933 :
910:2006/10/31(火) 15:11:02 ID:jqBzK91h
1つにまとめられませんでしたので2つに分けて投下しました。
神無月に投下できて良かったです。
910さんGJ!
最近漏れは、抱きしめられ→ポワ〜ン のシチュがお気に入りっすw
神無月は終わった・・・・・・
月には、誰も知らない社があるの・・・・・・
そこでユキヒトさんですよ
910ですが・・・暇ですので千歌乙を見てみたい・・・。
「あ・・・お嬢様・・・このような場所に何か御用でしょうか?」
夕飯の食事の用意をしていた乙羽の前に悠然と千歌音が現れた
それはいつも通り長い黒髪に清楚なイメージそのままの美少女
乙羽が使える邸の主人である姫宮 千歌音だった
「乙羽さん・・・」千歌音は何を思ったか鍋の火を止めると乙羽が手に持っていた長箸をゆっくりと手に取り元の場所に戻す
「お嬢様!?それは夕食の・・・」
「そんなことはいいから・・・邸には来栖川さんも使用人もいま留守だわ・・・楽しまない?」
お嬢様は何を言ってるのだろうか、乙羽は疑問を懐いた・・・千歌音が自然と乙羽の腕の優しく手を触れてきた
「あ・・・あのお嬢様、なにか?」
「私ね・・・前々から貴女のこと気になってたの」このお方は何を言っているのだろうか・・・?
「お嬢様申し訳ございません・・・少し意味が理解できかねますが・・・」
「あら、分からないかしら?」
はい、申し訳ありませんといい千歌音に背中を向けると鍋に目を移す
とたんに千歌音が距離を詰めると背後から手を握ってきた「あの!御用でしたら用意が出来ましてから・・・!」
たまらずに振り返った乙羽の口に千歌音の唇が重なるのはほぼ同時だった
「!・・・・・・」
私のが仕えてきた方からのこのような行為・・・突然の行動に乙羽の頭は混乱していた
「な・・・!お嬢様!」
慌てて引き離すが有無を言わずに千歌音の唇が逃げる乙羽に再び襲ってくる
「ん・・・や・・・!」
そのまま床に押し倒される「な・・・お嬢様なにをなさいます・・・!」
苦し紛れに出した声も虚しく響くだけ
「乙羽さん・・・以前から思ってたのだけれど・・・貴女も可愛くてよ、だからこういう日をいつか待ってたの」
千歌音が表情を変えずに呟くと乙羽のメイド服をゆっくりと脱がし始めた
「抵抗なんかしないでね・・・乙羽さん、貴女と私の立場は分かってるわよね?」そう・・・
使用人の私がお嬢様に口答えするなんてあってはならない
「は・・・はい・・・」涙ながらに呟いたがもう声にすらならないほど小さくなっていた
下着がはだけた乙羽の胸に千歌音が顔を埋める・・・そのあと乙羽の体を嘗め回していく・・・
メイド服のスカートの中から千歌音の手が入ってくるのも感じた、乙羽にとっては現実とは思えない時間がゆっくりと経過して行った
その数時間後・・・「来栖川さんが帰って来たわ・・・今日のことは忘れて・・・」
メイド服を着直す乙羽に乱れた制服を着た千歌音が静かに話した
「来栖川さんに今日のこと話したら・・・どうなるか分かってるわよね?」
「はい・・・」力無く話す私を尻目に去って行くお嬢様・・・もうその頃にはいつも私が仕えている千歌音お嬢様の顔に戻っていた
938 :
910:2006/11/01(水) 13:11:46 ID:Ev9fQUYJ
本筋は明後日頃にでも投下する予定です。
よろしくお願いします。
939 :
910:2006/11/01(水) 13:19:52 ID:Ev9fQUYJ
大事な中筋な抜けていて申し訳ありません。
自分は激しいエロシーンは苦てなものですから・・・。
937の数時間の間に何があったか・・・少し不完全燃焼になったので937の中身を投下します。
乙羽のメイド服を完全に脱がせた千歌音は優しい手付きで静かに乙羽の下着を剥ぎ取る
私は慌てて両手で胸を隠した、お嬢様に全裸を見せるわけには・・・
「乙羽さん、手をどけて・・・」
「で・・・ですがお嬢様・・・」
「乙羽さん・・・命令よ、どけなさい・・・」
静かだがやや強い口調で千歌音が命令気味に言ってくる
これは邸主人であるお嬢様の命令・・・仕方ない、メイドである私の立場で逆らったりでもしたら姫宮邸を追い出されかねない・・・
少し目に涙を浮かべた私は力なくゆっくりとあらわになった胸から両手を少しづつ放し始まる
千歌音はその手をやや乱暴気味にどかせた、千歌音お嬢様に全裸を見せてしまった・・・
もうこれは恥ずかしいなど以前の問題であった、全裸になった乙羽を千歌音はじっと上から眺めるように見つめる
私は顔を赤く染めながら耐えていた、こんなことで来栖川様のお帰りを期待するようなことがあるなんて・・・
「乙羽さん・・・いい体してるわね・・・とても綺麗よ」千歌音の言葉が冷たく頭に響く
「い・・・いえ、そのようなことは・・・」
「それにこの大きな胸・・・触ってもいいかしら?」
な・・・!「お、お嬢様!それは・・・」
「女同士だし・・・いいわよね」そう言うと乙羽の言葉を待たずにゆっくりと触ってくる
びりっと電流のような物が体全体に伝わってきた
それは自然な行動だった、千歌音が乙羽の乳首に唇を触れると吸い込むように何度もキスを繰り返してきた
「お・・・お嬢様」なんとか発した小さな言葉も虚しく響くばかりだ・・・
来栖川様ともこういうことをされてるのだろうか・・・?
それにしてもお嬢様にこんな一面があったなんて想像すらしてなかった・・・
いまの表情も相変わらずお美しい・・・絶世な美少女・・・
成績も優秀で運動神経も抜群・・・なに1つ悪い所のない・・・完璧な女性とはお嬢様のような方を言うのかしら・・・
乙羽が思いにふけっている間にも千歌音の行動は続いていた、ふと乙羽の顎を掴む・・・
「お嬢さ・・・ん・・・」ふいに塞がれた唇・・・その女同士の無理矢理的なキスの味は言葉に言い表せなかった
「こういう日を待ってたの・・・乙羽さんのことも私ずっと気にしてたのよ、だから一度2人きりになれる機会を伺ってたわ」
この言葉は忘れたい・・・
千歌音が突然立ち上がると告げた「乙羽さん、そろそろ来栖川さんが戻る時間だから・・・服着ていいわよ」
「かしこまりました・・・ご満足していただけたでしょうか・・・」
「ええ・・・またお願いするわって言いたいところだけれど・・・今日のことはもう忘れて」
「はい・・・」小さく呟く
その後お嬢様が私にこういう事をすることは二度となくなった・・・でもあれはなんだったのだろう・・・
姫宮邸でのお嬢様付きのメイド長生活が長く続くがこのことだけは一生忘れられない出来事だった。。。。
941 :
910:2006/11/02(木) 21:54:50 ID:sivIjIvH
明日からまた932の続きを投下する予定です・・・。
ご愛読いただける方がいましたらよろしくおねがいします・・・。
942 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 23:40:04 ID:+FRGQu7+
く・・・くそう 家のPC大破して二週間ほど保存不可なのに、
こんな面白すぎるものはぢめやがって チクショー(泣
キタキタキタァー!
