1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:02:40 ID:BMjBBXNn
シノビアン「よい子は『来るものは拒まず』の精神でゴー!」
シノビアン子「みなさまのポップンへの『愛』を、見せてほしいのだ…☆」
・SS職人様はもちろん、イラスト挿絵職人様も随時大歓迎。 どきどきさせてください。
・もちろん,ポップン好きなら、どなたでも歓迎。 眠れない夜もリクの投下をお願いします。
・基本的にカップリングは自由です。 でも、男×男は投下も希望もご遠慮ください。
・変則的男×男シチュやショタキャラは周りの反応次第では例外になるときもあります。
(過去例:ハニー、紫×アッシュ ・ ショタMZD×レイヴガールなど)
・擬人化・女体化・ふたなりなどは、名前欄に注意書きをお願いします。
シノビアン「よい子は一列に並んで手を洗おう!」
シノビアン子「順番はちゃんと守るのだ☆」
・投下が混み合っている場合など、連載作品の途中でも書き上がった順に投下OK。
・重複を避けるために事前に簡単な内容(カプ・属性など)と投下予告をお願いします。
(例:『○○×○○ 明日の夜に投下します』 )
シノビアン「よい子は手を挙げて発言しよう!」
シノビアン子「SS書きさんはみんなの感想が命なのだ☆」
・SS投下後は感想レスの為に一日投下間隔をあけてください。
・でも同職人による連載作品連続投下の場合は、これに限りません。
シノビアン「よい子は予習復習をちゃんとやろう!」
シノビアン子「ここからは既出の作品の紹介なのだ☆」
◆ポップンのエロ小説スレ
りえ×さな 名無しさん 16-18 22-24 40-42 47-51(完結)
ミラクル4×リゼット 名無しさん 89-92 109-114 205-218(完結)
K×ベル NO-Kさん 122-123 687-688 2スレ956-961 3スレ459-461
かごめ陵辱 皐月さん 151 153
ハヤト×ツララ 名無しさん 158-159 168-169 262-263 522-526(完結)
イッケイ×チヨコ 156さん 177-185 197-202(完結)
ユーリ×ポエット ユリポエさん? 389-398 463-468 496-506(完結)
ミサキ×DTO 名無しさん 487-488 530
マリーSS&イラ 槍さん 556(別サイト)
ししゃもシリーズ しさも書いてる奴さん (1話)564-567 (2話)578-581 (3話)603-612 (4話)
786-796
タイマー×ニャミ 738さん 746-747 753-754
レイヴガール×MZD 804さん 812-816 821-827(完結)
アッシュ×ムラサキ&ハニー アッシュ正月小説作者さん 853-856 893-896 900-907(完結)
シャラ×ツースト 雲の下の人さん 873-878 882-890(完結)
タマコ×リュータ しさも書いてる奴さん 940-946 957-966(完結)
◆ポップンのエロ小説ぱぁと2
ユキ・モエ 名無しさん (1話)13-22 (2話)136-145 (3話)344-363 (4話)648-654 689-699 709-714
(最終話)3スレ386-401 445-454 612-620(完結)
アゲハ&スミレ×MZD アゲスミM屋さん 42-61 879-888 895-911(完結)
かごめ×DTO 雲の下の人さん 68-78(完結)
ミルク×サイバー&リュータ いきさん 184-186 193-195 208-209 225-227 252-254(完結)
ししゃもSSバレンタイン篇 しさも書いてる奴さん 281-288(完結)
Bis子×グリ子 290さん 310-324(完結)
ヒュー×ツバサ 名無しさん 372-373 376-377 382-383 392-398
ミルク×佐藤さん しさも書いてる奴さん 451-465 477-481 501-507(完結)
シルビア×セシル いきさん 581-583 589-590 598-599 606-607 617-619(完結)
カジカ×サユリ 名無しさん 665-676(完結)
りえさなスギレオ いきさん (一話)733-735 738-744 753-757 (二話)776-779 784-787 935-938 3スレ58-60 82-86
(三話)3スレ937-940
デリシャスな日曜日(仮)(リエ×スギ) 名無しさん 795-797(完結)
タッキュウ狂の詩? S・Tさん 811-814 923-929
アシュタマ? 799さん 827-834(完結)
スミレ×睦月 憎まん星人さん 840-842 861-864
◆ポップンのエロ小説ぱぁと3
ダンス三人娘 ガリさん 13-17 34-37 46-50
とてとてテトラたん 名無しさん 40-42 53-55 69-71 184-186 212-214
262-265 323-327 368-371 490-493 596-597 599
ミルク×リュータ みるみるさん 111 115 124-127
かごめ×ロキ かごロキ作者さん (第一話)136-147 154-175 (第二話)272-296
睦月×釈迦ミミ 229さん 302-308 346-349 671-676(完結)
マッチュッチュ×リデル 名無しさん 311-318(完結)
ムラサキ 名無しさん 425-427
ヒグラシ×リサ まっちさん (第一話)516-524 (第二話)689-702
カゲトラ 510さん 578-584
ギャンブラーZ ワルドック校長の乱交学園 の巻 名無しさん 661-662
ヒュー×ルーシー ぴよすけ ◆RISLIMZ.R. さん 726-728 734-735 770-771 781-782 879-880
ジャック×ロキ 791@ジャクロキっ子さん 820-839(完結)
ししゃも×リエちゃん しさも書いてる奴さん 847-861(完結)
ミルク×ハヤト? いきなり投資さん 868-870 873-874
デイヴ×ツララ 891さん 903-910
ミ○キ×ハヤト 976 979-985
◆ポップンのエロ小説ぱぁと4
ミサキ(?)×ハヤト 3スレ976さん 23-30(完結)
ジャック×ロキ ジャクロキっ子さん 53-65(完結)
カゲトラ カゲトラの香具師さん 89-102(完結)
デイヴ×ツララ デイツラの人さん 109-115(完結)
ヒナ×シルビア 雛汁の中の人さん 119-122 134-138
六×おコン ◆RaUbpF/UG6さん 177-187
睦月×アゲハ 198さん 201-211 591-598(完結)
ジズ×るり 170さん 216-219
チャーリー×メイ ◆CC54misAkIさん 239-247
スマイル×パピルス 255さん 271-285(完結)
ヒグラシ×リサ まっちさん 355-372(完結)
murmur twins ◆RaUbpF/UG6 390-404(完結)
mr.KK×ムラサキ 文月さん 438-442 463-468 503-517(完結)
MZD×ミルク ◆milK/sYXv6さん 474-492(完結)
かごめ×ポエット かごポエの人さん 547-550 718-723 928-933
リュータ×ミミ 名無しさん 567-569 767-769(完結)
桔梗×おんなのこ 603さん 613-614 618-619 621 623(完結)
ニャミ×ミミ 名無しさん 650-651 660 676 697 704-705(完結)
ポエット(ふたなり)×キャンディ 名無しさん 669-673 744-747 758
サトウさん 黄色鼠@女体化の人 ◆SANA./VrT6 685-694
mr.福耳×ミミ&ニャミ (リレーSS) 734 740-741 758 771-772
タイマー×さなえちゃん 名無しさん 800-802 804-807 811-813(完結)
ムラサキ×桔梗 862さん 868-896(完結)
六×ムラサキ ◆Au78/QDlhwさん 901-916(完結)
スレ立てした者ですが即死防止かねて
突然リゼット・ミシェル・セシルの前編投下しちまいます。
セシルがショタくさい上にリゼットが淫乱チックです。
一応メール欄に「ミセリゼ」と入れておくので、苦手な方は
NGにしてやってください。
キタ―――(・∀・)――――!!
だがまだ投下予定のSSが完成してないOTL
今日もまた日が落ちていく。
ふと窓の外に視線をやった僕は、そんなことを思う。
……もう何日目になるのだろう、ここで日が暮れていくのを目にするのは。
芯の部分が熱くしびれてうまく働いてくれない頭を懸命にめぐらせる。
何日目になるのだ、僕とリゼットさんが、この廃墟で、こんな事をするようになってから。
僕は立派なアコーディオン奏者を目指している。
亡くなった父から譲り受けたアコーディオンと一緒に。
いつか父のような…いや、父を超えるような、
人の心の琴線に触れる演奏ができる人になりたい。
その一心で、日がな練習を続けてきた。
けれども…自慢ではないけれど、僕の腕前は、まだ。
とてもではないけれど、自信を持てるようなものではない。
それでもめげずに、練習を続ける。日々の積み重ねが大切だと、父は言っていた。
でも、やっぱり、自分の至らなさに嫌気が差すときもある。
ちょうどその日はそんな気分で、街をふらふらさまよっていた。
どこかで一人になりたい。誰の目にもつかない所に行きたい。
そう思いながら歩いていると、細い一本道に出た。
とにかく人気のないところ、と言う気分にうながされて足をすすめると、
そこには、大きな家が立っていた。
家といっても、まったく生活感がなかった。
明かりなんてついていないし、手入れもされていない。
家の壁には蜘蛛の巣や植物のつたが這っていた。
もともと大きな庭なのであろう場所は、枯れた雑草が生い茂っている。
おそるおそる家の周りをまわると、ガラスが割れた窓が目に入った。
すこし足を伸ばせば中をのぞき込める高さだ。
僕は興味本位で、窓枠に手をかけて、家の中を覗いた。
それから、あっと声をあげそうになるのを、必死でこらえた。
家の中の古臭そうなソファーに、女の子が座っていた。
ただ座っているだけではない。
綺麗な肌に汗をうかばせて、自分の秘部を弄っていた。
「はあぁ…!くぅうん…ッ」
女の子が悩ましい声をあげる。
僕は突然の事に目をしろくろさせながら、しかし目をはなせないままでいた。
近くの学校のものであろう制服、しっかり結われた髪、ちょっと度のあつそうな眼鏡。
こんな事とは無縁そうな、まじめを絵に描いたような格好の女の子が、
誰もいないところでひとり、いやらしい行為に及んでいる。
そんな状況を把握できず、なのに吸い込まれるようにその子の行為を見つめてしまい、
僕は意識しないまま、ごくんと唾液をのみこんだ。
「ああ…っ…んっ、んっ、んっ!」
女の子の指が激しく出入りする。
そのたびにぷちゅりと音を立てて蜜があふれ出し、ソファーを汚す。
僕は夢中になって、いつしか身を乗り出していた。
どぎまぎする。こんなものを見てしまうだなんて。
いけない、と心がどこかで僕に伝える。ここから離れなければ、こんな事はしてはいけないのだ、と。
しかしそんな理性は、目の前の映像に流されてしまった。
女の子が脚を大きく広げて髪を振り乱し、あそこに出入りする指をさらに早めていく。
「ふぁぁ!あぅん…んんんん…はぁう、あっ、ぁあ、あっ、ああーっ!」
大きく声を張り上げて、腰を浮かしながら、女の子はぶるぶるっと震えた。
「…っはぁ……。」
震えが収まると、ぱたりとソファーの上に倒れこんだ。
と。
女の子の目が、いきなり僕のほうを見た。
僕と女の子は、ばっちり目が合ってしまった。
女の子が目を見開き、信じられないと言う顔をする。
それを見た僕は頭の中が混乱してしまい、視線を泳がせるしかなかった。
「ぁ、の…わざとじゃなくって…その…歩いてて…」
「……」
「…っこ!ここに来たら…あ、あなたがいて…えっと…その…」
「………」
僕の口から漏れるわけのわからない言葉。
自分でも何を言っているか把握できていない。
女の子は無言のままだ。
「だ、誰にも言いませんから!言いません!」
声を張りあげる。
すると女の子は、いきなり立ち上がって、僕の方へ歩み寄ってきた。
そしておかしなことに、うっすら、笑みさえ浮かべていた。
「…本当?誰にも、言わない?」
「言いません!本当です…!」
「ほんとうに?」
僕は勢いをつけてこくんとうなずく。
頭をさげたまま、女の子の次の言葉を待つ。
すると頭上から、意外な声がかかってきた。
「…あなたが誰にも言わないって証拠が欲しいの……ねえ、こっちに来て」
「…セシル君、なにを考えてるの?」
「っあ!!」
熱くなった部分を強く掴まれて、思考が急速に現実へと戻る。
「っふふ…おしおきしちゃえ」
そう言うとリゼットさんは僕のそれをさらに強く握った。
「痛っ…!」
「この前も言ったでしょ…他のことなんて考えないで。わたしだけ見て、って。ね?」
そのまま強く上下に擦る。
「あっ…!あっ…!ぅああっ…!」
「あは…こんなにされても気持ちいいんだ…セシル君は、いじめられるのがすきなのかな?」
「べ、別に好きなんかじゃ…ぅう?!」
僕の言葉をさえぎるように、リゼットさんのひとさし指が、僕のさきっぽをなでる。
ひとしきり撫で終わると、今度は指の先がグリグリと尿道あたりを刺激する。
何度も繰り返されるうちに、痛い、と言う感覚が麻痺してくる。
「ひっ…あ……うっ…。」
「まだ出さないでね…出すときは私の中だよ…」
そう言って、考えられないくらいいやらしく笑う。
……僕とリゼットさんは、もう何日もこんな関係を続けていた。
こうやって関係を持つようになってから一度だけ、リゼットさんが友達と歩いている姿を見た。
こんなにいやらしく、余裕を持って僕を攻める姿からは想像もできないくらい、
明るく健やかだった。友達のはなしに、あははっと笑う。
それはさっき僕に見せた笑みとは全く違う、とても健全なものだった。
僕は少し思っていた。
もしかしてリゼットさんは、そうやって明るく、健全な学生として過ごす日々に疲れて、
僕とこんな後ろめたい、不健全なことを行っているのではないか、と。
…僕も僕で。いけないとか、駄目だとか心で言い訳しながら、
リゼットさんとの行為を拒否するでもなくずるずる続けていた。
それから数日後。
僕が町はずれでアコーディオンの練習をしていると、リゼットさんが突然やってきた。
僕たちは廃墟以外の場所で言葉をかわしたことがなかったので、驚いてしまった。
「り、リゼットさん?!なんでこんな所に?学校は…?」
「セシル君、こんなところにいた…。今日はね、授業はいつもの半分でおしまいなの。」
そう言ってにっこり、「健全に」笑う。
「あのね…ちょっと参考書が必要なの。本屋さんに行くんだけど、ついてきてくれる?」
「え…」
僕の手をきゅっと握る。そして今度は、いつものみだらな笑みをうかべた。
町外れからしばらく歩くと、大きな本屋さんがある。
店の大きさにしては店員が少なく、いつも店長と思われる眼鏡の男の人が、
せっせと店中を回っていた。
僕たちは手をつないだまま、お店の中に入っていった。
「えーっと…参考書は、っと」
本棚で入り組んだお店の中をぐるぐる回る。
リゼットさんは棚に陳列された本を見ながら「参考書」を探している。
僕もつられて、意味もなく棚をきょろきょろ見回す。
「ああ、あったあった」
目当てのものを見つけたのだろう、リゼットさんが奥のほうの棚にかけよる。
引っ張られるようにして僕もついていく。
「ですろうてぃーちゃーが教える うへでもわかる英単語」
「はじめの一歩!誰でもできる熱血数学」
はたして勉強に役立てることができるのだろうか、
と、首をかしげたくなるタイトルが背表紙には書かれていた。
しかしリゼットさんはとても真剣に、どの参考書にすべきかを吟味している。
それにしても、随分静かで、人気も少ない。
さっきから人がある程度出入りしているのは、ドアの音でわかるのだけれど。
この参考書が陳列された棚の近辺には、まったくと言っていいほど人が来ない。
……10分くらい経った頃だろうか。
急に、ずっと握っていたリゼットさんの手が離れた。
「あっ」
僕が小さく声をあげるも、リゼットさんは真剣に本棚をにらんだままだ。
自由になった片手を妙に軽く感じながら、僕は少し所在なさげに、
店の中をぐるっと見回した。
と。
「!!」
手が離れた時と同じく、急に、リゼットさんの手が、僕のズボンのポケットにもぐりこんで来た。
「ちょっ…!リゼットさん!」
小声で非難するもリゼットさんは全く意に返さず、
ズボンの布越しに僕のそれに触れた。
「ちょ、ここ、どこだと思って…」
けれどもやっぱり、僕の声を無視して、リゼットさんの手は僕のそれをもてあそぶのをやめない。
「だいじょうぶ……だれも来ないよ」
くすくすっと笑う。
僕はリゼットさんのペースにのまれてしまった。
ズボン越しに、手がぎこちない刺激を与えてくる。
じかに触られているのとはまた違うもどかしい感覚に、僕は情けなくも感じてしまう。
「ぅっ……」
「…おっきくなってきたね」
耳元でささやかれ、ぞくっと身体が震える。
同時に先端が、じわりと溢れてくるのを感じた。
「ず、ズボンが…」
「あは…かわいい……ねえ、私のあそこも、触って…?」
リゼットさんのもう片方の手に導かれて、僕の指先が、熱く湿った場所にたどり着く。
「んはぁっ…。」
湿り気を帯びた下着を片手でなんとかずらして、じかにリゼットさんのあそこに触れる。
そのまま愛液のぬめりにまかせるようにして、割れ目を指で往復する。
「あぁ…んんん……」
僕の動きに対抗するかのように、僕を握るリゼットさんの手が強まる。
ズボン越し、うまくつかめないそれを探るように手がうごめく。
「っう…」
もはやここが書店の中であることなんて忘れて、お互いの秘部を刺激することに夢中になる。
すりすりと指の腹で隆起した肉芽をさする。
とたんにリゼットさんの口から嬌声が漏れて、僕は少し嬉しくなった。
肉芽への刺激を続けながら、蜜をとめどなく吐き続ける穴へ指をのばす。
入り口のあたりをなでまわして、にゅぷにゅぷと指を出入りさせると、
きゅんと入り口がしまって、リゼットさんの手の動きが弱まった。
「あぁ…んんん…だめ…指いい…いっちゃいそう…」
それを聞いて、ぼくはさらに指を深く突き入れる。
内側を差し込んだ指でくるくるかき回すと、
リゼットさんの体がぴくぴくと痙攣しはじめた。
「はああっ!あぁ…いくっ…あぅん…いっちゃう……!」
僕はもっと指に力を入れようとした。
その時。
「お客様、何かお探しでしょうか?」
「「!!!!」」
慌てて僕たちはてを引き抜いて、後ろを振り返る。
そこには、やさしい笑顔を浮かべた書店員が立っていた。
続く…。
ぎゃひい名前欄二回もミスってるorz
初心者のくせに長い文章でもうしわけない。
これはいいリゼットですね。
こういうの大好きだ。
続きに超期待!!
新スレ来ましたね!では早速書かせていただきます♪マコト×ジュディです。
「相変わらず子供っぽいな」
あの人はいつもそう言って私をからかう。
私はそれに怒って返す。でも、その言葉が私には痛い・・・
私は、あなたから見ればそういう風なのかと・・・
本当の私は、あなたにとって・・・
とあるカフェ。殆ど常連しか来ないようなひっそりとした隠れ家的な存在の
カフェで、ジュディとミルクは話していた。人も殆どいないので、二人でゆっくりと
話すには最適だった。
「・・・・で、どうなの?」
「?・・・どうなの・・・・って、何が?」
あまりにも自然と答えられ、ミルクは思わず身体をよろけさせた。
「な、何って・・・マコトよ。マコト。最近は上手くいってる?」
「上手くいってる・・・って言われても・・・」
目線を離し、少し困ったような照れたような表情でジュディは言った。
そんな態度を取るジュディに対し、ミルクは少し意地悪そうな口調で言葉を続ける。
「ふーん・・・・ま、その態度なら言わずもがな・・・って感じね♪妬けるー♪」
「ちょっと、からかわないでよ。ミルクだってサトウさんと・・・」
「私は大丈夫。サトウさんならいつでも・・・ふふ♪」
言葉を言い終わると同時に怪しい笑みを浮かべるミルクを見て、ジュディは
苦笑した。
「相変わらずだね、ミルク・・・強引に・・・」
「こういうのは多少強引な方がいーのよ♪・・・それだけ、解りあえるでしょ?」
「そ、そういうものなの・・・・?」
屈託なく言うミルクに、あきれつつも少し羨ましさをジュディは感じていた。
解りあえる。・・・今のジュディには、少し痛い言葉だった。
「・・・・ジュディ?」
「え、あ、何?」
突然黙り込んでしまったジュディに、ミルクは顔を覗き込んだ。
「何・・・・って、どうしたの?いきなり黙り込んじゃって・・・」
「あ、何でもないよ!何でも・・・あ、そろそろ時間だから行くね!じゃあね!」
そう言うとジュディは自分の分の代金を置き、足早にカフェを出て行った。
「・・・・解りやすいンだから・・・言ってくれれば良かったのに」
一人残されたミルクはそう呟いた。
「はぁ・・・・」
仕事場にいたジュディは、うつむき加減でため息をついた。
カフェでのミルクの言葉が頭から離れない。
「(・・・解りあえる・・・か・・・・・)」
この後、ジュディはレコーディング、ラジオ収録と仕事をしたが、いずれも
ミスが目立った。レコーディングでは数回に渡り間違え、ラジオ収録でも
あまり喋る事は無かった。
とりあえず中途半端ですがここまでを・・・
これからも続きます♪
続きです☆
仕事が終わり、ジュディは帰路を歩いていた。
「(・・・マコト、どうしてるかな・・・)」
いつもなら真っ直ぐにマコトのいる行きつけのカフェに向かうのだが、ここ最近は
行っていない。それどころかマコトにも会っていないのだった。
「・・・でも、会ったらまた不安になりそう・・・)」
そんな事を考えている内にジュディは自宅であるマンションのすぐ前まで来ていた。
部屋のある3階へとエレベーターで上がり、自分の部屋のある方へと向かった。すると・・・
「よっ、お疲れ」
「え?・・・マコト!」
部屋の前にはマコトが待っていた。当たり前の様に声をかけてきたマコトに対し、
ジュディは驚きを隠せなかった。
「何で・・・どうして?」
「っ・・・どうしてって・・・お前なぁ・・・心配してたからさ」
「心配・・・?」
「そう。最近連絡だけで全然会ってなかったし・・・来てみたんだよ」
微笑みかけるような表情をし、マコトは言った。
「どうしたんだ?最近忙しかったとか?」
いつも一緒にいる時と同じ調子で、マコトはジュディに話しかける。
しかしジュディはマコトの声を聞くたび、顔を見る度に胸が痛むのを感じた。
「・・・っ・・・」
「何かあ・・・って・・・・・」
胸の痛みに耐えかね、ジュディは涙を落とした。突然の事にマコトも
驚き、言葉を止めた。
「え?・・・あ、ごめんね!ちょっと嫌な事があって・・・」
ジュディは慌てて笑顔を作り、マコトの方に向けた。無論、ぎこちない物だった。
ジュディのそんな様子を見たマコトは真剣な表情になり、言った。
「・・・・よし、行くぞ」
「えっ?行くって・・・何処に?」
「いいから行くぞ!」
マコトは少し声を荒げてジュディに言うと、手を引っ張り外へと連れ出した。
そして、外に止めてあったバイクからメットを2つ取り出し、一つをジュディに
手渡した。突然に、そして強い勢いにジュディは唖然としていた。
そんなジュディを横目にマコトはメットを着け、バイクにまたがった。
「え・・・これ・・・」
「着けろよ。ほら、後ろ・・・」
ジュディは言われるがままにメットを着け、後ろに乗った。
「しっかり摑まってろよ。よし、行くぞ」
28 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 15:21:03 ID:QuhBQNK1
続き期待age
続きです☆
出発してから10分位が経ち、二人は首都高速を走っていた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
二人は言葉を交わすことも無く、ただ走っていた。
「(・・・・マコト、怒ってるの・・・・?)」
さっきの声や態度から見て、怒らせてしまったのではないかとジュディは不安になり、
マコトに掴まっていた腕に少し力を入れ、目を強く瞑った。強い風が二人にかかる。
二人はそれから1時間程走り続けたところで止まった。
マコトはメットを取り、いつもの帽子を被った。
「ほら、着いたぜ」
マコトに言われ、バイクから降りてジュディはメットを外して辺りを見回した。
目の前には、海。波止場があり、広い砂浜が広がる見覚えのある海だった。
「え・・・ここって確か・・・」
「ああ、俺とお前が始めて一緒に来た所だよ」
前スレ埋め完了。
4スレ目にして初めて1000行ったねー
>>31 乙!GJ!!
思ったんだが、アゲハ+スミレ×MZDは
長編じゃないのか?
開いたらスクロールバーの短さに驚いた
>>33 了解。移しておいた。
一話二話…とシリーズ化しているのを長編としたんだがこれは長かったな。
アヤ&マリィ×ジュディや六×おコンの続きが読みたいよママン…。
>>29から続きまーす♪
二人はバイクを置いた駐車場から砂浜へと降り、海岸を少しの間歩いた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
依然として二人は言葉を交わさず、ただ並んで黙々と歩くだけだった。
特にジュディは怒らせてしまったのでは無いかと言う不安から、落ち着きが無く
さっきからマコトの顔をそわそわと覗きこんでいた。
「(・・・やっぱり、怒ってる・・・よね)」
「この辺も、綺麗だよな。相変わらず」
足を止め、海の向こうを見ながらマコトが言った。ジュディも慌てて足を止める。
「あ・・・うん。そうだね」
「・・・・すまない」
「え・・・?」
突然の言葉にジュディは驚きを隠せなかった。少し暗めの表情でマコトは言葉を続けた。
>>31 超GJ!
でも携帯からだと良いところで
スクロール出来なくなるっていうorz
>>36 マジか。それは生殺しだな。
じゃあページ分けるけど、どのくらいの長さで区切ったほうがいい?
一番上のリエさな小説も最後まで表示されない?
38 :
しさもの奴:2005/08/03(水) 17:34:00 ID:HPHD8rk/
>>31 GJですっ! 本当にお疲れ様でした。・゜・(ノД`)・゜・。
最近全然投下してなかったですが…なんか久々に書きたくなってきたかも…
アクション見て思ったんだけどさ、ミシェルって本屋っていうよりも司書じゃない?
本を積んで移動させるワゴンみたいなの出てきたけど、
あれって図書館で良く見るじゃん。
>>39 実際司書らしい。何かの雑誌にそんな説明があったとかなんとか。
>>38 _ ∩
( ゚∀゚)彡 投下!投下!
⊂彡
ハナちゃん×サトウさんとかどうですか。
41 :
神メの香具師:2005/08/03(水) 20:47:36 ID:mpAMR+NG
一応SS書き上がったのですが…。
やはり2つのSSが終わってから投下したほうがいいですかね…?
>>31 激しくGJ!!
>>37 今見てきたけどリエさなは大丈夫だった
全部は見てないけど六ムラと神牛乳が見れなかった
>>マコトジュディの人
できれば、まとめて投下してくれるとうれしいな…とか……。
44 :
しさもの奴:2005/08/04(木) 16:13:35 ID:3PVkzp7Y
>>40 ロケテ行かなかったから、まだイメージが…
公式にキャラ紹介載ったら書いてみますね
>>ハナちゃん×サトウさん
そっくりコンビじゃねーか!!
なんだなんだ、皆もう兄妹設定とか考えてるクチ?
いきなりですが、没キャラって有りですか?
>>46 そこまでいくと、それはもうポップンでもなんでもなく、
あなたのオリジにしていいと思う……。
なんか夏だなあ
お前を見るとな
夏っつうか
スレが進むたびに、ぎすぎすした雰囲気がましてくなあ と
>48-50
まぁあれだ、本当はスルーすべきなんだけど。
たとえば本当に雰囲気が悪い場面で「雰囲気が悪いですねぇ」って口に出す大人がいる?
ここはピンク板なのだよ。
園児×保母やりてー
何も分からぬ子供の残酷な好奇心に喘がされる初心なお姉さん萌えー
自己満足で書いてやる、その内
>>51 ピンク板どうこうじゃなくって…。
なんて言えば良いのかなあ
例えば上の方でミシェルの話の前編投下した人だって
司書じゃね?実際雑誌にそう載ってたよ、とかフォロー梨に
指摘されてしまえば後編なんて投下できないだろうし、
ただのキボンヌ書きましたGJサイコー!なんていうぬるま湯じゃない
所がここの良い所なんだろうけどさあ、
ああいいややっぱ無視してくれごめんなさい。
>>53 あぁ、そういえばミシェリゼの人の設定では本屋にしてたんだっけ…
考えも無しに司書とか言ってごめん。
無視して欲しいなら書き込むなって話
雇い主×ロッテ書きたいけど雇い主誰にするか…
まぁPC直るまで書けないけどさorz
>52
読みたいであります!
エロアニメ「子供の時間」みたいなパターンですか
気長にお待ち申し上げております
>>56 お屋敷のお嬢様ってことでレイチェルとか…
攻める感じじゃないな。
魔法使いで名家っぽいロキ様で。
リデルとか。
なんか前スレの最後らへんで皆色々宣言してたのに
全然投下して来ないね……。
>>60 なんでもいいからリデル読みたい。
そういやドナもお嬢様だったな。
前スレでやるとか言ってた香具師です…
帰省中です…
親の前でエロ小説書けません…
部屋に戻ったら去年振りのジャクロキ落とすよママン!
65 :
神メの香具師:2005/08/08(月) 11:23:48 ID:Nx0zIytq
えっと、人がいないようなのでMZD×メメ、投下しちゃおうと思います。
名前欄に擬人化って入れておくので、NGワード指定してくだされば、
と思います。
「っは、ぁうんっ…」
その夜、メメは自分に起きた異変に気付き、ふと目を覚ました。
―――体が、熱い。
下半身が痺れる様な、快と不快が入り混じった感覚。
それが何なのかメメには判らなかったが、こうなってしまった元凶には心当たりがあった。
「…んあっ…神、様…っ!」
彼の名を呼んだ所で、彼が駆け付けないこともしっかりと理解していた。
『全世界の神』と言われる程の彼、MZD。
世界の事と、ポップンの事の2つを抱えている彼は、結構忙しいのだ。
いちいち他の人間に構っている暇もない。
そう、いつも彼女に愚痴っていたのだから。
ぼうっとした頭でようやく理解できたのが、何かが自分の中で振動していること。
苦痛もあるといえばあるのだが、何か違う感覚のほうが強かった。
とりあえず、下半身に何かあると思ったメメはおもむろに下着の中へ手を突っ込んだ。
「や…だぁ…っ」
ぬめり、とした感触。
指を自分の顔の近くまで持ってくると、月明かりに晒されてキラリ、と光る。
そこはもう下のシーツが濡れる程に愛液を流し、止め処無く溢れさせていた。
健全な羞恥心を持ち合わせている筈のメメだったが、意を決するともう一度、その手を下着の中へと滑り込ませていく。
誰が見ている、という訳でもないのにどんどんと頬が紅潮し、メメは羞恥心でいっぱいになっていった。
「ひ…っ、ぁあ!」
敏感になったそこには、指先が軽く触れるような刺激でも十分すぎたらしい。
背筋に電撃のようなものが走り抜けていく。
メメは元々『自慰』なんて言葉は知らなかったが、この状況が他人に見られてはまずい、ということはなんとなく―――おそらく本能で理解していた。
そもそも今メメのいる場所はちゃんとした部屋ではなく、教会の後ろにちょこんと佇む小屋の中だ。作りこそは多少しっかりしているものの、何しろ静かな土地だ。
壁だって、薄い訳ではないが厚い訳でもない。
もしこの声が外にまで丸聞こえだとすれば、周りの住人が訪ねてくることは必至だろう。
それでも、メメには自分のものであるはずの指を自らの力では操ることは出来なくなっていた。
「だ…めっ!だめっ、なの、にぃ…っ」
止まるどころか速まっていくその指からの刺激には、崩れかけた自制心が適う筈もない。
部屋の中には、籠る様な水音とメメの上げる高い声だけが響いていた。
「ぁ…ぁあっ!!」
自分のそこの割れ目に沿って指を這わせていくうちに、少し力を入れて中にあった芽のようなものを指先で弾いてしまい、メメの体は一瞬痙攣した。
今までのそれとは、少し違う感覚。
もう一度味わってしまうと、まるで自分が自分でいられなくなるような―――…
だが、メメの体は更に上の刺激を求めていた。
「う…っ、くぅ…んぁあ!!」
自らの肉芽を押しつぶす様に指先に力を込めるだけでも、耐え切れないほどの快楽の波が襲ってくる。
メメにはもう、我慢などは出来なかった。
「ひ…っ、ぁ…ぁあああ!!」
今まで以上に高い声を上げ、メメの華奢な体は絶頂を迎えいれていく。
全身で呼吸をしながら、メメが浮かべている表情。
それは、いつもの大人しさからは想像出来ない程の淫靡なものだったことはまだ誰も知らない。
このようなことになった原因―――MZDとメメが最後に逢ったのは、今から数日前の話。
前々からちゃんと話はしたいと思っていたのだが、メメはあと一歩のところを踏み出せずにいた。
何せ相手は神様だ。たとえ容姿がそれとはかけ離れていようとも。
もう会う機会などない…と割り切ろうとしていた矢先のことだった。
「よっ☆」
…―――それは、突然だった。
いつも自分が崇拝している、教会に掲げられた十字架の先。
そこに、彼はいた。
メメの中から声が出てこない。それほど驚愕したのだろう。
「いやー久しぶりー。リミックス以来だから、どれ位だ?ま、いっか。」
一人で会話を淡々と進めながら、MZDはメメのゆっくりと元へと降下していく。
それはもう、ピーターパンの如く。
「神…様?」
恐る恐る尋ねるメメに向けられる優しい笑顔。
ただ、サングラスによって彼の瞳まではメメの視界には入らなかった。
「突然…どうしたのですか?」
「まあ、仕事の話?」
その言葉を聴いたとき、メメは心の奥で溜息をついた。
どことなく、期待してしまっている自分。
そんな自分に嫌気がさした為の溜息は、行き場をなくしている。
「……」
表情を変えることなく沈黙するメメ。
その様子に痺れを切らしたように、MZDがぷっ、と吹きだした。
「…っはは!悪い…っ、冗談だって。」
「…?」
「お前に会いたくなってさ。」
きゅっ、と肩を抱いてMZDはメメに囁く。
「!!」
下を向いたままのメメが一瞬体を強張らせる。なんとなくだが、顔も赤い。
メメの耳元で、MZDが囁き掛ける。
「ちょっと、頼みがあるんだけど、」
その言葉が、すべての始まりだった。
メメがいつも寝泊り用として使っている小さな小屋。
そこに、MZDとメメはいた。
人間が使うには勝手の良いベッドと小さな机しかないその小屋。
「コレだ。」
コトリ、と机に置いたもの。それは、小さな瓶。
中には錠剤らしきものが2,3個入っている。
「…何、ですか?」
「…新種の薬らしい。」
MZDが言うには、この薬はポップン界の裏側にある世界のある科学者が発明したもので、その効果を知りたいためにメメに試して欲しい、という事らしい。
「…俺だって、お前が危なくなるような真似、させたくないんだが・・・っ!!」
その薬はメメのような種族を対象にしたもので、メメの種族は昔からポップン界にしか生息していない。
メメの肩に乗せられているMZDの手が、微かに震えている。
その様子を見ているだけなのに、メメの心に僅かな痛みが走った。
重い口を、メメが開く。
「…私が、これを飲めばいいのですね…?」
それだけ言うと、メメが瓶の蓋に手を伸ばす。
メメはカラカラ、と音を立てて自分の手のひらに落ちてくるそれを見つめると、躊躇いもなく自らの口へと放り込んだ。
噛まずに飲み込むと、喉への異物感が広がっていく。
「…っん、はぁ…。」
飲み終わったメメの姿を見て余計に後ろめたいのか、MZDが顔を上げることは無かった。
暫し流れる、沈黙。
その沈黙を破ったのは、メメの体の変化だった。
「ひぁ…っ!?」
―――力が、入らない。
そのまま崩れるようにメメは床へと倒れこんだ。
起き上がろうにも力が入らないので起き上がれず、体の中を熱が駆け巡る。
メメにはもう意識を保てる程の力は無く、瞼を閉じた。
MZDの瞳はただただ、崩れ落ちたメメの体を見つめていた。
75 :
神メの香具師:2005/08/08(月) 11:52:43 ID:Nx0zIytq
一応ここまで・・・
続きは明日にでも投下します。
メメタソ…(´Д`*)ハァハァ
当然全裸で続き待ってます!
77 :
神メの香具師:2005/08/09(火) 19:59:08 ID:23xf5C62
えと、では続きいきます。
エロまでいけるかな・・・?
メメが目を覚ましたのは、それから暫くの時が経った頃だった。
「…っん…」
寝返りを打ち、うっすらと目を開ける。
目に飛び込んできたのは、MZDの寝顔と銀色の髪。
体を起こし、無意識に自分の頭へと手を伸ばす。
「……?」
明らかにいつもとは違うその感覚に疑問を抱き、部屋の隅にある鏡へと自分を映す。
「っ…ぇ…?」
それは、いつもの自分から考えられない様な姿だった。
―――人間。
どこからどう見てもそれは、15,6程度の『少女』。
メメはひたすらに自分の頬を叩いたり抓ったりしてみたが、痛みはそのままメメへと伝わり頬を赤く染めさせるだけだった。
「夢…じゃ、無い…?」
焦ったメメはとりあえず、と考えMZDを揺すり起こそうと駆け出す。
しかし、机の角にちょうど左足の小指をぶつけてしまい、痛みによってメメの体はベッドへと倒れこんでしまった。
メメがついさっきまで眠っていたベッドの横で、MZDが静かに寝息を立てていた。
偶然にもメメが倒れこんだのは、MZDの顔のすぐ横。
「…っ!!」
しかも、吐息がかかるほどの至近距離。
自分でも判るほどに、メメの頬が紅潮していった。
だんだん胸の鼓動が早くなっていく。
まるで、彼のその寝顔に吸い込まれそうな―――。
「…んぁ…?」
「ひゃあっ!?」
MZDの寝ぼけ気味のその声に驚き、メメは突拍子もない声を上げ、背中から倒れこんだ。
「メメ…っ!」
咄嗟に差し伸べられたMZDの手に支えられてメメは上体を起こす。
素直にMZDにお礼を述べながらも、話はやはり自分の体の変化のことへと変わった。
「で…?」
「何?」
呆けているのか何なのか全く判らないMZDにメメは少しだけ怒鳴るような口調で尋ねた。
「何で…私…っ?!」
「……あ、言ってなかったっけ…」
MZDの表情が曇る。
そしてMZDは事細かに説明を始めた。
発明された薬。
それは、人外生物を一時的に人間と同じ体に変えることが出来る薬だった。
『メメの種族が対象』と言われたのは、メメの種族はその昔『無敵』と呼ばれるほどの免疫力がある、と言うことを発明した科学者が突き止めた為。
当然MZDは反対したのだが、向こう側の世界の神も奨励しているということである為、逆らうことなど出来なかったらしい。
「本当に…悪いと、思ってる…。」
MZDの瞳がサングラスの奥で物悲しい色を映している。
そんな様子のMZDにメメが何も言わずに微笑むと、ただメメの体を抱きしめる。
メメはそれで幸せだったのだが、MZDの口元が不気味なほどに歪んでいたのは、メメの視界には入らなかった。
それで、現在に至る。
体の中からの振動は消えたものの、メメの体には絶頂の余韻のせいかまだ熱が籠っていた。
「へー、メメは何やってんの?」
後ろから掛けられた声に、ビクリ、と反応して振り返る。
そこにいるのは、紛れもなくMZD。
シーツで体は隠れていても、その下は何も纏っていない。
びっしょりとシーツさえも愛液で濡れているから、近づかれたら確実に自分が何をやっていたか判ってしまうだろう。
「…ぃやぁ…っ」
「何が?」
メメの体を隠していたシーツを躊躇せずに捲り上げる。
晒されたメメの白い肌をまるで値踏みするように見回してから、口を開いた。
「俺様からのプレゼント、如何だったかな?」
「…っえ…?」
一回飛んだ意識では、MZDの言っている意味が理解できない。
厭らしいほどに、MZDの口元が歪む。
「…っは、やっぱり判んなかったか?」
メメには黙って首を傾げること以外の選択権など無かった。
鼻で笑うように小さな声を上げ、MZDはパチン、と右手の指を鳴らす。
その、瞬間。
「ひ…っ、ぁあ…!」
先程まで動きを止めていた何かが、息を吹き返したように振動を始めたのだ。
急な振動に驚き、メメの中がぎゅっ、と締め付けられる。
それによって余計に振動が強く伝わり、メメはただ悶え苦しむことしか出来なかった。
「気持ちいいか?…やーらし。」
その様子を見ながら、MZDは冷たく言い放つ。
真っ赤になった顔を横に振りながら、メメは否定の言葉を並べるものの、どれも真実味を持っていない。
「っ…ちがぁ…っ…ひゃ、ん!」
どうにかして体を隠そうと背中を丸めているメメをあっさりと仰向けにし、MZDは再度指を鳴らす。
それと同時に、メメの中で蠢いているものの気配が消えた。
MZDが左手で見慣れない何かを弄っているのがメメの視界の隅に入り込む。
「な、に…っ…?」
「ん?・・・ああ、これ?ローターっていってな、」
MZDの指がメメのそこの割れ目をなぞる。
それだけの筈なのにメメの口からは甘い声が漏れる。
「ココのためにあるんだよ。」
「や…っ、ぁあんっ…」
そこを往復するMZDの指からの予測出来ない刺激に悶えながらも、メメは声を聞かれたくない一心で転がっていた枕に顔を押し付けた。
2,3回指を滑らせただけなのにもかかわらず、MZDの指にはメメの愛液が纏わりついている。
躊躇わずにその指を自らの指に咥え、MZDは絡みついたそれを舐め上げていく。
そんな行為さえも、今のメメには十分な刺激だった。
触れてはいない筈のそこがまるで何かを欲しがる様にヒクヒク、と蠢いていた。
「濡れてるけど…慣らしてやっか。」
「ぁぅ…?っひぅ、んぁぁ…っ!」
メメの両足を肩に掛けて、MZDはメメのそこへと舌を這わせる。
指では得ることの出来ない感覚。
それが今波となってメメへと押し寄せられ、体の自由さえも奪っていた。
神だからなのかどうかは知らないが、MZDの舌の動きは絶妙で。
わざとらしい水音のせいで、メメは耳からも犯されていると言っても過言ではない状況になっている。
時折MZDが硬く主張しだした肉芽を強く吸ってやると、メメの体がビクン、と跳ねた。
疼いているそこは舌が触れるたびに愛液を流し、敷かれているシーツに染みをつくる。
「物足りなそうだな…」
「や、ぁあ…っ!」
蠢くことを止めないメメのそこに、MZDが舌を差し込む。
ザラザラとした感覚は余計にメメの感情を煽っていく。
抜き差しを繰り返し、MZDは確実にメメに快楽の階段を上らせていた。
限界を知らないかのように、メメのそこから愛液が途切れることはない。
「さーて、とっと。」
早速、メメの股のところへMZDが割って入っていく。
そしてMZDからの求めるような、キス。
最初は触れるだけの浅いキスだったのが、一瞬緩んだ唇から入ってきたMZDの舌によって深いキスへと変わっていった。
初めてのことに、ようやく戸惑いだしたメメ。
逃げ回るメメの舌を簡単に捕まえ、味わうかのように絡めていく。
息苦しさに口を一瞬離せば、メメの口からは淫靡な嬌声が漏れていった。
「…んっ、はぁっ…んぅ」
MZDが貪り合っていたキスに終わりを告げ、口を離すと二人の間に銀色の橋が架かり、一瞬で消える。
虚ろとなったメメの意識に聞こえたカチャカチャ、とベルトを外す音。
「悪いな、俺もう限界だわ。」
「ふぇ…?ゃ、ぁあんっ!!」
MZDは自身をメメの入り口へとあてがうと、そのまま一気に貫いた。
人間になったのはこれが初めてだから、当たり前のようにメメは処女だ。
いくら慣らしたと言っても、中は締め付けが強くきつい。
「く…っ、きっつー…」
「やあっ!んあぅ…っ!!」
白い太腿には、愛液に混じった血が伝っていく。
それなりに強い痛みに、メメの深蒼の瞳から涙が不意に零れた。
「メ…メ、平気…か、っ?」
「痛…っ!…っあ!!」
痛みに必死で耐えるメメを抱きかかえ、MZDは自身の動きを速めていく。
きつかったそこは今や愛液を流し、MZD自身の動きを助けているだけだった。
苦しそうな声を上げるメメに心配の言葉を掛けつつ、滑りの良くなったそこへMZDは自身を打ちつける。
痛みしか感じなかったメメの体に、痛みに混じって快楽がだんだんと襲ってきていた。
「…良くなって、きたか…っ?」
「ん…ぁあっ!わ、かんな…っあ!」
部屋中に水音と嬌声が響いている。
ギリギリのところまで引き抜いて、一気に突き上げる。
そんなピストン運動が、メメを快楽へと登りつめさせていた。
処女だった彼女の体からはもはやそのことを感じさせず、ただ、厭らしい。
…―――流石に、もう無理か。
もっと快楽を感じられる、一番感じる場所。
メメのそんな場所を探し当てることは、MZDには余りにも容易いことだった。
メメの絶頂の予感を感じ取ったMZDは、メメのそこの中でも最も敏感な部分に自身を擦りつける。
突かれる度に感度が増していくそこには、それ程の刺激でも十分過ぎる程。
MZDの動きが一段と速くなり、それに合わせてメメの嬌声も絶叫に近いものになっていく。
「メメ…っ、俺…!!」
「ぁあん!か…み、様ぁ…っ!!」
元々締め付けが強かったメメのそこが、更に締め付ける力を強め、絶頂に達する。
その力に耐え切れなくなったMZDも、メメの後を追う。
うっすらと残っていた意識を使うこともなく、メメは重い瞼を閉じた。
「…っ、メメ…っ」
「…ふぇ…?」
夢の中から揺すり起こされて、閉じていた瞼を僅かに開ける。
メメの瞳に、真っ先にMZDの顔が映りこんだ。
メメは、MZDの差し出したコップの水を喉へ流しながら、自分の体のことを考えていた。
―――未だ、人間の体。
それなのに、普段と何も変わらない態度で接してくれるMZDの優しさが、妙に心に染み渡っていく。
「愛」とかそういうような感情は、彼には無いと判っているけれど―――…
それでもどこかで期待してしまうのは、人間だからなのか、否か。
「…っおい!メメ…っ?」
「…あ、ごめんなさ…っ!?」
突然肩を抱かれ戸惑うメメを軽く無視して、MZDは話を続ける。
「ごめんな…?」
「…っぇ…?」
思いかけず聞いた彼の言葉は、メメの心を揺さぶって止まない。
MZDの瞳がメメの瞳を見つめながら、口を開く。
「嫌…だったろ、こういうの…?」
少し伏せるように逸らされた視線に、はっとする。
「別…に、私は…っ」
―――嫌じゃ、無かった。
ずっと想ってきた相手。
確かに恥ずかしかったし彼の動きは激しかったけれど、正直、嬉しかった。
だから、メメの体は感じてしまっていたと言っても過言ではない。
不意に伸ばされたMZDの手によって固定されたメメの頬に、MZDが軽いキスを落とす。
「俺、お前のこと、好きだ。」
囁くようにメメの耳元でそう言い、一歩、メメから離れる。
「…ぁ…っ」
待って、とメメの口から出る前にMZDの姿はまるで霧の様に霞み、消えてしまった。
一人残されたメメは、暫くベッドを見つめていた。
まるで、彼の面影を辿るように―――…
キスを落とされた頬に一筋、涙が伝う。
「…今度逢ったら、言わなくちゃ…」
あの自分勝手すぎる神様に、自分の本当の気持ちを。
メメの瞳には、伝える想いの強さが煌めいていた。
End.
89 :
神メの香具師:2005/08/09(火) 20:12:25 ID:23xf5C62
終わりですー。
マイナーな上に無駄に長いですが、ご愛嬌ということにwwww
出来れば、また何か投下できたらいいなあ…
めちゃ萌えた!めちゃ泣けた!
あなたの作品また読みたいです。がんばって下さい
>>42 どうやら20KB以上だと表示されないみたいだね。
とりあえず何作かページ数わけてみた。
まだ数作見れないかもしれないけどそれはまた今度で…スマソ。
メメタソ(´Д`;)ハァハァ
以前カジロキを投下したいと言っていた者ですが
そろそろ投下しても宜しいでしょうか?
…原稿が消えたから探してから投下とか内緒にしておこう(´・ω・`)
聞くまでも無くオーケイ
96 :
廃墟age:2005/08/18(木) 08:57:32 ID:VQlm/rf/
廃墟age
97 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 14:46:37 ID:w+MjzQlx
ミシェルとセシルとリゼットの話
続き書いてもらえないかなぁ…
こうしてまた未完がひとつ増えてゆくのであった……。
完
未完が山のように。
途中まで書かれてるだけにちょっと悲しい。
というか生殺し。
ヒューとルーシーとか楽しみにしてたんだけどなぁ……。
外見イケメンだけど中身の純度が高いヒューと、
グラビアアイドルの年上姉さんルーシー。
まずい、おにんにんがおっき(ry
いや、新しいの書きたいのは山々だけど時間が無くてさぁ…
もうちょい待ってて、夏の終わり頃には何とかうpしたいから
ネタも構成も出来てはいるが、いかんせん書く時間が無い・・・
もう少しすれば何とか・・・ああ、ネタばかりが増えていく・・・
さなえちゃん×ポエットにミルク×レオくん×リエちゃんに・・・・
思い付くネタもカウントテン×ルルとか
HOT.D×サファイアとか需要が…なのしかorz
あと文才がn(ry
需要とかそんなもんどうでもいいよ。
気にかからなかった人もを萌え倒して欲しい。
もともと何が需要ある、とか決まってるわけじゃないしね。
しかし、HOT.D×サファイアは見たいな…。
ついでにフォクシーも入れて3p(ry
>>103 よく言ってくれた!
需要がなくても書く、そして需要があったと思わせるのがSS書きクオリティ。
現在とある作品を執筆中。
需要どころか、今まで一度も名前の上がったことが無いカップルだったりw
まあ今月中には何とか書きます。。
エロに至るまでが非常に長い、微妙に中篇並みの作品は投下してもいいんだろうか。
以前も投下させてもらったことはあるんですが、エロに至るまでだけで30K行ってるんですよねえ。
ストーリー寄りにするからいけないんだろうが…。
>106
とりあえず削り尽くしてみた?
長いことに不安を感じてるのは、長さに対してメリットを感じてない場合もあるよ。
表現したい要素につてい長いほうがいいのか、もう少し短い方がいいのか、
それを考えて選べばいいんじゃないかな。
作品、お待ちしております。
>>102 カウントテン×ルルが 気 に な る
ルル好きなんだけど相手が浮かばない・・・
SS書きたいのにorz
109 :
106:2005/08/21(日) 20:51:37 ID:iMeKXIEg
>107
なるほど、ありがとうございます。
とりあえず整理してみますよ、人同士のエロじゃないもんで若干葛藤やら説明やらが長すぎる感があるので。
書きあがった際にはよろしくお願いします。
楽しみにしてますよ
以降SS投下する時にはこのコテで行かせてもらおうと思います。
以前ムラサキ×桔梗を書かせていただいたものですが、再びSSができたので投下させていただきます。
今回もフロウフロウ×メルなんつー非常にマイナーなレズものですが読んでくださると幸いです。
また↑の106でして、結局それなりの長さになってしまいましたが、小出しにしないほうがこの後の書き手さんも投下しやすいかなと思いましたので一気にいきますね。
一応続きはあるんですが、これはこれで区切りついてるので。
注意点になりそうなもの上げときますので、NGな方はスルーでお願いします。
・メルの一人称が「ボク」です
・フロウフロウには体が無いので、コードによる微妙な触手プレイになってます(活かしきれてはいませんが)。
・エロに至るまでがちょっと長いです、申し訳ない。
では、参りますー。
その日も、二人は笑って挨拶を交わす。
晴天に負けないくらいの明るい笑顔で。
「メルさん、おはようございますー」
「おっはようフロウちゃん、うーん、今日もいい天気だねー」
ベッドから跳ね起き窓を開け放ったメルは、掛けられた声に振り返った。
外は快晴、絶好の仕事日和。
沢山の人達の手紙を届ける彼女の仕事に"雨天中止"の言葉は無いが、晴れるに越したことは無い。
「毎日お仕事、おつかれさまです」
「うん、ボクはこのお仕事好きだからね。でももう少ししたらボクは夏休みなんだよ!」
「そうなんですか?」
「うん、大体一ヶ月くらいかなー? どこかおでかけしよっか?」
「わー、楽しみですー」
「えっへへー、じゃあまずは今日も一日がんばりますかっ」
手早くいつもの服に着替えて、部屋の扉脇に立ててあるスタンドからネズミを模した帽子を取る。
そして扉を開けて、
自力ではこの部屋から出られない同居人を、振り返る。
「行ってきます、フロウちゃん。早く帰れるようにがんばるよー」
「行ってらっしゃい、メルさん。車に気をつけてくださいねー」
部屋の外、扉を閉めて大分"住み慣れてきた"家の中を小走りに駆け抜ける。
いつも過ごす二階の"二人の部屋"と違って、急に静かで暗くなったような印象を受けながら、メルは一階に降りて大きな玄関へ。
玄関に立てかけてあったキックスケーターを持ち上げて外に出ると、そこから見える二人の部屋を見上げるために振り返る。
「フロウちゃん、大丈夫かなあ…」
それはいつもの独り言。
ここから部屋は見えても、その中に居るフロウフロウの姿までは見えない。
この大きな家はフロウフロウの家。
メルが来るまで彼女一人が暮らしていた、静かに佇む古い家。
…ずっとずっと昔には、フロウフロウを"造った"誰かも暮らしていたのだけれど。
それはもう本当に、遠い昔のお話。
「……頑張って早く仕事を終わらせなくっちゃ」
仕事は好きだった。
けれどフロウフロウを一人にしておくことが、たまらなく嫌だった。
それだけではないのだけれど、それにメルはまだ気づいていない。
意を決して前を向き、整備されていないでこぼこ道を蹴る。
整備されていないことなど感じさせないほど滑らかに、メルはキックスケーターを走らせる。
大きな家は見る見る内に、後ろで遠く小さく離れていった。
「メルさん、行ってしまいました」
誰も聞く者の無い独り言。
メルがここで暮らし始めてから、朝彼女が出かける度にフロウフロウはそう呟くようになっていた。
彼女を"造った"人がいなくなってから彼女は何年も何十年もただ独り、この家で佇んでいた。
自分に宛がわれた部屋から一歩も出ることは出来ず、そもそも自分が"今いる場所"からほとんど動けずに、ぼんやりと空を眺めながら時々唄を歌って日々をすごし。
そんなある日、彼女の前に「神」と名乗るものが降りてきた。
フロウフロウの"ウタゴエ"を、そのまま埋もれさせておくには惜しいと言う彼は"ポップンパーティ"というものに彼女を誘ったのだ。
フロウフロウにはそれがどんなものかわからなかったけれど、
長い間独りでそれに慣れたつもりでいた彼女は、その見た目相応に人との繋がりを無意識に求める幼い子供でもあった。
だから望んで、頷いた。
そしてそこで、メルと出会うことになる。
自分を案内してくれる人達はいたけれど少し大人な人達の方が多く、緊張で固まりかけた頃にメルが話しかけてきたのだった。
誰に対しても屈託無く笑うメルの明るい態度に、フロウフロウの態度も次第に軟化していった。
メルもその姿から自分と近い年頃だと思ったのだろう、一通り挨拶を終えた後にはフロウフロウの元に再びやってきてその後を過ごした。
『フロウちゃんは、これからどうするの?』
それはパーティの終焉間近にメルが問いかけてきた言葉。
しかし自力で動くことの出来ないフロウフロウにとって、その答えは決まっていた。
『家に帰ります』
『お家? 誰かと暮らしてるの?』
『いいえ、一人ですよー』
『えっ!? そうなの!? …あ、うんまあボクも一人で暮らしてるみたいなものなんだけど、ねずっちいるし一人とはちょっと違うかな…』
『うーんうーん、ねえフロウちゃん?』
『はいー、なんですか?』
『あのさ、ボク、フロウちゃんの家に行って見たい』
『………え??』
『や、やっぱり駄目かな?』
『あ…いえ、えっとそんなことは無いです。ただちょっと驚いてしまうかもしれませんー』
『えー、なんでだろ? うーん…やっぱり行って見たいかも』
断る理由なんてその時は思いつかなかった。
それに本音が心の奥で囁いていた。
『本当は、独りになるのが怖いんです』
けれどそうは言えなかった。
言ってしまえばそれが束縛となって、メルが家に帰る時に気にしてしまいはしないだろうかと。
本当はその"別れ"を恐れるからこそ、メルを招いてはいけなかったかもしれないのに。
フロウフロウはその可能性を漠然と考えていながらも、言い訳として言葉にするタイミングを見失ってしまっていた。
そしてメルに連れられ道を案内し、案の定その家の大きさとそこに何年も独り暮らしているという事実に驚かれ。
それからもう3ヶ月以上は経っただろうか、メルは今もここにいてフロウフロウと共に暮らしていた。
『ボクはどこに居たって大丈夫なお仕事してるから』
そう言って笑って、戸惑うフロウフロウを説得したのだった。
膝を抱えてくるくるとその場で回りながら、フロウフロウは思いを巡らせる。
メルはいつも笑っている。
朝出かける時も笑って出て行くし、帰ってきてからは仕事の話も笑いながら聞かせてくれる。
そんなメルを見るのがフロウフロウは大好きだったし、だからこそ彼女が仕事に出かけていく時少し寂しくてもその後があるからと思っていた。
そんな気持ちが、少しずつ変化と成長をしていったのはいつからだっただろう。
後何時間後にメルは帰ってくるだろう。
"早く帰ってきてほしい"、初めの内は、ただ期待としてそう願っていた。
しかしその願いは少しずつ形を変え…別の願いを重ねだした。
それは全く正反対の願い。
即ち"帰ってきてほしくない"と。
本心でないとは理解していたけれど、恐怖心からその願いが生まれて以来、彼女が独りでいる時にその願いが思い起こされないことは無かった。
「わたしは、どうしてしまったんでしょうか?」
その問いに答えるものは無い。
目を閉じて情報の海に身を投じ、自分の想いを見つめてみる日々が続く。
いつからかメルはフロウフロウの中で友達としてだけの枠を越えてしまっていたのだ。
初めはその感情の意味がわからなかった。けれどそれがどういうことであるか永い長い年月の間に知識として知ってしまっていた。
フロウフロウは幼い少女の姿をしていたが、その知識量は見た目から推測できる年齢に不相応であると言えるほど膨大なものになっている。
彼女は子供であり、大人だった。
いつからか芽生えたその感情、それを抱くとどうなるか。
初めはきっと違うと思っていた、だから知っていることを照らし合わせていった。
初めは大した願望も無かった、けれど少しずつそれは膨らんでいった。
初めの内は存在した相違も、今は多くが当てはまる。
フロウフロウは戸惑い、独りの時は自分を否定するようにさえなってしまっていた。
そうでもしなければ、メルに笑いかけられなかった。
どんなにその感情を抱いていても彼女には越えられない壁がある、それを理解しているから。
「たっだいまあー!」
「え…? あれ…」
情報の海から身を引き上げる間もなく、扉が開く。
「今日はお仕事速く終わったよー! …っと、フロウちゃんお休み中かぁ」
トーンの落ちた声に慌ててフロウフロウは目を覚ました。
「あ、えと…お帰りなさい、メルさん」
「あれ、ごめんね起こしちゃった?」
「平気ですー、早かったですねー」
フロウフロウは壁に掛けられた時計を見上げた。
夕方になるかならないか程度の時刻、そんな時間まで全く時の経過を意識していなかったフロウフロウの思考はまだ上手く働かなかった。
当然かもしれない、今まではメルへの想いを意識して考えを巡らせていても、適度に打ち切り彼女を迎える心構えをしていたのだから。
思考の最中に帰ってきてしまったメルに返事こそ普通に返せたが、
「あ…と」
直後、自分が考えていたことが急速に蘇り、羞恥心と罪悪感で胸の内が塗り潰された。
「フロウちゃん? どしたの、どっか具合悪い?」
「あ、い、いえなんでもないですっ」
「そ、そう…? ならいいんだけど。じゃあボクちょっと簡単にご飯の用意だけしてきちゃうね」
「はいー」
扉の向こうでぱたぱたと言う足音が聞こえなくなってから、フロウフロウはため息をついた。
「わたし、どうしたらいいのかわかりません…」
肉体を持たない自分の顔が紅潮することがあるのかどうか、彼女は知らない。
たださっきは肉体を持つ人間ならまず間違いなく"赤くなっている"場面だろう。
そうなってしまったら、不審に思われてしまうのは間違いない。
「でもやっぱり、わたし」
唯一つ、ギリギリまで認めていなかったことがあった。
けれどそれも、もうどうしようもない。
不意打ちだったとはいえ、あんなに動揺する理由なんて無いのだ。
「メルさんの事が、スキ、なんですね」
目の前で、自分の手を握って開く。
そこに自分は握った手の感触を感じられる。
けれどこの体は誰にも触れることが出来ず、誰からも触れられることが出来ない。
直接的には、メルと握手をすることすら出来ない。
どんなに相手のことを好きでも、それでは伝えたいものも伝えられない。
メルとは余りにも違う自分が、恨めしく思えた。
「……」
けれど唯一つ。
フロウフロウはメルに"触れる"方法を知っていた。
それは直接的なものではないけれど、メルの体に触れた事を感じることが出来る方法があるにはあるのだ。
「わたしは、このままでいいんです」
それを知りながら彼女はその方法を否定する。
どんなにその方法があったとしても、それは本当に触れるだけしかできない方法なのだから、と。
「ねえ、フロウちゃん。やっぱりどっか具合悪い?」
いつの間に部屋に戻ったのか、心配そうなメルの声がした。
「え…あ」
メルにフロウフロウの姿がどう映っているのかは解らない。
が、最後の想いへの壁を崩したばかりのフロウフロウには余り余裕が無かった。
「なんでも、ないですよ?」
「うーん…ならいい。明日もお仕事少ないみたいだから、今日は早めに寝るねー」
「明日も早く帰ってこられるんですか?」
「夏休みだからかなあ。お手紙書くより会いに行く人が多いから、お手紙の数は少ないんだって」
「そうなんですかぁ」
「うん、だから明日も今日みたいに早く仕事終わらせちゃうからね!」
「はい。待ってますー」
そうして眠りに着いたメルの横で、フロウフロウは小さくため息をついた。
明日になったらまた普通に戻らないといけないと言い聞かせる。
目の前で眠る少女は、自分と同じ性別。
年齢は見た目だけならメルのほうが少し上、お姉さんだろう。
実際の年齢…といえるかはわからないが、長く長く在り続けた存在としては自分の方が上。
そして彼女は人で、自分は人ではなく…投影されるだけの虚ろな存在、言うなれば機械だ。
そんな自分がメルを好きになったところで、どうしろというのだろうか。
好きになることに理由は要らなくても、それを伝えていいかどうかの判断は必要なんだとフロウフロウは自分を戒めた。
それでも、願望はすぐには消えない。
触れたいと思う、手を握ったり、抱き締めあったりしたいと思う。
隣で眠ったりもしてみたいし、じゃれあったりもしてみたい。
…そんな"友人"の範疇で許される行為だけではなく、それ以上の願いを抱いていることももう否定はしていない。
けど、そこまで。
可能か否かではなくて、してもいいか、いけないかということだけを考えて、フロウフロウは固く目を閉じた。
しかし自ら認めてしまったからだろうか。
可能性は甘く甘く、フロウフロウの思考に染み入ろうとしている。
「どうして、わたしは体が無いのに」
目まい、というものだろうか、意識が遠くなるような感覚を覚えてフロウフロウは揺らめいた。
彼女はこの部屋を隅から隅まで飛ぶことも出来ない。
それでも、すぐ後ろにある壁に手をあてることは出来た。
その壁の向こうに、ほんの少しだけ意識を集中する。
視線が自然と、足元の機械…投影機に落ちた。
そこにあるものが知覚できる。
それが触れているものの感触が、フロウフロウの手にも感じられる。
それはこの壁の向こうだけではなく、確かめたことは無いけれどもしかしたらこの家中にあるものかも知れず。
そんな遠くのものを動かそうとしなくても、自分を投影するこの機械にもそれがある事を知っていて。
家のどこかにある大きな機械。
時折それと"繋がらなければならない"自分。
だからそれは自分にとって体の一部…人で言う"血管"のようなものなのかもしれない、と思った。
だからこそ、それが触れたものが…自分にもわかるのだろうかと。
「う…ん」
「……!」
ベッドの中のメルがくぐもった声を上げる。
それはただの寝返りと、それに伴って漏れた吐息。
わかってはいるのに、フロウフロウは自分自身の考えを見られていたような気がして慌てて振り返った。
当然メルは安らかな眠りの中。
わかってはいたけれど、安堵のため息がこぼれる。
「手をつなぐ…ぜんぜんそんな風に見えないです」
"それ"を使って見た光景を想像して、フロウフロウはもう一度ため息をこぼした。
「やっぱり、わたしはこのままでいなきゃいけないんです…」
自らの想いに蓋を閉めるべく、意識する。
けれど…一度開いた重い蓋は、閉ざそうとするのに酷い力が必要であることを知る。
少しずつ少しずつでも閉じなければと思う間に、想いはどんどん溢れていってしまう。
そう理解できて、フロウフロウはそれを怖いと思った。
"ほんの少しだけなら"
眠っている間に、ほんの少し触れるだけなら。
気づかれないように、ただそっと。
……それくらいならば、許されないだろうか。
「……だめ、です」
想いはフロウフロウに問いかけてくる。
それを目を閉じ耳を塞いで聞くまいとする。
けれど心の内に囁かれる言葉は、そんなことで遮断されはしない。
うっすらと開いた視線の先。背を向けたメルの静かな寝息。
耳を閉ざしていた右手が離れ、その背に向けて伸ばされていく。
『明日も今日みたいに早く仕事終わらせちゃうからね!』
メルの笑った表情と、優しい言葉が脳裏に蘇る。
「……はい、待って、ます」
つ、と指が横に動いた。
「――だ」
ダメ、と思うより早く。
「……っ」
その指先に、温かく柔らかい"何か"の質感を感じ取り、フロウは息を飲んだ。
ぐるぐると回りそうな意識を必死にこらえ、慌てて手を引く。
指先に感じられた感触は直ぐに消えたが、その柔らかさと温もりの感覚は暫くフロウフロウの意識を侵した。
「…は、はあ…」
右手を左手で掴み胸に抱く。
胸が苦しく、呼吸がしづらかった。
人ではないくせに、どこまで人に似せられているのだろう。
そんな考えに意識を逸らし、平静を取り戻そうとする。
「うっく…」
目から零れるものはない。
こんなところは人に似せられていない。
いっそ"泣けたら"少しは楽になれるかもしれないのに。
「ごめんなさい…メルさん」
僅かでも触れてしまった、自分を抑えられなかったことをフロウフロウは責めた。
それでも、指に残る感覚は余りにも温かく。
それを忘れたくはないという感情も消すことはできず。
静かな夜の更け行く中、喜びと罪悪感が渦巻く心を抱えたまま、フロウフロウは無理矢理"眠り"についた…。
溢れた想いは、既に染み込み始めてしまっていた。
フロウフロウはそれを元に戻す術を知らず、戻そうと考えている内に溢れる方を忘れていた。
その日から、
フロウフロウはメルに"触れよう"とする自分を、完全には抑えられなくなった。
気づかれぬように、静かに。
ほんの少しだけ触れて…その温かさを抱いて眠り、
「じゃあ、行ってきまーす!」
「いってらっしゃい、メルさん」
朝、彼女を見送った後に自分を責める日々が続いた…。
「フロウちゃん?」
「え!? あ、はいー?」
メルの呼び声に、フロウフロウは我に返った。
「どーかした? なんかぼうっとしてたよ」
「え、そうでしたか」
夕食を終えたメルといつものおしゃべりに興じている、そう思っていたフロウフロウはメルの言葉に僅かな焦りを覚えた。
最近、ふとしたことで思考の殻に閉じこもってしまうことが増えている気がする。
「うーん」
メルはベッドの上で腕を組む。
何事もなかったかのように自分を見つめてくるフロウフロウに、小さくため息をついた。
「やっぱり、フロウちゃん最近おかしいよ」
「え……」
フロウフロウは戸惑った。
自分の感情、それがメルに知られることはあってはならない。
けれどそんな事を考える余り、フロウフロウの態度に変化が生まれていることはやはり誤魔化せないらしい。
その態度がメルを不快な気分にさせてしまっただろうかと、不安になる。
しかし、メルの口から出た言葉は、似ているようで全く正反対のものだった。
「フロウちゃん、ボクといるの、疲れる?」
「…………え?」
思いもかけないメルの言葉に、フロウフロウは目を丸くした。
「フロウちゃん、ずっとここで独りだったっていうし…ボクみたいなのが一緒にいたら、うるさいのかな…って」
「そんな…そんなことないです!」
「ふえ…っ?」
余りの大声にメルが驚いたことにも気づかず、フロウフロウは続けた。
「違うんです、わたしはメルさんと一緒で楽しいです! ただ…」
「え、あ…えっと…ただ?」
「え?」
急な事に我を忘れていたフロウフロウは、またそこで我に返った。
「あーと…えっとね、フロウちゃんがボクと一緒にいても疲れないって言ってくれたんだけど…なんだかフロウちゃん他にあるみたいだったから…」
「……」
思わぬ事態に本心が出かけたらしい。
しかしそれを…その感情を伝えるわけにはいかない。
「いえ…何でもないんです、ほんとうです」
「そっか…」
誤魔化しにも何にもなっていない。
けれどメルはそれ以上は聞いてこなかった。
フロウフロウは俯き、両手を胸の前で組んだ。
その姿はまるで神に許しを請う者の姿であったが、右手に蘇る温かな感触にフロウフロウは罪悪感で押し潰されそうになった。
「…あのね、フロウちゃん」
「はい」
「ボク、明日はお休みなんだ。夏休みはまだ先なんだけど」
「……はい」
「ボクは、一日中ゆっくりフロウちゃんと過ごしたい」
「……」
「いい、かな?」
「…………はい」
間は空いてしまったけれど、それでも心の底からこみ上げて来た喜びに微笑んで、フロウフロウは頷いた。
まだ少し不安の表情を残していたメルも、それを見て嬉しそうに笑った。
「じゃあ、ボク今日はもう寝るね。明日朝からフロウちゃんとおしゃべり出来るように!」
「はい、楽しみにしてますー」
いつもの調子に戻ったメルに、フロウフロウは安堵する。
このままの関係で在れれば良いと、その時は真にそう思えた。
「メルさんは、優しいです」
聞く者のない呟きを、フロウフロウは零した。
明かりの落とされた部屋の中、目を閉じてメルの安らかな寝息に耳を澄ます。
「甘えちゃ、いけないんです…」
触れたいといえば触れさせてくれるかもしれない。
それがどんな形であれ、メルは許してくれるかもしれない。
けれど、万が一嫌悪感を抱かれてしまったら?
