川原泉作品をエロくしろ!3

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918名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 08:54:00 ID:gdbw99Xx
うっ・・・涙が・・・名作だ!!
919名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 00:04:39 ID:HEif8K4+
殿下×史緒キボンヌ・・・
920881(高柳×広岡):2005/12/29(木) 13:55:42 ID:wOqkeA4x

そのまま胸をゆっくり撫でさすっていると、広岡さんの腰が柔らかくくねって小さな声で言った。
「……たかやなぎさん、あつ……い」
その「あつい」が、「暑い」なのか「熱い」なのかはよく分からないままに、
細い腰に手を当てて、わずかに浮かした腰の隙間からジャージを剥ぎ取ったのだった。

広岡さんの下着は綿100%の気がしてならなかったのだが(昨日も履いてなかったし)
目にしたそれは、水色のレースがついた、うす水色のサテンみたいなつるつるした素材だった。
「これは、可愛らしい」
思わずにっこりして口に出すと、広岡さんはちょっと身を起こして
「それはさー。瑠璃子ちゃんがくれたんだよ」
「へ!?」
今ここで神尾の名前を耳にしようとは、神様っていじわるだ。
「うん。間違ってサイズ小さいの買っちゃったから、派手なのは笑子にあげるけど、地味なのは監督にって」
「ははは。。」

力ない笑いしか出ない。しかし、ここまで来て萎えてどうする。。

「も、もう選手の話はやめましょーよ」
「瑠璃子ちゃんはこれは可愛いから勝負パンツにしろって言うんだけどさ」
「……」
「そんな機会もないし、履かないのも勿体なかろーと。。」

あ、あれ、もしかして、今日わざわざこれ履いたのかな。。
「広岡さん?」
急に黙ってしまった広岡さんの顔を覗き込むと、ちょっと怖い顔をしていたが
「ごめ、ヘラヘラしゃべりすぎた」
と、また黙り込んだ。
ちょっと心配になって肩を抱いて頭を撫でると、広岡さんは天井を見上げて小さな声で言った。
「緊張してんのかなー、ワタシは。。」

またまたこの人は可愛いらしいことを。。。
「緊張しても大丈夫ですよ」
「……」
「昨日の復習なんだからちゃんと覚えてるはず」
「……ば、ばかにするな」
言葉はいつものとおり乱暴だけど、恥ずかしそうに横を向く。

「広岡さん」
「む。。」
「僕は何度でも」
「うん」
「復習にお付き合いしますよ」
「……ばか」
「だから安心していいです」
「ん」
921881(高柳×広岡):2005/12/29(木) 13:56:25 ID:wOqkeA4x
そこまで言うと、広岡さんは少し安心したように目を閉じた。
話している間に、さっきまで赤くつんと上を向いていたつぼみは薄赤く色あせてしまった。
でも、僕が軽く口に含んだだけで、やさしく指で撫でただけで、すぐに赤くとがって震える。
「ん! ……ぁ、やだ。。」
思わず上げた声を恥じるように、最後は震えをおびた小さな声で広岡さんが言う。
「ほら、ちゃんと覚えてる」
「ぁ……あ!」
「声、出しても大丈夫ですよ。。」
「ぃゃ……ぁ! ん!」
もっと聞きたい、もっと、もっとだ広岡さん。

甘い声を聞きたさに、しつこいほどに胸のつぼみを甘く噛んで、吸って、指先での愛撫を重ねるうちに
広岡さんの身体が次第に汗ばんで、浅く上下する胸に昨日の花びらがまた舞い散った。
喉の奥で高い悲鳴のような喘ぎ声をあげて、僕の首にしがみついてくる広岡さんの額が汗で濡れた。

すでに何度か気配は感じていたけれど、広岡さんが両膝をこすり合わせるようにして耐えているのを見て、
つ、とわき腹を撫でた。
「あぁ。。」
太ももの外側をやさしく撫でて、片方の膝の下に手を入れてそっと持ち上げた。
優しく外に倒すと、もう片方の膝がついてくる。
そのまま横向きにして、無駄な肉のない、でもやわらかい曲線を描く腰から背中までをそろりと撫で上げた。
「んぁ。。」
汗ばんでしっとりとした肌が手のひらに吸い付いてくるような錯覚を覚えて、そこに唇を落とした。
なめらかな肌を思わず強く吸い上げ、仮に跡が残っても背中なら、とふと思った。
実際には胸元と違って紅の花びらは散らなかったけど、目をこらして見ればうっすらと影がつく。
広岡さんには見えない僕だけのしるしがあちこちに散った。

「何してんだ」
広岡さんが乱れた呼吸の中からくすぐったそうに聞く。
「いや、背中にも花びらを散らせるかと思って」
「それじゃワタシの体は全身花吹雪だな」
遠山の金さんか、と広岡さんはくふふとが笑う。
「そ。広岡さんの身体が熱くなったら浮かび上がる花吹雪、っと」
「熱く?」
「ん。ここが熱くなったら……」

言うなり、つるつるした下着を撫でて後ろから足の間にするりと指を差し込んだ。
「ぁ」
下着の感触を楽しむようにゆるゆると撫でて慎重に指を進めてやる。
少し凹んだところを何度かやさしく往復すると、広岡さんは支えにしていた僕の左ひじにすがりついて、
何度か甘い声を上げた。
汗ばんだ隙間を指がするりと通って、その先のふっくらとした部分を捕らえた途端
広岡さんの身体がぴくりと跳ねた。
「ぃや! だめぇ!」
構わず、そろりそろりと膨らみをさする。
「ん! ん!」
指の動きにあわせて広岡さんの喉から声が漏れた。

