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Part10スレ
>607->662 射手と天馬のゆくえ ケント×ファリナ (花泉の亜茶)
>678-679 >682-685 フェレ大賞典 烈火オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>702->720 Part5の未完のチャド×キャスの続き (通りすがりのスケベ)
Part11スレ
>12-30 罪の意識(前編) スルーフ×アマルダ (988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>35-41 >43-45 >47-49 >51-52 嘘と約束 ヒース×プリシラ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>55-57 >59-61 >89-96 プリシラ陵辱 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>64-79 隠せないこの想い マリク×リンダ (花泉の蕪/千葉犬)
>99->131 罪の意識(後編) スルーフ×アマルダ (988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>146-151 >200-207 悲劇的 軍師×リン (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>156-160 バレンシア大陸誕生秘話 ドーマ×ミラ (千葉犬)
>173-196 あなたのくれた未来 セーバー×ジェニー (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>210-211 >214-215 >232 >304-305 >482 >552-555 >558
ホークアイ祭 ルトガー×クラリーネ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>235-263 遠い日の約束(前編)ホリン×アイラ (千葉犬)
>278-299 遠い日の約束(中編)ホリン×アイラ (千葉犬)
>320-360 遠い日の約束(後編)ホリン×アイラ (千葉犬)
>373 初代スレ 寸評その1 (花泉の亜茶)
>415-416 初代スレ 寸評その2 (花泉の亜茶)
>418-423 シーザ×リンダ (418)
>427-437 マルス×チキ (M・S ◆7VourjYAV6)
>444-472 遠い夜明け ヨハン×ラクチェ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>534-543 フェレ家の奇妙な一夜 フェレ家の皆さん (花泉の亜茶)
>611-617 ルイーズ×エルク(通りすがりのスケベ)
Part12スレ
>5-10 超魔術 マリク×エリス×リンダ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>34-37 ルイーズ×エルク(通りすがりのスケベ)
>43-50 君の隣で眠らせて ヒーニアス×エイリーク (和む)
>67-87 優しい彼氏と泣き虫彼女 コーマ×エイミー (花泉の亜茶)
>107-113 >119-126 本には書いていないこと ルーテ×アスレイ (前スレ597)
>147-169 これも、運命 レックス×アイラ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>175-177 芸術家な人々(弟編) フランツ×ナターシャ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>229 ヒース×ケント 支援Bより (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>280>559>573 エフラム×エイリーク×ラーチェル×ターナ
>290-293 聖女の賭け事 ヨシュア×ナターシャ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>346-348 仮想支援会話 デュッセル×アメリア (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>337 >353-367 ゼト×エイリーク (304 ◆QaUIXNqJAM)
>415-441 a Permanent Smile オルソン×モニカ (988%マシン ◆ka5BrNUzcE) 注・猟奇
>477-514 Lesson C? ラーチェル×エイリーク×ターナ (むた ◆rEtdWXJvJ6 )
>525-526 太閤立志伝 聖魔オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>529-539 エフラムの憂鬱 支援会話風 (528)注・エロなし
>551-553 パート1スレ寸評その3 (花泉の亜茶)
>574-582 エイリーク編裏15話 ヴァルター×エイリーク(まごのて ◆pRlYgV5GEA)
>590 ズッコケ三人組 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)注・エロなし
>616-619 玉の輿 エフラム×ラーチェル (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>641-647 永遠に・・・ ルーテ×アスレイ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>659-661 >663 >665 >668 >672>674>676 >677-679 >680 >682-683 >684-686
>688-690 >692 >698-699 >701 >702
リレー小説 ジスト×マリカ ロス×ユアン×フランツ×アメリア
(659 ダミアン ◆.lt5gYzbQ. 663 むた ◆rEtdWXJvJ6 988%マシン ◆ka5BrNUzcE 676 701)
>710-727 優しき声の名 フィン×アルテナ(壷アルテナの壷 ◆z3RbELqBu.)注・フィン既婚
>748-751 ヘクトルの夢日記・改 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>803-804 >817-818 >828-830 >835-836 >839-840 >851-854 >865 >869-871
エフラム×ミルラ ( UCC ◆UCC0ebT.po )
>866-867 ミルラ×ドズラ(ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>911-914 クーガー×ターナ( UCC ◆UCC0ebT.po )
Part13
>11-12 パート1スレ寸評その4 (花泉の亜茶)
>14-31 >44 >59-68 >165-179 >368-375 >422-432
禁忌 エイリーク×エフラム (886)
>37-43 罪 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>48-54 >100-103 >111-113 >127-130 >132-136
前スレ>911-914の続き クーガー×ターナ (UCC ◆UCC0ebT.po )
>77-92 Lesson C? 後日談その1 エフラム×ターナ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>260-275 Lesson C? 後日談その2 ゼト×エイリーク (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>327-343 Lesson C? 後日談その3 ラーチェル×レナック (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>119-122 >190-192 >230-234 超兄貴 サムソン×シーマ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>208-216 >245-252 天邪鬼の誘い方 ホームズ×カトリ (花泉の亜茶)
>224-226 優秀な人 ルーテ×アメリア
>283 >287-288 >297 >308 >310 >312 >317 >322-323 >352 >355-356 >365-366 >386-388
秋の大運動会 聖魔オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>406-413 前スレ>574-582の続き エイリーク編裏15話 ヴァルター×エイリーク (まごのて ◆pRlYgV5GEA)
>441-444 >483 キジ撃ち(烈火ver.) 烈火オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>447-476 >533-561 Shanam , el Picaro シャナム×マリータ (988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>486-491 年越しSS ロウエン×レベッカ イサドラ×ハーケン (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>498-499 >501-505 外伝シルク陵辱SS
>519-525 外伝アルム×シルクSS
Part14のまとめ、誰かできたら頼む…
今回も自演で
>>1乙
>>1 乙!激しく乙!
でも自分は14のまとめはできないっす。目がかゆくて氏…
>>1スレ立て乙。
Part14まとめ。間違い・見逃しなどあったら修正よろしく。
>27-30 コーマ×ネイミー (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>43-47 >102-108 >166-182 >390-397
ティルテュのラブソング アゼル×ティルテュ (988%マシン ◆ka5BrNUzcE)未完
>58-59 長篠の戦い ※キジ撃ち続編 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>68-72 エリシャ×リュナン (ド素人)未完?
>73-76 レベッカ・その愛 ウォルト×スー (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>83-91 144-156 闇夜 ウーゼル×セーラ
>93-98 テティスお姉さんの悩み事 ユアン×アメリア (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>110-114 116-119 122-125 外伝クレア&マチルダ捕獲陵辱SS
>160-163 185-189 外伝グレイ×クレアSS
>196-199 論語 パント&エルク&ルイーズ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>203-213 闇の蒼い花 セイン×ウルスラ
>224 アメリア突き ロス&ユアン&フランツ&デュッセル&ネイミー×アメリア (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>225-226 >229-232 >234-241 >243 外伝アルム×シルク2鬼畜SS
>247-250 >252-261 外伝セーバー×ジェニー契約SS
>266 外伝ジーク×ティータ・バレンタイン(エロ無し)
>>9の続き
>273-284 Paradise Lost フィン×アルテナ ※フィン既婚 (壷アルテナの壷贈答用 ◆z3RbELqBu.)
>292-296 >302-307
王立恥丘防衛軍 クーガー×ターナ ゼト×エイリーク (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>309-311 >313-315 >348 >350-355 外伝メイ陵辱SS
>319-342 紅の痕 ディーン×ソニア ※触手有り (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>360-365 個人授業Z ルイーズ×イグレーヌ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>383-384 レベッカ&赤ん坊ロイ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>403-407 >412-424 外伝アルム×セリカ強姦SS
>434-441 ルイーズ陵辱
>444-455 ヒーニアス×ヴァネッサ (髪解いた所見たいのぅ)
>461-471 ヨシュア×マリカ
>474 ウルスラ陵辱 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>485-499 ヘクトル×ファリナ
>521-531 ニルス×ニノ
>558 >564-566 >585-587 ジャファル×ニノ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)未完
11 :
花泉の亜茶:2005/03/26(土) 09:54:31 ID:xR6Q2nw+
>1
スレ立て乙です。
前スレ、春房につぶされちゃったね・・・
さて、がんばってSSの続き書かなきゃな。
支援効果!
シレじいはきつい。地獄だ。
それよか、小栗やモンキーシュガーのほうがましじゃ
14 :
ロイ×スー:2005/03/26(土) 15:20:59 ID:oTm5XxBb
トリア侯の屋敷で、出会った。
二人を彩るものは青色の仲間と、赤色の敵だけ。
数多の敵兵らが散って行き、屋敷内には鮮血が湖沼のごとく溢れ、
そして床や壁に赤色のしみとなって彩っていった。
短弓を手に持ち、女は一輪の花の如く、惨劇の館に立ち尽くしていた。
髪は翡翠の艶、 血に汚れながらも、その肌の白磁ははっきりと見て取れた。
こちらを睨みつける顔立ちは、サカの血を引き、気品のある顔立ちで――
それゆえに、いかんとも形容しがたい、凛とした、美しさを孕んでいた。
15 :
ロイ×スー:2005/03/26(土) 15:26:33 ID:oTm5XxBb
密なる睫に彩られた、その深淵のごときの双眸と目線がかみ合った瞬間――
ロイは心臓の最奥部に狂おしいまでの疼痛を覚えた。
まるで胸郭に銀の槍の一撃を食らったかのような、煩悶を伴う激しい痛み。
鼓動の高鳴りに乗じて、胸部から喉元に重苦しく競りあがる感覚があり、
激しく喉を乾かせた。
止まずこみ上げるその衝動のゆえんが、飢餓感にも似た支配欲であると気づいたのは、
肩を上下させ髪を乱し、柳眉を寄せて地に片膝ついたその姿を見て、
ロイは確信した。欲しい、と。
リキアの一公子であるこの身を初めて高揚させた、凛とした美を持つ少女。
16 :
ロイ×スー:2005/03/26(土) 15:31:58 ID:oTm5XxBb
だが……貴族という身分も、彼女の境遇も出自も何も、
この強烈な衝動の前には意味を成さない。
欲しい、欲しい、欲しい。
渇きし時の水のように、飢えし時の肉のように、この女が、堪らなく、欲しい。
「……助けてくれるの、私を」
女は地に伏したまま、上目遣いに尋ねかける。
癇の中にわずかな怯えを孕んだ、その目線さえロイの尽きない情欲に拍車をかける。今すぐその艶持つ桜唇に噛み付きたい。
衝動を胸中で殺し殺し、折れかけた剣を鞘に収めた。
「助ける。……失ってなるもんか、君のような美しい子を」
惑う女の双眸に視線を合わせ、己も地に片膝をつき……ロイは囁いた。
「 ……君は、なんという名前だ?」
女は静かに俯いた。長い睫が、伏し目の目許に淡い影を落とす。
17 :
ロイ×スー:2005/03/26(土) 15:37:49 ID:oTm5XxBb
「……。」
見知らぬ男におびえたそぶりを見せながら、朱唇は鮮やかに甘い色艶だ。
心を決めたように一つ息をつくと、彼女はやおら顔を上げる。
翡翠の長髪がさらと白皙の美貌の両脇をかすめ、現われ出でたの瞳の漆黒の、なんと鮮やかな色合いか。
「だけど……、スーと呼ばれている。」
「スー……」
返り血が鬱陶しい口内で、ロイはその名を繰り返す。
噂には聞いていた、キアラン公女と灰色の狼の息子の間に生まれた少女。
キアラン公女に似て強い少女と思っていたのに――
これほどに美しいとは……!
「……スー」
繰り返すと、心臓の痛みは激しくなった。
もう御すことは出来ぬだろうと、曹丕は瞑目して悟る。
己の心はもはや甄姫のもの、甄姫に恋し焦がれ狂いだし、もとの形を綺麗に見失ってしまった。
三国の覇権を欲するのと同列の欲望で、この女が欲しい。
「……甄……」
曹丕は、ただ、繰り返す。
胸のうち、恐ろしいほど高まった慕情を持て余しながら――
18 :
ロイ×スー:2005/03/26(土) 15:41:10 ID:oTm5XxBb
唇を合わせると、仄かに血の匂いがスーの鼻先をくすぐった。
拒否を口にしようとした、とした舌はきつく吸い上げられ、
言葉は喘ぎに変わって寝所の空気に淫靡に蕩ける。
スーの腰を抱き寄せながら、開いた片手でロイは腰帯の一つをほどく。
鋼の擦れる音がして、彼の鉄の剣が鞘ごと床に落ち、折れた。
それだけで、ずいぶんロイの体に染み込んで匂う血臭は遠ざかる。
「公子……せめて湯浴みをすませてから……」
喘ぎ喘ぎ訴えた。
血の風に弄ばれ、馬に乗りあがり短弓をふるって敵を屠った。
己が掻いた汗の上、浴びたのは死者の血脂、受け止めたのは自然界の泥と埃と塵埃。
清かな水でさっぱりと洗い流さねば、サカの遊牧民とはいえ気分が悪くて仕方がない。
19 :
外伝:2005/03/26(土) 21:22:19 ID:I6b6k4H8
新スレおつかれさまでございます。
ファイアーエムブレム外伝の、クレーベ×マチルダさん純愛SSを投下させてもらいます。
(上の人から6時間経過したから、もういいかな?)
ゲーム開始前の過去捏造話で、クレーベとマチルダさんが騎士団で出会い、解放軍を結成するまでの内容となってます。
各事件の発生年数は、自分設定で考えてます。
エロはぬるめの純愛と近親相姦(挿入無し)です。苦手な人はスルーしてください。
NGワードは特に無し。自分で作れ(おい)。
・・・というような注意事項は、陵辱の時にやろうよ自分。
これはまだ、アルムとセリカが旅立つ前の物語。
ソフィア王国では、未だ国王リマ4世が健在だったが、実権を握っているのは宰相ドゼーであるのは、誰の目にも明らかだった。
ソフィア騎士団においても、宰相派が圧倒的に多数。
無能な国王よりも、野心家だが有能な宰相に味方した方が有利なのは、当然の理だろう。
数少ない国王派の騎士は、かつてのマイセン将軍のように、ことごとく追放されていった。
そんな騎士団にあってなお、国家に剣を捧げる騎士は存在していた。
若き騎士クレーベも、そんな国家に忠誠を誓った騎士であった。
クレーベが、念願の騎士叙勲を受け、正式にソフィア騎士団に入団した日。
彼は宿命の出会いというものを体験する。
むさ苦しい男だらけの騎士団にあって、その女性は光り輝く太陽のようであった。
輝く純白の鎧に、優雅に結い上げた金に輝くブロンドの髪。
クレーベが今まで見たどの女性よりも、美しく、そして気高い。
しかし彼女も、騎士団の一員だという。
ソフィアにあって、女騎士は認められていないわけではない。クレーベの妹のクレアも、ペガサスナイトを目指して修行中だった。
だがやはり、女の騎士というのは珍しく、その美貌は人目の注目を一身に集めていた。さっそく、クレーベとは別の騎士が声を掛ける。
「これは、美しい方。このような場所に、何か御用ですか?」
口調こそ丁寧だが、からかうような調子。言外に、ここは女の来る場所ではないと語っているようだ。
「ええ。私も今日から、ソフィア騎士団の一員です。どうぞよろしく」
男のニヤニヤした目付きにも、金髪の女性は嫌な素振り一つ見せず、優雅に挨拶する。
「ほう。貴女のような美しい方が騎士とは」
騎士の周囲の取り巻きから、クスクス笑いが漏れる。
「ええ。騎士として、ふさわしい実力は持っているつもりです」
なんなら試してみます? と女性は優雅に笑って見せた。
急遽行われる事になった、女騎士と若い騎士の馬上試合。
勝負は一瞬で着いた。
すれ違いざま、女騎士の槍が、相手の胸をまともに突く。
練習用の先端を丸めた木製の槍とはいえ、馬の勢いを付けて突けば、鎧の上からでも、かなり痛い。
もんどりうって落馬し、そのまま相手の騎士は動かなくなった。
「あら、ごめんなさい。ちょっと、手加減を誤ったわ」
気絶して運び出される騎士に、女騎士は優雅に声を掛ける。
「おのれ。次は俺が相手だ!」
気絶した騎士の取り巻きガ、次々と勝負を挑むが-
その全てが、一撃で地面に倒される。
「ほう」
黙って見ていたクレーベが、感嘆の声を漏らす。
女騎士の技は、実に見事なものだった。
新人の未熟な騎士とは、格が違う。自分でも勝てるかどうか。
やがて、女騎士に挑もうという者は、誰もいなくなった。
「あら、もうお終いですか? どなたかお相手するという方は?」
汗一つかかず、女騎士は馬上から新人の騎士を見渡す。
その騎士たちの目が、クレーベに集まった。若手の騎士でもっとも強者なのは、クレーベだった。
やれやれ仕方ない。クレーベは愛馬に跨り、練習用の槍を手にする。
そして、女騎士を真正面から見つめ、思わずハッとなる。その美しさに。
「自分はソフィアの騎士クレーベ。貴女の銘は」
「同じくソフィアの騎士マチルダ。クレーベ卿。以後、お見知りおきを」
今までの口だけの騎士とは違うと悟ったか、女騎士マチルダの表情が引き締まる。
そんな貌もまた素敵だった。
「いざ参る!」
だっと駆け出すクレーベとマチルダ。
一合、二合と槍を打ち合わせる。
だが、そこまでだった。
三合目を受け損ない、クレーベの胸を、まともに槍が突く。
意識を失いながら、クレーベはしっかりと、マチルダの美貌を記憶していた。
「うーみゅ」
気が付いて、クレーベの目に最初に飛び込んできたのは、輝く金色の髪。
「はっ!?」
さっと身を起こすと、傍らの女性が手を差し出してくれた。
「そうか。俺は、貴女に負けて・・・」
不思議と、女に負けたという悔しさはなかった。
「俺の完敗です。マチルダ卿。貴女のような、強い人は始めてだ」
それから、マチルダから視線を逸らし、
「それに、美しい人も」
「まあ、いやですわ」
口に手を当て、マチルダは鈴の鳴るような軽やかな声で、小さく微笑む。
見ている人を、心からホッとさせる微笑だった。
クレーベはベッドから起き出し、マチルダの前に深々と頭を垂れる。
「改めて、名乗らせて頂きます。ソフィアの騎士、クレーベ。
貴女のような人と巡り合え、ミラ神に感謝します。
それは、共に戦う騎士というよりも、主君に忠誠を誓う騎士そのものであった。
マチルダは頭を垂れるクレーベの手を取ると、そっと上を向かせる。
「どうか、頭を上げてください。これからは、同じソフィアの騎士。
共に、ソフィアの為に尽くしましょう」
「はっ」
マチルダの、滑らかでそれでいて力強い手の温もりに、クレーベはドギマギしながら、かろうじて返答する。
そして、こう思った。
いつか、この人に勝ちたいと。そして、その時には・・・。
クレーベとマチルダがソフィア騎士団に入団してから数年。
この頃になると、宰相ドゼーは、ますます横暴に振る舞うようになっていた。
国王をないがしろにして、国政を意のままに操るドゼーに、誰も逆らえず、あえて逆らう者もいなかった。
今や宰相ドゼーは、実質的にソフィアの支配者となっていた。
その頃のソフィア騎士団では、聖騎士となったマチルダが、その頭角を如実に顕し、騎士団最強とまで謳われるようになっていた。
聖騎士マチルダに勝てるとすれば、突如引退して伝説となったマイセン元将軍だけであろうと、人々は噂していた。
そしてマチルダに挑む騎士は、今やクレーベだけとなっていた。
あれからクレーベは、事あるごとにマチルダに勝負を挑んでは、全戦全敗。
それでもクレーベは諦めずに、日々精進を重ねていた。
いつか、あの人に勝つ為に。そして・・・
そんなクレーベを、同僚の騎士は、冷ややかに見ていた。
どうせ、豊かで平和なソフィアに戦など起こらないのだから、そんなに鍛えてどうするのだと。
大地母神ミラがもたらす長年の繁栄と平和に、ソフィア騎士団もすっかり堕落していた。
それでもマイセン将軍がいた頃は、それなりに精強な軍隊だったが、そのマイセンも軍を去り、軟弱になる一方だった。
今や、クレーベやマチルダのような、日々己を鍛える騎士の方が、少数派となっている。
しかし、同僚の冷ややかな視線など物ともせず、クレーベは今日も鍛錬に励む。
そんなある日。
ソフィア城の中庭で馬を歩ませるマチルダを、城の女官たちが、きゃーきゃーと黄色い声援を送り、輝く瞳で見つめていた。
強く美しく、颯爽としていて凛々しい、ソフィア最強の聖騎士マチルダ。
男はもちろん、同姓の女からも、絶大な人気がある。
「おねーさまー」
声に振り向き、マチルダが軽く手を振るだけで、乙女たちは目をハートにして卒倒しました。
そうしていると、一人のペガサスナイトの少女が、上空から降り立った。
「聖騎士マチルダ様ですね。私はこの度、騎士見習いになったクレアと言います」
そう言って、クレアはぺこりと頭を下げる。
「いつも、うちのクレーベ兄さんがお世話になってます」
「あら、まあ」
マチルダは口に手を当て、目の前の天馬騎士の少女を見やる。
「クレーベの妹さんなの。私の方こそ、クレーベにはお世話になっているわ。どうぞよろしく」
差し出された手を、クレアははにかみながらそっと握り返す。
その様子を、ファンの女の子たちが、ギーと睨みつけてます。
「なに、あの娘っ子は!? 私のお姐様に、気安く触って!」
周囲の嫉妬は気にせず、クレアはマチルダと馬を並べて進みだす。
「それで、兄さんを見ませんでしたか?」
「それが、私も見てないのよ。何処に行ったのかしら」
「うーん。城に居ないんじゃ、あそこかな」
「あそこ?」
訊ねるマチルダに、クレアはちょっと得意気に答える。
「はい。私と兄さんしか知らない、とっておきの隠れ家があるんです」
マチルダがクレアに案内されてやって来たのは、ソフィア城郊外にある洞窟。
「中、暗いので気を付けてください」
クレアが先にたって案内する。
入り口は狭かったが、洞窟内はかなりの広さと高さがあり、馬に乗ったままでも楽に進める。
しばらく進んだ処で、何やら馬の蹄の音が聞こえる。それも、かなり動き回っているようだ。
「あら。これは?」
「ふふ。兄さんが訓練してるんですよ」
今までよりも広い空間に出ると、すぐにそれは見えた。
馬上のクレーベが、何やら人型の非ナマモノと戦っている。
「あれは、ゾンビとスケルトンね」
すぐにマチルダが相手の正体を見抜く。
腐った死体のゾンビに、白骨死体のスケルトン。共にアンデッド・モンスターと呼ばれる魔物だった。
「はい。この洞窟、時々ああいった魔物が出るんですよ。それで兄さん、ここを訓練場にしてるんです」
「なるほど。実戦が一番の訓練ですものね」
「はっ!」
気合一閃、最後のゾンビを槍で刺し貫くクレーベ。それから、入り口近くの二人を振り返る。
「クレア、それにマチルダも。どうしてここに」
「兄さんを探して、ここまで来たのよ」
「ごめんなさいね。私が案内してもらったの」
「いえ、貴女が謝るような事ではありません」
クレーベはメッと、妹に叱りつけるような視線を送る。だがクレアは涼しい顔で受け流した。
「ところで、いつもここで鍛錬を?」
「ええ。ここは魔物のよく出る場所ですから」
バレンシア大陸には、こういった魔物が出没する地点というのが、少なからず存在する。一般の人は、呪われた地として、近付こうともしないが。
「そう。それで、よく城からいなくなっていたのね」
「はあ」
曖昧に答えるクレーベ。全ては貴女に勝つ為、などとは言えなかった。
「あの、クレーベ。これからは、私もここでご一緒して、よろしいですか?」
不意の申し出に、クレーベは一瞬呆気に取られてしまう。
「あ、あの。ご一緒にとは?」
「私も、ここで訓練させてほしいのです」そこまで言って、マチルダは悪戯っ子のような笑みを浮かべ、「だって、あなただけこんな良い場所を独り占めするなんて、ずるいじゃないですか」
「あっ、それはいいかも」クレーベより先に、クレアがポンと手を打つ。「兄さんも、マチルダ様と一緒の方がいいんじゃない?」
「おい、クレア」
慌てて妹をたしなめるが、女二人に詰め寄られ、男に断る術などない。
「分かりました。その代わり、いつも自分も同行させてもらいます」
クレーベの言葉に、クレアとマチルダは顔を合わせ、ニコッと笑ったものだ。
この日より、この呪われた洞窟は、三人の秘密の隠れ家となる。
後にこの場所は解放軍のアジトとなるが、魔物が出現するのも相変わらずだった。この点に関して新リーダーのアルムは、「そもそも、こんな場所をアジトにするから、ダメなんですよ」と言ったとか言わないとか。
「でも兄さん。あの人のこと、好きなんでしょ?」
妹にはっきり言われ、クレーベも答えに窮する。
ここは騎士団の宿舎にある、クレーベの部屋。
洞窟から戻ってきて、夕食までマチルダと一緒だったが、クレアは兄の部屋にまで踏み込んできた。
「んもー、ダメだよ兄さん。もっと積極的にならないと。マチルダ様に惚れてるのは、いっぱいいるんだから」
「まあ、そうだろうな」
「噂じゃ、ドゼー宰相も、マチルダ様に言い寄ってるんだって」
「なっ・・・!?」
さすがに、この一言には動揺を隠し切れず、前のめりになる。
「噂だよ。何でも、宰相が自分の親衛隊に、マチルダ様を誘ったんだって」
「そ、それで、マチルダは?」
「断ったに決まってるじゃない」
ふっと肩をすくめるクレア。そして、ちょっとだけ妬けてしまう。
兄を虜にしてしまう、マチルダに。
「ねえ、兄さん。しよ」
クレアはベッドの上に乗ると、勢いよく服を脱ぎだす。
「お、おいクレア」
「いいじゃない。私が騎士見習いになった、ご褒美」
それまでの明るく天真爛漫な表情から打って変わって、クレアは甘く切ない表情になり、兄を妖しく誘う。
「それとも、好きな女ができちゃったら、妹とはできない?」
「はあ、しょうがないな」
クレーベはやれやれとばかり、自分も上着を脱いで、ベッドの上の半裸の妹を抱くすくめる。
大好きな兄の逞しい腕に抱かれ、クレアはポッと紅潮する。
「兄さん・・・」
兄の分厚い胸板に顔を埋め、ぎゅっと抱きつくクレア。それから、兄の胸にちゅっちゅっとキス。
クレーベも、妹の髪を撫で、そっとおでこにキス。
兄と妹は、ベッドの上でもつれ合い、やがて倒れ込む。
腐敗して堕落しきったソフィア王国では、性の風紀もすっかり乱れていた。
クレーベとクレアも、いつしか兄妹の関係を超えて、お互いの身体を貪り合い、火照った躯を慰めるようになっていた。
しかし、最後の一線までは守っている。
射精中出しはもちろん、挿入や唇へのキスも厳禁。それが二人のルール。
だから、クレアは未だ処女でファーストキスもまだだったし、クレーベも童貞のままだった。
「ん、ふう」
「ああ、クレア。すごく、うまいよ」
ベッドの上で、クレーベとクレアは頭の向きを逆にして、お互いの股間に顔を埋めていた。
クレーベは妹の女性器を舐め。
クレアは兄の男性器を舐め。
いわゆるシックスナインの体勢で、兄と妹はお互いを求め合う。
「ああっ、お兄ちゃん。いい、いいよぉ、お兄ちゃん。あ、あ、あ」
切ない表情で、兄に愛撫される腰を振る妹。気持ちが昂ぶると、クレアは昔の呼び方で兄を呼ぶようになる。そしてクレーベも、「兄さん」よりも、「お兄ちゃん」と呼ばれる方が好きだった。
「お兄ちゃーん・・・。ああん。お・に・い・ちゃ・んー!」
がくっと背中を仰け反らせ、絶頂に達するクレア。
同時に、ぎゅっと握られた兄のイチモツから、白い粘着液が妹に降り注ぐ。
ハアハア。ハア、ハア。
互いに達し、満足気に息を吐く兄妹。
「クレア」
息が整うのを待ち、クレーベはそっと妹の裸体に覆い被さる。
妹の小振りの乳房を揉み、小さな桜色の乳首を味わう。
「クレアの胸。またちょっと大きくなったな」
妹の成長を日々確認するのは、兄の密かな悦びである。
ぺったんこだった妹の胸も、今では揉めるようになるまで、膨らんだ。
「あっ、ああ、あふぅ。ん、んんぅ。ああう」
兄に胸を胸弄ばれ、妹は艶めかしく幼い裸体をくねらせ、喘ぎ悶える。
夜はまだまだ長い。兄と妹は性の衝動のまま、お互いを慰め合った。挿入と唇へのキス無しで。
「お兄ちゃん。すっごくよかったよ」
禁断の情事が終わり、クレアは兄の腕の中で、安らかな眠りに就く。
そして、こうも思っていた。
こうして、兄に抱かれるのも、もうすぐ終わりだと。
それでもいいと、クレアは思っていた。
兄が好きになった人は、本当に素敵な人だから。
兄とあの人が結ばれたら、自分も素敵な人と恋をしよう。
兄に抱かれながら、クレアはそう思っていた。
そうして、クレアとマチルダにクレアが加わり、三人はいつしか、いつも行動を共にするようになる。
そして、運命の日を迎えた。
その予兆のような物はあったかもしれない。
宰相ドゼーが突如として、マチルダの元を訪れたのである。
「どうかな聖騎士マチルダ。そろそろ、わしの元で働く気はないかね?」
口調こそ丁寧だが、ドゼーの態度には、どこか拒否を許さない強い調子がある。
宰相の側には、親衛隊長スレイダーが、油断なく控えている。
「申し訳ありません宰相閣下。私の剣は、ソフィア王国のみに、捧げられておりますので」
涼しい顔で、きっぱり断るマチルダ。言外に、ドゼー個人には仕えないと言っているのだ。
「まあそう言わずに。どうかね。今夜あたり、夕餉でも」
それでも、しつこくマチルダに迫るドゼー。今にも抱きつきそうな勢いだ。
「聖騎士マチルダ卿」
と、そこへ都合よく、クレーベが声を掛ける。タイミングを計っていたように。
「申し訳ありません。宰相閣下。騎士団の勤めが有ります故」
仕事を口実に、二人はさっと宰相の前から姿を消す。鮮やかな手並みだ。
残されたドゼーとスレイダーは、一転して険しい顔付きになる。
「どう思う。スレイダー」
「はっ。やはり、我らの前に立ちはだかるかと」
畏まったまま、さらりと言ってのけるスレイダー。
「ふむ。やはり、わしにはなびかぬか」
ドゼーは口惜しげに、マチルダの美貌を思い返す。だがすぐに、舌なめずりするようにほくそ笑む。
「まあよい。それならそれで、愉しみはある。
スレイダーよ。マチルダは、生きてわしの元へ連れて来い。よいな」
「はっ」
それがどんなに無茶な命令でも、ドゼーには絶対服従のスレイダー。
彼もまた、真の騎士かもしれない。
一方。
宰相から体よく逃れたマチルダは、思いつめた表情で、クレーベに話す。
「クレーベ。宰相には気を付けて」
「ん? そんなの、いつもの事だろ」
宰相が油断ならない俗物であるのは、今更言うまでも無い。
「違うのよ。・・・何ていうか、今日の宰相には、覚悟みたいなモノを感じるの。知ってる? 宰相の親衛隊が、最近活発に動いてるの」
「ふむ」
マチルダがそこまで言うのだ。何かあるのだろう。
「分かった。騎士団のみんなにも、声を掛けておこう」
今やクレーベとマチルダは、反宰相派の中核となっていた。だからこそ、ドゼーは事あるごとに、マチルダを懐柔しようとしていたのだろう。ちなみに、クレーベは無視。
しかし、この時はクレーベも、そしてマチルダも、思いもしなかった。
宰相ドゼーが、国王リマ4世を暗殺するなど。
その日の夜。騎士宿舎に詰めるクレーベは、運命を一変する報せを受ける。
その報せは、空からやってきた。
「大変よ兄さん!」
ペガサスに乗り、凄い勢いで飛んできたクレアが、着地もそこそこに叫ぶ。
「王様が死んだの!」
その言葉に、クレーベだけでなく、その場の全員が強い衝撃を受けた。
「こ、国王閣下が亡くなられたとは、どういうことだ!」
つい怒鳴ってしまうクレーベを、比較的冷静なマチルダがなだめる。
「それが、私にもよく分からないの。なんだか城が騒がしくって、様子を見に行ったら、国王が亡くなったとか言ってて、そうしたら宰相の親衛隊がやって来て、あっという間に、お城を占領しちゃったの」
「何!? 宰相の親衛隊が、城を抑えたのか?」
「う、うん。私は見つかる前に、すぐ逃げ出したけど・・・」
ハッと顔を見合わせるクレーベとマチルダ。
「どうする?」
クレーベが訊ね、マチルダが応える。
「とりあえず、城に行きましょう。本当に国王が亡くなったのか、確かめないと」とは言ったものの、マチルダは王の死をほぼ確信していた。
おそらく、城にいる王家一族も命は無いだろう。
そうなると残る王族は、病死した王妃リプリカが遺したという一人娘の王女のみ。しかし、その所在は要として知られていない。
「とにかく、一戦やる可能性は大きいわね」
「うむ」
マチルダの言葉に、クレーベは覚悟を決めて頷く。無論、戦う相手は宰相ドゼー。
「全軍、出撃準備! 今すぐ、城に向かう!」
しかし、そのクレーベの号令に従う者は、ほんの僅かだった。
ほとんどの者が、不安げに顔を見合わせるだけで、動こうとしない。中には、あからさまに逃げ出す者もいた。
「どうした! 国王閣下の、国の、一大事だぞ!」
それでも動こうとしない、大半のソフィア騎士。
「クレーベ。今は時間が惜しいわ。一緒に来てくれる者だけで行きましょう」
「そうだな」
もう一度、今度は凄みのある顔で、覚悟を決めるクレーベ。
「よし。志有る者だけで構わん! 覚悟有る者だけ来い!」
一声掛け、自らも愛馬に跨るクレーベ。その側に、付き従う者達がいる。
「フォルス、ルカ、パイソン。一緒に来てくれるか」
ソルジャーのフォルスとルカ、アーチャーのパイソン。
皆、古くからの仲間たちだ。
「当然だろう」とフォルス。
「そこらの、根性無しの騎士と一緒にするな」とルカ。
「俺の弓が要らないなんて、言わないよな」とパイソン。
さらに、クレーベの左右に、マチルダとクレアが並ぶ。
想い人と妹。自分が守るべき女たち。
不意に、クレーベの内から強い意志が生まれる。自分は一人じゃないという想い。
ならば、後は己の騎士道を貫くのみ。
「前進!」
これが、後に解放軍と呼ばれる軍の、最初の一歩となった。
城に進む、ソフィア騎士団のほんの一部。
その前に、一つの軍団が立ち塞がる。
親衛隊長スレイダー率いる、宰相ドゼー親衛隊。
だがそれにしては数が多い。おそらくは、大量に傭兵を雇ったのだろう。
「ここより先は、宰相閣下の赦しなくば、通せん。即刻引き上げられよ」
先頭のスレイダーが大声で、高圧的な態度で宣告する。
負けじと、クレーベも大声で返答。
「我らはソフィア騎士団の有志。国王閣下の一大事と聞き、城に馳せ参じる途上。宰相に従う謂われは無い。そちらこそ、道を開けられよ」
「すでに国王は崩御あそばされた」
唐突な宣告に、騎士団からザワザワと動揺の声が広がる。
「よって、これよりソフィア王国の政は、宰相ドゼー閣下が執り行う。騎士団は即刻引き返し、別命あるまで待機を命じる」
言われて、はいそうですかと引き返せるわけがない。
「どうする?」
クレーベが訊ねて、マチルダが応える。
「突破しましょう。引き返しても、状況は悪くなるだけだわ」
「そうだな」
一戦やる覚悟はしてきたのだ。今更後には引けない。
「我らが従うは、国王閣下のみ。どうしても通さぬとあらば、突破するのみ」
そして、両軍の戦闘が始まる。
「俺とマチルダが先陣を切る。フォルスとルカは側面を固めてくれ。パイソンは後ろから弓で援護。クレアは上空から支援。ただし無茶はするな」
最後の一言は、クレアを見つめての言葉。
「行っくぞおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーっ!!!」
だだだっと駆け出す騎兵。
ドゼー軍の指揮官スレイダーは、自らは突撃せず、悠然と後方から戦局を見る。
どうせ、数が圧倒的に違うのだ。小数の騎士団など、すぐに粉砕できるだろう。
だがその目論見は、すぐに呆気なく崩れる。
先陣の騎士がぶつかった途端、宰相軍を白い稲妻が切り裂く。
「なにいぃ!?」
白馬に跨り、白い鎧に身を固める聖騎士マチルダだ。
その突撃は、まさに一本の道を切り開くが如く、軍勢を二つに切り裂いてゆく。
ちなみに、クレーベはマチルダの後を付いて行くのが、精一杯。
「これほど、やるとはな・・・」
聖騎士マチルダの噂は聞いていたが、実際はそれ以上だった。スレイダーは自ら馬を駆り、マチルダの迎撃に向かう。彼もまた騎兵だ。
「はっ!」
押し寄せる軍勢を物ともせず蹴散らすマチルダ。そこに、スレイダーが挑む。
「俺が相手だ!」
ガン!
槍と槍が交差し、両者は至近距離で動かなくなる。これでは味方も手が出せない。聞きたい事があったので、マチルダがわざとそうしたのだ。
「一つ、聞きたいわ」
「何だ!?」
「何故、宰相は謀反を起こしたの?」
すでに宰相ドゼーは、ソフィアの全ての実権を握っている。あえて、国王を暗殺する必要なで無いはずだ。
「知りたければ、教えてやろう。
北のリゲルが、攻めて来るからだ!」
スレイダーの言葉に、初めてマチルダに動揺が走る。
大陸の北半分を支配する、強大な軍事国家リゲル帝国。
それが、長年の神々の定めた不可侵協約を破って、平和なソフィア王国に攻めて来るというの!?
>>17 なんで最後の方だけ登場人物名が違うの?
パク(ryってこと?
三国無双の改変コピペじゃない?
またパスカリか・・・
合言葉は「パクろうぜ!」
スレイダーの言葉に嘘偽りは無かった。
同時刻。
国境を越えて、皇帝ルドルフが直々に率いるリゲル軍が、大挙して押し寄せる。
長年の神が定めた不可侵協定は破られたのだ。
長い平和に慣れきったソフィア守備隊に、屈強なリゲル軍を止める術など無かった。
クレーベやマチルダがこれ等の情報を知らなかったのは、宰相ドゼーが隠匿していたからである。
「しかし、なればこそ。リゲルが攻めて来るなら、内乱を起こしている時ではないはず」
「戦って、それで勝てるとでも?」
スレイダーの言葉に、マチルダはギュッと歯を噛み締める。
沈黙するマチルダに、スレイダーはきっぱりと言い切った。
「勝てぬな。ソフィア軍の現状は、お主もよく分かっていよう。
まともな騎士など、そなたぐらいだ」クレーベは外されているらしい。
「それで、宰相はどうするつもり?」
「賢明なドゼー様は無駄な戦などしない。
リゲルには即時降伏を申し込む
無能な国王の首を差し出してな」
「そう。よく分かったわ」
とりあえず聞きたい事が聞けて、マチルダは納得した。
リゲルが降伏を受け入れるかは不明だが、本当にリゲル軍が攻めて来るなら、これ以上、ここで戦い続けるわけにはいかない。
「どうだ。今からでも遅くない。我らの元へ来い」
「丁重にお断りします」
マチルダは言うと、絡めた槍をさっと引く。バランスを崩し、前のめりになるスレイダー。
そして、スレイダーがバランスを取り戻す前に、返す槍で肩を突く。
「くうぅ」
右肩から血を流し、槍を落とすスレイダー。マチルダはその間に、さっと身を翻す。
見事な手綱捌きで、雑魚と戦うクレーベの側に馬を寄せ、
「クレーベ。リゲルが攻めてくるわ。ここは退きましょう」
>>外伝氏
中断するときは何か一言あってもいいんじゃない?
たとえば「今日はここまで」とか、「つづく」とか。
マチルダに言われ、クレーベもさすがに動揺する。
「リゲルが? どうして!?」
「宰相は戦わずに降伏するつもりよ。急いで。
場所は、あそこの洞窟にしましょう」
クレーベの問いには答えず、マチルダはテキパキと指示だけ送る。
マチルダには、リゲルの攻めて来る理由が、よく分かっていた。
リゲルが飢饉に苦しんだ時期、豊かなソフィアは、救助を与えようとはしなかった。その報復だろう。
マチルダは歯噛みする。ソフィアの腐敗を知りながら、軍人としての節を通して、政治には黙してきた自分を責めた。
その表情で、クレーベも事の重大さを悟ったのだろう。
「分かった。すぐにみんなをまとめて引き上げよう」
一丸となって、宰相軍の囲みを突破しようとする騎士団。
「ええい。このままでは、逃げられるではないか!」
負傷した片腕を押さえ、スレイダーが呻く。と、すぐ側にいた傭兵が大きく欠伸をする。
「ふああ〜」
右目を眼帯で覆った赤髪の傭兵。確か、凄腕の傭兵で、特に高い雇用金を払っているはずだ。
「おい貴様!」
「んー?」
「貴様も、奴等を追いかけんか! 一体何を・・・」
そこまで口にして、スレイダーはぎくっと押し黙る。
眼帯の傭兵に、片目で睨まれたから。それは、屈強の騎士が怯むほどのプレッシャー。
「分かってるよ。貰った金の分ぐらいは働いてやる」
戦場をつぶさに観察し、眼帯傭兵は騎士団が退却するであろう方向に、待ち構える。
「ん?」
やっと宰相軍の囲みを突破したクレーベとマチルダ。
その前方に、一人の傭兵が立ちはだかる。
眼帯をしたその傭兵は、不敵な笑みを浮かべ、剣を肩に持ち上げていた。
つーか、投下するのは書き終わってからにしてほしい。
メモとかワードとかに書きためてさ。
これじゃ他の職人さん投下できないじゃん。
「邪魔だ!」
馬の勢いに任せ、そのまま眼帯傭兵と交差するクレーベ。
どさっ。
瞬間、クレーベは落馬してしまう。
「う、ううっ」
呻き声を出せるのだから、まだ生きているのだろうが。
一瞬でクレーベを打ち倒した眼帯傭兵は、恐るべき手練だった。
「兄さん!」
上空で見ていたクレアが、すぐに駆け寄る。
そして眼帯傭兵は、マチルダが挑んでいった。
「クレア。クレーベを連れて、みんなと一緒に退いて! 場所はあの洞窟よ。分かるわね」
目にも止まらぬ槍捌きで、眼帯傭兵を牽制するマチルダ。
「うん分かった。マチルダさんも気を付けて」
気を失ったクレーベの肩を担いで馬に乗せ、クレアはその場を後にする。
「さあ。あなたの相手は私よ」
「さっきの男よりはやるようだな」
ペロッと舌を舐める眼帯傭兵。
マチルダと眼帯傭兵の、一流同士の一騎打ちが始まる。
槍の先端が分裂して見えるほどの、連続の突き。それを驚異的な身のこなしでぎりぎりで回避し、眼帯傭兵の身体が宙に舞う。
「はっ!」
空中で繰り出される剣と槍。
一瞬の交差。
着地した眼帯傭兵の頬を、赤い血が走る。
マチルダの結い上げた金髪が、パッと宙に舞う。止め紐を切られたらしい。
すぐに向き直る二人。
「やるわね」
「へえ。髪下ろした方が美人じゃねえか」
「それはどうも」
そして、二人は対峙したまま動かなくなる。
先に緊張を破ったのは、眼帯傭兵だった。
「やめだ」
いきなり剣を収め、一方的に戦闘を打ち切る眼帯傭兵。
「やめって・・・それでいいの?」
「ああ。あんたとやりあうのは、あんな金じゃ割が合わないからな」
「そんないい加減で、よく傭兵が務まるわね」
敵にまで潔癖さを求める女騎士に、眼帯傭兵は肩をすくめる。
「傭兵ってのは、勝てる戦いしかしないのが鉄則なんだよ。
それに・・・正直、あんたは斬るにはもったいない」
「でも、ドゼーに逆らったら。もうソフィアにはいられないでしょう?
よかったら、私たちと一緒に・・・」
「やめとくわ」
マチルダの誘いを、眼帯傭兵はにべもなく断る。
「騎士の戦いってのは、俺の性に合わないんでね。
じゃあな。縁があったら、また逢おうぜ」
それだけ言い残し、眼帯傭兵は背中を向けて歩き出す。
「ま、ドゼーに逆らったら、もうソフィアには居られないか。
しばらく、よその島にでも行ってみるかな」
その後、眼帯傭兵はソフィアの港から、ノーヴァ島行きの船に乗り(以下略)。
「うみゅうみゅー」
クレーベが目を覚ますと、まず最初に目に飛び込んできたのは、長いブロンドの髪。
マチルダだとすぐに分かったが、いつもと雰囲気が違う。
普段はアップにまとめられた長髪が、今は自然に背中に流されている。
クレーベの視線に気付いたのだろう。マチルダは気恥ずかしげに頬を染める。
「戦いの最中に乱れたの。みっともないでしょう」
「いや、そんな事はない」
クレーベの手が、ブロンドの髪をそっとなぞる。
「とても、綺麗だ」
「ふふ。ありがとう」
クレーベが上体を起こすと、すぐにマチルダが支える。
「あれから、どうなった」
どうやらここは、例の魔物が出てくる洞窟らしい。そこに無造作に敷かれたシーツの上に、クレーベは寝かされていた。今はマチルダ以外、誰もいない。
「みんな無事よ。クレアも」
まずはその一言にホッとする。
「あれから、すぐにこの洞窟に逃げてきたの。追っ手が来ないところを見ると、本当に誰にもばれていないようね」
そこまで言って、マチルダの表情が曇る。
「それから、北のリゲル帝国が攻めてきたの」
「なにっ!?}
「宰相ドゼーは無条件で降伏して、リゲルのルドルフ皇帝は、それを受け入れたみたい」
「国王は?」
悲しげに首を横に振るマチルダ。
「そうか・・・」
天井を見詰め、じっと何かを考え込むクレーベ。すると、やや明るい調子でマチルダが言う。
「でも、多くの仲間が残ってくれたわ。みんな、宰相やリゲルを赦さないみたいよ」
「そうか」
今度は、クレーベもしっかりと力強く頷く。仲間がいれば、まだ戦える。
「ねえ。これから、どうするつもり」
「決まってる戦うまでさ。宰相どぜーとも。リゲル帝国とも」
「敵は強大で、味方は僅かよ」
「それでもだ」
マチルダの瞳を真っ直ぐ見据え、クレーベは言い切る。
「君は、反対かい?」
「いいえ」
真摯に頷くと、マチルダは一転して甘えた声を出す。
「私も戦うわ。
あなたと一緒に」
言葉と共に、マチルダの唇が、そっとクレーベのそれに重ねられる。
「好きよ。クレーベ」
「よしてくれ」
突然の告白の衝撃から立ち直り、クレーベは自嘲する。
「俺は、君よりずっと弱い。付き合う資格などないよ」
「そんなことないわ。今日のあなた、すごくかっこよかった」
「同情はやめてくれ」
耐え切れずにクレーベは、マチルダから目を逸らす。
「同情なんかじゃないわ。それとも、クレーベは私の事が嫌い?」
「嫌いなものか!」
反射的に即座に否定するクレーベ。マチルダの顔がぱっと輝く。
「じゃあ、返事を聞かせて。私はあなたが好きよ。あなたは?」
バツの悪そうに顔を上げ、クレーベは紅潮してしまう。
自分を見つめるマチルダの真摯な瞳に。その美しさと純粋さに。
これは、漢として、逃げられない。
「好きだ・・・」
そっとマチルダに手を伸ばし、クレーベは囁く。
「マチルダ。ずっと共にいてほしい」
クレーベの手をそっと握るマチルダ。
「マチルダ。君が欲しい」
こくっと頷くマチルダ。
「あ、あの。恥ずかしいので、あっち向いててくださいね」
クレーベが背を向けたのを確認して、マチルダは服に手を掛ける。
するするっという衣擦れの音。クレーベはごくっと生唾を飲み込んでしまう。
「いいわよ。クレーベ」
声に振り向けば。
そこに美の女神がいた。
一糸纏わぬ、完璧なプロモーションの女性の裸身。
「美しい・・・」
もはや、それ以外の言葉など思いつかない。
あとはもう言葉などいらなかった。
裸になった二人は、抱き合いながら、雄と雌になり、愛し合う。
クレーベの手が、マチルダの滑らかな肌を滑り、首、豊かなバスト、くびれた腰、太ももまでを、ツツツとなぞっていく。
「ああ・・・クレーベ」
愛する男の手にさらされ、マチルダの全身がカッと紅潮する。そして、切なげな潤んだ瞳になって、男の逞しい胸板に抱きついた。
「んんっ。恥ずかしいぃ」
「かわいいよ。マチルダ」
恥ずかしげなマチルダに微笑を禁じ得ず、クレーベはそっと額にキス。
馬の上では誰よりも強いマチルダが、ベッドの上では少女のように初々しい。
「さあ。俺に任せて」
他愛無い優越感に浸り、クレーベは女体を弄ぶ。
豊かでそれでいて形のいい乳房に指を食い込ませ、もう片方の手は、太ももの内側を激しく撫で回し。
「んっ」
眉をきゅっと寄せ、声が出そうになるのを押さえるマチルダ。撫でられる太ももがビクッと反応する。
「マチルダ」
愛撫を続けながら、クレーベは深くキス。
想いを籠めた熱いキス。それは一瞬にして、マチルダを蕩けさせた。
「はあ・・・ああ」
唇を離したとき、マチルダは名残惜しそうに切ない声を上げる。
そのままマチルダの上になるクレーベ。
シーツの上に広がった金色の髪を、一本一本指で弄ぶ。柔らかですべすべの細い髪。クレーベの手が触れると、すっと零れ落ちる。
金髪を存分に堪能して、クレーベは上からキスの雨を降らす。
額、唇、頬、首、肩、お腹、おへそ、股間、太もも、足首。
ちゅーと吸い付き、唇が触れた痕には、赤い斑点が残される。マチルダの白い肌に、己を刻み付けるように。
そして、キスは胸に及ぶ。
大きく豊かに膨らんだ二つの山。その深い谷間に顔を埋め、柔らかな脂肪に包まれる。
「あっ・・・。んもう」
微かな嬌声がマチルダの口から漏れる。
クレーベはすりすりと乳房に頬擦りし、手で揉み、柔らかな乳房の形を縦横無尽に変えていく。
「んっ・・・。あっ。あっ。あっ。あう」
口に手を当て、切なげに声を漏らすマチルダ。
肌を重ねるのは、初めての経験なのだろう。
ちゅっと、先端の桃色の乳首にキスされる。
「あっ・・・」
マチルダが感じたのを確かめて、桃色を口に含んでさらに吸いたてる。
ちゅっちゅっ、ちゅっちゅっちゅっします。
「だめぇ・・・なんだか」
とろんとした潤んだ瞳で、身をもじらせるマチルダ。
クレーベは耳を貸さず、乳を吸いながら、マチルダの股間にそっと手を滑らせる。
「あーっ」
そこに手が触れた瞬間、マチルダの体が大きく飛び跳ねる。上に乗るクレーベは、さらにしっかりと股間を鷲掴み。
「あーっ!」
マチルダはたまらずに、ぎゅーとクレーベの頭を抱きしめ、さらに胸に埋めてしまう。
豊乳に押し付けられたクレーベは、このまま窒息死もいいと、本気で思ってしまった。
「はあはぁ」
甘い息を吐きながら、マチルダはぼうっとした表情で、胸のクレーベの頭を優しく、しかしぎゅっと抱きしめる。
「クレーベ・・・」
しばらくそのままおっぱいに抱かれていたクレーベだが、不意に顔を上げ、マチルダの唇を奪い、ぎゅっと抱きしめる。
「・・・ん」
マチルダもぎゅっと抱きしめ返し、恋人たちは全身を重ねる。
「ぷはー」
長いキスを終え、見詰め合う二人。と、どちらともなく、くすっと笑いがこぼれた。
「マチルダ。最高だよ」
「私も・・・。こんなに気持ちいいなんて思わなかった」
ちゅっと軽くキス。
「まだまだ。本当に気持ち良いのはこれからさ」
言うと、クレーベはマチルダの下半身まで頭を移動させ、その両脚を広げようとする。
「あっ」
本能的に脚を閉じようとするが、すぐに自ら脚を広げ、クレーベを受け入れる。
「マチルダのここ。すごく綺麗だ」
ちょんとクレーベの指が、マチルダの秘所をなぞっていく。
「あん」
ぴくっと恥ずかしげに震えるマチルダ。本当に真っ赤になるほど恥ずかしいが、愛する漢の行為に必死に耐える。そんな表情は、可憐な乙女そのもので。
クレーベの舌が、ぴっちり閉じた割れ目を舐めていく。穴を開ける前に、少しでも濡らしておく。
「ん、んんぅ。あふぅ」
鼻にかかった甘い声。自然に、指を口に咥えてしまう。
ピクピクッと小刻みに振動するマチルダの腰。マチルダ同様に、クレーベも股間に血が集中しだす。
(もういいかな)
白くなる頭でそう判断し、クレーベは己の隆々とそびえ立つ男の証を構える。
「いいかい?」
こくっと頷くマチルダ。顔を真っ赤にして、ぎゅっとクレーベにしがみつく。
うむ、我が人生に悔いなし。
初々しいマチルダにすっかり陶酔し、クレーベはゆっくりゆっくりと、マチルダの女性器へと迫る。
「んー!」
クレーベの先端があそこに触れた瞬間、マチルダはぎゅっと身体を固くし、極度に緊張。
こりゃ、力を抜いてと言っても無駄だな。
そう思い、クレーベは痛いのを承知で、腰を進める。その瞬間。
「いたあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
クレーベの先端が侵入した途端、マチルダは身をひねって絶叫。まだほんの先っちょが入っただけで。
「く、うう」
ぎっと歯を食い縛って、なんとか痛みに耐える。そして、心配そうに見下ろすクレーベに、
「い、いいの。つづけて。おねがい」
とても大丈夫そうには見えないが、ここまで来て、クレーベも止められない。
ぐっと一気にマチルダを引き裂いて、中に突き進む。
「あー!!!」
まさに身体を貫かれるような激痛に、マチルダは大きく仰け反った。
「ひ、ひぎぃー!」
気丈な女騎士が、目に涙を浮かべて、クレーベにはしっと抱きつく。
抱きつかれたクレーベも、強く抱きしめ返し、ただ闇雲に腰を振る。
マチルダの胎内のあまりの気持ちよさに、クレーベも我を忘れていた。
「んんっ。んんー!!!」
声を殺して、痛みに耐えるマチルダ。背中に廻した手が、クレーベの肌にツメを突き立てる。
「く、うう」
背中の痛みにも気付かず、クレーベは本能のまま、快楽を貪っていた。もう、マチルダを気遣う余裕も無い。
「まちるだ。・・・好きだマチルダ!」
あ、ああ。私もよクレーベ。愛してる」
快楽と官能と痛みの中で、うわ言のようにお互いを求める。
ぱんぱん。
肉と肉がぶつかり、汗と、涙と、血が飛び交う。そして、それ以外の体液が発射しようとしていた。
「ああ。出る。出るぞマチルダ!」
「ああ、きて。クレーベきて。私のナカに!」
胎内奥深くに突き込まれたクテーベの分身より、
マチルダのお腹の中心に、勢いよく子種が飛び出す。
お腹のナカで爆発する、熱い熱い温もり。
「アーっ!」
クレーベとマチルダは、お互いに抱き合い、同時に達する。
今、二人は一つとなった。
はあはあ。
荒い息を吐きながら、二人は名残惜しそうに別れ、どっと横になる。
「ごめんなさい・・・。こんなにしちゃって」
マチルダが、クレーベの背中に手を当て謝る。
無我夢中で、クレーベの背中に爪を立て、血を出させてしまったのだ。
「いいさ。これくらい」
クレーベは、マチルダの太ももの内側に視線を落とし、
「俺の方こそ、ナカに出して・・・」
「いいのよ」
お腹に手を当て、くすっと笑うマチルダ。
「あなたの子なら、欲しいわ」
そう言って、唇を重ねる。
「でも、本当に大変なのは、これからだな」
「ええ。そうね」
敵は、宰相ドゼーに加えて、リゲル帝国。
あまりにも強大だった。
「でも、大丈夫だよ」
「どうして?」
不意に、マチルダにぎゅっと抱きつくクレーベ。
「俺には、勝利の女神が付いてるからな」
「あら、まあ」
抱き合ったまま、二人は再び横になる。
「いいかい?」
恥ずかしそうに頷くマチルダ。
まだまだ若い二人は元気だった。
そんな交尾中の二人を−
仲間たちは、顔を真っ赤にして、覗き見していた。
それから状況は目まぐるしく動く。
ソフィア王国に攻め込んだリゲル帝国は、宰相ドゼーの降伏を受け入れ、そのままソフィアの統治を認める。
ミラ神殿まで攻め落としたルドルフ皇帝は、すぐにリゲル本国へと引き上げ、ソフィアはほぼそのままにしておいた。
その日を境に、大地からは実りが消えてしまう。
地母神ミラが、ルドルフ皇帝により、神剣ファルシオンで封印されたのだ。
そして。
大地から実りが消えて三年。(*セリカのセリフでそう言ってます)
クレーベの解放軍の活動は、危機的状況を迎えていた。
圧倒的多数の宰相ドゼー軍に、次第に追い詰められる解放軍。
妹のクレアと、恋人のマチルダも、宰相軍に捕らえられてしまった。
クレアは南の砦に、マチルダはドゼーの砦に送られ、監禁暴行陵辱の限りを受ける。が、それはまた、別の話。
自分の不甲斐なさに、憤るクレーベ。
思い悩んだ挙句クレーベは、伝説の騎士マイセンを頼る事を思いつく。
自分で駄目なら、他力本願。
マイセンの住むラムの村には。ソルジャーのルカが使者として旅立つ。
そのラムの村では、マイセンにより、一人の若者が鍛えられていた。
ルカがラムの村に到着した時。
バレンシア大陸の物語が始まる。
51 :
外伝:2005/03/28(月) 00:30:11 ID:UzYni+67
昨日の夜、突如アク禁になりました。
なので、「つづく」や「今日はこれまで」は書き込めませんでした。
10章パスカリ=ロイ×スー三国パク=春嵐
で、FA?
外伝氏、乙&GJ!
パクリクズより、よっぽどマシ
ただ、メモは使おうな(r
53 :
花泉の亜茶:2005/03/28(月) 15:00:06 ID:gVeEH1p7
ども、岩手の弟です。
ホームズ×カトリのSS、濡れ場書き終えていないけど、濡れ場直前まで投下し待つ。
全部書き終わってからって昔書いたけど、続き読みたいっていう人いるんじゃないかと思ったんで。
一応、今回から読み始める人のために、FE&TS第13スレに投下した内容を、簡潔に書いときます。
要するに、前回のあらすじです。
リュナン・ホームズがグエンカオスの野望を阻止し、その後、二人の恋人と、
ホームズの親友シゲンにその恋人シエラの6人で船の旅をしていたある夜の事。
ある悩みを抱えたホームズの恋人カトリがシエラのところに相談に来た。
その悩みをシエラの恋人のシゲンが解決方法を教えた。
カトリは翌日、夕食の時にホームズに、食事を終えた後、あなたの部屋に行って言いかと問い、
ホームズは考えもせずに、あっさりと了承した。
その横でシゲン・シエラの二人が意味深げな笑みを浮かべていたのを、
リュナンの恋人のメーヴェは見たのだが、一体何なのだろうかと思いつつも黙っていた。
・・・と言った感じです。あんだけ書いたのに、たったこれだけで説明できんだな・・・
では、投下開始。
54 :
天邪鬼の誘い方:2005/03/28(月) 15:00:57 ID:gVeEH1p7
「・・・じゃあ、明日は一日一杯使って、食料および消耗品の採集、および島の探検という事で決まりだな」
頬杖をつきながら、ホームズが明日の行動目的を確認する。
「メンバーは僕とホームズの二人で行い、シゲンとシエラは船への運搬役、メーヴェとカトリは本船に積まれた物の整理に携わる事で」
リュナンが更に明日の行動の補足を口にする。
「ああ、それで決まりだ。・・・じゃ、明日朝飯食ってすぐに始めっから、もう休むとするか・・・」
「ああ、おやすみ、ホームズ」
「おうよ」
言葉を交わし、二人は席を立って、自分の部屋へと向かいだした。
夕食からおよそ二時間ほどの話し合いで、ホームズはやや疲れを覚えたものの、これから寝る事を考えれば、丁度いい塩梅であった。
ふあぁ〜とあくびをしながら部屋の前まで来ると、そこにカトリが立っていた。
「・・・カトリ、お前何してんだ?」
足を止め、カトリに向かって声を掛ける。
「あ、ホームズ、やっと終わったんだ」
壁に寄りかかりながら、顔だけホームズの方を向いて、カトリがそう言ってきた。
55 :
天邪鬼の誘い方:2005/03/28(月) 15:01:28 ID:gVeEH1p7
「終わったって・・・お前、俺の部屋の前に突っ立って、何してるんだ?」
「何してるって・・・ホームズが来るのを待ってたんだけど・・・」
「何でまた・・・あ、そういや、俺の所に来るって言ってたな、お前」
思い出したように、ホームズは視線を上に向け、その後カトリの傍まで近づいていった。
「ま、何の様かしらねえが、とにかく入れ。中で話を聞いてやる」
と言って、さっさと部屋に入ってしまった。
どれ位待ったのか、などとは、ホームズは聞いたりはしない。
ホームズにしてみれば、カトリが勝手に待っていた訳で、世間でいう待たせた事に対しての謝罪など、彼の頭の中には存在していない。
一方のカトリは、そんなホームズに何か言うわけでもなく、ホームズの後に続いていっただけだ。
もっとも、心のどこかでは、「悪かったな」という言葉の一つくらいは聞きたかったとは思っていたのだが・・・。
ホームズの部屋は寝台とテーブルに椅子二つ。その他は弓矢や愛用の剣やナイフがキッチリと一箇所にまとめて置かれ、意外と綺麗な状態だ。
それもその筈。昨日、ホームズが船上での作業に携わっている間、カトリが部屋を片付けたからだ。
そのことについても、ホームズは「そうか」の一言で済まし、カトリに感謝の言葉も言わなかった。
カトリはその事で拗ねたりはしない。航海の最中、自分に出来る事はあまりにも少ないので、船の部屋の片付けは、
カトリでもできる数少ない仕事の一つだった。
そのため、お礼や感謝の言葉など、必要とはしなかったのだ。
56 :
天邪鬼の誘い方:2005/03/28(月) 15:02:07 ID:gVeEH1p7
「で、一体何の様で俺の部屋に来たんだ?」
カトリを椅子に座らせ、自身は立ったままそう聞いた。
「うん・・・その・・・一緒にいたかったから」
「一緒にって・・・いつも顔を見合わせていて、話もしていて、毎日そうじゃねえか」
ホームズの言葉に、カトリは何処か悲しそうな顔をした。
「確かにそうだけど、でも、二人っきりになる事なんて無かったじゃない。だから・・・」
「あ〜、確かに言われて見れば、そうかもしれねえな・・・」
「だから私、ホームズの部屋に来てもいいって聞いたの。ここなら、二人っきりになれるから・・・」
二人っきり。
若い男女で―――
この様なシチュエーションになれば、やる事は一つ。
だが、ホームズはその一つが頭に浮かぶ事はなく、代わりに―――
「で、お前の膝の上に乗ってあるそれは何だ?」
と、全然関係の無い事を口にした。
「あ、これ?」
そう言ってカトリは、膝の上に乗せていたバスケットをテーブルの上に置いた。
「二人で何かしようと思って、色々と用意したの」
言うなり、中から賽子(さいころ)、カード(今で言うトランプ)、そして薄い葉で包んだ間食の乾パン等を出し始めた。
「お、俺と賭けをしようって訳か?」
賽子とカードを見るなり、ホームズの目がキラリと光る。
「賭けをするつもりはないけど、一緒に何かする事って、これ位しか無いから」
「まあいいだろ、暇つぶしにはなるだろうからな」
言いながらも、ホームズは既にカードを手に取り、シャッシャときり始めていた。
57 :
天邪鬼の誘い方:2005/03/28(月) 15:02:49 ID:gVeEH1p7
そうしてゲームを開始して一時間半―――
ホームズは何やら難しい顔をして、間食の乾パンを頬張っていた。
カトリの方は、そんなホームズの顔を覗き込むように観ている。
「・・・くそ、おもしろくねえ・・・」
「・・・・・・・」
ホームズは機嫌が悪くなっていた。
それもその筈、負けが先行していたからだ。
現在、ホームズの勝敗は七勝二十九敗。
要するにボロクソに負けていた。
一方のカトリはそんなホームズを、どこか怯える様な様子で伺っている。
そんな様子も、ホームズには気に食わない。
「おい、カトリ。お前イカサマをしてるんじゃねえよな?」
「してないよ。第一、私はイカサマなんて知らないし、しようだなんて思ったこともないもの」
その答えに、「ちっ」とホームズは舌打ちして、手持ちのカードに視線を移した。
ホームズ自身も、カトリがイカサマをしているだとは、本気で思っていない。
イカサマという言葉すら知らなかったカトリが、そんな真似が出来る訳がないのだ。
だが、そう思いたくなるほど、今日のツキが無さ過ぎる。
58 :
花泉の亜茶:2005/03/28(月) 15:34:05 ID:gVeEH1p7
ちと春の嵐に巻き込まれましたな。
春休みが終わるまで、投下は見送りますわ。
こんな所でちょん切りにしてしまってスマネ。
埋め立て嵐はすっこんでろ
技も芸も無い。氏んでね
外伝氏及び花泉の亜茶氏。
スレ住人として、今の状況は申し訳ない。
自分はちゃんと読んでるし、他にも大勢いるので。
・・・クズ春嵐が。氏ね。
外伝氏
>20-21 >22-23 >24-25 >26-27 >28-29 >30-31 >32 >37 >39
>41-42 >43-44 >45-46 >47-48 >49 >67
花泉の亜茶氏
>94 >96 >98 >100
62 :
壷ある愛の壷:2005/03/28(月) 19:19:08 ID:+7QJNBKH
フィンは秘めやかな谷間を拡大ツーフィンガー
貫ける槍、アルテナに欲望インサート?