「…わたし、がまんしますから…だから」
毎夜毎夜、その願望を抑えようとして止められない。
ほんの少し、眠るメルの背に触れること。
指先に触れた温もりを抱いて眠ること。
「……ほんの少しだけですから、これだけは許してください…」
抑えきれない自分を責める事は償いにもならない。
けれどその小さな衝動だけで、他の願望を抑えられるなら。
「ごめんなさい、メルさん」
そして今日も手を伸ばす。
否、はっきりと意識して触れようと手を伸ばすのはこれが初めてかもしれない。
その事実に心の中でため息をつきながら、フロウフロウはそこでいつもとの違いに気づいた。
「……」
いつもいつも触れる場所はメルの背、肩に近い所。
それはいつもメルが背を向けて横になっているからで、ほんの少し触れるだけならばその方が気づかれにくいだろうし、都合がよかった。
けれど、今日は違っていた。
「どう、しましょう?」
メルはフロウフロウのほうを向いて眠っていた。
すうすうと眠るメルの寝顔がぼんやりと見える。
見てはダメだと思う間もなくその寝顔に見入ってしまっていた。
「……」
指が動き、その先に何かが触れる感覚が伝えられる。
「あ……」
背や肩よりも柔らかく温かい、頬に触れた感覚が。
「う…ん」
「あっ…!」
メルが零した吐息に、慌てて手を引き戻そうとする。
しかし"それ"は、唐突に掴まれ動きを止められた。
「え…ど、どうしましょう…」
"それ"を通じてフロウフロウの手を掴んだのは当然メルの手。
目を覚ましたわけではない、眠ったままの行動だ。
しかしメルは何の夢を見ているのか、
「え…っ」
そのまま手を胸に抱くように運んでいってしまった。
「……」
温かい、とフロウフロウは思った。
掴んできたメルの手も、抱かれた先の胸も、温かく柔らかい。
突然のことに、フロウフロウは揺らぐ意識をうまく止められない。
「め、メルさ…」
しかしそのままでいるわけにはいかない。
目を覚ます前に、引き剥がさなければならない。
そう言い聞かせて意識をはっきりとさせ、フロウフロウは意を決して左手も伸ばした。
「ごめんなさい、ごめんなさいメルさん…!」
やはりこの願望すらも押し留めなければならない、もうこれで最後にしなければならない。
どうしてあの時、嘘でもいいから"疲れる"と答えなかったのだろう。
そうすればメルを傷つけてしまうけど、それ以上傷つけることはきっとなかった。
自分も抑えの利かない願望を持て余すこともない。
「ごめんなさい、わたし、全部がまんしますから…!」
そう呟きながら、左手に"繋がる"コードでメルに抱かれた右手を引き離そうとした時、
「………何を、我慢する…の?」
「……!」
ぼんやりとした声が、はっきりとフロウフロウの耳に届いた。
「メルさん…?」
「…ん…と。フロウちゃん…?」
胸に抱いた腕はそのまま、メルは顔だけを上げて薄目を開く。
「おはよ…?」
「おはようございます…じゃないです! まだ夜です、起きるには早いですよ…」
そのままもう一度眠ってくれたら良い。
そう願いながらフロウフロウは言った。
「…あ、まだ夜なんだ…けど、フロウちゃん、何を我慢するの…?」
言っている言葉を理解しているのだろうか。
メルはぼんやりとした表情のままそう言った。
「わたしは何もがまんしてません…大丈夫です、大丈夫ですから…」
「……うそだ。フロウちゃんなんだか凄く苦しそう」
「そんなこと…」
ない、と続けるよりも早く、
「……あれ?」
メルが自分が何かを掴んでいる事に気づいた。
「……!」
慌ててフロウフロウはそれを引っ込めようとする、が。
「……フロウちゃん?」
空いていたほうの手で、メルがそれを撫でた。
「…っ、メルさん…ごめんなさい、離して、ください…」
余りの温もりに、零れない筈の涙が零れそうになった。
懇願は、それが自分自身に繋がっている物だと言う事を教えてしまう結果になる。
それでも、そうでも言わなければメルはそれを離してくれそうにない気がした。
「……これは、フロウちゃんなの?」
「はい…」
しかしメルはそれを離そうとはせず、
フロウフロウを投影する機械から伸びたコードを、ぼんやりと見つめていた。
「…メルさん。余り見ないでください」
「どうして?」
「わたしは人じゃなくて、機械なんです」
「うん、それで?」
「わたしは、そんな形でしかメルさんに触れられない自分がいや…なんです」
「……」
ぐい、とコードが引っ張られた。
その感覚に、フロウフロウは目を丸くした。
「ボクは…」
少しずつはっきりとしてくる意識。
コードを胸に抱いたまま、メルはベッドの上で身を起こした。
「ちょっとびっくりしたけど、嬉しいよ?」
「え……」
「だって…これはフロウちゃんなんでしょ? ボクは今、フロウちゃんに触れてるんだよね?」
自分がよく知るコード…例えばコンセントのコードだとかそういったものとは違う、表現の仕方がわからない不思議な質感のそれ。
それ自体は決して温もりを備えているわけではないし、当然人の腕の形もしていない。
ただ、それでも。
「ボクは今、フロウちゃんと手を繋いでる。…そういうこと、だよね?」
「………え…っと」
その光景は、決してそうは見えない。
それでもメルがそういってくれたことが嬉しく、
「でも、わたしは、機械なんです…!」
急に溢れ出しそうになる想いに、フロウフロウは叫ぶ様に言い放った。
「フロウちゃん…?」
手を繋いでいるといってくれた。
その異様な光景も、嫌悪しないでくれた。
だからといって、それ以上が許されるわけではなくて。
だからその優しさに甘えるわけにはいかなくて。
「…フロウちゃん、ボク、わかんないよ」
悲しそうな声が聞こえた。
フロウフロウははっとして、顔を上げる。
すぐ前に戸惑った目をしたメルの顔があった。
「フロウちゃんは、ボクのこと嫌いなのかな」
「…きらいじゃ…な…」
言葉がうまく出てこなかった。
「ボクはね」
胸に抱いたままのコードを撫でて、メルは目を閉じた。
「フロウちゃん、最近ずっとなんかおかしいなって思ってて…ボクのせいかなってずっと思ってた」
フロウフロウは見えていないとわかっていながら、ふるふると首を振る。
「けどフロウちゃん優しいから、ボクに気を使ってくれてるのかなって」
「わたしは、やさしくなんてないです…」
「そんなことないよ。ボクはボクとおしゃべりしてくれるフロウちゃんを優しいと思うもん」
とくん、と胸が鳴った気がした。
「だからボクのことが嫌いじゃないなら、どうしてそんなに辛そうな顔をするのかな、って」
「つらそう、ですか…?」
「辛そうだよ。ボクはフロウちゃんの笑った顔を見てたい。どこか具合が悪いのなら神様にお願いする。何か悩み事があるのなら聞いてあげたい。だってボクは」
それ以上は聞いてはいけない気がした。
けど、硬直した体は耳を塞いでくれない。
元より塞いだところできっと聞こえてしまう。
自分の耳はいつだってヘッドホンで覆われている筈なのに、聞こえにくくなるものなんて殆どないのだから。
「ボクは、フロウちゃんのこと大好きなんだから」
違う。
自分の抱いているそれとは違う。
わかっているのに、フロウフロウの心に漣が立つ。
「わたし、は」
「うん、フロウちゃんは?」
抱えていたことを話してくれるように聞こえたのだろうか。
メルは閉じていた目を開いてフロウフロウを見つめてきた。
「わたしは、メルさんのことが…」
きっと、メルが抱いているそれとは違うけれど。
「…好き、なんですよ?」
もう、留めておくことはできそうになかった。
「うん…?」
微妙なニュアンスを汲み取ったのか、メルは小さく首を傾げた。
「わたしは…メルさんのことが好きなんです、けど、それはいけないことなんです」
もうここまできたら後戻りはできないのかもしれない、フロウフロウは決心を固めた。
訪れるだろう"別れ"も覚悟して。
「どうして、いけないことなの? だってボクだって」
「ちがうんです…メルさんの"好き"とわたしの"好き"は、ちがうんです」
「よくわかんないよ…」
「…たぶんその方がいいんです。…わたしはメルさんに嫌われたくないです」
「ボクはフロウちゃんのこと嫌ったりなんてしないよ?」
「……メルさん」
傷つけることを覚悟で。
それ以上を防ぐために。
フロウフロウは意を決してそれを口にした。
「この家から出てください」
「……」
メルは目を丸くすることもなく。
しかしコードを離すこともせず。
「……っ」
逆に、フロウフロウが眉をひそめるほどに握り締めた。
「いやだよ」
「め、メルさん?」
「フロウちゃん、何が違うのかわからないよ。それがわからないままで出て行ってなんてあげない」
「……」
「…フロウちゃんがボクのこと嫌いで、だから出て行けーって言うなら出てく」
「ち、ちがいます、そうじゃないんです」
「うん、フロウちゃんはボクのこと好きって言ってくれた。…けど違うって言う、何が違うのか教えてくれなきゃ嫌だよ」
フロウフロウは焦った。
引かれたくないから、傷つけたくないから、それだけは言えないと思っていたのに。
「ボクはフロウちゃんが好きだって言ってくれて嬉しい、どう違うのかわからないけど、嫌いになったりなんてしないもん」
はっきりとそう言われて、フロウフロウはほんの少し苛立ちを覚えた。
「……ほんとう、ですか?」
「うん」
メルはきっと素直すぎるのだ。
そして幼い。
そんな形の好きがあることなどきっと予想もしていない。
傷つけたくはなかったのに。
引き下がられないままで、フロウフロウは抑え続けることの限界を感じていた。
ほんの少し思い知らせてやればいい。
そうすれば…メルはきっと嫌がるだろう。
けれど、それだけでこの家からメルが出て行けば。
"少しだけなら、それ以上メルさんにひどいことしなくてすみます"
フロウフロウは両手をつい、と横に小さく振った。
「…ふえっ?」
急に体が倒れ、メルは目を丸くした。
「え? あれ?」
体を起こそうとするが、腕が広げた形で押さえ込まれていて動かない。
「…フロウちゃん?」
「こういうこと、です」
投影機とメルの眠るベッドはごく近くにあった。
それはフロウフロウがベッドの上にその姿を移すことができるほどの近距離。
倒れたメルの足元に両手を付いて、フロウフロウはメルを無表情で見つめた。
そこでメルは自分の両手首にフロウフロウのコードが巻きついているのだとようやく理解する。
「……どうですか? メルさん。わたしの"好き"の意味、わかりますか?」
「……よくわかんない、けど」
確かに自分が言った"好き"とは違うのかもしれない、漠然とそう思い始める。
「…わたしは設定で女の子で、肉体なんてない機械で…それでもメルさんを好きになってしまったんです」
「フロウちゃん…」
「……わかってくれましたか?」
こうしている間にも、願望は欲望と変化しつつある。
もっと触れたいと思う、触れられるのはコードだけだとしてもそれで感じたい感触がある。
「フロウちゃん、ボクは」
肉体がなければ決してできないことがある。
コードを使ったその行為は、余りにも非人道的な光景しか見せない気がする。
「フロウちゃんが言ってる"好き"が違うっていうのはわかったけど…だけど」
だからここでわかってくれればいい。
無理矢理押し倒したことを嫌悪してくれればいい。
「フロウちゃんがボクを好きでこういうことをするっていうんなら、嫌じゃないよ」
違う、それはその行為を知らないから。
メルは幼いから、予想すらできないだけで。
「…それが、フロウちゃんの"好き"、なんだよね。あのね、ボクは」
もうそれ以上優しくしてくれなくていいんです、と心の奥で強く思う。
「ボクは…子供だけど、そういう気持ちの事知らないわけじゃ、ないよ?」
知らないまま、優しさで受け入れてくれなくて、いいのに。
「フロウちゃんは…ボクに"コイシテル"ってことで、いいのかな…」
どうして自分は知識だけ、膨大に在ってしまうのだろう。
「なら、ボクは嬉しいよ」
子供同士が戯れに、とても無邪気に将来を誓い合うように。
そんな純粋なだけの好意なら、こんな後ろめたさもなかったのに。
「…メルさん、だめです」
「…どして? なにが?」
「そうです、わたしはメルさんに"恋して"しまっているんです」
「うん。びっくりしたけど、嬉しいよ?」
「メルさん、わたしは見た目はこんなに小さいですけど…知ってることはメルさんよりたくさんあるんです」
「ば、バカにされてるのかな」
「い、いえそうじゃないです。ただ…メルさんが知らないことを、したいと思ってるんです」
余りに漠然とした説明で、理解してもらえるとも思えなかった。
それでもはっきりと口にしたり行動したりする事は、さすがにまだできなかった。
「…うーん、難しいんだね。例えばどういうこと? ボクは何かしてあげられる?」
知らないからこそのその言葉に、フロウフロウは溜息を付いた。
「……メルさん、わたしはいやらしいニンゲンなんです」
人間ではないとわかっていたが、それ以外に言葉も見つからず仕方なくそう表現する。
「…例えばわたしがメルさんの服を脱がせてしまったりしたら、どうしますか?」
「え、ええ? …びっくりする、かな」
「恥ずかしいですか?」
「う、うん。そりゃちょっと…一緒にお風呂とか入ったりするのは別だけど」
「嫌ですよね。…そういういやらしいことをしてしまいたいと思っているんですよ」
精一杯だった。
適度な場所で想いと願望を留められる限界間近な境界線。
「…ええっと、よくわからないけど…恥ずかしいけど、嫌じゃない…よ」
それを、メルはたやすく突破してきてしまった。
「メルさん…っ」
「あわわ、怒らないでフロウちゃん。…ボクね、確かに色々知らないんだと思う」
言葉を捜すように視線を彷徨わせながらメルは考える。
「…けど、フロウちゃんがボクのことを好きだからしたい事があるなら…ボクはそれが嫌じゃない…そう思うかな」
そこまでいうのだから、
いっそ試してしまえばいい。
フロウフロウの中で、欲望が囁いた。
「ふえ…っ?」
メルは自分のパジャマの上で何かが動いたのを感じ、小さく身を震わせた。
「……メルさん。嫌になったら嫌だって言ってくださいね…わたし、がんばって止めますから」
「ふ、フロウちゃん……っ?」
メルの両手はコードに絡めとられたまま。
フロウフロウは表情を変えず、ただほんの少しだけ目を細めた。
「あ…」
パジャマの上で蠢く何かが、増えていっている気がした。
恐る恐る視線を向けると、そこに数本のコードを確認できた。
「え…ええ?」
「…今嫌だって言ってもいいです。メルさん、このコードはこの家中にあるんですよ」
「そ、そうなの?」
「はい。そんなにたくさん使わないですけど…これが触ってるものの感触は、わたしも感じられるんです」
「ふえ…。なんか凄いよ…?」
「か、感心してる場合じゃないですっ! メルさん嫌じゃないんですかっ!?」
「ん…っ…えっと…」
ボタンとボタンの隙間からコードが滑りこみ、メルの素肌を撫でた。
胸でもなくお腹でもなく、その間に降りてほんの少しだけ動くコードにメルは僅かに身をよじった。
「くすぐったい…かな」
「ですよね?」
「けど…その、やっぱり嫌じゃないよ」
「……」
「どうしてだろね…なんとなくだけど、これって"えっち"なことだよね」
「そうです……」
「…うん。でも、嫌じゃないんだ。くすぐったいし、恥ずかしいけど…」
「……」
フロウフロウは無言で、コードにボタンを弾かせパジャマの前を開く。
「わ、わわっ」
「……もう、知りません」
「フロウちゃん…」
「メルさん、ほんっとうに嫌になったらそう言ってくれないと嫌ですからね…!」
「……うん。わかったよ」
フロウフロウは全く引かないメルに小さく溜息をついた。
しかし、心のどこかでこの展開に喜んでいる自分がいるのも確かだった。
受け入れられたことが嬉しく、間接的とは言えども触れられることも嬉しかった。
成り行き上こんな行為にまで及ぶ事になったが、それすらも望んでいたことの一つなのだ。
しかし嬉しい反面、やはり不安は完全には消えない。迷いもまだ捨て切れてはいない。
それでも今は。
「でもわたしも」
「うん…?」
「嬉しい、です」
「…そっか、よかった」
その気持ちに、素直になりたかった。
フロウフロウはメルの両腕に絡んでいたコードを離した。
「…あ、あんまりじっと見られるのは恥ずかしいからね?」
前をボタンで留めるパジャマは既にその全てを外され、開かれている。
年相応に幼い体つきをしたメルの肌は白く、しかし羞恥心からかほんのりと赤い。
フロウフロウ自身を映しだす投影機の光が、横からやんわりとメルを照らし、その様子を浮かび上がらせていた。
「気をつけます…けど、少しだけはゆるしてください」
気持ちに気づいてからずっとずっと、触れたくても触れられなかった。
その感情を相手の羞恥に対する気遣いだけで押し殺せるほど、今のフロウフロウに余裕はなかった。
コードが蠢き、メルの背や腕、足や腹を撫ぜ回す。
「ん……っ、く、くすぐったい…」
身じろぎし、体を傾けて大き目の枕に縋り付く。
浮いて横に向いた背をコードが自由に撫ぜ回し、這い登って首や耳へと伸びた。
「ふぁ…っ?」
自分の口から思わず零れた高い声に、メルは慌てて口を押さえた。
「声、がまんしなくていいです」
「な、なんだか恥ずかしいよ…っ」
「でも、わたしは聞きたいですよ?」
「う…でも…っ」
足にかかっている部分の掛け布団をコードを使って除け、へたり込むようにメルの足の間に座り込んでいたフロウフロウは、指揮を執るように右手を振る。
「あっ?」
口を押さえていた右手首を絡め取り、マットに押し付ける。
「嫌、だったら離します…」
「……が、我慢しちゃうのは許してね…?」
少し横を向いたままで枕を掴み、目を閉じる。
そんなメルの様子を見ながら、フロウフロウは無い筈の心臓がどんどん早く鼓動を打っているような気がした。
意識を動かし、両手を揺らす。
それだけで自分に繋がるコード達は生物の様に蠢き、メルの体を撫で回した。
「は…はう…っ」
耳の中、首筋、肩や背を舐めるように撫で回されて、メルは体を硬くする。
ふつふつと鳥肌が立ち、ほんの少しの恐怖心が沸いてきた。
(なんだろう…これ…)
しかしその中に恐怖とはまったく別の感情も合って戸惑う。
フロウフロウの方を見ようとしたが、恥ずかしくてそれもできなかった。
「んにゃ…っ」
「メルさん、痛くないですか?」
申し訳程度に膨らんだ小さな胸。
その先端を同時にくすぐられ、メルは枕を強く掴んだ。
「痛く…無い、なんだか、変な感じはするけど…」
「そうですか…」
「くすぐったい…のともなんか、違うね…ん…っ」
触れられた所が熱くなっていく。
ただくすぐったいだけだった感覚が、耳や胸に触れられている内に少しずつ変化している。
「あ、あはは…」
その熱さが心地よく、メルはおかしくなって小さく笑った。
「メルさん?」
「うん…フロウちゃん。ボクなんだか凄く嬉しいんだ。これっていけないことなのかな」
「……」
「ボクだって全然えっちなこと知らないわけじゃないよ、でもそれをフロウちゃんにされるなら嬉しい」
物凄く恥ずかしい事を言っているなあと思いながら、メルは続ける。
「フロウちゃん」
「…はい?」
いつもフロウフロウを独りにして家を出るとき、心をよぎる心配と、
「ボクもフロウちゃんのこと、"好き"なんだと思う」
どこかで感じていた、"寂しさ"。
それは、自分の感情。相手を思いやるだけで留まっていなかった、正直な気持ち。
「…メル、さん」
「ボクは、こんなことしかしてあげられないけどね…」
メルは肩に触れていたコードを手に取り、そっと口付けた。
「…んっ」
肌とは違う柔らかさに、フロウフロウは眉をひそめた。
「メルさん…」
フロウフロウは胸に手を当て目を閉じると、微笑んだ。
「嬉しいです」
「うん、よかった…」
フロウフロウはコードを操り、胸とその先を弄ぶ。
「う…ぅん…」
身悶えながら、メルはそっと目を開いた。
薄暗い部屋の中でも、間近にある光景はぼんやりと見える。
自分の胸の上で蠢くコードの色はわからないが、陰になっているからか黒く見える。
その光景は異質ではあったけれど、恐怖心は既にどこかへ消えていた。
「ボクも、"いやらしい"人間、なのかな」
小さな呟きはフロウフロウにはよく聞こえなかった。
「はい? なんですか?」
「ううん、ボクもフロウちゃんとおんなじだなって」
「そうなんですか…?」
言いながらフロウフロウは手を止めない。
一際強く胸の先端を刷り上げた。
「ふぁ…っ」
ほんの少し浮いた体の下にコードを滑り込ませ、仰向かせる。
「ふぇっ?」
そしてパジャマの下をするすると静かに下ろさせて行った。
「わ、わわ…」
顔が真っ赤になっていくのがわかって、メルは身を起こした。
嫌ではなくても本能的に体が怯えているのだろう。
しかし少し後ずさったところで下腹部に甘い痺れが走り、枕の上で倒れこんでしまった。
「あ…な、何…っ?」
「気持ちいい、ですか?」
「わ、わかんない…うん…っ」
下着の上から普段は触らないような所に触れられているのがわかった。
時折強く押し込まれ、その度に体が震える。
「あ…や、な、なんか変な感じがする…!」
「怖いですか?」
「ううん…怖くは、無いよ…っ」
未知の感覚に対する不安はあったが、まだ恐怖心は無かった。
しかし、
「ふえ、なんか…冷たい?」
「汚れちゃいますね…脱がせちゃいますね?」
「え、ええっ?」
フロウフロウはメルの戸惑いをよそに今度は下着を脱がしにかかった。
「う、うわ…っ」
さしたる抵抗もできない内に、それはあっさりと取り払われてしまう。
フロウフロウの小さな溜息が聞こえた。
「ふ、フロウちゃん。あんまり見たら嫌だよ…」
「…大丈夫です、メルさんのここ、とてもきれいですから」
「そういうことじゃないよっ!?」
慌てて足を閉じようとしたが、いつのまにか足首にもコードが絡みつき逆に開かれてしまう。
「…痛かったら、言ってください」
「ん…にゃ…っ!」
フロウフロウはメルの秘裂をなぞる様に撫で上げた。
僅かに濡れた感触のするそこに、メルが目を丸くする。
「え、ボク…?」
「大丈夫です、これはおしっこじゃないですから」
「え、ええ? そうなの…?」
「はい、エッチな事をすると、こうなるんだそうです」
知識としては知っていたが当然目の当たりにするのは初めてで、フロウフロウも少しだけ驚いていた。
しかしその潤みはまだほんの僅かなもので、ともすればすぐに乾いてしまいそうだ。
その先を知っているフロウフロウは、これだけではきっと痛いのではないだろうかと思い至る。
そしてこれをもっと溢れさせるための術を、彼女は知っていた。
「あ…はうんっ…!」
その僅かな滑りをコードで掬い、まだほとんど顔を出していない芽に触れる。
ほんの少し触れただけなのに、メルの体は面白いように反応した。
「あっ…う…、なんか…変だよ…っ」
「痛くは無いですね?」
「うん…っ。や…はぁ…っ!」
優しく、傷つけないように。
時折二本のコードでほんの少し摘むように挟みながら撫で刷る。
「やあ…っ、頭が…熱いよ…っ」
「メルさん…」
絡めとられたままの両手でシーツを掴み、枕に埋めていた体を少し起こす。
「力入れちゃ、ダメです」
「だ、だってえ…っ、入っちゃうんだよ…っ」
「大丈夫ですから…」
フロウフロウは右手を上げる。
するとまたどこからかコードが伸び、解放されていたメルの胸を再び撫で上げた。
「ふあぁ…っ」
上と下、両側から責めてくる甘い感覚にメルの腰から力が抜けていく。
「もう、大丈夫…でしょうか」
「え…何、が?」
「力、抜いててください…」
「え…っ?」
開かれた足の間でへたり込むように座っていたフロウフロウが、少し前へ出てきた。
ぼんやりと光る彼女の姿は、メルの体を僅かに照らす。
フロウフロウはメルの張り出してきた芽に触れていたコードを、つ、と撫でた。
するとそのコードはそこから降り…蜜を溢れさせ、柔らかくなりつつあった秘裂へと潜り込んでいく。
「…ひぁ…っ!?」
「……っ」
指先にそれまでの柔らかさとは全く違う感触を覚え、フロウフロウは目を閉じた。
冷たく、しかし熱い。不思議な感覚に思考が回らない。
「い…痛…っ」
「あ…っ」
メルの言葉に、慌ててコードを引き戻しかけた。
しかし、
「で…もっ、大丈夫、だから…っ」
「え…」
「大丈夫…、ちょっと痛いけど…や…なんか、やっぱり変で…」
フロウフロウはメルの様子に、唇を噛んだ。
僅かな痛みを我慢し、好意と行為を受け入れてくれるメルが嬉しかった。
下手な躊躇は、余計な痛みしか生まないかもしれない。
「メルさん」
「う、うん…っ?」
「大好き、です」
言って、僅かにしか埋もれていなかったコードを押し進めた。
「あ、はぁ……んっっ!!」
メルが大きく身を仰け反らす。
フロウフロウはうっすらと瞳を開けながら、右の手を僅かに開きコードに意思を伝え続ける。
コードはフロウフロウの意思を受け、メルの中を刷り上げ始めた。
「あ…んっ、や、変だよ、頭の中が…なんか、真っ白…で!」
「何も考えなくていいんです、メルさん、気持ちいいですか…?」
「よ、よくわかんない…っ、けど…っ」
視線を落とすと、コードに僅かに血が絡み付いているのが見えた。
その光景に罪悪感が生まれたが、フロウフロウはもう自分を止められなかった。
手に乗る甘い感覚、それをもっと味わいたかった。
身を捩るメルの甘い声を、もっと聞きたいと思っていた。
コードが蠢くたび、卑猥な水音が響く。
それがとてもいやらしいことのような気がして、メルは首を振った。
「や…あっ、ボク…っ…なんだか…っ!」
「メルさんも、わたしといっしょですね」
「う…フロウちゃんと…いっしょ?」
「はい、今のメルさん、なんだかとってもいやらしいです」
「うう…でも、フロウちゃんもそうなんだ…よね?」
「…はい、わたしはいやらしい子です。メルさんにもっとこういうことしたいと思ってるんです」
「なら…いい…や…っ……あぅん…っ!」
くちゃくちゃと音が聞こえる。
コードは中で上に下に動き、メルを責め上げていく。
「ふ、フロウちゃん…なんか、ちょっと、怖い…!」
「何が、ですか?」
背中が痺れたようになってきていた。
痒いようなくすぐったいようなもどかしさが、背中を駆け上ってくる。
それから逃れようと背が浮き、しかしそれは消えてくれない。
「や…なんか…上ってくる…よっ…!」
「メルさん」
しかしフロウフロウは容赦なく、休んでいたコードを蠢かせ…芽を撫でた。
「ふぁあ…っ!」
「気持ちいい、でしょう?」
中でコードが一層強く押し入ってきた。
びくんと仰け反った体が痙攣し、一瞬動きが止まる。
「ぁ…うん…っ!」
そして唐突に、それが"気持ち良い"のだと理解できた。
「気持ちいい…よぉっ」
「…良かった、です」
フロウフロウは目を閉じ、
「――ふ…ああああっ…!」
メルがその中で最も感じているらしき部分を突き上げた。
メルの意識が弾け、視界が白に満たされていく。
「ん…っ」
なんだかお腹の中が妙にじんじんとしていた。
それが中が狭まりフロウフロウのコードを締め付けているからだなどと、想像することもできない。
――人間だったら、良かったです。
小さな呟きが聞こえた気がした。
それを理解する間もなく、メルの意識は闇に閉ざされた。
「……」
気を失ってしまったメルを見やりながら、フロウフロウは手を胸に抱いていた。
「メルさん…」
罪悪感はあった。けれどメルは自分も好きだと思うといってくれたのだ。
それを思い出すと、頬が緩む。
「わたし…」
想いは伝えられた。
願いも叶い、欲望も受け入れられた。
それ以上を願ってどうするのだろうと思いつつも、生まれた願いはすぐには消えない。
「わたし、人間になりたいです…」
それは余りに遠い願い。
けれどもし、という予想と期待。
淡い期待ではあったけれど、いつかは聞けたらという想いを胸に、フロウフロウは眠るメルに微笑み、目を閉じた。
初めはよくわからなくても、わかることから伝えていけたらいい。
自分の心に嘘をつくこと、むりやり押さえ込んでしまうこと。
それは時々必要なことかもしれないけれど。
でももう、そんな苦しいことをしなくていいから。
聞きたいと思うし、伝えたいから。
『ボクもキミの事、大好きだよ』
メルの小さな小さな寝言は、眠るフロウフロウの夢の中で溶けた。
その次の日、日は高く上る頃。
寝坊したと焦ったメルは休みであることを思い出し、
「……フロウちゃん、おはようっ!」
「ふぇ…? あ、メルさん、おはようございますー」
その日も二人は笑って挨拶を交わす。
一番明るい太陽の光にも負けない程の、今まで以上の明るい笑顔で。
終わりました、こんな長い代物を読んでくださった方、ありがとうございます。
続きというか続編というか、そういうものが一応ネタとしては考えてあったりしはしますが、いつか機会があったらばということで。
にしてもやっぱしエロ分がいまいち高くなりきらない…。
文章の纏め方も共に、やっぱしまだまだ精進が足りませんねえ。
いやいや、朝からいいものを読ませていただきました
全裸で寝ていた甲斐があったというもの
乙でした。
やべえ、フロウフロウ萌えるよ萌えまくるよ。
おつかれさまですー。
ヤバイよフロウフロウ、マジ萌えるよ。
出来れば続きも読んでみたいとか言ってみたり。
>141-143
うわあ、読んで頂きありがとうございます。
少しでも楽しんでいただけたならこれ幸い。
続きも出来たらば投下させていただくかもしれません、その時はまたよろしくお願いいたします。
…しかしまたこれくらい長くなったらば、いい加減二回に分けさせていただくかもしれません(汗)
いや自分は長くても平気ですよ!
寧ろ分けられたら続きが気になってどうしようもなくなるし
今の1回1回の投稿の長さも丁度いいんで
このままでおk!
GGGGJ!!!
フロウフロウもメルもたまらなく萌えでした!
続きも期待してます!
可愛いですね、フロウフロウ♪
ゆっくりとした雰囲気もまたいいです。
続きも期待します♪
>>140 超GJ!!!!!!!!
ハァハァした。メルが健気で可愛すぎる。
しかしラストはちょっと切ない…(´Д⊂)
ちょ、ちょっと見ることが出来てなかった間にこんなに感想いただけてたなんて…!
>>145-148 お読みいただき&ご感想ありがとうございーますー。
いやいやこんなマイナー通り越してる無茶作品には勿体無いお言葉ばかりで…。
続きも書いておりますんで、もう暫くお待ちを…ラストの切なさも少しは緩和されるかもしれません、されないかもしれません(ぉ
オフィシャル前提とかすっ飛ばしていくかと思いますが、完成の際にはまた注意書きもつける予定なので、よろしくお願いいたしますー。
さて、カーニバルのポスターが皆さんのゲーセンにも出回ったでしょう。
自分的には猫ハァハァ
カーニバルなら
新リエちゃんハァハァ
とりあえずユキ復活おめでとう
そこで流れをぶった切って投下
したいんだけど、今空いてる?
ウホッ
いい流れぶった切り
嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
じゃあ、零時から投下するとですノシ
では改めて。
カプはジャクロキで、去年書いてたのの続きor2=3 イマサラカヨ
続き物で微SM、微鬼畜なので、苦手な方はトリで弾いてやって下さい。
ベッドの支柱に手足を固定されることは何度かあった。腕であったり脚であったり、
勿論その理由は、セックスのため。何度も何度も逃げようとしたことはあったが、
結局私はあの獣の言いなりになるしか道も無く、最近では諦めを胸に抱きながら奴に付き合ってきた。
身体を重ねる時以外はあの獣の顔を見せることも無かったし普段の生活では
――思えば奴は、何時の間に当たり前のような顔で私の家に居るんだろう――
むしろ、大人しい部類だった。聞き分けの無い子供然とすることは、多々あったが。
ぼんやりとそんな事を考えながら、私は自分の首に掛けられた武骨な首輪を眺める。
垂れ下がる鎖を視線で追えば、ベッドの支柱に繋がっていた。ぐるぐる巻きに複雑に絡み、
おまけに南京錠まで掛かっている。木製の古いベッドは私の力で動かせるものではなく、
つまり、私の自由がかなり制限されているのが現状と言うわけだ。
「……これは一体、何の真似だ」
ベッドから身体を起こし、私はじろりとダイニングテーブルを見遣る。
ダイニングも何も私の住居である小屋には部屋など一つしかないのだが、それはこの際問題ではない。
テーブルに座って、床に届かない脚をぶらぶらさせながら私を眺めている、この子供が何よりも問題だ。
私の言葉に無邪気ッぽく表情を緩めて、子供――ジャックは、笑って見せる。
「やっぱロキってば首輪似合うなー? 格好が飾りッけ無いからな、一番ハードなの選んだんだぜっ」
「……お前の方がこういったものは良く似合うんじゃないのか」
「いやいやいや。やっぱちょっとしたギャップがあった方が良いかなーっと。
しかしロキ、よく寝てたなー……鎖じゃらじゃらさせても首輪つけても、ぐっすりだったじゃん」
それは寝ていたのではなく気絶していたからだ、などと訂正を入れても無駄だろう。
私はぼろぼろになった衣服を見下ろす。情事の名残は白く固まって薄い胸にべったりとくっ付いていたし、
腕には指の痕が残っている。つまりは、そう言う事だった。
くすくす笑いながらジャックは、脚をぶらぶらと揺らし続ける。その様子を尻目に、
私は鎖を引っ張った。思ったよりも短くはないが、希望したほど長くも無い。精々届いても
テーブルまでだ。中々に、困った事態かもしれない――さし当たってしたいことが出来ないのは、
ストレスだ。勿論それはジャックを殴るとかどうでもいいことではない。
着替えと、湯浴み。
汗と精液でベタ付く身体を早く洗ってしまいたいし、遅いとは思うが、色々と掻き出したい。
それから清潔な衣服に着替えて、シーツの洗濯も――だがそれのどれも、何一つ、
この状態では達成されない。
私は引き裂かれたスカートから伸びる脚を取り敢えず隠して、ジャックを睨む。
「鍵を寄越せ、ジャック。このままでは動きがままならん」
「そうさせない為に繋いでんだけど?」
「鍵を寄越せ」
「いーやーだ」
しゃらん、とジャックの手の中で金属の擦れ合う音がする。鳴ったのは鍵だった。
スペアと連なったそれを、奴はぽいっと部屋の隅に放り投げる。勿論、ベッドとは正反対の方向に。
「だってロキ、起きると風呂場直行だろ。たまにはピロートークぐらいしたいんだってば」
「ぴろーとーく?」
「ナニをヤッた後での感想大会☆」
『☆』とか言うな、気持悪い。
私は溜息を吐いて、汚れたシーツに身を包む。気持悪いが、肌を晒しているよりはマシだった。
「話すことなどないし、そもそも私が終わりまで意識を保っていたことなど何度も無いだろう。
お前が加減を知らん所為だがな。つまりは、自業自得と言うことだ」
「つれねぇの。ロキがいい歳して慣れてねーのが悪いー」
「阿呆が」
「結構観察してんだけど、ロキって一人でオナったりもしねーんだよなー。
まあ、そういう性格のお陰で俺が処女食えたわけなんだけど、でもやっぱもっと淫乱にしときたいし」
「なッ」
「俺ナシじゃ一日ももたないぐらい、滅茶苦茶にしちまいてぇ」
にぱ、と笑った顔は、無邪気な子供。だがそれに騙されるほど私もこいつとの付き合いが
浅くは無い――眼に宿る嫌な光や、尖った犬歯を舐める癖。
それは、奴が馬鹿なことを考えている時の特徴だ。そして性質の悪いことに、
冗談でもなんでもない本音を言っている様子でも――ある。
シーツの中に隠した手のひらが、じっとりと汗ばむ。滅茶苦茶の意味が判らない所為なのか、
判っているからなのか。とにかくこの首輪をどうにかしなければ危ないと言うのは、
はっきりしているようだけれど。
重い鎖、冷たい金属がひやりと肌を撫でる感触が、心臓に悪い。
「んで取り敢えず、昨日の感想から教えてよ。腰振ってたんだからかなり善がってたんだろ?
俺もかなり出したし……久し振りに打ち止めだーって思ったなー。
やっぱ媚薬とか使うとそういうもんなのか? 魔女って大概の薬にゃ抵抗ありそーなイメージだけど」
「あんなもの、魔女の範疇ではない。お前の世界のものは特に、耐性がない……」
ジャックがどこからやって来たのかは判らないが、私が住んでいるこの森、
メルヘン王国とは別の『地』ではあるらしい。科学が発達した場所、科学と魔法は、
相反する。互いに弱く、互いが強い。だからそういった世界の薬を使われれば、
私の場合は想定以上に効いてしまう。
本当の事を言えば、昨日の情事のことは殆ど憶えていなかった。珍しく静かに眠ったと
思ったところで口付けと共に薬を飲まされて、あとは何が何だか判らなくなって。
だけど一つはっきりしたのは、一刻も早く身体を洗わなければならないこと――
掻き出さなければならない、と言うことだ。遅いかもしれないが、気分として落ちつかなすぎる。
いつものように掃除がてらの後戯で舐められているらしく、汚れてはいないが……
少し力を込めれば出てきそうな、気持ちの悪い感覚があった。
「なあロキ、どうよ」
「……」
「感じてた? 善がってた? 気持ち良かった?」
「……煩い、喧しい、黙れ。早く鍵を渡せ」
「やーだね。教えてくれるまでは」
「憶えてない」
「ふーん、じゃあ何言ったかも?」
挑発するように眼を細めるその様子が気に入らない。私はむっと顔を顰めるが、
ジャックはただ笑うばかりだった。テーブルから飛び降り、私を覗き込むようにベッドを見下ろす。
身長は私の方が高いが、こういう状況では見上げるしかなかった。意味の無い劣等感が、
首輪の裏に溜まってじりじりと気持悪い。
「……知らん」
「こう言ったんだよ」
ジャックは私の耳元に、顔を寄せた。
「『お腹の中いっぱいに出して』ってな」
とろりと、足の奥から名残の精液が零れた。
「ッ……嘘を言え、この私がそんなことを、お前のように子供にッ!」
「子供相手じゃなかったら言うのかよ? でも本当だぜー、ロキってばすっげぇねだったの。
俺が命令すれば、なんでもした。すっげぇ淫語も喜んで言ったし、脚おっ広げて誘ったりもさ」
「嘘だ!」
「あれだけヤッて憶えてないって、そりゃねーよなぁ。俺の腰に脚絡めて、全然離してくんねーの。
笑いながらキスねだって、中出しされると潮吹いて、夢中になってフェラしてさ……
まだここ、ぐちゃぐちゃだろ?」
「んぁッ」
ぐいっと肩を押され、私は汚れたベッドに倒れる。無理矢理開かれた脚の間に入ってきた指先が、
零れ出した精液で濡れた淫部に触れた。ぞくりと背筋を波が駆け、思わず肩を竦める。
シーツに包まったのが失敗だった、腕が出ない。もがくほどに絡み付いて、私は口唇を噛み締める。
くっくッと笑いを漏らして、ジャックは笑った。
「ぬるぬる。もしかしてまだ薬残ってんの? それじゃあピロートークは出来ないよな、
まだ真っ最中ってことになるんだからさ。クリとかビンビンになってる。ロキ、ほら、ねだれよ」
「そんな、ちが……昨日の残りだ、そんなのッ。良いから掻き出させろ、気持ちが悪いッ!」
「気持悪いー? あんだけ飲み込んでた癖に、よく言うな」
「ッぐ」
ぐい、と首輪の鎖を引っ張られ、私は顔を顰める。喉を圧迫されて息が詰まったその隙に、
口付けを仕掛けられた。入ってくるのは長い舌、べろりと口腔を一周されて、喉まで降りて行く。
反射的に込み上げて来る嘔吐感に顔を顰めた。そして、込み上げられる中に、精のニオイを感じてしまう。
緩く舌を食まれ、根元を擽られる。奴の器用なところは、一つの事に集中しながらも、
他へと気を遣れることだ。殺し屋と言うその職業によるものなのかもしれないが、
私にはその器用さが拷問になる。口付けだけでも身体が震えると言うのに、淫部までいじられては――
「ん、ッあ……」
とろりとろり、名残が零れ出す。クリトリスを重点的に弄られ、眼が潤んでいくのを感じた。
指で押し広げられたそこに爪を立てられる。ぬめりを遊ぶように引っ掻かれ、突き刺され、抓られる。
一番快楽に敏感な場所を刺激されれば、愛液が零れてくるのは必至だった。
肌を伝ってとろりと落ちて行くそれが、気持悪い。じっとりとシーツに染みを作る
その感触さえも判る。もがかせた手は、それでも自由にならない。
唾液の糸を引きながら離れた口唇、赤い舌でべろりと口唇を舐めて、ジャックは笑う。
獣の顔で。
「んじゃ、雌犬プレイでも始めよッか」
ジャックの言葉に一瞬だけ愕然とした私は、その隙を突かれて身体を引っ繰り返された。
その際に身体を包んでいたシーツが取り去られ、ぼろぼろの衣服を纏った肌を露にされる。
中途半端に布地が絡み付いているのは逆に妙な羞恥心を煽って、私は自由になった手で
破けたスカートを必死に押さえた。思えば無意味な行動だが、
それでも殆ど反射的なものだったのだから仕方が無い。
クスリ、小さく笑う気配を背中に感じれば、腰を掴まれた。高く上げる形は、犬を思わせる。
「ッ……ジャック、やめッ」
「あーあーあー。歯型残ってるなー?」
「んッ!?」
するりと尻を撫でられる感覚に妙な痛みが混じっていた。言葉から察するに、
ジャックが昨日噛んだ痕なのだろう。どちらが犬なのか判らないが、
そんな事を考えている場合でもない。割り広げられた臀部、その箇所に舌が触れた。
窄まったそれを、広げるように、丁寧に舐められる。
「ッや……そんな、汚いとこ、舐めッ……」
「汚くはないだろ、昨日もしっかり舐めてやったしさ。
お前結構コッチ好きそうだったぞ、指ちょっと入れただけでびくびくしてんの。こんな風に――」
「ッひああ!?」
「両方突っ込んで摘まむとさ、そう、良い声出して……」
はぁっと零れた吐息が妙な熱を持っているのに、手が逃げ場を探した。
シーツを引っ掻くだけの無意味は奴の視覚を刺激する。逃げる獲物は追いかけずに
居られない。獣の性に強く語り掛けるのだ。判っていたはずなのに、それでも、
反射に制限は掛けられなかった。冷や汗が背中を流れる感覚を遮るように、
舌がべろりと肌を撫でる。
気持悪い。
ぐちぐちと後ろから入り込んで行く指は、締め付けられてすんなりとは
入っていかないようだった。本来の機能とはまったく逆の事をしているのだから当たり前だが、
そのはずなのに、
「ッぁ、ひっ……」
「出す時が気持ち良いんだよな? はは、ん、良い締め。こっちにもぶち込みてぇなー」
「や、やめろ、このッ!」
「でも俺、デザートは後に残して置きたいオコサマだからさ。
こっちがガバガバのユルユルになって、俺が我慢できなくなるまで……で我慢してくれよな、ろーき」
じゅるっと音を立てて舐められれば、身体からずるりと力が抜ける。
膝は体重を支えることを今にも放棄しそうに、がくがくと震えている。
大腿にも肩にも腕にも、いつの間にか大量の鬱血痕が付けられていた。
昨日――とやらの、ものなのだろう。本当に、何をされたのだか。
鎖をぐっと引かれ、喉が絞まる。冷たい金属が肌に当たって痛んだ。
ぐいぐいと引かれて身体の向きを変えられ、奴を見上げる形にされる。
ベッドに立って、奴は、無邪気っぽく微笑んでいた。その表情は子供の物なのに
――厳つい靴が私の手を踏む。固定したままに鎖が引かれ、首輪が呼吸を遮った。
「あー、うん。この顔良いな。首締められてイく変態っているんだけど、
こういう苦しそうな顔って、かなり官能的だと思わねぇ?」
「ッあ……ぐ、うッ」
「唾液垂らして頬を紅潮させて、口いっぱいに開けてさあ――ほら、食えよッ!」
「んっんっぐ、う!?」
空気を求めて開いていた口に突然性器を突っ込まれ、閉ざされた喉に呑んだ空気が押しかけた。
苦い味がべったりとこびり付く、逃げようと首を振っても、場の上下関係から逃げられるはずも無い。
下唇に押し付けられる睾丸の感触が気持悪い、喉を突く先端が苦い。
僅かに緩められた首輪が呼吸をゆるしても、まだ求める酸素には足りなすぎる。
ジャックは私の頬を掴んで、固定した。
「ロキは俺のイヌなの、雌犬なの。だから俺にご奉仕しないとエサが貰えないし、
ご褒美も出ないんだよ。オーケィ? テンフォア? 理解できたら、さっさとしろって」
「い、やッ……だ、ふぁッ」
「拒否権なんかないって。お前は俺に傅いて、脚広げてればそれで良いんだからさ」
鎖が引かれ、ぎりぎりと首が締め上げられる。首で骨がぎしぎしと軋む音がした。
踏みつけられた手の甲が割れそうに痛い。喉が苦しい、痛い、――怖い。
私は涙を零す。
ジャックは、鎖を緩めた。
「ご奉仕させて下さい、ご主人様。言ってみな?」
「奉仕、させ……」
「ちゃんと」
「……ご奉仕させて下さい、ご主人様」
ジャックは笑って、自分の尖った犬歯を舐める。
私は。
涙を零したまま、奴の性器に舌を寄せた。
今日はここまで。
続きは出来次第投下します。例によってあんまエロくなんなかたーよ
リアルタイムでキター!
続き楽しみにしてます。
うぉっ、寝る前に覗いて見れば神のようなSSが…!
早く続きが読みたい!!
171 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 10:55:07 ID:OMiCMpHR
神
読んだらハマってしまうとわかっていて読んでしまう。
ジャクロキの方、あんたは麻薬を精製しているグッジョブ。
G
J
よーし、パパ調子に乗って後編投下しちゃうぞー
例によって微鬼畜微SMだ。今回はオナヌーもあるぞ。
失禁ネタ入れたかったけど、止めといた。心残りです、サンタマリア。
学習能力、慣れた行動は身体が覚えてしまう。私はいつのまにこんな
淫らな行為に慣れてしまったのだろう、思いながら、ちろちろと舌を出して奉仕をする。
何故だか涙は止まらなくて、抵抗する気力も湧きあがってこない。止まってしまったように、
止まっていた。諦めるように、諦めていた。何度も受け入れたそれは苦味を零しながら疼いている、
煽るように治めるように私は舌を這わせた。張り出した部分を咥えて飴玉のように舐めることも、
舌に引っかかる裏側の筋を探して愛撫することも、唾液で濡らした手で擦り上げることも――
すべて、奴に教え込まれた。
「っん……ふ、っあっむぅ」
「そうそう、じょーず……ロキ、すげぇ上手」
くすくすと笑いを漏らしながら、ジャックの片手は鎖をしゃらしゃらと鳴らしている。
それはいつでも私の首を締め上げることが出来ると言う威嚇であり、同時に、
今はまだ緩められているという安堵を促すものでもある。全てが支配されている状態は
屈辱的であるはずなのに、私は――
「んっあ、ちゅっちゅぷ、……んっんぅ」
「……ぁ、あ」
「ちゅ、っんあぅ……ふうっんちゅ……」
「は、ロキ、どんな味? 俺の舐めてて、どんな味がする?」
「んっあぁ」
髪を鷲掴みにされて顔が奴の性器から遠ざけられる。鼻先には饐えたニオイで
とろとろと先走りを零す、それ。その先端に舌を伸ばしながら、私は無意識に首を寄せる。
だけどそれは鎖が鳴らされることで遮られ、ぼんやりとした視線を、奴に向けることになる。
潤んだ視界に、獣の色が入った。
赤い、獣の赤い眼。
いつか何気なく言葉を零された気がする。その色は本当に血の色なのだと、
眼球を通るそれが透けている赤なのだと。奴の血の色をしているから、こんなにも暗く、
そして――美しいのだろう。
それは儚いものではなく、ぎらぎらと、破滅的な色で。
だから私は悪くない。
「甘くて、おいしぃです……ご主人、さま」
私の緑じゃ、この赤に、焼き尽くされる。
「は……上出来」
押し付けられたそれを素直に喉の奥まで導く。少し息苦しさはあったけれど、それでも、
苦痛ではなかった。それを口に含んでいることがどうしてだか快感で、快楽だった。
白い脚に伝って行くぬめりはもう名残ではなく、私が零している愛液。ただ咥えているだけ、
愛撫しているだけなのに、どうして。
口を大きく開けて性器を出し、ちろちろと見せ付けるように舐める。横も、裏も、先端も、
満遍なく舌を突き出して――或いは広げて、或いは尖らせて、刺激を。とろりとろりと零れ出す
先走りは、性を混じらせてか色を持つ。一層に、甘さが――喉を刺激する。引っ掛かる独特の、
青臭い、それが、甘い。
甘いから、もっと。
「もっと……ごしゅじん、さま」
ぱたりと、シーツに愛液が零れ落ちた。
「なんだ、また薬ぶり返した? 結構きっついもんな、アレ……あーあー、こっちびっしょびしょ。ロキ、ほら」
「あ、あッ、んぁあ」
「真っ赤になってる。自分で見てみろよ」
鎖が引かれて私の顔はジャックから離れる。言われた通りに見下ろせば、
陰毛の無い私の性器はぱっくりと開いて、内部の赤を露出させていた。
硬く尖ったクリトリスは肥大化し、刺激を求めるようにぬめる愛液を零している。
その下も、だらしなくぱっくり開いて――奥。
こくん、と私は唾を飲む。
この奥に、ジャックが、いつも――
「あ、いい事考えた。ロキ、自慰して」
「……ぇ?」
「自慰。オナニー。マスターベーション。自分の手や道具を使って、性器を刺激すること。
ほら、そんなにぴくぴくしてんだからさ……ほっといたら可哀想だろ?」
「っあ、ん!」
つうっとジャックの指が、愛液の垂れた大腿を撫でる。そんな遠い刺激にすら、
触れられることを待ち侘びた箇所は疼いていた。痛いぐらいの、疼き。
身体の奥に何かが足りない欠落感を埋めたいような欲求。ぼんやりとした思考、
私は口唇の端から唾液を垂らして――そこに、落とした。
「ロキ、やれよ」
命令に許されて、私は私に触れる。
自身のそこに触れることなど、私には無かった。もともとそう言った欲求とは縁遠い
生活をしていたし、懸想する相手もいなかった。そもそも、種族柄と言うのもあるだろう。
血を守ること、子孫を残すこと、それを第一に――だから、どうしたらいいのか、判らない。
腫れ上がった部分に爪先を掠めると、足が引き攣った。
とろとろと一気に零れ出して来る愛液が、私の指を濡らす。頭の奥が痺れる感覚に、
私は傾いだ身体を倒した。脚を広げたまま仰向けになり、ジャックに見せ付ける形になる。
片手は自然に乳首を転がし、もう片手は、撫でるようにクリトリスを刺激する。幼くて拙くて、
他人に任せるとのはまったく違うじれったさと、微かに同居する期待感があった。
「爪で擦ってみて、皮があるからさ。それが剥けたら、もうそっち弄るなよ。
下の方に穴があるから、そっちに指突っ込め。一気に行けよ、四本ぐらいなら行けるからさ」
言われるままに私は爪を立てる。尽きない愛液が微かに飛び散り、包皮が捲れる感覚があった。
もう少しいじれば絶頂感に辿りつけそうなのに、その未練を残して、命令に従う。指をそろえて、
先端を潜らせ――私は一気に、そこを貫いた。
「あ、あんッ……あ――――い、いやぁあああッ!」
限界まで押し広げられたそこは、粘膜が突っ張っていた。だけど一旦潜ってしまえば
中は柔らかく指を迎える、初めて自分の中を知る。くるりと小さく指を動かすと、
襞の感覚がそれを受け止めた。ほんの少し、体温よりも冷たい。ぐいぐいと奥に突っ込むと
壁にあたる――私は、そこを、引っ掻いた。
開いたような感覚があった気がする。
だけどそれは、絶頂感で、朧だった。
「……すっげ」
ぽそりと、ジャックが言葉を零す。
「ホントに突っ込んで、挙句潮噴きかよ。ほんっとに淫乱だなお前……
このままオナニーが癖になったら、もっとここがユルくなっちまうじゃんか」
「ッふ、ああ……んぁ」
手首が掴まれて、無理矢理内側から指が引き抜かれる。それすらも刺激になって、
私は思わず甘く声を漏らした。今までに零したことがないほど力無く甘ったるいそれに、
内心驚く。べたべたの指はシーツに放り出され、そして――ジャックに、ねじ上げられる。
痛みが一気に私のまどろみを消し去った。
「ロキ。これからは俺が許さない限り、オナニー禁止。絶対だからな?」
「ん、あ……ぜった、ぃ……」
「復唱は?」
私はぼんやりと赤を見上げながら、すらすらと言葉を吐く。
「ご主人様の命令以外で、オナニー、しません」
奴は満足そうに笑って、私の頭を撫でた。
「いい子だなーロキ。んじゃ、そろそろ、しよっか……」
くるりと身体が反転させられて、腰を高く上げる形に戻される。
私はそれをぼんやりと受け入れながら、解けて散らばっている自分の髪に指を絡めた。
銀色は波のように揺れ、私の肌に零れかかる。乱されるのは嫌だ、思いながら、
押し当てられる熱に期待する。口元が緩んで、知らず、微笑んでいた。
ジャックは私の髪を丁寧に払い、頬に触れて耳朶に囁く。
「じゃあ、言ってみな、ロキ」
「んん、ぅ……?」
「『ご主人様の雌犬に、たっぷり精液のミルクを注いで下さい』ってさ」
頬に可愛らしいキスが下りる。
なんだかそれがくすぐったくて嬉しくて、何より早く欲しくて。
私は、笑って、言った。
「ごしゅじんさまのいんらんなめすいぬに、たっぷりおちんちんのみるく、いれてください」
それは一気に、奥まで届き。
そして引き抜かれ。
奥へ。
抜いて。
「あ、あ――――ご、しゅじ、さまぁぁあッ! あ、あっん、は、はげし、いぃい!」
「ッく、は、あ……ロキ、すっげ、熱ぃッ! ロキ、ロキッ!」
「あ、ああ、いい、すご、あっんあ、はああ! い、いく、出る、なにかくるっきますぅ!
