>>775 よし許可する!
でも行数と連投制限には気をつけてね( ´∀`)
ありがとう。俺頑張ってみる……
学園に迷い込んだ兎をトイが云々する話
今からと夜に分けて半分ずつくらい、になると思う
……俺に力を!
778 :
775:2006/05/09(火) 18:06:42 ID:eU3UaiB8
無題
ここは歓迎学園別館。今、一人のバニーが頭を抱えて、必死に(少なくとも本人は)悩んでいるところ。
「う〜ん、変な場所に来ちゃった……なんか暗いし……うわぁっ!」
足元に落ちていたものに気付かず、彼女は躓いたが、上手くバランスを建て直し……きれずに、やっ
ぱり転んだ。バニーの顔面が、モルタルの床に正面衝突する。
「あ痛たた……なんだろ、これ?」
転んでもただでは起きない、起き上がり様に拾い上げて見ると、それは懐中電灯。身に着けていたグ
ローブを外し、取っ手部分のスイッチを押してみると、薄暗い廊下に、一筋の光明が射した。
「誰かの落し物かな……まっ、いいや。使わせてもらおうっと」
実はその懐中電灯は歓迎学園警備員の斉藤さん(仮名)の所持品で、美術室へと足早に向かうシープから
すれ違いざまにウィンドエッジを浴びた結果、遥か彼方まで吹き飛んだものなのだが、もちろんバニー
がそれを知る由もなかった。
光源を手にしたバニーは廊下のあちこちを照らしてみた。よくよく見ると、そこら中の床に懐中電灯が
落ちている。実はそれらは(ry
「売店ってどこかなぁ……まだクエスト中なのに……」
そう、彼女がわざわざ別館を訪れた理由は、モンスタークエスト中のPOT切れという、初歩的なミスを
犯したからだった。自分と同じくらいのレベルと言って、ツリーゴーストの攻撃力を侮っていたせいでもある。
今、彼女の手元には彼の敵が落とした樹液数個しか、体力を回復できそうなものはなかった……
779 :
775:2006/05/09(火) 18:10:15 ID:eU3UaiB8
<orz>
読みにくくてスマン・・
</>
廊下はしんと静まり返っている。バニーが照らし出す円形の景色の中にも、動くものは何もない。
「うぅ……なんか、ヤだなぁ。こういうの、ニガテなんだよぉ……」
バニーの髪から大きく突き出た兎の耳が、頼りなさげにふるふると揺れる。心なしか、彼女の歩幅も
いつもの調子とは打って変わって、小さめに、内股気味になっていた。
廊下はしんと静まり返っている。バニーが周囲を見回しても、動くものは何もない。
……その時、
「――っ!」
ざわ――と、生暖かい風が、彼女の太腿を撫でた。窓もないのに、一体どこから吹いてきたのだろう――?
そんな思考が脳裏を掠めると、バニーは思わず足を速め、出来るだけ前しか見ないようにする。後ろから、
何かの気配が迫ってきているような音がするのは、おそらく自分の気のせいに違いない、と信じた。
「……誰か、いませんか……ロ、ロビンさぁん……?」
鼻にかかった声がバニーの口から漏れた。不安で、目の奥がちりちりしている。樹液が一つ、肩にかけた
ショルダーバッグから瓶ごと床に落ちて、砕けた。
「――ひぅっ!?」
ガシャアアアアアンと派手な音が、暗闇にこだました。バニーは糸が切れたように、流れ出た樹液とビンの
破片にまみれた足元に座り込んでしまう。ねっとりと糸を引く液が、彼女の青いスカートにじわりと染みた。
そして、――なんというか、彼女は予想以上にビビりだった。
「うぅっ……もうやだよぉ……ケータイだって圏外だし(※実際はそんなことありません)、誰もいないし、
……ひくっ、早く帰りたいよ……」
涙こそ零れていなかったが、その声はもう完璧な涙声で、しゃくり上げるたびに嗚咽が漏れた。バニーの
傍らに置かれた電灯だけが、無機質な廊下の壁と天井を、冷たく照らしている……
780 :
775:2006/05/09(火) 18:11:15 ID:eU3UaiB8
「っ!」
唐突に肩に手が置かれ、バニーは咄嗟に身を強張らせた。大きな手だが、あまり無骨ではない感触が、
余計に恐怖を倍化させる。振り向いて、良いのだろうか?
(ユ……ユーレイならきっと、手はないよね……?)
それは足だと言うツッコミはさておき、バニーは恐る恐る、ずいぶん長い時間をかけて、背中を振り返った。
そこには――
「きみ、こんなところで何してるんだ?」
心配そうに彼女を覗き込む、若い男の姿があった。
それを見ると、緊張しきっていたバニーの身体は一気に脱力した。
――具体的には、正座から、女の子座りになるくらいに。
懐中電灯を向けると、男は眩しそうに目を細めた。
「……学生証と名札は持っているかい?」
「えっ、えっと……」
バニーはいきなりなことを聞かれて戸惑う。学生証と名札? そんなもの、持っていただろうか?