922881(高柳×広岡):2005/12/29(木) 13:57:02 ID:wOqkeA4x
身体を入れ替えて広岡さんを仰向けにすると、乱れた膝を押し広げた。
広岡さんが一瞬息を呑んで身を硬くしたが、すぐに膝から力が抜けてしまう。
腰の下に手を差し入れると、広岡さんがわずかに腰を浮かした。
そのまま下着を下ろすと、すべりのいいそれは大した抵抗も見せずに膝まで降りた。
足を持ち上げるようにして脱がして下に落として、僕は少しばかり神尾に感謝したのだった。

しかし、少しの間にまた膝をぴたりと合わせた広岡さんを見て思わず苦笑する。
それなら、と再び腰から横に向かせて後ろから指をすべらせた。
既にそこは温かいうるみをたたえていて、そのつもりはなくても指が吸い込まれそうになる。
ゆるゆると潤みを広げるように前まで指を伸ばし。。
つんと尖った蕾を見つけると触れるか触れないかで指を止めた。
「はぅ。。」
今まで止めていた息を震えながら一気に吐き出すように、広岡さんが喘いだ。
そー、っと濡れた指を押し当てて再び離して、またそーっと押し当てて。。
広岡さんが何度も何度も高い声を上げる。
ゆる、と中指が吸い込まれた。
人差し指で蕾に触れるたび、中指のまわりがひくひくと熱くなり、溶けてあふれ出す。

「も、もうだめぇ……!」
汗とにじんだ涙で顔をくしゃくしゃにして広岡さんが声を上げた。
「ね、たかやなぎさ……」
僕の顔をひたと見つめながら必死に広岡さんが言葉を出す。
「も、ダメえ!」

指を抜こうとすると、広岡さんの中は名残惜しそうにひくひくと動いた。
すべる指でジャージと下着を下ろすと、広岡さんのがくがくと力が入らない膝を割って
温かなうるみに押し当てた。
ぬ、と差し入れた瞬間、やわらかな肉が先端にまとわりついて、一瞬気が遠くなった。
広岡さんの中はまだ狭くて、ぎゅ、ぎゅと差し入れるたびに広岡さんは眉を寄せてこらえる。
最後まで入ったところで動きを止めて、僕は広岡さんを見下ろした。
「大丈夫ですか?」
「ん」
広岡さんの閉じたまぶたを見ながら、ゆらゆらと揺らしてみる。
「ん。。」
広岡さんの眉がやさしい形に戻り、ふぅと息を吐いた。
ゆるゆると揺らしていると、広岡さんの顔が少しづつ上気していくのが見えた。
「広岡さん」
僕の声を聞くと広岡さんは薄く上気した頬で僕を見上げて
「たかやなぎさん」
まじめに呼んだ。
「なんですか広岡さん」
「高柳さん」
首にまわしていた片手を上げて、僕の額に触れた。
「高柳さん」
声が心地よくて目を閉じる。
広岡さんの手が頬をやさしく撫でる。
「たかやなぎさん」
目を開くと広岡さんは少しうるんだ瞳でにこりと笑った。

923881(高柳×広岡):2005/12/29(木) 13:58:18 ID:wOqkeA4x
そっと広岡さんの汗に濡れた前髪を上げた。
そのまま頬を撫で、口元を撫でて、つと指を中に入れてやった。
広岡さんがやさしく指をくわえた。。
同じように僕も頬にあった広岡さんの指を咥えて、ゆるく噛んで。。
そのまま衝動に耐え切れず、突いた。
穏やかだった広岡さんの表情がゆがんで、上気した頬にますます血の色がのぼった。
血の色は首を降りて、胸元までを鮮やかに染め上げた。
「ん! あ! あっ!」
花びらがまた散り乱れた。

手を自身にそえて、つ、と尖った蕾にやさしく触れると、それにあわせてきゅ、きゅと広岡さんが僕を締め付けた。
「あ!ぁああ! たかやなぎさ!……ん!」
悲鳴のような高い声を上げて、広岡さんの手が僕を求めた。
その手を救い上げて指を絡ませるとぎゅっと握った。
辛そうに喘ぐ広岡さんのことを気遣う余裕がなくなって、僕は本能の命じるままに
広岡さんの奥の奥を突いた。
ぐいぐいと容赦なく快感が押し寄せて、
「ひろおかさ……!」
さすがに最後はこらえて一瞬早く腰を引いた。
その瞬間、広岡さんの赤くうるんでうごめく場所が僕を一瞬捉えるように絡みついて。。
熱い快楽におぼれたくなる。
なんとか理性でねじ伏せて引き抜いて次の瞬間、快楽がはじけて広岡さんの内股を白くよごした。

「ぁ。。。ぁ。。。」
あえぐ息にあわせて広岡さんが短く声をあげている。
しばらく部屋には、その低い声と僕の吐息と、いつの間にかまた鳴き出した虫の音が響いていた。
月明かりをたよりにベッドサイドからティッシュを引っ張って、そっと広岡さんの内股を拭いてやる。
「はぁぁぁ。。。」
震える声と息を吐いて、自身を拭き清める僕をめずらしそうに見上げた。
「広岡さん」
片手で広岡さんの頭をくしゃりと撫でた。
「ん」
「待ってあげられなくてごめんね」
「んにゃ、いいよ……」
力なく身体をもたれ掛けてくる広岡さんを抱き寄せる。
またはぁはぁと息をついて広岡さんはまぶたを閉じた。
「気にすんな……、ワタシにはまだ分からんから……」
「ごめ……」
30もとうに過ぎて、自身の快楽を優先させたことがひどく恥ずかしくなった。

