1 :
名無しさん@ピンキー:
ムゲン・ジン・フウ三人の珍道中。
男二人女一人で何もないわけがない。
華麗に2GET!
3 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 17:05:47 ID:MIaxfcBc
確かに。 でもフウってまだ15歳だった気がする・・・
あの二人からすればまだまだ子供なのでは・・・?
4 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 17:08:55 ID:MIaxfcBc
とか言っても、このアニメ前からけっこう好きだったので
けっこう期待してます。
5 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 17:25:44 ID:g44FceVc
推定年齢20・20・15ってなってるな。
自分の好みだとフウはもう少し年上でも良いかなと思う。
まぁ、5歳差って考えりゃ大いにアリだろ。
6 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 20:22:18 ID:JiBu/86l
捕まっていたずらされるナッキー(´Д`*)
7 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 21:30:07 ID:W02kAuGb
ハムスター侍×モモさん
オスメスわからんが。
8 :
名無しさん@ピンキー:05/03/18 01:54:28 ID:Ld/yREUs
期待揚げ
9 :
名無しさん@ピンキー:05/03/18 06:18:28 ID:7wF6kI6H
うぉ〜立てようと来たらスレあった!
アニメ二部からもう見れてないけど次最終回か。はやいね
一部と漫画一巻見た限りではジンフウが好きだな
ナッキーや貧乳くのいちもいるしネタは多いよな
一番見たいのはジンフウムゲンの3Pだな。てか人気なのになんでスレなかったんだろ
10 :
名無しさん@ピンキー:05/03/18 08:27:15 ID:k5VSg+P3
5巻レンタルで九話を観賞。
ふぅぅぅぅぅぅ(´Д`*)
11 :
名無し@ピンキー:05/03/18 13:43:02 ID:M01bEP9S
やっとサムチャのスレ立った!
1話からリアルタイムで見てた俺としては嬉しい限り。
本編は明日で終わるけどな……
12 :
名無しさん@ピンキー:05/03/18 15:22:18 ID:M01bEP9S
メールボックス整理してたら半年前に書いたっぽいSSが出てきたんで、保守ついでに投下しますわ。
あんまエロくないムゲフウなんで、見たくなかったらスルーよろしく。
13 :
鉛玉賽子 ムゲン×フウ:05/03/18 15:25:25 ID:M01bEP9S
「もぉ〜‥‥二人とも、あたしと言うものがありながら‥」
街道沿いの安宿のさして広くもない部屋の天井を見上げ、フウはぶちぶちとぼやいていた。
ムゲンとジンは何時もの如く、街に着くや否や遊女屋にめぼしい女を探しに行ったまま帰って来ない。
「‥絶対世の中間違ってるよ〜‥」
狭いが一人ではやや広い部屋をごろり、と転がり、障子戸から街道を眺める。
「や〜っと箱根の関所を越えたんだよね〜‥長崎まであと三分の二くらいかなぁ」
とその時、不意に部屋の襖が開き、フウは凭れていた窓から落ちそうになる。
「わわぁっ!?誰よっ!!」
危ういところで何とか窓の桟にしがみつき、物音の主を振り返った。
「相変わらず色気も何もねーのな」
「‥‥ムゲン?」
ぼさぼさの頭に、何時もよりに何割か凶悪さが増した悪人面。
ムゲンは乱暴に襖を閉めると、ずかずかと部屋に入る。
「あれ〜、遊女屋に行ったにしては早くない?」
「ケッ、あのクソ野郎の所為でそれどころじゃねーよ」
それだけ言うと、ムゲンはごろんと横になってしまった。
14 :
鉛玉賽子 ムゲン×フウ:05/03/18 15:26:46 ID:M01bEP9S
「もぉ〜、また喧嘩なの?一緒に旅してるんだから、少しは仲良くしようよ〜」
「誰があんないけ好かねェ野郎と仲良くするかっ!!」
呆れたようにフウが言うと、ムゲンはいきなり跳ね起きて身振り手振りでその状況を説明し始める。
「いいか、元はと言えばあの遊女屋が悪ィんだ!!こちとら高ェ金払ってやってんのに馬のクソみてーな女ばっか寄越しやがったんだぜ!?おまけに一人いた良さそうな女も、あのヤローが"ムゲン、此処は公平に賽子で決めよう"て言いやがって‥
‥あのヤロー、絶対ェ賽子に何か仕込んでやがったんだ!!」
身振り手振りにプラスしてモノマネも混ぜてのムゲンの口上に、フウは思わず小さく笑ってしまう。
そして同時に良い悪戯も思い付いた。
「‥‥ねぇムゲン〜」
「ぁん?」
「要するにさ、ムゲンてば溜まってるって事なの?」
「ハン、そりゃあ色気のねー女と陰気なヤローと一緒に旅してりゃあな」
「‥あたしがさ、処理してあげよっか?」
「‥‥‥はぁ?」
眉を寄せあんぐりと口を開けたムゲンに、フウはすり寄って科を作ってみせる。
15 :
鉛玉賽子 ムゲン×フウ:05/03/18 15:28:36 ID:M01bEP9S
「そりゃあさ〜、あたしは色気ないかも‥‥いや、そんな事は絶対ないけど、仮に百歩譲ってちょっと足りないかも知れないけど、その馬の糞みたいな人とか安物のダッチワイフよりはずっとマシだと思うけど〜?」
しかし、ムゲンはぽかんと口を開けたまま、ぴくりとも反応しない。
「ちょっと、ムゲン?」
「‥‥‥‥」
「ねぇムゲンってば〜」
「‥‥‥‥」
「もぅっ、面白くないんだからっ!!」
いくら呼んでも返事のないムゲンに、読みが外れたフウは不機嫌になる。
「全く、少しはウィットの聞いた答えを返しなさいよね〜。せっかく良い冗だ‥‥‥ん?」
唐突に視界が回転した。
それが、先ほどと同じように自分の目の前にいたムゲンの仕業だと気付くのに、大分時間を要した。
「‥ちょ、ちょっとちょっと、何すんのよムゲンってば!!」
「一発ヤらしてくれンだろ?」
「だからっ、それは冗談だっ‥‥んン」
「ほぉ‥‥餓鬼で真魚板胸の割にゃあイイ声出すじゃねーか」
フウが何か言おうにも、いつの間にか合わせから潜り込んだムゲンの筋張った手と繰り返される乱暴な口付けに言葉を発する事が出来ない。
16 :
鉛玉賽子 ムゲン×フウ:05/03/18 15:29:39 ID:M01bEP9S
「ちょっ、ぁ、ホントに止めてってば‥!!」
「へっ、んな事言ってもカラダは正直だぜ」
「はぅ‥‥っ!!」
固く凝り始めた乳首を押し潰すように摘まれ、稲妻が走ったようにフウの体が弓なりにしなる。
「やっ‥‥止めてってばぁ‥」
「‥‥‥‥そんなにイヤか?」
「‥‥‥え?」
不意に投げかけられた言葉に、フウの頭に疑問符が浮かぶ。
「‥や、やだなぁ、ムゲンてばどうしたの?」
「‥‥‥」
「ムゲン‥?」
「‥‥‥悪かったな。ちっと調子乗り過ぎたわ」
それだけぽつりと言うと、ムゲンは合わせから手を抜いて不器用ながらもフウの乱れた着物を直す。
何となく寂しげなムゲンのその表情に、フウの心が酷く締め付けられた。
ムゲンは再び背中を向けてごろんと寝転がると、それきり口を噤んでしまった。
「‥なぁ〜に拗ねてんのよ」
「拗ねてねーよ」
「拗ねてるよ。それに自分の言いたいことを言うだけ言って、自分勝手にも程があるよね〜」
「ンだとこのクソアマっ!!」
がばりと起き上がったムゲンに胸倉を掴まれても、フウは微動だにしない。
17 :
鉛玉賽子 ムゲン×フウ:05/03/18 15:30:44 ID:M01bEP9S
「ねぇムゲン」
「あぁん!?」
「あたし、あんたの事、結構好きかも」
「なっ‥‥!?」
「あ、赤くなってる、カワイ〜☆」
「ばっ‥るせぇな!!///」
その頃、遊郭の褥の上で賽子を弄ぶ男が一人。
「全く‥世話の焼ける事だ」
誰に言うでも呟くと、ジンは賽子ををぱきりと潰し、中の鉛玉を夜闇に放り投げた。
18 :
名無しさん@ピンキー:05/03/18 22:45:26 ID:7wF6kI6H
うわ〜すごくいいよ!
職人さんGJ!
ジンがいいやつ…
なんかただヤってるやつより萌えるな
ジンフウもヨロー
19 :
11:05/03/19 11:00:45 ID:yjQOExKK
アニメ終わってしまった………
>18
感想dクス
ちょうどジンフウ書いてたんで書き上がったら投下する予定。
20 :
名無しさん@ピンキー:05/03/20 04:27:06 ID:5c3HgIm9
アニメ終わりましたね〜。
>11ご馳走様でした。仁風楽しみにしております。
>>11 ムゲフウ萌えたー。
しかし本命はジンフウなのでめちゃめちゃお待ちしております。
22 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:11:45 ID:XTRRzIyt
祝☆チャンプルースレ!
流れに逆らうようで申し訳ないですが、ムゲン×フウ投下します。
2ch初投下なので、改行など見苦しい点がありましたらご指摘下さい。
ちょっとシリアス?苦手な方はスルーして下さい。
誤字・脱字・用語間違いは脳内変換よろしくです。
23 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:13:02 ID:XTRRzIyt
「あんた達ばっかり好き放題で、あたしいつも1人じゃん」
やっと辿り着いた宿場町の宿屋でフウはムゲンを睨みつけた。
ジンは半時ほど後に合流する予定だ。
「分かったよ土産買ってくっから」
いそいそと立ち上がったムゲンの服の裾をフウが掴んだ
「行かないで」
ムゲンが夜に出かける場所など1つに決まっている。女郎屋だ。
フウにはそれが面白くない。
「たまには一緒にいてよ」
「……誘ってんのか?」
「ばっ…ばかじゃないの?!」
服を握る力は強くなった。
「(なんだこいつ、いつもと様子が違…)」
怪訝に見下ろすフウは目に涙を浮かべてムゲンを見つめていた。
「…おまえ…」
その熱を含んだ視線に気付かないほど野暮ではない。だが相手はフウだ。
「あたし本気だからね!」
やんわりとかわすつもりが先手を打たれた。
「…んじゃ、その本気を見せてもらおうじゃねぇか」
しばらく考えてムゲンがニヤリと笑った。
ムゲンはフウの手を掴んで外へ連れ出した。
「ちょっとどこ行くのよ」
「宿じゃジンの野郎がきちまうからな」
引きずられるように裏路地へと入っていく。行き着いた先は出会い茶屋だった。
24 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:14:01 ID:XTRRzIyt
「え、ヤダ…こんなところ」
尻込みするフウを無視し中に入る。薄暗い屋内にほんのりと香が焚きこめられ、
軋む廊下を進むにつれ並ぶ部屋から甘い声が洩れ聞こえてきた。
「(どうしよう…)」
見上げるムゲンの顔は無表情で少し怖い。だけど言い出したのは自分。
対するムゲンも勢いに任せてここまで来たが、内心焦っていた。もっと抵抗される
と思っていたのに素直についてきている。いつもなら怒ってさっさと帰るはずだ。
それほど本気ということか…。
「(けど、相手はフウだぞ?)」
一緒に旅をしている15の娘だ。男を知らないに決まっている。それを自分が
女にしてしまっていいのだろうか。
「(考えるだけ面倒くせ)」
そう思いつつも緊張で体をこわばらせるフウを見るとためらってしまう。
「(なんなんだよ)」
己に湧き出す感情が彼をいらだたせた。
蝋燭一本の暗い部屋に通され二人きりになる。目の前には一つの布団に
ふたつの枕。
「…あ、あたしこういう所初めてなんだ。あんたはよく来るの?」
無言の空気にいたたまれなくなりフウが言う。
「声裏返ってんぞ」
「へ?あ、あぁそう?」
うへへと笑う顔が引きつる。
「まだ間に合うぞ」
真顔のムゲン。ふざけるでもない真面目な声に緊張が高まった。
25 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:15:13 ID:XTRRzIyt
「…ムゲンならいいよ」
「後悔したって知らねぇからな」
目と目がはっきりと合った。フウは金縛りにあったように体が動かない。
ムゲンの手が彼女の体に触れるとピクリと肩があがる。
「ビビッてんじゃねぇよ」
「ビビッてないよ」
小刻みに震えるフウを抱きしめた。今まで抱いてきた女とは違う華奢な
娘の体だった。
「やるからな」
「うん…」
ムゲンの腕の中でフウは覚悟を決めているのに、ムゲンは迷っていた。
迷いながらも彼女の帯に手を伸ばす。
不安そうに目を泳がせるフウの唇に接吻を落とした。フウにとって初めて
重ねた唇は乾いていて、不精ヒゲがチクチクした。ついばむような接吻が
だんだん深くなり、唇を割って入ってきた舌を戸惑いながら受け入れる。
ねっとりとした接吻をむさぼるように繰り返すうちに、フウの緊張はほぐれ
ていった。
接吻しながら胸をまさぐっていたムゲンの手がフウの襦袢の帯を解き、
直に胸に触れる。
「あ…」
ひやりと冷たい手だった。さらに接吻を交わしながら蒲団に横になる。
いつも荒々しい男が妙に優しく彼女を扱っていた。
フウの着物を完全に脱がせると自分も脱ぐ。
「(ムゲンの裸だ…)」
鍛えられたそれは見慣れているけれど、こういう状況で見るとまた別の
意味を持ち顔が赤くなる。
26 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:15:45 ID:XTRRzIyt
もう一度深く舌を絡ませ、首筋から胸へとなめ回した。
「んん…」
小さな胸を揉みほぐし、ツンと立った乳首に吸いつき、噛んで、舌で転がす。
「やっ…ん」
無意識に身をよじり逃れようとする体にムゲンの愛撫が執拗に続く。
次第に荒くなっていくフウの息遣いに合わせるように、ムゲンが誰も
触れていない秘部へと指を這わせた。
「やっ…」
それに気付いたフウが思わず足を閉じようとするが、ムゲンは彼女の
震える太腿をこじあけ花弁をなぞり徐々に蜜壺へと指を差し入れた。
初めは1本でもきつかったそこは徐々に蜜の量を増し2本、3本と受け
入れていった。
「(やっぱ初めてだとなかなか濡れねぇな)」
処女相手の性交は非常に痛みを伴う。少しでも蜜を増やし楽にして
やりたかったが指でかき回すだけでは時間がかかりそうだった。
胸の愛撫をやめ、掴んだ両足の付け根に顔をうずめる。
「?!やだっそんなとこ舐めないでっ!」
我に返ったフウが身を起こそうとするより早くムゲンの舌が彼女の
桃色の蕾をいなり噛んだ。
「ひゃっ…!!」
電気が走ったようにフウの体がビクリと反応し、蜜があふれ出す。
「あ〜やっぱ手っ取り早いな」
なにか言葉を発しないとムゲンの理性が吹っ飛びそうだった。蕾を舌で
蜜壺を指で刺激しながらさらに蜜を求める。
「はぁ…んっ…」
27 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:16:32 ID:XTRRzIyt
布団を握り締めフウが喘ぐ。トロトロと内股をつたい布団に零れ落ちた
どうやら準備は整ったらしい。秘部から顔を上げ、フウの足をさらに押し
広げた。
「すっげー濡れてる」
「…見ないでぇ…」
愛撫しつくされ体に力が入らず彼のなすがままだ。
見下ろすフウの体は上気してほんのり赤く染まり、浮かび上がった汗と
ムゲンの唾液でしっとりと濡れていた。桜色の唇からは涎が滴り、潤んだ
目は虚ろにあらぬ方向を見つめている。ムゲンはゴクリと生唾をのんだ。
もう後戻りは出来なかった。
「力抜け…」
そう言われても蜜壺の入り口に添えられた堅いそれを感じて、不安げに
ムゲンを見る。
「いくぞ」
ムゲンのほうもいつまでも辛抱できるわけでなく、十分に濡れた中に
己を差し入れた。
「い゛っぅひぃ!!!!」
破瓜の痛みは男に想像できず、ただ苦痛に歪む顔と背中に突き立てられる
女の爪と、蜜壺の締め付けで激しさが伝わった。
「いやぁっムゲン…痛い…んくっ」
堅く閉じられた目の端から涙が零れ落ちた。
「いたぃ…よ」
しかし、まだ半分しか入っていない。
「…やめるか?」
28 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:17:28 ID:XTRRzIyt
少し間をおいてフウが目を開けた。
「…まだ終ってないんでしょ…?」
「ああ」
「続けて…あたし頑張るから…」
そして耐えるようにまた目を閉じた。
「助かった。俺ももう止まらねぇとこだ」
頬を伝う涙をひとなめして残りを挿入した。
「くぅ…っ」
ムゲンはなるべくゆっくりと腰を動かした。でもそのたびにフウの顔が
苦痛に歪む。
「はぁ…あ…んんっ」
だが何度もそうしているうちに、少し、ほんの少しずづではあったが
痛みとは別の甘い痺れが全身に広がりつつあった。
「はぁ…はぁ…ムゲン…」
彼にしがみ付きうわごとのように名を呼ぶ。
「…ム…ゲン…」
今まで処女は面倒なので抱かなかった。手っ取り早く抱ける大人の
女が好みだった。こんなに何度も接吻を重ねたことも無かった。
小さな胸も、きつすぎる蜜壺も関係なかった。
フウがフウの声で喘ぎ、彼の名を呼ぶ。それだけでイキそうになった
29 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:18:08 ID:XTRRzIyt
「(くそっ…)」
「あ ひっ…!」
急にスピードを増した抽送にフウが悲鳴をあげる。でもそれはすぐに
唇でふさがれた。卑猥な音もフウの耳には届かない。
「ぷっはぁ あっあぁつ!ん…ふっあ!!」
激しい接吻に息苦しくなって逃れるように唇を離すと溜まっていた嬌声が
あふれ出した。それに合わせるように更に激しく腰を打ち付けられる。
「あぁつああああっ!!」
大きな波に飲み込まれたようにフウの意識はそこで途切れた。
失神したフウの乱れた髪を乱暴に整える。そんな自分の行動が
信じられずムゲンは苦笑した。女なんてヤればそれで終わりの存在だった。
それがこんなクソ生意気な小娘に…。
「あーあ、どうすっかね」
あれこれと考えるのは性に合わない。なるようになるだけだと目を閉じた。
(おわり)
30 :
ムゲン×フウ:2005/03/21(月) 05:20:54 ID:XTRRzIyt
以上です。エロ度低くてすみません。
次はジンフウムゲ3pとか色々妄想してみたりw
>>11氏のジンフウ楽しみにしてます!
31 :
11:2005/03/21(月) 06:12:31 ID:tQue/aIo
GJ!(´∀`)b
>>22 スレも安全圏に入ったようだし、何より何より。
というか、ひょっとして俺が他の職人さんの降臨を邪魔してんのかな…
もしそうだったら俺の事はスルーしてくれて構わないですよ!
元々そんなに速筆じゃない上に細かい設定とか調べてると無駄に時間がorz
>>30 GJです!!
キャラのイメージを崩さずにエロくて、嘘臭くなくてイイw
スゲー自然な感じで面白かったです。
是非また投下よろしくです!
33 :
22:2005/03/21(月) 21:07:43 ID:9EeF53H2
感想有難うございます。初投稿だったで反応が怖かったんですが(^^;
GJ頂きホッとしました。またネタがうかんだら投下させて頂きます。
34 :
22:2005/03/21(月) 21:08:27 ID:9EeF53H2
>>22 うはーいいですないいですな。
3Pとかジンフウとかもおながいします。
愛無しレイープものOKですか?
住人少なそうなので一応訊いてみますた。
最初に注意書きしときゃ無問題だとオモ。
読みたくない人は飛ばせばいいだけだし
カモーン ハァハァ
38 :
36:2005/03/23(水) 00:51:47 ID:EfstDAd/
>>37 レスありがとう。書きかけたはいいが内容がアレなんで
どうしようかと思ってた。
もうちょっと推敲して忘れた頃にうpしまつ。
早く職人さんこないかな・・・。
9話箱根でラリったとき、フウとジンの間に何かあったのではないかと
妄想してみる。
「フウ、ちょっと来いよ」
切り株に浅く腰掛けたムゲンが手招きする。
「なに?」
「わりぃ立っちまった」
彼が指差すそこをみてフウの顔が真っ赤になった。
「っ最低!」
「おまえだってヤリてぇだろ?」
素早くフウの足の間に手を突っ込み秘所を指先でつついた。
「バカ!ほんっとあんたって無神経!」
逃げようとしたフウの着物をつかむ。
「すぐ済むからよ」
腰を強引に引き寄せて秘書に指を滑り込ませた。
ちゅ・・・
「あんっ」
「しっかり立ってろよ」
指を2本入れて秘部をかき回す。フウはムゲンの肩に手を置いて
バランスを保とうとするが下半身が痺れて力が入らない。
「足に力いれろ。もう少し踏ん張れねぇのかよ」
「…もぅ…無茶言わないで…よぉ…」
ムゲンの肩をつかむ手の力が強まる。
ちゅくっ、ちゅぷ、ちゅぷ
染み出した蜜がムゲンの指に絡みついた。
「濡れてきたぜ?」
指を抜いてフウに見せる。
「…」
恨めしそうに睨まれた。
「怒んなよ」
濡れた指で頬を撫でて口付ける。
ぺぢゃぺぢゃと舌を合わせながら指を股へと戻す。
濡れた秘所ではなく少し上の蕾へ。
「はぁぅ!」
蕾をつつくと一段と甲高く声をあげた。
「おまえココいじられんの好きだよなぁ」
コリコリと蕾を押し付けるように回す。
「…うる…さいっ……んんっ」
あふれた蜜が足をつたい始めた。
ムゲンの肩に彼女の指がさらに食い込んだ。
「イっていいぞぉ」
耳元で囁き、空いた手を秘所に入れた。
ちゅぶり…ちゅく、ちゅく、じゅっぷ、ちゅ…
「あ、あ、あぅううんっ!!」
秘所から大量の蜜がこぼれて足元の草を濡らす。
力が抜けてムゲンにしがみ付くフウ。
「まだだ」
ムゲンはフウの尻を掴んで引き寄せた。
「ここに腰下ろせよ」
フウの目にギンギンにそそり立つソレが映った。
「出来ないよぉ…」
自分から入れたことがないフウはイヤイヤと首を振る。
「俺の脚をまたいで、とっとと片足上げろ」
「…もぉ〜勝手なんだからぁ……」
しぶしぶといわれた通りにする。
「俺のを触れ、入れる位置分からなくなるだろうが。
んで、ゆっくり腰を落とせ」
「うるさいなぁ」
じゅぶぶぶ…
「っはぁぁ…ぅ」
彼のひざの上にまたがる体位になって、ムゲンを飲み込むと
先ほどまでの文句も甘い吐息に変わる。
十分に蜜をたたえた秘書はそれをすんなりと受け入れた。
「俺の背中にしがみ付いてろ。振り落とされんなよ」
「う…ん」
ムゲンは切り株の縁に両手を置いて腰を振り上げた。
「ひゃぁぁっん!!」
予想外の攻めにフウが歓喜の悲鳴をあげた。
ムゲンの大きなモノが秘所を上下する。
パンパンパンと肌と肌がぶつかるのに負けじと愛液も音を立てた
ずりゅ、じゅぱ、じゅぱっ、じゅじゅずりゅ…
「あっはっ…はっ、ふっ…っんっ…んっ」
フウも腰を左右に振り、秘所を締め付けムゲンを攻める。
「…あ…うぅん…っ…」
「…おめぇも、色っぽい顔、するように、なったじゃ、ねぇ…かっ」
彼の息も弾んできた。
「はっ…はぁっ……だっ…だれの、せい…だよぉっ…」
腰を軽くひねって変化を加える。
「いっ…いい…いいよぉ……すごい…かんじ…るぅ」
「やっぱお前のは…よく締まる…」
男慣れしていない秘所は常にギチギチとムゲンを締め付ける。
「…はぁ…ムゲンも、きもち…いい?」
「まだまだ足りねぇよ」
にやりと笑い、もっと激しく突き上げた。
「きゃぁんっ!」
フウの口の端から涎がこぼれた。
ムゲンの背中に回した手が着物をきつく握り締める。
「あ、やぅっ…!んっ…っぁ……ぅん!」
流れ出た蜜が尻に雫をくつる。
「あっあっ、いっいく…いっ……ふっあぁつ!」
「くっ…でるっ…」
強い射精感にムゲンが顔をゆがめた。
「んんっ…もっ…もぅ…あっくぅっう、ああああっ!!」
秘所がきつく収縮しムゲンを絞り、フウの絶叫と共に中で精を放出した。
「はぁっ…はぁっ…ぅ…はぁっ…」
ムゲンにもたれて小さく震え、絶頂の余韻に肩で荒い呼吸をする。
「…もう一回するぞ」
「え?!まだやんの、獣…」
「おめぇが締め付けるから悪いんだろうがよ」
「なによそれー!」
「うるせっ、やるぞ」
ムゲンの手が着物の合わせ目に滑り込む。
「ほんと勝手なんだからぁ…」
おわり〜
うぅぅぅぅわぁぁ…グゥッジョブ。
47 :
11:2005/03/26(土) 00:26:30 ID:iWPBcrpV
>41
GJ!
実際にやってそうだなw
情けない事にジンフウが途中でスランプに陥ってしまったんで、とりあえず今書き上がってるところまで投下します。
続きを書いてくれる職人様キボン
48 :
ジン×フウ:2005/03/26(土) 00:28:16 ID:iWPBcrpV
「‥‥え、えぇと‥」
「‥‥‥‥‥」
あたしとジンは、お互い寝間着姿で、布団の上に正座して向かい合っていた。
だからと言って何かがある訳でもなくて、かれこれ半刻はずっとこの状態でいると思う。
「‥き、今日の、ご飯で出た牡蠣、美味しかったね?」
「‥‥そうだな」
あたしは、名産の牡蠣の話をして、ジンはそれに相槌を打って、そんなやり取りが何度繰り返されたんだろう。
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
そうして、また会話が途切れる。
‥もちろん、こんな時間に、こんな格好で、おまけに布団まで敷いてあるんだから、やる事‥‥と言うか、これからしようとする事は十分分かってるし、それはジンだってきっと同じはず。
あたしたちが今泊まってるのは、広島のある宿。
でも、普段泊まってる木賃宿じゃなくて、この界隈にある中では一番小さくてボロい‥‥もとい、一番安い所だけど、れっきとした旅籠宿。
だから、木賃宿とは比べ物になんないくらい部屋は広いし、温かいご飯は付いてくるし‥。
竹原とここ広島、両方でムゲンが博打で大勝ちしたから、お金にかなり余裕が出来たの。
‥‥当のムゲンは、儲かったお金のほとんどを持ってお風呂屋さんに行ったまま、戻ってこないけど。
「(は‥恥ずかしいっ‥)」
問題は、あたしたち二人が、こうやって夜に灯火が点ってる中で向かい合うのが初めてだって事。
宿じゃいつも三人雑魚寝だから流石に出来ないし、そうすると、必然的に野宿してる時とか、ムゲンがいない時に物陰でこっそりするとか、そうなってしまう。
ムゲンには隠してる訳じゃないんだけど、何となく言うのは恥ずかしいし‥‥。
49 :
ジン×フウ:2005/03/26(土) 00:29:26 ID:iWPBcrpV
「(‥改めて見ると、ジンって格好いいなあ‥)」
顔立ちはどっちかって言うと女の人みたいだけど、すごく端正な顔してる。
‥‥無表情だけど、耳が真っ赤に染まって見えるのは、やっぱりジンも恥ずかしいのかな。
「‥‥‥と、とりあえず、眼鏡外さない?伊達だから、大丈夫でしょ?」
それからまた四半刻ぐらいしてから、ようやくあたしは一歩を切り出した。
「‥それもそうだな」
「待って、あたしに外させて?」
はっ、とした様子で眼鏡に手を伸ばしたジンを制して、あたしは二、三歩ぐらいジンに近付いて、眼鏡の蔓に手を掛けた。
そろっと眼鏡を外した瞬間、ジンの鋭い目線に射抜かれたように体が動かなくなってしまった。
それと同時か、ちょっと遅れて、ジンがいきなり深い接吻をしてきた。
あたしの後頭部を押さえ付けて、何度も何度も、唇を食んで舌を這わせてはまた唇を重ねて、そしてすぐに口の中にジンの舌が滑り込んで来て、力が抜けてしなだれかかるあたしの体を腰に回した手でしっかり支えてくれる。
「んむっ‥‥ふ、んぅ‥んん」
あたしの手からとっくのとうに眼鏡は滑り落ちてて、あたしは空いた手でジンの首にしがみついて、その項をそっと撫で上げた。
そうすると、ジンの体が僅かに震える。
それが何だか面白くて、そこで指先を細かく動かしていると、ジンの唇がほんの少しだけ離れた。
「‥止めてくれ、擽ったい」
「っは‥‥ジン、ここ弱いんだ?」
誰からだったか忘れちゃったけど、擽ったい所は性感帯だって、前に誰かが言ってたような気がする。
あたしはその事を思い出して、ジンの項をそうっと舐めてみた。
50 :
ジン×フウ:2005/03/26(土) 00:31:45 ID:iWPBcrpV
「‥っく」
ジンの綺麗な顔が、ほんのちょっとだけ歪んだ気がした。
そう思ったと同時くらいに、あたしの腰の辺りでしゅるり、と帯の解ける音がして肩から寝間着がずり落ちた。
「や‥‥ちょ、恥ずかしいよっ‥!」
あたしは慌てて胸を隠す。
いつもはじっくり見られる事なんかなかったから良かったけど、こんな状況じゃ、胸が小さいのがバレちゃう‥‥
「今更何を隠す必要がある」
「やっ‥‥!」
でもその思いも空しく、あたしの両手はジンの左手で退けられてしまった。
更にその勢いで、肩に少し引っ掛かっていた寝間着も布団の上に落ちてしまった。
「あ‥‥あんま見ないで‥っ!」
あたしは頑張って身を捩って隠そうとするけど、やっぱり無理だった。
ジンが、何も言わずにじっとこっちを見つめてる。
「あはは‥‥思った以上に小っちゃいでしょ?いつもはこんな風に見る余裕なんかないから、気付かなかっ‥‥あァ!」
言葉の途中で、あたしは思わず声を上げてしまった。
ジンが、あたしの胸に手をあてがっていきなり乳首を抓ったから。
「別に、そんな事は誰も言ってないだろう。寧ろ‥‥お前が気にする程小さいとは思わんが」
そう言ってジンは、ゆっくりとその指を動かし始めた。
51 :
ジン×フウ:2005/03/26(土) 00:33:01 ID:iWPBcrpV
摘んだままのそれをくにくにと揉んだり、軽く爪を立てたり親指で押し潰したり。
「ん、ん‥‥ふぁ、っん」
ジンの指遣いに、触られていない方までびりびりと痺れる様な感じがしてくる。
「やぁ‥‥だ、ジン‥‥ひあぁ!」
あたしが我慢出来なくなってきた頃を見計らってか、何もされてなかった方に、ジンの舌が絡み付く。
そのまま唇を寄せて吸い上げられて、あたしはそれだけでどうにかなってしまいそうで、ジンの髪に指を絡めた。
ジンの髪はすごくさらさらしてて、お金が無いながらもちゃんとお手入れしているあたしと同じくらい綺麗。
「(いいなぁ‥‥)」
あたしがそんな事を考えながら髪をいじっていると、突然体に電流が走ったような気がした。
「‥‥ひぅんっ!?」
下腹の中に、ひんやりとした長い物が入っている。
「‥何を考えている?」
それが中で動かされて、あたしは初めてそれがジンの指だと気付いた。
「やぁ、ひうぅ‥‥いきな、り‥2本は‥だめぇ‥‥あ!」
「何を考えていたんだ、フウ」
あたしが首を振ってもジンは止めてくれなくて、指を動かしながらさっきと同じ質問をする。
52 :
11:2005/03/26(土) 00:34:32 ID:iWPBcrpV
ここまで……
いくら書いてもエロくならないんだよなぁ…
と言うか今気付いたんだが、広島ってタギングやってたような。
乙!
GJ!ジンフウ(・∀・)イイ!
続きもキボン。いつでも待ってます。
乙様!充分エロす。ぎゃんばってください。
風呂入って全裸で待機してます。
GJ!GJ!待ってましたぁぁぁ!!
うはージンフウ分を補給できますた。
更なる補給キボンヌ!
ここってジンフウ派のほうが多いのか?
なんでも派。
仁風、無風、仁紫乃、無八葉、三P…なんでも頂きたい。
仁も無幻も特徴あるから面白い。
60 :
11:2005/03/27(日) 02:00:36 ID:D0UoOsNG
俺も何でも派。
読むのは何でも。
書くのは何話でどんなサブキャラが出てきたとかほとんど覚えてないんで、ムゲフウかジンフウしか書けんorz
61 :
11:2005/03/27(日) 02:02:30 ID:D0UoOsNG
連続でアレなんだが、自分で言っときながらジンフウの続きが書けそうになったので、やっぱり自分で書くことにします。
遅くなるかもしれんが
すんげ、楽しみにまっとる。全裸で
>>58っす。
俺もサブキャラほとんど覚えてないから3人組か、漫画版の忍者コンビ
くらいしか書けないなw
ムゲフウの方がキャラ動かしやすいんで書こうと思ってたんだが
ジンフウ派が多いとちょと気が引けるんで訊いてみた。
反応薄いのも辛いしな。小心者ゆえ…。
>>11続きガンガレ。
>>62風邪引くなよ
>>58=62
自分はジンフウ派だけどムゲフウにも萌えるので是非書いてくらさい。
>>11 待ってますよ〜〜服は着て
ごめん。58=62じゃなくて58=63だった
66 :
雨(ジン×フウ):2005/03/28(月) 03:39:15 ID:NjCsBk/c
ああ、また今日も。
……雨の夜、ジンは必ず外を眺めながら物思いにふけっている。
きっと、あの日以来。
「……ジン、明かり、消すよ?」
「ああ…先に寝ていてくれ」
いつものように刀を抱いて窓際に座り、降りしきる雨の光景をぼんやりと眺めている。
ムゲンはいつものように賭場にでも行ったか、遊郭にでも行ったかで返ってこない。
(はぁ……はやく帰ってきてよムゲン…)
フウはなんともいえない気分がして切にそう願った。
(なんなのよ…この気持ち)
胸がしめつけられるような、歯痒いような。
67 :
雨・二:2005/03/28(月) 03:41:48 ID:NjCsBk/c
(ジンはきっと、あのひとのこと考えてるんだ)
…あの雨の日。ジンは初めて女を買うといって出ていって。
もう帰って来ないかもしれないとまで示唆して。
結局はジンは女のひとを縁切り寺へ逃がしてあげて、またあたしたちの所に戻ってきたんだけど。
(一度はあたしたちより、あの女のひとと行く道を選んだ…)
フウは布団に潜りこんだまま、唇をかみしめる。
このもやもやした歯痒いような寂しいような気分がなんなのか彼女自身わからないようで。
なんだかんだいってジンとムゲンに対して、フウはどこかで独占欲を感じていたのだろう。
68 :
雨・三:2005/03/28(月) 03:43:23 ID:NjCsBk/c
その気持ちは明らかに嫉妬の感情を含んでいた。
(あたしというものがありながらっ…)
ムゲンの場合だったら、例え夜帰ってこなくても、女を買いに行っていたとしても、こんな気持ちはしない。
…アイツは、絶対あたしのもとに帰ってくる。
夜帰ってこずとも、朝目を覚ませば、べろべろに酔って隣に寝ているムゲンの姿がある。
(けどジンは……)
布団の中から窓際にもたれる彼を見る。
……また、突然いなくなってしまうかもしれない。
(もうもうもぅ〜っ!寝れないじゃない!)
がばっと起き上がり、はあっと大きくため息をつく。
69 :
雨・四:2005/03/28(月) 03:47:55 ID:NjCsBk/c
それに気付いたジンが声をかける。
「……どうした。寝付けないか」
「…別に」
ぶっきらぼうに答えて、ジンを睨み付ける。
彼は少し戸惑ったような目をしたが、さほど気にもせずにまた窓の外へ目をむけた。
(…………っ!)
そんなジンの態度に無性に腹が立って、フウは立ち上がるとズカズカと窓のほうへ向かい、ぴしゃりと戸を締めてしまった。
「………フウ?」
きょとん、とした表情でフウを見上げるジン。
そんな彼をキッと睨む。
「……すまん、雨音が煩かったか。」
70 :
雨・五:2005/03/28(月) 03:50:22 ID:NjCsBk/c
いつもと違うフウの態度に戸惑ったのか、少し申し訳なさそうにしてジンが呟く。
「………」
押し黙ったまま、フウは窓際に突っ立っている。
「フウ」
「……嫌いよ」
「………?」
「あんたも、雨の日も、大っ嫌いなんだから!」
そう叫んで、フウは窓際から離れようとする。
「おい…」
咄嗟にジンがフウの手を掴む。
「……離してよ」
「………。泣いているのか?」
ぐい、とフウの腕を引くと、崩れ落ちるようにフウが畳にへたりこんだ。
同時に、ひっくひっくと鳴咽をもらしながら、肩を震わせる。
「………」
71 :
雨・六:2005/03/28(月) 03:52:21 ID:NjCsBk/c
ジンはそっとフウの頬に手をやると、ぐい、と乱暴に顔をあげさせた。
「…何故泣いている?何があった?」
「………っ…別に。なんでもないわよ」
鼻声で、搾り出すようにそう言うとフウは目をそらす。「誰に泣かされたんだ?ムゲンに何かされたのか?」
抑揚のない声で淡々と問い詰める。
「違うわよ」
「なら何故泣いている…?
……何故、俺のことを嫌いと言った?」
最後の問いは、少しだけ寂しそうな声で。
「……俺が何かしたか?」更にフウの顔をぐい、と持ち上げる。
(したわよ…)
フウはジンに顔を掴まれながらも、睨み付ける。
72 :
雨・七:2005/03/28(月) 03:54:21 ID:NjCsBk/c
その目からは、はらはらと涙がこぼれ落ちていく。
「……フウ」
「あんたなんか、駆け落ちでもなんでもして、どっかいっちゃえばいいのよ」
「………?」
「あの時みたいに、あたしたち置いてっ……どっか…いっちゃえば…いいのよ…!」
フウの顔がどんどん崩れていく。
「フウ……」
やっと意味がわかったといったようすで目を見開くと、するりと、フウの頬から手を離した。
「未練がましいわよっ…雨が降るたんびにっ……!ぼーっと外なんか見ちゃってさっ…
ひっく……どーせまたどっかいっちゃうんでしょ?だったら今すぐ……あ…。」
73 :
雨・八:2005/03/28(月) 03:56:32 ID:NjCsBk/c
「………」
ジンは泣いてまくしたてるフウの体をそっと抱き寄せた。
「……すまん」
「っ……何がよぉっ…」
「俺は…もうどこにもいかない」
「…………ジン…」
少しだけ、抱く腕に力をこめて。
「っ…うっ…ひっく……うぁぁぁあん!」
彼の言葉に安心したのか、フウは泣きじゃくる。
そんなフウを、まるで赤子をあやすように優しく抱く。
「っく…ぜったい……絶対っ…どこにもいかない…?」
「ああ……絶対だ」
大粒の涙を流しながら、こちらを見つめるフウ。
そんな彼女の頬をぬぐいながら、柔らかく微笑む。
「ジン……」
74 :
雨・九:2005/03/28(月) 04:00:15 ID:NjCsBk/c
くしゃくしゃの顔で笑うと、ぎゅううっと強く、彼の抱きしめる。
それに応えるようにジンはフウの髪をなでた。
大人の女の香りとは違う、少女の甘い香りに酔いしれる。
そしてその白い首筋に優しく唇を落とした。
「………フウ?」
すうっと、自分にしがみついていた腕がほどかれる。
ジンがフウを覗き込むと、すやすやすやと寝息をたてていた。
(………まったく…)
はぁ、と溜息をひとつ。
「はん、残念だったなァ!ジンよぉ」
「……ムゲン」
「ほんっとにこの女、色気のかけらもねぇぜ」
75 :
雨・十:2005/03/28(月) 04:01:47 ID:NjCsBk/c
ムゲンはそう言って、ずかずかずかと入ってくると、どかっとジンの隣に腰をおろした。
「少しは気をつかったらどうだ」
もう一度深く溜息をつく。
「ハァ?んなもん知るか」ぶっきらぼうに吐き捨てると、ジンの腕の中で眠るフウをじっと見る。
「おい、おい起きろフウ、今日はしっかり稼いできてやったぜ!」
ちょいちょいとフウの頬をつつく。
「ん〜…」
フウは少し眉をしかめると、ジンの胸の中に顔をうずめた。
「なっ…!……チッ」
ムゲンは面白くないといったようにふてくされると、ジンに背を向けて横たわる。
76 :
雨・十一:2005/03/28(月) 04:04:11 ID:NjCsBk/c
「…ンだよ、せっかくたんまり儲けてきてやったってのによぉ」
ブツブツと文句を言っているムゲンを尻目に、ジンはそっと戸を開けて窓の外をみやる。
(……あ……。)
「んぅ…ジン…」
彼に聞こえるくらい、かすかな声でフウが呟く。
そしてまた、すうすうと寝息をたてる。
きゅうっとジンの着物をつかむフウの華奢な手をそっとほどき、自分の手と絡ませる。
「……!…てゆうか」
はた、と気付いたようにムゲンが飛びおきる。
「お前ちょっと、そろそろそいつ離せよ?」
そう言ってムゲンは、依然抱き合ったままの二人を引き離しにかかった。
77 :
雨・十二:2005/03/28(月) 04:10:34 ID:NjCsBk/c
「フ……妬いてるのかムゲン…?」
「ちッ…ちげーよ!おい起きろド貧乳!」
「ん……ジン〜…」
「のあーーっ!!このアマぁ!!ってか俺もどっかいっちまうぞコラ!あぁ?起きろっての!」
「妬くな、見苦しいぞムゲン」
「なんだと(ry」
……外の雨は、すっかりやんでいて。
金色にかがやく満月が彼らを照らしていた。
〜終〜
エロなしですみませんorz
携帯故、一回の投下500文字くらいなので無駄にレス消費してすまん。
まだお互い恋だとかそんな感情に気付いてないような、そんなかんじで…
てかチャンプル最終回見てないや
>>78 乙。
リアルタイム投下に出会えるとは、起きててよかった。
ジンの淡々とした感じが雨によくあってますな。
ムゲンやきもちって、妹を取られる兄貴な気分か、
ただ単に仲間外れはイヤーンなのか、フウに惚れ(ry
投下中もsageような。
>>78 GJ!
萌え〜
ジンカコイイフウカワエエームゲンもちょっとカワエエw
>>78 禿萌え!GJです!
3人の関係が凄く良い。続編キボン!
>>78 乙です!
感情をSSに盛り込むってなかなか大変なのにすごいですね。
うほっ感想ありがとうです!sage忘れすまそ…
続編も考えてますのでまたいつか投下させてください
三人絡めて書きたいので、どっちにフウたんの処女いただかせるか悩む〜w
三つ巴で…。
本命 ジン
対抗 ムゲン
大穴 モモさん
>>83 楽しみにまっとるで〜
是非本命のジンでヨロw
いや、ウェブをぐるぐるしてるとムゲンフウはけっこう見かけるから
いまさらラスト3話分を見たのだが・・・
ジン→フウ→ムゲン(ジン→フウ⇔ムゲン)という解釈でいいんだよな?
本編で恋愛フラグが立つとは思ってもみなかった。
ってかフウやジンの感情が恋愛感情なのかどうかも良くわかんねー。
本スレでその辺の意見読もうと思ったら落ちてて読めんかった…orz
本スレでもよくわからんで終わったぞ。やっぱり。
というわけで、ムゲン八葉キボン。
うぉー地上組なので二部から見てないけどそんなフラグが?
書きがいがあるなぁ…妄想膨らみます。
ジン→フウ→ムゲンって解釈のくだりを教えてほしい…
>85
モモさんワロタw
>89
フウとジンの会話でそれを匂わせる台詞が。
感想サイトとかブログを回ったら見つかると思う。
>>88 そうか本スレでもよく分からなかったのか。dクス。
俺的解釈はこんな感じ。
・ジンにとってフウは守りたい対象(恋愛感情有り)
・フウはムゲンを放っておけない
(自分でも本当に好きなのかどうかよく分からないけど気になる存在)
・ムゲンはフウを仲間だと思ってる(恋愛感情無し)
仮にムゲンがフウを気に入っていたとしても、ジンがフウにマジ惚れなら
身を引くだろうな、とか。(妄想)
ムゲンフウジン3Pネタはあるのだが、文才が無いので
エロの描写ができない‥_| ̄|○
ネタだけでも良ければ投下していい?
あ、モモさんいれたら4Pでしかもジュウカンになるな。
私は良いと思いますよ。ゼヒ読みたい!
一息入れるのも良いのでは。
フウはジンの保護欲を刺激する存在なんだろうな。
恋愛感情かどうか微妙なとこだけど、擬似恋愛っぽい雰囲気は否定できない。
きっかけは12話の「ジンとあんまり話できなかった。せつないなー」
あたりではないかと思うのですが。
偽造オチでもフウがジンに(恋愛感情ではなく)好意をもってるのは
伝わっただろうし、不器用孤独人にはそれが嬉しかったのではないかと。
こんなこと書いてる自分はDVD組w アイタタタ
ネット配信で8話までしかみてない…だけど3Pネタが書きたい。
でもまだ話の先が読めないし、
人間関係の描写が薄めでお互いがどう思っているのかまだ分からない段階で…。
次の配信が楽しみだ。
仁は、風はムゲンが好きだろうと
ムゲンは、風はジンが好きだろうと思って
お互い、押し付けあったり遠慮したりしている様に思った。
三人の気持ちはどんなもんだろうとやきもきしているとこでの
ラスト3話はとてもおいしい。余計やきもきもきするけどね。
保護欲っていい響きだな。ムラムラきたぜ。
不器用で孤独でイケメンで剣の達人とくりゃ母性本能くすぐりですな。
でも本命には振り向いてもらえないタイプか?w
3p・・・ハァハァ
流れを微妙に切るかもですが、軽く小ネタを投下させて下さい。96を見たら思い付いたんで…
エロ無しなんで、興味無かったらスルーして下さい。
ついでに頼みたいんですが、漫画版を読んだ事が無いので漫画だけのキャラの軽い説明をできればよろしくお願いします。
「…………」
「…………」
夜の山の中、二人の男が焚き火を挟んで向かい合っている。
と言っても、東海道中膝栗毛、御伊勢参りの二人連れ……ではなく、此処で逢ったが百年目、互いが互いの親の仇、と言わんばかりのぎすぎすとした雰囲気を漂わせている。
その空気に耐え兼ねてか、一羽の夜鷹が逃げるように闇の中を飛び去って行った。
「……オイ」
「……何だ」
「今日こそは、腹ァ割って話そうじゃねェか」
「奇遇だな、私もそう思っていた所だ」
一方の男……ムゲンが、刀の鯉口の代わりに口火を切った。
「フウの奴の事なんだけどよ…」
「……ほぅ」
「…………やっぱテメェの用件から話せ」
「何を言う、言いかけたのなら先に話せ」
「…………」
「…………」
そうして、再び冒頭に戻る。
そんなやり取りが何度も繰り返され、焚き火にくべられた薪が白く変わってきた頃、ふと何か黒い物が二人の目の前をよぎった。
すかさずムゲンは手を延ばし、その物体を鷲掴みにする。
「……モモンガぁ?」
「その額の傷……フウの飼いモモンガではないのか」
「いつもアイツの着物ん中から出てくるアレか?」
「……そう言えば……」
「…………」
「……焼きモモンガにでもするか?」
「…そうすっか」
自分の運命を察知したか、ムゲンは手の中でじたばたと暴れるモモンガをじっと見据え、ジンは着々と焼きモモンガの準備を進めて行く。
「こらぁーっ!何やってるのぉっ!?」
モモンガをいざ火にくべようかという瞬間に、高く澄んだ声が周囲に響き渡る。
「もぅ、ヒトが目を離したらすーぐこうなんだから……いくら飢えても動物虐待はダメなんだからっ!」
フウはずかずかと焚き火に近寄ると、太めの木の枝にくくり付けられたモモンガを解放する。
「キュー!!」
「よしよし、怖かったね〜モモさん……ちょ、やだっ、モモさんたらエッチなんだから〜」
逃げ場を求めてかもぞもぞとフウの着物の合わせに入り込むモモンガを見つめ、ジンがぽつり、と呟いた。
「……生まれ変わったら、モモンガになるぞ」
「……奇遇だな、俺もそう思ったトコだ」
乙です&GJ
96です
妄想垂れ流してみるものですね。うれしいです。
そしてサムチャエロスレ祝100!!!!