今までの過疎っぷりが嘘のよう。作品が多く投下されて嬉しい限りです。
944 :
910:2006/11/03(金) 23:01:29 ID:c9qc4T/j
はい、932から再開です。
翌日の放課後、乙橘学園が終わり姫子はいつも通りに早乙女真琴のいる病院に向かった
あの事故でマコトを傷つけたのは私のせい・・・だからこうして毎日お見舞いに行ってる
それにマコトとこうして毎日話していると楽しい嫌なことを何もかも忘れそうで・・・
オロチのこととか巫女のこととか運命や使命のこととか・・・
学園内では千歌音から監視されているかのように何度も見られていて気になったが
千歌音とはできるだけ視線を合わせないようにしてきたつもりだ
そもそも学園内では赤の他人で接している、学園内では千歌音のことは普通に宮様と呼んでいる
他の生徒から白い目で見られないためだ、学園内で千歌音ちゃんなどと口にすると大変なことになるだろう・・・
「昨日のようなことはないよね・・・」
昨日の出来事が頭をついよぎる・・・女友達であるマコトからの突然のキス・・・
姫子にとってはそれだけでも衝撃だがあろうことかその現場を着けられていた千歌音に見られていた・・・
その後姫宮邸で当然のごとく千歌音に詰め寄られ責められるのだった、千歌音の嫉妬の怒りは相当なものであった
唇を何度も無理矢理奪われ、ベッドに押し倒され、頬を叩かれ・・・姫子にとっては恐怖の連続だった
そして深夜、姫子が千歌音の部屋を出る寸前に言われた一言
「姫子・・・これだけは覚えておいてね・・・姫子の唇、姫子の心と体・・・貴女の全ては私のものよ・・・誰にも・・・誰にも渡さないわ」
その言葉が今日も残っていた、まるで束縛されてるみたいで嫌な気分になる・・・
千歌音のことは大好き、それだけは確か、月の巫女と陽の巫女という関係だけではなく大切なお友達
ほんとに乙橘学園で出会ってから心身ともに大切にしてもらってるしまるで我が身のように気遣ってくれてる、姫子も千歌音のことが大好きだ
千歌音は大変なお立場なのに・・・姫子にとってはこの世で一番の友達、でも最近千歌音が怖く感じるのだ・・・いつも監視されてるような・・・
姫子は気分を取り直すように病院に向かった「あ・・・ち・・・千歌音ちゃん?」
姫子の行く先に千歌音が冷たい表情で立っている、その表情は明らかに怒っている
昼間の優しい宮様とは完全に別人だ・・・昨日のあの怖い千歌音だった
「姫子・・・どこに行くつもりなの?」
「え・・・?あ、あの・・・マコちゃんのお見舞いに行こうかなって・・・」
千歌音がずしりと近づいて来ると乱暴気味に姫子の腕を掴む
「姫子、帰るわよ」
「え・・・千歌音ちゃん?生徒会のお仕事は?」
「途中で抜け出して来たわ、いいから帰るわよ!」
「え・・・?や!ちょっと千歌音ちゃん!?」
抵抗気味の姫子を強引気味に姫宮邸に連れ帰った
945 :
910:2006/11/03(金) 23:03:05 ID:c9qc4T/j
次の投下は来週になる予定です、ご愛読されてる方はお楽しみに・・・。
946 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 23:57:17 ID:72u8vcHn
愛読してます。ああ・・・さっさと「大好き」が恋心だときずいてしまえ!
ってアニメ見て思ってたのを思い出した・・・・
千歌姫は良いな、こんぐらい嫉妬深く怖い千歌音ちゃんもたまには良い
どうしてもヘタレ攻めになるからなぁ。よし犯っちまえと応援してますよ
千歌音ちゃんのこと
948 :
910:2006/11/05(日) 13:50:56 ID:i3C48mlv
「や!やだ!やだよう!離して!離してよ千歌音ちゃん!」
「駄目よ、絶対に離さないわ」
姫宮邸に帰る途中、逃げようと必死にもがく姫子の腕を私は決して離なかった
はっきり姫子を引っ張った状態のまま姫宮邸まで登るのは苦労した
つい自分の大きな胸や長い黒髪が邪魔に覚えてしまう・・・やっぱり女なのね私・・・
姫宮邸に入り真っ直ぐに姫子の部屋まで連れて行く
途中で使用人に「お嬢様・・・お帰りなさいませ!・・・あの・・・そんなに息を乱されてどうなされました?」
と激しく息を乱した2人の状態に呆気に取られ聞かれてしまった
「はあ・・・はあ・・・突然どうしたの千歌音ちゃん!?」
体の弱い姫子はまだ少し息が上がっているようだった
「姫子・・・貴女のプライベートについてとやかく言うつもりはないのだけれど・・・今日も早乙女さんにお会いになるつもりだったの?」
「え・・・うん、マコちゃんがああなったのは私の責任だから・・・毎日お見舞いに行ってあげてるの、それにマコちゃん寮にいた頃からよくしてくれてる友達だから」
姫子が言ってるのは初めてこの村のオロチが攻めてきたときのことだろう・・・姫子はほんと友達思いなのね・・・
私には友達なんて存在しないから分からないのだけれど・・・
「そう・・・でも友達にキスなんかされるかしら・・・?」
その言葉に姫子が慌てふためく「だ、だからあれは違うの!マコちゃんほんの冗談のつもりだったんだと思う・・・」
冗談・・・?冗談ですって・・・!!!冗談ですまされるはずはない・・・あの子は・・・早乙女さんは私の大事な姫子の唇を奪った!それだけは事実なのよ・・・!
あまりの怒りに私の中のオロチが目覚める・・・なんてことは当然なかったけれど私の中で嫉妬の憎悪が渦巻いていたことは確かだった
「だいたい女の子同士だし・・・冗談でなきゃおかしいよ・・・」
「あら・・・おかしくなんかないわ・・・私と姫子は昨日私の部屋でキスしたわよ?それも何度も・・・私・・・姫子の唇の味今でもはっきり覚えてるもの・・・」
そう言うと私は舌で口を嘗め回す、昨日の姫子の唇の味をまるで思い出すかのように
千歌音の言葉に昨日の光景を思い出した姫子が顔を真っ赤に染めると必死に首を振り否定した
「あ!あれは千歌音ちゃんが無理矢理!」
「そうね・・・でも私と姫子がキスしたことには変わりないでしょ・・・?」
「そ・・・それはそうだけど・・・」
姫子のスカートが少し捲れ生足が少し見えている・・・それに気付いた私は・・・食い入るようにじっと目で追っていた・・・
「・・・・・・!」私の視線に気付いた姫子が慌ててスカートを隠す・・・
姫子の下半身から目を逸らすと乙橘学園全校生徒が憧れる黒い長髪に軽く触れながら千歌音は告げた
「そうよ・・・たとえばこんなふうに・・・」
姫子に自然と顔を近づける・・・しかし唇が重ねられる寸前、姫子が突然嫌がり距離を離すとはっきり拒絶した
「千歌音ちゃんやめて・・・!いまそんな気分じゃないよ・・・」
「そう・・・ごめんなさい、あ・・・私一度学園に帰らないといけないのよ・・・」
そうだった、私・・・生徒会の仕事をそのままにして姫子を追っていたのだった、それに弓道部にも顔出さないといけないし
「うん、千歌音ちゃん私なんかと違って大変が立場なんだもん・・・仕方ないよ」
「それじゃあ行ってくるけれど・・・邸内のものは姫子が好きに使っていいから・・・なにかあったら乙羽さんに言ってね」
「で・・・でもいいのかな、私なんて居候の身分だし、千歌音ちゃんがいないのに1人だけここにいるなんて図々しくないかな?」
姫子の顔が沈む・・・そんなことを気にしてるなんてバカな子・・・
姫子を優しく抱き締めると微笑みながら呟いた
「姫子ってほんと優しいのね・・・そんなこと気にする必要なんてないわ、ごゆっくりなさい」
949 :
910:2006/11/05(日) 13:59:19 ID:i3C48mlv
次の投下は来週の予定です、また読んでくれると嬉しいです。
GJなんだがそんなに焦る必要は無いよ。もう少し纏めて投下した方が良いとオモタ。
953 :
910:2006/11/07(火) 13:14:05 ID:5aCYwNYK
「あ・・・あの乙羽さん」
外出したいと乙羽に申し出る、いまは千歌音が邸にいない
病院にいるマコトに会いに行きたい、いま彼女は姫子が来ないので不安になってるかもしれない
「申し訳ありませんが・・・お嬢様から来栖川様は邸から出さないようにきつく言われておりますので」
乙羽は目を閉じると頭を下げ申し訳なさそうにしていた
「え・・・?千歌音ちゃんが・・・?」
「お気持ちは充分分かりますが邸内に留まりますようお願いします、来栖川様を外出させた場合お嬢様からお叱りを受けるのは私ですので・・・」
