夜の青い小鳩亭 inソードワールド 4号店

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ここはエロパロ板です
レアな焼き鳥より、一夜の夢をドゾー

吟遊詩人さんの独奏・合奏はお気軽に

前スレ:
青い小鳩亭 inソードワールド 三号店
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097640743/
2名無しさん@ピンキー:05/02/22 01:06:47 ID:r+PsIpsZ
3名無しさん@ピンキー:05/02/22 01:10:29 ID:3n0Q5B6D
>>1
4名無しさん@ピンキー:05/02/22 01:11:30 ID:cbKeLL/+
過去スレ:
【青い】ソード・ワールドエロパロ【小鳩亭】2号店
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083737371/
【青い】ソード・ワールドエロパロ【小鳩亭】
http://pie.bbspink.com/eroparo/kako/1072/10728/1072800780.html

フォーセリア関連スレ:
ロードス島戦記のSS2【クリスタニアも】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083410959/
【ディード】ロードス島戦記のSS【カーラ】
http://pie.bbspink.com/eroparo/kako/1052/10527/1052763086.html

その他関連?スレ:
ライトノベルキャラで抜こう! 4th
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079917442/

他鯖のは適宜追加よろしくです。
5名無しさん@ピンキー:05/02/22 01:50:01 ID:DNHPN1tV
6名無しさん@ピンキー:05/02/22 03:05:51 ID:aC23oV49
乙〜
7名無しさん@ピンキー:05/02/22 20:09:17 ID:omVYbn7o


そろそろ、最新の短編集からエロネタを探す読み方を始めよう。
8名無しさん@ピンキー:05/02/22 20:36:49 ID:tan1un/K
サーラの冒険は映像化したら映えると思うのだが、今回の短編集のように自動ポルノ寸前のシーンが多いのがネックだ。

「・・・嘘つき」

などといたずらっぽく微笑まれた日にゃあ…。
9名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:53:05 ID:CWD28tDr
>>8
作者が作者だけに自動的にポルノに
10名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:57:41 ID:cbKeLL/+
>9
いしきょづんのめいきゅう
11名無しさん@ピンキー:05/02/22 23:29:47 ID:ekYfwrQ6
>>10
いしきょこんのめいきゅう

いしきょにゅうのめいきゅうでも可。
12名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:43:11 ID:z8s8aaqS
>11
じゃあ、にくきょじん噺もぜひ一席
13名無しさん@ピンキー:05/02/23 02:18:55 ID:9/QPfZ6/
前スレ1000で、スチャラカの初報酬が一人1000ガメルという高額だったのをなぜか思い出す。
ケインがユーマアリシアンと壺の中で幼児プレイ
14名無しさん@ピンキー:05/02/23 05:48:15 ID:x1CoK5Ty
>>11
にくきょにゅうのみきゅうが、ベストかと。
腎虚の危険はあるが。
15名無しさん@ピンキー:05/02/23 06:44:07 ID:cVLLAhMl
ねんがんの アイスソードを てにいれたぞ
16名無しさん@ピンキー:05/02/23 06:53:27 ID:VExxMfHp
そう かんけいないね
17名無しさん@ピンキー:05/02/23 10:25:53 ID:xTB7QkgH
>>8
うす。魔法戦士リウイを映像化するくらいなら、よっぽど……。
あ、いや、俺は好きですよ。魔法戦士リウイ。
舞台がフォーセリアだと、欠片も思っていませんから。
18名無しさん@ピンキー:05/02/23 18:04:37 ID:lFTG+nvl
山本先生は自動ポルノ書いても一級品だった。
ご本人が絵も書いているというのに超使えた。
しかも、送入なしでも思いっきり使えるとこがすごい。
19名無しさん@ピンキー:05/02/23 18:09:31 ID:lFTG+nvl
>>13

さほど高額すぎることもないと思うが。
2×2×200=800。
ケインとアリシアンとザボとユズが2LV。ケッチャとディーボが1LVだったか?
で、2〜3日で済むような仕事ではなく、途中の宿泊費なども込みだったから、
正規の代金から見れば少し多めとは思うが、こんなもんだと思う。
20名無しさん@ピンキー:05/02/23 19:55:18 ID:SyW0wQaj
すでに出遅れた感があるが……

いしきょじょんのしきゅう
もしくは
いしきょじょんのめいき
というのは、どうだろう?

21名無しさん@ピンキー:05/02/23 21:13:24 ID:x1CoK5Ty
>>20
では、

にくきょこんはめいき

で、どうだw
22名無しさん@ピンキー:05/02/23 23:17:34 ID:z8s8aaqS
みみずせんびきのめいきゅう

かずのこてんじょうの凱歌

ただひとたびの破瓜
23名無しさん@ピンキー:05/02/24 15:42:36 ID:rOw5IbQy
どうせなら金髪少年が黒髪少女を遣ってる写真を貼るべし。
24名無しさん@ピンキー:05/02/24 19:07:43 ID:EZHRf7o0
>>23
黒髪少女が金髪少年を、じゃないのか?
25名無しさん@ピンキー:05/02/24 23:53:29 ID:T54rDcOv
終末の巨人のBBSに出没してる奴、前にも言われたけど設定押し付け厨だな。
好き勝手な設定を書いて、ツッコまれるとさらに反論してるし。
ああいうのがいないこのスレは平和でいいね。
26名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:02:59 ID:mh/r2u9s
まあ、他人に押しつける暇があるならハァハァしてるのがここの住人だからな
27名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:45:55 ID:GgAILtsR
>>25
呼び水厨だな。そういう事を言い出すと
ここが荒れかねないから止めろって
28名無しさん@ピンキー:05/02/25 03:49:37 ID:7vmWcomG
マンドレイクの張り型
29名無しさん@ピンキー:05/02/25 10:59:23 ID:zHe+RkUw
>>24
そうだったorz
サーラはどう考えても受け体質だな。
マンティコアにやられて快感を感じたり。
ラミアに縛り&放置プレイされたり。
ジェノアに襲われたり。
しまいにゃデルに押し倒されて。
30名無しさん@ピンキー:05/02/25 11:47:41 ID:i78RR+4D
いやいやいや。
原則受け体質なのは同意だけど、デルとの時だけ攻めに変わるのですよ。

最初はデルが誘惑して、サーラはかなり戸惑うんだけど
途中から立場が逆転しちゃう、というような。



…ていうか、今回の短編まんまじゃねぇか。
31名無しさん@ピンキー:05/02/25 16:44:21 ID:XWSYCmbN
商業誌の為割愛された部分を足せばまさに今回はそんな話だな。
32名無しさん@ピンキー:05/02/25 19:16:43 ID:mh/r2u9s
>>29
つまりマンティコアの呪いはMに目覚める呪いだったのか
33名無しさん@ピンキー:05/02/25 20:22:21 ID:U+sykdhe
>32
Mと受けは微妙に違うんだが……

LOVEな相手には極端に弱いとかいう呪い?
34名無しさん@ピンキー:05/02/25 21:25:47 ID:s/kMbByu
早売りのドラマガ買った。
今月はシャイアラだったが・・・パンチラねぇよー!orz
35名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:30:38 ID:Rwh5NYJi
>>32
極度の興奮状態になるとプッツンする呪い。
デルに押し倒されて責められて頭が真っ白になったときにプッツンきて、
デルを逆に押し倒し、亀甲縛りにしてM字開脚の羞恥ポーズでウィップをビシバシ。
デル思わず「ご主人様・・・」
36名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:34:52 ID:T7u+NL9v
>>34
俺はまだ先月のDMすら読んでねーぜ
短編集も未読だし
誰か俺に時間をくれ
37名無しさん@ピンキー:05/02/26 08:25:54 ID:/h0NK+Sq
そういえばサーラはドラゴンテイマーの少年と仲良くなって、
二人してジェノアに手篭めにされかけるというエピソードもあったな。
・・・あの年頃なら前を見せていない少女のであればOKだし・・・
ああでこうで・・・
38名無しさん@ピンキー:05/02/26 09:41:01 ID:RvobdsIS
>>37
5分間シアターのことか? 
それはサーラじゃなくてジールだったはずだ。
39名無しさん@ピンキー:05/02/26 13:03:59 ID:LzENSkPh
え? そうなの?
どうりで遠くまで言ってるなと思ったよ。
情報サンキュー!
40名無しさん@ピンキー:05/02/26 14:04:14 ID:/UsLprWD
じゃあジールも受属性だな。
41名無しさん@ピンキー:05/02/26 14:42:54 ID:RvobdsIS
サーラ、ジール、ティリーで受属性トリオとか。
42名無しさん@ピンキー:05/02/26 16:55:15 ID:uapkYTZj
ティリー最終形態は超攻めだしな
43名無しさん@ピンキー:05/02/26 18:10:53 ID:tUKWmZfh
短編の帯、「イリーナがふたなり!?」と読めたのは俺だけではないはずだ。

なぜひらがな…
44名無しさん@ピンキー:05/02/27 18:27:13 ID:csHj/Vmf
>>43
お前だけだ。
なぜひらがなかと言うと、漢字にすると上の行と下の行のバランスが悪くなるから。

ところでメイドベルカナがラノベスレでもここでもまったく話題に上がらない件について。
45名無しさん@ピンキー:05/02/27 19:54:43 ID:1mtoAeip
いや、あれってぜんぜん萌えないから。
46名無しさん@ピンキー:05/02/27 19:56:24 ID:gnRwAwMj
コスプレじゃなくて、純然たる変装だったからなあ。
47名無しさん@ピンキー:05/02/27 21:39:02 ID:s7Dxw4gM
マウナみたいに生活感あるほうがいいのかもね。
エプロンドレスもちょっと野暮ったいぐらいの
48マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/02/27 23:40:25 ID:IoguEn5u
前スレのマウナ×イリーナの続きです。
都合によりマウナがシャーマン6レベルになってます。

「どう?気持ちよかった?」
イリーナに問いかけるマウナ。
生まれて初めての性的絶頂を経験したイリーナはトロンとした目で宙を見つめている。
ピンクの下着は愛液で濡れ、うっすらと薄い体毛が透けている
またあふれ出た液が床にしみを作っている。
ほうけたイリーナの表情からは、彼女がワイバーンすら切り倒した猛戦士であることは
想像すら出来ない。そこにあるのは年相応の少女の顔だ。
゛こうしてみると、イリーナも可愛いわね。ヒースなんかにはもったいない゛
「イリーナ、平気?」声をかけるがまだ応答はない。
とても答えられる状態ではないようだ。
゛ヒースには焼き鳥の恨みもあるし、イリーナを取っちゃうのもいいわね゛
戸棚をごそごそとあさり、子ビンを取り出してイリーナの元に戻る。
「はい、これでも飲みなさい」イリーナの口にビンの中の液体を流し入れる。
「んんっ…?!」口の中に広がる苦味に顔をしかめるも、マウナにされるがままだ。
「気分はどう?」
「ミスリルで高品質なグレートソードが手に入った気分です」
「はぁ?」「天にも昇る気分ってことです」
「そう。じゃあマウナ先生のエッチ講義後編をはじめましょうか」
「えっ。どういう事ですか?」怪訝そうな顔をするイリーナ。
「イリーナがあんまり可愛いから、もっと苛めたくなっちゃった。
49マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/02/27 23:41:26 ID:IoguEn5u
だから第二ラウンド始めぇ〜」どっここいしょとイリーナの体を抱え上げ、ベッドに座らせる。
「好きなだけ喘いでいいわよ。大丈夫、コントロール・サウンド使ったから。いい声で鳴いてね」
「マウナ?また…するんですか?」期待と不安で潤んだ瞳でマウナを見つめる。
゛くぅっ〜可愛いなぁ〜゛手早くイリーナのスカートと上着を脱がす。
「マウナ。恥ずかしいです」パンツとブラジャーだけにされて恥ずかしがるイリーナ。
顔を赤らめながら小ぶりな胸を包むブラを両手で隠す。
「なに恥ずかしがってんのよ?一緒に水浴びしたことあるでしょ?」
「状況が違います!それに…マウナと違って私は胸、小さいもん…」小声になるイリーナ。
「いいから見せなさい」イリーナの両手を背中に回してタオルで縛る。
「あっ…う〜」上下おそろいの可愛い下着が白日に曝される。
「小さいけど形はいいみたいね」マジマジと観察する。
マウナはイリーナの背後に回ると抱きしめるようにして腕を回し、胸を優しく揉み始めた。
胸の感触を確かめるようにムニュムニュと刺激される。
「あう!マウナぁ〜」舌足らずな声で喘ぐイリーナ。
「うわぁ。柔らかいなぁ。マシュマロみたい」
胸を揉み解されてイリーナの体がビクビクと反応する。
イッたばかりで感じやすくなった体をもてあそばれるのはかなりキクようである。
ブラの肩紐をずらし、手を滑り込ませる。そのまま乳首を二本の指でつまむ。
先ほどの責めで乳首はすっかり固くなっていた。シュッシュッと乳首をしごく。
「乳首への刺激は痛くないように優しくするのが効果的」
50マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/02/27 23:42:12 ID:IoguEn5u
「あぅぅぅぅぅっっっっっっ」イリーナの体が折れ曲がる。
両手を縛るタオルから抜け出そうと必死にもがく。普段の彼女なら宿のタオルなど
簡単に引き千切れるのだが、今は力が入らない。
「暴れてもダメよ。今の貴方の筋力は常人並なんだから」
「どういう…ことです…?」
「さっき一服盛ったのよ。筋力を人並みにする薬。苦いし、水に溶けないしで実用性は
 ほとんどないと思ってたけど、捨てないでよかったわ〜」
「くぅ〜」力をこめるがタオルの拘束はびくともしない。
「ノリスから聞いた、ギルド式の拘束術よ。逃げられないわよ〜」楽しそうにマウナ。
ブラのホックをはずして完全に脱がせる。
両乳首を徹底的に愛撫する。
「ふわぁぁぁぁっっっっっっ!マウナ!もうダメ!もう止めて!」
頭をプンブンとふるイリーナ。
「気持ちいいでしょう?でもまだまだこれからよ〜」
耳たぶを優しく噛むマウナ。そのまま吐息を耳に吹き込む。
「あっっっっっっっ!ダメ!ホントにダメなの〜」絶叫するイリーナ。
どうやら耳もかなり感じやすいポイントのようだ。
容赦なく耳をハミハミと優しく噛む。悶えまくるイリーナ。
耳を開放するとイリーナはベッドにうつぶせに崩れ落ちた。
あふれ出た愛液はベッドをも濡らしている。
「イリーナ。男の子はあんまり愛撫しないけど、背中って敏感な性感帯なんだよ?」
爪先が軽くあたる程度に指を当ててらせん状に愛撫する。
「あん。あん。止めて!止めて!許して〜!」艶っぽい声で叫ぶイリーナ。
「こういうのはどうかなあ〜」背筋にチロチロと舌先を這わせるマウナ。
「ひゃあっっっっっっっっっ!」体が飛び跳ねる。
「背筋には背骨に沿ってとっても敏感な性感帯が並んでいるの、
 だからこうして舐められるとたまらなくキクでしょ?」
51マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/02/27 23:44:14 ID:IoguEn5u
「ひゃあぁぁぁ!ダメぇ」マウナは時間をかけて背筋を執拗に舐めおろす。
「イリーナのお尻、可愛い。キュッと引き締まってるし、柔らかいし
 触り心地最高!」大金を前にしたときのように歓喜するマウナ。
舌先は腰のつぼを刺激しつづけている。
「腰は以外と弱い娘が多いのよ。イリーナも弱いみたいね」
舌先を休めずにイリーナお尻を両手で揉み始める。
「お尻は基本的に脂肪だから、鈍感だけど、性的なイメージがあるから
 気持ちいいって錯覚しやすいの」
「マウナぁ、講義はもういいから、もう止めてぇ」半べそのイリーナ。
「何言ってるのよ。ヒースの法螺話聞くよりよっぽどためになるのよ。
 こんな話しを無料(ただ)でしてあげるんだから、感謝しなさいよね」
「役に立たないよ〜」
「性知識はあって困らないわよ。知ってたほうが気持ち良いエッチが出来るし」
「マウナ、このまえユニコーンに触れたはずじゃ…」
「この前はこの前。今は今なのよ〜」妖艶に微笑むマウナ。
「よし、パンツも脱がしちゃえ」弾むような声で言うとイリーナパンツに手をかける。
軽く腰を浮かせるとスルスルとパンツを脱がしてしまう。
ツゥーとパンツからイリーナの秘所を透明な糸がつないでいた。
パンツを脱がした事でむっとするような匂いがマウナの鼻をつく。
「あらあら、イリーナも女の子なのねぇ〜」楽しそうに言う。
「見ないで、見ちゃダメです!」
マウナの位置からはイリーナの秘所が丸見えなのだ。
「綺麗なピンク。いいなぁ〜」
「お願いですからぁ。見ないでぇ」恥ずかしくてたまらないイリーナ。
「パックリ開いてるよ。そんなに気持ちよかったんだ」嬉しそうなマウナ。
マウナは容赦なくイリーナの秘所に顔を近づける。
そのまま秘所とお尻の間に舌先を這わせる。
52マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/02/27 23:44:54 ID:IoguEn5u
「マウナ!どこ舐めてるんですか!そこはキタナイです!」
お尻の穴の近くを攻められて羞恥に悶える。
「ここは敏感なポイントなの」
舌先をお尻の穴に移動させるマウナ。
「ヤダーーーーー!お尻はダメェェェェェェェッッッッッ!」絶叫するイリーナ。
「お尻の穴は神経が集中するから敏感なの。それにお尻の穴は強烈な羞恥心を
 与える。羞恥心は快感につながるのよ」
「うーーーーーーー」恥ずかしさにうなるイリーナ。
「じゃあ最後の所にいこうかな?」イリーナの割れ目に人差し指を当てる。
「マウナぁ!何をするんですか!」パニックするイリーナ。
「おとなしくしなさいよ。別に処女を奪ったりしないから。指を入れるだけよ」
「ふぇっっっっ!ヤダ、ヤダ、ヤダ!」いやいやをするように頭を振るイリーナ。
「イヤなの?じゃあ全身くすぐり1時間の刑に変更もありだよ」
イリーナの目の前でゆびをコチョコチョと動かすマウナ。
「やぁ!くすぐるのはもうダメぇ!」
先ほどのくすぐり責めを思い出して真っ青になるイリーナ。
「もう可愛いなぁ〜イリーナは」無防備なわき腹をくすぐり始める。
イリーナはたまらないくすぐったさにのた打ち回る。
「くすぐったいって感覚は気持ち良いと紙一重なの。経験の少ない娘はエッチのときに
 くすぐると快感を感じる場合が多いの」
マウナの指が動くたびに割れ目からは愛液が流れ出しイリーナの太ももをつたう。
「溢れてるよイリーナ?くすぐられて気持ち良いのかな?」
「わかんない。もう何もわかんないよう〜」
やりすぎて窒息しないうちにくすぐりを中断する。
「イリーナもう一度聞くけど、アソコに指入れて良い?」
息も絶え絶えなイリーナの顔を覗きこむ。
53マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/02/27 23:47:25 ID:IoguEn5u
「イヤって言ったら?」「気絶するまでコチョコチョ責めだー」
「わかったから、入れてもいいから、もうくすぐらないで」
「了解〜」割れ目にするっと指を入れる。
「んんんんっっっっ!」イリーナは異物感に顔をしかめる。
「膣の中での快感はすぐには無理だから、このへんでよくしてあげる」
割れ目の入り口付近の側面を優しくこする。
「この辺をこすられると気持ち良いんだよ」
「あっ。あっ。あん」艶声を上げるイリーナ。
残った手でお豆を被う皮をむくと、愛液で濡れた指先でクニクニと刺激する。
「口でするのとは違った快感があるでしょ?」
「ジンジンします…体が…熱いです…」
「じゃあ最後の必殺技で止めを刺してあげよう」
イリーナの体を起こし両足を開いた状態にする。
ロープを取り出すと両足を開いた状態で足首をベッドの支柱に縛る。
「これがM字開脚。恥ずかしいでしょ?」
中型の鏡をイリーナの前にセットする。
「あぅーーー」イリーナ鏡に映る自分の姿に赤面した。
汗ばんだ髪が赤くなった頬に張りつき、目は涙で潤み。
全身汗だくで、口は色っぽい半開き。
大きく足を開かされ、秘所が丸見え。割れ目からは愛液が止めど無く溢れ、
入れて欲しいともの欲しそうにヒクヒクしている。
自分の秘所をちゃんと見るのがはじめたなイリーナにとってこれは恥ずかしい。
必死に秘所を隠そうとするが、後ろ手に縛られているため何も出来ない。
「どう?自分の痴態を見た感想は?色っぽいでしょ?これならどんな男もいちころよ」
「マウナの意地悪。鬼畜。悪魔。スケベ」
「なによ〜。せっかく見せてあげたのにな」
54名無しさん@ピンキー:05/02/27 23:48:54 ID:IoguEn5u
「見たいなんていってません」イリーナは拗ねた。
「じゃあそろそろ止めね」マウナはイリーナの後ろに回りこむと、
うなじに舌を這わせる。ここは先ほどの責めで発見したイリーナの急所の一つだ。
左手で乳首をころころと転がして責め。右手でお豆をクチュクチュと刺激する。
「あうっっっっっっっっ!はうっ!きゃぁぁぁぁぁぁぁあああああ!」
3箇所の急所を同じに攻められて我を忘れて悶えまくるイリーナ。
「これが三所責め。女の子を発狂させる、必・殺・技♪」
「イク!イキそうですぅ!」「いいよ、イッちゃえ♪」
イリーナは再び絶頂に達した。

55マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/02/27 23:50:18 ID:IoguEn5u
「ごめんなさい」イリーナは恐る恐るマウナに謝った。
あの後水浴びをして服を着た。ちなみにパンツはとても穿ける状態じゃなかったため
スカートの下はノーパンである。
「いいのよ。気にしなくて」
宿のベッドはイリーナの愛液と、絶頂に達したさい、もらしてしまったため
染みになっている。
「まあシーツも安くはないけどね」
「あうー」イリーナは困惑気味にマウナを見つめる。
「でもまあ、あんたの可愛い痴態を見れたから良しとしましょう」
とたんイリーナ顔が真っ赤になる。
「あ、そうそう、これ」ポンと紙袋を投げて渡す。
「なんですか?」ビクビクしながら袋を開けるとヒースが用意したスパッツが
入っていた。
「これ?ヒース兄さんが持ってきたやつ?」
「今日からはそれを穿きなさい。戦闘中に貴方のパンツ見て、気が散りそうだわ。
 私もヒースと同レベルね」楽しそうに笑う。
「わかりました。穿きます。あの…マウナ?」
「ん?なに?むシーツを片付けながら答える。
「また…してくれますか?」
「高いわよ」振り返らずに即答する。
「えっ?」
「報酬は…そうねぇ…イリーナの可愛い悲鳴かな?」
マウナは振り返り意地悪な笑顔を向けた。

以上です。一回sage忘れました。すみませんです。
56名無しさん@ピンキー:05/02/28 21:45:51 ID:0QwD1880
どうでもいいが、
サーラにのろいをかけたのはキマイラだ。
同じ暗黒魔法を使うモンスター責めでも、
老人顔で狡知に長けた感じのマンティコアと、
力押しタイプのキマイラではずいぶんニュアンスが違うのだよ。
57名無しさん@ピンキー:05/02/28 22:39:51 ID:tAlvNV3p
ベルカナはよくてシャイアラは駄目とはどういうことだ
冒険中パンツ見えまくってるだろうに!
58名無しさん@ピンキー:05/02/28 22:53:07 ID:ApztNosP
まあGJ?
59名無しさん@ピンキー:05/02/28 23:13:29 ID:Ue43wmWJ
んまあGJ。
60名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:50:59 ID:BDLTmkMl
おそらくP201をあぼんするのに巻き込まれて、
ベルカナについてもあぼんされてしまったのだろう。
61名無しさん@ピンキー:05/03/02 09:29:31 ID:NQCc0+1v
GJ
百合ハァハァ
62名無しさん@ピンキー:05/03/02 23:22:39 ID:bOOPJZq8
GJ!!
つきましてはヒースと3Pキボンヌ
63名無しさん@ピンキー:05/03/04 19:20:53 ID:XJNUj5jP
オレはシャイアラがクレスポのオカマ掘るのが見たい。
64名無しさん@ピンキー:05/03/04 19:32:24 ID:cKnQjiVt
シャイアラ「よいせっと。」
GM「あ、じゃあ痛そうですしダメージを……(笑)」
 コロコロ......
クレぽん「……あ、死んだ。」

そんな情景が少し浮かんだ
65名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:26:14 ID:D0Q5RDtW
執着の強さでゴーストとして復活!いきなりパーティー最強キャラに。
66名無しさん@ピンキー:05/03/04 21:35:05 ID:hQyYrOaj
「たとえクレぽんといえど、この世ならざるものが存在してはいけねえだ!」
とか生真面目なマロウあたりに言われて、あっさり成仏させられそうな気が。
67名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:26:49 ID:IWje0EJi
「シャイアラさんが掘らせてくれたら満足して成仏するッス!」
くらい言えと。
68名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:07:49 ID:DJ2ptyiK
↓ここで強引に初期リプレイの話題に持っていこうとする奴登場
69名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:24:20 ID:G5SiyVQG
あのよ〜、マイスって影薄いよな?強いけど
70名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:39:22 ID:qKj8LK4q
いややっぱりエルフといったらケインっしょ?リプレイキャラ中最高知力だし
71名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:47:48 ID:c/BgCHAN
ユズ×ケインきぼん
72名無しさん@ピンキー:05/03/05 09:22:54 ID:IHm4C+Rb
マイスがどのくらい影が薄いかというと、
実は生命力1クレスポしかないのにネタにしてもらえないくらい。

まぁ、エルフなんだからそう珍しくないが。
73名無しさん@ピンキー:05/03/05 11:00:46 ID:blDe7/Ue
だめぽな司祭とお婆ちゃんがみんな一桁だったから目立たなかったんだろう。
それにしてもあのパーティはルーイら加入前は戦士二人だけなのな、まともなの。
しかもミンクスはイマイチだし。まあ、ラーンが反則的に強かったわけだが。
74名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:11:12 ID:hAyf99j7
ケッチャ×サボ=ンだろ?
75名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:18:44 ID:BiIDTw/g
ザボさんの名前を間違えるない。
76名無しさん@ピンキー:05/03/05 22:06:46 ID:G5SiyVQG
ザボ=ソだぞ。
77名無しさん@ピンキー:05/03/05 22:19:22 ID:5RIaWTWS
ロードス島戦記福神漬の某パーティの面々みたいっスね。
78名無しさん@ピンキー:05/03/05 23:13:25 ID:N2u6KgIu
ロードス島RPGルルブのサンプルキャラみたいでもある。

つ【パーソ】
79名無しさん@ピンキー:05/03/05 23:58:04 ID:ScfoelvX
偽黄門さまネタだな。

「お、オレサマはローードスの岸と呼ばれたこともある男だぞ?!」
80名無しさん@ピンキー:05/03/06 01:38:10 ID:y1AXm/Bd
ロードスの岸も大物っぽいな
81名無しさん@ピンキー:05/03/06 10:34:59 ID:ey4z6Hlx
昭和の妖怪?
全島は無理でも一国くらいは掌握しちゃいそうですね。
82名無しさん@ピンキー:05/03/07 01:03:56 ID:6qZXWzoV
ここでダッカードをキボンヌしておく。
83名無しさん@ピンキー:05/03/07 01:57:50 ID:+rs0moMh
>82
超英雄(ポイントなんかいらん)ダッカード様の名を軽々しく呼ぶでねェー
84名無しさん@ピンキー:05/03/07 18:08:34 ID:CxcbucrH
薬売りの娘さんと
85名無しさん@ピンキー:05/03/08 10:54:30 ID:HZ4vBOmM
>>84
ヒーラーの娘さんだろ。たしかメアリーって名前だったような気がする。

悪党からメアリーを助けたダッカード。その戦闘で怪我をしたダッカードを見て
治療を申し出るメアリー。ところが治療中にダッカードのマイリーの聖印を見つけてしまう。
自分の治療が無意味であることを知り落胆するメアリー。おたおたするダッカード。
ならば「別の部分」を癒そうと、おもむろに服を脱ぎだすメアリー…。

という展開をキボンヌ。

>>83
そうだな。なにしろダッカード先生はファイター4レベルにして一回の冒険で
一万点の経験点を得ることが出来る超英雄級冒険者だしな。
86名無しさん@ピンキー:05/03/08 18:40:31 ID:Blj2pEw6
一度に1万点って事は、20レベル級の冒険……何を相手にしたんだw
87名無しさん@ピンキー:05/03/08 19:58:37 ID:QyNof63Z
20レベルというと魔神王かw

逆に言えば魔神王を倒すというのは経験点一万点級の冒険なわけか。凄まじいな。
88名無しさん@ピンキー:05/03/08 23:05:24 ID:cbgSdoae
逆に1000点の冒険10回程度かという気もするが。
89名無しさん@ピンキー:05/03/08 23:27:44 ID:QyNof63Z
イリーナ陵辱の後編キテター!
90名無しさん@ピンキー:05/03/10 00:20:46 ID:0v8a++v3
>>89
それが経験点一万点級の冒険か!
91名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:44:57 ID:TeJ0f1VI
前スレ以前から気になっていたことなんだが




ソードワールド一の巨乳キャラって一体誰になるんだ?

筋力とか知力は明確に数値化されてるからわかりやすいが、乳に関してはそういうんがないんで…
92名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:48:37 ID:eU85mtHH
プレイヤーキャラは貧乳ばっかりだな
93名無しさん@ピンキー:05/03/10 02:32:24 ID:LEgWIlag
>>91
リウイのキャラでねーの?ジーニとか。
胸は絵の影響が大きいし。
ミレル辺りは実は胸が全然ないらしいが、
誰がマウナよりミレルの方が貧乳だと信じるのかと(ry
94名無しさん@ピンキー:05/03/10 02:50:13 ID:S3TQu63L
つまり、マウナより胸が大きいミレルが自分はひんぬーだと思ってしまうほど、
残りの二人は規格外だということか!!
95名無しさん@ピンキー:05/03/10 06:11:56 ID:iYgrY8hH
>>92
第1部のユズと第2部のシア辺りは、けっこう豊満なイメージがあるが。
アラシャは尻に魅力が行きすぎて、胸はどっちでもいいけど。

ナイトブレイカーズの女性陣は
人間2人が巨乳、
ハーフエルフ2人が微乳で、
それぞれ微妙にタイプが異なるお徳用。
96名無しさん@ピンキー:05/03/10 10:06:17 ID:bY+NueEV
一番の巨乳はシャディだな。

久仁彦の絵でもそれなりだが、シャディの生みの親がキャラシートと一緒に送った
イメージイラストはとんでもねー巨乳に描いてあった。

…実際問題、胸の大きさは絵師に一任されとるようなもんだしな。
ミレルしかり、羽根頭のリーライナだって「もし石化したら削る必要なく敷石にできる」と
ドワーフにいわしめたほどのつるんぺたんらしいが見田の絵じゃ見事なロケットおっぱいだし。
97名無しさん@ピンキー:05/03/10 10:22:28 ID:xkKW5mKE
ナイトブレイカーズは絵師の描き方のせいか、あんまり巨乳というイメージはないな。
シャディ:レイハ:ボウイ:サティア=D:C:B:A、というところか。

全体で見たらやはりジーニかな。これも絵師のせいと言えなくもないが。
98名無しさん@ピンキー:05/03/10 11:32:19 ID:mLmn9zJ/
ジーニは筋肉質で胸が大きいとは思えないなぁ
胸囲はあるだろうけど(w

シャディは色気振りまいてるし、グラビアアイドル級なイメージがある。
99名無しさん@ピンキー:05/03/10 11:50:41 ID:xkKW5mKE
>>98
シャディ=グラビアアイドル
レイハ=モデル
ボウイ=アスリート

…こんな感じか。
100名無しさん@ピンキー:05/03/10 13:01:29 ID:yv2X8aL5
>>99
シャディ=グラビアアイドル
レイハ=モデル
ボウイ=アスリート
サティア=ママン

こうだ。
101名無しさん@ピンキー:05/03/10 14:11:07 ID:se/PtHs3
>>98
そうなるとイリーナの胸囲が気になる所ではあるが・・・
絵がアレだからな
102名無しさん@ピンキー:05/03/10 14:25:28 ID:ctolxClv
イリーナって全身カチカチで全然楽しくなさそう
103名無しさん@ピンキー:05/03/10 14:50:55 ID:E9G2iweS
>>91以降の流れでネタを思いついた。
くだらないと思っても怒らないで…
104名無しさん@ピンキー:05/03/10 14:51:36 ID:E9G2iweS
「どうしたんですかリュクティさん。柄にもなく真剣な顔して」
「ああティリーか。お前は考えた事無いか?」
「何です藪から棒に」
「サイズだよ、サイズ」
サイズ…?何のサイズ?…ピンと来ないティリーは首を傾げる。
「健康な男子なら一度は想像するだろ。胸のサイズだよ胸の」
「…はぁ?」
「暖かくなってみんな薄着になると、どうしても考えてしまうんだよな。…まあシャディみたいに
年がら年中薄着だったりすると有難味も薄れるけど」
「…はぁ…」
ティリーは呆れて物も言えない。その表情を見たリュクティはむっとして言い返す。
「あのなぁ。お前も健康な男子なら、こういうことに興味を持たないとダメだぞ」
「こういうことって…。それじゃまるで変態ですよ」
「…変態とは何だ」
「だってそうじゃないですか。薄着の女性を見て『あの女性の胸のサイズは…』なんて…。
そういう風にしか女性を見ることができないんですか?」
いつになく強い口調でこうもはっきりと言われては、さしものリュクティもぐうの音も出ない。
しかし、最後の力を振り絞って反撃に転じる。
「…そういう風にしか、とは失礼な。じゃあ何か。お前はそういう性的なことに一切興味は
ないのか?だとしたらそっちの方がおかしい!」
「興味がない訳じゃありません!ただ、そういった行為が変態じみてると言っただけです!」
端から見れば大変馬鹿馬鹿しい言い争いだが、当の本人達は至って真剣だ。
「どうだか。…しかしお前もいい年してそんな青臭いことを言うとは…その分だと
シャリンとはせいぜいキス止まりだろ」
「なっ…!放っておいてくださいそんなこと!」
「ははーん。図星だな」 リュクティは我が意を得たりと一気にまくし立てる。「キスしかできない
青臭いガキが人を変態呼ばわりなんて十年早い!」
普段のティリーであれば、ここまで言われたらたとえ納得はして無くとも引き下がるのだが
生憎今日はリミッターが外れてしまった。
105名無しさん@ピンキー:05/03/10 14:54:15 ID:E9G2iweS
「…青臭いのは百歩譲って認めます。認めましょう…!。だけどリュクティさん、このことを
レイハさんが知ったらどう思うでしょうね…!」
目が据わっている。リュクティは一瞬背筋に冷たいものが走ったが、ここで怯んでは負けだ。
「…レイハはそんなことで怒ったりはしないぞ」
「ええ、怒らないかも知れません。…でも、心底リュクティさんのことを軽蔑するんじゃないですか?
『私の愛した男はこんな変態だったのか』と。レイハさんだけじゃないでしょう。シャディさんや
サティアさんだって、きっとリュクティさんのことを軽蔑するでしょうね…」
淡々とした口調で語るティリー。口調だけでなく、雰囲気もいつもと全然違う。
「シャディやサティアさんはともかく、レイハが俺を軽蔑することなど絶対にないな」
自信満々のリュクティに、ティリーは当然の疑問をぶつける。
「…一体その自信の根拠は何です?」
「それは…まあ…いろいろあるんだよ」 リュクティは言葉を濁す。…あんまり自慢できることでは
ないが、リュクティが今まで二人きりの時にレイハにしてきたことを考えれば、これくらいのことで
「変態!」と罵られたり、軽蔑されるとは考えにくい。
「…まあいいでしょう。それじゃ実際に確認してみる、ということでそうですか?」
「確認?」
「ええ。実際にバンドのメンバーが全員集まった時にリュクティさんが聞くんです。
『今日は皆に質問があるんだが…君達の…胸のサイズを教えてくれないか?』って。その時に
レイハさんがどういう反応を示すか。別にいつもと変わらなければリュクティさんの勝ち、怒ったり
侮蔑するような態度を見せれば僕の勝ち…ということでどうですか?」
「勝ち…っていうけど、勝っても別にいいこと無いだろ…」
「じゃあ負けた方が今後一週間晩ご飯を奢る、ということでどうですか?」
…何でこんなことで晩飯を賭けなきゃならんのだとも思ったが、この程度のことで今後しばらくの
晩飯代が浮くならそれもいいかと思い、承諾する。勿論リュクティ自身、自分が負けるとは
これっぽっちも思っていない。
「じゃあ勝負は今晩のバンド練習の時に」
「了解だ」