>>101、102
感想どうもありがとうございます。
突発的に書いた物なので、何とも言えず短くてすみません…
と言いつつもまた小ネタ投下させて下さい。
エロっぽいですが決してエロではないです。
104 :
小ネタ其ノ弐:皇紀2665/04/01(金) 21:11:22 ID:sILOuo7q
むせそうになりながらも、あたしは喉に流し込まれた熱いドロドロした液体を嚥下する。
飲み切れなかった白濁色のソレは、唇の端を伝い首筋にまで落ちてきた。
べとべとして生温くて、ちょっと気持ち悪い。
「ケホッ……や、ムゲン…」
「フウ…もっと飲めよ」
緩く首を振り、起き上がろうとすれば両肩を押さえられ無理矢理乱れた布団に戻された。
「きゃっ…」
「涙目じゃねェか」
「しょうが、ない…よ…カラダ、こんなに熱いのに…」
ハアハアと荒い息を漏らし、あたしは自分の中の熱を持て余していた。
「ムゲンの、せい、だからね…責任、とってよ」
「……上等ォ」
「おら、折角看病してやってんだから大人しく飲めっての!」
「元々の原因はあんたが街で迷子になったせいでしょー!おまけに雨まで降ってきちゃうしー!」
「だぁから看病してやってんだろ?ほら、葛湯冷めっぞ」
「甘過ぎるからヤだ!」
>>103 乙。面白かった。
(´-`).。oO( 文の終わりに”終わり”とか書いて欲しいなぁ レス付け辛いよ )
なんて思わせぶりな…面白でした。
フウ陵辱4pネタ(相手はどこぞのオサーン)。縛り、道具有。
後半ジンフウになります。ジンフウに入る前にアナウンスしますんで、
陵辱ネタだめな人はそっからどぞ。誤字脱字は脳内変換よろ。
旅の途中、罠にはまってどこかの番所に捕まった3人…。
「あんたはこっちだよ」
岡っ引きの男がフウの腕をとった。ジンとムゲンはしたたか殴られ低く呻いて
いる。
「ジン!ムゲン…!」
1人だけ連れて行かれる不安で2人の名を呼んだが目線を返しただけで動かな
い。
「2人に酷いことしたら許さないんだからね!分かってんのっ!」
連れて行かれながら残った役人を怒鳴りつけるが、彼らは不気味に笑みを浮か
べているだけだった。
フウは岡っ引きと下働き2人の男に連れられて石造りの地下牢へ連れ込まれた。
男達も一緒に牢内へ入ってくる。
「なに…?」
薄暗い石の地下牢は数本の蝋燭の明かりだけ。ちろちろと揺れる光に浮かぶ彼
らの顔はさっきの役人のそれと似ていた。急に不安が膨れ上がった。
「出てってよ…」
周りを囲まれじりじりと後ずさる。
「この町で好き勝手されちゃ困るんだよ」
「…」
「おとし前つけてもらわねぇとなぁ」
「なによ…」
「けど、俺達優しいから。お前は殺さな〜い」
「どういうこと?」
「こういうこと」
リーダー的な男が合図すると残りの2人がフウを立たせ、大の字に両手両手を
牢屋の格子に縛り付けた。
「ちょっと!なによこれ、何する気?!」
懐から十手を取り出しペチペチとフウの頬を叩く
「なに考えてんの?!やめなさいよ!」
「うるさい女だ。おい黙らせろ」
仲間がフウの口にさるぐつわをはめる。
「ちょっと何すんのよ!やめ…むぐっむーうー!」
「おまえは連れの男を殺った後に岡場所行きだ。その前の味見だよ」
「?!」
男の言葉に目を見張った。
「殴らねぇから安心しな。ちぃくと気持ちよくしてやるだけさ…」
十手の先が首筋をなぞり着物の上から乳房を突いた。
「んーっんーっ!」
「だがな、お前次第で連れの男を助けてやってもいいんだぜ?」
フウの瞳が動揺に揺れた。
「簡単なことだ…」
十手を胸から帯へ、そしてその先の着物の裾を捲りあげる。さらけ出された股
にひやりとした空気が入り込む。
「俺達を満足させてくれりゃいいんだ」
じりじりと十手を動かし震える太ももから内股へ、そこからゆっくりと上って
足の付け根に辿り着く。そしては陰部を撫で回し時折その上にある陰核をつつ
いた。
「ふぐっう…!(やめて!)」
精一杯の侮蔑をこめて男を睨みつける。だが彼らはニヤニヤと笑うだけだ。
「おい」
十手を持った男が1人に合図した。別の男が着物の帯に手をかけた。抵抗しよ
うと思ってもジンとムゲンを助けてもいいという男の言葉が過ぎる。はだけた
着物の間から白い裸体が露になった。その間も十手はグリグリと股の間で陰核
をいじくっていた。
「大人しくなったじゃねぇか…」
十手で膣口をつつく。
「ううぅ」
フウの目が涙で潤んだ。
「なんだもっと欲しいのか?おい、揉んでやれ」
着物を脱がした男がフウの胸を鷲づかみにし、命令した男はしゃがみ込んで、
十手を膣の中に進入させ、それをくわえた膣をニタニタとみている。
「ん゛ーっ(いやぁっ!)」
「気持ちいいのか?」
膣の中をかき混ぜる十手を一旦引き濡れたその先を舐めた。
「お上から預かった十手を汚しやかって…」
クックッと喉を鳴らし、十手を更に深く入れ探るように動かしながら指で陰核
を攻めた。もう1人の男が乳首に吸い付き舌で刺激をあたえている。
「んぐっ…」
フウの抵抗の声がだんだんと小さくなってきた。比例するようにあふれた蜜が
十手をつたう。。
「こんなに汚して…罰をあたえなければなぁ?」
雫の滴る十手を抜き、己の着物の裾を捲り上げた。そこには男根がいきり立っ
ていた。フウの胸をまさぐるもう1人も同じように己自身を見せた。のこる1人
は二人の後ろで自慰にふけっている。彼らは全員褌をしめていなかった。はじ
めからフウを犯すためだけに来たのだ。
フウの顔色がみるみる青くなる。
「(嘘…こんなのって)」
これから自分の身に何が起こるのか想像するのも恐ろしかった。
「(やだ、やだよぉ誰か助けて!ジン!ムゲンッ!!)」
もがけばもがくほど縄がきつく手足に食い込み血がにじんだ。
「へへっそんだけ元気だと犯りがいがあるってもんだ」
男がフウの腰を掴んで男根を一気に突き刺した。
「んぐっ!!!」
フウは堅く目を閉じた。なにひとつ目に入れたくなかった。だが激しく痛がる
様子を見せない彼女に男が首をかしげた。
「んん〜?生娘じゃないのか。可愛い顔して。相手は連れの奴らか?」
男の言うとおり、フウは生娘ではない。この旅が始まってすぐにジンに抱かれ
た。長崎までの長い道程の謝礼代わりにと抱かれた。職を失った代わりの護衛
にしては長崎までの旅は遠すぎる。足りない分をフウの体で補うことになった。
フウ自身も戸惑いはしたがこの先なにがあるか分からないし、嫌いな相手でもないし…ということで情事が成立していた。言い出しっぺのムゲンは結局趣味
じゃないからと手を出さなかった。今思えばジンに処女を捧げて本当に良かっ
た。
「つまんねぇな。もっと嫌がる顔を見られると思ったのに」
その顔はサディステックに歪んでいた。
男が腰を動かす度にフウの体に電気が走る。嫌なのに体は感じてしまい、でも
声は出したくなくひたすらさるわぐつを噛み締め堪えた。
「あの2人にどれだけ犯られたんだ?毎日か?え?」
「自分から股を開いたのか?それともこんな風にやられたのか?」
「知らない男に犯されて濡らす、すき者女だなお前は」
牢のなかに男の卑猥な言葉とじゅぷじゅぷという音が続いた。
「ふぐぅ…(あうっ…)」
「感じてやがる…」
堪えきれず漏れた声に満足した男の方もそろそろ限界らしく抽送が激しくなる。
激しくなればなるほど膣は男根を締め付け刺激を与え、ぎちぎちと銜えられた
男根が悲鳴をあげた。
「むごっぐぅぅ・・!(あああああぁぅん!)」
フウが果てると同時に男も低く唸った。
「ふっ…!」
中に勢いよく精が放たれた。引き抜くと、ドロリと白濁液が流れ出し膣がビク
ンと痙攣すると更に液がこぼれる。
「もういいだろう。縄を解いてやれ」
縄を解かれ着物を完全に脱がされると、冷たい石の床に寝かされる。さるわぐ
つも外されたが口から出るのは無く荒い息遣いだけ。
目の端におちた簪(かんざし)が映った。これを使えば相手に傷を負わせるこ
とも可能だ。だが3人相手に逃げられるのか?もし失敗したらジンとムゲンの
命はすぐにでも絶たれてしまうだろう。
「次はお前な」
逡巡しているうちにフウの胸を愛撫していた男がのしかかってきた。よほど耐
え切れなかったのか彼女のヒザを押し広げ男根を勢いよく突き込む。
「はぁっ!」
先ほどよりも大きなそれは、無遠慮に子宮口までを突いてきた。
「うっんっ…ふっ…あっ…あ…んっ」
堪えようとしても貪られるままに喘ぎ声が漏れる。さるわぐつをされていた方
がまだマシだった。
「もっと激しくしてやれよ」
先ほどフウを犯していた男は壁にもたれて煙管をふかし笑っている。
「そんじゃ遠慮なく…」
男はフウの体を横にして方足首をつかみ股を大きくこじ開けて腰を動かした。
「あっあっあっ!」
激しく体がゆれ快楽で痺れが生じる。
「はぁあああぁぅん!」
嬌声を上げ男根を締め付けたと思うとひと震えして果てる。男は勢いを保った
ままの男根を引き抜き手でこすると仰向けに倒れる体に精液をぶちまけた。
「もう…やだよぉ……」
息絶え絶えのフウの目から涙がこぼれた。体を隠す力も無くぐったりと仰向け
のまま放置されてた。
「あーあ泣かしちまって…」
「俺のせいじゃないですよぉ」
やり終わった二人はせせら笑い、残る一人に向かっていった。
「またせたな〜」
せっせと自慰に励んでいた男の足元には白濁液が飛び散っていた。
「俺もう立たねぇよ…」
情けなく呟くも目は爛々と裸のフウを捕らえている。
「なんだよ情けねぇ奴だな…」
煙管の灰を床に落とすと、フウを後ろから抱き起こし体を支えながら両の手を
伸ばしてフウの膝をつかみM字に開脚させた。
開帳されて丸見えになった膣から漏れこぼれる蜜が床を濡らしている。恥毛に
も液がこびりつきテラテラと光って男を誘った。みるみるうちに萎えていた男
根が勢いを取り戻す。
「やだよぉ…」
零れ落ちる涙も男を煽るだけとなってしまった。再び勃起した男根は真っ直ぐ
にヒクつくフウの膣に向けられている。
「仲間思いの良い女だぜ。はやく慰めてやれよ」
膣口を指で左右に開くと赤く充血した中からまた男達の液がドロリとあふれ
た。
「いやぁ…」
「こいつなは女とやったことが無いんだ。じっくり相手してやってくれよな」
耳をねっとり唾液を含んだ舌で犯して噛む。
ふらふらと取り憑かれたように近寄ってきた三人目の男がフウを再び押し倒し
中に入ってきた。
「あうぅ…」
イかされた膣は敏感に反応しヒダが男根に吸い付いた。
「ああっ」
男のほうも快感に声をもらす。
「どうだ?女の中は」
「はぁはぁ…すごいです。しまるっ…」
初めての男は加減をしらず狂ったように腰を振った。
「ほらほら胸ももんでやれ。女はそういうのに弱いんだ」
言われるままに乳房をまさぐる。乳首を見つけると指でつねり引っ張った。
「はぁんっ!」
フウの声と同時に膣圧も高まり男も気持ちよさそうに息を吐き出した。
溜まった精液がかき出され泡を作る。あふれた液が床のにいくつもの水溜りを
作っていた。
「あぁ、あは…ん、あああ…んぁ」
あまりの男の激しさに喘ぎに喘ぐフウ。この声はシンとした牢内に響き男達の
欲情を高ぶらせた。
「ふあっ!」
だが男は呆気なく精を吐き出してしまった。
「なんだよ早えよ。イカしてやんなきゃダメだろ〜」
「面目ねぇ、でも…」
すっかりしぼんだ男根が情けなくフウの膣から抜け出した。
「俺達でイかせてやるか」
初めにフウを犯した2人が顔を見合わせニヤリと笑った。
肩で息をするフウを起こし四つん這いにさせ後ろから貫く。
「んぁあ…」
疲れきっているのに体はまだ反応した。
「もっとケツあげろよ」
ずんずんを突きを加えながらフウの尻を叩く。
「あっ!」
叩かれた拍子に膣がキュッとしまった。
「こいつ叩かれて感じてるぜ」
「本当にいやらしい娘だな、ほらケツ下げんなよ」
男が腰を持ち上げるがフウの両手は力なく、胸が床についてしまう。
「ちっ、顔あげな」
もう1人がフウの髪をつかんで無理矢理上半身を起こす。
「咥えろよ」
彼女の目の前にそそり立った男根があった。液でしとどに濡れている。そのグ
ロテスクさに顔を背けると髪を強く引っ張られ、アゴをつかまれた。
「さっさと咥えろ。歯立てんなよ…殺すからな」
男の目に殺気が篭っている。それでもフウが戸惑っていると強引に男根が進入
してきた。
「むぐっ!」
ひどい臭いと口に広がる苦味で泣きそうになる。男がゆっくりと腰を動かし始
めた。唾液が口の端から零れ落ちた。
「舌使え」
「う…うぅ……」
息苦しさに耐えながら男の言うとおりに舌を動かす。
「…下手だな。使えねぇ」
仕方なく男は腰を振るスピードを速めた。前からも後ろからも突かれ、何も考
えられなくなり呆けた意識に突然刺激が襲った。
「うぐぐっ!!」
口の中に苦い液体があふれた。吐き出そうにも男根は抜ける気配がない。
「最後まで飲めよ」
「ぐっ!」
少しでも早く抜いて欲しくて液を飲む。白い喉が数度上下した
「いい子だ…」
その最中に後ろの男もフウの中に精を放った。どくどくと流し込まれて下腹部
が張った。
「ごほっごほっ…」
口を解放されてむせるフウ。白く粘った液が口から床へと糸を引いた。
男達が床に落ちていたフウの簪の玉で膣を弄くっていると、新たに男がもう1
人現れた。
「どうだお前達、済んだのか」
「こりゃどうも…」
男達が一斉に頭を下げた相手は町役人だった。
「おかげさまでこいつの筆卸もすみやした」
「そうか、それは良かった」
役人も牢に入りピクリとも動かないフウを見下ろした。
「随分と励んだみたいだな」
精液にまみた体を隠す気力もなく虚ろな目で男を見上げている。
「旦那も楽しまれるんで?」
「いや、珍しい物が手に入ってな試そうと思う」
懐から取り出した物を見て男達がざわめく。
「おおっすげぇ。ご禁制の品ですか」
「声が大きぞ…」
役人は男達にフウを起こすように命じ、座らされた彼女の目の前にその品を近
づけた。
「これをお前にやろう」
意味が分からず呆けているとソレで秘所をつつかれた。
「ここに入れる道具だ」
恐怖で意識が冴えた。
「…え?やだ、やめて…そんなの入んないよ!…お願いだから…」
役人は舌舐めずってソレを捻じ込んだ。
*********
「起きろお前達。面白いものを見せてやる」
ジンとムゲンが入れられた牢に桃色の着物が投げつけられた。牢の中に簪が転
がり落ちて2人は顔をあげる。格子の向こう側には数人の役人と下働きの男達
が現れた。下働きの男がジンとムゲンの刀を誇らしげに腰に差している。内心
舌打ちし拷問に痛む体はそのままに目だけ動かすと、その中にやけに白い物が
あった。良く見るとそれは裸の女だ。
「おい…」
牢の前の前の女は目隠しをされ、両腕を抱えられ無理矢理立たされていた。見
覚えのある髪色、牢の前の着物、落ちた簪。
「あ…あぅ…」
低くもれる声も知っていた。
「フウ!?」
がばっと起き上がり格子に取り付く。彼女はどうやら耳栓もされているらしく、
ムゲンたちの声には反応しない。1人がフウの片足を持ち上げた。
「止めろ!」
ムゲンが叫ぶ。
男達はニタニタと笑う。彼らに見えるように開かれた足の中心には太い棒のよ
うなものが刺さり紐で固定され、低い音を立てていた。内股には乾きかけた白
濁液がこびりつき、その上から新たに透明な液が数本線を引いていた。
「これは南蛮渡来の品で、張形がエレキテルで動く。あちらでは『ばいぶ』と
呼ぶそうだ」
棒の先から管が伸びその先に箱があって役人がスイッチを切り替えると棒がう
ねうねと激しく動き出した。
「うぅ…うっん、あぁ…ん…」
棒の動きにあわせてフウが身をよじる。
「てめぇ今すぐ止めやがれ!!」
拷問の痛みも忘れムゲンが叫んだ。ジンは何も言わないが怒りで握り締めた拳
が震えている。
「どっちの女か知らねぇが十分楽しませてもらったぜ」
フウを犯した男が彼女の乳房を弄びながら挑発する。
「なんの恨みが合ってそんなことしやがるっ!」
ムゲンが牢の格子を何度も殴りつけた。その様子を男達がせせら笑う
「…格子は無理だ、戸を狙おう」
ジンの言葉を役人が笑い飛ばす。
「はっはっはっ!バカかっ!この牢を素手で壊すつもりか?その前にお前達の
骨が砕けるわ」
「待ってろすぐにぶっ殺してやっからな」
ムゲンが戸に蹴りを加える。ジンもそれに合わせた。
「無駄な足掻きは止めておけ。娘は殺しはせん売るだけだ。退屈な番所勤め、
これくらいの楽しみは無いとな。ああ、お前達には死んでもらうぞ」
役人の言葉は戸を蹴る音でかき消された。木の格子がミシミシと音をたてる。
「そんなに音を立てると娘の声が聴こえないではないか」
『ばいぶ』を操作しながら下品に笑う。
「旦那…やばくないですか…」
男の1人が牢を指差した。2人が蹴り続ける戸の蝶番が徐々に浮き上がっていた。
そんなばかなと一同の顔が驚愕に歪む。呆然としているうちに戸が吹っ飛んだ。
ムゲンが素早く刀を取り戻し、あっという間に3人を切り倒す。
「行けっ!」
同じく刀を取り戻していたジンが頷き、落ちた着物を拾い、投げ出され気絶し
ているフウを抱きかかえ番所を脱出した。
118 :
名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 03:06:05 ID:w+qJc/GQ
支援…していいのかな?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
陵辱ネタ終わり。次からジンフウにはいります。
レイープ話がこんなに難しいとは。エロ語録がなさ過ぎだ。
連投に引っかかったんで途中からID変わってます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
>>118 dクス。一回接続切って入りなおしたよ。
んじゃ続けます。
フウが目覚めると、そこは知らない小屋の中だった。川のせせらぎと虫の音が
聞こえる。いつもの着物を着ていて、髪飾りは傍らに置かれていた。体にはジ
ンの青い着物がかけられていた。今までの出来事は夢だったのだろうかと身を
起こすと手首に痛みが走る。目をやると縄の痕が痣となってくっきりと残って
いた。
「起きたか」
カタリと戸が開き入ってきたのはジンだった。慌てて手首を隠す。彼はフウに
背を向け囲炉裏辺に腰かけ薪をくべた。
「3日眠っていた」
「……うん…」
「ムゲンとははぐれた」
「……うん…」
そこで一瞬間が空いた。
「すまぬが、体は清めさせてもらった」
見られた?全部?この体に残る忌まわしい痣を?フウの目の前が真っ暗になる。
「……あ、ありがとね。心配かけて」
それでも沈黙が怖くて、震える声で気丈に振舞う。どんな目にあったかはこの
体を見れば一目瞭然だったろう。
「やつらは全員殺した」
それが誰を指すのか訊かなくても分かった。
「あ、そっか、なんかゴメンね。私のせいでもっとお尋ね者になっちゃった
ね」
ホントごめん。ともう一度小さく呟いて立ち上がった。
「近くに川があるよね?」
「ああ」
「水浴びしてくる」
ジンとは目覚めてから一度も目を合わせていなかった。
着物を脱いで川に浸かった。襦袢の紐を水につけて肌を擦る。水の冷たさは気
にならず何度も同じ事を繰り返した。どれだけ擦ってもあの感触が消えない。
「大丈夫か?」
いつまで経っても戻ってこない彼女を心配してジンが様子を見に来た。フウは
一糸纏わぬ姿で川からあがってきた。
月光が首筋にこびりつく濡れた毛先や水滴が滴る白い肌を照らしだした。
「…早く着物を。風邪をひく」
目を逸らし着物を拾ってフウに差し出した。彼女の近づく気配に鼓動が高鳴る。
不意に着物を持つ手に冷たいフウの手が触れた。ビクッと震えた手をフウは離
そうとせず、着物を取る気配もない。
「…フウ、どうした」
目は逸らしたままで問うが返事はない。程なくして手が柔らかいものにふれた。
「…?」
流石に気になってフウの方を見ると自分の手が彼女の胸の触れていた。
「フウ…」
戻そうとした手をフウがつかむ。
「……だめ?」
「まだ体が…」
「…平気だよ」
「しかし…」
精神的にだけでなく肉体的にも傷ついているはずだ。フウはジンのためらいを
打ち消すように彼の胸に身を寄せた。
「嫌なの。あいつらの感覚を消して欲しいの」
小さく震える体…ジンの手から着物がはたりと落ちた。
******
囲炉裏の薪が小さく弾ける向こう側で裸の男女が抱き合っている。
座ったジンの足の上にフウが向かい合って座っている。
ジンはフウが倒れないように細い腰を両手で支え、白い肌に点々と残る陵辱の
赤い痣一つ一つに口付けていた。
「ジンの体も傷だらけだね」
拷問の後が紫色に変色し体のあちこちに残る。目元も少し腫れていた。
「こんなものはすぐに癒える」
そう、体の傷はいつか癒える。だが心の傷は…
「寒くないか?」
川からあがったフウの体はとても冷たかった。夏といっても夜は冷え込む。
「…少し。でもジンが暖めてくれるんだよね?」
恥ずかしそうにうつむくフウが愛おしく、きつく抱きしめた。
「苦しいよ…」
「ああ、すまん」
ジンの腕が緩んだ隙に彼の首筋に腕を回し瞳を見つめ口付けをねだる。それに
応えて唇を重ねた。乳房をもみ上げながらじっくりと口内を犯す。
「んっ…ふんっ……」
乳房の先に刺激をあたえ、もう一方では背中と尻を撫でた。口付けたままフウ
を板間敷かれた茣蓙(ござ)に寝かす。
唇をはなれて首筋から鎖骨、乳房を丹念に舐める。脇も腕も指先も。
「くすぐったい…」
「では…ここはどうだ」
人差し指をお腹のラインに沿って下へずらしていく。
「……」
期待にフウの体が強張った。指は茂みに達した。
「あっ…!」
陰核の皮を捲り指先でころがすとフウのつま先が床をかく。
片手で陰核をつまみ反対の手で薄っすらと濡れた膣のまわりをなでた。
「あ…ん」
フウの体は以前よりも敏感に反応した。これも男達に犯されたせいなのかとジ
ンは思う。そして犯されるフウを想像し彼自身が堅さを増すのを感じた。
「(私は浅ましい男だ…)」
己の劣情を恥じるが高ぶりは治まる気配をみせない。
「…ジン…?」
上の空に気付いたのかフウが不安げに彼の名を呼んだ。我に返って両手で膣を
いじり舌で赤く熟れた陰核を攻めた。
「あっ……はぁっ…」
ちゅぱちゅぱと音が聞こえるように吸い付く。
「やぁ…はずかしぃよぉ…ぅくっ…うぅ」
フウは行き場を失った快感を抑えようと自分の指を噛んだ。それに気付いたジ
ンは歯型の残る指を取り上げ口付ける。
「辛いか?」
「…ちょっとだけ。でも…気持ちいいよ」
ウットリとした眼差しでジンに応える。
「…これ以上私を煽らないでくれ…」
我を忘れて接すれば彼女を犯した男達と同じになってしまう。苦悩に歪むジン
の顔をフウの両手が優しく包んだ。
「ジンになら、何をされても平気だよ」
その言葉で理性の箍(たが)が外れた。彼女の肩をつかみ床に押し付け、大き
な熱い塊を押し込む。 そして一度手前まで引き戻し、今度は更に奥まで突き
入れた。
「あぁっ!あ、んっ!」
フウの背が弓形にしなった。熱いジンを感じてより高く声をあげる。
2人の合わせて床がギシギシと音を立てた。
「うっ…あぁんっ、あぁんっ」
男根が内壁のヒダを摩擦する。全身に痺れが広がり、腰が無意識に快感を与え
てくれる場所を求め上下した。
「はっ…ふっ…うっ、…ぅはぁぁ……」
結合部分から後から後から蜜があふれ、男根の動きをよりスムーズにする。
「……もっと……もっと…し、て…」
願に応え、より深く繋がるために膝で立ちフウの尻をつかみ下半身を持ち上げ
激しく打ち据える。
「ジン……くるっ…なんか、くるよぉっ!」
冷静な彼の仕業とは思えない荒々しい動き。あそこが焼けるように熱く疼いた。
フウは彼にしがみ付きうわ言のように嬌声を発した。
「あ、あ、あ、あ、あああっ!!!」
絶え間なく続くと思われた快楽の時が終わりを迎えようとしていた。
同時にジンも限界を迎え、きつくしまった膣内に熱い迸りを注ぎ込む。イった
ばかりの膣内は物足りないのか、ひくひくと痙攣し男根に絡みついたままだ。
「まって、」
射精し、勢いを失ったそれを抜こうとするとフウが止める。
「フウ?」
「もう少し繋がってたい。ジンを感じてたいの…」
そんなことを言われるとまた…ここは理性で押しとどめ、彼女をしっかりと抱
きあげた。すると茣蓙で擦れて赤くなっている肩が目に入った。
「すまない…加減が」
言いかけたジンの唇をフウのそれが塞いだ。
終
無駄に長くてスマン。十手プレイが書き(ry
江戸時代の庶民生活を調べると結構面白いな。
モモさん?え?誰それ。
>>118 支援ありがとう。連投制限の事考えてなくて焦ったw。
127 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 03:15:06 ID:w+qJc/GQ
GJ!萌えたよ〜。リアル投下ってうれしいね
128 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 03:17:58 ID:4n1I50So
GJ!
萌えました!!!!!
129 :
107:2005/04/02(土) 03:37:41 ID:iMdJZGhe
リアルタイムで読まれる事の恥ずかしさを知った今日。
投下する手が震えますた。GJ有難うございました。
超ご馳走様!!!!!!!
131 :
1:2005/04/02(土) 05:27:41 ID:f3pvgn9d
スレ立てて良かった。改めて作者の皆様GJ&萌えをありがとう。
あと漫画キャラの説明したいが今手元にないんで正確に出来んです。
が、希望を込めて一人紹介
[ナッキー]本名忘れた
普通の町娘を装う出来る仕事人(殺し屋)
はぐれたジンが神社(?)のお供え物を失敬しているところを逆ナン
なんだかんだでジンはナッキーの仕事を手伝うことになる
恋愛表現は特にないがジンをイイ男とは認めている模様(個人的見解)
性格はサバサバ・キッパリ・男前という印象(個人的見解)
どなたか訂正と他キャラ説明ヨロ。ついでにナッキー(;´Д`)ハァハァ
>>107 GJ!
ジンの優しさと箍の外れ方に萌えますたハァハァ
133 :
107:2005/04/03(日) 00:36:13 ID:de1Kp5+G
134 :
11:2005/04/03(日) 01:20:13 ID:QuF8uw0W
どうもお久しぶりです11です。
引っ越しでバタバタしてる間に何人も職人が来ててたまらんすよ!
と言う訳で、だいぶ前のになるがジンフウの続きうpします。
「別っ、に‥‥何もぉ‥ひぅ!」
「別に何も?その割には視線が泳いでいたが‥‥」
ジンの冷たい指が、あたしの中の熱を奪って生温くなっていく。
だんだんと中と温度が同じくらいになってきて、動く指が生き物みたいに思えてくる。
「は‥‥あぁ、ん‥‥‥ぁうっ‥?」
急に、指の動きが止まった。
「やだぁ‥‥何でぇ‥」
「何を考えていたのか、言ってみろ」
あたしが堪らなくて腰を動かしても、気持ちいい所に当たらないように指をずらす。
ジンは、こういう時に限って妙に意地悪になる。
「‥‥ムゲンの事を考えていたのか?」
「‥‥‥はへ?」
「‥だから、ムゲンの事を考えていたのか、と言ったんだ」
ジンの声が、少し拗ねた様な感じになった。
もしかして‥‥
「‥‥ジン、焼餅やいてたの?」
「べ‥‥!‥別にそんな事は‥無い」
少しの間に、ジンの顔が赤くなったり声が小さく窄んでいったり。
とても面白かったけど、あたしはそれよりも嬉しい気持ちで一杯だった。
「もー、そんな事ないよ。あたしはジンの髪がキレイだなって思ったの」
そう言ってあたしは、膝立ちしているせいで胸の辺りにあるジンの頭をぎゅっと抱き締めた。
「‥‥‥無意識なのか狙っているのか‥‥」
ジンがぽつ、と呟いたかと思うと、中から指が抜かれて、胡座をかいたジンの両足を跨ぐように腰を引き寄せられた。
入口に、熱くて固い物が当たっている。
「‥あっ‥‥ゥんふうぅっ!」
そして腰を掴まれて、そのまま、一気に引き下ろされる。
急にジンので中が一杯になって、一瞬意識が飛びそうになってしまった。
「く‥‥そんなに、力むな‥」
「はあぅっ‥‥だって、急、に‥‥ひゃあっ!」
また突然、下から突き上げられた。
「もっ‥‥またぁ‥」
「‥済まんが、押さえが効きそうにない」
その意味を理解してあたしが何か言う前に、素早く唇が重ねられてジンが動き出した。
いつの間にか滲んだ涙でぼやけた視界に、ジンの少し辛そうな顔が映る。
「んン、あ、んぅふっ、ふ、んう!」
唇が離れては重なり、重なっては離れて。
普段はあたしに声を出させない為の接吻だけど、今日だけは違う。
「ふ‥‥あ、ヤぁ、ジン、も」
「イきそうか?」
「ぅんっ‥‥ふああぁっ!」
頷くが早いか、ジンのがあたしの一番奥を擦り上げて、あたしは呆気なく絶頂を迎えた。
ジンがすぐに自分のを引き抜こうとしたけど、あたしはジンにしがみついて、お腹に力を入れた。
「く、止せっ、中に‥‥ぅ!」
ジンの体が一瞬痙攣して、あたしの中にじわっと熱い物が溢れる。
「‥‥熱ぅいよぉ‥‥」
「‥熱い、ではないだろう‥孕んでしまったらどうするんだ、旅に支障が」
「出てもいーじゃない‥‥あたしの意志だもん」
怒ったような困ったようなジンの両頬に手を添える。
「それとも、ジンはあたしとの赤ちゃんが出来ちゃイヤ?」
「!いや‥‥そういう意図で言った訳では‥」
もごもごと言い淀むジンの額にちゅっ、と口付けて、あたしはジンに抱き付き直した。
「‥‥ね、今夜はこのまま寝させてね?」
「な、おい待て‥‥!」
頭の上でジンが何か言ってたけど、あたしは聞こえないフリをしてとろとろと微睡む意識に身を任せた。
***
「戻って来ないな」
「いい加減戻って来る頃なのにね」
夜が明けて、あたしはジンと二人で朝ご飯をとっていた。
流石にご飯は食べに戻って来るだろうと思って、一応ムゲンの分のお膳は頼んでおいたけど、本人は未だに帰って来ない。
「ムゲンってお風呂マニアだったっけ?」
「‥‥まさかフウ、風呂屋が本当に風呂屋だと思っているのか?」
「え、違うの?」
「‥いや何でもない‥」
ジンは頭痛を堪えるように額に手を当てて、軽く頭を振る。
あたし、何かいけない事言ったかな?
「お客さん、ちょっと失礼しますよ」
その時襖の向こうで声がして、宿のおかみさんが何かを引き摺ってきた。
「これ、多分あんたたちの連れじゃないのかい?」
「え‥‥?」
「朝早くウチの前に転がってたんだよ。時々動くから、生きてはいるみたいだけどさ」
厄介事はごめんだよ、と言い残して、おかみさんはその引き摺ってた物をあたしたちの部屋に放り込むとすぐに襖を閉めてしまった。
それは、人の形をしてて、ぼさぼさの頭に刀、刺青、特徴のある貫頭衣‥‥
「‥‥まさか、ムゲン?」
「見事に木乃伊と化しているな」
そう、それは気を失った(もしかしたらもう事切れてるかも)ムゲンだった。
だけどその姿はすっかりやつれてて、この一晩に一体何があったんだろう。
「おーい、ムゲン、生きてるー?」
「‥‥おーぅ‥‥」
「あ、生きてた」
小さくジンが舌打ちしたのは聞かなかった事にして、あたしはムゲンの頬をぺふぺふと叩いた。
「どーしたのムゲン、こんなにやつれちゃって」
「‥ふっ‥‥俺ぁ技を極めたぜ‥」
「技ぁ?何か修行でもしてきたの?」
「‥馬鹿言え‥‥四十八手だ‥」
「四十八手、って‥‥」
見た目ムゲンが相撲に目覚めたようには見えないんだけど、まさか‥‥
「あんたまさか、一晩に四十八回いぃ!?」
「‥‥当たりだ‥‥」
「お前は獣か‥‥」
「ちょっ、バカじゃないのあんた!?」
「と言うか、馬鹿も此処まで来ると救い様が無いな」
あたしはジンと顔を見合わせて、元いたお膳の前に座り直した。
「せめて成仏しろ、ムゲン」
「あんたの分の朝ご飯は、ちゃあんと残さず食べてあげるから」
「‥‥人を勝手に殺すなテメェらっ‥!」
END
141 :
11:2005/04/03(日) 01:30:26 ID:QuF8uw0W
江戸四十八手によると、座位の事を"忍居茶臼"と言うんだとか。
昔の人は面白い言い回しを考えるもんだな…
ちなみにこれの前編は
>>48-51す。
GJ!
続き待ってましたよハァハァ
忍居茶臼 検索かけたら…ワロタwすげぇ。
うおーー待ってましたぁぁ!
禿萌えGJ!
ありがとうまたよろしく!
ああこのスレ、神が多くて嬉しいな
おおおおおおおGJ。面白かったです。
ムゲン乙。
11氏GJ!ジンフウ禿萌え!
フウ視点の状況描写がイイ!
神よありがとう!
146 :
11:2005/04/03(日) 17:29:07 ID:QuF8uw0W
>>142-145 感想ありがとうマジで本当嬉しいっす!
また書くぜという気になりますた。本当ありがとう!
>>131 漫画キャラ解説乙です。
俺も漫画持ってないんで助かった。
ってかナッキーって自分のあだ名と同じでワロタw
単行本で目立ってた登場人物。
[金さん]本名:不明 1巻2話 (男)
悪名高い遊び人。実は関所のお奉行様。グランサン・ピアス・
リストバンドに丸腰。頭弱めの女連れ。
ムゲン達を追いかけてきた代官親子が嫌いな上に、自分の管轄地を
荒らされ、原因となった彼らを助ける(さっさと出て行ってもらいたい)
振りして代官親子にも一泡吹かせる曲者。
フウに「君みたいなステキなコが(ry」と言う上手な舌も持っている。
→ジン、フウ、ムゲン3人揃って逃亡中
[ナッキー]本名:ナツ 登場:1巻3話
本人曰く「普段は実家は簪屋を手伝っている平均的な町娘」。
普通の町娘を装う出来る仕事人(殺し屋)
はぐれたジンが神社のお供え物を失敬しているところを逆ナン
なんだかんだでジンはナッキーの仕事を手伝うことになる
恋愛表現は特にないがジンをイイ男とは認めている模様(個人的見解)
性格はサバサバ・キッパリ・男前という印象(個人的見解)
→このときムゲンとフウは2人で行動。
[後輩]本名:不明 登場1巻4話
お忍びで城下に来ていた上様のお庭番集の1人。くノ一(女忍者)。
とある切欠でムゲンと上様が息投合。ムゲンがお尋ね者だと知った
お庭番集は2人を引き離すために宴会会場へ彼女を潜り込ませる。
ムゲンをお色気で連れ出す作戦に出るも色気不足であえなく失敗
なんだかんだで彼女の先輩忍者(♂)が誤って上様を殺してしまい
抜け忍になる事に。そのとき彼女も誘い(=プロポーズ)2人は
ラブラブに。
→このときジンとフウは2人で行動。
[ハル]本名:ハル 登場:1巻5話
フウがバイトをする宿屋の女中。なにかとフウの相談相手に。
いいお姉さん的存在だがその昔自分を捨てた男を捜して旅をするも
見つからず自暴自棄になって行き倒れたところを宿屋の女将
(自称ママ・縦ロールにヒゲ…♂)に助けられ今に至る。
いいお姉さん的存在。
ちなみに5話はムゲフウ、ジンフウ共にウハッvな展開がある。チェキラ。
→ジンとフウは宿屋。ムゲンは博打。
ざっとこんな感じ。まぁ実際読んだほうがいいと思うけどな。
と2巻を持っていない俺が言ってみる。
認識間違いがあれば適当に直しちゃってください。
早速自分でおかしな箇所発見・・・orz
[ハル]の5行目、いいお姉さん的存在。 を脳内削除キボン
連投スマソ。
>>149 あれは一種の告白だよな。しかもヒマワリのプレゼント付き。
フウが楽しそうなのも気付いてたし。エスパージン。
フウってば愛されてんのな。
そいえば漫画のジンてアニメよりはっちゃけてる。
いや漫画自体はっちゃけてるか。
どっちも大好きだ。
自分はマンガから入ったので、アニメのシリアスっぷりに戸惑っている。
ジン、もっと面白い子だったのに・・・
漫画売ってるところを見た事がない…
取り寄せも面倒で持ってないんだが、面白いんなら買ってみようかな。
個人的に漫画はあんまり…買って失敗した、と思った。
なんか端々に作者のジン萌え〜が滲み出てるので、女子向け?って印象。
フウが、女の子が可愛くないのが特にイクナイ!!少年漫画なら女の子可愛く描け。何がなんでも。
でもここの神がナッキー書くなら読みたいですw
アニメならコザたんハァハァ。過去ログ読むと、結構需要ありそうなんだが…。
彼女はムクロに仕込まれまくりに違いない(*´Д`)アンチャ-ン
ムクロとコザとフウ+ムゲンもなんか出来そうだな。
あと#3、4のうるせーガキとお鈴姉ちゃん、面白いかもw
アニメでも割とサクサク人死んじゃうけど
漫画だとサクサク死亡+ギャグ扱いなトコあるからなぁ。
そういうの苦手な人は嫌悪するかも。
ムゲンはすげぇ汗かきそう(;´Д`)ハァハァ
ジンはすげぇ汗かかなそう(´ヘ`し サラサラ
>>155 あー確かにそれ分かるかも。
自分は地上波組でアニメを2、3回流し見→サムチャの存在を認知→漫画を買って漫画にハマったタイプなんだけど、確かにジンはかなり違う。なんか色んな意味で美化してるな。
とかいう自分はギャグ好きなんで漫画のノリも好きだったり…
フウは漫画でも可愛いとオモタが、デブキャラにならんのが不満だw
ところで漫画の話って全部ゴツボリュウジのオリジナル?
ナッキーとか忍者軍団とかロシア人とかキャラはおもろいのに、骨になるストーリー自体はイマイチなのな。
ジンのハンサム侍扱いはネタとしてみてればそんなに気にならんなぁ。
むしろアニメよりアホな子という印象だ。
ナッキーは攻めにまわっていただきたい。
159 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 09:52:50 ID:mX5o1ICh
昨日DVD買ってきた私が来ましたよ。ジンの声がイメージと違う…
むしろ俺はムゲンに違和感があった。あの声だと刀を口にくわえないと落ち着かんw
それにしてもDVDが高いと思うのは俺だけか。全巻買ったが。
漫画は2巻を買う気にならなかったなぁ。
筆者がイマイチ…。好きな人は好きみたいだけども。
DVDは2話分入って6000円だとそんなもんじゃなかろうか。
ムゲンの声ってワンピのゾロ役の人だよな?中井和哉だっけ。
素晴らしく分かりやすい声設定だなwとおもたが。
今となってはゾロを見てムゲンの声の人って思うようになった。
漫画はむしろムゲン萌えな気がしたが・・・
2巻イマイチは禿同。1巻は好き。
フウかわいいと思うけどな。
>>159 自分もジンの声のイメージ違ったw
>>161 まあ深夜アニメは基本的に高いもんだと納得するべきなのか。
\6000×13=\78000
泣きてぇ……
166 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 01:19:26 ID:IJN/BGok
中古で3750だった。ジンはもう少し低い声がよかったな
>>164 作者眼鏡好きで有名じゃん。フウが眼鏡っ娘だったら良かったのかも…
そうなんだよ漫画はストーリーが(ry
あと刀の描写が(ry
内輪受けギャグ、キャラだけって感じ。まあ同人誌って思えば悪くない。
自分は2巻の方が面白かった。
アニメ15話の間抜けでハッスルなジンが好きなんだが、当時お嬢さん?方には評判悪かった。
11話といい、普段と違う、恰好悪い駄目男、人間臭くていいなと思った。
漫画はあそこまで恰好悪く描いてないからな…
ジンがナッキーを挑発する上でのナツジンが萌える
>>167 >内輪受けギャグ、キャラだけって感じ。まあ同人誌って思えば悪くない。
禿同であります!!
ナッキー×ジンよみたい。
あと、ムゲフウジンの3pって難しくね?ジンが嫌がりそうなイメージがあるんだよな。
じゃあジンを縛りつけてフウが上に(ry
それかジンを縛りつけてナッキーが上に(ry
172 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 13:05:57 ID:IJN/BGok
団子食べちゃったフウをお仕置きと称して(ry
お互いに、俺がやるから、と競いあう…みたいな
それいいな…ハァハァ
据え膳食わぬはなんたらかんたらを唱えれば仁はヤりそう
軽くムゲフウジン3Pのネタフリ書いてみた。
ムゲンに弄ばれるジンフウ、の方が正確かも知れんが。
神降臨キボンヌ
ぱちん、と薪の爆ぜる音がした。
「‥‥んで、てめぇヤるのかヤらねーのか、どっちなんだよ」
手にした蛙をがじがじと囓りながら、ムゲンはジンに視線を向ける。
少し半生の薄皮が、言葉を発する度に口内にべたべたと纏わりつく。
「私は‥‥止めておく。やりたければ、お前が一人でやれ」
ムゲン、焚き火、そして眠っているフウの順に視線を移し、ジンは瞳を伏せた。
「だぁーから!分かんねェ奴だなてめぇもよ」
ムゲンはぶちり、と蛙の腹肉を噛み切り、手にしていたその枝を無造作に地面に突き刺した。
「俺はフウが欲しい。で、てめぇもフウが欲しい。だがてめぇは抜け駆けを許さねぇときた。これでも最大限譲歩してやってんだぜ俺ぁよ」
「だが、女一人に男二人でかかるのは‥‥」
「武士の道に反するってか?」
ムゲンは呆れた様に大袈裟に溜め息をつき、どかっ、とジンの前に座り込む。
「それともアレか、息子が使い物になりません〜ってか、えぇ?てめぇの腰に挿さってるコレは飾りかっつぅんだよ」
ジンは、自分の刀の柄に触れようとしたムゲンの手を振り払った。
「‥‥嘗めてくれるな」
そう言ってジンは立ち上がり、ずかずかと大股で眠っているフウの元へと歩み寄る。
「ヘッ‥‥それでこそ、楽しみ甲斐があるってモンだ」
ムゲンは口許を僅かに歪めると、ジンの後を追った。
フウの袖の中から一匹のモモンガが顔を出し、二人とは逆行して森の中へ消えて行った。
一旦終わり、って入ってなかった‥‥orz
誰か続きを書いて下さる神はいませんか
半生の蛙食べた口でフウの体舐めちゃ駄目エエェェ(*´Д`)ハァハァ
続きはそのままヌシが書くのだ!
期待しとるぞ!
フウタンが犯される〜。
モモさんも参加?と思ったらどっか行っちゃったのか。
続き期待してますよ。
続きまってるぞー
180 :
176:2005/04/07(木) 15:53:06 ID:HhP4RMnB
一応11なんですが、少しずつの投下でも良いなら何とか頑張ってみます。
漫画を買ってきたんだが、思った以上に微妙だった…
やはり打ち切りになるだけの理由はあるってことか。
かなり好きなんだけどなー。
そういや私の気に入ったやつってよく打ち切りになるな
漫画打ち切りになったのか。
2巻を借りて読んだが、途中で激しく絵が変わるわ(兄弟?)
変わった奴が上手けりゃまだ良かったんだが。残念。
でも友達は面白いと褒めてた。溝を感じたよ。
漫画、微妙だったと思う。
なんか、妙に同人誌っぽい、と思った。
絵も、作風なのか雑だし。
自分も漫画は微妙だと思った。
アニメの方が面白かったからなぁ
漫画→アニメはアリだが、アニメ→漫画はちょっとがっかりする。
でもナッキー萌えた〜w
漫画一冊買う金でレンタル3〜5回出来るのにな。
今、#12まで出てるんだっけ?#9のフウは特に萌えるぞ。必見
#11も紫乃がエロかった。白い肌、太もも…。紫乃、人妻で地味顔だからダメなのか?
俺はコザに1番エロスを感じるのでコザ物読みたい。神よ…!
コザものを書こうと思ったが、1stシーズンのTV録画を
消してしまった俺に誰か教えてくれ。
・コザは自分のことをどう呼んでた?「あたし」「私」?
・コザはムクロのことを「お兄ちゃん」「兄さん」?
・コザとムクロは血の繋がった兄妹でOK?
・コザとムゲンは幼馴染でOK?
>>187 コザヲタの俺が来ましたよ。
コザの一人称は「あたし」
ムクロの事はアンチャンと呼ぶ(*´Д`)カワエェ
フウの「お兄さんと似てないね」て台詞に何も言わないので血は繋がってると思う
ムゲンとは幼なじみ
期待に震えて待ってる。全裸で。
d。
あんちゃん?!あんちゃんかぁ…うーん素朴な感じだな。
ムクロ×コザ→ムゲン(→フウ)な感じで書けたらうpしまつ。
書けたらな。書けたら。
そろそろムゲフウ読みたいな〜。
暗夜航路見返してみた。
コザ、ムクロを呼び捨てにもしてるな。
葡萄牙×フウのレズもの読んでみたい。
191 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 20:36:53 ID:D90urh6/
神降臨期待age
誰かムゲフウキボン
神待ちの雑談ネタふり。
フウの乳は何カップだと思う?
>>193 CかD。
アンダーが小さいから小さく見えるだけ、と真面目にレスしてみる。
そんなもんだろうな。
サラシ巻いてるから押さえられる分小さめに見えると思うし。
ムゲン「お前…意外とあんだなぁ(ニヤリ」
>>195に触発されて妄想してみる。
「ふぅっ‥‥っん、ふあぅ‥!」
すっかり肌蹴られた着物の中にムゲンの手が潜り込み、フウの白い乳房の上を這い回る。
「あーくそっ、こんな邪魔臭ェもん着けてんじゃねえよ!」
指先に纏わりつく晒し布を面倒そうに引きずり下ろし、ムゲンは乳房に爪を立てるかという勢いで激しくそれを揉みしだく。
「ん!はぅ‥ァあっ!」
「こんなん着けてたら乳が潰れちまうぜ?折角これだけあんのによ」
「ンんーっ!!」
(;´Д`)ハァハァ
今日のトホホ人物伝、良いネタ無いかなーと見てる。
水戸黄門の色好み、とか…
>>196 なんて素敵な妄想。
サラシは大切。サラシ無しで乳揺らしとったら垂れる。
サラシGJ!
何となく思ったんだが、
ムゲン→乳責め、壺責め好き。指よりも舌で攻める派
ジン→焦らしプレイ、ソフトSM好き。舌よりも指で攻める派
こんな嗜好の奴らだとオモ。
俺だけか?
>>禿同!
そんな二人にフウが・・・(;´Д`)ハァハァ
あ201って入れ忘れスマソ
調子に乗って
フウ→乳責め好き(乳がでかくなるから)、痛いのは嫌いだが軽く縛られるくらいならむしろバッチ来い。
ムゲンの持久力&巨根かジンのテクかどちらを取るか迷っている。
ナッキー→床上手。攻められるよりも攻める方。そんしょそこらのSの上を行くS。
こんなん出ましたけどー
皆さんいい妄想をお持ちで。
おかげで3Pが読みたくてたまらなくなってまいりました。
皆様の素敵小説&妄想力に触発されて一作書いてみました。
無理矢理分類するとすれば3Pなのでしょうが、エロシーン皆無w
208 :
「その後」:2005/04/20(水) 01:59:45 ID:2CyL5qUX
結局、旅の終わりではどちらを選ぶこともなかったんだけど。
あの時のあたしって、ひょっとして結構オトメしてたのかなぁ、って思うことはあるよ。
二人に対する執着心はちょっとあったし。
ほかの女に取られそうになったときは、面白くなかったし。
まぁ、二人とも悪い男じゃなかったし………というか、むしろ今になって思い返せば
いい男だった………のかな?
ああでもでも、やっぱり恋愛感情なんてもんじゃないよね。
だってあたし、あいつらがいなくてもこうやって生きていけてるもん。
そりゃ、あいつらのこと嫌いか好きかって訊かれたら、もちろん好きだったけど。
あいつらだって、もちろんこのあたしのことを特別なオンナだと思っているに違いない。
……と思う、たぶん。
でもあたしたちって、あたしを巡って火花を散らすとか、あたしがどちらかを選ぶとか、
そんな関係とは違うと思うんだ。想像つかないでしょそんなの、あはは。
……ううん、ひょっとしてあたしがそう思いたかっただけなのかもしれない。
あの旅の最後、寂しさを感じてもすっきりと別れられたし、その気持ちは本当。
でも、心の隅で……どこかで、どちらかを選んじゃうのを、恐れていたのかもね。
209 :
「その後」:2005/04/20(水) 02:01:08 ID:2CyL5qUX
「……で」
能面のような表情で、少女は言葉を紡いだ。
「その結果がこの現状?」
うんざりとした様子で縁側に座る少女。その視線の先には、人数を数えるだけで
頭痛を起こしそうな彼女の弟達が、転げまわって遊んでいる。
「そーゆーこと」
答えたのは少女の母である。今年でいくつになるのか知らないが、
憎たらしくなるほど若々しく、ついでに少女と違って胸がデカい。
もっとも、母によれば昔は少女と似たような体型だったらしいのだが。
「絶対あたしら三人、変な運命の糸で繋がってたのよねー。
すっきり別れてお互い全然別方向に旅だったっていうのに、一月もしないうちに再会するしさ。
そのあと別れてもあたしとムゲンでぶつかったり、逆にジンとぶつかったり。
旅の終わりに別れが辛くて泣いたのが、バカらしくなっちゃったよもぅ」
うんうんと意味もなく頷きながら、母親は能天気な口調で語った。
210 :
「その後」:2005/04/20(水) 02:02:40 ID:2CyL5qUX
「……で」
まったくの無表情のままで、少女は再び呟いた。
「その結果がこの現状?」
「……ま、まぁ、そうだよね〜〜………」
さすがにバツが悪そうに、視線を明後日の方向に向けながら母は答える。
転がりまわって遊ぶ彼女の息子たち。彼らの容姿は母に全く似ず、
それぞれの父親に生き写しといっても過言ではない。
そう、『それぞれ』の、父親に。
「どちらか選べないからって、両方取るってどうなのよ!? 絶対普通じゃない、そんなの!」
かつての母親そっくりの容姿と声で、少女は怒鳴りつけた。
うぇ〜、十五の頃のあたしそっくり、と少女の怒りに油を注ぎそうなことを考えつつ、
母は答えた。
「別に両方取ったとかそんなんじゃないわよ。その、なんつーの? 成り行きってヤツ?」
「成り行きで山ほど子供こさえてるんじゃないっ!! おまけに二人の男とっ!!」
「そんな証拠どこにあるのよ〜ぅ」
「弟どもの顔みりゃわかるでしょうがッ!! ムゲンとジンのパクリ顔だらけじゃん!!」
「ちょっとちょっと、お父さんのこと呼び捨てにするもんじゃないわよ」
「そういう問題かっ!!」
力いっぱい叫んだあと、ぜはーぜはーと息を乱しながら少女は肩を落とした。
「……大体あたし、どっちがお父さんがわかんないじゃない」
211 :
「その後」:2005/04/20(水) 02:03:32 ID:2CyL5qUX
そう、少女の容姿は母の生き写しだった。つまり、「父親」に欠片も似るところがない。
どちらが父親なのかまったくわからないのだ。
昔と変わらず日本中を気ままに旅する男たちだが、ときどき母のもとに戻ってくる。
そのたびに思うのだ。どちらかを「お父さん」と、素直に呼べればいいのに。
何の気兼ねもなく甘えることができればいいのに、と。
「確かにあんたには、ちょっと気の毒なことしたかもね」
言葉とは裏腹に、全然悪気のなさそうな様子な母。
「あたしも父親とは縁がなかったけど、変なトコまで似させちゃったわ。
ま、あんたの場合考え方によれば二人も父親がいてラッキーかも……ごめん嘘」
ぎろりと自分を睨む視線を受けて、母親は慌てて否定する。
「あいつらも、最初の子のあんたがどっちの子なのか随分もめてたしねー。
『ホクロの位置が同じだから俺の子だ』とか『歯並びが私に似ている』とかさー」
その光景を思い出したのか、彼女はくすくすと笑う。
「でもあいつら、あんたに名前を呼び捨てにされるの、最近まんざらでもないみたいよ」
「? どーゆーこと?」
「昔を思い出すんじゃない?」
そう、三人でバカをやったり笑ったり怒ったりした、あの旅のことを。
212 :
「その後」:2005/04/20(水) 02:04:21 ID:2CyL5qUX
「……あたしで青春振り返られても困るんですけどねー」
むすっとした表情で呟く娘。
「とにかくあたしは、絶対に普通の男とまともな結婚をするんだからね。
変人なのはお母さんとムゲンとジンだけで十分なんだから」
そういい残すと、娘はすたすたとその場をあとにした。
その後姿に母親は声をかける。
「あんまりあせって普通の男をつかまえようとするんじゃないわよー。
男なんてみんなバカなんだから、最初に尻にしいといて後は自由にさせとけばいいんだからね」
言い終わった後で、はてと彼女は首をかしげた。
昔似た様なことを、誰かに―――そう、なんだかいけ好かない年増に言われたような気がする。
あれは誰だったかな?
まぁいいか、と飽きずに転げまわる息子たちに目をやる。
そろそろこの子達の父親が、また訪ねてきそうな予感がした。
彼ら二人も彼女も、あの頃とはいろいろ変わったのかもしれないけれど――――少なくとも彼女は、
今とても幸せなのである。
誰にも聞こえない声で、フウは呟く。
「ま、こういうのもあたし達らしくていいんじゃない?」
213 :
207:2005/04/20(水) 02:10:10 ID:2CyL5qUX
終了。ちょいと未来の話ということで。
妙齢のフウたんの外見イメージは葡萄牙お姉さま。
彼女は髪型がフウたんと同じですが(後ろ髪は違うけど)、
やっぱり十数年後のフウをイメージしたデザインなんでしょうかね?
作中でも永光が「あいつの若いころにそっくり」言ってましたし。
おお、エロはなくとも素敵なお話。
本当にあの後こんな風になったらいいのになあ。
道義的にはちょっとまずいかもしれないけれど、
なんだかすごくあの三人らしい。
乙です。すてきな家庭ですね。
命懸けの兄弟喧嘩になりそうですね。
原因姉ちゃんで。兄弟皆シスコンだな。
うわぁ、すごくいいね。
こういうの好きだ。
エロなしでもエロありでもまたよろしくー
>>213 GJ!
更に親父二人が加わると大混乱だなw
全然関係ないんだが、この前知り合いから借りた少女漫画がサムライチャンプルーを彷彿とさせた。
そんなんじゃねえよ、とかいう奴。
男2女1ってのは案外王道なんだなと思った
>>217 案外王道ではなくてズバリ王道。
213の文章読んで秋里和国『THE B・B・B』思い出したw
(ジンとムゲンがあれになるけど、なんとなくな。古くてスマン)
219 :
207:2005/04/21(木) 00:10:30 ID:MMPgE5R+
ありがとうございます。
エロなしのうえに内容が内容なんで内心ガクブルだったのですが、
受け入れてもらえてヨカッタw
また何か思いついたら書きます。
そういうわけで次の職人さんカモーン
エロ無しでいいんなら、いくらでも書けるんだがね・・・。
よし、こい!щ(゜ロ゜щ)カモーン
エロ無でも読みたいです。
そもそもサムチャネタに飢えてんだよー!
それにエロ無でもエロ薄でも、それがドエロの神様を降ろすかもしれん!
と、思う。個人的にはネタスレでええじゃないかと思ってるので
おいらもщ(゜ロ゜щ)カモーン
223 :
220:2005/04/21(木) 16:59:28 ID:UbQ4hKgQ
あ、そうなんだ。エロ無しでもいいんだ。
エロスレだしさ気ぃ使ってたんだけど。
(こんなことなら反応の薄い自分のサイトに
upするんじゃなかったな)
でも一応エロ前提でなんか書くよ。
うん、「前提」だけでもいいから少しだけでもエロ含ませた方がいいと
思う。個人的にはエロなしでも嬉しいけれど、まったくのエロなし話だと、
場合によっては集中砲火浴びかねないから…
板名が“エロパロ&文章創作”になってるからエロ無しでも無問題では?
でも本音を言うとエロが読みたい
スレタイは“破廉恥小説”なんで…破廉恥(;´Д`)ハァハァ
>217
男2に女1で「ドリカム状態」って言ってたな・・・昔。歳ばれるわ。
ところでマンガの
ムゲン「なに泣いてんだ、テメー。どこのどいつに泣かされた?
〜俺が泣かしてきてやるよ」とか
ジン「俺が・・・俺の剣がいらなくなったらそう言え。
その時は俺も・・・ムゲンもここにいる理由がなくなる」
とかっていうセリフに萌えているのは私だけか?
何となく、ジン・フウよりムゲン・フウの方が書きやすそうだね。
なんかジンのエロネタは想像つかないんだよなぁ。
と、えらそうに書いている私はひたすら神をお待ちしている・・・
すみません。激エロじゃなくても、微エロもいいなぁ。
>>226 漫画のその台詞で萌え度倍増ですよ。
>>227 俺もムゲフウのほうが書きやすい。
エロなしOKとか言われたけれど、やっぱりエロが好きってな感じで
ムゲフウあほネタ投下。
「…なによそれ」
裸のフウの目の前に同じく裸のムゲンが真面目な顔で胡瓜を手にしている。
「安心しろ。トゲはとった」
「…じゃなくて、なんで今それがここにあるの」
とてつもなく嫌な予感をなんども打ち消す。
「・・・」
「・・・」
見詰め合う事数秒。ムゲンがニヤッと笑った。
「いやーっ!」
胡瓜を奪おうとして逆に押さえ込まれた。
「どれだけ食おうと思ったか…おめぇの為にとっといたんだぞ」
「ばかー!」
フウが半泣きで抵抗すると流石にムゲンも考え込んだ。
「…茄子がよかったのか?」
(おわり)
>>228 ごめん、違う事考えてたら日本語間違えた。
エロ無し短文投下ですた(´・ω・`)
最近この作品にハマった。残念ながらネット配信分しかまだ見ていない
ので、全話みたらなんか書きたい。
そこで質問なんですが、DVDが出揃うのって何ヶ月後?
>>229 おお、すれ違ってしまいました。
「どれだけ食おうと思ったか」というムゲンの台詞にワロタ
自分のをツッコもうとしないところが、大人の粋?
>229
おおっ。ちょっと寄ってみたら投下が。なんか想像できていいなー。
ワロタわ。
前に居酒屋の厨房でバイトしてた時、そこの調理師さんがエロくて
なすだのキュウリだのを私に渡して「これ持って帰って使ってきて。
ちょうど良い塩加減の漬け物が出来る」って言ってたの思い出したw
>>229 おぉっGJ!
>>232 胡瓜は後ろに入れるって決まってるからな
後ろは胡瓜、前はムゲンの二本挿しで(*´Д`)ハァハァ
>>234 おお、なるほど!
それは一段と(*´Д`)ハァハァ
お前らまとめてアホか…。
大好きだ。
>>231 たぶん8月末に13巻が出るんじゃないかな。
燃えて萌えて妄想が溢れてきたらココに垂れ流してください。
237 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 15:12:17 ID:dxYWy9Is
238 :
231:2005/04/23(土) 01:03:39 ID:Q5Tg/CNL
>>236 てんでスレ違いな質問だったのに答えてくれてありがとう。
8月末を待ちつつ、いろいろ試し書きしてみるよ
>>234の一言でエロの神様が両翼を広げて光臨なさった。ありがたや。
生かしきれたかどうか自信はないが…召し上がれ。
ムゲン×フウ。胡瓜を使って二本挿しネタです。
「ああぅああああっ!!!」
勢いよく放たれた精液を体に浴びながらフウは仰向けで荒く息を吐いた。
情事のけだるさに呆けながら視界で動くムゲンを捕らえる。
「…ムゲン?」
いつもなら一緒にゴロ寝か第2ラウンド突入コースなのに今日は彼の
動きが違った。行灯の明りを頼りに背中がゴソゴソと動いている。
「…なによそれ」
向き直ったムゲンは真面目な顔で胡瓜を手にしていた。
「安心しろ。トゲはとった」
「…じゃなくて、なんで今それがここにあるの」
とてつもなく嫌な予感を何度も打ち消す。
「・・・」
「・・・」
見詰め合う事数秒。ムゲンがニヤッと笑った。
「いやーっ!」
胡瓜を奪おうとして逆に押さえ込まれる。
「どれだけ食おうと思ったか…おめぇの為にとっといたんだぞ」
「ばかー!」
フウが半泣きで抵抗すると流石にムゲンも考えた。
「…茄子がよかったのか?」
「ちっがーうっ!!」
「ごちゃごちゃうるせぇな」
考えるのが面倒くさくなり問答無用で足を広げる。
「やだぁそんなの入れないでぇ!」
いやいやと首を振るフウだが、その行動が男の欲望をより誘っている事に
気付いていない。
「食わず嫌いな口だなぁ?」
ムゲンはうれしそ〜に胡瓜で情事後の濡れた窒口をつついた。
「まずはこっちな」
「……まず?」
「こんな細いもんでお前が満足するわけねぇだろ」
自分の巨根を自慢げにぷらぷらと揺らす。ああそうか、胡瓜の後で
もう一回するんだと納得しかけて…
「やっぱ濡らしとかねぇとな」
「は?」
一回ヤった後なんだからもう十分濡れてるけど?と、フウは首を傾げた。
「あんっ」
するりと胡瓜が膣に潜り込んだ拍子で声がもれた。
「感じてんじゃねぇか」
ケシシッと笑われ反撃の言葉もない。トゲをとったあとの適度な凹凸が
なんともいえず…
「感じて…ないもんっ…」
凹凸部分で膣壁を擦られ身震いするとなぜかムゲンはそれを引き抜いた。
「え?」
思わずもう終わり?という顔をしてムゲンを見てしまった。
「本番はこれからだよ」
そう言うとフウの蜜で滑りを得た胡瓜を菊座にあてがった。
「!!!!!っ」
反射的に逃れようとした体を押さえつけられる。
「暴れるなよ、細いし濡れてるし大丈夫だって」
「やだ!やだ!やだぁ!!」
「こっちの口も食わず嫌いかよ」
「だって、そんなのっ」
「…そういや、こっちでした事なかったな…胡瓜が初めてになるのか」
ものすご〜く楽しそうなムゲンがものすご〜く憎たらしく見えた。
「お願い、やめようよぉ」
半ベソで言っても無駄な事は…まぁ分かっていた。まして食べるのを我慢して
まで持ち出した胡瓜を使わないわけがない。そう、この男は良くも悪くもやる
と言ったら必ずやる。
「あ〜…ほんじゃ選べ。俺のコレと胡瓜とどっちがいい?」
ムゲンの勃起したそれと胡瓜が視界に入る。
「どっちって…」
どっちも嫌に決まってるじゃないと言っても無駄な事は…やっぱり分かっていた。
下手に抵抗して無理矢理変な事されるよりは…
「………………………胡瓜。」
一年分の葛藤を使った気がした。ムゲンのは大きさからして痛そうだし、それ
ならまだ胡瓜のほうがマシに思えた。
「おっしゃ決まりな。力抜けよ」
フウを四つん這いにさせ菊座に胡瓜をゆっくりと差し込んだ。
「ひぃやぁぁぁあぁ…」
「なんつぅ声だ」
全身総毛立つ。しかも痛い。
「どんな感じだ?ケツの穴に突っ込まれんのは」
「ぅぅぅ…」
布団にしがみ付いて体を震わせるフウ。
震える体に合わせて差し込まれた胡瓜もふるふると揺れる。
その様子を見ながらムゲンの巨根が堅くなっていく。
「…」
「もう…抜いてよぉ…」
ムゲンは無意識に振られたフウの尻にしゃぶりつき指で膣をかき混ぜた。
「やっあぁんっ!入れたままなんてぇ…」
白く形のいい尻に刺さった鮮やかな緑の胡瓜が揺れる。
「ヤダ抜いて…揺れてるよぉ」
胡瓜が揺れるたびに腸壁に堅いものが当たり体の心がゾワっとする。
ゾワっとした瞬間膣も締め付けられ中に入っているムゲンの指を締め付けた。
「たまんねぇ…」
ムゲンはそう呟くと、フウを仰向けにして尻を持ち上げそそり立った男根を
突き入れた。
「ひゃぁん!」
いつもなら快楽に身を任せ喘ぎに喘ぐところだが、どうにももう一つの穴で
揺れ動く胡瓜が気になって仕方がない。
「あっあっう、ふ、ダメ…ダメだよぉ」
力なくムゲンの腕に触れて少しでも意思を伝えようとする。
「お前だって感じてんだろ?胡瓜挿したまんまヤられてよぉ」
「そんな事ない…よぉ!」
口ではそう言っても体は正直だった。膣の締め付けがいつも以上にきつい。
「…あんま力入れんなよ。折れるぞ」
「っ!!」
言われたところで体を走る快楽の痺れを治める方法はムゲンが行為を止める
しかなく、それは現状ありえないことで…ムゲンが動けば胡瓜も動いて
堅い二つの棒が二つの穴で揺れ動いて…
「ああんっもぅ…ムリだ…よぉ…!」
気持ちいいのかそうじゃないのかワケが分からなくなって、でも窒はビリビリ
痺れて痛いくらいにムゲンを締め付ける。
「はぁ…ああんっ、ん、くぅ」
ムゲンの腕を掴む指に力がこもった。それにあわせてムゲンの抽挿は激しさを増す。
「あ、ダメっ、や…ダメ…イイ、くるぅ…」
肌と肌がぶつかる音が部屋に響く。
「あああああぅっ折れちゃう!折れちゃう〜っっ!!!!!」
その声に混ざって精液が宙に舞った。
「あれくらいで折れねぇだろ普通」
「!」
胡瓜を食べるかどうか悩んでいるムゲンの後頭部にフウのパンチが飛んだ。
(おわり)
以上おそまつでした。
欲望のままに書きなぐりです。
誤字脱字とか諸々お見逃し・・・。
>>234GJ!!
>>244超GJ!!生きてるよ!生き生きしてるよ
気持ちいいんだか何だかよくわからんくなってるフウがエロい。
そらムゲンも暴走するさ。ご馳走様!おいしかった。
乙です!! 折れちゃう〜に思わずワロタよ。
喋り方もGJだし、ヲチもGJです!! ご馳走様でした。
247 :
234:2005/04/23(土) 22:40:30 ID:qjNPLtio
何で胡瓜は後ろって決まってるの?とかツッコまれるかと思ってたのに
(下品だから言わないが)
>>240-243 あんな阿呆な一言からこんなエロイ作品がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
胡瓜in尻の描写が妄想通り、いやそれ以上です(*´Д`)ハァハァ
ありがとう神様、ご馳走様でした!!
248 :
244:2005/04/24(日) 00:04:20 ID:Q5mFRN1R
美味しくお召し上がりいただけたようで…w
折れちゃうの台詞には自分も書きながら笑ってたんで
笑ってもらえてよかったです。
>>234 何で胡瓜は後ろって決まってるの?(笑顔)
249 :
234:2005/04/24(日) 03:33:19 ID:6wULPvUG
>>248 分かってて聞いてないか?w マジで尻たいなら教えるけど
えーと
生ハムメロン並の親父ギャグつーか下ネタなんだが、つまり胡瓜には味(ry
つけて食うと美味いってね、昔から言(ry
ドン引きするなよヽ(`Д´)ノ ウワァァン
あーそういう意味かぁw
安心汁!それでドン引きするようじゃエロ文など書けぬよw
ジンフウの二本挿しネタもさり気なくキボン。
もろきゅう好き。これからより美味しくいただける気がいたします。
生ハムメロン並の親父ギャグって何?
254 :
234:2005/04/25(月) 04:31:48 ID:dAphw1W6
皆ホントに知らなかったのか…
自分が凄いヨゴレな気がしてきたw
でもまあ笑われてヨカタ
>>253 もろきゅうと同じようなもんですよ
>252
漏れもジンフウ二本挿しキボン。対比が面白そう。
そういやここって保管庫作らないのか?
3Pまだかな・・・
百合とかないのかな・・・
ナッキー×ジンの足こきとか読みたいな。
ちょっと書いてみようかと思ったが漫画しか読んでねぇwwwっうぇww
キャラ違くなりそうだからやめた。DVD観る機会があったらそのうち書くわ。
突然ですが、誰かナツジンでリレーして下さる職人様はいらっしゃいませんか?
261 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 02:56:54 ID:vK/TbEtR
ナツジンいいな〜
ところでリュウジ作品はあかんのかな…
ゴツボ総合にしちゃだめかしら
ササメケのエロ見たい
GWか…。
マジレスすると、マンガ版はいま一つ受け付けないという
人もいるだろうから、ゴヅボ総合にするのはちと難しい
かと。
なんか風の肌はもちもちしていて気持ち良さそう。
感度も良さそうだし。
今14話まで見たんだけど、未だにキャラの性格が掴みきれない、
二次創作とかできない。
けっこう引いた目線でキャラ描いてるけど、最後までこんな感じ?
>>261 スレが無い作品のエロSSを書くスレへどうぞ。
こっちでは上げた時に宣伝するだけにしといた方がいいと思うよ。
ナツジン(*´Д`)ハァハァ 自分書けないけども楽しみにしとりまっす。
>>263 マンガ版が受け付ける受け付けないは関係ないだろ。
サムライチャンプルーであればマンガでも構わないと思うが。
スレタイにも1にもアニメ限定とは書いてない。
リュウジ作品はサムライチャンプルーじゃないからあかんのだろ。
どなたかジンフウでネタ下さい。
ムゲフウに嫉妬した鬼畜ジンなんぞいかがでしょう。
で、実はムゲフウは誤解だったってオチキボン。
ジンフウに嫉妬した鬼畜ムゲンのが俺は見たい
むしろどっちも見たいと欲張ってみる
もうネット配信やってないのかな…
無料配信してる第一話、保存できないよね('∀`)
なんだか初心者的な質問ばかりでスマソ。
で き ま し た…
すいません!!;厨房なんです色々と
いちいちレスしてくださった
>>273、
>>276に感謝しまつ
>>277 つーか、んなつまらんスレ違いな内容を1行明けで書き込むなボケ。
ついでに厨房(実年齢はともかく)を自覚してるならスレからでてけ。
マジですいませんでした;恥ずかしい
ムゲン・コザ・ムクロは刺青お揃いなんかな?
なんかちょっとエロい。故郷の因縁…悲しいけどえろ
…ザザァ……ン……
夜半過ぎの漆黒の空の下、空よりも黒い海を見下ろせる崖に、ムゲンは独りぽつんと座っていた。
焚火は焚いていない。
その場を照らす唯一の明かりは、薄雲に覆われて弱々しく見え隠れする星々だけ。
ざりり、と砂利を踏み締める音が近付き、それはムゲンの背後で止まった。
「……好きだね、ここ」
ざり、ざり、とまた足音がし、声を掛けた人影も崖の先に腰掛けた。
「……コザか」
「あたしもここは好き。大和の奴等にまだ知られてない、綺麗なとこだから」
コザ、と呼ばれた少女は一旦投げ出した足を抱え、膝に顔を埋めた。
「…あいつらなんか大嫌いだ。あたし達の大切なもの、みんな持ってっちゃったのに、まだあたし達から奪ってこうとするんだ」
ひっく、ひっく、と微かにしゃくり上げる音が聞こえる。
ムゲンは戦慄くその小さなを見遣り、腰掛けたまま傍へ寄った。
「何かあったのかよ」
「……沢向こうの集落が大和に焼かれたって、あんちゃんが」
コザの口から出た、自分の幼馴染みとも悪友とも言える人物の名に何とも言えず、ムゲンは僅かに歯ぎしりをした。
「ねぇムゲン、あたし怖いよ…」
「…怖い、だと?」
「……大和の奴等を憎んでると…いつかあたしも、大和みたいな獣になっちゃいそうで……怖いよ…」
本当に思い付き。
こっから上手くエロに繋げられたらいいな。
シリアスな感じですね。
>>282続き楽しみにしとります。
おお、久々にこのスレきたら、職人さんが降臨してた
>>282さん、是非ともエロに繋げて下さい。これからは
ちょくちょく覗くことにするよ
285 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:08:02 ID:mxxjC54v
神様降臨期待age
レンタル8巻待ち遠しい。ウチの近所だけ遅いのか?
8巻って八葉出るんだっけ?