でも実際は乙羽以上にお叱りを受けるのは姫子だろう。。。。あんなに優しい千歌音が乙羽にそこまできつく言うとは思えない
でも・・・千歌音が怒ると怖いのはあの日お仕置きを受けた姫子が一番分かっている
特に姫子のことになると千歌音はいつもの清楚なお嬢様から完全に豹変する・・・
「そうですか・・・分かりました」
はあ・・・仕方ないかな、私なんて居候の身分だもん、乙羽さんに意見なんて言える立場じゃないよ、それに千歌音ちゃんはこのお邸で一番偉いし・・・
私は大人しく部屋に戻ることにした
「はあ・・・」1人部屋のベッドの中で大きなため息をつく、千歌音ちゃんなんであんなことしたんだろう・・・
昨日のことを思い出すと自然と唇に手をやる、何度もキスをされた、ベッドに押し倒され力ずくで無理矢理唇を奪われた
ああなったら非力な姫子には抵抗しようとしても逃れることはできない力はない。。。。
武術にも長けてる千歌音に体が弱い姫子ではされるがままになるのは自然だろう
怖い・・・怖いよ・・・昨日の千歌音ちゃん怖かったよ・・・千歌音ちゃん・・・
もしあのまま続けていたら・・・私完全に千歌音ちゃんに体を奪われていたよね
「千歌音ちゃんどうしちゃったのかな・・・」
「姫子・・・私がどうかしたの?」
「え!千歌音ちゃん!?」
突然千歌音の声が聞こえたものだから心臓が止まりそうになる
黒長い髪で清楚で学園のアイドルでもあるこの世のものとは思いえないほどの美少女はベッドの隣で微笑み姫子を見守っていた
実は姫子が思いにふけっていた頃にはもう千歌音は姫宮邸に戻ってきていたのだった
確かに長い時間ぼうっとしていた気はするけど・・・こんなに早く戻ってくるなんて思いもしなかった
「あら・・・少し驚かせてしまったかしら?」
千歌音が微笑みかけてくる
「だ、だって!突然声かけてくるんだもん!私びっくりしちゃった」
「そう・・・ごめんなさいね」
「ううん、そんな、別にいいんだけどね・・・」
「私ね・・・姫子に聞きたいことあるんだけど」
「な、なにかな?」
「昨日の早乙女さんとのキスの味教えて・・・早乙女さんの唇・・・どんな味がしたの?」
954 :
910:2006/11/08(水) 13:38:56 ID:4n0+Cp6G
その言葉に姫子はベッドから飛び起きた
「キスの味・・・・・・?そ、そんなこと言えないよ!!それにマコちゃんとのことはほんと一瞬の出来事だったし・・・」
「いいから教えて頂戴、あの時のこと聞きたいのよ・・・」
姫子が顔を朱に染めると観念したかのように丸くり思い出すと小さく呟いた
「そ、そんなにはっきり覚えてないんだけどね!・・・れ・・・レモンのようなすっぱい味・・・」
「そう・・・」
いまでも覚えているの・・・まだ早乙女さんとのキスの味が忘れられないみたいね
「なら・・・なら私とは?私とのキスの味はどんな感じだった?」
突然の問いに姫子は戸惑った・・・ええ!?あれは・・・
「千歌音ちゃん!?だ、だってあれは・・・無理矢理気味だったしあまり覚えてないかな〜」
姫子が思い出しながら言う、千歌音はその言葉を聞いて目を静かに閉じ少し考えると、鋭い形相で顔を明けると姫子を威嚇するように睨みつけた
宮様からこの目で威嚇された女生徒は完全に怯えて誰も逆らえない(といってもこの表情はイズミと姫子とオロチ相手にしか見せたことはないが)
「・・・・・・!!」(こ、怖い・・・怖いよ千歌音ちゃん)
「そう・・・つまり姫子にとっては私より早乙女さん・・・あの小娘とのキスのほうが姫子にとっては大事ってことなのかしら・・・!」
千歌音がずいっと迫ってきたので恐怖で怯えた姫子は慌てて後退した
「な!?ちょ!ちょっと違うってば千歌音ちゃん!」
「私とのキスを忘れたのなら思い出させてあげるわ・・・!早乙女真琴のことを忘れさせるくたいにね!」
ち・・・千歌音ちゃん・・・
逃げるように後退する姫子
しかし距離を詰め迫り来る千歌音の方が動きは速かった
口を大きく明けた千歌音は姫子の言葉を遮るように・・・
いや、姫子の口に唇を無理矢理重ねまるでそれを食べるように大きく押し付けた
「・・・ん!嫌ぁ!」
大きく目を明けた姫子は慌てて突き放し千歌音の唇から一瞬逃れようとする
しかし千歌音は姫子の唇を・・・まるで獲物を逃がさないように完全に素早く捕まえると、両腕で姫子の体全体を抱き締め再び強引気味に唇を塞いだ
まるで食後のデザートを楽しむかのように目を閉じながら姫子の唇の感触を楽しむ
(ふふ・・・姫子の唇・・・何度吸っても柔らかくて甘いわ・・・ほんととても美味くてよ姫子)
一方、千歌音に唇を完全に塞がれているために声を出せないでいる姫子
それでなくとも姫子の小さな体全体を、弓道で鍛えられた千歌音の長い両腕でがっちり固められているため身動き1つできないでいた
そのまま身動き取れない姫子を床に押し倒す
(姫子・・・貴女の処女・・・今日で終わりね、姫子の初体験の相手は私よ・・・
姫子が他の誰かのものになるなんて耐えられないわ!)
955 :
910:2006/11/08(水) 13:41:17 ID:4n0+Cp6G
次の投下、明日か明後日になります。
たぶん今日はもうアクセスできないと思いますのでこれで。
956 :
910:2006/11/08(水) 22:44:02 ID:4n0+Cp6G
「ん・・・・・・」
叫ぼうにも唇を塞がれているため声が出せない
足をばたばたとするが千歌音の体はびくともしなかった
(姫子・・・これからは大人のキスよ、もう普通のキスでは満足できないわ)
姫子は口内に生暖かいものが・・・千歌音の舌が入ってくるのを感じた
そのまま姫子の口内を容赦なく嘗め回す
「んん・・・・・・!」
口の中でそれか絡んできた
姫子はもういま何が起きているのか把握できていなかった
つい千歌音が口の中の位置を変えようと腕の力を抜いたときだった
「ん・・・嫌ぁ!!!」
油断した千歌音を突き倒す
千歌音が床に転んでいる隙を付き立ち上がると千歌音の唾液でべたべたになった唇を何度も手で拭った
「く・・・!姫子!」
部屋の奥まで逃げようと走り出すが千歌音に簡単に追いつかれてしまう
姫子の腕を優しく掴む
「や!・・・離して!・・・うう」
部屋の壁に追い詰め両腕で姫子の体を押さえつけると私は微笑んだ
「もう逃げられないわよ・・・姫子」
「やめて!千歌音ちゃんなんでこんなこと!こんなことするの!?」
「姫子、言ったでしょ?貴女の全てが好きなのよ・・・他の子に貴女が汚されるなんて耐えられない・・・!貴女を手に入れるためなら私・・・何でもするわよ、だから静かに・・・してね?」
姫子の首筋に軽くキスし姫子の香りを何度も嗅いだ、早乙女さんにはこの温もり渡さないわ・・・絶対に!
もうやだ・・・あ・・・あれ?
「あの・・・千歌音ちゃん、私・・・」
「何かしら・・・どうかしたの?」
姫子の体を少し引き離すと静かに問う
「千歌音ちゃん、私・・・トイレに」
「ふふ・・・ムードのない子ね・・・姫子は」
はっと私は考えた
「そ・・・それじゃあ千歌音ちゃん私行ってくるね」
私の体は自然と動いていた、部屋を出ようとした姫子の腕を捕まえ背後から優しく抱き締めた
「きゃ!ち、千歌音ちゃん!?」
「駄目・・・行っちゃ駄目よ姫子・・・」
「や!やだ!やだ!ちょっと!何するの千歌音ちゃん!?」
暴れる姫子を床に押し倒しす
「千歌音ちゃん!離して!私早くいかないと!」
千歌音をどかそうと両手で引き離そうとするが姫子の細い腕は力が弱く千歌音の体はびくりともしない、
「あら・・・そうやって姫子・・・私から逃げようとしてるんじゃないかしら?」
「ち!違うよ!ほんとだってば!」
姫子の下半身がばたばたしている・・・どうやら本当みたいね・・・
「そう・・・ならここでなさい・・・」
姫子は耳を疑った「え・・・?ここで!?」
「ええ・・・そうよ、ここで・・・ここで用を足しなさい、私が見ててあげるわ」
姫子の顔から血の気が引いた・・・そんな、千歌音ちゃんの口からそんな言葉が飛び出すなんて・・・
「な・・・!千歌音ちゃん・・・自分が何言ってるか分かってるの!?」
ええ・・・分かってるわよ姫子・・・私は妖しく微笑んだ
958 :
957:2006/11/09(木) 01:04:32 ID:wV75R4rL
959 :
910:2006/11/09(木) 09:53:49 ID:nToOExAb
目の前にいる黒髪の美少女、姫宮千歌音の言葉に対して姫子は・・・この人は気が狂ったのかと思った
千歌音はいま自分が何を言ってるのか分かってるのだろうか?
