【FF】FINAL FANTASY Z 総合スレ【7】

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1名無しさん@ピンキー
最近流れにノってる7関係のエロパロ・雑談行きましょう。
無印本編からインター、AC、BC、CC、DC、なんでもオッケ。
この際だからエロくなくてもええわ。

同性愛系は住人の許可をとってから名前欄にNGワード指定できるようなものを
記入の上で投下ヨロシク。

BCタークスの名前は捏造可。投下前にそれぞれの名前を提示しておくこと。
もしくはスレ全体でここで使う仮名を決めたりするのもいいかもしんない。

以上。楽しくやろう。
2SAGI:2005/10/08(土) 07:32:52 ID:N3CXnter
2ゲット
3名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 13:06:20 ID:zfXcbFpX
エアリスきぼん
4>>1 ”削除”依頼だしとけよ:2005/10/08(土) 13:46:05 ID:bA7+6qDs
はいはい重複スレ重複スレ

◇◆FF7〜10-2・12萌え画像(・∀・)スッドレ!!4◆◇
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1120741561/
5名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 13:47:12 ID:bA7+6qDs
と思ったらここエロパロだった
>>4は忘れてくれ
6名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 14:23:28 ID:MFpQ4s7W
何このキチ外
7名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 14:48:56 ID:5qkl8Gan
ほしゅ
8名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 15:33:37 ID:NHtFPPFc
    /ハ\
   _|__〓_|_
    `官# ゚Д゚)"         下がってろ前ビ厨ども!
    〔エ] Y_]〕つ━    訓練教官のハッター軍曹が8をgetする!
     U ̄ ヽ
     ∪⌒∪

>>1 貴様!俺の国際戦争公司をどうするつもりだ!
>>2 口でクソたれる前と後に「友よ!」と言え!
>>3 ふざけるな!大声出せ!トンファー落としたか!
>>4 貴様にはDannyのミーロフをかき集めた値打ちしかない!
>>5 TSCの手先の雌豚トリオめ!
>>6 そのキャタピラは生まれつきか、亀? それとも努力してそうなったのか?
>>7 じっくりかわいがってやる! 逃げたり放置したり出来なくしてやる!
>>9 エンジェの近接の方がまだ気合いが入ってる! 
>>10 木星に行く前に戦争が終わっちまうぞ、アホ!
9名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 18:31:05 ID:qXADX3gE
4 名前: >>1 ”削除”依頼だしとけよ [sage] 投稿日: 2005/10/08(土) 13:46:05 ID:bA7+6qDs

はいはい重複スレ重複スレ 

◇◆FF7〜10-2・12萌え画像(・∀・)スッドレ!!4◆◇ 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1120741561/
10名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 19:48:06 ID:twqwN7C1
僕はこの戦いを止めるために木星にいってくるよ!


だれかいませんか、と。
11名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 20:41:22 ID:QLkBKgPR
イリーナ×短銃とかは駄目?
12名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 21:27:43 ID:IolqpiH9
801とレズを同性愛とひっくるめて呼称するあたり、
>>1はなんか臭えな…
最低限、腐女子の溜まり場にはしてくれるなよ。
13名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:48:54 ID:twqwN7C1
>11
個人的には構わないと思います。

>12
FFの全部ひっくるめた総合の方でこの問題で長いこと荒れてたからだよ。
その防止のため。

ただ、801はダメなのにレズは普通にOK、またその逆、というのは不公平だと
思って同性愛というくくりで注意書きなの。短くてすむし。
ちなみにどれも投下しちゃいけないとは言ってません。
読みたい人はいるだろう。
投下されたもので気に食わないものはスルー推奨。それが出来ない奴は厨。

また書き手の人もできるだけ空気を読んで、同性愛や鬼畜は苦手な人もいることを
念頭に入れて、住人からダメだしがでたら投下諦めてください。申し訳ないけど。

「基本的にはなんでも投下アリで住人は自分の好みのを選んで読む」、というのが
自分的にベストなんだがナー。
だからカプと筆力については不問。ノマなら予告ナシに投下OK。
カプ厨は死ね&読んでからの文句はなし、ということで。

以上が長くなったがこのスレのローカルルールにしたい、と思ってるんだが、どうよ?
14名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:08:58 ID:ULHe3e3U
>13=>1
15名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:12:12 ID:mQCnWHl9
>>14 はアンカーもミスってるしいったい何がしたいの?
16名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 02:02:53 ID:1xI2uavE
801は勘弁願いたい
17名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 13:53:17 ID:HAAu5tvn
「それが出来ない奴は厨」とか言う言い回しや
やたら細かくローカルルールを決めたがるあたり、
>>13は最低でも801に理解示してるレベルの腐女子のようで、だからこそ勘違いしてるようだが

エロパロ板において801とレズの扱いが不公平というのは、
住人によるジャンルの好き嫌いの問題はもちろんあるが、
そんなことより801腐女子の流入が果てしなく迷惑だから、というのがデカイ。
総合であのキチ外どものやり口見て出した結果がそれとは。

だいたい余所のスレにおける>1ローカルとて、
>>13とは801の扱い以外ほぼ同義の内容でもっとシンプルにすんでるじゃねーか。
18名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 23:17:13 ID:GClywznP
つうか801は801板にいけばいいんじゃまいか
19名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:06:47 ID:MkT0VlXO
レズはいいが、801許可すると相当に荒れると思うぞ。
20名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 18:07:21 ID:gfiWexBL
ま、百合板もあるにはあるんだがあっちは過疎板だからな
エロパロの大部分のやり方に従って百合桶、801なしにするのがベストかと
21名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:24:49 ID:A/KvIQiY
たとえば原作のファンに男と801腐女子双方が普通に付いてるスレを参考にしてみろよ。

例えば種ガンダムスレ
>気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
>雑談はほどほどに。考察やアンチは新シャア板でどうぞ。
>職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
>ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
>次スレは>950を取った人が立てましょう。
>※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい

こっちは藤崎竜スレだな
◆sage進行。
◆801は801板で。
◆職人さんは、投下前にカップリング、傾向などもあったらお願いします。
◆容量が450KBに近付いてくるか、>>950の辺りで次スレの検討をお願いします。
◆Waqwaq、短編集収録の作品はこちらで。封神演義は関連スレを参照のこと。
◆荒らし・あおり・叩き等はスルー。

このぐらいハッキリかつ単純にすんでるぜ。
スレ立ての>1が過剰にしきりたがるのは荒れる元。
22名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:27:56 ID:A/KvIQiY
あと、FF総合スレや7系のティファスレ、レッド13スレ、(エアリススレは落ちたのか?)
に告知しとくぐらいはあってもバチ当たらないんでないか。
231:2005/10/11(火) 02:49:27 ID:cmOLFXN6
なんかもう('A`)マンドクセ
以下のキーワードで各自意図を汲み取ってくれ。
建前 実質 空気読む 先手 荒れ防止
なんで叩かれてんだろ(´・ω・`) 楽しくやろーよ。
でしゃばる気なんかないからもちょっと読んでくれよ〜。

>>13>>12が自分のこと腐女子(この文字見るのスッゲ不愉快なんだ)とか言うから
補足しただけであって、基本的に>>1で終わりなんだー。
最後に「以上をローカルルールにしたい」といったのが間違いだったな。削除して。
というわけで消えるよノシ
24名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:52:19 ID:305wUiZg
さて、とりあえず書くか、完成は未定だけど('A`)
25名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 18:49:02 ID:OAbfytQ0
>>23
お前、1行目から最後の行まで徹頭徹尾腐女子臭むき出しのレス書いておいて、
腐女子呼ばわりされたくないなんて、ずいぶん蟲のいいこと言うんだなw

ただ801以外に関しては、ローカルは>1で十分だと思うぞ。
そこは評価するw
あとはお前自身が必要以上にその文体(これ大事)でツラ出さんことだな。
26名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 20:55:19 ID:pxcmRzi1
>>24是非ともがんばってくれ。待ってるぞー
ともあれ、FFZの単独スレが立ったことは純粋に嬉しいよ。>1乙
27名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:28:13 ID:1Jirv08e
イリーナの拷問ネタない?
28名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:50:28 ID:ysIF3Cnu
俺はイリーナと短銃たんの百合を待つ。
2924:2005/10/12(水) 02:08:38 ID:uwNRdLkA
>>26
FF版の、〜を閉じ込めてみたスレで
ヴィンセント×ユフィに目覚めた俺が頑張ってみるよ(・∀・)
30名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 14:32:13 ID:jhhezltM
BCFFでエロパロ読みたいヽ(≧∀≦)ノ
31名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 17:37:49 ID:1UpHjY13
クラ×ユフィがあれば死んでもいい
32名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 18:53:59 ID:hux4Ag2N
(・∀・)短散マダー
33名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:22:43 ID:ZX+AyYZh
>>11(短銃男ver?それとも女?)どっちでもイイww
>>29
双方ワクテカして待っとるさ…!
34名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:58:30 ID:k2dv8AF+
更新止まってるみたいだけど一応貼っときます。
「FFDQ千一夜物語@2ちゃんねる」ttp://www3.to/ffdqss
保管されて無いエアクラもんが禿げ上がるほど読みてぇ…
35名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:02:10 ID:k2dv8AF+
>34
エアクラ間違い。クラエア…ww( TДT)
36名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:16:03 ID:aoPcTzO8
どっちだっていいじゃねーかw
37名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:43:06 ID:7d7UetWg
例えばBCで書くとして、名前はどないする?
ロッドはまだいいとしても、短銃とか散弾とかじゃ
色気ねえよなあ……。
だからって名前つけるのもオリキャラ小説みたいに
なっちゃうし。
ロッド×散弾書きたいんだけど意見モトム
38名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 13:28:53 ID:FMpr2djv
俺は「散弾」とか「短銃」とかでも十分萌えるが。慣れてるし、自分の名前に脳内変換しやすいし。
>>1に捏造可って書いてあるから、名前付けるなら付けても良いんじゃないか。

おまえが萌えられるほうで良いから是非書いてくれ。
39名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:24:57 ID:ka7QcEVS
ごめん萎える…。
>>1にあるように「スレ全体でここで使う仮名を決め〜」るか、
「投下前にそれぞれの名前を提示」するような形式で、イリーナ×ジュノン(短銃男)
とか最初だけ書いてくれれば嬉しいんだがどうだろうか。
40名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:53:37 ID:70XMFsk3
イリーナ×短銃女書くつもりの者だが…やっぱり名前提示しちゃった方がいいか?
41名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 23:17:15 ID:M3KunycE
一人称とか、必ずしも名前いるとは限らない場合もあるだろうし、そこら辺は
書き手さんの自由で。
名前付けんでも付けてもどっちでもいいス。
42名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 03:14:03 ID:AqJfandd
ロッド=ロッド
短銃(女)=タージュ
二丁=ジュニー
散弾銃=サン
格闘=トウカ
手裏剣=シュリー
刀=田中

適当にそれっぽくしてみた。
43名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 10:03:38 ID:F06kPV/4
ちょwwwww田中wwwwwwwwww
44名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 11:46:19 ID:v36hJjY0
・名前は付けるも付けないも書き手さんの自由
・刀の名前は田中

こんなところだな。
45名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 16:44:18 ID:mXuQ1BtD
>>42
>格闘=トウカ

格姐とゴリパンを一緒にするなヽ(`Д´)ノウワァァン!!










という訳で、格姐と炉裏剣タンの身長差プレイを(ry
46名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 18:23:14 ID:AqJfandd
>45
だってゴリさん考えてみるとガクトになっちゃうんだもんよ。
47名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:22:39 ID:h2POpBH9
予告通り、ロッド×散弾銃いきます。
名前なんですが、迷った挙句出しませんでした。(>>41氏案)
考えてくれた>>42乙w田中ウケルwww

あ、途中、ちょっと陵辱っぽいんで苦手な人はスルーでよろ
ちょい長いですが、全部で10レス投下するぜー。
48ロッド×散弾銃@:2005/10/14(金) 20:24:28 ID:h2POpBH9
───アバランチ第一収容所。

「不遇!この私としたことが………しくじったわ」
薄茶色の髪をひとつに纏めた女は、悔しげに呟きを漏らす。
アバランチに不意をうたれたのは、完全に彼女の失策だった。
だから余計に悔しい。彼女は、桃色の唇を白くなるほど噛む。
「今、何時くらいなのかしら」
格子窓から見上げる空は漆黒。月は隠れ星は見えない。
彼女は珍しく肩を落とし、ふぅ、と小さな溜息をついた。

武器は奪われていない。
(………ずいぶん、甘く見られたものね)
黒いスーツに包まれた細腕に似合わぬ、厳めしいショットガン。
普段は頼りになるそれも、今は銃口を向ける相手すらいない。
殺風景すぎる部屋は、普段は気の強い彼女の心を震わせた。

「まさか、私、このまま ここで───」
その続きは、言葉にならない。
考えるのをやめ、彼女はゆるくかぶりを振った。

それから、どれだけの時間が経ったのか。
銃を抱え、部屋の隅で我知らずまどろんでいた彼女の耳に、
それまで聞こえなかった、異質な音が紛れ込んでくる。

ぎん、と金属同士が触れ合う音。
────何者かが、近くに居る。
それが届いた瞬間、彼女は一瞬で覚醒した。
無意識の内に、ただひとつの扉に向かって素早く銃口を向ける。

「つっ………」
捕まった際に傷つけられた利き腕に、ずきんと痛みが走る。
だが、気にしてはいられない。緊張が走り、彼女の表情が険しくなる。
気配が、更に近づく。彼女はうまく動かぬ腕で、散弾銃を構えなおした。

「ちっくしょう、またハズレかよ!こうなったら、片っ端から………」
瞬間、聞こえてきた声に、彼女の目が見開かれた。完全に、呆気に取られた表情。
数秒後、がごん、という盛大な音と共に、目の前の扉が開く。
「覚悟しやがれ!トンベリ野………朗───あれ?」
赤茶けた髪の同僚が、ロッド片手に、彼女と同じ表情をしていた。
49ロッド×散弾銃A:2005/10/14(金) 20:27:24 ID:h2POpBH9
「あっぶねーな。助けに来た同僚に、銃口向けんじゃねえよ」
赤錆びた回廊を、足音も無く走り抜けながら、男が声をかける。
「同僚をトンベリ扱いしたのは誰かしら?いいから、さっさと脱出するわよ」
それに応じて、女が憎まれ口を叩きながら、後を追って駆ける。

「へいへい。少しは反省してるかと思えば………」
「何か言ったかしら?」
「いーえ、なにもー」

いつもと同じ会話、見慣れた光景。
普段と違うのは、ここが敵地の真っ只中という事だけ。
ふたつの影を捕えたレーダーが、非常事態を告げる警報を鳴らす。
神経を逆撫でする音が響き、瞬く間に厳戒態勢が布かれた。

「………まずいな、数が多い」
男が青い目を歪ませて、壁の隙間から様子を覗き見る。
「ミステイク!ちょっと、どうするのよ」
「今考えてる。静かにしろって、見つかっちまう」
物陰に隠れたまま、言葉を交わす。隙を狙いながら、身を潜める。
だが、知っての通り、現実は無常なもので。

「いたぞ!あっちだ!」
「………くそっ!逃げるぞ!!」
敵兵の声が響き渡り、数人の足音がバラバラと駆けてくる。
茶髪の男は有無を言わさず、ロッドを持たぬ方の手で、同僚の腕を引いた。
「いたっ………」

彼女が痛みに顔をしかめたのにも気付かず、彼はそのまま疾走する。
その先に小部屋を見つけると、走りこみ、素早く鍵をかけた。
早鐘をうつ心臓の鼓動を落ち着かせるように、大きく息をつく。
50ロッド×散弾銃B:2005/10/14(金) 20:29:43 ID:h2POpBH9
「ここなら、しばらくはもつだろ。少し休んで、作戦練るぞ」
「……………」
黒いスーツでしゃがみこむ同僚に、彼女は答えない。

掴まれた腕に響くにぶい痛みと、この、切羽詰った状況。
そして、仲間に会えた安堵感とが入り混じり、彼女を混乱させていた。
危険を顧みず救出に来てくれた仲間に、素直にお礼を言いたい。
だが、唇から零れる言葉は、それとは正反対の台詞で。

「信じられない!あなた、何も考えずに来たのかしら?」
「あ?」
見下ろす体勢で口にした彼女に、男がぽかんとした声を上げる。
自分を見つめる青い目を意識しながら、彼女は言葉を続けた。
「脱出経路も確保していないなんて、馬鹿みたい」
「………………」
今度は、男が黙る番だった。

こんな事が言いたいんじゃない。
分かっているのに、こんな台詞しか出てこない。
「無意味!ホント、頼りにならないんだから!」
声が反響して、途切れる。ひとしきり言い終えてから口をつぐんでも、
一度唇からあふれた言葉は、決して戻ってはこない。

「………悪かったな」
低い声。彼の目が、唐突にきつい色を帯びる。
「あ………」
───違うの。
そう口を開きかけると同時、いきなり彼女の視界が反転した。

「頼りにならなくて、悪かったな」
強く腕を引き、体勢を崩した彼女を、そのまま床に押し付ける。
彼女の手からショットガンが零れ、がしゃん、と無機質な音を立てた。
51ロッド×散弾銃C:2005/10/14(金) 20:32:21 ID:h2POpBH9
ぐい、と、男は組み敷いた女の身体に体重をかける。
ボーダーラインを越えてしまったと彼女が気付いた時には、既に遅く。
「………どきなさいよ」

身を捩って逃げようとしても、押さえつける腕の力は強い。
今まで知らずにいた、圧倒的な腕力の差に、彼女は息を飲んだ。
「他のやつに、助けに来てもらえば良かったよな」
「何………言って………」

彼女を見下ろす瞳は、刺すように冷たい氷の色。
始めて目にしたその暗い光に、彼女はぶるりと寒気を感じる。
「いつまでも、人をガキ扱いしてるんじゃねえよ」
両手首を片手で拘束しながら、彼は彼女のスーツに手をかけた。

「そんなつもり………きゃあ!?」
そのまま容赦なく、一気に、ボタンの代わりのジッパーを下まで開ける。
「ガキじゃないって………証明してやる」
冷たい声を降らせると、抵抗させる間もなく、シャツを引きちぎる。
ぶちりとボタンが弾けて転がり、柔らかな胸が露になった。

「何考えてるのよ、馬鹿!こんなところ、でっ………………ん!」
お得意の反抗的な台詞は、しかし途中で遮られる。
赤茶の髪と、薄茶の髪が重なる。男の唇が、彼女の唇をきつく塞いでいた。
無理やり舌を差し込み、絡ませると、怯えて逃げる彼女の舌を吸い上げる。
衣擦れの音と、ぴちゃりと唾液の混ざる水音が混ざり合った。
しばらく口内を味わった後、ゆっくりと唇が離れる。

「な、なっ………!!」
「静かにしろ。見つかっちまう」
その行動に彼女が反論するより前に、男の冷淡な声が届く。
先程と同じような台詞。だが、そこに込められる感情はまるで違ったものだ。
「………!」

声は出せない。アバランチに見つかったら、それこそ一巻の終わりだ。
彼女もそれを理解しているからこそ、それ以上言葉を紡げない。
栗色の瞳が潤み、温度の無い青色の瞳をにらみつけた。
52ロッド×散弾銃D:2005/10/14(金) 20:34:36 ID:h2POpBH9
男の手が、胸元の下着を乱暴に取り払う。
薄暗い電灯に豊満な胸を照らされ、彼女は唇を噛んだ。
上を向いても形の崩れない胸を、手のひら全体で揉みこんで、
先端に位置する桃色の突起を、親指の腹でこすり上げる。

「………っ………!」
彼女は声を上げられない。
扉の外には、彼らを探すアバランチの、声と足音。
そんな彼女の様子を見て、茶髪の男は拘束していた腕を離した。

(チャンス!でも………………)
平手打ちでもしてやろうとするが、腕がうまく動かない。
アバランチにやられた傷と、拘束されていた痺れが残っている。
彼女が抵抗できない事を確認してから、彼は再び行動を開始した。

2本の指で胸の先端をつまみ、転がすように弄ぶ。
爪の先で弾くようにしながら、もう片方の乳首に顔を寄せた。
尖らせた舌先でチロチロと舐めくすぐると、一際強く吸い上げる。
「………っく………!」
彼女は茶色の瞳をきつく閉じると、びくんと身体をそらした。
両手で自らの口を押さえ、何とか声を出さぬように。

男が、彼女のパンツスーツに手をかける。
それだけは抵抗しようとして顔を上げると、互いの視線が交錯した。
「あ………………」

(───卑怯。そんな顔、するなんて)
青い瞳に浮かぶのは、嗜虐の色だけではなく。
暗い影に隠れた確かな焦燥に、彼女は射すくめられる。
タークス。任務。アバランチ。救出。………仲間。
様々な単語が浮かんでは消え、いつしか彼女の下肢は露にされていた。
53名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:41:18 ID:h2POpBH9
ごめ。連投規制……?かかったっぽ。
投下するのに時間かかると今は都合悪いんで
続きはまた後ほど投下しにくるわ。
失礼した。んじゃノシ
54名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:22:10 ID:xZse/1e+
職人様ありがとう〜。散弾嬢…(;´Д`)
のんびり続き待ってますノシ
55ロッド×散弾銃E:2005/10/14(金) 23:51:47 ID:h2POpBH9
両脚の間に、彼の指先が入り込み、ゆらめく。
しっかりと閉じた秘所を上下に擦ると、じんわりと蜜が零れた。
中指を入り口付近で彷徨わせつつ、その上の突起を撫でる。
「ふ………ぁ………っ」
彼女の唇から漏れる吐息に、快感の色が混じった。

その声を聞いて、覆いかぶさる男の体温も跳ね上がる。
泉の上にある快感の突起をつまみ、こりこりと撫でさする。
更に溢れた愛液を陰核にまぶし、指先で円を描くように転がす。
「んっ、ぅ………っく………ぁ………」
人差し指と親指で秘核をはさみ、ゆるく振動させてみる。
彼女の反応を見ながら、男は的確に愛撫を加えていった。

充分に潤んだ秘所に、くちゅ、と指先をあてる。
未だ男を受け入れた事の無い彼女は、びくりと身を竦めた。
その反応に未経験と気付くも、今更止める事など出来はしない。
ゆっくりと指を差し込んでゆくと、彼女の整った眉が顰められた。

「………抵抗、しないのかよ」
男が呟く。赤茶色の前髪で影が生まれ、その表情は窺い知れない。
「………っ………」
彼女は答えない。それは、罵倒した罪滅ぼしのためだけではなく。
さっき、彼の瞳の中に見出した光を、確かめたかったから。
「くそっ!」
群青色の瞳を歪ませて、彼は苛立ちの声を漏らす。
愛液に濡れた指を引き抜くと、猛りきった自身を外気にさらした。

生まれて始めて見る男の証に、彼女は驚愕したような表情を見せる。
だが、逃げない。覚悟を決めたように、栗色の瞳で男を見上げた。
「ちくしょう………」

乱れた薄茶色の髪の左右に両手を付くと、男はゆっくりと腰を進める。
「………んぅっ………!!痛………っ」
手の甲を唇に当て、声を忍ばせながら苦痛に耐える、白い身体。
強く抱きしめたい衝動に駆られても、自己嫌悪がそれを許さない。
心に蓋をすると、彼はそのまま、思い切り最奥まで楔を打ち込んだ。
56ロッド×散弾銃F:2005/10/14(金) 23:54:30 ID:h2POpBH9
亜麻色のまつ毛に縁取られた大きな瞳が見開かれる。
「あっ………くぅ………っ!」
任務で慣れているはずの痛みとは、まるで違う種類の激痛。
口元にあてた手の下で歯を食いしばり、耐える。

「………あ………」
その表情に男が一瞬動きを止める。
だが、振り払うように赤茶の頭を振ると、無慈悲に律動を開始した。

殺風景な金属の小部屋に、吐息と濡れた音が混じる。
繋がった場所からは、愛液と破瓜の血が解けた薄桃色の粘液が零れ
男の腰が揺れ動くとともに、ぐちゅぐちゅと淫猥な音色を奏でた。
「あっ………ん、っく………んーっ………!」

彼女のそこは、始めてとは思えないほど完全に彼を受け入れて、
柔らかな粘膜で包み込み、舐め上げ、しごくような快感を生み出す。
その感覚に腰の動きを止められないまま、彼は噛みしめた唇を開いた。
「なんで………っく、どうして、抵抗………しないんだよ」

しぼり出すような声色に、彼女は涙の滲んだ瞳を向ける。
その視線を無理に跳ね返し、彼は急いたように口にする。
「あいつにして欲しかったんだろ?俺が相手じゃ、嫌でたまんねえんだろ?」
「何………言ってるのよ………」

男の言いたい事がわからず、彼女は何とか言葉を返した。
下腹部に響く疼痛と、それだけでは無い何かに翻弄されながら、
苛立ちを見せる同僚の真意を知ろうと、視線を逸らさずに。

「あいつが、助けに来れば良かったんだ」
「何の………っく………話、よっ………!」
「違うのか?じゃあレノ?………はっ、それとも田中かよ」
立て続けに男の口から綴られる名前に、彼女は何かを見出した。
「そうじゃないだろ。お前は、あいつばっかり見てる………いつも、あいつと居る」

焦燥の色は、嫉妬。彼の濃紺の瞳に、ひとりの男の影が映る。
二丁拳銃を操り、確実に任務を遂行する、クールな男。
目の前の赤茶の男とは、何もかも正反対な、六番街の死神。
57ロッド×散弾銃G:2005/10/14(金) 23:57:02 ID:h2POpBH9
目の前の彼の子供じみた心を、ここまで来てやっと、彼女は理解した。
整った赤い唇が、思わず微笑みを形作り、くすりと声が漏れる。
「なっ………!………んだよ」
笑われたと思ったのか、男が腰を揺らめかせながら睨む。
そんなムキになる様子を見ても、もう、恐怖はない。

「バカな男………」
彼女は彼の首に腕を回す。きゅうと、赤茶色の頭を引き寄せた。
少し痛んだ髪に指を絡め、慈しむように優しく撫でる。

「………やめろよ。同情なんか………いらねえ」
喉から漏れる彼の声に、すさんだ色が見え隠れする。
「んっ………バカ、ね。私が彼と、ぁっ……いるのは………っ、
 任務でペアを組むから、んぅ………それ、だけ、のこと………」

打ち付けられる腰から、炎のような熱を感じながら、彼女は言葉を紡ぐ。
その台詞を証明してみせるかのように、彼を抱く腕に力を込めた。
「………マジかよ」
「本当よ」

間近で見る彼の瞳に、戸惑いと思慕が入り混じる。
「俺………」
茶色い眉が顰められ、彼は強く唇を噛みしめた。
「あっ………ん!本当に………そういう所が、子供、なんだから………」
揶揄する訳ではなく、慈愛に満ちた響きで、彼女は口にする。

捨てられた子犬のような、透明なブルーの瞳。
視線が交錯し、男は口を開きかけて、また閉じる。
「俺は………」
許しを請うように、組み敷いた彼女に、頬を摺り寄せた。

「っふぁ………あぁんっ………んっ………」
痛みだけではない嬌声が、彼女の白い喉から紡ぎ出される。
彼の証を奥まで受け入れて、温かな肉壁が包み、擦り上げる。
男が腰を突き上げるたび、ぐちゅぐちゅと淫らな音が響き渡り、
背中を撫で上げるような、痺れた快感が互いの下腹部に生まれた。
58ロッド×散弾銃H:2005/10/14(金) 23:59:20 ID:h2POpBH9
先端ぎりぎりまで引いて、奥まで突き入れる。
何の捻りもテクニックも無い、たどたどしい行為。
「………くっ………」

扉の外で敵の気配がするたびに、声を出さぬように耐える。
だが、尽きる事無い快楽に、律動を止める事はかなわない。
危険と隣り合わせの快感。スリルに満ちた淫らな秘め事。
不可思議な興奮が互いの心を支配し、確かな快感を生み出していた。

「ふぁっ………ん!ぁあっ………!」
彼女の整えられた爪が、彼の背中に小さな傷痕をつける。
その微かな痛みさえも興奮に変わり、男は荒い息を漏らした。

細身だが逞しい身体が、彼女の胸に押し付けられる。
「俺………っ、そろそろ………」
余裕の無い声で呟くと、腰の動きが更に激しさを増す。
愛液が混ざる水音と、濡れた肌が触れ合う音が、早くなった。

最奥まで楔を打ちつけると、柔らかな肉壁が反応を示す。
「あ、あっ、あ………おかしいの、私………っ」
彼の証が内部で質量を増すと、怯えたように彼女がしがみつく。
奥まで貫かれ、固い彼の腰が彼女の快感の芽をこすり上げた。
その瞬間、電流のような快感が彼女の下半身を駆け巡る。

「あっ………────っ!」
声が我慢出来ない。そう判断した彼女は、目の前の彼の顔を引き寄せた。
何も言わず口付ける。身体が浮き上がるような感覚と共に、深く、唇が重なった。

「………!」
唇を塞がれたまま、彼も頂点に向かって駆ける。
膣壁に先端を嬲り上げられ、激しい快感を生まれた。
根元から先端まで包み込んだ粘膜がびくびくと蠢き、もう耐える事は出来ない。
目の前がスパークし、彼は白濁した液体を放った。
59ロッド×散弾銃I:2005/10/15(土) 00:01:47 ID:h2POpBH9
「ごめんなさい」
「………」
「ホントすいませんでした」
「………」
「あの………」

平謝りする彼を、彼女はチラリと横目で見遣る。
引き破られたシャツを隠すために掛けられた、彼のスーツの上着を
胸の前でかきあわせて、彼女はふぅ、と盛大な溜息をついた。

「無理やりなんて、ごめん」
心から悔恨している声に、彼女は薄茶色の髪を整えながら、返す。
「………今回だけは、許してあげるわ」

その台詞が届くと同時に、彼の顔がぱぁっと輝く。
次の瞬間、その表情を隠すように、慌てて真面目な顔を作った。
───愛すべき、悪ガキ。
彼女は小さく微笑んだ。

「それで?ここから脱出する作戦は思いついたんでしょうね」
何事も無かったように、いつもの毅然とした声で問いかける。
「………思いついた」
「まあ。何かしら?」
少し躊躇ってから、彼の唇が開く。

「強行突破」
「奇遇!私も全く同じ事を考えていたわ」

薄茶色の瞳と群青色の瞳が正面から合い、共犯者的に細められる。
視線で伝わる、助けに来る前と変わらぬ、いつもの感覚。
互いににやりと笑むと、それぞれの武器を構える。

格子窓から差し込む光は、朝日。
勝利を示すような金色の輝きが、空に浮かんでいた。

任務遂行度………「C」
───Mission Complete!
60名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 00:04:07 ID:h2POpBH9
長くなったがこれで終わりっす。
読んでくれた人、どうもありがとう。

>>42
考えてみたんだが、格闘は
格闘男→カクさん
格闘女→トウカ
なんてどうだろうか。自分は使ってない癖に意見言ってスマソ
職人さん方がたくさん生まれる事を願って。ノシ
61名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 02:15:05 ID:9uBnmsfu
なんか俺の専ブラのNGワードに引っかかってるなと思ったら「ノシ」があったのか。
それはともかく乙。
62名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 04:23:04 ID:SD+iTn+V
>>60
激GJ。死ぬほど萌え…


て読んでたのに田中かよ!クソワロタ


格闘男はLOで「マーシャルアーツ」と表記されてたので
そのまま「マーシャル」とかでいいんじゃないか。
63名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 18:26:50 ID:F6KKHiX7
萌えた…萌えたよ…ありがとう!そして田中ワロタ
二人の立場が逆転して、ロッドがだんだん可愛く思えてきた。
乙&GJでした!

ところでエアリススレはなくなったん?
スレの最後の方で、ツォンエア2作品のラスト見れなかったんだよね…。
64イリーナ×短銃:2005/10/15(土) 21:51:47 ID:GF/l20KS
この話はBC主人公達が7本編でも現役で活躍中という前提で書いています。ご了承ください。百合注意。


―――――――

負傷したレノに代わり、軍学校から新人がやって来たのは一か月前の事である。

「新人のイリーナです。よろしくお願いします!」
色素の薄い金髪の娘。女、と呼ぶにはまだあどけなさの抜けない雰囲気があった。

歳の頃はタージュより二つ三つ下と言ったところだろう。

ツォンの紹介によると、重火器と体術による攻撃を得意としているらしい。

とてもあの小柄な身体からは想像できなかったのだが、実際戦闘能力は一級品であった。イリーナはすぐにタークスに溶け込んだ…


そして、現在。時間は午後10時34分12秒―――。定時はとっくに過ぎているが、タージュとイリーナは残業中だ。
もともと似通った顔だちの為、こうして並んで座っていると姉妹のようにも見える。

タージュは書類に目を通しているが、イリーナはデスクの上に銃と工具箱、そして何だかよくわからない部品の数々。何をしているのかとタージュが聞くと、武器の改造です、と無邪気に笑っていた。
65イリーナ×短銃:2005/10/15(土) 21:53:22 ID:GF/l20KS

これでレノ先輩より強い武器を作るんだと意気込んで、彼女は先ほどから作業に没頭している。

もちろん、彼女のぶんの書類は半分も片付けられていない。だが子供のようなイリーナの表情を見ているとどうしても注意できなくて、タージュは仕方ないと心中で苦笑しながら自分の書類を片付けていく。



「どんなふうに改造するつもりなの?」
ふと、タージュが顔を上げる。やはり同じ銃使いとしては興味があるのだ。

「えっとですねぇ、このグレネードに新しい弾を追加するんです。前は火炎弾と硫酸弾でしたけど今回は冷凍弾を追加してより強力にしちゃいますよ」

嬉々として語るイリーナ。タークスは憧れの職だったと前々から言っていたから、任務に対する姿勢は懸命そのものだ。あどけない表情には早く一人前になりたいという願望が時折覗く。

「今度のタージュ先輩との任務楽しみにしてるんですよ、あたし」
先輩。そう言われるのは何だか不思議な気分だった。

「期待していますよ」
そうにこやかに告げ、タージュはペンを休めて大きく伸びをする。
「(そういえば給湯室にビタミン剤があったわね…)」

先刻コーヒーを入れに行った際、誰かが置いて行ったらしいビタミン剤の瓶が二つあったのを思い出し、タージュは重い足取りで給湯室へ向かう。

疲労は知らず知らずのうちに溜まるものなのだ。
66名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:54:56 ID:GF/l20KS
早いけど今回の投下はここまで…本当にちょくちょくしか投下できないが許してくれorz。
グレネードの元ネタは分かる人だけ分かってくれれば
67名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:55:28 ID:Bm0lPH9e
うわ、一日覗かねぇうちに職人さん来てた…!
つか凄ッ!早ッ!そしてGJです!チョトすれ違ってた二人に萌えました。
またなんか書いて下せえ〜
68名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:17:16 ID:Bm0lPH9e
>67はロッド×散弾銃への感想でした…
>>66
乙です!イリーナが可愛えぇ(*´д`*)これから楽しみです。
次回まで焦らされながら待ってます。
69名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 13:33:49 ID:fR6FGl+Q
ここで女モンスターもの希望

といってみるテスト
70名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 19:35:27 ID:6IYVqO5r
雪女とかポーランサリタ系か。
71名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 19:51:17 ID:YVQgnlxn
女モンスターっつうと…雪女とか?
72名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 19:52:13 ID:YVQgnlxn
うわリロれば良かった。

あと召還獣とかは?
73名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 04:00:30 ID:A8LvgrOm
ヴィンセント×ユフィが読みたい。
レノ×短銃も読みたい。
74名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 21:34:45 ID:dNqUI2dJ
>>63
いつの間にか落ちてたんだよなエアリススレ…。新スレ立つ間も無かったのか?
ツォンエア2作品のラストは運良く見れたが、もう一回読みたいツボ作品だった。
ほかにもセフィエア陵辱ものとか、KINGDOM HEARTS設定のクラエアもんとか、
惜しいSSがありすぎる……
75名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:27:24 ID:cZ6v4MBy
そのエアリススレの小説ここでアップしてくれないかな。
76名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 05:00:01 ID:bM5EZ4Tw
誰か保管してないものか。
77名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 09:58:29 ID:HDahsJGD
イリーナ×短銃続き期待しつつ、
エルフェ×シアーズ、シェルク×アスール
とか見たいといってみる。
78名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 17:45:07 ID:Koa2Fxlw
イリーナ×短銃の続きが来るまでのつなぎにでもどぞー。

***
「…はあ」
社員寮の薄暗い自室に入った途端に、ため息が漏れた。
明かりの灯っていない暗い部屋に、カーテンのわずかな隙間から夕日が差し込んでいる。
のろのろと制服の上着を脱いで、短銃はベッドに座り込んだ。
連日のハードなスケジュールのために、体は疲れきっている。
(シャワー浴びて、顔洗わなきゃ……。服も…)
それでも言うことを聞かない体は、重力に負けたかのようにベッドに落ちていく。シーツに
顔を押し付けて、短銃は目を伏せた。
(…あ)
シーツに埋もれた鼻があの匂いをかぎつける。昨日の晩を思い起こさせる匂い。頭の奥
がしびれていくような。下腹部をうずかせる匂い。
「やだ…」
自分の体の変化に気付いて、短銃は頬を赤らめた。でも、理性は自分の手を止められ
ない。指は器用にシャツのボタンを二つ外して、柔らかなふくらみにやすやすと到達する。
「……ぅん…」
胸の頂点の蕾が固さを増していくにつれて、下着がじんわりと濡れていくのを感じていた。
下腹部の疼きを止めようと太腿をこすりあわせ、しかしそれは新たな刺激にしかならなか
った。
「…はぁ…あ」
右手が下半身に向かってすすんでいく。邪魔な制服を半分脱がせて、下着の上から秘
所を探った。蜜が溢れそうなのが、布の上からでも分かる。
細い指を布地の脇からしのばせる。蜜に濡れた花びらのようなそこにそっと触れた。
「…あっ」
昨日あの人が、このベッドで、ここに触れたのだった…。
やわらかな肉を撫で、熱い泉に指を押し付け、その上のぷっくりと充血したふくらみをあ
の人が、転がすように指と舌で触れたのだ。
79名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 17:46:59 ID:Koa2Fxlw
(どうしよう…、止まらない……)
昨夜の指の軌跡を辿るように、短銃の細い指は敏感な部分を探っていく。ほの赤く充血した
ふくらみに指を押し付けると、体が小さく跳ねた。
「あ、……んっ…」
蜜が溢れ出るところが、収縮しながら侵入を待ち構えていた。
十分に濡れた指が導かれるように入り口に辿り着く。
「…はぁっ…」
(昨日、私は…)
数秒のためらいの後、短銃は自分の指を体の中で感じた。
「……あああっ」
思わず漏れた大きな声に赤面しながら、しかし指が止まることはなかった。
短銃は体を小刻みに震わせながら、快楽に溺れていく。


コンコンッ
まどろみかけていた短銃を現実に引き戻したのは、ノックの音。
ぼんやりと、誰だろう、と思う。
「短銃ちゃん?いないの?」
散弾の声だった。
「…どうしたのかしら?……短銃ちゃん、いるんでしょ?具合でも悪いの?」
二回目のノックを聞いて、ようやく短銃は身を起こした。
乱れていた衣服を整えて、ようやく扉を開ける。
「ごめんなさい、ちょっと居眠りしてて…」
「やだっ、熱でもあるんじゃないの?顔が真っ赤よ」
「え、ええっ?」
濡れた右手を隠すように後ずさりすると、散弾が部屋に入ってきた。
「最近疲れてるみたいだったから…でも風邪ひいてるなんて…。早く寝なきゃだめよ」
てきぱきと看病の準備を始める散弾の姿に、短銃は苦笑し、そしてますます顔を赤くするの
だった。
***

以上です。
では私もイリーナ×短銃をどきどきしながら待つことにします。
80名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 21:49:16 ID:8jmGvTxq
散弾嬢の優しさにモエ(;゚∀゚)=3ハァハァ
乙!また書いてね!
81 ◆Vlst9Z/R.A :2005/10/21(金) 03:34:26 ID:Y8OOF7Ss
>エアスレ
ログ保管してありますんで、もしよければ今度うpしておきます

ご希望のSSじゃないかもしれませんが、セフィエア陵辱(?)の奴
ここに再編して載せてますのでお暇でしたらドゾ
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/1039/novel1/seaes1.htm

これだけじゃアレなんでおまけにセフィ×散弾も置いておきますね
名前がテンプレと違うのは勘弁してください
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/1039/novel1/sxsf01.htm
82イリーナ×短銃:2005/10/21(金) 19:58:59 ID:aANcFyoE
>>65

白湯をカップに注ぎ、ビタミン剤を二錠、瓶から出す。

恐らく田中かジュニーあたりが置いていったのだろう。最近任務ばかりの二人は不規則な生活でどうしても栄養バランスが不足しがちなのだ。

もし迷惑でなければ自分が二人に弁当でも作ろうかと考えながら、彼女は白い錠剤を暖かな湯ごと飲み下した。

刹那―――。

「っ……!?」

視界が揺れた。頭が眩み、彼女の感じる全てがぐるぐると回り始める。

立っている事すら難しくなり、足下の地面がぐにゃりと柔らかくなったように感じた。

不可思議な浮遊感を漂わせた回る世界の中で、タージュの意識はあまりにもあっさりと薄れていった―――。


「!タージュ先輩っ!?」
10分経っても給湯室から出て来ないタージュを心配したイリーナが給湯室のドアを開けると、まさしくそのタージュが床に倒れていた。

「しっかりして下さい!大丈夫ですか、タージュ先輩!?」

抱き起こして数回揺すってみるが、一向に彼女は目を覚ます素振りを見せない。

どうやら気を失っているだけであるようだが、イリーナが触れた額はじんと熱かった。

「…大変だ…早く仮眠室に―――」
83イリーナ×短銃:2005/10/21(金) 19:59:46 ID:aANcFyoE
しかしそこでイリーナは思い出す。
仮眠室は今使えないのだ。今日は科学部署の社員達が泊まり込みで使っている。

医務室だってこんな時間では当然開いているはずもない。

となると。

「あたしの家…しかないか」
ゆっくり彼女を休ませられる場所は今の所そこしかない。
これも後輩の勤めだ。
そう心中で呟き、イリーナはタージュを起こさないよう優しく抱き上げた。いわゆる『お姫様抱っこ』という奴で。思ったより軽い。

後輩の、しかも女が同じ女の先輩を抱き上げる。
いささか滑稽にも思われた。イリーナは思わず苦笑する。

―――こういう事は、ロッド先輩とかジュニー先輩が適任なんだろうけどなぁ…

だが今はそんな事を考えている場合ではないことを即座に思いだし、イリーナはタージュを抱えたままオフィスを出て駐車場へと向かった。


タージュがしっかりと手に持った瓶にも気付かないまま―――
84名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 20:00:47 ID:aANcFyoE
本日ここまで。
週一ペースでスマソ
85名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 21:46:02 ID:gRnMfqUq
>>81
エアスレ、ぜひうpおねがいします。
セフィエアもセフィ×散弾もたまらんです(*´Д`)

>>84
続きが!イリーナがかわいい…ハァハァ
のんびり待ってますんでマイペースに書いてくださいな。
86 ◆Vlst9Z/R.A :2005/10/22(土) 04:04:41 ID:N1HnFAGD
ログお待ちどうさまー っttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/1039/aess.txt
重いからダウソして読んでね
87名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 11:20:52 ID:i+BK5DV+
ありがとう!
これでやっと見逃したラストが読めるよ…ウレシス
88名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 20:51:30 ID:V14XZ/H/
>>78
遅レスだが、すごく萌えた。
良ければまた何か書いて下さい。

イリ短の人、続き楽しみにしてます。


漏れも何か、二丁×散弾嬢でも書いてみようかな…
89名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 09:07:41 ID:JSNfg313
プレジデント神羅×スカーレット
(・∀・)マダー
90名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:02:41 ID:07R4obk+
人が少ないなあ…。さみしい(´・ω・`)
よし、漏れもなんか書く!
91名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 23:48:10 ID:VC43wptE
閑散としてるな…
雑談もおkらしいので、神が降りるまで無駄話でもしててはどうか。
短銃たんのエロカワイさとかについて。
92名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 23:48:58 ID:jAxNmoEF
超即レスしてやる。
俺は散弾嬢派だ。
93名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 15:14:00 ID:slQEHYq7
炉利剣タンは糞がややあるが基本的には使いやすい
94名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 15:21:20 ID:hj8XKkng
>>93
それ判んないんだけど、どういうネタ?良く見るが。
95名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 22:20:40 ID:slQEHYq7
>>94
糞→癖
BC本スレでのミスカキコが定着してしまった。
慣れれば使いやすいキャラ。

ロリ×格姐 (・∀・)マダーチンチン⌒☆
96名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 02:13:03 ID:/O1buX+Z
ほしゅあげ。
タークスの制服って黒なの?青なの?
本編だと青っぽかった気がするけどBCは黒だよね?
97名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 03:51:47 ID:du7ehRgC
>96
「群青を一滴溶かしたような漆黒の色」とか書いておけばおk

しっこく! しっこく!
98名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 14:22:36 ID:sHF52qIn
>>97
ワロタ
お前そのネタ言いたかっただけだろw
99名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 14:41:27 ID:nykvS1ER
BC=黒
LO=黒
本編(設定画)=紺
本編(ポリゴン)=青
AC=黒

黒が公式になるのかな。
あるいはBC→本編の間にモデルチェンジ、本編→ACの間に再チェンジ。
100名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 23:14:16 ID:iwnDGRhQ
ほす
101名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 21:24:32 ID:8INAua49
101回目のプロポーズ
102名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 00:08:17 ID:5kSBTT2x
萌えた〜〜。タークスSSGJッ
103名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 23:19:03 ID:cTLmGu3i
なんでティファのSS投下されないのか今日分りました
なんでレッド13のスレがあるのかはまだわかりませんw
104名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 23:24:38 ID:ihJIoUEG
サミシス
105名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 02:22:36 ID:NBMwXGsk
自分散弾使いだからロッド×散弾銃に禿げしく萌えましたっ
ロッドが助けに来るとニマニマしちゃうジャマイカw

エアスレ住人がちらほら居て嬉しい
KH鬼畜クラエアは神だったと今でも思っとります
106名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 19:29:11 ID:Ffn6nk8B
ザクエアを
107名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 18:51:16 ID:UOfemUl0
過疎でも全く気にせず作品投下します。
前回のロッド×散弾嬢(>>48-59)の続きというか
あの話があった前提の、二丁拳銃×散弾嬢です。

俺が散弾嬢萌えなんで、いつも他の女キャラ出なくて悪い。
散弾嬢かわいいよ散弾嬢'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
8レス投下するぜー。
108二丁拳銃×散弾嬢@:2005/11/09(水) 18:53:13 ID:UOfemUl0
───深夜のタークス本部。

薄暗い部屋に、殆ど音は無い。
オフィスの中には、ふたつの人影。
ひとりは、二丁拳銃を器用に操る、個性的な髪型の無口な男。
ひとりは、栗色の髪をポニーテールにまとめた、派手好きの女。

「………悲運。この私が残業なんて」
女が綺麗に整えられた爪で、苛付いたようにキーボードを叩く。
「フッ。報告書を提出しなければ、任務は終わらない」
男は、向かいのデスクで、拳銃の手入れをしながら口にした。

必要事項だけを端的に捉えたその台詞に、彼女はキッと男を見据える。
「当然!わかってるわよ。だからこうしてやっているんじゃない」
男の返事は無い。する必要が無いからだ。

報告書作成などの、地味な仕事は彼女には向いていない。
それを改めて自覚して、彼女は整った唇から溜息を吐いた。
「だいたいあなた、そっちは終わったんでしょう?」
「ああ」

短い台詞。同じ同僚でも、茶髪の悪ガキとはまるで違う声色。
「………だったら、どうして残っているのよ」
女の問いかけに、男がふと顔を上げ、視線が正面から合う。
グレイの瞳が、デスク越しにほんの少し、呆れたように細められた。

男の細い顎がクイ、と上がり、報告書を示すように、彼女の手元を指す。
予想外の動作に、一瞬その意味を把握出来ず、女の動きが止まる。
「は?」
「この時間は危険だ」

ちらりと男の瞳が時計を眺め遣る。深夜1時を回っていた。
彼女は、その言葉の意味を図りかねるよう、数度まばたく。
「………つまり?」
「送っていく」
109二丁拳銃×散弾嬢A:2005/11/09(水) 18:56:58 ID:UOfemUl0
その台詞に、彼女はぽかんと口をあけた。
次の瞬間、まるで機関銃のように言葉が飛び出してゆく。

「心外!あなた、私を甘くみているようね。バカにしないで頂戴」
「いいから続きをやれ」
「私だってタークスよ。一人歩きくらいお手の物───」
「やれ」

沈黙。
彼女はむっと唇を尖らせつつ、再びパソコンの画面に向かい合った。
それがこの男の気遣いだと知ってはいても、やはりどこか納得がいかない。
パソコン越しにたまに男を見遣っても、ただ無言で拳銃をいじっているばかりだ。

画面上でチカチカ光る文字の羅列が、まるで頭に入ってこない。
これではいつ終わるか見当もつかず、彼女は溜息混じりに唇を開いた。
「先に帰りなさい。私は大丈夫よ」
「………」
「子供扱いしないで。あいつじゃないんだから」

あいつ。その言葉で通じるのは、赤茶けた髪の同僚。
元ギャングリーダーとは思えない、いつまで経っても子供なあいつ。
その台詞を聞いた瞬間、無表情な男の顔に、ふと影が走った、気がした。

───RRRRRRRR。
彼女がそれを問いただす前に、いきなり空気を裂くように、甲高い電子音が響く。
「きゃっ!?」
思わず声を上げて飛び上がった女に、男が可笑しそうに薄く笑った。
彼女のデスクの上で、小さな携帯電話が音を立てている。

噂をすればなんとやら、か。
着信元は───あいつ。
彼女は深呼吸してから、携帯電話を耳に当てる。
瞬間、飛び込んでくる、声。

『おい、ちょっ、亀出た、亀!!早く早く、サンダラ援護頼むっ!!』
「了解しました………って、お馬鹿!いいから落ち着きなさい、今すぐ送信するわ」

砂を蹴る音と、焦ったような声が、携帯を耳から離しても届く。
彼女は栗色の瞳を伏せて溜息をつくと、立ち上がり、目的のマテリアを探し出す。
冷静に、間違えぬよう、その黄色いマテリアを送ると、電話越しに雷鳴音が轟いた。
続いて、ずずん、と巨体が砂に沈む音。
彼女は電話口の相手に聞こえぬよう、小さく安堵の息を漏らした。
110二丁拳銃×散弾嬢B:2005/11/09(水) 19:00:54 ID:UOfemUl0
『あっぶね〜……助かったぜ。よし、俺の恩人に認定!』
「ちょっと。人の台詞を取らないで頂戴」

交わす言葉はいつもの憎まれ口。
同じ部屋にいる男は、その会話を聞いているのかいないのか。
興味無さそうにそっぽを向きつつ、無言で拳銃をくるりと回した。
危機が去って安心したのか、電話口の悪ガキは更に言葉を続ける。

『恩人に、この間は───確か、救世主だっけ?
 なあなあ、いつ、コイビトに認定してくれんの?』

アバランチ収容所を出てから、何度か繰り返された会話。
彼女は動揺を押し殺し、あからさまに溜息をついてから、答える。
「バカな事言わないで頂戴。こっちも仕事中なんだから、切るわよ」
『へいへい。それじゃ、サンキューなっ』

通話が途切れ、女はぱたんと携帯を閉じる。
「ごめんなさい。あいつ、アダマンタイマイなんかに苦戦し───」
気まずさから、唇から僅かに言い訳がましい台詞が零れ、止まった。
デスク越しに、そこに先程まで居たはずの男が、視界のどこにも存在しない。
代わりに、瞬間的に背後に気配を感じ、彼女は振り向──こうとした。

「────!」
だが、その動きは、長い腕で遮られる。
背後からきつく抱きすくめられ、女は息を飲んだ。
男の香りが鼻腔に届く。あいつとは違う、裏社会を知り尽くした、香り。
染み付いた硝煙の匂いを胸に吸い込み、彼女は自分が捕えられたのを知った。

「ずいぶんと、仲がいいんだな」
低い声が耳元に響く。

「なっ………!?」
背中越しに密着したその体温を意識すると同時に、女の鼓動が跳ね上がる。
悪ガキな同僚とは少し違う、しなやかな体躯が、彼女をきつく捕えていた。
「………驚愕。いつの、間に………さ、さすが、じゃない」
「そりゃ、どうも」

今なら冗談に出来る。艶然と微笑んで抜け出そうとしても、その力は強い。
少しつかえた台詞から、緊張を見透かしたように、男が苦笑交じりに返した。
111二丁拳銃×散弾嬢C:2005/11/09(水) 19:05:19 ID:UOfemUl0
男の長い指が、抱きすくめたスーツのジャケットのジッパーを降ろしてゆく。
彼女の物とも、悪ガキの物とも違う、灰色がかった黒髪が頬に触れた。

「………で?何をしているのかしら?」
出来るだけ平静を装うと、女は何とか隙を見て逃げ出そうとする。
冷酷なほど滑らかなタークス本部の床に、ぱさりと黒いネクタイが落ちた。
男の手が、おかしいくらい丁寧に、上から順にシャツのボタンを外していく。

「フッ」
答えるまでもない、とでも言うのか。
ゆるい吐息が耳にかかり、彼女はびくんと身を竦ませる。
拘束する腕の力は強い。身を捩っても、決して逃げられない。
彼女に出来るのは、立っている足の震えを抑える事だけだった。

「いつからだ?」
体温の低い手が、柔らかな胸元に滑り込み、彼女は冷たさに息を飲み込む。
「んっ……!何がよ……!ちょっと、やめなさいよ!」
「いつから、付き合ってる」

赤茶の髪の同僚とは、まるで違う。どこか慣れたような手つき。
いつの間にか胸元の下着がずらされ、震える先端が露になった。
「あ、あいつとは、別に………っ!きゃあっ!!」
「………誰とは、言ってないんだが?」

しまった。
彼女が凍りつくと同時、背中越しに、男の視線がきつくなった気がした。
回された腕に力がこもり、冷たい指が容赦なく先端をとらえる。
「か、関係ない でしょ………っ!ぁ、ん、やめ………!」

冷えた手つきに、否応なく乳首は反応を示し、立ち上がってゆく。
先端を爪弾くように弄び、コリコリと摘み上げたかと思うと、強く潰すように。
裏社会を生き抜いてきた男の技術は、秀逸だった。

彼女の両脚がガクガクと震え、見る間に脱力してゆく。
背後の男に体重をかけ、支えられるままに、荒い息をつく。
「はっ、も やめ………て。い、今なら、無かった事に、出来るから………」
「その必要はない」

男は冷徹な声を響かせ、女のスーツの首元をぐいと開かせた。
そこには、作られてあまり間もない、赤い口付けの痕。
112二丁拳銃×散弾嬢D:2005/11/09(水) 19:10:35 ID:UOfemUl0
キスマークを苦々しげに見遣りながら、男は低い声で続ける。
「気付かないとでも思ったのか?」
彼女は言葉を失う。気付かれていないはずだった。
いつも健気な金髪の親友にも、目ざとい赤毛のエースにも。

女の動きが止まると、男が、その痕に唇を寄せた。
元からあった証を消し去るかのように、強く首筋を吸い上げる。
少しだけ痛みを伴うその行為に、彼女はギュッと唇を噛んだ。

「フッ、安心しろ。俺以外は、まだ知らない」
濃くなった赤い痕に、満足そうに唇の端を吊り上げると、耳元で語りかける。
それだけでは飽き足らず、ぺろりと耳に舌を這わせた。
「んっ………!どう、して………」
「………」

男は答えない。その代わりに、彼女のパンツスーツに手を忍ばせた。
いつの間にか緩められていたベルトの隙間から、無遠慮に侵入してくる。
彼女は血の気が引くのを感じ、足を閉じようとするが、男の手はそれを許さない。
冷酷に、的確に。任務を遂行するように、指先は下着の中へと。

「やめて!お願い!どうしたのよ、いつも力になってくれたじゃない」
必死で説得しようとするが、指先は無慈悲に秘所に到達する。
親指で快感の芽をぐり、と擦られると、彼女は思わず白い喉を逸らせた。
その反応を確かめながら、陰核を指の腹でくりくりと弄ぶ。

「そうだ。アイシクルエリアで、アバランチのアジトを脱出する時も。
 コレル魔晄炉で敵に囲まれてたあんたの元に駆けつけたのも、俺だ」
珍しく饒舌な男の声は、低くかすれ、どこか辛そうな雰囲気を醸し出していた。
2本の指で入り口を開き、秘核の先をくすぐり、指先で爪弾くように蹂躙する。
中指の腹で秘裂を繰り返しなぞるようにされると、じわりと蜜がこぼれた。

「そう、よっ……感謝してる、わ!それなのに、どうして………っ!」
びくびくと背中がしなる。指のみで与えられる快感に、熱い息が漏れる。
痺れるような快楽が秘所から背中を昇り、身体にまるで力が入らない。

「なのに、どうして────俺じゃない?」

潤んできた秘唇に指を差し入れ、親指で強く秘核をこすりあげられる。
「………っ?………ぁ………っ!!」
男の言葉を理解する前に、快感が弾け、彼女の目の前が白くなった。
113二丁拳銃×散弾嬢E:2005/11/09(水) 19:14:04 ID:UOfemUl0
男の手が、ゆっくりと彼女の下着から引き抜かれる。
「はぁっ、はぁ………ん………っ」
やっと解放された、と思い込み、彼女は自らのデスクに両腕をついた。
あまりの出来事に付いていかない思考を落ち着かせようと、荒い息を吐く。

だが、彼女に許された自由な時間は、ほんの一瞬だった。
デスクで体重を支えて耐える彼女に、男が背後から覆いかぶさる。
「きゃあ!………な、にを………」
「ここからが本番だろう?」

言うが早いか、殆ど緩んだ彼女のパンツスーツを、下着ごと引き降ろす。
振り向いた彼女の目に、嗜虐的なグレイの瞳が映った。
個性的な前髪で、隠された右目。残った左目が、獣のような光を帯びている。
見慣れたはずの「仲間」の整った表情が、今は単なる「男」そのものだった。

上半身をデスクに押さえつけられ、大きな胸が形を変える。
細腰がぐいと引き上げられると、女は栗色の瞳を大きく見開いた。
充分に潤んだ入り口に、男の証の先端が押し付けられる。
「や、め…………っ、あ、あぁぁぁっ!!」
次の瞬間、勢いよく最深部まで貫かれ、彼女の背中がのけぞった。

「………っ、ふぁっ………こんな………イヤ………」
荒々しい律動のたびに、女の唇から悲痛な声が漏れる。
「くっ…………」
薄い茶色の髪を乱れさせる姿を眺め、男も素直に快感の吐息を零した。

ぐちゅぐちゅと淫猥な音色を奏で、男のものが出入りする。
赤茶色の髪の同僚とは違う、その動き、リズム、テクニック。
あらゆるものを否応無く感じ、彼女の瞳から一筋、涙が溢れた。
「あ、あ、嫌ぁ………っ、ゃんっ!あ、っく………ふぁぁぁっ………」
だが、その姿も、声も、扇情的な仕草となって男の五感に届くだけだ。

男は、彼女の上半身を軽く持ち上げると、左手で柔らかな胸を揉みしだく。
右手の指は前から秘所に回し、快感の集中する陰核をこりこりとつまみ上げた。
「あぁっ!ダメぇ、そこっ、駄目………あん、ぁ………ゃぁあっ!」

愛用の二丁拳銃を操る時のように、器用に彼女の全身を愛撫してゆく。
腰の律動は止めないままに、深く、浅く、時に応じて強弱も変える。
彼女の腰が震え、膣壁がきゅうと男の証をきつく締め上げた。
114二丁拳銃×散弾嬢F:2005/11/09(水) 19:19:51 ID:UOfemUl0
「………っ、何故、あいつを選んだ」
スピードを増して抽送を繰り返しながら、男が囁く。
グレイの瞳が歪み、更にサディスティックに激しく腰を打ち付けてゆく。
背後から円を描くように、繋がれた腰をぐりぐりと揺らめかせ、こすりつける。

「っあ、あ、やっ、………あぁぁぁんっ!」
下腹部から生まれる途方も無い快感に、彼女は答えられない。
「俺の方が、近くにいたはずだ。いつも」
女の返答を期待してはいないのか、ストロークをやめる事はない。
底知れぬ快楽に悶える彼女の様子に構わず、すさんだ声で男は続けた。

ぐいと引き抜いて、勢いよく最奥まで刺し貫く。
腰同士を擦り合わせるように、小刻みにこすり上げ、揺さぶる。
同時に、立ち上がった乳首と、ひくひくと震える足の間の秘核を弄り回す。
抽送とリズムをあわせ、陰芽を中指で、ハイピッチに両側から叩くように。

持ちうるテクニックの全てを使って、男は彼女を翻弄していった。
そのたびに女の内部は反応を示し、快楽の涙を秘所から溢れさせる。
柔らかいヒダが男を包み込み、快感をしぼり出してゆく。

「あ、あぁ………も、駄目………ぇっ!!」
限界が近い。男を締め付ける彼女の肉壁が、ヒクヒクと煽動する。
柔らかく、だが決して咥えた物を離さぬよう、収縮しながらしごき上げる。
「………っ!」

強く暖かな締め付けに、男も快感の果てを目指して律動を早めた。
静かなオフィスに、濡れた蜜の混じる音と、肌の触れ合う音が響き渡る。
ぐちゅぐちゅと腰が溶けるような音階の合間に、ぽたりと床に愛液が垂れた。

「やぁぁぁっ!もう、イッちゃ………あぁぁぁあんっ!」
中を押し広げられるような感覚と、的確に快感の芽を擦り上げる指に、
彼女は陥落し、びくんと背中をしならせると、快感の頂を迎えた。
電気が走ったように、がくがくと両脚が震え、入り口が不規則に締まる。

「くっ………!」
同時にぎゅう、と肉壁が男の証を握りこむように締め付けを加える。
根元から先端までを、無数の柔らかな触手に弄られるような感覚を覚え、
男も、彼女の白い背中に覆いかぶさり、快感の白濁液を吐き出した。
繋がった部分から、混ざり合った液体がぐちゅり、と溢れた。
115二丁拳銃×散弾嬢G:2005/11/09(水) 19:23:29 ID:UOfemUl0
───。

「これで、わかっただろう?」
乱れた息も感じさせないように、男がクールに囁く。
「………っ、何がよ!!」
今にも噛み付かんばかりに、女が視線をきつくして、男を見据えた。
グレイの瞳と栗色の瞳が交錯し、火花が散るような錯覚を覚える。
一瞬の間の後、男が奇抜な前髪をかきあげ、口を開いた。

「俺の方が、ふさわし───」
「ふざけないで頂戴!!」

ぱぁん、と小気味良い音が、深夜のタークス本部に響き渡る。
男は、みるみる熱を持ってゆく自らの頬に、数秒してから気付いた。
そのままぽかんと、気ままで我侭で、そして美しい猫のような女を眺める。
今にも爪を立てて、栗色の髪を逆立てんばかりに感情を見せる、仲間。

「笑止!それを決めるのは、私よ!あなたでもない、あいつでもない。
 勘違いしない事ね!私は知っての通り、唯一無二の存在なんですから」
一気に言い切ると、ふん、と横を向き、さっさと衣服を整える。
ムードも余韻もありゃしない。男は、思わず肩を震わせた。

「笑ってる場合じゃないでしょう!どうするのよ、報告書!」
彼女の細い指が、本部に取り付けられた時計を指す。時間は2時を回っていた。
普段通りのその声に、男は額に手をやると、珍しく、声を上げて笑った。

「フッ………くくく、はははははっ!」
いつもの嫌味な笑みではない。心底可笑しそうな、声。
女は整えられた眉を寄せると、ぴっと男を正面から指差した。

「わかってるでしょうけれど、半分やってもらうわよ」
言うが早いかデスクに向かうと、男のパソコンにデータを送信し始める。
一筋縄ではいかない女を後ろから眺めやり、男は笑いながら肩をすくめた。
「了解」

………気長にやるさ。だが、そう簡単には負けない。
男はデスクに向かい、あまり出来の良くない報告書に眉を上げ、溜息をつく。
心の中で二丁の拳銃を抜くと、赤茶色の髪の同僚に、銃口をつきつけながら。

───To Be Continued..........?


「報告書の出来栄えは今一歩だ。これでは任務を遂行したとは言えない。
 次はもっと時間に余裕を持って、丁寧に作成する事だ」

任務遂行度………「D」
116名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 19:24:16 ID:UOfemUl0
以上っす。俺の散弾萌えに付き合ってくれた人ありがとう。

あ、前回のロッド×散弾嬢に感想くれた人、マジサンクス
本当にひじょーに励みになっております。ありがとうありがとう

他の書き手さんの作品も期待しつつ、ではまたいつか。
117名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 20:48:21 ID:B4CPzvwV
>>116
GJ。相変わらず神。気丈な散弾嬢ハァハァ
どのキャラもそれっぽいし魅力的だし、非常に萌えた。
118名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:26:13 ID:JxP9X/a4
原作くずしてないからすごい!!
また続きとか気になります!!GJ!!
119名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 00:33:56 ID:w4bRgor7
>>116
GJ!!すげぇ!!神だな!!また是非書いてほしいです!!
いつまでも待ってます。


>>105
KHクラエアって、俺の名前を言ってくれ・・(だっけ?)
って、せつない鬼畜w作品だよな?
俺も好きだった。懐かしいな・・・
120名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 00:47:15 ID:w4bRgor7
>>86
すみません!今、気がついた・・orz
ありがとうございます。また読めるなんてうれしいです。
121名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 03:56:36 ID:is91AE/U
散弾嬢の神キテターーーー!!!
GJ!!!!!!!