「うん……もしかして、持ってないのか?」
曖昧な返事を別に咎めるでもなく、男が二の口を開いた。
「……は、はい……すみません」
やはり、二つとも思い当たらない。反射っぽく、謝罪の言葉が口をついて出た。
「んー……とすると、迷ったのか。
一応ここには学生証と名札を持っていない人を入れてはならないことになっているから、
……出来るだけ早く学外に出てもらえるかな? まぁ、生徒指導員としての名目でしかないんだけどね」
最後のほうは冗談のつもりだったのだろうか、男は言葉尻で笑った。彼の柔らかな笑顔にほっとして、
バニーもつられて笑う。
「あの……ボクも外に出たいんですけど、帰り道が分からなくなっちゃって……」
言いながら、なんだかばつが悪くなって、彼女はてへへと笑った。男は一瞬考えた素振りを見せた後、
――こう言った。
「……私が、外まで、送ろウか?」
「えっ……いいんですか?」
「アア、全然構わなイよ。さぁ、行こウか……」
男はバニーの手を取って立ち上がらせると、傍らの懐中電灯を持って、前へと大股で歩き出した。
彼女は男の手の冷たさに疑問を感じつつも、遅れないように、いそいそと彼の後ろを尾いていった……
781 :
775:2006/05/09(火) 18:12:57 ID:eU3UaiB8
男に連れられて1階へ降りると、相変わらず周囲には何もいなかった。彼はさっきから無言になって、
ひとりブツブツと、何かを呟いている。バニーは出口らしき光が見えたことに、息を吐いて安堵した。
「あの……」
生徒指導員と名乗った男に声を掛けるが、彼にはバニーの声が全く届いていないようだった。
しょうがないので、構わず続ける。
「ここまで来たら、ボク一人で帰れるから――」
「駄目だ」
大丈夫です。と、言葉の続きを彼女に言わせなかった。男はたった3文字だけを言うと、また何か、
良く分からないことを呟き始めた。
(……どうしよう。何でさっき気付かなかったんだろう。この人……おかしい)
こっそりと顔を窺うと、その顔からは血の気が失せ、目だけが爛々と光っているのが見て取れた。
「私は生徒指導員だ問題のある生徒を指導しなければならない生徒が教師に逆らう気か廊下を
走るんじゃないそもそも生徒と教師の立場をわきまえているのか……」
(逃げられる……かな。ボクにはダッシュだってあるし、早くここから……この人から、離れなきゃ――)
バニーはそのしなやかな足に力を込め、床を一気に弾いた――はずだった。
「何をしているお前はッ! 人の話を聞いているのかッ!!」
「え――っ!?」
ぐい――と、彼女の腕が掴まれていた。爆発的な瞬発力は、空を蹴るだけで終わる。
「イま……何をしよウとしたのかなぁ? まだ私の話は終わってなイぞぉぉぉ?」
「あ――いたっ……!」
男は強引にバニーを自分の下へ引き寄せると、顔面をくっつきそうなほどに近づけ、
――これ以上ない笑顔を浮かべて、
「先生の話を聞かない生徒には、お仕置きが必要だな」
それだけ、言った。
バニーは足が、身体が、腕が、どこもかしこも竦みあがってしまい、全く動くことが出来ないでいた。
生徒指導員――トイの、目の中に映った狂気が、彼女を射抜く。
「ほら……こっちに来なさい…………とっとと来いッ!!」
「あ……ぁ……ぅ…………はぃ……」
バニーは言う通りにするしか、なかった。
一瞬でも安堵を感じた自分が愚かだった。一瞬、闇の向こうに見えた希望は挫かれ、絶望へと変わる……
782 :
775:2006/05/09(火) 18:18:33 ID:eU3UaiB8
一度は降りた階段を、今度は2階の更に上、3階に続く踊り場までトイは上っていく。
腕を取られたバニーはどうすることも出来ず、ただ彼の後を追うしかなかった。
そこは、踊り場という割には案外広々としていたが、相変わらず周囲は薄暗い。
「さぁここだ。きみにお仕置きを始めなきゃねぇ……なんせ私は生徒指導員なんだから」
トイの声は、時折裏返ったりして聞き取り辛い。喉の奥から搾り出すような彼の声を聞いているだけで、
バニーは怖気が立つ思いがする。
踊り場の壁に向かって、彼女は乱暴に突き飛ばされた。
背中に回ったバッグがクッションになったおかげで痛みは少なかったものの、頭をしたたかに打ち付け、
意識が飛びそうになる。樹液に濡れたスカートが倒された勢いでまくれ上がり、
バニーの雪のように白い太腿が、外気へと露わになった。
「痛いか?痛いだろぉ?こんなことしてる、先生だって痛いんだぞぉぉぉぉぉ」
「う……ぁ、っ」
トイは壁に寄りかかるように倒れたバニーをねぶるように眺め回すと、おもむろに指を鳴らした。
「佐藤、鈴木」
「――ここに」
彼の呼びかけに応えて現れたのは、二人の警備員だった。
「こいつの両肩動かないように抑えとけ。私が、今から『指導』するから」
警備員たちは合図もなくバニーを左右に挟むように移動すると、一人ずつ、片方の肩をがっちりと抑えた。
783 :
775:2006/05/09(火) 18:20:39 ID:eU3UaiB8
横目に見遣ると、その表情は全くの無表情だった。
「うあ……は、離して……っ」
「何か言ったかな? きみが悪いんだから、泣いて謝って反省するまで、許してあげないよ?」
バニーを見下ろすトイの目には冷たい狂喜が浮かぶ。
その爬虫類のような瞳を見ると、また、彼女は縮こまってしまう。
かくかくと膝が震え、めくれていたスカートが、だんだんと膝の元へ帰ってくる。
「……なさい」
トイはピクン、と眉を吊り上げた。
俯き加減のバニーの口から漏れた言葉のかけらを、鋭敏に察知していたからだ。
「んん? なにか、言ったかぁ? 先生には聞こえないぞぉぉぉぉ」
彼はまた、そのままくっついてしまいそうなほどに、バニーの顔に自分の顔を近づけていく。
彼女の瞳から、ぽろ、と雫が零れた。
「ごめ……なさい。許して……ください……」
一度溢れた涙はもう止まらず、後から後から堰を切ったように流れ出す。
トイの瞳から狂喜が消え、代わりにただ無表情な顔を浮かべ、バニーに問うた。
「……反省してますか?」
「うんっ……うん……だからぁ……!」
そして顔を上げたバニーが見たのは、
「駄目だ」
あの、張り付いたような笑顔――
784 :
775:2006/05/09(火) 18:23:43 ID:eU3UaiB8
トイはそのまま顔を接近させると、強引にバニーの桜色の唇に口付けた。
閉じかけていたバニーの口を舌先で強引にこじ開け、そのまま彼女の柔らかな口内を蹂躙する。
閉じきれない彼女の口から、つ、と涎が一筋垂れる。
咄嗟のことにバニーは反応できず、トイにされるがままでいたが、はっと気付くと、
――その自慢の顎を、思いっきり、閉じた。
「痛ッ……先生を噛むとは、まだお仕置きが足りないみたいだなぁぁぁ!」
バシィッ!……トイは、バニーの涙に濡れた頬を張った。往復で、もう1回張り飛ばした。
「うあぁっ!」
ぐい、とバニーの前髪を掴むと、トイは例の笑顔で言う。
「次、先生に抵抗したら……分かってるよなぁぁぁ」
「ひ――」
「これはお仕置きなんだぞぉ? きみのためを思ってのことなんだからなぁぁ?」
(そんなの――もう、最初と、言ってることが、むちゃくちゃじゃないかっ!)