ご、しゅじ……ジャック、じゃっくぅう!」
「あ、あー、もっとッもっと、鳴け……あ、あ! う、くは、あ、出す!
中に、ぶちこんでやるよ、ロキッ……ロキ!!」
「ひ、や、あ……――――!!」
奥に勢い良く吐き出されたそれと共に、私も潮を噴いて絶頂を迎えた。
完全に弛緩して崩れかける身体を、鎖が引き止める。
ジャックは、笑っていた。
「まだまだ――だろ? たっぷりなんだからさぁ、雌犬」
零れ出す精液に構わず、奴は腰を打ちつけた。
ごめん書き終ってから読み返してない
すべてはイマジンの暴走だ
またいつか園児×保母辺りで
>>183 台詞を拝借して言うならば(;゚д゚)「……すっげ」
個人的には、こんなに長文をエロ(しかも超ド級)で続けられるのはすごいことだと思います。
イマジンの暴走GJ!
ついでに答えてくれる人がいたらありがたいんですが(ユキモエの人のときにも似たような質問あったかも)
黒キャラ化ってアリですか?
鬼畜とかじゃなくてもイメージがかなり違う性格付けとか…。例えばリエさなが腹黒い性格だとか。
>>184 アリだと思いますよ。
キャラの新しい魅力が発見できますからね
>184
ありなしで分かれそうだから、注釈と回避付けをすればいいんじゃないかな。
読みたい人は読んで、読みたくない人は読まないようにすると思うし。
というわけで楽しみに待ってます。
ワクテカ
(´-`).。oO(ふたなりニャミとか読みたいなぁ…)
(´-`).。oO(ふたなりたるたひとか読みたいなぁ…)
ようやく続きが完成しました・・・・>>35からの続きです。
「俺さ、最近はただ忙しくて、それだけで会えないかと思ってたけど・・・違うんだよな」
「マコト・・・・」
「それで、どっかに行って少し気分転換出来れば・・・って思って来てみたら、全然違った
みたいだしさ・・・済まない」
声のトーンを落とし、本当に申し訳なさそうな表情をしながら言葉を並べる。マコトの言葉を
聞いたジュディはその思いに自分の中で罪悪感を感じずにはいられなかった。
「違う・・・・」
「え・・・違う・・・って・・・?」
「違うの!そうじゃないの・・・・!」
胸の中に生まれたマコトへの罪悪感と、今まで抱え込んでいた不安が重なり耐え切れずに
ジュディは声を上げた。大きく、荒い声で。
「私・・・・ずっと不安だった・・・・あなたにどういう風に思われているのかって・・・」
「・・・・・・・」
今にも泣き出しそうな表情をして言葉を続けるジュディを、マコトは真剣な顔で見つめながら聞いていた。
「いつも子供っぽいって言われて・・・からかわれて・・・でも、不安だったの・・・私はあなたから
見ればそういう風にしか見えないのかって・・・だから会うのも怖くて・・・」
全ての思いを吐き出した後、ジュディは自分の肩を抱きしめて震えた。
「そんな事、思う訳無いだろ・・・・」
震えるジュディを抱きしめ、マコトは耳元で言った。
「俺はお前の全てを好きだ。誰でもいろんな面があるだろ?俺はジュディの全てを好きなんだぜ」
>189
亀だけどGJ!続きも期待してる。
今日、急にエロスネタの神様が光臨したんだけど
ふたなりリエ×さなえとか皆読む?
>192バッチ来い!!!
ふたなり耐性無いから却下
>>194みたいな人も居るから
メル欄に何か文字入れて透明あぼーんとか出来るようにした方がいいかもね
197 :
192:2005/09/10(土) 15:25:57 ID:lAqbdEPv
>>195承知した
書き途中なので気長に待ってくだちい。
まとめて投下したほうがいいみたいだし
>>192です。とりあえず前編だけ上げさせてもらいますね。
共用PCだからこのファイル家の者に開かれたらと思うとアレなので…
ふたなりリエ×さなで今回は導入とオナヌーのみですが
まあ、嫌悪感ある方は名前で弾いてやってください。
ついでにエロ小説書くの初めてでなんかアイタタタですが
生ぬるい目でよろしくです…
「…はぁ」
最近、リエには悩みがある。
(遅いな…)
彼女はとあるカフェで、ずっと親友であるさなえを待ちわびていた。
(なにやってるんだろ…)
…”親友”。
ふたりは周囲の誰が見ても、とても仲の良い関係だった。
リエにとって、さなえは無くてはならない存在だ。
けれど最近、リエには気がかりなことがあるのだった。
(…あの子、ぼーっとしてるから、)
さなえは優しい子だ。
親切で人当たりがいいし、誰かの悪口を言ったりすることもない。
だからこそ、リエは心配なのだ。
(…どうして?)
それは自分でもわからない。
「リエちゃぁーんっ」
…少しして、さなえが息を切らして向かいの席にやってきた。
「ご、ごめんね、おそくなっちゃった…」
「…なにしてたの?」
「…」
リエが問うと、さなえは顔を真っ赤にして、ぼそりとつぶやいた。
「告白されたの…」
「…はい?」
「すきって、いわれたの…」
「…」
リエの頭の中が一瞬真っ白になった。
「誰に…?」
「そんなの、…いえないけど、…」
「つきあうの?」
(…なんでこんなこと聞いてんの、あたし)
よくわからないまま、さなえに質問を投げかけてしまうリエ。
自分のことでもないのに、なぜだか胸騒ぎがして落ち着かなかった。
「…びっくりして、逃げてきちゃったの…。
それに、わたし…まだ男の子とつきあうとか…
そんなの、よくわかんないもん…」
さなえは泣きそうな顔をしている。
そんな彼女を見て、リエははっ、と正気に戻った。
「そ、そんな深刻な顔しないでよっ、なんか食べよ!
ここのケーキおいしいんだよ、きっとさなえも気に入るから、何かおごったげるからっ」
ばっ、とリエはメニューをさなえに差し出して笑った。
「…ウン…」
その笑顔につられたのか、さなえもはにかんで微笑んだ。
「リエちゃん、ありがとう」
結局、2人はカフェで長い時間過ごしてしまった。
当初は軽くお茶した後に買い物などする予定だったのだが、もう空は暗くなり始めている。
「どういたしまして」
甘い甘い苺のショートケーキで、さなえは回復できたようだ。
「やっぱり…ちゃんと、謝ることにするね…。
逃げてきちゃって、向こうも感じよくないだろうし…」
「…、 …そうだね」
(…あ)
…また、リエの心にモヤモヤした何かが出てきた。
――少ししたら、互いの家までの分かれ道にさし当たった。
2人はそこで、立ち止まる。
「あのね、リエちゃん」
「? なに?」
さなえは笑顔で言った。
「わたし、リエちゃんのことだいすきだよ。
これからも、友達でいてね?」
「…」
リエの鼓動がはやくなった。
「…あ、当たり前でしょっ。
…早く帰んなきゃ。すぐ真っ暗になっちゃうんだから…
気をつけてね?」
「…うん。じゃあ、またね?」
「バイバイ」
リエは手を振って、横断歩道を渡るさなえを見送った。
――”リエちゃんのことだいすきだよ”
(…あぁ)
さなえが見えなくなった後もそのまま立ちつくして、
さっき言われた言葉と、さなえの笑顔とを頭の中で反芻してしまうリエ。
(これって)
さっき告白されたと聞いたとき、異様に落ち着かなかったのも。
(あたしは、さなえのことが)
…好きなんだ。
…翌朝のことだ。
「ふぁ…あ… …ん?」
(なに…?)
目覚めてすぐ、リエは自分の股間あたりに違和感を感じた。
(な、)
何だろう、とまさぐってみると、そこには――
「…な、なによこれーーーーーーーーーっ!!!!!!!!111」
なんと立派な男性器らしきものが”生えて”いた。
「よぉ、びっくりしてるみたいじゃないか」
「!?」
――どこからともなく、聞き覚えのある男の声が聞こえてきた。
「…あ、あなたは…」
「ひっさしぶりだねぇ、リエちゃん」
…MZDである。
「もっ、もしかして、こ…これ…」
リエは起き上がって、パジャマのズボンの中をそっとのぞいてみる。
…やはり、間違いない。
「だって俺、ネ申だし★ミ」
「って、そんな問題じゃ…!」
リエは耳まで真っ赤にして、どこからともなく聞こえる声につっこんだ。
「だってさぁ。リエちゃんがあんまり、かわいそーだから」
「へ?」
「さなえちゃんのコト」
「!」
ドキッとした。
「ひゃぁ…っ!」
…その瞬間、生えているモノが瞬時に勃ち上がった。
(やだぁ、なにこれ…っ)
奇妙な感覚だった。
とっさにズボンに手を突っ込んでそれを押さえたが、全く落ち着かない。
むしろ熱くなって勢いを増したような気がする。
「…ちょっ…コレ…どうしたらいいのよぉ…っ…」
「さぁね? ご自由に★」
「…ひっ、人事だと思って…!」
――”リエちゃんのことだいすきだよ…”
「ぁ…っ」
(な、なんでこんな時に…思い出しちゃうのぉ…っ)
だんだん奇妙な感覚はエスカレートしていき、
リエは何かが吹っ飛んでいきそうな気がしてくるのを覚えた。
さなえの事を考えれば考えるほど止められなくなっていく。
(ヤダ…あたし…こんなの……サイテー…)
だんだんと息が荒くなっていく。
(さなえのコト考えて…こんなになっちゃうなんて)
「ふぁあ…っ…!」
熱くいきり勃ったソレを撫でてみると、まるで体中に電撃が走ったかのような刺激に襲われ、
リエは身体の姿勢を保てず、前屈みになった。
「あっ、あっ、…さなえっ…んぁ…っ…」
手の動きを止められないどころか、ますます激しくなり、
リエは眉間に皺を寄せ快楽に身を縮める。
――”リエちゃんのことだいすきだよ”
――”だいすきだよ”
――”だいすき…”
「あっ・あっ……ふあぁぁぁぁ………っ!!!!!」
びくっ、びゅるるるる…っ
「…ぁ…っ…」
一瞬の空を飛んだような快感と共に、大量の白濁液が勢いよく吐き出され、
彼女のパジャマを汚した。
「はぁ…っ」
脱力したのか、リエはベッドに起き上がっていた上半身を勢いよく沈めた。
…いつの間にかMZDは去ってしまっていたようだ。
(や…だ… どうしよぉ…これ…)
リエは顔を真っ赤にし、快楽の余韻から何とか落ち着こうと息を大きく吸った。
(でも…コレさえあれば……)
彼女は枕の傍らにあった携帯電話を取り、電話をかけた。相手は勿論――
「あ、さなえ? 今日、あいてる?
…留守番?ひとりなの?」
「じゃあ…遊びに行っても、いいかな・・・?」
以上です、続きは出来次第また上げさせてもらいますね…
MZDって便利。(あほでごめんなさ…
リエさなキタァアァ!!
続き待ってます!
GJ!
続き期待してます!!
佐藤さん×はなちゃんの純愛なエロ希望
(* ´Д`*)=3 アハァァン
全裸で待ってました!
>にゃんこ氏
GJ!続き期待してるよ
ふたなりリエ(;´Д`)ハァハァ
にしてもつくづくSS職人は凄いなと思う
さっき唐突にドSロキ×ドMカジカという
謎のネタが思い浮かんだが上手く文章に出来ない…
ナカジ×サユリとかも書いてみたいんだけどな(;´Д`)
>>212 >ドSロキ×ドMカジカ
ごめん、それ死ぬ程ヨミタスwwww頼む、頑張って書いてくれ!
女が責めなシチュはマジで萌える。
近日中にユリカゴ←スマ投下したいと思っております。
前スレでチラッと言ったのですが、スマイルがカゴメに片思いで
ユーリとカゴメがシてるのを聞き耳を立てながら
自慰をしてる作品になる予定……です。
もし、男子自慰は鬼門なんじゃ!
絶対見たくないんじゃゴルァ!という方がいらっしゃったら、
ご面倒ですがスルーをよろしくお願いします。
それでは、完成したらまたお伺いします。
リエさな2話の前半だけ投下していきますね^^
電話のあとすぐに着替え、リエはさなえの家に向かった。
(…さなえ…)
会いたい。顔を見たい。…さなえに、触れたい。
いつもより、そんな欲求が強くなっているのは、きっと気のせいではない。
(…あたし…)
赤信号に差し当たり、彼女は立ち止まる。
(…ガマン…できるかな…)
また、MZDにもらった”アレ”が暴れだすかもわからない。
自分は、耐えられるか?
…もしかしたら、さなえを傷つけてしまうかもしれない。
きっととても驚くだろう。…嫌われるかも、しれない。
(だけど…これがあれば…)
青信号。再び、さなえの家に向かって歩き出す。
(…あたし……さなえと…ひとつになれる…)
呼び鈴をならすと、直にさなえがドアを開け、リエを迎え入れた。
「リエちゃん、早かったね。どうしたの?」
「え、…ううん、ただ、なんとなく…ね。――ん?」
さなえは、ピンク色のエプロンをまとっている。
「なんか、いいにおいするね」
リエが言うとさなえは嬉しそうに笑って答えた。
「あ、わかった? 今ね、クッキー作ってたの…
もうすぐ焼けると思うから、あとで一緒に食べよ?」
「うん。わざわざありがとね。急だったのに…」
「あ、ちがうの」
「?」
違う、とは? ――リエが首を傾げると、
「リエちゃんが来たいっていう前からつくってたの…。
出来たらリエちゃんちに持っていこうかな?って…。
今日、わたしひとりだから…」
さなえは照れたのか、はにかみながら言った。
「ひとり、って?」
奥のリビングに通され、ソファに座ってリエが聞く。
さなえはキッチンでオーブンレンジを様子見しながら答える。
「実はお父さんとお母さん、2人で旅行行ってるの。
1泊2日だけど、今日は御飯も自分でつくらなくちゃ」
「そっか…」
(……もしかして…チャンス…)
とっさにそんなヨコシマな考えが浮かんでしまう。
(さなえと、ふたりきり。邪魔はナシ… …あっ…)
妄想すると、素直に、下半身のアレが反応する。
(…ダメ、耐えなきゃ〜…)
そんなふうにリエが悶々としていると、ピー、とレンジの終了音が響いた。
少しして、
「リエちゃん、焼けたよ。ちゃんとおいしくできたかわかんないケド…」
さなえが焼けたばかりのクッキーの入った器を持ってやってきた。
テーブルの上に置き、リエの横でエプロンを外す。
(あ…)
リボン結びをほどく仕草が、なんとなく色っぽい。
よく見ると、チェックのスカートは短く、
さなえのきれいな白い足が露わになっている。
…白いピンタックブラウスからは、確かにピンク色の下着が透けている。
自分より大きく膨らんでいる胸は、柔らかそうで――
(って、なに考えてんの、あたし)
まじまじとさなえの身体を見つめていたことに気づき、リエはサッと俯いた。
(いつもはこんなの気にならないのに…ホ、ホルモンバランスの変化?)
…そんなばかな。
「あったかいうちがサクサクして美味しいとおもうの。好きなだけ食べていいよ」
そう言ってリエのすぐ隣に腰をおろすさなえ。…いい、匂いがする。
「う、うん」
クッキーに手を伸ばすリエだが、どうにも落ち着かない。
(さなえ…かわいい…)
――”すきって、いわれたの”
(…そうね、好かれるのもわかる。こんなにかわいくって、優しいんだもん)
リエはクッキーを1枚取り、ひとくち食べた。
(でも。さなえは。さなえは…)
「リエちゃん、おいしい?」
さなえの問いに答えずにリエは残りを全部口に入れ、噛み砕いた。
(さなえは…あたしのだもん…)
「…リエちゃん?」
(おいしくなかったのかなぁ…?)
心配そうにリエの顔を覗き込むさなえ――
無垢な表情。リエが今どういう状況なのか、知るよしもないのだ。
(…誰にも、あげないんだから…)
――もう我慢できない。
「きゃ!」
リエは無言でさなえの肩をつかみ、ソファに押し倒した。
次からめくるめくエロースですが書き終わってないんで…
来週までには投下できたらいいなと思ってます。ではまたノシ
190>>亀すぎてすいません・・・・(汗)続きます☆
「・・・・マコト、私は・・・・」
優しく抱きしめて言ってくれたマコトに対し、ジュディは言葉を詰まらせた。
マコトは抱く腕に少し力をこめた。
「本当にそういう風にしか思っていなかったらこんな事言わないぜ。だから、さ・・・そんな表情するなよ・・・」
「っ・・・うっ・・・ううっ・・・」
自分の全てを好きだ。その言葉だけで一人悩み思っていた不安が取れ、ジュディは
耐え切れず泣き出した。
こんなにも、自分を思ってくれている。互いに信じている事・・・・
「ジュディ・・・・好きだよ」
「っ・・・マコト・・・・っ・・・・」
二人は深くキスをした。お互いを思いやる様に、感じるように深く、深く・・・・。
>>222 まとめて書いて投下してくれ。飛び飛びになりすぎて読みづらい・・・
あとレスアンカーは>>の後ろに番号な。
てか☆とか括弧文字とか…21歳以上なのか?('A`)
>>221 GJ
やきもちやきリエタソテラモエス…(;´Д`)ハァハァ
>>221 めくるめくエロース直前でお預けヒドスww
続きも楽しみにしてます
>>215 全裸で待ってますYO
ナカジ×サユリとか…
駄目だエロが想像出来ねぇ
にゃんこ氏再びGJ!やきもちリエ可愛いよやきもちリエ
>>213>>214 そうか、女攻め男受けはアリか
いつか書けたら書いてみるよ
>>224 そういうこと言ったら投下し辛くなっちゃうジャマイカ…
まあ
>>223の言うことはもっともだし、
遅くても完結させることが大事だからがんがれ!
>>222
ネタはかなりありきたりだが
殿×アン子(凌辱もの)とか読む人いる?
エロスの神様が降臨なさった…
バッチコーイ!
アンコ来るー!?
全裸で待ってます。
蟹のドレスロキたん見てたらカウント・テン×13ロキに萌えた。
森の一族のエロ儀式…
ロキに『おじさま』と言わせたいだけなのは秘密
全裸で待ってたら風邪引いた…
>>234 ぶは――――!!
ロキに「おじさま」って、オイ!
萌えすぎるぞ!!!
>>234 森といえばシルヴィアたんですね
次はシルヴィアたんネタで書きたいと思ってまつ
それはそうと
>>220の続きいきますね
長くなってしまったけど次かその次には完結させられたらなぁ
と思います…
「…リエちゃん…?」
突然の出来事に、さなえは戸惑いの表情を見せる。
「さなえ……すき…」
「え? …んぁっ!」
リエはつぶやいて、さなえの唇に自分のそれを重ねた。
その瞬間、さなえの身体がびくん、と震えた。
(あっ…リエちゃん…)
さなえは若干の恐怖を覚えつつも、抵抗できずに、リエのなすがままになった。
「ひぁ…っ…」
リエは舌でさなえの閉じていた唇をこじあけ、そのまま中に進入する。
さなえの身体が再び震えた。
「ん…ぁ…」
丁寧にさなえの舌を自分の舌で愛撫するリエ。
――くちゅ、ぴちゃっ…
互いの唾液が絡みあい、いやらしい水音がたつ。
「…はぁ……っ…」
リエが唇を離すと、ふたりの間に透明な糸が引いた。
「リエちゃん…」
さなえは顔を真っ赤に上気させ、肩を震わせ、涙を浮かべていた。
「どう…したの…? なんか…ヘンだよぉ…」
その表情と言葉に、リエはハッ、と正気に戻る。
…そして自分の下半身のものが、もう耐えられない状況になっているのを悟った。
「…ゴメンネ…さなえ… あたしもうガマンできないの…」
リエはジーンズのベルトを外し、ジッパーを開け、ショーツと一緒に下げた。
「!?」
さなえはそれを見て驚いた。――当然だが。
「さなえのコト考えるだけで…こんなになっちゃう…」
リエの秘所から、膨張しきった男性器が生えているのだから。
大量の先走り汁がリエのショーツを汚していた。
リエ自身は必死で快楽に耐え、とても辛そうな表情をしている。
「リエちゃん…ソレ…」
「えへ… カミサマに…いたずらされちゃったの…」
リエは息を荒らげながら、さなえにつぶやいた。
(リエちゃん…すっごく苦しそう…)
こわい。…どうしてリエがこんなことに?
さなえの戸惑いは消えないが、リエが苦しんでいるのを、
放ってはおけないと思った。
「ねぇ、リエちゃん…」
さなえは上半身を起こし、息を呑んで、言った。
「リエちゃんが苦しいの…ちょっとでも治るように…
わたしに…できるコト…あるかな…?」
「えっ…」
リエは一瞬驚いたが、…正直それは、嬉しい申し出だった。
「じゃあ…」
下半身のモノはもうはじけてしまいそうなくらい、痙攣していた。
さきほど口づけた、さなえの少し厚いくちびるを見て、言った。
「口で…してくれる…?」
「えっ、」
さなえは驚いて目を見開く。
「う… うん…」
さなえは戸惑いつつも、もそもそと、リエに生えているソレにそっと手を添え、
(…すっごく、熱い… 白いのいっぱい出て…びくびくしてる…)
まじまじと見つめた後に、ゆっくりと口の中に含ませた。
「ひゃぁんっ!」
快楽の電撃が駆け巡り、リエは身体を仰け反らせた。
(…こ、これでいいのカナ…?)
さなえはリエのものを深く咥え、またぎりぎりの所まで出す、という仕草を繰り返した。
先の尖っているほうを、舌を使ってチロチロ舐めてやったりした。
「あっ、ふぁあんっ…さなえっ…もっと…速く動かしてっ…」
リエは夢中で懇願する。
…もう、激しい快楽のせいで、まともに考えることが出来ない状態だった。
(こ、こう…?)
先ほどの動作の速度を速める。
(おっきく…なってきた… きもちいいのかな…)
「はあっ…んあっ…」
さなえからも熱い吐息が漏れ、ちゅぱちゅぱと再びいやらしい音が生じる。
(はぁっ…あたし…さなえに…こんなえっちなコトさせて…)
視線を下げると、たどたどしい動作を繰り返すさなえが視界に入る。
(…あ)
ブラウスの3番目と4番目のボタンの間にすきまが出来て、
そこからさなえの胸の谷間が覗いていた。
下着のレースの刺繍の柄がわかるまで、透けている。
…そんな様子に、リエの劣情はさらに煽られてしまった。
「ねぇ、さなえ… 今度は…胸、つかって…」
「…え…」
リエの2回目の懇願に、さなえはまたも戸惑った様子を見せたが、
動作を止め、一旦くわえていたものを出した。
そして恥じらいながら、白いブラウスのボタンを丁寧にゆっくり外していく。
全部前開きになると、年齢の割に大きな胸と、可愛らしいピンクのブラが露わになった。
(胸で…ってコトは…)
さなえはブラを下にずらし、自身の乳房を持ち上げて、
リエのいまだ膨張したままのモノを挟み込んだ。
そして少し胸を動かしてみたり、リエの先端に舌をのばして舐めたりした。
「…こう…?」
「ふあぁ…っ!」
さなえの問いに、リエは嬌声で答えた。
(し、しゃべられると…息がかかって…イイ…っ)
リエはもう限界まできていた。
さなえは胸を寄せたり上下に動かしたり、咥えてみたりと、
夢中でリエのモノを刺激していた。
舌の動きは最初と違って滑らかで、無駄なくリエの性感帯を煽る。
「あっ…さなえ… もぉ…あたし…」
どんどん快感はエスカレートし、リエの呼吸を荒くさせる。
身体はがくがくと震え、開いたままの口からは涎が垂れている。
「で、でちゃう… んあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「ひぁっ!」
どくどくどくっ…
さなえの頭を押さえつけ、口の奥深くまで咥えさせたのち、リエは果てた。
「ふぁっ…けほ、けほっ…」
さなえは咳き込み、リエが射出した白濁液を吐き出した。
「あっ…さなえ、ゴメン…」
リエはぐったりしながらさなえを見る。
「ウウン…大丈夫…。いっぱい出たね… なんか、苦い…」
(あれ…)
気のせいかもしれないが、さなえはこの状況を楽しんでいるかのように見えた。
少なくとも最初の恥じらいは、多少消えているように思われた。
「じゃあ…」
リエはにっこり笑って、さなえに寄り添い、
「今度は…あたしが、さなえをキモチよくしてあげる…v」
再びその場に押し倒し、身体を重ね、ゆっくりとキスをした。
先ほどの興奮も冷めないままに、再びリエに深いキスをされ、
さなえの頭は沸騰しそうになっていた。
そんな彼女が漏らす甘い声に、リエは再び興奮を覚えていく。
「あんっ!」
舌を絡ませながら、リエはさなえの露わになっていた胸の片方に触れた。
さなえは驚いて身体をびくん、と震わせた。
「リエちゃ……やぁ…」
リエはさなえのふっくらとした胸を少し揉んだあと、
中央の突起を人差し指で転がすように弄った。
「あっ…ひあぁ…っ!」
さなえは判りやすく反応し、喘ぎ声を出した。
>>246ごめんこれミステイクです…1行抜けた。やりなおし
「ふぁっ…リエちゃ…ぁん…」
先ほどの興奮も冷めないままに、再びリエに深いキスをされ、
さなえの頭は沸騰しそうになっていた。
そんな彼女が漏らす甘い声に、リエは再び興奮を覚えていく。
「あんっ!」
舌を絡ませながら、リエはさなえの露わになっていた胸の片方に触れた。
さなえは驚いて身体をびくん、と震わせた。
「リエちゃ……やぁ…」
リエはさなえのふっくらとした胸を少し揉んだあと、
中央の突起を人差し指で転がすように弄った。
「あっ…ひあぁ…っ!」
さなえは判りやすく反応し、喘ぎ声を出した。
「さなえ…ココ、きもちいいの…?」
唇を離し、リエは笑って問いかけた。
さなえは恥ずかしくて答えられない様子で頬を上気させている。
そんな表情が、またリエの劣情をそそるのだった。
「じゃ、もっといじってあげる…」
リエは今度は先ほど触っていなかった方の胸に口づけ、
舌で乳首を舐めまわしたり、軽く吸ってみたりした。
もう片方の指での愛撫も止めていない。
「あん…リエちゃ……だめぇ…」
(こんなの…はじめて…)
奇妙な快感と刺激に耐えられず、さなえはソファカバーをぎゅっと掴んだ。
「だめなの? …うそつきだね…もっとして欲しいんでしょ…?
ココ…かたくなってきたよ…」
「あ…っ!」
リエが攻める速度を上げると、さなえはまた嬌声をあげた。
「はあっ… ねぇ、どうなの? さなえ、これ…きもちいいの…?
言ってくれなきゃ…わかんないでしょ…」
わかりきった事だ。だが、敢えてリエは質問してみせた。
…少し、遊んでみる気になったのだ。
「…うん…すっごく、きもちいいよお…」
快楽に耐えながら、蚊の鳴くような声で、
リエの企みに気づかずに、さなえは素直に答えた。
「じゃあ…これ、続けて欲しい…?」
「…うんっ…もっとして……もっと、きもちいいこと…して…」
さなえの口から漏れた懇願に、リエは胸を高鳴らせた。
(…さなえが、こんなこと言うなんて…)
――もっとも、言わせたのは自分だが。
ごめん今夜はここまでが限界っぽいです
また豚切りで申し訳ないけど、起きたらまた書くの再開しまつ…
ではまたノシ
>>250 超 G J !
>>234 ちょwwwww誰かマジで頼むwwwwwwwwwwwwwwwww
ぁーんなさなえちゃんモエス
>>250 にゃんこ氏超GJ!!!
更なるめくるめくエロースに超期待、さなえちゃんハァハァ。
>>234 え、つまりそれはカウントテンが森を管理している貴族みたいな、って事にしてもいいんだろうか。
さすがに一族と言えるほど多くのエロースは考え付かないが…おじさまは良いなあ…ロキタソハァハァ。
感想くださった方どもです!!!1
また少しだけ続き置いていきますね^^
「じゃ…こっちも…」
リエは余っていたほうの手で、さなえの太ももを伝い、
ゆっくりと、スカートの中へ手をすべり込ませた。
「さなえ…やわらかぁい…マシュマロみたい…」
「あっ…」
太ももをいやらしい手つきで撫でられる。
どうってことない場所なはずなのに、さなえは感じてしまう。
リエの手はじわじわと奥深くまで侵入していき――
さなえの足と足の間の秘所を、ショーツ越しに触れて止まった。
「あれ…さなえのココ…すっごく、濡れてるよ…?」
「えっ…」
さなえは恥ずかしくてたまらなかった。
リエは、人差し指と中指を、そこの割れ目をなぞるように動かした。
「あ…ひゃぁんっ…」
ショーツがそこに吸い付き、リエが指を動かすたびに、
くちゅ、くちゅ、と水音がする。…確かに、濡れているのだ。
「ひゃあん!」
リエの指が、割れ目の丁度1番上あたりを擦ったとき――
さなえは、今までとは違う激しい快感に襲われた。
「さなえ…ここ…きもちいいんだ…?」
その反応を面白く感じ、リエは再度、同じ場所を攻めた。
「あっ…いやぁ……んっ…」
…誰にも触られたことのないところを、リエに弄られている。
おまけに、両胸への攻めも終わっていない。
突起を転がされたり、擦られたり、舐められたり――
…3方向からの刺激に、さなえはもうまともな言葉が発せられなくなっていた。
「もう…ぐっしょりだよ……脱ごっか…」
「んぁっ…」
リエはさなえのショーツの端に手をかけると、一旦攻めるのを止め、
そのまま手を太ももに沿ってするするとすべらせ、
ブラと揃いのデザインのピンクのショーツをずらした。
激しく攻められたせいかさなえは自分から動けない様子だったので、
リエは彼女の足を持ち上げて脱がせてやった。
スカートもまくりあげられ…さなえの秘所が、あらわになった。
(…は……はずかしいよ…)
リエはそこをまじまじと見つめている。
薄い毛が生えそろったそこは、しとどに濡れていた。
「…もっと…きもちよく、してあげるからね…」
リエはそうつぶやくと、さなえの足を持ち上げ、開かせた。
そして――
「ふぁ…っ!?」
さなえの足の間に顔をうずめ、秘所を舌で舐め始めた。
「やぁん……リエちゃ……あぁ…!」
先ほどショーツ越しに指で攻められていた時とは比べ物にならない刺激がさなえを襲った。
さなえの愛液と、リエの唾液とが絡み合い、大きな水音が響く。
リエの熱い吐息がかかると、さなえの敏感な箇所がびくついた。
「さなえのココ…ヒクヒクしてるよぉ…?」
「ひゃあ!」
その敏感な部分を舌で激しく擦られ、さなえは全身を震わせた。
「あっ…あっ…あぁん…!」
(あは…さなえ、すっごく感じてる……かわいい…)
さなえからは、もはや甘い喘ぎ声しか聞こえない。
顔はばら色に染まり、唇は開いたまま、ぷるぷる震えている。
「あっ……ひぁあ…!?」
リエは無言で、今度は余っていた手の中指を膣に入れてみた。
既に愛液でぬるぬるになったそこには、すんなりと根元まで入ってしまった。
「あぁぁ…やぁ…!」
指の腹で内壁を刺激する。勿論、クリトリスを刺激するのも止めていない。
舌で突起を転がす速度を上げていく。…軽く、吸ってみる。
「ああっ!!」
よほど強い刺激があったのだろう、さなえは大声をあげた。
(あぁ…っ…もぉ……だめぇん…!)
リエの舌と指の動作はどんどん激しくなってゆく。
…もう、限界だ。
「あぁあっ………!!!!!」
さなえはソファカバーの布をきつく掴み、身体を仰け反らせ、達してしまった。
とりあえずここまでで…
>>234イイネイイネ
森関係のキャラって他に誰がいたっけ…
シルヴィアで書きたいけど相手が…
森、でぱっと思いつくキャラは
アルビレオ、レイチェル(森の屋敷に住む)くらいしか…
いまいちだな。
シルヴィア、フキ
ああ、シルヴィア間違えた。
あとヒナとか
ぶっちゃけ森に迷いこませれば誰でもいい罠w
ということで
>>258GJ
続き&シルヴィアネタ楽しみにしてます
>>258 エロ過ぎる…GJ
続き楽しみにしてます
森と聞いて思い付くキャラって思ったよりいないような…
>>259 そこで ペ ッ パ ーとか言ってみる。
ごめんなさいごめんなさいほんの気の迷いorz
>>258 シルヴィア×ダイアナとかどうよ
ダイアナも非人間っぽいし
担当曲にFORESTって入ってるだけだけどリデルとか
>>266 リデルが出て何故カウントテンが出てこない
あんまりエロくないけど、ちょっといい話、みたいなのは投下していいのかな?
まとめサイトのカゲトラSSみたいな…
カゲトラたんハァハァ(´Д`;)
まだ公式にも設定が公開されていませんが、MZD×ロサなんてものを書いてみました
需要はありますでしょうか?
結構上のほうにまだ完結してない作品とかがあるんで、今投下してもいいのかな?と思っています
>>272構いませんよ!バッチコーイ
続きはまだ書けてないので…(;´Д`)
274 :
MZD×ロサ:2005/09/20(火) 22:15:44 ID:R9c/QA31
>>273 ありがとうございますっ
それでは…前半部分のみですが、投下させて頂きます
ちなみに、ロサのキャラ付けはハイパーマスカレードの歌詞を参考にしています
月明かりに照らされて、一人の女性が舞っている
手に持つ楽器を巧みに操り、光と音を絡ませている
その女性―ロサはふと舞いを止め、仮面で覆われた目を暗がりに向ける
そこにはさっきまで何もなかった。だが、今は一人、男が立っている
「……よぉ」
「何の用だ。神」
ロサと男を神、と呼んだ。その通り、この男は神である
名前をMZDという。先日、この男が開いたポップンパーティーにロサは招かれた
音楽に関して一流、とMZDに認められた者だけが招かれるパーティに
「ほんっと、お前はいつでも踊ってんだな」
「……何の用かと聞いているんだ」
ロサが小さく問う
MZDはゆっくりと彼女に近づいた
二人が並ぶとロサの方が僅かに背が高いが、男のMZDの方が貫禄はある
MZDはゆっくりとロサの顎に手をやり、そっと囁いた
「お前、俺がパーティーに誘ったときも、パーティーの最中も、その仮面外さなかったな
主催者の俺にぐらい見せてもいいんじゃねぇか?」
「……パーティーに招いてくれたことは感謝している。だが顔を見せるわけにはいかない」
そう言って、MZDの手を軽くはらった
「私が顔を見せるのは、私の想い人だけ。今はどこかに行ってしまったが、いつか戻ってくることを信じて
その過去をこの仮面に刻んでいるのだ。見せるわけにはいかない」
二人の間に、数秒の沈黙が流れる
「ふ〜ん…神に逆らう気か、ロサ」
沈黙を先に破ったのはMZDだった
「神への冒涜。だな」
その瞬間、彼の足元から闇が一気に広がり、それは意思を持っているかのようにロサへ向かっていった
「……!? な、何だこれは!」
ロサは数歩後ろへ後ずさり、闇から逃れようとしたが、あっけなく捕まり、手足が闇に飲まれた
手足に力を込め、振り払おうとするが、闇は一切離れようとしない
「神の命令は絶対だぜ? どんな理由があろうとも、だ」
MZDは一歩一歩ロサに近づいていく
「拝ませてもらうぜ、孤高の天才踊り子の顔をよ」
「…っ!や、やだ!近づくな!来るな!」
顔を左右に振って必死に抵抗する、が、それもMZDの手に阻まれる
「っやめろ!頼む!やめてくれ!それだけはぁ!」
ロサの弁明空しく、MZDの手は仮面にかかり
ゆっくりと外された
「ヒュ〜♪なかなかの美人じゃねぇか」
口笛を吹いて絶賛する
「…この…下種…!」
ロサのあらわになった瞳は真っ直ぐにMZDを捕らえている
その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいる
それを見て、MZDはケラケラと笑った
「踊りだけで生きてきた天才美女も、こうなれば色気が立つねぇ」
ロサは視線を横へ逸らし、はき捨てるように言った
「……顔は見せた、これで満足だろう。これを外せ」
顎で軽く手足を指す
するとまたMZDはフッと笑みをこぼす
「こんなに色気のある体見せ付けられてよ、俺が何にもしないで解放すると思うか?」
「……っ!?」
ロサは今気づいた。と言うより気づくのが遅すぎたのかもしれない
この男、MZDという神の恐ろしさに
「……一体何を―んむぅ!?」
突然、ロサの唇はMZDの唇によって塞がれた
「っ…!んんっ!」
ロサは驚き、急いで口を閉じようとしたが、それはMZDの舌の進入によって阻まれた
そしてそれは口内をゆっくりと犯し始める
歯の裏をゆっくりと舐め上げ、その後にロサの舌とゆっくり絡み合っていく
ぴちゃ…ぴちゃ…
二人の口の接している所から漏れる音に、ロサの頬は少しずつ紅くなっていく
こんな奴に…私はキスをされている
私が体を許したのは…今はいなくなってしまったあの人だけなのに―
だが…コイツ…キスが上手い…
ロサの体からは、時間と共に少しずつ力が抜けていっていた
ぴちゅ・・・くちゅ…
「あ…んっ…ふぅ…」
そしていつの間にか、ロサは手足の自由を奪われたまま、自らの体を完全にMZDに預けていた
「…ぷはぁ」
二人はようやく口を離した
つぅ、と二人の間を唾液の糸が伝う
ロサは顔を真っ赤に染まらせ、肩で息をしてぐったりとしている
「さて、と。ロサよ」
「な…んだ…?」
「ここまでされて、この後何をされるかはわかってるな?」
えと、前半終了です
中途半端に終わらせてすみません…
後半は出来次第すぐ投下しますのでしばしお待ちください…
>>279早速GJ 続きもワクテカ。
自分も書いて思ったけどMZDって便利だよね(笑)。
>>280 >>269は私です(名前入れ忘れた)
どうも私のは
>>279のような直球エロではなくて、
エロまでの導入までが長い物語になってしまうんでつよ…。
その物語を楽しんでもらえればいいけど、中にはタルいと思う人もいるかなぁ、
と思って悩んでみたり。
>>281 たまにはそういうのも良いと思う
つか読みたいです
>>神ロサの人
超超GJ!
新キャラキター、ロサキター。
ワクテカで続き待ってます。
>>281 自分もエロまでがやたら長い話ばっか書いてるし、
そんなのを今まで何度か投下させてもらってますし。
何はなくともたまにはそんなのも読んでみたいということで。とりあえずは大丈夫なんじゃないですかねー?
>>257の続きです。次こそ完結させますね…orz
「あっ…さなえ、もしかして…イッちゃった?」
からかうようにリエが言った。動作を止め、顔を上げて、さなえを見る。
「はぁ…はぁっ…」
さなえは息を荒くし、頬を紅潮させている。
快楽の余韻からか、言葉は出せないようだ。
視線も、どこか虚ろである。
(こんなさなえ…はじめて…)
あの清楚なさなえが、自分の指で、舌で、言葉で――
いやらしく身をよじらせ、恍惚の表情を浮かべているのだ。
…ますます、興奮してしまう。
「ねぇ…さなえ…」
リエは、再度はちきれそうに勃起した下半身のものに触れ――
さなえの秘部にあてがった。
「え…っ」
さすがに驚いたのか、さなえは体をびくつかせ――リエの顔を窺った。
(リエちゃんの…また熱くなってる…)
その熱が伝わり、さなえの敏感な部分がまた興奮し出す。
「リエちゃん…わたし…」
これから何をされるのか――それぐらい、さなえにも読み取れる。
(こわい…)
恐怖に震えながら、さなえは言葉を漏らした。
「わたし…はじめてなの…」
…リエはそれを聞いて少しためらった。
――”男の子とつきあうとか…そんなの、よくわかんないもん…”
(そりゃ…そうだよね…)
さなえは震えて涙目になっている。
(さなえを傷付けたくない。――でも…)
「さなえ…」
少しの沈黙の後、リエが口を開いた。
「あたし…さなえのこと、大好き…」
しっかりとさなえの顔を見つめて、優しく言い聞かせるように。
「嫌なら、もうやめるわ…。でもね…
わたしはさなえが好きなの……さなえと、ひとつになりたいの…」
(リエちゃん…)
さなえは自分の鼓動が速くなるのを感じた。…リエからの、素直な言葉。
…怖い。
だが、さなえの敏感な部分は濡れそぼって…リエのものを、欲しがっている。
「…優しく…してね…」
さなえはそう言うと、恥ずかしそうに目を伏せ、めくれ上がったスカートの裾をぎゅっ、と掴んだ。
その仕草にリエはそそられ、鼓動を速くさせる。
「じゃあ…」
リエは勃ちあがりっぱなしの下半身のものを、さなえの膣穴のふもとに押し付けた。
(はいって…きちゃうのぉ…?)
さなえはきつく目を閉じ、体をこわばらせている。
(さなえ……やっぱり…)
リエはそれを感じとり、
「やっぱり…恐いよね。じゃあ…ほぐしてあげる…」
…自分に生えているモノの先端を、さなえの肉芽に擦りつけた。
「あっ…!」
さなえが甘い嬌声を漏らした。
リエは同じ動作を何度も繰り返し、さなえを刺激する。
――ふたりの粘液が、絡み合い、混じりあう。
「あっ、…リエちゃ…あん…」
「はぁっ…」
熱く湿った互いの敏感な部分が摩擦するたび、ふたりから艶めかしいため息のような声が漏れた。
(…きもちいい…)
さなえは再び、自分の身体が熱くなっていくのを感じた。
…正面のリエは、自身の快楽に耐えながら、さなえを攻めている。
(リエちゃん…わたしのこと……)
――”大好きなの…”
ずっと、一緒。大切な親友だと思っていた。けれど…。
(リエちゃんと…せっくす、してる…)
異性とつきあったこともないけれど、保健の授業だって受けたし、
今の行為がどういったものなのかぐらい、さなえも知っている。
…いくら、リエが”こんなこと”になってしまったから、とはいえ…
(これは、好きな人同士が、する、こと…)
だんだんと激しくなる快感の波に耐えながら、さなえは考えた。
(でも…わたし……リエちゃんのこと…)
――”だいすきだよ…”
「リエちゃん…」
さなえは寝かせていた上半身を浮かし、リエの腕を引き寄せ、ぽつりとつぶやいた。
「…いれて」
「え?」
さなえの顔は真っ赤になっている。
リエはよく聞こえなかったようで聞き返した。
「…中に…」
さなえはリエを真っ直ぐ見つめて、言った。
「リエちゃんの…わたしの中に……いれて…」
恥じらいながらのその懇願に、リエは驚いた。
「…さなえ…」
だが、自分の欲求も、そろそろ抑えきれないところまできていた。
「……優しく、するからね…」
「んっ…」
リエはそう言ってさなえにゆっくりと口づけをし、それから丁寧な手つきで、足を広げてやった。
(こんなかっこ、するんだ……はずかしいな…)
さなえはリエに開いた足を抱えられた状態になっている。
「さなえ…いくよ…」
リエは優しく声をかけたあと、再び、さなえの濡れているところに自分のものをあてがい――
ゆっくり、侵入させた。
「ああっ!」
さなえが大声をあげる。
「ひゃ…ああっ、痛ぁい……!」
大げさではなく本当のようで、涙をぽろぽろ流している。
「さなえ…力、抜いて…!」
(うそ…まだ先っちょしか入れてないのに……どうしよ…)
その反応にリエは困惑してしまう。
「あっ…リエちゃぁん…きて…!」
さなえがリエのほうに手を伸ばす。
リエが前かがみになって近づくと、さなえはぎゅっ、とリエの背中に手を回し、強くしがみついた。
それでさなえは落ち着いたのか――少し、中が緩くなった。
その様子を受けて、リエは腰をゆっくりと降ろし、さらに深くまで挿入した。
「あっ、いたい、いたいよお…!」
「さなえ…ごめんね……がまんして…」
リエは優しくなだめるようにさなえに深いキスをした。
…前とは違って、さなえからも舌を動かしてきた。
「ぁー…んっ…」
舌を絡めながらリエが胸に触れると、さなえは悩ましい声をこぼした。
そんな間にリエは腰を下げるのを止めず、…とうとう、根元まで飲み込ませてしまった。
背中を掴んでいたさなえの手から力が抜けて、拘束がほどかれる。
「…さなえ…」
さなえの表情は辛そうだ。リエが身体を浮かせてみると――
結合部分から血が滲んでいるのが目に入った。
(さなえのはじめて…もらっちゃった…)
少し申し訳ない気がしてきたが、もう後戻りはできない。
「…ごめんね…もうちょっと痛いかもしれないけど…がまんしてね…」
リエはさなえの腰を抱え――ゆっくりと自分のモノを少しだけ抜いたあと、一気に突き上げた。
とりあえずここまでで…(;´Д`)
あ、上の書き込みとIDが違うのは違うPCだからですので気にせず…
>>282>>283 ご意見ありがとうございました!
では次回投下作品はそのテのもので行こうかと思います…。
今度はちゃんと誰でも読めるものを書こうかとw
優 し く し て ね
ヤベ━━(゚∀゚)━━タマラン!!
すっげぇ無粋なこと言うかもしれんが
ROSAってロサなの?ローザだと思って…たがorz
>>234 書いてみたいのですが
このネタ、頂いてよろしいですか?
293 :
234:2005/09/21(水) 22:09:15 ID:Qu10t1PF
感想どもです(*´∀`)続きもシコシコ書きますね
>>291 あのキャラは英語圏の人じゃないと思う(スペイン人あたりか?)
なのでローザじゃなくてロサ、なのかと
スマカゴがどうのこうのといっていた215です。
>>226様、待っていていただいて嬉しい限りです!
これから推敲して一気に投下したいと思います。
全裸になるようなブツじゃないので
どうぞお洋服を着てください……最近は肌寒いので。
――遠雷の轟きが聴こえる。
地平の果てまで続く樹海の彼方に建つ、石造りの冷たい城。
絹の寝台の中、お気に入りのギャンブラーZのぬいぐるみを抱え、胎児のような姿勢でまどろんでいた。
そんなスマイルの薄い眠りが阻まれたのは、窓外から届く、重苦しい遠雷の轟音のせい。
嵐や強風は、このメルヘン王国では日常茶飯事だ。
人間の住処ほどに安定していない次元の世界だから、自然の脅威は比較にならない。
だからこそ吸血鬼や狼人間といった、遺伝子的にアンバランスな存在が
多く生まれて息づいているのかもしれない。
――自分みたいな、包帯とドウランなしには自分の輪郭さえ取り戻せない、透明人間、という種族も。
掛け布団を引き上げて、大好きなヒーローの人形を掻き抱き、スマイルはきつく目を閉じる。
それでも、潮騒めいたどよめきは聞こえ続ける。
獣の叫びにも似た強風によって、厚く下ろした緞帳の向こうで硝子窓がびりびりと震え、
城壁に大粒の雨滴の叩きつける音が絶えない。
そしてーーそれらの轟音に混じって、聴こえてくる。
密やかに押し殺された、しかしだからこそ艶かしい……女の、喘ぎ声が。
聴こえてくる。石造りの壁を通り越して。
隣室、ユーリの寝所からーーさながら、けっして耳を傾けてはいけない悪魔の囁きのように。
執拗に、とめどなく、淫らがましく。
「……カゴメちゃん」
悪夢を避けるようにきつくつぶった瞳を薄く開けた。
スマイルは暗闇の中せつなげに眉宇を寄せ、いまユーリに抱かれているであろう少女の名を呼ぶ。
「カゴメ、ちゃん……」
ーー最初にーー幾度目かのポップンパーティで「彼女」を見かけたとき、そのあまりの果敢無さに、一瞬で、心惹かれた。
濡れ色の黒髪、白磁の肌。
たおやかで華奢な身体つきと、それに何より、その瞳。
長く密な睫に覆われた、その黒目がちの双眸といつか視線が交錯したとき、
全身の血が沸騰するほどに狼狽したのを覚えている。
彼女の光彩はあまりに美しく、恐ろしいほどに澄み渡り透き通っていて、
まるで穢れない湖の底を覗くようだったから。
爆発しそうな鼓動を抱え、うつむいてすぐに眼差しを反らした。
怖かったのだ、私意や我利や、その他さまざまの薄汚い思惑を抱える自分の心さえ、
美しい彼女には容易に見透かされそうで。
――だが。
その後、スマイルはそのときの自身の怯えを、血を吐く思いで後悔することになる。
自分が俯き黙している合間に、カゴメの視線はユーリへと吸い寄せられていた。
世界で一番美しい吸血鬼は、何を前にしても臆することを知らぬ。
咲き誇る大輪の薔薇のように彼は常に常に完璧で完全で、尊大なまでに高貴で美麗で……
……誰であれ、惹かれないわけがないのだ、ユーリに。
誰であれ、視線を交わすだけで豪奢で優麗な、彼の虜になる。スマイルはそれを知っていたのに。
年頃の女ならば……尚の事。
いままで何人の女がユーリに狂って堕ちていったか……もはや、数えるのも面倒なほどなのだから。
危険だと……知っていたはずなのに。
手をこまねいて、指を銜えて押し黙っている場合ではないと……
誰よりも、自分が一番良く知っていたのに!
カゴメはユーリをまっすぐに見つめた。
ユーリもまた、その視線から目を反らさなかった。
介入、できなかった。
二人は視線を交わすだけで、これ以上ないほど強く強く結びつき、
そこに怯えいじけた卑屈な透明人間の入る余地なんて、露ほどにもなかったのだから。
見つめあう二人を凝視しながら、スマイルは一人、自らの恋の終わりを悟った。
打ち明けることはおろか、自覚するいとまもなかった、あまりにも果敢無い片恋の終焉を。
今、ユーリはどのようにカゴメを抱いているのだろう。
すっかりと冴えた意識をもてあまし、寝台に身を起こしてスマイルはぼんやりとそう考える。
二人が公認の恋人同士になってから、カゴメを城内に引き入れることは珍しくなかった。
そう言った夜には、スマイルは決まって何らかの野暮用を自ら作り出し、
DEUILのメンバーが兼用で棲んでいるこの城に帰るのを避けていた。
だが、今夜はこの嵐……どこにも、逃げ場はなかった。
風と雨の音は相変わらず耳を聾するほど強いのに、かすれ聴こえてくる喘ぎもまた絶えることがない。
甘くまとわりつくような熱い吐息、時折ユーリの名を呼ぶ潜められた声。
……かさねあわされた二人の間で奏でられる、
淫猥で粘着質な水音さえ聞こえてくるようで……たまらない。
ああ、本当に、今ユーリはどのように、あの儚げな美しい少女を蹂躙しているのか。
玲瓏な歌を紡ぎだす唇で、思うさまあの白い肌に赤い華を生み出し散らしているのか。
ユーリの手は男性にしてはほっそりと美しいが、腕力は相当なもの、
カゴメの華奢な体を押さえつけることは容易い。
どんな卑猥なポーズだって強いることは可能だ。
……閨の中、乱れたカゴメはどんな顔を見せるのだろう。
吸血鬼の残酷なまでに的確な愛撫に抗うだろうか、悦ぶだろうか。
あの澄んだ瞳は、快楽に潤むだろうか、泣き出すだろうか。
気づけばそんな淫らがましい夢想をはじめている。
浅ましいことだと理性が声を上げるが、嫉妬に焼かれた神経の暴走は止まらない。
体中に集まる熱も、もうなだめて眠るのは不可能なほどに高まっている。
「……情けないなぁ、もう」
自嘲気味な薄笑を口元に貼り付け、寝乱れた前髪をくしゃりと掻き回した。
他人の情事を、それも長年を共にしてきた仲間のソレを想像して、
どうしようもないくらい欲情するなんて――
本当に、なんて情けない。
スマイルはよろよろと起き上がり、夜着をくつろげる。
青ざめた肌膚はいくら筋肉を鍛え上げて引き締めても、
やはりどうしようもなく不健康そうな印象が漂って……たまらない。
いつもは包帯で覆い隠して見ないようにしているが、
こうしてまじまじ見つめてしまうと本当にぞっとする。
両足の付け根に生える恥毛すら、色素は髪の色素と酷似した奇怪な青である。
どこまでも自分は不恰好だと、嘆息しながらそれでもスマイルは股間のモノに指を滑らす。
「っ」
小さな喘ぎが喉を突いた。
自慰には慣れている。人間に換算すればそれなりに年頃の男だし、
素肌をみせることがためらわれ、どんな女とも――どんな熱狂的なファンの女と、でも――
臥所を交わしたことは、一度たりとてなかったから。
手の内で己のそれはゆるゆると硬度を増していく。
カゴメの喘ぎを聞いて、どれだけ自分が昂ぶっていたかが理解でき、
スマイルの自己嫌悪と欲情はいや増しに増した。
眉を顰めながら無心に指を動かした。
薄い蒼い茂みのただなかを探って根元から頂点へ掌を滑らす。
亀頭を指の腹で擦れば粘性の感触が生まれ出でる。
ぬるりと沸き出でてくる先走りの分泌液はごく僅かなのに、漂うのは随分と饐えた匂いだ。
「カゴメ、ちゃん」
自身の性器を愛撫しながら、呼ぶ、乞う、けして答えてはくれぬ美しい少女の名を。
答えるように壁の向こう、泣きじゃくるようなカゴメの声音が高く響いた。
「っ、ァ、ユーリ……
駄目……ッ!」
常の歌声とはあまりにかけ離れた艶っぽいその声が、スマイルの背筋に電流を流す。
「いや……っ、もう、無理……っ、あっ、ぁ……!」
ところどころ、しゃくりあげて声音は断ち切れる。
何が『駄目』なのか何が『無理』なのか。
夢想するだけではしたなく性器は膨らみ、全身を巡る血流が沸騰しそうだ。
心拍が高鳴る。鼓動が、どくどくと五月蝿い。
(だめ、こんな)
スマイルは愁眉のまま瞳を閉じた。
闇の只中、閃くのはカゴメの肢体。
若く瑞々しい、少女のカラダ。
(妄想で、彼女を穢すなんて、そんな)
理性は激しく警鐘を鳴らすが、昂ぶりすぎた身体はその警告を聞くこともない。
性器を玩弄する指を忙しくしながら、スマイルはなおも夢想を深める。
……絹の寝台のうえ、横たわるカゴメの肌は蝋めいた白さ。
が、体の各部は紅でも差したかのようにほの赤い。殊に上気しているのは頬だ。
双眸はいまにも涙を滴らせそうなほどに潤み、汗によって湿った額に頬に黒髪が張り付く。
丹唇は酸素を据えない哀れな魚のように、喘ぎ、悩ましく開いて。
抱きしめれば折れそうなほどの痩躯、娘らしい円やかさを有しているのは胸部の乳房。
手のひらで容易に揉みしだけるほどの大きさながら、先端で堅くなった頂は、
カゴメの丹唇とまるで同じ薄紅で、それがスマイルをさらに狂わす。
「いっ……や……
あっ……そんな激しく……っ!」
壁越しに聞こえる声が悩ましく耳朶から染み入って、
このどうしようもない欲望を高めていく。
夢想の只中、スマイルはいまだ未成熟な乳房を思い切り掴み上げて揉みしだいた。
カゴメは喉を鳴らして喘ぐ。
柳眉を寄せたその顔立ちは、もはや穢れない少女のものでなく、
ただケモノの情動と享楽に咽ぶ淫売女の表情を滲ませている。
これ以上なく、興奮していた。
全身をかけるのは息さえ乱すほどの激しい恍惚感と、それを引き立てる薄暗い背徳感。
仲間の恋人にこんなこと、こんな猥雑な行為をしているというだけで、
死にそうな自己嫌悪が全身を襲って止まないのに……
その、罪深さに、確かに陶酔している、自分も、いて――
「……ッ!」
いやだいやだいやだいやだこんなの。
間違ってる間違ってる、やめなきゃいますぐやめなきゃますます自分が嫌いになる。
ユーリに合わせる顔もないくらいに自分のことが嫌いになる嫌いになる絶対になるそうなる、
……わかっている!
なのに汚らわしい手淫の手は止まらない。脳裏に閃く妄想も。
あの端然としたカゴメが、脚を開く様はどれほど淫靡だろう。
普段無表情に徹した彼女の寝乱れたさまは、どんなに……
まっ白い内腿の合間、淫らに口を開いた陰部はきっと熟れた石榴ほどの赤に違いない。
ほかの肌膚がまっ白いからこそ、ソコはきっと痛々しいほどの赤さで。
血膿色の陰部で、きっとカゴメは深くくわえ込むのだ、ユーリのたぎった性器を。
きっと最初は破瓜の痛みに咽びながらも、徐々に徐々に享楽に溺れて。染まって。
――泣きながら鳴きながら淫らに堕ちて。
「なんで」
震える指先で先端を探る。
ぐりぐりと指の腹を押し付けると、甘い痺れが腰部を襲った。
立てないほどの疼きが膝を震わせる。
冷たい壁に開いた片手を突きながら、スマイルは襲い来る享楽の波に耐えた。
「なんで、僕じゃない」
うめきながらスマイルは嘆いた。
先走りの蜜は、手淫を繰り返す掌のなかでいやらしく粘る。
ぐちゃりぐちゃりと、スマイルの欲情のすべてはあふれて漏れて滴り、
とめどなくはしたなく鳴っている。
「なんで、僕じゃない……っ!」
……そして、高まった劣情は臨界を迎える。
腰部から恐ろしいほどの享楽がこみ上げ、脊髄を伝って脳裏に至った。
ぞぅっ、と。
全身の体毛が総毛立つような感覚が襲いくる。
毛穴のすべてが開くようなソレは怖気に似ていたが、まぎれもなく強すぎる快楽だった。
刹那、閉じた目の奥、閉ざされた視界の彼方に影が閃く。
いとしくていとしくて仕方ない、ただ一人の少女の、はかなげな微笑が……
(カゴメちゃん……!)
