2 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 23:12:17 ID:RZ5zT+gp
2
5 :
4:2005/10/09(日) 23:18:55 ID:xcot3QNV
あ、ごめん間違えたし余計なことしちゃった・・・
スレ汚し申し訳ない・・・
>1
乙です
≫1
乙かっぺ
前スレ
>>953のネタを拝借したヒルまも満員電車ネタ。
以下2レス、前スレ
>>958-959コピペ
活気うpと即死防止の為に投下します。
----------------------------------------------------------
がたん、ごとん。
電車が揺れる音と比例して、まもりの鼓動が高まる。
その音が聞こえないよう、ぎゅっと鞄を胸に押し付け、
赤くなった顔が見られないように、下を向く。
「………つーワケだ。………聞いてんのか、糞マネ」
いつもの、冷酷な悪魔の声がまもりの耳に届く。
同時に、吐息が首筋をくすぐり、思わずびくんと震えが走る。
「………おい」
「き、聞いてるわよっ!」
我知らず声が裏返ってしまい、まもりは再び目を伏せる。
目の前の悪魔は、やれやれといった様子で顎を上げた。
「本当に聞いてんのか、糞マネ?次の作戦の、重要なポイントだぞ」
「聞いてるってば……!」
まもりの敏感な耳元をくすぐる声は、囁くように低い。
悪魔でも周りを気にする事があるのか、それとも別の意図か。
誘惑するようなその声色と、かすれた吐息は、
まもりの体温をひたすらに上げていく。
「だったら、こっち見ろよ」
いつもなら反抗したくなるような命令口調でそう言われても、
今のまもりには、声を荒げる余裕すらない。
なぜなら。
「ち、近すぎる……っのよ!もう少し、離れて……!」
もはや超過量をどれだけオーバーしているのかも分からない、満員電車。
まもりは、出入り口付近の角に、ヒル魔の身体で押し付けられている。
栗色と金色の髪が触れ合い、互いの脚は、人ごみに押され絡みあう。
一言口にするたびに、その近さを改めて感じてしまう、この状況。
視線を合わせる事もかなわず、今、まもりに出来る事といえば
鞄で胸元をガードする、それだけだった。
「しょうがねえだろが。何?ケケケ、意識しちゃってんの?」
普段通りのからかいの言葉が上から注がれ、まもりは悔しげに唇を噛む。
「いいから……!もう少し、そっちに……」
「無理」
その申し出は、無慈悲にも一瞬で却下された。
この、息苦しいほどの人ごみの中、一歩も動けないのは当然である。
ヒル魔がそこに立って、まもりの身体をガードしているからこそ、
まだこうして会話が出来る事くらい、まもりも百も承知では、あった。
何も言い返せなくなったまもりに、ヒル魔の更なる追い討ちは続く。
「つーか、鞄下ろせ。痛い」
「………」
それが分かっているからこそ、まもりは逆らえない。
唇を噛みしめ、目線を逸らしたまま、ヒル魔の言いつけ通り、鞄を胸元から離した。
その刹那、がたんと電車が大きく揺れる。
「きゃっ……!」
倒れそうになるまもりを支えたのは、ヒル魔の長い腕だった。
背中に回った左腕に力がこもり、まもりの胸がヒル魔の胸に押し付けられる。
先端がヒル魔の体温を感じ、立ち上がってくるような気がして、
まもりは慌てて気を逸らそうと、首を振った。
だが、次の瞬間、まもりの身体は沸騰したように熱くなる。
「危ねーな。ったく………ん?なに赤くなってんだよ?」
「ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、ヒル魔く………っ!!」
叫び出さなかったのは、人前だからだ。
ここが誰もいない部室なら、平手打ちが飛んでいた事だろう。
ヒル魔の手のひらは、まもりの腰を通り過ぎ、その下の双丘を撫で回していた。
「こっの……痴漢……変態!」
「混んでるんだから、仕方ねーだろ?黙ってな、糞マネ。目立ってるぞ」
スカートの上からその柔らかな肉を揉みしだきながら、飄々と口にする。
周囲の視線を感じ、まもりははっとして、声をひそめた。
「それでいい」
まもりの唇が真一文字に閉じられたのを確認してから、悪魔は行動を開始した。
スカートをまくりあげ、下着の上から撫でさする。
あまりにも直接的な行動に、まもりは叫び出しそうになるが、必死に唇を噛んで堪える。
きつい目線でヒル魔を見上げても、当然そんなもの、悪魔にはまるで効果はなく。
ショーツの上から割れ目をさすっていた長い指が、下着の中へと及ぶまで、
それほど時間はかからなかった。
以下続き
----------------------------------------------------------
「……っ、………んっ………」
瞳を閉じ、懸命に声を漏らさぬよう我慢するまもりの姿は、
ヒル魔でなくとも、嗜虐心を煽られるものであった。
「目的地までは、まだしばらくある………ケケケ、耐えろよ?」
挑発的にそう言うと、ヒル魔はふぅ、と首筋に息を吹きかけた。
「………っ!!!」
それがトリガーになり、まもりはキッと顔を上げる。
そして、その涙目になった表情を見られたくないとでもいうように、
ぐい、と無理やり身体を反転させると、すっかり後ろを向いてしまった。
その強引な行動に、乗り合わせていた人たちが、迷惑そうに
2人の方を見遣る。咳払いも聞こえ、まもりはますますいたたまれなくなった。
「おっと、やるじゃねーか糞マネ。壁(ライン)になれるんじゃねーの……?」
ヒル魔のからかいの声が、髪をくすぐって後ろから響く。
完全無視をきめこんだまもりに、更に無慈悲な声が続いた。
「だが……残念ながら、その作戦は、失敗だ」
ヒル魔の腕が回りこみ、まもりを背後から抱きすくめる。
その体勢にまもりが動揺した隙を、巧妙な司令塔が逃すはずもなく。
左手がまもりの胸元をさぐり、右手がスカートを前からめくりあげた。
「ちょっ……!」
抵抗しようとするが、すっぽりと拘束された身体は動かせず、
声も上げる事が出来ない状況で、まもりは血の気が引くのを感じた。
周囲に視線を走らせるが、この状態に気付いている乗客はいない。
どこぞのカップルが密着しているだけだと、さして興味も惹かれていないようだ。
とりあえず安堵の息をつくが、無論、本当の危機はこれからというのも、分かっていた。
長い指が器用に制服のボタンを外し、中へと侵入してくる。
スカートは腰までまくり上げられ、下着の上からくすぐるように。
「………ん………っ!」
一般的な「痴漢」よりよほどダイレクトな行為。
だが、今までに出くわしたそれと比べ、まるで嫌悪感が無い事に気付いたまもりは
一瞬脳裏に浮かんだその思いを払拭するように、ぎゅっと瞳を閉じた。
(もし、他の人に見られたら……。ど、どうにかしなくちゃ)
大きく肌蹴られた胸元だけでも隠すように、まもりは身をよじる。
ドアに身体を押し付け、乗客から見えない位置へと身体を向けた。
──せめて、こっち側のドアが開けば、逃げられるのに。
目的地までは決して開く事はないドアを睨みながら、まもりはぼんやりと考える。
(まさかヒル魔くん、最初からこれが狙いで………)
だが、その思考は次の瞬間、一気に霧散する事となった。
「はっ………ひゃ、ぁんっ!………っ」
びくびく、とまもりの細い身体がしなる。
ヒル魔の指が、胸元の下着を通り過ぎ、その先端の尖りをつまんでいた。
同時に、下半身に伸びた手が蠢き、中指の腹で快感の芽を撫でさする。
思わず漏れてしまった声に、まもりは狼狽しながら、手で口を押さえた。
あたりの乗客が、ちらりと2人に目を向けて、再び曖昧に視線を逸らす。
ドアのガラス越しに、背後の悪魔を睨みつけても、意地悪な笑みが返ってくるだけで。
長い指の先で、軽く叩くように乳首を刺激される。
親指と人差し指で、陰核を挟まれ、こりこりと苛まれる。
「………ふっ…………っく、………!!」
逃げられない、声を出す事すら許されないこの状況下で、まもりの脚が震えた。
ガラスに映る自分の顔。すっかり上気して紅に染まった肌と、潤んだ瞳。
あまりに淫らなその表情を自覚すると同時に、まもりは、自らの秘所から
とろりとした液体が流れるのを感じた。
心を埋めてゆく諦めと羞恥に、ドアに押し当てていた拳をきゅっと握る。
「糞マネ。辛いなら、俺に寄り掛かってろ」
行動と似つかわしくない、珍しすぎる、どこか優しげな声が囁かれた瞬間、
まもりは、身体から抵抗する力がするすると抜けていくような気がした。
親指で胸の尖りを転がし、残りの指と掌で全体を揉みしだく。
潤みきった秘所の入り口をくすぐり、愛液を陰芽にまぶすようにいじりまわして。
ヒル魔の手は、まもりの身体中に、愛撫という名の蹂躙を与えていった。
「………だ、め……よ……、こんな、ところ……っで………」
「静かにしろ。見つかったら出場停止モンだ」
快感の吐息にかすれた声で、小さな反抗を示しても、もはやまるで効果はない。
耳に届くその低い声色さえも麻薬のように、まもりの脳髄をとろかしていく。
つぷり、とヒル魔の指が、蜜を滲ませたまもりの秘所に侵入した。
「……っん!!……ぁ……!」
電車の振動に合わせ、時に優しく、時に乱暴に、まもりの内部を弄んでゆく。
第二ボタンまで開いた、柔らかな胸をドアに押し付け、必死に声を抑えるが、
反対側の車両からもしこの光景を見られたらと思うと、余計に体温は増すばかり。
「こんな場所で、感じてんのか……?……やっぱりテメーは、エロいな……」
意地悪な台詞を呟きながら、悪魔の舌がまもりの耳をくすぐった。
「───っ!!………ぅ、………ふ、ぁっ………」
まもりは、大きな瞳に涙を滲ませ、襲ってくる快感に懸命に耐える。
視線を感じる気がする。みんなに、見られているような気がする。
あのサラリーマンに気付かれているんじゃ?それとも、あっちの学生に?
気のせいだと分かっていても、どうしても心臓は早鐘のように音を立てて。
悪魔の爪が桃色の乳首をはじき、秘所を2本の指がかきまぜる。
同時に、愛液にまみれた陰核を転がされると、まもりの頭に電流が走った。
「ぁ………っ、ん、───っ!!」
目の前が真っ白になり、背中が弓なりにしなると、両脚がガクガクと揺れる。
くずれ落ちそうになるその身体を、ヒル魔の長い腕が抱きとめ、支えた。
----------------------------------------------------------
今日はここまで。で、皆さんにお聞きしたい!!
続きなんだが………好きな方を選んでくれ。
@このまま車内で最後までやっちまえヒル魔!!
Aさすがにそれはマズイよまもり姉ちゃん!!
明日書き始めるまでに票が集まった方でオチ書くぜー
スレ立て微妙にミスってスンマセンでした。・゚・(ノД`)・゚・。
というわけで、おやすみーノシ
>かっぺ
スレ立て乙&新作ごちそうさまです
Aを選ぶと挿入なしですか?
とりあえず@で
GJ
いきなりあえてAを選ぶ俺
スレ立て乙&GJかっぺ!
Aで場所を移して、ってのはアリ?
中途半端なところで降りて、意地悪にもそのまま帰ろうとする
ヒル魔の袖をまもり姉ちゃんが掴んで…みたいな。
いやごめん想像力ないのでやっぱかっぺ任せで。
かっぺのヒル魔ってヒル魔っぽくてカコヨクて好きだ。
で、955の新作は?
待 っ て ま す
かっぺ二択、車内じゃ限界あるので2で
≫15案を支持
17 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:33:56 ID:6/+ejNKZ
カッペ神GoooooooooooooooooooooodJob!!!!!!
田舎者だけどw
かっぺGJ!!!!!!
同じイナカ者として全面的支持!!
続きは
>>15みたいに途中でやめて下車して
やっぱりまもが引き止めて的なアレきぼん。
けどもう、かっぺさんのお好みで突っ走ってくれたらよか!!よかよ!!
かっぺの御心のままに
かっぺサイコー
そして自分も
>>15的展開キボン
基本的には甘甘が好きだから
終始強引が(・∀・)イイ派のことも時々でいいから思い出してやって下さい
かっぺグジョブ!!
話ぶったぎるが、前スレ933と同じく筧鈴すげえ見てえ
ベタすぎるヘボ捏造だが、釣り目や髪型等外見が似てるのは
親同士昔なにか後ろめたい事があった、みたいな…夏彦無視になっちゃうけど兄妹設定…
銭湯で何か会話がないかワクドキしてたのになぁ
誰か神おながい
23 :
前スレ955:2005/10/10(月) 05:30:38 ID:Ww6+kdXj
おはようごさいます。
かっぺGJアンドA希望。車内じゃなければ挿入OKとも思うけど、駅トイレとかはまもりが嫌がりそうだし…や、あくまで自分の中での勝手なまもり像ね。
書きたいように進めて下さい。寸止めでもじれったくて良いし。
用事で家にいられなかったんだけど、今から帰るから寝る前に小説投下するよ。ちょっと待っててくんさい。
「あっ・・・やだ!」
どうしてこんなことになっちゃったのかしら。
「だめだってば!こんなところで」
分かってるなら他所に行ってよ!
「もう!・・ほんとにえっちなんだからぁ」
嫌がるのか喜ぶのかはっきりしたら?
姉崎まもりは焦っていた。例えるならば、部室に忘れたAVを顧問に見つかった男子中学生くらい焦っていた。
どうしてこんなことになったのか。彼女はいつものように、マネージャーの仕事として対戦校の分析をしていただけなのに。
ヒル魔の向かいに座り、灯りを落とした部室でビデオを眺めていた。音声を小さくして議論を交わしてはメモをとり、何の支障もなく作業は進んでいたのに。
確かに、こんな夜遅くまで学校に残っていたのは責められても仕方ないだろう。だからちょっとは警備員の目を欺けたらと思い、部室の電気はつけないでおいたのだ。
激しい部活で帰るのが遅くなってしまったための、苦肉の策だった。
それなのに。
「誰もいないね」
なんて勝手な勘違い。
こともあろうに、部室の裏でどこかのカップルが『おっぱじめて』しまったのだ。
「脅迫ネタゲ〜ット」
デビルイヤーでいち早く気付いたヒル魔は、小さな声で楽しそうに笑った。ビデオの電源を落とし、ロッカーに向かう。
まもりも何も知らない子供ではない。静まり返った部室にやけに大きく聞こえたアノ声に、何が起きているのかを瞬時に悟った。
体が硬直し、顔面は朱に染まっている。部室に漂う奇妙な空気を、紛らわすように声をあげる。もちろん、裏の人間に気付かれないように。
「何する気よ」
音も無くロッカーを漁るヒル魔に尋ねる。
「ん?録音」
25 :
二個目:2005/10/10(月) 06:27:05 ID:BoFMw+MR
四次元ポケットのようなそこから黒く怪しげな機械を探し出すと、彼は事も無げにそう答えた。
「なっ・・・何考えてるのよ!変態!」
「あーバカうっせえな。外に聞こえんだろ、外に」
思わず高くなってしまった声に、ヒル魔はうんざりしたように耳を塞ぐ。あっと口を閉じるまもりを尻目に、彼はゴソゴソと機械のスイッチを入れた。
壁際にそれを設置しているのを見かね、まもりが静かに駆け寄る。
「やめなさいよ。悪趣味じゃない」
「こういうのが後々使えんだよ。良いからもう黙っとけ。外の奴らに気付かれんぞ」
彼女の声もどこ吹く風。ヒル魔は面倒くさそうに床に座り込む。
実力行使で機械を奪えるとも思えなくて、まもりは仕方なく人一人分の幅を空けて隣に並んだ。
別に外の人間に遠慮する義理も無いのだが、部室に人がいると気付かれてもこっちが恥ずかしい。もちろんここからは出られないし、聞かぬふりをしようにも隣の男が興味津々で外を窺っていて、それも無理そうだった。
所在無いとはこのことだ。
「あんっ・・スカート汚れちゃう」
「じゃあ脱ぐ?」
「ばかあ・・抱っこしてよ」
どうやら順調に外のカップルはコトを進めている。録音の支障になるからなのか、先ほどからヒル魔は一言もしゃべらず、まもりも話しかけることが出来ずに俯いていた。
意識では拒否しても、耳は自然と、聞こえてくる音声に集中してしまう。
「パンツぐちょぐちょ。外が好き?」
「変なこと言わないで、もっと・・ああっ!」
声を隠そうともしていないのだろう。遠慮の無い声の応酬が、まもりの顔を熱くしていく。
こんな異常な状況を、ヒル魔はどう思っているのだろうか。彼女は窺うようにちらりと視線を向けるが、録音機に向けられた彼の表情は知れない。
熱いのは顔だけじゃない。心臓から広がるように子宮を震わせ、熱い血液が全身に巡る。
欲情していく自分に気付いて、まもりは抱えた両膝に顔を埋めた。
26 :
三個目:2005/10/10(月) 06:27:50 ID:BoFMw+MR
「んっ・・ふうっ・・あっあっ・・」
断続的に聞こえる喘ぎ。腰を抱えられ、突き上げられているのだろうか。はっきりと想像してしまい、ぎゅっと目を瞑る。
頭を占める映像の、主役の顔はまもりとヒル魔だ。自分の如何わしい想像に、消えろと命令するも効果はない。
秋大会が始まってから頻度が減ったとは言え、ヒル魔との性行為は体に染み付いている。
与えられるはずの快感まで思い出し、彼女は唇を噛んだ。
こんなところで行為に及ぶなど、どうかしている。悪魔の住処に近付くなんて、この高校の生徒なら間違えてもしないだろう。浮かれて忍び込んだ他校の生徒?馬鹿なことを。
そう毒づいたところで、欲情した体が収まる訳も無い。
「いい・・もっとっ!」
外の二人は随分と盛り上がっているらしい。積極的な女性である。まもりとは正反対の。
もじもじ脚を動かすと、キュッと音を立て、まもりの指定靴が床をこする。毎日掃除は欠かさないけれど、スカートは汚れてしまっただろう。
「・・・ヒル魔君」
「何だ?糞マネ」
膝に顔を埋めたまま、隣に座る男を呼ぶ。
ヒル魔はまるで何事も無いかのように、振り向きもせずに返事した。もしかしたらこの喘ぎ声が聞こえているのは自分だけなのかもしれないと、まもりが疑うほどに。
けれども、それを確認するだけの余裕は無かった。
二人の間に空いた、空間が邪魔だ。
「こっち向いて」
顔を上げてヒル魔を見つめる。ゆっくりと振り向く彼とは対称的に、勢い良く飛びつくと、伸ばされた長い脚にまたがりキスをした。
見た目よりは柔らかいことは、もはや意外とも感じなくなった。それほどに触り慣れた美しい金髪に指を絡める。
目を瞑って思うままに口の中を味わう。傍若無人なはずの彼の舌が今は大人しく、試されているようで腹立たしいのに欲望は止まらない。
からかうような視線を目蓋の向こうに感じながら、まもりはゆっくりと顔を離した。
てらてらと唾液で光る唇をクッと吊り上げ、悪魔が笑う。
27 :
四個目:2005/10/10(月) 06:29:18 ID:BoFMw+MR
「・・・随分と積極的なことで」
「嬉しいでしょ。こんな彼女を持って」
そう言って、彼の口元を舐める。
「上等だ」
満足そうに歪められた唇が、今度は意志を持ってまもりのそれを塞いだ。
なんだ。ヒル魔君だってやっぱり興奮してたんじゃない。
脳を溶かすようなキスを交わしながら、どこか冷めた頭でまもりはそう考えた。
彼から仕掛けられたキスは、彼女が仕掛けたそれよりも熱い。
膝立ちになっていた脚を引かれ、ヒル魔の上に座らされる。その拍子に彼の硬くなった股間が布越しに当たり、下腹部がジュンと熱くなった。
「『パンツぐちょぐちょ』」
ヒル魔の指が下着へ伸ばされる。
「ばかっ、ふざけないでよ!」
小さな声で文句を言うが、自由に声をあげられないこの状況を楽しむかのように、彼の悪戯は止まない。
濡れた下着の隙間から忍び込んだ長い指は、慣れたその場所で遊ぶ。水音を立てながら膣内に潜り込み、すぐに飛び出しては突起を弾く。
上半身を支える腕は、二人の隙間を無くすようにぎゅっと絡みついた。
かすかな指の動き一つ一つに律儀に跳ねる体に、ヒル魔は喉を鳴らす。自分が開発した体の仕上がりは素晴らしい。
「あああああっ!」
厚い壁の向こうから、一際大きな喘ぎ声が聞こえた。朦朧とし始めたまもりの頭にもそれは大きく響き、驚いた体がビクリと震える。
「・・・でけー声。テメエも聞かせてやれば?」
「・・ほんっと、最悪のヘンタ・・んっ!」
変態。そう言って睨みつけようとした彼女は、赤い顔でヒル魔にしがみ付く。
彼の指技がそうさせたのだ。
「ぅあっ・・んっ!」
二本に増やした指で体内を掻き混ぜ、折り曲げては突く。
28 :
五個目:2005/10/10(月) 06:30:21 ID:BoFMw+MR
下着を脱がせて更に脚を大きく広げさせると、膣に入れた指でまもりの体を引き上げるようにして振った。
「やああっ!」
強すぎる刺激で、声を抑えるのが辛い。
外にいる見知らぬ人間の喘ぎ声が頭に響き、それさえも自分の声であるかのように感じてしまう。
耳元で悲鳴をあげる彼女に、ヒル魔はかすかに荒くなった呼吸で囁いた。
「言っとくが、俺も余裕はねえからな」
告げるなりまもりを腿に下ろし、ズボンの前を開ける。下着から硬くなりきった性器を取り出し、避妊具を装着した。
彼女の腰を掴んで持ち上げる。
「・・声出すんじゃねえぞ」
頬を寄せ、首筋にキスをする。
性器の上に座らせるようにして一気に挿入した。
「んっ・・ぐっ」
「・・いっ・・テ」
まもりの犬歯が、ヒル魔の首にうっ血を作る。声を堪えるため、彼の首筋に噛み付いたのだ。
悪戯の仕返しの意味も込められているのだろう。ヒル魔は痛みに眉をしかめる。悪魔に噛み付く天使などと、陳腐な言葉を思い浮かべた。
快感に、まもりはただ彼の肩口に顔を埋める。挿入に伴う痛みなんてものは、とうの昔に置いてきてしまった。
あるのはただ、思考を白くするような痺れ。
「ふぅっ・・」
外の二人の声は、既に聞こえなくなっていた。コトを終えたのか、ヒル魔たちに気付いて逃げたのか、それは分からないが。
そんなことにも気付かずに声を我慢するまもりは、いつもよりも激しく乱れている。ヒル魔は彼女の肩を押さえつけると、小さく笑い突き上げた。
「・・声出すと、聞こえちまうぞ」
「んんっ」
29 :
六個目:2005/10/10(月) 06:31:54 ID:BoFMw+MR
ブレザーが、くぐもった声で湿る。
からかいに対して返されたきつい締め付けに、ヒル魔は射精をこらえ固く目を瞑った。
こういうシチュエーションだと感度が上がるんだな。おもしれえ。
決して口には出せないことを考え、ヒル魔はさらに揺すり上げる。
煽って見せたところで彼にも余裕は無い。一刻も早くイかせ、一刻も早くイきたかった。
「はあっ・・」
息を吐き、まもりの首筋に先ほどのお返しとばかりにキバを立てる。
「あっう!」
うっ血の跡に舌を這わせ、にやりと笑った。
「インランですネ。まもりサン・・」
汗の浮いた額に前髪が張り付く。追い上げるように囁き、片方の手で捲くりあがるまもりの膣口をなぞった。
「んあっ!んんっ!」
「イテッ・・・!」
突起まで責められて身を強張らせたまもりが、絶頂の声を堪えるために再びヒル魔に噛み付く。
鋭い痛みと小刻みに締め付けられる快感に脳を焼かれ、彼も彼女の中で精液を吐き出した。
「はあっ・・・はっ・・・」
激しく息を吐き、萎えた性器を引きずり出す。グタリと崩れる、まもりの体。
糸を引く愛液が、制服のズボンに白いラインを残した。
『カチッ・・・グルルルゥゥウウ!』
人のいなくなった部室で、残量の無くなったカセットテープが巻き戻しを始めた。
120分の録音テープは、翌2時にやってきた、栗田小結コンビが聴くことになる。
30 :
前スレ955:2005/10/10(月) 06:40:13 ID:BoFMw+MR
以上です。前スレ941さんに捧ぐ。
素敵ネタをありがとう。生かしきれなくてごめんね(´・ω・`)
かっぺも、割り込んじゃってごめん。
テーマは誘いと噛み付きだったんだけど・・・全然エロくない!凡人の書くエロなんてこんなもんだよorz
次はもうちょっとちゃんとした話を書けるよう修行してきます。
ではお休みんさい。
955GJ!
いいよいいよ
エロまもハァハァ
≫22
鈴音モノも読みたいから歓迎。
か い て み ろ
32 :
前スレ941:2005/10/10(月) 12:27:17 ID:GUOohri7
>955
待ちわびたよ!昨日は夜更かしして待ってたんだよ
おあずけくらった甲斐あってGJでした
自分の妄想じゃここまで及ばなかったよ ハァハァ
かっぺや955にたくして正解でした。
また書いてね〜
調子に乗ってエロシュチュリクエスト再び
カップル不問・無断使用大歓迎(つーかそもそもありがち)
書きやすいように勝手にアレンジして
じゃんじゃん書いてもらえると ハァハァできてありがたいです
・季節はずれだけど「サンオイル塗りっこしよう」モノ
(↑付き合ってない二人がオイル塗りっこしてるウチにハァハァになる展開希望)
・合宿中のメンバー雑魚寝就寝中の片隅で声を殺して盛り上がる「ダメ、みんな起きちゃう」モノ
34 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 12:49:49 ID:6/+ejNKZ
つ鈴レイプもの
GJな作品が増えててめでたい限り
>かっぺ
乙&GJ おまえやっぱりスゴイヨ なんかもう決まりっぽいけどAで
>955
これだけ書ければお前も凡人じゃねーよ
GJでした
>33
妄想ばかりしてないで たまには外の空気をすってみよう
>34
同意
ムサ鈴ハードエロ読みたい
>>前スレ955
グググググGJ!!激しく(・∀・)イイ!!
俺も955の文章好きだ。両思いだ。付き合おう。
台詞回しがすごく好みだ。映像が想像できたYO
エールくれた方々、選択肢選んでくれた方々ありがとう。
Aが多いようなのでA、そして
>>15タンの案を使わせてもらうぜ!!
いつも人の案使ってばっかりでスマン!!感謝してる!!
つーか場所移動するのに時間取りすぎて、異様に長くなった。
申し訳ないが、田舎者をなじりながらしばらくお付き合いください。
----------------------------------------------------------
>>8-12 続き(第二部)
熱く湿った吐息が、まもりの唇から漏れる。
荒い息に胸を上下させると、目の前のガラス扉が白く曇っていった。
「は……っ、はっ、ぁ………ふぁ………」
脱力した身体をヒル魔の腕に預け、何とかこの熱をやりすごそうと試みる。
だが、きつく回された腕に、体温と鼓動は競うように上がっていくばかりで。
ガラスに映りこむ悪魔の尖った瞳に浮かされたように、まもりは唇を開いた。
「………んっ………ねえ、ヒル、魔 くん………わたし、ま……だ」
紡がれた言葉の端々に、欲望の欠片が見え隠れする。
ヒル魔の唇が、それに応じて吊りあがったかに見えた、瞬間。
『───○○ー、○○ー。お出口は右側です』
ぷしゅー、というマヌケな空気音と共に、眼前の扉が開いた。
新しい空気がふたりの頬を撫でて髪を揺らし、息苦しかった車内に満ちる。
ぽかんとしたままヒル魔に抱えられているまもりを横目で見ながら
乗り合わせた人々が、次々と駅のホームへと降りていった。
(わ、私、今なにを言おうとしたの!?)
脳に酸素が満ちると、先程自分が呟いた言葉を思い出し、まもりは青くなった。
「おい、着いたぜ糞マネ。なにボーッとしてんだ、降りんぞ」
聞こえていなかったのか、ヒル魔は何事もなかったような顔で、まもりを急かす。
「わ……わ、わかってますっ!」
懸命に居住まいを正し、まもりは力の入らない足を踏み出した。
半ばまで開けられていたはずのボタンも、なぜかきちんと上まで閉まっている。
───いつの間に。悪魔の器用さが、今だけはまもりの癪に障った。
自分だけがまだ夢の続きを見ているような、そんな気がした。
身体が熱い。息が乱れる。脚が震えて、うまく歩けない。
気を抜くと、溢れる蜜が、つぅと一筋太ももに流れてしまいそうで。
ヒル魔によって灯された炎は、消える事無くまもりの中でくすぶっていた。
今すぐ、彼の指に、舌に、言葉に、翻弄されたい。
感じる所を弄り回され、責められ、そして、彼自身に貫かれたい。
そんな淫らな妄想が渦巻いて、まもりはぶるりと身体を震わせた。
両脚の間が、先程の刺激の続きを求めてしびれている。
こんな事を考えている自分が悔しい。でも、考えずにはいられない。
だが、こんな場所ではどうする事もできやしない。ああ、だけど。
思考の無限ループが、まもりの頭の中を駆け巡り、炎に油を注いでゆく。
無論、駅やデパートのトイレや物陰など、思いつかないわけではなかったが、
そんな所で行為に及ぶなど、彼女の「常識」という名のプライドが許さなかった。
駅を出てからも、何度も足を止めるまもりを、ヒル魔が面白そうに見やる。
「ずーいぶんと鈍足だな、糞マネ。日が暮れちまう。さっさと行くぞ」
「………っ、待っ………!!」
冷酷無比な声がまもりの耳に届き、心臓が締め付けられるような感覚を覚える。
次の瞬間、まもりは無意識の内に、ヒル魔の袖口をきゅう、と掴んでいた。
悪魔が振り向き、耳まで真っ赤に染まった彼女に気付くと、笑みを浮かべる。
「どーした、糞マネ……。言いたい事あるなら、言わなきゃわかんねえぞ」
絶対、分かっているくせに。まもりは唇を噛み、濡れた瞳を悔しげに歪める。
その様子を見て、ヒル魔はくつくつと笑うと、いきなり身を屈め、耳に唇を寄せた。
「ケケケ。かわいいやつ………」
低い声でからかうように囁き、それだけでは飽き足らず、ぺろりと舌を這わせる。
「ひゃ、ぁう………んっ……───!!」
あられもない声を上げてしまい、まもりは間近に迫った悪魔の瞳を睨んだ。
人通りが少ないとはいえ、ここは公道である。
「や、やめてっ……こんな所で………っ…………──あっ……?」
きつい視線を向けた先で、まもりの瞳が大きく見開かれた。
気付いて、ヒル魔がその視線の先を追う。
「……おーお、あいつら。こんな時間からお盛んじゃねえか」
狙った訳ではなかったが、視界に入ったのは、派手な外装のラブホテル。
そこから出てきたのは、ピンク色の2人の世界を醸し出している男女。
「恋ヶ浜キューピッドの初條と、その彼女………ケケケ、脅迫ネタゲット、と」
悪魔は心底楽しげに、どす黒い妖気を発する手帳に書き込んでゆく。
「信じられない……!制服で、あ、あんなところ……」
見られている事も気付かず去っていく男女の背中に、まもりは小さく呟いた。
それを聞いたヒル魔が、意地悪そうに片眉をつり上げる。
「別に、制服くらい大した問題じゃねえだろうが。
大抵無人で入れるし、いちいちチェックするほど、向こうも暇じゃねえ」
どうでも良さそうに口にするヒル魔に、まもりは眉を顰めた。
(どうして、そんな事知ってるのよ)
ちくり、とまもりの胸が痛む。
嫉妬なんて思いたくもないが、もやもやした感情を抑える事は出来なかった。
湧き上がる気持ちのまま、袖口を掴んでいた指先に、ぎゅっと力を込める。
「おっと………?」
ヒル魔の呟きに耳を貸さず、そのまま半ば引きずるような形で、まもりは歩き出した。
脇目も振らず、真っ直ぐ前を向いたまま、つかつかとホテルの門をくぐり抜ける。
「おーい糞マネ。まったりしてる時間はないぜ?」
雰囲気のあるフロントに引きずられていきながら、ヒル魔が口にした。
「サービスタイムを使えばいいでしょ。1時間半で2500円よ、ここ」
「………へえ?」
ヒル魔の顔を見ようともせず、まもりは言い放つ。
(知ってるんだから。私だって、知ってるんだから!)
咲蘭やアコから教わった僅かな情報を総動員して、慣れたフリを続ける。
まもりは、後頭部に全て見透かすような笑みが注がれているような気がして、
振り向かないまま、無難そうな部屋のボタンを押すと、震える手でキーを受け取る。
悪魔が、ひゅう、と軽く口笛を吹いた。
薄暗い部屋に入った途端、まもりは覚悟を決めたように
背後の悪魔を見上げると、口付ける。まるでかみつくような、荒々しいキス。
「んっ………む、………ぅん………っ」
熱くなった舌を絡め、溶け合わせるように重ねる。
互いの唾液が混ざる淫らな音が部屋中に響き、聴覚をくすぐる。
ヒル魔の腕がまもりの腰に周り、背中の線を下から上へなぞった。
「やっ………はぁっ………!ヒル魔、く…………」
火の点いていた身体は、それだけですっかり準備を完了させてしまう。
限界まで我慢していた蜜が、白い足の筋をつたって、とろりとこぼれた。
「姉崎」
完全に2人きりの空間になった時だけ、彼はその名を呼ぶ。
それが合図だったかのように、どちらからともなく、どさりとベッドに倒れこんだ。
いつもはボールを持っている手が、器用にまもりの制服を脱がしてゆく。
時間を数える間もなく、邪魔なものは床にぱさりと落ちていった。
組み伏せられたまもりの腰に、ヒル魔の熱く滾ったものが触れる。
「………ヒル魔、くん」
興奮していたのは自分だけじゃなかったと、まもりは気付かされる。
ふたり以外は、誰もいない空間。
薄いブルーの内装と、柔らかなベッドが、ふたりを守るように包み込む。
頬がヒル魔の尖った耳に触れると、そこはまもりと同じだけ、燃えるように熱い。
銀色のピアスの、冷たい金属の感触さえも、ひたすらに鼓動を上げる効果しかなく。
生まれたままの姿で互いの体温を感じ、まもりはやっと、心から安堵した。
ヒル魔の舌が、まもりの首筋をくすぐり、鎖骨までを舐め上げる。
ちゅう、と音を立てて胸元を吸い、悪魔の赤い所有印を残していく。
指先で乳首を弾くようにされると、まもりの身体がびくんと跳ねた。
下腹部に手を延ばし、すっかり愛液を溢れさせる秘所へと這わせる。
そこはわななきながらも、易々と2本の指を飲み込んでいった。
「あっ……ん、ふゃぁぁ……っ……!!」
焦らされきった身体は、それだけで達してしまいそうな程、素直に快感を訴える。
「いい声………ケケ、もっと、もっと、聞かせやがれ………っ」
心をかき乱すようなその声に、ヒル魔の背中にぞくりとしたものが走る。
固く尖らせた舌で、胸の先端をしごくように舐めとると、まもりの身体がしなった。
「おねが……い……もう……、焦らさ、ないで………」
潤んだ瞳を悪魔に向けて、まもりは懇願する。
細い腕をヒル魔の腰に向かってそうっと伸ばし、中心で脈打つ彼自身に触れた。
そのまま、誘うように指先を揺らめかせられると、総毛立つような快感が昇ってきて、
ヒル魔はにぃ、と口の端を上げる。
「………言われなくても」
とろとろに潤みきった秘所に、ぬるりと先端を当てる。
ちゅぷ、と期待に満ちた音が部屋に反響し、耳の中から脳髄をとろかしてゆく。
そのままゆっくりと侵入させると、圧力に蜜が溢れ、白いシーツを淫猥に濡らして。
ひくひくと振動する肉壁がヒル魔自身に絡みつき、揉み込むように受け入れていった。
----------------------------------------------------------
本日オチつけるつもりだったが、予定外に長くなりそうなので先送り。
明日も書きに来るつもりなんで、勘弁してくらさい。・゚・(ノД`)・゚・。
今夜はここまで。おやすみーノシ
かっぺ殿、あんた最高だよ。
15ですがあの拙い案からここまでのものをありがとうあんたすげえよかっぺ!
もうなんだよこのヒルまもパラダイス。
いいぞかっぺ
Romanticが止まらないよ
すげーよ、かっぺ。
ジャンプの早売りのあるとこに家買ってやりてーぐらいだよ。
47 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:43:01 ID:6/+ejNKZ
カッペのことはこれから田舎男と呼んで未来永劫奉ってやろう
職人様方GJです。
みんなまもりの可愛らしさを表現するのが上手い!ハァハァ
自分も
>>33の
・合宿中のメンバー雑魚寝就寝中の片隅で声を殺して盛り上がる「ダメ、みんな起きちゃう」モノ
にインスピを受けて勢いで書いてみました。
>>33さん勝手にシチュ頂いて申し訳ありません。
戸鈴です。とりあえず途中まで出来たので投下させて頂きます。
49 :
戸鈴@:2005/10/10(月) 22:49:46 ID:dLya2um1
今日は泥門デビルバッツのプチ合宿だった。
秋大会の途中ではあるが、途中だからこそとヒル魔がまぁいつもの如く唐突に
計画したものだった。
連休を利用して、都内で練習できる所を探して、夜は宿に泊まる。
練習はそれはもうキツかったが、メンバーの気分は修学旅行そのものだった。
そしてその夜……
「今日はみんな徹夜な徹夜!」
宿のある一室。
その部屋にはセナ・モン太・小結・3兄弟の計6人が布団に入りながら
疲れた体を休ませることなく、喋りまくっていた。
その姿は、もはや女子高生。
中でもやけにテンションが高いのは黒木で、
「ちょっ、お前ら恋バナしよ恋バナ!」
などとわくわくした顔でこの夜の会(?)を進行させていた。
「し…仕方ねぇなぁ……おっ…俺が好きなのはっ…その…」
「はいはいマネだろ」
「何でわかったんだよーっ!!」
「いやわかるだろ」
「フゴッ!」
などと、モン太や十文字、小結も混じって会話は弾んでいき、セナはいつ自分に
話題が振ってこられるか内心ハラハラしながら苦笑いを浮かべていた。
そんな様子を、戸叶だけは特に会話に混じることなく、暗がりで漫画を読みながら
『みんな若いな』などとジジくさい事を思いながら過ごしていた。
そして、この宿の違う部屋にいるであろう自分の彼女……と呼ぶのは未だに気恥ずかしい…鈴音の事を考えていた。
アイツもきっと同じような話をマネージャーに吹っかけて困らせているだろう。
その様子を容易に想像しながら、また漫画に目を戻して読み耽った。
そして数分後
「………って結局寝てんじゃねぇか……」
50 :
戸鈴A:2005/10/10(月) 22:50:50 ID:dLya2um1
ついさっきまでギャーギャー騒いでた戸叶以外の連中は、全員なんともあっけなく
眠りについてしまっていた。
昼間の練習量を考えたらそれは当たり前だったが。
「ったく……みんなガキだな…」
「ホントだね!みんなガキなんだから!」
「………ってお前何でこんなトコにいるんだよ!!」
「来ちゃった☆」
気づけば、戸叶の真横には先程まで自分が想い浮かべてた鈴音の姿があった。
「来ちゃったじゃねぇだろ!何しに来たんだ!?」
「しぃーーーーっ!みんな起きちゃうよ!
だって……まも姉は妖兄んトコに行っちゃって……っていうか連行されちゃったから…淋しかったんだもん…だから……庄ちゃんのトコ来ちゃった」
と、にっこり笑いながら答えた。
「だからってなぁ…………っ…!」
呆れながら目線を下に下げると、鈴音はピンクでフリルがかった薄手のネグリジェ姿だった。
部屋が明るいものなら間違いなく透けてしまいそうで。
それはもう無防備としか思えない格好だった。
「??」
「お前……なんてカッコしてんだよ…」
「へ………パジャマ…」
鈴音はそう間抜けた声で答えるが、戸叶はその薄着っぷりに気が気じゃなかった。
そのうっすい布の向こうには幼く可愛らしい身体が待ってると思うだけで、
戸叶の心臓は爆発炎上寸前だった。
しかし、戸叶は今時の男子高校生にしては紳士の精神だった。
さすがに『マズイ』と直感した戸叶は、気をしっかり持ちながら鈴音の可愛さに
立ち向かった。
「と…とにかく、今日は部屋に戻…」
「今日は一緒に寝よう庄ちゃん!」
「ハ!?おま…っ…何言って…」
「大丈夫!他の皆が起きる前にはコッソリ出て行くから……お願い!」
そんな可愛い顔で「お願い」と言われても……
戸叶はこれでもかと言う程冷や汗をかき、今度こそ心を鬼にしようとしたがその時
51 :
戸鈴B:2005/10/10(月) 22:53:58 ID:dLya2um1
「お願いっ!」
と、鈴音が戸叶の横っ腹に抱きついた。
薄手のネグリジェを伝って小さな胸の『プニッ』とした感触が戸叶の神経を逆撫でした。
その瞬間、戸叶の股間の紳士は自我を失い、気がつけば布団の上に押し倒していた。
「…っ…庄ちゃん…っ!」
戸叶のその姿は、普段の物静かな印象とは違い、野獣のような鋭い目つきで
鈴音を見据えていた。
そんな戸叶の姿を見て鈴音は嬉しそうに
「………やっとその気になってくれた…」
と、小悪魔のような笑みを返した。
「ケッ……確信犯か…」
「へへっ」
と、鈴音がペロッと真っ赤な舌を出した瞬間、戸叶はその舌に噛み付くように
キスをした。
_________________________________
とりあえずここまで。
初めて投下するのでかなり緊張してます…
何か不都合がありましたら仰って下さい。
では、続き書いてきますノシ
キターー鈴音モノ!
続々と神光臨だな
秋の祭典スペシャル?
続きも楽しみにしてる
しばらく来ない内に、次々と神が光臨していますな。乙です。
ところでかっぺは住人によって既にかっぺで定着してるが、
保管庫収録の際も、作者名はかっぺでいいのか。
そこんとこどうなんだ。本人の意向を聞きたい。
前スレ戸アコさんの訂正文ダブりは直しました。すんません。
保管庫に「かっぺ」か・・・w
自分は構わんが、本人はどうなんだ?
55 :
33:2005/10/10(月) 23:52:01 ID:GUOohri7
かっぺ、いままで田舎者だから呼び捨てでいいかと思ってたけど
今度からかっぺさんと呼ぶっす GJっす
48さん、さっそく妄想使ってくれてありがとうございます
ハァハァできそうです 戸鈴は新鮮だなー
>37
そうするよ
でも「ムサ鈴ハードエロ」と聞いただけでも妄想が膨らむ。
鈴音が騒がないように手で口をふさいだまま 淡々と腰を振るムサシとか。ハァハァ
このスレのお陰で、戸叶が気になってしょうがない件
筧のそれが、その長身に見合った巨きさであるように、
小柄な鈴音のそこは、決して深いとは言えなかった。
↑英文和訳調だなw
かっぺさん超GJ。萌え死ねます。
>>55の「口を塞いで淡々とエッチ」を見て
前スレ
>>955さんの話をムサ鈴に置き換えてしまった…。
部室内でいたしてるヒルまもに興奮して、外でいたしてしまうムサ鈴…。
時間があったら書いてみたい(´・ω・`)
60 :
57:2005/10/11(火) 01:10:57 ID:k2QjqTMm
突っ込まれて改めて分かる、己の寒さよ。
すいません。勢いで書きそうになりました。スイマセンした。
前スレでも出てた筧鈴書いてみた。
需要ありそうなら、神々の投下祭りがひと段落ついた後に爆撃してみます。
スレが活気付いてくると創作意欲が沸きますな。
62 :
戸鈴C:2005/10/11(火) 01:25:49 ID:VwbR/4+K
戸鈴続きです。
33さん皆さん見てくださってありがとうございます。
またしても途中までの投下ですが、よければご覧ください。
「んんっ……ふぁ…っ!」
他の連中が寝静まる中、二人の荒い息だけが響いていた。
戸叶は切り込むような鋭い目つきで見つめ続けながらひたすら舌を絡めた。
その鋭さは、知ってる。
いつも鈴音が応援しながら見てる、目だ。
敵に立ち向かう、さながら獣のような眼光。
鈴音は、よもや自分がこの目に貫かれるとは思ってもみなかった。
ちょっとからかってやろうと思っただけなのに。
彼は想像以上に火をつけ、今こうして自分を組み敷いていた。
それは、鈴音にとって嬉しい誤算だった。
そう考え事をしてる間もなく、戸叶はネグリジェの上から鈴音の胸を撫でた。
63 :
戸鈴D:2005/10/11(火) 01:26:40 ID:VwbR/4+K
薄い布地は、鈴音の胸に生る粒を鮮明に浮かべあげ、小さな小さな丘を作らせていた。
「ぁ……っ…庄…ちゃ…んっ…!」
戸叶は、その丘の片方を撫で、もう片方をネグリジェの上から噛み付いた。
いつもより強く噛まれたそれは、電流のように鈴音の身体を駆け巡り、足を
プルプル震わせていた。
「あぁっ!し…庄ちゃん……今日…なんだか…はげしいね…っ」
「お前のイタズラが過ぎるからだ」
と言いながらニヤリと笑い、戸叶はひたすら胸を弄り続けた。
弄り方が、ややじれったい。
快楽がなかなか前に進んでくれない。
鈴音はこのじれったさが限界にきていた。
しかしこれ以上強くされたものなら、自分は快楽に負け思いのままに
喘いでしまう。
それだけは、避けなければ。
「ふぇ…っ!ぁ…くぅ…!」
「………声、出したら終わりだからな」
そして彼はまたニヤリと笑う。
その皮肉った顔が悔しくて悔しくて
「くっ……しょっ…庄…ちゃんの…バカぁ…っ!」
などと毒を吐いた。
その瞬間、
「………お前が悪いんだろ?」
と、戸叶は先程よりも更に鋭い目つきを放ちながら鈴音を押さえつけた。
「いっ……あっ…!」
戸叶は破るような勢いで鈴音のネグリジェを脱がせ、直接胸にしゃぶりついた。
「ちょっ…庄ちゃ……待っ……あっ!」
小振りで可愛らしい鈴音の胸を指で弄り、舌で転がし、甘噛みを繰り返した。
正気を無くしたかのような戸叶の攻めに、鈴音はどんどん自分の身体が言う事を利かなくなっていってるのがわかった。
そんな鈴音の状況もお構いなしに、戸叶は鈴音の下着に喰らいついた。
歯でそのまま鈴音のパンツをずり下ろし、ついに鈴音は一糸纏わぬ姿になった。
「ひゃ…っ」
さすがに恥ずかしくなった鈴音は、手で隠せる所まで必死に身体を隠した。
しかし、戸叶は持ち前の力で鈴音の足を大きく開かせ、いつのまにかびしょ濡れに
なっていた蜜口を露にさせた。
「ちょ…っ…庄ちゃんっ……恥ずか…しいよぉ…っ」
64 :
戸鈴E:2005/10/11(火) 01:27:38 ID:VwbR/4+K
鈴音は必死に講義したが戸叶は聴く耳を持たず、遂には鈴音のその濡れきった蜜口に
唇を近づけた。
「………っ!!」
いきなり突起への刺激に鈴音の身体は、弓形に仰け反りガタガタ震えた。
突起の皮をめくり、舌先で突いたり噛んだり吸ったりを繰り返す。
その度に鈴音の身体は手足の先まで快楽の電流を流され、遂には唇を噛んで刺激と
戦っていた。
それを見た戸叶は、今まで鈴音の蜜口を舐めていたにも関わらずいきなり鈴音に
深いキスを施し、物凄い勢いで吸い上げた。
更に上唇、下唇と、ひたすらしゃぶり続け、とうとう鈴音は唇までプルプル震わせてしまった。
「…は…ぁっ…はふ…っ」
「………コレでもう……震えて唇も噛めやしねぇだろ…」
と、言うと、戸叶は再び蜜口への愛撫を再開した。
鈴音は、全身が震え、口内には自分自身の味が広がり、あまりの恥ずかしさに涙を流してしまった。
「ひっく……ふぇ…庄ちゃん……ひどいよぉ…」
「……言ったろ…お前が悪いんだって…」
「へっ………ひゃっ!!」
戸叶は、いきなり突起を吸い上げながら指を1本蜜口の奥へ突き入れた。
奥はなんとも例え難いぬめりと熱さが充満しており、戸叶の指1本ぐらい溶かしてしまいそうな程だった。
「くぅ……ぁっ…あっ…!ひゃぁ…」
とうとう声も我慢できなくなった鈴音は小刻みに弱弱しい喘ぎ声を漏らすばかりだった。
「ぁっ…しょ…庄ちゃん…もう…ゆ…許してぇ…っ!」
鈴音は観念したように戸叶の頭を掴んで揺すり、必死に訴えた。
その様子を見た戸叶は、目線を鈴音に合わせるように起き上がり、じっと見つめた。
「………お前…もし俺以外の奴が起きてたらどうするつもりだったんだ…?」
「……へ…?」
「無防備なんだよ……そんな薄着で、女一人で男6人の部屋なんかに忍び込みやがって……どうなる事かぐらい想像つかねぇのか!」
戸叶は真剣な眼差しで鈴音をそう一喝した。
「…庄…ちゃ…」
「………お前のそんなカッコ……誰にも見られたくないし……触られたくねぇ…」
戸叶はさっきとは打って変わって、とても切なそうな目で、鈴音を見た。
65 :
戸鈴F:2005/10/11(火) 01:28:36 ID:VwbR/4+K
その目を見た鈴音は、自分がどうしてこのように責められてるかがようやくわかった。
「………庄ちゃん……ごめ…っ…ごめん…っ!」
「…………鈴……」
行為が始まってから初めて、戸叶がいつものような優しさを見せた。
鈴音もそんな戸叶に安心しきって思わず涙を更に多く零した。
鈴音を優しく抱きしめながら、戸叶は耳元で囁いた。
「………場所変えたい……思いっきり…お前を抱きたい……」
「庄…ちゃん…っ…」
自分のTシャツを鈴音にさっと着せて、軽々と持ち上げた。
戸叶に震えながら捕まり、一生懸命戸叶の耳元に返した。
「………じゃあ……私の部屋…行こ………今…誰もいないから……」
「………………」
その言葉を聞いて戸叶は静かに頷くと、ちゅっと鈴音の頬にキスをして、
皆が起きないよう、そーっと部屋を後にした。
今日のところはココまでで。
明日には終わらせる勢いで頑張ります…。
長々と申し訳ないですが、もう少しだけお付き合いくださいませ。
では、おやすみなさいノシ
遅かれながら前スレ
>>955さんかっぺさんサイコーにGJ。
1日に2本もヒルまもな神作品が読めて幸せだ…(*´Д`)
まも姉エロカワユス。風紀員形無しww
67 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:56:23 ID:m0q5AcS+
>戸鈴さん
GJ
初投下の人ががんばってると 自分も、とゆう気になってくるヨ
続きも待ってる
>59・60・61
神予備軍がこんなにいるヨ 神無月とは思えないヨ
59、ムサシの荒々しいH見たい 書いて書いて
60、気にするな!勢いは大事だとオモ。書こうヨ。
61、おお、もうできてるんだね。投下待ってる
戸鈴キター!!