ここで・・・姫子の部屋で・・・下着を着たまま用を足せと言っているのだ
「どれくらい出そう?」
その言葉に姫子は恥で頬を赤く染め消え去りそうなくらい小さな声を放った
「え・・・?えと、その・・・す・・・少しだけ・・・」
「そう、よかった・・・着替えは使用人に用意させるから心配ないわ、さあ・・・姫子・・・出して?」
姫子は耳を何度も疑った、あの学園のアイドルである宮様の口から出た言葉とはとれも思えない
「千歌音ちゃん本気で言ってるの!?」
「なにを言ってるのかしら?私は本気よ・・・」
「そんな・・・千歌音ちゃんは皆から宮様って慕われていて、綺麗で清楚な千歌音ちゃんに私も憧れてるのに・・・こんなっ!」
必死に声を出して叫んでいる姫子に目を静かに目を閉じると冷たく告げた
「それは・・・外から見た私でしょ?」
「・・・・・・」
「さ・・・もうそろそろ我慢できないんじゃないかしら?私が見ていてあげるから・・・姫子」
「で・・・でも!私出来ない!」
「あら・・・それなら私の腕をどかして行けばいいわ・・・姫子に出来るかしら?それにこの部屋を例え出れたとしても・・・それとも乙羽さんの前で・・・」
姫子はいまの状況を確認してみた、千歌音の長い両腕で体全体をがっちり押さえつけられている、女同士といっても姫子と千歌音の腕の力は歴然の差だろう、つまりは・・・
まず脱出不可能だよね・・・千歌音ちゃん・・・うう・・・考えているうちにも苦しくなってきたよ・・・うう〜
「うう・・・私もう最近の千歌音ちゃんの考え理解できないよ・・・」
小さくため息をついた姫子はその場所に力を入れた
「さ、見ててあげるわ・・・姫子の・・・見せてね・・・」
姫子の制服のスカートを捲っている千歌音の声が聞こえた
ポタ・・・ポタっと音がすると同時に・・・姫子の下着が青く染まっていくのが千歌音の目にはしっかり見えていた
うう・・・なんでこんなことに・・・目に微かに涙を滲ませながら姫子は用を足して行く
千歌音ちゃん軽蔑してるよね・・・上を見上げた姫子の目に映っていたのは・・・
姫子のそれを見ながら微笑む・・・まるで我が子に対する千歌音の瞳だった
「あっ・・・・ああ!」
ああ・・・気持ち悪いや・・・下着が肌がぬるぬると塗れて行くのを感じる・・・暫くするとそれは止まった
「もう・・・終わりかしら?」
「う・・・うん」
「そう・・・」
千歌音が姫子に下半身を見下ろすと下着に顔を近づけ瞳を閉じそれを感じていた
「な・・・何をしてるの千歌音ちゃん?」
「姫子の・・・それの・・・匂いを嗅いでるの・・・」
微笑み嫣然と言う千歌音に姫子は血の気が引く思いだった
「や・・・やだ!やめて!」
「いい香りね・・・」
960 :
910:2006/11/10(金) 09:30:43 ID:FvHdweAR
現実を逃避したかった、信じがたい光景だった
あの宮様が姫子が足した用の匂いを嗅いでいる
それもまるで楽しんでるかのように
姫子はその行為を直視できないでいた
外から見た宮様との別の一面とはこのことだろうか、それにしてもこれはさすがに・・・
「千歌音ちゃん汚いからもうやめて!私恥ずかしいよ!」
千歌音はその言葉に反応するかのように捲り上げていた姫子のスカートを直すと顔を上げた
「そう・・・?姫子がそう言うなら分かったわ」
もう私は姫子のものならなんでも欲しいの・・・だって私、もう貴女しか見えないもの・・・好きよ姫子、貴女はほんとに可愛くてよ?私の大事な姫子・・・
「うう・・・千歌音ちゃん、私下着着替えてもいいかな?出来ればシャワーも浴びたいんだけど・・・」
「そう・・・なんなら私が洗ってあげてもいいわよ?」
千歌音はまるで姫子を子供扱いだ
千歌音から体を洗ってもらう・・・当然千歌音も全裸の状態で・・・想像しただけで顔が真っ赤に染まった
「な・・・!いいよ!いい!いいです!自分でそれくらいできます〜!」
「そう?それは残念ね・・・」
961 :
910:2006/11/10(金) 10:34:50 ID:FvHdweAR
シャワーを浴び下着も使用人に用意してもらいすっきりした表情の姫子は自分の部屋で思いにふけった
ベッドの横にゆっくりと座る
うーん・・・今日はもうマコちゃんに会えないのかな・・・
ほんと最近の千歌音ちゃんなんだか凄く怖い・・・
「あら・・・すっきりしたみたいね・・・可愛いわよ姫子」
「あ、千歌音ちゃん」
千歌音が様子を見に入ってくる、その表情は優しい千歌音だった
そう・・・それはまさしく皆がいう宮様だった
姫子の側まで近寄ると優しく抱き締めた
「あ・・・千歌音ちゃん・・・」
「好き、好きよ姫子・・・」
「え・・・?あ・・・あの・・・」
千歌音に好きと言われ顔を赤く染めた
さっきも言われた言葉だがこう真っ直ぐに好きと言われると照れてしまう
うーん・・・どうしよう・・・姫子が言葉に戸惑っていたときだった、ノックが聞こえたのは
「来栖川様、乙羽ですが失礼します」
姫子とのひと時を邪魔された、ドアの方向を睨んだが・・・千歌音は心を少し落ち着かせると主人の顔になり応答した
「乙羽さん?なにかしら?」
「え・・・?お嬢様!?こちらにいらしたんですか!?」
「ええ、来栖川さんの気分が悪いようなので付き添ってたのけれど・・・」
乙羽は腹が立った(きーーーー!!!お嬢様に少し可愛がられてるからって!どうせお嬢様を色仕掛けでたぶらかして部屋に上げてるんだわ・・・どこまでも図々しい小娘・・・私のお嬢様に・・・私のお嬢様に・・・!!!
あの小娘の料理の中には毎日キノコを仕込んでやろうかしら・・・!)
「乙羽さん?黙ってちゃ分からないわ、どうかしたの・・・?」
妄想にふけっていた乙羽は慌てて主人に応対した
「え・・・?い、いえ!なんでも!なんでもございません!!!」
「それより・・・来栖川さんになにかご用かしら?」
「あ、はい・・・あの来栖川様」
部屋に入ると姫子に駆け寄り「あの・・・来栖川様にお・・・」
次の言葉を睨んだ千歌音に遮られた「まさか・・・個人的なご用なの?」
乙羽に姫子との時間を取られた上
乙羽が姫子に馴れ馴れしく接してきたのを見て嫉妬心で千歌音は一瞬我を忘れた
「え・・・?いえ、あの私は」
「まだ貴女の仕事は終わってないはずよ?」
姫子を護るように前に立った千歌音が怖ろしい形相で睨んできたので乙羽は明らかに動揺し驚いた
何より自分に対してこんな表情を見せた千歌音は初めて・・・いやこんな怒った表情をした千歌音を見るのは初めてだ
「乙羽さん・・・仕事をさぼろうだなんて貴女も随分と偉くなったものね・・・!」
「いえ、お嬢様私は!」
「そんなに邸の仕事が楽しくなかったのならここを出て行ってもらって結構よ・・・!私としても曖昧な態度でメイドとしていたれるのは迷惑だわ・・・!」
(あわわ・・・どうしよう!!!)