あるいは突き上げ、あるいはねじ込む!
瞳は潤み、火はまた燃え立つ!
「はぁはぁおううううん!!おうふうう!!」
獣のように貪る。無様であり正気ではない。
騎士と主君との許されぬ情事!思い描くは妻アイラ!
「ごめんよ!アイラ!オレはおおお!!オレは我慢できないんだ!」
妻に許しを乞う。フラッシュバック!!愛しきアイラとの青春の日々。
映画ある愛の詩の如き美しくはかない純愛。
だが脳裏のアイラが眼前のアルテナに置き換わっていく。
姫様!ああなんて淫らな!姫様!おううううん姫様ア!
絶頂はあっという間にやってきた。
先端に熱を感じるや、そのままスピードを速めた。
心臓が踊る、鈍い衝撃!!
飛び散った。アルテナの膣の奥深くに。
まだ余熱を帯びたベッドの上のアルテナは白く気を失っていった。
気がついた時、アルテナはフィンのエキスで重くなり、恍惚としていた。
ほとんどバーハラ政変前の見習い騎士の所業だった。
『アルテナの壷 贈答用』を読んで思い付きました。小ネタにつき収録は勘弁願います。
壷の中の人、ギャグにしてしまってスマン・・・
>127
レス番カキコはやめれ。
リンク貼ってなくても、透明削除されにくくなる。
やめれ、は春嵐にいえ
削除マダー?
65 :
千葉犬:2005/03/28(月) 22:09:23 ID:4gMgvtCZ
久しぶりにここを覗いてみれば、何だか嵐さんが来てますね。
こんな事書くのは正直嫌ですけれども、荒らすのは止めましょう?
誰も見ないよとか、投げ捨てろとか……そう言った事を考え無しに繰り返し
書く位なら、ここはこうして欲しかったとか、ここが如何だからこうした方がいいとか、
そういう事をキッチリ書いて、レスすればいいだけですから。面白半分でこういった事
をしても、他の利用している人達が嫌な気持ちになるだけですし、以前自分も痛い
文章を載せて、迷惑を掛けた事もあります。その為にどれだけ皆さんに迷惑が掛かるか
よく分かります。頼みますから、本当に止めて下さい。お願いします。
また、これから投下をしようとなさっている職人の方々も、こういった事に余り目くじらを
立てず、気にせず作品を投下して下さい。お願いします。
自分も、今書いている作品を少しづつですけれども、完成させる為に日々文章を打っています。
投下するのが何時になるかは分かりませんが、どうかこのスレを終わらせない様皆さんで
盛り上げて頂ける様お願いいたします。
以上、岩手の方から、千葉犬でした。
66 :
ロイ×ファED:2005/03/28(月) 22:28:14 ID:LdmUL4Vl
ありえないが、ロイ×ファ支援AのEDを考える。ありえねー。
戦い終わった後のナバタの里。
「わらった〜。おねえちゃんがわらった〜」
風に吹かれ、微かな、本当に微かな笑みを浮かべるイドゥン。
その周囲を元気に走り回るファ。
ぐるぐる回って、みんなの下へ駆けて行く。
「ねえ。ロイにいちゃん。ファのいったとおりでしょう」
「ああ。本当に、笑ってるね」
イドゥンの微笑に、心から安堵するロイ。
人と竜の争いにより、心を奪われた悲しい少女。
彼女の笑顔は、ロイが何よりも望んだものだった。
「偉いね。ファは」
ロイにはねた頭をナデナデされ、ニコニコと上機嫌のファ。
「ねえねえ。ファ、えらいの?」
「ああ。とっても」
「それじゃーね。ファ、おねがいがあるの」
「なんだい?」
ロイに聞かれ、ファは両手をかざして言う。
「ロイにいちゃんのおよめさんにして」
「僕の・・・お嫁さん?」
「うん。ロイにいちゃん、おうじさまなんでしょ?
だから、ファがおひめさまになるの」
「はは。そうか。お姫さまか」
ニコニコ無邪気にと笑うファを、よいしょっと抱き上げるロイ。お姫さま抱っこで。
「きゃっ」
「それじゃあ、今日からファはお姫さまだ」
そして、ちゅっとほっぺにキス。
「きゃー」
突然のキスに真っ赤になるファ。
「ではお姫さま。夫婦の営みを」
67 :
ロイ×ファED:2005/03/28(月) 22:39:33 ID:LdmUL4Vl
お姫さま抱っこしたまま、ファを自室のベッドの上に優しく降ろすロイ。
「ロイにいちゃん?」
ベッドに寝かされ、きょとんと首を傾げるファ。
「ファは僕のお嫁さんになるんだろ?」
「う、うん」
「それじゃあ、一緒に寝ようか」
「いっしょに、おねんね?」
「うん。夫婦になったらね。一緒におねんねするんだよ」
「ふーん。そうなんだ」
ベッドの上で目をパチクリするファ。
「でも、まだファ、ねむくないよ」
「いいんだよ、それで」
「どうして、ロイにいちゃんは、はだかになってるの?」
話しながら裸になるロイに、ファはぽつんと聞きます。
「それはね。ファと一つになるためだよ」
「ひとつに?」
「そうだよ。さあ。ファもぬぎぬぎしようね」
ロイの手が、ファの服に伸びます。
68 :
ロイ×ファED:2005/03/28(月) 22:53:46 ID:LdmUL4Vl
ロイにすっぱだにされ、ベッドの上で丸くなるファ。
「やーん。なんだか、はずかしいよー」
「我慢するんだよ。お嫁さんになるんだから」
たまらず、ファの小さな小さな白い体を包み込むロイ。
その正体が、神竜と知りつつも、今のファは小さな女の子。
「ファ。とっても良い香りがするね」
幼女特有のミルクの香り。そして柔らかい肉の感触。
ファを優しく包んだまま、ロイはよしよしと頭をなでなでし、小さな女の子の裸身を、つぶさに観察します。
まだつるつるぱったの平坦胸。
今にも折れそうな小枝のような細い手足。
ぴっちり閉じた割れ目。
人間の女性で言えば、どう見ても初潮前の幼女ですが、神竜族のファの身体構造がどうなっているかは不明です。
実年齢でいえば、ロイより遥かに年上なので、ロリコンというのは見当はずれ。
見た目はともかく!
ファの幼い裸体を、ロイは優しく優しく抱きしめます。
ロイに裸で抱かれ、なぜだかポーとなるファ。
もじもじしちゃいます。
69 :
ロイ×ファED:2005/03/28(月) 23:12:38 ID:LdmUL4Vl
腕の中で熱っぽくなるファに、じーんと自身が反応しちゃうロイ。
今すぐ、無理矢理押し倒して挿入したいところですが、ぐっと我慢我慢。
『いいことロイ。女の子には、優しくしてあげるのよ』
セシリア先生も、床上手技能の勉強で、そう教えてくれました。
今こそ、セシリア先生から受けた手ほどきを実践する時!
「ファ。可愛いよファ」
ちゅっとそっとファの小さな唇にキス。
唇が軽く触れただけのキス。
それでも、ファにはピクッと衝撃が走ります。
そして、ロイはもう一度、今度は長くキス。
「・・・ん」
唇が触れたまま、そっとベッドに押し込め、上に覆い被さるロイ兄ちゃん。
ファの温もりを下に感じながら、唇に全てを集中します。
ファの、小さな幼女の、甘ーい甘いミルクのような唇。
「ファ・・・」
長いキスを終えて唇を離すと、二人の間を白いツバが繋ぎます。
ぽーと顔を真っ赤にして、ロイに組み伏せられるファ。
もう、頭の中は真っ白です。
70 :
ロイ×ファED:2005/03/28(月) 23:26:54 ID:LdmUL4Vl
プリチーなファのいかばらボディ。
その平坦な白い肌を、ロイはまんべんなくなでなでします。
「やーん」
思わず、ロイの手から逃れようとするファ。
でも、ロイは逃がしてくれません。
「だめだよ、ファ。これは、夫婦になるのに、必要な儀式なんだ」
「うー」
なんだか騙されているよyな気もしますが。
ファはベッドの上で大人しく横になり、ロイの魔手にさらされます。
セシリア先生から手ほどきを受けてるとはいえ、ロイも幼女との交尾は初めて。
ちょっとドキドキです。
ファのぺったんこ胸に、ちょこんと咲くピンクの花。
その花を、つんと指で摘みます。
「あん」
ファの口から、反射的に漏れる声。
ロイはされに、小さな乳首を、こりこりと指で弄びます。
「やーん」
真っ赤になりながらも、それ以上は抵抗しないファ。
おっぱいをいじられて、体をもじもじさせています、
こんな小さな体で感じているんでしょうか?
ちょっと不思議です。
「さあ、ファ。これが、夫婦の営みだよ」
ロイの手が、ファの乳首を、さらに高速でこね回します。
71 :
ロイ×ファED:2005/03/28(月) 23:43:15 ID:LdmUL4Vl
小さな小さなファ。そのぺったんこの小さな乳首。
その可憐な乳首を口に含んで、ロイはちゅーちゅーと吸いたてる。
「ロ、ロイにいちゃん?」
ロイの行動が分からず、きょとんとしてしまうファ。
「やーん、くすぐったいよー」
おっぱいを赤ちゃんのように吸われても、くすぐったいだけです。
それでも、ロイはファの幼いつるぺたボディに吸い付きます。
「もう。まだファ、おっぱいでないよー」
急に乳首を吸うロイが可愛くなって、その頭をよしよしと抱え込むファ。
母性本能でしょうか。
まだ幼女だというのに、ロイを母親のように包んでくれます。
そしてロイも、母のミルクを飲むように、ファのミルク味の乳首を味わいます。
72 :
ロイ×ファED:2005/03/28(月) 23:54:52 ID:LdmUL4Vl
やっとロイが乳から離れると、ファの乳首は、すっかりヨダレまみれでした。
そして次にロイは、ファの細い脚に飛びつきます。
ちょっと力を込めれば折れてしまいそうな、ファのかぼそい脚。
その脚を手に取り、足首からぺろぺろと舐めます。
「きゃー。くすぐったーい」
脚をペロペロされて、ファはくすぐったさに、両脚をもじもじさせます。
さらにロイは、足の裏をこちょこちょとくすぐり。
「きゃー、きゃははー」
足をじたばたさせて、くすぐったさに笑うファ。
Hというよりも、裸でじゃれあっているようです。
笑い転げるファを、眩しそうに見つめるロイ。
かわいいなー。
うん、やっぱりファと添い遂げよう。
そう決心して、ファの股間へと手を伸ばします。
73 :
ロイ×ファED:2005/03/29(火) 00:02:45 ID:LdmUL4Vl
ファの脚を広げ、己の股間の封印の剣を構えるロイ。
ああ、パパ、ママ、リリーナ、マーカス、ウォルト、セシリア先生、ソフィーヤ、スー、シャニー、ララム、アレン、ランス、ごめんよ。
己の肉親と支援関係全員に謝罪するロイ。
そもそも、ロイとファは支援無いけどね。
ここで、二つの選択肢があります。
A.やっぱ幼女はダメだろ。寸止め
B.寸止め厳禁。妊娠エンド
>>128 ありがとうございます。
まさか私のSSがこんな感じで
よみがえるとは!!
とってもとってもとってもサンクスです。
じつはフィン×アイラも捨てがたいんですよね〜
このカプのスカサハは装備しだいではシャナンよりよける!
運50%↑万歳!
言うだけではなんなので、壷アルテナの本物のページをぺたり。
通販もできるようですよ。
ttp://konigs-krone.co.jp/goods/goods01.html 次は、「魔法仕掛けのオレンジ」としゃれ込みますか…
では、潜伏。
ぶくぶくぶく…
透明処理のためアンカーがズレたので補完させてもらいます(*´Д`)ハァハァ
>>74さんのアンカー128は、現
>>62さん宛てです。
というわけで、勃kじゃなくて、お邪魔しました(*´Д`)ハァハァ
大将乙
クズは氏んだ
ロイ×ファ・・・C:みんなで幼女輪姦
>>66-73 ヤヴァイ、読んでてチンコ立ちますた・・・
GJ!
取りあえず、D・ひたすらクンニリングス とにかくクンニリングス
をおねガイツ。
>>削除人様
お疲れ様です。
またこういう事がありましたら、よろしくお願いいたします。
目を開けると、視界に飛び込んできたのは大理石の壁だった。
最初に感じたのは、手足の関節が軋むような痛み。
意識が完全に覚醒するまで、それが何なのかエイリークには
解らなかった。音も光も感覚も、全てが遠い世界での出来事のようで―――。
「気が付いたみたいだぜ」
低い男の声が聞こえた。髪を掴まれて頭を引き上げられ、
その瞬間、鳩尾がズキズキと痛んだ。
そういえば、殴られて気を失ったんだっけ…。
彼女は少しずつ自分の身に起こった事を思い出してきていた。
ジャハナ王宮前で戦っていたもののグラド軍に奇襲され、
自分がグラドに捕えられるなどとは夢にも思っていなかった。
情けない、そう思ってうなだれた瞬間、
「んっ…!」
髪を強く引っ張られ、エイリークは呻き声を上げた。
自害を防ぐ為なのだろう、口には猿轡が噛ませられていた。四肢には枷が付けられ、手首のそれからは太い鎖が
伸びて壁の上方に打ち付けられた鉄鋲に留められている。両手を高く掲げさせられた体勢で、彼女は石牢に
繋がれていた。座らされた冷たい石床には敷布さえなく、このような酷い処遇をされたのは生まれて初めてだった。
「ルネスのお姫様、こっちを向けよ」
髪を掴んでいた男、階級は低くはないだろうが、高くもない―――そのような印象の若い兵士が下品に笑った。
後ろにはもう一人、彼の部下らしいグラドの兵士が控えていた。
エイリークは顔を背けたが、男は再び髪を引っ張って大喬の視線を正面に戻させた。
「んん……」
エイリークは止めるように目で訴えたが、男はそれを見てニヤリと笑った。彼は後ろの兵士を向き、
「なあ、今犯っちまおうか」
と言った。
それを聞いた瞬間、エイリークは背筋が凍りついた。
捕縛されたと解っても、自分はせいぜい人質に使われる位だろうと
そして、すぐに兄たちが助けに来てくれるだろうと思っていた。
まさか犯されるなんて有り得ない。
だが、男は冗談で言ったのではないようだった。
「いいのですか?将軍は手を出すなと言っておられましたが…」
「いいだろ、どっちみち犯るんだろうし」
「…そうですね」
男達の会話を聞きながら、エイリークは体から血の気が引いていくような気がしていた。
「何だ…怖いのか?気持ちよくしてやるから心配するなよ」
兵士は髪から手を離し、頬を撫でて首筋をなぞってきた。
彼の視線は、エイリークの胸や腰に向けられている。
「んんっ…」
エイリークは首を振って男の手を振り払った。
鳥肌が立つような不快に眉を顰めていると、
「従順になった方がいいぜ、その方が痛い思いをしなくてすむからよ」
いやらしい笑いを浮かべた二人が彼女の両脇に立ち屈み込み、
肩や腰をまさぐってきた。
「んっ…んん」
枷のせいで動かない腕を必死に揺らして、エイリークはありったけの抵抗した。
強姦されるなんて絶対嫌、死んだほうがましそう思って体を捩じらせたが、
それでは男達の手を止める
事はできなかった。
「まあいい…少しぐらい抵抗してくれた方がやりがいが…」
覆い被さってきた男の手が乳房を掴み、もうだめだと思った瞬間、
牢の入り口から怒号が響いた。
「何をしてんだコラァ!!」
エイリークは恐る恐る顔を上げた。
声には聞き覚えがありそれは戦場で部隊を殲滅させ、エイリークをここに
攫ってきた男の声だった。
「将軍!…すっ…すいませんっ」
「まだ何もしてませんからっ…!」
将軍と呼ばれた男、彼の事がよほど怖いのだろうか、
兵士達は途端に卑屈な態度になり、ばつの悪そうな
表情を浮かべて牢の隅に逃げていく。
「おい。」
男はつかつかと歩み寄り、乱れていたエイリークの前髪をかきあげた。
視線が合った瞬間、彼はふっと笑った。
「悪ィな、俺はケセルダ。戦場ではてめえから痛ってえ一撃をよこされたんだけどよぉ、覚えってか?」
ケセルダと名乗った男は右腕に巻かれた包帯を指差し、
エイリークは戦場での彼とのやりとりを思い出していた。
部隊が奇襲された時に、この男と戦うはめになった。
エイリークもジャハナ王宮内の秘密の店で
ドーピングをしたので戦える自信はあったのだが、
ケセルダは今まで戦ってきたどのボスよりも強かった。
かろうじて一撃を喰らわせる事ができたが、
結局斧で叩かれ気を失い今に至る。
「…何か言いたげな顔だな」
ケセルダはエイリークの後頭部、猿轡の留め具に手をかけた。
手を回された瞬間、エイリークは彼の腕の中に閉じ込められる
ような体勢になって焦った。間近で見るその男は目の下に隈が見えた、鋭い視線がエイリークを直視していた。
猿轡が外れると、エイリークは咄嗟に俯いた。
これ以上、ケセルダと視線を合わせていられなかった。
思い出すのも忌々しいあのヴァルターと同じような男だから・・・
「…私を人質に使おうとでも思ったのですか?」
視線を床に落としたまま、エイリークはなるべく冷静を装って言った。
本当は泣き出してしまいたいような気分だったが、
敵にそのような姿を見せる訳にはいかない。
「…人質か……さあ、どうかな」
ケセルダはエイリークの頭に腕をまわしたままで答え、
エイリークはますます追い詰められたような気分になってしまった。
敵国の男が、呼吸が聞こえる程近くに居る、
そう思うだけでどうしようもない嫌悪感が体中を駆け巡る。
「ひ…人質なんて無駄ですよ…兄上が…」
「黙ってろ。」
エイリークはちらりとケセルダを見たが、彼はまだエイリークを見ていた。
まるで値踏むような、いやらしい視線それが
首筋や足や胸元に剣を突き立てられるようで、最悪の気分だ。
「も…もういいでしょう、離れて下さい」
嫌悪を隠し切れず、彼女は肩を竦めてケセルダからなるべく遠くに離れようとした。
それに気づいたのか、ケセルダは
「てめえ…自分の置かれてる状況を分かってんだろうな…」
と言ってさらに鋭い視線を送った。
「なぜ、俺がてめえをさらってきたか分かるか?」
「…なぜです?」
エイリークは顔を上げてケセルダをにらんだが、その瞬間
「すぐに分かるさ、言うまでも無え」
ケセルダは先程外したばかりの猿轡を、エイリークの口の中に再び捩じ込んだ。
「あ…んんっ!」
エイリークはもがいたが、どれだけ抵抗しても枷と鉄鎖がぶつかって硬い音を立てるだけで、男を止める事はできなかった。
結局元通りの情けない姿にされてしまった彼女は、
「抵抗しても無駄だ、もうてめえの兄貴も御つきの騎士様もみーんなあの世行きだ。」
そう言って笑うケセルダを睨む事しかできないのだった。
「おい、足枷は邪魔だから外せ。代わりに縄で縛って左右に固定しろ」
ケセルダは後ろで固まっていた兵士にそう指示すると、エイリークの耳元に唇を寄せて囁いた。
「どれ位で堕ちるかが楽しみだぜ…」
エイリークはぎゅっと目を瞑った。
目の前が急に明度を落としたような気がして、耐えられなかった。
私を攫ったのは…最初から犯すのが目的だったんだ……。
その時初めて、戦場に出た事を後悔した。
本当は戦場に来るのは好きではなかった。それでも、ルネスの再興のため、無理をして
戦に出陣した。我儘だという事もわかっていたが迷惑をかけるつもりはなかった。
それなのにこんな事になるとは…、自分が情けなくて仕方が無かった。
今目の前にある酷い現実、これから待ち受ける運命を乗り越える事ができるのか、自信は全く無い。
兵士達が両脇に移動してきたのは、気配でわかった。
まずは枷の外される音、瞬間、それまでの束縛感が
少しだけ薄れたが、直後に巻かれた荒縄のささくれが靴下ごしに肌を刺し、不快な気分になった。
縄の先は固定されてしまったようで、エイリークは足を開いたまま完全に身動きが取れない状態になってしまった。
これでは先程よりも酷い。
着ていた服の裾は短く、こんな格好をさせられればたちまち下着が露出してしまう。
羞恥で頬が火照ってしまったのがわかった。
薄目を開けると、ケセルダの手が胸元に伸びてきた所だった。
枷が邪魔になったようで服を脱がされる事は
なかったが、それでもケセルダは少しずつ襟元を広げてきて、
鎖骨の辺りから乳房までを露わにされた。
「何だ…胸は小せえと思ったら…意外とあるもんだな…」
ケセルダは少し嬉しそうな表情をしたが、エイリークが見ている事に気づいたのか、
すぐに元のいやらしい笑みに戻って乳房をゆっくりと揉み始めた。
「ん…っ」
エイリークは思わず声を上げてしまった。
ケセルダはその反応を見て口角を上げたが、エイリークは悲しくなって目を伏せる。
声を上げたのは、気持ちがよかったからではない。
むしろその逆で、不快なだけなのに。
ケセルダは尚も愛撫を続け、乳首を口に含み、
舌先を絡めて吸い上げてきた。
嫌…兄上…助けて…。
エイリークは目を閉じ、この世にいない兄の事を必死で思い浮かべた。
そうしているうちにもケセルダの手は体中をまさぐり、
ついには下着の上から性器を撫でまわしてきている。
このまま行為が続けば、やがてはケセルダの性器を体の中に
受け入れなければならない、そう思うと気が遠くなった。
やがてケセルダは下着に手をかけた。
エイリークはそれが切り裂かれて剥ぎ取られる感触だけは確かに感じていたが、
その間もずっと目を開ける事ができなかった。
自分を犯そうとしている男がどんな表情をしているのかなど
見たくもなかったし、逃げる事ができないのならせめて事が早く済んで欲しい、ひたすらそう思うしかなかった。
しかし、次の瞬間、
「これが何かわかるか?」
ふと呼ばれ、反射的に目を開けた。ケセルダは小さな瓶を指先で玩んでいる。
その中には薄紫の液体が満たされており、彼の手の中で瓶が左右に揺れる度、
それはトプトプと粘ついた水音を立てた。
エイリークは力なく首を横に振った。中身の正体は何か分からなかった。
「…てめえは仮にもさらわれてきた身だ、このままだと楽しめねえだろ?だからこの媚薬で気持ちよくしてやる」
ケセルダには不安が充分に伝わったようだった。彼は勝ち誇ったように嫌な笑みを浮かべている。
エイリークはその時初めて気が付いたのだが、自分が嫌がれば嫌がる程ケセルダは喜んでいる様子だった。
現に今も、彼は嬉しそうに笑って瓶の蓋を開けた。エイリークは彼の事が恐ろしくなったが、
それを態度に出せばますます喜ばせてしまうだけだろうし、それはできない。
ケセルダは媚薬をたっぷりと指先にとり、エイリークの秘所に直接塗りつけてきた。
瞬間、熟れた果実のように甘く毒々しい香りがその場に漂った。
「んー………ん…ぅ…」
エイリークは腰をずらして逃れようとしたが、ケセルダの指は性器に媚薬を擦り込むようにして激しく動いている。
膣の入り口を撫でまわされた瞬間、エイリークは不覚にも感じてしまった。しかしそれは気づかれなかったようで、
彼女は僅かにほっとした。ほんの少しでも弱みをみせれば、
それに付けこまれる事は間違いない。
ケセルダは更に媚薬を取ると、乳首や陰核、
およそ考えられる全ての性感帯に丁寧に塗りつけてきた。
二人の兵士は、それを好奇の目で見ている。
「すぐに効いてくるからよ…」
ケセルダは熱心に指を這わせ続け、その言葉通り、
躊躇の無い愛撫のような塗布が終わる頃にはエイリークの体には
変化が訪れていた。愛撫された部分が熱く、
触られていないともどかしい。立ち込める甘い匂いのせいで、
このままでは思考が麻痺してしまうような気がした。
「頃合いだな」
ケセルダの指先が淫裂をくすぐった。途端に痺れるような快感が走り、
エイリークはビクンと肩を震わせる。
このままだとまずい、そう思った。
触れられて感じたのは続けられたらすぐに達してしまうような強い快感だったが、
敵の将軍に身体を弄ばれただけでなく、
それで達してしまうなんて絶対に嫌だった。
彼女の嫌悪はケセルダには何の問題でもなかったようで、
「濡れてきたぞ。おい、自分の音が聞こえるか?」
彼はエイリークの反応を窺いながら、
指先を膣の浅い部分で動かした。
「んっ!…ん………」
エイリークはいやいやと首を振った。くちゅくちゅと音が立ち、
羞恥が快感を後押しする。
次の瞬間陰核を擦られ、エイリークは膝をガクンと揺らした。
「んん!!」
ケセルダの指は小刻みに揺れ、鋭敏になっていた部分をくるくると撫でまわしてきた。
「んっ、んんっ……んー…ふ…んぅ…」
元より弱い部分なのに、薬のせいで感度はいつもよりも数段高まっている。
エイリークは耐える事ができず、ついに
鳴くような嬌声を上げてしまった。
それ聞いたケセルダはますます指の動きをいやらしくして責め立ててきた。
その様子を覗き込む兵士の視線、それまでもが体に絡み付いてくるようで、
全てがエイリークを快楽に導いていく。
もう必要ないと思ったのだろうかそれとも、もっと喘ぎ声を聞きたいのだろうか、
ケセルダはエイリークの猿轡を外した。
目論見に屈するのは不本意だったが、エイリークはもう快感に耐える事はできなかった。
「ん…あっ、ああ……――!!」
ケセルダの指が陰核を強く摘み上げた瞬間、エイリークは絶頂に達した。
ケセルダはずっと笑っていたが、彼も随分と興奮しているようだった。
エイリークが悶えれば悶えるほど、執拗に愛撫を繰り返してくる。
「……あんっ…あ、あ…ぁん……いやぁ……」
エイリークは縛られた足をガクガクと震わせたが、
それは兵士達に押さえられてしまい、僅かな身動きも取れないまま彼女は嬲られ続けるしかなかった。
密閉された牢内には卑猥な水音と喘ぎ声と荒い息が響き、篭った空気が熱され、
それらが昇華されないままエイリークの身体に絡みついて理性を奪おうとしていた。
頭の中では拒み続けているのに、嫌で仕方が無いのに、もっと触って欲しい最低にして最悪な矛盾が次から次へと湧き上がってきて、
その度に現実にはちっとも止む気配すらない愛撫に反応し、
身体は再び絶頂へと昇り詰めて行く。
「…本当に嫌なのか?…またイキそうなんだろう?」
「や…違ぅっ…あっ、…はあ……だめ…ぇ…イっちゃう…やだ…もう……っ…!」
エイリークはまたいってしまったが、ケセルダもそろそろ我慢ができなくなってきたようで、
彼はエイリークを眺めながらゴクリと唾を飲んだ。
「前戯はこれ位でいいだろう…そろそろ俺を楽しませてくれよ」
彼はそう言って服を脱ぎ始めた。エイリークは肩を震わせながらかろうじて視線だけを向けたが、
その時はもう彼は目の前まで迫ってきていた。勃起した陰茎が性器に当たり、
熱い塊が少しずつ膣の中に入ってきた。
媚薬の効果で濡れそぼっているとはいえ、
初めて男を受け入れるエイリークに痛みが走った。
「ひぁん………」
彼女はもう、泣くのを我慢する事もできなかった。
目頭が熱くなり、溢れ出した涙で視界が霞む。
ケセルダの太い屹立が奥までを貫いた瞬間、
エイリークは背を弓なりに反らせて甲高い悲鳴を上げた。
どれ程の時間が経ったのか、何度達したのか、
エイリークにはもう分からなかった。途中からは二人の兵士も行為に
加わり、彼女は牢内の薄闇の中で、どろどろに溶けてしまいそうな快感に全てを委ねてしまっていた。
目の前に突き付けられる欲望の全てに応え、
昇りつめる体とは裏腹に、心は深い闇の淵へ落ちて行く。
彼女はもう「やめて」とは言わなかった。愛撫を悦んで受け入れ、
快感に声を上げ続ける姿に男達は尚更興奮して行為を繰り返すのだった。
彼女を狂わせていた媚薬がやっと抜け始めた頃、
ずっと性交を続けていたケセルダもさすがに疲れ果てた様子で、
汗ばんだ身体をエイリークから離して床にへたり込んだ。
「疲れたな…俺は少し休んでくるから、お前達はその間この姫様を悦ばせておけ」
「あ…はい」
兵士達はつと突かれたように顔を上げ、嬉々として答えた。
彼等にとっては、気を遣わなくてはいけない厄介な
上官がいなくなったのだ、やっと好きに振舞えると思ったのだろう。
「一眠りしてから戻る、それまで壊しちまうような事さえしなければ好きなようにして構わねえ」
ケセルダは軽く伸びをすると、立ち上がって歩き出した。
「おっと、忘れる所だった。これも使え」
彼は振り返り、兵士に向かって媚薬の入った瓶を投げた。
一人がそれを受け取り、興味深そうに中を覗き込む。
エイリークは朦朧とする意識の中でそれを眺めていたが、
覆い被さってきた男達に視界を塞がれた拍子に目を閉じた。
悪夢が終わるのはまだまだ先だという事が判ったが、
もうそれすらどうでもいい事のような気がしていた。
男が突き入って来た瞬間、瞼の裏に浮かんだのは他でもない、
ケセルダのいやらしい笑みだった。
以上で終わりです。
>エイリークは顔を背けたが、男は再び髪を引っ張って大喬の視線を正面に戻させた。
大喬??
三国志ですか?
で、パクと見破られたら、他職人に春嵐か・・・。
ほんとクズだな
ロイ・ファ E:イドゥンを入れて3P
ちっ、バレたか!
仕方ない、今度はバレないようにパクってくるからよ。
次の作者は誰であっても 俺 だ と 思 え
パクるなら徹底的にやれよw
頭悪いしツメ甘すぎw
>93
そういうやっちゃいけない事をするよう促すような事を書くもんじゃない。
それは兎も角、ロイ×ファの続きでも、別の職人のSSでもいいからマダー?
95 :
外伝:2005/03/30(水) 00:57:02 ID:JxcE4gb6
FE外伝最大の欠点。
それはチキやファのような竜幼女がいない点。
というわけで、突発的に書いてるロイ×ファです。
でも、ファはロイのことを、「ロイのお兄ちゃん」と呼ぶんですねー。
で、続きは。
A.寸止め
B.妊娠エンド
C.輪姦
D.クンニリングス
E.イドゥンと3P
ここはID神に決めてもらいましょう。
それポチッと
96 :
ロイ×ファED:2005/03/30(水) 01:11:16 ID:JxcE4gb6
ID:JxcE4gb6・・・E4=Eよし
即ち、E.イドゥン3Pだな! クンニも入れとくか。
股間の封印の剣を構え、ファの割れ目をつぶさに観察する、ロリもといロイ。
ファのあそこは、pっちり閉じた綺麗なたてすじ。
たてすじファイアーエムブレム!
でも、まだ全然濡れてませんよ?
これはいけません。
ロイは股間の封印の剣を一旦収めて、ファの股間をペロペロ舐めだします。
「ひゃあっ」
突然ファに割れ目をペロペロされちゃって、びくびくなファ。
「きゃー。つめたいよー」
でも大丈夫。最初はヒンヤリと冷たかったロイの舌が、どんどん熱く感じられます。
いいえ、ファのあそこが熱くなってるのです。
(おしっこ・・・でちゃうよー)
おやおや。なにやら、むずむずしちゃうファ。
おしっこがしたくなっちゃったようです。
でも、ここでおしっこしたら、大好きなロイ兄ちゃんにかけちゃいます。
ファはいっしょうけんめい、がまんします。おしっこを。
97 :
ロイ×ファED:2005/03/30(水) 01:25:37 ID:JxcE4gb6
むぎゅーと必死になって、おしっこを我慢するファ。
それを知ってか知らずか。ロイはペロペロとファのあそこを味わいます。
とっても甘くて美味しいファの秘肉。食べたいちゃいほどです。
「やーん。だめー」
顔を真っ赤にして、涙目になって、訴えるファ。
もう我慢も限界です。
おしっこが、おしっこが出ちゃいます!
「おしっこ・・・でちゃうよー。やめてー」
とうとう声に出して、切願するファ。
ロイは一瞬だけ動きを止めますが、すぐにクンニします。クンクン、クンニリングス。
「やー! でちゃうー!!!」
腰をがくっと持ち上げて、とうとうおしっこしちゃうファ。
ロイはその黄金水を、股間を口に咥えたまま、ごっくごくと飲み干します。
美味しそうに、実に美味しそうに、ファのおしっこを飲み干すロイ。
ファのおしっこは、ミルクの味がしました。まる。
98 :
ロイ×ファED:2005/03/30(水) 01:36:19 ID:JxcE4gb6
「えーん、ぐすっぐす」
ロイにおしっこしちゃって、しかも飲まれちゃったファ。恥ずかしさで、ベッドの上で泣いてしまいます。
「ほーら。泣かない泣かない」
そんなファを、ロイは優しく慰めます。頭をなでなでしつつ、涙をそっと口で舐めます。
ファの涙も、ミルクの味がしました。
「ファはににも悪くないよ。泣かない泣かない」
そう。悪いのは、全部ロイです。
「さあ、ファ。ひとつになろうね」
ロイのクンニとファのおしっこで、ファのあそこも大分濡れました。
「最初は痛いけど。我慢してね」
再び、股間の封印の剣を起動させるロイ。
狙いは、ファの小さな幼い割れ目ちゃん。
「ファイアーエムブレム!」
まさに、股間の封印の剣がファを貫こうとした、その時!
横からすっと伸びた手が、股間の封印の剣を掴みます。
ぎょっとして、横を見るロイ。
そこには、心を取り戻したばかりの、イドゥンがいました。
赤と緑の瞳で、股間の封印の剣を、熱く見つめるイドゥン。
その口が、ぼそっと開かれます。
「私も・・・ほしい・・・」
99 :
ロイ×ファED:2005/03/30(水) 01:55:09 ID:JxcE4gb6
長い呪縛から解放され、心を取り戻したイドゥン。
ロイの股間の封印の剣に、何かを感じたのでしょうか。
服をぬぎぬぎして、ベッドの上に参加します。
ファと違い、ナイスバディーなイドゥン。さすが、戦闘竜をぽこぽこ産んでただけはあります。
「だめー」
と、急に参加したイドゥンに、ファはやきもちします。
「ロイ兄ちゃんは、ファのおうじさまなんだからー。おねいちゃんは取っちゃだめー」
そんなファを、ロイをよしよしと撫でてやります。
「駄目だよ、ファ。そんなイジワル言っちゃ。イドゥンお姉ちゃんも、仲間にしようよ」
「えー。でもー」
「ファはいい子だろ? 仲間外れにするのは悪い子だよ?」
「うー、うん」
渋々ながら、納得するファ。
「でも、でもでも。ファが、ロイ兄ちゃんのおよめさんだからねー」
「ああ、分かってる」
ファにニッコリと笑いかけ、イドゥンに向かうロイ。
つるぺたファと対照的な、イドゥンの豊乳。
服の上からでは分かりませんでしたが、かなりの大きさです。着やせするタイプの隠れ巨乳です。
「さあファ。いっしょに、お姉ちゃんのおっぱいをもみもみしようか」
「もみもみ?」
「そうだよ。こんな風に」
セシリア先生にするとうに、イドゥンの乳房を、甘く激しく揉みしだくロイ。
それを見たファも、いっしょにもみもみします。
「わあ。おねえちゃんのおっぱい、やわらかーい」
ロイとファは、いっしょになって、イドゥンのおっぱいをもみもみします。
「あっ・・・」
閉ざされたイドゥンの心が、二人の愛と優しさに、ゆっくりと解きほぐされてゆきます。
「ほら、ファ。おねえちゃんのおっぱいを吸って」
「う、うん」
ロイのするように、イドゥンの乳首に吸い付くファ。
ロイもファも、赤ちゃんのように、ちゅーちゅーします。
そんな二人を、優しく抱きとめるイドゥン。
その姿は、赤子を抱きしめる母のように穏やかです。
「えへへー」
ファも赤ちゃんのように、無邪気にイドゥンに抱きつきます。
イグレーヌお姉ちゃんも母親のように優しくしてくれますが、同じ神竜族のイドゥンも、お母さんみたいな甘い匂いがします。
そんな無邪気にじゃれあうイドゥンとファを、ふむふむと頷くロイ。
まるで母娘3Pのようです。
「イドゥン横になって。ほらファ。お姉ちゃんの上に乗って」
「こう?」
ベッドの上に横にしたイドゥンの上に、ファを乗せて、股間をぴっちり合わせます。
こうすると、イドゥンとファの両方に挿れられます。
「そうだよ。それじゃあ、ファとイドゥン。一つになるんだ」
ロイの股間の封印の剣が、神竜族の娘二人を、同時に貫きます!
「ファイアーエムブレム!」
今、ロイとファとイドゥンは一つになったのです。
ロイの股間の封印の剣が、ファの幼い割れ目を行き来します。
「やーん。ロイ兄ちゃんイターい」
ロイの股間の封印の剣が、イドゥンの成熟した秘所を行き来します。
「ああっ・・・これ、気持ちいい・・・」
ファとイドゥンを交互に出し入れするロイ。
子供と大人を両方一緒に愉しめますよ。
「ああーん。いたいのー」
「気持ちいい・・・。もっと」
痛がり、ぎゅっとイドゥンに抱きつくファ。
思い出される官能に、身をよじるイドゥン。
早くなるロイの股間の封印の剣。
神竜族の娘二人を相手にできるのは、ロイの股間の封印の剣だけです。
「くうぅ・・・。出るよ。二人とも!」
ぐいっと、二人の割れ目に、股間の封印の剣を構えるロイ。
「ファイアーエムブレム!」
「きゃっ」
「ああー!」
飛び散る白い液体に、歓声を上げるファと、嬌声を上げるイドゥン。
ファは大人になり、イドゥンの心は癒されました。
そして。
「ロイ兄ちゃーん」
てってっと駆け、ぽてっと転ぶファ。慣れないウエディングドレスを着てるから。
今日はロイとファの結婚式です。
「ふえええーん」
「ほーらほら。泣かない泣かない」
ファを抱き起こして、よしよしとなでなでするロイ。
すると、ファはぴたっと泣き止み、えへへと無邪気に笑います。
「ねえねえ。ファ、キレイ?」
「ああ。とっても綺麗だよ」
いや全く。イラストを見せられないのが残念な、ファのウエディングドレス姿である。
その小さな花嫁をお姫さま抱っこするロイ。
「さあ、ファ。みんな待ってるよ」
やがて。
フェレ家当主となったロイの側には、いつまでも幼い姿のままの幼女妻がいたという。
人々は讃える。ロリ王ロイと!
103 :
外伝:2005/03/30(水) 02:46:48 ID:JxcE4gb6
誤字脱字が多いなー。てへ。
「封印」は、自分のFE熱を呼び覚ましてくれた、感慨深いゲームです。
なーんだカガ氏いなくても、ダイジョウブじゃん。これなら外伝リメイクも(まだ言うか)。
3Pリクしてくれた方>>>なんだかやっつけで、申し訳ない。3Pはむずい。
ダミアン氏>>>クンニはあれでよろしかったでしょうか。幼女クンニ=おしっこという固定観念が!
花泉の亜茶氏>>>続きお待ちしております。
千葉犬氏>>>新作お待ちしております。
次は外伝第三章の予定でっす。
何だろう、この込み上げる笑いは
新スレなのでカキコしてみたり。
>外伝氏
クレーベ弱すぎw
全部読み終わるまで
いつ陵辱にシフトするかと気が気でなかったです。
106 :
外伝:2005/03/30(水) 17:22:36 ID:jo6OYmiN
そこまで信用ないんか自分は(笑)
今日ギャルゲーやってて思いついた。
主人公:ロイ(16)
幼馴染:リリ-ナ(16)
転校生:スー(16)
美人教師:セシリア(28)
かわいい先輩:フィル(17)
まじめな先輩:ティト(18)
クラスのアイドル:ララム(16)
静かな女の子:ソフィーヤ(16)
かわいい後輩:シャニー(15)
近所の女の子:ファ(6)
未亡人:イグレーヌ(熟女30)
人妻:ユーノ(29)
「遅刻だ!」
僕は父上エリウッドのコネクションで入れさせてもらい、特に何かするわけでもなく一年が過ぎた。
成績は中の上くらいで高校2年に進学できたが、初日から遅刻しそうになっていた。全力で走って間に合うかな〜?
「新学期早々に遅刻?だらしないわね〜」
家をダッシュで出ると、リリーナに出くわした。隣に住んでる幼馴染だ。
何かと僕におせっかいをやいてくれる。まぁ、僕もそれに甘えてるけど・・・
「あっ!リリーナ!君だって一緒じゃないかー!」
僕はそのまま全速力で駆けて行く。進学祝に父上がブーツを買ってくれた。
本当はドーピングは禁止されているが父上がもみ消してくれるだろう。
おかげでなんとか遅刻は免れそうだ。とにかく何も考えずに校門へ走る。
校門をくぐろうとしたら、陰から急に女生徒が出てきて、僕はその子に正面衝突した。
女生徒は思いっきりふっ飛んだ。僕が一方的に突き飛ばした感じになってしまった。
僕は慌ててその子に駆け寄る。
「ごめん、大丈夫?」
その子はしりもちをついたようでお尻を痛そうにさすっていた。
「…」
僕は手を差し伸べ、その子を立たせてやる。
「大丈夫?怪我してないよね?痛いところは無い?」
僕はその子の身体の様子を見る。特に怪我はしていないようだった。
「ちょっとお尻痛い…。」
派手に吹っ飛んだので無理も無い。
「ここか?まだ痛むの?」
僕はその子のお尻をさすった…。あ…しまった…。
「きゃぁ〜!!!」
と、その子の悲鳴と共に馬のけりが目の前に飛んできた。
その瞬間、僕は意識を手放した。
気が付くと、僕は校門で大の字で倒れていた。…って誰も助けてくれなかったの・・・
まだ頭がクラクラする。ふと時計を見ると10時半を回っていた。まずい!完全に遅刻だ。
始業式もとっくに終わってるよ。僕は教室へと駆けて行き、ドアを開け放った。
「あら?新学期早々に大遅刻ね。ロイ。」
教室では既に授業が始まっていて、
年に合わずスカートなんか履いてる女教師が授業をしていた。
---ジャージでも履いていればいいっての!
「あの、これには訳があって…」
僕は慌てて事情を説明しようとする
「だめです。時間のロスになります。早く自分の席に付きなさい」
女教師は高位魔法の杖を鼻先に突き付けて言った。僕は圧倒されて大人しく席に付いた。
席についたはいいが、途中から聞いたんじゃ全然内容が分からない。
次からちゃんと聞こう…。
暇潰しに、新しいクラスにどんな生徒がいるのか観察してみる事にした。
知った顔もいるが、殆どが初めて見る顔だ。しかし、その中に一人よく覚えてる奴がいた。
さっき僕の顔を馬で思いっきり蹴り飛ばした子だ。同じクラスだったのか…。
こちらの視線に気が付いたのか、むこうもこちらを向く。一瞬目が合ったが、すぐにそっぽを
向かれた。マズいな。相当怒ってる。後で改めて謝っておこう。
終業の鐘が鳴った。
「授業を終わります。あとロイ。あなたのあかげで3分の時間をロスしました。
放課後、数学教諭室に来なさい。」
そう告げると、教室を去っていった。それを追うように、男子の視線が付いて行く。
放課後にさっきの子の所に謝りに行く。やってしまった事がそれだけに気が重い。
「さっきはごめん…。その、突き飛ばしたのと…」
僕は深々と頭を下げて謝った。
「構わない。」
その子は視線をよこさずに言った。想像以上に怒っているようだ。しかも、ものすごく無愛想な女の子だ。
「僕はロイ。同じクラスです。よろしく。」
思い切って自己紹介をして握手をしようと手を差し出す。
「私はスー。これから帰る。」
スーは僕の手は無視して、すっと立ち上がると馬に乗ってあっという間に去っていった。
これは許してもらうのには時間がかかりそうだな…。
「ロイ様、初日から大遅刻とはらしくないですね。」
1年の時からの舎弟のウォルトだ。
「あぁ…ちょっと寝坊してな…」
もう本当の理由を言う気力すらなかった。
「それより、セシリア先生に呼び出しを受けてしまわれましたね。ここで、待っていますので・・」
そうだ。すっかり忘れてた。僕は重い足取りで数学教諭室へと向かう。
僕は数学教諭室の前まで来ると、一呼吸してからドアをノックする。
返事は無い…。少し開けて中を覗くとセシリア先生の姿が見えた。
「失礼します。2年1組のロイです」
ドアを開けて中に入るが、セシリア先生は振り返る様子は無い。
「一体、いつまで私を待たせるおつもりですか?」
ゆらりと立ち上がると歩み寄りながら言う。
「あ、掃除当番だったので」
勿論ウソ、乱世でうまく立ち回るために心にも無い奇麗事を言うのにな慣れてるから。
セシリア先生はしばらく僕を見つめてる様子だった。何をそんなに?
「まぁ、いいでしょう。そこにかけなさい」
ここは大人しく従った方がいい。 すぐに帰りたいな・・・
「さて……どうして私に呼ばれたのかお分かりですか?」
このいかにも説教が始まる雰囲気が嫌だ。下手したら魔法を食らってしまうかもしれない。
先輩の噂だが、セシリア先生を襲おうとした男が魔法で丸焦げにされたというのを聞いたことがある。
「そう…。どうやら理解していないようですね」
「え?」
説教に耐える為、ぐっと俯いていた僕はセシリア先生の声に顔を上げた。
「物分りの悪い生徒には、お仕置きが必要ですわね」
とセシリア先生が傍に寄ってきた。
セシリア先生はそう言うと、座ってる僕の膝に手を置いて、指を食い込ませてきた。
「なっ……?何をされるのですか!」
セシリア先生の手が徐々に脚まで這い上がってくる。
「ふぅん…怯えた表情もなかなかいいじゃない…」
耳元で囁かれると、戦慄で身体が震える。固まった表情をセシリア先生が見ると
「あら?もしかしてあなた、女を知らないの?そう…」
「!?」
セシリア先生は妖しく微笑みかけてきた。まさか…痴女!?
「ちっ近寄らないでください!」
僕はドアに駆けようとしたが、杖の魔法と共に身体の自由を失った。
そのまま、床に倒れ込む。これは先生のスリープか…?
「さっきまでの元気はどうしたの?まるで追い詰められた兎ね」
身体が麻痺して声も出ない。そして、セシリアは笛で僕の服を脱がしていく。…こいつ慣れてる?
「こんなに派手な肌着を…校則違反よ?これは、徹底的に身体検査も必要ね…」
セシリアは楽しそうに、無抵抗な僕の服を剥いでいく。
セシリア先生は僕の髪を乱暴に掴み、もう片方の手で鼻をつまんできた。
「ほら…、口で息をしないと窒息するわよ?」
セシリア先生は楽しんでいるようにしか思えない。僕は我慢できなくなってプハァと息を吐く。
その瞬間、狙い澄ましたかのようにセシリアの舌が僕の口の中に滑り込んできた。
顎を強く掴まれ、口も閉じられない。僕はただただ、口の中を弄ばれる。
甄姫は一旦唇を離すと、どちらとの唾液とも分からない液を口から漏らしながら
僕の首、胸、腹へと舌を滑らせていく。
「身体は麻痺してるくせに、ここだけは元気なのね…」
セシリア先生は主張した僕自身を見つけると、そう言いながら手でしごき始める。
僕は身体の麻痺のせいで身体が変な感覚になっていく。気持ち良さと麻痺が混じって
気が遠くなりそうだ。セシリア先生は次第に手の動きを早めていき、その瞬間に白濁が飛び、
セシリア先生の顔にかかった。
「フフフッ、早いのね。でも若いし、まだ大丈夫よね」
セシリア先生はそう言うと、今度は僕を口で咥えた。先端から漏れつづける白濁のぬめりが
手伝って、痺れるような感覚に襲われた。セシリア先生は唇をすぼめ、くびれにひっかけてくる
さっきイッたばかりなのに、僕はまた大きく脈打った。セシリア先生は搾り出すように口で
根元から吸い上げる。
「2回目なのに濃くて美味しいわ…」
セシリア先生は口の端から漏れる白濁を指で取って、それを舐め取った。
「今度は私も気持ち良くなりたいわ…」
セシリアはそう言うと、僕に馬乗りになった。
「や、やめろーっ!」
僕は一気に力を込めてセシリアを突き飛ばした。どうやら4ターンが経ったようだ。
「絶対に許さないぞ!!」
「教師に向かって…、どうやらお仕置きが足りないようね…」
僕はセシリアが全て言い終わる前に乱れた服を慌てて直し、数字教諭室から飛び出した。
今日はとんでもない目に遭ったな…。僕は帰宅した後、今日のセシリア先生との
出来事の事を考えていた。朝はスーにぶん殴られるし…。本当についてない。
ベッドに横になると、どっと疲れが出たのか、もうすぐにでも眠れそうだ…
それにしてもなぜセシリア先生と呼ばなくてはならないのだろうか・・・
ここまででうs。
続きは明日。
リクエストがあらばどうぞ。
リクエストさせてもらいます。
氏ね。いっぺん氏んでこい。それが社会のためだ。
答えてくれるかな?
>107-116
パスカリ死ね。
書きこんでも、どうせ罵声しかもらえないのに・・・
そんなに罵られるのが好きなのか?
だとしたら、相当なマゾだなw
パスカリ「ああ〜!もっともっと〜!もっと私を罵って〜!もっと!もっとくそみそに!!!」
↑
こんな心境なんだろうな、今のパスカリはw
120 :
外伝:2005/03/31(木) 01:16:45 ID:fzQp3+ku
近所の女の子:ファ(6)を輪姦
書けなかったら、お前は漏れ以下
と煽ってみるテスト
パスカリって何のこと?
10章を見よ
>>120 悪ぃがてめえの要望にゃあ答えられねえなぁ。
職人は自分で作ってハアハアしなせえ
ありがとう、そしてさようなら。
二度と会うこたあないでしょう。
ニャホニャホクマクロー
http//www。tiduru。sytes。net/img-box/img20040727015957。jpg
てめえら、オレのは確かにパクリだ。
だが、どこからパクったかを証明できなければ
オレがパクったとはいえないぞ!!
パスカリをバカにするなー!
あれはオレだからな!
見てきた。
なんだ、ただのゴミか。
荒らしはスルー
パクリ投下しようとも、荒らすための文章を書いても、
羊飼いの少年みたいに最後は無視(スルー)されるのが
何故分からんのかね?
皇紀2665/4/1 Nニュース
あの名作FCゲーム、ファイアーエムブレム外伝が、遂に完全リメイク!
機種はGCとGBAの同時発売で、完全互換対応!
KAGA氏も和解して全面参加!
シナリオは、過去最大級の大ボリューム!
FCをリメイクした第1部が終了すると、
シリーズ全作品のキャラが登場する第二部が!
なんと、TS&BSも参戦!
時空を超え会社を超え、全ての物語が、バレンシア大陸で決着する!
ファイアーエムブレム外伝の謎、皇紀2665/4/20緊急発売!
・・・・・・・以上、エイの日ネタでした。
ファイアーエムブレム皇紀2665
こういうのやってくれるあたりが、2ちゃんのいいとこだな。
技も芸も無い頭悪は見習おうぜ。な? 言っても無駄か。
このバカアク禁にしたら?邪魔。
FEならグラン暦に決まっているだろう
むしろ原点のアカネイア暦で。
アメリアが軍のお偉いさん方から夜枷を申し付けられるのキボンヌ
にしても、ファイアーエムブレムのエロパロ住人たちは
心が狭いのね。
ジャンプ板なんて、オレが一回パクったくらいでは
そう怒りはしなかったぞ。
ピンポンパンポーン♪ ピンポンパンポーン♪
ここのスレを利用なさっている皆様に申し上げます。
皆さん、>137のような、羊飼いの少年が何を言っても無視して下さい。
また、レスを返すのも、控えて頂けるようお願いいたします。
以上、>130からのお知らせでした。引き続き、2ちゃんねるをお楽しみ下さい。
ピンポンパンポーン♪
ロス×ルーテ、昨日支援を見たら禿しくツボだった…
なんつうか、ちょうど女体に興味のある年頃真っ只中だし、
ママン恋しさだとか、馬鹿にされて見返してやる!みたいなところとか、
色々入り混じってイイ!
じゃじゃんかじゃんかじゃんかじゃじゃじゃん
ロスイズアホーケイボーイ
じゃじゃんかじゃんかじゃんかじゃじゃじゃん
パスカリイズアタンショーホーケイソーローボーイ
四月になって、世間では新年度が始まった。
そこで思った。前年度ここのスレに投下された作品は沢山あるけれど、
その中でもこれは良かったという作品三つ挙げるとしたらみんなは何を挙げる?
特に神と呼ばれる職人の皆さんの、これはと思う作品を、自分は知りたい。
みんなのレス待ってる!!
無理して協力はしなくてもイイ。でも誰でもいいから書いてくれ orz
このスレで三つに絞るのは難しいけど
あえていうなら
ダミアン氏の「大運動会」と、「フェレ大章典」
むた氏の「Lessen C?」
>>142 ダントツで『Lesson C?』。続編も含めて一気に4編推せるからw
…ってのは冗談としても、話の展開、面白さ、過不足ないレス数、エロ描写の細かさと
全て高レベルで、しかもそれらのバランスが取れている秀作。
個人的にはSSの模範例としてもいいと思っている。って言うかこれでレナックに萌えた。
壷の人のフィン×アルテナもいい。
アルテナの妖艶さが充分に活かされた良作。良い意味でキャラ萌えを感じさせる。
時間経過の描写も緩急が効いていて、読み手に飽きを感じさせない。
マターリエロが好きな人には、『Lesson C ? 』よりもお勧めしたい。
他はエロのレベルだと似たり寄ったりなので、亜茶氏の『神去りし地の新たなる朝』を推す。
ゲームの世界観を余す所なく伝えた作品であり、FEの二次創作という観点から読んでも面白い。
ちなみに兄である千葉犬氏の作品は独自設定が多く、好みの分かれる所ではあるが、
千葉犬氏の作品はそれこそが持ち味であろうと個人的には思う。
>職人様方
今回は純粋に読み手として評価しました。選に漏れた職人様、申し訳有りません……
ダミアン氏の「フェレ大章典」。これ以上に吹いたギャグはない。
7スレ?辺りにあったセイン×フィオーラ。これが一番好きだ。ぜひ続きが読みたいと思った。
3スレのリィナ陵辱。とても印象的。
他にもイイ!のがありすぎて絞るのが難しいな。
146 :
145:2005/04/03(日) 02:16:22 ID:p0HUzG7Z
前年度というのを見落としていた。すみません。
いいんじゃないかな、今までの全部で。
先年度縛りなら、
純ラブコメ部門は、むた氏の「Lesson C」
お笑い部門は、ダミアン氏の「フェレの大章典」
陵辱部門は、外伝氏の「外伝シルク陵辱SS」
あたりを推薦したい。
「外伝シルク陵辱SS」は、外伝プレイした者なら誰もが考えるシチュを、書き起こした二次創作ともいえる。
本スレ第4章にも、すでにリクはあった。
まあ前年度で外伝以外の陵辱ものはほとんどないわけだが。
個人的にはパオラ視点氏の一連のミネルバ&三姉妹物がトップ。
壷の中の人のフィン×アルテナ物が次点。
ギャグはダミアン氏に勝るものなし。なんじゃアリャw
マルスとシーダの初夜SSが一番好きだな。
大分昔の話だが。
千葉犬氏の遠い日の約束前編・中編・後編の3つ
988%マシン氏もよかた、誤字がほとんどない。
パオラ視点さんの作品好きだったな〜
また来てくれないかな。
ども、マシンっす。
前スレ>390-397からの続き、途中まで出来たので投下に伺いました。
今回でようやく挿入?遅筆っぷりが不甲斐無い…
ゲロ甘系(のつもり)、特定の二人称および三人称は捏造です。
苦手な方はいつも通りスルーでよろ
ティルテュはほっと一息吐くと、再び顔と顔とが触れ合う位置まで戻って来た。
質の細い銀髪を毛並みに沿って撫でる。
「すごく上手になったね、ティルテュ。気持ちよかったよ」
僕がそう言うと彼女はエヘヘ、と笑った。子供っぽい表情ではあったが、しかし口で懸命に
愛撫していた時の艶が頬の火照りに残っている。謎めいた妖艶さ、とでも言おうか。
僕の首に顔を埋めて彼女はゆっくりと喋る。
「ダーリンの為だもの。好きな人には気持ちよくなって欲しいから」
「それにしても、どこでそんな技を覚えて来る物だか。それに美味しいの?」
僕の物をしゃぶっている表情を思い浮かべながらそう訊いたのだが、その返事は僕の期待を
裏切って、ごくシンプルなものだった。
「不味い、すっごく不味いわ。おまけにヘンな匂いまでするし。今日なんか量も多かったし、
ドロっとしてて特に飲みにくかったわ」
僕は声を漏らして苦笑した。然に有らん、十日分の禁欲を経たエキスなのだから。
「身も蓋もない事を言うね。だったら――」
「無理して飲み込む必要なんてないのに如何して――そう訊きたいんでしょう?」
自分の言いたい事を先取りされて、僕は気不味く頷いた。僕の困惑する姿が嬉しいのか、
彼女は一瞬だけ悪戯っぽく微笑んだ。
「――キスして」
――え?