散弾嬢だけじゃなくBCへの愛も感じられて素晴らしい!!
是非シリーズ化キボン
個人的にレノ先輩との絡みが読みたいぞ、とw
122名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 04:38:04 ID:C3krpSkd
シリーズ化した場合どのEDに向かうのだろうか

本命→ロッド
対抗→二丁拳銃

その他候補→レノ、ツォン、ルーファウス、ザックス
バッドED→フヒト、セフィロス








大穴→田中
123名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 10:56:25 ID:3/dpB1Fi
二丁拳銃×散弾嬢、すんばらしい!
神ですまじで!萌え萌えですっっつうううう!
124名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 15:59:39 ID:is91AE/U
>>122
大穴→田中

テラワロスwww
125名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 17:20:30 ID:cNbqT6/0
さ、週末に神々が降臨すると信じて正座&全裸で待つか……

(>д<)、;∵ クシャン
126名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 16:51:23 ID:Y+wohCkS
アゲ
127名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 23:05:56 ID:4eSkRonD
社長が鬼畜なSSを書く人はおらんのだろうか。

・・・と言いつつもBC作品期待して正座&全裸で(*´∀`*)待ち・・・
128名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 02:06:27 ID:qcqDSI7q
129名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 02:49:20 ID:qeWQ1X3w
散弾嬢の小説読めるサイトとか無いんかなぁ〜
このスレで本気で散弾萌えに目覚めてしまったw

て、事でアゲてみる
130名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 00:12:21 ID:3GJ8EVG7
ばんわんこ。
散弾嬢を愛しながら再び作品投下します。

ロッド×散弾嬢(>>48-59
二丁拳銃×散弾嬢(>>108-115
があった前提の、レノ×散弾嬢です。

なぜレノかというと、>>121タンのリクエストに答えてみた。
基本的に散弾嬢萌えなんで、散弾嬢が悶えてる姿を書ければ
カップリングにこだわりなど俺は無いのだァァ!!(゚∀゚)アヒャヒャ
11レス投下するぜー。
131レノ×散弾嬢@:2005/11/17(木) 00:13:51 ID:3GJ8EVG7
───PM00:12 正午を僅かに過ぎたタークス本部。

昼休みのオフィスに、女がかつかつと靴音を響かせる。
ミルクティー色の髪が陽光を反射して、絹糸のように輝きなびく。
加えて、普段以上に毅然とした、何がしかの決意を込めた瞳。

声をかけるのも憚られるのか、そんな彼女を同僚たちがぽかんと見送る。
黒いスーツに包まれた彼女の足は迷いも無く、1人の人物へと向かっていた。
整理整頓とは縁遠い、雑然としたデスクの前で、女はぴたりと立ち止まる。
視線の先には、まるで炎のように真っ赤な、後頭部。
耳に届くのは、規則的な呼吸──いや、寝息。

「レノさん」

だん、とデスクに両手をつくと、その勢いで書類が雪崩を起こした。
はらはらと見守っていた健気な金髪の同僚が、慌ててそれを拾い上げる。
だが、声を掛けられた人物は、机に突っ伏したまま、まるで動く気配は無い。

「レノさん、起きて頂戴」
女は呆れたように溜息をつくと、男の肩に手を置き、ゆさぶる。
赤い頭が揺れ、デスクの上のコーヒー牛乳のパックをかたんと倒した。
「………んー………?」

そこまでしてやっと、男は億劫そうな声をあげ、ゆっくりと顔を上げる。
盛大なあくびと共に、気だるげに伸びをひとつ。
「んだよ、と」

倒れたパックを起こしながら、赤毛の男は声を返した。
神羅カンパニー総務部調査課、通称タークスのエース、レノ。
その名を出せば泣く子も黙る──ようになるのは、もう少し先の話。

「トレーニングに付き合ってほしいの」
その言葉を彼女が口にすると、男は面倒くさそうに、ゆっくりとまばたいた。
「トレーニング、ね」
明らかに気乗りがしない、と言うように、オウム返しに口にする。
普段は愛用の電磁ロッドを握っている左手が、オフィスの時計を指差した。

「この時間は昼休み。俺は日頃の疲れを癒すため、休養中だぞ、と」
「まあ。お昼休みになる前から寝ていたと思ったけれど、気のせいかしら」
「………おおっと。こりゃ一本取られたぞ、と」

赤い髪の男が、くつくつと楽しそうに笑う。
彼女は息を吐いて首を振り、心底困りきった声を上げた。
132レノ×散弾嬢A:2005/11/17(木) 00:15:32 ID:3GJ8EVG7
「どうしても、レノさんじゃなくっちゃ駄目なの。レノさんしか居ないのよ」
「へえ。おまえからそんな言葉が出てくるとはな、と」
男が、だらしなく椅子に寄りかかったまま、エメラルド色の瞳を丸くする。

「だって………お願いよ。私には………レノさんが必要なの」
まるで、愛を告白するような台詞。熱のこもった口調。

その言葉に、同じオフィスの中に居る同僚がふたり、小さな反応を見せた。
レノと同じ武器を持つ茶髪の男が、痛んだ髪をかいて、大げさに溜息をつく。
今まで無関心を貫いていた、いつもクールな男が、二丁拳銃を取り落とす。
そんな同僚たちに気付く様子も無く、彼女はレノに薄茶色の真摯な瞳を向けた。

「………」
レノの抜け目無い視線が、ぐるりとオフィスを見回した。

赤茶けた髪の悪ガキと目が合うと、慌てて相手が顔をそむける。
六番街の死神が、苛ついたように二丁の拳銃を拾い上げている。
その光景が何となく可笑しくて、男は口角を吊り上げた。

もう一度、自分を見下ろす女に目を移すと、本人は至極真面目な表情。
いつもの癖でからかってやりたくなり、男は意地悪そうに口を開いた。

「貴重な睡眠を奪われたんだ。俺にもメリットが欲しいぞ、と」
「………納得。そうね、じゃあ、どうすればいいのかしら?」
頷いた彼女に人差し指を立て、にやりと笑みを向ける。

「───おまえが負けたら、俺の言う事を何でも聞く。ひとつだけ」

それを聞き、熱くなりやすい悪ガキが視界の端で立ち上がりかけた。
おっと、どう出るか。レノの瞳が楽しげに歪む前に、女が言い放つ。
「望むところよ!」

残念でした、と。
レノは悪ガキに向かって、ぺろりと舌を出した。

「交渉成立、と」
ゴーグルを額の定位置に戻し、ゆらりと立ち上がる。
「んじゃ、行きますか、と」
「感激!レノさん、ありがとう!」

電磁ロッドで肩を叩きながら歩く男の後ろに、彼女が続いてゆく。
背中に刺さる数多の視線をまるで感じないように、足取りは軽やかだ。
133レノ×散弾嬢B:2005/11/17(木) 00:18:48 ID:3GJ8EVG7
───無機質なトレーニングルーム。

金属音が響き、男の武器が横薙ぎに火花を散らす。
「なんで、俺じゃなくちゃいけなかったのかな、と」
その一閃をショットガンの銃身でいなしながら、彼女が間合いを取る。
「当然!レノさんが一番速いからよ」
「はぁ?」

容赦なく振り下ろされる銀色の一撃を紙一重で避ける。
「あの、忌々しいゴブリン!私とした事が、目で追うので精一杯……!」
狙い定めて引き金を引くが、男は難なくそれをかわし、風のように駆ける。
「………なるほどね、と」
やっと理由を理解して、レノは苦笑した。

「信じられない!どうやったら当たるっていうの!?」
荒い息をつき、女が壁沿いに走りながら、混乱したように口にする。
「スピードの速い敵を相手にする時は、普段通りのおまえじゃ不利だぞ、と」
「………?」

赤い閃光が、視界の端で飛ぶように移動していく。
追いきれないそれを必死に見遣り、彼女は再び闇雲に発砲する。

「残念、ハズレだぞ、と。いいか?相手の動きを察しろ。
 敵が次にどこへ向かうか予測して───そこを、狙え!」

ロッドが振り下ろされる。風を切る音が、彼女の肌をぴりぴりと緊張させる。
男が口にした事を心の中で反芻しながら、女が散弾銃を構え直した。

相手の動作を予測して。その先を。常に相手の一歩先を。
「───そこよっ!!」
がん、とかすれた音を立て、彼女のショットガンが火を噴いた。
「………!!」

トレーニング用の銃弾が男の顔をかすめ、驚いたように足が止まる。
彼女は勝利の微笑みを浮かべ、銃口を床に下ろした。

「パーフェクト!やったわ………」
「甘いな、と」
男の唇が吊り上がり、刹那、轟音が響く。
電磁ロッドから放たれた黒色の衝撃波が、彼女の真横を通り過ぎた。

「相手の息の根が止まるまで、勝負は終わらない………ぞ、と」
「………っ!きゃああああっ!!」
その衝撃に耐え切れず、彼女の身体が壁に叩きつけられる。
鈍い音がして、愛用のショットガンが手の内からこぼれた。

「チェック・メイト」
ちゃき、とロッドの先が、座り込んだ彼女の首筋に突きつけられる。
“GAME OVER”の文字が頭の中に浮かび、彼女は悔しげに唇を噛んだ。
134レノ×散弾嬢C:2005/11/17(木) 00:20:57 ID:3GJ8EVG7
「さあて?約束、覚えてるかな、と」
電磁ロッドを離した男の青緑の目が、意地悪そうに細められる。
『───おまえが負けたら、俺の言う事を何でも聞く。ひとつだけ』
彼女の頭の中で、その台詞がリフレインした。

「………勿論よ。この私に二言は無いわ」
痺れた身体で尻もちをついたまま、彼女は諦めたように口にする。
「よしよし、その意気だ。それじゃあ………」
「───っ!!?」
ゆらり、と男の赤い髪が視界に広がる。

「俺に何をされても、絶対に抵抗するな」

レノが言葉を紡ぎ、唇の端を上げる。
いつの間に、ここまで接近していたのか。
思う間も無く手首を掴み上げられ、無理やり立ち上がらされていた。
「きゃっ………」

先程の衝撃派の余韻が、まだ身体に残っている。
両脚にうまく力が入らず、彼女は目の前の男の身体にしがみついた。

「タイムリミットは、昼休み終了時刻。それまで、一切の抵抗は禁止だぞ、と」

女の身体を壁に押し付け、支えるように密着させながら、レノは耳元で囁く。
赤い髪の毛が頬をかすり、息を飲むと同時、男の香りに包まれる。
その近さを改めて感じ、彼女はカッと頬が熱くなるのを感じた。

「レノさん………?なにを………するつもり?」
「さあ?それはこれからの気分次第、と」
男は楽しそうに笑うと、その手を彼女の胸に走らせた。
「………!」
思わず身を捩ろうとした瞬間、男の言葉が脳裏によぎる。

『一切の抵抗は禁止』

交わした約束を破る事は、プライドの高い彼女のポリシーに反する。
思わず馬鹿正直に抵抗がやみ、男がにやりと笑みを浮かべた。
反応を楽しむようにやわやわと、スーツの上から膨らみを揉み込んでゆく。
戸惑いに声も出せず、彼女はびくんと白い喉を晒した。
135レノ×散弾嬢D:2005/11/17(木) 00:25:16 ID:3GJ8EVG7
昼休み終了までは、あと───30分弱。
細く開けた栗色の瞳が時間を映し、再びぎゅっと閉じられる。
男の膝が、力の入らない彼女の両足を割り開いた。

「言う事聞いてれば、悪いようにはしないぞ、と」
まるで、三流映画の悪役のような台詞を、わざと口にする。

右手を巧みに胸元に這わせつつ、左手で女のベルトを外してゆく。
燃えるような髪が肩口に埋まり、つぅ、と首筋を舐め上げる。
壁と男の身体に挟まれて、女はかすれた吐息を漏らした。

「………っ、は………」
ダメージの蓄積された両脚はがくがくと震える。
今にも崩れ落ちそうな身体を、男の身体にしがみつく事で耐える。

男の指が、シャツ越しに胸の先端をつまみ、少し乱暴に捻り上げた。
唇を噛みしめても、その感覚に否応もなく乳首は立ち上がってゆく。

おかしい。これは変だわ。普通の先輩と後輩がする事じゃない。
必死に考えても、混乱した頭に思考は付いてゆかず、言葉にならない。
いつの間にか、彼女のパンツスーツは膝の半ばまで下ろされていた。

「おとなしくしてれば、可愛いじゃねーか、と」
男の指が、白いシルクの下着越しに、秘裂をそっとなぞる。
「失礼ね………!っ、ひゃん………っ!」
緩やかな刺激が生まれ、反抗的な彼女の唇から声が漏れた。

それが気に入ったのか、何度も何度も、しつこい程に同じ部分を撫で上げる。
焦らすような動きに、じゅん、と下着が熱い湿り気を帯びはじめた。
その潤みを意識し、彼女は慌てて身体を離そうとし、許されぬ事に改めて気付く。

「レノさん、いやっ………なに、を………っ!」
「ん?見ての通りですが、と」
冷酷な声が届き、彼女はますます混乱を極める。
無造作に伸びた爪で、引っかくようにされると、背中がしなった。

一縷の望みを掛けて、もう一度彼女は口を開く。
「だめ………よ。こんなの、レノさん………やめて………」
それに応じて、レノが軽く舌を出した。

「───やめないぞ、と」

無慈悲に判決は下される。
136レノ×散弾嬢E:2005/11/17(木) 00:28:19 ID:3GJ8EVG7
レノの手が、女の薄い下腹部を撫で、そのまま下着に滑り込んだ。
その状況を理解すると、彼女の顔がさあっと青ざめてゆく。
無意識に腕で男の身体を押しのけようとして、再び思い出す。
抵抗は禁止。律儀に手を止め、きゅっと拳を握り締める。

「ダメ!お願い、もう………んっ!これ、以上は………」
懇願を、真っ赤な前髪の下に隠れた青い瞳は、軽く一蹴する。
「おっと?そう言いながら、この音は何なのかな、と」

すっかり濡れそぼった入り口を、長い指が巧みに振動させる。
そのたびに、微かな水音がトレーニングルームに響いた。
濡れた音が、彼女の耳と脳髄をとろかし、思考を分散させていく。

蜜壷の周囲をくすぐられると、じんじんと快感が湧きあがってくる。
耐え切れるはずもなく、彼女は更に淫らな蜜を溢れさせていった。

「スッゲェな、と。もう、ぐちょぐちょじゃねーか」

レノの唇が、彼女を指だけでなく、声で、言葉で犯してゆく。
「いや!………言わないで………」
女は目を伏せ、白い肌が、羞恥に耳まで赤く染まる。

「本当の事だろ?ほら、こんなに………ぐっちゃぐちゃ………」
耳元に舌を這わせながら、息を吹きかけるように言葉で蹂躙する。
その声と比例させるように、秘所は熱くよだれをこぼし、音を立てた。

少女のようにかぶりを振る女を、男が嗜虐的に見つめ、笑う。
「お前、やらしーのな。ココも、こんなに………固くなってる」
焦れるような感覚に、彼女の快感の芽はすっかり立ち上がっている。
更なる刺激を待ち望むかのように震えるその先端を、男の指がつついた。

「そんな事………っ、あ、やぁぁんっ!!」
電気が走ったような快感に、腰が砕けそうになる。

レノは右手で彼女の身体を支え、繰り返しその敏感な部分を撫でた。
はじめは優しく、下から上へ向かって指の腹でさするように。
時折軽く爪で引っ掛けるようにしながら、ちりちりとくすぐってゆく。

解放までは、あと、20分。
137レノ×散弾嬢F:2005/11/17(木) 00:30:08 ID:3GJ8EVG7
「まったく、エロい身体してるぞ、と………」
男の細身の体躯が彼女を押し付け、はだけた胸が密着する。
「こーんなビンビンにしちゃって、何を期待してんのかな、と」
レノの指が両側から陰核をはさみ、しごくように擦りあげた。

「ゃぁぁあああっ………!」
がくがくと足が震え、彼女は赤い頭に腕を回し、何とか耐える。
巧妙な手つきに、彼女はみるみる快感の階段を駆け上がっていく。
「我慢しないで、イッちまえよ、と………」

男が口の端を上げ、秘核をいじる指に力を込めた。
執拗に、何度も繰り返し、上下左右に弄び、転がす。
「あ、あ、あ ダメ、ぇ………っ!!」
ぎゅっと閉じた瞼の裏側に、快感が弾けた。

指のみで強引に絶頂を迎えさせられ、呼吸もままならない。
座り込みたくても、男の身体に押し付けられ、それすら不可能だ。
荒い息をついて感覚をやり過ごそうとする彼女に、不穏な声が届いた。

「1回目、と」

なんのこと、と問い返す前に、再び与えられたは刺激に、女は息を飲む。
男の指が下肢を割り開き、秘裂に2本の指を挿入していた。
「やぁっ………レノさっ………」
「まだまだだぞ、と」

絶頂の余韻の残る身体に、新たな快楽が止め処なく生まれてくる。
リズミカルに、こぼれる愛液をかき回すように、指を出し入れする。
チュクチュクと淫らな音が、レノの手によって奏でられた。

「後から後から、溢れてくるぞ、と………」
耳元で淫猥な言葉を実況しながら、内部を指で広げ、さする。
中で2本の指を広げるようにして、手首を回してあらゆる部位を嬲る。

「ふぁ………っ!ダメ、ダメ、ぇ………っ!!」
激しすぎる刺激に、感覚は限界を簡単に訴えはじめる。
138レノ×散弾嬢G:2005/11/17(木) 00:32:54 ID:3GJ8EVG7
「おまえの中、すっげェ、熱い………指が溶けそうだぞ、と」
「や、やぁ………レノさ、んっ………ひどい………」
最早そこまで来ている限界を意識しながら、声だけで否定を表す。

「ひどい?そりゃ心外だな、と」
指の動きが更にスピードを増し、かき回す。

「もし俺が、モンスターだったら………今頃、お前の命は無いぞ、と」
人差し指と中指を交差させるようにして、抽送を繰り返す。
「もしアバランチだったら、今頃おまえは、もっと酷い拷問を受けてる」
肉壁の膨らんだ、感じる部分を見つけると、そこを指でこすり、くすぐる。

「そう思えば、ずいぶんと俺は、優しい先輩だろ………?」
ぐ、っと奥まで差込むと、柔らかなヒダを押し上げるように。
「あ、あ、レノさ………あぁぁぁんっ………!」

まともな返事も出来ぬまま、彼女は再び快感の頂を極めた。
ぷしゃ、と音がして、秘所から、愛液とは違う無色透明な液体が吹き出す。

「おおっと………そんなにキモチ良かったのかな、と」
「な、なに………今の………?私、おかしく………」
はじめての潮吹きは彼女には理解出来ず、ただ戸惑うばかりだ。
いやらしい身体に反する初心な様子に、男は喉の奥で笑った。

「2回目、と」

からかうような低い声が、彼女の耳を赤く染めてゆく。
「レノさん………も、許して………」
熱い不規則な息を吐きながら潤んだ瞳で願っても、男は指を引き抜かない。
「まだまだ………こんなモンじゃ、許さないぞ、と」

時計の針は遅々として進まない。
昼休み終了を告げる時刻までは、あと、10分と少し。
139レノ×散弾嬢H:2005/11/17(木) 00:35:19 ID:3GJ8EVG7
纏ったままのシルクの下着が、ぐっしょり濡れている。
その中に無造作に突っ込まれた指が、淫らに揺れ動く。
エクスタシーの余韻に震える身体を、1秒たりとも休ませない。

「っ………!もう、ダメ………限界、よ。レノさん………」
それだけ口にするのも精一杯、後は快感の吐息に変わってゆく。
ある意味、これは拷問だ。快感の拷問。絡め取られて逃げられない。
「まだ、時間はあるぞ、と」

ぐちゃぐちゃと出入りする男の指が、スピードをぐんと上げた。
彼女は、果ての見えぬ快楽に、ただ苦しげに喘ぐ事しか出来ない。
迎えた絶頂の更に上を行く快感が、常に下腹部から生まれて満ちる。
気持ち良いのか苦しいのかも分からなくなり、か細い声で彼女は鳴いた。

「なぁ、今、どんな気分?俺に説明してみろよ、と………」
虐めるような視線で、男が淫らな問いかけを口にする。
「そんなこと………っ」
「出来ないとは言わせないぜ。俺への抵抗は───禁止だ」

レノの親指が、愛液に濡れて尖りきった陰核をぴんと弾いた。
彼女の赤い唇が色を無くすほど噛みしめられ、ゆっくりと開かれる。
震える声で、ひどくスローに、悔しさを滲ませながら、言葉が紡がれていく。

「んっ………私、は、レノさんに、こんな……ぁんっ!風に、されて………」
「………なるほど。俺に、こんな風にされて?」
レノが、指の抽送をやめないまま、意地悪気に繰り返し、続きを促す。
彼女はきつく眉根を寄せ、気の強い目線で男を睨み返した。

「困惑、してるわ!………でも………」
「………でも?」
同じ言葉を返しながら、容赦は無く、出し入れする指をもう1本増やす。
敵対心も露に見つめていた視線に、快楽の色が混じり、塗りつぶされた。

「でも───ひあぁぁんっ!………き、気持ちイイ、の………っ………」
びくびくと細い身体が震える。レノは、ふっと表情を緩めた。

「よく出来ました、と」
瞬間、親指で触れていた秘核を、強く振動させる。
「や、ぁぁぁぁぁっ!!」

「………はい、3回目」

今までの絶頂を軽く上回る快感が、彼女の頭の中でショートした。
薄れ行く意識の淵で、時計の針が、やっと訪れた解放の時を告げる。
140レノ×散弾嬢I:2005/11/17(木) 00:40:26 ID:3GJ8EVG7
───。

「おーい。起ーきーろーよー、っと」
ぺちぺちと頬を軽く張られ、彼女は薄らと瞳を開けた。
真っ赤な髪と対照的な青緑の瞳が、彼女を覗き込んでいる。

「あ………私………」
夢?──じゃない。まだ、快感の余韻が残っている。

「………っ、信じられない!!レノさ………!!」
「さて。レノ先輩のありがたーいご教授、わかってくれたかな、と」
気丈な彼女が反論するより先に、男がさらりと言葉を続ける。

「ひとーつ。素早い敵と戦う時は、相手の動作を予測しろ。
 ふたーつ。倒したと思っても、最後まで油断は禁物だ。
 みーっつ。………軽々と、何でも言う事聞くなんて言わない事、と」

真っ直ぐ3本の指を立て、1つ1つ折り曲げてゆく。
言い終えると同時に、子供にするように、くしゃっと彼女の髪を撫でる。

「わかったかな、と」
合図するように片目を閉じて、唇の端で笑みを形作った。
その悪気の無い微笑みに、なぜか、怒りの台詞も立ち消えてゆく。
彼女はぽかんとしたまま、言葉も無く、捕え所の無い瞳を見つめた。
いい様に弄ばれた怒りも忘れ、気が抜けたようにこくりと頷く。

「よしよし。物分かりが良くて、大変結構」
男はもう一度ぽんと彼女の頭を叩き、立ち上がると、踵を返す。
「んじゃ、俺は先に行く。早く戻ってこいよ、と」

「レノさん………っ!!」
語気荒く、彼女が声をかけた。男は立ち止まらない。
何か一言でも言ってやらなくちゃ、どうしても気が収まらない。
そう思った彼女の唇から、無意識に出てきた言葉は。

「………ありがとう」

その声が届くと、男は背中越しに一度だけ、ひらりと手を振った。

───To Be Continued..........?


「トレーニング内容は、まあまあって所だな。
 いつかは俺を驚かせるくらい、いい女になってみろよ、と」

任務遂行度………「B」
141レノ×散弾嬢J:2005/11/17(木) 00:45:20 ID:3GJ8EVG7

Free Mode───おまけ。

ロッカールームで着替え、慌ててオフィスに戻った彼女を、友人が迎えた。
肩の上で切り揃えられたブロンドを靡かせ、彼女に駆け寄ってくる。

「おかえりなさい。怪我はありま………せん………か………」
その台詞が途切れる。彼女の顔を見つめて、水色の瞳を丸くする。

「大丈夫よ、ありがとう。………どうしたの?」
その様子に首を傾げながら、彼女は本部を見回した。

心配そうに見ていた赤茶色の髪の悪ガキと、ぱっと視線が交錯する。
その瞬間、悪ガキは、食べていたカップラーメンを盛大に吹き出した。
正面に居たクールな六番街の死神が、その洗礼を真っ向から受ける。
何なのよ、汚いわね。呆れたように彼女は眉を寄せる。

ラーメンの洗礼を受けた男が、不愉快そうに顔をしかめ、それを拭おうとして──
彼女を見た瞬間、一切の動きを忘れたのか、悪ガキと同じように時を止めた。
まるで、目に映った物を認識出来ないとでも言うように、ゆっくりと首を振る。

いったい、何だっていうのよ?彼女は自分のデスクに向かって歩き出す。
「やあ、とても似合ってるよ。いったい、何のまじない?」
田中が愛想のいい笑顔を向けた。ますますもって理解出来ない。

最年少ながら長いキャリアを持つ少女が溜息をつき、緩いウェーブの髪を揺らす。
嘆息しながらデスクの引き出しを開けると、無言で、彼女に手鏡をつきつけた。
「何なのよ………………………………………あ、ああああああっ!!?」

鏡に映った、見慣れた自分の顔。
だが、目に入ったものは、額に黒マジックででかでかと───『肉』。

「驚愕………。って、ちょっと!!レノさんっ!!!」
おそらく、意識を失っていた一瞬に、書かれたものだろう。
怒っていいのか泣いていいのかも分からずに、彼女は叫ぶ。
物の散乱したデスクに突っ伏して、赤毛の男が肩を震わせ、笑い転げていた。

───ああ。この人には、絶対に適わないわ。
改めてそれを理解して、彼女は呆れと、それと同じだけの敬意を感じ───
くらりと、眩暈を覚えるのであった。

Free Mode..........clear!
142名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 00:46:17 ID:3GJ8EVG7
終わりです。
本番無しでリクエストに答えられているのかどうかは、気にするな。
前回のに感想くれた人、本当に本当に本当にありがとう。
ひとりでも多くの人に散弾嬢萌えを伝えたいぜ!!

あ、Jのフリーモードは完全なるおまけ。
シリアスが好きな人は、Iで終わった事にしてくれ。
では、またいつか。
いつもありがとう。
143名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 02:55:39 ID:zPGbO4uQ
GJ!GJ!
思う存分ハァハァさしていただいた。
ありがとう!
144名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 14:22:29 ID:346jftiw
>>142
GGGGGGJ!
あんたもう神としか言いようがないよ!
フリーモード最高。ワロス。

気が向いたらまた何か書いてください。
145名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 15:55:36 ID:xCXpIzg+
>>142
GJ!!
散弾嬢本気萌えた!!!!
フリーモードを思いつくとは素敵ですな!!!
話の流れがロッドも二丁もレノもかぶってないからすばらしい!!
あと残りは田中…か?笑
146名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 21:43:49 ID:u2HtxUtd
レノがそんなセックスするわけない!
147名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 23:20:27 ID:346jftiw
>>146
ここは21さいいじょうのおとながみるいたです。
こどもがみていると、おまわりさんにつかまるよ。
あと、ほんすれに、あどれすをはっちゃだめだよ。
148名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 23:29:59 ID:upC6kpv8
まあ気持ちは分かるが、そう言うときは黙ってスルーが大人。
俺は20歳だがな(´_ゝ`)
149名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 01:53:32 ID:w7sFjbVw
散弾嬢の神キター!!!!!
。・(ノ∀`)・アリガトー
こんな素晴らしいモノが読めるなんて幸せダァー!
ゴッドジョブッす!!

レノと珈琲牛乳に萌えw
散弾嬢の愛らしさにも萌え死にそうでした!
またの投下を是非是非お待ちしております♪
150名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 05:19:13 ID:wBZuuHIY
一通り読んだけど神がいるなぁ。
散弾銃の神の人には是非ツォンさん書いて頂きたい!
ポニテ主任エロなんて他じゃお目にかかれないよ・・・
151名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 05:21:37 ID:aULsTlos
>>148
ルール違反を犯した場違いなガキは
即クソミソに罵倒されてから叩き出されるのが大人の世界なんだ。
分かったかボクちゃん?
152名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 06:30:48 ID:9RAsWqLL
>>151
「大人の世界」に妙な意識があるようだけど、まあ何も言わないでおくよ。
邪魔したな。
153名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 08:36:16 ID:aULsTlos
>まあ何も言わないでおくよ

馬鹿か、こいつは。
154名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 12:25:12 ID:TgCNUNyo
オマエラ落ち着け
155名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 17:36:08 ID:w7sFjbVw
神の居る良スレなんだし
マターリしようぜっ
(*´∀)σ)`д´)
156名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 19:16:35 ID:2JVNgMqG
まぁまぁやめようよ
>155が言うとおり、仲良く仲良く
神画像うpったからさ

ttp://49uper.com/up-s/index.php?mode=list
97453.jpg
PASS:レノがそんなセックスするわけない!
157名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 19:47:15 ID:gvn/xDkR
>>156
ホントに97453.jpg?
Passすら必要ないんだが・・・w
158名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 20:53:00 ID:qHwzx2zE
短銃も萌えるけど、散弾も萌える。
159名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 21:04:25 ID:qHwzx2zE
よし、今辺りからクラ×短銃のSS書いちゃうか。
160名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 00:49:32 ID:l5ZalKwS
>>159 見たい(*´Д`)
161名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 12:31:26 ID:kpQbbq/A
クラ×ユフィはマイナー……
162名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 17:08:02 ID:D3Y3jbwu
ツンドジボーイッシュなイリーナを待とう。全裸で。
163名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 19:29:19 ID:Owb+I/eE
ヴィンセントを待っている。
164名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 01:09:51 ID:FE359P+0
↑ACDC仕様のハードボイルドヴィンなら考えてみます
165名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 19:26:38 ID:d5ifXVom
>>164
パンツ下ろしてお待ち申し上げます。
166名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 18:10:16 ID:2vClIGau
タークス本部でロッドいじってたら散弾銃(♀)がやってきて、「最悪!あつい〜」などと
言ってスーツの胸元をバタバタしはじめた。胸チラがエロくてチラチラ見てたら、いきなり唐突に
「あら、ブラ見たいの?見せてあげましょうか?」などと言い出して、俺がキョドってたら
散弾銃(♀)が自分でシャツのボタンを外した。そしたら中にキャミソール着てやがった。
で「単純!ひっかかった〜、いまスゴイやらしい目になってたわよ」などと笑うので俺はカチンときて
シャツのボタン開けてる散弾銃(♀)の手を固定して、キャミの胸元に顔近づけて観察してやった。
そしたら「ちょっと、止めて頂戴、怒るわよ」とかいってたが、そのうち太ももをモジモジさせて
白い胸元がだんだんピンク色に染まってきて息が荒くなってきて目も潤んできたので
「ば〜か、濡れてんじゃねーよw」といって解放してやったら顔を真っ赤にして
「自分だってチン・・・」と言いかけて黙り込んだので「何をいいかけたの?チンて何」と
問い詰めたら黙り込んだので「これのこと?」といって
(省略されました・・全てを読むには ここ を押してください)
167名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 22:03:59 ID:cebHFsOA
>>166
コピペなんだもんなぁ…
168刀×ロリ剣(コピペ改変):2005/11/27(日) 00:19:43 ID:OL5dW2R2
「そう・・うまいよ、ロリ剣・・・」
ロリ剣の水吸収に、僕の刀はレッドボンバーしていた。
こういうことが初めてのロリ剣には、エキスパートは期待していなかったのだが、
予想以上に激しいロリ剣のオチューに僕の村雨は早くも大威嚇していた。
アダマンタイマイの先端をテュポーンテュポーンされると、僕はどんどんエーテルターボしていく。

「どう?…気持ちいいの?」
「あぁ・・・すごく、烈火だよ・・」
村雨からファニーフェイスを離したロリ剣としばらく見つめ合ったあと、その視線を古代種の森の下へと移す。
ロリ剣のマテリア穴からは、既にウォタラがリヴァイアサンしてオーバーソウルだった。
ここがカラッカやパサーナになった状態が想像できないほどだ。

「その…入れていいかな…?」
ロリ剣が僕の問いにうなづいたのを見ると、村雨を第一収容所へと近づけた。
そして、村雨でゆっくりとプロトゴーレムを壊していく。
「ん…はぁ……っ!」
バリアにあたり、ロリ剣の身体が硬直したのが、レフリー・トンのようにわかる。
僕のあらくれは、すぐにロリ剣のクリスタルバングルの入り口をヘッドボンバーした。

「大丈夫だから………ガードドリンクしないで」
ロリ剣はこくりとうなづく。僕は勢いよく腰をクエイクし、チョコぼうを拡張した。
無理にロケットスタートせず、ゆっくりとアームレスリングメガずもうすると、ロリ剣のブラッドテイストがこぼれる。
「い…痛いっ!!」
僕はロリ剣が落ち着くまで、ファニーフェイスに優しく口づけをしていた。
「ごめん。あの…もう大丈夫だから、その……続けて」
痛みに耐えながらも笑顔を向けてくるロリ剣を愛おしく思いながら、村雨を中へ進めていく。

「ん…なんだか……変な気分…」
もう感じ始めたのか、ロリ剣の肌は紅潮し、イフリートしていた。
マテリア連結穴の上のディオメダルをいじると、ロリ剣の反応がランクアップする。
しばらくすると、ロリ剣はより強い快楽を求め自らバックキックしてきた。
僕もマッチング対戦の速度を速め、ザンガンザンガン突いていく。

「くっ…ロリ剣、そろそろリミットブレイクだよ」
「わ、私も……一緒にラストスパートするわよ」
ロリ剣のゴールドソーサーゲートが、一段と強く僕の村雨を締め付けた。
「あっ、あっ、あっ、だめ……だめ、私………ギガゴーゴーする!いくっ! いくぅ―――っ!!」
「ロリ剣……好きだ!!」
ロリ剣のギャラクシーと同時に、僕もロリ剣の中にランドウォームをスーパーダンクした。

「うれしい…私も―――好きよ!」
ランクポイントを使い果たした僕達は、そのままデスクローを絡め、深い眠りに落ちたのだった。
169名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 10:55:52 ID:8uPkRJgi
ちょwwwワロスwwwwww
170名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:29:22 ID:idFLL/Id
天才キタコレ
171名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 23:50:26 ID:S4HM5uDD
第一収容所ワロタ。wwwww
じゃあ第二はどこなんだって話だ(ry
172名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 04:20:54 ID:EMIpQS7z
こんな時間に散弾嬢シリーズの続き投下します。

ロッド×散弾嬢(>>48-59
二丁拳銃×散弾嬢(>>108-115
レノ×散弾嬢(>>131-141

の続きで、今回は>>150氏の案に答えて
ツォン×散弾嬢っす。
10レス投下するぜー。

>>168
ちょwwwwバロスwwwwwwww
刀×手裏剣けっこういいなwwwww
173ツォン×散弾嬢@:2005/11/30(水) 04:23:12 ID:EMIpQS7z
───深夜のミッドガル、スラム街。

「………そろそろ、起きてくれ」
普段よりトーンを低くした男の声が、閑静なバーに響く。

漆黒のスーツを纏い、同じ色の長髪を後ろで1つにまとめた男。
一見すると地味な印象も与えかねない、一糸乱れぬその容姿。
どこか異国の情緒を漂わせる整った顔立ちに、呆れの色を滲ませて
男──タークスの現主任・ツォンは、額に手をあて息を吐いた。

一方、声を掛けられた女は、カウンターに突っ伏したまま。
薄栗色のポニーテールをさらりと投げ出し、寝息を立てている。
「まったく。飲むとこうなる、と知ってはいたが………」
心地良さそうに瞳を閉じる彼女を見遣り、男は呟いた。

女の肩を揺さぶっても、うー、とか、んー、だとか、捉え所がない。
──いつぞやのように放置して、また厄介事に巻き込まれても困る。
数年前、同じ場所で別れた後を思い起こし、男は刹那、物思いに沈む。
カウンターで規則的な呼吸音をたてる部下が身を挺して守った、少女。

「………エアリス」
神羅カンパニーの重要ターゲットであるその名が、無意識に零れた。
あの時に追わなかった自分も、たいがい甘いものだ───。
声に出さず、口元だけで男は苦笑した。
「ん………」

その名に反応したのか、隣の部下が薄らと瞳をあける。
一瞬で思考を引き戻され、男は一度だけ目を伏せ、普段の表情に戻る。
「あら、ツォンさん?………ここは?」
まだアルコールが残っているのだろう、舌足らずな声が漏れた。
「やっと起きたか。他の皆はもう帰ったぞ」

またしても置いていかれたわ、などと女は不満の声を漏らす。
そんな彼女を尻目に、男はさっさと立ち上がり、入り口へ向かった。
「明日はオフじゃないんだ。早く帰って休むといい」
「あ、待って頂戴、ツォンさん」

その台詞を背中で聞くが、追ってくる足音は聞こえない。
何となく嫌な予感を感じつつ、わざと眉を顰めてゆっくり振り向く。
案の定、椅子に座り込んだまま、彼女は呆然とした口調で言った。

「………立てないわ」
苦労人の主任は、本日何度目かも分からない溜息を吐いた。
174ツォン×散弾嬢A:2005/11/30(水) 04:24:43 ID:EMIpQS7z
「ごめんなさい………ツォンさん」
肩を貸して、いや、半ば抱えるようにして、夜道を歩く。
「この私とした事が、不覚………」

彼女の声はいまだはっきりとせず、酒精の巡りを如実に表している。
男の肩に頭を乗せながら呟く台詞の後半は、言葉になっていない。
もはや呆れを通り越し、ツォンは部下の身体を抱えなおした。

「いや………いい。それより、家はどこだ?」
どうせ始めから、送っていくつもりだったのだ。
密着した体温を意識しないようにしながら、無感情に問いかける。
「聞こえているか?家はどこにある?」

「あっち」
「あっちとは、どっちだ」
「あっちよ………」

ぐったりと身体を預けたまま、彼女が前方を指差し、再び脱力する。
男は嘆息し、それ以上聞くのを諦めた。

当然ながら、本部に帰れば、住所程度は分かる。
だが、そこまでこの状態で戻るのは、流石に憚られた。
周囲に油断なく視線を走らせながら、仕方無しにスラム街を歩く。
隙を見せれば危険な場所だ。出来れば、長居はしたくない。

「おい。大丈夫か?」
すっかり反応を見せなくなった部下に声をかける。
「ダメ………」
なんとも情けない声が返ってきた。
頭を抱えたい衝動に駆られた男の視線の先に、1つの看板が見える。

*ご休憩 **:**〜**:** ---ギル
*ご宿泊 **:**〜**:** ---ギル

「……………」
精悍な顔に苦悩と疲労を滲ませながら、立ちすくむ。
スラムにしては安っぽさの無い、瀟洒な印象のそのホテル。
誘うような灯りの前で、男は暗色の目を細めて思案する。

「………おい」
かすれた声でそれだけ言うが、女の返事はない。
すっかり正体を失った部下は、肩口で安らかな寝息を立てている。
選択肢が存在しない事を改めて理解し、ツォンは、軽い頭痛を覚えた。
175ツォン×散弾嬢B:2005/11/30(水) 04:27:52 ID:EMIpQS7z
無表情を装い、手早くチェックインをすませる。
オーナーらしき男のにやついた視線を冷たく一睨みして、
部下を抱えたまま、片手で薄暗い部屋の鍵を静かに開けた。

「………暗いな」
だが、明かりを点ける気にもならず、そのまま中へと滑り込む。
宛がわれた部屋の清潔なベッドに、弛緩した身体を横たわらせてやる。
苦しそうな、呻き声に似た音を聞き、ひとしきり逡巡してから、
機械的にスーツの上着を脱がせ、きついネクタイを解いてやる。

「やましい気持ちではないぞ。身体を締め付けていては良くないからだ」
無意識に、ぶつぶつと言い訳がましく彼女に、そして自分に語りかける。
当の彼女はむにゃむにゃと、幸せそうな声を赤い唇から漏らした。
「まったく………人の気も知らないで、勝手なものだ」

無論、この場所に泊まる気は、ツォンにとってはさらさら無い。
殆どまどろみの中の彼女を見下ろして、真面目くさった声をかける。
「私は帰るが、勘定は済ませてある。明日の任務、遅れるなよ」
返事は無い。代わりに、寝返りがひとつ。

額に手を当てて息を吐くと、彼は呆れ返ったというように首を振る。
致し方なくベッドに両手を付き、彼女の耳元で再び口を開いた。
「………聞いているのか!明日は………───っ」
男の説教は、そこで途切れた。

視界が闇に閉ざされ、女の香りが鼻腔に満ちる。
その身体に抱かれていると気付いたのは、数秒してからだった。

「………!」
細い腕が首に回る力は強くはない。だが、抗えぬものがある。
僅かに顔を上げて彼女の表情を見遣ると、完全に夢の世界の住人だ。
──これは。抱きまくらに、されている。
今更気付いても、後の祭りだ。

きゅうと回された腕が狭まり、火照った頬を愛しげに摺り寄せてくる。
密着する柔らかな胸の感触に、男の本能が理性と対峙した。

「やめ………」
大きな声で言いかけて、ぴたりと止める。
ここで目覚められたら、被害を被るのは自分ではないか?
不本意ながら押し倒すような格好で、ツォンは眉間にしわを寄せた。

落ち着いて、彼女が離れるのを待つしかない。
そう判断し、ゆっくりと力を抜く。
出来る限り体重を掛けないように、男は彼女に覆い被さった。

薄暗い部屋に、秒針の音だけがかちかちと響いている。
彼女は男を離す様子も無く、その細腕の拘束は緩む兆しも無い。
僅かにアルコールの残香を含んだ甘い吐息が、ツォンの耳元をくすぐる。
漆黒の瞳を閉じてひっそりと耐えるのにも、そろそろ、限界が見えてきた。
176ツォン×散弾嬢C:2005/11/30(水) 04:31:45 ID:EMIpQS7z
「………っ!いい加減に………」
罵られても構うまい。声を荒げ、上半身を起こし、目を開ける。
自らの身体の下で眠り姫よろしく瞳を閉じる部下を見下ろした、瞬間。
薄暗い部屋で色彩を無くしたポニーテールが、記憶の中で重なった。

スラムの片隅で花を愛でる、古代種の娘。
幼い頃から見守っていた少女も、絹のような髪を1つに纏めていた。
どくん、と心臓が音を立て、一気に感情を溢れさせてゆく。

エアリス?
違う。はっきりと自覚しながらも、男は無意識に呼びかける。
白いシーツに散らばった髪を撫でる。女が、その掌に顔を寄せる。
部下の艶めいた唇が、禁忌の果実のようにツォンを誘う。

ぎしりとベッドを軋ませて、男の影が女に被さった。
控えめな、ただ、触れるだけの口付けを落とす。
乾いた唇を重ねながら、愛おしむように何度も、その髪を梳いた。

「はっ………」
女の唇から、苦しげな吐息が漏れた。
男はゆっくりと顔を上げ、未だ眠ったままの彼女の顔を見下ろす。

「何をやっているんだ、私は………」
自嘲気味に呟いて、身を起こす。
そっと頬を撫でてやると、彼女の長い睫毛が震えた。

「頼む、目を覚ましてくれ。そうしないと、私は………」
喘ぐような声を発し、手を女の身体に添って這わせてゆく。
シャツのボタンを外しきると、隙間から性急に手を忍び込ませた。

「………何をしてしまうか、わからない」

男の体躯の下で柔らかさを失わない乳房を揉みしだく。
それはまるで、ツォンを待っていたかのように、素直に手に吸い付いた。
指先を埋めるように、その胸の感触を覚えこませてゆく。

「ん………」
女は身じろぎするだけで、その瞳は閉じられたまま。
熱を持って桃色に染まった首筋に、唇をあてる。
ぴくんとした小さな反応と、睡魔の絡んだ声が心地よい。

背中に手を差し込んで、よれたシャツを脱がせてしまうと、
酒の力かほんのり色づいた白肌が露になった。
177ツォン×散弾嬢D:2005/11/30(水) 04:33:58 ID:EMIpQS7z
──いつからだろう?
確かに自分は、この危なっかしい部下を目で追っていた。
女の下半身を覆うスーツを音も無く取り去りながら、ツォンは思う。

その奔放さがタークスとして心配で、目が離せなかっただけだ。
それが先輩としての。そして今は、主任としての責任だから。

「………違う。それは言い訳だ」
少し乱れた黒髪を振った。
「私は………」

ぱさ、と男のスーツが床に落ちる。
いつしか、生まれたままの姿の影がふたつ、薄明かりに重なる。

大人らしさと、子供らしさを持ち合わせる純粋さ。
性格こそ違えど、そこは、ずっと追い続けていた古代種の少女と
今、目の前で瞳を閉じている彼女に共通するもの。
ツォンが惹かれてやまない、その心。

傷つけぬよう、羽のようなタッチで胸の先端を撫でさする。
反対の乳首を口に含み、幼子のように吸い上げた。
「ん………ぅ………」
深い睡魔に囚われたままの女が、切なげな声を漏らす。

腰を引き寄せ、胸に顔を埋める。
尖り始めた先端に舌を絡め、チロチロと弾き、乳輪に添って円を描く。
唾液で濡れ光る薄桃色の尖りが、ひどく扇情的な光景だ。

一糸纏わぬ肌をぴたりと重ねあいながら、手を伸ばす。
なだらかな下腹部を撫で、親指で臍をくすぐる。
「………あ………ん」
ひくん、と女の肩が震えた。
構わず、更に下方へと指を差し伸べてゆく。

そこは既に熱く息づいて、こんこんと蜜を生み出していた。
ちゅくりとすくい取り、周囲にまぶすように塗りつける。
快感を押し殺したような吐息が、彼女の赤い唇から漏れた。
178ツォン×散弾嬢E:2005/11/30(水) 04:36:27 ID:EMIpQS7z
そのまま、上向きに中指を押し込んでゆく。
彼女の秘所はとうに準備を終え、難なくそれを飲み込んだ。
指先の質量に溢れた蜜がこぼれ、シーツに淫らな染みを作る。

決して傷をつけないように。
まるで聖なるものを穢さぬとでも言うように、丁寧に。
愛液の溢れ出る秘壷の内部を、指の腹でさすりまわしてゆく。

「ゃ……っん………あ………」
蜜壷の奥、潤んだ肉壁の突起を見つけると、そこを撫でる。
立て続けに生み出される快楽に、彼女が喉を逸らした。

すっかり顔を見せた敏感な突起を親指と人差し指で挟み込むと、
くりくりと穏やかに嬲り、摘み上げ、快感を引きずり出す。
「はっ………ひぁ、ん………!!」
彼女の身体が、びくんと弓なりにしなった。

白い身体が快感の奔流に、みるみる体温と鼓動を上げていく。
男は、ピンク色の秘肉を覗かせる割れ目をするりと撫で上げた。
とろとろとした熱い入り口は、ツォンを誘うように息づいていた。
「くっ………」

男の証が、理性に反して痛いほどにそそり立っている。
膝裏に手をやり、長い脚を持ち上げると、その秘裂に押し当てた。

そのまま腰を進めようとして、不規則な息を吐く部下を見遣る。
悩める男は黒色の瞳を苦しげに閉じ、再び開く。
「私は、誰を………」
──抱いている?

長い間、たったひとりの古代種を追っていた。
それと同時に、この危なげな部下を見ていた事も事実だ。
迷い揺れる心の罪を、枷を意識し、男の動きが止まる。
179ツォン×散弾嬢F:2005/11/30(水) 04:40:41 ID:EMIpQS7z
「私は、最低な男だな………」
「そんな事はないわ」

焦燥にも似た呟きに、はっきりとした声が返った。
ツォンは驚き眉を顰め、言葉を失って口をつぐむ。
宝石のような琥珀色の瞳が、男をしっかりと見据えていた。
「気付いて………いたのか」

男の問いに、女は答えない。
代わりに、強張った男の頬に、その手を差し伸べた。
細い指先が触れた瞬間、男の身体がびくりとする。

「私は、あなたを尊敬しています」
はっきりと、彼女の唇がそう紡がれた。
頬に当てられた手がツォンの首に周り、引き寄せられる。
「だから、自分を責めないで」

耳元で囁かれ、その手で黒い髪を撫でられる。
本物の神など存在しない事は知っていたが、今だけは。
赦しの言葉がツォンの心を溶かし、羽根のように包み込んだ。

「………行くぞ」
女が頷き、男の身体を抱きしめて、目を閉じる。
刺激を待ち望んで震える秘肉が、男のものを受け入れてゆく。
充血した肉唇が熱の塊を包み込み、あつく蕩かしていった。

「あ……あ、ふ、ぁぁぁ………っん………」
とろけるような快感が脳天を貫き、紅に染まった喉から嬌声が漏れる。
「く………」
充分に潤んだ秘所が男を締め付け、揉みこみ、ひくひくと蠢いた。
繋がった部分から痺れるような快感がはじけ、腰から全身に巡る。

覆い被さるような正常位で貫き、淫蕩に濡れ光る秘所に怒張を出し入れする。
「ん、んぅ………ツォンさ………あぁぁぁんっ、ゃあ、っ!」
ゆるゆると引き抜き、再びぐちゅりと差し入れ、かきまぜる。
どこかもどかしい動きに、彼女の腰が淫猥に揺れ動いた。

決して激しくしすぎず、むしろ焦れるほどに優しい抽送。
とろ火で炙られるような快感に、彼女の秘口は痙攣を繰り返す。
男の証を強烈に締め付け、不規則に収縮しながらしごき上げていった。
180ツォン×散弾嬢G:2005/11/30(水) 04:47:04 ID:EMIpQS7z
緩やかなペースで突き込まれる熱い雄が肉壁を掻き回す度に、
濃厚な快感の蜜が、次から次へと噴き上がり、互いの腰を濡らす。
「ひぁ………っ、あ、あぁ、んっ、んっ、………」
肌同士が触れ合う音が淫らに響き渡り、脳髄をショートさせてゆく。

愛液をまぶしたツォンの指が、泉の上で震える秘芯を捕えた。
可愛らしくピンク色の顔を覗かせる肉芽を転がし、摘み上げ、撫でる。
「………っ!?そこ………ん、ぅ………っ!!」
強くはせず、愛でるように。だが執拗に振動を送り込む。

同時に、深々と差し込んだ雄の楔を、子宮口を舐めるように揺らす。
打ち込んでかき回すその動きに、彼女の身体に絶頂の兆しが見えてきた。
男の背中に回した腕に力がこもり、柔らかな白い秘肉がピクピクと蠢く。
「ツォンさん………私、もう………げんかっ………ぁぁ………」

懇願するような声に男は頷いて、閉じられた瞼に口付けを落とす。
そして、一気に突き上げのペースを上げた。

「あぁぁぁぁっ!!ひゃん、ぁ………んっ………あぁっ!」
うって変わった強烈な抽送の連続に、彼女から切羽詰まった声が漏れる。
より奥まで、より深くまでツォン自身を迎え、締め付け、それに応える。
いやらしい音が互いの耳から思考をとろかし、貪るように身体を重ね合う。
しびれるような電流が、下腹部から脳天を貫く。

繋がった部分から、永遠に続くかのような快感が生まれ、弾けた。
びくんと彼女の秘所が痙攣し、男の吐き出した白濁を受け止めていく。
ふたつの影が溶け合い、快楽という名の安寧に包まれた。

ツォンは、自らの身体の下で悶える女を、強く抱きしめる。
しっかりとその体温を感じながら、確かめるように言葉を紡いだ。

「………愛している」

誰を?
瞼の裏で、桃色のワンピースを纏う無垢な少女が問いかける。
──君を。そして、この危なげな部下を。

ツォンらしい、ね。
記憶の中の少女が、全てを包み込む微笑を浮かべる。
答えは、常にひとつではない。
181ツォン×散弾嬢H:2005/11/30(水) 04:53:47 ID:EMIpQS7z
───。

「ん………」
黄金色の日差しが飾り窓から降り注ぎ、女は薄茶色の瞳を開ける。
目に入るのは、見慣れた自分の部屋の天井──では、ない。
「っ!!?」

勢い付けてがばりと身を起こす。
「………大、混乱。ここは………?」
ずきんと痛む頭を押さえ、彼女は記憶を辿る。

昨日は、タークスの仲間たち皆と、あのバーで飲んで───
それからの記憶が、完全に欠如している。

どうやら、ここはホテルの一室のようだ。
それを理解して、慌てて部屋を見渡すと、1枚のメモで視点が止まる。
素っ気無く置かれたそれを見遣ると、整然とまとまった文字。

『本日は午前半休にしておいた。ゆっくり休むといい。
 午後からの任務は1300本部に集合。遅れるな』

名前は書かれていない。だが、この、真面目を絵に書いたような筆跡。
「………」

黙り込んだ彼女の頭に、薄ぼんやりとしたビジョンが浮かぶ。
自分を見つめる、黒曜石のような闇色の視線。
悲しいほど優しすぎる、その瞳。

衣服は乱れていない。
「夢………?」
思考に沈む。愛おしむように触れられた感触は、夢かうつつか。
今となっては、確かめる術はない。

やがて自らの両頬を叩き、ぐっと気合を入れると、立ち上がる。
「細かい事は気にしない。それが、この私のモットーよ!」
手早く荷物を纏め、未練など無いように、颯爽と部屋を後にする。
行き先はひとつ。仲間たちの待つ、タークス本部へ。

ひらりと桃色の花びらが、見守るように、微笑むように舞っていた。

───To Be Continued..........?

「ツォンさん、今回の任務遂行度を教えて頂戴。
 ──って、あら、ちょっと!?心外、逃げられたわ!!」

任務遂行度………「測定不能」
182ツォン×散弾嬢I:2005/11/30(水) 04:58:08 ID:EMIpQS7z

Free Mode───おまけ。

巨大な怪鳥に追いかけられながら、彼女は山道を駆ける。
頼りのショットガンを放っても、その弾丸は相手まで届かない。
「………ピンチ」
反応の無い携帯電話をちらりと見遣り、苦々しげに口にする。

「あと1つで揃うのに………あら?」
電子音が鳴り、彼女は散弾銃を構えたまま、受話口に耳を寄せた。
電話越しに聞き慣れた声が届くと、期待に彼女の瞳がきらりと輝く。
「ツォンさん、待ってたわ!どうかしら?」
問いかけに、低い声が応じる。

「今の所応答がない。追加の援護を待たずに発動するか?」

その返答に、彼女があからさまに落胆の色を見せた。
表情は見えずとも、その様子は手に取るように伝わってくる。
ツォンは溜息をつき、一瞬の間の後、言葉を続けた。

「………エアロラだったな?私が、本部から送っておく」
「素敵!ツォンさん、私の恩人に認定するわ!」
危機にそぐわぬ明るい声に、男は呆れ、溜息をひとつ。

──この程度では、過保護にはあたるまい。
ほんの少しの言い訳をしながら、男は翠緑のマテリアを送信する。
突風の吹き荒れる音と、怪鳥の断末魔が鼓膜を震わせ、消えていった。

「ありがとう、ツォンさん。今度、私にお酒でもおごらせて頂戴」
「………いや。慎んで遠慮しておく」
あら、どうして?などという突っ込みを無視して、男は通話を切る。
黒い携帯をぱたんと閉じると、堪えきれずにほんの少し、笑った。

あれから、特にふたりの関係は変わっていない。

Free Mode..........clear!
183名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 04:59:37 ID:EMIpQS7z
以上。
いつも感想くれる皆マジdクス。

俺自身はカプとかにこだわりは無いんだが、
読み手の方はあるんだろうか?
何か「こうしてほしい」ってのがあれば
もしかしたら反映できる、かもしれない。
勿論、確実に出来るとは言わないでおくが。

ではまたいつか。
ちなみに今日はBCの新章配信日ですよ。(・∀・)ノシ
184名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 08:26:37 ID:0Wj7MYwD
>>183
超GJ!
毎回毎回どのキャラもそれっぽくて感心しきりです
散弾嬢(*´Д`)モエー
苦労人なツォンさんに何かワロスw

次はあくまでも神の書きたいのが一番という前提で希望をいえば、
田中かもう一回二丁とのがいいなぁと思ったり…
185名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 18:14:14 ID:Di2mzvLO
レノ、ツォンの神様、是非是非セフィのエチーを頼みますぞ(*´д`;)…
>>159遅くなったがおまいに禿同!!!
186名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 20:10:33 ID:Fp+ELJ4e
あああ 
神様!! すげぇエロゥイ…
比喩表現に芸術性を感じる

田中変態っぽそう。  
187名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:30:46 ID:lmTecZyn
現人神や!現人ネ申様や〜〜!!!!!!!
あんたスゲェよ!!

どうしよう…最近、散弾嬢シリーズの神職人様に

(*´д`)ハァハァ

な自分がwおっとこ前な文章テラヤバス!
188名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 20:33:51 ID:3HJM9U9b
>>184
テラモエス。散弾萌えが既にリミットブレイク状態なのは勿論だが
毎回、相手の男キャラが好きになってくる不思議。感情の流れとかがもう芸術。

良かったら短銃たんとの絡みを書いて下さい。
別に百合でもエロでもなくて良いですし、他の話のついでくらいでも。気が向いてくれたら。
189名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 21:35:45 ID:MaUd9bjX
イリーナと短銃で姉妹丼もよし
190名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 12:36:01 ID:QcpfSS7p
喰うのは誰だ?
191名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 14:03:32 ID:H9q+0DtQ
その二人ならばロッドがレノあたりでは

俺もいただこうかな
192名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 16:54:19 ID:z8lnTjAe
散弾嬢の神!モエー?。
エロいのに変にいやらしくないというか、
どこか品があって、洒落てて。いっつううも楽しみにしてます。
誰が相手でも期待を裏切らない散弾嬢の身体は、女から見ても美味しそうで食べちゃいたくなりますw

イリーナ、散弾嬢いいですね〜
レノもいいけどクラウドあたりと絡ませたの見て見たいです。
193名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 17:04:00 ID:wb6Sh24A
>>190
その二人ならツォンさんが適任かと。

真面目2人とドジっ子でどうエロに持ち込むのかはさておき。無理そう。
194名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 18:44:25 ID:1C9hVbZP
散弾嬢モエス!
エロは言うまでもないが、読み物として非常におもしろいと思う。
話の展開とか感情の流れに惹きつけられます。
また二丁拳銃ものも読みたいおー

>>190
ツォンさんもルードもBC主人公たちも
いざとなるとキョドっちゃって出来無そうだなー。
巧くぺろりと食べちゃえそうなのはやはりレノかと。
195名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 21:13:55 ID:nn5s3a0O
そういや、イリーナ×短銃の続きどうなった?
姉妹だと判明して続きが書きにくくなってしまったかも
しれないが、俺はいつまでも待ってる
196名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 23:56:03 ID:8hpx9fUX
遅ればせながら、散弾銃ネ申GJ!!
俺何だか泣きそうになったよw

無理矢理カポーって訳でもなく、しっかり本編に絡めてあるのがいい。
ツォンの中には、やっぱりエアリスがいる訳で…
いやーいいもん見せてもらった! 今夜はぐっすり眠れそうだよw
197名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 00:05:34 ID:U0F2rLMp
散弾嬢の神よ、ここまで神と呼ばれながらも
自分でコテ、トリをつけようともしないなんて・・・
あんたほんとの神だよ!!
俺てきにはぜひコテとなってほしいところだ。
散弾をずっと使い続けながらも最近手裏剣に浮気してたが
また散弾をメインに戻す気になったぜ!
198名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 00:25:08 ID:QNbaJr2y
散弾神ならコテ無くても良さそうな気がする
こんな上手い文章書ける人滅多に居ないからきっとすぐ分かる
199名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 05:44:30 ID:TubDzEca
久々に萌えたー!'`ァ,、ァ(*´д`*) '`ァ,、ァ
散弾嬢のネ申、激しくGJ!!
レノとの話は最後までヤラなかったとことかほんと(・∀・)イイ!!
ロッドと二丁とどうなるのか気になる。
てかロッドがなんかかわいい!何この反応!(*´д`*)
あぁもっと見たい…
散弾嬢のネ申さま!ぜひ新作をよろしくお願いします!

個人的には、刀タンは散弾嬢より手裏剣たん(*´д`)ハァハァ
200名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 21:23:55 ID:ZUKgoKQi
ここに降臨のネ申々様へ…
クラウドのイやらしい話一つ頼みます…激しくても、ロマンス有りでもイイ!!!(゚∀゚)
出来れば、お相手は架空のAとかBがキボソヌwwwwお願いしますwww
201名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:14:18 ID:QNbaJr2y
頼むから腐女子は巣に帰れ

ただでさえ肩身が狭いんだ
202名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:31:29 ID:2IjqE7QJ
>>201
ここまでお仲間どもが増えると
「あ、いつものノリではしゃいで馴れ合っていいのね」となってもう無理だろw
腐れどもが好む顔文字あたりををNGにブチこんどくのが精神を平穏に保つコツ。
203名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:04:34 ID:VJMpcdPH
あれっ、雰囲気壊された??
204名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:15:44 ID:YxSNlIAC
エロ板まで来て何言ってんだ?堂々としてればいいだろ?
205名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:38:27 ID:T/w3w4zP
こんな板来て、萌やらgj言ってるおまえらも同じ腐れじゃないか
ノリが少し違うだけじゃん
感想くらい大目に見ようぜ

というわけで、神様降臨待ち
206名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:52:51 ID:xL9oAjam
>>202
>ここまでお仲間どもが増えると
どこに誰がいるんだ?

腐れ女も嫌いだがいちいちこういう物言いするやつも大嫌いだ。
どうあれアップな雰囲気壊すな。
おかしなほうに行かない工作くらいすればいいだろ。
207名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 08:07:54 ID:d5C2DCoA
ま…そんなに読みたいなら、星の数ほどあるケータイサイトのドリーム小説に
自分の名前入れてハァハァしていればいいジャマイカ。
小説キボンするのはいいが、ネ申は萌え製造機じゃない。
そこら辺をよく考えるべきだな。
208名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 11:32:29 ID:VJMpcdPH
いや、だってそういうスレじゃん
209名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 11:39:08 ID:AEzY7LPb
>>205-206
どっかで見たような過剰反応しすぎだw
210名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 18:47:49 ID:x/FAFR+8
イリーナと短銃の姉妹丼頼む
211名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 19:01:47 ID:OUFHVst4
基本的に、ここは「FF7のキャラに萌える」スレだ。
そうじゃないSSはわざわざ別に投下するスレもある。
【キャラ×オリキャラのSS】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1056120882/
こういう場所が別に設けられている=普通のスレであまり歓迎されないSS
懐が狭いようで申し訳ないが、そういう事じゃないだろうか。
まあ、言うまでもなく当然の「嫌なら見ない」と併用して皆マターリな。

で、流れを豚切って投下。

ロッド×散弾嬢(>>48-59
二丁拳銃×散弾嬢(>>108-115
レノ×散弾嬢(>>131-141
ツォン×散弾嬢(>>173-182

の続編で、>>188氏の案を使わせてもらって
というか、BC22章前編の影響を受けまくって
散弾嬢×短銃♀っす。
時系列は22章前編のちょい前。

9レス投下するぜー。
212散弾嬢×短銃♀@:2005/12/04(日) 19:03:50 ID:OUFHVst4
───神羅ビル64階、医務室。

陽光のようなブロンドを肩口で切り揃えた少女。
普段以上に白い顔色の彼女が、ほんの小さな呻き声を漏らす。
堅く閉じられた水色の瞳をゆっくりと開くと、蛍光灯の明りが眩しい。
同時に視界に飛び込んできたのは、自分を見下ろす薄茶色の双眸。

「………良かった。気が付いたのね」

ほっと息をつく音と、聞き慣れた声が彼女の耳に届く。
彼女が調査課に配属された日からの同期であり、大切な友人。
その強張った表情が、心から安堵したような面持ちに変わった。

ここは?