「高柳さん……」
「ん?」
「……これだけで十分だから。。」
広岡さんが力の抜けた腕でぎゅと胸に抱きついてきた。
「そか。。」
「うん」
嬉しくて広岡さんの頭のてっぺんに顎を乗せてぐりぐりした。
「何すんだよー」
「広岡さん」
「ん、何だ?」
「好きですよ」
「……」
広岡さんは答えずに満足そうに笑って僕の胸に頭をもたれさせた。。。

924881:2005/12/29(木) 14:04:49 ID:wOqkeA4x
つたない文章で恥ずかしいのですが、なんとか終わりまで書きました。
読んでくださってありがとうございました。

今日はアマゾンから大人買いした川原本が届く予定です。
年末年始は川原ワールドに久々にどっぷり浸かりたいと思いますw

では、名無しに戻って職人さんたちの次のお話を楽しみ待つことに
いたします。
本当にありがとうございました。
925名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 14:18:14 ID:THhFux/V
881さん、GJでしたっ!!!
あああ、これがライブの醍醐味ってやつなのか。
私もこれからメイプー読み直そう〜
926名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 02:10:16 ID:ELErT6Cb
いつの間に〜!ナイスです。お疲れ様です。
また何か書いてください。
927881:2005/12/31(土) 14:17:08 ID:pL5zdEYA
しつこくすみません、881でございます。
GJありがとうございました。

さて、しつこく駄文を少々。。
エロではございませんが、新春にちなんでお許しくださいませ。

みなさま、良いお年をお迎えください。
928881(新春の笑う大天使):2005/12/31(土) 14:17:59 ID:pL5zdEYA
「そーいやさー」
12月に入ったある晴れた日に、相変わらずひとんちの塀で饅頭をもぎゅもぎゅと食べながら、
和音さんがふと思い出したように言ったのでございます。
「年末年始は何か予定あるか?」
「んにゃ、とーちゃんとにーちゃんは忙しいけどワタシはヒマだよ」
「うちもにーちゃんには年始客が来るけどワタシはヒマだな」
「じゃーさー、うちに来ねーか?」
「いいけど、和音さんちこそ年始客がひきも切らさずなんじゃねーの?」
「あのさ、わしら今度成人式だろう? んでさ正月に美容師と写真屋呼ぶんだよ」
「ほー」
「そりゃまた因果なこったな」
「成人式の前撮り兼ねて振袖着るんだけどさ、おキヨもかーちゃんも着付け出来るし、一緒に着物着て写真撮らないか?」
「ふ、振袖か。。」
「キツいな。。。」
「いーじゃねーかよー、その後初詣に繰り出して出店で買い食いしよーぜ」
「お。そりゃ魅力的だな」
「ちょっと我慢すりゃいーんだもんな」
「じゃ決まりだな」
和音さんはにんまりとお笑いになりました。


さて、年も明けたばかりのまだ薄暗い斉木家にお嬢様が三人お揃いになり、
奥の座敷には色とりどりの衣装が目にも鮮やかに掛けられておりました。

「和音さん、足を肩幅に開いて。締めますよ」
「か、かーちゃん、これじゃ飯が食えねーよ」
「こんなことくらいで音を上げてどうします! 鳴沢の名前が泣きますよ!」
「ぅぅぅ」
憮然とした和音さんを見て、柚子さんも史緒さんも思わずお笑いになりました。
「うはは、情けねーな」
そこにおキヨさんの声が飛びます。
「柚子さまも史緒さまもお覚悟なさいまし。鳴沢の着付けは武家の着付け、ちょっとやそっとではほどく事は叶いませんよ」
「うへぇ。。」

着付けが終わった頃、三人はすでにぐったりとしていつもの元気はございませぬ。
「明けましておめでとうございます」
「今年もよろしゅう」
「お願い申し上げます」
それでも三人が応接室に揃って頭を下げると、待っていた殿方達は、ほぉぅと感心したように声を上げたのでございます。

「馬子にも衣装とはまさにこのこと」
「三人とも皆それぞれにお美しい」
「いずれアヤメか杜若というところでしょうな」
929881:2005/12/31(土) 14:28:23 ID:v6mzwjAJ
書込み規制されてしまいました。。 orz
つ、続きが。。
ま、仕方ないか。
皆さま良いお年をーー!
930名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 12:17:55 ID:egf44/al
明けましておめでとう
素敵な書き手さんが来ていたのですね。GJ!
みなさんとスレにとって、善い年になりますように。
931881(新春の笑う大天使)続き:2006/01/01(日) 15:24:26 ID:BanILpDE

空色の綸子地に胡蝶を鮮やかに染め抜いた振袖をまとった和音さんは、凛として華や
かで。
紫の総絞りに四君子を刺繍した振袖の史緒さんは、あでやかな上にも楚々として。
そして、朱色の縮緬に宝尽くしを染め抜いた振袖の柚子さんは、しおらしくも可愛ら
しく。
三人ともとりどりにお美しゅうございました。

「まぁ、本当にお三人ともお美しくて、おキヨは寿命が延びる思いでございますよ」

おキヨさんは涙をそっと拭いて、次の瞬間には
「さ、皆様方、お庭で写真屋さんがお待ちかねでございますよ」
と、お嬢様方を追いたてました。
「皆様もお外へどうぞ、外は晴れていいお天気でございますよ」
ついでに殿方たちも庭へ追いやりました。