気付いた時には笑顔がすっと引いていた。ティルテュの眼差しが真剣になっている。
彼女は僕の質問――と言っても半ば誘導された質問だが――には答えてくれないらしい。
自分から先に話題を振っておいて、どういう心積もりなのだろうか。
僕が当惑したまま黙っていると、彼女はすっと顔を寄せた。おねだりをもう一度繰り返す。
「キスしてよ」
「それは――ちょっと」
正直言ってそれは勘弁願いたかった。ティルテュの口の中には、今僕自身が放った精の味が
残っている事だろう。そんな物を舐めたがる男など、この世にはそう居るまい。
顔が引き攣っていたのを心の何処かで自覚しながら、僕は話し掛けた。
「キスならいつもしてるじゃないか。何も今すぐでなくても」
出来るだけ冷静に諭したつもりだったが、どうやら僕の身体は無意識の内に、彼女に組み
敷かれた状態から逃げ出そうとしていたようだ。ティルテュは少し頬を膨らませ、拗ねた
声でお願いを繰り返した。
「今すぐキスして欲しいの。ダーリン」
刺々しい苛立ちを声に含みながら、彼女は僕を逃すまいと耳元に口を近づけて囁いた。
「口直しよ。お口でダーリンにしてあげたんだからいいじゃない」
僕は戸惑いながら頷いた。彼女を怒らせて電撃を浴びる必要も見当たらない。
観念して彼女の顎を持ち、僕の口元へと引き寄せると、彼女の苛立った顔が嬉しそうな笑みに
すり替わる。唇を静かに重ね、僕達は舌を絡め合った。
生臭い匂いといがらっぽい味が口の中に広がったが、辛抱せねばならないだろう。それさえ
無ければ、実に甘いキスだ。匂いを誤魔化すために、僕は生じた唾液を彼女の口の中へ
送り込む。彼女は一瞬大きな瞳を見開いたが、すぐに甘んじてそれを喉の奥へ流し込んだ。
ティルテュがお返しを僕の口にプレゼントしてくれた。それを飲み干す内に、いつしか自分の
匂いも気にならなくなっていた。
鼻息を荒げ、首を振りながら、彼女は一生懸命に僕の舌と唇を吸い上げる。
くちゅくちゅとしたキスの音だけが、邪魔者のいない静かな部屋に響く。
自分の太股が何か重みのある肉に挟まれ、それが細かい動きで擦り付けられていた。
ティルテュの表情を覗ったが、彼女は僕とのキスに酔い痴れたように目を閉ざしている。
それをいい事に、右手を彼女のスカートの切れ目から差し込む。そのまま奥へと指先を伸ば
して、太腿に密着していた彼女の部分へと辿り着く。
下着は既に十分な水気を含んでいた。布越しに彼女の場所を触った指先にも、彼女から湧き
出た粘液が絡み付く。何やら嬉しい気分が湧き出て、尻の方から前に向けて裂け目を滑らかに撫る。
こりこりした感触をぐいと押した途端、
「ん――」
ティルテュが僕から唇を放して息を大きく吸った。
「ちょっとダーリン、そこ触っちゃダメだって――ひうっ?!」
既に熱を帯びた秘肉をふにふにと押しながら、僕は穏やかな微笑みを浮かべて問うた。
「濡れてるよ?」
もしかしたらその表情は、彼女には意地悪に映ったかも知れない。
指の動きを止め、じっと見詰めているとティルテュは目に困惑を浮かべ、やがて顔をぷいと
背けてしまった。彼女の姿に可笑しさを覚えつつ、出来るだけ優しく彼女を呼び戻す。
「ベッドに行こう。僕もう背中が痛くて」
それに暖房の熱をまともに受けるのにも僅かながら苦痛を感じていた。僕だけならまだしも、
肌を露出しているティルテュには、照り付ける暖炉の光が熱すぎるかも知れない。
目をうっとりとさせて俯きつつ、うん、と彼女は小さく頷いた。
「じゃあ『お姫様だっこ』してくれる?いいでしょダーリン」
ティルテュはそう言いながら肩を竦め、胸に谷間を作ってお願いのポーズを取った。
以前の彼女からは考えられない媚態だったけれど、彼女の仕草は電撃の恐怖よりも遥かに
強い力で僕の心を動かすのだ。凝乎と頼み込む上目遣いを見ている内に、どうしてもお願いを
聞いてあげたい気分になってしまう。
どうして男というのは女よりも弱い生き物なのだろう、とズボンの前を正しながらつくづくそう思う。
抱き上げられた彼女は満足気な笑みを浮かべて身体を預け、落ちないように腕を首に回して
がつしりと僕にしがみ付く。
子犬みたいに僕にじゃれ付いて、赤いリボンの上に幾つものハートマークが飛んでいるようにも
見えた。結い上げられた銀髪みたいな尻尾でも付いていたら、絶対似合っていただろう。
ここが個室で良かった。人前でお姫様抱っこは相当に恥ずかしい。
抱える上で然程苦にはならなかったが、それでも女の子特有の柔らかい質感を持つ身体は、
以前より少し重みを増しているように思われた。
ただし口に出せば怒られるし、愛し合い始めてから身体が熟したのなら、これは喜ばしい事だ。
精々十歩にも満たぬ距離をゆっくりと時間を掛けて進み、大きすぎる寝台の上にティルテュを
横たえた。敷布に目一杯広がった銀色の髪と比べると、彼女の華奢な体格を意識せざるを得ない。
感慨を表に出さずに膝立ちで傍に寄り、ブーツを脱がせようと脚を手に取る。
彼女は素直に従って僕の手付きをじっと見ていたが、それが脹脛に軽く触れた瞬間、小さく脚を
引いた。少し困ったように僕を見上げ、彼女は唇を動かす。
「ちょっとダーリン」
「何?」
「――何でもない」
何でもない訳がなかった。脹脛にそんな反応を見せた彼女が新鮮に映った。
「ダーリン――」
切なげな瞳が、あたかも自分自身の欠けた断片を見るかのように僕を捉える。
その視線が導くまま、僕は魅き寄せられるように彼女へと勢い良く覆い被さった。
手を取られたティルテュの瞳が、ほんの一瞬驚いたように大きく開かれる。
「ダーリン?ちょ、ちょっと待って……あん」
手順を意識する事もなく、彼女の背中と敷布の間に手を滑らせて、革紐と釦を滑らかに解く。
肩から臍にかけての括れが、僕の目の前に曝け出される。
最近太ったんじゃないかと本人は気にしていたが、僕の見る限り贅肉は殆どなく、強いて挙げれば
胸の丸みが増していて、より女らしい身体付きになっているようだ。
桜色の小さな乳首が、さも僕に吸って欲しそうにつんと天井を向いて尖っている。追剥ぎにでも
なったような罪悪感と、恋人を生まれたままの姿にしてやりたいという願望が入り混じり、心が
遣る瀬無く胸の内で疼く。
それを誤魔化すつもりで、ティルテュの胸部を覆っていた下着を捲り上げると、程よい大きさに
育った乳房が、手の動きに合わせて揺れた。
仰向けに寝ても張りのあるそれを手に収めると、服の上から揉む時とは違い、吸い付くような
肌触りと体温を味わう事が出来る。
「……んふ……」
もう片方の手は空いた乳房へ。全体を滑らかに撫で回し、手で釣鐘型を作って揉み上げる。
彼女は僕の動きに身を任せ、ゆったりとした息遣いで大きく呼吸する。
「……手、……段々あったかくなって来てるね」
うっとりとした目で僕を見上げながら、ティルテュは鼻に掛かった深い息を付いた。
「ダーリンが触ってると……安心するの」
「そうなんだ?」
うん、とティルテュは息衝きながら頷く。
「最初はね……今みたいに触られただけで……痛かったんだ。……だから嫌だったの、でも今は……」
「今は?」
「胸がきゅん、ってなるのは……減ったけど……ん」
触ってるのがダーリンだから安心するの――彼女はそう言ってまた微笑んだ。
ほんの少し胸の膨らみを手で押されただけで身悶えるのと何れが良いかは個人の好みだろうが、
少なくとも僕は今のように育った彼女の態度には満足している。
それが証拠に、乳房の形が変わる程掴んでも彼女は然程痛がらない。
「やらしいね……何か……恥ずかしい……」
丸みの線を辿るように胸の肉を弄んでいる間、ティルテュは手の動きを目で追っていた。
その眼差しもまた柔らかい。
ちょっと物足りないと訴えているように見えたので、僕は先端にむしゃぶり付いて思い切り吸った。
「や……ぁ……」
逃れられないようにちゅぱちゅぱと音を立てて乳首を吸いながら、もう片方の空いた乳首も指先で
摘む。思わず声を上げたティルテュの顔を窺うと、困ったような目と遭った。
「……やらしい……よ」
彼女は陶然とした様子で、僕の舌の動きに身を任せる。
その先端を口に含んだ乳房を、搾るように根元から揉み上げてみる。
「あんっ……」
ティルテュの背中が反り返ったのか、乳房が僕の顔をむにゅっと包み込んだ。鼻孔も口も
塞がれてしまったが、窒息しても構わない勢いで吸い上げる。母乳でも滲み出て来そうな
錯覚に陥るが、無論そんな事は起こらない。
とは言え、それでも快適だった。安心感だけなら、貫いて包まれるよりも良いかも知れない。
太腿の方から衣擦れが聞こえた。スカートが捲れ、その中身が僕の太股で擦れている。
反射的に逃れようと身を捩る彼女に体重を掛ける。
時折刺激を求めて敷布の上を泳ぐ彼女の腰を捕らえ、スカートの切れ目から手を忍ばせた。
ティルテュはきゅっと目を瞑って、秘所への刺激に備える。
それが何となく予感できたので、僕は敢えて水気を孕んだその場所を外して太腿を撫で回す。
這わせた掌に、胸とは違うさらりと乾いた手触りを覚えた。
女の子の柔らかさを持ったその肉感は、しかし乳房のそれと違って内側にしなやかな筋肉を
秘めている。押し返す弾力もやや強い。
「だめ、だよ」
そうは言いながらも、ティルテュは僕の胸元を開く。乳房や臀部を撫でられながらも、
彼女は自分なりに反撃を企てていた。
潤んだ目で僕を捉えながら、彼女は肩に冷たい手を這わせて僕の衣服を剥ぎ取る。上半身が
裸になると、部屋の空気がまだ少し肌に冷たい。寒気にも似た震えが、背筋を伝って昇る。
いや、それは寒さのせいばかりではなかった。
ティルテュが、肌開けられた僕の胸に手を這わせていたのだ。事もあろうに乳首を指先で
弄ってくれている。
「何してるんだよティルテュ?!」
びくっと彼女の顔が震え、一瞬叱られた仔犬のようにしゅんと萎む。彼女の怯えが僕にも
伝わって、時が止まった。
薪の爆ぜる音が遠くで鳴る。彼女はおずおずと僕の様子を窺いながら反論した。
「だって、ダーリンばっかり私のおっぱい触ってズルいよ。たまにはいいでしょ?」
「良くないよ、ビックリしたじゃないか。何でそんな事したんだよ?」
言いながら僕はしまった、と内心舌打ちした。ティルテュの目が段々悲しそうになっていったのだ。
「ダーリンにも――気持ちよくなって欲しかっただけなのに。私ダーリンと同じくらい」
そこで一旦言葉を切り、ティルテュはううん、と首を横に振った。
「ダーリンが思ってるよりもっともっと、カラダに触れていたいんだもの」
怒りよりも電撃よりも、ティルテュの悲しそうな顔が僕を苛んだ。
調子に乗って自分ばかり楽しんでしまった、と軽く反省した。考えてみれば乳首を弄るのだって、
散々僕がやって来た事じゃないか――
けど。
「ゴメンよティルテュ。君が今のを知ってるなんて思わなかったから、つい驚いて」
素直に謝ったつもりだが、もしかしたら苦笑が混じっていたかも知れない。けれどそれはあくまで
自分に対する自嘲みたいなものだった。
しばらく互いに見詰め合う。ティルテュの瞳に僕が映って、心の奥底まで曝け出している気分だ。
ふっと軽く笑って、ティルテュはさばけた口調で僕に告げた。
「お茶会だよ。恋人を喜ばせる方法の一つだってエーディン様が言ってたわ」
「――え?」
衝撃的な話だった。真逆恋人が自分の知らない所で初恋の人とそんな会話を繰り広げていただ
なんて、誰が予想出来ると言うのだ。
そんな僕の様子に構わず、彼女は頬を赤く染めながらも淡々とした口調で続ける。
「皆そうやってダンナさん喜ばせてるよ。エスリンはもう国に帰っちゃったけど、
お茶会に出てからキュアン王子が一杯愛してくれるようになった、って喜んでいたよ。
アイラ王女なんてもう凄いんだから。ただでさえダンナさんがえっちなのに、それが
もっとえっちになっちゃったんだってさ」
「その成果が――あの双子だって言うのかい」
平然と肯定するティルテュの声が、どこか遠くで響いていた。
つまり僕たちの秘め事は、女性陣には全部筒抜けだったという訳だ。
なんと云う事だ――僕は頭を抱えたい気分だった。これから先軍の女性陣に出くわしたら、
僕はどんな顔で彼女らに対応したら良いのだろう。
人前でティルテュから『ダーリン』と呼ばれる事だけでも問題だというのに、頭の痛くなる
問題を増やしてからにこの娘は――
「ダーリン、ダーリンってば」
遠くへ旅立ちかけていた僕の意識は、ティルテュの声で呼び戻された。彼女は萎縮した僕の物に
手を伸ばし、軽く指先で挟んで扱いている。
「ほら、元気出してダーリン」
気持ちは良いのだが、血流が中途半端なままで完全に勃起しているとは言い難い。このままでは
彼女の中へ侵入するには柔らか過ぎる。
どうすれば良いのか少し考えて、僕は上下運動を続けていた彼女の手に触れた。
「ダーリン?」
不思議そうに見上げたティルテュの上から静かに覆い被さる。毛布のようにまとわり着いて、
僕はティルテュに囁いた。
「この方がいいかも」
あ、と短く驚いて、それから彼女は安心したように頷く。軽くキスを交わしたら、ティルテュは
落ち着いた声で嬉しそうに言った。
「そうだね。私ダーリンとこうして抱き合うの、大好きよ」
深く息を吐いて、ティルテュが僕を抱き返す。もぞもぞと動いて、彼女の肌の柔らかさと体温とを
全身で感じる。萎えた僕の物が彼女の湿った下着に当たるのは、何度も重なって身体が位置を
覚えた所為なのだろう。
ティルテュが深く呼吸しながら、小さく身悶えている。その度に布から染み出た熱い粘液が
僕に塗り付けられた。
寝台の軋みと彼女の吐息を耳に感じ取りながら、ふと窓の外を眺める。
野原一面に降り積もった雪のお蔭で、月のない深夜にもかかわらず意外と明るい。
ティルテュが深く呼吸しながら、小さく身悶える。
「ダーリン――」
ティルテュは一見眠っているような表情のままそう言った。下腹に熱さが戻っていた。
それに気付いたティルテュは、意識的には挑発する気もないままに、より強く下着の
湿り気を僕に押し付ける。
「元気に、なったみたいだね」
うん、と返事して彼女の肩に手を置く。互いを求めて蠢く腰の動きが止まり、僕は
滑るようにティルテュの下半身へと移動して下穿きの端に指を懸けた。
彼女は一瞬腰を浮かせ、僕の動きを助ける。
染みの生じた布地が、彼女の場所に張り付いたままでいようと未練を見せる。現れた
銀の恥毛は、その色と細さの為に彼女の秘部を隠すには心もとなかった。
陰毛、とはちょっと呼べない。
両脚を開くように促すと、ティルテュは横を向いて目を瞑った。濡れた光を放つ健康的で
鮮やかな肉色の秘裂が、一つになれる期待感からかひくひく、と動いていた。
彼女の中心へと、右手の中指をゆっくり当てる。短い声と共に、立てた膝がぴくりと動いた。
そのまま指の腹で秘唇を上になぞり、くちゅっと音を立てる。指が陰毛の生え際に達し、
硬いものを探り当てると、彼女が上半身を飛び起こして叫んだ。
「だめっ……!」
身を起こして抗議しようとする。僕は指を往復させた。
「あっ、あぁ」
指を飲み込む花弁の動きだけでなく、指と粘膜が擦れてくちくちと泡立つ音もいやらしい。
それにしても、彼女は随分と蜜を滴らせていた。十日も間を開けた割に、随分と反応がいい。
もしかして――
「自分で触ってた?」
聞かずとも答えは分かっていたが、僕は敢えてティルテュに尋ねてみた。肩を波打たせながら
僕を見ると、ティルテュは隠し事をしている時の慌てた様子でぷるぷると首を横に振った。
「してないもん」
嘘つき――僕はきっぱりと言い切って指を止めた。
「本当の事言わないと、ここでお仕舞いにするよ」
あ、とティルテュが切羽詰まった顔で僕を見上げた。
「やだ!ダーリン意地悪だよ、何でそんな恥ずかしい事聞くの?」
挿入された指を秘肉に飲み込もうと彼女は腰を動かす。僕が動かないなら自分が動けばいい、と
考えたようだが、僕は静かに手で制する。玩具を取り上げられた子供みたいな顔で僕を非難する。
その仕草や表情と、僕の指を半分飲み込んでひく付く秘所の淫猥さとの落差が激しい。
多分それが彼女特有の色気なのだろうけど。
頭を引き寄せると、彼女は拗ねた顔のままで素直にキスに応じた。僕は優しく話し掛ける。
「好きな女の子が恥ずかしがっていると、すごく興奮するんだけどな」
可愛くてさ――
一杯愛してあげたいと思うようになるんだよ――
我ながらいやらしい口調で語りながら、言葉の切れ目ごとに肩や胸へとキスを落としていると、
ティルテュは少し躊躇いがちに首を縦に振った。そしてまた僕から目を逸らす。
彼女の態度に少し満足を覚える。僕は従順の姿勢を見せた犬にしてやるように、臍の下を擦った。
視線に僅かながら含まれていた棘が、とろん、と溶けた。陶然とした目で、
「しょうがないじゃない……あっ」
指の動きを再開すると、目の端に涙を溜め、身体の内側をひく付かせて彼女は訴える。
「だって、このお部屋、ダーリンの匂いで、一杯なのに」
ダーリンがいないのが、どれだけ辛かったと思ってるの――
今だって、すぐにでも一つになりたいのに――
ぬちりと生温かい肉から、僕の指が蜜を掻き出す度に、ティルテュの上ずった声が途切れ途切れに
喉から漏れた。もしかしたら泣かせてしまったのかも知れない。
秘裂とその一端を責める手の動きを休めずに、腰骨を伝って太腿の付け根に指を這わせると、
ティルテュは脚を敷布から離して持ち上げてくれた。「お尻を触らせてあげる」という
無言の意思表示だ。
柔らかな茂みを指先で撫でて、充血して赤みを増した柔らかな肉を軽く押してみる。
またティルテュが震え、彼女の腰が浮く。その隙に手を臀部と敷布の間に滑らせて、
鷲掴みに揉み上げた。
しゃっくりのような声を上げ、ティルテュが半分とろけた抗議の目を僕に向けた。
「あん……ちょっとダーリン……」
「なに?」
きょろきょろと目を泳がせてから、ティルテュは言い難そうにもじもじと告げた。
「その……お尻に指が当たってるんだけど」
なるほど僕の指先が、皺の中心を捕らえている。悪戯心が沸いて来て、つんと突付いてみた。
「やっ……!それ……ばっちい……」
逃れようと敷布から肩を浮かせたティルテュに、挿入していた指を奥まで押し込んだ。
「……あっ!」
身体が抵抗の意思を失って、敷布が彼女の軽い体重をぱさりと受け止めた。秘部から滴り落ちた
愛液を掬って、それを塗した指で小刻みに突付く。
秘裂とその先端にあった突起も、それまでより早い動作で弄る。
あっと言う間だった。
短く叫んで身体を戦慄かせたかと思うと、ティルテュが大きく脚を投げ出した。
既に解れていた入り口が太腿と一緒に広がった。とろり、と蜜が零れる。
乳房を上下させて彼女が息衝く度に、女の子の匂いが風精に乗って僕の鼻まで届く。
誘われるままに僕は、すっかり我慢の限界に差し掛かっていた物を宛がった。
僕は腰を前後させて秘裂の上を滑り、生暖かい彼女の体液を十分に塗した。
挿入までの時間を楽しみながら――
ティルテュの中に割って入ろうと腰を進めかけた時、
「ま、待って――」
それまでずっと僕に身を任せていたティルテュが、そう言って牽制した。まだ半分彼方を
彷徨っている目だったが、意識は見た目よりもハッキリしているらしい。
僕は一旦挿入を止め、彼女の反応を窺った。
「何?」
「え……っと」
少し迷ってから、彼女は微笑を僕に向けた。
「私から、してあげたいの。ちょっと寝転がってくれる?」
「――ああ」
彼女の意図を汲み、僕は敷布の上に仰向けに寝た。
ティルテュは気だるそうに身を起こし、僕に頭を向けると、這うようにして僕の右へ進む。
まだ起き上がるには身体の痺れが辛そうだ。僕の胸板に手を突き、倒れるようにして
身体を擦り付けて来た。
阿吽の呼吸で右腕を伸ばす。彼女が首を浮かせてそれを枕にすると、腕を巻き込んで
頭を引き寄せた。
無言で何度も軽くキス。酔い痴れた半開きの瞼が、僕を捕えて放さない。
彼女の息継ぎが喘ぎ声みたいに聞こえる。
でもティルテュ、頼むからキスの間は僕の鎖骨に指を這わせないでくれよ――
身体を横向け、僕はティルテュの背中に左手も回した。そのまま仰向けの体勢に戻ると、
ティルテュの身体は簡単に僕の上に跨る格好となった。
背筋から肩にかけては、胸や臀部と違い、引き締まった肉と張り出した骨を皮膚越しに
感じる事が出来る。背骨の辺りを指でなぞると、キスの強さと時間とが増した。
唇を離し、ティルテュは潜水を終えたように大きく息を継ぐ。息を整え、元気な笑顔で
彼女は僕を見下ろした。
「もう、大丈夫?」
うん、とティルテュは淑やかに頷く。膝立ちで浮かせた腰を、僕の太腿近くまでずらして――
滾った僕を、ティルテュの細く冷たい指が捕える。熱い滑りが先端を覆う。
前屈みになった彼女の体勢を支えようと、僕は肩の付け根に手を伸ばした。
滑りと先端が擦れ合い、くちゅくちゅと水音が響いた。その度にティルテュの喉が
細かい切なさに仰け反り――
位置を確かめたティルテュの顔に、僅かな緊張が走る。僕達には騎上位の経験はあるが、
彼女が上になった状態からの挿入は初めての事だ。痛いかも知れない、と思っていたのだろうか。
「――大丈夫?」
うん、と彼女は一度微笑んで答えた。
目を瞑り、一気に腰を落とす。
僕たちは――
一つになった。
<<続く>>
え、やっと挿入?!さてこの先どう始末を付けたものかのう。
えーと、去年投下されたSSでお勧めの作品?立場的に答え難い質問だな…
ネタ回答:勝手に『猟奇部門』を設けて自薦w
マジメ回答:やはり皆さんの好きな物が宜しいかと…
勘弁して下せえ<(_ _)>
じ、じらされ萌え……(´Д`*)
>>お勧め
Lesson C?のエイリーク版と
ダミアン氏の銭湯wのやつと、
むた氏?のアスレイ×ルーテだな、パッと思いついたのは
よく探せばもっと出てくるような気もするが、ログ見ないで思い出した順という事で、ひとつ
167 :
外伝:2005/04/04(月) 02:00:02 ID:qfsfdIQ3
>>>僕の鎖骨に指を這わせないでくれよ
萌えGJ〜
なんでしゅかこの萌えっぷりは。
猟奇部門はあるんですね。安心しました。
ところで、ここは残酷表現はどのぐらいまで大丈夫ですか?
リン×エリウッドないの〜?
宰相ドゼー軍の捕虜になり、ドゼーの砦に連れてこられた聖騎士マチルダ。
あのマチルダ捕縛の報せに、ドゼーは舌なめずりしながら、待ちわびたものだ。
しかし、寝室に連れてこられたマチルダを見て、ドゼーは露骨に落胆の色を見せる。
傷だらけの裸体に、こびりつく白濁液。気絶したままピクリとも動かない。
明らかに、暴行された痕だった。それもかなりの人数に。
「ええい。わしの前に、マチルダに手を出しおって」
ドゼーは憤ったが、済んだ事は仕方ない。
「すぐにシスターを呼べい。癒しに術を仕える者をだ」
そしてすぐさま、シスターの少女(名称募集)が連れて来られる。
「何をしておる。すぐぬ癒さぬか」
「は、はい」
怯えた表情で、すぐにシスターはリカバーを唱える。ドゼーに逆らえば、少女の命と貞操が奪われるのだから。
「う、うん・・・」
呪文はすぐに効果を示し、マチルダは目を覚ます。
「ありがとう。あなたが、癒してくれたのね」
礼を言うマチルダに、シスターはぷるぷると首を横に振る。
「ごめんなさい。ごめんなさい・・・」
泣きながら、謝り続ける少女。
マチルダには、何故傷を癒して謝るのか、分からなかった。
だがすぐにマチルダは気付く。
人を癒す治癒魔法にも、残酷な使い方は有る事を・・・。
「くっくっくっ。マチルダ。ようやく、我が物となったか・・・」
傷が癒えたばかりのマチルダに、早速ドゼーが襲い掛かる。
抵抗しようにも逃げ出そうにも、縛られたマチルダにはどうしようもない。
「あ、あなたなんかの、思い通りになんか・・・!」
強がってもたものの、憎き敵であるドゼーに犯されるという現実に、さすがのマチルダも屈辱に打ち震える。
そして陵辱の始まる部屋の隅では、シスターの少女が、丸まって目をつぶり耳を押さえて震えてていた。
「ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・」
ドゼー軍に捕らえられ、無理矢理働かせるシスターの少女。彼女は自らの操を守ってもらう代わりに、暴行されて傷つく女性の癒しを任されていた・・・。
「どうだマチルダ。わしの女になれ」
ベッドの上で、自分に覆い被さるドゼーに、マチルダは嫌悪感しか覚えなかった。
「誰があなたなんかに!」
きっと睨みつくマチルダ。捕虜になった時から、あらゆる覚悟はしていた。
気になるのは、自分と一緒に捕らえられたクレアと、恋人のクレーベの事。
「まあいい。わしのものにならぬなら、兵士どもに輪姦させるだけ・・・」
ドゼーの分厚い脂ぎった手が、マチルダの肌を滑っていく。
「くうぅ」
歯を食い縛って耐えようとするマチルダだが、ドゼーの愛撫は巧妙だった。
「あ、ああ。・・・そ、そんな」
抑えようと思っても自然に声が出てしまう。
敵の手で感じてしまう自分に躯が恨めしかった。
ドゼーの大柄な体の下で、マチルダの体は好いように嬲られていく。
「あ、あ、あ」
(ごめんなさいクレーベ)
喘ぐマチルダの目から、すっと一筋の涙。
ドゼーは愉悦しながら、クリストスをぎゅっと指で弾く。
「あう! あう! あう!」
その度にベッドで飛び跳ねるマチルダの肢体。
「ほうら。そろそろわしのマラをくれてやるわ」
マチルダの脚を無理矢理広げ、すっかり濡れたあそこを、ドゼーの太いマラが貫いていく。
「ああーっ!」
マチルダの口から、悲しい悦びの嬌声があがった。
ぱんぱん
ベッドの上で激しく揺らぐマチルダの豊満な肉体。
「く、うううー」
ドゼーが腰を突き動かす度に、マチルダは大きく仰け反る。
「あ、ああー。クレーベ・・・ごめんなさいクレーベ」
「ふん!」
大きく突いて、おもむろに精を放つドゼー。
「あ、ああ、ああああああぁぁぁー!」
不覚にも、マチルダは頭の中が真っ白になり、閃光が弾ける。
絶頂を迎え、倒れ付すマチルダ。目からは屈辱の涙が、ぽろぽろと零れる。
「う、うううー」
犯される覚悟は出来ていた。だがまさかドゼーの手で、こうも簡単にイカされるとは。
それが何よりも、マチルダには口惜しかった。
「これが最後だ、わしの女になれ。さもなくば、兵士どもの慰み者になるぞ」
「だ、誰が・・・あなたの女なんかに・・・」
最後通牒も、気丈に突っぱねるマチルダ。
ドゼーはニヤッと笑い、マチルダを軽々と持ち上げる。
「そうか。ではお前は地下牢送りだ。せいぜい兵どもを、悦ばしてくれよ」
言いつつドゼーはマチルダをお腹の上に乗せ、騎上位の体勢に持っていく。
「今日だけは、わしが直々に可愛がってやろう」
ドゼーのお腹の上で激しく突かれ、小刻みに振動していくマチルダ。
「う、うん・・・」
どんなに我慢しようと思っても、押し寄せる官能の波には逆らえず、喘ぎ悶え、泣いてしまうマチルダ。
この日、マチルダは散々ドゼーに嬲られ弄ばれる。気を失うまで。
そして次にマチルダが気が付いた時、そこはすでに地下牢だった・・・。
「う、ううん・・・」
地下牢で気が付いた時、マチルダは両手両脚を拘束されていた。
そして目の前には、この前のシスターの少女。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
以前と同じように、ただ泣きながら謝るシスター。
「どうして? あなたが謝ることはないのよ」
マチルダの言葉に、シスターはびくっと肩を震わせる。
「いいえ。私はわが身可愛さに、あなたを犠牲にして・・・。許されることではありません・・・」
「いいのよ。あなたが悪いわけじゃないわ」
「でも・・・」
ただ泣くことしか出来ないシスターに、マチルダは優しく笑いかける。
「いいの。ドゼーやその手下に負けるような私じゃないわ。必ず、仲間が助けに来てくれる。だから、それまでの我慢よ」
そこまで言って、きっと前方を見据えるマチルダ。そこには、ドゼーの手下が大勢集まっていた。
「へへ。あの聖騎士とやれるなんてな」
「おい、早くやろうぜ」
「慌てるな。順番だ」
次々と群れる男たち。いや獣の群れ。
「あ、ああ・・・」
これから起こる惨劇に、シスターの少女はさっと蒼ざめる。
「私は大丈夫。いいからあなたは早く行って。ここにいたら、あなたも危ないわ」
一応、癒し手であるシスターの少女には手を出すなと命令されていたが、血走ったケダモノが何をするかは分からない。
「いいから。早く行きなさい!」
「・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい」
マチルダに強く促され、泣きながら去っていくシスター。
入れ替わるようにケモノの群れが、マチルダの女体を貪り食う。
「ああー!」
悲鳴とも嬌声ともつかない声を背に、シスターの少女は大きく泣き崩れた・・・。
「ごめんなさい。ごめんなさい」
輪姦に耐えるしかないマチルダ。ただ泣く事しか知らないシスターの少女。
二人はまだ知らない。本当の惨劇はこれからだと・・・。
口と前の穴と後ろの穴を同時にペニスでふさがれ、さらに余った男たちも、思い思いにペニスをすりつける。
ペニスを手に握らせしごかせる者や、金髪をペニスに巻いてしごかせる者・・・。
「ん、んんー」
全身を余す所なく肉棒で覆われ、マチルダは一瞬で白いザーメンに飲み込まれた。
「おごうぅ」
口に出されたザーメンを吐き出すと、すぐさま別の男が口に挿入する。
「ちゃんと飲まねーか!」
「んごうぅ!」
再び口を塞がれ、マチルダは息もたえたえに喘ぐ。もはや呼吸する余裕すら無い。
尻に何本もの肉棒が突き刺さり、引き裂かれた穴からは激しく出血してしまう。
前の穴からも、ザーメンと一緒に鮮血が吹き出ていた。
「ぐ、ぐううぅ」
その場の男が一周する間もなく、マチルダは傷だらけになり、ザーメンと血の海に沈んでしまう。
「なんだこの女。もう終わりかよ」
「聖騎士っつっても、だらしねーな」
倒れこんだマチルダを、ぽんと蹴り上げる男。まるで物を蹴るように。
「うげえぇ」
口から血とザーメンと悲鳴がこぼれるが、もうほとんど反応は無い。
「ちっ。しょうがねえ。他の女を犯るか」
「どうせだ。この女の前で犯ってやろうぜ」
このドゼーの砦の地下牢に囚われているのは、マチルダだけではない。
多くの者が、無実の罪で囚われていた。そのほとんどが、若く美しい娘ばかりである。
兵士たちの、慰み者として集められた無垢な娘たち。
その娘たちが、今マチルダの目の前で暴行されようとしていた。
「いやー!」
「やめてー!」
空気を切り裂く悲鳴に、はっと顔を上げるマチルダ。
そこでは大勢の娘が、もっと大勢の男によって嬲られていた。
男女男と書いて嬲る。まさにそんな状況だ。
「あ、あああ」
目の前の惨状に、ただただ呆然とするマチルダ。
「あ、あああー」
すぐには貫かず、ひたすら愛撫に徹し、喘ぎよがらせる事に執着する者。
「い、いたあーい!」
柱にしがみつかせ、バックから激しく突く者。
「ん、んんんうー」
四つん這いにさせた娘の口と前の穴を、前後から犯す者たち。
「や、やめなさい! あなたたち!」
マチルダのそんな言葉に、耳を貸す男などいるはずもなく。凶行はさらに続く。
「マ、マチルダさまー!」
娘の中には、マチルダを知る者もいるのだろう。必死になってマチルダに助けを求めるが、彼女もまた陵収に過ぎない。
男たちは、マチルダのも再び群がり、穴という穴を塞いでいく。
「う、ううー!」
肉棒に覆われながら、マチルダは泣いた。犯される娘たちに。そして、無力な自分に・・・。
やがて、悪夢のような時間が過ぎ去り-
男たちが去った地下牢に、シスターの少女が戻ってくる。
そこで少女が見たのは、血と精液に沈み込み、虚ろに壊れ果てた娘たち。
「あ、あああ」
シスタの瞳孔が、信じられないと見開かれてゆく。
「そんなああぁぁぁぁぁ!」
絶叫が、地下牢にこだまする。しかしこの絶叫は、これから毎日続く・・・。
犯され、嬲られ、傷付けられる毎日。
そんな日々に、変化が生じる。
新しいリーダーを迎えた解放軍が、反撃に転じ、ソフィア城を奪還。
宰相ドゼーはなんとか逃げ出したものの、解放軍の勢いは止まらず、このドゼーの砦まで迫る。
「ええい! 腹立たしい!」
がつんと床を蹴り上げるドゼー。周囲の部下は、縮み上がるだけで、何も言えない。
「忌々しい解放軍の餓鬼どもが!」
苛苛と歩き回るドゼー。しかし勢いに乗る解放軍を止める術など見つからない。
と、そこでドゼーはハッと止まる。
「そういえば、地下牢にマチルダがいたな」
「はっ」
「よし。周囲の村に、マチルダを処刑すると伝えろ」
「処刑、ですか?」
「そうだ。そうすれば、解放軍の連中は、浮き足立って攻め込んでくる。そこを叩けば・・・」
くくくと歪んだ笑みを浮かべるドゼー。その足が、地下牢に向かう。
「どうせ、処刑するのだ。最後は愉しませてもらおう」
と、そこへ一人の老人がドゼーに耳打ちする。
「なにっ? マチルダが妊娠しているだと?」
ドゼーの言葉にこくっと頷く老人。
その報せに、ドゼーに笑みが浮かぶ。悪魔の笑みが。
地下牢にやってきたドゼーに、さっと蒼ざめるマチルダ。以前なら毅然と睨んでいたが、今は事情が違う。
今はまだ平坦だが、そのお腹に新たな命の兆しが宿っていたから。
時期的に考えて、クレーベとの愛の結晶である。
だが。囚われのマチルダに、残酷な事実が伝えられる。
「喜べマチルダ。お前の処刑が決まったぞ」
その一言に、絶句するマチルダ。
「処刑の日は、解放軍がこの砦に攻めて来る時だ。それまでは、せいぜい愉しませてもらう」
「あ、ああ」
残酷な通達に、震えてしまうマチルダ。以前なら、処刑と聞いても、覚悟は出来ていただろう。
捕虜になった時から、死ぬ覚悟は出来ていた。だが。今この身には、新たな命が宿っている。
愛するクレーベとの愛の結晶が。
「待ってください!」
逡巡するマチルダの前に、シスターの少女が庇うように立つ。
「マチルダ様のお腹には、赤ちゃんがいるんです! どうかご助命を! お慈悲を!」
土下座して泣いて嘆願するシスター。だがドゼーは、その少女の頭を、悠然と踏みつける。
「ぎゃあっ」
踏みつけられた少女は、床に沈む。
「このシスターも、もういらんな。犯せ」
無造作な一言に、ドゼーの部下達が群がる。
「きゃー!」
修道服を切り裂かれ、たちまち全裸にされるシスターの少女。今まで全てを犠牲にして守ってきた貞操が、もろくも破られようとしていた。
「やめなさい!」
今度はマチルダがシスターを庇おうとするが、相変わらず両手両脚を拘束されてて動かない。
その顎を、ドゼーはぐいっと掴む。
「くくく。他人の心配をしている場合ではないぞ」
ドゼーの手には、小剣が握られていた。
そして。マチルダの、未だ平坦なお腹、しかし確実に赤子の宿るお腹を、切り裂く。
「ぎゃああああかかかか!?」
「さあ。マチルダ。お前の子を見せてみろ」
「い、いやー!」
裸にされ、今にも処女を犯されようとされるシスターの少女。
「や、やめて!」
だが懇願も虚しく、男の凶悪なペニスが、処女膜を貫く。
「わあああぁぁぁぁー!」
絶叫するシスター。だが彼女は見た。それ以上の衝撃を。
ドゼーが、マチルダのお腹を切り裂いて、胎児を取り出している。
「うわー!」
「わーーーーわわわわわわわ!!?」
それぞれ、言葉にならない叫びを上げるマチルダとシスター。
未だ人の形をする前の、未熟な胎児。おたまじゃくしのような小さな命。
それをドゼーは、マチルダの目の前に掲げて見せて、
ごきゅっと握りつぶした。
「わー!?!>?!>?」
言葉にならない悲鳴を上げ、マチルダは気絶した。その方が幸せだったかもしれない。
胎児を殺したドゼーは、勃起した肉棒を取り出すと、切り裂いたマチルダのお腹に突き刺したのだ。
内臓姦である。
「おおう」
お腹に挿れた肉棒を包む感触に打ち震えるドゼー。
このぷるるんとした感触は、大腸だろうか肝臓だろうか。
「あ、あわ、あわ、あわ」
目の前で行われる現実離れして光景に、自身が犯されているのも忘れ、泡を吹いてしまうシスターの少女。
気を失わなかったのは、ひとえにマチルダの命を救うためである。
「ふ、ふうう」
内臓を散々に肉棒で掻き回して、ドゼーはお腹の中に精を放つ。
と同時に、シスターを犯していた男も射精するが、シスターの少女にはもうどうでもよかった。
「ふー」
すっかり満足して、マチルダのお腹から肉棒をひきずるだすドゼー。そこへ、自身も犯されたシスターが願い出る。
「お。お願いです。マチルダ様に、治癒の術をかけさせてください」
お腹の赤子は救えなかったが、マチルダだけでも。シスターは命を賭していた。
「まあいい。やってみろ」
さも面白くもなさそうにドゼーは言い放つ。どうせ処刑するのだ。生きようが死のうが関係ない。
(お願いです、ミラ様)
(私はどうなっても構いません)
(どうかこの方をお救いください)
マチルダの前に跪き、一身に祈る少女。
と、その身が白い光に包まれる。
それは魔法を越えた純粋な奇跡。
光が止んだ時。
マチルダの傷は完全に癒えていた。荒らされた内蔵さえも。
しかしその代償は・・・。
「ふん。死んだか」
マチルダを癒したシスターの少女は、祈りを捧げる姿勢のまま、息絶えていた。
マチルダを癒すため、全ての生命力を使い果たしたのだ。
だがそれは幸せだったかもしれない。
ドゼーの内臓姦に刺激され、血に狂った男たちが、他の娘たちにも、残虐責めを行ったのだ。
ぐちゅっと指で目をつぶして、さらに肉棒を挿入して目姦。
頭をくりぬいて、その穴に挿入して脳姦。
頭と胴を切り離して、さらに個別に犯す。
血に狂った男たちの凶行に、娘たちも気が狂い、犯されたまま息絶えていく。
今や地下牢は、人外のケモノの巣と化す。
そして。マチルダ処刑当日。
マチルダ処刑の報せを受け、罠と知りつつも突入する解放軍。それを万全の体制で迎え撃つ宰相軍。
中庭に連れてこられたマチルダを、弓兵の矢が狙う。
さらにマチルダの周囲を、妖術師が呼び出したゾンビが取り囲む。
そのゾンビは、男に犯し殺された娘たちの成れの果て。
死して尚、娘たちは辱められたいた。
その先頭のゾンビは、あのシスターの少女のゾンビ。
マチルダを癒すために息絶えた心優しい少女も、ゾンビにされていた。
その空洞の眼差しは、マチルダには自分を恨んでいるように見えた。
衝撃に、動きを止めてしまうマチルダ。
そのマチルダを、弓兵の矢が狙う。
181 :
外伝:2005/04/04(月) 05:19:38 ID:qfsfdIQ3
ぬるい残酷猟奇描写で申し訳ない。
心優しい自分にはこれが限界でした。
「ねえシャナン、パティ見なかった?」
休憩の途中、セリスがシャナン王子に聞いてきた。
「む・・・・・・。そういえば見ないな・・・」
「そうか・・・大事な用事なのに、どこ行ったんだろ?」
「ちょっと待ってろ。今探してやるから。」
そう言ってシャナンはズボンのジッパーを開けて、中から男根を取り出した。
「わわわっ!シャナン、いきなり何をするの!?」
「黙って見てろ。」
男根は徐々にかたくなり、ピンっと上を向いて反り返る。そして、男根の先はぐるっと旋回して、
シャナンの左の方向を向いた。
「あっちだ。」
シャナンの指差した方向から、パティがやってきた・・・。
「シャナン様〜♪」
するとシャナンの亀頭の先から、先走り汁がたらたらとあふれてくる・・・
「むむ、どんどん近づいてくるな・・・」
おしまい
おまいら、『大章典』じゃなくて、『大賞典』な。
競馬が元ネタだから。←一応こだわりw
>>142 マシン氏の『道化師』。
あのパオラ視点氏が一連のミネルバ&三姉妹物を書くきっかけになったという作品。
ヘタレマチスが何かカコイイ!
去年じゃないすけどw
ギャグ編なら、マシン氏のオルソン&モニカ。
オルソンのあまりの電波ぶりに、しばらく笑いが止まらなかったでつw
拙作の大運動会・第9の種目も、あの作品の影響をもろに受けているわけで・・・w
陵辱なら、まごのて氏の裏15章。
ヴァルターめ!俺も一緒・・・いや、俺のエイリークタソを返せー!
好好。
よきかなよきかな
There is a black sheep in every flock
黒い羊はどの群れにもいる。
パスカリも黒い羊なのだろう。
187 :
花泉の亜茶:2005/04/04(月) 21:27:56 ID:a6oSp9PB
>マシン氏
GJですた。でも、そのヒキはあんまりとですw
>外伝氏
>ぬるい残酷猟奇描写で申し訳ない。
>心優しい自分にはこれが限界でした。
これでぬるいと申されるというのか?!
次はなにがくるのか、マジで楽しみですわ。
>ダミアン氏
男根がセンサーかよw
そういや、シャナン×パティって、久しぶりだねぇ。
>142
前年度で良かったのを三つ選ぶなんて、ワシには無理ダスよ。
でも、ギャグならダミアン氏の大賞典で決まりですが。
現在、毎回の事ながら産みの苦しみを濡れ場で味わっとるとです。
あと少しなんだよ、あと少しなんだよ〜・・・・・・
>>外伝氏
あんまりだ、あんまりだよ。・゚・(ノД`)・゚・。
何はともあれこれからも頑張って下さい。
190 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 17:24:44 ID:RQamJPp4
このスレを保守
191 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:24:06 ID:lawe/RIV
FEって半分ギャルゲーっぽい
>>191 わかりきった事を…
あと、ギャルゲー風の封印の剣もいいんでないの?
狼はいないから帰れ。
194 :
美食戦隊大薔薇野郎 ◆LP8NPf/Dh6 :2005/04/05(火) 23:30:25 ID:p/DIhB8s
上の方でオレンジレンジみたいなパクリ馬鹿野郎が暴れてたけど、コイツは何者…?
ギャルゲー封印の剣
個人的には面白いと思う。
でも、ちょっと続きがわかりきってる感じ
ときぬも風の封印なんかいいな
主人公ロイ、ヒロインリリーナ・シャニー・スー・ララム・セシリア・ソフィーヤで
裏技使えばギネヴィアやイドゥンとのEDもあるとか
聖戦やってたころは、毎回
トキメモみたいやったよ。
最初の50ターンしか好感度変動しないし、
ひっつけてひっつけてやっと
「気になっておるようじゃ」にしたら
会話一回で「気になっておる」対象が
ひっくり返るし…
攻略評価はいつもEだったけど、
それでも楽しかったのさ…
恋占いってのが地味にイイよな。
愛してしまったようじゃとか他人に言われるあたりゾクゾクする。理由はわからんが
そろそろ言ってやろう。
自演氏ね
あ〜あ、言っちゃったw
本人はバレてないと一人悦に入ってたのにw
まあいいや、俺も言おう。
自演消えな。
蒼炎発売まで残り13日
「起きれなかったら、そのままでもいいから。」
井上はそう言うと、素早く俺に馬乗りになって俺の服に手をかける。
「うわっ、ちょ、ちょっと待てったら。起きるから」
慌てて井上を制すると、俺は身体を起こす。そして、上を脱ぐと井上に背を向ける。
「これでいいか?」
「うん、今拭いてあげるからね」
井上はそう言うと手ぬぐいを緩めに絞る。背中に冷たい感触が走る。井上は丹念に
背中を拭いてくれていた。そして背中を拭き終わると、また手ぬぐいを絞る。
「今度は前拭くからねー」
井上はそう言うと、後ろから腋を手を通して拭いてきた。その時に井上が俺の背中に密着する。
その時に、井上の膨らみの柔らかい感触が伝わる。
「お、おいおい、なんか不自然な体勢じゃないか?寝た方がいいか?」
「そう?私はこの方がやりやすいよ。」
とりあえず、一通り体を拭いてくれた井上に感謝。
誤爆ワロワンデ
この世から消えろ
なんか、FE関連スレはどこにでもこういうのが湧いて来るね。
ここで流れを読まずにエリウッドとニニアンの純愛ものを希望してみる
誰かショタ書いてくれ
離脱マップで逃げ送れたアスベルが捕獲されて肉奴隷にされる話
じゃあ俺は
>>207に対抗してエリウッドとリンの純愛ものを希望してみる
145氏のあげたセイン×フィオーラは、オレもすごいと思った。
文章力がハンパじゃない。
あと、むた氏のCもアスレイ×ルーテ。「私、優秀ですから」が出るたびに笑えた。
ダミアン氏はここ数年でいちばん伸びたと思う。
前はギャグしか書けてなかったしあんまエロくなかったけど
最近のシスプリ見るといちおうエロもうまくなったような。偉そうで本当に本当にすまない。
でも、フェレよりもあえてルイーズ一連の作品をあげる。
ルイーズ伝説と、烈火神ゲー化の名声の一翼は、ダミアン氏なくてはありえないし、
あの強引な展開が笑っちゃうんだけど好きで好きでたまらない。
偉そうにすまんっ。ロムに戻るよ・・・
じゃあ俺も
>>207に対抗してフィルとノアの純愛ものを(ry
>166 >210
ルーテ×アスレイは自分じゃないです。
>142
『フェレ大賞典』 エロギャグ物を読んだのが初めてだったから余計に印象に残ってる。
あとマシン氏の描写の密度が凄いと思う。
『罪の意識』とか、なんか空気がまとわりつくみたいだった。
あと12スレ目でのリレーは、いろいろ参考になりました。
発想とか描写とか、いろいろ自分に足りないものとかがわかった気がする。
アスレイものがまた読みたくなっちまったじゃないかお前等どうしてくれるよ
普段カマトトぶってるヤシのエロパロ」がやっぱり面白いな
214 :
倉庫の人:2005/04/10(日) 00:51:34 ID:4N95X/qN
更新が遅くなり申し訳ありません。
倉庫にPart11〜12までの作品を収録。
(作者本人が収録しないよう希望されたものは収録していません)
また、花泉氏の初代スレ寸評にてクリシーヌ×ユニの
1レス分の抜けがあるとのことでしたので、訂正しました。
ありがとうございました。
>>214 倉庫の中の人、乙です。管理よろしくお願いいたします。
>214 収蔵お疲れ様です。
218 :
外伝:2005/04/12(火) 23:52:19 ID:urnNwo6T
倉庫の人さま、更新おつかれさまです。
(自分のがいつ掲載されるかドキドキしつつ待ってます)
FE外伝の、マチルダさんが救出されてからの、クレーベとの純愛SSを書かせてもらいます。
エロはぬるめの純愛と、精子受精レースです。苦手な方はスルーを。
本当の本当に純愛です!
という注意事項を、何故、陵辱や猟奇の時にやらないのでしょうか自分。
219 :
外伝:2005/04/13(水) 00:09:03 ID:cRmSnK8I
ソフィア城を奪還して、セリカと再会したアルム。しかしセリカとケンカ別れして、ちんぽを噛まれてしまいました。
「シルク〜。治して〜」
だーと滂沱して、泣いて土下座してシスターのシルクに頼み込むアルム。
「あらら。痛そうでちゅねー」
シルクがぴーんと指で弾くと、アルムはうぎゃーと転げ回る。
「痛いでーす。治してー」
「もう、私やクレアに酷い事しません?」
「うん。他の女に手を出さないって、セリカと約束したし」
「では仕方ありませんねー
いたいのいたいのとんでけ〜。リカバー」
ぽわぽわむきゅーんと復活するアルムちんぽ。
「もう悪さしちゃいけませんよー」
「はーい」
と、そこへ伝令が、リゲル軍の襲来を告げる。
アルム「みんな油断するな。リゲルの大部隊がくる」
アルム「騎士団は前へ。魔法部隊は後ろに下がって」
アルム「敵を分散して、ひとりずつ倒してゆくんだ」
テキパキと指示を与えるアルム。一見当たり前の事を言ってるようだが、一人の敵を複数で倒してゆくのは、主人公としてどうかと。
アルムの戦術に一対一の正々堂々は無いらしい。マイセンじじいの教育の賜物だろう。しかもクラスが「せんし」のアルムは、個人戦闘力も非常に高い。
他シリーズのお坊ちゃんロード主人公と比べると段違いに使える。口は悪いが。
「では私は後ろにさがりまーす」
指示に従い後方に下がろうとするシルクの首根っこを、アルムはぎゅっと掴む。
「回復薬はみんなのすぐ後ろ」
「うう。私、薬扱いですか」
そうしてリゲル軍の襲来を退けたアルム率いる解放軍は、一路北西を目指す。
目標は逃げ出した宰相ドゼーの砦。
そこでは、聖騎士マチルダが囚われの身になっていた。
220 :
外伝:2005/04/13(水) 00:26:00 ID:cRmSnK8I
ソフィア城から進軍し、森の中の小さな村までやってきたアルム軍。
そこで魔導士リュートが仲間になりました。
リュートの言う事には、妹で同じく魔導士のデューテが拉致されて妖術師タタラに洗脳されたので、一緒に助けてほしいとのこと。
「で、妹さんは可愛いの?」
「もちろん!」
アルムの問いに、リュートは気迫を籠めて言い切る。
「俺の妹はっ! 世界一だ!!!」
『おー』
ぱちぱちとみんな拍手。アルムはうんうんと頷き、
「ああ。そりゃもう犯られてるね」
「えー!?」
顎ががくんと落ちるリュートだが、他の面々はうんうんと頷く。
「そ、そそそそそそそそそ、そんなデューテがそんな目に?」
「これ書いてる奴を考えてみろ。きっと次の次は『外伝デューテ洗脳陵辱SS』とか書くに決まってるじゃないか」
うん。そのとーり。でも自分は心優しい人間ですので。
「うわー。デューテー!」
今にも駆け出そうとするリュートを、アルムはがしっと止めます。
「まあ落ち着け。どうせもう犯られてるし」
「うわー!」
ごろごろ転げ回るリュートだが、とりあえずアルム軍と行動を共にする。
さて。森の村では、村人さんから、ガーゴイルにさらわれた娘を助けてほしいと依頼を受けます。娘を助けたら、いいもんあげるとの事。
「やっぱその娘さんも犯られてんだろううな」
うん十八禁パソゲーならそうなんでしょうね。
さてさて。そんなのんびりしている暇はありません。
ドゼーの砦に捕まっている聖騎士マチルダさんが、処刑されるとの報せが飛び込んできたのです。
「そのマチルダというのはどんな人?」
「すっごい美人の人ですよ」と説明するクレア。
「すぐ助けよう。早く助けよう。今すぐ助けよう」
というわけで、大急ぎでドゼーの砦に攻め込む解放軍。万全の体制で迎え撃つ宰相軍。
状況だけ見れば宰相軍有利だが、実際には解放軍が圧倒的に押しまくる。
「美人のマチルダさんを助けるんじゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
美女の為に戦う漢は、通常の三倍の性能を発揮。ドゼーの計算違いである。
「鳴り響け! 俺のめろん!!!」
弓兵のパイソンが次々と敵兵を射ち殺し、
「いくぜルカ」
「おおフォルス」
ルカとフォルスのソルジャー系コンビも、華麗な連携で進撃。
「「「村人トライアングル・アターック」」」
グレイ、ロビン、クリフのラムの村人三人組も、ゲームにない嘘技をぶちかます。
その頃。武器を持たない捕虜のマチルダさんは、弓兵とゾンビに囲まれ、一方的に攻撃を受けていたが、
「マチルダさーん! 危なーい!」
そこにPナイトのクレアが、決死の覚悟で弓兵を攻撃。ぎりぎりでマチルダさんの危機を救う、
なんとかかんとかマチルダの安全を確保して、いよいよ宰相ドゼーに挑みかかる。
「ドゼー! 覚悟ー!」
馬を走らせ、真っ先にドゼーに突撃する旧リーダーのクレーベ。
これを外すと後がないというクレーベ決死の一撃!
その一撃を、ドゼーはひょいっとかわす。そして反撃。
「ぐはぁ!」
血ぃ吐いて死に掛けのクレーベ。
「おーい、救急箱」
「はいな」
そこをすかさずシルクが治療。
「でも私は救急箱じゃありませんよー」
傷を癒してもらったクレーベは、こそこそとアルムの背後に退却。
「後は任せたぞ。新リーダー!」
背中を向けたままこくっと頷くアルム。
「こんな奴、ひねりつぶしてやる」
言うが早いか、バロンのドゼーに斬りかかる戦士アルム。
ズバッ
斬れた。アルムの一撃は、バロンの超重装甲をも切り裂く。
そこへ畳み込むように、魔導士リュートがエクスカリバーを打ち込む。
いかな超重装甲でも、魔法までは防げない。
「ぐはあっ!」
確実に追い込まれるドゼー。さらに攻め込むアルム。
「どうした。お前の影武者はもっと強かったぞ」
それは本物は「りゅうのたて」を持っていないので。
「おのれマイセンめ。ルドルフのこせがれに、ソフィアを売り渡すつもりか」
そのドゼーの呟きは、アルムの耳には聞こえなかったようだ。
まっすぐにアルムの剣が突き出される。だが固い装甲に阻まれる。
「貫けーっ!」
まるでみんなの想いが乗り移ったかのように−
剣はドゼーの胸元を貫き、背中から飛び出る。
「ふふ。もっと早く出会えていれば・・・友と呼べたかもしれんな(吐血)」
「最後の最後で、いい人ぶるなー!」
ドカバキ、ドカバキ。
こうしてソフィア王国は、宰相ドゼーの圧制から解放された。
戦い終わって日が暮れて。
宰相軍の兵士は皆殺しにされ、マチルダさんを始めとする捕らえられた人々は全て解放される。
マチルダ「ありがとう。きっと助けてくれると信じていました」
マチルダはそうお礼を言って、アルムに優雅な笑みを向ける。そして長い金髪から柔らかな香りを残して、去っていった。
ナレーター「一瞬の香りを残してマチルダは去った。アルムにとってそれは、初めて知った女性の香りであったのだろう」
砦の後ろの庭。そこでマチルダは一人で黙々と穴を掘る。土で汚れるのも構わずに。そして穴には一人ずつ遺体を埋めていく。黙々と同じ作業を繰り返し、全ての遺体を埋め終わった頃。
「マチルダさーん」
「おねーさまー」
やって来たクレアとシルクが、ぎゅっとマチルダに抱きつく。
「よかったー。心配してたんですよ−」
「クレア。あなたも無事でよかったわ」
抱きつくクレアをよしよしと撫でるマチルダ。
「お姉さまー。心配してましたー」
同じようにすりすりと抱きつくシルク。
「ありがとう。ところであなたは一体誰?」
聞かれて、きょとんとするシルク。
「申し送れました。私はミラに仕えるシスターで、シルクと申します」
「そう、ミラのシスターなの・・・」
すっと目を細めて、シルクのおかっぱの頭を撫でるマチルダ。なでなでされたシルクは、「えへへー」と無邪気に笑う。
「ほら、マチルダさん。今日は祝勝会やるんだって。早く行こう」
「わーい。今日はお姉さまと一緒ですぅ」
クレアとシルクに手を引っ張られ、マチルダはその場を後にする。最後に一度だけ、自分で作った墓場を振り返り・・・・・・。
その日。ドゼー打倒を祝して、砦では盛大な宴会が開かれた。その歓びは、ソフィア全土へと広がっていく。
そして宴が終わり、多くの人々が寝静まる頃。
マチルダは、恋人のクレーベの部屋にいた。だがその扉を開ける事は躊躇われてしまう。
宰相軍に囚われていた間、ずっと辱められていた自分。果たして、クレーベは受け入れてくれるだろうか。
ううん、受け入れてくれなくてもいい。それでも・・・。
マチルダは決心して扉を開ける。
その部屋のベッドの上では、二人の人物が裸で寝ていた。
「ク、クレーベ!?」
予想外の光景に、我が目を疑うマチルダ。まさか、自分がいない間に別の女と?
だが現実は斜め上を行っていた。
「やあ、マチルダじゃないか」
「こんばんは。マチルダさん」
ベッドの上からは、クレーベと若い男の声。
「へ?」
よく見てみると、ゥレーベと一緒に裸で寝ているのは、新リーダーのアルム君です。
「な、ななななななな、なにやってるの、あなたたち!?」
聞かれて、裸の男二人は熱く見つめ合う。
「なにって、こうやって肌を重ねて親交を温めてるんじゃないか」
「そうですよマチルダさん。戦場で男同士は当たり前です」
(外伝アルム/クレーベSS。801禁止なので省略。ちっ)
「801板に逝けーっ!」
どごーんと、思わずといった感じで、アルムを窓の外に突き飛ばすマチルダ。
「ちくしょう。もう少しだったのに」
死んだ時のセリフを言いながら、アルム退場。
「クレーベ!」
どん! とベッドの上に詰め寄るマチルダ。怖い目をして。
「はは。どうしたんだいマチルダ。そんな怖い顔して」
「私がいない間にっ! 男なんかと!!!」
「騎士として当然の嗜みだよ」
「問答無用!」
どーんとベッドの上のクレーベを押し倒すマチルダ。強引にクレーベの唇を奪い舌を入れる。
「今日は。女のよさを、とことん思い出してもらいますからね」
言いながら、服を脱ぎ脱ぎ。
「しょうがないなー。今日は僕もがんばっちゃうか」
「どうクレーベ? やっぱり女の方がいいでしょう?」
「はあ気持ちええ。ごっつ気持ちええ」
マチルダさんの豊かな美乳。その乳に頭を挟まれ、クレーベは夢心地で表情を崩す。
「ほらほら。私のおっぱいはどう?」
「はうー。はいー。天国行きでーす」
ぷるるるるんとマチルダがおっぱいを揺らすと、涙と鼻水と涎を垂れ流しながら、クレーベの視線が宙を向く。
「ふふ。ここもこんなにしちゃって」
すでに限界まで勃起したクレーベちんぽ。マチルダさんがぎゅっと掴むと、ぷるぷると震えちゃいます。
「やーん。かわいー」
「うっはー」
手に合わせて、ぐねぐね形を変えるクレーベちんぽ。マチルダには可愛く見えるようだ。
「ほーら。ここもぱふぱふしてあげる」
頭の次に、ちんぽを美乳で挟んで、ぱふぱふ(FEで「ぱふぱふ」はいいんだろうか?)。
「はうー、はふー、うはーん」
ちんぽに与えられる極上の刺激に、クレーベは腰を上げて打ち震える。
「はー、気持ちええ。極上極上」
「うふふ。まだまだよ」
乳を揺らして、ちんぽを上下左右から締め付け、さらに先端の亀頭をぺろっと舐め上げる。
「はにゅーん」
「あはっ。ここもかわいー。食べちゃうから。えい」
さらにぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろぺろ、ぱっくんとちんぽを味見。
「ううー。うううううー」
顔を真っ赤にして、クレーベの腰がさらに高々と上がる。
「ほうら。我慢してないで出しちゃいなさい」
マチルダが指でピンと弾くと、ちんぽの先端より、熱い白濁液が降り注ぐ。
マチルダの顔や胸に降り注ぐ熱い白濁液。
それをマチルダは気持ちよさそうに浴びる。
「もう。こんなに出しちゃって」
胸にかかった精液を、ぺろっと舐め上げるマチルダ。
「うふっ。あなたの精液、濃くて美味しいわぁ」
とろんとした潤んだ瞳で、マチルダは浴びた精液を舐め取る。
その妖艶な美貌に、クレーベはドキッとした。久しぶりに再会したマチルダは、以前にはなかった妖しい魅力が加わっていた。きっといろいろ体験したからだろう。
「それじゃあ。今度は私が愉しませてもらうわよ」
言うとマチルダは、クレーベの上に乗り、脚を広げて、勃起したままのちんぽを己のナカへと誘う。
騎乗位の体勢で、クレーベと交わるマチルダ。さすがに聖騎士だけあって、騎乗は得意らしい。
「ああん、あなたのが、私のナカにぃ」
自ら挿れたクレーベちんぽに感激するマチルダ。
「ひとつに、やっとひとつにならたのね、私たち」
いきなりトップスピードで腰を振るマチルダ。別れていた時間を取り戻そうとするように。
「ああ、マチルダ。僕達は一つだ。これからもずっと。・・・くぅ!」
マチルダの急激な締めつけに、ぐっと眉をしかめるクレーベ。それこそちんぽが痛いほどの締め付けだった。
「ああ、クレーベ。クレーベ」
騎乗位で、クレーベちんぽを思いのままに操るマチルダ。上に乗りながら、腰を屈めて唇を重ねる。
「マチルダ」
自らもマチルダの背中に手を回し、キスを繰り返すクレーベ。
離れ離れにされていた恋人が、ようやく再会した瞬間だった。
「はあぁん。クレーベが、私のナカで暴れてるぅ」
マチルダが腰をくねらせると、クレーベちんぽも元気よくナカで飛び跳ねる。元気いっぱいのちんぽは、再び子種を発射。今度は膣内射精です。
「は、ああはあー!」
膣内に注がれる熱い精液に、マチルダも絶頂に達する。
ぎゅっと膣を締め付け、さらに背を搾り取る。
さて。マチルダの胎内に出されたクレーベ精子たちは、子宮を目指して、壮絶な受精レースが開始されます。
精子A「よーし。みんな子宮目指して出発だー」
わーとちんぽから駆け出していくクレーベ精子たち。一匹でもゴールインしたら、めでたく受精成功です。
しかし。マチルダ子宮も、そう簡単にはゴールさせません。
ほーら、酸の波が、精子をぶち殺していきます。
精子B「ぎゃーす!」
精子A「み、みんなー」
精子C「ぼくたちに構わず先に行けー! ぎゃー」
精子A「で、でも」
精子D「いいから行け! みんなの犠牲を無駄にするな! うわー!」
だーと泣きながら先に進む生き残った精子たち。
これから先も次々と凶悪な罠が、精子くんたちを殺していきます。
がんばれ精子! 負けるな精子! 最後の一匹まで!
そんな胎内での生存競争は露知らず。長く激しい交尾を終えたクレーベとマチルダは、ぎゅっと抱き合ったまま一夜を過ごす。
「長かったな。ここまでくるのに」
「ええ。そうね」
ベッドの上で遠い目をする二人。思い出されるのは、解放軍を結成したあの日の事。
打倒宰相ドゼーを誓ったあの日。その誓いはとうとう果たされたのだ。
最後はほとんど他力本願だが。
「でも。まだ終わりじゃないわよ」
「ああ。そうだな」
宰相ドゼーは確かに倒した。だがまだリゲル帝国との決着が残っている。
「大丈夫さ。僕の選んだリーダーだから」
「そうね。確かに、頼もしそうな若者だわ。マイセン将軍の孫だものね」
ラムの村からやってきたアルム。二人はシフィアの未来をこの若者に託したのだ。
結局は他力本願だが。
そして。新たな出発の日の朝。
「みんなー。見て見てー。いいもん拾ったよー」
嬉しそうにアルムが振り回すのは、ドゼーの砦で拾った「おうけのけん」。
「なあ。あの王家の剣って、王家の人間にしか使えないんだよな?」
「すると、アルムは王家の・・・」
「しっ。何も言うな。本人気付いてないみたいだし」
微妙な笑みを浮かべる一同には構わず、アルムは王家の剣の高性能に、すっかりはしゃいでいた。
「わーい。わーい。いいもん拾ったー」
こうして、新たな仲間マチルダと、新たな武器を加えて、解放軍はリゲル本国目指して進軍。
「マチルダさーん」
「おねーさまー」
復帰したマチルダに、ぎゅっと抱きつくクレアとシルク。
「あらあら。あなたたち、しょうがないわねー」
苦笑しつつも、二人の少女を優しく受け止めるマチルダ。
と、クレアとシルクの瞳が、怪しくきゅぴーんと光る。
マチルダさんの受難はこれからです。
一方その頃。マチルダさんのお腹の中では。
精子A[光だ・・・光が見える」
最後の精子が、ゴールを目前にしていた・・・。
[次の外伝SSに続く]
初めまして。前からちょくちょく覗いてましたが、中々小説が出来なくて投稿できませんでした。
ヘタレレベルに近いですが、勇気を持って投稿させてもらいます;
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
戦の途中。雷が激しく鳴り響き、雨が強く体に打ちつけられ。
体は冷え、体力は消耗し。
―――だけれど、この任務を失敗する訳には行かない 尊敬するソーニャ様の為にも。
ソーニャ様は冷酷で、強くて、美しくて。
私はそんなソーニャ様に憧れていた。
昔、命を助けられた・・・その事もあるのだろうけれど、やはり私の憧れはソーニャ様しかいない。
だが最近、もう1人気に掛かる人物がいた。
―――同じ四牙の 【白狼】ロイド・・・―――
私が1人で魔道書を持って、部屋に戻る時だった。
その魔道書の数は約7冊くらいだったか。
その1つ1つが意外にも重く、気がつかない間に落としていたのだ。
彼は後ろからそれを拾い。部屋の前で声を掛けて来たのだ。
あの時の優しい声、優しい瞳・・・忘れたくても忘れられなかったのだ。
その時は少しの会話しかしなかったが、噂で聞いたよい人だったのだ。
部下達が彼を信頼するのも、分かる気がした。
犠牲を最小限にし、優秀な頭脳を使い、支持を出す・・・
戦では先走って犠牲を出す指揮官が多いと言うが、彼は違った。
ゴロゴロゴロゴロ・・・ッ
その音で私は我に返る。
『任務の途中で。仮にも戦の最中に何考えてるんだ』と。
雨も先ほどより大降りになっている。早く任務を終わらせ、アジトへ帰りたい。
そんな思いだけが、頭の中に思い浮かぶ。
私は魔道書を構え、魔法を唱える。
【理の遠距離魔法】と呼ばれる『サンダーストーム』と言う武器で敵を蹴散らしていった。
それから数分後、戦は終わった。任務も終わった。
馬と共に部下のほうに向かい、「各自アジトに戻るように。」と指令を出し、来た道を戻る。
――帰ったらまずは、ソーニャ様に報告しなくては・・・
今度はその事だけが頭の中に思い浮かんでいた。
アジトに到着し、中に入ると【白狼】ロイドが入り口で突っ立っていた。
1人で。それもタオルを持って。
私が来た事に気がつくと、彼はこう言った。
「今日は俺が、当番だ。」
当番・・・雨の日の任務から帰って来た人にタオルを渡したり、
怪我をして戻って来た者の治療、指揮官のチェックをしたりする係だ。
「あ、そう・・・ご苦労さん」と軽く返事をするとタオルを受け取り、部屋に行こうと体の方向を変えた。
その時だった。
【白狼】ロイドが背後から私を抱きしめて来たのだ・・・
私は突然の事に驚き、何と言って良いのか分からなかった。
取りあえず、適当に話そう。そう思い、口から出した言葉・・・
「何をするんですか、白狼」
思ったよりマトモな言葉だ。自分の脳内でそう納得していると彼は、
「ウルスラ、君の体は冷えている。」
と言い返して来た。
―――話が通じない・・・ 適当につなげなくては。
そう思った私はまた言葉を発する。
「白狼、それはセクハラ発言では・・・?」
それを聞いたロイドは「そうだな。」と笑いながら返事をした。
自分でも噴出しそうになったのだ。何を言っているのか。と。
ロイドが再び口を開き、言う。
「貴女を暖めようと思っただけだ。」
「・・・何故・・・どうして・・・?」
彼の優しさは知っている。
これもその内の1つだろう。と分かるのだ。
だけれど、親にも愛されたことのない自分に。
今まで冷たい態度であしらわれて来た自分に。
―――何故、こんなに優しくしてくれるのか・・・・
頭の中はその疑問で埋まりそうなくらいだった。
彼はその様子に気がついたのか、背後に周り、体を抱きかかえると持ち上げた。
欲に言う『お姫様抱っこ』と言うものなのだろうか。
心臓がドキドキ言っている。頭の中の疑問も吹っ飛ぶ程に。
「・・・白狼、何処に向かうのですか?」
「貴女に渡したいものがある。俺の部屋まで良いか?」
「あ・・・はい。」
それから数分が過ぎた。部屋に着いたらしく、私を床に下ろす。
「部屋に入って待ってろ。」と言う彼に従い、部屋に入って椅子に座り、待っていた。
少し経つと彼は奥の部屋から何かを持って来た。
「これは、君の魔道書か?」
赤い色の表紙。『エルファイアー』の魔道書だった。
以前、本を廊下に落としていたが、1冊無いことに気がついた。
それがこの本だった事を思い出すと、その本を受け取る。
お礼の言葉も添えて。
すると彼は「いや、別に拾っただけだ。」と言う。
「では・・・そろそろ戻りますね。」
「あぁ。気をつけろよ。」
椅子からガタッと立ち上がると、すぐそこにあった本に躓いた。
バランスが取れず、転んだ私。少し離れてた彼が駆けつけて来たが、彼も転ぶ。
そして、彼が私の上に被さる。重くは無い。
「あ・・・済まないな、重いだろう。」
「いえ、その様なことは・・・」
「・・・・・・ウルスラ。」
「何ですか、白狼。」
「悪い、もうダメだ。」
「何がですか・・・怪我でも・・・わっ!」
ロイドは彼女を持ち上げ、ベッドに押し倒す。
最初はビックリしたが、ことが分かると落ち着いて対処出来た。
「白狼・・・」
「・・・その・・・ことをして良いのか?」
「・・・無理と言ったところで素直に逃がすわけでは無いでしょう?」
貴方は狼。私は鴉。追いかける獣と逃げる鳥。
必ず捕らえられる。その事は分かっているのだ。
抵抗するだけ無駄なのも分かっている。だから逃げないのだ。
「あぁ、逃がさない。」
そう言うと、彼は私に口付けをする。
続き待ち(・∀・)イイ!!
