員としての頭でそう考えた。 ――けど……。
173 :
Candy :2005/12/15(木) 00:54:03 ID:pkiag8vb
豊かな胸元の上で合わさった手は、もはや何も塞き止めようとはしていない。 教職員としての後悔も、拳児を待つ楽しみも、ジレンマから生まれる己が内の軋轢も。 何より、好きになった男を待つ事の、甘酸っぱさを伴う切なさは体内で荒れ狂っている。 今、遠くからバイクの音が聞こえてきたような気がした。 妙は息を飲み、小さな悲鳴を上げそうになった。臆病になってしまっている自分は拳児と逢う事が出来るのだろうか。 そして、次々に溢れ出す想いは何だろうと想いを巡らせた。一人前に恋愛を知った気でいた妙の心には、 得体の知れないモノが渦巻いている。部屋の中の闇に見た、あれは錯覚だったのだろうか。 拳児を想う自分が作り出した幻覚だろうか。唇を僅かに開かせると、そこから冷たい空気が入ってくる。 ――私、恋をしているの? 一概にそうだと断言できずにいる妙は、妙に落ち着いた気分だった。この気持ちは何なのだろう、と。 分からなければ、何も深く考える事はない。妙の手は外気より暖かいポケットに入れられ守られた。 ――恋、じゃなくて。愛している……? ううん、違うような気がする。何をもって恋愛だというの? 「嬉しいんだな、ハリオと一緒に居ると。だから、もっと嬉しく……なりたく……なっちゃう」 バイクの音は聞き間違いではなかった。だんだん大きくなってくるバイクの音と共に 妙の心は落ち着いていった。きっと拳児は、はちきれんばかりの想いをぶつけて来るだろう。 それをしっかりと受け止めて、そして自分の想いも受け止めて欲しい。妙はバイクの邪魔に ならないように道の脇に体を寄せると、やがて見えるであろうヘッドライトの明かりを待った。 冷えた夜風が地面を這うように吹いた。妙の頬に伝った涙は未だに乾く事はないが、 それまでの冷たさはどこにも無かった。冬の真夜中に逢いに来てくれる人を想う気持ちは暖かく、 溢れ出るそれを止めようなどとは思わない。きっと、自分は嬉しいのだ。このように温かい涙が流せる事が。 好きな人に好きだと言える事が。 妙は俯いたままじっと道路を見ていた。遠くから聞こえたような気がしたバイクの音は無く、 辺りは耳が痛いほど静まり返っている。 それでもふと耳を済ませると、小さくエンジン音らしき音がするのが分かった。
174 :
Candy :2005/12/15(木) 00:54:35 ID:pkiag8vb
泣き顔で腫れた顔を見せる恥ずかしさと一瞬でも早く拳児の顔を見たいという葛藤の末、 妙の顔はエンジン音の聞こえてくる方へと向けられる。その時頬を伝い顎から落ちた涙は、 突然現れた強い光に照らされキラキラと輝いた。 爆音をたてながらやって来たバイクは妙の前で止まり、すぐにエンジン音は切れた。 眩いフロントライトが消え、目が痛むほどの闇が戻ってくる。ヘルメットを取った男の顔を見て、 妙は唇を震わせた。このままでは何も言えずに泣き出してしまうと、そう思った。 「……おねぇ……さん」 拳児の声が、妙の耳の中に入り込んできた。次々と湧き出てくる感情は決壊したダムのように荒れ狂い、 涙となって、嗚咽となって、拳児の名前となって、妙から出て行く。拳児の体に飛びつき抱きしめられても、 その発露は止まる所を知らない。何も言わずにきつく抱きしめてくれる拳児に妙は、顔を摺り寄せて少しだけ甘えてみた。 年下の拳児の戸惑い震える体と、感情を抑えきれない妙の体が重なった。 ――これが、好きって事なのかな。 妙はそんな想いを青臭いと笑うつもりなどなく、とても素敵な事じゃない、と胸を張るつもりだった。 しかし、明日の学校はどうしようとも思う。こんなに腫れた顔を見せられないじゃない、などと。 でも、思うように生きてみるのもいいのではないのか。思わず冷静になるけれども、すぐに甘酸っぱい感情に 塗りつぶされてしまった。 顔を上げて拳児を見ると、感極まって泣き出しそうな顔がすぐ真上にあった。内面を晒している情けない顔は愛しく、 妙は背伸びをしてキスをした。「すみません」と何度も謝る拳児に可愛らしさを感じる。 性欲などどこにも無く、ただ抱き合っているだけで十分だった。それだけで、よかった。 妙は、拳児の体から溢れ出している想いを胸一杯に吸い込んだ。拳児も妙の髪の毛に顔を埋め、 妙の匂いを吸い込んでいた。互いの想いと体温を逃さぬようにきつく抱き合う一組の男女が、 深夜のマンションの前、はっきりとした満月の浮かぶ空の下にいる。 END
エロの部分が必要なのか、そうでないのか悩んでまして、 入れるべきだと思い、こちらに投稿させていただきました。 誤字・脱字、気になられた所がありましたらご指摘お願いします。 読んで下さった皆さん、ありがとうございました。また、スルーをして下さった方にはお手数をおかけしました。
支援
長編乙
( ´)`Д) )) ハァハァ こんな所でダメよ ヒゲ… / つ つ (( (_(_ ノ ノ し∪ ∪ ( ゚д゚ )゚д゚) / つ つ (_(_ ノ ノ し∪ ∪ ( ゚д゚ )゚д゚) / つ つ (( (_(_ ノ ノ し∪ ∪
肉じゃがキタ━━━(゜∀゜)━━━
>>肉じゃが
乙です。
超姉派の俺としては絃子さんの反応が気になったとです…
>>178 こっち見んな
181 :
150 :2005/12/16(金) 19:29:25 ID:MgJzBfjd
>>180 この後、絃子さんと笹倉先生はスキーに行ってしまうので、それに上手くつなげられたらと思いました。
前スレ最初の方の携帯とは違った感じにしようとしたのですが、エロパロに投稿してもいいのか迷ってしまうものになってしまいました。
183 :
150 :2005/12/16(金) 22:21:28 ID:MgJzBfjd
>>182 はい。
エロ抜きにしたIFスレ用のものと投稿したエロパロ用と、どちらにしようか迷いましが、
説得力のある物はエロ有りかな、と思いこちらの方に。
肉じゃが良かったゆ。今度は絃子もいれて3P作品でも書いて下され。
んー、何かゴチャゴチャしてて読みづらい。 シリアスにしては変なキャラになってるし、エロにしては内容が薄い。 中途半端な仕上がりに感じた。
186 :
名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 09:29:36 ID:chcXUEQF
読み応えのある長編乙でした。 ところで今求められているのはお姉さんズによる修羅場なのか?
ココまでアソミコ持ち込むなよ。
別にいいじゃないか。 今や立派な公認派閥だ。
黒サラ×アソ きぼんぬ
二次モノでアソミコがひとつも描かれてない時点で 求められてないってことだ つまり自分で書くしかないわけだな
「肉じゃが」は全く興味無かったんだけど、シリアスに書かれると何かこう・・・くるね。
ともかくGJです!
>>178 、
>>180 流行ってるのか?w
修羅場萌え
>>192 少なくとも
>>188 は求めてるね。
書かれていないから求められていない、というのは違うと思うけど。
求められれば必ず書くという訳でもないし、ただ書く人にその気がなかっただけでしょ。
要するに、俺もアソミコ希望。
どういうネタで? 原作の内容からの妄想を形にするのが二次創作だけど、 アソミコに関してはどう広げていくか、見当も付かない。 原作を忠実に考えるなら、の話だけど。
エロで姉修羅場見てえな。
>>197 普通でいいのでは?
仲良くなって、いい雰囲気になって、そのままセックスへ。
時期的にもクリスマス、お正月とイベントがあって展開させ易いと思うが。
>>175 もう一つ何かが足りないって感じだったけど、良かったと思うよ。お疲れ様でした。
アソミコって予想した範囲内におさまりそう(期待するほどの魅力が無い)って感じで、
もうちょっとだけ様子見してみようって思っていて、手を付けずにだらだら時間が過ぎていっているなぁ。
もし作者がくっ付けるつもりならこれからも普通にくっ付いていく様子を描いていくと思うし。
なら、わざわざ自分達が書かなくても……って思ってしまう。
原作で成立するか分からんから、 書く気がおきないという、俺みたいな本末転倒な人間もいるぞ。
それはほぼすべてのカップリングが該当するはずなんだがな
>>202 アソミコに妄想(エロじゃなくても)をかき立てるほどの力が無いってことかなぁ。
絵なら見栄えがするかもしれないけど、文にするとスクランじゃなくてもよくなってしまう。
絵師さんがアソミコを描いてくれないかなぁ。
…いや、本当の事を言うと、 縦笛や皿うどんが多いから投下しにくいというのもあるんですけどね。 雰囲気的に。 S3とかも同様に。 だからたまに分校で絵が描かれてたりすると、 勇気あるなあと思う。 俺は現時点でそこまで勇気を出せませんから。
>>204 無責任に「投稿しちゃえよ」とか言いがちだけど、そういう雰囲気があることも確かなんだよね。
本スレなんて何度か見に行った事があるけど、あそこを見ていると声の大きな意見に流されそうになるから行かない事にしている。
あくまで本誌やコミックから受けたイメージで書くように心がけてるよ。
スクランに限った話でなく、 特定の派閥の物が多いという状況の時点で既に投下しにくいからなあ。 派閥争いをするしない以前の話として。
そういえばIFスレで二次創作が停滞してる件について議論されていたが、 エロパロはある程度安定してるよな。何が違うんだろう
二次とエロパロは前提が違うからな キャラが壊れてても、エロパロはエロが目的なんだから 破綻してても二次ほど問題にならない 濡れ場も難しいし、二次ほど突っ込まれないっていうのが理由かな
エロパロでこそハーレムをやって欲しいな。 某姉とボインみたいに11Pとか。
俺は両方に書いてるけど、こっちのが雰囲気がいいってのもあるかも。 いつもの人(向こうで大恥掻いてたなw)を別にすれば、叩かれることとか ほどんとないし。 IFスレは今は普通に過疎ってるけど、一時期ひどかったからねえ。ここは 派閥厨もあんまり見ないし、初心者も神クラスも気楽に書ける気がする。
エロという共通意識があるからなここは。
エロ部分しか読んでないしな。
エロパロの正義は股間にあるからな。 妙な小理屈は必要ないのさ。 もっとも、原作の流れを汲んでることが、俺的には大前提だが。
>>209 ちょっとスクランを離れちゃうけど、金とって書いてるエロ作家ですら
複数の女(♂でも可)との絡みを、ちゃんと書き分けられる人は少ない気がする。
濡れ場以外なら、結構、既刊を丁寧に読んでいれば特色も出せるんだけど
こと、アレが始まると、所詮、お道具は同じなので展開に幅が無くなるんだよなぁ。
時間があったので
>>9 の続き。「旗エプロン」を完成させてみました。投下します。
お湯と一緒に、憂鬱が流されて行く。 愛理の心は熱いお湯の感触によって、一人で雨に濡れていた時に感じていた孤独感が次第に薄れ、 生きている実感が肌から全身に広がる。 (荷物も持たないで家を出て、どうしようかと思っていたけれど――ヒゲに助けられるなんてね) 雨の日は、なぜかあの男に縁がある。そんなことを思ってくすっと笑う。 同時に湧き上がる羞恥。 (それで、今度はヒゲの家でシャワー浴びてるんだ……これって……そ、そーゆー状況にも思われるわよね?) 愛理の透き通るように白い肌が、すっと薄いピンクを散らす。勿論、熱いシャワーだけのせいでは無い。 ヘンなことをしたら蹴り飛ばしてやる!と思いながら、 でも少しくらいならいい気にさせてやってもいいかもしれない。なんて考え直したりもする。 これは借りだから、それを返すだけ。ちょっと位アイツがサルになっても、許してあげないと……。 播磨に迫られる想像をして、ぽーっとしていた愛理だったが、 ガチャという脱衣所のドアが開く音で、我に返った。 (何?まさか、アイツもうサルになって、私を……) すわ、想像が現実になった?!と焦る愛理に、播磨が妙に上ずった声でドア越しに話しかけてくる。 「あー、服、ここに置いとくからよっ。ちっと着られるモンが無かったんだ……あ、つまり、許せ!」 妙な言い訳をしたかと思うと、扉が勢い良く閉められた。 「……一体、何?」 ちょっとした怯えと期待に混乱状態になっていた愛理だったが、播磨の尋常ならざる様子にきょとんと首をかしげる。 キュイ。シャワーの蛇口を閉めると、恐る恐る風呂場の扉を開いて脱衣所を見る。 まず、愛理の濡れた服と下着が、脱いだ時と同じままの状態で畳んである。 これはもう着ることは出来ないし、着たら風邪を引くだろう。 下着は服よりは濡れていないとは言え、一度肌から離れたものをもう一度履くなんて真似はしたくない。 バスタオルは無かった。この家に来た時最初に使ったタオルがあるだけ。 (まさか…これで身体を拭けって言うの?) 愛理は秀麗な眉をひそめて、不満そうに播磨が消えた脱衣所の扉の向こうを睨み付ける。
「まあ、いいわ。文句は後で……え"?」 全裸のまま、愛理は動きを止めた。目の前にある"モノ"が信じられずに。 着替えと思しき布をまじまじと見つめる。 それは――どこをどう見ても、フリルがついた可愛らしいデザインの……エプロンだった。 エプロン一枚きり。他に身体に纏える布は小さなタオルしか無い。 (これを…着ろっていうの?!冗談じゃ――!!) その時、愛理の脳裏に、親友の家で開かれたパジャマパーティーで耳にした話が蘇った。 どんな話題からそんな話になったのかは覚えていないものの…… その時、晶がいつもの無表情で淡々と語っていた内容は覚えている。 「それが見られれば死んでも悔いは無い位のロマンだそうよ」 (ヒゲ……私の、その……そんな姿を見たい…から?) そっと、エプロンに腕が伸びる。まだほんのり濡れた身体にそっと宛がい、鏡を見ると…なんとなく似合っている気もする。 普段エプロン等着る機会が無いだけに、愛理には、その姿が新鮮に見えた。 「…ヒゲの為じゃないんだからね。あんたがこんな着替えしか用意してないから……」 羞恥のあまり茹蛸になって、誰にも聞こえない文句を言いつつ、愛理は素裸にエプロンを纏い始める。 きゅっと後ろで紐を結んだ処で、再び播磨の声。 「お嬢。俺は、外で泊まってくるからよ。絃子が帰ってきたら――」 皆まで言わせず、バタン!!と脱衣所の扉を開けて飛び出す。 「待ちなさいヒゲ!あんた、私にこんな格好させて――」 裸エプロンのまま飛び出した愛理の目の前に、玄関に向かおうとしていた播磨。 タイミングの妙というべきか、愛理は播磨に抱きとめられる形で、ぶつかってしまった。 時が止まる。
「お嬢……その格好は…ぐ…」 「あ、あんたが、させたんでしょ……責任、とりなさいよね」 混乱の極致にありながら、播磨を睨みつける瞳だけは鋭いままでいるよう努力する。 けれど愛理の心は、播磨の逞しい筋肉を布一枚しか纏っていない身体に感じて、ゾクリと震えている。 同時に、播磨の緊張も伝わってくる。心臓も鼓動が早い。お互いの息遣いが、少しだけ荒いのも解ってしまう。 ――妙な高揚感が密着した二人を包んでいた。 「責任つったって……」 「ん…ヒゲも服、濡れてるじゃない」 「大したことねーよ」 それはきっと、小さな傘を愛理側に傾けていたから。 「とにかく、私をこんな姿にしたんだから、ヒゲ……同じ格好しなさい」 「なっ?!もうエプロンなんて無いぞ!」 「脱ぐだけでいいわよ!そのままだと風邪ひくでしょ!」 大胆に手を伸ばして、愛理は播磨の服のボタンを外し始める。 「こら、お嬢!やめっ、わーった、脱ぐ!脱ぐから」 愛理の行動に慌てた播磨が、渋々ながら性格を現すような大雑把な脱ぎ方で上半身を露にする。 下半身も、何度か躊躇った後、ジーンズを下ろしてトランクスだけになった。 播磨の身体は、愛理の想像よりずっと逞しかった。 岩を刻んだような大胸筋と腹筋、二の腕にもしなやかな力を感じさせる筋肉が陰影を作っている。 「……これでいいか?」 「まだよ」 「次は、裸踊りでもしろってか?」 「バカ……その…私を…暖めなさい。っ、あ、あんたがタオル一枚しか渡さないから、湯冷めしてるの!仕方無くなんだから!」 「わ、わかった。――仕方なくだな」 「当たり前でしょ…このサル」 力強い腕が、愛理を抱きしめる。播磨の掌が背中に直接触れると、じわりと熱い液体が下腹から溢れ始めた。 悟られないように、身体を押し付けると……二人の間に固い何かが挟まっているのが解る。 「何、硬くしてるのよ」 「ぐっ……こ、これは、俺のいつもの状態だ。別にお嬢なんかに欲情した訳じゃねぇ」 「なんですって…このっ」 その一言が、愛理のプライドに火をつけた。
◇ ◆ ◇ しまった。 愛理の燃える瞳を見て、播磨は売り言葉に買い言葉で口に出してしまった事を一瞬で後悔した。 (この目になった時のお嬢は……) 播磨の脳裏に、今、自分が腕に抱いている華奢な少女との思い出が脳裏を過ぎる。 甘い回想では無い。――見事なまでに膝を入れられた瞬間や、ざっくりと頭を剃られた時の事。 いつでも碌でもない目に合ってきた。これからどんな罰を与えられるのかと、身体が固まる。 「ん…ぁ…」 「ぐっ!」 足の間、股間でそそり立ったモノが愛理の身体と擦れて、重く甘い痺れを伝えてきた。 愛理に言った"いつもの状態"というのは、当然ながら嘘。 かなり硬度を増した状態だったモノを愛理の身体そのもので擦られたのだ。一気に血流が集まった。 「はぁ…。どう?…下品な位硬くなってるじゃない」 「ぅっ、バ、バカ言え、オメーの気のせいだ」 反射的に憎まれ口を叩いてから、はっと気が付く。 ――案の定、愛理の瞳は更なる炎でメラメラと燃えたぎっていた。 (しまったぁぁ〜〜。煽ってどーすんだ俺!) 「…そう、証拠見せてもらうわ」 「なっ、お嬢、やめっ――どわぁっ」 愛理が跪くように腰を屈めたかと思うと、播磨の腰の辺りがヘンに涼しくなった。 一気にトランクスをずり下ろされたのだ。 「……ぁ、嘘――男のって、こんなに大きいの?」 愛理の興奮にかすれた声が聞こえる。 同時に直接細い指で掴まれ、まじまじと見られている感覚が肌で解る程伝わってくる。 視線は、愛理のエプロンの隙間から見える白い膨らみと、肩紐と腰紐だけで隠すものの無い背中、 剥いたばかりの卵のようなお尻の丸みに奪われ、目を話すことが出来ない。 (お嬢、肌がすげぇ白いんだな。くそっ!やべぇ、理性がふっとんじまう) 播磨は、すぐにでも愛理に襲い掛かりたい衝動を必死で抑える。
そこへ…ぴちゅ、ぴちゃ。 生暖かい濡れた感触が播磨の肉棒を這った。 「ぐぉっ!…な、に…を」 「ん…ちゅ――あ、アンタが悪いんだから。私はただ、んんっ…ちゅぱ――ヒゲの嘘を確かめてるだけ……っ」 赤黒い播磨のソレを、愛理の可憐な舌がチロチロと舐めあげる。 いつも生意気な口をきいていた唇が、血管の浮き上がる肉竿に稚拙ながらも懸命に奉仕する姿は、 播磨の欲情を一気に解き放つに十分な光景だった。 「ぐおぉーーー。お嬢!――俺を本気にさせたこと後悔させてやるぜ」 「ちゅ…ぅん……はん、やっぱり欲情してたんじゃない。このエロザ…きゃぁぁっ」 播磨は、手を伸ばして、愛理の真っ白な尻たぶに添えると一気に持ち上げた。 羽毛のような軽さに驚きながら、滾る欲情のまま指先で柔らかな尻肉の感触を楽しんで抱き寄せた。 立ったまま、愛理の長い脚の間に身体を入れて抱いてしまう形…俗に言う"駅弁"の格好にする。 「なっ、なんて抱き方してるのよ!離しなさい、ヒゲ!」 金髪を振り乱して、羞恥のあまりか喚き散らす愛理。 それでも、しっかりと播磨の首筋に腕を巻きつかせているのは、持ち上げられて怖いからなのか。 「……後悔させてやるって言っただろ。もうテメーには我慢ならねぇ」 「くっ、やって見なさいよ。……はぁ…。アンタにそんな度胸があるならだけど――ぁぁっ、ふぁ」 熱い吐息を絡ませた、限りなく甘い罵り合い。 しかし、播磨の掌が乱暴に白い尻を揉み解すと、愛理の罵声は喘ぎに変わった。 腰が振られて、エプロンがめくれ上がり、金の茂みがこすり付けられる。 播磨の腹筋にとろりとした愛液滴って落ちた。 「このっ、スルんなら、早くしなさいよ!恥ずかしいじゃない」 「バカ野郎、初めてでそう簡単に…」 「私だって。――ぅん、初めてなのに、こんなスタイルなんて……このド変態」 最後は、もう甘い囁きだった。
ちゅぷ。 赤黒く逞しい播磨の肉柱が、愛理の濡れた泉を見つけ出す。 ゆっくりと力を抜いて、愛理の身体を落として行くと――ずぶずぷ。粘膜を広げて処女地を蹂躙する音が響く。 「ぁ……痛ぅぅ――くん」 播磨にしがみ付く愛理の腕に力が篭る。 「おいっ、キツイなら言えよ」 「バカ、私を後悔させるんでしょ……っ、この位、大丈夫」 播磨の長い剛直が、愛理の膣孔に全て収まった瞬間、乙女の証がポタリと落ちた。 完全な駅弁になったまま、播磨は今蹂躙している"天敵"を抱きしめ密着する。 愛理もまた、長い脚を絡めて応えた。 「この格好……んっ…ぁぁ、深くて――」 「ぐぉぉ。お嬢、そんなに締め付けるんじゃねぇ」 「アンタこそ、こんな奥で大きく……しないでよね」 噛み付くように顔を近づけて言い合う。 そして、どちらからともなく限界以上に顔が近づいて――唇が重なった。 くちゅぷちゅ。 じゅぼ…じゅく――。 上と下でこれ以上無く繋がった二人から、性器同士が繋がって奏でる淫音と 絡み合う舌が発する粘着音が響く。
「はぁはぁ……。お嬢、もう――出ちまう…って、腰振るんじゃねぇ」 「バカ、後悔させるなら、出さなきゃダメでしょ。それに、出させなきゃ証拠にならな…ぁぁっ」 「まだ拘ってやがるのか、ぐぉっぉぉ」 愛理を支えている腕の筋肉が収縮する。 同時に、愛理も渾身の力で抱きしめ返して来た。 股間にたゆっていた播磨の熱い樹液が、愛理の膣孔の最奥、子宮口に宛がわれた肉竿の先端から流し込まれる。 ポタ、ポタ――激しい射精が終わると、精液と愛液の混ざった雫が結合部から床に落ちた。 「ぅ…ん……私の勝ちね。――ヒゲ」 「ああ、俺の負けだ」 強く抱けば壊れてしまいそうな柔らかな身体を感じながら、播磨は素直にそう口にしていた。 勝ち誇ったような笑顔を見せる愛理に、苦笑いで応える。 不思議と悔しくは無かった。 それどころか……。 「え?ちょ、ちょっと!な…んで大きくするのよっ」 「仕方ねーだろ、コイツは俺の意思で何とか出来るモンじゃねーんだ」 「このエロザルっ!…くぅ…んんっ、ちょっと動かさないで、よ」 「てめーだって動いてるだろっ」 「は…ぁん、いいわまた勝負…しましょう。負けたら私の言うことを聞いてもらうわよ」 「くっ、望む処だ!今度こそお嬢、テメーに一泡吹かせてやる」 「ぁぁ…ん。面白いじゃない。やってごらんなさいよ」 Fin
これで終了です。
駅弁だと!? GJ!!
くだらねぇ……。 相変わらずの強引な展開に反吐が出る。 これじゃ常時発情してる変態じゃねえかよ。 キモヲタの願望が全面に出過ぎていて気色悪い。 手前の自慰ネタを公表して何が楽しいんだ? 自分家のエプロンに沢近の絵でも描いてチンポ擦り付けて満足してろ。 お前にはそれがお似合いだ。
く 相 こ キ 手 自 お
挑戦的なツンデレがいると聞いて飛んできますた。
>>223 えちシーンはちょっと展開が強引だったかな。勝ち負け云々って所。
まあ先にシチュありきだから特に気にならんし、駅弁にハアハア出来たんで余は満足じゃ。
お主には褒美としてこれを与えよう。
つGJ
>223 このエロキングー! しかもしてる最中でさえツンデレのツンが無くならないなんてステキ過ぎるぜ! 初めてが駅弁だなんてたまらんな。 GJ! >225 お前いつも文句言ってるヤツだろ。貼り付いてンのか?BJ!!
いや、旗SSは寧ろ225こといつもの人がついて一人前、みたいな
>>223 GJ!
たとえ流しだろうと読んでレスしてるだけいつもの奴は偉いと思うよ。
ソイツはいつもの俺の亜種なようなんだが・・・。 俺はもっと沢近マンセー描写がある旗じゃないとレスしないよ。
裸エプロンと聞いちゃ黙ってられねえ。
飛んできますた。
>>223 気が強いとこがイイ。沢近っぽい。
まあ展開が強引なのはエロパロ板だしそもそも原作だって(ry
GJですた!
原作でも強引なところは非難されてるからね。 当然、二次でも非難対象だよ。 見苦しい言い訳はしない方がマシ。
お前良い事言うな、その通りだぜ。 まあ俺も文句言いつつ旗だろうがエロイのは楽しんでるから、遠慮するなよお前ら。
>223乙ンデレ。肌エプはサイコーっすね。 >235 難しい所だね。 まあ「原作っぽい」って言い方もできるけど。 ただ>223の作品はそんなに展開に無理があるとは思えなかったが。
IFスレであれだけ恥かいといてノコノコ出てこれるってスゲーな。 まあ、あれは俺じゃないとか言い出すのかも知れんが。
>>IFスレであれだけ恥かいといてノコノコ出てこれるってスゲーな。 どこら辺で恥かいたんだ? IFスレ見てみたけど、そんなに話題になってなかったぞ?
883のSSから読んでいくといいよ。
アレは俺じゃない!!!!11
自然な展開で沢近を裸エプロンにするシチュなんて想像もつかん。
どっちでもいいが、似たようなことやってる奴が何人もいるってのも痛々しい話だな。 このスレに入ってからおにぎりが来てないみたいだが、これに関してはいつもの人の 功績(嫌味)なのかもと思う。 実際に、この間のブルマの流れで播磨が80年代の青春モノをモチーフにした漫画を 書くように言われて、八雲にブルマ履かせる話書こうと思ったんだけど、旗叩いて喜 んでいるバカがいる状態でおにぎり書くのも癪だったのでお蔵入りにした俺がいたり。 まあ、あれがおにぎりだという確証もなければ他のおにぎりの人には全くあずかり知ら ないことなのはわかるけど、とりあえず彼が鳴りを潜めるまではおにぎりを書く気には ならないな。
旗叩きの言い分だけ見てると王道以外は嫌いそうな気がする。 原作原理主義、っての?そんなんエロに限らずパロを全否定することじゃないか。 気にせず投下しておくれよ。
11巻に因んで三原と冴子が出てくるSSキボン
昨日のレス見てもマジで頭悪そうだったし、そういう弊害とか 何も考えてないんだろうな。 自分を嫌ってるのは旗だけで、おにぎりや他派閥からは好かれて いるとかマジで思っていそうだ。 職人のみんなはあんなのは脳内あぼーんして書きたいもの書こうや。
確かに馬鹿そうな奴だった。
>>243 言いたい事は分かるし、お蔵入りになったことは残念に思うけどさ、2〜3段落目を書く必要はないな。
SSを投下するスレでSSを書きたくなくなったと書き込むなんて何よ、って話しだろ?
書きたいものを書いて、読んでもらった人から何かしらの反応があればそれでいいじゃん。
良い意見も悪い意見も欲しいから人に見せるんだろうからな。
態々書かない宣言なんてしなくていいよ。なんかウザイ。 243が書こうが止めようが知ったこっちゃないし。 そんなに引き止めて欲しいのか?
というよりはアフォに対するメッセージじゃねぇの? お前がくだらんことやってる限りおにぎりは書かねえぞって。 あのアフォがおにぎりかどうかも日本語が通じるかどうかも 怪しい状況では効果あるかどうかは知らんが。 それはともかく、マジでおにぎり来ねえな。
つまりアンチおにぎりの工作員だったんだよ。
結局スルーできないのな。 騒げば騒ぐほど喜ばすだけじゃないの。 正直、がっかりした。
そうだな。やっぱりああいうのはスルーだな。すまんかった。 てことで、今後アレにレスした奴、アレの話題を出した奴は 30日間天満以外でのオナニー禁止ってことで。 オナニーといえば、みんなここの作品に世話になったりしてるの? 俺はhauntedシリーズとか時々使わせてもらってるけど。
あんた、ここおかずにしてんの?