グッジョブグッジョブ!暴走紳士良い!
戸叶に一方ならぬ想いを抱いてる自分としては、格好よくて辛抱堪らんよ。
かっぺさんの続きも期待してる。ラブホ行くとは思わなかったよ!
ヒルまもは書くの難しいけど、やっぱ良いなあ…
保管庫管理人さん、ありがとうございます。本当にお仕事が早い!
トガアコ作者兼前スレ955です。これからもお願いします。
>69
ギャー955はトガアコさんだったのか!?
あんた好きだー!!
3兄弟ジャンルをどんどん開拓してほしいヨ
トガアコ続き 気が向いたらかいてね
戸鈴カワイスGJ!
61さんの投下もワクテカしながら待ってます。筧鈴楽しみだ
>>49 戸鈴イイヨイイヨ!かっぺの続き同様今宵も楽しみにしてます
筧鈴も
レイープマガイのムサ鈴イイ!ムサまもでもイイ!
神様、どうかガテンな男のハードなエロスの世界を・・・
何なのこのスレの最近の嬉しすぎる展開は
なんかすごい勢いで進んでるなー。嬉しいYO
でも俺の事は未来永劫「さん」付けなんてしないでおくれ
田舎男なんて本出されたら恥ずかしいうえ村八分になっちまうよ
でも
>>46、家は買ってほしい。
あ、
>>53管理人さん。いつもおつかれさんです!!多謝多謝
かっぺで構わないす。糞かっぺとかでももう全然オーケーです!!
戸鈴作者さんGJ!戸叶の良さをこのスレで知ったぜ!!
>>57にも書いてホスィ 書いていくうちにきっと恥ずかしさも消えるさ!!
>>59に時間が出来ますように。遠い空から祈っている。
>>61の作品が早く読みてぇぇぇぇ!!すまん急いで投下するぜ!!
ていうか955、トガアコ作者さんだったのかよ!!やっぱ付き合おう
まもり姉ちゃんと同じく、なけなしのラブホ知識(田舎仕様)で頑張ってます。
つーか、駅トイレとかじゃなくしたらラブホしか思いつかんかったよ。
都会はそんなに野外でセクロスできる場所があるのか……?イイナー(´・ω・`)
前フリ長くてごめん。続き投下いきます。
----------------------------------------------------------
>>38-42 続き
「……ぁああっ!!………んっく………」
内部から押し広げられる感覚に、まもりの白い喉がのけぞり、鳴る。
それだけで軽く達してしまったのか、ヒル魔を包み込む柔らかな壁は
不規則にぶるぶると震え、まとわりついてくすぐり、離さない。
まるで何本もの指が絡みつき、全体をしごき上げるかのような感覚。
「くっ………、やっぱり、テメーは 最高………だ」
悪魔の表情から余裕の色がかすかに消え、本音が漏れた。
まもりがそっと潤んだ瞳を開けると、身体の上で息づくヒル魔が目に入る。
「当然、で………しょう………」
挑戦的な視線で見上げてやる。
他の人相手なら、絶対に言わないし、始めから言いたくもならないような台詞。
なぜ、この悪魔に対してだけは、これほどムキになってしまうのか。
その答えは分かっている。分かっていても、互いに、素直に口にしてなんかやらない。
子供じみた意地。でも、その気持ちは、ふたりともきっと、共有している。
そう分かっていれば、それだけで良かった。
「動くぞ」
ヒル魔が、ぺろりと自らの唇を舐める。
その扇情的なしぐさに囚われ、まもりが台詞の意味を理解する前に、
無慈悲な悪魔は行動を開始していた。
栗色の髪の両側に手を付いて、細身の、だがしっかりと鍛えられた身体が揺れる。
「……っ、あ!!………ん、んぅ………っ」
いきなり強まった刺激に、下腹部からの痺れが全身に広がり、まもりは眉根を寄せる。
油断すれば隙間から漏れてしまうだろう淫らな嬌声を、意思の力で押さえ込む。
「ここじゃ、誰にも聞かれねえ。………声、我慢すんな」
手の甲を唇にあて、乱れた声を抑えるまもりに、悪魔の声が落とされた。
「……ふ、……っく………でも………」
「いいから」
言うが早いか、片手でまもりの手首を取って、シーツに押し付ける。
「こうしてりゃ、口 押さえらんねえだろ………」
そのまま指を絡ませ、ぎゅうときつく握り締める。
触れ合う手のひらからまた熱が生まれ、互いの身体に沁み込んでいった。
腰がゆらめく。
抜けるぎりぎりまで引いて、再び最奥部まで打ち付ける。
大きく動かしていたかと思えば、いきなり小刻みな振動に変えて。
「あ、あ………っ、だめ、……ん、ふぁぁぁぁっ……!!」
そのたびに、素直に快感を訴える、強く抱いたら壊れそうな身体。
声を抑える事すら許されず、背中を反らして反応を示す。
ひとつひとつの仕草に、悪魔は満足げに、牙を見せて笑った。
淫らな腰をこすりつけるように、ぐりぐりと押し付ける。
そのたび、あふれ出した蜜が、じゅくじゅくと卑猥な音色を奏でて。
勢い良く腰を引いて、それとは対称的に、ゆっくりと押し込む。
今度はゆるゆると引き抜き、再度、強く強く、深々と貫いて。
「───あっ、あぁぁ………っ!!ヒル魔く……ん……っ!!」
従順に反応を示す、最高の身体。
「姉崎…………たまんねえ」
は、と短い息を吐き、ヒル魔は抽送を繰り返してゆく。
全てを受け入れるまもりの内部はとろけるように熱く、ヒル魔自身を咥え込む。
しなやかに、時に強く雄の証を包み、下から上までこすりあげる。
先端が奥に当たれば、そこは柔らかい刷毛のような感触で
敏感な亀頭をとらえ、撫で上げ、震わせ、揺らし、弄ぶ。
「………く………っ、そろそろ、だ」
低くかすれた声で限界を告げ、繋いでいない方の手でまもりの頬を撫でる。
「わ……たし、も………っ、もう………………っ!!」
それに応じて、まもりの内部が、答えるようにジュンと熱くなった。
まもりの細い腕が、ヒル魔の首に回り、きゅ、と力がこもる。
荒く上下する胸が触れ合い、互いの興奮を更に加速させていく。
頂点を目指すように、動きが速度を上げ、強まる。
繋がった部分から漏れる淫猥な音は、留まる事なく。
ぐちゅぐちゅとした水音と、濡れた肌が触れ合う音が響き渡る。
「あ、あ ん………っ!!もう、も………う、ダメ、ぇ………っ」
金色の髪に顔を埋めて、まもりは切羽詰った声を綴る。
「はっ………、…………っく………………」
同時に、冷酷な悪魔の唇からも、忍びきれない喘ぎが零れた。
それを隠すかのように、そっと口付けを重ねあう。
舌が絡み合い、もつれ、粘膜を愛撫して、互いを味わう。
名残惜しげに唇が離れると、あとはひたすらに突き上げる。
「いくぞ……………姉崎……っ」
「ヒル魔……くんっ……!!あ、あぁぁぁぁーーっ……ん……!!」
ヒル魔の宣言とともに、まもりの唇からひときわ高い声が上がると、
熱の中心を包み込んだ膣内が、びゅくびゅくと痙攣する。
「…………くっ…………!」
蠕動するような刺激に耐え切れず、悪魔も観念したかのように、
白濁した精を全て、その内部へと吐き出した。
快感の証が放たれると、絶頂が身体中を支配する。
頭の中で、快感がはじけて、下腹部の痺れが全身を震わせる。
まもりは、内部に燃えるような熱が放たれたのを感じると───
………そこで、意識を手放した。
………。
………………。
「……ん……」
まどろみの中、まもりが瞳をゆっくりと開く。
「やぁっとお目覚めですか、風紀委員サン?」
耳元でいつもの嫌味な声が聞こえ、彼女は唐突に覚醒した。
「………ここ………わ、わたし!!?」
絶頂の余韻が残る気だるげな身体をがばりと起こし、まもりは青ざめる。
「いい寝顔だったぜ。ケケケ、つまみ食いする夢でも見てたのか?」
「からかわないでっ!!わ、私ったら、こんな所に………嘘、でしょ………」
風紀委員としての立場を思い出し、シーツで身体を隠したまま、
まもりはへなへなと膝に額をつけ、縮こまる。
「なーにを今更。積極的なのも、たまには悪くねえよなァ?」
追い討ちのように、悪魔の声が降り注ぐ。
まもりはますます小さくなって───いきなり、がば、と顔を上げた。
「今、何時!!?」
「7時。夜の」
何でもなさそうに、ヒル魔が口にする。
それを聞いた途端、まもりの顔色は完全に蒼白になった。
「用事……終わってない……」
マネージャーとしての仕事を思い出し、声が震える。
「あー、平気。糞ハゲについでに行かせた」
隣のヒル魔がその言葉を示すように、携帯を宙に放り投げ、軽くキャッチする。
「雪光くん………ごめんなさい………」
自己嫌悪に再び白いシーツに顔を埋めると、か細い溜息をつく。
そして次の瞬間、再び勢い良く顔を上げた。
「サービスタイム終わってるじゃない!延長料金が……!!」
まるっきり顔色を失ったまもりに、ヒル魔はまたしても、唇を吊り上げた。
「それも問題ねえ。ここのオーナーも『知り合い』だからな、ケケケケ」
真っ黒な装丁の脅迫手帳を片手に、悪魔の笑みを浮かべてみせる。
「………」
素直に喜ぶ訳にもいかず、まもりは沈黙する他無かった。
「それより、だ。なァんで、サービスタイムや延長料金のシステム知ってんのか、
くわーしく教えてもらわねーとな………なあ、風紀委員のまもりサン?」
その瞳が嗜虐的な色を帯びたのに気付くと、シーツを掴んだまま、まもりは後ずさる。
「そ、それは………友達から、教わ………っ」
「言い訳無用。その身体から直接、聞き出してやる。
第二試合開始だ、逃げんなよ!Ya────Ha────!!!」
むしろ第三試合でしょう、という反論を紡ぐ間もなく、
天使の悲鳴は、悪魔の腕の中にかき消されていきましたとさ。
めでたし、めでたし。
----------------------------------------------------------
終わりれす。予想外に長くなっちまったな。
ここまで付き合ってくださった皆さんありがとうありがとう。楽しかった。
それじゃ、パトr……ケルベロス…………ボク……少し眠るよ……。
というわけで、いつかまた会う日まで。田舎を大切にね!!
ありがとうございました。かっぺより。ノシ
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
かっぺさん超乙です。かっぺさんの蛭魔はすごく蛭魔らしくて好きだ。
そんな自分は
>>59なんだが、頑張ってムサ鈴書いてみます。
かっぺGJ!職人候補のみんな待ってるよ!
者ども祭じゃ!祭の準備をいたせ!
・・・ところで、十文字×まもり強姦ってどう思う?
寧ろ鈴音で
八百万の神が棲まうスレ・・・。
時間があるわけじゃないのに、書きたいと思って書いちゃうんだよ。
テスト前に部屋掃除するのと同じ気分。
今書いてるのがあがったらリアルの用事に手を付けるよorz
かっぺ、えろいよ。GJでした
楽しみにしてるから またときどき投下するっぺよ
>79
言ったな?書くって言ったな?
投下しなかったら定期的に催促するからな?
>80
どうもこうも超歓迎ダヨ
お前こそ祭りの準備にとりかかれ
ぢうもんぢがゴカーン?ひええ。
でも読んでみてえ。ゴカーンと言っても最後に救いは欲しいような・・・
まぁ苦手な作品は読み手がスルーするというのは基本だし
書き手さんに書きたいもの書いてもらおうよ
それに今はいいかんじで盛り上がってるけど
にぎわってくると小競り合いもあるし
トラブル最小限にするために
他スレみたく
なるべく名前のトコにカップル表記と簡単なジャンル表記(陵辱とか)しませんか?神様方。
88 :
49:2005/10/12(水) 00:06:13 ID:51m++v26
こんばんは、49です。
戸鈴の続きができましたので投下させて頂きます。
思いのほか長くなってしまいましたがお付き合い頂けると嬉しいです。
>>前スレ955さん
GJGJ!!
トガアコもヒルまももハァハァでした…!
同じ戸叶スキーとしてよろしくお願いしますw
>>かっぺさん
同じくGJGJ!!
キャラが原作に忠実で上手いなぁと尊敬。
自分の緻密なホテル知識を贈答したいです。
>>87さん
一応名前のトコにカプとジャンル表記して投下させて頂きますね
では、投下します↓
89 :
戸鈴(エロ)G:2005/10/12(水) 00:07:50 ID:51m++v26
夜の宿内をヒタヒタ歩いて、鈴音とまもりの部屋についた。
まもりも悪魔に連行された為、その二人部屋はもぬけのからだった。
「………最初からココに俺を呼べばよかったじゃねぇか…」
「あ、そうだね!」
「そうだねじゃねぇだろ……」
もうすっかりいつもの調子になった鈴音の、すっとぼけた返事に戸叶は呆れつつも
愛しそうに苦笑を漏らした。
そして、ゆっくりと鈴音の身体を布団の上に寝かせてやった。
「……庄ちゃん…」
「…ん……?」
「……さっきはごめんね…?」
「……もう…いい…俺も悪かった…」
「庄ちゃんは悪くない!だから……その……お…お詫びっ!」
その瞬間、鈴音はガバッと起き上がり、その勢いで戸叶を押し倒し、戸叶のズボンの中で窮屈そうに張り詰めている戸叶自身を取り出し、パクッと亀頭を口に入れた。
「ちょ……っ…な…何してんだ…っ!!」
「はむ……だから…お詫び…させて…っ…!」
90 :
戸鈴(エロ)H:2005/10/12(水) 00:08:32 ID:51m++v26
そう言いながら鈴音は戸叶の逞しい自身をまるでデザートを食べているように
愛撫していた。
「ぐ…っ……!」
鈴音の小さな舌に刺激される度に、戸叶は息を荒くし、鈴音の頭を強く掴んでいた。
「…んんっ…っ…はぁ…庄ちゃん…気持ちイイ…?」
クリクリした瞳で戸叶を見上げ、愛しそうに竿をなめ、先端を舌で転がす。
どこで覚えたのか、鈴音はこういうことには変に器用だった。
「っ…はぁっ……も……離せ…!」
「やだぁ…ちゅるっ……もっと…する…っ…!」
戸叶は意地になって耐えるが、鈴音はそれ以上に意地になって奉仕を続けた。
そんな鈴音の勢いある奉仕にだんだん朦朧としてきた戸叶の目には、四つん這いになって舐め続ける鈴音の、自分の着せたTシャツから覗く可愛らしい双丘が見えた。
それが見えた途端、戸叶はさっと手を伸ばし双丘をいやらしい手つきで撫で始めた。
「やんっ!ちょっ…庄ちゃんっ…!お詫び…っ…するんだからぁ…っ…!触…ちゃ…イヤぁ…!」
「お前が素直に離さねぇからだろ…?」
「だ…だってぇ……!」
一気に形勢逆転となった。
戸叶は意識をハッキリさせ、自分の右手に力を集中させた。
鈴音はソコの刺激にすっかり意識を取られ、戸叶を奉仕できずにいた。
戸叶は、そのまま双丘から先程まで自分が愛撫を施していた蜜口に手を伸ばした。
「ひゃあんっ!だっ…ダメって…言ってるのにぃ…!」
戸叶の長い指は、先程よりも熱く潤う鈴音の蜜を絡め、更に本数を増やした。
だんだん楽しくなってきた戸叶は、遂にはこんな事まで鈴音に耳打ちした。
「コレ……さっきの名残か…?それとも……俺の舐めてて感じたか…?」
「っっ!!!」
戸叶はクククッと笑いながら蜜口の内壁と突起を同時に攻め、笑みを深くした。
「あぁあんっ!ダメぇ…!そんな…に…されたら……ひゃ…あっ…変になるぅ…っ!」
目は焦点が合っておらず、上の口も下の口もだらしなく蜜が流れ、
ひたすら喘ぐ事しかできなくなった鈴音。
そんな鈴音の幼い官能は、戸叶を身震い――いや、武者震いのような感覚に陥らせた。
――――――メチャクチャにしてやる
言葉にはしてなくても、戸叶の脳はもうこの思考に侵されていた。
91 :
戸鈴(エロ)I:2005/10/12(水) 00:09:08 ID:51m++v26
「きゃあっ!!庄ちゃん…っ!やあぁー…っ!」
戸叶は、鈴音の身体を半回転させ、鈴音の双丘を痛いぐらい掴み、
蜜口と自分自身の先端をぶつかり合わせた。
生唾が喉の奥の奥を伝う。
鈴音は、まだこの状況までついていけずに全身をプルプルさせながら慌ててついていこうとした。
「ちょ…っ…庄ちゃ……待っ……
―――が、欲望に侵食された戸叶がそれを気遣う筈もなく、突き刺すように自分自身を蜜だらけで白く光るソコへと進入させた。
ぁあぁああっ!!!」
「くっ……あっちぃな…!」
ソコは灼熱地帯かのような熱さ、一瞬でも気を抜けば自分はその蜜ごとドロリと溶かされてしまうだろう。
しかし、こんなところで朽ちてたまるものか。
欲望が、それを許さない。
震える身体を後ろから抱きしめ、形を保った自身を奥へ奥へとひた進む。
「ぁ…あぁ…っ…!」
熱いソコの一番奥へ辿り着き、全身が擦り合うぐらい密着したら、
すぐさま律動を開始した。
序盤にしては早すぎる腰づかいに、鈴音は唇から小刻みに可愛い喘ぎを漏らすしかできなかった。
「あぁっ…ひゃっ…!はっ…早い…よぉっ…!!あんっ!ちょっ…待って…ってばぁ…!」
「悪ぃな……そんな余裕ねぇ…!」
その瞬間、戸叶の腰は叩きつけるように鈴音の更なる奥へ突撃し、内壁を轟かせた。
「ひゃああぁん!……は…ぁあ……そっ…ソコ…っ!」
それを境に鈴音の理性の糸は脆くも千切た。、
さっきまではついていけなかった律動にも、いつのまにか喜んで振り合わせるようになった。
「庄…ちゃんっ!…はぁ…もっと…もっとソコぉ!」
「……っ!………いいんだな…?」
嬉しそうに快楽に溺れる鈴音の淫猥な姿を見て、戸叶は自分の限界のスイッチを外した。
鈴音の上体を持ち上げ、下から支配するかのように突いて突きまくった。
同時に、胸への激しい愛撫も忘れない。
92 :
戸鈴(エロ)J:2005/10/12(水) 00:10:35 ID:51m++v26
「……っぁああっ!ひゃあぁっ!ひぅ……イイよぉ…っ…気持ち…イイよぉー…!」
「どの口が言ってんだ…!?この…淫乱が…っ!」
「だって……庄ちゃんが悪いんだもん…っ!きゃっ!庄…ちゃんが…気持ちイイのいっぱいくれるから…あぅっ…悪いんだもん……ひゃんっ!」
鈴音は、所々で喘ぎながら抗議するも、表情は快楽でいっぱいだった。
もう二人とも、頭がまっしろになりながらお互いの欲望をしゃぶりあっていた。
途端、鈴音の内壁が硬く狭まった。
限界まで膨張した戸叶には、その収縮は耐え難いものだった。
「ひあぁっ!しょ…庄…ちゃぁん…!も、もう……ダメだよぉ…!」
「わかったから…そんな締め付けんな…っ!ったくココだけはいつも正直だな…!」
「あっ!あぁんっ!も…ぅ……イッちゃぅうっ……あっあぁあああぁっ!!!」
「はぁっ……ぐっ…っ!!!」
―――あれだけ激しく動きあっていた二人の身体が密着しながらピタリと止まった。
今、この部屋には、二人の繋がりあった秘部から響くゴポゴポという生々しい蜜の音が流れるだった。
二人は、全身の熱を燃やし尽くし繋がったままその場へ項垂れた……。
翌朝、
裸のままポケーっと目を覚ました二人。
状況がさっぱり判らず、そのまま寝ぼけた眼で見つめ合っていたら、次の瞬間全てを思い出し、二人一気に赤面した。
「わ…悪かった……その…調子に乗りすぎた…」
「い、いいよ…っ……嬉しかったし……」
そう言いながら鈴音は戸叶にしがみついた。
それに答えるかのように戸叶も鈴音を抱き返した。
「……庄ちゃんが本気になるとあんな風になるんだね……覚えとく」
と、にっこり笑った。
戸叶は、それを聞いてよくわからなさそうな顔をしたが、鈴音だけはずっとニコニコ笑い続けた。
93 :
戸鈴(エロ)K:2005/10/12(水) 00:11:19 ID:51m++v26
庄ちゃんが本気になるとあんな風になるんだね。
覚えとくよ。
普段はもの静かで優しい庄ちゃん
でも、私の為に本気になると、あんなに険しい顔で抱いてくれるんだね。
ありがとう。
もし、私がたまーーーに、アメフトや、読んでる漫画とかにヤキモチ焼いたら
………また私に本気になってもらうね。
「えへへー!」
「な、何だよ……妙にニコニコして…」
「なんでもなーい!」
ひとつ、謎の多い自分の恋人の意外な一面を知れて、鈴音のご機嫌は麗しい程だった。
そしてその様子の意味がわからず戸惑っているが、笑ってる顔がそれはもう可愛いので、まぁいいかと単純に考えるのやめた戸叶だった。
94 :
49:2005/10/12(水) 00:19:36 ID:51m++v26
以上です。長々と訳のわからない文章ですいません…
自分の戸叶像を叩き付けすぎたのか支離滅裂になってしまいお恥ずかしい…。
でもここまでお付き合いくださった方本当にありがとうございます!
余談なんですが、戸叶と鈴音って二人の真ん中バースディ(すいませんネタが古くて)
を数えてみたところ、なんと7月7日の七夕だったんです。
時期ハズレですが、このネタ引っさげてまたリベンジできたらと思います。
それではノシ
>49
長編乙でした&ごちそうさまでした
原作でも目立たなくてキャラのまだ見えない戸叶使って
これだけ書けるのがホントスゴイヨ!
関係ないけど49は若いんだろうな・・・
真ん中バースデーという文化は自分の学生時代にはなかった・・・
>>95 なんかの漫画のネタだよ。こどものおもちゃかな?
一般に広まっている文化ではないw
>>49 GJでした
>>87 ジャンル表記は特殊な場合だけでいいんじゃね?
フツーのラブエロにはカップル表記だけでいい希ガス
あんまりルールルールしてないほうがこのスレらしいよ
うおおおお
GJ!>49
>49
乙です〜!!
投下祭りも一段落?
それはさみしいいので
61の筧鈴
79のムサ鈴
80の十まも
待 っ て ま す !
このところスゴかったな
この速さなら言える・・・に近い精神状態で
どさくさにまぎれて投下しようと思ったけど
まもり鈴音以外の女って情報が少なすぎで
書いてて自分でもしっくりこないかんじ
情報少ないのに イメージ延長線上で違和感なく書けてる
トガアコ作者さんとか水町乙姫作者さんとかマジでスゴイと思った
神々GJ!!
この流れに乗ってドドメーさんが進若の続きを
書きに来てくれないかと淡い願望抱いてたんだけどな
もうこのスレ見てないのかな
いいかげん自分、投下しすぎでキモいんですけど・・・ちょうど投下ラッシュも一段落したし、時期を逃したら次の投下が始まりそうだから、出来た十まも投下します。
用事もあるから、これで当分来ないからさ!許しておくんなまし!
十まも。事前に言った通り強姦してるよ。救いもない・・と思う。
前提条件としてヒルまも。描写はないけどトガアコあり。
迷える少年十文字ってことでお願いします。
白熱灯に飛び込んで、焼き尽くされる羽虫だ。綺麗な光に触れたいのに。
叶わない願いはないと信じられるほど、子供じゃない。
生まれた瞬間に死刑を宣告されたような、そんな気分。
負けっぱなしは趣味じゃねえ。でもきっと、俺は永遠にチャレンジャーを抜け出せない。
「おーおー、鼻の下伸ばしちゃってまあ」
秋口。すっかり寂しくなった花壇に腰を下ろし、菓子パンを食べていた黒木が呟いた。
彼の視線の先には戸叶、と、その彼女。十文字はアコという下の名前しか知らないが、彼らが一緒に帰宅するのを、最近よく見かける。
法則性があるのかどうかは知らないけれど、部活で帰りの遅くなる戸叶を、週に何度か待っているらしい。
当然、戸叶が彼女と帰る日は、十文字たちは二人で帰ることになる。
三兄弟の末っ子がクールな表情をしながらもどこか嬉しそうなのは、二人にも分かった。彼女といる時、彼はいつもより饒舌になる。
「見えるのか?」
「や、見えねえけど。ふいんきだよふいんき!」
それ、雰囲気じゃねえ?間違ってんぞ。とは言わないけれど。
辺りはもう真っ暗だ。消えていく戸叶の鼻の下が伸びているかなど、見えるはずない。
「はぁあ・・良いよな。俺も彼女欲しー」
もぐもぐとパンを咀嚼しながら、黒木が嘆く。人付き合いが苦手な彼らだ。彼女いない歴(死語か?)イコール年齢だった。
「鈴音はセナと良い感じだし、戸叶はあの調子だしよー。マネージャーだってあのヒル魔と付き合ってんだろ?はぁああ、さみーなぁ」
「ああ・・」
パンの最後の一欠けらを口に放り込み、黒木は両腕を抱え込むと大袈裟に寒がって見せた。
彼が挙げたのはアメフト部の恋愛模様である。部員は鈍い男揃いなので知らない人間もいるだろうが、一般的な感性の持ち主には周知の事実だった。
そしてその事実は、十文字の心に暗い影を落としていた。
「寒くなってきたな」
「もう帰らねえ?明日もはえーし」
夜の闇は藍色。吹き抜ける北風が、制服の裾を揺らす。
さっきまでは部員で賑わっていた校舎前も、今は彼らしかいない。
「そうだな」
尻を払って立ち上がる黒木に、十文字は頷いて見せた。その表情が苦い物であるのを、暗闇の中で誰が知れただろう。
さっさと歩き出す黒木の後ろで、じっと立ち止まり十文字は振り返る。
視線の先には、遠く輝くネオン。締め切られた部室のドアの隙間からは、中に人がいることを示す光が漏れている。
話にも上がった悪魔と天使のカップルが、今でも中にいるのだろう。何をしているのか、それは想像も付かないが。
あの部室の光を奪ったら、この世界は闇に塗り潰されるのだろうか。そしてあの光は、自分の隣でも輝いてくれるのだろうか。
そんな願いは、叶うはずもない。
「・・フン」
自分の望みを、自ら打ち消す。それでも、心の中に住み着いた想いはそう消える物ではない。
死刑宣告されたこの心に、とどめを刺してくれるのが彼女であれば良い。
苦い笑みを浮かべながら、十文字はそう思った。
「おせーよ十文字―ィ!忘れ物かー?」
前方から聞こえる、能天気な呼び声。
「ああ?ちげーって!今行く!」
暗い想いを誤魔化すように、十文字は駆け出した。
とどめを刺すのは、今じゃない。
「え?ヒル魔君が?」
烏龍茶のパックを手に、まもりはキョトンという顔をした。
「ああ」
十文字は小さく頷く。
昼休みの二年の教室。普段は足を運ぶことなどないそこで、まもりは友人の女子と一緒に弁当を広げていた。
そこには戸叶の彼女の顔もあって、そう言えばマネージャーと仲が良いと言っていたなと、十文字は思い出した。
「何の用なの?」
「いや、知らないっすけど。俺も、呼んで来いって言われただけだし」
「そう・・分かった。今行くね」
まもりは不思議そうに首を傾げながらも、あらかた食べ終えた弁当箱を手早く仕舞う。
「ヒル魔君?大変ね〜」
からかうように笑う黒髪の友人を、まもりはもう!とたしなめる。アコは黙って苦笑していた。
まもりは弁当を鞄に仕舞うと、賑やかな教室を出る。目指すは屋上だ。
「十文字君も行くの?」
階段を上がっても一緒についてくる十文字に、彼女は声をかけた。
「俺も呼ばれてるんで」
「そう。作戦のことかしら。ごめんね?わざわざ呼びに来させて」
「別に」
十文字は素っ気無く返した。
何でアンタが謝るんだよ、と。腹の中がむかつく。同時に、彼女を騙しているという罪悪感が心臓をちくちく刺した。
ヒル魔は屋上で待ってなどいない。これは彼女を一人にするための口実に過ぎないのだ。
聡明な彼女なのに、ヒル魔の名を出すだけで疑いも無く付いてくる。そのことが、十文字を更に不快にさせた。
それとも、少しは自分も信用されているのだろうか。
ペタペタと埃を散らし、普段は使われない階段を上がる。
屋上に繋がるドアを開けると、遮る物のない日差しが二人の目に刺さった。
「まぶしー。良い天気だね」
一歩外に出て、まもりは手をかざす。
秋晴れの青空が青過ぎる。雲のほとんど無い空に、これから自分が起こそうとしている不埒な考えなど全て見透かされているようで、十文字はかぶりを振った。
「あれ、ヒル魔君はどこ?」
数歩進んで辺りを見回す。スカートをはためかせる北風。
コンクリートに落ちる影は、数ヶ月前より長くなった。
「いないっすよ」
「え?」
驚いて振り返るまもりの顔を、風で乱された髪が覆った。一瞬しかめっ面をし、邪魔そうに耳にかける。
唾を飲み、十文字は彼女の目を見据えた。広がる青空は極力見ないように。
「俺が、アンタをここに連れてきたくて嘘をついたんです。ヒル魔・・先輩は、ここにはいません」
鋭い目つきに、まもりは言葉を失う。
「・・・どうして」
口を閉じ、思案するように視線を彷徨わせ、やっと搾り出した言葉がそれだった。
「アンタに、どうしても聞きたいことがあったから」
腹の中に溜め込んだ想いはとっくに消化不良で、吐き出される日を今か今かと待っていたのだ。
「あいつと、ヒル魔先輩と付き合ってますよね」
「え?なんの・・」
「誤魔化しても無駄っす。バレバレなんですから」
引きつった笑顔を浮かべるまもりに、釘を刺す。
観念したらしい彼女は、諦めたように首を縦に振った。
「うん。付き合ってる。・・でも、それがどうかしたの?」
それがどうかしたの?か。簡単に言ってくれる。
この人を『気が利く』と評価する人々は、彼女の一面しか見ていないに違いない。
十文字は苦笑した。
「アイツからあんたを奪いたい」
太く真っ直ぐな声で、彼女に告げる。
「姉崎先輩。あんたが好きなんだ」
強く吹く風も、この言葉は散らせない。
「え?あ・・え?」
まもりはぶつけられた言葉の意味をすぐには理解しかねたようで、綺麗な青い目をぱちぱちと瞬かせる。
秋の空に似ていると、十文字は思った。
少し経って赤く染まる両頬は、夕焼けのよう。
「でっ、でも・・」
「でも?」
言葉を探し、再び彷徨う視線。
返される答えは、この気持ちに気付いた時から分かっていた。それでも。
死刑の執行人は彼女であって欲しかった。
視線が定まり、青空のような両目が十文字を真っ直ぐに捉える。
今まで彼女に告白しては振られていったであろう男たちに対してよりは、答えに迷ってくれただろうか。
「・・・ごめんなさい。私は、やっぱりヒル魔君が好きだから。十文字君の気持ちには応えられない」
「・・そうか。やっぱりそうだよな」
気持ちを誤魔化したりせず、きちんと答えてくれる。そんなところも好きだった。
あなたには私より素敵な相手がいるはずとか、見え透いた励ましは、本気で愛情をぶつけてくる人間に言える言葉じゃない。
「・・・これで、部活をやめちゃうとか。そういうのはないよね?」
不安そうに、まもりは十文字の顔を覗き込んだ。
「別に、それは無いけど。アメフトは好きだしよ」
「そう。よかった」
控え目ながらも、彼女は安心したように笑う。
マネージャーであり主将の恋人でもある彼女としては、部の心配をするのは当然である。
その気持ちを今ここで悪用しようとしている自分を、卑怯だと思うなら蔑んでくれてかまわない。
十文字は彼女に近付き、細い肩を両手で掴んだ。
「なっ、何?」
まもりは身を引く。暗い表情の十文字に、危険を感じた。
「・・心までくれとは言わねえよ。それは、とっくの昔からヒル魔のモンなんだろうし。だから・・体だけでも。一度だけで良いから、くれねえ?」
掠れた声を出す喉が、渇いて張り付く。
恋人としての愛情。その一欠片さえも貰うことが許されないなら、せめて体だけでも良いから欲しかった。
まるで聖母に縋り付く乞食のようで、なんて惨めなんだろう。
「何言って・・十文字君?」
怯えたような顔のまもりを、力ずくで壁際に追い詰める。
「大声出したり、逃げたりしたら、俺、部活辞めるかも」
最高で最悪の人質をとった。
まもりは呆然とし、十文字を見上げる。
その秋空のような目を見ないようにしながら、彼女を無理やりコンクリートの壁に押し付けた。
部活を辞める気なんて無い。折角作り上げた、自分の大切な居場所なのに。
それでも、それを引き合いに出せばまもりを迷わせることができると知っていて、利用した。
卑怯。惨め。汚い。最低。
全ての罵りを余すところなくこの身に受け入れてもかまわないほど、彼女が好きで好きでたまらなかった。
十文字はまもりの両手を片手で掴み上げ、拘束する。
脚の間に膝を入れて彼女を支えると、怯えた唇に口付けを落とした。
「・・っテェ」
唇に鋭い痛みを感じ、たまらず顔を離す。噛まれた。
手で触ってみれば、かすかに血が付いている。
十文字を見るまもりの両目は、拒絶と怒りと諦めに揺れていた。
「クソっ」
毒づき、彼女の体を反転させる。壁に胸を押し付けるような、そんな格好。
先ほどから一言の声も漏らさない彼女は逃げようとしない代わりに、頑なに心を閉ざしている。
後ろから手を回して胸を揉んでも、体を震わすだけで何も言わない。
そしてこの震えは、快感による物では無いはずだ。
「何か言えよ・・!」
耳元で怒鳴っても、まもりは壁を見つめるだけである。
舌打ちをして、彼女の下肢に手を伸ばす。すべすべとした腿に手を這わせ、下着をずらす。
辿り着いた割れ目は、拒絶を表すように乾いていた。
かすかな湿り気しか感じないそこは、十文字の訪問を歓迎することはないだろう。
「逃げねえのか?抵抗とか、しねえのかよ!」
もし逃げ出してくれれば、自分は追いかけるフリをして、そして諦めて、複雑な想いはあっても次の部活に復帰できる。
こんなことまでしておいて、直前になって踏み込むのを躊躇ってしまう。逃げ出したいのは自分だ。その責任を、まもりに押し付けようとしている。
自分勝手で、吐き気がする。
「何か言えよっ!」
助けを求めるような声にも、まもりは何の反応も示さない。
二人の間に、北風が吹いた。越えられない距離を感じて、十文字は制服の胸を彼女の背中に押し付けた。
風であっても、これ以上に二人を引き離す物は許さない。
「しらねェぞ」
気温は低いのに、十文字の息は荒く、冷や汗のようなものが額を濡らしていた。
ズボンのファスナーを下ろし、熱く猛った性器を取り出す。
薄い色の下着をずらし、何の愛撫も施されていないそこに、迷いを振り切るようにして一気に突き入れた。
「いやあぁああっ!!」
「くっう」
まもりは体をひねり、悲鳴を上げる。受け入れる準備などなかったそこは無残に血を流す。
十文字の問いには沈黙を貫いていた彼女も、体の裂けるような激痛には耐え切れなかったようだ。
小刻みに体を痙攣させ、壁に押し付けられた手はコンクリートに爪を立てた。
「きついな」
初めてでは無いのだろうが、まもりの中はきつく引きつっている。
あからさまな拒絶。
十文字は奥歯を噛み締めると、彼女のうなじに額を押し付け、グッグッと腰を打ちつけ始めた。
「あ゛っんっう」
色気の欠片も無い声を出し、まもりはただ痛みに耐えている。
締め付けられる性器は確かに快感を生み出すのに、十文字の心の中は痛くて堪らなかった。
目の前にある、冷や汗に濡れたうなじ。ここにキスマークを残したら、自分はヒル魔と同じ土俵に立てるのだろうか。
きっと彼に見つけられるだろうそれは、宣戦布告。
震える唇でうなじに吸い付こうと、唇を寄せる。しかし、触れられない。
脳裏に浮かぶヒル魔が、鋭い眼光でもって十文字を射竦めていた。
「ちくしょー・・」
奪いたいとか好きだとか。そんなことを言ったって、結局自分は彼が怖いのだ。勝てないことが、怖いのだ。
奥歯を噛み締め、顎を引く。
腕の中でうめくまもりの顔を覗けば、痛みに涙を流していた。それは悔しさも悲しさも孕んでいる。
ただ欲しかったのだ。こんな顔をさせたかったわけじゃない。
両手の拘束を解き、腰を掴み、強く突き上げる。
突き上げながら、十文字は音も立てず一粒の涙を流した。
吐く息は、湿って熱い。
「はっ・・あ」
まもりが、涙に濡れた瞳を十文字に向けた。哀れむように。
まるで雨降りの空だ。
そんな目で、見ないでくれ。
「くうっ・・ああ!」
射精を感じ、十文字は急いで性器を引き抜く。埃っぽいコンクリートの床に、白く粘り気のある精液を吐き出す。
萎え始めた性器はまもりの血液で薄ピンクをまとい、床の白濁は灰色に濁った。
「はあ・・・はっ・・」
荒く息を吐き、まもりはその場に崩れ落ちる。
快感など無く、イケるはずはない。壁に背を付け、ぐったりと座った。
そんな彼女に、十文字はかける言葉も見つからず、黙って見下ろす。
「・・なんであなたが泣くの?」
悲鳴の上げ過ぎで掠れた声。こほっと、小さく咳をした。
彼女に指摘され、十文字は自分が泣いていたことに初めて気付く。指先でそれを拭うと、彼女から目を逸らした。
「泣きたいのは私のほうよ!」
泣き声の延長のような上ずった声で、まもりは叫ぶ。
直すことも忘れた乱れたスカートの隙間から、血の滲む下着が見えた。
十文字は黙り込んだまま、彼女の目を見ることが出来ない。
「・・・部活、ちゃんと出てね」
壁に手を付きヨロヨロと立ち上がると、まもりは小さな声で言う。
制服に付いた埃を払い、重いドアを開けて校舎の中に消えていった。
残された十文字は、その場にしゃがみこむ。
背後に広がる秋の空が、彼を責める青い瞳のようだった。
「おい、糞長男」
呼びかけに立ち止まる。
聞き慣れたその声に静かな怒気が含まれているのを感じ、十文字はとうとうきたかと腹を決めて振り返った。
「なんだよ」
視界に悪魔を収めた瞬間、長い腕で頬を思い切り殴られた。
その細い体のどこからそんな力が出るのかは分からないが、十文字の体は盛大に吹き飛ばされ、地面に尻餅を付く。
「てっ、てめえ!何すんだよいきなり!」
部活が終わり、一緒に帰るところだった黒木と戸叶が、突然の出来事にいろめき立った。
しかし、あわてる彼らをヒル魔は一蹴する。
「黙れ。邪魔だ」
静かでありながら、有無を言わせない迫力。
青筋を立てているわけでもなければ、声を荒らげているわけでもない。それだけに、本当に心から怒っていることが察せられる。
そんなことを、痛む頬を気遣うでもなく、十文字はぼんやりと考えた。
言葉の出ない黒木たちの前で、ヒル魔の取り出した暗闇色の銃器がネオンに輝く。
硬い銃口が、十文字の額をグッと押した。
連投規制解除
「今は殺さねえ。アイツが泣いて頼んだからな」
銃弾のような力を持つ視線。鋭く尖って、十文字を貫く。
十文字がまもりにしたことは、彼に全て割れたのだろう。人の心に敏感な彼のことだ、たとえまもりが隠しても、異変に気付けば聞き出すに違いない。
「でも、もしもう一度でもこんなことをしてみろよ。その時は、アイツの意見なんてカンケーねえ。てめえの命は無いと思え」
ヒル魔の静かな怒りが、心にのしかかる。
「俺に勝とうなんて思わねーこった」
そう吐き捨てると、銃口で十文字の額を弾く。
ゆっくりと銃を仕舞って唾を吐き、彼はくるりと振り返ると部室の中へと戻っていった。
暗闇の中にこぼれる光。中ではその源が、傷ついた心を震わせているはずだ。
十文字の隣では、輝かなかった。
「おい十文字・・・どうしたよ。大丈夫・・じゃねえよな・・」
うつむく彼に向けて、戸叶がおそるおそる声をかける。
「びびったー・・マジすげえ迫力。お前、ヒル魔に何かしたんか?」
しゃがみこんだ黒木が、心配そうに首を傾げる。
「・・・何でもねえ」
悪友たちの心配に、応えてやれない自分が申し訳ない。
「何でもねえって・・」
「言いたくねえ」
まるで子供のようだ。
情けないことに、十文字はヒル魔から許されたという事実に胸を撫で下ろしていた。
「何だよ、俺らにも内緒か・・」
「・・・ああ黒木。まあほっといてやれって。人に言えねえことぐらい、誰でも持ってんだろ」
唇を尖らせる黒木を、戸叶がたしなめる。らしくもない十文字の様子から、ただ事ではないと気付いたのだろう。
「・・じゃあ、言えるようになったら教えてくれよ」
「・・わりい」
まだ少し納得のいかない様子ながら、黒木は頭を掻いて立ち上がる。
手を伸ばすと、十文字の腕を掴んで立ち上がらせた。
「もう帰んぞ。寒くてしょうがねえよ」
「そりゃトガ、ブレザー着てくりゃ良いだけだろ」
「俺は厚着が嫌いなんだよ」
「ただの我が侭じゃねえか」
馬鹿みたいな会話を交わしながらも、そこに十文字への気遣いが含まれていることは明確で。
さっさと歩きながらも、脇目でちらちらと彼を確認している。
「・・・わりい」
もう一度呟いて、十文字は彼らの後ろを付いていった。
以上です。
長くてごめん(´・ω・`)
では。
GJ!
それぞれの心の動きが伝わってきますた
まも姐強いね
自分がもし彼氏いるのに後輩にバージン奪われたりしたら自殺考えるけどね
>102
GJです。シリアスもたまにはいいなぁ。
エロ作品というより フツーにお話として読み応えありました。
ラブいエロ好きな人からは敬遠されがちな展開かもしれないけど
自分はすげぇ好きです。
当分来ないとか言うなよ!またすぐ来てね!!
葛藤のあるゴカーンだったので萌えますた。
しかしその後の士気に関わりそうな勢い。
十まも強姦、イイヨイイヨ
無理矢理だけど愛があったり せつなかったりでよかったです
黒木・トガアコがでてきてうれしかったり
>102
GJ!