最初は普通のキスかと思ったが、口の中に彼の舌が入ってくる。
「・・・んっ・・・はくろ・・・っ」
「・・・・・・」
キスをしながらも、彼は無言で胸の所にあるボタンを外していく。
『本当にことをするのか。』そう思いながらも、抵抗はしなかった。
長いキスから唇が離され、ようやく話せるようになった。
私の方は息が弾んでいたが、彼はまったく大丈夫そうだ。
「ウルスラ、君は美しいな。」と言いながら手は胸へと移る。
「・・・白狼・・・煽ては効かなっ・・・あっ!」
ロイドの愛無が巧いのか、私の体は反応を示している。
・・・もう適当に任せよう。そう思っていた。
胸の愛無をしながらも、彼の手は股の方へ移動していた。
そして、一番感じる部分を触る。
「やっ・・・は・・・ひゃんっ!」
「・・嫌なのか?こんなに反応しているが?」
彼はそう言い、手を止める。
私はそれを物寂しく思ったのか、思わず
「白狼・・・手をっ・・・うご・・・かして・・・下さい・・・」
と言ってしまった。
「・・・ウルスラ、聞こえないぞ。もう一度ハッキリ言え。」
「白狼・・・手を動かして・・・下さい・・・お願い・・・します・・・っ」
言い終わらないうちに彼の手が再び動く。
先程よりも丁寧に、だけれど激しく。
「あ・・・ひゃんっ、もう・・・」
彼は絶頂が近いことを察知したのか、より動きを激しくする。
そして私は絶頂を迎えた。
「・・・・・・ウルスラ。」
「な、何です・・・?」
「悪いな。」
「そんな事はないわ・・・白狼、こちらこそありがとう。」
突然部屋が静まり返る。
その沈黙を破ったのは、ロイドだった。
「ウルスラ、【白狼】ではなくロイドと呼べ。」
「ですけど・・・」
「何だ?」
「私の方が・・・新参者ですし・・・」
「ははっ、関係ないぞ。遠慮なく名前で呼んでくれ。」
「・・・ロイド、で良いのですね?」
「あぁ。」
冷えていた体も温まり、疲れが溜まり眠くなって来た。
私は自分で思ってた以上に疲れていたのか・・・
部屋に帰ってすぐに眠ってしまったらしい。
ソーニャ様、報告はまた明日・・・
改めて初めまして。
エロ物は初です・・・打っててドキドキしてたのですが、終わると意外と気が楽になります・・・
ロイド×ウルスラ、マイナーなのでしょうかね。
私はこういう模写とか苦手なので、苦労しましたが・・・皆さんはそういう模写が上手で尊敬してしまいます。
ウルスラがやけに素直に見えるのですが、取りあえずそこは申し訳ないです。
冷静なキツイ姉さん風に書こうとすると、どうしても難しかったので・・・
「ここをこうしたほうがいい」などのアドバイスがあれば是非お願いします。
生活の都合上、あまりこれませんが・・・
次の予定は虎目石×蛍石のお姉さん を予定してます。
読んでくださった方、ありがとうございます。
乙〜
カワユいウルスラ様も中々宜しいかと
>外伝氏
他所のスレ行って痛いレスするぐらいなら、こっちでSS書いてくれやw
あそこに降臨するってのは『私は厨職人です』ってコテハンで触れ回るのと
同じ意味を持ってるからな。
>237
良い男と女のしっとりとした雰囲気がとても良かったです。
エッチの時の身体の描写や行為がもう少し詳しいとさらに
嬉しいです。次も楽しみにしています。
外伝氏何やったんでしょう?
まさか本気で数字系に逝った…?
242 :
パスカリ:2005/04/16(土) 00:02:22 ID:jQd/eBOi
すげえな、どこから転載ったかわかんねえや。
エリリンマダ?(・∀・)
オ〜レンジ〜レ〜〜ンジィ〜♪
245 :
美食戦隊大薔薇野郎 ◆LP8NPf/Dh6 :2005/04/16(土) 09:39:52 ID:0IKS6VBu
246 :
花泉の亜茶:2005/04/16(土) 22:38:02 ID:DgfOkWtR
こんばんわ、花泉の亜茶です。
どうにかSSを書き上げました。あとは最後の修正のみであります。
これまで以上に長くなっちまったんで、二回に分けて投下します。
なお、今回初めて読む方は、当スレの53のあらすじ、>>54-57を読んでからの方がより楽しめると思います。
では、続きの分、投下します。
今の手札でいいものかどうかを思案しているとき―――
「ねえ、ホームズ・・・」
と、カトリから声が掛かった。
「・・・何だ」
怖い視線をカトリに向けるホームズ。
一瞬ビクッと身体を揺らしたカトリだったが、テーブルの下に下げていた左手に握っているものを恐る恐る取り出した。
出てきたのは、ホームズの好きな酒だった。
「喉・・・渇いてない・・か・・な・・?」
それを見た途端、ホームズの表情が変わる。
「お、それもあったのか。何で今まで出さなかったんだよ、カトリ」
と、嬉しそうに酒を奪い取ると、栓をそばに置いてあった錐(きり)で引き抜き、グイっと飲みだす。
「んぐっんぐっ・・・ぷはぁ〜、やっぱりこれは美味えぜ」
先程までの機嫌がどこへやら、酒が入って上機嫌になったホームズ。
それを見て、カトリは内心ホッとした。
「よし、酒も入ったことだし、こっからが本番だ」
傍に酒瓶を置き、俄然やる気を見せるホームズを見て、カトリは―――
『ここからが肝心なんだから、しっかりやらなくちゃ』
と、胸の中で己を奮い立たせた。
それから更に一時間・・・
「くぅぞぉう、なんでこうなるんだぁよぉおうぁああ」
「・・・・・・」
顔を真っ赤にして呂律もはっきりとしなくなっているホームズと、それを不安そうにみるカトリの二人は、もはやゲームを興じるとはいえない状況に陥っていた。
カトリが用意した酒はホームズの好物のものではあったが、本来のものよりもやや強めに作られていたので、酒がまわるのが早かった。
シゲンに聞かされたいい方法とは、ホームズを酔わせて、その場の勢いで犯られるなり、逆に犯っちゃうなりして、どうにかそのまま夜明けまでもっていき、
目覚めたホームズに向かって、「おはよう」と言って、ホームズに男としての責任と取らせる形でなっちまおう、という、とんでもないものだった。
傍で聞いていたシエラは、口にこそ出さなかったものの、そんな無茶苦茶な方法でいいのか?と、疑問をもったのだが、
カトリにとっては、それはまるで最高の解決方法だと、あの場では本気でそう思っていたようだったので、何も言わなかったのだった。
そして今、実際にホームズを酔わせて見ると、果たして本当に大丈夫なのかどうかと、カトリは心配になってきた。
「うぉおい、カォトリぃ!」
突然大声でホームズがカトリを呼ぶ。呼ばれたカトリはビクッと身体を一瞬揺らせて、「な、何、ホームズ」と、返事を返した。
「いっちょ、席をたつぅんだぉあ」
言われたようにカトリは席を立つ。
そして、ホームズも席を立つと、危なっかしい足腰でカトリの傍までやって来た。
一体なんなのだろうとカトリが思った刹那、急にホームズはカトリを引き寄せて、そのままベッドの上まで強引に連れて行った。
「きゃあっ!!」
突然の事に、ベッドの上に倒された際、思わず悲鳴をあげるカトリ。その反応に、ニヤニヤしながらホームズは上から見下ろす。
「・・・たく、このまぁまあじゅぁあ、ちぃぃっともおもすぃろぉくねえかぁら、おまぁえの身体ですぅこおしたのしぃませてぇもらうぜぇ」
はっきりとした口調ではなかったが、自分の望んでいた通りの展開になったことを、カトリは直感で感じ取った。
「ホームズ・・・何をするの・・・」
一応、それらしい事を口にしてみる。
これも、シゲンに言われていた事だ。それらしい事を行っておけば、ホームズはきっと調子に乗ってくると。
そうとは知らないホームズは、その言葉を聞いて、まるで何処かの悪党が見せるような下品な笑いを浮かべながら答えた。
「なぁにをするってぇ、そんあのきまっつえるじゃねえか、いただくうんだよぉ」
その言葉の後に、まるで何かのお話に書かれるようなお決まりの台詞をカトリは言った。
「だめぇ、こんなの嫌よ、ホームズ」
それを聞いたホームズはますます意地悪そうな顔をする。
「がははは、そういわれちぃまうとぅ、ますます犯っちぃまいたくなるぅっつてえもんだぜぇ」
言いながら、カトリの両腕をガッチリと押さえつけて、抵抗できなくしていく。
「じゃあ、おめえの身体のぉ味見をさあせぇてもらうぞぉ」
その言葉を聞いたカトリは、瞳を閉じて、来るべき時を待った。
「・・・・・・・・・・・」
待った。待った。待った。
だが、何も起こらなかった。
カトリはゆっくりと眼を開いた。
視界に飛び込んできたのは、してやったりといった表情をした、ホームズの顔だった。
一体何なのかと思ったとき、押さえつけていたホームズの手が離れ、その場でホームズが大笑いを始めた。
「な、なに?何なの?」
未だに状況が理解できないカトリに、ホームズは上から見下ろしながら、答えを口にした。
「かはは、俺がお前を犯っちまおうだなんて本気で思うわけがねえだろうが。本当にお前はマヌケだな。第一、お前みたいなガキを抱いたって、
嬉しくもなんともないっつうの。さっきの顔、ケッサクだったぜ、だはははっ」
「・・・・・・・・」
からかわれた。そして馬鹿にされた。そうなのだとカトリは気付く。
そんなカトリを尻目に、ホームズは更に言葉を続けた。
「そんな事をして喜ぶのは、女を知らねえ奴かセネーの海賊共のような人でなしだけだぜ」
口調も、先までとは違ってはっきりしている。
先までは、ホームズの見せ掛けだったのだ。
だが、目は左右に振れ、定まっていない。
つまり、本当に酔ってはいるのだ。しかし、そこまではカトリが気付ける訳もなく、黙ってホームズの言う事を聞き続けた。
「そういえば、お前はセネーの海賊に捕まっていたんだったけな・・・だとしたら、もう女になってるって訳だな?」
「・・・え?」
一体、何を聞かれたのかカトリには分からなかった。
そんなカトリを見て、ホームズは構わず言葉を続けた。
「一体どんな事をやらされたんだ?奴らのご立派な息子でも咥えて味わったのか?いや、もしかしたらケツの穴の方も掘られてるかもしれねえな。
前と後ろと突っ込まれて、あんあん嬉しい悲鳴をあげたりしたんだろ?そうしているうちに満足できなくなってきて、おねだりとか始めちまったんだろうな」
ホームズの口から出る屈辱的な、実際有りもしなかった内容を言われたカトリは、身体を小さく震わせ、口元をきつくし始めた。
「一体何人の男のものを咥えたんだ?お前の身体はよぉ。そんな汚ねえ、いやらしい女なんて、誰が抱くかってんだ。ははは、馬鹿じゃねえのか?」
そう言って再び笑い出し、そしてホームズはカトリの方を改めて見ようとした。
一瞬視界に入ってきた光景は、カトリはベッドから降りて立ち上がっていて、ホームズの方を見ているものだった。
そして、カトリはホームズの傍まで近づいてくると、右手を後ろに大きく振り出して―――
バァチィィィィ―――――――ン!!
一瞬、ホームズの目の前に星が幾つも飛び交った。
左の頬に鋭い痛みが走り、その後ヒリヒリとした痛みを覚え始め、思わず聞き手で包んだ。
「・・・てぇ、こらぁ、一体何しやが―――」
言いながらカトリのほうを見てみて、ホームズは口を止めた。
眼から止め処なく涙を流し、平手をくりだした右手を止めたまま、黙って睨んでくるカトリの姿がそこにあった。
「・・・ヵぁ」
「おい、カトリ・・・」
「ホームズの、ホームズのバカあぁ―――――!!!」
カトリはそう叫ぶと、ホームズを横に押し倒して、部屋から走って出て行った。
「おい、待て―――」
出て行ったカトリに向かって呼び止めの言葉を吐くホームズ。
だが、言ってみた所で、カトリは戻ってくる筈もなく、カトリの足音は、聞こえなくなった。
ホームズは倒れた場所で胡坐をかき、左手で頬を擦りながら、一体何がどうなったのかと考え始めた。
先のカトリの平手で、酔いがすっかり吹き飛んでしまったので、思考ははっきりとしている。そして、どれだけ考えてみても、全く答えは出てこなかった。
一体、自分は酔っている間に、何を喋っていたのだろう?その事が頭をかすめていった。
だが、分からない、それがもどかしくもあり、辛くもあった。
そしてホームズは、あんな風にカトリを泣かせた事に対する激しい自己嫌悪感と、カトリに初めて叩かれた事から発する、ある種の恐怖感に襲われ始め、
それらが頭の中を占めてしまい、どうしたら良いのか、全く分からなくなった。
「・・・・・・くそ、一体何でこうなっちまったんだよ・・・」
床を見ながら、そう呟くホームズの表情は、暗く、悲しげな雰囲気を漂わせていた。
翌日。
アシカ号の船板に、リュナン、シゲンの二人が、今日の探索の準備を始めていた。
そんな所に、今しがた起きたばかりのホームズが、船内から出て来た。
天候は雲の少ない快晴。探索並び航海するには絶好の日和だ。
しかし、ホームズの胸中はそれに反比例して鬱屈だ。
船板に出たホームズは、昨夜泣かせてしまったカトリの姿はないかと、周りを見渡した。
しかし、どこにも姿が無い。
いつもなら、外に出られる状況ならば、必ず朝はここにいる筈なのだが、居ないとなると―――
ホームズは頭に浮かんだ事を、あえて奥に押し込んで、今は探索の事に集中する事にした。
余計なことを考えて、いらぬ失敗をしでかしたりしたくなかったからだ。
「よお、ホームズ、ようやく起きてきたな」
姿をみとめたシゲンが、いつものような台詞で挨拶する。
「ああ。準備は何処まで進んでんだ?」
ホームズも短く挨拶をすませ、進行具合を聞く。
「道具自体はもう準備できてる。今最後の確認をしている所だよ」
リュナンはそう言いながら、用意した道具の一つ一つを丹念に確認していく。
「そうか、じゃあ、後は女達が来るのを待つだけってことか」
「そういう事だね」
そして、ホームズも自分の使う道具の確認をし始めた。
確認をすませた三人は、立ったまま何もせず、黙ったままだった。
いつでも出発は出来るのだが、肝心の人手がそろっていないので、こうして待っているのだ。
昨夜の時点で役割分担は決まっていたので、ホームズは残りの一人が来ないものかと、早くも気が急いていた。
島への探索は、リュナン、ホームズ、シゲン、シエラの四名で行い、更に分けると、リュナン、ホームズが探索、
シゲン、シエラは浜で待機し、採取した物を船へと運搬する役に就く。万一嵐が来そうだったり、別の船が現れた場合に対処し易くする為、
二人がこの役に就く事になった。
残りのメーヴェ、カトリは、運ばれてきた物の仕分けと、倉庫への収納する役、といった具合だ。
ちなみに残りの一人とは、島へ行くシエラの事で、未だに船板に現れてこない。
メーヴェ、カトリは船に残るので、彼女さえ来れば出発できる訳だから、待っている方としては、かなりもどかしい。
幾らか経って、シエラが姿を現した。脇に布で包んだ物を抱えながら。
「おい、遅いじゃねえか、一体何してやがった」
開口一番、ホームズは文句をつける。
そんな言葉も、シエラはすっかり慣れていたので、あえて何も言わずに抱えていた物をホームズの方に、はい、と差し出した。
「・・・なんだよ、それ?」
「あなたの朝食よ。全然起きないから、間に合わせのもので用意したのよ」
「そういや、まだ飯を食ってなかったっけな。そうか、わりいな」
とホームズは言い、それを受け取って、さっさと中の物を平らげていく。
そして全てを食い尽くすと、さっさと自分の分の道具を身に付け、海面に浮かべている大きめのカヌー船に乗らんと、ロープに手をかける。
「おい、さっさと行くぞお前ら。もたもたしてんじゃねえぞ」
そう言って、三人の視界から居なくなった。
「相変わらず、探検となると、行動が早いわね。本当に・・・」
「仕方ねえだろ、ホームズはそういう奴なんだ。さ、俺達も行こうぜ」
目の前でリュナンがロープに手をかけ、降りようとしているのを見て、シゲンはシエラに声を掛けながら彼女の手をとって、
下で待つホームズの所へと向かいだした。
カヌー船を漕ぎ、無事に浜に着いた四人は、船を固定した後、それぞれの役目を再確認し、探索を開始した。
リュナン・ホームズの二人が島の中央へと姿を消した後、浜で待つシゲン・シエラは、浜の近くにある木陰に並ぶようにして座った。
「さて、二人が戻ってくるまでの間、たんと暇が出来るわけだが、どうする、シエラ?」
シゲンからの突然の質問に、不思議そうな表情でシエラは答えた。
「どうするって、私に聞いてどうするのよ?」
「質問に質問で答えるなって。・・・まあ、なんだ、とにかく退屈になりそうだから、何でもいいから暇つぶしが出来ないもんかどうか、な・・・」
そう言いながらシゲンは、頭の後ろに両手を回して、その場に寝転ぶ。
「本当なら、俺もついて行きたかったんだが、ここんとこ、あいつらはこういった〈冒険〉に飢えていたし、ここは二人だけでやらせた方が、
しばらくの間は〈冒険〉に対する充足感が無くならんだろう。そうした方が、今後の航海での安全に繋がるし、まあ、そういう訳だ」
「ふ〜ん、じゃあ、貴方はどうなの?」
「俺か?俺は大丈夫だ。前にも言ったが、こうやって旅をして、気の合う仲間と話をして、いい女を抱ければ、それで満足だ。
現在(いま)がまさにそうだからな」
そうシゲンが言い終えると、シエラは何を思ったのか、シゲンの顔の傍に正座し、真上から顔を見始めた。
「俺の顔なんか見て、楽しいか?」
「さあ?どうかしらね?でも、こんな風に見ることは滅多にないから、ちょっと新鮮な感じがするわ。
・・・ねえ、シゲン」
「何だ?」
「膝枕、してあげようか?」
シエラの突然の申し入れに、シゲンは思わず「何?」と聞き返した。
「何だか、シゲンが可愛く見えてきちゃってね、してあげたくなってきたの。駄目かしら?」
「・・・たく、俺はガキじゃねえんだぞ。第一、それじゃまるでお前が俺の母親みたいじゃないか」
そう言われたシエラは、愛おしむ様な、そして何処か哀傷を湛えた表情を見せた。
「・・・シゲン、私が貴方の母親の代わりになれない事ぐらいは分かってるし、貴方が母親の事を未だに許しきれないでいるのも分かってるわ。
貴方が受けた傷がどれだけ深いのかは、私には分からないけど、私は貴方の傷を少しでも癒してあげたいのよ・・・」
「・・・・・・」
「互いに大人になって、将来を共に生きる誓いもしていて、私達、本当ならもっと幸せでいる筈なのに、貴方は時々とても不安そうな顔を見せるわ」
言いながら、シエラはシゲンの顔を優しく持ち上げ、自分の膝の上に乗せてやった。
「・・・怖いんでしょ、私が妻から母親になるのが。だから、未だに私のお腹に赤ちゃんが出来ないように、私の中で果てようとしないんでしょ?
私ね、貴方の愛情を疑ってるわけじゃないわ。でもね、貴方にそうされる度に、
私は貴方に完全に信頼されていないんじゃないかって思えてきて、不安になるの。
・・・だから、こうやって、貴方の中にある不安を無くしてあげて、私自身の不安も無くしたいの・・・。ねえ、私の膝の上、どうかしら?」
「ああ、柔らかくて、いい感じだ」
「・・・・・・」
「シエラ」
「・・・何?」
「その・・・すまなかったな・・・」
「ふふ、いいのよ、貴方が謝らなくたって。私が勝手にそう思い込んで、不安になっているだけなんだから」
そう言って、シエラは優しくシゲンの頭を撫でていく。されるシゲンも、目を瞑り、心の底から安らいでいるような顔をしていた。
「・・・今は、まだ、カルラの事に関して完全に吹っ切れる事は出来そうに無い。だけどよ、お前のおかげで、何とか出来るんじゃないかって思えてきた。
・・・ありがとな」
「・・・シゲン」
シゲンの口から出た感謝の言葉に、シエラの目頭には熱いものが込み上げてきた。
「シエラ、このまま寝てもいいか?何だか分からんが、眠たくなってきてしょうがないんだ・・・いいもんだな、女の膝の上ってのは・・・」
「今だけ、貴方のお母さんになってあげる・・・だから、好きなだけ休んでいいのよ。おやすみ、シゲン・・・」
「ああ、おやすみ・・・」
優しい手の平の感触と温もりを伝える膝の柔肉、それらをとおして、今まで求めて決して得る事が出来ない筈の、母親の温もりというものを、
シゲンは感じ取った気がした。
『・・・おふくろ・・・』
この手で殺めた、母親のカルラの最後の言葉が思い出される。
あの時のカルラの言葉には、紛れもない母親の姿があった。
シゲンは分かっているのだ、母も―――カルラも辛かったのだと。
「・・・ごめんな、母さん・・・」
そう小さく呟いて、シゲンは子供の様な、小さな寝息をたてて眠りだした。
シエラは穏やかな表情で、うっすらと涙を浮かべながら、愛する男の寝顔を、飽くことなく見つめ続けた。
一方その頃。
船に残ったメーヴェは、未だに姿を現さないカトリのことが心配になり、カトリの部屋へと向かっていた。
朝食の残りをのせたトレイを持ちながら、一体何があったのだろうか、と考えた。
考えて出た結論は、昨夜ホームズの所に行くとカトリは言っていたので、その時に何かがあったのだろう、という事だった。
「会って聞いてみないと、本当のことは分からない。だけど・・・」
会ったとしても、話してくれるだろうか?
何かの軽い風邪だったり、一時的な体調の崩れ等ならばいいのだけど・・・。メーヴェにはそう思えてきて仕方が無い。
そうこうしていながら、メーヴェはカトリの部屋の前に着いた。
コンコン、とドアをノックしてみるが、中から返事は無い。
ノブを回してみると、鍵はかかっておらず、入るわよと一言言ってから、メーヴェは中に入った。
まず目に入ってきたのは、ベッドの上で、こちらに背を向ける形で横になっているカトリの姿だった。
動きは無く、ただじっとしている。
「カトリ・・・」
とりあえずメーヴェは傍まで近づき、声を掛けてみた。
「カトリ、如何したのですか?」
手に持っていたトレイをテーブルに置きながら、カトリの様子を伺う。
少し間を置いて、カトリから返事が還って来た。
「私の事は、放っておいて下さい・・・・・・」
その返事に、メーヴェは直感的に、やはり昨夜何かあったのだと悟った。
テーブルの横に置かれていた椅子をベッドの横に持っていき、それにメーヴェは腰掛けて、カトリの様子を見守った。
『何があったのか、カトリからしっかりと聞いておかないと、きっと大変な事になる』
そう思ったメーヴェは、時間はかかっても、ちゃんと話してもらうまでは、ここから離れない事を決め、いつまでも待つ事にした。
『きっと、そのうちにカトリは話してくれる筈・・・』
メーヴェの瞳には、強い決意の輝きが宿っていた。
それから幾らか時間が過ぎ、島の方では、リュナン・ホームズの二人が見つけてきた物資を、カヌー船に載せる作業をして、今からアシカ号に戻ろうとしていた。
「じゃ、いってくる。それまでに何かいいものでも探していてくれよな、ホームズ」
「当たりめえだ。このままろくに補給もできねえままで、終わらせてたまるかってんだ」
「ホームズ、気をつけて」
男衆がそれぞれ言いあってから、船はリュナンとシゲンに漕がれて、アシカ号に向かっていった。
シエラは自身の身に付けた能力である転移(ワープ)を使って、一足早くアシカ号に戻っていっているので、島に残っているのは、ホームズだけだ。
ホームズは船が無事に着いたのを視認した後、再び島の奥へと足を運んだ。
色々と採集していく間にも、頭の中では、どうしても昨夜のカトリの事が思い起こされてくる。
『ホームズの、ホームズのバカあぁ―――――!!!』
涙を流し、怒りを露わにした表情で叫んだカトリの姿が、嫌でもホームズの胸を締め付けていく。
カトリを泣かせた事は、これまでにも数え切れないほどあったが、カトリから引っ叩かれ、怒鳴られたのは、今回が初めてだった。
カトリが自分を押し倒し、部屋から立ち去っていくのを見て、ある昔の記憶をホームズは思い出していた。
幼い頃の苦い思い出だ。
母がいなくなった日の―――
母が父に愛想を尽かせ、家を出て行った時の、あの後ろ姿が、部屋から立ち去ったカトリの姿と重なり、一瞬、叫び声をあげそうになった。
『いかないで、母さん!!』
そう声に出そうとした時、目の前の母はカトリになり、部屋のドアを開けようとしていた。
はっと、過去の記憶から意識が元の時間に戻った時、とっさにカトリを呼び止めようとしたが、その時にはもうカトリの姿はなかった。
あの時と同じだ。
父が母に見限られたように、自分もカトリに見限られた。
幼い頃の体験から、自分にとって大切な者―――それは仲間であったり、親友であったり、恋人であったり―――が、自分から離れて行ってしまうことが、
何よりも恐ろしく、耐え難い事であるホームズには、今回の事があまりにも心に重く圧し掛かってくる。
『どうしたらいい、どうしたら―――』
如何すればカトリの心を再び繋ぎ止める事ができるのか、如何カトリに会えばいいのか、今のホームズには、全く分からなかった。
考えれば考えるほど、心の痛みが増し、傷口が大きくなっていく。罪という名の重荷がますます押し潰さんとしてくる。
「チクショウ、チクショウ、チクショオォ―――!!」
歩みを止め、薄暗い森の中で、ホームズは愁(うれ)いを帯びた叫び声を上げた。
声に驚き、羽ばたいていく鳥達以外に、この声を聞くものなどいなかった。
丁度その頃―――
アシカ号で荷降ろしをしていたリュナンは、メーヴェから声を掛けられ、船内の廊下の所で彼女の話を聞いていた。
「―――と言う訳だそうです」
メーヴェは、四人が島に向かった後、カトリの部屋に行き、そこで彼女から聞いた事を、リュナンに打ち明けた。
話を聞き終えたリュナンは、しばし視線を下に向けて、如何したものかと思考を巡らせ始めた。
「何かあったとは思っていたけど、やっぱりホームズが関係していたのか・・・。だけど、少し状況がややこしいな」
その言葉に、メーヴェも頷く。
「ホームズに言われた事に傷ついた事はもちろんですけど、それ以上に、カトリ自身が自分のした事に対して酷く後悔している事の方が深刻です。
・・・カトリは、あまりにも優しすぎるから、このままいくと、ますます自身を追い詰めてしまいます。・・・リュナン、如何すればいいのでしょう?」
メーヴェの言葉に、リュナンは何も答えなかった。
ただ、小さく顔を横に振っただけだ。
「リュナン・・・」
「すまないけど、僕にも解決するいい方法が思いつけないよ。・・・この事は、当事者のホームズとカトリ自身でしか、如何する事も出来ないと思う。
・・・この事は、シエラにも伝えたのか?」
「はい、シエラさんにも。・・・シエラさんも、心配そうな顔をしていました」
「そうか・・・」
リュナンの言葉を最後に、二人は船板へと戻った。
船板へと続く階段を上る際、メーヴェはふと後ろを振り向いた。
薄暗い船内の中で、今でもカトリは一人、部屋に閉じ籠もったままでいる。
『まるで、昔の私を見ているみたい』
あの頃の自分と同じ孤独感を、カトリは今、感じ続けている。
「必ず、救ってみせますから、だから・・・」
だから、待っていてください。
心の中でそう呟いて、メーヴェは階段を上りだした。
リュナンとメーヴェが話をしていた時、偶然にも、シゲンとシエラも同じ内容の会話をしていた。
リュナンと同じ様に、恋人からカトリの事を伝えられたシゲンは、腕組みをしたまま、はぁ〜と溜め息を漏らした。
「・・・あの方法で上手くいくだなんて、これっぽっちも思っていなかったが、まさかホームズの奴、カトリに向かってそんな事を言うとはな・・・。
あいつは自分の言いたい事とは逆の事を言う性質(たち)だが、そこまで酷い事を言ってのけるとは、思いもしなかったぜ」
そう言うとシゲンは、参ったとばかりに上空を見上げた。
「今回の事は、私達にも非がある気がしてきたわ。結果は如何あれ、あの方法を教えたのはシゲンで、それを頼んだのは私なんだもの」
「まあ、シエラに頼んだのはカトリだから、本当は俺達に非なんてものは無い筈なんだが、そう自分に都合よく考えるように出来ていないからな、俺達は」
「私達、如何したらいいと思う?」
「・・・そうだな、このままほとぼりが冷めるまで待つという手があるが、それじゃ今後の航海にも影響が及ぶだろうからな、
ここは一つ、ホームズの方を動かしてみるか」
「ホームズを動かすって・・・」
出来るのか?と、シエラは思ったが、そんな彼女に対して、シゲンは笑みを浮かべながら―――
「まあ、俺一人じゃ難しいだろうが、幸い協力してくれそうな奴がいるからな」
といい、シエラの後ろの方に視線を向けた。
シエラが振り向いて見てみると、そこには船内から出てきたリュナンとメーヴェの姿があった。
「天邪鬼に対して、一つ大芝居をうってみようじゃないか」
そう答える間にも、シゲンの脳裏には、既にその方法が浮かび上がっていた。
昨夜の事を考えたせいで、全くといっていいほど成果が上がらなかったホームズが、浜辺に戻ってみると、向こう側からリュナン達を乗せた船が、
丁度やって来るのが目に入った。
三人が船から降りると、ホームズは頭を掻きながら、イラついた表情を隠し、「遅かったな」と一言、声を掛けた。
「まあ、そう言うな。そんなホームズこそ、殆ど何も手に入っていないようだな」
シゲンがいつも通りの言葉ですかさず返す。
「たまたまだ、おい、リュナン、さっさと行くぞ。もう日は真上を過ぎてんだからよ」
ホームズはそう言って、さっさと森の方へと再び向かいだした。
リュナンはシゲン・シエラの二人に顔を向けて、「じゃ、行ってくる」と言い、ホームズの後を追った。
ホームズとリュナンは、先ず、湧き水のあった場所に向かい、そこから未だに探索をしていなかった西側の方に、足を運んだ。
途中、虫除けの薬液を腕や顔に付け、一度行なっていた毒虫対策を改めて行い、それから未探索の地域に踏み込んだ。
小さな羽虫が少々うざったるかったものの、その他にはこれといった障害は無く、最初の探索では手に入らなかった薬草類、刃物を研ぐのに使える石や砂利、
釣りの疑似餌に使えるアーモンド形の実、港町などでよく見かける果実、一部の魔道士達に珍重される幻覚作用のある香の元となる木の表皮などなど、
日常で消耗する物以外にも、旅費を稼ぐ事のできる物も多く手に入り、ホームズは楽しくてしょうがなかった。
そんな最中、ホームズは後ろからリュナンに声を掛けられた。
「ホームズ」
「ん、何だリュナン?」
作業を止め、後ろを向くホームズ。
「さっき船に戻った時、メーヴェからカトリの事を聞かされたんだ」
その言葉に、ホームズの表情が強張る。
「カトリは、あれから一度も部屋から出て来ていないらしい。話を聞くと、ホームズに何かを言われたとしか言わないらしい」
「・・・・・・」
リュナンの言葉に、ホームズは表情を変えず、黙ったまま立ちつくす。
「ホームズ、昨夜カトリとの間で一体何があったんだ?答えてくれ」
暫しリュナンの視線を受け止めていたホームズも、それが耐えがたかったのか、視線を横に流し、「大した事なんて、何もありゃしねえよ」と、答えた。
そんなホームズに、リュナンは「そんな筈は無い」と、語気を荒げた。
「カトリがああなったのに、何も無いなんて可笑しいじゃないか。ホームズ、ちゃんと答えてくれ!!」
「うるせぇ!!」
追求するリュナンに向かって、ホームズが吼えた。
「俺とカトリのことに、お前がああだこうだと言うんじゃねえ!!俺が無いといったら無いんだよ!!」
「カトリをあのままにしておいていいだなんて、誰も思っていないんだぞ。あのままにしておいたら、今後の航海にも影響が出る。
船員同士での不和は、一番恐ろしい事だとホームズは言っていたじゃないか。それを―――」
「うるせぇ―――!!」
二度目の咆哮と同時に、ホームズはリュナンに向かって拳を振るった。
鈍い音と同時に、リュナンが後ろに吹き飛ばされる。
「はぁはぁはぁはぁ・・・」
「・・・つぅ・・・」
殴られた左頬を押えながら、リュナンはホームズを見る。
眼が血走り、明らかに興奮しているのが見て取れた。
「リュナン、おめえが悪いんだ。おめえが俺とカトリの中に入ってくるから―――」
「だから、そうだから、カトリはああなったんじゃないのか、ホームズ?」
興奮しているホームズとは対照的に、リュナンは静かな口調で答え、冷静な態度を保っている。
「何だと?」
「だってそうじゃないか。ホームズはこれまでの航海の間、カトリに何をしてあげたんだ?」
「・・・・・・」
「僕から見た限りだと、何もしてあげていない。ただ、傍に居てあげているだけだ。」
「それが・・・どうしたっていうんだ」
「ホームズ、人は愛している者から何か嬉しい事、楽しい事をされて、喜びを覚えない事なんてありえない。逆を言えば、
愛する者から何もされない事ほど、辛く、悲しみを覚える事はないんだ。カトリがそれを、どれだけの間耐えてきたのか、考えてみるべきだ。
今までは、メーヴェやシエラが、彼女を慰めたり励ましたりして、如何にかなってきていた。だけど、それだって限界がある。
君はカトリとの間に入るなと言った。その考えは、僕だって理解できる。でも、カトリとの間に誰も入らなくなったら、彼女はどうなる?
誰にも苦しみを打ち明ける事もできず、ひたすら耐え続ける事しか出来なくなる。そのままにしておけば、どんな結果になるか、想像がつくだろう。
ホームズ、彼女は弱い、弱いから誰に対しても優しくて、相手の気持ちになって喜んだり悲しんだり出来る。君はそんなカトリが好きなんだろう?」
「・・・・・・」
「彼女は今、苦しんでいる。その苦しみをもたらしたのは、ホームズだ。だけど、その苦しみを無くし、救ってあげられるのも、ホームズ、君だけだよ。
僕達だけでは、彼女を助けてあげられない。彼女が求めているのは君なんだ。だから―――」
リュナンが更に言おうとした時、ホームズの口から小さく、「もういい」という言葉が漏れた。
「リュナン、お前の言いたいことは分かった。だがな、それじゃ俺が会えば、カトリは立ち直るっていうのか?
・・・それはありえねえよな。俺があいつに何か言ってああなったんだからな」
「ホームズ・・・」
「今、俺があいつに会いにいったって、拒絶されるに決まっている」
「そんな訳が―――」
無い、と言おうとするリュナンを遮るように、ホームズが話し出した。
「あいつは、俺をぶったんだよ、右の手の平でバチーンってな。・・・痛かったぜ、女からぶたれたのは、おふくろに叱られた時以来だ。
リュナン、あいつが人をぶつっていう事をするのは、相当な事があっても起きなかった事だぜ。それが起きたって事は、つまりそういう事だって訳だ。
そんなんだっていうのに、会いに行ける訳がねえだろ」
そう言って、ホームズはその場に座り込み、頭(こうべ)を垂れてしまったまま、動かなくなってしまった。
「ホームズ、君はまさか・・・」
リュナンの表情を見て、ホームズは何処か自嘲気味に笑った。
「ああ、そうだよ。シーライオンの頭首、ホームズ様は怖がってるんだよ、手前の女の所に行くのをな。
情けねえ話だ。これまで色んな冒険をしてきて、何度も手前の魂(たま)を危険に晒してきたってえのに、惚れた女に謝る事も出来ないんだからな。
だけどよ、怖ええもんは仕方がねえじゃねえか。あいつに、カトリに見限られたら、俺は・・俺は・・・」
それっきり、ホームズは黙ってしまった。
そんなホームズが、やけに小さく、かよわい風に見えるのに、リュナンは居た堪れなくなってきた。
だが、それでもリュナンはホームズに話しかけた。
「それでも、ホームズはカトリに会いに行かなければならないよ。どんな結果になろうとも・・・。そうしなければ、何も変わらないままだ。
君は分かっている筈だ。自分が彼女に対して何をするべきなのかを。なら、それをするだけじゃないのか、ホームズ?」
リュナンの言葉にホームズは何も答えず、ただ、己の心に問いかけ、激しい葛藤と戦っていた。
空が黄昏がかった頃、島の探索に携わった四人は、十分に手に入れた物資をアシカ号に積み入れ、各自で仕分けし、倉庫の方に詰め込み、
それが終わる頃には、太陽が地平線に沈みかけていた。
それまでの間のホームズは、何も語らず、黙々と作業をこなしていて、それに気付いたリュナンは、やはりカトリの事を考えているのだろうかと思った。
シゲン・シエラもその事に気付いていた様だったが、あえて何も言わないつもりでいたらしく、船板上での物音以外に聞こえてくるものは全く無く、
これまでの旅の事を振り返ってみると、今までの空気、雰囲気とは、ひどく違っていた。
もっとも、ホームズ自身にとっては、この沈黙はありがたかった。自分の思案を邪魔されなかったからだ。
もっとも、していても思案に暮れるだけで、意味が無かったのだが・・・。
そして作業を終えた後は、そのままいつもの様に夕食を取り、その後は思い思いの時間を過ごした。
その間も、カトリの姿は無く、結局、彼女は皆の前に姿を現す事はなかった。
ホームズは、テーブルの上にエール酒をついだ木製のジョッキを置いたまま、椅子にもたれかかり、思案を続けていた。
今日は一秒でもカトリの姿を見ていない、声を聞いていない。別に大した事でもない筈なのに、酷く心が落ち着かなかった。
会おうか、会わないか、心の天秤がゆらゆらと動き、一向に定まらない。
俺はこんなにも臆病だったのだろうか?
ふと、そんな事を思ったとき、前の方から、ドンッ!という音が聞こえてきた。
何だと見てみると、そこにはニヤニヤ笑うシゲンの顔があった。
「如何した、何神妙な顔して黙ってるんだ?」
やや身を乗り出して、シゲンが話し掛けてくる。ホームズは一度舌打ちをし、苦々しい表情を浮かべて、ジョッキの中身を三口飲み込んだ。
「・・・シゲン、お前の事だ、どうせカトリの事絡みで俺をからかいに来たんだろう」
「お、ばれていたか。まあ、こんな風に落ち込むホームズを見る機会は滅多に無いだろうから、今のうちに楽しんでおこうと思ってな」
そう言ってシゲンも、持って来た自分用のジョッキの中身を飲んでいく。
「何が今のうちに楽しんでおこう、だ。こっちはそれ所じゃないってのによ」
忌々しいと言わんばかりに、シゲンの顔に視線を送るホームズに対して、シゲンの方は相変わらず、笑った表情を崩さない。
「ははは・・・で、カトリに会いに行ってやらないのか?」
「お前もリュナンと同じ事を聞くんだな・・・」
「ホームズ、如何した?会いに行くくらい、別に如何って事無いだろう?」
そう言われたホームズは、顔をシゲンの視線から背けた。
「・・・迷ってるんだな、ホームズ」
「・・・・・・」
シゲンは目の前に置いたジョッキを横にどけ、ホームズの方を見据えた。
「俺の様な剣士にとって、迷いは、即、死に繋がる。命の取り合いをしている時に、考え事をする様な奴は生きてはいけない。
まあ、ホームズもそれ位は分かっているだろう。
イルの村にいる親父の知り合いが言っていた言葉がある。『迷い、惑わされるようならば、いっそ何も考えずに踏み込んでみよ』ってな。
今のお前は、まさにそれだな。如何したらいいのか、何をすればいいのかあれこれ考えて、何も思いつかなく、ますます分からなくなっちまっている。
ホームズ、お前はあれこれと考える様な男じゃないだろう。会ってみて、カトリがどうなるのかなんて考えたって仕方無いだろう?
惚れた女に会いに行くのに理由なんていらない筈だろ。それ位、分かっていたんじゃないのか?」
シゲンがそう言い切ると、暫しホームズは考え込み、それから大きく笑い声をあげた。
「そうだな・・・そうだよな、ああだこうだと考えるなんて、俺らしくねえよな。何やってたんだろうな、俺はよ。
ビクビクしてねえで、さっさとあいつの所に行ってやって、すまねえと一言いやあそれで済むんだよな。
馬鹿だ、俺は本当に大馬鹿野郎だ。そうだっていうのに、女々っしく考えたりしてここまで引き延ばしちまって・・・」
そしてジョッキの中身を一気に飲み干し、ばっと席を立つ。
「シゲン、ありがとよ。おかげで吹っ切れたぜ」
「いいって、いいって。ほら、さっさと行ってやれよ」
「ああ」
そして、ホームズはカトリの部屋に向かおうとした。
「ああ、ちょっと待て、ホームズ。これを持っていけ」
いきなりシゲンに呼び止められ、何だと後ろを振り向くと、何かをシゲンが放って寄こした。
受け取って見てみると、携帯食みたいに大きな植物の葉で包み、なめした樹皮の紐で結わえられた物だった。
「何だコリャ?」
「中身は今日お前が採ってきた果物だよ。たしかパパヤの実だったか?二つに割ってあるから、直ぐに食べれるぞ。二人で仲良く分け合うんだな。
・・・年頃の娘は、甘い物が好きだと、昔から決まっているからな、それで機嫌を直してもらえ」
「随分と準備がいいのが気になるが、まあいいだろ。ありがたく貰っておくぜ」
シゲンの小憎い心配りに心の中で感謝しつつ、今度こそホームズはカトリの部屋へと向かった。
その頃―――
カトリの部屋では、椅子に座ったカトリと、その後ろに立つメーヴェが彼女の髪に櫛をとおしていた。
「・・・はい、これでおわり」
その一言を聞いて、カトリは席を立ち、部屋の壁に掛けてあった鏡で、自分の顔を覗き込んだ。
一日中、涙にくれたせいか、少し目元が赤くなっていたものの、先程と違って、乱れていた髪も綺麗に整っていて、随分とよく見映える様になった。
「辛く、哀しくても、御髪の手入れはしておかないと駄目ですよ、カトリ」
カトリの後ろからメーヴェが優しく肩を抱き、カトリの顔の横に、彼女の顔も並んで映る。
こうしてみると、まるで本当の姉妹のように見えてくる。
「うん、ごめんなさい、色々と迷惑をかけてしまって・・・」
「いいのですよ。あとは、カトリが勇気を出すだけですよ」
メーヴェの言葉を聞きながら、鏡を見つめるカトリ。そして、己の心を奮い起こす。
彼に会おう、ホームズに言おう、ホームズに言ってもらおう。
何度も心の中でそう呟いていく。そうするうちに、今ならホームズに会っても大丈夫だという気がしてきた。
「メーヴェさん、私、もう大丈夫です。今なら、ホームズと顔を合わせても、いつもみたいに話せると思います」
後ろを向き、ニッコリと笑いながら、カトリはメーヴェにそう言った。
「本当にありがとうございました」
そして感謝の言葉を口にする。
「やっぱり、その顔が一番いいですね」
微笑ながら、メーヴェがそっと呟いた。
「―――えっ?」
カトリは一瞬、何を言われたのか分からず、キョトンとした表情を浮かべた。
「カトリは笑っている顔が一番綺麗で、可愛いと思いますよ。その笑顔を見せれば、ホームズもきっとカトリの事を放っておいたりなんてしない筈です」
先の笑顔につられてか、メーヴェも笑顔でカトリにそう言った。
「・・・そう・・・思います?」
少し自身なさそうな口調で、カトリが聞き返すと、メーヴェは「大丈夫です」と一言言ってから、抱いていた肩をそっと放した。
「もっと自信を持つのですよ、カトリ。不安そうな顔をしたり、悪い方にばかり考えていると、貴女の一番の魅力が出ませんよ」
「一番の魅力って・・・」
「偽りのない優しさ、そして偽りのない笑顔、それが貴女の魅力だと思います。貴女は自分自身を決して偽る事をしない。
それが、ホームズの心を捉えたのだと思います。だから、自信を持って彼に―――ホームズに会ってあげるんです。ね、カトリ?」
自分の気付いていなかった魅力を教えてくれたメーヴェに対して、カトリは小さく頷いた。
「・・・はい、分かりました、メーヴェさん」
「では、早速会いに行ってみます?」
メーヴェの発言に、カトリはええっ?といった表情で、落ち着かない風に視線を震わせた。
「あ、そ、それは、ちょっと・・・未だ、その、心の準備が出来ていないから・・・」
「ふふ、そうですね、覚悟を決めておかないと駄目でしたね」
「あの、メーヴェさん、一人にさせてもらえませんか?ホームズに会う前に、少し一人になりたいんです」
まだ少し動揺した様子で、カトリはメーヴェにそうお願いをした。
メーヴェは小さく頷いて、カトリの願いを受け入れる意思を表した。
「・・・分かりました。では、私はこれで失礼します。・・・もし、不安なら、私も一緒に行ってあげますから、そのときは遠慮なく声をかけてください」
「はい、本当に、本当にありがとうございました」
メーヴェの思いやりと優しさに、心から感謝したカトリのお礼を聞いた後、メーヴェは静かに部屋を出て行った。
一人残されたカトリは、もう一度心の中で己を奮い立たせる。
『大丈夫、今なら、ホームズに会っても話せる・・・』
胸元で祈りの時の様に両手を握り、心の中で何度もその言葉をカトリは呟き続けた。
暫しそれを続けて、ようやく覚悟ができたカトリは、部屋から出ようとドアに向かおうとした。そのとき、ふいに外側からドアを叩く音が聞こえてきた。
ドンドンとドアを叩く音が終わった後、今一番聞きたかった人物の声が聞こえてきた。
「カトリ、俺だ。居るんだろう、居るなら返事をしやがれ」
いつもと変わらぬ、何処か乱暴な口調のホームズの声。それを聴いた瞬間、カトリの胸の鼓動が激しくなっていく。
『ホームズが来てくれた、この先にホームズがいる』
昨夜の出来事以来、ホームズの顔も見ていなければ声も聞いていない為なのか、それともこれから起こるであろう状況を想像して、緊張した為なのか、
カトリ自身でもはっきりと分かる位、ドクンドクンと心臓が大きく鼓動をたて始めた。
カトリは一度深く深呼吸して、多少落ち着いた後、ドアの方に向かう。
ドアの傍に着き、ノブを握る。そして、「今、開けるね」と一言答えた後、握っていた手をゆっくりと回し、手前に曳いた。
ドアが開き終えると、言葉もなくホームズがカトリの目の前に進んできた。
ホームズは視線を下げ、カトリの表情を見た。
カトリは顔を上げて、ホームズの表情を見た。
ほんの数秒の間、見つめあった後、不意にカトリの手がホームズの手を握った。
突然の事に、ホームズは一瞬、心の中で焦ったが、カトリはそんな事など分かる筈もなく、「こっちで話しましょう」と言って、ベッドの所に連れて行った。
276 :
花泉の亜茶:2005/04/16(土) 23:38:24 ID:DgfOkWtR
と、今回はここまでです。
残りの分の推敲を終え次第、続きを投下します。
あと、去年の年末から長い間SSの続き投下出来なくて、すみませんですた。
今後は、見切り投下は控えることにしよう・・・。
277 :
パスカリ:2005/04/17(日) 00:15:28 ID:b4fNzkaA
乙
GJ!
今回はシゲン&シエラの膝枕描写が萌えますた。
やっぱり亜茶氏の作品は物語が丁寧でキャラが生きてますな。続きに期待!