ちょっと引いた・・・
いや、普通使うだろう……と遠慮がちに書いておく。
多分しないと思う しないんじゃないかな ま、ちょっとは覚悟しておけ
>>253 のほうが、いつもの人よりキモい気がする……
このような妄想癖のある童貞ヒッキーの発言が、旗派の評判を悪くするんだろうな……
ごめん、俺もおにぎりで…
おとこだもの、しょうがないさ。
つうか、ここにいる時点で、使っていようがいまいが 目クソ鼻クソだろ。使うわけねえとか力説するほうが どうかと…。 使ってると力説する必要もないが。
鉛筆なので最近は使えるネタがありません……
>>245 試しに書いて見ました。導入部だけですが。
喫茶メルカドの裏。 人気の無い路地で、矢神高校の制服を着た少女二人が数人の男に囲まれていた。 足元には、散々殴られたのか頬を腫らして呻いている優男が二人。 「なぁ〜。そこで転がってるシャバイ奴等より、俺達の方がイイぜ〜」 「そうそう、鍛え方が違うって。アッチの方もなぁ〜〜、ぎゃははは」 「うっは、リョーちゃん、そのギャグ、サイコー」 知性の欠片すら無い下品な会話と意味不明な笑い。 その妙に明るさを装った声の底に流れる欲望が、ヒシヒシと伝わる。 少女の足や胸を見ては、下卑びた笑いを浮かべる顔が、彼女達に何を求めているかを如実に語っている。 (ね、これ、やばいよね?……『オトシの冴子』の話術で、なんとかならない?) (無理無理、逆効果。アレが通じるのは、融通の利かないタイプの男だけだからさ) 二人の少女――冴子と梢は、引きつった笑みを見せつつアイコンタクトを交わす。 軟派な交流で女を口説くタイプなら、食事とカラオケを奢らせてバイバイするのは慣れたもの。 現に、囲んでる男達の下で転がってるのは、そういう『安全な』男だった。 誤算だったのは、四人でカラオケに向かう最中、冴子の肩が目の前の男達の一人にぶつかってしまった事。 そこから因縁をつけられて、路地へ追いやられた挙句、 冴子と梢をナンパした男二人がボコボコに殴られるのを見せられる破目になったのだ。
「コイツらの代わりに、俺達の車で遊び連れてってやるからよ〜。なぁ?」 「そうそう、俺らの車はデカイからバッチシ」 「何が、バッチシなんだよ、ひゃひゃ!」 彼らは、言葉通りに二人の意思を聞いている訳ではなく、既に「これからどう弄ぶか」を話している。 微妙な会話の駆け引きを楽しむナンパ師とは別種の、女を口説くのに暴力をチラつかせて、 強引に付き合わせる性質の悪いタイプだった。 梢の褐色に焼けた肌と、ブレザーを大きく盛り上げる胸や、 冴子のミニにした制服のスカートから覗くほっそりした生足へ、今にも触れんばかりに近づいている。 男達の作る壁に追い詰められた二人は、身を寄せ合い、不安に震えながら、お互いの手を握る。 もう覚悟しなきゃダメ?と、不運を嘆いた時。 「おい、どけや小僧ども」 下卑びた男達とは全く違う、一本芯の入ったような強さを持つ声が路地に響いた。 尖ったサングラスに、白いバンドで前髪を後ろに持って行った髪型。 詰襟の制服の前を開いたまま無造作に着た長身。 ――矢神高校きっての不良、播磨拳児が不機嫌そうに路地の入り口に立っている。 「んだぁ?てめ……げっ、播磨?!」 さすがにケンカ無敗の勇名が轟いているだけあって、男達の顔が一瞬青ざめる。 しかし、圧倒的な人数差もあるのか、すぐさま強気の言葉が出てくる。 「まてよ、矢神の魔王ったって、昔の話じゃねーか」 「へへっ、女にうつつを抜かして腑抜けたって噂だぜ」 「けっ、どんなアバズレに惚れたん――ごばぁ」 嫌味を言おうとした男へ、播磨の拳が、容赦なく叩き込まれた。
そこからは派手な乱闘。 夜の繁華街で遊ぶことが多い二人だけに、普通の喧嘩位なら何度か見かけたことはあった。 けれど、これ程までに一人が多数を圧倒する光景を見たのは初めてだった。 播磨は無傷のまま、淡々と狩るように一人、また一人とアスファルトへ沈めて行く。 被害と言えば、ボクシング経験者らしい男が放った右ストレートを避けた時、サングラスが弾き飛ばされた程度。 冴子と手を握り合ったまま乱闘に見入っていた梢は、クラスメートも滅多に見たことの無いであろう、 播磨拳児の素顔に目を見張った。意外にも整った顔立ちで――何よりも精悍だった。 狼。 そんなイメージが浮かぶ。 思わず、小声で呟いてしまう。 「かっこ…「かっこいい」」 梢の言葉に、冴子が漏らした声が被る。 驚いて隣を見ると、いつも小悪魔めいた笑みを称えている冴子が……うっとりと播磨を見つめていた。 梢の呟きにも気付かないほど夢中に。 「――これで、終わりだ」 播磨のサングラスを飛ばした男が、ゆっくりと倒れて行く。 すれ違いざま伸ばされた手も、播磨は軽く頭を動かして紙一重で避ける。 ただ指だけが、前髪を押さえつけていたバンドを掴み外すと……男は地面に這いつくばった。 パリンと音を立てて地面に転がっていたサングラスが下敷きになって砕ける。 「ちっ、グラサン買い直さねーとな」 播磨は小さく毒づくと、冴子と梢に視線を移し……見たことあるな?というような顔をする。 名前が思い出せないらしい。
「ありがと、播磨君。強いんだねー」 冴子が、握っていた梢の手を離すと、小走りで近づいて、播磨の目の前に立つ。 心なしか普通に相対するよりも距離を縮めて、見上げるようにしてから小さな笑顔。 『オトシ』にかかる時の冴子の技だった。 「あ、冴……!ずるい」 播磨に聞こえないように小声で文句を言うと、梢も一歩遅れて彼の傍へ。 「ん?大した事じゃねーよ。じゃぁな」 対する播磨は、美少女二人が傍に寄っているというのに全く気にした風でも無く、手を振って踵を返す。 元々、矢神高校の制服を着た子が不良に絡まれていたという話を聞いて、『万が一、天満ちゃんだったら』 という不安で来ただけの事。そうで無いと解れば長居する必要は無かった。 さっきの喧嘩も、オマケのようなものだ。 「えーっ。お礼くらい、させて欲しいなぁ…」 腕を引き寄せるように掴んで、冴子が更に顔を近づけて上目遣いで見上げる。 (アンタ、完璧に狙ってるでしょ…) 半ば呆れながらも、梢の胸にも対抗心が芽生える。 「賛成。クラスメートだし、ね?」 同じように、冴子がとりついている腕とは反対側の手を抱き寄せて、冴子には無い武器を使う。 豊かな胸元に腕が埋まる。―――それを見た冴子の瞳が、少し険しくなった。 (こら、梢には今鳥君がいるじゃない〜) (違うって。今鳥君には、もう振られてるってば) 再びアイコンタクト。 「お、おい。解った、解ったから――手を離してくれ」 両サイドから二人に迫られた播磨は、二人の柔らかな感触に身体を硬直させ、搾り出すように言った。
ここまで。次からエロに入る…予定なのですが、需要が無い場合は止めます。 原作での露出が少なすぎて、難しいのでorz
いい感じだと思う。旗とかではベタベタなシチュだけど、 メンツが違うだけで新鮮な感じ。続きに期待。
需要ありまくり。 俺一人で百人分くらいの需要ある。
何かよくある展開だよな。 不良に絡まれる女、都合よく現れる播磨、一方的に不良を倒す、サングラスが壊れる、女キュンキュン 正直、いきなりエロからでいいよ。 にしても、最近はもったいぶる人が増えたね。 やる気がないなら最初から投稿しなけりゃいいのに。
期待してマッシュ
>268 良い。エロパートには期待してまつ。 >271 前フリも大事な儀式なんだよ。 そもそも文句言うんだったらお前がエロ分書けよ。 書けねえんだったら奈良とファックしてろ。
文句言われるのが嫌なら2chで晒すなよ。正直、アホかと。 こういう勘違いちゃんがSSの質を低下させるんだな。
>>275 > こういう勘違いちゃんがSSの質を低下させるんだな。
オマエモナ
>275のアナルは奈良のもの
278 :
268 :2005/12/22(木) 23:30:50 ID:hBhKaXAH
需要があるようなので、後日続きを書きます。
冴梢×播磨か 新鮮で(・∀・)イイヨイイヨー
俺は続き見たいぞ〜
冴梢×播磨かぁ…… 最近、クソ沢近ものばっかりだったんで、こういったカップリングが 投稿されるのは嬉しい。
3Pキタコレ
>281 またいつものアンチか。
変なのはスルーで。
>>268 冴子は播磨みたいな不良系に興味があると思ってたんで特に違和感は無かったです。
続き期待しております!
>>271 最初から終わりまで読んでおいて、偉そうに文句を言う・・・あんた面白いなw
インパルスのコントみたいだったよww
読まなきゃ文句も言えないと思うのは俺だけですか?
287 :
名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 13:48:44 ID:I0QItloR
かまってちゃんだからほっとけ。
orz
愚痴る前に考えてみたらどうだろう? 八雲ルートと沢近ルート、どちらも八雲沢近を播磨に惚れさせるために、 少なくとも二人の中の播磨の存在をやたら大きくするために描いていたと いうのはどんなバカがみても容易に分かるが、 対して播磨は、二人に心易くなりはしているものの、天満バカ一代は微塵も揺らいでない。 そのあたりから目を逸らして旗だおにぎりだetcと盛り上がるのは、ネタ(シニカル)としてなら 笑えなくもないが、それがこのマンガの本質であるかのように気を吐くアホな信者を見てると、 それは違うんじゃねーのと思う。 念のため、別に播磨×天満を支持してるわけでもない。天満もまた播磨なんぞ眼中に ないわけだ。 結局、みんな間違えてるんじゃないかと。 よくあるような、実際に両方が好きで、三角関係になって、迷い悩み…、というドラマと。 全然違う。別に両方とも、好きなわけじゃ全くねーんだから。 この漫画は、登場人物が妙に一途で葛藤がない。 新作を投下する人は、この最低限の前提を踏まえ、それに対してどのような批評的態度を とるのか、ということぐらいは考えてもらいたい。常識として。
>289 「ナ、ナニおっ立ててんのよ!」「てめえ、触ってんじゃ」「播磨さん、大丈夫ですか?」まで読んだ
>289 こいつはエロパロに何を求めているんだろうか?まで読んだ。
あんな原作にここまで熱くなれるもんなのか・・・
すげーな
>>278 とりあえず期待
つーかたぶん
>>268 みたいなレスはしない方がいいとオモ
haunted完結待ちsage
冴・梢×播磨の続き、完成したので投下します。題名は「オトサれた純情」で。
「ここ、アンタのバイト先だよね?…まさか」 「あ、気が付いた?梢。もち、狙っていくよ。このチャンスは逃せないでしょ」 播磨を一人カラオケボックスの部屋に残し、冴子と梢は女子トイレにて『作戦会議』を開いていた。 いつもは、どうやってしつこい男に高いものを奢らせ、上手くバイバイするのかを熱心に話す冴子が、 全く逆の事を言い出している。 冴子のバイト先でもあるこの店は、最近では珍しく監視カメラを置いていない。 それを良い事に、室内で行為に及ぶ客も多い為、店側も黙認する形でメニューを安く、部屋代を高く取っているという 珍しいカラオケボックスだった。つまり、この店に連れて来たということは……。 「梢は、途中で帰っていいからさ。私のオゴリ」 「……割り勘でいいよ、私も最後までいるから。播磨君にはお礼しないと」 「ふぅ〜ん、お礼ねー」 「そう、お礼」 バチバチ。視線がぶつかりあう。 冴子の必死さは解るものの、梢とて想い人だった今鳥恭介が一条かれんと上手く行ってしまった以上、 新しいチャンスを逃したく無い。何より、2戦連続で不戦敗なんてイヤだった。
◇ ◇ ◇ 「さえこで〜す。はじめまして〜。何のお仕事してるんですか?」 トイレから二人が帰ると、冴子が妙なノリで、いそいそと播磨の隣に座って寄り添う。 「ん?仕事は、学生兼漫…ごほっごほっ。あー、学生だな。って、おめー学校で会ってるじゃねーか」 「えーっ、前にも会ってるって口説き文句ですかぁ〜?」 「なぁっ!ばっ、バカ言うな。俺ぁ、別に」 あっという間に、冴子の術中に落ちる播磨。完全にペースを乱されている。 「またまたぁ、ごまかしちゃって。――私なら、いいんですよ?」 意味深にじっと見つめて寄り添い、膝同士が触れ合うようにして密着させる。 冴子の作り出す独特の空気に呑まれて、播磨は顔を真っ赤にしている。 勿論、それまでに飲ませていたアルコールのせいもあるだろう。 トイレでの作戦会議は、播磨を手持ちぶたさにさせて、先に飲ませる戦術を兼ねていた。 「私も、いいかな……お礼しないと」 話術では冴子に敵わないと解っている梢の方は、尻馬に乗る形で、逆側から柔らかく胸を押し付ける。 部屋に入った時にブレザーは脱いでいるので、さっきよりももっと感触が伝わっている筈だった。 (ああ〜!梢〜、私が作った雰囲気を横取り?) (アンタの好きにさせたら、目の前でお持ち帰りされかねないでしょ) 二人の間に再び見えない火花が散った。 「う、が。手を離して…くれって。ほら、飲めねーだろ…だからよ」 播磨がなんとか言い訳を作って、冴子と梢の手を振り払う。 そして、震える手でグラスを持ち上げた瞬間。――振動で揺れていた水面がガラスの壁を越えた。 制服のズボンに染みが広がって行く。
「あっ、今、拭きますね〜」 そのチャンスを冴子が見逃す訳も無かった。まだ、キャバクラ嬢風の敬語のまま、ハンカチを取り出すと、 播磨の前に跪いてそっとズボンの股間部分を撫で始める。 「いいっ!いいって、俺が自分で――」 「大丈夫、冴子に任せて」 慌てる播磨の上半身を、梢が身体を寄せて抑える。そして、胸板にたっぷりとした胸を乗せるようにして抱きついた。 女慣れしていないのだろう、どうしていいか解らない様子で、播磨は目を白黒させて固まった。 (ナイス、梢。二人で協力する方向でいこ) (OK。そっちお願いね) 恒例のアイコンタクトによって、冴子・梢の間に休戦協定が結ばれる。 「ああ、下着まで染みちゃってる。――ちゃんと拭かないと〜」 ハートマークが語尾につくような声。 冴子の細い指が手際よくベルトを外して、制服のズボンを膝までずり降ろす。 「おい、ちょっと待て、そりゃちょっとオカシ…っ!」 やっと異常事態に気付いた播磨が抵抗しようとした、その時。 チャンスを伺っていた梢の顔が近づき、唇を塞いだ。 ビシっと凍りつく播磨を他所に、二人は陵辱(?)を続ける。 「ちゅ…ん……っ」 何度も何度も、梢は軽く口紅を塗った唇で、播磨の薄い唇を愛撫し、時折舌でチロリと舐める。 同時に乳房が二人の身体に挟まれて撓むほど強く抱きついてみる。逞しい筋肉が心地いい。 「うわぁ、おっきく無い?まだ、勃ちきって無いんだよね……すご」 冴子の方は、トランクスまで脱がした挙句、露出した肉柱を指で扱き始めている。 脱がす為の口実に使っていたハンカチはもうテーブルに置いたまま、 嬉しそうに掌の中のモノが大きくなるのを楽しんでいた。
(なんてこったい。俺のファーストキスが………すまねぇ天満ちゃん。俺、汚れちまった) 今時、中学生だってそんな事は考えないだろう。 しかし播磨は、真剣に変えることの出来ない既成事実に絶望していた。 梢のキスは不良が放ってくる拳よりずっと遅い。にも関わらず受け入れてしまったのは、自分にもその気があったからだと。 何より、今も唇を重ねているのに拒否出来ない俺は……。と、己を責め続ける。 ――その絶望は、梢と冴子から与えられる快感によって、じわりじわりと自棄を伴った欲望に変換され始める。 この状況を楽しんでしまえ。 男という種族の心に住む獰猛な悪魔が、播磨にそう囁いた。 「っ…え?――んんっ!…っ、ぁ」 甘く唇の感触を楽しんでいた梢の舌が強く吸われた。 同時に、逞しい腕が背に回り、がっちりと梢の肉感的な身体を抱きしめる。 突然、スイッチが入ったように、播磨が愛撫を返してきたのだ。 「うっわぁ、嘘…梢、すごいよ、播磨君のコレ――嘘、まだ大きくなってる。いい、よね?……あむ…ぴちゅ」 ムクムクと肥大化が激しくなった肉竿を見て、冴子が歓声をあげる。 そして、セミショートの茶髪を播磨の前で揺らながら、ゆっくりと整った顔を沈み込ませて行く。 見事なまでにそそり立った逞しいソレを、唇に含んで飲み込み始めたのだ。 播磨の大きな掌でも余る梢の双乳が、シャツの隙間から柔らかく掴まれて、乱暴に捏ねられる。 その稚拙で荒々しい愛撫すら、冴子と二人一緒にシてるという状況で興奮した梢には気持ちいい。 掌にあるマメが乳首に擦れると、熱い蜜がショーツに染みを作ってしまう程溢れてしまう。 舌を差し出すと、まるで飢えた狼のように積極的に絡み、唾液をすすり上げ、 逆に梢の唇を割って、情熱を叩きつけるように暴れまわるのも新鮮だった。 「播磨君……播磨…く…」 梢の心が、逞しい身体と野性的な愛撫の前で溶けてゆく。 「やるぅー。梢、マジになってるね。あんな声、だしちゃって……んっ、ちゅ」 自分の唾液と先走り汁で濡れた播磨の巨根をうっとり眺めながら、冴子は小悪魔っぽく笑う。 見かけよりは経験が少ないものの、冴子も今までの彼氏とスルことはシて来た。 その中の誰よりも、播磨の肉棒は、長く太く…カリ首が広がっている。 こんなのでサれたら、どうなっちゃうんだろう。淫らな期待に胸を焦がして、冴子はそっとエラの下を舐めあげた。
◇ ◇ ◇ 三人だけが入るにしては大きなカラオケボックスの部屋の中央。 褐色の肌をした全裸の少女と制服を着たままのセミショートの少女が、 筋肉質な身体を露にした少年の股間に顔を埋めていた。 梢のDカップの柔肉が、播磨の巨根を挟み込んでいる。 その褐色の双球で扱かれ、谷間から覗いている先端を冴子が唇に咥えて美味しそうに舐めあげる。 「ぐぉ、はぁ……また、出そうだ」 播磨は、冴子の口腔で一度、梢の胸で一度射精していた。 そして今は、二人同時の責めによって、三度目の衝動が脊髄を通って股間から脳天まで響いている。 「今度は、な・か…に欲しいなぁ〜」 冴子がおねだりするように播磨を見つめる。 「アンタ、大丈夫な日だっけ?」 「もち。梢は危険日?持ってるゴムもサイズ合わないだろうし、残念だったね」 「次の時、シてもらうから。んっ…今日は譲る」 名残惜しげに胸を離しながら、梢はタッチするように冴子の手に触れる。 「サンキュ、梢。――播磨君、今度二人いっぺんにサせてあげるからさ。今日は私で、ね?」 冴子は播磨の肉柱に頬擦りしてから上目遣いで伺いを立てる。 これも策略。『次』を約束させる為の口実だった。 「わ…かった。だから、そこを触るのやめろって、我慢がッ」 「それは、こっちでね?」 冴子がミニにした制服のスカートをたくし上げて、ほっそりとした綺麗な太股を露にする。 そのまま四つん這いになると、白いお尻と鮮やかなピンク色の溝。 播磨のモノを口にしていただけで濡れそぼってしまった冴子のショーツは、梢の制服と一緒に脱ぎ散らかっていた。
冴子の細腰が、大きな掌でガッシリと掴まれた。 そして、固唾を飲んで見つめる梢の目の前で、鍛え抜かれた筋肉のような力強さをもつ播磨の肉竿が、 冴子の可憐な花びらを押し広げ――ぐちゅぐちゅと淫音を立てて沈み込む。 「ぁ、ぅ…そぉ。おっきすぎ…ひっ――ぁ!」 「締め付け、すげ…これが……ぐぉ」 冴子が顔を仰け反らせると、左耳のピアスが揺れ、薄暗い部屋の照明を反射する。 ずぷ、ずぷ。華奢な作りの秘所に突き刺さった暴悪なイチモツが、テラテラと愛液に浸されて、半分程抜け、 再び、盛大に突き上げられた。 「ぬぉっ!ぐぅ!」 「ぁっ、アァ!きゃぅ、うそ。――こんなの、初め…っ!」 初めての挿入で快感に我を失って激しく腰を振るだけの播磨だが、 野性の本能に任せたような性交が、冴子の相性とぴったりだったのか、経験のある筈の冴子の方も余裕が無い。 「はぁ……ねぇ、ここポコって…」 剛直が突き入れられる度に下腹が小さく播磨の形に盛り上がり、彼の大きさを伝えてくる。 思わず梢が冴子のお腹に手を当て、くっと撫でた時。 「やっ、梢、それだめぇぇぇ!!」 「マテ、触られたらっ…――っ!がぁっ!」 根元まで咥え込んだ膣の狭い隙間から、泡になった精液と愛液の混じった液体があふれ出た。 冴子のお腹に触れている梢の掌には、激しい脈動。 播磨の激しい射精が、何度も何度も子宮に精液を流し込んでいる様が良くわかる。 「ぁ…熱……ヤダ、くせに…なりそう」 四つん這いの姿勢すら保てない程脱力し、播磨と繋がったまま、冴子はうっとりと呟いた。
◇ ◇ ◇ おまけ 「……俺はもう……汚れちまった……」 「播磨君、明日もまたシよっかー?――あ、梢も一緒にさ」 「それはいいけど……。アンタ、安全日だからって、あんなに。大丈夫なの〜?」 「梢も意外と積極的だったじゃない。ゴムがあったら私以上にシてたよね〜」 「ち、違うって!あれは二人が激しすぎるから…」
これで修了です。
名前が同じで中身は別キャラって感じなら萎えるよな。 求めてるのはエロパロであって、只のエロじゃない。 キャラらしさを演出する努力を放棄しちゃ拙いと思う。 多少はキャラを崩さなきゃいけないのは分かるが、バランスは考えて欲しい。 まぁ、GJ。
まずはGJ 三原はもっとウブが俺設定だが、 今回のシチュでのキャラ崩しは十分許容範囲。 つうか、激しくGJ過ぎる。 『次』も期待してますよん。
306 :
名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 06:28:16 ID:1Iat4WyR
すまねぇ天満ちゃん。俺、汚れちまった で何となくワロタ GJ
ごめんなさい
エロくて良かったよ、GJ。 三原と冴子ってキャラがよく分かんないけど、頑張ったと思う。 ところで、冴子って名字あったっけ? 文化祭の喫茶店で胸に付けていた名前のプレートだけだよね。
冴子はまだ名字が無い。 一説では稲葉ではないかと言われている。
サラと同じクラスに稲葉がいるけどな
いや、八雲の姉は天満だろ。 その仮説はちょっと無理があると思う。 確かに目が赤い、男の思念が見える、等と言った特殊な趣味の持ち主だが、 猫がニャーニャーな辺りに秘密があると思う。 もしもファービーなら、と考えると恐ろしくて夜も眠れないじゃないだろうか。 よく昼寝するのはただ単に寝不足なだけです。
何処縦読みだ、これ。
なんかみたことあるようなないような
全編ブラボー!って感じにエロ満載の東郷晶の話をお願い。
>>316 こんな感じ?
「元気そうじゃないか。腰のキレが昨日とは違う」
「ふっ。俺達、汁男優の出番はなさそうだぜ、相棒」
「相棒はよせ」
「ん? 汁男優は否定しないのか?」
一週間以上投下無しか…。おなかすいたよ。
雑談や感想より投下レスの方が多い神スレもあるのに寂しいな…同じマガジンなのに
このスレの職人は、お題が無いと筆がのらないクチだからな。 よし、お題は正月らしく『姫始め』でどうだ?
やはり超姉しかないな
だな。
家庭教師のとこは気にするな、あっちは微エロとかエロ無し全部含んでだから。 ただ下らない派閥作ってゴチャゴチャやってるここの雰囲気は職人にしたらウザーなんだろうけどよ。
量と質を同時に高めるなんてのは理想でしかないわな。 一部が質を求めすぎた結果だろ、今の状態は。
質もかなり良いよ。一部の要求はほとんどワガママだ。
保守
なんでもいいから嘉門。
スクランにエロが似合わないから書けない…
もう、2週間近く……。
w
なんで、いきなり過疎ったんだ?理由は想像つくけどさ。 前スレのラッシュが懐かしい。
冷静になって省みて、急に自分のしてることが恥ずかしくなったんだろ。 公衆の面前で自慰していた様なものだったからね、常人には耐えられるものじゃないよ。
職人さんだれも来ないな 年末から過疎ってるし…
粘着君が消えてくれるか、あぼーん出来れば良いんだけど、 こっちのは本スレと違ってコテハンつけてくれないからな。
粘着君にしたら自分の派閥の小説が読みたい一心でアホな事してるんだろうな。 それが職人自体を遠ざけてるとも知らずに。
まあ粘着君を作り出した原因として、偏った作品しか執筆しない書き手と それを支持する読み手が繁殖し過ぎたのもあるね。
求める側の態度はともかく、書き手についちゃ仕方無いだろうよ。 必ずしも色んな組み合わせを書きたいと思う人ばかりじゃないし、 二次創作くらい自分の書きたいもん書くだろ。 それをオナニーだとかそんな次元の低い中傷するアホの行動を擁護する奴の気が知れん。 まぁ、もうじき出来るらしいSS投稿サイトには性描写も有りらしいし、そっちにも期待しとこう。
今スレ、前スレのカップリング。 虹、携帯、超姉、旗、ランチ、おにぎり、肉じゃが、三原・冴子。 偏ってるどころか多彩だけど?
>>338 読み手を意識せずに自分が書きたいのを垂れ流すだけなら、正にオナニーじゃん。
褒めるのはいいけど批判は駄目よ。……馬鹿かと。
まあ、批判が怖いなら2chで晒すなってこった。
>>340 「読み手を意識せず」とか「批判は駄目」とか
誰も書いてないことをあげつらうのがよう分からん。
スレ読まずに脳内敵と戦って勝手にヒートアップする
手合いはこれだから困る。
>それをオナニーだとかそんな次元の低い中傷する ホント、困るね。
文句を言ってる奴が、批判という名に値する意見なんて言った事無いだろ。 ただ、脳内敵と戦って喚いてるだけ。批判じゃなくて、レベルの低いワガママに辟易したんだろ。
大体、非オナな作品って何だ。 読者の要望に応えるだけの作品だって突き詰めれば読者のオナニーの代筆に過ぎん訳で。 ぶっちゃけた話、創作全てが自己満足だろ。 それを否定するっつーことは全ての作品、創作そのものを否定しとるんと違うんかと。 そんな奴が何故オナニーしか存在しない隔離された所で駄々捏ねているのか。 創作の撲滅運動でもやってるつもりか?馬鹿馬鹿しい。
誰が粘着を擁護してんの?少しでも自分の意にそぐわないことを書かれたら、誇張歪曲してまで反論する奴は被害妄想の度を過ぎてるな。
>>343 >ただ、脳内敵と戦って喚いてるだけ。
いや、それ君のことだから。
少し落ち着こうよ、ね?
>>344 一次的欲求:食欲、睡眠欲、性欲等の生理的欲
二次的欲求:他の人に認められる等の社会的欲
詳しいとこは間違ってるかもしれないが、この違いじゃないかな。
>>348 そんなもん示されたところで意味が全くわからんのだが。
あっそう。
「あ…ああ……嫌ぁ……」 美琴は自分の膣穴から溢れる精液に愕然とした。 「へっへ、よく溜め込んだな」「俺たちのザーメンがそんなに旨かったかい?」 震える美琴を見下ろし麻生や今鳥達が下品な笑いを浮かべる。 「でもまだまだ犯り足りないんだよね〜」「そうそう、もっと俺たちと遊ぼうぜ〜」 「い、嫌ぁぁぁッッ!!もう嫌ぁぁぁッッ!!許してぇぇぇ!!!!」 だが泣き叫ぶ美琴を男達は無情にも押さえ連れ去っていく。 泣きながら許しを乞い、助けを求める美琴の声は しばらく辺りにこだましたが、だがやがてそれも聞こえなくなった。 それは彼らが次なる陵辱の舞台に進んだことの表れだった。
ここってエチシーンなきゃダメ?
本番が無くても、IFに投下を迷うような「えっち」なシーンがあればOKだと思う。
そうか。 なら一本投下してみようかな。叩かれそうなSSだけどw 今途中なんで全部書けたらまた来てみまつね。
この流れなら、余程の糞でない限りGJ貰えるから安心していいよ。
賞賛貰いたいから書くって奴だけじゃないだろうに。
早く冬休みおわんねーかな。
アイデアはあるんだが書いたことないし暇もない
223 名前: 周防美琴 [sage] 投稿日: 2006/01/05(木) 01:23:55 ID:7veKhkZH つーか、人よりでかいちんちんの持ち主は往々にしてダメだと思う。 でかさにふんぞり返って努力しない男が多い。 こっちは入り口痛いし、アゴも疲れるしでいいこと一つもないのに、 何を根拠におまえはそんな威張っていられるんだと思う。 ついでに書くと、カチカチに硬くなるのを自慢する男も反省してほしい。 本当に気持ちいいちんちんというのは、 外側はちょっと柔らかさがあって芯が硬い感じなんだよ。 ドクターグリップの、シリコンがちょっと柔らかめのやつをつかんだ感じ。 硬いだけのちんちんなんて、締め付け甲斐がない。
周防は尻軽キャラが定着しちゃったよなぁ。 一体どこで道を誤ったのか……。
ああ、そういや冬コミの偽MIDIの同人誌がスクラン本で、播磨が「一部の読者の代弁」と 言って、周防を尻軽とコキおろしてたなw あと、天満に「いいかげん烏丸言うのやめろー」とか、八雲に「あんなコトしなくても、どうせ トップだったのにー」とか、沢近に「播磨っぽいヤツなら誰でも良かったんかー」とか。 笑ってしまって、抜くどころじゃなかったw
なんだかIFスレの一時期以降と雰囲気が似てきましたね。 今年も大晦日に超姉書こうと思ってましたが、 リアルの状況が激変したこともあり無理ですた。誰か物凄く濃いい超姉プリーズ。
よし、オレに任せろ。 「イトコ、出すぞ、全部飲めよ」 ドピュ、、、ゴクッ 「、、、、、、ふぅ、拳児クンのは濃いな、物凄く、、、」 END
>>364 「絃子、こんな感じでどうだ?」
額に玉のような汗を浮かべながら、播磨拳児は刑部絃子に問いかけた。
「ん……もう少し、よくかき混ぜてくれ」
夢うつつの表情で絃子が答える。
「こうか?」
播磨は細心の注意をはらいながら、優しく鍋肌をこするように撫ぜた。
「そう。いい感じだ、拳児くん。キミは飲みこみが早くて助かる」
優しくかき混ぜながら、ときおり鍋底を叩く播磨の行為は、絃子の希望を
あますところなく叶えていた。彼女は優秀な教え子に深い満足をおぼえた。
「……そろそろ、良いか?」
攪拌をはじめてからかなりの時が移り、播磨はかなりの疲労を感じていた。
ともすれば沸騰しふきこぼれようとする白濁液を手練の技で抑えこむ。
「待ってくれ。まだ……」
播磨の様子の変化に気づいた絃子があたふたと慌て始める。
「ちょ、もう待てねぇよ、コッチは」
いつでも良い――そう言ったじゃねぇか。臨界を越えた沸騰は、播磨の
手技をもってしても抑えこむことは難しくなっていた。
「せっかちだな、キミは……。良いぞ、来たまえ」
こんな時でも、えらそうに――そう思いながら、播磨は迸りを注ぎ込んだ。
「おい、やたら動かすなよ。こぼれるじゃねぇか」
播磨の動きに合わせようとしたことが裏目に出たのか、播磨の注ぎこむ
白濁液は絃子の器からこぼれ、その縁を濡らした。
「あったかい……キミのぬくもりを感じるよ。もっと注いでくれ、拳児くん」
滴り落ちる白濁液を意に介することなく、絃子はさらにおねだりを続けた。
「これでどうだ?」
播磨は、絃子の欲望にいささか辟易しながらも、最後の一滴までを彼女に
注ぎ込んだ。
「そう……あふれるくらいに……たまらないな、この匂い……」
絃子は、指先についた白濁した液体を、その紅唇で舐めとった。
鮮やかな桃色の舌が踊る。
「けどよ、葉子ねぇちゃんが知ったら怒るだろうな」
かすかな背徳感を伴った声で播磨が呟く。
「確かに。自分だけ除け者にされたと拗ねることは請け合いだ」
いたずらっぽい微笑を湛えながら絃子が答える。
「内緒にしとかなきゃな」
罪を共有したもの同士の親密さで、播磨は絃子に微笑みかけた。
「ああ。それにしても、冬は甘酒に限るな」
>>368 数行読んだだけでオチは読めるわけだが
ピュアハート乙
>>368 甘いぞ。この後は先に拳児クンが潰れたところで勝手に姫始めする従姉という展開がだな…
その妄想を文にするんだ
多くの作家がスクラン離れしてるというのにどうして 超姉は相変わらずなんだww
仁丹も超姉だからな。
>>372 スクラン離れてみんな家庭教師んとことか行ったのかな?