しかし、彼女がそれを口に出すよりも早く、トイはまた強引に、バニーの唇を奪った。
噛まれるのを警戒してか、今度は唇の感触をじっくりと味わう。
バニーの唇は小さく、トイのそれに、完全に隠されてしまった。
「ん……んふ……ぁ」
バニーの上唇をちょんちょんとついばむ。瑞々しく、吸えば簡単に溶けてしまいそうな錯覚。
たまらなくなり、トイはむしゃぶりついた。
口の奥に隠していた舌で、さっきと同じようにバニーの口を割り開いていった。
「は……んむ……! ふむぅ……!」
(や……やだ、こんなのって……!)
785 :
775:2006/05/09(火) 18:25:40 ID:eU3UaiB8
バニーの舌を見つけると、それを絡めとろうとして、余計に顔を密着させる。
トイのあの目を見るのが嫌で、バニーは自然と目を閉じてしまっていた。
逃げ場を失ったバニーの舌が、トイの舌に絡め取られる。
つっつき、ねぶり、舐め取り、じゅるじゅると音を立てながら、トイはバニーの舌を堪能し続ける。
バニーは息が苦しくなったせいもあったか、意識が朦朧としてきた。
抵抗する力を弱めると、トイはさらに調子に乗って、彼女の口の中に溜まった唾液を啜り始めた。
「ん……んんっ!?」
バニーは目を見開いた。トイの口から大量の唾液が、後から後から送り込まれてくる。
思わず、こく……と喉を鳴らして、飲み込んでしまう。
トイが舌を引き抜き、唇を離すと、間に透明な糸が引いた。
「反省してる?」
「し……してる……からぁ……」
ビリイィッ!
「だから駄目だって」
トイは無造作に、バニーの黄色のフードシャツを襟元から下腹部にかけて、一気に引き裂いた。
彼女は肌着を着ていなく、薄い水色をしたスポーツタイプのブラジャーが、トイの視線に晒される。
「あ……ひ、ぅ」
「お仕置きなんだよお仕置き。分かってるの? お仕置きなんだよおおおお?」
バニーのやや小ぶりな胸には大して目もくれず、トイは彼女の正面に屈みこんだ。
何をするのかと思ったら、彼女のシューズを脱がしていた。次にだぶ付き気味のソックス。
先程までの様子とは違って、それらをとても丁寧に脱がせている様子に、バニーは言い知れない悪寒を感じる。
「あああ、やっぱり綺麗な足だなああああああああああああああああああ。
すべすべしてるし、しなやかで、無駄がないって言うかさあああああああああああ」
トイは、バニーの足に頬ずりをしていた。
786 :
775:2006/05/09(火) 18:29:50 ID:eU3UaiB8
バニーの全身に鳥肌が立ち、反射的に脚を上げようとしたが、さっきのビンタの痛みが頭に蘇った。
トイはバニーの足の裏からくるぶし、ふくらはぎ、膝裏、そして、太腿までゆっくりと手を這わせてくる。
ぞくぞく、と、毛虫が沸き上がってくる様な感触だった。
「いやっ……やぁ……!」
太腿を揉み込むようにして、丹念に撫で回す。
バニーの肌のすべらかな感触が気に入ったのか、その大きな手で何度も、何度も、何度も、撫で回す。
やがて、スカートの端に、指が届いた。
「だめ……だめぇっ……!」
トイは躊躇なくまくり上げる。バニーはあまりの羞恥に顔を染め、左に背けた。
そこには、白地に青い横縞の入ったパンティ……
言うなれば、青い縞パンがただ一枚、彼女の絶対防衛線を構築していた。
「うっ……うぅ……あぁ……」
パンティの真ん中に、うっすらと湿った筋が浮かんでいた。
トイはそれを見逃さず、右手の人差し指でそこをなぞりあげる。
「ひゃぅっ! いや……いやぁっ……!」
びくっ、とバニーの全身が痙攣したように反応する。恐怖と緊張で刺激への反応が過剰になっている。
トイの左手は内股をひたすらさすり続け、右手はバニーの股間をパンティ越しに弄くり続ける。
土手を撫で、鼠径部を往復する。トイがいつパンツに手をかけるか、彼女は気が気ではなかった。
「さて……脱ぎなさい」
「ぁ……え?」
「自分でパンツを脱げと言ったんだよ……………………早く脱ぐんだッ!」
この怒声を聞くたびに、良く分からない、罪悪感のようなものがこみ上げてきて、ダメになる。
従わなくてはいけないような、有無を言わせない力が、その言の葉から溢れる。
バニーはパンティの端に、震える指をかけた。
787 :
775:2006/05/09(火) 18:33:05 ID:eU3UaiB8
「そうそう……いい子だ」
湿り気を帯びたパンティを、そのままするすると下ろしていくと、くるくると丸まった。
露わになったバニーの恥部を覆う薄いヘアを、トイはさも愛しそうに撫でる。
バニーの指がかかったままだったパンティに自分の手をかけ、片方の足から、抜いた。
(なんで……ボク……こんな、こと……)
頭に浮かぶ疑問は、恐れと緊張に払拭されてしまう。
今バニーを支えているのは恐れるべき対象であるはずのトイの声であり、それしかなかった。
「あっ……っああ!」
剥き出しになったバニーの下の口に、直にトイの指が触れた。
ひどく丁寧に、陰唇を上下に擦りたてる。左手はいまだに内腿をさすり続けていた。
……ちゅ……くちゅ……
下半身から、水っぽい音が、辺りに響く。
(ボク……こんな、ことって……!)
快感、とは言えないほどに上ずった刺激が、執拗な遅さで与えられ続ける。
身体が、次第に上気するのが分かる。ひくひくと、もう一人の自分が蠢いているのも。
「――それじゃあ、お仕置き開始だ」
途端、
「いっ……くあああああああああああああああっ!!?」
ずぶりと、トイの指がバニーの膣内に差し込まれていた。
文字通り、刺すような痛みに顔は引きつり、口を金魚のようにパクパクと動かし、
足を突っ張るが、何の解決にもなってはいなかった。
788 :
775:2006/05/09(火) 18:36:04 ID:eU3UaiB8
それだけでは終わらない。
人差し指を奥まで進入させたかと思うと鉤状に折り曲げ、バニーの膣内をほじくり出した。
必然的に上を向いた親指をクリトリスに当て、力任せに押し潰す。
左手を股間から胸へと持って行き、水色のブラをずり上げ、バニーの未成熟な乳房を揉みしだいた。
手のひらに収まるサイズではあったが、マシュマロのような弾力が、トイの嗜虐心をそそる。
「あうぁっ……うぐっ」
突然の人差し指の闖入にすらまだ慣れていないのに、バニーの身体に襲い掛かる種々の刺激は、
ある種、彼女が忘れようとしていたことを思い出させた。
(こ、こんなにされたら……ボク、駄目っ、それだけは……!)