「……――っ!」
感電したような狂おしい衝撃に翻弄され、スマイルはその場に崩れ落ちる。堪えきれず、膝をついた。
瞬間、心臓が一拍、どくん、と鳴った。
途端――張り詰めた陰茎から塞き止めていたものが、迸った。
白濁は性器を掴んでいた手指を汚し、掌を穢し、冷えた壁に一息にぶちまけられた。
視界が白く明滅する。
頭をひどく打ちつけたように、頭蓋そのものが軋みながら激しく痛んだ。
荒れ狂う心拍がおさまらない。
スマイルは震えながらもがきながら、強すぎる快楽の余波に酔う。
……やがて、乱れた息の整うころ、場には生臭い臭気だけが残った。
ぶちまけられた精液から漂う匂いはやはり饐えていて、
掌はわずかに動かすだけで粘って淫らに鳴った。
萎えた陰茎に視線を落とすと、自嘲の思いが胸中を苦く犯した。
快感が強烈だったぶん、それを過ぎてしまうと自分のしたことが空しくて空しくて仕方ない。
横恋慕の果てにこのような愚考、なんて……なんて醜い。
「なんで……なんで、だよ」
萎えた一物から手を離す。
欲情の片鱗が、手指の合間を伝って床に落下した。ぱたぱた、と。滴る。
「なんで、僕じゃないの……」
ぱたぱた、と、滴る。
スマイルの目縁を越え、頬を伝い、流れ落ちる涙も、また。
顎から垂れて、床に落ち……
吐き出した精液といっしょくたに、床を際限なく穢す。
「なんで、僕じゃないの……っ!」
壁に額を押し付け、スマイルはうめいた。
隣室の物音は一層激しさを増し、カゴメの嬌声はいまや激情に任せた鳴き声に近い。
けもののようなそれを聞きながら、スマイルは泣いた。
泣くことしかできなかった。
「カゴメ……カゴメちゃ……ッ」
すすり泣きながら壁に爪を立てる。
そんなことをしたってこの思いは届くわけもないのだ、と、
痛いほど理解していたけれども。
そうせずにはいられなかった。
「カゴメちゃん」
くりかえし、スマイルは呼ぶ。
己の愛する、たった一人の少女の名を。
この慕情に偽りはないのだと。
あなたの代わりはいないのだと。
届かなくても、伝わらなくても、あなたがすでにユーリのものであっても、
自分の思いはとまらないのだと。
確認するかのように、強く。
「カゴメちゃん……!」
叫んで、スマイルはその場に泣き崩れた。
壁は無常に冷たく、隣室の少女の嬌声は一層甘く激しく悩ましく。
仲間である吸血鬼は、この胸を焦がす煩悶に何も気づくことはなく。
なにもはじまらない。
なにもかも終わらない。
臆病で汚らしい自分は、永遠にこの横恋慕の袋小路に閉じ込められて、
どこにも出て行けないし、どこにも行き場なんてないのだ。
それを悟って、スマイルは泣き続ける。
幼児のように、全身を震わせて泣き続ける。
――嵐が……止まない。
−了−
317 :
スマカゴ:2005/09/23(金) 00:55:31 ID:Hn5oLbqm
おそまつさまでした。
投下した後に気がついたのですが、
「スマイルがベッドを抜け出して聞き耳を立てながら壁際へ歩み寄る」シーンを
書き忘れておりました。
スマイルのベッドはきっとユーリの部屋の壁際に接して作られているんだ……!
というような脳内補完で、なにとぞどうかお願い致します。
それでは、失礼します。
>>317 GJ!かごめが何されてるのか気にな(ry
>>296 成程ラテン系だよね
把握した。ロサロサ
>>289の続きです。これで完結します。。
「ああぁっ!」
やはり痛いのだろう、さなえは叫びに近い声をあげた。
しかし中の滑りはよく、ふたりが繋がっているところからは、
さなえの愛液と血が混ざり合ったものがじわじわと、とめどなく沁みていた。
「さなえ…きつい…」
絞られているかのように強く締めつけられ、リエは痛みさえ覚えた。
が、同時に快感もあった。
激しく擦れあい、リエのものはまた膨らんでゆく。
「あっ…ああっ…」
リエはゆっくりと腰を上下させる動きを繰り返す。
さなえは口をぱくぱくさせながら、あえいでいる。
――ぐちゅ、くちゅ…
結合部分から愛液が音をあげる。
「んぁ…リエちゃあぁん…!」
リエが突く度に――さなえの豊かな胸が、ぷるん、と揺れた。
それを見て、またリエに何かがこみ上げてくる。
「あっ…!」
リエが腰を動かしながらさなえの胸を愛撫しだした。
先ほどと同じように、片方を指で、片方を舌で――
「やぁん…あぁっ…!」
さなえは嬌声をあげて体を震わせた。
(いたい…なのに…)
さなえは奇妙な感覚に絶え間なく襲われていた。
(胸…いじられるの……きもちいい……わたしのあそこ…ヘンに、なってる…)
事実、さなえの敏感な部分は熱く興奮していた。
「…リエちゃん……」
「え?」
さなえは自分の上に覆い被さっていたリエのTシャツの裾に手を伸ばし――
それを捲り上げた。
「ヤダ…何するのよぉ…」
さなえに比べるとだいぶ小ぶりな胸の膨らみが、子供っぽいシンプルな白いブラに包まれている。
さなえはそれのフロントホックを外し――リエの両胸を露わにさせた。
「リエちゃんだけ…隠してるなんて…ズルイもぉん…」
「やん…」
さなえがリエの膨らみの真ん中を愛撫すると、リエは気持ちよさそうに目を伏せ、声をあげた。
「あれ…ここ、かたくなってるよぉ…?」
「あっ…やだぁ…」
さなえがイタズラっぽく言う。リエは深く感じて顔を真っ赤に染める。
「もお…さなえったら……仕返ししちゃう…」
「あん!」
リエは結合部分のすぐ上の――さなえの敏感なところに手を伸ばし、
人指し指と中指で挟むように擦りつけた。
「やぁん…そこ…反則…」
やはり気持ちいいのか、さなえは震え、リエへの愛撫の手を止める。
その様子を面白く感じたリエは、手と腰の動きを加速させた。
「あぁんっ……リエちゃん…いじわる…」
更なる快楽の波に、さなえは身をのけぞらせた。
「ああっ……はぁあ…」
そのうちにリエはさなえの太股を両手で抱え、腰を打ち付けるのに専念した。
「さなえ…慣れてきた…?」
…さなえの中は、丁度良いぐらいに締まっていて――リエに快感を与えてくる。
「うん…リエちゃん…気持ちいいよぉ…」
まだ鋭い痛みが走るが――
それ以上に、リエの熱く固くなったものが、自分の中を激しく行き来していることが、
自分の性感帯を刺激して…気持ちいい、のだ。
「ひぁあ…!」
(リエちゃんのが…中で…こすれて……)
さなえは自分の体全身が上気してくるのがわかった。
(すごいよぉ…!)
「あん…ヤダ、さなえ…腰動いてるっ…」
「えっ…?」
――自分でも気付かなかった。
だが、さなえは自分から腰をくねらせ、快楽を貪っていたのだ。
「だってぇ…きもちいいんだもぉ……ガマン、できないよぉ…!」
リエが打ち付ける動作に合わせ、更に激しく腰を振る。
ふたりの振動はやがて同化しあい――ひとつの波になった。
「あっ…あぁあん、リエちゃぁん!」
さなえは夢中でリエの体を引き寄せ、背中に手を回しきつく抱き締めた。
顔が近付く。
ふたりは腰の動きを止めないまま、互いのとろん、とした表情を少し見つめあい――
深く、口づけあった。
…もう何度目だろうか。だがふたりは飽きることなく、互いの舌を絡ませ合った。
…さなえの中は熱くひくひくと震えていて、
きつく締め付けたり緩めたりされるのが繰り返される。
そんな状態で、リエはもう昇りつめてしまいそうだった。
「さなえ…もぉ……あたし…!」
ぎしぎしと、ソファが声をあげる。
「あっ、リエちゃん……わたしも…ひあぁっ!」
リエは動きを更に激しくさせた。
「はぁん…もぉ…頭、おかしくなっちゃうよぉ…!」
さなえは強くリエの身体を抱きしめる。
ふたりのからだ全体が密着しあった。柔らかい胸が触れ合う。
「さなえ…… いっしょに、イこ…?」
「…うんっ…」
リエが微笑んで言うと、さなえも微笑み返し、答えた。
そして、互いの艶めかしい喘ぎ声と、ソファが軋む音が、静かな部屋に響いた。
「んあっ…で、でちゃう…!」
リエは中から引き抜こうとするが、さなえは手を離さなかった。
きつくリエを抱きしめ、身体を重ねたまま――
「出して……リエちゃんの…、中に、ちょうだい……!」
…さなえの中が締まる。
「あっ…もう、だめぇぇぇぇ……!!!!!」
「あぁぁぁぁ…っ!!! リエちゃんの……熱いよぉ…!!!」
リエは我慢の限界に達し――さなえの中に、全てを吐き出した。
同時にさなえも限界に達した。
…ふたりはきつく抱きしめあい、絶頂の余韻に浸った。
エピローグ
「…あ、」
目覚めると、リエの股間から、例のものは消えていた。
結局、リエはさなえの家に泊まっていったのだった。
――ふたりは、一緒のベッドで眠った。
ちなみに、リエはさなえのパジャマを借りている。
彼女がいつもは着ないような、フリルつきで少女趣味な柄が入ったものだ。
「…ふぇ…どぉしたのぉ…?」
さなえが、まだ眠そうな声で呼びかけてきた。
「あ、起きちゃった? おはよう」
「んー…おはよ…」
さなえは目をこすりながら、起き上がってリエの隣に肩を並べた。
「ね、さなえ」
「え?」
「あたし、なんか、普通の女の子に戻ってたよ」
「…」
さなえは目をぱちくり、とさせる。
「へぇ…よかったねぇ」
「あはは、…うん…」
…妙なテンションだ。
(…なんだろ、この感じ)
(…なんか…へんなかんじ…)
――ふたりは”親友”だった。
だが…昨日の出来事は、その関係を変えてしまった。
なんとなく、そわそわするのだ。
「…ね、リエちゃん?」
「…なに?」
さなえが重たい口を開く。
「…わたしたちって、…こ、恋人同士、なの?」
ぶっ!
…あまりのインパクトに、リエは吹いた。
(え、へんなこと、言っちゃったかな…)
さなえは更にきまずく思い、下を向く。
「…もう」
「!」
そんな彼女を、リエは優しく抱き寄せた。
…なんだか、恥ずかしいような、嬉しいような、むずがゆい気持ちだった。
ふたりは互いに顔を真っ赤に染めていた。
「…からかってるの?」
「ほんとだよぉ…リエちゃんのことだいすきだもん…」
さなえが困ったように言う。…それが、なんだかとてもおかしくて。
「…あはは」
リエが笑った。
「ずっと、いっしょよ。…どこにも、行かないでね…?」
「……うん…」
リエの言葉にさなえはゆっくりと頷いた。
「あたしも、さなえのことだいすき…」
…それ以上の言葉はいらない。
ふたりは見つめあって、ゆっくりと口づけを交わした。
カーテンの隙間からは、外からの暖かな日差しがこぼれている。
――ふたりの気持ちを映しているかのように、晴れていた。
<おしまい>
以上です。読んでくださった方、2週間ほどお付き合いいただきまして
ありがとうございました(;´Д`)
次は全部完成してから投下しようと思います…
アコーディオンの人×妖精さんあたりで
では名無しに戻りますノシ
にゃんこ氏お疲れ様でした!!ドキドキはぁはぁさせてもらいましたよノシ
次回作も楽しみに待ってます、全裸で。
>>327 乙、そしてGJ
アコ少年×妖精楽しみにしてます
>>327 お疲れ様でした!!
最後キュンとしてしまったよ…w
こんなハッピーエロも良いでつね。次回もワクテカで待ってます
風邪をひいても心は全裸
むしろ身体も全裸
GJ!
今日は寒いが全裸でGJ!
えっと、後半部分出来上がりました
差し支えなければ投下したいのですがどうでしょうか…?
334 :
MZD×ロサ:2005/09/26(月) 15:07:12 ID:0VwzRgOO
と言うか
>>327様も完結しているし、支障はなさそうですね
じゃあ、投下させて頂きます
「……!!」
ロサの目が大きく見開かれる
赤くなっていた顔の熱が急速に失われていく
把握したのだ。目の前にいる男がしようとしていることを
自分は、この男に犯されるのだ、と
そんなロサを見てMZDは薄く笑みをこぼす
「ほぉ、分かってるなら話は早いな」
MZDの手はゆっくりとロサの腰に伸びる
「っやめてくれ!頼むから…これ以上は…!」
ロサは体をよじらせ、声を張りあげ、MZDを拒んだ。そしてその反動で動いた膝が、MZDに当たる
MZDは小さく舌打ちをし、呟くように言う
「ったく…ここまでされたら、普通黙って抱かれるモノだろうが」
ロサは小さく首を振った
「私の体だって、私の想い人だけのものだ!お前みたいな男に弄ばれていいはずがない!
お前だってわかるだろう!大切な人を待つ気持ちが!会いたくても会えないこの気持ちが!」
「っざけんな!」
MZDは目の前のロサの腹に思いっ切り膝蹴りを入れた
ロサの華奢な体は大きく仰け反り、後ろへ倒れそうになった
その瞬間、ロサの手足の自由を奪っていた闇の拘束が消え去り、支えを失ったロサの体が地面に叩きつけられる
「かはっ…!」
ロサはかすれた声を出し、必死に止まっていた思考を働かせる
出た結論は、自分は危険な状況にいる。ということだった
MZDが一歩一歩ロサに近づいていく
「嫌ッ…いやぁぁぁ…!来ないでぇ…」
ロサはMZDから逃げるように後ずさっていく
「お前だってとっくに気づいてンだろ?お前の想い人なんざ、とうに死んでンだよ!」
自分から遠ざかるロサを制するように、MZDは大声で言う
「死んでなんか…ない」
ぽろ、とロサの瞳から一筋、涙が伝った。それは何よりMZDの言った事が正論である証拠だった
MZDは後ずさりを止めたロサの目の前にしゃがみこみ、ゆっくりと言った
「俺だって、お前をパーティーに呼ぶ時いろいろ調べたんだ。お前の恋人は死んだ
お前が素顔を隠し始めたのも、その時からだな?恋人を悲観して自分を閉じる。悲しいねぇ」
「この…悪魔…」
ロサは消え入りそうな声を必死に絞り出し、続ける
「お前は神なんかじゃない、悪魔だ。私が隠していた素顔を無理やり見て
私が消していた過去を無理やりこじ開けて。そんな奴のどこが神だ…」
それを聞いたMZDは、ゆっくりと自らのサングラスを外し、露になった瞳でロサを捕らえる
「そうか、過去を見たのかさすがにマズかったか」
ドンッ
「――えっ…!」
ロサは驚きの声を上げるしかなかった
MZDが自分を押し倒して、その上にMZDがいるから。今、自分の顔の前にはMZDの顔があるからだ
「そんな過去なんざ……俺が忘れさせてやるよ」
二人は二度目のキスをする
今度はロサの抵抗の色は薄れていた。ロサは一度目よりかは、MZDに身をゆだねている
そして二人は口を離す
その体制のままMZDはロサに言う
「なぁ、なんで俺がわざわざこんなことまでしてるかわかるか?まさか最初の理由を信じてるわけじゃねぇだろ?」
「わからない…お前の考えることなど…」
「俺はお前が気に入った、要するに惚れたんだ。パーティーに呼んだのもそれが理由でもあるな」
ロサはフッとMZDを笑うかのように、そして自嘲するかのように笑った
「そんなことを言えば、私が体を許すと思ったのか?」
「思うね。まぁ拒まれてもやるけどな、もうお前を縛るものは何も無いんだ。観念しな」
「ふざけるなっ――ぁっ!」
ロサが甘い声を上げる
MZDの手が、服の上からロサの秘部をさすったのだ
「お?意外と感度いいねぇ、やっぱり溜まってンだな」
「そんなこと…んぅぅ!」
「さっきまでの勢いはどこに行ったんだ?抵抗したきゃすればいいじゃねぇか」
手で秘部をさするだけで、痺れるような快感が走る。それにロサは耐えるだけで精一杯だった
「ふぅ…んん…はぁ…」
「こりゃ重症だなぁ…オナニーもしてなかったのか?じゃ、脱がすぞ」
腰のスカートを脱がしにかかる
「っ!やめっ…」
ロサが悲鳴を上げるが、スカートはあっさり脱がされてしまった
白い下着と、そこから伸びるさらに白い脚か露になる
「おいおい…濡れてるじゃねぇか、準備いいねぇ」
MZDは下着越しにさらに強くそこを刺激する
「ひぁっ…やぁっん…」
「…前座はいらなさそうだな」
MZDは彼女の下着をつかんで、一気に外した。同時にチューブトップをずり上げ、乳房を露にさせる
「いやっ!見ないで…」
ロサほぼ全ての衣服を外された自らの体を見て、小さく悲鳴を上げた
雪のように真っ白で形のいい乳房と、ほんのりピンク色に染まっている秘部が空気に晒されている
「綺麗な体してるねぇ…」
MZDが素直を感想を漏らし、カチャカチャ音を立ててズボンを脱ぎ、下着も取り払った
そこには彼のモノがいきり立ち、快感を求めていた
「ほら…お前のエロい体を見てこんなになっちまった。これが今からお前の体に入るんだ」
「ひ…やめて…許してぇ…」
「抵抗してるのか?俺にはお前がして欲しがってるように見えるぞ?」
「あ…」
――私は、この快感を求めている
ロサの僅かに残っている理性は、そう判断した
長い間、男を受け入れなかった自分の体は、更なる快感を求めているのだ。と
そして、この男、MZDならその欲望を素直に満たしてくれる…と
――もう、我慢出来ない
「…もう抵抗しない。お前を素直に受け入れる」
「お?」
ロサは、MZDの欲望を素直に受け入れ、ゆっくりと脚を開いた
「私の想い人はもういない…その穴を…お前が埋めてくれるのなら…私はお前を受け入れてやる」
「――上等。」
MZDは笑みを浮かべた。不敵な笑みでもなんでもないただの笑みを
そして自らの分身を、ロサの秘部へとあてがう
「お前の中を、俺で満たしてやるよ!」
そして…一気に突き上げた
「あぁぁ!」
ロサは大きく喘ぎ声を出し、MZDを根本まで受け入れた
そして一番奥まで自らを押し込んだMZDはゆっくりと腰を動かし始めた
「ひゃぁ!あぁん!ふぅん!」
ロサの今まで以上に声を荒げ、そして何より自分を乱し、快感を体全体で受け入れていた
「くっ…すげぇな…この締め付けは…」
MZDのピストン運動は、少しずつ速さを増し、そしてそれは二人を絶頂へと運んでいった
「はぁっ…はぁっ…いぃ…もっと…もっと…」
「うっ…気持ちいいか?ロサ…」
「ぅんっ…すごく…気持ちいい…もぅ…イっちゃ…ぅ…」
「俺も…もう…イきそ…」
と、そこでMZDは腰の動きを止めた
「え…?」
キョトンとするロサの瞳を見て、MZDは言う
「いいか…このままイったら、取り返しのつかないことになるぞ?お前は俺に体を預けたんだ、つまり、お前の想い人は……オレだ。
それでもいいのか?」
ロサは小さく首を振り、答える
「それでもいいの…私の想い人はもう死んだの…それにわかった…MZD…あなたはとても優しいから…」
「わかった…一緒にイくか…ロサ」
そしてMZDは最後のピストン運動をした。一度中断したとはいえ、もう二人は限界まで来ていた
MZDのモノがロサの奥を叩く音と、それを受けるロサの水音が合わさり、音を立てている
「うっ…ナカに…出すぞ!ロサぁ!」
「いぃの…!来てぇ!MZD!」
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
二人は同時に果て、MZDはロサの膣内に、自らを吐き出した
そしてロサは、そのまま意識を飛ばしてしまった――
ロサが目を覚ますと、自分の体にはMZDが来るまで自分が着ていた服もあり、そして目の前にいるMZDも、服を身に着けていた
そして彼女の顔には、また仮面が、あった
「夢…?」
ロサがそう独り言のように呟くと、MZDは笑みを浮かべ、言った
「夢なんかじゃねぇよ、お前は俺と一つになったんだ」
「そう…」
少しだけ悲しげな目をしたロサにMZDは近づき、軽く頭をなでた
「仮面はお前がしていたければ、そのまましていればいい。だがな、過去だけを懐かしんで踊っているより、たまには未来への希望を踊りにしてもいいんじゃねぇか?
お前には…それをわかってもらいたかったんだ。じゃあ、俺は帰らせてもらうぜ」
「あ…待って…」
ロサがMZDへ向けて手を差し出す
MZDはその差し出した手に答えることは無く、遠くを見ながら言った
「安心しろ、俺は死なねぇし、お前が会いたくなったら、いつでも会いに来てやる…それじゃあな」
MZDの周りが一瞬真っ黒になり、その黒がいなくなる頃、彼はその場から消えていた
一人残されたロサは、そっと自らの秘部を触ってみる。そこは、まだ多少湿っていた
夢ではないのだ。MZDを受け入れたこと、そしてこれからずっとMZDを想っていくこと
「…ありがとう」
その言葉は誰にも届くことは無く、代わりに昇ってきた太陽の光が、やさしくやさしくロサの体を包み込んでいった
END
完結です。途中からロサの性格づけが何かおかしくなっちゃってたような気がしますが、そこはご愛嬌という事で(何
これで公式のロサの設定が全然違ってたらアワワワなんで多少ビクビクしてます
それでは、読んでくださってありがとうございました。名無しにもどりますノシ
神ロサの人、SS自体は本当にGJ!!
最後のロサがたまらん(*´д`)ハァハァ
…なんだが、未成年なのを外部で堂々と公言するのは少々いただけない。
ここ(エロパロ板)は21禁なの知ってるか?
SSに存分に楽しませて貰ったので言い辛かったのだがこればかりはやっぱりな。
>>343 …すいません
ここが21禁なのは知っていました、確かに私は未成年です。
でも、自分の書いた物を少しでも多くの人に見てもらいたい、と思って投下してしまいました
やっぱり、規約は守らなければいけませんね…。反省しています
不快感を与えて申し訳ありませんでした
では、本当に名無しに戻ります
21歳以上の人が使うPCを横から見て、その人に「何か文字列」を代わりに書き込んでもらう
これなら21歳未満禁止にはならないというところもあるが…
ま、これは屁理屈みたいな抜け穴だわな。21歳になったらまたおいで
名無しに戻りますじゃなくて来るなと
それはそうと意外にも(と言ってしまうと失礼だが)毎回まとめてくれている、
まとめサイトの中の人に感謝。
そしてまたも未完が多い事実を目の当たりにしてしまう。
何度目だよ……。
ごめんなさい、あと一つだけ言わせてください。
まとめサイトの人、もし見てたら、私の作品を削除しておいてください
後にまとめサイトで見た人が問題にしたら、またこのスレに迷惑がかかってしまいますので…
お願いします
>>346 そうですよね…もう来ないようにします
すいませんでした
何はともあれまとめサイトの中の人地味にGJ
自分のが載ってるのが不思議な感じ。
文章うまくないのにあんなに長く書いたんだなぁ…
流れを見て思ったけど
所詮、実際年齢なんて言わなきゃ分からない世界。
未成年だってコソーリヲチできるし、バレなきゃ投下だってできる…本当は問題あるけどね。
神ロサの人は外で公言しちゃった分ちょっと浅はかだったな。投下したこと自体浅はかだったろうけど。
あまりきつく排斥したくないけど…
やっぱり21歳になってからまたおいで。GJだったよ。
あ。あと未完作品を改編して続き書くってアリですかね。
もったいないし…
>>350 未完作品を、投下した人に代わって完結させるっていう意味?
一度ここで聞いてみて、作者の反応が無かった、もしくは許可が出たら、
書けばいいんじゃないかと思うよ。
そういう自分は未完作品を一つ投下してます…
今から書いてこようっと
壁|入.....
別に未成年だろうが馴れ合わないで作品を投下してくれるんなら文句は言わんよ
353 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 01:55:52 ID:sILR4NwZ
あれだ未成年でも酒飲んだりタバコすったりしてるでしょ
言わなきゃいいさ別にだれも気にしないよ
と未成年が申しております
マターリしようよ(´・ω・`)
356 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 00:15:17 ID:+4Lxfnvq
何だか此処を見て創作意欲が…
ミミニャとかやってみたくなってシマッタ…
(´・ω・`)
>>351 どの未完作品の作者さんだろう…
未完作品、続きが見たいのが多すぎる。
メルとカップリングさせるならどういった男性キャラがいいでしょうかね?
メルと誰かとをテーマで小説書いてみようかと思ってるんですが、「誰か」が思いつきにくいもので…
グリーン(6ジャズボーカル)とか?
しろやぎさんたらよまずにたべた
>>361 メルと対等な年齢のショタ相手よりか
田舎暮らしで、知的で、メルより大人なキャラが面白くなりそう。
具体的には思い付かんが…
はははwwwwwwww
簡単に釣れたよwwwwww
やっぱり未成年丸だしだなwwwwww
以下ここから未成年乙と言うレス必ず来る↓
成人乙
>366
構ってクンは死んでねw
>>364 田舎暮らしで、知的で、メルより大人なキャラ・・・・・・
MC.TOMEか! (え?知的?)
典型的すぎな香具師がいるな
やっぱり未成年丸だしだなwwwwww
>>368 なんだこいつ?
自分から未成年乙と構って下さいとレスしてなに言ってやがんだw
それお前の事じゃないの?
ヤメレ。マターリしようよ(´・ω・`)
投下しづらい
これ以上スレ汚したらもう投下せんぞ
ジャスメル→テンション高め
テンメル→身分違い萌え
ゴメソ
メル「ジャスティ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆彡」
ゴメソ
ジャスメルモエス
ミセリゼ……(つД`)
流れぶった切りますがニャミ×ミミ投下していい?
ちょっと暗い系のお話ですが。ニャミがおかしくなってる
バッチ来い!
暗いの苦手な人の為にトリップ付けたらいいとオモ。
それではニャミミエロ投下させて頂きます。
大したものではありませんがハッピーエンドではないです。
トリップ付けておくので暗い系苦手・嫌な人はトリップをNGワードにしてください。
あたし、ずっと思ってた。
この腕の中に閉じ込めて、彼女を自分のものにできたなら、どんなに幸せか。
こんなに愛してるのに手に入らない。だから…
あたしの目に映るのは身体中痕だらけの愛しい彼女。
この赤いのはあたしが付けた…彼女があたしのものである印として。
あたしは彼女の上に覆い被さり唇にキスを落とした。
「…あたし、ミミちゃんのこと、大好き…」
「やっ、ニャミちゃ…っ」
あたしは彼女の桃色の花弁に人差し指をねじ込んだ。
中はトロトロしてて温かい。くちゅくちゅと指が音を奏でる。
―…くちゅ、ぴちゃっ…くちゃ、ちゅ…。
部屋に響く濡れた音と彼女の甘ったるい声があたしをより一層興奮させる。
今自分が大好きな子を犯している…そう思うとなんか胸がドキドキした。
「あれ、ミミちゃん感じちゃってるんだ?やらしー…」
クス。ちょっと指を入れただけなのに、こんなに出てきちゃった。
あたしの指に絡みつく透明なジュース。
「ちが…感じてなんか…っ」
弱弱しい、涙を浮かべた碧色の瞳があたしを見る。
その瞳、素敵よ。あたしだけを見つめて。
「ふぅん?」
ミミちゃんてば嘘つきね。嘘ついたってすぐにわかっちゃうよ。
身体はこんなに素直に喜んでいるのに…なんで嘘をつくの?
「ミミちゃんの気持ちいいところはココ?それとも…こっちかなぁ?」
性感帯を指で探る。溢れ出る愛汁は腿を伝いシーツに染みを作る。
「ふ…ぁっ、ヤダよ…こんなの、絶対間違ってる…」
間違ってる、か…確かに、間違っているのかもね。
でもあたしはミミちゃんが欲しい。これがあたしの素直な気持ち。
「だ…だからもう…やめぇっ…あぁ…」
あたしはミミちゃんの言葉を遮るように指を動かした。
「やめて」だなんて言わせない。言っちゃダメ…聞きたくない。
「は、ぁ…ニャミちゃ…ん…ぅ…」
「ん…なぁに?」
もっとあたしの名前を呼んで…もっと、もっと。
「やぁん…はぁ…っ…ダメ…もぉ、おかしくなっちゃいそぅ…」
イッちゃいそうなの?…ふふ、今楽にしてあげるから。
あたしはミミちゃんの「1番イイトコロ」を撫でた。
「ひ…や、ぁ―――――…っ!」
膣肉がきゅぅ、と指を締め付けると彼女はピクリと跳ね、高い声を上げて昇りつめた。
「ふふ、イッちゃったね…」
愛液で濡れた指を舐めた。少し甘苦い、彼女の味がした。
「可愛かったよ」
あたしは笑って肩で息する彼女の頬にキスをする。
ミミちゃんの顔、よく見なかったけれど、多分泣いていた。
あたしは欲しいものを手に入れようとした。それだけのこと。
手に入らないのならば…無理矢理でも手に入れてやればいいだけじゃない。
―…そう、ミミちゃんはあたしのものよ。あたしだけの…。
誰にも渡さない。離さない。ごめんね…ミミちゃん。でも、大好きなの。
好き…だから…―。
歪んだ愛情。
END
おそまつさまです。短いですがここで終りです。
ニャミミ(というかミミ受が)好きだ。
今度はふたなりニャミ×ミミとかアンテナ売りニャミ×釈迦ミミとか書きたいなあとか。
ハッピーエンドでもう少し長めのお話を。
>>386 遅れたけどGJ!
ふたなりニャミミも読んでみたい
388 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:40:42 ID:NOTWpMLq
前スレで六×女体化カジカを投下したいと言っていた者です。
差し支えなければ投下させていただきたいのですが…。
メール欄に女体化と入れておくので、NGワード指定して下さい。
389 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:42:13 ID:NOTWpMLq
「六さん、あの、お昼何がいいでしょうか?」
カジカの優しげな声が二人きりのリビングに響く。
六は、ただ、何をするでもなくぼうっと宙を見据えていた。
カジカの問いに、答えようとする気配すら見せない。
「あの…、六さん?」
「…ィィ…」
「え?」
カジカが問い返すが、六はそれに答えることもせずに、ソファの上にカジカを押し倒した。
「なっ…!!六さん!?」
カジカが、驚愕の声を上げる。
「お前、がイイなぁ?」
にやりと口角を上げ残忍な笑みをつくりそう言うと、六はカジカの着ていたパーカーとアンダーウェアを一緒にたくし上げる。
まろび出たのはたわわに実るふくよかな胸。
下着をウザったそうに上にずらすと、Dカップもあるだろうか、なかなかに大きい胸を鷲掴みにする。
390 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:43:48 ID:NOTWpMLq
「っ…」
痛み、だろうか。
微かに、カジカの表情が歪む。
「何だ、初めてか?」
意外そうに聞くと、カジカは頬を真っ赤に染め、
「そう、ですよ…!放して、下さい!」
「そうか…生娘ねぇ…、相手したことはないが、まあ…」
六は柔らかなその胸の質量を確かめるように、優しく揉みしだいていく。
カジカの手が六の胸へと移動し、その胸を突き離そうとするが、力の差に加え、この体勢では全く意味を成さない。
ニヤリと口元を歪めると、乳房全体を攻めていた手を、だんだんと局部へと…先端の突起を指先で弄び始めた。
「んぁ…ヤッ…だぁ…六さん…」
「嫌がっているようには、思えないがな…」
言うが早いか、ピンと突起を爪先ではじく。
391 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:44:29 ID:NOTWpMLq
「イッ…」
それが"痛い"なのか"イイ"なのかは定かではない。
微かにギシギシと軋むソファの上、カジカはソレから逃れようと身を捩る。
そんな、カジカの微かな抵抗は、もう既に単なる媚態としか映らない。
男の獣性を煽るには、充分なほどの。
「…イイ反応…するじゃねぇか…」
「っあ…」
無造作に突起を弄びながら、六の冷たい言葉は繋がれる。
「コレで、処女だ、なんていっても、誰も信じねぇだろうな?」
「っ…。やめっ、て…下さっ…」
六の表情に、微かな微笑が浮かぶ。
「…いつまで、そう言っていられるか…」
392 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:45:11 ID:NOTWpMLq
六がとある街を歩いていた時、その姿を発見した。
初めは全くの別人だと想い、気にしないようにしていた。
だが、コレが見れば見るほどに似ている。
その淡い金色の髪も。
優しげなイメージを強める目元も。
過去に、一度だけ出会ったことのある、人物に…。
その人物が、不意に六の方へと視線を向けた。
393 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:45:56 ID:NOTWpMLq
その表情に、驚愕と、次の瞬間にははにかむような笑顔が浮かぶ。
駆け寄ってきたその人物は、惜しみない笑顔を六に向け、
「六さん…ですよね?お久し振りです」
頭を下げる。
「…カジカ…だったな」
「はい」
ぺこりと頭を下げるカジカに対して、六は腕組みしたまま、カジカの頭の先から靴の先まで、全身を眺める。
その不躾な視線を咎めるでもなく、カジカは苦笑した。
「…わかります…よね?やっぱり…」
「お前は…何時から、女になった?」
394 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:48:12 ID:NOTWpMLq
六の言葉はどうにも頓珍漢なモノに聞こえるが、その言葉の通りだった。
最後にカジカを見たときは、今と同じような格好だったが、全く印象が違う。
むしろ、カジカの身を包む、雰囲気そのものが違う。
最後にあったときのカジカを、"優しげな少年"と表現するならば、今のカジカは全くの"艶美な少女"だろう。
ただ、その顔立ちに幼さが残るため、"美女"とまではいかない。
否、寧ろその幼さがまた、その、内に秘めた艶かしさを引き立てているとも言える。
「いえ、それが…ある日突然で…原因も全く…」
「ほう…」
六の品定めするようだった視線は、いつしか周囲の人物を睨みつけるそれに変わっていった。
周囲の視線は、この異色のコンビに注がれている。
着物で帯刀しているいかにも怪しげな男と。
儚げな艶を持った美人と。
どうにも居心地が悪いと、重苦しく息を吐く。
395 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:49:01 ID:NOTWpMLq
「やはり、見られるのは、あまり好きじゃないな…」
「え?ああ、でしたら、これからウチに来ませんか?」
「だが…」
「ちょうどお昼時ですし、食べて行きませんか?一人で食べるよりかは、幾分マシですし…あの、無理にとは言いませんが…」
と上目遣い気味に六を見上げる。
六は暫し逡巡するように顎に手を当て、その紅い目を伏せると、
「なら、邪魔になろうか」
薄く微笑む。
その言葉にふんわりと、カジカ"らしく"優しげに微笑んだ。
それが、こんな事になろうとは。
396 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:49:42 ID:NOTWpMLq
六の手が不意にカジカの下半身へと伸びる。
その手が太腿に触れた途端に、カジカは瞑っていた瞳を見開いた。
「なっ…ちょっ…六さん!冗談…」
「冗談で、態々こんな事してやれるほど、俺だって好き者じゃないさ…」
と言うが内に、ズボンは脱がされ、艶かしく白い足が外気に曝される。
「ほう…」
六の感心したような声に、カジカは両腕で自身の目元を覆った。
「さすがに下着まで…とは想ったが、きちんと女物、穿いているのか…」
嘲笑を含んだその言葉。
同時に、太腿に添えられていた右手は、徐々に位置を上へとずらされていく。
もう、抵抗する気力もないのか下肢からは力が抜けていた。
片手で、片足を自身の肩に担ぐ。
「ふぅ、ん。何だ?イヤだ、イヤだと言っておきながら、しっかり濡れてるじゃないか…」
「違…それは…っ!」
「何が、違う?」
下着の上から、濡れた割れ目に沿って指を這わせる。
397 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:50:41 ID:NOTWpMLq
「ひぅっ!?ッア…」
それだけで、カジカは身を捩り、声を上げる。
それに気を良くしたように、底意地の悪そうな笑みを浮かべると、六は下着の上から、カジカの秘所を舌でなぞり始めた。
あまり、快感を与えないように、気をつけながら…。
「いっ!!う、んぁ…!はっ、あぁっ…」
それでも、カジカは感じているのだが…。
「たく…。このままイカれちゃ、面白くないんでね」
「あちゃ〜…?ちょっと目ぇ離した隙に、何か、変な展開になってるよ…オイ」
此処に、そんな二人の情事を、優雅に水晶のようなもので傍観している人物が一人。
他でもない、『ポップン界の神』MZD。
彼こそが、今回の、事の発端である。
398 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:51:19 ID:NOTWpMLq
三週間程前、カジカが熟睡している間のこと。
「コンバンハ〜。つっても、カジカちゃんはもうおねんねの時間かな〜?」
MZDが、カジカの部屋に現れたのだ。
ざっと室内を見回すと、小さく溜め息をつき、キッチンへと移動した。
と何かを思いついたように…そう、それこそ悪戯を思いついた悪ガキのような笑みを浮かべると、冷蔵庫の中のミネラルウォーターを取り出してくる。
「イヤ〜、こんな事もあろうかと、"この薬"用意してきてよかったな〜」
そのセリフとほぼ同時に、ミネラルウォーターのペットボトルの中に、白い錠剤を二、三粒落とす。
蓋を閉め直すと、その錠剤が溶けるまで、暫くペットボトルを軽く振ってかき回す。
完全に解け切ったところで冷蔵庫の中にペットボトルを直すと、また、寝室に戻りカジカの安らかな寝顔を眺めた。
「コレが、カジカの最後の…"少年"の顔、か。明日から、楽しく"少女"として生きろよ?」
そう言い残すとまた、この部屋に現れ出でたときのように、まさしく霧の如く、消えていった。
399 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:51:54 ID:NOTWpMLq
翌朝、何も知らないカジカが爽やかなまでの朝日の中、目覚める。
「んぁ…ふぅぁ…」
小さく欠伸をすると、少しボーっとする頭のまま、キッチンまで以外にしっかりした足取りで歩いて行く。
冷蔵庫を開くと、昨夜、MZDが何かを仕込んだミネラルウォーターを何の躊躇もなく手に取った。
透明なガラス製のコップに並々と注いでいく。
ペットボトルの方は冷蔵庫にしまってしまうと、カジカは何も知らずにコップに口付けた。
校内に流れ込んでくる、よく冷えた無味無臭と言える液体。
コップ一杯飲み干すと、コップは流しの脇の方に置いたまま、リビングへと移動する。
ソファへと腰掛けようとした…その刹那。
体の奥から沸き起こる、得体の知れない感覚。
「ん…!!な、躰が…熱…」
躰の芯から湧き上がる、異常な熱。
ただ、不思議と意識ははっきりするような、肌寒さ。
「…………っ…」
その状態に一分と耐えられず、カジカは暫く意識を飛ばした。
400 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:52:40 ID:NOTWpMLq
「ン…う…?何、か…重い…」
十分ほど経っただろうか。
カジカは、息苦しさに目を覚ました。
今、本当ならば最も気にするべきコトは、先程の既に消えている突然の風邪のような状態。
だが、今はそれ以上に気にかかる事が今カジカの身に降りかかっていたのだ。
胸が、酷く苦しい。
気怠げに起き上がると、肩に異常な重さがかかっているような気がし、そっと自身の躰を見下ろした。
其処には…
「何…?コレ…」
その胸部には、本来ならば、絶対に…何があろうともありえない筈の、豊かな膨らみ。
――――――寝惚けているのかな…?
一度、目元を擦りもう一度見下ろす。
それでもそれはそっくり先程のまま、寝巻きの胸部部分を盛り上げているのだ。
そっと右手を、その突然はえたとしか思えない胸まで持っていく。
ほんの少しの躊躇いの後、カジカはそっとその胸を持ち上げるように触れる。
401 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:54:22 ID:NOTWpMLq
「柔らか…」
それは、あの男性体にはなかなか見られない、女性体特有の柔らかさ。
カジカの顔から血の気が引く。
無言のまま、カジカは洗面所へと向かった。
リビングから出て、慣れた廊下を覚束無い足取りで洗面所へと向かう。
だんだんと、足取りが速くなっていく。
洗面所に勢いよく駆け込むと、いまだ無言のまま鏡を覗き込む。
そして、其処に映るは――――――…。
「…誰……?」
そう疑いたくなるほどの"女性的な"美しさを持った、自身だった。
肌は元々の白さに加え今は充分な瑞々しさを湛え、口唇は妖しく濡れ光っていった。
睫毛が幾分長く見えるのはもういっそ幻覚だと思い込みたい。
「…………!!!!?」
暫く、カジカは声も出なかった。
402 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:54:56 ID:NOTWpMLq
その後、MZDは暫くの間監視…のような事をしていたのだが、"女性"になったといって騒いでいたのは
最初の一週間も持たないくらいで、ムラサキを始め他の女性陣に助けを求め、その後はしっかり順応し女性とし、
普通に暮らし始めた為、暫く監視を止めていたのだ。
それが、その間にコレだ。
「…これまた、トンでもねぇことしちまったかもな」
水晶を通してみているが、その画像の鮮明度は本当にその場にいるようで。
その音声の臨場感といったら…。
『いや、だぁっ!も、六…さん…』
「…たくっ…元気な事で…」
MZDは反省の欠片も見られない表情で、重苦しく溜め息を吐いた。
403 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:55:32 ID:NOTWpMLq
「ちゃんと言ってくれなきゃなぁ?俺も、どうして欲しいかわからない…な」
「う…ぁ…」
相変わらず下着の上から秘所を弄繰り回されるだけで、直接触れられないまま、カジカは放置されていた。
下着越しで触っていたにも拘らず、六の手はカジカの愛液で少なからず濡れている。
「フン、お前の体液で、手が濡れた。まだ、イッてないんだろ?」
カッとカジカの頬が紅潮する。
「フン…。さあ、どうして欲しい?」
ぺろりと、六の舌が濡れた自身の手を這う。
「っ…ィ…せて……くだ、さ…」
「んぁ?」
ポツリポツリと言葉を繋ぐが、どうにも声が小さすぎる。
…何を言いたいのかわかっていても、六はただ、カジカを見下ろすだけで何もしようとはしない…。
その表情には、ニヤニヤと品のない笑みが、ただ浮かぶばかり…。
404 :
ネクロ:2005/10/04(火) 17:57:53 ID:NOTWpMLq
すみません、今日はこの辺りまでで…。
後日、続き投下します。
>ネクロ氏
おぉ、俺密かに待ってたよ…カジカがエロ可愛くて実に良い
女体も美味しく喰えるクチなんで続き楽しみにしてる
つか丁度今日カジカを持ちキャラにしてたからなんかタイムリーだなw
406 :
集計:2005/10/04(火) 23:02:20 ID:8moyOI2P
ネクロ氏GJです。エロス
今のところMZDとリエちゃんが1位…のはず。
>>ネクロ氏
テラGJ!!
文体も読みやすいしキャラのイメージを崩さない設定で
女体化モノなのにすんなり入っていけました。続き全裸で待ってます。
集計氏も乙。さすがにリエちゃん強いね。
408 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:37:38 ID:rJ9JEWXx
続き、投下しますね?
これで終わらなかったらどうしよ…。
409 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:38:27 ID:rJ9JEWXx
「…イカせて…、下さい…」
視線は、六から大分逸らされていた。
そのため、六の凶悪に歪んだ表情を目にする事が出来なかった。
「今は…な」
呟くが早いか、担ぎ上げていた片足のおかげで浮いていた腰から、剥ぎ取るように下着を抜く。
「えっ…!?」
突然の事に、カジカは無意識の内に秘所を隠そうと手を伸ばす。
その手は難なく六によって遮られ、両腕とも頭の上で一つに纏められ、六の左手によって抑えられる。
「い、やぁ…」
興味なさ気に下着を両足から引き抜くと、ソファの下へと無造作に投げ捨てられた。
「綺麗なものだな…。そこらの女なんかよりも、ずっと…」
意外にも優しい声音で、呟かれる。
カジカの秘所は、窓から差し込む僅かな光のもとで、妖しく淫らに濡れそぼち、何かを求めるようにひくひくと蠢いていた。
「ぃ、ぅ…」
カジカが小さく身じろぐたびに、六の口元に浮かぶ笑みは深まっていく。
それはまさしく、悪魔のソレに程近いモノ…。
410 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:39:06 ID:rJ9JEWXx
「さあ、突っ込まれてイクか?それとも、舐められてイクか?選ばせてやる」
いっそ残酷な選択。
かくして、カジカの返答は…
「も、どっち…でも…六さんの、お好き、に…して下さい…」
「……イイ返事だ…」
明らかに作り物とわかるような優しげな笑みを浮かべたのも束の間、数瞬の後には元通りの表情を貼り付け、ぐちゅりと音を立て、愛液を垂らし続ける蜜壷へと中指と人差し指の二本を、同時に挿入する。
カジカの瞳が、カッと見開かれる。
「痛っ…!」
「何だ…この程度で…」
それでも、その程度の良心はあるのか、人差し指だけは抜いてやると、中指だけで内壁を探るように、奥へ奥へと進めていく。
「…フッ…つ、ぅ…」
必要以上に濡れている為に、然したる痛みは無いが、それ以上にその圧迫感がカジカを責める。
内部で蠢く指は思った以上の不快感を与える。
それでも、その合間に見え隠れする快感がカジカの意識を少しずつ、蝕んでいく。
「……ャ…も……」
411 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:40:35 ID:rJ9JEWXx
ピチュ…
クチュ…
淫猥な水音が室内に響き、聴覚からカジカを犯していく。
不意に、六の体が沈む。
「…え…いぅっ!?ン…!」
秘所の上部…ひくひくと疼く孔より少し上、肉芽の辺りになにやら濡れた…ザラザラとした感触の…六の舌が触れる。
同時に、指が孔の辺りを緩く旋回するように刺激を始め、今にも意識が飛びそうになる。
「ひっ…ぇ……あっ…ふぅ、んっ…」
徐々に快楽が理性を崩し、肉体が暴走を始めていく。
快楽のみを求めて。
「あ、ダメ…も、イッちゃ…ぅ…あ、ああぁっ…!!」
一瞬、カジカの体が強張ったかと思うと、次の瞬間には一気に弛緩し、四肢が投げ出される。
絶頂と同時に大量に愛液が流れ出し、太腿とソファを酷く濡らして。
「あ、はあ…っ…ん、フッ…」
「さて…じゃあ、そろそろ俺も愉しませてもらおうか?」
と着物の帯を解いていく。
露わになる逞しい肉体。
それから褌の中、窮屈そうに存在を誇示し、天を仰ぐ…逸物。
412 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:41:14 ID:rJ9JEWXx
「ぁ…」
クチュン…と蜜壷が新たに甘い蜜を流す。
「本当はしゃぶってもらいたいものだが…ソレはまたの機会にとっておいて…今日は、此処で受け入れてもらうぞ…?」
指が、再度蜜壷へと進入する。
二本、同時に。
先程よりは痛みも薄れ、何より絶頂の余韻で思考は上手く働かない。
あるのは、快楽を求める本能のみ。
「う、ん…っく…」
膜は傷付けないように、慣らすように緩慢に。
卑猥な水音をわざとたてながら。
「い……んぁ…ふ、ウ…あっ…」
「……これから、地獄にイクか…天国にイクか…楽しみだな…」
その言葉がカジカに届く頃には、既に六の褌の紐は解かれている。
猛ったモノは妖しく先走りに濡れ、解放を求めて脈打っていた。
「ぁ…」
「挿入るぞ」
短くそう宣言すると六は容赦なく、その猛った熱い自身をカジカの幼い少女の内部(なか)へと沈めた。
413 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:41:53 ID:rJ9JEWXx
「イッ…!?あっ…痛…ッ…」
いくら慣らしたと言っても、やはり指と六の自身とでは体積が違い過ぎる。
何より、カジカは初めて…。
破瓜の痛みと、その圧迫感に意識は支配され、瞳からは無意識の内に涙が零れていた。
「っ…狭い、な…やはり…」
ふと結合部に視線を落とすと愛液に混じり、鮮やかな深紅の血が、流れ落ちていく。
ソレを見て、鼻先でせせら笑うと、指先で掬い上げ、舌を這わせる。
あえて欲望のままに突き上げる事はせずに、緩慢に腰を揺らし、カジカの内部(なか)が慣れるまで、辛抱強く六は待った。
「痛…っ…ぁ…お願…六さん…もぅ、大丈夫…ですから…ぁ…っ…」
「何だ…そんなに…」
皮肉ろうと、鼻で笑うが
「イキたい…です」
意外にも真摯な視線でそう訴えられる。
その言葉に意外そうに目を細めると、先程とは違い、強めに腰をぶつける。
414 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:42:55 ID:rJ9JEWXx
「イッ…!あぁっ…!!」
予想通りの反応を返すカジカに気を良くしながら、六は腰の動きを早めた。
その度に、結合部から淫猥な粘着質な水音が聞こえてくる。
「カジカ…」
「六…さんっ…あっ…や、もぉ…イキ…そ…あっ、はぁっ…!」
意識か無意識か、六の首に腕を回しながら、カジカは叫ぶようにそう伝える。
「ふっ…」
六の呻き声と同時に、徐々にインサートのスピードが速くなる。
室内を満たす、淫靡な声が、音が、濃度を増していく。
ソファの微かな軋みなど、気にもならなくなるほどのカジカの艶やかな嬌声が、一段と高くなっていく。
「いぁっ…あっ…う、んんっ…はあっ…ん…」
不意に、六の腕がカジカの頭の下に回り、抱え上げられる。
次の瞬間には、互いの口唇は、重なっていた。
一瞬、驚いたように見開かれたカジカの瞳も伏せられ、やがてどちらとも無く離れていった。
汗が、六の顎を伝う。
「ヒッ…ふあぁっ……ダメ、も…イクッ…!」
「くぅっ…」
どちらとも無く、絶頂を極め、果てていく。
溢れ出た白濁が、カジカの太腿を伝う。
破瓜の際の出血と交じり合い、薄紅色を作り出しながら――――――……。
415 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:43:27 ID:rJ9JEWXx
「んっ……あ…れ…?」
次に、カジカが目を覚ますと、其処は変わらぬいつものリビング。
今までの事は夢だったのか…。
否、いっそ三週間前の事もひっくるめて、総て夢だったらと願うが、この腰に残る痛みと疲労感、それからいまだ膨らんだままの胸部が夢でないと告げている。
室内を見渡すと、テーブルの上に見慣れぬ紙。
其処に筆で書かれた文字は、
『またな』
「…六さん…」
"また"という事は、もう一度逢えるかも知れない、ということ。
カジカは、今ならばこの女の姿を喜んで受け入れられるだろう。
416 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:47:29 ID:rJ9JEWXx
++++++オマケ
「…あ〜、終わったら男に戻そうかとも思ったんだがなぁ…?」
MZDは、手の中の白い錠剤の入った瓶…そう、カジカを女へと変えたあの錠剤とそっくりなものを何気なく弄びながら、誰にともなく呟いた。
「…今なら、戻さない方が幸せかもなぁ…。そう思わないか?影…」
何気なく振り向きながら、呟く。
話し掛けられた影の方も、懸命に首肯した。
「…このクスリも、もう必要ねぇか…」
パッと、思い切りよく瓶を手放した。
ガシャン!!
派手な音を立てて瓶は割れ、中身はぶちまけられる。
「ま、せいぜい頑張ってくれたまえ、その想いを告げるまで…」
MZDは水晶に映る画面を、なんの躊躇も無く切り替えた。
417 :
ネクロ:2005/10/05(水) 15:51:50 ID:rJ9JEWXx
これで終わりです。
最後のMZDを入れるか、最後まで迷ったのですが…。
こんなありえないカプを受け入れて下さった皆様、アリガトウ御座います。
無駄に長くてすみません。
また何か投下出来たらイイなぁ…
ちょっ…はいはいえろすえろす(*^ω^)=3
仕事早くて素晴らしい…また気が向いたら是非投下お願いします。
女体化でいいと思ったのは初めてです。
GJ!
カジカの可愛さと六の凶悪さがグット!激しく乙
乙。
女体化カジカ激しくGJ!!
久しぶりにカジカを持ちキャラにしたくなったよ。
うほ、神がいつの間にか2人も・・・ハァハァ
ニャミミ神もネクロ神もGJ!!萌えさせて頂きました
423 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 08:04:03 ID:Gm5GB5j5
まとめサイトのアド、キボンヌ
ヒント:検索
425 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 09:00:30 ID:FodOycWK
はなちゃん×ししゃもの飼い主(名前忘れた)のカプは需要ありまつか?
名前忘れたってヒドスww
それはともかく、女の子攻め好きなんで見てみたいです<はなサト
427 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:22:16 ID:Gm5GB5j5
ミミかニャミ希望すると言ってみるテスト
OK,希望するならsageることをマスターするんだ。
もっそい久しぶりにこのスレを覗いてみたんだが、
……やっぱいいな、ここ。
脳からと下半身からと、何か汁がだだ漏れて来るようで。
年明けてからこっち、文章書けなくなってたんだけど、
(某POEスレとかでばっくれてしまったorz)
大分ぶりに書きたくなってきた。
プロット練ってみるさ。未完もがんばる。
>>430 …ばっくれてきたって…負債を踏み倒したとかそういう事か?
もしそうなら、それはどうかと思うのだが。
違ってたらスマソ。
432 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 10:27:43 ID:xSmhoDqw
MZD!!MZD!!
>>431氏
いや、合ってます。
と言うか、まともに考えれば、一度そういうことをやっている人間の癖に、
ここで舞い上がってる場合ではないんだったな。俺。
勝手に自分の中で『時効』ということにしてしまってた。
……そんな訳ねえじゃん。
少し頭冷やしてくる。スレ汚し申し訳ない。
絵もね
お前らは本当に良い奴だな
よし俺がおまいらが思ってることを代わりに言ってやるよ
>>433 氏ね
>>436 お前だけだよ。
そんなに作品投下して欲しくないわけ?
どんなに遅れても完結させることが大切だから自分のペースで頑張ってくれ
439 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 12:00:53 ID:hUUq1uSo
age
ageんで良いよ
結構上だし
>>222から続きです・・・遅いなぁ・・・
二人はあれからもと来た道を引き返し、ジュディの自宅前へと戻ってきた。
後ろから降り、メットを取ってマコトに渡す。
「今日は・・・ありがと・・・・」
「ああ・・・良いさ。元気になってくれたからな」
いつもの口調と笑顔でマコトは返した。ジュディもそれにつられて笑顔を返す。
「じゃ、また連絡するからさ」
そう言うとメットをかぶり、帰ろうとした直後
「あ、待って・・・・」
「?」
呼び止められて振り返るマコト。ジュディは少し声のトーンを落として続けた。
「・・・・に・・・・て」
「えっ?何だよ・・・」
「一緒に・・・・いて。もう少しだけ・・・」
切なげな、少し悲しそうな瞳で訴えかけるジュディ。それを見るとエンジンを切り、
バイクから降りて、ジュディの頬に手をあてた。優しく微笑みかける。
「・・・マコト・・・・・」
「一人じゃ怖いのか?」
「えっ?こ、怖い・・・?」
「一人じゃ怖いから、一緒にいて欲しい・・・だろ?」
マコトは片目をつぶり、意地悪そうな感じで言った。ジュディは真っ赤になり
「そ、そうじゃないってば!もう、また子供扱いして・・・!」
「ははは・・・」
いつもの様なやりとり。でも今は不安じゃなかった。思いを知ったから。
深い、深い思いを・・・ジュディは本当に嬉しく思っていた。
二人はジュディの自宅に行った。
リビングに行き、二人並んで床に座り込む
「久しぶりだよな・・・家に来たのって」
「そうだね・・・全然会ってなかったもんね」
会話はあるが、何となく落ち着かない・・・そんな空気が二人を取り巻く。
少しの沈黙の後、口を開いたのはジュディだった。
「・・・いて」
「?ジュディ・・・?」
「マコト・・・・お願い、抱いて・・・」
あまりに唐突過ぎる言葉。マコトは目を見開き、驚きを隠せなかったと同時に、
少し嬉しさを感じていた。ジュディは訴えかける様な目をし、マコトの顔に近づいた。
「い、いや・・・待ってくれ・・・ジュディ」
「・・・・駄目?いきなりこんな事言って・・・私、もう・・・」
その瞳が、唇が、身体に触れる手が、欲求を刺激する。
「(・・・ここは、素直になるか・・・・!)」
心の中で決心すると、マコトはジュディを引き寄せ、キスをした。
「!んん・・・・っ。ん・・・」
突然引き寄せられたのが驚いたが、ジュディはすぐに舌を絡ませた。
「んっ・・・んん・・・っふぅ・・・」
ぴちゃ・・ちゃぷ・・ちゃふ・・・・二人は唇を寄せながら何度も舌を
絡ませた。その度に顔が、身体が熱くなる。
>>442 密かに楽しみにしてたんだよ。続き全裸で待ってる!
ショルキー×ジュディとか需要ある?
書いてるんですが出来たら晒そうかと
ショルキーが駄目なんだ。
そうか(´・ω・`)
いやさ、需要ありなしなんて人それぞれじゃん。
一人が「需要ない」って言うからなかったことにするのは惜しくないか?
キャラクターによる要る・要らないなんて人に決められても困るだろ。
人と萌えを分かちあいたい!って作品があったら投下しようぜ。
需要はあとからついてくる、興味なかったキャラでも見て萌えたのも多かったしね。
>>447 そうですね。ありがとう。
書き終えたらまた来まつ…
≡サッ
>>442から続きます!
「っはぁ・・・・」
二人は一度唇を離したが、再び重ねた。先ほどよりも激しく舌を絡めあう。
「(うぁ・・・凄げえな・・・)」
いつもよりもかなり激しいキスだ。そう思いながら、
マコトは唇を重ねたまま思いながら右手をジュディの腰に回し、左手を肩にかけて
ゆっくりと押し倒した。
「・・・ぅ・・・んっ・・・」
ジュディの唇から熱を帯びた声が漏れる。マコトは腰に回していた右手をジュディの
胸の方へと持っていった。服の上から右胸に触れる。
「あ・・・んっ」
胸にある感触を感じ、ジュディは唇を離して少し反応した。マコトは覆いかぶさるようになり、
右手で胸に触れ始めた。優しく、ゆっくりと触れる。
「っ・・・ん・・ん・・・あ・・・」
マコトの右手が動く度に吐息の様な声をたてるジュディ。表情も恥じらいから恍惚感の見える
ものになってきているのが見える。
「・・・・相変わらず、胸が弱いな・・・」
口元に少し影のある笑みを僅かに作り、マコトはジュディの上着を捲り上げた。
この時ジュディはノースリープを着ていた。
「・・・っ、う・・・・」
声を僅かに出し、ジュディはさらに身体が熱くなった。マコトの手はジュディの着ていた
ノースリープを胸の上まで捲くり、ブラを外した。白く、それでいた胸がさらけ出る。
「じゃ・・・」
そう言うと胸の突起に唇をたて、刺激し始めた。ぴちゃ・・・ちゃぷ・・・・
と水音が響く。
「ふぅ・・・ん・・・!あ・・・あん・・」
先ほどよりも強く、絶え間なく胸に与えられる刺激にジュディは声を止められなかった。
コンポザってありですか…?
どうせ右寺×真言とかだけど…。
>>450 それはちょっと…
実在してる人物だし、キャラじゃないから、ここで扱うものではないのでは?
>>444 ショルジュ大好きだお!