287 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 01:58:35 ID:eShov8nj
すっかり過疎スレに。
2ndシーズンを地上波でやってくれたらもう少し盛り上がったかなぁ。
>>286 すまん。知らない…。
そうなんだ……セカンド見てないからどうにも書けないんだ。
大好きなアニメだし、ぜひSSをと思ってもいるんだけど、やはり
最終話までちゃんと見た人たちと齟齬があったらと思うとためらって
してしまう。早く、全話見たい。
めげずにマターリと保守していきましょう。
レンタル8巻見ました(286です)
週末には出てました。八葉出てました。
八葉めんこいよー!神様、ムゲンを旦那サンにしてやってください。
ムゲンの「腰がっ……」を聞いてみたい。
ムゲンはホントに四十八手ぐらいやんないとダメそう。
八巻の月に吠えるムゲンワロタ。w
八葉ってどんなキャラなんですか?
自分地上波オンリーな上にレンタルビデオ屋に車と船使わないと行けないとこに住んでるんで、セカンドシーズンの内容知らないんですorz
心の広いヤシがいたら軽くでいいんで教えてくだちい。
ようやく五・六巻観ました。ジンの話に萌えました・・・
>>291 八つ葉は
遊郭の女として潜伏しているが実は隠密という設定。
ムゲンがとった遊郭で取った客でその後この隠密のミッションに巻き込まれる。
…似た境遇のよしみってだけさ。
>>293 ありがとうございます。
地下でニセ小判作ってた回ですよね、思い出しました。
場面やストーリーは覚えているのに八葉の顔だけ思い出せない俺がいる…。
サブキャラの顔なんてどれも似(ry
ムック本買ったよー。
ジンのふられっぷりについて思いの他触れられててわろた
>>297 なぬっ?!そんなものが発売されたのか!
と思って調べてみたら…案外高いのね。
ってか出すの遅くね?
まだ全部BS放映分見ていないのに、ムック買ってしまった。
うわー、先が読みたい。しかし、読んだらアニメ見たときの
楽しみが半減するー、とジレンマ。
>>299 アニメより先に見ないほうがいいと思う<ムック本
とBSを見た俺がマジレス。
つってもチャンプルスレでネタバレ知ってるなら見てもいいんじゃね?
301 :
299:2005/06/13(月) 03:38:10 ID:rV75CqkJ
>>300 そうか、ありがとう。じゃ、イラストだけさらっと眺めて、仕舞い
込んでおくことにするよ。アニメや漫画の板にはいかないので
先のことも知らないし、このままDVDを大人しく待ってる。
おーい、みんな元気かー
保守
ようやく7月になったよ。バンダイ・チャンネルはいつ更新
されるかな。早く全話見たいな。
>>304 って、いま見てみたら更新されてた! やたっ!
保守
307 :
sage:2005/07/10(日) 08:43:42 ID:lsvtvEAh
コミックス、DVDでムゲフウ萌えは結構補充できる
んだが、ジンフウ萌えがいまいちだー
早くく24話見てえ…
>>307 いれるとこ間違えてたー!アフォか…
上がっちまいました…スミマセぬ_| ̄|○
同じ部屋に若い男女が同衾していてなんで何もないんだー!
そんな事ばっか考えながら見てるから妄想がとまらない。
ところでジンって結構歳?
18話の双子が子供だった頃、ジンたん、すでに現在の姿に完成しているみたいに見える。
>>310 いちおう、設定では推定二十歳ってことになってる。
>>309 挿れるとこ間違えて上げるなんざとんだドウテイくんでしたw
>>310 同じくジン推定二十歳、フウたん推定十五歳だな。ガイシュツだが。
>>312 正=ムゲン推定二十歳
誤=ジン推定二十歳
でした…>310さん失礼しました(´・ω・`)ジン、ムゲンとも二十歳でフウ
とは五歳差ですね。
ギター侍なジンに斬られて逝ってきま(ry
・・・で、3Pのつづきは?
神々の痕跡をも一回読み返して、ひとしきりモエモエしたあと
チョト寂しくなったよ。エロ無しもありもやっぱイイ…! (´Д⊂グスン
マターリと神を待ちながら。
ジン、ムゲンの初はいつだったんかね。
ムゲンの初の相手はやっぱりコザか?
凶悪あんちゃん、地獄みたいな島、と舞台はそろってるんで純愛っぽい
シチュだと禿萌え…ッ(*´Д`)ハァハァ
ジンの場合は元服すぎた辺りで道場の兄弟子に「筆おろし」てな感じで
色町につれてかれたのが初な気ガス。
ホシュ
拙いながらも今書いてるよ〜
ジンフウで。
319 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 06:34:57 ID:2jQZz9xB
そろそろホシュ(´∀`∩)↑age↑
19話の因果応報あたりから、夜中に出て行ったフウを心配して探しに行くなど
ジンのフウに対する態度が違、20話でそろそろ惚れはじめたかとオモタDVDレンタル組み…ノシ
ネット配信待ち組です。19,20話にはそんなおいしいエピソードが
あるのかあ。うおーい、早くこいこい次回配信ーっ
321 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 06:39:08 ID:CNBWXlsW
ムゲサラお風呂で破廉恥読んでみたいぞ。
フウが来なかったらって事にして。
ノシ レンタル組
こんなステキなスレがあったとは・・・
読んでたら萌えが再燃してきた。思い切ってDVD買っちゃいそうな勢いだ。
寝取られ物を希望…
ジンフウムゲ3P投下します。
174の書かれた話とは別物ですが(すいません)
良ければ読んでください。
遅ればせながら先日DVDで24話を見て
今ものっそやきもきしてますはあはあはあ。
******
「あ、あ、ジン…ジン…ッ」
「っフウ…!」
どんどん抽送のスピードが増していく。
お互いの激しく荒い息遣いと肌のぶつかり合う音だけが
大して広くも無い部屋に舞う。
「あ、あ、あと、ちょっと…!も、ふあ、あ、イクッ!」
「くっ、う!フウ…!ッ…フウ…っ!」
一段とフウの膣の締め付けが厳しくなった。
その刺激にジンの限界がすぐそこまで手繰られる。
「ふ、フウ…!出るっ…!」
「あ、あ、あああっ!!」
ジンはとっさに引き抜き、フウのおなかの上に射精した。
「ん……くぅ…」
「フウ…」
ジンはゆっくりとフウを抱き起こし、自らの腰に
またがらせるような格好にして支えた。
余韻に浸りながら、二人は抱き合い濃厚なキスを交わす。
ジンは片手でフウの腰を抱き、
もう片方の手で未発達な乳房を優しく愛撫する。
延々と続くかと思われるような甘い時間。
「へぇ、お前にそんな子供を相手にしちまう趣味が
あったたぁ知らなかったな。ジン。」
突如開いたふすまの側に、ムゲンが立っていた。
口に下卑た笑みを浮かべて。
「ム、ムゲン…!!」
一体いつから。二人の動きが硬直する。
あまりに行為に夢中になっていた為
部屋のふすまが開けられたことに全く気付かなかった。
「いやー驚いたぜ。いつもより少し早く店を出て
帰ってきたらこんな事になってて。
俺のいねぇ間にお前らそんな事やってたのな。」
ムゲンは欲望丸出しのいやらしい目つきで
乱れに乱れたフウを見つめた。
全裸でジンの腰にまたがり、首に腕をまわしている。
開いているおしりの周りには
ジンの細く筋張った指が肉を掴むように這っており
それが余計にフウの小さなおしりを強調していてそそられる。
いつも高くアップにしている為
そうとは分からないふわふわの髪は肩の辺りで踊り、
唇はキスの為か唾液でつやつやと赤く濡れている。
子供だ子供だと思っていたが、この肢体を見る限りなかなかどうして。
どこかとろんとした目つきでこちらを見上げているフウと目があった瞬間
ムゲンはその可愛らしい顔を自らの力で歪ませてみたい、
どんな味がするのかこの身で味わって確かめてみたい、
という猛烈な衝動に駆られた。
「…楽しそーだな。仲間はずれにしねぇで、俺も混ぜてくれよ。」
言うが早いかムゲンはその場で下穿きを豪快に脱ぎ
自慢の根を揺らしながらずかずかと足早に二人のもとに近づいた。
まだ先程までの悦楽の余韻に浸っている、
弱々しいフウの体をジンから引き剥がし強引に唇を重ねる。
先程の情事の気だるさから抜け出せていないフウは
かすかに反応を返すのみだった。
ムゲンはそんなフウの様子に構わず
舌を差し入れ口内を舐めまわし、激しいキスを施す。
収まりきらず口の端から溢れ出た唾液がフウの顎から滴り、首筋をつたう。
その雫を追ってムゲンの唇は下へ降り
桃色の、既にすっかり敏感になっているフウの乳首に思い切り吸い付いた。
「っやぁん!」
「!おい!乱暴はよせっ…!」
「乱暴?ハン、どっちがだよ。
さっきまであんな事してた奴がよく言うぜ。なぁフウ。」
「んんっ…ふぁ」
ムゲンはフウの秘所に手をのばし、指で蜜を掬い取り
そのままフウの乳首になすりつけりゅくりゅとこね回した。
「っあっあっ!んっひくっ…やっ…!」
「敏感だな。ジンにここまで開拓してもらったのか?」
「んんっ…」
ムゲンは乳房に頬を押し当てながらその武骨な手を
フウの小さな桃色の貝殻にあてがった。
「ああッ!」
「やっぱここも好きか。」
乱暴な手つきで貝殻をあちらこちらへ擦り、翻弄する。
「ああっはぁっ!」
「ジン、お前こいつと何回くらい寝たわけ?
随分と飼いならされてるみてえだけど。」
「…お前にそんな事を教える義務は無い。」
ジンは苦虫を噛み潰したような顔で
ようやくそれだけ口にした。
ムゲンは蜜壺へ指を二本突っ込み、思うさまかき回す。
蜜に濡れそぼった指を出しちらと見やり、彼女の口のなかに入れた。
歯列や舌の感触を楽しむ。
「いっちょまえに良い声で鳴くしな。
俺のもちゃんと立ってきやがった。」
いきりたったそれを、そっとフウの菊門にあてがう。
「!っ…や…!そっち…!!い…れない…でっ」
「安心しろって。ちゃぁんとイかせてやっから。」
ムゲンはフウの体勢をくるっと反転させ四つんばいにし、
背中を軽く愛撫してから勢い良く入れた。
「あああああッ!!」
いきなり慣れない所を奥まで突かれ、
フウの喘ぎは叫び声のように響く。
女好きで百戦錬磨のムゲンらしく
場所は菊門であってもその動きは確実にフウの感じる所をとらえ、
次第にフウの表情も恍惚としたものへと変化していく。
「っ…!ほら、早く入れろよろよジン!
何のために俺がこっちでやってやったと思ってんだよ。」
その言葉にはっとしたように悶えていたフウが顔を上げた。
ムゲンに突かれる度に、
その小ぶりだが形の良い乳房がぷるんぷるんと揺れている。
銀色の糸が垂れているその可愛らしい口は
何とも切なげな声を吐き出し必死に快楽の波を耐えている。
その淫らな彼女の姿態にジンは声も出すことができない。
しばし呆然と見つめていた彼だったが、
彼女の目の端からもこぼれ出ている雫に気付き
最後の理性を取り戻してしまった。
「そんなこと、できるか!フウが…」
「何言ってんだよ。さっきっから俺たち見てて
チンコパンパンになっちまってる癖に。
っ、いいから早くしろよっ…!」
「いいよ…っジン。あたしのなか、…いれていいよっ…!
はあんっ!っ、そのままじゃ、つらいでしょ…?」
「っフウ…!」
潤んだ瞳で見上げられ、おまけによつんばいで
おっぱいをぷるぷると揺らしながらそんな風に言われたら、
どんな男だって陥落するだろう。
たとえジンのような精神を鍛えた男だって。
ジンは我慢ならず、フウの畳の床についていた手を
自らの肩にしっかりと回させ、両の手で彼女の腰を抱きながら
ゆっくりとその感触を確かめるように
怒張し太く固くなった自身を蜜壺に沈めた。
「フウっ…」
「ん、あ、ふああっ」
ジンの大きな綺麗な手が自分の髪の毛を優しく撫で、
もてあそぶ様にいじっている。
それに気付いた瞬間、フウはどうしようもなく切ない気持が
じんわりと広がるのと、やり場の無い熱で陰部全体が蠢くのを感じた。
「っ、うお…!急に締まりだしやがった…!フウ、
お前いい体してるぜ。両方入れられて感じちまってるわけ?」
「ん、ふむぅ…。っああっ、ジン、ジン、お願い…!
ジンのその手であたしのおっぱい…いじって欲しいのっ」
「…フウっ。ああ、フウっ…!」
フウへのいとしさからうわごとの様に返事を繰り返して、
ジンは手のひらでねっとりとまとわりつくように乳房を撫で回す。
「っ、はっ、俺にもやらせろよ…っ!」
ムゲンは背中からぐっと腕を回し空いている方の乳房を
乳首に指をそえながら強く揉みしだく。
「ん、ん、ふぅっ!」
両方の乳房に、それぞれ正反対の方向から、
正反対のタイプの愛撫を受ける。
そして膣にも肛門にも熱く太い塊がドクドクと脈打っている。
フウはその感じたことのない刺激にぶるぶると身を振るわせた。
「っ、やべ…!そんな締めんなフウ…!っく、いくっ…!」
ムゲンは堪らずフウの乳房をぎゅっと掴みながら思い切り腰を打ちつけ始めた。
「ん、ん、んっ!!」
「フウ、っフウっ…!」
フウとジンのつながった所からでる濡れた音、
ムゲンとフウの肌がぶつかりあう音、
おのおの三人が喘ぐ声、荒い呼吸、
それらすべてが渦の様に絡み合い、回りながら
狭い部屋のあちこちを這った。
*************************
ムゲンは崩れ落ちるように眠り込んでしまった。
遊女屋で遊びまくって帰ってきたばかりでまたすぐ
情事にふけってしまっていたのだから無理もなかったが。
ジンは紙で顔やおなかやおしりについた精子を
拭き取っているフウを見ながら優しく話しかけた。
「すまなかったな…。こんな、ふたりがかりで…。
もう二度とこんな事はしないし、あいつにもさせないと誓う。」
「うん…。でもね、あたしちょっと嬉しかったよ。
ジンとっても優しくしてくれてたし、
いっぱい、あたしのこと求めてくれたから。」
「フウ…」
こっちは欲望に先走ったあんな事をしてしまったのに。
フウはいつもと変わらない、優しい愛らしい顔で
こちらににっこりと笑いかけた。
何だかそれが無性にいとおしく思えてならず
ジンは涙が出そうになっていた。
「…結構気持ちよかったしね。
二人とも上手いし、大きさも微妙にちがって
前からも後ろからもだから、
あたしおかしくなっちゃうかと思った。
病み付きになっちゃいそう〜…なあんて。」
ジンはまた別の涙が出そうになるのを感じた。
おわり。
ジンが優しすぎましたかね。
ジンフウラブラブになってしまった…。
今までの神々の作品を拝見してたら
ムゲンは巨根だというイメージがついた。
こんなもん書いてしまいましたが
おいらムゲ×フウ派。
お粗末さまで舌。
俺はムゲジンフウと三人仲良いのが好きなんで、
こういうの待ってた待ちタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
乱入してくるムゲン、ためらうジン、あっさりしてるフウと
それぞれとてもらしくてハアハアです。GJ!
グッジョグジョ
優しいジンと荒いムゲンの対比エロい。
お前、エロい。
GJ!
次はムゲフウキボン(;´Д`)ハァハァ
GJ!
萌えますた。
ジンフウ派なんで余計に萌えたw
ムゲンが絡むとまた一段といいですな!
GJであります!
久々に活気があって嬉しいなぁ。
神キテタ━━━━ヽ(´д`*)ノ━━━━!!!!
久々に萌えました。ジンフウラブエロス上等、三人がらしくてGJ!!
そのうち三人でやるのが日常になったりして名ー
ところで上のほうでも話題に上ってたが、今ではここ住人、ジンフウ派より
ムフウ派の方が多い?
ちなみに初期ハマりでムフウ→ここではじめて読んだSSがジンフウでジンフウに転び
→現在そろそろムフウ萌えが欲しくなってきた(*´Д`)…結局どっちでも萌えww
ますが世間一般でもジンフウはマイナーかやっぱり…つД`)
ところで漫画版に出て来る忍者軍団のくの一に萌えたのは俺だけですか
>>340 おぉ!知らんかった。
フウ華奢だなぁ。
これから面白エピソード出てくるかな。
ネタが増えそうですな。
>>340 面白い企画はじめたもんだねえ。フウの内面が
よく見えていい。ちゃんと最終回まで続けて
欲しいな。
次の日記で何かフォローが入るかと思いきや、そのままでしたわジン短。
最初はこんなもんか。
割と初期からムフウっぽいのな〜
>>321 お風呂で事に及んでる最中にフウが来ちゃって、
そのままムゲンに捕われてムゲ、サラ、フウの3pもアリだ…(*´д`*)
保守。
347 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 02:08:03 ID:NHk21RK3
DVD最終巻発売記念あげ
DVD最終巻見た。
三兄弟の真ん中とフウの鬼畜エロちと読みたいと思った。
あのシーンのフウエロ可愛い。
太ももとかすごいおいしそうだ。
フウは腰つきもエロいよな〜
一枚絵でも動いてる絵でもこうくねっとして・・・むしろ腕をからめたいぜ(*゜∀゜)=3ムハー
>348 (・∀・)人(・∀・)
ゲームの宣伝映像見たんだが…フウの顔ヤバスと思ったのは自分だけですか?
フウ萌えなんで、かなりの大打撃だったorz
まだ見てないから詳しいことはわからないけど、DVD最終巻でCMとして流れるみたいだね
しかし公式見る限りじゃムゲンとジンのキャラグラ結構アレだから、きっと他のキャラも・・・・
>>350 俺も大打撃orz
3Dだから目の小ささはしょうがないかもしれないが、あの鼻がヤバス
ブログの最新日記なんかカワエエなぁ
蛍とスイカか……三人で蛍とスイカ……
すんげぇカツカレー食べたくなった。
>>356 やったー! スカパー入っててよかったー!
小説は秋に発売って聞いたけど、具体的な
日程がなかなか出てこないねえ。
うーん人がいなくなっちゃったな・・・
ゲームが発売されればちょっとは戻ってくるかもしれないけど
未だに最終話が見てないので、自分は書きようもなく……
3Pの続きとかひっそり待ってます
|д゚)実はムゲコザの続きをコソーリ待ってます…
>360さんはレンタル組みですかいな?
期待して待っててよかとですか…ヽ(´Д`;)ノアゥア
362 :
360:2005/09/09(金) 01:05:21 ID:VYD9c3rf
>>361 ごめん、ネット配信組。僻地住まいなんでレンタル店に
置いてねーんだわ、サムチャ。デリバリーに登録しても
何ヶ月も待ちっぱなしだし。
最終回まで見て、引き続きツボにきたらなんか書きたい
とは思ってますが……。
>361
ネットですかー……。便利だった某所も9月いっぱいで終わりですし、
何ヶ月も待ちっぱなして切ないですな……
最終回でツボることを祈りつつ、マターリしてます。
アニマックス放送で人が増えると良い……
圧縮の噂を聞きつけて、慌てて保守しに
きましたよ
>364
Ω ΩΩ ナ、 ナンダッテー!!!!
保守保守!
>364
うわ、乙ですー
企画書の段階で、準レギュラー陣の一人に「ムゲンに恋心を抱く女忍者のサラ」
とかあって萌え。そんなんだったらジン→フウ→ムゲ←サラで、やきもき倍増で
危ないところでしたよおやっさん……ッ!キャラデザは八葉寄り。
>>366 ソースはムック本?<サラ
俺もジン→フウ→ムゲ←サラを想像して萌えたよw
には
>367
ムック本でつ。でもこの企画、通ってたらムゲサラで悲恋になってそうだ……
ムゲンもサラには惚れるんだけど、何かの事情で……みたいな。
ゲームの公式更新。
良かった……フウのデザインが少しはましになってた(;´Д⊂)
ちょwwwグラフィックもポリゴンもやばいなwww
フウが一番顔グラがよくてジンが一番ひどい……ムゲンは凶悪っぽくていいかな
エーンでもファン獲得はあまり望めそうにありません……
ゲーム、モモさんの存在は無視っぽい…
公式で旅日記も止まってるんだが、小説……もう秋……( TДT)
出るとしたら徳間デュアル文庫あたりになるんだろーか。
スニーカーから出るとばかり思っていたが、もしかしたらMFJ文庫かもしれない。
デュアル文庫ってまだあったの?
デュアルはひっそりと刊行しとる模様。
九月新刊に舞−HiMEのノベライズとか出てました。
……スニーカーもMFJも覗いてみたが、刊行予定に微塵も無かったな…デュアルも(ノд‐。)
神はまだかのぉ
無風ででエロス飢え。最後まで見てないからわからんが、ムゲンはフウに
ちゃんと恋愛感情持もってんのか?
>>376 ジン→フウ→ムゲンっぽいと思ったが、それが
恋愛感情なのかどうかは謎。
378 :
↑:2005/10/01(土) 23:47:01 ID:2CHalI4M
恋愛感情なのかどうかは謎。 ×
恋愛感情なのかどうかも謎。 ○
仲間意識なのか恋愛感情なのか分からんかった。
>378
そか。ジンは恋愛感情に近いものをフウに対して持ってる希ガス。
ムゲンは…どうなんだろ、たとえ持ってたとしても無自覚そうだ。
ジンは守りたがりなのかな。
紫乃にはマジ惚れっぽかったけど、でもやっぱり「守りたい」って感じだったし。
フウに対しても「こいつは俺が守ってやらんと」みたいな印象。
ジンは独り狼だからなー。11話から想像するに、惚れた女は大事にしそうだ。
そしてムゲンもエロだが、それ以上にエロエロな気がしてならんのよww
ジンの一途さが極まって、フウを監禁しているところを想像してしまったw
>382
監禁いいね監禁!
上の方で話出てたがソフトSMなジンフウ読みてえ…。いやハードでも構わんが。
焦らしプレイ等々で悶えるフウが見てみたい。
ジンは視姦もやりそうだ。
フウをしばってジーッっと見つめる。そしたらフウが徐々に感じてきてしまい…
ってかなんで本スレにエロ絵www
>386
わざと恥ずかしい格好で縛ってしばらく放置。フウがちょっと泣きそうに
なった所で耳元で息を吹きかけながら言葉攻め。
その後は……
加入してないんで今日の放送見れね( ´Д⊂ヽ
ムゲンはどんなんだろうか。
視姦とか絶対できなさそw
我慢できないと思われますが
八葉ん時や2話で出てくるセクシー姉ちゃん(名前何だっけ?)の時にちゃんとキスしたりしてるから
いきなりガンガン入れたりとかしないで意外とちゃんと前戯の手順ふんでそう。な気がする。
圧縮がこええなぁ…。下から消されたら危ねぇかも。
一球入魂、フウの格好がえらい可愛くて太ももが、尻が。動くたびハァハァもん
だったよ。あんな美味そうなもの、男としてほっといちゃいかんだろ二人。
やっと規制解除で書き込みが出来る(つД`)
ジンは自分がイクことよりも相手をイかす事に萌えそう。
ムゲンは感じてる女の顔見ながらガッつくww
392 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:28:06 ID:Pt1Axe0W
で、さらにどっちの方が上手か、と言われたら
手マンよりクンニのが上手そうだな…
ムゲンは舐めたり甘噛んだりが好きそうだ。ケモノやしww
焦らすのも焦らされるのも嫌いそう>ムゲン
とにかく本能のままに突っ走ってそうだw
アニマックスの録画に失敗した俺様が
保守にきましたよ。みんな生きてるか?
生きてまつよー(´∀`*)
堕落天使ではなぜフウちゃんは脱がなかったんだ、と。
今更な話なんだけれども。
ノシ。。。絶命寸前に生存中。萌えたりん。未だ最終話まで見れてない…
399 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:40:00 ID:Wc/MT8Ht
あああ〜〜!!!
ムゲン(or/and)ジン×フウの新作が読みたあああい!!
400 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 02:23:42 ID:olvX3t4h
はじめて来たんですが職人の皆さん、住人の皆さん……
GJ!!
神しかいないじゃないか。
あからさまに下品なエロがなくて、すごく読みやすい。あー陣風無3Pいいな
アニマックス無料放送のおかげで再ハマりしましたよ
401 :
発赤:2005/10/26(水) 01:16:47 ID:sQDLvXIt
「あ、あッ……あァ!」
途切れ途切れの少女の喘ぎ声が小さな部屋を満たしていく。
あと他には汗と粘膜の音しか聞こえない。
でもこれで良い。なぜなら満たしあうには十分な筈だから。
一つに結った髪が活塞の振動ではらりとほどけた。
互いに向き合い、少女が男のあぐらの上に乗っかっている体位のため、
敷き布団の上に無造作に落ちてしまった。髪刺しはどこに行ったのだろう…。
そして肩より下までかかった髪は振り乱れ、
男の唾液で濡れた乳房に張りつき、てらてらと月明かりに照らされている。
小さめではあるが形の良い山なりの皮膚に、少女の日に焼けた柔らかい髪はよく映えた。
「ちょっ、ね、ねえまって…髪…ほどけた……からっ、」
少女がなんとか小さく身を捩り、健気に嘆願しようとも男は夢中になっているあまり反応しなかった。
一心不乱に腰を上下左右に動かし、息荒く少女の体に抱きついている。
「あっ、あっ、やだぁ……ま、だ、だめ…激しくしないでっ……」
激しくしないで、と言うのが早いか遅いか、男は桜色に腫れあがった乳房の頂を舌であてがった
ねぶるように丹念に舐めあげ、反対の蕾の硬度が増していくのを愛しげに見つめている。
「ひゃうっ!な、なんかそゆの、いやらしい…よぉ……」
少女は肩を張り、イヤイヤ、と顔をそむけた。
もちろん同じ桜色に紅潮した頬をたたえながらである。
恥ずかしいのか気持ち良いのか、その狭間で揺れていることは手に取るようにわかった。
すみません訂正。
一つに結った髪が、ではなく
↓
一つに結った髪をまとめていた紐が、です。
髪が落ちたら大変だーい
403 :
発赤:2005/10/26(水) 01:52:35 ID:sQDLvXIt
「………っ」
少女は押し黙ってしまった。
あまりの快感のため、もう言葉を紡ぐことは難しかったからだ。
「フウ……も、もう限界だ……!」
浅くは二度、深くは五度と抜き挿しを繰り返すたびに、
少女と男の嬌声は重なっていった。ア、アア、と共鳴していく。
弾くと直ぐさま音を奏でる琴のように、二人の身体は己に素直だった。
口を半開きにして目を細め、少女の身体にも限界が来ていた。
このまま快感の波にゆらゆら漂うのも良かったが、ざぶんともう、ひと飲みにされたかった。
振動は深いながらも確実に加速度を増し、密着した二人の粘膜は銀糸で絡まりあっている。
そこだけが赤く、赤く腫れて…もう二人が耐えねばならない理由はなかった。
「フウ……ッ、く……だ、駄目だッ……このまま……!」
「っそ…だ、ね……あ、あ、やば…いかも私も……」
「……いくぞッ」
「………」
達するぞ、と相手に伝えるとき、無言で反応がない、というのが決まっていつもの二人の合図だった。
指を絡めて手を握り、ここでも繋がっているのを互いに確認した。
ひとりではいけないから。
「フウ…!フウ……!」
「あっ、あ、や――ッ!………!!」
優しい断末魔が織り重なり、二人は同時に果てた。
ぬめぬめと身体を重ねあい、固い布団に身を委ねた。もう身体を動かす余力などなかった。
互いにもうこのまま、行為の余韻の中で眠りに落ちることが分かっていたので、
体を寄せ合い、深く口付けをして相手の存在を確かめると、やはりすぐに眠ってしまった。
しかし今夜は違った。
寝たかと思われた少女は目を光らせてニヤリと口端を上げたのだ。
スウスウと寝息を立て始めていた男の胸のなかに潜り込み、とある行動を起こしたのだ。
「フッフッフ……おかえし!」
404 :
発赤:2005/10/26(水) 02:31:31 ID:sQDLvXIt
チュンチュンと、小窓から聞こえるすずめのさえずりで目が覚めた。
白い日差しが起き抜けの目に痛い。もう朝が来たのだ。
隣を見たが、もう少女は起きてしまったようだ。姿がない。
「あっ、おはよー!もうあたしたち荷支度住んじゃったから、先に下で待ってるねー」
「あ、ああ……」
いないかと思えば、部屋の外の廊下からひょこっと少女が顔を出した。
もう少女はとっくに身仕度を終えてしまっていたようだ。
自分が起きるとき、ついでに起こしてくれれば…と男は口を少しとがらせた。
しかし少女はそれに気付かず話を進め、
「あーそうそう、朝ご飯は昨日の昼のお茶屋さんに行くんだってさ。楽しみだよねえー」
「な………」
「あ、あとねー実は私こっそりー……いやっ、なんでもなーい!えへへ……お先にー!」
どたどたと音を立て、少女は行ってしまった。
続け様に早口で言い包められた男は、あっけに取られてしまっていた。
まったく、昨日の可愛らしさや余韻はどこに消えたのか……。
色褪せた畳を爪で何度か撫でて、軋む身体をやっとこ起き上がらせた。
昨日はだいぶ無理させたな……そう耽りながら窓際の鏡にふと目をやった。
そこに映し出された光景に男はさらにあっけにとられてしまったのだ。
なぜなら、鎖骨から首周りにかけて斑点に赤く鬱血していたからだ。
「キ、キスマーク……!」
所有印のつもりだろうか、どう考えても服を着ても見える位置にそれはあった。
周りの視線を気にするタチではないが、昨日戻らなかったもう一人の男に何を言われるか分かったもんじゃない。
虫が多かったんだよ、などの陳腐な言い訳を抱えた頭になんとか二、三こしらえながら準備をすませた。
部屋を出ようと襖を開けた瞬間、キラッと何かが光った。
部屋の隅に少女の髪挿しが落ちていたのだ。
「昨日最中にフウが言ってたやつだな……」
男はすばやくそれを手に取り、足早に部屋を後にした。
階下で待つ二人のもとへ行くあいだ、胸には言い訳、手には髪挿しをしっかりと抱いていた。
顔が赤くなるような言い訳と、赤みを保った少女の硝子玉と。
二つともまとめねばならないものだとは……
男は首筋に手をあて擦りながら、自嘲気味に階段を降り始めた。
味噌汁くらいは白がいい
、などと考えながら。
終。
これでおしまいです。
携帯からリアルタイムに思いの丈をぶつけてしまったため、
ああ支離滅裂じゃないかな…と不安です。
昨中の「男」がどっちなのかは、ぜひお好きなようにどうぞ(´∀`)
神々の後に投下させて頂くのは緊張しますた…!
ではでは失礼しました、次回はパソコンでリベンジしたいです。
ちなみにタイトルは「ほっせき」と読みますよ
久し振りに職人降臨! GJ!
いたずらフウちゃん、エロ可愛いです。
407 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 09:17:27 ID:JmZEly27
保守
GJ!
ジン・ムゲン、どちらでも萌えられる演出が心憎い。
一粒で二度美味しいとはこの事だ。
久々で嬉しさひとしお。
職人さん乙です!即興て凄いですな〜。リベンジ待ってるよ!
410 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 09:41:32 ID:67eh5yJe
大丈夫ですと聞いて飛んで来ました
要は愛することじゃないのに
あっさり快感を知るのか
(#^ω^)エッチな子と直電(^ω^♯)
(#^ω^)おっす
(^ω^♯)おっす
(#^ω^)しかも無料でエッチな子と直電(^ω^♯)
(#^ω^)クリックしろボケ
http://www.bikibiki.com/anal/
わー読んでくださった方、感想くださった方、ありがとうございます!
自分の妄想が露見してしまったようでお恥ずかしい…
今度はもっと性描写をじっくりねっとり書きたいです。
ムゲンフウジンの三つ巴辺りで…
412 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 21:08:07 ID:o/Yptngz
あげ。
職人さん方がもっと来てくれますように。
そう願ってるのは漏れだけ?('Α`)
ノシ
ノシ
ノシ
416 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 06:28:38 ID:vYfoqA//
(#^ω^)エッチな子と直電(^ω^♯)
プルループルルー
ガチャ
(#^ω^)おっす
(^ω^♯)おっす
(#^ω^)ただのマンマンやん。
(^ω^♯)いや、マンマン重複やん。
(#^ω^)せやかて、マンマン二つありますよ
(^ω^♯)騙すわけないように用意
(#^ω^)汚れてもいい?
(^ω^♯)マンマン汚したらアカン
(#^ω^)ほな、マンマン扱い難いやんなー
(^ω^♯)マンマン甘くみてたんかボケ
(#^ω^)違わいな!せやけどマンマンしたいわ
(^ω^♯)諦めーな、あんさんには早い、早いで
(#^ω^)マンマン…
(^ω^♯)ホンマしつこいわ、ほな切るで!
(#^ω^)所詮マンマンやん!
(^ω^♯)腐ってもマンマンやん!
(#^ω^)マンマン汚したらアカンゆうてたやん!
(^ω^♯)それとこれとは別やボケ!
(#^ω^)…
(^ω^♯)諦め、切るで。
(#^ω^)…
ガチャ。ツーツーツー
(#^ω^)マンマンやん…
(#^ω^)ただのマンマンやん…
417 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 06:30:29 ID:vYfoqA//
重複やん…
418 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 09:58:12 ID:vYfoqA//
テラワロンリングです
あげあげ〜
頼む誰か監禁ネタを…っ!
どうでもいいが、倖田来未(漢字出ない)の、
「COLOR OF SOUL」って、すごうフウっぽい希ガス…妄想過多でスマソ
422 :
ジン×フウ:2005/11/07(月) 05:01:17 ID:TnmtduZT
監禁で小ネタってみました。
ジンフウすれちがい。ど素人ゆえおかしなところはご勘弁。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
薄ぼんやりとした闇の中に、そこだけ切り取られたように白い裸体が鮮やかに
浮かぶ。
吊り下げられているのは一人の少女。
その少女の体を一人、端正な顔立ちの侍が貪っている。
小ぶりな乳房を下からこねる様にやわやわと揉みしだき、時折強く握りこむ。
すっかり立ち上がり、硬くしこっている先端を口に含んで軽く歯を立てると、
くぐもった喘ぎがもれた。
そのまま、先端に舌を絡めて吸い上げる。
じゅぷ、ちゅぷと淫猥な水音が牢内に木霊する。
舌先をちろちろと遊ばせ、乳房全体にもまんべんなく口付けを落とす。強く吸い
付き、舐め、また一つ新たな朱印を刻む。
開いた片手が脇腹へと滑り、感覚をあおるように幾度か軽くなでられる。
少女の体がひくりと震える。
ようやく乳房を嬲ることに飽いたのか、唇が片手を追う。あばらに添ってつうと舌
を滑らせ、ぢゅ、と吸い付き歯を立てる。
刻印が、また一つ。
いくらそうしても足りないように、男の舌が、唇が、少女の体を味わい尽くす。
423 :
ジン×フウ:2005/11/07(月) 05:16:36 ID:TnmtduZT
手が少女の秘花に辿り着き、掌が触れるか触れぬかの微妙さで前後された。
少女はその感覚におびえる。とっさに脚が閉じられかけたが、指が肌に食い込む
ほどの強さで阻まれる。
男がゆっくりと秘花に顔を近づける。
熱い吐息を吹きかけるようにして、さらに脚を開かせる。
ぎりぎりまで近づた顔がふいと背けられ、皮膚の薄い内股に頬ずった。その滑らか
な感触を暫く楽しみ、口付けて印を刻む。
唐突に男の舌が少女の秘花を割った。
少女にも聞こえるように、音を響かせてあふれる蜜を啜り取った。
花弁をなぞるように舐め、陰核を軽くつつく。
びくびくと少女の体が跳ね、とろりと熱い蜜が溢れ出る。
指を差し入れると、易くは飲み込まれなかった。
やはりきつい。
逃げる少女の腰を捕らえ、ごく浅く抜き差しをする。
ここで少しでも慣らしておかなければ後が辛いだろう。
指で少女の秘穴を蹂躙しながら、合わせて陰核に舌を這わせる。
軽く吸い立て、押しつぶし、やわらかく舌全体でこねるような動きを繰り返す。
ちゅ、ちゅぷ、と音に呼応するように、少女のくぐもった喘ぎが断続的になる。
花弁全体がうごめき、ひくつき始めると、その舌と指の動を速めて更に少女を追い
立てる。
そうして。
少女の中で高められた快感がはじけるその寸前に、男は一切の動きを止めた。
未だ、いかせてやるつもりは毛頭無かった。
424 :
ジン×フウ:2005/11/07(月) 05:27:39 ID:TnmtduZT
体には自分が刻んだ赤い刻印が咲き乱れ、二つの丸いふくらみの、色を持った先端
がつんと快楽に立っている。
無意識だろう、途切れた刺激を求めるように腿が擦り合わされた。
少女の快楽に蕩けたさまに、男の背を、暗い感情が這い登る。
「……フウっ…」
かすれた声で囁き、耳朶を甘く食んだ。
唇を頬に添ってずらし、涙の跡を舐め取とる。
頬を掌で包みこみ、上向かせてその唇を貪った。
唇を舌で割り、かませた布の間から唾液を注ぎ込む。
口はとうに塞いでしまった。
あいつのことを呼ぶ声など聞きたくない。
目もとうに隠してしまった。
…あいつの姿を探す瞳など見たくない。
ぬくもりを、肌を。
求めるように少女の体を強く抱く。
少女は男の腕の中でもがき、塞がれた口で必死に何かを訴えようと不明瞭な呻き
を漏らす。
動きを封じられるようにますます強く抱きすくめられ、少女は瞳に涙をにじませる。
──許してなど、やらない。
焼けるような愛しさと、吹き上がる黒い感情の狭間で男の指が冷徹に動く。
少女の尻の柔肉をつかみ、後ろから秘花に指を差し入れてくちゅくちゅとかき回す。
先ほど限界まで高められた所為で、少女の体はたやすく反応を返してしまう。
──心が、手に入らないのならば──
身をかがめて震える乳房に口付ける。
──体、だけは。
啼いて自分だけを求めるようになればいい。
−−−−−−−−−− 了 −−−−−−−−−−−
フウもジンを好きだけど、猿轡された所為で言葉は伝わらない。
ジンはフウが思っているのはムゲンだと勘違い。
もちっとマニアックに足の指でも舐めさせたかったがもう限界ですorz
失礼しまた〜
ぐっじょ!
会話も聞きたかったなあイヒヒ
独占欲強いジンいいっすね
うぉぉぉ〜監禁ねたキターーー!
GJでございました!
おおお、久し振りに立ち寄ったら、降臨が!
自分もこういう、どこがぶっちぎれたジンが
好きだー! GJ!
429 :
422:2005/11/09(水) 00:46:05 ID:AUibI6Rt
感想どうもです。小ネタですんません。426>会話、次回の参考にさせて頂き
ます。ジンの責めにびくびく反応してるフウの描写をもっと書きゃ良かったと
後悔wもっと精進しますわ〜
430 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 19:35:30 ID:MaYYEPk7
あげあげ!
アニマックスでまた始まったんで見てるんだが、
ムゲンもジンもイイ声してるんだよな…(´∀`*)
男衆がイイ声でよがる小説キボーン!
酔っちゃった(媚薬とかでも)フウちゃんが攻めるのとかどうですか
近々漏れも書くすwww
媚薬ネタ、温めていはるがぶち切れたまんま止まっててorz
男衆は呻く位か……?
>430待ってるからはよ寄こせ(*´д`*)あと上げんのはほどほどにな〜
いいね、フウ攻め読みたい。
フウムゲ(*´Д`)ハァハァ
434 :
フウ攻め?:2005/11/18(金) 00:22:29 ID:PQ61Qh0l
身体が熱くて、妙にふわふわした心地がする。
「……フ、ウ……なにを……」
軽く痺れた身体で、倒れているジンにのしかかる。
ジンの眉がいぶかしげにひそめられ、力ない言葉を漏らす。
白い肌に、潤んだ目じりがほんのりと赤かった。
荒い息を吐く口元から、唇をしめらすように柔らかい舌が覗く。
その表情にうっとりと見入りながら、フウは自らの帯を解いた。
「……フウ…!」
ジンが慌てた声を上げる。
そんなジンの狼狽が面白くて、見せつけるようにして着物の前を完全にはだけた。
こぼれた胸が外気に晒され、フウの身が震える。
ジンの喉がこくりと鳴ったのが伝わり、フウはくすくすと忍び笑いを漏らす。
酒に入っていたそれのせいで、自分とは比べ物にならない位、ジンの身体の自由は
利かないはずだ。
「……フウ…正気に……」
おず、とジンの衿を広げて、あらわになった胸元に頬ずる。
自分より、幾分ひやりとした体温が心地いい。
「……んッ…ぁ…」
自分の胸をこすり付けるように抱きつくと、先端が押しつぶされ、甘い声が漏れた。
435 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 00:42:52 ID:PQ61Qh0l
──もっと。
なお、ジンの胸板に肌を密着させて身を上下させる。
肌と肌の間で胸が捏ねられるようで、そのたび喘ぎが口をつく。
「…っ、フウっ…!」
吐き出された名に、切なげな色が混じる。
それが嬉しくて、いつもされるようにジンの乳首にちゅ、と吸い付き甘噛んだ。
「…ッ……くッ…ぁ」
抱きついたジンの背がびく、と反らされた。
もう一方の先端にも口付けて、舌でくりくりともてあそぶ。
──ジンも、あたしにする時はこんな気持ちだったのかな。
「……フ……ウ…ゃ、めッ…」
もっと甘い声が聞きたくて、もっと気持ちよくなって欲しくて。
ジンのそんな様子が、フウの中にどうしようもない熱を灯す。
「じいィんっ……」
顔を上げて、名を呼んだ。
きっと今、自分はひどくいやらしい顔をしている。
−−−−−−−−−了−−−−−−−−−−−−
微エロな小ネタの上に何かキャラ違っ…orz
フウムゲだとムゲが喜んでいろいろと仕込みそう。
結局ムフウにしか妄想が行かない…。フウムゲでエロいぃのが読みたいです(´д`*)
436 :
434:2005/11/18(金) 22:29:09 ID:N8wxesg/
うぅわ、書き直したい…。下げ忘れスマソでした…。
>>434-435 GJ!
フウ攻め萌え〜攻められるジンもいいかんじだw
私としては是非続きを書いてほしい
おお、久々に職人様降臨!
攻めフウ、イイヨイイヨ〜
自分も最後まで行き着く話をキボン
439 :
434:2005/11/19(土) 21:52:17 ID:WlJqoE/h
>437 438
自分としてもいまいち不完全燃焼な感があります…
遅くなるかと思いますが、最後まで頑張ってみます。有難うございました。
フウムゲ期待アゲ(*´Д`)ハァハァ
441 :
柊の察知域:2005/11/21(月) 23:39:30 ID:pOuLIzcq
雪がしとしと降っていて、銀世界とはまさにこのことだと思った。
「…お?さみーと思ったら雪かァ。チッ、こんな粗末な馬小屋にも平等に降り注ぎやがる」
そう言って不精髭をたゆわえた男が曖気を纏って呟いた。
今日は冷えるから色街へのお勤めはないらしい。見かけによらず寒さに弱いのだな。
肩を竦めてかやぶきの隙間から外を見つめている其の体にぴたりと寄ってみた。
「あったけぇなオーイ、人肌ってやつァ」
「今夜は冷えるらしいよ?昼のうちに、もすこし厚手の服買いたかったのにー」
「そんな余裕ねェだろうがよ。金は無いとこには無いんだ、あきらめろデコスケ」
「なんかそのセリフあんたにだけは言われたくなーい!何様よー!」
「わはは、騒げ叫べ!そのほうが暖かくならァなー」
そう言って少女の躯に抱きついてみせた。
どこに隠し持っているのか、酒の匂いがツンとした。嫌な類ではない。
お互いに抱き合う形になり、体温を共有することにした。
それを無言で仕合うあたりにふたりの気兼ねの無さが垣間見える。
男は足の指を絡ませながら吐息を襦袢の中に吐き出してきた。
肌が湿って外気に曝されたため、冷気を湛えて蒸留した唾液が小さな谷間に流れ落ちる感覚に教われる。
そしてその雫を掬い上げるように舌があてがわれた。
「あッ…ちょっ、ムゲ…ン…てば!」
濡れた地肌の寒さが更に増す。
「ちょっ、ちべたーい…いきなり舐めないでよねー……」
「はッ、いっちょまえに感じてんだろ?えらっそーになァ」
「寒いからってサカらないでよね!ったくあんたってやつは……。ジンは薪拾いに行ってくれてんのよ?」「…るせ。」
「あんたと大違いねー。見習ったらどう?寒がりさーん!あっはっは」
少女の空笑いが、小さな小屋に響き渡った。
そしてまた沈黙が現われた。
まとめて投下しようとしたんですが、続きが手違いで消えてしまいましたorz
すみませ…!気にせず流してください…
うわ、そんな大惨事……っ
また気が向いたら続き投下して下さいね
ノオォォオ、なんともったいない……!
続き、ワクテカして待ってますよ(*´д`*)ハァハァ
フウ可愛い……!私も続きを待ってますよー。
ここは本当にいい作品・住人が多いですね (*´∀`*)
自分〔萌える〕という感覚をいまいち解っていなかったんだ。
グッとくるとかエローイとか上手いなぁとか思ったりはしても。
でも
>>441-442を読んで思ったんだ
当たり前に人肌で暖をとる二人に萌えた。
もっかい言う、萌えた。
続きが気になりますな。ムゲフウか三つ巴か。
もっかい言う、萌えた。
448 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 21:12:12 ID:WtdnULhg
みなさん感想ありがとうございます!嬉しいなあ
リクがあれば結末を変えてみようと思います。
どんな感じがいいでしょうか?期待せず待ってくだされば書きたいです。
ジン帰宅→ずるいぞ、俺こそ寒い→ムゲンの反対側から抱きつき暖を取る→三つ巴
これを想像してウホウホしとりました。
結末変更するより
>>448が元々創られていた展開を読みたいとも思うぞ。
他の方の妄想・リクで書いてみたいと思ったものがあれば書いて
結末を増やすというのはどうだろう。
勝手言って申し訳ない。
俺もジンが戻ってきて三つ巴になってくれたらいいなと
思ってたクチ。
でも、書き手の書きたいように書くのが一番かと。
一度消えちゃったものをそのまま書くのなんて、もう
ごめんというのだったら、結末変更もいいかもしれない
けれど(そういうんだったら、気持ちはすごく判る)
ジン薪拾いに熱中。結構遅くなって
帰ってみたらもう事後的な…
でもやっぱり
>>449-450と同じく
書きたいように書いて欲しいです^^
ただたんにムフウ萌えなやつの戯言です…
>>448を待ちつつ…
3・4話を久々に見た。
お鈴姉ちゃんでらべっぴん。
女装ジン、フウ、お鈴の三つ巴が見たいと思ったでござる。
脱げば脱ぐほど男前になるジンに動揺の二人。
ウホッ。
ジンはそういう器の持ち主だろ。
3、4話はムゲンVSジンの殺陣も、ムゲンと石松の殺陣もよかったなー
4話で、置いてきつつも途中で気になってフウを助に女郎屋まで引き返したムゲン
には萌えました。それとフウのツボ振りもろ肌。女郎屋でいろいろと性技を教えて
もらったに違いないといってみるwww
454 :
フウムもどき:2005/12/02(金) 21:08:27 ID:8QtCNjhR
「え、ちょっと、ムゲン何してんの?」
そう、ちょうど寒いさむいふゆのひで、
でもちょうどお金がすこしはいって、
それでちょうど安い宿をみつけて、
やっとふかふかのふとんにはいれると思って。
そう思ったら嬉しくなって、少し出かける、と言ったジンを、
テンションにまかせて追ってみて、寒くなって帰ってきた。
ら、
ムゲンが何かしていた。
「…おう、おけーり」
「おけえりじゃないよ、何してんの」
「見りゃわかんじゃん」
「わかんないから聞いてるのに」
「ちょっと運動しよっかなと思って」
びっくりしたよ。
部屋の戸開けたら上、すっぱだかでさ。
「…なんだ、驚いた」
「…なんだってなんだよ。何してると思った?」
「別になんでもないけど、」
「ふーん」
「…で、運動って何しようと思ってたの?」
「今考えてたところ」
「…この糞寒いのに上まっぱで…かぜひいても薬買えないよ?」
「だからなあ、お前ばっかじゃねえの、ひかねえよーに運動すんだよ」
「ばかはどっちだっつうの」
「…まあ、ほんとに寒いしな、何すっかな…」
「あんた琉球のにんげんだから、暑さに強くても寒さには弱いかア」
「…弱くはねェぞ」
「あっそ」
「…なんかないかあ?…なんか」
「楽しくて、あったまって、運動できるもの」
「…なんだろな、」
テンション上がってたからかな。
そんとき私、何考えてたんだろ…
「…イッコあるけど」
455 :
フウムもどき:2005/12/02(金) 21:12:23 ID:8QtCNjhR
わりこみ投下スマソ&失礼しまつ。
>>441さん待ちの間のつまみ程度にドウゾ…
_ ∩
( ゚∀゚)彡 続き!続き!
⊂彡
458 :
フウムもどき:2005/12/04(日) 12:33:17 ID:RIC0mYQe
「何」
楽しくて、あったまって、運動できるものといったら
「…セックス」
思い切って言ってみた。そしたら、
「…おめーみてーなガキじゃあな、
勃つモンも勃ちゃあしねえよ」
だって。うわ、失礼な
「ガキじゃないもん、」
「ガキだろがい」
「だって処女じゃないし…」
「歳がトシだろ」
「5つしか違わないしッ」
「あー、そういえば5つちげーんだっけ?」
「話そらさないでよ」
「とにかく。おりゃあヤんねーぞ。
幼児はシュミじゃねえもんでな」
そういって軽くでこぴんされた。
な、ナメられてるよね、コレってば。
あたしってけっこう名器だったんだけどな…
えっ、ここで終わりっすか?
生殺しっすか〜!?
460 :
ムフウもどき:2005/12/06(火) 20:36:05 ID:+rwX2MgX
「…」
ええい、いいやもうこうなったら
「ムゲン!」
「あ?」
どさ、と、乗ってやった。
ちょうどキジョウイみたいなかんじ。
「いてッ」
「ムゲン、ムゲン、」
「…んだよ、いてェな。」
「ね、あたしの腕前見せてあげようか?」
「早くどけ、って…は?」
ムゲンはイキナリのことでかなり驚いていた。
その間に下へとさっさと手を伸ばした。
「その辺のヘタな遊女屋の女よりずっと上手だよ〜」
「おい…う…」
「あれ、すぐ勃った やっぱたまってんじゃん」
「…は…」
「手だけでもうこんなかあ」
「…っ」
「口でやったらどうなるかな?」
「ちきしょ、俺のがこんな小娘相手に勃つなんて…情けねえ〜」
ムゲンは泣くように両手で目を隠した。
「は?失礼な!それだけあたしに技術があるってことじゃない?!」
「それにしてもよー…そんなぺチャパイに…」
「うっさいなあ…はさめるくらいはあるっつの」
461 :
ムフウもどき:2005/12/06(火) 20:48:35 ID:+rwX2MgX
「はあ?」
「あ、そっか、見えないよね、着物着たままじゃ」
「おい」
片手でムゲン、片手でサラシを解いた。
「ほら、普段ちょっとサラシ巻いてるから
よくわかんないでしょ??じゃーん」
実はけっこうあるんだよね、あたしの胸って。
スイカ程は無いけど、それよりひとまわり小さいくらい?
「…っあ」
「あ、油断したでしょ」
「…で…る…はあっ…」
「ちょっとやめて、顔は…」
「うっ」
ドクドク、と音が聞こえるような勢いだった。
「相当ためてた?」
「…ちげえよ、昨日ひっかけた女とヤったばっか
俺の一回の量がはんぱじゃねーだけ」
「…え?」
「…何、その顔。俺がヤっちゃわりいかよ」
「…違う、けど」
まさか、他の女のひととヤってたなんて。
いや、あたしがムゲンとこんなことするのは初めてだけど。
あたしがそばにいるからそんな心配いんないと思ってた。
で、なぜかショックだった。
「…も、やだ、これじゃさ」
(今までもこんなことあったな。
女の子ナンパしてたときとか)
「んだよ」
(これじゃまるで、)
「ねえ、ほんとにヤろうよ」
ぴちゃ、とムゲンの胸に舌を這わせた。
462 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 00:42:15 ID:M/v9KEfS
アニメを1度みた事あるくらいなんですけど、エロパロイイですね!
続きまってます〜
463 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:59:01 ID:r4DSYTTX
さっき久しぶりに第二部22話を見た。
盲目の彼女はスタイルええのぅ
保守
465 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 00:32:37 ID:DqH5Xop8
保守age
age
467 :
ムフウ1/2:2005/12/29(木) 20:14:31 ID:qYjD8Hec
職人様方をお待ちになる、つまみにもなりませんが投下失礼します。
プチでエロ無し事前ムフウです。
携帯からなので読みにくかったらごめんなさい。
物言わぬ背に話しかける。不安だった。
また突拍子によく分からない発言をしてしまった。
自分で切り出しておきながらも、沈黙と気まずい空気にああ、と今更フウは泣きそうになる。
どの位か経って、いつの間にか寝そべっていた体を起こしたムゲンに手を掴まれた。
ムゲンは黙ったまま自分から握りしめた手を見つめながら何やら考え込んでいる。
「(分かってるのかな、こいつ。)」
不安だった。
長崎が近い。
一人になること、この男と離れてしまうことが不安だった。
「今からするか?」
「(馬鹿ぁ!!)」
と言ってしまいそうになる衝動をぐっと抑えて答える。
でもこの男のこんなところも好きなのだ。
結局はいつも愛しくてしょうがないのだけど。
「好きにすれば…」
468 :
ムフウ2/2:2005/12/29(木) 20:18:13 ID:qYjD8Hec
フウが言い放つとすぐにムゲンから口づける。
「(嫌いじゃないんだけど、これだけじゃ寂しいよ…ムゲン。)」
徐々に口づけが濃厚になっていく。
「(なんか…今日は…)」
いつもの荒々しい口づけではなくて。優しい舌。
いつもと違うそれに背中の辺りがぞくりとする。
「ん…」
静かに声をたてるとムゲンは口づけを止めてじっとフウを見つめた。
この眼が最初は恐かったんだよなとぼんやりフウが思うと、ムゲンがぽつりと言った。
「何が不安だ。」
「(えぇ!?)」
予想外の優しい声にフウは心の底から驚いた。
アンタまた拾ったものでも食べたのとツッコミたくなったが堪える。
旅の終わりが近い。
しおらしくしちゃって。
ムゲンも不安なのかなと思うと少し嬉しくなった。
「…大丈夫だよ。元気出た。」
「まあ、なんだ。ちゃんと聞くから言ってみろ。」
「じゃあさ、聞いても馬鹿とか言わなかったら押し倒してもいいよ。」
「ば−…」
ほら、言った側から言いそうになるから、
最後まで言わせない。
「好き。」
自分から言うのは初めてじゃないのに顔がほてっていくのが分かる。
静かな顔をしたムゲンは相変わらず何を思っているのかわからない。
人相の悪い顔を見つめてフウは穏やかに笑った。
それが合図のように緩やかに押し倒される。
触れる度、熱くて、愛しくて涙が出た。
「あたしのこと、忘れないでね。」
何て酷い独占欲なんだろう。
この男を縛れるものなんてこの世には何も無いのに。
それでも今日のムゲンは最後まで優しかった。
今更だよ、馬鹿。
離れられなくなるじゃないか。
−終−
469 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 22:04:23 ID:a6DkkAZo
>>467-468 久しぶりにキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
マジでGJです!!!!
切ねぇ…
ムフウキタ―(゚∀゚)―!!
GJ
最終話見終わった後みたいな切なさが(・∀・)イイ!!
いかん、ちょっと泣きそうだ
GJです!
切ない感じにムネキュン。
GJ下さってありがとうございます!(・∀・)
ここに投下するのが憧れだったので凄く嬉しいです。
最終回あたりの三人の三人に対する優しさに萌えました。
ハアハア…おまいら、好きなんじゃ…ないの…!?
次こそはエロ書けるように修業してきます。
しかしこちらのスレはフウタンハアハア人な自分には天国です!
フウタンのパイオツイイ!
473 :
454:2005/12/31(土) 20:43:16 ID:+UzM8NvM
(まるで、)
本当は気付いてたんだけど、
認めたくなかった、
このおくのほーにしまってある
変に歪んだカタチのモノ
(…)
そのとき、ムゲンが真面目な声で言った。
「ホントに、ってお前…何するのかわかって言ってんのかよ」
「…わかってるもん」
「いてえかもしんねえぞ?」
「…だいじょうぶだもん」
「…うそつけよ」
「ホントだもん」
「…」
「…」
沈黙。
「…なんでそんな知らない人としたの?」
「は?」
「すきでもなんでもないんでしょ?」
「…」
「ねえ」
「…すきとかさ、んなめんどくせえもん持ってねえよ」
「え」
「疲れるし、うざったい そういうふうに思うのも」
「 」
「思われるのも」
ああ、なんでこんなにも苦しいのかな?
明けましておめでとう!今年もおまいら宜しくな。
475 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 02:13:49 ID:vUC4QYmE
476 :
454:2006/01/02(月) 17:57:47 ID:iLTKcED7
「…そっか」
「…」
「…じゃあ、今はあたしでいいじゃん、」
ねえ、苦しい理由が見つからないよ
あたしはムゲンのほっぺに手をよせた。
まっすぐ両目でムゲンを見た。
ムゲンもこっちを見てそらさなかった。
「…いいよ、やんねえよ」
「なんで?」
「だってお前なみだめじゃん」
「え?」
次の瞬間には、もう水がほっぺたをすべっていた。
1つぶ落ち、次々とムゲンの顔に落ちていく。
ぱたぱたと音を立てながら、
それでもムゲンは目をそらさなかった、
私は自分のお腹の方に目をそらしてしまった。
「…アレ、なんでだろ」
「さあな、なんでだろうな」
「…、ムゲン、してよ」
「…」
「お願いだから、これが最後のお願いだから」
苦しい理由、本当は知ってたけど
知らないふりをしないとやりきれなかったんだよ
477 :
454:2006/01/02(月) 17:59:50 ID:iLTKcED7
すいません、なんか後半いきなりシリアスで('A`;)
しかもエロ度がだんだんと薄く…
>>474よろしくおねがいしまーす!
まだぐだぐだ続きます…;すいません。
479 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 14:09:02 ID:p5lV8M+g
職人さん召集のため破廉恥あげ
ところで君たちに質問なんだが、
アニメでここはムゲフウだ!ここがジンフウだ!