あっちのにぎわいに比べてなあ・・・
超姉は本誌での露出が少ないからな。それが妄想する 余地を残してくれてる。 妄想すら許されなくなる展開をするぐらいなら、このまま ほとんど露出のないまま最終回までいって欲しい。 この先、絃子の恋人やら元彼やらが登場したりしたら ヘコむぜ。
バスケ編の妙みたいになるくらいなら出なくてもいいよなぁ。 正直、今の仁丹は危険だよ。
>>371 「拳児くん……?」
濁り酒と酒粕を配合して甘酒と為す手間を惜しみ、酒粕をつまみに酒を呷るようになってから
はや数刻。酒瓶が空になったことに気づいた絃子は、同居人に追加を運ばせるべく声を掛けた。
だが、応えはなく、顔をあげた絃子の眼に写ったのは、だらしなくゆるんだ口もとから涎をたらし
ながら眠りこける播磨の姿だった。
酒気を帯びた吐息をつきながら諦めたように立ち上がると、追加の酒を物色すべく台所へと
向かおうとした絃子の足がつともつれた。それほど呑んだつもりではなかったのだが、一週間に
及ぶスノボ旅行の疲労が蓄積されていたのか、彼女の軽やかな体重を支えるべき脚は持ち主を
裏切り、結果として彼女は愛すべき下僕にして同居人の胸に倒れこむこととなった。
『ハ……播磨君……』 『あん?』 『私ね……播磨君のことが……!!』 『待った。その先は俺に言わせてくれ……愛してる』 『私も……』 播磨拳児は、手を広げると、彼の胸に飛び込んできた塚本天満を強く抱きしめた。 彼女の耳元で、何度も愛の言葉を囁く。 愛してる――そう耳元で囁かれた瞬間、絃子の背筋を官能への期待が駆け抜けた。 もとより、この愚かな愛玩動物がまたしても妄想という名の精神的自慰行為に耽溺 していることは疑うべくもない。だが、達観した様子を装ってはいても、その実、芯は 非常に女性らしいところを残している絃子にとって、己を抱きしめてくれる力強い腕や 優しく髪を撫ぜてくれる手に惹かれないと言えば嘘になる。絃子は、上体を支えていた 両手の力を抜き、播磨の胸に頬を寄せるとその体臭を深々と吸い込んだ。
(*´Д`*)
「……ねえ,天満……姫初めって,どういう意味か知ってる?」 「姫初め?……ごめん,愛里ちゃん……わかんないや……」 「な・な・な・なんてこと聞いてんだ!新年早々!!」 「美琴は知ってるの?……どうも気になっちゃって……教えてくれない?」 「そうだね,教えて教えて〜〜」 「それは〜……って,言えるか!」 「怒ること無いじゃない……」 「聞いてるだけなのに〜」 「美琴さんはもう済ませちゃったから,言いたく無いそうよ」 「高野も,いきなり何言ってるかな!?」 「まあ,相手は兎も角……愛里はどういう意味だと思う?」 「……なんか,酷い誤解があるみたいなんだけど……」 「まあ,美琴は置いておいて……やっぱり,姫って言うぐらいだから, 私みたいなハイソサエティな女の子に関係があるんじゃない?」 「そう言うってことは,もう経験はしているはずだと?」 「そ,そうね……知らないうちに経験しているかも……」 「すご〜い,愛里ちゃん!さすがぁ!!」 「そんな適当,言わないほうが……」 「そう……じゃあ,試してあげる……ん……ちゅっ」 「え?……んむ……って,何でいきなりキスするのよ!」 「経験してるって言うから……好奇心?」 「好奇心って,何よ!って,胸触らないで……いや……だめ……」 「反応が初々しいわね」 「そんな所,摘まないで……手を入れちゃ……ダメ!って,二人とも止めてよ!!」 「ワクワク……」 「ドキドキ……」 「…………」 「止める気は無さそうね……じゃあ,続きを……」 「続きって……姫初めって……あ……いや……そんなとこ触っちゃ……ダメ〜〜〜」
久しぶりに書こうと思って,即興SSSで練習してみたんですけど…… 会話だけで4人を書き分けるのは,難しいですね
「ねえ,八雲。姫初めって,どういう意味なの?」 「え?……な……なんで,そんなこと……」 「高野先輩が教えてくれたんだけど,意味までは教えてくれなかったの」 「サラは知らないほうが良いと思う……」 「そう言うってことは……八雲は知ってるのか〜」 「え?し,知らないよ?!うん……初めて聞いた,言葉だから……」 「本当に〜?」 「……うん……だからサラも,気にしないで……」 「播磨先輩と新年早々……って聞いたけど?」 「な!……誰がそんなこと……」 「高野先輩」 「………」 「でも,本当に知らないのかどうか……試してあげる!」 「……サラ?…何を……」 「八雲ったら……可愛い〜」 「ちょ……そんな所,触らないで……」 「そ・れ・に・こんなに敏感で……いやらし〜」 「サラ……初めから意味分かってるんじゃ……胸,揉まないで……摘むのも……」 「知らないよ?だから,実際にやってみるの」 「それを知ってるって言うんじゃ……ダメ……そこは……汚いから……あん!」 「ちゃんと教えてね?」 「いや……ダメ……あああ……んん!!!」
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! 「いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!」 ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! 「んはああーーーーっっっ!!!ヴぁ、ヴぁ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!! ヴぁっ!ウンコッ!!ウッ、ヴぁ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!」 ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! 「いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンコ出してるゥゥッ!」 ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!! 「ぁあ…ウンコ出るっ、ウンコ出ますうっ!!」 ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! 「いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!」 ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! 「ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!」 ブチュッ!ブボッ!ビチビチブリィィィィッッッッ!!!! 「あああああああぁぁぁーーーーーーーー!!」
絃子の恋人はアレだが元彼なら出てもいいと思っている。 まあ結局拳児君のことが忘れられなくて別れたというのはデフォになるわけだが
デフォに決まってんだろ!
超姉って自由だね
そうともさ。オレの脳内の絃子は、あの色気と美貌くせに初心な処女だ。
ナルほど、マリア様がみてる、と……。
>>387 なるほど。
じゃあ、こんなのもアリかな。
沢近から天満と烏丸が既にヤったと聞き、実戦経験ナシなのを理由に絃子さんに『俺を男にしてくれ』と頼む播磨。
最初は断るものの、播磨の熱意と勢いに負けて不承不承了解する絃子さん。
で、致す当日になって焦りまくり笹倉先生に泣きつくわけだ。
フゥーハハハハー超姉はホント自由だぜ!
それ、実に良い(*´Д`*) できるだけ無理なく播磨を天満以外の女性と絡ませるのが難しいしな。 播磨は困ったときはいつも絃子に頼ってるし良さそう。 バイクや住居やペットの世話、留年の問題etc. 次は女性経験で決まりだな。
>>389 うむ。俺なら、なんだかんだと理屈をこねて、結局、筆おろしを葉子先生に頼むわけだが
当日、土壇場になって気が変わって……。まぁ、最初の相手は養護教諭でも良いけど。
「だからぁ、天満と烏丸君は、もう大人の関係なのよ。聞いてるの? ヒゲ!」 (天満ちゃん……キミは一足先に大人の階段を登ってしまったんだね……) 「アンタがどうしてもって言うなら……協力してあげてもイインだけど……」 (くっ! こうしちゃいられねぇ。天満ちゃんに相応しい大人の男にならなきゃ) 「ねぇ! 聞いてるの? このワ・タ・シが相手してあげても良いって言ってんのよ!」 (大人……ここはやっぱ絃子に聞くっきゃねぇか……。よしっ! 善は急げだ) 「ヒゲ?」 「アリガトな、お嬢。失礼するぜ」 「もうっ、何よ!」
王道:駅弁 旗:バック おにぎり:座位 超姉:騎乗
正常はないのかよ 天満は小柄だから駅弁はあいそうだ
正常位はこれといってイメージが湧かなかった。 王道が正常でも良かったけど。
肉じゃが:播磨縛り
携帯:手or足コキ
周防:播磨、花井、今鳥、麻生、先輩による6P
茶道部:SM
過疎中? そのうちラッシュ来る?
播磨と妙お姉さんが関係を持ってしまったと 絃子さんが勘違いしたらどうなってしまうんだろう
作中のイトコならどうにもならない 超姉のイトコは知らん
逆レイプカモン
405 :
名無しさん@ピンキー :2006/01/20(金) 02:14:10 ID:ScPTmsAe
八雲のとき勘違いして動揺したくらいだから何かしそうだ
沢近の足コキきぼん
インテルがナイキからアディダスに変えるって本当
どう見ても誤爆です 本当にありがとうございました
ペンティアムの中では小人さんがナイキ穿いてたのか…
サッカーの話だよ<インテル
ネタにマジレ(ry
旗神様…なにとぞ続きを…っ
413 :
名無しさん@ピンキー :2006/01/23(月) 12:21:53 ID:Vw+AJrLN
イトコ×シュウジの調教プレイマダ〜?
414 :
名無しさん@ピンキー :2006/01/23(月) 21:00:31 ID:yxwdUJv/
保健室で寝てる播磨を見て我慢できずに播磨の隣で寝始める妙。 播磨が曖昧な記憶のままお姉さんとヤっちまったと勘違い、そのままウマーな話
416 :
旗派 :2006/01/23(月) 21:07:36 ID:2Z5d/5fB
刺激が足りない
>>416 自分で書け。スパイシーでクリィミーな話をな
「魔法の委員長クリィミー・マイVS魔法のお嬢様スパイシー・エリ 劇場大決戦!」
>>175 超亀だがGJ!上手い。どっちかってえと女性向けだね。
こういうタイプの作品は原作知らないほうが楽しめるな。
神降臨祈願age
久々に従姉妹VS保険医の対決が見たい!神様お願い!!!
>>414 こんな感じ?
拳児 「んぉ……ん!?」
妙 「zzz……zzz……」
拳児 「な……! お、俺……なんて事を」
妙 「んーっ、よく寝た! アレ、ハリオ。どーしたの?」
拳児 「……」
妙 「どーしたの? おねーさんに言ってみろ♪」
拳児 「おねーさん!!!!!!!!!!」
妙 「きゃっ、どーしたの。急に大声出したりして」
拳児 「よくわからねぇが、責任を取りたいと思いマス」
妙 「んー……ん? ……ふむ。よく分からないけど、この紙の名前欄に名前を書いておいて」
拳児 「よく分からないままだけど、責任を取りますから」
妙 「よく分からないけれど、責任を取って貰いますから♪」
葉子 「あの、話が見えないんですけど」
絃子 「よく分からないまま追い出されちゃったんだ……責任がナントカって言ってた」
葉子 「あの家、絃子さんのですよね?」
絃子 「……何か、自分でもよく分かんなくなってきた。まぁ、一つだけ分かっている事があるけどな」
葉子 「何です?」
絃子 「今頃きっと拳児君の部屋で保健体育の授業をしているという事だ」
葉子 「で、逃げてきたと」
絃子 「後ろ向きな前進だと言って欲しいな!」
ほーしゅ
425 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/01(水) 01:53:34 ID:Rr8KxBkh
旗
アーッ!
まぁ見事な過疎っぷりだな。
428 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/05(日) 12:46:29 ID:7zBssQ1K
過疎万歳
429 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/05(日) 18:17:21 ID:qR6sfTN5
誰か書けよ
い や だ プー
さっき、川原でやった東郷凄かったです!ガチムチの色黒東郷がオッス連呼で 張型ケツにぶちこまれ腰振ってました。俺もくわえさせられて浣腸食らい無様に 排便さらしました。バリカン出されたときは一瞬引いたけど、東郷の「いやなら 止めていいんだぜ!」の一言で覚悟決め、生まれて初めて丸刈りになりました。そ の後、脇・チンゲも刈られてビンビンのマラ、思いっきりしごかれ派手にガチムチ 東郷の顔に飛ばしました。スッゲー男らしく気持ちよかったです。また行くとき カキコして下さい!帰ってから丸刈りの頭見て、また感じまくってます!
>>432 私が携帯を扱っていると、私の髪が顔に当たってくすぐったかったのか、拳児君が目を覚ました。
「イタズラメールかよ」
携帯を覗き込んできた拳児君は、不機嫌そうに言う。私は、素早くメールを削除して机に置いた。
――このような、機械で作り出したような下世話なメールに対しても、君は嫉妬をしているのかい?
などと思ってみても、決して口には出さない。私が体を預けている体の大きなガキは、私の体を抱きしめると
私の匂いを思いっきり吸い込んでいく。
日曜の朝のゆっくりとした時間の中、ベルベットのカーテンの向こうからは強い日差しが入り込んできている。
斜めに入り込んでくる光に反射して埃が浮かんでいて、拳児君に抱きしめられてウトウトとしながらも
昼になったら掃除をしようと計画を立ててしまう。
「起きなきゃ。今日は掃除をしようと思っているんだ」
「いつだって出来るだろ」
「そうやって伸ばし伸ばしにするの、嫌いなんだ」
「……」
「子供じゃないんだろう? 掃除を手伝ってみせてくれないか?」
「……わーった」
「聞き分けのいい子は好きだよ」
私の台詞が可笑しかったのか拳児君は笑う。腰にまわっていた腕から力が抜け、私は無事に床へと降り立つ。
冬の寒さには無い暖められた床に足をつけると、ショーツを拾い上げ穿いた。
「見るな、とは言わんが……君のじっくり見ている様を見ていると、何か悲しいものがあるな」
「わーったよ、絃子が嫌だったら言うんなら止める」
――全く男ってやつは。
でも、君が頭まで布団をかぶってしまうから、私の中にこんな感情が湧き出してしまうんじゃないか。
「君はいつも見ているだろう? 触ったり、舐めたり、入れたり、出したり。私の体を好きなように扱っているじゃないか」
「おっ、女の子がそんな言葉使っちゃいけません!!」
拳児君を見ていると本当に飽きない。隙の多い人生をこれからも送るであろう君の、少しでも力に慣れればと思っているよ。
君から与えられたものに答えられるように、ね。
「ん? ……何だよ」
「そのまま、動かないでくれ」
「んぁ? 何でだよ?」
だから私は、拳児君の顔に唇を近づけていった。
「キスを、したいから」
>>433 拳児君が逃げないように、そっと頭に手を置く。掌に小さく感じる刺激が心地いい。
唇が触れ合う瞬間、私はそっと囁いた。
「しかし、君はなんでまた、丸刈りになったんだい?」
>>434 「昔の事を忘れる為さ……」
「……」
「色々あったけど……これからは絃子と生きて行きたいんだ」
「バカ」
絃子はゆっくり、それでいて強く彼を抱きしめた。
>>435 「けどよ。そんなに、ヘンか?」
たわし――いや、硬めの歯ブラシをこするような音を立てながら自分の頭を撫ぜると、彼はそうつぶやいた。
「変じゃない。だが、遅く帰ってきてみれば、同居人が丸坊主だ。理由を知りたくもなるだろう? それに――」
「それに?」
「君のいがぐり頭を抱きしめたせいで、見ろ、胸が赤くなってる……」
「どれどれ?」
「あんっ!」
拳児君のワイシャツを羽織っただけの私の胸をはだけ、彼の唇が私の尖端をついばむ。 彼の目の前で、みるみる紅く充血し、しこっていく自分の体が恥ずかしく、それでいて愛しい。 拳児君のくせに、生意気な――私は彼の股間に手を伸ばし、その昂ぶりを確かめる。勃ってる。 トランクスの上から形を上下になぞり、袋をやわやわともんだ後、ゆっくりと先端を刺激してみる。 「……なぁ……」 喉にかかった声で拳児君が囁く。耳元にかかる息が熱い。彼の望みはわかっている。 「ダメ……。掃除をしなきゃ」 形ばかりの抗議の声。これほど甘い声を、私――刑部絃子が発することが出来ようとは。 彼の瞳に映る自分のほの白い肢体を見つめるうちに、私はベッドに組み敷かれていた。
フッ、甘いな拳児君。 と、心の中で呟きながら、私は素早く膝で股間を蹴り上げる。 グチャ、と何か金の玉が潰れる様な感触。 その時の拳児君の顔は実に見ものだった。 何が起きたのか分からないような表情をした後、一転して苦痛に歪んでいく。 私が耳を塞ぐのと同時に拳児君の悲鳴が辺りに響いた。 安心するんだ拳児君、一つあれば子供はつくれる。 床に這い蹲ったまま身動き一つしない拳児君に慰めの言葉をかけ、そのまま部屋を後にした。 今日は葉子の家に泊めてもらおう。
>>438 遠くで拳児君と八雲君の話し声がする。
「あの……やっぱり挨拶位しておいたほうが」
「いいって妹さん。絃子の奴、近頃ああいうのに嵌まっているらしくて」
「小説ですか?」
「そうみたいだけど、見せてくんねーから。論文とか言うヤツかもしんねーし、下手に触るわけにもいかねーからよ」
拳児君の稚拙なラブコメ漫画に触発されてか、私と葉子との間で盛り上がっているのは小説書きだ。
初めはなんとも無い設定だったのだが、今や拳児君は二人の女教師を手篭めにしている女たらしになっている。
もちろん拳児君にそんな度胸も無ければ、天満君にベタぼれだと言う事も知っている。
いわゆるギャップモエ(この辺は葉子から習った事なのでよくは知らんが)という物が面白いらしく、
葉子のお願いによって私は筆を進めている訳なのだ。
おまえら、なにを上手い事まとめてやがりますか
>>439 「つう訳で……少しくらいなら大丈夫だと思うぜ」
「ダメ…です。聞こえてしまい――ぁ」
その声を最後に、二人の声が途切れる。
全く発情したサルにも困ったものだ。八雲もよく付き合っている。
……おや?いつの間にか、小説では拳児君をホモにした挙句、
誘惑に見せかけて、玉を潰してしまうというストーリーにしてしまっていた。
これはこれで、不条理っぽくていいかもしれないな。
さて、保護者として様子を聞きに行かなければなるまい。コップはどこだったか…。
クオリティタカス
>>441 私がジュースとコップを盆に載せて持っていくと、拳児君の部屋から、
「つう訳で……少しくらいなら大丈夫だと思うぜ」
「ダメ…です。聞こえてしまい――ぁ」
という話し声が聞こえてくる。
――はぁ、まったく。最近の高校生はイロイロ早いんだね。
とか思いつつ、小説のネタになるのではと覗いてみる事にした。
想像したものとは違い、拳児君と八雲君が大人の組み体操をしているわけではなくて、漫画を描いていた。
八雲君は拳児君に言われるままにポーズをとらされ、拳児君は八雲君のポーズをデッサンしていく。
「すまねぇ、妹さん。こんな事にまでつき合わせちまってよ」
「い、いえ。バイトもなくて……暇、でしたから」
八雲君は彼女のキャラに合わない『元気一杯!』と一目で分かるようなポーズをとらされ、拳児君の真剣な
視線に晒されていた。おそらく天満君似のキャラの役だろうか。
一年でも有名な美少女を好きに扱っている拳児君。君は自分がどれほど羨ましいがられる事をしているのか
分かっているのかい?
慣れないポージングと、少なからず嫌ってはいない拳児君からの視線で、八雲君の頬が――いや、首筋まで
真っ赤になっている。八の字眉の悩ましい表情、これがまた妙に心の琴線に触れてくる。
私はその時唐突に理解したのだ。これが『ギャップモエ』なのだと。
>>443 「飲み物はここにおいて置く。二人とも程ほどにな」
私は保護者らしくそう言うと、盆をテーブルの上に置く。
そこには、上手いとは言い難いものの、拳児君の情熱が伝わってくるような絵が一杯に描かれた原稿。
元々の線が荒いのにも関わらず、ベタだけは丁寧に塗ってあるのは、きっと八雲君の仕事だからだろう。
真剣に漫画製作に勤しむ拳児君――これもまた、『ギャップモエ』ではある。
ふむ。先程まで書いた、丸刈りホモ玉潰しはボツにして、
喧嘩無敗と呼ばれながら影で漫画を描く不良少年と、それに協力する優等生少女の話にしよう。
私は、そんな事を考えながら拳児君の部屋のドアを閉め、自室に戻った。
>>444 「さて、これであのデバガメも小説に集中してもう来ないかな」決して彼女の前では言えないセリフを口にした男。
(もし行ってしまえば播磨の眉間とこめかみには無数のbb弾の跡がつき、悶絶していたであろう)
そんな彼のセリフにクスリと微笑みながら彼に抱きつく八雲。
長い口付けを交わした後、彼女の顔を見るとそこにはすっかり発情した一人の牝の姿が
普段は清楚な彼女がこの俺だけに見せるこんな淫猥な姿
「これもいわゆる『ギャップモエ』ってやつかw」
早くもベットの上で全裸になりあの不思議な赤目で急かすような視線を送る八雲。
そんな彼女を見てニヤリと笑いながら彼女のもとへ向かう播磨。
夜もまだ始まったばかり、二人の漫画の勉強もまだ始まったばかり
今更だけど、#152で、従業員がお嬢を襲う話ってないのー?
過疎ってたのになんでよりにもよってオッスからこんなに盛り上がるんだよw
・ ・ ・ 「――という展開などならんようにな」 私は拳児君と八雲君を正座させて夕飯を食べている。 それにしても八雲君の作った夕飯は美味い。 煮魚には良く味がしみこんでいて、他にはほうれん草のおひたし、胡麻ダレの甘さが際立つ湯豆腐。 山菜の炊き込みご飯に、程よく熱の引いた熱燗。 「こんなものを毎日作っているのかい?」 「え、いえ。そんなことは無いですけど……」 私の批評が怖かったのか、八雲君はどこか安心したように夕飯に口につけた。その横では 緊張と恐怖の余り震える箸を止められない拳児君がいたが、無視する事にした。 「まぁ、常識的な範囲内で付き合えるというのならOKだが、ただれた付き合いならば拳児君を討つから」 「ちょっ、俺を信用できねーのか!!」 拳児君がうるさいので偶然にも手元にあった玩具の鉄砲で黙らせると、私は八雲君に尋ねた。 「こんなのだが、いいのかい?」 「あの……皆に言っている事ですが、私と播磨さんは付き合っている訳じゃ――」 「テメー何しやがる!!」 八雲君が何か言いかけたが、拳児君の馬鹿でかい叫び声に遮られて良く聞き取れなかった。 「ま……前々から言おうと思っていたんだが、絃子さんよぉ――!!!」 「ああ!? 誰が君の家主なのか……きっちり躾けておく必要があるな!」 「あの……姉さんが待っていますから、私、そろそろ――」 「そんなんだから毎晩毎晩アブトr――」 「言ってはいけない事を言ったな拳児君。じゃあ私も言ってやろう! 君は毎朝起きてすぐに写真立ての――」 「……か、帰りますね」 「妹さん(八雲君)、俺(私)の秘密を聞いちまった(聞いてしまった)よーだな!」 「播磨さんが毎朝姉さんの写真にキスしてるとか、絃子先生はお腹がたるまないように涙ぐましい努力をしてるとか ……き、聞いてませんからっ!!」 「ああ”っ! ちょっと待って! 弁解くらいさせt――」 おわっとけ
ガバッ 「…………何だ、夢かよ……」 END
夢落ち、漫画(小説)落ちの連鎖。まさにスクラン
やー、お疲れ様。結構面白かった。 ……しかし、もう少しエロを入れるべきだったかな。
バレンタインに向け期待保守
どうせ既出のネタの繰り返しだろ。 アホ臭ぇ。
俺はそれでも構わんが。 とにかく絶対数が足りてないってのに贅沢な。
456 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/14(火) 21:11:02 ID:aKYcRmh/
もう終わったなこのスレw
お楽しみはこれからだ! たぶん
458 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/15(水) 16:22:36 ID:3DiW7skR
まぁ読ませてもらってる立場のクセに文句言う変なのがいるからな。
>>453 みたいな奴だな。
アホ臭いと思うなら来るなよ。
糞の垂れ流しで汚染しておいて何を言ってんだか・・・ こっちは迷惑してんだっての
だから見たくなきゃ見るなっつの。 21歳未満は来んな。
糞はイラネってこった 文句言われるのが怖いなら2chに来んな
が、あまりにも文句しか言えない人が多い。
>>462 糞の分際で何をえらそうにww
イラネのは自分だって一番よく分かってるじゃん
あれ?釣られた?
その文句言うのが当然みたいな姿勢、何様なのかと思うね。 書き手を持ち上げろなんてふざけたことを言うつもりは無いが、 2chであれば不合理な叩きが正当化されるとでも? せめて内容のある指摘なら喜んで受けるんだろうけど、 書き手の人格否定とも取られかねない中傷レスなんか、なんのプラスにもなりゃしない。 そうやって、自分の気に入らない書き手を追い出すような 自分勝手で幼稚な連中が好き勝手やった結果が今のこのスレだろ。 そういう、「読んでやってる」みたいな姿勢でSS読んでる人間は死んだ方が世の為だと思う。
つうか、ほっとけって。
他スレの某コテハンなんですけど。ここは派閥とか規制が厳しいですね。 八雲×播磨 で書きたいけど、需要ないですか?批評ならありがたく受けますが。
なんであれ、投下してくれると嬉しい。
早よ書け今書けすぐ書け。 つか、マジ頼むわ。作品投下がこの糞流れを打破する近道。
糞を糞だと言える場所だからな、2chは 文句があるなら削除依頼出せば? お前の主張が認められれば不合理なレスは削除されるかもよ ま、無駄だろうけどな
何で無駄か分かるか?
お前みたいなのが多すぎて向こうも対処しきれないんだよ。
だから少々の事では削除しなくなった。
>>467 俺は見たいが、また頭の弱いキモいのが中身の無い文句を言ってくるから投下は止めた方がいいと思う。
馬鹿共の要望はわざわざこんなとこまで来て過疎らせる事らしいからな。
反論あるならまず460とか463について言い返してみろよ。
つまり、2chってのはそういう場所だってこった いくらお前が喚いても誰にも届かない 惨めなもんだなぁ
間違ってることを平気でやるお前の方が惨めで哀れだけどな。幼稚園児でもその辺の分別は付いてるってのに。 お前の価値観が全てだと思うなよ。
間違ってるねぇ >お前の価値観が全てだと思うなよ。 まんまお前のことじゃん
>467 ・w・)ノ漏れは読みたい 確かに叩かれるかもシレンが、狂犬に噛まれたとでも思ってくれれば。 >472が寒すぎて凍えそうだよママン・・・
>>467 俺も読みたい。
>>474 みたいな池沼は2chだけでなく、
一般社会にもたくさんいる。
気にするだけ損だよ。
>>467 のID見てびっくりだ。繁盛店の不動のエースジャマイカ。
誤解してる様だけど、2chにもルールやマナーがあるんだよ。
勘違いした人達が暴れてるだけで、本来は無法地帯じゃない筈なんだけどね…。
2chのおやくそく。
http://info.2ch.net/before.html >近頃、初心者さんが増えてきたので、お約束をつくってみました。
>基本的には、ユーザーの良識に任せたいのですが、
>「明文化したルールがない」ということを逆手にとってなにをしてもいいと
>誤解する人が多いので、、、
保管庫のうpろだにある作品のDLキーって何なの? 読んで見たいんだがDLキーが分からん…
>>480 それだわ、ありがと。
しかし上のやつはDLできても見ることが出来ない…。
リク者の愛ってpass入れてるんだが…
>>481 リクエストしたヤツのID入れりゃいいんだお。
でも、どいつがリクエストしたのかが一見しただけでは判別しにくいおw
何せ去年の10月の話で、リク者がリクしたのは他スレみたいだからね。
つ【7jtzWS3U】
>>478 削除されないってことはそのルールに反していないんでしょ。
解釈次第でどうとでもなるし。
>>484 数が多すぎて、細かいのには構っていられないんだろうさ。
それ故に、利用者の良識に任せてるんだろうけど…。
殺人はバレれば捕まるが、 問題ないレスは削除依頼出せれても削除されない 数が多すぎて構っていられないのではなく、 問題ないと判断されて放置してるんだろうさ
極端な話、削除要請に出さなきゃいけないレス以外は削除人にとっちゃ問題無いレスだろうさ。 たとえこっちが有害極まりないレスだと思ってても、放置してあっちに実害出るわけがないし。 それをいい事に好き勝手する馬鹿が居るってことだろ。 煽り叩きをそんなに正当ってことにしたい訳?
いや、だから削除依頼出しても削除されないんだって 自分に都合が悪いレスだから削除したいんだろうが、ただの我侭だと判断されてるじゃないの? 2chってのはそういう場所 それが嫌なら来なきゃいい
で、こんなことを続けてるうちに書き手が逃げるわけだ。 悪循環
どうでもいいから口論は他所でやってくれ。
>>467 需要はここにあります。是非投稿してくだせ。
んじゃ、掃除しとくか。
飢餓状態の人は糞でも何でも喜んで喰う 皆が内容に関係なくGJ、GJ言ってくれるだろうから安心しろ 今なら入れ食い状態だぜ
逆な気もするんだよなぁ。 沢山投下されてる時に限って感覚が麻痺してるのか酷評が薄いような…。
まぁ
>>490 が2chの事を何も分かってない馬鹿だということは分かった。
>「明文化したルールがない」ということを逆手にとってなにをしてもいいと
>誤解する人が多いので、、、
これの意味分かる?
脳内ルールを押し付けてる人のことでしょ お前みたいな
「2ちゃんってそういうとこじゃん」というのはまあその通りだなとは思うが、
投下される作品はすべからくつまらなく気持ち悪いと評しているのに
>>490 みたいな理屈を
こねてまでここに居続たいと思う気持ちはよくわからんな。
そっちが気持ち悪い作品を読んで気分を害されてるように、
こっちもおまいさんの中身のない批判レスを読んで気分を害しているわけで、
どうだろう?おまいさんがここを覗かなければ双方のためになると思うんだが。
まあ強制もしないし出来ないから、これからも
「わざわざこのスレまで気持ち悪い作品を読みにきて自らの気分を害されたい」
というなら別にこれまで通りでいいけど。
>>467 ワクテカしながら待ってます。
まぁID変わるし、これ以上はバカバカしいからROMに戻るわ。ガキの相手は疲れるね。
最後に一言
>>490 。本当に冗談抜きでお前が可哀相。
500 :
467 :2006/02/22(水) 00:19:26 ID:0cNLEdTb
すいません、もう少し様子を見ます。 播磨×八雲 の近未来もの で書いていて導入部はほぼ出来てるんですが、どうにも勇気がでません。 楽しみにしてる方には申し訳ないんですが。
いいよ、じっくり待つさ。
うむ、書いたものはしばらく寝かせた方が良い味が出るそうだぞ
面白い作品が読みたいという気持ちは一緒 投下されるのは糞ばかりだが、それでもいつかは、と信じているよ まあ、不満があるならそっちが出て行けばいいんじゃない? 「わざわざこのスレまで気持ち悪いレスを読みにきて自らの気分を害されたい」 というなら別にこまで通りでいいけど 最後に一言、無駄な努力乙
>500 ワクテカしながら待ってるぜ♪
>>503 >>投下されるのは糞ばかりだが、それでもいつかは、と信じているよ
と、わざわざ書く必要があるのかな? あなたの判断で糞だと言われたSSを書いた人はどう思うんだ?
この板自体21歳以上の人だけが居ると思っているけど、あなたはご自身の年齢に似つかない判断力をお持ちなのですね。
あ、もし、21歳以下でしたら大人しく退出してくださいな。
>>500 投下は、ある程度形が定まってからの方が良いと思います。
納得いくまで悩むのも楽しいですよ。あなたが良いと思えるものを投下してください。
楽しみにしています。
>>503 一つ言っておこうか。その気持ち悪いレスで不快になるのはROM連中だけじゃない。書き手も一緒だ。
そんな不快になるスレに叩き覚悟で投下してくれる奇特な神作家を待つよりも、
自分にとって受け入れられない作品ならば黙ってスルー、少しでもスレの空気を浄化して
どんな書き手でも投下しやすいスレを作ろうと心がける方がよっぽど効率的だと思うがね。
その方が良作に逢える確率はぐっと高くなるだろうさ。
まぁ、面白い作品を読みたいと望むことと君の言うところの糞を排斥することの、どっちに重きを置くかの問題だろうけど。
あ、「叩きを受け入れられないなら最初から投下しなければいい」なんてレス返さないようにな。
それとSSの面白さとはなんの関係もないことだから。
>>500 時間はかかっても良いから!楽しみにしてるよ!
>>503 >>506 の方が言ってるように、スルーというものを覚えてください。
小説を読むときは、どうしても主観的に読んでしまうもの。
あなたが不快に思っても、不快だと思わない人が確実にいることを忘れないで。
だから、お前がスルーすればいいじゃん あなたが不快に思わなかったとしても、不快だと思ってる人が確実にいることを忘れないで。 糞を垂流すヤツは自惚れてる馬鹿が多いからな 糞は糞だとハッキリ言ってやった方がいい
>508 自分がスルーできないのに人にスルーしろって言える神経がわからん。 池沼か?
そんなこと言う奴が増えたIFスレは現状が閑古鳥だけどな お前みたいな考え方をする奴はさ、結局どんな作品が投下されようと叩くんだろうよ 自覚の無い厨房荒らしほど面倒な存在は無いな
>糞を垂流すヤツは自惚れてる馬鹿が多いからな 根拠の無い言い掛かりも此処まで来ると酷いな。 まぁ、お前が良作捨ててでも駄作追い出したいのはよーく分かった。 だが、好き勝手やりたいならせめてコテ付けるとか、それなりの筋は通してくれるか。 此処はお前の為だけのスレじゃないってことを肝に銘じておけよ。
>>508 お望みどおりはっきり言ってやるよ。
おまえは糞だ。
分かったか?ん?
わざとなのか天然さんなのかまだ判断つきかねるのでマジレス
>>508 どこが糞だと具体的に書かないとただ自分の望むものじゃないから駄々こねてるよう
にしか見えないんだが。
書いてる文句は二次創作全般に言えるような抽象的なことだけで、
それを否定するならお前に二次創作自体があってないだけ。
作品の数が減って迷惑なんでROMってろとしか言えないわけだが。
>まぁ、お前が良作捨ててでも駄作追い出したいのはよーく分かった。 それ違うと思うぞ。S3荒らしてる奴と同類、または同一人物の精神異常 者に過ぎないと思う。毒吐きまくってそのスレが過疎れば俺の力だとか喜 ぶバカだと思う。 こいつにとって2番目に嫌なのはスルーされること。そして1番嫌なのは ここが作品で潤うことだと思う。 んなわけなので職人さんがんがれ。つうか、俺も書き手の端くれなわけだけど。
まぁ、こんな奴はある程度栄えたSSスレなら何処にでも湧いてると思うが、 延々単発IDで駄々捏ねてSS投下出来ない空気作ってる荒らしってことで、 一度アク禁にして貰えるよう掛け合ってみるってのも一つの手なんだろうか。
_______________ | |★★荒らしは放置が一番キライ!★★ | |●重複スレ、板違いスレには誘導リンクを貼って放置! | ウザイと思ったらそのまま放置! | |▲放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います! | ノセられてレスしたらその時点であなたの負け! | |■反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです | 荒らしにエサを与えないで下さい | |☆枯死するまで孤独に暴れさせておいて | ゴミが溜まったら削除が一番です | | 。 Λ Λ / (,,゚Д゚)⊃ ジュウヨウ! 〜/U / U U  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いや、アク禁とか絶対無理だから。相手してる段階で荒らし認定すらしてもらえない。
やっぱそうか…。 ま、無理にやって削除スレに恥晒すのもアレだし、やめとくか。
勘違いしたまま自己完結、挙句に脳内ルール押し付けて 相手のレスは抽象的で自分のレスは具体的 訳の分からない相性診断に、自分が嫌だからROMってろ、と 知るかよ
次スレいらんな。このままじゃ閑古鳥になるの見え見え。
マルチ乙。 悲観するくらいなら打開案の一つでも出せ。
マルチになるのかどうかはよく分からんが、
>>508 みたいなのがいる限りマジで存続しても廃れるだけかと。
他の場所に移るぐらいしか思いつかん。「2chだから」ってのが免罪符になると思い込んでるみたいだからな。
そいつがどれだけ正しかろうと、大多数の方が正義ってのも「2chだから」なんだけどな。 都合の良い時だけ免罪符持ち出されてもウザいだけだ。 っつーか、良作読みたいと本心で言ってんなら白けるから投下前からグダグダ言ってないで黙ってろと。 解決になるかはわからんけど、したらばでも借りて避難所作ろうかね…。
このスレの現状は、製作途中の作品からペンを投げ出させるのに充分だった。 どうやら、このスレに俺のような作家はいらないようですね……。 名残惜しいですが、さようなら。
SS書きならわざわざそんなこと言わない もし526がSS書きだとしても大した作品は書けないに決まってる エロパロは普通のSSより格段に難しいからな それが二次作品ならなおさらだ
>524 別にわざわざ作らなくてもいいんじゃね?その内馬鹿は飽きてスレも落ち着くっしょ hauntedまだかな・・・otz
>>528 俺の考えでは、構想だけを練ってはみたけど、形にするほどの意思が無い奴だと思う。
口だけが達者で、じゃあ下手でもいいから出してみろと言うと出す事なんて出来ない。
>>製作途中の作品から『ペンを投げ出させる』のに充分だった。
なんて台詞を吐くなんて、どれだけ自分の書いたものに自信がないのか(書いてすらいないのか)
分かるからな。
SS書きなら、書くのを断念したものの中に最低でも一つは新しいアイディアが入っているものだし、
そのアイディアを棄てるなんて事は絶対にしないはずだからな。
実は投下したかったけど…的な発言してこちらを煽りたい、 いつもの粘着だったりして、そいつ。
でも実際そういう人もいたと思う。
>>529 おまいまだ待ってンのかYO!!
