『ハヤテのごとく!』のエロパロ 2

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896名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 02:01:34 ID:aKLceJ8z
>>894
超GJ…君は神になれるかもしれない。
あと、もしもおしりで感じてしまういけないお嬢さまな本とかあったら…俺は神をも越える存在と化す。
897ROCO ◆VpKHzOu04Y :2005/09/23(金) 04:35:52 ID:J0zgqR6S
「や、やめ…やめろ…ひあっ!」
「だめだよ〜、これは罰ゲームなんだからね〜」
「そ、それはお前が勝手に決めただけの…ひわぁっ〜!!」
私はこの子の可愛らしい僅かに膨らむ胸の先を、優しくも強く指で摘んで弄るのでした、
ピンクの突起を上下に引っぱりながら、さらに柔らかな耳たぶも軽く噛んであげてたの。
「ひあっ!やめ…あぁ…そこは…あぁ〜〜〜!!!」
「可愛い〜けっこう敏感なのかな?」
刺激を与える度にビクッビクッって可愛らしく反応する仕草に、女同士ながらも
私はかなり興奮しちゃっていく、私ってちょいとSのかな?
でも…あのハヤテくんを、この子が独り占めしてかと思うと、恋する乙女としては悪戯したくなるのも仕方ないよね。

ここはカラオケ屋の一室、実は色々あって私はこの以前に大きな屋敷内で出会った少女と、
ハヤテくんをかけてカラオケ勝負していたのでした。
そしてめでたく勝利し、こうやって罰ゲームをしてたんだよ。
外に声が漏れ難いから思う存分にやれるわけで、手加減無しに服を剥ぎ取るなり思いっきり悪戯して
あげる事にしたんだよ…以前に受けた無様な仕打ちに対する仕返しも兼ねてね。
「それにしてもハヤテくんは知っているのかな〜、仕えるお嬢様がこんなにHな子だなんて」
「私は別にHな子じゃ…あんっ!」
「じゃぁ〜これは何なのかな?」
彼女の股間…つまりアソコに触れた指先を、私は眼前にかざして見せてあげました、
その…ぐっしょりと塗れて照明の光に輝かせながら糸をひいてる指先をね。
「こんなにHな液でぐっしょり濡らしちゃってるのに…まだHな子じゃないって言うのかな?」
「そ…それは!」
自分の痴態ぶりを見せられて、少女はみるみるうちに真っ赤に顔を紅葉させていく、
否定しようにも確かに、その小さなアソコからはHな蜜が溢れて出てきていたんだから、
否定できるわけなかったの。
「こ、これは…お前が変な事を私にするから…あぁんっ!!!」
「変って…こんな事なのかな?」
指を伸ばし、そのトロトロになってる彼女のアソコの中へと挿れちゃいます、そして軽く掻き回してあげたんだ。
その濡れ濡れの膣内の内側を、傷つけないように優しく刺激してあげていくの…えへっ、温かいな〜。
「あ…あぁ!!やめ…あぁん!!!」
その快楽めいた刺激に身を反らしながら身悶えし暴れちゃって、よっぽど感じているのかな、
膣内も更に濡れてきてるし、奥からもっと蜜が分泌してあふれてきてるんだよ。
898ROCO ◆VpKHzOu04Y :2005/09/23(金) 04:36:29 ID:J0zgqR6S
「うわぁ〜凄い事になってるよ…アソコ、小さな割れ目からどんどん溢れ出てくる…」
「そ…そんな…あんっ!」
「えへへ、舐めちゃおうかな〜えいっ!んっ…」
「ひぃぅっ!!」
彼女の股間に顔を近づけて、そのぐっしょり濡らし洪水になってるアソコへと舌を伸ばすの、
舌先で割れ目を押し開けさせて熱い膣内に潜り込ませていく…
それと同時に上部の小さなお豆さんに挨拶しておくことにしたんだよ。