279 :
花泉の亜茶:2005/04/17(日) 12:07:51 ID:24YhB3Mt
どうも、花泉の亜茶です。
推敲が終わったんで、続きを投下しまつ。
先にカトリがベッドに腰かけ、続くように彼女の右側にホームズが腰かける。
二人の間には、見えない壁でもあるかのように、一人位座れる空きができていた。
お互い顔を見ることなく、僅かに起きる船の揺れに身を任せ、一言も発していない。
そんな沈黙が耐えがたかったのか、ホームズは頭をカトリのほうに回して、「おい」と声をかけた。
「カトリ、俺に何か言いたいんじゃないのか?黙っていたってしょうがないぜ」
その言葉に対して、カトリはホームズの方を見ることなく、「ホームズこそ、私に何か言いたいんじゃないの?」と、聞き返した。
「あるこたぁあるが、お前が先でいいぞ」
「私はいいの、ホームズが先で良いから・・・」
と、互いに相手に譲ろうとして、埒が明かない。
はぁ〜と大きく溜め息をした後、「分かった」と一言答えた後、ホームズは左腕を伸ばして、強引にカトリを自分の傍まで引き寄せた。
きゃっ!!と悲鳴をあげる間に、カトリの身体はホームズの左腕に抱(いだ)かれていた。
その結果、カトリの頭がホームズの胸元に押し付けられた形になる。
一体何があったのかとカトリが察する間に、耳元で「すまなかったな」と言うホームズの声が聞こえてきた。
「・・・えっ?い、今、何て・・・」
ホームズの方を向いて、カトリが聞き返す。
「すまなかったなって言ったんだよ、ちゃんと聞いてろ、全く」
いつもの様な口調ではあったが、そう言っている間に、ホームズの右手がカトリの頭を優しく撫でていく。
髪に感じる手の感触が、何ともいえぬ心地良さをカトリに伝えてくる。
「昨日よ、お前にひでえ事言っちまっただろ。だから、すまなかったな・・・」
本当に申し訳なく思っているように、低く、しかし何処か優しい声で、ホームズは改めてカトリに謝った。
我ながら、なんて柄にもない声で喋ってるんだろうなとホームズは思ったが、自分を見つめるカトリの表情が徐々に泣きそうになるにつれて、
本気でそういう気持ちになり始めた。
「お、おい、泣くなよ・・・」
謝ったというのに、泣かれては困ると思ったが、カトリは小さく顔を横に振って、ホームズに対して泣き顔で微笑を浮かべた。
「違うの、嬉しいの、私」
そう言って、自分の流した涙を拭っていく。
「それよりも、私の方こそ謝らなきゃいけないもの。いくらひどい事言われたからって、ホームズの顔を引っ叩いちゃうなんて事したんだもん。
・・・ねえホームズ、叩いた所、痛くない?」
言いながらカトリの右手が、ホームズの左の頬に優しく触れた。
一瞬、ひんやりとした指の感覚が伝わる。
ホームズはへっと鼻で笑い、「大丈夫だ」と言ってカトリの手を取って、頬から離した。
「お前の細っこい腕で叩かれて、痛い訳がねえだろう」
「はあ・・・よかった・・・」
心の底から安堵したようにカトリは言った。
「ねえ、ホームズ、私の話を聞いてくれる?」
「・・・言ってみろ」
「うん・・・実は―――」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「―――と言う訳なの。ホームズ、ごめんなさい」
本当に申し訳ないというような目で、カトリはそう言って謝った。
「・・・てぇ事は、全てはシゲンの奴の謀(はかりごと)だったってぇことかよ。くそっ!!またあいつにしてやられたって訳か」
カトリの話を聞いたホームズは、今すぐにでもシゲンの所にいき、この事に関して追求しようと席を立とうとした。
「まって、悪いのはシゲンさんじゃなくて、私なの。私がシエラさんに頼んで、シゲンさんがいい方法だって教えてくれただけなの。だから・・・」
今度は哀願するような目で見ながら、ホームズの胸元を掴んでカトリは止めようとする。そんな風にされては、流石のホームズも思い止まるしかなかった。
「・・・分かった、分かった、シゲンの事は思い止まってやるよ。だから、いい加減に手ぇ離せって」
「あっ?!ご、ごめんなさい」
そう言われて、あわててカトリは手を離した。
カトリが手を離した後、ホームズは再びカトリの傍に座り込んだ。今度は二人の間に空きもなく、互いに身体を寄り添っていた。
「カトリ」
「何?」
「長い間、淋しがらせちまって悪かった。その詫びって訳でもないけどよ、これ、食わねえか?」
そう言ってホームズは、シゲンからよこされた包みをカトリに見せる。
「今日、島から取ってきた果物だ。お前、甘いもの好きだっただろ。メーヴェの話だと、ろくに飯も食ってねえっていうじゃねえか。
俺が悪かったせいなんだろうけどよ、そんなんじゃ身体がもたねえだろ。だから、食えよ」
そう言われてみれば、今日は殆ど何も口にしていない事にカトリは気付いた。気付いた途端、くぅ〜とお腹の虫が肯定の音を鳴らした。
「・・・うん、ありがとう」
恥かしさに顔を真っ赤にしながらカトリは受け取り、中身のパパヤの実を口にする。
柔らかい果肉と甘い果汁が、口の中に広がり、幸せな気分にしてくれる。
ものの3分で全て食べてしまったカトリは、ひどく満ち足りた声で、「美味しかった」と声を漏らした。
結局ホームズの分もカトリは食べてしまったのだが、ホームズの方は先に食事を済ませていたし、別段食べたいとも思っていなかったので、
カトリの思うままにさせていた。
「さて、腹ごしらえも終わったようだし、返事を聞かせてもらうぜ」
「えっ?返事?」
「これまでの間にお前を淋しがらせた事についてだよ。ついさっきも言ったじゃねえか。
・・・なあ、すまなかった。俺は自分の事ばっかり考えて、お前を悲しませる様な事をしちまった。これからはお前を淋しがらせたりしねえ、
だから、どうか許してくれねえか?」
真剣な面持ちで、ホームズがカトリにそう言って返事を待った。
カトリは一度目蓋を閉じて、数秒間考えた後、キッパリと答えた。
「駄目、許してあげない」
その答えに、ホームズの口から小さく「何だって・・・?」という声が零れ落ちた。
「許してあげない。いくら本気になって謝ってくれても、私、心の底から信じてあげられないわ。
ホームズ、私が欲しいのは、謝罪の言葉じゃないの。私が欲しいのは・・・」
閉じた瞳を開き、先のホームズの同じく真剣な面持ちでカトリはホームズの顔を見つめた。
「欲しいのは、言葉じゃないの」
そう言い終えた後、カトリはホームズの胸元に顔をつけて、ホームズの背に腕を回した。
「・・・カトリ、お前・・・」
カトリのいった最後の言葉の『欲しいのは、言葉じゃないの』に籠められた思いを察し、ホームズは言葉を詰まらせる。
カトリは黙ってホームズの胸に顔を埋めて、返事を唯待つ。
ホームズは胸中で起こる激しい葛藤に、暫し黙ったままだったが、それに決着(けり)がつくと、カトリに対して、「顔を上げろ」と声をかけた。
顔を胸から離し、再びホームズの顔を見つめるカトリ。
そんなカトリにホームズは、「念のために聞いておく」と一言言い放った。
「お前、自分の言ってる事の意味が分かっているんだろうな?」
聞かれたカトリは「分かっているわ」と答える。
「後になって後悔しても、遅いぞ。それでもいいのか?」
「後悔なんて、絶対にしないよ。だって、だってホームズに愛してるって言われたときから、ずっとそうなりたいって思っていたから。だから、だから・・・」
カトリが言い終えぬうちに、ホームズはカトリの身体を優しく抱き締めながら、ベッドへと押し倒す。
「分かった、お前の願い、叶えてやるぜ」
そう言うなり、カトリの唇に己の唇を重ねて、彼女の望みを叶えようと、自身の舌を少女の口内へと侵入させていった。
ホームズの舌が愛おしむ様に、ゆっくりとカトリの舌に絡みいついていく。その感覚にカトリは一瞬身体を震わせる。
ホームズのきつく吸い上げるキスのせいで、カトリは口を離す事が出来ないので、されるがままにじっと動かないままでいるしかなかった。
舌と舌が互いの味を求めるように動き、溢れ出てきた唾液がカトリの口から漏れていく。
ホームズの舌がカトリの口内を余す所無く味わった後、繋がりあっている口を一度離した。
離れた後、小さく息をするホームズとは対照的に、カトリの方は大きく喘ぐ様に息をしている。
開かれている口から見える舌が、未だ味わいたいと言わんばかりに唇から零れそうになっているのが、いやに官能的だ。
『こいつ、こんなに色っぽい表情が出来たんだな』
そう思った後、押し倒したカトリの上半身を抱え上げる。
そして今度は彼女の顎に右手を添え、もう一度唇を重ねた。
先とは違い、吸い上げる事はせず、舌でお互いを感じあうのに集中した。
カトリは先程とは違う口付けのためか、それとも感情が溢れて止まらなくなったのか、積極的にホームズの舌に自分の舌を絡ませてくる。
その行為に応える様に、ホームズは右手を離し、彼女の頭の後ろに持っていって、もっと深く感じあえる様にしていった。
カトリも両腕をホームズの背に回していき、互いを更に密着させていく。
舌でいやらしい音をたてながら、二人は行為に没頭する。
時折カトリの方で曇った呻き声に似た声が零れてくるが、それには悦びの響きが含まれているようにも聞こえてくる。
実際、悦びを感じぬ筈がない。
愛する者からの口付け、しかもとびっきり熱く、深いものなのだったのだから。
そんな口付けが止んだとき、カトリの顔は朱色に染まり、瞳はうるみ、はたから見ても昂っているのが分かる状態になっていた。
ホームズはそんなカトリの後ろに回り、胡座をかく。そして自分の方に彼女の身体を引き寄せ、その上に座らせた。
彼女が自分から離れぬように、左腕を彼女の身体に廻す。そして空いている右腕を服の中へと入れていき、胸元を弄(まさぐ)っていった。
「あん、ホームズ、くすぐったいよ、あ、だめぇ、弄(いじ)らな・・ん・・・あぁん」
弄られるくすぐったさと引き起こされる快感のために、カトリの口も上手く言葉を発する事が出来ない。
「何がだめだ、やめて、だ。そんな甘ったるい声で言ったって、説得力がねえぜ」
意地悪い笑みを浮かべて答えるホームズ。そして弄る右手がカトリの乳房をこねっていく。
「はぁっ!・・やぁ・・ああ・・!」
これまでにない程大きな声を上げて、カトリは身体をくねらせていく。
「ったく、申し訳ない程度にしかない胸で、こんなに感じやがるなんて、お前って本当に初めてなのかよ?信じられねえぜ」
「そ、そんな事・・・んぁ・・・い、いった・・って、本当に・・わた・・し・・ああん!!」
反論は許さんとばかりに、ホームズの指が乳首を摘み、コリコリと転がしていく。
高まっていく快感に耐えようというのか、カトリは両手を廻されているホームズの左腕に持っていき、がしっとそれに掴まった。
「キスと胸を触られただけで、ここまで乱れるのに、信じろっていうほうが無理ってもんだ。
もっとも、お前が生まれつき感じやすい身体だっていうんなら、別だけどよ。」
そう言いながらホームズは、カトリの身体を捕らえていた左手をそっと離し、すかさず彼女の下半身へと滑らせていった。
カトリの秘所を覆うパンティに触れたとき、指先に濡れた感触が伝わってきた。
「・・・もう濡らしているのかよ、此処をよ」
布地の上から、指を軽く突いていく。そして突いた指をカトリの目の前に持っていった。
人差し指と中指を交差させていくと、指についていた透明な液体が薄い糸を生み出していく。
「わかるだろ、お前の股ん所からでた、いやらしい汁だぜ。指をこんなに濡らすくらい感じやがって、本当にいやらしい奴だな」
「やだぁ・・・」
掴んでいた両手を離し、恥かしさのあまり顔を覆うカトリ。
そんな姿が、ホームズの中にある、『カトリを苛めたい』という心に火をつける。
「そうか、嫌なのか・・・なら、もっと恥かしく、いやらしくしてやるぜ」
言うなりホームズはカトリの身体を仰向けにし、彼女の両足をこれでもかと大きく開いて、下半身を露わにした。
白いパンティは、愛液で濡れに濡れ、太股の所まで濡らしている有様だった。
「だめぇっ!見ないでぇ!」
両手で見るのを阻止しようとするカトリより先んじて、ホームズの顔が股の下に潜っていく。
そして腰の所に結わえてあるパンティの紐を見つけだし、それを歯で捉えて、くいっと引っ張る。
紐は解けて、パンティが僅かに下にずれる。ホームズはパンティの紐を咥えたまま、股の下から顔を出し、濡れたパンティをカトリに見せ付けた。
「もう・・やぁ・・・」
恥かしさに耐えられなくなったカトリは、顔を真っ赤にして、今にも泣きそうな表情になる。
だが、ホームズの行為は止まらない。
咥えていたパンティを放り出し、再び股の下に侵入していく。
カトリの両手がスカートの上から侵入を阻もうと押さえてきたが、ホームズはそれもあっさりと押し返してしまった。
ホームズは、パンティに隠されていたカトリの秘所を見た。
文字通り何一つとして隠すものが無い、女の割れ目があった。
「・・・カトリ、お前、毛も生えてねえのか」
スカートの中から聞こえてきたその一言に、「もういやぁぁぁっ!」というカトリの悲鳴が部屋中に響き渡る。
「ガキみたいな身体に毛の生えてねえ此処と、これじゃまんまガキを犯すようじゃねえか」
そう言いながらも、カトリの割れ目を開いていき、露わになった秘肉を舐め回していく。
スカートの中に隠れているホームズが、一体何をしているのか分からない分、カトリの心は羞恥と怖さ、そして一抹の期待によって膨れ上がっていく。
自分の秘部がホームズに晒され、そこを舌で弄られていくうちに、敏感になっていた身体は、湧き上がってくる快感にびくっと震わせていった。
「あ・・あぁん・・・い、いあ・・・んぁ・・・・んんぅ・・んくぅっ!」
恥かしいと思っているのに、それ以上に気持ちいい。
止めさせようと押えていたカトリの両手は、いつしか、自分の秘所に向かって押し付けるようにホームズの頭を掴んでいた。
『だめ、気持ちいい、恥かしいのに、もっとして欲しい、もっと私の其処をいじって欲しい、もっと気持ちよくして欲しい。
いやらしいなんて思われたくないけど・・・思われたくないけど、もっと、もっと、もっと―――』
その思いが通じたのかどうか分からないが、ホームズの責めが一段と激しくなった。
「ああん!いい、気持ちいいよぉ!!ホームズ、ホームズ―――!!」
すると枷が外れたかのように、カトリがあられもない声を上げ始めた。
初めて気持ちいいと快感を認めるカトリの声を聞き、ホームズは秘肉を吸い、指先で秘豆をこれでもかと転がしていった。
「んあぁぁ―――!!やっ!あぁっ!あっ!ああぁ――――――!!」
ホームズの責めに嬌声をあげたカトリの身体が大きく仰け反り、ビクッビクッと身体を揺らした。
そして、揺れがおさまると、力尽きたように身体がベッドの上に沈み、動かなくなる。
カトリは生まれて初めて絶頂に達した。余韻によって何も考えられる事が出来ず、ただ激しく喘ぎながら息をしている事しか、今の彼女には出来なかった。
「どうやら、イっちまったらしいな」
スカートの中からホームズが顔を出し、何処か満足そうにカトリの様子を見た。
だらしなく身体を横たわせ、とろんとした瞳でこちらを見るカトリの姿は、ガキみたいだと口では言ったホームズでも、
何処か欲情せずにはいられない、何ともいえぬ色気があった。
『もう、我慢できねぇ』
ホームズはカトリの服の腰紐を解き、弛緩したカトリの身体を軽く持ち上げて、服を多少強引に脱がしていった。
「やっぱするときは、何も着ないでやるのが一番だからな」
「はぁ、はぁ・・・す・・る・・・?」
カトリの漏らした言葉に、ホームズは口元に笑みを浮かべて、自分の着ていた衣服を脱いでいった。
「こいつをお前の中に挿れるんだよ」
カトリにこれだと教えるかのように、ホームズの右手が股間にある己のモノを軽く握り、上下にしゅっしゅっとしごいていく。
男子のイチモツを見ることが殆ど無かったカトリでも、ホームズのそれが大きいというのがはっきりと理解できるほどに、それは太く、
立派にそそり立っていた。
「こっちは濡らしてもらってねえが、お前のほうが充分な位に濡れているから、問題ないだろ」
そう言い、ホームズはカトリの両足を開き、己のモノの先端を秘所にあてがう。
「じゃ、いくぜ」
その一言と同時に、相手の返事を待つことなく、ホームズのモノがカトリの中に突き入れられた。
男を知らぬカトリの狭い秘壷を、ホームズはズンズンと腰を振って押し開いていく。
「きゃあああっ!!痛い、痛いよぉ、抜いて、抜いてぇ――――!!」
異物で己の中を裂かれていくような痛みに、カトリが悲鳴をあげる。
ホームズの身体から離れようと、カトリは力一杯両腕でホームズの体を押していく。
「こら、馬鹿、力を入れんな!入りきらないだろう!」
「だってぇ・・・痛い・・ん・・・だ・・もん・・・」
涙声で答えるカトリに、ホームズは内心苦笑を禁じえなかった。
『痛みをともなうっていう事も知らねえとは、これじゃ、ますますガキを抱いてるみたいだぜ』
胸中でそう毒づいた後、ホームズは腰の動きを止め、カトリに声をかけた。
「いいかカトリ、男と初めてこういう事をする女は、大抵こういった痛い思いをするもんなんだ。だから、力を抜いて、俺のを受け入れろ」
「力を抜けって・・・無理よぉ・・・」
「・・・ったく、しょうがねえな。カトリ、先に言っておくぞ」
「・・・え、何?」
「・・・泣いても喚いてもいいから、とにかく我慢しろ」
次の瞬間、ホームズは腰を再び動かし始めた。
ズッズッと少しずつ、カトリの中へとモノが埋まっていく。
「いあぁぁ――――!!そ、そんなぁ――――」
カトリの非難をよそに、ホームズは目一杯腰を突いていく。
『ああだこうだと考えないで、さっさと奥まで突っ込んじまえば、後はどうにかなる。カトリには悪いが、こうするのが一番だろう』
挿れていく間、カトリに力一杯叩かれたり、押されたり、カトリのほうから離れようとしたり等、幾度となく恋人からの妨害工作をうけたのだが、
ホームズはそれに屈することなく、どうにか最奥まで到達する事が出来た。
カトリの溢れんばかりの涙と、激しい非難の視線を受けながらであったが・・・。
「・・・ようやく奥まで入ったな。よく我慢した。えらいぜ、カトリ」
ぬけぬけと微笑を浮かべながら、ホームズはカトリの頭を優しく撫でていく。
「うっ・・・ひっく・・・酷いよ・・・痛いって言ったのに・・・止めてって言ったのに・・・」
涙に濡れた顔一杯で、ホームズに向かって非難のこもった言葉を口にするカトリ。
「だから言っただろ、女の初めてのときは、誰しも痛い思いをするんだって」
「だけど、こんなに痛いだなんて、私知らなかったもん・・・」
まるで駄々をこねる子供のような事を言うカトリに、ホームズははぁ〜と溜め息を漏らした。
「じゃあ、まだ知らないもう一つのほうを、これから教えてやるからな」
ホームズは押さえていた両手を離すと、それをカトリの背に廻して、互いを密着させる形を取る。
そして、カトリの中に収まっていた己のモノを動かし始めた。
流石に先程と同じように、強引に動く事はせず、痛みを出来るだけひき起こさぬよう、ホームズはゆっくりと腰を動かしていった。
カトリの中はきつく、しかも入っているイチモツはご立派なものであった事もあり、僅かな動きでも相当な痛みを与えるらしく、
カトリの口から、痛みに耐える呻きが漏れる。
しかし、強引にねじ込まれた時とは違い、動きが緩やかであったので、カトリは何とか痛みに堪える事が出来たので、ホームズと同じ様に、
相手の背に腕を廻して、じっとしていた。
そんなカトリに時折、ホームズの方からキスをしたり、溢れ出た涙を口で拭ってもらったりと、先までとはうって変わって優しい愛撫がもたらされる。
瞳に涙をため、もたらされる痛みに耐えるカトリを見つめるホームズは、そんな彼女が愛しいと思えてきて、その思いが行為にも表れてきていた。
そして、幾度か出し入れを行なった後、ホームズは一度腰の動きを止めた。
「カトリ、如何だ?まだ我慢できるか?」
背に廻していた腕を解き、上半身を軽く浮かせ、カトリの表情を見るホームズ。
下腹部から感じる痛みが多少おさまったのか、カトリの強張った顔が緩み、少し痛ましく感じさせる笑みを浮かべた。
「まだ痛いけど、今くらいなら、なんとか我慢できるみたい。ホームズ、一つお願いがあるんだけど、聞いてくれない?」
「・・・何だ?」
「私の身体・・・ギュッと抱き締めて・・・力一杯・・・」
「分かった・・・」
再びカトリの背に腕を廻したホームズ。そして、彼女の願いどおり、力を籠めて抱き締めてやった。
「如何だ、苦しくねえか?」
「・・・大丈夫・・・少し、このままでいさせて・・・」
そう言いながら、カトリもホームズの身体を抱き締めた。
「ホームズの身体、あったかいね・・・」
「お前の身体も、柔らかくて良い感じだぜ。肌もすべすべしてて、最高だ」
「嬉しい・・・」
小さな声で言葉を交わした二人は、しばらくそのままでいた。
こうして抱き締めあうだけというのも、思いのほか悪くないかもしれない。
ふと、ホームズはそんな風に思った。
何もせず、ただ抱き合ったまま幾らか時間が経った。
カトリの呼吸が大分落ち着いた辺りで、ホームズは抱き締めるのをやめて、再びカトリの顔を見下ろした。
「カトリ、また動くぜ、いいな?」
ホームズの問いに、カトリは頷く。
「今度は少し速くする。我慢できなかったら、すぐに言えよ」
そしてカトリの腰を掴み、もう一度カトリの様子を伺う。
カトリは大丈夫といった瞳で、ホームズを見ていた。
「じゃ、いくぜ・・・」
やや腰の動きを速めるようにして、ホームズは己のモノの出し入れを再開した。
しばらく動いていなかったうちに、カトリの中は更なる愛液が溢れてきていて、幾分か容易にホームズのモノを受け入れるようになっていた。
これまでと違って動きが楽になったホームズは、カトリの様子を伺いながらも、休むことなく、己のモノを突き入れていく。
突き入れるときのぬるぬるとした膣の感触、引き抜くときの襞の擦れていく感覚、それらからもたらされる心地に、思わず声が漏れそうになる。
父親ヴァルス譲りの耐久力を誇るホームズのモノに、早くも射精の兆候が現れ始めた。
『もしかして、カトリの此処は・・・いわゆる名器ってやつなのか?』
無理矢理突き入れたときと、ゆっくりと動かしていた時では分からなかったが、こうして動きがスムーズになってみると、
カトリの中の秘肉の一つ一つが、突き入れられるたびに蠢き、きゅっきゅっと絶妙な締め付けを加えてくる。
そして、今更気付いた事なのだったが、カトリの秘壷は、ホームズのモノがピッタリおさまるサイズであった。
まるで、ホームズのためだけに、そこが用意されているようだった。
『たまんねえぜ、これまで抱いてきた女のものとは、比べものにならねえ・・・』
これまでホームズが抱いた女達は全て、港町に来る旅行者を相手にして、生活の糧を得ている娼婦だけだった。
一つの場所に留まる事などありはしない彼にとって、自分の性欲を処理するのに、彼女達のような、
金のため―――生きるためと割り切って身体を与える女が丁度良かった。
父ヴァルスのように、これと思った女性を激しく愛し、次々と抱いていくような真似は死んでも嫌だったので、それならいっそ、
愛など交えぬ必要の無い娼婦を抱くほうが、自分の為にも、相手の為にも良いと思ったのだ。
母のような思いを、相手にさせたくなかったから、ホームズは娼婦のように、
身体を与える事を、仕事と割り切ってしまっている女性しか抱かなかったのかもしれない。
ただ気持ちいいだけ、その後に金を払って、それで終わり、それだけでよかった。
愛なんて、あるだけ苦しいだけで、自分に何一つとして良い事などなかった。
だったら、棄ててしまおう。
そう思ったときもあった。
そんなホームズは、カトリと出会った事により、大きく変わった。
最初はからかいがいのある女だと思っていたホームズも、酷い仕打ちにめげる事なく、ひたすら皆の為に働くカトリに、少しずつ考えを改めていき、
一方のカトリはカトリで、時折優しさを見せ、いかなる時でも怯む事無く、真っ直ぐ進んでいくホームズの姿に純粋な信頼を覚え、
それが何時しか恋に変わっていた。
何かを求める事もせず、ひたすら自分の為に働き、偽りのない信頼を寄せてくれる彼女にホームズも好意を覚え、
そして彼もまた、好意がいつの間にか愛情へと変わっていた。
今こうしてカトリを抱いてみると、これまでの愛の伴わぬ行為が、いかにつまらないものだったのかを、はっきりと自覚させられる。
愛しくて、愛しすぎてたまらなくなる。
たまらなくなったホームズの腰の動きは、自然と速まっていき、互いの陰部が結合する所から、卑猥な音が響き渡るようになった。
「はぁっ・・・・んんぅ・・・いいぁ・・・・あぅん・・・!!」
動きが更に増した事で、カトリにもたらされる感覚も激しくなり、カトリは身体を激しく蠢かせていく。
ホームズは射精(で)そうな感覚がますます強まってきたので、少し動きを緩やかにした。
まだまだ、射精すのは早い。ホームズはもっともっとカトリの身体を味わいたかった。
一方のカトリは、動きが多少おさまった事もあって、少し楽になった。
激しく打ちつけられている間の痛みは、不思議と最初の時と違って、何故か我慢する事が出来た。
『如何してだろう?痛いことには変わらない筈なのに・・・』
そんな風に考えた時だった。
ホームズのモノが中に入ってきたとき、痛みとは別の感覚をカトリは感じ取った。
『何なの・・・これ・・・?』
ぼんやりとした気持ちいいものが、中からじんわりと溢れてくる。
痛みに混じってくるそれは、幾度もホームズのモノを受け入れていくうち、徐々に大きくなっていった。
「あぅ・・・あん・・・あ、あぁぁ・・・」
気持ちいい感覚が痛みを打ち消し、凌駕していく。これまで味わった事のない未知の快感に、思わず声が零れ落ちる。
カトリは自分自身が蕩けて無くなりそうで、見失ってしまいそうで怖くなり、ホームズに抱きつく腕の力が、一段と強くなった。
その変化を、ホームズが見逃す筈が無かった。
本当に感じ始めたのかどうか、ホームズは確かめるために、突き入れる速度に変化を加えていった。
ゆっくりとしたものから、激しいものへと、何度も繰り返してみる。
激しい動きになると、カトリの喘ぎ声が悲鳴に近いものになる。しかし、その声にはどこか快感に酔う、甘い色音を帯びていた。
ゆっくりとした動きになれば、カトリは声を上げまいと耐えるようになる。だが、時折零れてくる声には、激しい時と比べて、
明らかに快感を覚えていると思わせる恍惚感が現れていて、カトリの表情も緩み、気持ち良くて堪らないと言っているように、淫靡な笑みを湛えていた。
『間違いねえ、カトリは感じてきている』
そうだと知ったホームズは、繋がり合ったまま身体を持ち上げ、座位の体勢に持っていった。
そして下から自身のモノを、再び動かし始める。
先程とは違って、どうなってもホームズのモノを奥まで受け入れる状況になったカトリは、突き入れられて湧き起こる感覚からこれまで以上に逃れる事が出来ない。
子宮口にズン!ズン!と当たる度に、カトリは苦しそうな声をあげる。だが、苦しい以上に、身体をかけめぐる快楽のほうが大きかった。
その為かどうか分からないが、気付かないうちにカトリは自身の腰を振り、ホームズのものを逃さない様に両足をホームズの腰に交差させた。
『気持ちいいよぉ、気持ちいいよぉ、気もちいいよぉ・・・』
軽蔑されても、淫らな女だと思われてもいい。
カトリはこの快楽に逆らうのをやめた。
そうなると不思議なもので、カトリの身体はますます快感を覚えていく。
腰の動きはますます激しくなっていき、今まで以上に卑猥な音が響き渡っていく。
カトリの声から苦しみの気配が消え、快感に喘ぐ淫声がそれに取って変わった。
ホームズは、カトリのこの豹変に、驚きを隠せなかった。
が、自身のモノから伝わってくる快感は今までに無いほど強烈で、無意識の内に、ホームズも腰を振っていた。
腰を掴んでいた両手も、柔らかい臀部の方へと移っていき、より深く、より強烈に互いを感じるようにガシッと掴み、動きを更に激しくしていった。
「全く・・・くぅっ!・・・こんなに感じて、いやらしい声をあげて・・・うぉっ!・・・くうぁ・・・本当に・・・初めてなのかよ・・・。
・・・たく、こんな淫らな奴だなんて、思いもしなかったぜ・・・」
「だってだってだって、気持ちいいんだもん、気持ちいいんだもん。ホームズのが中に入ってくると、身体中が震えちゃう位、気持ちいいのが来るんだもん・・・」
「そうか、そんなに気持ちいいんなら、騎乗位でもしてもらうか・・・」
そう言うと、ホームズは両手を離して、自身をベッドに倒した。
つられてカトリもホームズに倒れこむ。その拍子で、繋がり合った部分が離れた。
「はぁはぁはぁ・・・んうぁ・・・ねえ・・・き・・じょう・・いって、何なの?」
「騎乗位ってえのは、馬に乗る見てえに女が男の上に乗って、手前の穴に男のモノを咥えこんで、腰を振る事だ。ほら、やってみろ」
言われたカトリは、腰を上げて、その後、抜けたホームズのモノを握り、自分の秘所にあてがう。
亀頭の先端が秘壷の入り口へ僅かに入っていき、くちゅりと小さく音をたてる。
「・・じゃあ・・・挿れるね、ホームズ」
一言言った後、カトリはゆっくりと腰を落していく。
「ん・・はぁ・・・ああぁぁぁ・・・」
自身の中を熱く埋めていく感覚に、カトリは嬌声をあげる。
ホームズのモノは何一つ抵抗も無く、ずぶずぶと根元まで飲み込まれていった。
自身のモノが入り終えた後、ホームズはカトリの腰を、がしっと押さえこんだ。早速動こうとしていたカトリは、押さえ込むホームズに向かって、
一体何なのかといったような表情を見せる。
「ホームズ〜、これじゃ動けないよぉ・・・」
一刻も早く快楽を得たいカトリは、何処か媚を含んだ声で、悲しそうに抗議する。
「もう少しじっとしてろ、お前の今の格好を、少し見ていたいからよ」
そう言い終えて、カトリの姿をホームズは見つめた。
肌をうっすらと朱に染め、しっとりと汗で濡れた身体を小さく上下させ、とろんとした瞳で自分を見つめるその姿は、日頃の彼女からは想像も出来ない程、
『女』の匂いを漂わせていた。
『女は一度抱かれると変わるっていうが、カトリの場合はそれが極端なのかもしれねえな』
背が低く、体型も子供と対して変わらず、全くと言っていい程色気がなかったカトリがこうも変わるとなると、
その様に考えなければホームズの中では納得できなかった。
『こいつは・・・何処まで手前を抑えれるか、自信が無くなってきたぜ・・・』
胸中でそう呟いた後ホームズは、押さえていた腰を放してやり、「動いていいぞ」と言って、カトリの行為を促した。
聞いたカトリはゆっくりとした動作で、ホームズの上で腰を振り始める。
その大きさゆえに、最初は痛みしかもたらさなかったホームズのモノは、今では狂わさん程の快感をカトリにもたらしている。
僅かな動きだけで、自身の秘壷の全てが擦れていき、それだけで絶頂を迎えそうになる。
『これで激しく動いたら、私・・・』
これ以上の快感を得たときの自分を、カトリは想像した。
『ああ、そんな事になったら、きっとホームズに嫌われちゃう・・・』
これまで以上に卑猥な声をあげ、ひたすら快楽を貪る自分を見て、ホームズは愛想を尽かすのだ。
そして彼から激しく罵倒され、幻滅され、無茶苦茶に犯されてしまう。
しかし、心の何処かでそうなっても構わないとカトリは思えて来ていた。
思えばホームズに犯されるような形でもいいから、結ばれたいと思っていたのだ。
旅が始まってからの間、ホームズの事を思って身体を熱くした夜は何度もあった。
その度に、様々な想像を働かせて、如何にか湧き上がってくる愛欲を抑えてきた。
でも、それを抑えれば抑える程大きく膨らんでいき、終いには想像しただけで恍惚してしまうまでになった。
自分はここまで淫らで、卑しい人間だったのだろうか?
そう思い、恐ろしくなった事もあったが、抱かれてしまった今となっては、そんな事は如何でもよくなってきている。
現に今のカトリは、ホームズに犯される自分を想像しただけでも感じてしまっている。
そんな淫らな想像に、カトリの中が反応したのか、秘裂から愛液が溢れ出てくる。
『もう駄目・・・我慢できない・・』
更なる快楽を得たいカトリは、両手をホームズの身体につけ、腰の動きを加速させていった。
自身の中を抉り、こね回す様に腰をくねらしていき、その後に腰を浮かせて、ホームズのモノを一気に中へと飲み込み味わっていく。
「ああっ!いい、いいよぉ〜!!」
想像していた以上の快感に、カトリはだらしなく口元から涎を垂らし、蕩けた声をあげた。
じゅぼじゅぼと音を立てながら、ホームズのモノを飲み込み、愛液でホームズの下腹部を濡らしていく。
膣内の襞がめくられ、引き戻される度に、泣き声にも似た嬌声を部屋中に響き渡らせる。
そんなカトリとは対照的に、ホームズの方は、カトリからもたらされる快楽に、必死になって耐えていた。
先程まで処女だったとは思えないカトリのこの乱れように、ホームズは強烈な興奮を覚えた。
カトリの心配とは裏腹にホームズは、いっそ此処まで乱れてくれると、可愛いとすら感じてきている。
自身のモノがカトリの中に飲み込まれる度に、襞がいやらしく、しかし優しく包み込み、得も言われぬ心地良さを伝えてくる。
目の前で喜び、激しく乱れているカトリの姿を見るだけで、理性が灼かれ、吹き飛んでしまいそうになる。
「カトリ、如何だ、気持ちいいか?」
ホームズから声をかけられ、カトリは腰の動きを一度止める。
「うん、気持ちいいよぉ。ホームズの熱くて太くて固いのが、んぁ・・中にずぼっずぼって入るたびにぃ・・・んはぁ・・頭が真っ白になりそうになっちゃうのぉ・・・」
聞かれた事に対して、必要以上に答えたカトリは、言い終えた後、直ぐに腰の動きを再開した。
「俺も、気持ちいいぜ・・・お前のココは・・・極上品だ」
「ホームズも気持ちいいの?・・・嬉しい」
喜ばれた事で感極まったのか、カトリは身体を倒し、ホームズにキスをした。
熱いキスをしている間も、カトリは腰を振り続ける。一方のホームズもカトリの臀部を掴み、カトリの動きに合わせるように下から突き上げていった。
突然のホームズの動きに、カトリはホームズの口の中で、声にもならない喘ぎを発した。
ホームズはそんなカトリを気にすることなく、繋がりあう上下の口に等しく己の思いを籠めたモノを侵入させていく。
「ん・・・むぅ・・・んぅ・・・んんんぅ!!」
上と下でもたらされる快感が凄すぎるのか、それともホームズからの愛が堪らないのか、カトリは涙を流していた。
その涙を見て、ホームズの心は愛おしさと喜びと感動で満たされていく。
そして皮肉にも、カトリの涙はホームズの理性も流してしまった。
ホームズは突然身体を起こし、カトリと繋がったままベッドにカトリを下にする様にして倒れこむ。
「ひゃあん、な、何――――」
いきなり仰向けにされたカトリは、突然の変化に戸惑う。
ホームズはそんなカトリに構わず、上半身を上げ、カトリのくびれた腰をがっしりと両手で掴んだ後僅かに持ち上げた後、
自身のモノを秘壷に沈めていき、これまで以上に激しく打ちつけていった。
「ああっ!!んあっ!!んああぁぁぁぁ!!!」
中が壊れてしまうのではないかと思うほどの打ちつけに、カトリは絶叫する。
だが、この激しい行為はこれまで以上の快楽を、カトリにもたらしてくる。
「ああぁ!ホームズいいよぉ!!もっとぉもっとぉもっとぉ来てぇ―――!!」
「言われなくても、もっともっとしてやるぜぇ―――!!」
カトリの言葉に、ホームズはますます腰の動きを活発にしていった。
子宮口にホームズのモノが当たる度に、カトリは身体をのけ反らせ、びくっびくっと震えていく。
「あああっ!!イクぅ!イクぅ!イッちゃうぅぅぅぅっ!!!」
もたらされる快感に耐えかねて絶頂が近付いたのか、カトリが悲鳴に近い声をあげる。
「俺もだ、俺もいっちまいそうだ。カトリ、一緒にいくぞぉ!」
これまで耐えてきていた熱い大きな塊がどんどん昇りつめてくるのを感じてきていたホームズは、そう叫びながらカトリの身体を力一杯抱き締めた。
「イきたい、一緒にイきたいよぉ、ホームズ、ホームズぅ〜!!」
ホームズと共に達する事がよほど嬉しいのか、涙を流しながらカトリもホームズの身体にしがみ付く。
身体を密着させて、更に激しくカトリの中をホームズは貫いていった。
貫いていく度に、熱い塊が昇りつめていく。
それがもはや頂点に到達しそうになり、ホームズは全体重を籠めた最後の一突きを、カトリの秘壷に加えた。
「くぅおおおぉぉぉぉぉっ!!」
熱い塊が爆発しそうな感覚に、ホームズが吼えた。
そして―――
「おおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
自身のモノをカトリの最奥まで突き入れて、ホームズはついに熱い塊を解き放った。
自身でも信じられぬ位の精液が、ドクッドクッとカトリの中に注がれていく。
「あああぁぁぁぁぁ――――!!」
ホームズの熱い迸りを感じながら、カトリも絶頂を迎え、至福の叫びをあげた。
未だにビクンビクンと中で動くホームズのモノの温もりと、お腹の中で一杯になっていく精液の熱い感覚に痺れながら、カトリは力尽きたようにぐったりとなった。
ホームズも荒く息をしながら、カトリを抱き締めたまま動かない。
「カトリ・・・いい女だぜ、お前はよ・・・」
カトリの耳元でホームズが、さぞ愛おしむ様にそう呟く。
「・・・・・・ホームズ・・・愛してる・・」
ホームズの重さと、身体中に満たされていくホームズの愛を感じながら、カトリも耳元で小さくそう呟いた。
そして目蓋を閉じ、心地良い疲労に身をゆだね、深い眠りに落ちていった。
―――翌朝―――
船板でシゲンは、出航の為に沈めていた錨を引き上げるレバーを、せっせと廻していた。
その側では、リュナンが海の様子を逐一確認している。
そこに、船内から出て来たホームズが近付いてくる。
「よお、ホームズ。今日は早かったな。如何だ―――」
いつもの様に挨拶を交わすシゲンに、ホームズは無言でいきなり拳を繰り出した。しかも身体全体で勢いをつけて。
「うおっ―――?!」
突然の攻撃に、シゲンは咄嗟に両手を離して、左側に身を反らした。
勢い余ったホームズは、そのまま海面に落ちそうになり、側のレバーに左腕を伸ばし、それに捕まった事で、如何にか事なきを得た。
「つっつっと・・・危ねえ危ねえ、危うく落ちるとこだったぜ。・・・おいシゲン、あっさりと避けるんじゃねえよ」
「おいおいおいおい、いきなり殴りかかっておいて、何を言うんだ?」
「ホームズ、いきなりシゲンに殴りかかるなんて、如何いう心算なんだ?」
目に怒りを宿して話すホームズに、シゲン・リュナンが同時に問いただす。
「シゲン、昨日カトリから聞いたぜ。おめえ、カトリに変な事を教えやがっただろう」
変な事と言われて、シゲンは「ああ、ああ」と言いながら、心当たりがあるといった風に、一人で頷いた。
「一体どうしたらホームズは私の事を構ってくれる様になるんですか?っていう事に対して教えた事か?」
「そうだ、そのおかげで面倒な事になって、こっちはえらい目に遭わされたぜ。これはそのお返しって訳だ。さあシゲン、覚悟しやがれ!」
「傷付いて、今にも泣き崩れそうな可愛い娘から頼まれたら、断れる訳が無いだろう?それに、カトリにそうさせた原因は、他ならぬお前だろう?」
「うぐぐっ!そ、そりゃそうだがよ、だからってあんな事を普通やらせるか?」
「愛する人の気を惹かせるためなら、カトリは何だってするだろうと思ってな、色々と思いついた内から、一番大人しめのを選んだんだがな・・・」
確信を突かれ、たじろぐホームズに対し、シゲンは余裕たっぷりといった様に、腕組みをしながら、口元に笑みを浮かべて話している。
残りのリュナンは、そんな二人のやり取りを黙って見守っていた。
「・・・確かに、あのカトリなら、もっととんでもない事をしていたかも知れねえな・・・」
「だろ?ああも大人しそうに見えて、とんでもなく大胆な行動をしたりするからなあ、お前の恋人は」
「・・・だからといって、おめえを許していい事にはならねえぞ」
「なら、あの時の貸しを今返してもらうか・・・」
その言葉に、ホームズは一体何の事だ、といった表情を見せた。
「忘れたとは言わせないぜ。俺とヴェガの勝負に横槍を入れてきて、『俺の顔を立ててくれ』とお前はほざいて、仕方なくそれを飲んでやっただろう。
その時ヴェガが言った筈だ、この貸しは大きいぞ・・・って。俺も奴と同じ気持ちだったぜ。
ホームズ、あの貸しはまだ払ってもらって無かったよな、そろそろいいんじゃないか?」
ヴェガの名が出て、ようやくその事を思い出したホームズは、数秒程考えた後、小さく舌打ちをし、「仕方ねえ」と呟いた。
「分かった、今回の事はその貸しを返すってぇ事で無しにしてやる。だがな、今後こんな事をしてみやがれ。そんときゃ、ただじゃおかねえからな」
「分かった分かった、もうあんな事を教えたりしないって。・・・とホームズ、その少女が向こうから来るみたいだぜ?」
シゲンはそう言って、左の方に向かって顎をしゃぐってみせる
ホームズがその方向を見てみると、向こうからカトリが駆け寄ってくる姿があった。
「ホームズ、おはよう」
何時もと変わらぬ笑顔でカトリは挨拶をする。
「ああ、おはよう」
ホームズも普通に挨拶を返した。
「リュナンさんにシゲンさんも、おはよう」
「おう、おはよう」
「おはよう、カトリ」
あとの二人とも、カトリは挨拶を交わす。
「あの、昨日はごめんなさい。皆に迷惑をかけちゃって・・・」
挨拶を終えた後、カトリは申し訳なさそうに頭を下げて、二人に謝った。
「いいんだ、カトリが元気になったんだし、その事は気にしなくてもいいよ」
「そうだ、リュナンの言う通り気にしなくてもいい。・・・それに今回悪いのはカトリじゃなく、ホームズだったんだからな」
シゲンの最後の言葉に、ホームズの眉がピクリと上がった。
「だろ、ホームズ?」
ニヤリと笑みを浮かべるシゲンに、ホームズは一瞬顔をしかめる。そして先程と同じく、小さく舌打ちをした。
「はいはい、そうですそうです、悪いのは全部俺ですよ・・・」
もう如何にでもなれといわんばかりに投げ遣りな態度で、ホームズはシゲンの言っている事を認めた。
「だそうだ。・・・さてホームズ、せっかくレバーを代わりに握っているんだ、錨をあげるのをちゃんとやってくれよ。さ、リュナン、行こうぜ」
シゲンはリュナンを手招きし、ホームズの返事を待たずに行ってしまった。
残されたホームズは、三度目の舌打ちをした後、握るレバーを廻し始めた。
「ねえ、私も手伝う?」
横から見ていたカトリが、ホームズに声をかける。
「一人で廻すやつを、どうやって手伝う気なんだ?」
ホームズは黙々と廻しながら、カトリにそう聞き返す。
「あ・・え・・えっと・・・」
何となく言った事だったので、咄嗟に答えが浮かばず、カトリは言葉を濁す。
「・・・別に手伝わなくてもいいから、側に居ろ」
何時ものホームズなら、邪魔だと言って追い払うのだが、今回はそうしてこなかった。
「うん、分かった」
言われたとおり、カトリはホームズの側でじっと立っていた。
「カトリ、あれから身体の方は大丈夫か?」
「えっ?う、うん、大丈夫。少し歩くのが辛いけど、大丈夫だから」
いきなりの質問だったが、あれからという言葉から何の事を聞かれているのかカトリは理解できたので、直ぐに答えた。
「そうか、だが、無理はするなよ」
そう言ってからホームズは一言も話さなくなり、目の前のレバーを廻すのに専念し始めた。
カトリはじっとその姿を見ながら、先程のホームズの言葉を思い出していた。
―――無理はするなよ。
何気無い、しかしカトリには嬉しい労りの言葉。
昨夜の愛の営みで、ホームズの中の何処かが変わったらしい。
何だか世界が違って見える様な気がする。
そう思いながら、カトリは空を見上げた。
太陽がまぶしく、空は雲ひとつ無く、真っ青に晴れ渡っている。
まるで、今のカトリの心をそのまま表しているかのようだった。
「何だか幸せ・・・」
満面の笑みを浮かべて、カトリはう〜んと両手を空に向かって伸ばし、柔らかな風を身体全体で感じとった。
これからもっといい事がある様な気がする。
少女は何となくそう思いながら、頭の上を通り過ぎていった海鳥の群れを、目で追っていった。
終
309 :
花泉の亜茶:2005/04/17(日) 12:52:06 ID:24YhB3Mt
以上であります。
これで心おきなく20日を迎えられる・・・
今度こそ眼鏡っ娘が出てくるのに期待しながら退散しまつ。
310 :
パスカリ:2005/04/17(日) 14:21:08 ID:b4fNzkaA
いやあ、GJ
ホームズ、もうちょっと優しくしてやれよ…と何度か心の中で突っ込みつつw
しかしエチ後の二人が幸せそうで良かったです。
花泉の亜茶氏、GJでした。
312 :
パスカリ:2005/04/17(日) 21:22:48 ID:b4fNzkaA
いやいや、本当にGJ
エロ小説投稿サイトのDindondonだっけ?
あれ閉鎖しちまったんだな。
だれか、あそこにあった、アイラがシャナンを人質にとられて
キンボイスやサンディマに犯られるSS持ってないか?
あれ、かなり出来が良かったんでもう一度見たいんだが……。
>>亜茶氏
二人の顔すら知らなかったけどかなりキタ―――(゚∀゚)―――!!!
喧嘩中の場面にも感じまくってる描写にも、愛を感じました。
プレイしたらこの二人贔屓にしそうw
>>315 うぉぉぉぉぉっ!
ありがとう! ホントにありがとう!!
こんなにサラっとうpしてもらえたの、始めてかもしれん!
マジでサンキューな!!
Internet Archiveでまだ他のも見られるよ
ここ最近ダミアン氏が全然来ないけど、どうしたのかな・・・?
319 :
外伝:2005/04/19(火) 10:08:49 ID:IEOjWDSY
花泉の亜茶氏、長編GJでした。読むのに三日かかったry
ホームズとカトリが可愛く見えてきた。
>>>現に今のカトリは、ホームズに犯される自分を想像しただけでも感じてしまっている。
どんな想像なのかと小一時間ry
DDD>>>・・・FE外伝も! FE外伝もあったらお願いします!
蒼炎まであと一日。少女皇帝にハァハァ
祭りまであと二ヶ月。とにかくハァハァ
蒼炎の緑オバことエリンシア姫のエロパロきぼん
外伝エロの波が来てるようだが
ところでジェニーの「誰もがまさかと思う相手」ってセーバーでいいの?
(´・ω・`)?
桃園の誓い(1)
フェレ公爵家の大きな庭。そこにはたくさんの桃の木が林立している。
季節は春。のどかな日の光を浴びて、桃の花が一斉に咲き誇っていた。
その桃の香り豊かな庭の中央に位置する大きな円卓。今、エリウッド、ヘクトル、リンの3人がその円卓の席についている。
「では、始めようか。」
エリウッドがそう言うと、ヘクトルとリンは立ち上がる。そして、エリウッドはレイピアを、ヘクトルはヴォルフバイルを、そしてリンはマーニ・カティを空高く掲げた。
そして3つの武器がお互いに重なり合うと、3人は高らかに宣言した。
「我ら3人は、生まれた日こそ違うけれども、願わくは同年同月同日に死せん!
我らはこれより、義兄弟とならん!」
そして、その宣言が終わると、3人はそれぞれ自分の席につく。
「ふう〜、やっと終わったね。」
「そうだな。だが忘れるなよ!俺たちはこれから、一心同体。どんな苦労も分かち合って乗り越えていくんだ。」
「ええ、もちろんよ。」
「さあ、それでは乾杯しよう。」
桃園の誓い(2)
3人の円卓の上には、大きな桃が並べてあった。中央にいい香りのする花が咲いていて、そこからおびただしい花の蜜が溢れている・・・
エリウッド、ヘクトル、リンの3人はそれぞれ目の前の巨大な桃を両手でつかんだ。そしてその割れ目をこじ開け、中の花を広げた。
「ああ・・・あふう・・・はああん・・・」
桃の向こうから声がする。見ると、桃の先には、女性の胴体。そして、桃から下に、脚が伸びている。
4つんばいで、エリウッドに桃を向けているのはフィオーラ。そして、ヘクトルの桃はファリナ、リンの桃はフロリーナだった。
「それでは、乾杯しようか。」
「そうね。」
エリウッド、ヘクトル、リンの3人はそのまま、桃の花に口付けする。
「乾杯!」
途端に巨大な3つの桃から悲鳴が上がった。
「あひいいいいいい!!!」
「ひゃああああああ!!!」
「はうああああああ!!!」
そのまま3人は、花に舌を差し込み、蜜の溜まっている内部をこねくり回す・・・
「ああ・・・リ、リン・・・私・・・あひゃあ・・・あんん・・・」
「だ、だめヘクトル様!あたし・・・変に・・・なっちゃう・・・」
「ああ・・・ああん・・・エリウッドさ・・・ま・・・ふああああ・・・」
れろれろ。ちゅっちゅっ。ちゅぱちゅぱ。ちゅ〜。
3人は、花びらの一枚一枚を丹念に、舐め残しのないようにしゃぶる・・・
すると、次から次へと花びらは蜜を噴きだした・・・
「うん、フィオーラの桃は、おいしいな。」
「あら、フロリーナの桃も、結構いけるわよ?」
「何言ってやがる!このファリナの桃が最高に決まってるだろう!」
桃園の誓い(3)
なおも執拗に舌をねじ込む3人。すると、3つの桃は、次第に熱を帯びてくる・・・
「あ・・・あたし・・・もう・・・」
「あ・・・ああ・・・イ、イク・・・」
そして3つの桃は、一斉に潮を吹き出した・・・
「あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
プシュッ!プシュ!プシュルル〜!!!
エリウッドたち3人の顔面を、蜜が濡らしている・・・
「おいしいわ。」
へなへなと崩れ落ちるペガサス3姉妹を見て、エリウッドたちは満足の笑みを浮かべた。
「ヘクトル、リン、これからもよろしく。」
「ああ、もちろんだぜ!これからもよろしくな兄弟!」
「私たち3人、これからも力を合わせてがんばりましょう!」
おしまい
GJ!
マジワロタ
あくまでも爽やかなロードたちにワロタ
ワロタ
桃尻の誓い だな
お絵描き板で見つけた笑えてエロいシーダさま
tp://akm.cx/2d/ing/14602.jpg
そういえばトラナナのエロって最近見かけないね〜
マリータきぼん
iTuneでたまたま「ラムのラブソング」聞いて、
ここを思い出した。
それだけ…じゃなんだ。
聖戦のなんかキボンしてみるテスツ。
以下チラシの裏。
神様突然おりてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
しかも最萌カプキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
でもツンデレVS言葉責めってどゆことよ…
おまけに前回投下したカップルと、男のほうがが同じっていう
ナニでアレさなんで、も少しゆっくり寝かせることにする。
漏れはセイラムとサラ辺りキボン
じゃあ俺は蒼炎のやつを希望してみる。
…やっぱしばらくは見れないんだろうなー
ユリシーズとエリンシアで。
じゃあ、俺はハールとジルで。
「隊長、こんな時に寝ないで下さい!」
レテのツンデレが(ry
ラ(ry)
ユリシーズタソバンジャーイ!
ユリシリーズかと思って、れずモノがイパーイ
投下されるのかと期待してしまった
セネリオ女だったらよかったのに。
まだクリアしてないから分からんが、ひょっとして女?
レテ×アイクでツンデレキボンヌ!
ネフェ×チャップのフリーン希望
ツイハーク×レテで、
一見クールなソフトS男×真性ツンデレなにゃんこ少女(*´Д`)ハァハァ
レテたんの性感帯はお耳かしっぽ(*´Д`)ハァハァ
ライ×レテ→アイクで
ベオクとラグズの交わりは許されないと分かっていつつもアイクを愛してしまうレテ
しきたりより自分の感情を優先する子ではないので自分の気持ちを伝えることはできず
アイクは何も知らないまま別の女性と結ばれる
レテと同郷で、長い付き合いとは言えないがアイクをよく見てきたライは、
どことなく元気がないレテを見て、彼女がアイクを愛していたことに気が付く。
ある日、レテはライに呼び出される。
「忘れろとは言わないが、気持ちを切り替えないことにはどうにもならないだろ?」
「な、何の話だ…」
オチが思い浮かばないがorz こんな感じの話をキボンヌ
しかしラグズ同士のセクースってどんなだ…。
シチュ的にはベオク×ラグズの方が萌えそうだな、ベオクのセクースを経験したことのないレテが開発されていくみたいな
ベオクとラグズのほうが余裕で萌えるな。うん。
鳥翼族は人気ないのか?
>>349 そこまで妄想できるなら
自分で書けるだろw
>350
そうなんだよな。だから需要も供給もなさそうorz
>352
妄想“しか”できないから_w
レテはツンデレだよなぁ〜、妙にアイクにつっかかってくるのがいい…
もう少し進んだらアイク×レテ書こうかな…。
今回、ラブラブ支援少ないが、
アイク×レテの場合、支援Aでレテが一瞬言葉詰まるとこがすべてをあらわしてるよな。
>>355 超期待
アイク×レテ大人気だな。
普通にアイク×エリンシア好きだから肩身が狭い…_| ̄|○
>>357 話題にも上らないティアマトよりはマシかと…
アイクは女性キャラとの支援あんまりないな。
カップリングでエンディングも変わらないみたいだし続編に期待か。
アイク×ミスト
(;´д`)ハァハァハァハァ
360 :
355:2005/04/25(月) 05:41:03 ID:90+lGmZ9
>>359 俺もそれ書こうかと思ったが…相姦はなぁ…ミストたんが誰ともくっつきませんように。
それとなんとなくレテがわかって来たから書こうかなと。
FEで近親相姦はむしろ普通かと。
少女皇帝はやはりHの時も「○○じゃ」なんだろうか?
「イクのじゃ」「ああんなのじゃ」
激しく萎えて激しく萌え
>>361 >「ああんなのじゃ」
おまえ、モノスゴイ発想力だな
>>357 ここは2ちゃんです。一般人は猫娘にハァハァしたりしませんよ。
364 :
355:2005/04/25(月) 14:11:02 ID:FjiR9+l+
今日のうちに書こうと思う。じゃあ、アイク×ミストもいれるぜ!
365 :
355:2005/04/25(月) 14:19:35 ID:FjiR9+l+
聞き忘れた…レテはHの時もいつもみたいに強気(強気っていうか…なんというか…)がいい?それともデレデレ状態がいい?
意見求む。
聞くまでもなくデレデレ一択
367 :
355:2005/04/25(月) 16:35:09 ID:SP7lmfMu
完璧にアイクに甘えちゃってる感じでいいんだな?
俺もデレデレがいいと思います!
激しく期待
369 :
355:2005/04/25(月) 20:00:34 ID:cDhH1Yjs
すまん、ワユになぜか胸キュンしちまった…だから
アイクにワユとレテ絡ませる予定…ok?
Σ(゚д゚ )ガーン
371 :
355:2005/04/25(月) 21:42:41 ID:p4/VWsN2
冗談ですよwちゃんとレテで書いてますよ。
>>355 あ、焦らせるなよ。レテたんがヒィヒィ言ってるところ途中まで想像してたのにさ。
まぁガンバってくれよ!レテたんがデレデレ…はぁはぁ!
>355氏
何処まで書き終わったのかは分からないけど、出来ればレテは、
最初はある程度強気で、感じてきてからは徐々にデレデレになっていく
という展開で書いて欲しいッス。
あくまでも、俺一人の勝手な頼みだけど。
とにかく楽しみに待ってるよー。
>>358 情報での会話が多いから、アイクは誰と絡ませてもわりといけそうな感じがする。
お久しぶりです。
暫くの間また立て込み用やら事故沙汰やらと続きてんてこ舞いでした。
それで本題な訳ですが…大して書いてもいませんでしたが、勝手ながら退かせて頂きます…すみません。
このまま何も言わずに消えようかと思いましたが流石に失礼でしたので一言をば。
今更ながら私の作品を見て下さった方々に、また感謝です。
それでは失礼します。
アイクとシグルーンに支援会話があるんだろうなと思ってた俺ガイル
378 :
355:2005/04/26(火) 05:38:04 ID:iaxwW746
練り合わせがちょいとむずいな。もう少し待ってくれないか?
車懸(くるまがかり)(1)
「エルク・・・・・・」
ルイーズの双眸が、じっとエルクを見つめる・・・そのただならぬ迫力に、エルクは一歩も動けなかった・・・
「ル、ルイーズ様・・・い、いけません・・・ルイーズ様は、先生の奥様・・・」
「いいのよエルク。・・・今日はこの私に・・・」
エルクはわずかに後ずさりする・・・といっても、ほとんど動けないが・・・
それもそのはず、ルイーズの身には、一片の布地さえもない・・・
零れ落ちそうなほどの大きな胸を、両腕で押さえているだけの、文字通りの全裸。
「や・・・やめてください・・・あ・・・」
ほとんど動けないエルクに、ルイーズはぎゅっと抱きつく。そして、エルクの服をめくり、
胸の変色している部分にそっと口付けした・・・
「い・・・いけません・・・そこは・・・あ・・・」
「ふふふ。エルクって、かわいいvまるで、女の子みたい♪」
抱きつかれて、身動きが取れない・・・ルイーズはその乳首を、ちゅっと吸った。
「どう、エルク?おっぱいを吸われた感想は。」
「い・・・いや・・・あ・・・」
もはや言葉にならない・・・エルクはルイーズのやわらかくみずみずしい唇の感触に思わず喘ぐ・・・
ルイーズはそっと、視線をエルクの股間に向けた。エルクのズボンが、股間にテントを張っている。
ルイーズはそのテントをそっと撫でた・・・
「い・・・いや・・・あふう・・・」
「うふふ。エルクも・・・男の子なのね・・・v」
しなやかなルイーズの指使いに、次第にエルクの先端部がヌルヌルとした粘液に覆われてくる・・・
「エルク・・・気持ちいいかしら?」
「ル、ルイーズ様・・・僕、もう・・・」
そこでルイーズは指の動きを止めた。そして、エルクのズボンを脱がせると、自分は腰にベルトを装着した。
「ル、ルイーズ様・・・」
そのベルトの真ん中に、大きな男根の型が付いている。ルイーズはエルクの男根から、カウパーを拭うと、それをその男根の型に塗りたくった。
「さあエルク・・・行きますわよ。」
車懸(くるまがかり)(2)
そして彼女はエルクの背後に回り、その二つに割れたお尻を左右に広げた。
「まあ、キュッと窄まってて、かわいいわ♪」
「ル、ルイーズ様・・・あ・・・」
ルイーズはその窄まりに、ベルトの男根の先を当てる。そして、それを一気に内部へと押し込んだ・・・
「ひぎゃっ!!!」
「大丈夫よエルク。じきに・・・気持ちよくなってくるわ・・・」
「ル・・・ルイ・・・ズ・・・様・・・あ・・・」
エルクは思わずカッと目を見開いた。そして、驚きのあまり、硬直してしまった。
無理もない。目の前に、何とパントがいるのだ。
「ルイーズ。準備はできたか?」
「はい、もうばっちりですわ。」
「よし、それでは・・・」
パントはそのままルイーズの背後に回る。そして、その豊満なお尻を左右に広げた・・・
「では・・・いくよ。」
「あなた・・・、早くいらして・・・」
パントはルイーズのお尻の奥にある花弁に己の男根を当てると、それを一気に花の内部に押し込んだ・・・
「ふあああああああああ!!!」
今、エルクとルイーズ、そしてルイーズとパントが一つになっている・・・
そしてパントは、自分のお尻を左右に広げた。
「パント様、本当によろしいのですか?」
そのお尻の先に、フィオーラがいる。彼女は、ルイーズと同じ、全裸にペニス付きベルトの格好であった。
「もちろんだ。さあ、遠慮なく来なさい!」
「は、はい・・・」
フィオーラは、パントのお尻を広げると、その中央の窄まりにベルトのペニスを当て、それを一気に内部に押し込んだ・・・
「う・・・く・・・」
そしてフィオーラは自分のお尻をぐいっと左右に広げた。その先に、セインがいる。
車懸(くるまがかり)(3)
「おおっ!何と美しいお尻!そして、すごく・・・素敵な・・・」
「セ、セイン殿!そんなにじろじろ見ないで!は、早くいらして!」
「おおっ!それでは、この不肖セインめが、フィオーラさんを・・・それっ!」
ズニュ!
「あひゃあ!!!」
そしてセインは、自分のお尻をつかんで、左右に広げた。
「さあ、レベッカさん!」
「え、えーと・・・それっ!」
ズニュ!
「う・・・す・・・・・・すごい・・・」
そしてレベッカはそのまま、自分のお尻を左右に広げた。
「ロウエン様・・・v」
「は、はい!」
ズニュ!
「ひあああああん!」
「さ、さあ、イサドラ様!」
「いくわよ、ロウエン!」
ズニュ!
「むおおおおおっっ!!!」
「来て、ハーケン・・・」
「わかった・・・それっ!」
ズニュ!
「あ・・・ああああああああああ!」
「さあ、ヴァイダ。来たまえ。」
「うっさいね!言われなくてもわかってるよ!じゃあいくよ、覚悟しなっ!」
ズニュ!
「うっく・・・」
車懸(くるまがかり)(4)
「ヒース!何ぼやっとしてんだい!さっさとしな!」
「は、はい!いきます!それっ!」
ズニュ!
「や、やるじゃないか・・・あふう・・・」
「プリシラ姫・・・」
「わかっています・・・それでは。」
ズニュ!
「うぐ・・・ふう・・・」
「ええと・・・ルセアさん・・・準備はよろしいですよ。いつでもどうぞ。」
「はい・・・それでは、遠慮なく・・・」
ズニュ!
「んあっ!・・・・・・ああ・・・・・・」
「ええと・・・セーラさん・・・」
「何だか、あたしたちがやると、同性愛みたいね・・・まあいいわ。それっ!」
ズニュ!
「ふ、ふおおっ!」
そして、セーラはお尻をエルクに向ける・・・
「ちょっとエルク!さっさと・・・挿れてよね・・・」
「う・・・うん・・・」
ズニュ!
「あひいいいいいいい!!!」
今、エルク=ルイーズ=パント=フィオーラ=セイン=レベッカ=ロウエン=イサドラ=ハーケン=ヴァイダ=ヒース=プリシラ=ルセア=セーラ=エルクという順番で繋がった彼らは、輪になっている。
そして彼らは、メリーゴーランドのようにぐるぐる回りだした。
そして・・・
車懸(くるまがかり)(5)
薄暗い空気が、どよめいている・・・
その中央に、ネルガルはいた。
「ふふふ、エリウッドよ。今度こそ、お前の息の根を止めてやるぞ。」
「ネルガル!お前だけは、絶対に許さない!」
そのとき、二人の対峙に、ルイーズが割って入った。
「エリウッド様、私たちに、お任せくださいな。」
「ルイーズさん?」
「さあ、皆様、始めますわよ!」
ルイーズの号令とともに、エルクがルイーズに尻を向けた。
そして、ルイーズ、パント、フィオーラ、セイン、レベッカ、ロウエン、イサドラ、ハーケン、ヴァイダ、ヒース、プリシラ、ルセア、セーラの順に、次々と繋がってゆく。
そしてセーラがエルクと繋がると、ネルガルは彼らの輪に取り囲まれる形になった・・・
そして、彼らの円は、回転を始めた・・・
「ふあ・・・あふう・・・」
「ああ・・・あん・・・」
「ふお・・・ずおおおおお!」
「ああ・・・あああ・・・イク・・・」
たちまち、ネルガルは異様な臭気に包まれる・・・そして、彼の魔力は、次第に弱まっていった・・・
「な・・・なんじゃ・・・この臭気は・・・く、苦しい・・・」
そして、ネルガルはバタッと倒れた。
「む・・・無念じゃあ〜!」
おしまい
PCがあぼーんしちゃって、新しく買い換えたために、GCと蒼炎が買えなくなってしまった
おいらは負け組・・・・・・orz
385 :
355:2005/04/26(火) 13:54:48 ID:CwYyidzx
む、無念なりダミアン氏…でもGJ!俺も早くレテ書かないとスレ住人にほっぺを抓られそうだ。
ダミアン氏GJ!最初普通だと思ったら・・・
>>355 (*´∀`)つ< `Д´)ノ
387 :
355:2005/04/26(火) 21:54:16 ID:igt1ZpuN
>>386 いででで!や、やめろよぉ…
今レテがオナッてるところ書いてるんだからよぉ…。何度も直して疲れてるんだよぉ。
という事でもうちっとかかります。ゲームもぜんぜん進んでないし。
GCがMOTHER1+2専用機になっている
私も負け組orz
ぬるいから自分のFEは聖戦でとまってしまたのですよ…
蒼炎CMのケモノ人間だけが、私の記憶に強く残る日々。
奴らはいったいなにものだ。
聖戦ネタを自給自足したいけど心ばかりで筆は進まず…
マスターナイトプリンセスでツンデレが読みたぃぃぃぃ…
エロ神様帰ってきてくれぇぇぇ…
389 :
388:2005/04/26(火) 23:37:00 ID:cNeka09c
風呂上りにスレリロードしたらさがってなかったよorz
ごめんみんな。
エロ神様は自分の中のエロ神様のことだから、
職人さんをせかしたりしてるわけじゃありません。
だから職人さん、あせらないで書いてくらちぃorz
祈りの剣で五連撃・改くらって逝ってきます。
エリ×リンまだぁ?
>>355氏
まじ期待してます(;´д`)ハァハァ
393 :
355:2005/04/27(水) 06:35:17 ID:hIztbTdR
たんたた!炭酸バブルマン!トラウマになりそうな歌を聴きながら書いたので
大した事ないかもしれませんが…投下するぞ!
394 :
355:2005/04/27(水) 06:36:04 ID:hIztbTdR
べオク…私は大嫌いだった…だが今はそのべオクを愛してしまっている…。
グレイル傭兵団の団長…最初に会ったときは「どうせベオクだ…内心何を考えているかわからない」と思っていたがそれは誤解だったのだ…
ディンとの戦いで何度助けられたか、種族の違うラグズの私を身を呈して守ってくれたこともあった…何故ラグズに対してそこまで出来るのか、
何も知らないただの馬鹿か…それとも……気づけば毎日団長のことばかり考えていた…言いたい…好き…と…だがべオクとラグズは結ばれない…
言った所でどうにもならない…どうして団長はべオクなのだ?どうして私はラグズなのだ?種族という概念が嫌になってくる…
もし同じ種族だったら私を女として見てくれるだろうか?同じ種族だったら…私を抱いてくれるだろうか?もし同じ種族だったら…。
395 :
355:2005/04/27(水) 06:37:49 ID:hIztbTdR
【ラグズの少女…ベオクの青年…】
「よし!敵に疲れが見え始めた!騎馬は反転後に敵を分断!歩兵は撹乱した敵の掃討を!」
戦場に団長の声が響く…、兵に的確に指示を与えながらも団長は次の指示を出す。
「マーシャ!空中から後方の敵の動きを想定してくれ!報告しだい兵を回す!」
「わかりました!」
「レテ、モゥディは後方部隊の動きがわかるまでここで待機!」
「わカッタ!」
「………」
「レテ?どうしたんだ?」
「はぁ…」
「レテ!」
「はっ!な、何だ?」
団長の指揮に思わず見惚れてしまっていた…いや違う…団長自体に見惚れていたのだろう。
「一体どうしたんだ?顔が紅いが…どこか具合でも悪いのか?」
「な、何でもない…」
「しかし…」
「何でもないと言ってる!」
お前はどうしてラグズである私達に優しく気を使うのだ…
お前の態度が私をどれだけ苦しめてるのかわかっているのか?
「す、すまない、だが優れないようだったらいつでも申し出てくれ」
「あ、ああ…私も、怒鳴って悪かった…」
情けない…ガリアの誇り高い戦士が男一人に…しかもベオクに…。
「報告ご苦労、レテ、モゥディ!至急援護に!」
「レテ、イクゾ!オくレるナ」
「上官に対してその口の聞き方か…」
戦ってるときだけ忘れられる…団長のことを…必死で敵を倒すことで無意識になれる…
でも終わったらまた…あのどうにもできない感情が押し寄せてくる…怖い…助けてくれ…お前だけが私を救える…アイク。
396 :
355:2005/04/27(水) 06:39:08 ID:hIztbTdR
「負傷者3名、死者0名。負傷者の内の1人は重症ですが命に別状は無いとの事です」
「そうか、報告ありがとう」
いつもどおりの光景…戦闘が終わればセネリオとする仕事だ。
「そういえばレテが元気なかったみたいだが…」
「そうですか?私にはいつもと変わらないように見えますが」
「気のせいか?」
「そんなに気になるのなら話をしてはいかがでしょうか?部下の体調を知るのも団長の務めですよ」
「分かった、そうする」
「夕食はどうします?」
「後で食べると伝えておいてくれ」
「ミストにですか?」
「あいつの料理はまともになってきてるのは確かだが…まだ…」
「そ、そうですね…私もまだ…」
苦い表情になりながらも一通り報告を聞き終えると俺は作戦室を出た、向かう先はレテの部屋だった。
397 :
355:2005/04/27(水) 06:40:31 ID:hIztbTdR
「アイク…」
頭にこびりついて離れない…なんでアイツと会ってしまったのだろう…会わなければこんな思いをする必要もなかった…。
「…くっ…か、身体が疼く…アイクがいけないのだ…私の気持ちも知らずに…」
部屋に戻ると日課になったことをする…自慰だ…アイクと出会う前まではしなくても抑えられたが今はそうもいかない…
彼を想えば想うほど秘所から愛液が溢れ出してくるのだ。
「あ、アイク…だ、駄目だ…そ、そんな所…ひぐぅ!」
指で秘所をなぞる…その指はレテのものではなくアイクの指だと自分に信じ込ませて。
「はぅ、うぅん…もっとぉ…」
この時だけは素直な自分になれる…自分の中でのアイクは弄ぶように身体を蝕んでくるが優しくも包んでくれる。
叶わぬ夢なら自分の中でアイツの妄想を閉じ込めておけばいい…。
「アイク、アイクぅ…」
名前を呼ぶだけで安心感と興奮が湧き上がる、それほど自分の中では大きな存在なのだ…本当に愛されたらどんなに幸せなことか…。
「あっ、あっ!イク!イッちゃう!ああーー!」
噴射された潮が下着を汚す…レテはくったりと倒れこんで指についた愛液を見つめながらぶつくさと独り言を呟いた。
「アイク…私はお前に愛されたい…愛してほしい…」
ドンドン!
「Σ!」
余韻に浸っていると不意にドアをたたく音が部屋に響き渡る。レテは吃驚して飛び上がるとアタフタと部屋の中を駆けずり回った。
398 :
355:2005/04/27(水) 06:41:12 ID:hIztbTdR
「レテ、いるか?」
「(アイク!何でこんなときに…)」
「いないのか?」
「ま、待て!」
「いるのか、入ってもいいか?」
「待てと言ってるだろう!」
怒鳴り声がアイクを部屋の前で止める。その間に自慰で汚れた下着を履き替えて、シーツをグルグル巻きにしてタンスに押し込んだ。
「まだか?」
「ベオクはじっと待つこともできないのか!」
「そういうわけじゃないが…」
飛んでいった潮を乱暴に吹くと一息ついてアイクに入っていいと了承する。
「どうした…?さっきから部屋で暴れて…」
「あ、暴れてなんかいない!そ、掃除をしていたのだ!」
「そうか…掃除…か…」
部屋を見渡すとあちらこちらにレテの爪跡がついていた、タンスから覗かせるシーツは無理矢理押し込んでいるなと直ぐにわかった。
399 :
355:2005/04/27(水) 06:42:32 ID:hIztbTdR
今はここまで…早めに書くからね。
たっんたた!炭酸ばぶるまん!アメリカ版ボンバーマンみたいで商品買う気も失せる。
保守
355氏
おお!キター!GJです!早く続き読みてぇ!
確かにバブルマンのCMは悶絶するよな!俺は買ったが…
ここの職人、ほぼ全員キャラクターがキモすぎ。
でも作品はネ申だな。GJ
>>402 おまえ一言多いぞ、もう来るな、帰れ。
>>355氏
GJだこの野郎!(*´∀`)つ< `Д´)ノ
職人の人格なんてどうでもいいじゃん。
作品の質には影響無いんだしさ…
適当にGJとか言って持ち上げてやれば気を良くして投下してくれるんだしさ。
もう少し上手にあしらってやろうぜ?
今までも発言のキモさはスルーしてきたじゃん
405 :
402:2005/04/27(水) 19:57:02 ID:R9hh8iC3
まあね。
だが今回ので限界だった。つい本音が出てしまった。
しばらく頭冷やしてくるよ。まとめサイトでも見て萌えてくる。
濡れは別にキモくてもいいが…。
>>404の3行目の発言見るとやる気失せるな…。
>>406 こんなあからさまな荒らしで凹むとは、まだまだ青いのう。
408 :
355:2005/04/27(水) 20:06:27 ID:ZajKTCvS
俺はどう思われてても構わない、ただ投下する。
409 :
骨董甲子園:2005/04/27(水) 20:06:52 ID:ywKtwkhj
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<丶`∀´> < パスカリはウリに謝罪と
( ) │ 賠償(ry
| | | \__________
〈_フ__フ
ぶっちゃけ黙って投下するのはいいけど職人の発言はウザイんでマジカンベン
職人はおざなりな感想だけでなく、耳の痛い言葉にも真摯に耳を傾けるべきだと思う。
事実ウザく感じている住人も居るのだから…
口に出さないだけでな?
つーかお前ら他でやれよ、スレが無駄になる。
お前らの職人に対しての話なんてどうでもいいがアイク×レテの続きマダ?
新学期早々いじめられて荒らしたくなったの?
>>415 言うなよ、可哀想じゃないか。それも苛めだぜw
真面目な話、チラシの裏的発言で自分のキャラクターを
晒すような人間を「職人」と呼ぶのはどうかと思うけどな。
もっとこう黙々とやりゃいいんじゃないの?
2ちゃんで馴れ合いしてる以上は文句言われてても
フォローしようがないよ。
和気藹々とやりたいなら匿名掲示板でやることもなかろ?
書き込んで読む、それだけで充分な気がする。いちいち批判や討論する必要もないだろ。
某所よりの転載、IDに注目w
>733 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/04/27(水) 01:13:22 ID:sCEC7iIP
>どんな神職人だろうが、ボロクソに、継続的に、何度でも、何度でも、音を上げるまで叩いてやれば本性出すよなw
>職人気取りでいい気になってる奴の、そーゆー取り繕わない、醜い本質をさらけ出させるのは愉快な♪
>752 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/04/27(水) 19:35:16 ID:sCEC7iIP
>糞職人は邪神になる前に芽を摘んでおくべきだよな…
まぁ、職人の人格への叩き何て、ただの妬みだしスルーでいいだろ。
読ませてもらってるんだし、それわかってない奴多すぎ。
それはそうと
>>355 GJ!!!
ええい、続きはまだか!
頭の悪いだが
>>355は神だということはわかった
ま じ G J
↑訂正、頭の悪い俺ね、355のことじゃないよ
ごめん俺頭悪くてorz
>404はともかく
>412はは真面目に読んでおいた方がいいと思うけどな。
あと>417
>411という意見もだけど、
前だってコテが作品投下以外で光臨するのカンベン
という意見は出てたんだし。
以下チラシの裏
もういいじゃん。
別に作品投下以外で職人が来てもスルーすれば。
気に入らないからって文句ばっかいうなよ。
まぁ、ようは
>>355氏の再臨を大人しく待てってこった。
どさくさに紛れて、アイク×エリンシアを希望してみる
>>424 他人の意見を引用してばっかで、自分の意見がないのな。
2chでは、他人に迷惑な行為をしない限り、発言は自由だ。
コテ付けようが雑談しようが、それは迷惑行為にはあたらない。
馴れ合いウザイとか言ってるヤツこそが、自分の好みを
押しつけて、他人の自由を制限しているスレの癌だ。
馴れ合いに混ざりたいけど混ざれない嫉妬厨でしょ。
そもそも埋め立て嵐やらパクリみたいな、
本物の迷惑行為はスルーしてんのにな。
過剰な擁護は時に書き手に迷惑かかるぞ
それくらいにな
この流れ
や め な い か
お前ら本当にやめれ…。ここは討論する場所じゃない…、そんなに喧嘩したいなら他でやれよ
職人さんの作品でハァハァすることしかできねぇ奴がデカイ口叩いてんじゃねっつの
そんなことよりアイク×レテの続きマダー?ハァハァ
レテたん………ハァハァ………レテたん
[馬鹿は妄想しながら続きを待っている]
431は腐臭がひどい
>>435 他人に言ってるのか自分の状況なのかわからん
新作出ると賑わっていいですね!
漏れも荘園祭りにROMを飛び出す!
[馬鹿は妄想しすぎて状況が分かっていない]
もうどうでもよくなってるな…
まあ、職人の雑談やら叩く奴にムキになる気持ちは分かるけど反応してやる事が最高のエネルギーなんだぜ?
無視すればすぐ消えるだろ、
つーかまじ355氏来ねえのかよ!早く続きが見たいんだよ。
でもぶっちゃけウザイ発言はカンベンな?