ラブエロも大好物だけどたまにこんなグッとくるシリアスも
いいですね、また違った意味で萌。
>>102 自分もイイ!と思ったヨ。GJ!
ここ最近の作品と毛色が違って新鮮でした。
筧鈴の人投下マダー?
ムサ鈴強姦も狂おしく待ってます
スイマセン…名前が出たので作品投下でもないのに一言書き込ませていただきます。
>>101 覚えて下さっててありがとう(つД`)
申し訳なさで涙が出ます…orz
この書き込みがある以上伝わるでしょうが、自分はまだこのスレを見てます。
続きも書く気あります。
投下が遅れてるのは、前回言った「間が開いたせいで思い出せない」というのもありますが、
正直に言うと別作品に浮気をしていたからです。
待っててもらっといて本気でスイマセンorz
もう遅いですが最近の投下ラッシュに混じって落とす、というのは自分も少し考えていました。
が、元々あんまり早くも上手くもないんで、勢いで書き上げるというのが結局出来ませんでした。
もう本当今更ですが、一刻も早く完成させます。orz
では、貴重な1レスを失礼しました。
職人の皆様頑張ってください。
壱八さんも呼びかけたら来てくれるだろうか・・・
壱八さん待ってます。
またぜひ書いてください
名前を変えて書き続けててくれたらうれしいけど
のんびり自分のペースで書いて、投下したい時に投下できるよう、いつでもそこにあるスレであって欲しい。
みつお
コテ同士の馴れ合いはもうこりごりだよ。このスレの黒歴史‥‥
>>127 その黒歴史を私は知らないんだけど、あまりにも名の通った神職人が何人かいらっしゃると、素人が投下しづらいのは確かだね。
名無しの集まりのほうが緊張しないし、マンセーもないし。
でも、過去に色々言われてるのを知っていて、それでも自分の作品を責任をもって書き上げようとしているドドメーさんは凄いと思うけどな。
なかなか名乗れないよ。
上手い人が特定出来るなら
コテでも作品名ででも書いて欲しいと呼び掛けたくなるものだろう。
職人さんに対してもそう失礼な行為では無いと思うけどな。
別に新規で投下してくれる人を無視する訳じゃなし。
ま、何でも度が過ぎなければの話。
みんなが空気読みながら、いいカンジでやっていきたいものです
あれ?祭り終わっちゃったのかよ!?
乗り遅れた・・・
ムサ鈴と筧鈴がきたらまた始まるでしょ。
十まも凄い萌えた!
やった後でヒル魔がまもり慰めたとかありそうだ・・・って妄想し過ぎ?
>>133 >ヒル魔がまもり慰め
これ・・・イイ(・∀・)!!エロ慰めで。
妄想はエロパロの母
職人さん来るまで我々凡人も妄想に励もうぜ
こんばんわ、ムサ鈴書かせてもらってる
>>79です。
取りあえず前半?出来たので投下させていただきます。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
カップリングはムサ鈴、ヒルまも前提です。
137 :
ムサ鈴 1:2005/10/13(木) 22:33:32 ID:wuICH/5O
「ごめんね、ムサシャンつき合わせちゃって」
「別に構わん」
すっかり人影が消えた通りを、二つの影が並んで歩く。
ひとつは規則正しく動く大きな影、もうひとつは左右に振れる小さな影。
「っとにあのバカ兄貴ったら!」
ムサシと鈴音がこんな時間に一緒にいるのは訳がある。
先に帰った夏彦が部室に教科書を忘れたというので、まだ学校から戻っていなかった鈴音に
取りに行くよう頼んだのだ。
しぶしぶながらも引き返す鈴音の目の前に、ムサシが現れたのはついさっきのことだ。
自宅に帰った後なのだろう、ムサシは制服姿ではなくグレーのTシャツに作業用のズボンを履いていた。
鈴音にとって、ムサシが現れたのは嬉しいことだった。もう夜も遅いこの時間、自分ひとりで歩くのには不安があったし、
何より密かに好意を寄せているムサシと一緒に居られると言うことは、嬉しい偶然としかいい様がなかった。
「まぁ、早く済ませちまおう」
「だね」
泥門高校まで、あと少し。早く済ませようという言葉とは裏腹に、鈴音は少しだけ走るスピードを落とした。
138 :
ムサ鈴 2:2005/10/13(木) 22:34:14 ID:wuICH/5O
敷地内へ何とか入ると、アメフト部の部室へと急ぐ。
やたらと派手なデビルバットの看板も、夜の暗闇に包まれると大人しく見えてしまうから不思議だ。
「鍵開いてたらいいんだけどなぁ」
「蛭魔か姉崎がいるだろ」
インラインスケートがグラウンドの砂を噛んで、音を立てる。
鈴音の後を歩くムサシが自分の言葉の意味に気づくのと、鈴音の手が引き戸にかかるのとどちらが早かったろうか。
「…?!」
ムサシの腕が鈴音の体に伸び、その体を抱き寄せた。小さな鈴音の体はいとも簡単に、ムサシの腕に収まってしまう。
「む、ムサシャ」
「シッ」
声を出すな、と言う様にムサシの手が鈴音の口に伸びる。突然のことに身を捩る鈴音の目に、映像が飛び込んだ。
「…!」
引き戸のほんの僅かな隙間、重なり合う人影。ノイズを垂れ流すテレビの明かりに映し出されたのは、悪魔のような…
いや、悪魔そのものの姿だった。
そしてその悪魔の下にいるのは、こちらも見覚えのある姿だった。
「よ-にぃと…まもねぇ…」
唇を重ねあう二つの影、間違いようがない、それは蛭魔とまもりだった。
口をふさがれながら紡ぐ言葉は酷くたどたどしいものだったが、それはムサシの耳へと届いていた。
「何やってんだ…あいつら」
呆れたように呟くムサシの言葉が聞こえるはずもなく、一瞬だけ離れて影はまた深く重なり合う。
おそらく生まれて初めて見る、作り物ではない情熱的な口付けに鈴音はただ目を奪われた。
139 :
ムサ鈴 3:2005/10/13(木) 22:34:44 ID:wuICH/5O
テレビの明かりが逆光になり、二人の表情を見ることはかなわなかったが、蛭魔の長い指が
まもりの制服を解いていくのが見て取れた。
「だめっ…、こんなところで…!」
「こんなところって、今まで何度もヤってんだろ」
今更じゃねぇか、と笑いながら蛭魔の唇がまもりの胸に落とされる。
「ひゃ…あんっ」
それと同時に、まもりから聞いたこともない声が上がる。艶めきたった、女の声。
これ以上はまずいと判断したのか、ムサシは鈴音を抱えたまま部室の裏へと体を移動させた。
フェンスと壁の間に狭いながらも何とか座り込むと、自分の膝に乗せる形になってしまった鈴音の様子を伺う。
「よ、妖兄ぃとまも姉が…」
よほど驚いたのだろう、幼さの残る頬は真っ赤に染まってしまっている。
「まぁ、今更だけどな」
対するムサシは冷静に感想を述べた。蛭魔とまもりが付き合っているなんて、部内じゃもはや公認の事実だ。
「でもそうだけど、こんなトコに遭遇しちゃうなんて…」
「声が大きい、聞こえるぞ」
先ほどと同じように鈴音の口を手でふさぐ。今度は鈴音も暴れることなく、大人しくムサシの腕に収まった。
140 :
ムサ鈴 4:2005/10/13(木) 22:35:13 ID:wuICH/5O
「どうした糞マネ、もうこんなに濡らしやがって」
「やだ…っ!言わないでっ…!」
今この状況に、鈴音は戸惑っていた。
悪魔と呼ばれる蛭魔と、姉のように慕っているまもりのいわゆる、濡れ場に遭遇してしまったこと。
そしてもうひとつ、今自分の体を抱きしめているのがムサシだということにだ。
自分よりも遥かに広い胸や、逞しい腕に整った顔立ち、奇跡を生み出す脚、憧れた全てが今鈴音のすぐ側にあるのだ。
はしたないと分かっていながら、彼を思って自身を慰めたこともあった。
どんな声で呼んでくれるのだろう、どんなに強く抱きしめてくれるのだろう、どんなに心地よいのだろう、と。
壁越しに聞こえる声は、鈴音の頭の中で形を成し、体も心も熱くさせる。
蛭魔のまもりを煽る声が聞こえて、それに呼応するようにまもりが鳴き声を上げる。これで興奮しないわけがない。
スパッツの奥が熱くなってしまっているのが、自分で分かった。下着はもう使い物にならないかもしれない。
自分を慰めるときのように触れてしまいたいと思ったが、この状況では出来るはずもなく、鈴音はもどかしさに身を捩った。
「…!」
身を捩った瞬間、鈴音の尻に何か硬いものがあたる。それは石のように冷たくなく、熱いもので。
「ムサシャン…?」
そろりと首を後ろにめぐらせて、ムサシの顔を盗み見る。頭上の小窓から漏れる明かりだけでは
はっきりと表情が見れなかったが、どこか上気しているように見えた。
「…仕方ねぇだろ、俺だって男なんだ」
ふっと顔をそらして呟いた声は、鈴音の聞き間違いでなければ確かに上ずっていた。
興奮している?ムサシが?
下からの固い感触が、上から伝わる呼吸が、壁の向こうから聞こえるあられもない声が鈴音の脳を侵してゆく。
そして鈴音は意を決したように、自分の口元にあてがわれていた手に舌を這わす。密着した男の胸がびくりと震えた。
「…おい」
背中から投げかけられる戸惑いの声に、鈴音は耳を貸さず戯れを続ける。太い指の1本1本に丁寧に舌を這わせて濡らしてゆく。
いつだか想像したように、彼自身を慈しむように舌を這わせる。拙いながらも、その舌は確実にムサシの欲望を煽った。
最後に残った小指に舌を延ばそうとした瞬間、腰に回されていたムサシの手が鈴音の服に忍び込んだ。
「ひゃ…!」
思わず上げそうになった声を必死で堪えると、まるで”よく出来た”とでも言うように頬をなでられる。
何事かとムサシを見やれば、小さく黒めがちな瞳に欲望の灯が灯っているのが分かった。
「声、出すなよ」
先ほど自分が悪戯した指で唇をなぞられると、鈴音はただ頷いてその身を預けた。
取りあえずここまでです。
色々煮詰まってるんですが、頑張って続き書きますorz
おお〜待ってました!!
ムサ鈴GJです。
ハァハァ イイヨイイヨ
明日を生きる希望がわいてきました
ムサ鈴、文章がこなれてるなあ。GJ!
ムサシアダルトでいいね。
アダルトな女キャラ出ないかなー
ムサ鈴アオカンイイ!
続き楽しみ〜
>145
アダルトじゃないけど賊学マネは色っぽくない?
>>146 あー、賊マネね。なんか、足をお舐めとかやらせたい。
148 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 18:09:34 ID:8bsZRhC1
GJ!!!!ムサ鈴イイ!
自分は顔では賊学マネが一番好き
メグちゃんものも読みてー
とはいえ連載中のムサスズの展開に釘付け
ムサシってエロの相手としてはこの上なく魅力的だよな
律儀で誠実、底なしの体力、鍛えられた体、むせ返るような雄フェロモン
そして60yardマグナム
ムサシエロが増えますように
60inch、なら大変ですな。
このスレのせいでムサシが気になってきた・・・
戸叶のことも思い出してやって下さいね
祭りの沈静化を妨害すべく また妄想提案しにきました。つーか涙のリクエスト
・H経験がないことに不安を覚えるまもちゃんが
照れつつ真剣に質問に答えてくれるムサシと
あきらかに面白がってるヒル魔に
いろいろ性知識を教えてもらってるうちに
実践突入しちゃう明るい3Pモノ
(セナ・モン・鈴 初物同士試行錯誤3Pでもいいかも)
・親の不在のスキに女の家でヤってたら
急に親が帰ってきて とっさに隠れた押入れとかで声を殺してHする
親不孝スリリングモノ(カップル不問)
妄想ふくらんでるなw
しかし3Pは書くのムツカシイんだよ マジで
>153
3兄弟の事はいつも思ってる
157 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 19:07:48 ID:/lQyP503
ムサ鈴の様な大と小の組み合わせはGJ!身長差があるのって
イイ!!!!!
158 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 19:56:18 ID:ZhvthPzc
入り切らない…ハァハァ…
身長差カプール最高
身長差41cm、筧鈴の人マダかなー。
大小つーかもう犯罪だな。
対面座位でも見下ろせる。
じゃ太平洋と大西洋と鈴音の3Pなら
身長差のモエの人も3P好きも大満足ですね
書き手によっては名作になりうる
>162
どのカプにでも言える・・・
さらに押入れでヤれば 押し入れH好きな154も大満足
通販番組みたいな流れ
大平洋と大西洋だったら、Hについても張り合いそうだ。
たまたま鈴音がジャッジまかされて3Pとかってのもありじゃね?
大きな大平と大西に前から後ろから翻弄される小さい鈴音。
大平の勢いと大西のテクニックでイキまくり。
・・・っていうのをかいてみたかったけど、俺文才無かったよ。orz
高菜読みたい
170 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:49:05 ID:B/OADIWs
鈴音と身長が高いキャラとのエロは大抵萌える。
筧、武蔵、ヒル魔など十文字もアリだな
そんなワケで今夜もムサ鈴の続きをひたすら待つ
スレを読まずに質問
アイシ21を名乗ることをやめた後のセナ鈴SSはないか?
>172
まだ無いが
自分は銭湯帰りのセナ鈴SSを誰かに投下してもらいたい
・・・よくよく考えたら、セナのアイシ21のこと鈴音は知ってたよなw
保管庫管理人さん心からありがとう。
保管庫管理人さん乙です!
ところで個人サイトから保管庫へのリンク貼ってもよいですか?
ダメならあきらめます
それとpart3のかっぺ登場時の小話(905・906・909・911)も収録してほしいス
涙のリクエスト
>>176 ちょw おまwww
そんな小話まで覚えててくれてんのか(´・ω・`)カッペウレシス
アレは903とか906の終わりが尻切れトンボだから
管理人さんも収録しづらかったと思うんだ。
もし収録してくれるなら
903の最後の行を
>ヒル魔の長い指が、まもりのスカートをくぐり抜けその先の(ry
↓
>ヒル魔の長い指が、まもりのスカートをくぐり抜けその先の
隠された場所へとたどり着いた。
906の最後の行を
>制服のスカートの裾から、唾液だけではない液体がつぅ、と流(ry
↓
>制服のスカートの裾から、唾液だけではない液体がつぅ、と流れた。
にしてくれればSSにはなるかなと……。
面倒かけてごめんな管理人さん。
もし面倒なようだったら無理しないでくれ!!
そして更新おつかれさまっす!
うーむ、セナ鈴SSは保管庫にはひとつしかないのな。
ワクワクキタイサゲしておく
>178
ありそうなのに意外とないよね
自分は身長差モエとかないのでセナ鈴カモーンです
保管庫のトイレで乳揉む話もすげぇ好き
続き来ないかな…と今更ラブコール
自分は前スレからぽつぽつと投下されてる
セナ鈴の続き待ちなんだが。
作者さんはもう来ないんだろうか…。
同じように待っているヤシいるか?
こんばんわ、ムサ鈴書かせてもらってるものです。
ちょっとしばらく来れなそうなので、書きあがった分だけ投下させてもらいます。
183 :
ムサ鈴 5:2005/10/17(月) 22:28:30 ID:XCqZlZt+
「あ、あぁっ…!」
高く響く声。
「んふ…ぅ…」
低く忍ぶ声。
壁を挟んで行われる行為が、頭からまともな思考を奪ってゆく。
「やー…ぁ…ん…」
胸の先端を押しつぶし、こね回せば鈴音の艶がかった声が上がる。口を塞がれているとはいえ
漏れる声は十分に男の心を煽る。
ささやかな膨らみを覆うブラジャーをセーラー服と一緒に押し上げられて、胸を出されている鈴音は恥ずかしさと
ムサシによって与えられる快感に戸惑っていた。
「ん、ん…」
声を上げてしまえばもっと楽なのだろうか。ぼんやりと思ったが、すぐに止めた。いや、止めざるを得なかった。
胸を弄っていたムサシの指が、スカートの中へと伸びてきたのだ。
「…や…!」
「や、じゃねぇだろ」
ムサシも声を潜めて呟く。ムサシの左手に体を拘束されたままの鈴音がどう抵抗を出来ようか。
スカートの下に履いたスパッツを下着ごとずり下ろされると、火照った下半身が露わになる。
「あ」
息をつく間もなく、ムサシの手がスカートの中へ伸びる。
膝に装着したプロテクターと、そのために膝に留まった下着が邪魔をして上手く足を開けなかったが
ムサシの指は確実に鈴音の秘所へ触れた。
「…っ!」
ムサシの硬い指先が幼い花弁とその奥の花核をゆるりと撫で上げれば、少女の体を今まで味わったことのない快感が支配する。
指は優しく花弁を撫でたかと思えば、その上の花核を軽くこすり上げ、鈴音の体はただただ快楽に翻弄された。
鈴音の快楽の証は、とろりと垂れ落ちてムサシの手指を汚していく。
充分に濡れそぼった指が鈴音の膣に入り込むと、先ほどの快楽とはまた違った感覚が駆け抜ける。
「…あ!」
ぐちゅ、と音がした気がした。それが自分が零した欲望の音なのか、ムサシの中に灯った欲望の音なのか、鈴音には分からない。
184 :
ムサ鈴 6:2005/10/17(月) 22:29:00 ID:XCqZlZt+
何度か挿入した指とは違う、硬い感触に中を掻き回されると痛みにも似た快楽が生まれる。
「さすがにキツイな…」
「あ、や…っ…」
中指を中に入れたまま、親指の腹で核を転がせばより一層きつく指を締め上げられる。
溢れ出る蜜に助けられるとはいえ、指を少し動かそうとするだけでも異物に慣れない体はそれを拒むばかりだ。
「お前初めてなのか」
きつく狭い秘所からムサシの指が抜かれると、鈴音はこくりと小さく頷いた。
「…止めよう。お前が傷つくだけだ」
そう呟くと、ムサシの手が鈴音の胸から離れた。
初めての少女を、こんな場の流れのままに汚してしまうことはムサシには出来なかった。
友人たちの濡れ場に興奮したのも確かであるし、鈴音の誘うような舌に興奮したのも確かなことで隠しようのない真実。
背中から抱きしめた小さな少女の下にある、猛りきった自身を治めるのは困難だろうが、そのために
少女を…ましてや経験のない少女を汚すなどという事は許されるわけがないと、ムサシは思ったのだ。
「や…、やだっ…!」
小さく、声がした。ふと下を見やれば、鈴音の大きな瞳がこちらを見上げていた。
大きなアーモンド形の瞳は薄く涙を浮かべていて、思わず引き込まれそうになる。
「私、痛くてもいいから…」
震える声で鈴音がムサシの手を引く。小さな手が、無骨な手を柔らかく包み込んだ。
「私、妖兄ぃとまも姉みたいなこと…したい…でも…」
「でも?」
消え入りそうになる声を聞き逃さないようにと、鈴音に顔を近づける。
部室から漏れる明かりだけでは距離感を上手くつかめずに、頬が微かに触れ合った。
「ムサシャンとじゃなきゃ…やなの…」
触れあう頬の横、耳元で囁かれるその声は震えながらも確実な熱を帯びていた。
熱を帯びた、少女ではなく女性の囁きにムサシの背中がぞくりと粟だった。
「ムサシャンと、した…」
したい、と言うつもりだったのか。言葉尻を奪うように口付けたムサシにそれは分からない。
初めて意思を持って動かされるムサシの舌は、鈴音の口内を味わおうと動き始める。
幼く小さな舌はほんの一瞬戸惑ったようだったが、すぐにムサシの舌に応えようとその舌を健気に伸ばした。
「んふ…ぅ」
熱く絡められる舌から逃れるように、鈴音が切なげに鳴いた。その声はムサシの欲望を煽り続ける。
たっぷりと舌を絡ませお互いの唇を味わいつくし離せば、名残惜しげに透明な橋がかかった。
もう一度ムサシの手が鈴音の秘所へ触れる。今度こそ鈴音は声を上げなかった。
以上、短くてスミマセン。楽しみにしてくださってる方たちには本当申し訳ないですorz
感想とか声援とか、本当に励みになってます。ありがとうございます。
次は全部書き上げてから投下…出来たらいいなぁと(´・ω・`)
186 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 22:57:22 ID:lcnl+7Oh
いいよいいよ!!GJ!まさに神光臨
ムサ鈴がこれほどまで燃えるとは・・・
ムサ鈴イイ!!ムッハー
ムサ鈴たまらん!
いい子で待ってます。全裸で。
もう冬ですよ
ムサ鈴さんGJGJGJ
モンモンしながら続き待ってます
鬼兵×柱谷マネとかいうのを幻視した。
さて、何故だろう?
しるか
でも柱谷マネカワイイな
ロリロリ
「原・・・」
たとえ完勝した試合の時でも、ハイタッチなどしないふたりの身体が、
今はかつてないほど触れ合っている。
「や・・・こんな時くらい、名前・・・呼んでください・・・」
熱と湿り気を含んだそんな言葉に、
普段は至極硬派で通っている鬼兵も答えざるを得ないほど、雄の先端を擽られた。
「・・・・・・秋鹿・・・」
言葉だけでこんなにも、お互いの身体が震える。
>>193 一瞬、某球団の原監督と鬼兵のウホッな話かと思った。荒しきたか?とorz
鬼兵はHにおいても攻めるツボが的外れだったりするんだろうか
こまかくかち上げると思うよ。
197 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 18:28:12 ID:YGciqcMF
ムサ鈴まだかな?ワクワクテカテカ
ケツを爆発させる、のか……。
ライン組は素晴らしい腰使い…
ライン組は素晴らしい腰使い。
クォーターバックはその頭脳で、相手を翻弄させる。
キッカーは性感帯を外すことなく抑える。
ランニングバックは…高速の速さ?
早すぎるのはどうかと
何の速さが高速なのかと
女をイかせる早さで。そーすると石丸も…
みはえタンに萌える漏れは逝ってよしですか?
倉庫の未完成作品が削除になって寂しいな
未完成でも好きだったんだけどな
もう復活はないのかな
>>191 鬼兵×柱谷マネ読んでみたいよ。
確か前スレでも書いたw
マネがもう少しどういう子かわかったらなあ・・・。
アコみたいに「ちょっとオタク」とか分かるだけでも作品作る上で全然違うのにな>柱谷マネ
なんかないかなー。実はアイヌの血が入ってるとか、ハスキー飼ってるとか、イヌイット的お守りを作るのが得意とか。一人称「あたし」とか。
妄想orz
実は鬼兵とは近所で2歳違いの幼馴染とか。
普段は兵ちゃんとか呼ぶ。
そんな妄想。
ちゃん付けはむしろ萎える
鬼兵じゃなくても
210 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:44:05 ID:FWlkyYi4
「鬼兵様...」
へーにい
へーくん
へっくん
鬼っち
鬼やん
・・・もう普通に鬼兵でいいよ
へっくんてw
鬼兵さん、とかが萌える。
でも
>>208の幼馴染案もいいな。
鬼兵様が恋しゅうございます…一人寝の夜は、堪えられぬのです…
捏造
>>213そこまで来るともう千石っぽいな…サムライズのマネハァハァ
サムライズのマネってどんなだっけ?
つーかムサ鈴マダ〜?
ムサ鈴まだかなー。女だけどムサシになりたいと思うくらい萌えた。鈴音カワイス。
>>176 サイトからのリンクですが。
2ch関連のサイトであることと、成人向け描写があることを明記してくれれば問題ないと思います。
かっぺ氏の小話も収録しました。ご指摘dクス。
>>205 未完成品も収録してしまうと、
今後職人さんの作品をどのタイミングで編集すればよいのかが難しくなるので削除しました。
完成しましたら収録します。すいません。
ムサ鈴の続きも筧鈴も楽しみにしてます。
保管庫管理人さん毎度乙です!
あんたのおかげで 過去作品が読みやすくなりましたワイ
筧鈴さんは元気だろうか…
みはえタン(;´Д`)ハァハァ・・・
ムサ鈴様が恋しゅうござります。
ムサシは今が旬
ムサシ格好良いな。本誌。
>>226 スレ違いワロス
そんな旬のムサシをすっ飛ばしてコータロー×ジュリが書きたい
ジュリのあの安産型スタイルをどうにかしたいハァハァ
漫才しながら試行錯誤で進んでいくのがいいな>コータロー×ジュリ
ツッコミだけど突っ込まれるジュリたんハァハァ
そんな初心者二人に色々知識を吹き込みつつ音楽に例えてウザがられる赤羽
連投スマソ
そういやギターって形からして女みたいに例えられる事あるよな、
「鳴らす」とか「演奏する」とか恥ずかしい表現をバンバン使った赤羽×ジュリも読みたい。
ジュリは久しぶりにツボった、あんなに選手との掛け合いがあるマネは初めてだよね。
>>229 じゃあキミが書きなよ!!書いちゃいなよ!!
書けそうですよ!!期待してみたり!!ギャーーーン!!
231 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 01:57:01 ID:rII6Newq
筧鈴を書いてくれるような神が降臨しないかな・・・(´・ω・`)
そういや少し前に筧鈴予告してた人来ないね
まーいいけど
コータロージュリの明るいHいいねぇ
229に期待
コタジュリ赤ジュリ、どっちも心から待つ。
コータロー、まさかジュリに「スマートじゃねぇ」とか言わないだろうな。
スマートな口説き方ってどんなんじゃw
イク時いちいち
スマートだぜ!とか叫んでたらウザイ
確かにウザイがやってそうw
サイチュウに赤羽の話をするジュリに
「他のヤローの名前出すなんてスマートじゃねーぜ?」
なコタジュリ読みたい
夫婦漫才ハァハァ
スマートなフェラを要求されそう
あんたってアレまでスマートなのね
うわきっつw
でもそのネタ超美味しいw
すっ…スマートだ…ぜ!
242 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 19:37:27 ID:b0kYrcCW
筧鈴激しく希望。あの大っきい筧と小さい鈴音の組み合わせはイイ!!
筧が抱え込むように後ろから鈴音をメチャクチャにするのがなお良し
>242
髪型や髪質が似てる、釣り目・青い瞳がおそろい、そして約40cmの身長差。同い年なのもイイ!
天然真面目と人懐こい元気娘って良い組み合わせじゃん!
でも接点がまるで無いんだよな…
このスレ最初の方で投下予告してた人は居なくなってしまったか…
244 :
筧鈴:2005/10/29(土) 00:32:52 ID:gPInJc2s
筧がアメリカで荒れてたころに、鈴音も家族旅行でアメリカに。不注意にも一人でふらふらとスケートを楽しんでいたところ、筧に遭遇。
「…こんな所に来ちゃあ、あぶねえよ」
日本語で話し掛けられ警戒しなかった鈴音は心を許す。しかし安全な所にエスコートしているふりをしながら、実は酒の勢いと憂さ晴らしに、筧は鈴音を襲おうとしていた。
案の定、暗がりでレイプ。
その日の夜、ぼろぼろの姿で家族に発見された鈴音。犯人は見つからない。
帰国後、鈴音はショックから心を閉ざす。そして自ら立ち直るためにとった方法は、レイプ事件を忘れることだった。
むりやり記憶をかいざんした鈴音に気付き、家族はその話題を絶対に出さなくなる。これでまた、明るい鈴音が戻るなら、と。
そのまま月日は過ぎ、鈴音がチアを務めるデビルバッツは、ポセイドンズと対戦する。そのチームには筧もいたが、当時とは品行が違うし、第一直接は近づかない。忌まわしい記憶は戻らずに済んだ。
しかし西部戦後の銭湯で、鈴音は風呂上がりに筧にぶつかる。スケートのせいで尻餅をつく。
鈴音からすれば天を突くように大きい筧。見上げる長身に、昔の記憶がかする。
「あんたは…!」
筧は驚いた。不良時代に犯してしまった罪を、今は後悔していたのだ。相手の少女の素性は知らなかったが、可愛らしい顔だけは忘れるはずがなかった。まさか、対戦相手のチアだったなんて。
かけられる、なぜか聞き覚えのある声。見上げる体。長身がたたまれ、端正な顔が日陰になりながら近づく。あの日の記憶が、鈴音の頭に一気に押し寄せた。
「や、いや!来ないでよ!」
「待ってくれ、俺は…」
拒絶する鈴音、追い縋る筧。ただ、あの日の謝罪をし、償いをしたかった。
二人の時間が、再び動きだす。
245 :
筧鈴:2005/10/29(土) 00:34:14 ID:gPInJc2s
という妄想をしたのだよ。しかし時間と、レイプ系のボキャブラリーがないから書けないのだよ。
あ、ちなみに、以前いらした筧鈴投下予告さんとは別人っす。
鈴音顔も性格もスキだけど変なニックネーム付けるの好きな設定やめてほしいヨ
エロシーンを妄想しようとしても
よーにいとかムサしゃんとか
鈴音が名前を呼ぶたびに萎えるよ・・・
接点あるじゃん!
>>244 そんな事言わず是非頑張って頂きたい!
早売りのジャンプを手にしたときに、ふと思う……
かっぺ、元気にしてるかなと
ムサ鈴の続きはまだかな‥‥('・ω・`)
ルイメグ読みたいぜ!
マネージャーの中ではメグタンと勝子タンが好きです。
でも、まもりタンはもーっと好きです。
>>244 すげええええ!!
超読みたい。あらすじだけですごい面白い。
レイプ系の語彙がないというなら、このあらすじからそのまま続けてはどうか?
それでも十分面白いよ。
盤戸戦後、セナが急に女の子に言い寄られるって展開を密かに期待してたりして
>>247 エロくていいジャマイカ。
「…やっ…妖…兄…っ!!」
みたいなw
妖兄・くりたんはまだ許せてもムサシャンはキツイと思った
あれ、鈴音がニックネーム付けるの先輩にだけなのか?
とはいえ鈴ムサ続きを楽しみにしていることには変わりないのです。
>>253 それを見た鈴音がやきもちを…
といった展開をさらに期待しておく
本棚に並べられた分厚いファイル、ファイル、ファイル……。
うずたかく積まれたビデオテープの山、山、山……。
それら全ては並み居るライバル校の選手データ、そして試合記録。
アメフトにおいてタクティクスは非常に需要な位置を占め、戦略は敵を知る事から始まる。
そう、情報戦に勝利したチームこそが栄光を掴み取れると赤羽隼人は知っている。
その日、資料に囲まれた彼の部屋に来客があった。
部屋の片隅、かろうじて人が生活できる程度に確保されたスペースに3つの人影。
「くっ……いいぞ、ジュリ。だいぶ上手くなった」
気持ち良さに少しだけ呻き声を漏らし、素っ裸で椅子に浅掛けしている赤羽が、部のマネージャー
沢井ジュリの頭を撫でる。
一見細身ながら、腕から肩、そして胸板までを覆う筋肉の鎧。筋量こそ多くはないものの、徹底的に
鍛えられた上半身は、業物の刀剣にも似た凄みと力強さを持つ。
「ふぁ……んむ……」
赤羽の両膝の間には、ニーソックス以外何も身に付けない姿で四つん這いになっているジュリが居た。
モデル並みの引き締まったボディラインと、それとはアンバランスに豊かな胸の膨らみ。赤羽の股間に
顔を埋め、唇と舌は隆々とそそり立った牡の器官を舐め咥える。そして彼女のやや大きめのヒップを
がっちりと押さえ込む3人目の男。
「はぁ、はぁ……くっそ、赤羽! いつの間にかジュリにそんなテク仕込みやがって」
こちらも真っ裸でジュリの胎内へ己の剛直を突き入れる佐々木コータロー。赤羽よりやや細いものの、
赤羽には無い鞭のようなしなやかさを秘めた筋肉で腰を繰り出している。
ぺちゃ、ぺちゃ……くぷっ
肉茎の腹側を舌先でくすぐっていたジュリが、亀頭の先端を口に含んだ。
「ん……んん……」
そのまま半分ほど頬張ると、身体を前後に揺り動かして強張りを出し入れし始める。ルージュを引いた
唇が赤羽のペニスを締め付け、茎の表面に朱の跡を引く。揺らす身体に合わせて重力に引かれた乳房が
重そうにユサユサと揺れた。
「んうっ!?」
突然、ジュリが苦しそうな声を漏らした。コータローが腰を突き入れた瞬間、勢い余って前に出たため
赤羽のペニスでえづきかけたのだ。
「待て、コータロー。お前のリズムはバラバラだ」
赤羽がコータローを制し、ジュリの口から自分のモノを解放する。
「またリズムかよ。こんな時まであれこれ考えるなんてスマートじゃないぜ。大事なのは愛だろ、愛」
「ただ思うまま動いても沢井の負担が増すだけだと言ってるんだ」
「ち、ちょっと!? ケンカはよしなさいよ」
ケホケホと軽くむせながら、ジュリが二人に声を掛けた。
「いや、お互い沢井を独占しないと決めた以上言わせてもらう。沢井自身のためにもな。コータローは
もっと音楽性を磨くべきだ」
「ハァ? 音楽性が何の関係があるってんだ」
「分からないなら、教えてやる」
赤羽はコータローを押し退け、ジュリを立ち上がらせた。そして彼女を背後から抱きすくめる。
「いいか、コータロー。女性の扱いと楽器の扱いは、ほぼ同格だ。まずは特性を知る事」
「あんッ!?」
ジュリが甘い声を上げた。腰に回した赤羽の片手が、そろそろと太腿へ滑り降りる。もう片方の手は
彼女の脇腹を撫で上げ、背中から首筋へと敏感な部分を探ってまわる。
「あ…………はぁ……」
内腿を撫で、うなじを伝う指先にジュリの身体が震え、吐息がこぼれる。
「この世に“同じ楽器”は一つとして無いんだ。どう扱えばよく響くのか、個々の癖を見極める。
その次に、それぞれの特性に合わせて───調律する」
「ひゃうん!」
ジュリの内腿にあった手が、両脚の付け根に潜り込んだ。うなじをなぞる手は胸に巻き付き、柔らかな
膨らみを鷲掴みにする。
「あっ! 駄目、赤羽! そこ、弱……ふあぁん!!」
びくん、とジュリの身体が跳ね、首が反る。赤羽はポーカーフェイスを崩さぬまま指の動きを速めた。
ごくり、とコータローの喉が鳴る。
「ここが大事だ。調律をおろそかにしてはいけない。しっくりと自分に馴染むよう、何度も、丁寧に。
そうすれば“楽器”も自分に応えて、最高の音色を奏でてくれる」
「ひゃうっ! あ、赤羽ぁ……や、あうんっ! そこ、そこぉ!!」
赤羽の送り込む快楽に、ジュリが喘ぐ。真っ赤な顔で両膝を擦り合わせ、逞しい腕にしがみついた。
「手塩にかけた楽器は、演奏時の一体感がまるで違う。お互いに響き合い、求め合い、魂を揺さぶる。
コンサートのクライマックスへ、エクスタシーの極みへと一緒に昇りつめる」
「あ! そ、そこぉ……お豆の、トコ……ん!……嫌、焦らしちゃイヤァ!…………」
コータローの目の前で、赤羽の思うままジュリの身体が弄ばれる。乳房を揉みしだかれ、乳首を
爪弾かれるたび切なげに鳴く。瞳は潤み、腿の内側を愛液が伝い流れていた。
自分の知らない顔、知らない声でジュリが身悶える。
赤羽の指が魔法のようにジュリの身体を開発し、自分好みに調律しようとしている。
そう思った瞬間、コータローの胸に怒りにも似た激情の嵐が吹き起こった。
(────この野郎─────!!)
思わず手を振り上げ、
バシィンッッッ!!!!
自分の横っ面を思い切り引っ叩いた。
「こ…………たろ……?」
突拍子も無い行動に、夢見心地の中にいたジュリが我に返る。
「……いけねぇ、いけねぇ。ついスマートじゃない真似するトコだったぜ」
呟いて、2人の前に歩み寄る。トロンとした目で見上げてくるジュリの顎を持ち上げ、口付けた。
「んっ!……ふっ!……」
いきなり舌を絡め取られて、ジュリが呻く。コータローは、お構いなしに彼女の唇を貪った。
「自分のビートは変えない、か。…………頑固者め」
「俺は、お前ェほど器用じゃねぇんだよ」
ジュリとの口付けをほどいて赤羽を睨みつけ、また唇を重ねる。スマートにこだわる男は、キック以外
およそスマートとは言い難い不器用者だった。
「あ、ん………こーたろ……こーたろぉ…」
コータローの首に腕を回し、ジュリも彼のキスに応える。熱っぽくお互いの舌を絡め、唾液を交わす。
その一方でコータローの空いた手はジュリの脚の間へ伸び、恥毛を掻き分け熱く潤った部分に触れた。
意図を察した赤羽はその部分をコータローに任せ、自分はジュリの胸を両手で愛撫する。
「んふ……こーた、ろ…………そこ…もっと、触ってぇ……」
「ん………ジュリ…………」
「…………俺から、いくぞ」
赤羽がジュリの太腿を伝う雫を掬い取り、彼女の後ろのすぼまりに塗りつける。そしていきり立った
剛直の切先を押し当てた。
「んぐぅっ」
一瞬、ジュリが苦しげな声を上げる。ピンク色のアナルをこじ開け、赤黒い亀頭の先端がゆっくりと
めり込んでいく。
「ジュリ……もう少し力を抜け」
彼女の耳に舌を這わせつつ赤羽が囁く。入れやすいよう女の片膝を抱え上げ、小刻みに腰を使って、
固いアナルをほぐしながら少しずつ奥へ捻じ込んでいく。
「あ、赤羽ぁ……ま、まだ?」
「もう、ちょっとだけ…………ああ、ジュリの奥まで……入った……」
赤羽のペニスは根元までジュリのアナルに飲み込まれた。すべすべのお尻を赤羽の陰毛がくすぐる。
「熱い、よ……赤羽の。…アタシのお尻、いっぱいに広げて………奥の方で、ビクンビクンしてる…」
うっとり呟くジュリ。
赤羽はジュリと繋がったままでもう片膝も腕に抱え、子供に排泄させるような格好で抱き上げる。
大きく割り開かれた両脚の間で物欲しそうに口を開く女の部分が、コータローの目の前に晒された。
「……次は…………コータロー……来て」
ジュリが誘うように自分の秘唇を指で広げて見せた。サーモン色の粘膜が、蛍光灯を受けて濡れ光る。
ぬるぬるに蕩けた穴に狙いを定め、コータローは一気に怒張を突き入れた。
「やっ!? ふああぁっ!!」
いきなりの激しい責めに、ジュリが軽く達した。ぶるるっ、と身体を震わせ、2本の竿を締め付ける。
「くぅっ! こ、コータロー! あれほどリズムが悪いと……ぐ……教えた、ろ……」
「た、耐えろ! ここでイッちまったら……ふぅぐ!……ス、スマートじゃねぇ、ぜ……」
押し寄せる快感の波をなんとかやり過ごし、ジュリが緊張を解いたところで、赤羽とコータローが
ゆっくり抜き挿しを始めた。
ぬぷちゅっ。ぷちゅっ。ぬぷっ。
「や、は……。……んあっ…………ふぅ……」
どこかぎこちない、遠慮し合った動き。前と後ろを同時に貫かれながら、ジュリはもどかしげに鳴く。
「ジュリ。顔を、こっちへ」
首筋の汗を舐め取り、また赤羽が囁いた。言われるまま首を捻ったジュリの唇を赤羽の口が塞ぐ。
「んう、んふぅ……」
ジュリは懸命に舌を伸ばし、赤羽の舌と擦り合わせる。2人の口からピチャ、ピチャと水音が漏れた。
「ジュリ! こっちもだ!」
コータローの求めにジュリが応じて口付ける。交互にキスを繰り返しながら、男2人の突き上げが
次第にタイミング良く重なってくるのをジュリは体内で感じていた。
「はぁん! 凄いよ、2人とも!………お、奥で、ぶつかり合ってるぅ」
「じ、ジュリもすげぇぜ! お、俺のに絡み付いて……!」
「いいぞ……これは久しぶりに………いいセッションだ!」
抱き上げられたジュリの身体は、波に浮かぶ小舟のように激しく揺れる。男達は競い合うように
遠慮なく少女の肉体を責めたてる。突き上げのたびに息が肺から押し出され、唇を塞がれて、苦しさと
気持ち良さの狭間でジュリの意識は朦朧となっていく。
「好きぃ。好きなのぉ!」
誰を。どっちを。答えにならない告白を、うわごとのように繰り返す。
ヒップを支えるコータローの手に力がこもる。赤羽のピッチが上がる。限界突破へ向け、2人の怒張が
一層大きく膨れあがっていく。
「ジュリ!!」「ぐぅ!!」
「あっ!? 出てるっ! あたしの中、2人同時に出てるぅ!!」
コータローの肩にしがみつき、熱い精の迸りを感じながら、ジュリも同時に昇りつめた。
* * *
「さて。落ち着いたところで作戦会議を始めよう」
さっさと服を着込んだ赤羽がノートを開く。
「切り替え早ぇなオイ! もうちょっとこう、余韻つーか、何かあんだろ!
あと客に茶の1杯くらい出しやがれ」
まだ素っ裸のまま床に座り込んだコータローが文句を垂れる。腕には、こちらも裸のままぐったりと
脱力したジュリを抱きかかえていた。
「この時期は少しでも時間が惜しいのに……。これだからコータローを同席させたくなかったんだ」
「へん! 誰がお前とジュリを2人っきりにさせるもんか」
大仰に溜息をつく赤羽と、彼に向かってぺっ、ぺっ、と唾を吐く仕草を真似るコータロー。
「……てゆーか、あんたら2人で作戦会議すりゃいいでしょ。大体あたしはマネージャーなんだし…」
ぼそり、とジュリが呟いた。
(こんなんで大会は大丈夫かしら……)
ふと浮かんだ不安を頭の隅に押しやる。
そして、もう少しだけまどろんでいようと、ジュリはコータローの胸板に頭を預けた。
おわり
3Pぐっじょおおおおおおおぶ!!!!!
コータローカワイス
盤戸もの作者さん、神認定させていただきました。
盤戸もの作者・・・・・・スマートだぜ!!
スマート3P!!
盤戸3Pイイ!とてもイイ
さあ集え3P神
盤戸カワイスモエス!!!!
盤戸は3Pだからこそイイな
盤戸勢は良いな。沢井ジュリには赤羽でもコータローでもどちらでもあう。
が、この漫画のキャラって、ドイツもコイツも禁欲的な印象があるんで
正直、エロまでいくってのは想像出来ない。
>>251 ルイメグいいね
ポセイドンに負けた後の話読みたい
270 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 00:24:42 ID:jsEq1ciS
筧鈴待ってました!!
ガンガレ(・∀・)ノシ!!
271 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 05:00:45 ID:Onl7jGVO
この板読んでたらいつの間にかこんな時間に・・・それほどまでにここにはまってしまった!!学校ど〜しよ・・・
>>271 大学生か専門学校生だろ?
大人なんだから自分でどうにかしなさい。
中学生ですけど?
275 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 23:58:46 ID:hvprM10I
kiero 273
盤戸まじでGJGJ!
やばい、かなり萌えますた…ハァハァ(つ∀`*)
前から見たい見たいとももってたんだ…!
素敵なハーモニーをありがとうございました。また書いてほしいすww
良い音楽を聴かせてもらったぜ…!
ここ、レズモノはないの?
まも鈴とか、まもメグとか、まも若とか。
保管庫に鈴まもがある。
280 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 23:55:40 ID:NprCXwxe
只今、鈴音受けの話を考え中。筧にしようかヒル魔か・・・
背のでかい奴がいいな。まとまり次第書き込みするぜ。
281 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 14:00:15 ID:mCnVRjbB
筧鈴いこーぜ!!
ya-ha-!!
がんがれよ・・・
>>280 頑張れ!私は筧鈴と黒木メグを書きかけて脱落したので、あなたには是非とも頑張っていただきたい所存。
セナ絡みが一つも投下されてないんだけど…
不満なら自分が書けばよろし
285 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 14:21:25 ID:yHRQOgho
最近、筧鈴がプチハヤリだな。
職人たちよ、応援してるぞ!!
SSと書いて「闘い」と読む
287 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 01:29:57 ID:38ks3RjL
ヒルまも需要ないなー・・・ヒルまも投下したいけど・・・
>>287 いんや、俺が猛烈な勢いでお待ちしております。
>>287 そんなこと言わず投下してくださいよ。
エロの需要なら常にありますからどんとこーい!!
無問題!!ゼヒおながいします!!楽しみにしてます!!
290 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 09:04:22 ID:kDZa9+Jh
誰か携帯で見ている漏れに小説保管庫のアド貼ってくれ
どんなに需要が無いように見えるものでも、文句の言いようのないストーリー性や文章力、説得力さえあれば、需要なんてそこから生まれる。
どんなに文章がアレでも、ヒルまもなら萌えられる俺が通りますよ
294 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 18:36:02 ID:Fi361wPh
>>1のアドレスで保管庫に行けない・・・
パソ用で誰か教えてくれ・・・
「ヒル魔くん!!」
「姉崎!!」
ズコーンバコーン
297 :
ヒルまも・1(しばらくエロ無スマヌ):2005/11/15(火) 22:06:39 ID:9mVfpMIf
大抵、練習が終われば二人になる。
というのも他の糞部員共は練習が終わればそれでこの場に居る理由はなくなるが、
俺は何かとデータ整理だの何だのをするのが昔からの習慣だったわけで、
寧ろ侵入してきたのはこの女の側であって、つまりは俺は被害者に値するワケだ。
コイツが世の中の女の大半よりは遥かに役に立つのは実証されてる。
ただ、必要かと疑うほどに律儀に毎日の掃除は欠かさねえし、なによりこの時間は本来、俺一人の時間だ。
これは侵害だろ、姉崎まもり。
泥門高校の悪魔、と称される蛭魔妖一。
最近の「お悩み」は、泥門切っての優等生、姉崎まもり、だとか。
誰も知るはずもなく、まして誰もそんなことは微塵にも予想しない。
蛭魔妖一と姉崎まもりは、別個体、を通り越して別生物とまで世間は考えていることだろう。
もっと言えば、「あのヒル魔妖一」が悩む要素などあるはずがない。
蛭魔妖一が恐れられる最大の理由である、脅迫手帳が存在する限り、世間から見れば蛭魔妖一は無敵であり、
それがあってこその悪魔の称号。
今まで蛭魔妖一に逆らって、その漆黒の手帳を目に焼き付けられなかった者は居るか。否。
脅迫ネタを持たれていない者は居るか。それも否。
なぜなら、それが実証された試しは、ひとつもない。
298 :
ヒルまも・2:2005/11/15(火) 22:07:20 ID:9mVfpMIf
だからこの俺が悩んでんだろーが。
誰も知らない蛭魔妖一の棲み処で、誰にも知られない懊悩。
漆黒の手帳に真っ白な一頁。
その頁にあるのは、顔写真と、名前と、身長体重生年月日に血液型。
それ以外は無い。その事実が明かされることも無い。
もし明かされたことがあったなら、蛭魔妖一はその時点で悪魔の称号を投げ捨てる破目になっているはずだ。
最近の蛭魔妖一の「お悩み」。
当然その日も朝は来て、時計は進み、日は沈み、煌びやかな部室には、男と女の二人だけが残っていた。
毎日の光景。カタカタと忙しく流れるキーボードの音と、アットランダムに囁くモップの掃き音。
規則的に流れる音とは裏腹、ヒル魔の頭の中では無数の曲線がうねり返し、
この男に似つかわしくない苛つきでその曲線は、どうも解を出させてはくれそうにない。
「ヒル魔くん、コーヒーでも入れようか?」
「・・・イラネ。」
また、曲線はうねる。
カタカタという音が消えて、ヒル魔の手には漆黒の手帳の、真っ白な一頁。
まったくなんにも無さ過ぎて笑えてくる。
普通の女だったら大抵、一人でヤってる声だの見てる雑誌が女子高生を上回るものだの、
実は男より掴み易いモンだってのに。
第一この女、そういうこと知ってるのか?