姫子は大変な場面に遭遇してしまった
16歳の女の子とは思えない千歌音の邸主人としての風貌に驚かされた
(千歌音ちゃんが乙羽さんのこと叱るなんて・・・始めてみたよ)
といって居候である姫子が口を挟める立場ではない。。。。
「いえ、私は来栖川様にお電話がありましたのでお伝えしようと・・・」
その言葉に千歌音は我に返った
「え・・・?」
「あの・・・はい」
千歌音は自分がいま言った言葉に恥を覚え頬を赤く染めた
「あら・・・そうだったの・・・私勘違いして貴女に酷いこと・・・ごめんなさい乙羽さん、言い過ぎたわ・・・」
962 :
910:2006/11/10(金) 10:50:04 ID:FvHdweAR
次あたりでエロになります。
ところで次スレ立てるのは980くらいになってからかな・・・?
910さん連載GJ!次スレは大丈夫だろうから、エロ部分に専念を(爆
964 :
910:2006/11/10(金) 14:59:18 ID:FvHdweAR
「とんでもないお言葉です、こちらこそ誤解を招く行動を取ったりして申し訳ありませんでした」
乙羽が深く頭を下げた、それをやめさせると私は優しく微笑んだ
「いいの・・・さっきの言葉は全て忘れて・・・乙羽さん、これからも姫宮邸をよろしくおねがいするわ」
「お嬢様・・・・・・も・・・もったいないお言葉にございます・・・あ、来栖川様、早乙女様というお方からお電話が入っております・・・
来栖川様にご用があると伺っておりますが・・・」
姫子は驚いた「マコちゃ、いえ早乙女さんからですね?分かりました」
彼女は松葉杖があるから電話先まで歩くことくらいはできる
おそらく今日姫子がお見舞いに来ないので心配して掛けてきたのね・・・
私にとっては彼女はライバルってことになるのかしら・・・?
「それでは失礼します」
乙羽が去ったあと・・・「そ、それじゃあ千歌音ちゃん私行ってくるね・・・」
姫子が私の様子を気にしている、機嫌でも確認しているのかしら
私は姫子に背中を向け小さく呟いた
「姫子、怪我人の早乙女さんを電話先でいつまでも待たせるわけにはいかないわ、早く電話に出てあげなさい・・・」
「うん・・・明日?明日は行けるかな・・・え?ううん、心配ないよ、宮様良くしてくれてるよ、うん、それじゃお大事にね」
「・・・・・・・・・」
姫子の会話を隅でこっそり聞き終わると私は足音を立てることなく髪に手をやりながら部屋に戻って行った
夕食や入浴も済ませネグリジェに着替えた私は夜、姫子を部屋に呼んだ
もう乙羽さんも使用人も全て寝ているほど深夜・・・
「千歌音ちゃんあの・・・何か用かな?」
姫子のパジャマ姿似合っててとても可愛らしく感じた
その上姫子は下着の上からパジャマだけを着た状態
姫子にとってはその姿は普通なのだが千歌音にとっては無防備状態以外の何者でもなかった
「姫子、今日は一緒に寝ましょう」
そう言って姫子を手招きした
「え・・・?でも私・・・」
姫子が頬を赤く染め照れながら迷っている
眠いのかときより目に手をやる姫子、その仕草があまりにも可愛いので少し見惚れる
「心配ないわ姫子・・・貴女は私が・・・私が守るわ、この命の代えても・・・だから一緒に寝ましょ、それとも私と寝るの嫌かしら?」
「え・・・?ううん、そんなことないよ!千歌音ちゃんがそこまで言うのなら・・・私甘えちゃう!」
「なら・・・着て・・・」
そういえば最近ピアノを弾いてない気がするわね・・・私の腕落ちてないかしら・・・
そんなことを考えながら姫子がシーツの中に入ってくるのを待った
965 :
910:2006/11/11(土) 00:13:38 ID:StOkl5pZ
「千歌音ちゃんのベッドって大っきくてとても広いけど・・・女の子二人じゃ少し狭くないかな?」
「平気よ・・・さ、いらっしゃい姫子・・・」
姫子はベッドに居る千歌音に見惚れた・・・
千歌音ちゃんやっぱり綺麗だな・・・私自身なくしちゃうよ
千歌音の美貌に色っぽいネグリジェ姿がまっちしている
正しく清楚で綺麗なお嬢様という言葉にぴったりだった
「姫子?どうしたの・・・?」
ベッドに突っ立ったままの姫子を気にしたのか声を掛けてきた
「う、ううん!それじゃあ・・・失礼します、あ!窮屈になったらいつでも言ってね、私自分の部屋に戻るから」
貴女と2人きりなのにそんなこと言うわけないでしょ・・・私は姫子に微笑んだ
姫子は戸惑いながらも・・・いそいそとベッドの中に入った
「千歌音ちゃんの体・・・とっても温かいや・・・」
「あらそう・・・?」
「う・・・うん」
千歌音との腕が触れ合う度に姫子は赤面した
たまに千歌音の大きな胸が腕に当たることもある
千歌音は巨乳なので接近していると腕に当たったりする
「姫子・・・姫子はその・・・いつもその格好で寝てるの?」
「え・・・?うん、そうだよ、これ私のお気に入り、寮にいる頃から愛用してるの・・・」
「そう・・・」
下着の上からパジャマだけを着た状態、時より見える姫子の生肌・・・そして露出度の高さ・・・生足に生腕・・・
姫子は気付いてないかもしれないけど・・・その格好
はっきり私に・・・襲ってくださいって言っているようなものよ姫子・・・
姫子は天然だから気付かないかもしれないけど・・・
そう・・・もう乙羽さんも眠っている、邪魔するものは誰もいない・・・
これからは姫子と2人だけの時間
「あ・・・千歌音ちゃん、私そろそろ寝るね・・・」
「夜はまだこれからよ姫子・・・」
寝ている位置を変えた私は姫子に急接近すると後ろから優しく抱き締めた
「・・・え?な、なに?」
「姫子・・・まだ寝るには少し早いんじゃないかしら・・・?」
「や・・・ちょっと・・・」
突然抱き締められたので驚いた姫子は慌てて離れようとしたが強く抱き締められていて逃れられなかった
「・・・きゃ!?」
生暖かいような感触が姫子の体全体を痺れさせる・・・
姫子の首筋に千歌音が背後から唇を当て息を吹きかけながら優しく舐め始めた
「ち・・・千歌音ちゃん・・・」
姫子の小さく発した声を無視するかのように千歌音の行為は続けられた
966 :
910:2006/11/11(土) 09:47:17 ID:StOkl5pZ
「だ・・・だめだよ・・・千歌音ちゃん・・・やめ・・・」
体を揺らして必死に逃れようとするが両腕で抱き締められ
足も絡まれているため身動きが取れない・・・
まるで姫子を見透かすように千歌音の行為はエスカレートしていく
私はふいと姫子のパジャマの胸元から中に手を入れると姫子の胸を自然と揉みはじめる
ピアノによって鍛えられた・・・スラリと伸びた指が・・・姫子の胸に絡まる
「やっ!ちょ・・・ちょっと・・・」
「ふふ・・・姫子の・・・ちっちゃくて可愛いわ」
「ち・・・千歌音ちゃんの胸が大きすぎるんだよ」
手は姫子の胸に・・・そして唇は首筋に
千歌音の行為は休まることなく続けられた
「好き・・・・・・好きよ姫子・・・」
耳元に囁きかけられる言葉が心に強く突き刺さる
姫子の体を力任せに振り向かせると・・・顎を掴み覆いかぶさると姫子の唇に自分のを重ねた
「んっ・・・・!」
不意打ち気味のキスに目を大きく明け驚いた
目の前にいる学園のアイドル、そして超が付くほどの美少女・・・宮様こと姫宮千歌音の行為に困惑した
なにか言うにも唇を千歌音に塞がれ声を発することが出来ない
それでなくとも体全体を千歌音のリーチの長い両腕、スラリと長い両足に絡まれ身動きすら取れない・・・
自然と姫子の体は固まった
(姫子の唇・・・蜜のように甘くて柔らかくて・・・なんどキスしても飽きないくらい美味しいわ・・・)
唇から姫子を解放した千歌音の手は自然に・・・姫子のパジャマのボタンに向けられた
967 :
910:2006/11/11(土) 22:37:50 ID:/Gsvqc0X
「や・・・ちょっと・・・こんなことされたのマコちゃん以来だよ・・・」