カリッ
「んあぁ!!!そこは…あぁ〜!!!」
あら、強烈な挨拶だったかな?ちょっと…軽く噛んだだけなのにな。
「あ…あぁ…」
よっぽど強烈だったのか、痙攣しながら呆けてるみたいだよ…えへっ、じゃぁもっと変にしてあげようかな。
「ひゃぁ!!あぁ…あぁぁ〜〜!!!!」
ぐじゅ…ぐじゅ…、舌が膣内の内側を舐め這いまわしていく…
女同士だから分かる敏感な箇所を重点的に攻めるように、舌先で刺激を与えていくんだ。
「も…もうっ!だめ…あぁ…!!」
「イキそうなのかな?じゃぁイっていいよ?」
アソコから口を離して、その上部の赤くなって突起してるお豆さんを指で摘んでみる…
そして転がすように弄りながら、次にギュッて引っ張ってあげたんだよ。
「ひあっ!だ…だめ…もう…あっ…あっ…ああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ブシャァァァ〜!!!
次の瞬間に勢いよく彼女の全身が痙攣するように震えちゃった…イっちゃたんだね、
しかもそのアソコからは…Hな蜜じゃない方の液体を噴出してたんだ。
「あっ…あぁ…」
「お店の人…後片付けが大変だろうな〜」
私はその床に大きくなってゆく水溜りを見ながら、ふとそんな事を思いました。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
899ROCO ◆VpKHzOu04Y :2005/09/23(金) 04:36:59 ID:J0zgqR6S
そんな勝利妄想をしてた私が、数時間前にいました…
でも実際は…
「ふっ…また100対35だな」
「ホエホエ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
まさにその逆!しかも完封なきまでに叩きのめされてる状況だったの!
「どうした、もう降参か?」
「くっ…この状況、まさに逆境!でも…最後まであきらめないんだから!」
「その意気は良し、ならばこちらも全力をもってこたえてやろう!次は『Give a reason』にするか」
あ…また彼女の背後にあの七色の声の声優のスタンドが!!
やめて、神戸牛のステーキあげるから、どうぞお帰り下さい!ってこんなローカルネタわかるのかな?
「私の歌を聴け〜!!!」
「アニマスピリチア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
あまりの彼女の凄まじき歌エネルギーに、私の内にあった不純な思いが打ちのめされていくようだったの
こうして…さらに叩きのめされていく私だったんだよ…。
「さて…次は『四月の雪』にするかな」
もう許して…そのスタンド責め!

【おしまい】
900ROCO ◆VpKHzOu04Y :2005/09/23(金) 04:41:26 ID:J0zgqR6S
今回、SS短めですみません。
本当は、西沢さんが隣の個室でHしてるハヤテ(顔は見えない)とマリアの姿を覗き見するSSも
追加で入れたかったのだけど、ボツにしてしました;
901名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 04:54:21 ID:iRgickEy
うあ、リアルタイムで遭遇してしまった…
相変わらずのGJです。
ネタのはさみ具合も見事ですなw
902ROCO ◆VpKHzOu04Y :2005/09/23(金) 06:34:24 ID:J0zgqR6S
>>
うわぁ900とってる!


ごめんスレ立てれなかった…他の人、お願いします;
903名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 09:39:46 ID:6CAFWBbn
GJ
904名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 12:41:27 ID:RHdjqzN7
やっぱバナナをあげないと!
905名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 13:27:59 ID:wVgJ+q2g
俺この漫画読んだことないんだけどおもしろいの?
906名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 13:57:31 ID:1qa6c1/z
>>905
お前の顔に比べればおもしろくない。
907名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 14:53:28 ID:UuYrrImf
次スレのテンプレ用意ヨロ〜
908名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 17:14:28 ID:s4TN18fH
ここは少年サンデー連載の『ハヤテのごとく!』のエロパロスレッドです。
本誌の進行とともに、女装・倒錯・純愛・百合・羞恥・痴女・肉球・逆襲・ガン○ムその他
萌えのシチュエーションがバラエティに富み始めても、住人は職人とともに
ノートの記憶を思い出したかのようにネタを振ったりしながらマターリしましょう。
大丈夫、僕らならできる。