外は晴れて、おキヨさんの声が響きます。
「和音さま! そのように外股で歩いてはなりませぬ!」
「史緒さま! 暗いお顔では振袖が泣きまするぞ!」
「柚子さま! それではお裾ばかりかお袖も踏んでしまいます!」
おキヨさんの指示通りに歩く三人は、少しばかり呆然としているようでした。
「そこの松が一番枝振りがよろしゅうございます! これ写真屋、ここでお撮り申
せ」


庭をゆるりと歩きながら、三人の御付は。
火曜日のアンドレと、水曜日の殿下と、金曜日のサーロレンスは。。
三人での写真を撮り終えて、それぞれ一人づつの写真を撮る頃に、
「やっぱり柚子さんが一番可愛らしい」
「史緒さんのあの憂いを帯びた瞳の美しいこと」
「私のお育て申し上げた和音さんの、あの凛とした立ち姿」
と、それぞれにんまりと心に思い描いておりました。

そしていつともなしに顔を見合わせ、
「新しい年も皆様に」
「よき事あまた」
「起こりますように」
と言い合うのございました。


新しい年も 皆さまに よき事あまた起こりますように
932名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 02:38:25 ID:zbxcen8S
うはぁ。
新年早々いいもん拝ませてもらいました。

つるかめ つるかめ。
933名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 02:49:02 ID:Jm84n2V1
>>「柚子さまも史緒さまもお覚悟なさいまし。鳴沢の着付けは武家の着付け、ちょっとやそっとではほどく事は叶いませんよ」

・・・・ということは、男性陣は姫始めしようにも簡単には帯がほどけず
四苦八苦するわけですね。w 脱げたら脱げたで、あのお嬢さん方は
一度脱いだら自分で着付けはできなそうだし大変ですな。

それにしてもそれぞれの着物姿が目に浮かぶほど、いい着物の
セレクトですね。各々の容姿にぴったりの模様や色を選んでらっしゃる。
934881:2006/01/03(火) 21:19:02 ID:s0m1vRm8
ども、おめでとうございます。
規制解けたでしょうか、ちとドキドキしております。

ははぁ、「鳴沢の着付けは武家の着付け」とか適当に書いたのですが、
そうですね、姫初めが大変だぁ。。。w
それで話が書けそうですな、ちょっくら挑戦してみます!
935名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 10:28:38 ID:c/svoRg9
きゃあ〜がんばって!!
936名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 10:34:15 ID:zlfpxZaz
あげ
937881:2006/01/08(日) 21:42:43 ID:edVf7jfU
こんばんは、881でございます。
新春の司城家のご兄妹、投下いたします。
前回と文体を同じにしたらば、なんだかもうこんがらがってしまいました。
書き直そうかとも思いましたがますます混乱しそうなので、そのまま投下します。

振袖ですが、美しくないので補正の部分(タオルとか)を全部省略してます。
あと鳴沢の着付けの意味合いも微妙に変わっちまいました。。 orz
紐類はあんなもんでいいのかな、間違ってたらごめんなさいです。

そだ、途中で規制かかったら数日後に続き載せますね。
では、投下といきたいと思います。ドキドキ
938881 新春(史緒×殿下)1:2006/01/08(日) 21:43:53 ID:edVf7jfU
さて、年始客も一区切りした元旦の午後四時過ぎの司城家でございます。
殿下はお一人で書斎に引きこもっていらっしゃいました。
妹の史緒さまは、少し前まで殿下と共に年始客にご挨拶なさっていましたが、
さすがに長時間の振袖姿にげっそりと疲れたご様子でおっしゃいました。
「に、にーちゃん。。わしはもう限界だぞ。。。」
「そうですね、朝も早くからご苦労様でした。部屋に戻って着替えていらっしゃい」

そこから小半時も経ったでしょうか、史緒さまはまだ部屋から出ては来られません。
あまりの遅さに殿下は誰かを手伝いに行かせようとお思いになりましたが、元旦ゆえに使用人もみな忙しそうに
立ち働いております。
その時、ほとほとと書斎のドアと叩く音が聞こえました。
「どうぞ」
言うなりドアが開き、振袖姿の史緒さまが入って来たのでした。

「ぬ、脱げないんだよ、にーちゃん。。」
「脱げない?」
「帯がどうやっても解けないんだ。。。」
言うなり史緒さまはぐったりとソファに腰を下ろします。
確かに襟元や裾に若干の乱れがあるものの、帯は胸元に高々と締められたまま崩れた様子も見えません。
「誰かを呼びましょう」
「んにゃ、みんな忙しそうだしさ、にーちゃん帯だけ解いてもらえないか」
「ぼ、僕がですか?」
「帯が解ければ後は簡単だと思うんだよ、頼むよにーちゃん」
「まぁ、史緒さんがいいと言うのであればお手伝いしますが」
「うん」
史緒さんは立ち上がると、殿下に背中を向けました。
「にーちゃんは着物を脱がせた経験が豊富だろうと思ってな」
「いや、僕が脱がせたのはお太鼓か文庫がせいぜいなもので。。」