そこまで来てやっと、彼女は自らの置かれている状況に気付いた。
青い瞳で天井を見つめ、横になったまま、自らの金色の髪に触れる。
数秒後、焦ってベッドから起き上がろうとして、友人の腕に制された。

「あの、私………」
「心配したわよ。振り返ったら、急に倒れているんだもの」
そうだった。彼女は寝台に背中を預けたまま、記憶を辿る。

本部に隣接して設置された、一般の神羅社員には秘密の射撃訓練場。
「いざという時の為に、散弾銃以外も使えるようになっておきたいの」
慣れない拳銃を手にして、決意したようにそう言った、友人。

そんな友人の臨時コーチとして、短銃の訓練に臨んで───
気が付いたら、このざま。情けなくもベッドの上だ。

「すみません。逆に迷惑をかけてしまいました」
青い瞳を伏せて口にする彼女に、見下ろす女が薄茶色の髪を振った。

「私こそ、体調の悪い時に付き合わせてしまって、ごめんなさいね」
すまなそうに告げられ、横たわった彼女に向かって手が伸ばされる。
労わるように金色の前髪を整えられながら、彼女は慌てて口を開いた。

「いえ、ちょっと眩暈がしただけですから。今だけです」
そう言って微笑む彼女の頬に、友人の手がそっと触れた。
「甘いわね。この私の目はごまかせないわよ」
指先は流れるように、金色の睫毛に縁取られた彼女の瞳の下を擦る。

「………最近、ちゃんと寝ていないわね?」
きっぱりと告げられ、彼女は面食らったように、瞳を数度、しばたかせた。

「───きづかれ、ちゃい、ましたか………」
薄化粧で隠したはずの、目の下の隈を撫でられながら、呟く。
「当然。私の目は節穴じゃないわよ」

女が得意げに栗色の片目を閉じ、たちまち心配げな眼差しに変わる。
「………ね。悩み事があるなら、話してちょうだい」
213散弾嬢×短銃♀A:2005/12/04(日) 19:06:42 ID:OUFHVst4
諭すように言われ、彼女はアイスブルーの視線を彷徨わせた。
「いえ、悩み事なんて………」
「うそ」

言いかけた言葉を瞬時に退けられ、彼女は水色の瞳を丸くする。
言葉を失った彼女に、友人は右手で銃を形作ると、軽く揺らした。
「命中率。少し落ちていたわよ」
歯に衣着せず、はっきりと台詞を綴ってゆく。

「それはつまり、迷いがある証拠じゃなくて?」
横たわった彼女の胸に、率直な友人は、指で作った銃口をあてた。
ばん、と確信を突かれれば、もはや反論する言葉もない。
誰もいない医務室に、しばし、沈黙の時間が流れた。

「………そう、かもしれません」
戸惑うように、微かに血色の悪い桃色の唇が開かれる。

「私で良ければ、話、聞くわ。無理にとは言わないけれど」
そっと微笑まれると、彼女の心の水面がほんの少し、揺れた。
静かな部屋を更に静寂に包み込む、沈黙。

「………妹が」
青い視線を逸らしたまま、躊躇いつつ、言葉にしていく。

「イリーナの事ね。彼女がどうかしたの………?」
決して急かさず、寄り添うようなその声に背中を押されたように、
彼女はゆっくりと、心の奥底に溜まっていた澱を吐き出してゆく。

「わからないんです。イリーナの、あの子の気持ちが」
一度唇から零れれば、あとはみるみる流れていくだけ。

「何がしたくて、何を思っているのか。銃の訓練もしてないようだし」
ずっと留まっていた気持ちが、止まる事無く形になってゆく。
「父さんも期待していたのに………」

言いながら、大きな水色の瞳に、じんわりと涙が溢れた。
友人は黙って頷きながら、彼女の金の髪を梳いている。

「私のせいかもしれません」
そこまで言って耐え切れず、手の甲を潤んだ瞳に押し当てる。
冷えた手肌が、熱を持ったまぶたで濡れた。

髪を撫でてくれていた手つきがやんで、代わりにベッドが少し軋む。
視界を塞いでいた手の甲をどけると、間近で友人が見下ろしていた。
「………泣かないで」

ほんの数センチの距離で、親友の唇がそう紡がれる。
214散弾嬢×短銃♀B:2005/12/04(日) 19:08:24 ID:OUFHVst4
何か言おうとする前に、彼女の唇が塞がれた。
柔らかな感触。友人の整った顔が目と鼻の先にある。

「んっ………!?」

動揺に青い目を見開き、彼女は動けなくなる。
しばらく触れ合った後、ベージュ色の髪がそっと遠ざかった。

「ごめんなさいね。こうすれば、落ち着くかと思って」
横たわる彼女の金髪の両横に手を置いたまま、女が微笑する。
確かに落ち着いた。いやむしろ、呆気に取られて声が出ない。

思わず、自らの唇を指でなぞって、感覚を確かめる。
やっと、何をされたか理解すると、彼女の顔が真っ赤に染まった。
「い、今、キ、キ、キキキキキ………」
壊れた人形のように、ぱくぱくと口を開ける。

「大丈夫よ。私に任せておきなさい」
言葉が上から降ってきて、女の薄茶色の髪が彼女の頬に触れる。
何が、と問おうとした刹那、不意にその身体が抱きしめられた。

ぎゅっと柔らかく締め付けられる感覚と、暖かな体温。
友人の胸に包まれながら、彼女は、数回大きく瞬きをする。
何が起こっているのか分からない。唖然としたまま身を任せる。

そんな彼女を見て、女は抱擁する力を緩慢に緩めた。
微笑み、まるで大切な宝物を扱うように、金髪の少女を慈しむ。
小動物を撫でるように、優しくその手を滑らせてゆく。

「いいかしら?これから私の言う事を、よーく聞いて頂戴」
落ち着かせるように、だがはっきりと言葉が綴られていった。
「少し、荒療治になるかもしれないけれど………勘弁してね」

「え………っ!?」
やんわりと胸の起伏を撫でられて、彼女はビクンと身を竦ませる。
不覚にも声を上げた彼女に、友人が艶然とした微笑みを向けた。
母が子にするように頭を撫で、当惑する彼女の頬に口付ける。

「ねえ。はじめから、分からないだなんて諦めてはダメよ」

友人の細い指が、彼女の白いシャツのボタンを外していった。
医務室に運ばれた時点で、既に上着とネクタイは脱がされている。
真っ白な下着に包まれた、それ程大きくはない胸が外気に晒された。
215散弾嬢×短銃♀C:2005/12/04(日) 19:09:48 ID:OUFHVst4
「きゃっ………!?」
狼狽して胸元を隠そうとする手は、簡単に絡め取られる。
「隠さないの。これは、大切な事なんだから」

真面目な顔で諭しながら、友人は大胆に彼女の胸をまさぐると、
可愛らしい華奢な飾りの付いた、フロントホックの留め金を外した。
形のいい胸が、空気に触れてピンと上を向き、ふるふると震える。

「やっ!?え、え、あの、大切って、なにが、ですか?」
すっかり混乱を極めながら、彼女は何とかそれだけ口にした。

「触れ合い。コミュニケーションとも言うわね」
与えられた返答は、曖昧なのか、それとも明確なのか。
彼女の脳裏に、疑問符が浮かんでは消える。

いつの間にか、身体を覆うシーツはめくれ上がっていた。
友人が、横たわる自分の上に覆いかぶさるように跨っている。
隠す事も出来ない格好に羞恥を覚え、心臓がどくどくと音を立てた。
加え、意識すると余計に意識が向いてしまい、胸の先が熱を持ってゆく。

「大丈夫よ。今は、私たち以外誰もいないわ」
だから安心して、と耳元で囁かれ、僅かに安堵の息を漏らすが、
同時に手の平でむき出しの胸全体を包まれると、びく、と竦み上がる。
「やっ………ぁ………!?」

「あなた、イリーナと触れ合っているかしら?」
愛玩するように、優しく5本の指が柔肉に埋められていく。

「話をするのよ。ちゃんと目を見て、必要なら、手を握ってあげて」

指の隙間から顔を見せた小さな乳首に、何か濡れたものが触れた。
それが友人の舌だと気付いた瞬間、彼女の背中がしなる。
「あっ………!だめ、です………んぅっ………」
甘くとろけるような感覚が、胸の先端から広がっていく。

医務室のベッドが、2人分の体重を受けて音を立てた。
ぴちゃぴちゃと、ミルクを舐める猫のように先端を弄くられながら、
気付いて誰かがやってきやしないかと、懸命に視線を周囲に巡らせる。

友人がそれに気付いて、彼女の顎を指先で捕らえた。
ぐい、と強く向きを変えられ、真正面から視線が交錯する。

「目を逸らさないで。しっかり向き合うのよ」

きっぱりとした声が届くと、再び舌先で胸の尖りをねぶりあげられる。
濃厚に、舌が尖りの根元に絡まる。先端のみを、素早く震わせられる。
薄桃色の先端が充血し、ひくひくと完全に立ち上がった。
216散弾嬢×短銃♀D:2005/12/04(日) 19:11:17 ID:OUFHVst4
「きゃ、んっ!………ぁっ、ふぁ………」
我知らず、喉を鳴らす乱れた声が医務室に響く。
彼女はうろたえながら、その口を自らの掌で押さえた。
その手も無慈悲に、瞬く間に取り上げられる。

「言いたい事を我慢しては駄目。黙っていては伝わらないわ」

透明な唾液で濡れきって熱を持つ先端を押しつぶされながら、
反対の乳首は口に含まれ、じっとりと舌全体で舐めまわされる。
「は………ぁ、やぁぁっ………!」

初心な身体に、慣れぬ淫靡な触感が、彼女を翻弄する。
白いシーツの上に揃った金髪を投げ出して、びくびくと身悶える。

責め苛む女の手が、するりと彼女の下腹部へと伸びた。
ベルトの金具を外す音が耳に届き、彼女は思わず身を起こす。
「だ、だめですっ………!こ、これ以上は………」
女はその胸をそっと押し戻し、琥珀の視線で彼女を制する。

「無理だなんて思わないで。勇気を出して踏み出すのよ」

隙間の開いた腰元から、白魚のような手が差し込まれていく。
同じく純白なのであろう、可憐なレースの下着を通り過ぎると、
薄い下生えと、幾分しめり気を帯びた淫靡な泉が息づいていた。
水色の瞳が、これからへの怯えと混乱に彩られる。

「………怖くても、不安でも。やれるだけやってみなさい」

女性特有のしなやかな手つきで、下着の中をまさぐってゆく。
閉じた入り口を上下に摩り、中指で微細な振動を与える。
たちまち、衣擦れの音に、濡れた音色が混じり始めた。

「あなたなら出来るわ。その気持ちは、きっと伝わるから」

「ふ、ぁ………っ、きゃ、ぁぁぁんっ………!」
言葉の真意を理解しようと、襲ってくる感覚に懸命に耐える。
言われた通り、青い目を懸命に向けてくる彼女の視線を捉えて、
友人はセピア色の髪をかき上げ、優しく唇の端を上げた。

「いい子ね」

片手を下腹部に忍ばせたまま、静かに上から体重をかける。
知らず知らずのうちに、ぷっくりと膨れ上がり、固く尖った快感の肉芽が
整えられた爪の先で弾かれ、根元をつままれ、コリコリと回転させられる。
「んーっ!ぁ、あっ、ふ、っく………ふぁぁぁ………」
217散弾嬢×短銃♀E:2005/12/04(日) 19:13:03 ID:OUFHVst4
媚蜜が溢れ出し、細く長い指を淫蕩に濡らしてゆく。
充血した乳首にふっと息を吹きかけられ、彼女は喉を逸らす。
赤い唇に含まれ、固くした舌で舐め弾かれ、甘噛みを繰り返される。

「あああ………わたし………わたしっ………」

甘く切なげな声を零し、アイスブルーの視線が宙を彷徨う。
それに気付くと、指先で秘芯を、舌で胸元を苛んでいた女は
ゆっくりと身体を上げ、手の動きは止めないまま、顔を寄せる。

「そう。思った事、ちゃんと伝えなきゃだめよ」

導くように、耳元で囁かれる。
転がされる敏感な陰核から生まれる快感が、腰をガクガクと震わせた。
とろとろに潤みきった蜜壷の入口を、何度も何度も指先が徘徊する。
きつい割れ目に、細い指がぬるりと入り込んでくる。

「ひゃぅっ!!ん、ぁ………あ、あ、イリーナ………」
意識が朦朧としてきて、自分がどこにいるか分からなくなる。
思わず呼んだ妹の名前に、目の前の親友が微笑んだ。

「なあに?」
自然に声が返ってくる。

「イリーナ、イリーナ………」
肉襞がビクンビクンと絶え間なく脈動し、指を根元から締め付ける。
下半身から生まれ出で、全身に広がっていく快楽に、視界が歪む。

こり、と快感の集中する肉芽がつままれる。
器用に包皮を剥かれ、その先端を指の腹が撫で擦ってゆく。
たちまち、電気ショックのような快楽が走り、彼女は金色の髪を振った。

「ふ、ぁ………イリーナ、私………っ!ん、わたし、は、ね………」
快感にぎりぎりまで追い詰められながら、必死に言葉を紡ぐ。

「どうしたの?………“姉さん”」

朦朧とした意識の中に、声が届く。
「イリーナ………私、はっ………───」
荒く不規則な呼吸を繰り返し、胸を上下させながら、無我夢中で続ける。

──どうしたの?姉さん?
揺れる視界の奥で、ツインテールの少女が、彼女を真っ直ぐに見つめていた。
218散弾嬢×短銃♀F:2005/12/04(日) 19:16:53 ID:OUFHVst4
「私は、イリーナの事、っ───好き、よ」
「うん」
「ぁ、あっ……!すごく、大切に、思ってるの」
「ええ」

言葉がまるで、はじめからそこにあったように綴られてゆく。
「だから、話してほしいの。隠さないで、イリーナの事、教えてほしいの」

──姉さん。
視界が潤んで良く見えないその姿に向かって、手を伸ばす。
「私、受け止めるから………っ、あ、あ、ふぁっ!」
足の間から、電流のような快感が溢れる。

「………私も」
「イリー、ナ………?」

──私も、本当は。
彼女と同じ色の髪を2つに纏めた少女が、戸惑いながら言葉を紡ぐ。
それと同時に、ふわりと、視界の上の身体が風のように降りてきた。
数瞬もしないうち、ぎゅう、と音がするほど抱きしめられる。

「私も、あなたが大好きよ」

──姉さんが、大好きよ。

その言葉が、耳に届いた瞬間。
無意識に自分から、その身体にしがみついていた。
痛い程に抱きしめられ、また、同じように抱きしめる。

下着の中に忍んだ指が激しさを増し、集中的に肉芽をこすり上げた。
真珠のような淫核の包皮を完全に剥き上げて、執拗に刺激する。

「あぁっ!!や、あぁぁぁ───………っ!!」
切ない嬌声が上がり、金髪の頭がかくんと反り返る。
秘所はひくひくと収縮を繰り返し、差し込まれた指を締め付ける。
水色の瞳を潤ませて、彼女は、絶頂の果てに達した。

「ホントに、好きよ」
それを見届けて、薄茶色の瞳の親友が囁く。
髪を撫でてやり、慈しむように抱き寄せる。まるで聖母のように。

──好きよ、姉さん。

確かに聞こえた言葉は、誰のものだったのだろう。
妹の?目の前の友人の?それとも自分の心が作り出した幻想か。
快感にさらわれた彼女は、うつろう意識に逆らわず、瞳を閉じた。
柔らかな胸に包まれながら、ふと、何かを思い出した気がする。

最後に、あの子を抱きしめたのはいつだっただろうか?

人の体温や、鼓動。何よりも安心できるもの。
奪う事に慣れすぎていて、与える事を忘れていた。
それを思い出し、彼女はまた少し、泣いた。
219散弾嬢×短銃♀G:2005/12/04(日) 19:18:45 ID:OUFHVst4
───。

乾いた発砲音が、射撃訓練室に数度、響き渡る。
その数秒後、ぱちぱちと手を合わせる音も。

「完璧!やるわね、百発百中じゃない」
栗色の瞳を細め、まるで自分の事のように喜ぶ友人。
「そんなことありません。でも、ありがとうございます」
ど真ん中に穴の開いた的から視線を外し、彼女は微笑む。

「ふっきれたみたいね」
硝煙の染みこんだ壁に寄りかかりながら、女がそう口にした。
彼女は反射的に、医務室での行為を思い出し、頬を染め上げる。

「………はい。今すぐには難しいかもしれないですけど、
 イリーナの言いたい事、ちゃんと分かってあげるつもりです」
恥らうように、だが生真面目に、それだけ告げる。

「彼女の選択が、あなたの思っていた道と違ったとしたら?」
頷いてから、真っ向から彼女の瞳を見て、友人が問いかけた。

「それがイリーナの決断なのね、って言ってあげます」
たゆまずに、凛とした声で答える。

「………上出来!それでいいわ」
友人の笑顔に、勇気付けられたように微笑み返す。
互いに、それ以上の確認は必要なかった。

もう一度、ターゲットの前に立つ。
照準を狙い定めて、手に馴染んだリボルバーのトリガーを引く。
真っ直ぐな軌道を描く弾丸が、はっきりと彼女に告げていた。
もう、迷う事はないのだと。

───To Be Continued..........?

「あの、す、遂行内容は完璧だったと、思います………。
 (は、恥ずかしい。もう失敗しないようにしなくちゃ)」

任務遂行度………「S」
220散弾嬢×短銃♀H:2005/12/04(日) 19:22:04 ID:OUFHVst4

Free Mode───おまけ。

「そういえば、思ったんだけれど」
トレーニングを終えて本部に戻り、デスクに付くと同時。
ふと思い出したかのように、友人がぽむ、と手を叩いた。
「えっ?何を、ですか?」
ブロンドの髪を揺らして、彼女が振り向き、声を返す。

「触れ合うって言っても、あれをあのままイリーナにしたら駄目よ」

予想外の台詞に、思わず座りかけていた椅子から転げ落ちる。
どさどさと音を立てて、机の上の書類が頭の上に降ってきた。
「あら、イリーナみたい」

悪気無く笑う友人に、みるみる耳たぶが熱くなってくる。
「そ、そ、そ、そんなこと………っ!!」
腰を半ば抜かしたまま、それだけ言うのが精一杯だ。

「生真面目なあなたの事だから、もしかしてと思って。
 ………ふふ、ごめんなさい」
「す、するわけないです」
言いながら差し出された手を握って、何とか立ち上がる。

「なぁなぁ、するとかしないとか、何の話だよ?」
一部始終を見守っていた茶髪の悪ガキが、身を乗り出してきた。
「残念でした。あなたには関係の無い話よ」
あっかんべ、と舌を見せて、奔放な友人がそれを撥ねつける。

「なんだよ、そう言われると逆に気になるだろ。なあ?」
「興味ない」
話を振られた、二丁の拳銃を扱う男は、普段通りにべもない。
2人に突っぱねられて唇を尖らせる悪ガキに、ほんの少し同情する。

「まぁ、もしまた辛い時は、私が助けてあげてもいいわよ」
「楽しみにしています」
片目を瞑る友人に、彼女は少しはにかみながら、頷いた。

「だぁぁ!だからいったい、何の話なんだよ!?」
ムキになる赤茶の髪の男を横目で見て、ふたりはくすりと笑う。
秘密を共有する者同士の、ちょっぴり排他的な、その微笑み。

「シークレットよ。女同士でしか話せない、医務室でのイタズ───」
「きゃあ!あ、あの、やっぱりもうちょっと小声にしてみませんかっ!?
 (きづかれちゃいます………)」

騒がしい女たちを見て、男2人が顔を見合わせ、肩を竦めた。
タークス本部。そんな、いつもの風景。

Free Mode..........clear!
221名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 19:22:54 ID:OUFHVst4
以上。
いつも感想ありがとさんです。
色々あるとは思うが、俺は素直に嬉しいよ。

相手キャラについての意見も参考にさせてもらってる。
なるほど、二丁人気だな…。

コテについての話が出ていたが、
俺は今後も、コテや鳥を付けるつもりは無い。
気を使ってくれた人達、dクス!
ではまたいつか。
222名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 20:54:49 ID:T/w3w4zP
乙でした!
食わず嫌いだった百合もちょっといいかも…と思ったw
こうなったら短銃イリーナが読みたいところ

にしても散弾嬢いいなー持ちキャラ枠増えたら使いたい
223名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 20:58:49 ID:Z19TuYqf
ぃやっほう!(AA略
新作散弾嬢×短銃♀キター!
神さまありがとう!いつも、これからも「楽しみにしています」ですー
224名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 23:51:09 ID:Acn0WAfp
>>221
GJ!
小説としての文章が上手いだけでなくさらにエロの描写も上手い。
ただのエロではなくて、それに至るまでの過程やキャラの心理描写も
きっちり書いているところも素晴らしい。
ほんとすごいと思う。
次回作も楽しみにしてます。
225名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 01:05:00 ID:7+8H32+p
激GJ&乙


毎回いい仕事してるな。イリーナと短銃も読みたい所だ。イリーナはやはり攻めなのかな?
226名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 04:05:55 ID:Pz2sGntH
GJ!自分短銃使いなので短銃の話見れて嬉しいです!!
散弾嬢は二丁orロッドとの絡みが気になります。
しかし、丁寧な作品なのにこの投下の数…本当すごい。
これからも応援してます! 頑張って下さい!

田中スキーなので田中と誰かの絡みも見たいが、…とりあえず自分で妄想してみる。
227名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:41:59 ID:BpFiRmcW
BCな流れを無視してツォンエア投下させてください。
本編〜本編後くらい。


冷たい石に体温が奪われていくのを感じていた。指先はやけにつめたく、
傷口がわずかに脈打っていた。
頭上から降る声は遠ざかっていく。
閉じていく視界の隙間に、桃色のスカートが涙の粒で染まっていくのがぼ
んやりと分かる。
最後に見たのは泣き顔の少女だった。
***

まるで魚にでもなったような、と思って彼は目を覚ました。
ふわふわと光の射す水中を漂っているような、不思議な浮遊感。まぶしく
て目はまだ開けられない。状況を把握するよりもこの心地よい感覚に身を
まかせていたい。明るさに目もやがて慣れるだろうから。
そして霞みがかった意識に、懐かしい声が飛び込んできた。
「いつまで寝てるのー?」
耳をくすぐるやわらかな声。
はっとしてツォンは反射的に身を起こした。
視線の先に彼女が立っていた。自分のために涙を流していた少女。濡ら
したはずのワンピースに涙の跡はない。
「ここは…どこなんだ?」
自分は古代種の神殿にいたはずだったが、硬い石の冷たさは感じられな
かった。つかみどころのない風景は目に入っても意識をかすめ通りすぎ
るだけで、もどかしく思う。
「どこでもないとこ」
あっけない答えを聞いて戸惑いを隠せないでいると、少女は笑った。楽しそうに。
「からかわないでくれ」
「からかってなんか、ない。…これ、ね、ライフストリーム。すごく近いところ」
景色がゆがんだ。背景はぐにゃりと曲がり、色と色が混ざりあって抽象画の
ごとく何かを描いていく。それはひどく感覚を、とくに平行感覚を狂わせる情景
で、ツォンは思わず額を押さえた。
228名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:43:24 ID:BpFiRmcW
「これは…」
光の軌跡の先で、淡い黄色の花がきらめいていた。朽ちた木の床材のあとに
作られた小さな花壇。そうだここは、幾度も訪れたスラムの教会。
「なつかしいね」
エアリスは花びらをいとおしむように撫でている。差し込む光に縁取られた姿が
眩しくて、目を細めた。
ふと気付けば自分は教会に立っているのではなかった。景色は不安定にゆらい
だまま、ぼんやりとした映像をつぎつぎに映し出している。神羅ビル、タークスの
本部、コレル魔こう炉、古代種の神殿。どこでもない、と言ったエアリスは正しい。
「ライフストリームと言ったな」
「うん」
そういえば受けたはずの傷も痛みも感じないと気付いたのはその時だった。自分
はあの場所で死んだのではなかったか。
「…では君は」
なぜここにいる?
「そんなのは、どうでもいいこと」
くるりと向けた華奢な背は答えるのを拒んでいるように見えた。あるいは答えを拒
んでいるのは自分かもしれなかった。
「エアリス」
名前を呼ぶと花のように微笑んで、彼女がふわりと抱きついてきた。ちいさな顔を
寄せて彼女は何事かつぶやく。
「会えてよかった」
耳元で囁く声は甘く、寂しい響きに胸が締め付けられる。この声と体が幻でないこ
とを確かめたくて、強く抱きしめた。
まわした腕に感じる肌の温度が夢ではないと伝えてくれる。しかしそれは同時に残
酷な事実を突きつけるのだ。
「ツォン、痛いよ…」
「すまない」
緩んだ拘束からようよう逃れて、エアリスはじっと男の顔を見る。困り果てた表情に
くすりと笑って、くちづけを落とした。不器用に重ねるだけの、羽の軽さを思わせるキス。
やわらかいくちびるはほんのりと熱を帯び、押し付けられた場所から伝染していく。
まるで熱にうかされたかのように、常に冷静であれと律する意識はそれだけで遠くなった。
睫にふちどられた翠玉の瞳は潤んで、視線を盗んで離さない。
「ずっと見ていてくれて、ありがとう」
二度のくちづけは十五年の理性を打ち砕くに十分だった。
細い腕が首にまわされ、引き寄せられるまま首筋に顔をうずめるとむっとするような女
の匂いが脳髄を刺激した。白いうなじから肩へ、そして腰までのしなやかなラインを指
でなぞる。かすかなあえぎ声が聞こえ、たまらなくなって首筋にくちづけた。
229名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:53:34 ID:7b6LUbqw
幸せそうな二人がいいな。続きが読みたい。
230名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 02:21:56 ID:Bc42Ghjj
>>227
>>228
GJ!!!!乙!!!
この調子で書き手が増えてBC以外のキャラ有り、そしてバリエに富んだ話を投下して欲しい
231名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 08:59:05 ID:F7QfIPV3
うん
BCも悪くないんだけど
ずーっと続いてたからな
読む側としてはいろんなキャラのが読みたいよ
BC以外のリクエスト出してる人もいるわけだし
書き手さんよろしくおながいします
232ツォンエア 3:2005/12/06(火) 22:41:24 ID:fHK7a2jZ
ごめんなさい、続きますって書き忘れてたw
>>227-228のつづきです。




火照ったその肌はしっとりと甘い。少女はいつのまにか女に成長していたのだと
思い知らされる。少し位置をずらすと、鎖骨から下はゆるやかなカーブを描いて
果実のふくらみを予想させた。
「ぅん…」
熱い吐息が耳にかかる。こんな艶めいた声を、いつから聞かせるようになったのだろうと思う。
いつまでも幼いと思っていたのに。
くちびるを離すと、巻きついていた細い腕が外された。わずかに背伸びをして見つめてくる
彼女と視線が絡む。
とろんとした翡翠色の瞳は誘惑するように濡れて、上気した頬はほのかに赤い。胸の
ふくらみが自分の体に押しあてられて、形を変えているのに気が付いた。
柄にもなく動悸がした。
たとえば今更やめてと言われたところで、後には戻れそうもない。
上着に手をかけそっと脱がそうとすると、ワンピースと揃いのリボンがひっかかって、
するすると解けた。栗色の髪の毛はエアリスのむきだしの肩を撫でて落ちる。
ぱさりと乾いた音。同時に聞こえるはずの硬い音を待ってツォンは足元のリボンを見たが、
あるべきはずのものがなかった。
「マテリアは…」
「…落としちゃったの」
視線をもどすと、エアリスは足元を見下ろしていて、長い睫がその頬に影を落としていた。
額に触れるか触れないかのキスを落としてやる。顎に手をかけて深くくちづけた。
「……っ」
ぬるりと舌が差し込まれ、エアリスは一瞬身をこわばらせた。緊張をほぐすようにツォンは
片方の手で髪を撫でる。
「嫌なのか?」
「ううん…、ちがうの」
頬を染めてエアリスがくちづけをねだった。今度はやわらかな舌が合わさる。それだけで
頭が蕩けそうだ。
彼女を抱き上げた。そっと花壇のそばの床に横たえる。エアリスが丹精して育てた花は、
ふわりと散らばる栗色の髪に彩を添えた。
「お花、つぶしちゃだめ」
「わかってるさ」
もどかしくなって唇を塞ぎ、手を胸元の合わせ目にすべりこませた。

233名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 00:45:59 ID:5DVMPGW1
エアリスはもしかして…??イヤそれはお楽しみでとっておこうww
イイね、この話。続きに期待w
234名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 13:35:32 ID:m/mx5QE/
もっと読みたい
235名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 08:53:31 ID:2vk9beZy
神が増えてうれしいです!
いいにおいのエアリスにハァハァ…ふいんきもイイっすね!
続き!続き!ハゲ激しく期待していますー!
236ツォンエア 4:2005/12/09(金) 03:11:09 ID:2fX2fOq5
>>232 続き



指先が胸の裾野に沈む。侵入を阻むボタンをひとつふたつと外した。
「…っ!」
白いふくらみがふるりとわなないた。誘うようなやわらかさで男の手で形を
変えられるのを待っている。
手を添えるとぴったり寄り添うように吸い付き、ごく薄いシルクを纏ったような質感。
味わうようにそれを揉みしだいた。深く沈みこむ指先は、視覚と触覚の両方から
脳髄を刺激していく。
「…んっ」
時折指が頂きをかすめると、エアリスの喉からかすれたような声が漏れた。
男の手の中で尖りはじめているそれを、舌先で舐め上げれば即座に細い体が跳ねる。
舌をからませ、ねっとりと唾液を塗りつけ、ゆるやかな愛撫を繰り返した。
「…あ…っ、はっ…」
エアリスはかみ殺しきれずにか細い声をあげ、羞恥から目を伏せた。視界を閉ざすと
自分を蹂躙する舌も手も見えなくなったが、暗闇は感覚を研ぎ澄まし、更なる快楽を
呼び起こすのだった。
弱く弾かれるたびに、歯をたてられるたびに電流が駆け抜ける。
乱れた着衣の裾に手をかけられたのが分かった。
「いや…」
かすかな抵抗の声を聞かぬふりで、ツォンはあっというまにワンピースを脱がせてしまう。
間を置かず、下半身を覆う小さな布もするりと引き抜いた。
反射的に折り曲げようとする足を押さえつけ、体を割り入れる。くちびるを押し付け、
たおやかなからだを優しく愛撫していくうちに、エアリスの緊張がほどけていくのが
手に取るようにわかった。
「ぅんっ…、…あっ…」
237ツォンエア 5:2005/12/09(金) 03:11:48 ID:2fX2fOq5
指をすべらせるだけで彼女は敏感な反応を見せた。上気して染まりゆく肌の色と、喉の奥で
喘ぎ声を殺すその表情は男の欲情に火をつけていく。
しなやかな腰のラインをなぞって内太腿に触れた。ひときわ柔らかい皮膚の感触を味わいながら、
ゆっくりと目的の場所を探す。
「ん…っ、…はぁ……ぁあんっ」
指がその場所をかすめると同時に、エアリスが高い声で鳴いた。
しっとりと潤ったその部分を行き来するたびに、溢れる蜜が花弁をさらに濡らした。
つぷ、と音をたてて指を沈める。透明な液体がまとわりつき、熱が直に伝わってくる。
周囲をなぞりあげ、十分に濡れた指先で、ほの赤く充血した芯に触れた。
「あぁっ…!」
細い身体が跳ねる。
ぷっくりとした花芯に指の腹を押しつけ、ゆっくりとこね回した。
「や…、はあっ…」
優しい愛撫のくりかえしに、体の奥からしびれていくような感覚が襲う。
そのふくらみを、その花びらをもてあそばれるたび、脊髄を快感が走り抜けた。
湧き出る泉はとどまることを知らず、ツォンの手を濡らして滴り落ちる。
「…んぅっ……あぁっ…、……は、ぁっ…」
もはや声を抑えるのは難しくなっていた。
甘い蜜を吸うために男の身体が下方へと降りていくのに気付く余裕すらない。
鎖骨から乳房へ、横腹のやわらかい肌を辿って、舌先は蜜壷をとらえた。
それまでとは全く違う、やわらかくて熱いものが花芯を舐めあげる。
「ひゃぁんっ」
ツォンは舌先で周囲を舐り、尖った蕾をつついては軽く弾いた。ちろちろと花芯を舐めあげ、
蜜のあふれる中心部に指をあてがう。探るようにおしつけると粘着質の水音をたてて、
花びらが内部へと迎え入れた。
238名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 05:00:40 ID:ssBrfZ79
できあがってから落としてほしい
何回もコメもらいたいのかもしれんが萎える
239名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 09:58:54 ID:OqpRth55
なんでそんな邪推するかなぁ。
まとめて投下してくれ、とだけ言えばいいんじゃないか?
240名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 17:17:26 ID:hc38SM3J
俺も>>238と同じように思ったが…まあいいや

まとめて投下してくれ
読みづらい。
241名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 17:35:56 ID:ADWcIJqI
ていうかもう来なくていいよ(^ω^)
242名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 18:37:58 ID:w1jGkngA
少しずつでもいいので続きを楽しみにしていますvvvvv
243名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:22:35 ID:CFNWvU6x
あーなんかキビシイすねここの住人はw
まだ落としたことはないんですが
エロは完成してから落とさないとだめぽみたいなルールありますか?
244名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:34:37 ID:xJVQI2F1
ねーよ。
一部のガマンをお母さんから学ばなかった
お子様が騒いでるだけだから気にしないで。
245名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:41:50 ID:CFNWvU6x
>>244
そうですか
dクスです
246名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 23:44:27 ID:e/0FaSVK
作品投下してくれる神に向かってがたがた言うだけのお子様はもちろん論外だが
完成とはいかずともキリの良いところまでまとめて、今回は何レスと予告してから投下して頂けると
読みやすくて有り難いなってのは確かにある。

とはいえネタ師がいないと成り立たないスレなんで、書き手さんがやりやすいようにやれば良いと思う。
247名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 23:51:56 ID:bSAqWqad
一気に読むのも楽しいけど、続きをワクワクハァハァして
待つのもいいもんだけどな。
248名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 01:43:05 ID:dpNC7GRC
>>243
そんなにキビシクもねーだろ。
ジャンルがら割と女性住人もそこそこいるっぽいので、
投下すれば簡単に褒めレス付けてくれるよw
249名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 03:59:44 ID:EPd7I44+
その根源的に女をバカにした言い方なんとかならんか。
不快だ。
250名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 14:24:59 ID:GU/YT19s
男性も女性も皆で楽しんでいこうよ
251名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 15:49:46 ID:X5oltHfr
だな
252名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 18:19:28 ID:UBScNh1j
253名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 11:01:23 ID:QER4+6ai
てか、普通に>>237GJじゃん?よく書き込まれててエロイです。
ボク我慢出来ない子なので、続きキボン。
完成したらメモ帳にコピペしてもう一度読むから、ちょっとずつ投下してくれても
大いに結構ですよ〜。
254名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 15:47:59 ID:1nEdkOY8
なんていうスレだ!!!



素敵ジャマイカ。

あ、俺はザックス×格闘子を見たいと思うんだ。うん。見たい。
255名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:43:49 ID:37d7wuK/
256名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 06:13:18 ID:yNoJEiie
ロッドあげ
257名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:32:52 ID:mLrVFvCX
続き、まだ?
258名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 23:00:23 ID:oBYsHFM/
ここで俺が投下
259名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 00:08:22 ID:LuISSJyn
何を投下するんだ
260名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 04:39:28 ID:IreRuKxQ
ツォンエアえらくいいな
実は切ない設定なんだろうけど真昼の晴れた小麦畑の真ん中での野エロみたく牧歌的。
教会に咲く花がBGMで聞こえる。続きはげしくキボン
261名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 14:40:02 ID:D0DC4W0N
そうだよな

エアリスはライフストリームに残ることになるが、
ツォンは生きていたんだから別れの時が来ることになる……
262名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 15:55:48 ID:Ag2Dm8Vu
アダルト神サイト集めてみました。
暇やったら寄ってくれい。
http://193.to/?urajouho
http://193.to/?omote
263名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 23:10:40 ID:2YBQNt3R
文字書きさん後輪待ち

絵しか描けないから、少しでも栄養になればいいなーとか思って描いたよ
ロッド×散弾嬢
http://h.pic.to/6hqg7
264名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 23:30:30 ID:0W2KozlC
>>263
wwwちょwwwいやらしいwwwちょっとリクしとくwww
カダージュ×首から下の女体
セフィロス×首から下の女体
クラウド×首から下の女体
ヨロしくww(ゝω・)
265名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 23:45:55 ID:tkSHlrHG
>>263
うはww上手いwww
散弾嬢神のロッド×散弾を見ながら見ると禿萌www
266名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 00:58:24 ID:Dud80AZP
他板でVIPノリ出すな。
267名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 02:27:57 ID:hd9VK4Fx
>>263
最高。ありがとう。保存させていただいた。
ネ申のSSと状況がまさにピターリでやたら萌えた。
気が向いたら他の作品の挿絵も書いてホシス……(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
268名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 15:24:21 ID:F0y7jP8R
遅くなりましたが150です、散弾の神様ありがとうございました。
白飯五合はイケそうです。表現の仕方が上手いし、
ちゃんとエアリス絡めてあって本当髪としか言い様が無い。
お腹いっぱいです、ありがとうございます。
269名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 19:50:53 ID:yrvsuR6Q
誰も突っ込まないんで俺が突っ込んでおくか。
髪かよ!!!!w

そして絵描きさんグッジョブ!
もっと見せて見せてーハァハァ
270名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 02:32:53 ID:4sb6yTPO
ツォンエアの方、すごくよかたです〜続き読みたいです…
もし出来てたりしたら是非投下きぼんです。ってわがままスマソ…おもいっきし見る側の人間です。
他の職人さんも、絵師さんもがんがって下さいv つかエロ!うま!ハァハァ(´Д`;)

↓関係ないが挿絵じゃなくてもエロ絵描く人居たら是非ここに投下して欲しい…めっちゃ過疎ってる…(ノ∀`)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1120741561/l50
271名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 02:43:26 ID:QCT/xUHz
喜んでくれる人が居てよかった。絵描いた甲斐あった。
リクくれた人ありがとうね、でもそれスレ違いだから描けないおw

職人さん来ないかなー。ずっとワクテカしてるんだ。
ロッド好きーだから脇役でもロッドが出てたらスゲーテンションあがる。
もういっそコピペでもいいコピペでもいいコピペでもいいコポ
272名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 19:30:53 ID:vgKIjYSK
クリスマスならエロ度も上がるかと思ったんだが
みんなリアルエロの方にいってんのかw
全くいつからですか
クリスマスは恋人とセクースする日になったのは
273名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:53:05 ID:ge+V9Cv7
エロ度w
274名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 04:17:12 ID:tQyEhkVN
>>272
聖なる夜を性なる夜と勘違いしたころから
275名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 04:17:55 ID:tQyEhkVN
ageちまった・・・吊ってくる
276名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 04:38:20 ID:vFxouv73
エロクリ!
277名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 10:53:58 ID:O8QsVJAo
流れ読まずにシェルクタン希望
278名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 18:28:16 ID:jHTQX2Lr
>>277
シェルクって誰だっけ・・・?
279名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 21:25:53 ID:+ntCOhpH
>>278
DCに登場予定の敵役のツンデレ電脳少女。
貧乳ハァハァ(´д`*)
280名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:26:53 ID:Ug7ndDG5
クリスマスももう終わりだな。
本当はイブに投下したかったんだが、間に合わず。スマソ。

ピオーなツォーーーン特別章………じゃなくて、
いつもの散弾嬢シリーズ特別章の短編っす。
相手をどっちにしようか迷った挙句、結局どっちも書いた。

ロッド×散弾嬢(エロなし)
二丁拳銃×散弾嬢(エロあり)

お好きな方で読んでくれ。
10レス投下するぜー。

>>263
 保 存 し た /ヽァ/ヽァ
また気が向いたら是非書いてくれ たのむ
ワクテカしながら待ってるYO
281クリスマス特別章@:2005/12/26(月) 00:28:37 ID:Ug7ndDG5
───12月24日深夜、ミッドガル八番街。

「………悲劇」
どこか苛付いた女の声が、寒々しい色の空に吸い込まれる。
「なんで、聖夜に仕事しなくちゃいけないのかしら」
じゃき、と散弾銃を構え直し、壁際で溜息をつく。
「毎年の事だけど、嫌になっちゃう」

ターゲットを待って、早2時間が経過しようとしていた。
寒さを飛ばすように、彼女はふるふると茶色い髪をふるわせる。
「ターゲットより、雪の方が先にやって来そうだわ………」
桃色の唇から、対照的な白い息がこぼれた。

静寂を破り、小さな電子音が響き渡る。
反射的にそれを耳にあてると、聞きなれた声に耳を傾けた。
「はい………はい、ええ………そうね。了解しました」
疲れた声で返事をすると、ぱちりと携帯を閉じる。

「ターゲットの予定変更、今夜はここには来ない、か」
電話の声を反芻して、彼女は冷たい空を見上げた。
「本日の仕事は、おわり」
散弾銃を地面に向けて、確かめるように呟く。
「………今更、どうしろっていうのよ」

時計を眺めやれば、23時30分を過ぎたところ。
文句をつけていたくせに、いざ仕事が終わってみれば
予定外にぽっかり空いてしまった時間を持て余すばかりだ。

「あいつ、どうしてるのかしら」

彼女は、無意識にぽつりと呟いていた。
ミルクティー色の大きな瞳を、静かに閉じる。
網膜に浮かび上がるのは、ひとりの人物。
それは────

1、赤茶けた髪をした、生意気な悪ガキ
  →>>282-285
2、灰色めいた黒髪の、六番街の死神
  →>>286-290
282クリスマス特別章 ロッド×散弾嬢@:2005/12/26(月) 00:31:22 ID:Ug7ndDG5
───Side A

赤茶けた髪をした、生意気な悪ガキ。
あいつは確か、溜まりに溜まったデスクワークに埋もれて
オフィスのデスクにかじりつく羽目になっていたはず。

山のようにうず高く積み上げられた書類を思い出して、
彼女は小さく肩をすくめると同時に、ぷっと吹き出した。
「………手伝いに、行ってあげようかしら」
ひとしきり思い出し笑いを終えると、小声で呟く。

「あくまでも慈善事業よ。深い意味は無いんだから」
誰に対する言い訳なのか、力強く口にしてから、歩き出す。
「クリスマスにひとりで居る姿を、笑ってやるだけなんだから」
言いながらも、寒風にピンク色に染まった頬はなぜか緩む。
オフィスへと向かう歩調は、しだいに足早になっていった。

───タークス本部。
ケーキとシャンパンを入れた袋を抱え、彼女は扉の前に身を潜める。
仰天する男の表情を予想してほくそ笑みながら、勢いよく扉を開けた。
「メリークリスマス!この私が応援に来てあげたわよ!」

──うわぁ!驚かすんじゃねーよ!!
そう言って書類を崩れさせるであろう茶髪の男の姿は………ない。
思いきりよく開け放たれた金属の扉が、反響して音を鳴らした。

「あら………?」
予想外に真っ暗なオフィスに、女は小首をかたむける。
袋を持ち直し、片手でスイッチを入れると、静かな本部が照らされた。
「いないの………?」

ぐるりと辺りを見回すが、人影は無い。
目的の男のデスクに、既に書類の山は存在しなかった。
「嘘。さっさと終わらせて、帰っちゃったってわけ?」
そう思い当たり、彼女はふらふらと自らのデスクへ近づく。
半ば呆然としながら椅子に座り、気抜けしたように前を見る。

「せっかく、ケーキ買ってきたのに」
ちらりと紙袋を眺めやると、悔しさに軽く唇を噛んだ。
こうなったら呼び出してやろうかと、ポケットの携帯をさぐる。

──でも、もし、他の誰かといたら?
通話ボタンを押しかけて、彼女の手がぴたりと止まった。
思い当たる節は、無いわけではない。
「そういえば、昼間………」

『ツォンさん、勘弁してくれよ。今日は早く帰りたいんだよ』
積もり積もった書類の前で、両手を合わせて懇願していた、彼。
それから、随分と時間を気にしながら、必死にこなしていたっけ。
その時は不思議にも思わなかったが、あの態度は───。

「………馬鹿みたい。私とした事が………」
ケーキとシャンパンに向かって苦笑すると、彼女は机に突っ伏した。
ブラウンの髪を投げ出し、手の甲に頬をつけると、疲れがどっと襲ってくる。
浮かれていた滑稽な心を、どこか客観的に眺めながら、彼女は瞳を閉じた。
283クリスマス特別章 ロッド×散弾嬢A:2005/12/26(月) 00:34:17 ID:Ug7ndDG5
肌寒いオフィスにぶるりと身を震わせて、彼女は緩やかに瞳を開けた。
放心したまま斜め上を見やると、時計の針は既に2時を回っている。
窓の外に視線を映せば、白い粉雪がちらちらと舞っていた。

「………とんだホワイト・クリスマスだわ」

自嘲気味に笑うと、彼女はゆっくりと立ち上がる。
ケーキとシャンパンの入った紙袋に、僅かに逡巡を見せてから
やがて諦めたようにそれを両手で抱え上げ、無言で本部を後にした。

「………さむ」
踏みしめるごとに、さく、さく、と白い雪が固められていく。
彼女は、無意識に、帰り道とは違う方向へと歩いていた。
いつしか、辿り着いたその場所で、視線を上に向ける。

「綺麗………」

青白く灯るイルミネーションがきらめく、巨大なツリー。
神羅カンパニー主催の、聖夜を彩るあでやかな樹を見上げて、
彼女は白い息を小さく漏らしながら、そうっと呟いた。

粉雪が、彼女の滑らかな頬に触れながら、降り続いている。
泣いたら、その涙さえも凍りつきそうな気がした。

涙?なぜ、涙なんて思ったのだろう。
気持ちの整理も出来ないまま、彼女は黙って睫毛を伏せた。

冷え切った頬に落ちかかる雪が心地よい。
薄茶色の目をつぶったまま、それを感じていた彼女から、
ふと、頬を撫でる粉雪の感覚が失われた。

「………?」
不思議に思って、彼女が瞳を開けた瞬間。
聞き慣れた男の声が、雪の代わりに彼女に降り注いだ。

「………遅ぇよ」

一息に、後ろから強く抱きしめられる。
上を向いたままの彼女の視界に入るのは、見慣れた生意気な表情。
赤茶色の髪とブルーの瞳が、彼女の瞳に映って揺れた。

「………あ………」
「いつまで待たせるんだよ。凍えちまう」
284クリスマス特別章 ロッド×散弾嬢B:2005/12/26(月) 00:36:09 ID:Ug7ndDG5
動けぬ彼女の薄茶色の髪に、顔を埋めるようにしながら、
男はその存在を確かなものにするように、きつく彼女を抱き寄せた。
背中越しに男の体温が伝わり、細い身体が熱を取り戻してゆく。

「な、んで………」
震える唇でそれだけ口にした彼女に、男は青い目を細くした。

「なんで、じゃねぇよ。危うく雪だるまになるところだったぜ」
普段通りの軽口に、彼女の体温がたちまち上がってくる。
思わず、回された腕を強く振りほどいて、キッと男を睨みつけた。

「それは、こっちの台詞よ!人の気も知らないで!!」
そう叫びながら、彼女の大きな瞳に、みるみる内に涙が滲んでくる。
「本部にもいないし………どこに行ったのかと………!!」

男は数度瞬きをして、彼女の唇から零れる言葉を受け止める。
手を伸ばし、空中でその手の平を戸惑ったように彷徨わせてから、
決意したように、今度は正面から、彼女をぐいと引き寄せた。

「………ごめん」
「ケーキだってっ、買っていった、のよ………」
男の胸に顔をうずめながら、彼女はしゃくりあげる。
「馬鹿………」
「………」

普段は愛用のロッドを握っている彼の手が、彼女の細い顎をとらえた。
そのまま軽く上を向かせ、間近でその潤んだ大きな瞳を見つめる。
赤くなった目尻を指先でぬぐってやると、ガラス玉のような涙が零れた。

男が何か言おうと口を開きかけ、良い台詞も思いつかずに息を吐く。
青い瞳と、飴色の瞳が揺れ、白い街を映して交錯する。

一瞬の間のあと、音も無く、深く唇が重なった。
雪がふたりの頬を撫で、静かに滑り落ちてゆく。
聖夜のキスは、涙の味がした。
285クリスマス特別章 ロッド×散弾嬢C:2005/12/26(月) 00:38:22 ID:Ug7ndDG5
───。

「だから、さっさと終わらせて、会いに行こうと思ったんだって」
「本当かしら。今更、機嫌を取ろうとしたって遅いわよ」
つんと顔を反らす彼女を、男が追いかける。
積もった雪を踏む靴音は、ふたつ。

「マジだっつーの!レストランだって予約してたんだぞ」
ケーキやシャンパンの紙袋を抱え、唇を尖らせる男に、女が振り向く。
「あら、意外。本当?そこって美味しいんでしょうね」
「知るかよ。あんな高い所、行った事ねぇもん」
それを聞いて吹き出す彼女に、男が憮然とした表情を見せた。

「だいたい、どうしてこんな所にいるのよ?意味不明だわ」
「クリスマスの待ち合わせと言ったら、ここしかないだろ」
男の言い分に、彼女が唖然と口を開けてから、眉間にしわを寄せる。
「………呆れた。分かるわけないでしょ」
「でも、来ただろ」

男が、まるで子供のように、にぃっと楽しそうに口元を笑ませる。
彼女も大げさに肩を落としてから、同じように、笑った。

降り続く雪の中、並んで歩き出す。
男が、空いた方の手で、女の冷えた指先を握る。
彼女が横を向き、もう片方の手で男の赤茶けた髪に触れた。

「雪、積もってるわよ」
「うるせーよ」
いつも通りの憎まれ口。応じて、彼女がべーっと舌を出す。
降り注ぐ雪も、吹きすさぶ風も、もう冷たくはない。

「まあいいわ。あなたの部屋まで、ちゃんとエスコートして頂戴」
女が前を向いたまま、握った手にきゅっと力を込める。
「リョウカイ」
男が照れ隠しなのか、ぶっきらぼうな口調で返した。

メリークリスマス。
どちらからともなく、口にする。
12月25日。白い吐息が、ふたりの距離を縮める季節。

───クリスマス特別章 Side A 光速の悪ガキ編 Fin
286クリスマス特別章 二丁拳銃×散弾嬢@:2005/12/26(月) 00:42:02 ID:Ug7ndDG5
───Side B

青めいた黒髪の、六番街の死神。
「うまくやってるのかしら………」
曇った空をにらみながら、彼女は小声で呟いた。

アバランチとは別の、反神羅組織幹部の暗殺。
本日の彼の任務を思い出し、彼女は薄茶色の瞳を曇らせる。
「標的は、かなりの手練れだったはずよね」

いつも、誰よりも冷静な彼が、任務をしくじるとは思えない。
しかし、ほんの一抹の不安が、彼女の心を暗雲のように駆け抜けた。
「………」
彼女はきゅっと踵を返し、ショットガンを抱えて路地を走り抜ける。
脇目もふらず、二丁の拳銃を操る仲間の元へと。

「はぁ、はぁっ………」
荒い呼吸が、唇から白い霧となって寒空へと昇ってゆく。
薄暗い路地へ入り込み、彼女は周囲に油断なく視線を走らせた。
「確か、このあたりのはずだけれど………」

左右を壁に囲まれた視界の悪いそこで、彼女は男の姿を捜す。
見つからない。不安感を何とか落ち着かせながら、辺りを見回す。
その刹那、感情の無い、低い声が届いた。

「動くな」

同時にこめかみに突きつけられる、冷たい銃口。
息も止まるような緊張感が、その場を支配する。
大きく溜息を吐いてから、彼女はゆっくりと口を開いた。

「………あなた、仲間の姿も分からないのかしら?」
「なに?」
数秒の間のあと、ゆっくりと銃口が下ろされる。

「驚かすな」
低い声が耳に届き、彼女はちらりと横を見やる。
視線の先には、六番街の死神が、眉を顰めて立っていた。
287クリスマス特別章 二丁拳銃×散弾嬢A:2005/12/26(月) 00:43:22 ID:Ug7ndDG5
「何の用だ」
男が疲れた仕草で髪をかきあげ、怪訝そうに問いかける。
「あなたの様子を見にきたのよ」
当然のように返す彼女に、冷たい瞳が呆れの色を滲ませた。

「フッ。いらん世話だ」
淡々と言いながら、拳銃をホルスターへと押し込む。
分かりきっていた答えではあるが、彼女はムッと頬を膨らませた。
「失敬ね!少しは感謝の意を見せたらどうなのかしら?」
「仕事は終わっている」

だから無意味だ、と言わんばかりに、肩を竦める。
彼女は頬を真っ赤に染めると、勢いよくぷいと横を向いた。
「それは失礼したわね!なら、私は帰らせていただくわ」
言うが早いか、男に背を向けてさっさと歩き出す。

「………待て」
「何よ!邪魔して悪かったわね───」
言いかけた途端、手首が掴まれ、一気に壁際まで引き戻される。
彼女の視界が反転し、とん、と背中に固い壁が触れた。

「………どこへ行くつもりだ?」
彼女の視界いっぱいに、グレーの瞳が映る。
壁、薄茶色の髪の両側に手をついて、男が低く問いかけた。

僅かに残る、血と硝煙の匂いが、ひどく近い。
鈍色の瞳が、間近で彼女を睨みつけていた。
その腕に、視線に、閉じ込められている。

「ど、どこへ、って………関係ないでしょ」
その迫力に、彼女の声が我知らず、震えた。

「行くな」
強い語調。弾丸のような視線が、彼女を射すくめる。
思わずびくりと身を竦ませてから、彼女は唇を噛んだ。

逃げ道を探しても、両サイドは男の腕に遮られ、動けない。
「………どいて頂戴」
「それはできないな」
無慈悲な返答に、彼女は噛みしめた唇を白くする。

「今日は、クリスマスだろう?」
男の唇が紡いだ予想外の台詞に、彼女は眉を顰めた。
「………そうよ。それが、何か関係があって?」
「フッ」
亜麻色のきつい視線を、男は皮肉な笑みで受け流す。
288クリスマス特別章 二丁拳銃×散弾嬢B:2005/12/26(月) 00:45:35 ID:Ug7ndDG5
「………贈り物を届けに来たと、判断させてもらう」
「はぁ?何言って………きゃあっ!?」

要領を得ない男の言葉に、彼女が反抗しかけた瞬間。
男の灰色の髪が、彼女の白い首元へと、忍び込んでいた。
「きゃっ………ちょっと、なにを………、ゃんっ!」

熱い舌が冷え切った首筋を下から上へとなぞっていく。
唐突に与えられた刺激に、彼女はびく、と背中をしならせた。
「こんな夜くらい、貰ったって………構わないだろ?」
その腕が、彼女の身体を、壁に押し付けるように抱きすくめていた。

「ん………っ、何を、よ………っ!」
「あんたが、欲しい」

真正面から合わされた視線に、彼女は動けなくなる。
スローモーションのように顔が近づき、奪うように唇が重ねられた。
普段の彼からは想像もつかない、渇望ともいえる荒々しい口付け。

「………どこにも行くな。ここにいろ」
彼女を壁に押し付けたまま、性急に胸を揉みしだく。
何度も首筋に唇をつけ、痛みを伴うほどに吸い上げた。
「っく………ぁ………イヤ………」

スーツ越しに強く胸の先端が押し潰されると、彼女は白い息を漏らす。
冷え切った空気とは正反対に、体温はみるみる上昇してゆく。

男の手が彼女のベルトを外し、秘所へと侵入してくる。
無遠慮に下着の中へと入り込み、閉じた秘裂を上下に撫でさすった。
じんわりと染み出してきた熱い淫蜜が、男の指先を濡らしてゆく。

「はっ………ど、して………こんな、ところで………っ!」
的確に快感の芽を爪弾く親指に、彼女の腰が否応なしに揺れ動いた。

「場所を変えればいいのか?」
「そういう問題じゃないわよ!ば、………か………っ!!」
抗う台詞も、足の間から生み出される熱に威力を失ってゆく。
男はにやりと口の端を吊り上げると、彼女のスーツを膝半ばまで下ろした。

雪のような太股が冷気に触れ、彼女はぶるりと身を震わせる。
「フッ、心配するな。すぐに熱くなるさ………」
耳元で囁く男の中心が、熱を持って、外気に晒された彼女の脚に触れた。
「あ………」

思わず赤くなった女の頬に手を添えて、男は続けて口にする。
「………行くぞ」
289クリスマス特別章 二丁拳銃×散弾嬢C:2005/12/26(月) 00:46:52 ID:Ug7ndDG5
宣言すると同時に、彼女の腰を抱え上げ、後ろを向かせる。
大きな胸が壁にぐっと押し付けられ、彼女は息を飲んだ。
「………っ!」

不自然な体勢のまま、下着の隙間から男が忍び込んでくる。
じゅくり、と潤んだ蜜音がして、淫らな割れ目は男を飲み込んだ。
「はっ………、ぁ………」
男の喉から、くぐもった快感の声が漏れる。
熱を持った吐息が彼女の首筋をくすぐり、互いの興奮を呼び起こす。

「ひゃっ、あん………っ!あっ、あ、あ………!」
男の腰が、下から突き上げるように彼女を揺さぶっていく。
濡れそぼって透ける白い下着が、激しい抽送にめくれあがる。
深々と刺し貫かれ、彼女の秘所が小刻みに収縮する。

「っ、行くな………」
下着の横から楔を根元まで突き込ませながら、男が呟いた。
「あ、ゃぁっ………!ふぁ、あぁぁ………んっ………!」
「………このまま………離したく、ない」

赤く火照った淫猥な花弁が、ぐちゅぐちゅと快感の唾液を零し、
男の猛った怒張に絡みつく光景が、薄明かりに濡れ、照り光っていた。
彼女の意思に反して、その身体は快感にゆらめき、男を翻弄する。

「あ、あ、んっ………熱い………、あついの………っ………!」
湿った白い吐息が、荒く上下する胸に応じて吐き出された。

段階的に快感は増してゆき、絶え間なく分泌される淫蕩な蜜は
激しく出し入れされる怒張にまとわりついて、その抽送を助ける。
ぐ、と腰が引き上げられ、最奥を貫かれると、入り口がひくついた。
いやらしく絡まり合う肉壁が、男自身をきつく揉み込んでいく。

「ゃ、ああっん………も、もう、わたしっ………あ、あぁぁぁぁぁっ!!」
雄の証の先端が、肉壁の尖りを震わせるように貫き上げた途端、
彼女の下腹部から、しびれるような快感がはじけ飛んだ。

「くっ………!」
男を咥え込んだ蜜壷がぶるぶると蠢き、快楽をしぼり出してゆく。
頂点に向かって男自身が膨れ上がり、快感が限界を超えると同時、
柔らかくきつい肉にさすり上げられながら、男は精を放った。
290クリスマス特別章 二丁拳銃×散弾嬢D:2005/12/26(月) 00:48:59 ID:Ug7ndDG5
───。

路地裏にへたりこんだ彼女に、男が視線を向ける。
「いつまでも座り込んでいるな、身体が冷える」
冷静に言い放つ男を、女が苦々しげに見遣った。
「誰のせいだと思っているのよ………」
不自然な体勢で散々に弄ばれたため、腰に力が入らない。
腹立たしげな表情を全面に押し出して、彼女は男を睨み付けた。

「フッ」
先程までの焦燥はどこへやら、男はいつもの笑みを浮かべる。
「………悪くない、クリスマスプレゼントだった」
低く呟くと、男は無言でその手を差し伸べる。
「信じられない!勝手に奪っていったくせに」
その手をばしんと払いのけて、彼女はふんとそっぽを向いた。
じん、と痛む手の甲を見やり、男は軽く唇の端を上げる。

「すまん」
「反省してないでしょ」
「………」

そんなやりとりに、彼女が大きな溜息をつく。
「ほかに、何か言いたい事は無いのかしら?」
どんな言い訳が飛び出してくるかと、じろりと男を見据える。
男は数秒黙ったのち、ゆっくりと唇を開いた。

「………メリークリスマス」

目の前のクールな男が呟いた似合わぬ台詞に、彼女は目を見開いた。
次の瞬間、なぜか馬鹿馬鹿しくなって、くすりと笑みがこぼれる。

「………ねえ。私もプレゼントを貰ってしかるべきよね?」
普段通りの、優雅で驕奢な微笑みを浮かべ、彼女が問いかける。
男は一瞬口をつぐみ、やがて、やれやれと肩をすくめた。
未だ座り込んだままの彼女の側にしゃがみ、口にする。

「飯でもおごろう」
「当然!最高級のミディール料理でなくっちゃ、納得しないわよ」
「………了解」

傍らに膝をついた男の首に腕を回し、その背中に体重をかける。
彼女の意図を理解した男が、しがみつきやすいように体勢を変えてやる。
苦笑交じりの溜息をつき、おぶった彼女の細腰を支えて立ち上がった。

「さっきの言葉、訂正して頂戴」
男に背負われて、人通りの無い街並みを歩きながら、女が呟く。
「さっきの?」
「悪くないクリスマスプレゼント、って。………“最高の”、でしょう?
 何てったって、この私と一緒に過ごせたんですから!」

いつもの、嫌味な笑みが返ってくると予想した彼女の耳に、
意外なほど素直な声が届く。
「そうかもしれないな。最高のクリスマスだ」
「………」

思わずぽかんと口を開けたまま、何も言えなくなる。
男の首に回した腕に力を込めて、ピアスの触れる首筋に顔を埋める。
言葉をなくした2人の上に、暖かな雪が降り始めていた。

───クリスマス特別章 Side B 六番街の死神編 Fin
291名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:50:49 ID:Ug7ndDG5
以上。
クリスマス過ぎてるけど気にスンナ。
読み手さんの好みの方で読んでくれー。

あとツォンエアの人、俺も続きまってるぞ。
俺、今のところBCばっかりだから
他のシリーズ書いてくれる人がいてくれると
ものすごくありがたいんだ。待ってます。

ではまたいつか。
292名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 04:56:57 ID:6hfjzEh5
>>291
散弾神さん乙!GJだおーーー!
両サイドとも萌えました。
クリスマス特別章だなんてニクイ事してくれるじゃん!
293名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 09:49:39 ID:zCGeAueB
>>291 GJ!! 超GJ!!!
散弾神の作品がまた読めて嬉しいよ(´д`*)
他の書き手さんも含め、良かったらまた来て下さい!
294名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 16:41:41 ID:gauAl5dM
>>291
GJ!!
BCやったことないけど散弾嬢可愛杉。
誰が相手でも魅力的ってすごいね。まさに神。
295名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 17:13:55 ID:5fVLdm7v
遅れ馳せながら・・・
散弾神GJGJ!嬢かわいずぎハァハァ
やっぱ散弾神の作品は一人一人キャラをしっかり掴めててするっと読めるよね。
お茶碗10杯はいけそう。

新たな書き手さんも他の書き手さんもどんどん来てくれると嬉しい^^^
296名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 19:39:32 ID:A6DhjuIC
散弾嬢神おつでした!
今までロッド派だったのに、散弾嬢神の話はどちらも楽しめるから不思議w
二丁いいキャラだったんだなぁ。
素敵なクリスマスプレゼントをありがとうでした!!
297名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 00:08:29 ID:lzb8AuvZ
そういえば田中のSSが無いな…
Zはゲームしか持って無いから書くのは無理そうだ。
298名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 11:34:36 ID:1VOOcB+N
刀×手裏剣がんばってるけど、イマイチキャラが掴めない…
使える章少ないから、セリフから読める性格みたいなのもどこか微妙になるし
299名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 17:58:47 ID:aDJff+wL
ツォンエア、すごく雰囲気いいね。
楽しみ。
300名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 00:36:43 ID:ZK55UUVZ
散弾の神きてたー!
大大乙でした!
萌える作品いつもありがとうです!
301名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 01:56:01 ID:ccKLKFJp
ここの住民はみんなDoCoMoなのか?俺はBC出来ないから全くイメージがわかないんだが
302名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 09:11:54 ID:R4wqpIG8
>>301 俺もauだけど、攻略サイトとかセリフ集見て楽しんでるよ。
303名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 11:06:39 ID:762Rod7F
現在散弾タソ書きさんが落としてくれてる作品は
確かにBCやってからの方が100倍楽しめると思うなあ
セリフ一つ一つにもBCの小ネタとか散りばめられてるし。
エロ“パロ”だから、キャラが分からんとどうしようもないからな。
よし、>>301-302、新年からドコモに乗り換えれ!
それからこのスレを読み直せば100倍楽しめる!!
304名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 11:08:05 ID:762Rod7F
おお、IDがロッドだ。
記念にこれから散弾嬢と大晦日デート〜初詣
行ってくるノシ
305名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 16:04:38 ID:OvigXfGQ
イリーナたんの神が降臨する事を祈る。

誰がなんと言おうとツンデレ萌え!
306名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 18:08:32 ID:9GWOfzeY
イリーナといえばACで、エロ妄想するのにこれ以上のシチュはないんじゃないかって
目に遭ってるよな。惚れてる男が一緒にいる状況で男三人から拷問。
肝心のシーンがまったく描かれてないだけに、かえって妄想がかき立てられる(*´Д`)
BCでツインテールにミニスカセーラー姿な彼女が、何かエロい目に遭ってる姿というのも
想像してみると激しく萌ゆる(*´Д`)

だが妄想力には自信があるが文才のない自分は、おとなしく神を待つのみ。
307名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 20:52:35 ID:zOiG6HQk
>>298ワクテカしながら刀×ロリ待ってます
308名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 15:35:10 ID:NaTJFIe4
エロパロあけおめ!今年も全裸で待ってます。
309名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 18:44:06 ID:BoYRJ5tD
今レノ×イリーナなんぞ書いてみている。
なんか鬼畜レノになりそな予感がして怖いけど。

ところでここで自分が投下したやつって、自サイトに持ってってもいいのかな?
勿体無いから使いたいんだ(´・ω・`)
310名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 19:09:35 ID:513Ed9UH
>>309
個人的にはありだと思うんだけど、どうなんだろ?
書き込む時に著作権は2ちゃんに〜とかあったし…
住人さんの意見聞いて、だめっぽいなら適当なサイトに上げてリンクして下さい
鬼畜レノ見たいw
311名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 19:58:47 ID:RVm/So2f
いくら匿名掲示板でも著作権が2ちゃんのものになるわけないだろ。
自分の著作物をどうしようと、著作権を売り渡してなければ
著作者の勝手ですよ。
312名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 00:10:02 ID:0SENamMf
つーわけで>>309の投下お待ちしております。全裸で。
313名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 02:08:50 ID:dG+hLxfA
309です。
期待はしないで、ホントw
実はAC見てないし、BCは2章で途中放棄したから7はゲームしか知らないんだ。。
しかも遅筆だし。
エロくなかったらごめんね
314名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 03:33:36 ID:AywoIvGg
今グダグダ言ったところで、
結局は読んでから判断させてもらうことなんで。
315名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 11:57:32 ID:awiHFbXs
と言う訳で気にせずЩ(゚Д゚Щ)カモォォォン!!
316名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 23:44:05 ID:4oBK1YFY
レノ×イリーナだから本編知ってるだけで十分!
裸で正座して待ってる
317名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 19:47:05 ID:qhAL0e9o
ウホッレノイリの字を見るだけでなんだろうこのみなぎってくる何かはwww

BCロド短で激しく何か書きたいんですが何もネタが出てきません。
書き上がる確率ほぼ皆無ですがなにかシチュエーションとか誰か投下おながいします。
318名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 20:37:58 ID:G13GyTyw
アイシテルロッジで、暖めあ(ry
319名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 02:37:44 ID:Y8THKwAt
すごいな、一度もエフィという言葉が出てこない
320名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 12:24:19 ID:sbAeUEZi
誰も突っ込まないから俺が突っ込んどくww
>>318 アイシテルロッジワロスww
>>319 エフィかよ! ユフィじゃねーのかよ!!
321名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 18:58:57 ID:GAzGiMUU
職人さんまだかなーwktk
322名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 11:10:41 ID:86aFv7Gl
・・・モヤモヤするハンパSSならあります。
続き誰かつなげてくれたらいいな〜なんて甘い考え持ってますがなにか?