と思ったところを教えてください。アニマクス見てるから参考にします(^∀^)
480 :
ムゲフウ1:2006/01/08(日) 15:50:22 ID:eZt9Jews
>>479 シーンで挙げると多すぎるので何話かで挙げると、自分は
ムゲフウ=2、4、5、10、12、13、14、17、22、24、25、26
ジンフウ=9、12、13、17、24、25、26
多くてスマソ。どっちもスキだ!(゚∀゚)
破廉恥になりきれていないムゲン×フウ投下します。
14話後という設定です。
殺して、と泣き叫ぶ声と血溜まりを遠く背にして意識が飛ぶ。
「ムゲン、ムゲン」
倒れた自分の名を呼びながら駆け寄る、泣きじゃくる女と無表情な男の自分を気遣う表情を
薄れゆく視界の隅に捕らえたのを覚えている。
次に眼が覚めた時は粗末なりにも手厚く介抱され寝かされていた。
傷のせいか体が熱を帯びているようだ。
体が思うように動かないことに口の中で舌打ちする。
自分が寝かされている場所を見回すように視界を泳がせていると引き戸がそろそろと開かれる。
思わず反射的に眼を閉じた。
静かな足音が近づいて、自分の横で止まる。
自分を覗きこんでいるのだろうか、視線を感じる。
どんな表情をしているのかは分からない。
ふわりと甘い髪の香が鼻孔をくすぐると同時に、覗き込む少女の不安そうにしている様子が感じとれた。
女の立てる音や放つ匂いというものは何故こんなに心地良いものなのだろうか。
少女の不安気な気配を尻目にのんきに少しの間は耳を済ましていた。
481 :
ムゲフウ2:2006/01/08(日) 15:54:43 ID:eZt9Jews
「…おい」
「…ムゲン〜…!」
ようやく眼を開いて呼び掛けると少女の眼に安堵の色がよぎり、べそべそと音をたてながら泣きはじめた。
落ちる滴は自分の生まれた忌む島のそぐわぬ美しい海の色に似ていて。
彼女に触れたいと思った。
思うように腕が伸ばせないままの自分に少女が体丸ごとなだれ込んでくる。
そのかすかな衝撃による痛みに顔をしかめてから、柔らかい栗色の髪にようやく触れる事が出来た。
ようやく触れる事が出来た。
自分の過去などただあるだけだったのに、何故こうも再び出会った事が重い。
次第にしゃくり上げるほど少女の涙は激しくなっていく。
その音を聞いていたかった。
この少女に初めて触れたのはいつであっただろうか、無理に口づけて身動きを止めた日を思う。
*
「あっ…んぅ……は…」
口内を犯しながら、着物を剥いでいく。
生娘のままの華奢な肢体があらわになり、自分はそこを夢中で探る。
少女は自分が触れるだけでいちいち壊れそうだった。
祈るように腕を、肩を、頬を、髪を、首筋を犯していく。
徐々に少女の皮膚が上気して白い肌が桃色に染まっていくのが分かる。
まさぐっていた胸の膨らみの境界を順になぞるように舌を這わせて吸い上げる。
その度にビクンと肩を震わせる様子がたまらなくて。
粘っこく突起に辿り着くと舌で堅くなったそれを押さえ付け、こねくりまわす。
「や……らし…ムゲ…ン。」
くぐもった声が聞こえた。
少女は恥ずかしさのあまりか口を抑え、顔を腕で覆っている。
隙間から見える耳と頬が見事に赤く染まっているのが愛らしく思えた。
腕を剥いで頬を擦り、耳たぶを吸ってやるとあっと小さく喘ぐのが聞こえた。
482 :
ムゲフウ3:2006/01/08(日) 15:57:31 ID:eZt9Jews
彼女を犯していく度愛しさと違和感が生まれることに気付く。
自分が好いたこの少女のあられもない姿が見てみたかった。
しかし、実際交ぐわろうとしてみても眼にしたその姿があまりにも切なくて思いもよらず戸惑っていた。
そんな自分を見透かしたかのように互いの眼が合う。
艶やかに濡れた口元や潤んだ目元から柔らかく笑みがこぼれた。
上気した頬に張りついた髪を避けてやるとまた口づけた。
止まらない。
無垢な茂みの内部へ指をねっとりと絡み込ませた。
溢れる海にとろりとした感触。
熱い。
潜む蕾を指先で触れる様に刺激するとぎゅっと少女が眼をつむり、脚を閉じた。
こじ開けて無理に身体を沈ませる。
「あ…」
「痛っ…!」
腰を押さえて少女が離れることを拒むと耐える様に身体を縮こませつつ、自分にしがみついてくる。
「…うっ…」
ぐいぐいと締め付けられ、声が出る。
繋がった部分から、伝わり合う鼓動に似合わず泣きそうになった。
ゆっくり腰を動かすと、張りつき合う柔らかい少女の身体という身体が自分と擦れ合うのが心地よくて痛い。
「やっ…ああっ…」
少女はまだ悲鳴のような声を上げる。
「…あ、あー…あっ」
切なくて、熱い。
与える痛みに耐えてくれたなら。
「あ…んっ…」
自分を取り巻くものから抜け出させてくれるだろうか。
483 :
ムゲフウ4:2006/01/08(日) 15:58:28 ID:eZt9Jews
「は……っん…」
次第に痛みから抜け出していく声に欲情し、思わず激しく突いた。
自分の身体の下で小ぶりな胸が動きに合わせて弾むように揺れる。喘ぐ。
「…あっ…あっあっ…」
零れる涙を舌ですくい取り、小さな胸に顔を埋めた。
ごめんな。
「ああっ」
好きにしてごめんな。
お前まだガキなのによ。
「あ……ム、ゲン…っ」
横暴だと罵ればいい。
「ムゲン」
その時が来たら今日の自分を軽蔑してくれればいいから。
「フウ」
ようやく、名を呼んで抱きしめた。
*
「ちょっと…なんか、当たってるんですけどー…」
鼻声でくすくすと笑いながら少女が呟く。
「元気じゃん。馬鹿。」
ぽかりと頭を叩かれる代わりに強い力で改めてしがみつかれた。
(うるせえ。愛しい。)
その存在がどんどん大きくなっていく。
抱きしめられながら今、やっと眠れそうだ。
救われて、包まれた様に嫌なだるさが溶けていく。
髪に指を絡ませたまま、謝る言葉などもう浮かびもしなくて、眼を閉じた。
あの時に名を呼んでよかったと思いながら。
【終】
投稿して見たら改行多い…ごめんなさい…
485 :
448:2006/01/08(日) 16:30:56 ID:p5lV8M+g
まだ続きを待ってくださってる方がいらっしゃったら申し訳ないです。
庭に柊が一面に咲いてたので、タイトルにしました。
色々リクエストを頂いて嬉しいです。お答え頂いた回のアニマクスで萌えを補給してきます!
三つ巴にします。
ムゲフウごち…!
なんだよ結局愛しいのかよ…新年早々幸せな気持ちになりました。
大切なものはもう離さないよう、しっかり抱き留めておいてください。
>>484乙&GJ
「結局愛しいのかよ」ホントにそう思いましたよ。
今年も良い年になりそうです。ありがとうございます。
うわーすごく幸せな気分になりました…お疲れ様です!
>>480様のあとにこれじゃ「うわ…」って感じですが書かせていただきます。
ムゲンはこっちをにらんでるんだか、
それともただみているのかわからない。
視線は感じるけど、もう恥ずかしくて顔を上げられなかった。
よく考えたら自分はなんて恥ずかしいんだろう。
勢いでムゲン押し倒してひとりで進めて、
おとなぶったけどこんなとこ全然おとななんかじゃない!
おとなだったらこんな泣いたりしないでしょう、
そういえばあたし、さっき道端で飲んでいるおじさんたちに
お酒を少しもらったんだっけ。
ああ、そのせいだよそのせい、だからこんなに涙が出るんだよ。
す、と布のこすれる音がした。
部屋の中はあたしとムゲン、うすぐらい灯りと
あたしのすすり泣く声だけが静かに在った。
そこにいきなりムゲン
が動く音がする、
あたしは何かと思った。
何かと思ったら、ムゲンが両手であたしの顔をつかんだ。
いたわるように、だけどちからの加減がわからないのか、
髪の毛がいちいち指のムゲンの間にからまって、ひっぱられて、痛い。
あたしはもうムゲンの目を見る以外無かった。
「…いたいよ、ムゲ…」
「いてえか、」
「…うん」
ムゲンは目線を少しもずらそうとはしない。
そのあと、こんなことを言った。
「いまからすることってお前にとっていたくねえか?」
意外なことばだった。
「…」
「なあ」
「…いたく、なんかない」
「本当か?」
「…うん」
「ならいいよ、やんべ」
「…」
「ほら、早く脱げよ」
「…」
「おせえな、いいや、来い」
「!」
片手でぽすりと、傍によせられた。
すっかり酔いがさめたあたしは、さっきまでの自分の行動と、
今からすることについて、恥ずかしくなっていた。
今更赤面。みみまであつい。
489 :
454:2006/01/08(日) 21:22:36 ID:5AC6R5hT
↑名前忘れてしまいました。すいません;続きです↓
「…」
ムゲンはあたしの上にかぶさった。
もうそのときは何を考えるでもなくて、
ムゲンをただ見た。ずっと見てた。
これが最後のお願いで、このたびが終わればもうこのひとに会うこともなくて、
ましてや頼んでして貰ってるこの行為を、いつまでも目に焼き付けておきたかった。
ムゲンは忘れてもあたしは絶対に忘れてなんかやらない。
「…ッあ」
「…まだ触っただけなのによ」
つめたい手。一々触られるたびビクンとしてしまう。
「…ごめん…」
さっき脱いで元々乱れていた着物がまた脱げていく。
ムゲンは少しずつそのつめたい手でわたしの熱を上げていった。
スイカよりひとまわりなんていった胸だって、寝転がってしまえば重力で全然小さく見えてしまう。
実際はかったこともあるわけじゃないので、本当にそれくらい大きいのかどうかもわからなかったし。
それをムゲンが舌で塗らしていった。はじめてではないとはいえ、久しぶりにこんなことをしたので、
まるで処女のように反応をしてしまう。
「…ふっぁ…」
「…」
あたしとムゲンの吐息と、生々しい水の音。
水の音は、ピチャ、とたまに大きな音をたてる。
>>479 特にあげることはできないが、ムゲフウ箇所は結構ある。
何かにつけてフウを助けに来たり、彼女に
ツッコミいれるのがムゲンだったりと絡みが多い。
反対にジンフウ箇所は少ないけど、その分深いw
>>480 ウルトラGJ!
こういう上品なエロ書けるって羨ましい。
491 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 19:12:57 ID:fSTTF5sk
三竦みあげ
過疎ってるかな …(´・ω・`)
>>479 ムフウは結構アリ。ジンフウなポイントはいまいち少ない。
「以心伝心」でフウが女郎になってたのを知っても、助けようとしなかったし、
最初は本当に気が無いっぽい。じょじょに惚れてったんだと思うが。
9話の最後でフウがジンの袖を引っ張って止めるところ。
12話の日記の話はカプでもなく三人の関係がイイ!
16話の「酔生夢死」では冒頭でムゲンが娘二人に絡んでるところで、フウがずっとジンの
着物の後ろをつかんでるっぽいところ。フウの悲鳴に気をとられる所、
履物を懐に入れるところ、その後再開してのやり取りと「義理堅い女だな」。
まだあるけど、最大が24話。「だって、ムゲンがっ…」で泣き出したフウの肩にそっと
手を置いたところ。ちょ、何でそこでがばっと抱きしめないんだもっとー!
……てな心の中の突っ込みも最大級。長々とすいません……
493 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 23:15:48 ID:dYFHhnN3
要は最終回か…ハァハァ
最終回いいよな…ハアハア!!
保守
コッソリ投下いきます
時期は最終話のあとってことで・・・
「ムゲーン!!」
崩れ落ちた教会の瓦礫の中で
ムゲンが声の方向に振り向くと
フウが駆け寄ってくるところだった。
「あんた、そんな体で動き回っていいとおもってんの!!?」
「ああ? つーか平気だっての もう治ってんだよ」
「そんなにすぐくっつくか。腕こう上げてみ?」
フウが自分の腕をバイバイの位置にあげる
「こうか? いってぇ!!」
「ほら見てみなさいよぜんぜんダメじゃん。」
腕を押さえて苦悶の表情を浮かべるムゲンを
フウはにらみつける
「何 してたの?」
「なんでもねーよ」
二人の間に沈黙が下りる
本当は隠し刀を探していたのだが
なんとなくそれはいいだせなかった
あの、最後の戦いから一週間あまり・・
傷が治ってしまえば 今ここにいる理由もなくなり
また一人の旅がはじまるのだろう。
それを思うとじっとしていられなくなり
見つかるあてもなく協会の跡地にきただけで。
本当はフウを見ると平穏を保っていられなくなり
逃げ出してきただけ。
なのに追ってこられて二人っきりになってしまい
より平穏でいられなくなってしまった。
フウの様子を盗み見ると
フウは思いつめた様子で下を見ている。
「ムゲン」
フウは思いつめた、今にも泣き出しそうな顔をしている。
「あ?なんだよ。」
「ムゲン・・・・ありがとう」
「ああ?」
「いやっあのねっ あらためてお礼言ってなかったな〜と
ただ、それだけ。うん、はは とにかくありがとう!」
そういうフウの目からぽろぽろ涙が出てきてる。
「あれ??やだな〜私なにないてんだろ。あ、気にしないで はは」
フウは涙をぬぐう手を止めてムゲンをじっと見つめた。
そんなフウを見て、ムゲンは体の中から衝動が沸き起こってくるのを感じた。
「あ、あのね、ムゲン・・助けにきてくれて・・・うれしかった。
ほんとに、うれしかったんだ。ありがとう。」
ムゲンの中で、何かがはじけた。
ムゲンは自由に動くほうの手でフウを乱暴に引き寄せ、そのまま唇を重ねる
舌で唇を割り、フウの舌を乱暴で絡めとる。
折れた腕は動かないから、突き飛ばされるのを覚悟したが
フウは一切抵抗せずムゲンにされるがままだった。
「おい、抵抗しねーのかよ」
唇を離し、フウを見下ろすと
真っ赤になったフウと目が合う
「ムゲンの・・・・ばか」
今度はフウの様子を伺うようにそっと唇を重ねてみる。
やはり抵抗しないことを確かめると深く口づけ
唇を甘噛みし、舌を絡め、歯茎をちろちろと攻める。
フウの反応は何もない。棒立ちのままだ。
ムゲンは無反応なフウに不安になり
そっと唇を離してフウの様子を伺うと
とろんとした目のフウがいた
「ムゲン、あんた・・・・意外と柄じゃないキスすんのね。」
ムゲンの頭ががっくりさがる
「ほんっと〜に色気のねえオンナだな・・・・」
フウが嫌がってないことを見て取れたムゲンは
ちょっとほっとしてフウの頭を引き寄せ
乱暴に深く口付けた。
今度はフウの両手がムゲンの首に絡みつき
二人の体はぴったりくっつく。
「わりーけど、もうとめられねーからな。」
以上です。目汚しスマソ
もももも萌えたー!
つづき!つづき!
最終回の、ムゲンがフウを助けに来た場面思い出した…
>>498さんGJです!つ、つづき…
>>498-499 つづき書いてみました。しかしあまりエロくない・・。
あ、正確には時期は最終話の戦いの後、エンディングまでの間でしたね。
教会の瓦礫の比較的背の高い柱のそばに
フウとともに隠れるように座り込む。
そうすれば、万が一ジンが二人を探しに来たときに
少しはごまかせる時間があると思ったからだ。
フウとこれからすることを、ジンに知られたく
ない気持ちもあった。
ムゲンは瓦礫のかげから首をだし、周りを見渡した後
改めてフウを見つめた。
フウは顔を真っ赤にして見るからにカチンコチンに緊張し
ムゲンの胸辺りを見つめ、微動だにしない。
「おい。いきしてるかー?」
手をフウの前でひらひらしてみる。
フウは体をビクっとさせ上ずった声で答える
「しっっ してるわよ!!」
思わずムゲンと目を合わせてしまったフウはあわてて
視線を自分のひざあたりに落とす。
「おい フウ」
「なっっっ なにっ??」
「おらぁーな、ここでやめてやる気はもうねーんだ。
覚悟、決めろや。」
「ええっ!!・・・わっっ!!」
504 :
>>503:2006/02/05(日) 11:47:02 ID:c4iwIoNx
ぐいとフウの手を引っ張り自分の足の間に引き寄せる。
折れた手は動かないため、代わりに片ひざをたて
そこに押し付けるように唇を重ね、舌を吸う。
「・・・・・んっ・・・・」
動く手で帯を引っ張ったら余計帯をしめるはめに
なってしまった。
「・・・・・あちゃ」
「え?・・・あ」
硬結びになってしまった帯の結び目を二人でしばし見つめる。
「まあ いーや。じゃこっちから」
「え?? きゃっっ!!」
フウの着物の裾野のほうから手を差し入れる。
「ちょっっ ムゲンっっ ま・まって」
「あぁ? またねーよ。」
「ちょ は、恥ずかしいから!!」
太ももを撫で回していた手を止め、
フウを見下ろす。
「おめ、ちょっとバンザイしてみろ。」
「へ? ば、ばんざい?」
「いーからしろって。ほらばんざーい」
そのムゲンの声につられてフウを両手をばんざいする。
その瞬間フウを抱きしめるように引き寄せ、
フウの腕を自分の首にまとわりつかせる。
「へっ?ええ!!??」
「そのままオレの首にしがみついてろ。
恥ずかしいなら目も閉じとけ。」
「う・うん・・・・・ひゃっっ!!」
動く手をフウの太ももにやりなでさりながら
尻をぎゅっとつかむとフウが反応した。
「なんでぇ 尻がいーのかよ」
そのまま尻を2、3回ぎゅっとつかむと
フウはぴくぴく反応する。
505 :
>>503:2006/02/05(日) 11:48:14 ID:c4iwIoNx
そのまま手を滑らし後ろからフウの中心を触ると
フウはいっそう身をのけぞらした。
「ひゃっっ!!」
そのまま筋に沿って指を前後にそっと滑らせる。
「ひゃっっ・・・・あぁ・・んん・・」
ムゲンの耳元ではかなく喘ぐフウの声に
自分の中の衝動が猛り立ってくるのを覚えたが
ぐっとこらえ、フウの中に指を沈みこませてみた。
「ん・・・い・・いたい・・・・」
しかしフウの中からは蜜がどんどんあふれ出てくる。
指を増やそうとしたらやはり痛むのか
ムゲンの指から逃れようとフウの腰が浮き気味になった。
それでも全身をムゲンに預けるフウに
ムゲンは少し安心したのか
少し身を反らせるとフウはムゲンの足を
またいだ格好の立てひざになった。
「ムゲン?」
顔を上げたフウの唇をふさぎ
今度は胸の合わせから
手を差し入れ、小さな乳房を揉みしだく。
片手は動かず、動く手は不安定に胸をまさぐる。
フウは逃げようとしたら逃げれただろうが、
代わりに硬結びになってしまっていた帯を自分で解いた。
フウが動く気配に
ムゲンが顔を離してみると、そこにはフウの白い身体。
小ぶりな乳房にピンクの突起
臍はかわいらしくへこんでいて
その下には申し訳なさそうに存在する茂み・・・
ムゲンはすばやく自分の服も脱ぎ、
その場に胡坐をかいた
506 :
>>503:2006/02/05(日) 11:50:35 ID:c4iwIoNx
そのままフウの手を引っ張ると何もいわなくても
意図が通じたのかフウはムゲンをまたぎ
見つめあいよう座った。
そのままムゲンの首に絡みつき、そっと自分から
腰を沈めていく
「ん・・・・いた・・・いたい」
「ゆっくりでいいから、あせんな。」
コクンと小さくうなずいたフウはそれから十分時間をかけて
ムゲンのすべてを受け入れた。
しかしそのまま、動かない
「コラ・・・動けよ。」
「ええ!!?むりむりむりむりむり!!痛いし!!」
「てっめえ!このままじゃ終われねーだろ!!」
「だっていたいんだもん!!」
507 :
>>503:2006/02/05(日) 11:52:26 ID:c4iwIoNx
ムゲンは大きくため息をつくと
繋がったままフウに口づけ、手は胸の
突起を指で転がしたり、乳房全体を揉みほぐしながら
フウの身体から緊張が抜けるのをまった。
フウの肩がくてっとなったのを確かめると
そろりとフウを揺らしてみる。
「ひゃ・・・あっあんっ!!」
痛がらないフウを見て、安心したように
もっと激しく突き上げる。
「ムゲンっっ!!ムゲン・・あ・ああああん!!」
フウの身体が小刻みに揺れる
片手でフウを抱えていたがもどかしくなり
折れた腕を無理やり曲げ、両腕でフウを抱きしめ、より突き上げる。
腕に激痛が走るがそれよりもこみ上げてくる快感がまさった。
「・・・・・あっ・・・!!」
「・・・・くっ・・・・・」
フウの身体がビクンビクンとゆれ、
それと同時にムゲンはフウから己を抜き、果てた。
抱き合った二人は身動きせず、荒い息遣いだけがあたりに響く。
「・・・・ムゲン・」
「・・・なんだよ」
「意外に優しいね。」
「・・・おめーにいわれると
なんかバカにされてるような気がすんのはなんでだ?」
「なによーう。せっかく人が褒めてるのにさ!!」
フウはムゲンにちゅっと鳥がついばむようなキスをすると
着物を手早く身に着けた。
「ジンが心配して探しに来る前に私先戻ってるわねー。
日が落ちるまでにもどんのよ!!」
太陽が海の向こうに沈もうとしてる夕暮れの中
駆け去っていくフウの後姿をただ見つめる。
「なにもかわらねぇ・・・・・か。」
以上、これ以上はエロくならんかった。
目汚しスマソ
>>498 GJ!
あーすっげぇ満足。お腹一杯。萌つきた。
何も変わらないフウに激萌!
GJ!
萌えていただきありがとうございます。
自分今頃サムチャンにハマってしまって
ここでムフウ熱を発散できてチョトスッキリ。ジンフウも書いてみたいが
んー。
GJ!500オメ!
保守
3p保守
ゲーム予約済。
痴女がムゲンに絡むらしいし、ムゲンとはぐれたジンとフウは……でカプなネタも?
萌えエピなどがあったら報告しますわ〜。
ゲームついに明日発売か。
萌えエピががんがんあってSSがどんどん
うpされる・・・・・
そんなはかない妄想
うんでは報告です。序盤はムゲンが二人とはぐれるので、フウとジンのツーショッツ
シーンが多。ムフウ萌えな発言もアリ。なんだかんだ言いつつ、三人とも仲イイ。
ムゲン、フウ相手ではないですが、せっつねーエピソードアリ。あんまり書くとネタばれ
になりますが……
ジ…ジンフウ萌えな発言はないのでありましょうか隊長!?
ムフウ率によってゲーム買うかどうか決まるんだがムフウ萌えありかー!!
中古で買うか。
>>517-518 ジンフウ、萌えー!(ノ゚Д゚)ってなほど激しいものは無い感じですが、ムゲンより、ジンとの
やり取りのが多いです。普通に仲よさげ。
ムフウ萌えはキます。序盤にでかいのがガツンと。むしろお前ら三人ともお互いを思いあっちゃってもう…!とゆー
三人の関係性は、アニメ終盤一歩手前ぐらい?ジンの場合、フウに対する感情が、まだアニメ最終話まで行ってない…かな?
いろいろとフィルターか掛かってる私見かと思われますので、多少の参考までにしてくだされ。
>>519 d
ああ迷う。3人仲いいのはすげーみたいががっつりムフウだとサビシス…
ムフウ・ジンフウ同じくらいの配分だったら中古でと思ったんだが
(……うぅ…あたし何で…こんなことに……)
フウはぼんやりとした頭で、先程までの記憶を辿り直してみた。
すこし喉が痛いぐらいと油断していたら突然の寒気に襲われ、かちかちとなる歯を食いしばりながら
二人に遅れないように、感づかれないように必死で歩みを進めて…
ジンが振り返って… あ、まずい、と思って…それから……
…えぇと……あれ?ムゲンが下に?そっか、視点が高いんだ……
でもちょっと酔いそう…ジン、私は大丈夫だから、もうちょっとゆっくり、歩いて…
次に気が付くと、宿の布団の上だった。
不覚にも、背負われたまま眠ってしまったらしい。恥ずかしいというより、
(もったいなかったなぁ…)
もっと、あの背中に体を預けていたかったのに。
けれど、目を閉じると、まるで舞い戻ったように鮮やかに感じられる。
宿を目指して急ぎ歩を進めるリズムと、広くて温かかった背中の温もりを…
「起きたのか」
「!」
隣から降って来た声に驚いて顔を向けると、くらりと目眩の向こうに、こちらを見つめる眼差し。
(すぐ横にいたの…!)
「気分はどうだ」
「あ、の…えと」
慌てて詰まる言葉と、一気に紅潮した頬を熱のせいと見て取ったのか、
眼鏡の奥の眼差しが微かに顰められる。
それはほんのわずかな動き。しかし、
(あ、もしかして…何か心配されてる…?)
殆ど表に出さない彼の感情の動きを読み取れるようになってきた嬉しさが、
先程の背中の温度と重なって、フウは我知らず微笑んだ。
「…どうした?」
いぶかしみながらも、その柔らかな笑顔にとりあえず安心したのか
問う声の響きがいつになく、優しい。
「うぅん、何でもない…」
「そうか」
「あ、ありがとう…ここまで、運んでくれて…」
口にした礼の言葉に返答はなく、代わりに。
額に当てられた手の平の、その温度はまさしく彼のもの。
「……ジン」
驚きよりも心地良さが勝って、フウはそっと目を閉じる。
「熱いな。今手ぬぐいを絞って…」
「まって」
額から手を離して立ち上がろうとするジンを呼び止めたその声が、自分でも驚くくらいに切なげで。
そうだ、だってあたしジンのことちょっとわかるようになったもん。という訳の分からぬ理由で、
フウはこの勢いに乗ることに決めた。否、乗るしかなくなっていた。
「いいからここにいて」
呟きながら、さらに念を入れてたった今離れたその袖を掴もうとしたが、
指先がようやく触れたところで、熱で力の入らない手はあっけなくはたりと落ちた。
ジンは表情も姿勢も変えずに、ただその手に視線を落とす。
(でも、きっと驚いてる…)
永く永く感じられた無言の時間ののち。
ジンは少女の手をとった。
手の平の中にすっかり包むように、長い指でそっと握る。
「そうだな。あいつが戻ってからでもいいだろう」
さらに驚くべきことに、彼の唇に宿った確かな微笑み。
いまフウだけに向けられている穏やかな優しさが。温もりが。
全てがこの手から流れ込んできて彼女を満たしていく。
「ジンの手は…大きいね……」
「……」
「背中も…大きかったし…」
「……そうか」
ムゲンはきっとしばらく戻ってこない。何しに行ったのか知らないけど、いつもそうだから。
だから。だから今なら。
元気になったらまた、きっと言えなくなっちゃいそうだから。
「…好きだよ。」
相変わらず言葉は返ってこず、代わりに。
もう片方の手がそっと、預けたフウの手の甲に重ねられた。
〜終〜
突然豚斬ってエロ無しでごめんなさい。フウちゃんの片想いの頃というイメージです。
ジンも想ってるんだけど普段は分かりにく過ぎるという。
GJ! せつなか〜
ぐーっじょ!久々ジンフウで萌えさせていただきました。
直情型のムゲンと違って、ジンはほとんど感情が分からないからなぁ…
その分、感情が出たときのギャップが萌えポイントっすね〜
ゲームのムフウ率高しときいて妄想SS投下いきます。
至近距離にムゲンの顔。
とっても怖い顔で私を見てる。
ほっぺが痛いと思ったらムゲンの両手ではさみこまれてる。
しまって、ムゲンの目からそらすことが
できない。
心臓が痛いくらいにバクバクいってて
手を通じてムゲンに伝わってしまうんじゃないか
ムゲンの瞳
私が映ってるのがはっきりわかる。
このままムゲンの瞳に吸い込まれちゃいそう。
胸はますますバックンバックンいってて
破裂しちゃうかも
でも頭のどこか一部分はとっても冷静で
これから何が起こるのか、起こってしまうのか
理解している自分がいる・・・・。
永遠に続くかと思ったら
ムゲンの顔がますますちかづいてきた
それとともにムゲンの瞳に映る私は
どんどん大きくなっていく。
その瞳にいよいよ吸い込まれると思った瞬間
眼を閉じることができた。
ムゲンの冷たい唇を自分の唇で感じるとともに・・・・・
あ・・・
下唇を甘噛みされた・・・
そのままムゲンの唇にはさまれて軽く吸われてる・・・
あっ・・・
何か入ってきた・・・・ムゲンの舌だ・・・
んっ・・・・
体に電流が流れるように何かがこみ上げてきた・・・
そのままなにかあふれ出してる・・・。
なんだろ・・・・この感覚・・・
・・・・・・気持ちいい・・・・。
とろけそうってこういう時にゆうのかな・・・・
ただただムゲンを感じることに集中していると
唇が離れていく感覚に思わず眼をあけた。
ニヤニヤわらってるムゲンと眼が合う
「きっちりイかせてやるからな」
その意味がわからなかったわけじゃないけど
もっとそのふわふわした感覚を味わいたくて
思わず両手を伸ばしてムゲンのクビにしがみつき
今度は私からムゲンにキスしてみた。
ムゲンのくちびる ムゲンのした すべて気持ちいい
ムゲンの両手が私の体をなでまわしてるけど
それはもっと気持ちよかった。
「ムゲン、なんかわたしいま 幸せかも」
ムゲンは意地の悪いいつもの笑顔で
でもどこか優しい笑顔で
「しおらしこといってんじゃねえよ」
ムゲンの手が着物のすそをたくし上げようとしてる
のがわかったけど
それも気持ちよくてなんだか幸せだから
ま いっか。
以上。ゲームやりたいけど予約しなかったから
中古が安くなるまでまちますか・・・。
>>527 GJ!
つっ続きはないのですか…(;;
今更このアニメの存在を知って、ようやく今バンダイチャンネルで全話見終えた。
ジン!ジンが!素敵過ぎるよ!
>>527 GJです!最近、書き手さんが増えてきたようで嬉しい。
これからはまめにチェックするよ。
>>531 いらっしゃい。ゲームも最近出てるよー
おっ、最近ちょい投下ラッシュですね。嬉しいです。
ジンフウもムフウもGJ!!
大変美味しゅう御座います。ご馳走様でした。
しかしあれだね、ジンフウorムフウどっちか選べってなっても選べないな。
このスレのおかげだろうけど。どっちもおいしいのは。
531ですが、やっぱり公式にはムフウなのかなぁ…
「もし、私が」「だって、ムゲンのやつが…ゴメン、ゴメンね」
あーあーあーあーあーあー
あのシーンはきますよね。
で、「損な役割だな・・・」ですからねぇ。上半身裸で。
ジンフウ者としてはつらいですよね。上半身裸で。
ジンって積極的にフウを誘いそうにない感じがして
書きづらいっていうのはあるかも。
ジンフウエロを妄想してるとどちらかといえばフウ→ジン
なネタにかわってしまう。
>>535-536 上半身裸かだからなのかいw
ジンフウの場合、エロっつーか惚れる発端がうまく妄想できない。
ジン→フウは分かるんだけど、フウ→ジンの場合、どういう風に持ってって惚れさせていいのやら。
うなぎの回からするに、静かだけど激しいような印象がある。恋心。
ところでムフウジンって需要ある?妄想3Pネタなんだけど
苦手は人はスルーヨロシク。
静まり返った部屋の中で
横たわって眠る人影は3つ。
いつも3人で一部屋なのは
路銀がつねに枯渇気味だからだろう。
このまま朝まで眠るのが普通だろうが
この晩は少し違った。
ムゲンは他の二人がぐっすり眠ってる
気配を確かめると
そろりと身を起こし、しずかにフウに
にじり寄っていった。
大口開けて眠るフウに苦笑いを浮かべながら
そっと布団の中に手を差し入れ
フウの胸の小さなふくらみに触れた。
フウはおきそうにない。
すこし揉んでみると
小さいながらもしっかりと手に吸い付き
その感覚を味わうことに集中した。
「んん・・・・」
フウが身じろぎし眼を開けた瞬間
ムゲンは自分の唇でフウの唇をふさいだ。
「んん!!?? んー!!」
フウが何かをわめいてるようだが
言葉にならない。
ムゲンが急にフウから離れとびさすると
たった今までムゲンがいた空間に
白刃が空をないでいった。
白刃が空を切る音だけが数回響く。
人が飛びさすり、移動する音。
そして窓がすっぱりと切れた。
刀を握り締めたジンと頬をうすくきったムゲンが
月明かりに浮かび上がる。
茫然自失だったフウはその時我に返った
「ちょっとまったー!!何してるの切り合い禁止禁止!!」
二人は動きを止め、フウを見下ろす。
月明かりに照らされ紅潮したフウの表情を見やると
ジンは少し眼を見開き、その後眼を伏せ、おもむろに刀を収めた。
「・・・要らぬ世話だったようだな。」
その発言にフウはびっくりし、
「何いってるのよ!助かったわよ助けてくれて」
ちらりとフウを見やり、また眼をそむける。
「しかし、助かってよかった・・というふうには見えぬが。」
「はっ!?」
ムゲンが口をひらく
「オメー 実は感じてたんだろ。」
「はあ!?」
ムゲンはフウの後ろに回り、器用にフウの両手を片手で封じて
フウの胸をまさぐりだした。
「なんつーか片手にすっぽりっつーか片手にちんまりって感じだな。」
「ちょっ あっ!!・・あん!! 何してんのよ!!
ジン止めてよ!!」
ジンはそんな二人を冷静に見下ろす。
「嫌がっているようにはみえぬが」
フウの表情は紅潮し与えられる快感を我慢しているようだが
嫌がってるようには見えなかった。
眼を潤み、ほほを真っ赤に染め、恥らっている。
ムゲンは調子に乗ったのか
フウのあわせを完全にひらき、突起をこねくり回している
「あ・・・あん!!・・・ムゲンちょっと!!
いくらこのかわゆーい私によ、欲情したからといって
こんな!!・・ああん!」
ジンは行為を続ける二人を見やると
おもむろに荷物を手早くまとめ、出口に向かった。
「まって!!ジン!!」
ジンは顔だけフウに向けると
「私はここにいては邪魔だろう。さらばだ。」
「待ってよジン!!約束忘れたの!!一緒に向日葵の匂いのする
お侍さん探してくれるって約束だったでしょ!!いかないでよ!!」
「しかし・・・・」
ムゲンは相変わらずフウの胸を
まさぐりつづける
「おーおー邪魔者はさっさといけよ。」
ムゲンの手によって解かれた合わせからのぞく
フウの白いからだが、月明かりに反射する
ジンはそんなフウから眼をそらし、出て行こうとした
「ジン!!やだ!!」
ムゲンを突き飛ばし、フウがジンの背中にすがりつく。
「やだよ・・こんな別れ方・・・
ずっとみんなで旅をしてきたのに・・・・」
「・・・フウ・・・」
「じゃーオレが退散すッわ。元気でな!!」
その声にフウが振り向くと
ムゲンは窓枠に手を掛けするりと窓の向こうに消えてしまった。
「ウソ!! ムゲン ムゲーン!!」
慌てて窓から外を見回したが、すでにムゲンの姿はどこにも見えない。
「ウソ・・・ムゲン・・・・ムゲンっ!!ムゲン・・・・ムゲン・・。」
左右を見渡し続け、ムゲンの名をずっとつぶやき、
そしてその声が小さくなっていく。
「ったく テメーはどっちがいいんだよ?」
フウがはっと顔を上げるとそこには逆さになったムゲンの顔
「きゃあ!!」
フウがのけぞり、後ろに倒れこみそうになるのを
ジンが支える。
その隙に、ムゲンは窓枠を支点にくるりと体を翻し
見事に部屋の中に着地した。
「オレと、そいつとどっちがいーんだよ?」
「えっそんな!!どっちってっ・・・・ずっと
一緒だったのに、なんでそんなっ急に!!」
「・・フウ。お前はこの男のことが好きなのではないのか。」
フウの顔が真っ赤に染まる。
「なっなな!!??なにいってるのよ!!」
「・・・私がこの場を去ろう・・・」
ジンはゆっくりと立ち上がろうとすると
その袖をフウが握り締める・
「やだ・・・ジンいっちゃやだ・・・・・。」
ムゲンは盛大にため息をついた
「ったく。なんてぇわがままなオンナなんだ。
どっちもほしーってか。」
ムゲンはフウの足元にかがみこみ、足首をぎゅっとつかむ。
「・・・・・まったくだ。」
ジンは裾をつかむフウの手をやさしく手に取ると、
そのままフウに口付けた。
舌を差し入れ、口内を蹂躙する。
ムゲンはフウの足をなでながら、
足首、膝と舌を這わせている。
「ちょっと!!あんたたちっんん!!」
ジンの唇が離れた一瞬をついてフウは叫んだが
またジンによってふさがれた。
ジンは片手でフウの肩を抱き、片手でフウの胸を愛撫する。
ムゲンはフウの内腿に唇を這わせながら片方の胸を愛撫する。
フウはジンに与えられる快感にムゲンに与えられる快感に
抗う力をなくし、ふさがれる口から漏れる声は
はかなく部屋に響き渡る。
「オメーが俺らを選べねーのならしゃーねえわな。」
「まったくだ。」
「はあっああん・・・・あん・・」
二人掛りで攻め立てられたフウの体はすっかり力をなくし、
フウの中心から流れ出る蜜は安普請の宿の布団に染みを作った。
フウを4つんばいにさせると、ムゲンはフウの中心を自身で貫いた。
「あああああ!!ああっんん!!」
たまらず声を上げるフウの口に、ジンは己を差し入れる。
「んん・・っんんん!!」
激しく二人は腰を振り、フウの顔も快楽にゆがむ。
「はあっあ・・・はあっ・・・・くっ!!」
「ふ・・・はっ・・・・ふっ!!」
ムゲンはフウの背中に白濁した液をぶちまけ、
ジンはそのままフウの口内で達した。
「ごほっげほっ!!ごほ!!」
フウは喉の奥に出されたため激しく咳き込む。
「あっあんたたちね・・・ゴホッ。」
「どっちもほしーっていったのオメーじゃねえか」
「そんなこといってないでしょ!!」
「その男のいうとおりだ。」
「っ!!ジンまで!!」
「まあいーけどよ。おいジン。オメーはずっとそっちな。
下はオレがもらったからよ。」
「・・・・・納得がいかん。不公平だ。」
「なんだよ、オメーおれと兄弟になりたいのかよ?」
ムゲンの眉がぴくぴくと動く。
「・・・・・それは・・・遠慮する・・」
「じゃあーしかたねーよな。きまりだきまり。」
「しかし・・・・不公平すぎるぞ・・・・」
「あんたたち!!わたし抜きで勝手に決めてんじゃ
ないわよー!!」
フウの声が寝静まった町にこだました。
以上眼汚しスマソ。苦手な人はスルーよろしく。
3Pキタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! ! GJ!!
下にはもう一つ穴があるじゃないですかと言ってみるテスト。
ぐっじょヴ。
やっとキタねぇ、三P。
しかし悪い男達だ。なんだかんだでフウのせいにしとる。
やぁらし。
3P需要あったかー。GJありがd。
まだまだサムチャン熱は冷めそうにないので
妄想はつづきそうだよ。
ありそーでなかった3Pですね。GJ。
しかしずっとそのままだとジンが気の毒ですねw
みんなゲームやってるのかな?
みんな一生懸命SS書いているさ・・・なんて希望。
あの時と同じシチュエーション。
団子茶屋
店の外にはわざわざ風車を飾ってある。
店の中にはバカ代官のムスコとその
取り巻きが他の客にからんでうっとうしい。
ぐっと我慢して団子を出してお茶も出す。
下卑た言葉が投げかけられるがそれも我慢。
あの時と全く同じシチュエーションだ。
町は違うけど。
なにより何年もたっているけど。
私がこの町に今いるのはどこか懐かしかったから。
私が前に住んでいた町にとてもよく似ていた。
そしてその似たような茶屋を見つけたときは
もうここで働くっきゃない!!ってそう思った。
そして私は待っている。
ずっと待ち続けている。
運命を信じているわけではないけれど
やっぱり一人で踏み出す勇気はないから
ここで待ってみよう。そう思った。
そして・・・・・
ついにその時はきた。
新しい客が入ってきた気配に振り向くと。
私が待ち続けた人が入ってくるところだった。
この後
ムフウ展開
ジンフウ展開
ムゲンフウジン展開
どれに進めばいいでしょう?
ここまで書いて希望を聞いてみたくなりました。
>>553 ムゲンフウジン展開お願いします
どっちも好きだから選べん
>>553 ムフウ展開で…!
只今ムフウに激しく飢え…
>>553 ジンフウジンフウジンフウ
いっそ全部!
一票ずつ投票が・・・・・。がんばって3展開とも書いてみます。
558 :
その後お話 :2006/03/12(日) 21:01:28 ID:vId2Utc0
とりあえず書き終わった展開からアップしてよろし?
ムフウ展開が書き終わったんだけど。
楽しみに待ってるー|∀`*)ノシ
その人は目を伏せながらむっつりとした表情で
店にのっそり入ってきた。
ドキンと胸が高鳴る。
全然変わってない・・・。あのときのままだ。
「いらっしゃいませ」
その人は目を伏せたままいすにどっかり座り込んだ。
「み・・」
「水だけのお客さんはお断りしてますけど」
一言目を発した瞬間、私はそう言い放った。
そこで初めてそいつは目を上げてはっきり
私を見た。
その目がいぶかしげにゆがむ。
「ああ?なんだテメー」
「相変わらず文無しで旅してんの?」
「相変わらず・・?オメーとあったことなんて・・・・・」
ムゲンの言葉はそこで途切れ、しげしげと私を見る。
フツーすぐ気づくでしょ?
「もーわかんないの?私よ私!!フウちゃんよ!!」
ムゲンの目が目が落ちるんじゃないかというぐらい
見開かれ、顎ががっくり落ちるた。
「オメ・・!!フウか??」
びっくりするムゲンを見るのは正直気持ちがよかった。
別れてから何年もたったし
身長も多少伸びたし、胸も多少成長した。
我ながら「女らしく」なったとは思う。
店の奥にいたバカ代官とその取り巻きから
罵声が聞こえてきた。
その罵声に脊髄反射してムゲンが飛び出す。
全員殺すかと思ったら
叩きのめして追い出したから
あいつも多少は成長したのかも・・?
私の部屋にせっかくだから泊まっていきなよ。
そういったのは私なんだけど。
しかし今の現状にはちょっとびっくりしている。
今の現状。
ムゲンの顔が至近距離にある。
つまりキスをしている。
誘ったのは私だけど。
こんなにあっさり乗ってくるとは思わなかった。
ずっと、もう一度出会うことを待っていた。
似たような町で似たような茶屋で働いていたのは
同じシチュエーションならまた会えるかもしれない
そんな馬鹿げた希望だったのだけど
それはなんと かなって。
もう一度会えることができた。
もう一度会えたら。
想いを伝えよう。
そう決めていた。
あの時、私の旅が終わって別れたことを
後悔はしていない。
でも、時間がたつごとに、あいつはいまどうしてるんだろう
そんなことばかり思っている自分に気が付いた。
あいつを探す旅に出る勇気なんて私にはない
だから待った。
部屋で二人きりになって
お酒なんか軽くお酌してあげて
じっと目を見つめて。
「会いたかった。」
そうムゲンに伝えたら
ムゲンの顔が静かに近づいてきて
私の唇に触れた。
ムゲンの舌が私の口の中で動き回る。
唇。舌。歯茎。なぞり、絡め、吸い上げる。
「オレもちょっとびっくりしたぜ」
「え?」
ムゲンの手は止まらない。
着物のあわせは完全に開かれ
ムゲンの手が私の胸を直接揉みほぐしている。
「ん・・あん・・びっくりって・・なにが?」
ムゲンの唇がこめかみをなぞり、耳をなぞり
首筋をなでていく。
「この町について・・あの茶屋を見て 最初の茶屋を
思い出した・・・」
ムゲンの足が私の両膝を割り開かれる。
両手が両方の胸を揉みながら
ムゲンの舌は私の突起をやさしく転がす。
背筋にぞくっとするような快感と
胸から全身にびりびりと電気のような快感が走った。
下腹部が熱い。
「何気にオメエを思い出して、茶屋に入ったら
オメーがいてびっくりした。」
顔を上げてニヤっと笑う。
私も気持ちよさをこらえながら精一杯 にやってしてみせた。
「なによ。最初気づかなかったくせに。」
「まあな。多少は女らしくなった。そう認めてやらあ。」
なにそのえらそうな言い方。
「あん!」
ムゲンの手が私の中心に触れた。
そのまま前後に指を滑らしそっと沈み込ませる。
ムゲンの指が入ってくる感覚にぞくりとびりびりと
快感が走る。
「いっちょまえに反応してんじゃねーか。」
「あ、あのねえ。さっき女らしくなったっていったじゃん。」
「ま、胸は巨乳にはほどとおいけどな。」
そういって私の胸の谷間に顔をうずめる。
どきんと胸が高鳴る。
今なら言っても大丈夫だろうか?
でも・・ムゲンの事だ。告白なんかしちゃったら
縛られんのはイヤダーとかいって、逃げてしまうんじゃないだろうか?
「あ・・ああん。」
ムゲンの指が私の中をかき回す。
今はムゲンに集中しよう。うん。そうしよう。
ムゲンが顔を上げる。じっと私を見つめる。
「・・・いいか?」
意外だ。ムゲンがそんなこと確認するなんて。
「なんか・・柄じゃなくない?」
思わず本音がこぼれた。ムゲンはちょっとむっとしたように
「うるせ・・・」
足の間からムゲンが顔を寄せてくる。
膝を持ち上げられムゲンのあれがあてがわれる。
私のほうは準備万端だ。恥ずかしいくらい濡れてるのが
自分でもわかる。
ムゲンがゆっくり入ってくる。
痛みはあまりない。それよりも中を割り進んでくる快感がすごい。
「あああああ」
たまらず声を上げた。
「オメエとこうする日がくるなんてよ・・・・」
「え?」
ムゲンが何かつぶやいたけど、よく聞こえなかった。
ムゲンがゆっくり動く。最高に気持ちいい。
ムゲンはタフで。実はムゲンがイクまでに
私は何回もイっちゃったんだけど。それは内緒にしておこう。
「ねえ。今はなにか目的あって旅してんの?」
「ああ?つえー奴を探して倒す。立派な目的があんだよ。」
目的ないじゃん。
事をイタシタあと。ムゲンはなぜか腕枕をしてくれて。
私はどきどきしながら次の言葉を話した。
「ねえ、私おじさんに会いに行こうと思ってるんだけど。
ボディガードしてくれない?」
「ああ?おじさんだぁ?」
「あんたたちが燃やしたあの茶屋のおじさんよぉ。
・・・・お父さんに会えたこと報告したいし・・。」
ムゲンはふいと顔をそむけて向こう側を向いてしまった。
「・・・・報酬は?」
「そうねえ・・・・団子100個!」
「てめぇ ふざんけんな。」
ムゲンの顔が見えないからどんな顔をしてるかわからないけど
声はなんだかうれしそうなのは・・・気のせい・・かな?
まあ、私もおじさんに会いたいっていうのはウソで
ホントはムゲンと一緒にいたいだけなんだけど・・・。
「・・・・別にいーぜ。」
「ホント?」
ムゲンはくるりとこっちを振り向き、
「ただし、条件があるけどな。」
そういって私にのしかかって唇をふさいできた。
手は私の胸をわしわし触っている。
なにその条件。
いいに決まっているじゃない。
ムフウ展開終わり
565 :
その後お話 :2006/03/12(日) 23:29:14 ID:vId2Utc0
目汚しソマソ。ジンフウ展開はもうちっとまってくだせえ。
萌えた…!ごちそうさまです!
顔が緩んだよ〜。幸せをありがとう。
568 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:48:23 ID:SFjTxhqW
オッケェ〜〜イGJ〜〜オッケェ〜〜イ
GJGJ!
ジンフウ展開もwktkして待ってるぞ!
「ジン。」
思わず、口から漏れた。
すらりとした身長。後ろでまとめた長髪。
抜けるように白い肌。そしてメガネ。
私を見つめていぶかしげに目を細める。
「・・・・・なぜ私の名を?」
私にすぐ気づかないんだ。
私、そんなにかわったっけ?
そりゃ身長も伸びたし、胸も多少大きくなった。
でもさ、気づかないほど変わってないと思うけど。
ジンの細い目がかすかに見開かれる。
普通の人には多分わからないその目の動き。
私にははっきりわかった。
「・・・・・・フウ」
「・・・・久しぶり。ジン元気だった?」
「ああ。お前も元気そうだな。」
その時店の奥にいたバカ代官のムスコと
その取り巻きが私に罵声を浴びせかける。
「・・・あの時と同じような状況だな。」
そうジンはつぶやくと静かにバカ代官のムスコたちに
近づいていった。
血気はやってジンを取り囲むバカたち。
「店を汚さないでよね。」
ジンの後姿にそう声をかける。
「承知した。」
バカたちは下穿き一枚の姿になって店から転げるように
出て行った。
その夜。
私の部屋に泊まっていきなよと誘ったのは私。
ジンはずいぶん渋っていたけど。
昔旅をしていたときは3人一部屋なんてざらだったのに
へんなの。
そういったらずいぶん黙りこくった後
「・・・では世話になる。」
ジンは全然変わっていなくてそれが私をほっとさせる。
店でもらった団子を手に、ジンがまつ私の部屋にもどると
ジンは壁にもたれて目をつぶっていた。
「ジンお待たせ〜。団子もらってきたけど食べる?」
「・・・・すまなかったな。」
「へ?なんのこと?」
「いや、私が追い払ったあのバカ達だが、あとで報復しにくるのでは・・
とそうおもって・・・。」
ジンの前に団子の膳をを出しながら
「ああ。大丈夫じゃない?」
「しかし。私をココに泊めたと知れたら、奴らはお前を狙ってくるやもしれぬ。」
ジンは私の心配をしてくれている。
これなら大丈夫かもしれない。
うん。大丈夫かも。
「平気よ。だって私、あの茶屋やめてきたから。」
「なに・・?」
ジンの細い目が驚愕に開かれる。
ふむ、こんなに感情がはっきり顔にあわられるのはジンにしては珍しい。
ジンの目の前にそっと座り、
そのまま胸に顔をうずめてみた。
抵抗はない。
ジンはやさしいなあ。
太陽のニオイ、ジンの汗のにおい、そして・・
ひまわりのにおい・・?
「ジン・・あれからどうしてた?メガネまたしてるんだね。」
ジンの手が肩にそっと乗るのがわかる。
「とくにどうも・・・あてもなく旅をしているだけだ。」
顔を上げて、ジンをじっと見つめてみる。
目をそらさない。ジンも私を見てる。
「元気でよかった。ずっと会いたかったんだよね。」
「・・・・私もだ。あの茶屋に・・・懐かしさを覚えて
何気なく入ったのだが、フウがいて驚いた。」
ちょっと顔を近づけてみる。ジンはぜんっぜん動かない。
なんてポーカーフェイスだ。
フツーここまでしたらオトコからリアクションおこさない?
ぐいっとジンのクビに手を絡めて、引き寄せ唇を奪う。
そうしたらやっと、ジンの両腕が私を抱きしめてきた。
奥手なんだか オトコのクセにカマトトぶっているのか。
イニシアティブをオンナに取らすなんて。
でも、ジンらしいか。
遠慮がちにジンの手が私の体を撫で回す。
頭、背中、腰。ジンのやさしさが伝わってくる。
ジンの舌が私の口の中でやさしくうごめく。
胸にこみ上げてくるのは、あったかいなにかと快感。
「フウはどうしているだろうと、ふとした時によく考えた。
会ってどうしたいとかは特になかったのだが、
実は、ずっとお前とこうしたかったのかもしれん。」
突然のジンの長いせりふ。こらえきれずに吹き出しちゃった。
「ぷっ ははは!!」
憮然とした表情のジンが悲しく私を見つめてる。
笑っちゃダメだ。でもこらえきれない。
「ギャグをいったつもりはないのだが。」
「ああ〜ごめんごめっぶぶ!!」
色っぽい雰囲気がなくなってしまった。
いけないいけない。軌道修正しなきゃ。
気を取り直してジンを見つめる。
「・・・ずっと待ってたんだ。」
「・・なにをだ?」
「私があの茶屋で働いてたのはね。ジンが
この町にきたときに、あの似た茶屋にきっと
立ち寄ってくれるだろうって思ったからってゆーか。」
軽く、ジンにキスをする。
「ジンにまた出会うのを待ってたってゆーか。で、会えたら
もう二度と離れないでいようって決めてたの。
だから茶屋も今日やめてきたの。」
そこまで言ったとき、ジンが私を床に押し倒した。
あれれ。積極的。
激しいキス。
舌を絡めとられ、吸われる。
とろけそう。
胸を荒々しく揉まれる。突起を摘まれる。
快感が走る。背筋がぞくぞくする。
首筋にジンの唇が這う。鎖骨を唇でなぞられ
やがて胸をやさしく吸われ、舌で転がされる。
「はぁ・・・ああん。」
こらえきれない。声が漏れる。
太ももをなぜさすられ、内腿を伝い中心に触れる。
そっとなぞられ、指を差し入れられる。
「あっああん。」
予想しない動き、でも確実にポイントをつかまれる。
快感のポイント。
気持ちよくて、おかしくなっちゃいそう。
ジンの与える快感がただただ気持ちよくて
ふわふわした感覚に体を包まれる。
ふと、ジンの細くて長い指が私の体から抜かれた。
うっすら目を開けるとジンが私の膝の間から
割り進んでくるところだった。
「・・・・フウ」
優しい声。ジンの声。ずっと聞きたかった声。
体全体でジンを感じる。
体の中も、周りもジンに包まれて。
一番幸せな瞬間。
私とジンは同時に達した。
街道を二人で歩いてる。
「ねーどこむかおうか?」
「・・どこへなりと。」
「もーなによそれー。」
雲ひとつない空の下。
私とジンはあてもなくてくてく歩いてる。
ずっと離れない。
ジンとどこまでも。
それが私の旅の目的。
ジンフウ展開終わり
574 :
その後お話 :2006/03/15(水) 00:37:05 ID:4fFyJ4X8
以上 目汚しスマソ。ムゲンフウジン展開はしばらくおまちを。
うおー、GJです!
初手をフウちゃんに撮られるジンがらしくてよいなあ。
ムゲンフウジンも楽しみにしてます!
ネ申キター!
ジンフウらしくてなんともほのぼのしててイイ!
萌えた〜
GJ!
クール鬼畜系ジンフウもいいけど、こういうほのぼの系ジンフウもいいな〜v
いいよ〜いいよお〜!
579 :
その後お話 :2006/03/16(木) 00:05:10 ID:BRewGVfL
明日以降は FF12をするため今日ムゲンフウジン展開アップしますが
時間が少々なかったため誤字脱字チェック不完全です。
見つけても華麗にスルーヨロシク。
580 :
その後お話 :2006/03/16(木) 00:06:02 ID:BRewGVfL
まず店に入ってきたのはぼさぼさ頭。
それにつづいてはいってきたのは長髪メガネ。
私はあっけにとられて二人を見上げた。
二人は同時に私を見て、無言で近づいてきて。
さらに顔だけをにゅっとつきだしてきて。
私の顔を見て、つま先から頭のてっぺんまでを
見回した。
「・・・あんたたち・・・」
思わず口から漏れた言葉を二人はさっくり無視して。
そして無言で店からでていった。
なっっなんで!??
せっかくまた出会えたのに立ち去る気?
慌てて追いかける。
「ま、待ちなさいよ。あんたたち!!」
私の一寸先を白刃が通り過ぎる。
二人は店の目のまえでいきなり斬り会いを
はじめていた。
ジンが刀を振るう。ムゲンが奇妙な動きで避ける。
ムゲンがありえない方向から切りつける。
ジンはするりとかわす。
「こらこらこらー!!斬りあい禁止禁止!!」
二人はぴたりととまり、私を見る。
「っせえ。テメーは黙ってみてろ。」
ムゲンが毒ずく。
「話はあとだ。まずはこいつを斬ってからだ。」
ジンが淡々と言葉をつむぐ。
なにそれ。むかつく。
「なによそれ!久しぶりにあったのに、
もうちょっと感動の再会とかあってもいいんじゃない?」
その時店のなかからバカどもがでてきて二人に絡みだした。
二人はあっさりバカどもを斬り伏せた。
あっちゃー・・・・・。
「なにしてんのよ。あんたたち もー。」
騒然とする店の前から、騒ぎが大きくなる前に
二人を連れて私の部屋にもどってきた。
正しくは二人をかくまってるんだけど。
むっつりと座る二人の前に
どさくさにまぎれてぱちってきた団子を出してやる。
「でも、あんた達が二人で旅してたなんて意外。」
そんなに仲良かったっけ??
「別に一緒に旅してたわけじゃねーよ。」
「え?」
「まったくだ。一緒にいたくていたわけではない。」
「は?」
なんだ?わけがわからない。
無言で二人は団子を食べる。
その動作は全く同時で、なんって仲がいーんだ。
「抜け駆けしねーように見張ってただけだ。」
「目的は同じだったからな。」
「は?どーいうこと?」
二人は同時にこういった。
「オメーだ。」「おまえだ。」
瞬間。理解した。
二人も私に会いたいと思ってくれていたんだと。
私を探していてくれてたんだと。
ヤバイ。涙でそう。
「で。どっちだ?」「どちらなのだ?」
感動で胸がいっぱいの私に二人はそう問いかける。
「は?」
「オメーが待ってたのはどっちだよ?」
えええ?
そういわれると・・・・。
もう一度会えるなんて夢物語でしかないと思っていた。
どっちともう一度会いたいとか、会えるとか。
今こうやって二人に会えて。
私は二人に会いたかったんだと。そう自覚した。
「二人とも・・・だよ。どっちかなんて選べない。
私はずっと・・二人に会いたかったんだよ。」
二人は見事にたたみに突っ伏していた。
「オメーな・・外見はちっとは女らしくなったのに
中身は全然成長してねーじゃねーかよ。」
「・・・・・・うん」
ムゲンの失礼な発言にジンが静かに同意する。
本当に失礼だな。
「失礼ね。ちゃんとわかっているわよ。」
ムゲンが意地悪な視線をよこす。
「ほう・・?何をわかっているって?」
私は手を伸ばして、ムゲンの手、ジンの手
両方に片手をそっと乗せた。
顔は上げれない。自分から何を誘っているのだろう。
恥ずかしすぎる。でも私の正直な気持ち。
二人に愛されたい。
「は・・・あん・・・」
ムゲンの舌が私の口の中を這い回る。
うなじをなでてるムゲンの指がぞくぞくさせる。
ジンの舌が、私の胸をやさしく愛撫する。
二人と別れたときよりは、大きくなった私の胸。
ジンによって、赤いあざが作られていく。
理性なんてもう残ってない。
ただただ、二人を感じるのに必死だ。
目の前にムゲンのあれを差し出される。
躊躇せず口に含み、舌でなで、吸い上げる。
苦しくない程度に喉の奥まで包み込み、
その次は先端をちろちろなめて
先の部分を唇ではさむ。
「・・・すっげ。オメーどこでこんなん覚えたんだよ。」
「なにいってんのよ。初めてに決まってるでしょ。あん!!」
ジンが私の中心を舌で攻めてきた。
瞬間。強烈な電撃のような快感が全身を走る。
指を差し入れられ、同時に舌でも攻められる。
あーすっごい気持ちいい。
ジンに腰を抱えられる。
ジン自身が侵入してくる。
「やあ・・ああん!!」
貫かれながら、胸を触られ、口はムゲンに犯され。
ああ、どの快感に集中すればいいかわかんない。
私は重大なことを忘れていたようだ。
二人は体力お化けなことを。
二人が満足して、私を放してくれるまで
数え切れないほど相手をさせられた。
いや。それも幸せだからいいんだけど。
「ちょっとは、私のこと気遣いなさいよね・・」
もう体が動かない。体力の限界だ。
「明日はヒデー筋肉痛になるな。オメー。」
「すでに始まってるわよ。筋肉痛。痛くて動けない。」
ジンが無言で私の体をマッサージしてくれてる。
ひんやりした手が足を揉んでくれて気持ちいい。
「大丈夫か?すまぬな。我を見失ってしまった。」
「別にいーんだけどねー」
幸せだから。
あーあ、体力つけなきゃな。
これからもこんな生活なんだから。
それは目もくらむような幸せな夢物語。
現実になった。
ムゲンフウジン展開終わり。
あうあう。名前欄の数字まちがえた・・・・。
あせってアップしたばっかりに・・・・・。
以上。目汚しスマソ。
その後お話3展開にお付き合いくださりありがとうございます。
3Pネタのエロシーンはなんだかうまく書けずちょっと悔しい。
リベンジしたいです。
GJ!
幸せそうな3人がよかった!
ほんとうにGJでした。
おかげさまで久々に充電完了のすえ、やっとブツが出来上がりました。
己は3p書けねぇんでリベンジをぜひ……!