三ヶ月もたってんじゃん!
いや、その、正直スマンかった。
後編の後半は9割方書けてたんだがなんか気に入らなかったので
眠らせたままになってた。
近いうちなんとか最後まで書き上げるよ。待たせてスマソ。もう少しだけ待ってくれ。
534 :
529 :2006/02/26(日) 02:24:44 ID:wgxX2p1r
言ってみるもんだと思った夜(・w・)<ガンガッテネ
中の人!あなたの作品すっげぇ好きです。ガンガッテネ
待ってます・・・いつまでも・・・
537 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/26(日) 16:33:07 ID:MYfWk4mG
536に同じ
sagewasure
>>533 勝手に俺が師匠扱いしてる人キター!!
楽しみにしてます。
540 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/27(月) 18:48:49 ID:SdHnmgya
お嬢まだ〜
541 :
名無しさん@ピンキー :2006/02/28(火) 10:29:40 ID:w9KD+lVe
最近のスクランつまらんな
絃子を出さないから
最近は本当にgdgd感が溢れている。
545 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/01(水) 04:13:17 ID:CGnqo8f7
>>541 作者がラジオにでている場合ではないんだな。
絃子かお嬢をだせば・・・
546 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/01(水) 18:06:59 ID:CGnqo8f7
安芸
>>545 ラジオは二週撮りだそうだから、そこまで時間を取られているわけじゃ……
だとすれば、現状のgdgd感は……
そう言えば、スクランのラジオが始まってから、姐さんの出番が増えているような。
中の人と仲が良さそうだから、その影響かな?
雑談スレ化してるな。
今週はかなり描き込んであったような希ガス
というか、減ページまでしておいて質が悪かったらプロ失格だしな。
551 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/02(木) 22:16:37 ID:fKTv7TFq
そうだ!絃子をだせ!
552 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/03(金) 13:30:49 ID:W+gtVJsv
晶なんてどうでもいいんだよ!
白いカーテンから漏れる光と寒さでオレは目が覚めた。 どうにか締め切りには間に合ったが、おかげで二日ほど寝ていなかった。 昨夜はそのまま帰ってきてシャワーだけ浴びて寝てしまった。 体力には自信のある方だが、まだ少しだるい。 時計の短針は6の近くを指している。 休日の朝6時。街はまだ眠っている。 「……ありゃ?」 おかしい。たしかシャツとジャージで寝たはずなのに。あとサングラスも。 いつの間にかオレは全裸。 過労で夢遊病にでもなっちまったか? 「…うう〜ん…もう食べられないよ…」 シーツの中で何かがもぞもぞと動いた。 ……ああ、そうかコイツか。コイツが脱がせたのか。 まだ少し寒いのに勝手にオレの服を脱がしたのはコイツだったのか。 全く、人を何だと思ってやがる。 どうしてやっと仕事から帰ってきた人間が寝ているのをわざわざひん剥くんだ? なんて呆れていると起きているのに気がついたのかシーツから体を出してきた。 「あ〜おはよう」 「……おはようございます」 なんでコイツも裸なんだ……ああ…もしかして… 「なあ、何でオレは裸なんだ?」 とりあえず聞いてみる。なんてマヌケな質問だろう… 「ん〜?私が脱がせたのよ」 「何でだよ」 「帰ってきたら寝てたもん」 理由になってない気しかしないが、あえてつっこまない。 「せっかく急いで帰ったのに、寝てたもん」 ……つっこまないつっこまない。つっこんだら負けだ。 「だから脱がして一緒に寝たのよ」 オレの上に乗りつつ、おねーさんはなぜか当たり前のようにそう言った。
こんな「同棲生活?」が始まったのは一年半ほど前だった。 3年の夏休み、オレは塚本天満にものの見事にフラれた。 うすうす感じていたことだったが、実際フラれた時は凄いショックだった。 何しろ天満ちゃんに会う為だけに3年間も高校に通い続けたのだから。 しばらく自分のマンガは書けず、当時していたアシスタントの仕事でもミスが増えた。 そんなオレを誰よりも励まし、支えてくれたのはおねーさんだった。 『私は…ハリオのこと本当に好きだもん!』 そんなこんなで一緒にいる間に、いつの間にかおねーさんのことがなんとなく、好きになっていった。 もちろん天満ちゃんのことの忘れられなかったが、おねーさんの存在が日に日に大きくなっていったのも確かだった。 結局高校を卒業して半年後、オレは絃子の所からおねーさんの所に移住したのだった。 「ハリオ。今、疲れてるでしょ?」 「ああ、大分疲れてるよ……」 ホント、イロイロとな。 「……うーん…じゃあ…保険室のオネーさんが、癒してア・ゲ・ルっ」 「へ?」 首に手を廻し、いきなり唇を押し付けてきた。 何が起きたのかわからないオレに、生暖かい何かが襲ってくる。 おねーさんがキスしてきたってことを、オレは少ししてから理解した。 長いディープキスの後、おねーさんが顔をあげる。 「さあ…ハリオの好きなようにして……」 コレは色々と反則だ。ここ数日は忙しくて全然してなかったので、いきなりこんなことを言われると、グッときてしまう。つまり、興奮してしまう。 ああ、どうしていつもこうなってしまうのだろうか。 オレはめっきり弱くなってしまった。かつては魔王とまで言われたオレが。 オレはおねーさんに、そっと、キスをした。
本当は誕生日記念で完成させる筈だったんだが忙しくて出来なかったorz 続きは来週にでも。
超期待
空気を変えてくれる事に期待
558 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/04(土) 00:42:00 ID:j2ysB2zB
最近SS減ったな〜
>>553 マジで期待してるぞ。
投げ出すのだけは勘弁してくれ。
アソミコを花井がもんもんしながら見ている作品kibon つまり寝取られ
561 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/05(日) 00:25:39 ID:h51EKywQ
どうしたのだろう? クリスマスの頃からだろうか周防が道場に顔をださなくなった。 いくら部活が忙しくても必ず顔だけはだしていたのに…… その理由がわかったのは新学期が始まってすぐだった。 その日、ぼくは先生に仕事を頼まれて放課後遅くまで学校に残っていた。 「今日は、道場の日なのにまずいな、これでは間に合わん。」 そういえば今日も周防は道場にはこれないって言っていたっけ 「本当にどうしたんだろうな周防。」 やっと仕事が終わり、帰宅しようと廊下を歩いていると教室の方から声がもれてきた。 なんだろうと思い教室を覗くとそこには既に制服のスカートは脱がされ、制服の上と下着 そしてソックスだけの姿の周防と麻生がいた。
563 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/05(日) 09:56:51 ID:ztQ1XDe2
続きこい〜!
生殺しは嫌よ
うぇwww
ぼくは、二人に気付かれないようとっさに身を伏せた。 (まさか周防が麻生と?どうなっているんだ) 混乱しているぼくの耳に二人の話し声が聞こえてきた。 ぼくは、二人に気付かれないようにそっと教室を覗いてみることにした。 「やっぱ教室でやるのは興奮するよな」 「もう、誰か来たらどうするつもりだったんだ?。まだ、学校には部活で晶達が残ってるのに」 「美琴はわかってないよ。それがまた、いいんだよ。」 麻生は膝の上に乗せた美琴の首筋に唇を這わせながら、美咲の形の良い胸に愛撫を美咲の形の良い胸を揉み始めた。
大学中退の俺ではこれ以上かけない。 素人でたくさん書いている人はマジすげーな
美咲?
やはり俺はアホすぎる
ドコのコピペ?
ここの保管庫や分校以外でスクランのエロパロ読めるとこない?
S5のリンクに数点あるくらいだと思うぞ。 詳しくググってないからあてにならんかもだけど。
S5?
自己解決 あとはググってみよ
575 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/08(水) 21:58:45 ID:HH5RcLMp
最近寂しいな。
うん
さみしいね
578 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/09(木) 22:36:43 ID:EPX2Tjxi
hosyuage
579 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/09(木) 23:59:31 ID:WS5jERnm
天子降臨しないかな〜
おにぎり書くと言ってた神は、 某スレで嫁さんに泣かされたそうでつ。 ・・・嫁さんも書いてくれんかな?
まあ趣味でエロ小説、それも少年漫画のエロ二次創作を書いてる夫を見たら正直泣くだろそりゃ
泣かされただった・・・
いや、嫁も協力して書いてんだが、嫁の暴走を咎めた夫に仕返しで初期作品を朗読したらしい。
>>583 うわー……ww そりゃ最低でも悶絶級だなwww
すくーるちゃんぷるー8ってどんな話?
586 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/11(土) 00:08:44 ID:oBMS17Qn
おしかけスクランブルってどんな話?
>>586 八雲の部屋の中からうめき声が、心配になって中に入る主人公
八雲「胸が、胸が痛いです」
主人公「大丈夫かい?」
八雲「胸をさすってください」
主人公「わかった」
八雲「ありがとうございます」
主人公「本当に大丈夫かい?」
八雲「私、胸を触られて感じてしまいました。あの、抱いてください」
主人公「いいのかい?」
八雲「かまいません」
主人公「じゃあ、いくよ」
処女喪失
八雲って書くなw
hauntedの人はまだかいのう
超姉もので導入部分ですが、10に分けて投下させてもらいます。 合わないようでしたらスルーお願いします。 スルーする際のNGワードは、『Waltz』です。
591 :
Waltz :2006/03/12(日) 05:58:28 ID:Ei24VAPK
その日、播磨拳児の目が覚めると部屋中にいい匂いがした。 顔に当たる朝日も柔らかく、ほんのりと暖かい温もりに包まれている。 「……んぉ」 さすがの拳児といえど寝ている時までサングラスをかけてはない。切れ長の目を持つ顔は、 青年へと成長する前の少年らしさを微かに残していた。 「……ぁさ、か?」 「そうだ、朝だよ拳児君。正確に言えば午前七時三十三分……四十秒を回った所か」 「……ぅん? 七時半か……ぁ」 「寝言などは言わないんだね、君は」 「……ちょっとマテ。……いとこの声?」 「そーだよ。君の前にいるのは君の従姉、刑部絃子に間違いないよ」 拳児は恐る恐る薄目を開けて見上げると、微笑を浮かべる絃子の姿があった。 普段着のハーフパンツにシャツではなく、いつでも出勤できる整った姿で立っている。 ――俺、何か気に障るよーな事したのか? 拳児はなるべく絃子の機嫌を損ねないようにと顔色を変えずに悩んでみた。 しかし、普段見せない――というか、今まで見せた事のない極上の微笑を浮かべる絃子の姿から、 赤点ではない教科を数えた方が早い拳児に何が分かるというのだろうか。 ――や、やべぇ。まったくワカンネェ。 拳児はビクビクしながら絃子が動き出すのを待った。 しかし、絃子は拳児の寝ている姿を見ながらニヤニヤと笑っているだけで、一向に動く気配がない。 「あ、あのー」 「何だい拳児君」 「そろそろ学校に行く時間なんっすけど……」 「そうだね。では早く着替えるといい」 「……出てってくれませんか、絃子さん」 「おや。私に見られているのが嫌かね?」
592 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:01:00 ID:Ei24VAPK
「……出ていって下さい」 「ふむ。君がそう言うなら仕方あるまい」 絃子が大げさにため息をつき部屋の外に出て行くと、拳児はベッドから起き上がり 絃子の出て行ったドアを睨みつけた。 「ったく、どーゆうつもりだ絃子のヤツ。嫌がらせか? 天満ちゃんに振られた俺をからかってるんだろ」 拳児はそこでようやくドアが少しだけ開いている事に気がついた―― その隙間からきらりと輝きを放つ鋭い視線があったからだ。 拳児は堪らず「きゃー!」と声を上げて飛び上がった。意外に小心者な拳児は体を激しく揺らせて震えている。 「なっ、なぁにやってんだ!」 「いやいや。君もなかなかこれで……ぅん」 「喉を鳴らすな! ったく、さっさと閉めれ!」 「分かったから朝から大声を出すな。脳細胞に大変よろしくないぞ」 「あのなあ!」 絃子は素直にドアを閉めていった様だが、拳児はそろそろとドアに近づいてちゃんと閉まっているかどうかを確認する。 ドアの前から動かずに気配を消して外の様子を窺うが、絃子はすでにリビングにいるらしかった。 カッターシャツに袖を通しズボンを穿き、サングラスにカチューシャを忘れずにつけると播磨拳児の戦闘モードの出来上がり。 これまでの拳児ならば『愛する天満ちゃんへ想いを伝えるぜーっ!』と勢いづく所なのだが、 肩を落とした姿には全く覇気が感じられなかった。彼の想いが届かなかったわけではない。 世間や環境、頭の悪い己が悪いのだと責めてみても、失った時は戻らない。 播磨拳児――塚本天満への恋が破れて二週間目だった。 拳児が仕度を整えてリビングに向かうと、絃子はコーヒーカップを片手にTVを見ていた。 新学期の季節。小学校の新一年生の登校風景が流れており、見ていて微笑ましい姿が放映されている。 そんな子供達を優しい目で見つめる絃子に、拳児は思わず顔が赤くなる感覚を覚えた。 「おや、ぼーっと突っ立って何やっているんだい」 「別に……何でもねーよ。それより学校行かなくていいのか?」
593 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:02:37 ID:Ei24VAPK
「私は直接一年生に関わるわけじゃないからね。そういう忙しさとは無縁だよ」 「ふーん」 「君こそ急がなくていいのかい? 今日は新しいクラスの発表だろう」 「別に……」 「……あのなぁ、君は馬鹿かもしれんが、君の取った行動を私は好ましく思っているよ」 「……」 「まぁ、残念だったといえば残念だが。けど、あれは君が決めた事だろう?」 拳児は冷蔵庫から牛乳パックを出すと、コップに注ぎ一気に飲み干した。 普段から拳児も絃子も朝食を取ったり取らなかったりとしているが、互いに何も言わず干渉せずにいる。 「すぐに切り替えろ。とまでは言わないが、少し気分転換でもしてみたらどうだい?」 絃子からの思いもよらぬ言葉に、聞く耳など持たないと意地を張ろうとしていた拳児も思わず聞き返していた。 「気分、転換?」 「まぁ、私の荷物持ちだが。デート、とも言えるな」 絃子はしてやったりと、彼女にしてははっきりとした笑いをする。 「……うげ」 「なんだいその声は。今日の放課後、五時に待っていなさい」 「ま、待ってろって、どこに」 「そうだな……」 絃子はカップの中のコーヒーを飲みきると、丁度TVで紹介されていたカフェを横目に見る。 拳児も絃子の体の向こうにあるTVを見てみると、おおよそ男子高校生が行くには及び腰になりそうな 店内の様子が映し出されていた。 「まさかだとは思うけど……」 「ここにしよう。場所だって何駅か先くらいだし、君にはバイクだってある」 「けどよ。俺、場所が分かんな――」 「それについてはまったく心配ないよ、拳児君。ちゃあんと私の頭に入っている。後でメールで詳細を送るから、時間厳守で」 絃子はカップを拳児に渡し肩を叩くと、機嫌良くリビングから出て行く。 拳児が呆然とする中、玄関のドアが閉まる音が聞こえてきたのはそれからまもなくの事だった。
594 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:05:02 ID:Ei24VAPK
店内にはジャズらしき音楽が流れている――のだが、音楽関係に詳しくない拳児にとっては 何か音が流れているといった認識にしかならない。学校帰りの為に学ラン姿の拳児は 目立ってしまい恥ずかしくて仕方がなかったが、絃子の命令に逆らう怖さと比べるのなら軽んじられる程度であった。 店に入って三十分は経とうとしているのだが、一向に絃子がやってくる気配がない。 お冷も三杯目にもなると、にこやかな表情を崩さないウエイトレスの目だって睨んできているように思えた。 これは何かの罰ゲームに違いない。 拳児は厚みも重みもない貧相な財布を取り出し中身を確認すると、メニューの中から一番安いアメリカンを頼んだ。 ――ちきしょう。絃子のヤツ、どーゆーつもりだ! ようやくオーダーが入り、ホッとした表情のウエイトレスを見るとすまないなぁと思えるが、 だからといって頼んだコーヒーの値段が変わるわけでもなく、閑静な高級住宅街の中にポツリと立つ カフェの立地条件からすれば妥当な代金が支払われる事となった。 『六百五十円』の所にボールペンで丸をつけた伝票がテーブルの上に置かれ、 その伝票を見ないようにアメリカンをちびちびと啜りながら拳児は窓の外を眺めた。 拳児以外の客は早めの夕食を取っていたり、恋人らしきペアが夕食前の待ち合わせに使っていたり、 OL達がこれからのキャリアについて話していたりと、貧乏学生が出入りする所ではないぞと 無言の圧力をかけてくるように感じられる。 「ぜってー罰ゲームだ。携帯にも出やしねーし……これ飲んだら帰るか」 とはいえ、なけなしの身銭を切って注文したアメリカンを一息に飲み干していいものかとためらってしまうのは、 身に染み付いた貧乏人の性質だろう。拳児は泣き出したいのを堪え、ちびちびとコーヒーを啜り続ける。 「……ん、いたいた」 この二年間毎日聞いている声がする。拳児はぐっと睨みつけてやりたいのを押さえると、 声のした方へと顔を向けた。 ――まだ絃子の魂胆が分からねぇ。我慢しろ、拳児。 カフェに現れた絃子は、姿勢も正しく颯爽と拳児のいるテーブルまでやってきた。
595 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:07:29 ID:Ei24VAPK
「待たせたね」 「待ったっつーの」 突然カフェに現れた美女へと店内にいる全ての人間の視線が注がれるが、 当の本人は拳児の対面にある椅子に座る方の順位が上で全く気にしていない。 拳児はその見慣れた光景に改めて感心しつつ、それも絃子という従姉の特徴なのだろうと思った。 世界中の美女と呼ばれる女性が皆して絃子の様ならば、なんて救われない世界なのだろうとまで思う。 目の前にいる、ただ一人の女性だけがそうであるから自分は耐えられるのだ。 しかし拳児は、それ以上絃子に感心を待たずに相変らずちびちびと啜り続けた。 「悪かったね。葉子との相談が長引いてしまって」 「長引いたって、何を話していたんだよ。これから買い物にも行かなきゃならねーってのに」 「何って、これからの……君とのデートについてだよ。買い物はキャンセルだ」 「……!!」 コーヒーが少し気管に入ったらしく、拳児は地味に咽た。 鼻からコーヒーを噴出した拳児に絃子が紙ナフキンを渡してくる後ろでは、未だにじろじろと見てくる客の姿があった。 絃子は興味深い目で拳児を観察している。 「鼻の奥が火傷したかな? これで花粉症にならなければ、整形外科で手術する必要がなくなるなぁ」 ――っていうか、俺は花粉症じゃねぇっつうの! 拳児は紙ナプキンで鼻を何度もかみながら、絃子の呟きに心の中で反論した。 「さて、君を待たせてしまった詫びというわけじゃないんだが、夕食は私に任せてもらいたい。実は、予約を取っているんだ」 「……オメェどういう魂胆だ?」 「優しい従姉の心遣いが分からないとはね。まぁいい、今日は機嫌がいいんだ。葉子から紹介された店があってね。 今日はそこで食べようかと思う」 「……金は持ってねーからな。この一杯で終わりだ」 「分かっているからこそ奢りだって言っているんだよ。それとも、払いたいのかい? 私は止める気はないが」 「冗談じゃねぇ」 「もっと雰囲気のある言葉を使ったらどうだい。君は作家志望なのだろう?」 「うっせぇ、黙ってろ。それに、漫画家だ。俺がなりてーのは」
596 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:09:52 ID:Ei24VAPK
拳児はカップ中の残りを一気に飲み干すと周りの客を威嚇するようにレジへと向かった。 遅れてついてきた絃子が、拳児が支払いをするのをずっと見てくるのを知ってはいたが、 何かを言い返す気力などなかった。 ――このうざってぇ視線、絃子の言う店に行っても続くんだろうな。 素行の悪そうに見える高校生に、何でこんな美女が付き合っているのだろう。 カフェにいる全ての客はそんな顔を正直に晒していた。 唯一、拳児が顔をあわせているウエイトレスだけが営業スマイルを完璧に演じている。 彼女が心の内面を見せていないおかげで、拳児の堪忍袋の緒は切られずにいた。 「早く行こう拳児君。私はお腹が空いてしまったよ」 ――黙ってろ! このアマ! ぽんぽんと自分の腹を叩く絃子の腕を取った拳児は、内心悪態をつきつつ強引に外へ連れ出した。 「なんだ。君もそんなに腹が空いているのか」 「あのなぁ、嫌がらせか? あ!?」 「いや、私は君と夕食をとりたいと思っている」 「ん、んなぁ?」 今日の絃子のペースが掴めない拳児は、思わず気の抜けた返事になってしまった。 「さぁ行こう。予約は七時半にしてある」 「ど、どーして」 「ん?」 「だからどーしてだよ。急に……こんな……」 「それは食べながら話すよ。葉子が言うには美味しいらしいから、そっちの方は期待しておいてくれ」 「何がだよ!」 「夕食だよ。他の方の期待をされても――困る」 「するか!」 からかわれているんだと拳児は結論付けると、バイクの止めている駐輪場へと向かった。 空は徐々に陽の出ている時間を延ばし続け、六時半を越えてもまだまだ明るかった。
597 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:13:04 ID:Ei24VAPK
バイクを走らせて向かったのは、矢神の駅から遠い高級ホテルだった。その四階に拳児は連れて行かれる。 客層は三十台から五十台までの年齢層だろうか。明らかに浮いた感のある拳児は別としても、 それなりの格好をしている絃子ですら場違いに感じられる。面を食らった様子の絃子の顔を見れば、 拳児の不安は増すばかりであった。 「葉子姉ちゃんから聞いたのは、本当にここか?」 「……ここらしいね」 はっきりしない絃子の口調に拳児が唸っていると、服装に一分の乱れも無いウエイターがやってきた。 「申し訳ございませんが、御予約をお入れになられておられますか」 「ああ、刑部の名前でしたはずなのだが」 「少々お待ちください」 ウエイターはカウンターに下がると用意されていたらしい分厚い冊子を取り出し、すぐに戻ってきた。 洗練された動作というものは思わず目を引くもので、拳児も絃子も待たされたという感じをあまり受けなかった。 「お待ちしておりました刑部様。二名様ですね?」 「ええ」 ウエイターはチラリと学ラン姿の拳児を窺うような目つきをしたが、意に介しない態度を通して二人を案内した。 席に着いた拳児は、自分がこの席についた事が不思議でしょうがなかった。 ファミレスと同じ感覚で拳児はメニューが来るものと思って待っていたが、 絃子が窓の外の市街地の明かりを見ている姿に塗りつぶされてしまった。 「……い、いいのか?」 「何がだい」 「たけーんじゃないのか、ここ」 「止めるのなら、すでにコースを頼んであるからキャンセル料を払わないといけないね」 「うっ……マジで? いくらだよ」 「下品な事を言うな、醒めてしまうだろう。君はありがたく奢られていればいいんだ」 「けど、こんなことして貰う様な事してないぜ。何にも」 「それはな――」
598 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:15:19 ID:Ei24VAPK
絃子が話しだそうとすると、ウエイターがカトラリーの入ったバスケットを持ってきた。 厚手のナフキンにナイフやフォーク、スプーンを置くと、深く頭を下げ立ち去る。 話しが断ち切られる格好となった絃子は渋い顔をすると、「食べながらにしよう」と言い、 再び窓の外の景色をぼんやりと眺めだした。絃子にそう言われれば拳児は何も言えない。 微妙に居心地の悪い雰囲気の中、体にピタリと合う椅子に座っているしかなかった。 やがてアミューズ・前菜・スープと続き、メインディッシュとなった。 甘い香りのするソースのかかった羊の焼き物が目の前に現れる。 拳児がそれらを嬉々として片付けていく様を、絃子は柔らかい顔をして眺めていた。 「食べねーのか?」 「半分くらい残ってしまったが、君が足りないならやろうか」 「いいのか? じゃあお言葉に甘えて……っと」 肉にかかっていたソースまでパンに染み込ませて食べてしまった拳児は、 ふーっと息を吐いて満足そうに片付いたテーブルを見ている。絃子はワインばかり飲んでいるだけだった。 ――さすがに美味かったぜ。けど、絃子のヤツ……何のつもりだ? デザートの洋ナシのアイスを一口で食べてしまうと、拳児は手持ち無沙汰になった。 アイスをゆっくり食べればよかったと思ったが、小さいアイスのヤツが大きな口にすっぽりと入ってしまうのだ。 拳児は口内に残る爽やかな甘みを味わうしかなかった。 「拳児君……」 「え……?」 絃子は窓の外を見ている。ガラスに反射した光が顔を照らしていて、拳児は絃子の美しい顔に背筋が寒くなった。 「美味しかったかい?」 「ああ、美味かったぜ」 「本当に?」 「んだよ。美味かったって言ってんじゃねぇか」 「そうか……よかった。美味かったんだな」
599 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:16:41 ID:Ei24VAPK
「だから何だよ」 絃子の顔が拳児と向かい合った。切れ長の目がさらに鋭くなって拳児を映す。 ――来た! 拳児は震える足をぺしぺしと叩きながら家主に対した。 自分がどうなってしまうのか。拳児は絃子が何かとんでもない事を言うのではないかと身構える。 絃子に逆らうという選択肢は拳児の中にはない。手を上げるなど以ての外だ。 遺伝子にまで刻み込まれているだろう力関係は、この先も崩れはしないだろう。 「君の……君の事についてなのだが」 ――やっぱりー!? 何か気に触るような事したか、俺!? 「何……だよ」 「私と君との関係について話したくてね」 「……関係?」 「そうだ。私と君は従姉弟という関係にある」 「ああ」 「そして君は、私の家に押しかけて来て住み着いている」 「ああ……そーだな」 「私は君の行く高校の物理教師で、生徒と教師という関係だ」 「……おう」 「で、君には好きな人がいる」 「あ?」 「いや、いたと言った方がいいな」 「……てめぇ、からかってんのか?」 「君はその子に想いを伝える為に矢神高校に来た。で、その想いが成就する事はなかった。 体育館裏に呼び出して、振られた」 絃子はからかっている様子ではない。 拳児は居心地悪そうに椅子に座りなおした。 「……見てたのか、告白してる所?」 「色々噂になっていたから、聞こえてきたんだ。……君はこれから三年生になる。目標はなくなってしまったがね」
600 :
Waltz :2006/03/12(日) 06:18:16 ID:Ei24VAPK
拳児が何も言わずに黙っているので、絃子は気にもせずに話を続ける。 「これから先の一年間、どうするのか聞いておきたくてね」 「聞いてどうすんだよ」 「ったく、不貞腐れるなよ。私が君に聞いているのは、これからの身の振り方だ。三年になれば 大学に行きたい奴と社会に出たい奴とに別れてくる。もちろん、漫画を描く事に口出しをする気はないよ。 けど、むやみに一年間を過ごす事もないだろう?」 ――……絃子。 拳児は「ああ」と返すとばつが悪くなった。絃子は俺の心配をしていてくれたのに、 自分はなんて事を考えていたんだ、と感動してしまって、ちょっぴり涙を浮かべる拳児がいた。 「少ない時間を有意義に使ってくれないか。今日は、そういう考え方をしてくれないかって言いたくてね。 それでこんな所に誘ったわけだ」 「い、絃子……」 「そしてそれは、自分に言い聞かせている事でもある」 「……何が?」 「私も気がついたことがあってな」 「……ん?」 絃子はじっと自分の手を見ている。手はグラスを掴み、指が絡まっていていた。 「成長していく姿を一番近くで見ていて、いいなぁなんて思ったりして。一つの事に突き進む一途さが可愛らしく思えてきて」 「……誰の事だ、それ」 「君以外に誰がいるんだい?」 これまでに見た事のない絃子が目の前にいた。 姉代わりに面倒を見てくれている彼女ではなく、男を惹きつける、魅力に溢れた女性だった。 拳児は、『ああ、だから他の男共がみんなして惚けたような目で絃子を見ているんだ』と理解した。 「私はね、拳児君。君の事、好きだよ」 そして、そんな言葉に驚きと喜びを感じている自分がいる事に納得した。 ――他のヤロー共が、絃子に熱を上げるのも分かる気がするぜ。 自分だけを見つめてくる絃子の笑い顔は、普段のクールさが影を潜め可愛らしく見える。 拳児は、きっとそれが、絃子の本当の姿なのだと思った。
去年の夏に携帯+愛理×八雲を投稿させて貰った者です。 その後、肉じゃがの方が先に出来上がってしまいまして、もし待ってくれていた人がいましたら (いるのかも分かりませんが)随分とお待たせしてしまいました。 続きですが、3月中に後編を投稿出来ればと思っています。 前々回の『Burn In My Light』、前回の『Candy』に感想をくれた方にこの場をお借りして感謝します。 ありがとうございました。
やっぱ超姉はいいな
GJ!!
604 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/12(日) 11:21:01 ID:J52bIobP
絃子いいっ!サイコー!
うはw最高だ!
ハァハァして待ってます!!!!!!
>591 GJ! 超姉はじんわりとイイですな。好みです。 >589 ごめんなさい。ちょっと某増血スレにかまけてて・・・ 三月中にはなんとか投下したいところ。
ちょうど向こうでも話題になってたけど、スルーしてくださいとかはよした方が。 ちなみに酔ってるので、作品の感想は後日ってことでゴメソ。
>>608 この場合の『スルー』っていうのは超姉という派閥に対してかかっているんじゃねぇの?
『私のSSが気に食わないなら読まなくてもいいですよ』という物ではなくて、
『〇〇というカップリングのSSなんですが、好きな人だけ読んでください』という意味だと思う。
派閥によっては受け付けないとか言う人もいるし。(派閥信者を装って荒らす人もいるし)
そんな人らに文句を言わせない為に、あらかじめ前もって宣言しているだけじゃね?
特にこのSS書きさんって、ここでもIFでも
『〇〇という派閥のSSで、〇〇に分けました。(読み手側の嗜好に)合いませんでしたらスルーお願いします』
って前書きしてる人だよ。
IFの方は――よく分からんな。
訂正シマス IFの方は――よく分からんな。 ↓ IFに投稿された(IF26の607〜609)分に関しては、どうだか分からんな。
gjだが・・・・ ここってエロパロだよな
>>611 早漏よくない
>591
GJ!