ここは21歳以上の大人しか参加できない板です。
ジ○ンの軍人として恥ずかしくない節度を持った話をしましょう。

過去スレ
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 2
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115225572/247

『ハヤテのごとく!』のエロパロ
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101242894/


ダメだこれ以上のいいテンプレが浮かばん
909名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 17:48:36 ID:+LcmS98n
910名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 17:49:45 ID:+LcmS98n
ナニやってんだ漏れorz
「247」が付いていたから
911742 ◆32isp398yI :2005/09/23(金) 20:37:25 ID:dB8ZU8fG
僭越ながら次スレを立ててみました。

『ハヤテのごとく!』のエロパロ 3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127475341/
912少年の秘めごと:2005/09/23(金) 20:38:44 ID:dB8ZU8fG

 ビデオ屋の店番をしていた私の元にハヤテさんが訪れたのは、とある昼下がりの
ことでした。いささか退屈気味だった私に話しかけてきたハヤテさんは、ヒマワリの
様ないつもの笑顔とは打って変わって、今日はどこか不安げでおどおどした様子の
ように見えました。
「いらっしゃいませ! あら、ハヤテさん」
「こんにちはサキさん。あの、実は折り入ってお願いがあるんですけど」
「はい?」
 ハヤテさんは若の婚約者であるナギお嬢さまのお宅に勤めていて、うちの
ビデオ屋の常連客でもある人。ですから多少の便宜は図ってあげてもいいの
ですが。
「個室、空いてます? 持ち込みで悪いんですけど、ちょっと見たいビデオがあって」
「個室ですか? 空いてますけど……ハヤテさん、お屋敷にビデオありましたよね?」
「えぇ、でも……ちょっと事情があって」
 オフィス街のど真ん中にあるビデオ・タチバナには、時間制で料金をいただく
ビデオ鑑賞用の個室があります。もっとも今どきお家にビデオのない家のほうが
珍しいので、利用されるお客様は滅多にいません。たまに利用されるのはご自宅に
ビデオテープを持ち帰れない事情がある方で、それはその、つまり……。
「……(赤面)ハ、ハヤテさん!」
「すみません、厚かましいお願いだってことは分かってますけど、ちょっとお嬢さまには
 見られたくないもので……あの、ダメでしょうか?」
 あたふたする私の顔を、捨てられる子犬のような真摯な瞳で覗き込んでくるハヤテさん。
も、もぅ……そんな風に見られたら、断れないじゃないですか。
913少年の秘めごと:2005/09/23(金) 20:39:29 ID:dB8ZU8fG

 2時間分の料金をいただいて、ハヤテさんが個室に閉じこもって30分。
お客様のいない店内は妙に静かです。私はカウンターに頬杖をつきながら
スカートの裾をこそこそといじっていました。考えないようにしてるつもり
なのに、頭の中はさっきのハヤテさんのことでいっぱいです。
《ナギお嬢さまに隠れてみるビデオって……やっぱり、アレ、なんですよね……》
 ビデオ屋である以上はアノ手の品物だって置いてありますし、それを借りていかれる
男の方だって少なくありません。レジ打ちの私をからかうためか、わざと過激な
タイトルのビデオを上に積んでくるお客様だって……でもお客様がそれを使って
どうするかなんて、考えないようにしてるつもりだったのですが。
《まぁ、ハヤテさんだって健康な男性なのですし、おかしなことじゃ……ないはず……》
 うちで借りていったビデオという訳じゃなし、詮索するのが失礼なのは分かってます。
でも身近といっていい男性が、ここから数メートルほどの空間でそういう内容のを鑑賞
……そう、静かに見てるだけのはず……しているとなると、気にするなというほうが
無理です。せめて他のお客様でもいれば気が紛れるのですが。
《どうして男の人って、ああいうのに興味があるのかしら》
 あんなのと言っても私はタイトルしか見たことはありません。きっと特殊な性癖をもった
ごく一部の男性だけのものだと今日までは思っていたので、身近な人がそれを見ていると
いうのはちょっとショックです。それもあの、よりによって、純真で繊細そうなハヤテさんが。
《あのハヤテさんでもそうなのなら、若だって何年かしたら……》
 ぶるぶるぶる。つい浮かんでくる懸念を私は頭を振って追い払いました。この私が
大切に養育しているのですもの、若に限ってそんな……。
『地球、滅びねーかなぁ』
『てめぇ、こんなところに何しに来やがった!』
 ……だ、大丈夫ですよね、若? なんかとてつもなくガサツに育ってるような気が……。
914少年の秘めごと:2005/09/23(金) 20:41:17 ID:dB8ZU8fG