…こうして、つまらない口喧嘩が発端となった、アレクラスト一くだらない勝負の幕が
切って落とされた。
106名無しさん@ピンキー:05/03/10 14:56:33 ID:E9G2iweS
…たぶん続きます。
続きは書き上がり次第。エロもちゃんと入れますんで。
107名無しさん@ピンキー:05/03/10 16:02:53 ID:mLmn9zJ/
>「ええ。実際にバンドのメンバーが全員集まった時にリュクティさんが聞くんです。
>『今日は皆に質問があるんだが…君達の…胸のサイズを教えてくれないか?』って。
流石ティリーだ。
さりげなく無茶苦茶な提案しやがるぜ(w
108名無しさん@ピンキー:05/03/10 17:57:30 ID:7TnwfUsN
そりゃあ、どっかの王様や、その隠し子とは比べ物にならん
完璧な超ウソ臭い英雄の生まれ変わり?だしな……
109名無しさん@ピンキー:05/03/10 21:30:05 ID:tXKFi34W
ティリーめ・・・
自分の手を汚すことなく身近な女の神秘を暴こうとしてやがる。
110名無しさん@ピンキー:05/03/10 22:29:24 ID:lZNnVFOo
そんな質問したら絶対即座にレイハに斬り殺されると思うぞw
111名無しさん@ピンキー:05/03/10 22:36:29 ID:IvHol7XR
>>110
いや、多分その前に選ばせてもらえるよ。

痛みを感じながら斬られるのと、痛みを感じる間もなく斬られるのどっちがいい?
112名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:19:05 ID:qNXA/e2W
>>104-105
テラワロスw
純粋に続きが楽しみだ。がんがれ。

しかしティリーが黒いw
113名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:38:23 ID:4dYbqLlF
>リュクティが今まで二人きりの時にレイハにしてきたこと


できるだけ詳しく。詳細に。
114名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:40:36 ID:ve4ACeZG
>113
たぶん過去スレで。

                ギシギシアンアン、、、と
115名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:42:13 ID:prMD5Cfi
おうさまのちすじにあたるきぞくのじなんのせいへきは、とてもでぃーぷでまにあっくなのでした。
116名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:49:44 ID:i2/R87+9
めでたしめでたし
117名無しさん@ピンキー:05/03/11 01:14:48 ID:wag580of
あーあ。SSとはいえとうとうリュクティ斬り殺されるのか。先に言っておくよ。




合掌。
118名無しさん@ピンキー:05/03/11 10:53:28 ID:tjuWl7fl
>>96
作者のPNでぐぐれ
サイトあるぞ
ちょっとグロイが
119名無しさん@ピンキー:05/03/11 22:25:36 ID:bNYMiRPd
>.89
亀レスだがマジか!?
見たいぞ
120名無しさん@ピンキー:05/03/11 23:18:30 ID:cu2dGoHI
>>111
持ってるのがフレイムブレイドだから
「丸焼き」
という選択肢もあるぞw
121名無しさん@ピンキー:05/03/12 07:46:00 ID:PRPp2a8u
>119

見たいぞって、普通に見られるよ
122名無しさん@ピンキー:05/03/13 21:11:42 ID:XI3M2eLm
今日あったサンクリでハウスオブKAR SEAというサークルが出した本がイリーナ本
だったという話を聞いたんだが、誰か買ったいる?
123名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:23:00 ID:0pMV1G1f
>>105の続きを投下します。
なんか甘いです。苦手な人は注意。
124名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:23:43 ID:0pMV1G1f
「あー…ちょっと、みんなに聞きたいことがあるんだけど…」
件の練習終了後、女性陣を前にリュクティが口を開く。
「あん?どうしたんだ、改まって」
作業の手を止め、シャディが振り返る。他の三人も聞こえているようだが、顔は向けずに
片づけの方を続けている。
「いや…実に聞きにくいことなんだが…」
「まどろっこしいな。何なんだよ」
「つまりだな。…俺は最近、あることが気になって仕方がないんだ」
いつになく真面目な口調のリュクティ。
「…」
シャディだけでなく、他の三人もリュクティに注目する。ティリーだけ一人素知らぬ顔だ。
「あること、って何ですか?」
サティアが先を促す。
「君たちのスリーサイズと、ブラのカップを教えて欲しいんだが…」

日に日に春の訪れを感じさせるベルダインだが、この場所にだけ冬が戻ってきた。
125名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:24:15 ID:0pMV1G1f
「…へぇ…そんなことが気になって仕方がないとはね〜」
沈黙を破ったのはシャディだった。しかし、その言い方は怒っているというよりも、他人の
弱味を見つけて嬉しくて仕方がない、といった風情だ。
「ズバリ、欲求不満なんだろ!」
腰に手を当て、ズバッとリュクティの方を指さす。
そして回れ右すると、今度はレイハを指さして一言。
「あんたもダメだよ、男の生理現象ってものをわかってやらないと〜」
むっとしたレイハが何か言い返そうとするが、シャディは再びリュクティの方に向き直ると、
「どうせこの女のことだから、いろいろ難癖付けてお預け喰らわせたりしたんじゃない?
んでムラムラして、アタシ達のスリーサイズが知りたくなった…こういうことでしょ」
探偵が自らの推理を開陳するかのような自信満々の口調に、当事者のリュクティは勿論
サティア、ボウイ、そしてティリーまでもが呆気にとられる。
「…聞き捨てならんな」
一方のレイハは完全に戦闘モードだ。
「おや?図星を指されて逆ギレですかぁ〜?」
マジ切れ模様のレイハを見て、シャディは嬉しそうに声を上げる。…こういう風に他人を
怒らせたり、挑発したりといったことに関しては、何人も寄せ付けない天賦の才を
持ち合わせている。
「貴様…!」
レイハが腰のフレイムブレードに手をかける。
「うわっ!暴力反対〜」
「シャディさん!…もういい加減になさい!」
見かねたサティアがシャディを一喝する。
「まったく…。人の純情をそうやって踏みにじってはいけません!」
「純情〜?そりゃないっておっかさん。純情やるにしちゃ薹が立ちすぎだって」
シャディはまったく悪びれる風はない。
一方のレイハは大きく一つ息を吐くと、もう付き合ってられんとばかりに、何も言わず
部屋から出て行ってしまった。
126名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:25:05 ID:0pMV1G1f
「…こういうのって、追いかけないとまずいんじゃない?」
ボウイがぼんやりしているリュクティを促す。
「え?あ、ああ」
慌ててレイハの後を追うリュクティ。
「ったく…世話が焼けるねぇ」
「『世話が焼ける』じゃありません!」
まったく他人事のようにしみじみと言うシャディに、再びサティアのカミナリが落ちる。
「後でレイハさんにちゃんと謝るんですよ」
「いいじゃん別にィ」
「い・け・ま・せ・ん!」
「わかった。わかりましたって!…そこまで本気で怒らんでも…」
鬼の形相で迫るサティアに、シャディも渋々降参する。
その二人を見ながら、ティリーは「なんでこんな事に…」と、誰にも聞こえないように呟いた…

一方のリュクティはというと…
127名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:26:30 ID:0pMV1G1f
「おい、待ってくれよ!」
「…」
「何をそんなに怒ってるんだよ」
「……」
「シャディの言ったことに腹立ててるのか?」
リュクティの言葉に一切耳を貸さず、早足で歩き続けるレイハ。
「君らしくないぞ。あんなことで怒るなんて」
「…あんなこと、だと…?」
その言葉にようやく足を止めると、リュクティの方に向き直る。
「…誰のせいでこうなったと思っている!何がスリーサイズだ!馬鹿馬鹿しい!」
「うっ…!」
「お前には恥というものがないのか!人前であんなことを聞くなど…」
「いや…あれはだな…」
「言い訳などいい!変態!」
海よりも深い理由を説明しようとするが、聞く気はないとばかりに一喝される。
「…変態って…」
「変態でなければ何なのだ!お前は…年がら年中そんなことばかり考えてるのか…」
「そんな訳じゃないけど…」
「だったら…その…」
レイハの口調が突然変わる。
「…やっぱり…溜まってるのか…?」
溜まっている…?何のことを言ってるのかわからなかったが、シャディとのやりとりでの
「お預け」の事を言ってるのだと思い至る。
溜まっている…と言われてみれば確かに…。ここ最近は互いに忙しかったり、つまらないことで
レイハを怒らせたりで、そういう機会がなかったのも事実だ。
「ん、まあ…ね。最近そういう機会がなかったし」
「そうか…」
少しの間、沈黙が流れる。
128名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:27:19 ID:0pMV1G1f
「…お前がしたいのなら…いいぞ…」
おずおずと、レイハが口を開く。
「…本当に?」
「ああ」
「今からでもいい?」
「…いいぞ」
「じゃあこっちだ」
返事を聞くや否や、リュクティはレイハの手を引っ張って走り出す。

「なっ…!ここでするのか?」
「たまには外で、ってのもいいだろ」
リュクティがレイハを連れ込んだのは、道からちょっと外れた雑木林の中。
「そんな…誰かに見られたら…」
「大丈夫大丈夫。こんな夜遅くにここ通る人間なんてほとんどいないって」
「でも、ここからだと道が丸見えだぞ…」
「向こうからわざわざこっちを見るようなことはないって」
このまま問答してても埒があかない。リュクティはレイハを抱き寄せるとその唇を自分の唇で
塞いでしまう。それと同時に手は服の上からレイハの肉付きの良い腰のあたりをまさぐる。
129名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:28:15 ID:0pMV1G1f
「じゃ、後ろ向きになって、そこの木に手をついて」
「…こんな格好で…するのか…?」
「当然」
そう言ってリュクティはレイハのズボンを手際よく脱がしていく。
「さっきのキスでもう濡らしたのか。相変わらず感度がいいな」
下着越しに秘所をまさぐりながら、レイハの耳元で呟く。
「あっ…く…!」
下着越しに指が膣内に侵入する。それと同時に、中から溢れてくる愛液の量も増える。
「もう準備はいいみたいだな」
秘所を弄んでいた指を離し、下着をゆっくりと脱がせる。
そして自分のズボンの前を開いて、レイハの秘所に自分自身を押し当てる。
「行くぞ…!」
「ん…!」
背後からゆっくりと、自分自身をレイハの膣内に沈めていく。
繋がった部分からの卑猥な音と、二人の激しい息づかいが音のない周囲に響く。
「お、シャディたちだ」
「!」
片づけを終えたシャディたちが、ちょうど目の前の道を通り過ぎていく。
「呼んでみるか?」
「…バカ…っ…そんなことをしたらっ…!」
レイハの締め付けが急激に強くなる。
「…感じてるんだ」
「…くっ!」
「あいつらにも聞かせてやりたいな。レイハの可愛い声を」
「やめろ…っ!そんなことしたらっ…!んっ!斬る…っ!」
「そんな可愛い声で言っても迫力無いって」
リュクティは一層動きを激しくする。実際にはよほどの大きな声を出さない限り
シャディたちのところまで聞こえることはないのだが、レイハは必要以上に声を出すまいと
必死に堪えている。
一方のリュクティも、締め付けの強さに抗うように、突き上げの速度を速くしていく。
130名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:28:52 ID:0pMV1G1f
「んん…っ!もっとっ!ゆっく…りっ…!」
動きが激しくなるにつれて、レイハの膣内は射精を促すべく、一層締め付けが強くなる。
「レイハ…そろそろ…出すぞ…」
限界に近づいてきたリュクティの言葉に、レイハは慌ててかぶりを振る。
「あっ…!今日は外にっ!膣内は…っ!」
「…どうしても?」
スパートをかけながら聞き返す。
「んんっ…!危ない日…だからっ…!」
「どうしようかな…」
「ふあっ…お願い…っ!外に…出して…っ!」
レイハはリュクティから離れようとするが、バックの体勢でがっちり腰を掴まれ
突き上げられているので離れることが出来ない。
「責任は…取るって!」
その言葉と同時にレイハの中を深く一突きすると、溜まりに溜まっていた欲望を一気に
膣内へ吐き出す。
「あっ!ふああぁ…っっ!出て…っ!!」
放出と同時に、レイハも絶頂に達する。
長い射精を終えると、リュクティはゆっくりと自分自身を引き抜き、レイハの腰から手を離す。
全身の力が抜けた二人は、大きく息をしたままその場にへたりこむ。
「はぁ……はぁ…んっ…酷いぞ…リュクティ…。膣内はダメだと言ったのに…」
「外に出しても、出来る時は出来るんだから同じだって」
「そういう問題ではない!まったく。…んっ…」
怒鳴った時に力を入れたため、膣内から精液が零れて太腿を濡らす。
「零れてきたのか?」
「うっ、うるさい!」
「拭いてやるから足上げて」
「いい!自分で…こらっ…やめっ…!」
構わずリュクティはレイハの足を持ちあげ、秘所を月明かりにさらす。
131名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:29:54 ID:0pMV1G1f
「んー…やらしい光景だな」
月明かりに照らされた秘所からは、さきほどの激しい行為の名残が溢れ出している。
「変態!離せっ…!」
なんとか抵抗を試みるが、達したばかりなので腰に力が入らない。
リュクティは持っていた布で、撫でるようにゆっくりと秘所を拭いてやる。
「んっ…!」
「おとなしくしてろって。…よし、終わり」
拭き終えると、二人はいそいそと身支度を始める。いつまでもこの格好のまま、というわけにも
いかない。
「…まったく。お前は身勝手すぎるぞ…」
「ん、ああ…。やっぱりデキちゃうのはマズいかな…?」
「お前はどうなんだ?」
逆に聞き返され、リュクティは面食らう。
「俺は、まあ…別に構わないというか…その…ちゃんと責任は取るつもりだけど…」
「それなら構わない…」
レイハはリュクティに近づくと、そっと唇を重ねる。
「子供が出来てしまったら、今のままというわけにも行くまい。その時は…」
「えっ?」
「よろしく頼むぞ、だんなさま」
そう言うと、レイハは恥ずかしそうに顔を逸らす。
「それって…」
「…何度も言わせる気か?」
月明かりの下ではにかむレイハの姿に、柄にもなくリュクティの胸が高鳴る。
(…こんな表情もするんだな)
リュクティはレイハを抱き寄せると、そっと耳元で「わかった」とだけ囁いた。

132名無しさん@ピンキー:05/03/14 21:36:02 ID:Yd3TdnFV
きゃぽーう♪乙

昼飯だけじゃなく黒ティリーきゅんにもお仕置き!オ・シ・オ・キ!
133名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:16:26 ID:DO1NQJLE
GJ

ところで、賭はティリーの勝ちってことになるんじゃあるまいか?
134名無しさん@ピンキー:05/03/14 23:13:30 ID:a0jsnOGv
変態呼ばわりされたが、軽蔑はされていない。
・・・・・痛み分けだな。
135名無しさん@ピンキー:05/03/14 23:21:14 ID:l3/QsoYU
「外に」と言われてるのに構わず中出しするとは、王族の末裔もなかなかエロいな。

そして族長の次女もエロカワイイ。
136名無しさん@ピンキー:05/03/14 23:44:19 ID:xsp4/kOq
>>123
うは!乙!

嫌がるレイハに中出し…萌える展開だw
137名無しさん@ピンキー:05/03/15 04:37:16 ID:Wk3Cz9Hi
結局スリーサイズとカップが明らかにならなかった点について
138バルディア:05/03/15 08:26:28 ID:Z41FhCm+
ティリーが裏でほくそえんでそうで怖い。

もし良かったらSSをHPに預からせてください。

ttp://shirayuki.saiin.net/~valder/

宣伝スマソ
139名無しさん@ピンキー:05/03/15 12:48:59 ID:R22eG19K
>>138
どうぞ。
名前は4-104で。
140名無しさん@ピンキー:05/03/15 14:12:29 ID:zr4jzGWg
>>バルディア氏
上のほうのマウナ×イリーナものは保管されないのですか?
141バルディア:05/03/15 15:03:21 ID:TWaUyiHm
>>139
ありがとうございます。出来れば題名もお願いします。

>>140
あ、アッコに気がつきませんでした。作者さんおりましたら許可願います。
142バルディア:05/03/15 15:04:16 ID:TWaUyiHm
↑ アッコってなんだ。カキコです。
143名無しさん@ピンキー:05/03/15 19:58:45 ID:90/4t8fS
リウイ、アイラが絡む場合はロードスに投下すればいいのかな?
それとも、こっちでOK?
144名無しさん@ピンキー:05/03/15 20:24:53 ID:vY2VqGo5
>>143
多分どっちで聞いても、ここではやらないでくれ、
という答えが返ってくる。
145名無しさん@ピンキー:05/03/15 20:33:45 ID:nZJq078O
まぁここで良いんじゃないかな。
メル欄に題名書いてくれれば。
146名無しさん@ピンキー:05/03/15 22:51:04 ID:iL09j6eR
>141
笑って許してのダジャレかとオモタ
147マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/03/15 23:08:49 ID:PNfYMNFX
>>バルディア氏
どうぞです。
>>62
亀レスですが、余裕があれば書きます。
148名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:47:10 ID:Kc2wfJ3i
デルの輪姦話ここでやってもいいのか?
誘導されてきたが。

【幼女を】ソードワールド90th【虐殺】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1110613985/l50

【幼女を】ソードワールド90th【輪姦】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1109628271/
149名無しさん@ピンキー:05/03/16 02:14:13 ID:ZXKYdBBY
>>148
もちろんOKだ
150名無しさん@ピンキー:05/03/16 02:36:12 ID:Ts/J4j8I
まぁ本来はSSメインのスレ(のはず)だが、
SWエロ話も普通にやってるしなw
苦手な人はいるだろうが、スレ違いではない。安心シル。
151バルディア:05/03/16 10:16:41 ID:hgn25eYD
>.>147

ありがとうございます。出来たら題名とハンドル名もお願いします。
152139:05/03/16 11:24:58 ID:DDFhSXeU
>>141
「Moonlight Kiss」でお願いします。
153二号店の48:05/03/16 23:51:08 ID:VcgVgMYI
ティリーの弄られ属性ネタでSS一本書き上がりましたんで、投下させてもらいます。
タイトル「乙女に映しておぼろげに」


>>104-105氏の影響受けて「黒ティリーにお仕置き」に路線変更したくなったんですが、
私じゃ巧く黒化させられませんでした。orz
154二号店の48:05/03/16 23:51:53 ID:VcgVgMYI
「悪いわね、ティリーくん。シャリンたら、ハーモニーさんトコのお茶会に出かけてるの。せっかく
彼氏が会いに来てくれたってのに、タイミングが悪い娘よねえ」
ほのかな湯気をたてるティーカップを来客の前に置きながら、マーナ・ウェルターは年若い恋人たち
を哀れむように嘆息した。
「お……お茶会って、ミライアル・ハーモニーさんの処で、ですか?」
今にも裏返りそうな声で“妹の彼氏”が尋ね返す。
マーナの恰好ときたら、カジノで踊り子をしている時のシャディと遜色ない。愛しい乙女とよく似た
目鼻立ちをした女性の艶姿は、健康で純情な少年には目の毒だ。
視線を逸らそうにも、ここはシャリンのプライベート・ルーム。マーナが勝手に通してくれた部屋の
どこに目を向けたって、ティリー・ジャン・コッカーの心臓に負担をかけない物なんて何一つない。
「そうなの。音楽教室の親睦会だって」
しっとりと濡れているみたいな朱唇が遠慮なしに近づいて、彼の頬を吐息でくすぐった。おぼこな妹
とは一線を画した“女”の香気に、若い身体が勝手に反応してしまう。
「わぁ……女の子みたいに可愛い顔してるクセして、こんなゴツいのを持ってるんだ」
ティリーが扱いに窮している部分をひょいと覗き込んで、マーナが賞賛の言葉をもらした。そして彼
女は、うっとりと呟く。
「この生意気者が、シャリンの処女膜を引き裂いちゃうのねぇ」
「シャリン……の?」
その刹那、ティリーの身体を流れる血液は、怒濤のごとく“その部分”へとなだれ込んだ。胸の奥を
チクチクとさいなむ罪悪感が、勢いに拍車をかけていた。
「まあ? シャリンって聞いたら、ますます元気になっちゃうの? なんて礼儀知らずな“坊や”な
んでしょう。目の前にいる女に失礼って思わない?」
「ご……ごめんなさい」
理不尽な非難を浴びて恐縮する少年に、捕らえた鼠を弄ぶ雌猫を連想させる微笑が向けられた。
「ティリーくんって……いつも、シャリンを思い浮かべながら『処理』してるの?」
155二号店の48:05/03/16 23:52:26 ID:VcgVgMYI
「処理? なにを、ですか?」
「あら、とぼけちゃって。こ・こ・か・ら……」
ズボンの布地越しにでも判るほど激しく脈打つ場所を、ねっとりとした視線が舐め回す。
「あふれ出ちゃいそうになってる、ドロドロした、熱くて、苦ぁい、お・ク・ス・リ――絞り出す時
には、シャリンを使ってるんでしょう?」
「ぼく、そんなの、出したことありません……」
“その部分”が単なる排泄器官ではなく他に重要な役割を兼任していることは、一般社会から切り離
されて育ったティリーにとって、知識として知っているだけにすぎない。
「まあ!? それじゃキミ、正真正銘の童貞クン?」
興奮で頬を上気させながら、マーナははっと気付いて少年から距離を取った。貴重な“正真正銘の童
貞”を暴発させてしまったら、悔やんでも悔やみきれないではないか。
「……ねえ。シャリンを女にする、練習をさせてあげようか?」
「れ、れれれ、れんしゅう?」
いきなりの提案にパニック状態に陥る少年に、マーナは教え諭すように語りかける。
「どっちも初めてじゃ、上手になんてできっこないもの。男はそれで気持ち良くたって、女ってデリ
ケートなんだから。ぶっつけ本番だなんて、絶対にダメよ」
もっともらしい理由を付けていても、ベッドの位置を横目で確かめながら舌なめずりする彼女の表情
からは、自分が楽しみたいだけなのが見え透いていた。
今やマーナに視線を向けることすらできないティリーには、それを知る手段などなかったけれど。
「これもシャリンのためと思って……ね? 私と、練習しましょ?」
「シャリンの……ため……?」
「そうよ。私は、大切な妹の初体験を素敵なものにしてあげたいの。キミだって賛成でしょう?」
妖花の毒花粉めいた誘惑に、少年の理性が崩壊する――まさしくその瞬間。
ばん! と扉が開いたかと思うと、柳眉を逆立てた少女が、音楽教室で鍛錬した喉を駆使した。
「姉さん! 私の部屋でなにやってるのよ!」
156二号店の48:05/03/16 23:53:05 ID:VcgVgMYI
「あら? やけに早いじゃないの、シャリン?」
「イーシャさんが教えてくれたのよ! 今頃、ティリーがウチを訪ねてるって!」
青天の霹靂に狼狽える素振りも見せない姉に、走り詰めで息を荒げた妹が怒鳴り返す。
イーシャ・レン・ギルガメッシュ――通称ボウイは、音痴を矯正するためにハーモニー音楽教室に通
っていたことがある。その縁で、今日のお茶会に参加していたのだ。
それを聞いて、マーナはちぇっと舌打ちした。
「しょうがないわねぇ。それじゃあティリーくんの童貞は、あんたに譲ったげるわ」
「譲るも譲らないも、もともと私のでしょ!」
自分が何を口走っているかも判らないほど激昂している妹に、姉は肩をすくめる。
「はいはい。邪魔者は退散しますとも」
けろりとした面持ちで部屋を出てゆきかけて、マーナはふと思いついたように振り返った。
「それとも、もし判らないことがあったらアドバイスできるように、ここにいてあげようか?」
「いいから早く出てって!」
シャリンの金切り声を遮るように、扉が閉まる。姉の姿が視界から消えると、シャリンは、はぁっと
大きな溜息をついた。それが深呼吸代わりとなって、少しだけ気分を落ち着ける。
「ごめんなさいね、ティリー。姉さんたら、昔からあんな人で……」
気まずい空気を取り繕おうとしながら、少女が恋人の方へと振り返った時――
「ごめん! シャリン、ごめんよ!!」
制御不能に陥った本能に命ぜられるままに、ティリーは獲物に襲いかかり、ベッドに押し倒した。
衝動に押し流される自分の情けなさに、少年は両目に悔し涙すらにじませている。
「ごめんよ、シャリン……僕、もう、我慢できない……」
「……いいよ」
力ずくで組み伏せられ、顔から血の気が失われるほど怯えながら、シャリンは微笑んでみせた。気力
を振り絞って、思いの丈を絞り出す。
「私は、心も体も、ティリーのものなんだから。ティリーの好きなようにしていいの」
157二号店の48:05/03/16 23:54:56 ID:VcgVgMYI
「……シャリン!!」
ティリーは、布地を引きちぎらんばかりの勢いで、シャリンの衣服をはぎ取る。
初めて目にする真っ白な柔肌――この感激を表現する言葉を、ティリーは知らない。ただありきたり
な感想が、口をついて出るだけだ。
「きれいだ。なんてきれいなんだろう……」
「……あんまり、見ないで。私のおっぱい……小さいから……」
我が身に注がれる視線の熱さに耐えきれないように、シャリンが哀願する。
「そんなことないよ。シャリンのおっぱいって、僕の手にピッタリな大きさで、まるで僕に合わせて
……僕のためだけに作られたみたいだ」
その言葉を確認するように、ティリーは小振りな乳房に手の平を置いた。彼女を傷つけないよう注意
を払って、ゆっくりと指をはわせる。
「なんて柔らかいんだ……あったかくて、すべすべしてて、とっても気持ちいい……」
慎ましやかなふくらみの狭間に、彼はむしゃぶりつくように顔を埋めた。谷間と形容できるほどには
深くないその場所に、頬をこすりつけて、思う存分に感触を楽しむ。
「ああ……それに、なんていい香りなんだろう」
「や、やだ。私、走ってきたから……汗くさい……」
羞恥で消え入りそうなシャリンのささやき声をしっかり聞き取ったティリーは、舌を伸ばして、彼女
の胸元から首筋までを、べったりと舐め上げる。
「本当だ。汗でしょっぱいや。不思議だね……シャリンからは、こんなに甘い香りがしてるのに」
「そんな……意地悪……言わないで……」
いやいやと首を横に振るシャリンに、ティリーはそっとおねだりする。
「ね、シャリン……脚、開いて」
そう言った時には、彼はすでにシャリンの両脚をつかんでいた。彼女の返事を待とうともせず、弱々
しい抵抗ををはねのけて、ほっそりとした太股を左右に大きく押し広げる。
淡い茂みにおおわれた“その部分”が、ティリーの目にさらされた。
158二号店の48:05/03/16 23:55:28 ID:VcgVgMYI
「え? やだ……恥ずかしいよ……」
「ごめんよ。僕、初めてだから……きちんと確かめないと、巧くやれる自信がないんだ」
リュクティやシャディが(からかい半分で)してくれた「男女の営み」についてのレクチャーを懸命
に思い出しながら、ティリーは、間もなく蹂躙すべき目標を間近からしっかりと観察した。
「じゃあ、いくからね」
宣言とともに“正真正銘の童貞”をシャリンの“乙女”にあてがい、がむしゃらに突撃する。
「――――っ!!」
「ごめん、ごめんよ! 我慢して!!」
声にならない悲鳴をあげるシャリンに向かって、今日何度目かになる謝罪の言葉をかけながら、ティ
リーはなんとか入口をこじ開けようとする。
と――ぷつっという感触とともに、いきなり抵抗が失われた。障壁を貫いた肉杭が、シャリンの最深
部まで一気に潜り込んでゆく。
「ぜ、全部……入った……」
ティリーが告げると、シャリンは痛みを堪えながら、はにかむように微笑んだ。まるで救いを求めるかのように、我が身と我が心とをを完全征服した男の首にしがみつく。
「嬉しい……ティリーと一つになれて……こんな近くに、ティリーを感じられて……」
「僕もだよ。シャリンが、こんなに、そばに……うっ!」
肉壁に包まれながら、何度か腰を往復させたティリーは、あっけなく限界に達した。
いや――よくここまで耐え抜いた、と、賞賛すべきかもしれない。
精巣が機能を開始して以来初めて解放を許された生殖液が、愛しい女の真っ直中で炸裂する。
「うっ! くぁあっ!!」
苦悶にも似た咆吼とともに、ティリーは生まれて初めての快感に全身をぶるぶると震えさせた。
「シャリン……出てる、出てるよ……僕の……が……シャリンの、なかに……」
「あ、あ、あ………。ティリーが……私のなか、で……熱い、よ……」
そして二人は、お互いの身体をぎゅっと抱きしめ合った。
159二号店の48:05/03/16 23:56:54 ID:VcgVgMYI

 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

そんな二人の姿を、天井裏から、一匹の黒猫が見下ろしていた。

 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

同日同刻。
ベルダイン旧市街の宿屋〈牢獄亭〉の一階食堂で、少女が、一つの物語を語り終えた。

ボクが“その瞬間”を告げると――
「ぃよぉぉぉぉし!」
シャディは両手の拳をぐっと握りしめて、力強くガッツ・ポーズした。
「いやあ、二人とも初めてで大丈夫なのかって心配してたけど、案外と巧くいったみたいだねえ」
「だから私が言っただろう。好き合った者同士、どうにかなるとな」
勝ち誇るみたいにレイハが言うと、シャディがフンと鼻を鳴らして言い返す。
「根拠もないのに、よくそこまで言い切れるよねえ。リュクティが、あんたの前に女を知らなかった
とでも思ってんのかい?」
そのやり取りにボクはちょっとヒヤッとしたけど、当人たちは和やかに笑い合っていた。
ちょっと前までの二人なら険悪な雰囲気になってたに違いないって会話だったけど、今は、おめでた
い席での他愛のない冗談ってことで済んだみたいだ。
サティアさんも満足そうにうなずいて、両手をお祈りの形に組んだ。
「……運命を司るヴェーナーよ、感謝いたします」
信仰にはトンと縁のないボクには、こんなこと感謝されたってヴェーナー様も困るんじゃないか、っ
て気がするんだけど。
160二号店の48:05/03/16 23:57:37 ID:VcgVgMYI
「ボウイ――ああ、その、なんだ……ご苦労さん」
ちょっと気まずそうに、リュクティがボクをねぎらってくれた。
使い魔にしている黒猫アンラッキーの目を通して見た光景を、みんなに向かって実況する羽目にな
っちゃったボクを。
音楽教室を飛び出してったシャリンちゃんが心配で、アンラッキーに後をつけさせた時には、まさか
こんなことになるなんて思ってもみなかったよ、ホントに。
アンラッキーを送り出した後、一人じゃどうしていいか判んなかったボクは、サティアさんに相談し
ようと〈牢獄亭〉に駆け込んだ。
幸か不幸か、そこには他の三人もそろってて……。
そしたらティリーったら、アンラッキーに(つまりボクにも)覗かれてるとも知らないで……。
思い出しても顔が赤くなるボクを、リュクティはねぎらい続ける。
「生娘のボウイにゃ、ちょっと刺激が強すぎたかもしれないけど……その……参考になっただろ?」
・・・・・・おい。
「バカモノ! それが花も恥じらう乙女に向かって言うことか!」
あきれてものも言えないボクに代わって、レイハがリュクティの後頭部をぶん殴った。
そんな二人と、さっきまでのティリーたちの姿とを引き比べて、恋人ってなんなんだろう?――なん
て哲学的な感慨にひたっているボクのそばで、シャディがぽんと膝を叩いた。
「そっかあ。これで、あたしらン中で未経験なのは、ボウイだけかあ」
そしてシャディは、にたりと笑った。今まで、ティリーをからかってた時みたいに。
・・・・・・え゙?
も、もしかしてボク……墓穴を掘った?

          END
161名無しさん@ピンキー:05/03/16 23:59:48 ID:Z529eUX4
>>123
遅ればせながらGJ。

…ひょっとして、レイハさんって…ツンデレラ?
162名無しさん@ピンキー:05/03/17 00:57:15 ID:8HsT2+ax
>>160
よし!そこでユリウスだ!
163名無しさん@ピンキー:05/03/17 01:46:07 ID:TAhvJvwm
>161
窮鳥懐に入れば狩人もこれを撃たず・・・

惚れちゃったらいちづなんでしょうなあーー 相手が借金大王でも
164名無しさん@ピンキー:05/03/17 01:54:48 ID:1KCEwlFc
借金大王なんてキャラ付けのオプションでしかねーけどナ。
だって王様の子s(ry
165名無しさん@ピンキー:05/03/17 03:05:48 ID:MAbR0Eim
>>160
次はボウイで続編ですな。
これで最後の処女が陥落w

>>163
一途というより、恋愛経験不足からくる断り下手と、母性本能の強さがアダに
なってしまっているような…。
なんとなく押し切られてしまう、そんな感じ。
166バルディア:05/03/17 10:57:22 ID:0CAqsRub
二号店の48さんGJ!
ティリーたちより、自分をボクと呼ぶボウイに萌え

また預からせてください。
167名無しさん@ピンキー:05/03/17 21:01:43 ID:UpnvJHd4
ボウイに絡めれる男ってユリウスか猫しかいないよな…
ユリウスの豊富なボキャブラリーを生かしての言葉責め…
168マウナ×イリーナ ◆6a6u7N3Rhw :05/03/18 21:58:07 ID:IX2htyvQ
>>バルディア氏
題名は「彼女がスパッツをはく理由」とでも。
ハンドルはT・昌嗣で。
169名無しさん@ピンキー:05/03/19 20:38:34 ID:Lpw6CeoD
リプレイ9巻読了。
…どーすんだ、どーなるんだこれ?というのはネタバラシになるからナイショとして、
今回そこかしこにアレなセリフがいっぱい。
ヒースのロリ疑惑とかバスの大人な縛りとかエキューのパパ宣言とか。
ああ、裸の青少年を弄ぶハーフエルフのおねーさまなんてのもありましたな。
あとイリーナも妄想すれば意味深な発言が
「万が一エキューと一緒になったりしたら、毎晩付け耳させられそうでヤダよー!」
170名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:15:16 ID:sS7sSttQ
ヒースのロリ疑惑はこの前の短編集で(ry
171名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:38:53 ID:zS/K+eT4
微妙に今回ヒース×イリーナフラグ立ってる希ガス。
172名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:54:32 ID:cQ5beJyE
バスの大人な縛り方ネタは確か5巻でも出てた
173名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:59:45 ID:xD78Nhe2
リザ成功でイリーナ復活 → 時間が無いので一週間安静を無視して出撃 → ラストバトル勝利

⇒しかしその代償として、イリーナは二度と再び剣を持てない体となってしまう。

みたいなシチュの、ヒース×イリーナ希望。




…スマン、9巻読んでちょっと動揺してるようだw
174名無しさん@ピンキー:05/03/19 22:25:43 ID:+J5Ri7hh
ラスト絵の敵の残骸。
ぱっと見イリーナのアーマーだと思ったの俺だけじゃないよな?(笑)
着せたまま抱いて飛べるワケねぇし。
175名無しさん@ピンキー:05/03/19 22:43:53 ID:Y4gm0vQi
え、ちがうの?