ちなみにレノイリ時代はBCってとこで酢。

一人でもOKサインでたら乗っけてしまおうというハラヅモリでふ(w

待機
323名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 11:57:17 ID:ACwkl+0E
>>322
OK!
324名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 12:32:10 ID:FxYO6puM
誘い受けウザス
325名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 17:53:01 ID:c4rP3V4v
レノイリ…(*´∇`*)ポワーン
誘いにつられて、俺もOKサインを出してみる ノシ

途中まででも読みたい…かな。過疎だし
326名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 20:02:59 ID:86aFv7Gl
アリガdでは投下

「あちゃ〜・・・またやっちゃった。」
忘れ物をして、バイト先に引き返すと黒ずくめの集団が居座っていた。
(タークス!?・・・また姉さんが来ているの?)
「あら、イリーナ。」
私に気付き話し掛けてくる姉。
(なんだっていつもココに集まるのよ!)
私は不機嫌に顔を歪めた。しかし姉さんは普通に私に接する。・・・会いたくなんかないのに。
まったく自分の意志を汲み取ってくれない姉を避けるように忘れ物を探す。
「また、忘れ物?そそっかしいわね。」
姉さんの言葉が耳に刺さる。
「すいませんね、姉さんと違ってそそっかしくて。」
「…そんな言い方。」
(うるさい、うるさい、うるさいうるさいっ!!)
負けた様で癪に触ったが、私は逃げるようにバイト先を後にした。
(タークスなんて、大っキライ!)
・・・正確にはそこに勤めている姉が。昔は大好きだったのに、しかし月日は二人を比較していく。真面目で優秀な姉、ドジな妹。どんなに頑張ってもついて回る姉の影。
イリーナはうんざりしていた。
(…私は絶対【神羅の犬】になんかならないんだから!)
ウサ晴らしに軽く放った蹴りは空を斬る・・・ハズだった、が。
「おっと。オイオイ危ないぞ、と。」
「!?」
誰かに受けとめられイリーナは慌てた。
(ヤバっ・・・一般の人に!)
「・・パンツ見えてるぞ、と。」
「なっ!?」
急いで態勢を整えた。目の前には見慣れた黒い制服。「タークス!?」
だらしなく制服を着くずした男の髪はツンツンに尖っていた。
(・・なに、コイツ・・・)
一度見たらそうそう忘れはしないであろうその容姿は端麗、髪の毛はまるで燃えるように赤かった。
「人に蹴りをくれといて謝罪の言葉もなし、と。」
男の口の端がニヤリと歪んだ。
(なっ…コイツも姉さんの仲間なの!?)
「…すいませんでした。」
こんな男、見たこともない。タークスはチンピラ風情も雇うのか、そんなことを考えながらイリーナは渋々頭をさげ謝った。
「な〜んか…お前。生意気だぞ、と。」
顎を捕まれイキナリ上を向かされた。
「…なっ!?」
イリーナの顔が真っ赤に染まる。とっさに振り払った腕はあっさり目の前の男に捕われた。
「ククク…とんだはねっ返りのようだな。」
(最低っ!なんなの?この男!)
いつのまにかイリーナの身体は赤毛の男の腕の中へ引き寄せられていた。


まぁ、バリバリの妄想だな
327名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 11:31:52 ID:aa4zr7Pt
>>326GJ!
続きあったら読みたいっす!
328名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 12:00:57 ID:rKHUbH7i
イイヨイイヨ〜!!
続きまっとるぞ、と。
329名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 03:12:15 ID:AmsT2sF+
330名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 12:34:28 ID:qUQANMjP
>326ってもしかして誰かが続き書かないと進まないの?
331名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 00:43:12 ID:5u/Sm9wz
332名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 16:11:55 ID:vscb2LtM
OK! 今は過疎だけどDCの影響でそれなりに活性化するかもしれないし 

とにかく職人さんガンガレ
333名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 17:32:51 ID:yCqjCMQf
シェルクに期待!
334名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 16:13:42 ID:prjYsswr
シャルア姐さんにも期待(*´Д`)ポアァァ
335名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 20:33:33 ID:5Bww8dlR
DCやってないからどうなのか分からんけど、シェルクならネロか… 蜘蛛プレイ(;;゚;Д;゚;;)ハァハァ
336名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 10:10:02 ID:JtAQ4iy1
>>335
ちょwまだ発売されてないってwww
337名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 21:39:40 ID:46xcADcX
DCにはアスシェルを期待している!!
アスールに処女膜破られて大人になるシェルクタン・・・
純愛だとなお良しЩ(゚Д゚Щ)カモォォォン!!
338名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 22:20:14 ID:dsKpkBwd
ともかくDCが発売されたら、ヴィンセントが乱れること間違い無い

「彼女が幸せなら構わない…」
339名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 01:03:01 ID:WNTYwKh3
いや、ヴァイシェルだろ!
シェルクは何かに操られてるし妄想が広がりまくり!
340名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 12:50:11 ID:ux266iKV
ユフィキボン。
341名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 13:06:53 ID:P7D3/IbA
ヴィンユフィ(・∀・)
342名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 15:23:08 ID:loaXWobP
ユフィ…シェルク…発売されていないのに抜いた漏れは負け組み…○| ̄|_
343名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 15:45:37 ID:QbJRub30
いっそ勝ち組
344名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 20:50:23 ID:kcShAN1f
むしろ漢。
345名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 02:20:40 ID:nSzUjiLH
そして再び投下:>>326続き

「・・・レノ。」
ジャリ、と靴が砂を噛む音がする。イリーナはなんとか身を捩り、その音の方へと目を向けた。
「!!」
マフィア・・・イリーナのこの男に対する第一印象はこうだった。
装いはタークスの黒いスーツで姉と同じハズではあるが・・・この男の風貌がいけなかった。
あまりにもよく発達した身長、筋肉質な身体つき。表情の読めない漆黒のサングラス。綺麗に…ムダ毛の一本もない頭(つまりスキンヘッド)
タークスは本職をも雇う。イリーナは内心すごく怯えていた。
「お?さっきまでの威勢はどこいったんだ、と。」
イリーナの身体から力が抜けたのを感じ取りイリーナにからかいの言葉を発するレノ。
・・・その一言がイリーナを刺激する。
「なっ・・・アンタたちタークスでしょう!?タークスが一般人に手だししていいと思ってんの!?」
挑発、ともとれる言葉。レノの瞳が楽しげに細められた。
「な、何よっ!なんか文句あるの!?」
「クク、・・・一般人ね、と。」
レノの細い指がイリーナの制服のリボンにかけられた。
「お前、神羅の学生だろ、と。…たしかあそこでは・・・。」
「!!」
神羅軍事学校の制服…その名の通り神羅カンパニーが運営する戦闘のプロを養成する学校である。
だから少なくとも一般の人々よりは遥か戦闘慣れしている。
「こ、後輩になんか文句でもあるの!?」
イリーナは明らかに冷静さを欠いていた。後輩。レノに向かって後輩ということは・・・?
「なに、お前。タークスに入る気でいるのか、と。」「ち、違う!私は神羅の犬になんか・・・!!」
その言葉を受け、レノの瞳から笑みが消えた。
「レノ!」
遅い。サングラスの大男が赤毛の名を読んだ時にはすでにイリーナは両腕自分の制服のリボンでを後ろ手に固定され自由がきかなくなっていた。
346名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 02:23:20 ID:nSzUjiLH
「ルード変な心配すんなよ、と。ちょっとこの生意気なお譲ちゃんにはお仕置きの時間だぞ、と。」
「ひゃあっ!!」
レノがそう言うと同時にイリーナの身体は軽がると持ち上げられた。
「ちょっ・・・降ろしなさいよっ!!」
「い・や・だね。」
赤毛の相棒の、心底愉快そうな顔を見つめながら、ルードはこっそりため息をついた。



忘れ去られた頃にこっそり続き書くよ。・・・本当は純愛とか好きなのにな。展開が怪しい雲行きになってきてしまったorz
347名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 02:48:13 ID:VkVlQHCy
GJGJ!!!(*´д`)ハァハァ
348名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 10:05:33 ID:nSzUjiLH
>>345-346続き

「ちょっ・・・!何する気!?」
細い路地裏の、更に奥。狭い壁の隙間へとイリーナの身体は押し込められた。
「少し黙っていてくれよ、と。」
「黙れ!?なんっ・・・!」
「…ウルセェ。」
イリーナの唇が塞がれた。レノの唇によって。
舌が差し入れるられる事はないが、レノの舌はイリーナの唇を舐めあげ刺激を与える。
「んうっ…!」
逃れようと必死で身体をもがくが、壁とレノの身体に挟まれ自由がきかない。
(フ、ファーストキスが…)
いつか好きな人と・・・幼い頃からずっと思い描いていた素敵な、初めてのキス。それがこんな形であっさりと奪われてしまうとは。
イリーナの瞳にうっすら涙がにじむ。しかしイリーナはそれ以上泣くことはしなかった。プライド、それだけが今の彼女を押し止めていた。
プチ、プチ、唇は塞がれ身体は拘束されたまま制服にレノの指がかかりイリーナの肌が外気に晒されてゆく。
イリーナはぎゅっと瞳を閉じた。
(こ、これは夢!悪夢よ!!なんだってこんな目にっ)
抵抗はしているつもりだがあまりにも力、体格にも差がありすぎるため意味を成さない。
「おっと。声は禁物、と。」
やっと唇が解放されたとおもったのに、口に布モノを押し込まれ再び声を奪われた。
「ん゛ん゛―っ!!」
レノの舌が首筋を這う。ぞくりと粟たつ肌に唾液の筋がつけられていく。
(やだっ、やだっっ!)
必死でもがくイリーナ。しかし逃れられない。
「・・・まだまだお子ちゃんだな、と。」
イリーナの瞳がカッと見開いた。
「ぐぅっ!・んぅ!!」
精一杯、ありったけの憎悪を込めて薄笑いを浮かべたこの赤毛の男をにらみつける。
(キライっ!タークスなんて・・・!!)
「お〜コワ。・・・姉さんに援護要請でもするか?」
「!?」
差し出された携帯にはイリーナの姉が写しだされていた。
「おまえら全然似てないのな。」
つきん、こんな時まで姉と比べないで。イリーナの思考が凍り付く。
「まぁ、真面目ちゃんもキライじゃないが・・・お前の方が好みだぞ、と。」
乳房の、ブラからはみ出ている上乳の部分に甘く刺すような、くすぐったい刺激をうけ、おもわずイリーナの鼻から息が抜けた。
「クク …悔しかったらちゃんと昇ってこいよ、と。」
349名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 10:06:38 ID:nSzUjiLH
それだけいうと赤毛の男はイリーナを解放し何事もなかったかのように立ち去って行ってしまった。
「待っ・・・!」
イリーナはずるずるとその場にへたりこむ。
「何、だったの・・・」
その疑問に答えるものはいない。ただ、イリーナの肌には赤い花が一つ咲き誇っていた。


「ルード。覗きはよくないぞ、と。」
「気付いていたのか。」
「あたりまえだ。気になって全然お預けだぞ、と。責任とれよ?」
そう言った赤毛はとても機嫌よさそうに笑った。
大男は片眉と肩をすくめあげ、小さく「了解」とだけつぶやいた。

そうそう、この日から以前にも増して自己鍛練に励むイリーナ。いつかあの男を見返すため。固く握られた拳には、男物のネクタイが巻きつけられていた。

350名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 10:08:37 ID:nSzUjiLH
とりあえず終了。
この流れでFF本編に持っていけたら・・・と思うが無理な予感。

妄想age
351名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 13:48:46 ID:BceZIIHV
イリーナかわいいな
352名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 22:56:14 ID:OZoe9dDH
ティファってイイ女だよね♪ vol.4
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1137013893/l50

ティファってイイ女だよね♪ vol.4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1136994141/l50


どっちよ
353名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 18:34:33 ID:45JZJ9OZ
シェルク(´Д`;)ハァハァ
354名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 21:18:21 ID:yZKiHxnb
>>353

同士よ まだ早い 木曜まで待つのだ
355名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 18:50:30 ID:+vgajgeM
シェルクたんを明日拝めると思うと…
戦闘中も内股なのは萌えた
356名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 19:29:47 ID:pI0GaNmA
DC買ってくるついでに、ティッシュも買ってこなければ…
357名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 02:23:31 ID:RcQRC3s2
シェルクたんは期待通りの萌えをくれたよ(´ー`)
おまいらも早く堪能しる!
358名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 05:17:20 ID:PREgbtxr
>>326たん
ありがとうです!イイ雰囲気の作品ですね。
またおながいします!

また新作も有るし?
職人さんたちのご光臨をこころよりお待ち申しておりますです。
全裸でw
359名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 19:31:43 ID:oxPVzoTu
ガリアンヴィンセンとーとシェルクたんの獣姦モノマダー?
360名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 21:17:16 ID:lhV/GOLH
誰か『ティファってイイ女だよね♪ vol.3』スレ内(http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1084810451/l50)の
ティファのFLASHのURLが張ってあるので、そのURLをここまで引っ張ってきてください
過去ログ見れないので
361名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 23:38:34 ID:cz2KNoZ8
362名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 03:37:56 ID:YsM9eiUk
シェルクはネロに返り討ちにされて蜘蛛プレイでいいよ(*´Д`)ハァハァ
363名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 23:56:48 ID:n7u5w3bX
すみ……ません…………_|\〇_
364名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 01:43:35 ID:bz2js0kc
シェルク陵辱モノマダー?
365名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 19:42:41 ID:z6U06e5I
シェルクの相手候補

・ヴィンセント

・ヴァイス

・シャルア

・アスール

・ネロ

・多数のDGソルジャー

こんな所か?
366ユフィ×ヴィンDC:2006/02/01(水) 00:38:44 ID:dTOvZHBo
DCの本編、第六章ユフィ・キサラギ参上「S.FOX内」の妄想投下させてください。
公式サイトのPV程度のネタバレ具合なんで、未プレイでも大丈夫だと思うが、一応注意。
あと、ほんのわずかにACネタ含むが、これは見てなくても問題なっしんぐ。
DC自体はまだクリアしてないんで、なんか矛盾あったらすまん。

それから、名前欄のとおりヴィン→ユフィではありません。
さらに、直接行為におよびません。

以上、前置き。それでもよければ、ご一読願います。
367ユフィ×ヴィンDC1:2006/02/01(水) 00:43:03 ID:dTOvZHBo
 おぼろな無意識から、うつろな意識へ――。

 煌々とした白色のダウンライトが眼球を刺激する。ひどい倦怠感がした。右肩がやけに重い。
右手がだらりと下がって、指先が地に触れている。どうやらほそ長い台のような物のうえで、
仰向けになっているらしかった。そこから右腕が投げ出されている。

 ふいに身体がゆらいで、背中の硬いクッションがしずんだ。部屋全体が絶えず振動している。
エンジン音に交じって、風を切る音が聞こえる。――移動している?

 覚醒がすすみ、ぼやけた視界が周囲を知覚しはじめた。天井がひくい。壁と壁の距離がちか
く、部屋はせまい。硬質な材質の内装は、人のぬくもりを拒絶するようで、室内は圧迫感を孕
んでいた。それでも、ヴィンセント・ヴァレンタインは特に不快と思わなかった。

 悲しい夢を見ていたようだが、その内容は判然としない。そもそも、なぜねむっていたのだろう。ここはどこだ。

 ヴィンセントは自分がおかれた状況を推し量ろうとして、ふと人の気配に気がついた。すぐ
そばにだれかがいる。ふらつく頭をめぐらすと、白いマントにくるまった人影が目に入った。
片膝を立てて、長椅子に座っている。ヴィンセントは、自分の寝ている場所も、同じような長
椅子だろうとかんがえた。

 白いマントの人間は、いくつかのモニターを背に、こちらを窺っていた。ヴィンセントの視
線に気づくと、「よ!」と片手を挙げる。快活な女の声だ。マントからのぞいているほそい脚
も、やわらかな曲線をもつ女のものである。

 女は、マントと同じ色の帽子をかぶっていた。帽子の影にかくれて、その双眸はわからない。
代わりに、帽子についた黄色のボタン飾りが目のように見える。

「ここは? ――アンタは?」
 ヴィンセントが尋ねると、相手はおもむろに立ち上がった。「よくぞ、聞いてくれました!」
と芝居じみて口をひらく。
368ユフィ×ヴィンDC2:2006/02/01(水) 00:46:26 ID:dTOvZHBo
>>367続き)

「天知る地知る人が知る。悪を倒せとアタシ呼ぶ。ウータイに咲く一輪の花……」
 そこで女は長椅子に足をかけ、勢いよくマントを剥いだ。
「ユフィ・キサラギ!! ここに見ざ……」
 大きく右手を広げて、女が名乗った瞬間、バチンと弾けるような音がした。
 ユフィ・キサラギは、その音が意味するところを理解できず、しばらく首をかしげていたが、
素肌に外気を感じて、ようやくことの次第を呑みこむ。

 ユフィは、マントの下に青いチューブトップを着ていた。そして、そのチューブトップが動
かないように、左側をベルトのようなストラップで、右側を二つのサスペンダーで支えていた
のだが、ユフィのオーバーアクションの反動で、サスペンダーのほうが外れてしまったのだ。
その結果、チューブトップの右胸部分がめくれ落ち、かくれていた肌が外気にさらされた。そ
のやわらかそうなふくらみも――

「わっ、おわわ!」
 ユフィは、あわててチューブトップを引き上げ、うしろむきにしゃがみこんだ。

 もとより、チューブトップやベアトップのような洋服は、ストレッチ素材で作られているか、
固定用のゴムがついているかして、ストラップがなくてもめくれないようにできているものだ
が、ユフィの場合はサイズそのものが合っていないのだろう。しかし、そんな衣類の構造にま
で、ヴィンセントの考えがおよぶはずもない。

(どうやらユフィ本人にまちがいないようだ――)
 ヴィンセントは妙な感慨を持って、天井を仰いだ。
「ヴィンセントっ! こっち見るなよ!!」
 ユフィのうわずった叫びのあと、パチッと留め具のかみ合う音がした。サスペンダーが直っ
たらしい。ほどなくして、背をむけたユフィから、つぶやき声が聞こえる。
「――見た?」
「……で、ここは?」
 問いに答えず、逆にヴィンセントが質すと、ユフィは額のハチマキをゆらして荒々しくふり
むいた。
「驚けよ! 興奮しろよ!」
「あぁ、ユフィ……久しぶりだな。《服〉は大丈夫か?」
「な、なんか、スゴイむかつくんですけど!」
369ユフィ×ヴィンDC3:2006/02/01(水) 00:53:23 ID:dTOvZHBo
>>368続き)

 ユフィの渋面を尻目に、ヴィンセントは起き上がろうとする。だが、激しい眩暈がヴィンセ
ントをおそい、果たせない。
「うっ……」
 肺から胃にかけて、皮膚と内臓がひっぱられるように痛んだ。目がかすむ。
 あせったユフィがヴィンセントに駆け寄った。 
「あ〜あぁ、まだ無理しちゃダメだよ。胸に穴空いてたんだから」
「胸に……穴?」
 片肘を支えに、わずかに身を起こした姿勢で、ヴィンセントは記憶をたどった。
 リーブと別れ、ヴィンセントはニブルヘイムへむかった。神羅屋敷でルクレツィアの残した
記録をしらべ、そこで赤い髪の女ソルジャーと対峙した。――そうだ。ヴィンセントは屋敷内
で女を追い、奇襲を受けたのだ。胸の穴というのは、そのときのものだろう。

「アタシも、こりゃ死んだかなと思ったけど、みるみる治ってたよ。相変わらずっていうか、
前にも増して便利な身体してんねぇ」
「ユフィ、お前はなぜ?」
 神羅屋敷で傷を負った自分と、ここ――おそらくトラックか何かの車内だろう――に寝てい
る自分がつながらない。
「アタシ? リーブのおっちゃんの所にキョーリョクしてんのよ。んで、ニブルヘイムをチョ
ーサしてたら、神羅屋敷で、アンタが、どてぇ〜って倒れてるから、慌てて助けたワケ」
 ユフィは鼻のしたをこすり、くるりとまわって胸を張る。その動きで、せっかく留めたサス
ペンダーが、ずれはじめた。しかし、ユフィとヴィンセントはそれに気がつかない。

「へへぇ〜、ヴィンセントはアタシに救われたんだ、どうだ、感謝しろ」
 ユフィの得意げな笑顔に、ヴィンセントは目をほそめる。
「そうか……、感謝するよ。ありがとう……」
「ぬな、ななな!!」
 ユフィは一歩後ずさって、両手を振った。
「……や、やけに素直じゃんか」
 ユフィがまごついて頭をかく。その拍子に、ずれていたサスペンダーがまた外れた。
370ユフィ×ヴィンDC4:2006/02/01(水) 00:57:30 ID:dTOvZHBo
(>>369)

「うぎゃっ」
 ユフィは泡を食って、胸をかくした。二度目の失態で、極まり悪そうにヴィンセントをねめ
つける。
「――見た?」
 しかし、ヴィンセントはあさっての方向をむいていた。何事もなかったようにうそぶく。
「……で、いまどこへ?」
「おいっ!!」
 我慢できないというふうに、ユフィが声を荒げた。片手で右胸を押さえたまま、もう一方の
手で非難するようにヴィンセントを指差す。

「なんで無視するのさっ! かわいいユフィちゃんのおっぱい見て、なんとも思わないワケ!?」
 ヴィンセントは呆気に取られた。ユフィの羞恥心をあおらないように、あえて触れずにいた
ことで、なぜ責め立てられるのだろう。

 ユフィが肌をさらしてしまったのは、ヴィンセントが目覚めた直後と、眩暈におそわれた直
後だ。そのとき、彼の視力は回復していなかった。だから、ユフィの姿はよく見ていないのだ
が、初めから弁解する気はヴィンセントにない。

 呵責にさいなまれた長い悪夢のあいだに、感情は磨耗した。すすんで汚名をそそぐ意力など
なく、いまは何かに心動かされることも少ない。ユフィの恥部をはっきり見たとしても、興に
入ることはなかっただろう。
「……子供に欲情する趣味はない」
 ただ、自分に非はないという思いが、ヴィンセントになおざりな返事をさせた。
「んな! なんだと〜!?」
 ユフィは、満面朱をそそいで、逆上する。そして、思いもよらない行動に出た。

 ユフィは目で追うよりも早く、ヴィンセントと、ヴィンセントが寝ていた長椅子をまたいだ。
両手に腰をおき、仁王立ちでヴィンセントを見下ろす。さきほどまでは必死で胸をかくそうと
していたのに、いまはそのそぶりを見せない。それどころか、チューブトップの胸部分に手を
かけて、それを自ら引き下ろした。
371ユフィ×ヴィンDC5:2006/02/01(水) 01:01:21 ID:dTOvZHBo
(>>370続き)

「どーだっ! れでぃとしてあつかえ。欲情しろっ」
 右胸だけでなく、左胸までもがあらわになる。
 二つの乳房は、てのひらに納まるくらいで、張りがあって白い。まるいふくらみの中心がう
わむいている。左の乳首は肩のストラップの影になっているが、右は赤みを帯びた突起が存在
を主張していた。

 ヴィンセントは予期せぬ出来事に目をうたがうあまり、ユフィの姿をまじまじと見つめてし
まう。だが、すぐに平静を取りもどして、顔をそむけた。とたんにユフィのがなり声が降って
くる。
「ちょ、ちょっとっ、なんで目を逸らすのさ」
「……バカなまねはやめろ」
「んじゃ、バカにするなよ! ヴィンセントは自分が年取んないから、わかんないんだろ。ア
タシ19になったんだよ? おっぱいだって、ちびっとは……おっきくなったし……メテオの
ときとちがって、もうガキじゃないのっ」
 ユフィは癇癪を起こして、こぶしを振る。

 たしかに外見は少し大人びたようだが、ヴィンセントから見ればまだ幼い。
(それに、中身はまったく成長していない)
 ヴィンセントはそう思ったが、口には出さない。
「わかった……私が悪かった。だから……服を着ろ」
「コノヤロ〜。ぜんっぜん、わかってないだろ」
 ユフィは頬を痙攣させて、ヴィンセントをにらんだ。そして、フッと笑うと、ヴィンセント
の大腿に腰を下ろした。

 ヴィンセントは、突然足元に重さを感じて、怪訝に思う。顔をそむけたまま視線だけを動か
すと、あられもない姿のユフィが目に飛びこんできた。
 ユフィは脚を大きくひらいて、ヴィンセントのうえにまたがっている。ホットパンツの浅い
股下から下着がのぞき、ニーソックスまでの素肌の内腿が見える。
372ユフィ×ヴィンDC6:2006/02/01(水) 01:05:21 ID:dTOvZHBo
(>>371続き)

「おい、何を……」
「ユフィちゃんがオトナってこと、証明したろーじゃん」
 勝気そうにほほえんで、ユフィはヴィンセントの下腹部に手をおいた。手をすべらして、何
かを探す。
「なっ――」
 ヴィンセントは狼狽し、痛みも忘れて身体を起こそうとした。が、うまく力が入らない。か
えって頭がもうろうとして、また長椅子に倒れてしまう。痛みのせいだけはない。どうやら血
が足りていないらしい。

「コラコラっ、ヴィンセントはいま動けないんだってば。――う〜ん、服のうえからじゃ、よ
くわかんないなぁ」
「……やめろ」
 ヴィンセントは力を奮い起こしてユフィの手を払いのける。しかし、抵抗の効果はなかった。

 ユフィをただの小娘とあなどるのはおろかである。彼女はウータイの五強聖を打ち負かした
忍びだ。その実力は、神羅屋敷でヴィンセントに不意打ちをかけたソルジャーを、さらに不意
打ちして、彼を救い出した事実からもあきらかである。いまは負傷しているヴィンセントのほ
うが分が悪い。

「いいから、じっとしてろって!」
 ユフィはヴィンセントの腰のベルトをまさぐり始めた。直接肌に触れようとし
ているらしいが、その手つきはおぼつかない。
「おろ〜、ややこしいベルトだねぇ」
「ユフィ、いいかげんにしろ」
 ヴィンセントのひくい声が、はっきりと怒気を帯びた。
 ユフィはビクッと肩をつぼめる。
373ユフィ×ヴィンDC7:2006/02/01(水) 01:10:23 ID:dTOvZHBo
(>>372続き)

「だって……だって……アタシうれしかったんだよ! ヴィンセント、いっつもルクレツィアの
ほこらにこもりっきりじゃんか。暗〜いヴィンセントを元気なユフィちゃんが明るくしてやろ
ろうとしてんのに、ぜんぜん電話つながんないし……留守電入れても聞いてないみたいだしさっ。
なんか知らないけど、クラウドにはヴィンセントにあまり電話するなって釘刺されるし……。
それで一年ぶりにやっと会えたと思ったら、ふっ……ひっく……ア、アタシのこと、バカにし
てぇ〜」

 ユフィは、話ながらだんだんうつむいていき、最後のほうで泣き声を出した。ヴィンセント
は閉口して、涙をぬぐうユフィをユフィ見ていたが、この場を切り抜けるために仕方なく譲歩
する。
「……わかった。電話には出るから……そこをどけ」
「ホントか!?」
 ユフィは喜色満面の笑みで顔を上げた。涙のあとはどこにもない。
 ヴィンセントがしてやられたと気づいても遅きに失して、ユフィは忍びのすばやさで、いつ
のまにかその手に男根をにぎっていた。

 ヴィンセントは遠のきそうな意識でかんがえる。

 ――これが私に与えられた罰……か?
374ユフィ×ヴィンDC:2006/02/01(水) 01:12:56 ID:dTOvZHBo
お目汚し失礼しました。
本当は挿入までの話を考えてたが、初SSにはこれが限界ですた。
375名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 01:27:03 ID:V8sxA63L
ロッソとの百合路線は無しか
俺はガリアン(カオス)が見たいかな
376名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 01:29:25 ID:dTOvZHBo
何度もすまん。いま読み返したら、>>370に致命的なミスが。

×両手に腰を
○両手を腰に

てにをはまちがえると、恐ろしいことになるな…
377名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 01:32:04 ID:ODGSrQAM
>>374
乙&GJ!!
ヴィンユフィというかユフィヴィン好きだから萌えた
これからも是非!
378375:2006/02/01(水) 01:40:16 ID:V8sxA63L
スマン
リロ忘れてた…

>>374
GJ!
その調子で続きキボン
379名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 14:42:58 ID:mHmaHqqP
>>374
GJ!
泣き真似してヴィンを翻弄するユフィが可愛い!
そんでもって最後のヴィンの台詞にワロタw
380AC後クラティ:2006/02/04(土) 00:56:58 ID:OarB9Qs+
>>374 さん、GJです!

奔放なユフィが目に浮かびます。カワイイヨー。
DC、2周目をプレイする悩んでましたが、
このシーンをもう1度見る為にプレイすることにしました。

こちら、初の投下になります。クラティAC後です。
スレの雰囲気に合わない様でしたらごめんなさい。
381AC後クラティ【1】:2006/02/04(土) 00:58:24 ID:OarB9Qs+
ドアをノックして、ひと呼吸してから扉を開ける。
クラウドは窓際に置かれたベッドの、ベッドヘッドに背を預け、地図と伝票を広げていた。

「まだ、お仕事中?」
「…いや、終わった所だ。」

手に持ったペンで地図の上に印を付け、広げていたものを片付け始めた。
ティファはクラウドがまとめた物を受け取ると、それを机の上に置く。

クラウドがベッドの奥に身体をずらせ、ティファのスペースを作ってやる。
ティファがそこに腰掛けると、クラウドは肩を抱いて彼女を引き寄せる。

おかしいくらいに、いつもの手順だ。
違う所があるとしたら、「お仕事中?」の返事が、「あと少しだ。」
「残りは明日にする。」と、多少バリエーションがあるくらいで。

でも、それをクラウドに言ってはいけない。

手順が狂うと、少なからず彼が混乱するので、フォローが大変なのだ。
混乱した彼を見るのは、微笑ましくて好きなのだが、
そんな手間を労するよりも、少しでも早く彼の腕に抱かれたい。

最初は決まって、強く抱きしめてくれる。
そのまま優しく髪を撫でてくれる。
それは、腕の中にちゃんとティファがいるか確認しているようだ。

そして、ティファも最初の抱擁で大切な場所に
帰って来たんだと心から満たされた気持ちになる。

お互いにここが自分の場所であることを確かめ合う為の儀式のようなものだ。
やがてクラウドがゆっくりと身体を離し、ティファの額に自分のを軽く合わせる。
ティファはここで漸く恋人の瞳を正面から見る事が出来るのだ。
382AC後クラティ【2】:2006/02/04(土) 00:59:15 ID:OarB9Qs+
緊張でクラウドの手に力がこもる。
ティファは目を閉じる。すると、手の力が少し緩んで、
クラウドの顔が近づいて来るのが分かる。

やがて、唇が塞がれる。
角度を変えて、ついばむ様に。そして、額や、瞼(まぶた)にも。

灯りは消されているが、窓から月明かりが差し込む。
それに照らされ、目を閉じてなすがままになっているティファに
クラウドはいつも胸が締め付けられる。

でも、今日は別の感情がこみ上げて来た。
初めての感情に戸惑ったが、それを悟られない様に、
優しく彼女の頬を両手で包み込む。
ティファがぱっちりと瞳を開いて、見つめ返す。

その瞳が「どうしたの?」と問いかけてる様に思えた。
口元が軽く微笑むのに、自分の気持ちが見透かされた様な気がした。

クラウドは柔らかい唇に乱暴にキスをすると、
シャツを脱ぎ、ティファのタンクトップを脱がせた。

ほっそりとした肩、豊かな胸、が露になるが、
すぐにティファは自分を抱きしめる様にして胸元を隠してしまう。
いつもなら微笑ましい仕草が、今日は何故か苛立つ。
手首を取って引き寄せると、荒々しく身体を押し倒した。
383AC後クラティ:2006/02/04(土) 01:02:18 ID:OarB9Qs+
中途半端でごめんなさい。
続き、投下しても良い様でしたら明日、来ます。
384374:2006/02/04(土) 02:51:43 ID:zTM2uf3S
>>383
ティファかわいいよティファ(*´д`*)ハァハァ
続きお待ちしてます〜

GJ下さったみなさまに感謝し、調子こいて>>373の続き、投下します
言い訳兼前置きですが、今回は設定の説明文がないだけに、無印やってればOKです
でも、また本番までいきませんでしたorz
あと最後のほう、ヴィンセントびいきの方には見苦しいかもわからんです

それでもよければ、お暇なおりにぜひ
385ユフィ×ヴィンDC8:2006/02/04(土) 02:54:28 ID:zTM2uf3S
(>>373続き)

「おろ〜? 思ったより大きくないな」
 手の中の物体に目をすえると、ユフィは小首をかしげた。「それに、やーかいねぇ」と言い
ながら、心もち頬を染めてもてあそぶ。

 ヴィンセントはにがにがしく眉をひそめた。
 ユフィが手にしているものは、まぎれもなくヴィンセント自身であり、彼女が口にした独白
は、はしたなくも局部に対する感想である。それは男にとって屈辱的だったが、ヴィンセント
が憮然とする理由はそこではない。

 時局は端なくも彼の不本意な状態にあった。ヴィンセントはなぜかユフィの不興を買い、彼
女に組み敷かれ、彼女の嬌態をまえにしている。
 顔をそむけなければ、小ぶりな乳房が視界に入る。目を閉じても、ぎこちなく動く指の感触
からは逃れられない。どちらもヴィンセントが望んでいないことだ。

 ユフィを嫌悪しているわけではない。冷ややかなヴィンセントでも、生死をともにした仲間
に情はある。ユフィの闊達な明るさはまぶしく、彼女の謀りごとは不思議と許せた。しかし、
それは家族に寄せる思いに似ていて、性愛とは一線を引く。
 そもそも、ヴィンセントの心は、過去の深い後悔と絶望から、その働きが鈍っている。ユフ
ィを女として見ていないのに、気持ちが昂ぶることはない――はずだ。

「まっ、いいや」
 ユフィはあっけらかんと言って、にわかに頭を垂れる。
 その身じろぎする音を不審に思い、ヴィンセントはユフィを見やる。そして、目を剥いた。

 ユフィはヴィンセントの中心にくちびるをよせていた。すぐにでも口にふくめる距離にあり、
ヴィンセントは色をなして制する。
「ふざけるのもそこまでだ、ユフィ」
「いいじゃんか。ついでだよ、つ・い・で」
 「なんのついでだ」と訊き返す間はなかった。ユフィは両手で陰茎をもたげると、触れるか
触れないかくらいに、そっと先端を舐めあげた。
 ヴィンセントの血の気が一気に引く。
(本気で血迷ったか)
 突発的なところはあったが、以前のユフィなら、ここまでたちの悪いざれごとは好まなかっ
たはずだ。
386ユフィ×ヴィンDC9:2006/02/04(土) 02:56:39 ID:zTM2uf3S
(>>385続き)

 いや、ユフィのことである。何か底意があるのだろう。ただ、その心中がどうあろうと、こ
のまま彼女の思うとおりにことを進めるつもりはない。
 しかし、情けないことに、いまのヴィンセントには物理的な拒絶が難しかった。払いのけよ
うと手を伸ばしてもかわされ、振り落そうと身をよじっても、すぐさまもとの位置にもどされる。

 力での抵抗が無理ならば、ユフィの感情に訴えるしかない。つまり、言葉だ。この災厄を言
葉で回避するのだ。ユフィの行為をやめさせる言葉――ユフィが忌避することとは――
「ユフィ」
「んあ?」
 ユフィは顔を上げずに空目を使った。ヴィンセントが静かに口をひらく。
「私は人ではない」
 ユフィがぴたりと動きを止めた。

(――そうだ。私は化け物だ)
 呪われた身体は人として生きることを許さない。だれかを愛することも、だれかに愛される
こともない。無為にすごす永劫の時間が、ヴィンセントに課せられたつぐないである。
 ユフィは、こちらをのぞきこむように見つめていた。その視線から逃げるように、ヴィンセントは目を伏せる。
 しばらく二人は沈黙していたが、ユフィがだしぬけに身を起こした。
「くっら〜い!」
 その手にヴィンセントをつかんだまま、うんざりという顔をする。

「相変わらずまっくらだねぇ。一人でネガティブしてて、疲れないのか? そういや、このあ
いだクラウドもウジウジしてたよ。ちょうどいいから二人でコンビでも組めよ! コンビ名は
『どんより冬の男祭り』にでもしてさ。――あ〜やだやだ! 一緒にいたくないっ」
 ユフィ片手をひらひらと振ると、ヴィンセントにがんをつける。

「どうでもいいけど、アタシには関係ないね!」
 そう言うと、ユフィはふたたびヴィンセントの肌に舌を這わせた。一定のリズムで上下する
動きは、官能というよりも、どこか義務的だ。
 ヴィンセントは脱力し、されるがままになっていた。思っていた効果が得られず、遺憾なこ
とはたしかだが、それよりも虚無感が胸中を支配している。
 ――まぶたの裏が明滅する。
 ――頭が痛い。
 そして、その痛みに付随して、身体中がしびれる。まるで、たったいま神経が生まれたように。
387ユフィ×ヴィンDC10:2006/02/04(土) 03:15:46 ID:zTM2uf3S
(>>386続き)

「ん? んんん〜?」
 ユフィは唾液を引いて、ヴィンセントのものから顔を離した。
「なんかコレ――さっきよりおっきくなってない?」
「…………」
「やっぱなってるじゃんっ! デカ!!」
「…………」
「えっ、何だ何だ?」
「…………」
「……か、硬まった……」
「…………」
 ユフィはそれを見て、目の色を変えた。
「サギ〜〜〜!!!! 詐欺だっ! サギサギサギザキ!!」

 先刻、ユフィが、
『思ったより大きくなく』
『やわらかい』
 と評したヴィンセント自身は、だれの支えもなく頭をもたげ、天にむかって屹立していた。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

短くてすんません…
数時間アルティマニアオメガと格闘して、このていたらく
やる気のないヴィンに殺意すら覚えますた
改めてSS書きのみなさんを尊敬
こんなのユフィ(orヴィン)じゃないとか矛盾とかアドバイスいただければ幸いです
388名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 03:20:33 ID:KGr6B9og
つかユフィのセリフが笑える
面白いよw
389名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 17:14:34 ID:OarB9Qs+
ヴィンセント、そのままマグロになっちゃえ−!
390名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 17:25:31 ID:b6rQGtQT
>>380
手順が狂うと混乱するクラウドワロスw
おでこを触れあわせる動作に萌え〜。
じらさず最後までいっきに投下希望!

>>374
いやいや、2人とも「らしい」感じでとてもいいよ!
『どんより冬の男祭り』ワロタw
ユフィ、そのまんま突っ走ってヴィンセントを翻弄してくれ!

どちらの作品も続き待ってるよ〜。
391ぴんきー:2006/02/04(土) 23:41:56 ID:e7Vwq546
ユフィ。。。かわいいっすねぇ。
392名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 01:38:24 ID:TcpNjenE
ネ申キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!
クラティの人もユフィヴィンの人もGJ!!
ティファカワイスユフィワロスモエス
どっちも続きまっるよw
393AC後クラティ【3】:2006/02/05(日) 02:04:55 ID:I5IciPKT
驚きに見開かれたティファの瞳に射抜かれた様に、身体が固まってしまう。
そして、いつもと違う手順に、自ら墓穴を掘ってしまった事に気付く。

「…クラウド?」
心配そうに問いかける声。

クラウドはなんだかいたたまれなくなる。
ベッドに誘うにしてもスマートに出来ない自分。
優しい言葉、甘い言葉一つ思い付かない。

(なのに、ティファはいつも余裕なんだ。)

逆恨みもいいところだが、『こんらん』中のクラウドは気付かない。

乱暴にティファの唇を塞ぎ、強引に舌をねじ込む。
「んっ…クラウ…ド…?」
ティファの声ごと、動きを封じ込める。
息苦しくて、顔を反らせようとするのを許さず、彼女の舌を絡めとる。
きゅっと閉じられた瞳の目尻に涙がにじんで、
それがクラウドの理性を吹き飛ばした。
394AC後クラティ【4】:2006/02/05(日) 02:06:37 ID:I5IciPKT
乱れた黒髪の間からのぞく耳たぶを噛み付く様にして口にふくみ、
軽く歯を立てる。それから首筋に、そして胸へと唇を移動させる。
「あ…っ」
微かに声が漏れる。もう片方の胸の頂を指先でなぶる。
「…ぁあっ!」
小さく悲鳴を上げたティファが、右手で自分の口を塞ぐ。

「だって…マリンやデンゼルに聞かれちゃったら、大変でしょ?」

以前そう諭されて、でも、何故か釈然としない気持ちになったのを思い出した。
そして、その理由も今分かった。

(もっと…ティファの声が聴きたいんだ…)

そして、乱れ切った彼女の姿も。

クラウドは声を漏らすまいと必死なティファの右手をやすやすとはぎ取る。
驚いたティファが講義するかの様に上げた左手も捕らえ、
その両手をティファの頭上に括り付けるにして押さえ込んだ。

青白い月明かりの下で、ティファの身体がさっと桜色に染まる。
だが、今のクラウドにそれを愛でる余裕はない。
カットソー素材のパンツを下着ごと引きずり下ろしてしまう。

「やだ…っ!クラウド!」

一糸纏わぬ姿を晒され、ティファも混乱していた。
いつものクラウドは、良く言えば慈しむ様で、悪く言えば「おずおずと。」なのだが。
今日のクラウドはどうしてしまったのだろう?こんな強引な彼は初めてだ。
395AC後クラティ:2006/02/05(日) 02:10:45 ID:I5IciPKT
×講義→○抗議ですた_| ̄|○ごめんなさい。

>>390
自分、スゴく遅筆なんですよ。
少しずつの投下になりますが、お許し下さいませ。

>>374
ユフィかわいいよユフィ(*´д`*)ハァハァ
私も続きお待ちしてます〜
早くヴィンセントをめくるめく世界へ…!

396名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 23:50:48 ID:1bjT+D/a
期待age
397名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:04:38 ID:XYrUfoMG
シェルク期待
398名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 17:27:53 ID:XgYBfAqB
期待age
399AC後クラティ【5】:2006/02/09(木) 22:51:24 ID:B6SmyTYO
窓を背にしているのでクラウドの表情を見る事は出来ない。
黙ったままだ自分の身体を見下ろしているのだろう。

「クラウド…私、こんなのは嫌よ。お願い、手を離して?」
努めて冷静に、なだめる様に言っても、一向に力が揺るむ気配はない。
むしろ、その口調がますますクラウドの苛立ちに拍車をかける。

クラウドは一気にその場所へと手を伸ばした。
「いや…っ!」
身体を捻って逃れようとしても、
頭上で押さえ込まれた手のせいで思う様に動けない。
あっさりと足の間にクラウドの手が滑り込む。
ティファはきつく目を閉じた。
力ずくで押さえ込まれた時、
その部分からじわりと愛液が滲んでいたのだ。
それを知られてしまうのがひどく悔しく思えたからだ。

クラウドの指がしっとりと濡れた割れ目を撫でる。
指先を充分湿らせると、中指の先でクリトリスを一撫でする。

「…んっ…」

噛み締めた唇から声が漏れる。
その声に背中を押される様にして、そこへの愛撫を続ける。
ティファはベッドに顔を押し付け、ひたすら声を押し殺す。
時折、こらえきれずにいやいやと頭を振る。

(…やだ…っ)

ティファは朦朧とする意識を途切れさせまいと、必死だった。
なのに、『あれ』が、いつもより早く来てしまいそうなのだ。
クラウドの触れている小さなそこが、ぷっくりと膨らみ、ひくひくと脈打っている。
きっと、彼にも『あれ』がもう、すぐにやって来るのが分かっているはずだ。

「ん…っ、い…いや、クラウド…」

否定の言葉ばかり口にするティファにクラウドの苛立ちは積もるばかりだ。
(こんなに…感じてるじゃないか…)
これ以上、「いや」という言葉を聞きたくない。
クラウドは乱暴にティファの唇を塞いだ。
400AC後クラティ【6】:2006/02/09(木) 22:52:55 ID:B6SmyTYO
「う…んっ……ん…!!」

ティファの身体が大きく跳ね上がるのを、自分の身体で押さえ込む。
彼女がもがけばもがくほど、自分の身体の中心に熱が集まる。

クラウドの指の動きに合わせて、ティファの身体が痙攣するように震える。
上気した頬、きゅっと寄せられた眉…
もうすぐだ。

唇を離しても、もう「いや」という言葉は出てこなかった。
濡れた唇から漏れてくるのは甘い吐息だけだ。
「ふっ……ああっ…………!」
ティファの身体が波打つ。
「あ……あっ……あーーーーー!!」
頭を大きくのけぞらせ、一際高い嬌声を上げると、
ティファはぐったりと崩れ落ちた。

============================================

書き込む量を間違った_| ̄|○
今日もほんの少しでごめんなさい。
もう少し進んだら、また投下に参ります。
401名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 23:42:59 ID:kbG1b6Ot
乙!待ってるよ〜!
402名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 12:05:58 ID:Fk3aAF6N
乙&GJ!!!
403AC後クラティ【7】:2006/02/10(金) 18:15:07 ID:QccREyvN
やっとほどかれた手を、
ティファは無意識に伸ばしてクラウドを探した。
いつもなら達したあと、小刻みに震える身体を
腕の中に包み込む様にして抱きしめてくれるのだ。
優しく髪を撫でられ、やがて少し困った様な、
苦しそうな顔で、「…いいか?」と低い声で尋ねるのだ。
満たされた気持ちと、満たしてあげたい気持ちで、
ティファにとって、胸が苦しくなるほど幸せな瞬間だ。

でも、今日はいつものクラウドとは違う。
もし、この腕をクラウドが受け止めてくれなかったら…
快楽のせいではない。不安で瞳が潤む。
「クラウド…クラウド…」
か細い声で、恋人の名前を呼ぶ。

一方、クラウドは、月明かりの下で白魚の様に跳ねる
ティファの身体を見て、かつてない感慨を味わっていた。
彼女の身体を押さえ込み、絶頂に導く。
まるで、彼女の全てを支配したかの様で。
今だって、ねだる様に、誘う様に腕を伸ばしてくる。

その動作がクラウドの機嫌をいとも簡単に直してしまった。
他にどう言えばいいのだろう?
ティファがかわいくて仕方がない。

(もっとだ…)

ティファの気持ちを知る由もなく、独りよがりな結論に達する。
404AC後クラティ【8】:2006/02/10(金) 18:15:49 ID:QccREyvN
宙をさまよっていたティファの腕が、クラウドの首に絡み付く。

「ティファ…」

ずっとだんまりだったクラウドがやっと口を開き、
抱きしめてくれた事にティファはホッとした。

だが、それはすぐに裏切られる事になる。

「きゃああっ……!!」

ティファは悲鳴を上げた。
フイと身体を離したかと思うと、
クラウドはティファの足を大きく開かせたのだ。
クラウドの頭がゆっくりとその部分に近付く。
膝頭を閉じようとしても、
がっしりと押さえられてそれも出来ない。

「クラウドっ!やめて………あああっ!!」
言いかけたティファの身体がのけ反り、
そしてベッドに深く沈んだ。
達したばかりのそこを、クラウドの舌がノックする。
敏感になっている部分をさらに刺激され、
快感が背筋を駆け上がり、頭の中で弾ける様だ。

こんなこと、今までしたことがない。
「おねがい……やめて………」
恥ずかしくて、頭がおかしくなりそうだ。
405AC後クラティ【9】:2006/02/10(金) 18:16:27 ID:QccREyvN
彼女の懇願も悲鳴も耳に入らないのか、
クラウドは彼女の太腿と腰をがっちりと押さえ、
その愛撫を止めようとはしない。
ベッドの上で跳ねる、すらりとした左足を
器用に右肩で押さえると、ぱっくりと開き、
愛液の滴るそこにゆっくりと指を埋めた。

やがて指が2本に増やされる。
体内で蠢く指が、くちゅっといやらしい音を立てる。

「ぅんっ…あ…!」

ティファは絶え間なく押し寄せる快感を逃そうと身を捩る。
いつもと違うクラウドに驚いていたが、
それ以上に飽きることなく感じる自分の身体にも戸惑いを隠せない。

(だって…また…)

息が苦しくて、どうしようもなく身体が熱い。
早く、早く、楽にして欲しい。
クラウドだって、もう分かってるはず。

「クラ…ウド…もう、ダメ…なの…」

微かにクラウドが頷いた気がする。
やがて、ティファの甲高い悲鳴が7th Heavenに響き渡った。

余韻に浸り、切なげな表情のティファをクラウドは抱きしめた。
この時のティファは儚げでいやらしくて…
そしてこの表情を独り占め出来るのは自分だけなのだ。
一度に色々な感情がこみ上げて、抱きしめられずにはいられない。
406AC後クラティ【10】:2006/02/10(金) 18:16:59 ID:QccREyvN
「ティファ…」
腕の中で、ティファが微かに身じろぐ。
「…いいか?」
「…無理……だよ…」
息も絶え絶えにティファが呟く。
「だって……私……」
あれほどの快楽を味わった後だ。これ以上、事を進めると、
自分の身体はどうなってしまうのだろう?

しかし今のクラウドにはティファの言葉は
甘い睦言にしか聞こえていない。
ゆるく足を開かせ、どうしようもなく、熱く猛りきった塊を
ティファの最も柔らかい場所にあてがう。
「大丈夫だ…」
何が大丈夫なのかと呆れてしまうが、この熱を鎮める方法は
一つしかないのだとティファも覚悟を決める。

クラウドがゆっくりと侵入してくる。
「ん…」
ティファが小さく喘いだ。
奥まで収めてしまうと、クラウドは大きく息を吐き、
最初はゆっくりと動き始めた。
クラウドの動きが早くなるにつれ、
ティファは嫌がおうにも押し上げられていく。
もう、声さえ出ない。
力なくクラウドに揺すぶられているだけだ。
なのに、体内に感じるクラウドを締め付け、
そこから余す事なく感覚を吸い上げようとする。
407AC後クラティ【11】:2006/02/10(金) 18:21:30 ID:QccREyvN
「…ティファ…」
名前を呼ばれ、うっすらと瞳を開くと、
すぐ近くにクラウドの顔があった。
気が付くと背中に手を回され、
繋がったままで身体を起こされた。
「……あぁぁぁぁ!」
より深く貫かれ、クラウドの膝の上で大きく身体がのけ反る。
なだめる様にクラウドが引き寄せる。
ティファは泣きじゃくりながらクラウドの名を呼ぶ。
その様子が愛おしくてたまらない。

「ティファ…ティファ…」
忘我の体でクラウドの肩に顔を埋めていた
ティファがゆっくりと顔を上げる。
吸い込まれそうな青い瞳に見つめられた。
「すごく…………」
何?と聞き返そうとした途端、
クラウドの動きがより激しいものになる。
「……やっ……待っ…て……もうっ……あっ……!」
クラウドの首にしがみ付く。
耳元で彼の荒い呼吸が聞こえる。
繋がったその部分でクラウドの放った熱を受け止めた。
目の前が真っ白になり、身体の中で何かが一気に弾けた。

「ティファ…」
優しく呼ばれ、汗で額や頬に張り付いた髪を優しく梳いてくれる。
顎を軽く持ち上げられ、クラウドの唇が近付いて来た。
うっとりと受け入れかけたそれを、ティファは反射的に押しのけた。
408AC後クラティ【12】:2006/02/10(金) 18:22:39 ID:QccREyvN
驚くクラウドを後目に、彼に背を向けると毛布を頭から被る。
「ティファ…???」
さっきまであんなに可愛い声を上げ、
自分にしがみついていたティファが
何故急にこんな態度を取るのか、
クラウドにはさっぱり見当が付かない。
「どうしたんだ…?」
オロオロと、ティファの背中に話しかける。
「…………怒って…いるのか?」
信じられない…という口調に、
ティファも黙っていられなくなる。
くるりとクラウドの方に向き直ると、
文句の一つでも言ってやろうと口を開きかけた。

すると。
クラウドの青い瞳が、まるで置いてけぼりを喰らった
子供の様に不安げに自分を見つめているのだ。

ティファは怒りがすぅっと鎮まり、
逆に笑いがこみ上げるのを必死で堪えた。

(だけど、このままじゃ…ね?)

「ええ。怒っているわ。説明してくれる?」
すると、クラウドは気まずそうに顔を伏せてしまう。
「私、“こんなのは嫌よ”って言ったわよね?」
クラウドは必死に言葉を探している様で、
時折口を開きかけては頭を振り、
申し訳なさそうに頭を掻いたりする。
長い長い沈黙の後、やっと、
「ティファが…」
「うん?」
よほど話し辛いのか、目が泳いでいる。
「いつも……その、余裕だから。」
「え?」
話が見えて来ない。
409AC後クラティ【13】:2006/02/10(金) 18:23:38 ID:QccREyvN
「どういう事かしら?」
ここで追い詰めると、クラウドが何も言えなくなってしまう。
ティファはそう判断すると、起き上がってクラウドの顔を覗き込む。
「ティファは…なんでもお見通しだし、俺が誘っても気乗りしない風で…」
「え?」
「いや…!気乗りしないんじゃなくて…その…」
「つまり…私が積極的じゃないってこと?」
「そうじゃない。」
ますます分からない。ティファは小さく溜め息を吐いた。
「クラウド、言葉を選ぶのはいいけど、
 正直に話さないと何が言いたいのか分からないわ。」

この後、クラウドから言葉を引き出す労力は大変な物だった。
「いつも自分から誘うがティファは素っ気ない。」
「どうやって誘おうか悩んでいるのも見透かされているようだ。」
「抱いてる時も、目の前の自分よりも子供達の事を気にして自制している。」
乱暴だが、要約するとこんな感じだ。

(笑っちゃ…ダメ…)

ティファはこみ上げる笑いをごまかす為にコホンと咳払いをする。

「誘った後の反応すら見ないで、勝手に一人で照れて
 シャワールームに消えてしまったのはどこのどなたかしら?」
しゅん、と項垂れていたクラウドがおずおずと顔を上げる。
「あの後、私がどれだけ真っ赤になっていたか…
 クラウドに見られなくて良かったわ。それに…」
クラウドの頬にそっと手を当てる。
「ねぇ、クラウド。私、あなたと二人きりの時だけ…コロンを着けるのよ。
 トワレって言って、香水の軽いのだけど。あなたは知ってたのかしら?」
クラウドは小さく首を横に振る。
「ね?私も、あなたと同じくらい…
 ううん、あなた以上にドキドキしているのよ。
 だからそんな風に考えたりしないで?ね?」
そして、優しくクラウドにキスをした。
こういう時のクラウドは子供みたいで、そこが愛おしくてたまらい。

「ねぇ…さっき…“すごく”って言いかけたでしょ?」
「…あぁ。」
「あれは、なんて言いかけたの?」
「…言わなきゃ、だめか?」
「でなきゃ、許してあげない。」
クラウドは大きく溜め息を吐くと、ティファの耳元に何やら囁いた。
「………」
「本当?」
ティファの顔がぱっと華やぐ。
「うれしいわ、クラウド。でも…
 あんな時に言われると、ちょっと恥ずかしいな。」
ティファにつられて、強ばっていたクラウドも
漸く笑顔に戻ったのだった。
410AC後クラティ【14】:2006/02/10(金) 18:24:47 ID:QccREyvN
この話はここまでなのだが、翌日、事の経緯を思い返し、
結局、自分がティファに甘えていただけだと気付いたクラウドが
どんよりずっしりと落ち込んでティファを困らせるのだが、
それはまた別のお話で。

============================================
すいません、自分『恋する小説スレ』>>93で短編書いていた者です。
続きがエロになるのでこちらに投下させてもらいました。
読まなくても分かる様に書いたつもりですが、「?」な方は
そちらをご参照下さるとありがたいです。

感想下さった方のお陰でなんとか書けました。
エロ初めてでお目汚し失礼致しました。

ユフィ×ヴィンさん、お待ちしておりますm(__)m
411名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 21:56:17 ID:Fk3aAF6N
乙!!!!
そしてGJ!!!!!!
412名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 22:27:11 ID:m3Kvkx12
乙!!クラウド可愛いなw
また何か書いたら投下してくださいな
413名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 23:38:10 ID:0/m5ohYv
乙!! GJ!!!
414名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 19:21:58 ID:Zi9QqdCh
ユフィ×ヴィンさん、楽しみにしてます。
415ユフィ×ヴィンの者:2006/02/12(日) 11:42:56 ID:efidLnrM
>>410
乙! 強引で甘甘なクラウド素敵でした。地の文が読み易い。見習いたい…

>>414
(´∀`*)ウレシイ…
いま書いとります
できれば今日中、少なくとも明日には投下するので、よろしくです
416414:2006/02/12(日) 12:18:10 ID:l4TrOyHu
>>415
楽しみにしてます(^-^)
417名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 17:18:50 ID:dRnf4tnk
そろそろFF12のスレも作って欲しす。
でも、需要ないかorz
418名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 18:31:41 ID:DKnCowKW
ユフィ×ヴィンさん、おつかれさまです。

すごく良いスレですね!
ひととおり読んでみて、散弾嬢の神がとにかくスゲー!!
しばらくBCやってなかったけど、またやりたなってきたな〜
散弾嬢買ってプレイしよ! あなたほんま神ですわ〜
419名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 23:03:46 ID:bT87sTiz
保守
420名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 23:13:28 ID:/AVhzxAE
ユフィヴィン良いねえ。
421ユフィ×ヴィンDC11:2006/02/14(火) 00:30:52 ID:7nR7kJR8
(>>387続き)

 車は悪路を走りつづける。不規則な振動が、槌で鐘をたたくように、ヴィンセントの頭痛を
うながす。その痛みは、期せずして、身体の奥底にねむる火種をくすべた。変化の予兆である。
 しかし、彼はその炎を知らない。自身の陰影に気づかないまま、余事の思案に暮れていた。

 改めて周囲を見まわして、ヴィンセントは思いだしたことがある。これは、リーブがカーム
の協会広場に乗りつけてきた、WROの軍用トラックだ。エッジへ移動する際に、ヴィンセン
トも同車した<シャドーフォックス>である。あのときの車かどうかはわからないが、同じ車種
であることはまちがいない。

 リーブと乗り合わせたときは、WROの隊員が運転していた。この車も同じだろうか――。

 目が覚めたら荷台にいたので、ヴィンセントはドライバーの顔を知らない。また荷台はアル
ミの有蓋で窓がなく、前方のキャブを見ることができなかった。
 ヴィンセントが運転席を窺い知ることができないように、ドライバーにも荷台の様子はわか
らないのだろうか。こちらの状況を知っていれば、何か言ってきそうなものだが――。
 いや、知っていても、困惑して、声をかけられないということもある。あるいは、ただ黙っ
ているだけで、何も気づいていないのかもしれない。――それとも、まさかドライバーそのも
のが存在しないのか?

 ヴィンセントは、トラックが自動で走行している可能性について考えた。荷台の縦横にパイ
プが這っている。配電線か何かだろう。内壁の左右には、天蓋まで届く用途不明の機器があっ
た。そのモニターと、綿々とならぶボタン。これで車を動かしているとは考えにくいが、いず
れにしても機械に弱いヴィンセントには判断できなかった。

 それでも、想像することで、進行中の常ならぬ事態を忘れようとする。ヴィンセントはモニター
を見る。使われていない画面は暗く黒い。その闇にはむらがあった。室内ランプを反射して、
車内の影を映している。
 それが、蠢く人間のシルエットだと気づいて、ヴィンセントは現実に引きもどされた。

 彼に降りかかったわざわいは、理解の範疇を超えていた。はっきりいって、どうすればいい
のかわからない。煎じ詰めれば、きっと底なしの自己嫌悪に陥る。それを恐れて、ヴィンセン
トは棺桶にひそむように心を閉ざした。ただひたすら嵐が過ぎるのを待つ。
 目をつむる。視覚を遮断し、触覚は聴覚で相殺する。聞こえるのは、うなるエンジン音。間
断なく風を切る音。そして――、

 ズズズズズ、
 ズボ……ズボブッ、
 ゴブゴボボボボボ、

 ――おぼれる音?

 ヴィンセントはまぶたを上げた。

「……ユフィ」
「うも?」

 足もとからくぐもった返事がした。ヴィンセントは声のするほうへ目むける。

「何をしている」
「何って――、恥ずかしいこと訊くなよっ!」

 次は明瞭な発音だった。ユフィのおとがいの下には、無梗の幹がある。その穂が透明な糸を
引いて、ユフィの口角を光らせた。彼女の頬は心なしか上気している。
 ヴィンセントがほそ長いシートに仰臥し、ユフィはその膝にまたがっていた。より添うよう
に上体をふせたユフィの姿は半裸にちかい。くしゃくしゃにめくれ落ちたチューブトップが、
彼女のアンダーバストをかろうじて覆う。むきだしの柔丘は、ヴィンセントの大腿へむけて、
小さな峰をえがく。秋茱萸(アキグミ)の実のような乳首は、ちょうどヴィンセントの目線の
高さにあった。
422ユフィ×ヴィンDC12:2006/02/14(火) 00:45:09 ID:7nR7kJR8
(>>421続き)

 初め、ユフィはヴィンセントを『詐欺』とののしった。予想外に怒張が大きくて、動揺した
らしい。しばらく赤黒い塔をにらんでいたが、「ええい、やけくそだ!」とさけぶと、ふたた
び舌を這わせた。

 根もとをつかんで舐め上げる。つづけるうちに舌の水分がなくなって、しばしば皮につかえ
た。《唾液をふくめる》という発想はなかったらしい。やりづらそうにしながらも、ユフィは
一心に下から上へとすべらせた。

 茎幹をあますところなく舐め終えると、ユフィは矛先にぱくついた。隆起物で口腔をみたす。
くちびるをすぼめ、思いきり息を吸いこむ。
 この吸うという行為こそが、ヴィンセントが聞いた、人が水中で、もがくような音の正体だ。
互いの粘膜がかわいていたせいもあって、吸引音が激しくなったらしい。ユフィのそぶりか
ら、ヴィンセントはそう推察した。

 しかし、それは快感につながる刺激ではなかった。しぼりとるようなくちびるの動きも、ねぶ
るような頬裏の感触もない。ユフィはただ空気を吸いこんでいるだけだ。
 なんのはずみかヴィンセントの雄は硬直しているが、精神に一切の昂りはない。当然といえ
ば、当然である。これは彼にとって、なくもがなのなりゆきなのだ。

「なんだよ。なんか文句あんのかよぅ」

 問いかけておきながら沈黙したヴィンセントを、ユフィがいぶかしげに一瞥した。しかし、
彼の寡言はいつものことだと考えたのか、すぐに肉塊を口にふくむ。
 今度は舌と口を交互にくり始めた。ズリズリと舐め、ゴボゴボと吸う。またズリズリと舐め、
ゴボゴボと吸う。ズリズリ、ゴボゴボ。ズリズリ、ゴボゴボ。それが復唱されるうちに、ヴィ
ンセントはだんだんおかしくなってきた。思わず「……フッ」とふくみ笑いをもらす。
 ユフィはそれを聞きとがめた。

「ムグ、グ――、ヴィンセント、いま笑った?」

 なぜか、こういうときは異常に聡い。

「……いや」
「うそだ〜、笑ったろ! 聞こえたもん」
「……気のせいだ」

 ヴィンセントはしらをきる。またユフィに逆上されてはかなわない。

「なんか楽しいことでも思いだしたのかよ」

 納得はしていないようだが、ユフィの追及はわりかたあっさりとやんだ。その代わり、別の
質問が飛びだす。

「それにしてもさぁ、まだ出ないの?」
「……何?」

 ヴィンセントが意味を訊けば、「えっ。ああ、いや……」とユフィは突然しどろもどろにな
る。

「つまり、そのぅ――せ、せーしは、まだ?」

 ヴィンセントの頭痛の鐘が殷々と鳴りひびいた。

 いまのユフィでは、陰部への刺激だけで射精させることなど一生できない。健康な青少年で
もむずかしいのに、相手は性衝動のないヴィンセントである。彼の海綿体に血液が流れたこと
はあくまでも偶然で、ユフィとは関係がないだろう。現に、彼女の滑稽なさまを見て、その緊
張はゆるんできた。
423ユフィ×ヴィンDC13:2006/02/14(火) 01:01:01 ID:7nR7kJR8
(>>422続き)

「おろ? ちょっとやわらかくなった」

 ユフィが変化に気づいて、ヴィンセントから手を放した。またがったまま、いくらかあとす
さる。

 あきらめたか――とヴィンセントが思った矢先、ユフィはまえよりもさらにひくく上半身を
ふせた。「ヨイショ」といいながら、もぞもぞと両手を動かし、ヴィンセントの心胆をさむから
しめる。
 ヴィンセントは首を起こして、ユフィを窺った。しかし、うつむいた彼女のハチマキが、胸
もとに垂れ下がって、視界をさえぎる。

「あ? あれれ」

 ユフィの頓狂な声がした。それと同時に、ヴィンセントの肌はあたたかいものを感じる。何
かが触れたらしい。

 ユフィが体勢を変えた。おかげでハチマキがずれ、彼女のかくれていた部分がかいま見えた。
 ユフィは、両手を腋の下にあてていた。張りつめたふくらみのまえには、男の芯柱がある。
 ヴィンセントが何ごとかと危ぶんでいると、ユフィはぼそりと一言こぼした。

「は、挟めない……」

 それで彼女の作意を知り、ヴィンセントは噴きだしそうになる。
 ユフィは、乳房と乳房のあいだに陰茎を捕らえようとしていた。マシュマロのような肉圧で、
ヴィンセントにあらたな刺激をあたえるつもりなのだ。
 しかし、ユフィの白い丘にとっては無理難題な話である。まわりの土をあつめて谷を作るこ
とはできても、大木をささえられるほどの山になることはできない。それを知ってか、彼女は
なおも、肉を肉で挟もうと苦心する。背や腹の脂肪をえぐるようによせて、あらゆる方向から
試みる。そのたびに、男根はつるりと弾かれた。

 ヴィンセントは、こみ上げる笑いを抑えこむ。ユフィは、自分を笑わせようとして、わざとやっ
ているのではないかと考えた。
 実際のところはわからないが、とにかく必死な様子は伝わってくる。懸命なしぐさはいじらし
くもあった。
 ときおり感じるぬくもりは、目の覚めるような心地である。グレイッシュメタリックのさむざむし
い空気のなかで、ユフィだけが熱を発している。ヴィンセントは、それが少しうらやましかった。

「やっぱりだめだ。くっそぉ、おかしいな〜」
「……気は済んだか」

 ヴィンセントの言葉に、ユフィはがっくりと肩を落とす。

「はぁ、困った……。これ飛ばしてもいいの?」

 ――飛ばす?

 【飛ばす】――順序を経ず、あいだにあるものを抜くこと。
 次があることを前提とした言葉だ。

(まさか……)

 ヴィンセントの危惧をよそに、ユフィはやおら立ち上がると、ホットパンツと下着を一気に
下ろした。
 ヴィンセントは青ざめて半身を起こす。ダメージはあったが、痛みになどかまっていられな
い。幸い貧血はいくらか治ったらしく、ものを言うのに障りはなかった。それなのに、声はでない。
424名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:26:06 ID:u7oTH9bC
ユフィ×ヴィンさん、乙です!!
次はついに突入ですか?!
425ユフィ×ヴィンDC14:2006/02/14(火) 01:40:48 ID:7nR7kJR8
(>>423続き)

(落ち着け)
(後悔する)
(身を慎め)
(はやまるな)

 ヴィンセントは、咽喉まででかかった言葉をすべて呑みこんだ。その鼻先に、黒い下草があ
あった。上体を起こしたせいで、彼の頭と、立ち上がったユフィの腰が、直線をむすんで平行
する。ユフィの秘苑と正面からむき合って、ヴィンセントはとっさに顔をそむけた。だから、声は
だせなかった。だが、彼の網膜は、うすい茂みのぷっくりとした山肌と、いただきに落ちくぼん
だ溝を、すでに捉えていた。

「……服を着ろ」

 やっと言えた科白はそれだけだった。
 ユフィは、下穿きから片足を抜いて、もう一方の脚も抜こうとしていたが、ヴィンセントの言
葉に動きをとめる。

「やだよ! なんで、いまさら」
「何をかんちがいしているのか知らんが、私はやめろといったはずだ」

 ヴィンセントは冷ややかに言った。
 ユフィは下をむいて、くちびるをかみしめる。そして、だしぬけに彼を突き飛ばした。
 ついに実力行使にでたか――、そうではない。ユフィはヴィンセントの制止を受けず、彼の
そばにある機器へ手を伸ばしたかったらしい。そして、押し殺した声でつぶやく。

「リーブにいう」

 ユフィは、モニター近くのボタンに指を置いていた。それが目的でヴィンセントを押しのけ
たわけだが、結果的に彼はまたユフィに組み敷かれ、彼女に見下ろされる。

「モニターを通せば、お互いの姿が見えるんだからな。かよわいユフィちゃんが、ヴィンセン
トに無理やり脱がされて、せーえきかけられて、ぼろ雑巾のようにゴーカンされたって、リー
ブにいうっ!――あと運転席も呼ぶよ! ヴィンセントに襲われたってアタシがいえば、あい
つら信じるからねっ。いいのか!?」

 ものすごい剣幕でまくしたてられ、ヴィンセントは深くため息をついた。疲労の波が押しよせる。
 口ぶりから察するに、ユフィが触れているのはリーブへの――つまりWRO本部への通信ボ
タンのようだ。そして、ドライバーはやはり存在した。『あいつら』というからには二人以上
の人間がキャブにいる。荷台から運転席へ連絡する方法もあるらしい。

 たしかに、この状況を見せればリーブと『あいつら』の誤解は避けられない。それにしても、
どういう脅迫の仕方だ。
 挙げ句の果てに、ユフィはヴィンセントを悪しざまにそしる。

「自分だけ気持ちよくなるなんて、ズルイ!! ヴィンセントのケチっ!」

 いったい、いつヴィンセントが身勝手な享楽にふけったというのだろう。だいたいユフィに
口淫をたのんだ憶えはない。
 なるほどヴィンセント自身は聳峙(しょうじ)し、どういうわけか萎えた力を取りもどしているが、
愉悦の情をしめしたことはなかった。ユフィの望みに答える気もない。
 なにより、これまでの言動をかんがみるに、おそらくユフィは――。

(めんどうなことはさけたい)

 ヴィンセントは拒否の意向を視線に乗せて、まっすぐにユフィを見つめた。
426ユフィ×ヴィンの者:2006/02/14(火) 01:51:43 ID:7nR7kJR8
とりあえずここまで
遅くなってゴメンナサイ…orz
しかも中途半端なところで〆ちゃって…

矛盾を直していたら、伸び伸び〜るでした
あとゲームでは?だったところを、勝手に捏造しとります
>>423の「飛ばす」の意味については広辞苑からのパクり
あとなんか言い訳があった気がするけど、忘れたので終わる…

>>424
どもども。はい、いよいよです
427名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:57:17 ID:fX3KISVF
うはwwいいところで寸止めwwww
乙&GJ!ユフィが笑えるw(いい意味で
428名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 03:37:59 ID:i+cTP0Kv
ユフィおもしろすぎw
429名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 14:58:22 ID:QhGTcI9y
乙&GJ!
430名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 18:06:59 ID:hAVu0zqt
乙&GJ!!!!
ネ申(;´Д`)
431名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:25:50 ID:gr+NictT
素敵な流れをぶった切ってルード→イリーナ投下します。
ルードが変態くさいけど…それでいいなら……。

ちなみにルド×イリ風味で最終的にギャグ…かな?
432ルード→イリーナ  1/6:2006/02/14(火) 22:27:33 ID:gr+NictT
1.