姫子のパジャマを脱がそうとした私は姫子の言葉にはっとして慌てて起き上がる
「姫子・・・いまなんて言ったのかしら??早乙女さんとも・・・こういうことしてたの・・・?」
「え・・・・?ああ!違うよ!マコちゃんとは寮の部屋が同じだったから・・・その・・・たまに一緒に寝たりしてたから・・・」
「一緒に・・・早乙女さんと寝たりしてたの?」
「う・・・うん、あのねマコちゃん部活してて疲れてるからいつもはすぐ寝るんだけれど・・・寒いときにね・・・『姫子、風邪引くから私のとこおいで!』
ってマコちゃんがベッドから手招きしてくれたりしてく・・・」
私は愕然とした・・・姫子が私以外の子と・・・
早乙女さんは姫子の温もりを感じていたのね・・・
何より姫子が他の子の近くで寝息を立てていたなんて
それもこの無防備な状態で早乙女さんと1人の部屋で2人きり・・・
早乙女真琴は一瞬とはいえ姫子の唇を奪った子だ・・・
随分長い期間、寮で一緒だった2人・・・あの子が姫子と2人きりで寝ているのに一切手を出してないとは考えづらい・・・
私は早乙女真琴に対して完全に女として嫉妬した・・・
「・・・・・・・・・・」
姫子を離したくない・・・そういう想いが強くなっていく
「千歌音ちゃん?」
姫子がきょとんとした表情で千歌音の表情を伺う
千歌音の行動は素早かった
今までの優しい宮様とは打って変わったような顔色になると姫子に覆いかぶさりパジャマのボタンを強く外し始めた
「私もう我慢できないわ、姫子・・・貴女は私のものよ・・・どんなことがあってもね・・・!!」
ボタンを全て外すとパジャマを乱暴気味に脱がしベッドの外に放り投げた
姫子の下着が露になる・・・ブラジャーもくっきり見えている・・・上から姫子の下着を見下ろし食い入るように見つめつい・・・鼻息が荒くなる
千歌音の視線に気付いた姫子は頬を真っ赤に染めると慌てて胸元を両手で隠した
「やだ!やめて千歌音ちゃん!おねがいだから・・・」
胸元を隠そうと必死になる姫子の両手に優しく触れる
「姫子・・・お願いだから手をどけて頂戴・・・」
「嫌!恥ずかしいもん・・・千歌音ちゃんはいいよ!綺麗だし胸も大きくてスタイルもいいし・・・!それに比べて私なんて・・・」
「姫子・・・恥ずかしがらないで・・・自分に自身を持ちなさい・・・それにもう抵抗なんてやめて、それにもう私達もう普通の友達なんかじゃないわ、分かるでしょ・・・?」
そう・・・もう千歌音には何度も唇を奪われてる・・・そして今日も・・・もう普通の友達とは言えないだろう
千歌音とのキスが頭に何度も過ぎる
「あ・・・あれはでも!全部千歌音ちゃんが・・・無理矢理私を・・・!!」
姫子が目に涙を浮かべながら必死に訴えた
968 :
910:2006/11/11(土) 22:42:31 ID:/Gsvqc0X
次の投下は来週頃です、あまり激しいエロを過剰期待されるのは困りますが・・・。
まあご愛読されてる方はお楽しみください。
ところで・・・そろそろ次スレのことも考えなければならなくなりましたね。
次スレいらねくね?
970 :
910:2006/11/12(日) 18:38:48 ID:pYeUET4G
「やだ!いまの・・・いまの千歌音ちゃんには見られたくない!」
姫子が胸元を隠しながら訴え
「いまの私ってどういうことかしら?」
「私の好きな千歌音ちゃんは・・・薔薇の園で私の話を聞いてくれる存在・・・私の悩みを黙って微笑みながら聞いてくれて、ほんと清楚で落ち着きがあって月が似合いそうな綺麗なお嬢様だった・・・薔薇の園が千歌音ちゃんのイメージにぴったりはまってた
あれが私の好きな千歌音ちゃん、でもいまの千歌音ちゃんは私の知ってる千歌音ちゃんじゃない!!私が知ってる千歌音ちゃんはこんなこしないもん!」
私は小さくため息をつくと口を開いた
「その私は・・・ほんとの私じゃないわ・・・感情を閉ざした・・・いえ、心を閉ざしてる姫宮千歌音よ」
「そんなこと・・・!そんな・・・」
私は二の口を言わせないように言葉を切ると静かに微笑み、再び姫子の両手に優しく触れた
「ねえ姫子、手をどけて頂戴、貴女が好きなの・・・姫子の全てを私に見せて・・・」
「嫌!絶対嫌!・・・いやだよ・・・」
「そう・・・」
必死の訴えを聞き流すと姫子の首筋を舐めるように位置を変えながら何度もキスを続ける
「や・・・やだ・・・やめてよ千歌音ちゃん!女の子同士なのにこんな・・・」
「そんなの関係ないわ、私・・・姫子のこと好きだもの・・・」
好きという言葉に姫子の脳裏にぐさっと突き刺さる
姫子が固まって抵抗できないのをいいことに千歌音の行動は続く
「さっき・・・私じゃないって言ったけれど・・・私変わってなんかないわよ、ただ・・・」
「んっ・・・やっ!・・・た、ただなに?」
「姫子と早乙女さんのキスを見てから・・・私の中で眠っていた感情が目覚めたの、姫子に対する気持ち・・・」
「んっ!や!ちょっと・・・!」
「なんでかしらね・・・金も名誉もいつでも手にあるのに姫子はいつも私の手の中から逃げようとするわ・・・」
「あ・・・!んん・・・」
「私ね・・・姫子のためならこの邸なんて要らないわ・・・全てを捨ててもいいの・・・」
その言葉に姫子が大きく反応した「え・・・?」
千歌音ちゃんそこまで私のこと・・・私の憧れの存在だった千歌音ちゃん・・・私、私ね千歌音ちゃん・・・貴女となら・・・
「分かってくれないかしら・・・?姫子と暮らせるならどこにでも行くわ、姫子がどこに行っても私は付いていくわよ」
姫子が千歌音の想いを確認したあと、小さなため息をつき・・・ゆっくりと手を動かした
「千歌音ちゃん、私・・・」
「姫子?」
両手をゆっくりと胸元から取り外すと、先程まで隠していた胸元を露に千歌音の前に見せた
その行動を不審に思った私は名前を呼ぶ
「姫子・・・?」
両手を下の位置に戻すと姫子が千歌音に向けて静かに目を閉じた
「姫子・・・?抵抗しないの・・・?」
姫子がその言葉に頭をゆっくりと傾け頷いた
「う・・・うん、千歌音ちゃんが相手だったら・・・私は・・・いいよ・・・?」
私はその言葉に驚き一瞬耳を疑った
「
971 :
910:2006/11/12(日) 22:00:53 ID:pYeUET4G
次スレね・・・自分はまだ千歌姫以外の百合の妄想が頭の中で出来上がってるので
次スレ立ててくれると投下できるので嬉しいです、しかし他の職人がいないので・・・。
心中複雑です。
972 :
910:2006/11/13(月) 09:12:16 ID:BoElxVqY
「姫子、いいの?私・・・・・・姫子と同じ女の子よ・・・」
「ち・・・千歌音ちゃんが言ったんじゃない、そんなの関係ないって」
私は姫子の言葉に驚きながら、少し微笑むと小さく息を吐きベッドから降りる
「そう・・・わかったわ・・・」
自然と自分のネグリジェを脱ぎ始めた
入浴時でもないの人前であの宮様が服を脱いでいる・・・
姫子は直視できないでいた
それもまったく恥じらいを見せない
少しも表情を変えずに下着姿になる黒髪の美少女に対して口に手を上げながら声を掛けた
「千歌音ちゃん・・・は、恥ずかしくないの?」
恥・・・?貴女の前よ、姫子・・・私ね・・・貴女に私の全てを見てほしいの・・・
「姫子が相手ですもの・・・恥じらいなんて少しもないわ」
やはり千歌音は下着姿だろうがどんな姿も絵になる
胸の大きさが半端ではなく体付きのスタイルも抜群でモデルのような美貌だ
姫子は完全に見とれる
千歌音ちゃんやっぱり綺麗・・・はあ・・・私いつも自信なくしちゃうな
千歌音が下着に手を掛けたときだった
「千歌音ちゃんやめて!」
「姫子・・・どうしたの?」
「いい・・・千歌音ちゃんはそのままで・・・そのままでいいよ・・・」
ふっと驚いた千歌音は微笑むとブラを外そうとしていた手を止めて頷いた
「そう・・・分かったわ」
ベッドの中に入ると姫子に覆いかぶさると上から姫子を抱き締めた