んではジンフウものですがどぞ。たぶん甘々なので苦手な人はスルーでお願いします。
588 :
ジン×フウ:2006/03/19(日) 19:18:53 ID:iPVqq7Kz
「───すまない」
旅籠の小部屋に静かな声が響く。
それは、宿に着くまで一言も喋ることも無かった彼がようやく口にした言葉
だった。
「いいよ。ジンはちゃんと助けてくれたじゃない。それに……いつもの事っ
て感じでちょっと懐かしかったし。ほーんと、拉致られたのなんて久しぶり」
うん、とのびをして、わざとおどけたように言葉をつむぐ。
「本当に、すまない……」
端座してうつむいたまま、その顔は上がらない。
表情は見えなかったが、ジンが悔いていることが痛いほどに伝わってきて、
フウの胸をしくりと刺す。
長崎の旅が終わって暫くしてから再びジンと出会い、今はこうして一緒に旅
をしている。
───その時も、たちの悪い連中に絡まれていたのを助けてくれたんだっけ。
フウが立ち寄った飯屋の店員の娘が、ガラの悪そうな若造に絡まれたいた。
なんとなく───自分とかぶるものがあって、つい仲裁に入ってしまったの
だった。
しまったと思ったがもう止まらなかった。
その辺りでは有名なごろつき連中であるらしく、誰も助けてくれようとはし
ない。
案の定、こちらが一人だと分かると、男たちがとたんに態度を変えた。
───代わりに相手ぇしてもらおうか───。
そんな言葉とともに無理やり引きずっていかれる。
根城かとおもわれる怪しげな雰囲気の茶屋に連れ込まれそうになったとき、
男たちの幾人かが声も無く倒される。
最速で刀を抜き放った当の人物が、かばうようにフウの前に立った。
懐かしい、横顔。
後で絡まれた事情を話すと、変わらんな…と苦笑された。
それからジンの方から旅の用心棒を申し出てくれ、今に至る。
フウがジンのもとに寄り、うつむく頬に手を添える。
下から覗き込むが、目を合わせてくれようとはしない。眉間に刻まれたしわ
が、畳に落ちる視線がジンの苦悶を表している。
「お前を……フウを守れなかった。私のせいで───」
ジンの手が、頬に触れるフウの手を握る。温もりと彼らしくないその行動が
、余計にフウのせつなさを増した。
「大丈夫だって。そんな、大きな怪我もしなかったし、ジンが一緒の旅だっ
たから、ちょーっと油断しちゃったのもあるしね」
ジンを安心させようと、なんでもないことのように微笑する。
589 :
ジン×フウ:2006/03/19(日) 19:26:23 ID:iPVqq7Kz
ジンと少しの間だけ、離れた隙だった。暗がりに連れ込まれ、当身を受けて、
気付いたときには人質になっていた。
「すまない。巻き込んでしまった……」
もとはジンの道場の門下生の人たちだったのだろう。
殺気を漲らせ、会話の端々にジンの名と復讐の言葉が上った。
多勢に無勢。質より量とばかりに待ち受ける門下生に、さすがのジンも苦戦
を強いられた。
「本当は……本当は怖かったけど、ジンが助けに来てくれるって、信じてた
から」
「フウ…」
ジンに唐突に抱きすくめられる。耳元で、静かに熱のこもった言葉が吐き出
された。
「私も───怖かった。私はお前を失いたくない……」
「ジン……」
ジンの手が、恐れるようにフウを抱く腕に力を込める。
「…っ……痛いよ……ジン」
フウが身じろいでジンの背に手を回す。掌で柔らかくなでると、ようやくフウ
を拘束するジンの腕の力が緩んだ。
互いに伝わる体温に、心地よく満たされる。
「……私も、弱くなったものだな……」
少しだけ体を離し、ジンがフウを見つめる。
ジンの唇の端に、優しげな微苦笑が滲む。ゆっくりと顔が近づき、フウの唇に
軽い口付けが落ちる。
「だがそれも……悪くない……」
続いて、耳元で囁かれた言葉にフウの頬が朱に染まる。
「……ぇ、ジ……ンっ!?」
再び口付けられ、息も吐かせぬように幾度も唇をついばまれる。
「……ンっ……ぅ」
開い唇たから、ジンの舌が差し入れられ、フウの歯列をなぞる。
くずおれそうになる後頭部が支えられ、更に深く舌が進入する。舌を絡める
ように掻き回され、じゅ、と音を立てて吸い上げられる。
口の端から、こぼれた唾液が滴った。
「……っ……ぁ」
息苦しさと、甘さの混じった声で、フウが小さく喘ぐ。
ちゅぱ、と終いに唇を吸われ、ジンの唇が離れる。
フウが荒い息を吐き、くてりとジンの胸にもたれかかる。
「……の…ぁ、まだ、日も高いし、その、お風呂も入ってないし、ジンの、
傷の手当てもっ……」
顔を上げられず、フウが切れ切れに訴えかける。
隠していても、耳まで染まったフウの様を愛しそうに見つめながらジンが言
葉を返す。
「私は気にしないが。それともフウは……気になるか?」
「気にするなんてそんな、あたしもジンが欲しっ!……」
言ってしまってから、はじかれるようにジンを見上げる。
かあっと体温が上がり、これ以上ないくらいの赤い顔になる。恥ずかしさか
らか、フウの瞳が見る間に潤んだ。
590 :
ジン×フウ:2006/03/19(日) 19:33:30 ID:iPVqq7Kz
珍しいジンの笑い声とともに、フウの体が再び抱きしめられる。
「私ももう、止められん。フウ……」
名とともに、ちゅくりと耳孔に舌が押し込まれる。
「フウ」
ちゅく、ちく、と耳を犯される音が直接脳内に響く。
「…ふぁっ、ゃ、ジンっ…」
耳たぶを甘噛まれ、フウの身の内が甘い痺れに満たされ始める。
離れた唇がフウの首筋を伝い、肩口に降りる。
く、と胸元を広げられ、着物の帯が解かれる。
鎖骨に添って舌でなぞられ、滑った指先が前を完全にはだけさせた。片手が
柔らかく乳房を揉みしだき、その先端が口に含まれる。
舌先で転がされ、焦れるような快感が広がる。
たっぷりと唾液で濡れ、てらてらと光る乳房の中心で立ち上がった小粒がジン
の理性を眩ませる。
「んぁ、や、ジン、そんなしちゃ、や……ぁ!」
きつめに乳首を甘噛まれ、フウが堪らず嬌声を上げる。
痛みにも似た強すぎる快感に、びくりと背がそる。
フウの頬が捉えられ、ジンの貪る様な口付けが降る。
「…ン……っ……んぅ……ぅ」
フウが次第にジンの唇に応え、夢中で互いの唇の感触を味わった。
ジンが己の着物の帯に手を掛け、袴を脱いだ。
「ジンっ……」
フウが荒い息を吐きながら切なげにジンの名を呼ぶ。
熱情をもてあますようにフウがジンの素肌に触れる。肩口についた刀傷を舐
めると、ジンが小さく呻きを漏らした。
ジンに性急に押し倒され、いたるところに口付けられる。
下肢に降りた手が内腿を辿り、その核心に触れた。
「フウ……濡れているぞ……」
耳元で愉しげに囁かれ、フウは子供のようにいやいやをして掌で顔を覆う。
「やぁっ……んっ、そんな…言わなっ……」
反する声も、すぐに喘ぎに飲み込まれてしまう。
フウに聞こえるようにちゅくちゅくと殊更に水音を響かせて、ジンが秘裂を
弄ぶ。
密やかにふくらみ始めたフウの陰核を挟み込み、軽くしごいて押しつぶす。
しどとに溢れる蜜を潤滑剤代わりに花弁ごと擦り付ければ、フウの腰が浮き、
ひときわ高い喘ぎが漏れた。
「んぅあっ!」
指が入れられ、水音が激しさを増す。
二本を飲み込むにはまだ狭さの残るフウの蜜壺に、ジンの指が喰らいつかれ
ているようだった。
ひくつき、熱い蜜を滴らせる柔肉の内壁を、慣らすように掻き回す。
「あぁ…っ、あっ、あっ、あぁ…やっ、あっ!、ジンっ…ぅ」
ゆっくりと、次第に速く。
異物感と、そこから生み出される強い痺れに抗えず、なすすべも無くただ喘ぐ。
591 :
ジン×フウ:2006/03/19(日) 19:45:59 ID:iPVqq7Kz
フウを責める手は止めず、ジンがもう片方で顔を覆ったままのフウの手をど
ける。少しばかりの抵抗を、額への口付けで封じる。
口の端から唾液をこぼし、目じりからつうと涙が流れる。
蕩けきったフウの表情が、その高みの近さを知らせる。
抽送を続ける指と合わせて、強く肉芽がはじかれた。
「ふ、ぁあ────ッ!………っ、ぁ…」
瞬間、フウの思考が白く焼け、一度目の絶頂を迎えた腰がびくびくと震えた。
乱れた息が整う間も無く、ジンが唇を貪る。
脚が広げられ、ジンのものが差し入れられる。
達したばかりで、敏感になったフウの体に休みも与えずその腰を打ち付ける。
「や、あっ!…あ、あっ、あっ!じっ、んッ!やッ!」
つながり合った所から、激しい粘音と皮膚のぶつかり合う乾いた音が響く。
強すぎる律動に、フウが悲鳴にも似た声で喘ぐ。
ジンが、我に返ったようにその動きを止める。快楽に焼けたかすれ声で囁いて、
フウの体を抱き寄せた。
「すまない……加減が……」
謝るジンに、フウが苦しい息の下で途切れがちに言葉を返す。
「いいの…、あたし、ジンが、ジンなら……───好き、ジン…ジン…っ」
フウがジンの背に腕を回す。
重なったジンの体の熱さと重さ。フウの体の柔らかさ。
かすかに漂う汗の香り。
全てを味わうように、深く深く唇を重ねあう。
「っ……ふ、………ン、はッ、あぁ…!」
ジンが緩やかに律動を再開させる。
離れた唇から、唾液が糸を引いて滴り落ち、フウの顔を汚す。
のけぞる喉に口付けて、そのまま下へと唇を這わせる。
辿り着いた胸の先端をじっとりと舐め潰し、舌を絡めて吸い上げる。
びくびくと背が反り、フウが切ない喘ぎを漏らす。
呑み込まれているフウの内壁が蠢き、ジンのものを締め付ける。
「……フ、ウ……!」
滾るような欲望のまま、フウを抱いてしまいたいという思いがジンの脳裏を
浸食し、愛しさとせめぎ合う。
己が情欲のままに蹂躙すれば、目の前の存在はきっと壊れてしまうだろう。
───傷つけたくない、大切な……。
592 :
ジン×フウ:2006/03/19(日) 19:53:21 ID:iPVqq7Kz
円を描くように腰を押し付け、ぎりぎりまで引き抜いて突きこむ。
次第に昂っていくフウの反応を見ながら、ジンが抽送の速度を上げてゆく。
ぐちぐちと蜜が捏ねられる音が響き、不規則に収束を始めたフウの
内壁にジンのものが絞りこまれる。
「んっ!、ああっ…、ん、あっ、あぁ、あっ…、ジン、ジンっ…!」
名を呼ばれ、焼けるような痺れとともに増していく快楽に、ジンの理性の箍
が飛ぶ。
喘ぐフウの唇を捉えて口付けると、一気に動きを激しいものに変える。
「あっあ!あぁ、ンっ、あっ、あっ、も、いっ、ジン、あっ、あぁあぁッ─
────!」
フウの中心から、強烈な快感がはじけ、全身を駆け抜ける。
腰がゆれ、突き込まれるジンのものがきゅうと締め付けられる。
全部を震える肉で包み込まれ、フウの最奥で、ジンが堪らずその精を放った。
「……っ……く……ッ!」
幾度かひくつき、とくとくと熱いものがフウの膣内に注がれる。
その感触に、フウが小さく声を上げた。
「…ぁッ…」
淫蕩に頬を上気させたままのフウの体を抱きしめる。
くち、と繋がり合った所から余韻のような水音が立つ。
まだ、お互いの息も荒い。
「……明日は早めにこの町を出よう。残党はいないと思うが、また襲われで
もしたら……」
ジンが心配げに言葉をつむぐ。
「ん…でも……もう少し、こうしてて……ジン……」
満たされた心地よいけだるさの中で、二人はしばしまどろんだ。
本格的に寝息を立て始めたフウを起こさぬよう、そっと額に口付けて身を離す。
己が嬲った後のフウの体を清め、ジンが微笑と共につぶやいた。
「私の、仕えるべき主君は───……」
以上で終りです。
お目汚し失礼いたしました。
GJ!
垂涎ものの甘さですな〜…(*´д`)
GJ!!
あま〜い!! ラブラブでいい!!
読んでくださってどうもでした。
最後のシメが息切れしちゃっておざなりな感がありますな〜…
次はムゲサラかムフウでお目にかかれるかと。
597 :
587:2006/03/21(火) 10:23:59 ID:DM+zslLB
GJ!ジンフウ甘々いいねえ〜
保守
保守
ムゲフウ〜
ムゲサラ〜
age
604 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 05:12:26 ID:kJF4OGPw
誰か素材として萌えネタでもふってくれ〜age
ハァイ!
サラ相手の場合は、男も目隠ししてしまえ。手探りH。
風邪ネタで、ひくのはジン、ムゲンの方で。
風邪でよわよわになったムゲンとか、真顔でいきなりダウンするジンとか見てみたい…
607 :
208:2006/04/12(水) 00:20:10 ID:fbViY+e+
ではムゲフウ風邪ネタいただきます。
「げほっゲホゲホゲホげほっ!!」
激しく咳き込んだ後、ムゲンは痰を道端にはき捨てた。
「きったないな〜ムゲン」
眉をしかめながらムゲンの後ろを歩くフウが批判した。
「うるせえ・・・」
答えるムゲンの声には張りがない。
とぼとぼ歩くその足取りも、なんだか重い。
「ムゲン・・・あんたもしかして風邪ひいてない?」
「うっせーな・・。風邪ってなんだよ。」
「知らんのか。」
ジンの冷静な突っ込みにたたみかえるようにフウが声を荒げる
「病気よ 病気!! 頭痛くない?」
「・・痛いような気がする」
「なんだか熱くない?」
「どちらかといえばさみーような気がする。」
「喉痛くない?」
「なんかいがいがしてる。」
フウはムゲンの額にそっと触れてみた。
「やだ!! 熱い!!熱あるじゃない!!」
「馬鹿は風邪ひかぬというのに・・・意外だな。」
「テメ そりゃどーゆー意味だよ!」
「褒めているのだが?」
「はいはいケンカしないの。ムゲンあんたの今の状態が
風邪をひいてるっつーの。病気よ病気。おとなしくしなさい。」
「オレが病気・・・・・?そーいや朝からずっと体が重いんだよな・・
そーかこれが病気なのか。」
なぜかうれしそうににやりと笑った。
それから宿までの道のり
足取りは重く、ふらふらしながらもムゲンはずっと
うれしそうだった。
「体がおもてえ」
「寒い」
「喉が痛い」
「ムゲンって・・・馬鹿?」
フウがそっとジンにささやく
「なんというか、風邪を理由に寺子屋を休めることがうれしい子供のようだな・・・」
「あ。そんな感じだね。」
うれしそうにはしゃぐムゲンだったが
宿について布団に寝かせるとすぐに寝息を立て始めた。
「ほんとに具合が悪かったみたいだね。よく寝てるよ。」
ムゲンの額の手ぬぐいをぬらしなおし、またそっと額に乗せた。
「何か食べるものをもらってくる。」
「あ。うん。ありがと」
宿をでていくジンの背中にお礼をいうと、フウは改めてムゲンの寝顔に視線をやった。
熱のせいか少し頬が上気してて、息苦しそうだがこんこんと寝入っている。
水を求めているのか、ムゲンの口がかすかに動いた。
うっすらと目を開けて、ムゲンの目がフウを捕らえる。
「水?はい」
茶碗の水を差し出すも、ムゲンは起き上がれそうにない。
「・・飲ませてくれよ・・・」
かすれた声でそう訴えるムゲンの目は熱のせいか潤んでつやっぽい。
フウはドキッとしたが、それを隠し、ムゲンがおきやすいようクビの下に
手を差し入れようとした。
「じゃあちょっとクビだけでも起こしてくれる?」
「無理、しんどい。でも水は飲みてぇ。」
甘く訴えるムゲンの真意をフウはなぜか一瞬で理解し、
真っ赤になった。
「なななな なにいってんのよ!!」
「しんどい、喉が痛い、水が飲みてえ。」
フウははやる心臓を押さえ、手にした茶碗の水を口に含ませると
そっと自分の唇をムゲンの唇に重ね、含んだ水を流し込んだ。
離れようとするフウの頭を、ムゲンはがっちり押さえ込み、
舌を差し入れフウのそれを絡みとった。
「んんんん!!」
そのまま布団に引き込まれ、ムゲンに組み敷かれる。
「ちょっ!ムゲン!!」
遠慮なくフウの体をまさぐる手が、ぱったり止まり、
ムゲンの全体重がフウにかかる。
「重い!!重いってば!!」
なんとかムゲンの下から這い出し、ムゲンを振り返ると、
「ダメだ 体が動かねえ・・・」
身頃を直しながらフウが叱る
「あったりまえじゃないの!!安静にしなきゃいけないんだからね!!」
「なんでぇ。風邪を治すには人にうつせばいいんじゃなかったっけ。」
「あんた、なんでそんなのだけ知ってんのよ。ってか私にうつすつもりだったわけ?
サイッテー。」
フウは水を再び口に含むと、ムゲンに口移して飲ませてやった。
真っ赤な顔でムゲンの目線から逃れながらこういった。
「風邪が治ったら・・・ね?」
以上 目汚しスマソ 微エロ・・・・なのかな??
きゃーきゃー。ぐっじょぶ!
ジンフウ者なのにうっかり萌えちゃったよ!w
どなたかジンフウ風邪ネタも希望…とか言ってみる。
ついでに言うと
>>607の名前欄はミスで、私はここの208じゃありません。すみませんでした。
ついでに言うとちなみにいつぞやフウが寝込むほうの風邪ネタ投下した者です。
ついでに言うと今ちょうど風邪ひいてます。頭痛が酷い。
>>609 おーGJです。ネタふってよかった…!
なんだかんだいってムゲンに優しいフウに萌え(´д`*)
>>611 いつぞやは貴重なジンフウものを有難うございます。やっぱマイナーカプなんですかねぇ…。
風邪の具合は大丈夫ですか?治ったら、ジンが寝込むほうのネタにもチャレンジしてやって下せぇ。
ムゲンカワユス
あれだな。馬鹿は風邪ひかないんじゃなくてひいても気付かないってやつだなw
寝て起きたら治ってそうだ
そして朝っぱらから襲われるフウ
私もジンフウものが好きなんですけど、ジンだと書きづらそうですねー。
何となく。エロ物はやっぱりムゲンの方が想像しやすそうだ。
ジンはあの「・・・損な役割だな」で萌えましたね。やっぱり。
ジンがだんだんフウに惚れていってるのかなー?
っていうかんじも萌えでした・・・・。
3話あたりじゃ興味なさそうだったのに後半のジンってば・・・。
まったく…
ちょっとジンフウネタ思いついたので連投スマソ
ムゲン不在時(例のごとく遊廓にいる?)旅籠に残っていたジンとフウを襲う男あり。
その男、真理谷の門弟で実力はあるが人間性に問題あり、真理谷に疎まれたが為ジンを憎んでいた。
決して師匠の仇討ちなんぞという崇高な志はない。
こんな奴だから真っ向から勝負を挑まず、催眠ガス弾なんぞ投げ込んで二人を埒る。
目的はジンに屈辱を与えたいだけ。
ジンを縛りあげ目の前でフウを凌辱…目の前で繰り広げられる光景に怒りに震えつつも、反応してしまう悲しい男の性。
男の手によって縛られたままフウと結合されてしまう。愛しいフウを犯されこんな形でフウを…快感と自分への嫌悪感に苦悩するジン。
最後はムゲンに助けに来てもらいましょうか…
自分文才ないんで職人さん書いてくれないかなぁ…
そ、そのネタ文章化お願いします!!
昨日ネタ振りしたものです。
頑張って書いてみようと思ったが、何分小説など書いたことがない身ゆえ、いきなり凌辱ネタ無理っすorz
そこでノーマルなジンフウ作ってみますた。
携帯からの投稿なんで改行等、見苦しかったらスマソ
及び誤字脱字は脳内変換ヨロ!文章力とボガャブラリーの少なさは…どうしようもないんで諦めてくらはい。
「まったく…」
風呂から戻って来たジンは自分とムゲンの部屋で眠り込んでいるフウを見て苦笑した。
「警戒心というものはないのか…」
男二人と旅をしていて、今更警戒心を問うのもなんだが。
次の宿場までの街道が崖崩れで封鎖された為、復旧まで足止めをくらってしまった。
ムゲンはここぞとばかり出かけていった。博打で稼いで遊廓へでもしけ込むつもりだろう。
つまり二人きりの夜なのだ。
「おい、風邪をひくぞ」
静かに寝息を立てているフウを優しく揺り起こす。
実際のところジンは自分の感情に戸惑っていた。
ひょんな事からムゲンと二人フウの用心棒になり旅を始めて久しい。当初は何故自分がこの者たちと旅なんぞ…と思わないでもなかったが、いつしかこの関係に奇妙な連帯感さえ覚えるようになっていた。
幼い頃より、誰にも頼る事無く、剣の腕を磨く…ただそれだけがジンの全てだった。
師匠殺しの汚名を受けてからは尚更、自分の剣だけを信じ、一人当てもなく旅を続けていた。
そんな自分がこうして誰かと日々共に過ごすなぞ、成り行きとはいえ晴天の霹靂だ。
あの男…ムゲンとはいつか決着を付けねばならない日が来るであろうが、背中を預け戦える奴など今までいなかった。
普段はどうしようもない男で、いや剣もデタラメでどうしようもない。が、奴には剣を握る根拠がある、生きざまがある。
そんな奴の剣に自分にない何かを見いだそうとしているのだろうか…。
いや、そんな事より今はフウだ。風邪を引かす訳にもいくまい。
「寝るなら、自分の部屋で寝ろ」
「ぅう…ん…ジ…ン?」
薄く開いた唇から吐息が漏れ大きな瞳がゆっくり開く。まだ覚醒していないのであろう焦点の定められない瞳に自分が映る。
ずくん
ジンの男が疼いた。
そうなのだ。いつの頃からか自分はおかしいのだ。
初めは止まる事のないフウのお喋りに辟易したものだが、今はずっと聞いていたい気がするし、フウの万華鏡のようにくるくる変わる表情を見ていたいと思う自分の心の変化に戸惑っていたのだ。
フウがさらわれた時には(実際この娘は無鉄砲のせいか警戒心なさすぎの為かよくさらわれるのだが)
今まで感じた事のない怒りに身をまかせ剣を振るってしまった。
フウの涙を見た時は胸が締めつけられるような痛みを覚えると同時に自分の中に、ある感情が存在するのに驚いた。
単なる庇護欲ではないのか?
「自分の部屋へいけ」
そんな焦りを悟られまいとぶっきらぼうに言い放った。
「うー寝ちゃってたぁ。ムゲンはー?」
「あ!あいつまた博打しにいったんだぁ!でその後は遊廓〜?んっとにどうしようもない奴〜」
「あーあぁー、女って損よねー」
すっかり目を覚ましたのかジンの言葉を無視していつもの快活なさえずりが始まる。
「お風呂入ったの?髪濡れてるね〜梳いていい?」
止める間もなく懐から櫛を取出しジンの後ろに回り髪を梳き始めた。
「いいなぁ〜ジンの髪。黒くて真っすぐで艶があって」
軽く添えられた左手がジンの首筋に触れた。
ずくん
(まただ)
なんとか修業で培った精神力で己を鎮めようとしていたのに。(私はこんな年端もいかぬ少女に欲情しているのか!?)
今まで目を逸らしてきた己の反応をいよいよ認めざるを得なくなってしまい途方に暮れる。
「あたしなんてさぁ〜髪赤いしぃ、猫毛だしぃ、悔しいから三つ編みにしちゃおーっ」
「馬鹿、よせ」
これ以上居座られては己を押さえきれる自身はない。
早々に引き上げて貰おう。櫛を取り上げようと振り返ると、まだ遊び足りないのかフウは奪われまいと身をひねった。
拍子、バランスを崩し床柱に頭を打ち付けそうになるのをジンはとっさに庇い抱きかかえる形で床に倒れこんだ。
激突は免れたが結果フウを組み敷く形になってしまった。
少し驚いた様子で自分の下から見上げるフウ。突き上げる衝動を押さえ切れず思わずフウの唇に自分のそれを重ねていた。
開かれた隙間から侵入し舌先で歯列をなぞる。フウの柔らかい舌を吸い上げ、形の良いふっくらした唇を甘咬みする。
いつしかフウの口腔内を蹂躙するのに夢中になっていた。
「やっ…く…し…ぃ…。息、でき……ない」
フウの苦しげな訴えを耳にしハッと我に返り、慌てて身を離す。
「すまない…」
涙に潤んだ瞳でジンを見つめていた眼が一瞬見開いた。
「謝らないでよ、バカ…」
拗ねたようにフウが呟く。「ジン…ならいいのに…」
そう言って目をそらす。
その言葉に普段あまり感情を顕にしないこの男の表情が一瞬険しくなった。
「馬鹿な事を…」
「そのような事、一時の好奇心で口にするものじゃない」
「男は歯止めがきかなくなる」
ジンは苦々しく呟き背を向けた。
「好奇心なんかじゃないよ」「あたし、前からジンの事…」
その言葉にハッと振り返るとフウは背を向けシュルリと帯を解き着物を床に落とした。
白い襦袢の下で頼りなげに震える華奢な肩…。ジンは思わず後ろから強く抱き竦めていた。
うなじに唇を這わせ内耳に舌を差し込み、そして囁いた。
「私も…おまえが欲しかった…」
「ぁ…ああっ…」
フウが甘い吐息を漏らすたびジンの理性の壁はどんどん壊されてしまいそうになる。
フウは感じやすい。普段、弾みで身体に触れた時や、モモンガのモモさんが懐で動くとやたらくすぐったがるところから
敏感だとは思っていたが予想以上の反応にジンの理性は崩れ落ちそうになる。
かろうじてフウに無茶をしたくない気持ちと、やがて与えてしまう破爪の痛みが少しでも薄らぐように愛撫を与えた。
胸元から差し入れた手でフウの小さな乳房を包み込んだ。
柔らかく吸い付くような感触を楽しみながら乳房を揉みしだくと同時に親指と人差し指で中心をこねる。
ぷくんと立ち上がった小さな桃色の突起に愛しさが込み上げてくる。
もう片方の手で唇をなぞり隙間から指を割り入れ口腔を犯す。
耳じ舐めを舌を差し込み、囁く。
「おまえの声が…ききたい」
「…んっ…ゃ…恥ずかし…」
一度に三ヶ所もの場所に刺激を与えられフウの体は快楽の波に翻弄されていた。
が、どう波を捕まえていいのかわからず戸惑っているのと、処女の羞恥が自分を解放仕切れずにいた。
「では…止めたほうがいいか?」
焦らすように乳房を弄ぶ中心から指を外す。
「ん…やぁ!」
「どっちだ?」
「やめないで…」
少し乱暴に乳房を掴み、ふっと笑みを漏らし唇を奪う。
激しく絡みつく舌にフウは怖ず怖ずと応えているうちに唇からとめどなく喘ぎが溢れだす。
今まで味わった事のない何かが身体の奥から突き上げてきた。
「ぁ・あ・あ・あ・あ…ジンっっ!!」
つづく
エチー中休みですw
ジンまだやってませんww
ちゃんと最後までさせてあげたいけど力つきました。また続き出来たらきまつ
お目汚し失礼しました。
ちょっ、寸止めw
つつつつ続き楽しみにしてます!!
おぉ、GJ−−−!
続き楽しみにしてます!こういうジンフウは非常に好みです。萌えました……(*´д`*)ハァハァ
携帯からは大変でしょうが、がんばって書き上げてください。
圧縮にも無事耐えたようだし、そこら辺も祝。
おお、ジンフウ神が降臨!
二人ともそれぞれらしくてイイヨイイヨー
続きも楽しみにしてます。
小さく身体をわななかせフウは快楽に身を委ねた。
放心しているフウの手を下帯の中で痛いほど怒膨している己自身へと導いた。
「あ…」
びくん
と怯えたように手を引こうとするのを許さず、自身の手で小さなフウの手ごと小刻みに震える己のそれを握りこんだ。
「恐いか?」
初めて触れる男の塊は思いのほか熱く、フウは堅くいきり立つ男根に正直恐怖を覚えていた。
ふーっ…と大きく息を吐きジンはフウの手に自分の手を重ねたまま扱き始めた。
先端からとうに溢れだしている先走りをフウの柔らかな掌に塗り広げ、くちゅくちゅと淫猥な音を響かせながら扱く早さを増していく。
「だめ!」
ジンの意を悟ったフウは今度は強引に自分の手をひいた。
「おまえを恐がらせたくはない」
「今ならまだ…止められる」
「いいよ…」
「あたしに…挿れて欲しい…」
やっとの思いでそう告げると頬を真っ赤に染めて顔を背けた。
「明かり…消してよ…」
ジンの手で生まれたままの姿にされたフウは懇願した。
「だめだ」
「私はお前のすべてが見たい」
いつもと変わらぬ冷静で抑揚のない声が耳に響く。フウは得も知れぬ快感が沸き上がるのを感じた。
(ジンがあたしをみてる)
あの涼しげな切れ長の眼で自分を犯す。
羞恥に眩暈を覚えた。
小さく張り詰めた乳首に唾液を絡め、口に含み舌で転がし軽く歯をあてる。
「ぁ…ん…っ」
フウの唇から再び甘やかな喘ぎが漏れだした。
薄い茂みを掻き分けまだ誰にも触れられたことのない秘所に指を這わす。
「…!」
未踏のその場所は驚くほど蜜が溢れ出していた。ジンはその蜜を二本の指に絡め取った。
「フウ…」
フウの目の前にてらてらと光る指をかざした。そしてゆっくりと広げられた指の間をいく筋か糸が引く。
「もっ…ゃ…だ」
恥ずかしさに涙を溜めたフウの瞳から視線を外さず見せ付けるように濡れた指を舐めあげる。
深い口付けの後、顎、うなじ、鎖骨の間の小さな窪み…を舌を這わせ吸い上げ味わった。
両の乳首を唇が掠める。
ひやりとしたジンの唇は、やがて下腹部へと滑り落ちていった。時には後がつくほどキツク吸い上げながら。
フウの白い肌に小さな赤い花びら艶めかしく散ってゆく。
そして膝に手をかけ、大きく割り開きフウの中心を視姦する。
まだ発達仕切ってない薄桃色の二枚の貝の中心は、しとどに濡れていたが堅く閉じていた。
そっと手を添え舌でこじ開ける。隠れたままの小さな陰核に指で刺激を与えられフウの身体に痺れるような快感が突き抜けた。
やっと顔を覗かせた赤く充血した花芯を吸い上げ軽くはむ。
焦らすようにゆっくりと蜜壺に指を差し入れた。
「んっ…ぁあっぁあーっっ」
次から次へと与えられる未知の快感に、もはや声を殺すことは出来なくなっていた。
指を二本に増やす。やはりフウの中はきつかったが溢れる蜜のお陰でなんとか挿入を繰り返した。
指で内壁を確かめながら刺激を与えていく。すると締めあげるように中が動きフウの喘ぎが激しくなった。
ゆっくり指を引き抜くと追いすがるようにフウの腰がうねる。
もうこれ以上は押さえきれそうにない自分の欲望をフウの花弁にあてがった。
「挿れるぞ」
フウを傷つけまいとそろそろ身体を押し進めていったが、今までとは違う圧迫感と痛みにフウの身体が強ばり侵入を拒む。
「いゃ…痛っ…」
ジンは一旦動きを止め、目尻から零れ落ちた雫を吸いキツク閉ざした目蓋に唇を落とした。
「力をぬけ…」
耳元で低く囁くと唇を重ね舌を吸いあげる。
「あ…んっ…くっ…ふはぁっ」
与えられる接吻に夢中で応えている内に四肢から緊張が解けていく。
ジンは再びゆるゆると最奥目指し己を進めた。
全てを納めきり、静かに息を吐く。
男を知らぬフウの身体。入り口はかなりキツくジンを締めあげる。が、奥は温かく柔らかく吸い付くように絡み付き、別の生きものように蠢いていた。
ともすれば達しそうになるのを堪え、大きく一突き揺さ振った。
「わかるか…?お前の中に私がいる」
「ぅっ、んっ、ひぃっく…」
激しく嗚咽が込み上げてきた。
フウは自分の中の愛しい男の存在に感極まりポロポロと涙が溢れた。
「つらいのか!?」
ジンの顔に初めて戸惑いの色が浮かんだ。自分が与えているであろう痛みにフウが泣いているのだと思いひどく後悔していた。
年上とはいえ憎らしいほど余裕の顔で自分を翻弄していたジンが、涙の意味を勘違いして戸惑う様子が嬉しくもあり可笑しかった。
「へいき」
ペロっと舌をだす。
腕の中で小さく震えていたフウにいつもの勝ち気な顔が垣間見えホッと胸を撫で下ろす。
「まったく…」
相愛の相手と結ばれる事がこんなにも満ち足りた気持ちになるとは思いもしなかった。
幼い頃よりずっと一人で生きてきたジン。
唯一自分が心を許した、たった二人の人間は自分の剣の露と消えた。
過酷な運命が、人を寄せ付けず一層心を閉ざす結果となった。
そんなジンにフウは初めて茶屋で出会ったあの日からなんの衒いもなく真っすぐな瞳を自分に向けてきたのだ。
「お前の目は見えすぎる」
「お前の強さには根拠がない」
「それはただ自分のための強さであるということだ」
あの日以来ずっと何かを求めて旅をしていた…。だが何を求めているのか自分でもわからなかった。
今、漸く求めていたものが何であったか悟ることが出来た。
果てしなく続くかと思われた旅は終わる。
左手首にはめた数珠を見やる…。
−枷−
涙が一筋、頬を伝った。
おわり
>>625>>626>>627 前半楽しんで貰えたようで嬉しいす!一気に仕上げられずスマソ
お、おまけにジン…イってないorz
いや、ちゃんと最後までやってまつ!未熟者ゆえ書ききれなかった行間から読みとって下さい
中出しか外出しかはお好きな方チョイス出来まつw
創作する難しさを改めて思い知ったけどジンに憑依しフウにエロい事するのは、ひっじょーに楽しかったです
お付き合い下さりありがとうございました
おお、朝っぱらから覗いた甲斐があった。
GJ!
もろ好みのスタイルです・・・言葉責め羞恥責め(?)
思わずジンの声を想像しながら読んじゃいました。
ごちそうさまでした。
GJ!! いつのまにかこんなにおいしいジンフウがアップされてる!!
おつでした〜
続きGJ〜!携帯から乙でした。
まだまだジンフウ喰いたりねぇので、
>>617のネタも書いてもらえると嬉しいす…
637 :
―獣 哭―:2006/04/23(日) 20:01:47 ID:ll6hgJXb
浅ましく腰を揺らし続けていた。
どれほどの刻この地獄のなかで己が本性をさらけだしているのか、もうまともに思考する力は残っていなかった。
男は―――心の深淵に淀む澱にまみれて、哭いていた。
「おめえ、やったのかよ?」
いきなりムゲンが身も蓋もない言葉で問い掛けてきた。
「何の話だ」
内心ギクリとしながらいつものポーカーフェイスをかろうじて保つ。
「トボケテんじゃねーよ、あいつの事に決まってんだろ。女にしてやったか聞いてんだろーが」
「おまえには関係ないと思うが」
冷たく言い放つ。
「関係ねーって誰があのシチュエーション作ってやったと思ってんだ、ああっ?」
憮然とした様子で言い返す。
「おめぇ、ムッツリの上に鈍チンだしよー。あいつはあいつでお前に惚れてんの見えっ見えっの癖に、
口から出てくる言葉にゃ色っ気も素っ気もねー!おめぇら見てっと苛々してくんだよー」
「何を勝手なことを」
ひどい言い草だがこやつ、私がきづかなかったフウの気持ちに気付いていたのか?あなどれん…。
「でおめぇが風呂入ってる時あいつによ、おめぇが呼んでんぞー部屋で待ってろってな。
まーおめぇも付いてるもんが飾りじゃねーならよ、てめえに惚れてる女の一人くらい抱いてやんだろ」
「は!?」
あの夜、私の部屋にフウがいたのはムゲンのお膳立てだったのか?この男にはめられたというのか?いやハメたのは私だが…。そんなことではなくて―――。
あの夜私はフウを抱いた。いつからなのかもう思い出せないが、フウを欲している自分を認めまいと頑なに抵抗を続けていたのだが、あの夜―激しい葛藤の末、
ついに一線を越えてしまった。お陰で今は…満ち足りている。長い間、冷たい風が吹き抜けていた心の空洞が埋まったような不思議な感覚だ。
悔しいがこの男にも感謝せねばなるまい。
638 :
―獣 哭―:2006/04/23(日) 20:11:05 ID:ll6hgJXb
「でよー。おめぇら二人っきりにしてやっからよ、金かせ」
「は!?」
なぜそうくる?
「ちぃーとばかし勘が鈍ってよ…スっちまった」
所在なげにぼそぼそと呟くムゲン。前言撤回だ感謝は取り下げようとジンは思った。取り下げるも何もまだ口にだしていないことには気付かずに。
懐から巾着を取出しムゲンに黙って金を渡す。
「わりいな。一発当てて倍にして返すからよ。あいつには言うなよ、うっせーからな!」
「なになに〜なんの話〜?」
数歩先を歩いていたフウが歩みを止めて問い掛けてきた。
「おめぇには関係ねーよ、な」
「ああ」
「なにそれー感じわるーい」
そう言うとフウはちらりとジンを見る。一瞬視線が絡みあったがついっと目を逸らした。そしてパタパタとかけていく。
実際、金のことは別としてムゲンの申し出は有り難かった。
あの夜以来フウとはゆっくり時間を過ごしていない…というは、まあ共に旅しているのだから一緒にいるわけなのだが、なんとなくフウに避けられているような気がしていた。
元来、他人と深く関わることなく生きてきた身ゆえ、意志の疎通をかわす必要性など感じたことのないジンであったが、今はフウの心を知りたいと思った。
そのためには二人きりで刻を過ごせるのは有り難かった。
つづく
皆様、拙い文章を読んでくださいましてありがとうございました。「―枷―」と「―獣 哭―」書いたもんです。
後で読み返すと冷や汗ものです。文章ダメダメ、思わず前作を全部書きなおしてしまいましたorz
しかし懲りずに続編を書き始めました。構想では3部作←無謀。
以前ネタふりした凌辱もん絡めたいんですがこのままジンフウ仲直り?エチーに流れこんでのほほんと終わってしまうかも知れません。その時はプロローグっぽい文章スルーよろ!
完成させてから投下したほうがいいかもですが出来たとこまでアップしたほうが自分書き上げられる気がするんでご容赦ください。
>>636 というわけで
>>617を盛り込みたいのですが自分の手におえるかわかりませんw
おお早ッ!そしてGJ!
3部作陵辱入り、ワクテカして待ってます。順次アップも気にならないので、
書き良いペースで頑張って下さい。
前作書き直したという完全版?も読んでみたいぞー
おわー GJ!! ジンフウ祭りだ〜!!
ワクワクして待ってます〜
642 :
―獣 哭―:2006/04/24(月) 17:05:59 ID:mYuC6jCp
「!」
一瞬不穏な視線が自分に向けられている気配を捉えジンに緊張が走った。
(殺気…いや、まとわりつくようなこの感じは…)
その正体を見極めようと五感を研ぎ澄まし辺りに神経を配る。
「お腹すいた〜〜〜!」
フウの緊張感のない訴えにその気配が消えた。
「何してんだぁ、飯だ、飯!とっとと歩け」
(ムゲンは気付いていないようだな。私の思い過しか…)
ジンはもう一度その気配を探ってみたが再びとらえることは出来なかった。何ともいやな感じは拭えなかったが、フウのことをなんとかしたいという気持ちが勝り、先を急いだ。
途中、茶屋で腹を満たし、山の麓に開けたこの宿場町に辿り着く頃にはとっぷり日が暮れていた。薄く墨を刷いた空には白い月がぼんやりと浮かんでいる。
「はぁーやっと着いたよ〜〜」
フウが先陣をきって宿屋に入る。
「んじゃ、よろしくやんな」
ぽんとジンの肩を叩くと宿にも入らず、ムゲンは盛り場求め夕闇の中へ消えていった。
「はいるぞ」
声をかけたが返事がないのを訝しく思い襖を開ける。
静かな寝息をたて部屋の隅でフウが丸くなっていた。
「まったく…」
ジンは苦笑した。
「あの夜と同じだな」
ふっと小さな溜息をつくと片隅積まれた夜具を広げた。フウを起こさぬようそっと抱き上げ布団に寝かす。
よほど疲れていたのであろう僅かに吐息を漏らしただけで起きる気配はなかった。ジンは傍らに腰を下ろすと壁にもたれ窓の外を見やる。
「今夜は満月か」
そう呟くともの思いに沈んでいった。
取りあえずフウの部屋に来てはみたものの何をどう切り出せばよいのか考えあぐねていたのと、先刻のあの気配が異物を飲み込んだ時のような不快さをもたらしていた。
フウのことは―――本人に直に聞くしかないのだが、あの夜以来、確かにジンを避けている節があった。自分と寝た事を後悔しているのだろうか。
真剣での立ち会いの中、相手の動きを先の先まで読み、先手を取ることに長けているジン。
瞬時にして心の動きを見切る、これで命運が決まる。生か死か、そんなギリギリの線上に身を置いて培ってきた洞察力も、ことフウに関しては何の役にも立たぬ始末だ。
ふー。再び大きく溜息をついた。
643 :
―獣 哭―:2006/04/24(月) 17:07:54 ID:mYuC6jCp
闇の中でフウの身じろぐ気配がした。
「…ジン…?」
まどろみの中、明かり取りから差し込む幽かな光に浮かびあがるジンの姿を捉え、フウが微笑んだ。
フウの笑顔が自分に向けられるのは久しぶりだ。
「起こしてしまったか、すまない。」
「…おまえと話がしたい」
ジンの言葉に笑みが消え、一瞬体が強ばった。
「な、なによーいきなり」
フウに緊張が走るのを感じ取り、自分を警戒してのことかと苦い思いを飲み下した。
「あの夜のことを後悔しているのか?」
率直なジンの問い掛けにフウは何か言おうとしたが黙り込んでしまった。薄闇の中、近くに池があるのか牛蛙の低い鳴き声だけが耳に響く。
「―――わかった」
フウの答えを根気強く待ち続けていたジンが沈黙を破った。
フウの心が知りたくて話をするつもりだったが一向に口を開こうとしないのはそれが答えなのだと納得せざるを得まい。
「おまえが―――私を望まないなら、そういえ」
「私の剣が必要ならそれだけでいい」
フウは何も答えない。
「邪魔をした」
ジンはそう告げると立ち上がり部屋を出ていこうとした。
フウは男の勢いに流されただけなのかも知れない。やはり性急過ぎたのだ。今は自身のフウへの思いがなんであったのか理解できたのだからそれでいいと思った。
「ちがう!」
襖に手を掛けたジンの背に思わず言葉をぶつける。
「ジンを望んでないことなんかない!」
フウの言葉にジンが振り返る。
「あ、あのときのこと…良く覚えてなくて…」
フウが意を決したように話しだした。
「あ、全然覚えてないわけじゃなくて…。なんかあたし恥ずかしいことしてなかった!?…とか、あたし胸ないし…だってジン…前にムゲンと遊女屋なんて行ってたし、色っぽい女の人とも…」
一気に捲くし立てたがここで息が切れた。
「そんな事いろいろ考えてたら分けわかんなくなってきちゃって…ジンの目ちゃんと見れなくて…次するときはどうしようって…」
黙って聞いていたジンの顔が綻ぶ。
「またしてもいいのか?」
ジンが面白そうに聞き返した。
「きゃ、やだ、そーゆーことが言いたいんじゃなくてー!ジンを望んでないことなんかないって…んっっ!」
ジンに唇を塞がれ最後まで続ける事は来なかった。
つづく
お付き合い下さりありがとうございます。
ス、スマソ!こんなにスレ消費しながらまだエチーになだれこめないorz
なのにまた、振っちまいましたーw果たして回収仕切れるか自分!?
鬼畜悪役、キャラがなかなか立ちません、台詞シチュエーションは漠然と浮かんでるけどコヤツの背景が決まりません、真理谷元弟子説、捨ててもいいんで何かないすか?ジンと訳ありガラ悪めでw
>>640 完全版なんてええもんちゃいますけど、表現・言い回しを変えてフウ・ジンの心情プラスしたり、いきりなり欲しいはないやろーと前よりはツッコミどころ減らしたので読みやすくなってると思いますが…無駄にスレ消費していいですかね?
ではまた、お目にかかれたらと思いますw
おお〜!!GJです!!
鬼畜悪役の登場にワクテカですが
確かにキャラは難しいですよね。
私怨鬼畜系ならムゲンを狙うほうが多そうですものね・・・。
ジンは真理谷師匠LOVEの弟子には命狙われる・・・・。
646 :
―獣 哭―:2006/04/24(月) 22:07:15 ID:mYuC6jCp
「近くに温泉があるらしい。入るか」
宿の近くの渓流に小さな温泉があった。川の脇に穴を掘り源泉と清流を引き込み岩で囲んである。夜も更け辺りに人影はなかった。
宿から提灯を拝借してきたが頭上に上った大きな月が闇に陰影を与えている。静寂のなか川のせせらぎと虫の声しか聞こえてこない。
ジンは一人湯に浸かり先程のフウの言葉を反芻していた。
(せかんどばばじじか…)
何でも西洋で発見された女の心理らしい。初めて男と閨を共にする以上に、二度目の方が肝心だとか。ここ数日のジンの危惧は何であったのか。
「女とはわからん」
そう呟くと湯に身を沈めた。
じゃり…背後で小石を踏む音にジンが振り向くと慌ててフウがしゃがみ込んだ。
「アッチ向いてて!」
何を今更と思いつつフウの恥じらいがジンには微笑ましい。言われるままに顔を背けてやる。
ちゃぽん。ジンから少し離れて湯に浸かる。
「気持ちいいねー」
「こんなとこに温泉あったんだー」
「ムゲンも来ればいいのにーってまた出かけてるみたいだけど。ったくしょーがないなー」
「ま、一緒に入るなんて絶っっっ対、やだけど」
矢継ぎ早に喋りだす。
「フウ」
ジンに名を呼ばれ見る見る頬を赤らめる。耳まで赤い。
「ジ、ジン眼鏡おいてきたのー?ま、伊達だから必要ないかっ。こんなとこで眼鏡なんてかけてたら曇って何にも見えないしー」
いっそそのほうが良かったのにと思いながらフウは口を閉じることが出来なかった。これから起こることを考えまいと必死に喋り続けていた。
「フウ」
もう一度名を呼びフウの華奢な手首を掴むと自分の方へ引き寄せる。
「こっちへ」
湯の中だ。フウの軽い身体は簡単に胡坐をかいたジンの膝に抱えられてしまった。
「あ…」
すでに硬くなっているジンのものがフウの柔らかな尻にあたった。
「どうした?」
フウの背中越しに顔を覗き込むと目を眇めた。やっぱりこういうところは意地が悪い。フウの反応をみて楽しんでいるのだ。
「ばか…」
つづく
早速読んで頂いてdです!
真理谷師匠Loveいいですね〜! 師匠Loveだと、フウじゃなく、ジンやっちまいそうで恐い自分が見えますw やはり門弟って線は外せませんねーw
いろいろお言葉頂けると大変励みになります!
GJ〜!!寝る前にのぞいてみてヨカッタ!!萌え萌え〜。
つづき楽しみに待ってます!!がんばってください!!
真理谷師匠LOVEの弟子たち →全員ジン狙い!!??
おお、ジンフウまた来てたか、嬉しや。
続きも楽しみにしてる。
鬼畜の相手だけど、別に無理に同門の弟子でなくても、
どこぞでジンに難癖つけ、逆に切られて逆恨みしてる相手とか、
その仲間とかでもいいんでね?あるいは、フウがどこかで
モメごと起こして、ジンが助けたとかでも。
いくらでも考えるのに付き合うから、数字板っぽい話は
ほどほどに頼む。
650 :
640:2006/04/25(火) 07:09:56 ID:StcwSzxE
朝っぱらからゴチでGJ!後でゆっくり読ませてもらいます。
スレ消費、こればっかりは己の一存ではアレでした…
過疎った時の保守や、新スレが立ったときのの保守にでも投下してもらえれば嬉しいのですが…
鬼畜悪役、一度、真っ向からジンに向かって敗れてるというのは?
そのときフウに惚れて、ジンに屈辱も与えられるしフウも好きに出来るし、で、拉致陵辱。
皆様のお陰で大分鬼畜ヤローのディティールが固まってきました。dです。まだ続き手をつけてませんがもう少し温泉に浸って(ry
埒る時の小道具、火薬玉って名前でいいのだろうか…?一服もった方が楽だけど騒ぎを起こしときたい。アドバイスありましたらお願いしまつ。
>>649 衆道は武士の華と妄想がモーホーに暴走してしまいました。以後気を付けます。
652 :
―獣 哭―:2006/04/25(火) 20:27:42 ID:EY7U4KkY
「…んっ…やめ…くすくったいっ」
フウを膝に乗せ、ジンは執拗に耳を貪っていた。
「くすぐったいだけか?」
耳の奥まで舌を差し込み舐める。耳たぶを咬み、フウに聞かせるためわざと音を立てて吸う。
ジンの責めから逃れようと必死に身をよじるが許してくれない。耳から背筋へなんともいえない感覚がざわざわと走る。おかしくなりそうだ。
「んっっっくっ、やあああーーーっ!!」
やがてその感覚がフウの身体の奥で弾け変化した。強烈な快感へと変わっていったのだ。
「あんっ・んっ・んっ・んっ・ああーーっっ」
溢れる声を押さえることが出来ない。
「やはり、耳が弱いな」
そういってジンは女陰に指を這わせた。
「こんなになっている」
湯の中で擦り上げられるそこは、フウから溢れだすものでぬめり帯びているのだろうジンの指がなんの抵抗もなく行き来する。
フウがずっと触れて欲しかった場所。焦らすようにするすると弱い刺激しか与えられずフウの腰は無意識のうちに揺れ始めていた。
「欲しいのか?」
ジンのあからさまな問い掛けにフウは抵抗する気力もなく、頷くことしか出来なかった。
「私もだ」
そう囁くと軽がるとフウを抱えあげ一気に奥まで貫いた。
初めてフウが自分により与えられる快感を求め、ジンを欲したということに大きな満足感を得ていた。
(征服欲か…あきれたものだな)
そう自嘲せずにはいられないジンであったが、それが愛するものに求められる喜びであるということを心の奥で感じていた。
(あたしの中がジンでいっぱいになってる―――)
そう思うとじくじくとフウの中が収縮し愛しい男を締め付けた。
653 :
―獣 哭―:2006/04/25(火) 20:36:19 ID:EY7U4KkY
大きく足をひろげられ、ジンの手が内股を撫でる。そして陰核に触れる。敏感なところを擦られ、激しく揺さ振られた。フウの喘ぎはやがて細い悲鳴に変わっていった。
「やぁっ・あ・あ・あ・あーーーーーっ」
フウの奥から大きなうねりが巻き起こり快感の渦にのみ込まれていった。
フウの痙攣がやむとジンは己を引き抜き優しく口付けを与えた。まだ呼吸の乱れが治まらないフウは苦しげに応える。そっと唇を離すとフウの手をとり岩肌へと導く。
「ここへ」
ジンは大きな岩に手をつかすと腰を支え、張りきった男根でフウの女陰を擦った。
「やだ…恐い…」
あられもない姿が月の光に照らしだされ、獣のような姿で交わるのかと思うと俄かに恐怖が走った。
「大丈夫だ…恐くない」
そう囁きジンは嫌々と首を振るフウを宥めるように背中に口付けを落しながら、ゆっくり己を収めていった。
「ああっ…」
感じるところをジンのものが擦りながら埋め込まれていく快感に思わず声をあげ、背を弓なりに反らした。
一番奥まで収めると今度はゆっくりと引き抜いていく。
「ゃあ…っ」
あまりの快感に膝ががくがくと震えだした。
幾度も挿入を繰り返され、段々と穿つ速さが増していく。フウは自分に何が起こっているのかも分からず、ただただ声をあげ続けることしか出来なかった。
身体の奥から膨れ上がる何かが弾け全身に痺れが走る。そして意識を手放した。
654 :
―獣 哭―:2006/04/25(火) 20:45:46 ID:EY7U4KkY
気が付くと平らな岩の上に寝かされていた。ひんやりとした岩肌が火照った身体に心地よかった。傍らには心配そうに見下ろすジンがいた。
「すまない…無理をさせた」
まだ頭の中がぼんやりしていたがジンの切なそうな顔をみると胸がとくんと鳴った。
「湧き水だ。飲むといい」
そう言って竹筒を渡す。
フウはこくんこくんと喉を鳴らして水を飲んだ。
「動けるか?」
「うん」
「明日に差し支える。そろそろ戻ろう」
ジンの言葉に少し驚いた表情で見つめ返す。
「どうした?」
フウの様子にジンが問う。
「だって…ジンがまだ…」
フウの答えにふっと微笑むと
「いいんだ」
そういって軽く口付けた。
「よくない!ここに座って!」
フウの勢いにどうしたのだと思いながら言われるままに岩に腰掛けた。
フウはジンの前に膝をつくと意を決したように股間に手を伸ばした。
「おい待て」
ジンが止めるのも聞かず、陰茎に手を添えると顔を近付ける。
「フウ!」
ちろちろと舌を這わすと先端を口に含む。
「フウ、やめっ」
拙い舌技だが喉の奥まで飲み込まれジンの男根はむくむくといきり勃つ。
勢いを増したジンの物に圧迫され苦しいのだろうフウは目尻に涙を浮かべ、それでも健気に行為を続ける。
「もう…いい」
ジンは無理矢理フウを引き剥がした。
「あたし…下手…?」
不安げに問うてくる。
「そうじゃない、私がもたない」
そう言うなりフウを押し倒すと両足を肩に担ぎあげフウの中に解放を求めひくつく男根を沈めていく。
激しく穿つその一瞬一瞬にフウへの想いが溢れていく。そして一気に昇りつめるとフウの中へと欲望を放った。
つづく
うわーうわーGJ!! 毎日執筆お疲れ様です。つづきも楽しみに待ってます〜
>>649 確かにここは数字版ではなナイ。失礼しました。
今回エロなしです。すみません。一部、微グロあるんで※付けときますから苦手な片はスルーして下さい。
>>650 真っ向から(ry 頂きました。ついでに後ろからもやってみましたw
>>655 いつもdです。お気遣い感謝!頑張ります。
では投下させて貰います。
657 :
―獣 哭―:2006/04/26(水) 18:24:33 ID:1wEM2/VN
覚束ない足取りのフウを抱えるようにして宿に戻ったのは半刻ばかり前のことだ。
ムゲンはまだ戻ってないようだった。敷いてある夜具の横にもう一組広げようとするジンに一緒に寝たいとフウは言った。ジンは黙って従った。
二人で寝るには窮屈であったが、精も根も尽き果てたフウはジンの腕にしがみ付くと瞬く間に眠りに落ちていった。
ジンはここ数日抱えていたわだかまりから解放され、打って変わったこの幸福感に酔い痴れていたかった。が、昼間感じたあの不穏な空気が何であったのかが気になった。
暫く思いを巡らせていたが、いつしか心地よい疲れにジンは眠りの淵へと沈んでいった。
がたっ…ごとん!
「!」
不振な物音にジンは跳ね起き枕元に置いてある愛刀を掴むと鯉口を切り身構えた。
きな臭いにおいが鼻を突く。
咄嗟に襲い来るであろう衝撃に備えフウに覆い被さった。しかし衝撃は訪れることなく火薬玉かと思われた物からもうもうと煙が吹き出していた。
「ぐふっ、しまった!フウ!!」
フウを抱き起こし肩に担ぎあげようとしたが身体に力が入らず、フウを抱えたまま崩れ落ちていく。
薄れ行く意識の中、耳鳴りのように響く男の笑い声を聞いた気がした―――。
「うっ…」
冷たい衝撃に反応する。
泥の中から這い上がろうと懸命にもがく。
身体が重い。浮上できない―――。
ジンは絡み付く無数の手から逃れようとあがいていた。
「久しぶりだな。ジン―」
唐突に男の声が自分の名を呼ぶ。その声にジンの意識が引き戻された。―目を開ける。
頭の芯がずきずきと痛んだ。瞬時に状況が把握できない。
ぼやけた視界に映る、水溜まり、足、すすけた板目、前髪から滴り落ちる雫…。いきなり髪を掴まれ項垂れていた頭が持ち上げられる。
「懐かしいじゃないか、ジン―」
顔を近付け男が言った。
まだ焦点の定まらない眼を細め、男の顔を見た。
「高…山…孝之信…」
霞のかかった脳裏に浮かぶ断片的な符号が、ぼんやり意味を成していった。
658 :
―獣 哭―:2006/04/26(水) 18:29:21 ID:1wEM2/VN
あれはいつの頃だったか―――。
数年前、ジンは無住心剣流、真里谷円四郎の一番弟子として師の開く木更津の道場で日夜修業に明け暮れていた。
高山孝之信。
僅かな間だが、相弟子として同じ師の教えを受けた男だ。
後家人、高山信之の三男。妾腹ではあったが三人の息子の中、剣術に秀でていた孝之信に期待をかけ、不敗伝説を誇る真里谷円四郎に師事させた。
門弟の多くは食うのもままならない貧乏武家の子息や、剣で身を立てたいと師事する商家や百姓の出の者たちだ。その中で孝之信は異彩を放っていた。
それは出自によるものだけではなかった。
稽古中、得意とする下段から繰り出す連続の突きで相手を打ち倒し、勝敗が決まっているにも関わらず攻撃をやめない。倒れても執拗に打ち据える。
この男に再起不能にされたものは一人や二人じゃなかった。
或るときなど新しい刀を手に入れた試し切りだと、馬の首を一刀打に切り落としてみせた。
そんな孝之信の異常さを門弟たちは畏怖した。
あまり他人に関心を示さないジンでさえ、常軌を逸した孝之信の振る舞いに嫌悪感を覚えていた。
一方、孝之信も元来、己以外は眼中にない男だったが、いつも一人取り澄ました顔でいる男、ただ毎日黙々と剣の稽古に打ち込むジンに興味を持っていた。かなり腕が立つという話だがいったいどれ程のものか。
だが師範代を務めるジンとは中々竹刀を合わす機会がなかった。
ある日、好機が巡ってきた。
四六時中稽古に費やし、滅多に町に出ることのないジンだったが、この日は研ぎに出していた愛刀を受け取りに町に出た。
よくジンは、真里谷円四郎の一番弟子を斬って名を上げようという剣各に命を狙われた。
先日もいきなり斬り掛かってきた男の刀を受けた拍子に刃こぼれしてしまったのだ。
研ぎ屋からの帰り道、なにやら往来に、人だかりが出来ていた。
見ると騒ぎの中心に高山孝之信がいた。傍らには頭を地面に擦り付けて謝る少年。町の者が遠巻きにその様子を眺めていた。
「小僧、これはいったいどういうことだ」
「ごごごごぶれいをっ」
抜き身の刀を目の前に晒され、少年は恐ろしさのあまり言葉に詰まる。
少年の周りには炭が転がっている。孝之信の袴が黒く汚れていた。大方、炭売りの少年が誤ってぶつかり袴を汚してしまったのだろう。
孝之信は目の端にジンの姿を捕えると僅かに片頬を上げた。
「無礼討ちだ。成仏しろ」
少年の首目指して剣を振り下ろした。
キンッ
すんでの所で刀が止まった。飛び出しざまに剣を抜いたジンが逆手で刀を受けていた。
命拾いした少年は腰を抜かしたのかその場で氷りついている。
「ジン―。なぜ俺の邪魔をする?」
驚く様子もなく愉快気に問うてきた。初めからジンが止めるであろうと分かっていて挑発したのだ。
「無駄な殺生はよせ」
抑揚のないジンの声に僅かに怒りが滲んでいる。
「無駄?この俺が殺したいのだ。俺が楽しむ事に何の無駄があるという?」
そう言って蛇のような目を向けた。
「俺の楽しみを奪ったからには、代わりに相手をしてくれるんだろう?」
孝之信は猛寧に笑った。
「同門での斬り合いはご法度だ。師の許しなく斬り合うわけにはいかん」
そう言うと剣を納め背を向けた。
「そうか」
ずしゃっ!!
「!?」
鼻を突く血の臭い。ジンが振り替えると、何が起こったのか分からぬという表情を浮かべたまま、少年の頭と胴が離れていた。
「なにをっ!!」
その惨劇に一瞬呆然とした。まさかここまでするとは思っていなかった。何故こんなことを!?
「ひひひ人殺しーーー!」
遠巻きに眺めていた見物人たちが、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
「やる気になったか?ジン―」
そう言って血に濡れた刃先を舐める。
ジンは刀を抜いた。
構えは取らない。
漸くこの男と剣を交えることが出来る――。薄笑いを浮かべた孝之信が間合いを取り構えた。
にやりと笑うと得意の突きを繰り出してきた。確かに速い。切っ先もするどい。だがジンは紙一重で攻撃をかわしていく。一度、鍔を合わせたあと再び間合いをとる。
束の間見合った後、孝之信は素早い動きでジンの懐に飛び込むと喉元に突き込んでいった…筈なのにジンの姿が視界から消えていった。
孝之信の動きを見切ると身を沈め、かわし、なぎ払った。
その衝撃に孝之信の手から刀が弾き飛ばされた。
今まで自分の突きをかわせた者などいなかった。あの速さ、桁が違う。痺れる手を押さえ孝之信は言った。
「斬れ――」
己の敗北に打ちのめされている男に
「おまえの処断は師の決めること。私にその権限はない」
そう言って再び背を向け歩き出した。
剣に敗れただけでも大きな屈辱であるのに、この男は自分のことを歯牙にもかけない――脇差しを抜くとジンの背中めがけて斬り掛かった。
刹那、振り向きざまに抜刀したジンはすんででかわすと己が剣を孝之信の喉元に突き付けた。
「たとえ師が許しても、おまえは斬らない。斬るに値しない」
ジンは切っ先を喉に滑らしつづけた。
「おまえを斬っても刀の錆びになるだけだ」
そう言うと三度男に背をむけた。
つづく
GJ!! ジンかっこい〜!!
いよいよ いよいよなシーンですね!?
最近このスレにやってくるのが日課になりました・・・・。
そうなんです、いよいよなんですw ただ今、苦悩中です
そこで質問ですが凌辱ねちっこくいった方がいいですか?それともフウが可愛そうなんでサラリと流してその後の…
シチュは浮かびまくりですがフウやられまくる時のジンの台詞が思いうかばない…orz
GJ!ジンフウ萌え〜ジンかっこいい〜!
すごい面白いよ。自分の書きたいように書いていいと思う。
楽しみにしてる〜
なにげに「せかんどばばじじ」ワロスw
真っ向から勝負、楽しませていただきました。
孝之信の声が馬ノ介の声でリプレイされましたわw
自分の書きたいように、時間かかっても全然オケですので頑張って下され。
いつも読んで頂いてdです
寝る間を惜しんで何とかメイン?書き上げましたw
ここまでやっちゃったような、ここまでしかやってないような…自分的には凌辱ですが純愛です
チェックが済みしだい…一応あれでもチェックして(ry
だいたい、いつもの時間に投下出来るかとと…
今更ですが孝之信の台詞にある「――」は"間"です
悪役特有の間だと思って読んで貰えると助かります
>>662 エロにも笑いを盛り込まないと気が済まない関西人だけどセンチメートルにはかないませなんだ
>>663 自分は馬に昇龍とシレンをふりかけてます
665 :
―獣 哭―:2006/04/27(木) 18:36:47 ID:1VvekvgV
「懐かしいじゃないか、ジン――」
口元に薄ら笑いを張りつけてジンを見下ろす。
「…高…山…孝之信…」
声がかすれる。ジンの胸に木更津での苦い思いが甦った。自分が死んだことに気付いていないあの少年の目が脳裏に浮かぶ。
あの一件で孝之信は破門となった。以来消息も知らなかった。
「なんの真似だ」
漸くはっきりしてきた頭で辺りを探る。
薄暗い板間の部屋。荒れてはいるがかなり広い。長い間放置されていた廃寺のようだ。薄暗いが明かりはつけていない。朝…それとも昼頃か…どれだけ刻が過ぎた?