それでも殿下はさほど躊躇いもせずに、立て矢に結ばれた帯に手を伸ばしました。
しばらく挑戦していましたが、くすりとお笑いになり
「これは、難解だ」
「そっかー。。そういやおキヨさんがさ」
「ええ」
「『鳴沢の着付けは武家の着付け、簡単には解けない』って言ってたぞ」
「ほほぅ、鳴沢ではないけれど僕も少々聞いたことがあります」
「へー、お武家さんは大変だな、事に及ぶ時はどーすんだ?」
殿下は少し手を止められて史緒さまの白いうなじに目をやりましたが、すぐにそらして
「そりゃ殿様だけが知っている、隠し紐かなんかがあるんでしょう」
「じゃあさ、そいつを見つければすぐに解けるのか?」
「まぁ奥向きだけの秘密なんだろうから、そう簡単には見つからないでしょうね」
「ぅぅぅ」
史緒さまはよほどお疲れなのでしょう、がくりと頭を前に落として肩で息をつかれました。
その瞬間に、またもや殿下の目には史緒さまのうなじが飛び込んで参ります。
結い上げた髪が少しほどけて白いうなじにかかり、ひどくなまめかしい風情でございました。
939881 新春(史緒×殿下)2:2006/01/08(日) 21:44:44 ID:edVf7jfU
しばらく殿下は無言で帯の結び目を探っていらっしゃいましたが、史緒さまの疲れたご様子を見て
「休憩しますか」
とおっしゃいました。
「んにゃ。。着物では休憩にならん。着替えてから休憩する」
とのお返事でございます。
「では少し力づくになりますが、大丈夫ですか」
「うむ。そうだにーちゃん。いっそ鋏で切ってしまおーぜ」
「ははは、それはさすがに、ね」
殿下は笑うと史緒さまの左脇から史緒さまの腰に手を回し、右の腰骨をぎゅと押さえました。
「あにすんだこら!」
史緒さまが驚いたように声を上げ、殿下の書き物机に手を付いて身体を支えます。
「いや、力づくで結び目を解いてみようと」
「あぁ。。もう存分にやってくれー」
ぎちぎちと金糸が擦れる音が聞こえます。
「にーちゃん、ますます苦しくなったぞ……」
「おかしいな。。あ!」
「な、なんだ」
殿下が何かを見つけたのか声を上げ、次の瞬間史緒さまの身体はふわりと開放されたのでございます。
「お!」
するすると帯が落ち、蛇のように史緒さまの足元に絡みつきました。
「ほほぅ」
殿下は感心したように足元の帯を見ていらっしゃいます。

史緒さまは、狂ったように伊達締めを解き、腰紐を解いて振袖を肩からすべり下ろしました。
その瞬間、史緒さまの汗でしょうか、ほのかに酸っぱいような甘い香りがしっとりと襟元から立ち上って、
殿下は思わず息を呑まれました。
襦袢一枚になると史緒さまの足元には色の洪水が出来、史緒さまはそこを飛び越して長いすにぐったりと
座り込み、背もたれに身を持たせ掛けました。
「くっそー。。」
言うなり史緒さまは片足をひょいと上げて足袋をも脱ぎ捨てます。
白いふくらはぎと、桜貝のようなつま先が露わになりました。
そのまま背もたれにがっくりと頭をもたれさせ、肩で息をつくのでした。

殿下はつとめて史緒さまから目をそらして、床に落ちた帯を拾い上げてざっと畳んだり
色とりどりの腰紐を軽く結んだりしておいででした。
しかし、紫の絞りの振袖を手にとって、ふと史緒さまをご覧になりました。
絹がしっとりと汗で湿って、殿下の手の平に吸い付いてくるようでございます。
史緒さまは、桜色のぼかしに桶絞りで紫の野牡丹を浮き上がらせた襦袢姿で
しどけなく長いすの背に寄り掛かってひたすらぐったりとしたご様子です。
「何か冷たい飲み物でも運ばせましょう」
「んにゃ、水でいい。。。」
殿下は少し笑うと、書棚の端に置いてあった小さな冷蔵庫からミネラルウォーターを出して、蓋をひねりました。
そのまま口に含んで、目を閉じて口を薄く開いている史緒さまの口へ唇を寄せて水を流し込みました。
「ん!」
驚いた史緒さまが声を上げると、口元から水がこぼれて襦袢の襟元を濡らします。
940881 新春(史緒×殿下)3:2006/01/08(日) 21:45:19 ID:edVf7jfU
「史緒さんには紫がよく似合う」
殿下はにっこりとお笑いになり、長いす越しに史緒さまの後ろに膝立ちになり、髪の毛からピンを抜き始めました。
「に、にーちゃん。後は自分で出来るからさ。。」
「こんなしどけない風情でいる史緒さんを、一人で部屋に帰すわけにはいきませんよ」
はらりはらりと黒髪が落ち、史緒さまの胸元にかかりました。
史緒さまは疲れと恐れで、呆然として殿下のなすがままになっていらっしゃいます。
ほどけた髪を殿下がやさしく手ぐしで整えました。
「ねえ史緒さん、そうでしょう……」
史緒さまの髪に顔をうずめるようにして殿下が囁いて、史緒さまは恐ろしさに声も出ません。
それをいいことに殿下の手が襦袢の襟元を緩めて、史緒さまの胸に差し込まれました。

「な、何をする」
史緒さまがわななく声を出されましたが、殿下は気にも止めず史緒さまのうなじに顔を埋めていらっしゃいました。
うなじに熱い息がかかると、呆然としていた史緒さまが弾かれたように
「に、にーちゃん! やめろ!」
と、悲痛な声を上げました。
「やめませんよ」
「い、いや、これはさすがにまずいだろう」
振袖の疲れの汗とは別の汗が、史緒さまの額から胸元までに浮かびました。
「まずいというなら史緒さん、あなたですよ」
「な、なんでワタシが」
「うら若き女性が、異性に帯を解いて着物を脱がせてもらうのが、まずくなくて何でしょう」
「そ、それは、にーちゃんだから。。」
「ええ、にーちゃんですよ。史緒さんが17の時に初めて会った」
「……」