良い感じに展開していますね
続きを待ってます
先の展開が気になるね。 ところで超姉だと誰も文句言わないんだな。
個人的にはどんなカップリングだろうと 「単に組み合わせが気に入らないから叩く」なんてことはしない。 建前は21歳以上が来るところだし、それくらいの分別は弁えている。
>>613 つまり普段文句言ってるのが超姉だという証左
超姉GJ!!でした。 これは文句ってほどではないんですが、たまにキャラがぶれるところがあるような……。 言葉遣いが播磨も絃子も『あれ?』って感じてしまう気になる箇所が私個人はいくつかありました。 ただ全体的にはキャラの描写は良く出来ていて、特に絃子の見守る立場から一歩踏み出そうとする辺りは大変に好みな描かれ方です。 大人の余裕の中に照れが垣間見えるのがとにかくツボでしたw 次の投下も愉しみに期待してお待ちしてます。
まあ以前は特定派閥に対して「イラネ」っていう屑も常駐してたんだけどな
618 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/14(火) 23:53:43 ID:9gMsuACz
いとこ〜
改めて読むとhauntedの心理描写はきめぇ(^ω^)
本当に誰も文句言わないな・・・・・
最低限守るべきラインが無いわけじゃない。
>619 書いてからだいぶ経つというのに読み返していただけるとは 書き手冥利に尽きます。嬉しいです。(マジ) 今月中に完結編を投下できるかとおもいます。 貴方にテラキモスと言って頂ける様ガンガル。
エロ部分は好きだから期待してるお(^ω^)
たまに思うけど絃子はガードの固い処女の方がいいかスキルの高いテクニシャンの方がいいのか…
美琴が麻生に・・ が読みたい。
葉子さんから色々な話をきいて耳年増、ということだな
>>625 断然前者。後者じゃ漫画キャラとしては普通過ぎない?
キモヲタの妄想としてはどちらも普通過ぎる
朝6時まで誰も来なかったらお嬢はいただきます
632 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/18(土) 01:32:16 ID:+Izp8rMt
age
ちっ
かなり遅くなりましたが補完庫管理人さん更新乙です。
635 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/18(土) 09:14:12 ID:Tpibzekb
あんまり更新遅いから心配したよ〜
申し訳ない。
更新乙。 しかし管理人さんも大変だな。 未完のSS多すぎ。 完成してから投下すればいいのに。 なんで中途半端に投下する必要があるのか。
その方が感想レスをたくさんもらえるからだろ
保管庫ってどこ? 分校?
>>640 それはわかってるんだが、どこもうpされてないような気がしたから
特大燃料投下で来週以降は某派閥の勢いがすごいことになりそうだ・・・
スクラン自体が見放されてるからありえないよ
>>553 の続きはまだ?
案の定投げ出して終わったのか…
なぜアソミコがないのか? 書いてよ!!!!!!
646 :
553 :2006/03/19(日) 22:46:01 ID:oH0fYb7m
648 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/20(月) 18:17:48 ID:dUzciOmp
もうすぐ神がくるのか。
こないね
神は死んだ
待て待て。 ネタバレ解禁は確かに今日だが、日が変わった直後に投下ってのはどうよ。 じっくり今日一日待とうじゃないか。
そもそも地方は木曜発売だから、土曜ぐらいまで猶予すべきだろう。
653 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/22(水) 02:53:53 ID:8UOy2bom
>>650 詩人だなw ゲーテかダンテだったっけ?
ニーチェじゃね?
>645 クレクレしないで自分で書きなさい。
656 :
hauntedの中の人 :2006/03/22(水) 04:23:23 ID:P9rdOzcJ
657 :
haunted Extra 後編(の後半。完結しますよ) :2006/03/22(水) 04:24:33 ID:P9rdOzcJ
「…『ケンジ』、か」 「…なによ」 「いや、お嬢に名前で呼ばれたのって初めてじゃねえかと思って」 「ば、馬鹿ッ。そんなの知らないわよ」 愛理は照れくささのせいで赤くなる。 ―知らない。 背中を向けたまま恥ずかしがってる愛理。 金色の髪の中から覗いている耳が真っ赤になっているのが播磨には可愛くてならない。 ---------------------------------- 「おいお嬢、怒ってんのか?」 「知らないっ」 播磨はへそを曲げている愛理の後姿を眺めている。 ベッドの上に女の子座りしたまま。 播磨に背を向け、枕を八つ当たり気味に抱きしめながらへそを曲げている。 真っ白な背筋。しみ一つない白い肌。 それがさきほどの情事の名残でまだ薄く薔薇色に染まっている。 コーラのビンみたいにきゅっと締まったウエスト。 形よく盛り上がったお尻。 腰とお尻の間には二つの尻えくぼが可愛らしくできている。 男性ならば、全員が間違いなく妖しい感情を覚えてしまう光景だ。 播磨はそんな愛理の腰を後ろから引き寄せるように抱きしめた。 「…なっ」 驚いて声を出そうとした愛理だが、播磨のもう片方の掌で乳房を握られて 声が出なくなってしまう。 「お嬢」 「……」 耳元で囁かれる声に愛理は背筋を震わせることしかできない。 耳たぶが痒いような、ゾクゾクするような感覚。 「可愛いぜ」 「……なっ、な、ナニ言ってんのよ」 つかえながらそれだけを口にする愛理。 普段なら絶対に褒めてはくれない男が、自分のことをかわいいと言ってくれて いるのだ。嬉しくないわけがない。 愛理は尻たぶに灼熱が押し付けられるのを感じた。 柔らかなお尻の肉を肉棒でつつかれ、ぬるりとした先走りの液を塗りつけられる。 「やめなさいよ」「馬鹿、そんな、後ろからなんか」 そう言おうとする愛理は、しかし言葉を発することができない。 播磨の肉竿が触れた皮膚から熱い脈動が伝わってくる。 さっきまで、散々に絶頂を極めさせられた男の器官。 それが触れるだけで愛理の腰の奥が甘く蕩けてしまう。 胸が息苦しくなり、唇から出るはずの言葉は夢の中で叫んだかのように消えていく。
658 :
haunted Extra 後編(の後半。待っててくれてありがd) :2006/03/22(水) 04:25:23 ID:P9rdOzcJ
播磨の腕から逃れようとする愛理だが、男の力から逃げられる訳もなく。 むしろお尻を突き出した格好で後ろから腰に抱きつかれるという最悪の状況に なってしまう。 真っ白なお尻。 腕の中にそれを抱え込んだ播磨はそれに指を這わせる。 剥きたての茹で卵みたいなつるりとした感触と、汗の湿り気を感じる。 愛理の真っ白な尻肉を掴み、揉みこんで尻たぶの感触を手指で確かめてみる。 「な、くぁっ…やって・・ふぅっ」 両手を愛理の細い腰にあてがいながら播磨は肉竿でこのお嬢さまの蕩けきった 部分をすっ、と撫でてみる。 「そんな、あっ、あっ、ダメ、ダメ、こんなっ、そこ、ダメっ」 愛理は途端に甘い嬌声をあげた。 今日だけで幾度か絶頂を極めた愛理の花弁は未だに熱に苛まれているかのように 熱く蕩けている。 何度出しても元気なままの播磨の剛直が愛理の柔らかな粘膜をそっと押し広げながら、 押し入っていく。 「…ん、くぅっ…」 前から入れられるときとは全然違う、自分の内側を蹂躙されるような荒々しさ。 予測もつかないところが擦られ、突かれ、ドロドロに溶けた肉襞を押し広げられる。 一番奥まで突かれると呼吸ができなくなってしまう。 播磨は愛理の腰を両手で掴むと、そのままゆっくりと抽送をはじめる。 ――まるで犬みたいに、されちゃってる ――コイツに無理矢理、されちゃってるみたい ――力づくで、コイツにレイプされてるみたい それはプライドの高い愛理には屈辱だった。 好きな相手とは言え、男に組み敷かれたまま、高く尻を上げさせられて 犬みたいに後ろから貫かれている。 播磨の腰が動くたびに愛理の胸の中に屈辱感が溜まってくる。 粘液の音とともに、愛理はひときわ深く突かれた。 子宮の入り口をノックされるほど強く深く。 播磨の男根はそこでしばらく肉の感触を確かめるかのように留まった。 圧迫感で愛理は呼吸ができなくなる。 後ろから強く抱きすくめられたまま、耳元で播磨の声がする。 「お嬢、香水かなんかつけてんのか?」 「つ、つけて…ないわよ」 荒い息をこらえながら、愛理は答えた。 ここ最近の愛理は香水をつけていない。
659 :
haunted Extra 後編(の後半) :2006/03/22(水) 04:26:18 ID:P9rdOzcJ
しばらく前、播磨が何の気なしに「化粧クセエ」と無分別に口にしたときから、 愛理は香水もそれに類するものもつけるのをやめた。化粧品も無香性のものに限っている。 例外は微香性の男性用のリンスインシャンプーで、これは播磨が石鹸で頭を洗っている ことに驚いた愛理がなんとかシャンプーの習慣をつけさせようとあれこれと シャンプーをあてがってみた結果だった。 愛理はそのとき以来、今まで使っていた外国製のシャンプーではなく、 播磨がなんとか妥協した微香性のシャンプーと同じものを使って髪を洗っている。 そこにはせめて好きな男と同じ匂いに包まれていたいという愛理の女心があるのだが 当然そんなことは播磨は知るよしもない。 そんなわけだから愛理の身体には人工由来の香料というのはほとんどついていない。 「お嬢の身体はいい匂いがするな」 播磨はべつに褒めたわけではない。 愛理を喜ばせようとしたわけではなく、ただの率直な感想を口にしただけだ。 金髪のお嬢さまが惚れきっているこの朴念仁はそんな器用なことができるわけがない。 しかし、その一言で愛理の全身は絶頂を迎えたときのような多幸感に包まれてしまった。 子宮が震えてしまいそうな喜び。 涙がこぼれそうなほどの嬉しさ。 どういうわけかさっきまで感じていた屈辱すら今は快感の種子と なって身体の中で燃え上がりはじめている。 獣かあるいはモノみたいに扱われ、プライドを砕かれていたはずが なぜだかそれが喜びに変わってしまっている。 世界中で、コイツだけが私をこんな風に扱っていいんだ、と考えるだけで 子宮が震えるような快楽に襲われ、大好きな男が自分に欲情してくれていると 思うだけで体全体が熱くなってしまう。 愛理が播磨を意識しはじめたきっかけとなった浜辺の旅館での 「全裸播磨・水着のお嬢羽交い絞め事件」の一件も影響しているのかもしれない。 播磨は腰を一突きするたび、眉間に深く皺を刻み込みながら快感に耐えている。 ――やべえ。 ――お嬢の中、すっげえ気持ちイイぜ… 突き入れるときは掻き分けがキツイくらいにまとわりつき、 肉杭を引き抜くときには雁首をくすぐるように襞が擦りあげてくる。 力が抜けそうなほど、気持ちいい。 播磨は激しい昂ぶりと、この少女に対する痛いほどの想いがなかったら 一突きで達していたかもしれない。 重力に引かれてさらに一回りボリュームを増している愛理のバストを 播磨の大きくて無骨な指が背後から欲しい侭に蹂躙する。 やはり真っ白な乳肉に指が埋まりこみ、揉み込み、乳首を摘み、思いのままに 変形させる。 普段なら痛みを感じるほどの激しい愛撫も、今となっては甘い喘ぎのスイッチでしかない。 「…ひっ、んっ、らめっ、もう、だめっ」 腕からすっかり力が抜けてしまっている愛理はもうベッドに 腕を突くことすらできなくなった。 肩と顔でシーツに突っ伏したまま、上半身をベッドにうつ伏せにし、 腰だけは播磨の腕で持ち上げられた完全な後背位の体勢で色っぽい声で喘いでいる。 胸のふくらみがシーツに押し付けられ柔らかく変形し、顔は枕に突っ伏して 播磨の匂いのついた枕カバーに顔を埋めながら鼻声で甘い泣き声を漏らす。
660 :
haunted Extra 後編(の後半) :2006/03/22(水) 04:26:49 ID:P9rdOzcJ
播磨の掌が尻肉を揉みこむと、桃尻は掌に吸い付くような手触りで、皮膚の張りが 指を押し返してくる。 尻の肌が掌に心地よく、播磨は愛理の熱い粘膜を付き込みながらつるつるの愛理の尻を 揉みまくる。 「ダメ…こんなのダメ…ひぁっ、ヒゲぇ、そ、そんなに…」 揉まれるたび、こねられるたびに愛理の尻肌からは快楽の電流が溢れ、深い皺が 愛理の白い眉間に刻まれる。 「だ、ダメぇっ…」 愛理の哀願が播磨の耳に入り、何かを生んだ。 ふと、播磨の腰が止まる。 定期的に襲ってきていた、脳の底を真っ白にするほどの快楽の波。 それが急に止んだことで愛理は途惑う。 「…、………ぁ、……な、ナニよ?」 「イヤだって言ってたじゃねえか」 「…え?」 「ダメなんだろ? して欲しくネエんだろ?」 耳元で囁かれる播磨の声には嗜虐の色が溢れている。 瞬時に真っ赤になる愛理。 播磨の枕に染まりきった顔を埋めながら、愛理は鼻で何度も深呼吸をする。 むずむずと、体の芯が疼き出す。 押さえつけようとしても、身体の中心にある熱い塊は愛理の肉体を醒めさせようとは しなかった。 愛理は顔を真紅に染めたまま、自分を組み敷いている男に答えた。 「……ア、アンタの…す、好きにして…いいわよ」 虚勢を張りながらも震えている愛理の声の奥には蕩けるような快楽への 欲求が隠し切れない。 その声が播磨の嗜虐心に火をつけた。 この可愛い生き物をもっといじめたい。 もっと、もっとこの声を聞きたい。 「いや、お嬢。もう今日はオメエの好きなようにしてやることに決めたんだ。 どんな風にして欲しい? それともやっぱヤメて欲しいのか?」 そう言いながら播磨はゆっくりと腰を引き、肉棒を抜きかける。 満足に動かない腰を播磨に押し付け、必死に播磨の男根が抜けるのを防ぐ愛理。 「いやぁ、そんなこと、そんなこと言わないで……」 自分の哀れっぽい口調に気づきもせずに、愛理は播磨に懇願する。 「して! 思いっきりしてよぉ… し、して…してよッ… …ふわぁあぁん」
661 :
haunted Extra 後編(の後半) :2006/03/22(水) 04:27:14 ID:P9rdOzcJ
それだけ言うと、愛理は泣きじゃくりはじめた。 情けない気持ちと、それでもこの男が好きだと言う感情。 大好きな男にたいして、虚勢を張る余裕すらなくなってしまった切迫した気持ち。。 その男に自分の素のままを見せてしまったという焦り。 そしてなにより、自分のすべてをゆだねきってしまったという安心感。 様々な感情に翻弄された金髪のお嬢さまは、涙を流すことしかできない。 「っく、ひっく……バカ…ヒゲのバカぁ」 エロいセリフ。子供みたいな泣き声。 初めて見る、好きな女の痴態。 それは播磨の胸を痛く突き刺した。 「お嬢、すまねえ…」 播磨は愛理の肩を抱きしめると、唇を耳朶に押し付けるようにして謝罪の言葉を囁く。 「オメエがあんまり可愛いから、ついからかいたくなっちまってよ」 播磨はベッドのシーツを力なく掴んでいる愛理の手に自分の掌を重ねた。 まだ赤く熱く火照っている愛理の耳を軽く噛む。 舌先で耳たぶを優しく嘗め回すと、 「…その……好きだから、いじめたくなっちまったんだ。許してくれ」 耳元にそう囁く。 「…スン」 泣き止んだ好きな女が鼻を鳴らしながら、可愛らしく喘いでいる。 言葉にしがたい想いが播磨を突き動かす。 心の奥底から湧き出てきた熱い波が播磨の全身を包んだ。 播磨の怒張は脈動とともに固さを増し、充血した亀頭が愛理の中で さらに傘を広げようとする。 浮き出た血管が愛理の柔肉を刺激し、固さを増した竿本体は愛理の子宮口を ノックするかのようにつついた。 播磨のへそに向けて反り返ろうとする男根は愛理の内側をさらに押し広げ 媚粘膜を荒々しく寛げるように暴れまわる。 「ヤダ、ヒゲ…中で…おっきく…」 愛理の言葉は途中で遮られる。 シーツを掴む手に播磨の掌が重ねられたから。 掌がヒゲの手に捕まれて熱い。 耳元で囁かれると、背筋がゾクゾクしてしまう。 コイツの息が首筋に掛かっているのが痒い。痛い。 全身の力が抜けて、骨という骨がとろけてしまったみたいな脱力感。 そのなかでぞくぞくと背中を走る電流だけが愛理の体の形を認識させている。 メチャメチャ気持ちイイ。 一突きごとに白くトンじまいそうだ。 いま自分の下に組み敷いて体内を突きまくっているこの女が、 本当にお嬢かどうか、播磨には確信がもてない。 俺の知っているお嬢はこんな声をあげたりしない。 汗でぬめった肌に金色の髪を張り付かせながら切ない喘ぎを上げている、 こいつは本当に?
662 :
haunted Extra 後編(の後半) :2006/03/22(水) 04:27:46 ID:P9rdOzcJ
播磨の奇妙な疑念は愛理の感じるところでもあった。 「やだぁ、ヒゲ…顔、見えないと、怖い…怖いよ」 コイツも相手を見て安心したいんだ、と播磨は気づいた。 オレとコイツはなんだか似ているのかもな、と播磨は思った。 だからこそ、一緒にいても苦にはならないのかもしれない。 「ああ、わかった」 播磨はそう言うと、繋がったままの愛理の右足に手をかけた。 「えっ?! ちょっと、ヤダ」 右足を抱えあげられ、股を割られてしまう。 愛理の腰が開かれ、深く繋がったままの播磨の男性が愛理の肉壷を捻る。 抜いてから正常位で抱いてもらえると思っていた愛理は播磨の行動に とっさに反応できず、されるがままになっている。 右膝だけを播磨の肩に担がれるような形。 側位に近い形のまま、大きく割られた股の間に播磨が深く繋がっている。 そしてゆっくりと、愛理の身体を仰向けに裏返そうとする。 ――!!!!! ぐちゅぐちゅの肉孔を内側から捻られる。 播磨の肉厚の雁首が愛理の柔肉をこじるように掻き回す。 愛理の脳天から白いスパークが飛んだ。 さらに播磨の肉竿に浮き出た血管が愛理の粘膜を内側からねじるように擦りたてた。 「!!!!!!」 愛理は唇を「あ」の形にしたまま声にならないかすれた息を漏らす。 わずかに唇から覗いた舌は快楽に震え、見開いた瞳ははるか上方の虚空を 見やったように白目をむきかけている。 瞼からは涙がこんこんと湧き出て頬を濡らす。 びく、びく、と発作のような震えが愛理の頭を揺らした。 涙で濡れた頬を快楽に緩ませながら、愛理は気持ちよすぎて失神することすらできない。 相変わらず唇を「あ」の形にしたまま、愛理は身動きすらできないでいた。 少しでも動いたら、限界を超えてしまいそうで。 ギリギリの境界線上を愛理はふらふらとさまよう。 播磨の男性が愛理の肉粘膜の中でゆっくりと震え始めた。 ――ヤダ、こ、こんなときに、突かれちゃったら… イききった粘膜の襞を掻き分けて、このヒゲの男性器が襲い掛かってくる。 普段とは違った角度で、股を割られて形の変わっている体内を、播磨の極限まで 怒張しきった男根が襲う。 極限まで敏感になった肉襞を擦られるたび。 一番敏感な部分を亀頭でこすられるたび。 怖い。怖い。 どこか遠くへ連れて行かれてしまいそう。
663 :
haunted Extra 後編(の後半) :2006/03/22(水) 04:28:18 ID:P9rdOzcJ
今まで絶頂だと思っていたところが、ほんの入り口に過ぎないのだとわかってしまうほどの 狂おしいほどの快楽。 底知れない恐怖を耐える方法は、愛理には一つしかなかった。 この大好きな男に抱きつき、触れ合った肌の面積をすこしでも増やそうかとするかのように 強く抱きしめること。 長い足で蜘蛛のように播磨の腰に抱きつき、指どうしを絡ませるように手をつなぐ。 そして唇を最愛の男と分かち合う。 ――蕩けちまいそうだ 播磨は胸板に押し付けられる柔らかい乳房の感触と、唇に感じた愛理の舌の甘さを感じた。 そしてそれで金髪の少女の肉体に陶酔しきっていた播磨は、最後の一線を越え絶頂に達した。 ――――クッ!!!! ――――!!!!!! 愛理は播磨の遺伝子の奔流を体の最奥で受け止める。 一度。二度。三度。 脈動しながら精を放つ男の灼熱感を浴びながら、愛理は今までいちども達したことのない 高みに登りつめた。 「ああ・・・あ・あ・あ・あああ・・・・」 愛理はかすれた声で悲鳴を上げながら、播磨が今まで見た中で一番優しい微笑みを浮かべると スイッチが切れるかのように失神した。 「……気がついたか」 「私、また…?」 ぐったりと播磨の胸に顔を埋めている愛理。 ――こんなに…いっぱい、されちゃった… ――後ろから…なんて…犬みたいに それを思い出しただけで愛理の顔がまた赤く火照る。 愛理の子宮はまだジンジンと痺れている。 注がれた播磨の体液が体の芯を溶かしていくみたいだ。 ――どうしよう。 ――今日は。今だったら。素直になれる…かもしれない。 ――ヒゲを名前を呼べるようになれるかも…しれない。
664 :
haunted Extra 後編(の後半) :2006/03/22(水) 04:29:11 ID:P9rdOzcJ
肌を触れ合いながら、一番深いところで繋がったまま。 頬を播磨の指先で撫でられたり、金色の髪の房を手で弄られたりされながらでは 愛理はいつものような気の強さを演じることができない。 距離20cmで見る播磨拳児の顔が金髪のお嬢さまのベールを剥ぎ取ってしまっている。 愛理は深呼吸すると、愛しい男の名前を呼ぼうとする。 口の中に溢れている唾を飲み込むと、咳払いをして 「その……ヒ、ヒゲ……じゃなくて……ケ、ケ……」 頬を赤く染めながら、言葉を必死に選んでいる愛理。 決定的な言葉がその唇から紡がれようとした刹那。 ブブブブ、という音を立ててベッドのヘッドボードの上から携帯電話が落下する。 それは播磨の頭の直上に落ちてきた。 「いてて……ゲッ!!! メールが12件も!? っておい、全部先生からじゃねえかッ!」 青ざめる播磨。 「呼びつけられてたの忘れてたっ! やべえ、やべえぜ」 コロン、と播磨の上からベッドの上に転がされる愛理。 慌てふためきながらもジーパンを穿きながらシャツを着ている播磨は 「お嬢、すまねえ、また今度なッ!」 と投げつけるように愛理に告げると、風のように部屋を出て行ってしまった。 突然の事態にぽかんとしている愛理。 次の瞬間から、ふつふつと怒りがこみ上げてくる。 「もう、ヒゲの馬鹿っ!」 愛理は手にした枕を播磨が出て行ったアパートのドアに投げつける。 ぼふ、という間抜けな音を立てて枕が愛理の不条理な怒りの犠牲になる。 ――あの馬鹿! なんであたしがあんな馬鹿のためにっ! ――せっかくあたしが! す、素直になってあげようって思ったのに! ――アイツのことなんかもう、知らないっ! 素直になってあげよう、という言い分がいかにもこのプライドの高い お嬢っぽいのだがその怒りも、再びドアが開いたことでかき消されてしまう。 「あ、お嬢。忘れてたわ」 播磨はベッドの上に女の子座りしている愛理になにかを放り投げた。 ぽすん、とベッドのシーツの上に落ちたのは真新しい合鍵。 「合鍵だ。持っとけよ」 「?」 愛理には理解できない。 合鍵もなにも、すでにこのアパートの保証人になったときに合鍵を一本 強奪しているのだ。 どうして今更渡されるのか、すぐには理解できない愛理。 「渡す意味ってーか、まあ、その、そういうことだ! じゃあなっ! また」 照れているのか、あさっての方を向きながら一方的に播磨はそういうと 再び廊下に出て行ってしまった。
665 :
haunted Extra 後編(の後半) :2006/03/22(水) 04:29:35 ID:P9rdOzcJ
「なっ、なっ、ヒゲ、あ」 愛理には聞き返すしまもない。 金色の鍵。 キーホルダーもなにもつけてないぶっきらぼうさが播磨らしい。 愛理は拳児がこれを渡した意味について思いを巡らせた。 ――これって…好きなときに来てもいい、って意味…なの…かしら? さっきまでの怒りもどこへやら、とたんに ――アイツ、なんなのよもう…… 言葉にならないさまざまな想いが愛理の内側から流れ出してくる。 ――嬉しい ――可愛い ――不器用で ――優しい ――好き! 入り混じった複雑な感情が女心をぐらりと揺らしていく。 愛理は真っ赤になってぺたりと女の子座りになりながら、思った。 ――ヒゲはズルい。 ――あたしのこと、こんなにしておきながら… と、愛理は真っ赤に染まった頬のままでシーツを抱きしめ、決意を胸に秘めた。 ――もっと、アイツを素直にさせてやるんだから! 復讐を固く誓い、そのためにも帰ってきたらとっちめてやろうと決意する愛理。 彼女はいま、どんな料理を作って播磨を待っててやろうか、と考えている。 お し ま い
666 :
haunted Extra 終了ー :2006/03/22(水) 04:30:36 ID:P9rdOzcJ
長々とお付き合い頂きましてありがとうございます。 読んで楽しんでいただければ何よりの喜びです。 んじゃ!
激甘かつ濃厚エロスがスバラシス・・・正にGOD JOB (゜ー゜
ついにキター。 オレを完全な旗信者にしたのはあなたの作品だったりします。 描写が濃くて最後まで一気に読んでしまうだよな。超GJ。
神だ!やっと神と! GJの嵐が俺の中で巻き起こっているよ 本当にありがとうございました
ただ一言、GJ!!
ブラボー! 素晴らしい特濃萌エロですたよ〜
672 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/22(水) 18:48:45 ID:8UOy2bom
神を信じていた甲斐があったよ〜! 天才的な作品ですな。
どうでもいいが今週もバレンタインネタだったな。 いつまで続くんだw
ここで今一番熱い超姉ですぜ!