「姫子、怖がらないでね・・・優しくするわ」
「私・・・千歌音ちゃんが側にいるから・・・怖くなんか・・・ないよ」
私はその言葉に胸がどきどきして頬が赤く染まるのが分かった
腕が胸が・・・姫子の体と絡まる
それから姫子の唇に自分のを重ねた
「んっ・・・んん・・・」
それも普通のキスではない姫子の口内に舌を入れる
同時に姫子が付けてるブラのホックを外すと生で胸を強く揉み始めた
「や!・・・千歌音ちゃん!」
胸を揉まれ叫び声を上げる姫子にキスをやめた千歌音が胸の乳首を舐めながら呟く
「好き・・・好きよ姫子・・・」
千歌音の言葉が姫子の脳裏に・・・頭の中に電気のように痺れながら伝わってきた
973 :
910:2006/11/13(月) 13:52:11 ID:BoElxVqY
まるでデザートを楽しむかのように姫子の乳首を嘗め回し左手でもう1つの胸を揉み回す
姫子も逆らわない、されるがままになっていた
「千歌音ちゃん!ああっ!!」
姫子はたまらず悲鳴を上げ続ける
「好き・・・好きよ姫子」
乙橘学園全生徒の憧れの宮様こと姫宮千歌音に何度も愛の言葉を囁かれている
そのうえ自分の体を踊るように舐めまわす千歌音に姫子はつい快感まで覚えた
「ん・・・気持ちいいよ千歌音ちゃん・・・」
私は実感した・・・いま私・・・千歌音ちゃんに抱かれてるんだね・・・
千歌音ちゃんの暖かさを肌で感じるよ
もう私ね・・・女の子同士とか全然気にしないよ
ふと千歌音が胸から顔を上げ姫子の顎を掴む
「姫子の唇・・・柔らかくて好きよ・・・頂いてもいいかしら・・・?」
「うん、千歌音ちゃんとなら私・・・いいよ」
獲物を食い入るような千歌音の熱い口付けが姫子に襲いかかった
いままで千歌音と何度もしてきたがそれまでのキスとはまったく違う情熱的なキス
姫子にとってはマコトとのキスとは比べものにならないくらい美味しい快感だった
寮通いの頃にもマコトとはキスを一度だけしたことがある
部活など色んなストレスが溜まっていたマコトは
寮部屋で帰りを待っていた姫子にぶつけるように突然抱きつくとそのまま・・・
マコトのキスの味はすっぱいレモンの味がした・・・
しかし千歌音の唇の味は言葉では言い表せない・・・
濃厚的なキスで千歌音の唾液が姫子の唇からはみ出しているほど激しい
「んっ・・・んん・・・」
両手両足が姫子の体全体に絡み千歌音の胸が姫子の体にギュっと押し付けられるのが分かる
そして姫子は・・・上の覆いかぶさりキスいている千歌音の背中に自然と両手を回していた
974 :
910:2006/11/13(月) 15:06:48 ID:aJ73fCUf
「姫子起きて、もう朝よ姫子」
あれ・・・?私・・・私は
「う・・・うーんと、あ!」
私は飛び起きた
「あ、あれ?千歌音ちゃん・・・あっ!!」
私は自分の姿を確認して絶句した
下着も全てベッドの外に放り出され全裸になっている
つまりいまは全裸状態、その事に気付いた私は慌ててシーツで体を隠す
「千歌音ちゃん・・・私・・・?」
千歌音はすっかりネグリジェを着ていた
「姫子・・・覚えてないの?」
「え・・・?なんとなく記憶はあるんだけどね、思い出せないの・・・でも千歌音ちゃん・・・私この格好ってやっぱり・・・その・・・私は千歌音ちゃんとしたんだよね?」
千歌音が目を閉じると静かに頷いた「ええ・・・そうよ・・・ごめんなさい・・・」
「ううん・・・いいの・・・そうなんだ・・・私の初めての相手は千歌音ちゃんなんだ・・・」
「私も始めてよ・・・キスも初めてだし・・・初体験の相手も始めての相手が・・・姫子よ」
「そうなんだ、千歌音ちゃん綺麗で人気あってモテるからそんなのしてるのかなって・・・あ、ごめんね千歌音ちゃん」
「いえ、いいの・・・いいのよ姫子」
「ねえ千歌音ちゃん・・・私の下着は全部・・・その、千歌音ちゃんが・・・?」
千歌音が小さく頷く「そうよ、姫子の下着を全てはがしたのは私、ごめんなさいね姫子」
「ううん、いいの・・・私も千歌音ちゃんのこと好きだし・・・したかったから」
千歌音の頬が染まるのがはっきり姫子の目に見えた
「それで・・・これからはどうするの?」
パジャマに着替えた姫子に千歌音が問いかけてきた
「これからって?」
「これからの私と姫子についてに決まってるでしょ・・・」
「え?私と千歌音ちゃんはいつも通り友達の関係でいようよ?学園内では赤の他人として・・・」
「姫子、そういうわけにもいかないのよ・・・私達昨日何したか分かるでしょ・・・?私達もう普通の関係じゃないわ」
「え・・・っとそれは・・・せ・・・せ・・・!い、言えないよ!!」
「ふふ・・・でしょ、私の口からも言えないわね」
はっとする、そうなのだ・・・姫子は千歌音に抱かれた・・・千歌音と・・・寝たのだ
言葉に詰まる姫子を見透かし嘲笑うように千歌音の言葉は続く
「だから・・・そうね、恋人ってことになるのかしら・・・?」
姫子は耳を疑った
「こ・・・恋人!?で・・・でも私と千歌音ちゃんは女同士だし・・・恋人って表現楽しいのかな?」
「さあ、どうなのかしらね・・・」
千歌音は姫子の慌てふためく態度が可愛いのか微笑みながら見守っていた
975 :
910:2006/11/13(月) 15:41:53 ID:aJ73fCUf
これで・・・これで身も心も姫子は私のものだわ・・・
あの一夜で私は確信した、これからは姫子がいつでも側にいる
姫子が私に好きだと言ってくれた・・・
「姫子、アメノムラクモ復活の儀式は成功するわ・・・」
乙橘学園の下校途中、千歌音はそう呟いた
つい思っていた言葉が口に出る
「え・・・?千歌音ちゃんなに?」
「え・・・?ううん、なんでもないわ・・・」
全ての気持ちを振り切ったからもう大丈夫よ姫子・・・私は心の中でそう呟いた
アメノムラクモには私が乗るわよ姫子・・・姫子は私が護るわ
「大神と三の首を真っ先に血祭りに上げてやるわ・・・」
姫子に聞こえないように私は静かに呟いた
「姫子〜遅いぞ!」
「ご・・・ごめんねマコちゃん・・・」
「はあ・・・しょうがない子だね、あんたは・・・って!?」
早乙女真琴は病室内で見舞いに来た姫子の背後に居る綺麗なお嬢様風の美少女を見て絶句した
姫子を手招きすると耳元で静かに呟いた(姫子!な・・・なんで宮様がいるわけ・・・!?私聞いてないって!)
(し・・・知らないよ!わ・・・私だって止めただけどね、どうしてもついてくるって聞かないから・・・)
「何を2人でこそこそしてるの・・・?」
宮様こと姫宮千歌音に声を掛けられぎょっとするマコト
「早乙女さんだったわよね?来栖川さんのお友達だそうね・・・お礼を言わせていただくわ」
つい言葉に戸惑うがそこはマコトの性格!笑顔になると大きく声を発した
「お〜これは宮様!こちらこそ私の姫子がお世話になってるそうで、迷惑なんてかけてないかと心配で心配で!」
「わ・・・私の姫子ですって・・・?」
「はい・・・私の姫子です!」
宮様に負けずと笑顔でマコトが言葉を返した
火花を散らしている女の子2人の前で姫子が1人心の中で呟く
(マコちゃん・・・千歌音ちゃんはね・・・色々あったけど私の永遠の恋人だよ、好きだよ千歌音ちゃん、月の巫女・・・ううん私の月のお姫様)
後日談
早乙女さん、貴女には感謝しなくてはいけないわね、貴女のあのキスが私の沈んだ心を目覚めさせたのかもしれないわね
アメノムラクモ復活が成功したのも姫子と貴女のお陰よ、前世を吹っ切ったから被害は大神さん1人で足りたわ・・・
〜END〜
976 :
910:2006/11/13(月) 15:50:16 ID:aJ73fCUf
長い間お付き合いいただきありがとうございました・・・。
無事このスレ内で投下することが出来て嬉しいです
あと次スレについて・・・自分もまだ他に結構ネタはあります
他の職人さんも投下する方が増えてくる可能性がありますので立ててみるのも一興とは思いますね
910氏投下お疲れ様です
よかったです!