(見てみる)

ぐれそが折れてるようにも見えるし……。
岩か雪かにめり込んでるようにも見える。
どっちだ?
でもラストの絵で神官服だから、イリーナの激ラヴ鎧だよな。
たぶん。
176名無しさん@ピンキー:05/03/19 22:56:15 ID:mDcg/h4v
イリーナ鎧を脱がせたのならあんな人の形に倒れてないだろう
177名無しさん@ピンキー:05/03/19 22:58:46 ID:Y4gm0vQi
…それもそうか。
ありがとう >176。
指摘されなければ勘違いしたままだったよ。
178名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:09:56 ID:mDcg/h4v
>>177
いえいえw
でもイリーナ鎧が乱雑に散らばってたりしても切なさ倍増だったかも
179名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:26:38 ID:EeyqL0m6
敵をあんなふうに囲んでがっくりしないような気もするのだが。


というか>>169の気遣い台無しですよ、漏れら。
180名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:27:32 ID:ZrSFrrXO
というか、
クラウスの身長の1.5倍はありそうだぞ、劣化○○の残骸。
181名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:25:11 ID:72twAZEj
感極まるとすぐ泣くマウナに萌えた
好きな人と結ばれた日には大泣きしそうで
182名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:31:11 ID:9Egq7NKg
マウナの「好きな人」って誰だろう…
キープ的存在は多そうなんだがw
183名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:36:59 ID:JZN7r1So
>>182
元々その気はあったが(一緒にファンドリアに行こう発言)、今回イリーナとエキュー急接近だからなぁ。
個人的にはヒースとくっつくの希望。
184名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:37:04 ID:FE6xSf0P
>>182
ガメル伯爵
185名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:37:46 ID:V+Dok0MM
んじゃあガメル伯爵をたくさん持ってるバスが最有力!?
186名無しさん@ピンキー:05/03/20 04:28:27 ID:QrGvFcC9
ワシ、基本的にはグローバルスタンダードなヒース×イリーナなんだけど、ヘッポコ漫画でヒース×マウナも良いなぁ、と思わないわけでもないことですよ。

イリーナ、チビーナ、プチーナ、そしてロリーナ・・・
この四人の挿絵が拝みたくてたまらんわ。
ってかヒース、君ネーミングセンス良すぎw
187名無しさん@ピンキー:05/03/20 11:36:41 ID:VS4IpFZD
ノリーナも是非。
てゆーか、あれは絶対性転換してもらいたい。
ほら、ファンには居場所もないことだし。
188女郎リンク:05/03/20 12:00:34 ID:qeDqSMMU
何故だろうな…リウイのハーレムパーティには拒否感しか覚えないのに…
ヒースにはモテて欲しいと思う俺は…
どうかしているのかな…
189名無しさん@ピンキー:05/03/20 12:11:22 ID:jJcVAHAV
キモい自己投影してるからだろ。
190名無しさん@ピンキー:05/03/20 15:40:20 ID:C3bNncqD
イリーナ、チビーナ、プチーナ、ロリーナ、デケーナ、スゲーナ、ノリーナ
あと何かあったか?イリーナシリーズ
191名無しさん@ピンキー:05/03/20 16:40:00 ID:roxoyKp8
>188
リプレイキャラと小説キャラの差じゃね?
俺は正直デカイ事件を水野キャラが解決しましたよーモテモテですよーでキウイ鬱陶しいし
192名無しさん@ピンキー:05/03/20 18:49:08 ID:Dj9qeRwD
性格によるんじゃない?
キウイ、ヒース、それにリュクティまで比較対象を広げてみれば…

ヒースはいい性格をしているw
193名無しさん@ピンキー:05/03/20 19:07:59 ID:Seb99rS6
実際にモテてるかモテてないかの違いだろう。
今はモテて欲しくても、実際にハーレムにまでなったら反感を覚えると思われ。
194名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:22:47 ID:Bi8f9Ttf
ヒースは外面はともかく、目的のためでも手段は選ぶ善人だし。

普段軽率な行動をとりがちに見えるが、
それも(基本的には)自責が及ぶ範囲だからな。後先は考えてる。

あと弱者にはさりげなく優しいのは普通に高ポイント
195名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:37:18 ID:pfEzFvvo
>>194
子供好き、動物好きはポイント高いよな。
196名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:50:02 ID:CjBtJ0mq
|-`)。oO(リプレイの影響で、ヒースXイリーナが増える予感…)
197名無しさん@ピンキー:05/03/20 23:39:59 ID:Je3l0uzN
望むところだ
198名無しさん@ピンキー:05/03/20 23:48:56 ID:kK1tB/Mg
覗くところだ
199名無しさん@ピンキー:05/03/21 00:29:43 ID:R/Aguggr
俺はあえてエキューパパを押す。
200名無しさん@ピンキー:05/03/21 00:43:29 ID:jOwcr5rY
>>196
どんとこい

というか終盤ヒースが普通にかっこよすぎてびっくりした。
畜生、こんなに次の巻が待ち遠しいのは初めてだ。
201名無しさん@ピンキー:05/03/21 01:45:22 ID:7EW7tt/9
次巻の最初はヒース×イリーナフラグを盛大に立てる大チャンスだな
冷たくなった幼馴染を背負って延々と飛ぶヒース
マイリー神殿で交渉するヒース
イリーナ生き返って喜ぶヒース……
202名無しさん@ピンキー:05/03/21 01:52:30 ID:4R/W0ks0
>201
ぜひイリーナ蘇生を沈鬱な顔で待つヒースを入れてくれ
イリーナが目を覚ますまで枕元にいてやれとは言わんから
…ものっそいてほしいけどな
203名無しさん@ピンキー:05/03/21 01:57:22 ID:mw84XuRe
ヒースは意外と善人だしな…
言動は外してるけど、周りに気も使うし協調性は有る方だと思う
ついでに言えば、付き合ってる女の子は大事にしそうだ

キウイは、かなり身勝手な「オレ様」キャラだからアレがモテルとムカつく
204名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:11:05 ID:x7xK7NhY
ディードファンクラブ フレイム支部の会報『貴きは、えるふみみ』より
王宮在職の会員の談話

A「いやね、筋肉ダルマがディードさんと会話してる時、どうヌッ殺そうかと相談してたんですよ・・・」

B「まったく、ディードさんが嫌がっているのが解らないのかね?」

C「パーン殿なら不思議と許せるんだけどな・・・」

A「・・・既にハーレム持ってるヤツに近寄られるとな・・・ちっ、あと一月ほで居たら事故を装って・・・」
205名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:13:33 ID:Fnw2dgO0
これで蘇生に1ゾロ振ったら…

イリーナの灰を泣きながら掻き抱くヒースか
206名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:17:15 ID:4R/W0ks0
そこですかさずリーンカーネーションをかけてイリーナを育てなおすヒースですよ

やっぱロ(ry
207名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:25:35 ID:1oLm3Wq5
>>203
目を覚ました時、素直に喜ぶそぶりを見せまいとして隠しきれないヒース
208名無しさん@ピンキー:05/03/21 03:21:10 ID:cKU9ipYq
再び戦いの地へ赴こうとするイリーナたちを見送るイリーナパパに対して
イリーナは今度こそ俺が守る発言してフライトで飛び立つヒースクリフ様
209名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 07:47:12 ID:kh+6uqT7
弟子のがきんちょ(ケネスだっけ?)の親父さんも気になるしイリーナ復活したら
帰りもフライトで急行なんだろうなぁ…
イリーナ復活の嬉しさを隠す為「重い」とか愚痴を垂れつつ飛ぶヒースが
目に浮かぶ…

つか今回のフライト大活躍でプチーナあたりはふつーにヒースをパパとして
認識しそうだw
210名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 09:28:06 ID:2YWmiwpt
昔はヒースの行動で叩かれまくってたし、もてたらもてたでキウイ同様嫌いになると思われ。
211名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 11:01:30 ID:q6mATXaQ
名前だけ出てくるモンスターがすげー気になるんだが
ドラゴンとかノーライフキングとかグレーターデーモンとか
具体的にはレベルとか能力とか
212名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 11:39:56 ID:jEaC1ioK
>>211
ノーライフキングは完全版ルールブックに載ってる
ドラゴンとグレーターデーモンも完全版に一部載ってるけど、
ロードス島ワールドガイドの方がより詳しく載ってるんだったかな。

ノーライフキングはレベル15、ドラゴンは成長度によって違うけど10レベルと15レベルが完全版収録データ、
グレーターは10〜12あたりのデーモンだったか。
213名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 11:48:47 ID:XAIAMbQF
レッサードラゴン
10レベルモンスター。肉体的には最強。スゲーナが変身できる可能性大。
ただし知能も低下するので使用したら味方も逃げ出さなければならない諸刃の剣。

グレーターデーモン
9〜12レベルの魔神。強靭な肉体と強力な魔法能力と特殊能力を持っている。

バンパイア
10レベルモンスター。言わずと知れた吸血鬼。
最低8レベルの暗黒魔法に加え生前の能力を使ってくる。
今回は高レベルソーサラーという最悪なタイプ。

ノーライフキング
15レベルモンスター。不死の王。自ら魔法によりバンパイアとなった者。
暗黒魔法10レベル。古代語魔法10レベル。さらに古代王国の遺産山盛りと、
倒すだけで一大キャンペーンを組まなければならないゲーム上最悪の敵のひとつ。
全クラス10レベルのパーティでも正面からぶつかれば全滅必至。
214名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 14:32:16 ID:dae29ahg
>213
オーバー10LVは個体差もあるから一概にはえいないだろうけど
215名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 14:33:44 ID:LPdK794y
有り得ないがガルガド×イリーナフラグもひっそり立ってそうだ。
ま、次巻、おやっさんもヒースの陰で奔走してくれるだろうだけで満足。
ジェニ説得の時に、「私の勇者です」などと言ってくれた日には悶絶。
(ノリスは?)
216名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 14:37:14 ID:dae29ahg
>215
私の暗黒面"ダークサイド"です
217名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 15:55:36 ID:IgSjW902
つーか、マイリー神殿の同僚の間では
ノリスはガルガドの勇者って事になってそうだけどな。
二人で冒険してたのも、ノリスを鍛えるために
ガルガドの方から引っ張り出したからみたいだし、
「ああ、あの少年に勇者の資質を見出したんだな」みたいに。
218名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 16:32:05 ID:BID4WMFA
それでおやっさんは中々神殿に帰りたがらないのか・・・
219名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 16:53:14 ID:qxEQ7lrf
でも、ノリスの時もガルガドが口利きしたんじゃなかったっけ?
「あいつの勇者はよく死ぬなぁ」てな噂が流れたりして。
220名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 17:19:37 ID:dae29ahg
>219
そしてついた仇名が「勇者の(ぬか喜びの野への)導き手」
221名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 18:07:21 ID:6kodhtL5
>>220
別のゲームのリプレイにいるな。そう言う奴。
222名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 22:35:16 ID:Vex99YW4
今回、エキュー×ノリーナっぽくね?挿絵が…。
223名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 22:38:39 ID:LCoU2Rv1
801は801板でよろしくですよ。
224名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 23:10:28 ID:3+dKVJM3
陛下の前でもノリーナだったよなぁ…いいのか?
225名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 23:11:38 ID:qrVPuc5i
……いかん、ウホッとなりかけるリジャール閣下が浮かんだorz
226名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 23:16:33 ID:XY4JYi1F
…というか、何でエロパロ板がネタバレ板になってんだよ…
227名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 00:03:13 ID:GTlgNjAR
だから>>169の気遣いが台無しにと>>179
言ってみたのだが、キレイにスルーされたな。
228名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 00:34:15 ID:UIvxaTI+
>215
どのへん?
再読してみたがわからなかった
229名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 01:17:25 ID:zea7eGWu
ただ発売日過ぎて2ch来て関連スレ見て
「ネタバレフザケルナ」つーのも的外れだが。
230名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 02:09:48 ID:MzLuK+FN
それ以前にこのスレ、ネタバレに関する決まりなんてあったの?
他所だと発売当日の24時とかに決まってたりするが
231名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 02:12:51 ID:QkcQRIGZ
ラノベ板のSW短編集スレも、もう解禁してるしな。
232名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 03:20:35 ID:2VNnpPWD
とりあえず東京発売日から3〜4日遅れて入荷する田舎の俺は指をしゃぶっておく。
233名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 09:26:05 ID:4cfEcxYH
じゃあ、(中略)しゃぶっておく。
234名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 11:13:12 ID:HfV9XbGn
誰もが発売日当日に購入できるわけじゃあないから、やっぱ「発売日に解禁」は
やめといたほうがいいと思うが。
逆に発売日から一週間経っても「オレまだ読んでねーんだよ!」とか言われても
知るかそんなん、なんだが。
三日くらいは伏せておくくらいでよいのでは?ルール化するわけじゃないけど。
235名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 11:18:18 ID:QkcQRIGZ
俺はフラゲっぽい文章を少しでも見たら、そのスレには自分が手に入れるまで近づかないようにしてる。
発売日までは伏せた方が良いと思うけど、それ以上は良いんじゃない?
236名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 12:11:52 ID:OYZWgh4/
>>234
「誰もが購入できる日」が発売日なのだが。
都内の人間だってほとんど移動費払って買ってるんだぞ。
額の大小あれど、手間と金かければ誰でも絶対手に入る。それが発売日。

最近はネット通販のほうが早く着いたりするが・・・
237名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 12:17:15 ID:zQmSWiwD
読み終わるまでスレを見るなってこった
俺みたいに
19日に10以上スレが伸びてるのを見れば新刊の話きてることに気づくだろ普通
238名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 12:34:37 ID:aT987azz
エロパロスレでエロくない話をしている点についてはスルーなのか。
おまいらもっとエロい話をして下さい。
239名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 13:10:53 ID:a2mUUoeb
ここは昔からこんな感じですよ
240名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 13:44:46 ID:yaglv3Lf
>>199
自分もエキューパパ萌えた(w 
ヒースイリーナにも萌えたがそれはそれこれはこれ。

それにしてもイリーナもマウナもモテモテだなあ。
241名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 15:38:29 ID:n5fi2WZy
……まて、よく考えるとまずく無いか?
良くも悪くもイリーナはファリスの鉄塊娘と有名なわけで、エキューパパとゆー噂が流れるのはw
242名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 17:53:33 ID:UIvxaTI+
そういやあの奥さんはイリーナを見て猛女さまだと思わなかったんだろうか
243名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 18:23:59 ID:xhPZ8YV8
少なくともそっくりなチビーナが街を彷徨いているのを何人も見かけてる時点で
多くの人が猛女様には隠し子がいるという噂が立って当然なわけだが(いや普通は妹だけど)
244名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 20:13:59 ID:OnPGWG6x
んで「ガルガドパパーノリスパパーヒース・ゴッドファーザー」とか呼んでるのを聞いて
噂がガンガン広まる訳だがw
245名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 20:15:38 ID:gHavXA/P
ヒース・ゴッドファーザーワロスw
246名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 20:24:17 ID:6+heaMkj
マウナ×チビーナ プチーナ ロリーナ
247名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 20:58:52 ID:VCayrBDq
>264
むしろ(チビ・プリ・ロリ)ーナ×マウナで
248名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 21:02:19 ID:430FxRlu
チビーナ、プチーナ、ロリーナで3人。
エキューパパ、ガルガドパパ、ノリスパパ、ヒース・ゴッドファーザーで4人。
あと一人いるはずだっ!(何がだ)
249名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 21:15:41 ID:kmxHJAUi
>>248
後一人はイリーナママだろ?
250名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 22:10:46 ID:OnPGWG6x
>>248
ん?エキューはパパになるんだっけ?
251名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 22:29:13 ID:Jv1F0iB6
自己申告してるw
「パパだよ」って
252名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 22:35:14 ID:+IyAxzJ1
>249
イリーナがママなんだから、4人のパパに対する足りないものではないだろう。
あと一人、ミニーナとかそういう名前のがいるはずだよなぁ。
253名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 22:40:39 ID:OnPGWG6x
>>251
なるw

>>252
ほら、ガルガドさんドワーフだから
イリーナさんと子供が出来ないんですのよ奥さんw
254名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 22:40:55 ID:q2W5mszG
ロリーナの代わりにミニーナでよかったな。
ロリーナはさすがにちょっとw
一番名前っぽい感じでもあるけど
255名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 23:46:35 ID:NFdR6pB6
>>236
東京から遠方の場合は流石にどーにもならん、流石に(笑)
北海道の場合、一番早い札幌ですら東京発売日の2日後とかだから。

ネット通販の方が早いときもある、っていうのは認める。
鬼のように遅いときもあるが。

256名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 23:49:53 ID:x1Tj6CqI
>>254
イリーナ本人もロリ…年齢的には。
257名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 23:57:57 ID:5//lQxr7
>>256
見た目も十分ロリだと思う……は!ヒースは根っからのロリコンだったのか
258名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:06:35 ID:k31QKsHF
まあ、さいしょはむっちり年上のアイラさん目当てだったから……
とフォローを入れてみる。
259名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:20:09 ID:1cL47R9+
OK、ここでリジャール陛下の事をパパ呼ばわりしたチビーナ、というネタを投下してみようか!


大荒れだなw
260名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:20:44 ID:kYHqlYgK
>>258
それは、イリーナに好意を抱いていることを悟られないための
演技かも、といってみるテスト
261名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:21:19 ID:TPviXRTR
本スレで流れ切ってまでヒース×イリーナのシチュ語ってる奴…
妄想メインならこっち来りゃ良いのに…
262名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:21:46 ID:1KqLXOuU
>>256-258
その辺はリプレイでも突っ込まれてるしなw
263名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:48:43 ID:4t8b3w1p
>260
自分の気持ちをごまかし続けてたのが、イリーナの死を目の前にして
ぶちきれちゃったのですな。萌えるな。

エキューもなんだが、ヒースの好みの人に対するアプローチって
どう聞いても本気には聞こえないのばっかりなんだよな
いっそそういう理由があったほうがすっきりする。

ところで同じ場面で死んだのがマウナだったら、
ヒースは同じことしただろうか?
エキューはなんとなく、「死んじゃったらしょうがない」とか何とか言って
あっさりマウナを埋葬するイメージしか浮かばん。
264名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:50:24 ID:TPviXRTR
>>263
>ところで同じ場面で死んだのがマウナだったら、
>ヒースは同じことしただろうか?
しただろ。普通に。
265名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:58:35 ID:iwwDrCVy
>>263
普通にすると思われ。
もちろんエキューも。
266名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:05:58 ID:ZObCrJVD
……エキューは微妙に、生きてようが死んでようが、耳さえあれば良いとか言いそうで怖い。
267名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:07:21 ID:TPviXRTR
言い杉だろ…気分悪くなるぞ流石に…
268名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:11:25 ID:w4g9yCKM
エキューはいつも冷静な分、我を失うほど怒り狂いそうだ。
269名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:11:51 ID:ZObCrJVD
そいつはスマン。でもエキューは基本がドライだから、あんまり生死へのこだわりがない様に見えるんだよな。
「死体でもマウナさんはマウナさんだし」くらい言い放しそうな雰囲気を感じるんだよね。
270名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:13:39 ID:j7VXbPLG
エキューは落ち着いてたよな
マウナに寄り添ったクラウスの足を踏むのを忘れない程度には
271名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:15:03 ID:SOqUIMWk
エキューには事の重大さを正確に理解した上でブッチ切る怖さがある。
272名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:21:45 ID:TPviXRTR
表面上冷静に保ちつつ暴走しそうだなw
第一エキューは過去好きな人を失った経験が無さ気だぜ。
シルヴァーナさんが初恋なわけだし、
仮にマウナが死んだ場合のショックは如何ほど(に演出する)か。
273名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:28:04 ID:cBMcQKM6
その期に及んでまだ「マウナさんの耳が冷たくなっていく〜」
とか言って死人に大顰蹙を買う姿が浮かんだ
274名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:29:47 ID:GIl+vsBx
場の空気次第だな
へっぽこみたいに(ノリスの死の時もそうだが)死を軽く演出しないなら
んなこと言わんだろ
275名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:32:09 ID:w4g9yCKM
へっぽこのキャラ死亡の演出はかなり好き。ちゃんとロールプレイングしてる感じがするし。
うはwwww死んじまったwwww喜びの野がひろがりんぐwwwwwww…とかだったら('A`)
276名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:33:55 ID:cBMcQKM6
>>274
いや、ガルガドのありがとう発言もあるし
277名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:34:10 ID:ZObCrJVD
いや、結構軽口叩いてるけどな
「良くもノリスを・・・・・・ありがとう(笑)」とか「やったなGM!10巻確定だ!」とか。
その後のフォローが良いんだけどね。
278名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:35:55 ID:GIl+vsBx
>>264-265
仮にマウナが死んで、ヒースが同じことしてたとしても
何となくだが流れが読めるw
A「ヒースマウナフラグキター?」
B「仲間なら当然だろ。フラグって言うほどのもんじゃない」
となるだろうな。

イリーナが死んだからラノベもこっちも
A「ヒースイリーナフラグキター?」
B「間違いない!萌え!」
みたいになってる。
ここの影響もあってか潜在的なヒースイリーナ好き多そうだし。
ただ何故かその影響で他のキャラを
どーでもいい扱いしてる流れもあるのが春杉だが。
279名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:37:20 ID:GIl+vsBx
>>276
フォローしてるだろうに。
しかもノリスのポジションと死んだ時の当人のリアクション考えてみれ。
280名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:39:15 ID:4t8b3w1p
どうでもいいとは思わないが、とりあえずエキューは幸せになるのが想像できないw

あの鎖骨に萌えたこともあったのにな…
やっぱエキューナになってないからかな…
281名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:42:54 ID:cBMcQKM6
>>279
いや別にちょっとしたネタの一環としてそういう話があるんじゃないか程度のことだから
気を悪くしたのなら謝るぞ
282名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:50:17 ID:ZObCrJVD
エキューは死ぬ前には全力で助けようとするけど、死んじゃったらすっぱりと割り切りそう。
別にどうでも良いとかじゃなくて、そういう生死観を持ったキャラだと思ってるだけだよ。
283名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:58:49 ID:FvS4lI8n
>>188
水野の描写の仕方とかフォローの入れ方が極端に下手なせいだと思う。
リウイは可哀想なキャラ。
284名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 04:06:47 ID:+FsAF1YY
>>283
水野の力量不足というより、わざとそういう風にしてるんじゃないか、という気もするが。
ただ、ああいう風にしたところで作品上のメリットがあまり無いのはアレだが。
285名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 08:01:49 ID:hPWKeSmY
リウイ嫌い多いけど、ヒースよりはマシって思ってる人間って俺くらいなのか?
286名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 08:03:14 ID:pIriv8EX
クランズ射殺すとか言うしな、エキューは。あれで仮にマウナ=クランズでも殺る気で戦うと思う、奴は。

あのパーティで(冷たく)キレたらいちばん怖いのはエキューだってのも確かだが。
287名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 09:03:52 ID:+FsAF1YY
>>285
そうでもない。
288名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 09:17:46 ID:p5PAhy7i
>>286
やつはへっぽこパーティ随一の「プロフェッショナル」だものな
マウナとくっつくには耳フェチなんかよりその温度差が致命的な希ガス
289名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 11:14:15 ID:0kM3pWo2
>>285 >>287
リウイは嫌いな人の声が大きいから気兼ねなくナジれるが、
ヒースに関しては嫌う人が空気的に気兼ねしてるだけでは?

ヒースとイリーナはセットで嫌、キモイ、設定も演技も厨臭い
と感じる俺にとってはリウイもヒースも同類だし。
290名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 11:35:18 ID:ZObCrJVD
ヒースは単なるアホだけど、リウイは英雄になる事が確定してるアホだから。
これでヒースがヒースガールズを全員落とした上にアトンを倒すとかいう話になるなら、ヒースも叩かれるんじゃないかね。
291名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 11:35:59 ID:T5wf0QZI
スレ違いは十分承知だが、あの場面で死んだのがイリーナではなくてマウナだったら
ヒースは同じことをやっただろうか?って疑問だが、難しいな。

感情をスッパリ切って戦略的・状況的にみると、マウナはほっぽいてダンジョンに突撃ってのが
もっとも正しい選択なんだよな。
シャーマンの数は足りてるし(エキュー・ノリス・プチーナ)癒し手も十分(イリーナ・ガルガド・バス)
敵がアンデッド軍団と判明してる以上、シャーマンの重要性はさして高くないし
(サイレンスでの魔法封じは結構重要かもしれないけど)屋内に入ればレンジャーも用無しになる。
加えて時間の余裕は全然無い。時間が立てばケネスパパは殺されるし
レッサーバンパイヤ軍団は増殖して手がつけられなくなる。
ヤムヤル・ガルガド・ヒースという重要戦力を割いてまで復活させる人材じゃないんだよな、マウナは。

…と、頭ではわかっていても感情は理解できんわな。俺がヒースの立場で死んだのがマウナでも
イリーナに対してやったのと同じことをやると思うわ。状況的に激しくマズくなることは百も承知で。
ヒース×マウナのフラグがたったと言われるのも全部承知で(笑)
292名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 11:41:07 ID:ZObCrJVD
その場合、ダメ元でヒース+犠牲者のみファンに送って、居残組みで突撃ってとこじゃないか?
イリーナが顕在なら、ヒース+1の離脱くらいならなんとかなるだろ。
293名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 11:49:54 ID:KMCg7Nlx
>>291
十分承知なら、ラ板の本スレでやってくれ…
294名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:01:53 ID:k31QKsHF
>>289
アンタが嫌いなのは十分わかったから、わざわざここに書くなよ。
好きなやつもいるんだし、おまえも廚臭いぞ。21歳以上の板なんだから、
そこらへんわきまえろ。
295名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:13:13 ID:406FeOR9
ヒースはカレンさんとくっつくよ
296名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:19:30 ID:0kM3pWo2
>>294
おまえがわざわざそれを言う方が不愉快
297名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:27:23 ID:ZObCrJVD
厨臭いだなんだと言いつつ、反応があからさまな厨なのは釣りだから?

キャラが厨臭いのと、厨に好かれるキャラなのは、また別次元の話だとふと思った。
298名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:35:40 ID:VCYnti2P
>>291
ほんわかした雰囲気(NEXTより)の新リプじゃ、イリーナ以外の仲間(マウナとか)が死んでも、同様の行動をすると思うけど。
なんで、そうやってイリーナ×ヒースにしたいのか正直わからん。

エロネタ妄想するのはともかく
299名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:39:09 ID:k31QKsHF
すまんね。ちっとカチンときて不愉快なこと言っちまった。
他カプを批判するのはあんまよくないよ、ということ言いたかったんだ。
俺はへっぽこキャラで嫌いなやつはいないからなー。
300名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:44:07 ID:0kM3pWo2
>>297
普段は気兼ねしてるよ、いわゆる「今なら言える」の流れで言っただけだ。

釣りも荒らしもする気はないんで、そういう封殺の仕方は止めてくれよ。
301名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:47:31 ID:0kM3pWo2
>>299
ああ、297とは別人か。こっちこそ失礼。
302名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 13:02:44 ID:ZObCrJVD
>>300
いや、何を言ってても良いんだけど、>>296の一行レスが素で厨臭いと感じてしまったもんで。
別に封殺する気なんて無いよ。喧嘩腰にならず適当にやってくれ。
303名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 13:03:42 ID:ZObCrJVD
といいつつ、>>302はちょっと喧嘩売ってる文章に見えるな。スマン。
304名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 15:07:00 ID:1Z/YqM8o
いやぁ…春だなぁ…

とりあえず自分の好きなカプのごり押しと、
それ以外のカプの否定の流れが無ければ俺はどうでも良いや。
…と思う某カプ論争に身を置く者。
305名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 15:10:47 ID:OmKNYyV+
リウイのことは捏造してでも叩いてOK。
それがSW関連スレクオリティ。
306名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 15:34:15 ID:4t8b3w1p
>291
自分もそう思った。そして自分がヒースの立場ならマウナは見捨てる。
そうだな。ワイト化までの24時間のうちに遺髪は手に入れておく。
で、選択した以上とどめは自分でさす。そして後日復活手段を探す。
でもこれはエキューに似合うやり方だな。

エロエロ妄想用ヒース×マウナは素直じゃない具合が激しく(・∀・)イイ!
307名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 19:30:53 ID:6GKm2nnV
エキューは傭兵出身だからね
ああいう世界の戦場でそだった以上、死に対する感覚は
どう考えても平和ボケした日本人とは比べ物にはならんだろうし

世界観の説明(フォーセリアの一般的な傭兵の感覚)もかねて
割とサバサバしたプレイというのもありかもしれん
308名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 19:38:03 ID:atwe9iH6
ここでの話題でもないな。
309名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 20:13:37 ID:1VCoKNn/
冒険者としてはマウナ見捨てるのが正解かもしれんが、
プレイヤー目の前にして見捨てるよ、とは言えんよなぁ(笑)


ここで死んだのがヒースだったら?
スゲーナがヒース抱いて、おやっさんがワイバーンに乗って飛ぶのか。
絵面的に面白そうだ(笑)
310名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 21:51:19 ID:406FeOR9
イリーナの鎧を脱がしたのは誰なんだ
311名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 22:05:34 ID:g8yaeblH
>310
普通に考えるとマウナ。(依頼中、宿に泊まった時とかに手伝ったことがありそう)
エロパロ板的に考えるとヒース。


と言う個人的な希望は置いてといて……、
やっぱりヒース(+エキュー+バス)あたりな気がする。
生き返らせプラン〜フライトまでの間、
マウナとプチーナはショックが強すぎて動けなそうだったし。
312名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 23:30:10 ID:DPvHZjhn
>311
周りに説明しながらヒースが乱暴に鎧を脱がせる場面を妄想しながら読んでたw
「ああくそ」とか時々悪態つきながら
で、背負ったとたんイリーナの体がまだ温かいのに気づいて一瞬動きが止まるとか
313名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 20:07:26 ID:+bd9zx+R
素でドワーフズ(+ヤムヤル)が脱がせたと思っている自分は
エロパロ板住人失格か。だってイリーナの鎧重そうだし。

>>312
そのシチュ萌える(w
314名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 22:30:56 ID:9TCL/LlG
>>291
ていうか死んだのがマウナだったら、ヒースのプレイヤーは
感情的になったり漢気見せる役をエキューかクランズに譲るんじゃないか?



・・・・ていうか、俺らエロパロ板で真面目な話って不謹慎じゃないか?
315名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 22:46:05 ID:sbVSomyd
>>314
×クランズ
○クラウス
ま〜移動速度を考えればスゲーナのワイバーンは必須だが…
主戦力は残るから先に片付けてから蘇生の流れになりそうだ
3162号店-795:2005/03/24(木) 23:54:00 ID:4s8+A7Cb
>314
いいんじゃないか?
真面目な話から萌えを拾い出し、ココの板にふさわしい話題に動いていくこともあるし。


スレの皆様にお聞きしたいです。

実は今回のリプレイが切っ掛けで、むかーしに投下した
『ギャンブリングナイト(ヒース×イリーナ)』のヒース勝利verの構想が
浮かんできたのですが、書きあがった後、ココに投下してもよいでしょうか?

以前の話の別バージョンという形なので、ご意見をいただけたら幸いです。
317名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 00:02:43 ID:R88SOH8g
>>316
神は仰いました

「汝の為したいように為すがよい」
318名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 00:07:45 ID:7qTahVa6
投下せずに後悔するよりは、投下して後悔した方がまし。
そして大抵、投下すれば後悔しないw
319名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 00:51:24 ID:kV6kJi+O
>313
でもって空飛んでる間にどんどん冷えてっちゃって、
ファンに着いた頃にはヒースと接触してた所しか温かくないんですよ
その温もりもすぐに消えちゃうんですよ

……すんません、リプ新刊読んでから萌え妄想が暴走しっぱなしで
ここからなんとかエロに持っていけないかなあ

>316
ぜひ投下してください
320名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 02:46:09 ID:5CooDRLG
だって死んじゃったんだものなあ。ここからエロだとアブノマルクス濃度が上がりすぎる。
321名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 03:51:01 ID:R88SOH8g
ネクロフィリアは流石に・・・
322名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 04:19:16 ID:ULJkZZQV
蘇生後1週間の寝たきりタイムにイリーナに献身的に看病するヒースとか。
その寝たきりタイムを短縮するためにイリーナの生命の精霊をエチで活性化とか。
323名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 04:37:53 ID:s9BzE77E
ロリーナがロリータファッションででてきたらどうしよう。

いや、それはさておきやね
チビーナ×プチーナとかもありではないかと

ち「まうなにおしえてもらったれずをするのでつ」
ぷ「プチーナはれずしりまてん。れずは正義でつか?」


みたいな
324名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 19:14:26 ID:TLooABCH
>>314-315
譲るかどうかはキメねぇで妄想の余地を残してくれよ
実際やってないんだからさ

と心の底から叫びたいヒース×マウナ萌え。
325名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 20:35:55 ID:kV6kJi+O
>324
エキューは多少感情的になるかも知らんが漢気は見せないと思われ
結局漢気みせるのはヒースになると思うんだが
326名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:15:07 ID:zH5SV/Mc
蘇生の手段があるなら、エキューも普通にがんばるんじゃないかと。
どうしようもないなら、スパッとあきらめると思うが。
327名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:33:18 ID:b1eQ3jHz
バスなんかも皆の話はハッピーエンドに締めたいって言ってっけど、
マイリーの神官が自分の勇者なくしたのと似たような意味でこたえてんだろうな。イリーナ死亡は。
328名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 00:41:52 ID:AIppCsIE
ノリス一人だけ、「どーせ復活するんだし」ってお気楽にしてそうだよな。
経験者だし。
329名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 16:05:22 ID:ifvDaLFi
>>328
自分が死んだときにまわりにどんな思いをさせたのか実感して・・・
ってな感じにはなりそうにないのがノリスかw
中の人が入ってPCで動いてくれれば面白いのにね。
330名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 21:17:30 ID:Aul6pxtO
NPC多すぎると思うなー
余剰で1パーティ作れそうなほど居るし、後詰めってことでまるまる切り離してくれないものか
今回のことで、誰でもあっさり死ぬことは骨身に染みただろうし

ところでネクロフィリアはちょっとアレだけど。
昔、ゾンビ(まだ新鮮)になった男達にリンカー○されるシチュのエロゲあったなぁ。
そんなになったエキューに押し倒されるマウナとかならいける
331名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 23:27:36 ID:eryy04nO
エキューは死んでもエルフ耳を襲うのか・・・
332名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 00:02:21 ID:KV0SJSfj
>>330
「ヘルシング」でそんな描写あったな。

「畜生っ、ただじゃ済まさねぇぞ。あのババァ犯してやる!」
「おいよせ、もう死んでんじゃねぇか」
「大丈夫だって、まだあったけぇよ」
333名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:16:51 ID:KcvB0kJI
ぬか喜びの野で、勇者フェチのねーちゃん達に可愛がられるイリーナを観たい
334名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:35:08 ID:vtMwX1Ww
ワイトになったら成仏できなさそうだな
335名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 06:23:47 ID:7Poc1X6H
>>330
しかし11人いるパーティでもバンパイアの相手は荷が重いぞ
ソーサラー魔法も使うのなら特に
ダンジョン内になにか救済措置を用意してたのかもしれないけど
336名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 06:26:27 ID:UHhEy5z2
>>323に触発されてちょっと書いてみた

「チビーナ、れずをするでつ。マウナが教えてくれたでつ」
「れずってなんでつか、プチーナ。それはせいぎでつか?」
「とってもいいことだって聞いたでつ。むねがおっきくなるでつ。こうすると」
「ぷくくくっ。くすぐったいでつ、プチーナ」
「こうしてむねをもむと、おっきくなるっていってたでつ」
「これがれずでつか?」
「えっと、もっといろいろするでつよ。つんつん」
「あ。どうしてつつくでつか?」
「つつくだけじゃなくて、こう……ちゅっちゅぅ」
「あ……なんだか変な感じでつ。プチーナ、おっぱいすうなんてママにすること……」
「でも、こうするのがれずって言ってたでつ。ちゅっ、ちゅうぅ」
「ん……んっ、なんか、本当に変な気分になってきたでつ。頭がぼーっと……」
「ちゅっ、ちゅぱっ……えっと、えい。かぷ」
「あぅっ。か、噛まれたのになんだか、気持ちいいでつ……」

って、プチーナ×チビーナになってるし orz
おれの文章力じゃ無理だ、だれか続きキボン
337名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 00:42:11 ID:+7zYI4SY
>>316
「汝の成すべき事を成すがよい」
338名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 20:07:51 ID:xISybMwc
>336
その調子で最後までドゾ
つか書いてくれ。頼む。
3392号店-795:2005/03/28(月) 21:27:21 ID:Y/CckaWj
>336
ロリーナも交えてぜひ。

質問に答えてくださった方々、ありガとうございました。

「為したいように為し」&「成すべき事を成す」&後悔がないようにします。

つまりは、投下する方向で。
ちょっと投下方法については考え中です。
340名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:53:22 ID:Hy0Mjm+T
>>339
大期待。

ところで自分もこんなこと尋ねるの何なんだが
エキュー×イリーナ需要ありますか?
エキューパパに萌えて書いてたんだが長くなり始めると
どうもカプがマイナーなのが不安要素になり始めて
ちょっとこれどうしようかと迷ってきた。

のでここはいっちょ人頼みかと思って。
もし希望してくれる人がいたら続き書く。
341名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:55:12 ID:7PtdXx/l
>340
みみが生えるのでしょうか??