神羅に入社する前から、ルードは人と喋る事を苦手としていた。
喋るという行為が嫌いと言うわけではないのだが、上手く言葉が出ない。よって彼はいつも聞き手に徹する。
そしてまた、彼は様々な人の話を聞くことで、想像力が豊かになったと自身でも分かっていた。
話を聞くだけでは分からない事を、彼は想像して楽しむのだ。


その日の昼休み、ルードは昼食を食べ終わり、自分のデスクでコーヒー片手に雑誌を読んでいた。
武器の紹介や、新しい格闘スタイルの紹介などを専門とする雑誌だ。
壁にはめ込まれている大きい窓から入ってくる日差しが心地よかった。

「ルード先輩」
不意に、自分を呼ぶ声がした。見遣ると、その声の主はイリーナだった。
何も言わずにイリーナを見ると、遠慮がちに聞いてくる。
「ちょっと…良いですか?」
何を良いのか、よく分からなかったが、ルードは軽く頷いた。
するとイリーナはオフィス内を見渡し、自分とルード以外居ないという事を確認すると、
「あ…あの、先輩は…チョコレート食べるんだったら、やっぱり甘くないのが好き…ですか?」
と聞いてきた。

いつになく顔を、いや、耳まで真っ赤にさせて、俯いているイリーナを見て、ルードは少々驚いた。
ふと、壁に掛けてあるカレンダーを見ると、今日の日付は2月13日。とどのつまり明日、2月14日は俗に言う―――
「……バレンタインか」
低く、呟くように言うと、イリーナは顔をますます赤らめて両手をブンブンと胸の前で振る。
目線はルードと合わせないようにして、瞬きを幾度と無く繰り返す。
「そ、そんなんじゃないです!!」
必死に否定をしてはいるが、その様子では肯定しているようなものだ。
「…そうだな……甘いチョコレートは嫌いじゃないが、どちらかと言うと苦味のあるチョコレートの方が好きだな」
ルードは否定をしているのか肯定をしているのかまるで分からないイリーナに答えた。
「ほ、本当ですか!ありがとうございました!」
返答を聞くなり、イリーナはルードに一礼後、そそくさとオフィスから出て行った。
ルードは再び、雑誌に目をやった。
433ルード→イリーナ  2/6:2006/02/14(火) 22:28:19 ID:gr+NictT
2.

定時後、その日は残業も、相棒の酒の誘いも無かったため、疲れを癒すためにルードは家路を急いだ。
最近は外での任務や、遠くへの出張などが重なっていたせいで、かなりの疲労が蓄積されていたのだ。
一刻も早く、ベッドに倒れこみたい。


―――昼休みの、イリーナの言葉が気になる。
耳まで真っ赤にさせて、自分と目を合わせないようにして。
周りに人が居ないか確認して、そして何より、チョコレートの好みを聞いてきた。
彼女は必死に否定していたが、どう見てもあれは明らかに肯定しているようなものだった。
いつもはツォンさん、ツォンさん、と言ってはいるが、もしかしてイリーナは、自分のことを―――

「…好き、なのか…?」
思わず出た自身の声に、ルードは口元に持って行っていた夕食後のコーヒーを手から滑り落としてしまい、
結果、テーブルの上に黒い水溜りを作ってしまった。

『…そんな訳は無い』
水溜りをタオルで拭きながら、ルードは自分の考えを取り消した。
いくらなんでも、それはあまりにも根拠の無い自信だったし、彼女に失礼な気がした。
『イリーナは俺の可愛い後輩だ…今日はもう寝よう』
ルードは水溜りを消し去ると、サングラスを外してベッドルームへと向かった。


434ルード→イリーナ  3/6:2006/02/14(火) 22:28:57 ID:gr+NictT
3.

「ルード先輩、ちょっと…」
タークスのオフィス付近の廊下をルードが歩いていると、イリーナが角から顔を覗かせて、
おいでおいでをするように手を動かし、ルードを呼んでいた。

ルードがそちらに向かうと、イリーナは黙ったまま、彼女の背後にある【掃除用具室】と書かれたドアを開けた。
イリーナが中へと入っていったので、ルードはその後を追った。
中は真っ暗で、何も見えなかった。
パチン、と言う音と共に、部屋の電気が点けられて中の様子を確認できたが、箒やバケツなどが散乱しているだけだった。

「ごめんなさい、2人きりになれるとこ、ここしか無くって…」
イリーナは申し訳無さそうに目を伏せた。
「いや、それよりも俺に何の用が…」
ルードが周りを見渡しながら、イリーナに聞こうとした時、微かな衣擦れの音がした。
「な……!」
イリーナが、真っ黒のスーツを脱いでいる途中だった。

しゅるりと、ネクタイを解く。
「前まで…私、ツォンさんが好きでした…」
ぷつり、ぷつりと、シャツのボタンを外す。
「でも、それは恋愛感情じゃなくって…尊敬、ってことだった、って。最近、気付いたんです」
カチャカチャとベルトを緩め、パンツスーツを下ろす。
「私…ルード先輩が好きです……チョコレート、受け取って下さい…!」
一糸纏わぬ、真っ白なイリーナの肢体には、首より下から股下辺りまで、満遍なくチョコレートがコーティングされていた。

435ルード→イリーナ  4/6:2006/02/14(火) 22:29:44 ID:gr+NictT
4.

「イリーナ…」
ルードがイリーナに声をかけると、彼女はびくりと肩を動かした。
決して大きいとは言えないが、形が良い乳房の先端は既に、上からチョコレートがかかっていても分かるくらいに形がはっきりとしていた。

「……本当に、いいのか?」
ルードが最終確認を取ると、イリーナは1度だけ頷いた。
彼は眩暈を覚えるほどの幸福感を表に出すのを抑えて、イリーナを折りたたみ式のパイプ椅子に座らせた。
そして、もうある程度の硬さを持っている乳首にかかっているチョコレートを一舐めした。
「あっ……」
イリーナが甘い声を出した。その声がスイッチとなったように、ルードはイリーナの体中を舐め回した。

どこを舐めても甘い味がする。
目の前が真っ白になりそうなくらいの甘い味と声に、ルードの下半身はもう限界を告げていた。
イリーナの両脚を開くと、その奥に隠されていた秘所もチョコレートでコーティングされていた。
しかし舌による愛撫によって、奥から出てくる熱い愛液とチョコレートが混ざり合っている。
舌先で掬い取ってみると、他のどこよりも甘く、ルードは意識が飛びそうになった。

「せんぱ…い…チョコが溶けきらない内に…早く…!」
イリーナもまた限界のようで、秘所を痙攣させて何かを待ち侘びているようだった。
「…いくぞ……」
熱く、血管がはち切れんばかりになった自身を取り出し、ルードは入り口へと押し当てて、貫いた。
「ぁあ!…ああぁん!先輩の…熱…い……!」
イリーナは快楽によって可憐で甲高い声を上げる。
―――あぁ、もうこのまま2人一緒に果てよう―――

『……これは無いだろう』
ルードはうっすらと目を開けて、うんざりだ、と言うような顔をした。
ベッドに入っても、疲労感はあるのに中々寝付けず、結局はイリーナのことを考えてしまっていた。
聞き手役に徹することで豊富になった想像力が、フルスロットルでそれを助長し、
こんなにも淫らな妄想を生んでしまっていた。
しかもその淫らな妄想のお蔭で、ルードの下腹部は情けなくも立派に起立している。
このままこれをほったらかしで寝付けるはずも無く、自慰行為をするはめとなるのだ。
ルードは蓄積されている疲労を無くすことなく、寧ろ自身で更に蓄積している気がした。
436ルード→イリーナ  5/6:2006/02/14(火) 22:30:43 ID:gr+NictT
5.

世間がバレンタインと言えど、タークスのオフィスはいつも通りのように見えた。
オフィスに来るまでに、廊下などで手渡しされているチョコレートをいくつか見てきたが、昨晩の妄想に勝るものは無かった。

「先輩、これどうぞ」
自分のデスクで書類に目を通していると、斜め背後から声が聞こえた。
イリーナが、可愛らしいピンクの袋を持って笑顔で立っている。
「…うむ……」
恐らく中身はチョコレートだろう。独特の香りはしないが、中身を見なくても分かる。
ルードが受け取ると、イリーナは微笑んで一言、
「特別だから美味しいですよ、きっと!」
と言って一礼し、オフィスの外へ去っていった。

『…これだけか?』
ルードはデスクの上に置かれた袋を見つめる。
『…昨晩のは妄想に過ぎないとして、これではあまりにあっさりしていないか?』
どうも、納得がいかない。

気付くとルードは、イリーナの後を追ってオフィスを出ていた。
会って何と言いたいのか、自分でもよく分かっていないが、とにかく何か言いたい。
どこに行ったかは分からないが、まだ近くに居るはずだ。

辺りを見渡しながら歩いていると、妄想に出てきたあの場所が見えた。
『…あそこは……』
昨晩のことを思い出し、少し自分が恥ずかしくなったが、近づいていくと、声がした。
複数の声が聞こえた。その中にイリーナも入っているようだったので、ルードは更に近づいた。

「ルード先輩に聞いたんですけど、やっぱり男の人はビターが良いかなと思って…」
「俺はイリーナがくれるなら、どんなだっていいけどな、と」

イリーナとレノが、話していた。
壁で体を隠し、2人を盗み見る。

「でも先輩、他の女の子からチョコ貰ってないですよねぇ?」
「イリーナから貰えるのに他の女から貰うわけ無いだろ、と」

ふと、イリーナの手元を見ると、淡い青色の包み紙でラッピングされたものが持たれていた。
ルードに渡されたものとは違う。

「で?そのチョコは?」
「はい。これです」
「ほ〜ぉ。ちゃんと手作りか?」
「もちろんです!先輩のだけ手作りですよ」

ルードは一瞬、自分の耳を疑った。
レノに渡したものだけが手作り。直接的には言ってないが、そういうものが大抵、「本命チョコ」と言われる物だろう。
そしてルードは2人を見遣り、今度は目を疑った。
レノがイリーナと、背後にある【掃除用具室】と書かれたドアを開けて、中に入っていったのだ。
中はもちろん密室。2人きり。

「……………」

ルードは何も見なかったことにして、オフィスへ戻ることにした。

437ルード→イリーナ  6/6:2006/02/14(火) 22:31:22 ID:gr+NictT
6.

「ルード、チョコは食べたか?」
オフィスでは、ツォンがコーヒーを片手にチョコレートを口に運んでいるところだった。
そして、そのチョコはどこから手に渡っているかと言うと―――

「…あ」
ツォンのデスクの上には、ルードが先程イリーナから手渡されたピンクの袋があった。
その瞬間、ルードは自分の袋が開けられたのかと思ったが、それはツォンの次の言葉によって打ち消された。

「社長がわざわざアイシクルの職人に頼んで、全社員分を作ってもらっただけあって美味いぞ。特別製だそうだ。
 この課の分はイリーナが頼まれて配ったようだな。はて…そのイリーナはどこに行った?レノはまたサボリだろうが…」

ルードは目の前が真っ白になるようだった。
例え自分の淫らな妄想が他人に知られていないとは言え、自己嫌悪に陥るには最高のネタだった。

『俺は…俺は………!』


レノとイリーナがオフィスに戻ってきたとき、美味しそうにチョコを頬張るツォンと、
半径1〜2メートルはダークなオーラが放たれていそうなルードが対照的だったらしい。


END.
438ルード→イリーナ  言い訳とか:2006/02/14(火) 22:32:27 ID:gr+NictT
秋ごろに書いていたのですが、タイムリーに出してみました。
ルードが変態ですいません。
当時、レノとイリーナを閉じ込めスレを読んだ後だったので、
ルード=HGという公式が頭から離れず…orz
そしてクラ×ティファとユフィ×ヴィンの素敵な余韻をぶっ壊してしまった…すいませんすいません。
せっかく2つの作品ともGJ!なのに。
今度書くときはもっとマシなエロ書きます…!!

439名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 23:25:03 ID:UyFLKNJO
>>238
GJ!チョコネタご馳走様でした
440名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 00:07:33 ID:WDN6cn2e
>>438
すっげーワロタ。超GJ!!
そして閉じ込めスレ( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
気が向いたらまた投下してくれ、待ってる。全裸で。
441名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 06:51:19 ID:EJWjzlpJ
>>438
書いたら謝るな。
442名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 12:56:22 ID:8C+wAuuf
>>438
乙&GJ!
その某スレの元職人です
ルードカワイソスwwwそれでHGに走っちゃたわけだwwwwww
以上、スレ違い

>>441のとおり、卑屈になるのは(・A・)イクナイ!!
謙虚は日本人の美徳だが、やりすぎると同情して欲しいかまってちゃんに見える
おまいがそうだと言うわけじゃないが、2chで優しい言葉を期待してはいけない
443名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 16:59:28 ID:iA2I+9ld
ワロタw
444名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 03:37:04 ID:0QkAKuCW
神作家が降臨される前に、アホ話投下するならイマノウチ・・・

*パラレル設定&超アリエナスマイナーカプ注意
445ゆひ英雄? 1/1:2006/02/16(木) 03:37:33 ID:0QkAKuCW
 停泊中のハイウィンドは静かだ。
 揺れもエンジン音もしないから、アタシは、昼間より夜の方が
調子がいい。
 今日は大騒動があったから、この静けさには、みんなが疲れて
早々と休んでいるせいもあった。
 突貫工事で改造したチョコ房に、ある重要人物を拘束している
わけだけど、何せ急ごしらえだからね、色々不便なところもあっ
て……。
 で、せめて快適な捕虜生活を送ってもらうべく、これから素敵
……な贈り物を持っていってやるところ。
 てか、何でアタシが持っていかなきゃなんないんだようー。

 見張りのシドは槍抱えたまんま夢の中。
 もー。オヤジ、風邪ひくよ?
 そばに落ちてた毛布を拾って肩にかけてあげて、と……。
 ユフィちゃんってばやっさしいなあ。
 チョコ房本来のドアを開けると、パイプだのその辺の廃材だの
の、ありったけの鉄材を乱暴に溶接して作った格子が目に入った。
 ドアを作る余裕もなかったらしく、それはほとんど部屋を仕切る
壁のようなものだった。

「……失礼するよー」

 鉄格子の向こうには、チョコボ用の干草の山と、そこに腰を下ろ
した人影があった。

「ひっ!」

 薄暗い中から、ぼんやり緑色に光る瞳がこちらに向けられている
のを感じて、アタシは思わず身震いした。
 こわー……。『目で殺す』なんて言うけど、ホントに睨まれた
だけで心臓が止まりそうだよ。
 あれで偽者だっていうんだから、本物はどんなにおっかないか……
考えたくない!

「……おーい」

 そうっとアタシが呼びかけると、「ヤツ」は黙ったまま立ち上が
った。
 繋がれた鎖や金具をジャラジャラ鳴らして歩み寄ってくる。拘束具
も急ごしらえだから、スクラップで作った奇妙なアクセサリーみたい
な有様だ。
 両手首を固定され、両脚もすり足で歩ける程度の余裕を持たせた
だけの鎖で繋がれている。首には魔法封じのベルト。本来はモンスター
の首に巻きつけて、魔力を吸収しながら弱体化させる奴だ。
446ゆひ英雄? 1/2:2006/02/16(木) 03:38:48 ID:0QkAKuCW
「き、気分は……どう?」

 アタシは必死に笑顔を作って話しかけた。
 「ヤツ」は無言で鉄格子の前で止まった。
 銀色の長い髪に、化け猫みたいにギラギラした眼。「ヤツ」は、
忘らるる都で拘束した、セフィロスのコピー体だ。

 エアリスが忍ばせていた「せんせいこうげき」のマテリアのおかげ
らしいけど、パーティーに居合わせてなかったアタシには詳しいこと
はわからない。でも、クラウド達が蓑虫の親分みたいにガチガチに
縛り上げたセフィロスを船に担ぎ込んできた時は、本当に大変だった
んだから!

 だけど本物のセフィロス本体は別の場所にいるとかって話で、結局、
本当の居場所までの案内役として、ここに捕まえておくことにしたんだ
って。

「ねぇ、セフィロス? ……何かしゃべってもいいんだよ?」
「無駄な行動に体力を消費したくない」
「あー……そう」

 アタシだって、早く帰りたいよー!
 逃げ出したい気持をこらえ、固まった笑顔を維持しつつ、手に
持った『贈り物』を彼に示した。

「ねえ……コレ、使う?」

 セフィロスの視線がアタシの右手に向けた。
 それは……ポリカーボネイト製の医療用器具の一種で、ろくろ
から落とした作りかけの壷のような形をしているもので。

「ええっと。そこ、お手洗いついてないでしょ? みんな、急いで
作ったから、あの――」

 早い話が、尿瓶だ。

「――バレットが、持ってけって言うから……」
「悪いが、今の私には不要だ」

 骨の芯まで響くような声。
 怒ってる。多分、きっと怒ってる。

「で、でも何か、たまってるんじゃないかなーって、なー……て……」

 バカ。バカすぎるアタシ。
 恐怖と緊張で自分の口で何を言ってるのかもわかんなくなってる。
 ほら、いかにも馬鹿にされて怒ってます、っていう顔してこっち
見てる!
447ゆひ英雄? 1/3:2006/02/16(木) 03:43:03 ID:0QkAKuCW
 ていうか、あんな鎖ごちゃごちゃくっつけただけで大丈夫なの?
 セフィロス、強いんでしょ? 本気になったら、こんなところ
ビスケットでも割るみたいに木っ端微塵にしちゃうんじゃないの?
 あああああああ! やだヤダもう嫌だ逃げたい帰りたい帰って
布団被ってマミたん(茶白ぬこ・♀二歳)のお腹もふもふしながら
眠って全部夢でしたって忘れたい!!

「待て」

 ずん、とくるその一言で、アタシは我を取り戻した。

「落ち着け」
「え? へ?」
「話が変わった」

 セフィロスは薄い唇を吊り上げて笑っていた。

「怯えることはない。……これでも元は人の身体だ。それを使わせて
もらうことにしよう」
「あ、あああはいはい! どうぞどうぞご自由に!」

 アタシは、早く帰りたい一心で答えた。
 一応、どっかにくくりつけておけば、後は勝手にしてくれるだろうし。

「そこの隙間に固定してくれ」
「こ、こうで……しょ……あれ?」

 鉄格子に空いた隙間に、尿瓶の口を差し込んで固定しようとしたが、
上手く挟まらなくてぐらぐらと動いてしまう。
 手を離したらすぐ落ちてしまいそうだ。

「あ、どうしよ……えっと」
「仕方ない。そのまま押さえていろ」
「ひぇ?」

 セフィロスはそう言って、手を動かし始めた。
 ジャリジャリと重い鎖の音にまじって、あの金具を降ろす聞き慣れた
音が聞こえてきた。

「や、やだ! ちょっとぉ!」
448名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 03:44:28 ID:0QkAKuCW
前編終了です
自分でもなんでこんなネタ浮かんだのか小一時間問い詰めたいところですが
今夜はコレにて失礼します

では(眠)
449名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 06:34:01 ID:rcNV2asj
>>448
乙&オモシロイ!!!
英雄と尿瓶の組み合わせがwww
妄想をかきたてられるなw
後編待ってます
450名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 11:14:59 ID:i3ryzVhJ
>>448
超GJ!!
続き楽しみにしてますwww
451名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 12:35:01 ID:fZkaZkSW
どうでもいいけどページ番号の振り方ちがくね?
452名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:08:55 ID:yEY4VFJy
>>448
超GJ!wktkで待ちます!

>>451
確かに。ページ番号は「何枚目/全部の枚数」がデフォ。
まぁどうでもいいけど。
453名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 00:39:40 ID:KWrVrpqR
ユフィ×ヴィンさん、待ってます!!
454名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:12:54 ID:g0CKXSdV
戯言だけど
シェルクネタって誰か書かないの?
455名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:26:21 ID:KWrVrpqR
>>454
自分で書いてみたら?
456名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 20:06:29 ID:dvKPx8cS
「戯言だけど」などと付けてる奴は誰も相手にしづらい。
457名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 21:34:15 ID:mIPllRX5
相手にして書いたらなんかその文ごと戯言にされそうだしね。
458名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:37:48 ID:9C9+Wr6z
>>454のレスより前からシェルクもの書いてるんだが、投下しづらい流れw
459名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 23:28:04 ID:KWrVrpqR
>>458
ユフィ×ヴィンさんとユフィ×英雄さんが終わってからにしては?
460名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:05:40 ID:lmQ3NUQj
>>458
待ってるよ!

ユフィに迫るネロの闇がどう見ても精子です。本当に(ry
461名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:15:43 ID:VOmRYG1J
気にせず投下していいと思う。
完結まで他の人の投下遮ってるような流れになったら、それこそ長編書き難くなっちゃうだろうし。
462458:2006/02/18(土) 03:12:01 ID:71SgKQWU
>>459
レスTHX
職人さんがリアルタイムで投下中なら遠慮する
でも続きの投下日時が未定なものについては、申しわけないけど邪魔させてもらいます
まだ完成していないんで、そもそも杞憂なんだが

つーか、そういう意味で投下しづらいといったわけじゃないw
463名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 12:51:31 ID:niUVOK7H
シェルク期待(∀`)ノ
464名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 13:01:26 ID:HA32itzu
465459:2006/02/18(土) 14:27:48 ID:vveQFgwV
>>462
ごめん。
期待して待ってるよ!!
466名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:47:03 ID:zS3xq7t7
ぐだぐだ言わず早く〜upup(*´Д`)
467ヴァイス×シェルク+ネロ:2006/02/19(日) 14:50:18 ID:ZQz2l2bJ
ダークな陵辱もの投下します。自分の主観では鬼畜度「中」
ぼかしてはいるが、ほぼ完全ネタバレなので、ストーリーを知りたくない方はIDあぼーん推奨です
以下、設定もネタバレ










DGソルジャーはいつヴァイスに賛同したのか?
なぜ賛同するのか?
いろいろ見たけど、よくわからんかったので、自分設定やりました

1.シェルクのステルス迷彩(byMGSまたは光学迷彩by攻殻機動隊)は、スピアに装備したマテリアの力
2.DGソルジャーが、ヴァイスに賛同したのは、
  メテオのあと自由になって(外に出られないのに自由ってのは謎だが)、殺し合いをしたあと
3.殺し合いをしたあたりで、ヴァイスは宝城と同化(?)し、その直後はまだヴァイスの意識はあった
  しばらく経ってから宝城にのっとられた

これを前提に、メテオ直後のDG内妄想をお送りします
ヒント:シェルクは16歳

それから文体でバレると思うので、先に明かしてしまうと、私はユフィ×ヴィンの者です
あっち終わってないのにすんません。話は考えてあるんだが、うまく文章に起こせない…
息抜き兼エロの練習でこれ書きますた

あと受動態を多用してて、読みにくかったらスマン
以上、ぐだぐだ前置き長くて、読む気なくした人以外よろ
468ヴァイス×シェルク+ネロ1:2006/02/19(日) 14:52:31 ID:ZQz2l2bJ

 気がつけば、気だるさを切り裂くほどの先鋭な意志があった。
 私は忠を尽くす。


 1

 気がつけば、押しよせる澎湃(ほうはい)に逆らっていた。ひたすらもがくうちに、足もと
の地層が増していく。場景は流れるように変わって、目にしたほとんどが記銘できない。ただ
一つ、唐紅の飛沫が散ったことを憶えている。
 時間の感覚はなかった。だから、どのくらいそうしていたのかわからない。波が静まると、
四肢の力が抜けた。てのひらからスピアがすべり落ちる。

 ――魔晄――。
 そう頭に浮かんで、身体は糸が切れたようにくずれた。うつ伏せに倒れた頬が、臭気を放つ
水たまりに沈む。薄れる意識のなか、閉じかけた目が、近づいてくる人影を映した。人影が背
負う禍々しい闇。それが終焉だと思った。

 ――まあまあ……でしょう。

 死は、おだやかで残酷な声をしていた。

 ……
 漆黒は一瞬。

 ――この女は?
 ――選別に残った一人だよ。
 ――なぜ魔晄を与えている。
 ――下級兵と一緒なんだ。そうしないと死ぬ。
 ――失敗作が使い物になるとは思えん。
 ――まぁ、戦力は期待しないで。
 ――ならば生かしておく必要はない。
 ――彼女にしかできないことがあるんだよ。あの男が言っていた。
 ――ほう。
 ――だから、彼女にも兄さんの洗礼を……。
 ――起きたぞ。

 気がつけば、燐光につつまれていた。光を発する流体のなかにいる。これは魔晄だ。縦に高
い照射カプセルのなかで、魔晄を浴びながら立っている。星に還ったわけではなさそうだった。
 外に二人の男がいた。白髪と黒髪の対照的な二人だ。こちらを見て何かを耳打ちすると、白
髪のほうは奥へ消えた。黒髪のほうはこちらに歩みよる。

「お目覚めですか」

 カプセル越しで、くぐもってはいたが、あの声にまちがいない。おだやかで残酷な死は、拘
束具のようなマスクに、機械の羽という異様な姿をしている。

「いま出してあげましょう」

 この男を知っている。ディープグラウンドソルジャーのなかでもトップクラスの実力者、漆
黒の闇ネロだ。彼には兄がいた。奥へ消えた白髪の男、純白の帝王ヴァイス。その強さは他の
追随を許さないと聞く。両者とも会話をかわしたことはなかった。
 ネロは照射カプセルのボタンを押して、魔晄を止めた。カプセルの前面がひらき、外気が流
れこむ。
 ネロは緩慢な口調で語りかけた。

「初めまして……シェルク」
「なぜ名前を――」
「知っていますよ、シェルク。アナタが特別な力を持っていることも」
「え……?」
469ヴァイス×シェルク+ネロ2:2006/02/19(日) 14:56:02 ID:ZQz2l2bJ
(>>468続き)

「ボクたちはあなたを必要としています」
「どういうことですか……、説明を求めます」
「まぁ、いいでしょう。こちらへ来てください」

 言われて、カプセルを出た。ネロを追って歩くが、うまく足を動かせない。視界が不鮮明な
のは《魔晄〉の副作用だ。
 広い部屋だった。鉄骨を組み上げたドーム型の天井。床はコンクリートのブロックである。
内壁をかこむように、大きなダクタイル管が横たわっている。何を通す管だろう。そこから何
本ものパイプが、天井にむかって伸びていた。パイプは、ある一点でジョイントされ、一つに
なって下へ降りる。
 ヴァイスがパイプの先にいた。半裸で椅子に腰かけている。股を広げ、背もたれに身体をあ
ずける姿は、まさに帝王を思わせた。
 椅子のまわりは小さな水堀だった。緑黄色に淡く光っている。底は見えない。
 これはまさか――。

「さぁ」
 立ち止まっていたところへ、ネロにうながされた。
 水堀の正面に、ヴァイスへ続く橋のような道がある。ネロに案内されるまま、ヴァイスのま
えで足を止めた。
 ヴァイスは口もとに尊大な笑みを浮かべていた。その目は他者の意を体さない。圧倒されな
がら、疑問を口にする。

「――ここはどこですか」
「ディープグラウンドのとある研究室だ」
 喉を鳴らす低い声だった。
「なぜここに……?」
「おまえが弱者を屠り、細民を鏖殺(おうさつ)したからだ」
「え……」
「……ちがうな。正確には殺戮の最中に倒れ、弟に拾われた」

 イメージの断片が、脳裏でデフラグされた。襲いかかる人の渦、流れるようなスピアの切っ
先、重なる残骸――累々と横たわる同胞たち。

「生きのびた強者は、ほかにも大勢いるぞ」
「――いま、その人たちを兄さんが統率しています」
 ネロが補足したあと、ヴァイスは言葉をつづける。
「探しているものがある。おまえに見つけてもらいたい」
「……なぜ私が?」
「おまえが適しているかと聞いた」

 SND――センシティブ・ネット・ダイブ。その力を使えというのか。
 神羅が存在していれば、ヴァイスの麾下(きか)になったろう。しかし、組織は瓦解した。
もう支配者はいない。
「お断ります」
 要求を拒んだ。
「ははははははははは」
 笑い声が、腹の底にひびく。
「――いいだろう」
 ヴァイスの頬がにやりとゆがんだ。
 その一瞬後、淡い光の輝きが増した。
 あたりは白けるほどまぶしいのに、なぜかまぶたを開けていられた。そこに人の力ではたち
打ちできない大いなる存在があった。
 思考は停止した。


 気がつけば、揺れていた。腹部に何かをぶつけられているような衝撃がある。うっすら目を
あけると、ざわざわと蠢く逆立った白髪が見えた。
470ヴァイス×シェルク+ネロ3:2006/02/19(日) 14:58:04 ID:ZQz2l2bJ
(>>469続き)

「目覚めたか」
 傲然と見下ろす双眸に覚えがある。
「――ヴァイス」
「愚鈍だな」
 意味がわからず、いぶかしむと、また腹部に衝撃が走った。いや、腹部だけではない。もっ
と下に何かがある。
「……え……?」
「ようやく気がついたか」

 ヴァイスが嗤った。眼前に座って。何も身にまとわず、打ちつけるように腰を動かして。
 こすれる肌。汗の蒸発する感じ。仰向いた身体と、大きくひらいた両足。腹部の異物感。膣
の蠕動(ぜんどう)。

「ありがたく思え。おまえは選ばれた」

 支配されていた。――


 2

 ディープグラウンドでは、制限され、管理された生活を強いられた。倫理を無視した人体実
験の数々。苦痛と恐怖の日々。逃げようすれば廃棄された。
 ――いつか誰かが助けてくれる。
 それだけを思って、この瞬間まで生きながらえた。
 そして、やっと手に入れた自由。失った時間を取りもどしたい。あの人は待っているだろう
か。返り血にまみれた身体でも、受け止めてくれるだろうか。帰りたい。帰ろう。
 そう考えていたのに、忌まわしい場所は縛りつづける。

 酸素が足りなかった。呼吸は早く短い。苦しさに、足もとの肉を押し返そうとする。
「無駄だ」
 ヴァイスの顔が迫った。
 覆いかぶさるように組み敷かれる。強靭な身体がより添い、男の手が背中に回される。下腹
部の重圧感が深まる。

「い、いや……!」
「こんな小娘ではつまらんと思ったが、なかなかいい具合だぞ」
 ヴァイスが耳もとでささやいた。殺意がこみ上がる。
「必ず殺します……」
「くはは。退屈したら遊んでやろう」
「離れ……なさい」
「聞こえないのか? おまえの淫らな口が啼いているぞ。眠っているあいだもよく反応した」
「うそ――」

 ヴァイスは腰をうねるように動かした。
 粘つく液体が撹拌される音――両手で耳をふさいだ。けれども無理やり引き剥がされる。

「聞け」
 ぎちぎち、ぐちゅッ、ぎちゅ。
「おまえが垂れ流した体液の音だ」
「こんなことをしても、あなたには従いません」
「ほう。では実験しよう。――いくぞ」
 ヴァイスが身体を起こした。
 両足をさらにひらかれる。
 ヴァイスは、その下に腰をもぐらせ、震えるように揺れ始めた。
 やわらかい床がきしみ、下腹部の摩擦が激しくなる。
471ヴァイス×シェルク+ネロ4:2006/02/19(日) 15:00:28 ID:ZQz2l2bJ
(>>470続き)

「……くッ……な、何を……」
 ひときわ大きく震えたかと思うと、膣を満たす塊がどくどく脈打った。なかに熱が拡がる。
「あ……」
 ヴァイスはもう一度ゆっくりと揺れ、塊を引き抜いた。
 茫然と天を仰ぐ。ヴァイスが離れても、両足は固まったように動かない。内股から、とろり
と熱が流れ出る。自然と涙液がにじんだ。

 しかし、ぼんやりとしている場合ではない。よろよろと起き上がり、状況を確認する。
 ヴァイスが座っていた椅子がむこうに見えた。気絶するまえと部屋は変わっていない。しか
し、さきほどはなかったものがあった。足もとのマットレスだ。水堀の外側に大きなマットレ
スが引かれている。ここでいまヴァイスに――。

 逃げよう。
 駆けだそうとした。しかし、何かに足を取られてのめる。倒れる瞬間、じゃらっという音が
聞こえた。
 両足首が太い鎖でつながれていた。
 ヴァイスをにらむ。ケダモノ――そう罵倒しようとしたして、ぐらりと景色が揺れる。
 ――ノイズがする。不可逆の意思が流れこむ。たくさんのささやき、何を言っているのかは
わからない。頭が痛い。
 これもヴァイスの仕業か?

「……何を、したんですか……」
 かすれた声を出す。ヴァイスは嗤った。
「何も。おまえはライフストリームの意識に呑まれただけだ」
「意識――」
 では、やはりあの水堀が――、どうしてこんなところに。気を失ったのも、ライフストリー
ムのせいだろうか。
 ヴァイスが言った。
「さぁ、来い。実験のつづきだ」
「いやです」
「――兄さんの言うとおりにしなさい」

 振りむいたところに、闇をまとったネロがいた。声がするまで気配を感じなかった。
「これは洗礼です。あなたが変わるための……」
 どういうことかと問うまえに、ネロに腕を引かれた。ヴァイスのまえで、頭を押さえつけら
れる。顔が、反り返った暴力に近づいた。赤黒い地肌のうえに、透明と白が混濁している。
「くわえなさい」
「い……いや……」
 目をそむけ、口をとざした。
「自分で汚したものでしょう」
 ネロに鼻をふさがれる。これでは口をあけないと呼吸ができない。けれども、このまま辱め
られるよりは死を選ぶ。決意して、空気を欲する身体を押さえつけた。顔が赤らむ。

「強情だな」
 ヴァイスが片手を伸ばしてくる。何があっても耐えようと、身を固くした。
 ヴァイスの指は、くちびるを過ぎた。首から下へすべって、胸の中心をつまむ。
「……!」
 人差し指と親指でこねまわされる。痛みが先立ち、あとから妙な感覚が広がって、筋肉が弛
緩した。
「ふ、あッ……」
 耐えきれずに声がもれた。一瞬の隙で、ネロにくちびるをこじあけられる。太いヴァイスが
侵入してくる。むせるような臭気に吐き気がした。
「……!?」
 突きだした臀部の谷間に、冷やりとする固形物があたった。

 感情なくネロが言う。
「変なことは考えないでください……。兄さんに何かしたら、これをねじこみます。――はは、
アナタ、ほとんど毛が生えてませんね。身体は十歳のまま……ですか」
472ヴァイス×シェルク+ネロ5:2006/02/19(日) 15:02:52 ID:ZQz2l2bJ
(>>471続き)

 頭を動かせないので、何があてられているのか、確かめることはできない。余計に恐怖がつ
のり、「舐めろ」というヴァイスの言葉に逆らえなかった。
 かみちぎりたい衝動をこらえ、口にふくんだ肉を舐める。狭い空間で舌を動かし、口角から
唾液がしたたる。ときおりえずいて、目じりから涙がこぼれた。

「拙劣。――まぁ、いい」
 ヴァイスが言うと、頭にあったネロの手が消えた。
 自由を得て、ヴァイスのまえから顔をそむけた。さかのぼる胃液を制御できずに何度も吐
く。白いマットレスが汚れた。
 悪心が治まって、荒い呼吸をくり返した。ふいにうしろから抱き締められる。
「伏せろ」
 ヴァイスだった。
 背中を押され、犬のように這いつくばる。
「何をするんですか――」
 非難はむなしくひびいた。ヴァイスに尻をつかまれ、膣にくさびを挿される。

「だめ……! ふぐッ」
「やはり狭い」
 ヴァイスは味わうようにゆっくりとねじこむ。
「やめてください」
 制止の言葉に、暴慢な男を抑える力はなかった。くさびが根もとまで埋めこまれる。ヴァイ
スの両手に腰まわりを挟まれ、それを支えに反動をつけた陰茎が出し入れされる。
 ドン、ビタン、パンと肌がぶつかる音がした。

「はぅ、くッ……や、動かないで……苦しい、です」
 憎悪と恐怖がつのる。苦痛にあえぐしかない自分が情けなかった。
 ヴァイスが背中に覆いかぶさる。片手が、腋から身体の下にすべりこんでくる。
「あのロッソとかいう女とくらべると、ものたりんが」
 手は乳房をつかんで円をえがいた。
「あッ……ふあ……」
「ほう。小さいほうが感度はいいらしい」
 ヴァイスは指先で執拗に乳首を追いまわす。ケダモノで下腹部をかきまわすことも忘れない。
「ひ、やぁ……はん」
「くく。生意気に感じているのか?」
「ちが……います、うぅ」
 望まないのに、胸の頂点は硬くなっていた。


 3

 背中に感じていた重みが消えた。結合していた互いもそれぞれに別れる。
 悪夢が去った。よろよろと這って、足の拘束が届くぎりぎりまで距離を取る。呼吸を整える。
 けれど、闇は残酷だった。

「……まだ終わってませんよ」

 腋の下にネロの両手が挿し入れられる。首をふったが、相手は歯牙にもかけない。身体がふ
わりと浮いて、あぐらをかいたヴァイスに近づく。
「いやです……もう無理です……」
 また口腔を侵食されるかと思ったが、ちがった。目的地に着いても降ろされない。ヴァイス
のまえで、身体は空中に浮いている。
 ヴァイスの手が、宙を泳ぐ両足へ伸びた。大腿を持ち、それを左右に割る。足が大きくひら
き、大陰唇が拡がる。秘部が二人の男にさらされた。

「や――、見ないでください」
 恥辱に耐えかねて言ったが、二人の関心は別にあった。
 ヴァイスは方向を定めるように大腿を揺らし、ネロが身体をゆっくりと降ろす。
 それで意図を理解した。
473ヴァイス×シェルク+ネロ6:2006/02/19(日) 15:05:54 ID:ZQz2l2bJ
(>>472続き)
「もういやです、入れないで――」

 言葉はどこまでも無力だった。
 先端が触れたかと思うと、股のあいだを一気に突き刺される。
「あうッ」
 子宮に衝撃が走る。腋からネロの手が離れ、代わりにヴァイスの腕が身体にまわされた。
 安座したヴァイスのうえに腰をかけた格好だった。心棒を抜こうと身をよじるが、腰が揺れ
るだけだ。
「いいぞ。その調子で動け」
「ちが――」
 否定することもできないで、ヴァイスに口づけられた。
 とっさに歯をかみ締める。ヴァイスの舌がくちびるのあいだに割りこんできたが、歯から先
に侵入することはできない。

 ヴァイスは毒づくこともなく、歯と歯茎を舐めた。そして、下から陰部を突き上げる。
「んぐぅ……!」
 ヴァイスは大きく、ときに小刻みに腰をふった。
 やがて鼻だけでは十分な吸気を得られなくなる。リズムが一定であれば、長く我慢できたか
もしれないが、イレギュラーな動きには対応しきれなかった。何度も突き上げられるうちに、
集中力がとぎれ、ヴァイスの舌を受け入れてしまう。

 ぴちゃ、ねちゅ。近くで卑猥な水音が聞こえる。からかうようにヴァイスが舌をもてあそぶ。
 自分のものではない唾液を飲みこんだとき、もう何も考えられなくなっていた。

 ヴァイスは顔を離すと、自らも動きながら、腕をまわした身体を揺すった。
「ひぃ、あッ、く……」
 意志とは関係なく声がでる。
 ヴァイスがウエストをつかんで持ち上げた。ネロの手を借り、心棒を軸にして、ヴァイスに
むいていた身体を逆向きにする。
「いやぁ、はッ、うぅッ」
 うしろ向きに座らされ、また突き上げられ、乳首をいじられる。

 しばらくしてから、ヴァイスに背中を突き飛ばされた。マットレスに両手をついて衝撃に耐
える。
 四つん這いになった身体を、ヴァイスが襲う。腰を持ち、肉棒を回転させながら打ちつけた。
「ふあッ、はあん、あん」
 ビタ、タン、パン。
 肌をたたく音がだんだん速くなる。
 タン、パン、パン、パン。
「やッ! あんッ、あッ、あッ」
「――くッ」
 ヴァイスがうめいた。

「あッ……、いやあああ!」

 マットレスに横たわる。四肢に力はない。朦朧とする意識のなか、近づくヴァイスが二重に
見えた。汗がかわく間もなく、地獄はくり返される。

 お姉……ちゃん……。

 その思いも、やがて消えた。


 気がつけば、蹂躙するものは二人だった。ネロが加わったのではない。彼は手を貸すことは
あっても、常に傍観者だった。身体を重ねるのはヴァイスただ一人。そのヴァイスが、行為の
なかで分裂したように感じた。冷たく超然とした彼を、さもしい嫉み(そねみ)が押さえつけ
ようとした。
474ヴァイス×シェルク+ネロ7:2006/02/19(日) 15:10:56 ID:ZQz2l2bJ
(>>473続き)

 ――バカみたい。
 ヴァイスも支配されている。

 相反する二人のヴァイスに、あらゆる手で掌握された。いつ終わるとも知れない惨苦は、思
考を奪い、感覚を麻痺させ、矜持を消しつぶした。
 どのくらいの時間がたったのだろう。
 身体中が体液にまみれたころ、おだやかな声がふってきた。
「兄さんそろそろ――」
「あぁ、そうだな」
 ヴァイスはよごれた身体を見下ろして、言い捨てた。
「ルクレツィアのデータを使い、カオスを探せ。いいな」

「……はい」
 気がつけば、気だるさを切り裂くほどの先鋭な意志があった。
 私は忠を尽くす。
 そうプログラムされた人形だから。


〈了〉

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

シェルクのリクが多かったようなので書いてみました

魔晄が出る機械の『照射カプセル』という名前は創作です
『ダグタイル管』というのは現実のものというか技術の名前…
でっかいパイプとちっさいパイプと書きたくなくて使っちゃったけど
FFに合わないですね。いまは反省していない

おさまつさまでした
475ヴァイス×シェルク+ネロ:2006/02/19(日) 15:29:09 ID:ZQz2l2bJ
ミスったorz
>>469
ヴァイスの台詞
×「おまえが適しているかと聞いた」
○「おまえが適していると聞いた」
476名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 17:49:05 ID:fnRw5r4O
>>475
GJGJ!!!!ユフィヴィンとはまた違った感じだ
乙でした!

ネロ×シェルクものとかネロ×ユフィものも期待してる
と思ったけどネロは兄さんに夢中だから無理か
477名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:00:13 ID:i7V0M94j
>>475
超GJ!!
さすがです!
478名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:32:53 ID:+aT4N94m
>>467
「〜こういう設定にしてみました」という前置きならむしろあったほうがいいんじゃないですか。
ただ言い訳じみたノリはいらぬ。
もう支持してくれる人達がいっぱいいるんだから。
479475、467:2006/02/20(月) 00:05:57 ID:7yBAqobs
GJ下さった方、ありがとう

>>478
バッチリ言い訳でした、すまそ
満足な出来なら、言い訳することもないんだが
そんなことはありえないので言い訳いっぱい。ほんとはもっとだらだら書いてたw
気をつけます
アドバイス、感謝!
480ゆひ英雄の人:2006/02/20(月) 03:37:55 ID:u9fvbNtU
神キテル━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!

個人的にエロ凄いロッソ姉さんも見てみたいポンカン
それはきっと某アソセムさんが「むおぉぉぉたぅくぉぉぉぉぉぉ!!」って叫びながら
突入してきてもおかしくないくらいエロ凄いんだ(謎)

番号の件ではスマソでした
まだオチが未確定なんで単純に話数だけつけることにします
481ゆひ英雄 4:2006/02/20(月) 03:40:20 ID:u9fvbNtU
前回>445-447

アタシはとっさに眼を閉じた。けど……。

「おい、ずれてるぞ。しっかり押さえろ」
「は、はいっ!」
「ちゃんと目を開けていろ」
「はいー……」

 セフィロスの声に押されて、恐々とまぶたを緩めた。
 元々暗くてよく見えるわけじゃないけど、容器の口に突っ込まれ
ている物体のシルエットが、微かに見えてしまった。

「ほら! 押さえてるうちに早く済ませてよ!」
「ああ……」

 ああって、変なとこペロンと出しただけ全然する気配がないじゃ
ないのさ! ジャラジャラ鎖がうるさいし、ハァハァ言いながら身体
揺らしてる場合じゃ……ってええええええええええ!?

「やっ! やだやだっ! 何やってるんだよっ!」
「うるさいぞ。見張りが起きる、黙っていろ」
「っ……しっこじゃないの?」
「お前も子供ではあるまい、……一から説明する必要はなかろう」

 そう言ったセフィロスの息遣いは、少し荒っぽくて、魔晄色に光る
瞳に、少しだけ瞼がかかっていた。

「ヘンタイ! セクハラ! ヘンシツシャ!」
「尿瓶など持って男の寝所に来る娘の方が、よっぽど趣味を疑われ
るぞ」
「…………!」

 ヤツは鎖でつながれた両手で、むき出しにしたアレを揺さぶって
いる……何か……ちっちゃい頃に見たオヤジのと、全然格好が違う!?
 先っぽが変な形で、中身が飛び出ちゃったみたいな色してるし…
…うっ、今、ビクッって動いた!
 キモチワルー!
482ゆひ英雄 5:2006/02/20(月) 03:43:17 ID:u9fvbNtU
 セフィロスが身体を揺らす度に、お世辞にも耳障りがいいとは
言えない金属音が響いた。
 拘束具の鎖の音。元から身に纏った防具の音。それらに荒い男の
息遣いが重なる。
 うっすら汗をかいてるのか、長い前髪の一部が、首筋や胸元の肌に
張りついていて……いやに、色っぽい感じだった。

 アタシは、自分の胸の鼓動が、恐怖と緊張の動悸から、別のもの
に変化し始めていることに気付いた。
 ……アタシ、こんなヤツの見て興奮してるの?
 嫌だ、そんなの……意識したら、余計変な感じになってきた。

「ねえ、まだ終わらないの?」
「……黙れと言ったはずだ」

 どうしよう、やっぱりアタシ変だ……。
 段々、おヘソの下の方が、むずむずしてきた
 アタシが……アレと同じことをしたくなる時の前兆。

「セフィロス、それって、わざとやってない?」
「うるさいな……。この手では、上手く扱えんのだ」
「そんなの、いつまでも見せられても困るよ!」

 アタシを見下ろすセフィロスの眼差し……何でそんな目するのさ?
 そうやって、ユーワクしてるつもり?
 変なの。アンタ、敵なのに……。

「じゃあ……て、手伝ってやるよ!」

 そう言った途端、頭の奥の方にあった何かが飛んでいった気が
した。
 アタシは、鉄格子の隙間から、尿瓶の代わりに、自分の手を
入れていた。

 わ、わ、うわあああぁぁぁぁ……!!
483ゆひ英雄 6:2006/02/20(月) 03:54:49 ID:u9fvbNtU
 触った!!

 は、初めてだ……。
 こんな、熱くて、硬いのに、柔らかくて、心臓に触ってるみたい
に、ドキドキしてる……!

「ほ、ほら! もっとこっち寄りなよ!」

 強がった勢いでそう言ったものの、いざ隙間から目の前に突き
出されると、話は別だった。

 こんなに、大きくなるんだ……。

「どうかしたのか?」
「な、何でもないっ!」

 余裕を漂わせるセフィロスの声。
 気に入らない……こんなに、コチコチにおったてて興奮してる
くせに、どうしてそんな落ち着いた声を出せるんだろう。

 とにかく、アタシは目の前のモノを手に、それを、ゆっくりとしごいて
みることにた。

 手のひらの中で、胴体の太い魚みたいに、アレがビクビクと反応した。
 変な形をした先っぽの方や、ミミズみたいに浮き出た血管を撫でて
いると、先端から涎みたいなしずくが垂れてきた。

 男の人も、よくなると段々濡れてくるんだって、聞いたことが
ある。

 ……感じているんだ。
 アタシも……濡れてる。

 アソコもそうだけど、唇がくすぐったくて、舌で濡らさないと
火照って乾いてきちゃう。

「……ほら! やーらしいのがたらたら出てきたよー?」

 アタシは、わざとらしく強気に言った。

「こーんな可愛い子にいじられて、気持いいんでしょ? エッチで
スケベなソルジャーさん?」

 精一杯、強がって言葉を並べていく。
 でも、本当にエッチなのはアタシかもしれない。
 だって、セフィロスの顔……鉄格子に寄りかかって、息を荒げてる
その顔が……アタシの心のエッチなところをくすぐってくるのに、
もう耐えられそうにないんだから。
484ゆひ英雄の人:2006/02/20(月) 03:59:05 ID:u9fvbNtU
今回の投稿はここまでです

それから、エアリス殺害とハイウィンド入手のイベント時間軸が
激し離れていた件について再度お詫び申し上げますorz
485名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 10:00:23 ID:7yBAqobs
>>484
乙!英雄変態だなwww
だがそれがいい
486名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 18:20:54 ID:cQYbVez2
>>484
乙&GJ!!英雄wwww
487ユフィ×ヴィンDC15:2006/02/21(火) 14:29:15 ID:Fh3Te8UQ
(>>425続き)

「な、なにさ」

 警戒するユフィと目を合わせ、この場を切り抜ける方法を模索する。彼女を傷つけずに
要求を撥ねつけるには、どうすればいいだろう。

 ヴィンセントの身体は快方にむかっていた。時が経てば体力がもどり、強く抵抗することも
できる。しかし、なるべく手荒なまねはしたくなかった。ユフィが憎いわけではないからだ。

 ユフィを抱くことは簡単だ。かつてはともに旅をした知己である。両者に嫌悪感はなく、義
理立てする相手もいない。それで女のほうから求めてくるなら、男にとってこれほど容易な話
はない。性欲や意欲は別として、肉体的にも、いまのヴィンセントならば可能だった。
 しかし、そこに愛がなければ、必ず不幸になる。ヴィンセントはそう思っていた。

 長く思案した結果、ヴィンセントの頭に一つの言葉が浮かぶ。

「――私は責任が取れない」

 さとすようなやさしい口調だったが、説明不足である。それだけでは他者がヴィンセントの真
意をくみ取ることはできない。

「いいよ、別に」

 ユフィは飄々と即答した。案の定、彼女はヴィンセントの言葉を、額縁どおりに受けとめる。

「一樹の陰、一河の流れも他生の縁」
「……何?」

 ヴィンセントが訊き返すと、ユフィは拳を上げて啖呵を切る。

「よーするにだね、ヴィンセントくん。すえ膳食わぬは男の恥! 乗りかかった船は金的を射
落とす鬼に金棒なんだよ!!」
「???」

 ウータイの言葉だろう。ヴィンセントにはユフィのいっていることがさっぱり理解できない。
 実は、口にしたユフィ自身もよく意味を知らなかったが、油断をさそう手段としては効果が
あった。ユフィは、ヴィンセントが呆気に取られているうちに、彼の胸板に手をおいて、おも
むろに腰を落とす。
 ヴィンセントが気づいて「待て――」といったが間に合わなかった。意に反する感覚が、茎
幹の先をつつみ、下腹部から大脳を駆けぬけた。

「ッつぅ」
 ユフィの表情がくもり、
「ぐぐぐ」
 ユフィの顔がゆがみ、
「ぎぎぎぎ」
 ユフィの額にあぶら汗がにじんだ。

 ヴィンセントは案じて声をかける。

「――痛むのか」
「クッ……そ、うだよ、バカ」

 ユフィは痛みをやわらげようと足をばたつかせる。右手でヴィンセントの衣服をにぎり、左
手で心棒をにぎって、一ミリずつ男を呑みこんでいく。

「ユフィ、やめろ」
「や、やだ」
「しかし、おまえは――」
488ユフィ×ヴィンDC16:2006/02/21(火) 14:33:31 ID:Fh3Te8UQ
(>>487続き)

「るさいっ!」

 ユフィはヒステリックに息巻いた。
 ヴィンセントはちらりと結合部を見やる。花壇の雑草をかきわけて立つ太い幹、その天地を
逆にした光景が視線の先にあった。幹は、花壇の土壌へ根を張っていない。つまり亀頭すらユ
フィのなかに入りきれていないのである。
 彼女の剣幕に中断したものの、やはり言わないわけにはいかないだろう。

「……初めてか」
「……」

 たじろぐかと思ったが、ユフィは小さくうなづくだけだった。痛みに眉をしかめながら、照
れたように笑う。

「やっぱ、ばれたか。――こん、なに痛がっちゃ、ねぇ。……わ、わかっちゃうか」

 こうなるまえからヴィンセントは気がついていた。ユフィの言動はちぐはぐで、ぎこちない。
彼女が男根をもてあそんだのも、未経験の好奇心からくる遊びだろうと考えていた。まさ
かここまで本気だとは思ってもみなかった。

「へ、へへ。予習し、たん、だけどなぁ」
「……どうりで」

 偏った知識のせいで、できもしないことをやろうとしたわけだ。

「な、んだよ〜」

 ヴィンセントは半身を起こした。ユフィをしりぞけるため、彼女のウエストを抱いて、挿し
かけの身体を持ち上げようとする。

「コ、コラッ、動かすな――おわっ」

 支えにしていたヴィンセントが動いたので、ユフィはよりどころをなくした。バランスをく
ずし、手足をばたつかせる。
 その動作は、行為を制する力への抵抗として、ヴィンセントの目に映った。彼は暴れるユフ
ィを押さえるために、彼女のウエストから片手を離す。それが事態を悪化させた。
 ユフィが完全に平衡を失う。

「いっ――」

 体勢を立て直そうと、両足をふん張ったことがまずかった。ミリ単位で進めていた腰が一度
に数センチ沈む。

「たあああああああぃぃっ!!」

 耐性のない痛みにユフィは絶叫した。

 ヴィンセントは狼狽する。これは処女でなくても痛いだろう。触れた肌の感覚と、視認した
秘裂のようすからもあきらかだが、ユフィの秘腔は愛液で守られていない。ヴィンセント自身
も濡れていないところへ、無理に挿入すれば怪我をする。

「痛い、痛い、痛いっ!」
「すまない……、大丈夫か……?」
「だ、大丈夫なワケ――」

 ユフィはそこで言葉を呑んで、ひきつった笑みを浮かべる。

「ある、よ? こ、んなの、親父の修行にくら、べたらっ」
489ユフィ×ヴィンDC17:2006/02/21(火) 14:38:21 ID:Fh3Te8UQ
(>>488続き)

 そのわりには息が荒い。ヴィンセントに揶揄されると思って、意地を張ったようだ。

「無理しなくていい。もう離れろ」
「やだ、ってば! ここ、まできて怖気づ、いたのかよ」
「……その挑発は意味がない。おまえは仲間だ。いままでも、これからも変わらん」

 ユフィが助けを求めれば、ヴィンセントは駆けつける。ユフィが危殆(きたい)に瀕してい
れば、身を挺して守るだろう。しかし、互いの生活には干渉しない。疎となることもなければ、
立ち入ることもない。この距離感をヴィンセントは失いたくなかった。

 話を聴いているのか、ユフィはしきりに身じろぎする。楽な姿勢をさぐっているらしい。
 ヴィンセントの肩に手をおき、身体を少し浮かせて、彼女はようやく落ちついた。傍からは
抱きついているように見える。
 ユフィは息をつくと、にわかに顔を上げた。

「ヴィンセントはホントにジジーだね。親父と一緒! アタマ固いんだよ。もっと軽く、ユル
〜く行こうよ」
「おまえが簡単すぎるだけだ……」
「アタシはいいの! 早く経験したかったんだもん」
「……なぜ自分を粗末にする……」

「もうじゅうぶん大事にしたよ。事件ばっかの世の中じゃ、いつ死ぬかわかんないじゃん。だ
から、チャンスがあれば――って、ずっと思ってた。まあ、いままでだって、ないこともなか
ったけどさ。やっぱり最初は若くてイイ男がいいじゃんか。……でも、ウータイにはタイプがいな
くてさ〜。ほかに知り合いで、あとくされなさそうっていったら、ヴィンセントくらいなもん
よ。だから、ちょうどいいの。――あ、でもヴィンセントはジジーか」

 悪態をついて、ユフィはつづける。

「別に恋愛カンケーとか要求しないよ。アタシの最初だけもらってくれりゃいーし」

 理解できなかった。わかり合うことはできないが、ユフィなりの考えがあったことをヴィン
セントは知った。

(だとしても、私を選ぶことはないだろう……)

 つくづく災難だとヴィンセントは思う。

「……こうなれば男は動くが、……おまえ、我慢できるのか」
「えっ」

 あれだけ騒ぐほどの痛みだから、無理なことはわかっていた。だが、ヴィンセントはあえて
尋ねた。
 ユフィがおずおずと訊き返す。

「……それで痛いの治る?」
「さあな」
「……んじゃ、いまは動かないで欲しい……」
「では、おとなしく降りろ」

 ユフィは抗議の形に口をひらいたが、しぶしぶヴィンセントの言葉に従った。彼から離れて、
がに股で立ち、自分の内股をのぞきこむ。ついで、ヴィンセントのほうを観察した。

「血、ついてないねぇ。――ちゃんと処女膜やぶれたかな?」

 破瓜の血は出ない者もいるし、時間をおいて出ることもある。
 しかし、ヴィンセントは答えず、乱れた着衣を直した。シートの上に片膝を立てて、微動だ
にしない。
490ユフィ×ヴィンDC18:2006/02/21(火) 14:43:49 ID:Fh3Te8UQ
(>>489続き)

「ちょっと、無視すんなよ〜」

 ユフィも衣服を直しながら、ヴィンセントに話かける。

「なぁなぁ、もしかして本気で怒ってる?」
「……」
「お、怒んなんよ〜。減るもんじゃないだろ?」
「……」
「もう、なんだよ! ヴィンセントのいんぽっ」

 ユフィは憎まれ口をたたいて、むかいのシートに座った。腕と足を組み、そっぽをむいて、
怒りを体現する。

「あ〜あ。痛いばっかりで、ぜんぜん気持ちよくなかったっ。――ヴィンセントって下手くそ
なの?」

 返事はないとわかってて、ユフィは嫌味を放つ。
 平生ならヴィンセントは相手にしない。しかし、なぜかいまは気持ちがささくれ立った。
 そう―ー、彼女の言うとおり、ヴィンセントは苛立っていた。身体の奥底にねむっていた火
種が、香のように煙をくゆらせる。

「わかった! ユフィちゃんを満足させられる自信がないんだっ。そーかそーか」

 勝手に決めつけ、愚痴をこぼす。

「まったく、なんでアタシがこんなやつと二人っきりにならなきゃいけないんだよ……。リー
ブも気をきかせろよな……」

 それを最後に、ユフィが口をつぐんて、車内は静かになった。
 ヴィンセントは片膝を立てたまま、正面を見すえている。ユフィは所在なげに両足をぶらつかせる。
 エンジンの音と、風をきる音が聞こえた。車が止まる気配はない。
 数分、数十分がすぎた。
 沈黙に飽いたのか、ユフィがぽつりとつぶやく。

「……気持ちよくしてよ、バカ」

 常人には聞こえないほど小さな声だったが、ヴィンセントの耳には届いた。
 ――瞬間、火種が発火する。脊髄から、焼けつくような熱がひろがる。


 その爆ぜる炎を、情動という。




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

マグロヴィン(サブタイ)一匹お届けにあがりやした、ラッシャイ
当初の予定だとここで終了なんだが、トロじゃなくてエロが消化不良なんで、続き書きます
白紙の状態から始めるのと、オフの仕事があるんで、投下は激遅です…
あきれてなければ、おつきあいください

次はヴィンが責めになるので、ある意味これでユフィ×ヴィンは完結なんだが
名前欄のタイトルは変えたほうがいい? 途中から読んだら混乱するだろうか…
ご意見求ム
491名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 15:42:26 ID:k/tRXWPt
ユフィヴィン続きがきたーーー!!!
あきれるなんてとんでもない!むしろ続編の投下を激キボン!!
拗ねるユフィがテラカワイス! 
サブタイトルはマグロヴィンだったのかw

タイトルは一応変えた方がいいんじゃないだろうか。
カップルの名前でスレ内を検索する人もいるだろうし。
レスの最初にちゃんとリンクを張ってくれているので、
それを辿れば前作の続きかどうかは分かると思うから。

しかし、ギャグとシリアスとをかき分けることができててスゲーな、あんた。
上のシェルクものも楽しませて貰った。今回の投下と合わせてGJを贈るよ!
492名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 15:54:09 ID:Eg05dGil
神様キター!!
待ってました!
ゆっくりで良いので頑張って下さいね!
タイトルは神の好きなようにしては?
493名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 18:18:41 ID:P4huVuS4
ユフィヴィンキタ━━━━!乙ですGJです!!!!
タイトルについては>>491と同意見
次もwktkしながら待ってるよ!w
494389:2006/02/21(火) 22:34:59 ID:UEO4trx1
マグロになっちゃえー!と叫んだ者です。
まさかサブタイがそうだったとは…なんかうれしい。
続き、待ってます\(*^▽^*)/
早くヴィンをめくるめく世界へ…!
495名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 03:04:29 ID:C8LP3Oml
萌えた。面白い。
急がなくていいけど続き早くしてくれw!読みたい!
wktkwktk!
496名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 14:29:49 ID:acgsV72B
ユフィヴィンGJ!!
ユフィを仲間として大切に思ってるヴィンに感動したかと思えば
ガニ股ユフィに吹いた。おもしろすぎます。
マグロの逆襲楽しみにしとります!!!
FF7の発売当初なんかヴィンユフィなんてマイナーというか妄想扱いだったのに
長生きはするもんだなあ・・・
497名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 16:48:20 ID:SazsvcaS
<374
ユフィヴィン&ヴィンユフィ好きなのですごく興奮しました♪
続きが気になります。また楽しみにしています(>_<)
498ユフィ×ヴィンの者:2006/02/22(水) 23:50:25 ID:hjEWIGPE
レス下さった方々超thx!感激です

>>491氏のご指摘を受け、タイトルは変えようと決心しました
いずれにしても、投下前に前置きを入れるなり、混乱はさけたいと思います

ところで自分が終わってないと、リクしちゃいけないって決まりはないよな…?
>>483の続き待っとるよ〜!英雄www
パロやありえないカプもいいな〜
499名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 10:52:21 ID:RXdyh8d8
age
500名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 16:07:04 ID:+TOlVHhx
ユフィヴィン?ヴィンユフィ?さん頑張ってくれー。
501名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 16:09:29 ID:dgNFV3K1

wktk

502ゆひ英雄の人:2006/02/28(火) 02:44:21 ID:Sj2VdvCJ
ユフィヴィン様遅ればせながら乙でした

良作の余韻が引いたところで続き投下失礼します
503ゆひ英雄 7:2006/02/28(火) 02:46:34 ID:Sj2VdvCJ
前回>481-483

 頭を天井に向けて、お腹を見せるみたいに反り返ったアレを撫で
ながら、太い真ん中辺りに、ちょっとだけ唇を当ててみた。
 不思議と、汚いとか思わなかった。
 あったかくて、先っちょから出てきたやつで、少しぬるっとしていた。
 今度は、ちょっとだけ舌を出して、そのぬるっとしたものを舐めて
みた。

 うーん……少ししょっぱい。
 けど、アクの抜けてない山菜の葉っぱみたいに苦い感じもする。
 変な味。

 アタシは、そのまま舌をつつぅっと、裏側のくぼみをなぞる感じで
上に動かしてみた。

「っう……!」

 あっ。

「セフィロス?」

 今、声、出したよね?

「気持ちよかった?」
「…………」

 ちぇ、やっとこっちが乗り気になってきたところだっていうのに。
今度はだんまりですか……。
 でも、アンタのココはすごく正直みたいだよ?

 舌でくすぐったり、強く握ったり……。
 最初はキモチワルかったけど、このコリコリクニクニした感触
とか、唇が焼きつきそうな温度……なんだか、このまま癖になり
そう。
504ゆひ英雄 8:2006/02/28(火) 02:47:56 ID:Sj2VdvCJ
 アタシは、お肉みたいな色をした、先っぽのところを特に可愛
がってあげることにした。

 魚のエラに似た出っ張りに、そっと唇を近付けていく……ここは
胴体よりも少し柔らかいみたい。ツルンとした感触がする。
 気が付いたら、アタシ、赤く膨らんだその部分を、唇の奥に収め
ていた。

 舌の先が、小さなくぼみに当たった。
 トロトロのよだれをたらしてる小さな穴。
 ここから、出るんだよね……。

 歯を立てないように、舌で優しく包むように……。
 うー、これはアゴが疲れるよ……。
 のどの奥に突っ込まないようにしなきゃ。

 黙ったまんまのセフィロスが気になって、上目使いで様子を見た。
 アイツったら、目も閉じて、すっかりひたっちゃってらあ。
 苦しそうなくらい眉に皺を寄せて、息も絶え絶えって感じにさせ
ちゃって。

 止めてよ、その口半開きにしてるの。
 今のアタシみたいじゃない。

 敵の男に惚れちゃって、ナニの先っちょしゃぶってアソコ濡らし
てる、アタシの顔にそっくりだよ。

 あ、あー……ダメ!

 こうやって、立膝の脚を組みかえるだけでも、プックリ腫れた
乙女のツボミが、ひりひり疼いて仕方ないんだから。

 アタシは、空いてる手で、自分のショートパンツを脱がしていた。
 そこから先は、もう自分の意志では止められなかった。
505ゆひ英雄 9:2006/02/28(火) 02:49:53 ID:Sj2VdvCJ
「んっ……ふぁ、んぁっ!」

 ショーツ越しに触れただけで、そこがぐっしょりと湿っているの
がわかった。

 亀裂の辺りを、指で押してみる。底なしの泥沼みたいに、いくら
でも入っていきそうだ。

「んくっ! んぅ、んうぅ!」

 激しい痙攣を起したかのように動き出す指。
 亀裂から湧き出る洪水は、アタシの口の中にも溢れてきた。

 たっぷりと流れ出る唾液を塗りつけながら、男のモノにしゃぶり
つく。

 早く……早く、きてよ……。

 ほら、アタシの方が、先、イっちゃ……!