バニーは我慢していた。
生理現象である以上、絶対に訪れてしまうけれど、人にはなんとしても見られたくない行動を。
……引いては、樹液を落とした辺りから、ずっと我慢していたのだった。
そんなバニーの思惑を知ってか知らずか、トイは指の動きを早め、クリトリスに当てた親指を、
小刻みに振動させ始めた。左手は桃色の突起を探し当てると、そこだけを入念に愛撫する。
「ひあっ……あっ……ぼ、ボク……そんなに、したら、だめだってぇ……!」
ガクガクとバニーの身体全体が揺れ始める。
快感によってではなく、保ち続けた糸が、また切れようとしている――その一瞬だった。
トイが、人差し指を引き抜き、クリトリスの中心をぎゅうっとつねった。
「だめっ……だめだめぇ……う、や、あ、ああああああああぁーーっ!!……う、う……は、ぁぁ……っ」
……ぷしゃ……ちょろ……ちょろちょろ……
満足に生え揃っていない陰毛を濡らして、こぽこぽと泉が溢れた。
小水の奔流は放物線を描くと、音もなく床に降り注いでいく。
バニーの恥態を見下ろすトイの視線は冷たく、警備員たちは無表情のまま、変わらなかった……
<後半に続く>
あ、有りのまま今起こった事を(ry
うさみみとかまんまるシッポとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ……
もっと上級の描写力と文章テンポを味わったぜ……GJ!
トイ怖ぇよ…('A`)
頼む、続きを…ッ!
791 :
775:2006/05/09(火) 22:33:27 ID:eU3UaiB8
これから続き投下。
内容に関しては『夜だから』で勘弁してください…
792 :
775:2006/05/09(火) 22:35:04 ID:eU3UaiB8
「あ……ごめ……ごめ、なさ……」
死にたくなるほどの羞恥もあったが、それ以上にバニーの身体は目の前の男に対する恐怖に支配されていた。
羞恥だけならば死なないが、この恐怖には殺されるのかもしれないのだ。
「……反省シテる?」
トイの声は壊れた自動人形のような口調だったが、その調子は例の如く、ひどく穏やかだった。
バニーの返事を待たずに、トイは警備員に何かの合図をする。
彼らは阿吽の呼吸でバニーの太腿を抱え上げ、彼の覗き込む前で、彼女の股間を大きく開いた。
「いやあああっ!」
その体勢に、バニーは駄々をこねるように首をぶんぶんと振るが、壁と背中合わせになっているうえに、両肩、両股をがっちりホールドされているため、身体はびくとも動かなかった。
ほころんだ陰唇が、てらてらと妖しげに光る。
「こんなに濡らして……本当に悪い子ぉだなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
トイがズボンのジッパーを下ろし、誇示するように、中から熱く滾ったモノを取り出した。
「ヤだっ! やめろぉっ! このっ……離せえ!」
グロテスクに血管が浮かび上がるソレを直視したバニーは、今までの態度が嘘のように身を強張らせ、必死に抵抗する。しかし、二人の警備員の力は少しも緩まない。
それでもバニーはジタバタと暴れ、そして――
「あ……」
つま先が、トイの顔面をクリーンヒットした。
793 :
775:2006/05/09(火) 22:39:01 ID:eU3UaiB8
シン、と時が止まったようだ。それも一瞬、
「貴ッ様あああああああああああああああ―――!!」
笑顔から一変、般若のような形相になったトイはバニーの腰を掴むと、そのまま自分の方へと力任せに引き寄せた。
行き場を求めて猛った怒張が、最適なポイントを見つけ出す。警備員たちはバニーの肩と、なぜか耳を掴んでいた。
「ひあっ……うっ、ああああああああああああああああーーーーっ!!!」
……ずち……じゅぶっ! ずぶぶっ!
バニーの絶叫が、別館の階段に響いた。
痛み、衝撃、喪失……そのいずれでも表せない、未知の破壊がバニーの身体を一息に貫く。
涙が零れ、涎を垂らし、冷や汗だろうか、それとも脂汗か。
轟いた悲鳴の反響すら、いまだ鳴り止まない。
「くあっ……ふっ、う……ああああああっ!!」
ずりゅ、ずりゅ、とトイが腰を前後に揺すりたてる。
バニーの臀部が壁とトイの身体に挟まれ、壁に当たるたびに、ぴたぴたと、場違いな音を立てる。結合部から、赤い液体が一滴、床に落ちた。
「うああっ! いっ……あぐううぅっ!」
トイは無造作に腰を突き出す。そのたびに、バニーは想像を絶する痛みと、身体の奥を槌で打ち据えられるような衝撃に襲われる。
確かにトイに弄られていたとは言え、その前戯ともいえない前戯が、処女であったバニーの膣内を十分に潤すには程遠く、苛烈な痛みに彼女は敷かれていた。
ずちゅ……ずりゅっ……
ふたりの結合部から、乾いた肉質の音が響く。
トイはバニーの尻に腕を回すと、より深く、強く、腰を打ちつけた。
目の前の兎の処遇なんて知ったことじゃない、全く未経験の少女の膣が自分のモノを強烈に締め付ける、その感覚を一度覚えてしまったら、もう他の女なんて目に入らない。
「うあっ……あっ……いっ……ああうっ!」
痛みに喘いでいるのか? そのたびに強くなるこの締め付けは何だ? 感じているんだろ? 本当は、凄くありえない快感なんじゃないのか――?
794 :
775:2006/05/09(火) 22:41:41 ID:eU3UaiB8
ぐちゅぐちゅと、バニーの秘部から、水っぽい音が溢れ出す。
トイの思う通り、自分が感じているからなのか、それとも身体が防衛反応として愛液を湧出させているのか、彼女にはもう、それを考えるだけの余裕はなかった。
ただ痛みと、灼熱と、終わらない前後動があるだけだ。
「あっ……い……ああぁ……ふあぁっ!」
お互いを満足させるための性交などではなかった。
ただ一方的な略奪。原始的な、貪る行為そのものだった。
トイはバニーを左腕一本で支えると、空いた右腕で、胸を、まさぐり始める。
「あぁっ……だめぇ……むねぇ……さわっ、ちゃ……!」
小さめの胸に乗った乳首はツンと尖り、挑発的に上を向いている。
指で挟み、軽く揺すってみると、面白いように膣内が収縮した。
窮屈になった膣内を押し広げるように、ビクビクと怒張が跳ねる。
深いストロークで腰を打ち込み続けるのはやめずに、尚且つ乳首を転がすのに熱中する。
火照った肌に、じんわりと、汗が滲む。
「あく……ふぁっ、あぁっ、ひああぁっ!?」
今まで以上に、トイの動きが、加速した。
繋がっている場所から、色んな混合物が交じり合った飛沫が飛び散る。
バニーのスカートは、前も、後ろも、ぐしょぐしょに濡れていた。
(ボク……もう、何がなんだか、分からない……や……)
二人が激しくぶつかり合う。淫らな音が、踊り場に響き、そして――トイは、最後の一突きを、放った。
どくっ!どくどく……びゅくっ!