まあ、アブノカポーというわけでもないので・・拝見したいかな、と
342名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:59:43 ID:QnuqSpZ6
>339
超期待
>340
どんとこい。楽しみに待っている
343名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 22:43:50 ID:9I6XIsXu
>>340
既に幾度も言われているが・・・

汝の為すべき事を為すがよい
汝の為したい事を為すがよい
俺の欲するところだから為してくれ
344名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 01:00:18 ID:hFFwBK1L
>>399
>>340

為せば為る。為さねば為らぬ、何事も。為さぬは人の為さぬなりけり。

昔の言葉が今に伝えられているのは、人がその言葉の正しさを認めたが故。
無論、全ての行いが大義に繋がるのではない。だが、全ての大義の背景には行いがある。

行うからには為し遂げてください。
345名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 17:32:27 ID:HAWaHWhV
テンパってる人は嫌なプレッシャーを掛けた!
周囲は困惑している!
346名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:03:19 ID:7n82jq4T
意 も んヽ、  _,,._,,.....、、..、、、,,_     ヽ             | で
外 う ?  Y゙´         .},     ヽ           |
に か    |       ,.ァぃぐ       lヽ、            | 出
早 い    !   ァ')'゙⌒´  'リヽ,      |    /         ! そ
い ?   {   ヾ、  ,.、=ニテ‐゙レ     l   |       | う
ん      |.     〉 '" /{!  .\      〉  |       / | :
だ.    ../,r‐-、  /     ̄´     `i.  /ミlii;y′     / ヽ_/
な     / | !`ト,jィ .`、       - 人 ./;jl髭'      /      /
``Y゙l ̄   ヽ, ぃ.ヘ, リ         _ス ttp://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/kzd50330215031.jpg   ヾ    ヽ,_`{'′       ゞ、_)'゙ / /    _/"     .f゙
    }    ル゙ ``ヽ        ,イ{ f゙  /    /
.    |  ;ル′    `‐、_      | | ! ./   /
------------------------------------------------------------------------

347名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:29:10 ID:pkgtynDE
また、微エロな絵を…
348名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:37:28 ID:+zrsCK6i
NEXTは、へっぽこなんかと違って、カップリングが想像しずらいなぁ…
絡ませるなら、誰と誰がいい?
349名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:39:52 ID:TDIRgn3i
クレスポと酒場の娘(名前失念)
350名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:45:03 ID:mBHxrW2/
>>349
アイリちゃんか
351名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:58:07 ID:6F7AeBl8
ブックとシャイアラとか。
ブック責めシャイアラ受け。
352名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 23:24:58 ID:s/WLcJkR
シャイアラ「面倒くさいなあ、はやくいかせてちょうだい」
ブック「は、ただいま。くいくい」
353名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 23:33:39 ID:dprOqDwF
ハゲワラw
354名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 01:15:15 ID:SeES/R9Q
マロウの千人斬り
355名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 04:54:08 ID:lOBojVAq
単独ならベルカナなんだけどな。カップリングとなると考えにくいか・・・
ライオー×ベルカナとかありがちなのしか考えられない上に、どう考えても和姦にはならんな。
356名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 05:44:06 ID:349jUAOc
ソードワールドの伝統として、カップリングの考えやすいシリーズと考えにくいシリーズがあるからなぁ。
作者、GMの癖かと思えばそうでもないし。
357名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 11:51:37 ID:hWSLyirq
DM買ったけどベルカナのパンチラはよくてシャイアラは駄目ってどういうこったよ
NEXT3巻はクレスポ×ベルカナ?
358名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 13:16:43 ID:BO36MC2A
>>357
シャイアラの中の人がおぱんつ拒否してるんジャマイカ?
イリーナも最初は中の人が嫌がったところから始まったとか何とか。
359名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 14:49:35 ID:0pyYHYd/
へっぽこのパンチラNGはみやびタンが「戦場にパンツみせにいくのはどうかと」
発言したのが発端だと。それを浜田がパンチラ禁止令と受け取ったわけ。
360名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 15:06:24 ID:NH89hoPg
>>359
んにゃずいぶん初めの頃に>>358みたいな話があったのよ。
真偽は兎も角。
しかも瓦板のもも信憑性があるかというとどうかって気はするw
当時二度目のおぱんつやった時「次やったらアウトだそうです」
との浜田発言もあるしw
361名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 17:08:27 ID:0GrSoQkY
そしてスパッツになったと。俺としては結果オーライw
362名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 20:04:34 ID:gV7X3pRK
俺はイヤだーッ!
363名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 20:36:45 ID:IGoH4wzF
>358
いや、そもそも履いてないから一般紙ではそこまで描けない、と言うことにしておこう。

ちなみに、意表をついてベルカナ×マロウ。

364名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 20:56:28 ID:SeES/R9Q
ベルカナが先に来るの?
まぁ、魔狼がリードっても想像しにくいが・・・・
そー言や前にベルカナ×マロウ風味の闘技場ネタあったね
365名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 21:03:38 ID:2cNp52/D
マロウ×クレスポ
366名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 21:18:27 ID:hRMVzvNq
このスレに前上がってたネタのせいで、

ベルカナ=独り上手

という図式が脳内で固定されております。
367名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:25:34 ID:hWSLyirq
パンツは駄目だけどオパーイはいいのか
へっぽこ漫画のマウナはなによ
368名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 00:11:53 ID:tEYI299g
ブラ見せぐらいはおkだったとか
369名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 01:35:42 ID:ydDQ9qxA
中の人がおkだったとか
370名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 12:40:02 ID:BXFURXU7
へっぽこ漫画は作者がはじけた結果ああなった
371名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 13:46:26 ID:9MwLVA9u
へっぽこ漫画は、「漫画とリプレイは別物」という編集部の意向を
絵師が拡大解釈して限界ギリギリを低空飛行中です。
締め切りギリギリに渡すことによりリテイクの可能性を限りなく低くするという知能犯っぷりも披露してます。

ちなみに浜田絵師は元が同人ロリエロ絵師なので
女性キャラを脱がすのはむしろ得意分野。
372名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 17:13:28 ID:0n3rmBbx
得意っつーかむしろ専門
3732号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:06:31 ID:bU6+6Sqq


ギャンブリングナイト〜Another

前半の共通部分は
『2スレ目の835-842あたり』
または
『バルディアさんのところ』
または
ttp://s-raretu.shell.ne.jp/7952-1.html
となります。


 宿賃代わりに小鳩亭で買ってきた、サンドイッチや鶏肉の揚げ物などで、講義前に腹の中
を満たす。胃の中がこなれ、落ち着いてきたところで、白墨と小さな黒板、教科書代わりの
羊皮紙をイリーナの部屋の机上に用意した。
「じゃあ、はじめるぞ。この間の課題を出せ」
 幾分大きめの黒板が、生徒から差し出される。それを受け取って、その上に書かれている
課題の採点を始める。その間イリーナは緊張した面持ちで手の中にある聖印を握っていた。
この結果で先日の賭けの結果が決まるのだ。自信の有無にかかわらず、緊張するのは当
然である。
「……」
 課題の解答が書かれた、少し大きな黒板の上を、ヒースの手が滑る。その表情は最初こ
そ余裕のあるものだったが、しだいに引きつってきた。悔しそうな舌打ちが、二回響く。その
度に、イリーナの体が軽く震え、明るい表情に変わってゆく。そして最後の問題で手が止ま
り、音が消える。
 緊張に耐えられなくなって、目を閉じる。
 しばらくして、黒板の上に、シュッと書き付ける音が響いた。
「…ほれ、イリーナ。目をあけろ」
 その言葉に恐る恐る目を開けると、目の前に課題が突き出してある。それを受け取って、
目を通した。
3742号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:07:26 ID:bU6+6Sqq

 丸が続く。
 最後の問題だけ、無情にも斜めに線が引かれていた。その記号は、間違った課題につ
けられるもの。何時も見慣れたそれが、今日ばかりは素直に認識出来なくて、ただじっと
見つめ続けた。
「……残念だったな。惜しかった。最後の最後で計算間違いしてたんだよ」
 賭けに勝ったのは兄貴分なはずなのに、ゆっくりとイリーナに語りかける声は、穏やか
で優しく、そしてどこか沈んでいる。
「ア……そう、ですか。すっごく、頑張ったのにな……」
 じわじわと結果がイリーナの思考にしみこんでくる。強張っていた体から力がぬけ、強
く握り締めていた聖印が硬質な音を立てて、床に落ちた。ヒースが落ちた聖印を手に取り、
鎖をいじってしゃらしゃらと鳴らす。
「でも、よく頑張った。応用も3問中2問正解だからな。次に解ければ問題ないさ」
 そう言って鎖をイリーナの首にかけ、額を軽く叩いた。ほうけていた妹分の瞳が、その
刺激で光を取り戻す。ごしごしと手で目元を擦って、悔しそうな笑顔で兄貴分の顔を見た。
「ふう。――賭け、負けちゃいましたね」
「ふふふふふ。『オレサマ勝利!!』ってな」
 ……彼女の目の端に残っている涙の潤みに気が付かない振りをして、わざとおどけた
口調で指を鳴らす。ぱちりという音が部屋の中に響いた。
「もう、……がっかりしてられないですね。で。どこがどう間違っていたんですか?」
「ん。じゃあ今日は課題で補足しておきたいところだけをやろう。……まずはな」
 そんなわけで、なし崩し的に本日の講義が始まった。
3752号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:08:22 ID:bU6+6Sqq


 時間が過ぎる。一つ一つの問題を丁寧に解説し、『補足』という言葉の通り、正解しつ
つも足りていなかった部分を補ってゆく。その手際はよく、かつ判りやすい。以前『手馴
れた先生っぷり』と知り合いから評価されたこともあるが、今はそのときよりもさらに腕
を上げていた。
「よし、ちょっと早いが、今日はここまでだ。コツはわかったか?」
「うん。こうやれば間違えなかったかもしれないね」
「だろ、まあお前の解法でもおかしくはないんだが、こっちのほうが、計算数も少なくて、
確実だ。次に同様の問題があったときは、これを使え」
 そう言って課題の書かれた黒板を丁寧に消し、教科書を閉じる。イリーナがその横で
大きく伸びをする。負けてしまったとは言え、講義も終わり、それなりに頑張りも褒めても
らった為か、開放感に満ち溢れた表情だ。その伸びのいきおいもそのままに、元気よく立
ち上がった……のが大間違い。引ききっていなかった椅子に足が突っかかって、バランス
を崩す。椅子がどぐわらん! と大きな音を立てて床に転がり、イリーナ自身は机の上に
盛大に額をぶつけてしまった。
「――おーい。ダイジョウブデスカー? イキテマスカー?」
 横にいたヒースはあまりのことにあっけに取られ、突っ伏したままわずかに震えている
イリーナの肩に手を置く。
「うぐぐぐ……いきてますよ。い、いたいです……」
「なにやってん……ぷぷ、はは、どわはははははははは!!!」
 涙目になりながら頭を上げたイリーナの顔を指差して、はじめこそ何時もの通り皮肉ろ
うとしたヒースが馬鹿笑いをあげた。
3762号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:09:28 ID:bU6+6Sqq

「人を指差すとは邪悪です! 失礼な〜。何かついているんですか?」
「くくく…えーっと、鏡、鏡っと…。ほれ」
 机の上に立てかけてあった鏡を手にし、ヒースが妹分の顔の前に突き出した。
「……え、あああー!ヤダ、なにこれぇ!!」
「おー♪ いい顔だぞ、イリーナ。コレなら、もう忘れないよな〜HAHAHAHA!!」
 頬に有るのは文字の連なり。鏡でうつすと、先ほどの課題の解法が読み取れる。つまり
は机に突っ伏したのではなく、黒板の上に突っ伏してしまったが故に、そこに書かれてい
た文字がほっぺたに映ってしまったというわけで。白く染まったその顔は、確かに思わず
笑ってしまっても責める事は出来ないだろう。……ただし、ヒースのように明確なからかい
が混じっている場合は除く、が。鏡を見たままのイリーナの拳がヒースのみぞおちにめり
込んだ。
「うごぁ!」
「ああ〜お風呂、お風呂〜! 落とさなきゃ!!」
 叫んで、クローゼットを引っかき回すと、着替え一式を手にばたばたと部屋を出て行く。
その場に一人、身体をくの字に曲げて苦しむ青年が残された。
 まさしく自業自得。口は災いの元である。
3772号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:10:29 ID:bU6+6Sqq
 
※     ※     ※

 さてはて、かって知ったるなんとやらとはよく言ったもの。ヒースがフォウリー家の台所
に立ち、戸棚の中からポットを引きずりだした。
「あ゛ーもう。本気一歩手前で殴りやがって……」
 ぶつぶつ小声でつぶやきながらも手はテンポ良く動き回り、二人分のカップとソーサー、
ティーコーゼも取り出され、居間の机にきっちり並べられてゆく。
「何言ってるんですか。少しは自嘲してください!」
 お湯を沸かそうとやかんを手にしたところで、軽い足音と共に、イリーナが湯浴み場から
もどってきた。
「開口一番それかお前は…――」
「どうしたんです?」
 水分を飛ばすためなのか、髪の毛をタオルで巻き込んで包みあげている。首筋には収ま
りきれなかった後れ毛がふわふわと落ちていた。着ているのは何てことないパジャマの上
下だが、お湯で上気した肌に、顎から首筋にかけての滑らかなライン、そしてタオルを取る
としっとりと肩口に落ちる栗色の髪が、灯りを反射して艶やさを付け加えている。
「あー、うん、何でもない」
「そうですか。お風呂、どうぞ。後は私が用意しておきますから」
3782号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:11:19 ID:bU6+6Sqq


 イリーナはそう言うと、別の戸棚を開けて中に入っていた籠を取り出した。その上には
布がかけられていて、ぽこぽことわずかなでっぱりが出来ている。
「お母さんがお菓子作ってくれたから、お茶と一緒に出しますね〜」
「ほいほい」
 妹分が兄貴分に近付いて、その手に持ったままだったやかんを奪い取る。
「……兄さん。早くしないと、お湯が冷めちゃいますよ?」
「あー、はいはい。んじゃいってくる」
「変な兄さん…」
 そう声に漏らして水を汲みに行く妹分を横目に見ながら、ヒースは台所を出た。顔はほ
のかに赤く、眉間に深いしわがよっている。左手を腰に当て、右手でこめかみを軽く叩く。

(毎日顔を突き合わせてはいても、風呂上りに会うことなんて殆どなかったわけだから、
イリーナがイリーナに見えなくて言葉が一瞬途切れたのも無理はないんだ。そうなんだ、
俺はイリーナに色気を感じた訳では断じてない、ないんだ、ないんだったらないんだーー!)

 そう自分自身に言い聞かせて、ヒースは客室へと自分の着替えを取りに走っていった。
 その足音に苦笑すると、すっとイリーナの表情が寂しそうなものに切り替わる。
「……本当に勝ちたかったのにな……。勝ったら、私……」
 お茶の葉をスプーンで掬い上げ、ポットにさらさらと落としながらそう小声でつぶやい
ていたことなんて、イリーナ本人以外には、誰も、知らない。
3792号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:12:16 ID:bU6+6Sqq

 ふわりと居間の空間に、お茶の心地よい香りが漂っている。そんな中、二人は向かい合
わせに座って話しに興じていた。会っていなかった二日間の出来事様々を。
「でね、アネットが………」
「あの娘にしては珍しい事を……」
 冒険者として、共に旅に出るようになってからは、ほとんど毎日《青い小鳩亭》で顔を
合わせていたわけだから、それだけ会っていなかったことが、逆に不思議な感じがする。
講義前に軽食を取ったばかりだというのに、皿の上のお菓子の減りは早い。二人とも話を
聞いている時は口の中にお菓子を放り込み、それ以外のときは喋っているといった具合だ。
 わずかな時間の間に、皿の上が空になる。それからは、話すことも少なくなった為、ゆっ
たりとお茶を飲み始めた。
 言葉が止まり、心地よい静寂が訪れる。しばらくそれに身を任せ……少しの時が過ぎた
後、イリーナが口を開いた。
「兄さん。お願い事は……」
「ああ、すまんすまん」
「ちなみに実現不可能なことは言わないでくださいね。言ったら……私の手が光って唸る
かも知れませんよ?」
 それを聞いたヒースの額には、脂汗。つい先ほど苦痛でのた打ち回ったばかりだから、
さすがにそれは避けたいものである。     
「うむ、一つ目はだな、」
3802号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:13:10 ID:bU6+6Sqq
一つ目は、溜息をつきながら承諾。懐具合に思いをはせる。
二つ目は、きょとんとしたあと、意外なようなそうでないような…と思いながら了承。
三つ目は―――


「すまん。実はまだ決まってない」
「……三日前、私に『絶対勝てっこない』って言い切ってたのは誰ですか?」   
 両手でむにりと兄貴分の頬を取って、軽く引っ張る。ぶにーっとヒースの頬が伸びた。
「いや〜。確かにそうなんだけど、なぜか思いつかなくてナ。風呂に入ってる時も考えて
たんだが……」
「個数指定した本人が、なにやってるんですか……」
 そうどこか不満そうに言うと、ぱっと両手を離す。軽く節をぱきぽき鳴らし、目の前の
カップを包み込んだ。傍目には軽く引っ張っていたように見えたが、ヒースにとってはそ
うではなかったらしい。かすかに赤くなった頬をゆっくりとなでていた。
「おー痛て」
「……ねえ、ヒース兄さん」
「何だ?」
 そう答えてカップを手に取り、口を付ける。じんわりと舌に広がる芳香とわずかな苦味。
その調和は美しい。
3812号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:14:14 ID:bU6+6Sqq

「好きな人、いますか?」

 不意で唐突な質問に、口内に含んだお茶を噴出しそうになる。それをすんでで押さえ込
むと、無理やりに奥へと飲み下した。目の前にいるイリーナは対照的に、ゆっくりとお茶
を飲んでいる。カップに隠れてその表情は伺えない。
「は?……今のところ、特にいないな」
「あの、魔術師でお金持ちの……アイラさんだったけ、は?」
 冒険者になる事を決心し、イリーナを共に引き込んだとき、建前はともかく本音はそれ
が主目的だったことを思い出した。最近は学院での勉強と、冒険者としての生活で忙しく、
そんなことはすっかり忘れていた。
「あーそう言えば。そんなこと言ってたことあるな。もちろん憧れではあるが――前ほど
じゃ、ないな」
「カレンさんとか、ルーシィさんは?」
「……コナかけたのは確かだが、『好き』とは少し違うぞ、多分……」
「そうですか。いないんですか……」
 どこか嬉しそうに、でも少しだけ寂しそうにイリーナの表情が変化した。わずかなそれ
に気がつくが、あくまで気がつかなかった振りをする。そして、鸚鵡返しに聞き返した。
「ならお前は、好きなヤツ、いるのか?」
「…あ、えっと、その……います」
(あらま)と口の中で小さくつぶやき、予想外の答えを返した妹分を見つめ返す。脳裏に
浮かんだのは、五年前から姿が止まっている金髪のファリスの神官戦士(見た目は幾分
邪悪気味)だった。
「そっか。ちなみに『クリスさん』とか『親父さん』いうオチだったら、さすがのオレサマでも
見捨てるぞ」
「あのですねぇ。確かにクリス兄さんやお父さんは憧れだけど、違うもん。私が、好きな
のは、……別の人」
 ふっとはにかむと栗色の瞳が揺らぎ、表情もわずかに艶を見せる。それは確かに恋をし
ている乙女のものだった。
3822号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:15:21 ID:bU6+6Sqq
「お前も、……大人になったんだな」
 見たことのない表情を、初めて見せた妹分に戸惑い、幾分動揺の入り混じった声色で、
ヒースが合いの手を打つ。
「……すっごく近いのに、遠い人。いつから、だろうね」
 ソーサーの上においたカップの縁に、つっと指を滑らせる。剣を握っているせいも合って、
普通の女の子より指先は無骨だが、それでもヒースの指とは比べ物にならないくらい細い。
「そっか。想い、伝わるといいな」
「どうだろうね。こんなに、近いのに……」
 ふと見たイリーナの表情は泣きそうで、内心複雑な思いが駆け巡る。
(……忘れてたが、こいつも、女なんだな。誰だ、その有る意味不幸な奴……。イヤ、不
幸なのか?)
 どうにも反応に困ってしまい、天井を見上げる。

(イリーナはかわいい。死んでも口にはしたくないが、妹分って事を抜きにしても結構か
わいい部類に入るよな。それがこんな表情をして迫ってきたら? 俺だって、突っぱねる
自信はないぞ。そうでなくてもあんな賭け事を口に出して、しかも今回みたいにイリーナ
が負けたら……?)

 ヒース自身にも信じられない意識が、思考をよぎる。
3832号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:16:34 ID:bU6+6Sqq
「なあ、イリーナ」
「何ですか?」
 その瞬間、確かにヒースはイリーナを【妹】としてではなく【女】としてみていた。で
もそれには気がつかない。思いつくまま、声を紡いでいた。ヒースの視線が前にもどり、
イリーナの顔を覗き込む。

「三つ目の願い事。もし俺が『抱かせろ』って言ったらどうする?」

 兄貴分がそういった瞬間、妹分の顔がぽんと赤くなる。
「『何でも、どんなことでも言うことを聞く』…こんな条件だと、俺様がこう言い出したら、
どうするつもりだったんだ?」
 空気が、張り詰める。ヒースは答えを待つ。
 沈黙が、続く。ヒースが再び口火を切る。
「――俺が幼馴染でもなんでもない只の雇われ家庭教師で、ろくでもない奴なら、ありえ
ない話じゃないんだぞ?」
 どう思っているのかは分からないが、顔を伏せ、彼女の心臓の上に当てられている手が
きゅっと握り締められた。
小柄な身体が軽く、震えている。
「……き「あー悪い! 悪かった!!」よ……」
 少しの躊躇の後の小さい声が、ヒースのあせった大声でかききえた。
「え……?」
「すまん。俺もどうかしていた!だからどつくのはやめてくださいいりーなさん」
 ヒースは『顔は怒りで赤くなり、手を握ったのは爆発する一歩手前』と解釈したらしい。
そこまでは思い至らないイリーナは混乱し、握った手に一瞬だけ力が入ってすぐに緩んだ。
「大丈夫…です。怒ってはいません。いない、いないんだから……」
「真面目にすまんかった。変なこと言って。でもな、あんな無謀なこと、軽々しく言うな。
俺だからいいようなものの、お前は時に無防備すぎる。お前だって、もう……」
3842号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:17:43 ID:bU6+6Sqq

 はじめこそ、子供に言い聞かせる勢いだったヒースの語尾が、空気に消える。その先
は、声に出すつもりはないらしい。イリーナの頭に手を載せて、ふいっと横を向いてしまう。
「ゴメンナサイ。でも、ね。勢いだったの。かっと血が上って。気が付いたら叫んでた。
さすがに兄さん以外の人だったら、あんなことしなかったと思う。それだけ、私は……」
「だとイインデスガ」
「じゃあ、三つ目を改めてどうぞ」
 イリーナが明るい声を出す。でも表情はどこかうつろで、声調も悲しげだ。ヒースはそ
れに気がつかない。
「そうだな……。説教しといてなんだが、今度また課題で賭けをしないか?」
「それが、お願いごと、何ですか?」
「そう思ってくれてかまわん。デモさすがにお願いごとは1つにして、メシおごり〜とか
予算を決めて何か買う〜、あたりにしよう」
「……現金だとは思うけど、やりがい出ますもんね。だけど……それ―」
「それが狙いだったりするしな。今回の正答率の高さには正直恐れ入った」
 小声で言葉を続けかけたイリーナにそう言って、兄貴分がにやりと口をゆがめる。さす
がの妹分も、言葉の中に含まれる意味を読み取って、ちょっとむくれた表情になった。
3852号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:19:06 ID:bU6+6Sqq
 からからとヒースが笑い出し、それにつられてイリーナも笑い出す。そして馬鹿笑いを続
ける兄貴分の顔の前に、手を持ってくる。そして目にも留まらぬ速さで、額を指ではじいた。
ヒュカッっと鋭い音が部屋に響く。
「ぐばはっ!」
 そして音と同時に、ヒースはのけぞり、苦痛に満ちた奇妙な叫び声があがった。
「今度は絶対勝つもん!」
「いたい〜、いたいぞーーー!!」
「ふーんだ! 知りません! 私を馬鹿にした罰として、テーブルの上、片付けといてく
ださいね!!」
「ナンダトー!」
「あ〜、朝になってもそのままだったら、全力でどつきますのでヨロシク。それじゃ、お
やすみなさい!!」
 ばたばたと足音も荒く、イリーナが居間から消える。その場にうずくまり、額から後頭
部までを抜ける痛みに必死で耐えながら、何時もの通りにもどったイリーナにヒースは
安堵した。
「…しかしなんで俺様が勝ったのに、片付けを押し付けられねばならんのじゃ……」
 理不尽な思いを感じ、それを口にしながらも、のろのろと立ち上がって皿やカップをま
とめはじめる。
 ああ、本日二度目の『口は災いの元』。いい加減そのことを学んだ方がいいとはまったく
思っていない、『大法螺魔術師』の異名を囁かれるヒースクリフ・セイバーヘーゲンであった。

3862号店-795:皇紀2665/04/01(金) 19:20:01 ID:bU6+6Sqq
 つづく


ではまたいずれ。
387名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 19:58:54 ID:U5+pUg8X
キーテーター
GJ!!GJ!!
388名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 22:25:48 ID:X2IbUCcc
GJ!GJ!!
続き期待してますよー!!
389名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:46:28 ID:xsMaWZfi
GJ!!GJ!!
続き無茶苦茶期待してます!
やべえ、頬が緩んだ
390名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 02:44:45 ID:K7H9wKNl
GJ!

ヒース鈍感だよ鈍感w
391名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 03:37:54 ID:fuNAddGq
前のよりこっちの方がへっぽこらしさが感じられてより楽しめました
前のにケチがあるってことではないので念のため
392名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 13:30:25 ID:gi4hnpE9
やっぱりヒース×イリーナが一番しっくり来ると思ってしまった。いや、マウナも好きだけど。
393名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 15:42:20 ID:W7ewIIH8
GJ!くっつきそうでくっつかない微妙な関係萌え。

ただ、個人的には投下前に簡単にカプ名やキャラ名を
書いたほうがいいんじゃないかと思う。
今回なら「新リプ ヒース×イリーナ」とか。
他スレで、それ関連で荒れたところもいくつかあるみたいだし。
俺はイリーナハァハァで相手和姦陵辱問わずだからいいんだが、
苦手なカプやキャラがいる人もその方がスルーしやすいだろう。
394名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 16:06:24 ID:XmW+KRmF
>>393
そこまでやる必要はないと思うぞ。
こことか本スレとかで荒れたのは、
カプがごり押しされて主張されたからだし。

SS職人さんは気兼ねなく書いてくれりゃ良い。
395名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 16:06:41 ID:WMUzDZXg
今後はキーワードを名前やメル欄に入れてもらえるといいかもな

続き待っとりますよハァハァ
3962号店-795:2005/04/02(土) 22:22:51 ID:anTgD50L
つづきで ヒース×イリーナ



 良く日に干された毛布は心地よい。真っ白に洗濯されたシーツからも太陽の匂い。
フォウリー家に泊まるのは、郊外の村から礼拝に通っていた頃を除けば、指折り数えるほどしかない。
でも久しぶりの客室は以前とあまり変わっておらず、懐かしさと安堵の気持ちを呼び起こす。
そんな優しさに包まれながら、ヒースはとろとろと浅い眠りに落ちていた。
 眠りについて、いったいどれくらいの時がたったのだろうか。きー、と扉がなった。
浅いところを彷徨っていたヒースの意識が、ゆっくりとではあるが表面へと浮上をはじめる。
身体を軽くゆすられ、ベッドがきしむ音と振動が響く。ぼんやりと聞こえる小さな呼び声。
消え去る毛布の暖かさとは対照的な、空気の冷たさ。ふわりと感じる、頬へのぬくみ。
そして、まだ睡魔で曇ったままの瞳を開けたとき、目の前にイリーナの顔があった。
「ん……どうした〜?なんかー、ようか〜?」
「兄さんの、三つ目のお願いごと……」
「はぁ〜? なんで、次の賭け事を、いまなんだ――って!!」
 三つ目のお願い事。それは次回の賭けの約束だったはず。
拡散し、空に揺らめいていた思考が収束し、現実へと立ち返えりはじめる。
視界の中にあるイリーナの姿を見てそれは一気に進み、半分に落ちていた瞳が見開かれた。
「三つ目に言ったのは『抱かせろ』…ですよね」
「……は?」
 イリーナがヒースの上にいる。頬に手を添え、顔同士の距離は少し厚めの本数冊分くらいだ。
3972号店-795:2005/04/02(土) 22:24:10 ID:anTgD50L

兄貴分の眠っているベッドの上で自分の身体を足と片手で支え、顔を上から覗き込んでいた。
「ファリス様に誓ったんだもの。『どんなことでもする』よ、私」
「何、言ってるんだ? それになんて格好してるんだよ、おい」
 格好はパジャマなのに代わりはない。
ただし、下のズボンははいておらず、上着も胸元ぎりぎりの一つしか止まっていない。
だから顎から首筋、鎖骨にまろやかな曲線を描く胸元がヒースの瞳に映る。
さすがに肝心な部分はかろうじて布地の下に収まっているが、少し動けば見えてしまってもおかしくない。
しかも、今視界にある限り、キャミソールなどもつけていないだろう。
「ちっこい頃とは違うんだ、少しは恥らえ!」
 下のほうはギュッと鍛え上げられながらも薄く脂肪がのった下腹部がわずかに見え、
更に下には大事な部分を覆う薄いピンクのシンプルなショーツがちらちらと見え隠れする。
そこからに伸びる足はしなやかで、うっすらと筋肉のラインが浮かびあがっていた。
「私は、十分恥じらってますよ?」
 そうイリーナがつぶやくと、その顔が落ちてくる。
3982号店-795:2005/04/02(土) 22:25:04 ID:anTgD50L

 何が起こるかわかった時にはもう手遅れで、唇が重なっていた。
 それに思考が対応できなくて、軽く押し付けられた後すぐに離れても、
ただ呆然とイリーナの表情を見つめてしまう。
「ヒース、兄さん……唇って、柔らかいんですね……」
 顔を赤くして、イリーナがつぶやく。その声に、やっと思考が追いついた。
「何を……お前、何てこと!」
「だって、一応乙女ですから。キスに夢見ちゃだめですか?」
 ふしぎそうに、そう問いかけてきた。自分がしたことに、特に疑問を感じていないようだ。
「違う! 俺が言いたいのはそうじゃなくて」
 それがヒースの心を苛立たせ、すぐに怒りへと摩り替わる。
「兄さん、気づいてないの…?」
「何がだよ!! こんな事は俺じゃなくて……好きなやつとしろよ、いるんだろ?」
「――やっぱりわかってないっ!! 私が、キスしたいのは!」
 ぐっと兄貴分の頭を持ち上げて、再び何か言いかけた唇をふさぐ。
一回目とは反対に、今度は反論を封じ込めるようにきつく、押し付けた。
「ん、ふ………コレが、私の答えです!」
「ぁ……む――イリーナ!!」
3992号店-795:2005/04/02(土) 22:25:50 ID:anTgD50L

 離れると同時に二人が叫び、声が絡まる。
「だって、三つ目。後のは私から『またしよう』て言うつもりだったの。だから、無効です!」
「らしくない屁理屈言うな。大体はじめに言ったのは本気じゃない。なんて言うか、純粋な疑問だ。
もしくは言い聞かせ? 本気で心配だったからだよ!」
「兄さんの馬鹿……言い聞かせる為にとか、心配だったからって、あんな事、言わないでください! 
私、嬉しかったのに! 本当に嬉しかったのに!!」
 思考が、止まった。頭の中で『嬉しかった』と言うイリーナの声が木霊する。
「え、今、ナンテイイマシタ?」
「だから、兄さんに『抱かせろ』って言われて嬉しかったの。大声に消されちゃったけど、
あの時『きくよ』って私は答えたの!」
 いま言われた事が、素直に認識できない。
何とかして思考から排除しようと心が動くが、それを目の前で涙をためる少女が許してくれなかった。
「……嘘だろ?」
 呆然と、只一言つぶやく。
「嘘じゃない! ……嘘じゃ、ないもん…。夜になると、すっごく切なくて。体、一人で慰めて」
 ぱたぱたと激情のせいで瞳からあふれた涙が、頬を伝って、ヒースの顔に落ちている。
4002号店-795:2005/04/02(土) 22:26:48 ID:anTgD50L

それは落ちてすぐは暖かいが、すぐに冷たくなった。
「お前…!」
 イリーナが言っていることがわからないほど、性に関して無知じゃないし、察しが悪いでもない。
だからこそ事実と現実を否定しようとする。
しかし、冷徹な自分が『ひていするな』と停滞しそうな思考を理解へと導こうとする。
「でも、止まらないの。慰めれば慰めるほど、心がつらいの。そんな自分が嫌なの。
……そのくらい、兄さんの事……」
 いつの間にか、二人の顔の距離は近くなり、妹分の握り拳もはいらない。
「……ヒース兄さん。私じゃ、ダメですか? 私は、やっぱり幼馴染で、妹なんですか?」
 イリーナの声は震えている。甘い吐息が、肌をくすぐる。
涙で潤む瞳は真剣で、不退転の決意が伝わってきた。
「――わからん。俺は、お前を……」
「なら、今夜だけでいいです。私を、ただの女の子としてみてください」
「俺は、おれ……ぁっ」
 答えあぐねていると、業を煮やしたイリーナが、もう一度唇を重ねてくる。
一度目と二度目はただ触れるだけだったが、今度は唇を強く押し付け、ゆっくりと擦り付ける。
「ん……ふぅ」
 空気を求めてわずかに口を開き、少しだけ荒れたヒースの唇を甘噛みした。
舌をちろちろと這わせて、繰り返し繰り返し刺激をする。
つっとヒースの顎にイリーナの唾液がつたった。
 初めても二度目も三度目もイリーナに奪われて、そのことに少しでも怒りがわいてくるかと思えば
そんなことはない。むしろ弾ける寸前の弾力と、どうにも形容できない柔らかさに心を奪われる。
イリーナの舌が隙間に入り込んでくる頃には、ヒースからは抵抗の意思は消えていた。
口腔内を恐る恐る探る舌から逃げることなく、イリーナの動きをそのまま受け入れる。
妹分の身体に回ろうとする腕が空を彷徨い、結局はシーツの上に落ちた。
4012号店-795:2005/04/02(土) 22:27:54 ID:anTgD50L

とりあえず、出来ているところまで。
ラストのほうは書けてるのに、その途中で止まっている
今の状態はとても歯がゆいです。
では、また。
402名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:52:49 ID:J1fXbW/A
続きキテター!!
てかイリーナ逆夜這いですかー!?
GJ!
403名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 00:51:03 ID:+DzyahBG
ぐあぁぁぁぁぁ……なんか、エロ目的でこのスレに来る自分が
邪悪に思えるほど純粋で甘々だぁ(*´∀`)
404名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 01:04:37 ID:8A5Sx6qN
GJ。なんて甘酸っぱいんだ!!それに比べて俺は邪悪すぎるぜ'`,、('∀`) '`,、
405名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 09:54:03 ID:7F203KAs
思わず説教しちゃうモラリストのヒース兄さん萌え
406名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 14:54:50 ID:IEey4JOx
攻めイリーナがこれほど萌えるとは思ってなかった
4072号店-795:2005/04/03(日) 16:09:20 ID:BL65DRCt
最後まで、投下します。
『ギャンブリングナイト〜Another』 + α
たぶん、全部で33レス。
ヒース×イリーナというよりは、イリーナ×ヒースだということに、
406さんのレスでやっと気がつきました。