 寄せてくる快感の波。
 瞼をつぶった目の前が、真っ白になっていく。

「あ、あぁ……!」

 その瞬間だった。

「もういい! 止めろ……っ!」

 その声に、慌てて口からモノを抜き、足元に置いた尿瓶を拾い上げた。
 硬く反り返った胴体を持って、先端を容器の中へ導く。

 手の中で、ドクン、と胴体が大きく脈打った。
506ゆひ英雄 10:2006/02/28(火) 02:54:42 ID:Sj2VdvCJ
 同時に、パンパンに膨れ上がったアレの先から、白濁した粘液が
物凄い勢いで吐き出されていった。

「ひゃあ!!」

 ビュルビュルと太い紐のように繋がった体液は、激しい痙攣の度
に、五回も、六回も発射が続いた。

 次々と流れ込んでくる勢いが、胴体を通じてアタシの手に伝わっ
てくる。

 ようやくそれが終わる頃には、尿瓶の底は、固まりかけのゼリー
みたいなもので満たされていた。

 見ちゃったものが凄すぎて、アタシは、呆然とするばかりだった。

「ちょ、ちょっと、出しすぎだよぉー!」
「……ざっと、五年分だからな」
「五年!?」

 まあ、それだけためてたら、こんなもんかもしれないけどさ……。

 ……もう、ノーミソ茹で上がっちゃって、何が何だかって感じ。

「あ、ちょっと待ってて!」

 アタシは、ポケットに使いかけのティッシュが入っていたのを
思い出した。

 くったりと大人しくなったアレを尿瓶から抜き、ドロドロの先っぽを
きれいに掃除してあげた。

 ……口でしろ、とか言われたら、いつ終わるかわからないからね。
507ゆひ英雄の人:2006/02/28(火) 02:56:00 ID:Sj2VdvCJ
一応オチは固まってますので、次の投稿で終わると思います
度重なるお目汚し、今しばらくご容赦ください……
508名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 07:26:12 ID:N60SZ1Gw
英雄キタ━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━ッ!!!
>>507乙です!
口内発○しなかったのは、英雄の心遣いなのか、尿瓶重視のためなのか、尿瓶の精○はどうなるのか
朝っぱらから妄想が止まらneeeee
続き期待してます
509名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 23:56:48 ID:O33gcdCm
>>577
GJ!
続き頑張ってくれ!
510名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 00:24:02 ID:7RXI+E1H
お約束だが>>577に期待してみる
511名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:06:04 ID:8PYI0hSF
age
512名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:32:29 ID:+YjZv/qL
ユフィヴィンさを頑張れー!
513名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:54:20 ID:bWg01kHu
職人さん頑張ってくれー!
514名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:38:31 ID:vFDS1+GN
シェルクとヴィンは神羅屋敷あたりに住めばいいんだ。
二人で。
515名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:27:55 ID:R8LOo3t/
そんなことになったらヴィンユフィ腐女子発狂の予感w
516名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:13:14 ID:p7Fcu03Y
ヴィンユフィが好きな奴はみんな腐女子とでも言いたいのか。
517名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:30:27 ID:/DQw60XB
>>514
お前も似たようなもんだろwww
518名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 01:34:37 ID:ygMA8RXl
原作者がそういう狙いで作ってんだからある程度仕方ないっしょ
割り切った上で、そこから外してイメージしてみるのだって
当然ファンに与えられた権利だと思うけど。
519ゆひ英雄の人:2006/03/08(水) 02:04:50 ID:tzsYBr7r
ご無沙汰してましたが、どうにか完結という格好になりました
皆様の乙、ワロスwのおかげです、本当にありがとうございました
520ゆひ英雄 11:2006/03/08(水) 02:09:39 ID:tzsYBr7r
前回>503-506

「はい! 残り置いてくから、次からは自分でやってよね」

 アタシは、残ったポケットティッシュを、押し付けるようにセフィロス
へ渡した。
 ヤツは少し考える風に立ち止まってから、口にティッシュの袋を
挟み、服の乱れを直し始めた。

「このことは、口の堅いユフィ様が黙っててあげるんだから!
 今度おかしな真似したら、あることないこと、全部みんなにばらす
からね!」
「…………」
「っ! 返事くらいしろー!」

 その時振り返ったセフィロスは、無口で無表情で、恐ろしく怖い目
をした、今までのセフィロスに戻っていた。

 ……曲がりなりにも情事の後だっていうのに。
 アタシの疼きが収まるひまもないじゃないのさぁ。

 ふん!
 この絶世の美少女に、お手々とお口でご奉仕されて、へろへろの
骨抜き顔きなってたのは、何処のどなた様でしたっけ?
 見てこの量! 一番下の目盛りに届きそうなくらいたまってるじゃん!
 ほらほら、揺らすとだっぽんだっぽん音がするよっ!

 って、もう干草の寝床いじってるし!

「ちょっとー! 人の話は最後まで」
「んじゃ、聞いてやろうじゃねえかよ!」

 ぇ?
521ゆひ英雄 12:2006/03/08(水) 02:11:05 ID:tzsYBr7r
「ったく、人が疲れて寝てる側で、ひーひーあんあん元気なこったな!」
「……シド!」

 い、いつから起きてたのさぁー!

「お前さんがヤツの×ンコしゃぶり回しながら、オ×コぐちゅぐちゅ
いじり始めたとこからだよ!」

 ……アッー!

「その様子じゃ、まだ満足してないんだろ?」

 そう言ってシドは、カーゴパンツの前から飛び出したモノをぐいっ
と見せ付けてきた。
 すでにガチガチになっていたそれは、煙草のタールがアソコにも
回っちゃったの? って感じに黒ずんでいて……。

「いいもん見せてもらったお礼だ、続きはオレ様が可愛がってやるぜ?」
「ま、待ってよ、シド!」

 ちょっ……! もう嫌だよぉ〜!

「いやーっ! こらぁセフィロス、寝るな! 助けろー!」

 その後は……あんま話したくない。
 ほんとにもうこりごりだよ……うえぇ。

 後は、セフィロス本体に黒マテリアを渡しかけたクラウドが
エアリスに半泣き一歩前までボコられたりとか、時間軸を間違えた
オメガがうっかり顔を出しちゃったりしたわけだけど、その辺の
ことは、また別の話ってことで。

 おしまいだお。
522ゆひ英雄の人:2006/03/08(水) 02:17:23 ID:tzsYBr7r
最初の案では、ゆひタソがイカ汁満タンの尿瓶を片付けようとしたら
シドが放り出したランスに足を引っ掛け、豪快に中身をぶちまけ
どう見ても○子です、本当に(ryって感じでした
それもどうかと痛感するばかりです

ともあれ、最後までご静読ありがとうございました
次回は鳥を伏せずに投稿できる作品でお会いしませう(礼)
523名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 10:45:22 ID:/DQw60XB
>>522
GJ!
面白かったw
次も頑張ってくれ!
524名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 19:05:52 ID:/hWq8yM7
>>522
乙でした!!!
>だっぽんだっぽん
精○wwwうぇwwwww
シドにぶちまけるのもおもしろいよw
次回作期待してます
525名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 20:47:21 ID:AMRJmpXj
ポーション飲んだことがある奴は居るか?、と
526名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 22:10:18 ID:0+s7NVZX
あれは清涼飲料水と書いてはあるがかなり高価な栄養ドリンクだと思ったほうが良い。
味は期待するな。
527名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 22:19:18 ID:/hWq8yM7
近くのコンビニ売ってなかったorz
味とか関係なくとりあえず欲しい
つかFF・ドラクエ板でスレ立ちすぎwwwあとVIPもwwwww
エロパロ的には「ポーションはまずい」をネタにしたSSだな
職人さんどうですか?
私も考えてみよw
528名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 23:38:50 ID:VfnTtd4u
発ガン物質として有名なものが入ってるらしいな
529名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:06:48 ID:nsZuQ1pa
ポーション買ったけど不味いらしいので勇気が出なくて飲めない。
ちなみにカードはパンネロだった。

「ポーションはまずい」ネタのSSを考えてみるも、エロくないのしか考え付かないな…。
問題はどうやって、まずい→エロに持って行くかなんだ。
530名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:28:13 ID:d0eCQjTT
口移しでもまずいかな?
531名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:29:54 ID:nsZuQ1pa
>>530
そ れ だ。
532名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:43:38 ID:/GdmWxuO
>>531
待ってるぞw
533名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 02:04:35 ID:TmD4tVr4
>>530
ktkrwww
534名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 08:38:10 ID:zK1PxTg2
『オトコに貢ぐ女』ってのが最近流行ってるらしい

今の時代、男性の肉体的な癒しを求めてる女が多いって事か

そゆ系の流行ってるとこ、一応紹介→  http://pknkp.web.fc2.com/

535名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:25:54 ID:HJD6Vrfu
昨日中に投下したかったけど無理だった。
529です。
ポーションまずいのネタを使ったレノイリ&ヴィンユフィ投下しまっす。
どっちもエロくないです。
>>527さん、いいきっかけをありがとう。
>>530さん、アイディアをありがとう。

あと、「FF7の世界でのサントリーポーション」の自分設定としては、
既存のポーションの制作会社(?)から出る新発売のポーション。
とどのつまり、ゲーム中のポーションは不味くないって設定です。

今の内に補足しておくと、レノイリもヴィンユフィもゲーム本編進行中の話です。
536レノ×イリーナ 1/3:2006/03/10(金) 01:27:50 ID:HJD6Vrfu
1.

朝、彼女がオフィスに1番乗りして目に飛び込んできたのは大きい段ボールだった。
ご丁寧に【割れ物注意】のシールが貼ってあるそれは、レノのデスクの上に置かれていた。
イリーナは首を傾げながら、自分のデスクに着いた。

「おはよーさんっ、と」
しゅっ、と自動ドアの開く音がして、オフィスの隣に設けられている仮眠室からレノが入ってきた。
「あ、先輩。おはようございます。もしかしてそこで寝てたんですか?」
イリーナが「そこ」、と、仮眠室の方を指差してレノに問うと、
「あぁ 昨日は夜中の任務だったからな、と」と、眠そうな声が返ってきた。
確かに、レノのシャツは皺だらけになっていて、彼のズボラさを表しているかのようだった。

「眠気覚ましのコーヒーでも飲むかな、と……って、おいおい、やっと届いたのかよ!」
自販機へ缶コーヒーを買いに、オフィスを出ようとしたレノが、自身のデスクの上にある段ボールを見て活気付いた。
「それ、何なんです?」
眠気はすっかり取れたのか、はしゃいで段ボールの封を切っているレノに向かって、イリーナが近づいて聞いた。
「ポーションだ、ポーション、と」
「……ポーション?」
レノの口から出たのは、彼らがいつも戦闘など日常生活で使用しているアイテムの名前だった。
そのアイテム自体は珍しくも無いし、何より会社から支給されているものがオフィスには腐るほどある。
最近では、マテリアの力を使って回復魔法を使う機会のほうが多いというのに、レノはこんなにも喜んでいる。

「ポーションなんて、珍しくも無いじゃないですか。ラストエリクサーとかならまだしも、そんなどこにでもあるアイテムなんて…」
「普通のポーションじゃないんだぞ、と」
イリーナの言葉を遮って、レノは嬉しそうに段ボールから1つ、コバルトブルーの瓶を取り出した。
それの外見はポーションにそっくりだった。
違うところと言えば、レノが持っているそれはポーションより瓶の色が濃いという事だった。
537レノ×イリーナ 2/3:2006/03/10(金) 01:28:59 ID:HJD6Vrfu
2.

「……何か違いますか?」
首を傾げて瓶をまじまじと見る。どこからどう見ても、ポーションの色違い。
ハイポーションなどの、ポーションより回復量が多いアイテムとは違うようだ。
「見た目は似てるけどな、新製品のポーションなんだぞ、と」
嬉々として蓋を取り去りながら、レノは中身を覗いて「おぉー、体に悪そうな色だな、と」とも言った。
風に乗って、イリーナの元へ、薬のようなにおいが漂ってきた。
「……先輩、それ、ただの栄養ドリンクじゃないんですか?」
半ば呆れたように、イリーナはレノが持っているものを指差した。
瓶の中から漂ってくるにおいは、とても「ポーション」と呼べるものでは無く、
むしろ彼らが時々利用する栄養ドリンクのにおい。

「まぁ、飲んでみなきゃ分かんないだろ、と。ほら、イリーナも」
レノは段ボールからもう1つ、同じものを取り出すと、イリーナに渡した。
「私、HP減ってないんですけど」
「いーから飲めよ、と」
渋々イリーナが蓋を開けると、やっぱりあの独特の香りが鼻をついた。
レノが言った通り、中身は自然界ではありえない、鮮やかな色をしていた。
マテリアの色とはまた違った色が、ちゃんと体に吸収されるかどうかが不安になる。

隣を見ると、レノはもう飲み始めていた。
彼の顔はいつもと同じで、全く表情が崩れていなかった。
それを見て、「飲めないことは無さそうね」と思ったイリーナも、レノに次いで瓶を口元へ持っていった。
「…………!!」
口に含んだ瞬間、口いっぱいに広がる衝撃。
苦味と甘味が交錯し、鼻腔にも先のにおいが広がり、涙目になる。
含んだものを今更外に出すわけにもいかず、彼女は拒絶する体内に、無理矢理液体を流し込んだ。
538レノ×イリーナ 3/3:2006/03/10(金) 01:30:23 ID:HJD6Vrfu
3.

「先輩……」
イリーナがレノを見ると、彼は可笑しそうに口元に手を当て、ニヤついていた。
苦味と甘味が入り混じったものを無理矢理吸収しようとするイリーナの姿は、彼の笑いの壷だった様子。
レノが手に持っている瓶の中にはもう、液体は入っていない。
「まずかったか?」
笑いを抑えてレノが聞く。
「……不味かったですよ。先輩は平気だったんですか?」
明らかに不機嫌な顔になったイリーナが、デスクの上に瓶を置いた。
「まぁ、あんな味の栄養ドリンクには結構お世話んなってるからな、と」
「そうですか……私には栄養ドリンクなんてあんまり飲まないんできつかったです」
空になったレノの瓶と、まだ半分以上中身が入っている自分の瓶を持って、
給湯室にある瓶専用ゴミ箱に捨てに行こうとした。
しかし、背後から華奢な手が伸びてきて、自分が飲んでいた方の瓶を奪い取っていった。

「イリーナも、慣れておいた方がいいかもしんねーぞ、と」
奪われた瓶を目で追って、振り向いた瞬間、イリーナの唇にレノのそれが宛がわれた。
ゆっくりと唇が開かれ、相手の口から液体が流れ込んでくる。
苦味と甘味が混じった、それ。
全部が流され込まれても、お互いに唇を離そうとしない。

こくん、とイリーナが飲み干すと、レノがやっと顔を離した。
「……こうやってな、と」
意地悪そうに笑って、レノは空になった瓶をイリーナに渡し、今度はイリーナの頬に軽くキスを落とした。
イリーナは真っ赤になり、「朝っぱらから卑猥なことしないで下さい!」と言って給湯室に走り去った。



レノに飲まされたポーションは、少しだけ美味しく感じた。



END.
539ヴィンセント×ユフィ 1/5:2006/03/10(金) 01:31:40 ID:HJD6Vrfu
1.


「はぁーっ!?ポーション売り切れぇ!?」
ユフィの甲高い声が、ショップ中に響き渡った。
「すいませんねぇ、お嬢さん。先程銀髪のお兄さん方が買い占めて行っちゃってねぇ……」
ふくよかな体格のショップ店員は、申し訳無さそうにユフィに言った。
カウンター後方の商品棚を見ても、いつも見るポーション、いや、ハイポーションやエーテルまでの瓶が無かった。
あまり需要が無さそうに見える、うちでのこづちや金の針などまでが無くなっており、商品棚はほとんど何も無い。
これでは「ショップ」とは呼べないだろう。

「んで?いつ入荷すんの、ポーション。こちとら急いでんだよね」
悪態をつくようにカウンターに片肘を置いて、正面の店員を睨む。
まだ10代後半の、しかもあどけなさが残った女に睨まれてもそれほど怖くは無いようで、
彼女を無視しながら店員は、カウンター下から取り出したファイルに目を遣った。
「えぇっと……前回が4日前だったから、次の入荷は来週だね」
「来週ぅ!?」
またもやユフィの声がショップに響き渡った。

「どうすんのさヴィンセントっ!早くしなきゃいけないってのに!」
ユフィが、一緒にショップに入ってきていたヴィンセントに助けを求めた。
「……他にもショップはあるだろう。そこで買えばいい」
興味無さ気に、ユフィと店員の会話を壁にもたれ掛かって聞いていたヴィンセントが口を開いた。
そもそも彼はアイテムショップなんかに寄る気は毛頭無く、隣の武器屋に行って、新しい武器を目にしたいところだった。
しかし街に着いた途端、ユフィの強引な誘いのお蔭で、今、不本意ながらもこうやってアイテムショップに居る。

「この街、アイテムショップここしか無いんだよー!」
ウータイより田舎なんだから、しょーがないけど、と、後に付け加えて、ユフィは溜息を吐いた。
「宿屋に泊まれば回復するけどさ、次の街までHPとMPが保てる自信なんてないし。テントももう無いよ」
首を左右に振って、諦めたようにユフィが言った。
「ならば入荷まで滞在すればいいだろう」
「アタシ達はセフィロスを追ってんの!こんな田舎でのんびりしてる暇なんて無いんだからっ!」
ヴィンセントの提案は、すぐさま却下された。
540ヴィンセント×ユフィ 2/5:2006/03/10(金) 01:32:35 ID:HJD6Vrfu
2.

「お嬢さん、それと真っ赤なお兄さん」
困り果てて、もうモンスターから奪うしかないと思っていながらショップから出ようとした2人を、
先程の店員が手を振って自分の方へ来いというような仕草をして引き止めた。
「何さー、品物が無いショップになんか用無しなんだけど?」
またもやユフィが悪態をつきながらカウンターへ寄ると、店員が箱をカウンターの上に置いた。
箱は紙製だがしっかりとしていて、大きさは小さめのテレビなら入る、と言った具合だ。
「……これは何だ」
口を開いたのはヴィンセントだった。
箱の周りには【割れ物注意】というシールが貼ってあるだけで、他には何も書かれていない。
封をしてあるテープを切って、店員が中から手のひらに収まるくらいの大きさの青い瓶を取り出した。

「それっ!ポーショ……ん……?」
店員の手の中に収められたそれは、一見、2人が探していたポーションに似ていた。
しかしその瓶はポーションより鮮やかな青色で、求めているものはもっと薄い色だったはずだ。
「……ポーション、では無いようだが」
2人がその、ポーションではないもの、を見ていると、店員が口を開いた。
「これねぇ、試作品のポーションなんだよねぇ。もうすぐ発売予定なんだけど。
 人間にまぁ……多少害がある成分入ってるし、何より今までのより高いんだけど……
 とりあえず回復量は多くなってるはずだよ」
ああ、摂取しすぎなければ大丈夫だからね、と、店員はすばやく付け加えてユフィとヴィンセントを見た。

「……しょーがないな。多少高くってもポーションはポーション。買っとこ、ヴィンセント」
頭の後ろを掻きながら、ユフィは「とりあえず2本ね」と言って代金を支払った。
物珍しさから買ったのではないだろうか、というヴィンセントの考えは、何となく口に出さないでおいた。
541名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:33:12 ID:zhSUJQ4+
うおおー!リアルタイムで乙!
イイヨイイヨー
ポーション飲みたくなってきたww
542ヴィンセント×ユフィ 3/5:2006/03/10(金) 01:33:50 ID:HJD6Vrfu
3.

宿屋に戻った2人は、事のあらましを他のメンバーに伝えるべく、とっておいた部屋へ急いだ。
「クラウドー!いつものポーション無かったから別の買ってきたんだけどーっ!」
勢いよくドアを開けたものの、当のクラウドは居なかった。
そればかりか、他のメンバーさえ居ない。
「各々情報収集や武器調達に行ったのだろう」
ユフィの後から部屋に入ってきたヴィンセントが、ゆっくりとベッドに腰掛けた。
「なーんだ。んじゃ、早速ポーション試飲会と行きますか!」
ヴィンセントの座るベッドに飛び乗り、先程買った青い瓶を2つ取り出す。
ユフィの両手に1つずつ持たれたそれは、まるでコスタ・デル・ソルの海を思わせるような色で、天井からの照明が反射してキラリと光った。

「それはHPが減ってから使用すべきものだろう」
ヴィンセントの目の前で、目を輝かせながら瓶を手にするユフィに向かって言った。
彼の言う事は尤もである。
ポーションは回復アイテムであり、HPが減っていない状態の2人が飲んだところで
最大HPが増える訳でもないし、第一意味が無い。
「分かってるよ。でも新しいモノって試したくなるじゃん」
意気揚々と話すユフィは、正に「10代の少女」だった。
新しいものに興味を持ち、何でも試す。小さな冒険者と言ってもいい。
その考え方は、長年眠りについていたヴィンセントには分かりかねるものだった。

あ、と、ユフィが口を開いた。
「もしかしてヴィンセントってば勿体無い、なんて思っちゃってるワケ?
 やーっぱ、ジジィだよねぇ、そこらへん」
明らかに挑発の言葉。
ユフィの目は三日月型に歪んで、口元ではニヤリと笑っている。
こんな簡単な挑発に乗るような男ではないが、暇潰しだと思い、ヴィンセントはノってやることにした。
「いいだろう。飲んでやる」
ユフィの左手からポーションを受け取った。
「そう来なくっちゃ!」
へへ、とユフィは笑い、「それでは試飲会の始まりーっ」と、自分の右手にある瓶と、
ヴィンセントが持つ瓶とを、乾杯するかのように、かちん、と合わせた。

アルミ製の蓋を開けると、ユフィが真っ先に叫んだ。
「何これ!?全っ然ポーションのニオイしないよ!」
瓶の口に鼻を近づけて、中身を嗅いでいる。
ヴィンセントも真似て中身を嗅いでみると、ポーションとは程遠く、
どちらかと言うと、現役タークス時代によく飲んでいた栄養ドリンクのようなにおいが鼻腔に広がった。
「うぅ……こんなんで回復するとは思えないけど!いくぞぉっ!」
ヴィンセントが顔を顰めている内に、隣でユフィは青い瓶を口元に持っていき、
一気に口内へと液体を流し込んだ。
543ヴィンセント×ユフィ 4/5:2006/03/10(金) 01:34:34 ID:HJD6Vrfu
4.

「…………んんんん〜〜〜〜〜〜っ!!」
ポーションを口に含んだユフィは涙目になり、ヴィンセントにしがみ付いた。
「落ち着けユフィ。まずは飲み込むんだ」
ヴィンセントが言い聞かせるようにユフィに言うと、ごくん、と喉を鳴らして飲み込んだ。
「うげぇ、超マッズイ!」
ぼったくられたよ!と、舌を出して暴言を吐くユフィを見て、ヴィンセントはポーションを飲むのを止めようかと思った。
わざわざ不味いと評されているものを口にする必要はない。
それにこのまま蓋を閉め直してそこらへんに置いておけば、「お、ポーションじゃねぇか」と、
何も知らないバレットやシドが飲んでくれるだろう。

しかし、それはユフィが許さなかった。
「ちょっとヴィンセント!あんたまさか飲まないつもりじゃないよね!?」
蓋を閉めようとしたヴィンセントに、ユフィが突っ掛かった。
両の手はショップ店員に対する怒りと憎しみのせいか、ぐっと握り締められている。
「……不味いのだろう?」
正論に近いヴィンセントの言葉に、ユフィは憤慨した。
「なーに言ってんの!あたしと一緒にコレを買ったヴィンセントも当然道連れだよっ!」
拒否権は無いようで、ヴィンセントの手から奪い取ったポーションを、ユフィはぐいぐいと彼に押し付ける。
「……ユフィ、飲まなくては駄目か?」
「当ったり前じゃん!よぉし、そんなに飲みたくないなら……」
そう言って、ユフィはヴィンセントから奪ったポーションの蓋を開けた。
「ユフィちゃんが直に飲ませちゃるっ!!」
徐に中身を口に含み、ヴィンセントの肩を掴むと、
お互いの唇を重ね、自分の口内のものを、ヴィンセントの口内へと流し込んだ。
544ヴィンセント×ユフィ 5/5:2006/03/10(金) 01:35:30 ID:HJD6Vrfu
5.

たどたどしかった。
それはキスだと呼べるようなものではなく、本当に「口移し」と言った方がしっくりとするものだった。
子供っぽくて、全然キスではない。
しかし、彼に無理矢理唇を重ねてきたユフィは頬を赤らめていた。
それに気付いたとき、ヴィンセントは彼女に対して、「仲間」以外の何かの感情を持っている事が自分でも分かった。

中身が全部流し込まれ、ユフィが唇を離した。
「ん……はぁ……っ」
彼女の瞳はうっすらと水の膜が張っているように見える。
ヴィンセントと目が合うと、顔を更に赤らめて壁の方を見た。
「ど……どーよ?マズいっしょ?」
所在無さ気に瞬きを繰り返し、ヴィンセントを見ようとしない。
彼女のやった事が、勢いだったのかどうかは分からないが、今更羞恥が込み上げて来たのだろう。
「あぁ……美味くはないな……」
「え……ぅ、ひゃあ!」
気が付くと、壁を見ていたはずのユフィが見ていたのは、自分に覆い被さっているヴィンセントだった。
天井の照明の逆光で、彼の顔に影が出来て本人の表情は読み取れない。
それを助長するように、ヴィンセントの長い漆黒の髪の毛がユフィに向かって垂れ下がってきて、ますます顔が見えなくなっている。

「ちょ、ちょっと待ってよ、ヴィンセント」
「待てない」
制止しようとするユフィの首筋に、ヴィンセントは顔を埋めてキスを落とす。
先刻のたどたどしい「口移し」とは違う、優しいキス。
「な……何さ、ヴィンセントってば可愛いユフィちゃんのキスで盛っちゃったワケ?」
「ああ、そうだ」
皮肉めいた言葉をヴィンセントに投げ掛けるも、あっさりと肯定されるだけで、行為が止められる気配は皆無。
首筋へのキスの嵐は止められることなく、更にはユフィが纏っていたモスグリーンのセーターを捲り上げた。
「ちょ、ちょっとヴィンセント!アンタ、ナニやってんのか分かってんの!?」
「何を言っている。私の性欲を昂らせたのはお前なのだから、当然ユフィも道連れだ」
――自業自得。
その言葉がユフィの頭に浮かんだ。



END.
545名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:37:03 ID:HJD6Vrfu
以上です。
やっぱ自分の力量では「ポーションまずい」からエロの流れに持っていくことは不可能だった。
ちなみにポーションのニオイとか味の表現は、自分で飲んだ(結局怖いもの見たさ精神で飲んでみた)のを元に書いてます。
ヴィンユフィの展開が>>498さんのユフィヴィンさんと似てしまったかも、と反省。

ユフィヴィンさん、ユフィ英雄さん、乙でした!GJ!
ヴィンユフィの方も楽しみにしてますよ〜。
FF7のカプは和む……(*´v`*)ムフフ


バレてるかもしれないし、今更だけど>>309>>438(ルードが変態臭いバレンタインSS書いた人)は自分です。
>>309で言ってたレノイリSSはどうなったんだと言うと、
書き終わった後に紛失しましたorz
どのフォルダ探しても見つからないから、今思い出しながらボチボチ書いてる。
需要がありそうだったら投下しますね。

>>483では謝りすぎました。
このスレのんびりしてるからそういう感じしなかったけど、ここは2ちゃんなんだよね。
今度からはそれを心得ておこうと思います。
自分のSS読んでクスリとでも笑ってくれた人たち!ありがとう!!
546名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:39:13 ID:HJD6Vrfu
あ、間違い。
>>545の「>>483では謝りすぎました」は>>483じゃなくって、>>438でした。


そして後から補足。
ヴィンユフィの「銀髪のお兄さん方」はもちろんACのあの3人。
「星に復讐」って、こーいう小さなことからしてたらいいな、と思って入り混ぜてみた。
当時から彼らが居たかどうかはキニシナイ。
547名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:39:47 ID:zhSUJQ4+
割り込んでスマンカッタ_| ̄|○
面白かったよ!GJ!
548名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:58:30 ID:v0TS1X1B
GJ!!
実を言うと今俺もポーションネタ書いてたんだが、先を越されてしまったな。
まぁ俺のクラユフィだし需要ねーだろ、と思ってリタイアするよ。
何にせよ本当に乙でした。とにかくハァハァしますた。
549名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 02:32:39 ID:v7Ei2dwx
>>548
いやいやいや需要の無いものなんてこの世には無いよ。
投下しろよ。

むしろしてくださいお願いしますこの通りですorz
550名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 02:51:19 ID:dnbAJFRU
グッジョーーーーーブ!!
レノイリ(*´Д`)/ヽァ/ヽァ瓶ユフィ(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
>>545さん需用ありまくりんぐだよ。正直待ってたよ
思い出し書き終わったら是非投下たのむ。

>>548
誘い受け(・A・)イクナイ!!どんどん投下汁!!
551名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 03:28:09 ID:2ajkFSZx
甘やかすなよ。
誘い受けキエロぐらいで丁度いいw
552名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 03:29:23 ID:+djUx8ys
>>545
乙!てか仕事はえ〜w
レノイリとヴィンユフィの話がところどころリンクしてるんだね
よかったよ!!

>>548
TO・U・KA!TO・U・KA!
553豚切り職人:2006/03/11(土) 19:52:41 ID:KAyvtcjy
新参ものでスマソ

しかもポーション関係ナシ。
まさしくぶったぎりのレノ入り投下します。

たのしんでくれたらこれさいわい
554レノイリ:2006/03/11(土) 19:54:00 ID:KAyvtcjy
「イリーナ。この書類、頼めるか」
「はい!」
ヒラリと目の前に白い紙が差し出される。
目を輝かせ、彼と話すときだけ一瞬自分が一人の少女に戻る感覚だ。
それを受け取ると、その上に重なってもう一枚白い紙が邪魔してきた。
「イリーナ。これもたのむぞ、と」
「...........」
だらしのないスーツの着こなし。
顔を見ずとも、胸元だけで誰かが解る。

「......レノ先輩。自分でやってください。私だって忙しいんですから」
「ツォンさんの書類なんて、判子押してぴょいだろうが。俺のはもう少し手間かかるぞ、と」
「そ、そうですけど...」
「ん?これは差別か?ツォンさんのはできて俺のはできないってことか。何でだろうな、と」
そう言って口の端を上げた。
ほんとうにこの人はずるいというか、うまいというか、憎たらしいというか。
人の気持ちをうまく利用して.....。
「解りました。やります」
少しむっつりと頬を膨らましながらも、二枚の紙を受け取る。
「さすがイリーナ。頼りにしてるぞ、と」
ほんとに調子がいい人...........
横目で赤い頭の後ろ姿を睨み付ける。
「あ、今日中にお願いね、と」
そう振り向きもせずすたこらと行ってしまった。
イリーナは更に眉間にシワを寄せた。
555レノイリ:2006/03/11(土) 19:54:56 ID:KAyvtcjy
ここで働いていると一日というのはあっというまだ。
先程昼飯を食べたかと思って時計に目を向けるともう針がぐるりと一周していることもしばしば。

イリーナは机の奥に置いてある時計に目をやった。
「!!??え.....!もう十二時になっちゃう!!」
自分の仕事に手一杯でツォンの書類は処理しているものの、レノの書類の処理を怠っていた。
「ど、どうしよう....」
自分としたことがなんてざまだ。
でも落ち込んでいる暇なんてない。
あたりを見回すと、もうすでに消灯している。
レノのデスクには電気がついていない。
任務で帰ってこないか、帰宅したのだろう。
急いでやれば間に合うかもしれない。
やりかけの仕事をそのままにレノからもらった書類を手に取り一気に片づけようとした。


「イリーナちゃん。まだのこってたのか、と」

バットタイミングとはこのことだろう。
背後から今一番聞きたくない声の持ち主が現れた。
くるりとイスを回転させ引きつった笑顔を必死に隠す。
「お疲れさまです。任務でしたか」
「まぁな。で、どうだ?」
「なにが..?」
「なにがって、俺の書類は終わったのか、と」
イリーナの散らかったデスクをのぞき込む。
「ええ!終わってます。終わってますとも」
何とか自分の身体で死角を作り机を隠そうとする。
ふーん
とイリーナの表情をのぞき込む、そして意味深な笑いを浮かべて
「何枚くらいにまとめてくれたんだ?」

書類すらまだ目を通していないイリーナにはキラーパスも同然。
冷や汗が流れるのが解る。
「約..........3枚..........」
じっと自分を見つめて来るレノを勢いだけで見つめ返す。
そして更にまたニヤリと笑い



「ツォンさんの事ばっかり考えてた罰だぞ、と」






そう言うとイリーナを華奢な腕でひょいとかつぎ運ぶ。
「ちょっと!!!!!!レノ先輩!!!!何するんですか!?!?!?やめてくださいよ!!!!!!!!!!」
じたばたと暴れるイリーナを諸戸もせずとある場所に彼女を運ぶ。
556レノイリ:2006/03/11(土) 19:55:43 ID:KAyvtcjy
ひやり

冷えた台のようなものに降ろされる。
慌てて当たりを見回すといつも自分のデスクからよく見つめている景色が広がっていた。
「ここ....ツォンさんのデスクじゃないですか!」
「そうだぞ、と」
イリーナは机に腰を下ろしている状態が耐えられなく
下りようと腰をうかせる。
するとまた大きな節の有る手がぐっと正面から肩を押さえつけてきた。
「....降ろしてください!」
「いやだぞ、と」
肩に置いてある手が耳元にそのままあてがわれぐっとレノの顔に引き寄せられると唇が重なった。
「......!!!!」
とっさに引き離そうとするイリーナだが、どんなにタークスで優秀でも、男の力にはかなわない。
そのまま歯列をなぞるようにレノの舌がイリーナの口内を犯していく。
「....ん...!」
唇がが離れると威勢良くイリーナの口から罵声が飛び出る。
「!!!なにするんですか!!!やめてください!!!!!!!!!!」
イリーナは強い目つきでレノを睨み付ける。
しかしレノはこの展開を解っていたかのような余裕な表情で
「.....俺の書類は判子押すだけの簡単なしごとだったぞ、と」
「!?!?」
細い金色の髪に手を通す。
「目も通してなかったということだな」

朝レノが自分の書類は手がかかると聞いただけ。
実際に書類に目を通さず、その記憶だけで嘘をついたあげく、三枚だなんて苦しい嘘を更に重ねたのが一瞬にしてイリーナの頭を駆けめぐった。

「だからこれからお仕置きだぞ、と」

イリーナはレノの頭の良さを痛感した。
自分のたじろぐ姿だけであの質問を投げかけるなんて。
557レノイリ:2006/03/11(土) 19:57:21 ID:KAyvtcjy
イリーナのスーツのシャツが一つずつ外されていく。
あらわになる肌は過酷な任務をこなしているとは思えないほど真っ白だった。
そこにゆっくりと唇を落としていきそっと膨らみに手をかける。
にわかに彼女の身体が震えた。
赤い髪がさわっとゆれた。
下着をずらし、主張し始める突起を口に含むと「あ....」と愛らしい声を上げた。
優しく口の中で転がすと次第に固くなっていく。
片方の手でもう片方のふくらみを形がかわるくらいに激しくもんだ。
「ぁ.....!.......ぁはぁ......!」
「ツォンさんのデスクでこんなことしてると思ったらこうなったのか?」
レノはスーツのパンツ越しにイリーナの中心に触れ優しく撫でる。
「や....ちがう......もう...やめてください........先輩..」
しっとりと暖かみを帯びているそこは与えられる刺激に正直だ。
「明日もあさっても、あの人はここで仕事するんだぞ、と。」
その言葉にイリーナの顔が真っ赤になる。
「やだ....!!ぁつ!!!!!!!!!!」
「....よごすなよ」
そう言ってパンツと下着を一緒に膝まで下げ中心を直接触る。溢れるように蜜が犯している。
レノの指が、下の主張し始めた突起と中心の周りをなで上げる。
「ぁああっ.....!....っ!!!!ふぁああ.....!」
強く突起をこね回すと更に蜜があふれ出す。
558レノイリ:2006/03/11(土) 19:58:06 ID:KAyvtcjy
くちゅ...ねちゅ........

卑猥な音が夜のオフィスにこだまする。
指を二本ほど中心に突き刺すと、イリーナの腰が浮いた。
「!!!..んん.っ....はぁ....あ..あああ.....」
「イリーナ、よごしてるぞ、と」
デスクの上にはイリーナの蜜がしたたっている。
さらに激しく指を出し入れし始める。
「やああっ!!!!あぁ!んっ......はっ...!!!」

「もっとお仕置きがひつようだな、と......」

レノは大きくなった自身を引き出し、欲しがるイリーナの中心にあてがう。
「この場所でどうやって鳴くのかな...と」
そう言って口の端を上げると、自身をゆっくりと押し進めた。
「ぁあ...んっ.....はぁ........」
イリーナの中はすっかり熱を帯びていて蜜がレノを支配する。
くりゅ....ねちゅ.....くちゅ...くちゅ....
卑猥な音が二人の耳をも支配する。

自分のあこがれの人の毎日座っている姿を眺めていた。
その場所で自分は、その人ではない男にこうやって快感を与えられている。
その現実が頭をおかしくする。

あの人はいつも触れているデスクは自分の蜜で濡れている。

なぜこんなに性欲が駆り立てられるのだろう.......

イリーナの頭は完全に溺れていた。

服は半分付けたままで、自分の中心には男根を挿入されながら、愛しい人をおもっているこの現状が激しく興奮させた。

胸を愛撫されながらも挿入はくりかえされる。
イリーナの内部もレノを逃がさないとばかりに締め付けた。
強く腰を打ち付けられると全身に激しい快感が走る。
「ふぁぁっ!!!!ああ!!!!あん!あっ!!」
「っ!!!」
「あああっ....きもちい....です...ぁ...う.ぁああ!!」

そして絶頂が訪れる。
イリーナの身体が一瞬力が入る。


「ふぁ...あああぁ!!!っ!!!!!!」



559レノイリ:2006/03/11(土) 19:59:25 ID:KAyvtcjy
翌日


いつもの朝がやってくる。
でも今日からは少し..いや
あのデスクを見つめる私の気持ちが違う。
自分の席から今日も見えるツォンさんの席をみながら、昨日の出来事がフラッシュバックする。

思い出すだけで、まだからだの一部が火照るようだ。

あの机で....私.......



「変なことかんがえてると、また判子おしわすれるぞ、と」

くるりと振り返ると、いつもの意地の悪いレノがにやりと笑った。

「う...うるさいです!!!!」
自分の耳が熱を帯びたのが解った。

ひょうひょうとした態度で去っていく赤い髪の後頭部を見つめイリーナはため息をついた。
私はこの先輩には一生悩まされるのだろうか。






以上です!!!!!!!!!
流れ読まずスマン
560名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:41:10 ID:R3e1rhHR
前のレスから一日以上も経ってりゃ流れもへったくれもないから気にしなさんな。
次も頑張れ!
561名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:47:52 ID:335ZXp02
>>553-559
GJ!
レノ=S、イリーナ=M(いずれも真性)て設定は大好物だ!!!
つか、冒頭の「レノ入り」に一番激しく萌えた俺って……orz。

562名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:22:04 ID:W8Jelzh7
GJ!
それぞれの性格がよく出てて非常に良かったです
今後の関係の変化がキニナルー
また気が向いたら書いてね
563545:2006/03/12(日) 01:01:41 ID:6mAcDexq
自分のポーションSSにレス下さった方々、ありがとです!
ハァハァもありがたいっすw

>>548
く、クラユフィ(*´Д`)ハァハァ
投下お願いします、切に!!

>>553-559
グッジョブ!!
わざとツォンさんのデスクでやっちゃうレノがいい。
そして思わず気持ちいいって言っちゃうイリーナ萌え。


さーて、自分も思い出し書きがんばろー

564名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:19:56 ID:SwfL8ot9
>>563・ヴィンユフィさん
頑張ってくれー!
565498:2006/03/14(火) 12:25:43 ID:yXJXK+Sq
ユフィ×ヴィンDCを書いてた者です
続きを書くと言ってから3週間、もうだれも待ってない臭がプンプンするけど
ご報告させてもらいます

P C 壊 れ ま す た

ええバックアップもとってませんでした
何が辛いって初期化でデータごっそり消えたけど
毎日少しずつ書き溜めたtxt抹消が一番悲しかったぜちくしょおおおおお!!!!!
やっと投下できそうだったのに……ひどいよママン・゚・(つДT)・゚・

いやママンは関係なく悪いのは自分だが
何を言っても見てもらなえないものには意味がないっすね
仕方がない。またしばらくROMに戻るとするか

マジで鬱だ…_| ̄|○ il||li
566名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 16:03:00 ID:2lVb4MR2
>>565
少なくともここに一人、wktkで待機していた者がおりますよノシ

>P C 壊 れ ま す た
マジですか!災難でしたね。文章全消去って、痛すぎる被害ですなあ。心中お察しいたします。
もしまた投下できるような状態になられましたら、是非続きをお願いしますです。
567名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:13:37 ID:wsJMuM9r
>>565
ここにもwktkで待ってた者が一人!

PC壊れてデータあぼんはキツイですね・゚・(ノД`)・゚・
私も出来れば続きが読みたいので、気が向いたら投下していただければ…
568名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 21:23:01 ID:eaWlquKy
>>565
頑張って!!
569名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 22:43:53 ID:SwfL8ot9
>>565
ちょwwwすぐ上にいるだろwwww
570名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 04:00:33 ID:Hw6uikhJ
腐女子の馴れ合いはマジで勘弁。
571名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 07:46:24 ID:ibHo1+bm
こうあからさまに「腐女子」という単語が誤用されてるのを見ると
何とも微妙な気持ちになるな。
まあ、今や本来の意味で使われることの方が少なくなってるので、
そろそろ慣れなきゃいけないんだろうが…。
572565:2006/03/15(水) 09:06:49 ID:Pc7ABVrM
みなさん、ありがとう…
また書けそうなら書きますわ
まずはウイルス駆除ソフトから専ブラやテキストエディタまで
入れ直さなきゃならん(´・ω・`)

>>565
おお、いま気づいた!w
563さんのヴィンユフィのことかと思ってたwww
よく見たら、間に「・」が入ってるね。わしのことでいいのか?
だったら>>564さん、ありがとう!気づかなくてスマソ…

腐女子はともかく馴れ合いとは言われると思ったよw
エロパロスレは自分の妄想を書いてもらうために
おだてつつなだめすかしつつ職人さんを育てるところでもあるから
過疎ってるなら特にある程度の馴れ合いは仕方ないと思うけどね
まあ、私は消えるからいいだろう

とにかく、いままでおだててくださった方々に感謝!!!
573572:2006/03/15(水) 09:09:37 ID:Pc7ABVrM
安価ミスorz
>>565のところ>>569です
自分にレスしてどうする
574名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 02:42:53 ID:52GMfRZa
「…ティファ」
「どうしたの?デンゼル…痛むの…?」
何が、とは言わない。それが星痕によるものだというのは分かっているから。
「……」
デンゼルは何も言わずただティファに抱きついた。
いつもクラウドにべったりな彼だけにティファは驚いたが、
そのまま言葉を発するのを待っている。
やがてデンゼルは口を開いた。
「…あのさ……」
同時にその手がティファの胸に伸び


みたいなの誰かひとつ
575名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 03:30:13 ID:l75mlWBt
そのまま頑張って進めてみる、というのも一つの手かと。
576名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 15:32:08 ID:AAHlkHHv
age
577名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 23:09:03 ID:NlHYZnYZ
563です。
世間は12で盛り上っていてもまだまだ7熱は冷めないぜ!
(ていうか12まだ買ってない)
という事で以前言っていたレノイリ投下しちゃうぜよ。

色々思い出し書きしてたらレノが全然鬼畜じゃなくなったよ(´・ω・`)
場面としては、ウータイイベント(ユフィにマテリア盗られるやつですね)の直後。
色々読みにくいけどごめにょ。
578レノ×イリーナ 1/5:2006/03/18(土) 23:10:27 ID:NlHYZnYZ

1.

「……用事を思い出した。2人は先に行っててくれ」
ルードはそう告げるなり、今来た道を戻っていった。
「用事って……何なんでしょうかねぇ?」
「さぁな。大方、あの巨乳のおねぇちゃん関係だろ、と」
取り残されたレノとイリーナは、いつもより態度が違うルードの背中を見ながら話していた。
休暇でウータイに来ていた3人が、偶然クラウド一行に出会ったのには驚いたが、
何よりこんな所でティファという思い人に会えると思っていなかったルードは、
それ以上に内心喜んでいるようだった。
本人なりにそれを表に出さないように努めていたようだが、長年コンビを組んでいるレノには全てお見通しのようだ。
ああ、なるほど、と感心したイリーナと、段々小さくなっていくルードの背中
(きっと顔は真っ赤になっているだろう。もしかしたら少しニヤついているかもしれない)を
見ていたレノは、くるりと向き直り、予約済みのホテルへと向かって行った。



「実はあいつ、気を利かせてくれたのかもな、と」
とっておいたホテルの部屋で、レノはベッドに腰掛けているイリーナに言った。
「え?」
「あのおねぇちゃんに会いに行くんだか何だか知らねーが、少なくとも俺とイリーナを2人にしてくれたな、と」
手元の煙草を灰皿に押し付け、レノはニヤリと笑ったかと思うと、
イリーナに近付き、一瞬で彼女を組み敷いた。
「えっ、せ、先輩!今すぐですか!?ちょっと待っ……んんっ……!」
言葉を遮ったのは、上から降り注ぐ荒々しいキス。
断りも無く舌が侵入して来て、イリーナの口内を乱していく。

「待てないな、と」
唇を離したレノはいつものように意地が悪そうな笑みを浮かべている。
「でっ、でもほら、私さっきので汗掻いちゃってますし、砂埃だらけで汚いですよ!?」
彼女なりの抵抗だった。
いくら一般兵より優秀なタークスとは言え、イリーナは女である。
それなりに身嗜みには気を配るし、綺麗でありたいと思うこともある。
今のように無理矢理レノに体を求められたことだってあるが、
いつもシャワーを浴びてから行為に及びたいと願う。
(ほぼ毎回「そんなのいいから、と」と言うレノによって、その願いは叶えられないのだが)
今だって、先程の件で汗を掻き、砂埃まみれになった体を洗い流したいと思うし、
このままこの汚れた体でレノに抱かれるのは聊か抵抗がある。
きっと彼はイリーナより汗を掻いてもいないし、さほど汚れてもいないのだろうけれども。

「じゃあ、風呂に入ってくるか?」
いつもならば絶対と言っていいほど出ない、彼からの提案にイリーナは目を丸くした。
「え、本当ですか!?」
「ああ。俺とイリーナ、2人で入るぞ、と」
イリーナの笑顔が引きつった。

579レノ×イリーナ 2/5:2006/03/18(土) 23:12:09 ID:NlHYZnYZ
2.

蛇口を捻ると、湯が勢いよくバスタブに流れ込んだ。
湯気を立てて嵩を増していく湯を、じっとイリーナは見つめる。

「先輩……本当に一緒に……」
「入るんだぞ、と」

イリーナは大きな溜息を吐き出した。
確かにレノとイリーナは同僚以上の仲で、どちらかの家やブティックホテル、
ある時は2人きりのオフィスでセックスをしたことがある。
とどのつまりそれはお互いの裸を見たことがあると言う訳だが、「混浴」という行為は今までにやったことが無い。
過去何度か「一緒に風呂に入るか?」とレノに聞かれたことはある。
その問い掛けにイリーナが縦に首を振るのはごく僅かで、
しかもシャワーを浴びるときだけだった。

こうやってバスタブに湯を張って一緒に風呂に入る、ということはしなかった。
それは、
「シャワーだったら、セックス、っていう最大目的があるけど、お風呂に一緒に入るとなると話が別。
だって一緒にお風呂に入るなら、自分の裸体をベッドセックスや
シャワーセックスのとき以上に見られちゃって恥ずかしいじゃない?」
というイリーナの考えによるものだった。
つまり、今回の逃げられないレノからの提案は、イリーナにとって途轍もなく恥ずかしいものである。

580レノ×イリーナ 3/5:2006/03/18(土) 23:13:15 ID:NlHYZnYZ
3.

「なんでタオル巻いてんだ、と」
先に湯船に浸かっていたレノは、後から入ってきたイリーナの姿を見て言った。
彼女の肢体には、ホテル備え付けのクリーム色のバスタオルが巻かれていた。
お蔭で形の良い乳房も、白い肌の大部分さえも見ることは不可能である。
「だって、恥ずかしいじゃないですか……」
レノの視線を気にしつつ、イリーナが湯に脚を入れると、ぬるりとした妙な感触があった。
「……? 先輩、何かぬるぬるしません?」
そう言いながら、イリーナはレノと向き合う形で湯に体を沈める。
「そこらへんにあった入浴剤入れてみたぞ、と」
なんかお湯がゼリーみたいになるらしいぞ、と、とレノは付け加えた。
手で触るとぬるぬるして、体にへばり付く湯の感触は初めての体験で、イリーナは心を奪われていた。
「それよりもイリーナ……湯船にタオルを入れるのはマナー違反だぞ、と!」
レノの手は素早くイリーナの体に巻きついているタオルに伸び、見る間に剥ぎ取った。
「きゃっ」
小さな悲鳴と共に、タオルがするりとレノの方へ逃げて行った。

イリーナの白くて丸い胸が、湯船に浮かぶ。
白濁とした湯のお蔭で、湯に浸かっている部分は見えないが、レノは目を細めてニヤリと笑う。
「全身隈なく洗ってやるからな、と」
「えぇっ!?か、体くらい自分で洗えますっ!」
イリーナは両手で胸を隠し、抵抗の声を上げる。
しかしレノの腕力の方が圧倒的に強く、胸の前で組んだ手を掴まれ、
彼に背を向けて両脚に体を挟まれる形となった。
「言う事聞かないとお仕置きするぞ、と」
レノはイリーナの腹部に手を回し拘束しながら、低い声で耳元で呟く。
そして石鹸を左手に取り、イリーナの腕を洗い出す。
白い石鹸から生まれてくるふわふわとした泡が、次第にイリーナの腕を纏っていく。
いつものような荒っぽさは感じられず、腕をなぞるその手からはどことなくくすぐったい優しさが感じ取られた。
581レノ×イリーナ 4/5:2006/03/18(土) 23:14:29 ID:NlHYZnYZ
4.


「次、脚な、と」
手を伸ばして、湯から脚を取り出す。腕と同様に石鹸を脚に撫で付けて、泡立てていく。
丁度石鹸が左脚の膝の裏を撫ぜた時、イリーナが反応した。

「ぅん……っ」
ぴくん、と、体が一瞬動いた。
「イリーナちゃん、感じちゃったのかな、と」
反応を見逃さなかったレノが、わざと耳元で言う。
顔を見なくとも、絶対に口元に笑みを浮かべているはずだと分かる。
石鹸を動かす手は止めず、それどころか腹部を拘束していた方の手も使って脚を撫ぜる。
「あ……ちょっと 先、輩……っ!」
レノの両手はイリーナの左脚を滑るように撫ぜていき、内腿にまで伸びていった。
決してそれより内側には触れず、ひたすら内腿だけを撫ぜる。
ぎりぎりのところまで手が伸びたかと思えばすぐに引っ込んで、
やはり内腿を撫ぜる手が、イリーナの体を火照らす。
「そ、れは……は、反則……んんっ」
滑らかに踊る手に、ぴくんぴくんと、イリーナは反応してしまう。
「何言ってるんだ、と。体洗ってやってるだけだぞ、と」
レノはさも当たり前だと言う声色で言い、ちゅぅ、とイリーナの首筋に口付けた。

水温のせいではない、明らかに違う理由でイリーナの体温が上昇していく。
「はい次、胸だな、と」
内腿を丹念に洗っていた手は、するりと上に上がっていき、白い胸に伸びて来た。
「ひゃ……」
ゼリー状の湯を纏った手が、石鹸で泡立てながら胸を洗う。
まるで包み込むように洗うその手は、愛撫にも似ていた。
最初はただ触るくらいだった手は、段々と形を変えていき、
いつの間にか胸を掴んで揉みしだいていた。
「んっ!……ぁ、 先輩、それ、洗ってな……っ!」
泡立てていた方の手は、胸の頂点を摘んで転がしていた。
もう片方の手は、滑らかに滑らせながらも胸を揉む。それは完全に愛撫と化していた。
「洗ってるぞ、と。……それより、洗いにくいからもう少しこっちに寄れよ、と」
レノは手を胸に多い被せたまま、自分の方へイリーナを引き寄せた。イリーナの背中が、レノの胸板に当たる。
「……っ! 先輩……あの……当たってるんです けど……!」
更にレノに密着したイリーナの腰付近には、脈打つ硬いものが当たった。
それが何なのか理解し、彼女はかぁっと顔を赤らめる。
「しょーがないだろ、と。感じちまうお前も悪い。……ああ、ここも洗わなくちゃな、と」
そう言ったレノは、揉んでいた方の手を下に下ろし、先程まで絶対に触らなかった部分へと手を伸ばした。

582レノ×イリーナ 5/5:2006/03/18(土) 23:15:42 ID:NlHYZnYZ
5.

「ぁあっ!」
いきなり秘裂を分けて入ってきた指に思わず声が零れ、その声がバスルーム全体に響いて木霊する。
「こんなんじゃ、お前が濡れてるかどうかもわからねぇな、と……」
長い指は容赦なくイリーナの中に入り、中を掻き乱す。
しとどに溢れ出てくる愛液が指に絡み付くが、湯の感触のせいか、それもよく分からない。
分かるのは、2人とも限界に近付いているという事だけ。

「……イリーナ、そろそろ入れるぞ、と」
「ぁんっ」
我慢できない、と言ったように、レノが指を引き抜く。
宣言も無く抜かれた指に反応して、イリーナの声が漏れる。
彼女の腰に当たっているそれもまた、限界のように自身を強く主張していた。
胸と秘部に遣っていた手をイリーナの脇の下に遣り、体を持ち上げた。
そしてそのまま、イリーナの下腹部に自身を貫く。
「ん、ぁあっ……!」
一気に貫かれた衝撃で、甘美な声が口から零れ落ちた。
脇の下に伸ばしていた手は腰周りに直し、イリーナを上下へと動かす。
「あ、ぁあ、 んぁ……やぁ、んっ」
ちゃぷちゃぷと、イリーナの動く体がいくつもの小さな漣を作り出し、
ぐりぐりと押し潰すように出し入れされるそれは、窮屈そうに彼女の中を出入りし続ける。
ほんの僅かな隙間から、中に熱い湯が入ってくる。
そのいつもと違った感触と、湿った背中に熱い吐息を感じ、イリーナは益々昂奮する。
「せ、んぱい……っ! ん、あ、ああ、ぁっ」
きゅうっ、と激しい伸縮。
それがスイッチのように、レノは挿入したまま、先端から熱いものを放出した。
イリーナは自分の中に何か熱いものを感じながら、涙が頬を伝うのが分かった。




「中に出さないで、っていつも言ってるじゃないですか」
薬飲み続けるのも、結構面倒なんですよ?と、レノの胸に顔をくっ付け、腕に抱かれてぐったりとしているイリーナが頬を膨らませて言った。
「しょうがないだろ、と。あんなに締め付けられたら中に出したくなくても出ちまうぞ、と」
ぽんぽん、と、イリーナの頭を優しく叩きながらレノは悪びれる様子も無く言う。
「それにちゃんと全身きれいに洗えたじゃねぇか、と」
くつくつと笑う。
きっと彼は今からバスルームを出て部屋に戻っても、
「ルードが戻るまでにもう1回やろうぜ」
と言って来るだろう、と、イリーナは白濁色の湯で見えないレノの下半身を想像しながら、ぼんやりと考えた。


END.
583名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 23:16:40 ID:NlHYZnYZ
以上でやんす。
2人を一緒にお風呂に入らせたかった話。


>>565さん
なんて災難なんだ……
自分もバックアップは取っておかなきゃ、と実感させられましたよ。
続き気になるので、気が向いたらまた投下よろしくお願いします(´人`)
>>565さんの文章、大人っぽくて好きなのです。


じゃあ自分はロッソ(←なぜか倒せない)を今回こそ倒すべく頑張ってきますよノシ





ところでルーファウス×イリーナなんて需要、ある?

584名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 23:19:00 ID:NlHYZnYZ
本文じゃないけど、
>>577の「色々読みにくいけどごめにょ。」の「ごめにょ」は
「ごめんよ」の間違い。
タイプミスでした、ごめにょw
585名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 00:23:31 ID:8YlDL21b
お疲れ様! 堪能させて頂きました。
レノ、いいなぁ……。
相手の意志なんかお構いなしってとこが、なんかもう……お、大人じゃんっ!
586名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 04:03:40 ID:wVq34/rt
フラン×プリンが見れれば、もう最高
587名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 06:25:02 ID:SzlUBJG/
バルフレア×アーシェとかどう
588名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 01:06:23 ID:iHkufAM1
レノイリ乙!
この2人の馴れ初めみたいな話も読みたいな
どうしていがみあってた?のが恋人?関係にまでなったのかとか
とにもかくにもGJでした!
589名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 14:30:52 ID:fYGQGBwA
ヴィンシェルって伸びないね。
書きにくいのか憚られるものがあるのか。
590名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:24:05 ID:eYvs2bbQ
>>589
理由は聞かなくても分かってんだろ、どうせw

でもその状況に閉塞感を感じてるなら、
やはりSSを投下してまずは反応を様子見することが一番かと思う。
591名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:22:06 ID:vOo9IRjw
優しくしてやってくれ
592名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:52:58 ID:WoaTjZNq
>>590
なんでそういう言い方しか出来ないんだ
593名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:48:54 ID:tzTQZZxD
このエロパロ板において女子供に気を使う必要もあるまい。
気楽にいこうぜ。
594名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:00:38 ID:Tmaz07rW
>>593
確かに気を使う必要はないが
なぜわざわざ女を不快にする物言いをするのだ。
595名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 08:38:21 ID:0zrJnW3l
つか、ヴィンシェルのエロは別にいいやってかんじ。
イメージは湧くけど文に起こしづらい。
596名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 10:56:57 ID:ysHpCtey
いまは職人が少ないから傾向も偏りがちなだけで、エロパロスレにカプ論なんて必要ない
投下前に注意書きさえすれば、801以外ならなんでもありだろ
ごちゃごちゃ言わず、どんどん書きやがれ!

>>590
腐女子がどうとか言ってるのも、おまえか?
おまえみたいなのが一番うぜー
597名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 02:34:08 ID:jJjBkFvq
>>596
なんでそういう言い方しか出来ないんだ
598名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 05:20:48 ID:WrRaOlaT
この流れをぶったぎる勇者キボンヌ

追記だが…
>>583
ルーファウス×イリーナ!?? あるあるあるッ !!!!!
ルーファウス関連が見たかった。
レノイリ乙です。お風呂の泡のごとくポワワ(´▽`*)な気分になれましたよw
599名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 21:09:01 ID:Ny7s634u
これだからシェルクヲタは
600名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 05:18:08 ID:0MFF+xL+
しょこたんが来てるスレはここですか
601名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 05:53:21 ID:I/Lp54MP
来てるかもしれないし、来てないかもいれない。
602名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 15:47:02 ID:67FsKeBz
603名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 12:05:02 ID:PwxarsED
オイヨイヨ
604名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 16:49:29 ID:WpFW9nvl
>>596はツンデレ
605名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 22:22:49 ID:6xiDarpA
583でございます。
私の投下後になんか過疎っちゃった感じで、ちょっと気まずいぜ。
みんな12の方に行っちゃったの?

とりあえず>>598さんのお言葉に甘えて、ルーファウス×イリーナ投下します。
先に言っておきますが、レノイリ前提のルーイリ(この略し方で合ってるのだろうか)です。

そんで、ちょっと今日は時間の都合上途中までの投下になります。
続きはまた明日。
606ルーファウス×イリーナ 1:2006/03/28(火) 22:24:30 ID:6xiDarpA

1.

無機質な廊下を1人、イリーナは急ぎ足で歩く。
手には大きめの封筒。中には重要書類が入っている。
さすがに神羅カンパニーの最上階は社長室しか無いだけあって、他の階より人気が無い。
ここに来るのは社長本人と重役、秘書数人。そしてタークスくらいだ。
『えぇっと、ウータイとミディールの件の書類と、社内予算についての書類。後は……』
イリーナは封筒内の書類を見て、最終確認した。
1つでも忘れると社長はうるさいし、何よりいちいちオフィスに取りに戻るのが面倒だった。


「失礼します」
書類のことばかり考えていたイリーナは、室内の確認もせずにドアを開けてしまった。
「きゃぁっ!」
入るときに少しばかり頭を下げていたイリーナは、その甲高い声に驚き、急いで頭を上げた。
「!!」
見ると、結構な大きさ、いや、一般社員用デスクの何倍もあるであろう社長用デスクの向こう側にある、
ゆったりとした革張りの椅子に座っているルーファウスの膝の上に、茶髪の女が跨っていた。
衣服と髪は乱れ、少しだけ見える驚いた顔は紅潮している。
突然の事に絶句し、思わず手元の封筒を落としそうになる。
目は見開かれ、口は半開きの状態だ。
「……イリーナか……」
女の腰を両手で持っているルーファウスが、半ば溜息混じりでイリーナを見た。

「ちょっと社長?この時間なら誰も来ないからって言ったじゃないですか!」
茶髪の女が、ルーファウスを睨みつける。
「人生にアクシデントはつきものだな。もういい、興醒めだ。自分の部署に帰れ」
大きな溜息を吐きながら、ルーファウスは両手を使って
女を自身から下ろすと、冷やかな目で女を見た。
乱れた衣類のまま、女は悔しそうに下唇を噛み、イリーナを一瞥すると、
「あんた達タークスなんか、さっさと殺されればいいのよ!」
と叫ぶように言い捨て、服と髪を直しながらハイヒールの音を豪快に立たせて出て行った。

607ルーファウス×イリーナ 2:2006/03/28(火) 22:26:29 ID:6xiDarpA
2.


「あの女はクビにしておくか」
女が去ってすぐに、ルーファウスはやれやれと言ったようにイリーナを見た。
目が合ったイリーナは、はっと気がついたように慌ててデスクに近づいた。
「すみません、お取り込み中に確認もせず入って来てしまって……」
「構わん。いいからさっさと用件を済ませろ」
「……はい」
いつもどおり、冷徹なルーファウスの声。
本当に、先程まであんな淫らな事をしていたのだろうかと、イリーナは首を傾げたくなる。



「――以上です。不明な点がございましたら、こちらに言って下さればいつでも……」
「新兵器の書類はどうした?」
あ、と、イリーナは声を出しそうになった。
あんなに確認を行ったはずなのに、新兵器に関する書類を忘れていた。
「……忘れてきたのか」
椅子の背もたれにもたれ掛かって、腹の上で両手を組み、じっとイリーナを見る。
「申し訳ございません。至急取りに戻ります」
イリーナは一礼して踵を返し、社長室を出ようとしたが、ルーファウスの一言で止められた。
「いい。どうせ私には興味が無かったものだ。それより、ちょっとこちらへ来い」
少しだけ背を向けて、扉の方へ向かおうとしていたイリーナに
ルーファウスは自分の隣に来るよう、手招きした。
向き直して、イリーナは言われるがままにルーファウスの隣に向かう。


「座れ」
ルーファウスが座っている椅子の隣にまでイリーナが行くと、すぐに簡潔な命令が下された。
怪訝な顔でイリーナが床にしゃがみ込むと、ルーファウスは意地悪そうな顔で言った。

「さっきは途中で邪魔されたからな。お前に代わりを務めてもらおうか」
言いながら、ルーファウスは自分が纏っている真っ白な
パンツスーツのジッパーを下ろし、力強く起立した自身を取り出した。
「ひゃっ……!」
間近で出されたルーファウスのそれを見て、イリーナは声を上げた。
「処女じゃないだろう?知っているぞ、お前とレノが同僚以上という間柄なのは……」
イリーナを見下ろしながら、ルーファウスは心底意地が悪そうに微笑む。
608ルーファウス×イリーナ 3:2006/03/28(火) 22:28:18 ID:6xiDarpA
3.


『……嘘つきで、ワガママなお坊ちゃん』
ルーファウスの男根を目の前にして、イリーナが思ったのはそれだった。
さっきは“構わない”と言ったのに“代わりを務めろ”? 
眩暈がするほどの身勝手さは、彼の父親とよく似ている。
「どうした?出来ないと言うのならば、お前をクビにしてもいいんだぞ?」
無慈悲なルーファウスの声が、イリーナの頭に響く。
「……分かりました」
意を決したように小さく良い、イリーナは目の前に聳え立つ
ルーファウスの男根を両手で包み込んだ。
既に硬くなっているそれは、触っただけで激しく脈打っているのが分かる。

最初は躊躇していてゆっくりとだったが、
ルーファウスの目線に怖気付き、彼を握る手の動きを速める。
段々と硬く太く、そして熱くなっていく。
「ほぅ……思っていたより下手ではないな。レノに仕込まれたか?」
イリーナの頭を撫ぜながら、ルーファウスは嘲笑染みた声色で言う。
「そ……そんなんじゃな……!」
反射的に否定しようとするが、頭を撫ぜていた手に力が入り、
イリーナの顔を男根にまで一気に近付けさせた。
反動で、イリーナは言葉を失う。
「ほら、口も使え」
手だけでは満足しないようで、ルーファウスはまたもイリーナに命令する。

イリーナが戸惑っていると、ルーファウスは手に力を更に加えて急かす。
眉間に皺を寄せ、覚悟を決めたように、しかし、
どこか諦めが入っているような表情のまま、イリーナは恐る恐るルーファウスを口に含んだ。
鼻腔に直接来るようなきつい匂いがする。
目を閉じても、それはイリーナに襲い掛かる。
「もっと咥えろ。舌を使え」
加えてルーファウスの指示が出る。
指示通り、イリーナは舌を使って幹を下から上へ一気に舐めし、
先端の膨らみの溝周辺を丹念に刺激した。
「あぁ……イリーナ……」
恍惚そうな表情と声でイリーナの名前を呼び、
ルーファウスは満足そうに彼女の頭を撫ぜ、細い髪の毛を優しく梳いた。
イリーナもまた、頬を蒸気させて息がやや荒くなってきている。
「……ん くっ……」
舐め上げる舌のざらつきがルーファウスに心地よい刺激を与える。
ピクピクと脈打つ柱は、もう限界に近かった。
609ルーファウス×イリーナ 4:2006/03/28(火) 22:30:06 ID:6xiDarpA
4.


「ぅ……イリー……ナ、出るぞ」
言うのとほぼ同時に、ルーファウスは自身の分身の先端から勢いよく液体を放出した。
口に咥えたままだったイリーナは、ルーファウスの体液を口内の奥で受け止める。
「んんっ……」
「全部飲み込め……そうだ……」
粘っこい液体が口内に纏わり付いて、上手く飲み込めない。
また、放出された液体は予想以上に多く、口の端から垂れてくる。

どうにか全部を飲み込み、解放されるかと思っていた矢先、
座り込んでいるイリーナの手を、ルーファウスが引っ張った。
「まだお前が終わっていないだろう……」
彼の目には、頬を真っ赤に染めたイリーナが真っ直ぐに映し出されていた。
「え……」
ルーファウスはイリーナに構わず彼女を立ち上がらせ、自分も一緒に立ち上がった。
そして自分の手をイリーナが着ているスーツに伸ばし、ダブルジップアップを引き下ろした。
「私だけ気持ちよくなるのはアンフェアだと思わないか?
 イリーナにも気持ちよくなってもらう権利、いや義務がある」
淡々とシャツのボタンを外し、脱がせる。
中からは淡い白の下着に包まれた、下着より真っ白な乳房が出てきた。
「もちろんお前に拒否権は無い。……社長命令だからだ」
カチャカチャとベルトを外し、パンツスーツを脱がせる。
白く細い、スラリと伸びた足が見えた。
「社長……」
イリーナは羞恥から顔を真っ赤にしている。
異性ではレノにしか見せた事の無い自分の下着姿を、よりにもよって社長に。
彼女の顔が紅くなるのも無理は無かった。
しかしそれ以前に、彼を奉仕していた時から顔が、
いや、体全体が芯から熱くなっていた気もする。
この感情を何と呼ぶのかは、分からないが、彼女の脳裏に赤い髪が浮かんだ。
610名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 22:31:10 ID:6xiDarpA
今回はここまでです。
続きはまた明日の今頃投下しに来ます!さいなら!ノシ
611名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 23:28:44 ID:cLne3Bsy
GJ!&マダー? チン☆/
612名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 23:29:22 ID://qhXruL
>>610
GJ!
続き楽しみにしてるぞww
613名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 02:47:57 ID:sQZljaPY
うおおっ。
最後六行が、昔の昼メロのナレーションみたいで(*´Д`)ハァハァ
「つづく」の文字が目に浮かぶぞ、と。
614名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 22:40:58 ID:q2inr4Qg
昨日の続きでっす。
>>613さんのおかげで、何も考えてなかったのに昼メロにしか見えなくなったじゃないかww
まあ、ストーリー的に昼メロっぽいからいいか。
それでは昼メロの続きドゾー↓
615ルーファウス×イリーナ 5:2006/03/29(水) 22:42:11 ID:q2inr4Qg
5.