「あう、あ、あ、あ、ああぁぁ……あつ、い……よぉ……」
――欲望のカタマリが、バニーの膣内へと、勢い良く流れ込んでいく。
子宮まで白濁は届き、それでもバニーの膣では受け止めきれず、結合部からぽたりぽたりと、ピンク色の液体が溢れる。
痛みから解放されたバニーが脱力すると、一度は治まっていた尿意がもう一度、
弛緩した身体の底から湧き上がってくるのを感じた。
トイの身体が離れ、モノの先端からぽたぽたと、白濁の残りがバニーの下腹部に向かって零れる。
支えを失った膣は蠢動し、へたり込んだバニーは、また、ちょろちょろと小水を垂れ流し始めた……
795 :
775:2006/05/09(火) 22:45:08 ID:eU3UaiB8
「はぁっ……はぁっ……ボ、ボク……うぅっ……うう……」
2回目の放尿は、1回目の半分ほどの時間で終わった。
バニーの秘部は、精液や破瓜の流血といった様々なものが混じり、無残な様相を呈している。
嗚咽も隠さずに、バニーは泣いた。
「……なんで、なんっ……でぇ……!」
彼女には、今、自分がこうなっている理由が、分からなかった。
なぜここに辿り着き、見知らぬ男に犯されてしまったのか……
……今はただ、何も分からないまま、涙を流している。
「……おやおや泣いちゃうなんて……先生困ったなぁ」
言葉とは裏腹に、むしろトイは愉快そうだった。
床にお尻をつけたバニーが前を見ると、眼前に、自分の愛液や尿に濡れて光る、トイのモノがあった。
さっきと同じか、それ以上に大きくなっている。
目にしても、最初ほどの嫌悪は沸き起こらなかった。
「ん? これは……、きみはこんなものを持ち歩いているのか……」
トイはバニーの傍らに屈むと、バッグから覗いていた、樹液を2本取り出し、片方の口を空けた。
中腰になったトイは右手で瓶を持ち、左手でバニーの顎を下に引く。
「疲れただろう……あ〜ん、するんだ……ほら、あ〜ん」
トイが左手を下げると、バニーはされるままに口を開いた。
とく……とくとく……
琥珀色をした、やや粘液質の液体が、バニーの口内に注がれていく。
「んく……こく……ごく……」
舌に絡む樹液をこくこくと、バニーは少しずつ喉の奥に通していく。濃厚な甘さが、口の中に広がった。
飲むに従って身体の痛みは少しずつ治まっているようだったが、代わりに――
(あ……あれ? なんだか……あたまが、ぼー……っと、する……)
とく……とくっとくっ……
ゆっくりゆっくり口に注がれる樹液を、バニーはいつしか、母乳をねだる赤ん坊のように求めていた。
小さな口を大きく開けるだけでは満足できず、自らトイの手を取り、瓶の口をぐっと傾ける。
「んく……んくっんくっ……ふぁ……んん……ぷはぁ」
残っていた液体を一気に飲み干すと、バニーは瞳をとろんとさせ、自分でも分からないうちに、次の言葉を口走っていた。
「も……もっと、ぉ……ちょう、だいぃ……」
796 :
775:2006/05/09(火) 22:47:34 ID:eU3UaiB8
トイは唇の端をにやりと歪めると、自分の指に樹液を塗りたくり、バニーの顔の前に差し出す。にべもなく、バニーは指にむしゃぶりつくと、ちゅうちゅうと音を立てて舐め取り始めた。
それはちょうど、子供が自分の親指を咥えるのに似ていた。
「ちゅ……ちゅぱ……ふぅ……んむぅ……」
可愛らしい舌を使って、口の中で暴れる人差し指と中指を、必死に追い回す。
樹液の甘い刺激が、バニーの頭の中を蕩かしていくかのようだった。
唐突に、トイが指を抜き取ると、バニーは残念そうな顔をする。
彼の次の行動は、常軌を逸脱したものとも言えた。
「ほら……次は、これを舐めなさい。しゃぶるんだ、優しく……」
両手のひらに樹液をまぶし、それで自分のモノを2,3度しごく。
ぬらぬらと光る陰茎を見て、バニーはいくらか躊躇したようだった。
「い、いいの……?」
おやつを目の前にしてお預けを食った子犬のような、バニーの上目遣いの視線がトイに向けられる。
彼はただ黙って頷く。バニーはあんぐりと口を開けた。
「あむっ……んぅ……ふむむぅ……」
竿の根元に華奢な指を添え、強く吸い付きながら、ゆっくりと口に含んでいく。
半分ほど入ったところで、バニーは飲み込むのを一旦やめた。
「ん……んん……ちゅぱ……」
既に口の中にあるカリから竿の中ほどにかけて、裏筋に沿ってチロチロと赤い舌を這わせる。
鈴口の辺りに舌が触れると、竿がビクンと跳ねた。
「うぁっ!?……んむ……ぺろ……」
竿の半分を余すところなく、舐め上げる。
樹液にデコレートされたトイのモノは、今のバニーにとってはご馳走以外の何者でもないようだ。
797 :
775:2006/05/09(火) 22:48:36 ID:eU3UaiB8
「むぐ……ん……ふぅん……」
前半分を堪能したバニーは、さらに奥へ奥へと、トイのモノを導く。
喉奥に先端が当たるが、バニーの小さな口では、それを咥え切ることはできなかった。
「あむ……んんーっ……んふぅ……」
何とか根元まで飲み込もうと、精一杯口をすぼめて、バニーは力んだが……それが彼女の気道を狭め、噎せる結果となる。
「うく……ぅっ、ごほごほっ! ごほっ!」
咄嗟にソレを吐き出し、深呼吸して、胸に一杯、新鮮な空気を取り込む。
そしてまた、ほとんど間を置かずに、ソレを咥え込んだ。
トイは何もせず、バニーが自分のモノを一心不乱にしゃぶる様子を眺めていた。
今、バニーを狂わせているのはトイではなく、ツリーゴーストの樹液だった。
竿をあらかた舐め終わると、バニーは顔を前後に動かし、より強く、ソレを吸いたてる。
顔を動かすたび、じゅぷ、じゅぷ、と、卑猥なメロディがバニーの口から漏れる。
竿全体に自分の唾液を絡め、樹液の残りとともにモノを味わう。
唇で茎を締め付け、根元に添えた指を上下に細かく揺すり、とにかく、無茶苦茶に、吸い出そうと、強く、強く。
手順も何もない、バニーの余りにもたどたどしい手付きに、トイの怒張が一瞬大きく膨らみ――たちどころに、爆ぜた。
どぷっ!どぷぷっ!