顔に滴る水に、床に広がる水溜まり。桶。身体を動かそうとすると軋むような痛みが走る。
ジンは下帯ひとつで柱を背に後ろ手に縛られ、座わらされていた。ジンと孝之信。他に人の気配はない。
「女はどうした」
ジンが低く唸る。
「まあ待て。こうして再会したのだ。まずは旧交を温めようじゃないか、ジン――後で宴を開いてやろう」いかにも楽しげに目を細める。
「女だ、ここにいるのか」
ジンは自分だけがここへ連れて来られたのだと思いたかった。
そんなジンの焦りを見透かしたかのように孝之信は笑った。
「くっくくく…女?昨日おまえが連れていた小娘のことか?いつも取り澄ましていたおまえがまさかロリコンだったとはな――笑える話だ」
「私に用があるならさっさと済ませろ」
「しかし驚いたな」
ジンを無視して話を続ける。
「真里谷を斬って行方を眩ましたと聞いた時にも驚いたが――まさか女連れでこんな所をふらふらしていようとはな」
ジンは自分の問いに答えない男に苛立ち、睨み付けながらなんとか戒めを解こうと身をよじる、がキツク縛られた両の手首の縄らしきものは食い込むだけで弛む気配はない。
「ふ…こんなせっかちな男だったのか――おまえは。分かった、おまえが主賓だ、楽しんでもらおう」
おい、と外に声をかけると背後でがたがたと戸の軋む音がした。
「フウ!」
孝之信とは違い武士とは見えぬ風体の男に、引き摺られるようにしてフウが連れて来られた。
「…っ」
ジンの声に答えようとするが目隠しに猿轡をかまされ、両手を前で縛られたフウは声を上げることが出来ない。
「フウをはなせっ!!」
初めて聞くジンの怒鳴り声だ。ジンは激昂していた。「おまえが用のあるのはこの私だろうっ!!」
ジンは激しく身をよじる。柱を折るつもりなのか…だがそれぐらいで折れる柱ではない。
孝之信は愉快でならない。
孤高の人きどりのこの男がこれほどまでに取り乱すとは――心底愉快でならなかった。
「そうだ。俺が用のあるのはおまえだ、ジン――あの日以来忘れたことはなかったぞ。どれほど恋い焦がれたことか。やっとおまえに会えた――存分に楽しませて貰おうか」
そう言ってフウをジンの前に引き摺っていくと刀を抜いた。あの少年の目が浮かぶ。
「やめろっ!!殺るなら私を殺れっっ!!」
孝之信はにやりとほくそえむとフウの夜着を切り裂き剥いでいった。
フウがかがみ込んで抵抗するが、軽がる引き起こすと素っ裸にしてジンの前に晒した。
「どうだジン――いい眺めだろう」
「たのむ…やめてくれ…」
怒りに声を震わすジンの姿に孝之信は激しい昂揚感を覚えた。あの日、自分を歯牙にもかけなかった男、斬るに値しないと言った男、ただ一人俺を打ちのめした男が、たかが小娘一人のためにこの俺に哀願している。
まだだ、まただ、もっと俺を楽しませろ―――。
666 :
―獣 哭―:2006/04/27(木) 18:47:18 ID:1VvekvgV
「一蔵あれを」
「はい」
一蔵と呼ばれたならず者風の男が返事をする。一蔵はすぐさま懐から小瓶を取り出すと孝之信に渡す。
「これが何か分かるか?南蛮渡来の媚薬だ――なかなか高価なものだが、おまえのために使ってやろう」
怪しげな液体をたらたらと掌に落とすとフウの身体に塗り広げていく。
一蔵がフウの身体に淫猥な視線を這わせていた。それに気付くと
「くくくっ…一蔵、おまえも宴に招いてやろうじゃないか。女のあそこに塗ってやれ」
一蔵に瓶をほる。孝之信は薄笑いを浮かべ、ジンの反応を楽しむようにフウを後ろから抱くと、乳を腹を撫で回す。一蔵は欲に走った目でフウの秘所に手を這わせた。
男二人の手から必死で逃れようとあがいていたフウは媚薬の効果が出始めたのか苦しそうに息を荒げ始めた。
声を枯らす程に罵り、叫び、哀願していたジンだが、地獄のような光景に言葉を失っていた。
(私が…私があの時、この男を斬ってさえいれば――!)
これほど悔いたことはなかった。
「もう、やめろ…早く私を殺すがいい!!」
「おまえの仕込んだ女の味はどうかな――」
そう言ってフウの目隠しを外した。フウとジンの視線が絡まる。フウの目からとめどなく涙が溢れだしてきた。ジンは―――怒りと悲しみ、そして絶望の入り混じった色を湛えた目で、苦しげにフウを見つめることしか出来なかった。
「女、おまえの男に手をつけ――早くしろ」
言うとおりにしないと男を殺すとでも言うように刀をジンの喉元に突き付ける。
「フウ、私のことはいい。大丈夫だ。チャンスがあれば逃げろ」
思いがけないジンの言葉に
「チャンスー?どこにそんなものがあるんだ?愉快な男だな、ジン――」
切っ先でジンの首を擦る。つーっと身が切れ血が滲む。フウはしゃくりあげながらジンの肩に一つに纏められた手を着いた。
(何も――何も出来ないのか…私は…)
絶望とはこのことか――ジンは思い知らされた。
孝之信はフウの腰を乱暴に掴むと一気に雄をねじ込んだ。
「っ…おまえの女は中々具合がいいな。俺を締め付けてくる」
「…っ」
男の容赦ない責めに、声にならない声をあげる。
フウは塗りこまれたものによって高められてはいたもの、まだ男に慣れていない幼い身体には孝之信のものは苦痛でしかなかった。
初めてジンを迎え入れたときは痛みと恐怖に涙したが、一方的にフウを犯す孝之信の行為に、改めてジンの想いの深さを知った。
しかし薬のせいか、心とは裏腹に男を飲み込んだそこが疼き始めた。
望まずとも身体の奥に熾る熱に、思わず腰を揺らしてしまいそうになるのを懸命に堪える。
もういやだ、おかしくなりそうだ。
(見ないで、見ないでよー、ジン…)
フウは残酷なこの現実から逃れたくて、ぎゅっと目を閉じた。
「フウ、フウ、私を見ろ。私を見るんだ、私だけを」ジンは優しく繰り返しそう語りかけた。想う心の全てを込めて。
まるで誰が、どんな男が、フウを通りすぎようとも、フウは誰のものでもない、自分だけのものだと伝えるように、誇示するように。
その声にフウは目を開きジンを見た。ジンもしっかりフウの眼差しを受けとめる。涙に濡れた赤い目をみつめる…。
そんな二人をあざけるように男はフウを揺さぶり続けた。おまえの女の中にいるのはこの俺なのだと――。
やがて背を反らせると硬直した刹那、
ジンの目を見つめたままフウは果てた。
男は激しく腰を打ちつけ身体を震わすとフウの奥に精を放った。
溢れ出た白濁がフウの内腿を伝った。フウは解放されがくりと床に膝をついた
667 :
―獣 哭―:2006/04/27(木) 18:54:28 ID:1VvekvgV
「中々おまえの女はいい味だった。だがあからさまに睦まれると面白くないな――」
孝之信は刀の鞘でジンの股間を擦る。
「ほう――自分の女が他の男にハメらても勃つんだな」
さげずむように孝之信はいう。だがもうジンは孝之信の言葉には反応を示さない。何を言ってもこの男には通じないと思い知らされてからはジンの目はフウしか映さなかった。
孝之信はジンの態度に、圧倒的有利に進めてきたこの勝負が振り出しに戻ったような焦りを覚えた。自分の言葉に感情を動かすことのない、自分より優位な男――ジン。
自分の存在を決して認めようとしないこの男を地の底まで貶めたい――再び歪んだ思いが膨れあがる。
「一蔵、この男にも塗ってやれ」
「はい」
一蔵は言われたとおりジンのものを引き摺りだすと、南蛮渡来の媚薬とやらを塗り始めた。
「…!っ」
ジンの股間にじりじりと熱が集まり硬く勃ち上がり始める。孝之信は目を眇るとジンの髪を結わえている紐を解きジンの根元をキツク縛った。
「挿れろ」
張り付くような薄ら笑いは消えていた。
のろのろと立ち上がるとジンを跨ぎ、縛られた手首を首に回した。フウは自分の顔をジンの肩に押しつけると嗚咽を漏らした。小さな身体を震わせ泣いていた。
「…すまない……私のせいで…」
やっとの思いで絞りだす。
今すぐ、折れるほどにフウを抱き締めてやりたい――戒めはそんなジンの些細な望みも許さない。
フウはジンの言葉に顔を見つめた。そして嫌々をするように首を振ると愛する男と一つになった。
自分の中にあるのは下卑た男の指でも、蛇のようなあの目でジンを苦しめる男のものでもない――。自分を汚した全てを払拭しようと懸命に腰をふる。愛しい男のもので清めようと。
フウの想いを受けとめるよいにジンはフウを突き上げた。出来ることなら例え一瞬でも忘れさせてやりたかった。
そして願った。一瞬、一瞬がこの想いに紡むがれ永遠になるようにと…。
つづく
ほうっ。 思わずため息が漏れました・・・。面白いです。
ぐーーじょっ!!です。素晴らしい・・。
つづき楽しみにしてます。
669 :
―獣 哭―:2006/04/28(金) 19:43:19 ID:D097rjOl
ジンは解放を求めて浅ましく腰を揺らし続けていた。
いったい、いつから淫靡な責め苦が続いているのか、もう分からなかった。
ジンのものはキツクせき止められているせいで、どんなに熱を放ちたくても許されない。
膝の上には、傷つき、疲れ果てたフウがいる。ジンの命を守ろうと…。
何ものにもかえがたいフウを守れなかった…汚してしまう、壊してしまう――!
あの少年を殺したように。
どれだけの刻が過ぎたのか、もうまともに思考する力は残っていなかった。
地獄のなかで曝けだす己の本性に責め苛まれ、打ちのめされる。
ジンは哭いていた―――心の深淵によどむ、澱にまみれて哭いていた。
孝之信は酒を飲んでいた。
二人が繰り広げる痴態を肴に目を据わらせ盃を傾ける。そして考える。
この男に抱き続けた執着が何なのか、今なお味わっているこの敗北感が何であるのか醒めた頭で考えていた。
孝之信は退屈していた。いつ、どの瞬間も退屈していた。孝之信にとって人生とは退屈な日々の繰り返しでしかなかった。
だから少しでも退屈から逃れたくて剣を振るった。人を斬った。血を噴き出し、断末魔にあがる叫び、その瞬間垣間見える、何もない絶対零度の世界に興奮した。
他人が恐れをなす奇行も単なる退屈しのぎでしかなかった。
ジンに関してはどれ程の力か見てみたいと興味を覚えたのが発端であるが、自分と同じ臭いを持つ男だと直感的に嗅ぎとっていた。
同じ臭いとは、孝之信が恐れる退屈とジンの抱える空虚のことだ。退屈から逃れたくて剣を振るう、空虚さを埋めようと剣を振るう。どちらも金の為でも名を上げる為でも、幕府に、主君に従事する為でもない、自分の為だけの剣。自分以外何者も必要としない剣――。
同類だった。そんな男と剣を合わせてみたかった。負けた時は斬られたかった。自分を屈辱の淵に沈めた男、同じ臭いを持つ男に。
なのにこの男は自分の存在を認めず、死すら与えようとしなかった。
孝之信は憎んだ。復讐したかった。この男が一番苦しむ形で――自分と同じ屈辱の淵へ沈めてやりたかった。この男と対峙している時だけ、孝之信は退屈から逃れることが出来た。
真里谷に破門された孝之信は父の元には戻らず、辻斬りを始めた。人を斬って束の間の充足感を味わい、奪った金で腹を満たす。結構なことだ。
一蔵もそんな孝之信の暇つぶしで命を落とす所であったが、必死に命乞いをする男をみて、こういう男を一匹飼のも悪くない、役立つこともあろう、と気紛れを起こし以来連れ歩いていた。
殺す――奪う――欲を満たすをただ繰り返し月日が過ぎた。そんなある日、片時も忘れることの出来なかった男――ジンを見つけた。
だが再開したジンからは自分と同じ臭いを嗅ぎとれなかった。
どんなに苦痛を与えても自分より優位にいる――そこには変わりなかったが。
今、理解した――。
自分は逃れようとあがくだけだったが、この男は埋めようと求めもがいていたのだ。
おまえは手に入れたのか――求めていたものを。俺には得られないものを。
つまらんな―――そう結論付けると途端に興味が褪せていき、退屈に襲われる。
「――宴は終わりだ――」
そう言って立ち上がり剣を抜いたのはフウが幾度めかの絶頂をむかえ意識を失い、ジンの膝から崩れ落ちた時だった。
670 :
―獣 哭―:2006/04/28(金) 20:08:29 ID:D097rjOl
がたんっっ!荒々しく戸を蹴倒す。
「だっ、うぐぅあーーーーっ」
断末魔の叫びと同時に強い鉄錆のような臭いが充満した。一蔵が自分の流した血の海に突っ伏し、こときれた。
孝之信は咄嗟に標的をジンから侵入者に切り替えたが、壊された戸口から差し込む西日に一瞬目が眩んだ瞬間、手から刀が弾き飛ばされていた。
「わりぃ、遅くなった」
瞬時に、この状況を理解したムゲンは怒りを殺し表情の無い顔で言った。
ムゲンが明け方近くに宿に戻ると、寝静まっている筈の宿屋に煌煌と明かりが灯っていた。
何事か、あたふたと走り回る女将に聞くと、眼鏡をかけた侍と連れの娘が何者かに襲われたようだと。慌てて部屋に駆け込むと二人の姿はなく、乱れた夜具の傍らにジンの眼鏡と刀が残されていた。これはただごとではない。
ジンの刀を引っ掴むとムゲンは二人の行方を追った。
漸く、山の中腹にある廃寺を見つけたのは日も傾き始めた頃だった。
ムゲンは倒れているフウに目をやった。ムゲンの顔に苦痛の色が浮かぶ。膝をつき自分の着物を脱いでかけてやる。
かたん――ジンの前に宿から持ってきた刀を置いた。
ざし――手首の戒めを切る。
「てめぇで、かたぁつけな」
そういうと寺から出て行った。
長い間、拘束されていた身体は自由が利かなかったが、刀を支えに気力で立ち上がると傍らに横たわるフウを見る。そして孝之信を見た。
氷のように何の色も浮かべない感情の消えた視線が孝之信を刺した。
「拾え」
その言葉に孝之信もジンから視線を外さず、ムゲンに弾かれた刀に手を伸ばす。
静寂の中、殺気が走る。
刹那、互いの剣が空を切った。
孝之信の渾身の突きを真っ向から受けとめ、切っ先で払うとジンは孝之信めがけて剣を振り下ろした。
男の躰をジンの白刃が数太刀、舞った。
一撃必殺、真剣で斬り合う時ジンの太刀は確実に相手の急所を切り、裂き、刺し貫く。だが、倒れた男の身体に走る、口を開け血が溢れるその場所は全て急所を外していた。
「…安らかな死など与えない」
刀に付いた血を振るうと鞘に収め柄を両手で握った。血溜りに大の字で倒れている孝之信を見下ろし、鞘の先端を喉に押し付け力を込める。
ぐしゃ
嫌な音が響く。
「…っ!」
喉を潰された孝之信は声にならない呻きをあげる。
だんっっ!!
「――――――――っ―――――――――っ!!!」
再び柄を握り直すと男の股間を潰した。
「地獄を…味わうといい」
孝之信は想像を絶する痛みにのたうちまわった。気も狂わんばかりの激痛に悶絶する中、孝之信は興奮していた――最後まで――楽しませてくれるじゃないか―――
ふらふらとフウに歩み寄るとジンは崩れるように膝をついた。
震える手を伸ばす。
そっと抱き起こすと愛しい者をその胸にかき抱いた。
荒れ寺に男の咆哮が響く。獣のような男の叫びはいつまでも止むことはなかった。
おわり
671 :
予告?:2006/04/28(金) 20:18:32 ID:D097rjOl
長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。おかげ様でなんとか書き続けることができました。
原作であんなことになってしまったジンを幸せにしたくて書き始めたのに、こんなことになってしまいましたw すまないジン。
また萌が充電できて完結編が書ければいいなと…
―回帰線― プロローグ?
ムゲンが優しくなった。
前ほど一人で出かけなくなった。たまに出かけても土産だーとかなんとか言って、団子やら飴やら買ってきてくれる。それに今まで「おい」とか「おめぇ」とか言ってたのに「フウ」なんて名前で呼ぶようになった。
ジンは―――。
元々無口なのにいっそう喋らなくなった。
ただ黙ってあたしのそばにいてくれる。いつもあたしを見てる。
悲しそうな、苦しそうな、そして優しい目で。
あの日―――あの恐ろしい日以来、あたしは言葉がはなせない。
声は出せるのに、話そうとすると言葉にならない。ジンとムゲンが色々お医者に見せてくれたけど、良くならなかった。
旅の途中で出会ったお坊さんの話だと、すっごく辛いことや悲しいことがあると、こんなふうになったりするんだって。
言葉が話せないって、とっても不便。伝えたいこと伝えられない。切ないなー。
色々あったけどあたしたちはまた、旅をつづけている。
向日葵の匂いのするお侍――あたしの父、霞清蔵をさがして。
つづく
↑予告?打って自分を追い込んでみるww 次回は三角関係(3Pではないとオモ)あたりを書いてみたいと思う今日この頃。
妄想を刺激する雑談、職人さんの降臨お待ちしてます。
獣哭ラスト、改行おおすぎエラーが…。改行にも制限あるのか!何度も改行減らしてやっとアップできた。焦った…
ネ申GJ!!!
お、まだ続きが読めるのかラッキー。
GJ!
ジンイイヨジン!
読み応えがありました。続きも楽しみにしてるぞー!
おお、続きを望んで下さりdでございます。
ただ今、DVDを観つつ妄想を掻き立てようと四苦八苦。
あんな酷い目にあったんだから言葉が出なくなった→なんやかやあってラストは(ry と安易に振ってしまい・・・・喋れねーんじゃ会話で話進めらんね?おまけにジンはいっそう無口?…筆談?…暗澹たる思いでいますorz
余談ですが獣哭、ヤローのナニをチン切ってやろうと思ってましたが、ジンがナニをひっ掴んで切るとこ想像したら禿萎えしたんでやめにしました。
ついでにラスト手前で延々とあのヤローのこと語ってしまいスマソ…おめぇの事なんざ、どーでもいいんだよ!と思われたでしょうが、つい奴を掘り下げてみたくなりまして…後付けなんでオカシイし…
勢いだけで書いてしまい初めコメディー〜ラスト欝と話に統一性ありませんでしたが何分チャンプルーということでお許しを…
回帰線、続き書き始めたのでもう少し妄想を形にかえることが出来たら、お目にかかりたいと思います。
お疲れ様でした。
ばっちりエロいし重たくてスリル溢れる展開にドキドキしっぱなしでした。
脇役を詳細に描くのは大変だと思いますが、よりストーリーに厚みが出ますよね。
また続きが読めるなんて嬉しい限りです。
それにしてもムゲン、オイシイとこ持ってたな…
677 :
675:2006/05/04(木) 14:23:21 ID:nAXVSUlK
続き、打てたとこまでコソーリ投下します。
今回、最終話に絡めているので原作のイメージ壊したくない方、スルーして下さい。
すいません、エロ薄いです。
>>671プロローグと思ってくだされ
678 :
―回帰線―:2006/05/04(木) 14:36:51 ID:nAXVSUlK
ぶーん。
ツノに紐を括り付けた甲虫が先頭を行く。その紐を辿るとムゲン、少し離れてフウ、そしてフウの後ろを寄り添うようにジンが続く。三人は次の宿場目指して街道をとぼとぼと歩いていた。
ついに長崎にやってきた。季節は夏の盛りを過ぎていた。
先日、フランシスコ・ザビエルの孫だと名乗るおかしな宣教師(結局偽物であったが)から百合という娘を助けた。その娘は隠れ切支丹だった。
フウは清蔵の残したされこうべの根付けを見せ向日葵の匂いのする侍のことを尋ねてみた。
するとそれは霞清蔵のことではないか、清蔵は生月島にいたが自分達は切支丹狩りに巻き込まれその後の清蔵の行方は分からないと教えてくれた。
一行は百合の話を頼りに長崎の先、生月島を目指していた。
突然フウはしゃがみ込むと袂から束ねた紙を取出し細く削った炭でなにやら書きなぐる。ジンはフウの手元を覗き込むと苦笑した。書き終えると先をゆくムゲンの着物を掴み鼻先に紙を突き付ける。
「て、なんだよ」
目の前に突き出された紙を見ると
「お〜っおれを試そうってんだな。おっしゃー、受けて立とうじゃねーか」
紙を引ったくると、旅の途中寺子屋の先生文太に、半ば暴力的に文字を叩き込まれたムゲンは成果を見せてやろうとばかりに好戦的に言った。
「なになに〜…は…ら…へ…つ…」
ここまで読むとがっくりうなだれる。
「フウ、おめぇよ。紙が勿体ねーだろーがよ!分かりきってこと書くんじゃねえ!!」
そういいつつもムゲンは楽しそうだった。フウが以前の明るさを取り戻したようで嬉しいのだ。
「まあ、待て。町についたらよ、このロドリゲスでばーんと稼いでくっからよ。たらふく食わしてやるぜ。おい、長崎にゃなんか美味いもんあんのかよ?」
ジンが答える。
「南蛮渡来のかすていらとかいうのがあると聞いたが」
「なんだそりゃー。ま、なんだぁ取り敢えず町だ。とっとと歩けー」
三人は例の如く空腹を抱えながら歩き続けた。
「んじゃ、行ってくるわ」
ムゲンはすれ違い様、鋭い視線をジンに投げつけ出かけて行った。
ここのところ路銀を稼ぐのはジンとムゲンの二人であった。
ジンは用心棒など剣を頼りに稼ぎ、ムゲンは専ら相棒ロドリゲスと甲虫相撲で稼いでいた。全国的にブームなのかこの虫相撲、行く先々の賭場で開かれている。ムゲンと相棒は全戦全勝らしい。町にさえ着けば金に困らない結構な日々だった。
フウは言葉が出ないので以前のように茶屋でバイトが出来ず二人に甘えることになった。甘えるだけではなく重荷になっている――。
二人とも決してフウを一人にはしない。どちらかが稼ぎに出る時は必ず一方が守をするといった按配だ。フウにはそれが心苦しかった。
679 :
―回帰線―:2006/05/04(木) 14:43:38 ID:nAXVSUlK
あの日、気づいたら宿で寝ていた。目を開けると傍らにジンがいた。その後ろには窓枠に座るムゲンが見えた。身体に残る鈍痛が何なのか、思い出すのにそれほど刻を必要とはしなかった。身に起こった全てを理解しフウはむせび泣いた。
「すまない…」
ジンが苦しげに絞りだす。ムゲンは何も言わず部屋を出て行った。
ジンは泣き続けるフウをただ黙って抱いていた。
どれほどの間そうしていたか分からない。ジンの胸に顔を埋めジンの匂い、温もりに包まれていた。とくんとくん…と規則正しく打つ鼓動を聞いているうち、フウの気持ちは静まっていった。―ジン―と名前が呼んでみたくて……唇を動かしたが言葉がでなかった。
ジンからその事実を聞かされたムゲンは激しい怒りにもう自分を抑える事が出来なかった。
「てめぇが付いていながら、どーゆー事だよ。ああ?」
廃寺以来、一言も口を開かなかったムゲンが地の底から響くような不気味な声でジンに問うた。そして背中の刀に手をかける。ジンは何も答えずムゲンを見返す。
「どーゆー事だって聞いてんだろーが、こらぁ!!」抑えていたものが一気に噴き出しムゲンは刀を抜いた。
その様子を息を詰めて見ていたフウは咄嗟にムゲンの腰にしがみ付いた。歯を剥いて今にもジンを斬りかねない勢いで睨み付けていたムゲンだが、自分に泣いて縋るフウを見ると、黙ってフウの頭に手を置き遣り場のない怒りと共に刀を収めた。
(あたしがこんなじゃ二人が斬りあっちゃう…)
忘れよう!もう考えない、思い出さない!――そう容易く出来ることではなかったが、無理にでも何事もなかったように振る舞おうとフウは努めた。
そんな姿が二人にはいっそう痛々しく映る。以来、ムゲンもジンを責めることはなかった。
ジンとフウ、二人は月を見ていた。雲にかかる下弦の月。儚げだが凜とした光を放つその月は、自分の胸に背をもたせ座っている愛しい者に似ているとジンは思った。
「疲れたのか」
髪を下ろしたフウの頭を撫でながらジンは静かに問う。ううんとフウが首を振る。フウはこの静かな時間が好きだった。ジンの優しい沈黙に張り詰めていた心が癒される。
あれ以来ジンとは身体を重ねていない。フウの心と身体を気遣うジンは二人で眠ることはあっても決してなにもしなかった。ただ静かにフウの眠りを見守る。雛を守る親鳥のように。
フウはそんなジンの優しさを痛いほど全身で感じていた。フウをあんな目に合わせてしまった自分を許せないでいる事も。
あれはジンのせいなんかじゃない!みんな蛇みたいな目をしたあの男がっ――どくんどくんどくんどくん…!思考があのときへ流れかけた途端、心臓が激しく脈打ち苦しくなった。身体が竦み恐怖の淵に飲み込まれそうになる。
(忘れたい!忘れさせてよ!)
「どうした?」
異変を感じ取ったジンが背中越しにフウの顔を覗き込む。何も見落とさぬようにと真剣な目がフウを捕らえる。フウは思わず自分からぶつけるように唇を重ねた。ジンは驚きに眼を見張ったが静かに目を伏せ、たどたどしいフウの口付けを受けた。
フウの背をそっと片手で支えると覆い被さるように畳へと横たえた。そして深い口付けを交わした。
舌を絡めあい深く吸いあい互いの口腔を貪りあう。息も継げない激しい接吻。頭の芯に痺れが走る。望みどおり何も考えられなくなる。
ジンの指がフウの髪に絡まり狂おしげな瞳でフウを見つめる。そして思いあまったように額に頬に耳にうなじに肩に鎖骨に口付けていく。ジンの唇の辿る後からどんどん熱が広がっていく。
そして夜着の前を肌蹴るとジンの大きな手がフウの乳房を包み込んだ…。
どくん!どくんどくんどくんどくん…フウの心臓が再び早鐘のように打ち始めた途端、あの男の目が、声が、指が、汗が、臭いが、痛みが――生々しく蘇った。
(恐いっ!)
身体が竦む、息が出来ない、苦しい…!!フウの深層が襲いかかるものから逃れようと自ずと意識を閉ざしてゆく…
「フ…ウ…」
フウの変化をただ茫然と見ているしかジンには出来なかった。
見えすぎる目は全てを悟ってしまった。自分がフウにあの恐怖を再び与えてしまった事を。フウにとってこれはあの男と同じ愚劣な行為でしかないのかと愕然とした。大切な者を守れなかった、これは私への罰なのかと…。
680 :
―回帰線―:2006/05/04(木) 14:48:03 ID:nAXVSUlK
翌朝ムゲンは赤い目をしたフウと憔悴したジンを見て思うところもあったがその件に関してはあえて何も言わなかった。
「おめぇら、朝っぱらからなに不景気な面下げてんだぁ?そんなに腹減ってんのかよ」
ちゃきーん。懐から小判を取り出すと得意げに広げて見せた。
「飯食いにくぞ!」
宿のものにこの辺りの名物料理を教えて貰い三人は飯屋へ向かった。
「はいよ、シャブシャブでござい」
そう言って店主が鍋と共に運んで来たのは皿に盛られた肉と野菜。
『なにこれ?』
フウが紙に書く。
「この辺りは南蛮の食文化が入って来ているからな」
とジンが答える。
「つーかよぉ、生じゃねーのかぁ?」
肉を摘み上げるムゲン。
「ええーそれをお湯にしゃぶしゃぶして食べるんだ。軽く火い通すぐらいで」
「ま、何でもいいや」
店主の説明も終わらぬうち食い物ならば問題なしとばかりにがっつこうとするムゲンにフウが待ったをかけると、なにやらさらさら書き始めた。
『鍋っていうのは人間性が出る!よってルールを決めます』
「あ?何わけわかんねーことほざいてんだ?」
『肉、野菜、肉、野菜と交互に…』
フウが必死に書き綴るルールを無視してムゲンが肉を頬張る。
「うめーな、これ」
『ムゲンさっきから肉ばっか』
二人のやり取りを黙って見ていたが、もともと武士は食わねど――より腹が減っては――のジン。フウのはしゃぐ姿に安心したのか鍋に手を伸ばす。
「旨い。以外といけるな」
『ジンあんたも肉!』
「世の中弱肉強食だろー」
勝手に貪り食う男二人を前にフウは書くのが追い付かない。
(ああ〜もうっ!)
フウはルールを主張するのを諦めて箸を取るとそそくさと自分の分を確保する。たちまち膳を囲み肉争奪戦が繰り広げられた。
ムゲンと肉を奪い合いながらもフウは楽しかった。ムゲンとジンと何もなかったあの頃に戻れたようで。
そんなフウの様子に昨夜のことで鬱々と気が沈んでいたジンも少し心が軽くなったような気がした。それは気休めでしかなく、まだ問題は何も解決していないと分かってはいたが。
腹を満たした一行は生月島へ渡る船着場のある町へと向かった。
フウたちが店を後にして数刻ばかりたった後、かたかたと不気味な音を響かせ、怪しげな雰囲気を纏った三人連れが店に立ち寄った。
奇妙な音の正体は車輪の付いた椅子だった。椅子には焦点の合わない目をした片足の男が座っている。その椅子を押すのは片目を眼帯で隠した男。あと一人は小柄だが手負いの獣のような狂気を孕んだ目をしていた。
「ここにムゲンという琉球の罪人がこなかったか?」
眼帯の男が静かだが威圧的な声で言った。眼帯に隠されていない片方の目には残忍な光を宿している。店主はこの男達の異形の姿にがたがたと震えだした。
「隠すつもりならそれもいいさ…」
つづく
681 :
―回帰線―:2006/05/04(木) 19:56:52 ID:nAXVSUlK
湾に面した生月島へと渡しの出ている町まではかなり距離があった。飯屋を出た後は昼食も取らず黙々と一行は歩き続けた。海沿いの街道には延々と松林が続いていた。
日も落ち今夜は野宿かと思い始めた頃、小屋を見つけた。
潮風に曝されひっそりと佇むその小屋はしっかりした作りになっており、中は狭いがあまり荒れてはいなかった。無人になってからそう時はたっていないようだ。ここに小屋があるということは近くに民家でもあるのかも知れない。
「この辺りに住むものがいないか見て来る」
そう告げると二人の返事も待たずにジンは出ていった。
(ジン…?)
フウは昨夜のことでジンが自分を避けているような気がしていた。まあこの場合ジンかムゲンが食料調達に行くのはいつもの事なのだが、ジンの様子がいつもと違う…そんな思いが拭えなかった。
昨夜の一件が重く圧し掛かっているジンはまだフウに何を話しどう接していいのか分からず、自ずと二人になるのを避けているには違いなかった。
「ふーーー。今日もよっく歩いたぜ」
小屋を見回し大きくため息をつくとムゲンはごろんと横になった。
「それにしても、ったくよ。フウ、おめぇよーただ飯だとよく食うよな。牛一匹食っちまったんじゃねーのか?」
戸口に立ちジンの姿が見えなくなるまで見送っていたフウは物思いに沈んでいた。ムゲンの声もぼんやり頭の上を通り過ぎていく。
ムゲンは話し掛けるのをやめて暫らく鋭い眼でフウを見つめていた。
「おめぇら、なんかあったのか」
唐突な質問にフウが振り返ると答えを促すようにムゲンが黙って自分を見ていた。フウは袂から紙を取り出し書きつける。
『べつになんにも』
ムゲンは起き上がるとフウの前に立ち書かれた文字を読む。がたっ、いきなりフウの両の手首を掴むと壁に押しつけた。
「なんにもないわけねーだろ?」
ムゲンらしからぬ静かな声で言うとフウの目から視線を外さず顔を近付けてきた。声とは裏腹に噛み付くような挑むような接吻。咄嗟のことにフウはムゲンが何をしているのか理解できなった。
(ム、ムゲンっ!?)
我に返り逃れようともがくが壁に縫い止められたフウは身動きがとれない。キツク握られた手首が痛む。顔を背けて必死に避ける。ムゲンはフウの手を一つに纏めて押さえ込み、空いた手でフウの顎を捉えると逃がさないとばかりに睨み付けてきた。
顎を掴まれ開いた唇の隙間からムゲンの舌が侵入する。フウの舌に激しく絡みつき吸い上げ、歯の裏を上顎を傍若無人にムゲンの舌が動き回る。
(やだ!ムゲンっ!!)
男と女の力の差に為すすべもない。
唇を解放すると顎に首に舌を這わせ着物の上からムゲンの手がフウをまさぐる。そして胸、腰、太腿へと下りていき裾から侵入し膝を割ろうとする。
どくん!息が詰まる。呼吸が荒くなる――。
「フウ!大きく息吸って吐け!!」
突然ムゲンが身体から手を離すと怒鳴った。フウは言われるままに大きく呼吸を繰り返した。壁にもたれたまま目を閉じる。呼吸が楽になった。
「…っぱりな、そういうことか」
目を開けるとムゲンが壁に手をつきフウを見下ろしていた。
「おめぇ…男が恐いんだろ。――おれはおめぇをやった野郎とおんなじか?」
ムゲンは静かな目をしていた。こんなムゲンの目を見るのは初めてであった。フウは何も答えられない。
「あいつも…ジンの奴もおんなじかよ」
フウはやはり何も答えられなかった。代わりに涙が溢れてきた。ムゲンはフウの頭を自分の肩に押しつけるとぽんと叩いた。
「泣くな」
そんなムゲンの優しい仕草によけいに泣けてきた。フウはムゲンの肩に頭を預けたまま泣いた。
不器用に頭を撫でるムゲン。ひとしきり泣き落ち着いて来るとらしくないムゲンの手の動きが気になり始めた。そんな時、ムゲンがぽつんと呟いた。
「おめぇやっぱ…胸、ねーのな」
(!!)
その言葉にフウは泣き濡れた目でムゲンを睨みつけると咄嗟に拳を振り上げる。そうはいくかとムゲンが腕を掴む。
ごとんと何かが落ちる物音に振り返ると戸口に荷を落とし色を失した顔のジンが立っていた。
だだん!ムゲンの胸倉を掴むと壁に叩きつけた。
「何をしている!」
気色ばむジンにムゲンは不適に笑ってみせる。
「見りゃー分かんだろ、こいつを慰めてやってんだろーが」
「おまえになにが…!」
胸倉を掴む手に力がこもる。
「じゃ、おめぇになにが出来る、あ? あの糞野郎のこと忘れさせてやれんのかよ!?おめぇに出来ねーんなら、おれがやってやるぜ」
挑発的な言葉にジンは言葉もなく、ムゲンを締め上げる手から力を抜いた。
682 :
―回帰線―:2006/05/04(木) 20:02:30 ID:nAXVSUlK
その後三人はジンが手に入れてきた米で粥を炊き遅い夕飯をとった。誰も何も話さない。
食べ終わるとムゲンはそのまま黙って横になった。フウは膝を抱えて座り先刻ムゲンが言ったことを考えていた。
――おれはおめぇをやった野郎と同じか――
(違う…同じじゃない。ムゲンはあたしにあんなことしたかったんじゃない)
確かにムゲンに強引に接吻され、押さえ付けられた時は恐怖に身が竦んで昨夜のように息が苦しくなった…でもムゲンがあの男と同じである筈がない。
――ジンの奴も同じかよ――
(ジンは…)
傍らで壁にもたれ眼を閉じ剣を抱えて座っているジンを見た。
薄明かりに浮かび上がる鼻梁の高い整った顔には疲労が滲んでいる。そんなジンを見ていると胸がギュっと締め付けられ、痛いような切ない思いが溢れてきた。
(ジンは―――)
フウはいつの間にか眠っていたようだ。気づくと床に丸くなっていた。目を開けるとムゲンの背中が見えた。起き上がり小屋の中を見回したがジンの姿はなかった。フウは慌てて外に飛び出し浜へと続く緩やかな小道を下りていった。
その様子を背中で探っていたムゲンは呟いた。
「…ったくよ」
浜に出て求める姿を探す。何故だかフウはジンがここにいるような気がしていた。波打ち際に黒い人影が見えた。
「フウか」
暗い海を見つめて砂浜に座っていたジンが自分に近づく気配に振り向くことなく言った。
フウも並んで腰を下ろす。満月には遠いが雲ひとつなく晴れ渡った夜空は完全な闇を作らない。
「眠れないのか?」
ジンの顔が見える。いつも通りの静かな顔。フウは棒切れを拾うと波の引いたばかりの濡れた砂に文字を書いた。
『ジンがいないから』
フウの手元を追っていたジンがふっと苦笑した。
「すまない」
『ジンあやまってばっか』返す波が文字を消す。
「そうか?」
『そーだよ。あのときから』
「あの時?」
『はじめて』
そこまで書くとフウは波に消される前に棒切れでぐしゃぐしゃと文字を消した。ジンはまたふっと笑った。
「少し…歩くか」
そう言って立ち上がるとフウに手を差し出した。フウは自分の小さな手をそっと預けた。
ジンに手を引かれ、寄せては返す静かな波の音を聞きながら夜の浜辺を歩いた。
ジンの手は大きく温かかった。指は細く長いが節張っている。掌は硬くヤットウダコが出来ていた。剣を握る手だ。戦う男の手だ。この手によって幾人男が命を散らしたことであろう…。
でもフウの手を握るジンの手は、大きく温かくフウを守る手だった。そして激しく熱を与え呼び覚ます優しい手。
――あいつも同じか――
ジンのことを思うとこんなにも胸が熱い。手を握られているだけで胸の奥から熱い想いが込み上げてくる。フウは涙が零れそうになり歩を止めた。
急に立ち止まったので振り向きかけたジンの背にフウは思わずしがみついた。そして力いっぱい抱き締める。ジンは何も言わずフウの回す手に自分の手を重ねた。
暫く広い背中に身体を預けジンの鼓動を聞いていたフウは手を解くと背中に指で文字を書いた。
『 す き 』
そして
『 だ い て 』
683 :
―回帰線―:2006/05/04(木) 20:04:22 ID:nAXVSUlK
ジンは松の木陰にに自分の着物を脱いで広げた。その上にフウと向き合い膝立ちになると口付けをかわした。
くるくると帯を解きながら啄ばむような軽い口付けを何度も与える。着物を落とし長襦袢も脱がされる。まだ育ちきっていない若木のようなフウの身体は薄萌黄色の肌襦袢と腰布を通して浮き彫りにされた。
熱い目でジンが見ている。この目を見るだけでフウは熱に溶かされてしまいそうだった。
ジンの舌が侵入しフウの舌を絡めとると口腔をまさぐる、そして唇を離すとまたフウを見つめる。
フウも熱に潤んだ瞳でジンを目を見つめると自ら口付けを求め舌を差し入れた。
互いの全てを与えるように奪うように激しく貪り合う、フウは接吻だけで達してしまいそうだった。
ジンはそのままフウを押し倒すと顎から喉へと唇を滑らし、肌襦袢の上から乳房を掴む。もう片方の手で腰布をたくし上げると己が足でフウの膝を割った。
びくん。身体が竦む。再びあの恐怖に囚われそうになり振り払おうと固く目を閉じた。
フウの身体が強ばるのを感じたジンはあやすように髪を頬を撫でながら目尻から零れ落ちた涙を指で拭う。
「フウ、大丈夫。私だ。目を開けて私を見るんた」
優しく耳元で囁いた。
そうだ、これはジンの声だ。あの時と同じ―――これはジンだけが自分に与えることの出来る想い、証なのだ。フウはそっと目を開けた。静かな深い瞳がフウを捉える。
(あたしはジンのものでジンはあたしのもの――)
フウの身体から恐怖が消えていた。
ジンの熱くたぎったものにゆっくりとフウは二つに割られていった。
フウの柔らかなひだがジンのものに絡みつき締め上げる。
「…うっ」
狂おしい程、求めて止まないフウの中へと己を納めて行くだけでジンはともすれば達しそうになるのを懸命に堪えた。フウはその小さな甘く切なげな呻き声に、身体の奥が疼き思わず腰を浮かせた。その分、結合が深まる。
「くっ…よせ、フ…ウ…」
ジンは熱を散らそうと目を閉じ眉間に皺を寄せぐっと耐える。
ジンのその様子にフウの奥から一層熱いうねりが込み上げてきた。堪らず首にしがみつくとジンの腰に足を絡みつける。
「うっ、く…ああ…!」
より深く奥まで飲み込まれ、柔らかな肉に包まれるとジンの我慢の限界などとうに超えてしまった。ジンはもう本能のままに沸き起こる律動を抑えることが出来なかった。
「フウ、フウ、フウ、フウ」熱に浮かされたようにフウの名を呼び、強く弱く浅く深くフウの全てを感じ取ろうと穿ち続けた。
フウは熱のこもった声で名を呼ばれ巧みな動きに翻弄され、耳からそして繋がった部分から巻き起こる大きな渦に飲み込まれていった。
フウが達するのと同時にジンもフウの奥深くに精を放つ。こうして二人は幾度も幾度も互いを求め与えあった。
つづく
大作GJ!
正座して待ってます
685 :
―回帰線―:2006/05/05(金) 22:34:21 ID:tFgBHyCz
『船こないねー』
「おめぇらがいつまでも寝てっからだろー。乗り遅れちまった」
「この、かすていらとやらはなかなかいけるな」
三人は生月島への渡しを待ちながら桟橋にしゃがみ込んで南蛮渡来の菓子を食べていた。
「絶望というやつは希望からのみ生まれる」
突然、旅装束の侍が島を見つめ一人ごちた。
「だから人間まったく希望を持たずに生きるのも困難だ。つまり人は絶望と共に生きる他はないという事だ」
「で、なんなんだよ、てめぇは」
禅問答のような侍の言葉にムゲンは残りの菓子を口に掘り込むと指を舐めながら胡散臭げに言った。
「霞清蔵はあの島にいるのか――長かったよ、この旅路」
(!?…霞?…父さんを…)
「知ってるのか?霞清蔵を」
侍の口から出た思わぬ名に、フウの疑問をジンが問う。
「異国の宗教に心を奪われ国を捨てた重罪人だ。この九州の地へと逃れ島原の乱にも関わったと聞く」
フウにとって見知らぬ侍が語る父の素性は寝耳に水であった。
「幕府がその存在を最も消したがっている男だ。その男に合流しようとしている娘のことも元より承知。霞の居場所を知るために今まで泳がせて来たんだからな」
この言葉に男の真意を測りかねていたジンとムゲンの警戒心が顕になる。
「さて、残念だがここで死んでもらうよ、霞の娘―、琉球の罪人―、」
「一人で来たってのか?たいした自信じゃねーかよー」
男の言をさえぎりムゲンは背中の刀に手をかけた。
「来い。遠路遥々やってきたのだ。私を失望させるな」
男は鯉口を切りスラリと剣を抜くと不敵に笑った。
「おもしれえ!」
男の不遜な挑発に闘争心に火が点いたムゲンは掛け声と共に刀を振り上げる。瞬間、斜に構えた男の剣が静かに弧を描いたかと思うと喉元めがけて鋭い突きが飛んで来ていた。
思わぬ男の攻撃を間一髪でかわしたムゲンは体勢を立て直すと再び斬り込んでいく。
誰に教えられた訳でもない、全くの自己流の剣であったが今まで何度も死線をくぐり抜けてきたムゲン。直感と本能の命ずるまま戦い生き残って来た己の剣には自信があった。
唯一、刀を向けあって斬れなかったのはジンだけである。そんなムゲンがこの男に赤子のようにあしらわれた。かわすのみでまともに刀を合わす必要とないといった具合だ。
「なるほど。予想をことごとく覆す動きを見せる。しかし武術とはもっと頭を使うものだ。直感や反射神経のみでは自ずと限界が知れる」
「能書き言ってんじゃねぇよ!くぉらぁーーー!!」
渾身の思いで斬り掛かって来たムゲンを軽くいなすと振り向きざまに刀の柄をわき腹に突き込んだ。
「うっ!」
ざぶん。
強烈な一撃に息を詰まらせムゲンが桟橋から海へともんどりうつ。
あのムゲンが全く相手にされていない――。二人の立ち会いを固唾を飲んで見ていたジンは驚きを隠せずにいた。緊張のあまりジンの袖を握りしめていたフウにもこの侍の強さが桁違いであることは一目瞭然であった。
「見せて貰おうか。無住心剣術、真里谷円四郎を斬った腕というものを」
男はジンに向き直り口角をあげた。
「何故、私を無住と」
ジンの問いに男が答えた。
「面白い因縁だよ。おまえが真里谷を斬ったりしなければ今頃無住は私の手にあったはず」
「やはり刈屋景時か!?」
686 :
―回帰線―:2006/05/05(金) 22:36:51 ID:tFgBHyCz
数年前、木更津の道場にいた頃のことだ。
真里谷の口から意外な決意を聞かされた。無住心剣術を刈屋に、幕府に捧げると言うのだ。ジンは無住心剣術を暗殺集団にするのか闇の道を歩むのかと反対したが太平の世で生き残るには他に道はないのだと師は言った。
「――まさか…おまえが…!」
「察しの通り私の差し金さ」
あの夜――ジンの寝所に刺客が現れた。襲い掛かる白刃を咄嗟にかわし数太刀交え返り討ちにした。破れた障子から差し込む月明かりに浮かび上がるその顔は、敬愛する師、真里谷円四郎その人であった。
――腕をあげたな…ジン――
今際の際に絞りだす師の声はまるで愛弟子に斬られる事を望んでいたかのような穏やかな声であった。真里谷が無住の為にジンを斬れと苦渋の選択をと強いられていた事などジンには知る由もなかった。
今もなお、この手に残る肉を断つ感触、噎せかえる血の臭い…。
「いずれにせよ、おまえは私の手で斬られる運命だ」
あの夜、ジンを闇へと突き落とした男が言う。
(この男が――この男のせいで私は師を斬ることになったのか!? 刈谷景時、おまえとは私の手で決着をつけねばなるまい――)
「いいだろう。こちらこそ、その神の手とやらを見せて貰おう。フウ、下がっていろ」
柄を握るジンの手に力が籠もる。
「ああ、ずいぶん長く退屈していたところだ」
刈谷は笑っていた。
きーーん。刀を打ち合わす金属音が辺りに響いた。
ジンとムゲン二人がかりの攻撃をも刈屋はものともしない。男の剣圧は空を裂き、海を割り、砂を舞い上げ、飛沫を飛ばす。驚くべき俊敏な動きも然る事ながらジンの動きが全て見切られる。一分の隙も見当たらない。さしものジンにもこれ程の使い手は初めてだった。
(このままでは埒があかない――最悪の場合、私もムゲンも――)
目の端で渡しが近づいて来るのを捉えた。
「ここは、私が預かる。フウを連れて島へ渡れ!」
「はぁ!?いきなりなに言ってやがるっ」
息を切らせながらジンを見た。ジンの顔には厳しい決意が滲んでいる。
「分かるだろう…このままでは――」
皆まで聞かずともジンの言わんとする事は分かる。この男の強さは尋常ではない。このまま二人がかりで戦っていても勝ち目はあるのか?もし二人共に敗れでもしたら――。
「こいつを守んのは、てめぇの役目だろうが!!」
ムゲンはどなった。ジンは刈屋から視線を外さず静かに言った。
「フウを頼む」
「くっ!」
悔しいが自分一人ではこの刈屋と言う男には到底かなわないとムゲンも承知していた。かつて戦ってきた奴らのように気合いと根性だけで倒せる相手ではないことを。
「勝手に死ぬんじゃねーぞっ!おれとの決着があるんだからなーっ!!」
そうがなるとフウを担ぎ、いま桟橋に船を寄せようとしていた渡しに飛び乗った。
「出せっっ!!」
ムゲンの剣幕に恐れをなした船頭は船を着ける事無く漕ぎだした。
船が桟橋を後にするのを見止めるとジンの口元に微笑が浮かんだ。
「漸く落ち着いて戦えそうだな」
そう言って刈屋は剣を構え直した。
687 :
―回帰線―:2006/05/05(金) 22:38:45 ID:tFgBHyCz
(ジン!!)
有無も言わさず船に乗せられたフウはだんだん遠くなっていく桟橋のジンの姿を目を凝らして追っていた。
「大丈夫だ。あいつは殺られやしねえ。あいつを殺るのはこのおれだからな」
振り返らず前方の島を睨みつけ自分に言い聞かせるようにムゲンは言った。
ジンの姿はもう見えなくなっていた。
とうとう生月島に着いた。海岸を望む岬に小屋が建っているのが見えた。ジンの事が心配でいてもたってもいられないフウであったが今は信じるしかない。ムゲンと二人父のもとへと浜をかける。
ひゅーーーーんっ。突如、風を裂く唸りを上げて鎖鎌が飛んできた。咄嗟にムゲンはフウ抱えて砂浜に伏せる。
「やっと会えたわ。嬉しいねー」
不気味な笑みを浮かべ眼帯をした男が鎖を手繰る。その横には車輪のついた椅子に焦点の定まらぬ目をした男が座っていた。
「てめぇらなにもんだ」
「とぼけてんじゃねーぞ、こらぁ!てめえは忘れても俺たち兄弟にとっちゃ死ぬまで忘れられねーんだよ!!」
「ぁあ?誰だっけ」
どうやらムゲンに恨みのある奴ららしい。そんな手合いが五万といるムゲンとしてはいちいち覚えてなどいられない。記憶を辿ってみようかと思ったが無駄なのでやめた。
「きえぇぇ〜〜〜っ!」
奇声をあげて背後から鉄の鍵爪をつけた小男が襲って来た。
(ちっ、もう一人いやがったか。時間かかりそーだな)
飛んでくる鎖鎌と鍵爪をかわしながらフウに言った。
「おめぇ、先にいきな。向日葵ヤローんとこであいつを待ってろ」
ムゲンの邪魔になってはと言われたとおり父の元へ向かおうとしたフウを鍵爪の男が捕えた。
「そうはいくかよ〜。ムゲ〜ン、刀〜捨てな〜」
獣のような目を異様に光らせ小男がフウを羽交い絞めにし鋭い爪を喉元に食い込ます。フウは恐怖に顔を引きつらせていた。
「はーーー、またかよ。ったくおめぇは。おい!用があるのはおれだろ。そいつを放せ」
そういってムゲンは刀を投げた。
(ム…ゲン…!?)
「ひっひっひっひっ〜」
小男がフウを放すとムゲンの背中を切り裂いた。
「泣かせるねー。女のために命を捨てるか」
ひゅん。眼帯の男がいたぶるようにムゲンの足に鎖鎌を絡め引き倒す。
フウはあまりのことにその場を動けずにいる。
「いけよ。大丈夫だ、死にやしねーよ」
ムゲンは砂を掴み半身を起こすとフウに言った。
(そんな…ムゲンが…)
フウは動かない。
「いけ。いけよ。走れっ!!」
688 :
―回帰線―:2006/05/05(金) 22:41:27 ID:tFgBHyCz
フウは走った。あたしのためにジンがムゲンが…頭の中はぐちゃぐちゃだった。ただ岬に見える小屋を目指して息を切らし走り続けた。
必死の思いでたどり着いたその小屋は粗末なみすぼらしいものだった。
フウは息を弾ませ小屋を見据えて立ち尽くす。やがて乱れた呼吸が治まってもフウは動けずにいた。その時、扉が開いて小柄な老人が出てきた。フウは震える手で紙に書いた。
『かすみせいぞうさんですか?』
「誰か…いるのか?」
低く掠れた男の声がした。
「清蔵さんに会いに若い娘さんが来なすったがどうするかね…なんならまたにしてもらって」
「いや…いいんだ。入って貰ってくれ」
男の返事に老人はその様子を戸口で見守るフウを見やると頷いた。
清蔵と呼ばれたその人は、苦しそうに咳き込んでいた。頬はこけ生気の無い顔…、痩せた躰を畳のない板敷きの間に床をしつらえ横たえていた。
「すまないが…このままで失礼するよ…どなたかな」
霞清蔵…フウの記憶にある父はとても大きな男であった。今、目の前にいるこの人は…。
胸が詰まる。言いたいこと聞きたいことは山ほどあるのに言葉の出ない自分が歯痒い。フウは懐刀に付けていた根付を外すと震えの治まらない手でその人に差し出した。
清蔵はフウから根付を受け取ると小さく息を飲んだ。「フウ…か…」
フウの胸に幼い頃、父に焦がれた思いが走馬灯のように甦る。清蔵の病み衰えたその姿に居た堪れず、小屋を出た。
「やっぱり、清蔵さんの娘さんだね。あんたのことはよーく聞かされとったよ」
老人がフウの心を慮り静かに語り始めた。
「清蔵さんほんとはあんたらのことを連れて行きたかったんだ。だがそうしたらあんたらも幕府の…」
そこで言葉が途切れた。小屋への道を登ってくる人影に目を凝らしている。
「誰だ…」
フウは息を飲む、刈屋…景時…
刈屋は信じられないと眼を見開き自分を凝視するフウに一瞥をくれると小屋の中へ入っていった。フウが飛び込もうとするのをただならぬ気配を察知して老人が止める。
「霞清蔵だな。大番頭、刈屋景時だ。御下命により貴殿の命をいただく」
なんの感情も見せないその声が清蔵に告げる。
(なんで…なんであんたがここにいるのよっ!?)
「斬れ…私はもう死んだも同然だ」
清蔵は全てを受け入れているが如く静かに答える。
「何か言い残したいことは」
形式的にそう言うと鯉口を切る。
「フウ…許しを請う資格は私にはない。しかしおまえ達のことを一日たりとも忘れたことはない。すまなかった」
刈屋は刀を抜くと清蔵の首を刎ねた。血飛沫が飛ぶ。懐紙を取り出し刀に付いた血を拭う。
目の前で繰り広げられるこの陰惨な出来事からフウは目を背けることも出来ず凍り付いたようにただ見ていた。
689 :
―回帰線―:2006/05/05(金) 22:44:22 ID:tFgBHyCz
「霞を斬った後、一族郎党皆殺しにせよとの命だ」
そんなフウに事もなげに言ってのける。
(ジン…は…ジンは!?)
考えまいとしていた恐ろしい思いが脳裏をよぎる。そんなフウの心を見透かすように刈屋が言った。
「あの男は私が斬ったよ。なかなか楽しませて貰った」
(嘘!!…ジンの…ジンのところへ行かなきゃ!!)
刈屋がフウに向かって歩みを進める。フウは数歩後ずさると駈け出した。
「ま、待て、」
老人が手を広げ刈屋の行く手を阻もうとするが、あえなく当て身を受け崩れ落ちた。
フウは逃げる。刈屋がじりじりと後を追う。何度か転びそうになりながらもジンの姿を求めフウは走った。
とうとう岬の先端まで追い詰められてしまった。もう後がない。
(ムゲンっ!)
断崖から見下ろすと浜で戦うムゲンの姿が見えた。
「わざわざ案内してくれて感謝するよ」
一歩一歩、歩みを進めて刈屋が言った。
「おまえも武士の娘ならば潔く死を選べ」
フウは刈屋を睨み付けるしか出来ない。父を…ジンを…。そのとき、刈谷の肩越しに求めて止まぬ姿を捉え息を飲んだ。フウの様子に刈屋がゆっくりと振り返る。
そこには解けた髪を風になびかせ、もろ肌を晒したジンの姿があった。その脇腹にはまだ血の乾いていない生々しい疵がはしっている。
「褒めてやろう…どうにか急所を外し命を取り留めたことはな。しかしその身体では私に勝てん。なぜ来る。拾った命をわざわざ捨てるつもりか?」
瀕死の身体でなおも自分と対峙しようとするジンに驚きを隠せなかった。
(私はずっと自分自身のために戦ってきた。私の剣はただ自分自身のための剣にしか過ぎなかった。しかしフウと出会って…)
しとしとと降りしきる雨――軒を打つ雨音が響く道場でジンは師と二人向き合い座していた。
――これが最後の教えだ。どうしても勝てない相手を倒すただ一つの方法だ――
静かに師は語り始めた。
――おそらく勝てはしないが、相討ちにすることなら可能だ。わずかな隙を作り、自らを斬らせる。その時生じた一瞬の隙をつくのだ。生き延びられる確立は限りなく少ない。出来れば一生使わないで終わらせてくれ――
ジンはあの日の師の教えを思い出していた。
「まったく…こんな日が来ようとは。だがこの命、おまえの為に賭けるのも悪くはない」
ジンは微笑んでいた。
ジンと刈屋、互いの目から視線を外さず相手の呼吸を測る。ゆっくりと鍔に手をかけた瞬間、同時に刀を抜いていた。凄まじいまでの速さで白刃が空を切る。互いの攻撃を紙一重、いや髪一本の差でかわしていく。
ジンの太刀は相手を見切り先手を打つことに加え僅かに定石を外す。剣を極めた者ほどこのジンの戦法に絡め取られてしまう。しかしジンの合わせ鏡のような刈屋にはこの戦法は通用しない。すでに一度敗れている――。
幾度も間合いに踏み込み刀を振るいながら一度も鍔競り合いとならず完全にかわしかわされていた。
ただ一度、互いの剣がぶつかり金属音が響いた。
剣が離れた瞬間、隙をつきジンが胴を払う。
瞬時に見切りかわし様、刈屋の剣が背後からジンを貫く。
(ジンっ!)
勝利を確信した瞬間、刈屋の顔が苦痛に歪んだ。ジンの握る脇差が刈屋を深く貫いていた。
「うぅっ…まさか…わざと自分を斬らせて…」
刈屋は敗れた。神の手を持つこの男はジンの捨て身の攻撃を予測出来なかったのだ。
「ジ…ン…、ジンっっ!!!」
薄れゆく意識の中でジンは自分の名を叫ぶフウの「声」聞いた。
切に求めたあの――愛しい「声」を…。
完
完っ!?
えっ?
これで、終わらさしてください。この先、書くとジンあぼんしそーですw
続きは原作の流れに戻ったかもしれないし、そうでないのかもしれないかもしれないw
思えば最終回、フウの
ジン!<ムゲンっっ!!!をなんとかしたくて書き始めたようなもんで…
本懐を遂げる事が出来たとたん萌つきました←うそ、萌はつきませんw
本当に今までお付き合い下さいましてありがdでございました!
「じゃーね。またいつか!」
おお〜おつです!!
長い間執筆お疲れ様でした!!かなり萌えました。
次の大作まってます
あぁあぁあぁあぁ…∞
もう山のようにおかしな箇所あってスマソ!!
投下後気付いたりするんですが、間違いありすぎて訂正する根性が…
チェックしても勝手に脳内変換しちゃうし
しかし、しかし、最後『を』が抜けてたのには倒れそうになりましたorz
薄れゆく意識の中でジンは自分の名を叫ぶフウの「声」を聞いた。
切に求めたあの――愛しい「声」を…。
でしたorz
携帯に打ち直す時に…あぁ…ネット環境が欲しい…
こんな自分の書いたものに萌えて頂き感謝です。
ちょ、ま、いい所で切りやがるw
原作の流れに戻った…と思っておきます
あ、でもそうすると最後別れちゃうか
ケイタイからこんな超大作。ほんっとにおつでした!!
696 :
693:2006/05/07(日) 09:08:44 ID:Ruqudns+
労いのお言葉dです。
次回はジン×志乃か沙羅×ジンあたりなどを…
↑まだやる気か!?ww
自分ジンしか妄想出来ないんでどなたかムゲンぷりーず!!
保守。 ムゲフウネタ・・・・・・おもいつかねえええ!!
新作期待あげ
はいはい保守りますよ
701 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 22:39:39 ID:KA/few27
神降臨待ち
702 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 19:47:52 ID:gFBaGmNy
なあ,,,,,この時代のオナゴらはまだノーパンと考えていいよな?
女はノーパン、男はふんどし、そしてムゲンはどう考えても下着にあたるものははいてないっぽい。
うん、下は腰巻きだけだとオモ。
関係ないけど大正時代、洋装でもノーパンと、はい○らさんが通るで読んだ覚えが・・・
705 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 21:08:29 ID:aQ9PPi3y
そうか、じゃあフウもノーパソだな
「着やせするタイプなんですの。」
「ほー。見せてみろよ。」
「見せてやろうじゃないの!!」
いつもはそこで終わるバカな押し問答だった。
強がって見せてもやっぱり私は見せることなんてできず
そうこうしてるとムゲンは寝たフリをはじめる。
そんなくだらない掛け合いはもう何回もしてきたのに。
どうしてムゲンは今私の手首を痛いくらいにつかんで
真剣な目で私を見てるんだろう・・・・・?
「・・・・今日は・・・」
ボソッとムゲンがつぶやく
喉の奥がからんで、私は声がだせない。
かわりに胸がいたいくらいに跳ね上がって
血のめぐりがものすごく早くなっているのに
ムゲンから目をそらすことさえもできなくて
蛇に睨まれた蛙ってこういうことかと
心の片隅でバカなことを考えた。
「・・・・見せてもらおうじゃねえか。」
ゆっくりムゲンの顔が近づいてきて
唇で私の唇を塞いだ。
「はあ・・・っんん・・」
ムゲンの大きい手が私の胸をゆっくり揉みしだく。
「別におおきくねえじゃねえか。」
「あっあんたの手が大きいからよ!!」
至近距離でムゲンの目が意地悪に輝く。
「ほーう。人のせいにすんのかよ。」
ぎゅっと乳首を摘まれる。びりっと電気が走るような快感。
「きゃん!!」
「ま。きやせするタイプだっていうのは認めてやってもいーぜ。」
私の胸に顔をうずめそんなかわいくないことをいう。
「はっっああん!」
胸の突起を舌で転がされ指で押しつぶされる。
ふわふわするような快感。ムゲンうまいなあ。
脚を開かされ、中心部をなぞられる。
ムゲンのごつごつした指が、内部に侵入してくる。
ムゲンに蹂躙されるその感覚。快感。
指が増えたときには痛みと更なる快感。
「オメーめちゃめちゃ感じてんじゃねえか。
そんなにオレにヤッて欲しかったのかよ。」
そんなことをいわれて、むかつくよりも、
それが本音であることに自分で気づいてぽかんとしてしまった。
そんな私を見て、ムゲンがちょっとびびったような表情を見せた。
「図星かよ。ったくテメーは・・・」
その続きのせりふはなんだろう?