ルーファウスがゆっくりと、しかし無駄の無い手付きで彼女の下着を脱がし取ると、
小振りな乳房と、髪の毛よりやや濃い茂みが出てきた。
何も触れられていないのに、乳房の先端は
赤く色づき飛び出しており、自分の存在を主張しているようだった。
「お前も早く気持ちよくなりたいだろう……来い」
イリーナの体を舐めるように見た後、ルーファウスは強引に彼女の手を引っ張り、
デスクの後方の壁にはめ込まれている巨大な窓にイリーナを押し付けた。
熱くなった背中が、ひんやりとしたガラスにぶつかる。

ルーファウスは、ガラスと自分の体でイリーナの体を押し潰すような位置に立った。
「私のを咥えてそんなに興奮したか?」
口の端を上げてニヤリと笑うルーファウスの手は、
イリーナの下腹部より下、薄めの茂みの奥へと伸びて行った。
軽く触れるだけでもしっとりと湿っているのが分かり、指先には蜜が絡み付いてくる。

「ほら、もうこんなに濡れている」
イリーナによく聞こえるように、ルーファウスは耳元で囁き、入り口周辺を執拗に撫で回す。
「やっ……ぁん」
指先だけの愛撫を受けて、蜜は止まるところを知らないように溢れてくる。
ルーファウスの長い指が一気に2本、入り口を突き抜けて奥まで行った。
「ん ふぅ……っ!」
短く甘い悲鳴がイリーナの口から零れた。
中の奥でぐりぐりと動き回る指は、彼女を確実に仕留めていく。
まるで全てを分かり切っているかのように。
「ぁあ!……ん、ぁっ」
煮え滾っているようにひどく熱いそこは、甘い甘い刺激を受けて不定期な痙攣を起こしていた。
「あ……しゃ、ちょぉ……」
肩を上下して荒い息を吐く。
頬はすっかり紅く染まり切り、赤茶の瞳は潤んでいる。
616ルーファウス×イリーナ 6:2006/03/29(水) 22:43:37 ID:q2inr4Qg
6.


「気持ちいいか?このまま可愛がっても構わないが、
 生憎この後は会議が入っている。手短に済まそう」
熱い肉壁に締め付けられていた2本の指を、ぐい、と引き抜き、
そのままその指を自身の口元へ運び、舐めた。
「甘いな……蜂蜜より甘い」
そう言うとルーファウスはイリーナの肩を掴んで半回転させ、今度は体の前面をガラスに押し付けた。
両掌がガラスにくっ付く。丸い乳房は、平面の窓と体に潰されて形を変えた。
「えっ……や、しゃ、社長…!」
イリーナの顔に、羞恥と困惑、そして戸惑いが入り混じる。
神羅カンパニーの他にこんなに高く設計された建物は無いものの、
外から見ればイリーナの裸体が丸見え同然だ。
先程は顔さえ見えなかったが、窓側を向かされると、
外には自分の胸、あまつさえ股まで見えてしまう。
「社長!この格好……!」
何か言いたいが、目はしどろもどろになり、後ろを振り向こうとて相手の金髪が見えるだけ。
眼下を見遣ると、神羅ビルに多々の人々が出入りしているのが見える。
遠すぎて、点くらいにしか見えなかったが。

「外にここまで高いビルは無い。それに下から見えるはずも無い。
 安心して己の裸を見せ付けるがいい」
後ろから聞こえてきたのは、非情なまでの言葉。
ルーファウスの鼻息が汗ばんだ背中や首筋に当たる度に胸が高鳴った。
「時間が無いと言っただろう……行くぞ」
言うが早いか、ルーファウスはイリーナの腰を両手で掴んで尻を突き出す形にさせた。
そして再び硬さを取り戻した自身を、イリーナに突き立てた。
「ひゃぁん!」
卑猥な水分が音を立て、イリーナの中にルーファウスが入ってきた。
待ち侘びていたかのように、彼女の肉壁はルーファウスを包み込む。
指の時よりも遥かに締まり、咥え込んだ柱を離さない。
自身を動かしながら、腰を掴んでいた手の片方を伸ばし、さわさわと臍や前面の茂みを撫ぜる。
「……! んっ、あ、あ!」
「イリーナ……ぁあ……」
腰を打ちつけ、お互いを快楽の絶頂へと誘う。
結合部からイリーナの内腿へと、濁流が伝った。
何かに縋りたくて、ガラスに付かれた手の爪を立てる。
が、爪は滑らかなガラスで滑り、キリキリと耳に残る頼り無い音を生み出すだけ。
イリーナはぎゅっと下唇を噛んで、与えられ続ける悦楽に耐え続けた。

広い社長室に、2人の声と奏でる音が響く。
「んぅぅ……やぁ……ぁああ!」
「ぅっ……い いくぞ……!」
たちまち、イリーナに侵入している柱の先端から熱い欲の塊が放出された。
その後2回ほど同じように放出され、彼女の中は白濁としたもので満たされていく。
目の端から出てきた涙は、ルーファウスに悟られない内に拭い去った。
617ルーファウス×イリーナ 7:2006/03/29(水) 22:45:01 ID:q2inr4Qg
7.


ネクタイをきゅっ、と絞める衣擦れの音がした。
「社長はこれから会議でしたね。では先の書類はまた後ほどお持ち致します」
イリーナは椅子に掛けられたジャケットを手に取り、羽織った。
「もう行くのか。余韻も何も無いな」
ルーファウスは着々と女からタークスに変身していくイリーナを見ていた。
きっちりと纏められていた髪の毛は少し乱れているが、本人はあまり気にしていない。
「はい。一応仕事中ですし。では、後ほど」
「ああ……またその気があればいつでも相手をしてやるからな。もちろんレノには内密にしておいてやろう」
その言葉を聞いて、「……気が向いたらそうしましょう」とあっさり流し、イリーナは社長室から出て行った。


END.
618名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 22:46:17 ID:q2inr4Qg
以上です。
途中でレノを参入させるかどうか悩んだけど、結局2人だけに。
付き合ってくれた人、感想くれた人、ありがとうございましたー。
ラストエリクサー配り歩いてさしあげたいくらいです。
私がイリーナ溺愛者ゆえにイリーナ関係のSS続いちゃったので、この辺でROMに戻ります。
過疎ってたらその内また投下しに来ますよー。

えっと、後、宣伝っぽくなるから言うか言うまいか迷ってたんだけど、
無断転載と間違われたら嫌だから今の内に言っときます。
>>309あたりでも言ってたけど、ここに投下したやつは自分のサイトの方にも
転載してるので、見かけたら「あー、こいつかー」って納得してください。


関係ないけど神羅の男性陣はみんなテクニシャンっぽくないですか?
619名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 23:09:14 ID:sQZljaPY
GJ! >>613です。
昼メロなんて言ってごめんなさいです。(´;ω;`)
イリーナ、颯爽としてかっこいいよ。
さすがタークス! さすがレノ仕込み!!(←?)
>>618さんのサイト、これから必死こいて探させていただきます。
620名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 22:24:37 ID:k8MZbXoG
ユフィ×ナナキだとナナキスレいったほうがいいんだろうか
621名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 23:44:50 ID:LNXE5f0a
職人さんのお好きにどうぞ。どっちも巡回スレだからwktk
622名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 21:51:54 ID:TuQz/GHl
イリーナの神!いつもありがとうございます。
イリーナってヤりがいのあるキャラですよねー、、、
ついうっかり最初の方で3P?の期待もしてしまいましたW
でも男2名の3Pをお考えとわ?それもよいですね〜W
しゃきっとしたイリーナがいいです♪社長にも流されないってか、、
623名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 04:00:12 ID:nu8rP+S7
ヴィンユフィorユフィヴィンきぼん!!!
624名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 20:30:34 ID:bbNWJpAu
>>623
ヴィンユフィorユフィヴィンだったら、本編・AC・DCいつの話が良いですか?
625名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 23:35:00 ID:zYhjM35T
623じゃないけど、そのCPならなんでもおいしいです・・・!
626名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 00:42:50 ID:RIvNbSQj
>>625
できたら決めてもらっても良いですか…?
627名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 01:29:24 ID:fIvR6V2d
>>626
AC見てないしDCもまだやってないので本編が良いです。
本編でハマったCPってのもありますが・・・。
私の判断で決めちゃっていいのかな?
基本的には職人さんが投下してくれるものはなんでも好きですよ〜
628名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 02:01:36 ID:GC7Kf/2I
ACがいいな、AC。
629ブラッキー:2006/04/03(月) 08:16:55 ID:wBHCV5TB
FFをそんなつまらん妄想に利用するとは許しがたいですなぁ。
それよりも、てめーらキモすぎなんだよ!!!!!!!!!!!!
しかもなんですか?このクソ小説は!!!
こんなん見て楽しいのか!
まぁコッチは、ヲタクの謎の行動や文章が楽しいんですが。
630名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 12:12:29 ID:E5H5C5R4
ブラッキーってどっかで見たような気はするんだが…
631オタク・ヒッキー消えろ:2006/04/03(月) 12:42:12 ID:7bbNyL3v
こういうのが楽しいとかいう人たちは同じ人間とは思えませんなw
マジオタクきもいし!
632名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 15:22:24 ID:QZKtDpmp
>>630おそらくポケモンだと思われ。
633626:2006/04/04(火) 00:04:52 ID:JEkw5qgd
本編でいこうかと思ったんですが、ACの方が良いのかな>>628
結構甘い感じなんですが大丈夫ですか?
634名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 02:07:59 ID:hTBQua6S
>>633
出会ってからちょっと時を隔ててくれたほうが俺的には好み
635ブラッキー:2006/04/04(火) 08:26:01 ID:e7ehZb03
てめぇら何シカトぶっこいてんだよ!
ポケモンじゃねぇよ!
636名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 15:41:26 ID:LOTDl5Wm
>>633
全員の好みに合わせることなんてできないんだから、書きたいように書いたらいいよ
637名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 17:52:07 ID:PZq43G9h
おいおまいら、>>624>>623聞いてるんだ。
だから623の俺が決める。


本編かな!
いや、まぁ書いてくれるだけでうれしいから書きやすいのを書いてくれ。
待ってるぞーい(´∀`)
638名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 19:18:57 ID:LOTDl5Wm
>>637
じゃなんで>>624>>625にも

>できたら決めてもらっても良いですか…?

って聞いてるんだよwww


だが、>>624も、おまえのリクエストがあったから書き始めたのかもしれんので、功績は認める!
とにかくリクエストは職人に捧げる選択肢の一つに過ぎんってことさ
そういう俺はロッソSSを待っているw
639名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 21:04:27 ID:JEkw5qgd
>>637
わかりましたww
本編に決めました。
期待に沿えるかはわかりませんが待ってて下さい!
>>638
ロッソなら相手はクラウドかヴァイスですかね?
640名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 00:35:27 ID:5ePDFyII
WKTKWKTK〜
楽しみにしてまつよ〜♪
641名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 04:30:41 ID:5zghUC0P
とりあえず変なの枠からsageた方がいい
642名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 22:57:56 ID:3OHVXuxX
hosyu
643624:2006/04/09(日) 00:20:58 ID:HstpT2wV
すみません…。
また質問なんですけど、二本書いたんですがちょっと無理やりっぽいのと甘い感じのどっちが良いですか?
甘い感じだと嫌だと思う方も居るかもしれないので
644名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 00:26:40 ID:HF4mGA2F
どっちも見たい!
甘いのやら陵辱やらどっちもおk
645名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 00:36:30 ID:T1EXwLQc
>>643
一本投下して、また日を置いてもう一本投下する、という形でもいいんじゃないのかな。
てゆうかなぜそこまで他人の顔色伺う必要がある?
誰も君を物理的に邪魔などせんから好きにやってくれて大丈夫だよ。
646名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 02:57:33 ID:HstpT2wV
>>645
すいません。
こういうのが初めてなんで。
なるべく希望に添ったものを書きたかったので。
647名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 09:33:31 ID:Jz+SMPcz
>>643
気にせず両方投下しろ! いや、して下さい。
それと無理やり→甘々の順で投下希望。
648名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 15:48:04 ID:8AiJc2w7
大丈夫だから、待ってるよーw
649名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 23:54:45 ID:8aG1nPPO
>>643
組み合わせは誰と誰?
650名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 00:24:23 ID:JkKJq/SN
まだかなぁー。楽しみだなあ!
651名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 16:56:12 ID:BOqxA3rU
>>649
ちゃんと読め
652名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 15:08:25 ID:7wO+UNVv
投下待ち保守ついでに、ここの住人にアンケなんてどうだろう。
誰と誰の話が見たいとか、誰関係が良いとか。
あくまで一意見としてのアンケね。
職人さんはこのアンケに対してスルーはもちろんおkだし、
インスピレーションが刺激されれば、書いて投下しても良し。

自分はロッドと短銃子の話が見たいかも。
653名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 22:14:02 ID:9hZO9a0P
別に○○の話キボンなんてレスは今までも皆普通に書き込んでいたろ。
654名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 02:54:44 ID:OnGlLmyE
>>652
アンケートなんかでスレ消費するのは良くないだろ。
雑談交じりにキボン言うのはともかく。
655名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 16:45:37 ID:lHZVNV4S
期待age〜
656名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 20:22:56 ID:Pt620hoP
○○キボンヌは職人さんの目に止まればラッキー程度に思ってりゃいいのに。
657名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 11:37:54 ID:d3wBYIiN
ヴィンユフィ逃げられた?
なんでもいいから連絡ほしいね
658名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 17:59:42 ID:8gt6JQ7k
>>657
すみません。
ヴィンユフィ書いてる者です。
色々手直ししてたら時間が掛ってしまって…orz
必ず投下しますんであと少しだけお待ちください…。
659名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 00:15:43 ID:qtheBWgy
>>657
職人にだって生活があるんだからそういうこと言うの止めろ。
660名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 10:35:37 ID:hdzH2SuL
>>657
罰として、お前は一ヶ月オナニー禁止
661名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 22:06:47 ID:oE/aBeno
それリアルにきついなwww
662名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 16:08:23 ID:1xf5MI2B
不可能じゃないけどなw
俺は50日オナニーしなかった事もあるし。
オナ禁で調べればすぐに解る。
663名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 22:29:18 ID:EFgbkF/h
保守
664名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 23:49:25 ID:udUicJaa
おまいらワロスww
期待あげ〜
665 ◆Vlst9Z/R.A :2006/05/04(木) 01:59:32 ID:LWLzSAG6
「じっとしているのよ」
 ロッソは、赤く艶めいた唇に笑みを乗せながら、指を男の太く固い
それに絡めていった。
「ぬぅ……」
 男、アスールは苦悶にも似た唸り声を上げそうになったが、寸前で
それを喉に押し込み、堪えていた。
 怪しく動き回るロッソの指の中で、男の一部は熱を持ち始めていた。
「いい? 続けるわよ」
「し、しかし、これ以上は」
 金色の瞳には、焦りの色がうかがえた。
 体毛がざわだち、汗の玉が浮き出てくる。その様子を見て、ロッソは
鼻にかかった吐息をついた。
「相変わらず、お堅い人ね。んっ」
 ロッソが指に力を込める。同時に、アスールの岩山の如き巨躯が、
怯えた子鼠のように震えた。
「んぬうぅ……!」
 筋の浮き出たアスールの肉体の一部が、不規則に痙攣し始めていた。
 うっすらと、透き通った液体が流れ落ちていく。
「よく見ているのよ」
 ロッソの眼差しは、傍らで二人の行為を眺めているシェルクに
向けられていた。
 少女が、こくり、と頷くのを見て、ロッソは再びアスールのもの
を翻弄し始めた。
「ぬおおぉぉぉーーーー!!」
「これで、終わりよ……!」

「これが『ぐわし』って言うの、わかった? 指をこうやって曲げて、ぐわしっ!」
「ぬぁーーー! 指がーっ! 指がつる! は、離せーーロッソーーー!」
「……古典漫画のギャグは、よくわかりません」



12スレのクオリティに嫉妬してかっとなった
今はかなり反省してる o...rz
666名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:08:51 ID:INyRSozU
保守
667名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:15:58 ID:LesGSZfa
晒しあげ
668名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 06:17:06 ID:0qozRq1m
>>665
途中まで見事にだまされたw
二人の横からシェルクが真剣に覗き込んでるのかと思うとwww
面白かったよ、GJ!
669名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 20:16:07 ID:AMnS8gCI
神が来るまでのつなぎにエアリスとレッドの実験レポート書いてもいいかな?
670名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 20:33:42 ID:W1Ywv35+
>>665
脂汗流してまことちゃんポーズするアスールテラワロスwww
エロエロなのやらストーリーものやらの間に、こういう小ネタがはさまるのもいいものだ。
そして自分も見事にだまされたw
GJ!

>>669
許す!やっちまえ!!
つーかむしろ書いてくれ!頼む!
671名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 00:19:00 ID:z5jxtPtj
アスールとロッソワロスww
二人して何やってんだwww
672名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 04:03:23 ID:oVwnq6yc
>>669
書いてくれー
久しぶりにまたACを見て興奮がよみがえった
鼻息荒くして待ってるぜフンフン
673ヴィンユフィ 1:2006/05/07(日) 05:21:27 ID:gC8iehDi
あんまエロくない、けど気持ち悪いほど甘いヴィンユフィ投下します。
SS初めて挑戦したので表現の間違いとか多いと思うけど、
たえられる方だけ見ていただければ・・・。

神到来の繋ぎにドゾー



「ふぁ〜〜〜〜あっ」
 クラウド達のいないハイウインドの船内で、退屈そうにユフィはおおきくあくびをして、華奢な躯を伸ばした。
 あいかわらず、ヴィンセントは無表情に難しそうな本を読んだままこちらには見向きもしない。
 キスをかわした(ユフィがなかば強引にだが)仲なのに、ちっとも狭まらない二人の関係を思って、不機嫌そうにユフィが声をかけた。
「ねえ、さっきからさあ、可愛い可愛いユフィちゃんと誰もいないとこでムボウビにも二人っきりだとゆーのに、なんか思わないわけぇ?」
 ヴィンセントはちらりともこちらを見ずに答える。
「思わないな。それに、船内にも人はいる。」
 思った通りの素っ気ない返事をさらりと受け流し、ユフィはヴィンセントの座る椅子の真向かいに腰掛けて、本を読むヴィンセントの伏せた目を覗き込んだ。
「ねぇ、エッチしてよ」
 一体何を言い出すのかと多少驚いた様子でヴィンセントは顔を上げる。
 どうしてこの娘はこうも自分にかまうのか、ヴィンセントは皆目検討がつかなかった。
 所詮は小娘の戯言か、はたまた若さ故の好奇心か、いずれにせよ、こうも毎回二人きりになると意味不明な言動で迫られるとこちらもさすがに参るのだ。好意がある身としては。
「もっと自分を大切にしろ。この戦いが終わってから、故郷で相手を捜すがいい。そもそもなぜ私なのだ?」
「えっ?だって、バレットは子持ちでしょ、シドはおっさんだし、クラウドはティファと出来てるし・・・ってか、アタシ、あんたの事好きだもん。」
 そういいながらユフィはけらけらと笑った。
674ヴィンユフィ 2:2006/05/07(日) 05:23:29 ID:gC8iehDi
 窓の外はどんよりと曇り、風がガタガタと音をたてて窓ガラスを揺らしている。
 雲の合間からちらりと見える雪山のてっぺんに、大きく暗い穴がぽっかりあいているのが見える。クラウド達が帰ってきたら、最後の決戦へと皆で旅立つことになる。
 世界は本当に終わるかもしれない。本当は毎日が不安で不安でいっぱいだ。
 人間は命の危機が訪れると子孫を残したくなるってホントか嘘かわからない話をどっかで聞いた事がある。
 結局のところ、ユフィがヴィンセントを好きになったのは、そういうとこも関係あるのかもしれない、ぼんやりとユフィはそう思った。それでもよかった。
 ヴィンセントが過去に何かあったことも、自分ではない彼女をまだ引きずってるのも知っている。
 こんなおちゃらけた性格だし、本気で愛してもらおうなんて思ってない。
「死んだらひとはどこへ行くのかな?」
 ユフィはほおずえをついて、ヴィンセントを見ずに問いかけた。
「皆、同じところへ・・・。善も悪も関係なく、ライフストリームの一つとなってまたこの大地を潤すのだろう」
「ふーん」
 彼らしいまっとうな答えだ、とユフィは思った。ほんとは伝えたい事が山ほどあるのに、いざ最後、となってしまうと肝心な事は何一つとして口から出てこなかった。
675ヴィンユフィ 3:2006/05/07(日) 05:25:19 ID:gC8iehDi
 急に、ヴィンセントが驚いたようにユフィの顔を見る。ユフィはそれが一瞬不思議でならなかったが、すぐその理由に気が付いた。
 ヴィンセントの手がやさしく肩に掛けられるのが分かる。
「泣くな、ユフィ。私たちは負けないさ。私が命をかけておまえを守ってやる。約束しよう」
 ヴィンセントは気付いていた。まだ16の幼い少女だ。自分のような生い立ちのものとはわけが違う。
 恐くてたまらないけれど、皆の前では気丈にふるまわなければ、という気持ちがある事も知ってる。
 ヴィンセントはユフィを愛しく思う。だからこそ。こんな私でいいはずがないのだ、とヴィンセントは思った。
「泣いてない。それに、守るのはアタシだっつーの・・・。」
 ユフィは強がってわらって見せると、ヴィンセントはたまらなくなってユフィを抱き締めた。ユフィはせきを切ったように泣き出して、ヴィンセントはやさしくユフィの頭を撫でる。
「泣きたいときは大声で泣けばいい」
 優しい声がユフィの頭の中でこだまする。そう声をかけたヴィンセントは泣きたいときに泣けないのだ、と思うとまたさらに泣けてきた。
「アタシほんとにヴィンセントのこと好きだよ」
 今度は嘘じゃないほんものの声で、ヴィンセントの胸に抱かれながら小さくかすれた声で呟いた。
「だから抱いてよ。世界が終わった後に後悔したくないから」
 ヴィンセントは答えない。きっと困った顔をしている。ユフィはヴィンセントを困らせた事をちょっと後悔した。
 大丈夫、嘘だよって顔を上げれば全ては元通り。そう思って顔を上げようとするがなかなか上げられない。ユフィはこんなときどうしたらいいか分からなかった。
「本当に後悔しないんだな?」
 思い掛けない返事に驚いて顔を上げる。ヴィンセントの顔は相変わらず無表情だったが、さっきたしかに問いかけられた。
 ユフィはこくんと頷いて、ヴィンセントになれない手付きで口付けた。
676ヴィンユフィ 4:2006/05/07(日) 05:26:33 ID:gC8iehDi
 最初はゆっくりと、そして激しく、息がとまりそうになるほどの感覚を覚えた。
 初めてのディープキスに戸惑いを覚えながらも必死でヴィンセントにあわせようと舌を絡ませると、さらに激しくヴィンセントがそれに答える。
「っ・・・!はっ」
 やっとのことで解放された口は、酸素を求めて大きく息を吸い込んだ。ヴィンセントはかまわず首筋に舌を這わす。初めての感覚に、きいたこともない声が漏れた。
「かわいいな・・・」
 上目遣いでこっちを見上げるヴィンセントと目があった。こいつ、エロだ、隠してやがったんだ、とユフィは直感する。
「っちょ・・・!へんなこというなバカ!エロ!隠れエロ!」
 自分のもらす声が恥ずかしくて、とっさに悪態をつく。何もかお見通し、という瞳で見られるとよけいに腹が立ってきて、声を出すのを我慢した。
「我慢するな。どうせまだクラウド達は帰ってこない」
「我慢してないもん!そんな声出してないもっ・・・!あっ、、」
「いつまで持つか、試してやろう」
677ヴィンユフィ 5:2006/05/07(日) 05:27:55 ID:gC8iehDi
 ピンクの頂を指で弾くと、ユフィは声をもらして躯を反らせた。
「だめ・・・・!そこさわっちゃ・・あっ!」
 抗議の声を無視して、ヴィンセントは乳首を指の腹で押しつぶすようにいたぶった。コロコロと手のひらを回転させ、指の間で摘みやさしく引っぱり、もう片方は思いきり吸い付いて舌を使って愛撫する。
「やっ!んああっっ!ダメぇ・・・・おかしくなっちゃうよっ・・・!」
 ユフィは絶えまないヴィンセントの攻撃から逃げるようにして躯をくねらせたが、抵抗空しく片手で両腕を頭上に押さえ付けられる。
 立ったままのその行為が、ヴィンセントをますます昂らせた。
「後悔しないといったのだろう?ユフィ」
 ヴィンセントは優しくほおに口付ける。ユフィが止めたいといえば当然そこでやめるつもりだ。
「だって・・・!ハズカシイんだもん。なんかアタシ、へんな声出しておかしくない?」
 ユフィは涙目になりながらそう訴えるが、そんな姿も愛しくてたまらない。
「おかしくないさ。とっても可愛い」
「じゃ、やめないで・・・」
 恥ずかしそうに伏せた顔が、ますます上気して赤くなっていく。
 すまないが、この先やめてくれと懇願されてもやめられそうにない、とヴィンセントは口に出さずにかわりに口付けで返した。
678ヴィンユフィ 6:2006/05/07(日) 05:30:33 ID:gC8iehDi
 乳房の間からへそにかけて舌を這わすと、ビクンと躯が跳ねた。
 柔らかいじゅうたんの上でユフィを横たわらせて、覆いかぶさるようにヴィンセントがユフィを愛撫する。
 へそから腰の辺りに舌を這わしながらも、乳首への攻撃はやめようとしない。
「ひっ・・・!あ・・・」
 声を殺すユフィを可愛いと思いながら、ガチガチになった両足を優しく開いていく。
 いままで誰にも見せた事がなかったそこに、ヴィンセントの長い指が割れ目にそってなぞると、ユフィは驚いてヴィンセントの腕をつかんで静止させようとする。
「やだ・・・そんな変なトコ、さわっちゃヤダ・・・・」
 息も絶え絶えになりながらも、まだ羞恥心はあるようだ、とヴィンセントは思った。
 そんな事を考える暇もなくめちゃくちゃにしてやりたい衝動にかられ、そっと割れ目へと指を侵入させる。
「やだぁ・・・そこ汚いも・・・ひゃっ!!」
 ヴィンセントの指が控えめな茂みをかき分け、ひだをなぞり歯をたてて弄びながら、やがて小さな芽を見つけた。
 指でかるくつまむとふるふると震えながらヴィンセントに答える。
 先ほどの愛撫でとろとろになったそこから、蜜をすくい芽に擦り付けると、嬌声をあげながらさらに陰唇から蜜があふれ、ユフィの細い太ももへと透明の蜜が流れ出す。
「もうこんなになってるぞ。ユフィ」
 ヴィンセントは、わざとユフィの目の前で蜜にまみれた二本の指を動かし、透明な糸が引く様子を見せると、ちゅっとわざと音をたてて口に含んだ。
「やだ・・・・意地悪!」
 満足そうにユフィの顔を眺めた後、再び股間の間に顔を埋め、今度は舌でかき回す。ジュル、ジュルとわざと大きな音をたてて、ユフィの羞恥心をあおり、ユフィはそれに抗議の声を出そうとするが、クリクリとクリトリスと舌でいたぶられると、もはや嬌声しかでてこない。
679ヴィンユフィ 7:2006/05/07(日) 05:32:13 ID:gC8iehDi
「ア・・・ア・・・んっ・・やっ!もっ・・変になるうう・・・!」
 頭が真っ白になって、おしっこが出そうな感覚に襲われる。やめてほしいけど躯がいうことを聞いてくれなくて、自然に腰が動いているのに気が付くはずもない。
 ジュル、ジュルとそこを必要なまでに刺激し続けると、ユフィの躯が大きく仰け反った。
「いやあああ!!」
 つま先がピンとのびて、あたまがパチパチする。息は絶え絶えでもの言う事すらできなくて、そうしているとヴィンセントはやさしく口付けをくれた。
「まだだ、ユフィ」
 今度は何か異物が侵入してくる感覚に襲われる。ヴィンセントはゆっくり痛くないように、中指をズブズブと差し込んでゆく。
「や・・・!痛っ!」
「力を抜くんだ。よけいな事は何も考えなくていい。気持ち良くなる事だけ考えろ」
「そ、そんなの無理だよお・・・」
 ユフィの中は思ったように狭く、ぐいぐいと締め付けてくる。それでも何回かピストンを繰り返している内にだんだん柔らかくなり、しだいに嬌声が漏れはじめた。
「はっ・・・アッ・・・んん」
 ヴィンセントの動きにあわせて腰を振るユフィをやらしいな、と思いながら、そろそろいいだろうと昂った自身をあてがい、一気に貫く。
 いきなり襲った激痛にたえきれずに、ユフィが身をよじり抜け出そうとするが、ヴィンセントがそれを許さない。
「ヒッ・・・・アッ・・・・ア・ア・アっ!」
 ぐいぐいと、ユフィの中が痛いほどヴィンセントを締め付ける。
「くっ・・・ユフィ・・・力を抜け・・」
680ヴィンユフィ 8:2006/05/07(日) 05:34:19 ID:gC8iehDi
 はじめは優しく、ユフィの躯をいたわるようにゆっくりとした仕種で動かしていたが、やがてユフィ自身から腰を動かすようになると、激しく突き上げる。
 ユフィは口から涎を垂らし、自ら腰を突き上げる格好になっている事など気付けるはずもなく、ただただ初めて味わう感覚をむさぼるようにユフィはヴィンセントをくわえこむ。
「あっ!あっ!あっ!んんっ・・・ひっ!」
 グジュッ、グジュッ、という水音と、動きに反応するようにもれる嬌声とが一緒になり、ますますヴィンセントの動きが速くなる。
 背中を引っかかれる感覚を味わいながら、さらにそのスピードをあげていった。
「ア!ア!ア!もっ・・・ダメェ!死んじゃうっ!」
「私も・・・そろそろ限界だっ!」
 ひさしぶりに生きている感覚を覚え、脳内に花火が散る。
 そのままユフィを抱き締めてその子宮の中にすべてを吐き出したくなるが、愛しいからこそそれができずドクッ、ドクッとユフィの腹の上で吐き出していく。
「ヴィン・・・キスして。」
 もうろうとした意識の中でユフィは手を延ばすと、それを包み込むようにヴィンセントは手を握り、唇にキスを落とした。
 近くにあったティッシュで丁重に腹をきれいにふいていく。
 ユフィは照れたように躯をよじらせる、エヘへ、とはずかしそうに笑った。
「生きて帰ってこよう」
 汗にじんだユフィの額を優しく撫で、張り付いた髪の毛を剥がしてゆく。
 愛しいもののために、愛しいものを守るために。

 世界は終わらない。そう信じて、私たちは明日へと生きるのだ。
681おわり:2006/05/07(日) 05:36:41 ID:gC8iehDi
すいません。思ったより長くて…。
数年前にゲームやったきりなので二人のキャラがウロオボエです。
このスレが神で溢れる事をいのりつつ、名無しに戻ります。
ありがとうございました。
682名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 05:41:23 ID:4mx/whcw
おお、こんな朝からご苦労様です。ユフィいいよユフィ
683名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:03:32 ID:hTyvy8YI
さて、イリーナ小説を所望してみる
684名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:25:07 ID:7bJtm9Mw
それは前いたイリーナ×ルーファウスやらを書いていた職人の再登場を切望しているのか?
685名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:02:51 ID:xTsGaN6H
>>681
乙!!甘いエロごちそうさまでした
Hにいたる前のやりとりと心理描写がツボった
また何か書いてくれー

だれか社長を書く神はおらんか。相手はだれでもいいや
自分はスカーレットに筆おろしを考えたが、
シチュが思い浮かばない
686名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 20:49:21 ID:ylaHVW/L
>>673
おお、ユフィ可愛いよユフィー
エロももちろんだけど、二人のやり取りがいいねー。
GJ!
687名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:27:56 ID:vQD1fMO+
エアリス実験レポートの者です。
あと少しで出来上がるので、
出来次第投下します。
688名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:11:57 ID:efCjU4zM
>>687
まずはsageてほしい。
前みたく変なの来るから。

ところで散弾銃神はもういないのだろうか。
またあの方の文章を読みたい
689名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 00:16:16 ID:hzVVqSeN
散弾銃を愛する物書きならまだここにいるぜー。
クリスマスネタ書いた後な、あれからなー、
携帯ぶっこわして愛しのキャラたちに会えなくなってなーorz
少々すさんでたけど、また暇があったら書くよ
散弾お嬢への愛は全く消えてないんでな!
ではまたいつか。
690名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 01:16:00 ID:VCxZ93SZ
お久しぶりです、ヴィンユフィの者です。
大変お待たせして申し訳ないですが、やっと完成したので、投下させていただきます…。
では次からどうぞ。
691名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 01:17:44 ID:PBA85aSa
agesageうるさく仕切りたがる奴が幅を利かすとなんか窮屈になるな。
692ヴィンユフィ1:2006/05/10(水) 01:18:16 ID:VCxZ93SZ

***************




「うう…これだから飛空挺は嫌いだ…」


よろよろとふらつきながらユフィは通路にしゃがみ込み、必死で込上げて来る吐き気と戦っていた。

今すぐにでも、このハイウインドから飛び降りてしまいたいくらいだが、残念ながら今日は飛空挺を降りることが出来るメンバーには入っていない。
船を降りたクラウド達に言われた次の街の宿に着くまで我慢しなくてはいけなかった。

シド曰く、星を救う船となるハイウインドもユフィからすれば、忌々しい思えてしまう。

693ヴィンユフィ2:2006/05/10(水) 01:19:49 ID:VCxZ93SZ



ふと、自分を覆う大きな陰に気付き、ユフィは顔を上げた。

「…何?」
思わず口からは不機嫌そうな言葉が出た。

「…辛そうだな。大丈夫か?」

大きな陰―ヴィンセントはユフィの不機嫌な口調も気にせず、淡々とした様子で聞いた。
「…見て分かるだろ?大丈夫なワケないじゃん…。」
再び顔を俯かせ、酔いと戦う。

上から溜め息が聞こえたが、気にする余裕なんてない。

大体、自分がこんなに辛いのにヴィンセントは全く平気な顔をして見下ろしているなんてあまり良い気分ではない。

立ち去る様子のないヴィンセントに痺れを切らせたのか、ユフィは顔を上げた。

「悪いけど、今は話し掛けないで…っ?!」

言い終えるより前にヴィンセントがユフィを担ぎ上げた。

「ちょ…!なにすんだよ!!」
「大人しくしていろ」
暴れるユフィの言葉など気にするでもなく、ヴィンセントはハイウインド内の自室へと向かった。


694ヴィンユフィ3:2006/05/10(水) 01:21:29 ID:VCxZ93SZ


***************


「降ろせよ!降ろせったら!」


酔っていたことも忘れてユフィは足をバタつかせる。

「その様子なら大丈夫そうだな」
ベッドの上へユフィを降ろしながらフ、とヴィンセントが笑った。
「それはヴィンセントが突然こんなことするからだろ!!
大体なんでアンタの部屋なんかに連れて来たんだよ?」

今頃になって酔っていたことを思い出したのか、えづきながら言った。

「酔い止めは飲んだのか?」
「うっ…。…飲んでない」

少し気まずくなった。

ただでさえ苦しいのにあんな苦いモノ飲みたくなんかなかった。

「…そうか。ならば、少しの間だけ気分が良くなる手伝いをしてやろうか?」

「え?!なんだよ、それ!」

期待に瞳を輝かせてユフィが言った。


695ヴィンユフィ4:2006/05/10(水) 01:23:11 ID:VCxZ93SZ


すると、ヴィンセントは妖しく微笑み、ユフィの頭をかき抱き、深く口唇を重ねた。


「んんっ?!」

半開きだったユフィの口唇に容易く舌を挿し入れ、彼女のそれと絡ませる。
突然のことに戸惑っていたユフィには何も出来ず、されるがままだったがすぐに抗い始めた。
「んっんぅ、…やめっ」
言われる儘にヴィンセントはユフィから離れた。

「はっ…。なっ…なにすんだよ!!」
乱れた呼吸を整えながら顔を上げる。

「なになに?さすがのヴィンセントもこの可愛いユフィちゃんに欲情しちゃったわけ?」
「ああ、そうかもしれんな」


696ヴィンユフィ5:2006/05/10(水) 01:24:49 ID:VCxZ93SZ



…いつもの、軽口のつもりで言ったのに。

想像もしていなかったヴィンセントの言葉に思わず黙り込む。

冗談なら性質は悪いけど、まだ良かった。
だが、この男が冗談を言うような男ではないことはユフィ自身がよく知っていた。

何とかこの状況を打破しようと頭を抱えて考える。

乗り物酔いなど、すっかり忘れてしまっていた。

―コツ、

こちらへ歩み寄る彼の足音にビクリ、と体を震わせた。

いつの間にか、壁際まで追詰められている。

どうしよう。


もはやユフィの思考にはその言葉しかなかった。

視界に紅いマントが入ってくる。


もうダメだ。


それだけ思って、ゆっくりと顔を上げる。


そして、驚いた。

ヴィンセントの瞳は紅く輝き、いつもの静けさは全くなくなっていた。


697名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 01:33:46 ID:VCxZ93SZ
大変お待たせして申し訳なかったです。
神とは程遠いですが、こんなんでよろしければまた近いうちに続きを投下させていただきます…。
とりあえず>>647にあったので無理やりの方からにしてみました。
>>673-681
GJ!
良かったです!
698名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 10:37:47 ID:DPmPFWxf
>>697
乙!職人さんのペースで無理せず続きがんばってくだせー

しかしヴィンユヒ率高いなw好きだけど
続くDC効果?
内容はアレでもキャラの人気には貢献したみたいで、まあよかったなw
699名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 17:46:35 ID:+yVkFwYW
いいよいいよー!!早く続きを!!
700名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:11:49 ID:J+Msks//
おお、GJ!
続きを期待して待ってます。
701名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:59:16 ID:Wr21vjtK
待ってました!続きが楽しみです!
702名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 17:20:49 ID:yxuvA7mh
GJ!やっぱヴィンユフィっていいなwモエルw

社長の話キボンヌ!ACみたいにかっこよく頼む!!
703名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 22:31:37 ID:Z/SQ39wx
ヴィンユフィご馳走様でした!!続きを激しく期待ω
704名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 00:06:55 ID:5+hvEvEL
最高でした!CPはやっぱヴィンユフィだけど、ユフィって他に絡ませるキャラがいなり。
705名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 05:23:10 ID:fGW/K4id
いなりω…?
本編限定ぽいがクラユフィという選択肢もあるぞ
ヴィンは主役張ったおかげでルクレツィア、ユフィ、シェルク、シャルア、ロッソとよりどりみどりになったな
ウラヤマシス(´・ω・`)
706名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 14:20:24 ID:Iv593Xls
ヴィンユフィも良いがヴィンシェルも好きだ!
だが誰も書く人がいないorz
707名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 14:40:20 ID:gV8dRjHE
>>706
ヴィンシェルは犯罪くさいからなw
708名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:52:31 ID:CJT7HhRX
おお、ヴィン好きとしては堪らない展開が!
ありがとうございます!

散弾銃の神!御降臨を楽しみに楽しみに待ってますよ〜〜
709名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 23:36:46 ID:H04poeHZ
ヴィンユフィも好きだがクラユフィも好きだ!
金皿ゴンドラデートで、ユフィがクラウドにキスするんだよな
可愛いよユフィ可愛いよ
710名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:03:40 ID:IQGkonkK
ヴィンセントといえば、ガリアンヴィン×女子キャラの場合
ここよりも獣人亜人スレのほうがいいんだろうか?
711名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:17:01 ID:iSoVp+H7
>>710が書くというのであれば、好みでどちらかに決めても問題なかんべ。
712名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:23:14 ID:dza2dF99
タイトルに獣姦注意って入れて、あぼーんしてくれって書けばいいと思う。
713名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 03:27:25 ID:/7/m4bkP
>>710
>>712でよろしいかと
つうか読みたい。女キャラが正気を失ったガリアンヴィンに襲われる…うおお読みてー
714名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 03:18:22 ID:QHy1kryl
>>704
そこでGの登場ですよ
715名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 12:15:32 ID:JKmT0nM6
>>714
関係ねーwww
716名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:11:49 ID:Zu4yHjvx
Gって何?ゴキブリ?
717名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:50:40 ID:aypVtRaL
Gは論害でしょww

ヴィンシェルだと『くそみ○テク○ック』的なノリがいいのでは

「ところで私のギガントヒドラを見てくれ こいつをどう思う?」
「すごく…大きいです…」

718名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 14:31:42 ID:HeobXhqe
>>716
ちょwwwゴキブリてwwヒドスwwww
719名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 00:53:58 ID:wg6TT8iK
エアリスレポートとヴィンユフィの神待ち!
720名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 00:59:59 ID:++UdKdRJ
>>716
マジレスすると、ディープグラウンドの方向性を変えた人物。ヴァイスの兄っぽい。ちなみに役はGackt。
721名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 01:01:06 ID:++UdKdRJ
すまん、sage忘れた。
722名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 20:51:54 ID:lmBwKsia
>>720
ヴァイスなの?
セフィロスじゃないの?
723名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 09:00:53 ID:NMOAXjYA
>>722
>>720じゃないけど、ヴァイスを抱っこして「弟よ」とか言ってたよね。
多分ソルジャー全部の兄貴的存在なんじゃないかと。
724名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 23:13:00 ID:rDNBeKvf
>>723
俺は>>720だけどその通り。クライシス コアにも出るっぽいんだよね。
725名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 10:47:00 ID:ENJYHTbi
>>724
じゃあGacktが声やってくれるのか
すごいな
726名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 12:23:50 ID:7ovk/624
このスレの小説って保管庫作ったりしないの
727名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 03:07:20 ID:hDeNj+CJ
たのんだぞ>>726

実際、どうなんだ?まだ反応ないってことは保管庫の需要は少ないのか
俺はただ神を待つのみ…
728名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 12:03:14 ID:hzfRkc95
ヴィンユフィの神、マダー?
729726:2006/05/22(月) 01:09:50 ID:WXJNF9bY
いや、自分は今んとこ3つサイト運営中だから無理w
でも保管庫は欲しいな。
3スレ目まで行ったら作る、とか、他の住人にも聞いてみようよ。

まずは過疎化を何とかしなきゃな。
前投下してた職人さんはまだいるのかな?
730名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 21:50:54 ID:v0uBZ/BH
誰もいないの?
731名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 22:20:56 ID:B/sW5vzV
いるよノシ
ちょくちょく見てるけど投下がない…
732名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 18:28:49 ID:7dGSnTkO
ヴィンユフィの神はー?マダー?
733名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:12:57 ID:LWKa8Tcl
今、金スマで音楽流れなかった?似てただけかもだけど
734名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:15:59 ID:OC6Jx709
>>733
なんの?
735名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:26:38 ID:LWKa8Tcl
名前忘れたけどエアリスの両親のビデオが見れる場所の音楽
736名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 17:31:54 ID:SzQoVFb+
過疎ってるね
職人さんカモン!щ
そしてロム専さん書かないか?

で、ちびちび書いてるビギナーなんだが、住人さんの意見を聞かせてくれー
自分がシチュエーション重視というか、エロにこぎつけるまでの過程に萌えるせいで、
話がえらい長くなりつつあるんだが、あまり長いのはエロパロスレ向きじゃないんだろうか?
予想400字詰め原稿用紙にして30〜40枚くらいorz

スレチかもしれんが、投下先でアリかナシかを聞きたくて…
737名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 18:20:15 ID:CjD9VuSp
最初の3行でドン引きだ。
しかもわざわざageかよw
738名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 20:07:47 ID:3av6NTy+
30〜40枚はきついな。
個人的にこのスレは、エロのためにサラッと読めるスレだから。
739名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 21:29:48 ID:VcsgGCo9
>>736
スレに書き込むんじゃなくて、
うpロダにテキストあげればいいんじゃない?
740名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 22:42:29 ID:zkY0N5Rt
ところでさ、アバランチにいたクラウドに一通してたむすめってジェシーってなまえだったっけ?オボエテナイヨ・・・。
741名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 23:04:11 ID:TKORK5CX
>>740
あってるよ
742名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 23:06:40 ID:zkY0N5Rt
まじで?やったね!昔よく彼女が倉を思いながらヒトリエチするのを妄想してハァハァしてたんだ!39!
743名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 01:48:39 ID:PIwRX5Yi
えーと今からクラユフィ投下します。
出来はどうかわかんないけど。
744クラユフィ:2006/05/28(日) 01:49:32 ID:PIwRX5Yi
コンコン

「クラウド、起きてる?」
ドアの音とともにユフィの声が部屋に響いた。
クラウドはドアを開けユフィに話しかけた
「どうしたんだ?」
ユフィは顔を赤らめながら言った。
「ちょ、ちょっとアタシに付き合ってくれない?」
「付き合うってどこへ?」
「いいから」
そう言ってユフィはクラウドの腕強引にをつかみホテルの外に連れ出した。


「おいユフィ、どうしたんだよ、いい加減話してくれよ?」
やっとクラウドの手を離したユフィはとびきりの笑顔でこう答えた
「ねえクラウド、デートしない?」
「はい?」
あまりの意表をついた言動にクラウドは少し戸惑ったしかしユフィは淡々と話を進めてく。
「デートったらデートこの可愛いユフィちゃんとデートだよ」
(いきなり連れ去られて、いきなりデートの誘いか・・・・・)
「この機会逃したら絶対損ですよぉ、クラウドの旦那」
(ここで断ったら後でどうなるか・・・・)
「ちょっとクラウド聞いてるの?」
「あ、ああごめんな、分かった行こう」
「ほんと!やったぁ!」
またもやユフィはクラウドの腕をつかみ走っていった

このときクラウドはユフィに対し「仲間」とは思っていても「女」とは思っていなかった
─このときは


活気あふれるゴールドソーサーさまざまな音がこだましている、子供の笑い声、
店の呼び込み、パレードの音楽、しかし一番目立ってるのは・・・・・ユフィだった。
「クラウドほらこれ見て見て!」とか「見てあれミキーとミッニーだよ!かわぁいい!」など言いながら
飛び跳ねている。元々目立つ格好をしているユフィだ目立つ行動をすればさらに目立つ。
道行く人の視線が・・・・辛い
「ユフィお前はいつでも元気だな」
飛び跳ねながらユフィは答える
「あったり前じゃん、このユフィちゃんから元気とマテリアとったら何が残るの?あ!クラウド!向こう
楽しそういってみよ」
「分かった分かったそうせかすなよ」
ユフィとクラウドは歩いていった
745& ◆8VL4wq02ZY :2006/05/28(日) 01:50:15 ID:PIwRX5Yi
「さあ、今夜はマジカルナイト!すべてのアトラクションは無料になってるよー!あ、どうです、そこ
のお2人さん。
今から、こちらイベントスクェアで楽しいショーが始まりますよ!」

「ん!面白そうクラウド、あそこいこう」
二人でショーの入り口まで来たときクラッカーが鳴った。
「おめでとうございます!あなた方が本日100組目のカップルです!あなた方がこれから始まる
ショーの主人公です!」
「はい?」
あっけに取られるクラウド、待ってましたというような表情のユフィ
「難しいことはありません、あなたは好きにしてくださればショーのプロが話をまとめますので」
「やったねこういうの待ってたんだぁ、やってみたかったんだよねこういうの」
「ささ、こちらへ」
まだ状況が理解できていないクラウドを係員が強引に連れて行く。


「皆さん長らくお待たせいたしました、それでは始めさせていただきます、今日のショーは
[ 勇者クラウドと王妃ユフィ ]です、皆さんお楽しみください」
このアナウンスの後にナレーションが続いた

─昔々あるところにとても美しいユフィ姫がいましたしかそのお姫様は竜に連れ去られてしまいそれ
を勇者クラウドが助けにいくのでした

袖が上がり竜に捕まったユフィとクラウドが対峙していたしていた
「キャー助けてークラウド様ー」
ノリノリのユフィしかしクラウドは
「ひ、姫を助けに来たぞりゅゅうめ覚悟しろ」
あまりの出来の悪さにショーのプロのアドバイスが入った
「ヒソヒソ─きみもう少しちゃんとしたまえ」
「ヒソヒソ─そんなこといわれてもいきなり連れてこられたんだ無理に決まってるだろ」
「ヒソヒソ─何を言う君の彼女はうまく出来てるじゃないか、とりあえずあの竜を倒すんだ、その後は我々で
何とかするから」
「ヒソヒソ─分かったよ」
そういってクラウドは剣を取り竜に切りかかった

ギャオーン

竜はそう鳴きながら倒れた
「勇者クラウドよ、よくぞ竜を倒してくれた」
どこからか王様が出てきてお礼を言った、その後は予想通り姫と勇者が結婚するというものだった、なんだ
かんだでショーは終わり幕は閉じた。


「なんだか、よくわかんなかったけど楽しかったね」
「俺はもうあんなこと二度としたくないがな」
クラウドは満身創痍だった。
「クラウド、次はゴンドラ乗ろうよ、クラウド疲れてるみたいだしゴンドラで夜景見てゆっくりしようよ」
「そうだな、ゴンドラでも乗るか」
そう言って二人はゴンドラ乗り場へと向かった。
746& ◆JsqRD5lYf2 :2006/05/28(日) 01:52:11 ID:PIwRX5Yi
「2人で乗るよ」
「はい、お2人様ですね、では、ゴールドソーサーの景色をごゆるりとお楽しみ下さい」

ゴンドラに乗った二人はゆっくり流れる景色に見ていた。
「綺麗だねえクラウド」
「そうだな」
「あっ!わあ!」
窓の外いっぱいに花火が映った
「花火・・・か」
「花火なんて久しぶり」
「綺麗だな・・・ユフィ」
「うん」
「ねえ・・・・クラウド」
そう言ってユフィはクラウドの頬にキスをした
「・・・・・・・・・・・・」
「いやね、そういうフンイキかなって思ったワケよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「ん、そんだけ・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「お、おい!なんとか言いえよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナントカ」
馬鹿にされたと思ったユフィは顔を真っ赤にしてクラウドに殴りかかった。それを受け止めたクラウドは
ユフィを抱きしめて、キスを返した。
「んんん!」

「仲間」から「女」になった瞬間だった
747& ◆8VL4wq02ZY :2006/05/28(日) 01:54:50 ID:PIwRX5Yi
それから二人は夢中でキスをしあった
「んっん・・・」
舌を挿し入れ、ユフィの舌と絡ませる、そして服を一枚ずつ脱がしていった。
そこには大きいとはいえないが形のよい乳房があった、その先端の突起はすでに硬くなり始めていた、クラウドは
そこを舐め揉みしごいた。舌をからませ、ゆるやかな愛撫を繰り返した。
「あっ・・・・・」
ユフィはか細い声を上げた。
「気持ちいか?」
「・・・うん」
そしてキスをしあった。
「あの・・・・クラウド?」
「どうした?」
「あの・・・・・その・・・なんていうか・・その」
ユフィは恥ずかしそうに言った
「あの・・・・下の方も・・・・・・・お願いできる?」
「了解」
そう言ってクラウドはユフィのズボンに手をかけ脱がしていった。
「やっぱ・・恥ずかしい」
「もう・・・だめだ」
そう言ってクラウドは閉じられていた足を開いて秘所に指を這わせた
「ぅんっ・・・・・・・ふぁ・・・・・」
ユフィは敏感に反応を示した。
「ユフィもう濡れてきてるぞ」
「そんなことぉ言わないでよお」
知らず知らずのうちに、膨れ上がり、固く尖った肉芽を愛撫していく。
とめどなく流れてくる蜜がクラウドの指を濡らしていく。
「クラウドぉ・・・・私・・・・変になっちゃいそう」
クラウドはさらに激しく指を動かした
「あああぁ・・・だめえ、クラウド・・そんなにしたらぁ・・ぁぁぁぁぁっ!」
ユフィは絶頂を迎えた。ユフィの蜜はイスを濡らすほども出ていた
748クラユフィ:2006/05/28(日) 01:55:31 ID:PIwRX5Yi
「どうだった?ユフィ」
「うん・・・・・すごい・・・・良かった」
「次は・・挿れるぞ」
「・・・・・うん」
クラウドは膨張した自身を取り出した
「わあ・・・・こんなの入るかなぁ」
クラウドの自身はユフィの中に少しずつ入っていった
「ああぁぁ・・・!」
ユフィの中にすべてが入るとクラウドは少しづつ腰を動かしていった。
「うぁ・・・ふぁ・・・」
少しづつ速さを増す動きにつられてユフィの快感の声も大きくなっていった。
「ああああぁ・・・クラウドぉ」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立ててクラウドは出入りを繰り返した。
腰を振ると同時に立ち上がった乳首も愛撫していく。
「うぅ・・・ああぁぁあぁ・・・・」
ユフィの喘ぎはもう止まらなかった
「あ、あぁ・・・・・・・・・・・駄目ぇっ・・・もう、イッちゃいそう・・・・・」
「俺も・・・・・・だな・・・・・くっ・・・・」
クラウドはユフィの中で果てた、秘所からは二人が混ざり合った液がどぼどぼと出てきた。

行為の終わった二人はゴンドラを出た


「私今日はよく眠れそう、つきあってくれてありがとね」
「ああ」
「じゃあそろそろもどりますかクラウド」


そして二人はもう一度キスをした


しかし後ろから子供の声が聞こえた

─ねえお母ちゃんなんかこのゴンドラ変な液体がイスにかかってるよ?


二人は逃げた、素早く
749& ◆8VL4wq02ZY :2006/05/28(日) 02:00:38 ID:PIwRX5Yi
初めてなんでお目汚し失礼致しました。
こうやって書いてみると職人さんって大変ですね(´・ω・`)

750クラユフィ:2006/05/28(日) 02:02:01 ID:PIwRX5Yi
↑なんか名前変なことになってますけど気にしないでください
751名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 02:48:46 ID:i3P6A2eq
GJ
ユフィかわいい(*´Д`)
初書きとは思えないです。
ぜひ続編を

ただ、最後の子供の台詞は「液体」はやめて欲しかった
どうでもいいことだけどね。
752名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:11:09 ID:FV24Q0GT
 「クラウド・・・」
 アバランチの拠点、アタシにあてがわれた部屋の中で、もう一回つぶやいた。
 「クラウド・・・アタシ、こんなに君のこと、好きになっちゃったよ・・・。」
 ベッドの上で体操座りしながら、ぽつりとつぶやいた。もうこれで何回目だろう・・・。
 綺麗な金色の髪、魔洸を浴びた、青いあの冷たい目、どこか醒めた口調・・・、全部、全部大好きになっちゃた・・・。
 「クラウド・・・。」
  アタシの想像のなかのクラウドは、アタシをそっと抱き寄せて、キスしてくれる。そんな事、アリエナイノニ・・・。
 でも、この想像はとても切ないのに、・・・それでも頭から彼を追い出す事は不可能だった。
 身体が内側から熱くなってくるのが、自分でも分かった。だから怖くなって自分で自分を抱き締める、ギュッと・・・、切ないよ・・・クラウド・・・。
 「っつ・・・!」
 身体が、敏感になってる・・・。
 自然と、自分の手をシャツの中かに滑りこませる。この方法しか、この切なさを解消するすべを、今のアタシは知らなかった・・・。
 「ンっ!」
 指先がブラにあたる、それだけでアタシの身体は反応する。・・・クラウドにしてもらってるって、思うだけで・・・。
 「んっ・・・ぁ、ん・・・。」
 ブラの上からゆっくりと自分の胸を揉みしだく。足らなくなって、ブラのなかに手をいれ、ピンク色の頂点を、きゅっ、と摘むと、
 「あんっ!」
 今までと違う、鋭角な快感が伝わってくる。
 「クラウドっ、あ・・・は、ん・・・。」
 クニクニと先端を弄ぶ、きもち、いい・・・。普段なら、ここで終わるのに、今日はまだ足りない、足りないよ、クラウド・・・。
 カーゴパンツのジッパーを降ろしていく、普段なら何ともない金属音もこれから自分が何をするか考えると、緊張で手が震えた・・・。
 恥ずかしいから、膝までにしとこ・・・。アタシは、まだ一回もさわった事も触られたこともない自分の割れ目に、ゆっくりと手を伸ばした。
 そっと触ってみる、下着の上から。・・・
じゅ。
 やだ、濡れてる・・・。恥ずかしさで頭がイッパイになる。でも、衝動は停まってくれない・・・。
 「んっ、はぁ・・・やぁ、くら、うど・・・!」
 気が付くと、アタシは行為に没頭していた。下着の上から指でなぞると、どんどん気持ち良くなる。
 下着の上からでもわかる、ぷっくりとした、敏感な所を指がかすった。
 「ひあぁ!」
 今までで一番の快感がアタシのなかに入ってきた。怖いよ・・・。
 「んんっ!ふあ・・・あん、くらうどっ、くらうどっ!」
 なのに、指は停まらない。もっともっとと、アタシのなかの雌が求めてくる・・・。
 クラウドがしてくれてると思うと・・・、もっと、激しくなっていく・・・。
 「くらうどっ、だ、いすきっ、大好きだよぉ・・・!」
 俺もだよ、ジェシー・・・。
 頭のなかで、確かに聞こえた。
 「あ、アタシっ、もぅっ・・・!い、くっ?いっちゃうよっ・・・!」
 
 いいよ、いきな・・・?
 「くらうどっ!ふぁぁっ・・・!」
 ・・・こうして、アタシの夜はすぎていった・・・。クラウドが、してくれるわけ、ないのにね・・・。
 でも、少し頑張ってみようかな!いつもより気合い入れてメイクして、女の子らしくスカートなんか履いたりして!
 地球の未来も大事だけど、アタシの未来も大切だもん!
END
753名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:18:15 ID:FV24Q0GT
勢いで書いて投下しました。よく考えたら需要なさそう・・・恥曝しになっちまったorz
754名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:26:15 ID:fRcp/Ves
名前欄か本文一行目にキャラとかカプをちゃんと書いてくれ
755名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:36:32 ID:FV24Q0GT
ごめんごめん、ジェシクラ(自慰風味)ってとこかな。
756名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:45:35 ID:6gQxApnq
他には半角カナはどうなんだ、てぐらいかな。
>753みたいなレス書くぐらいなら、なら最初から投下自体やめときゃいいじゃねーかという気になる。

恥もバンバン掻き捨てれば、当然「面白い!」と感じてくれる人も出るんだから、あんま気にせず頑張れ。
757名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:55:53 ID:FV24Q0GT
あ、やばい、うれしいかも!はい!頑張ります!
758名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:12:21 ID:jnSl4pO+
>>757
自分の悪いところ指摘されて反省するとかまじえれーな。自分は絶対無理。
しかし>>756の指摘も悪くなし。
自分的にはジェシクラ良かったと思われ。
759名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:47:35 ID:RoXBA1sG
このすれってイリーナ需要ありますか?
760名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:23:11 ID:90J1iYX3
需要など投下したその瞬間に沸くものだ
761名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 20:03:40 ID:Shz/lrtN
>760
いい言葉だな。全ての「需要ある?」厨に聞かせたい言葉だ。
762名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:22:38 ID:RoXBA1sG
その通りですね、わかりました!投下した瞬間に需要がわくような文、つくってみます!
763名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:06:48 ID:sOZPoTJm
がんがれよ。
764名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:29:16 ID:zuMccKxM
>>760
名言だな。
次のスレからテンプレに貼っとくか。
765名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:54:50 ID:/OAhSgoM
そうしよう。頼んだぞ>>764
766764:2006/05/31(水) 00:55:53 ID:kpD/RLMf
だが断る
767名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 11:33:42 ID:3Ytnsw8L
>>766
ちょwww
768名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 16:41:38 ID:Lw0HQKBb
>>764
てめーは俺を怒らせた
769名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:57:59 ID:BfbOLDHE
理由はそれで十分だ
770名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 00:31:09 ID:5U/ib2iQ
どうも、ヴィンユフィの者です。
続きが大体出来たので、2〜3日中に投下させていただきます。

>>698-702>>708
ありがとうございます!
期待に沿えるかはわかりませんが、最後まで頑張らせて貰います。
>>760
名言ですねww

771名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:40:40 ID:twiMjfQ9
やったー!!待ってるよ〜
772名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 20:16:57 ID:qnaafcgs
ヴィンユフィの神マダー?
773名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 20:57:56 ID:z2PX6n3R
こうやってageてまでせっつくヤツが出るから、変に告知とかしない方がいいと思う。
774名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 23:08:51 ID:EjwGrvZD
>>773
俺ヴィンユフィ読みてーけど。空気嫁。かんなり同情。
775名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 01:35:57 ID:kEOomBYL
日本語でおk
776名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 01:46:27 ID:MSJnlE64
>>773
まあそう言うなよ
職人も好意でやってくれたんだろうし
777名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 04:12:28 ID:YMtaARcf

このスレで777を取るのが一生の夢でした
778名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 08:06:39 ID:BfhFGnyJ
>>777
おまっwwちいせぇよっっww
ま、あれだ。よかったな、と。
779名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 09:08:32 ID:5gWaWTMH
>>778
レノさん来たー!!
780名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 02:26:06 ID:oaZfdmCV
散弾神様、御覧になってますか? 恐れながらリクエストを申し上げます。
レノ×散弾(トレーニングの続き)キボンです。レノの言葉攻めに萌死ぬかと思いました。
どうか鬼畜なレノを!
お願いします。
781名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 02:07:50 ID:I3Rf4H5E
こっそりWKTKWKTK♪

>>780
超激しく同意!!!!!!
てゆか散弾神様の作品ならどんなカップリングでも全部ーーーーーー
見た−−ーい!!!!