「んんーっ……んむっ……ふむ、ぷあっ……うあっ、あっ……はあぁ……っ……!」
バニーの口から開放された肉棒は、いまだ興奮冷めやらず、びゅくびゅくとバニーの顔を白く彩っていく。前髪に、睫毛に、頬に、雪化粧が施されていく。
「あふぅ……あっ……あぁ……どろどろ、してる、よぉ……」
朦朧とした瞳で虚空を見つめるバニーは、鼻から口元に垂れた精液を指ですくい、ぺろりと、舌で舐め取った……
798 :
775:2006/05/09(火) 22:52:59 ID:eU3UaiB8
睫毛に絡む白濁を拭うこともせず、バニーは呆けたようにトイのモノを見つめていた。
二度の射精があったにも関わらず、それは未だにいきり勃ち、グロテスクに天井を仰いでいた。
(ボク……もう、なんだか……)
樹液によって身体の痛みは消えたが、彼女の引き締まった肢体は桜色に染まり、
じっとしていると、身体の芯からじんじんとした火照りが湧き出てくるようだ。
トイはおもむろに手を伸ばし、樹液のボトルを掴む。
「え……あぁ、かけちゃ……やぁ……」
蓋を開け、とくとくと、バニーの身体に注いだ。
どろりとした液体は重力に従い、彼女の首筋から胸へ、胸から乳首へ、
そして下腹部へと、時間をかけて流れていった。
「ふぁっ……な、なに……これ……!」
樹液に濡れた肌から、痺れるような熱さが駆け抜けていく。
急変した彼女の様子を見届けると、トイはバニーの股間の周りにも、丹念に塗りたくり始めた。
「ひくっ……うっ……あはあっ……」
内股になった健脚が震える。ひどく焦らされているような、錯覚を覚える。
トイは瓶を投げ捨て、バニーの控えめな胸を、両手でじっくりと愛撫し始めた。
「ふぁあっ!……だ、だめぇ……そん、なにっ、いじん、ないでぇ……!」
左胸にざらつく舌の感触を感じ、びくびくとバニーの身体が震えた。
乳首をこねくり回され、彼女の口からは、思わず嬌声が漏れていた。
「うぅ……痺れちゃうよ……なんでっ、なんでぇっ……!?」
可愛らしいおへその周りを、トイの指がくすぐる。
体験したことのない刺激が、快感が、頭の中までも痺れさせた。
「うあぁぁ……はっ、はあぁぁ……」
鼻にかかった、切ないため息がこぼれた。
それを疑問に思っている余裕もなく、バニーは快楽の渦に飲まれていく。
799 :
775:2006/05/09(火) 22:54:08 ID:eU3UaiB8
顔の位置はそのままに、トイは樹液に塗れた右手を、バニーの股間へかざす。
ちょうど筋に沿った中指ごと、手のひらを上下に動かす。
「いっ……ああっ、はああっ……やぁ……やあっ!」
しかしトイの動きは止まない。
ぐちゅぐちゅと、水っぽい音を響かせ続けるバニーのあそこを、濡れた手でぐちゃぐちゃにしていく。
「うぁっ、あっ、いい、よぉっ!」
トイの指がクリトリスを責め始めると、バニーの膣内は勢い良く潮を吹いた。
「ぐちゅぐちゅって、きもちっ、よすぎてっ……ボクっ……ボクぅ……!」
突き込まれる指を求めて、自分から腰を動かしていた。
もっと早く、もっと強く、もっと荒々しい刺激を、身体が望んでいた。
トイが彼女の乳首を噛むと、緊張が、視線の高さまで駆け上ってくる。
「ひゃあっ! だめぇ! 噛んじゃ、駄目だよおっ!」
全身が痺れて、バニーは既に何も考えられなくなっていた。
とにかく与えられる快感を一滴も逃すまいと――。
「はぁっ! あふぅっ! ボク……ボク、もうっ!」
ガクガクとバニーの身体が震え出す。
トイは乳房ごと突起を強く吸い、陰核に当てた指を、小刻みに揺すり上げる。
「なにかくる、くるぅ……ふああっ! とんじゃ、とんじゃう、よ、あ、あっ、は、ああああーーーっ!!」
絶頂に達したバニーは、足を反らし、押さえ付けられている身体を弓なりに仰け反らせ、
……最後に脱力して、その場で気を失った……
<エロここまで>
800 :
775:2006/05/09(火) 22:57:29 ID:eU3UaiB8
<introduction>
くたりと倒れたバニーを前に、トイは無表情に言葉を紡ぐ。
「サテ、次のお仕置きは――」
そして声は、背後から聞こえた。
「悪いが――次は、無い」
剣風一閃、トイの下半身と上半身が、別れを告げた。
「あ?」
彼方に飛んでいく自分の足を見て間抜けな声を上げるトイの口を、白く、暗闇に明るく輝く剣が、顔ごと断ち割った。
その様子を見た警備員二人は慌ててバニーを放すと、懐から警棒を取り出そうとする――が。
「遅ぇんだよ」
数瞬前にトイを叩き斬った幅広の剣――光属性が付加された神剣が、構えた警棒ごと、彼らを両断した。
点けっぱなしの懐中電灯が床に落ち、気を失ったままのバニーを照らし出す。
「……馬鹿ヤロウが」
それだけ吐き捨てると踵を返し、彼はやって来た方向へと歩いていった……
801 :
775:2006/05/09(火) 22:58:55 ID:eU3UaiB8
「ん……んぅ」
もぞもぞと身体を動かすと、柔らかな毛布に包まれているのが分かった。
「……あ、あれ? ここは……」
薄く目を開ければ、そこはベッドの上。控えめな照明が、バニーを照らし出している。
コンコンと、左手のドアがノックされた。咄嗟に身を竦める。