 どのくらい、キスをしていたのか。
 互いの息が上がっているのだから、たぶんそれなりの時がたっているのだろう。
 やっとイリーナが唇を離すと、ヒースの口に収まりきれずにこぼれた唾液を吸い取った。
そのままゆっくりと首筋へ顔を落としていく。
「ちゅ……ん」
「もう、やめろ」
 息苦しいのか、力なくヒースが声をあげる。でもイリーナの動きは止まらない。
首筋にキスを落として時折吸い上げながら、かろうじて引っかかっていたパジャマの最後のボタンを外して、
身体からゆすり落とす。緩やかに隆起した双球が現れて、身体の動きに合わせて軽くゆれていた。
続けてヒースのシャツの下に手を差し込む。布地の表面に小さな手の形が浮かび上がった。
「……男の人、どこが、いいの? わかんない……」
 ゆめうつつを彷徨っているようにぼんやりとイリーナがつぶやき、素肌に触れた手を動かし始めた。
動きに合わせて浮かび上がる形はひどく淫猥で、なまじ見えてしまうよりも遥かに神経を突き刺してゆく。
「う……ぁあ――イリーナ、イリーナダメだ……ダメだから……」
 じりじりとした刺激が身体の上を這う。
不器用で、経験もないイリーナの稚拙な指先は、それでもヒースの神経を麻痺させる。
4082号店-795:2005/04/03(日) 16:10:07 ID:BL65DRCt
ヒースだって、経験はない。
だからこそ、女の指で肌を弄られているという事実は、例えそれが妹分であろうともどうしようもなく
本能を燃え盛らせる。
「ん……」
 シャツの下にもぐった手が抜かれ、安堵の気持ちがよぎったのもつかの間。
「ヒース兄さん、もっと、もっと…」
 イリーナの手が、シャツを強引に捲り上げる。背の下を無理矢理に布が滑っていく感触が痛かった。
鎖骨の下辺りまでがむき出しになり、夜の空気が肌にふれる。
知らず知らずの内に汗が浮き出ていた肌なのに、それは奇妙なほどに暑く感じた。
「……んぁ、ふ……ちゅ……」
 そしてぺたりと感じる、熱くて冷たくて柔らかいもの。それが胸板の上を舐って行く。
「ぐ……うぐぁ――」
 指が、興奮と刺激で固くなった胸の先端をつまみ、遠慮がちに転がした。
すぐに舌も反対の先端の周りをゆっくりとなぞる。
びくびくとヒースの背が跳ねて、逃れたいのかゆるく首を振っているのを胸元からイリーナが見上げる。
大きな手はシーツを固く握り締め、不自然なしわがベッドの上に波紋をかいていた。
(……感じて、くれてるのかな?)
 見たことのない幼馴染の切羽詰った表情に、穏やかな満足感と申し訳なさを覚えながらも、指と舌は動く。
互いの肌からにじみ出る汗の味はイリーナの心を高ぶらせる。
どうしようもなく興奮していることを、妙に冷静な心が見つめていた。
でもその思考も波に飲まれ、徐々に削られてゆく。
4092号店-795:2005/04/03(日) 16:11:25 ID:BL65DRCt
夢中で兄貴分の身体を舐るうちに体勢が崩れてしまいそれを慌てて立て直した。
片足が、その両足の間へと入り込む。
「――っふっ―ぁひ!!」
 太腿に当たる固いもの。熱いもの。うごめくもの。
 当たると同時にヒースの口から声にならない悲鳴が漏れた。がくんと首が仰け反って、軽く震える。
「え、これ、その……」
 女友達同士の猥談で、知識としては頭の中にあっても、本物を見たことなんて
――それこそ本当に小さい子供で、一緒にお風呂に入っても性別なんて気にならなかった頃以外――
まったくない。
上半身を滑らせていた手を下ろして、その熱いものに布越しに触れた。
腕や足、胸板首筋とは違う熱と固さに素直に驚く。
そして心の命ずるままに、すっと手で優しくさすった。
「や、やめ、ろ……そこは、そこだけは――!」
 再びヒースが声をあげ、愛撫から開放された上半身がはねる。
布地を押し上げるソレが痛々しく見えて、片手で自分の下にある身体を押さえ込んだまま、
解放しようとズボンを緩め始めた。
「だから、だめ、だ!!」
「……にいさん、兄さんの……」
 うわ言の様につぶやきながら、必死で布地を弄り続ける。
なかなか上手くいかなくて、手や指先が何度もモノに触れる。
そのたびにヒースは顔を引きつらせ、時折声をあげて妹分の行動を止めようと腕をあげようとする。
しかしイリーナの手は動き続け、止まる事はない。
若干不器用でも、確実に段階を進めていく。
4102号店-795:2005/04/03(日) 16:12:16 ID:BL65DRCt
 ヒースの抵抗むなしく、ついに下半身が布地の覆いから解放され、空気に強張りが触れる。
冷たいのに熱い空気はそれだけで新たな刺激となった。
「ア……」
 イリーナが好奇心のままに手元に視線を送る。
だが見たことのない男のものに純粋な恐怖が好奇心を上回って、思わず視線をそらせてしまった。
「……」
 それにほっとすると同時に、軽い落胆がヒースの心によぎる。
(何だって!……おれ、いま、なんて、おもった?)
 予想外の心の動きに気がついて、思考に戦慄が走った。
その衝撃で、いま自分の真上で起こっている事から注意がそれる。
(俺は、イリーナを? こんな事になって、何かを、期待してるのか?)
 疑問がぐるぐると回り、思考は狂騒の体を帯びてくる。
だから身体の上の妹分が最後に残っていた下着を脱いで、全裸になっているのに気がつかない。
そして刺激を求めて猛る自身に、熱く潤む場所が押し付けられるその直前まで、
イリーナが乗っていることすら失念していた。
「ぁあああ!ん……あ」
「ひはっ!!」
 小さな叫び声が、イリーナとヒースの両方からあがる。
イリーナは感極まって、ヒースは純粋な驚きで。
「…いりーな、お、ま、え……」
 わずかにイリーナの腰が動き、自らの秘所にヒースのモノをすり付ける。
そのたびに二人の口からと息がこぼれ、空気を震わせる。
ヒースはますますシーツを固く握り締め、必死で耐える。
イリーナはヒースの体にしがみ付いて下半身から伝わる切ない刺激に、我を忘れていた。



 いつまでその状態に溺れていたのだろうか。イリーナがふと動きを止めて、体の上から起き上がる。
やっと止まった刺激を少しだけ名残惜しくは感じながらも、それ以上に安堵の気持ちのほうが勝っていた。
目を閉じたまま、只ひたすらに、荒い息をつく。
4112号店-795:2005/04/03(日) 16:13:25 ID:BL65DRCt
 でもその気持ちは長くは続かない。唐突にそれまでとは違う感触が脳髄を駆け抜ける。
先端が熱いものに包まれたことが、触覚だけでもわかった。
「ぐ……ンン!――い、った!!」
 引きつった声が、耳へと届く。
とっさに下半身に目を送ると、イリーナが自分の強張りを体内へと押し入れようとしていた。
初めてのせいで十分に潤みきっていない為なのか、それとも痛みに対する本能的な恐怖なのか、
いまだ先端がわずかに入り込んだのみ。大きく息を吸って、覚悟を決めようとしているのがわかる。
その姿に理性――イリーナを『妹』という枠にはめていた意識――を支える糸が切れた。
「くそ!!」
 そう、毒づいて、はき捨てる。
 枠が崩れ落ち、その下に隠されていた『女』としてみている本能がむき出しになる。
わずかな理性は残ってはいたが、激しい胎動を始めた激情がすぐにそれを振り落とすだろう。
「ダメだ。やめてくれ!」
 いままさに落ちようとしていたその小さな身体を抱きしめると、持ち上げる。
食い込んでいた先端が抜け、ずくりとした痛みが走った。その衝動を、必死で耐える。
「ぁ……なんで、何でよ。私を……やっぱり私じゃ、私じゃぁ……!」
「違う! 違うから……違うんだ」
「なら、何で? ダメなら、放して! 放してください!!」
 イリーナの腕がヒースの腕を力任せに掴み、爪があっさりと皮膚へと食い込んだ。
ぷつりとかすかな振動があり、血が流れる。
握り締められたことによる軋みと、鋭い痛みが神経を刺激する。
でもそれにイリーナは気がつかない。
拒否されたと思ったことで冷静さを失って、ヒースの腕の中から逃れようと、
涙を流して身体を捩じらせている。
それを全力で押さえこみ、抱きしめ続けた。
4122号店-795:2005/04/03(日) 16:14:37 ID:BL65DRCt

……自分より力の強い幼馴染を何とかとどめておけたのは、幸運の賜物だったのかもしれない。
やがて、抵抗が徐々に弱くなる。
激しくきしんでいたベッドの音が消える頃には、残っているのはわずかな衣擦れと、
しゃくりあげる泣き声のみとなった。
「……落ち着いたか?」
「……」
「傷を…つけるな。身体だけじゃなくて、心にまで傷を残すつもりか? お前は!!」
 声が徐々に荒くなる。
「……いいんだもん。のこっても、いいんだもん……」
 まぶたを伏せ、視線を手元に落としたまま、イリーナがぽつりとこぼした。
「大馬鹿者!!」
「――っ!」
 部屋の中に、ヒースの怒声が響いた。
皮肉屋ではあるが、めったに怒らない幼馴染の激しい勢いに、思わず身をすくめ声を失う。
「この、たわけ。そんなことになったら、俺は一生顔向けできん。俺自身にも、お前にも」
 威勢の良かった声はすぐに小さくなり、ますます強くイリーナを抱きしめる。
「……ねえ、私は、どうすればいいんですか? 兄さんが他の人を好きになるのを、抱くのを、
妹分の立場で見守るしか出来ないの?」
「――イリーナ」
「やだよ。そんなの、いやだよぉ」
 力なくヒースの胸を叩いて、精一杯の反抗をする。
でもその普段の腕力とは程遠く、軽い振動しか生み出さない。
4132号店-795:2005/04/03(日) 16:15:45 ID:BL65DRCt
「わかった」
「え…?」
「お前を、抱く。女として。体を、大人にしてやる。ユニコーンなんぞに、近づけなくしてやる」
 かすれた声が、ヒースから漏れた。
それは低くて、聞きなれた兄貴分の声とはまるで違う。
「兄さん……」
「いいんだろ、それで。それで、いいんだろ? それがお前の望みなんだろ?」
 切羽詰ったその声は、確かに男のもので、低い振動が耳と心の両方に響く。
「そうです。私は、兄さんに抱いて欲しい。たった一度だけでいいです。いいですから…」
「言い切ったな。なら――逃げるな」
「逃げません。絶対、逃げません」
 まっすぐにヒースの瞳を見つめて、イリーナが断言する。
その口調に迷いはない。
「……そこまで言われちゃ、俺ももう止まんないな」
「私は――私は、はじめから、止まるつもりはないです」
 そういって、イリーナがヒースに唇を寄せる。
ヒースは体重をかけて、そっと小さい体を押し倒し、組み敷いた。
妹分の頭をとり、かき抱く。
イリーナも兄貴分の首に腕を回し、引き寄せる。
重なった唇の隙間で舌が絡まって、湿った音が互いの耳へと伝わってきた。
それはとても卑猥で、下品で。
……でも、どこか心地よい音だった。
4142号店-795:2005/04/03(日) 16:17:09 ID:BL65DRCt
 今度はヒースの唇が、イリーナの体を降りてゆく。
大きな手のひらは、鍛えられていてもどこか危うく女らしい体をすべり落ち、
緩やかな隆起を描く胸を軽く揉み解していた。
ヒースへの愛撫で興奮しきっていた体は、初めてとは思えないほど敏感に快感を返し、
そのたびに甘い溜息が漏れて空気を伝う。
「ン……ぁ、ふ」
「柔らかいんだな……」
鎖骨から胸のほうへ、紅い跡を残しながら、ヒースがつぶやく。
「あたり、まえ、です…。私は、一応、女の子……っ、です…」
「そうだった、な。妹、じゃない。女、なんだよな」
 そこで会話は途切れ、絡み合う二人の荒い息遣いと、わずかにきしむベッドの音、
絶え間なく続く衣擦れが部屋の中を支配した。
兄貴分は体を探って快感を引き出し、妹分はその手と唇と舌に意識を集中して、
より深いものを求めて体を擦り付ける。
ヒースが張り詰めた胸の頂にふれ、歯で甘噛みすると、くっとイリーナの背が反った。
その下へ腕を差し込み、わずかに体を持ち上げる。
手は更に下へと進んでいく。
わき腹や臍の周り、硬いのに柔らかいお尻や太腿を優しくなでる。
しだいにイリーナの体が動き、無意識の内に太腿同士をゆるく擦りあわせていた。
それに気がついて、悪戯っぽい笑い声をあげると、妹分の体が少しだけ強張る。
それをあえて無視して、指先で柔らかい茂みを掻き分けた。
秘められた部分へと、イリーナ自身以外には誰も触れたことのない場所へと進める。
そこは身体のどんなところよりも熱を秘め、敏感な指先はそれを鋭敏に拾い上げる。
独特のぬめりを持つ雫がこぼれ始めていた。
「んぁ!……兄さん、兄さん…」
 ぬるりと指に液体が絡みつく。
わずかに開き始めていたスリットに食い込ませると、イリーナが肩へと強くしがみ付いてきた。
4152号店-795:2005/04/03(日) 16:18:24 ID:BL65DRCt
背に軽く爪を立てられ、痛みが伝わるが、それに気がつかない振りをする。
ゆっくりと指を回して重なる襞をほぐし、滑らせると湿った水音が部屋の中へと響き始めた。
「ん、あんまり、音、立てないで……はずか、しいよう……」
「それは、無理。……なあ、いつも、こんなになるのか?」
 恥ずかしそうな懇願をあっさりと一言で切り捨て、変わりに浮かんできた疑問をつぶやく。
「あ、んハ…ぁく…、ちが、違う、もん。自分だと、こんなに……よくないし、ぽーっとは、しないもん…」
 イリーナからは途切れ途切れながらも否定の言葉が返ってくる。
「――たぶ、ん…兄さんに、いじってもらって、いるから……だと、おもう、の」
「……嬉しいこと、あっさりと言ってくれるな、お前は」
 胸元へと唇を落とし、空いた手で胸を握ってわざと強調させた頂を転がす。
下半身と胸と、その両方から来る強い衝動と刺激に、イリーナの閉じたまぶたの裏に火花が散った。
喉を仰け反らせ、快感の中へと身を沈める。
白い喉からデコルテにかけて、まるでナニカの証のように、紅いあざがいくつも浮かんでいた。
 イリーナの敏感な部分を探るうちに、ヒースの指先は沈み込む部分を見つけ出す。
その部分からあふれてくる蜜を中指全体にまとわせると、そっと内へともぐりこませていった。
体内は、表面よりも、もっと熱い。
「いた!! 痛い、兄さん、それ、痛い……」
 イリーナからは、それまでとは打って変って鋭い声が上がる。
動かそうとした指を止めて、顔を覗き込んだ。眉が寄せられ、少しだけ苦しそうな表情。
その眉間へと音を立てて軽くキスを落とすと、そのしわがほんの少しだけ浅くなった。
4162号店-795:2005/04/03(日) 16:19:38 ID:BL65DRCt
「おまえな、指を入れただけで痛いのなら、なおさらさっきは無茶しすぎだ」
「だって、だって…そうでも、しないと――」
 それを確認して、ゆるゆると指を動かし、穏やかに中を広げ始める。
指をきつく締め上げる粘膜が、少しづつ緩み始め、徐々に動きは大きくなっていった。
「ん、あ……そこ、もっと、もっと……」
「……こうか?」
 もぐりこませた指をくっと鍵型にまげて、腹で少しだけ強く擦る。
そうすると、イリーナは戸惑ったように首を振って、その癖あからさまな嬌声をあげた。
「ん、うん。ひあ、何か、すっごく、いいの」
 外に残った別の指で、スリットの縁をを浅くなぞる。
そのうちの一本が、固くなった華芯を掠めた。
「ひう!!」
 大きく体が跳ねる。
半開きになった瞳は潤んで際に涙をたたえ、乾いてしまった唇を潤そうと何度も舌で舐めて、
それらが共に甘やかな輝きを返してくる。
そんな表情をもっと見たくて、指を好きなように、無茶苦茶に動かしてみた。
他の指も、華芯を強くいじり、時折押しつぶす。
そのたびに息も体も刺激で跳ね回って、どんな果物よりも甘い声でヒースの名を繰り返す。
そしてそれがとてもかわいくて、自分の指で躍らせているという事実が、
ヒースの劣情を更に燃え盛らせた。
4172号店-795:2005/04/03(日) 16:21:00 ID:BL65DRCt
 求めて猛る下半身が痛い。
でも、もっともっとはじめての刺激に戸惑い同時に溺れるイリーナを見ていたくて、
指で性器を刺激し続け、汗が浮かんだ体を唇と舌でなぶる。
一際跳ねたイリーナの足が、ヒースのモノに触れた。
「うぁ!!」
下半身から、頭頂までを一気に走りぬける痛みと刺激。
何とか達してしまうのだけは押さえ込んだが、その代わりにイリーナをなぶる指に力が入る。
「あ、ぁぁ―――!!」
ぎゅうっと入れたままの指が締め付けられ、ふわりと力が抜ける。
二人でそろって荒い息をつきながらも、ヒースの指は中をほぐすように、穏やかに動き続けた。
「イッた、のか?」
「う、うん……。そう、みたい。……や、ぁふ……兄さん兄さん…お願い、おねが、い」
「でも、まだつらいんじゃあ、ないのか?」
「いいの。兄さんを、もっと、もっと深いところで……んあ!」
「ああもう! そんなこと言われたら…」
 そうつぶやいて、指を抜き取る。
「くぁ、は……!」
 イリーナからはそれだけで声が上がるが、かまわない。
膝裏に手を当て持ち上げる。
両足の間に体を割り込ませ、細い腰を引き寄せた。
妹分からの抵抗はなく、されるがままとなる。
顔を覗き込んでみればわかったかも知れないが、その大きな瞳には歓喜が浮かび、
口の中で繰り返し想い人の名を呼んでいた。
しかし、衝動に飲み込まれたヒースは気がつかない。
視界にさらされたイリーナの秘所に己自身をあてがい、彼女へ問いかけもせずに、
ぐっと押し込んだ。
4182号店-795:2005/04/03(日) 16:21:57 ID:BL65DRCt
 『がこっ』と言う何かがぶつかる鈍い音がひびく。
その音にかまわずに体重をかけると、思っていたよりは簡単にイリーナの中へとモノが埋まってゆく。
「―――っ!!」
 体内は彼女の腕力を反映してか、きつくて痛い位だ。
奥へと進めば進むほどその抵抗は強くなるが、ある時を境に緩やかに沈んで行く。
男を受け入れるのは初めてがゆえに、完全に埋まりきることはないが、
ヒースのものの大半が体の中へと埋まっていった。
イリーナの体は衝撃のせいか軽く震え、その震えは直接モノに伝わって、
ヒースの体と心の両方を本能の深みへと叩き落とそうとする。
「うぁ……すご……」
 敏感な部分の殆どを覆うその熱い粘膜に、思わず溜息にも似た言葉が漏れた。
「い……イタ……いです……」
 かすかに聞こえる細い声。その言葉にわれに返り、結合部に注いでいた視線を、妹分の顔に移す。
その顔は確かに痛みで歪んでいたが、同時に頭頂部を片手で押さえ込んでいた。
反対の手はヘッドボードに当てられ、これ以上頭が押し付けられるを、かろうじて防いでいる。
「エーと、その……ダイジョウブか?」
 そこでようやく、さっきの鈍い――何か固いもの同士がぶつかったような――音がした事を思い出した。
「――どっちが、ですか〜……」
 くらくらするのか、どうにも言葉は間延びして、目の焦点もふらふらとしている。
「どっちも」
「大丈夫な、わけ……ないでしょ。嬉しいのに、嬉しい、のに。何で頭まで……うぅ――」
「……今日二度目だモンナ。痛いよな」
 つまり体内へと押し込むと同時に、ベッドのヘッドボードに頭を痛打させてしまったというわけで。
かなりの音がしたから、イリーナに伝わった衝撃は結構なものだろう。
4192号店-795:2005/04/03(日) 16:23:48 ID:BL65DRCt
初めての経験とは言え、まったく気がつかなかったのが情けない。
それだけヒース自身も一杯一杯で無我夢中だったのだが、初めてのときの負担は、
知識の中にある限りでは女の方が重いのだから、もう少し注意を払っておくべきだった。
「あー、すまん。ダブルで痛いところ申し訳ないが、少しだけ、動くぞ」
「え、うん。ううっ……ったぁ…」
 つながったまま、細い腰を支えて、ゆっくりとずり下がる。
イリーナはもちろん、ヒースにも強烈な締め付けと快感が襲ってくるが、何とか耐えて押さえ込む。
妹分の頭がヘッドボードから十分に距離をとったのを確認すると、覆いかぶさって、優しく抱きしめた。
「コレで頭を打つことはもうないだろ。……悪かった」
 先ほどぶつけたばかりの頭を軽くなでて、髪の毛をかき分けて指先でこぶが出来ていないか確認する。
うっすらと熱を持っている気もするが、互いに熱を帯びている状態だと、ハッキリとはわからなかった。
「……よしよし、よく耐えた。すまんな、結局は辛い思いをさせて……」
 顔を覗き込んで、講義後にぶつけていた額に、優しくキスをする。
イリーナが照れたようにはにかみ、上にあるヒースの顔を両手でとった。
「そんなの……兄さんもでしょ?」
「はい?」
 意外と言えば意外な返答に、語尾が上がって奇妙な響きになってしまう。
「ヒース兄さんだって、つらいでしょ? さっき、そんな顔してた」
「……バレテマシタカ。」
「はい、ばればれです。……少し、落ち着きました。動いて……いいですよ」
「――確かに今のこの状態は俺様にとって生き地獄に近い。
しかしお前が苦痛を感じてるのに、俺だけが……」
イリーナの眉間には、いまだ軽いしわが刻まれ、額には脂汗もわずかに浮いている。
まったく動かしていない状態でこうなのだから、これで自分が動いたら、
かなりの痛みが彼女を襲うのは間違いない。
4202号店-795:2005/04/03(日) 16:24:42 ID:BL65DRCt
絶対にその痛みを感じることは出来ないが、そうヒースは考える。
「いいの。だって初めては痛い事、知ってるもん。簡単には気持ちよくなれないのだって」
「――でも辛いだろうが…」
「だから、いいですよ? 無理しないでください。……ねえ兄さん。
女の子って、心も大切なんです。想いを寄せてる人に抱いてもらって……それだけでも、
幸せなんです。まあ痛いのには変わりありませんけどね」
 そう言い切って、痛みがある中でもにぱりと笑うその表情は、心の奥底まで照らし出す。
 深く。深く。
 深くなればなるほど消えていく輝きは、ごまかしの感情に覆われていた感情を、
わずかな光にもかかわらずあぶりだした。
「『想いを寄せてる人』か――はぁ……負け。俺様大敗退。――いくぞ?」
 この妹分と知り合ってから初めて認識した自らの想いに、嬉しいような、
情けないような気分になってしまう。
そして広がる愛しさの感情。それはヒースの予想以上に暖かいものだった。
「えと、何に負けな……ん……うく、ですか……?」
「わからんのなら、…それでいい。今は、まだ今は考えるな」
「ひ……あ、ふ……」
 鈍い痛みがイリーナの体に響く。
それをいたわっているのか、中を動くヒースの動きは緩やかだ。
じわじわと苦痛が広がるが、同時に奥底で形容できない刺激も体へ響く。
指での刺激よりはるかに強いそれは心を支配し、徐々に痛みを覆って行く。
リボンから零れ落ちた淡い色の髪が、身体に落ちて、細やかな刺激をつけくわえていった。
4212号店-795:2005/04/03(日) 16:25:37 ID:BL65DRCt
体力の割りにたくましい首に腕を巻きつけ、その顔を引き寄せて、自分からキスをする。
本当はヒースの方からキスが欲しいが、頑なな兄貴分はまだしてくれない。
だから、自分から舌を伸ばす。ほぼ同時にヒースも舌を伸ばし、絡めてくる。
それにイリーナは驚きつつも、深く深く互いを求めた。
ヒースの動きがおおきく、早くなってくる。
揺さ振られる振動にリズムを合わせながら、背に爪を立てないように何とか力を制御しようとする。
それで精一杯。
ヒースの方も息苦しいのに、それをこらえて唇を離そうとはしない。
むしろより強く押し付け、絡めて。激しい動きでイリーナを攻め続ける。
二人とも初めての快感に必死で、指を絡めた手を握り締めて、
どこか遠いところへ行ってしまいそうな意識を全力で食い止めていた。
重なった唇の奥で、互いの名を呼んで、呼んで、呼んで。
そして求めているのが、くぐもった声でもはっきりと聞こえる。
でもそれに長くは耐え切れない。
「ん……ぁ、いりーな、いりーな!」
熱い衝動が、身体を走った。
兄貴分の身体が震えて体の中へ、暖かいものが勢い良く広がっていく。
それを認識すると、イリーナの心に穏やかな戦慄が走り、その身体も軽く震えた。
指のときのように、激しく達してしまったわけではない。
「にいさん………、ひーす、にぃ、さ…」
でもそのとき以上の幸福感で視界が白くなり、大好きな兄貴分の名をつぶやきながら、
イリーナの意識は深いところへ沈んでいった。
4222号店-795:2005/04/03(日) 16:26:29 ID:BL65DRCt




 身体が、温かかった。良く知っている毛布の肌触りと、他に触れる何か。
ぼんやりとまぶたを上げると、見えるのは肌色。
状況が把握できなくて、身じろぎすると、身体に回っていた熱いものが、少しだけ緩んだ。
「ぁ……」
少しづつ、霞がかった思考が晴れてゆく。
顔を上げれば見える、瞳を閉じた兄貴分の顔。
やっと、自分が意識を飛ばしてしまっていたことに気がついた。
恥ずかしさで、思わず顔が赤くなる。
これ以上抱きしめられているのが何だか申し訳なくなって、
ゆるく背で結ばれていたヒースの腕を解き、毛布の中から抜け出した。
一歩、足を進めると、下半身からの鈍い痛みが身体に響く。
至高神へと祈りをささげようとするが、背後から聞こえた声で、それを中断した。
「やめておけ」
「うん……そうだね。痛いのが、身体の、印……だもん」
 背後でしゅりっと布をする音、ベッドのきしむ音が響く。
「いつからだ?」
 ハッキリとはわからないが、兄貴分が身を起こしたのだろう。
そしてイリーナに向けられる質問。
「何が?」
 言葉が少なすぎて、どう答えればいいのか、よくわからない。
だから出来る限り何時もの通り軽く返す。
4232号店-795:2005/04/03(日) 16:27:41 ID:BL65DRCt
ぎこちなく足元に合った服を手に取ると、再び響く鈍痛。
それを押し殺して、散らばっている二人分の服を集めはじめた。
「俺を、異性としてみたの」
「……んー。気が付いたら、兄さんが兄さんじゃなくなってた」
 服を手にし、ギュッと抱きしめる。胸と腕の間で擦れる布地の感触が、切なかった。
「そっか。気が付かなくて、悪かったな」
「いいの。今夜だけでも、兄さんが答えてくれたから」
 たん、と床に下りる軽い音。特に何をするでもなし、イリーナの後ろで静かに立っている。
「……今夜だけ、か」
「無理言って、本当にゴメンナサイ」
「――俺は」
「はは、寂しいけど、朝になったら、また幼馴染だね」
 そう言ったとたん、大きな瞳の端から涙がこぼれそうになって、慌てて目を擦った。
大きい手がイリーナの細い肩を取り、腕まで落ちる。
「それじゃあ、イヤだ」
 無理矢理に反転させられ、手から服が落ちた。
バランスを崩した身体が一瞬だけ空を彷徨い、すぐに抱きとめられる。
小さいからだが、ヒースの胸の中にすっぽりと納まっていた。
「え?それって――んっ――」
 兄貴分の腕に力が入り、片手が小さい頤をつかむ。
思わず漏れた言葉が、全て音となる前に、ふっと唇がヒースの唇でふさがれた。
「――!」
 舌がイリーナの唇を舐り、その隙間をこじ開ける。
中にある舌を探り出し、ちゅっと軽く吸い上げると離れた。
4242号店-795:2005/04/03(日) 16:28:27 ID:BL65DRCt
半開きになっている唇から湿った舌がわずかにはみ出し、
その間を互いに唾液が混じったものが伝っている。
それがすぐに消えて途切れるのが、視界の端に映った。
「…ふ、ぁ……、にぃさ…ん?」
「ん――…。コレが俺の答えで、三つ目のお願いごと。反論は許さん!」
 そう言い切った兄貴分の顔は、見たことがないくらい真剣で。思わずまじまじと見つめてしまう。
「うそ、じゃないんだよね」
「至高神に誓って」
 すぐさま返ってくる一言。喜びがじわじわと浸透してくるが、身体は動かない。
イリーナから明確な反応がない事に疑問を持ったのか、真正面にあるヒースの顔が訝しげに曇る。
(やだ、うれし………)
 そんな顔を見て、ふわりと笑うと、頬を両手で包み込む。
(――ヒース兄さん、私すっごく幸せです)
 ヒースの両手もイリーナの頬を取り、互いの顔を引き寄せて瞳を覗きこむ。
(でもね、兄さんから証の『言葉』も欲しいな)
 二人の唇が重なって、ヒースの手がしなやかな体の上を這い回る。
(だから、私からは簡単に『好き』って言ってあげない!)
 その手の動きに半ば陶然としながら、イリーナはヒースの首に手を回し、体の全てを預けた。
4252号店-795:2005/04/03(日) 16:29:10 ID:BL65DRCt

※   ※   ※


「うぃーっす」
 ヒースのかったるそうな声が、朝の小鳩亭に響く。
「おはよーございマース」
 何時もよりは幾分小さめなイリーナの声も、それに続く。
ドアにつけられた鐘が控えめに音を奏でた。
「あら、おはよう、二人とも」
 店内を軽やかに舞う、ウェイトレス姿のマウナ。
「ああ、マウナさん。今日も素敵だ……っとおはよう」
 エキューはマウナの耳にうっとりと熱い視線を送っている。
慌てて付け加えられた挨拶が、激しくむなしい。
「アア〜♪ 今日も喉は絶好調ですな。お早うございます。お二人とも」
 自慢の喉の調子を試しつつ、リュートを調律していたバスが視線を送る。
その先にはふわふわとした足取りで歩く
イリーナと、空いた椅子に突っかかって盛大に転んだヒースの姿があった。
「……ヒース、何やってんの。椅子、壊してないでしょうね?」
「俺の心配は無しか! 俺の!!」
 転んだ兄貴分にイリーナの手が差し出される。
「当然。壊してたら修理代を請求するわ!」
「まったく朝っぱらからけち臭い言動しやがるウェイトレスだ……」
 その手をとったヒースが、マウナへと文句をぶつけた。
4262号店-795:2005/04/03(日) 16:30:05 ID:BL65DRCt
「お約束だよね。とまあ、それは置いといて…。いくらヒースでも珍しいね?」
 立ち上がってぱたぱたと服を叩き、倒れた椅子を戻すヒースに珍しくエキューがいたわりの質問を返す。
ちらちらと心配そうな視線を送る妹分に、かるく手を振ってこきこきと体を動かした。
「確かに、めったに転ばんからなぁ…。あーカッたる」
「……もし怪我してたら治すつもりだったけど……この様子なら大丈夫そうね。
あ、二人とも朝食セットでいい? 追加はある?」
「兄さん、気をつけてくださいね。あ、マウナ、普通のセットでお願い」
 先に席に着いたイリーナが、頭に載っていた帽子を椅子の背に引っ掛けて、隣の椅子を引く。
「同じく」
 その椅子に当然のように座りながら、ヒースも手にしていた杖を壁に立て掛けた。
そんなふたりを交互に見て、バスが調整の終わったリュートを膝から下ろす。
「お二人とも、眠そうですな」
「確かに俺は眠いが……」
 机に頬杖をついて、生あくびをかみ締めているヒースはともかく、イリーナは何時もの通りに見える。
バスとヒースの二人(エキューはマウナの耳)の視線が集まった。
瞳を開けて、確かに二人分の視線を受けているはずなのに、彼女からの反応はない。
「――っえ?何ですか?」
 少しの間の後、イリーナが目をぱちりと瞬いて、二人の顔に視線を返した。
「…コレは瞳を開けたまま寝てたな…」
「ま、少なくとも心はココにあらず、といった所かと」
「?」
「お待たせ〜。朝食セット二つね」
 そんな事を言っているうちに、すぐにマウナがセットを持ってくる。
それを受け取って、二人は無言で食事を開始した。

4272号店-795:2005/04/03(日) 16:30:56 ID:BL65DRCt



 二人の間に流れるいつもとは違う様子に、この連中にしては珍しく話の弾まないまま食事が終わる。
小休憩をもらい、自分用の賄いと食後のお茶を持って同じテーブルについたマウナも、
卓の雰囲気に違和感をもって、どうにもすわりが悪そうだ。
「賭けの結果はいかがでしたかな?」
 あいまいな空気のまま流れていた時間をバスが断ち切る。エキューとマウナも気になっていたのか、
口にこそ出さないが、視線で回答を求めていた。
「大方予想はしてると思うが、俺の勝ち」
 何の躊躇もなく、あっさりとヒースが答える。
「ははは、最後の最後の問題で間違っちゃって…負けちゃいました」
 イリーナも、負けた割には明るい声で、それを補足した。
「そっか。あんなに頑張ってたのに残念だったね。でも最後、って事は、残りは正解だったの?」
「ああ、そうだよ。応用問題が2問正解してて、俺様ひやひやしたぞ」
 ヒースが苦笑しながら、イリーナの頭をくしゃくしゃと撫で回す。
イリーナも軽く笑って、その手をキュッと掴んで押しのける。
その仕草はいつもの通りのようで、なぜか少しだけ違っているように見えた。
「…一昨日から夜に来なかったのは、課題をやってたからなんだ。イリーナ、お疲れ様」
「ありがとう、エキュー。あれだけ頭使ったの初めてだったから、疲れちゃった」
「あははは、イリーナらしいわね。ヒース、もうお願いごとって決めてあるの?」
「ああ、もう言ってある」
「……凶悪なこと、言ってないでしょうね」
「断じてない」
 ジト目でねめつけるマウナの疑問に即座に答えて、イリーナへと視線を送る。
「……大丈夫だよ。そんなこと、なかったから。    ……私にとっては」
 イリーナも視線を受けて、ニコニコとしながら答えた。
ただし最後の言葉は小さくて、小鳩亭の喧騒の中に紛れて消えてしまう。
4282号店-795:2005/04/03(日) 16:31:47 ID:BL65DRCt
「……あー、もし差し支えなければ教えて下さりませんかな?
前にも言いました通り、無理にとは言いませんが」
 細い目をきらりと光らせたバスが懐から帳面を取り出して、書き込む準備をする。
言葉とは裏腹に、聞く気満々だ。エキューと マウナも身をわずかながらも乗り出す。
 そんな仲間たちの様子に苦笑すると、ヒースが口を開いた。
「一つ目は10日間メシ代おごり。ちなみに今日からナ。二つ目は――」
「二つ目はね、兄さんとフレディとジェイミーとBB達に、おそろいのリボンを買うこと。
兄さん、動物とかには優しいよね〜」
 二つ目で言葉を濁しかけたヒースの後をついで、イリーナがあっさりとネタ晴らしをする。
ばらされて、どうにも気恥ずかしい兄貴分は、そっぽを向いてしまった。
「ホントね。この優しさとかを少しでも違う方向へ向ければいいのに」
「捻くれ者だね」
「まったくです」
 口々に同意されてしまい、ヒースの表情はますますゆがむ。
そんな兄貴分を見て、妹分はおかしそうに笑った。
「兄さんは、とっても優しいですよ? 捻くれてるからわかりにくいだけ」
 続けてさらりと爆弾発言。
「よくそんな恥ずかしいこといえるな、おい。それは大いなる勘違いだぞ」
 ヒースは慌てて否定し、マウナたちは凍りつく。
「……あ、まあ確かに。ほら吹きと皮肉を除けばそうかもしれない、けど……」
「お、幼馴染だしね。この中では誰よりも付き合いが長いんだから、
わかってて当然といえば当然だよね……」
 エキューとマウナは何とか言葉と考察をひねり出し、『ははは』とどこか虚ろな笑い声を上げた。
 ひとしきり笑った後、その場が静まる。そこに再び、バスの声が続きを促した。
「三つ目は、何ですかな?」
 ヒースの目がすっと上を向く。
イリーナの目も伏せられる。
バスの瞳はわずかに開き、普段は隠れている鋭い眼光が除いていた。
4292号店-795:2005/04/03(日) 16:33:45 ID:BL65DRCt

「……三つ目はな、……教えてやらん」

 ぼそりとヒースがつぶやいた。
どうにも視線は天井付近を揺らめいて、みんなの顔を見ようとしない。
イリーナをよくよく見てみれば、どこか恥ずかしそうにはにかんでいる。
ついでに二人の顔は、ほのかに赤くなっていた。
「「……?」」
「…!」
 少しの間のあと、二人は顔に疑問の表情を貼り付け、もう一人は何かに気がついたように、
一瞬だけ目を見開く。しかしそれはすぐに消え、いつもの柔和な表情に戻った
「ねえ、イリーナ。いったいなんだったの?」
「でも、兄さんが教えないなら、私が言う訳にはいかないでしょ?」
「確かにそれが人としての道理だろうけど…………もしかして、そう言うこと? 
あー、ならまあいいや」
「そうですな。教えたくないと言うのに、無理矢理に聞き出すのも野暮なものです。
少しもったいないですが、『あーてぃすと』のする事ではありませんな」
「…? 二人ともわかったの? わからないの、私だけ? いったい、なんなのよ〜!」
 理解した様子の男性陣二人にたいして、何もわからないマウナが叫ぶ。
ヒースはお茶を口に運んであさっての方向を向いているし、
イリーナのほうはただニコニコと照れたような笑みを浮かべている。
そんな二人の表情だけで願い事の内容を推し量るなんて、
訳のわからないマウナでは簡単に出来はしない。
頭を抱える勢いそのままに、ピシりと魔術師に指を突きつけた。
「ヒース、いつかイリーナから聞き出すからね! なんで私だけ〜 」
「は。好きにしろ」
 そう言って、変わらない笑顔をむける神官戦士に視線を送り、にやりと笑う。
「えーと、そのうち、ね……」
 イリーナも、それに答えてどこか艶っぽい笑みを返す。
二人の笑みには、今まで無かった色が含まれているが、わからない悔しさで、
頭に血が上ってしまったマウナは気がつかない。
イリーナの手をとり「絶対よ!」と叫び、エキューは申し訳なさそうな視線をマウナへと送っていた。
4302号店-795:2005/04/03(日) 16:34:32 ID:BL65DRCt