史緒さまのうなじからまた甘い汗の香りが立ち上って、それは無意識のうちに媚薬となって殿下をくすぐるのでございます。
殿下は胸元に差し入れた手をぐいと開き、史緒さまの両肩を露わになさいました。
史緒さまの白い肌がこまかく震えて粟だち、史緒さまは目をぎゅっとつぶられたようでございました。
胸元の奥深くまで殿下の手が差し込まれ、史緒さまの肌に熱い手の平を押し付けます。
「史緒さんの肌は冷たい」
にこりと殿下がおっしゃると、史緒さまはそれでも震える声で
「にーちゃんの手は熱いな」
とおっしゃってふと肩の力を抜かれたのでした。

殿下はそのお返事を「了」と解釈したようでございました。
「覚悟はいいですか」とつぶやくなり、史緒さまの前にいらして史緒さまを横へ押し倒しました。
そして長いすに横たわる形になった史緒さまを見下ろし、哀しそうに微笑まれました。
「史緒さんには紫がよく似合う。生真面目で高貴な色のくせに、策士で僕を淫らに誘う」
「!」
「鳴沢の着付け、本当は和音さんだけだったんでしょう?」
史緒さまがむっとしたように顔をそむけましたが、殿下の手で顎をついと上に向けられます。
「ねぇ史緒さん……」
史緒さまの口は殿下の唇で反論を遮られました。

肩を露わにされた襦袢はいつの間にか前がはだけ、濡れたような紫の野牡丹が史緒さまの白い肌に汗で張り付いておりました。
「や!」
無意識に史緒さまの腕が拒むのを殿下はゆるとかわすと、するすると腰紐を解いておしまいになりました。
にじんだような桜色の襦袢から肌襦袢を通してもなお、史緒さまのぷっくりと盛り上がった乳首が見え、
殿下は襦袢の上からそろりそろりと撫で上げられました。
史緒さまの目尻が紅に染まります。
胸が上下し、苦しそうな息を吐きましたが、声は上げずにこらえていらっしゃいました。
「史緒さん、声を上げても大丈夫ですよ」
「……んにゃ、出すもんか」
殿下は再びくすりとお笑いになると、史緒さまの足を割って内腿に唇を寄せました。
「ん!」
甘噛みしながらそろと奥まで上がって、襦袢の裾と裾よけとお腰を一気に捲り上げると、
下着をつけていないそこはすでに熱く汗ばんでいるようでございました。
941881 新春(史緒×殿下)4:2006/01/08(日) 21:45:59 ID:edVf7jfU
史緒さまの熱い息だけが聞こえる薄暗い部屋に、ひたりと水音が響きました。
「ゃ、あっ」
とうとう史緒さまがこらえ切れないように声を上げられますと、殿下が満足気に息を吐かれました。
史緒さまの身体の奥深くに出し入れされる指と、もっとも敏感な芽をやさしくなぞる舌が嬉しそうに跳ねて、
一度上げた声はもう止められないのでしょうか、史緒さまが度々切なげな声を漏らされます。
そしていつしかその声は悲鳴に近いものとなっておりました。
喉の奥で泣き声が漏れて史緒さまの身体ががくがくと震え、ぎゅっとつぶった目尻から一筋の涙が伝います。

殿下がベルトをカチャリと外す音に史緒さまは一瞬身体を硬くされました。
まだ震えの止まらぬ膝を割って殿下がご自身をあてがうと、史緒さまは逃げるように一瞬腰を引きました。
「この期に及んで、逃げるのですか」
にっこりと笑う殿下の白い額がぞっとするほど美しい、と史緒さまはふとお思いになりました。
「……に、にーちゃんこそ紫がよく似合うぞ!」
「それは光栄」
再びにっこりと微笑むと、次の瞬間、殿下は史緒さまの中に割って入って行かれました。
史緒さまの顔が苦痛で歪み、ぎっと音が出そうな程に唇を噛み締めます。
殿下の腰が途中で止まり
「史緒さん、もそっと力を抜いて楽にしてごらんなさい」
「……ぬ、抜けるかばかっ!」
では仕方ないですね、と殿下がそのまま奥までぐいと付かれました。
「ぅ……」
史緒さまは息も止まる程に身体をこわばらせ、必死で殿下の腕を押し返そうとなさいます。
「史緒さん」
「く……」
「史緒さんが力を抜かないと、僕は史緒さんに食いちぎられてしまいそうですよ」
「んなもの食いちぎられてしまえ! こっちは痛くて死にそうだっつーのに……」
それでも史緒さまが僅かながら力を抜いたのか、殿下のつらそうな顔に少し余裕が浮かびました。
「食いちぎられたら後悔するのは史緒さんですよ」
「んだと」
「数を重ねるほど良くなりますから」
「あ! ばか、動くなこら!」
共寝するには狭い長いすがぎしりぎしりと僅かに軋みます。
「痛いからやめろっつってんだろ!」
「もうやめられない」
殿下がくすくす笑うと、史緒さまの頬にちゅと唇を落とされました。
しばらく殿下は史緒さまの顔を見ながら揺らしていましたが、史緒さまの身体からだんだん力が抜けてくると
「まだ痛い?」
「いた、くはない。。が、良くもないぞ」
「まぁ初めてですからね。でも、だんだんほとびてきましたよ」
「そか……」
目を閉じてしまった史緒さまを、殿下は(死人のような額だ)とお思いになりながら見つめておいででした。
しかし、やがてわずかずつ頬に血の色が上り、ふれている肌が汗ばんで、史緒さまの吐息が湿り気を帯びて参ります。
その呼吸は快感と呼ぶにはまだあまりにも小さいものでしたが、苦痛を訴えるものではございませんでした。
それでも殿下が奥を突くと逃れようとなさいます。
「つ! そこ痛い!」
「えぇ……、まだ早いですね」
「とか言いながら、つ、くな……!」
「……でも史緒さん。。史緒さんの、ここが、いい……」
「や!」
熱い苦痛の中で史緒さまはぎゅっと殿下の腕にしがみつきました。
942881 新春(史緒×殿下)5:2006/01/08(日) 21:49:26 ID:edVf7jfU