お疲れ様でした。
またの投下お待ちしてます。
「ひめ・・・あっ・・・」
・・・いつも通りの乙橘学園のなんでもない場所
その通りで来栖川姫子に声を掛けようとしていた早乙女マコトは発そうとしていた言葉を途中やめた
「来栖川さん・・・薔薇の園で今日もお待ちしてるわ・・・」
そこには学園のアイドル、容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群と完璧で清楚正しきお嬢様・・・宮様こと・・・姫宮千歌音が居たからだ
私も憧れてはいた宮様信者の1人だから、はっきり勝てる要素がない、胸の大きさなど全てにおいて宮様が上だった
姫子が私より宮様も慕うのも無理ないだろう、宮様は強くて綺麗で優しいから・・・
私なんかが宮様に敵うはずなんかないのに、私なに期待してるんだろ
「・・・・・・・・・っ!」
なぜこんなに気持ちが昂ぶるのだろうか、これは嫉妬?妬み?分からない・・・
私は姫子と宮様の楽しそうな会話を見て唇をぎゅと噛み締める
姫子に声をかけられない、ここで声をかけたりしたら姫子と宮様の楽しそうな会話を引き裂いてしまうかもしれない
私は口に手をやるとその場を離れた
あれからどのくらいの時間が経過したのだろう
授業を全て終えた私はいつのまにか姫宮邸門前に居た
「ああ・・・もう今頃部活始まってるよ・・・私なにしてんだろ・・・」
それにしても宮様のお邸はいつみてもほんと大きい、宮殿みたいな超豪華なお邸だ
ここで毎日宮様は寝泊りしているのか・・・なんだか羨ましくなる
もう帰ろう・・・ここにずっといてなんになるわけでもない
あまり居ると邸の使用人に注意されるかもしれない
私が邸門前から離れようとした
「あら・・・我がお邸に何か御用かしら・・・お客様、いえ・・・早乙女マコトさん?」
その声は背後から聞こえた、見覚えのある声
だってその声は私が憧れて尊敬しているお方・・・
つい腰が抜ける
長い髪の美少女が弓矢の器具を片手に持ち無表情で立っていた
つい私はその美少女の名前を呼んだ
「み・・・・・・宮様」
「それで・・・?我がお邸に何か御用かしら?」
宮様を目の前にして私は言葉が出ない
「え・・・いえ、私はその・・・」
マコトの気持ちを察したのか千歌音は少し考えた素振りを見せていたあと声をかけてきた
「何か事情が御ありのようね・・・いいわ、ここで話していても寒いだけよね・・・邸にご案内させていただくわ」
千歌音は髪に手をやるとマコトを手招きした
こ・・・ここが宮様のお邸・・・
姫宮邸内に案内され戸惑った
なんて広い玄関・・・になるのかな?
「お嬢様、お帰りなさいませ!」
大人数の使用人に囲まれ千歌音が邸内に入っていく
1人のメイドが私の方に目をやり宮様に聞いた
「お嬢様、お客様でいらっしゃいますか?」
「ええ・・・乙羽さん、その方を私の部屋までお通しして頂戴」
メイド長だろうか
宮様に乙羽さんと呼ばれたメイド・・・随分綺麗な人だなと関心を示していたのも束の間
乙羽さんに招かれたまま宮様のお部屋らしき場所に案内された
「それで・・・何か御用かしら・・・早乙女マコトさん?」
唐突だった、鋭く威嚇されると声をかけてきた
「貴女が私に用があるということは・・・来栖川さんに関することかしら?」
唐突に聞かれ戸惑った、別に宮様に特別な用があったわけでもない・・・どうしよう・・・
「どういうおつもりなのかしらね・・・どちらにしろ事情が分からないと私としても話しようがないわ、それとも・・・別の用かしら?」
別の用・・・?なんのことだろう・・・考えた暇もなく千歌音から声が飛んだ
「早乙女さん・・・私のこと好き?」
突然の質問に戸惑いつつも当然のごとく答えた
「宮様は尊敬してますし・・・私の憧れです・・・好きです」
マコトの制服のスカートの中からははみ出した生足をじっと見つめていた千歌音が手招きする
「そう・・・嬉しいわ、早乙女さん、貴女・・・可愛い子ね、いらっしゃい・・・」
(貴女は姫子と違った可愛さがあるのよ早乙女さん)
実を言うと千歌音は早乙女マコトが姫宮邸に向かいのを下校途中で知っていた
だから彼女の後を付けたのだった
「な・・・なんでしょうか宮様?」
マコトがベッドに近くに寄ったときだった
千歌音の行動は素早い、マコトがベッド付近に近寄った瞬間両手を伸ばしマコトを捕まえるとベッドに押し倒した
「なっ!・・・や!ちょっと!宮様!?」
「迷い込んだ子猫ちゃん・・・遠慮なく頂くわ・・・!」
戸惑うマコトの唇に食い入るように自分のを強く押し付け唇を塞いだ
981 :
979:2006/11/14(火) 14:54:35 ID:TPtuH/TX
「んっ!・・・」
キスから逃れようと唇を少し離したマコトの顎を捕まえると千歌音は再び唇を重ねた
マコトが状況に驚き目を大きく明け足をばたばた暴れるが千歌音の細い体はびくともしない
唇を塞がれており声を発することが出来ずにいた
「ふふ・・・早乙女さん、私を軽蔑したかしら?貴女方はほんとの私を知らなさ過ぎるのよ・・・!外からいつも宮様、宮様・・・」
マコトの頭に千歌音の言葉が痛烈に響きわたる
「人にはね・・・知ってはいけないことばあるってご存知かしら?」
「んんっ・・・」
「早乙女さん・・・貴女の唇も柔らかくて美味しくてよ?遠慮なく堪能させてね?ほんと女同士ってスリルあるわよね・・・」
唇を解放した千歌音はマコトの制服をゆっくり脱がし始める
「宮様・・・そんな・・・」
本来姫子より力の強いマコト、でも相手は武術にも長けている、その上目の前にいるのは学園全生徒が憧れ溺愛している宮様
この人には逆らいたくない・・・私は声を発せずにいた
マコトが下着姿になるのを確認すると千歌音は容赦なくブラなど下着を全て脱がし体全体を嘗め回す
「ああっ!」
「ふふ・・・貴女いい声出すじゃない・・・」
胸に手をやると揉みだしマコトの唇に軽くキスする
もうその頃にはマコトは抵抗する気力すら失っていた
「今日のことは2人だけの秘密よ・・・当然来栖川さんにも・・・ねもし誰かに話したら・・・ふふ」
下着がどろどろに脱げ体全体がぼろぼろになっていたマコトは千歌音の言葉に耳を傾けながら服を着ていた
「はい・・・宮様」
学園に帰った私は陸上部活動が終わっていることを確認すると姫子の居る寮に向かった
「マコちゃん?遅いから私心配しちゃった・・・」
「ご、ごめん・・・つい部活が長引いちゃって・・・あはは」
「あれ・・・髪乱れてるよ?大丈夫?」
「え・・・?こ、こら!姫子が気にすることないの!それより風呂入るぞ風呂!」
早乙女マコトの後日談
宮様は次の日からも別に変わったことなく接してきたけれど・・・
私さ、宮様の裏の顔を見た気がしたよ・・・
ちゃんと宮様との約束は守ってるんだよ、あ・・・神さま?ええ・・・出番はないです、はい
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( ̄0 ̄;アッいま気付いたら最期にENDって書き込むの忘れた・・・。
ごめんなさいm(_ _"m)ペコリ