下手すりゃ、なーんにも知らなくても納得がいくぞ・・・
モップを仕舞ったと思ったら次は布巾を出してきて掃除に勤しんでいる女を眺めて、
苛つきや笑いよりも、呆れが一時強くなった。
まったく楽しそうにしやがって。テメーは他に楽しいことがねえのか。
299 :
ヒルまも・3:2005/11/15(火) 22:11:32 ID:9mVfpMIf
「オイ糞マネ。」
その呼び方も皮肉にも定着したのか、抗議もなくこちらに振り返る。
「テメー、セックスとかそういう言葉、なんにも知らねえだろ?」
「なっ・・・!なんでそういうことサラッと言うの・・・!?」
ケケケ。
面白い具合に一気に顔が真っ赤になる。
とりあえず知らないわけでもなさそーだな。
面白えが、こんなもんなんの脅迫ネタにもならねえ。
うねり返す曲線が、少しずつだが、安定していく気がした。
ただ、安定してうねっているだけで、それは相変わらず激しく、規則的に曲線を描いている気もした。
今日は気分も悪くねえ。多少の苛つきはいつもの話だ。
ガタリ、と椅子から立ち上がる。
ゆっくりと、重々しく殺気を放ち、真っ赤になったまま背を向けた女の方へ近付く。
そして、女の左肩を右手で掴み、無理やり女の顔を向けさせた。
「そういうこと、俺が特別に講師してやろーか?」
丁度いい機会じゃねえか。
この俺を使って直々に、既成事実作成といこうじゃねえか。
to be continue written by mugetsu
それっぽいとこまで持ってくまでに長くてすみませ。
ちょい疲れたんでここで止めますすみませ。
ヒルまもはどうかと思って書き込んでみたらなんかヒルまも好きな人が居たんで嬉しいです。
自分はヒルまもが好きなので。
もちろん好きだよ。>ヒルまも
続き楽しみにしてます
301 :
ヒルまも・4:2005/11/15(火) 23:49:24 ID:9mVfpMIf
「お断りします!」
キーン、と、耳に響く高い声。
効果音を付けたくなるほど、ヒル魔はニヤリと口元も引き上げた。
そう簡単に手に落ちる女だとは思っていなかったが、
セナが関わらない問題にもまもりが怒ることが出来ることにヒル魔は感心した。
勿論それはまもりを馬鹿にした感情を以てだが。
口に含んでいた無糖ガムを、すぐ傍にあったゴミ箱に投げ入れ、ヒル魔は両手をポケットに突っ込んだ。
指先に当たる脅迫手帳は、今か今かと、姉崎まもりのネタを待っている。
まもりは一言怒鳴った後は、また外方を向いて掃除をしていた。
本人は何食わぬ態度でいるつもりらしいが、動きは弱冠ぎこちなく、髪の毛が掻き揚げられた耳は赤みがかっていた。
「皆、どぶろく先生のメニューに慣れてきたみたいだね。」
「今なら無料にしとくぞ。なんなら調教してやってもいい。」
まったく食い違った会話。「これはビルですか?」「いいえ、ペンです。」状態。
まもりは逐一敏感に反応して、首をぐるんっと180度回転させてヒル魔を睨む。
予想通りのリアクションに、ヒル魔はケケケッと笑って見せた。
まもりは顔を真っ赤にして、へなへなになった視線で俺を睨んだまま、胴をヒル魔に向けて、布巾を机に置いた。
「・・・ねぇ、聞いてもいい?」
「あ?」
「ヒル魔くんは、私のことが好きなの?」
まもりのその言葉を聞いて、ヒル魔の眉間に皺が寄った。
頭の中の曲線が、微かにぶれた、気がした。
むげつさんGJ!続きを楽しみにしとります。
保管庫やらこのスレの冒頭やらを見れば分かると思いますが、ヒルまもは人気ありますよ。自分も好きです。
303 :
ヒルまも・5:2005/11/15(火) 23:52:11 ID:9mVfpMIf
「んなわけねーだろ。勘違いすんな。」
当然の返答を返す。
立ちっ放しの、しかも女との会話は安定感がねえ。
ヒル魔は、当然の返答を返した。
まもりは、その言葉を聞いて、視線を床に落とした。拳は軽く握られていた。
「・・・そういうこと、って、どういうことはイマイチ分からないけれど、そういうことは、好きな人とやるものじゃないの・・・?」
さっきより、不愉快の念を込めて、ヒル魔の眉間に皺が寄った。
その表情は苛つきに満ちて、見る見るうちに邪悪な気を放ち出す。
まもりそれもまた、当然の返答だった。
それは、普通の人間が考える思想にまったく相違なかった。
ただ、それが、今のヒル魔の逆鱗に触れるのに最も相応しかっただけで。
曲線は、激しくうねり、何重にもぶれている。
あくまで純粋を通す気か。姉崎まもり。
いつまでも、真っ白な一頁で有り続ける気か。
本能だった。
その先や、その時の感情を冷静に思考する気はさらさらなかった。
ブッ壊してグチャグチャにしてやりてえ。
その時に浮かんだその動物的本能に、単純に従った。
ポケットから、両手を出す。
俺が歩み寄れば、姉崎まもりは多少の警戒心を露にした。
しかし、そんなものはまったく意味ねえ。
素早く両手で両手首を掴み上げ、女の頭の上で束ね上げ、都合よくすぐ傍に面していた壁にそれを押し付けた。
「きゃっ・・・!痛ッ・・・なにするのよ!?」
警戒心に怯えが入り混じった瞬間を逃さなかった。
そのタイミングを狙って、手首をギリギリと締め上げ、怯えを煽ぐ。
目的もなく、怯えを煽ぐ自分があった。なにがしたいのか、自分でも分からなかった。
それでも、込み上げてくるこの女への優越感に、体はひしひしと刺激されていた。
少し顔の角度を高くして俺を見る女と目が合って、ニヤリと笑って見せた。
「気に喰わねえんだよ。」
そう一言、女の顔に落としてから、俺は自分の唇を女のそれに押し当てた。
顔の距離が狭まるのと比例して、女の瞳が見開いて行ったのが見えた。
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さらに引っ張ってすみませ。
次こそそれっぽいシーン書くぞー。
書きたくなって投下してみてるけど、読んで不愉快にさせたらごめん。
精進するんで、自分の文に指摘あったら教えてください。
304 :
ヒルまも・6:2005/11/16(水) 01:42:13 ID:H0vr31Ja
「んっ・・・!?んっ・・・ぅうっ・・・!?」
もっと色気のある声は出せねえのかこの女は。
突然の無理やりの行為に驚き、まもりは手首に力を入れる。
抵抗は当然の如く意味を成さず、ヒル魔の力に捻じ伏せられて動けない。
足元もいつのまにか、ヒル魔のその長い足に固定されていた。
漫画なんかを読んでいると、大抵キスシーンは目を瞑っているけれど、
そんな漫画のようなロマンチックな感覚は欠片もなかった。
兎に角、この状況から逃げたい。まもりは心にはそのフレーズがくっきりと浮かび上がっていた。
喰い付かれた唇はなかなか離して貰えず、状況に対応できずに呼吸もままならない。
だんだん力が抜けてきて、その瞬間に、ヒル魔の舌がまもりの口内に入り込む。
「んんっ・・・はっ・・・んっ・・・・・・!」
味わったことの無い感触と感覚と、口に入れたことの無い物体がまもりの中を荒らす。
角度を変えては貪りつき、力の抜けてきたまもりに容赦なく喰らい付く。
長く薄い舌は歯列をなぞり、歯茎を舐め、喉を塞いで呼吸を妨げる。
未体験の感覚は、まもりにとっては有り得ないほどの刺激で、体の熱は徐々に上がり出し、顔は火照り、足に力が入らない。
固定された足は座らせて貰えなくて、がくがくと震え出した足はヒル魔によって支えられていた。
自分の体なのに自分でコントロール出来ない。
この状況は一体なに。
悔しいのか、怖いのか、
それとも、切ないのか。
目が充血してきて、天井を仰いだとき、やっと唇を解放される。
はぁ、はぁ、と荒く呼吸を繰り返している間に、いつの間にか腰は床に着かされていた。
両手首は束ねられたままだったが、今はそれに抗議するよりも酸素が欲しかった。
意識は朦朧としていて、その時に自分の首もとのリボンが容易く外されていったことに気付けずにいた。
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ちまちま書いてます。
コメントくださった方、ありがとうございます!
うわぁ嬉しいものですね・・・
寝る前に覗いてみたらヒルまもキテターー!!
やべ、寝れね〜ぞコレ・・・。
306 :
ヒルまも・7:2005/11/16(水) 02:18:18 ID:H0vr31Ja
ヒル魔のほうは、両手首だけを左手で掴み上げてまもりを床に下ろし、それを見下げて、
中腰でまもりのリボンを、器用に細指の右手で外した。
そしてそれを、まもりの両手首に巻き付け、縛り上げた。
唇に纏わりついていた「才色兼備・姉崎まもり」の唾液を舐め取り、自分もしゃがんで、まもりの顎を掴む。
だんだん呼吸は整ってきて、現在の自分の有様を理解し始める。
手首に力を込める。さっきまでの押さえ込まれるような力は感じないのに、動かせない。
しっかりと固定されてしまった自分の両手と、すっかり自由になったヒル魔の両手を感じ、背筋に寒気が走った。
私、これからなにをされるの。
今日のヒル魔はいつもと違うということを、そこで初めて理解出来た。
とても楽しそうに、しかしいつものアメフトをしているときとは違う、悪に満ちた笑みを浮かべているヒル魔と目を合わす。
「なにするの・・・?」
この状況になっても、まだその気の強そーな目をするか、糞マネ。声、少し震えてんぞ。
縛り上げてはあるが、壁に張り付けてある姉崎の両手を支えていた左手に力を込める。
痛、という声を上げ、沈痛な面持ちを作る。
サディストか、それとも変態か、俺は。
その顔、たまんねえ。
「いい加減にしてください。そろそろ止めないと叫ぶわよ。」
「やれるもんならやってみやがれ。自分がどんな脅迫ネタ握られてるか知ってるのかぁ?」
ありもしない脅迫ネタで脅迫する。まったくの笑い話じゃねえか。
「そんなもの私にはありません!」
「じゃあ叫べばいいじゃねえか。生憎もうこの辺りには一人も人間は残っちゃいねーだろうがな。」
ぐっと唇を噛み締め、黙り込んだ。どうせ近所迷惑だのなんだのと無駄なことでも考えてるんだろ。
正しいのはテメーだ。だがそんなことは知るはずもねえ。
糞マネの顔と俺のそれとの距離は僅か20センチほどだった。
ニヤリ、と、口元を引き上げる。
糞マネがそれを見て、ぞくりと震え上がり、体の力が弱まったその隙に、
その体を軽く持ち上げ、床に押し倒した。
「やっ・・・!!」
反射的に飛び出した鼻にかかった女の声が、妙に部室に響いた。
これから、この女を支配する。
小さな女の体に跨り、左手は床に着き、自分の影で黒がかった女の頭蓋骨を右手で掴んだ。
「これは講義だ。全校集会で招かれた下手な学者の話でも聞いてるつもりで黙って犯されてろ糞優等生。」
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(・∀・)イイヨイイヨー!!>mugetsuさん
小出し投下の焦らし自体が既にエロいすねw
308 :
ヒルまも・8:2005/11/16(水) 02:48:57 ID:H0vr31Ja
ひとつひとつボタンを外してやるほど律儀じゃねえ。
ブレザーのボタン外しといて正解だったな糞マネ。被害が少なく済む。
ブラウスの第一ボタンの辺りを掴み、一気に下まで引っ張って引き千切った。
「やあぁぁっ!!止めてっ・・・!」
だんだん抗議の声が俺の耳に入ってこなくなる。
糞マネも漸く余裕がなくなったのか、さっきまでは僅かに残っていた気の強さが、今じゃまったく感じられなくなっている。
女というただの生物に成り下がる。
もっと原子的な次元に行こうじゃねえか、糞マネ。
胸の膨らみを隠していたものをずり上げ、現れた紅い突起を両手で弄ぶ。
「やっ・・・や・・・だぁっ・・・!」
立ってねえ。不感症か。
と疑ったのも束の間。少し力を込めればすぐにぷっつりを浮き出した。
「やっ・・・ぃやっ・・・」
こんな顔しといて確か恋愛経験は無かったはずだ。弄られるのも初めてか。
「そういうことは好きな人と」なんて言ってる時点で初めてだろーな。
真っ赤に染まった頬、目はぎゅっと閉じられ、顔はその場を逃げるように背けられている、その顔を、
また右手で顎を掴んで引き寄せ、左手は突起を弄んだまま、短く口付ける。
「好きでもない人にヤられる気分はどうデスカ?」
問いかけても返事は返らず、ただ、嫌、を意味すると思われる断片的な声を吐き続ける。
久しぶりに、頭の曲線が変化を表した。激しく、上下の幅を増してうねる。
気に喰わねえ。ちっ、と舌打ちを一発。
相変わらず目を閉ざしたまま。その目、開かざるを得ないようにしてやろーか。
左手は胸を揉みしだいたまま、右手をまた移動させる。下半身のほうへ。
スカートを手繰り寄せ、長い指を足に這わす。
ケケケ、と笑ってやると、糞マネは案の定、目を見開いて、必死になって体を持ち上げ、こっちを見た。
「ヒ・・・ル魔・・・それだけは・・・・・・」
言葉はがくがくとバランス悪く漏れた。
抗議した割には足に力が入ってませんね、姉崎サン?
足と足の真ん中に容易く右手は滑り込み、下着越しに、場所に触れた。
「ひっ・・・!」
素直な反応だが、まったくもって色気がねえな、糞マネ。
顔は悪くねえんだ。もっといい声で鳴きやがれ。
下着越しからでも分かるほどに濡れそぼったそこに、下着の間を通って指が到着した。
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眠いんで今日はここで中断・・・すみませ。
フォォォォ−!ヒルまも来てたー!
GJ!GJ!GJ!
続きお待ちしております!
ヒルまもイイ!
しかもムリヤリ気味なのが好きだ
今宵も待っております
ヒルまもサイコー!!
楽しみにしてます!
鈴音とセナ希望
313 :
ヒルまも・9:2005/11/16(水) 23:16:38 ID:88xPGhbe
入り口に宛がえば、ぬるりと生暖かい粘膜が指先に纏わり付く。
「きゃあぁっ!!ひぁっ・・・!」
上ずった声で叫ぶ。一瞬、体は陸に上げられた魚の様にびくんと飛び跳ねた。
この状況を、理解することが出来ない。
抵抗したいのに、鼓動が速すぎて自分で言葉を紡げない。
おかしくなったのは、一体何処からだったか。
縛られたときか。キスされたときか。妙な言葉を掛けられたときか。
それとも、いつも絶え間ないキーボードのカタカタという音が消えたあのときから、もう既に・・・
こういうことって、好きな人とだけやるっていう考え、私は間違っていたの?
これが普通なの?あなたはそんな人だった?
やっと、あなたは世間体よりはいい人なんだって思ってきたのに。
私のこと、好きでもないくせに・・・
初めて感じる、体中を閃光の如く駆け抜ける刺激に触発されて、
そこまでの時間と、頭の中に僅かに残った理性が、走馬灯のようにまもりの脳裏を駆け巡った。
青みがかった瞳は焦点が合わない感じに緩く開かれ、天井を仰いでいた。
たったこんだけでこんなになってんじゃねえ。
指はまだ、その暗く続く道の入り口を触れたまま、そこに留まっていた。
ただそこに触れているだけでなにもしていないのに、まもりのそこからはじわじわと熱い液が溢れ出てくる。
なにもしないまま、そこから離す。
緊張から解き放たれたように、まもりの体から力が抜けた。
触れていたのは指先だけだったはずなのに、ヒル魔の長い指の第二関節あたりまで液は滴っていた。
わざとらしくその指を、まもりの細く開かれた目の前に持っていき、ひけらかすように見せてやる。
314 :
ヒルまも・10:2005/11/16(水) 23:18:58 ID:88xPGhbe
「正直な体だな、糞マネ。ホンモノのテメーはこんなに悦んでやがんぞ。」
まもりの頬に指を押し付け、ねっとりとした粘膜を擦り付ける。
外気に当たって冷えた液体は、まもりの熱すぎる体温には異常に冷たく感じられた。
どくん、どくん、と鳴り続けてるけど、この鼓動の種類はなんだろう。
恐怖か、絶望か。
とりあえず、目の前で私を甚振る生き物が、じわじわと、怖い。
なにをされるのか、まだ分からない。
鋭い眼と、剥き出された八重歯と、がっしりとした体。
今この状況の私が勝る要素は、ひとつも無い気さえした。
怖い、と思ってしまった。なにも考えられなかったさっきのほうが、よかったかもしれない。
怖い。怖い怖い怖い。
見つめられてる、なんて響きのいいものじゃなくて、その視線に突き刺される。
ニヤリと口元が持ち上げられたことがスイッチだった。
体は、ガタガタと震え出してしまう。
「も・・・ぅ・・・やめ・・・て・・・っ・・・!」
訴える、とはこういうのを言うのか、と思った。
最早それをも越えて、乞うものに近かったとさえ思った。
返事は貰えなかった。その代わりに、否定されるかのように、右手はまた胸の辺りに当てられた。
さっきのように突起を執拗に弄るものではなく、肉を全て掴まれ、形を変えられる。
目で、懇願した。気も無いのに、こんなことしないで、と。
「よくしてやるよ。」
一言、私の顔に置いていった。もう、これで私を見てはくれないのだと、形のない合図を渡された。
唇も震えだし、目の辺りが熱く滲んだ。
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心情描写ばっかになってく・・・こういうのが漫画のイメージ壊す要素になるのに・・・
分かってるのにな・・・SS書いてるとどうも多くなっちゃいます・・・。ごめんなさい。
うわぁ読んでくれてる方ありがとうございます。長くなりそうですがお付き合いよろしくです。
心理描写好きですよーエロだけより面白い!
弱音をはくな!謝ったりするな!
書き手さんにはどうどうとしていてほしいのですよ。
話がそれたけどGJ!!!長くても歓迎です
317 :
ヒルまも・11:2005/11/17(木) 01:36:45 ID:LFeFICMz
両手で片方ずつ胸を掴み上げる。
この俺の手でやっと収まるぐらいの豊胸は弾力性があり、形を変えてもすぐにもとに戻る肉の動きにそそられる。
糞マネは最後の意地のつもりか、声は聞こえず、荒くリズムの悪い呼吸を繰り返していた。
手の平真ん中辺りに収まっていた紅い突起が主張し始める。
指先で転がすと、糞マネはひっと音に出して息を強く吸い込み、必死になって舌を噛んだ。
右手はその動きを続け、左胸に喰い付く。
舌で転がし、吸い上げる。
「ぅぁっ・・・ん・・・!」
ちゅぱっと音を立てて吸い上げると、微かに声を洩らした。
こういうことに感じるのか。
立ち上がった突起は俺の唾液で光り、なんとまあやらしい光景だと鼻で笑う。
不公平がないように、今度は右胸にしゃぶり付き、同じようにしてやった。
また目が閉まってるやがる。
見ろよ。これがテメーの姿だ。好きでもねえ男に感じてるこの胴はテメーのもんだ。
「声、出せ。」
言わずもがなこれは命令だ。
経験ないくせに以外と耐えるじゃねーか。
口に含んだ突起を唇で挟んで引っ張り、音を立ててそれを離す。
繰り返す度に、舌を噛み、ぎゅっと目を瞑る。
そういう根性は嫌いじゃねえ。それでこそうちのマネージャーが務まるってもんだ。
だがな、今のテメーには認めねえ。
出させてやるよ。その真っ白な体を、真っ黒な妖気で染めてやる。
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318 :
ヒルまも・12:2005/11/17(木) 01:55:09 ID:LFeFICMz
膝立ちで、ゆっくりと後退する。
糞マネは薄く目を開き、俺を覗いた。
解放されるとでも思ったか?
下半身の場所を隠していたものを、擦り下げた。
「やめっ・・・!」
いつまで無駄な抵抗をする気だ。
取り去ったそれを側に投げ、女の足首を掴み、曲げさせる。
露になった敏感であろうその場所は既に潤い、それどころか進行形で更に液を洩らしていた。
足首を持って女の足を固定したまま、その場所に口を近づけ、舌を宛がう。
「ひぁぁっ・・っ!!あぅ・・・っ・・・!」
女の体は弓状に張り、逃げようと腰を引く。
逃げさせてやるわけねえだろ。
完璧に力では俺のほうが優っていて、俺の舌はずくずくと進んでいく。
「ひぁっ・・・あっぁっ・・・やぁっ・・・ぁ」
限界まで入れて、そして抜き出す。その行為を繰り返す。
じゅくじゅくと液は絶え間なく流れ出る。
舌で掬い取り、喉を鳴らしてそれを呑んでやる。
中で動き回れば、それに応えるように量を増す。
いい場所を突いてやると、その度に女の足はびくりと上下した。
右手で、その場所のすぐ側にある花弁を弄ってやる。
「ひぁんっ・・・!やっ・・・ぃやぁっ・・・あぁぁっ!!」
一際甲高い声を上げたと思ったその時、大量の液がどくどくと流れ出た。
一番奥まで舌を突っ込んでいたせいで、口元はおろか鼻先にまで液が散った。
刺激のある臭いが鼻を劈く。
この女、イキやがった。
感度良すぎるぞ、この体。
舌を一旦抜き、唇に付いた女の液を舐め上げる。
女の足はぐったりと力が抜け、俺が左手を離すとどさりと床に堕ちてしまった。
はぁ、はぁ、という女の荒過ぎる呼吸を聞く。
少しずつ、確実に、この女を支配する。
「お気持ちはいかがデスカ?」
女の顔に俺の顔を近付け、女の頭を掴み、無理やり目を合わせさせる。
女は力なく、細く開かれた目も朧げに潤み、相変わらず、はぁ、はぁ、と言い続けている。
そこへ容赦なくキスを浴びせ、呼吸を妨げる。
口の廻りに付いた液を掬い、それを女の口内に渡す。
「テメーの味だ。」
女はなにも応えなかった。
さぁ、もうひと頑張りしてもらわねえとな。
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おもっきし描写なんでここはヒル魔に活躍していただく。笑)
うおお力強いお言葉ありがとうございます!
ヒルまもに(*´Д`)'`ァ'`ァ
長編ですが、頑張って下さい!
ただ無粋を承知でひとつ。
舌を噛んでいたらヤバくないスか?>まも姉
おお、続き来てる
今夜も楽しみにしてるっす
321 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 17:58:04 ID:T4YX5hbP
筧鈴の人まだかなー(・∀・)
322 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 17:59:04 ID:T4YX5hbP
保管庫は何処・・・!?!
324 :
ヒルまも・13:2005/11/18(金) 01:39:35 ID:j+hjz16c
意外と頭は、脳天気だった。
痛いなあ。
ずっと噛み締めてた舌がじんじんする。
下半身は、もっともっとじんじんしてるけど。
いっその事、この舌を噛み切って死んでしまえたら、いいのかな。
そんな度胸なんてないし、痛いのは嫌い。
実際のところ、今の状況を死ぬほど嫌がる理由は、私にはないのかもしれない。
こんなことなら、この状況をラッキーだと思えてしまうような女に生まれたかった。
でも私は、違うように生まれてきてしまったから。
ヒル魔くんが私のことを好きでも無いのにこんなことをするのは、間違ってるとしか思えないよ。
痛いな。
なんだかとても寂しい。
待っても、まもりから言葉として出てくるものは全く何も無かった。
ただまもりは、気持ちを素直に顔に表した。
その表情が作られたとき、ヒル魔の表情も黒く変化した。
しばらく安定していた曲線が、がくがくと振動する。
それと同じように、心臓が動いた。
どくっどくっ、という激しい音が嫌でも感じ取られる。
なんだよ。なんの表情だ、それ。
何が言いてえ。いつものように歯向かえばいいじゃねえか。
全部が、気に、喰わねえ。
女の口に指を挿し込み、女の赤い舌を指で挟む。
「今度もコレ噛む気なら、止めとけ。死ぬぞ。」
相変わらず、なにも応えない。
とことんいらいらさせてくれる女だ。
「素直に俺の言いなりになるか、それが嫌なら俺の舌を噛み切って、殺せ。」
テメーに与える最後のチャンスだ。女の唇に喰らい付き、舌を口内に滑り込ませた。
畜生、なんなんだこの女。
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>319お言葉いただきさり気なくフォローしてみましたがどうでしょう。笑
325 :
ヒルまも・14:2005/11/18(金) 01:40:20 ID:j+hjz16c
予想し得ていたが、女は俺の舌を噛み切ろうとはしなかった。
その代わりに、俺のキスに応え始める。
自分から舌を絡ませ、唾液が送り込まれる。
それなのに、その気になったのかと思えば、
急にぼろぼろに涙を流し始めた。
なんなんだ、この女は。
支配し切れない。
とことん背反を突かれる。
握れない。
唇を離したら、負ける気がした。
そのまま手だけは下半身に持って行き、指を場所に宛がった。
躊躇せずにそのまま奥に突き立てる。
処女の証が弾け飛んだ。
「んんっ・・・!!んっんっ・・・んん!!」
声にならない声を上げる。
舌を更に絡ませる。
息が出来ないぐらいに喉まで舌を伸ばす。
何度か軽く唇を離して角度を変えて、貪り付いた。
無論指も動かし続ける。
欲しいと思った。
正確には、欲しいと思った俺があった。
随分と客観的だった。
自分の感情を些か疑った。
勝利以外のものが欲しいだなんて、初めてだったかもしれない。
何が何でも掴み取りたかった。この女を剥き出しにしてやりたいと思った。
感じてるか、糞マネ。
さっきイッたばかりのそこは既に受け入れる準備をし、液はまた流れ出、太腿にまで滴っていた。
中指は最奥まで触れてはすぐに入り口近くまで戻す動きを続ける。
「声、聞かせろ。」
唇をゆるりと解放してやる。
二人の唇は銀色の糸で結ばれていた。
「ふぁぁ・・・っ・・・あっあっ・・・あぁっ・・・ん・・・っ・・・」
指の動きに合わせて艶かしく喘ぐ。
目の前の女の顔を、見つめた。
指を二本に増やしても、弱冠きつくはなるがすんなりと入っていく。
「ひゃぁぁ・・・っ!!ぅあっ・・・あぁっんっ・・・!」
一瞬、驚いたのように目を大きく見開く。
分からない。なにが欲しいのか。
曲線が、まだ今はくねり曲がりを描いてはいるが、だんだん直線に近付いていく気がした。
この変化がなにを表すのか分からないが。
そろそろ、俺も限界だった。
指の動きを緩め、片手で自分のそれを取り出す。
そしてそれを、十分に濡れそぼったそこに宛がい、
一気に貫いた。
326 :
ヒルまも・15:2005/11/18(金) 01:41:46 ID:j+hjz16c
「ああぁぁっっ!!い・・・たっ・・・ぁっ・・・!!」
すっかり太固くなったそれの挿入に、女はぎゅっと目を瞑り、痛みの余り涙を流す。
気を遣う義理なんか無いはずだ。そう思って、仕掛けたのは俺のはずなのに、なぜか大切に扱いたく思っている。
曲線が、確実に直線に向かっている。
それは駄目だ。
理由も分からずに否定したかった。根拠の無い話は大嫌いなはずだ。
「糞・・・っ」
気に喰わねえ。糞マネも、俺自身も。
激しく女の中を突き上げる。
出しては入れる、単純な行為を、早く、早く、繰り返す。
「あっ・・・はっ・・ぁ・・・・・・あっ・・・・・・」
限界が近いのか、声は少し高くなり、数も少なくなる。
奥まで入れてぐりぐりと押し込み、中を掻き回す。
少し女を落ち着かせ、再び出し入れの運動に戻る。
液は分泌腺が狂っているかのように流れ続けていた。
動きの度に水音は響き渡る。
そろそろ、俺も限界が近付いていた。
女の声は更に上ずる。
女は、俺の体に腕を巻き付けた。
「ヒっ・・・ル・・・魔・・・くっ・・・・・・も・・・・・・あああぁぁっっ・・・!」
一際甲高い声を上げ、女は果てた。
果てた瞬間にその場所は俺をきつく締め上げ、俺の白濁の液を搾り取った。
搾り取れなかった残りが、女の場所からつつ、と流れ出た。
女は、意識を手放していた。
ゆっくりと、女から俺を抜き出す。
女の頬を濡らしていた涙を舐め取る。
体中が、熱かった。衣服は汗で軽く湿っていた。
隙間風が俺の体を冷たく冷やす。
なにも、考えられない。
思考回路が作動しない。
曲線は、完全な直線になっていた。
俺は、この女に殺された。
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ごめんごめんごめんっ!まだ続きます!!
327 :
ヒルまも・16:2005/11/18(金) 02:27:50 ID:j+hjz16c
女はぐったりと床に転がったまま、俺もなにも対処しなかった。
触ることが、怖かった。
今の俺が一体何なのか分からない限り、この女を扱うことは出来ない。
入れて出すだけの単純な行為だけならそれなりに経験してきた。
それ以上のものなんか、自分が必要とすることはないと思ってきた。
この女にしてみれば、むしろそっちが先で、行為は後のものなんだろうが。
今この女のこの淫乱な姿を写真に収めれば、こんな立派な脅迫ネタはねえ。
しかし、そんなことをする気は微塵にも起こらなかった。
もともとそれが目的だったはずだろうが。
俺に何をしやがった、姉崎まもり。
侵害どころじゃねえ。
テメーの罪は、そんなもんじゃねえ。
「・・・んっ・・・」
女が意識を取り戻した。
終わってから、10分ぐらいか。
「ヒル魔・・・くん・・・・・・私・・・」
「写真なんざ撮っちゃいねーぞ。安心しろ。あくまで講義だったからな。」
女の顔を、見ることは出来なかった。
女のいる方とは逆を向いていた。
黙って、服を着出したようだ。見はしねえが、なんとなく気配で感じ取った。
しばらく沈黙の時間が経って、女は衣服を身に着け終わった。
「・・・立ッ・・・てない・・・」
そんなもん自分でなんとかしやがれ、糞マネが。
俺は黙って、部室のドアに手を掛けた。
謝罪の言葉を告げる気は無かった。
そんなことをしたら、俺が俺で無くなる気がした。
まぁ、既にそうなってしまっているのかもしれないが。
ふと、無意識に、動くことを止めた。
328 :
ヒルまも・17:2005/11/18(金) 02:28:26 ID:j+hjz16c
「オイ、糞マネ。」
糞マネが立っているか座っているかさえ分からなかった。
分かんねんだ。
「テメーが好きだった。」
気付いたのは、事後。
そうだったのかどうか、今もそうなのか、それすら実は分かっちゃいない。
恋愛経験なんざ、全く無かった。
女が好き、だとかそういう感覚を、知らない。
ブッ壊して、グチャグチャにしたかったのが、だんだん違うものになって行き、
テメーの全てを支配して、テメーを俺だけのものにしたかった。
これが恋愛だっつーなら、恋愛ってモンは相当狂った代物だな。
こんなもんに憧れる人間の気が知れねえ。
実際、ここに待っていたのは、落胆や絶望や、拭いきれない気に喰わなさだけじゃねえか。
ドアを開こうと、手に力を入れようとした。
その時、後ろから、小さな女の手が前に回って、抱きすくめられた。
・・・テメー、立てるじゃねえか。
風紀委員はつまみ食いもすれば嘘もつくのか。
脅迫手帳は、少しは黒くなるかも知れねーな。
「・・・なんで、過去形なの。」
分からねえから、答えられねえ。
好きなのか、好きだったのか、頭では分からねえっつってんだろ。
「もう今は違うの!?」
「・・・・・・」
「私は、ずっとヒル魔くんのことが好きだったのに・・・!」
329 :
ヒルまも・18(完結):2005/11/18(金) 02:32:44 ID:j+hjz16c
泣いて、いるのか?
女の声は掠れ、震えていた。
俺もまた、微かに体が震えた。
なにを言ってやがるんだこの女は。
テメーが俺を好きだっただと?ふざけんじゃねえ。そんな素振りなんかひとつも無かった。
「・・・じゃあなんで嫌がってやがったんだ。テメーの言う『好きな人』とヤッたってことになるぞ。」
否定しろよ。これ以上、惑わすな。
正直、いっぱいいっぱいだった。
こんな焦りなんか久しぶりだった。
女の腕に力が篭った。
「・・・出来るなら、好きな人に抱かれることをラッキーだと思いたかった。でも、私にはムリ。だって、」
「・・・なんだよ。」
「やっぱり・・・こういうことって、愛し合ってこそ出来るんだと、思うから・・・。」
・・・脅迫手帳は、これじゃあ永久に埋まらねえな。
女の力は俺には弱すぎて、腕を剥ぎ取り、女の方に向きかえり、身長の小さいこの女に、キスを落とした。
両手で頬に触れ、深く、甘く、口付ける。
好きだ、と確信を持って思うことは出来なかったが、欲しい、と確実に思った。
そしてそれを、手に入れた。その事実は変わらないものだった。
唇をゆっくり離し、女の華奢な体を、初めて抱き締めた。
あんなに強気で扱い悪い女だと思っていたはずなのに。
恋愛なんか、やっぱ分かんねー・・・めんどくせえし、分かりたくもねえ。
だからただ、この欲しかった女を手に入れた、その単純な考えだけで、俺はよかった。
「つまりはあれは強姦じゃねえな?」
「ふっ・・・ふざけないでください!!明らかにごっ・・・強姦だったわよ!!」
「あーうっせー。学校中にこのネタ流すぞ。」
「なっ・・・!やれるものならやってみなさい!」
ケケケ、と笑ってやった。
「駅まで送ってよ。歩けないから。」
「つーまみー食いーの上に嘘つきな。」
「もうっ!いい加減にしてよ!」
えらく、心は穏やかだった。
ほんの2、3時間前まではこの女が俺の苦悩の原因だった気がするが。
こういうのも、悪くねえと思った。
ここまでの曲線は、真っ直ぐになってしまったが、
また新しい曲線が生えて、安定した感覚で波を打っているような、そんな気がした。
the end thanks very much for reading...written by mugetsu
ひー・・・長い・・・SSじゃねえよコレ・・全然ショートなストーリーじゃねえよ・・・LSだよ・・・ロングだよ・・・
ほんと長くなってしまいました・・・最初のほうが遠すぎて最後と話が繋がってないかも・・・
なにせ書いたらすぐに投稿してたから誤字脱字過度字あったかと思います・・・そのへんゴメンナサイ。
でも書いてて楽しかったです。こんな長いヒルまも書いたの久しぶり。
読んでくださった方、声をかけてくださった方、ほんとにありがとうございました!
>mugetsu
乙!!
連載は続き来てるかな?とのぞく楽しみができてうれしいよ
またなんか書いてね〜
激しくGJであります!
始めは、ドロドロの愛憎劇化と思いきや最後は甘━━━━━━━━━━い!!!
ちょwwwwwおまwwwwww順番逆じゃねーかとニヤニヤ致しましたよ
うはー、すげ良かったです。乙でした。
LS大歓迎だよw
鈴音×セナを密かに期待している俺ガイル
自分で書けば?
自分で書いてもしょうがねーよww
セナ鈴は最高の妄想ネタなんだが、いかんせん文章力に自信がない。
いずれできたら投下しますわノシ
(ただし期待はせんように)
期待してお持ちしております
338 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 01:11:16 ID:SbGpvfgn
セナ鈴でも、ヒル鈴でも、筧鈴でも、鈴音好きな俺が待ってるぜ!!
そこで鈴まもですよ
まもメグもいいと思います
341 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 01:39:25 ID:UaCD/Df1
鈴音たんは受けでこそ、実力を発揮できる娘だと思います(`・ω・´)シャキーン
>>341>>342 初登場時のちょっと強気な鈴音なら受けとして十分魅力あるキャラだったが、
今のとっちゃけてる鈴音なんぞオナニーで十分だ
作品全体的に初期とは違うかんじなんだから
各自自分の好きな頃のキャラで妄想すればいいと思う
345 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 22:06:52 ID:BPFAuL0P
漏れは今も昔も鈴音たんが1番好きだけどなwww
346 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 12:10:44 ID:ApYKQ9ox
こっそりと…
ヒルまも読みたいな
って言ってみる(*´艸`)
いまだムサ鈴を待っている、裸で
…風邪ひいた
暖かくしてお眠り。
349 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:08:11 ID:qqHHFwv2
筧鈴でケーキなどいろいろ使う話をノートに書いたんだが、
あまりに筧のキャラがつかめず、ここに載せるかどうか迷ってまつ・・・
筧のキャラなんてあってないようなモノ・・・!!!
投稿お待ちしております・・・!
筧鈴・・・ケーキってなんなのさwww
351 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:39:25 ID:qqHHFwv2
お互いの体に付けて舐めあい。クリスマスも近い。
クリムゾンがまも姉本出してるな。
クリムゾンはいらない
354 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 19:53:47 ID:5cM7nkrj
筧鈴ッッッ!!?
ワクワクテカテカしながら待ってました!!
>350
奇しくも先週号でそれが証明されてしまったからな…>筧にキャラなんて無い
まあ何にせよビジュ萌カプだから鈴音が可愛いければなんでも来い!ですよ。
期待しとります
場違いな頼み許して下さい(;´д`)
私、携帯なので保管庫見れないんです…
誰か前スレのSS載せて下さる方の出現をお待ちしてますm(__)m
>>349 筧鈴カマン!!ワクテカ(゜∀゜)ワクテカ
358 :
鈴音&3兄弟:2005/12/08(木) 23:37:09 ID:rf22WWiJ
筧鈴な流れで突然スマソ、突発的に書いたので投下する。
鈴音と3兄弟。主に十文字。
駄目な方は……すまん…。では。
--------------------------------------------------------------
体育館のシャワー室は、この時間いつもアメフト部が独占している。
こんな遅い時間まで練習しているのは彼らしかいないし、ましてや外で睨みを利かせている人間がいるともなれば尚更だ。
今日も、シャワー室の入り口には戸叶がジャンプを読みながら近づく人影が無いか、目を光らせていた。
戸叶の耳にかすかに聞こえてくる嬌声、それにも、もう彼は慣れてしまった。
「んっ……はっ……あ…あ、ああ…」
十文字に秘部を弄ばれながら、鈴音が切なげに声を漏らす。鈴音の背後では黒木が彼女の両膝を抱え上げ、ぴくんぴくんと引きつる筋肉を楽しそうに撫でていた。
「濡れるの早くなってきたな」
十文字がそう煽ると、鈴音は赤い顔を背け、やぁ…と抵抗の声を上げる。
シャワー室前の更衣室の床の冷たさは、こうやって陵辱されるうちにすぐに感じなくなった。
鈴音はいつも、かわるがわる彼らの性の捌け口として体を張っている。いつだったか、なかなか帰ってこないまもりの姿を探しに校内を彷徨った際、ヒル魔に犯される彼女をこの場で見てしまった、それからだった。
「な…何してるの、妖ぉ兄……」
「…チッ、奴ら何してやがる」
忌々しそうに舌打ちをするヒル魔の姿と、全身紅潮させ蕩けるような目をしているまもりの姿、その時はまだ、鈴音は体が硬直して正視することができなかった。
背後から、ごつごつした男の手が鈴音の口に覆いかぶさる。
「!?」
「見張りサボってんじゃねえ糞長男、……見ちまったモンはしょうがねえ、おい。ソイツも仲間に入れてやれ」
「いや…いや!いやあ!」
そのまま強引に服を脱がされ、彼女は秘部を外気に晒した。気が付くと両腕は、十文字の親友達が抑えつけている。
「せいぜい良くしてやれよ、3兄弟。どうせこの糞チアは処女だ。……おい糞チア。まあこういうこった。コイツもこうやって、体も部の為に捧げてるんだよ」
両胸を握られたり、摘まれたりしながら、未知の感覚に恐怖する。そんな最中、ヒル魔の冷たい声とまもりの甲高い喘ぎ声が耳に届いた。
十文字の下が鈴音のクリトリスに近づいた。それからだ、執拗にそこを舐められ、そして犯されたのは。
最初は本当に恐ろしかった。けれど最終的に身を任せてしまったのは、鈴音が自分を犯した十文字を、いや3人を憎めなかったから。
貪るように鈴音の乳首を舐め上げる十文字と、激しいリズムで腰を動かす黒木と、腹の中を掻き乱すように男根をくねらせる戸叶と。
彼らは女の体を代償にデビルバッツに繋ぎとめられているのだろうか。で、あれば…、悲しいけれど、それでもいいから離れていってほしくない。
3人の行為は荒々しかったけれど、決して傷つけるようなそれではなかった。
「んっ…んっ………うむう…っ」
十文字が鈴音の上に覆いかぶさり、彼女に噛み付くように口付ける。もう何度目だろう、こうやって彼らに体を提供するのは。
既に黒木の欲望を満足させていた。今日はあと…眼上に居る十文字と、外で待機している戸叶…。
「やべえ、もう一発やりてえ」
鈴音の胸を弄り続けていた黒木がそうこぼすと、口に喰らい付いていた十文字がギロリと睨み返す。
「わ、わかったよ。もうシャワーあびよっ」
黒木が鈴音の背から離れ、シャワーの個室に入りカーテンをシャッ、と引いて姿を消した。背中には再び床の冷たさが広がる。
片足を高く抱え上げられた。挿入が近い。
「………十文字くん」
「…入れるぞ」
返事を待たず十文字は亀頭を入り口に宛がった。熱の篭ったそれは、彼女の背中までぶるり、と快感の痺れを伝播させる。
「んっ、あ…っ、うあ、あ・ああぁ…」
ずっ、ずっ、と少しずつ割り入ってくる肉棒の熱に震えが止まらない。内部がざわつき、もう何度摩擦されたか分からない膣内がそれでもきつく十文字の物を締め上げる。
「ひぁ……あ・ああ…や…だめえ…きついよぉ…」
「知るか、動くぞ」
「ああ!」
じゅ…パン!パン!と粘り気のある音を立てながら肉がぶつかり合う。それに合わせて鈴音は透き通る様な高い嬌声を上げた。
「ひゃう…っ、あん!あん!ふぁ…あん!ぃ…んっ、あん!」
「…くっ…」
偶にクリトリスを捻ってやると、より一層潤みを増すのが分かる。けれど強く、さらに強く胎内の襞もざわめきを増す。
鈴音は最初、羞恥心が自分を興奮させているのだと思った。けれど最近は、違うものが体を高ぶらせているのだと自覚している。
じゅぱ…っ、じゅぱ…っ。パン…パンパンパンパン…
水音がより粘々しく響く。鈴音は日々鍛え上げられてゆく目の前の男の背中に、弱弱しくしがみ付いた。
「アア…あ・あ・あ・あ・あ・…」
「何だ、言ってみろよ」
「あ・あ・あ・あ…」
「どうなんだ」
「あ…き、きもちいいです…」
目を逸らしたり、閉じることをいつもこの男は許さない。真っ直ぐに向かい合い、必ず口に出して言わされる度、鈴音の体は疼きを強めた。
きゅ、と方乳の頂を摘まれ、刺激にガクガクと肩を震わせる。下半身は相変わらず滾った肉棒を打ち付けられ、震わそうにも鈴音の力ではどうにも出来ない。
そう、もうどうにもならぬほど快感を打ち付けられていた。彼女はこれが欲しくて堪らなくなっていたのだ。
「ああ!あっあっあっ、ああ!きもちいい!いやあ!ああ!きもちいい!」
いつの間にか、彼らを繋ぎとめるため、という建前は消え失せていた。触って欲しくて、胎内を弄って欲しくてここにやって来る自分がいる。
「ああ!ああ!いやああ!」
「…くっ、…っふ」
尻たぶと太ももを掴み穴に欲望を打ち付ける、その道具と化す。上半身を投げ出され下半身のみ執拗に煽られる絶頂間際、鈴音はこの荒々しさの虜になっていた。
パン!パン!とゆっくり強く二度打ちつけ、十文字はずるりと物を抜き出す。
びゅるっ、と白濁液を鈴音の小さな体に叩きつけた。抜かれた衝撃で震えっぱなしの肌がそれを受け止める。
「ひぃ…あ…ああ…」
足は大股に開かれたままで、鈴音は放心していた。口からは涎が垂れ、目はうつろに十文字の顔を追う。
「……乾かしてんじゃねえぞ」
「あうう…!」
十文字が鈴音の膣に指を突っ込んだ。余韻の残るそこは、まだ顫動を止めていない。
「次があるんだ。戸叶くるまで自分で潤ませておけ」
「あ…ああ…んぅ…」
汚れたままで鈴音はそこに放置された。シャワーカーテンの、シャッという鋭い音が遠くで聞こえる。
おそらくもうすぐ、今日あと残す一人の男がここに来るだろう。いつものように、きっとその男は彼女をシャワー室に連れて行き、水を浴びせかけ凍えさせた後抱く。
十文字の流すシャワーの水音を聞きながら、まだ熱の残る秘部に鈴音はそっと指を宛がった。
くち…っ、くちゅ、くちゅっ…
淫猥な姿でいればいるほど誉めてくれる。そうすればきっとまたきもちいいことしてくれる。
あと一人で終わってしまう。犯されることに快感を覚えてしまった彼女は目を瞑り、今のこの時の感覚を余すところなく享受しようと心を、閉じた。
--------------------------------------------------------------
終わりです。お目汚しスマソ。
汚すな
むしろもっと汚してください
GJ!
>>244の筧鈴を読んで感化されて、ちょっとアメリカの部分(レイプ)だけ書き始めてるんですけど、
>>244さん、いいでしょうか?
もし良ければ出来上がり次第投下したいんですが
あと、それで良かったら、誰か鈴音の筧の呼び方を考えてくれないですか?
筧君とかでいいのか、でも鈴音だからあだ名の方がいいかなと思っても
鈴音がつけそうな筧のあだ名なんて思いつかんし
ここはあえて「筧」とただ呼び捨てるのが一番萌える。
ので筧まんまで!
>>365 244です。筧鈴大歓迎です。
自分は忙しくて書けないので、どうぞお好きにお書き下さい。
なお筧の呼び名ですが、自分的には筧さんから筧に変化すると良い感じ。ゆくゆくは駿とか呼びそうだな、と。
楽しみにしとります。
>>367 ありがとうございます!しかしアメリカ編で手一杯な為呼び名変化までは書けそうもなく…
というか今は
>>244の五行目までしか書けそうにないので
呼び捨てまでには行かずに筧さん辺りで留めておこうかと思います
しかしレイプだと筧も鈴音も普段のキャラが出なくて難しい…
お忙しさに一段落つけられたら
>>367さんのも期待してます!