 こほん。ともあれ当面の問題はハヤテさんです。ナギお嬢さまに隠れていかがわしい
ビデオに手を出すなんて、あのハヤテさんらしからぬ振る舞い。ここは年上の女性と
して、きっぱりと注意をしてあげなくてはなりません。さいわい当分は他のお客様も
来そうにないですし。
 私はカウンターからすっくと立ち上がると、そろりそろりと忍び足でハヤテさんの
いる個室へと歩み寄りました。防音の施された個室の壁からは中の様子は窺い知れ
ませんが、そこは客商売。中のお客様に万一があったときに備えて、室内マイクくらいは
用意してございます。ヘッドホンを頭にかけた私は、おもむろにマイクの電源を
オンにしました。
「キュン、キュン、キュン……シュッ、シュッ、シュッ……」
 なんでしょう? ソファのスプリングがたわむような音と、何かがこすれるような
音が聞こえます。それに紛れて聞こえてくるのは……。
「はぁ、はぁ、はぁ……ふぅっ、ふぅっ……うーんっ」
 ……なにやら荒い息遣いと、何かに耐えるような気合の声……これ……聞いた覚えの
あるこの声は、ひょっとして……。
「……☆※$б■@▽★!!!!」
 それがハヤテさんの声だと認識したとたん、私の脳みそは沸騰しました。
身体全体が熱くなり目の前の景色がぐらぐらと歪んでいます。もう注意する
どころではありません。あわててマイクのスイッチを切った私は洗面所に駆け込み、
冷たい水で顔を何度も洗うのでした。次から次へと浮かんでくる怪しい想像を
頭から洗い流すために。
915少年の秘めごと:2005/09/23(金) 20:42:02 ID:dB8ZU8fG

 ハヤテさんが出てくるまで、あと1時間。
 私は憔悴しきった身体を、カウンターの席にうずめていました。こんなときに
限って他のお客様は現れず、拷問のような時間がゆっくりと流れていきます。
ハヤテさんは私の知らない遠くへ行ってしまいました、もう私なんかには留まらせる
ことなど出来はしません。
「そ、それにあんなところへ女の私が乗り込んだら、ハヤテさん、一生残る心の傷を
 負ってしまうかもしれませんしね……」
 注意しに行かないと決まれば、そのための言い訳はいくらでも思いつきます。
卑怯で臆病で弱虫な私。そうと分かっていても、あそこに乗り込んでいく勇気なんて
私にはありません。いや、ロボットやトラやヤクザを素手で倒すハヤテさんのこと。
あんなところを私に見られたとあっては、口封じのために乱暴な手段に走るかも
しれません。今のハヤテさんは、いつものハヤテさんではないわけですし。
「…………」
 汗だくになって励んでいる男性の元に、いきなり現れるメイド姿の女性。
脳内がピンク色になってる状況でこんな事態に直面したら、怒りと恥ずかしさが
ごちゃ混ぜになって冷静な判断など出来はしません。私だってそんな状況になったら
思考停止してしまうに決まっていますし、悲鳴を上げたって誰もいない店内では
助けてくれる人などいないでしょう。いえ、そのまま個室の中に引きずり込まれて
鍵をかけられたら、部屋の中で何が行われているかなんて気づく人は誰1人いません。
それにもまして部屋の中では、男と女の営みの模範例が大々的に上映されているのです!
「……б@$▽☆※■★!」
 考えただけでも全身に震えが走り、背中を詰めたい汗が流れ落ちます。
何度も洗面所に往復して頭と顔を冷やした私は、いきなりハヤテさんが部屋から
飛び出して私に襲い掛かって来やしないかと恐々としながら個室の扉をにらみつけ
ました。でも個室には外から鍵が掛かるわけでなし、もしハヤテさんが飛び出して
きたとしても身を守る術は私にはありません。私に出来ることは“どうか出てこないで”と
祈りながら扉を見つめるだけ、それも何の担保もなしに。
《あぁ神さま、どうか哀れな私をお守りください》
 思わず神様にお祈りをささげる私。しかし頭の中では『そんな格好でそんな店に
勤めてる時点で救う価値なし、自己責任』という血も涙もない突っ込みが木霊しています。
こんなときに咲夜さんの声が聞こえるなんて、私は生き方を間違っていたのでしょうか?
916少年の秘めごと:2005/09/23(金) 20:42:51 ID:dB8ZU8fG