バッチ恋。
>>450 うむ、ナマモノはちょっとな…見つかったらアレだしな…
読んでみたい気はするけどね…。
胸に刺激を与える度に喘ぐジュディ・・・そんな姿を見るマコトは一度胸から
唇を離した。
「・・・もっと、声を聞かせてくれよ・・・」
口元に笑みを浮かべたまま、熱くなった身体と欲望に任せる様にマコトはジュディの
ズボンに手を掛けた。
「っあ・・・マコト・・・」
ジュディは瞳を潤ませ、全てをマコトに委ねた。
もっと。もっと。あなたを・・・
頭にはそれしか浮かばない。求める事しか。マコトはゆっくりとズボンを足から
引き抜いた。ジュディの足がさらけ出る。白く、綺麗な足だ。
「胸も弱いけど、こっちはもっと・・・だよな」
呼吸を少し荒くし、マコトは右手で太腿の内側を撫でた。
「ひっ・・・あん・・・!」
胸よりも敏感なその部分を触れられ、ジュディは先ほどよりも大きな声をたてた。
マコトは右手も上へとずらし、下着の上から秘裂に触れた。
「!・・・なんだよ、もうこんなに・・・」
指に濡れた感触を感じ、上から擦り刺激し始めた。ぴちゃ・・・くちゅ・・・と
水音が動く度に部屋に響き渡る。
「あっん・・・ふぅ・・や・・・は・・・あぁぁん」
快感が身体を駆け巡る度、ジュディは大きく喘いだ。先程から既に濡れていた
下着がさらに濡れる。
「・・・もう、これも取るか・・・」
マコトは一度指を離し、自分の指に纏わり付く秘液を軽く舐めた。それから
ジュディの下着に手を掛け、外した。
「これで、もっと気持ち良くなるだろ・・・」
そう言うとマコトは秘裂指でを刺激し始めた。
「ふああん・・・!あっ・・・っんん・・・!!」
刺激する度、与えられる度に衝動が二人を駆け巡る。
熱い・・・身体も。精神も・・・・・。
ジュディは秘裂を刺激されながら、途切れるような声でマコトに訴えた。
「マコ・・・ト・・・おね・・・も・・・ぅ」
「っは・・・ジュディ・・・」
声に反応し、マコトは秘裂から指を抜きジュディに覆いかぶさった。
一度見つめあう。お互いの意思が繋がる・・・・。
マコトは自分のズボンと下着を下げ、熱く、硬くなった自身をさらけ出した。
「いくぞ・・・」
「・・・・うん・・・・」
ジュディの意思を聞き、マコトは自身を秘裂へと挿れた。
「ん・・・あっ・・・!」
ジュディの身体が弓のように大きく反り返る。今までよりも大きな快感が
身体中を駆け巡った。
「くっ・・・っう・・・・」
「は・・・はぁっ・・・・あ・・・」
最初はゆっくりと動き、少しづつマコトは動きを早めていった。
「ああっ・・・ん、い・・やぁっ・・・・!」
「ジュディ・・・・ジュディっ!!」
マコトが動きを早める度、ジュディの身体に大きな快感が駆け巡った。
秘裂から秘液が溢れ出す。二人は終焉へ駆け上がる・・・。
「マコ・・・私・・・・も・・イっちゃ・・・ああっ!」
「ジュディ・・・ハァ・・・俺も・・・だ」
動きは最高に達し、二人に終焉が訪れた。
「ジュディ・・・っ!くう・・・っ!」
「あ、ああ・・・ああああっ!!」
ジュディはマコトの熱と自身を感じ、マコトも熱を吐き出しながら
ジュディの身体を感じ、果てた。
>>444 楽しみにしているよ。
>>450 実在の人物はやめたほうがいいと思うな…。
もしも当人が見てしまったら最悪だろうし…。
>>449 久々に乙です。
リアルタイムで投下を見てるんですが…できれば、?/?と投稿に番号入れるか
一度に投下していただきたい、間に別の話題が入ってしまう。
あと、「今日はここまで」という宣言もお願いします。
>>450 さすがにナマモノは女体化以上に不得意な人多そうだしやめといた方が良いと思います。
苦手なら単語で個別あぼーんしても良いんだけど
裏中の裏のジャンルなだけに文句言われる可能性もありそうだし。
二人は呼吸を荒くし、少しの間言葉を交わせなかった。
少し経ってから呼吸が整うと、ジュディはマコトの首に腕を絡ませ、抱きついた。
「・・・?なんだよ・・・」
「本当に、ありがと・・・・・」
耳元でジュディが言った。
とても嬉しかった。自分の全てを好きだと言ってくれた事。
ただそれだけでジュディは充分だった。
「・・・・良いんだよ。俺はお前を好きだ。ジュディ、お前も同じ・・・だろ?」
「うん・・・・」
一緒にいられる。
お互いに想うから。好きだから・・・
ただそれだけの理由だけど。それだけだから
「Really Love」と呼べるから・・・・。
−Fin−
ああ、やっと終わりました・・・・遅かったですねぇ・・・(汗)
もっと早く、そして一括でやる様にしないと・・・。
>>457
すいません・・・次からは気を付けます・・・・。
ご指摘、どうもです。
次回は・・・やっぱりさなえちゃん×ポエットかな?
>>459 GJだったよ、珍しいカプだったし純愛好きだから楽しんで読めました。
また次回作希望しますね。
投下に関しては…携帯でもPCでもメモ帳に書きためてコピペで投下すれば良いとオモ。
一名無しが一方的に意見してスマン!
>>450無理でしょう
>>459氏GJです!
何故か自分の頭の中でさな×りえとかがあるんですが、参考までに
さな×りえ
漏れもキボン。
>>459 かなりGJ!!
純愛もいいもんだなと再確認できた。ありがとう。
464 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 00:19:09 ID:Pn+9/X2C
ご感想ありがとうございます☆凄い遅くて、しかもかなりマイナーなのに
こんなにほめていただけるとは・・・。
次も頑張ります♪
466 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 04:17:35 ID:wXyR6mDZ
さなポエの絵なら描けるんだがなぁ…
文章書きが苦手な理系の俺('A`)
>>466 角煮のスレに行けばいいじゃない
慢性的な絵師不足だし
ここで一つさなえちゃん受けをも期待。
自分で解消したいのに何もカプが思いつかん。
さなえちゃん…ベルとかじゃ駄目か?
突発的なネタで短いのですが
神×紫投下してもよろしいでしょうか?
ベルかぁ…かなり上品エロな予感w
つーかポプって百合の方が多そうな感じがする、何たる皮肉。
>>469 どーんと行こうぜ!
472 :
藍空 1/5:2005/10/15(土) 01:52:30 ID:K1/4jZ+1
ヨシオ!それでは投下します。
携帯からなので読みにくいかも知れません。
「今の時間は空が綺麗だねぇ…」
畳の部屋から、夕刻の空を眺めながらムラサキは言った。
「あー、そだな」
振り返りもせず、素っ気ない返事を返したのはMZD。彼は机にはりつき、何枚もの書類に目を通して忙しそうだ。
その書類が何なのか、ムラサキは興味がない。
二人は恋人ではないから互いに干渉しても意味がないと知っていたからだ。
二人はただ体だけの関係。
「あんた、見た目は私より年下みたいなのに毎日忙しいわねぇ」
「まぁな、神だから」
「アハハ、冗談もうまいのね」
ムラサキは笑いながら窓を閉めた。窓は白く、外から中が見えないものだ。
「何、もうはじめんの?」
MZDは書類からムラサキに目を移す。
ムラサキは着物をはだけさせ右太股を彼に見せた。
「私が待つの好きじゃないって、あんたはよぉく知ってるだろう?」
「しゃあねぇな」
MZDは書類を置いた。そして彼女の右肩に手を置きゆっくり押し倒した。緩められた着物は、それだけで隠れていた乳房を露出させる。
「あんたも仕事よりはこっちのが好きなのねぇ」
「姉さんは特別だよ」
ククッと笑うと、彼は右手で柔らかい胸を揉みほぐす。中央の赤い突起を親指で軽くつぶしてやると、彼女は小さく声をだした。
473 :
藍空 2/5:2005/10/15(土) 01:54:16 ID:K1/4jZ+1
「ムラサキも好きなんだろう?こういう事がよ?」
「あんたが上手いからだよ…あっ」
「いい声」
MZDは両手を使い胸を愛撫する。
ムラサキはMZDを見つめるが、キスなどはこない。
少し前にムラサキはキスを求めた事があったが、あれは愛し合ってる者がする事で、俺たちみたいな体だけの関係には必要ないと言われた。
ムラサキはショックだった。
彼が体を求めるだけ、彼女は彼の愛を求めていたからだ。
ムラサキの心とは裏腹に、MZDは事をすすめる。
片手で胸を愛撫しながら、開いている手を徐々に下へとおろしてゆく。
「ぁあんっ!早いよ…っ」
「おっと、ごめん。でも姉さん、こっから分かるぐらい濡れてるよ?」
MZDはそう言いながら、ショーツの上から湿った部分をなぞる。
「んん、あっー…」
ムラサキは返答できなかった。行為になれた体は感じやすくなっていた。
MZDは閉じようとするムラサキの足を開き、白のショーツをおろした。透明の糸が彼女の秘部からひいている。
「あ…っ、あまり見ないでおくれよ。恥ずかし…っ」
彼はショーツについた透明の糸を指でとり、ムラサキに見せた。
474 :
藍空 3/5:2005/10/15(土) 01:56:19 ID:K1/4jZ+1
「見ろよムラサキ、お前の蜂蜜甘いぞ?」
「あ、…甘くなんてないよ…」
MZDはムラサキの愛液がついた指を舐める。
「やっぱ甘いな」
「…もう、…ん!」
MZDは彼女の割れ目を下から上へとなぞった。温かいムラサキの愛液が彼の指を濡らす。
「ムラサキ濡れてるぞ?ここが感じるのか」
そう言って、割れ目の間にある小さな突起を摘む。
「ん、…ああぅ‥」
彼は彼女から手を離して、足元へと移動した。ここからならば彼女の秘部がよく見えるから。
「足、自分で開いて」
ムラサキは言われたとおりに、自分の足を掴み開いた。
着物がヒラつくものの、隠すものを身につけないそこはMZDからよく見えた。
「すんげーエロい、ムラサキ…」
MZDは先程指で摘んだ小さな突起を次は舌でころがした。
「んぁあ…!あぁっ」
体全身に電流が走ったかのような快感に陥る。
ムラサキはMZDから顔を反らし、視線をおよがせた。
秘部からは止まる事なく愛液がチロチロと流れる。
彼はそれだけでは足りず、舌を中にいれ内壁を舐めた。舌が入ってくる妙な感触に、ムラサキは気持ちが良く意識を手放しそうになった。
475 :
藍空 4/5:2005/10/15(土) 01:58:01 ID:K1/4jZ+1
「ぁ、いっ…ふぁあ」
MZDは舌を抜き、指を二本挿入した。舌でならされたそこは指二本など軽くのみこんだ。
「舌と指でイくなよ、姉さん?」
「でも、ぁあっ」
ザラザラとした狭い彼女の中を指で撫でてやる。
中は温かく、指を曲げてやるとピクピクと脈打った。
「あ、MZDぃ…。も、私」
「ん、わかった」
MZDはベルトを外しズボンから自身を取り出すと、ムラサキのそこにあてがった。
そして躊躇する事無く、彼女の中へ身をすすめた。
「あぁあんっ!」
ムラサキのソコは淫猥な音をたてながら彼を飲み込む。
自身の付け根まで膣内におさめゆっくりと動き始めれば、律動のリズムにあわせて彼女は喘いだ。
「すっげーいい。ムラサキの中やべぇ…」
「んぁあっ、あ…」
ムラサキは足を持っている腕を外そうとしたが、MZDに手を押さえられそれは叶わない。
「駄目。こっちのが羞恥心煽るだろ?」
「やっ…。いやな男だねぇ」
「いいじゃん。気持ちよけりゃ」
MZDは自身を一度引き抜き、先端で彼女の陰部の突起を擦る。焦らすことで彼女の羞恥心を煽り、限界まで追い込む。
476 :
藍空 5/5:2005/10/15(土) 01:59:35 ID:K1/4jZ+1
ムラサキは微笑む彼の顔を見ながら、彼の愛撫に腰を動かした。
MZDは彼女の濡れそぼる膣内へと再び自身をおさめると、彼女の腕を解放し、動き始めた。
「ナカにだすぞ?」
「う…ぁあん‥」
彼女が頷くと彼は小刻みに彼女の中をかき回し、再奥まで自身を押し込むと、子宮へと熱を弾けさせた。
「ぁああー……っ」
彼はまた、机にはりついていた。
ムラサキは崩れ汚れた着物から薄手の浴衣に着替え、空を見上げていた。
夕の空は闇へと姿をかえ、淋しく虫の音が風に消えた。
どれだけ願っても、体だけの関係。ただの口付けさえも叶わない。
ムラサキは静かに涙を流した。
終
短いですが終了です。
始めはラブラブ物書こうと思ってたのですが、いざ書いてみると違う方向へ
こういうネタが苦手な方すんませんでしたorz
>>477 すんげー、すんげーエロいw
ショートなのに情景がすんなり伝わってきました、ムラサキの心情とか。
この長さで味わえるとこをちゃんと押さえていて、終わり方もまた味がありこういうの好きです、GJ。
保守
480 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 21:33:24 ID:RbM+Mtbu
,.、 _
r '、`y´! , l`v' '.ろ / )
ゝ` ,!、 !ヽ、,. -- 、/ ', ', つ / ,r '''´ ,. -‐-、
`ー‐くrへ l /__,、__,、_ヽ i ./ / r'、ヽ/ ) l ,r ─ 、./ ,ノ/゙!-,
\ヽl (( ) _ rヽ l/ ./ ゝニ ト, /∠、_,、_/ r-‐‐ .ニ-' ニ'、
. >ヘ (`_-ァ ノ、/ 'ー─〈/\ i())_ ()) l,、/ _. -‐ 、ゞ
`>、` t-、-,-イ ,ろ `>、 '、 ー_7 ノ `r '´
.,( ) '〉‐レ'Yヽ!-/ ( ) rY' ソ `t ァ-rイ ┌n′ ノi
.,( )' / l lコ i ( ) ( )  ̄ lーY┬┬i ゞCCCC(´_ノ
. ( ) / l l ( ) .( ) l. l  ̄ ヽ
(´ '、'‐ァ、. ! l r'く,ィ (_'r‐、 l l _\
 ̄,イ ヽ /\/l ー ′ 'ー'´ノ、 /\ / 「
/i ,、 '、,,, __ _ j´ ,r‐' ノ
! '、 '、 __,ノ } , ´___', r<ヽ{´ ,..! r '
ヽ、二.ノ 〈 //´ / \ヽr<`ヾ、 ノ
{ 〃 ./ `'\\ ヽ j´
`''ゞ - ' `.-`ニヽノ
481 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 22:16:58 ID:K9teM6XL
馬鹿?
んす?
GGGですか・・・・
いつかポップンにも「勇者王」か「ガオガイガー」
が入るのを待ってるのは多分僕くらいでしょう(何)
>>484 もちろん『ガガガッ ガガガ ガーオガイガー!!』と、技名絶叫の部分はボタンで演奏する仕様で。
あと、演奏終了後、各ボタンに対応して技名を絶叫させられる仕様で。
スレ違いスマ
保守
ロキタン…(´д`*)
Kムラ書いてみたんですが需要ありますか…?
>>489 書いたなら是非投下してくれ!
いちいち聞かなくても、みんな作品を待ち望んでるんだから!
レスありがとうございます。
短いですがお付き合い下さると嬉しいです。
「…好き」
「誰が?」
今日も、耳元で呟かれる。その声は普段と違って、熱っぽい。
いつもの、冷えた血しか流れていないようなムラサキの姿は、微塵も想像できない。
彼女が誰を好きかなんてもう分かっているのに、それでも聞く。誰が好き?
「…好きなんだ…」
「だから誰が、って聞いてるじゃねェか」
そう言って彼女の黒い髪を梳いてやる、俺の名前を彼女の口から言わせてみたい。
しかし彼女は答える代わりに、その紅い唇で質問する俺の口を塞ぐ。
「…ん…」
無意識に零れるのは甘い吐息。
好きだ。好きでしょうがない。先に相手にそんな感情をもってしまった自分が憎らしい。
視界の端に、色が落ちかけた金髪が映る。見慣れた色だ。自分の黒々とした髪も一緒に。
KKの肩に添えていた手が、床に座っている彼の足に落ちる。
「誰が好きなんだよ、なぁ?」
さっき彼女がやったように、耳元で、囁く。小さく笑う。
彼女の手が、肩から足に落ちる。寄り掛かってくるその身体を支えるように、
その細い腰を、黒い着物の上から手で掴む。それだけで彼女はああ、と小さく震える。
「…アンタには、言わない」
言わない。そう言って微笑んで見せる。でも好きだ。本当に好きだ。何がとは言えない。
彼の一体何に惹かれるのか分からない。でも、一生傍にいたい。少なくとも自分はそう思う。
「可愛くねえな」
可愛くない。しかし綺麗だ。この整った顔が紅く染まるのは、快楽に歪むのは、本当に綺麗だ。
それぐらい俺にも分かる。だから、彼女は誰にも渡したくない。頭の端で、そう思った。
可愛くねえな。
そう、耳元で囁いてやる。
言葉の意味は冷たい。でも自分の声が全く冷たくないことは、自分で分かっている。
耳に掛かる吐息がくすぐったいのだろう、彼女は耳を俺の顔から離そうとする。
ん…
自分で意図せず息が漏れる。生暖かい彼の吐息から離れられないことは知っている。
けれど身を離そうとしてみる。腰に添えられている彼の手に軽く力が入る。逃げられない。
彼が自分を逃がしたくないからだ。手放したくないと思われている。そう思うと、妙に安心する。
彼は彼女の少しはだけた着物から見える鎖骨の辺りに接吻を落とす。
白い肌に冷たい感触が走り抜ける度に、彼女は声を上げようとする。しかし我慢する。
「…声、出せよ?」
彼女の顔はもう赤み掛かっている。綺麗。そんな単語が似合うと思った。
そして彼女はゆっくりと首を横に振る。俺に向かってにやり、と笑い掛ける。そして言う。
「出させてみなよ」
そう。自分からは出さない。敢えて相手に出させてみようとする。
「面白ェ」
面白い。だから彼女が好きだ。いつまでも抱いていたい。
着物がするりと肩から落ちた。
身体があつい。そして、視線がくすぐったい。
彼の骨張った手が身体中を這い回る。
彼女の肌は白くて、綺麗だ。
何処かのガラス細工みたいに、触ったらすぐ割れてしまいそう。
しかしガラスと違って、彼女は割れない。
「痛い」
「嘘付け」
「どうして嘘って分かるのさ?」
「お前、嘘が好きだから」
そう、彼女は嘘が好きだ。
それも綺麗な嘘が。
どうして彼は全てが見とおせるのだろう。
痛くはなかった。もし痛いとしたら、そのときはきっと心が痛いんだろう。
今は痛くない。気持ちいい。
気持ちいい――その言葉が彼女のアタマを支配する。
彼女は美しい。
男達は誰もが彼女の虜。
そんな彼女のこんな顔を見られるのは自分だけ。
そう思うと嬉しい。背筋がぞくぞくするこの感覚。
「気持ちイイ?」
「さあね」
「無理すんなって」
そう言われて、何度目だろう、口を塞がれる。
気持ちいい。けど、それを相手に言ったら負けな気がして。
気持ち悪い訳は無い。嫌なら彼女はとっくに逃げ出している。
それでも素直になれない彼女がとても、可愛かった。
「もう、濡れてるよ?」
「そんな訳…ひぁっ」
敏感な箇所を擦り上げる、彼女は甲高い声でそれに答える。
彼女は綺麗だ。このままにして、飾っておきたい。
けどそれは理性が許さなかった。彼女を自分だけのモノにしたい。
その証しが、ほしかった。
快楽に総ては支配されている。
上がるのは心拍数。とろけるのが心。
意識は動かない。激しい灼熱感。
感じる心臓の鼓動。そして熱を感じる顔、弄られる身体。
「も…う、来て…」
「じゃ、いくからな?」
最後の確認。
そして視界に映る、彼女の頷き。
自分の中が大好きなヒトのモノで埋められるこの感覚。
早く、きて。
「ムラサキん中…キツい…」
「…名前、呼ばないで…」
「好きだ…ムラサキ」
打ちつけられる腰。
もういちど塞がれる唇。
背中に回される手。
呼ばれる名前。
「も…イク…」
「いいよ、イって」
「KK…愛してる…」
「ムラサ…キ…俺ももう限界…」
「ひ…あああッ!!」
高い声と共に、彼女は果てた。
勿論自分も一緒に。
彼の感覚。
そして味わう、絶頂。
―――
「KK、愛してる」
「それ、もう聞いた」
「嬉しくないの?」
「嬉しい。めちゃくちゃに嬉しいよ」
そう言って、KKはムラサキの額に接吻を落とす。
くすぐったい。ムラサキは微笑する。
いつもの、朝の光景。
fin.
497 :
489:2005/10/22(土) 23:14:34 ID:mM/hdKHo
スレ汚し&ぬるくてすいませんでしたorz
おおお、いいじゃんいいじゃん!
ムラサキの綺麗な嘘(*´Д`)モエス
とりあえず出来た分まで投下します・・・さなえちゃん×ポエットです♪
こんな想いが生まれる事が、あるとは思っていなかった。
自分でも嫌になる程。確かに気づいた事・・・・・
でも、それは押さえなければならない。決して表に出すことは許されないから・・・・・
「・・・・・・・・・・・・」
自室のベッドに横たわり、さなえちゃんは考えを巡らせる。思い浮かぶのは、
いつも一緒にいる少女の事・・・・・
「・・・・・・・・ポエット・・・・・・・・」
誰に向かってでもなく、その名前を口にする。頭の中にポエットの笑顔が浮かぶ。
ポエットと出会ったのは第3回目のポップンパーティの時だった。最初は小さな女の子がいるというくらいの意識だったが、声を掛けられて話をするとすぐに仲良くなった。
「ポエットちゃんは天使なんだね」
「うん。まだ修行中なんだけどね♪」
彼女は「ホワイトランド」と呼ばれる雲の上の国から来た見習いの天使で、
世界中を幸せにする為に修行としてこの地上に来たのだという。
まだ来たばかりで知り合った人も少なかったポエットに、さなえちゃんは家に来て
一緒に住まないかという事で二人は今の関係になっているのだ。
あれから1年半・・・・・・2人はすっかり仲良くなった。まるで本当の姉妹の様に。
だけど、それ以外に別の感情が芽生えるようになった。
「・・・・・・どうして・・・・・・こんな気持ちを持つ様になっちゃったんだろう・・・・・」
右手を胸の辺りに移動させ、切なくて苦しい、だけど確かにある「本当の想い」を胸の中に抑え込む。
ポエットが好き。たった一つの、でも大きく、強い感情・・・・・。
「・・・・・・っ、あ・・・・・・・」
さなえちゃんは右手をスカートの中へ滑り込ませ、下着の上から秘裂に触れた。恋人であるタイマーの事ではなく、ポエットの事を思い浮かべる。
「っふぅ・・・・・ん・・・・・・」
最初はゆっくりと、指を上下に動かして自らを刺激する。指と下着の擦れあう音がわずかにした。秘裂が少し濡れているのが解る。
「ん・・・・・・っあ・・・う・・・・んっ・・・・・」
徐々に指の動きが速くなっていく。動かすたびにぴちゃ・・・・・と水音がする。左手は自然と胸へ伸び、自分で慰めていた。鼓動がどんどん早くなる・・・・・
「んっあ・・・・・ああ・・・・っ!!ポエット・・・・・ポエット!」
ポエットの名前を呼ぶ。自らの中にある「衝動」と「欲望」が高まる・・・・・
さなえちゃんは右手を下着の中へ入れ、直接秘裂を刺激し始めた。
「う・・・・ふうっ・・・・・・!あ、ああん・・・・ん・・・・っ・・・・・」
指の動きは最大に達し、その度に快感の波がさなえちゃんの身体を駆け巡った。一気に終焉に辿り着く。
「あっ・・・・・あああっ!!」
さなえちゃんは果てた。右手には秘液が滴り、下着の下も一目で解るほどに濡れていた。ベッドに横たわり、肩で息をする。呼吸が落ち着くと、さなえちゃんは自分の右手を見た。自分の秘液が滴るその手を見つめる。そして、左腕で目を覆った。
「・・・・・っ、うっ・・・・・く・・・・・うっ・・・・・・・・」
涙が溢れる。こんな風にしか、こんな事をしてでしか想いを押し殺せない自分が切なく、そして悲しかった。
「うっ・・・・・あ・・・・うっ・・・・うう・・・・っ・・・・・・ポエット・・・・・」
部屋には、さなえちゃんの泣く声が響いていた。
「はぁ・・・・・・・・」
晴れた日の青空の下、ポエットは公園で一人ため息をついた。普段はとても元気で明るい彼女なのだが、
最近は沈んだ表情が多く、ため息もよく見られる。
「・・・・・・どうしたんだろう・・・・・・・」
ポエットの落ち込んでいる理由。それはいつも一緒にいる人の事、さなえちゃんとの事である。
いつも自分に笑顔や優しさをくれるさなえちゃんが、最近は笑顔を全然見せてくれない・・・・・・それどころか自分を避けている様な感じであった。
「さなえちゃん・・・・・・・・」
名前を口にし、空を見上げる。自分が何かしたのだろうかと考える。
天使とはいえ、まだ幼いポエットはその胸を痛めていた。
いつも優しく、時には厳しく接してくれる・・・・・・ポエットにとってさなえちゃんは姉であり、母親のような存在でもあった。
その大切な存在である人が自分を避けている。これはポエットではなくとも辛い事には変わりは無い・・・・・・。
考えるほどに胸が痛み、瞳が潤む。
「っく・・・・・・っ・・・・」
「ポエット?どうしたの?」
突然声を掛けられ、声のした方へ顔を向ける。茶色の髪をした紫色の綺麗な瞳、リボン付きの青い帽子に赤いベストを着た少年がいた。ポエットの友達のケビンだ。
「あ・・・・・ケビン・・・・・・・」
とりあえずここまで・・・ですね。
さなえちゃんの自慰シーンを書いたのは初めてです・・・。
続きはまだ後日で。
時がとまった
芸能人系の男キャラって誰がいるかなぁ?
ラブリートランスポップのキャラで書きたいのだが…
ロマンスの人
ワッキー
タイマー
アイス
あたりじゃないか?
芸能人…有名所ではショルキー・アイス・タイマー・ミラクル4とか。
あとはCSに三浦ヒカルがいる。適任?
溶解バンドも一応芸能系だとは思うが…
>>506 真っ先にむぎばたけが頭に浮かんだのは俺だけで良い。
>>509 そんなこと言ったらみんな芸能系に
間違っちゃいないか
511 :
505:2005/10/27(木) 08:25:11 ID:OBj0pMli
皆さんありがとう
脳内でショルキーの相手はじゅで(ryだしCSキャラは判らないから書けないが
別で微妙にネタ浮かんだかも…
忙しいからいつになるか分からないけど完成したらまた来ますね。
ちなみにラブリートランスポップのキャラは3人です
シルビアで何か書きたいのだが、誰かいいキャラはいないだろうか…
正直、誰も浮かばない…
>>512さん
ベタでユーリとかはいかがでしょうか。
ポップン13で、タロー×はなちゃんとかどうでしょうかね・・・。
何となく・・・
>>512 森に迷いこませれば誰とでもやれるとおも(笑)
ミシェチェルとかって書いていいんでしょう か。
まだ書き途中なんですがロリだし年差身長差ありまくりんぐだしミシェル変態エロス野郎だし
518 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:18:05 ID:/jyqXoTZ
519 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:32:48 ID:YAYQhW55
>516 待ってました
わ ぁ い
これで心置きなく書き散らす事ができます!!
書いては消し、書いては消しが多いのですが必ず投下させていただきたいと思います!
521 :
512:2005/10/28(金) 17:48:05 ID:ewTTPQfE
色々意見ありがとう御座います。
色々考えてみたのですが、ここは一つ、
ロキ×シルビアでも書いてみたいと思います。
執筆は遅いかもしれませんが、いつか投下させて頂きたいと思います。
なんかついうっかり
アッシュ&ユーリ×スマイル(女体化)
…なんてモノを書いちまったんだが、投下しておk?
メ欄に女体化って入れておけば、苦手な人はあぼーん出来るからおkかと
とりあえず注意書きを分かるように書くの推奨。
こんばんは。
前にショルジュはどうかな、と書いた者ですが
もうちょいで出来そうなんで、近い内に投下したいと思います。よろしくです。
ちなみに前にリエさな投下した者です。シルヴィアネタは行き詰まって放置中orz
ふわわSS書きたいんですが、エロが思い付かなくて……
エロなし、微エロで投下しても良いですかね?
えろがいいなぁ、と贅沢いっちゃだめですか?
つか、非エロSS投下スレが欲しいのは自分だけ?
需要あるかなぁ。
>>528 うーん…そんな交わりとかはうまく書けないっつーかなんと言うか…
>>529 このスレでも投下は普通にOKじゃないんですかね?
>>530 他に投下するところが無いからここでも構わないんだけども。
過去に例もあることだし。
しかしここは21禁だしなぁ。エロ無しなら若い人にも読んでもらいたいなぁ…なんて。
まぁいいか(´∀`)
音ゲー板にでもスレ立てればどうだろう
それか別に適切な板があればいいけど俺はしらね
ていうか微エロがあるならここでもいい気がする
過疎になりそうな予感だが…立ててみる価値はありそうだね。
ゲーキャラ板のノーマルCPスレでちょっと話出てたし…
友情モノかノーマルCP恋愛もののみで、801はヨソでやれ、みたいなルールでよさげかな。
今自分スレ立てられない環境だけどorz
あと音ゲー板よりはゲーキャラ板がいいよね。
>>535 注意書きは801はヨソで、くらいでいいんじゃないかと。
小説は友情ものと恋愛ものだけとは限らないし…。
ゲーキャラ板は同意。音ゲ板だと荒れそうだからね
とりあえずふわわはここでいいんじゃね?
ていうか早く見たいw
同人板とはどっちがいいかな、と思ってみる
>>535 あと自分が思ってるCPと全く正反対のものが出てきても
ケンカせず仲良くね、みたいな…?
同人サイトと公共掲示板の区別つかない人が暴れたらやだなぁ、と。
いや、思いっ切りエロだけ飛ばした感じになりますが、今書かせてもらってます。
>>539 偉そうだけどちょっと苦言。
エロなしにする理由が「うまく書けない」だったら、そいつはちとずるいと思う。
まして、エロだけ飛ばした感じになるなら尚更。
面白いシチュエーションを閃いて、それを伝えたいという気持ちはわかるが、
だったらきちんとエロの形にして出すのがマナーじゃないだろうか。
読み手に対しても、他の書き手に対しても。
お前さん、書き手がどんだけ苦労してエチシーンを書いてるか、想像したことあるか?
案外、エロ妄想を文章の形にするのって楽じゃないんだよ。
ここのスレに限らず、職人さんは皆、頭抱えながらその行為をやってる筈。
SSを投稿したいと思うなら、そういう苦労はしてほしい。
エロなしが許されるのは、「そうした方が作品にとって良い影響が出せる」というポジティブな理由がある時だけだ。
……気に障ったらすまん。
でも、俺としてはそういうこと解ってほしい。
以下スルーでヨロ。
>>540 まあ落ち着け。
言いたいことはわかる。
けど、もうちょっと肩の力を抜いて。
そういうおカタい話が出ることによって、
SSを投下しにくくなる職人さんのことも考えてやってくれ。な?
一番キツイのは、そういう発言が元でスレの空気が悪くなることだと思。
それはあんたも嫌だろう?
>>539 ガンガレ。
エロなしでも俺は待ってるよ。
まあ、書けないって最初から諦めないで、
難しいけどその分 書き上げられた時の達成感がたまらんかったりとか
文章力上がったりとかするんじゃなかろうか。
まあ、マターリいこ。
個人的に ふわわでエロってのがまず難しそうだと思ったけどw
エロ無しであればもし非エロSSスレ出来たらそっちにもうpきぼん。
うん、とりあえずSSキボン。
サンデーサイレンスじゃないよ。
おう。ショルジュもふわわもワクテカして待ってるよー
全裸で。
ちょっと思い付いたんだが
ルルと流星ハニーはどちらが攻めだろう…
宇宙系ってことでCP思い付いたんだが。
流星かな
流星に一票
城西に一票
ロキチャソに一票
ありがと。じゃあ流星ハニー×ルルで練ってみよ
え…城西×ロキですか?(笑
また時が止まった
ショルジュ…(´・ω・`)
ふわわ…(´・ω・`)
テンロキ…(´・ω・`)
>>552 一番下の 忘 れ て た
という訳で半裸で構えてみる
554 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 21:09:44 ID:SqN9qOUQ
ミシェチェルも待ってるよ、全裸で。
こ、こんにちは。
予告から1週間経ってしまいましたが、ようやく出来たので投下します。
(前にふたなり投下したので、弾いてた方は設定し直していただけたら…と思います)
一応純愛ものですがエロまでがかなり長いと…orz
それからネタはノーマルCP板の書き込みから少し頂きました。
歌詞は聞き取りスレから拝借。
では投下始めますー
…帰ってくる。
彼は空港の広場で、ひとりの少女の到着を待っていた。
派手な赤い髪に、黒いスーツ。
サングラスをかけているので、素顔が分からない。すらりとした長身…
名前はショルキー。音楽プロデューサーを務めている。
(そろそろ…か)
――前方の扉から、ぞろぞろと荷物を抱えた人達が出てきた。
飛行機から降りてきた客である。この中に、彼の待ち人も…
(おっ)
…見つけた。
向こうの方もショルキーに気付いたようで、互いに手を振りながら、歩み寄った。
「ショルキーさん」
互いに立ち止まり向き合うと、少女が笑って彼の名を呼んだ。
「久しぶりだな、ジュディ」
「…はい」
――彼女の名前は、ジュディ。
鮮やかな金髪に、深い青の瞳を持つ少女…だがそれは人目につかぬよう、帽子と伊達眼鏡に隠れている。
ジュディは――ショルキーがプロデュースしているダンサーであり、歌手なのだ。
「あはは、すっごい色ですね、髪の毛」
「まぁな」
真っ赤な彼の髪を見て彼女が笑う。
――ジュディは半年の間、ショルキーの元を離れ、歌唱トレーニングのために海外へ渡っていたのだった。
だから、ふたりが顔を会わせるのは、久々の事なのだ。
「お前も、見ないうちに少しは痩せたんじゃないのか?」
「や…やだな、もう…まあ、キツかったし? なんて…へへっ」
互いの変化を、微笑み合う。
「これからどうする? 夕食は…まだだよな」
「はい。わたし、お腹すいちゃいました」
「じゃ、適当に食べに行くか…」
ジュディはうなずく。ふたりは駐車場の方まで歩いていった。
「あれっ、あの人どっかで見たことあるよーな…?」
――すれ違う人が声を出す。
それを聞いてかショルキーは早足になる。
(…もう、)
ジュディも軽く顔を伏せ、それについていく。
引きずっていたキャリーカートの車輪の回転が速まり、ゴロゴロ音を立てた。
…彼女の帰国は、お忍びなのだ。
それはジュディが報道陣に囲まれるのは嫌だ、と事前にショルキーに伝えておいたからだ。
だが――
(テレビに出てるときと、あんまり格好変わんないし…)
ジュディは心の中で愚痴を言った。
――一応、彼女自身は、真の姿がすぐ分からないように軽い変装をしている。
(…わかって、ないなぁ…)
ジュディは深く溜め息をついた。
「で、向こうはどうだったんだ?」
二人は車に乗り込んで、すぐに外へ出た。
「…」
「ジュディ?」
ショルキーは運転をしながら助手席のジュディに声をかけるが、彼女は不機嫌そうにそっぽを向いている。
「…どうしたんだ」
「…知りません」
(…俺、何か悪いことしたか…?)
ジュディは何かに腹を立てている。だがその理由がショルキーには解らないのだった。
(弱ったな)
――久しぶりに会うものだから、彼女とどうやって会話したらいいのかすら悩んでしまう。
「…ごめん」
「…」
ショルキーが謝ると、ジュディは無言で視線を彼の方に移した。口元は、への字のままだが。
(どうせ、わたしが何で怒ってるか、分かってないんだろうけど)
ジュディは、運転するショルキーの横顔を見つめた。
彼の視線はサングラスに隠れて、はっきりとは分からない。
…ジュディがショルキーの素顔をまともに見たことは数えるほどしかない。
理由は知らないが、彼は世間に本当の姿を晒すことを避けているのだ。
――赤信号。ブレーキがかかり、車が止まる。
「…頑張りましたよ。向こうで」
彼女は先ほど問われたことの返事をする。
「自信、つきました。
だからこれからの仕事、自分でも納得がいくように、
…ショルキーさんにも納得してもらえるように、こなせるって、思います」
「…そうか」
ジュディの力強いその言葉に、ショルキーは深く安心した。
「それは…良かった」
信号が変わる。彼はそう言って、アクセルを踏んだ。
「美味しかったー! やっぱりここのお店、いいですね」
――スタッフの間で行きつけのレストラン。
ジュディが海外に渡る前にも、よく行っていた所で、料理が絶品なのだ。
久しぶりに来たとあって、ジュディは喜んで食べたのだった。
「で、機嫌は直ったか?」
「…さぁ。どうでしょうね?」
ショルキーの質問に、彼女はいたずらっぽく答えた。
(…食べたら機嫌が良くなるとか、…わたし、そんな単純じゃないし)
…心の中でつぶやく。
「で、早速仕事の話で申し訳ないんだが」
「はい」
「近い内、早速1曲作りたいと思うんだ。…何か、希望とかあるか?」
「…」
…久しぶりに、実感が沸いてきた。
自分が歌手であるということ。
半年間、きついトレーニングに耐えてきた。
今回はそれの成果を思う存分、出したいと思う。
それから…
(…)
ジュディはショルキーの方を真っ直ぐに見て、少し考えたのち、言った。
「――歌詞を、書きたいんです」
*
――新しい事に挑戦したい、とジュディは言った。
(成長したもんだなぁ)
ショルキーはスーツの上着を脱ぎ、パソコンのあるデスクに向かった。
…あの後店を出て、ジュディを自宅――とある高層マンションの一室。
芸能人が多く住んでいる――まで送り届け、自分もそこの別の階の自室に帰宅した。
「…」
思い出すのは、3年ほど前のこと。
ショルキーは音楽プロデューサーとして一躍有名になり、色々な場所から引っ張りだこになっていた。
だが、彼自身は、そんな状況に納得がいっていなかった。
――売れることだけが、いいことなのか?――
流行に合わせ、周囲に媚びただけの音楽を作り、稼ぐこと。
…それは彼が本当にやりたいこととは違っていたのだ。
そんな風に仕事に嫌気がさしていた時、ふと誘われたように入った、通りがかったクラブ。
そこで見つけたのが…舞台の上で生き生きと踊っていた少女、ジュディだった。
ショルキーは彼女に不思議と惹かれ、スカウトした。
ジュディはそれを快く承諾し、そして二人は今に至る。
ジュディと関わりはじめてから、ショルキーの環境はガラリと変わった。
今までの仕事から縁を切り、単なる売れるためだけのものではない、自分の作りたい音楽を、ジュディを通して発表していった。
彼は久しぶりに、仕事が楽しいと思った。
また、活動を重ねていく度に成長していくジュディを見るのが嬉しかった。
(俺は、奴に救われたのかもしれんな)
――頭のなかに住み着いた、ジュディの笑ったり、怒ったり、といった色々な表情が巡る。
彼女の隠れた才能だけではなく、別の意味でも、最初から惹かれていたのかもしれない。
プロデューサーとしてではなく、違う立場で彼女を見てしまうたびに…
(駄目だ)
と思う。
自分と彼女はひとまわりぐらい年齢が離れている。きっと何かの、気の迷いだ。
それにジュディ本人に、自分が考えていることが悟られてしまったら…
きっと、今の関係は終わってしまうだろう、とも思う。
だが久しぶりに会った彼女を、やはり愛しく思ってしまった。
(…今日はさっさと寝るか…)
結局何もしないままパソコンの電源を切り、ショルキーは部屋を出た。
その頃のジュディ。
「ふう…」
風呂からあがり、バスローブを着て、久しぶりに見るソファに座ってくつろいでいる。
(きれいになってるし…)
この部屋はショルキーがジュディのために用意したものだ。
半年も居なかったのだから当然ホコリかぶっているだろうと、帰ってまず彼女は掃除をするつもりでいた。
だが予想に反して部屋はきれいで、多分彼が片付けたのだろうと彼女は思った。
(…言っちゃった)
ずっと歌詞が書きたい、と思っていた。自分の気持ちを、形にしたかった。
久しぶりに会って、気持ちは高まるばかりだった。
(だめよ…)
自分と彼は、歌手とプロデューサー。それ以上でも、それ以下でもない関係…。
もしこの想いを知られたら――ショルキーに迷惑がかかると思っていた。
(ただの子供だとしか思われてないんだろうな)
そうやって自分のなかで否定的なことを考える度に、胸が苦しくなる。
…だから、せめて一生懸命いい仕事をしようと思った。そうすれば…彼と一緒にいられるから。
クラブで踊ることで、自分の中の気持ちをごまかしていた、つまらない生活を送っていた自分。
そこから抜け出せたのは、彼のおかげだった。
(…頑張ろ)
ジュディは立ち上がって、机のある部屋に向かった。
*
「せっかくジュディちゃんが帰ってきたばかりなのに、すまなかったね」
「いや、別に…帰国の日が決まる前からの予定だったしな?」
――今日、ショルキーは、仕事仲間のアイスがプロデュースしているタイマーのライブのバックバンドに出演した。
今はライブ後の楽屋でアイスと話している。
「しかし凄い人気だな、タイマーは」
ホールに響きわたるファンからの声援の凄さを今日ショルキーは身をもって体験した。
「いやいや。 …そっちも勿論、ジュディちゃんの新曲早速出すつもりなんだろ?
ファンが首を長くして待ってるさ」
「まあな。…しかし」
「え?」
ショルキーは持っていた缶コーヒーを飲み干して、話の続きを言った。
「ジュディの奴、歌詞が書きたいとか言って…
それはいいんだが、帰ってきて会ったとたん、怒り出したり…
とか、帰国はお忍びがいいとか、1人で迎えに来いとか、いちいち注文つけてきたり…
まったく、ワケがわからん」
――そんな愚痴を聞いて、アイスはぷっ、と吹き出した。
「…何だよ。おかしいか?」
「いやいや。…それってさ…。――まあ、いいや。今日はお疲れ、早く帰ろう」
アイスは微妙に何かを誤魔化した様子で立ち上がって荷物をまとめた。
(…わけわからん…)
ショルキーも荷物を抱えて楽屋を後にした。
夜道に車をかっとばし、ショルキーは自宅に戻った。かなり疲れたので早く休みたかったのだ。
マンションの廊下を渡り、自分の部屋のドアの鍵をあける。
――ひらり。
(…なんだ?)
ドアを開けた勢いで、何か封筒が彼の目の前を舞った。
「…」
それを拾う。白い大きめの封筒の表面には…
「できました」
女性的な整った字でそう書いてあった。名前はなくとも、誰からのものかショルキーにはすぐ分かった。
「ジュディ…」
中身は勿論――。
「こりゃ、今日は寝られないな」
誰に聞かせるでもなく苦笑してそうこぼし、ショルキーは部屋に入った。
ショルキーは寝ずに、その歌詞に曲を付けた。
ジュディの歌詞は…素直で、優しかった。
――”偶然再会したあなたに恋したの 不思議だよね… ”
*
曲が完成し、練習を重ねた。
そして…ついに、レコーディングの日がやってきた。
「眠そうだな」
「ん〜…はい…5時起きで出かけるなんて久しぶりで…」
そんなジュディの返答がおかしくて、ショルキーは苦笑した。
今日は遠くのスタジオで収録し、その近くのホテルに泊まるというスケジュールだ。
早めに行かなければならず、まだ空が薄暗い中で2人は車で移動していた。
ジュディは運転するショルキーに並んで助手席に座っている。
「…着くまで寝てもいいですか?」
「どうぞ。着いたら起こしてやるから」
「ありがとうございます…」
ジュディはそう言うと背もたれに深く寄りかかって目を閉じた。
(――やっぱり、中身は普通の子と変わらないのかね)
いくらアーティストとして訓練し、仕事をしていても。
朝に弱かったり…中身はその辺の、普通の少女と変わらないのだ。
――空いている高速道路を走る。少しすると、隣から寝息が聞こえてきた。
ショルキーは誘惑に負けて、ジュディの顔をチラ、と見た。
頬は紅潮していて、少し厚めの唇が、ほんのちょっと開いている。
(無防備なやつ…)
――とは思ったものの何もしない。流石にそのくらいの自制は利くというものだ。
「…」
彼女が書いた歌詞に、ショルキーには少し気になった部分があった。
創作というより、まるで彼女の気持ち自体を言葉にしたようなものだったからだ。
――彼女は今、誰かに恋をしている…。
「ジュディ。着いたぞ、」
「ん…あ。すいません」
軽く肩を叩かれ、ジュディは目を覚ました。ホテルの駐車場だ。
2人は車から降り、トランクから荷物を下ろし、ホテルにチェックインした。
もちろん別々に寝るので2部屋取ってある。
そして、その部屋に荷物を置き、スタジオへ向かい、スタッフに挨拶をした。
「久々だけど大丈夫なんだろうな?」
ショルキーが軽い気持ちで聞くと、
「――…はい…まあ…」
気丈な返答がくるだろうという彼の予想とは大きく外れ、ジュディの言葉は沈んでいた。
(…緊張してるのか…?)
ショルキーはそう思ってさして気に留めなかったが――
実際、ジュディの胸中は違っていた。
少しの発声練習の後――ついにレコーディングが始まった。
ジュディはマイクの前に立つ。ショルキーは側の機材のある部屋から、ガラス越しに彼女の様子を見た。
曲のイントロが暫し流れ――声が入る部分にかかる。
「ひ…」
…ジュディの声が上擦った。うまくタイミングを掴めなかったのだろうか?
曲が止められる。
「おーい、どうしたの?」
「すみませんっ」
スタッフの男性に声をかけられ、ジュディは申し訳なさそうに頭を下げた。
――だが、これは序の口――この後も、何度も何度も、ジュディは失敗し、うまくレコーディングは進まなかった。
(なんなんだ、これは――今までこんなミスする事は無かったのに…)
流石にこれは様子がおかしいと思ったショルキーは立ち上がり、
「すいません、ちょっと一旦休憩にして」
スタッフに声をかけ、ジュディに目で合図して側に来させた。
「…どうしたんだ」
「すみません」
ジュディの表情は沈んでいる。
(…自信あるって、言ってたのにな)
帰国してきた時の彼女の表情を思い出す。
今、彼の目の前にいるジュディは、その時とまるで正反対の顔をして、うつ向いている。
下手なことは言わない方がいい、と彼は思い、ジュディの肩をポン、と叩いた。
「あっ…」
ジュディは驚いた様子でショルキーの顔を見上げた。
「今日は調子悪いみたいだけど、誰だってそんな日はある。
もし今日終わらなくても、また明日やればいいから不安に思わなくていいぞ」
「…はい…」
ジュディは再びうつ向いた。
「…がんばります…」
そう呟いて、彼女はペコリと会釈していった。
ショルキーはスタッフのチーフに声をかけ、レコーディングが再開された。
――ジュディはそれでも、気持ちの整理がつかないままだった。
(もう…)
ショルキーの優しさが、痛かった。
肩を叩かれた時の、大きな手の感触が消えない。彼の声が頭から離れない。
そしてそれらは彼女の心を揺らし、乱していく。
…イントロが流れ出す。
(だめ…)
時間は止まらない。歌い出しが近付いてくる。だが、もはや彼女にそれを聞く余裕さえなかった。
(…歌えないよ…)
彼女の頬を涙が伝った。
曲は歌い出しを過ぎて空しく流れた。
――耐えきれず、ジュディはその場を飛び出した。
「おい! …ちょっ、…すいません、」
その様子を見ていたショルキーはスタッフに声をかけ、慌てて彼女の後を追いかけた。
(何があったんだよ…!)
ジュディが泣いていた。…朝はおかしい様子は無かった。
このスタジオに来て、何か心境の変化が起こったに違いない。
きっと久々だからとか、緊張しているからとか、そういう次元からではない理由で。
ショルキーにはそれが全く分からなかった。 ――自分が原因である事も知らずに。
追い掛けているうちに外へ出た。空は暗くなり始めている。
「ジュディ!」
彼女は運動神経がよく足も速い。だが、流石に男のショルキーには敵わない。
すぐに追い付かれ、ショルキーは彼女の手首を掴んで動きを止めさせた。
「どうしたんだ、いきなり逃げ出したりして! スタッフに迷惑――」
ショルキーは息を切らしながらとっさに声を出したが、ジュディの顔を見てハッとして言葉を止めた。
彼女はまだ、泣いていたのだ。
「ごめん…言い過ぎた」
「離してくださいっ…」
ショルキーの謝罪を聞く様子もなく彼女はぽろぽろ泣いて腕を振り抵抗する。
けれど、その力は微々たるものだった。
「…仕事が嫌か?」
ショルキーの問いに、ジュディは黙って首を振った。
「体の調子は?」
――これにも、首を振る。
「じゃあ…」
ショルキーは少し沈黙した後に、こう聞いた。
「俺が嫌いか?」
「!」
ジュディはハッ、として彼の顔を見る。
「全然…違いますよ…」
彼女は彼の――サングラス越しではっきりとは判らないが――目を見ながら言った。
まだ涙は止まらず、肩は震えている。
「嫌なのは自分…恥ずかしくなって、嫌になって…仕事なのに何してるんだろって…」
「…何の事だ?」
そう言われても、ジュディの仕事には今日まで何も問題など無かったと思っていたショルキーには何が悪いのか分からなかった。
「わたし、もう我慢できなくなりました。…駄目だって…分かってるのに。でも」
ジュディは手で涙を拭って続きを言った。
「好きです」
――一瞬、ショルキーの思考回路が飛んだ。
気が抜けて、掴んでいたジュディの手首は解放された。
「…今、なんつった…?」
「あ…」
――言ってから気付いたのだろう、ジュディは彼から目を反らし、気まずそうにうつ向いた。
頬は真っ赤に上気している。
「…っ!」
そして逃げるように再び走り出した。
「え、お、おい、待てよ!」
少し遅れてショルキーは彼女を追い掛けだした。
だが、力が入らず先程のように全力疾走というわけにはいかなかった。
ジュディはホテルに入っていった。そして、宿泊する部屋の方へ――。
ショルキーは敢えて追い付こうとはせず、ついていくような感じで彼女の後を追った。
部屋の前に着くと困った様子でジュディは立ち止まった。
「…鍵、持ってないんだろ?」
ショルキーは歩み寄って、スーツのポケットからカードキーを出した。
…とっさに出てきたので、ジュディはスタジオに荷物を置いたままなのだ。
「…俺の方の部屋なら開けられるから、しばらく休んでな」
彼はジュディが立ち止まっていた所の隣の部屋を開けた。
「…こんなんじゃ、今日は収録無理だろ。
スタッフには適当に説明してくるから、その時お前の鞄も取って…」
ショルキーは言葉を止めた。ジュディの無言の訴えに気付いたからだ。
彼女は、じっ、と彼を見つめている。
「…まあ、とりあえず中入るか」
スタッフに連絡すべきだとは思うが、雰囲気に飲まれ彼はジュディと共に部屋に入った。
ジュディはまず洗面台で泣きはらした顔を洗い、備えてあった白いタオルで拭いた。
紅潮は褪めないが、気分はそれで落ち着いた。
(言っちゃった…)
何となく気まずい。
ジュディはゆっくりと部屋の方に入った。ショルキーはソファーに座っていた。
彼は彼女の姿を見ると、口を開いた。
「…話せるか?」
「…」
何も、言えない。
ジュディは苦しくなった。
――言ってしまったのだ。本当の気持ちを。
歌手とプロデューサー。
それ以上の関係になんて、なれるはずないと思っていたのに。
ショルキーはどう思っただろうか。
…何を考えているのか、と驚いただろうか。
(…嫌いに、なったかな…)
うつむいて、黙っている。
…そんなジュディの様子を見て、ショルキーは――
言うべきか少しためらったが、ぼそりと呟くように言った。
「…俺も、って言ったら?」
「えっ」
ジュディは驚いて顔を上げた。
「…ショルキーさん、それって」
「…言わせるのかよ…」
彼は照れながらそう言った。ジュディの方を見ていられないのか、視線は泳いでいる。
少しして、続きが声に出される。
「…好きだ」
「…」
――それを聞くと、ジュディは力が抜けたような感じで床にへたりこんだ。
そして、また泣き出した。
「うわーん…」
「ちょっ、…何でまた…」
ショルキーは慌てて彼女の元に駆け寄った。床に膝をついて、ジュディの顔を見る。
「なんで泣くんだよ…」
「だって…」
ジュディは手で涙を拭ったのち、続けた。
「…嬉しい、から」
「…、」
それはこちらも同じである。
「あっ」
ショルキーは堪えきれずに、ジュディをそっと抱きしめた。彼女は驚いて声を出した。
「…」
ジュディの細い肩の震えが止まる。
ショルキーの大きな手に引き寄せられ、彼女は黙ったまま暫く彼に身を委ねた。
「――泣きやんだか?」
「…はい」
ふたりは体をそっと離し、少し見つめ合って、そしてゆっくりと顔を近付け…
「…っ」
ギリギリの所で、ジュディがびくん、として引いた。ショルキーのサングラスのせいだ。
それが邪魔なのだと自分でも気付いたようで――
彼はサングラスを外し、側にあった棚の上に置いた。
(…あっ…)
なかなか見られなかった、ショルキーの素顔。
それを彼自身から見ることができた。しかも、こんなに近くで…。
ジュディは嬉しくなった。何となくではあるが、いま心が通じ合っていることを感じられたから。
…ふたりは何度も、優しいキスを繰り返した。最初はショルキーの方からだった。
離れたら、今度はジュディの方から口づけた。
そっと触れるだけの、不器用な…けれど、それは暖かかった。
いいにおいがする、と彼は思った。
香水をつけている様子はないが、ジュディに近付くたびに、そう感じられた。
唇を離し、互いの顔を見る。
――彼女の、頬を上気させ、照れているような表情を、ショルキーは純粋に、可愛らしいな、と思った。
さらさらした美しい金髪をそっと撫で、指ですいてやる。
その手をそのまま頬に回して、ショルキーはまたジュディに唇を重ねた。
「んっ…」
ジュディの体が一瞬強張り、唇が震えた。
…なんて、いじらしいのだろう。
ショルキーは堪らず、もう一方の手を彼女の腰に回し、覆い被さるようにして、そっと押し倒した。
頬にあった手を後頭部の方に滑らせ、頭を抱えてやる。
「…あ…」
唇を離すと、困っているような、恥ずかしがっているような、そんな表情のジュディがそっと声を漏らした。
「ショルキーさん…」
ドキドキして、ジュディはか細い声を出すので精一杯だった。
ずっと好きだった彼に、こんなに近くで見つめられているのだ。落ち着く、わけがない。
…こんな格好になって、――これから彼が何をするかぐらい、ジュディにもすぐに分かった。
そして彼女はそれを、拒もうとは思わなかった。
「……ちゃんと…ベッドで、して?」
それを言った後に、
(…ちゃんと、って何だろう…)
とジュディは自分で思ってしまった。恥ずかしくなり、目を反らす。
そんな彼女の様子がおかしくて、ショルキーはフッ、と笑った。
そしてゆっくりとジュディを抱きかかえて、奥のベッドに運び、そっと横たえさせた。
彼はその傍らに腰を下ろし、スーツの上着を脱いだ。
そしてジュディにまた覆い被さるように体を倒し、彼女の髪を撫で、頬に手を回して、口づけた。
「…あっ…」
ジュディは声を出し、体を震わせた。ショルキーが舌を入れてきたからだ。
「ん…あ…」
舌と舌が絡み合う。――広い静かな部屋に、ぴちゃ、と音が響いた。
これは、ジュディにとって初めての感覚だった。頭の中が、だんだん麻痺していくような気がした。
そのまま、ショルキーは空いた方の手でジュディの体を撫でた。
首筋から始まり、するすると腰の辺りまで下がっていく。
なんだかくすぐったい、とジュディは思ったが――
「あっ…!」
不意にシャツの裾辺りをまさぐられ、びくりと震えた。
彼女は体を反らしてみたが、それは抵抗にもならず、ショルキーの手は中へと入っていった。
(…はずかしい…)
素肌を、あの大きな手に愛撫されている。
彼の手は、すこし冷たかった。…単に、自分の体温が上がっているだけかもしれないが。
その温度差に、ジュディはまた体を震わせた。
ショルキーの手はじわじわと奥に進んでいき、下着に引っ掛かったところで止まった。
「…あ…」
糸を引いて唇が離れる。
ジュディの頬は上気しきって、唇をあけたままだった。とろん、とした目でショルキーを見ている。
(調子、乗りすぎたか…?)
ジュディはすっかりおとなしくなってしまった。
だが、ここまで来て、辞めることはもう出来そうになかった。
「…脱がすぞ?」
できるだけ、彼女を傷付けないように――。
ジュディがコクリと頷いたのを確認してから、彼は彼女の背中に手を回し、下着のホックを外した。
そして、それをシャツと一緒に捲り上げ、片方ずつ腕を持ち上げてやり、そっと脱がせた。
ジュディの上半身があらわになる。
彼女は恥ずかしそうに目を反らし、両手で胸を隠したが、そんな仕草がまたショルキーの劣情を膨らませてしまう。
彼はまたジュディに深いキスをした。そして、空いた手で彼女のジーンズのホックを外した。
「んっ…」
駄目、と言いたげに、ジュディは侵入しようとした彼の手を、胸元にあった手を片方外してそれで押さえた。
それでももう片方の手で胸を伏せている。
彼女のそれは大きめで、とても隠しきれてはいないのだが。
ショルキーは再び覆い被さるようにして、今度はジュディの首筋に唇を落とした。
「あっ」
髪を撫でながら、そこから耳元へ。感じているのか、彼女の体がびくついた。
同時に空いている方の手で胸元を撫でると、簡単に彼女の腕は緩み、形のよい乳房があらわになった。
それにそっと触れる。――既に、その中央の蕾は固くなってきていた。
彼はそこを指で摘むように愛撫した。
「あっ…あ…」
ジュディから甘い声が漏れる。
「んっ…!」
耳の裏に舌を這わせると、その声が高くなった。
手を胸から下へするすると移動させる。滑らかな肌の感触が心地よかった。
中のショーツごと、ジーンズを脱がせにかかる。
ジュディは今度は抵抗せず、されるがままになり…簡単に全裸の状態になった。
耳元から離れて、彼はジュディの姿を見下ろした。
ため息が出そうなほどの、美しい肢体。
今までも露出度の高めなステージ衣装などがあって、何となく彼女のスタイルの良さを感じていたが――
これには彼も、思わず少し見とれてしまった。
その視線に気付いたかジュディはまた彼から目を反らし、足を内股に固く閉じ、大事な部分を手で隠した。
「…ジュディ?」
そこでショルキーはある事に気付いた。
――彼女は震えている。何も言わずに、視線を反らしたまま。
そして何より、今までの反応がとても不器用であったこと…。
「――ごめん」
ショルキーは体を起こし、彼女に背を向け座り、言った。
(え…?)