>>366もありがとう!
いろいろwktk!
書き手さん、無理せずがんばってください・・・。
私たちは何でも残さずいただきます(^皿^)v
書き手さんのペースで頑張って下さい!
>358-362
おお GJです
トガちゃん編は?
鈴音祭にワクテカ
372 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 12:06:14 ID:MHKKxNdk
鈴音ちゃんは「筧君」ジャマイカ?
やっぱ最後は「駿」でしょうかねぇ。
でも見られ(萌えれ)ば、なんでもww
早くうpされること願っておりますwww
373 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 18:29:46 ID:UBScNh1j
374 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 17:01:46 ID:X1WTJRdq
筧鈴♪筧鈴♪(・∀・)
378 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:12:07 ID:BBgZTPpW
ヒルまも が食べたいな(*´艸`)
379 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 17:03:23 ID:de3j9O91
筧鈴まだかな〜(´・ω・`)
>>368です。
筧鈴アメリカ編書いたんですが、いつの間にか設定がちょっと変わってた上、
なんかいろいろよーわからんことに……。
エロまでちょっと長いですが、とりあえず投下はしときますね
バッドエンドのレイプ物です!注意!
381 :
1/18:2005/12/14(水) 20:41:49 ID:VT7NbJyN
あの敵味方が入り乱れ全力でぶつかり合う輝くようなフィールドを、
あの湧き上がる歓声の渦とそれに呼応するような熱い気持ちの昂ぶりを、
自らを遠い異国まで運ぶほど情熱を滾らせた、その元となるアメフトを、筧はかなぐり捨てた。
挫折を受け止められず、それを受け止められない未熟な自分を受け入れられず、
自分というアイデンティティを失い、どうすることも出来なくなった筧を、
アメリカの夜の街、輝くネオンとその奥に佇む底の見えない闇は、なんとなしに受け入れた。
街へ行けばすぐに仲間は見つかった。
ただ騒ぐことが好きなだけのそいつらとつるむようになって、夜の街へと毎夜繰り出すようになった。
それから、あのグループが昨日強盗をしただとか、向こうのグループが一昨日集団強姦をしただとか、
そんな犯罪の類は、筧はごく普通の身の回りの出来事として、慣れていった。
もちろん生まれ持った正義感から自身は決して自らの手まで染めることはなかったし、
心の奥底では遺憾の炎を燃やしはしたけれども。
社会全体に巣食う犯罪だなんて、筧には関係のない話だった。
そんなことより、仲間と集って時間を消耗出来れば、それで良かった。
ときどき治安の悪さを前もって知らず、また知らなくとも肌で感じることさえ出来ない、
自国と同じような感覚で練り歩く馬鹿な同胞も見た。
たった今も、仲間の車に乗せられながらよく行くクラブの駐車場に入っていけば、
アジア人と思われる中年男性が、タクシーの運転手に銃を突きつけられているのを見た。
筧が助手席の中からそれを目にした瞬間、運転席の仲間はせっかくの楽しい気分が台無しだと吐き捨てて、
厄介ごとに関わるのはごめんだと言わんばかりに車を反転させて、現場から抜け出した。
よくある強盗なのだ。金さえ素直に出して余計なこともしなければ、命の危険もたぶんない。
それまで車の中ではそのクラブの話で盛り上がっていたので、車に乗っていたメンバーは皆一様に気分を害され、
あのタクシーの奴は前もどこどこを荒らしていただとか、
どれだけ搾り取っても組織に上納しなきゃならないただの犬のくせにだとか、
そんなような話で罵詈雑言を言い合った。
筧は仲間のスラングを聞きながら、ただ黙って缶ビールを空けていた。
いつものことのはずの犯罪でも、目撃してしまうと胸糞が悪い。
それでも元々無愛想で無口な筧の不機嫌さには、仲間は誰も気付かない。
結局車は元の歓楽街の端へとたどり着き、そのまま解散となった。
382 :
2/18:2005/12/14(水) 20:42:27 ID:VT7NbJyN
なんとなくどこかに糸が絡みつくような思いを抱えながら、筧はネオンを背に、
地下鉄の駅へ行くため、古いアパートの立ち並ぶ道へと向かって歩いた。
ホームスティ先のおじさんやおばさんは心配しているだろう。
或いは夜遊びを嗜めつつ日本の親には秘密にしてやるぞとおかしそうにウインクするか。
もしもこのまま酒の匂いも消さずに帰れば怒るのかもしれない。
いっそそういうものをもろとも怒鳴りつけてやりたいが、生来の性格の為か、ぶち壊すことも出来ない。
ただ黙ってすみませんでしたと言うだけだ。
気分が晴れない。
毎日仲間といても消えるどころか積もっていく、この気持ちはいったいなんなんだ!
くそ!
苛立つままに手にしていたビールの缶を地面へと叩きつけた。
全部どうにかなっちまえ!
ガ!「きゃあ!」
中身の残る缶と固いアスファルトとの派手な打撃音とほぼ同時に、
すぐ後ろで若い女の悲鳴を背中にぶつけられた。
「もぉ〜何よ声かけようとしたらいきなり…あ!」
何事かと筧が振り向くと、その拍子にタンクトップからむき出しの腕が誰かの肌にぶつかった。
驚いて少し下方に目を向ければ、暗闇の中、びっくりしたようにこちらを見上げる少女の顔があった。
383 :
3/18:2005/12/14(水) 20:43:06 ID:VT7NbJyN
思わず筧は眉をしかめた。
自分のすぐ真後ろに、いつの間にか人がいたのだ。
時間のせいか人通りもまばらなこの道で、夜の闇に包まれているとはいえ、
こんなに近くに人が寄っていたのに、全く気が付かなかったとは。
車の中でついビールを口にしすぎたのか、それとも気分が荒れていたせいなのか。
見れば自分の腕は彼女の露出された肩だか腕だかに当たってしまったらしい。
身を竦ませた少女の表情が暗闇の中ぼんやりとした街灯に照らされてなんとなく見える。
たぶん日本人であろう東洋人特有の平たい顔と、アメリカで見慣れた金髪や赤毛ではない、
闇を吸い込むような黒髪が、筧の目に映る。
夜の影が落ちる中、先ほどの大きな音に驚いた野良猫が、太った体をむくりと起こして、
大人と子供のような二つの人影を睨んでいる。
ガタイがよくまた目つきも悪いとよく言われる自分に目の前で見下ろされ、
見ると少女は少し萎縮しているようだった。
それでもお互いを認識すると、少女はひきつり気味の顔をニコリと固く笑わせた。
「え、え〜と、あなた日本人?アー、ユージャパニーズ?」
少女の英語の発音は、つたない。いかにも英語を喋れませんという類のものだ。
「……ああ、そうだ。……あんた、なんで。」
恐らく観光目的だろう日本人の幼い女がどうしてこんなところに、しかもどうして一人でいるのだとか、
どうして自分のすぐ真後ろにいて自分に話しかけてくるのだとか、
瞬時に複数の疑問が浮かんだ筧は、そこで言葉を区切った。
ずっと表に出さないでいた自分の苛立ちの爆発を目撃されて、初対面である少女の前にも関わらず、
ただでさえ無愛想な筧の顔が、さざなみだった心によって更に険しくなる。
その筧の表情や問いかけるような語尾にも気に留まらないかのように、少女は相手が日本語を喋れると知った途端、
強張っていた顔を自然な表情に綻ばせた。
「やー!良かった!日本語喋れるのね!今まですっごく不安だったんだってばー!」
猫はその太陽のような大声に逃げていった。
384 :
4/18:2005/12/14(水) 20:44:13 ID:VT7NbJyN
少女は瀧鈴音と名乗った。
それに応じて筧が答えた彼の名前だけを確認すると、鈴音は、自分の状況を筧にまくしたてるように話し出した。
自分が家族旅行で日本からアメリカに来ていることや、
家族で歓楽街に訪れていたがつまらなかったので一人で趣味のスケートを楽しんでいたこと。
そのうち道に迷ってしまい言葉も通じず不安だったこと。
そんなときに車から降りる筧を見て、日本人らしかったので声をかけようとついてきたこと。
そして筧が思惑通り日本人で、一人でずんずんと歩くのを見て地理にも明るそうだと安心したと、
自らの選別眼を誇るように笑う。
「あんた……」
鈴音の得意げな笑顔を見て、筧は呆れるように呟く。
鈴音が話し込んでいる間にその姿をふと見やれば、その軽装が筧の目にすぐに入ってくる。
肩を露わにした白のチューブトップは夜の中でも目立っていた。
黒いスパッツは身体に密着していて、その引き締まった脚の形をそのままに晒しだしている。
肘と膝にプロテクターは着けてるとはいえ、露出も多い。
背も低く、短目の髪を跳ねさせた黒髪の中でくるくる表情の変わる顔の造詣も悪くはないし、
足につけているスケート靴の他には、抵抗されて困るような武器ももっていそうにない。
まだ幼いのに、一人で警戒心も持たずに夜のこの街をふらふらとしていたとは。
「……こんな所に来ちゃあ、あぶねえよ」
「うん、実はちょっと危ないかもと思ってたんだよねー…。
でもなんにもなく筧さんと会えたし、結果オーライじゃん!ね!」
分かっていなさそうな顔で息を巻いて大丈夫と言ってはいるが、
筧はその顔を見てますます危なっかしい子だなと思った。
自分みたいな男なら、もしもちょっと腕を伸ばして力で締め上げてやれば、
それだけで、すぐにでもこんな小さな体は抑えられそうなのに。
見れば勝気そうだけれど、腕力があるわけでもなさうだし、もし自分にかかれば……。
(……何を考えているんだ、俺は)
ふと邪念がよぎった自分に、すぐに我に返って嫌悪する。
やはり酒を飲みすぎたのだろう。思考回路がどこか一歩飛び越えて走っている。
「とにかくどこだ?ホテル」
「あ、えーっと、モーテル・スリー・フェニックスっていうところなんだけど…」
頭の中に描かれた想像を振り払うように聞けば、少女の口からは近くの大きなモーテルの名前が出てきた。
場所を思い浮かべる。
遠くはないが、ここからだと多少危ない道を通ることになる。
「……ああ、知ってる。来いよ、そんな遠くねえから」
「へ?」
「もう夜遅いし、危ないから送ってってやるだけだ」
酔いを醒ますついでだったのだが、ありがとう!という弾んだ鈴音の声が聞こえた。
これが運命の境目となったことに二人は気付かなかった。
385 :
5/18:2005/12/14(水) 20:45:38 ID:VT7NbJyN
背が高い分足も長い筧は歩くスピードも常人より速い。
そのために、普段女性を横に歩くときには、その速さにも気を使うものだ。
しかしスケートではこちらの歩く速度に合わせて走れるようだったので、
筧は気にすることはなくいつもの速さで歩いた。
堂々と歩く筧は、言葉も通じない地で一人さ迷っていた小さな鈴音にとっては、頼もしかったに違いない。
それでも人通りも少ない暗い夜道を歩くのは、すぐ横についていないと不安になるのだろう、
勢いも弱めにシャリシャリとタイヤの廻る音を立てながら、鈴音は上手くコントロールして一定のスピードを保ち、
背の高い筧の横を離れないように付いていた。
頭一つ以上も背の違う二人は、遠目から見れば、同じ黒髪の東洋人、年の離れた兄妹のようにも見える。
このとき実は、過度に摂りすぎたアルコールのために、徐々にではあったが、筧の自制心は霞みつつあった。
けれど筧がなんのこともないように気を張って外には見せなかった為に、
鈴音は彼のそんな状態には気が付かない。
自身もあまり何かを考えないようにすることで、無意識にその状態を終らせようとしていた。
386 :
6/18:2005/12/14(水) 20:47:02 ID:VT7NbJyN
だから、筧は何かを話そうとはしなかった。
けれども隣の少女は道中無言を好む性ではないのか、
夜影に合わせた小さい声ながらも、筧に次々と話しかけてくる。
「ねえねえ、筧さんって大人っぽいけど、何歳?」
「……14」
「えー嘘!タメ!?信じらんない!」
すぐに大声を出し心底驚いた顔であんぐりと口を開ける鈴音を見て、筧は片眉を吊り上げる。
筧もこの少女と同い年とは信じられないと思った。
実を言えば小学生かと思っていたものだ。
しかし、そういえば日本にいる頃は同級生の女は皆これくらい差があった気がする、と筧は思いだす。
女だけではなく、あの頃はクラスメイトは皆自分よりも背が低い奴らばかりだった。
忘れていた、自身の身長が特異であったことを思い出し、
その身長のために何故今自分がこんな毎日を送っているかということまですぐに行き着いてしまい、
忸怩たる思いにとらわれる。
「なんかお酒っぽい匂いするし18歳くらいかと思った…兄さんとは比べ物にならないわ…」
「瀧、さん、お兄さんがいるのか?」
自身でも気付いていない、募りつつある苛立ちを隠すように、表面上で筧は話に乗る。
「あ、鈴音でいいよ。……そ、私兄さんいるんだけど、それが誕生日の関係で兄さんも同じ年でさ。
背は私よりは高いけど、もう筧さんとは比べ物にもなんない!第一中身がバカなのよ」
取り留めのない話を聞きながらも、筧はだんだんと感情が振り子のように揺れ動いていくのを感じていた。
昔の世界を知らずに得意になっていた自分と、こちらに来て打ちのめされた自分。
(なんで今突然こんなこと……。クソッ、飲みすぎたのか……!)
387 :
7/18:2005/12/14(水) 20:47:36 ID:VT7NbJyN
「今回の家族旅行も兄さんがアメフト観戦したいからってすっごくうるさかったからここに来たのよ。
兄さんやったこともないのにアメフト好きでさ」
勝手な心の動揺を外には出さないよう努めていたが、
それでも気持ちに合わせて、知らず知らずの内に筧の表情は険しくなっていく。
突然缶ビールを地面に叩きつけたあの衝撃が筧に舞い戻ってくる。
(全部どうにかなっちまえ!)
「私はよく知らないけど…なんであんなに夢中になれるかなって思うくらいアメフト一筋でね」
さっきの邪念が創り出した少女を押さえつけた場面が頭に過ぎる。
(俺にかかれば……)
「でもチームには入ってないから、ルールさえろくに知らないの」
暗澹たる気持ちが隣で話す少女の方に牙を向いていくのが分かる。
同時に不思議な高揚感が身体を覆っていく。
駄目だ、と頭の中で警鐘が鳴ると共に、やってしまえと本能が吠えだそうとする。
「うちの中学アメフト部がなくてさ。
だから高校生になったらアメフト部のある学校に絶対行くんだー!って」
周りは人通りも少ない。
ぼんやりと漂うような街灯の光もぽつりぽつりとしかない道は暗く、人目もつかない。
軽犯罪の暗礁として以前から問題になっている地域だ。
ここらではよくあることなのだ。
「ほーんとなんであんなに夢中になれるんだろ?
……まあ、私としては、あんなのでも、それだけ好きなら、頑張って欲しいとは、思うけどねー……」
兄を馬鹿にしているような、それでいて優しく見ているような、
家族として兄への情を語る鈴音は、筧のその様子に気づくことが出来なかった。
388 :
8/18:2005/12/14(水) 20:48:20 ID:VT7NbJyN
筧には既に鈴音の声はあまり聞こえていなかった。
それよりも体が熱かった。
酒に酔った浮遊感がいつの間にか身体を支配している。
衝動が筧の中でハイスピードでぐるぐると廻る。
見下ろせば前を向く少女の黒髪の下に白く細いうなじが見える。
抑えきれずに筧は思わず鈴音の腕を掴んだ。
いきなり立ち止まって腕を掴まれ、鈴音は驚いて上を見上げたが、暗くて筧の表情は見えない。
そのとき筧の目に映ったのは、不思議そうに首をかしげる鈴音の、僅かに怯えた顔。
その顎の下のくびれた鎖骨と白い胸元。
「筧、さん?」
「おい、少し黙れよ」
「え?」
「いいから!」
無表情ながらも初対面の自分をわざわざ送ってくれている、優しい男の子だと思っていた筧のいきなりの豹変に、
びくりと鈴音は固まった。
筧のような無口なタイプは初めてだったとはいえ、交友関係の広い鈴音は普段男友達と喋っていても、
そんな風に男の子から怒鳴られたことはなかったし、そんな風に男が怒鳴るとは、想像もつかなかった。
同じ日本人とはいえ、知り合ったばかりの自分と体の大きさが全然違う男の人と、
路地裏のような乱雑な夜道に二人きりというその状況の中、鈴音の背に急に本能的な恐怖が走る。
筧は、前へ向き直った。
そして腕を掴む力はそのままに、鈴音の方を見ることなく、強引に前へ歩き始める。
腕を拘束したまま何も話さず自分を連れ出すような筧に訳が分からなくなって、鈴音は思わず筧の背を見上げる。
(なんだか今一瞬、とても怖かった、けれど……)
もしかしたら、自分のおしゃべりが筧の気分を悪くさせたのかもしれない、
自分の浮ついた声がうるさかったのかもしれない、と鈴音は恐る恐る考える。
でも、その理由が分からない。
それにぎちりと掴まれた腕が、痛い以上にやはり、恐ろしい。
389 :
9/18:2005/12/14(水) 20:49:43 ID:VT7NbJyN
前へ進む二人の間を、立ち並ぶ雑居ビルの隙間から噴き出す生暖かい風が通って、鈴音を不安にさせる。
すぐ横に抜けていく細道は暗闇へと伸びていて、どこに続いていくのかまるで先が見えない。
ぱっと見たとき、彼は悪い人じゃないと自分の直感が告げたのだ。
同じ黒髪を持った日本人は、異国で置き去りにされたような気分だった鈴音にとっては何よりも安心できたし、
話しているうちに鈴音は自分のその直感を確信した。
だから、鈴音は筧を、疑いたくはなかった。
けれど掴まれた腕から伝わってくる緊迫感は、鈴音の気持ちを怯えさせ続ける。
それでも少しの間進むと、暗かった道から観光街特有の明るさに満たされているのが次第に見えてきて、
明るく騒がしい街の音が微かに響いてきた。
遠くに数多く瞬くネオンの中必死にローマ字を読み探すと、
すぐ近くにモーテルスリーフェニックスという文字の描かれた看板が見えた。
その文字を見つけたとき、初めて鈴音は、
筧を疑ってしまい申し訳ないとは思いながらも、心から安心することが出来た。
自分の嫌な予感は杞憂だったと思ったときだった。
「見えたよ!モーテルスリーフェニックス!あ、ありがとう!」
変な風に疑ってごめんなさいと心の中で反省しつつも、
やっと見たことのある風景へと帰りつくことが嬉しさに声を張り上げ、駆け出そうとする鈴音の腕を、掴んでいた筧の手が引いた。
「な、何?どうした、の?」
今までの不自然な空気を背負ったままなのか、鈴音の声は知らず焦っていた。
「そっちじゃねえ。こっちだ」
そのまま筧は暗闇へと鈴音を連れ込んだ。
390 :
10/18:2005/12/14(水) 20:51:15 ID:VT7NbJyN
「きゃ!な、何!?」
道沿いから離れた暗がりのアスファルトの上に突然放り出されて、鈴音はしたたかに腰を打った。
腰をさすっていると上から影が降ってきて、見上げれば待ち望んでいた街の光を背に、人の形をした闇が鈴音を見下ろしている。
こちらを見下ろすその闇は自分の身体を当然のように放り投げた筧には違いないのだけれど、
闇の色に染まったそれは隣で並んでいたときよりも何倍も大きく見えて、鈴音には彼の様子が全く分からない。
ゴミ置き場なのか、特有の生臭い匂いが鼻を掠める。
「あんた、もうちょっと警戒心持った方がいい。こんなところを夜に一人で出歩いて」
「な、に…」
腰に走る痛みに鈴音が立ち上がれずにいると、男の影がそのままゆっくりと迫ってくる。
「さっきも日本人がカモられてんの見たんだ。こっちはあっちみたいに安全な訳でもねえのに、馬鹿ばっかだな」
「……や!助け!んーー!!」
叫ぼうとしたその口は素早く座り込んだ筧の大きな手に塞がれて、最後まで言葉を発することは出来なかった。
「日本語なんてここじゃ誰にも通じねえよ。だいたい人は皆向こうの明るいところばっかで、この辺は誰も通らねえ」
筧の低い声はまるでこれから起こる嵐の前の静けさを表すかのように静かに落ち着いている。
「でも大丈夫だ、朝になったらモーテルの清掃員がここに来て見つけてくれるから。
わざわざここまで連れてきてやったんだ、そのままヤンキー共に輪姦され続けるなんて目には合わねえよ」
「!!」
輪姦すという単語の意味は鈴音は直接的には分からなかった。
それでも、その響きと筧の暗い声色が、鈴音の全身を一瞬にして総毛立たせる。
足に装着していたローラーブーツで蹴り上げろという信号が鈴音の頭の中で必死に発されていたけれど、
身の危険を訴える悪寒が足元から這い上がってきて、膝が言うことを聞かない。
慣れない街の雰囲気と筧の鋭い雰囲気に気圧されて、身体が凍ってしまう。
知らない国の、暗いゴミ捨て場。
助けを呼ぶことも出来ない。
目の前が揺れる。
恐怖でがちがちと歯が噛み合わない。
震える顎を掴んで、筧は鈴音の顔を強制的に自分へと向けさせた。
「やっ!なん、で、筧さんっ!」
筧の口から吐き出される僅かに酒臭い呼気が、鈴音の顔に近づいてくる。
「うるせーな……うざいんだよ、いろいろ……」
間近で見る筧の目は酔いが回っているのかどこを見ているのか分からないのに、
何故か顔立ちに張り付いた真剣さが、凄みを増して鈴音を襲う。
(初めて見たときは、お酒の匂いはしたけど、缶の音には驚いたけど、でもいい人だって、思ったのに、どうして!)
391 :
11/18:2005/12/14(水) 20:53:18 ID:VT7NbJyN
「い、や、はなして、たすけ、誰かっ、兄さ、んんっ」
震える口元に抵抗出来ないまま唇が押し付けられた。
鈴音といえば必死に両腕で無理矢理寄せてきた身体を押し退けようとしていたけれど、
己の唇に初めて感じる他人の唇と、そこから入り込もうとしてくる酒臭く気持ちの悪い体温に、目尻から涙が溢れそうになる。
唇を割った筧の舌は更に侵入しようとしていたけれど、震える歯が邪魔でそれ以上奥に進めない。
それでも無理矢理ねじ入れようと筧のそれが歯列を割った瞬間、
鈴音の顔が勢いよく上へと上げられて、その勢いで下から歯に思い切り舌を挟まれた。
ちっと舌打ちをして筧が唇を離すと、痛みと共に口の中で鉄の味を感じる。
見ると鈴音は空いた拳で言うことを聞かない自らの顎を力の限り押し上げたようだった。
顎だけと言わず手だけと言わず、全身を震えさせて唇を押さえているものの、その涙目は筧を明らかに睨んでいる。
「……やるじゃねえか。でも」
筧が手の平で鈴音の身体を押さえ、そのまま後ろへ押し倒した。
鈴音の背と頭が思い切りアスファルトに打ちつけられる。それでも鈴音は激しい痛みを感じる余裕もなかった。
自分を襲う危険を弾き飛ばすことに精一杯で、上に覆い被さってきた筧を突き放そうと必死にもがく。
しかし小さな身体しか持たない鈴音にとって、体格差が一回り以上もある筧に抗うことは、到底不可能な話だった。
ただ自分を覆おうとする大きな胸元しか見えず、どれだけ必死に拳を握り締めて殴りつけても、そこはびくともしない。
ガチャガチャガチャンッ!!
突然ガラスの割れる音が響き渡る。
鈴音の耳にその派手な音が突き刺さって一瞬にして身が強張る。
続いてダンと殴りつけられた地面の音が響く。
鈴音がサビの切れたロボットのようにぎくりとそちらへと首を向ければ、
そこには自分の上にある身体から伸びている腕の先、拳と、惨劇の後のような空き瓶達があった。
転がる瓶は乱雑に割れ、立っている瓶もその胴から上がない。
微かに降る光は乱反射し、その中のいくつかが、
自分達を壊したその拳から垂れる液体を受け止め、鮮やかな赤色を暗く光らせている。
「こうなりたくねえんなら大人しくしてろ」
392 :
12/18:2005/12/14(水) 20:55:20 ID:VT7NbJyN
「……っ…っ!……っ!…!」
恐怖で声が出ない。
浅い息が喉の先だけで繰り返される。
頭の中が真っ白になって、滲む視界に耐えられない。
それでも目を閉じることも出来ず、身体は石のように動かない。
(嫌!嫌!やめて!来ないで!)
力も敵わない大きな身体を持った男に責められて、まだ14歳という幼い鈴音の思考回路は完全にショートしていた。
相手は身体が大きいとはいえ同じ14歳の子供であるということも、
それ故いざとなれば隙を見て反撃できるかもしれないということも、もう全てが判別付かずに、
ただ暴力という行為を間近に見せられ、そこからたどり着く死という恐怖に、全身がどうしようもなく震える。
例え再び口付けられそれが更に首筋や鎖骨へと移動していっても、
鈴音は暴力の衝撃に身を慄かせることしか出来ない。
筧は自らの行為がそこまで重い効果を与えているとは気付くことは出来なかった。
筧自身も初めて犯す犯罪に興奮しきっていて、頭の中で弾けた衝動が熟慮させる暇を与えない。
ただ相手が抵抗しなくなったことだけを確認して、行為の可能を悟った。
鈴音の肩を片手で押さえ、血だらけの手で白いチューブトップを捲り上げる。
その下にあったのはいつか見たことのあるビデオのような色っぽい下着でも膨らんだ乳房でもなかったが、
それでも無理矢理剥ぐというその行為自体に興奮を隠し切れない。
筧の鋭い目つきの下に気付かず興奮の赤みが差してくる。
その下のスポーツブラを更に上に捲った。
暗くてよく見えないし、服の上から感じていたのと同様にやはり胸と呼べるほど膨らんでもいない。
けれど、そんなほとんどないような胸でも、男のものとは全く違う。
華奢な体つきの上で初めて見る女の胸は可愛らしい。
そこに小さくぽつんと膨らんでいる二つの乳首が見えて、筧をかき立てる。
実体験のない筧は何も分からずにただ導かれるようにそこを親指で擦り上げた。
同時に鈴音の口からはひっと短い悲鳴のような甲高い声が上がる。
筧が鈴音の顔を確認すると、少女はただ必死に耐えるように目をぎゅっと瞑っている。
元気の良い笑みを振りまいていた顔は、今は眉尻を下げ、睫を震わせて、完全に怯えている。
その表情を見た筧は、見てはいけないものを見てしまったかのように、すぐに目線を下に戻す。
そしていいのか良くないのか、ただ知識として持っていた行為を続ける。
何回か上下にくにくにと擦れば、感触は次第に固く、先は尖ってくる。
393 :
13/18:2005/12/14(水) 20:56:49 ID:VT7NbJyN
よく分からないまま、筧はその大きな手でもう片方の胸を包んだ。
包むというよりは掴むと言った方が正しかったかもしれない。
乱暴なその大きな手には鈴音の小さな胸は余り、筧は脇の方にまで指を回し、手の内をいっぱいにする。
思っていたよりそこは、ずっと柔く、頼りなかった。
それが自分の思うとおりに手の中で揺れる。
その感覚に夢中になった。
ガラスの欠片が食い込んだままの拳からは未だ血が止まらずに流れ続けていたが、
筧は過ぎる興奮のために全く痛みを感じていなかった。
流れ出す血が筧の皮膚の上から鈴音の身体の上に伝い、
無骨な指の股から手の平の中へと入り込んできて、胸を揉む度にぬるぬると滑らせる。
それを何度も繰り返す。
少女は何もすることが出来ずにその幼い身体を男の思うがままに弄ばれていた。
快楽など感じるはずもない。
ただ暗闇の中で、胸の上に置かれた体が熱く、露わにされた素肌にかかる荒れた吐息を感じた。
背中のアスファルトは固く、その背に食い込んだ幾つもの小石の感触と、
自分の耳障りな呼吸音だけが、いやにはっきりしている。
これまで性行為に自らを投じたことがない筧は相手を気遣う愛撫というものを知らない。
そのため局所のみを攻めることしか思いつかず、自分が満足するまで乱暴に胸を扱った後は、
本能の趣くままにすぐに手を下肢へと及ばせる。
スパッツを下へ剥ごうとするが、慌てたその指は身体に密着したそれを上手く降ろすことが出来ない。
先ほどの癇癪でそうとう深くガラスが刺さったのか、まだ止まらない血が指先を滑らせる。
苛立ち、筧は構わずスパッツの下に手を差し入れた。
「っ!」
自分ではない体温が、スパッツの下の敏感な肌に直接触れてくる。
鈴音の全身に寒気が走る。
「やめて…!……おねが、い……っ」
勢いのないか細い声で中断を訴える鈴音の泣き声が頭の上の方から降ってくるが、筧は表情も変えずに手を進める。
直に触れる鈴音の腿は熱が篭っていて熱く、僅かに汗ばむ肌は柔らかく、しっとりと手の平に吸い付くように筧の手に触れてくる。
伸縮性の良いスパッツが無理な形に伸ばされるのも構わずに、その手はその先更に熱の篭った中心へと進んでいく。
下着に行き当たり、その下に指を入れ、滑らかな肌の上を股間の方へ差し伸べると、指先に薄い毛が触れた。
394 :
14/18:2005/12/14(水) 20:58:01 ID:VT7NbJyN
いよいよ気も焦るが、しかしそれ以上奥まで差し入れるにはどうしても生地の限界があるのか、
押さえ込められる圧力が強すぎて進めない。
仕方がなく一度手を外に出した筧は、鈴音の様子を見て逃げることはないと判断し、
一度身を起こしてもう片方の腕を背中へと回した。
その小さな身体の細い腰ならば、筧の腕一本で十分に支えられる。
そうして腰を浮かせた後、今度は最低限だけの慎重さで脱がしていく。
下着も共に捲り、曝け出されつつあるその肢体に、気持ちは自然と逸る。
けれど、傍目にはさも冷静なように、まるで自分が自分ではないように、筧の腕は何故か妙に滑らかに動いていく。
スパッツを腿の辺りまで降ろすと、先ほど触れたであろうまだ薄い陰毛と、その下の割れ目が、外へ晒された。
「やだ……やだ……」
その間も鈴音の口からはうわ言のように同じ言葉が漏れていく。
筧の心臓が緊張と興奮で更に早鐘を打つ。
けれど腿で留まっているスパッツはプロテクターとブーツが邪魔になってそれ以上脱がせられない。
こんな中途半端な状態では足を開かせることも出来ず生殺しのようなものだ。
深く考えずにただ指が自然に動いて、片足を腕で抱えて上に上げさせ、すぐに片方のブーツを外させる。
細い足首を持って、小さな足から下着ごとスパッツを脱がす。
筧の目はもう完全に闇に慣れていた。
胸は露わにされたまま、片足だけスパッツを脱がされ、下半身を裸にされた鈴音の白い肢体が、目の前にはっきりと見える。
引き締まった腰に、可愛らしいヘソ、その下のまだまばらな陰毛と、その奥の未知の部分。
筧が迷うことなく両腿を開いた。
395 :
15/18:2005/12/14(水) 21:00:47 ID:VT7NbJyN
「!!」
呆然自失としていた鈴音でも、足を開けられ、そこが外気に晒されたのは、はっきりと感じた。
初めて人に、男の人に大事な所を見られているそのショックに耐え切れず、鈴音は両手で顔を覆う。
絶望の涙が後から後から溢れてくる。
筧といえば、初めて見る女性器を、ただ凝視する。
膝を立たせて足を大きく横に開かせる。
まだ未成熟なそこは暗闇を吸収した暗い桃色で、密やかに入り口は閉じられ、男などまだ待ち望んではいない。
筧の指がゆっくりとそこに触れた。その瞬間鈴音の身体がびくんと跳ねる。
お構いなしに筧の指先は動いた。
快楽を与えるためではなく、器官を確認するためだけのように、
筧の長い指が、鈴音の熱く湿り気のあるそこを、探っていく。
上下に動かすとびらびらの奥に先を見つけた。
たぶん、ここだ。
試しに指先を挿れてみる。鈴音の身体が硬直するのが分かった。
背中を押さえていた腕で腰を固定し、構わずに指をぎちぎちと奥へと進める。
思っていた以上に狭いのは身体が小さいせいもあるのだろうか。
鼻水をすすり、痛い、痛いと訴える、鈴音のくぐもった涙声が聞こえる。
その声が余計筧を興奮させる。
濡れてもいないそこを無理矢理おし進めた。
未だ止まらない筧の血が指先に伝い中に入り込んで僅かに潤滑を助ける。
こんなに狭いんじゃ入りようがない。
筧はなんとか広げようと、自らの唾液も塗りつけ、指を動かそうとする。
入り口で血液と唾液が混ざって微かにくちゅくちゅと音が立つ。
狭く抵抗も強いその内部をなんとか濡らし慣らそうとする。
でももうまどろっこしくて堪らない。
少女の身体はくにゃりと柔らかく、その身体を支える腕に触れる肌は滑らかで、
何よりその身体は今自分が自由に扱えるのだ。
もう抑えきれない。
指を離すと僅かな努力もかいがあったのかかぬちゅりと音がした。
でももうそんなことに意味はなかった。
前を手早く寛げ、ずっと張り詰めていた雄を取り出す。
一度身を離し、筧は改めて鈴音の上へと覆い被さる。
手を添えて入り口に自身を宛がい、衝動を抑えきれずに、すぐに奥へと突き進んだ。
396 :
16/18:2005/12/14(水) 21:01:42 ID:VT7NbJyN
「あ、、いや、やあ、いやあっ!!」
その行為と痛みに鈴音は驚愕した。
一瞬何が起こったのか分からなかった。
それから今までのショックが一瞬で飛び、すぐに自分の中に無理矢理入り込もうとする異物から、
無我夢中になって逃げようとする。
手で顔を覆っていたことなど忘れ、胸も露わなまま、
曲げた肘をアスファルトにぶつけるように動かして、上半身を後ろへ後ろへと逃がそうとする。
しかしいつの間にか肩を後ろからしっかりと掴まれ、腰をも大きな腕で抱えられ、
どのようにしてもその場からは逃れられない。
筧も無我夢中だった。
ほとんど慣らしていないことに加え、いくら筧の体液で濡らしたと言っても、
それはほんの入り口だけで、中はほとんど濡れてない。
奥へ進もうにもかなり狭く、ずりずりとほんの少しずつしか動けない。
それでも、鈴音の内部を開くように、狭い肉の中を確実に入り込んでいく。
熱い。
背中に汗が噴出していることに気が付く。
しかし身体に篭っている熱は全く外へ逃れていかない。
小さな身体を逃さないように抱きしめる手の平が汗ばんでいる。
ぐっと細い腰を引きつけ、自らも沈み込む。
胸の中の鈴音の身体が引きつるのが分かる。
ぎちぎちぎちと裂けられていくような感覚に全身を固まらせているのだ。
ただ力を抜いてくれとだけ筧は思う。
それでも無理矢理奥まで挿れ切った。
397 :
17/18:2005/12/14(水) 21:02:57 ID:VT7NbJyN
「あ……」
一度大きく息を吐く。
動きが止んだことを感じた鈴音も、止まっていた息を震わせながら吐いた。
しかしそれも一瞬だった。
我慢できない筧によってすぐに注挿が始まる。
「ひっ、いや、いたいっ!いたいの!」
「おねがい!もうやめっ、やっ」
涙ながらの悲鳴が喉の奥で声にならない声となって鈴音の身体から溢れ出す。
鈴音は息が出来ずに苦しかったけれど、その元凶を作り出している今の筧には、苦痛の声は届かなかった。
筧は自らの全身に走る快楽にただ夢中で、そんなことを気遣う余裕もない。
腰を動かすと挿れたときよりもぬるりとスムーズに動いた。
鈴音の中が裂けて血が流れ出していたのだった。
筧はそんなことは全く気付かなかった。
初めて感じる女の胎内は、筧の雄を力の限りぎゅうぎゅうと押さえつけてきて、とにかく熱かった。
血液と淫液が混ざり合い次第にぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
結合部から溢れたそれが地面へと垂れていく。
お互い衣服を身に着けたままで、筧はまだ未発達の鈴音の身体を必死に貪る。
堪らなくて腕の中の少女を自分の胸に押し付けた。
乱れた衣服の間から触れる素肌はお互い汗でべたついている。
筧の鼻に鈴音の頭が触れ、その髪から汗と体臭を感じる。
筧はその頭ごと抱きしめた。
とめどなく流れる涙で自分のシャツが濡れていくことには気付かなかった。
もう鈴音は抵抗はしていない。
身体を揺らされる度にその男の胸の中で息を詰まらせ泣いているだけだ。
暗がりの中で筧はその身体を何度も犯した。
398 :
18/18:2005/12/14(水) 21:03:49 ID:VT7NbJyN
全てが終わった朝、鈴音は無残な状態でモーテルの従業員に発見された。
衣服は申し訳ない程度に整えられ残骸は片付けられていたものの、何があったかは明白だった。
犯人は見つからなかった。目撃者も、DNA照会からも、全く情報は入らなかった。
それから数週間、筧が手にひどく傷を負ったのを、彼の周りの人間の誰もが疑問に思った。
しかし彼はその理由を決して語ろうとはしなかった。
彼は誰かにそれを話すことが出来なかった。
終った後、気を失った少女を見て、筧は震えた。なんてことをしてしまったのだろう。
出会ってから流れた時間は実際は短かったが、筧にとっては嵐のようであったし、少女にとっては地獄のようであっただろう。
初めて見たときは少女は笑顔だったのに。あんなに安心して俺を頼ってくれたのに!
彼は呆然と家に帰り、ただ警察を待った。逮捕されるのを覚悟した。どんなことをしても償おうと思った。
しかしいつまで経っても、捜査の手は彼の元には及ばなかった。
少女はその夜を忘れる道を選び、そのまま月日と共に、少女自身もその夜を記憶の彼方に消し去った。
しかし筧には決して忘れ去れない罪悪の記憶となって残った。
名前も、可愛らしかったあの笑顔も、忘れられなかった。
後悔は彼に重くのしかかったが、どうすることも出来なかった。
日本で少女と再会するまでは。
これで終わりです。
うはwwwwマジこんなん書いてごめんwwwwいろんな意味でwwwwww
いや本当ごめんなさい
>>244さんorz
GJです!よくがんばった
400 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 23:28:13 ID:Spz5VAfJ
GJです(^Q^)/
ヒルまも大好きっ子だったけど筧鈴もイイ!
まさか長編で読めるとは。ワクテカして待っていて良かった
激しくGJ!
楽しませてもらいました。GJ!
日本で再会したあとも気になるよ(*´д`*)
403 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 20:27:52 ID:yFq+sVL8
ヒルまも作家さんキボン
ジュリたんSSカモーン(*´д`)
405 :
336:2005/12/16(金) 20:29:43 ID:6YFBznPx
セナ鈴いずれできたら投下するかもと言ってた
>>336です。
拙いなりにどういうプロットにするか考えて、書いては消し書いては消しを繰り返してきましたが、ようやく終わりが見えてきそうです。
前フリが長いうえ全体もやや長いけど、来週セナ鈴のフラグがまた立つそうだし、近々記念に投下します。
駄文ですんで期待はせんでください。
>>405 おおお待ってました!
投下楽しみにしてます
ですが、
>来週セナ鈴のフラグが〜
バレは勘弁して下さい…orz
>>405 + +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワク テカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
>>406 スマンカタ…自分も「らしい」と聞いただけだし、これくらいならあまり差し障りないかなと思ったけど…やっぱりだめでしたな。
ごめん。
244です。筧鈴超グッジョブ!
個人的に長編は大好物なので、うきうき読ませていただきました。
あんな拙いメモ程度のアイデアを、ここまで立派に仕上げて下さったことに感謝します。
しかし自分が言うのもなんだが、続きが気になるな。
>244さんも>368=380さんも、
気が向いたら日本で再開した後の話を是非…(*´Д`)
411 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 19:24:30 ID:qQPhBV23
うわぁぁぁ―――――――(・ )(∀・)(・∀・)(・∀)( ・)!!!!!!!
ちょwwwwwwヤバイってwwwwwwww
筧鈴かなり最高デシタ!!!!!
日本編もかなり期待!!
412 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 23:39:56 ID:L8wv2w1B
蛭魔×まもりが読みたい今日この頃。
神降臨を待つしかないのか…
今週のラスト、エロパロ板的にはとりあえずキッス、なのであろうか?
セナまも派はもう風前の灯か……ああ、あのころが懐かしい…
いや、だからこそエロパロの出番なのか
今週の本誌でまもりの顔にかかってたのは蛭間の精液でFA?
セナ鈴派の俺にとって今週の本紙は ネ申
セナに抱きつかれた鈴音は濡れたね絶対
>>413 いや、乳酸を除去するための軽い運動を…
419 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 17:31:18 ID:y2mb3O8c
若菜レイプは無いな。あんまり喋らないからキャラが明確じゃないせいか?
420 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 04:09:24 ID:e45YziG/
若菜の相手は桜庭がいいな。純愛で。
421 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 18:35:54 ID:3Kc1Mpzh
いいね(´∀`)ノ
でもやっぱりベースはヒルまもかなぁ…
今週の展開でセナ鈴カモン!
それかジュリたんとか乙姫たんとかも見たい!
どなたかクリスマスに合わせたSSうp神はいないものかー
423 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 12:01:04 ID:glkckcpg
筧鈴の続きが早くみたいな♪(・∀・)ワクワクテカテカ+
まもり鈴音の恋愛経験なしと言うのは交際経験なしって意味でいいの?
性経験はあると。
426 :
セナ鈴(1):2005/12/25(日) 14:06:44 ID:RHu48xvR
いつもの部活の練習が終わり、各々、荷物をまとめて帰る準備をしはじめた。
「あっ!」
セナと雑談していたモン太が、突然声を上げた。セナがいったいどうしたのかとモン太を見ると、
「悪いセナ、母ちゃんに今日早めに帰るように言われてたんだった。急ぎMAX!」
と、モン太は帰り支度の手を早めて、さよならもそこそこに部室から飛び出していった。
セナが半ば呆然としながら手を振っていると、「アハーハー、僕も負けてられないね」と、なにを勘違いしたのか、瀧も高速で荷物をまとめ、モン太を追うように飛び出ていった。
「バカだな」とヒル魔がノートパソコンのキーボードを叩きながら呟く。
「あはは……」とセナは苦笑いしたが、ここではたと気がついた。
「あれ? ていうか瀧くん、鈴音はいいの?」
例のごとく鈴音も練習を見に来ていた。が、どうやら置いてけぼりにされたようだ。
「心配ならてめーが送ってけばいいだろ糞チビ」とヒル魔。
「そうだね、夜道は危ないし、瀧さんとセナくんがいいならそうしたほうがいいんじゃないかな」と栗田。
二年生たちはこれから残って今後の作戦について草案を立てるようだし、三兄弟も小結も帰り道が逆方向だ。助っ人の石丸、そして佐竹、山本も今日の練習に参加していない。となると、適任はセナだけだ。
「はぁ、そうですね……鈴音に訊いてみます」
セナは荷物をまとめて立ち上がり、部室から出た。
参ったな――セナが頭を掻きながら部室の扉を閉めると、いきなり横から「お疲れさま」と声が掛かった。
「わっ……と、鈴音か」
いつからいたのか、扉のすぐそばに鈴音が立っていた。
「そうだ、瀧くんが……」
セナが言いかけたのを鈴音は手で遮って、
「聞こえてた。あのバカ兄さん、勝手に帰ったんだって? ったく……」
と、大げさに溜め息をついた。
「私はいいよ、いっしょに帰ろ。それに」
鈴音は意地悪そうな表情になる。
「セナ、じつはひとりで帰るの怖かったりするんじゃないの?」
「な、そんなことないって!」
セナは慌てて手を振って否定したが、鈴音は聞こえてないようで、もう数歩先を歩いていた。
「なに、どうしたの? 私と帰るのは不満?」
振り返ってそう訊いた鈴音はちょっとふくれ顔だった。
「……いや、何でもない」
セナは小走りで追いついて、鈴音に並んだ。
427 :
セナ鈴(2):2005/12/25(日) 14:09:41 ID:RHu48xvR
ふたりきりの帰り道。最初のうちは鈴音もセナも明るく会話を続け、他愛ない話でもっていたが、時間が経つにつれて話題も尽きてきた。
夜。ふたりきり。帰り道。嫌でも意識せざるを得ないこの状況に、セナは戸惑いを隠せないでいた。
――鈴音はどうなんだろ。
そう思って横目でちらと窺ってみるが、街灯があるとはいえやはり夜、表情はよく読めない。
と、突然ガサッとそばの公園周りの茂みが揺れた。
「やーっ!」
ビクッとセナの腕にしがみつく鈴音。腕にささやかな胸の感触が伝わる。驚くというより戸惑ってそちらを見ると、鈴音は縮こまってぷるぷる震えていた。
「……鈴音?」
恐る恐る声を掛けてみる。そこで鈴音は我に返った様子で、
「あ、や……ごめん、忘れてっ」
と、焦ったように顔の前でぶんぶん両手を振った。心なしか紅潮しているように見える。
――これってまさか。
「……鈴音さ、もしかしてかなりの怖が……んぐっ!」
必死な表情の鈴音がセナの口を抑えた。
「それ以上言わないっ!」
セナはとりあえずギブアップを示して解放してもらう。
セナが軽く咳き込んでいると、にゃあ、と先ほど揺れた茂みのほうから鳴き声がした。光るふたつの瞳がそこから飛び出してくる。それはふたりの姿を認めると、尾を振って走り去っていった。
「何だ、ただの猫だよ」
そう言って鈴音のほうを向くと、頬を膨らませて俯いている。怖がりがばれたのが悔しいようだ。あまりつつくとあとが怖いので、セナもそれ以上は言わないことにした。
再び歩き出す。
――そういえばこの公園って……
「鈴音、次の曲がり角はどっち?」
この辺りは前に来たことがある。もし左だったら公園が近道になるはずだ。
「えっ? ひ、左だけど……」
鈴音はさっきのことを若干引きずっているようだったが、それはともかく、どうやら使えそうだ。
「だったらこの公園を抜けて近道ができるよ。この辺、前に来たことがあってさ」
パシリで、とはもちろん言わない。
「そうなんだ、全然知らなかった……近道できるならそうしよ」
広い割りに明かりの少ない公園で怖がりそうなものだけど、これ以上弱みは見せたくないのか、鈴音は頷いた。手は相変わらず(たぶん無意識に)セナの袖口を掴んだままだが。
ふたりはそのまま公園に入っていった。
428 :
セナ鈴(3):2005/12/25(日) 14:13:19 ID:RHu48xvR
鈴音に近道を教えつつ、セナの頭には先程鈴音に抱きつかれた瞬間が焼きついていた。鈴音にはそういった警戒心が幾分欠けているようで、ちらちらと窺っているが、気にしている素振りは見られない。
――どうも無防備なんだよなぁ。
セナは心の中で溜め息をついた。
――もう、そろそろ……
明かりが届かず人目につきにくいところまで来て、セナは鈴音のほうに向き直り、両肩をつかんだ。
「や……ちょ、セナ、どうしたの、なに」
突然のことに鈴音はうろたえたが、セナは小さく「ごめん」と言って鈴音を抱き寄せ、唇を奪った。
「ん……っ」
鈴音も最初は手をじたばたさせて抵抗していたが、だんだんその力も弱くなっていった。
やがて唇を離すと、唾液がつっと糸を引いた。
「やー、セナ、待って。心の準備が……」
セナの腕の中で、鈴音はセナの胸を押して距離を取ろうとするが、
「待たない」
セナは抱き寄せたまま離さず、右手を背中から回して後ろから鈴音の脚のあいだに手を伸ばした。
「やー、ダメ……っ」
セナはセーラー服のプリーツスカートをたくし上げ、スパッツの上から秘部に指を這わせた。そのまま指を軽く曲げ、割れ目に沿うように上下させる。
「っは、ふ……、やあ……んんっ」
鈴音の口からは間断なく声が漏れ、スパッツもじんわりと湿り気を増してきた。
そろそろかな――セナは力の抜けた鈴音を近くにあった木にもたれさせ、スパッツに手を掛けて下着ごと足首辺りまで引き下ろした。
「やっ、ちょっと、ダメ」と抗議の声が上がったが、セナは無視し、しゃがみこんで顔を寄せ、指と舌を使って執拗に責め立てた。ぷちゅ、くちゅ、と淫媚な音が冴えた夜気に響く。
「鈴音……僕のも……」
ひとしきり責めたあと、セナはズボンを下ろし、怒漲した性器を鈴音の目の前に出した。
「わ、おっきい……」
鈴音は少し戸惑ったが、恐る恐るという感じでそれに口をつけた。
――う……拙い舌使いが逆に……
先程よりもくぐもった音が辺りに小さく響く。
「鈴音……そろそろ……」
セナは、それを聞いて顔を上げた鈴音を立たせ、スパッツと下着から片足を抜いて木に手をついた姿勢にした。
「行くよ……」
「……うん」
セナは鈴音の腰に手を当て、ゆっくり挿入を開始した。
429 :
セナ鈴(4):2005/12/25(日) 14:15:12 ID:RHu48xvR
「ふあ……いっ、んん……あ……っ」
濡れ方は十分だが、やはり膣内は狭く、そして熱い。きゅうう、と締めつける肉の感触に、セナはそれだけで達してしまいそうになったが、何とか堪えた。
セナは鈴音の腰に添えていた右手を前に伸ばし、セーラー服の下から滑り込ませた。そのまま下着を上にずらし、膨らみの少ない胸をそっと包むようにする。鈴音はピクッと身体を反らせた。
セナは胸を柔らかく揉みしだきながら、人差し指と中指で乳首をはさんだ。鈴音は「やっ」と喘ぎ、同時に締めつけが一段と増す。
「鈴音……腰、動いてるよ……気持ちいいの?」
セナは鈴音の耳元でそう囁き、乳首を摘む指の力を強めた。同時に腰の動きを早める。
「やー……セナ、だめ、それらめぇ………く、ふぅ……んっ」
「イッていいよ、鈴音。僕も……イキそう……」
鈴音は身体を反らせて首を回し、肩ごしにセナと唇を合わせ、舌を絡ませる。「んんっ……ぷはっ……や、あ……ああぁっ」
「はぁ……っ、ゔっ」
ふたりはほぼ同時に果てた。セナは抜こうとしたが間に合わず、放たれた白濁液はすべて鈴音の中に流れ込んでいった。
「……や……セナ……」
「鈴音……」
まずったなぁ――セナはぼんやり夜空を見上げると、大きく息をついた。
ひとりきり。夜。帰り道。
あれからふたりはそそくさと乱れた着衣を整え、瀧邸の門の前まで無言で歩き、短い別れの言葉を交わして別れた。
――鈴音、そっけなかったな……
急いては事をし損じる。一時の欲望に身を任せて失敗してしまったのかもしれない。嫌われたかな――セナは失意で肩を落とした。
ぶぶぶぶぶ……
と、突然ポケットに入れていた携帯電話が震えた。メールの着信――差出人は――瀧鈴音。
「えっ!?」
セナは慌ててメールを開いた。
『今日は送ってくれてありがと
また明日ね
P.S.今度はちゃんと私のことも考えること』
セナはしばらく立ち止まって液晶画面を見つめていたが、思い出したように顔を上げ、笑みを浮かべて携帯をしまうと、家に向かって走り出した。迷いのない、軽やかな走りだった。
少し遅れましたが、なんとか終わって一安心な
>>336でした。
クリスマスなのにクリスマスネタではなくてすみませんが。
お目汚し失礼しました。
補足という名の言い訳。
本当はもっとエチー描写を長くねちっこくやりたかったけど、なかなか思うように行かず、結局途中で力尽きましたよ。大目に見てくださいな。
何かキテタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!!!!