そう思ったのと同時に、ムゲン自身が侵入してきた。
裂かれる、痛い、深く侵入してくる。
体のてっぺんからつまさきまで全部 ムゲンでいっぱいになる。
ムゲンが私から、でたり はいったり。
体を激しく揺すられて なにも考えられなくなる。
表現できない何かが私の中で弾け、頭の中が真っ白に染まった。
私の頭を抱えながら、ムゲンは疲れきった様子で息を荒げていた。
「よぉ・・・」
けだるそうに顔を上げて私を覗き込むムゲンから
ぱっと顔を背けてしまった。
今まで私とムゲンは何をしてた?? 恥ずかしい!!
ムゲンにがしっと頭をつかまれ強引に目を合わせられる
「貧乳だけど、よかったぜ。」
ぷちんと堪忍袋の尾がきれた
「第一声がそれかい!! ばかー!!」
終わり
最初をうpした後でアゲられてるのに気づいた。ちょっと鬱。
>>709 GJ!
ムゲフウは読んでて楽しいな。
ジンフウも好きなんだけど切なくなってしまうw
>>709 おおっ!待ってましたムゲフウ!! G〜J〜!!!
ことの最中にも漫才の掛け合いのよーな二人に萌 ノシ
祝・アニマ再放送ってことで、しっとり大人のサラジンを書くつもりだったんだが間に合わず、軽いジンフウ投下。
シチュもろもろワンパタでスマソ。
>>710 今回は切なくないw
「あー、赤くなってる」
フウがジンの胸元を見て言った。
「変な虫に刺されたんじゃない?ちょっと見せて」
そう言うとにじり寄って来る。
赤く……?――まずい…。そう堂々と年端も行かぬおぼこ娘に見せれる代物ではない。ジンは慌てて胸元を隠し
「なんでもない」
と口籠もった。
「なんでもなくないよ。あたし薬持ってるからちゃんと見せて!」
フウはジンの制止も聞かず襟に手をのばす。
昨夜のことだ。昼間、例によって金欠で空腹を抱えた三人は飢えを凌ごうと渓流で魚釣りに勤しんだ。
ムゲンとフウの二人にはそれなりに収穫があったのだが、釣りの何たるかを説いた当のジンには当たりがなく一匹も釣れない。二人に馬鹿にされ自棄になって飛び込んだ川で水底に沈んでいた巾着を拾った。袋の中には小判がざくざく。大金だった。
早速三人は近くの町に出向くとその金で腹を満たした。フウなぞ人(体型)が変わるほど食いに食って食いまくった。
人間の三大欲求の一つが満たされたムゲンとジンは残る欲求のうちもう一つ…とフウを置き去りにし町一番の遊廓へと繰り出した。大金を前にして店の者も腰が低い。
最高の料理と芸妓でもてなすという甘言に期待して待っていた二人の前に現れた五人の芸子たちはいずれ劣らぬ酷いご面相だった。だが一人、八葉という芸子は小股の切れ上がったいい女であった。掃き溜め鶴とはこのことかと二人の鼻息は荒くなる。
八葉をかけての真剣勝負(あっち向いてほい!)に破れたジンはムゲンに鶴を掻っ攫われ、掃き溜めの方を押しつけられてしまった。お陰で四人の醜女にさんざん精を搾り取られたジンは金を払って奉仕しに行ったようなものだ。
ムゲンはまだ宿に戻ってこない。大方、良い思いをして女と別れがたいのであろう。不愉快極まりない話だ。
「待て、」
フウの手を振り払おうとしたが、ジンの抵抗を阻止しようと両手首を掴み体重をかけてくる。普段ならフウの一人や二人に何をされようが造作なくあしらえる所だが、如何せん女達に貪られたジンは腰から全身に広がる鈍痛に力が入らない。
とうとうフウは馬乗りになってジンを押さえ込むと勢い良く胸元を肌蹴た。
「あ……」
「…………」
漸くそれが情事の名残であることに気付いたフウが固まってしまった。言い訳する義理もないのだが、この状況に相応しい言葉も見つからずジンも黙りこむ。
「あたしという者がありながら、なんであんなとこ行くかなぁ」
気まずさを払拭しようとフウが口火を切った。
「なんか女って損よねー。ねー、そんなにいいもんなの?」
興味深々で聞いてくる。
「ならば試してみるか?」
ジンもフウに合わせて軽口を叩いた。
「そーねー。あたしもここらで大人の階段上っちゃってもいいかなー」
「?」
思わぬフウの言葉にジンは唖然となる。冗談だろうと思ったが、言った本人の顔がみるみる赤く染まっていく。口調とは裏腹にフウの瞳は真剣であった。
据え膳食わぬは男の恥。日頃から憎からず思っている相手だ。ここでフウの思いを汲み取らぬ訳には行くまい。
(ままよ)
とばかりに態勢を入れ替えた。
「後悔すまいな?」
低く囁きながらかんざしを取るとジンに組み敷かれたフウの髪が扇のように畳に広がった。
何の抵抗の色もなく自分を見つめる大きな瞳がほんのり熱に潤んでくるのを見て取るとジンは眼鏡を外して唇を重ねた。
柔かな唇を啄みその感触を楽しむ。薄く開いた隙間から舌を差し入れ蹂躙する。
フウはキツク目を閉じ、されるがままに受け入れてはいるが自らジンの舌を求めることはなかった。
(未通だとは思っていたが、まさか接吻の経験もないのか?)
俄かにジンの男が疼いた。
昨夜の責め苦のお陰で出すものも尽き、おそらくフウが相手であらば勃つこともない。
適当に相手をすればフウも納得するであろう…勢い余っての言動のようだし、と高を括っていた。
しかし伏せた濃い睫毛が影を落とし震える様を見ていたら、なんとも言えぬ甘酸っぱい思いと共に、どくんどくんとある一点に血流が集まり始めた。
(まずいな…)
このままフウと関係を持ってしまって今後の旅に障りはないか、それに自分は色々と厄介事を抱えている身だ…だが、頭の片隅で冷静に状況を判断しようとするジンの理性がどんどん追いやられて行き、フウの帯に手をかけてしまった。
(きゃ、やだ、見られてるよー!うう、恥ずかしい〜)
男の前に肌を晒す羞恥に身を焦がしつつもフウは巧みに動き回るジンの舌に翻弄されていった。頭の天辺まで痺れが走り背筋にじわじわと広がっていく感覚。初めての経験。くらくらする。接吻だけでこんな気持ちになるなんて…。
(これからどうなっちゃうんだろう、あたし…ジンて………テクニシャン?)
フウは小さな胸を期待と不安に激しく高ぶらせていた。その鼓動は身体を密着しているジンにも伝わった。
「気を楽にしろ」
そう告げてうなじに舌を這わせるその唇がゆうるりと下へとおりていき乳房の中心を捉えた。
「あ…」
びくんと身体が跳ね上がる。
おおっリアルタイムに来たw
とりあえずGJしとくぜ!!!
舐められ吸われ軽く歯を当てられ、フウの唇から荒くなった息遣いに混じり抑えようと思っても身体の奥から突き上げてくるうねりに支配され声が漏れ出した。
「ぅうん…ああ…ぁぁん…」
遠慮がちに零れる甘いあえぎにジンの男がそそり立つ。もっと淫らに哭かせてみたい。男の本能が理性を吹き飛ばしてしまった。
唇に弄ばれて硬くしこった突起。もう一方の乳房をジン大きな手が揉みしだく。空いた手でするすると着物を捲り上げると太腿を割り内側へと侵入する。薄い翳りを掻き分けふっくらとした丘をなぞる。だが決してその奥には触れない。
ジンに吸われる突起と弄られる乳房から沸き起こる熱に加え、フウの大切な部分を掠めそうになる手の温もりを感じるだけで声が溢れてきた。
「ぁぁあっ!…ぃやぁ…っ」
「何が、いやだ?」
(馬鹿、そんなこと言えるわけないじゃん)
フウは涙を滲ませ恨みがましくジンを睨む。
「くっ」
ジンは満足気に喉を鳴らすとフウの秘所に指を這わせた。
「あああああっ…」
初めて男に与えられる強い刺激に喉を仰け反らして大きく喘いだ。
肉牙を緩急つけてこすりながら長い指を蜜壺へと埋めてゆく。フウの中からとろりと蜜が溢れ出してきた。柔らかなひだを確かめるように楽しみながら指を増やす。
「ああぁっ…んっ」
フウの腰が僅かに揺らめく。込み上げる快感に羞恥も吹き飛び自ずとジンの指を求めていたのだ。
(これだけ濡れていれば大丈夫か…)
もっと哭かせてみるはずだったのに、いきり勃った自身はひくひくと解放を求めている。昨夜の今日だというのにこの始末…しかもこんなに限界が早く来るなんぞ…。かつて味わったことのない己の醜態に戸惑いつつフウの中へと突き進んだ。
くーくー寝息を立てフウは爆睡している。その寝顔は安穏な笑みを湛えていた。大人の階段を上ったことに満足しているのだろう。
あれから何度もフウを貪ってしまい身体中がくがくではあったが不思議と疲れは感じていなかった。
「まったく…。これからどうしたものか…」
若干頭の痛むジンであったが天下太平なフウの寝顔を見ているとふつふつと笑いが込み上げてきた。
おわり
久々にきたぜ!お腹いっぱい
やったー!! ジンフウ GJ!!
ぐぐぐぐgGJJJJjjJJj
719 :
715:2006/05/26(金) 01:41:05 ID:+t1Ukrki
GJ頂きましてありがとうございました。テラ嬉しいです。
すっかり書く楽しみに取り憑かれてしまいますたw
何度もジンフウで申し訳ないけどまた短い物を一本書いてしもーたので投下します。
もーおめぇのジンフウはいらねーよという方はスルーして下さい。
720 :
―それから―:2006/05/26(金) 01:48:54 ID:+t1Ukrki
「ちょっと、やだ、なになにー?」
いきなりジンは無言でフウの手首を掴むと街道をはずれ林の中へ分け入って行く。フウは半ば引き摺られるように後を着いて行きながら突然のこの振る舞いの訳を問うたがジンは何も答えない。
道なき道を進むため、張り出た枝や鋭い葉が素肌を傷つけた。
大きな杉の木の前で漸く歩みを止めたジンはフウを木の幹に押しつけるといきなり唇を奪った。こじ開けるように舌を差し入れフウのそれを絡め取る。
ジンの舌は口の中を激しく動き回りフウは息も継げずにいた。キツク掴まれた腕が痛む。
何度か身体を重ねているうちにジンによって官能を教え込まれたフウの身体は、荒々しく一方的な口付けでも熱が生まれてきた。気付けばジンの舌を自ら激しく求めていった。
戒めていた手を解くとジンは着物の上からフウをまさぐった。脇から差し込れ乳房を包み込む手が熱い。もう片方の手が着物の裾を捲り上げる。
「やだ、こんなところで!」
木々に遮られ日の差し込まぬ薄暗い林の中とはいえ、昼の日中このような場所で男と睦み合うには抵抗があった。
「今すぐお前を抱きたい」
ジンの手によって腰まで捲り上げられ晒された素肌が風に撫でられ、なんとも心もとない。
「だ…め…、人が来たら…」
「大丈夫だ。誰も来ぬ」
フウのうなじに顔を埋めそう囁くと、身を引こうとする裸の尻をジンの熱い手ががっちりと掴んだ。身体の中心に当たるジンのものはそれと分かるほどに形を変え熱くたぎっている。
この熱い塊に貫かれると思うと抵抗心は虚しく崩れ去り、フウの呼吸は速く浅い喘ぎへと変わっていった。
ジンは激しい口付けでフウの官能を呼び起こし、乳房への愛撫を受け入れさせ、身体に生じる快感で抵抗を封じるのに成功した。
「あん…」
その証拠にフウの中心は熱く潤み、指先が触れても拒むどころか侵入を助けるように軽く足を開くと甘い吐息を零した。
先程までの強引さは影をひそめジンの指は小さな肉牙を優しく撫で回す。フウの全神経はその一点に集中し、そこから身体中に激しい痺れが広がると喉の奥から溢れる声を押さえることが出来なくなった。
もっと触れてとせがむようにフウはジンの首にしがみ付き腰を押し付けていた。
くるくると煽るように円を描いていた親指で赤く色付き始めたそれを強く押しながら捏ねると中指を埋めていく。
フウの腰が思わず揺れだす。背中にあたるごつごつした木の肌の感触も最早気になることはなかった。
充分に受け入れる準備が出来たとみてとるとフウの片脚を抱え上げジンは袴をとり己のそれをあてがった。さらに脚を高く抱え直すと狭い入り口に圧力が加わる。
「ああっ」
フウは欲望に突き動かされ大きな声を上げていた。
声を殺そうとジンの肩に顔を埋め着物を噛み締めるが、肉襞を掻き分け侵入してくる熱い塊の前になんの役にもたたない。
ジンのものと共に快感が高波のように押し寄せる。不安定な姿勢で激しく突き上げられ揺さ振られ、崩れ落ちぬよう必死に首にしがみ付き快楽の波に身を任せた。
自分のものだと身体に刻み付けるかのように何度も穿たれ、ジンの荒い呼吸が耳元で響くとうねりになって全てを飲み込み奪っていった。
無意識のうちにフウもジンの動きに合わせて激しく腰を揺らしていた。
「ゃあああああ――――っ」
「くっ!」
激しい欲望の渦に巻き込まれフウの中が痙攣するとジンのものをキツク締め付けた。
それと同時にジンは己の欲望をフウの奥へと吐き出した。
721 :
―それから―:2006/05/26(金) 01:51:36 ID:+t1Ukrki
「すまなかった…」
木に背をもたせ荒い呼吸を繰り返すフウの足元に跪き懐紙を取り出すとフウの中からあふれ出る己の放ったものを丁寧に拭いながらジンは言った。
「自分を押さえられなかった。お前がまだ…あいつの事を…」
「…え…?」
まだ熱の覚めやらぬフウの潤んだ瞳がジンを見下ろす。
「先ほど茶屋で…お前は…」
「あいつ今頃どうしてるかなぁ…」
峠の途中にある茶屋で団子を食べながら休憩をしていたフウがぽつんと言った。
長崎までの三人の旅は終わった。
「じゃーな」
「また合おう」
「じゃあね。またいつか」
そう言ってムゲンとジンとフウの三人はそれぞれの道を歩き始めた。
道中、多くの人との出会いと別れがあり、様々な出来事があった。決して楽しい事ばかりではなかったが、かけがえのない経験をした。そしてかけがえのない仲間が出来た。
三人はそれぞれの思いを胸に各々の道を歩き始めた……筈だったが次の宿場町の小さな旅籠でジンとフウは再会した。別れてから半日と経っていなかった。(笑)
フウは僅かな時間ではあったが父との再会が叶いこれから先の目的があるわけではなかったが、ムゲンとジンに頼ることなく生きていこうと決意しての一人旅だった。
ジンはあてもなく旅を続けていた二人に出会う前の自分に戻っただけの事であった。
「霞を斬ったあと、一族郎党皆殺しにせよとの命だ」刈屋の言葉も気になる。幕府から新たな刺客が差し向けらるぬとは限らない。ジンはもう少し共に旅をしようと申し出た。
その町にムゲンが現われることはなかった。
こうして二人の新たなる旅が始まった。
二人だけの旅を始めて幾日か過ぎた或る日のこと。
先刻まで晴れ渡っていた空が俄かに暗くなり突然雨が振り出した。
二人は打ち棄てられた掘っ立て小屋を見付け雨を避けようと駈け込んだ。幸い小屋には炉辺があり、薪もいくらかおいてあった。旅人がこの小屋を借りた折にでも置いて行ったのであろうか。
ジンは濡れた着物を乾かそうと火をおこした。
雨に打たれ身体の芯まで冷えきってしまったフウはがたがたと震えている。
温もりを与えようと抱き寄せたジンは濡れた着物を通して伝わる柔らかな肢体、とくんとくんと脈打つ鼓動にフウへの想いを押さえ切れず抱いてしまった。フウもさほど抵抗することなくジンに身を任せた。
男と女の二人旅…成り行きで身を任せた、といったところか。
その後何度か身体を重ね、初めはようようなことに驚き恥じらい戸惑っていたフウもジンによって開花していった。
情事の後のまどろみの中でフウはいつもジンの右脇腹に走る大きな傷と、もう一つ背に残る深い傷痕をそろそろと撫でていた。
722 :
―それから―:2006/05/26(金) 02:01:08 ID:+t1Ukrki
「あいつ今頃どうしてるかなぁ…」
団子を頬張りながら呟いたフウの言葉がジンの胸を深く抉った。
どれだけフウをこの手に掻き抱いてもフウの心がムゲンにあることをジンは片時も忘れることが出来なかった。
半ば強引に抱いてしまった後ろめたさが拭えない。
ムゲンは――ジンがずっと探していたもの…初めて出会った仲間だ。一度はフウを任せた男だ。
ムゲンがフウに対してどのような思いを抱いているかは知る由もないが、ジンは愛しい女をその腕に抱いても心から喜べないでいた。
唐突にムゲンのことがフウの口から出た途端、ジンは身を焦がす激情を押さえ切れず、フウの手を掴むと林の中に連れ込んだ。
身体を貪ることでフウの心の中からムゲンへの思いを消し去り、自分のものだと刻印でも打てるかのように激しく求めた。
「お前の気持ちを知っていながら今まで無理を強いた。すまない」
「あたしの気持ち?」
「お前の…ムゲンに対する気持ちだ」
フウは驚きに目を見開いた。そう言えばいつぞやの夜、ジンにそんな事をいったような気がする。確かにムゲンのことは……。
「切ないなー。ジンはあたしが無理強いされたら誰とでもこんなことすると思ってるわけ?」
「いや…しかし…」
ジンが口籠もる。
「ま、ムゲンのことは気になってるよ。なんかあいつてばさー年上の癖に妙に子供みたいなとこあるし、すっごい無茶ばかしするし、ほっとけないってゆーか…あたしがついてなきゃって思ってた」
フウは屈み込むとジンの瞳を真っすぐに捉えた。ジンは少し辛そうに目を背ける。
フウはジンの脇腹へ手を伸ばすと着物の上から傷痕を指でなぞる。
「でも――ここにいる人もあたしのために命…賭けちゃうような無茶をするから…ほっとけないよ」
悪戯っぽい目で自分を覗き込むフウの言葉にジンは小さく息を飲んだ。
「好き」
そう言ってフウは呆気にとられているジン頬を両手で挟み込むとちょこんと口付けた。
おわり
723 :
722:2006/05/26(金) 02:06:43 ID:+t1Ukrki
アニメED後です。
三部作以外は繋がりないと思って下さい。
構想は初っぱなにエチーを持っていくでしたw
GJ!!!
なんかフウが大人びてきましたね
落ちたの!?
スマソ、携帯ブラウザからだと軒並み入れんわ・・・やっと入れるとこ見つけたらDat落ちだわ・・・で取り敢えず書き込んでみたらあるやん_| ̄|○
なんなんだ?
あ、自分もそうだった>携帯ブラウザから入れない
気が付いてから一日くらい駄目だった。
入れるとこも見付けられたんでそれからは困らなかったけど色々焦った…
何があったんだ一体w
728 :
ムフウです:2006/05/31(水) 19:50:44 ID:oH0dh8fy
保守代わりに出来たとこまで投下しておきます。
アニマックスの再放送合わせのはずが微塵も間に合いませんでしたorz
どっかでシチュが被り気味ですみませんです。更に微エロにもなってない……
ダメダメですが他の職人さんのエローな投下までのつなぎにでも。
窓側に背をもたれさせ、時折振り仰ぐように夜空を見上げる。
どこも同じだろうと思っていた夜空ははっきりと違うもので、故郷で見た
それより輝きが劣って見えた。
───あんなに綺麗なんておかしい。
───こんなに悲しいのに。
それとも、あの地獄のような島で見たからこそ美しかったのか。
───ムゲンは今、幸せ?
斬らなかった女の影が問いかける。
───んな事、考えたこともね。
あの日と同じく一人りごちて、手酌で酒を流し込む。
下階ではまだ賑やかな宴が続いている。
宿屋の親父の娘が祝言を挙げたとかで、景気のいいことに祝い酒が一樽ふる
まわれたのだ。
初めは無礼講と他の客と騒いでいたのだが、一人で飲みたくなり、勝手に酒
を汲み出して部屋に引き上げた。
天に月は無く、夜の深い闇の中に星の幽かな光ばかりが瞬く。
───フウちゃんは、幸せだよね。
見上げ続けると、独りで夜空の中に取り残されているような感覚に陥った。
酒気で火照っているはずの体が、末端から急に冷えていく。
川にも道にも見える光の帯。
そのただ中に浮かびながら今までの旅路を思い───
「ちょっとムゲン!」
勢いよく襖が開け放たれ、ゆるやかな静寂が破られる。
フウがふらつく足取りでムゲンのそばに寄り、すとんと正座になる。
「ちょっとここ、ちゃんと正座しなさいよ」
「ハァ?」
そういって畳をぴしりと指す。
完全に目は据わっており、心なしか頬が赤い。
くらり、とフウの体がかしぐ。
ムゲンがフウの額に手を伸ばしてそれを止める。
触れた額は熱かった。
「ってオメー、酒飲んだだろ」
「飲んでないもん」
フウの視線が泳ぐ。
「酔ってんだろ」
「……酔ってなんかっ」
頑なに否定する。こいつが以前酒を飲んだときはどうだったか……
確かぐい飲み一杯程度を飲んだくらいで眠りこけ、攫われて、自分が助けに
いく羽目になったのだった。
その後、頭が痛いとも気持ちが悪いとも言わなかった所を見ると、酒に馴れ
ていないだけだったのかもしれないが。
「馬ぁ鹿が。ガキが酒なんか飲んでんじゃねーよ」
視線は外さず、額に置いたままの手で軽く小突く。
「なっ!あんたたちこそ、いい大人が鼻の下伸ばしてデレデレしちゃってやぁ
らし!あたしの用心棒だって事、忘れたわけじゃーないでしょうね」
「……あンだよ、やきもちか。いいじゃねーかよちゅーぐれェ」
「いくない!!」
力いっぱい否定する。
「だぁーから、そういうところがガキだっつーんだよ……そういや、ジンの
野郎はどうした?」
「……置いてきた。あたしというものがありながらジンまでっ!そりゃー胸
はあたしの方が無いけど、ジンまで、そのっ……」
ムゲンは心の中で苦笑する。確かにいい女だった。
ここらで商売をしているということで、口付けはその営業といったところだ。
艶めいた唇は柔らかく、口腔内に進入した舌が巧に動く。
繊手が懐をまさぐり始め、その意図する事を察知し、そこまでだと半ば強引
に身を引いた。
───まぁ、もとより金なんざ持っちゃ居ねーがな。
ムゲンが離れたことで、今度はジンにその標的を決めたのだろう。
「あー……、ま、大丈夫だろ。ちゅーも出来ねぇ胸ぺったんこのガキがやき
もちやいたって仕方ねーだろうが。ガーキ」
怒ったフウが反撃しようと腕を上げるが、額で止められているため届かない。
面白がってなおもムゲンがからかうと、フウの反撃がぱたりとやんだ。
「……出来るわよちゅーぐらい」
「へぇ?」
からかいすぎたかとムゲンの中に後悔が走る。フウがうつむいたせいで額か
ら手が落ちた。
フウの熱を帯びた体が、もたれて座っているいるムゲンの体にのしかかる。
潤んだ瞳とかち合い、ムゲンの心臓がずくりと跳ね上がった。
「……泣くほどのことかよ……」
その表情に魅入られたようにフウの行為を止められない。
幼いながらの、自分で意図することのない媚態。
ものいいたげに開かれた唇がゆっくりと重ねられ、目を閉じてムゲンがそれ
を受け入れた。
フウがムゲンの着物を握り締める。フウには精一杯のことなのだろう。
暫く待ってみたが、それ以上何もない。
こんなことだろうとは思っていたが、味気なさに拍子が抜ける。
やにわにムゲンがフウの体を掻き抱く。
唇を動かし、重なっているフウの唇を柔らかく食んだ。
「……んッ」
フウが身じろいで、甘さの混じった声を上げる。
開いた隙間から舌を差し入れるが、やはり、恐れたように抱いた体がこわばっ
た。侵入して来た男の舌を吸って、愛撫に応える事も知らないのだろう。
苦笑しつつ、ムゲンがフウを開放する。
「……これで分かったろーが。ガキ」
ぽんと頭に手を置くと、呆然とした顔にぱたぱたと涙が滴った。
とりあえずこんなところまで。あー…改行が読みにくいっぽいですねorz
続きはそのうち。遅筆なものでもう少しお待ちください。このスレ、筆が早い職人さん
が多くてうらやましい限りです。ってか、携帯利用して投下してくださってる職人さん
がたは大丈夫なんでしょうか。
うわ〜GJ!! や・優しいムゲンに萌え〜。つ・つづきは・・・・・
気長に待ってますのでお願いします!!
ケツの穴開いて待ってます
>>733 開くなよ〜〜〜爆笑しちやったじゃないかwww
>>731 月並みだけど…久々に全裸で待ってます
735 :
728:2006/06/03(土) 16:13:40 ID:iHcCbcGi
そんなに全裸で待っていただけるほどのものでは……。やっぱりエロ無しです……
とりあえず最後まで書けたので、異物を突っ込まれないうち服を着てください。
>>732-734 読んでくださってどうもありがとうございました。めさ励みになりましたよー
んでは続きです。
「あァ、ほら、怖かったのかよ。悪かったからもう泣くなって」
好きでもない男に口付けられたのだから、フウの反応は当然だと言える。
「後は惚れた男にでも教えてもらえ」
「だったらムゲンが教えてよ」
泣き濡れ、どこか決意を秘めた瞳に射抜かれる。
「……てめぇ、やっぱり飲み過ぎだ。妙に色気ェ付きやがって、まだおめーにゃ早ぇっての」
完全に不意を付かれた。言うが早いか、フウがムゲンの衿首を掴んで再び口付ける。
先ほどのムゲンの動きを追うように、ぎこちない仕草でムゲンの唇を食んでくる。
これ以上は本当に戻れなくなる。頬を掴んで引き離すと、悲しみを混じらせ、切なそうに涙を堪えるフウの顔があった。
「なんつー顔してんだ……」
ごつりと額をぶつける。ひどく、フウを傷つけてしまったような気がした。
「……ってよ」
搾り出すようにフウが言う。
「続き、教えてよ……」
指の腹で涙の残滓をぬぐう。答えの代わりにフウの体を抱き締めて口を塞いだ。
相手はあのフウだ。何も知らない生娘相手に何をやっているのかと己に問うが、熱くうずき始めた体が勝手に動く。
解きほぐすように柔らかな唇を幾度も味わう。
「……ッふ、んぁ、……ムゲンっ……」
確認するように顔を離し、また口付ける。
フウの表情が次第に蕩けたものに変わっていく。
背に回した手を、背骨のくぼみに沿ってじっとりと撫で上げる。
柔らかな髪に手を差し入れ、ぐしゃぐしゃと掻き乱しながらいっそう自分へフウの体を押し付ける。
────止まらねぇ。
フウの手が、惑うようにムゲンの背に回り、耳の辺りをまさぐった。その手に
力がこもり、嫌なのかとムゲンが唇を離す。
いっそ拒否してくれたほうがどれだけ楽か。
「……なに泣いてんだよ……このまんまじゃ抱いちまうだろうが……」
理不尽に言ってのけ、先ほどとは違った涙に浸されたフウを見る。
「……だって、ムゲンがっ……息、苦しいし、なんか、なんか……」
初めて感じる性的な昂りをもてあましているのだろう。
自分を拒否するそぶりは見せない。頭の中で警鐘が鳴る。
「……あたし、ムゲンが───」
そこで、ムゲンの理性がぶつりと途切れた。
みなまで言わせず、フウの唇にむしゃぶりつく。
唇を音を立てて吸い上げ、息を付く間に舌を差し入れる。
逃がさぬように顎を捉え、その口腔内を蹂躙しつくす。
柔らかな頬の感触を内側から味わい、小さな舌を何度も吸った。
上あごを擦ると、ぴくりと可愛らしく体が跳ねる。
「……っ……ッ!……ぅ……」
水音と、お互いに荒くなっていく吐息が耳に残響する。
この感情がなんなのか分からない。愛だの恋だの、そんな生ぬるいものについては考えたこともなかった。
ただ、触れれば触れるほど高まっていくのは、目の前の存在に対する強烈な飢え。
女を抱いたことなんて数え切れないほどある。その中で、情を交し合った女が居ない訳ではなかった。
自分好みの豊満さとは程遠いフウの華奢な体。
それなのにくちゅりと舌が、唇が、腕が、触れ合う感触に、快楽が体の真芯を突き抜けて熱く痺れさせてゆく。
フウが自分の腕の中で喘ぎ、感じている。
他のどの女を抱いた時とも違う、そのさまに胸を締め付けるような思いが募る。
身の内が焦がれて渦巻き、熱が下肢に収束する。
惜しむように唇を離すと、銀糸がつむがれて滴り落ちた。
フウがはッと大きく息を吐く。
「……ムゲンっ……」
「なんだよ……」
応じた声が震えた。
「ぎも゛ぢわるい…」
一転青い顔で口元を押えるフウ。
背中を撫でてやると少し落ち着いたようだった。
「……ん〜……眠い……」
ムゲンに体を預けきったフウが、大丈夫かと問う間に眠りに落ちる。
「っておいこらテメ、フウっ…!」
人をこんなにしておいて、眠るとはいい度胸だと思う反面、ムゲンは心底ほっとしていた。
唾液の筋の引いた口元をぬぐってやる。
とくとくと鼓動が伝わり、いだいたフウのぬくもりに四肢の冷えがゆっくりと
溶かされていく。
乱れた髪から簪を抜き取り、指に絡めて撫で付ける。
穏やかさと同時に強い欲望がせり上がり、火傷を負ったようにびくりと手を引いた。
らしくねぇと舌打ちし、触れていた指先を振る。
望むまま、望まれるままに抱けばいい。
(そうしてこいつをめちゃくちゃにすんのか)
ムゲンの中の飢え渇いた獣。
一度求めた餌に喰らい付けば、骨になるまで───否、骨すら残さず貪り尽くしてしまうだろう。
ムゲンにはそれが恐ろしかった。
この旅をずっと共にしてきた存在。
───フウちゃんは、幸せだよね。
───だって、ムゲンと一緒にいられるから。
そんなことはあの女の戯言だと思う。
島を出て初めて知ったギラついた日差しとは違う穏やかな陽だまり。フウはその具現のようだった。
この腕で抱いて、犯して、暖かな場所から引きずり落すのか。
きっとかまわないとフウは微笑うだろう。
だがそれはフウの笑みを根本から変えてしまう気がした。
くしゃりと髪を乱し、顔をうずめてフウの匂いをかぐ。
どこか甘さを含んだ人肌の立てる生きている香り。
もたらされる安らぎに今だけだと身をゆだねる。
フウの髪を梳きながら、ムゲンもまたとろとろと眠りに落ちていった。
だいぶ遅い刻限。
自分を無くすほど酔ってはいないが、やはり杯を重ねすぎたと思う。
目的が何であったにせよ、いい女だったなどと思いながらジンが部屋の襖を開ける───
と、本来ならば微笑ましいと言える光景が広がっているが、転がった徳利と、酒の匂いがそれを台無しにしていた。
いだき合って眠るムゲンとフウの姿。
季節は晩夏であり、最近では夜の冷え込みも秋に近付きつつあった。
開け放たれた窓の障子を閉め、このまま眠らせておいてはまずいだろうと二人を起こしにかかる。
まずはフウだと肩に手を掛け軽く揺さぶって声を掛ける。
「……おい。起きろ。このままでは体に障る……」
んー、と返事は返ってくるものの、一向に身を起こす気配が無い。
少し強く揺さぶると、ようやく瞳を開けてジンの姿を認識する。
眉根が不安げに寄せられ、フウの指先が乱れた胸元や薄く紅の返りのある口元をたどった。
伸ばされたジンの片腕をがつりと抱え込む。
「……ひまわりのお侍さん、一緒に探してくれるって約束っ……今どっか行っちゃったら絶交なんだから」
いつぞやのことを思い出しているのか、縋るような瞳を向けるフウに戸惑う。
「フっ……」
「きゃ……!」
言葉を返せないでいると、強い力で引き倒された。
「にげんな。さみィ……」
ムゲンがフウの腰を掴んで抱き寄せる。
ジンはそれに引きずられ、結果フウの上に倒れこむようになってまう。
「……う〜……おもぉい……」
済まないとジンが起きようとするが、やはり腕を捕らえたまま離さない。
仕方無しにフウの負担にならないように体をずらす。
フウを真ん中に、三人で折り重なるような川の字が出来上がる。
「……ん」
満足そうな笑みを浮かべて寝入るフウに、ジンの口元にも困ったような微笑が浮かぶ。
これだけ暖かければ風邪を引くことも無いだろう。
存外にこんなことも悪くない。
じんわりと伝わってくる体温に眠気が差し、ジンもまた意識を手放した。
───翌日。
「……もー……頭痛い……気持ち悪いよー……」
「……わめくな。頭痛が痛い……」
結局三人ともが昼過ぎまで起きることは無く、遅い出発になってしまった。
フウが少しだけ先を歩くムゲンの背中を見つめて昨夜のことを考える。
独りだけ、ムゲンの調子はいつもと変わらない。
確か、色っぽい女の人に絡まれている二人を見たらなんだか腹が立って……
頭痛と吐き気で思考が邪魔され、うまく思い出すことが出来ない。
先に部屋へと引っ込んだムゲンの所へ行って何か言った気がするが、やっぱり記憶に無い。
眠くて、くらくらして。
くらくらして、それから────
「……うー……ダメ、やっぱなんにも思い出せない……」
その言葉に、ムゲンがこちらを振り返る。
「……ムゲン、痛っ……」
乱暴に手首を掴まれ、食い入るように見つめられる。
「───っめぇ……」
フウの顔が真っ赤に染まる。いつもならすぐに振りほどいて反撃するのに、真近にあるムゲンの顔にかっと体温が上がる。
「……なっ、なによ……!」
自分とは違う、どこか異国めいた顔立ち。凶悪な三白眼を縁取る睫は意外に長い。ムゲンの口元に、なぜかまともに見ていられないくらい鼓動が速くなった。
掴まれた手首が痛くて熱い。
ムゲンにもう一度言いたいことがあったはずなのに、想いが形を結ばない。
見つめられて、触れられて、熱くて。もどかしくて息が詰まる。
「あたし、何かムゲンに……────」
「なんもねぇよ」
そう言ってフウを突き放すとムゲンが足を速めて先へ行く。
遠ざかる背中に棒立ちになり、火照った頬に手を当てる。
昨夜の感じを思い出す。残っているのは、あったかさと、泣きたくなるような切なさと安らかさ。
気付くと、布団も敷かずに三人でくっつて寝ていて心底驚いた。
母さんが死んで独りになって、人と一緒に寝たことなんて子供のころ以来だったからか、不思議と悪い気はしなかった。子供のころの、幸福な思い出。
────ようやく、言葉を見つけたフウがムゲンに駆け寄る。
「ムゲン!」
袖を引いて動きを止め、ムゲンの顔をのぞきこむ。
「それからジンも!」
いつの間にか、ずっと前を歩いていたジンに声を掛ける。
「一緒に旅してくれてありがと。いろいろ大変な事とかあったけど、ていうか、大変な事ばっかの気もするけど、これからもよろしく。……あたしって、今結構、幸せ、かも」
最後の方でつぶやくように声は小さくなり、ムゲンがその言葉を掬い取る。
ムゲンの瞳が驚きに見開かれる。
「……わーってるよ」
思わずフウに伸ばしかけた腕を止める。
「おら、ひまわり侍を探すんだろーが。ちゃっちゃと行くぞ」
そういって立ち止まっているジンに向けて足を速めて歩き出す。
ジンとムゲンの半歩ほど後ろをフウが歩く。
いつもとたいして変わらない光景。
今はこれだけで十分だとムゲンは思う。
求めていたものはすぐ傍にあるのに、それを手に入れることはかなわない。
いつかは────
了。
以上、マジ惚れなため、かえってフウに手ェ出せなくなったムゲン(しかもやっと自覚)でお送りしました。
微妙なまま終わってすいません。いつになるか分かりませんが、次は出来上がってる二人でがっつりエロスを……!
それではお目汚し失礼いたしました。
ぎゃぁぁぁ!萌えました!全裸で待ってた甲斐ありました!GJです〜!!
なんか最終話のムゲンのええ男っぷり思い出したw
ムゲン視点の描写がたまらなく好みです。ごちそうさま
GJ!!!!!!!!!!!!
マジなムゲンにテラモエ。
幸せをありがとう!
GJ
堪りませんな。喉越し爽やか。
エロ無しだけど奥にエロスを感じました。
ケツの穴が
ムゲフウGJ!
この手のせつない恋心はたまりません。
そして>743に惚れた。なんとなく。
GJ!! こんなムゲフウ待ってました!!
お腹いっぱいありがとうございました。
うわぁぁん似つかわしくなく優しいムゲンに禿モエス!!
3人で丸まって眠るところなんか幸せすぎてどうにかなっちまいそうでした!(俺が)
ホシュいきまーす
748 :
728:2006/06/10(土) 06:24:27 ID:z1Y2sIt9
>>741-746 破廉恥無しですが楽しんでいただけたようでなにやら恐縮です;
パソコンクラッシュのため、お礼も申し上げられず…。
携帯から書き込みが出来ないようなのでネットカフェからこんにちわw
読んでくださって、感想もどうもありがとうございました。次回こそはちゃんとエロ有りで!
ムフウ羞恥攻めとか、ジンフウ完全パラレルでフウ遊女、水揚げジンのせつな系とか、
だれか…書いてくれる人は居らんでしょうかー。他力本願ですがサムチャ破廉恥が足りねぇですw
まだまだ読みたい&書きたいのでパソコン復旧しだい舞い戻ってきます。
>>748乙&GJ!久々に来たら眼福眼福。
もう、おまえに開国宣言。
もう、おまえに王政復古の大号令。
八葉はまだか!やはりたまらん!すっごいコトしたいぞ!
しっかし・・・
11話の堕落天使や15話の徹頭徹尾見てるとつくづく、
ジンやムゲンがフウに惹かれる要素が見つからない。
「強い女は好みだぜ」とか言ってるし、ジンは年上好みくさい。
あのラスト3話での譲り合いはなんだったんだ・・・!
まぁ、そこを想像するのが楽しいんですけど。
754 :
748:2006/06/13(火) 22:46:44 ID:Am0kJo3F
>>749 便利で見やすい所教えてもらって多謝でした。やっぱり書き込めなかったのですが、携帯のウェブ設定いじったらあっさり書き込めました…orz
>>750-751 早めに次ぃ投下出来るよう精進します。読んでくださいまして有難うございました。
>>753 2人とも理想のタイプと実際好きになるタイプは違うんですよ
うん、想像だよ。
最終話後、ジンとムゲンが小屋で目を覚まして、あの道で別れるまでが三人の最大のやきもき萌え
だと思うんだが、萌えが過ぎて逆に妄想できません。
まだ傷も完全には治ってないだろうし、着物とか、新しい刀の調達とか。
どなたかそこら辺に踏み込んで妄想してる方…萌えプリィィズ!!
>756
まぁ、本スレでも言われてるが
“あのまま3方向別々に歩いていっても翌日にはバッタリ会うのがあの3人クオリティー。”
フウタンを一人には出来ないお!( ^ω^)
崖から落ちるし、当たり屋には騙されるし、自らトラブルに突っ込む義理堅い女だからな!
圧縮の噂あり。
大慌てで保守
最後の衣替えで、ジンが紋無しになったのは何か感慨深いもんがある。
ジンの状況は何も変わってないし解決もしないけど。
清々とした感じがした。
あっ、エロくない。破廉恥ぷりーず!
ぬるぽの所為で出遅れちまった
ごめん実況と間違えた
アニマックスで今更ハマったよ・・・
そしてこちらのスレで大変萌えさせて頂きました。
神大杉!いい夢見れそうですwww
763 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 08:24:00 ID:ZEPRyeoV
ホシュアゲ
3Pが不快じゃなくて、むしろ萌えれるこの3人の関係が好きだ
当然ムゲンがバックから突きまくってジンは口内発射だよな?
765 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 20:34:34 ID:NgU+RwaK
こんな3Pに違和感感じない奴らは初めてだ…
766 :
まとめ:2006/06/28(水) 23:34:58 ID:UVfoSztZ
767 :
まとめ:2006/06/28(水) 23:39:10 ID:UVfoSztZ
768 :
まとめ:2006/06/28(水) 23:41:59 ID:UVfoSztZ
769 :
まとめ:2006/06/28(水) 23:45:33 ID:UVfoSztZ
770 :
まとめ:2006/06/28(水) 23:49:22 ID:UVfoSztZ
771 :
まとめ:2006/06/28(水) 23:52:47 ID:UVfoSztZ
772 :
まとめ:2006/06/28(水) 23:59:20 ID:UVfoSztZ
773 :
まとめ:2006/06/29(木) 00:01:17 ID:lg3rwjpV
まとめ乙!
ふと読み返したくなったときに助かる
まとめ乙
こうして並べてみると、ムゲフウ・ジンフウ半々位なんだな。
776 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 23:54:57 ID:aJ7Jtsxg
まとめ乙!!
読み返すとき助かります!!
まとめ乙!
初期に書いてた者ですが、見返すと恥ずかしいなwww
【おまけ】
まとめ
>>766-773 これでまとめ終わりです。
今後も神の降臨待ってます。
まとめ乙です!
書いてる時はノッテルからガンガン投下したけど恥ずかしくて読み返せないorz
まとめ乙プルー
あらためて職人さん達GJ
こうしてみると3Pネタって3っつなんだな・・・
過半数を自分が投下した事実に自分の変態っぷりに
落ち込む・・・orz
>>781 貴方を神と呼ばせて下さい。
エロと幸せをありがとん。
3Pでこんなに萌えたのは初めてだよ。
>>782 そういっていただけて救われた
勇気を出して読み返して
結果、部屋中をごろごろ転がってしまった
なんてこっ恥ずかしい
DVDを見て妄想してくる
>>783 おう。萌えたぜ3P。次の妄想待ってます。
今更ながらまとめ激GJ!携帯から観てるんで、読み返したい時めちゃ楽になりました。
ほす。多少年取ったアダルトバージョンのフウが見てみたいぞっと。
保守age
787 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 02:01:15 ID:Q9GpyPRY
ageれてなかった…orz
二人の傷が動ける程度には回復して
生月島を離れてどれくらいたっただろう。
島を離れるときにおじいさんが
お父さんが貯めていたお金をくれた。
大きな町のお医者さんに二人を見てもらって
その診察料と薬代と宿賃で大分減ってしまったけど。
その甲斐あってか二人の傷はもう大分よさそうだ。
私はもうそろそろ考えなきゃいけない。
二人との
−二度目の別れを−
茶屋で出会って、二人の命を救ったのは私。
うん。確かに打ち首になる寸前で花火を放り込んで
逃がしてやったのは私だ。
まあ、あの二人なら自力で脱出してたかもしれないけどね。
その恩返しは私が船着場で別れを告げたときに終わったはずだ。
一度目の別れ
その後、それぞれが私の命を救ってくれて・・・・。
二人がいなかったら、私の旅は目的を果たさずに終わっていただろう。
怪我が治るまで看病するのは当たり前のことで。
私は二人への恩を、まだ返していない。
返さなければ・・・いけないと思う。
本当はでも・・・・別れたくなんかないんだけど。
こっそりかけてるところまで投下してみたりして・・・・
こっそり続きを楽しみに待ってますw
「あれ?ムゲン。どうしたの?」
傷が癒えてくるに伴って、二人はそれぞれ
リハビリをするためか昼間はずっと姿をくらましてるのに
その日はなぜがムゲンは宿にいた。
「オメーこそ、バイトいったんじゃなかったのかよ。」
「今日はね。休みなんだ〜。」
これはチャンスかも。
「あのっさぁ。ムゲン。今日はどこにも行かないの?」
やっばい。声が裏返った。
「あぁ?」
ムゲンが怪訝そうに私を見る。
「じゃ、じゃあさあ。」
やっばああい。さらに裏返った!!
「どーした? おめえ、なんかきょどうふしんだぞ?」
「ひらがなでいうな平仮名で。」
よしよし、冷静に突っ込めた。
改まって寝そべってたムゲンの前に正座した。
「ムゲン。ちょっと話があるんだけど。」
私のただならぬ気配にびびったのか、ムゲンはむっつり胡坐をかいた。
背筋を伸ばし、指先までピンと伸ばし、そっと頭を下げる。
いわゆる三つ指ついて?
「な、なんだ?」
ビビってるムゲンの声が頭の上から聞こえる。
すうと息を吸い込み、ゆっくりと声を出した。
「私の旅に付き合って頂き、ありがとうございました。」
ゆっくりと顔をあげる。
そこにはムゲンのぽかんとした顔。
にっこり笑い私は続けた。
「旅は道連れっていうけど、ムゲンに助けられたこと、いっぱいあったよね。
このご恩は決して忘れません。もし、私の力が必要なときがくれば
いつでもいってよ。すぐに駆けつけて助けてあげるからさ。
そうそう、それでさあ。教会に、来てくれてありがとう。ムゲンが来てくれなかったら
私の旅はあそこで終わっていた。いや〜でもまさか
ムゲンが本当に来るなんて思わなくってさ。はは。ほら、いつもは
人質なんて無視するじゃない?だからてっきり私も無視されるかな〜?
な〜んて思ってたんだよね。でもうれしかった。本当にありがとう。」
ぽかんとしてたムゲンの表情がだんだん素にもどってきた。
いつもの 憮然とした何考えてるかわからない顔。
そっぽを向いてる。
「別に、たいしたことねーよ。
オメーの助けが必要になるときなんてないんじゃね?
ま、オメーの旅が終わるまでは付きあうッツーことだったし?」
あの時のこと思い出して、涙が出そうになる。
「借しを作るつもりで助けたわけじゃねーから
恩を感じる必要なんてねーよ。」
そこで私の顔を見て、ムゲンがぎょっとした。
「何 テメー泣いてんだよ!!」
こらえられない。
「だって・・・私のせいでっ!!あんな怪我を!!」
「んだよ!!俺もジンも生きてんだからもういーだろーが!!」
あとからあとから涙が出てきてどうしようもなかった。
二人にかけた迷惑を、私はどうやって償えばいいんだろう?
傷が治ったら、私たちはどうなるんだろうか?
離れ離れになってしまうしかないのだろうか?
ふと、頭に何かが載った
ムゲンの手だ。
びっくりして顔を上げると、そのまま引き寄せられた。
ムゲンの胸に、頭を抱えられてしまった。
「ったく テメーは・・・いーかげん泣くなよ。」
らしくない優しさに、また泣けてきた。
「ムゲンはこれからどうするの?」
やっと涙が収まってきたころ、聞きたくて聞けなかったその一言が
すんなり口からでた。
「強えー奴を探して、全部ぶっ倒す。」
迷いのない返答。
私の心も決まる。
私はまだムゲンの胸の中だ。顔を上げるとそこにはムゲンの顔。
えいやっと心の中で掛け声をかけて。
ムゲンの唇に私のそれを押し付けた。
払いのけられたりは・・・・・・・しなかった。
ムゲンの首に手を回し、胸を押し付け、
自分から舌を差し入れる。
抵抗は・・・・・やっぱりない。
と思ったら、お尻を両手でわし掴みされた。
「ひゃっ!!」
思わず体がビクンとなって、至近距離でムゲンと向き合う羽目になった。
「オメーどういうつもりだよ?」
「どういうつもりってそんな!!わざわざ聞かなくてもっ・・・・・
わかるでしょ??」
顔が真っ赤になってくるのがわかる。
「ふーん。」
興味なさそうにムゲンがつぶやく。なんかむかつく。
「あっあのねえ?? オっ・・オンナからこうやって誘ってんだから
ちょっとは興味持ったらどうなのよ!!」
するとムゲンはいきなり上着をするっと脱いだ。
ムゲンのたくましい上半身にちょっと目を奪われた。
「いや〜? 興味ねーことはねーぜ?
オメーと出会ってからずっとご無沙汰だしな。
恩返しがコレッてんなら、ありがたくもらっとくわ。」
いうないなや、ムゲンは私に口付け、押し倒した。
口の中をまさぐられる。舌を絡みとられ、きつく吸われ
蹂躙される。
いつの間にから帯ははずされ、じかに胸を触られる。
ムゲンの大きい手が私のこぶりな胸をすっぽり覆ってるだけで、
体の中に電流が走り抜けるようだ。
ムゲンの膝が、私の足の間を割り開く。
その間ずっと、口を開放してはくれない。
「んっ はっ はあ。」
息苦しい。でもそれを上回る快感。
「ずいぶん 感度いーんじゃね?」
私の足の間から滴るソレをすくいながら
ムゲンが意地悪にささやく。
「なっなにを!!」
羞恥心でさらに顔が赤くなった瞬間、
私はムゲンに貫かれていた。
「っ!!!!はっ!!」
激痛が体中に走る。
顔をしかめながらも痛みをこらえてたら
ムゲンがそっと頬に唇を寄せてきた。
まぶたに、額に、鼻に、唇に。
にじんだ涙をムゲンが舐めとる。
最初の衝撃が落ち着いてきて、やっと目を開けることができた。
ムゲンと至近距離で目があう。
ムゲンは今まで見たことのない表情を浮かべていた。
普段、ぶっきらぼうな言葉遣いの裏にあるものを
私は垣間見たような気がする。
落ち着いたのを見て取ると、ムゲンは私を揺らし始め
その動きに翻弄されて私は頭の中が真っ白になった。
「じゃあね、またいつか。」
また会えるだろうか、会えないだろうか。
会うような気もするし、2度と会わない気もする。
でも ま、どっちでもいっか。
ムゲフウ編終わり
こっそり続きを投下してみた・・・。
798 :
おまけ:2006/07/10(月) 23:43:07 ID:fZ+HhI0t
書いてたときの没エピソード
おまけ程度に読んでください。
急にぐいっと手を引かれた。
「きゃ!!」
バランスを崩して体が倒れる。
腕が畳に擦られ、痛さに目を閉じる。
「いったあ。」
「おい。」
すごい至近距離でムゲンの声。
目を開けると超至近距離にムゲンの顔があった。
ムゲンに組み敷かれていた。
その事実に胸がどきんと早鐘を打ちだす。
ムゲンはせわしなく目線をあちこちに投げ、
なんだか辛そうな表情をしてる上に、
口を開いては閉じ、喋ろうとしては止まる。
そんな感じだった。
「ど、どうしたの?」
内面の混乱を無理やり押し込め、なるべく冷静に問う。
ムゲンの目が、私の目とぶつかる。
「オメー・・・さっき恩を返すっつったよな?」
「う。うん。私の助けが必要ならいつでも。」
「あー・・・。じゃあ、今返してくれよ。」
「へ?あ、むぐ」
その言葉とともに、ムゲンの唇が私の口を塞いだ。
うっそ!!なにこの超超至近距離!!
びっくりして目を閉じることもできずにいたら
ムゲンもうっすら目を開けて
目が合ったまま、ムゲンは口付けをやめない。
「目ぐらい 閉じろよ。」
GJ!
ジン編も見てみたい気がする
800 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:25:18 ID:K93ryTee
GJ!なんか終りのアッサリ感が好きだった
久々のハレンチに精力もらった!
GJ!おまけもGJ!
こっそり待ってた甲斐あったYO!
ジン編もこっそり指くわえて待ってみるw
ノォォオーー!萌ツボもろにキタ―――!おまけまで萌ました。
別れのすっきり感にもまんま繋がってて、なんか泣けてきました。グッジョブ…!
>>799-802 GJサンクス!!
ジンフウ編もがんばるYO!!
余力があれば3P編もがんばりたいYO!!
しかし・・・・・軽くヤバイ
ヤバくないYO!期待してるYO!
>>788 序章→ジンフウ編
「お疲れ様でしたぁ!」
「はいよ、フウちゃんお疲れ様。また明日ね。」
バイトが終わって茶屋を出ると、すっかり暗くなっていた。
「日が暮れるのも早くなったな〜。」
そう思わず独りごちてると、柳の木のそばに怪しい人影。
「フウ」
と思ったらジンだった。
「あれ〜ジン。迎えに来てくれたの?」
「・・・最近は日が暮れるのも早くなった。」
歩調をあわせて歩き出す。
んで、なんとなく沈黙。
橋に差し掛かったとき、水面に上がりかけた月がきれいに
反射してきらきらと輝いていた。
「きれーだね〜。」
「そうだな。」
二人で並んで、水面を見つめていた。
「ねえ・・・ジン?」
「・・・なんだ?」
「怪我の具合・・・・どう?」
「・・・大分いい。」
「そっか。」
私はジンにいわなきゃならないことがある。
伝えなきゃいけないこともある・・・はず。
「ありがとう・・・ね。」
水面をみつめながらそうつぶやいた私の横顔を
ジンがまじまじと見つめる気配がする。
ジンと向かい合って、そっとジンの袖をつまむ。
目線は下を向いたままだ。
「私、あの時ここで死ぬのかなって思った。そしたらジンが来た。
私は死なずにすんだ。ジンのおかげ。ありがとう。」
あの時のことを思い出して涙がこみ上げてくる。
「・・・でも、ジンが死んでしまうかと思って怖かった。まったく
無茶しすぎだよ、もー。」
ジンの手がそっと私の肩に置かれた。
「フウが気に病む必要はない。あの時私は自分以外のために剣を振るった。
今まで生きてきて、初めてのことだ。私は探していたものを手に入れた。
だから、いいんだ。」
にじむ涙を必死に掬い取っていると、ジンの手が頬にふれて私の涙をぬぐった。
「仕えるべき主君は見つからなかったが、仲間を見つけた。
フウ、オマエとの旅はなかなか楽しかった。感謝している。」
「・・・・傷が治ったら・・・お別れ?」
「私は師匠殺しの汚名のせいで、常に狙われる身。」
そんな、拒絶。
人目も気にせず、ジンの胸に顔をうずめる。
手は背中に回してぎゅっと抱きついた。
涙があとからあとから出てきてとまらない。
「きっと・・また会えるよね?」
「そうだな・・また会おう。」
ジンの手が頭に載せられる。
「もう日もすっかり暮れた。宿に戻ろうか。」
そっと私の体を離し、ひんやりとした手で泣きじゃくる私の手を引き歩き始めた。
宿に戻るとムゲンの姿はなかった。
「ムゲン、どこいったんだろうね?」
「・・・・・好都合だ。」
「え?何か言った?」
「いや・・・なんでもない。」
実はしっかり聞こえてたりして・・・・・・。
ムゲンがいないのは私にとっても好都合だ。
この時間に宿にいなかったらどーせ朝まで戻らないだろう。
そういえばまだ手をつなぎっぱなしだったことに気が付いて
あわてて手を離す。
「な・なんかごめんね?みっともなく泣いちゃって。」
するとまた手をぎゅっと握られた。
びっくりしてジンを見上げると、普段感情が顔にあわられないクセに、
こんな時だけ色っぽく私を見つめていた。
「・・・フウ。」
ゆっくりとジンの顔が近づいてきて、そっと私の唇にジンの唇が触れた。
ジンが優しく、私の体をなでていく。
そのひんやりとした手が、どこかしこに触れるたびに私はぴくぴく反応してしまう。
「あっひゃっ・・・・はあ・・・んっ・・」
目を開けたら、ジンの広い胸の真っ白い肌に真っ白い包帯が巻かれているのが目に付いた。
そっとその包帯に触れる。
「・・・大丈夫・・・なの?」
「・・・・ああ・・平気だ・・・。」
そういって、私の興味を傷からそらすかのように、深く口付けてきた。
両手をジンの首に回すと、髪を束ねてる紐を発見したので、えいやとばらしてみる。
ジンの長い髪がはらはらと零れ落ちてきて、私の顔をすっぽり包んだ。
「フウ?」
ふと顔を離したジンは、あの時のジンそのままでまた泣けてきた。
ジンは苦笑いして、にじんだ涙を舌で掬い取り、そのまままた口付ける。
私の足と腰をその長い腕と広い手で抱え込み、ゆっくり侵入してくる。
「んっ・・・・いたっ・・・」
私が痛がると侵入をやめ、ゆっくり引いてまたそろりと侵入する。
十分な時間をかけて、私の体と心の緊張をほぐしてくれた。
ジンの与えてくれる振動に、すっかり夢中になった。
最後のほうはぽーとなってしまって、よく覚えていない。
気づくと、ジンは私に腕枕をしながら、寝入ってるようだった。
その寝顔に、そっと唇を寄せた。
「じゃあね、またいつか。」
会っても、2度と会えなくてもかまないけど。
どーせかないっこない願いなら、また会うことを願っとこ。
ジンフウ編終わり。
目汚しスマソ!!
萌えても萌えれきれなくてもかまわないけど
どーせかないっこない願いなら、萌えてくれるのを願っとこ。
GGGGGGJ!!!!
もう、もまいさんのお陰で萌えまくりだYO!
こっそり3P編も願っとこ。
萌えた…。ジンの優しさに萌えましたよグッジョヴ!
妄想が止まりませんYO〜!(*´д`*)3P編も是非お願いしたい。
812 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:00:24 ID:l5MQaSNK
age
保守
3P編がなかなか進まないので保守ついでに
初めて書きかけたジンフウを発掘したので投下しておきます。
北の岬にぽつんと建った小さな小屋の中。
ジンが目を覚ましてみると
傍らにはフウがいた。
「あ、ジン起きた?水飲む?なんか食べる?」
「・・・・水を。」
フウは茶碗に注いだ水をジンに差し出した。
コクリと喉を鳴らして水を飲み干した後、
小屋にはフウと自分しかいないことにきずいた。
「・・・・・あいつは?」
「食料調達にいってる。なんか傷もほとんど
治ったみたいだよ〜。ほんっと野生児だよねムゲンは。」
「・・・・・そうか」
そっと自分の傷をさすってみる
まだ痛む。
「私は動けるまでもう少しかかりそうだ。すまない。」
「へ? いやムゲンがおかしいんだって。
ジンがフツー。まだまだ安静にしてないと。」
ジンの目の前に握り飯が差し出された。
「はい。早く治すにはたべないとねー。」
「・・・・・かたじけない。」
ジンは握り飯をゆっくり時間をかけて嚥下した。
そんなジンをフウはじっと見つめる。
ジンが握り飯を食べ終えてフウに視線をやると
フウはすっきりしたまぶしい笑顔とぶつかった。
「・・・・・あの晩の・・・」
「・・え?」
「いや、フウはこれからどうするのだ。答えはでたのか?」
「・・・・・うん。」
そうだろうと思った。
フウの笑顔はもう答えがでている
ことを意味していたから。
「そうか」
それは聞かずともわかる。
自分も答えを出さなければ。
「フウ・・私は・・・・」
「私の旅は終わらない。きっと一生終わらないだろう。
また、どこかで出会って一緒に旅することもあるかもしれない。
私はここまでの旅を一生忘れることはないだろう。
・・・・初めて仲間と出会えた旅を・・・」
フウはじっと聞いている
「しかしフウ。お前のことを・・・・」
「お前に、触れておきたいのだ。」
そのままじっと見詰め合う。
しかし、ジンは目をそらしてしまった。
フウの答えを聞くのが怖くなってしまったのだ。
フウが膝をつめ、至近距離からジンを覗き込む。
「ジンはずるいよ・・・そこまでいっておいて
自分からは何もしないなんて・・・・・」
ジンの唇にフウの唇がそっと触れた。
以上 目汚しスマソ!!
いまいちジンフウのエロシーンが妄想できなかった頃で
こんなところで終わってた・・・・・・。
ちょ、萌え殺しっスよ───!3pも楽しみですが、こちらも余力がありましたら
続けてくだされ。不器用げなジンに萌〜
うはvvvこういう初々しいジンフウもまたええですな!
3Pはまったり気長にお待ちしてまする〜。
萌えをありがとうございます!
>>778 序章→ムゲフウジン編
「ちょっと話があるんだけど。」
とある日の昼下がり。
だらしなく寝そべるムゲンと、きっちり座っているジンと
等間隔のところで正座した。
二人の前にちょんちょんと小さい巾着をそれぞれおく。
「・・・なんだよ。」
「・・・・・・。」
二人が奇妙な表情で、私を見つめる。
「今もってる全財産をきっちり3等分したの。もってって。
お礼には・・少なすぎるけど。今までありがとう。
二人のことだから、いつふらっといなくなるかもしれないし
そろってるうちに、お礼をいっておくね。本当に、ありがとう。」
「んだよ。勝手にどっかいっちまってもいーのかよ。」
ムゲンが少し不機嫌そうに言った。
「そういうわけじゃないけど。もう、一緒にいる義務はないよってこと。」
ムゲンがため息をつきながら、のっそり起き上がると、
巾着をわし掴みして出口のほうに歩いていく。
「じゃーな。ま、元気でな。」
「・・・おい、ムゲン。」
ジンの問いかけを背に、ムゲンはさっさと出て行ってしまった。
私は畳の目から、目を離せない。
「フウはどうするのだ?」
「私は、もうちょっとココでバイトしていく。ジンも行っちゃっていいよ。」
ジンはしばらく無言で、私を見つめてたようだったけど、
やがてそっと巾着を掴み、静かに出て行った。
「・・・では 達者で。」
予想はしていたけど、こんなにあっさりでていくなんて・・・。
こみ上げる涙をこらえきれず、誰もいない部屋で、
いやに広く感じる狭い部屋で、私はしばらく泣き続けた。
どれくらいそうしていただろう。
気分転換に窓を開けたら、満月が夜空に輝いていた。
「きれいだなー・・・。」
ついにひとりぽっちになっちゃった。
これからどうしたらいいんだろう?