ジュディは視線を彼に向ける。
「なんか――違うよな、こんなの…俺がしたいようにばっかりして…
お前の事考えてたつもりだったけど、…怖がらせたみたいで、ごめん」
「…」
ジュディは神妙な面持ちで上半身を起こす。
そのまま彼の背中を見つめ、――静かに時が流れた。
カチ、カチ、と、部屋にあった時計の秒針の音だけが響く…。
「…大丈夫、だから…」
沈黙を破ったのはジュディのか細い声だった。
「!」
――ゆっくりと。
ジュディはショルキーの広い背中を抱き締めた。そのまま頬を寄せ、体を預ける。
「ほんとは、怖いけど…ショルキーさんだから…大丈夫…」
ジュディは自分の胸が高鳴っていくのを感じた。
…正直に、自分の想いを声に出したことで。
「…それに、こんな途中で、やめられたら…」
背中の拘束をほどいてから、また呟く。
――ショルキーはジュディの方を向き直した。
そこには先程の怯えた表情とは違う、瞳を潤ませ、頬を薔薇色に染めた、
おとなと少女の中間のような、愛らしい彼女がいた。
「…好き」
ジュディはそう、つぶやいた。彼の目を、真っ直ぐに見ながら。
それを受けて、ショルキーは微笑み返した。
「…俺も」
そして触れるだけの優しいキスをして、ゆっくりとジュディの体を自分に重ね、そのまま倒した。
「ひゃっ…!」
そのまま柔らかい胸に撫でるように触れると、ジュディは鋭い矯声をあげた。
大きな乳房は彼の手をはね返してくるほどの弾力があった。
「んっ…」
片方を手で愛撫したまま、もう片方のそれに舌を這わす。
中央の、少し固くなった突起をつつくと、彼女の体が震えた。
「あっ…やっ…」
ジュディから甘い溜め息のような声が漏れる。
そのままショルキーはもう片方の手を、彼女の体のラインに沿って滑らせ――薄い茂みのあるところに触れた。
「あっ…!」
(や…ぁ…)
ジュディはまた恥ずかしい気持ちでいっぱいになった。
(さっきから…そこ…)
からだを――特に胸を愛撫されていた時、しきりにその辺りの部分で、何か違和感を感じていたのだ。
気持ちいい、とも取れる、不思議な感覚が。
――彼の指がそこのスリットをなぞり、奥へと進んでいく。
「あ…」
指の腹で、違和感を感じていたところを直に触れられる。
そこが女性のからだで一番敏感な部分なのだとジュディには判ってはいたが、他人に――
好きな人にそんな所を触れられているのだと思うと、堪らず目を閉じた。
…彼の中指が、ゆっくりと深くへ進んでいく。
水音がたつ。
(――濡れてる)
彼女のそこは、ショルキーの予想外に濡れており、
――彼はそのぬめりに指を滑らせ、中指の先を彼女の入り口に軽く含ませた。
「あ…っ…」
三方向から責められ――なにか少し後ろめたいような快感が、自分のからだに電流のように駆け巡る。
ジュディの両手は無意識にシーツをぎゅっ、と掴んでいた。
「や…あ……っ」
指は少しずつ彼女の奥に侵入していった。内壁を擦ると、ジュディから吐息が漏れた。
彼女のそこがしとどに濡れているためか、痛みなどは感じていないようだった。
(や…なんか…ヘン…)
ジュディは自分の体温が高まっていくのを感じた。
…そして心なしか、触れ合っている彼のそれも上がっているような気がした。
「…ショルキーさ…っ」
吐息混じりの、消えてしまいそうな声で彼の名前を呼ぶ。
ショルキーはそれを聞いて顔を上げ、ジュディを見た。
その彼の目を、彼女はじっと見つめた。彼女の唇は震え、息は少し乱れている。
ショルキーは指をそっと抜き、愛撫を止めて彼女にまたそっと口づけた。
そして、唇から首筋の方へ。
「ん…っ…」
ジュディは手をゆっくりとショルキーの背中に這わせ、ぎゅっと抱き締めた。
それにハッとして彼はまたジュディの顔を見る。
彼女の瞳が、少し開いた唇が、紅潮した頬が…無言で何かを訴えているようだった。
「…いい、か?」
それだけ呟くようにショルキーが問うと、ジュディはうん、と言うように少し微笑んで頷いた。
――カチャ、とベルトを外す金属音がする。
ジュディはじっと目を瞑っていた。そして、ゆっくり膝を曲げて、足を起こした。
鼓動が早くなり、――緊張でからだが硬直していく気がした。
「…怖いか?」
彼女の膝に触れて強張りを感じたのかショルキーは言った。
それを聞いてジュディはすぐに、弱々しいながらもこう答えた。
「…大丈夫…です……だから…」
…その続きは、言わなくても。
ゆっくり彼女の足を持ち上げ、開かせる。
ジュディは震えを落ち着かせるようにシーツを掴んだ。
足のふもとの入り口に熱いものが当てがわれ、彼女は息を飲んだ。
「…挿れるぞ?」
その問いに黙って頷くジュディ。
ショルキーは体を彼女の方へ倒すようにして、熱く固くなっていた自身を中へと挿入した。
「あっ…あぁあ…!」
痛い。
その瞬間、彼女の頭の中はその感情で一杯になり、思わず叫びに近い声を出した。
「…っ…」
震えて、涙を流しながら。
ジュディはしがみつくようにショルキーの背中に手を回した。痛みに必死で耐えながら。
「…力、抜けるか…?」
彼女の様子に不安になりつつ、ショルキーは優しく声をかけた。
髪を撫でてやり、落ち着かせようと試みる。
それである程度安心したのか力が抜け、締め付けは少し緩くなった。
だが痛みはまだ伴っているようで、ジュディの表情は辛そうだ。
二人が繋がっている部分からは愛液と血液が混ざったものがにじんでいた。
「…平気…です、から…」
ジュディはショルキーの耳元で、呟くように言った。
…大きな手で優しく髪を撫でられたとき、彼女の緊張は解けた。
自分は、この人に愛されている。そう、感じることができたから。
「…して、ください」
今度は目を見て、彼女はこう言う。
その懇願はどこかくすぐったく、可愛らしく聞こえた。
「あっ」
それに応えるように、ショルキーは自身を動かし始めた。
深くまで突き、ゆっくりと抜き…また貫く。その動作は乱暴ではなく、ジュディには優しく感じられた。
「あ、あ…!」
――突かれる度に、なにか感度のよい場所に当たっているのか、ジュディは深い快感を覚えた。
不思議と、だんだん痛みは飛んでいく。
「あっ……!」
ジュディは彼にきつくしがみついた。二人の体が密着し合い――少しずつ、動きが早まっていく。
「ショルキーさぁん…」
うわ言のように、名前を呼ぶ。
「…こんな時まで、さん、は無いだろ…、」
彼は不満げに呟いて、意地悪するように彼女の白く柔らかい肌を撫でた。
「あっ」
華奢なからだが快楽に震える。そんな様子がまたとても可愛らしい、と感じた。
――自分の想いに応え、受け入れてくれ、今こうして通じあえている。
ショルキーは目の前にいる少女のことが、たまらなく愛しかった。
「あっ…も…う、だめ…!」
ジュディはさらに強く彼の背中を抱き締めた。
結合部も具合よく、互いの性感帯を刺激した。そこから、動く度にとめどなく水音が漏れていた。
「…っ…ジュディ…俺も…、」
ショルキーは彼女の細い肩を抱いた。
「あっ…あっ、ショルキーっ…!」
ベッドが軋んで音をたてている。だが二人にはそんなものは耳に入っていなかった。
互いの事以外忘れたかのように、名前を呼び合う。
「あっ、ショルキーっ……も、だめ…ぁ…っ…!」
「…っ…!」
二人はきつく抱き締めあい、同時に限界に達した。
熱い白濁が中で吐き出され、ジュディは震えながらそれを受けとめた。
熱の余韻はいつまでも消えず残り、…そのまま二人は朝を迎えた。
*
「しっかし、派手にやられたなー。これ」
二人はショルキーの自宅にいた。
彼はソファにゆったり座り、週刊誌の1ページを見て苦笑している。
「やられた、じゃないですよ…もう」
ジュディはそう言ってテーブルに二人ぶんのコーヒーカップを置き、彼のとなりに腰を下ろした。
――その誌面には、外でショルキーが収録中逃げ出したジュディの腕を掴んでいる写真がでかでかと載せられており、
周りには、ある事無い事が長々と書き立てられている。
「いつの間に…撮られてたなんて」
…おかげで二人は外に出られない。マスコミに囲まれてしまうからだ。
一人でいさせるのは心配なので、ショルキーは彼女を自分の部屋に入れているのだ。
「俺は別に構わないんだけど?」
「何がですか」
ジュディはコーヒーを一口飲んでから聞いた。
「公認、って事で」
「…っ!」
危うくコーヒーを吹きそうになるのを、彼女は必死で堪えた。
「なっ…」
顔を真っ赤にしたジュディを見て、ショルキーは笑った。
「――そういえば気になってたんだが」
コーヒーを一口飲みまたテーブルに置いてからショルキーが言った。
「あの歌詞」
「!」
ジュディは吹き出した。…幸い、コーヒーはテーブルの上だったが。
「…言わせるんですか…」
…勿論、ショルキーにはとっくに分かっている。
そんな歌詞だから、堪らなくなって彼女は収録中、飛び出したのだ。
…ちなみに、あの翌日に収録は1発で成功したのだが(スタッフへの言い訳に苦労した)。
「いじわる」
はにかんで言うジュディを、ショルキーはとても可愛らしく思った。
…二人はゆっくりとキスをした。コーヒーの味がして苦かったけれど、どこか甘ったるいような気がした。
”いつも願う未来は ねぇ あなたの笑顔だけよ
いつも一緒に笑っていたいよ
ねぇ 早く気付いて 私の夢の春の予感を
何て恋しい あなたの存在が… ”
*Fin.*
以上です。相変わらず拙い文章で申し訳ありません…。
萌えを具現化するのって大変ですね。
ちょっとでもショルジュスキーが増えたらいいなーなんて思ってみたり。なんて。
では名無しに戻らせていただきます!ノシ
>>576さん
とても良かったです!同じ書き手として感服です・・・
次回も頑張ってください♪
こっちも早く書かないと・・・続き・・・・
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
>>576さん、待ってました、全裸で。
ノーマルCPスレの書き込みを見た時から待ってましたよ。
ラブラブ(*´Д`)モエス
ジュディ可愛い。
もうこれでハッピーJヴオーグがショルジュソングにしか聞こえなくなりそうだ。
GJであります。
×ヴオーグ
○ヴォーグ
>>576 またまたGJ!
前も思いましたがオチがモエス(;´Д`)ハァハァ
ジュディ可愛すぎる…
待った甲斐あった。長編一気に乙でした!
調子に乗ってロキ×城西とか書いてしまったんですけど、いる?
585 :
81:2005/11/07(月) 01:11:29 ID:WBMh9aWW
お待たせして申し訳ない。
バイト終わって帰ったら投下します。真超深NIGHTになってしまうけど勘弁。
……て、煽る程のもんじゃないんですけど。
586 :
581:2005/11/07(月) 01:13:47 ID:WBMh9aWW
81じゃねえよ。
失礼しました。
587 :
581:2005/11/07(月) 03:45:34 ID:rQzwf2lJ
ただいま帰りました。
ロキ×城西。ネタ重視、エロ薄。
キャラをかなり派手にぶっ壊してるので、そういうのが苦手な方は、メ欄に
ぱらっぱっぱらっぱー
と入れてスルーしてください。では、よろしくどうぞ。
つーわけで、俺はジョニー城西。気がついたら、よくもわからん、ふッッッかい森の中にいましたよ。
つーわけでっ!
「……どこよ、ここ」
気がついたら、というか目が覚めたら。
朝、目覚ましが鳴ってなんちゃら、愛に包まれる、ってのは俺じゃなくバンド仲間の増田の担当曲ですけども。
こちとら、目覚ましがなるどころじゃなく、おまけにヤブに包まれてましたってよ。
で、だ。
「……や、ホントに。どこよ、ここ?」
ひとり言を繰り返す俺にだよ?
「森」
「ッッッ!!?」
……ってな。
びっくりしたってよ。
ひとり言っていうのは、答えが返ってくるあてがないから、ひとり言なんですよ。
だからこそ、イタタい行為なわけですよ。
俺も、それをわかってやってるわけよ。
だって森だもん。人なんかいるわけねえじゃん。
と、思ってた矢先にさ、返事が返ってきたわけですよ、お前。
そりゃあ、びっくりもするってばさ。
で、俺は後ろを振り向いた。
「森。見てのとぉぉぉり、森。それ以上でもそれ以下でも、未満でもなく、も・り。
っていうか、あんた誰?」
俺に声をかけてきたのは、まあ、なんと言うかこれまたびっくり。
女の子なわけですよ。
生意気そうな目ぇしてやがりますよ。
にやにや笑いが挑発的な、いわゆる小悪魔系?
しかも、ぱっと見、割とガキ。
いくつ? うーん、十六・七? よくわからん。もっと上にも見えるし、下にも見える。
だから『ぱっと見』っつってんじゃん。俺の印象。
おまけに、こんな秘境に似合わず、小ジャレたおべべを着てますんですよ。はい。
まっちろい、ドレス。
大体が、第一声にあんた誰、って。そりゃ、こっちが聞きたいって。
でさ。
「あんた誰、じゃねーってよ。お前こそ誰だ」
そのまんまですけど、聞き返したわけ。俺。
そしたら。
「アタシ? アタシはロキ。電子の魔女。以後、お見知り置きを」
ですってよ。
魔女ですって、魔女。
ちょっとあぶねー女の子なのかも、と思ったんだけども、
今日び魔女なんて自己紹介をする奴、プチ電波サンにだってなかなかいないんじゃないですか?
しかも、電子のって。
電子と魔女って、一番関係なくね?
「うっさいな。プチ電波じゃねーよ。そういうあんたは鳥男じゃないの」
……と思いましたが、今、俺、フツーじゃない状況にいるわけですし。
……ナンカ、俺、心読まれてマスシ。
魔女ね、魔女。うん。
「……はあ。まあいいや。で、何であんた、ここにいんの?
この森、一応結界張ってあるから、一般人は近づけないようになってるはずなんだけど」
「何で、ってなあ。そりゃ、俺の方が聞きてえよ。寝て起きたらここにいたの。そんだけ。文句あるか?」
とりあえず、まともに会話してる俺、スゲエ。
自分で自分をほめてやりたくなってきたよ。
「……寝て、起きて? あいたー。やっちまったか、アタシ」
で、魔女さん。もといロキさんだったっけか。一人でブツブツ言ってらっしゃいます。
「やっちまったって、何を」
とりあえず、まともに会話(以下略)。
「ん。こっちの話。……ってわけにも行かないか。
あのな、かいつまんで説明すると。アタシ、誰かの夢にハッキングして、そいつを私の領域に引っ張っり込む魔術が使えるんだけど、
どうも、今日は侵入先を間違えちったらしいのよ。
で、あんたを、間違ってここに連れてきちゃったの。そういうことよ」
……かいつまみ過ぎだって。
魔法とかなんとか、まあそれはいいとして、そんなに簡単に連れてきちゃったとか、間違ったとか言われても。
そもそも、何のためによ。
「そりゃ決まってるじゃない。暇つぶしよ」
……あー、会話が楽だ。
「暇つぶしですか」
「そ。暇つぶし。魔女も暇なの。一人じゃ飽きるのよ」
「へぇー。暇つぶし。で、何をして暇つぶすの? 鬼ごっこ? かくれんぼ?」
「……」
あれ?
なんか、ロキさん……。
「…………」
顔、コワイっすよ?
「もう一度、アタシをガキ扱いしたら……」
なんか、背中から黒い霧みたいなものが出てますよ?
「殺すよ?」
「……すみませんでした」
「よし」
途端に、にやっと、挑発的なさっきまでの笑顔に戻るロキさん。
現金というか、感情の起伏が激しいというか。
……やべえ。こういうタイプの女、俺、苦手だわ。
で、まあ。それはともかく。
「改めて聞くけど、暇つぶしって何よ」
当然の疑問ですよ。
だって、ここ、森よ? 森。
何もないし。遊ぶとこもない。それこそ、鬼ごっこかかくれんぼにはもってこいだけど。
「…………」
ロキさんがスゴイ目で睨んでるんで、これ以上は考えませんけど。
「暇つぶし? そりゃ、あんた、決まってんじゃない」
「何よ」
「エロいこと」
……ああ。
そうっすか。
というわけで、これ俺の中で夢認定。しかも、淫夢。ついでに言えば、厨房&工房が見るタイプの。
俺も、結構地元じゃアソんでるつもりでしたけど、こういうショッパい夢を見てしまう辺り、意外に欲求不満らしいです。
「あら、夢にしちゃうの? まあ、ヤることが変わるわけじゃなし、別にアタシはそれでも構わんけどね」
……ショッペえ。
ロキさんが言うには、魔女にとって、性的行為というのは魔力を高めるのに比較的有効な手段なんだそうで。
だから、暇つぶしも兼ねて、ときたまこうやって男を引っ張り込んでは、お相手願ってるんだそうで。
今日もその相手を探していたところ、間違って俺が釣れてしまったんだそうで。
大丈夫か、俺の脳。
「正直、あんたみたいなタイプはアタシの好みじゃないのよね」
言ってくれちゃってますけど。
「ちょっと待てよ。自慢じゃないけど、俺様、地元じゃ百人切りのジョニーって通り名が付いてる程の遊び人よ?
ヤってもみないで、ケチつけてもらいたかぁないね」
てなわけでタンカ切った俺に、ロキさん、ため息ですよ。
「そういう所がヤなんだよ」
ですってよ。
「どういう所が」
「男の価値は、下半身で決まるとか、抱いた女の数で決まるとか」
「決まるだろ? それ、大事なことよ?」
「決まんないよ」
「決まるね」
「決まんねー。大体、その手のことを言ってるヤローに限って、いざ寝てみると、大したことないってパターンが多いじゃないよ」
カチーン、と。
文字通り、トサカに来ましたよ。
そこまで言われちゃあ、黙って帰るわけにはいかねーよ。
ここで引き下がったら、男がすたるよ?
「おいおい。後悔すんなよ? 電子の魔女チャン。足腰立たなくなっても、知らんからな?」
で、俺、臨戦態勢。
ズギューン!
「まあ、いいか。食わず嫌いってこともあるし。黙って帰しちゃ、アタシだってもったいないし」
どうやら、相手も臨戦態勢。
「……ふふ。来なよ。魔女の手練手管、たっぷりと味あわせてあげる」
……やっぱり、ショッペえ。
モタモタかったるいのは性に合わねえ。
前戯なんてそこそこでいい。
ツッコんじまえば、みんな一緒。
で、あるからこそ、セックスってのは男がリードしてやらなきゃいけねえもんだ。
俺は、そう思ってるわけですよ。
そんな俺が。
「……あの、ロキさん。動けません」
「影縛り。初歩的な魔術だよ。まあ、相手の精神力が強くちゃ、なかなか効くもんじゃないんだけどね。
……こうも簡単にかかったところを見ると、あんた、やっぱり口だけ男だね」
趣味と真逆なことをされてますが。
てなことを俺が考えてることを、知ってか知らずか、(いや、心が読めるんなら、知ってるんだな)、
ロキさんは、具体的な行為に出始めましたわ。
パンツの上から、撫でるように、くすぐるように、俺のイチモツをイジイジしてくださいます。
その指の動き、掌の動き、見るからにイヤらしい。
なんて言うんだっけ、こういうの。……蠱惑的?
俺は、もっそい昔、初めてオトナのビデオを見たときの、女優のエロい動きに感動したことを思い出してしまいましたって。
しかも、布越しであるにもかかわらず、彼女の指先は、的確に、俺の(゚∀゚)!!な所を探り当て、刺激してくださりやがりますんですよ。
正直。これは。
「……屈辱?」
上目遣いで。
にや、って。
卑怯だよ、この女!
「女の子にやってばかりで。しかも、女の子の気持ちなんて考えもせず……。そういう男がね、一番弱い」
言うとロキさん、俺のパンツに手をかけ、下着ごと一気に引きずり降ろしてくれちゃった。
どーん、と天を仰ぐ、俺の○○○。
それはいいとして、天を仰ぐ、そのシロモノの一番てっぺんに近い辺りからさ。
何か、出てますね。
「いい具合。これだったら、いいか。聴かせてあげようか? いつもあんたが女の子に言ってる台詞」
……できれば、やめて欲しい。
……って思っても、言うんだろうな。この人。
「『何だよ、もうぐちょぐちょじゃねーか』」
ぎゃーっ!
は ず か し ― ! !
「『そんなに、俺のテクが良かったのかよぉ』」
言ってることは、男そのもの。
でも、その声は、女のもの。
少しばかり鼻にかかった、桃色吐息の混じったハスキーボイス。
そのやらしいこと極まりないお声色に。
加えて、さっきの手捌きを、直に、ナマでやられたら……。
ねちねちと。
ゆるゆると。
「う……おぅっ!!」
びゅっ!! ……て。
飛び散る白濁。
それを、ロキは わ ざ と 顔で受けてみせたように、俺には見えましたよ。
眉間から鼻筋を通って、つぅ、と口に流れ込む液体を舌で舐め取って、ロキは言うんですよ。
「……あんた、根はマゾでしょ?」
ロキさんは、俺のことを休ませてはくれなかったですよ。
つーか、一発発射後、間髪入れずにナニをおっ勃てちまう俺も俺……なんですけど。
「……あむ」
今度はお口ですって。
しかも、これまたいやらしいことに、すぐには奥までくわえてくださらないんですよ。
カリから竿、竿からさらに下って、タマタマまで、丹念に丹念に、接吻というものをしてくださるのですよ。
ちゅ、ちゅ、ってわざわざ音まで立てて。
ああ、この女、心底スキモノだ、と俺は思いましたよ。
だってさ、すっごいその顔が至福に満ちてるんですよ?
大事に、大事に、一日一度の三時のオヤツにもらったキャンディーを舐める子どもみたいな、幸せそうな顔なんですよ?(あ、俺詩人?)
「……んなこたない。陳腐」
ツッコまれました。
って言うか、子ども扱いしたことはスルーみたいです。
あと、スキモノってことに気づいても、別に俺がどうこうなるってわけじゃないみたいし。
……ん、でも、さすがにここまでやられると、さすがに俺もこの娘が子どもっぽいという感想は持てねえわ。
って言うか、幾つよ、こいつ。
「それは、秘密」
……やりにくい。
てなことを言っているうち、奴は舌を遣い始めましたわ。
これまた、念入り。
俺の○○○は、先走りと、さっきの射精の残りカスと、ロキの唾液でどろどろっす。
んで、さらにこれが悔しいことに気持ちイイ。
じわじわ、じわじわ、じわじわ。
俺は昂ぶらされていっちまうわけで。
「……どうだ? 焦らされるのも、悪くはないだろう?」
「さあな。んなこともねえと思うなあ」
「強がるな」
と、ここでぱくり。
引っ張りに引っ張られ、かなり限界に近いところまで来ていた俺のアレに、この刺激はかなり強烈。
思わず二度目、となりそうな所、ロキは竿の根元をぐっと握り締め、強引に発射を止めてくださりやがる。
「まだイクな。まだ早いよ」
言っておいて、あとはもうひたすら、上下運動ですよ。
……いや、訂正。ひたすら、というには小技が利きすぎてる。
スピードが速すぎて頭が追っつかない(のと、快感が強すぎて頭がまっ白)んすが、何かいろいろやってるらしい。
「……ん。んむ。……んふぅっ……」
鼻から漏れ出る吐息は、その証明なんでしょうか?
そして、俺、されるがまま。
……だって動けねえんだもん。
で、まあ。
「……んっ、んんっ。…んんんッ……!」
吐息と動きのテンポ、アップし。
「んッ…んッ…んッ……、んッ…んぅッ……ふぅんッ……!」
俺のモノが、最高潮に膨張した所で。
ロキ、手、離す。
俺、出す。
びゅぅぅぅっ!
っつって。
……すげえ、長かったです、射精。はい。
で、ロキさんは、と言えば。
こくこく喉を鳴らしてさ、飲んじゃってくれてるわけですよ。精液。
……間違いねえ、この女、スキモノだよっ!!
どさっと、俺、尻から地面に倒れこみました。
どうやらロキさんは、魔法とやらを解いたようで。
もうくたくたですわ。
男ならわかると思うっすけど、強すぎる快感っつーのは、これでなかなか体力食うもんなんです。
「女もな」
コケた拍子に半分ずれた、俺のトレードマークのグラサンを直しながらロキさんが言いました。
「良いセックスっていうのは、男も女も魂をぶつけ合ってするものだ。疲れて当然。
お前、百人切りを気取っておきながら、そんなことも知らないんだな」
見ればそんなロキさん、心なしか貫禄が増しているようにも。
ああ、そうか。
何となくわかっちゃったよ。
魔女さん、俺の精液飲んでたもん。
『性的行為が魔力を高める』って言ってたもん。
たぶん、そういうことなんでしょうよ。
で、もう一つ、気づいちまった。
要するに、ロキさん、パワーアップ。ってことは。
「んぶっ!」
と、これは俺の声。
クチバシに唇を重ねられました。
それ、さっきまで俺の○○○吸ってた唇、みたいなことを考えたら、チンコ蹴られました。
「口移しで、アタシの魔力をアンタに渡した。これで、幾分体力も回復するだろ?」
ああ、確かに。
さっきまで指先一本動かないような気がしたのに、今やもう、文句なし、元気。
……下も。
「……まだ、やるんすか?」
いつの間にか、俺、地の文だけでなく、口に出す言葉も敬語になっちまってますよ。
「当たり前だろ? お前だけが満足して終わり、なんて冗談じゃないぞ?」
いや、まあわかってたことなんすけど。
この人、ますます絶好調!?
……肉体的な疲れは取れても、精神的な疲れってのが残るんだけどなあ。
「確かにね。それも一理ある。
……じゃあ、こうしようよ。今度は私が受身になる。アンタは、その百戦錬磨のテクニックとやらで、アタシをイカせる。
どう? それなら、アンタのちっせープライドも傷つかずに済むでしょう?」
ちっせーって言うな、おい。
でも、まあ。
「……やってみるか?」
このままじゃ、確かに俺のでっけープライドはズタズタのまま。
「そう来なくちゃ。口だけボーヤ君」
そう言ってロキはドレスの裾を摘み上げると、そのまま、くるりと一回転しました。
ノーパンでした。
おまけにパイパンでした。
チラリズム。
つーか、肌、白っ!
と、いうわけですけども、なぜか再び俺の方に向き直ったロキの顔は赤かったっすよ。
「うるさい! 下の毛のことを言うな、じゃなかった考えるな! 今度やったら殺すからな!」
……あーね。
魔女殿の思わぬ弱点を発見した俺。
……ですが、別にどうということもなく。
考えれば殺されますし。たぶんマジで。
一体どうやって攻めていったらいいものか、考えあぐねて俺。
さすがの俺も、こうもいいように扱われて、言いたい放題言われているうちに、どうやら自信をなくしてきてしまった模様。
「カタくならなくてもいいんだよ? カタくなるのは、下だけで十分」
それ、親父ギャグだと思います。魔女殿。
しかし、女を抱くというだけでこうも緊張するのは、チェリー喪失の時以来じゃなかろうか。
とりあえずいつも通り、と、首を延ばして無毛の(おっと)おマ○コに口をつけようとする俺の顎に、蹴りがクリーンヒットしましたよ。
「阿呆か、お前。少しはムードってものを考えろ」
「ムード、っすか?」
「そうだよ。いきなり下、って、お前はサカリの付いた猿か?」
鳥ですが。
「じゃあ、どうすりゃいいんスか」
「どうすりゃ、って。そこは自分で考えるんだろう。
……と、言いたいところだが、一応教えてやるよ。やっぱり、女の子はキスから初めて欲しいものだよ」
「キスね」
キス。
…………。
…………。
無理。
俺の口、クチバシ。
仕方がないので、俺は思案しますよ。
考えますよ。
普段使わない頭を振り絞りますよ。
で、閃いた。
「……クチバシなら、こういう使い方もあるってことを、教えてやるよ」
言って、俺は唇ではなく、ロキの首筋にそのクチバシを延ばしましたよ。
そして、ついばんだ。文字通り。
「……ひゃッ……」
驚きか、それともあるいは……とばかりに、控えめに漏らされた魔女殿の喘ぎに、俺は「いける」との確信を持ちましたーね。
次いで、鎖骨。
飛んで、耳。
「んッ…。ダメ……ッ……」
まあ、そういうことですわ。
鳥男とのセックスなんて、さしものロキ様も経験したことがないとお見えになりますわ。
性感帯を直に、そのまんまの意味で「ついばまれた」ことなんてないのでしょうよ。
……いいね。
いいーね、この反応ッ!!
いつの間にやら、形勢逆転!?
だったら、もうちょっと、刺激の強いところに行ってもいいんじゃない!?
「ロキ、わりいんだけどさ、ちょっとそのドレスの胸元のとこ、はだけてくれねーかな?」
「え?」
「乳出せ、って言ってんの」
「……マゾ男の癖に、偉そうに」
「へっ、それを言うなら、アンタもマゾ女でしょうに。ちょっとツンツンされた程度でかわいい声出しちまってよ。
って言うか、淫乱? そうだよな。受け攻めどっちもこなしてるもんなあ」
「うるさいな! 悪いか!」
「悪くはないよ。ただ、まあそんなことどうでも良くってさ。ともかく、乳見せれ」
「お前に言われてやるのが癪だ!」
「じゃあ、破いてでも無理矢理やるぞ?」
「そ、それは困る。このドレスは、今度のカーニバルの為に特別にあつらえた奴なんだ。あまり、傷つけないで欲しい」
そんな一張羅で、男とナニするなよ。
……なんてことは考えませんよー、と。
実際、立場を逆転させてみれば、やっぱりこういう流れのほうが俺には合ってると思うんだけど、ロキは俺のことをMって言うじゃない?
前言は撤回させてやりたいものっすね。
つーことで、俺は。
「ほれ、早く。ホントにやるぞ?」
「わかったよ!」
ロキはおずおずとドレスの肩紐を外し、ゆっくりと胸元を露わにしましたよ。
「ほら、これで気が済んだか?」
で、俺はといえば、それをじっくり鑑賞。
うーん。
いい。
正直、あまり『きょにう』とは言いがたいんだが、形がいい。弾力もありそうでしたよ。
そして何より、その肌の質。
さっきチラ見した時も思ったけど、なんつーか病的?なまでに白く透き通っている。
「何をじろじろいつまでも見てるんだ」
「上物だ、と思って」
今までの俺の女性遍歴の中でも間違いなく高ランク。いや、bPと言っていいかも知れないっすよ。
「ロキちゃん」
「何だ」
「愛してるぜ」
そう言って、俺はクチバシを、おっぱいの先端でつつましく尖っている果実に向けて寄せる。
……ふりをして一気に身体を反転、ドレスの裾から下半身に頭を突っ込んだわけよ!!
「え……。ちょ、ちょっと待て! 何してる!?」
わーっはっはっは!
さすがにこの動きは読めまいよ。
だって、俺、言葉にして考えてねーもんね。
下半身のキカン坊(もとい棒)が、勝手に俺の体を動かしただけだもんね!
「どーせ、やるなら、こっちでしょ!?」
喚きつつ、俺。延ばしたクチバシは無毛の割れ目(あん?)の上に鎮座する、
可愛らしいお豆さんのもとへ!
鳥だけに、豆ッ!!
「ひぅあッ……!」
一回、二回、三回。俺は間髪入れず、ロキのクリトリスを刺激し続けましたよ。
「あッ! ンあッ!! あはァッ!!」
紛れもなく、今度こそ快感ゆえの嬌声。
「そらそらそらそらっ!」
豆! 略してソラマメ! 相方はななこ!!
そして、俺は下を見ましたよ。
無毛の(おい)割れ目から滲み出る、明らかに、これは!
……今なら言える、あの台詞?
「どうした、アソコがぐっちゃぐちゃになってるぜ? そんなに俺のテクが良かったかよ?」
これは、リベンジである!
俺のことを散々小バカにしくさって!
俺はドレスから頭を抜き、そのまま、おもっくそ腹の方へ託し上げてやる!
そうしてから、膝に手を置き、力いっぱい押し広げる!
全開になる無毛の(ひゃっほう!)おマ○コ!
レッツ・インサーーーーーーート!!!
――と。
体が。
腰を前に、股間を高々と掲げ上げた間抜けな格好のまま。
硬直しました。
「……調子に乗るなよ」
あ、ロキ様?
「ちょっとは学んだかと思って、譲歩してやりゃ馬鹿テンションになりやがって。
やっぱり、お前はこうしてアホ面さらして固まってるほうがお似合いだよ」
いや、すみません。さっきのは、ほんの出来心でして。
「やかましい! 確かに小技は巧かった。アタシも半分イカされかけた。だから、そこは訂正してやる!
けどな……」
はい。
「人のことを無毛、無毛って……」
あ。
「うるっせーよっ!! お前は、最悪だっ!!」
あー。
……やっぱ、そこっすか。
「お前のような阿呆には、やっぱり自由は与えん!
そこで、黙って、アタシにされるがままにされていろ!」
つーことは、俺、マグロ?
「ああ。そうとも。
楽しいだろう? 時には、こういうのも。やるばかりじゃなく、やられる側に立ってみるのも、悪くないだろう?
だってさ、お前、さっきだって、アタシにいいようにヤられて、感じてたじゃないかよ!」
それは、そうですけどね。
「お前はMだ。Mでいいんだよ! って言うか、アタシの前に立って、アタシを攻めてやろうだなんて、百億年早えーんだよっ!!」
ひどいっすね、この人。
俺よりよっぽど、ひどいっすね。
俺の人権(じゃなくて鳥権?)はどーなんのよ!?
「あ!?」
……もう、いいっす。
「あははは……はッ……! んくッ……!
いいな、お前、その格好!! あンッ!! 無様で、とても……ッ……、イイッ!!」
ロキ様は、硬直している俺の上で、激しくお腰をグラインドさせていらっしゃいます。
「あはぁンッ!! あンッ!! うぁぁぁンンッッ!!」
高らかに喘ぎ声を上げて。
お美しいお胸をたゆたゆと揺すりながら。
触りたいです。でも触れません。
「まるで……ッ……、イヌだ! お前の、その……ッ……カッコ……ッッ!! ふぁッ!! あァァン……ッ!!」
鳥です。
「鳴いてッ…みせなよッッ……!! イヌらしく……ッ! わん、ってさッ!!」
だから、鳥ですってば。
っていうか、鳴けません。声出ねえし。
「あぁぁぁぁッッッ!!!」
俺とロキ様の結合部、ぐっちゃぐっちゃといい音立ててます。
なんか、汁とか飛んでます。すごいです。
でも、動けません。
ところで、ドレス、大丈夫なんでしょうか。
「……あんッ! やンッ!! んぁンッ!!」
聞いてねえな。
……無毛。
「……死ねッッ!!」
聞いてました。
「お前、ホントに死ねっ!」
で。
ロキさんの身体から、何か霧みたいな物がまた出て、
俺を……。
「いいだろ? 私の上で、腹上死だ。 いや、下だけどな。……でも、本望だろう?」
……え?
マジ?
そして、俺の意識は、だんだんと薄れていきました。
「あッ、あッ、あはアッ!!!」
いや、死ぬんじゃないと思いますけど。夢から覚めるだけだと思いますけど。
……そう信じたいよ。
「はァッ!! うぁッ! ひぁぁぁッ!!」
ロキ様の声だけが、俺の頭の中に響いています。
「ひゃァッ! きゃぅぁッ!! あァァァァッッッ!!!」
ま、これはこれで。
「……あッ、イキ…そっ……! ジョニー…ッ……、アンタもッ! 一緒にッッッ!!!」
ああ、そうだった。
俺も。
困ったことに、下半身だきゃ元気なもんで。
「あッ……、あッ、あッ、あッ、あッ、………」
白。
いろんな意味で。
「うァァァァァァァァァァァンンンンッッッ!!!」
……というとこで、目が覚めました。良かった。
でも、無論のこと、下着は湿ってましたよ。
……はぁ。
――で、まあ、時は流れ。
「うははははっ! それでお前は、柄にもなく、しかもいいトシをして、夢精しちゃいました、って落ちか!」
このやかましいペンギンが俺のダチ公、マッスル増田ですわ。
久方ぶりのステージで会ったんで、あの話をしたら、案の定爆笑してくれやがりましたよ。
「……俺さあ。少し自粛しようかと思ったわ」
「何を」
「女遊び」
「するのか? 自粛」
「しねえけど」
ま、なんつーか。
いい思い出のような、悪い思い出のような、悪い思い出のような。
そんな夢だったような気もするけどな。
……いや、悪い思い出だよっ!
っつーか、俺、やべえ!?
何がって、脳!
医者か何かに行って、見てもらったほうがいいんじゃね!?
「で、だ」
……みたいなことを俺が考えてると、増田がふと思い出したように言いましたよ。
「あ?」
「いや、お前の話を聞いて思い出したんだが、いるぜ、そいつ」
「誰」
「ロキって娘」
「どこに」
「ポップンパーティ」
「はぁ!?」
一瞬、俺は動きが止まっちまいましたよ。
「第11回の時からだな。お前は偶然カチ合わなかったんかもしれんが、俺、前回会ったわ」
「……」
「ん。新曲持ち、っつってたから、結構引っ張りダコなんじゃねえかな」
……。
声が。
出ねえ。
ってことは、ナニか?
ロキは実在の人物で。
俺はホントにその娘と夢の中でセックスしてましたってか!?
「ま、気をつけてもどうにもなるもんじゃねえけどよ。出くわしたら、その、何だ。無毛? 謝ったほうがいいんじゃねえか?」
いや。
いやいやいやいやいや!
たぶん、アレは100%、俺の夢ですよ!
だって俺、生きてるもん!
そう信じようと、俺は、決めましたよ。
決めたといったら、決めましたって。
――そんな俺の肩を、
「よお、久しぶり」
突然現れた見覚えのある女の子が、
「あの時は、どうも。ジョニー君」
ぽん、と叩きましたよ。
……おい、どこ行くんだよ、増田。 <終わり。いろいろと>
599 :
581:2005/11/07(月) 04:21:32 ID:rQzwf2lJ
お粗末さまでした。
ところで、余談ですが、ロキ様は鉄壁の攻めキャラだと思います。
亀だけど、
>>183! あんた、わかってねえ!
……すいません、嘘です。
ともあれ、読んでくださった方、ありがとうございます。
機会がありましたら、また頑張ってみます。
やべえ こういうの好き
ロキ攻め最高!
こういうノリいいなー。面白かったよ!
走召!乙!!
>>チンコ蹴られました。
泣くほどワロタ。コメディエロスwww
需要あるか分かりませんが
近いうちタロー×キララ投下しにきますノシ
>>576乙です!!!
ジュディモエス(;´Д`)ハァハァ
>>599も乙、面白かったwwww
鳥ワロスwwwwwwwwww
>>603 全裸で待ってます
よっしゃ、ロキ様キタ。
「鉄壁の攻め」って事はツンデレ無し?
ツンツンツンツンなの?
606 :
581:2005/11/07(月) 20:14:02 ID:WBMh9aWW
>>605 あれ? どうなんだろう?
個人的には攻め攻めなのとツンデレは矛盾しないと思ってたんだけど、
俺、間違ってる?
その場合はもちろんツンデレ要素が優先されます。
607 :
テンロキ1:2005/11/08(火) 16:35:01 ID:9YTwWifJ
テンロキ投下します。
キャラ設定無理ありすぎ、自分設定満載
・基本的にロキが思いっきり受けのデレデレです。
・カウントテンが終始「おじさま」
・ロキ一人称
苦手なかたは回れ右してください。
**********
謝肉祭は特別な日。
普段はバラバラに生活している森の一族もこの日だけは館に集まり「パーティー」を開くのだ。
それは特別な集会。誇り高き一族の大人になった者だけに許される夜の社交場。
ロウソクの灯が消されたらそれが合図。
煩わしい現実など忘れて安息の快楽に耽りましょう?
灯りが消されると周りの大人達は目配せをしあい連れだって闇へと消え始めた。
一人また一人といなくなり、馬鹿でかいテーブルに残されたのはついに私一人だけとなる。
だけど私は動かない、あの人を待つのだ。
**********
館じゅうに焚かれた強い麝香の薫りが鼻くすぐる。
「…はっ…あ」
甘い香りに体がウズき、思わず自分自身を抱き締める。その時だった。
「こんばんわ、ロキ。どうだい、初めてのパーティーは?」
椅子の後ろから待ち望んだ人物の声がした。
「おじさまぁ!」
カウントテン伯爵。由緒正しき伯爵家に生まれながらロックバンドを率いる変わり者。
そして私が恋して止まない憧れのおじさま。
私は体を半回転させると椅子の上に膝立ちになる。そうして見上げるといつもより高くおじさまの顔をみることができた。
「白いドレスがとても良く似合っている。遂にロキも大人の仲間入りだ」
そう言って私の頬に手をあてる。
「フフッ」
こうやって間近で見上げると普段は見えないおじさまの目を見ることができる。
わたしもおじさまの頬に両手をあてる。そしておじさまの目をみつめ「お願い」をした。
608 :
テンロキ2:2005/11/08(火) 16:35:52 ID:9YTwWifJ
「ねぇ、おじさま、お願いが…シテ?」
「お姫様のお相手役をいただけるとは、光栄だな。」
ククッと喉の奥で笑うとおじさまはテーブルの上をざっと手で払い、私をテーブルクロスの上に横たえた。
薙ぎ払われた食器や花瓶が音をたてて割れたが、いまはそんなことはどうだっていい。
二人を隔てていた邪魔な椅子は蹴っとばして、食卓の上で抱き合う。
「綺麗になったな…」
噛みつく様な口付けをされた。舌は絡めとられ、唾液を流し込まれる。
含みきれなかったものが唇から一筋、顎を伝い流れ落ちた。
カラダが熱い、もうがまんできない。
「ねぇ、おじさま」
自分からドレスをたくしあげ、そろそろと足を開く。下着は付けて来なかった。
「私この日をずっと楽しみにして…」
ソコを男の視線に晒す、まだ毛が生えていないので恥ずかしい…
「コドモのときからおじさまに憧れていて…」
左手で裾を押えたまま、右手を股間にのばす。
これからの行為に期待してか、または先程の甘い香りのせいか、私のソコは既にしっとりと濡れていた。
人差し指と薬指で閉じたスリットを自分で広げると、くぱぁという粘着音が聞こえた気がした。
おじさまのが息を呑むのを感じた。
「だから今日のためにいっぱい練習…した…んッ!」
秘裂を広げると現れた蕾を中指で思いっきり擦った。
「きゃ…、んっ、はぁ!」
思わず腰が浮く、私はそのままおじさまの面前で自慰を続けた。
「んふぅっ…あ…おじさまぁ!…ふぁ…ン!」
私はまだ大人になったばっかりで、大人なおじさまには敵いっこない。
だから私はおじさまをユウワクして捕えなければばらないのだ。
「んむぅ…んちゅ…あん…んン!…っぷ…あぅ、んっ」
おじさまの節くれだった指を口に含む。
舌で男の指をねっとりと舐めあげ、緩急つけて吸い付く。
それは擬似的な行為でしかないけれども、おじさまの指で口を犯されるのは酷くいやらしい。
たっぷりと指に唾液を含ませ、おじさまの片腕を秘所へと導く。
頭のなかはもうぐちゃぐちゃで、からだのどこもかしこもおじさまを欲しがっていた。
「ゃあっ…ンん、…はっ…ぁはあっ!」
堪え切れず自分から腰をうごかしておじさまの指に陰核を擦り付ける。
「きもちイイ…、あ…ずっと、おじさまにこう、されたくて」
鉤状にした指でナカを掻き回す。
「おじさまぁ…欲しい…もっとぉ」
足りない。なにが欲しいかは本能が教えてくれる。
「あつくて、おっきいの、ここに、ほしい…」
たまらなくなっておねだりをする。
「そんな、物欲しそうな顔をするな」
おじさまは苦笑するとくしゃりとわたしの頭をなでた。
「…堪らない、な。かわいいよ、ロキ。」
609 :
テンロキ3:2005/11/08(火) 16:37:15 ID:9YTwWifJ
おじさまはズボンから自身を取り出すと手で2回ほどしごくと、体制を整えた。
秘裂に先をかるく擦ると私の体は期待に震えた。
「…入れるぞ」
「はンッ…っやあああ!」
ナカに入ってきたモノは想像以上に大きくて、私は先端しか受け入れることができない。
「く…!ロキ、抵抗するな…一気にいれるぞ…!」
「ひィ、…痛ぁ!!ああああぁ!!!」
「ッく!…っ全部、入った」
痛みとショックのせいで震える私の頬を撫でる。顎をすくい自分の顔へ向かせ額をあわせた。
下半身が裂けるほど痛くて、怖くて、だけどおじさまのふわふわの白い髪が少しくすぐったくて、大好きで。
「大丈夫、おじさま動いて、ロキを、ぐちゃぐちゃにして…!」
「ッ…!」
おじさまが与えるのはわたしにとって未だ苦痛でしかない。手足は堪え切れず抵抗してしまう。
ナカ全体に肉棒全体を擦りつけるように前後に腰を動かす。
「ひくぅッ、う、くうぅ…!」
行き場を失った私の手はテーブルクロスを掴む。クロスがひっぱられて上にあった皿や銀器が
ガシャガシャと耳障りな音をたてて落ちる。
獣のように低く呻く。
キモチイイなんてわからない。痛くて痛くて、でもカラダは幸せに濡れる。
「ひンッ、うあ、はうぁ、あぁ、あうあ!」
ぐちゅ!ぬりゅ!ぎゅぷ!じゅぷっじゅぷ!
粘膜の奏でる音がやけに大きく聞こえる。
「んぁッ、あッ、ああッ、おじさま、おじさまだいすきぃ!!」
「ロキ…!」
「はぁん!や、またおおきく、な、あッ…あ!」
ナカは体液でぐちゃぐちゃ、時折きゅうぅ…と男を締め付ける。
「く…ッ!」
射精感が近いのか、おじさまが腰を引こうとしてる。
だめ、絶対そんなことはさせない!
「ひ…やぁ、だめ、ぬかぁ…!、ない…でッ!」
両足をおじさまの腰に絡めて逃げられないように固定する。
幼い膣が逃すまいと収縮をする。
「っ…、ロキっ…!」
「おじさまぁ…んっ、はぁあっー…!!」
「…出す、よ」
「あぅ…?!や、あっ!…熱ぅいぃッ!熱いッよぅ!いやぁあ!」
肉体の悲鳴が脈動し、おじさまのモノうぃぎゅうぎゅうと締めつけてしまう。
「くぅゥっ!ロキ…!」
ごぷ、ぷッ、ごぷり、
逃げる腰をつかんで、子宮の奥底までに精液を塗りつける。
「あ、んんンッ…!イクぅううう!!」
快楽の波は私の許容量を遥か上回り、真っ白に染まった意識が弾け飛ぶ。
絶頂を向かえた躰は弓なりに浮き上がり、そしてクロスの海に、沈んだ。
610 :
テンロキ4:2005/11/08(火) 16:40:03 ID:9YTwWifJ
**********
ひゅう、ひゅう
少女は肩で息をしている。だらしなく開いた口は舌を覗かせ、薄く開かれた瞳は焦点が合わない。
倒れこんだ彼女の体から剛直を引きずり出す。
指で左右に穴を拡げるとどろりと処女の血と混ざった欲望の塊が流れだした。
男は気を失って上等な人形の様になった少女を抱きかかえる。
この日のために仕立てたであろう純白のドレスは、
汗や破瓜の血・精液などによって無残にも汚れていて二度と着られぬだろう。
随分とこのドレス、気に入ってた様子だからあとでひどく怒るだろうなぁ。
「くくっ…不覚。」
まだまだコドモだと見くびっていたら完全に魅せられた。
この小さな女王様は将来はどんな大魔女になるのであろう。
「変な蟲が付かなきゃいいけど。」
男は独りごちた。
特別な謝肉祭【especial charnival】、快楽の集会【carnal party】
魔女たちのサバト、許しなく覗き見た者は報いと裁きを受けるだろう。
**********
お粗末様でした。
自分は前にテンロキを書くと言って下さった職人ではありません。
まだまだwktkして待ってますよ!
これを書く前に復習で「Holy Forest」と「The keel」「dar[k] wish」の歌詞の見比べてたら
思いっきし仇同士な気がしてきた。
世界を闇に堕とそうとする女王とそれを阻止する守護者とか。
乙&GJ! ロキカーニバルだ!
デレロキモエス
しかし、ロキって書き手によって全然キャラが違うのな。面白いね。
乙だが、他の人が投下予告してるテーマをパクるのはギリギリの線でアウトな気がする……。
はいはい活性化活性化。
キャラが違えば流れも違う。
人が違えば世界も違う。
盗作したわけでもないから、別にええんでないの。
キャラ違うし。
ツンロキ・デレロキが来たら次は我が家のアホロキを投下して良いかね皆の衆?
ほせう
エロ無しで、マニアックながら吸血描写ありのSSは投下問題無いでしょうかね?
>>617 うーん…俺は血とか苦手だから…
メ欄に何か書いてくれればおkかと
>>617 個人的にはツボ。
直接的なエロ描写がないのにエロい、そういう漫画とか小説とか大好き。
あえてワクテカはせずに待ってます。
620 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:14:49 ID:fW2Emrl+
ロキカーニバルなので自分も投下してみます。
オクターヴ×ロキの和姦でどうぞ。
621 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:15:31 ID:fW2Emrl+
「ハァッ ハァッ どうだ,オクターヴ。私の体は。
いいだろう………もっと味わえ……とろけろ………」
ハッ ガバッ
「なんだ夢か。まあ,それはそうか。あのオクターヴが……」
ドロッ
「ん?」
ビチャビチャ
「せっかく起きたのだから出しておくか」
622 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:16:22 ID:fW2Emrl+
ヌチャヌチャ ヌチャヌチャ
奴はいまいち煮え切らない。ヌルいと言うか甘いと言うか。
まあ,その方が私としても押し込み甲斐があるというものだが,
このまま待っていても何もしてこないだろうし。
魔法か薬で無理矢理にでも交尾するしかなさそうだな。
フキフキ ポイッ
「よし,そうしよう。もっともそうしたところで
私を満足させることはできないだろうがな」
623 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:17:16 ID:fW2Emrl+
ピンポーン
「はい。あ,ロキさん。どうしました?」
「夕飯を作ってやったぞ」
「あ,どうも。上がってください」
「いただきます。シチューですか」
「(媚薬入りの特別シチューだ。よく味わえ)」
「ロキさんは召し上がらないんですか?」
「いや,私は……」
(まてよ,薬の早さは調べ忘れたな。自分の体で確かめるか)
ゴクッ ゴクッ
「(うむ,我ながら美味い)」
「そろそろ回ってきたな……」
「え?」
「興奮してきているという事だ」
「ちょっ,ちょっと何を……」
「さっきから体が火照っているはずだ。私と同様,お前も……」
「ロ……」
「私を抱いてみろ」
「ええっ?」
「私と寝たくてたまらないだろう?」
……ギュッ
「そうだ,それでいい。やればできるじゃあないか」
「ハァ,ハァッ」
「どれ,ベッドに連れて行ってもらおうか」
624 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:18:30 ID:fW2Emrl+
(もっと強く,ネットリとなめ回せ。全然感じないぞ。少しサービスしてやるか)
「アッ ウゥン……」
「ロキさん……ハァハァ」
(この程度の演技で興奮するなんて単純だな。こういうのが良いのか?いやらしい奴め)
「ハァン アァゥ」
「体……すごく奇麗です……」
「…… ! アァァッ!」
「ビクッ」
「つ,続けろッ」
(何だ今のは。体を貫かれるような快感……)
「もっと,して……ンッ,ハァ……」
(一人でしている時は喘いだりしなかった。しかもこんなに濡れるなんて)
625 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:19:10 ID:fW2Emrl+
「もう我慢できないの,挿れて……」
「い,良いんですか? じゃあ失礼します…」
「違う,今のは……かっ…」
ギシッ ギシッ
「アッ アッ アッ」
やめろ,やめてくれ
「もっと,激しく……うんっ いいの……」
これでは立場が逆ではないか。オクターヴを……性奴隷にして……
私の快楽を満たす……ペット…じゅうじゅん………な,わた……しの……
「胸もいっしょにさわって」
もっと激しく……すごくいい………
「たくさん,ほしンッ……ヤァッ アッ アァーッ」
626 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:20:10 ID:fW2Emrl+
朝,か。
痛ッ。普段は非力なくせにあのバカが。少しは加減しろ。童貞め。
ああ,昨晩はその童貞に昇天させられ……いや,あれは薬のせいだ。
そうでなければ,私があんなに乱れるはずが無いのだ。
奴も薬が無ければあれほどの性技は出せなかった。
そうすれば私が上になって………
「おはようございます。朝ご飯食べて帰りますか?」
朝食か。食べてから帰るとするか。
「って,何を食べている!」
「昨日のシチューの残りですけど?」
「馬鹿者,そんなことをしたら……」
こいつ興奮で身悶えするだろうな。そんな状態を見るのも面白いだろうが,
もう一度なすがままに犯されるのも良い経験だろう。
「私にも1杯よこせ。別に貴様の為では無いぞ」
〜そして昼過ぎにフラフラになりながら帰ったロキはきっと驚いたことでしょう。〜
〜その媚薬は作り方を間違って,水も同然の物だったのですから〜
終
627 :
オクロキ:2005/11/13(日) 20:26:41 ID:fW2Emrl+
以上です。
普段は弱っちいオクターヴに犯されてしまう被害妄想で感じるロキ嬢な感じで。
オクターヴはごく低い物腰のセックスなのにロキ嬢は猛ヒートとか。
これってツンデレ? じゃあないような気がする。
毎度まとめサイト中の人乙です。
前後編(前中後編)がすごくイイ所で切れててそそられる…w
前後編か。
俺も一本、途中でトン切ったまま放置してる作品を持つ身ですよ。
書けなくなってそろそろ一年経つなあ……。
……と、ここで表明してしまえば、意地でも書かざるをえまい。俺。
自己洗脳だw
>>629 いや、違う。
長いSSの分割されてる部分の場面が…wって意味で書いたのだがww
がんがれよ
適当にトリップを付けとく。
>>628 ども、一応20KB以上の重さになったらページを分けるようにしてんですが
切る部分は独断で、良さげな所で切らせていただいてます。気づいてくれて嬉しいw
>>629 スランプはキツイですけどいつか書き上がることを楽しみにしてますよ
うあ……。俺はずかしー……。
でも頑張るよ。頑張るっつったんだから頑張りますよ。
最近頻繁に時間停止するのは、
オフィーリアさんがこのスレでお昼寝してるからだと言ってみるテスト。
オフィーリアは初見の時以来、色味のせいで牛にしか思えない俺。
お陰で、あのだぼっとした服の下にはたゆんたゆんのおっぱいが隠されてるのだと思えて仕方ない俺。
オフィーリアは巨乳っぽい感じが
というか巨乳希望
結局、一般向けスレは立てないの?
議論の途中で話が終わっちゃった感あるし、
もうちょいと煮詰めてみてもいいような気もするが。
個人的には、そっちの方が書きやすいネタ(というより、エロで書こうとして話が中途で破綻した)も頭にあるし、
そういうスレがあるとなれば気合いも入るんだけど……。
ここで流れを読まずに、Kベル希望と言ってみる。
>>638 立てる板は?
少なくともエロパロには適さないわけだが。
ゲーキャラ板で、ポプだけじゃなく音ゲー全般にしてみたらどうだろうか。
個人的に寺ネタも書きたいし、その方が過疎りも防げるきがす
てか前書き付けてここで書けば良いだろ、どうせ過疎スレなんだし
ゲーキャラには既に音ゲー総合のノーマルCPスレが
あるのに新たにSSの為だけに立てるのはどうかと…
>>642 いやそれだと21歳未満の人が普通のなのに読めないじゃん
ってことでこの話題が沸いたんですけどね。
確かに過疎だしどうしたものか
大変すまない
今急いで書いてるけど
何しろ毎日忙しすぎて
ぶっちゃけ、今このスレに職人は何人いるんだろ。
出入り激しい印象があるんだけど、過去の神々はまだここをチェックしてるのかなあ?
>645
自分は初期からずっと居る。SSも何本が投下したことあるけど
最近は忙しくて書けない。その内何か投下したいとは思っているけどね。
>>643 他のジャンルのキャラ萌えスレでもやってるように
向こうのスレ上で書くのは?<普通のSS
投下前にSS苦手な人はスルーで、と書けばいいかと
…でも土人女や厨がひときわ多いポプじゃそれでも
スルー出来ず文句言う奴がでるかな…
スレが過疎り気味なので突発投下。
スミレ物。陵辱注意。
キーワードは、 スミレ、散華。 で。
何がどうしてこうなったのか?
私は自問自答したけれど、いくら頭を振り絞っても回答不能。
「くーでたーでーす」
友達であり、手下であり、同じ野望に向かって邁進する仲間。
……であると思ってた。つい昨日まで。
「われわれはー、たいぐーのかいぜんをもとめてー、けっきするものでありまーす」
「おやすみはー、しゅうふつかー」
「さんしょくおひるねつきー」
「おやつもー」
それってクーデター?
違うだろ。
大体、週休二日、三食昼寝オヤツつき、なんて何処の保育園だ。
どうせ聞きっかじりの言葉を使ってみたくて、遊んでるんでしょう?
そう思いたい。
思いたい。
……けれど。
「スミレさま、『いい格好してるな』ですー」
「つぎはつぎはー?」
「えとねー、『こいつをブチ込まれても、その平然とした面を保ってられるかな?』だってー」
「うひゃー、えっちぃー!」
「きゃー」
どこから拾ってきたのやら、めっちゃくちゃ偏ってそうな本から拾った知識でもって『決起』したこいつら。
無邪気さは相変わらずだけれど、だからこそ、怖い。
だって私は知っている。
その無邪気さで、こいつらは私の悪事の片棒を担いできたんだから。
ガキそのものの思考回路の癖に、知識だけは豊富で。
だからこそ、性質が悪い。
「と、いうわけで、スミレさまー」
「これからー、ぼくたちの『こいつ』をー」
「『ブチ込ませて』もらっちゃいまーす」
「きゃははー」
できるのか?
ホントにできるのか?
……いや、そんなことはこの際問題じゃない。
私が認識しなきゃいけないこと。
それは、確かにこいつら――黒ミミうさぎ団員達が本気であること。
そして、私――スミレがこいつらに捕えられてしまっていること……だ。
「ねねね、ボク、おもいついちゃった」
「なにー?」
「スミレさま、『こすぷれ』すきでしょ」
「すきだー」
「『りくぐん』とか、『かいぐん』とかー」
「『くうぐん』もやったー」
「だからさ、ボクたちでスミレさまに『こすぷれ』したげよーよ!」
「さんせーい!」
私のアレはコスプレじゃない。
れっきとした、自己の意識を高め、より研ぎ澄ます為の戦闘服だ。
イニシエーションなのだ。
そう伝えたい。
だけど、たぶん今のこいつらに何を言った所で理解はしてもらえないんだろうと思う。
嬉々として団員共有の衣裳部屋に飛び込んでいく連中の姿を見れば、それはたぶん正しいのだろうと私には感じられた。
そんな戯言では、彼らを止められないだろう。
「あったー、『メイド服』−!」
「メイドさんだメイドさんだー!」
「ボクたち『ご主人様』だー!」
おいおい、どっからそんなもん持ってきたんだよ。
その時はまだ、素直にそう感想を抱けるほどには、私は冷静だった。
だけど、
「ぬがせぬがせー!」
「ぱじゃまー!」
「わー!」
「てーこーはむりょくだー!」
ご丁寧に私の戒めを解き、しかし身動きできないようにがっちり両手足を押さえつけ、
あまつさえ私の身体を覆っている布切れを強引にむしり取っていく彼らの姿を眺めているうちに、
そのわずかな余裕さえも私の中から消え去っていった。
「スミレさま、『のーぶら』だー」
「おっぱいだー」
「おぱんつ、かわいーなー」
「もえもえだー!」
戦は多勢を以ってせよ。
兵法の初歩の初歩とも言えるだけに、私が常に実践を心がけていたこと。
逆の立場に立たされれば、こうも心細いものなのだろうか。
なまじそういうことに手を染めているだけに、私は抵抗が無意味であろうことも知ってしまっているのだ。
そして、悪いことに、そんな心境がさらに私自身を挫けさせ、手足を竦ませる。
わずかに残っていたかも知れない、状況打開の可能性でさえ失わせていく。
「よーし、きせろー!」
「きせろきせろー!」
「メイドさんだメイドさんだー!」
「『ごほうし』してもらおー!」
だから、メイド服を着せられている最中も、私はろくな抵抗さえできなかったのだ。
着せ方は非道く乱暴だった。
まるで女性の取り扱い方を知らない。
それはそうだ。私はそんなこと、仕込んでいないもの。
教えたのは、どうすれば捕虜の心を砕けるか。逆おうという気力を削ぐことができるか、それだけ。
確かに、優秀な部下ではあるのだ。
今、その手練手管は私に向けられているのだけれど。
「なめろー!」
「しゃぶれー!」
四方から突き出される彼らの『モノ』。
ぬいぐるみのような外見の体からそれがにょっきりと生えている姿は、不恰好で気味が悪かった。
その姿が示すのは、連中が本当に、言ったことを実行できるのだという事実。
私の末路。
それを知って、私の恐怖はさらに増す。
「……い、嫌っ!」
私は思わず口をつぐんで顔を背けた。
しかし、ばちっ、という音がして、私の頬が張られる。
いつの間にか、私の肩に二人、頭の上に一人、団員が乗っていた。
彼らがやったのだ。
「いやじゃないのー」
「ボクたちがやれ、っていったら、やるのー」
「ボクたち『ご主人様』ー」
「スミレさま『メイドさん』ー」
「『ご主人様』のめいれいはぜったいだぞー!」
「ぜったいだぞー!」
肩口の二人が私の顔を掴み、ぐい、と正面に向き直らせる。
それから顎を無理やり開かせ、そのまま閉じられないように固定する。
「ボクいっちばーん!」
名乗りを上げたのは、いつも最先鋒を務める血気盛んな団員。
「えー、ずるいー!」
「ずるいー!」
周りから非難の声が上がるが、彼はそれを無視して私の顔に飛びついた。
そして、開け放された口の中に剛直を押し込む。
「むぐぅ……ッ!!」
獣臭が私の鼻をつく。
そこだけの中途半端な生々しさが、かえってグロテスクだと私は思う。
彼は私の髪を掴み、思うさま揺さぶった。
動かせ、ということなのだろう。
私はいやいやをするように首を振り、かすかな抵抗を試みる。
そんな私の頬がまた張られる。
「スミレさま、じぶんのたちばわかってねーなー」
「さからえるたちばじゃないよねー」
再び、頭上からフェラチオを促す仕草が起こる。
私は仕方なく、言われるがままに首を前後に動かす。
けれど、男性と経験を持ったことすらない私にこんな卑猥な行為を要求されても、まともにこなせる筈がなかった。
自分でもわかるほどにぎくしゃくとぎこちない。
しかし、彼らはそんな言い訳さえ許してはくれないようだった。
「ぜんぜんきもちいくないでーす」
モノを咥えさせている一人の言葉をきっかけに、周りにいた団員達が挙って私の身体を殴り始める。
「ちゃんとやれー!」
「ほんとにじぶんのおかれたたちば、わかってんのかー!」
わかっている。これ以上ないほどに、わかっている。
けれど、できないことはできない。
男に快感を与える方法なんて知っているはずがない!
拒む私。
それに業を煮やしたか、顔面の彼が舌打ちするのが聞こえた。
「しょーがないなー。じゃ、ボクがじぶんでうごくから、スミレさまはおとなしくしてるんだぞー」
言うが早いか、彼は猛然と腰を振り始める。
肉の棒が私の喉を激しく突いた。
「んぐっ……、んぅっ……、んんんッ!!」
痛い。苦しい。
涙が零れる。
「スミレさま、ないてるー」
「よわむしー!」
周囲からどっと笑いが起こった。
その冷たい嘲りの声に、私は打ちのめされる。
救いなど、ないのだと知る。
口に突き立てられたペニスは、尚も激しく動き続けていた。
「いーなー」
「ボクも、もうがまんできなくなってきたー」
最中、私の耳がそんな呟きを拾った。
「だめー! もうこれいじょーむりー!」
誰かが言う。
直後、床に置いた私の手が握り拳の形に直され、その誰かのモノがそこに挿し込まれる。
「ずるーい!」
「ボクもー!」
それがひとつの合図だった。
堤防が決壊するように、一斉に団員達が私の身体にまとわりつく。
そして、各々勝手にスペースを見つけては、それぞれの男性を滑り込ませ始めた。
両手。
脇の下。
太股とふくらはぎの間。
いや、肌に接してさえいればいいというように、ただ先端を触れるだけの者までいる。
果てに頭上と肩の三人は、髪の毛を手に取り、それで自分自身を擦っているようだった。
「さわさわして、きもちいいー」
「あたらしいはっけんだなー」
冗談じゃない。
私は思う。
されている側は不快なだけだ。
しかし、口は塞がれ、たとえ声を出したとしても殴られるとあっては、そんな不快感など押し殺すしかない。
私は全身が総毛立つのを感じながら、ただ嵐が過ぎ去るのを待った。
「あっ……」
「あはっ……」
「んーっ……」
五分か、十分か。それとも、もっとか。
次第にまとわりついた団員の口から、喘ぎに似た声が漏れ出すようになる。
口のモノからはじくじくと先走りの汁が漏れ、それが私の舌を刺す。
「あ……あ、あ、あっ……!」
「あうーっ!」
「あぁーんッ!」
「……もう……もうだめっ! ボク……イくっ!!」
喘ぎに混じって、顔に取り付いた彼が叫び、腰の振りが激しさを増した。
「ボクもっ!」
「げんかいだっ!」
「イっちゃうよぉっ!!」
団員もそれを聞いてか口々に訴え、刹那、
びゅくびゅくっ!