 壁に立てかけていたリュートを手にとる。調律具合を確かめるように、軽く爪弾いた。
店の中に音が響き、まだ店に残っていた、余裕のある客たちの視線が集まる。
「いやいや、面白い話を聞かせていただきました。今はまだですが、いずれ、この勝負について、
歌としてまとめてみることにしましょう」
 言葉の後、そのまま歌い始める。内容はよく知られた、ありふれた祝福の歌。
バスの声が窓から入る日の光に包まれた店の天井へ、そして窓から外へと響いていった。





――――そして変わる二人の関係。

    気が付きつつも、そ知らぬふりを決め込む仲間。
    けちんぼハーフエルフにとがり耳マニアな元傭兵と派手好き歌い手。
    どこにいるやら、悪ガキシーフにストッパーなドワーフ神官。
 
    前向きな至高神の神官戦士に面倒見の良い大法螺魔術師。
    それは近すぎたがゆえに互いの思いに気が付かなかった幼馴染。
    そんなふたりのはじめての体の交わり、思いの交換。

    さてさて、この二人がこれからどのような愛を育ててゆくのか。
    仲間たちはこの二人をこれからどのようにちゃかしてゆくのか。
    まだまだ語れることは数多くありますが、今宵はこれまで。
    おなごり惜しくは感じますが、本日はこれにて終演とさせていただきます。――――
4312号店-795:2005/04/03(日) 16:36:14 ID:BL65DRCt

『ギャンブリングナイト〜Another』  END


『 〜interval〜 』





ついさっきまで勉強をしていた自分の部屋にもどった。
机の端には黒板が寄せられ、白墨も箱にしまって重ねられているのが見える。
私は顔に文字が映ってしまったことに慌てて、馬鹿笑いを続ける兄さんをどついて
すぐにお風呂場へいったわけだから、残った兄さんが片付けてくれたんですね。
それについては感謝です。けど笑ったことについては許しません。
思いっきり殴っちゃったから、たぶん回復するのに時間がかかったはず。
そのことに気がついたのはお風呂で人心地ついた時だったから、
その頃には何とか動けるようにはなっていたの、かな?
お風呂に誘導する前に、開口一番謝るつもりだったのになぁ。
でもまったく懲りていない兄さんの独り言をきいて、謝る気が失せてしまったのは、
何時ものことと言えば何時ものこと。
今戻ってくる前も、全力でデコピンした上に、片付けを押し付けてきちゃったし。
兄さん、いっつもそうなんだから。
4322号店-795:2005/04/03(日) 16:36:47 ID:BL65DRCt

そんな事を思いながら、ころんとベッドの上に転がる。
今日兄さんが泊まることになって、お母さんが客間のシーツを干すついでに私のも干したから、
真っ白なシーツからは、太陽の優しい匂いがする。

賭けをしてから三日間。今までになく机の前にかじりついて、課題を解いて。
何回も何回も繰り返し、わからない所は、今までやった教科書を見直して。
答えが見つかるまで、熱中した。
難しくても、答えが導きだされたのが嬉しくて、苦にはならない。
計算問題は繰り返し、繰り返し検算して。
最後の問題は二つでた検算結果に迷って……、結局書き換えない方が正解だったわけ。
ヒース兄さんの補足でそれを知ったとき、とても悔しい思いをしたな。

「はぁ……負けちゃったんだよね。くやしいなぁ〜」

一人きりになって、思わず愚痴がこぼれ出る。ぽふりと枕に顔を埋めた。

「でも、次の賭けだと、もう……チャンス、ないよね」
4332号店-795:2005/04/03(日) 16:37:33 ID:BL65DRCt
自分が勝ったら、あることをお願いするつもりだった。
それは、兄さんの口にした条件からは、大きく外れる。
大体今回の賭けで言っても、聞いてくれるかどうか、ワカラナイ。
それだけ大きくて、重いお願いごと。
私を妹分としてしか扱ってくれていない兄さんは、『とんでもないことだ』と拒否する可能性も大きい。

「にいさんの、ばか。何であそこまで言って、気がついてくれないのかな?
…やっぱり私って、兄さんにとってはいつまでたっても妹なんだよね。直接言わないとダメなのかな…」

ギュッと枕を抱きしめる。コレが、兄さんだったらいいのにな。あ、こんなに力入れたら骨折れるか。
もう少し力抜いて柔らかく……。って、何考えてるんだろう、私。
そう思うと、本当に『近くて遠い』存在だよね。兄さんは。

ヒース兄さんはお母さんのお友達の息子で、時折来ると私はその後についてまわってた。
もちろん、クリス兄さんやお父さんの後についていることの方が多かったけど、
毎日いるわけじゃないヒース兄さんが、一緒に遊んでくれるのがすっごく楽しかった。
だからヒース兄さんが12歳になって、賢者の学院の特待生としてファンの町に住むことになって、
とっても嬉しかった事を覚えてる。
今思い返せば、その頃から特別な存在として、兄さんを意識し始めたのかも知れない。
その特別な存在が、いつから恋心に変わったのかは、良くわからない。
4342号店-795:2005/04/03(日) 16:38:13 ID:BL65DRCt


そう――私はヒース兄さんが、ヒースクリフ・セイバーヘーゲンが好き。大好き。



ほら吹きでも、皮肉っぽくても、しょっちゅうこの腕力についてからかわれても、
かわいい女の人を見るとすぐにコナかけもーどに入っても……。
あれ? こう列挙してみると、何だかろくでもない人みたいですね。
えーと、頭いいし実はかっこいいし、時折優しい所とか、実は動物と子供が好きとか、
さりげなく私を支えてくれている所とかもあるし……ああ、なんだか自信がなくなってきた。
……でも、好きなんだよね。
いいところも悪いところも全部、ぜーんぶ好きなんだよね。
たぶん理屈じゃないんだ。
だから、今の関係に満足できないんだよね。
だから、こんなに体も、切ないんだよね。
先の、ずっと先まで、行ってしまいたいんだよね……。

「どうして、好きになっちゃったのかな。今のままだって、十分大切にしてくれてるのに…」

兄さんの事を考えると、心が痛い。そして同時に、体がうずく。
それはとっても心に甘くて、だからと言って慰めると心が痛くて、それがイヤで仕方がない。
何時もはそれだけで終わるけれど、今日は兄さんと二人きり。
ぐるぐるとどこまでも思考は回って、止まらなかった。
4352号店-795:2005/04/03(日) 16:39:35 ID:BL65DRCt
どのくらいそんな状態で、ベッドの上を転がっていたのだろう。
ふと、とあることを思いついた。

「あ、でも…どうしよう、どうしよう〜」

冗談だったのかもしれないけど、兄さんは、三つ目のお願い事で『抱かせろ』と、言ってくれた。
すぐに訂正されてしまったけれど、あれは兄さん本来の性格を考えてみても、ほんの少しだけ、
私を女の子として見てくれたからかも知れない。
なら、私から求めてしまえば……。
恥ずかしいけど、私から兄さんを襲ってしまえば――でも、でもそれは、やっぱりなあ……。
一応乙女として、それはちょっとやめた方がいいのかな……。
あーもう。――ええい、イリーナ・フォウリー、心を決めなさい!
どうせ勝っていたら『抱いてほしい』ってお願いするつもりだったんでしょ。

「拒否されたら……仕方がないです。でも、たぶん、大丈夫」

だったら、今実行しても、同じ。
しかも、今日なら何とか三つ目のお願い事にかこつけることも出来る。
後悔するくらいだったら……兄さんが他の人を好きになる前に…今なら、まだ間に合うから。
繰り返し、繰り返し自分を説得する。
確かに兄さんに拒否されて、今の関係が崩れてしまうのは怖い。
だけど、どうせ今のまま一生を過ごすことなんて有りっこないんだから、後悔するのは絶対にいや。
それに、兄さんが私を拒否することはない…兄さんは優しいから、それは絶対にないって確信も心の片隅にある。
それが事実なのか、私の思い込みなのかはわからないけれど、確かめてみないことには、ね。
4362号店-795:2005/04/03(日) 16:40:28 ID:BL65DRCt
転がっていたベッドから起き上がって、パジャマのズボンに手をかけると脱いでしまう。
ひやりとした空気が足をなでて、ふるりと軽く震えてしまった。
ショーツの中に手をさしこむと、そこは既に軽く湿っている。
兄さんの事を考えて、ただそれだけで、濡れてしまっていた。
それを確認して、完全に心が決まった。
布で手を拭うと上着のボタンを外す。胸元の一個だけを残して、全部。
今日は私達以外誰もいないから、こんなはしたない格好でも大丈夫。
兄さん以外に見られることはない。
枕元においていたランプを手に取ると、ゆっくりと自分の部屋を抜け出した。
向かう先は、ヒース兄さんが眠っているはずの、客室。








4372号店-795:2005/04/03(日) 16:41:54 ID:BL65DRCt

そして結局、私達の関係は変わる事となる。

あの時決心しなければ、いつまででも幼馴染のままだっただろう。
すっごく恥ずかしかったけど、兄さんに迫ってみてよかったと、心から思う。
捻くれ者の兄さんの本音を引きずり出すことが――言葉はなくても――出来たのだから。










ふと、考える。

あの賭けの時、私が勝っていたら、どんな風になっていたか。
拒否されていたのか、同じように受け入れてくれたのか。
負けてしまった今となってはわからないし、これからわかる事もない。

今と同じようになってくれていれば……いいな。
賭けに勝った私も、兄さんと恋人同士になっていれば、いいな。



閑話休題 ―― 『ギャンブリングナイト〜Another』へ
4382号店-795:2005/04/03(日) 16:44:41 ID:BL65DRCt

長々と申し訳アリマセンでした。

9巻の衝撃以降、やっと落ち着いたのか、かなりノリノリで二人が動きました。

へっぽこみっくと10巻をまちつつ、この話は終わりとします。

それでは、また機会がありましたら。

今回の話にレスを下さった皆様、ありがとうございました。
439名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 18:08:13 ID:wLSm/aM3
長編キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
ヒースとイリーナ最強最萌、作者は神!
440名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 20:05:44 ID:Q7o0nItT
なじ〜みカワユイですな。 今回はイリーナ山がよくがんばりましたってことで・・・
441バルディア:2005/04/03(日) 21:11:28 ID:yKGpjYv1
相変わらずGJ!!
このスレにヒース×イリーナカップリング支持者が増えたのは間違いなく2号店-795の功績でしょう。
HPの方も応援してます。
442名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:22:52 ID:7KA+KUL7
浜田よしかづの絵はどんどん変になってきてるとオモ
初期の頃の絵のほうがいいぜ
特に1巻の扉のヒースの肩に手を乗せてるイリーナとか
443名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:40:45 ID:91XnQAk/
やべぇケツが痒い!
GJだぜ!
444名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:49:39 ID:yz4jZ3No
ぐはぁっ、砂を吐くほどにGJ!(意味不明だ)
445名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 01:31:13 ID:LM0Goews
作品は素晴らしい、だが水を差すようで悪いがイリーナ×ヒースばかりでいい加減飽きた。
446445:2005/04/04(月) 01:35:35 ID:LM0Goews
追記すると受け・攻めじゃなくてカップリングの方な。
447名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 01:51:44 ID:qBm5ZH4d
よもや、書くなというつもりじゃなかろうな。 >445-446

キボンヌするのも批評するのも名無しの範疇だとおもうが
投下してくれるなとはいうなよ?
448名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:07:18 ID:F2hzSlNE
>445
OK、貴様のために俺様が新しいカップリングを考えてやろう。


ファラリス×スイフリー


これでどうだ。何、お礼はいらんよ。

では、さらばだ!
449名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:14:38 ID:FHX+YgKf
エロ本没収にマジギレするリア厨みたく反応されるwのは予想つくだろうに、
なぜ秋田などとぶっちゃけるかね。

スルーしやすいよう何レス使うか最初に警告してくれている。
見たくないなら、それで充分だろうに。
450名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 03:01:16 ID:UVES1Iha
まあ、当人も叩かれるの覚悟の上でのぶっちゃけだろう。
スルーしておいてやれ。
451名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 03:41:04 ID:5Sl6Lksb
せめて「飽きた」じゃなくて「他のも見てみたいです」みたいにソフトに包もうぜ。
マターリマターリ
452名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 04:44:41 ID:GdZj6NTD
カップリングと言うか…
マウナ×クラウスが進展しそうなのを何とか邪魔しようとするエキューが墓穴を掘るような話が読みたいなw
453名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 05:03:11 ID:VAg2yY1a
>>445が望むカップリングが何であるかについて
454バルディア:2005/04/04(月) 08:04:43 ID:JhO2ZjQe
あきたなどと礼儀しらずな書き方をする奴の希望するカップリングなど別に知りたくない
455バルディア:2005/04/04(月) 08:06:53 ID:JhO2ZjQe
自分でも書いてて思うけど、SS書くのって面白いけど大変ですよ。
批評してくれるのは嬉しいが、もう少し書き方を考えてもらいたいです。

偉そうな意見すいません。スレが荒れなければいいが。
456名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 09:38:28 ID:oJSF8196
そう思うならスルー汁
457名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 11:16:16 ID:YKq9/u8q
好きな人が書いて好きな人が読んで、

GJ!
面白いけど同じカップリングばっかであきた
もっと○○をキボンヌ

みたいに率直な感想言い合える方が発展性があると思うが。

ここに投下する時点で誉められるばっかりじゃないのは
職人さんたちもわかってるだろ。

自分が荒らしカキコしてるくせにその自覚の全く無い
仕切り厨バルディアウザー
458名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 11:31:01 ID:QeQYKsue
>>449
秋田みやびに何か問題が?
と思ってしまったのは、自分だけで良い。

>>457
今回の場合>>445の口調が悪かったのと、「もっと○○を」が無かったのが問題だと思う。
459名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 11:37:15 ID:cnftljLn
まあでもイリーナ中心になるのは仕方ないっちゃ仕方ないわな。
今現在の作品、ってのもあるし。
俺から言わせれば、10年前の作品であるアドベンチャーネタの投下が
あったりする時点で奇跡的に感じるわけだがw

>>458
どっちに問題があるか、という論議は不毛。
460名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 12:28:35 ID:KXM2vjZ5
書き手さんが書きたいものを書くってことでいいんじゃないの。
それ以上は言いようがない。
飽きるってのもわかるけど、このスレは特殊、というか幅広いからね…
へっぽこにしか興味がないって奴もいれば、なんでもござれって奴もいるし。
せめて何が読みたいか書いてくれれば、まだ対処の仕方もあるんだが。
461名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 12:46:30 ID:Y3swtO0E
全くどうでも良いが、ヒース×マウナってどうかなぁと妄想していたが、
どうしてもマウナ×ヒースにしか妄想が働かないことに気づいた。
462名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 13:21:08 ID:WfVUhGxR
>>461
ヒースがあまりにマウナを馬鹿にしくさった態度取ってるからなあ…
どうも脳内で発展しにくい。個人的には萌えるんだが(w
463名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 18:55:48 ID:hqfdELS1
>>462
そこでツンデレですよ
464名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 19:39:42 ID:NxBsNaw8
>>463
ヒースがツンデレなわけ?(w
465名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 20:25:13 ID:L/9LQp+7
俺がSS書いてたら、「マンネリ」と言われるのは良いけど、「飽きた」は辛いだろうなぁ。
言い方を考えるべし。
466名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:18:46 ID:NiDjxatX
>>464
あながち間違ってないw
リードするとしたらマウナだろう、と漫画の影響は大きいなと自身で自覚するわけだがw
467455:2005/04/05(火) 00:27:10 ID:aCyaRZJf
携帯から失礼するが、言い方が悪すぎた。申し訳無い。 作家さん達は尊敬してるし投下するなとか言う気も無い。 イリーナ中心になるのもわかってるけれどもそれしか投下されて無い気になったんだ。
468445:2005/04/05(火) 00:34:53 ID:aCyaRZJf
ベルカナでもスイフリーでもケッチャでもファラリスでもなんでも良いから他の作品が読みたかったんだ。 自分でも自己中だったと反省してる。 此処から出ていくし二度と戻らない。 皆さんが、素晴らしい作品と出会えますように。
4692号店-795:2005/04/05(火) 00:43:25 ID:umanfNbT
…投下後一日ぶりにみたら……、
自分の投下から物議をかもし出してしまったようで、
申し訳ありません。

改めて数えると、約半年、合計10作も投下していて、
その全部が同じカップリングと言うのも、問題ありましたね。

確かにちょっとビックリしましたが、真摯なご意見として、受け止めます。
ありがとうございました。


一応他シリーズでの構想はあるのですが、
文章として進んでないのですよ。
出来たらまた投下したいと思っているので、
その時は読んでいただけたら、幸いです。

470名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 00:50:13 ID:aCyaRZJf
正直さっさと出ていけ>>445つーのがオレの意見なのだが
471名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 00:55:39 ID:eOeACLU+
本人が自分の非を認めて、謝罪しているんだからいいじゃないか。
というよりむしろ、本人が「出て行く」と言っているのに「出て行け」という発言自体ナンセンス。
後姿に唾を吐きかけるような真似は止めて欲しい。
472名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 01:05:07 ID:aWalp7Uq
スレの空気を柄悪くしない為に>>470も出て行ってほしい
473名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 01:46:15 ID:IkVjWLjC
一人の職人さんが一つのカップリングに偏るのは仕方ないでしょ。
萌えは理性で制御できるもんじゃないからな。
萌えの突き進むままに投下していただければありがたい。

まったく関係ないが、最近エキュー×マウナってのもありかなと思う。
474名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 01:49:31 ID:aCyaRZJf
とりあえずふいんき変えてくれる作家さんカモン!
475水 里予 良:2005/04/05(火) 01:59:01 ID:zB2on/nE
呼んだか?
476名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 02:10:09 ID:2YXBheBQ
>>475
よし、なんか書け。
477名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 02:12:38 ID:mGO0k4CF
>475
面白いのがかけたら、ゆるす
478名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 02:29:40 ID:MMNIOF/l
キウイ王子はNGっぽいがな
479名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 03:23:37 ID:ShtrK8We
ていうか、今回の騒動とは別に、純粋にここの住人の嗜好を知りたい、というのはある。
へっぽこが現在の主流というのはわかるとして、昔の作品を望んでいる人間というのが
どれくらいいるのか。へっぽこ関連の雑談で盛り上がってるのに、流れをぶった斬ってまで
あんまり望まれてないものを投下するのもなんか悪いなぁ…というのもあるんですよ。
で、おまいらに訊きますけど、サーラネタ(しかもレグディアナ)やスチャラカ、アドベンチャーネタを
読みたい、という猛者はどんくらいいますか?
480名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 03:41:16 ID:eOeACLU+
別に猛者でもなんでもないと思うが。
481名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 04:00:22 ID:MSzwmwF9
ザボさんとケッチャの話が読んでみたい
482名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 04:12:55 ID:At53Kp88
へっぽこ以外だと・・・サーとレニさんの話を読んでみたいかな。
483名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 04:13:29 ID://XEHTmO
スチャラカ、アドベンチャーは大好きだ。
今でも時々読み返す。

あぁ、ドラマガでの挿絵はエロかったなぁとしみじみと思い返すさ。
あれってもう何年前なんだろうな?

へっぽこ終わったら、またアドベンチャーみたいな無茶なのをやって欲しい気もする。
484名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 04:20:15 ID:MMNIOF/l
ベリナス×シアを妄想したことあります
485名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 04:43:24 ID:7k8qeJXu
SWで嫌いなカップリングはないから(強いて言えばグイズノーXパラサみたいな不自然な801ぐらいだ)、何でも喜んで読んじゃいますよ私はーw
486名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 06:42:46 ID:VyoTG0qO
お。いいな、それ>グイズノーXパラサ
487名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 07:27:42 ID:PO3isJZK
職人さんは読み間違わないで欲しい。
「〜を減らしてくれ」ではなく「〜以外を書く人も(屮゚Д゚)屮 カモーン」なのだと。
〜を書く人が投下を減らすのは本末転倒です。

>>479
何でもコイ状態ですがなにか?
スイフリー×ルキアルみたいなのは除外w
488名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 11:29:03 ID:IkVjWLjC
オーソドックスにアリシアン×ケイン。
ちょっとはずしてアリシアン×ディーボ。

>487
その二人じゃ接点がありませんがなw
489名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 13:17:56 ID:oMw/CGoe
サーラとデルの砂吐く位だだ甘いのをキボン

できれば行為無しでエロイの
490名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 13:57:32 ID:FCaIlq1T
小娘も良いが、たまには落ち着いた大人の女性も良い。
もしくはあんまり色気のなさげなキャラの純愛もの。
ラーンとか、ユズとか。
491名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 15:24:39 ID:dcaR/QZE
ヘッポコですみません

マウナ×チビーナs
ちび×ぷち

とかロリレズがみたいです、ヒース兄さん
492名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 19:53:02 ID:P6icBISs
レジィナと誰かをくっつけてやってください。
……ひょっとして一番近いのはグイズノー?

あと、マイスとミンクスの話が読みたいんじゃー。
この二人、猛烈に好きなので。
493名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:04:53 ID:9gVpzhex
レジィナはさりげなく年下趣味w
494名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:17:01 ID:h7q+kPTF
普通にヒースとイリーナが好きだなぁ。
あとはラーンとリーダー。なんとなくこのコンビ好きなんだよ。
恋愛には結びつかなそうだけどw
495名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:18:39 ID:V+Hmsy4H
レジィナ×トップ
496名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:30:53 ID:lQLlWAjO
それならフィリス×デイル
497名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:37:21 ID:nokFj8XE
シリーズを超えてみるのも一興。
ということで、ヒース×ラーン。
498名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 21:25:34 ID:F2PshYiI
場所が離れすぎてるだろう>ヒース×ラーン
ということで、レジィナ×カシス。ごめん、言ってみただけ。
499497:2005/04/05(火) 21:32:46 ID:nokFj8XE
ヒースがオランに国費留学してくればOK。
しかし、レジィナ×カシスはいいかも。
500名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 21:58:20 ID:4daMXz+x
性格とか全然違うのに、
何故かモンコレ漫画版のカッシェとコルボみたいな雰囲気になりそうな気がする。
>レジィナ×カシス
501名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 22:10:05 ID:eOeACLU+
何だか面白そうな流れになってんな。
というわけでボウイ×アンラッキー
502名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 23:23:55 ID:mGO0k4CF
ザボさんとシャドーニードル・・・行為自体が不可能か;:
 んじゃナイトウィンドと勘違いH

クレアさんとスイフリーの小理屈こねながらも大甘なのとか
503名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:12:03 ID:pBrUYCSZ
クレスポ×ベルカナとかシャイアラ×マロウが好きなのはいないのか・・・
504名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:32:54 ID:Qin4IeXk
>503
ノシ
クレスポはいつか身近な存在に気づくんだよ、とひっそり萌えてる
だいたいあれだけ女好きなくせになんでベルカナには見向きもしないかな
……と、ひっそり苛立ってるベルカナとか

まあ実プレイだと、PC相手は難しいってのはわかるんだが
505名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:34:56 ID:qEHhwzxJ
最初、クレスポ×ベルカナで、
ベルがツンデレ化してくれたら死んでもいい。と思ってた。

……クレぽん……_| ̄|○
ここまでアホウキャラになるとはな……。
506名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:36:02 ID:u5aoApmX
クレスポに萌えるのは至難の技だなぁ。
507名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:41:22 ID:YtXKy4no
ユリウス×ボウイを喉から手が出るほど渇望
自分でも書きつつあるのだが、エロ描写がどうにもうまくいかなくて神降臨を期待してる
508名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:55:35 ID:YuRu0YTy
アドベンチャーかぷならなんでも!
509名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 02:08:31 ID:WrsB4r3h
マミーに取り憑かれた時に「ボク一生子供なんて産まない」と言ったボウイ。
ユリウスと事に及んだ時も「中に出したらぬっ殺す」と釘を刺しておいたにもかかわらず
中に出そうとするユリウス。「中はダメ!!」という懇願を華麗に無視して中出し。
事が終わった後にメイジスタッフの血糊になるユリウス…
…という話を読みたくなったのは、多分に外が暖かくなって脳が腐ってきたからではないかと
思う今日この頃。
510名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 02:09:11 ID:dm3pe664
ユリウスのボキャブラリーを描写するのは、
山本弘でさえ困難なのではなかろうか。
511名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 02:17:33 ID:ZAbtVkih
>>509
いつもはかなりのツンツンっぷりを披露して、ユリウスを平気でぶん殴ったりするのに
SEX中はユリウスに主導権握られっぱなしで「だめ、ダメぇっ!許してよぉ・・・」と
半泣きで懇願するイーシャを想像して勃起した

俺もお前も同じ持病だな。
512名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 03:33:15 ID:Qin4IeXk
>509 >511
大変申し訳ないが、それはアドベンチャーのキャラだろうか?
レス見てたら読みたくなったもんで
513名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 03:41:10 ID:KEN3j0Oa
ヒース×ベルカナ 何時も喧嘩ばっかりしてるが、気が付くと気になってしまうパターン
マロウ×イリーナ 何時もマ〜タリしてて落着く関係(老人の縁側デート系…)
514名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 04:19:52 ID:WrsB4r3h
>>512
そう。アドベンチャーに出てくるハーフエルフその2。
本名イーシャ、通称ボウイ、推定Bカップ、気性難。
515名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 04:37:32 ID:TCVCto02
>>502
>>ザボさんとシャドーニードル

シャドーニードルが以前ザボさんにやられた仕返しを・・・ていうパターンならアリかも。
まあ、そんな気毛頭ないはずだから、これもシチュ的には難しいか。

ザボさん×ユズという変なカップリングが好きだったりして。
PL同士が仲良かったせいか、リプレイ中、意外に絡みが多かったし。
516名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 10:25:54 ID:fAUOvncI
>515
そしてふたりの睦み合いをみてシットに狂ったお嬢(ケッチャ)が・・・ は余計かな
517名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 10:38:38 ID:z3SG7HO+
ユズに掴みかかるも返り討ちに…
518名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 12:31:40 ID:7XPEVb3l
>>512
ユリウスはボウイの婚約者(貴族なんで親同士の決めた事)で家出しているボウ
イを探して世界中を旅している。
なんだかんだ言ってボウイが好きなんだが、当のボウイは気付いていない。
基本的に常識人しかも好青年だが、いろいろ振り回されてるせいか、性格の
一部が屈折している。ボウイの悪口だけでノート一冊を埋め尽くしたり…
しかも、同じ語を使っていない。
このせいで、このスレ内で言葉責めが得意なのではという噂があったりする。
519名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 12:54:49 ID:2kQPhgtG
そもそもシャドーニードルは毒の血なんで、セクースは不可能かと。

自分がGMで、同じく毒体の女の子暗殺者を出した時は、
「一回殺して、リザレクションで生き返らせる」
という卑怯技をやられたが。
で、生き返った女の子暗殺者(10歳)をゴニョゴニョ
520名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 16:43:36 ID:FVU8L7lY
ケイオスランド関係もカップリングは多いと思うが。
「混沌の大地」なんて、何重に錯綜してんだか。
521名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 18:47:18 ID:9bv6tyG5
>>519
正確に言えば「可能だけどほぼ確実にやった男が死亡する」だね。
リザレクションでは死ぬ前の身体に戻るだろうから、毒抜きはできなそうな気がするが。

シャドーニードルは一日一回毒を服用する必要があるから、
気絶した彼女を生きながらえさせるため、
毒を口移しで飲ませる(当然、命がけ)ってシチュを考えたことがあったな。
522名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 18:54:17 ID:u5aoApmX
>520
そういやエリス×フィルが好きだったことを思い出した……完結はもうあきらめた方が良いのか。
523名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 19:10:13 ID:IMp7x/AE
>>519
>>515は『その手段』でザボに仕返しを狙うシャドーニードル、
というシチュを考えたんじゃないのか?>毒殺
いちおうザボ×シャドーニードルになるわけだし。
524519:2005/04/06(水) 19:51:39 ID:u/aWyb1a
「ねえ、ザボ・・・」
「なんだ、シャドーニードルか・・・」
「いや。名前でレアンて呼んで」
「じゃあレアン。何か用?」
「ふふ。決まってるじゃない」
「わっ! なんで急に脱ぐの!」
「あんな自称お嬢様じゃ満足できないだろ?
 私がイカせてあげる」
「ん、なんで急に・・・」
「いつかのお礼さ。一撃で私を倒した男なんて、初めてだし・・・。
 ねえお願い。それとも、暗殺者は嫌い?」
「そ、そんなことは・・・」
「じゃあ抱いて。そうじゃないと、ケッチャに言いつけちゃいから・・・」
「しょうがないなー」
(前戯省略。ごめそ)
「うっ。これは・・・。挿れた途端に体が痺れて・・・」
「ふふ。私を抱いた男はみんな死ぬのさ。私の血は毒だからね」
「くっ・・・。ケッチャ」
「まず一人・・・。安心しな。ケッチャもすぐに送ってやるよ」

 こんな感じ?
525519:2005/04/06(水) 20:01:52 ID:u/aWyb1a
ちょっと付け加えると。自分がGMした時の毒少女(10歳)は。

暗殺失敗で生きたまま捕獲→キュアーポイズンで解毒されて死→マーファ女神にお願いしてリザレクション→マーファが毒の体で生き返らせるわけない→正常な体で復活→10歳児をゴカーン→GM特権隕石落とし!

526名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 20:20:49 ID:PQG7dq49
>>497
ヒース×ラーンって・・・ヒース×GMってこと?
527名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 20:36:33 ID:1hyzxsZz
シャドーニードルってもうちょい少年口調じゃなかったっけ?
相手の事も「お前」って言うようなタイプだった希ガス。
528名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 20:41:02 ID:PQG7dq49
シャドーニードルはあずみのようなイメージ。
529名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 20:44:53 ID:1hyzxsZz
あー、そうそう。で結構つるぺただよね?
…考えるとエロ想像し難いキャラだな。
「マンドレイクの館」もエロと言うには微妙だったし…。
530名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 21:23:38 ID:FVU8L7lY
エロイ要素がないからこそエロスを感じるんじゃないか!

とか叫ぶオレは行くトコまでいきました。
531名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 21:26:03 ID:fAUOvncI
>529
つまりピロシたんの欲求に忠実な「あんさつしゃ」なのですよ。
セクースだけでなくヘラチヨやデイープキスでも多分、死ぬなァ
532名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 22:00:41 ID:HheEfZwE
そこで、解毒が使えるディーボ×シャドーニードルと・・・

もちろん自分にかけながらな。
533名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 22:22:03 ID:eO/MRIKl
そういえばアドベンチャーも欲情しながら脱ぎだす呪歌とか、水着シーンとか
高レベルで幼女の暗黒司祭とか趣味満載だったな。
534名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 22:31:34 ID:kqx5ZR9Y
ぶっちゃけリフレッシュじゃ駄目なのか、と思いました。
535515:2005/04/06(水) 23:50:56 ID:Sf463SGx
>>524
大体そんな感じなんだけど、
途中でケッチャの邪魔orケインの出場亀なんかが入って、
結局失敗するという・・・・・・エロじゃないな、これじゃ。

でも「しょうがないなー」で暗殺者の少女抱くザボって、
緊張感なさ過ぎるけど、何となくザボっぽくて笑った(笑
536512:2005/04/07(木) 00:48:00 ID:atRXXSQg
>>514 >>518
ありがd
古本屋で探してみる
537名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 01:44:44 ID:h3WM1MaV
>>536
古本屋…あるかなぁ。
5巻を探すのが結構ムズいかも。
538名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 03:18:46 ID:atRXXSQg
>537
昔の本だから古本屋でないと入手できないだろうと思ったんだが、
尼損検索したら全巻扱ってた。
そっちで買います。dクス。
539名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 03:24:56 ID:Bkrl//CH
リプレイ系統って普通の古本屋には出てこないのかな。
どの古本屋を探しても、一冊もないんだが。
540名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 06:51:00 ID:ViA2iaWn
ブックオフに行くとあること多いけど、それでも、再発行版が出るまでは、
バブリーズの最終巻はどこの古本屋にもなかったな。
アドベンチャーはこの前、ブックオフで全巻そろっているのは見かけた。
だから注文すれば、調達は可能かと。
541名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 11:13:28 ID:IFFn5Xbh
5巻を探すのがムズい…というのはいろんな意味でエロいからかとも思ったが
純粋に出てる数が少ないって事だよな…
542名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 13:46:51 ID:b2Rr3f6r
第4部は需要も供給も少ない超レア品。
543名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 18:25:30 ID:3MvhxJ+I
全部発売日に買ったから無問題
544名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 22:41:00 ID:qaJtftSg
マイス&ミンクス好きじゃー。
しかし、高レベル冒険者だけど毎晩皿洗いのバイトは欠かさない、とか
しょーもないネタしか思い浮かばない。
そんでミンクスがぶちぶちぼやいて、マイスがひたすら「そうですね」
ってうなずいてんの。
545名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 23:07:43 ID:k+1A6Dzf
今は昔うなずきエルフというものがあったげな。
546名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 23:28:51 ID:j4xLyzis
うなずきエルフがうなずかなかった時が一回だけあったな
547名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 23:46:12 ID:9lmL001h
>544
なりゆきで異種姦に雪崩れ込んでも

ミ:性感スポットに踏み込んで破壊しる!
リーダー:そうでつね

ミ:ガッツを見せろ。じじいのFぁry
リーダー:そうですね・・・ウッ
548名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 13:08:18 ID:RWoxtbDo
>>541
そんな懸念も「龍骨」が発売されれば解決です。
549名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 20:49:13 ID:OslaAdCZ
507の人は二号店の48の人と関係ないのか?
だとしたらボウイの話が2つも控えてることになるな。
550名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 21:50:41 ID:CkXhOmXR
投下されるんだったら何だってアリ。
551549:2005/04/08(金) 22:27:36 ID:b+5O6P94
上の文だと、期待してるようにも取れるし、嫌がってるようにも取れるな。
すみません。
もちろん、期待してますよ!
552二号店の48:2005/04/09(土) 09:06:50 ID:2/fwHY8v
>>549
まったくの別人。
てえか>>510が私だったりする。

一応、ボウイの話としては、換魂の杖かなんかでリュクティの肉体に入ってしまったレイハが
「私と同じモノで女にしてやる」
とか言って襲いかかるってネタを随分前に思いついたんですが、
完全に行き詰まってます。
553名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 13:01:15 ID:fGYQt9AJ
まあ、ボウイはムズいよな。ユリウスはあんなだし、他の相手も
なんだか問題があるw
一番やりやすい(やられやすい?)のはレイハになっちゃうよな…
554名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 00:12:18 ID:wjshBLJ1
リュクティとくっついたのも書きやすい要因だと思う。
555名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 00:24:50 ID:D8eu5yBN
>>554
あれ? >>553の一番やりやすい(やられやすい?)ってのは
ボウイの相手として、という意味じゃないのか?
556名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 00:54:21 ID:5FJUmDDK
0話ではヒースクリフ・セイバー「ヘイゲン」だったのがいつの間にかセイバー「へーゲン」になってた
557名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 00:57:03 ID:5FJUmDDK
つーかすごい名前だなヒースクリフ・セイバーへーゲンて
トア・ノヴァルティスみたいなどこぞの貴族風味だな
558名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:03:32 ID:WKJsgPBx
平家落人みたいなものだったりして
559名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:18:59 ID:5FJUmDDK
アンデッドは黄色いってさなえたんには突っ込むのにみやびたんには突っ込まない清松には怒りを覚えた
みやびたんもアンデッドを黄色って言ってたのに!
なにこの贔屓
560名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:27:14 ID:lG5fwBzk
>換魂の杖かなんかでリュクティの肉体に入ってしまったレイハが

…公衆便所の前のベンチでツナギのボタンをはずしながら「やら(ry」


…すいません。もうしません
561名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:36:30 ID:HH9XqQGp
>>559
それは個々で話す話題じゃないから。
そして、それ以前に突っ込むスペース自体が存在しないから>新リプ9巻
562名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 05:32:10 ID:aGVbiUFr
もうみやびのはチェックなんかしてないんだよ。信頼の現われって言うかそんな感じで。
563名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 10:05:03 ID:1xJAaHzk
>>562
清松とみやびがベッドの中でツッコミあう程度?
564名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 10:15:50 ID:HYJK0dm5
男×女 → 突っ込み、突っ込まれる
男×男 → 突っ込み合う
565名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 10:22:26 ID:HH9XqQGp
>>564
清松みゆきはぱっつんぱっつんの美女ですぞ。
だから、
女×女
566名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 11:07:41 ID:Ev7MsMfv
双頭バイブってヤツか。
567名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:06:53 ID:P41EpM9L
汝の為したいことを為すが良い。との啓示をうけたので為したいことを為します。