GJ
GJ!
セナも鈴音もそれっぽくて実にいいね(*´д`)
大人になったなぁ、セナ。グッジョブだよ。
や、ええ話や・・・
セナ鈴作者さんGJ!!
437 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 15:23:34 ID:Me4vGHXK
セナ鈴最高です!!
もっと書いてくださいィ!!
なにげに有無をいわさずヤッちゃう、ちょい鬼畜なセナがかっこよすぎ…っっ!!
438 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 15:28:47 ID:Me4vGHXK
今週のジャンプじゃ、鈴音とセナ付き合ってるみたいだったしv
セナ鈴もっとカモン!!
439 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 17:53:00 ID:17l4/J7a
セナ鈴GJです(^∀^)
イイっ!!またお越しください☆
>>440 コラコラ、こういう成人もいるかもしれんだろうが。
失礼なことを言ってはいけない。
ああ、そうか、それはごめんなさい
言葉の言い回しがちょっとおかしかったもんでつい
まもりは蛭間の父親とも接点を持つようになるんだろうか…秘密の電話は明らかに聞いてたしな。
いや、あれはどう見ても留守電でしょ。
聞いてないってば。
445 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 18:59:02 ID:t722z4XH
まも蛭より鈴蛭に萌えてる俺は・・・
446 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 19:00:04 ID:t722z4XH
間違えた(゜Д゜;)!!
蛭鈴だ!!!
蛭魔とまもりがやっちゃってるところを見てしまった、
セナと美鈴がやり始めちゃって、
それが見つかって、まもりに怒られるセナ。ってオチの話を希望してみる。
448 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 00:28:34 ID:t3A3uYMZ
447
イイ!ただ、まもりに怒られるのはオマエもだろってツッコミたくなるけどなWW
美鈴じゃなくて鈴音な、いちおう
>>448 まもりは「見られていた、しかもそれが誘発した」って事を知らない、蛭魔は知ってるから黙ってるって感じで。
>>449 なぜか、鈴音って字を見ると頭の中で美鈴って変換されるんだ代なぁ、何でだろう?
知るか
ワロス
453 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 22:40:07 ID:Jdts6APw
書いて
ヒルマ×まもりかぁ
( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
筆が進まん
(゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
455 :
ヒルまもダーク:2005/12/31(土) 04:12:35 ID:Ocwc23om
今週のジャンプに触発されてヒルまも書いてしまったので投稿させていただきます。
が、かなり妄想激しい・・・し、暗いし弱冠気持ち悪いかも。
まもり視点にしたらかなり乙女文になってしまったかもしんない・・・
駄文なんて保管庫保存は皆さんの意見に委ねたいです。
鈴目当ての方は避難してください。
始めに謝っときます、気分害したらごめんなさい。
↓↓↓
引き金は、悔しいほど短い一文。
「ぁぅっ・・・んっあ・・・はぁっ・・・や・・・っぁ・・・・・・」
二人で歩く、駅までの短い帰路で、おもむろに自動販売機にコインを入れたあなたを待つとき、私はおもむろに声を発した。
『ヒル魔くんの家族のこと、教えて欲しいな。』
日常茶飯事で、『家族』なんて言葉はなんの躊躇いもなく普通に使う言葉のはずでしょう?
この、たったひとつのワードに、異常なほどに過敏に反応するあなたのほうが断然変なのに、
今、お仕置きされてるのは私のほう。
連れ込まれた狭い路地は本当に狭くて、誰も通らないし、通れないほどの幅。
無糖の缶コーヒーが、ガコンと音を立てて取り出し口に現れても、それを取らずに、代わりに私の腕を掴んだ。
ぐいぐいと引っ張られ、意識の前に体が無理やり動かされた。
自動販売機のすぐ傍に面していた小さくて狭くて、暗い路地に引き込まれた。
なにも、喋ってはくれない。
引っ張られた体は、狭くてすぐにぶつかってしまう壁に投げ付けられて、距離の短さが痛みを助長した。
抗議をする暇もない。痛いと感じるのにも時間がかかるくらいで。
だって、なにがなんだかわからないんだもの。
私、なにか悪いことを言った?
ほんの2メートルくらい先に、向こう側の壁がある。
私と、向こう側の壁の間に、暗い路地には似つかわしくない金髪が入り込む。
しっかりと視線は私の瞳を突き刺したまま、あなたは鞄に手を入れて、タオルを取り出した。
なにも喋らないことが余計に、凶暴な感じを醸し出してる気がした。
声が出ない。なにかを考えることすら出来ないほどの、強烈な視線。
痛いとか、冷たいとか、そんな陳腐な言葉じゃ表しきれない。
すべてを突き刺して、それこを私の脳天を通り越して、私の頭の後ろの壁すらを通り越し、すべてを見透かすような、遠く深い視線。
キスが、投下される。まさに爆弾を口に突っ込まれるようなキス。
いつもいつも、私ばかりが翻弄されて、堪え切れないそれには当然応える余裕はない。
そこに立っているだけでも、必死だった。
腕に、異常を感じた。
両手を、頭の上に束ねられて、器用にも見ないで、私の両手首をタオルで結んだ。
その圧迫感を感じたら、すぐに唇は私の元を去ってしまった。
456 :
ヒルまもダーク2:2005/12/31(土) 04:13:06 ID:Ocwc23om
「はぁ・・・っ・・・解いてよ・・・。」
弱冠乱れた呼吸で、形だけの抗議をする。
なによ、さっきのキスは、こうするためだけの時間稼ぎ?
なにも、答えてはくれない。
それどころか間も入れずに、下半身の一番敏感な場所に指を突き立てられた。
吃驚する。まさか、こんな場所でこんなことをされるなんて、流石のヒル魔くんでもないと思ってた。
状況と、外という場所を思うと、鼓動がまわりに聞こえるかと思うほど大きく鳴った。
悔しいけれどキスだけで十分に濡れていて、しっかりと力を込めて閉じた足を力ずくで開かれれば、
すぐに2本の長い指を受け入れてしまった。
もう視線すら向けてはくれずに、しゃがみ込んで、その場所を激しく犯される。
「ぅっ・・・ぁっ・・・あっ・・・ん・・・んっ・・・んんっ・・・っゃめ・・・ぁあっ・・・・・・」
私は座らせてもらえず、足から力が抜けても、下から上に押し上げられて無理やり立たされていた。
最奥まで突き刺されて、中で指を曲げられたまま抜き差しをどんどん早めていく。
激しく、ものすごい速さで、ギリギリ外まで出しては最奥まで突き立てられる。
足がガクガクしてくる。それでも、一度突き上げられれば体は浮き立った。
中途半端に下ろされていた下着を完全に下ろされ、指は相変わらず早まりながら、今度はクリトリスに舌を宛がわれた。
「ひゃぁあっ・・・っ!!やめっ・・・!」
「ここが何処だか、分かってるか?」
やっと声を出してくれたのがそんな言葉なんて。
ちょっと悲しい思いをしたけれど、そんな感傷に浸ってる暇はなくて、声を我慢することに脳をフル作動させる。
しっかりと上唇と下唇を内側から噛み込んで声を塞ごうと努力する。
ずっと閉じていた目を開いてみたけど、結局そこは真っ暗で、遠くにぽつんと、自動販売機の光が見えた。
それも相当ぼやけていて、自分の意識がいかに朦朧としているかを感じる。
努力をすることを、これほど空しいと思ったことはなかった。
強すぎる刺激に耐え得ることが出来ずに、唇を解き放てば、その時に飛び出す声はさっきより威勢良く飛び出してしまった。
「ふっ・・・ぁっ・・・あぁっ・・・んっ・・・んっ・・・」
しばらくクリトリスを放っておかれると、唾液で濡れたそこに風が当たって冷たかった。
そして冷たくなったそこに再び熱い舌が当たったときに、絶頂に達した。
確かに達したはずなのに、指の動きは止まることを知らなかった。
457 :
ヒルまもダーク3:2005/12/31(土) 04:14:22 ID:Ocwc23om
「ああっ・・・!あっあっ・・・んっ・・・んんっんっ・・・んぅ・・・んぅ・・・・・・あぁ・・・っ」
更に敏感になってしまったそこを、更にいじくられる。
右手の指2本が入っていたのを1本減らし、代わりに冷え切った左手の中指を入れられた。
2本の指は別々の方向を突き、交互に抜き差しされてしまい、刺激は絶えることがなくなった。
2回目の絶頂はすぐにやってきた。
いちいち頭が真っ白になり、3回目になればだんだん慣れてくるのか、頭は常に真っ白になってしまった。
いつのまにか頬は涙で濡れていた。それに気付くことも出来ていなかった。
足も相変わらず無理やり立たされ、手首には、見えないけれど、赤い縛り痕が付いている気がした。
「うぅっ・・・ふぅ・・・っ・・・んっ・・・」
だんだん声も出せなくなってきた。気持ち悪い。
しゃがみこんだまま、ずっと下を向いたまま。
顔も見えず、いつものことだけれど、今回は余計になにを考えているのか分からなかった。
なにを言えば、許してもらえるのかな。
ごめん、って言う理由が分からないから、ごめん、っていう言葉は言えない。
意識が、遠退いていった。
はっと気が付いて飛び上がると、私は真っ裸でベッドから飛び上がっていたようだった。
一瞬、状況が飲み込めなくて、辺りを見回すと、殺風景な部屋がそこにはあった。
そして、隣で静かな寝息を立てているのは、毎日のように見る金髪のこの男だった。
推測からいけば、どうやら私はあのあと本当に意識が遠退いてしまって、気絶でもしてしまったようだ。
さっきは勢いと反動で飛び上がったけれど、体を動かすのが辛くて、もう一度寝転ぶと、もう動けなくなってしまった。
都合良く体はヒル魔くんのほうを向いて、ヒル魔くんは、左腕を枕にして体をこっちに向けて眠っていた。
あなたを襲っているものは、一体なに?
どうしてそこまで、『家族』に敏感になるの?
私は夢見の馬鹿だから、悲しい家族悲劇があっただとか、そういう妄想しか出来ないよ。
あなたが言ってくれない限り、私はあなたの苦しみも共有できない。
急に哀しくなってきて、頬骨の尖った肌に、左手で触れた。
458 :
ヒルまもダーク4:2005/12/31(土) 04:15:27 ID:Ocwc23om
「謝んねえぞ。」
予想外に声が出てきて、びっくりした。
目は閉ざしたままなのに。
いつから起きていたのだろう。
「期待してませんから。」
そう言い返した。
笑う気にはなれなかった。
「お母さんに連絡してない・・・。」
「偽名で連絡しといた。」
「・・・どうもありがと。」
癪だけど、とりあえずお礼を言う。
唇を尖らせて、ちょっとぶすっとした顔をしているときに、まったく上手なタイミングで目を開いた。
「ブサイクな顔だな。」
「うっ・・・うるさいなぁ・・・!なんでいきなり目開けるのよ!」
左手で目を覆ってやろうと思ったら、その腕を掴まれて、そのままキスされた。
掴まれた腕、やっぱり縛り傷が出来ているのか、握られて痛かった。
でも、あのときの爆弾のようなキスとは違って、とても甘くて柔らかくて、腕の痛みをうまく紛らわされてしまった。
「・・・俺の家族について知りたいか?」
唇を離されたと同時に、息が掛かるほど近くで、そう訊かれた。
コクリと頷く。
長い指が、私の顔を指した。
「俺と、お前と、俺とお前のガキ。俺の家族だ。」
ケケケッと言いながら、白い八重歯を見せて笑った。
やけに乾いた笑いだと感じたのは、私の勘違い?
私も、にっこり笑って見せた。
そうやって、また、あなたは上手に誤魔化すんだね。
the end thanks very much for reading...written by mugetsu
もっかい謝っとこ。ごめんなさい・・・。しかも結末びみょう・・・!?(ここまで自虐しといて投稿してしまつた・・・)
二人の価値観の違いがストイックですばらしい。
ヒル魔は父親似かな?
GJです
ひるまもごちそうさまでした
461 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 14:09:32 ID:k7lNsnLT
GJ!やっぱりヒルまもはいいな
GJ!!
おいしかったです。
新年と言えば姫初め。
セナまもきぼん
相内ヒナちゃんきぼん
466 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 12:42:34 ID:iQ8OutW7
コミックスもはつばいされたことだしヒルまも頼む
コミックスか…買わなきゃ。
コミックス読んだらトガ鈴が一気にキタわぁ…
トガ鈴シーンあったっけ?
470 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 00:24:37 ID:Wp+Fazd6
どっちかって言うとヒル鈴ジャマイカ?
鈴音のあだ名一覧じゃないか?
ブロちゃんは嘘だと思いたいんだが……。
472 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 16:47:22 ID:0YXRAMz+
ワシは黒鈴だと思ったが…
そう、鈴音が戸叶をあんなに打ち解けた様子で呼んでたことにもえた。
474 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 17:19:32 ID:GXOfjFZ5
また本誌で筧でてきてくんねーかな・・・
神は降臨しないのだろうか…
476 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 23:40:38 ID:gRWrQMyk
コソーリとネタフリしてみる
場面は17巻末くらい。
敗者復活戦があるとギリギリまでメンバーが聞かされないと想定、皆がいなくなった後に落ち込んでいると思い込んだまもりがヒル魔を元気付けようとする→食べられるWW
同じような感じでセナ鈴も考えられるのでは無いか。
では神を待つ。長文スマソ
ヒルマの上下白コーディネートは正直ホストみたいです。
478 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 08:30:29 ID:8z9290cb
過疎ってるな…アゲ
479 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 20:15:45 ID:ninzKtlf
神降臨キボン。
書きたいけどなかなか時間が取れない、とコソーリ言ってみる。
いっそもっと絵のスキルをあげて同人やりたいくらいだけど、それができる頃には連載終了してそうだ…
セナ鈴がほとんどないのが腑に落ちないなー。
ってエロパロ板で言うことでもないか。
481 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 03:48:49 ID:9QvHDbSe
連載終了しても同人続けてる人はいっぱいいるぞ。
応援するノシ
セナまもキボン
>>477 黒木の上下黒コーディネートに黒髪長髪もホストのようですw
抽選会場前で片目が髪で隠れてる姿なんてどうよ
どう見てもホストです(ry
ヒルマの全身白に示し合わせたようなまも姉の白ブーツを見て
ひそかにここのこと思った私が通りますよ・・・
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 15:57:16 ID:FaqkI+Hk
あのブーツにはヒルまもを匂わせる意味が……
どうせ無関係だろうな
ひるまも成分が不足じゃー
487 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 23:16:45 ID:FaqkI+Hk
成分?
セナまもキボン
セナ鈴がいいな。
もしくは恋が浜(だったか?)バカップルとかw
新しいな・・・>恋が浜
新しいけど誰も書かない予感がするな・・・
495 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 03:21:50 ID:VBnARbQH
やっぱ鈴音だよな。
新しい・・・・新しい・・・・?
きっどんとか、りっくんですか?
・・・・・・接点ねぇな。
あ〜〜〜、でも、あの筧鈴小説は最高だった。
もう職人さん来ないのだろうか・・・・?
やっぱセナまもだよ。
そろそろ若菜たんを・・・
需要と供給が成り立ってないな…
一筆とってみたいと思ってみたりするが…最近蛭まもが需要無いみたいだからどうすべきか…
そんなことはないんだが…
どこをどうみたらひるまもの需要がないと思えるのか。書く気があるなら書けばいいのに。
カップリングなんか気にせず書いてくれれば良いのに
なんでもおいしくいただきます(雑食)
同じくなんでもいただきます
505 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 02:16:42 ID:K1S3ZXb5
もぐもぐ。
ごっくん
まだまだ食べられます
腹ペコ狼は若菜でも喰ってなさいハァハァ
509 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 04:57:55 ID:KwIZUywd
小春たんも大好物です。
510 :
試し書き:2006/01/20(金) 10:21:55 ID:UAtfbBH9
初、SS。ちょっと投下しても良いだろうか?
エロくはないがとりあえず純情編っていう事で。
カプリング:ヒルまも
よいです!
ヒルまも求む。
512 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 10:53:58 ID:WwyZjSK4
513 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 13:00:59 ID:UAtfbBH9
時間かかってスマソ 投下:
糞マネが髪を切った。あの試合の日を境目に。
まあ、どうでもいいことだが前よりも好く感じられた・・・糞、俺には関係ないが。
糞マネはこの俺サマの非常に利用価値のあるシモベだ。それ以上でもそれ以下でもねえ・・・関係ねぇ…。
だが、セナがアイシールド21だと知った後のアイツの顔は予想以上にすがすがしく、しかしどこか寂しげだった。
俺もアイツにあんな顔をさせられるくらいの位置にいけるのだろうか。
まったくもって一生の不覚、どうやら俺はぼんやりアイツを眺めていたようだった。
「…ヒルマくん、大丈夫?ぼ−っとして。」
俺と糞マネは抽選会が終った後、次の試合『神龍寺ナーガ戦』に備え対策をたてに部室に来ていた。
他の奴らは当然地獄の特訓中、この部室には俺と糞マネ二人きり。
いつもと同じ。
「ああ…、なんでもねぇ。」
514 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 13:04:04 ID:UAtfbBH9
「ああ…、なんでもねぇ。」
整った眉をひそめ俺を心配そうに見つめる姉崎。
…違う、こんな顔じゃねぇ。俺が求めているのは。
馬鹿が付くくらいお人好しで気の利く糞マネ。誰にでも分け隔てなく接し男女共に人気も高い。加えて容姿端麗、頭脳明晰・・・頭のいいヤツは使える。
そんな理由から俺は糞マネと行動を共にすることが多くなっていた。
「そう?・・・ならいいのだけど。」
ふんわり微笑んだ糞マネは妙に美しかった。
短くなったものの、柔らかそうな栗色の髪。
首筋が顕になり前は全然なかった色気が増したみたいだ。
(セナの影響・・・か、)
胸の奥がチリチリする。状況がどうであれ、他の男に簡単に揺さ振られる糞マネが。
・・・あぁ、セナだけは特別だっけか。しかし俺と糞マネはただのキャプテンとマネージャーの関係。
アイツがどう変わろうが俺には関係のないことのハズだった。
515 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 13:06:39 ID:UAtfbBH9
「ねぇ、ヒルマくんっ。本当に大丈夫?」
突然目の前に広がるブルー。
「!!」
顔が近い。アイツから甘ったるい香りがした。
「疲れているんじゃないの?今日は切り上げよっか。」
額と額が触れ合う、吐息のかかる距離。肩に置かれた華奢な細い指。
・・・糞っ!!なんてこった・・・!
セナ離れしたと思ったら今度は無差別に母性愛を振り撒きやがる!!
「・・・ナニ、してんだ。テメェ・・・。」
動揺は…悟られてないハズだ。
糞マネはとことん鈍いから。もてるのに本人に自覚がないから質が悪ィ。
頼むからこういった事はセナだけにしてくれ。
さっきまではセナすら気に食わなかったのになんて、その事実にはこの際目を瞑る事にした。
「…熱でもあるのかなって。ゴメン、嫌、だった?」
ゆっくりと離れた姉崎。その瞳はいつか見た、あの寂しげな瞳。
俺は咄嗟に糞マネを腕のなかに閉じ込めていた。
516 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 13:07:46 ID:UAtfbBH9
「ちょっ・・・!!何・・」
「バカ、・・・無理すんな。」
俺らしくもない甘クセェ台詞に姉崎の躰から力が抜けた。
「なん、で・・・?」
混乱してロクに判断が出来なくなっているんだろう。『何で』?なんて。俺を誰だと思ってんだ、コイツは・・・。
「・・・分かりやす過ぎなんだよ、テメェは!」
姉崎の瞳が俺を写す。大きく見開かれたブルーの瞳。俺はその瞳のなかに未来の、あの大陸を見た。
「ごめんなさい。」
頼りない謝罪のことば。ソレは一体誰に?何に対して?
「謝るな。」
再び近づく顔と顔。俺たちは自然に唇を重ねた。
517 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 13:13:47 ID:UAtfbBH9
とりあえず以上です。
改行とか文が長すぎとか色々規制があってわからなかったよ。
区切りすぎで読みずらくてゴメン
GJ!
これは続くのかな…?あるなら続きキボン(´∀`)ノ
よし、頑張ってみるよ。
時間かかるかもしれないけど気長に待ってて欲しい。
全然桶!!
ユターリとお待ちしていますよ(^▽^)
ワクテカしながらまっております
甘酸っぱいな。待ってます。
523 :
試し書き:2006/01/22(日) 21:40:34 ID:kcShAN1f
前回ヒルマ視点だったので、次はまもり視点で。
同じく純情編です。
なんとかエロに持っていけそうなんだけどな・・・(´・ω・`)
精進するよ。
524 :
試し書き:2006/01/22(日) 21:41:50 ID:kcShAN1f
ヒルマくんが『優しい』ことなんてとっくに知っていた。
第一印象は最悪、学校はおろか社会の規則すら守らない型破りな存在が私には許せなかった。
そのため私は彼、ヒルマくんを更生させようと風紀委員に入ったんだっけ。
・・・今、思い出しても恥ずかしい。
本当大切なのは本質、私は物事を表面的にしか見ていなかったのだ。
だからずっと一緒に居たセナの、本当の姿に最後まで気が付けずにいた。
「ごめんなさい。」
面倒なこと、キライなのにね。ヒルマくん。
私は自分なりに大丈夫だと思ってた。セナ離れ出来たと思ってたのに・・・。
「謝るな。」
鋭い眼光が私を射ぬく。自然に、私は彼を受け入れた。
ひどく優しく触れ合う唇。ヒルマくんてやっぱり大きいな。
腰に回された腕の感触、回した背中の広さにぼんやりとそう思った。
「…オイ、いい加減離れろ。」
どれくらいそうしていたのだろう?
気が付けばとっくに日は暮れて、外ではみんなの声がする。
「…ごめんね、ヒルマくん。」
そっと彼のシャツの裾を握り締め離れた。まだ離れたくはなかったけれど、これ以上甘えているわけにもいかなかった。
525 :
試し書き:2006/01/22(日) 21:43:43 ID:kcShAN1f
「お疲れ様でした!」
「っした!」
その日の部活動も終わり、部室には取り残された私とヒルマくんの二人。
先程のキスのせいでどことなく気まずい・・・
そろそろ私も帰ろうかな。
後片付けも終え、私がカバンを持ち上げると同時にヒルマくんがノートパソコンを閉じた。
「糞マネ。」
ドキリとした。名前をちゃんと呼ばれたワケじゃないのに。いつもの変な呼び方されてるのに。
彼の細く長い指が私の顎先まで伸びてくる。
困惑とか疑問、なんて考えもつかなかった。つまり私も彼を望んでいたのだ。
526 :
試し書き:2006/01/22(日) 21:46:52 ID:kcShAN1f
とりあえず読んでくれてありがとう。
こっ恥ずかしいね。自分の高校時代はどうだったかなと考えてしまったよ。
527 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 04:10:31 ID:HpQwW9X5
うぉぉぉぉ激しくGJΣd(・∀・)
こういう淡い純愛モノ好きだ。
続き待ってまつ。
GJ!!めちゃくちゃ純愛だなぁ(^!^)y
続きを激しくキボン!早く読みたい〜作者さん頑張れ
529 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:06:21 ID:Z1cEKHGj
GJ!
悶えながら続きを松
続きまってます!!
ヒルまも新作来てたの見て、ゆっくり読もうと用事すましてワクテカしながら戻ってきたのに違ってた・・・。
幻までみるようになったかorz ヤバス
幻覚じゃ(゚∀゚)なかった!
勘違いだった。今から読んてくる。スマソ。
533 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 16:08:16 ID:KbLo/g00
管理人おつ
533が見れない…何??
536 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 00:36:31 ID:1y03iqe5
ヤー!ハー!ピュッ!
職人さんいなくなっちゃったのか??降臨を激しく松のみ
俺も上のヒルまもの見れない…覗けた人情報キボン
538 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 20:07:09 ID:TyLSbU33
539 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 21:34:13 ID:/15bYJtw
へったくそだなー。なにもかもが。
540 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 01:58:07 ID:LO5VFZ6G
どう考えても管理人の宣伝です。
本当にありがとうございました
ヘタクソすぎなんだよ氏ね
どう考えても私怨晒しです
皆どうしてスルーしないんだ
坊やだからさ
543 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 16:35:03 ID:LL0jOCJF
セナ鈴書いてみたいんだけどさ〜なんか鈴セナになりそうなんだよねorz
職人さんのよみたいなぁ・・・
>>543 取り敢えず晒してみようぜ
そうしないと職人さんはおろか何も来ない
ヘタクソとか言われてると逆に見に行きたくなる。
>>545 いけ、下手だと解っていけば、想像の斜め上を行くからw
やっぱり見れない…なんでだよ!
下手だと言われると逆にすっげー見たいよ( ̄□ ̄;)!!
そのまま携帯からじゃ見れないんじゃね?
通部羅かパソで
548
わかったパソから行ってみる!
なにこの糞な流れ。厨だらけか。
花伝書にはこうある「それは言わぬが花」
職人様はいなくなってしまったのか?
そろそろSS読みたい。
クレクレ虫スマソ…
職人様はもういないんだ、
でも、君も職人様だ
それが君の運命なんだ。
つ「セナ鈴希望」
ひるまもの続き激しくキボンヌ
セナまもキボンヌ
ここってエロなしは投下しておk?それともNG?
個人的には起承転結がしっかりしてる、小説として面白い奴ならエロなしでも読んでみたい
エロ無し空気SSはいらない
一番読みたいのは抜けるがっつりエロ
いつかの盤戸3Pは神だった…ああいうのキボン
ここのってエロ薄いの多いよなぁ。
前にエロ薄いSS投下した自分が言うのもアレだが('A`)
ラブラブ和姦で濃いのを書くのは難しい…
ヒルまも投下してもいいだろうか?
エロ度は低め(進むにつれて入れていくつもりだけど…)
元ネタは476さんの案。
もし東京三位までがクリスマスボウルに進める事をその場でヒル魔が言わなかったとしたら…という半パラレルものです
黙って投下すれば良いと思うよ
今週のザンプで進若熱が萌え上がってしまった
どうしよう(;´д`)ハァハァ
>>559 クリスマスボウルじゃなくて関東大会?
563 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 18:34:48 ID:1xXvHO8h
セナまもしか読まない
セナまもいいよね。
本編ではセナまもの流れはもうなさそうだもんなぁ・・・。
ありそうなのはヒルまも、セナ鈴だけだな
パロなんだから、本編でありそうだろうがなさそうだろうが作品としてまとまってりゃ無問題
>>563 カプ厨乙
わざわざ宣言しなくていいから
読みたくないのは黙ってスルー汁
原作者は絶対セナまも派だ!
そう思っていた時期が俺にもあry
高若いねーなー
若菜萌へ
570 :
ヒルまも:2006/01/31(火) 23:28:55 ID:t3RDgefl
投下します。原作の流れを無視してるので嫌な方はスルーしてください。
ピー−−−−−……
試合終了のホイッスルが鳴り響く。
ホイッスルの音と共に、私たち泥門デビルバッツのクリスマスボウルへの夢が途絶えた。
学校に戻るまで私たちは、疲れと悔しさからか、誰も何も言わなかった。
「オイ、糞部員ども、来週は3位決定戦だ。気ィ緩ませんじゃねーぞ、分かったな!」
「えっ…?ちょっと待ってくださいよ」
「何だ、糞サル」
「それだけ?ヒル魔先輩、他にも言う事あるでしょ!?」
「ねーよ。さっさと帰って寝ろ」
そう言うとヒル魔くんは部室の中に消えて行った。
571 :
ヒルまも:2006/01/31(火) 23:35:41 ID:t3RDgefl
他のみんなはまだ話しをしていた。
みんな、まだ分かってない。
蛭魔妖一が本当はどんな人間なのかを。
アメフトが誰よりも好きで、いつもデビルバッツの事を一番に考えてる。
人の気持ちには敏感なくせに自分の弱さは絶対に見せようとはしない。
みんな…本当に分かってないの!?
私はやり切れない思いに押し潰されそうになりながら口を開いた。
「みんな…今日負けて一番悔しいのは誰!よく考えて。クリスマスボウルにラストチャンスだった栗田くんやムサシくん、雪光くん。そして…ヒル魔くんでしょ。一番の勝ちへのこだわりが強い。みんなはすぐ傍で見て来たじゃない」
「まもりサン…」
ちょ…おま…
続き書いていけよ!!
おながいします
なんか…>571のまもり知ったかでしゃばり過ぎて胸糞悪い
もっと性格よくしてくれ
本編と大差ない
保守
神龍寺ナーガを取材してる内に、次第に雲水を目で追うようになったリコ。
阿含はそんなリコの心に踏みにじるかのようにリコを襲う。
「いいだろ…?…おんなじ顔なんだから…」
雲水と同じ顔で同じ声で陵辱されるリコ。
リコはただただ耐えるしかなかった……
みたいなのを妄想しました。
上手く文にできたら投下してみたいです。
待ってる。頑張れ。
アゴンはエロくて鬼畜でテクニシャンぽいから良い。
リコをもう、お父さんに顔向けできないようなエロい目に合わせてやってね。
>>580 超がんがれ!!
その設定だけで抜けそうだハァハァ
楽しみにしてるぜ!
ていうかアゴンと雲水おんなじ顔だっけ
584 :
阿リコ1:2006/02/10(金) 01:01:24 ID:/TFQre8O
最初らへんだけできたのでとりあえず投下します
阿含と雲水……よく見たら顔のパーツが似てると思うんですが…自分だけか?
拙い文ですがどうぞ
「ひゃあ……ぁ…ぁあ…!」
どうしてこんなことになってるんだろう…
リコはひたすら頭の中で考え…絶望した…。
リコはここのところ神龍寺ナーガの取材ばかりしていた。
しかし、それは取材3割、下心7割だった。
リコは取材を繰り返す内に、神龍寺ナーガのQBである金剛雲水に惹かれていった。
努力を怠らない姿、的確な作戦、仲間に信頼されるその優しさ、
全てが魅力的だった。
そんな男に惹かれたリコは、東京在住にも関わらず毎日のように神奈川の山奥にそびえ立つ神龍寺学院まで通い詰めていた。
そんなリコの想いは、あまりに積極的すぎて神龍寺ナーガのメンバーにはバレバレだった。
気づいてないのは、当の本人である雲水ぐらいである。
そして勿論、この男だって気づかない筈がなかった。
「リコちゃん、久しぶりだね」
「へっ……………っ!?」
「こないだのインタビュー以来だね、今日は取材?」
そう、リコの想い人、金剛雲水の双子の弟でもある、金剛阿含である。
「え、い…ははははい…その…!」
あのインタビュー以来、リコは阿含にビビりまくっていた。
「今日は俺を取材してくれないの?」
と、また女性用スイッチを装着して話しかけてきた。
もうそんな甘いマスクを被ってもリコには効かないというのに。
「へ……あああああの…っ…たまには他の選手も…って…!」
585 :
阿リコ2:2006/02/10(金) 01:02:28 ID:/TFQre8O
それを聞くと、阿含はにっこりと無垢な表情を浮かべながらリコに近づいた。
「あっ…ああああの…何か…!?」
阿含の影の中でガタガタ震えながら身構えると、阿含は優しい声でこう囁いた。
「雲水がさぁ……リコちゃんと二人で話したいんだって……
アイツ奥手だから自分で誘わずに俺に頼んできたんだよ……」
それを聞いたリコは、心臓を跳ね上がらせ頬を紅潮させた。
「ほっ……ホホ…ホントですか!?」
「ホントだよ………アイツかなりリコちゃんの事気になってるみたいだから……
話くらいしてやってくんないかなぁ…?」
「は、はい!勿論です!わ、わわわたしでよければ…!」
それを聞くと、阿含は勝ち誇ったようにニヤリと笑い、またすぐ表情を戻し、
「じゃあ……練習終わったらアイツの事呼んでおくから……そうだな……
あそこ、離れがあるから、あそこに雲水行かせるから待っててくれる?」
と、優しげに告げた。
リコは、嬉しそうに笑顔を零れさせながら
「はいわかりました!じゃあ先に行って待ってますね!」
と、言いながら離れの方に走っていった。
それを鋭い目つきで見送ると、次にある人物の所に向かった。
「阿含!また練習が終わる頃に来たな!今日こそ練習に参加しろとあれ程………
「まぁまぁまぁお兄様!………なぁ……お前さぁ……最近よく来てる記者の女の子
気になってるんだっけ…?」
そう言うと、雲水はわかりやすく顔が赤くなっていった。
「……は…?そ…そそ…そんな事お前に関係ないだろう…!」
「それが関係あるんだよねぇ………あの子、今日お前に話があるってさ」
「へ…お…俺にか…?」
「そ。ちょっと支度があるから6時にあの離れに来てほしいってよ」
そう伝えると、雲水は満更でもないような顔をして目を逸らした。
「っつー訳だからちゃんと行けよ」
「わ…わかった…。で、でも…お前が思ってるようなやましい事はないからな!
あくまで取材の………
586 :
阿リコ3:2006/02/10(金) 01:03:54 ID:/TFQre8O
「はいはいわーったから!………頑張ってねオニイチャン」
と、阿含はふざけた表情で雲水の背中を叩いた。
雲水は、少し腑に落ちない顔をして、片付けを始めた。
阿含が後ろで嘲笑ってるとも知らずに。
阿含は自分の右手首にはめられた嫌な光を放つ腕時計を見つめた。
PM16:48
「………6時まで十分時間はあるな……」
阿含は笑った。
顔でも、心の中でも。
とりあえずここまで。
今からどんな陵辱にしようか考えてきますノシ
続き楽しみにしてるよ。
雲水かわいそす
だがそれがいい
なに今週のセナ鈴
問題は鈴音の左手が布団の下でどの位置にあったかだ
甘酸っぱいなぁ
恋愛要素を描くのが上手いとはね・・・
>>589 あのメール打ちながらあの表情でオナってたらむしろ退く。俺的には。
メール打ち終わってから携帯でオナったら神。
そして翌日修理に出されるor買い換えられ・・・
まーそんなこたどーでもいい。
作者がセナ鈴をどんどん公式設定にしてくれてるのがうれし過ぎて◎。
背景の一部扱いで良いから、久しぶりにひるまもが見たい。本誌で。
最近の髪形の変化についていけませんよ
ていうかなんで変える必要が……orz
セナまも下さい
598 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 09:41:48 ID:EnlLHd44
その目先のスレをageるためだけに
天賦の才を悠々と注ぐ
599 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:05:37 ID:X5Ov24LI
セナまもマダー?
「セナ…ぁ…そ、んなところ触っちゃ……嫌ぁ……」
「わ、まもり姉ちゃん、すごい……染みが」
「ヤダっ…!恥ずかしい……ひゃっ、あ、ああぁぁ」
「へえ、敏感なんだ?……ふうぅーっ…」
「イジワル……っ!息っ…なん…て!ふき…っ!かけ…ないでっ……!」
「ごめんごめん。じゃあ……いくよ?」
「…………うん」
「よっ、と」
「……イタっ!痛ぁぁぁああああああああいいいいい!セナ、いたいいいい!!」
「そ、そんなに?あ、血が…」
「はやく、して……」
「うん、もうちょっと我慢してね」
「うん……でも、やさしく、ね?」
「頑張ってみるよ」
「ああ、痛かった」
「ホント痛そうだね、このすり傷」
「うん……ありがとう。絆創膏、張り替えてくれて。」
「前のは随分血の染みがついてたもんねえ」
「ほんとよ恥ずかしい……ところでセナ、途中で息吹きかけたりしてくれたわね?」
「あ、それはその」
「ん?」
「……ごめんなさい」
「わかればよろしい」
「……まもり姉ちゃんの反応が、あんまりにもかわいかったから……」
「んん?なんか言ったー?」
「え、いや、なにも」
「そう?」
「うん!」
「……また、セナに替えて貰おうかな、絆創膏……。そんなに、喜んでもらえるなら」
「聞こえてたのぉぉおおおおおおお!?」
ネタレスのはずがなんか途中からシチュに萌え始めてしまって自分でもよくわからんことになってしまった
601 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 06:48:59 ID:zYhrFd7I
抜いた
乙&GJ!
はぁはぁすますた。
セナまもカワユス。
>>阿リコ
リコ気になってたけど
まさか読めると思わんかったので嬉しい。
604 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 21:08:13 ID:XaBqNia5
過疎
605 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 14:18:04 ID:53O1ANTs
保守正拳
阿含と一休がまもりを犯す
3Pとか誰か書いてくれませんか!?
場所は神龍寺の部室とかで、覗いてた雲子ちゃんも
辛抱堪らなくなって4Pに!とか…。
快楽のままにいい股を犯す阿含。
「鬼気持ちいい――!!」と無邪気に性欲をぶちまける一休。
自責の念に駆られながらも付き動かす腰を止められない雲水。
誰か…!通りすがりの職人さん!!
妄想を物語りにして下さい!!!
だが断る
そこを何とか…
609 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 20:04:53 ID:DJq0zzsc
最近、鈴音や小春たんがいない・・・(´・ω・`)
610 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:18:19 ID:gV9XeBgR
突然すみませんが過去スレは
どうやってみればいいのか分かりましぇん。
心優しい方教えて下さい。
だが断る
な…何よ貴方この間から意地悪ね!!
>>610は釣りなの?あげてまで言うこと!?
>>3に書いてあるじゃない!
なんにしろ断る
18巻コタジュリ来た!
4回目はうなずいてしまうといいよジュリたん
鈴音たんとまも姉のお風呂もキタコレ
鈴音の裸想像してるセナやら髪の濡れた鈴音やら
萌えますた(*´Д`)
新刊出たってのに盛り上がんねえorz
617 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 02:52:22 ID:CmoJR6lt
保守
618 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 07:13:54 ID:9aOc1QQN
進って絶対にエロパロにもならなさそう。
それにしてもセナとまもりみたいな関係は良いやね。
恋愛云々関係無しに。セナが招待明かした場面はこの漫画一の名シーンだ
と思う。
正体明かした直後だけは「なんにも見てなかった!」と泣いたけど
試合後にセナが倒れたときには「あれ、セナはまだ?」だったのに?
しかもセナが寒気を感じただけで山ほど薬取り出して、ズレた過保護が治ってない。
鈴音のほうがよっぽどセナを理解していた。
幼馴染みってウソだろ?
正体バレをここまで意味不明にされたら萌えるに萌えられねぇよ。
盛り上がったのは正体明かした一瞬だけだったな…。
ずれた過保護だなんて、そんなギャグのような細かいところまで見ようとは思わんがな。
昔は守られてばかりだったセナが、今は強くなったという事を最も顕著
に象徴しているシーンだと思う。で、強くなろうとしたのは、やはりま
もりの影響が大きいわけで。セナの物語という意味じゃあ、ここで終わっ
たところで問題は無かった。
で、この漫画は萌えの概念でしか見ちゃいけないのか?
>>619 セナ自身がまもりに正体隠そうとしていない、まもりもセナをほとんど見てない、
というお互い興味を持ってない描写ばかりの中でのバレだからポカーンだよな。
カタルシスの欠片もない、その上セナはまだ&迎えるのは鈴音。
お互いうっとおしかったんだろな、まあそういう所がリアルな幼なじみじゃね。
>618
でも昔ここで見た進まもや進若は良かったよ
進じゃなくていいからまた王城物も読みたい…
ほしゅ
625 :
ディマシオン:2006/03/23(木) 13:21:15 ID:l58Fxggj
誰かセナ鈴書いて下さいー。
626 :
ディマシオン:2006/03/23(木) 13:22:27 ID:l58Fxggj
誰かセナ鈴書いて下さい
>>619 今までずっと続けてきた事がそう簡単に直るわけないだろ
心配してる気持ちに嘘は無いんだし、急に過保護じゃなくなったらまもりじゃねぇw
背が伸びたかどうかが分かるのは背の近い人間の方が気付きやすいからな
俺は別に不満は無い
つうか漫画にカタルシスなんか求めねぇよ
>>627 デスマーチあたりから過保護じゃなくなってたのであれはまもりじゃないということですね
つーかまもりアンチはなんでそこまで必死なんだ
二次元のキャラだからどうでもいいだろ
まもりアンチというか昔のまもりに戻って欲しい元ファンですよ
いまだに夢見ていられるファンがうらやましいだけ…
とりあえずいい乳しとるなーとは思う。
セナが成長してるのにいつまでも元のまもりのままだったらそっちのほうが嫌だ。
みんな変化していくのがいい。
変化はいいけど急に過保護が直るのも変だろ
正体を知らないうちはちゃんと過保護の描写をしておいて、
正体バレしたら過保護が直るようにしないと
18巻裏表紙の涙の意味がなくなるわけだが(事実、何の意味も無い涙だった)。
神龍寺戦前も、同じ場所にいるのにまもりは勘違い過保護で
セナの本当の心の機微に気付くのは相変わらず鈴音の方
幼馴染として過ごした十年のなんと軽いことよ
まあヒルまもとセナ鈴萌えなんでそんなこたーどうだっていいんですけどね
>>606 それイイ!めっさ興奮した!!
三人もw相手する女の子は、やっぱリコか?まもり?
文才があればなあ…………
ここって絵はうpしない方が良いの?
SSの投下がないせいで肌荒れしてるな……
>>636 半角二次元板?だかお絵かき創作板にどぞー
639 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 15:34:37 ID:QObujibr
/i iヽ
! !、 ___ / ノ
ヽ ヽ、 ,彡フ ̄  ̄ヽミミ、/ /
ヽ フ'' く /
_ 〉' ヽ/,_
(ヽi, /;ヽ i/ )
i ! ,,_____ノ、i;;iヽ、_____、 i i 同じ板にコピペするとそのままだけど
! 'ヽ__●ノ' 'ヽ_●,ノ ,ノ i 違う板にコピペするとかわいい美少女の顔
!、jヽ、 ,- ;; -、 / _ノ に変わる摩訶不思議な鬼コピペ。
〉 /,、''`ヽ__/` ' ,、' )
'!, ヽ`t-,、__, -'イ/ /
ヽ ヽt,=,='='=イi /
\ `'"~⌒~"' ノ
>>633が全てを表わしている。
んな簡単に人の性格が変わるかっての。
しかし孤高の人が多い漫画だ。
>>641 変わるときは変わるけどね。
特定一部分が強烈なショックで反転する事例は結構ある。
犬好きが咬まれて犬嫌いになるようなもんだ。
過保護がセナにとって害悪だと気付いたのに
それでも過保護したら確信犯じゃん。ただの嫌がらせじゃん。
害悪と気付いたというわけじゃないだろ
セナがたくましく成長していたことに気付かなかったことや、それまで21=セナと考えることすらできなかった自分が情けなくて涙したんだ
たくましくなったから過保護はいらないとすぱっと切り捨てることはそうそうできるもんじゃない。
というか、そこまでいっきに変えたらキャラが変わりすぎてまもりじゃなくなるよ?