675 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 00:44:57 ID:ZvtSp+ij
ナイスエロですた。 マンセーし過ぎで鼻白む描写に関しても許容してつかわす
>>591-600 の続きです。
超姉もので、10に分けました。
引き続き、合わない方はスルーお願いします。
店から出た後、拳児はエレベーターの前で待つように絃子に言われぼーっと突っ立っていた。 ――待ってろって言ってたけど、何だ? すーっと長い通路には誰も通っておらず、店から出てくる客もいない。拳児は薄ら寒い中、 壁に背を付け立っているしかなかった。 エレベーターは二つあって、一方は最上階で止まったままで、もう一方は絃子が一階へと 降りていったままだ。 何分待っていたのか分からなかったが、やがて絃子の乗っていった方のエレベーターが 上の階へと上がってきた。 四階で止まったエレベーターのドアが開くと絃子の姿が現れる。 「待たせて悪かったね」そう言う絃子は開くボタンを押したままエレベーターから降りようとしない。 「さ、乗りな」 「……うぁ、ああ。分かった」 拳児がエレベーターに乗り込むと、絃子の指は一階ではなく四階より更に上の階のボタンを押した。 「……か、帰るんじゃねぇのか?」 「そう急がなくてもいいだろう? そこの所、空気が読めるようになった方がいいぞ、拳児君」 「空気って……え?」 拳児からは絃子の表情が見えない。どうしていいものか迷っている拳児に構わず、 エレベーターは二人を乗せて上の階へと上がっていく。 何とも言えない僅かの間に十三階に着いてしまった。 エレベーターのドアが開くと絃子は、拳児について来る様に言いながらさっさと先に行ってしまった。 拳児はどうする事も出来ずに絃子について行くしかない。こんな状況でも―― いや、こんな状況だからこそ尚更拳児は絃子に逆らえないのだが。 先を行く絃子がある部屋の前で立ち止まって、後からやって来る拳児を待っていた。 「……えと、絃子?」 「この部屋を取っていたんだよ」 「とって……た?」 「さ、入った入った」 キーを差し込んで捻ると静かな通路にカチャリという音が響いた。
平日の夜だからだろうか、それともこのホテルの防音管理が行き届いているのか、 拳児は自分と絃子の二人だけがこの世にいるんじゃないのかと思った。 「入った……って言っても。明日だってガッコーはあるし……」 「明日は教科書の配布くらいだろう? 私も新しいクラスのホームルームがあるだけだよ」 「そーじゃなくて――」 「――いいから入りたまえ、拳児君」 絃子に背を押された拳児が部屋へと入って行く。 部屋の中はホテルの外観に似合った内装で床に一面に高級なカーペットが敷き詰められており、 自分の置かれた状況とは別に拳児は感嘆の息を吐いた。 「すげー……部屋」 「キャンセルしなくちゃいけないかもしれないと思っていたけど、無駄にならなくてよかったよ」 絃子は黒のシンプルなミュールを脱いで備え付けのスリッパに履き替えている。 随分とくつろいでいるようで、絃子はダブルベッドの上に座ると自分の横に座るようにポンポンと叩いている。 そのまま立ち尽くしていると、どうして拳児が来ないのか分かっていないような絃子の顔があった。 「どうしたんだい、拳児君?」 「あのよ……何だよこれは」 「何って、何が」 「だから――」 拳児の目に上着を脱いでいく絃子の姿が映った。 「だから――何だい?」という絃子の言葉など耳に入らなくなってしまう。 ――これって……そーゆー事? そーゆー事だよ……な? 「そう言う事だね」 「こっ、心の中を読むなっつーの!」 「二年も一緒に暮らせば君の思考ぐらい読みとれるよ。なんせ、顔さえ見てればいいんだからね」 待ちきれなくなった絃子が立ち上がって拳児に近づいてくる。 目の前に立った絃子の手が拳児の学ランに伸びて、上から一つ一つはずしていく。絃子の顔が正面にアップになって、 拳児は視線を逸らす事で照れないようにした――が、サングラスで拳児の視線は分からないはずなのに、 絃子は「私を見てなさい」と釘を刺してきた。 学ランが絃子の手によって剥ぎ取られ、近くにある一人がけのソファーに掛けられる。
「さ、拳児君。覚悟は決まったかい?」 「……まぁ……て」 「君は優柔不断な所があるから――」 「待てって言ってんだ!」 拳児は腕をとってくる絃子の手を振り払って叫んだ。 「な、なにを?」 「大人しくしてりゃあ勝手に話を進めていきやがって。俺の気持ちは無視か!?」 「君の……気持ち」 「そーだ! 絃子、お前に告白されはしたけどよ……俺はついこの間まで他の女の子の事を好きだったんだぞ!? そんなにすぐに切り替えれっかよ!」 拳児が言い終えると、部屋は静まり返った。拳児が大声を上げるものだから、逆に静寂が耳を痛くしてきた。 「……絃子?」 神妙な面持ちの絃子に拳児は自分が言いすぎたのかと心配になった。 告白された際のクールさの取れた絃子と同じように、初めて見る絃子の弱気な表情。経験値の無い拳児には、 それらにどう対処していいのか分からない。 「拳児君……」 「あ……その……悪かったよ。告白するってーと勇気がいるもんだよな。俺だって告白したし、 それくれー分かってた筈なんだが」 「君の気持ちをまだ聞いていなかったようだな。自分の告白が済んで浮かれてしまっていたよ」 弱気なんだと思っていたが、絃子はただ考え事をしていただけだったようだ。 こけそうになる拳児をよそに絃子は、備え付けてある冷蔵庫からミネラルウォーターの壜を取り出している。 「君は私の事をどう思っているんだい?」 「どうって……」 「私が聞いているのは恋人としてどうかって聞いているんだ。君が私を嫌っているわけがないからね」 「あのなぁ、どーして俺が絃子を嫌っていないって分かんだよ」 「好きな人に告白する時に自分の事を嫌っているだなんて、想像するかい?」 「……しねぇけど……何か騙されてるよーな気がして」 絃子の注いでくれた水を飲んで拳児は一息つく事が出来た。学ランのかけてあるソファーに座ると、 思った以上の弾力と質感が拳児を向かえてくれる。
「じゃあ、どうすれば君を落とせるんだい?」 絃子はダブルベッドが気にいったようで、うつ伏せになったり仰向けになったり―― ごろんごろんと転がっている。 「落とすって……お前なぁ」 「拳児君との相性はいいと思うんだが?」 「そりゃあ、ここ何年か一緒に住んでるから……」 「……確かめよう。本当に君と私の相性が良いか」 起き上がってソファーまで来た絃子に拳児は手を引かれベッドに上がった。 サングラスを外された拳児の鼻に僅かに酒精が混じる――絃子は酔っているのかもと拳児は思う。 酔った絃子の姿を見た事のない拳児にはどう扱っていいものか分からない――もっとも、絃子を『扱う』だなんて 思った事もなかったのだが。 そこそこ値の張るシャツは絃子の豊かな胸に押し上げられていて、拳児の手が二つの丘の一方に導かれた。 なんとも言えない柔らかで不思議な感触に拳児は、ごくりと唾を飲み込む。 絃子の「どうだい?」という声に拳児は「柔らかい」と返した。 「そうじゃないだろ。私の胸の鼓動だよ。とくとくと鳴っているだろう」 「え――? あ、ああ。とくとく鳴っている」 拳児の手を掴んでいない方の絃子の手が拳児の胸をカッターシャツ越しに触れる。普段、モデルガンの引き金を 引く為に恐怖しか感じないその手が、小さく滑らかであると拳児は知った。 ――絃子って、女の子なんだな。 「女の子って歳でもないけれど?」 「心を読むなって言ってるだろーが……」 「ふふっ、君は本当に顔に出やすくて――ん、ドキドキしているようだね」 「あ、当たり前だろーが! お、女の胸を触るなんて初めてなんだし――ん?」 絃子の胸も高鳴ってきている。拳児がまじまじと絃子の顔を見ると、恥ずかしそうに拳児の肩に額をつけた。 「私だって好きな人に触れられればそうなるさ。君が私をこうしたんだ」 「俺が……絃子を?」 「正直、私が一番驚いているんだ。君を意識しだしてからの私は……君の事ばかりを考えていた。何をしているんだろうか。 振られた事で自棄にならないだろうか。これからの君の為に何が出来るだろうか。そんな事を思っている私は、 君をどう思っているんだろうか? それで……気が付いたら君を好きになってた」
ただ伝えるだけの抑揚のない声。けれども、絃子の胸をうつ心音は早く強くなっていく―― それが拳児の心に強く響いてきた。 ――……なんか、すっげー嬉しい――なんて言っていいんだろうな、これって。 「なぁ、拳児君」 「……絃子?」 「好きだ、君が好きだよ」 絃子の唇が拳児の肩に当たっていて、確かに絃子が発した言葉だと分かる。 しばらく間をおいて拳児は絃子の肩を抱いた。 「たぶん……俺も絃子の事を好きなんだと……思う」 「そうか……」 「ん……そうだ」 絃子の顔が上がり、二人の顔は互いの鼻がくっ付くほど近くにあった。 それが当たり前のように近づいていき、唇が触れ合った。 「んっ……ふぅ…ん…」 天井にあるぼんやりとした昼発色のライトだけが部屋を照らし出している。ホテルのベッドの上で、 絃子は酒気を帯びた甘ったるい声をあげた。 キスが終わった絃子の瞳に拳児は自分の姿を見た。そして、腰のくびれに回した腕が まるでそうなる様に作られたと思える程にピッタリと嵌まってしまい、抱き合った体が離れない。 何度かキスをした後、絃子の方から体を離してきた。 拳児の手を先ほどと同じように導くと、今度はシャツのボタンに指を引っ掛けさせた。 「君が脱がせてくれないか?」 「……え?」 「で、私が君を脱がすから」 拳児がもたついていると、絃子の手が伸びてきてボタンを要領よく外していく。 あっというまにカッターシャツを脱がされた拳児は、絃子の「さ、君の番だよ」との声に覚悟を決めた。 柔らかい胸の感触に、この体を乱暴に扱ってはいけないと拳児は慎重にボタンを外していく。 ようやくシャツのボタンを外し終えると、シャツと同じぐらい白い肌と、薄く紫色の清楚なブラジャーが現れた。 「シャツは脱がせてくれないのかな?」 そんな状況にようやく慣れ始めた拳児は、絃子に言われるままにシャツもスカートも脱がせた。 上下の薄紫色の下着だけになった絃子に、今度は拳児が脱がされる。互いに下着だけになった後、 二人は何度かキスをした。
正面から見る蕩ける様な笑みと、一片の崩れもなく整っている肢体を晒す絃子に 拳児は思わず嬉しくなっていた。 拳児にとって畏怖すべき対象であり、また、心の底で慕っていた従姉である絃子の潤んだ瞳が 目の前にある。 「次は……分かっているかい?」 「ぇっと……まーな」 ブラを外すと白い胸と薄いブラの色に似たピンクの乳首が現れた。 「触ってみて」 絃子は胸を少し突き出すような格好で拳児を向かえようとするが、白かった肌に薄く赤みがさしている。 手が絃子の胸に触れると、どちらからともなく息が漏れて、それから見つめあった。 「遠慮しなくてもいいよ。痛かったら言うから、君は私を感じてくれたらいい」 始めは探るように手で包んでみるだけだったり、少しだけ揉むだけだったりで、絃子は拳児の手の甲の上に手を置くと、 「そんなに臆病にならなくていい。乱暴にならない事だけ気をつけていればいいからね、拳児君」 「お、おう」 「……ふむ。じゃあ、君に課題を出すよ。胸や腰にキスしてくれないか? 場所はどこでもいいから、次々に口付けしてくれ」 矢神高校の男達の視線を釘付けにしていた胸や腰のくびれに口をつけながら、拳児は満足感を覚える。 甘い雰囲気の中で絃子の掌が拳児の背中を優しく撫でるから、拳児は自然と甘えるようになっていた。 「拳児君。君は……ふふっ、赤ちゃんかい?」 その声は優しく聞こえる。拳児は頭を撫でなれながら、絃子の固くなった乳首を舌の上で転がした。 程よい弾力を与えるそれを丁寧にねぶる。反対の胸を触れるか触れないかの所で触れながら、 時々思い出したように揉みしだいていく。もじもじと体をくねらせる年上の美女の姿に、 拳児はより大きな達成感を覚えていた。 ――まだ……まだ、こんなもんじゃねぇえ。 乳首から口を離し、甘い声を上げ始めていた絃子の唇に蓋をした。何か言おうとしていた絃子の事など考えずに 暴れる舌を味わう。苦しげな様子に慌てて唇を離すと、惚けた顔のまま睨めつけようとして失敗している絃子がいた。 「あ、大丈夫……か?」 「もっと気を使ってくれ。私は女なんだよ。そして君は男だ。腕力でかかられては、勝てはしないよ」 「……すまねぇ」 細く長い指が拳児の頬に触れ、唇の端に付いた唾を拭き取った。 「君に触れられて感じていたんだ。感じてしまって、息が出来なくて……。なのに、君はキスをしてきた。 嬉しいが……正直、キツイ」
「キツイ? ……そっか」 「そうだ。君にこんな事をされると、キツイ。胸が苦しくなって……辛いんだ」 抗議の声を出しながら絃子の唇が拳児の唇に近づいてくる。 僅かに香る香水が拳児の鼻につく。触れ合っていないのに、触れ合っているような感覚になった。 絃子の甘ったるい声に重なる、甘い香り。 「だから、私も感じさせたくなった。辛いってコトを、ね」 拳児の体をベッドに倒してキスをした。唇が触れ合うだけのキスから舌を入れて絡み合って。 その間に頬に触れていた掌が顎、首すじ、胸板と下がっていき、腹筋のあたりで止まる。 しばらくへその辺りを撫で回す絃子に、拳児はむず痒い感覚を感じ始めていた。 「君はどうして欲しい?」 「どうして……って」 「胸と、手と、どちらがイイ?」 「え……っと……」 「時間切れだよ拳児君。両方でお仕置きしてやる」 意地の悪い声。少しからかいの匂いも含んで。すぐに拳児のトランクスが剥ぎ取られ、 反りかえっている拳児の分身が姿を見せた。 柔らかい胸の感触に拳児の浅黒い分身が包まれ、胸の谷間に絃子の口から垂れた唾が落ちていく。 瞳は拳児の顔を映したままで、そんな上目使いの絃子に拳児はドキリと胸を打たれた。 形の良い適度に大きな胸に包まれた分身が暴れ、絃子は子供っぽくうっすらと笑う―― 美しい従姉の計算外の表情に拳児は胸が高鳴った。 しっとりとした唇から唾が少しだけ垂れていって、それが一筋の線となって浅黒い分身を挟んだ 真っ白な胸へと落ちていく。非現実的な現実がそこにはあった。 垂らした唾を馴染ませる為に胸を擦り合わせるようにする絃子は、わざとらしく表情を変えない。 「どうした? そんなにイイのかい?」 「ああ。すご……い」 訳の分からない滑らかで柔らかいのものに包まれて、拳児は大きく息を吸い込んだ。 「ほう、そうかい。それは良かった」 絃子が自分の胸を手で寄せ押さえると、さらに声にならない程の不思議な感触が拳児の分身を襲った。 唾で滑った谷間に柔らかくしごかれるのは、他に例える事の出来ない感覚だと拳児は思う。
適度な柔らかさと滑らかさは肉棒だけでなく太ももや腹にも。絃子と接している所から伝わってくるのは そういったものだった。 ――お、女って、みんなこうなのか? 「こらっ。私がしてあげているんだ。今、他の事を考えていたろう?」 「別に……。絃子の事を考えていたんだよ」 「ならいい。君は……注意する力が散漫になりがちだ」 「そりゃあ、すぐに……その……イっちまったら……」 くっくっくと、絃子は笑った。 余りに無邪気に笑うものだから、何故か拳児は恥ずかしくなる。 「気にする事はないよ。私は君に気持ちよくなって欲しいと思ってやっているのだから、 いくら早くても構わない。いや、むしろ嬉しいかも、ね」 そう言うと、鈴口にキスをする。キスをして、咥える。たったそれだけの事なのに、 なんてインパクトの強い光景なのだろうか。カリ首にピンク色した舌が絡み付いて、 ずずずっと音を立てて吸い付いた。 ――やべぇ。グッと、きた! 咥えたまま拳児の顔を見ている絃子は興奮しているのだろう、頬を赤く染めてにやけている。 整った美しい顔、白い肌、真っ黒でつややかな長い髪と、拳児の分身であるグロテスクな肉棒のコントラスト。 赤黒い先端が絃子の柔らかい唇に甘噛みされていると、それだけで発射しそうになる。 「ん……また暴れて。仕方のない子だ……こんなに優しく扱っているというのに」 「息が……当たって……」 「そうか? 君は息でも感じるのだな?」 「そう……だ……!」 「……ふふっ、可愛いな……ぅんぁ……」 絃子の口の中に納まっていった肉棒に舌が絡んできた。ねっとりとカリ首に絡み付いてきて、やんわりと擦る。 頬を窄めて口内全体で攻めてくる。整った絃子の顔が自分の為に崩れるのを見ていた拳児は、 ベッドのシーツを掴んで腰が動いてしまわないようにした。 「……ん……じゅる……じゅるる…ん…んぅ……」 胸と口とで責められる拳児は高まる快感に逆らえずに腰を動かしてしまう。突然喉を突かれる形になった絃子だが、 何となくタイミングが分かっていたらしく咳き込む事もなく、むしろ満足そうな顔をする。 「絃子……もう……」 「……んはぁっ。出すといい、私の手の中に」
絃子はそう言うと拳児の分身を口から出して手を伸ばし、包み込むようにして素早くしごいた。 口から出された肉棒は柔らかな胸の圧力からも開放され、細く冷んやりとした絃子の指と掌に包まれる。 その冷たい手が拳児の肉棒の熱によって溶けていくように熱くなっていく。 我慢できなくなった拳児は絃子にキスをされ、口内を味わわれながら発射してしまう。 「ほら……汚れてしまったよ。生臭くて、汚らしくて……君の精液に……」 そんな事を言いながらドロドロの粘っこい精液をティッシュで拭き取ると、ベッド脇のゴミ箱に捨てる。 絃子は僅かに息があがっていて、首筋から肩に張り付いた髪の毛から汗をかいていると分かった。 「口で……飲んでくれないのか?」 拳児はAVや本で得た知識でそんな事を言ってみる。 「してあげてもいいけれど……それでは君とキスができないだろう? 私は、もっと君とキスしたいんだよ」 「俺は別に構わないけど」 「私が気にするんだ。精液の残る口で、君とはキスしたくない」 触れるだけの、キス。 胡坐をかく拳児の上に絃子が座り腕が首にまわされると、舌が拳児の口内に入っていく。 「んぁ……ふっ……。ん……ぅん……ぅう…」 細く見えても量感のある滑らかな絃子の尻の感触が、拳児の太ももや膝に広がる。 手は互いに相手の背中に回っていて、思い思いの愛撫に興じている。単なる、男とか女だとか、 従姉や従弟とか、教師とか生徒だとか個別に分けるのではなく、それら全てを一まとめにして セックスをしているのだと確認する為のスキンシップ。唾を唾で洗いながら二人はキスを夢中で続けている。 そんな中で拳児は、少しだけ苦々しい味がする絃子の舌に吸い付きながら、飲んでもらうのは 止めてもらって良かったと思った。 睫が触れてしまいそうな近さにある絃子の顔が興奮で赤くなっている。拳児はそろそろ次のステップに進もうと 絃子の体をベッドに倒していくと、蕩けるような甘い声が拳児の耳に吸い込まれていった。 「あ……すまない、拳児君」 「なんだよ絃子」 「今日は……まずい日なんだ」 「……え?」 「君に告白する事だけを考えていて……その事をすっかり忘れていたよ」
絃子の紅潮した顔が、みるみるうちに冷静さを取り戻しているのが見て取れた。 唖然としている拳児をよそに絃子はあっという間に服を着てしまう。唖然としながらも拳児は、 頭のいい女というのは要領がいいんだな、などと変な悟り方をした。 「ここには置いてないんだね。……どうした、拳児君?」 さばさばとした顔からは今の今まで拳児と抱きあっていたとは思えない。 ベッドの周りを探し始めた絃子はすぐに結論つけるとミュールに履き変えた。 「コンビニかどこかに避妊具を買いに行こう」 「え……?」 「君もこのまま終わり、ではやりきれないだろう?」 「……ま、まぁ」 「じゃあ早くここに戻ってきて……続きをしよう」 絃子は拳児の耳にキスの雨を降らせながらそんな事を呟く。 そんな言葉に反応してしまった拳児のソコを指で撫でると、絃子は「行くよ」と普段と変わらずクールに言う―― 未だに紅潮した頬の色は変わらなかったけれど。 洗面所で手を洗っている絃子に、素っ裸のままの拳児は「はい」とだけしか言えなかった。
3つに分けるつもりはなかったのですが、パート毎の間をつなげている内に 予想していたものより大きなものになってしまいました。 前編にて感想・ご指摘を下さった方々、ありがとうございます。 完結させてから返事を書こうと思っています。 『waltz』の続きに、変わらず付き合ってくださった方々 また、前編を補完してくださった保管庫の管理人様に感謝を。
ヤベエ、エロすぎる!GJ!
乙&GJ!
ネ申
692 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 15:23:21 ID:3UxGRomD
続きを期待してます四。
693 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 18:18:15 ID:kTppzvZK
これに免じて糞旗をスルーやるか。 感謝しろよ。
その気があるなら発言するな。
>>694 はリアルではカワイソウな乞食クラス
それがネットでは反作用してご覧のとおりご愁傷様。
解説ありがと
かみさんに泣かされた人マダー
700 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/25(土) 13:37:17 ID:7oCScqDR
続き〜
アソミコが読みたいんだ
超姉モノの続きで、13に分けました。
合わない方は引き続きスルーをお願いします。
なお、前編は
>>591 〜600
中編は
>>678 〜687 となっています。(どちらもこのスレです)
「せ、1440円になります」 新人のバイトだろうか、初々しい男の店員が恥ずかしそうに言った。 コンビニの外からそんな光景を見た拳児は、コンビニの店員を気の毒に思った。 コンドームなんて何を買えばいいのか分からない拳児をコンビニの外で待たせた絃子は、 さっさと中に入っていってしまったのだ。 絃子のような美女と応対するだけでも免疫のなさそうな店員にとっては重荷だろうに、 その美女が避妊の為の道具を買いに来たのだ。私はこれから一戦交えるんですよ、 と言っているようなものだ。 ――コンビニのバイトは止めといた方がいいな。 拳児がそんな決意を固めていると、絃子がコンビニから出てくる。他にも何か買ったようだ。 「行こうか、拳児君」そんな声の中に弾むようなものを拳児は感じた。 二人はホテルへと続くなだらかな坂を登っていた。 夜も九字を過ぎればホテル近くの疎らに立つ家の住人も出歩かないようで、 誰もいない道にはオレンジ色の街灯が続いているだけだ。 「あの店員、君と私がこれからするって思っているよ」 「なんか気の毒だったな」 「そうかい?」 そう言っているとホテルへと入っていく道に入っていた。 玄関からホールに入るとロビーの向こう、カウンターを守っている男性従業員が二人を チラチラと見てきている。 絃子が拳児に寄り添うように歩くと、こちらを見てくるのを隠さなくなった―― そこで拳児は自分ではなくて絃子の方を見ていると知った。 「絃子のほーを見てるぜ?」 「さっき一階にキーを取りに行った時に私に話しかけてきたんだ。さっさとキーを渡せばいいのに、 『今日はどうしました?』などとしつこく聞いてきたんだ」 「なんて答えたんだよ」 「あなたに言う義理はないから、キーをさっさと渡せ、と。まぁ、もうちょっとオブラートに包んだ言い方だったが」 エレベーターに乗ると十三階のボタンを押した絃子がビニール袋を渡してきた。
「君が持ってなくてどうする。つけ方くらい読んでおいてくれ」 そう言われればそうかと拳児は、箱を開けて中の使用説明書を読んだ――が、集中できない。 絃子は階を表示する電光板を見上げているし、拳児は自分がつけるコンドームの説明書を黙読している。 我にかえれば何やっているんだと思えない事もない。 「絃子……」 「なんだい?」 「その……これから……するんだよな?」 「怖気づいたのかい? なら、添い寝だけにしておくかな?」 「そーじゃなくて……なんつーか、雰囲気がねぇっつーか」 「然るべき手順を踏んで、その後に雰囲気がついてくるのさ。避妊具をつけるからこそ、 安心して君と抱き合えるって事がいいんじゃないか」 「そーなのか?」 「君はその歳でお父さんになりたいのかい? 私は構わないが、君だって君の将来があるだろう?」 「……わーった。よく読んでおく」 高校を卒業する前に子供を抱く自分を想像して、拳児は薄ら寒い物を感じる。 そして、生徒と関係を持った事を知られた後の絃子の姿を想像すると、同じく寒気がした。 ――絃子は高校に居られなくなる、よな。 そんな拳児に満足したのか絃子の手が拳児の肘を摘んで、それから拳児の腕に自分の腕を回してきた。 エレベーターのドアが開いて絃子の腕が離れていく。 「不安がる事はないよ。そうならない為に私達は出来る事をやればいいのだから」 「簡単な事だろう?」と絃子は先へと急いでいる。拳児は絃子の長い髪が揺れる様を見ながら追いかけた。 部屋のドアが閉まると自動的に鍵が閉まる。 拳児がベッドのある部屋へ進もうとすると、絃子の手が拳児の手を掴み振り向かせた。 ――キス? 確認を取らなければそれが何なのか分からなかった。絃子の顔のアップがまず始めに理解できて、 それからキスをしているのだと分かる。ふと微かに天満の顔がよぎった。 「……ん、はぁ」 たっぷりと長い時間触れ合っていた唇が濡れて光っている。
抱き合った二人は何度もキスしながらベッドへと向かった。 ゆっくりと自分達の立ち位置を変えながら回って、緩やかに円を描いて踊るように。 大きなベッドに仰向けになった二人は大きく息を吸い込んだ。荒い息遣いが拡がっていく。 しばらく息を整えるのに時間がかかって、それから笑いがこみ上げてきた。 ベッドで寝たままキスをして、抱きあって、ただそれだけをしばらく続ける。拳児は気が付けば、 絃子とキスをする事、抱き合う事が当たり前のものだと思うようになっていた。 絃子の手がシャツのボタンに伸び、拳児も同じようにした。モデルガンの反撃があるかも、 などという怖さは無く、そうする事が当たり前なのだと思える。脱がせあう間も短いキスを繰り返し、 先に脱がせ終わった絃子が拳児のサングラスを取り去った。 「もういらないだろう、これは」 「あ……おう、いらねぇな。絃子が、いるしな」 スカートとズボンは自分で脱いで、下着だけになった後も再び抱きあってキスをした。 手を合わせあって、体の隙間を限りなく無くして、キスをしてくっ付きあって。 しばらくすると離れてまた抱きあって―― 「――なぁ拳児君」 「ん、何だよ」 「このまま抱きあっているのもいいが、次に行かないかい」 「次……」 「それとも、まだこのままがいい?」 「い、いや、どう言って次に行こうか困ってたんだ。キスするのは嫌じゃねーけど」 「ふふっ、まぁいい」 拳児のトランクスに絃子の手が伸びる。その手がトランクスの上から分身を撫でた。 「拳児君も私を触って欲しい」 空いたもう一方の手が拳児の手を胸に導く。ブラの下をくぐらせ直に胸を触らせた。 そうしている間も互いの視線は逸らさない。拳児の顔が近づくと、絃子の瞼はそっと閉じられた。 唇から顎に、顎から首に拳児の唇が絃子の体を味わっていく。鎖骨から胸の膨らみまで一気に落ちると、 ブラを外して胸を唇で甘く挟んだ。 「……ふぅ……ん」 ――気持ち……いいのか? 人差し指の腹で絃子の立った乳首を擦るようにすると、大きく体を跳ねさせた。
「け、拳児君……ま……って」 「あっ、すまねぇっ」 拳児が絃子の体を抱きしめると、共にほっとしたのか安堵の息を吐く。 絃子のキスは唇ではなく拳児の顎の周りに這うように。拳児の存在を自分の唇で確かめるようにして、 それから拳児の唇に到達した。 「絃子……」 「ん?」 「……触っていーか?」 絃子も拳児の言わんとする事を察して、「いいよ」と拳児の手をとって自分のショーツの中の秘所へと導く。 整えられた茂みの中、少し突き出た絃子の肉に拳児の手が掠ると、突然絃子が強く抱きついてきた。 きつく瞼を閉じて体を震わせている。 ――えっと、これって……。 「君は……わざとやっていないかい?」 「するわけねーだろ……初めてで分わかんねーんだから」 絃子の弱々しい抗議の視線では拳児の好奇心を止められない。 すでに拳児の手も指も絃子の建前上の制止を振り切って、絃子のしっとりと濡れてきている花びらを撫でている。 そして、絃子の中へと進む道を見つけた人差し指が恐る恐る進入していった。 「……ぁあ……んぁっ」 涙ぐむ絃子の涙を唇で吸い取りながら拳児は「このまま進めていーか?」と聞いた。 「キスしていてくれ。声を……あげるのはあまり好きじゃないから」 その願い通りキスをしながら絃子の中を人差し指に感じる。 うねうねと拳児を奥へと導いてくる襞に素直な驚きを覚えた。膣内は、指を咥えて離さない。 ――女って、すげぇ。 舌と舌が絡み合って踊っていて、舌のステップに合わせて襞が指を締め付けてくる。 拳児は痛くなる程に勃起した自分の分身すら忘れてしまう位、甘く柔らかい絃子の体に溺れそうになっていた。 「あ……ぁん」 感度の良い絃子の体が拳児へと押し付けられてくる。その時すでに、キスをする事は息をする事と同じく 当たり前の行動となっていた。絃子の上唇を拳児の唇が包めば、絃子の両手が拳児の頭を包んで離さない。 「……んぉ……絃……子?」 「あっ……あっはぅ……ふぅ」
膣内には拳児の指が入ったままで、絃子は拳児に抱きつく事で体が跳ねるのを我慢しているようだ。 「絃子……」 「……ぁう……拳児くん……何だい?」 「……挿れてぇ……絃子の膣内に」 拳児の指が膣内から出ると、とろとろとした粘り気のある液体で濡れていた。 絃子はハッとした様に一瞬だけ以前のクールさが表面に現れて、それから拳児の体を一生懸命に きつく抱きしめてから言った。 「……拳児君と一つになりたい。……私も、そう思っているよ」 キスは当然のように、絃子の体をそっとベッドに倒すとベッドの脇に置いておいたスキンに手を伸ばす。 拳児が装着に手間取っていると、全くしょうがない奴だと言わんばかりに微笑みながら、 絃子が拳児の手をとって一緒に装着をした。 「すまねぇ」と絃子が気分を害したのではないかと謝ってくる拳児に、絃子は可愛くて仕方がないといった様に キスと抱擁で答える。 「君が不器用だって知っているから……そして、そんな君を好きになったんだ。私の事も君なりに 愛してくれればいい――今はただ、君が欲しいよ」 キスの合間合間に絃子は愛の告白をした。拳児が思わず赤面してしまうような、クールさのとれた 素顔を見せる美女が目の前で自分の返答を待っている。自分の顔が二倍に膨れてしまったかのような錯覚。 熱が脳にまで到達して、それが愛しさだと分かるまでに時間はかからなかった。 ――やべぇ、すっげぇ嬉しい! 「拳児君……?」 「絃子っ!」 拳児が抱き付いてきて面食らった感のあった絃子だったが、大きく筋肉質な体を撫でてあげている。 ――絃子を離したくねぇ。 互いに少しだけ体を離すと、拳児のモノが絃子の手を借りて膣内へと入っていった。小数点以下の 薄さのゴムを通して絃子の熱い体温を感じる。ざわつく襞が拳児を包みこんできた。 絃子が拳児の腕をとってきた。拳児は絃子の足が細かく震えて――いや、体全体が 細かく揺れているのに気が付いた。自分が不味い事をしたのかと拳児が動かずにいると、 「動かないのかい?」と囁いてくる。 無言のキスの要求。視線がキスしてくれと訴えかけてきている。 キスしながら更に奥へと進入すると、こつんと何かに当たる感じが先端にして、それ以上先に進めなくなってしまった。
その瞬間、絃子が声にならない声を上げた。息を吐き出しているのか、それとも声を上げたかったのか。 拳児には区別が付かず、絃子のうねっている膣内からの快感を耐えながら必死に我慢をして、 絃子をそれ以上刺激しないように抱きしめた。 「……酷いよ、拳児君」 「え……何か……いけなかったか?」 「そんなに優しくして……そんな事をされたら……私は……」 絃子は半泣きの声で拳児をきつく抱きしめた。 「失望するかもしれないな、これ以上すると」 「……どーして?」 「快感に耐えられそうに無いよ。みっともない姿を見せるのが、怖い」 「そんな事言ったって、俺だってすっげー我慢してる。絃子の膣内が気持ち良すぎて」 「……拳児君」 「絃子……?」 「続けてくれないか。もっと君を感じたい……感じたいんだ」 「キスはもういい」と絃子が言う。拳児は敢えてその理由を聞かなかった―― 聞く前に絃子から「窒息してしまうから」と言われたからだ。 部屋の中にベッドが大きく軋む音とじゅっじゅっという水音が広がり、拳児が肉棒を打ち込む度に 絃子の声が上がる。互いの手が握り合っていて、ピストンを繰り返す間もずっと見つめあっていた。 拳児の手が離れて揺れる胸に行くと絃子の手は寂しそうに宙を彷徨って、その後、拳児が体を抱く為に 背中に手が回ると安心したように自分から禁じたキスをせがんできた。 ――全部つながりてぇ。 薄いゴムを通しても快感は止められず、ゴムをつけずにやればどれ程の快楽が待っているのか 拳児には予想もつかない。 従姉弟同士という事か、始めは前後にしか動かなかった腰も、僅かの間に絃子の感じる所を 責めるまでになっていた。腹の方に向かって膣内を引っかくと、絃子の声が一つ高くなる。 「絃子、もう……駄目そうだ」 「ぁ……なぁ……あぁ……はぅ……け、拳児君」 「え? な……んだ?」 「君と……ぅん……ずっと、こうしていたいよ。抱きしぃ……めていてくれない……か」 絃子は涙を流していた。拳児の指がそれを掬うと、絃子はその指を吸った。
それと同時に発射した拳児の分身がずるりと膣内から出ると、起き上がった絃子がゆっくりと 新しいスキンに付け替え、再び「膣内にいれて」と、萎えかけていた分身が起ち上がるような事を言う。 拳児は馴染んできた気もしてきた膣内に挿入していくと、絃子からだっこをせがまれ素直に従った。 背中や胸に汗が流れ落ちる拳児の膝に絃子が座るような体勢のまま時計を見ると十二時を すでにまわっていて、二人は笑いあう。拳児の少し塩辛い喉仏を甘噛みする絃子は、 すぐに飽きたのか前髪を後ろに流して自分からキスをしてくる。 「……やっぱり相性は良いようだね」 「俺もそー思う」 下から突き上げるとタイミングを合わせて膣内を締め付けてくる。互いの唾が混ざり合った口内では 互いの舌が踊っていた。 「ずっと……思っていた事があるんだ」 喘ぎ声に混ざって絃子が言った。 「何を?」 「セックスって……つまらないものだって」 「……俺は最高だと思う」 「そう……かな?」 「絃子、だからよ」 「ああ。拳児君だから素敵な行為だって思えるのかもしれないね」 交わした言葉の合間にはキスが混じっている――いや、キスで息切れしないように喋っているのか。 拳児はそのどちらでもいいと思った。 「俺は……たぶん……」 瞬間、拳児の頭に再び天満の顔が思い出された。 聡明で自分をよく知る絃子に悟られないようすぐに振り払う。 「たぶん……何だい?」 「絃子から離れられねーと思う」 「じゃあ、離れないようにしないとね。漫画も続けるなら必死で頑張りたまえ。今、私を抱いているように、ね」 絃子の言葉に拳児は真剣な表情で頷いた。 息をする様に、キス。 挿入の度に声を上げる絃子も楽しそうに笑っている。拳児は絃子の手に引かれて踊っている感覚になった。
その事を伝えると、絃子も拳児にリードされていると言う。四枚のスキンが無くなっても まだまだ萎えない自分の分身に、拳児は絃子の体を求めていると思った。 「体は疲れてしまったけど、心は君を感じたいと思ってる。きっと……きっと私は、君にやられてしまったんだ。 心も体も」 それまでの貪るようなキスではなく、唇が触れるだけ。拳児の体が仰向けになり、 絃子の体が拳児の上に力無く乗っかったようになって、挿入したまま二人は動かなくなった。 拳児の手は汗で張り付いた絃子の前髪を払ってやっていて、絃子は拳児の顔をずっと見ている。 絃子が呼吸をする度に膣内もざわめいているが、拳児の肉棒を攻め立てるというわけではなく ただ包みこむように。膣内で萎えることなく脈打つ肉棒は大人しく収まっている。 「絃子、すっげー気持ち良いんだけど」 ベッドの脇に置きっぱなしになっていたミネラルウォーターの壜に手を伸ばした拳児は、 少し残った水を分け合って挿入したまま一息ついた。 「私も――ふふっ」 「ん?」 「君とこうなるなんて思ってもみなかったよ。今こうしていると、それが当たり前のように思えるけど、 君の事をあまり評価していなかった」 「……不良だったからか?」 「そうじゃない。君の事を知らなかったからだよ。君と暮らしているのが楽しくなってきたんだ。 君が家に居るのが当たり前になってきて、答えがいきなり現われたんだ」 「現われた、ってーと?」 「君との関係が単なる従姉弟同士の同居人から、恋人にしてもおかしくない――ううん、恋人にしたい男性に いきなり変わったんだ。一足飛びなどではなくて、重力に一気に引き寄せられた感じ、かな?」 絃子は言い終わった後、拳児に「キスするからね」とキスをしてから言った。「んだよ」と笑って返すと、 もう一度してきた。 キスをするたびに絃子の膣内がきゅっと締まるが、拳児も肉棒を跳ねさせて、それが妙に可笑しくて笑いあった。 「こうやっていると息をするタイミングも同じになってくるね」 二人が何かする度に細かい快感が走る。だが、それ以上の動きをする事はなく、ただキスをしたり世間話をしたり。 気がつけば三十分が過ぎていた。 「さすがに寝ないと不味いんじゃねーか?」 「じゃあ、最後に一回してから寝ようか」
先ほどから消えない少女の顔に拳児は苛立ちはじめていた。 「絃子……」 「キスのおねだりかい?」 腹筋の力で体を起こすと絃子も驚いたようで思わず抱きついてきた。 拳児も抱きしめるとそのまま絃子を押し倒していく。 「……思うようにヤッっていーか?」 「思うように?」 「そうだ。たぶん、大分持つと思うから」 絃子はじっと拳児を見ていたが、頷いた――それが拳児の合図になった。 ずっと挿入しっぱなしだった肉棒がそのまま絃子の子宮口をコンコンとノックすると、 抜けるか抜けないかの所までゆっくり引き抜いて、角度を変えて打ち込んだ。 「……っ、あっ……ぁはっ」 一瞬驚いた顔をした絃子が足を拳児に絡めてきて首を左右に振った。 パンパンと肉がぶつかり合う音がして、絃子の胸が大きく揺れた。拳児の大きな手が円を描く様に揉んで、 乳首を親指と人差し指でしごいた。 スキンに包まれた反りかえる肉棒が、絃子の膣内の内壁を引っかく。AVで得た知識を総動員させて それに似たような動きを繰り返す。と、急に絃子が拳児を睨んだ。 「君は、君のしたかった事をしているのかい? 真似なんてしなくていい。君が私を愛してくれるなら、 下手でもいいんだよ」 拳児の唇を乱暴に吸った絃子は、教え聞かせるように拳児の頭を抱いた。 「…ごめ……ん、絃子」 「拳児君……」 拳児の動きが変わったわけでもなかったが、明らかに拳児の表情は変化していた。 絃子の自分を見る瞳から目を逸らさずに見つめあった。絡んでいる絃子の足が解かれる事はなく、 拳児は絃子の腰に手をやって固定した。ひたすら絃子を喜ばせたい、気持ち良くさせたい、 という思いの拳児の一念が絃子に伝わったのか、拳児の肉棒を更に固くさせる嬌声を遠慮なくあげた。 「これでいーのか……絃子?」 「いーのか、じゃないだろ? 空気を読むようにって言っただろうが。……君らしいな、まったく」 絃子は発した言葉の刺々しさとは別の、キスをしてくる絃子の顔は穏やかだ。 この女性を守っていきたい。拳児は子供っぽいと思いながらも、それを絃子に伝えたらどう答えてくれるのか予想がついた。
――けど、まだ言えねぇ。 まだまだぎこちなさの残る挿入でも、拳児はあらん限りの絃子への想いをぶつけていった。 それまでの四回の交わりも汗をかきはしたが、たった少しの時間で汗が噴出してきた事はなかった。 「……けぇ……拳児君……す……ご……あ、ぁんっ」 絃子の眉間に縦皺が入った。閉じられた瞼と頬が赤く染まって絡んだ足の絡む強さが増した。 「好きだ……好きだ、絃子っ!」 あまりの快感に拳児は少し涙を流している。それを見た絃子は喘ぎ声を止められずに―― しかし、拳児を愛しむようににこりと微笑む。人の顔が蕩けるとはこういうのだろうか、 拳児は鼻水が垂れてくるのも構わずに「好きだ」と何度も繰り返した。 天満の顔は薄れてきているが、まだ拳児の頭に残っている。 「うん……分かった。分かったよ、拳児君」 ――天満ちゃんの事引きずってて。そのまま絃子を抱いて。すっげーみっともねぇな、俺って……。 「みっともなくな……いよ、だぁっ……ぃいすきな、……っうん……拳児君」 腰が自然に動いている拳児に喘がされている絃子は、拳児が自己嫌悪に陥るのをさらっと助け出した。 絃子がすらすらと物理の問題を解くように、拳児がインク壜にペンをつけるように。それらと同じくらいに容易いようにみえる。 「どこかに流れていきそうでも、私が引き寄せてあげるからね。……す、好きな人を裏切る様で不安だったんだろう? でも、私は君が好きなんだ。泣き出してしまう……んん……君が、好きなんだ」 「絃子……」 胸の内で感謝の言葉を繰り返す拳児がキスをして絃子の名を呟くと、膣内がぎゅっと強く締め付けてきて、 薄いスキンの中に精子を放っていった。 疲れ果てて萎えてしまった拳児の分身からなんとかスキンを外して捨てると、二人はどちらからとも言わず 抱きあって互いの汗を染み込ませあった。 まだまだ激しい息が続いているが、拳児はそんな自分に満足している。 「最後に……いーか?」 「何だい、泣き虫の拳児君?」 「……好きだ。絃子は……どうだ?」 絃子の顔は拳児の胸に埋められていて見えない。けれど、拳児には絃子がはっきりと笑っているのが分かった。
「好きな人に好きだって言われたんだ。私が君を嫌うわけはないだろう?」 唇が触れ合うキスは、もうしなくてもよかった。 「私はね、拳児君。君の事、好きだよ」という絃子の言葉に拳児が抱きしめたからだ。 「好きになった人を一途に思ってくれるんだろう? 素敵な事じゃないか。君の心を引き寄せる為に、 まずは私が示さないとね」 絃子は拳児の背に回した手を頭へとまわした。 「天満君の事が忘れられなくてもいい。全部引き受けてあげるよ、君のそんな部分も」 「……ガキだな、俺って」 「少しは大人になったさ。少なくともチェリーじゃなくなったろう?」 わざとふざけた事に対して何も言わず抱きしめると、絃子は「失くさないで欲しいな、彼女を好きになった気持ちを」 と声を搾り出した。 「おう」 拳児の声を最後にぐちゃぐちゃになったダブルベッドの上で疲れ果てた二人は、仲良く抱きあって眠りに落ちていった。 「播磨君、呼ばれているよ?」 かつて好きだった少女が拳児の肩をゆすった。 夢心地のまま瞼を開くと、二年以上恋焦がれた少女の暖かな顔がある。 頭の両側二箇所で小さく髪を結ったのが特徴的な、平均的な背丈の女の子が立っていた。 「……呼ばれて――誰に?」 「葉子先生にだよ。すぐに美術室に来るようにって、スピーカーから流れていたんだよ? 聞いてなかった?」 「あー……すまねぇ。ちょっと行ってくる」 「うん、行ってらっしゃい」 拳児が肩の力を抜いてみると少女との仲も以前より良くなっていた。もともと少女は 付き合いやすいタイプなのだが、彼女に恋をしていた拳児には他でもない女神様に見えていたのだ。
昔の自分なら飛び上がって喜んでいただろうな、と思いながら美術室へと歩く。 サングラスをかけるのを止め素行が少しだけ改善された拳児は、繰り上がりで学年主任を続ける 加藤先生からも注意を受ける事もなくなっていた。少し寂しそうな加藤先生の事を谷先生から知らされて、 そんなに悪い先生でもなかったかも、などと思った事もあった。 美術部員が数人いたが葉子先生の言葉で席を外していった。 準備室には絃子が先に来ていて、美術室の鍵を閉めた葉子先生が準備室の鍵も閉めて 二人に詰め寄ってきた――その顔は綻んでいたが。 「まぁ、君の聞きたい事は分かる」 「ふふっ、付き合っているんでしょう? 絃子さんと拳児君」 葉子先生は二人の手を片方づつ手に取ると、手を重ねさせた。 「二人の事はずっと見ていたから、きっと上手くいくと思うわ」 「葉子」 「葉子さん」 「私は、嬉しいのよ。拳児君なら絃子さんを任せられるし……で、絃子さん!」 葉子先生は絃子に顔を近づけた。 「ブーケ、お願いしますね!」 「ブーケ?」 「そうです! ああいうの、憧れるじゃないですか」 葉子先生の真剣な顔に二人は噴出してしまう。 「ああ、分かった。まぁ、しばらくはそんな事はないと思うがね」 「拳児君、まだまだ頼りないですもんね」 「そーだね」 二人の姉はそう言って笑うのだが、拳児はぐっと言葉を飲み込んだ。学習したというより、 体に染み付いたというか。拳児は二人の優しさを知っているからこそ、怒る気にはならなかった。 「まだ、前の想い人に未練があるようだからね、この子は」 「えーっ、本当なの、拳児君!?」 葉子先生は絃子が怒らずにいる姿から何か感じたようで、拳児の手の甲を軽くつねった。 「……泣かせたら許さないからね?」 「……うっす」 拳児が答えるまで葉子先生は手を離さず、「本当に、ね」と念を押す。
「葉子、その辺にしておきな。そんな拳児君を選んだのは私だ。拳児君を疑うというのなら、 私の決断も疑うというのかい?」 「分かっています。でも、これは絃子さんと拳児君との、私なりのけじめです」 拳児と絃子を寄り添わせた葉子先生は頬に手をやって考え込んだ後、 「じゃあ、キスしてみせて下さい絃子さん」と言った。 「え、どーして!」 「いいじゃないか、拳児君」 「けっ、けどよ!」 恥ずかしながらうろたえる拳児をよそに、絃子は拳児の手を腰にまわしてやりながら 葉子に向かって一回転まわってみせた。 わーっと、手を叩く葉子先生に答えるように、拳児も心を決めたのか何度かゆっくりとまわって、 触れるだけのキスをする。 準備室の窓が開いていて、透き通ったレースのカーテンが風に吹かれて絃子の頭に乗っかって、 拳児と葉子先生は大笑いをした。 「ふふっ」 「あっはっはっ」 遅れて笑い始めた絃子も含めた三人はひとしきり笑いあうと、拳児と絃子は更に互いを引き寄せ合って、 今度は少しだけ長く唇が触れ合った。 ちょっとだけ涙ぐむ葉子先生の「よかったね」という言葉に、幸せになる事で答えよう、と絃子は拳児に囁いた。 拳児の脳裏に絃子との未来のイメージが浮かぶ。それは絃子と二人で描き出していくものだ。 もうずいぶんと暖かくなってきた春の昼過ぎの、葉子先生一人だけが招待されたささやかな会見は そうやって続いている。 END
716 :
waltz 後書き :2006/03/26(日) 11:20:22 ID:JlXhsOQc
いかがだったでしょうか? 気になる点・誤字脱字・良い点・悪い点などなどありましたら、お教えください。 今後の改善点にしていきたいと思います。 前スレで投稿した『Burn In My Light』の後で、今思えば恥ずかしい真似をしてしまいまして (生意気にもアンケートぽく皆さんに尋ねてみたり)、 何とか超姉らしさを残した甘々・爽やかさを表現しようと頑張ってみたのですが、それがSSから出ていたでしょうか? 超姉ENDがあるとすればこんな感じかなぁ、などという妄想を形にしてみました。 最後までお付き合いしてくださった方々、スルーしてくださった方々に感謝を。 一連のSSを読んでくださって、ありがとうございました。
>>716 GJ!