喉の奥に欲望が注ぎ込まれた。
青苦い厭な味と強烈な刺激臭で、思わず吐き出しそうになる私に、
「のめっ!」
彼はそう命じ、鼻の穴を塞ぐ。
「ンぐぅっ!!」
息のできない私は身体的な反応のみでそれを飲み下してしまう。
どろりとした感触が食道を伝い、胃の腑に至る。
そして、続けざま、全身至るところに同じ液体が次々と放たれる。
「うぁぁーっ!」
「きゃぅぅんっ!」
「あーっ!」
耳障りな嬌声の連鎖。
団員達の戒めから解放された私は、勢い余って前のめりに倒れる。
その反動で、髪に放たれた精の一部が、こめかみから頬を伝って地面に垂れ落ちて来た。
陵辱に焦点を失っていた私の目に、何故かそれだけがはっきり見えた。
尻切れスマソ。
ここまでで気力が切れました。
続きは気が向いたら。
スゴスww
とにかくスゴスwwww
良いね、同人でのスミレはあんま好きじゃなかったけど
こういうキャラなら大歓迎だ
無邪気なクロミミ集団テラコワスwww
(;´Д`)ハァハァしてるところでいきなり終わって生殺しやぁ…
なぜか団員が脳内でマゴチョーリ部隊に変換されていたw
保守
じゃあageようよw
sageでも保守はできるよ
age・ロック
664 :
661:2005/11/26(土) 16:44:59 ID:75q3GhhB
失礼した。
665 :
661:2005/11/29(火) 19:25:36 ID:U1mebDUl
前回投下した六カジの続き…?らしきもの書いているのですが、
出来たら投下しても宜しいでしょうか?
>>665 おお、以前の!あの時は萌えさせて貰ったんで出来れば投下希望したい。
667 :
ネクロ:2005/11/29(火) 19:41:11 ID:U1mebDUl
およ…?何で661って…665は自分ですよ。
>スミレの人
クロミミ下克上とはまた新しい…
男勝りな感じのスミレも良い感じですね、続き期待
>>667 ドンマイw
俺も投下楽しみにしてるよ
669 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 07:02:34 ID:7JZM+8cZ
>>665 ネクロ神の再臨!
全裸でお待ちしてます。
なぁ誰か小説のまとめサイトのURL教えてくれないか?
ブックマークが消えてもうぬるぽ…o...rz
672 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:30:42 ID:SImbYLuQ
時間が止まった…?
止まりはしない。
我々は死に向かって歩を進めている。
不吉なこというんじゃねーよw
もうちょっと待っててね
今書いてるから
冬忙しくて死にそうだけど
そろそろ書いてるものを投下したい。
ただ、落ちが決まらない…。
どうするべきか…
思いの他忙しい+先が思いつかない
で続きが書けないです・・・それよりも別に用意していたやつがここに来て
何か思いついた様に書けてきてる・・・何とも。
>677
作品には期待していますから、メアド欄には半角でsageって入れてください。
アッシュ×かごめでよければちょっとネタがあるから書けるけど…。
まだ書き終わってないので恐らく夜頃になると思われ。
680 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 00:09:26 ID:DGXbg7sT
かごめタソ
ポプに出てる他ゲームのキャラも大丈夫ですか?
>>681 それがポップンのキャラと絡むならいいが、アロエとかならマジアカスレ行ったら?
683 :
sage:2005/12/08(木) 20:24:58 ID:PIQsrsxD
トランとかうさおくんとか他音ゲーキャラで、アロエとかは考えてなかったです。
音ゲスレもあるので書いてみてどっちにするか考えてみます。
684 :
683:2005/12/08(木) 20:28:12 ID:PIQsrsxD
メル欄と名前を間違ってましたOTL
申し訳ないです。
予告ばかりで投下がない……。
すまん忙しくてorz
季節外れになるし、またの機会にしようかと筆を休めてしまってます…
一気に投下しようと思ってるから未完状態じゃないぶん救いか
すみません…何か間が出来て最初と最後が出来ないorz
頑張って今月中には投下します。予告ばかりで申し訳ない。
うさおならオフィシャルでツララと接点あるんだがな<移植キャラ
この辺の線引きってなんか難しい
別に接点とか考えなくていいんじゃないかな
ちょっとまえのさなリエみて思った
さなえって巨乳イメージ多いの?
リエは活発な貧乳、さなえはムチムチというイメージが
ムチムチだとちょと違う気が俺の中で。
胸以外はスレンダーな感じじゃないか?
擬態語だとなんだ?
ぽよぽよ?
とりあえず、性格面で悩むさなえと身体面で悩むリエという構図はデフォで。
ソレ(・∀・)イイ!!
>>692 あ、そんな感じそんな感じ
で、内気だから胸が大きいことを恥ずかしいと思うさなえちゃんと、羨んでついつい襲ってしまうリエちゃん
妄想スマソ。俺テラキモスwwww
いやいや、俺も同じこと考えて萌えたから無問題ww
リエさなカポーだと、
「ソフトクリームで間接キス」という王道シチュがしっくりくる気がすんですが、
SSとしてきしゅつだっけ?
あと、リップクリーム使い回しとか、
相手が口付けたカップの淵をわざと狙って回し飲みとか(ry
朝から何回抜いてんだよw
誰かミミニャミで一本書いてくれんかなぁ
シチュのリクをくれたらノシ
ミミニャミは王道過ぎて逆に思いつかんのです。
音ゲー板で猫推に聞いてみたら?w
奴のストックは凄い
なあ、おまいら。
職人さん待ちの間、もっと積極的に萌えトークしようぜ。
エロネタで雑談できる場所がないもんなー
とりあえず新キャラのキャロルと新さなえちゃん萌え
アロエ×ポエットとか(ry
ごめん、なんでもない
某所で素直クールの話を見て気になった。
とりあえず、
かごめタンって素直クール?
709 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 09:27:08 ID:KkNpBSf4
>706
あんま関係ないが
アロエ使用でトゥイートかサニーやってみれ。
フィーバー前の二人見てると妙にシンクロしてて可愛いぞw
くるくる〜
すまんsage忘れた
>>707 いやもともとポエットもアロエも好きだったからどうかなぁと思って…
>>709 1プレイに一回見てますが(ry
|Д`) 何やら呼ばれている気がした
>>712 書いてください。
カップリング、シチュエーションは問いません。
ミミニャミのどんなあられもない姿が見たい?
>>714 ニャミをタイマーに取られたミミが、ニャミを強引に(ry
716 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 02:28:35 ID:tc8xxHOP
おすすめのエロ同人おせーて
>>713 創作はもう丸4年ほどやっていないので…
>>714 >>715。詳しく書くと
いつの間にかニャミちゃんのことを意識してしまっていたミミちゃん。でも二人は女の子同士。
それにニャミちゃんにはタイマーがいるので夜な夜な一人で自分を慰めるミミちゃん。
しかしある日心の箍が外れニャミちゃんにがばぁーっと…
あるいは二人一緒にタイマーを苛めるとか
>>716 ニャミミに関しては殆ど皆無なのが現状です…
>709
やってみた。萌えた。
アロエ×ポエきぼんぬ
...シチュ思いつかね
720 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:01:00 ID:589Mk++/
こんにちは。
流れぶった切ってゴメンなさ…
なんか投下するって言ってから大分経ってますが、
投下させて頂いても宜しいでしょうか?
なんかカジカさん、六さんの事好きすぎですけど。
前回の分の続き、みたいな感じで。
女体化ダメな方は、メル欄に『六カジ』と入れておきますので、
NGワード指定して下さい。
721 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:02:33 ID:589Mk++/
チュッ…クチュ…
水音は、少女の理性を軽く剥ぎ取るには十分すぎる淫靡さを讃えていた。
少女…カジカが弄っている其処を中心に、躰中に熱が伝わっていく。
「ふっ…はぁっ…や、あぁっ!」
グチュッ…
そう強く触れているわけでもないのに、粘着質な水音はひどく響く。
カジカは毎日毎夜、淫獄の底にいるような疼きに耐えていた。
そうやって耐えることも、そう長くは続かない。
今夜が、限界だった。
女になってからは約二ヶ月、六と出会ってからちょうど一ヶ月が過ぎる頃。
その一ヶ月間、毎晩カジカは耐え難い疼きを感じながらもソレを直視しないように過ごしてきた。
躰の芯から熱がぶり返すような、疼きを。
ソレも、日を追う毎に強くなっていく。
始めの内は良かった。
ただ、あの日の快楽が思い出されるだけで。
ソレが此処最近では、感覚が克明に思い出されて、今でもまだ躰の上を六の手が、舌が這っているような錯覚に襲われていた。
ジュン、と恥部が濡れる感覚を感じながらも、無視し続けた。
だが、今日はもう我慢の限界だった。
そっと秘部へと指を這わせる。
それだけで、体中に電撃が走ったかのような快感に襲われた。
「くっ…ぅぁん…っ、はぁ」
性器よりも上にある、肉芽を指先で転がす。
それだけでも、イキそうなほどに今のカジカの躰は敏感だった。
あえて、ソレよりも下の秘孔へは触れない。
その行為はカジカにとって恐怖だった。
何故"恐怖"と感じるかはわからない。
とにかく、カジカにとっては未知のその孔に触れる事は"恐怖"の対象であった。
「っ、や…ふぁあ…っ!」
キュッ、と指先で紅く熟れた肉芽に爪を立てる。
カジカの体が痙攣して、絶頂が近い事を、本人は感じ取った。
『もう少し…』
『あと少しで…イケる…』
ソレは、先刻からずっと思っている事であった。
だが、どうしてもその一線を超えられない。
此処まで来ると、快楽が痛みでしかなくなってくる。
本能が、躰が、そんな愛撫では"足りない"といっている。
722 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:03:19 ID:589Mk++/
――――――――――何故?
その想いと、快楽…痛みだけが思考を支配する。
理性など、この行為に耽り始めた頃から既に捨ててしまっている。
「や…だ…も、イキたい…」
ポロリ、ポロリと零れる涙が、枕を濡らし始める。
愛液の染み込んだシーツが冷たい。
想うのは、ただ一人のこと。
「六…さん…」
その名を、口にした。
途端、ズクン、と躰の中心が疼く。
肉芽を転がす指先が、六のものと重なって思える。
「やっ、はあぁあっ!ダメ六さ…イッ、あぁああっ!!」
くちゅん、ぴちゅ…
淫猥な水音が聴覚を刺激する。
カジカの繊細な指とはまったく違う、少し無骨だが長く綺麗な指。
徐々に、自身の手が似ても似つかないその手と思えてくる。
無意識に、肉芽を弄る手とは逆の手が、ソレより下の膣の入り口を刺激し始める。
そのことに、カジカは気付いていない。
ただあるのは、目の前の快楽ばかり。
「ヤッ…くぅっ、ふぁ…っ!」
ぐぷ、ぎゅちっ…
指を動かす度に響く粘着質な水音が、カジカの『快楽』と言う感覚を刺激する。求めさせる。
「はっ、あぁんっ!ダメ…っ…」
―――――――漸く。
絶頂を迎える。
そう悟った。
「きゃうんっ…!や、ダメ…イクゥ…!」
何とも悩ましげな、一際高く嬌声を上げる。
瞬間、カジカは絶頂を迎えて四肢を投げ出した。
カジカは、肩で小さく短く呼吸を繰り返していていく。
ぼうっと目の前に白く靄がかかっているような感覚。
「…六さん…」
確かに、イク事はできた。
だが、もう耐えられない。
もっと奥の、秘孔が何かを求め、疼くのだ。
――――――――――六さん…。
彼の事を想うだけで、こんなにも呆気なく絶頂に達する事が出来るのか…。
恍惚と、その姿形を思い描く。
『会いたい』
その気持ちは、日々膨れ上がっていくばかり。
また新しい露で枕を濡らしながら、カジカは深い眠りについた。
723 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:03:57 ID:589Mk++/
++++++++翌日
何気なく、カジカは目を覚ました。
起き掛けのカジカを、空腹感が襲う。
時計を見やるともう十二時前。
どれだけ寝ているのだ、と自身を叱咤しながらカジカは起き上がり、とりあえずバスルームへと向かう。
ついでにシーツも剥ぎ取ると、新しいものを出して、剥ぎ取ったほうのシーツは洗濯機へと直行。
シャワーの温度設定を、普段より少しだけ低く設定する。
本当なら、冷水を浴びてもいいのだが、流石に今ソレをする勇気は無い。
シャーッ、と少しだけぬるいシャワーを躰中にかけながら、ぼんやりとカジカは思いを巡らせる。
何故だろうか、寒い筈なのに、まったく寒くない。
この、二ヶ月弱で大きく変わってしまった事…。
大きく分けて二つだろうか。
まず、性別。
それから、想い。
特に変わってしまった、六への…ソレ。
過去二度の邂逅で、その純潔すらも奪っていった男へ、カジカはひどく甘い感情を抱いていた。
「…六さん…」
暫く、カジカは何も考えずにそうしていた。
「ふう…あぁ、なんかすっきりした感じ…」
バスルームから上がると、ざっと朝食……いや、昼食か……の準備を済ませて食べ始める。
主食とつけ合わせだけでも十分、満腹感を得られた。
と、不意に
ピーンポーン
インターホンの音がして、来客者の存在を告げる。
――――――――――誰だろう…?
覗き穴から覗くと、其処には。
「六さん…!?」
急いでロックを外し、その男を迎える。
ソレは、間違いなく一ヶ月前にカジカの純潔を奪った男。
そして現状、何よりも愛しき男。
「…お久し振りですね…一ヶ月ぶり…ですか…」
「ああ…こっちに戻って来てな…気がついたら、此処にいた」
相変わらずの言葉。
ぶっきらぼうで、あっさりとしていて。
それでいて、何処か胸の奥が暖かくなるような言葉。
彼の書にも、ソレが現れているだろうか。
だとしたら、だからこそ彼の書は人気が出るのだろう。
「あの、入ってください。お茶くらい出しますよ」
一歩下がって、玄関の扉を大きく開け放つ。
「済まない…。邪魔する」
一言放って入ってきた六の後ろでカジカは静かに扉に鍵をかけた。
724 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:04:33 ID:589Mk++/
「六さん…なんで…此処に来たんですか…?」
長時間、二人は他愛の無い話をしていた気がする。
いや、実際はまだ二十分も経った位なのだろう。
漸く、カジカはずっと聞きたかった事を聞いた。
その話を持ち出すのに、カジカには多大なる勇気を要した。
聞きたい気もするが、聞きたくない。
もしも、自分が望まない言葉だったらどうしようか。
なぜ、此処に来たのか。
――――――――――何故。
『行く所がなかったから』。
そんな理由でもなんでもいい。
とにかく、"自分を求めて"来てくれたのならばソレでよかった。
「―――――――――ソレを、聞くか…?」
予想とはまったく外れた言葉に、カジカは一瞬思考を失う。
「…聞かせて下さい」
「……お前に、会いたかったから…何故かはわからない」
――――――――――会いたかった。
その一言を、カジカは何処かで…最も望んでいたのだろう。
胸が、詰まる。
「ただ、漠然と…会いたかった」
正面に座っていた六が、真摯な眼で、カジカを見つめる。
カジカは、不意に立ち上がり六の隣へと移動する。
カジカが立ち上がった事に、六は少なからず瞳を見開く。
紅い瞳に、驚愕の色が掠めた。
ほう、と息をつき、カジカはホンの数歩の間に伝えたい言葉を選ぶ。
無駄と、悟りながらも。
そっと、六の隣に腰を下ろす。
驚きを隠し切れていない六の表情。
今、カジカのこの胸の中を駆け巡る感情。
名前をつけるならば―――――――――…愛情…だろうか。
微妙に視界が霞む。
そっと、脇についた六の手の上にその両手を重ねる。
考えていた言葉が総て消える。
伝えた一言。
「私も…六さん…会いたかった…」
すっと一筋、頬に涙が伝った。
725 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:05:13 ID:589Mk++/
「カジカ…?お前…」
狼狽えたような六の一言。
そっと、その首に両腕を回す。
何も言葉が思いつかない。
「六さん…お願いです…」
口をついて出てくる言葉は、恐らく本能の訴え。
背に回る六の手が、妙にゆっくりとした動作で、もどかしい。
この間のように、無理やり押し倒してくれても良かった。
組み伏せて、奪ってくれても良かった。
「抱いて…下さい…」
ギュッ、と抱き締められる。
涙で歪む視界。
そっと六の肩に押し付ける。
溢れ出した想いに、もう歯止めは利かない。
伝えたい事は、一つだけ。
「好き…です…六さん…」
六の腕に籠る力を、ひどく心地好いと感じながら。
「ふっ、んぅっ…」
服の上から豊かな胸を揉まれる度に、カジカは甘い声を上げて答える。
その快感が妙にもどかしく、より一層、六を求めた。
前回と同じソファの上、それだけで、カジカは何処か恍惚としていた。
「ヤ、だ…待って…六さん…」
あくまで優しい手つきで攻めてくる無骨な手を止めて、自らパーカーを脱ぎだす。
不思議と羞恥は感じない。
その行為が、あたかも服従の証であるかのようにカジカには思えた。
下着まで外すと、不意に六の手が伸ばされる。
キュッ、と程よく括れた腰を引き寄せられ、カジカは些か面食らう。
「カジカ…無理しなくても…イイ…」
え、とカジカは声を洩らす。
無意識に、手が六の背へと回り抱き締める。
「無理なんて、してませんよ…?」
自分では、普通に笑ったつもりだった。
だが、実際には顔の筋肉は固まったままで、動いていない。
何処か怯えたような無表情のまま。
六の背に回された手は、小刻みに震えていた。
「そんなザマで、よく言えたものだな…」
そっと手を外して取ると、愛しげに手の甲に口づける。
カタカタと震える手を見て、痛ましげに眉を寄せると、そっと頬に手を添えて、強引に口づける。
ただ、それだけ。
それ以上の何でもない、舌を挿し入れられる事もないセックスを連想させない口唇を合わせるだけの幼稚なキス。
数秒後、すぐに口唇は離された。
726 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:05:56 ID:589Mk++/
「…落ち着いたか…?」
妙に優しげな目つきで、カジカの顔を覗き込む。
ソレは、前回の時のような凶悪さや、意地悪げな眼とはまったく違い、別人なのではないかと思わせるほどのものだった。
カジカは、どこか呆れたように、ソレでいて安心しきったような表情で、
「フッ…不思議な人ですね…普通、抱き締めたりしませんか…?」
くすりと苦笑を零すと、六は焦ったように、安心したように、
「そっ、そうか…?済まない…。だが、落ち着いたようだな…」
優しく微笑む。
思いがけず目にしたそれに、カジカはカッと頬を紅潮させた。
初めて見るような優しい笑みに、鼓動をはやらせる。
握り締められた手が、熱い。
「六さん…」
おずおずと六の胸の中に身を預け、両腕を背に回す。
と、六もまた、同じようにカジカの背に両腕を回してきた。
不器用に抱き締められ、カジカは嬉しそうに微笑んだ。
それから、意を決したように上体を起こして、六の着流しの袷を崩す。
どこか拙い仕草で。
「ッ…カジカ…」
その手を抑えて、六はカジカを抱き締める。
突然の事に驚いて、カジカは狼狽える。
「え…?ろ、六さん…?」
「…カジカ…」
気付くと、カジカは再びソファの上に押し倒されていた。
眼の前には六の顔。
それも何処か寂しげな表情で。
中途半端に肌蹴られた袷から覗く妙に色っぽい鎖骨と、その上の刺青。
思わず、カジカは見惚れた。
その間に、事は淡々と進められる。
穿いていた筈のズボンは、下着ごと何時の間にか脱がされていた。
その事に気づいたのは、既にソファの下に放られた後。
露わになった下肢に、右手が添えられて撫で上げられる。
「や…っ、六さん…」
擽ったそうにカジカは声を上げた。
口先ではいやと言ってみるものの、カジカの躰はその手を絶対に拒まない。
むしろ、その手を望んでいたとも言える。
だが、意図を持って徐々に位置をずらしていく手に確かな羞恥を覚える。
ふと、太腿を揉まれるように撫でられて、喘ぎ、吐息を零した。
「ヤッ…ふぅ、んっ…」
カジカの意識が六の右手に集中している合間に、何時の間にか左手が柔らかな乳房へと移動する。
ふに、と擬音がつきそうなほどに柔らかなソレを、酷く優しげな手つきで掴む。
「はっ…やぁ…」
突然の刺激に、カジカの思考は些か遅れる。
727 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:06:32 ID:589Mk++/
反対の乳房の、先端の突起を食まれながら、もう片方を爪先で弾かれ、カジカは今にも泣きそうになりながら甘く声を上げる。
気に入りの遊び道具のように、六はカジカの胸を弄んだ。
爪で激しい痛みを与えたかと思うと、舌で優しく癒すように舐められ、かと思うときつめに歯を立てられ。
予測不可能な攻めに、カジカはただ喘ぐしかない。
何時しか、カジカの中では痛みすらも快楽へと変わり果てていった。
「ヤッ、ふ、くぅっ…六さ、ぁん…」
「…そろそろ、いいか…」
ポツリと呟かれた言葉がカジカに届くのとほぼ同時に、ぐいと片足が持ち上げられる。
「ヤッ、な…え…?」
ワンクッション置いて、漸くカジカは羞恥を思い出す。
白い脚を持ち上げられ、カジカの薄紅色の秘部は鮮やかな色彩を六の眼の前に晒していた。
だが不思議と、抵抗しようとは思わない。
ソレまでの愛撫で、今はまだかたく閉じられた花弁の間からは途切れることなく蜜が溢れ出ていた。
その奥では、まだ幼い孔が何かを求め、ひくついている。
ぺろりと自身の指を唾液で濡らし、六はカジカの秘部へと指を滑らせる。
「やっ…ぅ…」
すっと撫でるように花弁に触れられ、とろりと奥から蜜が流れてくる。
恥ずかしげに瞳が伏せられ、六はクッと咽喉で笑った。
一度零れ落ちてしまえば、カジカの愛液は止まる事を知らないかのように溢れ続ける。
「ひぅ…っ…六さ…」
待ち望んでいた快楽を与えられ、カジカは歓喜の声を小さく洩らす。
「はっ…ぅんっ…」
孔の辺りでゆるく指を旋回させ、もどかしいまでの刺激を与える。
そうすれば、カジカは酷く切なげな表情のまま、堪えようのない僅かな快感に縋るしかなくなるのだ。
その切なげな表情がまた、男の獣性を煽るもので。
ニヤリと口元を歪めて、その表情を別のモノに変えたいと言う欲求に抗いきれずに、くぷっ…と人差し指と中指が、同時に内部へと押し入る。
「ひぁんっ!!やぅ…くはぁっ…」
六の想像通り、その表情を恍惚に蕩けさせ、喘ぐ。
縋るものを探すようにカジカの手が彷徨い、ソファの背を掴み、握り締める。
グチ、と肉と肉が擦れ合う音を立てながら内壁を探り、カジカの感じる場所を探すように指先が蠢く。
その度に、カジカの口からはひっきりなしに嬌声が上がった。
「ヤッ…其処、やぁっ…!」
「嫌…?嘘を吐くな」
六の指先が、とある一点を掠めた時。
カジカの一際目立った反応に、六は鼻先でせせら笑う。
言葉とは対照的に、カジカの内壁はさらに六の指を締め付け、その刺激を望む。
グリ、と強く其処を擦るとカジカは面白いほどに声を上げ、愛液を流し、六の指を締め上げる。
「ふっ、あぁっ!や、ぁああっ…!」
「…とりあえず、一回イクか?」
グチュッ…グプッ…
愛液を掻き回すように水音を立てながら、カジカの感じる場所だけに刺激を与え、絶頂まで追いやる。
ビクッ、とカジカの躰の痙攣を、六は見逃さなかった。
グリ、と先程見つけたカジカの最も感じる場所を突いてやる。
「きゃぅっ!?や、ああぁっ…!」
728 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:07:20 ID:589Mk++/
いっそ悲鳴に聞こえるような声を上げ、カジカは達した。
同時に、どろりと大量の愛液を垂らしながら。
「はっ…凄ェな…」
「はっ…ヒぅ…六、さん…」
浅く、短く肩で呼吸をしながら、カジカはそっと六の方へと腕を伸ばす。
その手を取り、手のひらに口付けを落としながら、六は呟く。
「どうした?」
「…私も…六さんの、したい…です」
「…は?」
突然のカジカの欲求。
だが、六にその真意が伝わらない。
と恥ずかしそうに瞳を伏せ、
「私も…六さんを良くしたい…させて、くれますか…?」
ほんのりと頬を染めるものだから、さすがの六も面食らう。
「…六さん?」
自分の上に馬乗りになっていた六の下から、何時の間にやら抜けて真正面に座る。
呆けた表情のままの六を、心配そうに覗き込みながら。
「お前、本気か?」
「え…はい」
あっけらかんと答えるカジカに頭痛を覚えるような気がして、六は額を押さえる。
「お前な、冗談半分でやって、いい思い出になるような事じゃないぞ?」
「わかってます。それでも…六さんのなら…いけませんか?」
あまりにも真摯なカジカの瞳に、六は苦笑を零す。
「ソレぐらいなら、今はとっとと挿入させてくれねェか?持ちそうに、無いんでな…」
「え…あっ…!?」
視界が反転する。
またも押し倒され、視界は天井と六の顔。
と、不意に六の顔が近づいてきて…。
「んっ…」
口唇が、塞がれる。
「ふっ…んぅ…」
性急に舌が進入してきて、歯列をなぞられる。
ゾクリと背筋に緩い快感が走り、頭の芯がぼうっと溶けてくるような感覚。
舌が絡められると、カジカも積極的に六に倣うように絡め、口付けをより深いモノにしていく。
漸く口唇が放されたかと思うと、酸欠の為か快感の為か妙に焦点が合わない。
「カジカ、挿入るぞ」
そっと耳元で囁かれた言葉を理解するより早く、ズン、とカジカの幼い秘孔に六の男根がつきたてられる。
微かな痛みと、強烈な快感。
目の前が一瞬、真っ白になる。
「かはっ…!イッ…ああぁっ!」
729 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:07:56 ID:589Mk++/
突然の衝撃により、追いつかない思考。
だが、カジカの腕は六の首を抱き寄せ、縋りつく。
ソレを甘受しながら、六はさらに結合を深めるようにカジカの腰を抱き上げた。
ギシリ、ソファのスプリングが軋む。
「っ…ふ」
以前よりも締め付けがきつくなったのではないかと思われるほど、カジカの中は狭く、そして濡れそぼっていた。
グチッ、ジュッ…
淫猥な水音が室内に響く。
いまやリビングは淫靡な水音と何とも言えない禁忌感に包まれていた。
禁忌感とは、この行為に対してか、はたまたカジカの感情に対してか…。
「あっ、やぁ、はぁんっ…六さぁっ…!」
止めようのない喘ぎ声が六の名を呼ぶ。
六の腰が打ち付けられる度に其処は六の猛ったモノを締め付け、嬌声混じりにその名を呼ぶ度に愛液が零れ落ちる。
パタパタ、と微かな音と共にソファの上に愛液が零れ落ちる。
もう充分過ぎるほどにソレはソファの生地に染み込み、何時しか吸い切れなくなり水溜りを作っていた。
「つぁっ…六さ…イキ、そっ…は、ンゥッ!」
「っ……カジカ…」
呻く様な六の声に、徐々に上がっていくカジカの声。
いっそ壊そうとしているかのように、六は深く、深くとカジカの秘孔を抉っていく。
その度に、カジカは艶やかに身を震わせ、淫らな嬌声を溢れさせる。
その様に、六は戦慄を覚える。
コレまでに何度となく女を抱いたことがある。
が、コレほどまでに淫婦と言う言葉が似合う女がいただろうか。
いない。いる筈もない。
酷く淫らで、美しい。
この白く抜けるような肌を伝う汗さえもが愛しいと感じる。
「ひっあ、やぁ…っ…六さん…もっ、あぁあっ!」
婀娜めいたこの声が、もっと聴きたい。
艶めかしく揺れるこの躰が、欲しい。
総て、自分のモノにしてしまいたい。
「カジカ…ッ…」
「ひゃあんっ…!!くっ、あっぁあっ…!」
ズルッ…と奥まで貫かれ、ねっとりと擦るように引き出される。
カジカのひどく高く、甘い声はもはや限界を告げていた。
その声が溢れる唇を、無理やり塞ぐ。
カリッ、とした口唇を甘噛みして、差し出された舌を自身の舌と絡めていく。
とろりと、唾液がカジカの顎を伝う。
どちらともなく口唇が離れるとほぼ同時に、六は一際深く、カジカの秘孔を穿った。
「ひぐっ、や、ぁあああぁっっ!」
ソレが丁度感じる場所だったのか、カジカは呆気なく絶頂に達する。
その反動で、内壁が六のモノを強く締め上げ、余韻で六もまた、絶頂に身を任せる。
目の前が一瞬でぼやけて、意識が薄れていく。
まだ挿入ったままの六のモノが…そして放った六の体液が、妙にハッキリと感じられた。
「カジカ… 」
カジカが意識を手放す直前、六が囁く。
その言葉を理解できぬ内、どこか恍惚としたまま、カジカは意識を重い闇の中に沈めた。
730 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:09:08 ID:589Mk++/
「っつ…ぅん…六、さん…?」
「何だ、起きたのか」
どこか頼り無い浮遊感。
闇の其処に沈んでいた意識が、急激に浮上する。
いまだ重たい瞼を微かに開くと、目の前に六の顔。
浮遊感は、六に横抱きに抱き上げられていた為。
…いわば、お姫様抱っこである。
「勝手に風呂を使わせてもらった。悪いな」
「いえ…別に。…あ、いれて貰ったんですか…済みませ…」
自分で言ってから、言いようのない羞恥を覚える。
なぜか情事の最中以上に恥ずかしい。
カッと頬が熱くなり、とっさに俯く。
「ど、如何した?具合でも悪いのか?」
途端、ひどく心配そうな声音で聞いてくる六が妙に嬉しくなり、朱色に染まった頬のまま、顔を上げ、微笑む。
「大丈夫です。何ともありません」
「そうか」
安堵したように微笑む彼が、どうしようもなく愛しい。
――――――――なぜ、こんな事をしたのか。
気にはなるが、聞きたくはない。
誰とでもする事だと言われたら、ソレまでの関係。
ソレ位ならば、今この幸せだと思える記憶だけに縋っていたい。
だが。
「そういえば…さっき、六さん何て言ったんですか?」
「さっき…?」
「…その、私が意識を失う直前、何か言ったでしょう…?」
六は逡巡するように顎に手を当て、考える。
と、突然閃いたように瞳を見開き、今度は六が俯いた。
「え、如何したんですか…?」
「その…だな、あんな事しておいてなんだが………いや、いい」
「何ですか?聞きますよ?」
カジカをソファの上に下ろして、六もその隣に腰掛ける。
その自然な仕草に、カジカは妙に嬉しくなる。
六のどこか照れたような表情が、気にかかるが。
「その…だな…」
「はい」
「……好きだ」
「……え?」
そのたった一言。
呟かれた言葉に、カジカはまたも頬を染める。
「俺は…感情とかよくわからないが…さっき、こう言った…」
と、カジカの耳元に顔を近づけて。
――――――――――「愛している」。
抱き締められた腕が、妙に熱い。
731 :
ネクロ:2005/12/24(土) 12:12:32 ID:589Mk++/
コレで全部です。
前回よりかなり長いのに、投下する分の長さ変えるだけでこんなに早く終わるとは…
もう何も言うことはありません。
では、また投下する機会があったら、と言うことで。
年末までに投下出来て良かった…。
>>ネクロ氏
GJ!
まさか今年のうちに投下するとは思ってなかったので不意打ちでしたww
今年最後の萌えと感動を 有難う 。
>>ネクロ様
素晴らしい萌えをありがとうございました、やはりあなたは神だ…!
さりげなくカジカの一人称が変わっているのにときめきましたw
流れ豚切りしますよ。
クリスマスが終わる前に是非書きたいネタなので…。
恐らく普通にベタなネタですが。
名前欄の通りアッシュ×かごめだけどかごめ→スマイル前提です。
しかし神作の次に投下すると思うと何だか怖いw
その日はクリスマスの前日だった。
「ケーキの作り方を教えてもらいたいんだけど…」
夜の突然の来客はよく見知った顔だった。
7回目のパーティーの時も居たし、元々『カリスマ詩人』と言う有名人なので
彼女の顔は街中や雑誌でもよく見かけた。
時々はその雑誌も買って読んだりしているし、ファン、とまではいかないが
その世界観は好みのものだったので応援はしていた。
「…ケーキっスか」
「そう」
「スマイルにあげるんスか?」
「……だったら悪い?」
「いや、悪くはないっスよ。それじゃあ中に入ってください」
「その前にタオルを貸してくれないかしら。雪が酷くて」
俺はそう言われてやっと彼女の格好に気づく。
頭の上には雪を被り、毛先からは雫が滴っている。
そして―――…少し、目線をおろして服を見る。
彼女は寒さを感じないのだろうか。服装もいつものワンピースだった。
そのワンピースは雪が溶けたせいでぴったりと体にくっついている。
「あー…それじゃあ、ちょっと待ってて下さい」
「ごめんなさいね」
「いいっスよ、風邪引かれても困るし」
俺は自分の部屋に入り、タンスからタオルを出し、戻ると彼女に手渡す。
「服は―――…」
「薄い素材だからすぐ乾くわ。それよりも靴を乾かしたいの」
「靴」
「さすがの私もここまで雪が積もってたら素足で歩くなんて馬鹿しないわよ」
そう言いながら靴を脱ぎ、俺に手渡してくる。
確かに中が濡れていて履いていれば気持ち悪くなりそうな感じだ。
「じゃあ、キッチンにある暖炉の前で乾かしましょ。かごめさんも中に入って」
「失礼するわ」
彼女は礼をして家の中に入る。
キッチンに案内するために先を歩いていると後ろからぺたぺたとついてくる足音がする。
目的の場所につくとまず暖炉の前に靴を置き、乾かす。
その後、俺用のエプロンを渡し、それを着けさせる。
「ちょっと後ろのヒモが上手く結べないから結んでくれない?」
「あっ、ハイ」
彼女の後ろに回り、エプロンのヒモをしめる。
その時に見えた彼女のうなじに一瞬ドキッとしたが頭を振って邪念を追い払う。
「どうしたの?」
「えっ、あっ、何でもないっスよ!」
俺が慌てて離れるとそれを更に不振がったのか無表情になる。
「……」
「え、あ、それじゃあとにかく生地は俺が作るんで、クリーム作れますよね?」
「ええ」
「じゃあそこにあるボールに、冷蔵庫に入ってる生クリームを―――…」
俺は生地を作る用意をしながら彼女に指示をする。
彼女はてきぱきと言われた通りにしながらクリームをあわ立てる。
その内、クリームが出来たのか評価を求めて俺の傍に近寄る。
「出来たんだけど、こんなものでいいのかしら」
「お、上手いっスね。それじゃあ絞り袋に詰めて下さい」
「わかったわ」
かごめさんがクリームを入れている間に生地が出来上がり、それをオーブンに入れる。
色々いじり、これでよし、と立ち上がる。
すると、
「ぶっ」
と彼女らしくない声があがり慌てて彼女の所に向かう。
「どっ、どうした―――……って…」
「……」
俺が寄ると彼女がこちらを見てくる。
その彼女の顔はクリームまみれ。
かごめさんは無表情な顔を更に無表情にさせていた。
「……クリームが出てこなくて、出る所を自分の顔に向けて、袋を押したら…。
…暴発したのよ…」
「あーあー……」
俺はかごめさんの顔を見ながらため息をつく。
かごめさんも困っているのか、少し目線が泳いでいた。
俺はそれを見てある事を思いつく。
「勿体無いし、舐めていい?」
「え?」
彼女は「嘘だろう」と驚いた表情で訴えてくる。
しかし俺はにやりと笑ってかごめさんの肩を掴む。
「ちょっ……アッシュ?」
かごめさんは逃げ出そうとして体をよじるがそれは叶わなかった。
彼女の頬に手を沿え、クリームをぺろりと舐める。
「ひぁっ……!!」
普通の人間とは違う舌の感触に彼女は悲鳴を上げる。
それを見て喉の奥で笑いながら俺は舐め続ける。
「やだ、アッシュ、やめて…!」
「ヤダ」
そのまま舌を首に移動させる。
ちゅ、と少し吸い上げると彼女は悲鳴を上げた。
「やっ…!」
彼女は耐え切れなくなったのか足をガタガタと震わせる。
俺は彼女に力をかけて床に押し倒す。
「冷たっ…」
フローリングの床は暖房があるとは言え冷えている。
しかしそれも気にせず俺は彼女の様々な所を舐める。
「ホント…やめてよ!アッシュなら分かってるでしょ………!
アンタにそんな気ないんだから……ッ……」
「かごめさんになくても俺にはあるんだから仕方ないでしょ?」
「え………?」
一瞬呆けた顔をするが事を理解したのか一気に顔が赤くなる。
俺はそれを見てまた笑い、彼女の服に手をかけた。
「別にかごめさんは知らなくてもいいかな、って思って言ってませんでしたけど。
スマイルの方がいいみたいだし…でもこういう機会が来るとは思ってなかったし」
「……………」
喋りながら、服を破る。
びりびりと言う音も今の彼女には聞こえていないのだろう。
恐らくは流れ込んでくる情報に対応しきれずにぼーっとするしかない。
そんな所か。
「まあ、俺はこのまましちゃってもいいけど…今日はイブだし……。
せっかくなら一日早いプレゼントでも頂くっスかね」
俺は立ち上がり、彼女が泡立てたクリームの入っている絞り袋を持ち上げる。
ちょっと時間がないので今日の分はここで終わります…。
明日でどうにか終わると思いますので。ではノシ
いいね。
短いのに、既にかごめタンの魅力が全開。
次は生クリームプレイですか。ワクワクテカテカ。
732なのですが。
書き込んだ後に「…最後とは限らなくね?あれ俺やばくね?」
とは思いましたがまさかほんとに最後じゃなくなるとは…
>>アシュかご様
かごめタソ可愛いよかごめタソ
wktkで待たせて頂きます。
かごめタソ可愛いよ。
だけど自分投下した後にこんな良作投下されては…www
タマヨ受を書こうという猛者はおらんか
誰だっけ?w
エイポーフーの偽シノハラで合ってる?
思い切ってマッスル増田とか?
大人げないフォクシーとムラサキの絡みとか…
言ってみただけ;;
やった!新年初カキコキタコレ!!
トノ×ロキ とか書いたけど需要ある? あれば投下する。
カマン!
ワクテカしながら待ってます!
君らそんなにタマヨが読みたいか?
無難キャラより数倍読みたい
運の悪いヒポポタマス本当についてないヒポポタマス
月曜日 めでたく生まれたよ
火曜日 学校優等生
水曜日 かわいい嫁さんもらい
木曜日 苦しい病気にかかり
金曜日 どんどん重くなり
土曜日 とうとう死んじゃった
日曜日 お墓にうめられた
運の悪いヒポポタマス ついてないヒポポタマスの一生
これでおしまい これでおしまい
るるるるるるるるるるる〜
スク水を着てるので、ヒポポは実は女の子なんじゃないかと思。
ピエジルのプロフ見てみたらタマヨと相性いいじゃん。
ちょっくら練ってみらぁ。
またオフィーリアが時間を止めてるみたいだなw
牛ちちオフィーリアが読みたいなぁ……。
などと。
「ミシェルっ…私、から、だぁ…熱いの…」
「まあそれは大変だ。とりあえず服を脱ぎましょうか」
「…っ、脱いでも、駄目ぇ…熱いの、止まんないよぉ…」
「多分それは無駄に大きいあなたの胸が原因でしょうね」
「知らないっ、知らないよぅ…ねえ、ミシェル…っ」
「はいはい、撫でて欲しいんですか?」
「うん…!っぁ、ミシェ、激し…んっ」
「相変わらず柔らかいですね…」
勢いでやった。反省はしていない。
変態ミセルと牛オフィとか。
暇だったら書きたいなあ…
素直クールなカゴメさん。
素直シュールなカゴメさん。
素直狂うなカゴメさん。
カゴメさん。
>>761 激しくGJ。ミッフィー大好きなんで萌えました。
このカプって自分じゃ書けないから
(ミシェルがネオロマっぽくて恥ずかしい)
人の見てると凄いわくわくする。GJ!
ジャクオフィなら書けそ
乱暴だけどツンデレなジャックが嫌いになれないオフィー(*´ー`)
うん、上の人じゃないがミシェルのキャラは、ちと書くのハズカシス
当分暇なくて投下できないからアレですが
同じく!
心待ちにしております。
ツンデレジャック…(;´Д`)
このスレ的なツンデレキャラって誰よ
ロキ、リエ、ジャック、ツララ…補足よろ。
全員ツンデレに見える
>>767 ポップンのキャラは設定が薄い(特に10以降はプロフィールすらない)から、
設定を脳内でいくらでも付け足せるよな。
俺はムラサキ・カゴメ・ニナ・アヤ・ビス子・ロキあたりがツンデレだと信じている。
ニャミを忘れるな
ミルクもね
もう全部ツンデレでいいよ
774 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 23:31:08 ID:at/oUr+D
保守
「ダメ……だよ…ッ……! 外、からっ……。んッ! ……見えちゃうっ!」
「大丈夫だって。こんなド田舎のしょっぼい遊園地だ。覗いてる奴なんかいねえって」
「でもっ!」
「恥ずかしいか?」
「恥ずかしい、です…っ……! ……ッは……!」
「その割に、こっちの方は随分反応してるみたいだけどな?」
「や…ぁっ……」
「ほら。聞こえるだろこの音。ぐちゅぐちゅ、って。……うっわ。見てみろよ。糸引いてるぞ」
「ふッ…んんっ……!」
「実はお前、こういう場所でヤんの、好きなんじゃねえの?」
「そんなっ…ことっ……。……はンッ! ない……っ……!」
「嘘つけ。口じゃイヤイヤ言ってるけど、ってな」
「……じ…て………に」
「あん?」
「……はじ…めて……な…に」
「初めて? マジ? お前、処女か?」
「……キスも。……デートしたのも、初めてなのに……」
「は? 冗談だろ? それでこの濡れ様か? だったらな、お前、筋金入りの淫乱だよ!」
「嫌ぁ……」
「ははははは! いいぜ、淫乱女! もっと狂っちまえ!!」
「――あッ、はぁッ……ふぁぁッッ!」
「お、もうすぐ一周か。良かったな。お前のヨガリっぷり、係員にも見てもらえるぜ」
「……やめ、てぇ……ッ!」
「何言ってんだよ。見られて感じる変態女が! さっきより、反応良くなってんぞ?」
「ひぁッ……あ、あ、あ、ンあぁッ!」
「回ってる間、勝手に視線を感じてキモチヨクなってたんだろ?」
「やぁぁッ! あ、はぁぁぁンッ!!」
「ホントは、係員にも、他の客にも、見られてえんだろう?」
「う、あぁぁッ! あぁぁンンッッ!!」
「イけよ! ド淫乱!! 係員に見られて、イっちまえっ!」
「――あ――あぁぁぁぁぁッッ!!!」
アンナin観覧車で妄想。
777 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 14:22:02 ID:1jbJxKE6
いきなりなんですが…MZD×さなえちゃんで考えたんですがいかがでしょう?
あんまエロくない上に上手くもありませんが…。
多分オカズにもなりません。
需要ある?
と聞く前に、まず作品を仕上げてくれないか。
書いた上で誰にも希望されなかったら、人知れず自分の胸にしまっておけばいいだけなんだから。
ここ最近のこのスレは、中途半端に誘い受けしてそのまま放置するだけの奴が多すぎる。
書いてみようという気概は買うが、完成させられなければただの大言壮語で終わるということをお忘れなく。
780 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 17:53:46 ID:1jbJxKE6
申し訳ないです。
ちゃんと投下するつもりです。
アドバイスありがとうございます。
それでは、暇ができしだい徐々に投下させて頂きます。
782 :
MZD×さなえ:2006/01/19(木) 19:31:33 ID:1jbJxKE6
早速いかせていただきます。
MZD×さなえちゃん。
13回目のポップンパーティーも終盤にさしかかり、最高の盛り上がりを見せていた。
パーティーの主催者、MZDは満足気にその様子を眺めていた。
さなえはどうしているだろうか。ふと気になって人ゴミの中に視線をさまよわせる。
居た。
何やら新参者のタローを引き連れ、救護室へと向かっている様子だった。
大方、暴れすぎて怪我でもしたのだろう。
優しいさなえの事だから、自ら怪我の手当てを申し出たに違いない。
だが…。
パーティー会場から姿を消した二人が、というより、さなえの事が気にかかり、MZDは後を追う事にした。
その頃、救護室では。
「はい、出来ました」
「ありがとなっ!さなえちゃん」
笑顔全快で礼を言うタローに、さなえも柔らかな笑みで返した。
「ちょっと血が出ていたけど、かすり傷で良かったですね」
そうして救急箱に道具をしまい、気を付けてくださいねと微笑んだ。
そんなさなえの様子を見て、タローはニカッと笑ったかと思うと、さなえの頬にチュッと音をたててキスをした。
さなえの顔は一気に赤く染まり、口をパクパクさせている。
「本当ありがとな!」
「あ…あの…」
慌てるさなえに構わずタローはさなえの手を取った。
「な、良かったら携帯番号聞かせてよ。俺…」
言いかけたところで、後ろから妙な殺気を感じた。
恐る恐る振り返ると、そこには冷たい笑みを浮かべたMZDが佇んでいた。
固まっているタローの手からさなえを奪い取り、引き寄せていきなりキスをした。
とりあえずここまでで。
また続き投下しにきます。
783 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 19:41:10 ID:1jbJxKE6
早速いかせていただきます。
MZD×さなえちゃん。
13回目のポップンパーティーも終盤にさしかかり、最高の盛り上がりを見せていた。
パーティーの主催者、MZDは満足気にその様子を眺めていた。
さなえはどうしているだろうか。ふと気になって人ゴミの中に視線をさまよわせる。
居た。
何やら新参者のタローを引き連れ、救護室へと向かっている様子だった。
大方、暴れすぎて怪我でもしたのだろう。
優しいさなえの事だから、自ら怪我の手当てを申し出たに違いない。
だが…。
パーティー会場から姿を消した二人が、というより、さなえの事が気にかかり、MZDは後を追う事にした。
その頃、救護室では。
「はい、出来ました」
「ありがとなっ!さなえちゃん」笑顔全快で礼を言うタローに、さなえも柔らかな笑みで返した。
「ちょっと血が出ていたけど、かすり傷で良かったですね」
そうして救急箱に道具をしまい、気を付けてくださいねと微笑んだ。
そんなさなえの様子を見て、タローはニカッと笑ったかと思うと、さなえの頬にチュッと音をたててキスをした。
さなえの顔は一気に赤く染まり、口をパクパクさせている。
「本当ありがとな!」
「あ…あの…」
慌てるさなえに構わずタローはさなえの手を取った。
「な、良かったら携帯番号聞かせてよ。俺…」
言いかけたところで、後ろから妙な殺気を感じた。
恐る恐る振り返ると、そこには冷たい笑みを浮かべたMZDが佇んでいた。
固まっているタローの手からさなえを奪い取り、引き寄せていきなりキスをした。
785 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 19:47:16 ID:1jbJxKE6
早速いかせていただきます。
MZD×さなえちゃん。
13回目のポップンパーティーも終盤にさしかかり、最高の盛り上がりを見せていた。
パーティーの主催者、MZDは満足気にその様子を眺めていた。
さなえはどうしているだろうか。ふと気になって人ゴミの中に視線をさまよわせる。
居た。
何やら新参者のタローを引き連れ、救護室へと向かっている様子だった。
大方、暴れすぎて怪我でもしたのだろう。
優しいさなえの事だから、自ら怪我の手当てを申し出たに違いない。
だが…。
パーティー会場から姿を消した二人が、というより、さなえの事が気にかかり、MZDは後を追う事にした。
788 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 10:54:05 ID:i9lQQ53Z
13回目のポップンパーティーも終盤にさしかかり、最高の盛り上がりを見せていた。
パーティーの主催者、MZDは満足気にその様子を眺めていた。
さなえはどうしているだろうか。ふと気になって人ゴミの中に視線をさまよわせる。
居た。
何やら新参者のタローを引き連れ、救護室へと向かっている様子だった。
大方、暴れすぎて怪我でもしたのだろう。
優しいさなえの事だから、自ら怪我の手当てを申し出たに違いない。
だが…。
パーティー会場から姿を消した二人が、というより、さなえの事が気にかかり、MZDは後を追う事にした。
789 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 17:57:38 ID:i9lQQ53Z
すいません!
携帯からなもんで書き込まれてないと思って何回もやってしまいました!
本当にすいません。
では、続き行きます。
「っ!?」
さなえは戸惑い、少しもがいた。そんなさなえに構わず、MZDは更に深く口付ける。
「んっ…」
舌を侵入させ、さなえの舌に絡ませる。
「ふっ…ぅ」
タローはただそれを唖然と見ていた。
「はぁっ…」
やっと解放されて、息をついたさなえは力なくズルズルとその場に座りこんだ。
MZDはタローの方へと向き直ると、殺意のこもったような微笑みを浮かべてこう言った。
「さなえは俺のもんだ。手ぇ出したら…殺す」
タローはただコクコクと頷き、扉も閉めずに足早にその場を去って行った。
「失礼しましたー!」
パタパタと足音が遠ざかって行く。
「さなえ、大丈夫か?」
言われてさなえはようやく我に帰り、ヨロヨロと立ち上がった。
「ど、どうしてあんな…」
さなえは真っ赤な顔でうつむいて言った。
「ああでもしないと、わからないだろうからな」
「でも…でも私は…」
「ん?」
「私は…貴方のことしか…見てないです」
「さなえ…」
MZDはさなえを引き寄せ、抱きしめた。優しく抱きしめられて、さなえは安心したように身を任せた。
続きます。
また後で投下しにきます。
790 :
MZD×さなえ:2006/01/21(土) 09:03:49 ID:tMYOx6rT
「でもな」
「え?」
「お前にその気が無くても、相手が強引に迫ってきたらどうする?」
どう答えたら良いかわからず、さなえは口ごもる。
「こんな風に…」
「…えっ」
言いながらさなえの両手首を掴み、壁に押し付けた。
「こんな風にされたら抵抗できるのか?」
「そ、それは…んっ」
さなえに何か言う間も与えず、唇を塞ぐ。
先程よりもしつこく舌を絡ませ、強く吸い上げる。
「ふぁっ…」
背筋がゾクゾクとして、さなえは身をよじらせた。
こんな風に乱暴にされたのは初めてで、さなえは戸惑いを隠せなかった。
(どうして…?)
でも、思考が上手く回らない。深く考える事もできず、されるがままになっているしかなかった。
耳から首筋へと順に舌を這わせていく。
「…っ」
くすぐったいような、変な感覚にさなえはギュッと目を閉じて耐えていた。
さなえがすっかり抵抗する力を無くしているのを感じて、MZDは手首から手を離した。
代わりに片方の腕をさなえの腰に回し、舌を這わせたままブラウスのボタンを一つずつ外していく。
ワンピースのファスナーもいつの間にか下げられて、さなえの白く綺麗な肌が露わになっていく。
服の上から胸をやわやわと揉み上げると、さなえが小さく声を漏らした。
「あっ…や…っ」
「待って…ください…。はぁっ…」
乱れた呼吸を整えながら、必死で声を出す。
「誰かが来たら……あっ!」
固くなってきた突起の部分をクリクリと刺激され、さなえの体がビクッと跳ねた。
791 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 09:10:41 ID:tMYOx6rT
MZDは答えない。
誰にでも優しいのはさなえの良いところだし、自分もそんなさなえが好きだ。
だけど自分以外に優しくするさなえを見ているのは、もう我慢の限界だった。
こんな子供のような嫉妬心に支配されるのは初めてだった。
さなえの前では子供のようになってしまう。甘えたくなる。
誰にも渡さない。渡したくない。
こんな風に勢いに任せてさなえを抱くのは、彼女を傷付けるだけかもしれないとも思う。
しかし、初めて直に触れるさなえの肌に、段々と気持ちは抑えられなくなっていく。
ワンピースはすでに足下までずり落ちていた。
胸から手を離し、今度は白い太股へと手を伸ばす。
792 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 09:19:37 ID:tMYOx6rT
スッと撫で上げると、それだけでさなえの体かびくりと動いた。
「はぁっ…ん…っ」
大分敏感になっているようだ。
さなえを支えていた腕を腰から離すと、完全に力が抜けていたさなえは床にペタリと座りこんでしまった。
MZDも共にしゃがみこみ、さなえの足を開かせた。
下着の中へと手を忍びこませようとした、その時。
ドゴッ!!
MZDの頭に衝撃が走った。
「ぐ…っ」
「さなえちゃんに何すんのよー!!この、ど変態!!!!!」
「リ、リエちゃん…?」
涙を浮かべて怒りにワナワナと震えるリエを見て、さなえはハッとした。
見られてしまった恥ずかしさと、あまりの痛みに頭を押さえ込んでいるMZDが心配なのとで頭の中は大混乱だった。
「さ、今のうちに服着て!」
驚きのあまり動けないでいるさなえにさっさと服を着せ、外へと連れだしてしまった。
「もう大丈夫!リエがちゃんと守ってあげるからっ」
「リエちゃん…ち、違うの…」
「何が違うの?さなえちゃん、泣いてるじゃない」
リエに言われて、自分の目に溜った涙に初めて気が付いた。
「あ…」
MZDの事はとても好きだ。
まだキスまでしかしていなかったけれど、いつかあんな風に肌を重ねる日が来るであろう事は覚悟していた。
そのはずなのに…。
意地悪だけど、本当は優しいMZD。
だけど今日は…。
「いつもと違うかったの…何だか怖かった…」
うつ向いて蚊の鳴くような声でさなえはぽつりと言った。
「さなえちゃん…?」
「ううん…何でもないの。それより…」
「MZDのことならほっとけばいいよ!神なんだからあれぐらいどうってことないはずだし。今行くとまた変なことされちゃうよ!」
それでも未練ありげに救護室の方を見ているさなえの腕を掴み、強引に引っ張っていった。
「はぁ…。痛ってーなー、リエのやつ」
頭を擦りながら、MZDは床にあぐらをかいて座りこんでいた。
リエはさなえの事になると鬼の様な恐ろしさをみせる。
MZDも幾度となく危険な目にあってきた。
「でもま、ちょっと助かったかもな…」
大きく伸びをして、その場に仰向けに寝転がる。
「ごめんな…さなえ」
届くはずの無い言葉を、MZDは知らず知らずのうちに呟いていた。
793 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 09:24:24 ID:tMYOx6rT
一応これで終了です。
中途半端なまま終わったけど続きを書くなら今度は本番までいきたいなーとか思ってます。
多分無理だけど…。
自分にはここまでが限界のようです。
エロい描写とかってほんと難しいですねー。
お目汚し失礼しましたm(_ _)m
リエTUEEEEEEEEEEEEEEEE
795 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 12:16:24 ID:tMYOx6rT
ちなみにかかと落としですW
796 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 12:45:55 ID:rOrIpu6J
次回をお待ちしてます!
でもそのときはどうか…名前欄と…sageを…
798 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 13:42:36 ID:tMYOx6rT
ありがとうございます。色々勉強して出直して来ます!
>ID:tMYOx6rT
GJ!
なんか切ないな。
これからもがんがれ
800 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 11:31:07 ID:QNMD/rek
急に閃いて、早速MZD×さなえの小説の続きを書いてるんですが、皆さんにお伺いしたい事があります。
さなえちゃんってMZDの事を何て呼ぶと思いますか?
一応さん付けで「MZDさん」でいいかなぁと思ってるんですが、参考までに皆さんの意見も聞いてみたいです。
よろしければお願いいたしします。
さん付けでいいんじゃまいか?
漏れの脳内のさなえたんは誰にでもさん、ちゃん付け(;´Д`)
802 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 13:00:38 ID:QNMD/rek
早速のご意見ありがとうございます!
ですよね!!自分もそう思うんですよ!
さなえたんは誰にでもさん付けちゃん付け、ハァハァ。
もうすぐ出来上がるので、後で一気に投下しに来ようと思ってます。
前ふりが長い上に自分の脳内妄想が激しすぎる感じなんですが、少しでも興味がある方は目を通していただけるとありがたく思います。
活気づいてきたみたいだから、今夜あたりにうpするかも
15禁だけど
804 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 13:45:55 ID:QNMD/rek
楽しみにしております!