邪魔=害悪ではないと解釈しています
邪魔は成長を抑える感じ
害悪はマイナス成長でないかと…
本スレで話せって感じだなorz
害悪でも邪魔でもいいが
どちらにしても確信犯だよ。
頭のいいまもりさんはセナに対してだけ何もかも鈍感すぎますね。
何でまもりがこんなに叩かれてるんだろう…。
セナってもともと弱くは無かったと思うが、そこからより強くなろう
とした理由ってまもりによるところが大きいと思う。過保護自体はと
もかく、それを除けばまもりは成長の害悪どころか邪魔にすらなって
るとはとても思えないが?今の段階で恋仲になるとか絶対無いと思うが、
セナが今の強さにまでなれたのには、すくなからずまもりが影響している。
邪魔扱いしてるのは一部の読者だけだし
確かに
普通はそんなこと気にしない
過保護は控えたいけど世話焼きはやめられないんだろ。
「セナには危ないからダメ」って言わなくなったのは大きな変化だ。
セナはセナでまもりにもう強くなったんだと胸をはって言えるようになったからアイシールドを外したんだし、
隠し中はともかく今となっては結果的によかったねと思うのだが。
セナが弱かったのはまもりの過保護や精神的な否定(ギャグだが)があったからだろうが、
離れたことで成長したんだからまもりはきっちりと物語の役割こなしてると思うがなー
今のヒル魔を見るとサゲマンなのは分かるが
セナとまもりは、心の通じ合った状態での会話が一度も無いそうだ。
読み返してみたら確かにそうかも…
デスマーチ終わりから、会話自体がまったく無いけど…
そういう話は本スレでやりなはれ。
だれかSS投下しなはれ。
いやマジで
そこで、最近キャラの破綻がひどいから
なにも浮かんでこないという話に戻る
原作がしっかりしているからこそ妄想が広がるんじゃよ
なんだかんだ言ってセナまもが人気ある件
セナまも同人って少年×お姉さんのテンプレみたいなのしか見たことない。
もっとあのふたりっぽいの読んでみたい。
本編はセナ鈴のほうが萌えるけど。
リコ萌え。
もう一年以上まもりが本編に出てこないから萌が続かないんだ。
なんかよく似たキャラにはまったく興味無いし。
早く再登場してくれないかなまも姉〜
阿リコの続きをめっさ待ってます。
マイナーかもしれんが一休×まもり読みてえ
662 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:05:58 ID:TXcA/ond
このスレでここんとこまもりさんの評価ががた落ちなので、時勢に抗うべくSS書いてみましたよ。
エロが無いのが申し訳ない。
しかも長い。
一人称って書きなれてなくて読みづらいかも。
エロく無いのに長いのって無駄じゃね?
しかも自分で読みづらいとか言うのマジありえなくね?
読むのうざったくね?
とかいわずに読んでやってください。
長いですけど。
663 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:06:58 ID:TXcA/ond
試合が終わった。
盤戸に勝った。
ギリギリだったけど、勝てて本当に良かった。
これで関東大会に進める。
日中は熱いと感じるくらいだった太陽は姿を隠した。
深い藍色をした東の空に、ぽつんぽつんと、星が輝き始めている。
足元を風が通り過ぎていった。
少し、寒い。
「ふぅっ……」
わたしは肩を丸めて、小さくため息をついた。
このチームは毎回毎回、得点差ギリギリのきわどい試合ばかりだから、マネージャー兼主務のわたしにだって、勝敗の責任が十分にある、と思う。
ひとつ作戦が通れば、逆に通らなければ。
情報分析が正確なら、逆に足りていなかったら。
そのワンプレイだけで試合が決まることもありえる。
そう思って、選手の皆と同じくらいに気を張っているから、試合が終わるとひどく疲れてしまう。
だけど今日疲れているのは、そのせいだけではない。
まぶたを閉じると今でも鮮明に思い出せるほど、
いや、意識していなくても自然とその光景が浮かんできてしまう。
衝撃を受けた。
セナがアイシールド君だった。
こうして目を閉じると、ありありとその光景が浮かんでくる。
思い出すほどに、むしろ記憶は鮮やかさをますみたいだ。
その姿は、異様なほど現実感を持っている。
ゆっくりとヘルメットを外す手、細い指、
あらわれたのは、自分の意思を、強い意志を秘めた瞳。
プラスチック製のアイシールドが落ちた。軽い音。
セナ。
ひとつひとつは見慣れたはずなのに、今までとは全然、違って見える。
そのとき、わたしは何か言ったはずだけど、覚えていない。
セナが言う。
「いままでで言えなくてごめん」
「でも、僕行かなくちゃ」
「だって、僕は――」
アメリカンフットボール選手、だから。
背中が、そう言っていた。
フィールドへ向かう背中。
私を置いて、行ってしまう背中。
そして光景がぼやけていくのは、驚きのあまり目の焦点が合わなくなってしまったことともっと簡単な――涙のせい。
664 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:07:38 ID:TXcA/ond
「セナ……」
試合が始まる直前だから、ちょうど半日ほど前のことだ。
今思い出してみても、胸がずきずきと痛い。
セナがアイシールド君だった。わたしはそれに気付かなかった。
随分と長いあいだ。
間抜けだ。
セナと、どういう顔して話したらいいか、わからない。
そのときの光景を思い出すと、そのときに流した涙までも思い出してしまって、
涙がまぶたをこじ開けるように溢れてきて、そのままのいきおいで零れ落ちそうになる。
涙をこぼさないように、あごを上げる。
不意に、背後から声がした。
「まもり姉ちゃん」
「えっ」
セナだ。
ただ話しかけられただけで、心臓が縮み上がるほどに驚いた。
「な、なに、どうしたの?セナ?」
振り返って、笑顔を作る。
驚きと、思わず流れそうになってしまった涙のことを、必死で隠そうとした笑顔。
それは考えた動作と言うより、ほとんど自動的にそうなる。
セナに涙なんて見せられない。
そう強く思っているから。
「あ、いや、そろそろ帰るでしょ?もう暗いし」
「うん……」
どう、接していいのか、全然わからないけど、かろうじて返事だけはできた。
「あー、だから、そのー……」
セナは視線を逸らして、両手を前でもじもじさせている。
なにか言いたい事があるみたい。
「……一緒に帰ろう、よ」
ギシッ。
体が音を立てて固まったみたい。
自分でもこの反応には困ってしまった。いつもなら
「うん!」
と返事をしているだろうし、いろいろ忘れ物がないか確かめてあげているところだから。
いまも、いつもみたいにそう返事すればいいだけのことなのに、体は固まってしまった。
目の前にいるのはいつものセナなのに、そうじゃないみたいに感じる。
セナが変化したわけじゃない。それはわたしの変化のせい。
わたしの認識の劇的な変化。
「ごめんまもり姉ちゃん――」
「僕行かなくちゃ――」
「だって僕は――」
665 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:08:43 ID:TXcA/ond
またあの背中が目に浮かぶ。今日何度目かわからないリフレイン。
セナがアイシールド君だった、と、今日初めてわかって、
わたしの深いところで、セナに対する認識が、大きく、異質に、変わってしまった。
もちろんそれは悪い意味じゃなくて、本当はすごくいい意味に。
セナがアイシールド君だったなんて、すごい成長だ。
だからといってセナとわたしの関係が変わるわけじゃないから、いつも通りの接し方でいい、と頭ではわかっているのに、
それでも、セナに話しかけられただけで、体は固まってしまった。
控え室で流した涙が、わたしを縛り付けている。
返事をしないといけない。
ただ首を下に振って「うん」と言うだけでいい、のに、それができない。
ギブスで固められたみたいに、首が動かない、声が出ない、視線を外せない。
返事をしないといけない。
その言葉だけが頭の中をぐるぐるぐるぐるまわって、困る、体は動かない。
な、なんか言わなきゃ……
セナが不思議そうな目で、わたしを見ている。
わかる。わたしだって、いまのわたしが不思議なんだから。
それでも動けない。
みんなに見られてるような気さえしてくる。
変な汗、かいてきた。
わたし、変だ。
アイシールド君の正体だったとしても、セナはセナ。
そのことはわかっている、わかっているのに、うごけない。
誰か助けてっ……!
「おっ!セナ!俺も帰るから一緒に……」
いきなり、無造作に響く明るい声。
間の抜けた声に、一気に緊張が解けた。
モン太君だ。
試合後のカロリー補給なのか、ただ好きだからかは知らないけど、バナナ食べてる。
「あ、まもりさんも一緒に帰るっすよね?じゃあ……」
「あんたは……こっち」
予想しない方向から、細い腕がぬっとのびてきて、モン太君の耳を掴んだ。
モン太君の耳が引っ張られて、二倍くらいになってる。
鈴音ちゃん。
「ムキャ、いてえ、痛いって、鈴音!」
「さっさと来る!!」
「な、何でだよ」
「うるさい!いいからきなさい!!」
モン太君、そのまま引っ張られて行っちゃった。
鈴音ちゃんがわたしに何かを言おうとして、こっちを見てる。
「まも姐――――……」
心配なのか、なんなのか、何を言いたかったのかはよくわからないけど、
結局何にも言わずにそのまま行ってしまった。
セナを見る。セナも鈴音ちゃんの行動に驚いてるみたい。
「なんだか……そういうことみたいだから」
「……うん、かえろっか、そろそろ」
モン太君のおかげで、緊張が少し収まった。
それでもちょっと、変に気分が昂ぶってるけど、なんとかセナと歩いていくことができた。
でもなんだか、視点が定まらない。
ええい、落ち着け、わたし。
666 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:09:46 ID:TXcA/ond
「ちぇ、なんだよ鈴音、せっかくまもりさんと一緒に……」
「馬鹿、少しは考えてよ、サル」
「ムキャア!?ケンカ売ってんのかこのっ……」
「まも姐」
「?」
「セナがアイシールドだ、って今日初めて知ったでしょ」
「ああ……それが?」
「ショックじゃない、セナがアイシールド21だったなんて。しかも、チームで知らなかったの、まも姐だけなんだよ。みんな、内緒にしてて」
「……それは……そうだな」
「だから、今日くらいは、ね」
「今日くらいは?」
「邪魔しちゃ、いけないの。まも姐様のこと」
「……ふぅん……そういうもんかね」
「そういうものなの。今日だけは、ね、お願い」
「そこまで言うならまあ……俺だって、無茶はいわねえよ」
「ありがと、もんちっち」
「……誰がもんちっちだ」
667 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:10:30 ID:TXcA/ond
セナもわたしも、歩きながら、一言も喋らない。
セナが、初めて会った人みたいに、赤の他人にみたいに感じる。
昨日までは、いや、今朝までは存在しなかった疎外感が、地割れみたいになってふたりの間に横たわってる。
セナが遠い。
ずっと黙って、歩いていく。
もちろんわざと黙っているわけじゃない。
喋りたいことはたくさんあるのに、セナを近くに感じない。
感じるのは、たまに通り抜ける冷たい風だけ。
踏切が鳴って、黄色と黒色の安全棒がゆっくりと目の前をおりて来る。
喋らない。
リズムのいい警告音だけが、無神経に響く。
遠くからゆっくりと、電車が近づいてくる。
徐々に近づいてくる電車の音が、やけにはっきりと大きくなってくる。
セナもわたしも、何も言わない。無言。
鈍く光る車体と、轟音が、目の前を通り過ぎていく。
二人ともただ黙って立っている。ただ、無言。
轟音を聞いている。
警告灯がカンカンと鳴っている。
その赤い光を、自分の銀色と混ぜたように鈍く反射して、流れていく車体を、無関心に眺めている。
すべていったのを見届けると、安全棒はゆっくりと上がっていった。
段々遠くなっていく電車が静寂を呼んで、静けさが耳に刺さる。
安全棒が上がりきると、セナも私も、さっきまでと同じように、だまって道路を蹴って歩きだす。
革靴を履いた足音だけが、ふたりの間で響く。
遠くで犬が吠えているのが聞こえる。
668 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:11:09 ID:TXcA/ond
海の底みたいな藍色がだんだん深くなっていって、星の数がすこし増えた。
申し訳程度の数の星が、寒々しく光っている。
セナ、喋らない。わたし、何も言えない。神経が張り詰める。
帰り道がこんなに長く感じたことなんて、初めてだ。
歩いても歩いても、家に近付いている気がしない。
わたしの周りの空気が、体中の毛穴を狙ってとげを刺してくるように、痛い。
全身から噴水のように血を吹き出してる、そんな感覚。
セナと話したいことはたくさんある。
部活のこと、今日の試合のこと、これまでのこと、これからのこと。
言いたいことはたくさんあるのに、首から上が石膏みたいに固まって、何も言い出せない。
セナも、何も言わない。
ちらっと、横顔を盗み見る。
やっぱり今までとは、違って見える。
精悍な、といったらそうなのかもしれない。
セナが変わった、というより、わたしの目が、変わったんだ。
セナは黙って歩く。
わたしも何も話しかけられずに、黙って歩く。
ただ肩を並べて歩く。
気まずい沈黙。
苦い静寂。
今までは、昨日までは、いや、今朝まで――セナがアイシールド君だとわかる前までは、
セナふたりでいることがこんな嫌なことになるなんてことは考えられなかった。
「あ――」
声を出したのは、セナ。
「この公園」
いつの間にか、随分歩いていた。
「ちいさいころ、この公園でよく遊んだの、覚えてる?」
セナが振り向かないままで聞いてきた。
当然だ。
いくら言っても、セナはこの公園のジャングルジムには登ろうとしなかった。
怖くなんてないから、とわたしが先に登って見せても、頑として登らない。
いいから登ってごらん、と強要していると、ついに泣き出してしまって、悪いことをしているような気分になった。
669 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:12:01 ID:TXcA/ond
そんなことを思い出していると、すこしおかしくなってきて
「うん、よく覚えてる」
自分でも意外なほど、言葉が滑らかに出てきた。
それがきっかけになって、身に突き刺さるような空気も緊張も、やわらいだ。
「ちょっと――話して、いかない?」
セナ。
「うん、いいよ」
ありがとう。
私もそう思ってたところだった。
なんだか簡単に、笑みがこぼれた。
いつもセナといるときに胸に浮かんでくる、やさしい気持ちがかえってきたみたいだ。
ブランコが揺れる。
「ブランコなんて……何年ぶりだろう」
「小さいときは、ふたりして、よく乗ってたのにね」
ちょっと反動をつける。
うしろに振れて、前に振れる。
スカートのすそがちょっとだけめくれて、白い膝小僧が見える。
きぃきぃ音を立てて、ブランコはゆっくり止まる。
「あのさ」
隣のブランコに乗ったセナが、話しかけてきた。
「なに?」
「………………………」
「ん?」
「……――さ、寒くない?」
「そういえば、ちょっと寒いかもね。セナ、寒い?」
上着貸してあげようか――と言いかけて、背中を見る。やめた。
670 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:13:14 ID:TXcA/ond
「そうだ、たしかちょっといったところに自動販売機があったはずだから」
「あ、セナ――――」
手を伸ばしたけれど、止める間もなく、走っていってしまった。
どんどん小さくなっていくその背中はいかにも象徴的で、あの時の背中が思い出されて、
泣きたくなった。
う、いかんいかん。
慌てて両手で目を拭う。
なんてことしてる間に、セナが帰ってきてた。
「わ、ずいぶん……早いね」
「あはは、慣れてるからね……パシリ」
「……あ、これわたしの?ありがとう」
ミルクティー。スチールの缶が温かくて、熱いくらいだ。
あったかい甘い紅茶。わたしの喉を撫でて、流れていく。
「おいしい……セナ、私がこれ好きなの、知ってたの?」
「いやその、経験のなせる業というかなんというか」
「パシリの経験でしょ、だめよそんなの」
「はは……ごめん」
「ふふ、もう、セナったら……」
いつもみたいに喋れてる。たのしい。
よかった。これでいいんだ、これで。
そう思ってたんだけど。
「ごめん」「まもり姉ちゃん」「行かなくちゃ――」
また、リフレイン。
みぞおちを殴られたみたいな、強い痛みが走る。
「あはは、はぁーっ…………」
缶を握った両手を前に放り出して、思いっきりうつむいて、そこに頭を乗せる。
だめだ。
やっぱりだめだ。
言いたいことを、はっきりと言っておかないと、胸につっかえてしまって、だめだ。
「ま、まもり姉ちゃん?」
急に頭を沈めて黙ったまんまだから、セナも不審がってる。
そうだ、ちゃんと言わないと。
671 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:13:50 ID:TXcA/ond
「今日――――」
うまく言えそうにないけど、
「きょうね」
言葉を短く細切れにしても、最後まで言わないと。
「セナが、アイシールド君だった、って知って――」
ためいきをつく。
「――すごく、ショックだったの」
「……うん」
「ちょっと、長くなるかもしれないけど、聞いてほしいの。わたしの気持ち」
わたしは顔を腕にうずめたままで喋っている。
「わたしね」
いきおいよく顔を上げると、髪が大げさに揺れた。
「うん」
「セナに謝らなきゃ、って思ってたの」
「何を?」
「うん……なにを、ていうか……これまでの、いろんなこと」
「?」
「だってさ、わたしが、アメフトなんてやっちゃダメ、って言ってたから、今までアイシールドつけてたんでしょう?」
「うん、でも、それは――」
「そうじゃなくてね」
「わたし、セナのこと、誤解してた」
「いつまで経っても、子供みたいで、ひ弱で、臆病者で、いつでも、気がついたらパシリになってて……どうしようもない、っていうか……」
「ま、まもり姉ちゃん?」
「あはは、ごめん。でも――」
伝えたいことが、あふれてくる。
「――でも、違ったんだね。セナは、アイシールド君で――」
「――ひとりのアメフト選手として、デビルバッツのエースとして――……」
「……ずっと、ずっと頑張ってたのに」
セナは何も言わない。
言葉の途中で、瞳が潤んでくるのを感じた。
涙。
見せたくない。
こらえようとして、まぶたを閉じた。
まぶたを閉じたら、暗闇の中にあの背中が見えた。
まばゆい光に照らされる試合場へ、走っていくあの背中。
振り向きもしないで。
私を置いていってしまった。
セナ。
672 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:15:29 ID:TXcA/ond
回想のなかのわたしと全く同じように、涙がこぼれた。
頬を伝っていくのがわかる。
「わたし……気付かないどころか」
「ずっと……セナの…保護者気取りで」
「セナが頑張ってるのに、気付こうともしなかった」
「セナがこんなに大人になって、立派に……なっ……立派に――――――」
後は言葉にならない。
嗚咽をこらえて喉が痛い。
手の中の缶を握り締める。
声を絞り出す。
「それなのに、わたし……セナは」
「一人じゃ何もできない、なんて、勝手にずっと思い込んでて……」
「自分の……いいように……思って……」
どんどん声が小さくなっていくのが自分でもわかる。
のどが痛い、顔がくしゃくしゃになる、掌の中だけが、温かい。
「あのね」
いちど仕切りなおして、考えながら言葉をつなげる。
セナがアイシールド君だった。
立派な、一人前の、アメフト選手――男、だってわかったときの、感情を、整理する。
セナの成長は、わたしの望むところだった。
だけど、本当にセナが成長していた――アメフト選手として活躍していた――とわかったたとき感じたのは、悲しみ。
セナの成長が悲しいんじゃない。
セナがわたしに隠し事をしていたのが悲しいんじゃない。
わたしは、そんなことが悲しいんじゃない。
いったい、なにがそんなに悲しいのか。それは、
わたしが、セナのことを本当に見てあげていなかったことが、悲しい。
全身が引きちぎられるほどに、悔しい。
わたし、ほんとうのセナを、全然見てあげていなかった。
あんなにも、成長して、成長している過程を見ながら、セナを見ていなかった。
セナに映った、わたしの願望を見てた。
あんなに頑張って、走って、走って、走って――
アイシールド君の、セナのおかげで、勝った試合はいくつもあった。
いや、ひょっとすると、泥門の試合全て、セナのおかげで成り立っていたと言ってもいい。
なのに、わたしは、気付かなかった。
セナを偏った目で見ていた。
――セナにも見てほしいのに――
――体ちっちゃくても、頑張れるんだ、って――
その「ヒーロー」が、セナ自身だったなんて、思いもしなかった。
かけらも。
セナが明かしてくれるまで、気付くことすらできなかった。
思うことすら、無かった。
馬鹿だ。
それなのに、セナのことは全部分かったような顔して、保護者を気取って――
成長を喜ぶようなふりをしたり――セナを、守ってあげてる気になったり――
なんだこれは。
本当に馬鹿だ。わたしは。
自分の馬鹿さ加減に、涙が溢れて、止まらなかった。
673 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:16:08 ID:TXcA/ond
「あのね」
「わたし、セナに成長してもらうより――」
わたしは、わたしの、一番のきもちを、セナに言わないといけない。
「ずっとそのままで、なんでもわたしに頼ってきてくれるままで、いてほしかったの」
これがわたしの、心の底にあった本音だった。
わたしの手から離れていってしまう。
セナがわたしを必要としなくなってしまう。
それは嫌なことだ。
それはすごく嫌なことだ。
心の底ではそう思っていることを、わたしは否定してきた。
口先ではセナの成長を願いながら、わたしのやってきたことは――
――セナをいじめないで――
――アメフトなんて、セナには向いてないよ――
――セナに危ないこと、させないで――
「セナのために」やってきたことは、本当はわたしのためだった。
わたしがセナを守る、そうすることで、セナを繋ぎとめていたかった。
「セナ、わたしがやってあげるから」
――安心して、じゃない。本当に続くのは
「セナ、わたしがやってあげるから――」
――だから――――
「――だからずっと、わたしを必要とし続けて」
674 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:17:12 ID:TXcA/ond
わかった。
わかってしまった。
自分にでさえ隠し続けていた、自分の本音が。
なぜ自分にさえその本音を隠していたか。
だってそれは、あまりにも打算的、自分勝手、嫌らしい、醜い、汚らしい――
下心。
自分の心の中に、こんな打算があったなんて、すこし、信じられない。
でも、あった。あったから、それに自分で気付いたから、ショックを受けた。
涙と言うのは思考を加速させる力があるのかもしれない。
そして思考は逆に涙を増やす。
涙が止まらない。
血を流すみたいに、両目がひどく痛い。
「自分……勝手だよね、ほんとに……」
「わたし、ひぐっ……セナの邪魔ばっかり……してるね」
「ひぃっ……ごめ、ごめん……ひぐぅ……ごめんっ、ね、セナ」
「ごっ、ごめんっ……ねぇ……」
嗚咽がこらえきれない。
のどが痙攣して、うまく喋れない。
顔中を流れるままになっている涙が、あごの先から震える手に落ちていく。
顔中がしわだらけで、涙にまみれて、きっとひどい顔になってるんだろうけど、気持ちが言うことを聞いてくれない。
自分で自分の反応を抑えることができない。血が全部涙になったみたいだ。
いや、本当は、涙が、血。なのかも知れない。
セナ にとって ほんとうは わたしが ひつようじゃ なかった 。
わたしは わたしのために セナと いっしょにいた だけだ 。
わたしが セナを、 よわいセナを ひつようと していたんだ 。
気づいてしまった。自分の汚い心に。セナも、それを知っているのだろうか。
もし、知っていたら。
嗚咽が止まらない。自分の体が自分じゃないみたいに、勝手に動く。
肩が、大きく上下する。座っているのに膝がガクガクする。
動く肩を強く抱くと、指が腕に食い込む。歯の根が合わない。体の震えが止まらない。
肺が不自然に膨張と収縮を繰り返す。
なんだかうまく息ができない 。
くるしい。
くるしい。
――――くるしい。
675 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:18:08 ID:TXcA/ond
「まもり姉ちゃん」
セナがブランコから降りて、わたしの前に立った。
「まもり姉ちゃん」
セナの掌が、わたしの手に重ねられた。
「落ち着いて」
セナはわたしの目を見て笑った。
わたしの顔は今、きっと、自分でも想像がつかないくらい崩れている。
こんな状況で、こんな笑い方できる子じゃなかったのに。
やっぱり、成長してるんだ。
セナは、ひ弱で臆病で子供みたいな子だった。
そうだったことは間違いない。だけど。
今はもう、そうじゃないんだ。
諦めなのか、安心なのか、胸に、暖かいものが流れ込んでくるみたいだ。
目を閉じて、深呼吸をする。
気温の下がった空気も、胸に入ると、セナからもらったものに丸められて、暖かい。
不思議なことに、あれほど激しかった動悸も、苦しかった呼吸も、あれほど流れ続けた、
痛みを伴う涙ですら、止まった。
ゆっくり、と意識して、丁寧にまぶたを持ち上げる。
目に入ってきたのは、セナの優しい顔。
「落ち着いた?」
うなずく。
「よかった」
セナがまた笑う。
なんだかセナが別人みたいに見える。
けど違う。
こっちが、こっちが本当のセナなんだ。
わたしが見ていたのが、保護者気取りで見ていたのが、別人のセナ。
「僕こそ」
「僕こそ、だまっててごめん」
公園の明かりが、セナの後ろにあって、表情がよく見えない。
「言ったら、きっと心配させちゃうと思って」
676 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:19:09 ID:TXcA/ond
「まもり姉ちゃん」
「まもり姉ちゃんを励みに思うことはあっても」
「邪魔だ、なんて思ったことは――――」
顔を上げる。
「――いちども、無いよ」
逆光にも目が慣れた。
セナの顔、凛々しい。
これがほんとうのセナの顔なんだ。
「僕がね、辛い練習やデスマーチ――あ、実は僕も走ってたんだよね、ずっと」
「試合とかでもさ、痛い思いするんだけど、やっぱりアメフト楽しいし、辛い時はさ、
進さんに勝つんだ、って念じて、練習とかしてきたんだ」
アメフトの話をするときのセナは、目が輝いている。
「……進さんが、今のセナの目標、なんだ」
「うん、まあ、そうなんだけど、半分だけ正解、かな」
『半分だけ』とはいったい、どういうことだろう。
わたしのそんな表情を読み取ったのか、セナはそのまま続けた。
「まもり姉ちゃんは、すごいから」
わたしは首を振る。わたしは、ただの馬鹿だもの。
「ううん、すごいんだ。僕にとっては。だから、僕は、まもり姉ちゃんに追いつきたかった」
「それで、進さんも、すごい。だから」
「進さんに勝ったら、まもり姉ちゃんに追いつけるような気がして」
「進さんに勝つんだ、まもり姉ちゃんに追いつくんだ――そう思うことで――」
「僕がどれだけ頑張れたか、わかる?」
セナがわたしを見て、微笑む。
「進さんに勝ちたくて頑張ってるってのは、それがそのまま――」
「まもり姉ちゃんに、僕を認めてもらえるように頑張ろう。ってことなんだ。僕の中では」「だからさ」
「まもり姉ちゃんは、ぼくの励みにはなっても、邪魔だなんて、思うわけが無いじゃない」
優しい顔。
677 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:20:32 ID:TXcA/ond
励みになっても、邪魔だなんて思うわけがない。
セナの言ったことを、心の中でもういちど反芻させた。
やっぱり、また涙があふれた。
嬉しい。
セナが、わたしのこと邪魔じゃない、って。
励みにして、頑張ってるんだ、って。
さっきセナにもらった暖かくてやさしい気持ちが、膨れ上がって、体中を埋め尽くして、瞳からから溢れだしてくる。今度の涙は暖かい。
同じように、涙は流してるけど、気分は全然違う。
「まもり姉ちゃんに心配かけさせないような、まもり姉ちゃんに応援してもらえるようなプレイヤーになって、
アイシールドを外して『僕だよ』って、早く言いたかった」
「だから、今日の試合でまもり姉ちゃんが僕の名前呼んで、応援してくれたとき……すごい、嬉しかった」
恥ずかしそうに、そう言う。
涙が溢れ出してくるのを、手で押さえようとしたけど、全然間に合わない。
「セナの……ばか……」
嬉しいのは、わたしよ。もう。
暖かい涙があふれて止まらない。
それにしても、今日ほど泣いたのは人生の中で初めてかもしれない。
ずっとセナに泣かされ続けている。
泣き虫だった、あのセナに。
この涙は、今の、本当のセナを見ている証拠だ。
だから、悔しくも、悲しくもない。
嬉しい。
セナ――――――ありがとう。
678 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:21:35 ID:TXcA/ond
「セナ」
涙を切って、名前を呼ぶ。
「うん、なに?」
「ここのさ、ジャングルジム、のぼろっか」
「ええ?なにそれ」
「まさかまだ、怖い?」
「ま、まさか、怖くなんて……」
「だよね」
わたしはブランコから飛び降りて、ジャングルジムへ駆けていく。
後からセナがついてくる。
あ、この感じ――――――
懐かしい、な。
679 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:24:16 ID:TXcA/ond
ジャングルジムの天辺に座ると、そこからは光の海が見渡せる。
「うわぁっ……」
もともと高台に作られたこの公園の、このジャングルジムの天辺まで登ると、関東平野にひらけている街が、
すごく遠くまで見渡せることをわたしは知っていた。
光りの点線になって伸びる街灯や、ビルやマンションの窓が不規則に形づくる光、看板、
ネオン、それに赤、緑、黄色に変わるのは信号、こういう、色とりどりの光りが、
黒い画用紙に宝石の粉をこぼしたみたいに、輝いている。
「ね、きれいでしょ。わたしね、昔、セナにこれを見せてあげたかったんだ」
「へえ……すごいね……ここ」
セナも感動しているみたい。
10年越しの願いがかなった。
「まあ、10年も前の話だから、あの時はもう少し、淋しかったような、気もするけどね」
座る位置を、少し変える。
セナの体に密着する。前より、肩幅が広くなってる。
筋肉もついたみたい。
「わたしも、ひさしぶりに来たんだ、ここ」
「……うん」
「やっぱり、すごくきれい……」
しばらく黙って眺めていると、光の海に浮かんだ船にふたりで乗っているような錯覚を覚えた。
心地いい静寂。
さっきまでみたいに、静寂が耳に痛むことがある、なんて考えられないくらい、きもちがいい。
セナがわたしを見て、話してきた。
「いろんなこと、ほんとうは進さんに勝ったら言おうと思ってたんだけど、陸が」
「……りっくんが?」
「うん、お前はもう一人前の、アメリカンフットボールプレイヤーだ、って言ってくれて」
目を細めて、照れたように笑う。
顔の半分だけ、街灯に照らされる。
すごくかわいい。
「だから……アイシールドを外して、試合に出よう、って思ったんだ」
「ふぅん……、で、どうだった?小早川瀬名、デビュー戦の感想は」
「うん、最高だった」
「おっ、言うねえ、セナ」
「うん……走って走って、ボールを追いかけて……、勝てたんだ、あの盤戸に。これで、関東大会に――行ける」
680 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:28:03 ID:TXcA/ond
セナの目は、じっと前を見て視線は動かない。夜景を見てるけど、見てない。
やっぱり、セナの目は、前を――関東大会を見てるんだ、もう。
今までうしろを追いかけてきた、わたしじゃなくて。
「セナは偉いね……うん、エライよ」
「あっ」
「なに?」
「まもり姉ちゃんに褒められたの、合格発表以来だ」
「ええっ、そうだっけ?」
「そうだよ、あー、なんだか半年振りくらいに褒められたー」
「うう……ごめん、わたしいままで……本当のセナを見てなかったから……」
「いや、なかなか言い出せなかった僕が悪いんだよ」
「わたしよ、だって……」
「僕だよ、僕が早く上達してれば……」
「わたしよ」
「僕だよ」
強情っぱりなセナを、睨む。セナもわたしをじっと見てる。
セナってまじめな顔すると、すごく格好いいんだ。発見。
段々おかしくなってきて
「ぷっ」
ふたりとも同時に吹き出して、そのあと大笑いした。
風が吹いていった。冷たい。もう随分時間が経っている。
「風が冷たいね……そろそろ、かえろっか」
セナは動いていない。
「ねえ、まもり姉ちゃん」
「ん、なに?」
「あの……その、えーと、なんだ……」
「なに、いってみて?」
「これも、ほんとは進さんに勝ったら言おうと思ってたことなんだけど」
「ふんふん、なに?」
セナの目が泳いでいる。
観念したように小さいため息を吐いて、少しだけうつむいて、静かなよく通る声で、言う。
意思がこもった声。
「僕がいままで、まもり姉ちゃんのおかげで頑張れた、みたいに、僕も」
「まもり姉ちゃんにとって僕も、そんな風になりたいんだ」
「僕、まもり姉ちゃんが好きだよ――――すごく」
言った。
681 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:28:42 ID:TXcA/ond
最後に、わたしの目をまっすぐに見つめて、言った。
見ている。
わたしもセナを見ている。
空に星が瞬いている。
まだ見ている。
視線を外さない。
だんだん、セナの顔が、暗闇でもわかるほどに赤くなっていった。
わたしはまだ視線を外さない。
時計の分針が一分進んで、几帳面な音を立てた。
わたしは視線を外さない。
町の明かりが煌いている。
しばらくして、ついにセナが根負けした。視線を外して、小さな声で言う。
「……えっと、その……まもり姉ちゃん……何とか、言ってよ」
うふ、かわいい。
「ねえ、セナ」
セナが顔を上げる。
いとおしい。
と感じた。
ので、
唇を、ふさいだ。
「むぐっ……!」
セナの匂いを嗅ぐ。汗臭い。
セナのくちびるを感じる。少し、やわらかい。
セナの舌を味わう。ぬめぬめしてる。
セナの唾液を飲み込む。喉が鳴る。変な感じ。でも、悪い感じじゃない。
セナの鼻息が、くすぐったい。
セナが、好き。
「ぷはぁ……」
素潜りの後みたいな息を吐いて、セナがこっちを見た。
「セナ、好きだよ」
わたしはそう言って、笑った。
682 :
微セナまも:2006/04/04(火) 03:40:38 ID:TXcA/ond
セナまもが好きだからどうしたと言うのだね。
なにか、問題でも?
というわけです。
エロも無いのに、拙い長い文章を読んでくれた方、
ありがとうございました。
描写や技術が拙い分、魂を込めました。
本編では華麗にスルーされた「セナ=IC21とわかった後のまもりの涙」を自分なりに掘り下げるとこうなりました。
盤戸戦後はまだ単行本にも載ってないので確認ができず、場面設定に本編との乖離があるかもしれません。
まもりさんの過保護が治らない理由も、脳内補完してあります。
セナまも派としては、鈴音登場以降は基本脳内ですよ。
以下はそういうことで
セナに大人のキスは刺激が強すぎたのか、なんだか視線がふらふらしてる。
あぶないなー、と思ってたら案の定、ジャングルジムから、
落ちた。
「セナっ!」
必死で手を伸ばしたら、奇跡的にエリを掴むことができた。
腕にセナの体重が掛かる。腕が震える。
重い。
「ぐ……セナぁ……」
落ちて怪我でもしたら大変だ。
ファイト一発。
「セナぁ、ァぁぁぁあああああああああああああああああああ!!」
全身の力を込めて頑張ったら、何とか持ち上がった。
ジャングルジムに引き戻す。
「まあ女でもこれくらいは上がんだろ」
誰かに言われたんだよな、そう。
だれだっけ、な。
降りてから、ゆっくりセナにお説教した。
「もう、ちゃんと気をつけないとダメじゃない!ケガでもしたらどうするの!大会中なのよ?」
「ご、ごめんまもり姉ちゃん……」
「セナは、大事な選手なんだから、怪我なんてされちゃこまるんだからね」
「うん、気をつけるよ」
「気をつけてよ、本当に」
…………あれ、なんだか、今までと変わらないような。
少し考えてみると。
確かにセナはすごく成長してる。だけど、
成長してるから、って、すぐに生まれ持ったおっちょこちょいな性格が変わるわけじゃあないだろうし……
こんなときにチームのエースに怪我されちゃ、やっぱりこまるし……
選手を怪我から守るのも、当然マネージャーの仕事だと思うし……
うん、だからわたしがセナの世話をするのに、何の間違いもないじゃない。
過保護は良くない。だけどこれは「保護」だから、いいんじゃないだろうかしら。
もう「過保護にならないように」って気を使うのも面倒なんじゃないだろうかしら。
ひょっとしてさっきのキスで、わたしもいま十分に混乱してるんじゃないだろうかしら。
まあ、とにかく
「わたしは、マネージャーとして、選手に怪我されちゃ困る、から……セナのね、いろいろ、お世話してあげててもいい、かな?」
セナは一瞬だけ驚いたような顔になって、目を細めて、少しだけ前歯を見せて、笑顔になった。
この顔は良く知ってる。セナがどういうときにこの笑顔になるか。
昔っから、この笑顔はちっともかわってない。
セナがこの顔になった後の返事はいつも、
元気のいい「うん!」だから。
セナまもが好きだから(ry
これでホントに終わりです。
脳内ではヒルまもなんて
>だれだっけ、な。
くらいの印象ですよ……全く……
あれなんか目から変な汁が。
いつか、本編でセナまもが見られる日が来ることを願います。
きっと無いんでしょうが。
ノシ
セナまもはGJだが
>脳内ではヒルまもなんて
>>だれだっけ、な。
>くらいの印象ですよ……全く……
こんなこと書くのはやめてくれないか。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
セナまもGJ
乙〜!
GJでした!
本編でこれをやってくれたら・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
>>684 自分の作品に泥かけてさらにスレ住民にまで泥かけていくなよ
複数カプ共存すれなんだからさあ
せっかく作品はGJなのに
ヒルまも好きな奴なんて居るのか
ノ
|∀゚)ノシ
最近本編でじゃれないな。意思疎通っぷりも好きだけど。
ヒルまも好きだけど
最近阿リコ萌え。
>>660同様続き待ってる…。
ここで唐突にセナ鈴が好きだ!
と言ってみる。
696 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 01:42:28 ID:p0+XAFW4
ほすあげ
>>684 話に違和感がなくて感動した。
ぜひとも他にも書いてもらいたい。
寂れてるな
今は本誌の方で試合メインだから仕方ないのか…
初期のノリでヒルまも読みたいなー
最近のノリでたくましくなったセナと鈴の絡みが読みたいなー
ルイメグも読みたいなー
コータロージュリも読みたいなー
でも水乙はちと難しいか?
乙姫の台詞って「ポーセイドン!」と
「(男湯)うるさーい」くらいしかないしな・・・
エロパロ的には試合間の日常話で燃料ほしいな。
701 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 00:08:44 ID:egm4O08D
ここで空気読まずに筧鈴と言ってみる。
ここで空気読まずに
雲子×誰かを書いてみたいと言ってみる。
書いてください。
…相手がいないな、阿含が連れてきた女に食われるとか
アゴンが食われるのかよwwwwwww
2つ思いついた
1.鈴音がヒル魔に「神龍寺のQBの士気を下げて来い」と言われて
雲水を襲うが逆に雲水にry
2.取材と見せかけてリコが雲水を呼び出してそのまま襲い掛かる
どっちにしても食われてるなうんこ
セナまもGJ
やっぱ本編がどうでもセナまも好きだー
708 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 20:44:25 ID:PlRXGz3t
過疎気味だけど一休とまもりの強姦未遂ってアリ?
今けっこう話がまとまってきてるんだけど
過疎ってるからなんでもこい
他にもセナまも書く人いたよね?お願いします!
708もお願い〜既遂でもいいぞw
711 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 17:31:37 ID:YFTuXotB
投下期待age
>>708 まもりが一休に対して強姦するのかと思った
>>706 うんことあごんと女性一人で3Pとかは?
これなら相手には困らない
708ですが途中まで書いてみました。
超素人なので読みづらかったらごめんなさい。
一応舞台は本誌でやってる関東大会一回戦の後となっています。
その日、神龍寺はある高校との練習試合のため東京へ行った。結果はいつも通り圧勝だった。
試合が順調に進んだため予定していた時刻より早い解散となったが、選手の一人である一休は、
早朝に来たにも関わらず手応えのない相手に随分時間を喰ったと思っていた。
相手チームが圧倒的な実力差に誰も何も言えなくなっているのを横目に駅へ向かっていると、ふいに
見覚えある制服の女子が数人目の前を横切った。あれはどこの高校だったかと、自分の記憶を
たどりつつふと地図を見ると、ここから一駅ほど歩いた所に私立泥門高校と書かれた場所があった。
そうだ、さっきのはこの前関東大会で戦った泥門。その時一休の脳裏にうかんだのは泥門のマネージャー。
会話はあまりしなかったものの、あの時から強く関心を抱いていた。時計を見ると時間はまだ十分ある。
もう一度見れたらと、一休の足は自然に泥門高校へと向かっていた。
一度も来たことのない土地ではあるが、あまり複雑な道のりではなかったので特に迷うこともなかった。
泥門高校に着き手前の門を調べると、門は閉まってはいたが鍵はかかっていなかったので、そのまま門を
開けて校内へ入った。周りを見回しても生徒すらいなかった。意外とあっさり入れるんだな、と少し
拍子抜けした思いはあったものの、一休はすぐそこから離れて体育館の脇の道へ入った。
誰も見かけないということはもうとっくに帰っているかもしれない、ある程度探して見つからなかったら
すぐに引き返そう。そんな事を思いながら細い道を歩いていると、一際目立つネオンの看板が見えた。
どうやらここがアメフト部の部室らしい。中から人の声はせず、鍵はないようだ。
やはりもういないのだろうかと思いつつ、少しだけ戸を開けて中を覗くと、隙間から見えたのは
目当てのマネージャーだった。しかも他に誰かいる様子もなく、当の彼女は明かりをつけたまま
机に伏せて眠っていた。こんなにも偶然が続くなんて上手くいきすぎじゃないかと疑ったが、こんなチャンスは
今後二度とないだろう。そう考えるとどうしても戻ることができず、そのまま一休は中へ入ってしまった。
机には様々な資料が乱雑していた。彼女は開いたノートの上に伏せており、横には筆記具があった。
大方これらの資料をまとめている内に眠ってしまったのだろう。一休は本当に寝ているのか確かめるために
彼女の顔を覗き込んだ。目を開ける気配もなく、相変わらず小さな寝息をたてているところをみると
完全に熟睡しているようだ。しかしそれが分かっても、一休はそのままじっと動かなかった。
一目見たらすぐに帰ろうと最初から決めていた。そう思っていたにもかかわらず、目の前の子どもの様な
かわいらしい寝顔に決心が揺らいだ。出来ればずっと見ていたかった。が、他校の生徒である自分がこれ以上
ここにいるのはまずい。仕方なく戸の方へ向かう。だが戸に手をかける直前、彼女をこのままにしておいて
いいのだろうかと後ろを振り返ると、広い部室が目に入った。この部屋にいるのは自分とマネージャーの二人だけ。
そう思った途端、自分の中に妙な感情がわいてきた。そして次の瞬間、それまで自分の中に押し込んでいた本能に
侵食された一休は、明かりを消し、戸から離れ、再び眠っている姉崎まもりのそばへ近づいていった。
とりあえずここまでです。続きは需要とちゃんと文がまとまったら書きます。
えーと……誘いうけGJ!
うん、あの、次の投下のときは改行位置考えてくれると嬉しい。
すげー見づらくて読む気が……
>>TXcA/ond
ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡 正直、感動した
ここはエロパロスレだと言う事を忘れてた。
718 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 18:38:16 ID:Lr74mckT
ヽ(`Д´)ノボッキアゲ
719 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 19:51:40 ID:2RZEbWD1
来週はセナまも
720 :
,:2006/05/22(月) 06:39:46 ID:hRFeiovA
ずっとセナを放置しといて
見せ場だけ出てこられてもナー
「勝って」は普段からちゃんとセナの心を理解してた鈴音たんの役だと思います
722 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 11:11:11 ID:p5AGlYzJ
セナまも師さん帰ってきて〜
セナまもキボン
俺もセナまも希望!今週読んでやっぱりセナまもはイイと思った
セナ鈴とセナまもとヒルまもが見たい
なんか半年ぶりくらいのセナまもだったな。
ところで
>>722すげえぞろめ
今週のセナまもに萌えて久々に来ますた
仮面取った時より人が集まってきてる件
セナまもの回でアンケート伸びれば
オナ垣も思い直すはず!?
いちごの例もあるし、人気の高い方を優遇するってのはあるかも
鈴音も嫌いじゃないんだけどね。
でも単行本が
とりあえず稲垣はセナまもよりヒルまもの方が読者にウケてると思ってんだろうな
腐女子にはうけてます
腐れおなごに受けてるのはむしろヒルセナ
作者が萌えてんのがヒルまもだから仕方あるまい
セナまもも確かに萌えるがヒルまもも萌えるぞ。
もちろんセナ鈴も。
カプじゃなくてもセナとまもりの関わりは漫画的に絶対必要
その他カプ描写は必要ではないからなあ少年漫画的に
ヒルまもになっても全然良いから、セナとまもりの関係を丁寧に描いてください稲垣
というわけでセナとまもりと鈴音で3Pやればいいんだよ
ヒルまもは女性向けで多い
セナまもは男性向けで多い
これは事実
セナはおまえらみたいにビビリでパシりだから感情移入しやすいんだろ
>>743 マジレスすると幼馴染で美人の年上おねいさんに憧れるだろ。
>>742 なら男読者の方が多いんだからセナまもを期待してる奴の方が多いって事になる?
俺は少なくともセナまも派
でもちょっぴりレズにも惹かれる。鈴まもとかどうよ?
鈴まももいいが、メグまもメグもいい(;´Д`)'`ァ'`ァ
>>743 というより、オナ垣がオナニーのために用意した
分身には感情移入できないの誰も。
俺はセナ鈴派。だけどセナまもやヒルまももアリだと思ってる。
もうなんでもいいよ
ヒルマは嫌いじゃないが、男として感情移入するのは難しい・・・
ま、それはそれとしてセナまもが更新されると嬉しい。
レズものも好きだw
チア×鈴なんてどうかな…
「白人特有の長い指が鈴音のまだふくらみきらない胸を優しくまさぐり、その頂点の敏感な突起を
少し意地悪くつまむ。
「あっ…」
時折感じやすい部分にわざと立てられる爪の感触が、幼い鈴音の体を徐々に昂ぶらせていった」
こんな感じの。
753 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 22:01:44 ID:XYnRc1/x
>>752 ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
鈴音は生えてるか生えてないかが問題だな
755 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 11:50:43 ID:jSl6lwba
>>754 一瞬、フタナリネタかと思った・・・orz
なんでも良いから投下щ(゚Д゚щ)カモォォォン
若菜たんネタ希望…
同じく
若菜ネタなら高若読みたい
進若もいい
接点ないから萌える以前に想像出来ん
ハァハァ3兄弟でたのみます
ハァハァ
しゃぶれよ
ハァハァ
ばかやろう
ハァハァ
お前がしゃぶれ
(;´∀`)・・・うわぁ・・・
766 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:57:33 ID:wUj7XyRm
小春ちゃん書くなら相手誰でどんなシチュがいいん??