「なに昼間から1人で悶えてんだよ、みっともない」
「……若!」
 出口のない迷宮に光が差し込む瞬間とは、こういうものでしょうか。不機嫌そうに
入り口から帰ってきた若を見た途端、私の感情は爆発しました。頭ひとつ分も低い
男の子にしがみついて泣きじゃくるなんて、我ながらなんて恥ずかしいことを……
でも私には他に頼る相手はいなかったのです。
「どうしたんだよサキ、俺がいない間に何かあったのか?」
「あ、あそこ……あの個室……」
「個室? はーん、誰かやらしいビデオでも見てんだな。でもそんなの珍しいことじゃ
 ねーじゃん」
「ハヤテさんが……」
 よほど動転していたのでしょう、問われるままに答えてしまった私。しかし直後に
 若の眼が光ったのを見て、私は失敗を悟りました。
「借金執事が? へー、そりゃ面白い。あいつの弱みを握るチャンスだな」
「……あの、若?」
「安心しろ、俺がガツーンと言ってやるから」
「若!」
 世にも嬉しそうな顔をしながら個室のほうへと向かう若。安堵で腰が抜けてしまって
いた私には止めることは出来ませんでした。若は無造作に個室の扉を開けて中に入り
……そのまま出てはきませんでした。魔物退治に挑んでいった私の小さな騎士様は、
そのまま魔界の住人になってしまったのです。
917少年の秘めごと:2005/09/23(金) 20:43:27 ID:dB8ZU8fG