ケイン×アリシアン書き込ませてもらいます。
568名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:08:31 ID:P41EpM9L
 ぞろぞろと城の前にやってきて、巨大な門を仰ぎ見る五人の冒険者たち。
 門は大きく開け放たれている。
 これが吟遊詩人の語る英雄譚ならば、冒険者たちはこれから勇ましく城の中に突入し、魔王の手からとらわれの姫を奪回するのだろう。
 だが残念ながら現実は違った。
 魔物のおぞましい叫び声ではなく、物売りの陽気な声が聞こえる。
「えー、おせんにキャラメル、飲み物もありますよー」
「どうだい、旦那。ここまで来た記念に泡饅頭食っていきなよ!」
 日に焼けた親父が、屋台の中からあたりをうろつく観光客に威勢よく声をかけている。
「結局ただのお城じゃない」
 手にした杖を振り回しながらケッチャが言った。抱えられていた使い魔の猫ザザがぶんぶん振り回される。
 少女と呼ぶには少し歳をとりすぎていているが、十分に可愛らしいと思わせる雰囲気を持っている、ロングヘアの女魔法使いだ。
 その後ろに控えていた戦士が、城の付近に出ている屋台を示す。
「まあまあ。周りにいろいろお店が出てるからそっちで楽しめばいいよ」
 彼はザボ。優秀な戦士なのだが、頭の上にひらひら舞っているリボンのせいでどうにも頼りなげな印象を受ける。
 ザボがケッチャをなだめようとしているのを横目に、女の二人組みが城の中を覗き込もうとしている。
 一方はユズ、もう一方はアリシアンという。どちらもなかなかに美しい。
 ユズは吟遊詩人にして戦士。しかし、パーティの仲間からは、すでにユズが吟遊詩人であることは忘れられつつある。
 アリシアンのほうはハーフエルフの盗賊だ。森の賢者エルフの血を引いているとは思えない、水着といっても通用するような服を着ている。
これは出身地がガルガライスということを考えれば仕方ないかもしれない。
569名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:09:15 ID:P41EpM9L
 他の四人から少し離れたところで、早速名物の泡饅頭を手にしているのが、パーティの頼れる神官戦士ディーボ。彼はその小さくがっしりした体躯を見ればわかるように大地の妖精族ドワーフである。
 このまるでまとまりのない集団が城の前で騒いでいると、たくさんの荷物を抱えたエルフがよたよたと歩いてきた。
 こんな力仕事をエルフがしているのは珍しい。
「……や、やっとついたぁ」
 情けない声をだすと、ドサドサと荷物を放り出し、そのままへたり込んでしまった。
「ちょっとぉ。私の荷物もあるんだから乱暴に扱わないでよねっ」
 ケッチャがエルフをしかりつけた。
 怒られているエルフの名前はケイン。舌をだしてあえいでいる姿からはとても、森の守護者たるエルフ族の姿を想像することはできない。
「そ、そんなこといったって僕にこんな仕事は向いてないんだよ。うちのパーティの力仕事はユズだって決まってるじゃないか」
 ようやく人心地ついたのか、ケッチャに向かってケインが反論する。
 と、いきなり後ろから頭を小突かれた。
 ケインが振り返るとそこには腕を組んで仁王立ちしているユズがいた。
「力仕事担当は誰だって? だいたい最初にあんたが言い出したんでしょ。じゃんけんで負けたやつがみんなの荷物を持つことにしようって」
「そうだ、そうだ」
 アリシアンもやってきてケインいじめに参加する。
「く、くそー。ディーボなんとか言ってやってよ」
 ケインが饅頭をもぐもぐやっているドワーフに助けを求めると、ディーボはちらりとケインを見下ろし、なかなかうまい饅頭だな。と唸って、再び屋台に向かって行ってしまった。
 最後に残ったザボにすがるような視線を向けるケイン。
「こら、ケッチャの鏡が割れてたら弁償してもらうからな」
 彼はいつでもケッチャの味方だ。
570名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:11:03 ID:P41EpM9L
 そもそも、この六人がアノスにいるのはいつものようにケッチャの我侭だった。
 オランでバブリーズという実在の冒険者の活躍をもとにした劇を見た一行は、劇中に登場したバブリーズが冒険の報酬として手に入れたという城を見物したいというケッチャの気まぐれでわざわざアノスまでやってきたのである。
 しかし、とうのケッチャが真っ先に城に飽きてしまった。
「お城はつまんないし、街はなんだか堅苦しいし、こんなところもう嫌っ!」
 ケッチャが杖を振り回して叫んだ。
 一行はオランの街を一日見物し、宿に泊まってからキャッスルわらしべにやって来たのだが、さすがはファリスを国教とする国だけあって、緩みきったすちゃらか冒険者たちには窮屈だったのである。
「そんなこと言ってもケッチャが来たいって言ったんじゃないか」
 疲れているくせにへらず口を叩く元気は残っているらしい。ケインが座り込んだまま言った。
「そんなこと言ってもこんなところだなんて知らなかったんだからしょうがないでしょっ」
「あたしもどっちかって言うと、早くこの街から出て行きたいんだけど」
 アリシアンがケッチャの味方についた。
 別にケインをいじめたかったわけではない。
 彼女は全身で私はガルガライス出身です。とアピールしているような姿だから、風紀に厳しいアノスでは奇異の目で見られることが多かった。それが原因だろう。
「今日はどっちみちここに泊まるしかないだろうけど」
「しかたないわね」
 不満顔で不承不承納得するとケッチャは、ジジ行くわよ。と黒猫を抱えたまま屋台のほうへ走り出した。
 使い魔と違い、声もかけられなかったが、魔法使いの騎士を辞任するザボが健気に後を追いかけていった。
571名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:11:52 ID:P41EpM9L
「とりあえず今日はここで楽しむしかないか」
「そうね」
 アリシアンとユズもうなずきあうと城のほうへ向かっていく。
「ちょ、ちょっと荷物はどうすんのさ」
「あんたが番しとくに決まってるでしょ」
「そ、そんなぁ……」
 後には情けない声を出したエルフが一人残された。
 ぼんやりと荷物の横に座っていたケインだが、ものの十分もしないうちに退屈してしまった。
 荷物をほって自分も観光に行きたいが、それをしてしまうと仲間たちに怒られるのは目に見えている。
「どうしていつもいつも僕ばっかりこんな目に。だれのおかげでダークエルフやレッサーデーモンを倒せたと思ってるんだ。リーダーの僕がいないとなにもできないくせに」
 ぶつぶつと下を向いて文句を言っていると、すっと影が差した。
 顔をあげると目の前には目の細い小太りの男が立っていた。
 ローブを纏っているところを見るとどうやら神官らしい。ケインにはどの神のものかわからないが、胸元には紋章が揺れていた。
「勧誘ならいらないよ。エルフは宗教を信じないから」
 愛想ないケインの言葉にも神官はまったく応えた様子がない。
「嫌というほどわかってますよ。そうではないのです。今日はあなたにいいお話をお教えしようと思いまして」
 ケインが露骨に嫌そうな顔をする。
「なにもそんな顔をしなくても。じつはあなただけに素晴らしい品をお譲りしようという話なんです」
「そんなものいらないよ」
「まぁまぁそう言わずに話ぐらいは最後まで聞いてください。じつはその素晴らしい品というのが……」
 ぐっ、と男が間を取った。
 ついついケインも引き込まれて、身を乗り出してしまう。
「なんと惚れ薬なんです」
572名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:12:34 ID:P41EpM9L
 がくりとエルフの力が抜けた。
 そんなものたいていは偽物に決まっている。
「信じてないようですね。これが現物です」
 神官がもったいぶって懐から取り出したのは小さなガラス瓶。中で不思議な色の液体が揺れている。
 ケインの目が釘付けになった。
 実はケインはかつて本物の惚れ薬を見たことがある。
 それと目の前の品は入れ物こそ違うものの、中身はまったく同じものに見えた。
「これは秘密なんですが、じつはさる国の王家から入手したもので、その効果たるや! 人間の女がドワーフに惚れてしまうというほどという・・・」
 まだ話は続いているようだが、途中から神官の声など聞こえなくなってしまった。
 間違いないこれはあのときの惚れ薬だ! ケインは確信した。
 かつての冒険を思い出す。以前に惚れ薬を手に入れたときは、パーティーの女性陣の厳重な管理のせいでちょろまかすことができなかった。
 しかし、どういうわけか知らないが同じものが目の前にある。
 これは是非とも手に入れたい。
 別に使いたい相手がいるわけじゃないけど。
 頭になぜかアリシアンの顔が浮かんだが、すぐに振り払う。
「……聞いてますか?」
「え? ああ、うん。聞いてる聞いてる」
 われに返ると、ケインは身を乗り出した。
「いくらするの?」
 急に乗り気になったエルフにいぶかしげな顔をしたものの、神官は客が食いついたと思ったのだろう。もったいぶるそぶりを見せた。
「いくらかと言われれば、貴重な品ですから、当然値段のほうも少々張ります」
 そこで神官はケインを値踏みするように、上から下まで見回した。ぎりぎりまで絞りとるつもりらしい。
「ですが、今回だけということで……」
 たいしたもので、男が口にした値段はケインがぎりぎりだせる金額にぴたりとあっていた。
 うーん。と腕組みをしてうなっている客を見て、神官が値段を下げようか迷いだした頃。エルフが叫んだ。
「買った!」
573名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:14:51 ID:P41EpM9L
 さすがに悪いと思ったのか、ユズとアリシアンが一時間ほどして戻ってきた。
 手にした串焼きをケインに差し出す。
「はい、これ」
「ありがとうアリシアン」
 どこかうきうきとした様子で串焼きにかじりつくケインを見て、女性二人が顔を見合わせた。
 怒って文句を言われるものとばかり思っていたからだ。
「どうしたの、なにかいいことでもあったの?」
 怪訝な表情でユズがたずねる。
 しかし、ケインはなにもないと言うばかり。
 結局、わけのわからないまま、戻ってきたメンバーと宿に帰ることとなった。

 その夜、一行はだらだらと食後の会話を楽しんでいるうちに、酒が入り、そのまま酒盛りになだれ込んだ。
 しかし、ケインは珍しく今日はやめておくと言い、一人だけ部屋に帰ってしまった。
 部屋に戻ると、念のため鍵を閉め、ケインはベッドに腰掛ける。
 懐からゆっくりと小瓶を取り出す。もちろん例の惚れ薬である。
 それをにやにやとだらしない顔つきで眺める。
 エルフが人間に混じって暮らし始めてもうかなりの時が経った。
 隣人の影響は免れないものではあるが、ここまで人間らしくなってしまうと、かつて神秘の種族と呼ばれた面影などかけらもない。
 今すぐ使いたいというわけではないが、ケインは本物の惚れ薬を持っていると思うと頬が緩むのをとめられない。
 アリシアンはへらへらしているケインを見て眉を寄せた。
 あまりに普段と態度が違うので、昼間いじめすぎたかと心配になって様子を見に来たのである。
 盗賊らしく抜き足差し足で部屋の前までやってきたアリシアンは、鍵穴をのぞいて驚いた。
 すねているのかと思えばまるで正反対。上機嫌で笑っているのだ。
 なにかを眺めて喜んでいるようだが、小さな鍵穴のせいでよく見えない。
 なんとかしてそれをさぐろうと体を動かし、苦心するのだが上手くいかない。
「もうちょっとこっちに来てくれれば……」
 そのとき、ふとケインが手にしたものを掲げた。
 ガラス瓶に妙な色の液体が入っている。
「なんだろう……どこかで見たような」
574名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:16:11 ID:P41EpM9L
 記憶をさぐっていくと、一つの結論が出た。
 量はぜんぜん違うが、かつて手に入れた惚れ薬にそっくりである。
 ユズがディーボに求愛している光景がフラッシュバックする。
「あ……! あれ惚れ薬じゃないの!?」
「誰だっ!?」
 驚きのあまり声が出てしまったようだ。
 アリシアンは覚悟を決めると、すばやく鍵を開け、勢いよく部屋に飛び込んだ。
 ちゃちな宿屋の鍵などものの数ではない。
「アリシアン!?」
 うろたえながらも、ケインは手にしていた瓶をすばやく背後に隠した。
「ケイン! いま隠したものをだしなさい」
「な、なんのこと?」
 このごに及んでまだしらばくれるつもりらしい。
「その手に持ってるものよっ!」
 アリシアンがケインにとびかかった。
 素早さに勝るアリシアンを交わすことができず、二人はどたばたともみ合う。
 なんとか小瓶を取られまいとケインも必死に抵抗する。
「ちょっ、ちょっとアリシアン落ち着いて、うわっ」
「あんたこそ、その惚れ薬を素直に渡しなさい!」
 惚れ薬を取られまいとして、それを掲げたケインの手をアリシアンがはたいた。
「あっ!」
 ケインが小さく悲鳴をあげると、アリシアンも動きを止めた。
 ぴたりと静止した二人の見つめる中、小瓶は床に落ちていく。
 そして、ガラスの砕ける澄んだ音が聞こえ、あたりに中身が飛び散った。
575名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:17:00 ID:P41EpM9L
「あぁー」
 情けない声をだしてケインがへなへなと床に崩れ落ちた。
 哀れな仲間の姿にさすがのアリシアンもばつが悪いのか、すまなそうな顔をしている。
 しかし、口から出てくるのは憎まれ口だ。
「あ、あんたが変なもの持ってるから悪いんでしょ」
「高かったのにぃー」
 未練がましくケインが割れたガラス片を摘み上げる。
「どのみちこれでつまんないこともできなくなったんだから素直にあきらめなって。……ん?」
 慰めようとしたアリシアンは妙な匂いを感じた。
 ひくひくと鼻を動かし、部屋の様子を窺うと、やはり甘い匂いを感じる。
「ちょっとケイン? なんだかいい香りがしない?」
「ほんとだ」
 ケインが同意した次の瞬間。
 アリシアンはとんでもないことに気づいた。
「そういえば!」
 叫ぶハーフエルフの声でケインも胡散臭い売人の言葉を思い出す。
「確か惚れ薬って……」
「匂いをかいだ人に効果が……」
「「ある!!」」
 ぴったりと息のそろった二人が顔を見合わせる。
「ど、どうしようアリシアン」
「どうするったって」
「な、なんとかしないと」
576名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:17:38 ID:P41EpM9L
 おろおろと取り乱すケインを見てアリシアンはだんだん腹が立ってきた。
「なに? そんなに慌てて」
 いきなり不機嫌になったアリシアンをケインが見上げる。
「アリシアン?」
「そんなにあんたはあたしを好きになりたくないって言うんだ」
「へ、そんなことはないけど……」
「だったら別に慌てなくていいじゃないの」
「だけどアリシアンは」
「あたしは別に嫌じゃないわよ」
「えっと……」
「これ以上言わせる気?」
 もう惚れ薬が効いてきたのだろうか。
 そんなことが二人の頭をよぎったが、もうどうでも良くなっていた。
「アリシアン……」
 ケインがおそるおそるハーフエルフの頬に触れる。
 触れたところから広がるように、朱が走った。
 ゆっくりと目を閉じ、次の行為を持つアリシアン。
 ケインが足を踏み出し、アリシアンを抱きしめた。
 互いの体温を感じたまま、しばらくそうしていると、女が男の名を小さく呟いた。
「ケイン」
 わずかにあげられた顔と、かすかに開かれた唇がなにかを待っている。
 ケインはためらうことなくアリシアンの柔らかい唇をふさいだ。
「ん……んむぅ……」
 重なる二人の唇の隙間から甘い声が漏れる。
577名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:18:33 ID:P41EpM9L
 しかし、なかなか先に進もうとしないケインに焦れたのか、アリシアンのほうから舌を相手の口腔に侵入させた。
 突然の行為に驚いたケインは、自分の口を蹂躙する舌に逆らうこともできずに、されるままになっている。
「ん、はぁっ……こういうときは男がリードするもんでしょ」
「ご、ごめん」
 ケインは誤ると、今度はついばむだけでない、情熱的なキスをする。
 愛しい人に求められる喜びに、アリシアンはふくよかとはいえないものの、十分に柔らかな体を擦り付けて応えた。
 やがて、くちづけだけでは満足できなくなったのだろう。ケインがアリシアンの体をまさぐり始めた。
 胸のふくらみに指が触れると、アリシアンがびくりと震えた。
「あっ」
「いや……かな」
「この状況でそんな質問しないでよ」
 さすがに照れくさそうに、アリシアンが続きを促す。
 ケインの手がアリシアンのお尻にまわされる。
 そこは普段からほとんど外に丸出しの部分ではあるが、こうやって改めて愛撫の対象となると感じ方も変わってくるのだろう。
 むにむにと指が動くたびに甘い吐息が、ケインの耳元で欲望をあおる。
「んっ、もっときつく」
 なにかをこらえるようにしているアリシアンの唇から、小さな声が滑り出た。
 それに応えるべく、ケインの指に力が加えられる。
578名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:21:42 ID:P41EpM9L
 アリシアンの口腔を犯していたケインの舌が、名残を惜しむように唇を舐めると、そのまま首筋に魔の手を伸ばし始めた。
 ぴくりと体を震わせたものの、アリシアンはそれを止めることなく、あたえられるぬくもりを享受した。
 以外にも巧みに動く舌先に驚きながら、アリシアンはこの頼りないエルフがパーティで最年長であることを思いだす。
 知り合う前のことにはそれほど興味のなかったアリシアンであるが、女関係だけは聞き出しておくべきかもしれない。
 頭の片隅にそうメモしておくと、アリシアンはケインの金髪をくしゃくしゃにするようにしながら、ぴんと尖ったケインの耳に指をからませる。
 興奮して暑いぐらいなはずなのに、なぜか一瞬背筋がゾクリとしたのを、緊張からくるものだとして、無視したケインはアリシアンの服を脱がせにかかった。
 もともと布地の少ないガルガライス風のものだから、簡単に脱がすことができるのだが、脱がす楽しみってものも味わいたいよな。などと贅沢なことを考えながら、ケインはハーフエルフの上半身のすべてを瞳にうつした。
 エルフほど華奢でなければ、人間ほどふくよかなわけでもなかったが、ハーフエルフの肉体はそれでも十分に美しかった。
 さすがのアリシアンも遠慮のない視線に体の火照りがさらに強まる。
 掌に収まりそうな小ぶりの胸にケインが手を伸ばした。
 柔らかく、それでいて張りのあるふくらみの感触に、ケインの息が荒くなる。
 最初は感触を楽しむように動いていた指が、しだいに淫らさを増し、胸の頂上にまで届く。
 薄く桜色に染まっているそこを、摘み上げるようにして弄ぶ。
「ひぁっ。……くぅ、んっ」
 そのたびにアリシアンの口からは押し殺した嬌声が漏れた。
 柔らかな二つの丘が、いびつにその稜線を変化させられ続けたおかげで、アリシアンの体はしっとりと汗ばんでいた。
579名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:22:41 ID:P41EpM9L
「アリシアン。下も脱がせるよ」
 頼りないはずのケインに体重のほとんどを預け、すがりつくようにしていたアリシアンだが、その言葉に、わずかに残った理性を総動員して呟いた。
「……ベッドに……」
「うん」
 ケインはアリシアンを半ば押し倒すようにして、ベッドに寝かせると、そのままアリシアンの胸を攻め立てた。
 はるか昔の赤ん坊の頃を思い出しているのか、アリシアンの胸をちゅうちゅうと音をたてて吸う。
 わざと音をたてているケインを叱りつけようかとも思ったが、舌先で尖りきっている乳首を転がされたせいで、そんな気力は萎えてしまった。
「あっ、そこはっ……。ん、はぁ……っ」
 アリシアンの痴態をにんまりとした笑顔で眺めたケインは、胸を揉みしだいていた両手をするするとおろし、アリシアンの体を覆う最後の布地に手をかけた。
「うわぁぁぁぁ!」
 突如、室内に二人以外の声が入り込んできた。それも複数。
「おっ、押さないでよっ」
「ディーボがっ」
「うわっ、ユズっ!危ないっ」
「わしじゃない! ザザがっ」
 それぞれにわめきながら、部屋の入り口で折り重なるようにして倒れこんでいる。
 四人。当然、ケッチャ、ザボ、ユズ、ディーボである。
 哀れにもちぎれとんだ蝶番のついた板切れが、彼女たちの下敷きになっていた。
 おそらく、中の様子を扉の隙間から窺っていたのだろう。そして、四人の体重に耐え切れなくなった扉はその責務を放棄したのだ。
580名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:29:38 ID:P41EpM9L
「にゃあ」
 ザザが廊下で一声鳴いた。
 それをきっかけにして、呆然とドアのほうを見ていたケインとアリシアンが我に返った。
「わわっ」
「なにしてんのよっ!」
 ベッドのシーツで体を隠しながらアリシアンが怒鳴る。
「ち、違うのよ。ねぇザボ」
「そんなきゅうに僕に振られても」
「悪気があったわけじゃないのよアリシアン」
「わしらも親切心からじゃな」
 それぞれに責任を押し付けあう四人の言い訳を総合すると以下のようになった。
 最初にケインの様子を見に行ったアリシアンの帰りが遅いのを心配してユズが、その帰りが遅いのを心配してディーボが、その帰りが遅いのを心配して……。ということが重なって、四人は部屋の前に鈴なりになったらしい。
 言うまでもないが、帰ってこなかった者は部屋を覗いていたのだ。
「だからって覗いていいわけないでしょっ!」
 アリシアンの怒号が四人の脳天を貫いた。
 その横にいるケインは情けない顔で天を仰ぎ、昼間の神官を呪った。
 そうしてから、仲間たちに絶好の暇つぶしの種を与えてしまったことを呪い、それでも後悔どころか、なぜか笑っている自分に気づいて、小さくなっている仲間たちを叱りつけているアリシアンの背中を眺めた。
 胸の奥に幸せを感じながら。

 ふんふんと部屋に漂う甘ったるい香りに鼻をひくつかせながら少女は尋ねた。
「グイズノーなにやってるの? 香水に色なんかつけて」
 小太りの神官はにやりと人の悪い笑みをうかべる。
「これが迷える冒険者を救い、私の懐を潤してくれるありがたいお薬になるのです」
「ただの香水でしょ?」
「グレートソードをぶん回すような少女には男女の機微などはわからないのですよ」
「別にわかりたくないもん」
 そう言ったそっぽを向いてしまった少女を小馬鹿にしながら、グイズノーと呼ばれた神官は作業を続けた。
 安物の香水に染料を混ぜる作業を。
581名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:31:55 ID:P41EpM9L
おわりです。
大量投稿ご容赦を願います。

為したいことを為した結果、最後までいかなかったのですが、
スチャラカ冒険者にはそれがふさわしいかなと思ったもので。
582名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 03:03:58 ID:nqReyTX3
アノスまで来るのはどうかと思ったけれど
それでも書き手のスチャラカへの愛を感じて
読んでて嬉しかったよ。GJ!
583名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 05:20:13 ID:cV394pKN
またグイズノーか! こいつ本当にラーダの神官かよw
それはともかくGJ!GJ!!
良いものを読ませていただいた。
584名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 08:02:45 ID:5pUbVBNe
オランからストローウィック城まで一日とはえらい健脚ですなw
585バルディア:2005/04/11(月) 08:20:14 ID:RcxGKYvx
とうとうスチャラカ冒険隊が来た!
ケインのキャラが違和感なくて実にGJ!
しかし新人職人さんなんでしょうか?そうとは思えない手馴れた文章でした。
もし良ければ作品名を決めてHPに預からせてください。
586名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 08:23:52 ID:ntU2senq
GJ!短編集辺りからケイン×アリシアンはいいと思ってたけど、
それを加速させるようないいお話を読ませてもらったよ!
587名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 11:37:32 ID:i4Gfo5Tc
グイズノー……
それガードトレーディングで反応するぞ、絶対w
588名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 13:24:06 ID:RHvvwip+
うはwwwwwラーダの神官wwww
激ワロスwwwwww
589名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 13:55:02 ID:CSPtwWJv
GJ!!
ただ、なんか黒猫がザザだったりジジだったりしてない?
590名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 15:31:01 ID:4JzgpK95
密かにエキュー×イリーナを待ち望んでいるのですが、職人さんまだですか?
591名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 16:00:54 ID:64Uvb4gU
クレクレする前に自分で書いてみろよ。
それを見て他の奴も書きたくなるかもよ?
592名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 19:41:47 ID:gN0GUTiK
スチャラカは珍しいし、楽しませてもらったよGJ!
ただ、オランとキャスールわらしべとかの位置関係にちと違和感が。
キャスール(ryはファーズ近くだったはず。それとオランとファーズはかなり遠い。
本編と全く関係ないところだけど、一応指摘させてもらいました。
593名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 21:32:18 ID:epDGWDHZ
まぁ、アノスとオラン間違えたってことだ。きっと。
594名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 00:09:16 ID:4xo3cIIi
わーいスチャラカだぁ。
ありがたやーありがたやー。

というか違和感なくてGJ!!
楽しませて頂きましたよー。
595名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 04:08:11 ID:M/DcYFXT
GJ!
オチまでスチャラカっぽくて良かったです
ケインの過去が気になる…そういや桁外れの最年長なんだよな
596名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 12:03:50 ID:BdmY7rRU
本番までいかなかったところが逆にスチャラカらしいと感じてしまった。
グイズノーと絡ませたのも面白かったが、流石にアノスまでは
スチャラカも来ないと思う。まぁ許容範囲だが。

バルディア氏。もし預かったら猫の名前は「ザザ」で統一修正したほうがいいよ。
597340:2005/04/12(火) 18:12:19 ID:mTFlKba7
>>590
……えーと、もしかして自分のSS待っててくれたってことでしょうか?
だとしたら正直スマンかった!書きあがっていつ投下しようかと
スレの雰囲気読んでるうちにSS入れてたFD無くしちまうという
大失態を演じました。…ヘッポコだ。
とりあえず部屋ひっくり返してなんとか見つけ出しましたんで今夜あたり。

…無くしたままの方が恥かかずに済んだかも知れないという可能性は考えないでおこう。
598名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 20:03:00 ID:jeIdIb5+
新職人さん待ってました!

スチャラカネタの方は書き込みないけど、HP掲載は不可なのかな?もったいない。
599340:2005/04/12(火) 21:57:04 ID:mTFlKba7
それでは投下します。カプはエキュー×イリーナ。

>>341-344諸兄、お礼が遅くなりましたが、ぶっちゃけあなた方のお陰で
書けたようなものです。ありがとう。
600340:2005/04/12(火) 21:58:23 ID:mTFlKba7
「エキュー、エキュー」
 いつも通り、みんなが食堂に集っている時間。エキューはその輪に加わるべく(正確には
仕事で食堂に詰めているマウナの元へ参上するべく)新規『蒼い小鳩』亭の客室から
食堂への廊下をてくてく歩いていた。
 一階の階段まで降りてきたとき、彼は自分を呼ぶ声に気づいた。見ると階段の脇、すぐ
近くに、隠れるようにしてイリーナがいた。向き直ると、自分から呼んだくせになぜかこちらに
対してちょっとおびえたような仕草を一瞬だけ見せる。エキューはぶら下げていた槍(刃の
部分は布で巻いて保護してある)を肩にひっかけて言った。
「どうしたの。そんなところでこそこそして。イリーナらしくもない」
「いいから。ちょっと」
 一生懸命手招きをして、彼女はやっとこちらに聞こえるか聞こえないかくらいの声でささやいた。
その表情は必死だ。近づいていくと、彼女は細い眉を八の字にしながらもおずおずと口を開いた。
「あのね、エキューに相談があるの」
 エキューは、なぜ僕?とは思ったが口には出さないことにした。とりあえず耳を傾ける。
「その、わたしと……」
 イリーナはもじもじしながら、一向に話を切り出そうとしない。エキューは痺れを切らせて
自分から尋ねた。
「相談って何?」
「……えーと」
 イリーナは意を決したように顔を上げて、言った。
「わたしと、子供つくってくれない?」
「はあ?」
 エキューは目を点にした。
「イリーナ、頭大丈夫?」
「そ、そういうことを言う!?」
 耳まで真っ赤になって、イリーナは憤慨した。ああ、子供作ろうなんて台詞を言うのなら、
その耳がとがってからにして欲しいなあ、と思う。
「冗談言わないでよ」
「冗談でこんなこと言えないよう」
 普段の調子であしらうと、今度は泣きそうになってうめく。やはり、顔は真っ赤だ。
「……」
601340:2005/04/12(火) 22:00:27 ID:mTFlKba7
 槍を下ろし、両腕を組んで体重を左足から右足に乗せ換えると、エキューは溜息をついた。
「わかった。じゃあ、話だけでも聞こうか」



 真昼間なので二回の客室には誰もいなかった。ある部屋(といっても、エキューが覚えている
限りではそこはただの客室だったが)の前で、彼女は話を切り出した。
「こないだチビーナを見つけたときに、エキュー、パパだって言って迎えに行ったじゃない」
「うん。成り行きで」
 ここで多少の間があいた。イリーナはじっと恨めしげにエキューを見ると、
「……なんでパパだなんていっちゃったの」
「……はやく先を話してよ」
 ただならぬものを感じつつも、とりあえず先を促す。イリーナは黙ってそのドアを開けた。小さな
影が飛び出してくる。
「わーい。ままー」
 チビーナだった。てとてとと母親に歩み寄りぺたりとくっつくと、そのまま離れなくなる。
エキューに気づくと、ぱあっと彼女の表情に花が咲いた。
「エキューぱぱ!」
「ぱ……」
 爆弾発言に絶句しているほんの少しの間に、彼女はエキューにもぺたっとくっついた。
「ぱぱ、お願いがあるのでつ」
「な、なに!?っていうかぱぱって」
 しどろもどろで聞き返すと、チビーナはぎゅっと両手をこぶしにして言った。
「ぱぱはぱぱでつ!イリーナままがそう言ったのだから間違いないでつ!エキューぱぱはチビーナの
ぱぱなのでつ!ホントのぱぱではないかもしれませんがぱぱなのでつ」
 つまりは、その際の苦し紛れの演技をそのまま事実だと受け取ってしまったらしい。
「チビーナは兄弟が欲しいのでつ!一応もう姉妹でつが、もっと欲しいのでつ」
「……」
「ニンゲンはぱぱとままで子供をつくると聞きまつた!だからぱぱとままに子供をつくって欲しいのでつ」
602340:2005/04/12(火) 22:01:49 ID:mTFlKba7
 真剣な瞳でこちらを見るチビーナに、エキューはしばし沈黙した。イリーナを見やって、
「……イリーナ、こんなお願いにまともにとりあってたの?」
「こんなって何ですか!かわいいチビーナのためです、わたしは恥をしのんで」 
「兄弟が増えればいいんでしょ?だったら、もう一度血をあげればいいじゃない」
「あ」
 イリーナが声をあげる。
「そうか……そうですよね」
 納得すると共に力が抜けたのか、イリーナはその場にへたり込む。がっくりと両手を床につき、
「自身の知力の低さのせいで危うく純潔を失うところでした。っていうか、ふつーに恥かいた」
 ほーっと安堵の息をつくと、彼女は意気込んで言った。
「じゃあもう一度アルラウネの里に行って……」
「それじゃだめでつ!チビーナはニンゲンの兄弟が欲しいのでつ」
「えっ」
 顔を引きつらせる二人を余所に、チビーナは力をこめて断言した。
「チビーナたちはそれぞれ違う体はあってもまま一人の血から生まれたために全員が同じ力、
同じ頭脳、同じ思考でつ。個体はあっても個性はないのでつ!それではただのコピーでつ。
そんなんで兄弟と言えるのでつか?ニンゲンの概念としてはそれは『兄弟』ではない筈でつ」
「うわ、なんか急に難しいこと言い出すし!?ていうかコレ本当にイリーナの血から生まれた
アルラウネ!?」
「時々人間の街に出てたせいか、時々よくわかんないこと言い出すんですよう」
 エキューが頭を抱えるとイリーナも泣きそうになりながら答える。彼女がチビーナの台詞を
きちんと理解できているかどうかは非常にあやしいところだ。
「ほんとーの意味での『兄弟』が欲しいとチビーナは思うのでつ。以上でつ」
 そう締めくくると、チビーナはぱっちりと目を見開いて2人を見た。その瞳は澄んでいて、
一点の曇りもない。その瞳がエキューの視線とぶつかった。
「……」
 エキューは沈黙した。そして、
「はっ」
 冷笑した。
 断言しよう。イリーナは自分の好みとは正反対だ。なぜなら、エルフは知力が高く、
非力だからである。
603340:2005/04/12(火) 22:03:01 ID:mTFlKba7
「なんで僕がイリーナと」
「今の『間』はわたしが筋肉馬鹿で頭悪いって言ってるように根拠はないけど思えました!」
 イリーナが髪を逆立てる。エキューはこれみよがしに頭を振り、
「そして耳もとがってない。完璧だね。逆の意味で」
「何がですか!?」
 きーっと怒るイリーナに、エキューは人差し指をつきつけた。
「僕の好み以前に、イリーナの問題。イリーナは相手が僕で本当にいいの?」
「うっ」
 思わず口篭もるイリーナ。エキューは畳み掛けた。
「なあなあでセックスすると後がキツいよ?僕みたいのはともかく、君みたいな子はさ」
「ちょっと、エキュー!」
 イリーナがチビーナの肩に手をかけて叫ぶ。小さな子供の前で直接的な表現をした事への
抗議だろうが、エキューは頓着しなかった。続ける。
「それも、子供が欲しいんだろ?好きでもない相手の子供なんて、生半可な覚悟じゃ
痛い目見るだけだよ」
 自分はいい。傭兵だったから、その手の経験は実を言うとけっこうある。傭兵は常に
死と隣り合わせの職業だったから、傭兵同士で関係を持つことはままあった。自慢じゃ
ないが、エキューは自分がまあまあ美少年の範疇に入っていると自負している。事実、
年下好みのお姉さんたちにはとても受けがよかった。
 何より、自分は男、イリーナは女なのだ。受けるリスクはどうしたって後者のほうが大きい。
面倒なことはごめんだというのも本音ではあるが。
 イリーナは一言も言い返せないのだろう、うつむいてそれきり顔を上げなくなった。が、
かろうじて、「でも、わたしはチビーナに兄弟を増やしてあげたいんです。できればチビーナが
喜ぶように」とささやくように言った。チビーナはよくわかっていないのか、「うん?」といった
表情で母親を見上げている。
「……」
 これは筋金入りの頑固者だ。エキューは肩をすくめた。
「じゃあこうしよう。ホントにその覚悟があるんなら、今晩僕の部屋に来るといい。そこまで
するなら責任もって相手してあげる。もちろん来る、来ないはイリーナの自由。そんなところでいい?」
「……わかりました」
604340:2005/04/12(火) 22:04:28 ID:mTFlKba7
 眉根を寄せて複雑な表情を見せるイリーナに、エキューはちょっとだけため息をついて
「まいったなあ」と口の中だけでつぶやいた。