>>766 桜庭。
シチュは寅吉達からリストバンド貰って、自分を追い込んで練習している期間〜富士山の上で高見にパスを貰ったあたりを若菜視点で。
個人的にはエロ無しで・・・。と思うのだがエロパロスレでそれは許されないかな。
768 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 14:23:01 ID:KkAfwdTH
金剛兄弟誕生日
あごん「今年は俺がやる番だったな。」
雲水「そうだったなあうっとおっ。」
あごん「ふんふんふんふん」
雲水「相変わらず・・んふ、強引だ。」
あごん「いいじゃんよ。年に一回なんだから・・ハフ」
雲水「それもそうだな。んあっ。」
あまりのキモさにスレスト
若菜はなー、高見以外の男と組み合わせるのは微妙な気がする
いつも高見にくっついてる様に見えるからかな
ウィッシュボーンの時のやりとりがテラモエス
何を言う。進若だろ。
じゃあ高見と桜庭と進と若菜の4Pでいいから
若菜ますますごつい男苦手になりそうだな
進若たのむ
まもりたんとセナきゅんのエロ小説ください
高見と若菜だと身長差39cmか…。
ところで阿含はリコたんに本性ばれてるけど
次に会う時は口説くのかな。
セナセナセナセナ
誰だかわからん男たちに陵辱される若菜たんが見たい
若菜は本編でのセリフがほとんど無いのでSSにしづらいことこの上ねー。
でも若菜萌な俺がいる。
リコも好き。
小説読んでから若菜と高若に萌え。
セナきゅんが犯される作品はまだですか><
鈴音とまもりねーちゃんにレイプされるんだよ
高若好きがこんなにも…!
俺ウレシス・゚・(ノД`)・゚・。
ていうか、身長差カップルってエチーの時どんな体位が
一番自然なんだろ
駅弁とか?
騎乗位
ごめん言ってみただけ
過疎りすぎ保守
保守ってageるんじゃなかったっけ?
どっちでもおk
高若でちょっと体位を考えてみた。
正上位で若菜の肩のすぐ上に手をついて、背中を丸めながら上から見下ろす高見さん。
自家発電だが、想像したら萌えた…。
>>794 ばっかやろ!禿萌るじゃねえか―――!!!(*゚∀゚)=3
ktkr!!
そして高若体位を考えてくれた心優しきオマイラ大好き
796 :
794:2006/06/13(火) 14:31:21 ID:duhUEpPe
自家発電したらネタ&需要有り感が出てきたので、頑張って高若書いてみる。
いつ投下できるかわからない&面白いものが書けるか不安だが…。
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
799 :
795:2006/06/13(火) 21:57:46 ID:M8+MTEjC
>>796 俺は今からキミを神と崇めるよ…!!
正座してまってる。正直待ってる。
ワクテカMAXで
セナ×まもりでヤってるセナのバックにもう一人の男が…!
っていうのはこのスレ的に駄目?
セナが前後で気持ちよくなってるの見たい
まずは書くんだ話はそれからだ
個人的には大NG
>>801 もう一人女の子がいて(鈴音希望)3Pなら見たい
まもりと鈴音のレズシーンもあるとさらに良い
というかレズだけでも良い
いいよいいよ
もうなんでもいいいよ
801はどの男キャラで書こうとしたんだろう
本命・ヒル魔
対抗・モン太
ダークホース・十文字
大穴・石丸
どれだろうと読みたくないがな
瀧に一票入れとく
筧なら行ける
>>810 おまい、レス番が801だったら完璧だったなw
画竜点睛を欠いたのが惜しまれるぜw
ホモイラネ
セナまもの王道なのが読みたいなあ
セナがまもりと鈴音のおっぱおに板ばさみにされる話マダー
鈴音におっぱいなどない
よって、まもりのおっぱいと鈴音のふとももでFA
まもり母+まもり+セナもいい
817 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 21:08:11 ID:YuHjnass
age
818 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 23:06:45 ID:CzEFHu8m
作品投下します。
ある日、セナはいつもどおり練習していた
そこへマモリがやってきた「お疲れセナ」
「ああマモリ姉ちゃん」
「セナ話があるの…」
「何?」
「いいからきて」
そして二人は部室に入った。部室には誰もいなかった「セナ私を抱いて」
「えぇー?」
「いいから」
「うん」
セナとマモリは服を脱いだ「セナ舐めるね」
「気持ちイイよ」
セナはイってしまった
「私のも舐めて」
「うん」
「気持ちイイよー」
「あーイっちゃう!」
マモリはイってしまった
「もう入れて」
「うん」
「あぁきもちいいー」
「もうイっちゃうよ」
「イイよ中に出してー!」「うわー!!!」
二人はイってしまった
「またしようねセナ」
「うん」
二人は顔を見合わせて笑った 終
じゃあ俺も投下
「セナ…お願い、今日はこっち、から…」
部室の冷たい床に、まもりは自分から腹ばいになり、尻を高くかかげて貼った。
背後からその光景をまともに見て、セナが思わず生唾を飲み込む。
「まもり、姉ちゃん……?」
いつになく大胆なまもりの態度に戸惑いながらも、すでに濡れそぼって溢れ、愛液が太腿にまで垂れ落ちているそこにセナはそっと指を伸ばしていった。
軽く指で触れただけで、そこは目に見えてひくひくと収縮し、セナの指を埋めて欲しがって蠢いた。
いや、本当はもっと太いものが欲しいのかもしれない。
何度やってもまだ慣れきらない指の動きでセナがそこを柔らかく押し広げ、すでに顔を突き出している陰核に触れると、白い尻から太腿にかけてがびくっと大きく痙攣した。
「すごい、まもり姉ちゃん、全部見える…」
「ああ、見てセナ、お姉ちゃんじゃない私、見て……」
まもりが喘ぎながら身をくねらせる。
秘部はおろか、ぱっくりと開いた膣口、肛門まで丸見えの姿勢でなまめかしく喘ぐ姿は、普段の清楚な彼女からは想像もできない。でも、彼女はこの姿を自分にだけ見せたいと言ってくれているのだ。
そう思うと、股間に熱い血が集まってどくどくと滾るのがわかった。
セナは目の前でひくひく震える桃色の肉ひだに顔を近づけ、そっと舌先を伸ばしていった。
(続)
誤字スマソ
貼った→這った
822 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 12:14:30 ID:rikL8cCu BE:188597928-#
(´▽`*)アハハ
823 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 22:32:25 ID:zyeqDFYk
質問!!(‘o‘)ノ
前スレで他の人が途中放置した小説を他人が続投してもOK?
何で俺の作品に誰も何も言ってくれないんだ?
栗まもってどうなったんだっけ
結構良かったような記憶
おいコラ。てめーら何で俺の作品シカトしてんだよ?ここは作者が書いたものをシカトするスレなのか?
ヒル魔×まも姉マダー?
高見×若菜マダー?
ある日の練習後高見が若菜の家に行った。
「でかい家だね」「いえいえ」「どうぞあがってください」「失礼するよ」
若菜がケーキとお茶を持ってきた。高見はそれを食べたが何か変な感じになったのだ
「何か体がしびれる」「ふふふ!かかりましたね!」「まさか君が?」「はい」「どうして?」「先輩が食べたいからです」「ま待つんだわかな」「いやですもう我慢できないわ」
そう言うと若菜は高見のペニスをしゃぶったのだ!
「うっ出るっ」高見はイった。「まだまだ勘弁しませんよ」そう言って若菜は高菜のペニスを自分のアソコに入れた。
「あんキモチイイ」「ぼくもだ」
「ダメもうイっちゃう!」「うわわわわわわ!」そうして二人は同時に果てたのだ
「今度は薬は勘弁してくれよ」と高見は苦笑いして言って二人で声を上げて笑った(終)
高見×若菜まだかなぁ。
お預け喰らった犬のように涎たらしながら待ちやがれ
服に涎が落ちないように全裸でな
そろそろ風邪を引きそうです
俺は風邪をひきました。
でも負けない。オマイラがいるから!
だから何でてめぇら俺の作品に何も言わねぇんだよ?ちゃんと書いてやってんだろうが?
ヒルマモ イラネ
面白いことになってますな
神降臨マダー?
桜庭(女体)と若菜の百合が見たい
841 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 15:39:52 ID:DlhTr/VC
あがが
344 :阿吽の呼吸 ◆DvdDlZP4EI :2006/06/19(月) 16:30:29 ID:2cU14/Vi
あっあ゛!フン・・・フウ!
うぐ・・・・フ・・・フフ・・
おい雲水なにしてんだよ!
見られたか
お前・・・それっ・・・
お兄ちゃんを一人にしてくれぐ・・・フフ・・・
こんなもん持って何してやがる!
放せ!小さな兄貴の些細な行いだ!邪魔をするな!
何が小さな兄貴だよ・・・!どこが小させぇんだよ・・!
お前と俺を比べたらゾウとアリだ!そうだろう?!
んなわけねぇだろ・・・んなわけねぇだろ!
お前・・・
雲水、いや兄貴やめろ・・・やめてくれ。もうやめてくれよ・・・!
前にも言った筈だ。構うなと。
見てらんねぇんだよ。そりゃ俺には考えられねぇ事ばっかお前はやってる。
そうだろうな。俺からしてみればお前のしていることが考えられないからな。
・・・・。なぁとにかくもうやめてくれ。
もう遅い。一度これを知ってしまったからにはやめるのは難しい。
いい加減にしやがれ
345 :阿吽の呼吸 ◆DvdDlZP4EI :2006/06/19(月) 16:31:30 ID:2cU14/Vi
・・胸倉から手を放せ。
・・・・・
何でそこまでして止めるんだ?
や ら な い か
んぐんぐあごあご
ハァ・・・フン・・・んん・・・。ただのオナカスかと思って油断したよ・・
いや、流石だな。経験が違う。
お前にもあったじゃねぇか。俺を超える才能がよ。
バカ・・・俺は先輩達の架空妄想を参考にしただけだ・・
イメトレだけでこれはねぇよ・・・ハァ・・・
フフフ・・・
ククク・・・んぶっ・・・はっ
サイズ:阿含
噴水量:雲水
>>840 女体にするなら水町だろ。露出狂チアガール(;´Д`)ハァハァ
レイプものって需要ないの?
ありかなしかと言われれば、俺はありだと答えるぞ。
需要はあると思うが、注意書きヨロ
鈴音×まもりのレズものって需要ありますか?
今書いているのですが…
>>848 し、失礼ですが・・・
神としての証明は?
かもおおおおおおん
851 :
ハミガキ子:2006/06/29(木) 21:32:26 ID:t2RDoUBi
じゃあ投下しますね。
鈴音×まもりのレズもので苦手な方はスルーしてください。
あと今パソコン壊れてて携帯から書き込んでいるので、改行がおかしいかもしれません。
ここはまもりちゃんのおうち。
今日は鈴音ちゃんがお泊まりに来ています。
時刻は10時をまわっていました。
「ごめんねー、鈴音ちゃん。私の作った料理、あんまりおいしくなかったでしょう?」
「いやいや、何言ってんの。まも姉の料理とーーってもおいしかったよ。
いつも自分で作ってるの?」
「うん。今日みたいに両親が仕事でいないことが多くて。しかたなく、ね。」
「へー、だからこんなに上手なんだ。ね、今度教えてよ。」
「うん、私なんかでいいならいつでもいいよ。」
「ヤーー!約束ね!」
「あ、もうこんな時間。まも姉、私お風呂入ってくるね」。
「場所分かる?」
「大丈夫だいじょーぶ。まったく、まも姉は心配症なんだから。」
そういって、鈴音ちゃんはまもりちゃんの部屋のドアをパタンと閉めると、元気よくお風呂に向かって行きました。
852 :
ハミガキ子:2006/06/29(木) 21:41:16 ID:t2RDoUBi
つづきです。
鈴音ちゃんがお風呂に入ってから1時間後、生まれたままの姿で出てきました。
まるでお人形さんのような肌についた水滴をきれいに拭き取って、パンツ、ブラジャー、パジャマの順に服を着ていきます。
ドライヤーで髪を乾かした後、鈴音ちゃんは台所に向かいました。
「お風呂入った後って喉かわくんだよね。なーにーかなーいーかーなっと。」
そう言いながら冷蔵庫を手当たり次第に物色していきました。
「あ、イイモノはっけーん。飲んじゃえ!」
鈴音ちゃんが手に取ったのは、たとえどんなにアルコールに強い人でも10秒で酔っ払ってしまうという『マンモスジュース』というお酒でした。
もちろん、それを一気飲みした鈴音ちゃんは…
ガチャ、というドアの開く音に反応したまもりちゃんは、
「どうしたの?鈴音ちゃん。遅かったじゃない?」
と声をかけました。
質問に答えない鈴音ちゃん。
「ちょっと、大丈夫?鈴音ちゃん。もしかしてのぼせちゃ…」
「まも姉ーー!」
とまもりちゃんの言葉を遮って、鈴音ちゃんがまもりちゃんをベッドに押し倒しました。
「ちょっ、鈴音ちゃん!?それにこの匂い…まさかあのお酒飲んじゃったの!?」
「エヘヘー。まーもーねーえー。」
ダメ、完全に酔っ払っちゃってる。どうにかしないと…とまもりちゃんは思いましたが時既に遅し。
853 :
ハミガキ子:2006/06/29(木) 21:47:01 ID:t2RDoUBi
つづきです。
「まも姉ってさァ、けっこう胸おっきいよねェ。」
鈴音ちゃんの白くて細い手が、服をすり抜けてまもりちゃんのおっぱいにたどり着きました。
「私なんてェ」
もにゅ。
「ひゃん!」
「まだスポーツブラなんだよォ?」
むにゅむにゅむにゅむにゅ。
「あん、ちょっ、やめて。鈴音ちゃん…」
鈴音ちゃんはリズミカルに胸を揉んでいきます。
「ね、鈴音ちゃん、もうやめよ?ね?」
「なーに言ってるのォ?まも姉ェ。ココをこーんなにかたくしてるくせにィ。」
そういうと鈴音ちゃんはコリコリになっている乳首をいじりました。
「あぁあ!?そこ弱いから、いじらないでぇ。」
「まも姉ったらカーワイイ。そんなこといわれたらァ、もっとイジメたくなっちゃうよォ。」
鈴音ちゃんはそういうと、ブラジャーごと服を上にずらして、乳首を口にくわえてコロコロと舌の上で転がしました。
まもりちゃんの乳首は口の中で、真っ赤に色づいていきます。
「やん、あ、ふうん、はぁぁ」
「ヤダー、まも姉感じすぎだよォ。胸だけでこうなんだから、アソコいじったらどうなっちゃうのかなァ?ねェー、まーも姉ェ?」
854 :
ハミガキ子:2006/06/29(木) 21:55:26 ID:t2RDoUBi
つづきです。
鈴音ちゃんはまもりちゃんのスカートを捲り上げると、隠れていた純白のパンティーをまじまじと見つめました。
「あれェ?まも姉ェ、私まだココはいじってないのにもう大洪水だよォ?まるでお漏らししたみたーい。」
「お漏らしするような悪い子はお仕置きだね〜。」
そういって鈴音ちゃんは、ベッドの下からまもりちゃんがいつもコソコソ使っている、いわゆる『ピンクローター』と呼ばれるバイブを引っ張り出しました。
「ど、どうして鈴音ちゃんソレ知ってるの?」
「まも姉のことなら何でもお見通しだよォ。」
「じゃー、今からお仕置き開始ねェ。」
鈴音ちゃんはまず太もものほうから、次第にアソコのほうへとゆっくりとバイブを当てていきました。
「あぁ、す、ず、なちゃ…」
「ダメだよォ?まも姉ェ。これはお仕置きなんだから、ちゃんとガマンしないとォ。」
バイブはついにグチョグチョに濡れたパンツにたどり着きました。
鈴音ちゃんはパンツを横にずらすと、愛液がトロトロと溢れている秘密の花園へとバイブをねじり込みました。
「っ!はぁぁぁぁん!」
「まーも姉ェ、ガマンガマン。」
鈴音ちゃんはそういって可愛らしい顔をまもりちゃんの股にうずめると、可愛らしく勃発しているクリトリスを子犬のようにペロペロと舐めました。
「あぁぁぁぁ!ダメェ!」
ペロペロペロペロ
ブゥゥゥゥゥゥン
「ふあぁぁん、あぅん、いやあぁぁぁ」
「まも姉ェ、もうすぐイきそうなんでしょォ?イッていいよ。私がイかしてあげるゥ。」
「ヤダ、ダメ、イく。イっちゃうのぉぉぉぉぉ!」
鈴音ちゃんがカリっとクリトリスを甘噛みしました。
「ひゃぁぁぁぁんん!!」
まもりちゃんの体がビクビクっとゆみなりにそれました。
プシャァァァァ
「アハハ、まも姉ェ本当にお漏らししちゃった…ね……スースー」
あらあら、どうやら疲れて眠ってしまったようですね。
まもりちゃんも絶頂を通り越して気を失ってしまったようです。
この2人が目を覚ました時、果たしてどうなることやら…。
お わ り
以上、駄文失礼しました。それでは。
856 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 22:04:43 ID:QM+S6TsH
乙!
うおっ神来てた。
乙です。
鈴まも鈴まも
女体化ってありなん?
>>859 個人的にはなし
鈴まもの人次はペニバン装着でお願いします
セナとまもりと鈴音の3Pまだ?
セナとまもりと鈴音の3Pまだ?
セナとまもりと鈴音の3Pまだ?
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セナとまもりと鈴音の3Pまだ?
セナとまもりと鈴音の3Pまだ?
落ちるよばかん
865 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 07:51:11 ID:WK+BEmOJ
神降臨待ってますぞぉ〜
自分も待ってる。
阿リコって結構あるかと思ってたら
なかなか見かけない…。
584です。
阿リコ書いてる途中で諸事情で書けなくなっておりました。
久々に来て、待っててくださる方がいて嬉しかったです。
一応続きがあるのですが、今更でよかったら投下してもいいでしょうか…?
うおお、諦めかけてたらネ申ktkr
ぜひ投下して下さい(*゚∀゚)=3
待ってますた!
ハァハァハァハァハァハァハァハァ……
871 :
阿リコ4:2006/07/18(火) 00:57:50 ID:piLRdnfo
どうもありがとうございます。
では、投下しますねノ
神龍寺学院の、敷地内………その中にひっそりと佇む離れ。
そこは、かなり昔の道場なのだが、今は使われておらず、
少々不気味な雰囲気が漂うので、生徒達もあまり近寄らなかった。
リコがそこに辿り着いたのが、午後5時―――――
まだ肌寒く、薄暗いため少し恐くなってきたのだが、
もうすぐここに来る人物を待つ為にじっと耐えた。
もうすぐ………あの憧れの人と……
薄暗い離れの中に、ひと筋………光が差し込んだ。夕暮れの光だ。
古い扉が、キィ……と音を立てて開かれた。
ようやくリコの待ちわびていた想い人が現れた。
後ろを嬉しそうに振り返ると……
そこには、
想い人と……同じ顔をした……でもまったく違う人物が立っていた。
………笑いながら。
872 :
阿リコ5:2006/07/18(火) 00:58:55 ID:piLRdnfo
「あ…あれ…?」
先程、自分に吉報を持ちかけていた男、阿含だった。
リコは戸惑い、首を傾ける。
「あああ…あの……阿含…さん…?…えっと…その……雲水さん…は…?」
そう言ったとき、阿含と目があった。
その瞬間、リコは何かを悟った。
まだ冬だというのに、リコの頬には汗が伝った。冷や汗だ。
思わず、足が後ろに下がる……
しかし…後ろにはもう壁しか残されていない。
足を竦ませながら、勇気を出してもう一度問うた。
「あ……ああああの………雲水さんは…?」
「………………別にどっちでもいいでしょ?顔おんなじなんだし」
阿含は、もう一度…………………嗤った。
873 :
阿リコ6:2006/07/18(火) 01:00:26 ID:piLRdnfo
「ひゃあ……ぁ…ぁあ…!」
どうしてこんなことになってるんだろう…
リコはひたすら頭の中で考え…絶望した…。
午後、5時30分―――――
「うっわ……こんなに濡らしちゃって……なんだー…
雲水じゃなくても感じるんじゃん、淫乱」
早々に、リコの下着を脱がせ床に捨てた阿含は、
その指でリコの秘部を容赦なく愛撫した。
その間にも、舌で胸も同時に攻め立て、寒さと快感で
リコの胸の飾りはピンと張り詰めてしまった。
用意周到な阿含は、リコを拘束する道具まで持ち寄り、一切の抵抗を断絶した。
手首を縛られ、身体は晒されて、リコは涙が止まらず溢れかえっていた。
その間にも、阿含の愛撫は続く。
的確に刺激を与え、しかし、その刺激は曖昧で、リコの身体は熱を高めるだけでなかなか絶頂まで到達せず、生殺し状態がずっと続いている。
「ん……はぁ…ひゃあ……も…もう…もう……やめ…て…く…ださ……あんっ!」
「何で?嬉しいでしょ?こういう事されたかったんでしょ?雲水に。
俺でも雲水でも変わんないって。現にお前……感じてるんだし」
「っ!!…ひ…どい…っ!そんな……あぁっ!あぅ…ぅう…」
阿含は、蜜の滴るソコをジワジワいたぶるように弄び、胸を味わっていた
舌を、リコの耳の方へと寄せた。
「あ、それとも毎晩雲水の事思って一人でシてたとか?淫乱だもんなぁー!リコちゃん!で、こんな風にしてたんだろ!?」
阿含は楽しそうに笑いながら、自分の濡れた手をリコの顔の前に差し出した。
そして、ネチャネチャといやらしい音を立て、リコの頬にそれを塗り付けた。
「いやぁあっ!やだっ…やだあ…!」
涙を枯らすことなく泣き続けるリコ……頭の中はもう羞恥でいっぱいだった。
恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのに、その気持ちに反して、
足は自然と開かれ、蜜がダラダラ流れる状態だった。
874 :
阿リコ7:2006/07/18(火) 01:02:21 ID:piLRdnfo
その様子を見て阿含は、更に笑いを深くして、追い討ちをかける。
「じゃあ、正直なリコちゃんにご褒美あげよっかなー」
「………へっ…?…え…」
舌なめずりした阿含は、再びリコの耳元に唇を寄せ、
指を瞬時に秘部へとあてがい、こう言った。
「リコちゃん……好きだよ…」
「……っ!!……あ……ぁ……あぁあん!雲水さぁあん!」
阿含は、囁いた。
しかし、その声は紛れも無く………雲水の声で。
そして囁いたと同時に、指を秘部の奥へとブチ込んだのだ。
その瞬間、リコは指が入っただけだというのに達してしまっていた。
引き金は勿論、『雲水』の声だった。
「あーらら……イッっちゃった?しかも名前まで呼んじゃって…」
「は…ぅ……あぅ……ひっく……ひっく……」
「どう?『雲水』にイカされた気分は?」
「……っ!!ひ……どい…っ…!!」
リコは歯を食いしばり、阿含をじっと睨んだ。
………涙は未だ止まらない。
「………あ゙ー………何だ…?………その眼……」
阿含の顔から初めて………笑いが消えた。
875 :
阿リコ8:2006/07/18(火) 01:04:06 ID:piLRdnfo
飢えた獣のような鋭い目で、リコを睨みつける。
「あ…っ……ご……ごめ…ん…なさ…い…!」
阿含の目に怯え、リコは下を向き、ひたすら震えていた。
すると、阿含の口元が再び上がり、笑いがこみ上げた。
震えるリコの顎を掴み、強引に自分の口元に引き寄せ……
「………いい子のリコちゃんには……もうひとつご褒美あげようか…」
そう……囁いた…。
時計の針は、5時40分を指していた。
とりあえずここまでです。
また続きが出来たら来ます。
>>871 乙!!!GJ!GJ!GJ!でした!
リコ可愛いよけな気だよ
ウンスイの声でイっちゃうリコ、カワユス
じじじじじGJ!
うわああ、すげえグッジョブ!!
リコたんイイヨイイヨー。
ちょっすげえ!
リコ可愛い!
続き待ってます!!
アゴンのキャラがイイ!!
雲水がどう絡んでくるのか楽しみ!
,.:::.⌒⌒:::::ヽ
(::::::::::::::::::::::::::::)
(( (::::::::::::::人:::::::::ノ
(::::(´・∀・`):ノ )) wktk wktk
(( ( つ ヽ、
. 〉 とノ i ))
(__ノ^(_)
全裸で待ってます。
道場で。
↑
雲水
ほしゅ
なさそうだけど、もう一回くらい
阿含とリコたんの絡みがあったらいいなあ…。
ほ
阿含に鈴音も犯してもらいたいです・・・
阿含は女好きのナンパ野郎ということで、ストーリー的には女キャラと絡ませやすいが
どれもセクースまでは難しい
阿含にメグも犯してもらいたい。
888 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:41:10 ID:Z6rgEDq3
保守
早くしないと雲水が風邪を引く
リコたんに粘膜感染でカゼが移ってしまう。
新巻の番外クエスチョンのリコに萌えた
喧嘩の戦利品としてメグを犯してもらいたい
阿含メグをナンパ→メグ無視→あ゙?→メグもあ゙?→犯すぞコラ→やれるもんならヤッてみな
そして鬩ぎ合い…
ルイ×メグが好きだけれども
喧嘩に負けたルイの目の前でヤられてしまうメグも見たい
>>895 カワイソスだが良い
あと水着表紙に萌えてまもりがセナとお揃いのミサンガを作るくだりを書こうと
思ったんだがエロにいかねー
保守保守
阿リコ禿萌え
キボンヌキボンヌ
「セナ、ミサンガはね……こうやって…こう編むの」
「これって結んでるヒモの間に髪の毛とか入れたりしないの?」
「えっ!?そんな呪いみたいな事しないわよ!?」
「えっあっそうなんだ!」
「でも……願かけには効きそうね…」
「かもね………でも……髪の毛よりこっちの毛の方が効き目あるんじゃないかなぁ…」
「えっ……セナ…?やっ…そ…そこは…!!」
「あ、そうか……まもり姉ちゃんはクォーターだからココの毛も色素が薄いんだね…」
「ちょっ…セナ…やめ…てぇ…見ないで…!」
「……アレ?まもり姉ちゃん…?僕まだ何もしてないよ…?
どうしてこんなにビチョビチョなの…?」
>>897 勝手にすみません
901 :
阿鈴:2006/08/23(水) 01:44:57 ID:QSUu2Abd
>>886 「関東大会の会場ってどこかな?」
「えっと・・・」
(あっ・・・!)
「・・・あっちを右に曲がったとこ」
ツンとした態度と口調の鈴音
道を尋ねてきた男がヒル魔達三人を蹴落とし神龍寺エースの座についた金剛阿含だと気付いたからだ
「そっか、じゃ行こっか!」
「えっ?」
「君、泥門チアリーダーの瀧鈴音ちゃんだよね?」
「う、うん・・・」
鈴音は目的地と時間が同じだったため不本意ながらも阿含と会場へ向かう
「あれ?何か思ったよりそっけない感じだね、試合中はノリノリなのに」
「・・・そう?」
(聞いたとおり、女の前では特に軽い口調でヘラヘラしてる・・・私も範囲に入ってるのはちょっと意外だったけど・・・)
「あ!もしかして泥門の連中から俺の悪い噂とか聞いてる?」
「・・・うん、推薦枠の件とか・・・でも泥門は神龍寺には負けないからね!」
いつになく敵意を表に出す鈴音に対し阿含はにやけ顔を崩さない
「ふーん・・・」
ワッフルワッフル
904 :
阿鈴:2006/08/23(水) 18:14:48 ID:QSUu2Abd
「ところで鈴音ちゃん、今夜暇ァ?」
「いや!」
間髪入れずきっぱり断る鈴音
そうしてるうちに会場につく二人
(えっと・・・会場への通路は・・・)
「あー、こっちこっち」
「何だ、場所知ってたの!?」
「去年来たから」
(そういえば・・・)
鈴音はナンパ目的で知ってる道をわざわざ尋ねてきた阿含に呆れた
「ちょっと・・・本当にこっちなの?」
「ああ」
「それにこれって非常階段じゃ・・・!」
鈴音が肩を見ると阿含の手が乗っている
「大丈夫だってまだ試合まで時間あるしさー」
「え・・・!」
905 :
阿鈴:2006/08/24(木) 00:21:47 ID:43G4kAiK
「ちょっ・・・何すんのよ!」
「あ゙ー、試合前に出しとかないと調子悪くてさー。ま、女とやらなくてもカスチームに負けたりしねえけどな!」
阿含はチャックを下ろし太長いものを鈴音の顔に近付ける
「やっ・・・!大声出すわよ!」
「じゃ栓しちまうか」
「ん、うぐっ・・・!」
「おっ、思ったよりいいじゃん!」
鈴音の口は小さいせいか巨根をきつく締めるようだ
907 :
阿鈴:2006/08/25(金) 00:12:46 ID:Ck3U4VWQ
「じゃ、出すから全部飲めよ鈴音ちゃん!」
「んんん!」
鈴音は涙ぐみながら慌てる
「さーてと俺のジュニアは鈴音ちゃんのお口でキレイになったかな?」
(ケホッ、ケホッ!)
「なーんだ、吐き出しちまったのかよ」
「はぁ・・・はぁ」
鈴音は涙を拭いながら息を切らしている
「ま、いっか。気持ち良かったから今度は俺がイカせてやるよ」
鈴音のセーラー服に手を出す阿含
「やっ・・・何すんの!」
必死に阿含の手を邪魔しようとするが腕力差のあまりどうにもならず脱がされてしまう
「・・・おっ、下に何か着てると思ったらいつものチア衣裳じゃん!やっべ、マジで興奮してきたよ!」
908 :
阿鈴:2006/08/25(金) 18:56:02 ID:Ck3U4VWQ
「じゃ、衣裳の下も見ちゃおっかな」
「やっ・・・!」
阿含はヘラヘラしながら鈴音の乳首をいじる
「あっ・・・!やだっ・・・」
「ま、たまにはペチャパイも面白いか」
「な・・・そう言うなら放しなさいよ!」
「でも・・・」
阿含は鈴音の乳首に唇を近付ける
「あっ・・・!いやっ!」
乳首を凄い勢いで吸われ痛がる鈴音
「こうすりゃ、ちっとは腫れて大きくなるんじゃないの?」
鈴音の乳首を放し阿含は陰部を触る
「今のでこんなに濡れてるよ、やっぱ処女は違うな。ま、それも今日で卒業できちゃうんだから良かったじゃん、鈴音ちゃん」
「!・・・やっ・・・いやあ!」
貧乳ちくびハァハァ
品乳萌え
阿含てめええええええええええええええええええぇぇぇぇ
GJ!
912 :
阿鈴:2006/08/28(月) 22:44:06 ID:xJlVile1
「ほーら・・・これでロリ体型の鈴音ちゃんも大人の仲間入り〜♪」
「ひどい・・・」
阿含はショックに泣く鈴音を無視し奥を突き上げる
「・・・あっ、ぅあっ!」
「もっと激しくするぞ!」
「あっ・・・セ・・・!」
「下の口もギッチギチで・・・出る!」
「やだぁ!やー!」
鈴音は泣き叫びながら必死に結合を離そうと阿含の身体を手で押すが太ももを阿含の手で押さえられどうにもならない
「ほうら!」
「やああああ・・・!」
鈴音は震えながら再び泣き崩れた
「あ・・あふっ・・セ・ナぁ・・・セナぁ・・・!」
「あ゙ー、セナ?」
阿含は聞き覚えのある名前に反応する
(あのチビか・・・)
「そうか・・・じゃ前からやってみようと思ってたのやろっか・・・」
阿含は邪悪な笑顔で鈴音の携帯を取り出し着信履歴を調べる
(ピッ、ポッ、パッ)
「じゃ、鈴音ちゃん、続けるよ」
阿含は鈴音の耳元に携帯を近付けたまま、また鈴音を犯しはじめる
(トゥルルル…トゥルルル…)
「えっ・・・何・・・?まさか・・・」
913 :
阿鈴:2006/08/29(火) 17:38:24 ID:h4AAG6d/
「もしもし」
「!・・・セナ・・?」
「どうしたの鈴音?今試合前のミーティング・・・」
「・・はぅっ!」
「大丈夫?」
「うん・・・大丈夫、ちょっと体調崩しちゃって・・」
「え?じゃ今日の試合は・・・」
「ううん・・・遅くなるかもしれないけど・・ヒッ!・・・行けるから」
「本当に大丈夫?」 「うん・・ら、ハァ・・らいじょうぶぅ・・・だから」
(セナ・・・助けて・・・!)
「・・そう?じゃ・・」
「やああああ!!」
「鈴音!?」
(ツー、ツー・・・)
914 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:44:15 ID:yZI/FtPp
キ // /::::://O/,| /
ュ / |'''' |::::://O//| /
.ッ \ |‐┐ |::://O/ ノ ヾ、/
: |__」 |/ヾ. / /
ヽ /\ ヽ___ノ / . へ、,/
/ × / { く /
く /_ \ !、.ノ `ー''"
/\ ''" //
| \/、/ ゙′
|\ /|\ ̄
\|
915 :
阿鈴:2006/09/02(土) 18:03:13 ID:AMGpJDz3
「ハァ・・ハァ・・」
(セナに聞かれちゃった・・・どうしよう・・)
「Hしてるの思いっきりバレちゃったんじゃないのー?」
阿含は鈴音からものを抜き口に当てた
「じゃ、もうそろそろ試合だから後始末してもらおっかなー」
「・・・・」
鈴音はもう抵抗する気力もなく黙って泣きながら阿含のものをしゃぶった
「ほらほら、亀頭の曲がり目についた白いカスも綺麗に舐めろよ」
「ふあぁ・・・」
完
三位決定戦の後、実はセクハラ目的で抱きついたセナがやっちゃう話。
神龍寺戦の後、足が痛いとか行って、鈴音に真ん中の足をさすらせたりなめさせたりいれちゃったりする話を希望したい。
917 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 18:46:14 ID:lNEqUU3x
どなたか書いてくれませんかねぇ。。。
最近誰も来ないし↓
>>916 それだけのことを考えられるなら、書ける…ていうかむしろおまいにしか書けない・・・!!
ついでに↑の話と絡めて阿含にヤられた事に気付きながら、
あえて知らない振りしつつ、
動揺してる鈴音タンいじめるセナもアリかと妄想してみた。
…吊ってくる
921 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 22:53:05 ID:E1zi7t1f
とあるスレに、セナが、猫耳+尻尾のまも姉&犬耳鈴音&うさぎ耳ヒル魔&リス耳若菜の間で揺れ動くというネタがあった。
なんか萌えたから誰かちょっと書いてくれまいか
922 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 16:22:02 ID:Vaz95CAA
まもりに〜にゃとか言われたらイメージとのギャップに萌え死ぬ。鈴音がわんとか言ったら可愛すぎて勃起するのは免れない(*´д`*)ヒル魔がみゅ〜とか泣いたら頭なでなでしてやりたい。
あ、リスの鳴き声ってなんだろう。若菜たん…
腐女子イラネ
924 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:53:51 ID:Vaz95CAA
マジレスされても困る
なんにせよ半年ロムれ。
926 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:18:33 ID:9XIeXbnW
何故みんな相内比奈たんや伯井菜明日お姉さまの良さに気づかんのだ
伯井菜明日お姉さまの手によって
手術台に拘束され、調教されてしまうセナ
それを同じく拘束され側で強制的に見させられるまもり
「やめて…セナに手を出さないで…!」
そう言いつつも隠微な光景を見守るしかないまもりの指は
いつしか自分の秘部へと伸びていたのだった
「あら? そんな事言ってるわりにはどこに手を伸ばしてるの?」
クスクスと微笑する菜明日に話しかけられ、まもりは羞恥心を煽られる。
けれども、その羞恥心に比例するように秘部はとろりとなってきていた。
930 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:29:36 ID:9ny7Lnss
菜明日先輩の制服姿ハァハァ(*´д`)
「いや…み、見ないで…!」
しかし意志に反してまもりの指はさらに動いてしまう。菜明日はわざとまもりの脚を掴んで
大きく開かせた。
「セナ見ないで、見ちゃだめ…」
「まもり姉ちゃん…」
言葉とは裏腹に、見られているという意識がさらにまもりの指の動きを激しくする。
いつの間にか指は下着の中へと…
「うふふ、清楚な顔に似合わずいやらしい子ね。でもそういう子好きよ」
菜明日はまもりの両足首の拘束具に付いた鎖を滑車で引き上げていく。
極限まで大きく開かされてしまうまもりの脚。
「本気になっちゃいそう…」
菜明日のメスが器用にまもりのパンティを切り裂く。床に落ちるパンティ。
セナの目は当然さらけ出されたそこに釘付けであった。
「み、見ないでーっ!」
菜明日お姉様…!
やめろーっ!俺のまもりタソに何をっjmxpbpdjaGagmpwb
菜明日様ぁ…ハァハァ(´Д`*)
ナース服も制服の白衣も似合いすぎな菜明日お姉様
傑作になりそうな予感
菜明日お姉様のために保全
「この子は弟のように可愛がってる子なんですってね…」
菜明日はいまだ手術台に拘束されたままのセナをちらっと見る。
至近距離にまもりの露わにされた秘部があるせいか、さんざん調教を受けたはずのセナのそこも再び勃ちあがっていた。
その視線を否が応にも感じてしまうまもり。
(ああ…セナに見られちゃってる。わたしの…女の子の、一番恥ずかしいところが…)
菜明日がまもりの脚の間にしゃがみこみ、そこをさらに指で広げて覗き込む。
「あら、さっきよりもっとスゴくなってるじゃない。濡れすぎて、まるでお漏らししたみたいよ」
「い、いや…そんなこと言わないで…」
「ふふ。弟のように大事な子の前でイかされちゃうのって、どんな心境なのかしら」
含み笑いながら、菜明日がまもりのヒクヒクしているそこへ手を伸ばす。
「興味あるわ…すごく」
「ああっ、やめて!」
菜明日の指がまもりのクリトリスをとらえた。
「敏感なのね、すてきよ」
菜明日の指は的確にまもりの気持ちいいところを狙って責めてくる。
「ああ…やめて、だめぇ…」
容赦のない責めにまもりは喘ぎ声をこらえきれない。菜明日の細い指はまもりのクリトリスを挟んで、優しく、そして時に強く刺激していく。
「いや、許して…そんなの、イっちゃう…」
(お願い、イくところだけはセナに見せないで…!)
しかし無情にも、菜明日はまもりの背後へ回り、セナの方へ見せ付けるようにして、まもりのそこを指で開きながらさらにクリを責めるのだった。
「いや、いやぁ…!」
「いや?そう、指じゃ物足りなくてイヤなのね…わかったわ」
菜明日が楽しげに笑った。
お姉様ああー!
菜明日お姉様…ハァハァ(*´Д`)
菜明日お姉様の制服姿は本気で麗しいな
続きマダー?
菜明日がふっとまもりから離れ、背を向ける。
ほっとしながらも、淫部への刺激が去ってしまったことを少し残念に思ってしまうまもり。
(そんな…何考えてるの私。もっと…本当はもっとやってほしいだなんて…!)
そんな訳ない、と内心で自分の欲望を打ち消すまもりだったが、菜明日が振り向きざま、メスをさっと一閃させる。
「あっ……?」
切り裂かれたまもりの制服。成長途上の白いおっぱいがぶるん、と露わになった。
菜明日がその乳首を優しく突っつく。
「あら…何もしてないのに、さんざんいじったクリと同じくらいピンピンじゃないの」
「や、やめて…そこは…」
「本当にエッチな体なのね。いけない子」
女同士で性感帯は知り尽くしている。菜明日の手がまもりの敏感なおっぱいを揉みしだき、乳首を指でコリコリとつまんで刺激する。
その快感に溺れながらも、まもりはすぐ側にいるセナの視線をも感じ、その恥ずかしさと屈辱でさらに燃えてしまうのだった。
(ああ…私、こんな…これじゃ、見られて興奮する変態みたいじゃない…)
その心の声を聞いたかのように、乳首をクリクリしながら菜明日がささやいた。
「うふふ…そうよ、あなたは本当は変態なの。どうしようもないどスケベな女の子なのよ」
「なっ…」
「正直におっしゃい。さっきだって、私が立ち去りかけた時、残念だと思ったでしょう」
「ちがう、そ、そんな…」
「あら、そう?上のお口より、下のお口はずいぶんと正直みたいよ」
そう言うと、菜明日は乳首をいじっていた指をいきなりまもりの膣へと挿入した。
「あぅっ…!」
「こんなにぐちょぐちょにしちゃって、はしたない子…。こんなにイヤラシイ子には、とびきりのお仕置が必要ね」
まもりの濡れまくった膣を指でこねまわし、イク寸前にまでしてから、菜明日が指を抜いた。
「この前、開発したばっかりのコレを試す機会が来たかしら…」
菜明日が白衣をめくる。
そこにはペニバンが装着されていた。しかもかなり太い…。
まもりは怯えながらも、それを「欲しい…」と無意識に思い、ゴクっと生唾を飲んでしまう。
「これは超高性能で、動きも本物そっくりだし、私がイクと先っぽから私の愛液も出ちゃうのよ…」
菜明日が微笑んだ。
そして側でまだ拘束されているセナの勃起したモノを、片手でぎゅっと掴む。
「い、痛あぁ!」
「セナ!やめて、セナにはひどいことしないで!」
まもりは絶叫した。
「あら、ひどいことなんかしないわ。ただ選ばせてあげようと思って」
「選ぶ…何を?」
「あなた処女でしょう?だから初めてがこのペニバンか、それともこの坊やのおちんちんか選ばせてあげようと思って。ねえ、どっちがいいの?」
まもりは息を飲んだ。
931から勝手に続きを書いている者です。
続きますw
同じく
>>929を勝手に書いた者です。
ネ申よ!貴方は私の想像を遥かに超えている……!
菜明日様ハァハァハァハァ
菜明日様にお仕えしたいのですが、ブ男はだめですか?
網乃に入学して菜明日お姉様にお会いしたい
菜明日様のお付きの人になりてええ
951 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 19:09:03 ID:0OMR3cxy
続きまだかな
「そ、そんな…」
今まで自分の膣に何かを挿入することなど経験のないまもりは、菜明日の言葉に戸惑う。
しかし目の前にさらけ出された菜明日の雄雄しいペニバン、そして想像以上に…いや今までそんなイヤらしいことを想像したことはなかったのだが…男の子らしく張りつめたセナのソレに、つい目を奪われてしまう。
(今まで一人でしてて…欲しいって思ったことは何度かあった。でもそれって、やっぱり…ああいうのを欲しいってことだったの…?)
いつしかまもりは、自分の息が荒くなり、小刻みに腰を動かしていることに気付くのだった。
(そんな…私がこんないやらしいことを、したがってるだなんて…)
無理に急かすことなく、菜明日はまもりがみずからその境地に追い込まれていくのを、じっくりと見守る。
その視線は常にまもりの豊満な乳房、くびれたウエスト、豊かな太もも、そして隠すこともできず隅々まで露わにされた秘部の上を這っている。
まもりは勿論その視線を感じ、触れられずとも、何度もイきそうになってしまうのだった。
「ああぁ…、も、もう、だめぇ…」
このままイかされず、放置されてしまっては狂ってしまう……。
まもりは拘束されたままの姿で、もじもじと腰をよじり、せめて何とかイけるようにいじらしい抵抗を試みるのだった。
(これ以上、セナの目の前でみっともない姿をさらすなんて耐えられない…。ごめんね、セナ、でもどうか私のイくところだけは見ないでいて…)
まもりが心の中でそう念じた時、菜明日が見透かしたように微笑んだ。
「あら?まさか選ばずにイかせてもらえるだなんて思ったのかしら…?」
菜明日がパチリと指を弾く。
すると奥の扉が開き、網野のドーピング強化された兵隊たちがわらわらと数人入ってきた。
拘束を解かれ、両脇から脚を大きく開いたままの体勢で持ち上げられてしまうまもり。さらに、ベッドにあお向けで拘束されているセナの、ちょうど顔の真上に濡れ濡れの淫部が来る姿勢で固定されてしまう。
「いっ、いやああああ!セナだめえ!見ないでぇぇ!」
「ま、まもり姉ちゃん…これが…まもり姉ちゃんのアソコ…」
セナの息がかかるほどの至近距離で性器を広げさせられ、まもりは唇を噛みしめる。
その耳元に、ふっと菜明日の甘い声が囁きかけられるのだった。
「ふふ、カワイイ男の子の顔の真上で、挿入されちゃうとこ、ようく見てもらいなさい…」
「あ、ああっ、そんな!」
「気持ち良くしてあげるわ」
菜明日の太いペニバンが、まもりの中へズブブ…っと入っていった。
「んぁ、ああああああ!」
かつて感じたことのない…自分の指では達したことのない快感。まもりが声をあげ、腰を揺する。その股間のあたりから、セナの「ま、まもり姉ちゃん…、スゴイ…」という声がした。
「ああ、セナ!」
ペニバンを装入されたまま、思わずセナの顔の上にまもりは腰を下ろしてしまう。
「見て…ああ、まもりは、お姉ちゃんなんかじゃないの…こんなにイヤらしい女なの、見てぇ!」
菜明日お姉様のペニバン姿
o(´Д`*)oハァハァハァハァ
21巻のオマケすごい。飛び出すスペルマ……(違
まも姉の「勝って……!」が(・∀・)イイ!
ageちゃいなよ
「起こしてしまったか?」
番場が病室で目を覚ますと、そのすぐ隣には太陽スフィンクス主将、
原尾の姿があった。
「…試合は?」 番場の問いに原尾はゆっくりと首を振った。
「そうか…すまない、お前との約束、守れなかったな」
「そんな事はない!」 突然激昂した原尾に番場は驚いた。
「お前はいつだってチームを、私を守ってくれたではないか。
試合に負けはしたが…私のお前への思いは変わらない」
そう言うと、原尾は着ていたワンピースの肩口に手を掛けた。
「お、おい。何を…」
するりと着衣を脱いだ原尾は下着をつけていなかったらしく、
一糸まとわぬ姿が番場の眼前に現れた。女らしい豊かな乳房と
引き締まった男性的な肉体のアンバランスさに目眩を覚える。
「私を抱いてくれ…番場」
ゲェェェ
∧_∧
(ill´Д`)
ノ つ!;:i;l 。゚・
と__)i:;l|;:;::;:::⊃
⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
かえれ
>>955 勝っても何もなかったけどな
足の心配もあの場限りで、あとはずっと放置だったし
女体化原尾に萌えた
俺的にはおkだ
今の原尾なら、実はおにゃのこでしたと言われても受け入れられる
964 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 07:34:13 ID:PXNbkWD5
菜明日お姉様カムバック
俺的にも今の原尾がおにゃのこオチでも問題ない
番場とのあの体格差でのエロなら寧ろみてみたいくらいだ
966 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 16:14:35 ID:BR01mcj7
逆流性食道炎になるじゃないか
止めれ
>966
吐くってことですか
同意
>>684 感動した。いままでコミックス買ってなかったけど買ってみることにした
GJ !
そしてヒルまもな今週号
菜明日お姉様を書かせてもらってる者です
残業続きで最近来れませんが次で終わらせます
どうもすみません
(´Д`*)wktkwktk
終わっちゃう…(/_・、)
973 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 11:32:17 ID:TFRiltpJ
もっこすもっこす
AGE
水町と乙姫のが大のお気に入りだ。
何度も読み返してしまう
中出汁しちゃうのが水町ぽくていい
976 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 20:56:45 ID:vR8s9muS
(゚Д゚)ゴルァ
菜明日お姉様マダカナー