おながいします!
782ヴィン×ユフィDC:2006/06/15(木) 06:22:37 ID:IkLXXu+s
朝っぱらから期待に反して申し訳ない
以前、>>367くらいから『ユフィ×ヴィンDC』を書いてた者です
記憶になかったら、すんません
ものすごくいまさらですが、続きを投下させてください

時間が経ってるんで、前の話を知らなくても(忘れてても)大丈夫なように
ユフィ視点でおさらい的なものを入れました
それで余計に長いんで、今回は様子見で前振り部分を。
エロはニオウくらいで、ほぼナシです。すんません…
前振りウゼェな場合はスルー願います

以前はユフィヴィンでしたが、今回より攻守逆転のヴィンユフィの流れになります
DC第6章ユフィ・キサラギ参上!「S.FOX内」の妄想です
ヴィンユフィOK、DCネタバレOKな方は、神が降臨されるまでの中継ぎにどうぞ
783ヴィン×ユフィDC1:2006/06/15(木) 06:23:34 ID:IkLXXu+s

 結氷に閉ざされた世界にいた。光の射さない水中は冷ややかだった。氷上で移ろう気流
が、波紋や水泡を生んでも、深淵は闇を隠したまま、静謐(せいひつ)をたもっていた。

 氷が消える。世界に光がそそぎ、闇が姿を現す。水の枷を振り切り、外界に触れた闇は、
暖かい風にさらされ、熱を持つ。そのぬくもりに笑んで、闇は風をとらえた。あえぐよう
な風の悲鳴が、身内に火種をつくる。
そして、黒い劫火に変わる。


   1


「……気持ちよくしてよ、バカ」


 ニブルヘイムを出てから二時間が経ち、ようやく道程の半分を超えた。世界再生機構
(WRO)の軍用トラック〈シャドーフォックス〉は、本部を目指し、悪路を行く。
 ユフィ・キサラギは、トラックの荷室で膝をかかえていた。シートのうえにうずくまっ
て、振り子のごとく前後にゆれる。硬いクッションをつまさきで蹴り、勢いづいて後ろへ
のけぞる。ゆり返して前へのめり、またクッションを蹴った。
動きつづけることで、ある部分の感覚を散らしている。痛いような、重いような、心も
とない気分をまぎらかす。

トラックが跳ねた。振り子のバランスがくずれ、あわてて踏みとどまる。それはユフィ
らしい愛嬌のある姿だったが、勝気な目に笑みはない。気まずそうに宙を泳いで、もう一
方のシートをうかがう。

凍りついた横顔がある。進行方向に背をむけて、男が片膝立てで座っている。虚空をに
らむ目が、こちらにむくことはない。紅いマントに排斥のオーラを貼りつけて、ヴィンセ
ント・ヴァレンタインは、ユフィの云為を黙止した。

(……フーンだ!)
 ユフィはこっそり舌を出した。
不機嫌の原因は察しがつく。
しかし理由がわからない。ヴィンセントがなにを考え、どんな思いで怒っているのか、
想像もできなかった。
理由も知らずにあやまる気にはなれない。一度、問い質してみたが、ヴィンセントは緘口
(かんこう)して語らなかった。

ならばと、ユフィも無視を決めこむ。かれこれ三十分は声を出していない。
しかし、これは苦痛である。じっとしていられない性分にくわえ、ナーバスに縁
遠いユフィは、この張りつめた空気がうっとうしくてしかたがない。トラックの本部到着
が待ち遠しい。
(ム、本部?――)

「そ、そうだ」
 忘れていた。
「それより、リーブのおっちゃんが、目、覚めたら連絡くれって」
 ことづかっていたことを思い出し、ユフィはヴィンセントに背をむけた。

〈シャドーフォックス〉は移動体通信の受像機や、探知測定器などの情報処理指揮を総
括するコンピュータを備えている。荷室の左右に設置された機械が、そのコンソールだ。
ユフィは入力端末にむかい、慣れた手つきで操作した。ほどなく、手前のディスプレイ
が、ノイズとともに、画素数の粗い映像を映し出す。
784ヴィン×ユフィDC2:2006/06/15(木) 06:24:43 ID:IkLXXu+s
>>783続き)

中央に、壮年の男が立っていた。かっちりとした詰襟のうえに、整った顎ひげと、しか
めた眉がある。形容はいかめしいが、どこか中間管理職という雰囲気の誠実そうな人物だ。
男は「WRO」のロゴとスクリーンを背にして、身を乗り出すようにこちらを見ていた。
ユフィが声をかけるまえに、口をひらく。

「気が付きましたか?! よかった……」
 コンソールのスピーカーから太い声が流れた。ユフィのうしろで、紅い目が動く。――

 コンピュータが伝送した先はWROの司令室だった。画面の男は、局長のリーブ・トゥ
エスティである。
ヴィンセントがディスプレイに注目し、リーブがその無事な姿を認めると、二人は互い
が知り得た情報を交換した。

信号と生身の男二人が談じる横で、ユフィの心は千々に乱れた。リーブの語るソルジャ
ーの悪逆無道に憤り、連れ去られた人々の末路に嘆いた。そして、ヴィンセントの口から、
彼と事件の関連を聞く。詳細はわからないが、その因縁めいたつながりに肝をつぶし、こ
こにいる当人の変化におののいた。

ヴィンセントは神羅屋敷の調査結果を極めて冷静に語った。抑揚にとぼしい低い声はふ
だんと変わらず、うちにふくむところはないようだ。歯を食いしばるごとく頬をこわ張ら
せていた男とは思えない。

(んじゃ、コレはなんだよ――)
 むけた背中に汗がにじむほどの不穏な気配は、だれが発しているというのだ。

「――なんにせよ、これ以上の犠牲を出すわけにはいきません」
 リーブが、難しい顔で話を締める。
「足並み並が揃い次第、始めましょう。もちろん、おふたかたにも、ご協力願いますので、
お早くこちらにお戻りください」

「――だって」
 端末のキーをたたき、通信を切断する。
 ディスプレーの暗転を待たずにシートをまたぎ、ユフィはむきを変えた。

「まぁ、よく分かんないけど、とにかく、アイツらぶっ飛ばすってことだよね。アタシも
アイツらには、もう、はらわた煮えくりかえってたし……」
 両手のこぶしをふるわせる。
「まぁ、アタシにかかれば、あんなヤツらなんかもうぜんぜんオッケーなんだけどね〜。
――ちょっ、聞いてんの!?」
 ヴィンセントは目をそばめて、微動だにしない。ついさっきまで、ふつうにリーブと話
していたのに。

「も〜、まだ怒ってんのぉ?」
返事はない。
ユフィは鼻白んだ。
 ――そんなにいやだったのだろうか、……あれが。


神羅屋敷を訪れたのは偶然だった。

ユフィは近くで集団失踪事件の情報を集めていた。そのとき聞いた噂のなかに、ニブル
ヘイムの地下道にモンスターが出るという話があった。失踪事件は調査の成果がなく、
切り上げて本部にもどろうとしたところで、その話を思い出す。帰るついでに様子を見て
いこうと発起し、神羅屋敷に足をむけたのである。そこで、ユフィはかつての旅仲間と邂
逅を果たした。
785ヴィン×ユフィDC3:2006/06/15(木) 06:27:16 ID:IkLXXu+s
>>784続き)

 ふと聞こえた物音にさそわれ、裏口から中へ入る。カビと埃と硝煙のにおいが鼻につい
て、いやな予感がした。なにか、よくないものがいる。気配を追って、ユフィは一階のホ
ールをのぞく。

 朽ちた内装には新しい破壊のあとがあった。薬きょうと木くずのつもった床に、伏した
紅いマントを見つける。そのかたわらで、朱い髪の女が身をかがめていた。女は、凄絶な
殺気を放って、マントに手を伸ばそうとしていた。

《危ない――》
 思うと同時に十字手裏剣を投げつけた。
 女は急襲に気づき、床を蹴る。距離を測って構えたが、光と煙が視界をうばった。目く
らましだ。女が動けないすきにユフィは逃走する。そこに朱い髪の女を一人残して。

 ユフィは、屋敷の外に待たせていたWRO隊員と合流し、〈シャドーフォックス〉にか
けこんだ。ドライバーに指示し、車を発進させる。それからヴィンセントをシートに寝か
せて、容態を診た。

 胸に穴があいていた。みぞおちがえぐられ、胸骨の剣状突起が見える。死にいたる傷だ
った。
 だが、ヴィンセントの回復力は人知を超える。処置するまえに血は止まり、〈かいふく
〉のマテリアを探しているあいだに穴はふさがった。
《なんだ。心配して損した!》

 内心、毒づいたものの、昏睡から覚めるまで、油断はできない。ひとまずリーブに状況を
報告し、ようすを見る。
 やがてニブルヘイムが遠ざる。追手のないことに安堵したころ、ヴィンセントは目を開け
た。
 ユフィは胸をなで下ろし、快活に声をかける。
『よ!』
 声かけ、言葉を交わし、――再会を喜ぶはずだった。

 初めは事故だった。
 不注意から、ユフィはヴィンセントに素肌をさらした。失態は二度に亘り、ユフィは羞
恥に青ざめる。ただ、そこでヴィンセントが眉一つ動かさなかったことが、気に入らなか
った。恥じらいとは別の感情だ。

 女として軽んじられていると思い、ユフィはヴィンセントを難癖をつけた。ヴィンセン
トにとっては不可抗力であり、心外なことである。わめくユフィに辟易し、場当たりな言
葉を返した。それが売り言葉に買い言葉となり、ユフィは逆上する。そして、勢いからヴィン
セントに交接を強要した。

 ヴィンセントは拒否した。しかし、医して間もない身体では思うように抵抗できない。
ユフィの意地と好奇心は強く――結局、押し切られるかたちで慇懃を通じる。これが四十分
ほどまえのことだ。

 それからヴィンセントは気色ばみ、いっさい口を利かなくなった。

 ユフィにはわからない。望まない行為に不興を買っても、逆鱗に触れることはないと思
っていた。精神的にも肉体的にも負担をかけないよう心がけたつもりである。こちらはあ
とくされないと宣言したのだから、男にとっては絶好のチャンスだったはずだ。少なくと
もユフィの予習した教科書(?)によれば、男というのは「やれるとき、やれるなら、やる」生き
物だという。

 なのに、なぜ憤る。
 相手がユフィだから?
786ヴィン×ユフィDC4:2006/06/15(木) 06:28:35 ID:IkLXXu+s
>>785続き)

 ルクレツィアに貞操でも誓っていたか。
 ――あほらしい。
 ユフィは思考を投げた。もともと沈潜するたちではない。それに、
(なんかカラダ、変だし……)
 かゆいような、くすぐったいような、微弱なしびれを車の震えが刺激する。

 集中できなかった。




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

とりあえず、ここまで。
そこかしこに捏造設定あり。
すさまじい悪評を買わなければ、データが消えないかぎり
続きは必ず投下します。
では。
787名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 12:35:52 ID:fPapPeoK
ユフィヴィン神やっとキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

禿げ上がるほどお待ちしとりました。
アホ可愛いユフィたんを解凍マグロヴィンががっつり攻めていく展開を期待してます。
788名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 14:31:52 ID:2hL+yc8e
真っ昼間から覗いた甲斐がありました。
続き、ずっと待ってましたとも。
もうアタイを置いていかないでーっ

というわけで、次の投下お願いします。
789名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 20:29:56 ID:Vs+WhVJh
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

ユフィはユフィなりに思い悩んでんだな。
いじらしくもかわいそうじゃまいか。
少しは優しくしてやれよ…・゜(つД∩)゜・。
790名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 00:42:03 ID:J2gpYSyA
ユフィヴィンktkr
続きを待ってた甲斐があった。
次の投下も待ってます。
791名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 02:33:02 ID:avwLMoMY
>>787の解凍マグロで不覚にも
792名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:05:45 ID:04F78ULN
ユフィヴィンさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
GJ!!!!11111!!!!
793名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 01:34:41 ID:iZ3akaTx
続きが楽しみなのきてたー!!!
全裸で正座でその先をお待ちしてます!
794名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 15:57:51 ID:XCmbMgvs
初投降します。携帯なので間隔が開くかもしれませんがお許しください。
795レノ×散弾@:2006/06/18(日) 16:24:33 ID:XCmbMgvs
任務を終えて帰社したのは午前二時。
「今日はハードだったぞ、と」
飄々としたエースもさすがに疲れの色を隠せない。
「早く休みたいわ」
いつもは強気な彼女も見るからに疲労している。足元が覚束なく、段差につまづく。よろめく彼女をレノが抱き留める。
「おっと。相当参ってるな」
二人であたった任務だったが、不満の残る取り組みだった。タークス1のスピードを誇るエースと足の遅い自分。その差を歴然と見せ付けられた。
(くやしい・・・。)
何度も迎えたピンチを切り抜けたのは、目の前のエースだった。攻撃に入る際の自分の隙の大きさのせいで任務が手間取ったような気さえする。
オフィスに戻る足取りは肉体疲労以外の何かのせいで重かった。

「さて、と。あとは報告書だな。さくさく片付けちまうぞ、と」
デスクにつき、振り返った瞬間、レノが固まる。
796レノ×散弾A:2006/06/18(日) 16:59:32 ID:XCmbMgvs
彼女の白い頬を伝う涙。普段の姿からは、人前で泣くなんて想像もつかない彼女の意外な一面にレノは当惑する。
「何事だよ。お前らしくないぞ、と」
「だって私、失敗ばっかり・・・」
涙は、止まるどころか次々にあふれだす。それを拭うこともせず、細い肩を震わせる。
「気にする必要ないぞ、と。タークスは助け合いも大事だぞ、と」
「・・・うっう・・・」
泣き止まない彼女の両肩をつかみ、諭す。
「うまくいかないことなんて誰にでもある。それを次に活かさないことを失敗っていうんだぞ」
いつになく真剣な目。きれいな緑色の目を、食い入るように見つめる。
「・・・それに、俺、お前と組むの好きだぞ、と。だから、もう泣くな。」
そう言って、彼女の涙を掬いとるように頬に口付ける。相手が拒否しないのを確認し、彼女の目蓋に唇をあてがう。
髪、耳、首筋にキスを繰り返す。
(私、きっと・・・レノさんに嫌われるのが恐かったんだ)
「いつも通りのお前になれよ、と」
自分の気持ちに気付いた今、唇が重ならないのをもどかしくなる。
(・・・いつも通りの?・・・)
レノのメッセージにピンと来た。背伸びし、肩に手を回して自分から唇を合わせる。思春期のような、軽いキス。かたい抱擁の中、このまま時が止まればいい・・・、そんなことを願った。
797名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 17:02:27 ID:XCmbMgvs
ひとまずここまでです。続き(もっとハードなやつ)も書くつもりですのでその際はよろしくお願いします。

ああ、親指がイテェ。
798名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 17:53:48 ID:jZynAIV7
.
∩____∩゚.:+___∩: :.+
ワク. | ノ ヽノ ヽ+.:
:.ワク/ ● ● | ● ● | クマ
ミ '' ( _●_)''ミ'' ( _●_)''ミ クマ
. / ._ |_/__ノヽ__ |_/__ノヽ
-(___.)─(__)__.)─(__)─
799名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 22:06:10 ID:QH0V9hbC
ハード…読んでて気が付いたら涎がキーボードに…
800名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 22:51:57 ID:5NBEz2n6
ハード…読んでて気が付いたらカルピスがキーボードに…
801名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 01:53:31 ID:FGvWp9Ws
ヴィンユフィさんお帰りなさい〜。
相変わらずユフィ可愛いよー!

レノ散弾さんもGJです!!!
802名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 09:38:11 ID:EuQ51dME
酷かったんだなキャラサロン板ww

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150726422/
803名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 20:24:34 ID:Cls3zfJl
もう一人のヴィンユフィの人はどうしたんだ?
804レノ×散弾B:2006/06/21(水) 03:18:42 ID:qdE32W2U
ネクタイを締める。スーツのファスナーを上げる。長い髪をポニーテールに結う。
・・・戦闘準備完了・・・
ゆうべは彼の額のキスを最後に仮眠室に泊まった。昨夜のことを思い出すと、胸に甘い痛みが走る。
でも、浸っていられない。なぜなら、タークスだから。新たな任務をこなすのが使命だから。
気持ちを引き締め、仮眠室から出る。
「おはよう。目が赤いな。寝不足か?」
武器を使わない同性の仲間が声を掛ける。
「昨日はエキサイティングだったから、眠れなかったのよ」
できるだけ普通に、いつも通りに言葉を返す。
(昨日のミスは繰り返さないわ)
彼からの言葉を反芻して、出動する。

午後六時。任務を終え、報告書をまとめていると耳慣れた声がする。
「お仕事終了だぞ、と」
声を聞いただけで胸が高鳴る。周囲に悟られないように報告書に打ち込む。

お先に、という同僚達を何人もやりすごし、オフィスには二人だけになった。
「よぉ、もう終わるか、と?飯でも食いにいこうぜ」
書類仕事はとうの昔に終わってる。二人きりになりたくて、不必要にデスクの整理をしていたのだ。
「いいわ。」
昨夜とは別人のような彼女に、レノは唇の端を上げて笑った。
805レノ×散弾C:2006/06/21(水) 03:52:27 ID:qdE32W2U
ディナーでは少しアルコールも入り、金髪をなびかせ上機嫌で歩く。
「お前、弱いのな」
少女のような彼女を見守りながらレノが言う。
「笑止!私、かなり強いのよ。色々飲んでますから」
「じゃ、もう少し飲めるか?飲み比べだぞ、と。」
「のぞむところよ!」

レノの家に着き、リビングに通される。男の一人暮らしとは思えないほど片付いていた。いや、生活感があまりにもなかった。
「あんまり帰らねーからな、と」
言いながら赤ワインを開ける。生まれ年のワインが飲みたいと彼女が駄々をこね、3軒目でようやく見つけたのだ。
広いソファに横並びで座りながら、とりとめのない話をする。ふと、視線が重なる。
かすかな緊張のなか、唇が重なる。そうなるのが当然のように。キスしながらソファに倒れこみ、彼女は初めてレノの体重を感じた。
806レノ×散弾D:2006/06/21(水) 04:13:22 ID:qdE32W2U
白いシャツの上から乳房を愛撫する。
「・・・んっ」
彼女から声が漏れるとボタンを丁寧に外し、豊満なバストを優しく包み込む。胸元に唇を寄せ、愛の刻印を刻み込むと、彼女の吐息にますます熱がこもった。
強く吸って離す。俺のものだぞ、と言わんばかりに何度も。束縛を嫌う彼女も、これにはただ、甘美な喜びだけを感じていた。
ブラジャーを上にずらし、顕になった胸の先端を口に含む。舌先で転がしたり、突いたりすると、彼女の口からは雄を扇動する声しか出なくなった。
「あ・・・ん」
女の象徴からは、ズボンを湿らせるほど、熱い蜜が溢れる。
(初めてなのに、私、淫乱なの?)
冷静な思考はすぐに打ち消された。レノがもたらす、とめどない快感によって。
807レノ×散弾E:2006/06/21(水) 04:55:10 ID:qdE32W2U
レノの手が伸び、スーツを脱がされる。身につけているのはずらされたブラジヤー、白いシャツとショーツのみ。全裸よりも卑猥な姿。
「レノさんばっかり、着ててずるい・・・」
「ん?じゃ、脱がして」
たどたどしい手つきで上着とシャツを脱がす。細身だけどしまった胸板。余計な贅肉など一切ない。
「ここは?いいの?」
わざとズボンを指差す。恥ずかしがる相手を見るために。
「やんっ!」
予測通りの反応に満足し、再び体を合わせる。
「おっ、と。これじゃ痛いよな」

首の後ろに手を当て、ポニーテールのゴムを外す。長い金髪が広がったさまは、あたかも神話の女神のようだった。
「俺だけだぞ、と。誰にも見せるなよ」
強く抱き締め、耳を甘噛みする。彼女が脚を動かすと、ちょうどレノ分身を刺激する。
「そんなにこするな、と」
ショーツの上からそっとなぞる。丁寧に繰り返すと切なげな声が大きくなる。
中に手を滑らせ、愛液の滴る秘所をゆっくり擦ると、白い身体が仰け反った。指が触れるか触れないかのところで何度も上下させる。
「・・や・・あっ・・ん」
顔を横に振ると、金髪が揺らめく。ベルトを外す金属音が響いた。
808レノ×散弾F:2006/06/21(水) 05:21:14 ID:qdE32W2U
熱くいきり立った男根が入り口にあたる。ぐっと進んだ刹那、激しい痛みに悲鳴を上げる。
「っいた・・・あい」
初めてだということを察し、動きを止める。
「・・・ゆっくり、するから」
経験したことのない、裂かれる痛みに涙が出る。
「力、抜け、と」
痛みから逃れるために深呼吸する。
「レノさ・・・ん、続けて。・・離れたく・・ないっの」
両腕でしがみつき、背中に爪をたてる。腰を動かした瞬間、内部でやわらかいものがつぶれた感触がした。すると、痛みが和らいできた。
(結ばれたんだ、私たち)
「動いて・・・」
相手を気遣うようにゆっくりだったが、次第に激しさを伴う。動きながら何度も唇を重ね、深く求め合う。
「・・・んんっ」
つながったまま、熱い液を放出し、レノは彼女にたおれこんだ。
809名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 05:26:17 ID:qdE32W2U
今回はここまでです。夜中ふと、目が覚めて眠れなかったんで書いてしまいました。
お目汚し、お許しください。
810名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 21:29:26 ID:EEWGQrlz
「お目汚し」
この手の謙遜表現もういらん。
811名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 04:20:57 ID:kB4JQPK/
もうな、投下する人は>>760を読んで自信持て、と。
812名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 19:32:12 ID:ZGy1GZSU
すんげドキドキした。悶えた。
GJ!!!1
813名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 05:03:00 ID:soco5q0u
810はちょっとひどいお。
でもま、さらっとね、さらっとぽちっとおいてくださればいいのよ。
読む人も待ってる人も多いのだからどんどんよろしく!
814レノ×散弾G:2006/06/25(日) 23:52:27 ID:dFsXaQuO
久しぶりの休日。それなのに、出掛けるのはおろか、着替えもしていない。気分が晴れなくて、つい、ごろごろしてしまう。
ベッドの上で、天井を見つめる。
レノと結ばれて一ケ月。最初の何日間かこそ、毎晩身体を重ねたが、過密スケジュールのせいか、ここ数日キスすら交わしてない。
まともに顔さえ見れない日もある。自分はレノの手ですっかり開花されているのに。
任務があれば、気持ちの切り替えができる。でも、こんな一人で過ごす休日では、そうもいかない。
彼女の憂欝は、朝から続く小糠雨のせいではない。
(逢いたいなんてわがまま言っちゃダメ。激務だもの。仕方ないのよ。)
言い聞かせているのに、胸の奥にあいた穴がなかなかふさがらない。ズキズキと響く痛みを押さえるように胸に手をあてがう。
(レノさんの手はもっと大きかったな・・・)
胸の上の自分の手に、愛しい手を思い浮かべる。
(はじめは優しくて、だんだん激しくなるのよね)
彼女の手は、無意識のうちにレノの動きを真似ていた。
胸の突起が固くなり、キャミソールの上からもわかる。ベッドに仰向けになったまま、乳房を揉みしごく。
大きく息をつくと、ショーツに手を伸ばす。
(いつも、焦らすように触るんだから・・・)
できるだけ、彼のものに忠実に愛撫を再現する。耳元で囁く甘い声、熱い吐息、切なそうな緑の瞳を、肌に掛かる赤い髪を思い浮かべながら。
「あっ・・あっ・ん・・」
耳の奥まで鼓動を感じたところで、自慰を終える。いつもレノを受け入れる内部は、依然として熱く、疼いている。
(ダメ。やっぱり、逢いたい。レノさん・・・)
切なさに胸が焼かれそうになり、枕に顔を埋める。
RRRRR
突然の着信音に、思わず跳ね上がる。
815レノ×散弾H:2006/06/26(月) 01:26:40 ID:lIjAHV9C
(誰?まさか出動命令?)
大義そうな様子で携帯をとる。
「よぉ。今、何してる?」
(なんてタイミング!)
「別に何も。レノさんこそ、任務は?」
「今、終わったぞ、と。直帰の許可をもらったから・・・今から、来ないか?」
(感激!こんなに早い時間から一緒にいられるなんて)
シャワーを浴びると、急いで出ていった。雨はいつのまにか上がり、虹がかかっていた。

何度も訪れた家。ドアの前で深呼吸し、インターホンを押す。
相手がわかっているというようにドアが開く。
顔を見るなり、抱きつく。挨拶も何もなく。
(この人が欲しい)
自らキスを求める。レノの唇に噛み付くような激しいキス。まだ二人は玄関にいたままだった。
「どうした?お前からなんて」
まじまじと見つめられて、顔を背ける。先刻の行為を翡翠のような瞳に見透かされそうで。
「淋しかっただけ・・・」
胸に顔を埋めると、優しく髪を撫でてくる。それだけで自慰の快感が甦る。
「俺もだぞ、と」
抱き抱え、部屋に運ぶ。子供の頃見た、絵本の勇者と王女のように。
ベッドに下ろすと我慢できないといわんばかりにボルドー色のシンプルなワンピースが脱がされた。
お揃いのブラジャー、ショーツ、キャミソール。白い肌に映える真紅のシルクに白いバラ模様の刺繍が施されていた。
「今日は一段とそそるぞ、と」
普段から高級な下着を身に付けているが、透けないように白や淡い色ばかりだった。無意識にレノの髪色を選んでしまった。
「レノさん、早く・・・」
余程、この数日間が堪えたらしい。腰をくねらせ、目は欲情に潤んでいる。いつになく積極的な彼女を見て、ほくそ笑むレノ。
ショーツは愛液でぐっしょり。前戯の必要もなさそうなくらいなのに陰核をつついたり、裂け目を撫でたりする。
「やんっ、焦らさないで。お願い早くぅ」
「早く、何?」
いつもなら彼女が「やめて」と言っても続ける。それなのに―――。
羞恥に耳まで赤くしながら懇願する。
「早く…入れて……お願いよ」

「何を?」
816レノ×散弾I:2006/06/26(月) 02:15:34 ID:lIjAHV9C
追い打ちをかける質問に頭が真っ白になる。
「言わなきゃあげないよ」
中指を出し入れし、親指と人差し指で陰核を挟む。羞恥と髄喜が交ざり、涙が出る。舌で舐め取りながら、なおも続ける。
「指じゃダメなんだろ?ほら、言ってみろよ、と」
目をかたく瞑り、顔を左右させる。
「いらないの?じゃあ…」
指を抜こうとする。
「だめぇっっ」
悶える彼女の反応を楽しみながら。
「指じゃ物足りないんだろ?他のが欲しいなら、ちゃんとおねだりしなきゃ」
覚悟を決め、レノの首に手を回す。耳元で、消え入りそうな声で。
「レノさんの・・・・・を入れて、下さい」
ニヤリと笑い、一気に貫く。
「はい、ご褒美だぞ、と」
つながったまま、身体を抱え上げ、対面座位の姿勢をとる。より深くレノを受け入れ、かつてない快感に襲われる。
臀部に手を添え、上下に揺さぶると、彼女も自分で腰を動かす。動くたびに、レノのヘアで陰核がこすれ、意識が遠退く。
「レ…ノさ…ん、も…死ん…じゃう…」
激しい動きのなか、レノは彼女の足を見やる。爪先が反り始めた。
(そろそろだな。絶対、今日こそ、イカせてやる)
耳を噛み、首筋を舐めると、レノの腕の中で悲鳴にも似た喘ぎを漏らす。
「…ひっ…あっああん…」
全身が痙攣し、レノをぎゅうと締め付ける。レノも絶頂を迎えた。
817レノ×散弾J:2006/06/26(月) 02:50:48 ID:lIjAHV9C
抱き合い、ぐったりする二人。もちろん、まだつながったままだ。髪、頬、目蓋、あちこちにキスしあう。
「なんで、あんなにいじめたの?」
「そういうお前こそ、ずいぶん大胆だったぞ、と」
見つめ合い、互いに秘め事のある二人は笑う。絶頂を迎えさせられなくて気にしていたなんて、淋しくて自慰に及んだなんて絶対、言えない。
隙をついてレノの胸元に吸い付く。先程の逆襲のつもりで。
「お〜っと、と。あと付いてるぞ、と。明日、どうすりゃいいんだ」
「ネクタイしめちまえよ、と」
「真似すんな!」

じゃれあい、心の底から笑い合う。ずっと傍にいたい。どんなことが起きても。言葉にはしないが、二人は同じことを感じていた。



Fin(?)
818名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 08:58:54 ID:2a3r/lrx
すげえ淡々としてるなwハゲワラタwww
819名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:55:56 ID:Ek5qmaOH
え、どうしよう、かつてない萌えに襲われたよ!!
dkdkしすぎで寝られないどうしよう
ネ申技乙!保存したお
820名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 16:09:03 ID:wpFUiNa0
保存庫作ろうぜ
821名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 22:24:32 ID:a93Qm1It
禿萌えた。
GJ!GJ!GJ!!!!!!!!!
レノも散弾タンもテラカワイス
822名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 02:05:02 ID:cu8sY3E4
まとめサイトあると確かにいいかも
823ヴィン×ユフィDC:2006/06/28(水) 14:28:02 ID:5bxp3i1/
遅くなってしまった…

>>785の続きですが、時間軸はユフィ×ヴィンDCのあとです
ヴィン×ユフィDC1〜4の前振りをスルーした人も、
ユフィ×ヴィンDCを知ってれば問題ない感じです

それと、エチーには直接関係ないが、ちょっとした暴力表現があるので、
苦手な人は用心を
824ヴィン×ユフィDC5:2006/06/28(水) 14:29:44 ID:5bxp3i1/
(785じゃない>>786の続きだったorz)

   2

 彼は知らなかった。
 その爆ぜる炎を、情動という。


 ヴィンセントは胸に手を当てて、座る。ユフィは腕も膝も組んで、座る。二人は、コッ
クピットに背をむけて、相手から顔をそらした。窓のないアルミの箱に、エンジン音だけ
がたたずむ。

 ぶんぶんと頭を振って、ユフィがシートから立ち上がった。左足を前に出し、そこへ体
重をかけて、素速く右手を振った。
「シュシュシュシュ」
 下段直突きである。縦にかまえた拳をまっすぐに射貫く。

 四回突いて、左右を入れ替えた。右手を引くと同時に右足をふみこみ、左拳をくり出す。
左を四回突いたら、左足をふみこんで、また右をうつ。ふみこむ足を替えるたびに、一歩
ずつ前進する。バックドアまで微行したら折り返す。つぎはキャブまで「シュシュシュシ
ュ」。そうして荷室を往復した。

 異変は、四回目のターンで起こった。キャブで折り返し、バックドアへむかい、シート
とシートのあいだをとおり抜けようとしたときだった。――ダウンライトが見えた。
 天井がまわって、遠ざかった。受身を取る余裕はなかった。上体がのけぞり、尻と地面
が衝突する。
「ったぁ――」
 足腰が床に投げ出され、肩甲骨をシートの角にうちつけた。うつ直前に背中へ手がまわ
って、衝撃を軽減したものの、激情を緩和する効果はなかった。

「なにすんのさーっ!!」
 ユフィは怒号した。
 床になかば仰臥した格好で、顔をきっと上げる。矢尻のような鋭い毛先が、ハチマキを
締めた額を刺した。垂れかかる長い黒髪の隙間から、紅い双眸がのぞいた。真紅の虹彩は、
黒く混濁している。しかし、輝きはいつもより強い。
「おいっ!」
 ユフィが疾呼すると、ヴィンセントは眦(まなじり)をさいた。ユフィの細首にあった
目線を横へすべらせ、ユフィの左腕で留める。

「な、に……?」
 血色の悪い唇から、かすれた声がもれた。
 金色のガントレットが、ユフィの手甲をつかんでいる。黒いグローブはユフィの背中を
ささえていた。
 ヴィンセントは、シートのうえから呆然とユフィを見下ろす。
「なんなんだよ、いきなりっ!」
 ユフィは足をばたつかせて、さけんだ。

 二人の姿と、一人の怒りようを見れば、事態は押して知るべしだ。ヴィンセントが、ユ
フィの腕を引き、床にたおしたのである。
 しかし、ヴィンセントはそれが信じられなかった。ユフィに触れた手が、自分のものに
思えない。触れたおぼえがないからだ。
 〈シャドウフォックス〉の荷室で目覚めてから、ヴィンセントは心ならずユフィと通じ
た。リーブと話し終えてから、ユフィがシャドウボクシングを始めた。そのあとはどうし
たのだろう。

(記憶がない――)
825ヴィン×ユフィDC6:2006/06/28(水) 14:30:49 ID:5bxp3i1/
>>824続き)

 そばでいったりきたりするユフィが不愉快だった。いらだちの残り火がまだくすぶって
いるからそこまでは鮮明だが、いらだってからが判然としない。綿々と続くシーンの一
部が、ハレーションを起こしたように頭から飛んでいる。トラックがまだ走っているこ
とや、自分の感覚からして、たいした時間は経っていないようだが、なぜ思い出せないの
だろう。
 なぜ、自分はこんなまねを?

「やいっ! 黙ってないで、なんとかいいなよ!」
 ユフィがいきまいて、ガントレットから腕を取り返した。
 振り払われた手を下げもせずに、ヴィンセントは弁解の言葉を探す。しかし、経緯がは
っきりしないことには釈明のしようがない。「おぼえていない」といったところで、ユフ
ィは納得しないだろう。たしかなのは、状況が示す自分の過失が、いつわりなき真実なら、
ユフィの憤懣はもっともだということである。
「……すまない」
 あやまるしかなかった。

 ユフィは、ぽかんと口を開けた。だが、たちまち表情を険しくして起き上がる。臀部(
でんぶ)をさすりながら、ヴィンセントをなじった。
「すまないじゃないよ、もーっ。お尻にあざが残ったら、どうしてくれんのさ!」
 ――ドクン。
「蒙古斑みたいになったら――」
 ユフィは最後まで文句をいえなかった。
 ヴィンセントがこうべを垂れ、胸を押さえている。
「お、おい。どしたの? 痛いの?」
 ユフィは傷を案じたが、ヴィンセントが押さえているのは、神羅屋敷でえぐられた場所
ではない。左胸だ。

 ――ドクン。
(なんだ、これは)
 心悸が激しい。波打つ鼓動と熱。熱い。
 血が、煮える。
「ユフィ」
 押し殺した声で呼んだ。
「な、なんだよ」
「……逃げろ」
「へっ?」
 ユフィは聞き返したが、ヴィンセントはもう応じなかった。身体が、けぶるような紅黒
い光を放つ。

「んなな!?」
 低い声が咆哮に変わる。長い黒髪が、うごめいて逆立つ。犬歯は鋭い牙となり、生身の
手足が凶器と化す。
 ユフィは悲鳴を上げた。
「なにリミットブレイクしてんだよーっ!!」

 それは不安定な変身だった。ヴィンセントは、左胸をしぼり、歯を切しながら、二つの
かたちをさまよった。人でないものを成したかと思えば、唐突に人へもどろうとする。
 細胞が生成と転化をくりかえすうちに、意識はかすんだ。やがて悟性を手放し、人の姿
を残したまま、金色を振りかざす。

「おわっ」
 ユフィは跳躍した。いきおいあまって後頭部を天井にぶつけた。そこから真下へ落ちる
ところを、ヴィンセントの鋭鋒がねらう。
 ユフィは胸をそらしたが、空中ではふん張りが利かない。ガントレットの切っ先がかす
り、左肩の太いストラップが弾け飛んだ。
 ユフィは着地して早々、バックドアまで横転する。体勢を立て直し、ヴィンセントをあおいだ。
826ヴィン×ユフィDC7:2006/06/28(水) 14:32:15 ID:5bxp3i1/
>>826続き)

「なんだよっ、コレ!」
 まがまがしく光る紅眼が、混乱するユフィを見返す。襲いかかる諸手と、それを避ける
双脚。鬼ごっこが始まった。

 ユフィは逃げた。しかし、トラックの荷室のなかで、そうそう自由に動きまわれるもの
ではない。二人はしばしばもみ合い、衣服や皮膚を裂いた。
 ヴィンセントの攻撃は大振りだったので、よけることはやさしかったが、狭小空間が味
方して、ユフィを追いつめることも多かった。そうなったら、ユフィは窮余の一撃を見舞っ
て、ヴィンセントと距離を取った。
 そもそも、ヴィンセントの変身が完全なら、逃げることはできない。いまだ中途半端な
かたちで、力を出し切っていないから、ユフィでも拮抗できた。

「――たしかにアタシ」
 いいながら、ユフィは背中のバックドアを気にする。
「欲情しろっていったけどさ!」

 ユフィには、〈シャドウフォックス〉から出るという選択肢があった。
 車内の鬼ごっこでは、逃げるほうが不利だ。外なら地形を利用して身を隠せる。ほとぼ
りが冷めるまで姿をくらますという手もある。
 しかし、それはできなかった。ユフィがトラックを離れれば、キャブのWRO隊員に火
の粉がおよぶかもしれない。ヴィンセントが、どういうことわりのもとで暴走しているの
か知らないが、たんに近くの人間を標的にするなら、表へ出たユフィを追わず、残った隊
員に危害をくわえる可能性がある。その場合、隊員は確実に死ぬ。
 だから、ユフィは〈シャドウフォックス〉に留まっていたが、当の隊員は騒ぎを知りもし
なかった。

「――欲情する、とこが、ちがうしっ」
 ユフィは強襲をかわしながら、間欠的にものをいう。まがりなりにも忍者である。動き
に重さがない。
 ヴィンセントはちがう。躍りかかるたびに足場はかしぎ、トラックは揺れた。それは同じ
タイヤのうえにあるキャブも同様である。それでも隊員が荷室のようすに気がつかない
のは、ひとえに道が悪いせいだった。

「これだから、ネクラはいやだよ!!」
 横から、ヴィンセントの豪腕が飛んでくる。ユフィはクロスで受けたが、いきおいを殺
せなかった。足が宙に浮いた。そのまま荷室の角にたたきつけられたあとも、まだ浮い
ていた。
 黒いグローブが、ユフィの首をつかみ、身体を持ち上げたのである。

「くっ……」
 ユフィは、ヴィンセントの手を剥がそうと、その手首をにぎった。力いっぱい引くがび
くともしない。首をつかむ手は一本でも、壁に押しつける重圧がくわわって、ユフィの腕
力ではどうすることもできなかった。
 ヴィンセントを身体ごと蹴飛ばせばいいのだが、互いが肉薄しすぎている。右膝が少し
上がるくらいで、足はほとんど動かせない。

「かはっ」
 黒い指がのどにくいこむ。窒息するよりまえに骨が折れそうだ。
(……だめだ……)
 ヴィンセントが哮(たけ)り、さらに強く扼した。
(やめろ……)
 ユフィの目縁が涙でぬれ、あごに唾液がしたたる。肌の色が赤から青に変わると、ヴィ
ンセントの手首をにぎっていた繊手が、だらりと下に落ちた。
(やめろ――殺したいんじゃない!!)
 一瞬、ヴィンセントが身を起こした。二人のあいだに空隙が生まれる。
 その矢先に、ユフィの右足が跳ね上がった。
 膝頭がヴィンセントの股座に命中する。
827ヴィン×ユフィDC8:2006/06/28(水) 14:33:12 ID:5bxp3i1/
>>826続き)

「!!!」
 ヴィンセントは声にならない声をもらした。
 人でないものに変わろうと――実際は、その途中だが――痛いものは痛い。チアノーゼ
のユフィよりも青ばみ、くずれるように脱力して、ユフィの首を開放した。すかさず、顔
面に左ストレートがのめりこむ。そして、荷室の対角まで吹き飛んた。
 ユフィが膝をついた。細首の赤い斑紋が痛々しい。むせぶように喘息しながら、目をす
がめた。ヴィンセントは壁際に腰を落とし、うなだれている。まったく動かない。けぶっ
ていた紅黒い光は消え、逆立っていた髪は肩を覆っていた。

「気絶……?」
 ユフィが、ひどいしわがれ声でつぶやいた。呼吸が整うのを待ってから、油断なく立ち
上がる。そろそろと近づき、顔をのぞくと、紅眼は開いていた。
「げっ」
 あとじさったが、ヴィンセントの反応はない。目の異常な輝きも失せている。
 ユフィは、三歩離れた場所から手を振った。
「お〜い、正気か?」
「……ああ」
 静かに答えた。目は上げない。

「ああ、って――アンタねぇ。なにやったかわかってんの?」
 ユフィは、言葉の全部に濁点をつけて話す。のどがつぶれているのだ。
 ヴィンセントが嘆息する。
「……すまなかった」
「あやしい〜。ブキミなこといって、またユフィちゃんに襲いかかる気!?」
「いや……」
 ――ドクン。
(……ちがう)
 これはそうではない。
 ヴィンセントは口の端をゆがめて、自嘲した。

「キ、キモッ。――やっぱ、まだおかしいんじゃない?」
「……大丈夫だ」
「ほんとかよ〜」
 ユフィはうさんそうに眺めながら、腰に佩(は)いた黄色い袋から、〈かいふく〉のマ
テリアを取り出した。それをコンソールの下に立てかけておいた十字手裏剣に装備し、呪
文を口にする。ユフィの身体から創痕や痣が消えたると、ヴィンセントに手裏剣をかざす。

「しょーがないから回復してやるけどさ。いーか!? ゼッタイ、アタシに近づくなよ!」
 しわがれ声も治って、ユフィはまた回復魔法をとなえた。
 ヴィンセントは思いのほか体力を消耗していた。あたたかい光が散じた倦怠感の重さを、
いまさらながら知る。
 同時に、身内を焚きつける熱もみとめた。

「あっ! 服、やぶけてるっ!」 
 二人の治療が済むと、その場でまわりながら、ユフィは自分の姿を検(あらた)めた。
「あ〜あ〜、これ気に入ってたのに〜」
 ヴィンセントは床に腰を下ろしたまま、手を伸ばした。ユフィの黄色い袋のベルト部分
をつかむ。

「え?――おわっ」
 驚いた声を上げるユフィにかまわず、ヴィンセントはまたまた引きたおした。ユフィは
十字手裏剣を手にしていたので、またまた受身が取れなかった。先刻とちがうのは、ヴィ
ンセントの頭上の壁に十字手裏剣が突き刺さったことと、ヴィンセントがユフィを胸で受
け止めたことである。
828ヴィン×ユフィDC9:2006/06/28(水) 14:37:00 ID:5bxp3i1/
>>827続き)

「コ、コノヤロ、またバーサクに――」
 激したユフィは、手裏剣を持っていないほうの手を、ヴィンセントの肩に突っ張った。し
たたかに身を起こすと、チューブトップもぐいと伸びる。マントの留め具に引っかかっていた。
 ヴィンセントが気づいて、留め具に手をかけた。はずしてやるのかと思いきや、チュー
ブトップのほうを強引にやぶいた。

「ひゃっ」
 もともとあちこち裂けていたが、これで本当にぼろ切れと化す。服としての機能もなくし、
ユフィが胸を隠した。
 顔が赤いのは、怒りのせいか、恥らいか。――今回はおそらく両方だ。
「ヴィ、ヴィ、ヴィ」
「……さっきとはだいぶちがうな」
 ヴィンセントがフッと笑んだ。

「ヴィンセント、もとにもどって――」
「もどっている」
「じゃ、コッ、コレは」
「……おまえが望んだことだろう。ほかに理由がいるのか?」
「ええええ〜っ!?」
「……うるさいぞ」
「でも! ちょ、ちょっと待った」
 いまさら――、
「遅い」





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


826で826の続きとかわけわかんないことになっている…
安価ミスりまくり、スマソ…

つぎで最後になります
829名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 19:36:17 ID:A5qJiI9E
GJ!相変わらずGJ!
続きを裸に赤ハチマキで正座して待ってるよ
830名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 21:54:22 ID:do8R6K32
おお、待ってました。
二人のやり取りがホント面白いなあ。

>「――欲情する、とこが、ちがうしっ」

まったくだw
続きも楽しみに待ってます!
831名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:05:51 ID:68S7m0Dj
ヴィンセント、カコイイよ、ヴィンセント。
リミットしつつも、元に戻ろうとするシーンが萌えた。

GJ!!続き楽しみにしてるよ。
832名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 04:43:17 ID:9tSM5GGF
すごい面白い!そしてアクション描写がうまいなぁ。
エロなくても入り込めた(笑)、もちろんエロも超楽しみだけど!
833名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 15:18:03 ID:AYYQxV69
えーとこの流れのなかすいません。
822でまとめサイトあるといいかもとか言いながら実は作ってます。
載せておいた方がいい文章(注意書きとか)なんか何かありますか?
あととりあえず作品別に分けて、サイトは大体半分ぐらいまで作っちゃったんですが…
職人さん別(分かる範囲で)に分けたほうがいいとか、何か意見激しく待ってます。
834名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 00:02:59 ID:w1rZRNrd
>>833
まとめてくれんのか。サンクス。ちょっと提案。
作者名として職人さんが最初に投下した時間とかIDとかを入れる
作品の前に、カップル、本編かDC等か、どっちが攻めか、エロなしか、できればゲーム内でいつ頃かを入れる

こんぐらいかな?がんばれよー
835名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 01:44:21 ID:0QMxOLxS
シムラー ジャンルジャンル
836名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 02:00:34 ID:Zp5isKxy
職人によっては、まとめサイトに転載されたくない人もいるんじゃないかと予想。
というか、自分も投下したことあるけど(他のスレで。ここはROM専)
勝手に保存されて転載されて微妙だったから。
いや、ウェブ上に公開する限り、転載されるのは覚悟しなきゃいけないんだろうけどさ…。
どうせ転載するなら、個人サイトの方に展示した加筆版を載せて欲しいし。

こー言う人もいますよ、ってことで。
ついでに、ttp://iranbungei.at.infoseek.co.jp/gyakusaieroparo/
ここ(逆転裁判)の保管庫も参考にしてみてはどうでしょうか。
837名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 07:54:24 ID:XpupOJNm
おまえ、ここは2ちゃんねるだぞ?
838名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 10:51:32 ID:9oZv98Ky
みんなありがとう。それではもうちょっと付け加えてみます。
載せられるのが嫌な職人さんもいるんじゃないかっていうのは思った…どうしよう。
捨てアド晒しも考えたけど、全員に返信できない可能性もあったんでこの場お借りしてすんません。
あとはこちらでttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/7022/
839名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 12:51:11 ID:1oxSIxsa
2chに投下するくらいだから職人も覚悟はしてるだろうが
イコール転載OKってことじゃない
けど全員に許可取るのは無理だね
職人が匿名で投下する以上これはしょうがない

読む方だけじゃなく、投下する方もレスに責任持たないって
暗黙の了解のうえでやってると思うし、
基本全掲載、掲載後も削除等で対応するっつー触れ込みで
職人の申告を待てばいいのでは?
840名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 03:05:52 ID:PmIGGqrk
投下待ちつつ、保守
841 ◆Vlst9Z/R.A :2006/07/07(金) 03:40:54 ID:nxTSSWEx
「では、手短に済ませることとしよう」
 アスールの言葉に、二人は頷いた。
「いい? 強く歯を立てては駄目よ」
「はい……」
 微笑をたたえたロッソの唇に、硬くそそり立ったものが飲み込まれていった。
 シェルクも続いて、おずおずと口を寄せていく。
 桃色の愛らしい舌先が、ちらちらと肌を舐めるが、不慣れゆえか、その動きは
ぎこちなかった。
「ん……もぅ、下手ね」
「済みません」
「そうね、じゃあ、こっちを試してみたら?」
 ロッソは、下の柔らかそうな二つの膨らみを差して言った。
「触ってみなさい」
「こう、ですか?」
「そうよ、潰さないように、ゆっくりね……」
 シェルクに双球を任せて、ロッソは再び自分の持ち分に専念した。
「ん……っ、んんっ、ぅ……ん」
 紅の唇をいっぱいに広げ、舌を添えながら舐めしゃぶる。あふれた甘露が滴り、
指を伝っていく。
「い、いかん……くるぞ……!」
「もう!? 待って、もう少し……!」
「うおぅ……っ!」
「ああっ!」
 アスールの一瞬の油断によってこぼれ出た白濁は、ロッソの頭上に降り掛かり
緋色の髪と頬を濡らした。
「大丈夫ですか?」
「平気……んふ、甘いわ……」
 ロッソはそう言って、ねっとりとした液を指に絡めて口に運んだ。
「貴様等、何をしている!」
 三人が振り返った先には、渦巻く闇を従えたネロの姿があった。

「ツヴィエート規則第二十六条。指定の時間外での買い食い、つまみ食い、
フード・デリバリーサービスの利用、その他あらゆる飲食行為を禁止する。
よってこれは没収だ」
「我の宇治金時ミルクがーーー!」
「私のガツンとみかんー!」
「……雪見大福」                              アイス返せー!

                               ∩             ∩
                               | |    , -‐-、     ノ |
                          わ    ', ',   /:.:.:.:.:.:.l  ,ィY  /
                           |      ', /^V:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.ノ::l::::',ノ
             わ        ,..-―-、        Y::::/{:.il.:.,i、.:.:.ィ:l:::::::l:::::l
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 Y: : `ー`ー-―'´一': : |   /: : : : : : : : : : ::i-‐'′    /:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ`'i
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  `77ー--┬r一'     ̄/ / ̄`ー-┬r-'        〈:::::::::::::::::::::l l l !

つい保守したくてまたやった
お詫びに保管庫への案内を置いておきますが反省はしてません<な
http://www3.to/ffdqss
842名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 23:53:57 ID:NlPFAwJ6
相変わらずSSに対する乙と、痛い言動が紙一重の御仁だな。
843名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 03:05:17 ID:6h75JoV4
格姐にウェポンが襲来だ!ってSSを投下するぞ。
脳内補完ヨロ。
844名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 03:07:10 ID:6h75JoV4
ウェポンが現れてから1ヶ月が過ぎたが、未だに倒しかたが分からず、疲労がたまっていた…

(くっ、クラスターを全滅させてもウェポンに攻撃出来ないとは…)

長い黒髪をかき分けながら、レーダーを見つめていた。
その時、携帯に連絡が入る。
「ウェポンに狙われたわ!手伝ってちょうだい!」
「分かった―」

ウェポンが出現した場所に駆け付けると、クラスターがわいて出てきた。
「くっ!」
スピードには自信があるが、やはり3匹が相手となるとしんどいものがある。
何匹か倒した時だった―目の前が少し歪んだのだ。
(くそっ…!)
終わりの見えない戦いは、精神的な疲労を蓄積していたのだ。
その時を狙ったかのようにしゅばっ!っとクラスターが切りつけてきた。
びりっ…
うまい具合いにスーツとシャツの前身ごろが破れる。
「なっ…」
言葉遣いからは想像出来ないような可愛らしいレースの付いた下着がのぞく。
普段はあまり表情を変えない彼女だが、みるみるうちに顔が赤くなる。
「このっ!」
黒髪をたなびかせ、クラスターに攻撃を仕掛ける。
最後の1匹を倒した時、黒い影が覆った。
845名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 03:08:34 ID:6h75JoV4
「しまった!ウェポンに狙われた…」
そして、クラスターが新たに襲いかかってくる。

どうしても下着を隠す事に神経がいき、いつもの様な攻撃が出来ないでいた。
その為、ウェポンの雷を避けきれずに受けてしまう。
「くぅっ…」
その時だった。
ぬるっと妙な感触が体を伝うのが分かった。
ウェポンから触手が伸びてきていたのだった。
(こんな物があるとは、聞いてきないぞ…!)
触手は彼女の動きを封じるとともに、服の中へと侵入してきた。
「このっ…ひあぁっ!」
触手は彼女の秘所をショーツの上から擦りあげる。
「はぁ…はあぁんっ!!」
その間に、胸の方の触手はスレンダーな体には不釣り合いな大きめの形の良い胸に絡み付き、激しく揉み始めた。
ブラジャーは上にずらされ、桜色の勃起している乳首が姿を見せている。
「あぁんっ!やあぁっ!!」
体の自由を奪われ、されるがままの自分に腹が立ったが、押し寄せる快感の波によって思考が働かなくなっていた。
じゅぷ…
体に巻き付いている触手とは違う種類のもっと太い触手が、愛液でぐしょぐしょに濡れている秘所に入ってきた。
「ひぃあっあん!そ…こは…やめてっくれっ…!」
ウェポンに言葉が通じるはずもなく、ソレは一気に突き上げてきた。
「いっイヤァあぁぁぁ!!」
846名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 03:09:41 ID:6h75JoV4
処女膜を突き破ったソレは、出し入れを繰り返す。
しばらくして最初は痛みだけだったものが、段々と快感に変わっていくのを彼女は確かに感じていた。
「んっんっんぁっ…」
触手が出し入れされるのに合わせて、甘い声が自然と出てくる。
すると、急に触手の動きが速くなり、膨らんでいくような感覚を覚える。小さな触手が肉芽を絶え間なく刺激している。
「やあぁあっ!あっあっあぁ…はぁぁあ!!」
体を電撃が走るような感覚を感じた瞬間――
ぶしゅぅっ!
ウェポンの射精が始まる。
「――――!!!」
声にならない声を上げ、体を大きくそらし、彼女は気を失った。
その後もウェポンは射精を続け、それが終わると触手を彼女の体から離し、飛び去った。
彼女の体は黒髪をなびかせ、どさっと地面に落ちる。

目が覚めると、体は青い液体だらけで、胸は丸出し、ズボンとショーツは膝まで下がっていて、裸と大差ないような格好であった。
頬につたう涙。
自分の情けなさが嫌になったが、体に感じる熱には困惑を感じていた。
847名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 03:11:37 ID:6h75JoV4
終わり。

落ちがなくてスマソ。
まぁ、上様のやつには媚薬効果イパーイってことで。
848名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 13:00:31 ID:nW0m5Wn4
>>841
「我の宇治金時ミルク」ハゲワロスw
GJ!

>>847
触手プレイキター!
悶える格姐を美味しくいただきました。ありがとうありがとう。
849名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 09:02:21 ID:j11PeXRw
>>841 ワラタww

あと遅い感想ですみません。>>817タンのレノ散弾、禿しく萌えました。
いやもうそんなレベルではなく……、感動した…!!
850名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 23:20:31 ID:8EyYzuKn
ツヴィエートワロスww
またネタ浮かんだら頼む(´∀`人)

保守。あげ〜
851名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 02:29:54 ID:kbAa55am
>>795>>817でレノ×散弾を書いたものです。感想をくれた皆さん、ありがとう。
ネタが温まったんで投下します。相変わらず携帯からなんで感覚あきますが。
前回の続きです。
852レノ×散弾K:2006/07/16(日) 03:29:08 ID:kbAa55am
焼け付くような日差しに眩暈を覚えながら、灼熱の太陽のような髪をなびかせてオフィスに入る。

タークスのエース、レノ。
飄々とした物腰に、独特な話し方。タークスでただ一人、ノーネクタイを通す男。
本来なら顰蹙ものだが、彼の高い実績から、誰も非難しない。
実力があって、人気者で、悩みなんてなさそう―――。周囲はそう思い込んでいる。実際とは逆に。

「あっちいぞ、と」
デスクにつき、シャツの胸元をつかんで、はためかせる。
「レノが言うと、余計に熱くなるから、やめてよ」
最年少タークスがたしなめる。
「ネクタイがないぶん、涼しいだろ…」
隣にいる相棒は無表情のまま正論を言う。
「後輩達は外で任務なんだ。冷房のきいた室内にいられるなんて、幸せだと思え。」
ツォンの一言。レノの悩みはその件なのだが。
「ツォンさん、なんでここ数日、任務は後輩達ばかりなんですか?」
そう。レノの言うとおり、ベテランはオフィスでデスクワークばかりだった。
レノの愛しい彼女も、現場に直行・直帰を繰り返し、顔も見ていない。
「現場の経験を積ませるためだ。」
反論の余地のない正論に二の句がつげないレノの背後で声がする。
「ただ今帰りました。」
振り返ると、元刑事の熱血漢と軍事学校出身の優等生。
「…任務完了です」
続いて、両手で銃を操る男と傭兵上がりの寡黙なコンビ。
「…ん?例の二人はまだか?」
「任務より、二人の口論が長引いてるんじゃないかな。」
日本刀を手入れしながら、掴み所のない笑顔。
レノ以外の全員が、声に出さずに同意した。
853レノ×散弾L:2006/07/16(日) 04:55:26 ID:kbAa55am
「…希望通り組んだのに…」
ふと漏らしたツォンの一言。もちろん、聞き逃すようなレノではない。
追及しようとして、止めた。止めざるをえなかった。
ドア越しでも十分聞き取れるほどの言い争いが耳に入ったからだ。
『後先、考えずに突っ込むのやめてよね!』
『おまえこそ、やたら打ちゃいいってもんじゃねーだろ!』
(やめろ。二人で話すな)
ドアが開く。
一斉に話題の二人に視線が送られる。
「あ…」
「えっ?」
誰のものともわからない声。冷静なルードまでサングラスの奥で目を丸くしている。…わずかな沈黙。
「やあ、どうしたの?イメチェン?」
刀を鞘に収めながら、沈黙を破る。
「ガードハウンドに引っかかれちゃって、ゴムが切れたの。…誰かが手間取るせいで」
恥ずかしそうに髪を押さえる。
(見るな…誰も見るな……)
「おまえの髪がバサバサして視界が悪かったんだよ!」
(やめろ!)
空いた手で彼女の頭を小突く。
爆発寸前なレノを押さえたのは、ここがオフィスだということと、周りの、なんら悪意のない仲間達の存在だった。
(いつまでくっついてんだ!)
「いたっ。…え、やだあ」(早く離れろ!)
レノの願いを運命の女神は却下した。

彼女の髪が、元ギャングのシャツのボタンに絡まったのだ。離れようがない。
「動いちゃダメ…。」
最年少タークスは、世話好きな先輩らしく、二人に近寄る。試行錯誤の末、お手上げのポーズをとり、鋏をとる。
「きれいな髪だから、切るのもったいないんだけど…」
寸前のところで割って入る。
「レノさん!?」
驚いた表情でレノを見上げる。そんな彼女と目も合わせず、無言のまま鋏を入れる。
冷たい音が耳の真横で響く。キョトンとした最年少に鋏を返すと、ツォンの元に歩み寄る。
「ツォンさん、タークスのオフィスは、神羅社員でもごく一部にしか場所を明かされていない。そうだよな?」
「機密を扱うからな」
「それにもかかわらず、この二人は、大声だしながら入ってきた。これじゃ、上層部が隠しても意味ないぞ、と。こいつらは懲罰対象だと思いますが?」
無茶なようで筋が通っている。ツォンも相槌を打つ。
「で、罰として資料室の整理と…おまえは俺の分の書類片付けておけ!」
元ギャングを自分のデスクにつかせ、彼女の腕を掴んで資料室の鍵をとる。
「じゃ、そーゆーことで」
反論の隙を与えず、足早にオフィスを出る。
854レノ×散弾M:2006/07/16(日) 05:30:30 ID:kbAa55am
こもった空気と誇りの匂いが、人の出入りのなさを物語る。ここは資料室。
思い鉄のドアを閉め、鍵を掛ける。
「――さて、と」
壁に立て掛けられたパイプ椅子を開き、彼女を座らせる。
見上げた瞬間、全身が凍るような感覚に襲われる。
目の前の男は、自分の恋人と思えないほど、冷酷な怒りを発していた。
「……わざとか?」
かつて聞いたことがない、冷たく低い声。
「ちが…」
「じゃあ、なんであんなに楽しそうなんだよ!」
壁を叩く。弁解を聞く耳など持つつもりはないようだ。
「任務よ!」
下を向き、くちびるを噛み締める。
「そう言えば済むと思ってんの?」
言葉とは対照的に、亜麻色の長い髪をやさしく撫でる。
「他のは…日によって組み合わせが違うのに、お前は毎日なのな、あいつと」
彼女の顎を掴み、上を向かせる。
「お前か?ツォンさんに頼んだの。」
強い視線が合う。沈黙が重くて仕方がない。
(否定してくれ、頼む…)
「――そうよ」

855レノ×散弾N:2006/07/16(日) 06:34:24 ID:kbAa55am
聞きたくなかった一言に、目の前が真っ暗になり、よろめく。
(一体、何が起きてるんだ――)
頭の中を彼女の一言が駆け巡る。響きを増して、より強く。
「うああああ」
壁に頭を打ち付ける。何度も響く、あの一言を消すために。
「やめて、レノさん!!」
止めようと、必死に腕にしがみつく。
「誤解よ。お願い、話を…」
「うるさい!」
床に押し倒し、唇をふさぐ。キスなんて甘い表現はふさわしくない。
「あいつとは、もうしたのか?感じた?イッた?」
蹂躙を続ける。右手で胸を鷲掴みにし、ズボンの上から敏感な部分を左手を拳にして押しあてる。
「脚、開けよ。あいつの前でも開いたんだろ?」
「…してないっ」
スーツとシャツを一緒に両手でひっぱった。ファスナーの金具とボタンが飛ぶ。
あらわになった白い肌に噛み付き、歯形を残す。
「いたっ…」
ベルトを外し、ズボンも下着も脱がせると、濡れてもいない彼女の元へ自身を埋めた。
「うっ…いた…い……」
彼女が苦痛に顔を歪めれば歪めるほど、レノの心は落ち着く。
「どう…して…わかっ…て……くれ…ない…の」
彼女の大きな瞳から涙が溢れる。それでも動きは止めない。
「…誰にも…渡さないぞ、と。お前は……俺の…物だ!」
腰をうちつけ、レノは果てた。
856レノ×散弾O:2006/07/16(日) 07:43:07 ID:kbAa55am
いつもなら、行為が終わった後も体を寄せ合って甘い時間を過ごすのに、今日は背を向け合ったままだ。
「…ねえ、レノさん、聞いてる?」
返答はない。
「覚えてる?私たちがこうなった日のこと」
深夜のオフィスで突然、泣きだした彼女。忘れるはずがない。
「あの時、レノさん言ったわよね。『失敗を繰り返すな』って」
依然として、無言のまま。
「今回、新人だけの任務だって聞いて、思ったの…」

「…できるだけ、スピードの速い人と組もうって…」
すべてがわかった。慌てて身を起こし、抱き締める。レノの胸に彼女の涙が伝う。
「私、ただ…あなたの足手纏いになりたくなかった。それだけなの」
「もう言うな」

唇をあわせる。先程とは違う、優しいキス。舌を差し込んでかき回す。
「…ごめん」
レノの瞳が後悔に歪む。

「でも、これだけはダメだぞ、と」
髪に口付ける。
「言っただろ?俺だけだって。もう、誰にも見せるなよ」
「はい。懲りました」
ようやく笑顔が戻る二人。
「さて、と」
「どこ行くの?」
「シャツとスーツ、調達してくるぞ、と」
「いってらっしゃい」


新品のシャツとスーツを抱えて走る。ポケットには、ヘアーゴムを忍ばせて。


Fin(?)
857名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 14:56:53 ID:t/maua6r
ヤキモチレノ!!!可愛すぎる!!!!!GJ!!!!!
健気な散弾タンにも萌えた!!!!
858名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 06:37:52 ID:LLsv77nZ
>>851
レノがかわいくて萌ゆるー。(ノ´ー`*)散弾たんも。
BCタークスがちらりと出てるのが嬉しいな。また何か出来たら是非に〜!
859名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 08:44:37 ID:cAyuXuVO
保守
860名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 10:17:23 ID:eRZ3d9F+
クラティがそろそろ見たい(´・ω・`)
861名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 10:22:25 ID:RKktpYq1
まずい落ちそうだ
862名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 12:02:16 ID:zA6Yc+RO
ところで、田中はどうなった?
863名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 12:17:07 ID:MTOGK95m
ユフィヴィンマダー
864名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 15:13:44 ID:v3g3mAs6
期待保守。
865名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 18:48:25 ID:cbZFsOd3
ガ板から着ますた。
……って、いつの話しだよww
866名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 19:33:17 ID:0iZ3Q52j
>>865
きますたとか腐くせえ
867名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 20:06:12 ID:t511EnJ4
廃れた2ch語をいつまでも使ってるのはそりゃ腐女子の特徴だけど、
そんな「〜ますた」ぐらいで。
868名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 23:39:05 ID:sZxeiW+B
腐でももう使ってるの見ないぞ
869名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 05:22:37 ID:jxmwXwqU
>>862
田中タンのSS読みたいな。
870名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 16:38:02 ID:q8UHARiP
頼むから落ちんなよこのスレだけは
871名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 18:37:21 ID:BoR2pJYQ
よ〜〜し俺もがんばるぞ!!

ティファとジェミニスミー が密かにダンスの練習
どうやらFF社交ダンス部に出るらしい
ttp://uploader.fam.cx/data/14598.jpg
872名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 22:12:58 ID:5+4WFiMv
>>871
それでお前はどうがんばるんだw
873名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 13:08:50 ID:r3PZ3rQ8
保守。
874名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 00:20:17 ID:7AB3ctO3
保守乙。

>>863
元ユフィヴィンDC、現ヴィンユフィDCを書いている者ですが、
ある部分に苦戦中で、投下が遅れております。
他は出来上がってるんだが・・・
気長に待ってもらえるとウレシス
875名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 12:45:57 ID:cSN8LQsS
エアリス ageインズプール
876名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 20:45:39 ID:u1L3BVI1
>>874気長に待ってる。
877名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 21:47:13 ID:G0pehQzX
待ってる!
878名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:59:33 ID:ZyPtrwBn
お疲れ様です。同じく気長に待ってます。
879名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 02:37:29 ID:rtULtCAG
>>874
戻ってきてくれるまで、保守し続けるお!
880名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 12:25:01 ID:cgoFWFVl
881名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 16:08:05 ID:mw67elEQ
ほすーる保守ほっす
882名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 02:02:05 ID:9KsDXMiD
田中×散弾投下するよ!
足りない所は脳内補完よろしく。
883田中×散弾@:2006/08/04(金) 02:04:38 ID:9KsDXMiD
とある日の夜中。
任務中に二人で取り決めたばつゲームが実行されていた。
「何でも言う通りにする―」

「さて…と。分かってるよね?」
椅子に腰かけながら、田中が口元に笑みを浮かべながら問いかける。
目は笑ってはいない。
「くっ…!勿論よっ…」
薄い茶色の髪をポニーテールにまとめた彼女は、悔しそうに田中を見ている。
「じゃあ、まずは自分でスーツを脱いでもらおうかな」
「……分かったわ」
まずは上着のジッパーを下げ、脱いでパサっと下に落とす。
次にネクタイを外す。
そしてワイシャツのボタンを外して行くと、上品なレース使いの下着が現れる。
段々と彼女の顔が赤くなっていくのが分かる。
ワイシャツを脱ぐと、次はパンツに手をかけ、ゆっくりと脱ぐ。
ブラジャーとキャミソールとショーツだけの姿は、その見事なプロポーションをより魅力的に引き立てている。
「じゃあ、ブラジャーだけ脱いで」
「うぅっ…」
いっその事、一気に脱がせてくれた方が楽だと思いつつも、逆らうことが出来ない自分に腹を立てながらも、田中の命令に従ってブラジャーを脱ぐ。
キャミソールにくっきりと胸の先端の形が浮かび上がる。
884田中×散弾A:2006/08/04(金) 02:05:42 ID:9KsDXMiD
田中はスーツのポケットから携帯を取りだし、カメラをムービーモードで起動させる。
「さ、まずは自分でその胸を揉むんだ」
「この変態!」と叫びたいのを我慢し、自分の豊満な胸をキャミソールの上から揉み始める。
むにゅっむにゅっ…
「んっ……はあ……」
次第に甘い声が漏れ始める。
「じゃあ、キャミソールをまくり上げて」
田中が言うと、彼女はキャミソールを一気にまくり上げた。
すると、形の良い胸と桜色の固くなった先端が姿を現す。
田中は片手で自分の固くなったモノを取り出した。
「胸と口でやってくれるかな」
885田中×散弾B:2006/08/04(金) 02:06:46 ID:9KsDXMiD
彼女は田中の前にペタンと座り、田中の股間に頭を近付ける。
まずは先端を舐める。
そして胸で挟み、上下に擦り始める。
むにゅっとした胸の感触が、田中に快感を与える。
「くっ…はぁ、いいよ…」
彼女は胸で田中のを擦りながら、乳首をこりこりとこねていた。
田中のモノが脈打ち始めると、胸での刺激をやめ、一気に口にくわえ、頭を動かす。
「出すよ…!」
どびゅっと彼女の口の中に白濁液が発射される。
ごくっごくっと飲み込み、辛そうな顔を見せるが最後まで飲み干し、綺麗に舐めあげる。
「もう十分に濡れてるよね?そこの机の上に座って見せて」
言われるままに机に乗り、足を開いた彼女のショーツはもうぐしょぐしょだった。
「ねぇ、脱いでもいいでしょ…?我慢出来ないの…」
最初の勢いはすっかり消え、今は欲求に負けているようである。
「いいよ。でも、触っちゃダメだよ。」
「そんなっ!お願いよ…もう、我慢出来ないの…!」「じゃあ、どうして欲しいか言ってごらん?」
「入れて…田中の大きくて固いのを私に入れて頂戴!!めちゃめちゃにかき乱してぇ!!」
そう言うと、一気にショーツを脱いで、田中にお尻をつき出す。
886田中×散弾C:2006/08/04(金) 02:07:45 ID:9KsDXMiD
ずぶっ!
田中はいつの間にか復活したモノを彼女の秘所に突き刺す。
「あぁっ!はあぁぁんっ!!」
相変わらず携帯片手にムービーを撮り続けていた田中だが、様子を撮れる位置に携帯を置き、ピストン運動を始める。
いやらしい水音だけがオフィスに響く。
ぐちょっぐちゅっぐちゅっ…
「あん!あん!あぁんっ!もぉダメぇっ!イクっイっちゃう〜!」
「僕も…はぁっ、そろそろ…うっ」
どぴゅゅ…!
「ああぁぁああああぁ!」
二人共に果て、夜勤の夜は終わる。
887田中×散弾D:2006/08/04(金) 02:08:49 ID:9KsDXMiD
その後、二人でチームを組んで任務に当たっている時だった――

『入れて…田中の大きくて固いのを私に入れて頂戴!!めちゃめちゃにかき乱してぇ!!』

「……!!ちょっと、何なのよ!それは!説明して頂戴!!」
「これ?」
田中の携帯の画面を見ると、自分が田中にねだっている動画だった。
「あの時撮ったのを着モーションにしてるんだよね。」
そういつもと変わらぬ様子でいい放ち、電話に出る田中。
一方、彼女は顔を真っ赤にして、怒りのあまり声が出ない。
田中は電話を終えると、
「他にもフェラしてるとことか、イクとことか色々あるよ。」
「大丈夫、普段はマナーモードだから。」
「大丈夫じゃないわよっ!この…変態っ!!」

終わり。
888名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 07:21:40 ID:ETOmylBI
GJッ! 田中好きなので読めてすごい嬉しいです。
珍しいカップリングにドキドキしつつも、田中の変態ぶりに笑いましたwww
889名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 10:21:26 ID:GDLGpR/+
GJ
890名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 16:10:37 ID:OZsQLGLL
変態刀萌え〜。マジでGJ!!!散弾と刀もいいなあ。また投下して!
891882:2006/08/04(金) 20:13:40 ID:9KsDXMiD
みんなありがと!
改行失敗してた事に後から気付いた…orz

>>888
自分の中では、田中は変態で固定されてたりw
喜んでもらえて嬉しい!

>>890
萌えてくれてありがとうw
また投下するよ!
892 ◆RkWbPMYtx6 :2006/08/05(土) 22:03:49 ID:499f+Z6X
田中×散弾かいた者です。
たびたびスマソ。

BCくらいしか書けないんだけど、何か読みたいのとかあったら、
参考までに教えてもらえるとありがたい…
893名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 22:40:09 ID:iLIXuCs7
短銃!短銃!
894名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 00:01:05 ID:B7PGAvk2
BC大好きだしあんま作品見ないので大歓迎だよ。
短銃みたい!(´д`*) あ、でももう一回田中でも(ry
895名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 14:00:54 ID:J+RiLoMr
892以外の人が書いた棒と短銃子
896 ◆RkWbPMYtx6 :2006/08/06(日) 14:40:23 ID:OJGrs0am
>>895
それは自分も読みたいw
きっと895が書いてくれ(ry

>>893-894
ありがとう。
とりあえず、1本書いてます。
田中×短銃の予定。
今の段階じゃ微妙なので、練り直すかもしれないけど、またーりと待ってて。
897名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 19:28:21 ID:h6Hya9rr
ラムウ×エアリス
898名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 20:25:07 ID:9aA8lX64
短銃いらね。
899名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 21:04:43 ID:MqPsOKZl
夏だなぁ。
900名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 22:30:07 ID:EerBqOng
ツォエア書いてくれる神、いないかなぁ……。
901894:2006/08/07(月) 02:22:02 ID:Zjj2s8wC
>>896
わっほいありがd!! 正座してお茶すすりながらwktkしとるです。 暑いからマターリがんがって!
902名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 03:02:05 ID:K6BqDaWX
>>898夏厨と
>>901夏だなあ厨の季節…
903名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 05:16:37 ID:Tm09IhT8
↑安価ミス?
904名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:54:01 ID:FwnxPJmy
>>898
ちょっと同意。
短銃そろそろもういらない。
905名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 21:30:39 ID:iTPnW9jT
>>904
自演乙!

もういらないってほどでてないだろ。
906名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 21:41:26 ID:OJOswLSV
むしろ、そろそろもういらないのは散弾
907名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 00:22:57 ID:b+0kBB8h
BCキャラちと出過ぎな印象はある。

悪かったな!どうせ俺は時代遅れの機種だよ!
BCなんざさっぱりわからねぇーっての!
908名無しさん@ピンキー
新しいシリーズのほうが露出多目になるのはしょうがないだろ。