「ふぅ〜、サキさんお待たせしました。おかげで助かりましたよ」
「……そうですか」
 若が扉を開いてから1時間弱。異次元魔境から出てきたハヤテさんに、私は目を
合わせないようにしながら冷たく返事をしました。若を魔界に引きずり込んだ最低の
色情魔。さわやかな笑顔くらいでごまかされるもんですか。
「ワタル君はまだ中にいますよ。もう1回最初から見てみたいんですって」
「そうですか。よっぽどああいうのがお好きなんですね、男の方って」
「そりゃまぁ、ああいうのって男の夢ですし、執事としての必須技能みたいですから」
 言うに事欠いて必須技能ですか。あんなので得た知識をお屋敷に持ち帰って
何をするつもりなんだか。
「そうですか。せいぜいナギお嬢さまを喜ばせて差し上げなさいね」
 精一杯の皮肉を込めて突き放したつもりなのに、有頂天になったハヤテさんには
通じなかったようです。
「いえ、お嬢さまはこの話になると、何でか不機嫌になるんですよね。
 でも必殺技って、白皇の執事の人たちは全員使えるみたいですし、
 僕も頑張らないと」
 ……今どきの学校の考えることは分かりません、こんないやらしい技を使えるのが
当たり前になってるだなんて。必殺技なんて名前までつけて、お屋敷のメイドさん
たちを性の鎖で篭絡するつもりなんでしょうか? でもハヤテさんの場合、
相手があのマリアさんですから簡単にいかないでしょうけど。
「よーし、しっかり練習するぞぉ〜。楽しみにしてるヒナギクさんに早く見せて
 あげないと」
「……え、ヒナギクさんって……」
 あまりに意外な名前に私の脳細胞は硬直しました。高校1年生にして生徒会長に
登りつめた桂ヒナギクさんという才媛がいるということは、白皇に通う若から
聞いてます。ハヤテさんは白皇に通い始めたばかりだというのに、もう学園の
アイドルに狙いを絞っていたのですか?
「えぇ、気の必殺技を覚えたら真っ先に見せてくれって言われてるんですよ。
 それじゃ失礼しますね、サキさん」
 剣道場で竹刀を振るう凛々しいヒナギクさんと、性の必殺技の披露をねだる
妖艶な女生徒のイメージがどうしても結びつきません。唖然とする私を置いて、
ハヤテさんは軽やかに陽の暮れたオフィス街へと飛び出していきました。
 芋虫はサナギを経て綺麗な蝶になるといいますが、いま目の前で起こった出来事は
ちょうどその逆。さわやかな少年が色情魔に変身するきっかけを提供してしまった
ことを、私は深く深く後悔するのでした。
918少年の秘めごと:2005/09/23(金) 20:45:06 ID:dB8ZU8fG

 その後。ハヤテさんの言う必殺技が文字通りの攻撃技であり、ハヤテさんの
持ち込んだのが『できる必殺技』というシリーズのビデオ教材であることを
私が若から聞いたのは、その日の夕飯の席でした。私がすぐに三千院家に
平謝りの電話を入れたのは言うまでもありません。
 穴があったら入りたい気分です、勝手に妄想したうえにハヤテさんにあんなに
冷たい態度を取るなんて。明日は菓子折りを持って、直接お詫びに行かなくちゃ。


Fin.
919742 ◆32isp398yI :2005/09/23(金) 20:45:56 ID:dB8ZU8fG

 以上、非エロ投下第2弾をお届けしました。本編47話(9月14日分)を
読んでいないと分からない部分があるかもしれません。未読の方ごめんなさい。

 >>868-874さん、ならびに>>882さん、いろいろとご心配をかけてすみません。
非エロでも面白ければ投稿してかまわないと教えていただきましたので、
次回からは模様見はせずに投下することにします。つまらなければ叩くなり
埋め流すなりしてください。
920名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 21:18:47 ID:H42ABNz8
てめーにひとつ言ってやる



GJ!神だ!
921名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 21:30:58 ID:do2U5iZT
同じく言わせてもらいます!



GJ!!
922名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 22:17:45 ID:2QLeoP+d
ウホッ!
923名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 23:10:52 ID:+LcmS98n
GJ!


何か今、「高速思考サキ」という単語を受信しますた
924名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 02:26:34 ID:BiH5JGI3
なんともほほえましいサキさんの反応にワロタ(←褒め言葉よ)
925名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 13:27:09 ID:YL9C7eCe
マッチョage
926名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 13:43:47 ID:ONHQmB2c
>「キュン、キュン、キュン……シュッ、シュッ、シュッ……」
> なんでしょう? ソファのスプリングがたわむような音と、何かがこすれるような
>音が聞こえます。それに紛れて聞こえてくるのは……。

↑これはなんだったの?
927名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 14:13:24 ID:T5GUr/pw
>>926
映像の中の技を真似てたんじゃね?
928名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 14:49:34 ID:DG2HOShq
今490KBだからそろそろおしまいか
929名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:06:38 ID:I7l2Maix
ま、次スレも無事に建った事だし。
これで最期でも良いでしょ。
930埋めネタ:2005/09/25(日) 12:10:48 ID:FSAlOGvq
「あの、ちょっと密着過ぎじゃ…」
「そうかい?だけど…この方が教えやすいのだけどね…」
「で、でも…にゃぁっ!!」
「…執事の必殺技のコツを知りたいのだろう?」
「は、はい…あんっ!」
「なら、力を抜いて僕に全てを任せるんだ…とっておきの技を教えてあげるからね」
「あっ…ちょっ…そんな、力強いのは…」
「この程度で根をあげていたら駄目だな〜…この技は腰の動きが重要なんだよ」
「やめ…そんな…あぁ!!」
「ふふっ…可愛いな君は…」