彼女の返事を待つでもなく、ドアは勝手に開いた。
「……お? 起きた? おはー」
水の入ったグラスをお盆に乗せ、懐っこい笑顔でひらひらと手を振る目の前の人物は、自分よりも、少し年上に見えるキャットだった。
「……う、うん。おはよう、ございます……」
良く分からなかったが、とりあえず挨拶を返す。キャットは満足そうに微笑むと、サイドテーブルにお盆を置き、バニーの傍らのスツールに腰掛けた。
「覚えてるかしら? 覚えてないほうがいいと思うけど、あなたは眠る前にどうしていたのか。……されていたのか」
「え……あ、……っ!」
狼狽するバニーの横で、キャットはあくまで穏やかな表情をしていた。
「あいつから話を聞いて、大体事情は掴んだけどね……あそこはスケベな奴らが多いから、低レベルのうちは無理しちゃ駄目よ〜」
「……ぅ」
何も言い返せない。何も言い返せないが、それでも反駁したくなる。
「ば、売店に行くくらいだったから、大丈夫だと思って……」
途端に、キャットの目が冷ややかになった。
「ふうん。行くくらい、ね。……わたしが言いたいのは経緯じゃないわ。結果なの。
売店に行く、それくらいのことで、あなたはあんな奴らに強姦されたってことよ。
それだけのことって、あなたは割り切れる?」
「……」
バニーはキャットの瞳を見ることが出来なかった。あまりにも――あまりにも本気で諫めてくれている彼女に、今度こそ、返す言葉が無かった。
「まぁ……あいつに感謝しなさいな。学園のマッドサイエンティスト野郎をぶっ飛ばした帰りに、たまたまあなたに気付いたんだから」
「あいつ……って」
記憶は、自分が飛ぶような感覚に襲われたところで途切れていた。
「あ……もちろん、あなたを綺麗にしたのも、服を脱がせたのもわたしよ? あいつから電話があったときは驚いたけど、さすがにあいつはそんなロリコンじゃないしね」
くっくっと、さも愉快そうにキャットは笑う。そこで初めて気付いた、自分が下着以外、何も身に付けていないことに。
「そっか、気絶してたんだっけ。生徒指導員と警備員をやっつけたのは、バッファロー。わたしのパートナーよ。……今は、『カスタム掘ってくるから後は頼む』とか言って、タバスコだけどねー……照れ隠しが下手なツンデレなんだから、あいつも」
ここにはいないバッファローのことをパートナーと呼ぶキャットの表情には、確かな愛情が浮かんでいた。
802 :
775:2006/05/09(火) 23:01:04 ID:eU3UaiB8
「バッファロー……さん」
「ええ、服を選んでいくあたり、優しいっていうかキザっていうか……
ほら、あなたの服、ボロボロでどろどろになっちゃったじゃない?
さすがに、あれは着ないほうがいいだろうってことで……ね」
キャットは腰を浮かせ、ドアの向こうに消えた。
すぐに戻ってきた彼女が抱えていたのは、淡い黄色をしたフード付きのTシャツ、ピンクのギャザースカート、水色のショルダーバッグだった。その中にはシューズが無かったが、足元を見ると、前のものとは色違いの、白い靴が置かれていた。
「これはあげるわ。あなたが持ってた荷物とかは別にして向こうに置いてあるから、
それと、他に何か入り用だったら言ってくれる?」
「――あの」
バニーの呟きを聞いて、キャットが「うん?」と首を傾げた。
「なんで……ボクにこんなに優しくしてくれるの?」
少し考える素振りを見せ、彼女は言った。
「いいから。ビギナーは、上級者のことを気にしないものよ?
あなたがもうちょっと強くなって、わたしたちの視点から見えるようになったら……きっと、分かるときが来るわ」
キャットは再度立ち上がると、ドアの向こうへと消えた。
バタン、と扉が閉まり、部屋にはバニーだけが残される。
(……くやしい)
ぽろ、ぽろ、と無意識に涙がこぼれていた。
悲嘆の涙でも、歓喜の涙でもないそれは、言い換えるなら、決意の涙だろうか。
(いつか……ボク、だって……!)
彼女は、ぎゅっ、とシーツを握り締める。
彼女の冒険は、まだ始まったばかり。
</>
803 :
775:2006/05/09(火) 23:05:58 ID:eU3UaiB8
これで終わり。長々とスレ占有スマンカッタ
そして俺は名無しに戻るわ……
おまいらいい夢見ろよ
【東尋坊】λ............
GJ!
あんたすげーよ。
確かに長かったが、長さを感じさせないいいSSだった。
トイKOEEEE!
うさLOVEの俺様は今後よるな、さわるな、と叫びながらトイぶっころすぜ!
万一うさ使って負けたらこうなるのかと思ったら負けられねえ。
ウサで奴らを殴り飛ばしてきます。
GJ!今からうさでトイ片っ端からしばいてくる
807 :
774:2006/05/10(水) 03:36:57 ID:d/PrMa4U
牛が(・∀・)カコイイ!!
と思った俺とにかくGJ!!
ちなみに例のネタは発展して
実らぬ恋モノ♀獅子×
>>761の羊たんになったんだが、作者様許可されるだろうか?
808 :
761の人:2006/05/10(水) 07:04:29 ID:UzR0M/Vn
モットモットクダサイ…
カバリア島には時空の歪みによって普通では辿り着けない場所があるのはご存知だろうか?