すっかり暗くなった室内で、薄絹一枚にくるまりながら
「なぁにーちゃん。着付け出来んのか?」
「いや、さすがに着せるのは無理ですねぇ」
「じゃわしはどーやって部屋に戻ればいんだ?」
「さぁ」
くすくす笑う殿下を呆れたように見やりながら、史緒さまがまた口を開きます。
「にーちゃん起きなよ、わしはここに隠れてるからさ」
「いやです、僕も一緒に史緒さんと隠れましょう」
「いやじゃなくて、司城家の当主に年始客の夜の部が来んだろ」
「じゃ史緒さんも一緒に起きましょう。当主の妹としてご挨拶しなければ」
「だから、どーやって部屋に戻ればいんだ?」

そのまま二人でいつまでも睦言を交わしていたい、と願う元日の静かな夕暮れでございます。。
943881:2006/01/08(日) 21:55:06 ID:edVf7jfU
以上でございます。お目汚し失礼いたしました。

年末からずっと、川原作品のエロばかり考えているような気がしますw
この二人、これからどうするんでしょうか(自分では書きようがなかった orz
やっぱ史緒さんは襦袢を羽織って
「にーちゃんのバキヤロー!」
とかぶつぶつ言いながら、廊下をサササと走るのかなー。

では! 読んでくださって本当にありがとうございました!
944名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 22:43:25 ID:c6pFdH1g
す、素晴らしー!!
>「そ、それは、にーちゃんだから。。」
>「ええ、にーちゃんですよ。史緒さんが17の時に初めて会った」
ここ! ここに萌えた!
ごちそうさまでした。
945?:2006/01/09(月) 01:19:01 ID:+CnUrtH7
ありがとう!!堪能しました。
946名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 01:56:17 ID:aiIJq+MT
ごちそうさま!
おいしく頂きました。殿下×史緒さん好きなんだよな〜。もぎゅもぎゅ。
947名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 02:01:56 ID:KwBedfuY
GJ!
す、すごい萌えた!
948名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:09:40 ID:P0DukovG
いっぺん881さんの頭の中覗いてみたい・・・
殿下ステキ!
思いつく限りの創作発表をしてください
949名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:27:21 ID:iqqO55re
881です、こんばんは。
萌えとか堪能とかおいしいとかGJとか本当に嬉しいです。ありがとうございます。
私の頭の中はつるりんこです、妄想でいっぱいですが。
サトラレだったら生きては行かれません。。

メイプル戦記の仁科投手萌えなので今それを書いているのですが、
力不足でいまいち川原風になりません。エロの神様も降りてきてくれませんし。。
長いだけ長くなっていくのに、まだちゅーもしてません。困った。
関係ないけど仁科雅樹は、動物のお医者さんのハムテルと名前の読みが一字違いですね。

メガネ男が好きなので穴田アナにも萌えますが、誰と絡ませればよいのやら。。
笑子さんとかどうでしょうか? 
そういや笑子さんは北斗高校の野球部男子を食ってそうで、それも書いてみたいものです。
笑子さんはあんまりエロって感じはしないけれど。。

思えば殿下のたたずまいはエロいですね。
史緒さんとの間の少しばかりの緊張感がまたエロを醸し出してるというか。
今度は別バージョンで書きたいです。ハァハァ

あ、斎木夫婦も書きたい。いったいいつ、どんな風に結ばれたのか?
俊介さんと和音さんも、言葉責めのバリエーションをいろいろとw

そういえば881でニポポ寮の寮長を立花社長に勘違いしてましたが、高柳さんだったんですね!
気付いたとき激しく恥ずかしかった。。今更ですが訂正します。


このスレ見つけて3週間で、ちょっと空気読めなくて書いた端から投下してごめんなさい。
他の職人さんのssも読みたいです。毎日保管庫読んで、感心したりにまにましたりしてますw
あとこのスレの前の方のメイプルカレンダーの雑談とか、それ以外の雑談も楽しそうで良かったなぁ。
あの頃このスレにいたらな、と思うとちょっとうらやましいです。

ではまたです。おやすみなさいませ。
950名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 04:05:45 ID:+kGXHUYs
>>949
いつも良作品ありがとう。
あなたのお陰で私もちょびっと勇気出てきたよ。
いつになるか分からないけれど投下するので、
それまでマターリとお話でもしてくなさい。
951名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 08:58:28 ID:o7Y/CfGt
空の食欲魔人
不思議なマリナー
お願いします!
952名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 09:19:14 ID:quPowwVE
  うわあ、誰か聞いてくれ。
  ホワイトデーにはねー(クスクス)メジナを釣りに行くんだよー。