 宵から降り始めた雨は夜半を過ぎてますますひどくなり、耳障りな音を立てて屋根を
たたいていた。頬杖をつき、窓の外を眺める。厚い雨雲が空を覆い隠していて屋外は
まったくの闇だ。見ていても何の面白みもないが、考え事をしていたのでかまわなかった。
「ちょっと悪いことしたかな」
 柄にもなく、エキューはそんなことを思った。悪いことというのは、結果としてイリーナに
恥をかかせてしまったことだ。自分の基準でものを話しすぎてしまったかもしれない。
 どうも最近、自分の性格がパーティーの空気にそぐわないような気がする。いや、
それは最初からわかっていたのだが、これまでは特に気にせずにやってきた。ただ
最近はそれを実感する機会が多くなっている。
(馴染んでないんだよねぇ)
 と、そこまで思ったところで、彼はふと我に返った。
「……」
 思わず苦笑する。
(何考えてんだろ、僕)
 パーティーに馴染めないところで何の問題も無い。そんなものは戦って生きる上で
何の問題にもならない。
 エキューは窓辺で思いきり伸びをした。
「もう寝よっと」
 もともと来るとは思っていない。この時間まで起きていたのは、一言で言えば義理だ。
無茶を言って困らせたのだから、相手が何も知らなくてもせめてこのくらいまでは待っていて
やらねばならない。でも、もうそろそろいいだろう。窓辺の椅子から腰をあげ、ベッドに向かう。
 そのとき、ドアをノックする音があった。
「――」
 視線がドアへと向かう。予想外のことに一瞬体の動きを止めて、エキューは立ち尽くした。
こちらの反応がなかったためか、もう一度控えめなノックの音が響く。
605340:2005/04/12(火) 22:06:00 ID:mTFlKba7
「エキュー?」
 聞こえてきた声は予想通りのものだった。
「……イリーナ」
 咄嗟には判断に迷ったものの、エキューはすぐにドアを開けた。
 そこには廊下の暗がりにひっそりと佇むイリーナがいた。ドアに自分が通れるだけの隙間が
できたと知るや否やするりと入り込んでくる。ここまで来るのにかなりの神経を使ったのだろう。
彼女は明らかに肩の荷を下ろしたような表情を見せた。
 なんとも野暮ったい寝間着姿に、なぜか枕を両手で抱きかかえている。その枕を握り締め、
イリーナは緊張した笑みを浮かべてこちらを見た。
「来ちゃい、ました……」
「……」
 エキューは呆れた顔を隠せないままイリーナを見返した。
「……今日、ここに泊まってたっけ?」
「はい、チビーナだけ家に帰して、わたしはここに」
 イリーナはそう答えてこちらをじっと見ていたが、しばらくして唐突に頬を膨らませる。
「あ!その顔は馬鹿にしてますね!?馬鹿にしてますね!?」
「うん」
「ああっ、ひどっ!」
 エキューがうなずくと、イリーナはショックを受けた表情でおおげさによろめいた。
エキューはかぶりを振ってため息をついた。
「足」
「はい?」
 素直に足元へ視線をやるイリーナ。
「裸足じゃ寒いでしょ」
 彼女は廊下を移動する際の足音に気を使ったのか、何も履かずにここまで来たようだった。指先は
熱を失いかけて発熱し、赤く染まっている。エキューの台詞に彼女はなぜか慌てて言い訳する。
「ちゃ、ちゃんと湯浴みしてきました。寒くありませんっ」
 そう言った数瞬後、墓穴を掘るような台詞を口にした事に気づき、イリーナは顔を真っ赤にして
押し黙った。やがておずおずとこちらの顔を覗き込んでくる。
606340:2005/04/12(火) 22:07:19 ID:mTFlKba7
「……エキュー?」
「イリーナ」
 エキューはゆっくりとイリーナに近づき、その目を見つめ返した。確認する。 
「本当にいいの?」 
「うん」
 意外なことに、彼女はあっさりとうなずいた。相変わらず頬は染めたままだが、開いた
両手の指先を合わせて口元へ持っていったりなどしてみせる。少し俯き加減に目を伏せると、
「別に、チビーナのことだけじゃなくて……これでも結構考えたんだから、頭悪いなりに」
 彼女はそう言って照れるようにえへへ、と笑った。その笑みを間近で見たエキューは
自分でもわからないうちに彼女へと手を伸ばしていた。
 右手がイリーナの頬に触れ髪へと滑る。思ったより柔らかい茶色の髪を指で梳いて、
エキューは目を細めてつぶやいた。
「ホント、馬鹿だよねぇ」
 イリーナは何か言い返そうと口を開いたが、声は出なかった。エキューが自分の唇で
その口を塞いでしまっていたからだ。



「――」
 イリーナが目を見開いて驚きを露わにする。反射的にか逃げようとする彼女の頭を、
エキューは触れていた右手で押さえ込んだ。身を乗り出すようにしてキスを続ける。
イリーナはどうしようもなくなったといった様子でそれを受けた。
「……っ、んん」
 そうしたままの状態が息ができないほど長くなると、どれだけキスの下手な少女でも
鼻で息をするしかなくなる。自然に開いた唇を割って、歯と歯の間にエキューの舌が入り込んだ。
逃げるようにして引っ込む舌を絡め取ると彼女の体はびくんと震えた。エキューが満足するまで
イリーナの口の中を蹂躙した頃には、イリーナは逃げることすらできないほど脱力していた。
「ん……はあっ」
 唇をはなすとイリーナがすとんと尻餅をついた。その手から力が抜けて、枕が床に落ちる。
607340:2005/04/12(火) 22:08:23 ID:mTFlKba7
「……いきなりなんて……デリカシーがありませんっ」 
 力のない声でつぶやく。すっかり腰が抜けてしまっている彼女を、エキューは横抱きにして
ベッドまで運んでいった。普段ならばありえない扱いにイリーナも思わず雑言を黙する。
「……エキューって」
「何?」
「実は経験豊富、だったりします?意外に」
「女の人の扱い方はまあ、それなりだと思うよ」
「……うー。なんだかわたしばっかりいい様に扱われてる気がする」
 不公平だ、とでも言いたげな表情に思わず笑ってしまう。ベッドに腰を下ろさせると、
エキューはその前に跪いて彼女の足を取った。目を丸くするイリーナに笑いかける。
「僕の手もそんなに暖かいわけじゃないけど」
 そう言うと、その足を両手で包み込むようにして暖めてやる。イリーナは丸くした目を
ぱちぱちと瞬かせ、頬を赤らめながらもおとなしくその行為を受けた。
 好みじゃないけど、こういう時は結構、かわいいと思う。ちょっとしたいたずら心を起こし、
エキューは足の甲に手を置いた。触れるか触れないかのところでなでてやると、イリーナの
唇からわずかに声が漏れた。差し出された足が硬直する。脚の指の間に四本の指を
一本ずつ滑りこませると、声はすぐに喘ぎに変わった。  
「やっ……そんなに触らないでっ」
 始めて十秒もしないうちに耐え兼ねたように身じろぎする。エキューは足の裏に手を
這わせながら尋ねた。
「感じてるの?」
「っ、そんなこと……だって、足なんかで」
 そう言っている間にもイリーナの息は荒くなっていく。唇を近づけ舌を使おうとすると、
さすがに彼女は拒否権を発動した。
「ちょっ、だめ、だめっ」
 手の中から足を引き抜かれ、引っ込められてしまう。ぜーぜーと息をつきながらこちらを睨む
イリーナに、エキューはひょいと立ち上がると、無造作に覆い被さった。顔の横に手を置いて
にやりと笑う。
「いいって言ったの君だよ?」
608340:2005/04/12(火) 22:09:25 ID:mTFlKba7
「……意地悪だよ、エキュー」
「僕はイリーナと違って、必要なら搦め手も使うからね」
 首筋に吸い付くと甘い声が上がった。イリーナの左手の指に自分の右手の指を絡めて
組み合わせ逃げられないようにベッドに磔にすると、エキューはもう片方の手で器用に
服を脱がせ始めた。襟紐がするりとほどける感触にイリーナが首をすくめる。首にキスを
続けられなくなって、エキューは戦法を変えた。手のひらが鎖骨を撫で、はだけた襟の下に
入り込んで胸に至る。羞恥心からか、イリーナの残った手がその手を止めようとするような
動きを見せたが、彼女の手は結局そうせず、用をなさなくなった襟元をぎゅっと握るだけに
留まった。服がずれて控えめな乳房が覗く。
「んん、はあっ……エキュー」
 イリーナが上下した顔でつぶやく。エキューは「ん?」と首をかしげる。彼女はふと睫をふせた。
髪と同じ色の瞳にわずかに影が落ちる。
「わたし、エルフみたいに優雅じゃないし、耳もとがってないんですけど、それでもいいの?」
「今更。……怖気づいたの?」
「違うの、純粋に疑問に思っただけなんだけど……んっ」
「僕のこと、気になる?」
 エキューは答えずに愛撫を続けながら逆に質問を投げかけた。イリーナは素直な表情で
こくりとうなずいた。イリーナは皮肉屋の自分から見ても嫌味なく「いい子」だ。
 少し羨ましいと思う。
「……何て言うかね。そういうところ見せられると」
「え?」
 ぱちりと大きな目を見開いて彼女はその顔に疑問符を浮かべた。
「意地悪したくなるんだよね」
「は?……っあ!?」
 組んでいた手を突然外し、ショーツを割って下半身へ入る。突然もぐり込んで来た手にイリーナは
大きく反応した。
「やあ、待ってっ」
 悲鳴を上げて今度こそ阻止しようとするが間に合わなかった。恥毛を探られる感触にその
身体が大きく震える。股間を探り、エキューの指先が陰唇に触れると、イリーナは「ひっ」と
声をあげて硬直した。
609340:2005/04/12(火) 22:10:45 ID:mTFlKba7
 花弁の中心は既にじんわりと湿り、男根を受け入れる準備を始めている。しかしこのくらいでは
まだまだ足りない。さらに指を進ませようとした時、イリーナが両手でエキューの手を押しとどめた。
「……エキューっ。お願い、待ってっ……」
 泣きそうな表情で訴える。どうして、というこちらの表情を読んだのか、彼女は消えそうな声で
なくように言った。
「だって、こんなの……恥ずかしいよぉっ……」
 これまでに無いほど赤面した顔で小さくかぶりを振る。しかしエキューはやめなかった。理由は簡単だ。
処女の『待った』にいちいちつきあっていたら最後までいく前に夜が明けてしまう。
「大丈夫。すぐに良くなる」
 短く答えると再開する。指はすぐに淫靡な花の中心と、その上にある蕾を探り当てた。
細心の注意を払って摘む。イリーナの身体から目に見えて力が抜けた。
「っ、ひぃん」
 恐怖と、それでいて悦ぶような響きも含む声を発する。イリーナの普段は強靭な腕と手のひらは、
今はエキューの手を押し戻すことはかなわなかった。右手も、一時はあっさり持ち上げられて
しまうんじゃないかとひやひやしたが、杞憂に終わりそうだった.。
 その原因はエキューにもわかる。どうしようもなく感じているからなのだろう。彼女はそんな声を
出したことをひどく恥かしく思ったのか、それ以降は唇を噛みしめて耐え忍んだ。しかし身体に
あまり力を入れられない仰向けの状態ではその努力はむなしく、余計に感じることになってしまった
ようだった。クリトリスを弄りながら陰部に指を当てると、そこからはあっという間に愛液が溢れ出す。
それはイリーナの意思とは逆に割れ目を伝って流れ落ち、見えないが、ショーツに染みを作り始めて
いるだろう。
「くっ、ふぅん!はぁ、ひぁ……っ、あぁ」
 もはやエキューを止めることは諦めたのか、イリーナはエキューの手に添えていた手をシーツに
移動させ、ひたすら愛撫を受けつづけた。表情は紅潮し弛緩しきって、今では歯を食いしばる事も
出来ていない。ゆるんだ唇からぽろぽろと声が零れている。
 充分濡れたのを見計らって、エキューは当てた指をゆっくりと中心へ沈み込ませた。
イリーナの身体が大きく震えてそれを受け入れる。
「ん、んっ……」
610340:2005/04/12(火) 22:12:02 ID:mTFlKba7
 明らかに感じている様子で溜息をつくように声を発する。自慰もろくにした事が無い場合
処女は指を入れただけでも痛みを感じることがあるそうだが、その心配はなさそうだ。指を
動かし始めると柔らかいくせに狭い洞の中が指に吸い付き、ややもするとすぐにでも自身を
入れてしまいたい衝動に駆られる。改めて自分のそれを意識してみるとすでに固くそそり
立っている。目を細めて目の前の獲物を見る。しかしその思いとは別に、エキューは今
入れている指で彼女の中をかき回すことも忘れていなかった。
「く、ぅ、ぅうんっ!駄目えぇっ!」
 二箇所を同時に責められて、イリーナは顔を歪めて大きく身悶えた。絶頂が近いことを
自分でも察したのか、目をぎゅっとつぶって赤ん坊のように手足を縮める。かと思うと身体を
緩ませ、鼻にかかった喘ぎを発し始めた。力が入り、また緩む。それを繰り返していくうちに、
彼女は声と共にその身体もひきつらせていった。
 大きく背を反らす。びくびくと痙攣しながら、イリーナは声を上げて昇り詰めていった。
「はぁん、あん、あん、あっ──!」
 背中が何度も波打ち、彼女が達したことを知らせる。それでもしばらくの間、イリーナは
我を取り戻せないままひくひくと震えていた。
 やがて痙攣がおさまると、イリーナは真っ赤になった顔を背けてこちらを見ようとしなくなった。
「……ひどいよ、エキュー……」
 目尻に涙をにじませて言う。本気で腹は立てていないが、さりとて気分を害していない
わけではない。それをわかった上で、エキューは意地悪く笑って見せた。下着から手を引きぬく。
「まだまだいけるよね?イリーナ、体力あるから」
「ばかー!」
「けなされついでにもうひとつ」
 その頬に手を当て、低く呟く。それから少し離れると、
「もう、我慢できないんだよね」
「────」
 ほんの一瞬、イリーナの動きが止まった。構わずエキューは上着を脱いだ。素肌に簡単な
作りのシャツ一枚だけだったのですぐに脱ぎ終わる。次いでズボンにも手をかけると一気に
脚から引きぬいた。
「女の子が先に脱ぐのは恥かしいでしょ?」
「……それは、そう、だけど」
611名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:18:37 ID:AP8puakd
連投支援
612340:2005/04/12(火) 22:26:32 ID:mTFlKba7
 怒張し上を向いているそれを見たイリーナの表情は火を吹きそうなほど赤くなり、目を
回しそうにも見える。こんなんで最後までいって本当に大丈夫なんだろうかと今さらながらに
不安になりながら、とりあえず近づいて腰を落とし、視線の高さを合わせてやる。彼女はそこで
やっと目ぐるぐる状態から抜け出したようで、
「自分で脱ぐ?それとも、脱がせてあげようか」
「……うー……脱がせて」
 何やら唸ると、意を決したように言う。筋肉質の割に細い腕をエキューの首に絡めて抱きついた。
エキューからは見えないが恐らく目をつぶって、頭の中ではファリス神への祈りでもささげているに
違いない。イリーナの腰に手をかけ、彼女のズボンもずり下げる。
 ひんやりとした手で脇に触れられ、彼女の身体はぴくんと震えた。そんな何気ない反応にも、
エキューは彼女に対して普段は全く感じなかった『女』を感じた。軽く瞑目する。女は化ける。
「いくよ」 
 答えは無いが、かわりに首に絡められた腕が一段強さを増した。
 背中に回した手を下にずらし、尻をわずかに持ち上げて場所を定める。淫裂に剣先を当てると
イリーナの身体が極度に緊張したのが手に取るようにわかった。背中をなでてやりながら徐々に
挿入していく。
「……くっ、んっ」
「あっ……んううっ……!!」
 思わず口の端から息が漏れる。イリーナの中で容赦無く締めつけられ、エキューは快感と
その中に潜む寒気の両方を必死に受け入れながらイリーナを誘導しつづけた。
 中途で、ひときわ強く押し広げる感触がした。その一瞬後それが処女膜だと気付く。
彼女が処女であることは予想がついていたが、白状するとこれまで処女としたことが
なかったため、咄嗟にはわからなかったのだ。
「!」
 背筋が凍ったように硬直するイリーナの全身。それを何度もなだめながら、ようやく最後まで
入れ終わった頃には、二人の肌には玉の汗が浮いていた。特にイリーナは痛みも相俟って、
入れ終わったとたん白い肌にどっと汗を噴き出させる。
 目尻に涙がにじんでいた。さすがに心配になり顔を寄せる。 
「大丈夫?」
「この……くらいっ」
613340:2005/04/12(火) 22:27:52 ID:mTFlKba7
 エキューが尋ねると、イリーナは無理に笑顔をつくって見せた。さらさらと茶色の髪がエキューの
頬にかかった。
 イリーナの背中にエキューは手を回した。イリーナは思わずといった様子で、両手を胸に
引き寄せ、されるがままに抱きしめられる。体力はあるはずなのにその身体にはまるで
力が入っていない。少し嬉しく思いながら、同じ質問を返してみる。
「イリーナは何で僕でもいいと思ったのさ」
 彼女は少し口篭もってから、途切れ途切れに答えた。
「……うまく、言えないん、だけど……エキューって、ホントは、優しいんだな、って」
「……」
 エキューは思わず浮かべた苦笑いを隠せず、言った。
「イリーナって、ちょっと優しくされると好きになっちゃうタイプでしょ?」
「はあっ……そんなこと……ないよ」
 痛みに顔を歪めながらもはっきりと彼女は言った。少女らしい、しかし断固とした口調で、
「そうやって、意地悪で、大人びた口、きいてっ……エキューなんて、わたしより年下のくせにっ」
 痛みが引いてきたのだろう、先ほどよりも多少饒舌になっている。ぐっとこちらを見返してくる
イリーナに、エキューは思わず少し身を引いた。イリーナの顔全体が真正面に見えるようになった。
彼女は今にも泣きそうにも、微笑みそうにも見える表情で、
「こうやって、待ってくれてるんだもん……わたしが大丈夫になるの、こうやって」
「……」
 言われたとき、エキューは初めて、待とうと思わずに意識しないまま、彼女の痛みが引くのを
待っていたことに気がついた。これまで処女を相手にしたことがなかったせいもあるが、
今までの経験では無かったことだ。 
「……うーん」
 思わず唸り、眉を寄せる。イリーナがきょとんとした。
「どうしたの?」
 エキューは笑った。
「やっぱり、染まってきてるかも。でもまだだな」
 そう言って、ぐっと腰を上げる。
「あっ!?」
614340:2005/04/12(火) 22:28:54 ID:mTFlKba7
 貫かれたまま身体をすこし持ち上げられる形になり、驚いたイリーナが声を上げる。
その声には単に驚きや痛みを感じた時のものだけではなく、快楽による響きも含まれていた。
エキューはそれを聞いた後、言った。
「ここからは、優しくできないだろうからさ」
「えっ……んんっ!」
 その言葉を問いただす間もなく、イリーナは動き始めたそれに大きな反応を示してみせた。
内壁を這うような動きに目を丸くし、ついで痛みに多少。
「え、エキューっ、んうっ」
「子供。欲しいんでしょ?」
「……あ、あぁっ、はぅ」
 答えは返ってこなかった。腰を動かされながらでは仕方ないかもしれない。ただ声を上げている
だけだ。その身体をベッドに押し付け、エキューはゆっくり動き始めた。動くたびに擦れ合う部分から
ぐちゅ、ぐちゅと音が漏れ聞こえるような気がした。
 少しは悦くなるかと、乳首を摘んでくりくりと動かす。急な弄びにイリーナは艶声を上げて身を
よじった。
「ひゃんっ、ああっ!?何でっ」
 入れる前より何倍も敏感になった乳首は彼女に痛みを気にする余裕を失わせたようだった。
耐えがたい快感に自分でもわけが判らないのか、彼女は背を反らしながらもシーツを握り締める。
それでも声は抑えきれず、悲鳴のような嬌声が零れた。
「ひあ、あっ、駄目えぇっ」
 もう羞恥にかまっている余裕はないらしい。腰をくねらせ逃れようとするが、エキューはそれを
許さなかった。その身体を押さえつけ、何度も擦り合わせてダイレクトに快感を送り込む。嬌声に
水音が混ざり合い、それにつられる様にイリーナの身体がひときわ大きく波打った。
「や、あ、んん……っ!」
 その声と様子にエキューの欲望は加速していった。無意識のうちに細い手首を掴む。
この女を支配したい。
(もっと深く――)
 ぐっと身体を前のめりにする。イリーナの身体がくの字に折れ曲がった。
「────!?」
 イリーナは酸欠の金魚のように口をぱくぱくさせながら、自身の秘部に深深と突き立った
男根を見やった。エキューはそのまま腰を動かす。
615340:2005/04/12(火) 22:30:01 ID:mTFlKba7
「あっ!?あっ、あっ、あっ、あっ、あ」
 結合した部分から白濁した泡と液体が溢れ出した。突かれるたび、イリーナは動けない身体を
びくつかせて応えてくる。そのたびに根本まで締めつけられ、エキューの背にも電流が
流れるような快感が走る。喘ぐように何度も肺をわななかせながら、イリーナは口の端から
飲み込めない涎を垂らして声をあげていた。
「も、もう、やめ、やめっ、ぁあああっ────」
「もう、少しっ……!」
 その言葉と共に腰を大きく打ちつける。イリーナはびくんと身を震わせて膣を強く収縮させた。
その助けも借り、エキューは彼女の中に欲望を吐き出す。声にならない悲鳴が響いた。
「────────!」
 白い喉をさらけ出して小さな身体が限界までのけぞった。搾り取られるような締めつけが長く続き、
彼女の身体が弛緩する頃には、エキューはありったけの精を全て彼女の中に注ぎ込んでいた。
 すっかり柔らかくなったモノを抜くと大量の液が溢れ出してくる。わずかにピンクがかったその液は
イリーナの脱力した太腿をつたって流れ落ち、シーツに大きなしみを作った。初めての相手だと
いうのに深く突いてしまったことに今になって後ろめたさを感じる。これまで感じたことのない
自分への嫌悪感に戸惑いながら、エキューはイリーナの頬をぺちぺちと叩いた。
「イリーナ、終わったよ」
「…………っ」
 薄く目を開いてイリーナがうめく。無事に気がついたことにエキューは内心安堵した。うっすら目を
開けた彼女に、エキューはわざと、少し嫌な言い方で尋ねた。
「感想は?」
「……」
 随分間を置いて、彼女は蚊の鳴くような声で答えた。
「痛、かった……」
 正直な感想だった。予想の範囲だったその言葉に苦笑し、エキューはイリーナの頭に手をやった。
声を和らげる。
「もう何もしないから。ゆっくり寝なよ」
「…………ん」
 イリーナは呟いて涙目を閉じる。頭に置いた手を引こうとした時、その手がエキューの腕を掴んで
引っ張った。
616340:2005/04/12(火) 22:31:00 ID:mTFlKba7
「……一緒に寝よ」
 細い声だったが、エキューにははっきりと聞き取れた。わずかに躊躇してから、エキューは
質問を投げかけた。
「嫌じゃない?」
「どうして……?」
 呟く。彼女はやはりうっすらと両目を開いただけだったが、その瞳はエキューをはっきりと見ていた。
その手はエキューを引き寄せて隣に座らせようとしていた。それに従うと彼女は満足したように
手を離し、目を閉じる。
 沈黙の中で、エキューはのろのろと上掛けに手を伸ばした。引き寄せる。
(……イリーナって、ホントに馬鹿だ)
 イリーナの肩まで上掛けを掛けてやる。自分の膝にも掛けながら、エキューはそう思った。
そう思って、少し笑った。



 時刻は昼前、食堂に降りてくるとカウンターで立ち働く美姿に出会った。
「エキュー、おはよう。今日は遅いのね、珍しい」
「あっ、マウナさん」
 瞳を輝かせて麗しのハーフエルフを見る。彼女はいつもどおりの給仕服で、今日は髪を
ゆるく三つ編みにしている。金色の髪は時折光を受けて煌き、細い手足は華麗に動き、
そして何よりその美しく尖ってほんの少し上を向いた、そう、耳。その耳は自分を虜にして
止まない。全世界の財産、生きた宝石。
「おはようございます、今日もまた一段と──」
「何にするー?」
「……Aセットで」
「はい、Aセットひとつー!」
 口に出そうとした美辞麗句は注文ごとさらりと流される。いいんだ負けないんだ、くじけないんだ。
 昼時の客が入り始めるにはまだ早く、店内に人影は殆ど無い。しかしエキューはすでに二つの
人影がついている席に向かった。一人は怠惰且つ尊大なポーズで真昼からエール、もう一人は
リュートを爪弾きながら何やら唸っている。
617340:2005/04/12(火) 22:32:21 ID:mTFlKba7
「おはようヒース。学院の授業はサボリ?」
「はっはっは、これまで幾度となく共に死線を超えてきた仲間に対する朝の一言がそれかエキュー!
こんな時まで状況を冷静に分析しなくていいんだぞ!ちなみに誤解を解くために言うと今日は休講だ」
「おはようバス。今日も『ファリスの猛女第2部第3章・グレートソードは我にあり』の作曲?」
「おはようございます。イリーナが一撃でゴブリンを真っ二つにするくだりのメロディーがなかなか
うまくいかないのです……おや、起きて来たばかりなのに随分疲れているようですな」
「そう?じゃ、寝すぎたかな」
 席につく。普段通りの会話だったが、ふとヒースが思い出したように入り口のドアを見た。
「そう言えばイリーナはどうした。早寝早起き早朝トレーニングを地でいく石畳デストロイ鋼鉄重歩兵娘は」
「真面目に神殿でお勤めでもしてるんじゃないの?ヒースと違って」
 適当に誤魔化すついでに茶々を入れると、案の定、ヒースは大仰な仕草で両手を広げた。
「何をう?俺様はいつでも真面目だ。今日もうっかりファリス神殿で優雅に朝の礼拝などしてきて
しまったぞ。いやあイリーナの親父さんの前で祈るといつのどんな行いも全部見通されそうで
デンジャラス&スリリングだぞー。教義に反するようなことは何もしてないにも関わらず
俺様いつもガクガクブルブルだ」
「導師に対するあの口聞きはファリスの教義には反しないのですかな?」
「何を言う、あれは愛だ。ハーフェンに対するあの態度は俺様なりの愛なんだヨ。俺様が
罵詈雑言を吐くことでハーフェンのヤツは出世街道まっしぐら、今の2倍も3倍もビッグになるんだ」
「それはどこの世界の因果関係?」
 無意味な会話を続けていると唐突に入り口のドアがパタンと開いた。マウナが「いらっしゃいませ」
と言いかけてやめ、かわりに目を丸くする。
「あれ?イリーナ、昨日はうちに泊まったんじゃなかったっけ?」
「ごめんね、ちょっと事情があって、朝早く家に戻ったの」
 円卓の入り口に近い席に座っているエキューが振り返った時、立っていたイリーナが見えた。
神官服のみで、普段の服装である彼女的最新オーファンコレクションことフルプレートアーマーを
付けていない。マウナはイリーナに向き直り、
618340:2005/04/12(火) 22:33:39 ID:mTFlKba7
「今日は鎧つけてないのね。店のためには是非そうして欲しいわ……きゃー!」
 突然歓声を上げる。
「チビーナー!いらっしゃーい、どうしたの!これが事情?」
「うん、今日はチビーナがいたから鎧脱いで来たの。鎧だと抱っこしにくいでしょ?」
 イリーナが同伴したチビーナはぽてぽてと危なっかしい足取りでマウナに駆け寄る。マウナは
慌てて盆をカウンターに置き転びそうになるチビーナに駆け寄った。チビーナはぽーんとマウナの
腕の中に飛び込んだ。
「こんにちはでつ!ままのところに遊びに来まつた!」
「そうかー!よしよし、いつでも来ていいのよー」
 なでなで。怒涛の猫かわいがりを開始する。昨日イリーナがマウナ他の目を盗んでチビーナを
連れ込んでいたことにはまるで気付いていないらしい。ふと、マウナの腕の間からチビーナが
エキューを見た。エキューはものすごく嫌な予感がして思わず向き直るが、人間のそんな微妙な
表情を読み取れるチビーナではない。思いきり声を張り上げ、
「ぱぱー!」
「ここでもっ!?」
 思わず突っ込んだその声と同時に、後ろで飲み物を吹き出す音と、勢いあまって強く弾きすぎた
のか、リュートの弦の切れる音が揃って聞こえる。次いで、
「ぶわはははははははは!!『ぱぱ』〜!?」
 吹き出したエールを拭くことも忘れて爆笑するヒースの笑い声が脳天を直撃した。
「お前マジでパパ呼ばわりされるようになったのか!わはははは、傑作だ。イリーナのママ騒動より
笑えるぞ!」
 事情を知っているくせに(いや、知っているからこそか)ここぞとばかりにネタにする。エキューは
動揺を押し隠して反撃に転じた。
「その笑い方やめてよ、うざい!野次馬根性ほどみっともないものはないよ!?」
「何だとうっ!?でもいつもの毒舌になんとはなしに切れが無いぞエキュー、さては密かに動揺
しているな?」
「ヒース、汚いからとっとと拭けっ!!」
619340:2005/04/12(火) 22:34:57 ID:mTFlKba7
 ヒースの顔面に、雷のようなマウナの怒声とともに濡れ布巾が炸裂する。騒動のさなか、
イリーナもぱたぱたと円卓についた。膝をぽんぽんと叩く。今やそれだけで承知しているのか、
チビーナはマウナの腕から離れてイリーナの膝に移動して来た。同じ顔が上下に二つ揃う。
「……トーテムポール」
「何か言いました?バスさん」
 丁度イリーナの正面の席になったバスは握り拳を固めてにっこりと尋ねてくるイリーナに
無言でふるふると首を振った。それきり喧騒を忘れたふりで切れた弦を直し始める。
 と、イリーナが不意にエキューに瞳を向ける。
 目が合ってしまった。何気なく目をそらそうとするが、その前にイリーナが再び微笑んだ。
その薄い唇が開いた。
「責任、とって下さいね?パパ」
「──────」
 がたーんと椅子の倒れる音、エールのジョッキが落ちる音、皿の割れる音、またも弦の切れる音──
刹那、そんな状況を想像したエキューが顔を上げた時、予想に反してテーブルはしんと
静まり返っていた。
 バスは一瞬目を点にしたのち礼儀正しくも「ワタクシは何も聞きませんでした」とばかりに
明後日の方角を向き、ヒースはひどく意外そうな表情でまんじりとこちらを見返している。
「…………」
 さらに真後ろを振り返りマウナを見た時、マウナはまるで長年悩んできた肩凝りか何かが
一気に解消されたかのような晴れ晴れとした笑顔を浮かべていた。
「そう!よかったじゃない〜、エキューってばあたしからイリーナに乗り換えたんだ〜?」
 女神のような表情で述べる。ぺかー。後光が眩しい。
「ちょっと待ってくださいぃっ!?」
 エキューは今度こそ狼狽し、立ち上がり唾を飛ばして絶叫した。
「誤解……」
 視線を外して間。
「……です!」
「何故そこで言いよどむ?」
620340:2005/04/12(火) 22:36:06 ID:mTFlKba7
 ヒースのツッコミはこの際無視する。
「あ、あれは事態の解決をはかるために仕方なくですねえ!イリーナ、君もそういう冗談は」
「いいじゃない、照れることなんてないよ?そうかー、エキューとイリーナがねえ」
 にやにやしながら腰に手をやり悠然と仁王立ちになるマウナ。エキューの台詞を
歯牙にも掛けない。思わず奥歯をぎりぎりと噛み締めながら唸る。
「くうっ、今日のマウナさんは手強いっ」
「ようやっとお前という頭痛の種から開放されたんだ、察してやれエキュー。ぷぷぷ」
 エキューは振り返りもせず手元に置いていた槍を引っつかむ。力任せに振りぬくと
げいん!と嫌な音を立てて槍の石突がヒースの顎を直撃した。バスがようやく進み始めた
作曲の、新しくできた部分を試し試し演奏しながら、あくまで控えめにエキューに告げた。
「まあ、マウナはイリーナから聞いた限り、ハーフエルフということで何かと辛い半生を送って
きたようですからな。エルフの特徴であるところの長い耳だけに執着するエキューは正直
願い下げというところなのでしょう」
「がーん!今知る衝撃の事実!」
 よろりと顔を青くしてよろめく。張本人のイリーナはひとり大笑いしていた。笑いすぎて
涙を流しながら前言を撤回する。
「ごめんごめん、みんな、冗談だよ、冗談。ぱぱっていうのはチビーナが勘違いして言ってるだけ」
「何だー、残念」
「本気で残念そうですね、マウナさん……」
 冷たいマウナの声色に泣きたくなってすとんと腰を下ろす。恨みがましくイリーナに
視線を向けると彼女は目尻にたまった涙を拭き拭き、他の誰にも聞かれないように
エキューに顔を近づけ、
「いろいろ、意地悪されたお返し」
 とのたまった。
「……」
 エキューはしばし沈黙した。「責任とってくださいね」――その一言が頭の中でぐるぐると
ワルツを踊り出す。この一言ははたして冗談か本気か。イリーナの顔色からは窺い知れない。
621340:2005/04/12(火) 22:37:37 ID:mTFlKba7
(――ええい)
 ままよ、とエキューは口の中だけでつぶやいた。自分のやったことの責任とるくらい、
戦場で命をかけていた時期に較べればどうってこと無い。……のかなあ?
「おーいいりーなサン、よろしければこの怪我治してくれませんでしょうかー?俺様ちょっとばかし
出血多量でやばげな感じなんですガー」
「ヒース兄さん、顎割れてるよ……」
 膝のチビーナを下ろし椅子を立って『キュア・ウーンズ』を唱えるイリーナを横目で見ながら、
エキューは人知れずため息をついた。
(……染まって、きてるのかな。やっぱり)
 最近は昔の話をすることも少なくなった。冗談を言われただけでムキになって怒り、
あろうことか、こうして同年代の少女に手玉に取られている。
「……」
 それがいいことか悪いことかはまだ自分にもわからない。でも、妙に納得だけはしてしまう自分がいる。
「……ま、いいか」
「何が?」
 こちらを向いたイリーナが不思議そうに首を傾げた。エキューはとりあえず、別に、とだけ答えておいた。 

622340:2005/04/12(火) 22:40:27 ID:mTFlKba7
終了です。……一週間も書いたもん見ずにいると冷静になっちゃってて
いざ投下する段になると恥ずかしくて恥ずかしくて(ry
623名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:40:38 ID:01cOfyXd
>567
プラシーボ効果とは考えましたね。 さすがは知識神の
・・・堕落しきってますな、グイズノー(藁
624名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:43:51 ID:12kvJTuk

── =≡∧_∧ = 即レスで無視すんなコラ!!!
── =≡( ・Д・)  ≡    ガッ     ∧_∧
─ =≡○_   ⊂)_=_  \ 从/-=≡ r<    >
── =≡ >   __ ノ ))<   >  -= 〉#  つ >>623
─ =≡  ( / ≡    /VV\-=≡⊂ 、  ノ
── .=≡( ノ =≡           -=  し'

625名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:57:01 ID:01cOfyXd
>622(>340氏)
りろうどしてなかったんだよごめんよう〜
黒い割に微妙にワキの甘いえきうきゅんですなhahahaおもしろかったですよぅ

"And Now,For Something Completely Different!"

  Λ_Λ  \\
  ( ・∀・#)   | | ガッ!ガッ !
 と    )    | |
   Y /ノ    人
    / )    <  >_Λ∩
  _/し' //. V`Д´)/
 (_フ彡        / ←>624 喪毎はその短気を少し堪えることを覚えろー
626名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:59:51 ID:Jn/BaKRA
良かった。かなり。
個人的に「初めて」を上手く描写できる人って尊敬してるんだな。
実際上手いと思うし、自身持っていいと思うよ。
627名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:04:02 ID:L7YKrt8k
GJ!!&乙
今日は良い夢見れそうですw
628名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:16:07 ID:jW1kYD6a
スチャラカに続きすばらしいモノが投下されております。
いいスレだなぁ。
629名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:22:25 ID:EC3avvcj
読み応えがあったGJ!!
630名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:24:38 ID:jeIdIb5+
今日はスチャラカネタにエキュー×イリーナネタを同時に堪能できた。
それにサーラ小話やボウィ小話・ケッチャ×ザボ小話まで。珍しく大漁の日でした。
皆さんGJ!
631名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:25:53 ID:n+Ag/1OW
>340氏
エキューにこんなに萌える日が来るとは思ってませんでした。
GJ!

読んでる間ずっとニマニマニマニマしっぱなしでまだ顔が壊れてます。
ちょっと興奮しすぎててうまく言えませんが、
エキューのひねくれっぷり&その事へのコンプレックスと
イリーナの真っ直ぐさに萌えました。
632スチャラカ作者:2005/04/12(火) 23:28:38 ID:EPeUxT5W
レスが遅れてしまってすいません。
みなさん暖かい感想ありがとうございます!
あらためてすちゃらか人気を感じました。

何度も確認はしたんですが、ミスが多々ありました。申し訳ありません。

>>585
バルディアさんどうぞお預かり下さい
ただ、その際にできれば
570レスの7行目のオランはアノスに
      19行目のジジはザザに
掲載のさいに修正してくださればありがたいです。

タイトルは「スチャラカ冒険隊アノスへ行く」でよろしくお願いします。

残念ながら、新人ではありません。
以前バブリーズのスイフリー×クレア「策士愛に溺れる」
を足軽組頭という名前でHPに預かってもらってます。
633名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:43:39 ID:C6rMfPlS
読んできた>小話

ザボ・・・サーラ・・・お前たちバカだけど偉いよ・・・・(つД`)
634名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:51:33 ID:aaJy9ON6
楽しめた。予想してたよりずっと自然にへっぽこワールドになってた。 乙!
635624:2005/04/13(水) 00:25:43 ID:5AVfquFt
>>625
だって笑っちまったんだもん!
いきなりグイズノーとかよりにもよってグイズノーとか!
636名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 01:55:53 ID:UN2v2E4I
二人の作者さんGJでした。
どっちもほのぼのしてたし、それぞれのキャラらしくって
すごく良かった。ああ、それにつけても
エキューに萌えるものだなあ……

次回作に期待してます。
637バルディア:2005/04/13(水) 11:37:35 ID:tdWhOVaO
>>632

足軽組頭さんでしたか。掲載許可ありがとうございます。
指摘の箇所は修正しておきますので。


>>633

小話を3本用意しましたが、奇しくも全て山本関連作品。拍手感想で指摘されるまで気がつきませんでした。
やはり山本弘作品はエロいのかな。

>>340さん

普段はマウナ以外では冷めているエキューの新たな姿が見られました。
良かったらこれも預からせてください。
638名無しさん@ピンキー
小話というか、エロなしのギャグとかってここには投下してくれる方いないのかな?
やはり「エロパロ」板だからスレ違いかな。