天満への未練がスッパリ無くなる訳もないし、良かったと思う
ラストを見て感じたが、やはり葉子さんいてこその超姉だな
つまらん 2点
あと誘い受けキモい死ね死ぬ死にますさようなら
>>716 GJ!!!!
良かったです。また書いて下さい!
602〜608、611〜613、616、689〜692、717、720の中の人さん、ありがとうございました。
>>616 3回くらい丸ごと書き直しをしているうちに、自キャラ化してしまったのかもしれません。
気を使っていたのですが、ブレていましたらすみません。
せめて描写だけはしっかりしようとSSを書いていました。
絃子さんについては、クーデレらしいので(どこかのサイトで見ました)、それを意識してみました。
私なりのクーデレな絃子さんですが、どうだったでしょうか?
連続もののSSはIFスレでもやっていなかったので、出来は横に置いておいてとにかくホッとしています。
また、管理人様には感謝の言葉しかありません。いつもありがとうございます。
>>ID:KlTM3p9W ここまで来ると粘着保守かと思う。 そんな君のマスターベーション級の無駄な努力にGJ! 人を不快にさせて、なにが楽しいのかね?糞豚君?
>>721 いや、作品楽しく読ませてもらってますんで。
少しでもその労いと、感謝としての形になれば幸いかなと。
>>723 自分のSSが残るというのは、私にとって凄く嬉しい事です。
そう言って頂けると何よりの励みになります。
>715 なるほど。クーデレですか。それにしても絃子先生がステキです。GJでした!!
アソミコ書いてよ!
また名前消し忘れ・・・・orz
728 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/27(月) 03:22:15 ID:AgGb4oFG
いいもんみた
いいみのもんた
732 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/27(月) 12:38:01 ID:AgGb4oFG
高校教師Iさん「みのさん、拳児くんが浮気しています。」
安西先生、アソミコが読みたいです
アソって誰? そんな奴いたっけ? オリキャラは勘弁してくれ
735 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/27(月) 17:16:06 ID:96TCfD/p
絃子エロカワイイよ絃子
先生、田中×永山が読みたいです。
田中「うっ」 永山「ああん」
アソミコ!!!!!!!!!!!!
カプの内容以前に催促は激しくウザい。死ね。
いやそいつ楢厨だから・・・
ID が違えば別人……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました
>>740 いやいや別に荒らしてるわけじゃないだろw
それにむしろかち上げがきつい方が問題な希ガス。そういうのは不健全だろ。
アソミコによる自業自得だから不健全も糞もない。 そういう如何にも自分は第三者ですよな庇い方する744からアソミコ派の臭いがプンプンしてくる。
って言うか誰かがアソミコを書けばいいんじゃない? 頭良い俺。
なら誰かといわずおまいが書いたらいいんじゃないのか?
>>745 アソミコ認定キタコレwww
801とかの禁止されてるもの以外は、書きたい奴がいれば勝手に書けばいいし読みたい奴がいればその
意思表示をしてもいい。
それを「これはいい、これは駄目」って言い出すのは不健全じゃないかってことだ。アソミコに限らずね。
つーかヘイター過敏過ぎ。
あんなことぐらいに過剰に反応して嵐だなんだと言い出すのは、ifスレならともかくここでは見ててちょいと痛い。
ましてや「散々叩かれてるから下手に出てると思ってたらなに調子こいてんの?」みたいなのはもうねw
そんなに必死にならんでも2ちゃんではアソミコは大多数に支持されてないから安心しろ。
すまん。 おれがずっとアソミコって言ってたんだ。 俺、寝取られ属性だからつい。 無用な混乱がしょうじたことをあやまります。
意思表示は結構だけど、1回言えばわかるもんを繰り返せばウザいということに気付かないのかね、全く。 他人の趣味に干渉するほど愚かではないが、執拗にこっちの領域に入り込んでくるなら叩き返すまでだ。
751 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/28(火) 23:19:30 ID:ecf9tneY
アソミコは勘弁してくれ。
>>749 寝取られが見たいなら鉛筆でいいだろうが
俺はアソミコがいい! 誰か書いてyo
アソミコって意外性がないような気がしていまいち・・・
いい加減空気読め。
アソミコさえ書かれれば平和だ
皆スルーしたほうが手っ取り早い そろそろ便乗厨も混じりだしたみたいだしな
>>756 お前が書き込まなければ一番手っ取り早く平和になる。違うか?
同じ事言い続けたって書かない人は永遠に書かないんだよ。
希望する気があんなら馬鹿の一つ覚え繰り返してないでせめてシチュの一つでも挙げてみろ餓鬼が。
>>758 シチュはアソミコって言ってるでしょ?
馬鹿なんですか?お大事に
>759 それはカプやろ
北日本は暴風雪だわ。積もる気配がないのは幸い。
寝取られなら袴が一番。
播磨厨うぜェ… 別の男キャラでもいいだろうが、玉無し野郎ども
アソミコがonly1
いちいちID変えてんじゃねえよ、カスが。 貶めか何か知らんが、いい加減に黙れ。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || あらしは 。 ∧_∧ いいですね。 || 無視! \ (゚Д゚,,) ||________⊂⊂ | ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ | ̄ ̄ ̄ ̄| ( ∧ ∧ ( ∧ ∧ ( ∧ ∧ | | 〜(_( ∧ ∧ __( ∧ ∧__( ∧ ∧ ̄ ̄ ̄ 〜(_( ∧ ∧_( ∧ ∧_( ∧ ∧ は〜い、先生。 〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,) 〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
768 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/29(水) 17:27:18 ID:UsAYP+73
どうせハナミコになる
アソサラか・・・なにもかも皆懐かしい・・・
九州男児のおいどんが思うに アソミコのSSがあれば収まると思うでごわす。
想像がつかないな。アソサラもアソミコも。 なんていうか、他の(ギャルゲ的)漫画の主人公キャラがサラや美琴を抱いているようにしか思えないな。 麻生のキャラがもうチョイ立てばいいんだけど、麻生ってキャラが分かる回ってある? 美琴が麻生と行った買い物の回くらいしか思いつかない。 『勉強・バスケ・料理が出来る万能キャラ』というもの以外で。
原作はどんどん素敵な方向に行ってますね アニメやってるうちに原作打ち切りなんてことにならなきゃいいけど
2期のDVD最終巻リリースと同じ頃、原作も最終回を迎える・・・ ってタイムテーブルが組まれてるという噂もある。 真偽は判らん。
アソミコは好きじゃない! だから寝取られ好きとして読みたい。 縦笛以外なら、Dでも播磨でもいいよ。 まだー?
安西先生、アソミコが読みたいです
どうでもいいが、縦笛じゃ寝取られになんないの?
次アソミコ希望とか言ったら通報してみるか。
麻生と周防のカプモノ希望
そもそも寝取られでは無いと言うマジレスはしてはいかんのだろうか…。
ほら、春だからさ・・・・・。俺ら大人はスルーしてあげようぜ、スレのためにも。
ともあれ、
>>726 からずっと無駄な流れが続いてる事にそろそろ誰か気づかんのか?
スンマセン、 直ぐに片付けます ∧_∧ ( ;´Д`) --=≡ / ヽ || || -=≡ /\ヽ/\\ / =ヽニ)∧ニ)∧ -= / /ヽ‖( ・ω・`)>726 -// ./‖( つ旦O / / / ‖と_)_) Lノ (_◎ニ◎ニ◎ニ◎
>>780 その人にとって縦笛好きだったら寝取られになるだろ?池沼かお前?
俺もアソミコ希望
どうやらアソミコを騙った荒らしだったようだな 麻生スレとか見てたら分かるけど、アソミコ応援してる連中のほとんどは 2chでのアソミコの評価を知ってるからこんな厚顔無恥にはならねえよ 聞く耳持たないし、煽り交じりになってるし
だからアソミコを好きって言って無いじゃん? 寝取られの意味がわかってないのかな? 784の頭の中が心配です
>>784 荒しだと思うなら『相手にするな』を守れよ。
小学生以下の精神年齢しかない奴に言い聞かせようとしても、親類でもないあんたの時間の無駄だろうが。
そうやってアホに付き合うから60レスも無駄に消費するんだよ。
この無駄な60レスに乾杯!!
寝取られなら何でも良いってんなら、 わざわざ書き手の居ないスレで粘着してないで他所行けばいいだろうに。
アソミコSS完成した。推敲終わったら、3/32中に投下するわ。
まぁ、本編もグダグダになってるしなぁ・・・
アソミコGJ!
ってか日付が3/32になるんだな。 790頑張れ!
アソミコが読める幸せ
アソミコ祭り?
今日って…
まあ確実に投下は無いだろうなwww
日付変わっちゃったね(´・ω・`)
ごめん。普通にエイプリルネタのウソだった。 もし本気で期待してくれた人いたら申し訳ない。
800
>>799 いやいや、誰もあそみこなんて期待してないから気にすんな。
>>799 漏れ期待してたのに……(´・ω・`)ツョボーソ
803 :
553の続き :2006/04/02(日) 18:11:05 ID:F5HmJ7FK
「んんっ……うん…」 長い、長いキスをする。部屋にピチャピチャと舌の絡み合う音だけが流れていく。 じっくりと口の中を味わった後、ゆっくりと体を起こし、おねーさんを組み伏せる。 まるでガラス細工のように細い首すじやうなじに舌を這わせながら、オレは右の手を豊満な胸に向けて進めていった。 「んっ……あっ……」 しばらくしていなかったせいか、いつもより敏感なようだ。おねーさんのピンク色の乳首が。早くも固くなりつつある。オレは両手を使って捏ねるように揉みしだいていった。 「あああっ…ん…くうん……あああ……」 段々と声の高さが変わってきた。乳首をクリクリ捏ねたり、少し弾いたりするだけで面白いくらいに反応する。 だがオレはまだ舌は使わない。今日のおねーさんはどうやらいつもより敏感らしい。 本当はこのやわらかい胸に今すぐにでも、しゃぶりつきたい。舐め回したい。 しかし今はおねーさんを『好きなように』したいのだ。 ここで焦ってはいけない。 オレはおねーさんを静かに起こし、オレの上に対面座位のように座らせた。 「んっ」 おねーさんがだらしなく笑いながら、オレの顔を見る。 そこから一転、オレは胸を激しく責めまくった。 「へ?え?あ、アン!ハリオ!……ちょっと!……」 いきなりのことにおどろいたらしく抗議の声をあげてきた。 でも、今日は『好きなように』していいのだ。抗議なんて無視する。今はオレがルールなのだから。 オレはとにかく胸を舐め回した。さっきまでの欲望が一気に爆発し、乳頭を谷間を這い回り、激しく揉み、そこに顔を埋める。 「んあっ……だめっ!ああっ!……あああ!」 さっきまでの波のような静かな快感から鋭い刺激に変わったからか、おねーさんはいつも以上強くオレの頭を抱きしめてきた。 「あっ!……はあん!……はあああああ!!!!」 急にさらに強く頭を抱きしめられ、オレにもたれかかってきた。おねーさんも体が軽く痙攣しているのがわかる。 おねーさんは胸だけでイってしまった。
804 :
553の続き :2006/04/02(日) 18:12:41 ID:F5HmJ7FK
だがまだオレの気は済んでいない。おねーさんが少し落ち着くと、オレは自分の分身を彼女の秘部にあてかった。ソコはもう既に蜜で溢れかえっていた。 「……いくぜ」 「ウン……来て……」 おねーさんは弱弱しい目でオレを見つめてくる。 ゆっくりと分身を彼女のソコへと沈めていく。 「ああああッ!」 予想どうり、おねーさんのソコは熱くてドロドロでギュッとオレを締め付けてくる。 意識が吹っ飛びそうな中で、オレは腰を動かしていく。 「ああっ…ハリオっ!!気持ちいい……」 耳にはおねーさんの喘ぐ声と体のぶつかりあう音と、ジュブジュブという水の音しか入ってこない。 気を緩めるとすぐにでも射精してしまいそうになる。 意識しなくても段々腰の動きが速くなってくる。 「んああああぁッ…あっ、ぅん…くぅう…ああッ!」 もうそろそろ余裕が無くなってきた。おねーさんが乱暴にオレの頭を引き寄せ、荒々しいキスを交わす。二人の間に銀色の橋が架った。 更に激しく動きながら、目の前で揺れている胸にむしゃぶりついた。 「ああああッ!…ダメッ!」 口では『ダメ』と言いつつもオレの頭を抱きしめてくる。男としては嬉しい限りだ。 オレ達はもう完全に限界に来ていた。 「うあっ…オレ、もう……」 「あ、あああッ!……いいわよ…んんっ!…今日は大丈夫だから……」 お許しが出た。オレは一気にスパートをかける。 「はあッ!あああああああッ!…んあああんッ!」 おねーさんの声が2オクターブほどあがり、強烈にしめつけてきた。 「くっ!…」 オレも同時にありったけの精をおねーさんの中に吐き出した。 その後どちらからともなくキスをし、そのままベッドに横になって寝てしまった。
805 :
553の続き :2006/04/02(日) 18:13:59 ID:F5HmJ7FK
目が覚めると、おねーさんがオレの顔を覗き込んでいた。 「あっ、起きた起きた」 嬉しそうな顔で抱きついてくる。肌もやけにツヤツヤしている。 しばらくオレの胸に頬ずりをしていたが、急に真面目な声に変わった。 「ねえ…もうどこにも行かないよね?」 …いきなり何を聞いてくるかと思えばそんなことか。 「もちろん…もうおねーさんの傍から離れませんよ」 それを聞くと、おねーさんは満面の笑顔でオレに抱きついてきた。 「……もう刑部先生にも沢近さんにも塚本さんにも渡さないんだからっ!」 …なんで絃子が入ってるんだろう。 「それと『おねーさん』も禁止って言ってるじゃない。ちゃんと名前で呼んでよ」 …それはお互い様だろ? 「…わかったよ…妙」 とりあえず返事はしておく。まあお互い癖みたいなモンだから、その内直るだろう。 まあとにかく、これからもゆっくりと、この愛しい年上の人と暮らしていきたいと心の底から思う。 「カァー、カァー」 「「ん?」」 折角の甘い二人だけの時間をベランダにとまった鳥が止めた。 「あ〜、コウノトリだ〜」 (……マジかよ) ……ひょっとすると、『二人だけの時間』はそう長く続かないのかもしれない。 fin
806 :
553の続き :2006/04/02(日) 18:18:02 ID:F5HmJ7FK
続きは来週、とか偉そうに言っといて来月になってしまったorz 皆さんホントすいませんでした。いやもう本当に忙しくて… 短い上に拙い文章ですみません。 タイトルは「妙ちゃんとしようよ」でお願いします。
GJしかいえないけどGJ
アソミコは?
GJです!しかし作品が来てるのに無視したりするのは良くないと思う。誉めるなりけなすなりしないと過疎のままだぜ。
誰かがアソミコを書けば無問題
適当にエロ小説買ってきて、登場人物の名前を換えりゃいいじゃん。 どうせ似ても似つかないようなキャラなんだしさ。 レベル低過ぎてレスする気にもならないんだろ。 自演しないとGJすらレスがない現状がそれを表してる。 何故無視されてるのかを考えろ。
ここはアソミコを書いてくれる作家を待つスレですか?
>>812 お前みたいな奴が食いつくからだとお前みたいな奴以外は分かってるからだ。
GJ付き出したらまたアンチだろ?
815 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/03(月) 01:17:28 ID:lqmAmwsu
ぼくの絃子さんは?
いまだに匁の続きを待ってるの、俺ぐらいかなあ・・・
>811 自分で書けば更に無問題。 ま、それはさておき。 >816 久し振りに名前を見た気がする…。
匁の人と、虹見た美琴が播磨と一緒にイトコ×葉子の百合を見ているうちにムラムラしてくるのも待ってる
俺はアソミコ
俺は周防と麻生
ってかここ以外で読めるサイトないかな?
ぐぐれ。
俺も探したが見つからんかった。
>>819 匁は知っているんだがもう一つのやつってどこにあるの?
なんでアソミコSSはないんだろう?
つまらんから
粘着が居るから。
アソミコ(笑)
アソミコ最高
アソ●コとか言うな!
>>826 マジレスすると、職人さんがSSを書きたいと思うような魅力がアソミコにはないからだよ
つーことでいい加減諦めてね、ウザイから
833 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/06(木) 01:00:51 ID:AWOQQOz8
アソミコはないだろ
アソミコ花井か……それでも要らん。
>832 寝言は寝て言え。 そんなにここにも派閥争いを持ち込みたいのか。 縦笛が喧しいからだろうが。 そんな状況で書く気になる訳無いだろ。
はいはいすぐに縦笛叩きを始めるアソミコ厨が悪い悪い
アソミコが書かれれば…………自由
アソミコ厨痛すぎ
まぁ煽りだけどな
麻生とミコちんのギシアン読みたい!!!!
そろそろ誰か通報よろ。
ここまでくると最早荒らしだな>アソミコ厨 これはもうアソミコをNG登録した方がいいかも分からんね
アソミコを希望したら通報www おかしな話ですね。
ならアソミコkibon
希望が悪いんじゃなくて、しつこいのが問題なんだよ。 的外れな煽りしか出来ない厨は宿題でもやってろ。
人にしつこく頼む前に自分で書け。
なんて香ばしいスレになったんだ。
ここでカレリンをキボン
香ばしいついでに播磨と美琴SSキボン
自分も↑のを希望
クレクレ厨ウゼエエエエエエエエエエエエ!!! 自分で書いてろ。
ぼくは、ぶんさいがないので だれか、あそみこをかいてください。
>>852 おいちゃんも文才ないんだ。ごめんな
でも誰かがアソミコを書いてくれるさ!
話豚切で申し訳ないが 保管庫においてあった魅惑のバレンタイン播磨編のハーレムエンドと一番下に置いてあった おにぎりの名作(観覧車でペッティング→マンションで本番→天満をバイクで空港から迎える見たいな流れの作品) って何処いったんだろう? 後とてつもなく遅れたが保管庫更新乙様です
え、ちょ……あれ? なんかの手違いで消しちゃったみたいっすね。 ログそのものはあるはずなんで、直してきます。
アソミコも載せといてくれるとうれしい。
てーか、一番の問題は脊髄反射で怒り出す奴だな 余計に煽りが増えるだけ
荒らし全盛時代
アソミコをNGしとけば万事解決
麻生と周防のからみをお願い。
花井やみこちんのセックス描写を細かくやってみたいんですけど 何かセックスをわかりやすく描写している文献やサイトはあるでしょうか 私は手淫をやってるので男の快感とかは分かるんですが 女の性感帯と男の性感帯の相違点などがわからないので
童貞かえ?
>861 V・D・ヴェルデ 著「完全なる結婚」 もっとも、とっくの昔に絶版だが。 今ならさしずめ「セックスを考える漫画」をウリにしている 克・亜樹 著「ふたりエッチ」 初心者の導入にはいいんじゃないのか。
865 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/09(日) 16:54:58 ID:/oD4hSEQ
アソミコは勘弁してくれよ。
>861 不覚にも笑ったw
旗キボン
>>861 SS書きの控え室に行けばいいんじゃないか?
控えめな態度なら親切に教えてくれると思うけど。
869 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/09(日) 22:03:03 ID:XEfK2xWH
絃子は素直クール。
>861って二次創作批評支援スレの改変コピペですぜ 829 名前:Classical名無しさん[sage] 投稿日:06/04/08 17:48 ID:QiGgbHjI 花井やみこちんの格闘描写を細かくやってみたいんですけど 何か少林寺拳法をわかりやすく描写している文献やサイトはあるでしょうか 私は空手をやってるので駄目な動きとかは分かるんですが 少林寺の打撃と空手の打撃の相違点などがわからないので
『どりーむじゃんぼ』 春の日差し降り注ぐ学校の屋上。 俺は男になる!!!!!! 屋上には俺と彼女だけ。 彼女はどこか恥ずかしそうにしている。 俺は彼女が好きで好きでたまらない、 もうこの気持ちを胸に収めていられないんだYO!。 漫画描いて気持ちを静めてたけど、逆に自分の気持ちが またはっきりわかっちまって・・・。 だから今日俺は男になる、彼女に気持ちを打ち明けるんだ!!!。 『あのさ、実h』 『あのね、播磨君。』 俺が昨日寝ずに考えていた究極の告白をしようとした時 彼女は俺の名前を呼んでそれを止めた。 あぁ・・・ダメって事なのか・・・・。 そうだよなこんな髭面でサングラスなんかしてちゃ無理もねぇか 『私好きなんだ、君の事が。』 あぁ、おふくろなんでもっと俺をかっこよく生んでくれな かったんだよ。 『だからさ、、、して・・・くれないかな?。』 大体なんであんな無愛想な奴を好きになっちゃうかな この子は・・・。 『わぁ・・・おっきいんだね・・・・。』 あぁ・・・もう死にt・・・・て、ほわぁぁぁぁぁぁあああっつぁ! 何してんだよ、おめぇさんは!!! 彼女は俺のモノをいつの間にか取り出して、小さな口に含み 舌を使って転がし、遊んでいる。
『ちょっっっっ!!???くっっはぁ……。』 いつも天然ボケしてる彼女とは思えないほどの性技で 俺のモノの裏筋からカリの部分まで攻め立ててくる。 『気持ちいんだ?。』 彼女は口元からだらしなく涎をたらしながら微笑んだ、 その表情はすごく淫靡で俺を興奮させた。 俺の思考回路はもうとっくにオーバーヒートしていて、 モノは自分の意思とは関係なく膨張していく。 次第にこみ上げてくる快感がモノから全身にこみ上げてきて 限界まで後一歩というところで彼女の口から俺のモノが、 飛び跳ねた。 『まだ、まだ出しちゃやだよ♪。』 そういうと彼女は屋上の落下防止用のフェンスに手を絡ませて 腰を突き出す。 『今度は……私にも・・・・ね。』
そんなポーズに俺の自制心は抗えず、彼女の腰に手をおいて モノを彼女の秘部に押し付ける。 『いくよっっ……。』 さっきの寸止めで限界の来ている俺は一気に彼女の中に 熱くたぎっている俺のモノを突き刺した。 『あぁあぁあぁぁぁぁんんんんーーーーーーー。』 彼女の中は熱く蕩けていて、俺のモノがずぶずぶと 飲み込まれていく。 『やば、イキそう……。』 『イイよ、中に……中にきてぇえぇぇえ!!!!』 彼女が絶叫するのと同時に膣が俺のモノをキュンっと締め付けて 痙攣する。 当然俺はそんな締め付けに耐えられるはずがなく間もなく 彼女の中に自身の思いをぶちまけた。 そして射精の快感で目の前がホワイトアウトしていった・・・。 ………。 目を覚ますと、見慣れて天井を見上げていた。 汗をすったシーツが気持ち悪い。 時計を見ると深夜2時だった……。 『だよなぁぁぁぁぁっぁあああ。』 大体予想はしてたけど・・・・、こんな落ちって・・・。 がっくりしていると下半身にねっとりとした感覚が 太ももをはって伝わってくる。 『やっちまったっっ………。』 END………………………………………… いぁ、皆ほんとごみん、キャラ掴めてないし なんかエロくないね;初めて書いたから乱文になってるし;。 次はもっと上手くかけるようになるからゆるてぇぇぇぇl;
アソミコ書いてよ
アニメのOP、前の方が良かったよな。
クソ偽メガネが歌ってやがるからな。
あのOPが二学期の先行きを暗示しているかのようでゲンナリ。 バスケ編の視聴率が楽しみだなぁ……。
深夜アニメで視聴率ってwww
花井氏ね
麻生死ね
アソミコ!!!!!!!!!!!
流れがよくわからんがさつきは俺のものでいいんだな?
アソミコ祭り
>>861 それ俺の二次創作支援スレの書き込みの改変じゃねーかw
>>884 なんだ、俺は今流行ってるコピペかと思って
ガ板行ったのにw
アソミコ祭り kibon
何だこのスレwww アソミコ希望
イトコ希望
889 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/12(水) 20:58:28 ID:rNETIk7s
支援スレでもアソミコ言う人がいるんですが、ここに居た人と同じ人でしょうか。 もし、アソミコのssが投下されれば大人しくなるんですかね?
あちらでは連呼してるわけでもないのに、その決めつけはサスガにひどいだろw
アソミコを真摯にkibon
>>891 まぁそうだろうけど。2週間ぶりに来たらまだやってたから、つい口を出してしまった。
アソミコのssを投下すれば事態が収まるんだろうか、とか思っちゃって。
通報して押さえ付けた方が早い。
もし投下しても「これだけですか?もっと読みたいです」 とかろくに感想も言われずにまくし立てるに300ガバス
ってかアソミコが一つも無いから粘着してるんじゃない?