その前にサクッと投下させていただきますね。
そろそろいってみます。
前回の続きです。
一気に最後まで投下させて頂きますので、よろしければ最後までお付き合いくださいませ。
あの出来事があった後、ポップンパーティーが無事に終わった後も、MZDは一度もさなえに会っていなかった。
いつもなら、会いたいと思えば躊躇わずにさなえのもとへと向かっているはずだ。
さなえの身を案じて片時も離れないリエだって、気にせずなんとかする事だって出来る。
ただ…。
「どの面さげて会いに行きゃあいいんだよ」
さぞかし驚いた事だろう。
「いくら好きな奴だっつってもいきなり襲われたらなぁ…。男の欲望剥き出しってやつ?」
さなえはそんなものとは無縁なように見える。
それに、真っ白で純粋な、そんな崩せないさなえの何かを滅茶苦茶にしてしまわないようにと、大事にしたいと思っていたのに。
「どだい俺には無理だったって訳か?」
とりとめも無い独り言を、影だけがユラユラと浮かんでは聞いていた。
とにかく、こうしていても埒があかない。
ふと思い立って、座っていた椅子からパッと立ち上がる。
「ちょっと出かけてくる。お前は付いてくんなよ?」
従順に頷いた影を残し、MZDはさなえのもとへと向かった。
「今の時間なら家に居るはずだな」
しょっちゅう会いに行っているだけあって、ある程度さなえの行動パターンは把握していた。
夕焼けに赤く染まる空を、MZDは急いで翔て行く。
さなえの独り暮らしのマンションの扉の前で立ち止まり、MZDは少し考え込んでいた。
「考えりゃまともに玄関から入った事なんて無かったな…」
飛べるのを良い事に、窓から訪ねたりしていたのだった。
「ま、考えてる場合じゃないな」
とりあえず正攻法で、インターホンを押してみる事にした。
ピンポーン
お約束の音が鳴り響いたところで、インターホンからさなえの声が聴こえてきた。
『はい』
「あー…、俺。MZD」
『あ…。ちょっと待っててくださいね』
すぐに玄関の鍵がカチャリと開く音がした。
扉が開き、さなえが顔を出した。
「こんにちは」
「よお…」
正直、渋い顔をされるのかもしれないと思っていた。
でも、さなえはいつも通り笑顔で出迎えてくれた。
「どうしてるかと思ってな。最近会ってなかっただろ」
自分でも悔しい程にわざとらしいと思った。わざわざ理由付けなんかしなくても構いはしないのに。
今まではただ会いたい。それだけでさなえのもとへと赴いていた。
思い返せば、それも随分不躾な行動だったように感じてしまう。
(何だ…?何か俺、おかしいな)
いつだって自信満々にやってきた。
神であるが故のそんな振る舞いを、何の疑問も持たずにやってきた。
なのに…。
「どうかしましたか?」
ふと気が付けば、さなえが心配そうに顔を覗き込んできていた。
「ん、何でもない。家…上がっていいか?」
「もちろんです。どうぞ、入ってください」
安心したように微笑んで、さなえはMZDを招き入れた。
「今、お茶を入れますね」
座って待っていてくださいと言われて、その通りにテーブルの前へと座り込んだ。
さなえがお茶の準備をして戻ってきた時も、MZDはただ静かに座っているだけだった。
いつもと違う様子に、MZDがこの間の事を気にしているのがさなえにも伝わった。
さなえ自身も、あの時の事を気にかけていない訳ではなかった。
だからこそいつも通りに振る舞おうと、変わらない態度でMZDに接していた。
自分が何も言わないだけでこんなに静かなものなんだな、とMZDは改めて実感した。
思えばさなえはいつも自分の話に頷いて、相づちを打っていた。
さなえの話をじっくりと聞いた事なんてあっただろうか。
何から言えばいいのか、それもわからないまま黙りこくっていると、さなえの方から話を切り出した。
「あの…頭はどうですか?あの…リエちゃんの…」
気まずそうに言うさなえに、何の事を言っているのかすぐに理解した。
「ああ、別に。あれぐらい何ともねぇって。心配すんな」
自分の頭をポンポンと叩いて平気だということを主張する。
見事に決まったリエのかかと落とし。
実際、あの時は頭蓋骨が割れるかと思ったのだが。
「良かった…。私、心配で…」
ホッと息をついてやんわりとさなえは微笑んだ。
「……」
「……」
そこからまた、沈黙が続いた。
さなえは落ち着かなげに紅茶を何度も口に運んでいる。
そこでMZDはやっと気付いた。
普通に振る舞っているように見えても、やっぱりさなえはあの時の事をかなり気にしている。
そう思うと、言いようの無い不安に襲われ始めた。
グルグルと色んな考えが頭を駆け巡る。
自分は怖がっているのだろうか。この少女に嫌われてしまう事を。
(そんなもん当たり前だろ。好きなんだから)
だが…。理屈ではわかっていても自分がそんな気持ちを感じるなんて思いもしなかったし、今までもそうだった。
いや、気付かない振りをしていただけだったのかもしれない。
それに気付いてしまえば、自分の中の何もかもが壊れてしまいそうだった。
気まぐれにこの世界を作り、何万年、何億年も生きてきた。
始まりなど忘れてしまう程に。
永い、永い時を神として。
そんな風に生きるには、余計な感情など捨て去ってしまわなければいけない。
悲しみや、寂しさ、恐れなどというものは。
もう、どうすれば良いのかさえわからなくなってきた。
MZDはぼんやりと虚ろな目でさなえを見た。
そしておもむろにこう切り出した。
「さなえ…俺の事、嫌いになったか?」
「どうしてですか…?」
「…俺は自分勝手で、お前はそんな俺にいつも合わせてくれてた。お前の優しさにつけこんでワガママばっか言ってた」
さなえは静かに首を振った。
それでもMZDは更に話し続ける。
愚かだった自分を悔いる様に。
「ガキみたいに嫉妬して、誰かを…お前を傷付けて。俺みたいな奴は神失格だよな」
いつになく弱気な事を言うMZDは、その少年のような姿のせいだけではなく、本当に寂しそうな…まるで一人ぼっちの子供のように見えた。
その時、さなえはMZDの中に渦巻く悲しみや寂しさが見えるような気がした。
「お前の側にだって、居る資格なんて無いのかもしれない」
うつ向きながら言うMZDの手を、さなえは優しく包みこんだ。
それは、とても暖かい手だった。
「どうか…そんな事を言わないで…貴方の全てを私に見せてください。悲しい気持ちも、憤りも、もちろん嬉しい時だって」
MZDは顔を上げ、さなえを見た。
さなえの表情はとても優しくて、懐かしいような泣きたくなるような、そんな不思議に暖かいものだった。
「私に全てを受け止められるかはわからないけど…それでも…それでも大好きな貴方の為に、自分に出来ることは全部やりたいんです」
神という存在は、ちっぽけな少女に過ぎない自分には大きすぎると、そう思っていた。
本当は不安だった。
でも、MZDが大好きだという気持ちにだけは嘘は無い。
自分を求めてくれているMZDの気持ちも、痛いほどに伝わってくる。
だから、例え受け止めきれずにこぼれ落ちてしまったとしても、それでもいい。
自分に出来ることが一つも無いなんてもう思わない。
ただ真っ直ぐに想い続けようと決めた。
「一つ、ワガママを聞いてくれますか?」
遠慮がちに言うさなえに、MZDはただ頷いた。
さなえの意外な言葉に少し驚いたけれど、願ってもいない事だった。
自分がさなえにしてやれる事があるなら喜んでするつもりだ。
しかし、よほど言いにくい事なのか、さなえはとても躊躇っているように見えた。
やがてゆっくりと口を開いた。
「私の前では…神様じゃなくて、ただの…一人の人間として居て欲しいんです…」
とんでもないワガママだと、自分でも思う。
それでも、神という重荷を背負って苦しんでいるように見えるMZDを少しでも楽にする事が出来たならと、そう考えたから。
それすら自分の勝手な思い込みかもしれないけれど。
「何でだよ」
「え…」
「そんなワガママ…お前の為じゃない、俺の為にじゃねぇか…」
やりきれない思いで、どうにか言葉を吐き出した。
「違います…私の為です。貴方が苦しいのは私も嫌だもの」
「馬鹿だな…」
「馬鹿でも…構いません」
真っ直ぐな瞳でそう言い放つ。
「ほんとに馬鹿だ。知らねぇぜ?俺の事が嫌になろうが、うっとおしくなろうが、死んでも離さない」
それでもさなえは頷いた。
保証なんて一つも無い。
人の気持ちは移ろうものだから。
だけど…どこまでも優しい愚かなこの少女の、この真っ直ぐな心を。
それを信じてみようと、そう思う。
「さなえ…」
「はい」
包み込んでくれたさなえの手をほどき、代わりにその暖かな胸に顔を埋める。そうして背中に手を回し、きゅっと抱きしめた。
「ずっと…側に居てくれ」
答える代わりに、さなえはそっとMZDを抱きしめた。
「代わりに、私の全部を貰ってくれますか?」
MZDは顔を上げ、さなえの目を見た。
「私の悲しみも喜びも、自分勝手な思いも…全部受け止めてください」
ふっと微笑んで、MZDは頷いた。
「うん。全部…くれ」
そして、ゆっくりと唇を重ねた。
いつの間にかさなえの瞼ににじんだ涙に、額に、頬に。順番に口付けていく。
もう一度、さなえの柔らかな唇へとキスを落とす。
ゾクゾクとする程の気持ちを、さなえへの愛しさを、全て伝えられるようにじっくりと唇を重ねた。
唇の端から端までを舌でなぞる。
「んっ…」
くすぐったかったのか、さなえの口から小さな声が漏れた。
一度顔を離し、目を見つめながら想いを込めて呟く。
「さなえ……好きだ。愛してる…」
そしてまた唇を重ね、徐々に舌を侵入させていく。
「ふぁ…ん…っ」
さなえの舌の柔らかさ、暖かさを存分に堪能し、やっと唇から離れると待ちきれなかったかのようにさなえが言った。
「はぁ…私…も、私も貴方の事が好きです…大好きです」
紅潮した頬と潤んだ瞳でそう告げるその様子に、堪らなくなってさなえを床へとゆっくり押し倒す。そしてまた、深く口付けた。
さなえの波打つ髪がふわりと香る。
頭を優しく撫でて、それからゆっくりと服を脱がせていく。
さなえの、その細い体に似合わない豊かな胸が晒される。
片方を手で優しく撫でるように、もう片方にはそっと口を付けて愛撫する。
「あぁ…っやぁ…」
堪えきれずにさなえが声を上げた。
羞恥心からか、目元を手で覆いながらじっと耐えている。
痛くないようにと配慮しながらも、胸の形が変わる程クニュクニュとこねるように撫で回す。
口の方では、徐々に固くなってきた突起の部分を飴を舐めるようにねっとりと攻めたてる。
「んん…んっ」
さなえは声が出ないようにと必死に耐えていた。
苦しそうに息を吐き、今度は口許を手で隠して声が漏れないようにと頑張っている。
波打つように上下する胸。
さなえが感じているのがよくわかる。
更なる刺激を与えようと、今度は音をたてて吸い付く。
「ひゃっ!?あぁっ」
ビクッとさなえの体が跳ね上がった。
「やっ…まっ…て…ふぁっ!」
チュクチュクと音をたて、更に強く刺激を与える。
「はぁ…っ…さなえ、気持ちいい?」
「そん…んぁ!…はぁっ」
問いつつもペロペロと胸を舐め続ける。
もちろん、もう片方の胸も手で撫で回し、絶え間無く刺激を与え続けている。
さなえは答える事もできないまま、ただ声を上げて身をよじらせていた。
(胸が弱いんだな…)
さなえの敏感に反応する様を見て、一人心の中で呟く。
「さなえ、すげぇ可愛い…。もっと声出してもいいんだぜ?」
「恥ずか…しい」
小さく首を振って力無く答えた。
今や顔だけではなく体全体がほんのり汗ばんで、さなえの白い肌はうっすらとピンクに色付いていた。
「下の方…触るな?」
念の為に一度確認してみる。
するとさなえは、顔をこれ以上無いほどに赤くしてこっくりと頷いた。
下着を脱がせて、さなえの秘部へと手を伸ばす。
われ目からはすでにトロトロとした液体が溢れ出していた。
指を当てがい、ヌルリとした感触を楽しむようにわれ目をなぞる。
「ふっ…ぅん…」
「さなえ…わかるか?ここ、ヌルヌルしてる」
耳元まで顔を近付けて囁く。
「は、はい…。あっ」
指を一本、さなえの膣内へと侵入させる。
「いっ…ぁ」
内部を少し掻き回すようにすると、痛みを感じたのかさなえの体がぎゅっと縮こまる。
それでも、2本、3本と指を侵入させてクチュクチュと動かしてみせる。
「んっ…やぁ…」
「ちょっと我慢してくれな…。最初は痛いけど、すぐに気持ち良くしてやるから」
そのまま、ゆっくり、ゆっくりと指を深く入れていく。
「ひぅ…ん」
さなえの膣内は、狭く締め付けてくる。
痛くないようにゆっくり抜きさしをして、少しずつほぐしていく。
「はあぁ…ん」
それを繰り返していくうちに、気持ち良くなってきたのか、さなえから甘い声が漏れ始めた。
きっと自分で触った事すら無かったのだろう。
それでも、少しずつ昇りつめていくさなえの快感の波をさらに高めようと、再び空いている手で胸を揉み始めた。
「やっぁ…MZ…Dさ…っふぁ」
訳のわからない感覚がさなえを襲い始める。
自分はどうなってしまうのか、でも何も考える事ができない。
「あっ…もう…だめぇ!」
さなえの体がビクビクと痙攣し、やがて力無くくったりとなる。
「はぁ…はぁ…」
さなえはぼんやりとした表情でMZDを見た。
しかし、急に恥ずかしくなったのか突然目をそらした。
MZDは、そんなさなえの頬にそっとキスをして小さく笑った。
「可愛い」
そう言うと、フルフルと首を振って、また手で顔を隠してしまった。
MZDはさなえの手を優しく掴んで、隠すのをやめさせた。
そして額をくっつけあい、目を見つめながらこう言った。
「な…。入れてもいい…?」
何をかはもう聞かなくてもわかっていた。
「はい…」
覚悟を決めて、さなえもMZDの目を見つめ返した。
もう一度だけキスをし、それからズボンを下ろして自身のモノを取り出した。
すでに固くなっているそれを、われ目へと当てがう。
その間もさなえはずっと目を閉じていた。
「いくぞ…」
さなえは小さく頷き、MZDの服の袖をきゅっと掴んだ。
ゆっくりと入れていくと、さなえの膣内がぎゅっとMZDを締め付けてきた。
充分に濡れているし、先程慣らしておいたおかげか思ったよりも入りやすかった。
「うぁ…あ」
それでも辛そうに顔をしかめるさなえの目に、うっすらと涙がたまっているのが見えた。
相当我慢しているのがよくわかる。
「さなえ…大丈夫か?辛ぇなら…」
「いい…んです…続けてください」
小さく喘ぎながら、無理に微笑んでみせる。
「貴方に…き…気持ち良くなって欲しい…から」
目を閉じて、恥ずかしそうにそう告げた。
「ごめんな…さなえ」
「謝らないでください。私…嬉しいんです」
「え?」
「私で…貴方を」
そこで言葉を止めた。
これ以上はさすがに言えない。
私が貴方を受け止めて、気持ち良くさせてあげられるのがとても嬉しいのだと。
自分の言おうとした言葉に顔が熱くなる。
恥ずかしさをごまかすように、MZDの背中へと腕を回して軽く抱きしめた。
「貴方の好きに…してください」消え入りそうな声でそっと呟いた。
どうにかなってしまいそうな程の愛しさを感じて、MZDはもう限界だというように動き始めた。
「さなえ…好きだ」
「っ…はい」
腰を動かし、最初はゆっくりと出し入れを繰り返す。
「さな…えっ」
「ぁ…は…ぅう」
ジュプジュプと音をたて、次第に動きを激しいものへと変えていく。
「くっ…ぁ」
さなえの中はとても気持ちが良くてとろけそうになる。
暖かい…。ずっとさなえの中でこうしていたい。
激しく突き上げると、さなえの胸がプルプルと揺れた。
「ひ…!ぃぁ…っん…あっ」
痛みに耐えるように、MZDの体を更にきつく抱きしめる。
「さなえの中すっげ…気持ちい…っ」
さなえの目からは涙がポロポロとこぼれ落ちていた。
「さな…えっ」
「はぁっん…えむ…ぜっと…でぃさ…」
「も、限界…、はぁっ…」
「あっ…ひぁっ!」
腰を動かすスピードを一気に速め、昇りつめていく。
MZDの体がガクガクと震え、さなえの中に精を吐き出した。
「あ…あぁ…」
やがて震えがおさまり、MZDは大きく息をつきながらさなえに覆い被さった。
「さなえ。ありがとな…」
さなえはただ頷いて、そっとMZDの背を撫でた。
「さなえ、あったかいな…」
「MZDさんも暖かいです」
MZDは、愛しい少女のぬくもりを体いっぱいに感じて満ちたりた気分になる。
「さなえ。一緒に暮らそう」
「え…?」
突然の言葉にさなえは驚いた。
共にゆっくりと体を起こし、手を取って見つめあう。
さなえは何だかくすぐったくて、目をあわせるのが恥ずかしかった。
それでも真剣なMZDの目に、そらす事が出来ずにいた。
「もう離れたくねぇから。さなえは嫌か?」
「そんな事…ない。とっても嬉しいです…」
パッと閃いたようにMZDが笑顔になる。
「そうだ、結婚すっか!そうすればもうずっと一緒だろ?」
そんな大切な事を子供のように無邪気に言うMZDに、さなえは思わず笑いだしてしまった。
「ふふっ」
「何だよ…?」
眉をひそめて不満そうにMZDは言った。
「だって…」
さなえは言いかけて止めた。
「…私もずっと一緒に居たいです。でも、ゆっくりいきましょう」
まだまだ二人には時間があるのだから。
「ん…」
何億年と生きてきたMZDだが、何故だかさなえには敵わない。そう思わされる。
色々な障害があるかもしれない。だけど、それらもきっと越えていけると、今ならそう思えた。
二人なら…。
終わり
お、終りましたー!
長いことすいませんでした。
すごく自己満足な小説だけど、こうやって晒す事のできる場所があって本当に嬉しく思います。
自分でもかなり楽しかった。
マイナー上等!
MZD×さなえ好きさんが増えることを密かに祈り続けてます。
これをきっかけに誰かがまたMZD×さなえ小説を書いてくれたりしたらいいなあとか勝手に思ってます。
〜OPテーマ・space merry-go-round〜
M:やっほー、次回はフィーバーしちゃうぞ!ミミだよー。
N:今度はどんな曲が収録されるかな?ニャミだよー。
N:最初に断っておくけど、ここでのうちらは某スレとは無関係だよ。
M:期待してくれたみんな、ゴメンね?
M:さてさて、今回のラジオ放送では!
N:「突撃!今日の晩ゴハン」と題して、勝手に夕食にオジャマしちゃうのさ。
M:音声だけでの放送だけど、そこはみんなの想像力におまかせしちゃいまーす。
N:と、いうわけで…
NM:お楽しみにー!
〜CM〜
〜バックミュージック・Woodbird〜
M:だいぶ森の奥まできたねー。
N:こ、怖くなんてないんだからね!
M:ニャミちゃん…放送が始まった途端ツンデレモードに入らないように。
N:らじゃ。
N:ちなみにうちらの服装だけど、スペシャルクッキングの衣装を着てるんだ。
M:でかいしゃもじも持たされそうだったんだけど。
N:さすがにそれはいらないよねー、ラジオだし。
M:さてさて、ようやく目的のお宅に到着です。呼び鈴じゃなくて金具がついてるね。
N:あたしがコンコンしていい?するよ?するからね!
M:(ニャミちゃんこういうの好きだねー)
コンコン、コンコン
ガタッ!
ダダダドカッ!
ゴトッ!ガシャーン!
N:何この修羅場。
M:様子見ておいたほうがいいかな?
N:んじゃ、ドア・オープン!
〜CM〜
〜バックミュージック・Far e@st network〜
ガチャッ
キィ
M:さて、現状を説明してみましょうか、ニャミちゃん。
N:説明ってもなぁ。辺りにはカレーの匂いが充満していて、あの子がモロに浴びちゃったらしい…としか。
M:大丈夫、ロキちゃん?
R:大丈夫だ。丁度冷ましていたところだったから、火傷はしていない。
N:「図工中の解体」ってやつだね。
M:「不幸中の幸い」?
N:そう、それそれ。
N:それで、どうしてこんな修羅場に?
R:べ、別に…久しぶりに客人が来たようだから、嬉し…いや、待たせてはいけないと思って急いでドアに向かったら、途中で鍋につまずいて…倒してしまったんだ。
N:さすがカレーの伝道師。
M:さすがツンデレの元締め。
R:お前らは人をなんだと思っているんだ?
〜CM〜
〜バックミュージック・絡繰男爵奇譚〜
N:というわけで、うちらが片付けをしていまーす。
M:丁度家の外にマッチュッチュが生えていて助かったね。
N:乾燥させてから砕いて洗剤に混ぜると、洋服が真っ白になる優れものだね。
M:ロキちゃんはカレーを被ったままなんだけど。
M:さてさて、あらかた綺麗になりましたっと。
N:ロキちゃんさぁ、体拭かないの?
R:このままでいい。もともと塗り薬を調合していたわけだからな。
N:塗り薬がどうしてカレーなの?
R:……いつものクセでルーを入れただけだ。文句あるか。
M:ちなみにそれって何の薬なの?
R:豊胸補助薬に保湿・美肌効果を加えたもn
NM:いっただきー!!!!
R:ちょ、待て、何故服を脱ぐ!待て、ひっつくな!
N:胸がでっかくなると聞いたら黙ってられないのさ!
M:ひとりじめにはさせないよぅ!
〜CM〜
〜バックミュージック・フリーパス〜
M:確かにロキちゃんも胸ちっちゃいねー。
N:うんうん、あたしの手の中にすっぽり収まるよ。
R:く、お前らだって似たようなモンだろうが!
N:否定はしないけどさ。
M:肌もスベスベだね。お薬いらないんじゃない?
R:あの薬は多少肌が荒れやすい成分が含まれているから、中和させる意味で…って、どこを触ってるんっ!
N:んー?下のほうはまだ生えてないなぁと思ってー。ぷにぷに。
M:ほんとだーぷにぷにー。
R:そっちは、まず…ぃ
N:あれ?ロキちゃん急に静かになっちゃったね。
R:ぅ…。
M:心なしか胸の先っぽも尖ってるみたい。
R:言うなぁ…
M:ニャミちゃん、やっちゃいなさい!
N:ぺろっとな。
R:ひゃあぁぁ!
M:どうだ、ニャミちゃん必殺「猫舌モード」!
N:ミミちゃんが威張ることじゃありません。
M:はい。
〜CM〜
〜バックミュージック・昇りつめるの〜
M:うちらもロキちゃんも、すっかりカレーまみれです。
N:ロキちゃんの足の付け根は別の液体で濡れ濡れです。
R:…黙れ。
N:(さっきから「やめろ」とは一言も漏らさないね)
M:(ロキちゃん…可愛い奴め)
M:ローキちゃーん♪
R:んぅ、ん?
M:大きくなるように、一杯揉んであげるからね。
N:じゃ、あたしは下のほうをペロペロと。
R:ん、ぅやっ!はぁん…ん
N:皆にはお見せできないのが残念です。ぺろぺろ。
M:心にもないことを。むにむに。
R:ひぁあっ!ゃあん、…いっ…ちゃ…
M:もう限界かなぁ?ニャミちゃんはもう少し我慢できるぞー。
N:しゃらっぷ。
R:ふ、ふあああああぁぁぁん!
〜CM〜
〜バックミュージック・お豆の哀歌〜
N:ミキサーさん、曲間違えてない?
M:ムード台無しだなぁ。
N:ロキちゃんはすっかりぐったりばったりしております。
M:ところがどっこい、第2ラウンドが待ってるんだ、これが。
N:と、いうことは。
M:と、いうことは?
N:「アレ」をつかうんだね。
M:確か…脱いだ服の中に…あ、あった!
(あの効果音)
M:双頭ディルd
〜EDテーマ・サナ・モレッテ・ネ・エンテ〜
N:チョイ待ち、まだ放送時間残ってるよ?
M:どうやらこれ以上はNGみたいだね。
N:んじゃ後はうちらだけで楽しみますか。
M:企画倒れになっちゃったねー。
N:「今日の晩御飯」?いっそ「ロキちゃんをおいしくいただきました」でいいじゃん。
M:またありがちなネタを…。
M:それじゃあ今日の放送はここまで!
N:次回をお楽しみに!
M:…あるのかなぁ。ま、いっか。
N:せーの
NM:We love pop'n music! See you♪
〜フェードアウト〜
825 :
小ネタ:2006/01/22(日) 22:55:50 ID:QICJRIn6
〜NG集〜
ガチャッ
キィ
M:ぶっ、この臭いは…!
N:こいつはくせえ!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜ!
R:悪い、カレーが入っていないとこんな臭いなんだ。
826 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:33:38 ID:iJIrq6ki
某スレのように見事なツンデレっぷりですね
こういうのが見たかった
>>800 このカプ好きだよ…ありがとうありがとう。
まさか見られるときが来るとは思わなかった。
829 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 11:24:06 ID:ppV5H+NV
本当ですか?!
勇気出して投下して良かった…。MZD×さなえ小説。
>Mさなの人
黒くないMさなは初めて見た。
マジで嬉しい、萌えたよ・゚・(ノД`)・゚・
831 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 13:56:28 ID:HKVRjOds
自分が黒いMさなは駄目なもので。
Mはともかく、さなは清純であって欲しいという願望が。
あとsageてくれたら最高だw
833 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 17:35:39 ID:HKVRjOds
どうすればいいんですか?(´д`;)勉強不足でごめんなさい
835 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 00:58:14 ID:idPeQoE3
ちゃんとやってみたんですが…できてなかったんでしょうか…?
>>835 全てメル欄に何も入力されてない状態で投稿されてる。
携帯?携帯でもメル欄に半角sageで桶なんだが…。
837 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 16:29:16 ID:idPeQoE3
携帯です。何ででしょう。
まぁしばらくROMってたほうが賢明だよ
レスが伸びてるから、てっきり作品がうpされたかと思えば…
ウオヲ&ふなお×テトラキボンヌ
……言ってみただけ。
さても皆々様。
春が立つ前、今日この日。
私、淀川ジョルカエフがお豆の祭りを開かせて頂きたく存じます。
テーマはお豆。
お豆、唯其れのみで御座います。
お豆をどう取り扱うもよし。
どう解釈するもよし。
キャラ、シチュ共々不問に御座います。
神と呼ばわれる皆様。
此れより文をば書いてみんと志す皆様。
どなた様も気の向くまま、欲望の趣くままに、
お豆、お豆を主題として、助平な文章を繰ってはみませぬか?
1レスの小ネタから思いもかけぬ力作まで。
さあれ皆々様。貴方様の妄想をさらけ出そうではありませんか。
>>841 乗ってみる。
――ふわわ。ふわわ。
葉を広げ、花開かせ、風を受け、今日も二人は空を舞っていた。
「そろそろ、受粉の季節だね」
「そうね」
二人が望むのは希望の種子。次代に命を繋ぐ、未来への道である。
「……貴方の種を、私に下さい」
「うん。僕も、貴女に。僕の種を宿して欲しい」
二人はたどたどしく寄り添う。拙く、唇を吸う。
「……ん」
花の少女は小さく声を漏らす。
葉っぱの少年は気を良くし、彼女の衣の裾に手を差し込む。
「……あ…ッ…」
未だ幼い雌しべの上に慎ましく控える小さな突起に少年は触れる。
「ここ……いいの?」
あくまでも優しく、綿毛のように柔らかく。
次第に突起はぴんと勃ち上がり、その存在を主張し始める。
「……いい…よ。……もっと、触って……」
少女の声に熱が籠る。
少年は少し微笑んで、掌を引く。そして代わりに、自らの顔を靡く衣の中に差し入れる。小さな種子を食む。
「……ひゃぅッ!」
少女が嬌声を上げる。
花弁が蜜を湛え、しとどに濡れる。
少年はそれを舌で掬い、啜り上げる。
じゅるる、と嫌らしげに水音が響く。
蕾が物欲しげに開く。
「そろそろ、いい?」
「……はい。来て…下さい……」
少女が着物の裾をたくし上げ、少年は真っ直ぐ、彼女の中心に向かって己を挿しいれる。
「……は、あぁッ……!」
喘ぐ少女に更に刺激を与えたくて、少年は再び彼女の突起に指を這わす。
充血し、包皮を突き破ったそれは少年の望むまま、微かに震える。
「……あ、くぅっ……!」
少女の声に合わせて、少年はゆっくり腰を振り始める。じゅぷじゅぷと、雄しべと雌しべが擦り合わされ、リズミカルに音楽を奏でる。
飛翔する二人。
風に乗り、ソラに昇っていく。
「……あ、はぁッ……! あぁッ!」
花の少女は、その花弁の一つ一つを大きく広げ、更なる高みへと導かれていく。
葉の少年は、一心に掌を広げ、精一杯緑を輝かせる。
「…あッ、やッ……!! ふぁぁッ!!」
「……イくよ……! 構えてッ!!」
「私もッ!! ひゃァァッッ!! イきますッッッ!!」
「ああぁぁッ!!」
「ふぁぁぁッ!!」
――びゅ、びゅくっ!
吐き出される少年の欲望に応えるかのように、少女は大きくわななき、絶頂を迎える。
……静寂。
「……は」
少女が小さく吐息を漏らす。少年は名残惜しむように、彼女の髪を撫でる。
さすれば、春が来て、彼らに種子が宿るのだろう。
さすれば、それはやがて、芽を吹き、また花を開かせるのだろう。
「だから、僕らはキボウノタネ――なんだと……思う」
「……本当に」
二人は互いの手を握り、風に吹かれ、再び飛び立っていく――。
……どう見ても豆じゃなくて種です。本当に(ry
>>842 こんな時間に萌えちゃったジャマイカどうしてくれるw
>>841 ま、まだいける…かな…?
乗っかって神メメ書いたので投下したいと思います。
前回と同じく擬人化なので駄目な方は軽くスルーお願いします。
「今日は確か、"日本"という国の行事の日らしいですよ」
ティーポットから茶褐色の液体をカップに注ぎながら、メメはにっこりと微笑みかけた。
こんな風に優しく笑うようになったのも、MZDのお陰。
「…へー」
なのだけれど、当の本人である彼は少し上の空気味に返事をする。
乙女としてその態度は少し気に食わないのだが、相手が神だという事にやはり引け目を感じてしまう。
勿論そんな感情、胸に秘めたまま。
「何でも、お豆を撒いたり食べたりするんですって」
こぽこぽと効果音を立てていた紅茶も注ぎ終わると、すっと差し出す。
それにMZDは小さく礼を言い、口をつけた。
「…うん、美味い。ふーん、豆ねえ…」
優しく微笑みを浮かべて素直に紅茶の感想を言ったMZDのその言葉が、メメにはどんな言葉よりも嬉しくて、照れ笑いが零れてしまう。
「あ、有難う御座います…」
MZDによって百面相しているメメがあまりに愛しくて、彼自身にも微笑みが零れ出した。
メメにとって、彼が自分の前でいつものポーカーフェイスを崩しているというのは自意識過剰になってしまいそうなほど幸せなもの。
お互いがお互いによって微笑みを漏らし、幸せを噛み締めている。
色々あったが、なにやら良い関係であるようだ。
(ふうん…豆、豆ねえ…)
愛しい人の前だというのに少し上の空なMZD。
考えているのは、先程の話題となった例の"行事"のことだった。
日本という国は知らないが、そんな行事があるのは知識として知っている。
しかし実際に行動に起こしたことは無いので、世界の神MZDにも流石にお手上げだった。
(…ん?豆…豆だろ…そっか…!)
思わず脳内に浮かんだ考えに思わず口元が歪んでしまう。
…―――まあ考えているのはそれなりに年齢制限の掛かるものなのだが。
それでも、自分で言うのもなんだが凄くうまい話だと思う。多分。
ちらりと視線を合わせると、メメは微笑んで頬を薄く染める。
細かく組み立てた計画が失敗する訳がない。
どこから来るのか判らないそんな自信のためか、メメの煎れた紅茶を充分に味わって飲み干しながら、素敵な行事を持った"日本"に心の中で「GJ!」と繰り返していた。
「メメ」
「はい?」
「…さっきのやろうぜ」
「……は?」
「だから、豆。豆の祭り」
先程から黙りこくってしまって結構暇を持て余していたメメに突然のMZDからの誘い。
実はこの話をしたのはメメが少なからずその行事に興味を持っているからだとMZDは知っていたから、こう話し掛ければ絶対に乗ってくると踏んでいた。
…案の定。
「…ゃ、やったぁ!実は私凄く、やってみたいなあって…!」
瞳がきらりと輝く。
それは汚れを知らない子供のような、そんなものに良く似ている。
「じゃあ…」
そんなことを考えながら、華奢で細いメメの身体をベッドへと押し倒した。
「…へ?ぁ、あれ?」
明らかにメメの顔には「こんなこと予想外の上に私今どんな状況なのか全く見当もつきません」と書いてある。
「豆食べるんだろ?じゃあ、これも…」
純な乙女だったメメ。
しかしMZDとこんな行為を重ねることも多々あり、卑猥な単語も嫌でも覚えてしまうという哀れでもある状態だった。
言いかけたMZDの言葉で、直感が働く。
「だっ…駄目ぇ、っん、ぁ、あ!」
規制の言葉をかけるものの、もう遅い。
慣れたように手際良くメメの下着をいとも簡単に解くと、その中にある豆と形容されることも多い…クリトリスへと舌を這わせた。
突然の快感に、堪えられず嬌声が漏れる。
「豆に変わらないだろ?」
「らめ…お豆じゃ、ないよぅ…っ」
耳元で厭らしくMZDが囁けば、瞳をかたく瞑り首を弱々しく振った。
暖かい、人肌の舌。
生み出されていく快楽の波が押し寄せていく度に、メメの腰が震える。
小さな変化も手に取るように判るMZDにとって、見ているだけでとても面白いものだった。
「ん…ふ、ぁ…んぁう…」
紅潮した頬に生理的に零れた涙が伝う。
甘い吐息と唾液の織り成す音色は、部屋中に響き渡ってただ厭らしく耳を刺激する。
メメは快感に悶えながら、その女体をただくねらせていた。
撫で上げるだけのMZDから与えられる刺激は確かに強いけれど、どこか物足りない。
それは絶頂が近づくと余計に高まるもので、厭らしいと自覚していても腰が勝手に動き出してしまう。
大きく震え出したメメの腰をがっちり押さえ込んで、舌を押し付ける。
急な刺激に益々求めだす腰。
動きたくなんてない…厭らしいだなんて思われたくない。
健全である羞恥心も、MZDの手に掛かれば容易く崩れ去る。
「乱れちまえよ…メメ」
低く名前を呼ばれて、それだけでも腰が跳ねる。
彼の放つ自分の名前の響きは思った以上に甘く、耳へ届くだけで疼きが下半身から全身へ伝わるような―――そんな気がした。
それがきっかけとなったのか、メメのあげる声が一層高くなる。
「ぁ、あっ!神、さっ…ぁ、私…っ!」
嬌声が止まらない。
止めたいと思う気持ちさえ何処かへ行ってしまっている。
「イく?イっちまえよ…」
舌の絶妙な動きは更に彼女の性感帯を刺激し、快楽へと導いて行く。
ゴールは目の前に迫っていた。
「ぁ、あっ…んぁ!あっあ―――!!」
弓のように仰け反るメメの背中。
か細いわりに快楽を貪るようにびくびく痙攣しながら達する彼女の姿はとても淫靡で、思わずMZDも生唾を飲んだ。
それなのにそれを隠しながら。
「続き…どうする…?」
意地悪な笑みを浮かべて問う。
メメの表情が一瞬曇った。
「…意地、悪…」
白い腕はMZDの首へと周り、強く抱き締められて、耳元に寄せられた唇が文字を紡ぎだす。
「責任、とってくださいね…っ!」
少し、ほんの少しだけ瞳を丸くしたMZDだったが、すぐに普段の顔へと戻る。
「ああ。手加減しないけどな」
再び抱き合うような形になり、二人分の重みでベッドが沈み軋んで音を立てた。
…―――まだまだ宴は終わりそうもない。
中途半端で最後までやっちゃってませんが此処で終わりです。
ぎりぎりでしたが豆で書けて良かったと思います。
あと正直豆がこじつけで(ry
素早く大作乙でした。
ちょっとずつエロくなってしまうメメがいじらしいw
……と言いますか、酔った勢いで変な企画を立ち上げちまったものの、(しかも某スレのパクリ)
スルーされたらどうしようかと戦々恐々としてました。
反応してくれた方、ありがとう。
× 意地悪な紙がいいね。
○ 意地悪な神がいいね。
恥ずかしいw
>>845 メメがとても可愛いい、GJ!
絶対需要ないと思うが、淀×鬼ーBE擬人少女化なるものを書いてみた。
投下していい物か迷ってるので保留。
>>855 何で俺と同じ事をしてるのだ?
読 み た く て た ま ら ん 。
860 :
855:2006/02/07(火) 00:14:56 ID:uKsC/KKZ
おお結構読みたい人いるんだ。嬉しい限りです。
思いつきで書いたのであまり長くないのですが、投下したいと思います
一様擬人化なので、苦手な方はご注意ください。
「鬼は外。鬼は外」
どこからか子供の声がした。
その声は、山道で提灯を照らしふらりふらり歩いている淀にも伝わる。
鬼は外と言われていい気がする妖怪など、同じ妖怪としているわけがない。
子供を化かしてやろうと思い、淀は声がする所へと歩く。
子供の声がする場所へと向かい、淀は驚いた。
子供は案の定豆を投げていたわけだが、投げ付けられているのは小さな少女だったのだ。
服は着ておらず、胸に不思議な文字があった。
ずっと逃げていたのか、顔は土で汚れていたけれど、髪は美しい深紅で、炎を思わせる。
「妖怪…?見たこともないやつだ」
少女は額にある小さな角を隠すためか、面を頭につけているが、悪戯されたのだろう、斜めになり片角が見えていた。
「鬼は外ー」
淀は豆を投げ付ける子供の前にあらわれ、サッと子供から豆を奪った。
「クックック……これこれ童子よ。節分は終わっただろうが!」
「わ、化け物!!」
淀の頭は燃え、その姿に恐怖し、子供たちは走って逃げていった。
淀は奪った豆を地面に置き、怪我はないか少女の頬に触れる。
「ふみゃぁ…」
「ふむ、大きな怪我はないみたいだな。だが妖力が衰えかけている」
少女は苦しそうに地面に倒れた。
両の足は木の枝を踏み傷だらけで、このまま放っておけば、いかに妖怪でも危ない。
「ふぎぃ…みぃ……」
苦しそうな少女を放っておけず、淀は止むなく、アレをしようと考えた。
「お前を助けるためだ、痛くても我慢するのじゃぞ」
淀はそう言い、少女の足首を掴み、そっと左右に広げた。
「みぅ…?」
不思議そうに見つめる少女を尻目に、そこに小さな蕾を見つけると、淀は指で触れる。
妖怪が妖力を相手に伝える方法は色々とあるが、
これがいちばん相手に妖力を与えやすいと、淀は考えた。
「ふみゃあっ…」
誰にも触れられた事のない場所を触られ、思わず少女から声が上がる。
羞恥とくすぐったさから頬を赤くしながら、少女は腰をピクピクと跳ねさせた。
「ん…これだと少々時間が掛かるか」
もっと触ってほしいの。
そんな目で少女が見つめてきたため、淀は躊躇したが、まずは少女の体優先と決め、ピンク色のソコから指を離した。
そして、淀は顔を蕾に近づけると、指で緩く開けると少女の幼い突起を舐めた。
「ぃぎゅぅ…にゃぁぁああ!」
相手が人間なら燃えていたかもしれないが、やはり少女も妖怪、淀の炎も平気らしい。
小さな突起を舌で突くと、舐めなくても快感から、愛液が少女のソコから自然と溢れる。
汚れを知らない少女の蜜はとても甘く、淀を誘う。
「あはぅ…ぁあ…ぷにゃぁぁあ」
「よいか?でも声はおとせ、人間に見つかると厄介だ」
舐めるのを止め言うと、再び少女の弱い部分を刺激した。
少女は声がでないように両手で口を押さえた。
しかし、その事により上手く呼吸することができず、涙を溜める少女に淀は少しよからぬ感情が芽生えたが、
すぐに思いをふりはらい、少女に妖力を与えるための行為をする。
「にぃぃ…ふにゅぅぅ」
「もう、よい頃か」
淀は着物を分け、頭を上げた自身を出した。
「ぁあ…んみゅ…」
「大丈夫、少しわしの力を与えるだけだ」
緊張する少女にそっと口づけると、緊張が解れたのか少女は力をぬいた。
少女の腰を掴み、蕾へ自身をあてがうと、ゆっくりと淀は挿入していく。
「…にゅぁあああ!」
少女は思わず手を離し、声をあげた。疼くような痛みが少女を襲ったのだ。
「我慢だ…。力を抜け、少しは楽になる」
少女は痛みを堪え淀の腕を掴み、体を緩く起こすともっと彼の温もりを感じようと、彼の肩に手を回した。
より深く中に入ってしまうが、徐々に少女にとって快感へとかわっていくようだった。
「ふにゃぁあああ」
「…お前…」
少女の自分を求める腕が純粋に嬉しく、淀は少女の深紅の頭を撫でてやると、深く口づけた。
淀は少女に負担が掛からないようにリズムを刻み、それにあわせ少女もそっと腰を上下させた。
ちゅぷちゅぷと音が山道に広がるが、この時間は獣も眠っている。
二人は静かな空間を、二人だけで共有した。
「うにゅう、ふにゃああ」
「も…いいであろう。そろそろワシも力切れだ」
妖怪なので中に出しても子供は出来ないが、負担が掛かるために淀は少女から自身を抜こうとしたが、少女はそれを指で止めた。
「いゃあ…」
「いいのか?」
「おに…びの中で、いっぱい……」
「あ…」
「お…にび…、中にいっぱいほしいの」
「無理をするなよ?」
淀は言われるがままに深く挿入し、少女が一際声をあげる所を攻めながら絶頂へとむかっていく。
「んぁあぁあ!」
「…出すぞ!」
「みゅぁぁあああっ…!」
ビュルビュル…。少女の中に温かい思いが放出され、少女自身も達した。
「ふぅ、だいぶ力を使ってしまったな」
淀は黒の羽織を少女にかけてやった。妖怪といえど女の子が裸なのはあまりいい事ではないと、淀は考えたのだ。
「ぴぎゃーー」
少女は嬉しそうに羽織を着てくるくる踊る。
「…お前、そういえば名前は?」
「ぷきゃ?なまぇ…おにびって言う」
「おにび?ということはお前も火の妖怪か」
「ふにゃーー」
少女は照れを隠すように面で顔を隠し、淀に抱きついた。
「おにび、あなた好き。あなた名前は?」
「ぁあ、わし?わしはな、…淀だ」
その後、この山道ではよくお面をつけた少女と提灯をもった妖怪が、仲良く夜道を歩いているところが度々目撃されるそうです。
864 :
855:2006/02/07(火) 00:23:17 ID:uKsC/KKZ
終わりです。
鬼-BEは幼jy(ry
こっそり
>>858に期待しつつ名無しにもどります。
>ID:uKsC/KKZ
GJ。マジで萌えた。
>>861-863 待ってたよ、GJ!
鬼−BEをどう喋らせるかって難しそうなのに
ちゃんと書けてて裏山
鬼-BEに萌え死んだ
なんて可愛いんだ鬼-BE
超GJ!
可愛いかった!GJ!
あんまり関係ないけどもっとさな受け話が読みたい…とか思ったり。
ニャミとミミの耳をせめる話が読みたい。。。
さり気にナカサユを読んでみたい…自給自足が出来ない俺。
>>872 ナカサユはやっぱあれ?
同級生?
兄妹ってのが多い気がする。
さな受けってみんなどれが好き?
最近の新キャラとのカプって見ない気がする。さなえ。
もちろんリエさな。
ベルさなでもよい
男相手は趣味じゃない
ゲノムだっけ?トイブレークのキャラ
あれってダンスで悪リエになるじゃん
悪リエ×さなえとかやってみれば?
まぁ俺は陵辱系好きじゃないけど
個人的にはベルさな希望。
リエさなは何回か見たけどこの二人ってまだ見たことないし。
もしくはさなえに手を出す百合っ娘ベルと、それに嫉妬するリエなんて
シチュどう
あと男相手だとマイナーだけどスギさな好きだな。
残念だけど自分は小説書けない・・・・・。
>>876 それいい!
リエは絶対やきもちやくね
ベルさなはほんと見ないな
有り得ると思うんだけど
スギさなも良いと思う
というわけでベルさなを書いてみたんだけど・・・みんな読む?
ベルさなってかベル→さな
読むなら明日にでも投下するつもり
で、聞きたいんだけどベルって日本語ペラペラなのかな
それとも片言?
一応片言なイメージで書いたけどどうなんだろうこれ
場合によっては書きなおす
どっちでもいいんじゃないか。
とにかく期待して待ってる。
ベルさな一人でも期待してくれてる人がいるみたいなんで夜にでも投下する予定
内容にはあんまり期待しないでくれ・・・
予告通りベルさな投下
雨が降りしきる中、ベルとさなえは急いで走っていた。
二人ともすでにビショ濡れで、服が冷たく重くなって肌に張り付いてくる。
「とにかくワタシの家に行きまショ」
鞄が濡れないようにとかばうように抱き締めてベルがさなえに言った。
「うんっ」
先を急ぐベルに遅れないようにとさなえも足を速める。
寒さに震える手で鍵を開けて、部屋の中へと入る。
「お邪魔します」
「ドウゾ」
クスッと笑ってベルはさなえを招き入れた。
ベルの部屋の中はスッキリとしていて無駄な物が無いという印象だった。
すぐにタオルを二枚取り出して、一枚はさなえに手渡した。
「ありがとう」
渡してもらったタオルで早速体と髪を拭き始めたさなえを、ベルはじっと見つめていた。
服はしっとりと濡れていて、さなえの体のラインがはっきりとわかる。
「ベルちゃん…拭かないの?風邪ひいちゃう」
言われてベルは我に帰り、自分も体を拭き始めた。
「今からおフロの準備をするワ。ちょっとマッテテ」
ベルはパタパタと風呂場へと向かい、準備を始めた。
ちょっとしてから風呂場に続くドアから顔を出し、さなえを呼んだ。
「サナエ。先にシャワー浴びル?」
「ううん。ベルちゃんが先に入って」
「サナエが風邪をひくワ」
何度か同じような問答を繰り返した後、ベルがにっこりと笑ってこう切り出した。
「それじゃあ、イッショに入りまショウ」
嬉しそうに言うベルにさなえは少し戸惑った。
「で、でも…」
「サア、早く」
「あっ」
半ば強引にさなえを脱衣所に引き込んでドアを閉めた。
さなえはやっぱり後にさせてもらおうと思ったが、素早く服を脱ぎ始めたベルを見て渋々と自分も脱ぎ始めた。
恥ずかしくてのろのろと脱いでいると、すでに何も身に纏っていないベルがこちらに向き直った。
「サナエ早ク」
「う…うん」
恥ずかしげに目をそらして動作を速める。
「ワタシが手伝ってアゲル」
そう言ってさなえのスカートのチャックを下ろし、パサリと床に落とした。
さなえの真っ白な下着と太股が露になる。
「キャッ!じ、自分で脱ぐから…ベルちゃんは先に入ってて」
慌てて言うさなえにベルは残念そうな様子で頷いた。
「わかったワ…」
ドアが閉まったのを確認してからさなえは再び服を脱ぎ始めた。
「(びっくりした…。外国の女の子ってみんなあんな風に大胆なのかな…?)」
一人ドギマギとしながらようやく服を脱ぎ終え、遠慮がちにドアを開けて中に入る。
風呂場の中は二人だと少しばかり狭く、向き合うような形で座ることになった。
さなえを地べたに座らせるわけにもいかないので桶をイス代わりにしてベルがそれに座る。
「ごめんね」
申し訳なさそうに言うさなえにベルは微笑んで首を振り、シャワーをかけてあげた。
ベルはすでに浴びたらしく、体が濡れている。
「ありがとう」
さなえは恥ずかしそうに身をすくめてそう言った。
ベルはさなえの肌に手を当てながらまんべんなくお湯をかけていった。まるでさなえのすべすべとした肌の感触を楽しんでいるかのように。
「前開いテ?」
体を縮こめたままのさなえに、ベルは心なしかもどかしそうに言った。
「あの…自分でやっていい…?」さすがにそこまでは恥ずかしすぎると思ったのか、シャワーを貸してもらうようにと手を差し出す。「ドウシテ?」
「だって…恥ずかしいもの…」
顔を赤くしながら小さくそう言った。
するとベルはにっこりと笑った。「大丈夫ヨ。サナエすごく綺麗だカラ」
「そ、そんなことないよ」
「ホラ、肌もツルツル…。それにサナエのムネって大きくて綺麗な形ネ」
体をじっと見つめるベルに、さなえは照れくさくなってさっと胸を隠した。
「ベ、ベルちゃんの方が綺麗だよ?」
「そうカシラ…。そうだワ、サナエちょっと後ろを向いテ?」
不意にそう言われて、さなえは素直にベルに背を向けた。
「これでいい?」
「エエ、ちょっと試したいコトがあるノ」
言いながらシャワーを止めた。
「え…?なあに?」
不思議そうに問うさなえの胸にベルは背中からスッと手を伸ばした。
「ひゃあ!?」
突然胸に手を当てられてさなえは跳ね上がった。
「べ、ベルちゃん…?」
真っ赤な顔で振り向くさなえにベルはまたにっこりと笑った。
「揉むと大きくなるっテ噂を聞いたカラ試してみたいノ」
「そんな…は、恥ずかしいよ…」
ベルの腕をむやみに振り払うこともできずにさなえは身を固くしていた。
「お願イ。ちょっとダケ…」
さなえは頼まれると断れないタイプだった。
それに、拒否してベルが傷ついてしまうかもしれないのは嫌だった。
もじもじとしながらさなえは小さく頷いた。
「ちょっとだけなら…」
「ホント?」
「う…ん」
「アリガトウ!」
そう言って後ろからさなえをギュッと抱き締めて頬に軽くキスをした。
「あっ」
ベルにキスされるのは別に初めてでは無かったが、何回されても慣れられずにいたさなえはまた驚いてしまう。
「サナエ…大スキ」
「ベルちゃん…大げさだよ」
照れながらもさなえはクスッと笑った。
しかしベルはムッとして眉を少しひそめた。
「そういうコトじゃないワ」
「え?」
「ホントウに好きだモノ。リエよりずっとずっとサナエのコトがスキ」
ベルのいつもと違う様子の声にさなえは少し振り向いた。
しかし背中にぴったりと体を押し付けられて、前を向かざるをえなかった。
ベルの柔らかい胸の感触が伝わってきてさなえはまた照れくさくなる。
「あ、あったかいね。こうしてくっついてると」
さなえはそれをごまかすように慌てて言った。
「ウン…。ドキドキするワ」
「え…?…やぁんっ」
急に胸を揉まれてさなえは思わず声を上げてしまった。
「痛かっタ?」
ベルは手を止めてさなえの顔を覗きこんだ。
「う…ううん…大丈夫。びっくりしただけ…」
つい声を上げてしまったことに恥ずかしくなってさなえはうつむいた。
「ソウ…?じゃあ続けるワ」
痛くないようにそっと胸を揉み始めると、さなえが身じろいだ。
「サナエの胸とてもやわらカイ…」
円を描くように手を動かしながら、ベルはうっとりと呟く。
「ん…っ」
「サナエ…どんなカンジ?」
ピクピクと反応するさなえに、意地悪そうに微笑んでそう聞いてみる。
もちろん手は動かしたまま。
「何だかくすぐったい…の…っ」
何かを必死に堪えている様子でさなえは言った。
頬は紅潮して目にはうっすらと涙が溜っている。
そんなさなえの様子にベルは興奮してしまう。
それが手伝ってか、先程までの優しい揉み方に比べると今は随分と大胆に揉んでいる。
「ね…ベルちゃん。い、いつまでやるの?」
「マダヨ」
ベルは楽しげに言った。
そうして揉み続けていると、徐々にさなえの呼吸が荒くなり始めた。
「はぁ…っ…ん…。ベルちゃ…ん…もう…いいでしょう?」
「もうチョット…。ドウシテ?」
そう聞かれてさなえは口ごもる。
「だって…だって何だか…っあん!」
今度は突起の部分をつままれて大きく反応してしまった。
「どうしたノ?」
わざとわからないというふりをしてベルが再び問いかける。
「ダメだよぉ…もう恥ずかしいから…そんなの…ひゃあんっ!」
つまんだ突起をクリクリともてあそぶとまたさなえが大きく反応する。
「お願い…ベルちゃん。も、もうやめよう?私…私っ」
「ナニ?」
「変に…なっちゃう…っ」
その言葉にベルは満足気に小さく微笑んだ。
本当に胸が大きくなるかを試してみたいという口実でこんな行為をしていたベルにも、段々と遠慮がなくなってきたようだった。
今度は片方の手を下の方へと伸ばし、太股を撫でながら少しずつ股を開かせる。
「えっ?だ、ダメぇ。そんなところ…」
「大丈夫」
「でも…そんなところを触るなんて変だよ」
さすがに今度はさなえも譲らない。
ついにはベルの手を掴んで止めてしまった。
「これも胸を大きくスルのに関係がアルのよ」
騙されてはくれないだろうと思いつつも、ベルは嘘をついた。
「そ…そうなの?でも…」
これはいけるかもしれない。
そう思って更に追い討ちをかけた。
「それにオンナノコはみんなやっているコトヨ。シラナイならワタシが教えてアゲル」
「でも…でも、恥ずかしい…よ」
「とっても気持ちイイのヨ。こわくナイワ」
「本当…?」
当…?」
さなえのその言葉を合図に、再び手を伸ばして股の間へとさしこんだ。
「やっ…」
「ホラ、濡れテルでショ?気持ちヨクなると出てクルのよ」
言いながらすでに濡れていたさなえのそこを撫で回す。
「ひゃっ!く…くすぐったい…」
「ココをこすると気持ちイイノ」中に埋もれている小さな突起をいじるとさなえの体がびくりと動いた。
「あぁっ!あんっ」
下の方を刺激しながら再び胸を揉み始める。
クチュクチュと音をたててこねるように刺激し続けるとさなえの息は更に乱れて声も大きくなってきた。
「ベルちゃあん…あっ!あぁんっ…もういいよぉ…やめて…っ」
「気持ちヨクないノ?」
キュッと胸の突起をきつめにつまむ。
「きゃあぅ!…それ…ダメぇ」
「ネェ…さなえはイヤ?」
ベルは聞きながらも手の動きを止めようとはしない。
「コンナに濡れテルのに…ウソはダメヨ」
「ひゃっ!…んぁ…だってぇ…頭が真っ白になりそ…ぅ、あんっ」
「イってイイノヨ…?」
ベルの言葉の意味を正確には理解できなかったが、さなえは首を横に振る。
「あぅ…ん…やだぁ…ダメ…恥ずかしい」
「…じゃあ一緒に気持ちヨクなりマショウ」
「え…?」
手を止めてさなえを自分の方に向かせた。
そしてさなえを地べたに座らせる。
「どうするの…?」
「コウするノ」
さなえの足を持ち上げて自分の足と交差させる。そして自分の割れ目とさなえの割れ目をぴたりとあわせてみせた。
さなえは戸惑いながらもされるがままになっている。
「ベルちゃん?これ…」
「サナエも動いてネ」
そう言うとお互いの濡れた部分をこすりあわせるようにベルが腰を動かし始めた。
「あっ!ひゃぅぅ!」
「サナエ…はぁっ」
グチュグチュといやらしい音が風呂場に響きわたる。
「ベルちゃん…熱いよぉ…んぁっ」
「ああっ…サナエの…ヌルヌルしてて気持ちイイ…」
気付けばさなえも自然に腰を動かしていた。
「サナエは?気持ちイイ?」
「んっ!あぁ!気持ち…いいっ。はぁっ…もっ…と…」
「もっと?…シテ欲しいノネ?」
さなえの意外な言葉にベルは興奮し、更に動きを激しくした。
「あっあっ!サナ…エっ…」
「やぁっ…ん!もう…だめぇ…」互いに頬を紅潮させながら腰を動かし続ける。
混ざりあった二人の液体が太股を伝い、床にポタリと滴った。
「一緒に…アッ…くぅ!」
「んぁっ…あっ!あっああぁぁん!」
二人の体が同時にガクガクと震え、共に果てた。
「はぁ…はぁ…」
初めての感覚にさなえはぐったりとして風呂場の壁にもたれかかった。
まだ頭がぼーっとしているらしい。
ベルも余韻に浸るようにバスタブにもたれ、ただ黙って夢見心地な様子でさなえを見つめている。
それから少ししてベルが小さく呟いた。
「サナエ…大スキ…ワタシだけのモノヨ…」
ベルの言葉は、まだ息が上がったままのさなえには届かなかった…。
終わり
オチがちゃんとつかなかった…orz
女の子同士のエロってこんな感じでいいのかな
無い知識振り絞って書いてみた
この後二人がどうなるかは想像におまかせ
一部文の最後の方が変になったけど気にしないで欲しい・・・
>>887 乙。
控えめなさなえが凄くいい!
片言なベルってどんな感じかイメージつかなかったけど全然ありだな。
超GJ!
ベルさなキタキタキタキターーーーー!!!
超萌えたよ(*´Д`)ハァハァ
うわ、すごくいい…。
最後が逆に、切なくも黒くも想像できていいと思う。
エロも萌えたよ。GJ!!
ホワイトメリーたんをキボしたい。
神様方、頼みます。
>>891 キボって何だorz
キボンでした。
同じくホワイトメリーたんキボン
今日熱帯で勝ちコメが「ミルク×さな」ってのがいた。
ネタは思い付くが文才が…orz
>>894 うわ、萌える
文才とかそんなの気にしないで是非とも書いて欲しい
気持ちがこもってればOKだと思うよ
頑張れ!
ひょっとしてそれは夕方のヒーロー部屋か?w
その通り
あの人やたら強くて惨敗したぞw
900 :
894:2006/02/18(土) 22:08:23 ID:bjR7uVcG
何コレ、俺が書くの?w
よろしくお願いします。>ミルさな
このスレみるまでミシェル×オフィーリアとか考えもせんかったが…
あえて言おう、
(・∀・)イイ!
ミシェオフィ推してるサイトって意外と多いな。どマイナーかと思ってた。
前に誰かがリクしてたホワイトメリーのエロ書いてみたよ
相手はナカジだけど…
どっかでこのカプ見たことあったんだよ
どうかな、抵抗ある?
もうすぐ1000行くし投下していいのか迷ってる
ワクテカしながら投下まってます!
じゃあさっそく投下しまする
勢いで書いたからあんまり中身無いかんじだけど、軽い気持ちで楽しんでもらえたら助かるよ
その日、ホワイトメリーはギターと歌の練習のため、一人スタジオに来ていた。
「えっと、この部屋だったよね」
ガチャリとドアを開けると、中では数人の男達が楽器をしまいながら談笑していた。
「あ、あれ?部屋間違ったのかな?」
一人首を傾げていると、ホワイトメリーに気付いた男達が、皆こちらを見た。
「え?なになに。俺らのファン?」
一人の男がそう言ってゲラゲラと笑う。
「何だ、ギター持ってるじゃん。そんなとこいないでこっち来なよ」
手招きされて、ホワイトメリーは素直にそれに応じた。
「キミたちはバンドの練習?」
もしかしたら話があうかもしれない。そう思ってホワイトメリーはニコニコと質問した。
しかし、男達はそれに答えずホワイトメリーをジロジロと舐めるように見ていた。
「かーわいー。何?ヒツジちゃん?」
「耳長いなー」
「そのフワフワって地毛?」
次々に質問されてホワイトメリーはたじろいだ。
「体はどうなってんの?」
「おっ、調べてみるか?」
ニヤニヤと笑いながら男達が目配せをしあう。
「えっ?」
ホワイトメリーが戸惑っていると、一人の男に肩を掴まれた。
「面白そうだな!おい、お前そっち押さえろよ」
「りょーかい」
後ろから羽交い締めにされて、ホワイトメリーはバタバタと抵抗する。
「や、やだ!何するの!」
すると足まで押さえられてしまい、動くことすら叶わなくなった。
「拝見しまーす」
ふざけた口調でそう言うと、ワンピースの裾を掴んで胸の上まで一気に捲り上げた。
「キャアッ!」
中に着ていたキャミソールも共に捲り上げられて、ブラまで外された。
ホワイトメリーの小ぶりな胸が露わになった。
「小さいけど意外とあるんだな」
「ヒック…うっ…」
恥ずかしさと怖さで、ホワイトメリーはしゃくり上げて泣いた。
「ちょっと味見」
ペロリと舐めあげられて、ホワイトメリーの体がビクリと動いた。
「やだやだぁ!やめてよぉ…ック…」
男の舌の感触に寒気がする。
「んじゃあ俺は下のほう」
ホワイトメリーのはいているモコモコのパンツらしきものと一緒に中の下着も一気にずり下ろした。
「いやぁ!」
「なんだ、下も普通かぁ」
その時、いきなりドアが開いて男達はビクリとして振り向いた。
そこには学ランと学帽、眼鏡に青いマフラーという出で立ちの青年が立っていた。
「次…予約入れてるんすけど…」
ボソリと言って背負ったギターを抱え直す。
「やべ…行くぞ!」
見られたのがまずいと思ったのか、男達は各々自分の楽器を手に持ち、逃げるように去って行った。
ホワイトメリーをその場に残して。
「ヒック…ッ」
「誰か…いるのか…?」
機材に隠れて誰かが床にへたりこんでいるのが見えて、青年は中へと歩いて行った。
「!?」
そこには乱れた衣服のまま泣きじゃくっているホワイトメリーがいた。
「ふぇ…。ナカジ…くん?」
「まさかさっきの男共に…?」
ナカジと呼ばれたその青年は、怒気を露わにしながらも、静かにそう言った。
ナカジとホワイトメリーは、いつもこのスタジオで遭遇しては、何気無く仲を深めていた間柄だった。
「ナカジくんっ!」
名前をもう一度呼んで、しゃがみこんだナカジに勢いよく抱きついた。
「ナカジくん!ナカジくん…怖かったよぉ…ヒック…」
「メリー…」
ナカジは自分の腕の中で泣きじゃくるホワイトメリーの頭を無器用に撫でた。ホワイトメリーの体の感触が柔らかい。
衣服が乱れていることにも構わず、ホワイトメリーはナカジに甘えるように抱きついたまま泣いている。
憎からず思っている相手のこんな姿を見せられて、ナカジは体が熱くなるのを感じた。
ふとホワイトメリーの腕を見ると、血が出ていることに気が付いた。
「メリー…怪我したのか」
「え?あ…ほんとだ…」
抵抗した時に傷つけてしまったのだろう。
流れはしないものの、じんわりと血がにじみ出していた。
ナカジはおもむろにホワイトメリーの腕を掴むと、血を拭うようにそっと舐め始めた。
ドクリと脈打った。
あ…最後のとこおかしくなった
「ドクリと脈打った」っていう部分は無しにして…
「ひゃあ…っくすぐったいよ…」恥ずかしげに言うホワイトメリーにナカジは慌てて腕から口を離した。
「悪い…もう止める」
すると、ホワイトメリーは首を横に振って頬を赤く染めた。
「もっと…」
「…?」
「もっとして…。ナカジくんに舐めてもらうの…キモチいいの…」
ナカジの心臓がドクリと脈打った。
「馬鹿なこと…言うな。そういうことは好きな男にしてもらえ…」何とか平静を装って、冷たく跳ねのけた。
「だってアタシ…ナカジくんが好きなんだもん」
「な…」
「ずっとずっと好きだったもん。初めて会った時から」
ホワイトメリーは潤んだ瞳でナカジを見つめた。
「ナカジくんじゃなきゃヤダ…。だからお願い…」
言いながら、ワンピースを捲り上げて催促する。
ホワイトメリーの愛らしいピンクの乳房がナカジを釘付けにした。「…………っ」
そのまま何も言わずに、ナカジはホワイトメリーに口付けた。
「んっ…」
そしてホワイトメリーの小さな胸を舐め始めた。
「あっ…ひゃあぁ…っ」
さっきとは違う気持ちのよい舌の感覚に、ホワイトメリーは身をくねらせる。
「ふぁ…あんっ!ナカジくぅん…」
ナカジの頭を掴みながら、ホワイトメリーは甘い声で身悶えた。
「はぁ…ねえっ…下も舐めて…んっ」
すでに濡れているホワイトメリーの割れ目を、ナカジは言われるままに舐め始めた。
「あん…気持ちイイよぉ…。ふぁっ」
ピチャピチャと水音を響かせながら、ホワイトメリーのそこを夢中で舐めあげる。