辿り着く方法はただ一つ、キャンプを開いて閉じる際の位置情報のズレを利用するのみ
「おはよう。今日も来たよ」
そんなとある歪みの一つに降り立った影が一つ。
白銀に輝くロングヘアーに漆黒のコート、洒落のつもりか縁なし眼鏡をかけた獅子である。
他キャラクターの気配もないのにその獅子は歪みの奥に挨拶をした。
「ぁー」
気配がなくともそこには人がいた。どうやら少女のようである
だんごに結っていたであろう髪は今やほどけ、手入れもしていないのか枝毛も目立つ。
立派なフリルがついたワンピースは早々にはぎ取られ、服とも呼べないような襤褸布がかろうじて体を覆う程度。眼の焦点も何処か合っていない
それでも獅子がこの少女が吟遊詩人だとわかるのは、ひとえに監禁された当日にこの少女を見かけたからだ。
「今日はロールパン持ってきたよ。つっても露店で買ったやつだけどね」
苦笑。しかし少女は笑わない。感情が欠落しているのだ。
「あーあー、あいつらったら…よし、これで完璧っと」
コートのサイドポケットから櫛とゴムを取り出し、少女の髪を結びなおしてあげる。
しばらく少女の世話をした後、
「…ごめんな」
ぽつりと獅子はそんなことを呟いた。
〈以下独り言〉
♀獅子とか言ってるのに全然♀っぽくねー
先に言うとエロはないです。あと携帯から書いているせいで一度にどれだけ書けるかさっぱりですorz
監禁された当日云々〜獅子のセリフまでのとこ一文抜けてるorz
そう、監禁なのだ。少女の所持していた携帯を全て取り上げ、さらにはイビルフレイムでフレンドリストまで燃やし尽くしてこの場所に彼らは少女を閉じ込めた。
絶対に逃げられれないように…
811 :
761の人:2006/05/10(水) 17:59:22 ID:iOt/beXe
<投下ぶった切り失礼>
wktk期待sage
携帯から投下するのきついし、誤字脱字が目立っても脳内あぼーんするよ。
<以下何事もなかったかのように続きドゾ>
そろそろ500kb。次スレ立ててきます。
814 :
809:2006/05/10(水) 23:41:21 ID:WoEK7uBY
続きを↑に投下してきました
乙ぬめ!
>>809 乙。
…1スレ目で500kb行ったのか。
ほんとだ、AAスレ以外で500規制喰ってるの初めて見た・・・・
818 :
816:2006/05/11(木) 00:51:39 ID:wd5VN2L4
普通にアンカーミスしてたねorz
まあレスとしては成立してるけど…
>>809もだけど、
>>813も乙。
ボス:黒服黒マント転職姉御
中ボス:黒服赤マント転職牛
雑魚:白服赤マント転職獅子&赤服赤マントですの
怪人:黒服シルク帽子黒マント転職どらこ
インチキ手品師:赤マントシルク帽子たぬぬ
「ごめんなさい、遅れましたっ!」
「ホントだよ…おかげでもう全快しちまったし」
「なんで今日に限って遅かったんだ?」
「あの…新人の私を派遣するかベテランを派遣するかで上が揉めて…」
「そんで?」
「…道に…迷って……」
「なんだ、あんたの落ち度でもあるんじゃないかよ」
「はい…ごめんなさい…」
「傷は治っちまったし、ペナルティってことで別のトコロを癒してもらうかなぁ」
「え……別?」
「こっちだよ」
「…!? やっ、んんっ!」
「あんたんとこのリングは前金制だし、狩りばっかで溜まってたとこだからなぁ!」
「んっ! んーーっ!!」
「そんじゃ、俺は下のお口で…」
「ひゃっ、ひゃへへぇっ!!」
「黙れよ、新人が」
「んぐっ! んんーーーーーー!!!」
「ってぇ…噛みやがったな」
「はっはは、処女もらっちゃって悪いな!」
「なんだ、泣けば許してもらえると思ってんのかぁ!」
「んぅ…ひゃへへぇ……」
「出る…全部飲めよぉ!」
「く、こっちもだ…!」
「――――!!!」
「はー…へへ、気持ち良かったぜ…」
「また頼むぜ、新人さんよ…」
「おなか…あついよぉ……」
む…こんだけじゃ1kしか埋まらないのかorz
埋めようとしてやった。
後悔はしていない。
でも思ったより埋まらなくて悲しかった。
埋め支援
『兎の服の使用期限が切れました』
うさ「え!?や、きやああぁぁあ!!」
たぬ「パンツキタ───(・∀・)───!!」
ぬめ「ちょwwwktkr」
うし「クマパン(*´д`)ハァハァ」
うさ「見るなバカぁ!!」
拳が顔面にめり込む音×3
『狐の服の使用期限が切れました』
姉御「ちょっと、やだ!!」
たぬ「巨乳キタ───(・∀・)───!!」
ぬめ「おっぱい!おっぱい!(AAry」
うし「黒下着(*´д`)ハァハァ」姉御「……お仕置が必要ね」
地雷の破裂音×3
『猫の服の使用期限が切れました』
ぬこ「ひにゃぁぁああぁぁぁあ!!」
たぬ「ノーブラキタキタ───(・∀・≡・∀・)───!!!」
ぬめ「うぇwwwっうぇwwwテラエロスwww」
うし「意外な白(*´д`)ハァハァ」
ぬこ「バカ!見んな!死ね!」顔面に蹴りが入る音×3
『羊の服の使用期限が切れました』
ですの「ふふふ……そんな事もあろうかと下に薄いワンピースを着込んでおいたんですの」
たぬ「( ´_ゝ`)ふーん」
ぬめ「空気嫁」
うし「微妙に透けてる(*´д`)ハァハァ」
ですの「……死刑ですの」
魔法の矢が飛び交う音×21
それでも彼等は一瞬の奇跡を求めて島を駆け巡る
マイキャラの服の期限が切れたので思い付いたネタ
『牛の服の使用期限が切れました』
うし「げ、やべええ!!」
うさ「ぎゃ! こんの、ヘンタイ!」
ぬこ「露出狂! ぶっ飛ばすわよ!!」
ですの「女性の目の前でハレンチにもほどがありますの!」
うし「ちょ、ちょっとまっ、不可抗力ぎゃぎゃぎゃ!!」
バキゴスザザザザザザザクッ。
『龍の服の使用期限が切れました』
龍「…!!」
ぬこ「な…肌、綺麗すぎ……」
うさ「すごいね、女の子みたいだねぇ!」
ですの「りゅ、龍さんったら…(ぽ」
姉御「殺す…っ!!(ちゃきっ」
龍「お、おいそこの狐――」
ぶしゅ。
『狸の服の使用期限が切れました』
うさ「ぶwwww」
ですの「き…着やせしすぎですの……」
ぬこ「いるわよね、脱ぐとホントすごいやつ…(赤面」
たぬ「は、ははは…」
姉御(でも、こういう人ほど肝心なものは小さいのよねぇ…)
『獅子の服の使用期限が切れました』
うさ「あれ? そういえばぬめ君は?」
ぬこ「おかしいわね、さっきまでいたのに…」
姉御「服で体の原型留めてたってこと…?」
ぬめ「ここだよぉ〜」
ぴちゃ。
ですの「寄るな人外、ですの(笑顔」
バリバリバリバリッ!!!
これで埋まるか?
便乗してやった。後悔はしていない。
まだ足りなかった…orz
>>823 ウサ子はしまパン以外認めません。