「…というようなハヤテ様とヒムロさんの台詞が、さっき校舎裏から聞こえたのですが…何をされてたのでしょうか?」
「そ、それはあれよ、きっとコマ回しの技でも教わっていたというオチよ」
「コマ回しとは…古いなヒナギク、今はベイブレードというのだぞ」
「…もうブームは過ぎたんじゃありませんかナギ?」


「!?あの〜ハヤテくん、どうしたのですか?」
「うううぅぇぇぇ〜〜〜っ!!」
その日、マリアはお尻をさすりながら泣きじゃくりながら帰ってきたハヤテを迎えるのでした。
931埋めネタ:2005/09/25(日) 13:58:50 ID:6Apn+krG
>>930
そんな・・おま・・
あ、でも、クラウス×猫ハヤテもいいな
932名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 17:35:40 ID:YAsdkdr7
マリア×猫ハヤテきぼん
933名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 20:41:06 ID:DMkfl7BG
>>932
そーゆー極上ネタは埋めに使うのはもったいない、
次スレでやってくれ。

ここは平凡に、雪姉の酔っ払い風景を希望。
934名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 21:07:27 ID:DMkfl7BG
>>933
「お酒とか・・・超スキだし・・・」と言いつつワインのビンをフル活用
935名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 23:56:47 ID:p7BaKlm+
思考停止ナギたんという単語を発信中です。

今日もないちちないちにちでした。
936名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:48:38 ID:4OtOvkMN
>>935
早口コトバじゃんww
10回連続で上手く言えるかな?って感じか。
937名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 07:37:34 ID:NzIqnbop
5回目で舌かんだ
938名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 08:03:26 ID:2fKUu9Kl
今日もないちちないにちにちでした
orz
939名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 16:43:30 ID:4CCOQxw0
九回目でかんだ
おそるべし!ないちち
940名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 17:51:55 ID:NzIqnbop
これテラワロス
941名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:13:48 ID:T8j/GeSv
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  l l ',.  l l  l ', li l', l ', l  ヽ、 \ ', ヽ ', .','´`ヽ_/;' ヽ <お願いだ・・・見ないでくれ・・・
   ', l. ',  l l  l, r‐ー、.',.l ', l  , r‐ー- 、 ヽ ',. ', ヽ l /ノ  ',
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942名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:15:40 ID:T8j/GeSv
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     l  l:::::::::::::l:::::::i:l::::::l:',.l` ‐l-'´  ヽイ ト、  l:::l   l::/::/::/::::l ';::::':;:::::l:/, -‐ー- 、 ', 次スレも無事に終わりますように
     !  l:::::::::::l::::::l::l:::::l::::::l   !     ';::ヽ\ ̄ノ ̄`l l:/:/ノ::::::::l.ノ:::::::';::/, 二ニプヽ ',!
    ふ   ヽ:::::::l::::l::::l:::l::::::::l      l:::/   ̄ ̄ ̄ l//::::::::::::::l.:::ヽ:/ ̄``‐、:::::l',
     )   \::li::l:::::l::l::::::入  ヽ  lノ      ,' イ::::::::::::::::::l::::/::l:::';-、:::::::::', レ ',
     (    /:::::l::l:l::::::l:::::::::/ \               し /:::::::::/:::::lイ:::;'::/l:::l';:::lヽ:::::l
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      っ l:::::::::::::::::::::::::/    ', `‐ 、 __ ., -''´ /:::::::::/::::::;イ:L:::';ノ  リ リ  ノ
         ヽ:::::::::::::::::::/      ̄ / l     /::::::::/::::/_レ ̄, -‐ー────,、
943名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:17:11 ID:T8j/GeSv
       `‐、             ,.へ
         \         __/:::::::::ヽ, -、
           \      /::::::`´::::::::::::::::::::::::ヽ` ‐、
             ヽ    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':;:::::::\
                ヽ r'´:::::::::::::i::::il:::::::';:':;::::::::::::::';::::::::::ヽ
    も           ', l:::::::::::::::i::ト;!l:l:::::::';:::i、:::、:::::::i::::::::::::::',
    う           i l:::::::::::::::l::l  l:::::::;イ:l-ヽ:';::::::l::::::::::::::i
    少           l.l:i::::::i::l::::l':;l l:::::/ リ. ';:i:::::l:l:::::::::::::l
    し          l::l:::::::l::l::::l ',! l::::/ '"「i`ヽl:::::l:li`ヽ:l::l
    で          l::l::::::::l::l';:l.'「i ヽト,  ト::::::イl::::リ:l /l::l
    す          l::l:::::::::l:l:ヽ:!Ll リ └‐'´lレ':::l'´::lノ
    よ          l ';!ヽ:::::::l:::::',丶      /:::::ノ:::l;ィ、
                  l ヽ `‐-、l::入  - '  , /:::::人'ノ::::`‐、._
              > /::::::::::ヽ  ` ‐r‐'´/:::::/ l  l:';::ヽ:::ヽ`‐、
              /  l:::::::::::/  r「ヽ ̄/:::/'"´ヽ ';::';::::ヽ:::\::ヽ
            /   ヽ::::/ /"lレ::::ヽ,'::/    \ ヾヽ::::',ヽ::',ヽ:',
          , -'´       l/ 「 ノ::::/ l/  l ,. -‐ー、 ヽ\:', ';::i ヽi
  __ , -‐''´         l //``   ,'  レl::::::::::ヽノ、 ', ヽi ',:l  ',
                  /::l        ヽl::::::::::::::::lプ ', ', 