ずっとこの町にいるのかな。
それとも、おじさんを訪ねてみようか。
でもそこまでの道程は一人になっちゃうなー・・・。
あぶないよなー。
そのまま寝静まった夜の町をなんとなく眺めていたら
どこからともなく、話し声が聞こえてきた。
「・・・・テメ!!」
「・・・なんだ、貴様もか。」
「何しにきたんだオメー。」
「貴様こそ何しに来たんだ。戻ってくるなら最初から
出て行かなければいいものを。まったく。」
「テメーもここにいるってことはオメーも出て行ったんじゃねーのかよ。」
「それは、そうなのだが・・・。」
二人の姿を探してみると、いた。宿の入り口の影に。
もう、一人になる決意、やっとできたと思ったのに。
一人になっちゃうんだったら、一人になろうと思ったのにな。
そっと宿の外に出たら二人はまだ言い合いをしていた。
しかしすぐにきずいて、二人とも気まずそうに立ち尽くす。
私はゆっくり二人に近づき、その勢いのままそれぞれの手を
両脇に抱え込み、無言で宿へ引きずっていった。
二人は後ろ歩きになりながらも黙ってされるがままになってくれた。
部屋に戻っても二人の腕を放さず、腕に顔をうずめたまま
ぺったり座り込むと、二人はやっぱり何も言わずされるがままに
そのまま一緒に座り込む。
二人の腕に、ぎゅうっと胸を押し付ける。
しばらく そのまま。
「わかったから手ぇ離せ。」
「フウ。」
やがて二人は同時に話しかけてきて、そっと手を離すと
ムゲンが荒々しく、私の顔を両手で挟み込み、口付けてきた。
同時に、着物の帯がしゅっと解かれる。
ムゲンの両手はふさがっているから、帯を解いたのはジンだろう。
ジンの両手が、私の胸をわしづかみした。
ムゲンの舌が、強引に私の唇を割り進んできて、むさぼられる。
背筋にジンが唇を這わせてきた。手は胸を揉んだままだ。
背中の敏感な部分にジンの唇を感じて、ビクンと体が反り返ったが
ムゲンは口を離してくれず、私が上げる声はすべてムゲンに吸収されてしまう。
「・・ふっ!!・・んんっ!!・・・」
ジンの手と唇は止まることなく、静かに私の全身を撫で回す。
内腿を撫で、そのままゆっくり中心に触れる。
ひときわ大きく体が跳ねたけどムゲンに押さえ込まれる。
やっとムゲンが唇を離してくれて、息を目いっぱい吸い込んだら、
すぐさまムゲンのモノが口に押し込まれた。
無我夢中で舌を使ってみたり吸ってみたりすると
ムゲンの荒い息遣いが聞こえた。
感じてくれてるんだ・・・。
そう思った時、ジンのモノが私に差し込まれた。
ジンが十分慣らしてくれたからか、あまり痛くない。
むしろ気持ちいい。
日が昇ったら、きっとお別れ。
なら、夜は明けないほうがいいのかな。
ずっと二人の手を握ったまま、てくてくと街道を歩いてた。
ひらけた場所の、十字路に差し掛かったところで自然に手が離れた。
「じゃあね。またいつか。」
きっとどこかで会うんだろうな。
以上、目汚しスマソ!!
やっと3P編うpできました。
神〜!!!
萌えを!幸せを!ありがとうございます!!!!!
うわ〜ん!貴方の書く3Pが大好きだぁぁ!
>>824 その言葉で救われました
3Pネタこんなに書くってどんな変態?って自問自答してたんで・・。
だからちょっと時間かかっちゃったんですが
完全復活!!
妄想はつづきます!!
>>825 フウがいじましくてめちゃ可愛い!こんな3Pならばんばん来いです。なんか癒されました萌えー!
自家妄想するとジンムゲンどっちか暴走の末の真っ黒いものになるwww
どっちも独占欲強げなイメージがあって、3P嫌がりそうなんだ……
ホシュついでに突発で書いた小ネタ投下してみる。
ムゲフウで。↓
華奢なその体は乱暴に触れば簡単に壊れてしまいそうで。
同時に、いっそのこと壊してしまいたい強い衝動が体のうちを駆け巡り、熱になって戻ってくる。
「…やだっ…ムゲンっ…!」
否定の言葉しか吐き出さない唇を無理やり奪って舌に吸い付いてやる。
目を閉じずに伺えば、見たことのない上気した頬に涙がこぼれていく様が見えた。
畳の上に無理に押さえつけた体は全身で自分を否定している。
子供のように(いや子供なのか)涙を流すその様は色気も何も持ち合わせちゃ居ないのに、
自分のせいでこの女がこんなに乱れているという、たったそれだけのことで体がうずいて仕方がない。
逃げようと振り回した足のせいで、着物の裾が開いてきていて、それすら男を煽る逆効果でしかなかった。
傷つけたいわけでは、決してないのに。
守ってやろうと生まれてはじめて思った相手だというのに。
結局は自分は、壊して奪うことしか知らない獣なのか。
あの地獄のような島にいた頃と何も変わっちゃいないのか。
あらわになったその小ぶりな胸に急いたように顔をうずめると、
こんな状況だというのにいつものこいつの陽だまりのような匂いがした。
その暖かさと柔らかさがいっそうフウだということを認識させ、欲情に拍車をかける。
同時になぜだか、涙が出そうになった。
「ムゲ……な、んでっ…、こんな…」
喘ぎながら問われたそれに、うるせえよといわんばかりに睨みあげてさらに奥地へと手を進める。
答える術を持たなかったその問いは、「ひぁっ」という高い悲鳴とともに消えた。
罪悪感と独占欲で頭の中がぐちゃぐちゃになって、狭い部屋に響く水音にもうなにもかもわからなくなる。
ただその中で、それでも目の前の存在が愛しいということだけが、まぎれもない事実だった。
二度と伝わることはないのだろうけど。
(泣いているのはどちらだ)
無理やり開かせた足の白い内側に噛み付きながら、頭の片隅でそんなことを思った。
【完】
以上。
自分で書いて何だが、ラブラブのムフウエロスが読みたくなったとです。神の降臨をひたすら待つとです。
ぐっぐっぐっじょぶ〜!!
ジレンマにもがくムゲンに萌えた・・・・!!
あの是非続きを・・・
昨日サムライチャンプルーをはじめて知った。
ネットで流れてるアニメを2,3時間前に全部見た。
ここにきてジン→フウにはまった。
これから仕事です。
仕事中にきっとジン→フウをもんもん考えるよ。
やっぱムゲンだよ‥なんてエロカワいんだムゲン
神よもっとムフウを!もっっとォォオ!
あんなムゲンやこんなムゲンを見せてくださィィイ!
835 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 02:51:14 ID:14YGkYSu
期待
ここのスレ、雰囲気すげえいいし文章どれもこれも萌えるし好きなんだが、人減ったなあ…。再放送効果は望めないものかorz
再放送といっても地上派は本放送が前半だけしか放送されなかったわけで…
838 :
ピコ:2006/08/03(木) 02:43:46 ID:8Jh/e6H9
はじめまして!サムライチャンプルー大好きです!
アニメの声で読むとマジ萌え死ぬここ。
そんな事言う自分は今日はじめてDVD見たという笑っちゃう程の何を今さらド初心者です。
でもまだ江戸編終わりってトコまでですが。これから重くなるのか@長崎
仲良く3Pいいすね。日常ふつうにヤっててくれるとより嬉しい
とりあえずフウ相手の時は
「乱暴だが実はやさしいムゲンとやさしいが実は休ませない鬼畜ジン」で。
840 :
833:2006/08/05(土) 02:06:44 ID:FlovsWCE
>>834 固めの杯を。
私的最萌キャラ、ムゲン
おっかしーなースパイク・スピーゲルにもこんなに萌えんかったのにィ。
神様、野獣のよーに苦しみ狂い暴れるムをぉ!
優しさとか要らないんで。
>>840 それ見たい
アニメ見たことない自分は負け組?
ん?漫画版しか知らないってことかな?
おいらの想像の野獣ムゲンはこんなかんじだ↓
支配するのもされるのも嫌えだ。
欲しい物は奪ってきた。
ヤった後なれなれしくなったオンナにうんざりして
後腐れなくヤれるオンナしか相手にしなくなった。
俺は一人で生きてきた。
これからもそうだ。
あいつを見ると胸がざわつく。
あいつが笑う度、胸の中でどす黒い欲望が吹き出す。
それをとき放てという感情を、理性がかろうじて押さえ込む。
我慢する必要なんてねえ。
やりたいようにやればいい。
そうやって生きてきた。
心地いいと感じる自分が気持ち悪りぃ。
いつかこいつらは俺を裏切る。
裏切らない人間ていねぇ。
それをあの島で学んだ。
人は裏切るモンだ。
なら、裏切ればいい。
小せえ体を押さえ込むのはカンタンだった。
すすり泣くフウを見下ろして
手首に付いた痣に目が留まる。
なんでかちくりと胸が痛む。
一向に泣き止まないフウに、
なんでかまたちくりと胸が痛む。
この世に壊れねえものなんてねえ
幸せなんて、存在しねえ。
「私たち、似てるのかもね。
幸せなんて言葉は知らなかった
・・・・・ただ、夢を見ちゃっただけ。」
そういったのは誰だったっけ?
エロシーンはおもいつかず・・・・・無念。
どわっ…!来てみたら!
833じゃねーけど、萌えた!ぐじょぶ〜。続き、読みたいっス…。
846 :
833:2006/08/09(水) 14:39:56 ID:1r5xlRai
萌えぇぇえ!!gj!!
コザを斬らなかった後的な雰囲気――!?
なんて良スレなんだろ…
神々よ、感謝します
847 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 00:03:34 ID:MvIW5JeM
期待age
848 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 22:10:01 ID:mCM9dUIz
保守age
849 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 17:49:29 ID:5uyP23jO
神様 お願い お仕事 して して
保守age
ここは神様・職人様多いよねwktk
神様待ってる
852 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 00:47:54 ID:QHlfA5gV
あげ
神スレ!
ジンの一人称禿萌え!!
神様たちは宿題に追われていらっしゃるらしい…
声にならない思いが切々と夜気に溶け、男はただ激情のままに行為を続ける。
「……んッ、あぁ、あッ、あぁうッ、あっ、ムゲン…っ」
つれぇのか。
未だ男を知って幾らも立っていない体に容赦のないことだと思いながらも、止めることなど出来なかった。
覆いかぶさり、なおも激しく突き上げる。
辛くないはずは無い。一度高みに達してからも、休みも与えず貪っているのだ。
ぐちくちゅと繋がり合った所から漏れる体液はお互いのものが混じりあい、泡立ち、ムゲンの白濁を含んで夜具に垂れ落ちる。
「───ッあぁ……っあ!あッ───大丈夫っ……だから、むげ、んッ……!」
あまりにも快楽が深すぎるのか、その喘ぎはもはや悲鳴に近い。
息すらも満足に出来ず、紅潮した顔にまた涙が滴った。
身をかがめて涙を啜り取る。まだ足りず、喘ぎを漏らす唇を吐息ごと味わった。
締め付けられる力が強くなり、ムゲン自身も追い立てられる。
思わず呻いて、熱い吐息をフウの上に吐き出した。
増していく快楽にぎりぎりと思考が削られ、益々歯止めは効かなくなってゆく。
まだガキだと高をくくっていた。十字路で三人別れてから何年たっていたのか、再会したこいつはやっぱり煩くて、変わらない顔で笑い掛けて来た。
きっかけを作ったのはむしろこいつからで。
それなのに、半ば強引に思いを遂げたあの日から、溺れていったのは自分の方だった。
抱けば抱くほど、己の中の獣が貪欲になる。
己が与える快楽によって、次第に開かれていくフウの体。
抱きしめるたび、いっそ壊したくなる華奢な感触も柔らかさも、求めるように高まって行く嬌声にも。
ただ、渦巻く感情が言葉に辿り着くとは無く、ムゲンの中に苛立ちにも似た欲望を募らせる。
律動に震える指先が、頬を包むように触れてくる。
その手を引っ掴み、口付けて口腔内でしゃぶった。
「───ぁッ、あ、っふぁ!あ、あ、ぁあッ、ムゲン、ムゲンっ、ムゲンっ…!あっ!」
もう二度目の限界が近いのか、耐えかねたようにふるふると首をふり、ムゲンの名を呼ぶ。
───辛くねぇはずはねぇのに、何で、俺を受け入れ続ける。
夜具を握り締める手を解き、指を絡めて両方の掌を繋いだ。
フウの奥から全てが蠢き、激しく収縮を伝えてくる。
口付け、揺さぶり、刻み付けるようにフウの中に怒張を突き立てながら、ムゲン自身も高波のような熱と痺れに満たされていく。
「あぁッ、んっ!───んぅ、は、あッ、あぁ!、あッ、やッ、あ、あぁあぁぁ────っ!」
びくびくと重なっているフウの体が弓なりに反り、こぷりと大量の蜜が溢れる。
快楽に打ち震える肉壁がムゲンの男根に絡みつき、奥へ奥へと絶妙な力で締め付ける。
ムゲンの腰から焼けるような快感がはじけ、フウの最奥にその精を放った。
「……ッ……っ……ッ……!」
ムゲンのものは二度目とは思われないほどの欲望を吐き出し続け、眩むような快楽に体が支配される。
もつれるようにフウの横に倒れこみ、その身を預けた。
まだ整わぬ息遣いと、密と精の入り混じった隠微な香りが二人の周囲に漂う。
気だるく堆積した疲労は確かに満足を伝えてくるのに、心が反するように飢餓を訴える。
また、手酷く抱いてしまったと、後悔に胸が引きつれる。
まともにフウの顔を見ることが出来ず、荒げた息のままフウの体を折れるほどに強く抱いた。
フウのパートは納得がいかなかったんでぶったぎり。プレその後ムフウ。
きっちり書きたいネタではあるんですが、なかなか形になりません。
このところ過疎り気味で寂しいすね…
キタ---(゚∀゚)---!! キタ---(゚∀゚)---!!
最高です!!
神キテター!! GJ!!
やっぱムフウだよムフウ。
>>843-844のエロシーンを投下しようと思ったんだが
この見事なエロの後だと目汚しにすらならない・・・・・。
小さな小屋の中、暗闇でうごめく影がある。
雲で隠れてた月明かりが暗闇を晴らし
ムゲンとフウの姿が浮かび上がった。
ムゲンはフウの小さな両手を片手でまとめ
床に押し付け、もう片方の手は口を覆っていた。
フウの目には涙。
「そんな顔してんじゃねー。」
ムゲンはひどく乾いた笑みを見せ、フウの目に恐怖が浮かぶ。
身を抗って逃れようとするが、逃れられるわけもない。
ムゲンはそっとフウに顔を寄せ、目を覗き込む。
ひどく残忍な、いっぺんの優しさも感じないそのムゲンの
目を見て、フウはぎゅっと目を閉じ、顔をそむけようとした。
フウの叫びは、ムゲンの手に吸い取られるだけだ。
「ヤァッッッ!!」
ムゲンが手を離した一瞬に、フウの叫び声が一瞬響くが、
すぐにまたふさがれた。今度は口で。
叫んでいたため、ムゲンの舌はやすやすとフウの口内に
侵入し、蹂躙する。
唾液が気管に入ったのか、フウが激しく咳き込んだ。
咳き込みがやみ、フウが落ち着くと、いつの間にか
フウの身頃は完全に開かれている。
ムゲンが冷たく体を見下ろしているのに気づいたフウは
また、恐怖で顔をゆがめる。
ムゲンはフウの両手を片手で戒めたまま、
フウの乳房に顔をうずめ、突起を口に含んだ。
それはとても、ゆっくりだった。
「ムゲン・・・なんで?」
「うるせえ、黙れ。」
ムゲンが獣のような目で、フウを射すくめる。
フウの両手を戒める手はきつく、指先には血が通ってないようだ。
しかし、フウの体を這い回る舌は、おどおどして頼りない。
そのくせ、フウを睨みつける目はひどく残忍で。
フウはただぎゅっと目を閉じて、恐怖に耐えていた。
やがて、ムゲンがフウに侵入した。
あまりの痛さと恐怖に、さらにフウはぎゅっと目を閉じたが
叫ぶことはしなかった。
ただ、黙って耐えていた。
最後までムゲンはフウの両手を離さなかった。
果てた後、そっとフウから離れ、フウに背を向けて座り込む。
フウの両手にはくっきり痣がうかびあがっていた。
フウがすすり泣く。
ムゲンはフウをそっと見やったが、すぐに目をそらし、
窓の外の月を見つめていた。
おしまい
神の後では目汚しにすらなれない・・・・・。
一瞬投下を迷ったけど、気に入らない人はスルーヨロシク!!
うんうん、やっぱムフウだよなムフウ!
>>857 神。゚+.(・∀・)゚+.゚キター!!
ムゲン目線にテラモエですた
>>856 >>860-861 両神様とも、萌えとエロをありがとうございます〜。
ムゲンが切なくて良いねぇ。
ジンフウや3Pの神様も気が向いたら降臨されます様に…
>>859 おお、エロシーンが来てた───!GJ様です!!
ムフウが…!つか萌えに火が…!もっと読みたくなりましたw
ID変わってますが、855です。
文章にすると、自分では微塵も萌えれなくなるので他の職人さんのエロが読めるのは本当に嬉しい。
ちゃんとエロいのか自分ではわからんとです。
読んでくださった方々、どうもありがとうございました。小ネタですいません…
あああ久々の投下ありがとうございます!
しばらく放置プレイだったもんだから効きました ゴフッ
やはりムゲンは哀しき野獣。なぜ自分がフウに惹かれているのかも解らないのね‥
867 :
小ネタムフウ:2006/08/27(日) 22:03:08 ID:MBkSJyI4
「いた!!いたいいたいいたい!!」
あまりの痛さに思わずムゲンの顔や胸を
叩き、引っかき、押しやって、
おまけに蹴りつけてしまった。
痛さから開放されて、ほっと肩で息をして
ムゲンを見やると、部屋の隅でうずくまってた。
あれ、なんでそんな遠くにいるんだろう?
どうやらかなりの力で蹴ってしまったみたい。
「っテメェー・・・・」
力なくムゲンが毒付く、私どこを蹴ったっけ?
「その!!だって、あの!!・・・痛くって・・・ムゲン大丈夫?」
すっぽんぽんでどこかを(どこを?)抑えてうめいてる姿はちょっとヘン。
ちょっと笑いをこらえながら一応心配していると
ムゲンはやがてのっそりのっそり擦り寄ってきた。
「テメェ・・使い物にならなくなったらどうしてくれんだ。」
「へ?どうするって・・どうしよう?」
ちらりと目をやると、・・・元気じゃん。
心配することなさそうだけどな。
すると、私の腰を抱えて続きをしようとしてきた。
「ちょっ!!やだ!!ひりひりして痛いんだから!!」
「テメーなあ。先っちょしか入ってねーぞ?我慢できねーのかよ。」
「無理。痛い。やだ。」
ムゲンはちょっとショックだったのか、がっくり私の上に寄りかかる。
あの、重いんですけど。
ムゲンは思いついたようにぱっと顔をあげ、にやりと笑う。
「じゃー。なんとかしてもらおうじゃねーか。」
868 :
小ネタムフウ:2006/08/27(日) 22:03:53 ID:MBkSJyI4
口で、あれを。
口に、あれを。
口に、くわえろと。
「!!何いってるの?! そんなことできるわけない!!無理!!絶対無理!!」
「ワガママいってんじゃねー!!」
「ちょーとまった!!わかった!!わかったから。」
にじり寄ってくるムゲンを、手で制して私は続けた。
「・・・手で、してあげるから。」
「はあ!!?」
ムゲンはそう叫んだあと、ふかいため息をついてがっくりうなだれた。
心なしか、あれもがっくり下がってる?
片足を立てて、膝小僧に顔を乗っけてムゲンがだるそうに私を見やる。
え〜と、してほしいって事だよね。
そっとムゲンの膝に膝を付き合わせ、ゆっくりムゲンのあれに手を伸ばした。
へ〜こんな感触なんだ。
触れた瞬間、ムゲンがぴくりと反応する。
ゆっくり上下にさすると、さらに硬くなった。
ムゲンが胡坐をかいて、手を後ろのほうについた姿勢になった。
そうつきだされると、なんか恥ずかしいんですけど。
私が手を上下にさするたび、ムゲンの口から吐息が漏れる。
気持ちよさそうだ。
片手をもてあまして、そっとムゲンの胸の突起に触れてみる。
ムゲンがびくりと反応した。
あ〜男の人も、ここ触られると気持ちい〜んだ。
「うっ・・・はぁっ!!」
ムゲンの表情が気持ちよさそうにゆがむ。
そのムゲンの反応をもっと見たくて、私はもう一方の胸の突起に
そっと唇で触れてみた。
あれが、さらに硬くなった。
いたずら心を起こして、舌でなめあげ、歯を立てた。
ムゲンの手が背中に回されぎゅっと抱きしめてきた。
「・・・・・・はっ!!」
その瞬間、ムゲンが達した。
驚いて手を離そうとしたらムゲンが私の手ごと掴み、
さするのを続けさせられた。
「全部でるまでつづけろ・・・」
白いどろどろしたものが、私の胸に降りかかる。
う〜。ちょっと気持ち悪いよ。
いつまでもべたべたしてるような気がして
やっきになってふき取っていたら
後ろからムゲンが抱きしめてきた。
耳元でそっとささやく。
「オメー。まだイッてないだろ?」
終わり
ほのぼの目指してみたけど・・・・撃沈。
ID変わってるけど
>>859です。しかし野獣ムゲンよりバカっぽいムゲンの
ほうが書きやすいんだな〜・・・。
と 吐息なムゲン チクビ感じちゃってるムゲン
あんた天才だな
>>859 なんか見ちゃいけないものを見ちゃった感じ…テラモエッシブ
十分ほのぼのってか明るい感じでゴチ!
多少フウムゲ風味?ムゲンがイイ感じですw
欲を言えば、フウがイくとこまで読みたかった…
872 :
>>859:2006/08/28(月) 20:50:12 ID:ngBhGdmj
>>870>>871 アリガd
読み返してみると確かにフウムゲ風味だ。
次はフウがイく小ネタがんばります。
>>859 まってまつ。
しかし…己が妄想すると、ムフウでほのぼのとか明るいエロにならんことに気付いた。
ジンフウなら甘々にも行けるのになんでだろう…。ゆえに尚更待ってます〜
多少金銭に余裕があるのか、三人相部屋ではなく男二人とフウ一人の部屋割り。
といっても、襖を隔ててすぐ隣の空間。
夜中に双方が寝静まってから───
「んんッ…!ちょ、なに!?」
「あ?あぁ、声は立てるんじゃねーぞ」
「フウ。声は……上げるなよ?」
てなシチュのが読みたい…(*´д`*)ハァハァ
ムフウ、ジンフウでも、残されたほうが気付いて3pに突入しても。職人さんお願いします〜
876 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 10:49:07 ID:jEIQB9sY
874さんの「ふすま越し:声出すなよ」ネタにインスパイアされて書き始めました。
ジン×フウ、出来立てホヤホヤ投下します。
長いよ。今回は告白→ちゅう☆マデ。あんまエロ無いです。
次回は夜這い→まぐわりらす予定で御座います
?今すぐ投下じゃなくて、現在執筆中で書き上がったらすぐ投下するって意味か?
878 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 11:26:21 ID:jEIQB9sY
ごめん。上手く投下できない。こつ、あります?文章が長いからかな?改行少ない方が良いのかな?
>>878 改行少ない方が見やすいって一般的に言われてるよ。
他スレで、改行しまくりのssが投下された際、一斉に読みにくいって書かれてた。
改行しまくりのssの例。↓
「フウ……?」
「いいから、寝てなさいよ。傷痛むんでしょ?」
「すまん……ところでムゲンは?」
「知らない。またどっかほっつき歩いているんでしょ。それより何か食べたいものとかある?」
「……いや」
「ねえジン」
「?」
「もう――あんまり無茶しないでよね」
「フウ」
「向日葵の侍、探してくれるんだもんね」
「……ああ」
みたいな?
あと、一文が長すぎると書き込みの際、弾かれる(「長すぎです」ってエラーが出る)から気をつけて。
ごめん。偉そうなこと書いて。
「読み手は黙って全裸待機」が鉄則ですよね? そんなわけでss待ってます。
881 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 12:25:43 ID:jEIQB9sY
なるふぉど。大変参考になりました。ありがとう御座います。
さっきからさんざtryしてるんだけど駄目。たぶんこっちの回線が遅くて、良くないんだとオモ。
場所変えて、やってみます。文もう完成しているのでもどかしいぃ〜っ!
他の職人さんの降臨、邪魔したくないので私のことはスルーして下さい。
>>881 補足。
一文が長すぎてもNGだし、全文が長すぎ(多すぎ)てもNGですわ。
一度の投下で、20行から30行くらいで十分かと。
300行のssだとしたら、15レスに分けて投下、とか。
883 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 18:51:52 ID:hL5X5ST/
あれ・・・
まただ。
フウはちょっとぎこちない思いでまた目の前の河に浮かんだ釣りの浮きに視線を戻す。
最近ジンと良く目線がぶつかる。
思い過ごしかと思ったんだけど・・・
ううん、やっぱりいつも彼はあたしを見つめてる気がする。
今日の魚釣り始めてから、もう3回目だ。
いつからだろう。
なんだか物言いたそうな、切なそうな眼鏡の奥の瞳。
さらさらと、河の流れる音が耳をくすぐる。
一昨日は、ムゲンがロドリゲスで大勝。
3人でおおいばりに昼間から始めてお寿司屋に入った。
ほっぺが落っこちそうな寿司をペロリ平らげ、指に付いた米粒やらをなめ取っているあたしの口元に
熱い視線を感じて、ふと目を上げたらあわてて目をそらすジン。
ジンの前のお寿司ははまだ半分くらいしか減ってなくて、
(あれ、ジンもお腹減ってたはずなのに。こっち、見てたせいかな・・・)
なんだか、いつもの習慣で指をなめてた自分が恥ずかしくなっちゃって、
「ちょっと、手を洗ってくるね」と立ち上がったら
「お、オメーが手洗うナンざ、こりゃ嵐になるぜー」とムゲン。
「うっるさいわねー。野生児のあんたに言われたくないの」とやり返して、さっさと席を離れる。
はぁ。
正直ジンから離れられてほっとできた。
なんだか、一緒にいると今までにない違和感がいつの間にか生まれていて。
(ムゲンが間にいてくれると、平気なんだけどな・・・何か、ジンは私に言いたい事があるのかな?)
手水場で、鏡に映る私案顔の自分を見ながら一人思いをめぐらすフウ。
(なんか・・・もやもやするんだよね。なんか悩んでるのかな?ジンは)
(前みたく、軽口のたたき合える間柄に戻りたいな)
柄杓に汲んだ冷たい水で、えいっと顔を拭うと、急いで2人のところに戻った。
2人は、くつろいだ感じでのんびりと熱いお茶をすすってる。
「遅かったなー。クソでもしてたんかよ?」と壁に寄りかかりながらムゲン。
その声を無視してちょっと明るく声をかける。
「ねぇ、ジン」
「・・・なんだ・・・」
884 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 18:53:38 ID:hL5X5ST/
くつろいだ表情が私に話しかけられさっと緊張する。
(ありゃりゃ・・・まただよー)
「ねぇ、なんかさー、悩みでもあるの?最近妙にあたしと話すとき声がこわばってるよ〜?」
「そ、そうか・・・?」
「うん・・・何か言いたそうだナァ、と思ってさ」
「けっ!こいつのむっつりは今に始まったこっちゃねーぜ?」
「もームゲンは黙っててよ」
「フウ・・・すまない、思い過ごしだ。気に病むことではない」
「えー・・・ジン、何でも相談に乗るよ!もう他人じゃないんだしさぁ」
「いや、本当に何もないんだ・・・」
ジンはちょっと悲しそうな顔になって、それきり黙ってしまった。
「あ〜ぁ、もう、ムゲン!あんたが横からピーピー嘴入れるからよ!」
「はぁぁあ?俺がなんかしたっつうんかよ?」
(もしかしたら口下手なジンは、2人だけになったら話せるのかも・・・)
で、翌日。
3人で通りかかった橋の上から、川面をひょいと覗くと沢山の魚影が、あっちこっちへキラキラ。
「おっ、美味そう。こいつら捕まえるのチョロそうじゃね?」
「わぁ!ねぇねぇ、せっかくだからまた釣りしようよ!」
「いや、私は遠慮しておく・・・」
「え〜っやろうよジン!こないだみたいにボーズにならないよう、あたしが一緒にやって上げる!」
そんなこんなでジンを2人で押し切り、ムゲンがそこら辺の木でこしらえてくれた釣竿と、
私の着物から取った糸でさっそく魚釣りを始める。
ムゲンは野生児の感か、ものの30分で20匹以上釣り上げ、飽きたらしくぶらぶら散歩に行ってしまった。*
さらさら、河の音が残されたジンとあたしの間に流れる。
(今なら聞けるかな?)
四たび目に目が合った時、フウは思い切って切り出してみた。
「ねぇ、ジン、昨日の続きなんだけどさ」
「あ、・・・ぁあ」
「あのね、なんか最近思いつめた感じじゃない?ちょっと心配でサ。
ムゲンに聞かれたくナイ事だったら秘密にするから。フウちゃんの悩み相談室にちょっと打ち明けてみない?」
「・・・」
「う〜ん、何かなぁ?あっ、もしかしてジン、あの女の人、何さんだっけ??・・・紫乃さんの事思い出して、切なくなってるとか?
紫乃さん、今縁切り寺で、ずっと会えないんでしょ?せつないよね〜」
「・・・いや」
ジンは、フウの目を見ずにつぶやく。
「もしかして、浜松に戻りたい?もしかしてあたしに遠慮して言い出せないんだったら・・・いいよ!!行っちゃっても。
向日葵のお侍さんはムゲンと探すし。ジンがいなくなっちゃうのは寂しいけどね〜。あと、」
「・・・違うんだ!!・・・フウ」
静かだったジンが、大きな声を出したのでフウはびくりとし、ジンを見つめる。
ジンは、今度はフウの目を真正面から見つめながら一言づつ押し出す。
「違うんだ。フウ・・・。」
「大声を出してすまない。・・・お前が、フウがそんな風に考えているのが・・・苦しくて」
ジンが、座っていた岩を離れて、すっと私のすぐ隣に腰を下ろす。
885 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 18:57:37 ID:hL5X5ST/
「紫乃の事は・・・あの女人とまた、会いまみえる気は無い」
「ジン・・・」
「フウ、自分でも恥ずべきと思うが、常にお前の姿を追いかけてしまう・・・」
ぱしゃん と、水面に魚が銀色の体を翻す。
「フウ、お前と離れたくないのだ」
ジンはもうほとんどフウの顔に息が掛かるくらい、近づいてきてる。
眼鏡の奥の、切れ長の目がいつに無く真剣。あれ、あれ、あれ・・・
ジンの白くうすい唇がフウの桜の花びらのようなそれに、そっと触れる。
(え・・・?あたし今ジンと口づけてるの?!)フウの手から釣竿が転げ落ち、河に捕らえられて流されてゆく。
あまりの事に硬直したままのフウに、抵抗されないとみてジンの唇がより深く求めてきた。
「・・・っぷわっ!ジン、ち、ちょっと!いきなり何・・・っう」しっかりとあごを掴まれ、
いつの間にか腰に周ったジンの腕にしっかりと抱きしめられてしまっていた。
唇を割り込んだジンの舌がそっと、上あごのざらざらしたところを舐め上げて、フウは思わずびくっとする。
さらに、軽く下唇を吸われ、口の端をペロリと舐められる。(・・・あ・・・気持ち良いな・・・)
ゆっくりとジンはフウの唇を解放すると、優しくそっと髪を撫でながらじっとフウの目を覗き込んで、
「・・・いやか?フウ」
とたんに、顔が火がついたように真っ赤になる。
ドキドキドキ。心臓が口から飛び出そう。だって、あたし、人生初めてのキスだったんだからー・・・。
(こんなこと、急にされたから大混乱だよ!・・・でも、正直イヤじゃなかったよ・・・)
答えられず無言でうつむき、ジンの腕の中から逃げ出す。
ジンに背を向けて座り込んでしまったフウを、悲しそうに見下ろすジン。
(やはり、駄目か・・・)
2人の間に気まずい時がよどむ。沈黙に耐えられず、小さな声を上げたのはフウだった。
「・・・あのね」
「うむ・・・なんだ・・・フウ」ジンが、包み込む様な声で答える。
「・・・ん、さっきの、あんまり急だったんでびっくりしたよ・・・」
「そうか。それはそうだな。少し、先走りすぎてしまった。すまぬ。フウの気持ちも汲み取らずに勝手をした」
「あたし・・・ジンの事そういう風に考えた事無くって・・・でも・・・、イヤじゃなかったんだよ・・・
ジンって、すごく・・・頼りになるし。あたしの方もっと振り向いてくれないかな、なんて、思った事もあるよ。
だって、箱根で捕まった時なんて、喋ってくれないから・・・嫌われているのかと思ってたくらいだしさ・・・」
ポツリ、ポツリと心許なげにフウが胸の内を明かしてゆく。
何事にもまっすぐな心で向かってゆくフウは、正直に自分の気持ちを汲み上げてゆく。
「フウ、私は・・・ずっと・・・」
そんなフウの姿が愛しくて、いじましくて、ジンは思わず衝動に任せてフウを再びかき抱こうとした時、
河の向こうの茂みがガサガサっと揺れ、はっと2人が立ち上がった拍子にのっそりムゲンが現れた。
886 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 18:58:49 ID:hL5X5ST/
「な、なんだ、ム、ムゲン、何処ほっつき歩いてたの?」
「ん、おめーら魚はどした?この先道がどうなってるのか見て来てやったぜ。後、一里もくだりゃー、次の宿場町だ。」
「うむ、そろそろ夕暮れも近い。参ろう」
いつの間にか茜色に染まり始めた西の空に、ねぐらへ急ぐ鳥達が鳴き交わし3人の上を追い越してゆく。
(んー・・・なんか妙だな、こいつら)ムゲンは普段に比べぐんと口数の減ったフウと、少し晴れ晴れとした表情で先にたつジンを交互に見やる。
(あ〜・・・どうしよう、頭ぐちゃぐちゃだよ、あたし。)
フウはついつい前を行くジンの後姿に目をやる。静かな、力強い背中。そこに揺れる長い、綺麗な、きれいな髪。
(ジンはあたしの事が・・・好き。あたしは・・・どうなんだろう。あたし・・・)
ヒグラシがジジジジジジジーーーーーーッと、逝く夏を惜しむように一声鳴く。
「ジンがいれば絶対怖くないよ」思わず口をついた言葉に思わずムゲンとジンは足を止める。
「はぁ?いきなりオメー、ナンだよ。おいジン、なんかしたんか?このガキに?」
「いや、その・・・」
「いいの!ムゲンに関係ないから!急ご!」
「おいっ!・・・何怒ってんだ?・・・わっけわかんねーよ」
ムゲンは無精ひげの生えたあごを指で掻きながら、大またでずんずん歩き始めたフウと、
苦笑しながらその後に続くジンを追った。
それからまもなく、3人はゆっくりと明かりの灯りはじめた旅籠屋街にたどり着いた。
つづく
887 :
夏の終わりに:2006/09/01(金) 19:05:42 ID:hL5X5ST/
あまり破廉恥でなくてゴメン。お目汚し失礼しました。やっと投下。(今Hエッチ執筆中です
GJ
野球以外の何かをしながら待ってます
>>887 どきどきしました。
襖越しリクした者です。妄想を形にしてくださってdです。至福だ…!
えち部もテカりながら待ってます。待ってますよー
ワクテカ
保守ワクテカ
894 :
夏の終わりに・続:2006/09/12(火) 18:01:01 ID:G2bmVQnt
お待たせしました。
ジン×フウ投下します。真ん中らへんにスレ>874 「フウ。声は・・・・・・上げるなよ?」有りマス
おかしなところは脳内変換でお願いいたします。
895 :
夏の終わりに・続:2006/09/12(火) 18:02:12 ID:G2bmVQnt
一膳飯屋で夕餉を済ませ、ひなびた温泉宿に3人は投宿する事にした。
ムゲンの兜相撲のおかげで懐に余裕があるので、久々にムゲンとジン、フウと、別れて2部屋とる事にした。
1人、畳にぐんとフウは体を伸ばす。
(どうしよう。もう、ジンの事ばっか、考えちゃうよぅ)
昼間の一件で胸がざわめく。ふと、唇にふれて、目を閉じる・・・。
隣からはムゲンがジンに何やら馬鹿話をしているようで。
2人の声をふすま越しに聴くうちに、フウはいつの間にやら眠ってしまった。
・・・・・リーン、リーリー・・・・リーリーリー・・・・
初秋の宵闇に、鈴虫たちが互いを求め鳴き交わす調べが満ちる。
月の光の満ちた中庭に咲く、薄桃色の芙蓉の花には、夜露が降りしっとりと水気を含んで重たげに頭を垂れている。
滴る様な満月が天頂に掛かる深夜、ジンはふと暗闇に身を起こした。
隣にはムゲンが腹を出してフゴフゴといびきをかいている。
我知らず、フウと自分を隔てている直ぐ其処にあるふすまを見やり、
向こうでフウが無防備に寝ている姿、そのあどけない寝顔を想像してしまう。
ジンの腹の底に、少しずつ黒く熱いものが溜まってゆく。(・・・馬鹿だな、私は・・・何を考えている)
堪らず、襖に手をかけ、そっと細く開けると、布団もしかず畳の上に丸くなるフウが目に飛びこんだ。
ジンは軽く眉を寄せ、しばし躊躇したがおもいきって立ち上がるとそっと敷居をまたぎ音を立てないように忍び込む。
後ろ手に襖を閉め押入れから布団を出してやる。くぅくぅと眠りこけるフウにかがみ込み、そっと揺する。
「おい、・・・おいフウ、起きろ。そのままでは風邪を引くぞ・・・」
「・・・ン〜、むにゃむにゃ」熟睡しているフウはまったく目を開けず、揺するジンの手を振り払うようにゴロリと寝返る。
ジンは仕方なし、といった顔でひょいと彼女を抱え上げると布団に横たえ、秋口の風で冷えぬようくるんでやる。
そのまま、隣の部屋に戻るのも惜しい気がして、
ジンはフウの枕元にひざまずくと、しげしげと恋焦がれる相手の顔を、その静かに上下する肩を見つめた。
女人を思う感情は、武士として恥ずかしい事だとの師からの教えを守り、これまで胸のうちにひた隠しにしてきた。
しかし、先刻その気持ちはこぼれて、我を忘れついフウの唇を奪ってしまった。
ジンは先ほどの柔らかな、小鳥のように暖かく儚げだったフウの感触を思い出し、
目の前の、夜着のあわせから覗く白い肌に思わず、小さく喉をゴクリと鳴らす。(フウに・・・触れたい―)
薄く開いたフウの唇を、己の指でそっとなぞる。
「・・・うん・・・むにゃ・・・」
無防備なフウの姿。ジンは静かに上下する肩に片手を添えると、ゆっくりと彼女に口付を落とす。
・・・やわらかいフウの匂い。そのまま、 そぉっと、
抱きしめた。
896 :
夏の終わりに・続:2006/09/12(火) 18:04:40 ID:G2bmVQnt
(ん・・・ナンだろ、この感じ。・・・・・暖かくて、切なくて。やさしいなぁ。子供の頃こういうの、知ってた気がする・・・・)
何か、暖かく重たいものが触れている。その感触に、フウは夢の淵から引き戻される。
「・・・・・・ウ〜ん、モモさん、くすぐったいよ・・・?・・・ん?・・・!ジン?!」
「しっ・・・・・・・フウ、静かに・・・」驚きに寝ぼけ眼を見開き、身を起こそうとするフウを優しく押さえ込むと
彼女の唇に人差し指を立てる。
「・・・驚かせて・・・すまなかった。もう部屋に戻ろう。ゆっくり休むといい、フウ・・・」
と言って静かに体を離す。
「フウ。畳の上なぞでもう、眠るな。風邪を引く」
「・・・待って。ジン―」
去ろうとするジンの背中にためらいがちなフウの声がかかる。
「・・・どうした」
振り返らず背中で答えると、クイッと着物の裾をフウに引かれた。
「さっき、さっきさ・・・・抱っこしてくれてたの、ジンでしょ・・・。夢の中でさ、スッゴイ優しい感じがして、
なんか涙が出そうだったんだ―」
「・・そうか」ジンは静かに振り向きながら、フウを優しく見つめる。
(あぁ、あたし、もっとジンのそばにいたいな・・・)トク、トク、トク・・・・その表情に、フウの心臓は少しづつ早くなり、切なく鼓動を刻む。
「あの・・・・ジン、もうちょっと横にいてって言ったら、困る・・・・?」
ジンは答える代わりにすっとフウの横に胡坐をかくと、とんとん、と右手で膝をたたいてフウをそばに来るよう促した。
「こんなこと、他人にした事はない。照れるから、早くしろ」
フウもちょっと顔を赤らめるが少し嬉しそうに、いそいそとジンの胡坐に寄りかかり、左膝に両腕を重ねその腕にあごを乗せると目を閉じ、
ホッとため息をつく。(お父さんって、こんな感じかナァ。暖かいや)
ジンは以外にも全力で体を預け甘えてきたフウに、少し戸惑いながらもやがては子供をあやすようにフウの肩に手を乗せ
自然に手のひらでとんとんとリズムを取っていた。(そういえば、本当に幼い頃、お師匠様にこの様に甘えた事もあったか・・・)
「ん・・・ジンに抱っこされてるのさ、ナンか安心するよ・・・」
ねこっ毛の茶色い髪に指を埋め、ゆっくりと繰り返し撫ぜてやる。
「こんなとこ、ムゲンに見られちゃったら、一生からかわれちゃうよね・・・・」クスクスと可笑しそうにフウがジンを見上げる。
と、すぐ目の前にジンの顔が近づいていて。あごをクイッと掴まれて口付けられてしまった。
祈るような気持ちでフウの唇を自由にすると、熱く見つめながら静かに問うた。
「―いやか?フウ」
フウはうつむいて二、三度まつげを震わせると、ゆっくりと頭を振って、ジンを見上げた。
どくん、と湧き上がる喜びをジンは感じ、フウの小さな体を掻き抱く。
慣れぬ、男の腕の感触にフウは身の置き所がなくてもぞもぞと体をよじらせる。
フウの首筋にかぶりつくとねっとり舌を這わせ、耳たぶを甘噛みにすると唇を寄せ低い声でフウの名を囁く―。
(うぁ・・・ジンの声が頭の中から聞こえるみたいだ・・・)
ぎゅっとジンの着物のすそを握っていたフウの手から、徐々に力が抜けて布団にぱたりと落ちた。
「・・・もう、止まらなくなってしまった。フウ・・・、私の気持ちはわかった筈だ・・・」
「うん・・・。ちょっと怖いけど・・・・・・ジンなら。
いいよ・・・」かすれた声でフウは答えると、瞼を閉じた。
「・・・後悔はさせぬ」
897 :
夏の終わりに・続:2006/09/12(火) 18:06:34 ID:G2bmVQnt
ジンも目をつむり、再び軽く、優しい口付けを落とす。軟らかく湿った桜の花びらのようなフウのそれ。
フウの唇が僅かに開き、ほうっ・・・と、ため息がこぼれたのを合図に、ジンはそれに深く口付け、口内を貪る。
前歯の付け根の裏をとがらせた舌で舐め、ざらりとフウの舌を絡め取る。唾液がこぼれ、あごに垂れ落ちるのをピチャリと
舐めとると、そのまま首に吸い付き片手でフウの体を逃げないように抱きしめ、
もう一方の手は夜着の上からフウの胸をまさぐる。突起を探し当て指で優しく触れると、フウの体がぴくりとなる。
ジンは手を彼女の腰に伸ばし、ゆるく締められていた鹿の子絞りの帯をするり、と解く。
胸元から手を忍びやかに滑り込ませ、右の小さなふくらみを指の腹を大きく広げて包み込む。
ジンの少しずつ性急になる動きに、フウはどうして良いかわからず首をめぐらし天井を、床の間に生けられたリンドウの花を、
そして、ジンに、視線を漂わせる―。
その様子を上から見下ろしながら、襟元を肩まではだけさせるとフウの胸の両のふくらみに舌を這わせ、口に含む。
重なり合う2人の姿を障子越しの月明かりが、暗闇にほのかに浮き上がらせる。
耳たぶに熱い息が掛かり、じっくりと舌で耳を犯される。(・・・な、なに、これ・・・)耳の裏や付け根を這い回るジンの舌に、
フウは自分の下半身がじわり、と熱く火照るのを感じた。
耳からうなじ、首筋、そして鎖骨へとジンのキツイ口付けによって、白い肌に紅い花が咲いてゆく。
再び乳房に顔をうずめると、フウの敏感な部分へ、軽く歯を立てる。
「・・・ぅくっ」堪らず声を上げるフウに、ジンはいたずらっぽい顔つきになり、再び彼女の唇に人差し指を立てる。
「フウ、奴に知られると後が――五月蠅い」
徐々に硬くなる桃色の突起を舌でついばみ、転がし、存分にもてあそびながら、
ジンの手はまだ誰も触れた事の無い秘所へと這い、サリサリと茂みを分け蕾にふれると「あっ」とフウがかすかに声を立てる。
しばらくじらすように茂みをさすり、ねっとりとジンの唾液で濡れた両の乳房から顔を離す。
「フウ、声は・・・・・・上げるなよ?」
そう言ってジンは眼鏡を取り、不安げに揺れるフウのまつげを舐める。
フウの体を布団に横たえると白い太ももに手をかけ、羞恥から抵抗するフウに構わず大きく開かせた。
まだ、硬く閉じた花弁がかすかに射し込む月明かりにあらわになり、堪らず顔を寄せ、舌で蕾に触れる。
「・・・・・・・っ!」初めての快感にゆがむフウの顔を足の間から見つめ、堪能しながら、こぷりと溢れ出した蜜を舌ですくい、
蕾になすり付けるとゆっくり、本当にゆっくりと上下に花弁と共になぜる。
フウの花弁は徐々に赤く潤み、蕾は硬くなって、ジンに彼女が悦楽を感じている事を伝える。
左右不ぞろいのひだに包まれた蜜壷からはますます粘液が溢れ、トロリと垂れ落ちるのをすくっては蕾に塗り込めてやる。
そのまま舌で蕾を味わいながら少しずつ柔らかになってきた蜜壷に、そっと指を差し込むと、更なる蜜が指に絡み付いて出てきた。
フウは徐々に熱くなるその身をどうしてよいかわからない様で、ぎゅっと目をつぶり声を立てないよう
自らの口を手で覆って悦楽に耐えていた。(この様子では、やはり初めてか・・・・)
これからフウに与えてしまうであろう、開通の痛みを思って、ジンはじっくりと愛しいフウの体をほぐしてゆく。
898 :
夏の終わりに・続:2006/09/12(火) 18:08:55 ID:G2bmVQnt
指をじっくりと時間をかけ、2本、3本と増やす。くちゅりくちゅりと抜き差しする。
と、フウがびくんと背を反らし、「ん・・・っ」と甘い声を漏らす。(気持ちイイよ・・・ジン)
緊張で硬く握っていた小さなこぶしをゆるめると、切なげな指の動きで、おずおずと遠慮がちにジンの髪に触れてきた。
(そろそろ、大丈夫だろう・・・)ジンは大きく深呼吸をして乱れたフウの夜着を完全に脱がせ、自分の衣服を取り去る。
鍛えられ、無駄のない刃の様なジンの体に、そして、すでに大きく天を向いてそそり立つ下半身に、
フウの顔が熱く火照る。(これが男の人の体なんだ・・・)
(ど、どうしよぅ、こんなの、入んないよ・・・)
ジンは仰向けのフウに重なると、ももの間に膝を割り込ませる。フウの手をしっかり自分の首に廻させ、囁いた。
「力を出来るだけ、抜け・・・よいな?・・・・・・」
そういうと猛り狂う己を蜜壷へとあてがうと、ぐい、と身を沈めた。
「・・・・っ!!!っつぅ!!ぁあ!ぃ痛いよぉ!」あまりの圧迫に、フウは苦痛で顔をしかめると、
すがるように目の前にあるジンの髪にきつく両の指を埋める。ジンの黒髪が解けぱらりとフウの顔を覆うように流れる。
(やはり・・・未通か・・・狭いな)
ジンは止めずに出来るだけゆっくりと腰を沈めると、はやる心を抑えフウの頬に口付けてやる。
「辛いか、フウ」
フウは少し涙目になりながら、自分に覆いかぶさっているジンのサラサラとした黒髪を撫でると
「・・・ぅん、痛いけど、大丈夫だよ・・・」と、小さな声でつぶやく。
「痛むようなら、止めよう。お前を傷つけたくない・・・」するとフウは強くかぶりを振って
「ううん、ジン、止めないで。あたし、ジンとこうなれて幸せだから―」好きだよ、ジン。
夢かと思うようなフウの最後の一言にジンはフウの頭を引き寄せ激しく口付ける。
そのままジンはフウの声が漏れないように、彼女の唇を覆ったままゆっくりと動き始めた。
「ふぁっ、っん!んっ、ふぁっ」
フウの悲鳴じみた声はジンの口の中に吸い込まれくぐもった音だけが漏れる。
・・・くちゅっ、くちっ、くちゅっ、くちゅっ・・・狭い和室の中に二人の秘部が立てる水音が満ちる。
足を思い切り開かせ、ジンの雄がフウの蜜壷に出入りするたび、
彼女の蕾にジンの腰がこすり付けられるよう、擦り付けるように動くと、トロリトした液体がますます溢れ出す。
ジンは次第にフウの様子が変わってきた事を感じる。痛みと共に快感も味わっているのだろう。
フウの漏らす嗚咽に、甘い吐息が混じるようになってきた。ジンは唇を離すと彼女の両足を持ち上げる。
太ももが腹に付くようにさせ、ジンの肩にフウの膝裏が乗るようにすると、挿入が深くなり、
締め付けるフウの良さにジンの抜き差しも思わず激しくなってゆく。
仰向けで、胎児のように膝を丸めた姿勢で、フウにもお互いが繋がりいやらしい音を立てる様子が目の当たりに出来、
思わず羞恥で目をそらせたのをジンは見逃さなかった。
「フウ・・・目を開くんだ。私達が一つになっているのを見ろ・・・」
(!・・・やだよぉ。ジンの意地悪)
顔を真っ赤にして目をぎゅっとつむってしまったうぶなフウの様子にジンは煽られ、もはや余裕なく一気に高みを目指して
フウを激しく揺する。「っぁん!あっ、あっ」堪らずフウから甘い吐息が漏れる。
「くっ―」ジンは限界を迎えるとずるりと自分自身を引き抜き、フウの腹の上で激しく達した。
はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・・
二人、荒い息を吐きながらしばらく動けずにいたが、やがて熱く口付けを交し合う。
ジンは枕元を探って懐紙を取り、フウの腹の上の先ほどの名残を後始末してやると、力尽きたようにフウの隣に横たわる。
899 :
夏の終わりに・続:2006/09/12(火) 18:10:55 ID:G2bmVQnt
下腹部がしくしくと痛むが、フウは幸せな気持ちで一杯だった。
隣ではジンがとても満足げに目を閉じ、寝息を立て始めている。
(こんなに安心しきったジン見るの、あたし初めてだな・・・・・)
追われるがゆえ常に緊張し、薄氷を渡るような生き方をしてきたジン。
その彼を、こんなふうに解放したのは自分だ、という事がフウは素直に嬉しかった。
ジンの広い胸に頬を寄せると、フウもこみ上げてくる睡魔に引き込まれ、一つ布団で二人、眠った――。
翌朝。
「おい、テメーの首のそれ、ナンだ?赤くなってーぞ」
いつものように三人で朝餉の膳を囲み、皆で取りとめのない会話を交わしていると、
突然ムゲンに突っ込まれ、フウはうろたえ箸でつまんでいた沢庵をポロリ、と取り落とす。
「な、な、な、何でもないわよ!む、虫にでも刺されたのかしら??」(やばい)
あ〜、痒いかゆいと、わざとらしく首を掻き始めたフウをいぶかしげな目でじろじろとムゲンは見る。
「・・・おい、ムゲン。今宵隣町の賭場で兜相撲が開かれるらしいぞ」
「何っ?それマジかよジン?」
「ああ。先程宿の親父から聞いた。出るのか?」
さりげなく助け舟を出すジン。フウはちょっと上目づかいで(ありがと・・・)と目配せする。
ジンは眉毛一つ動かさず普段どおりに黙々と行儀よく箸を運び始めた。
もうムゲンは熱くなって、今夜もオレの圧勝だ、とか、来た野郎ドモの有り金全部巻き上げちゃる、とか
好き放題喋りながら朝飯をかき込み始めた。
フウはちょっと箸を休めると頭をめぐらし、降り注ぐ朝日にきらきらと輝く庭の木々を眺めた。
ざあっと、風が吹いてきて少し気が早く紅葉を始めた庭木の葉をはらはらと落とし、幾枚かを巻き上げ、
もてあそぶ様に空へと運んでゆく。
いつもの朝。でも、昨日の朝とはまったく違った、朝。
これからの旅がどうなるのか。フウにはまったく読めなかったけれど、
とても満ち足りた気分でにっこり微笑むと、元気よくお膳のご飯を平らげ始めた。
長崎まで、あと、少し。向日葵の季節も、まもなく終わり。
終
長いですよね。ごめん。愛のあるHしーんを考えてたらこんなにボリューミーになってしまいました。
季節感出したくて調べたら、9月の花は「リンドウ」と「芙蓉」だそうです。
うわ〜ん!! GGGGGGGJJJJJJ!!
なんて上品なエロと萌え!!
ありがとうございます!!
901 :
ピコ:2006/09/12(火) 21:36:30 ID:707QkOMd
上品!
おお、ジンフウ待ってたよー!
それぞれらしくて、よいなあ。GJ!
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジンフウ好きだー!愛あるエロいいね〜
神〜!!!!!!!!!!!
エロと萌えありがたく頂きました!!!
905 :
874:2006/09/12(火) 23:36:04 ID:qmkU9sPB
まってた、まってましたよー!最高っス。エロい。萌えた……!
長くてラブいのが読めて大満足です。例の台詞にも萌えさせて頂きました。文章になるとやっぱり萌えの度合いが違う…(*´д`*)
スレもさりげなく900いってて、感慨深いもんがありましたよ。有難うございましたいい仕事!!
GJ!!!!
ジンフウ待ってました(*´Д`)ハァハァ
エロもかなり萌えたよ…有難う!感謝!
907 :
夏の終わりに:2006/09/13(水) 14:30:42 ID:Geiiq0xX
皆様からのGJ光栄です。かなり嬉しい!!
じっくり時間かけて書いた甲斐がありました。破廉恥小説初産だったので。
か〜な〜り〜楽しいですね。何か良いシュチュあれば、ご教授ください。
ところで、スレ1000超えると表示がどうたら、↑と出てるけど、どうなっちゃうの?ここ。
せっかく雰囲気良い板なのに、消えちゃうのですか?(いやだ・・・・
>>907 現在書き込みが900到達しているということ。1000でこのスレに書き込むことはできなくなる。
その前に
>>950くらいになったら、
次スレ(この場合は、【サムライチャンプルーの破廉恥小説・第二幕】)を新しく立てればいいだけのこと。
んで、住人みんな次スレに移動。このスレは落ちるだけ。
おまい親切だなw
907は成人なのか?
ここ、21歳以上だろ。まさか職人でそのルール破るわけねえだろ。どんなムゲンだよ・・・え?どうなの?
「夏の終わりに」の職人さん? 突っ込まない方がよさげ?
912 :
夏の終わりに:2006/09/13(水) 21:46:26 ID:GBtZ0rnN
>907 そうなんですか!引越しね。なるほどガッテン。教えてくれて有難う。
すまないね。初心者な質問で。何しろ2チャンの世界に飛び込んだの、この板があったからサ。
兎にも角にも、サムライチャンプルー良いですよね。最高。
>910 大人だよー。ルールー守って楽しいエロを!好きなカップリングとか、シュチュは御座いませんか?
>>912 職人さん、メール欄に「sage」入れた方がいいんじゃないでしょうか?
半年間ROMっ…(ry
ってのは置いといて、他の板なんかも覗いてみるといいかと。
頻繁に掲示板が上がりすぎると、荒しや全然関係ない広告が書き込まれたりするんで基本的にはsage進行ですな。
あんまり具体的なことは書いてないが、「2ちゃんねるの使い方とFAQ」ぐらいには目を通しといてくれい。初心者板辺りに2ちゃん用語辞典やらガイドがあるよ。
おせっかいスマソー
うん。でもいい仕事してくれたから今回は許すw
また来ておくれ。個人的にジンフウ好きだから
もっと読みたい。シチュにはこだわらないから
鬼畜な感じでないのをキボン。気長に待つよ。
優しいヤシ大杉だなこのスレw
鬼畜じゃない奴ね。うんうん。
開発されるフウとか、青姦とか、そんな感じでいきますか。
「2ちゃんねるの使い方とFAQ」や、ガイド等一通り閲覧してまいりました〜。
色々分かって・・・・(汗
貴重な職人さんですから!
希望とあらば此の身捧げる勢い
>>917 半年ROMれ
女丸出しな書き方してると叩かれるぞ
920 :
小ネタムフウ:2006/09/15(金) 22:59:24 ID:s5GgCHSY
「オメー まだイってないだろ?」
そう耳元で囁かれて背筋にぴりっと何かが走った。
無理やり入れられかけた痛みはもうとっくに消えていて
その直前までの、あの甘い痺れがまた体に戻ってきた。
後ろからムゲンがぎゅっと私を抱きしめていて
腰の下らへんに何か固いものが当たる。
・・・・元気だなあ。
「い、痛いのはヤダ!!」
体を撫で回すムゲンにやっとのことで訴える。
「・・・わあったよ。」
下ろしていた髪を雑にまとめられてそのままうなじに
ムゲンの唇が触れた。
そのままうなじをなぞられる。
「・・・んっ・・・」
背中がこそばゆい。触られてるのはうなじなのに
違うところが反応しちゃう。
そのまま布団にうつぶせに私を押し倒すとムゲンはそのまま
うなじから背中に唇を這わせていった。
こ、こそばゆい!!こそばゆいんだけど・・・・なんかヘン!!?
「・・・あっ!!」
「ここが感じんのかよ。」
ピンポイントに触れてきた。
「あああああん!!」
意図せず体が跳ね上がったけど、ムゲンはそんな私の体を押さえつけて
ひたすらそこを責めてきた。
921 :
小ネタムフウ:2006/09/15(金) 23:00:16 ID:s5GgCHSY
「ああああんん!!・・はあ!!・・いやあ!!」
ムゲンはひゅうと口笛をふき、責めるのをやめない。
「おー案外いい反応してんじゃね?」
そこがこそばゆいのか気持ちいいのか、もう何もわからない。
ただ、ソコを責められると力が抜けて、抵抗もできない。
「あああん・・。はああ・・も、もうやめて・・」
「こっちはそういってねーぜ?」
そういって、私の中心にぐいと触れてきた。
「あああああん!!」
いっそうの快感が、走りぬける。
ふと腰を抱えられ、両膝をつく格好にさせられて
ちょっっこっこのっ格好は!!???
抵抗しようとしたその瞬間、やわらかい何かが私に触れ
そのままくりくりと動き回る。
舐められていると理解したと同時に、何かが私の中ではじけた。
「はあ!!ああああ!!!ああああんん!!」
何かが体中を走り回り、こみ上げ、はじけた。
「・・・・・!!!!・・んんん!!」
体が私の意に反して、びくびくと振るえ、意識を失いそうになる。
なにこれ!!??なにこれ!!???
「・・・・・イったか?」
荒い息を吐きながら、呆然自失になりそうななかでかろうじて答える。
「ああ・・これがイったってことなんだ・・・。」
体がけだるい。やっとのことで仰向けになり、見上げると
ニヤニヤ顔のムゲンと目が合った。
「じゃ、次は本番すっか。」
いつぞやの小ネタのつづきってことで・・・
目汚しスマソ!!
GJ!!!!!
は…禿げ萌え。
余裕そうなエロムゲンがイイ!
>>922乙!エロいよ、かわいいよ!!
なにこれ!!??なにこれ!!???←ここたまらん
このスレただいま479KB(500overで落ちる)
次スレについて考えておきませんか?
職人様も作品は次スレまで取っておいていただいて。
とりあえず、個人的にはテンプレは要らんと思う。
枝番は“其之弐”か“ふた夢”がいいな。
>>922 あ〜…フウが可愛い〜和んだ〜GJ!GJ!!
つか本番…本番…、本番も読みたいです…待ってるんで続けてくだされ〜!
>>924おおう、全然気付きませんでした。アナウンスありがとうございます。
枝番は“ふた夢”に一票。もう次スレ立てて埋めたほうがよさげですね…
926 :
920:2006/09/16(土) 22:58:23 ID:kRLmu8WY
>>924-925 GJサンクス。
>>924 おいらも”ふた夢”に賛成!!
本番は次スレに投下するべく準備しときます!!
なのでだれかスレたてお願いします・・・・・
929 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 02:21:47 ID:nqkR6uEb
立ったか・・・
スレが立って1年半…
職人さんにはエロと萌えをたくさん頂きました。感謝。
次スレでもひっそり楽しく破廉恥