っていうか別に叩いてる訳じゃないし。
作品ヘタレ氏ね来るなと言われた訳じゃあるまいし何そうムキになってんだ。
キモイ書き込みしないでただ投下してれば作品だけじゃなくて人格もネ申だってんのに。
作品を投下するときは別にいいんだが、
普段の雑談で黙っててほしいのと、
投下予告の時のキモイ喋り止めてくれ。寒い。
そういう人いたっけ? 具体例をキボンヌ
[馬鹿は続きを口を開けて待っている]
>>355の小説の
「あ、イク!」に爆笑してしまったw
>444
だからその
『ただ投下してれば』とか『普段の雑談で黙っててほしい』とかは
読み手の傲慢だろう。コテつきで雑談しようがそれは個人の自由。
そりゃスレは一人のものじゃないから、
チャット状態になるとか、長文自分語だとかは勘弁だけどさあ。
一レス二レス雑談しただけで、正直過剰反応しすぎ。
互いにちょっとわきまえれば済む話なのに、なんでこうまでなるかな。
だからウザいんだってば。場所考えろよ。
2chでコテで雑談してウザがられるのは普通だろ?
キモイ言動をスルーするにも限界があるってことを理解して欲しいです。
ぶっちゃけ作品のほうも取りたてて誉められたモノではないですし…。
書き手は寡黙なほうが好かれますよ?
そんなに嫌ならわざわざ見なければいいじゃん。
嫉妬厨うざい。そんなに職人が羨ましいかw
[馬鹿はお腹を空かして続きを待っている]
なあ、下らんことで煽りあってる香具師等、そろそろ場所変えるなりしてくれないか?
>>452 んじゃ場所を具体的に提供しろカス
つーか職人が余計なクチを叩かずに黙々と投下すれば済む話なんだがな
>>454 書き手スレじゃねーかカス
俺は職人じゃねぇしスレ違いだろうがボケ!
一応目ェ通してみたがYO…
こんな臭ェスレで議論できるかっての!
お前みたいな駄文書きこそこのスレにひきこもって愚痴ってろ。
二度と投下すんなよ?
>449とか>453とかになると煽りになっちゃうけどさあ、
もう少し真面目に考えてくれよ、職人は…
ここまでキモイって言われてるんだから
自分にも非があるって分かるだろ?
あの、あぼーん登録しておいて作品だけまとめサイトで見ればいいんじゃ…
だな。
アホは気にせず雑談もありということで、
とりあえず職人様カムカム。
>>457 それもそうだな…専用ブラウザつかうか。
つーわけでここに投下したい職人はトリップ必須な?
ウザイのはあぼーんするんで。
あ、投下するやつにもちゃんとつけとけよ?
うざい書き手のSSなんざ読みたくもないんで。
丁重にお断りする
突然の煽り房の出現ワロタ
もう書き手より読み手の発言の方がウザイ。
書き手がウザイから読み手もウザくなるんだよw
書き手がウザくなくなれば一気に解決してすむじゃん。
別に謝ったり光臨したいりしないでいいから今度から気をつけてくれよ。>職人
本来のスレを破壊するものしか来ないな。
つーかキモイ職人は、読み手である住人の反感をこれだけ買ってて
今後支持されるとでも思ってるのか?
もう来ないほうがいいと思うが…まあもうアボーン対策したんで
発言が飛んでたら、ああ…また馬鹿が来てるなって心の中であざ笑うだけだけどな。
まったく…まともな職人戻ってこないかね
もうこの話題はいいよ。
おまいら、
アイク×レテ、アイク×エリンシアの他に、
なんかおすすめのカプ無い?
ケビン×マーシャと、オスカー×タニスをつけてる最中なんだが
今回なかなか支援つかないな。
>>468 都合が悪くなった時の矛先をそらすため
露骨な話題そらし=雑談も結構だがお前の発言もうざいんでトリップつけろカス
とりあえず
NGID 5wUm7hXG
がお勧め。
レテ×アイクの続きマダー(チンチン
もう蒼炎終わった奴いる?
今回支援Aカップルってペアエンディングあるの?
まあ…ノコノコ戻ってきた所で謝罪の言葉も無ければ叩きだすだけだけどな。
無条件で支持されるとでも思ってんなら甘ェぞ?
>>471 今回は後日談なし。
支援Aでも大抵ラブラブにはならない。
恋愛要素も近親要素も薄いので自分で妄想しる。
確かにラブラブ無かったな、次回作に期待するしかないと。
>>473>>474 見事だ!
今度のティアリングサーガの主人公の名前リース…女だと思っちまったじゃないか!
そうか、ないのか<後日談。
烈火、聖魔、と結構甘めなのが続いたからかな?
それはそれで妄想しがいがあるか。
3Dモデリングにした為に頑張りすぎた製作者がやる気無くしたんじゃないのか?
とりあえず雑談という撒き餌は十分みたいだな。
まともな職人は遠慮無く投下してくれ。
ただ、調子に乗った作家気取りの馬鹿はピンポイントで叩き潰すんでそのつもりで。
ま、NGID指定してくれるんなら、
ウザイ仕切り屋には何をやってるかわからないだろうしな。
投下する奴も見えないなら、無自覚な馬鹿を見分けやすくてかえって好都合だぜ。
職人の投下を促すんで、呼び水になる雑談は歓迎だ。
せいぜい餌撒き頑張んな。
まともなのは許容、ウザイのは排除。
俺は選別をするだけだからな…楽なもんだ。
>>476 確かに烈火と聖魔は甘〜い感じを漂わせていたからなぁ。
蒼炎は俺にはちっと物足りなかったな。
482 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 09:14:50 ID:Ud+0RQbA
484 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 09:18:22 ID:Ud+0RQbA
>>483 m9(^Д^)プギャーーーッ
m9(^Д^)プギャーーーッ
486 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 09:21:17 ID:Ud+0RQbA
>>485 m9(^Д^)プギャーーーッ
m9(^Д^)プギャーーーッ
m9(^Д^)プギャーーーッ
コテが雑談するとウザがられるのは2chではあたりまえ!
↑韓国人か中国人ですか?
支援会話集もないんだっけか。
またキャラクターズみたいの出るんかな。
>>470 そのIDあぼーんしてからレスが飛びまくってるんですが(・∀・)
僕は神山満月ちゃん
>>479-480 何批評家気取ってんの?
つーかこのスレで一番ウザイのはお前なんだよ。いい加減気付け。
とりあえずお前が消えるか黙ってればスレも多少は安泰するんだよ。
良い職人を迎えるには聞き手も相応に良い態度で待ち構えてないと駄目なんだよ。
お前みたいな言動しかできん奴が常駐してるなら、そら職人さんも来るはずないだろ。
それとも何か?新学期早々学校でイジメにでも遭ったから嫌がらせで書き込んでるとか?
今はどこも荘園祭りだが、
やっぱりここが一番賑わって嬉しい!
アイク×レテの続きをお待ちしてます。
荘園祭りバンザイ!
[馬鹿は妄想している]
空気悪くて355氏が来にくくなったらどうすんだよ・・・
355氏!続きをひっさげて華麗に降臨してくれ!
>>493 荒れが収まってからだよな来るの。
>>491 相手にすんな、自分がこの世の神だと思っている狂信者だろうよ。
いいから黙って投下してろよ
それくらいしか能がねーだろうが…住人あっての職人って事実ははわかってんのかね?
しおらしくしてりゃ公正な評価は与えてやるのにねぇ…
あーもうGWなんだなと再認識したよ・・・
>>495 激しく同意!
いい機会だからはっきりいっとくべきかと思われ。
職人には、来るなとはいわないけど、礼儀をわきまえて欲しいね。
499 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 14:15:37 ID:ykWAmfcG
>>498 責任転嫁する前に自分の礼儀をわきまえてから言えよ。
もう相手すんなよ・・・
ほっときゃ飽きて帰るって。
雑談するなとかグダグダ言ってる人たちはさ、自分ではSS投下しないの?
そういう主張の人が激萌え+超面白いSSを投下してくれれば、みんなそれに従うと思うよ。
まあ遠慮せずに、どうぞ。
まぁ、355氏の光臨を待つか、何をいっても負け犬の遠吠えにしか聞こえないからな。
今はSSどころか萌え雑談すら餌になりかねないな。しばらく雑談も含めて住民全員避難しないか?
この状況で355氏の降臨キボンも本人に酷だろうし、放っておいてもスレは落ちないだろうし。
355氏は馬鹿馬鹿しくて呆れてるんじゃないか?この状況じゃ投下しても仕方ないし。
>>503 それでも避難しないやつもいるんだよな、じゃあ俺は避難するわ。
>>501 いくらSSが神でも、職人が厨だと素直に楽しめないかと思われ。
貴方のは屁理屈ですね。
厨職人には本当に心底ウンザリなんで、空気読んで欲しいものです。
屁理屈ではなく正論→自分でSS書けば?
それと厨職人呼ばわりだけで具体例が一つもないな。
スレを読まない便乗荒しとしか思えん。
俺も355氏来るまで避難しとこ・・・
あ〜あ・・・続き楽しみにしてたのに・・・。
>>507 この惨状じゃ絶対こないだろう。他の所に投下してたりして
馴れ合いキモイ派も、粘着止めようよ。
言ってる事は正しいんだから、あとは言い方をどうにかしようよ。
それと馴れ合いキモイ派は自分でSS書いても
投下の時に馴れ合いしたりキモい個性つけたりしないだろうと思うんだがw
とにかく避難勧告。
SSが投下される確率は前SS投下後の雑談の量に反比例する。
この流れを変えるにはSSを投下するしか無い!
と言うのは簡単なんだけど、エロいのは書いた事が無い俺だめぽ
513 :
355:2005/04/29(金) 17:14:30 ID:wnf1Rtmi
荒れが引いてきたから一応投下する。
514 :
355:2005/04/29(金) 17:15:23 ID:wnf1Rtmi
「ふぅ…」
「な、何か用か…?用がないならさっさと出て行け…」
「用がなければ来ないだろ」
「そ、それもそうか…と、とにかくそこの椅子にでも座れ!で、い、いったい何用だ!」
どもっている…アイクが目の前にして…二人だけ…複雑な気分だ…。
「今日の戦闘中の事なんだが…お前…やっぱり具合が悪いんじゃないか?」
「ど、どうしてそう思う…」
「戦い方が荒かった…今日だけじゃない。5日前の戦いもだ…何かを忘れようと必死になってるように見える…」
「べ、別に私は…」
図星をつかれた…私の心を読んでいるかのように…忘れたいのだ…この気持ちを…。
「俺なら相談くらいは受けられるぞ」
「な、何でそんなに気にかけてくれるのだ?」
「仲間だろう…俺達は。それに団の上に立つ者として仲間の体調を知るのも仕事のひとつだ…とは言ってもセネリオに教えてもらったんだがな」
「優しいのだな…ベオクなのに…お前は…」
「優しいとかベオクとかそんな問題じゃない、仲間を想うのに種族は関係ないだろ?」
「種族は関係ない…か…」
アイクの言った言葉がレテを動かそうとする…種族は関係ない…なら私の気持ちもアイクは受け入れてくれるのだろうか?と…。
「そうだな…なら相談に乗ってもらおう」
「ああ、何でも言ってくれ」
515 :
355:2005/04/29(金) 17:16:23 ID:wnf1Rtmi
「お前は…種族の違いを気にするか?」
「な、何だいきなり?」
「何でも聞いてくれるのだろう?答えろ…どうなんだ?」
「そうだな…気にしないと言えば嘘になる…ラグズがまだ俺達を見る目も冷たいからな」
「そうか…」
やはりな…アイクもベオクなんだ…とレテは思った。悲しさと虚しさがこみ上げてくる。
「だが、レテやライのように俺達と一緒に戦ってくれるラグズもいる…」
「……」
「ラグズだってベオクと同じだ…心もある…他人を思いやる気持ちもある…怒ったり泣いたり…嬉しがったり寂しがったり…
そう考えると種族っていう概念はいらないような気がする…外見が違うから嫌だとか、身体の作りが自分たちとは違うからおかしいとか…そんな偏見、俺は間違ってると思う…」
「アイク…」
「レテだって俺達と同じにしか見えない…他の仲間はどう思っているか分からないが…」
アイクを見ていた目が熱い…レテの口が緩み堪えられない衝動が走る。
「レテ?やっぱり体調が優れないのか?」
「?」
「お前…苦しいのか?何で泣いているんだ?」
「あっ…ち、違う…」
頬を伝う涙…アイクに言われるまで気がつかなかった。腕で拭って止めようとするがアイクの顔を見るたびに目から涙が溢れて止まらない。
「な、何で…止まらない…止まらない…どうして…」
「待ってろ、キルロイかミストを連れてくる!」
「ま、待て!」
涙で濡れた手で部屋を出ようとしていたアイクの腕を掴む、行かないでほしい…このまま2人でいたい…想いが原動力となってアイクを無理矢理止めようと勝手に身体が動いた。
516 :
355:2005/04/29(金) 17:18:15 ID:wnf1Rtmi
「別に我慢する必要はないんだぞ」
「だ、大丈夫だ…」
「だ、だが…」
「嫌だ!行かないでくれ!」
「なっ、れ、レテ…!」
無意識の内にレテはアイクに抱きついていた、気づいたが今更離れるのも何かと抱きしめる腕を強くする。
「お前は最低なベオクだ…」
「お、俺が…レテの気に障ることをしたのか?」
こんな時アイクはどうしていいか分からず平静を保つのにやっとだった、親父を追い抜く事だけを考えて剣を振るってきた為に恋や愛など無縁だった…
もちろんこんな事は初めてだ…対処の仕方がわからない。
「ああ…最低だ…最低すぎる…お前は私の心に踏み込んで…弄くるだけ弄って…」
「す、すまない…連戦で疲れているんだな…俺はそれに気がつかずに…」
「違う!私が言っているのはそんな事ではない!お前は本当に鈍感だ!私はお前が好きだ!ベオクであるお前を…好きになってしまった…」
衝撃だった、いつも突っかかってくるレテは自分を嫌っていると思っていたからだ。
「何でガリアに来たんだ…どうして私の前に現れた…」
「どうしてって…」
「お前さえこなければ私は苦しまずに済んだ、お前に優しくされる度に胸が引き裂かれそうになった…」
「レテ…」
「戦っている最中は忘れようと無我夢中で敵を倒した!自分の仕事を全うした!お前が唯一私からいなくなる時間だった!だが…終ってみるとどうだ…お前が私を労いにくる…
好きな人に褒められて嬉しくて仕方なかった…そしてお前がまた私を掻き乱す…」
517 :
355:2005/04/29(金) 17:20:01 ID:wnf1Rtmi
アイクの胸に冷たい感触が伝う…レテの顔がうずまっている場所だ。
「もう一度聞かせてくれ…お前は…俺を…どう思っている」
「何度でも言ってやる…好きだ…いや…愛してさえいる!」
「そう、か…」
「お前はどうなんだ…やはりラグズの私は…」
「どうだろうな…俺はよく分からない…ただ…ただ一つ言えることがある」
「な、何だ?」
「レテに好きだ…愛してるって言われた時…上手く言えないが…嬉しかったと思う…」
アイクは自分の心臓の鼓動が早くなっていることに気がついていた。レテだって年頃の女の子だ、いつもムッとしているが顔が緩むと可愛らしい顔になる…。
「多分俺も…レテが好きだと思う…」
「な、何!う、嘘ではないだろうな!」
「この状況で嘘をつけるほど…俺は完璧じゃない…」
駄目だ…レテの顔をまともに見ることが出来ない…アメジストのような目に吸い込まれそうになってしまう。
「た、確かに聞いたぞ!おおお、お前が私を、すすす、好きだということを!いい、い、今から訂正しようとしてもお、お、遅いからな!」
「訂正なんてしない…俺はレテが好きだ…」
頭から蒸気が出そうな程に顔を真っ赤にして乗り出してくるレテから顔を背ける、こいつこんなに可愛かったか?等と自分自身に問いかけながら。
518 :
355:2005/04/29(金) 17:21:07 ID:wnf1Rtmi
続きはまた今度、さよなら。
イイヨイイヨー
次回も期待してます
乙! 続き楽しみにしてます。
GJイイヨイイヨー
[馬鹿はお腹がいっぱいになった]
レテ可愛いよレテ
最初から口数少なめにおとなしく投下しろ。
まあ、とりあえず乙。
ここですか? 読み手が邪神なスレは?
なんだよ職人はみんなまともで真性厨房が暴れてるだけじゃないか。
>518
GJ
レテかわいいな。
526 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 20:08:43 ID:y8E6EnAv
>>524 可哀想だよな…ネットでしか自分のちっぽけな存在を証明できないなんて。
ばーか
また真性厨房の影がw
スキル「スルー」
GJ!レテ可愛いなぁ。
首を長くして続きを待ちますよ。ハァハァ
『死刑執行人』 今現在の粘着荒し
経歴「男が女に犯されるやつ6」「SS書きの控え室27号」
「男が女に犯されるやつ6」にて、超駄作を投下して叩かれ、荒しに転向。
神信者批判、批評厨呼ばわり、自己中、自演、SS投下宣言だけで投下無しなど、基地外ぶりを発揮。
神がちやほやされるのが妬ましかったらしい。嫉妬心の塊り。口癖は乞食。
うはっwwwwwww負け犬wwwwwwwwww
最近「SS書きの控え室27号」の593以降に光臨。
その自己中ぶりで全書き手を呆れさせ、すぐに正体を見破られている。
とにかく職人が妬ましい嫉妬厨房。
詳しくは上記スレを参照。
現在の「男が〜8」スレにて、GWはアメリカ逝きを宣言していたが、奴にとってはここがアメリカらしい。
尚、粘着された「男が〜」スレは、機能停止状態にある。
諸君らの奮闘を期待する。
とりあえず355は喋りさえしなければ、まとめて投下してくれるだけ良心的な職人ですね
雰囲気作りのために義理で誉め言葉のレスつけるけど
「乙」「GJ!」「続き期待してます」「〜萌え」「イイヨー」etc...
とか貧困なボキャブラリの組み合わせでレスつけるのも限界があるから…
そこはレス内容から読まずに義務でレスしてるって察して欲しいです
仕切り屋気取りの厨の標的になるって所は虹板でもエロパロ板でも同じか
ホントにFEは地雷ゲーだねぇ
534 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 05:52:52 ID:HY7yHGf4
355氏は多分、真性厨房がウザくて仕方ないから投下予告と終わりしか言わないんだろうな。
もともと喋る気もなくなったとか。
>>532とりあえず355は喋りさえしなければ、まとめて投下してくれるだけ良心的な職人ですね
おまえが邪神なだけだろ、それに義務でレスつける?何馬鹿なこと言ってんだ?
別に義務でもなんでもねぇだろう、お前が自己満足してるだけじゃねぇか。
>>497 498へ ほい!スルーパス!
>>498 495激しく同意!
とりあえず荒しの馴れ合いの方がキモい。キモすぎる。
奴は職人が妬ましいだけの嫉妬厨房邪神真性厨房だともう明らかにされたからな。
職人さんは気にせずにがんがんやってくれ。がんがん。
邪神は生理的嫌悪感を感じるな、ゲロ吐きそうだぜ。
なんでこの程度の煽りに反応してんだこのスレの連中は。
あ、自作自演か。やべー俺釣られちまったよ。
てか気に入らんレスは全部あぼーんでいいじゃん。
見てて胸糞悪くなるレスをご丁寧に読んでそいつにレス返してたら何時までたっても終わらん。
人間頭にくる事書かれるとどうしても反論してやりたくなるもんなんだから最初から読まないほうがいい。
こっちの反応なければどうせ逃げたかとか喚いて気づかないうちにどっかいくんだから。
というわけでスルー実行だ!
(前スレのニノ×ジャファルの続きです)
「ふむ・・・・・・まあよかろう。」
ニノにご本を読んでとせがまれたカアラは、ニノの部屋にやってきた。
すでにニノとジャファルはベッドの中にもぐりこんでいる。そして顔だけ出してカアラが読むのをじっと待っていた。
「わくわく。楽しみだなあ♪」
「では読むぞ。」
カアラはその独特の無表情で、本を読み始める・・・
むかしむかし、あるところに寒い北風と、熱い太陽がいました。
北風と太陽は正反対。だから、いつも仲が悪くて、喧嘩ばかりしています。
そしてとうとう、北風と太陽は決闘することになりました。
「今日こそは、お前に勝ってやる!勝負だ!」
「ふ・・・まあよかろう。で、勝負方法は?」
「カアラ・・・じゃなかった、北風よ!あれを見よ!」
バアトル・・・もとい、太陽が指差した方向を見ると、一人のかわいい女の子が歩いてきます。
「北風よ!お前の力を使って、あの少女の服を脱がせてみよ!脱がせることができたほうを勝ちとしよう!」
太陽の言葉に、北風は少し寒い視線を太陽に向けました。
「・・・お前の趣味じゃないのか?」
「むっ!そ、そんなことはないぞ!たまたまそこを通ったのがあの少女だっただけだ!」
「・・・・・・まあよい。では、私から始めるぞ。」
カアラはそっとニノの寝ているベッドのシーツをめくった。そして、ニノの体をそっと抱いて起こす。
「カアラさん?」
そしてニノを立たせると、カアラは倭刀を抜いた。
そして・・・・・・目にもとまらぬ、カアラの動きに、ニノは身動きできなかった。
「きゃあ!!!」
ニノの体から、切れた布片がはらはらと落ちてくる・・・。そして、ニノの体には、布地はまったくなくなった・・・。
カアラの刀術はさすがである。ニノの体には、一つも傷はついていない。
カアラはそのまま、じろじろとニノの体を見つめる・・・。
「ふむ・・・ジャファルよ。おぬしは・・・幸せ者だな。」
「は・・・恥ずかしいよう・・・」
「どうだ、太陽よ。私にかかれば、こんなものだ。さあ、次は、お前の番だぞ。」
「むむ・・・よかろう!カアラよ!・・・・・・じゃなかった、北風よ!今度は俺がいくぞ!」
ニノにパジャマを着せると、カアラはすぐに部屋を出て、バアトルを連れて戻ってきた。
「む・・・カアラよ、俺に何をしろというのだ!?」
「うむ。最初から話すぞ。・・・・・・・・・・・・・・・・。」
カアラはできるだけわかりやすくバアトルに話した。
「む・・・難しい話は、頭痛がするのだ・・・」
「そんなに難しいか?子供の絵本程度の内容だが・・・」
そしてカアラは再びニノを立たせると、バアトルに向かって話した。
「さあバアトル!次はお主の番だぞ。」
「む・・・よかろう。」
バアトルはニノの両肩をその太い両手で掴む。そしてそのパジャマを掴んだ両手を一気に左右へ広げた!
グシャアッ!!!
左右に引っ張られたニノのパジャマが、真っ二つになって地に落ちる・・・
「きゃあっ!!!」
そのままバアトルは、ニノのパジャマのズボンを掴むと、左右に引きちぎった。
グシャアアッ!!!
「いやあああ!!!」
「ふむ・・・まるで、痴漢か強姦魔のようだな・・・」
「な、何を言う!お前がやれと言ったのではないか!」
「・・・・・・まあよい。ふむ・・・この勝負は、引き分けだな・・・」
「何を言うカアラよ!この続きは、ベッドの上で勝負だ!!!」
「ふむ・・・まあ、よかろう・・・」
バアトルはカアラの腕を引っ張って、部屋を後にする。そして、カアラも、ほんのり頬を赤く染めながら付いていった・・・
「うう・・・あたしって・・・あたしって・・・」
全裸で残されたニノ。シクシクと泣いている。ジャファルはそんなニノをそっと抱きしめた・・・
「ニノ・・・・・・やるか。」
そう言って慰めるジャファルに、ニノはぎゅっと抱きついた。
「うん・・・」
おしまい
いつも思うんだけど、
何をどうしたらこういうの思いつくんかなw
この際、Dのリンもキボンヌ。
どの辺が北風と太陽なのかと思考中
こんばんは。
蒼炎のキルロイ×ワユ投下します。
・キルロイ×ワユ支援A後 ネタバレ含む
・20章終了後という設定なので、20章ネタバレ含む
・自分がまだ蒼炎未クリアなので、矛盾点があってもスルー願います。
以上が駄目な方は、さっくり飛ばしてください。
(やっと熱、下がってきたかな……)
夜、割り当てられた天幕の中で、キルロイは大きく溜息をついた。
まだ少し微熱が出ているようだが、取り敢えず、明日以降の行軍に差し支えはない筈だ。
水門を解放しての足留め、という捨て身の策を採られた所為で、
ダルレカ一帯は畑はおろか、居住地までもが水浸しになり、
泥と化した大地と冬の寒さとが領民を苦しめていた。
将であるアイクには、もとよりそんなつもりなどなかったので、
兵糧を彼らに分け与え、更に傷ついた者達を癒すよう神官であるキルロイに頼んできたのだ。
寒空の中、自分達を憎い敵だと認識している相手を癒すのは、想像以上に疲れる事だった。
その為だろうか、昼過ぎからぞくぞくと悪寒がし始め、悪いと思いながらも、
アイクにその旨を伝え、夕方からずっと天幕の中で横になっていたのだった。
(それにしたって……あれは、どういう意味だったんだろう)
今日の昼の出来事を、キルロイは熱でぼぉっとした頭で振り返った。
昼間、休憩の時に、ワユと少し話をする機会があったのだ。
例の占い絡みの、他愛もない話だったのだが、その会話の合間に、ふと彼女の漏らした台詞。
『最近キルロイさんの事しか考えてないし』
まずこの台詞に、一瞬、胸が踊った。
だが『いや、深い意味はないんだろう』と心の中で打ち消して、そのまま会話を続けた。
ワユは自分で常々言っている通り、細かい事を気にしない性質なので、
おそらく言葉の意味合いを深く考えずに喋っているのだろう、と、そう思ったのだ。
それから、騎馬兵がどうのとか、妙な話の流れになり、
そこで、今、キルロイを悩ませている台詞が、止めとばかりに彼女の口から飛び出したのだ。
『もうキルロイさん以外に考えられないのよね、あたしの運命の人!』
宿命のライバルが、何がどうして運命の人になるのか。
キルロイが言葉に詰まっている間に、明るく彼女はその場を去っていったのだが、
もとより物事を深く気にする性質のキルロイは、
その言葉の意味するところについて考え込んでいたのだった。
(何考えてるんだろ、僕は。そんな場合じゃないっていうのに)
デインとの戦いは、これから段々きつくなってくるだろう。
それに備え、体調は万全に整えて置かなくてはならないというのに、
自分ときたら、こんな風に寝込んでしまっている有様だ。
なのに、ワユの一言に眠れないほど悩んでしまっているとは。
なんだか自分が情けなくなって、また溜息をついた、ちょうどその時。
ぽすぽす、と天幕を叩く音。次いで、こそこそと囁く声。
「……キルロイさん……起きてる……?」
「――ワユさんっ?」
キルロイは思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。
今まさに心に浮かべていた相手に訪ねて来られたのだから、無理もない。
一方、返事をしたのを、了承と受け取ったのか、
ワユは、そっと天幕の中に入ってきた。
寒気を天幕内に入れないように、一応気を遣っているらしい。
慌てて上半身を起こしたキルロイを手で制しながら、
ワユはキルロイの側まで来ると、ぺたん、と枕元に座り込む。
「大丈夫? なんか熱出したって、ミストちゃんに聞いたからさ」
「う、うん。ちょっと寒さが堪えたみたいでさ。でも、ほら、慣れてるから」
意識してしまっているせいか、妙に声が上擦り、掠れる。
そんなキルロイを見て、ワユは首を傾げた。
「ふーん? でもなんか声、掠れてるよ。顔も赤いし――」
「いや、これはその……っ、とにかく、だ、大丈夫だって――!?」
キルロイの声が更に高くひっくり返ったまま、宙に浮いた。
ワユがいきなり、自分の額をキルロイの額に、こつん、とくっつけたのだ。
(え、え、え、えええええええっ?)
唐突なワユの言動には慣れたつもりだったが、これは予想の埒外だ。
額がくっついている間の僅かな時間、キルロイの思考は、完全に停止していた。
否、速く回転しすぎて、言葉や態度に出す事が出来ない、といった方が正しいかもしれない。
―― おでこをくっつけた状態で目を閉じている彼女の顔が、今まさに目の前にある訳で、
こうして見ると結構睫毛が長いなあ、なんて思ったりする一方で
可愛いなあ、なんてちらりと思ったりなんかしてしまって――
ぽかん、と開いたままの口は、呼吸をする事すらも忘れたかのようだ。
このまま、心臓が止まってしまいそうな気もする。
そんなキルロイの心中にお構いなく、
ワユは神妙な顔付きで考え込んでいたかと思うと、おもむろに額を離した。
「やっぱり」
「……え?」
「やっぱり、熱あるじゃない。顔もさっきより真っ赤だよ?」
至極普通の態度でそう言われ、キルロイは我に返った。
(もしかして、熱測ってただけ……?)
緊張が一気に解けた。解けたついでに、くらり、と眩暈がして目の前が暗転する。
(駄目だ……やっぱり、熱、下がってなかったみたいだ……)
「ちょ、ちょっと、キルロイさんっ?」
慌てたようなワユの声が遠くなっていく――。
(ん……)
何だか妙に寝苦しくなって、キルロイは目を覚ました。
瞼をあけた筈なのに、目の前は真っ暗だ。
(ああ、灯り消えてるんだ――って、あれ、僕いつ消したんだ?)
視線だけで辺りを見回す。まだ目が暗闇に慣れない。
瞬きをしながら、キルロイは出来事を思い返した。
(そういえば、いつ寝たんだっけ――確か、ワユさんが来てて……)
そこで先程の醜態を思い出し、キルロイはまた頭に血が昇っていくような気がした。
ワユにとっては、あのくらいは普通の行為で、
なのに自分は、妙に考え込んだ挙句、気を失ってしまったのだ。
彼女の姿は見えないが、多分呆れて帰ってしまったに違いない。
きっと、あの台詞にだって、彼女にとってたいした意味はないのだろう。
そう考えながらキルロイは溜息をつき――そこで、漸く背中に当たる何かに気がついた。
(なんだろ、妙に温かいな……。それに首の下にも、何か……)
数秒考え込んだ後、キルロイは突然弾かれたように半身を起こす。
そして、恐る恐る辺りを見回し――自分の置かれた状況に仰天した。
一体この状況をどう解釈すればいいのだろう。
自分の右横に、ワユが毛布に包まった状態で、眠っている。
こちらの方を向いて、左腕を伸ばして――多分、腕枕をされていたのだろう。
どうやらワユは、キルロイに腕枕をし、背中に抱きつくような格好をとっていたらしい。
(な、な、な、なんで、ワユさんが僕の隣でっ!)
必死に考えてみるも、キルロイには心当たりも記憶もなかった。
いや、記憶がないからといって、何かをしていないというのは間違いだ。
(って、僕、裸なのか?)
流石にズボンは穿いているものの、上半身は何故か裸だった。
ますますもって怪しい。一体自分は何をしたのだ。
焦るキルロイの耳に、能天気な声が届いた。
「ん〜……あれ、キルロイさん、起きちゃってる?」
「ワ、ワユさんっ! な、なんでっ……そのっ」
自分は上半身裸なのか。一緒に寝ているのか。そもそも何がどうしてこうなったのだ。
聞きたい事は山程あったが、ありすぎて言葉が出てこない。
それに対して、ワユは毛布を被って横になったまま、実にあっけらかんと答えた。
「あのね、キルロイさん、いきなり気を失っちゃったでしょ? あたしびっくりしてさ」
「う、うん。それで」
「で、とりあえず看病しなきゃって思って、毛布借りたり、氷嚢作ったり」
「ごめん」
「あ、いいのそれは。で、なんか汗びっしょりになってきちゃったから、
身体拭いて着替えさせようって、慌てて脱がせたんだけど、替えが見当たらなくってさ」
なるほど、これで第一の疑問は解けた訳だ。
不埒な行為を行ったのではなさそうで、キルロイは安堵の息をついた。
「別に、起こしてくれればよかったのに」
「だってよく寝てたから、悪いかなーって」
確かに、服を脱がされた事自体を憶えていない。それだけぐっすり眠っていたという事だ。
だから多分、彼女なりに気を遣ってくれたのだろう。
だが。もう一つ重要な問題が残っている。
さっきからワユは毛布を被ったままで、と、いう事は、まさか――。
「あ、あのさ、ワユさん。
違ってたらごめんなんだけど、そ、その、ひょっとして君」
「あ、ばれちゃったか。でも下着はつけてるよ、流石に」
流石に恥かしいのか、ワユの頬が少し赤くなる。
が、それ以上にキルロイの顔は真っ赤に染まっていた。
(ということは……その、毛布の下は、下着姿のっ……)
駄目だ。これ以上考えるとまた倒れてしまいそうな気がする。
そんなキルロイの様子には構わず、のほほんとした調子でワユは続けた。
「だって、替えの服は見つかんないし、そのままじゃ風邪引くかもだし、だから。
ほら、人肌であっためるのが一番だっていうじゃない?」
確かに、目が覚めた時に寒さは感じなかった。上半身裸で眠っていたのに、である。
だからワユの言う事は正しい。ある意味非常に理にかなった行動と言えるだろう。
だが勿論、キルロイがそう簡単に割り切れる筈もなかった。
「それは、そうなんだけども、だからってこんな――」
「まぁまぁ。細かい事は気にしないって、ね?」
……それとも、キルロイさんは、あたしとこうしてるの、嫌だった?」
その台詞に、またキルロイの思考が猛烈な速さで回り始めた。
――いやまさかそんな嫌だなんて事がある訳がなくて、というかむしろ嬉しい、
なんて、こんな事を考えてしまう自分はなんていやらしいんだろうか。
仮にも聖職者だというのに彼女の親切をそういう風に捉えるというのは――
「キルロイさん?」
訝るような声に我に返ると、ワユが起き上がってこちらを見つめていた。
胸元の毛布を手で押さえてはいるものの、
その仕草自体に、普段の彼女にはない色気を感じて、キルロイは思わず息を呑んだ。
「そんな考え込んじゃう程、嫌だった?」
「……い、嫌じゃない、よ……」
やっとのことでそれだけを口に出すと、ワユはほっとしたように笑った。
「よかったぁ。追い出されちゃったらどうしようかって思ったよ」
「そんな訳ないよ! っていうか、その、ごめん。妙な事になっちゃって」
「あはは、気にしない気にしない! あ、でも、一つだけ、気にしてる事があるんだけど」
「珍しいね、何?」
「キルロイさんは、あたしの事、どう思ってるのかな〜って事」
口調は軽いが、ワユがこちらを見つめる瞳は真剣そのものだった。
「僕は――」
(どう思ってるかって、そんな――)
ワユといる事は、楽しい。
彼女の言動はいささか突拍子がなかったが、それを差し引いても、
明るく前向きな彼女といると、元気を分けてもらえるような、そんな気分になった。
実際は少し剣を振っただけで熱を出してしまい、彼女に心配を掛けてしまっていたのだが、
それでもワユが何かとこちらに気をつけてくれるのが、嬉しかった。
(そんなの、決まってるよ。僕は――)
そもそも、なんとも思っていなければ、あんな風に悩んだり気を失ったりはしない。
息を大きく吸い込むと、キルロイはワユの緑の瞳を真っ直ぐに見つめ、答えた。
「――好きだよ、ワユさんの事」
「ほんと? よかった〜!」
途端、安堵の笑みを浮かべて、ワユはキルロイの胸にとん、と額を押し当てる。
意外に細い肩を、キルロイは慌てて抱きとめる。
「ちょ、ちょっとワユさん――」
「あたしには運命の人でも、キルロイさんにとってはどうかなんてわかんないじゃない。
あー、もう、ほっとしちゃったよ〜」
「昼間の話、本気だったんだ……」
「もう、なんだと思ってたの」
「ごめん。だっていきなりだったから、てっきり冗談かと」
「やだなぁ。好きじゃなきゃ、裸であっためよう、なーんて思わないよ」
さりげなく彼女の口からこぼれ出た『好き』という言葉に、胸がどきり、とする。
そしてキルロイはあらためて、自分たちの置かれた状況を冷静に顧みた。
――半裸の自分とほぼ裸の彼女が、同じ寝床で毛布一枚を隔てて抱き合っていて、
それで彼女は自分の事を好きだ、なんて言ってくれていて、勿論自分も彼女が好きで、
ってことは、これはその、いわゆる据え膳とかいうやつで――
そこまで考えるとまた頭がくらくらしたが、流石に今度は気を失わなかった。
いいのかな、と思いつつキルロイはワユの方をちらり、と見た。
と、何を思ったのか、ワユは目を閉じるとキルロイの方に顎を突き出してきた。
(こ、これは……その、そういう、事?)
違っていたらどうしようか、と内心びくびくしつつ、
キルロイはその頤にそっと指を添え、ゆっくりと口づけた。
柔らかで、だが意外と弾力のある、唇の感触に驚きながらも、
結構長く唇を合わせていた、気がする。
名残惜しげに唇を離し、視線を合わせると、二人は照れたように微笑みあった。
「……キス、しちゃったね」
「えと、その、ごめん」
「謝んなくてもいいって……あ、そういえば、身体、大丈夫?」
「うん。汗掻いた所為かな、もう熱も引いたみたいだ」
「よかった」
「ひょっとして、ワユさんにうつってしまったかも」
「大丈夫。あたし身体丈夫だから。だから……もっと、ね?」
「……いいの? ワユさん」
「ん、いいよ」
あっさりとそう言うと、ワユはまた目を閉じた。
額同士を合わせた時も思ったが、その目を縁取る睫毛は意外に長い。
緊張しているのだろうか、僅かに震えている瞼に、キルロイはそっと口づける。
そのまま、頬や唇に幾度も唇を落としていく。
果たしてこれでいいのか、初めての事なので、キルロイははっきりいって自信がなかったが、
ワユがうっとりとした様子で目を閉じているのに後押しされ、
ほっそりとした首筋や、程よく浮き出た鎖骨にも口づけていくと、
ワユは僅かに息を吐き、キルロイの背に回した手に、きゅっと力を込めた。
そんな彼女を愛しく思いながら、
ゆっくりと寝床の上に押し倒すと、濃紫の髪が、ふわり、と枕元に広がる。
自分を見上げる緑の瞳は、いつものように人懐こく、だが、何処か潤んでいるように思える。
(僕は、どんな顔をしてるんだろうな……間抜け面じゃなきゃいいけど)
そんな事を考えながら、未だ胸を隠している毛布を取ろうとすると、
ワユは何故かぎゅっと毛布を握ってそれに抵抗する。
先程からの大胆な行為とはまるで違うその態度に、キルロイは首を傾げた。
「ワユさん、どうしたの? 嫌なら、やめるよ?」
「そ、そんな事ない! ないんだけど、その……」
ワユはなおもごちゃごちゃと何事かを言い淀んでいたが、
やがて観念したかのように、両手を毛布から離し、ぎゅっと目を閉じた。
そういう反応をされると、何だか悪い事をしている様な気もしたが、
しかし、実際ここまできてしまうと、見てみたいという気持ちを抑えられはしなかった。
出来るだけ彼女を恥かしがらせないようにと、極力自然に、キルロイは毛布を剥がした。
すらりとした細身の身体が、毛布の下から現れた。
下穿きと靴下の他は身につけていない、ほぼ生まれたままの彼女の姿を目の当たりにして、
キルロイは三度、くらり、と倒れそうになる――が、もうここまでくると流石に慣れた。
息を呑んで、まじまじとその身体を見つめていると、ワユは恥かしげに目を逸らした。
「……ごめんね、あたし、胸小さいから、恥かしかったんだ」
「いや、そんなこと――」
ない、と言おうとして言葉に詰まる。実際彼女の胸は、お世辞にも豊かとは言い難い。
おそらく、常から大剣を振るう所為で、余分な肉がつく暇がないのだろう。
だがその分、肢体は引き締り、健康的で伸びやかだ。
それだって十分魅力的なのに、どうして恥かしがる事があるんだろう、と、キルロイは思い、
それをワユに伝えようと、不器用に言葉を選んだ。
「――その、僕は、このくらいが好きだから……」
「だったら、いいんだけど――ぁっ……!」
そっと左胸の紅い先端に唇を寄せると、ワユは小さく声を漏らした。
唇で挟み込み、軽く吸い上げる――と、びくん、と小柄な身体が跳ね上がる。
勃ちあがった乳首を、つん、と舌先で突付きながら、反対側の胸を、そっと揉んでみる。
「ひぁっ……やだっ、声が、ぁ、あ……」
ほんの少し刺激しただけなのに、ワユは切なげな喘ぎを漏らす。それは明らかに嬌声だった。
そう言えば『胸の小さい女は感度がいい』等という戯言を、
いつだったか、酒に酔っ払ったガトリーが、ボーレ辺りに言っていた様な気がする。
もっとも、すかさずシノンに『どうせお前のは妄想じゃねえか』と突っ込まれていたのだが、
一応、この件に関しては、嘘ではなかったようだ。
「んっ……あ、んんっ……」
喉元を仰け反らせながらも、毛布をぎゅっと掴み、声を出さないように堪えている。
こんなに女らしい彼女を見るのは初めてだった。
その声と、肌から立ちのぼる甘い匂いに、キルロイはいつしかのぼせ上がっていた。
「ふぁ……や、ね、キルロイさん……出来れば、その、こっちも……」
「え? ……あ、う、うん。ごめん」
夢中で吸い立てていたので、左胸には紅い痕がくっきりと残っていた。
紅く滲んだその痕が、少し痛々しいように見えて、いささか自分の行為に反省しながら、
キルロイは今度はそっと右胸に吸い付く。
と、それに反応して、ワユがまた嬌声を上げ、すり、と太腿を擦り合せる。
その動きに導かれるように、キルロイは指先を脚の間に這わせた。
戸惑ったように硬直するワユには構わず、下着越しにそっと秘められた部分に触れてみる
――はっきりとわかるくらいに、そこは湿っていた。
そのまま二、三度なぞり上げるようにすると、ワユは何故か慌てたようにキルロイの腕を掴んで止めた。
「あ、あのね? その、このままだと、下着、汚れちゃうからっ……」
なら、脱がせればいいのだろうか、と下着に手を掛けると、
ワユは、身体をキルロイの視線から隠すように、うつ伏せてしまった。
「やっ……その、自分で、脱ぐからっ……」
「え、あ、うん、そうだね……」
一応、礼儀として反対側を向いてみる。しかし、そのまま待つというのも間抜けな気がしたので、
キルロイは自分も、もぞもぞと下を脱いで完全に裸になった。
こうして裸になってみると、何だか心細い様な、だが、妙に高揚した様な、妙な気分だ。
まして、今から事に及ぼうとしているとあっては、尚更である。
「……いい、よ」
待ちかねた声がして、キルロイはゆっくりと深呼吸をしながら振り返った
髪の色と同じ濃紫の淡い叢が、脚の間に少しだけ載っているのが、闇に慣れた目に映る。
すんなりと伸びた脚には、何故かまだ靴下を身に着けたままだった。
「……なんで、靴下はそのままなの?」
「これは、そのっ……全部脱いじゃうのは、心細くて……っ」
そんな子供じみた言い訳をするワユが、ひどく可愛く思える。
ここで漸く、キルロイにある種の余裕が生まれた。
ふ、と笑みを浮かべると、身体を横たえながら、ワユの額に軽く口づけ、耳元で囁いてみる。
「ずるいな」
「……え?」
「僕は、全部脱いだのに」
「全部って、あ……」
自分の太腿に触れる熱い昂りを感じたのか、ワユが戸惑ったような声を上げる。
それに構わず、キルロイはワユの手をそっと自分の昂りに導く。
ワユは熱湯に触れた時の様に、びくっと指先を引いた。
「……熱い、ね」
「うん。さっきからワユさん、可愛いから……声とか」
「声って……。 ! や、やだ、そんな事――」
「もっと、触ってもいい?」
こくん、とワユが頷くのを確認すると、キルロイは指先を叢の奥に潜り込ませた。
すぐにぬかるみに触れ、そのぬるりとした感触に少なからず驚きを感じながらも、
指先にその蜜を纏わせながら、秘裂をなぞり上げる。
と、なぞり上げたその先に、固く尖った芯のようなものを捉えたので、
そこをくりくりと指先で撫で擦ってみると、途端にワユは背中を反らし、喘いだ。
「や、だめっ、だめぇっ……!」
「……本当に、駄目?」
「だって、変、だよ……気持ち、よすぎ……っあ、やぁっ!」
秘芯を弄くりながら、さっきと同じように胸も吸い上げてみると、
ワユは面白いように声を上げ、腰を揺らす。
そうする間にも、どんどん蜜が奥底から溢れ出してきりがない程だった。
指をつぷん、と奥に潜り込ませてみる――存外あっさりと指は飲み込まれた。
(ここに、挿れるんだよね?)
こうしてその箇所に触れてしまうと、キルロイは、もうこれ以上我慢できそうになかった。
もう一度、指で場所を確認すると、キルロイは身体を起こし、ワユに声をかけた。
「ワユさん……挿れる、よ」
「……うん……」
ワユが頷くのを確認すると、早速昂りをそこに押し当てた。
何度か先端が滑ってしまい、一瞬焦ったものの、
何とか確認した入り口に先を挿れる事が出来た。
そのまま、ぐっと体重をかけて押し込む――と、ワユの爪がキルロイの背中に食い込んだ。
「……んっ……つぅっ……!」
ぎゅっと眉根を寄せて、眦に涙を滲ませている。
尋常ではないその様子に、キルロイははっと思い当たった。
「って、まさか、は、初めてなの、ワユさんっ……!」
「細かい事は、気にしない……って、やっぱ、ちょっと痛いね」
涙目ながらも悪戯っぽく微笑んでみせるワユに、キルロイは動揺を隠せなかった。
ワユが特に何も言わなかったので、よもや初めてだとは考えても見なかったのだ。
しかし、実際の行為に入る前と後とで、微妙に態度が違っていたのにも、それで合点がいく。
キルロイ自身も初めてだが、しかし、男のそれと女のそれとでは、やはり重みが違うだろう。
「ご、ごめんっ、僕、知らなかったから――」
「うん。だって、あたし、言わなかったし」
「ちょ、ちょっと、そんなあっさりと――」
「いいんだってば。誰だって最初は初めてでしょ?
それとも、キルロイさん、あたしが初めてじゃないほうがよかった?」
「いや、全っ然、そんな事はないんだけど!」
妙に力一杯主張してしまい、キルロイは自分でもなんだかよくわからなくなった。
――彼女の初めての相手が自分だというのは、正直言って嬉しい。
嬉しいのだがしかし、それならそれで踏むべき手順というものがあったのでは、
と思ったりもするのだが、でも既に挿れてしまっているこの状況で何をどうすれば――
例によって、物凄い勢いで回転するキルロイの思考は、ワユの一言であっさりと止まった。
「ならいいよ。あたしも、キルロイさんが初めてで嬉しいし」
そう言って、ワユはにっこりと笑顔を見せる。
それはいつもと同じようでいて、でもどこかが違う、そんな笑顔。
なんだか自分には勿体ないような、そんな気がして、キルロイはなおも言い募った。
「いや、でもこんな成り行き任せな――」
「細かい事は気にしないの。言ったでしょ? もうキルロイさん以外に考えられないって」
ワユは言いながら、しなやかな腕をキルロイの首に絡ませる。
くい、と頭を自分の方に引き寄せると、耳元で誘うように囁いた。
「だから……続き、しよ? ね?」
その台詞は、まるで呪文のようにキルロイの心を蕩かした。
なんだか自分のこだわっている事など、非常に些細な事のように思えてくる。
(……まぁ、いいか。細かい事は気にしなくて……)
これじゃまるで彼女と同じだな、と少し苦笑しながら、キルロイはワユに目で頷いてみせる。
大丈夫だよ、とでもいうように、ワユが微笑むと、キルロイはゆっくりと動き始めた。
「!……やぁ……くぅっ……!」
「ごめん、痛いよね……無理そうだったら、すぐに言って」
「大丈夫……だって、嬉しいっていうのもあるから」
「嬉しい?」
「キルロイさんは、嬉しくない?」
「……嬉しい」
好きな人と結ばれる、これ以上に嬉しい事があるだろうか。
そんな、ある意味当たり前の事が、この戦いの日々の中、一層強く心に響く。
なんだかたまらない気分になる。見交わす目も、囁く声も、何もかも愛しい。
(……誰かの事を、こんなに好きになるなんて、思わなかったな……)
キルロイは昂る想いのままに、ぎゅっ、とワユを抱き締め、口づけを交わす。
それは先のように軽いものではなく、口中を吸い尽くすような、激しいものだった。
そんな風に口付けを繰り返しながら、ゆっくりとした抽送を、徐々に速めていく。
「ふぁっ……ぁ、あぁっ……」
合間合間に漏れ聞こえる喘ぎが、
ワユが、苦痛以外のなにかを感じている事を、キルロイに伝えていた。
それにほっとしながら、更にきつく彼女を抱き締める――そろそろ限界が近づいてきていた。
「ワユさんっ、僕、もうっ……!」
「あ、あ、キルロイさんっ、あたしっ……!」
激しく打ち込むと、最奥で昂りが一気に弾けた。
その瞬間、狭い壁がきゅうっと締まり、とくとくと注ぎ込まれる迸りを奥へと誘っていく。
キルロイは荒く息をついて、その余韻を感じていた。
下にいるワユに、出来るだけ体重を掛けないよう気をつけながら、
労わるように、何度も彼女に口づけを与えていた。
互いに身仕舞をしながら、キルロイはワユと、他愛もない会話を交わした。
黙ったままでいるのも何だか違う気がしたし、何より照れくさいという気持ちがあったので、
勢いその会話は、恋人同士のものというよりは、普段の会話に近いものとなった。
「ワユさん、平気?」
「うん、大丈夫、みたい。最後のほうは気持ちよかったし」
「だったらよかった」
「キルロイさんこそ、大丈夫? だって病み上がりみたいなもんでしょ?」
「はは、今までで一番元気かもしれないくらいだよ」
「ほんとに〜? 朝になったら倒れてた、なんて嫌だからね?」
「大丈夫。ちゃんと着替えたし、暖かくしたし、それに――」
「それに?」
「ワユさんがあったかいから、だから、風邪なんてひかないよ」
「……? えっと、それって……?」
キルロイの台詞に、ワユはしばしきょとん、としていたが、
その言外に含まれた意味を悟ると、頬を赤らめながらも勢いよくキルロイに抱きついた。
「わかった! いつでもこうやって、あたしがあっためてあげるから」
「うん、お願いするよ」
その会話は、普段と変わらないようでいて、
やっぱりどこか親密な空気を纏っていて、でもそれは、とても好ましい事で。
二人の関係が、そんな風に変わったことを嬉しく思いながら、
キルロイは自分の中の何かもまた、変化した事を自覚していた。
――これからデインとの戦いはずっと厳しくなる筈だし、いつ終わるかもわからないけれど。
彼女といれば、きっと何もかも大丈夫かなって、そんな気がする。
多分、これが大事な人が出来るって事なんだろう。自分以上に大切で、愛しい人。
いや、単に彼女の性格が移っただけかもしれないけど、それはそれでいいか――
ふと気付けば、腕の中の彼女が、きょとんとこちらを見上げている。
キルロイは微笑みながら、その真っ直ぐな髪を撫で、そして、ぎゅっと抱き締める。
――だって、僕にとっても君は、運命の人だからね――
<終>
以上です。
読んでくださった方ありがとうございます。
蒼炎はなんか、支援会話の出方がよくわからないですね。
まだ碌に見れていません。
ではでは。
kita-!!キルロイ×ワユ!!
むた氏最高です!!!
グッジョブ!! ∩ ∩
_ _∩ (⌒ ) ( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
(ヨ,,. i | | / .ノ i .,,E)
グッジョブ!! \ \ .| | / / / /
_n \ \ ∧_∧ .| | / /_∧ / ノ
( l ∧_∧\ \(´∀` )| | / /*´∀`)/ / ∧_∧ グッジョブ!!
\ \ (´∀` ) \ ノ( /____(*´∀`) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ | / ヽ | __ \ l .,E)
/ / / / \ ヽ / /\ ヽ_/ /
よっしゃああぁぁぁぁぁぁー!
いいもん読ませてもらいました!
あなた様はやっぱり神だ!!!
キルロイ×ワユ、自分も支援Aまで見たけど
プレイ当時は特にそんなに好きってわけじゃなかったんだ。
でも、やばい、ワユかわええーーー(*´∀`*)
むたさんGJです!!
572 :
355:2005/05/01(日) 06:42:51 ID:lVX8hJ0I
今から投下するSS注意点。
・支援関係はまったく無視しました、完璧に自分の毒作です。
・上記のむた様(GJ!)のキルロイ×ワユのカップルが好みの方は見ないほうがいいと思います。
・レテメインですが、ワユも若干絡んでいます。(どうしても登場させたかった)
・以上の3つを了承の上、見てくださる事をお願いします。
573 :
355:2005/05/01(日) 06:43:54 ID:lVX8hJ0I
「そ、そうか…も、もう一回言ってみろ!」
「止めてくれ…2回言うだけでも恥ずかしいのに…」
「な、なら、せせせせ、接吻しろ!」
「接吻か…って!」
「い、嫌なのか…」
悲しそうな顔をして目を下に降ろすレテに対してアイクは焦っている。
「そ、そんなことない!た、ただ…いつものレテと違うから驚いただけだ」
「それではいいのだな?」
「あ…ああ…お、俺でよければな」
「う、うむ…お前でいい…だ、だから、お、お前からしてこい!」
「お、俺からか?」
「い、一応私も女だ!リードは男のお前がするのだ!!」
「わ、分かった…」
レテがコクンと小さく頷くと目を瞑ると顔を突き出す、アイクは意を決するとレテの頬に手を添えて顔を迫らせる。
「ま、まだなのか…」
「もう少しだ…」
近づく距離、心臓がおかしくなりそうだ。レテの柔らかい頬が…熱く手に伝わる、唇が触れる…。
「おーい!ご飯だよー!」
「!!」
「わ、ワユ!」
ノックもせずに入ってきた少女ワユ…まずい場面を見られそうになった二人は一気に離れると駆けずり回り、
アイクは椅子に、レテはベットに座った。
「どうしたの?」
「ぜぇぜぇ…も、もう夕飯か…レテ、食欲はあるか?」
「いや…ない。私は眠る…お前は早く食事をしてこい…」
「…?そういえばアイクは何でレテの部屋に?」
「そ、それはだな、レテが体調を崩したから団長の俺が見舞いに来たんだ」
「まったく…迷惑なやつだ」
574 :
355:2005/05/01(日) 06:45:01 ID:lVX8hJ0I
「ふ〜ん…まぁ、いいか」
アイクが椅子から立ち上がるとレテがもの惜しそうな顔になってアイクを呼び止める。
「あ、アイク!い、一応…礼は…言っておく…」
「気にするな…またな…」
アイクはレテに向かってはにかむと部屋を出て行った、ワユは頭に何個も疑問符を浮かべながらアイクの後について行った。
一人部屋に残されたレテはさっきまでの勢いは無くなり、力が抜けてベットに倒れこんだ。
「ははっ…やった…うぅ…」
気持ちが通じた…手を握り締めて嬉し泣きをしながら蹲ると眠気が誘う。もう寝てしまおう…レテは深い眠りの中に落ちていった。
1週間後…
…3日前から仲間には内緒で夜に少しの時間だけレテと二人っきりになっている。どうしても二人で話したいとレテからの申し出だった。
「アイク、お前は面白いな」
「レテの話だって俺の知らないことばかりだから興味が湧く」
レテと通じ合ってから今この時間が俺には楽しかった…剣を振るっているときの何倍も。
「レテ、もう帰らないといけないんじゃないか?」
「何?もうそんな時間か…もっと話したかった」
「また明日がある」
「明日…か…ならアイク…最後に聞いてほしいことがある」
改まって話すレテにアイクはさっきまでの笑顔とは違いキリッとして真剣な顔になった。
「あの…その…」
言おう…もう待てない…口をもごもごさせながらも一つ一つ声を出すレテがいた…。
575 :
355:2005/05/01(日) 06:46:02 ID:lVX8hJ0I
その頃…廊下では小腹がすいて起きてしまい、食べ物を求めて食堂に向かうワユがいた。
「夜食べると太っちゃうって言うけど…我慢できない…んっ?」
食堂にいく途中丁度アイクの部屋の前に差し掛かった、ドアから小さな光が漏れていることに気がついた。
「こんな時間まで仕事?ちょっと覗いちゃおうかな」
興味と好奇心を抑えきれずにアイクの部屋のドアを少しあける、目に映るのはアイクだけの筈だが何故かレテの姿も見えた…
どうしてレテがアイクの部屋に?と思いながら覗き込んでいるとレテの声が耳に入った。
「アイク…私はまだ…べオクを信じられない…」
「レテ、それは仕方ないことだと思う…誰だってすぐに信用することは難しい…」
「う、うむ…だ、だが私は…ベオクのお前だけは信用に値する…しかし…不安になってくるのだ…本当に愛されているのかを…
も、もちろん!お前を疑っているわけじゃない!…だが私自身正直怖いのだ…いくらアイクは裏切らないと思っても…この気持ちを拭えないのだ…」
「レテ…」
レテとアイクの会話…まさか二人が!ショックを受けた…ベオクとラグズという異種間の付き合いにではない…
自分もアイクに少しだけ異性としての好意があったから…。
「それでお前にこの気持ちを払ってほしい!」
「どうすればいいんだ?お前の為に出来る事なら何でもしてやる」
「な、何でもしてくれるのだな!」
「できる事ならな…」
「安心しろ!できる事だから!どうすれば良いかと言うとて…お、お前が…私に…きゅ、きゅ、きゅう!」
「…きゅう?」
「ご、ゴホン!私にお前が求愛行為をするのだ!」
576 :
355:2005/05/01(日) 06:47:31 ID:lVX8hJ0I
「求愛行為って…」
「わ、分からないのか!こ、こ、こ、交尾をして欲しいのだ!私を抱いてほしいのだ!」
「こ、交尾…ま、まさか…せ、性…交…か?」
抱いてほしい…言われた瞬間、股間に熱いものを感じた…想像してしまった…レテの身体をむしゃぶりつく様を…。
一方廊下で偵察中のワユは愕然としながらもドアの向こう側の世界を見続けていた。
「せ、セックス…しちゃうの…?」
中に入って止めたい気持ちが溢れるが、とても間に入っていくことなどできない…ただ唇を噛み締めながら見守るしかないのだ。
「ど、どうなんだ…それともラグズの身体は…嫌か?」
「い、嫌な訳ないだろう!」
「あっ!?」
アイクはレテの肩を掴むとベットの上に押し倒した、レテの顔が上気しており恥ずかしいのか目を逸らしながらチラ見をしてくる。
可愛らしくて理性がぶっ飛んでしまいそうな感覚に襲われる…今からレテの身体に触れる…また股間が熱く伸び上がる。
「お、俺だって…お前を抱きたい…」
「い、いいのか?ラグズなのだぞ、私は」
「ラグズでも何でもかまうものか!俺はレテを抱きたい!」
「ほ、本当か!?私のために無理をしているのではないか?んぐっ!」
アイクがレテの口をキスで塞ぐ、長い時間…時折唇を動かしながらお互いを味わった。
「嘘…キス…してる」
目の前にはレテに覆い被さって唇を重ねているアイクの姿とそれに従うレテの姿。
ディープではなく唯のキスだが、ワユには衝撃が強すぎた。不意に身体が火照る…ワユはドアを背にしてそのまま三角座りで力なく倒れてしまった。
「あっ…濡れてる…」
ジュワっとパンツに愛液が滴る、ワユは右手を震わせながら三角州に指を這わせる…口から団長の名前が零れる…目の前でほかの女性と愛し合っている現団長の名前が…。
577 :
355:2005/05/01(日) 06:48:50 ID:lVX8hJ0I
誤字があった、申し訳ない
誤「安心しろ!できる事だから!どうすれば良いかと言うとて…お、お前が…私に…きゅ、きゅ、きゅう!」
正「安心しろ!できる事だから!どうすれば良いかと言うと…お、お前が…私に…きゅ、きゅ、きゅう!」
乙
GGGGJJJJ!!!
もうこうなったらティアマトも出してワユも加えてあqwせdrftgyふじこ
580 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 22:26:27 ID:3Bd2xSjB
GJさらにミストも
581 :
美食戦隊大薔薇野郎 ◆LP8NPf/Dh6 :2005/05/02(月) 09:39:42 ID:n5lKiWXp
>むた ◆rEtdWXJvJ6 殿
こ、殺す気か…。
悶絶しちまいましたよこの野郎w
むた氏GJ!
355氏期待!ハァハァ
誰かボーレ×ミストキボン
ところでセネリオってゲーム中で性別言ってなかったけど、ここで女扱いしてもいい?
個人的には女だと思うんだけど…男だったら寒すぎる。
583 :
美食戦隊大薔薇野郎 ◆LP8NPf/Dh6 :2005/05/02(月) 13:54:09 ID:n5lKiWXp
>>582 某修道士様の二の舞にならないように注意w
ズッコケ三人組U
「ああ、我が愛しき妻よ・・・」
オルソンは妻のモニカをぎゅっと抱きしめ、何度も唇を吸った。
そのまま、オルソンはベッドの上に愛しき妻をそっと寝かせると、その上に覆い被さるように抱きつく・・・
妻に夢中になっているオルソン。今、オルソンは、妻のモニカに恋をしている。
いや、初めて出会ったときから、モニカに恋していた。そして、その心を今でも失っていない。
そんなにも妻に夢中な彼には、背後から忍び寄る三つの気配に気づく暇もなかった・・・
「モニカよ、今日は、どんな風にお前を愛してやろうか・・・」
オルソンがそう言うと、三つの気配は、オルソンに気づかれないように、そっとモニカを覗き込む・・・
そしてモニカが口を開き、愛しい人の名を告げる瞬間、その三つの気配は、一斉に叫んだ。
「あな・・・」
「る」
「ん?」
オルソンは振り返った。すると、そこにいるのは、ロス、ユアン、アメリアの三人。
「あな『る』あな『る』あな『る』あな『る』あな『る』あな『る』あな『る』あな『る』・・・・・・」
「それっ、逃げろ〜♪」
「あ〜ん、待ってよう〜♪」
三人はすたこらさっさと逃げてしまった。
オルソンはしばらく呆然としていたが、やがてモニカの方を向いて答えた。
「わかった。じゃあ今日は・・・アナルを重点的に責めよう・・・・・・。」
「あなたあなたあなた(ry」
おしまい
ややグロスマソw
>>582 すげえ読みたい
期待
女セネリオハァハァ
586 :
AKAME:2005/05/02(月) 16:35:33 ID:mVaafKEz
実は兄のトランクスでオナニーしているミスト。
そこに偶然アイク参上!というか妹観察。
実は妹のブラジャーでオナヌーしてるアイク。
そこに偶然ミスト参上!というか兄観察。
ミ「お、お兄ちゃん…」
ア「み、ミスト…」
一緒にせーの!
ア&ミ「やらないか…」
パコンパコン!
「おぎゃーおぎゃー!」
立派な男の子です。
グ「orz」
よい仕事ですた。こんなに早く見れるとは!
漏れがリクしてなんだが、妹のブラジャーをクンクンする兄で、「○恋」を思い出してしまった。
FEは女性差別・セクハラ
なんで、あんな酷いセクハラ作品が全年齢対象なのでしょう?
まず、主人公はいつも美形で正しくて、攻めてくるのは敵。
これは明らかに戦争を正当化・美化しています。
主人公が人を殺すことで強くなる。これも子供の教育にはよくありません。
それなのにあの戦争を正当化するような台詞!!虫唾が走ります。子供が人を殺したがる原因の一つです。
そして主人公がクラスチェンジするとマスターロードになる。
明らかにマスターベーションを象徴しています。
それにマムクートってなんですか!!マ○コと食うを合体させた非常に卑猥なネーミングですよ。
武器そうです。槍。これも男性器です。
しかも、命中したときに敵が白くなるんですよ。射精です射精。子供には早すぎます。
あの踊り子ってなんですか?よく味方を再行動させるのが踊り子ですが、
それが仲間を励ます(慰める)、仲間は士気を取りもどす、
こういった姿は従軍慰安婦を連想させます。あぁ、もう言い尽くせません。
グレイプニル、ノスフェラート、つらぬきのやりなんて
もう言うまでもない下品な武器ばかりのこの作品。
健全なゲーム製作を阻み、日本の軍事化を促成していますよ。皆さんもそう思いますよね?
592 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 23:54:32 ID:yVBIl0Tr
>>591 いや、別に?そう思ってるのはおまいだけ。
逆に死んだ人は生き返らないってことで命の尊さを教えてくれると思うのだが・・・
マジレスなのかよ
誰も書かないようなので俺が書いとく。
ダミアン氏GJ!
ハゲツクワロスw
>>584 ダミアン氏のSSの3人組が好きだw
あなるワロスwww
空気を読まずにハール×ジルをキボンヌしてみる
蒼炎祭りワショーイ
支援がなぜかないツイハーク×レテきぼん
Q. どうして、FEすれには、かぷちゅうしかいないのですか?
591>>
残念ながら、全てFE外伝には当てはまらない。
主人公はロードじゃないしマムクートもいない。踊り子もいない。
グレイプニル、ノスフェラート、つらぬきのやり。なんですかこれ? そんな武器知りません。
599>>
Å.かぷちゅうもなにも、外伝にはかぷ自体語る奴などいない。んー残念。
蒼炎祭りバンザイ!