海上保安庁職員にして歌人で料理人で釣り名人の加納真之くんと、聖ミ
カエル学園二年生にして綺羅の環境に何かの間違いで生まれた超地味な
白川綾乃さんは、赤い釣り糸で結ばれたカップルです。
そんな綾乃もごく普通に三年生に進級し、加納はごく普通にお仕事を続
け、その間ごく普通じゃない程釣りに没頭した二人は、なんとな〜くス
ルメやコンブをあげたり貰ったり、少しはキバってなんちゃらの三ヶ月
分とかゆー指輪を渡したりしたのだった。
かといって、二人の間に生きるの死ぬの、燃え上がるの捧げ尽くすだの
ゆーやりとりはなく。
縁側でのほほんと茶でも啜る風情をかもし出しつつ、うららかな小春日
和のよーな、大平楽な釣りの日々を過ごしていたですよ。
『所詮、釣りは孤独なスポーツなのさ』と諦めていた二人がようやく巡
り会った、通学・通勤前にでも釣りをするほど釣りを愛している相棒さ
んだ。

まさに鶴と亀。
神社の狛犬阿吽の呼吸。
お神酒徳利、割れ鍋に閉じ蓋。
………お似合いな二人と人は言う。
んでもそこにはほれ、愛はあるのだ。そこはかとなく。
だからこそ、クリスマスにも正月にもお互いの誕生日にもバレンタイン
デーにも、一緒に釣りに行くのだからして。

でも実は、そんな白川綾乃さんにも悩みはあった。
それは乙女の永久不変の悩み、
『カレってぇ〜、私の事ぉ〜、本当に好きなのかなぁ〜』って奴だ。
おお〜、なんだか少女漫画らしくなって来たぞ。
加納は顔面は20歳に見えるけど、実際はもう30歳を越えた大人の人で、
とても温厚で優しい。
しかも歌人としての才能も料理の腕もばっちりで、お仕事もバリバリこ
なしている。
なんせ一度はお姉が好きになった事もあるほど素敵な人だ、実はモテる
のかも。
うんにゃ、きっとモテるに違いない。

  でもさ、あのね。なんで加納さんってば、わたしなんか選んだんだろう…。

白川家の人々は、綾乃を除けばまばゆいばかりに活躍してる人ばかり。
綾乃には彼女なりの良い所があるんだけど…周りのきらびやかさに、今
まで忘れ去られる事が多かったのも事実で。
薔薇や百合や牡丹等に囲まれ、ひっそり咲くたんぽぽのよーな存在なのだ。
たんぽぽの存在で薔薇や百合に対抗しようなんて、そんなめっそうもご
ざいませんとも。
そんな環境で育った彼女の辞書には、自信とゆー文字がないのだった。
953名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 09:24:44 ID:quPowwVE
881さんではありませんが、マリナー書いていた分を投下します。
続きは10日後ぐらいになります。
冒頭部だけ投下してしまい、皆様ごめんなさい。
他の方でSS書かれた方がおられましたら、これを切るのは気にしないで
投下お願いします。
では10日後に。
954名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 10:06:22 ID:FCGBI4dp
うわぁ、盛り上がってきたー!
949さん950さん952さん、楽しみに待ってます!
955名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 11:26:14 ID:3CPw8sP7
うわ、マリナーキテタ!
待ってますのでごゆっくりどうぞ>952

>なんとな〜くスルメやコンブをあげたり貰ったり
あの二人らしいわw
956名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 21:09:31 ID:gch5IsPo
文体が川原調って感じでいいですねぇ。
この調子で濡れ場になだれ込むとどうなるのやらw
957名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 23:24:33 ID:QwxejHc3
>949
いえいえこちらこそありがとうございます。
嬉しいです。楽しみにして待ってます!

>952
すごいー。 やっぱり職人さんはすごいです。
なんかもう一気に川原ワールドだ!
あぁすごいなぁ。。10日後ですね、ワクワク
958名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 23:26:16 ID:QwxejHc3

レスアンカ間違えました。  orz
上の分は>950さん宛てですた。
959951:2006/01/13(金) 08:35:20 ID:y77PHz1g
>952
うわあ〜、早速リクエストに応えてくださってありがとうございます!!
感激です!!続き楽しみに待ってます。
赤い釣り糸で結ばれたカップル・・・・ウットリです。
本当にありがとう!!涙
960名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 22:37:53 ID:oWcddS8L
マリナーを昔書いていた人とは別の人かな?
マリナー好きなんで嬉しい。
961名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:07:42 ID:xSZe5aEo
今更ですがどうしても伝えたかったので…。殿下最高!!!!!!!!言い回しやシュチュエーションに激しく萌えました。大天使ネタまたよろしくお願い致します。
962名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 08:21:04 ID:sAHRBxw4
おおー…。年明けから(年末かな)素晴らしいですね!
これからじっくり読ませていただこうと思っているところなんですが、
思わずカキコしてしまいました。
963名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 17:18:04 ID:h6LF0wXx
容量オーバー近くなってきたので次スレ立てました。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1137226530/l50
964名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 21:39:56 ID:mkTQzo2Q
>>963
新スレ乙…と言いたいところだが、ちと早くね?
965名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 21:42:32 ID:Q/X6jdzo
480KB超えたからねぇ…500KBになると書き込めなくなるし。
新スレ乙。
966名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 18:32:44 ID:FSKJHbZo
保守しとこう。
967名無しさん@ピンキー
おまぬけなタイミングでナンですが…

>881
そこはかとなくにじみでるエロさがたまりません。
史緒さんの意図のない行動に、余裕かましながらもくすぐられてる殿下に激しく萌え。
イジワルな言葉はそれを認めたくない気持ちの裏返しだったりするんでしょーか。

春もはよから素敵なお話をありがとうございました!!

>仁科雅樹と西根公輝
(笑)
エロの神様に祈りつつ(笑)仁科投手の登場を楽しみに
お待ちしております。(もちろん、他のお話も!)