本人乙
どうでもいいからアソミコ書いてよ!!!!!!
899 :
マリー :2006/04/13(木) 22:48:01 ID:NRtK+1mw
アソミコがなければ自分で書けばいいじゃない
荒らしに餌をやらない
誤爆してんじゃねえよwww
「ふぅん」 あたしは嵯峨野さんのそんな言葉に、そんなもんかなと思って制服に着替えた。 久しぶりに顔を出したバスケ部の練習は結構ハードで、ロードワークでは さつきちゃんについて行くのがやっとで二月だというのにだらだらと汗が出てくる始末だ。 買ったばかりのふわふわのタオルで汗を拭きとりながらあたしが息を整えていると、 得意げにさつきちゃんが言ってきたんだ。 「ちょっと太りました?」って。 そりゃあ塚本達とエルカドに行っているし、親父の酒に付き合うのだって毎日の事だ。 太らないように気を付けてはいるけど……仕方ないよな? それを嵯峨野さんに話したわけだけど、マネージャーをしている結城さんも嵯峨野さんも あまり興味がないようで、さっさと着替えて更衣室を出ていってしまった。 「あ、ちょっと……」 急いで着替えて外に出ると女子バスケ部の顧問である妙ちゃん――姉ヶ崎妙先生が来ていて、 嵯峨野さん達に声をかけていた。いちいち『姉ヶ崎先生』と呼ぶのは面倒臭いでしょって妙ちゃんが言うから、 あたし達ははそう呼ぶ事にしたんだ。 「周防さんも来ていたんだ」 「顔を出した程度ですけど……」 そりゃあいい気分にはならないだろうな。と、そう思った。 中学までバスケをやってきた嵯峨野さんに、天文部と掛け持ちでマネージャーをしている結城さん。 立ち上げに熱心で頑張っているさつきちゃんや、レスリング部の練習もある一条さんやララ。 あたしは……帰宅部、だもんな。みんなたまにしか顔を出さないけれど、あたしと違って部活に所属している。 「ふふっ、嵯峨野さんに結城さん。風邪と不審者に気を付けて、真っ直ぐ帰りなさいね」
妙ちゃんの声で場の雰囲気ががらっと変わった。ほんわかとした空気になったんだ。 年上の女性。 たぶん、あたしなんかが敵う事なんてないんだろうな。 「あの子達は、ちょっと妬いているのかもしれないわね」 「――え?」 妙ちゃんの口からあたしの思いも寄らない言葉が出てきた。 「なんで? 妬いてる?」 「そう。久々に顔を出した周防さんにみんなの目が釘つけだもん。男子はもちろん、女子も見ていたわ」 「……?」 「それ……ね」 妙ちゃんの指があたしの胸を指した。 「ぇ……あっ」 「ふふっ。ご両親に感謝しないとね」 「す、好きで大きくなっている訳じゃないですって」 「それを人前で言ったらいけないわよ。大きくなりたい子だっているんだから」 「ご、ごめんなさい」 珍しく怒った様子の妙ちゃんに思わず謝ってしまった。でも、本当に好きで大きくなった訳じゃないんだもんな。 気にしてない振りをしてるけど、視線を感じないわけないだろ。登下校はもちろん、体育の時だって。 あたしのキャラじゃないって思い込ませて恥ずかしがらないようにしてるだけだ。 「……気持ちは分かるけど」 妙ちゃんはあたしを抱き寄せるから、ふわりといい匂いがしてくる。妙ちゃんも胸が大きいから、 そういう心労を分かっているのかもなぁ。
「体重が落ちれば小さくなるわよ」 「小さく?」 「そう。周防さんの場合は筋肉もあるから脂肪はすぐに落ちると思うけど……」 「あたしだって道場で汗を流しています。ぼーっと遊んでいるんじゃ……」 「でも、その分食べちゃいけないわよ? 例えば、お父さんと杯を交わしたり、帰りがけに甘い物を食べたり。 ……どうしたの周防さん」 「い……いえ」 妙ちゃんはエスパーか? あたしは脂汗を垂らしながら、いえいえと頭を横に振った。 しかし、妙ちゃんは胸が大きいと思った。刑部先生は適度な感じだし、笹倉先生はスレンダーだけど形が良さそうだ。 男には分からないだろうけれど、同じ女ならある程度の判断は付くものだ。先生方はみなスタイルが良くて、 これなんてマンガだよって思う事もある。 妙ちゃんからあれこれとダイエットの方法を聞いていると、「そーいえば、エッチも良いかも」と、 いきなり突飛もない事を言いだした。 「エ……ッチって、妙ちゃん! そういう事言っちゃ駄目!」 「でも……結構なダイエットになるわよ? 時間辺りの消費カロリーも多い方だし」 「そ、そーゆう事じゃなくて、先生でしょ妙ちゃんは」 「周防さんはいいじゃない、相手がいるんだから。私はいっつも逃げられてばかりだもん」 急にしぼんでしまった妙ちゃんにごめんねって言いながら、でも、やっぱり先生がそういうのを言うのは駄目だろ!? ――つーか、あたしに相手がいるって誰だよ? 「妙ちゃん、あたしの相手って誰だよ。そんな人なんていない――」 「――麻生君」 「って、麻生!? あたしはなんとも思っていないよ」 「嵯峨野さん達も言っていたわ。デートもしているんでしょ? 塚本さんが嬉しそうにいっていたわ。美コちゃんにも春が来たって」 「つぅーかぁーもぉーとぉー!」 「友達思いのいい子だわ」
「あたしは麻生とは何の関係もないですっ!」 「本当に? 私も結構お似合いだと思うけど」 そりゃあ文句はないけど、それは心の問題だろうと思う。いくら顔が良くったって、 あたしが好きじゃなければ好きじゃないって事だ。あたしは麻生の事を好きではない――と、思う。 「迷ってるって顔してるわ」 「ぅえ?」 「そんな顔してたらすぐに分かるわよ」 妙ちゃんは「あらあら、うふふっ」などと、おっとりと笑う。 「麻生君の事、どうしていいのか分からないって感じみたい」 「……なんか好意があるっていうのは感じるんだ。でも、そんな気持ちに応える気はないし、義務もないし――」 「でも、迷ってる」 「うん。友達としてはいい奴なんだ。あたしも友達としてなら好きだし」 あたしがそう言うと、妙ちゃんが肩を抱いてきた。ふわふわした妙ちゃんの雰囲気に飲まれたのか、 あたしも妙ちゃんの肩に頭を乗せたりした。 「それって、怖いんだよ。周防さんは怖がってる」 「何を怖がっているのか分かんない。妙ちゃんは分かんの?」 「たぶん……恋人になったその先の事。麻生君じゃなくても……きっと同じようになってると思うわ」 そーいうもんかな。あたしは嵯峨野さんがそうしたように「ふぅん」と答えた。そっけないわけじゃなくて、 答える必要がないから。あたしの中に答えが出ている問いかけに、相手はなんて答えればいいのか。 きっと、妙ちゃんはあたしに問いかけているわけじゃないんだ。 「妙ちゃんは、恋してるの?」
「え……」 「何となく……そんな気がして」 「してる。恋、してるよ」 妙ちゃんは素直に答えてくれた。強い人だなって思った。 「周防さんは……麻生君の事、嫌い?」 「嫌いじゃない。でも、恋人とか、そんな事はぜんぜん考えられない」 「ふふっ、よくできました」 ねえ、妙ちゃん。そんなに頭を撫でないでよ。あたしは妙ちゃんに子供扱いされて困ってしまっていた。 けど、妙ちゃんから見ると、あたしは子供なんだよな。仕方なく……本当に仕方なくだけど、されるがままになった。 「もし、周防さんが良かったら練習しない?」 「練習? 何の?」 「周防さんが男性と付き合うようになっても困らないように、私が練習相手になってあげるわ」 「……はぁ?」 あたしが戸惑っている事に構わず、妙ちゃんは一緒に帰りましょうと言った。
「……あの」 透き通ったガラスの向こうでシャワーを浴びる女性の姿が見える。っていうか、丸見えだよコレ。 あたしは派手なシーツでメイキングされたベッドの上にちょこんと座っている。妙ちゃんの凄い体を まじまじと見るわけにもいかず、けど、素晴らしいモノから目を逸らす様に人間の理性は出来ていない。 シャワーを終えた妙ちゃんは、備え付けのタオルで髪の水を吸い取りながら出てきた。 体に巻きつけたタオルはギリギリ巻かれているだけで、妙ちゃんが油断すればすぐにはだけてしまうだろうな。 「あ、周防さん。次どーぞ」 「妙ちゃん、前、前っ!」 妙ちゃんが手を振るもんだからタオルがはだけそうになって――というか、胸も下の方も丸見えになってるわけで。 あたしは同姓なのに顔を背けてこの場から逃げ出したいと思った。 ――で、なんで風呂場に逃げ込んでんだ、あたしはーっ! 曇る事ないガラスの向こうでは妙ちゃんが手を振ってきている。すっきりするわよーっと言っているのか。 たぶん……いや、きっとそうだ。 シャワーを浴びるのに胸を隠しながらでないと恥ずかしい。ちらちらと後ろにいる人を見るとニコニコとこちらを見てきている。 「何でこんな事になったんだ」 さっさと帰ればよかったのに、ずるずるとついて来てしまって。あーもう! あたしの性格、直さないといけないなぁ。 髪をシャンプーでごしごしと洗っていると一瞬すうっと冷気が入ってきた。 「え、何?」 「いつまでたっても終わらないじゃない。延長でもいいけど、周防さんの親御さんになんて言っていいか分からないから、 ちゃっちゃと終わらせましょう」 「えんちょう?」
妙ちゃんの手が腰に触れてあたしは「ひゃう」と声を上げた。何かぬるぬるしたものが ボディソープだって分かった後、ソープってそう言う意味なんだって分かった。 ――分かんなくても良かったんだけどさー! 「……んぅ」 「あー、敏感なんだ?」 「ちがっ……妙ちゃんが上手くて……!」 「ちょっと段取りを間違えたけど、私の講習を始めるわ」 「こーしゅー?」 「そ、こーしゅー。これから私の手は男の手。私の言葉は男の言葉。ってな具合に頭で変換してみて」 「変換って……あっ……んん」 「例えば……麻生君とか」 「あそー? 先生が麻生なの?」 「そうだよ、美琴」 「あそーは美琴って呼んでくれない。たえせんせーの手と声だぁ……あんっ」 妙ちゃんの手があたしの胸をタプタプと弄んでる。シャワーの熱さで次第に頭の中がぼんやりとしてきた。 これってのぼせてるのかな、って思い始めた頃にはあたしの体は妙ちゃんに征服されてしまっていた。 「ねぇ、どうかな。俺の手は?」 「たえ――じゃなくて麻生……スゴイよ」 「耳とかうなじとか……周防はエロいなぁ」 「麻生、もう止めようよ。あたし、のぼせてきちゃったから」 麻生、とか名前を読んでみてもあたしの体を弄んでいるのは妙ちゃんだ。だから、心も体も許せる――って、 何かおかしくないか、あたし。どーしちゃったんだろーか。 「周防、ここ触ってみて」 麻生の妙ちゃんがあたしの手をあたしの大事な所に導いていった。時々整えているけど、 しっかり見たことなんてないその場所。まず妙ちゃんが支配してから、あたしの指が触る事を許された。
「ひっ……ぁあぁあ」 「周防……さん。大丈夫?」 「うん、妙ちゃん」 指の腹で触るつもりが、頭がのぼせているせいで爪の方で触ってしまったのだ。 妙ちゃんがその名称を言ってみてっていうから「クリちゃん」って答えた。 保健の授業で習ったのは別の言葉だけど、コレくらいの知識くらいは女子高生だもん。当然持ってる。 腰砕けになってその場に座り込んだあたしは妙ちゃんに抱きついた。 シャワーはいまでもあたしと妙ちゃんに降り注いでいて、あたしをのぼせ上がらせる。 「周防さん……最後まで……する? それとも、この辺で止めとこーか?」 妙ちゃんの麻生が優しい言葉をかけてくれた。ううん、間違えなく妙ちゃんだ。 「する。最後まで。妙ちゃん、あたしに教えてくれる?」 「……貰っちゃうよ。いいの?」 「麻生なんでしょ、妙ちゃんは。問題ないじゃん」 妙ちゃんはとびっきりの優しいキスを頬にしてくれた。 「じゃあ麻生君な私が抱いてあげるわね」 時間をかけてシャワー室から出たあたしは、麻生な妙ちゃんにタオルで拭かれつつ逆にキスをしてみたりした。 麻生になりきっても身長はあたしの方が高い。すこし猫背になったあたしは目を閉じて麻生のキスを受け入れる。 妙ちゃんの舌があたしの口の中に入ってきて、麻生という事にして練習をした。 ――これは練習なんだ。何の問題があるんだ? 「ねぇ麻生。続きはまだ……かな」 「ん、じゃあベッドに寝てくれる?」 「うん、妙ちゃん」 「麻生君、でしょ?」
「あ・そ・う」 「よろしい。うふふっ」 「ははっ」 麻生があたしの脇腹をくすぐってくる。その両手は胸へと伸びて、その先の固くなった乳首に到達した。 麻生な妙ちゃんの指が擦ったり摘んだり、唇でなでたりする。あたしの声が部屋にひびいて、恥ずかしくなった。 「いいのよ、声を出しても」 「でも、はしたないって」 「そんな事言う子、珍しいんじゃない?」 「珍しく……ないよ……ぉ」 「ねぇ、胸は気持ちいい」 「……いい。いいよぉ、妙ちゃん」 「周防、キスしてほしい時は?」 あたしは麻生な妙ちゃんに言われた事を思い出した。 「キス、したくなっちゃった」 「誰と?」 「あなた……と」 それって色々問題があるんじゃなかろーか。でも、キスしたいもん。妙ちゃん、キスして。 「ふふっ、カワイイ。美・コ・ちゃん」 「美コちゃん、ってゆーな」 あたしの声がキスで止まった。麻生の唇が離れていった後、妙ちゃんの声であたしの名前を呼んだ。 「美琴、でしょう?」 「うん。美琴っていうの」 「そう、よく出来ました」 「もっと沢山しよーよ、麻生」
今、あたしの体を愛してくれるのは妙ちゃんって分かっているけど、麻生って呼ぶ事にした。 その方が妙ちゃんの指使いが燃えるからだ。 「美琴」 「ふぁ……なんだよ、あそー」 「周防さん」 「妙ちゃん……」 「最後にしましょう。最後にイかせてあげる」 「イク? どこに?」 「とってもイイ所よ。周防さんが始めてイク所」 「妙ちゃんが連れていってくれるの?」 「麻生君よ。私の声は――」 「あそー、だよね?」 「いい子ね、美琴は」 なんかシャワーを浴びてからあたしはおかしくなったようだ。こんなのあたしじゃないし、 妙ちゃんもこんな事する人じゃない。あたしは麻生役の妙ちゃんにとびっきり惚けた顔して甘えて、 麻生の声だと言う妙ちゃんの言葉に大人しく従った。ううん、妙ちゃんはあたしを連れていってくれるのだ。 ――妙ちゃん、あーでも麻生って言わないと怒っちゃうかな? でも、めんどくさいな。 「ねぇ、妙ちゃん」 「なぁに、周防さん」 「……好きになっちゃ駄目?」 「だーめ。私はノーマルだもん。今日は周防さんの為にアブノーマルになってるのよ?」 「あたしの為って……グス」 「あらあらあら……ごめんね周防さん」 ――そんな事言わないで。あたしの全部あげるから。 「でも、ごめんね」
そうじゃないの。たぶんのぼせてるだけだから、シャワーの熱と妙ちゃんのくれる快感に。 でも、今あたしが持っている熱はなんだろう? 「じゃあ、イこーか」 「うん。イキタイ」 あーっ、どうせ考えてもわかんないんだから、妙ちゃんに任せよう。 妙ちゃんは麻生。妙ちゃんは麻生。でも……妙ちゃんの指があたしの中に入って来るんだもん。 「グス……妙ちゃぁん」 「今日は、あなたの妙になるわ。責任は取らないとね」 「うん、アリガト。好きだよ、妙ちゃん――じゃなかった、麻生」 「現金ねぇ。でも、声まで我慢しなくてもいいのよ?」 「気持ちいーけど、妙ちゃんと話している方が気持ちいい」 あたしは妙ちゃんの細い指一本に身じろいだ。なんで、こんなに上手なんだろう。経験が違うのは分かってるけど―― じゃあ、妙ちゃんがこうなったのは付き合っていた男のおかげ? あたしはそんな経験の上で気持ちよくなってるんだ。 「妙ちゃん」 「甘えん坊ね、美琴は」 「ゴメン」 「何で謝るの?」 「なんか、謝りたくなった」 「謝るよりも気持ちよくなって欲しいな」 「うん。あたしの事、おねがいします」 「はい、任されました」 妙ちゃんの指が内側を擦るようにする。でも、膜までは届かない。優しさだろうけど、あたしは妙ちゃんになら 破られてもいいと思う。そう言ったら、優しくキスされた。そんな拒絶の仕方が素敵だったから、 あたしは妙ちゃんに心も体も本気で預ける気になったんだ。 麻生の体には無い筈の豊かな胸があたしの胸を重なった。
今日は妙ちゃんに抱かれているわけじゃないんだ。麻生って、呼ばないと。 「麻生……」 「……うん、よく出来ました。美琴……」 あたしにキスをした後、胸からへそへと唇が流れていって、誰にも見せた事のない大切な場所を 自分の手で開いてあげた。 溢れるあたしの気持ちをコクコクと飲む妙ちゃんが可愛らしく見えた。ううん、これは麻生だ。 練習――そう、練習だ。 あたしの中に舌の感触を受けながら、なぜかだんだん冷静になってきた。 声を上げるあたしを別の角度から見ているあたしがいる。べつに嫌悪感があるとかそういう事じゃなくて、 エッチって凄いなって思った。 「妙ちゃん……妙ちゃん」 「イっちゃえ」 「あぁ……はぁっああっ……んんっふぅああん」 冷静だったのに、一瞬のうちに無くなって、イった。頭が真っ白になった。比喩ではなく、文字通り、真っ白に。 汚れたシーツの上にいるのが嫌であたしはもう一度シャワーを浴びた。妙ちゃんも一緒に入ったけれど、 姉妹のように仲良くじゃれあった。 頭を洗いっこして、体も同じように。体を拭きあって、下着も着け合って。部屋を出たら元通りの関係になってしまってけれどさ。 「楽しかった」 「楽しい?」 「楽しくなかった?」 妙ちゃんは本当に楽しそうに笑った。だからあたしも「楽しかった」って答える。楽しかったって、そう思ったから。 で、その日は別れたんだ。
「妙ちゃん、痛み止めくれない?」 あたしが保健室に行くとタイミングよく妙ちゃんしかいなかった。 「えーっと、この辺りだったっけ? 大変ねぇ」 「たぶん明日には元通りになると思うけど」 「重いんでしょ? 辛いわね」 「仕方ないことだし。それよりお薬くださいな」 「はいはい」 一つだけカーテンの閉じているベッドがあった。何となくだけどそこで寝ている人の事を知っている気がした。 今日、姿を見てない男子――播磨拳児。妙ちゃんの好きな香水がほんのりと保健室を包んでいる。 めったにしない香水は、播磨のため? 「周防さん、どーぞ」 「はーい」 「麻生君とは上手くいってる?」 「まだ、デートくらいかな。手も握ってこないんだよ? 麻生って」 「握ってあげないの?」 「いつまでかかるか試してる。根性が有るか無いかって」 「イジワルねぇ」 「意気地のないアイツがいけないんだ」 憮然としたあたしに、妙ちゃんはあらあらと朗らかに笑った。なんか、いいな。その笑い顔。 「妙ちゃん、あのさ――」 「――だぁめ。言ったでしょう、私はノーマルだって」 「ちっ、違うよ! その……播磨って……妙ちゃんの?」
妙ちゃんは何も言わずにニコニコとしていて、あたしはちょっとだけカーテンの向こうの播磨に嫉妬した。 ――嫉妬って……なんで? 「じーっくりいくの。ハリオの隙間に入り込んでいって、気がついたら私だけになるように」 「おー怖っ」 「恋って怖いわよ。周防さんも怖いわ」 「えっ……あ」 あたしみたいな小娘の事なんてお見通しなんだ。じゃあ、あたしの気持ち、バレてるんだ。 「デートの練習くらいなら相手になれるけど……今度の日曜日なんて、どうかしら?」 「……あ、うん」 「私が麻生君役をやればいいのね?」 「……お願いシマス」 「はい。任されました」 麻生とデートするのは次で四度目。内、練習は一回。妙ちゃんな麻生が相手だ。 本気になっちゃいけない。これは練習なんだから。 播磨の寝顔を見にいった妙ちゃんの後姿を眺めながら、あたしは何となく思った。 ――妙ちゃん、体が細い方が好きかな。 もしも麻生とそういう関係になったとしても、麻生をすんなりと受け入れられるかも知れないなぁ。というような、 ふとよぎった考えにはっとした。 ――あたしってこんな考えをしていたっけ? エッチってダイエットになるんだっけ? あたしって馬鹿な事考えてんなーって呟きながら、 それでも保健室を出る際にかけてくれた妙ちゃんの声に嬉しくなった。 深く考えるような事じゃないな。麻生があたしに本気になってくれるなら恋人になってもいいと思った。 ただ、麻生に妙ちゃんを重ねたら悪いだろうな。たぶん、妙ちゃんにも。 あーっ何か面倒臭くなってきたっ! あたしはデートの練習の日は思いっきり甘えてやろうと企んだ。 だって、あたしをこんなにした責任はとって貰わないとな。
「周防、話があるんだ。今度の日曜だけど――」 教室に戻る途中、待ち構えていた麻生が意を決した感じで何か言ってきた。 「あー無理。ゴメン。デートの練習があるんだ」 「……は?」 「練習だよ、練習。だからゴメンな、麻生」 「練習……なら……仕方ないな」 あれ? 麻生とのデートの練習の為に、麻生からのデートの誘いを断わってる? 「そうなんだ。また誘ってくれよな」 「あーうん、分かった」 ポカンとした顔の麻生を残してあたしは教室へと向かった。沢近や塚本が麻生との事を聞きたくて うずうずした顔をしてるんだろーな。 何でもないといった顔を作ってから教室に入っていく。 あー、だめだ。次の授業は保体で妙ちゃんの授業なんだ。 「美コちゃーん」 「なになに? 何か言われたの、美琴?」 にやけた顔のあたしに、さっそく塚本と沢近が食いついてくるから、あたしは溜息混じりに相手をしてやることにした。 次の授業はまだちょっと先の事だった。 おわり
訂正 916のメル欄、アソミコだった。すみません。 一応アソミコって事で、気持ちを静めてくれませんかね。
ありがとうございます。満足しました。 もうアソミコと書き込むのはやめます。
こんなのアソミコじゃない!!!!!!!! 私はちゃんとしたアソミコがくるまで戦います!!!!!!!!
あと、口調が美琴じゃない
努力は認めます。乙。
もう書いてたのか 無駄な努力にならないよう祈ってます、マジで
荒らしに餌を与えるバカがでたか
アソミコアソミコ言ってる暇があるんなら 自分で同人誌でも書けよ それと921! そんな言い方したら職人さんがいなくなっちまうだろ! 厨房じゃねぇんだからちったぁ言い方考えろよ!
口調とか言ってバカじゃねーのwwww
本当にアソミコ書いてたらこの糞作家をくびるとこだったわwww まあアンタもスクラン好きならアソミコなんて書こうとしたら吐き気なりの拒否反応起こすわなそりゃwww
だから放っておくか通報かしろと言ったのに…。 クレ厨と関係ない馬鹿まで湧いてきたじゃねーか。
>>926 ココでも支援スレでもアソミコは嫌われてて、そこまで嫌われるもんなのかって考えてみたんだw
プロット考えていて思ったんだが、『麻生』のキャラが薄いんだよな。オリキャラでも代役がきくというか。
保管庫を見てみたら美琴と妙先生の絡みがなかったから、そちらに移行させていった。
このまま原作で碌な描写も無しにアソミコになったら、美琴好きの人には堪らないだろうなと思うよ。
でも、拒否反応は言いすぎwwwwwww
まあ、実際美琴好きはそうとう減ってるよ。 縦笛の人は多くが茶道部になっちゃたし、 今は編集に飼い慣らされどんな腐った餌でも喜ぶような奴らだけがキャラスレに巣くってて、 ちょっとアソミコに文句つけただけで排斥しはじめやがるし。 しかし、屑共に見事な肩すかし喰わせたアンタはGJだよwwwwww
「ちょっと」、ね……。ま、全体的にゃ多くても個人個人に分けりゃそうなのかもね。
麻生が嫌いというわけじゃないからアソミコを書いてみたんだけど、話が膨らまないんだよね。 麻生スレや美琴スレを流し読みしたけど、あそこまで麻生を叩かなくても、とは思った。 各資料集を持ってないから詳しく分かんないが、麻生は神津先輩と似ているから惹かれてるのかな? ひたむきな努力とか控えめだが言うべき事はちゃんと言う、みたいな。でもそれじゃ、花井にも当てはまるんだよな。 どちらも話の合間を埋める為の便利屋みたいな役回りだな。バスケの時も東郷をプッシュする為の踏み台だったし。 そういう面では、麻生も美琴も不幸なキャラだな。とか考えながら書いてたよ。
花井も当てはまるのに何故縦笛を原作で無視するのか? →編集のアソミコ圧力が存在するから こういうことですよ。
まぁ、そんなこと出来るのなら今日のgdgdをどうにか方向修正して貰いたいもんだが。
麻生ハーレム希望
あれ?結構面白かったんだけどなー 二人のやり取りがテンポよく進んでいってて、カジュアルライクな感じで。 発想もちょっと面白いと思った。 だけど、 ...この話の主役は妙ちゃんだーw(わたし的に)
アソミコ舐めんのも大概にしろ! もっとまともなアソミコ希望
寝取られ視点で書けって言ってただろうが屑野郎!!!!
このスレで取り扱っていない物を頼んでも出てくるわけないだろ? あんたがそのSSを出してくれる所に移るか、あんたが書くかだ。他人を当てにするんじゃねぇよ。 便乗や悪乗りで書き込んでいるのなら、相当人生が寂しい人なんだろうな。 後、このスレの屑野郎はお前以外いないぞ。誰に言っているんだ? 自己紹介か?
おまんこォォォォォォォォォ!!!!!
麻生と花井死ね
流れ無視でアソミコkibon
アソミコ推奨!
誰かアソミコ書けば?
麻生「なあ、周防・・・」 美琴「何?」 麻生「おっぱいデカいよな・・・」 美琴「・・・」
美琴「なあ、麻生・・・」 麻生「何?」 美琴「ちんこデカいよな・・・」 麻生「・・・」
短小早漏なので影の存在に徹するようになったのサ>麻生 ごん太絶倫は菅なのだが、宝の持ち腐れと化している現状
まともなアソミコ kibon
「はあぅぅっ……ん、んんっ………んあぅっ…」 取り払われた黒のショーツのすくそばで。 十分に潤んだ周防の膣が、麻生の指を受け入れてひくひくと動いている。 内壁のざらざらを擦ると、可愛らしい声をあげて反応を示す周防。 ちゅぶっ… 「んん…麻生、そんな…赤ちゃんみたいにっ、吸うなよ……」 「そう? じゃあ…」 手での乳房への愛撫は続けながらも、麻生は上気した周防の顔へ、自分の顔を寄せた。 はむ… 「ひゃんっ?!」 細長い耳を甘噛むと、これまでとは少し違う嬌声をあげる周防。 「や…っ。くすぐったい、てばっ…」 「耳、弱いよな。周防って」 「やあうぅっ…んっ、んん」 ぞわぞわと背筋が震える感覚に紛れて、秘肉への刺激が周防の意識を突き上げてくる。 頂点が近いことが麻生にもわかった。 「あ、麻生…っ」 「もうイキそう?」 「んはっ…んぅ……い、いくっ… イカせて…、麻生ぅ…」 目尻に涙さえ浮かべながら、周防は懇願した。 上気したまま涙目での上目遣いは強力だった。麻生も一気に高ぶると、攻めをさらに加速させる。 ぐちゅ、にちゅ… 「うんっ、はあうぅんっ!」 秘所をかき回す。身をよじってぷるぷると揺れた乳房にまたしゃぶりついた。 じゅるるるる…! 「ふぁあぁ、あ、あっ!」 強く吸い上げると、嬌声のトーンが一段上がる。指を呑み込んだ肉襞がひくひくと痙攣を増してきていた。 「麻生、麻生っ!」 ネリネはその豊かな胸を振り乱す。 発せられた甘い香りに誘われて、麻生は指を一際深く差し込み、桃色にとがった乳首へと歯を立てた。 「んぅああぁ――…っ!」 差し込んでいた指が締め上げられたかと思うと、どばっと蜜が降りかかってきた。 「ンッ、んぅぅ…ぅ…」 全身をビクビクと跳ねさせていた周防の動きも、次第に落ち着いていく。 くたっ、と力が抜けたようにベットへ身をうずめた。 「はぁ、はぁっ…」 ぼんやりとした瞳で天井を見上げている。 呼吸で体が上下するたび、潤んだ秘所がシーツを湿らせていた。 これでいいか?
ネリネ。 今ちょうどyoutubeで見てます。 まぁ、まぁ、まぁー ってまともの意味を知れ!!!!!!!
アソミコだかなんだか知らんがそんなに見たいなら専用スレ立てりゃいいだろ。 削除依頼は出されんだろうし。 このスレ見たら結構希望してる人いるから作品も投下されるんでねーの。
重複でだされるだろ
>951 その考えが通るならとっくに派閥毎にスレたってるんじゃね? そしてここを叩き出されるんだろうな・・・・ otz
なにがなんでもアソミコ kibon
いい加減通報してくるから、そいつらしい書き込みのまとめ希望。
通報しても意味無いとおもうが
アソミコをNGワードにすればいいだけじゃん。
少なくとも、時間差だろうと連投だからな。 まぁでも、950過ぎたし、次スレ立てた方が早いか。
>通報してくる もう何度も出てるので厭きた。 他のネタ無いの?
面倒臭いからやらなかっただけ。お前こそ飽きないか?
っていうか、アソミコSSキボンとか言う人はどうして嫌がる事をやるんだ? 人に書いて貰うより、自分の妄想を書いた方が満足だろ? 何か共感してもらいたい所があるからSS書きはここに投下するんだろうし、アソミコSSにはそれだけの魅力がないのだろう。 SS書きはお金貰って書いてるわけじゃないんだからさ。好きなものしか書かないよ。
アソミコ厨は完全にスルーしよう。 レスしないでほっとけばいいんだよ。 もうレスするのもなしな。
あそみこkibon
麻生と周防のエロSS 誠意をもって希望いたす。
アソミコオワタ\(^o^)/
えっ、終わったのアソサラじゃん。 鉄板鉄板言ってたのに、こうなると惨めなもんだ。 アニメもアソミコ編に突入するし、今後が楽しみだぜ。
じゃあここで希望する必要はもう無いな
>>967 だからスルーしろって言ってんだろうが。
アホか貴様
阿蘇巫女を読みたいやつこの指とまれ!
今鳥×一条を…小説版読んでいて思ったが一条マジで健気 …本当はくっ付かない方が良いと思うんだが(今鳥は浮気しまくって一条はそれを黙認するしかないから)今だけでも一条に幸あれ
971 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/18(火) 01:50:17 ID:FDcqFYui
待つ姿がウツクシイのですよ ときどき思い出したかのように今鳥君が可愛がってくれる、その一瞬のために 一条さんはけなげに待つのです
スレに粘着してキボンしまくる恥知らずのアソミコ厨の人生オワタ\(^o^)/
>>972 そんなこと言ってもやめないよ。
こいつの粘着はすごいwww
じゃあ菅×麻s(ry
周防×麻生おね
使われるIDは一日二つ PCと携帯か
クソミコテクニック
>>976 そんなことしなくてもIDぐらいかえられるだろ
アソミコkibon
あそみこ きぼんダス
阿蘇巫女 あそみこ アソミコ 希望
asomiko please
寝取られてSS アソミコ頼む!
よし、アソミコ希望で埋めようぜ。 アソミコ希望。
マジでアソミコ希望。
アソミコ読みてえなぁ。
アソウ×スオウ頼む。
アソミコ来ないかなぁ。
これからはあそみこだよ。
じゃ、もうミコアソでもいいよ。
周防と麻生の絡みが見たいなぁ。
アソミコって素敵じゃん。
麻生と周防のカップル物希望。
やべ、麻生のフルネームわからねぇ。
仕方ないからアソスオでもいいよ。
周防+麻生よろ。
これだけ希望出しとけば大丈夫だろ。 アソミコよろしくぅ。
念の為もう一度言っておくか アソミコ希望。
↓後はよろ。
1000ゲトー
1001 :
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