944名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 00:04:54 ID:chwpp4Rj
埋め
945名無しさん@ピンキー
    /       i  l  l  ',  ',
    /    ,'   l イ i l l  i  ト',
   ,'     i l  il /l l イ l  l  l ',
   i    /  l  l l/ レリ l l l l  l i
   l   ,'  rトl  l l,イ「 lリil イl l  l  これで500KBでしょう。
   イ   i / ヽ、l l',! l」   〉ノリ/
   l,イ  l,'/ イ l ! ',!', ',   / ノ  __
   ! レレl/r'"´`‐、 rー-‐'´  ,-'"´::::::::::::::` ‐、                               , -‐
      /:::::::`i‐、.]'"´ ̄::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\                          , -' ´
     /::l:::/:l::::ヽァト、::::;'::;:':::;イ:l::::::';:::::i:::ヽ::::::::::\                    , -‐ー- 、'"´ ̄``ヽ
    /::::::'´::::::l:::::::;'::liヽ::i;'::i:::/ l::l';:::::i:::::l:':;:::':;::::::::::::`‐、               , - '´:::::::::::::::::::::::` ‐ 、ー- 、
    /'"´`ヽ:::::\::i:::l::l l:::::l::i:i l:!-ヽl:::::l:::ヽ、:\:::::::::::::`‐ 、           /:::::::::::::::::::::::::` ‐ 、:::::::\:` ‐ 、 ` ‐ 、
    l::::::::::::::::\::::::し'::::l ';!::ト::)、!__ l::::::l´`i::::::::::`‐、:::`::‐::、` ‐ 、._    /:::::::::::::::::::::::::, -'"´ ̄ ` ‐、:::ヽ`‐、:ヽ  \
    ';:::::::::::::::::::::ヽ::::\:::l l::ヽ:',   ,イ:::::」-く::::`::‐::、:::`:‐::、::::::`:::‐-::` -/:::::::::::::::::::::, -'´          \:',  ヽ',
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