ダミアン氏GJ!
蒼炎祭りバンザイ!誰かアイク×ティアマト書いてくれ!
ところでアイク×レテの続きはまだか!?
アイク×ティアマトは基本だから
読みたいよね。
アイク×レテたんマダーー?
355氏まだ?アイク×マーシャも機ぼん!
連休厨まとめて消えれ。急かして本当に書いてもらえると思ってるのか?
あ、思ってるから急かすんだよな。すまんな。
す、すまん...orz少しはしゃぎすぎてたようだ。
職人さんもごめんなさい、マターリと待ってます
隙間産業で聖戦投下してみてもいいですか?
メインディッシュの為には前菜も必要だしいんんじゃね?
609 :
美食戦隊大薔薇野郎 ◆LP8NPf/Dh6 :2005/05/04(水) 02:38:25 ID:sENgwagr
>>608 全ての作品がメインディッシュ。前菜など無い!
…上の方にパクリ作品という生ゴミがあるけど、それは気にしないで。
>>609 黄金週間でおかしなのが色々入ってきてるんだから上げるなよ…
>>609 だよな!兄者!
生ゴミ食いに行こーぜ!
新作ファンだけでなく、旧作ファンもいますよっ!
と自己主張してみる。
聖戦投下もお願いします!
戦場にて剣で斬られたり、はたまた槍で貫かれたり、ハリネズミになるまで矢が刺さったりしても
軍の男(ヤロー)共の性欲は衰えないんだろうか?
死に瀕するからこそ、種族生存本能(子作りしたい病)が刺激されるわけですよ。
徹夜明けに元気になる
「バテマラ」と言うのもあるぐらいだしなw
戦いが最も激しくなるときに妊娠した場合は
堕 胎 だろうな。
当時はコンドームっていうかゴム製品すらなかったと思われるし
ロスを代表とするようにサカっている男(ヤロー)共は無学だし
キャンプ地の端っこには堕胎された赤ちゃんが・・・((((((゜д゜;)))))))ガクガクブルブル
>>616 「バテマラ」が
アフリカかどこかの国の名前に見えて
一瞬つながりがわかんなかったジャマイカ
FEで戦争中の子作りは義務であり使命です。
バテバテにバテたマラでガターイ。
そうして出来た子が、続編の主人公になるのですよ。
続編……期待していいのかな。
Q:あのー、えいりーくとかいうやつらのおんなとやりたいけどどうすればいい(山賊より)
A:はい、無理です。
Q:兄上ハアハア・・・兄上のことを考えるとぬれてしまいます・・・(エイリーク)
A:近親相姦は奇形が生まれるのでやめましょう。
Q:エフラムの後宮に入れられてしまいました。どうすればいいですか(アメリア)
A:はい、一ヶ月もすればバギナもアヌスもガバガバで釈放させてもらえます。
Q:降格されたのですが・・・(ヴァルター)
A:知らんよそんなこ・・うわっ!なにする!あqwせdrftgyふじこlp
ツーツー・・・
>>617 ルネサンス期には豚や羊の腸を利用したコンドームがあったそーな。
だーから後日談ないのは続編の為だって
>>617 生んでから「処分」するか、生まれる前に「処分」するか、
それが問題だ。
生んでから「処分」のほうが母体のダメージは低いので、
戦力として期待するならソッチのほうが利にかなってるかもしれぬ。
生まれる前に「処分」となると、民間療法チックになってくるわけだが、
ハーブやアロマテラピーとか、そんな言葉で検索かけると、
「通経作用(生理を起こす作用)」を
理由にして妊娠初期には禁忌とまでいわれているものがある。
(サビナとか、ラベンダーとか、ペニーロイヤルミントとか。
メンヘルさんにおなじみセントジョーンズワートもそうらしい。)
ヨーロッパの某国は1980年代まで堕胎罪が
あったから、そういう作用の薬草がごく普通に
栽培されていたらしいぞ。
ネタになるかどうか微妙なレスになってもた。
でも調べ始めたら止まらなかった。
正直スマンカッタ。
>>623 見ているほうとしたは雑学が増えていいよ。
アイク『うう....綺麗だ、ティアマト....すごく......ムワリムだ....』
時と共に激しさを増すティアマトのアミーテに、オレはひどく再行動していた。
正直、母のように思っていたティアマトでは充分満足できる天の祝福は得られないと思っていたんだが、
ティアマトの激しいラグネルは思った以上のチャップチャップ。
ティアマト『アイク、どう?貫きの槍?』
アイク『あぁ......すごく、フレイムランスだ....』
俺の上で腰をスティレットするティアマトの異邦の領域を愛撫する。
アイク『好きだ、ティアマト...こんなソーンバルケしてしまった以上、もうお前をマカロフしたりしないからな..............』
ティアマト『うん......ぅ、ん....そんなに能力勝負....しないでっ....私....もうバサークなんだから......!』
俺はティアマトの赤の宝玉を舌でハルバーディアし、ティアマトは歪んだ魔塔を更にタウロニオする。
アイク『ああ......お前は最高のユリシーズだ....!』
ティアマト『....もう......モゥ、ディめっ・・・!アンロックしちゃう......!』
ティアマトのエナジーの雫はもうエタルド寸前だ。
するといきなりボーレが急に扉をぶちかましてきた。
ボーレ『毎晩毎晩うるせえんだよ!順風耳をフルガードしても寝られやしねー!』
アイク『なら千里眼するのやめろよ』
ボーレ『毎晩毎晩うるせえんだよ!順風耳をフルガードしても寝られやしねー!』
ワロチ
実際、順風耳があればイヤでも音が聞こえてくるのかな。
ノイローゼになりそう
>>620 だから近親の危険性は高齢に比べりゃ埃ほどだっての
戦力にならない女キャラは男の慰み者になるだろう。
んで、自分の味方になる人が軍において有力な人間じゃ無い奴
例を挙げるならテティス
おそらく、どれだけ勲功を上げても、敵武将を討ち取っても、味方のピンチを救っても
ニニアンやララムやミルラなど主人公に目を付けられた女に手を出したら
一寸刻みに切り体中の皮膚を剥がれてその醜い男根をさらされるんだろうな・・・
ララムは主人公どうのこうの以前にエルトリア大将軍の養女。
ニニアンは実力でぬっ殺せるだろう。真の姿を見せたくなかったのは主人公に対してだし。
ミルラも実力で可能。
テティスは隊長が黙ってないだろ。カプどうこう以前に大事な部下だからな。(おそらく諜報活動とかする役目だったんだろうな)
ども、マシンっす。
蒼炎祭りの最中ですが、聖戦のアゼ×ティルが書き上がりましたので投下します。
15〜16レス程度です。しばしご容赦の程を。
僕を根元まで身体の奥にゆっくりと飲み込んで、ティルテュは少し安心した息を吐いて見せた。
手を僕の肩に突いて上半身を少し前に倒し、泥濘の温かさに酔っていた僕の様子を見下ろす。
胸の内に暖かい物が込み上げた所為か、微笑がとても幸せそうに見えた。
僕は下から右手を伸ばし、ティルテュの頬に掌を添えた。その掌へ摺り寄るように、彼女は首を傾けた。
「んふふ」
「随分嬉しそうだね、ティルテュ」
そりゃ嬉しいわよ、と手にキスをしながらティルテュは答えた。答えながら、僕の胸板の上に
指を這わせて文字を書くように擽っている。
「だってようやく、本当にダーリンが帰って来たんだなって思えたから」
ちょっと待って、と彼女は僕の手を取った。何をするつもりなのだろうと思って見守っていると、
彼女はそれをゆっくりと下腹部に宛がった。
ねえダーリン――僕は呼び掛けられて、再び彼女の顔に目を戻した。
「この中にね、ダーリンが帰って来てくれたんだもの。分かる?」
それは――また随分と深い事を言ってくれるものだ。腹の上から撫でてみたが、勿論判る訳がない。
それでも顔を落としたティルテュは、慈しむような眼差しで僕の手の動きを追っていた。
「こんな風に思う事なんて、ダーリンに身体を開く前はなかったのにね」
「嫌かい?」
ううん――彼女は髪を耳の後ろに掻き上げて、きっぱりと僕の問いを否定した。
どきりとするような大人っぽいものだと思っていたら、それはすぐに悪戯っぽい笑みに移り変わる。
「今私にどきっとしたでしょ。ほら、言いなさいよ」
「違うよ」
「嘘吐いても判るわよ。私のナカで今ぴくっと動いたもの」
そう言われると返す言葉もない。僕が顔を背けると、ティルテュは僕に覆い被さって唇を塞いだ。
「ね、身体って正直でしょう。こんな風に解り合うやり方を知って、私もっともっとダーリンの事
好きになって行くの。ダーリンは――」
ダーリンはどうなの――艶に染まりつつも心の奥まで見透かす、宝石のように澄んだ目で彼女は問う。
言葉で答える代わりに、僕は腰を動かした。
結合部の方から卑猥な水音が聞こえ、僕は柔らかくて丸い彼女の尻を鷲掴みにした。
指の間から、引き締まった肉を薄く覆う柔らかな肌がこぼれる。
内側から絡み付いて歓迎してくれる、彼女を貪るように腰を突き上げた。
不意打ちを食らって、ティルテュの肩からがくんと力が抜けた。
「あ……あっ……ちょ、ちょっと待って」
言われるままに動きを止める。もし僕が動き続ける事を望んでいるのなら、このまま身を僕に
任せてくれる筈だからだ。彼女が一体何をしたいのかまでは判らないが。
少し戸惑ってから、ティルテュは答えてくれた。
「あのねダーリン。今は私が、ダーリンを気持ちよくしてあげたいんだけど」
いいかな――ティルテュは子供のように訊ねる。
いいよ――僕は肩から胸を覆うように垂れた銀髪を指先で弄りながら応えた。
ティルテュが目を伏せて小さく頷く。
彼女は顔を上げて、やや深く息を吸い込んだ。豊かな乳房がそれに合わせて小さく揺れた。
吸った息を溜める要領で、ティルテュは眉間に力を入れて見せた。
それに応じて僕を包む膣肉がきゅっきゅっと小気味良く締まり、それが奥へと導くような襞の蠕動と
相まった日には――
彼女を貪ろうと下手に身動きするより、遥かに気持ちが良かった。初めての体験、と言っていいだろう。
何より目を瞑ったティルテュの表情が堪らない。口元には楽しんでいるような笑み、目元と眉は
切羽詰ったようにぎゅっと閉じて――
こんな一生懸命に振舞う恋人の顔が見たくて、僕は雪上で馬を急かしたのだ。
普段は巫山戯た態度を取って、レックスやレヴィン王子やアレクともバカ話に興じているけれども、
いつだって彼女は真剣で手を抜く事を知らなかった。愛し合う時でさえ、まっすぐ打付かって来る。
だからこそ、僕はティルテュに惚れたんだろう。
「これも――」
ティルテュが薄目を開けて僕を見下ろした。吐息と共に中の締め付けが緩む。
「……なに?」
「このやり方も、お茶会で聞いたんだね」
ティルテュは無言で頷くと、また下腹部に力を込めた。力んで緩めてを繰り返す合間に彼女は答える。
「こうすると、好きな人が、悦ぶって」
「誰に聞いたの?エーディン様?アイラ王女?」
うふふ、と彼女は悪戯っぽい笑みを向けて首を横に振る。妖艶な仕草で銀髪を掻き上げた。
「ヒミツだよ」
答えをはぐらかすと、ティルテュはそれまでの大人しさをかなぐり捨てて、
いきなり獣のように激しく腰を揺さ振り始めた。
寝台の軋む音が部屋中に響く。リボンで纏められた銀の髪も、僕を見つめる顔の後ろで揺れる。
一瞬彼女と目が合った。僕を貪っているとはとても思えない、優しい目付きだった。
感慨に耽る余裕も与えず、彼女はまた自分の動作に熱中する。
背中を仰け反らせ、小気味良く弾む彼女の丸い乳房が目の前に突き出された。
悪戯心が湧いたのは、多分ティルテュにリードされたまま達しても不満だったからだろう。
幸いティルテュは自分の世界に入り込んでしまって、僕の様子に気付かない。手を上に伸ばす。
柔らかい乳房の固く尖った先端を、指で軽く触れてみた。綺麗な色の乳首は僕の動きではなく、
ティルテュの上下運動で指先を擦った。
「ひ、ああ……」
ティルテュの動きが止まり、彼女の内側がきゅっと締め付ける。
乳輪の周辺から乳首の先端にかけてゆっくりと愛撫する僕に、ティルテュが悩ましく文句を言った。
「ダーリンそれ、反則……私が動いてるのに……」
指先が僕の口へと摩り替わるのは、自然の流れだった。
唇で乳首に食らい付き、乳房の肉まで巻き込んで吸い上げる。
子供にでも戻った気分で、舐って舌で転がして、もう一方は鷲掴み。
甲高い喘ぎ声と共に、ティルテュが腰の動きを止めた。同時に彼女は、身体を密着させ僕の首を
抱き込んで、豊かな乳房を顔に押し付ける。呼吸が出来なくなったかと思った。
「もっと……もっと愛して……」
僕は余った手を彼女の腰に回す。寝台の弾みを利用して、激しく突き上げた。
亀頭でティルテュの奥を何度も叩く。僕の頭を抱き込んだ彼女の腕に力が入る。
恥ずかし気もなく溢れ出た愛液が二人の陰毛を濡らし、それが下腹で擦れ合う様子も快感に変わる。
絶頂の訪れを予感して、僕はティルテュの胸からも唇を離した。
両手で腰をしっかりと持ち、目の前にある高みを目指して一気に駆け抜ける。
ティルテュが耐え切れず、僕の上に崩れる。切羽詰った表情のまま、僕から離れまいと首を
再び抱き直した。
急激に締め上げられ、ティルテュがそれと殆ど同時に僕の唇を塞ぎ――
唇同士で繋がったまま、僕はティルテュの奥深くへと熱い精を何度も送り込んだ。
腕枕をしてあげると、ティルテュは幸せそうに笑いながら擦り寄った。キスをして、肌を擦り付け合う。
甘く流れる時間を堪能していたのだが、そんな中ティルテュが巫山戯た調子で「綺麗にしてあげる」と
言い出したのだ。
冗談だと思っていた。人の精を舐めてみて「不味い」と切り捨てた位だから。
ところが彼女は僕の股間に顔を埋め、二人の体液に塗れた剥き出しの物をしゃぶり始めた。
それが始まりの合図になった。
感じ易い所を強くも弱くもなく刺激する彼女の舌使いに、僕は再び催してしまった。
次第に大きくなって行く物を口に収めたまま、ティルテュは恍惚の表情を浮かべて僕を見上げる。
素早く引き抜き、おしゃぶりを取り上げられた赤子みたいに戸惑うティルテュの背後から抱き付く。
敷布の上に彼女はじたばたと僕から逃げようとする。それでも肌にはうっすらと赤みが差しており、
身体の方はすっかり準備が整っているようだ。
「駄目、駄目だってばダーリン、こんな強引なの……いや、耳朶噛まないで……」
二の腕を押え付けて耳朶を舐めている内に、ティルテュの身体から抵抗の力が抜けるのを感じ取った。
そう言えば背中にはあまりキスマークを付けていない。肩甲骨や背筋の辺りに万遍無く口付ける度に、
ティルテュは困惑気味の甘えた声で僕に応えた。
僕は尻の丸みで生じた谷間に、熱を帯びた勃起を押し付けてゆっくりと前後させた。
あ――と小さく呟いて彼女が押し黙り、僕も口を閉ざす。そのままうつ伏せに彼女を組み敷いた。
身体を密着させたまま喋らずにいると、微かな息遣いと彼女の鼓動を音として知覚できる。
月も星も見えないので、時間の流れる早さが判らない。
彼女のしっとりと汗ばんだ肌をまさぐっていると、冷たい掌が僕の手の甲にそっと重ねられた。
「――いいよ」
密着を解いて身を起こすと、ティルテュは僕が何も言わない内から四つん這いになってくれた。
尻から太股にかけての盛り上がりを両手で押し開くと、秘裂が湿った音を立てて呆気なく口を開いた。
次の行為への予感に充血したそこから零れる愛液は、先程僕の放った精と混じって少し白く濁っていた。
敷布の上に膝で立って高さを合わせた。自分を誘う彼女の秘裂に、反り返った物を宛てがう。
貫く瞬間、ティルテュが腰を突き出してくれたような気がした。
今度の僕は本当に乱暴だった。
犯している、と表現した方が適切かも知れない。先程とは違って、始めから深く早く動いた。
「……あぁっ、ダーリン、凄い……凄いの……」
すっかり女らしい身体つきになったティルテュが、子供っぽく結い纏められた銀髪を振り乱す。
後ろからの眺めも好きだ。自分の物が彼女の中に出入りする様子も良く見えるし、腰の括れは
絶対に前から見た時よりも目立つ。尻の肉が僕の腰と打付かる度に揺れる様子も僕の劣情を誘う。
向かい合った時よりも深く沈める事が出来るので、複雑に絡んだ奥の感触も味わえる。
ティルテュの喘ぎ声も、調子を徐々に高めていた。
身を任せてくれた恋人の背を見下ろしている間に浮かんだ考えを、実行に移してみたくなった。
――リボンを解いたらどうなるんだろう。
立位から前に屈み、右手で肩を捕まえた。左手は耳を撫りながら頬へ。
腰の動きを止めて余裕が出来たのか、ティルテュが少し首を左に傾けた。
彼女は差し出された人差し指を何の躊躇いもなく口に含む。
獣のような貪欲さでそれを吸う美しい横顔と、それから暖かく包む滑りに初めて経験する興奮を覚えた。
まさか指でここまで自分が感じるとは思わなかった。自分に性器が二つ備わって、その両方を
ティルテュの中に埋めているような気分、と表現するのが近いだろうか。
「む……んん……」
わざとらしいまでに、ティルテュは指を吸い上げた。
いつまでもそれに酔い痴れていたかったが、僕は本来の目的を思い出して右手を赤いリボンに伸ばす。
細くて少し癖のある長い銀髪が、背中を流れるように広がった。腰の運動を再開すると、
その震動に合わせて少しずつ肩口から敷布に向かって流れる。
結い上げた髪も素敵だけど、でも普段見せない髪を下ろした姿も可愛らしい――
別の女の子を抱いているような気分になった。とはいえ彼女はティルテュには違いない。
浮気と言うより、僕の知らなかった新たなティルテュを手に入れた。
ティルテュは髪を掻き上げる事も忘れ、指を吸い続ける。
膣内がそれに連動して僕を吸い上げる。
剛直が痛い位に膨れ上がった。ティルテュが苦しそうに呻いて口を開く。
僕の人差し指と彼女の小さな紅い舌との間を、細い銀の糸が名残惜しそうに繋ぐ。
両手で臀部の柔らかい肉を掴み、奥深くを力強く突いた。
彼女はほんの一突きで顔を敷布の上に突っ伏し、白い布をぎゅっと掴んで耐える。
「好き……好きなの……」
荒い喘ぎの合間に漏らす言葉が、彼女に絶頂が訪れていると教えてくれた。
愛液でどこまでも滑らかになった膣内を、思う存分掻き回した。
「いやっ……また……来る、来ちゃう……やあぁぁっ!」
程無く掠れた絶叫と共に、彼女の膣は放たれた精を取り込むかのような動きを示す。
背を弓なりに反らせて僕に腰を深く押し当てた所で、肌を桜色に上気させたティルテュが
ひくひくと全身を痙攣させた。
僕は自分が達さなかった不満から、まだ絶頂覚めやらぬティルテュを仰向けに転がし、
太股を大きく開いて再度強引に押し入った。
内側は溢れた蜜で滑りすぎ、微かな襞の蠢きが感じ取れない程だった。
抽送の快感も大味になって来て、挿しても抜いても掻き回しても僕に変化は現れない。
だがその度に、ティルテュは泣き叫んだ。
寝台の軋む音が耳に激しく響く。
指で敷布を掻き毟り、
乱れた銀髪を振り回し、
陰唇から濁った水のような愛液を迸らせ、
時折身体を戦慄かせてぐったりとなる。
彼女が二度目に達した時には、さすがに可哀想に思えて来た。
何とか自分も達する方法はないかと、姿勢を変えてみた。
太股を胸に触れるまで押し上げると、それに従って下腹部が天井を向いた。
上から突けば後ろから責めた時と同じ位深くまで突けるだろう。
渾身の想いを、真っ向から恋人に打付けて――
――ティルテュ
口にしたのかどうかすら曖昧だったが、少なくとも強く念じた事だけは確かだ。
ティルテュが薄目を開けた。首を振る動作が、頷いたようにも見えた。
目の前にはすらりとした脚。ほんの少し顔を近付ければ、膝裏の脹脛側を舐める事が出来る。
最初に彼女が特異な反応を示した部分だ。もしかしたら――
「あ、あ、あ、あぁぁ……」
ほんの一舐めで身悶えて、彼女は僕を脹脛で蹴った。
その間にも彼女の中は、それまでとは明らかに違う妖しい蠢きを示す。
もう一舐め。
「やぁああぁ……!」
絶叫と共に猛烈な勢いで締め上げて、僕に射精を促す。
僕の恋人は言葉を用いずに、けれども痛い程の調子で僕の意識に直接語り掛けた。
――愛してるの、だから
――頂戴。
と。
胸の中に自然と愛おしさが込み上げた時、予想も付かない出来事が彼女の中で起こった。
彼女に包まれた下半身に、猛烈な痺れが走ったのだ。
電撃を受けた時の痺れにも似ていたような気がする。
本来は僕が彼女の中に迸らせる筈なのに、
彼女の膣肉を押し広げて往復する物を通じて、
僕の体内へと逆に打ち返されたような、
そんな感覚だろうか。
精嚢を直接刺激される感覚に、
僕の身体が打ち震える。
快感だったのか幸福感だったのか、
はたまた未知の領域に足を踏み入れた恐怖だったのか
僕には全く判らない。
判らないが――
ティルテュの中を執拗いまでに往復して達せなかったのが嘘のように、
僕が呆気なく果てた事だけは確かだった。
「ア―――っ!!ア―――っ!!アアァ……」
ティルテュが本能のままに僕の二の腕を掴み、信じ難い力で握り締める。
僕の精を奥に何度も叩き付けられ、枯れた声で泣き喚くティルテュの声だけが、頭の中に反響して。
その他は何も考えられなくなっていた。自分が射精しているという実感さえ薄れていた。
――リン、ダーリン。
珍しい事に、まどろみの中でティルテュの声を聞いた。
普段は僕が彼女を起こす役目を負っているのだが、昨夜の房事で予想外に疲れていたらしい。
あれほど責められていたにも関わらず、溌剌とした声だ。
――疲れを知らない子供のような娘だな
身体を揺すられ、僕はまどろみから抜け出そうと瞼をゆっくり開く。
窓から差し込む弱い光が、朝になっている事を教えてくれた。但しそれは太陽の光そのものに非ず、
吹き荒れる風雪で半歩先も見えないほどの白い闇に包まれた世界だったが。
昨夜の内に戻って来て良かったと、僕は胸を撫で下ろす。セイレーンへの帰還が一日でも
遅れていたら、向こうで何日か足止めを食らっていたかも知れない。
そんな目に遭っていたならば、こうしてティルテュの隣で目覚める朝を迎えられなかっただろう――
僕はささやかな幸福感を噛み締めながら、ゆっくりと振り返った。
「おはよう、ダーリン」
ティルテュが僕のシャツを纏い、横座りで後ろに両手を遣って髪を纏めていた。
いつものティルテュと同じ、爽やかな笑顔を僕に向ける。
昨夜激しく交わった妖艶な女の面影は、少なくともその表情に微塵も残っていない。
ひょっとしたら最後に感じた強烈な痺れも幻だったのではないか。
重さの残る目を擦り、僕は欠伸をしながら彼女に訊ねた。
「おはよう。ところで何で僕の服を君が着てるんだ?」
きゅっとリボンを結び終えると、彼女は敷布の上を腰で滑って僕に近寄った。
目覚めのキスを催促され、それに応じると彼女は悪戯っぽい調子で言った。
「だって暖炉の炭が切れて寒かったんだもん」
成る程――彼女の言う通りだった。
昨晩の僕達に負けず劣らず燃え盛っていた暖炉の中身は、殆どが真っ白な消し炭に変わっていて
残り火の温もりさえ感じられない。
身震いを覚え、僕は毛布に潜り込んだ。裸の身にはさすがに少し肌寒い。
「近くにあったから借りちゃった」
それにしては――僕は呟きながら彼女の全身を観察する。
ティルテュには大きすぎるのか、ぺたんと座った彼女の尻を覆うシャツの裾は、どちらかと言うと
短いスカートと表現した方がしっくり来る。体重を支える手も、指先とそこに生じた敷布の皺以外は
袖口に覆われていた。何よりシャツの前を留めていないので、胸の丸みが露になっている。
その気になればシャツをほんの少し捲って、桜色の可愛い突起まで見る事が出来ただろう。
膝を合わせてはいるが、太股の付け根が
それにしても、その格好では寒さを凌げないと思うのだが――
「ちょっと何処見てるのよ、ダーリン」
少し呆れ気味の声に、僕は見上げて普通に答えた。
「ティルテュの身体だよ。こうしてじっくり見るとやっぱり綺麗だよね」
もう、と溜息を吐いて、彼女は開いた胸元を僕から隠すように片手で押さえた。
膝を開き気味の三角座りだが、本人が一番恥ずかしがる肉襞が丸見えになっている。
その事は指摘せず、僕は昨夜の電撃を回想しながら言った。
「昨夜本当に君を抱いたのか不安になっちゃってね」
えっ、と驚いた声を上げ、ティルテュが僕の顔を覗き込む。
「私にあんな事やこんな事までしておいて、覚えてないの?」
僕は曖昧に頷いたが、それは単なる肯定の意味に取られたようだ。
ティルテュの顔が見る見る蒼褪めて行く。眉が下がり、目尻に涙が溜まる。
「そうなんだ。私とのえっちって、ダーリンにとっては憶える必要もない事なんだ」
「いや、そのね」
俯いてわななく彼女の表情が見えない。銀髪の上で雷精がぱちぱちと弾けた。
「私ダーリンといつしたのか、何回したのか憶えているのに。一回一回を大事にしてるのに……」
愛し合っていた時とは対照的に、腹の底から搾り出すような低い声だった。
――怒ってる!
自分の顔から血の気が引いていく様子が、鏡が無くともはっきりと判った。
いつ『ダーリンのバカ――――!!』と電撃を撃ち込まれても不思議ではない。
僕は慌てて毛布から飛び出した。寒かった事もあり、体温を求めてティルテュに抱き付く。
追い込まれた精神状態の中で必死に言葉を選び、精一杯の誠意をもって説明した。
「だから最後に君を仰向けに寝かせてした時に下半身が痺れて、その後の記憶が
飛んでしまったんだよ!真っ白になって何も考えられなくなってしまったんだ!」
ティルテュは疑いの目で僕を見上げつつも、一応雷精を引っ込めてくれた。
暖を摂るための行動だったとはいえ、触れ合って話した事が結果的には彼女の気を宥めてくれたらしい。
「その――君を抱いてあんな風になるなんて思ってもいなかったから」
喋りながらティルテュの様子を窺う。表情に変化はない。
「最後に君が逝った時――そう、僕の、その、アレに」
「おちんちんね」
普通なら曖昧な表現でお茶を濁す処だが、ティルテュは恥らう様子も見せずあっさりと口にした。
「そう、そこに雷精みたいなのがビリビリって走って――脚の付け根が痛くなって、本当に全部
出てしまったんだ。もう一回愛してくれって頼まれても、今は出来ないよ」
それは意外な事を聞いたと言わんばかりに、彼女の丸い瞳が大きく開かれた。
彼女が目を逸らさぬよう、僕は語り続ける。もう怒っている訳では無さそうだったから少々心。
「頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなってしまったんだ」
あんな凄いのは初めてだった――昨夜の出来事なのに、遠い過去を語るような口調になっていた。
興味あり気な顔付きで、ティルテュは僕の話を聞く。僕が嘘偽りを述べておらず、昨夜経験した
出来事を有りのままに語っている、と一応信じて貰えたようだ。
敷布に目を落とし、ティルテュは暫し考え込んで小さく唸る。
あっ、と目の前で彼女が叫んだので流石に面食らった。彼女はいきなり嬉しそうに捲くし立てた。
「あのね、私もね、あの時痺れて何も考えられなくなったんだ――」
「え?」
「今までに逝った時と、何だか感じ方が違ったの。雷精がカラダ中を駆け巡ったみたいだった。
私今解ったの、お祖母ちゃまが言ってらっしゃった事ってホントだったんだわ!」
ティルテュのお祖母ちゃま――先代フリージ公爵夫人の、彼女とよく似た顔立ちが頭に浮かんだ。
気さくなお人柄まで彼女そっくりだった。ただし今の彼女と違って物腰は穏やかで人当たりも良く、
立ち振る舞いには優雅さを備えていらっしゃったが。
「何で前公爵夫人の話が出て来るんだ、ティルテュ?」
「お祖母ちゃまね、ご存命の時に『本当に好きな殿方と結ばれたら、二人とも雷精に愛されるだろう』
って教えて下さったの。フリージの女ならば、そういう事があるんだって」
それは――本当に彼女の語る意味で仰ったのだろうか。
公爵夫人が鬼籍に入られたのは、ティルテュが十歳の事だった。だからそれ以前の話である。
『あの』物静かな公爵夫人が、童女に対して閨房に通じる話をなされたとは到底信じ難い。
「勘違いじゃないのか?」
ううん、とティルテュは首を振って否定した。
「『年頃になって、身も心も許せる人と肌を合わせれば解る』とも仰ったもの。間違い無いわ。」
あまりにも生々しい彼女の告白に、開いた口が塞がらなかった。
――いったいフリージ家の教育はどうなっているんだ?!
彼女を問い詰めたい衝動に駆られた。が、怖い上に聞けば後悔しそうだ。
知的で物静かな公爵夫人の印象が音を立てて瓦解し、それが目の前のティルテュへと重なって行く。
だが黄色い声でご友人と姦しく燥ぎ、少女のような悪戯に興じる公爵夫人の姿を想像してみれば、
不思議な事に然程の違和感を感じなかった。寧ろ自然な印象さえ受ける。
――流石はティルテュのお祖母ちゃまだ
ティルテュが慕うのも無理はない。類は友を呼ぶ、という格言の典型的な例と言えそうだ。
そんなフリージ家出身の女性も、ひとたび宮廷に出れば独身貴族の垂涎の的となる。
彼女達は皆情熱的で、かつ円満な夫婦になるからだそうだ。その理由も今なら察しが付く。
ティルテュも含めてフリージの女性は、恐らく特異体質の持ち主なのだろう。
何せ雷精と電撃を自在に操る、雷神に愛された一族なだけに――
「それで、ダーリンは気持ち良かったの?」
あぁ、と短く答えた。彼女の体質がどうであれ、あの電撃が快感だったのは間違いない。
ぱっと顔が晴れ上がったと思ったら、ティルテュは抱き付いて頬を寄せていた。
「良かった。実は私もはっきりとは覚えてなかったんだけど、でもダーリンが私で
気持ち良くなってくれたって解ったからいいのよ。それに――」
「それに?」
「最後の最後、『僕のティルテュ』って言ってくれたでしょ。ちゃんと聞こえてたよ」
さらりとした口調で言われると流石に照れる。目を合わせていられず、顔を背けてしまった。
僕の膝に横向きで座ったティルテュを、揺り籠のように抱き直す。
ティルテュは彼女を抱える手の甲に、細い指を重ねてそっと撫でた。
「私はね、ダーリンがカラダの中に一杯くれるのが堪らなく幸せなの。
ダーリンのがどくん、どくん、ってしながら私の中に流し込んで、カラダの中が熱くなって、
一番好きな人の命を受け取った気分になるから」
「中に出すの、好きなんだ?」
だって――胸板に顔を寄せて、甘えた声で彼女は言った。
「ホントは私、身も心もずっと一つになっていたいんだよ。でもそれは無理だから、
ダーリンが私を愛してくれた証拠だけでもカラダの中に残して欲しいの。
そしたらえっちしてない間でも寂しくないじゃない。私ね――」
僕の首がすっと彼女に引き寄せられる。恋人は耳元で静かに囁いた。
「カラダを重ねていない間も、ダーリンが中に残っている間はずっと繋がってるんだよ。
それって幸せな事だと思うでしょ」
えっちってそういうモノだよ――彼女は返事を待たずに首を自分に引き寄せ、頬に口付けた。
ティルテュの意見はとても新鮮な響きをもって僕の耳に残った。
欲求と一緒に吐き出した物は用済み、と思っていたのだが、確かに
そうなのかな――僕は瞳を覗いて問う。
そうよ――きっぱりとした態度で彼女は断言した。
「だから粗末にしちゃダメ。ダーリンの生命なんだから、私が全部取り込んであげる。
口でもカラダの中でもね。ダーリンがしたくなったら、何時でもしていいんだよ。
愛してるって言われる度に、カラダの中まで抱かれる度に、私ダーリンの事もっともっと
好きになって行くんだから」
「もし子供が出来たら――?」
当然、と言わんばかりの嬉しそうな顔で彼女は答えた。凛とした目が力強く感じられる。
「だって欲しいんだもん。赤ちゃん可愛いじゃない、ダーリンは嫌いなの?」
「嫌いな訳じゃないけど、まだちょっと自信が無くて」
大丈夫だよダーリンなら――僕の肩を優しく擦りながら、彼女は笑った。
「ダーリンならいいお父さんになるよ、心配要らないわ。それに子供が生まれたら――」
「生まれたら?」
「国に帰った時、お父様に私達の事を認めて貰えるかも知れないし」
静かに語る彼女の微笑んだ顔に、一抹の寂しさが浮かんでいるのが気に掛かった。
ティルテュの口調は真面目そのものだった。洒落や冗談で口にした訳じゃないのだろう。
これから先の戦いに生き残り、かつシグルド公子の潔白が証明されたとして――これだけでも相当の
難関だが――、国に戻った所で、僕達がその仲を認められるとは限らない。
公爵家の人間にとって結婚とは、当事者二人の問題に留まらず、政略的な意味合いがかなり強くなる。
ティルテュ本人にも縁談が持ち上がってた、という噂を聞いた事がある。
アルスターだったかマンスターだったか、正確な話は思い出せないけれど。
結局ティルテュの出奔で破談になり、僕達がシレジアに来て間もない頃に妹のエスニャが嫁いだと聞いた。
そして今のティルテュは、シグルド公子やクロード卿もろとも反乱軍扱いされる身の上だ。
本人の意図はどうあれ、彼女はレプトール卿とフリージ公爵家の体面に二度も泥を塗った形になる。
ティルテュの考えは少し楽観的過ぎるだろう。あくまでも想定だが、最悪の事態としては生まれた
子供を殺される可能性まである。いつ子供が出来てもおかしくない仲になってしまっただけに、
この不安は僕の心にも重く圧し掛かった。
今こそ決断する時だった。
帰国を果たした後まで、二人の仲を周囲に認めて貰うとしたら――
「式を挙げよう、ティルテュ」
え、とティルテュが信じられないといった表情で僕を見た。
瞳の奥にあった微かな嘆きが、面白いように消え去って行く。けれど喜びとも違うように思われた。
狼狽、或いは不満――だろうか。
恥ずかしい限りだが、ティルテュと付き合うようになっても肉体関係が成立した後でも、僕が
はっきりと結婚の意志を彼女に告げた事はなかった。彼女が慌てるのも当然と言える。
でも今のままで祖国に帰っても、公式には誰も認めてくれないだろう。
それを回避する為には――好都合な人物が僕達の軍には居た。エッダのクロード卿だ。
国を追われている身とは言え、エッダ教団のトップが認めた仲であればお偉方も無下に出来まい。
「エッダ神の前で結婚の誓いを立てておけばいい。グランベルに戻った後の事を考えると、
君が未婚の母親になるよりも絶対にいいよ。兄上の事後承諾も仰げるだろうし、その上で
レプトール卿に挨拶すればいい」
そう。フリージとの姻戚関係が成り立つとしたら、ヴェルトマー当主である兄上に取っても
僕達二人は格好の政治材料となるに違いない。
諸手を挙げて賛成――とまで行かずとも、後ろ盾を得られたら充分だ。
打算的なのが気に入らないが、それでもこの方法が一番穏便で平和的な物だろう。
「でも私クロード様に合わせる顔がないよ。私クロード様に付いてこの軍に入ったのに――」
「だったら僕が頼みに行くさ。僕は君と違って、怒られるのには慣れてるからね。
厚かましいだろうけど、でもそのくらいは男として」
じゃあ――不安も露な口調でティルテュが訊ねる。
「それでもダーリンと別れさせっられて、私がどこかへお嫁に出されたら?」
その時は――僕は考えを巡らせつつ、答える為の間を作る。
その時は――ティルテュは語尾を上げて返事を催促した。
「その時は駆け落ち、も悪くないかな。僕は嫡子でもなければ兄上ほど出来が良い訳でもないよ。
今だってあの人一人で充分すぎるほど上手く行ってるんだ。家より君を選ぶ余裕は充分さ」
こんな風に冗談めかした口調でさらりと告げるのは、僕じゃなくて彼女の十八番だったはずだ。
どうしてこんなに口が滑らかに動くのか、自分でも不思議だった。
驚いたティルテュの眉と目尻が震えて下がる。
瞳に涙を浮かべて、彼女は僕の胸へと顔を埋めた。泣き顔を見られたくなかったのだろう。
「私、私……」
彼女は震える声に喉を詰まらせた。何とか次の言葉を探っているようにも取れる。
その先にある言葉を聞こうが訊くまいが、僕自身泣いてしまうのだろうと朧気ながら予感した。
果たしてその通りだった。自分の恋人から聞いた言葉には、例えそれがどれほど有り触れた物で
あったとしても、僕自身の決意と覚悟を固めるだけの重みがあった。
――私、ダーリンと結ばれて本当に良かった――
甘えん坊でワガママで、いつも僕を振り回して、気に入らない事があればすぐ泣いて電撃を浴びせる。
けれどもそんなティルテュが微笑んでくれると、僕は最高に幸せなのだ。彼女だけは絶対に手放すまい。
僕の胸にしがみ付いて泣き抉るティルテュの耳元に、はっきりと囁いた。
「吹雪が晴れたら街に出ようか。指輪を見に行きたいんだけど」
見上げたティルテュは目を腫らしながらも、幸せそうな笑顔で子供のように小さく頷いた。
<<終>>
以上で終わりました。スレ汚し失礼。
では引き続き、FE・TSシリーズのエロパロをお楽しみ下さい。次の方щ(゚Д゚щ)カモォォォン
ん〜萌えGJ〜。リアルタイムで見させてもらいました。
最後はID神も祝福してくれたようで。ハニーメイデン…もう上手すぎる。
萌えたー
すげー
もうだめだー
(七転八倒)
誰だーティルテュに
「馬の乗り方」なんか
教えたのはー
(ハフーハフー)
正直、感動した
γヘ、_
~`., フ トh
┌-':^、 _ノフy、
./::::::::::::_ゞ゛-ヘ,ツ、
ノ:::::::::::y':::ヌ~ ̄ \\
/'::::::::::::::/::y'.,,.-=:'''':=、\ヽ
{::::::::::::::人:メ /G,:、J):::ヽ ヾ二ヽ、,_
\:::::::::::::::ヽi'/__,,_ ヾ:::::::::} ゝ_,ノ
.X:::::::::::::::ヽ、 ~メ::::::::ノ <ヨカタヨーあなたは神
/::\:::::::::::::::: ̄::::;;/
丶y::\:::::::::::::::::フヽ
// : : \:::;;;メ: : :;/
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! l: : ::.: :. :: :: :.ヽ,
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!;;_:_: :: :: :;; ::''::": :: ::ヽ、
/: :: : :~:~: l :: : :: :: :: :: ::へ
./: : :: : : : : ::: :!: : ::: :: :: :: : ::: ::`ヽ
さて本題に移ろうか。
FEの女性についてだが・押し倒して行為に移れそうなキャラはどれくらいいるだろうか・・・
体格だけでなく、周りの守衛とか軍の中核の人との関係を考慮すると・・・
封印ではテュト、烈火ではフロリーナ、聖魔ではヴァネッサ・・・くらいかな
失礼、テュトではなくティト
戦場に敵のペガサスナイトを撃ち落して慰み者にしたら、戦後の話でウリたちに謝罪と賠償(ry
さらに、貴族の方々の面子を潰したと言うことで酷い仕打ちを受けるだろうな・・・
チャドの言葉にあるように「逆らっただけで、オレ達は何されても文句は言えない」
さあ、目玉をくりぬかれ、耳鼻を削ぎ落とされ、性器を切り取られ、手足を時間をかけてじわじわ切り落とし
最後に傷跡を焼きゴテで焼かれて、半死半生の状態でそのまま放置されて野犬のえさになるだろうな・・・
>649>651
もう少し腐臭を隠してください
988%マシン殿
とても良い文を読ませて頂きました。厚く御礼申し上げます。
かしこ
[真性厨房は華麗にスルー]
ラスト一行が無ければ完璧だったな
マシン氏のファンになってしまった俺様ですよ
こんなネタはどうだろう>職人の方々
バサーク 理性を失わせ欲情の虜にする
スリープ 体を動かす能力だけ眠らせる。抵抗できなくする
サイレス 猿轡
ファーラの力 アレの力を10うp
既出?
おれの指導に耐えられないというなら、ここを去れ。
しかし、おれはおれからそんな残酷なことはしない。
おれはいつまでもあんたを指導していくつもりだが、
あんたが自ら出ていくのなら、仕方がない。
このスレの1000まで付き合おう。
>>ティルテュのラブソング
ふと気付いたときに何度も読み直してる自分ガイル。
これからも氏のことを陰ながら応援したりしてます。氏の思うところを貫いてくだしあ。
「暗黒竜」のマリアを兄ミシェイルが陵辱して鬼畜にアレしてナニするお話です。グロ注意。
*
「兄さま。ミシェイル兄さま」
凄惨な戦場を、ひとりの少女が駆け抜ける。
白い法衣に肩までの赤い髪。幼げな可愛いらしい顔立ちの、シスターのお姫さま。
マケドニアの第二王女マリア。
マルス王子率いる解放軍に助けられ、そのまま同軍していたマリアだが、ついに彼女の恐れていた事態が発生した。
マリアの実兄ミシェイル率いる竜騎士団と解放軍の激突。
「ミシェイル兄さま!」
実の兄と戦うことを恐れたマリアは、たったひとりで戦場を、兄の姿を求めて駆け抜けていた。
自分が説得すれば、兄が戦いを中止してくれると信じて。マリアは優しかった兄ミシィルを今でも信じていた。
「兄さま。どこですか!」
剣と剣がぶつかり、血で血を洗う戦場。そんな戦場を、シスターのマリアが単独で行動するなど、危険極まりない。
それはマリアにも分かっていた。だがやめるわけにはいかない。マルス王子とミシィルが雌雄を決してからでは遅いから。
「兄さま………きゃあっ!」
突然の衝撃によろめくマリア。地面に倒れ付し、気が付いた時には、数人の兵士に取り押さえられていた。
「へへ。かわいい娘じゃねーか」「だめだぜ。こんな所にいちゃ」「とりあえず犯っとくか」
血走った目で、引きずり倒したマリアを嘗め回す男たち。戦場の雰囲気に呑まれ、獣欲に支配された瞳。
「な、なにを………きゃあ!」
ビリッ!
有無を言わさず、引き裂かれる白い法衣。胸元が露になり、少女の幼い膨らみが晒される。
「いやー!」
悲鳴を上げるマリアに覆い被さる兵士たち。
「助けて! ミシャイル兄さま!!!」
涙混じりに、本能的に兄を呼ぶ少女。とその声が聞こえたように。
「マリア!」
天上から聞き慣れた声。そして風を切る翼の音。
兄ミシィルが、飛竜を駆って舞い降りたのだ。
そして竜騎士ミシィルは、妹を襲っていた兵士全てを打ち倒し、目玉をくり抜いて、耳鼻を削ぎ落とし、性器を切り取り、手足をじわじわと時間をかけて切り落とし、最後に傷跡を焼きゴテで焼き、半死半生のまま放置し、野良犬のエサにする。
「兄さま!」
自分を助けてくれた兄に、歓声を上げて抱きつくマリア。
やっぱり、あの優しかった兄さんのままだ!
「兄さま、お願いがあります。戦いをやめてください」
喜びの勢いのまま、本題を口にするマリア。もうこれで無益な戦いをしないですむと、確信していたが。
「残念だが、それはできない」
「どうしてですか!? 私もミネルバ姉さまもこうして無事です。どうして兄さまが、マルス王子と戦わねばならないのですか!」
その問いに、ミシィルは応えない。ただ冷たい視線を、妹の胸元に送っていた。
暴漢によって破られ、露になったマリアの白い乳房。かつては平坦だったそこが、今では微かに膨らみかけている。
淡い少女特有の蕾。思わず、ごくっと生唾を飲み込む。
「大きくなったな」
「に、兄さま?」
兄の視線に気付き、胸を隠すマリア。だがミシィルはしぐにその手をどかせ、妹の淡い乳房を視姦する。
「い、いや。見ないでください」
兄の視線に耐え切れず、泣き顔で懇願するマリア。その泣き顔がまたそそられる。
「ここは騒がしい。場所を変えよう」
「え?」
きょとんとするマリアを肩に担ぎ、ミシェイルは飛竜に乗ると、大空へと飛ぶ。
「きゃ、きゃあ!」
ぎゅっと目をつぶり、担がれたまま兄にしがみつくマリア。
兄と妹を乗せた飛竜は、戦場から離れた林へと降りる。
「ここなら邪魔は入らんな」
言うが早いか、地面にマリアを放り投げるミシィル。
「きゃあ!」
そしてすぐさま妹に覆い被さり、その法衣を引き裂いてゆく。
「や、やめて、やめてください!」
シスターの王女の悲鳴が、虚しく響き渡る……。
びりっ………びりり……
布を切り裂く度に露にされるマリアの白い肌。
「う、ううう」
兄の手で素肌を晒され、マリアは泣きすするしかない。
「さあマリア。犯るぞ」
法衣を剥ぎ取り、ミシシェイルは自らも服を脱ぎ、そのいきり立った己の分身を見せつける。
「きゃあっ!」
反射的に目を瞑り、顔を背けるマリア。初めて目の当たりにした兄のそれは、あまりにも異形だった。
「見るんだ。マリア!」
だが兄はマリアの赤い髪をつかむと、分身をその髪へと押し付ける。妹の髪で、兄は分身をしごくのだった。
「や、やあ! 兄さま! やめてくださいミシェイル兄さま!」
マリアの鳴き声に逆に情欲をそそがれ、ミシェイルは髪をこする速さを早めていった。
「さあ。出すぞマリア!」
喉の奥から咆哮し、兄は妹の幼い童顔へと精を放つ。
「う、ううう………」
髪と顔を白い粘着駅で濡らされ、マリアは泣きすする。
「いやあぁ。くさあぁい」
精液の臭さと粘着感。幼い王女には嫌悪の対象でしかない。
だが己の欲望に染められた妹を見て、ミシェイルはさらに欲情を加速する。
「マリア!」
妹を押し倒し、その下半身にむしゃぶりつく。股間を覆う白い布を引き剥がせば、そこには綺麗なたて筋が隠されていた。
ミシェイル
ミシィル
ミシャイル
ミシシェイル
兄さまは七つの名を持つ男かなにかですか?
内容云々の前にちょっと落ち着いて推敲した方がいいと思われ。
妹のまだ毛も生えていない幼い割れ目。
「う、うううー」
王女としてシスターとして、誰にも見られた事の無い場所を兄に視姦され、マリアは羞恥に顔を染める。
「やめてくださいミシェイル兄さまぁ……。どうしてこんな……」
マリアの泣き声は無視して、ミシェイルはその割れ目を、そっと指で突付く。
「あんっ」
反射的に声を漏らしてしまうマリア。痛みか驚きか、それとも別の何かか。
「さあマリア。もっと泣いておくれ」
ミシェイルはその声をもっと聞きたくて、指先で割れ目をなぞり、さらに舌で刺激を与える。
「いやあぁ。やああぁ」
いやいやと顔を横に振るマリア。だが嫌がる感情とは裏腹に、マリアの奥底から、何かが目覚めつつあった。
(な、なにこれ?)
その感覚にとまどうマリア。
胸の奥がジンと甘く痺れ、お腹の奥が甘く疼く。
それはマリアが始めて感じる「濡れる」という感情だった。
「だ、だめぇ。変に、マリア、変になっちゃうよぉ」
「いいよ、マリア。変のおなり」
つんと舌を割れ目の中に忍ばせるミシェイル。
「アー」
兄の舌で幼い秘所を愛撫され、マリアは甲高い声を上げる。それは初めての喘ぎ声だった。
「あ、ああ、あああぁぁぁ」
一度感じてしまったマリアは、沸き起こる快楽を抑える術を知らず、じょじょに声を荒げてゆく。
「あー、あああ、だめー!」
そしてとうとう、腰をがくっと持ち上げて、全身を硬直させた。
[すみません。ミシェイルは七つの名を持つ兄です][ごめん]
「ほら。こんなに濡れて」
マリアのそこから沸きあがる愛液を、そっと指ですくい取り、舐め取る。ミシェイル。
「う、うううー。ふー」
真っ赤な顔でとうとう本泣きしてしまうマリア。
そんな妹の頭を、ミシェイルはそっと撫でてやる。
「かわいいな。マリアは」
「に、兄さま」
兄の優しい言葉に、一瞬ホッとするマリア。その声は、マリアのよく知る優しいミシェイルだった。
「こんなに濡れてんなら、もう大丈夫だな」
言うとミシェイルは、マリアをひっくり返し、うつ伏せにして、四つん這いにする。
「に、兄さま・・・」
四つん這いにされ、本能的に怯えるマリア。
だがその妹の怯えを知りながら、ミシェイルは構う事なく腰を進める。
何の前触れも予備動作もなく。
ミシェイルはマリアの膣に侵入した。
「ひぎいいいぃぃぃぃ!」
マリアの口奥から、絶叫がほとばしる………。
兄は、とうとう妹の処女を奪ったのだった。
「ぎ、ぎいいぃぃ!!!」
見開かれた目からは、ただ涙。マリアは頭が真っ白になり、思考が止まる。
「く、ううう………」
一方のミシェイルも、頭が真っ白になっていた。
妹のナカは、あまりにも気持ちよくて。
もはや挿れてからどうこう考える余裕は、ミシェイルにも無かった。
「うおおおおおおおおおお!!!」
咆哮、獣の雄叫び。ミシェイルは挿入直後に、射精してしまう。
どくん、どくん………。
兄の精液が、妹に注がれてゆく………。
「あ、あ、あ、あああ………」
出された。兄に。膣に。子種を。
胎内に広がる熱い温もりは、マリアに残酷な事実を伝える。性知識のほとんどないマリアにも、その事はよく分かった。
「ふー」
満足気に、分身を引き抜くミシェイル。血と白い液体が、どろっと抜け落ちる。
「う、うわあああああん!!!」
突如として子供のように泣きじゃくるマリア。だがミシェイルはマリアを四つん這いにしたまま、その乳首に手を回す。
すでに勃っているマリアの桜色の乳首。それをこね回しながら、兄は妹の口にもう片方の手を伸ばす。
「ほーら。泣かない、泣かない。舐めるんだ」
言われるがまま、兄の指を口にくわえ、ちゅーちゅーとマリアは吸い出す。
「おおう」
妹に指を舐められただけで、ミシェイルはその刺激に興奮する、先程の挿入にも負けないほどに。
「ん、ううう」
一方のマリアもまた、兄の手で乳首をこね回され、身をくねらせていた。
「ほうら。マリアのここがこんなに固く」
激痛の後に再び味わされる性の喜びに、小柄なマリアの躯が身悶えしていた。
「ん、ふー」
「よし。指はもういい」
ミシェイルは、マリアを四つん這いからひっくり返し、仰向けにして、地面に横たえる。
「いいかい?」
今度は正上位の体勢で、妹に優しく聞くミシェイル。
そして妹は………。
「い、いやですっ! もうやめてください!!!」
当然の如く拒絶した。
「やめるかぁ!」
雄叫びを上げ、己の分身をマリアに突き立てるミシェイル。
「ひぐうぅ!!!」
背中を仰け反らせ、マリアは苦痛に歪む。無理矢理ねじ込まれた結合部からは、血が溢れていた。
「うぐわあああぁ! うがああううう」
苦痛に身をよじらせる妹に、さらにねじ込むミシェイル。
「ハァハァ。ハァハァ。マリア。マリア!」
「いやあぁ……兄さま……助けてぇ」
そのマリアの呟きが聞こえたと同時に、
「うっ」
ミシェイルは達した。
またも内部に注がれる熱い子種。
「あ、あ、あ、あああ」
マリアの瞳から、熱い涙が溢れる。その瞳に、もはや王女、シスターとしての輝きはない。
そしてミシェイルは、都合四発マリアに胎内射精し、その場を後にする。
「よかったぞ妹。生きていたら、また会おう」
そう言い残し、飛竜に乗って飛び立つ。
「あ、あああ………」
そして、兄の精液に汚され、虚ろな瞳で横たわるマリアだけが残される……。
それから十月十日後。
「おぎゃーおぎゃー」
元気な男の子が生まれました。
以上で終わりです。ごめん名前を間違えたのは謝ります。だがそれ以外は謝らない。
新作祭りの最中に、一番古い「暗黒」。しかも近親相姦。もうアフォかと。だが俺は謝らない。
いやね、保管庫や過去スレで、マリアたんのSSが無かったもんで。
ではでは。
ミシェイル早すぎ
名前間違ってるのわざとかと思ったw
そしてワロタw
ほんとだ早過ぎw
ワロス
なぜか全体的にちょっとワロテしまった。ダミアン氏の作風に
似た軽い系というか、殺伐で鬼畜とかとも感じないし、近親とか強姦
出産と、並べられる言葉ほど重くない(誉めている。狙ってはできんから)。
がっつり本格系のマシン氏の後だし、対比するとなかなかに興味深い。
それに確かに、FC版でなければ成立しないシチュではあるしな。
SFCだと、清らかなシスターとしてさらわれた=処女確定だし。
ミシェイル兄さまのセリフ回しでメチャワロたw。
個人的には
>>660氏にジェイク×アンナ(もしくは鬼畜マルス×アンナ)で何か書いて欲しい。
もしかして外伝氏?違ったら
>>660氏にも外伝氏にも失礼だが…
遅レスだが355氏、部屋の爪カリカリがネコっぽくて良かったです。
そういや獣人って発情期があるんだろうか?ネコミミ期待sage
アイク×レテたんの続きが楽しみで仕方が無い・・
ハァハァ
675 :
外伝:2005/05/07(土) 04:26:54 ID:f+UbHUlK
はい、マリアたん近親強姦書いたのは外伝です(名前間違えたのが恥ずかしくってコテ出せなかった。外伝じゃないし)。
悪かった、悪かったよミシェイルの名前間違えたのは。自分の辞書は完全外伝対応なんで。
ミシェイルが早いのは、マイ設定で童貞で戦闘中なんで早くしないといけないから。この後、ミネルバとも・・・ごほんごほん。
ふーんアンナねー。熟慮しておきましょう。アンナ好きーだし。
次の外伝SSは百合でーす。
ティルチュ萌え!
Q.ジェイクとアンナとは何者ですか?
リフみたいなもん
679 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 15:21:20 ID:LO5GvTzJ
age
「モウディ、ちょっと相談したいことがあるのだがちょっといいか?」
「別にカマわないガ…ナんノ相談ダ?」
「ああ、アイクについてなんだが……
戦場では私はよく、アイクの隣りで戦っているんだが
アイクの視線がよく私に向いているんだ。
特に化身の瞬間などはほとんど凝視に近いくらいわたしのことを見ている…
そのせいで、あいつは生傷がいつもより多いんだ…
あと、このまえ化身がとけてすこし危険な状態になったときアイクに救出してもらったんだが
何故か体をえらく触られてたんだ…特に尻や太ももをあいつは触っていたな…
モウディ、なんでアイクはこのような事をするのだろう?
こんなことを続けていけばいつか命を落としてしまうかもしれないのに…」
「……モウディは聞いたコトがあル。
ベオクは猫やイヌを愛玩動物として飼うラシイ
レテやモウディが化身シテいる姿は猫ニにていルから
ツイ、見つめタリ、触ったリしてシマうのではナイカ?」
「なんだと!!ではアイクは私たちをペットとしてみているということか!!」
「レテ!オチつけ!
オレたちがネコにニテいルのは事実ダ。
アイクにそうミエルのはしかたナイ…」
「………そうか…しれんな…
といことは、アイクはただたんにわたしを触ったり見たりしたかったということか…
しかたない…今度たっぷりと触らしてやるとするか…
あいつに死なれても困るからな………ふふ」
「レテなんダか嬉しソウだナ?」
「べ、別に嬉しくはないぞ!ただ、アイツに死なれては困るというだけだ!」
「おい!ミスト!」
「あ、レテさん。何か御用ですか?」
「アイクはどこにいるかわかるか?」
「お兄ちゃんですか?
たぶん、自分の宿舎にいると思いますけど…」
「そうか、ありがとう。ではまたな」
==============
コンコン
「アイク!いるか!」
「あっ、い、いるぞ!」
「レテだが、中に入っていいか?」
「えっ、あっ…あ、ああ、いいぞ」
「そうか、では失礼するぞ……
っん…なにかイカのような臭いがするな…イカでも食べたのか?」
「え!あっ、その、……そ、そうだ!さっきまでイカを食べてたからな!たくさん食べた!」
「そうか、よっぽどイカが好きなんだな」
「と、ところでレテはなんの用なんだ?」
「あ、ああ…
最近おまえは戦いに集中できてない…死なれては私も困る
だから…その…お前に体を触らせてやろうと思ってな…」
「っえ!あ、その、えっと…」」
「な、なんだ!触りたくない…のか?」
「いや!さ、さわ、さわりたい!すごいさわりたい!!」
「ふ…ふふ…すごい食いつきだな。いいぞ、好きなだけ触らしてやる…
あっ、そうだ…化身しなくては意味がないな、ちょっと待ってくれアイク
すぐに準備する。」
「わっ、し、しなくていい!そのままで!そのままでいい!」
「っん?このままでいいのか?それじゃ、意味がないのでは……
まぁいいか、来いアイク。満足するまで触ってくれ」
================
「ふふ…本当にアイクは尻を触るのが好きだな…
何だが私も気持ちよくなってきたぞ…
あ…胸も触るのか?
あ…あぁ…うぅん…
ん!んっんゅんっんっんん…ぷは
お、お前いつもこんなことしてるのか?」
「いや、はじめてだ…女の体を触ったのも口づけしたのも…
もっと…もっとしたい…」
「えっ!服を脱がすのか?」
「だ、駄目か?」
「い、いや、別にかまわないが…その、すこし恥ずかしいな…
あ、胸が…し、下も脱がすのか………あっ…アイク…恥ずかしい…」
「はぁ、はぁ…」
「えっ!なんで脱いで……ひゃっ…お…おっっきく…なってる?」
「い、いれるぞ」
「え!いれるって…えっ…ちょっと…まっ…い、いた…アイク、や、やめ…」
ガチャリ
「お兄ちゃ………」
「あっ!ミス…」
「ミスト助け…て…」
「えっ、うそ、いや、ちが…」
「う、うわ〜ん!ティアマトさ〜ん!おに、お兄ちゃんが〜〜!」
こうしてアイクの物語はおわった
そしてこの物語は
クリミア王国で最も惨めな英雄のサーガとして
語り継がれていくのであった…
わらたw
地の文がまったくないのはワザとです
会話だけで書いてみたかったので…
誤字があった…
>「………そうか…しれんな…
>といことは、アイクはただたんにわたしを触ったり見たりしたかったということか…
↓
「………そうかも…しれんな…
といことは、アイクはただたんにわたしを触ったり見たりしたかったということか…
あとモウディのしゃべり方とかアイクの性格とかはかなり適当
ミストがティアマトやレテにさんづけするかも適当です
モゥディは大体アクセントが付く箇所が片仮名or平仮名化するっぽい
だから→ダから
そうだ→ソうだ
とかこんな感じで
妹≪ミストたん≫は思春期
692 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 01:28:24 ID:ZOZ9oOne
>>14-18 ロイ×スーの続きはまだですか?
楽しみにしてるんだが・・・
セイラムとサラきぼんぬ
>>672 ちょっとまて!ということはだ、人妻ニーナ様も処女だったってことだな。
・・・ハーディン・・・
>694
ニーナの気持ちの整理が付くまで待とう、とか
思って手を出してなかったとすると……なかなかいいな。
それか、ふつうに新婚初夜を迎えたものの
どうしてか濡れなくて(好きな男じゃないから)
無理矢理入れるのもどうかなあとか思ってるうちに
カミュのことを知って乱心、とかどうよ。
判ったぞ!
ハーディンは聖騎士から皇帝にCCする前に、
魔法使いにCCしてしまっていたんだ。
高貴なシスターってのは見たことがあるけど、清らかななんて記述はでてきたっけか?
ハーディンとニーナがセックスレスだったことが暗黒皇帝誕生のベースだということは
もはやファンの間では当然のように事実として扱われている。
すいません。
そのうちBS版FEでカミュ×ニーナを書こうと思ってる自分は、どうすればいいんでしょうか?
あな「る」あな「る」あな「る」?
リカバーで再生することにでもしたらどうだろうか。
なるほど。
「わたしはそうりょリフ」の出番ですね。ありがとうございます。
>683
>「いや!さ、さわ、さわりたい!すごいさわりたい!!」
……コーヒー噴きそうになったぞ。責任取れ。
Q.BS版FEとは何者ですか?
サテラビューで配信されてた紋章の謎の外伝。
705 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 22:13:31 ID:srJ5lyVU
>699
うっひょー、至高神きたーーーー!
めっさ期待してます
オスカー×タニア投下します
エロは初めてなんですんません
―――ベグニオン領、天馬騎士団寮内厨房
「……どうだ」
真剣な眼差しで
自分の作った料理に口を進める彼の手を見つめていた
「はいw、美味しいですよ」
「そうか……ありがとうオスカー、付き合ってくれて」
彼にそう褒められると普段厳しめな口元が緩む
どうしてだろうか、胸が躍る
私は……やはり私は君を――――――
【ハートフル クッキング】
それは記憶に新しいクリミア解放戦争の時期にさかのぼる
ベグニオンから増援として派遣された、天馬騎士団副団長のタニスは
ふとしたきっかけからグレイル傭兵団のオスカーと交友を持つようになる
彼女の持つ『傭兵』のイメージとは真逆な
彼の誠実な態度に次第に興味を示すようになっていった
そして今、戦場で交わした約束を果たしている
「しかし、本当に料理の指導をしてもらえるとは思わなかった」
「本当に卵が割れないときは、焦りましたけど。
一週間でこれだけ上手くなるとは……驚きです」
戦前、料理が不得意なので教えてくれないだろうかと話すと
オスカーは快く彼女の弱点克服に力を貸してくれると約束した
普通、軍隊には衛生兵のほかにシェフなどの炊事担当が同行する
しかし天馬騎士団は受け持つ任務の特性ゆえ、シェフが行軍に参加することは無い
そのため、食事の賄いはすべて騎士団員で行うのである
ベグニオン軍隊は貴族の子女でトップが固められていて
料理をたしなみとして覚えているものはまだいいものの
タニスのように料理が出来ないものもいる
副団長として卵の殻割りが出来ないのは士気に影響する(汗)
部下に料理を教えてくれなんて到底頼めるものじゃない
変なプライドがタニスにはあった
武功でなんとか陰口を抑えてはいたが
本心ではそうとう焦っていたにちがいない
まさにオスカーが料理を得意とするのを聞いたときは
神の祝福を受けた思いであっただろうと思われる
終戦後、クリミアの伝令部隊として参加したオスカーが
新兵訓練をしていたタニスと再会したことから
オスカーとタニスのマンツーマンの料理教室が秘密裏に始まった
最初は卵を上手く割ることが出来ない彼女だったが
的確な指導により、殻を混ぜることなく卵焼きが出来るまでにいたる
包丁さばきも、彼女が操るソニックソード並み……とまではいかないが
調理技術は決して恥ずかしく無い程度に成長した
伝令部隊の駐留があと2、3日になったある日
二人が一緒に厨房を使っているところをマーシャに目撃され
騎士団の新兵のほとんどが厨房に集まってしまった
オスカーの手料理はベグニオン天馬騎士団内で有名となっていた。
彼はここぞとばかりに、買い込んだスパイスでカレーを作り
彼女ら天馬騎士団員のお腹を満たしていった
――二人きりになった食堂にて
「しかし、本当にすまない。
伝令で来ただけなのにここまでさせてしまって」
「約束でしょ、タニス様。
まあ、私の弟達とミストも付いてきましたが」
「それは私もあいこだ。
マーシャの奴に料理を習っているのを見られて
『オスカーさんの手料理が食べれる〜』と、
ほとんどの団員を連れてきた中で指導させてしまって」
「そのおかげでベグニオンのスパイスを使ったカレーが作れましたし、
カレーって少人数にはあまり向きませんから、むしろマーシャさんに感謝しています」
「そうか、……いい奴だなお前は
終戦になって私が国に帰っても約束を覚えているんくらいなのだから」
「タニス様も覚えていたじゃないですか、私はうれしいですよ」
そのオスカーの言葉には偽りは無かった
事実、伝令部隊の編成時に彼はアイクに推薦して欲しいと頼んだ
アイクは積極的な彼の態度を不思議がったが
何か考えがあるのだろうと、彼の編入を推薦した
「オスカー、私は君に出会えたことを感謝している。
戦時中、私の部隊の背中を預かってくれたこと、
私に、その……料理を教えてくれたこととか、
君にはいくつ感謝しても足りないくらいだ」
タニスは心なしか落ち着きが無さそうに話を続けていった
「タニス様……わたしも同じです。
貴方の剣技に見惚れてしまったくらい
貴方のそばで戦えたことが幸せでした」
「見惚れた……」
ドクンっ――と胸が弾む
たとえ私の戦い方が見るものに『鬼』と言われることは多くても
『惚れた』とは一度もいわれたことが無かった
オスカーの一言がタニスの心を次第に躍らせる
そして次第に蘇る一瞬、一瞬、そして一瞬が彼女の脳裏に浮かんでくる
彼の放った矢が私の後ろを支配する
槍が大きく回ったと思うと次の瞬間には敵が倒れている
伏兵が放った矢を逸らすために、私を突き飛ばす彼
全身が火照っていくのを『不思議と心地いいものなんだな』とタニスは感じていた
今なら言えるかもしれない、あの時言えなかったあの一言
あの日、クリミアから帰還するときに恥ずかしくて言えなかった
唯一無二な一言
「オ、オスカぁ。」声が意に反して裏返る
「はい」
「クリミアを去るときにお前に、お前に、言い忘れていたことが、あるんだ」
「ええ、何でしょうか?」
「お前のことを……お前のことを……」
好いている
そうサラッと言いたい
だが、人生そう上手くはいかない
こと恋愛ごとに関しては奥手であったタニスには
単純な、ストレートなその一言が言えなかった
「私は、私は」
涙が出てきた、なんてかっこ悪いん―――
「タニス」
「!……オスカー?」
「落ち着きなさい、タニス。
わたしは何処にも行きませんから、言ってごらん。貴方の気持ちを」
普段、敬する態度でいたオスカーが彼女を呼び捨てにすると
その均整の取れた身体に抱きつき、包み込むようにギュ……と抱きしめる
当然他所から見たら逆効果なその行為はタニスの芯を一本化する
そしてタニスはオスカーの背中に手を回し話す
「おまえを好いている、慕っている
おまえを想うと心がジルバを繰り返す」
かっこ悪い。けど悪くはないな、とタニスは心の中でつぶやく
「わたしは……
貴方のことを考えると目が開くほどに
心が躍りだすんです。貴方が好きだ、離したくない」
オスカーも抱きしめながら自分の気持ちをさらけ出していく
二人は手を伸ばし互いの瞳を見つめあう
どちらがともなく距離を縮めていき、唇が重なり合う
フレンチキス……ただ触れ合うだけで心まで繋がっていく
言いようの無い高揚感を互いに共有していた
そしてオスカーがタニスに舌を潜り込ませようとすると
びっくりしたかのように彼女は目をかっ開らき
「し、舌をいれるのか!?!?」
「それがどうかしましたか?」
「い、いや、何でもない……」
恐ろしく動揺するタニスだが、お構いなしにオスカーは行為を続ける
オスカーの舌はタニスの歯の裏側をなぞり
続けざまにしたのざらつきを強調させて上舌をすり合わせていく
(ただ、口の中を舐め回しているだけなのに、なんでこんなに気持ちがいいんだ……?)
予想が付いている方もいるだろうが、タニスは経験が無い
これまでの人生で惚れた腫れたと言う暇が無いほどに
騎士として、そして武術家として職務に明け暮れていたのだ
団の中には同姓で行為に走る者もいたが、当然理解できなかった
男にも女にも興味を持たなかった彼女ゆえのことである
(そうか、これがキスなんだ……こんな気持ちいいことにどうして私は気づかなかったんだろう)
だが、今はそんなことはどうでも良くなっていた
気持ちいい
ただ、それだけがタニスの心にあった
そして彼と彼女の接点が唾液の糸を引きながら離れる
「……ッハア……ハア」
「私の気持ち、通じましたか?」
「ハァ……ああ……通じた……通じたよ……」
とても心地よかった
息がこんなに乱れたのは久しぶりだった
初めて味わう唇への愛撫、脳髄を駆け抜ける刺激
自分が慕う相手に、深く優しく繊細にキスをされて
自分が好きな相手を、深く優しく繊細にキスで包み込んで
2人の気持ちは空に浮かんでいた
「タニス様、大丈夫ですか?」
「何でも……無い。」
「すみません、勢いで、申し訳ありません」
「あやまらなくて、いい」
くちづけだけでイってしまいそうだった
未経験の彼女がイくなど知っているわけないが
しかし、オスカーが不自然な動きをしていたことに気が付いていなかった
彼だってタニス事が好きだ、ましてやディープキスした後に
男が落ち着いているわけがない
「ごめんなさい、タニス様」
「どうしたのだ?」
「………」
急にオスカーが黙り込んでしまった
私は何かしてしまったのだろうか?と思考を巡らす
私では満足にキスが楽しめなかったのか?
「オスカー、どうした?」
「……ごめんなさい」
呼吸が荒い、何かおかしい
「なにをあやまっているんだ」
「……ごめんなさい……」
なぜそんなに誤っているのか理解できない
君は何も悪いことをしていないのに
「だから、どうしたんだオスカー」
「御免なさい!タニス様!!」
「!!」
オスカーはそう叫ぶと、タニスをテーブルに押し倒す
虫の声さえ聞こえぬ静寂―――
オスカーはタニスの両腕を強く押さえつけ
目を見開き、呼吸を荒くし、彼女の潤んだ瞳を見つめていた
彼女は突然の出来事に驚きを隠せない
あの温厚な、冷静なオスカーがここまで乱れるのか、と
「ど、どうしたんだ、おい」
その声も自分の欲求を促す糧にしかならない
健康的なそのボディラインは私を幾度と無く惑わせる
その瞳は黒水晶のように淡く光を放ち、魅了する
「オスカー、きいているの――むぐッ」
今一度、彼女に入り込みたい、いや入れてくれ
オスカーは彼女に今一度くちづけを交わすと
唾液を延ばすように舌を口内でこねくり回す
音を立てながら彼女の唾液を吸い尽くすと
キスを耳たぶ、ほおぼね、ひたい、鼻、首筋と
軽く、吸い付くようにキスを付けていく
「ア、アッ、ア」
あくまでそっと、軽く、しかし決定的についばむ
そして再び舌を口内でこねくり回す
得体の知れない感覚にタニスは戸惑う
声がなまめかしくなっていくのに彼女は気づいていない
「オ、オスカァァ……アン!」
服越しに彼の右腕は彼女の胸をさすっていく
大きくも無く、小さくもないそのちょうど良い胸は
オスカーの手によってやわらかく刺激を与えられていく
(ちょ、ちょっと、まて、気持ちよすぎる!)
とどまることを知らないその手と唇
胸を弄っていた右手は徐々に下腹部へと移動していく
彼女の女性を目指すかのように
オスカーの理性のタガはとうに吹き飛び
愛する相手をただひたすら求める獣と化していた
(おい、まて、こんなの、こんなの……)
嫌だ、私は君を好いているのに、こんなに乱れて
お願いだから、そんな君を私に見せないでくれ
「ッハッ……いやだ……いやだよ」
「!!――――ァ」
口が開放され、のど元を離れたその声は
涙ながらの声はオスカーの動きをピタ、と止める
「わたしは、わたしは……君が好きだ」
「……」
二人は互いに向き合う
「だから、だから、焦らないでほしい
わたしは逃げないから、おねがいだ、頼む」
「すみません。
私は何故にこんなにも、乱れてしまって」
「オスカー、分かっている」
「タニス、さま」
わたしは何処にも行きません、あなたは逃げない……
そうだ、自分が好きな人は目の前にいるじゃないか
徐々にオスカーは冷静さを取り戻していく
「すみませんでした、嫌でしたか?」
申し訳無さそうにオスカーは尋ねるが、それは違うと
「いや、……良かった
だから、続けてくれ。お願いする」
タニスは冷静になったオスカーにそう告げた
「はい、続けさせていただきます」
「すみません、四つん這いになってください」
「?ああ、分かった」
「で、お尻をこっちに向けてください」
「//////////え?」
「お願いします」
「/////わ、わかった/////」
タニスはオスカーの指示通り、四つん這いになり
尻がオスカーの正面に来るようにポジションを取る
恥ずかしい、と顔に書いているかのように
タニスの表情はまるで熟れた林檎のごとく真っ赤だった
「こ、こうか?」
「はい、行きますよ」
「え、おい――ひゃん!!」
オスカーが彼女の蜜壷を舌で舐めまわし始めた
そして、手で彼女の出物をクリクリとつまんではさすった
「アッアッアッアッ―――」
リズム良く、タニスは普段の様相とはうって変わった可愛いあえぎ声をくりだした
「こんなの……アアッ、汚くないのか」
「綺麗ですよ、すごく魅力的です」
「そ、そんなアン!!」
彼女の女性からとめどなく蜜が溢れていく
オスカーは秘所への愛撫をやめることなく潤沢にしていく
「ハァ、アァアァアァ」
「すごいですよ、こんなに溢れています」
「そんな、私は、そんな……」
と、オスカーが指で秘裂を擦りあげながら伝える
その刺激にタニスはビクンッ!!と強い反応を示す
ああんッ、あ、あ、あん!
刺激のとりこになりたい……だが
タニスはまだ普段の感覚があったのか
自分達の行為に罪悪感を多少なりに抱いていた
「オスカァ、わたしはァ、色好きなのかァ……」
「はい。
けど、貴方だけではありませんから」
「そ、そうなのか……フゥッ」
「だから、思い切り楽しんで下さい」
と言うと彼は攻めるスピードを早くした
「あ、は、あ、あ、あ、あ……」
タニスのあえぎ声のペースが短く多くなっていく
(あ、なんだ…何かが……来る?)
胸の鼓動がだんだん張り詰めてくる
せつなさとうれしさと恐怖心が入り混じったリズムを刻みながら
胸を掻き毟りたくなるような衝動に似た感覚が心臓を押さえつける
(嬉しいのかなァ……せつないのかなァ……)
彼女の思考はだんだん幼さを増していく
(なんかくるよ、おおきいよ……)
一方オスカーの勢いは変わらない
「タニスさん、飛んでもらいますよ」
「は、は、とぶ?」
とオスカーはクリトリスを……ついばみしゃぶった
(!!!!!!きた!!!!!!!!)
「あぁあぁあぁあぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!!!!!」
ブシュゥゥゥゥゥゥ!!
タニスは猫座りになりながら思い切り叫んだ
ありとあらゆる筋肉がビクビクと動いている
秘所からは大量に蜜が溢れかえっていく
彼女は生まれて初めてイく感覚に遭遇した
「フゥ、フゥフゥ、フゥフゥフゥ、フゥ、フゥ」
呼吸を荒げたまま、タニスの意識は飛んでいた
(これが、イくってやつなのか……きもちいいな)
と感慨ふけっていた頃に
「では行きますよ」とオスカーのこえが耳に入った
仰向けにされM字に開脚させられる
「え、まだ、まだ」
まだやるのか、と正直に思っていた
「タニス様、これから自分を挿れます。心の準備はいいですか?」
オスカーはタニスが経験していないと感じ取ったのだろう
タニスに了解を得ながら、自身のエゴを彼女の壷の入り口にあてがう
「いいも、なにも……」
と、これから来る快楽を気にしながら
「お願いだ、私を貰ってくれ」と潤んだ目を向けて頷いた
「力を楽にしてくださいよ」
オスカーは徐々に濡れきった壷に己を貫いていく
「……ぐ……ん」
「あ、あ、あ――」
ヌ、ヌ、ヌ……とオスカーがタニスに徐々に取り込まれていく
処女膜が予想以上にキツいため、ゆっくりの行軍になっている
「キ、キツイ……」
「ハッ、ハッ、ハッ……」
とタニスは力を緩めるのに必死だったが
意識が飛ぶんじゃないかと思うほどに強烈な痛みが彼女を襲った
時間が掛かるゆえに痛みの時間が長くなるのをオスカーは気にしていたが
「ツ、貫け……」
「だ、だめです
はじめて、なのに、そんなことしたら……壊れてしまうッ」
そんな辛そうに私に入ろうとしているのに
ああ、やはり君はまじめなんだな……と思った瞬間
タニスの脳は自分の蜜をめいっぱい出していくよう命令を出す
ズンッ!!!
「!!!!しまった!!!」
「!!!!痛いっ!!!」
潤滑油となった粘液はオスカーを一気に取り込んでしまい
タニスに強烈な痛みを伴わせてしまった
「だいじょうぶ、ですか」
「……痛い……」
正直微妙な空気が流れる
タニスの痛みは相当なはずだ
オスカーは「申し訳ない」と自責の念に包まれてしまうが
それを振り切ったのは
「気にする、な。君は悪くない」タニス自身だった
「オスカー、手を」
「手を?」
「握って、くれない、か」と唐突に彼女は頼み込む
「正直に、話すが、不安なんだ……
君より少し長く、生きているが、ことのほか、こういう類は経験したことが……ないんだ」
自分の気持ちを裸の姿でさらけ出すタニスに
「申し訳ないですが、自分は経験者です。それでも、今は、貴方に夢中、なんです。これからも」
と裸の気持ちをさらけ出す
「正直に話してくれて……ありがとう」
タニスは嬉しかった。自分に正直になってくれる存在がいることを
「では、そろそろいきますよ……」
とタニスの両手を握り締めて腰を打ちつけ始める
パン、と二人が重なり合うたびに景気良く音が撃ちつけられる
「あ、あ、あ、あ、あ、あ」
「タニスさま」
握られた手が頂点に近づくたびに強くなっていく
「ハァハァ、タニス、タニスでいいから、ァァ」
「わかりました……タニス」
もはや敬する言葉は要らなかった
「オスカァ、オスカアァ。アタシ、胸が張り裂けそうだ、気持ちいいよォ」
「タニスッ、タニスッ、僕は、ボクはァ!!」
互いの名前を叫び合い、互いの瞳を捕らえていく
言葉も荒くなり、本来の一人称で叫び続ける
「イきそうだ、オスカァ、イきそう……」
とタニスが呟くとオスカーは何も言わずにスピードを上げる
戦場で培われたチームワークがまさかこんなところで役に立とうとは
……と思っていたかは定かではないが
「タニス、いきますよ!」
これでもかというほどオスカーがスピードを上げた
「あン、あン、あン、あン、あン、あン」
とよがり狂いながら嬌声をあげていくタニスも腰を動かして頂点を目指していた
「そろそろ、ヤバイ……」
「来て、アタシに来て、オスカァ……」
頂点が見えてきた、ここまできたら何もためらわない
パン、パン、パンッ――――
「んあぁんあぁんあぁんあぁあぁあぁぁんぁぁんぁぁぁんっっっっっっっ!!!!!!!!!」
ビクビクビクビクビクッ、スッと弓なりにタニスが身体を振るわせた
(あ、ひかりが、みえる……オスカー……)
タニスは満面の笑みでそのまま意識が吹き飛んでいった
(可愛いよ、タニス……僕の大事な人……)
オスカーは達したタニスに己の遺伝子をぶちまけていった
そして二人はその場に倒れた
朝、まだ夜が明けてすぐ――――
「ん……おや……」
タニスは目を覚ますと違和感を覚えた
あの日、意識が飛んだ食堂でなくベッドにいたこと
服があの時着ていたものと違い見慣れぬ寝間着だったこと
そしてすぐ傍でオスカーが椅子に座ったまま寝ていた
「オスカー?」
「……はい、ああ、すみません。いつの間にか寝てしまったようで」
タニスが寝ていたのは寮の宿直室
あの後、しばらくしてオスカーは意識を取り戻し、このままではまずいと思った
彼女に自分の上着を着せてから適当に掃除をしておき食堂を後にする
その後、タニスを部屋に送っていこうと思ったが
タニスの自室が最上階にあったために見つかると彼女に迷惑が掛かると感じた
そして下手な誤解を避けたいと思い、1階にあったこの部屋を空けてもらった
宿直の当番は幸いに顔見知りのマーシャだった
(後日談、なぜかヨファも寝ていたんだが、どうしてだろう?)
彼女は快く「私ってついてる」と部屋を明け渡してくれた
「すみませんでしたタニス様。私は分をわきまえず、行為に走ってしまいました」
オスカーは深々と頭を下げるとタニスはすぐさまに
「馬鹿を言うな、わたしも承知でのことだ。頭を上げてくれ、合わす顔が無い」
と彼に頭を上げるように頼んだ
「しかし、君がボクか……ふふっ」
「タニス様だって、アタシでした」
きっかけは些細なことだった
布っきれから始まったストーリーは互いをめぐり合わせ
相手のことを深く知ることが出来て互いに満足していた
「わたしは夜の営みについて知らなさすぎた。
これは無知の犯罪だな……」
「いえ、そんなことは、
完全に自分が暴走していましたし……。
暴走してしまったのは申し訳ありませんでしたが
……正直心の中は『嬉しかった』の一言です」
「オスカー……ありがとう」
口を軽く開けたタニスの笑顔は特別美しかった
「今は出来ませんが、いつか」
「――――?」
「いつか自分は、いや僕は貴方を……迎えにいきたい
ベグニオンの由緒正しき出の貴方と釣り合うか自信はありませんが
それでも、貴方を僕の伴侶にしたい」
謙虚に大胆な言葉をオスカーは告げる
「何を言うか。自身があるくせに、そう言う謙虚は私は好かないな……w」
タニスはオスカーの揚げ足を取るが
「私は近いうちに後継者を見出そうと思っている。
それが無事に事を進められたら」
そう話すと、ほほを赤らめながらタニスは嬉しそうに
「オスカー……その言葉、本気で受け取っていいな」と承諾した
「もちろんです」
彼が言い終わるとどちらからともなくベーゼを交わした
―――あれから幾日が経った
タニスは今日も新兵訓練に明け暮れていた
いつもの通り、『鬼のタニス』の訓練は厳しいものだったが
その表情は豊かなものとなっていた
彼女の変化は団内でも噂となった
『鬼の表情が時折天使に見える』
『必殺技がなんか光り輝いている』
『剣の手さばきがファンタスティックになった』など各種さまざまな噂が流れた
だが、クリミアの傭兵と出来ている――――と気づいたのはごく一部だったという
終わりです。お目汚しスマソ
あ、ネタばれ注意って書くの忘れてた!(滝汗)
でもなんでヨファはいたんだろう……
707>>「はいw、美味しいですよ」
とりあえず一言。wはやめてくださいwは。
>>706 普段はお堅いタニス、その落差に萌え
個人的に赤緑×ペカサスがお約束になっていて
今回もオスカー×タニス、ケビン×マーシャで支援つけた
セネリオ男確定でたらしいが
アイクセネリオは女体化扱いになるのかな?
つかここ女体化いいのか
うお、男だったのか。
じゃ、↑で投下してアナウンスするよ。
え、書いてんの?
楽しみにしてるよウホッ
Part13以来続きがない、まごのて様のヴァルター×エイリークが
読みたいです。続きが気になって仕方がない。
>737
書いてるけどそんな大仰なもんでもない
パッとやってギャグで落ちるかんじ
神職人たちの純愛大作みたいなの期待してたらすまん
というか荒れてるなそのスレ。
741 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 16:57:13 ID:xalII0qU
とりあえず
>>691のレスを見てカッとなってやった。
今では反省している。
「ねぇねぇお兄ちゃん、【せっくす】ってなーに?」
「!!」
それは、ダルレカでの戦いの後天幕で休んでいるときだった。
妹ミストが・・・18禁的な質問を投げかけてきたのだ。
「・・ミスト、まずその言葉は誰から聞いたんだ?」
「え〜っと今日の戦いが終わった後にね、外れの方にあった民家から変なうめき声
が聞こえたから、治療してあげようと思って行ってみたんだけど・・・」
そこでミストは首をかしげながら言った。
「シノンが『お楽しみの最中だから邪魔してやんなよ』って言うから、私が
『でも誰か苦しそうな声上げてるよ』って言ったら・・」
ミストはそこから益々眉間にしわを寄せ、
「『ハァ…【セックス】のまっ最中なんだよ!ったく、それくらい判れよ・・・
わかんねぇんだったらアイクにでも聞きな!』って怒鳴って行っちゃったの…
ねぇ【せっくす】って何?」
(あんのドクサレちょんまげ野郎・・・)
アイクは怒りのあまり拳を震わせていた。
シスターエムブレム…
ドクサレちょんまげ野郎が的確でワロタ
>>739 読めればうれしいよ。変なプレッシャーかけてたらスマソ
女派だったんだが、男認定でちまったからな、同人誌もあんまり期待できないし。
744 :
1/18:2005/05/12(木) 22:27:50 ID:UTHaZmFS
「あの……少し、よろしいでしょうか?」
開いた部屋の扉から顔をのぞかせたのは、黒髪の弓騎士・ステラだった。サザはダガーを研ぐ手を止めて、
突然の訪問客を迎えた。ステラは、胸甲を着けていない以外はいつもの軍装と同じ格好で、上下の白い服と、
つややかな黒い髪が見事な対比をなしている。少年は彼女の漆黒の髪と物憂げな美しい顔をチラチラ見ながら、
部屋の中に招じ入れた。
「俺は別に構わない。でももう夜だ、手短に頼む」
昨日までのデイン王都攻略戦で、盗賊の彼は無数の鍵開けやら盗みを行ってクリミア軍の勝利に貢献し、王
都駐屯中は本営たる王宮の一室を専用に与えられていた。が、それだけに今は疲れている。ステラもそれは察
していたらしく。申し訳なさそうに一礼した。
「つまらないことをご相談しに参りました……でも、こんなことを相談できるのは、あなたしかいなくって」
サザは無言で部屋の椅子を示して座るよう勧め、自分は再び短刀の手入れに戻った。ステラは話しにくそう
にもじもじしていたが、ようやく口を開いた。
「武器の名前を考えていただけませんか?」
「……何だって?」
「私、この度騎士になりました……もっとも、戦時の臨時任官なのですが。そこで、弓の他に斧を使うこと
にしたところ、アイク将軍から投げ斧の練成の許可がおりたのです」
「……で、その名前を考えろ、ってわざわざ来たのか?」
「ごめんなさい、本当に……」
745 :
2/18:2005/05/12(木) 22:28:22 ID:UTHaZmFS
半ばおびえるような表情でうつむいたステラを見て、サザはこれが彼女の来訪の目的ではないと瞬時に見抜
いた。彼女は何かもっと重要なことを話すために来たはずだ、しかし切り出せる雰囲気でないので、咄嗟に違
う話題を出したに違いない。サザはとりあえずこの話にのってやろうと顔を上げた。
「斧の練成なら、前にも許可された人がいたはずだ。そいつのを参考にすればいい」
「ですが……ティアマトさんの鋼の斧は『はがねのおの+2』、ボーレさんの鉄の斧は『斧テラツヨスw』
です。あまり参考には……」
確かにこの軍団の連中のセンスには時々ついていけなくなる、とサザは内心うなずいた。
「で、あんたはどうしたいんだ?」
「え?」
「いつも言ってるじゃないか。あんたの好きにすればいい」
素っ気無いサザの答えに、ステラは黙り込んでしまった。胸元に手を置いて沈むその表情は儚げで、今にも
泣き出しそうである。サザはため息をついて、短刀を鞘に納めた。
「……プージ」
「?」
「名前だよ、投げ斧の。俺が思いつくのはこの位だな」
「あ、ありがとうございます!」
途端にステラの表情が明るくなった。花が咲いたような彼女の笑顔に、サザはあわてて顔をそらした。
746 :
3/18:2005/05/12(木) 22:28:54 ID:UTHaZmFS
「いいのかよ、こんな名前で。あんたも出典は知ってるだろ?」
「はい……思いつきませんでした。あなたも、ご存知だったんですね」
「意外か?」
「そういう訳では……確かにあのお話は、読んでいる人は少ないですけど」
これまでにも何度か彼女と話す機会はあったが、共通の話題について話すのは初めてだったなとサザは気付
いた。そして、彼女のこういう表情を見るのも初めてだった。
「俺も全部読んだわけじゃない。でも、プージの強さは印象に残ってるからな」
「そうですよね……でも使い手の名前が思い出せないです……」
それからしばらく、ぎこちないながらもふたりの間で会話が続き、お互いの表情から硬さが無くなってきた。
そして語るべき話題が無くなってふたりの間に沈黙が流れた時、サザはさりげなく口を開いた。
「で、本当は何を言いに来たんだ?」
「……え?」
「わざわざあんたが来たのは、もっと別な話があったからだ。違うか?」
サザはまっすぐにステラの鳶色の瞳を見つめる。ステラは一瞬うつむいて、そして少年の視線を受け止めた。
「以前、お話しましたよね……私が騎士を目指した理由」
「ああ」
「その時、私には親が決めた婚約者がいることも」
「聞いた。あんたの父親より年上なんだってな」
747 :
4/18:2005/05/12(木) 22:29:28 ID:UTHaZmFS
不意にサザの心がざわめく。熱く、苦しいような感覚だった。なぜそんな感情が湧き上がるのか分からなか
ったが、サザが口を開く前にステラが立ち上がった。
「……抱いてください」
「!?」
サザは、今耳にした言葉が理解できずに目の前の少女を見上げた。彼女はサザに歩み寄りながら、か細い声
でつぶやいた。
「この戦いが終われば、私は家に戻り、他家に嫁がねばなりません」
ステラが目の前に立つ。サザは立ち上がったが、彼が何か言葉をかける前に、ステラは少年に抱きついた。
「せめて……一度だけでいいから……好きな人に抱かれたいのです」
ステラは肩を震わせて嗚咽していた。サザはそっと彼女の黒髪を撫でながら、耳元でささやいた。
「……俺で、いいのか?」
少女は黙ってこくんとうなずいた。
「抱かれるっていうのがどういうことか……わかってるんだな?」
再び彼女は首を縦に振って、涙に濡れた声でささやいた。「あなたに、抱かれたいのです」
サザは両手をステラの背に回し、ありったけの力をこめて抱きしめた。
「あっ……」
「ステラ……」
名前を呼ばれ、少女はびくっと髪を揺らす。サザは体を離して、ステラの濡れた瞳を見つめた。
748 :
5/18:2005/05/12(木) 22:30:00 ID:UTHaZmFS
「今夜は名前で呼ぶ。あと、初めてだからって……遠慮はしない。思いっ切り、本気で抱くからな」
少女は涙を指で拭ってかすかに微笑んだ。
「では私も、あなたを名前で呼びます。そして、思い切り抱かれます。それと」
可憐な少女の言葉に、むしろサザの方がどぎまぎしてしまう。ステラが続けた。
「私は、サザが好きです」
そう言ってステラは、少年の身体を抱き寄せた。さっきサザが彼女を抱きしめたのと同じ位強く少年を抱き
しめる。柔らかな感触がサザを包んだ。
「……俺も……」サザは言いかけたが、それ以上は口に出来ず、ただ抱きしめ返した。
「何ですか……?」
ステラの呼吸が荒くなっている。サザはかぶりを振って彼女の質問を遮ったが、ステラは身体を離して彼を
見つめた。
「ちゃんと、言ってください……」
哀願するような少女の瞳とささやきに、サザは思わず出かかった言葉を口にしようとした。しかしそれは、
貧民窟出身の盗賊風情が貴族の令嬢に言うことは許されない言葉だった。サザは言葉の替わりにステラを引き
寄せ、その朱の唇を自分の唇で塞いだ。
「あ……むぅ……っ!……!!」
突然の、そして初めてのキスに、ステラは目を瞬かせて驚く。数瞬の接吻の後で少年の唇が離れたが、ステ
ラは呆然とした表情で突っ立っていた。
749 :
6/18:2005/05/12(木) 22:30:32 ID:UTHaZmFS
「何だよ……キスくらいでそんなに驚くなよ……」
自分が何か途轍もなく罪深い事をしたのではないかと思いながら、サザはステラの背中と腰に手を回した。
ステラがまだ自失している間に、彼は令嬢を抱えてベッドに横たえた。
「あ……いまのが……」
「キス。しかも子供がするようなやつだ」
ステラはわずかに湿った唇をそっと白い指でなぞった。
「次、いくぜ?」
サザはステラの手を優しく払いのけると、再び彼女にキスをした。ステラも一瞬びくっと震えただけで、す
ぐに少年の背に手を回して抱きしめた。
「……ん…………んむっ!?あむぅ…………ぅちゅ……!!…………!!!」
信じられない感覚がステラの口腔を襲った。唇を割って、熱いサザの舌が侵入してきたのだ。のみならず、
彼女の口の中を舐めまわし、その舌を絡めてくる。ステラは思わず顔を引いて逃れようとするが、サザは優し
く、しかし絶対に離れないよう彼女を抱きしめ、さらに舌を差し入れてきた。
「んんーっ!!ん、んぷっ!…………うんん……んー、んっうっ…………うー…」
最初は驚愕と嫌悪しか感じなかったが、徐々にそれらの感覚は薄れていき、ほのかな快感が疼いてくる。い
つしかステラの抵抗は止み、むしろ彼女の方も積極的に少年と舌を絡めるようになってきた。
750 :
7/18:2005/05/12(木) 22:31:05 ID:UTHaZmFS
「…………ぷあっ!!……はぁ、はぁ……」
ようやくふたりの唇と舌が離れた時、唾液が糸を引いて垂れ落ちた。少女の顔は今しがたの興奮の余韻で紅
く染まり、鳶色の瞳は潤んでいる。サザはもう一度彼女に覆いかぶさって、キスを交わした。
「…………えっ、ああっ!?あうっ…………!そ、そんな……!」
胸を少年にまさぐられ、ステラは思わず悲鳴をあげる。服の上からとはいえ、異性に胸を触られるなど、彼
女にとっては天地が覆ったような衝撃だった。
サザは少女の悲鳴をキスで遮り、徐々に乳房を揉む手に力を込めていく。そしてステラの抵抗が小さくなっ
た瞬間、盗賊稼業で鍛えた手業で彼女の上着のボタンを静かに、そして素早く外し、あっと言う間に上着を脱
がせた。彼女がそのことに気付いたのは、脱がされた服がベッドの脇に放り捨てられてからだった。
「っ!!ああっ!……!あ、いやっ!!そんな、みないで!見ないで……くださいっ……!」
とっさに胸を隠そうとするステラの細い両腕を、サザは止めなかった。ステラは両腕で胸を覆い、耳まで赤
くしながら、サザに背を向け、怯える子猫のように背を丸めた。
サザは目の前で震える少女の白い背中からそっと黒髪を除けると、背骨に沿って舌を這わせた。
「……!!」
ぞくりという感触がステラを襲う。少年の舌は、彼女の腰を目指してゆっくりと背を舐めあげていた。そし
て腰のくびれに少年の手がかかった時、ステラは次に来る衝撃を予想して身を固くした。
751 :
8/18:2005/05/12(木) 22:31:37 ID:UTHaZmFS
「……怖いか?」
不意に少年が声をかけた。いつもの醒めたような調子ではない。ステラに対する気遣いが、その一言に込め
られているような、優しい言葉だった。ステラはかぶりを振り、身体をサザに向けた。
「無理するな。嫌だったら、いつでもそう言えばいい」
サザはそうささやくと、ステラにキスしながらその身体をあおむけにし、胸を覆う彼女の腕にそっと触れた。
ステラはゆっくりと腕を下ろし、少年の腰のあたりに手を置いた。
「…………」
唇を離したサザは、身体を離してステラの裸の上体に目を注いだ。普段は弓を射るための胸当てに覆われて
いる胸のふくらみは、形よく盛り上がって天井を向き、彼女の呼吸に合わせてかすかに上下している。豊満と
いうには程遠いが、十分大きな乳房だった。サザは片手で彼女の胸を揉みながら、キスをし始めた。
ステラの胸は弾力があり、少し力を入れると跳ね返されるような揉み心地だった。乳房をまさぐられるたび
に彼女の呼吸は乱れ、消え入りそうな小さな喘ぎが漏れる。サザは胸への刺激を続けながら、唇と舌でステラ
のあご、首筋、鎖骨を愛撫していった。
「…………ううっ……!ああ、あっ……あああっ!!」
ついにサザの口の愛撫が胸に達した瞬間、ステラの口から大きな吐息が漏れた。少年は彼女の乳房を舐め、
バラの蕾のような乳首を味わい、歯を立てる。両の胸を丹念に舐められ、噛みつかれ、揉みしだかれるうち、
ステラは身体の底から熱い何かが湧き上がるのを感じた。
752 :
9/18:2005/05/12(木) 22:32:09 ID:UTHaZmFS
そんな彼女の疼きを察したのか、サザは左手で胸の愛撫を続けながら、右手をそっと彼女の腰のあたりに動
かした。そして腰の脇にある革紐を探り当てると、素早く結び目を解き、紐を緩め、騎乗用ズボンを下着ごと
一気にずり下ろした。
「――――――!!!」
サザは、ステラが反射的に「そこ」を手で隠そうをする前に、彼女の真っ白な太腿を両手で掴んで、彼女の
秘所に口をつけた。一瞬遅れてステラの手がサザの頭を掴んだが、羞恥にまかせて引き剥がそうする衝動に必
死で耐えた。
「……ぅ……サザが、したいように……うっ……!」
初めての抱擁、初めての接吻、初めての愛撫。わずかな時間に、衝撃的な体験を繰り返してきたステラだっ
たが、一糸まとわぬ姿を異性の目にさらし、さらに最も恥ずかしい部分を見られ、口で愛撫されるという今の
状況は、深窓の令嬢にとってショックが大きすぎた。それでも、好きになった男のために、必死でその衝撃を
耐えようとしていた。
サザも、そういうステラの痛々しい心づかいは察している。それだけに、彼女の気持ちに応えられない自分
の立場が悲しかった。
「……あ…ああ…………えっ……?あ、あはぁっ、う、うああっ!い、いうっ……あーーっ!!」
サザが本格的に舌と指を使い始めると、ステラはたまらずに身をよじって叫びをあげた。柔らかい肉の襞を、
唾液のたっぷり付いた舌が濡らしていく。花弁を唇が引っ張り、さらにそれを指が拡げる。舌は肉孔の淵を這
い回り、深く侵入して暴れまわった。
753 :
10/18:2005/05/12(木) 22:32:42 ID:UTHaZmFS
「うっ……うあ、うあああっ!!はぁっ、ああっ、も、もうっ………もうっ………!!」
サザは少女の膣への愛撫を指に任せ、舌でステラの肉の蕾を探り始めた。ステラはわずかな痛みと猛烈な快
感の中で少年の舌の動きを感じていたが、やがてその敏感な蕾が探し出され、舌に触れられると、彼女の世界
が爆発した。彼女自身、そんな器官が自分の身体に存在していたとは知らなかったが、剥き出しのそれを舌先
で磨かれ、音を立ててすすられると、未知の快感がステラを圧倒した。
「あううっ、はぐぅぅっ!!お、あ、あっ、はあああ!!あっ…………」
少年の指が秘裂に侵入して膣壁をこすり上げ、舌と歯が肉の蕾を責め立てると、ステラはもう慎みも何もか
も忘れ、泣くような嬌声をあげて腰を上下に動かし始めた。白い尻がベッドの上で弾み、分泌された液体がサ
ザの鼻や口元を濡らす。それでもサザは容赦なくステラを責め続け、その合間に器用に服を脱いでいった。
挿入は一瞬だった。初めての痛みを少しでも和らげるため、ステラがあられもない声を上げて快感の渦に翻
弄されている瞬間に、サザは彼女の純潔を引き裂いた。
「…………ひうっ!……あ……あっ……!!」
恍惚としていたステラの意識が、痛みに引き戻される。サザのこまやかな心配りと性技のおかげで苦痛は最
小限だったとはいえ、少女の華奢な身体で受け止めるには少しだけ酷な試練だった。
「くぅっ……!はぁっ、うくっ!……だ、だいじょう……ぶ……もっと……!」
それでもステラはサザの身体をぎゅっと抱きしめ、苦痛を凌ごうとする。サザも、抱擁とキスでそれに応え
た。少しでも、少女の痛みをやわらげるために。
「ステラ……好きだ」
754 :
11/18:2005/05/12(木) 22:33:16 ID:UTHaZmFS
「え……?」
耳元で少年がささやいた言葉に、ステラは一瞬痛みを忘れた。「もういちど……言って……」
「好きなんだよ、ステラが!」
叫ぶと同時に、サザは潰れるくらいきつくステラを抱きしめ、腰を大きく動かし始めた。ステラの瞳から、
一筋の涙がこぼれ落ちた。
「好きです、サザ……あっ、好きっ、だからっ……ああ、ああっ!」
緩急をつけた腰の動きは、少女の膣壁を擦りあげ、幼い子宮を突き上げる。弾力のあるバストと勃起した乳
首が少年の胸の下で潰れ、ステラは切ない喘ぎ声を上げ続けた。
「う、うふぁ、好きで、すっ、ああ、んんっ!!くうっ、ふああぁ……あうっ!あっ――――――!!!」
感極まったステラが、背を弓なりに反らし、顔をいやいやするように振りながら絶叫する。そうでなくとも
きつい肉孔が、さらにぎゅっと引き締まった。
「……くっ……ステラ……っ!!」
サザは最後に数回、激しくステラの腰を突き上げてから、己自身を引き抜いた。白く熱い奔流が、ステラの
仰け反った白い下腹部に飛び散っていく。ステラは言葉にならない叫びをあげて、ぶるぶるっと全身を震わせ
た。形よくくぼんだへそに溜まった白濁液が溢れ落ち、ゆっくりと少女の腰のくびれを伝ってシーツに垂れた。
755 :
12/18:2005/05/12(木) 22:33:49 ID:UTHaZmFS
「痛かったか?」
サザはステラの横に添い寝して、彼女の美しい黒髪を撫でた。ステラはゆっくりかぶりを振って、自分が処
女を捧げた盗賊の少年の方を向いた。鳶色の瞳には涙が光っていたが、表情はむしろ晴れやかで、サザがどき
りとした程可憐な笑顔を浮かべていた。
「うれしかったです……あなたの優しさが。優しいあなたが好きだと言ってくださったことが。何よりも、」
ステラは腕をのばして、サザを抱きしめた。「あなたに抱かれたことが」
「…………」
少年は無言でステラの髪にキスした。彼は、行為中に好きと告白したことを悔いていた。言ったところでど
うにもならない恋だというのに……。
ふとステラが上体を起こした。部屋のランプに照らされた白い肌は汗に濡れて光り、凄艶ななまなましさを
浮かべていた。あわててサザは目をそらした。
「あの……こういう時は、女の方も殿方に奉仕するものなのですよね……?」
ステラの口から「女」「奉仕」という単語が出たことが、サザを妙に刺激した。ステラは身体を動かして、
サザの下半身の上に体がくるような位置で四つん這いになった。
「私、副長に教えていただきましたから……これから、懸命につとめさせていただきます……」
何を教わったのか聞こうとした瞬間、サザの男性自身が温かく、柔らかな刺激に包まれた。ステラが、彼を
口に含んだのだ。
756 :
13/18:2005/05/12(木) 22:34:24 ID:UTHaZmFS
「うあっ!!や、やめろ……うぅっ……!!」
つい先刻まで処女だった深窓の令嬢にそういう技術があるはずもなく、彼女の奉仕は稚拙極まるものだった。
しかし、好きな男のためにそのものを頬ばり、ぎこちなく温かい舌を絡め、唾液にまみれた肉柱を吸い上げる
様子は、どんな娼婦の性技にも勝る快感をサザに与えていた。
「……んんっ……ずっ……ふむぅ…………ぷちゅっ……おうっ、むぐ……っ!」
「ばっ、ばか……っ!!やめろ、ぐっ……で、でちまう……!!」
制止の言葉と裏腹に、サザの声は上ずって、今にも泣きそうに聞こえる。ステラは怪訝そうな表情で彼を見
上げたが、もちろん口による愛撫をしたままだったので、清楚な表情と口元の淫猥さのギャップが余計にサザ
の性欲を刺激した。しかしステラは刺激が足りないと誤解したのか、自分の烏漆の髪を唾液に光る勃起に巻き
付け、優しくそれをしごきながら先端への口腔奉仕を再開した。
「……んっんんっ、くぷっ……ずちゅ…………ずびっ」
絹よりも柔らかな髪が、女の命とも言える美しい黒髪が、自分のそれをしごいている。一度だけ夢想したこ
とがあったが、今それが現実に、愛する女性の髪で、行われていた。
「うあああっ!!で、でるっ……!!」
サザは悲鳴に近い喘ぎを上げて、辛うじてステラの可愛らしい口から己を引き抜いた。ほとんど同時に凄ま
じい勢いで噴出した白濁液は、少女の黒髪にへばりつき、額から眉を白く汚した。
757 :
14/18:2005/05/12(木) 22:35:59 ID:UTHaZmFS
「あ……」
呆然とするステラの美しく整った顔めがけて、さらに射精が続いた。どろりとした熱い粘液は、ステラの上
気した頬と鼻の頭、耳たぶに降り注いでいった。
「はぁっ、はあっ……ばか……だから、出るって……」
サザはそう言ってステラを見たが、自分の精子に汚された少女を見て激しく動揺した。あどけなさの残る可
憐な顔を、粘性の高い白い液体が蠢いている。美しい黒い前髪は白く濁った液体で額に張り付き、鼻の頭から
は一筋の白濁液が垂れ下がって振るえていた。自分の愛する清純な女神を汚してしまった背徳感と征服感が、
同時に湧き上がって来た。
「あ……だいじょうぶですか……?」
ステラが気遣わしげに問いかけた瞬間、鼻の頭から垂れ下がっていた粘液が揺れて、ぴとっと彼女の朱の唇
に張り付いた。
「気持ちよくなかったんですね……ごめんなさい……私……え?あっ……」
「ステラ……」
サザは自分の体液で顔が汚れるのもかまわず、ステラにキスをした。
「こんなことしちゃいけない。こんなこと……」
「あ……ん……」
「もの凄く気持ち良かった……とけちまいそうだった。……でも、こんなことはステラみたいな人がしちゃ
いけないんだっ!」
758 :
15/18:2005/05/12(木) 22:36:40 ID:UTHaZmFS
「え……なぜ……?」
いつもの儚げな表情で見つめられ、サザは言葉につまった。こんなことをステラが他の男にするなんて耐え
られない、などとは言えない。ステラの質問を封じるため、彼はステラを抱きかかえると、ベッドの上にうつ
ぶせに押し付けた。
「え!?きゃあっ!」
ステラが小さく悲鳴をあげた。サザは素早く彼女の腰を抱え上げ、尻を突き出させた格好にさせた。
「い、いやです!こんな……あ……」
すでに少年と男女の交わりを交わしたとは言え、貴族のお嬢様にとってこの格好は恥ずかし過ぎた。サザは
かまわず程よく脂肪ののった尻たぶを撫で回し始めた。
見た目は華奢なステラも、腰まわりは結構丸みを帯びて盛り上がっている。健康的に筋肉と脂肪がついたヒ
ップラインは、乗馬で鍛えられたのだろう、適度な硬さでサザの指に食いついてきた。
「あ、ああ……んぁ……きゃ!!いたっ……あはぅ……」
サザが軽く歯を立てて、ステラの盛り上がったお尻に噛み付いたのだ。ビクンとステラの黒髪が跳ねる。少
年はキスしたり甘噛みしたりしながら口を移動させ、腰と尻の境目の感じやすい部分を舐め始めた。片手は、
ステラの太腿の内側をそっと撫でている。感じやすい部分を刺激され、ステラは悶え始めた。
「ぐっ……はっ……そんな……そんなところぉっ……!!あうっ!」
ステラは少年の責めから腰をくねらせて逃れようとするが、その妖しい動きはかえって少年を興奮させた。
彼は口を一気に下に移し、秘裂を音を立てて吸い始めた。
759 :
16/18:2005/05/12(木) 22:37:14 ID:UTHaZmFS
「いやあああぁぁっ!!ああっ、う……あっ……!はううっ……!!」
両手でシーツをきつく握り締め、必死に官能の嵐に耐えようとする少女に、サザは容赦なく舌による攻撃を
エスカレートさせていった。わざと大きな恥ずかしい音を立てて愛液をすすり、舌を捻じ込み、蕾に歯を立て
る。ステラは今や黒髪を振り乱して、あられもない嬌声を叫びつつ悶え狂っていた。
「きゃうっ!!ああん!!あ、いい、はぁっ、おううっ!!うああーーっ!!」
ぎくん、ぎくんとステラの上体が上下に大きく揺れる。サザの口元は、少女の分泌液でぐしょぐしょに濡れ
ていた。少年は身体を起こすと、ステラの腰のくびれをつかんで、隆起したものを一気に膣に押し込んだ。
「〜〜〜!!、!!っ、…………!!!!」
いつも美しい顔に悲しそうな憂いの表情を浮かべ、胸に手を当てて控えめに話す可憐な深窓の令嬢。烏漆の
長い髪をたなびかせ、懸命に馬を駆る女騎士。そんなステラが、尻を突き出して肉壷に男を迎え、口からよだ
れを垂らしながら言葉にならない歓喜の絶叫をあげていた。相手の男の技術もあるが、それ以上に、愛する男
に貞操を捧げ、今また愛を交わしているという悦びが、彼女を一匹の牝に変えていた。
サザの腹にステラの尻肉が当たる。黒髪が散らばった白い背中は汗に濡れ、生々しく艶めいて光っていた。
彼は両手をステラの乳房に移し、胸を鷲掴みにしながらさらに激しく腰を動かした。ステラの肉襞は彼をきつ
く締め上げ、愛する男を貪欲に飲み込もうとして収縮していたが、胸を責められるやたちまち絶頂を迎えた。
ステラの上の口は意味のないうわ言のような喘ぎ声を上げ、下の口は激しく痙攣する。お尻の肉もぶるぶる
っと震え、男の絶頂を促した。
760 :
17/18:2005/05/12(木) 22:37:50 ID:UTHaZmFS
「ステラ……!!」
サザは叫んで、胎内から引き抜いた。おびただしい精液は丸く盛り上がったお尻に降り注ぎ、一部は汗ばん
だ背中を流れ、一部は愛液に濡れた太腿を伝い落ちていった。
「私ったら、恥ずかしいです……」
先刻までの痴態が嘘のような静かな声で、ステラはつぶやいた。その気品のある声と、唾液や汗や精液に汚
れた顔との対比が、この世のものとは思えない妖しさを醸し出していた。
「あんなに……はしたないことをしてしまって」
「はしたないこと?口でしたこと?獣みたいにわめき泣いて悶え狂ったこと?」
サザは汗ばんだ体を起こして、少女の肩に貼り付いた黒髪を直してやりながらわざと意地悪く聞いた。少女
は可哀相なくらい顔を赤くしてうつむいたが、すぐに顔をあげて、まっすぐサザを見つめた。
「?」
「我を忘れて悩乱してしまったことです。好きな殿方に悦んでいただくためにしたことは、はしたないとは
思いません」
「……」
761 :
18/18:2005/05/12(木) 22:38:23 ID:UTHaZmFS
「あの時、私が口でしていた時のあなたは、いつもの張り詰めたようなあなたとは違っていました。とても
……可愛らしかった」
「お、男が感じてるところがかよっ」
「はい、とっても」
そう言ってステラは微笑み、やわらかい肉体をサザに押しつけててきた。
「もっと、見せてください。サザが気持ち良くなった時の顔を……」
「も、もう抱いてやったじゃないかっ!これ以上……」
「今までは、好きな殿方に処女を捧げたいという私のわがままでした……。願いをかなえていただいて、本
当にうれしかったです」そう言いながら、ステラは少年の胸に顔を埋めた。
「お礼に、などとは申しません。ですが、せめて夜が明けるまで……あなたに、してあげたいのです……」
サザを見上げたステラの瞳は、口に出来ない想いを秘めて悲しく輝いていた。好き、とまでなら言える。し
かし、全てを捨ててあなたと共に生きたい、とは彼女の立場では言えないのだ。
「……わかったよ、ステラ」サザはステラの髪を優しく撫でながらささやいた。
「今夜だけだ。今夜だけ……結婚しよう」
ふたりはうなずきあうと、激しく抱擁と口づけを交わす。明け方までの残り少ない時間を惜しむかのように、
ふたりは力の限り愛し合った。
切ない最後の引きもイイヨー。グッジョブ
サザステ神GJ!!
ファーストプレイで支援Aにして
錬成手斧(名前はスワン○カ…)まで持たせたので
かなり萌えました!蒼炎で最萌カポーなので
次回作などあれば是非是非!!
てかボーレの斧名に吹いたYO!
そろそろ次スレかな?
どなたかよろ。
鉄の斧テラツヨスwワロタ
Part15まとめ。間違い・見逃しなどあったら修正よろしく。
>20-32 >37-50 外伝クレーベ×マチルダ解放軍結成SS(外伝)
>66-73 >96-102 ロイ×ファED(外伝)
>154-164 >631-646 ティルテュのラブソング(988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>169-180 外伝マチルダ監禁残酷SS(外伝) 注:猟奇表現有
>182 シャナン×パティ(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>219-228 外伝クレーベ×マチルダ(外伝)
>229-233 >235-236 狼×鴉(ロイド×ウルスラ
>326-328 桃園の誓い ロード三人×ペガサス三姉妹(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>379-383 車懸(くるまがかり)(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>394-398 >514-517 >572-576 アイク×レテ(355)
>541-543 ジャファル×ニノ(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>547-566 運命の…… キルロイ×ワユ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>584 ズッコケ三人組U(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>660-662 >664-667 暗黒マリア近親強姦殺伐鬼畜グロ(外伝)
>680-686 アイクの奇行 アイク×レテ(680)
>707-730 ハートフル クッキング オスカー×タニス (706 ◆ZKiCFm8B3o)
>744-761 サザ×ステラ (744)
>53-57 >247-275 >280-308 天邪鬼の誘い方 (ホームズ×カトリ)
>744-761
ちと遅れたがGJ!神!
自分も>763同様に最萌カポーだ!
すげー良かった!乙!GJ!
ネサラ×リアーネをキボン、といってみるテスト
倉庫未収録作品
Part13
>14-31 >44 >59-68 >165-179 >368-375 >422-432
禁忌 エイリーク×エフラム (886)
>37-43 罪 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>48-54 >100-103 >111-113 >127-130 >132-136
前スレ>911-914の続き クーガー×ターナ (UCC ◆UCC0ebT.po )
>77-92 Lesson C? 後日談その1 エフラム×ターナ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>260-275 Lesson C? 後日談その2 ゼト×エイリーク (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>327-343 Lesson C? 後日談その3 ラーチェル×レナック (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>119-122 >190-192 >230-234 超兄貴 サムソン×シーマ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>208-216 >245-252 天邪鬼の誘い方 ホームズ×カトリ (花泉の亜茶)
>224-226 優秀な人 ルーテ×アメリア
>283 >287-288 >297 >308 >310 >312 >317 >322-323 >352 >355-356 >365-366 >386-388
秋の大運動会 聖魔オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>406-413 前スレ>574-582の続き エイリーク編裏15話 ヴァルター×エイリーク (まごのて ◆pRlYgV5GEA)
>441-444 >483 キジ撃ち(烈火ver.) 烈火オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>447-476 >533-561 Shanam , el Picaro シャナム×マリータ (988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>486-491 年越しSS ロウエン×レベッカ イサドラ×ハーケン (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>498-499 >501-505 外伝シルク陵辱SS
>519-525 外伝アルム×シルクSS
Part14
>27-30 コーマ×ネイミー (ダミアン?◆.lt5gYzbQ.)
>43-47?>102-108?>166-182?>390-397
ティルテュのラブソング?アゼル×ティルテュ (988%マシン?◆ka5BrNUzcE)未完
>58-59 長篠の戦い?※キジ撃ち続編 (ダミアン?◆.lt5gYzbQ.)
>68-72 エリシャ×リュナン (ド素人)未完?
>73-76 レベッカ・その愛?ウォルト×スー (ダミアン?◆.lt5gYzbQ.)
>83-91?-156 闇夜?ウーゼル×セーラ
>93-98 テティスお姉さんの悩み事?ユアン×アメリア (ダミアン?◆.lt5gYzbQ.)
>110-114?-119?-125 外伝クレア&マチルダ捕獲陵辱SS
>160-163?-189 外伝グレイ×クレアSS
>196-199 論語?パント&エルク&ルイーズ (ダミアン?◆.lt5gYzbQ.)
>203-213 闇の蒼い花?セイン×ウルスラ
>224 アメリア突き?ロス&ユアン&フランツ&デュッセル&ネイミー×アメリア (ダミアン?◆.lt5gYzbQ.)
>225-226?>229-232?>234-241?>243 外伝アルム×シルク2鬼畜SS
>247-250?>252-261 外伝セーバー×ジェニー契約SS
>266 外伝ジーク×ティータ・バレンタイン(エロ無し)
乙は新スレで言ってやれよw
エリウッド×リンディスキボンヌ
プラハに犯されるセネリオキボンヌ
777 :
外伝:2005/05/14(土) 07:02:36 ID:Di2jxW8t
>>699 は自分です。でも純愛にするつもりですので。うん真面目な純愛。純愛ですよ。
お腹の空いたイレースたんにアイクの濃いミルクを(ry
ソーセージ代わりに喰いちぎられるわけか…
やべーそれ怖すぎ
口でしてもらう場合、
1:ティアマト→「ふふ、気持ちいい?もっと良くしてあげる……」
2:ジル・レテ→「こ、こんなのがいいのか?」
3:ワユ→「へぇ〜、男の人ってこういうので興奮するんだ」
4:エリンシア・ステラ→「あの……気持ち、いいでしょうか……?」
5:ミスト・マーシャ→「こんなの、やだよぅ……」
6:ネフェニー→「……………………」
7:イレース→「………………おいしそう…………」
8:シノン→「ははっ、気持ちいいか?俺、ノンケだって構わず喰っちまうんだぜ?」
どれがいいよ?
8はなんだ8はw
吹いたぞw
8はラルゴでも可だろう。
ウホッ いいシノンw
聖魔が少ないので色々投下準備頑張りますね。
ギリアム×シレーネとかやってみます
ティアマトはアイクの下の世話もしていました
>>781 お前な
せっかく気持ちよく読んでたのにシノンオチかよ
なんか変にダラハウとか持ってこられるより生々しくて怯えた
んじゃ俺はリオン×エイリークで。
もしUCC氏がここを見ていたら、氏に訊いてみたい言葉がある。
「いいんだね?やっちゃって?」
天狗じゃ!天狗の仕業じゃ!
リオン×エイリーク楽しみにしてます。
うっ!・・・・ハァハァ
>>785 おぉぉぉぉシレーネたんとはいい趣味じゃねえか(*` Д´)ァハァアハァ
パオラ以来ご無沙汰のおしとやかな姐さんは
大好物なんてモンじゃありませんよバッチコーイ
ギリアムもいい漢だよねぇ
ちと馬鹿な質問だが。
エストの姉の呼び方は「ねえさま」だよな?
いや某所で「お姉ちゃん」と呼んでるのを見たもんで。
姉貴だよ
>>769 リアーネは何しゃべってるか判らないから難しいなぁ…
>>796 それはひょっとしてネタで言ってるのか――!
>>796 古代語は何言ってるか分からん上に、表記不能だからな……あえてアイク×リアーネとか書くと、
ア「リアーネ……いいかい……」
リ「……( ´_>`)」
ア「あ、く、口で……?!だめだ、出るっ……!!」
リ「( ´,_ゝ`)」
ア「はぁ、はぁっ……ごめん……顔に……」
リ「m9(^Д^)」
ア「綺麗だ……リアーネ。君の笑顔が見たい……」
リ「(@u@ .:;)」
こんな感じか?
>798
>古代語は何言ってるか分からん上に、表記不能だからな……
…本当に、分らない?
古代語喋ってるところで、よーくゲーム画面を見てみよう。
古代語は
ローマ字のヘボン式
埋め立てついでに、独り言・・・
ただいま14章。
マカロフさんをおびき出そうとオスカーに弓を持たせて橋の上で待機した。
しかし、オスカーには目もくれず、近くで盗賊狩りをしていたティアマトさんに向かって突撃を敢行・・・
案の定、返り討ちに遭いますた。
マカロフさん、あんた・・・・・・マチ○か? orz
>801
○チスですw
リアーネの言葉解読できるのか・・・。
どんな口調なの?やっぱ丁寧語?
805 :
外伝:2005/05/18(水) 07:39:50 ID:NSNt0gPH
シスターエムブレム〜
妹とのシミュレーション〜
(妹を)ヤってやるぞといさましく〜♪
>801
バッカ、マカロフはなあ
マーシャを認識しつつぬっころすんだぞ!
マチスみたいな視力が弱いだけの男とは格が違うんじゃ!
(;・∀・)σリセット
シノンでさえ弟子と後方支援系には近寄っても会話出すのにな。
マカロフってもしやシノン以下じゃあ…
いや別にシノンは良い人だし。
シノン 実はいい人
ヒーニアス 実はいい人じゃない
810 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:26:49 ID:lvwiORls
ルキのんは凌辱がよく似合う
17章
ミスト「えっへん!」
マジ萌えた・・・・・・
812 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 00:25:21 ID:9/LoOhTh
>>811 リアーネの「…イジワル…」には敵わない
「どうしても戦うと仰るなら(ry」
漏れはむしろスキにされてぇ(;´Д`)ハァハァ
>>794 カチュアが「姉さん」といってるのにそれは無い
……何か釣りのスメルを感じるんだが、気のせいか?
エストが姉様っていうのは確か箱田版コミックじゃなかったっけ。
[エスト]
「あ・・ あなたたちは・・▼
「えっ ねえさまたちが
きているの!▼
「わー よかった
それならわたしも あなたたちと
いっしょに ゆきます
Pナイトの エストが
なかまにくわわった
外伝では姉様って言ってるな
818 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 01:18:00 ID:cq/oIQK+
マーシャ×ヨファキボン
まんことはなんぞや?
誤爆
ここはBSネタで書いてOK?
ティアンナとリースでいろいろ構想中
上官と秘書って本当に便利な関係ですねw
ニニアンたんキボン
ボーレ×ミストは?
825 :
外伝:2005/06/02(木) 20:48:17 ID:l/IxjNDa
>>817 他人の前では様付けで呼ぶように教育されているような希ガス
役職名があればそれで呼ぶ筈だが……もしやナメられてるのか?>パオラ
「姉さん」が役職名だよ
まじ
デルムッドのネタがないねぇとつぶやいてみるテスト
デルムッドは子世代ユニットでは唯一コレと言った相手もいないし
恋人会話もない(これはリーンもだが。なんでアレスとの会話もないんだろ)し。
聖戦がリメイクするときにはリーンとデルムッドにも恋人会話を作ってやって欲しい。
創作系のサイトではデルムット×マリータをよく見かける
:おなか減った・・・、すごく…
あ、もじゃもじゃ頭の、名前、なんだっけ、、、
あ・・・、こんにちは、
え、顔色悪いですか?その、具合が・・・
いえ、具合と言うか、その・・・、
え、わかっている?ご馳走してくれる、んですか?
:・・・、いつもお金無い無いって言っているから期待していなかったけど
本当にこの傭兵団っていい人ばかり、この(なんだったかしら)さんも本当にいい人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お嬢ちゃん、もうそろそろ約束の時間切れるけどよ
ありゃ諦めた方がいいぜ、なんなら賭けてもいい
なげぇ事賭場仕切っているけどよ、あのタイプはまず戻ってこねぇさ
ま、デカイたってここ数日の負け分だから、1年も2年もかからねぇよ
あ、急ぐ?困る?おいおい、てめー自分の置かれた状況わかってんのか?
・・・!あそーだ、うってつけの仕事あるんだよ、これ引きうけるならチャラでいいぜ
すぐ終る仕事だから明後日には帰れるしな。イヤだってんならしゃーねーよ
三月ばかりうちで客の相手してもらうがな
何、難しいもんじゃねぇ、うちの店の娘どもの、まぁ・・・、護衛だな
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
馬鹿かおめーはっ、護衛何かしらねぇよ
例えお前が本当に護衛だったとしてもだ、買ったのは8人だ
お前抜かしたら7人じゃねぇかよ、入ってたんだよ最初から数に
なんかトロそうな顔してるもんなおめー、ま、金は出してんだ、同情はしねぇぜ
ちょ、暴れんな、って
おいソイツ捕まえろっ逃がすなっ、入り口塞げ
馬鹿が、逃げ切れるわけねーだろがよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何かよー見てたらあの娘、10代も半ばじゃねーの?
頭領(おかしら)の相手するにゃ、ちぃと酷だよなー
何しろでけぇもんなー、伊達に頭領やってねぇってのかねぇ
服脱いだらさっさとこっち来いや、愚図が
ちょっとした拷問・・・、ちょっとじゃねぇって?げはははちげぇねぇ
今日来た8人の中じゃ一番の器量良しだったからなー、美人てのも得なばかりじゃねぇってか
おらっ、もっとっ、腰振れよ売女っ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上玉紹介しろとは言ったが、こりゃすげぇな
肌のきめが、そこらの女とはちょいと違うし
歳がちょっと若ぇから、さすがに乳だの尻だのは不足してっけど
当然ここも、初もんだわな
おお、綺麗なもんだ、使い込んでたらたらこの色はでねぇやな
待ってろ、その可愛い顔泣き顔でくしゃくしゃにゆがましてやるぜ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・いやぁっ、やだぁ、そんなとこ、汚いです・・・
ふっ、ううぅ・・・、やああ、あ、あっ、駄目です・・・お願いだから・・・
痛いっ、やだ入れないで、痛いです…
:指…、ごつごつの節くれ立った指がゴリゴリって私の…、あそこに出たり入ったりっ
痛いよっ、誰か、アイクさん、モウディさん、誰かぁっ
指が、2本にっ?ひっ、痛いぃぃっ!
ああ、あ、い、痛いです、もうやめて下さい、ひっやめっ・・・
ふっ、うっ、ううっ
へ?口でって、コレを・・・、ですか・・・?ひぎぃっ!?わかりましたっ、わかりましたから
んぶ、んっ、ふんん、んーーっ!?んンっんー---!!
:苦しい、喉の奥に当たって、吐きそう・・・、息も出来ないし
頭押さえないでっ、無理やり前後させないでぇっ、もう、やだ・・・
なに?なにこれっ!?何なのこのネバドロ、美味しくないっ!!
(いや、…ちょっとだけ美味しいかも、しれない・・・)
うえっ、ごふっごふっ、うぇっ、ごふっ…
痛いっ!…な、何しているんです?そんなの入るはずないっ
やっ、イヤです、だだだってサイズが違い過ぎ、無理ですっ、ばっ
:ぎひっ、…入ってくるっ、痛い、痛いぃぃっ、
何か・・・、破けた?奥にはいっ、て、きた・・・
くぅ、何で私こんな事に…、酷いよ…、何で…
だって私、ご飯ご馳走してくれるって言うから、ただそれだけで・・・なんで…
いーたいーっ、動かさなっ、でくださいっ、はっ、いやあっ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここまで具合の言いマンコも初めてだな、狭い分の締め付けもすげぇが
すげぇ名器だ、搾り取るみてぇにきゅうきゅう吸い付いて来て・・・
ぐっ、もたねぇ、2発目だすぞ、たっぷりな
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひっ、何…コレ?私の中にさっきの・・・アレ
こんなに・・・、たくさん・・・、うっううっ、やぁ、もう…
まだ、するんですか?
はぁっ、はっ、あああぁぁぁっ、ひっ、いっ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・約束が違う!他の娘たちだって、・・・昨日帰っていったじゃないですかっ!!
お願い帰してぇっ、いやっ、もういやですっ、やめてぇぇぇっ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう・・・、帰らないと、みんな心配しているし・・・私、・・・いやっ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・はっあ、そこ、イイです・・・、ふあっ、もっと、頂戴
まだ足りないです、もっと・・・