王家の紋章 Ψ別室―その7

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1前スレ986
ここは細川智栄子先生の少女漫画・「王家の紋章」が好きな、
中でもΨ(`▼´)Ψ系・なりきり・「伯爵令嬢」ネタ・なんでもOK
な人のための闇鍋スレッドです。

前スレはこちら:
王家の紋章 Ψ別室―その6
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1097933240/
2前スレ986:05/01/30 00:41:48 ID:L7UAk1xl
<過去ログ>
O家別室ーキャロル2年後ー
http://that.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1016380697/
O家別室―王族乙女の社交場―Ψ(`▼´)Ψ
http://hobby6.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1071328594/
O家別室―王族乙女の社交場―その2
http://hobby6.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1085158737/
王家の紋章 Ψ別室―その3
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1090405965/
王家の紋章 Ψ別室―その4
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1094262081/
王家の紋章 Ψ別室―その5
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1095169098/
3前スレ986:05/01/30 00:43:25 ID:L7UAk1xl
<ありがたいダイジェストサイト>
1ROM人様 ⇒ ●○● 王家の紋章スレ@2ch ダイジェスト ●○●
ttp://members.tripod.co.jp/ouke2ch/

Part3の396様 ⇒ ★★王家の紋章@2chダイジェスト暫定版(,,゚ー゚)っ且~★★
ttp://yellow.ribbon.to/~oukeyxvt/

●○● 伯爵令嬢ダイジェスト ●○●
ttp://hakusyaku.easter.ne.jp/
4前スレ986:05/01/30 00:48:03 ID:L7UAk1xl
<お約束>
・sage推奨でお願いします(メール欄に半角英文字で「sage」を入れる)。
・ここは社交場ですので特に形式は決めません。質問・雑談・作品発表ご自由に。
・気にいらないならスルー、煽りや荒らしは完全放置。
 あとは常識的マナーの範囲で。

<作品掲載について>
・非公式ファン交流広場なので、原作者及び出版元とは一切関係ありません。
・作家さんは名前欄に作品のタイトルをお願いします。
 連載の場合は巻頭に通しb書き、「>○○」という形で前作へのリンクを
 入れて頂くようにお願いします。
・ここはエロパロ板ですが、18禁描写のあるタイトルには念のためΨ(`▼´)Ψを記入して下さい。

5名無しさん@ピンキー:05/01/30 00:55:10 ID:YGLFK5YM
1さん乙!
6前スレ986:05/01/30 01:01:11 ID:L7UAk1xl
即死回避の為に保守書き込みお願いします。
7名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:02:32 ID:9biRrQ1a
保守
8名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:06:04 ID:+eKp5ROP
お、ID出てるね。
>1
乙でございますぅ。
>作家さま
お待ちしております。
9名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:09:38 ID:IAa7aMUS
ちょっとテストしてみたいわん
10名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:18:28 ID:Lhd+Wj5u
>>1
乙でございます。
IDでるの?

テストでつ

11名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:21:25 ID:P3eDPXZ9
>1さん、乙
私も保守を兼ねてテスト
12名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:26:09 ID:L7UAk1xl
早速重複スレが出来ていますよ・・・or2

ミ・д・ミ ホシュホッシュ
13名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:40:02 ID:NT9k6YYQ
彡川三三三ミ
   川川 ::::::⌒ ⌒ヽ
  川川::::::::ー◎-◎-)
  川(6|::::::::  ( 。。))    カタカタカタ
 川川;;;::∴ ノ  3  ノ   ______      
    \_;;;;;;;;;;;;;;;;ノ   |  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \___      |  |    |__|
  | \      |つ    |__|__/ /
  /     ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕
 
            ガンガレ 作家サマ
14名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:42:05 ID:NT9k6YYQ

ID出てるかテストしてるの?
15名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:47:04 ID:NT9k6YYQ
プ
16名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:48:31 ID:NT9k6YYQ
なるほろ〜
納得したから、も寝る
もやすみ
17名無しさん@ピンキー:05/01/30 08:01:09 ID:9biRrQ1a
よかった、即死してない
18名無しさん@ピンキー:05/01/30 08:28:00 ID:IU1wxsOI
重複スレですね。
こちらの方は削除依頼出しておきますね。
バカ厨が発狂して立てたスレに書き込むまともな作家様はいないでしょうから。
19名無しさん@ピンキー:05/01/30 09:53:12 ID:B3Ajqh+Q
しばらく様子見ちゃダメなの?
20名無しさん@ピンキー:05/01/30 10:10:18 ID:o6y4O5KS
>>19
どっちのスレを?
21名無しさん@ピンキー:05/01/30 10:25:15 ID:Lhd+Wj5u
あちらにも立っているね。
どっちのスレでお待ちしてればいいのかな?

22名無しさん@ピンキー:05/01/30 11:25:09 ID:H8QNky3T
抜けない棘作家様はいろんなID持ってるんですね。
さすがは荒らしのプロ(藁
23名無しさん@ピンキー:05/01/30 11:28:53 ID:MBuPf5bU
>>22
あちらのスレからの工作員ですか?
いいよ、抜けない棘はあっちで続けてくれても。
その方がこっちはマターリする。
24名無しさん@ピンキー:05/01/30 11:53:18 ID:H8QNky3T
おやま、律儀にもレスが!
それより棘作家さまにこっちに来てもらいたいですね。
どうやら立てたのも本人みたいだし。
25前スレ986:05/01/30 12:27:48 ID:jxDRxv+p
>>24
律儀にもレスするのもアレだけど、作家じゃないよ。

次のスレからでもテンプレに人物特定のレス禁止を入れませんか?
このレスは誰、という不毛な展開にもう飽き飽きしている所ですし、
肝心の創作が進ませない悪循環に陥りやすいしさ。。。。
26名無しさん@ピンキー:05/01/30 12:34:39 ID:9cgZ9c+W
ギスギスしたレスはもういらないよ。
どちらに投下するかは作家さまにおまかせします。
私は静かにお待ちしますわ〜。

にしてもIDが出ると同一人物のレスがわかっておもしろいですね。
27名無しさん@ピンキー:05/01/30 12:50:31 ID:H8QNky3T
棘作家様は切替用と固定用と
両方お持ちのようですよ。
28名無しさん@ピンキー:05/01/30 12:53:54 ID:QW2ihD3j
>H8QNky3T
あなた、棘作家様のこと詳しいのね
29名無しさん@ピンキー:05/01/30 12:54:55 ID:H8QNky3T
大ファンですから。
30名無しさん@ピンキー:05/01/30 13:03:39 ID:6KZ0+3sL

ど、どうしよう。

H8QNky3Tさんが誰かわかっちゃった。

晒し・・・たらまずいよねえ?
31名無しさん@ピンキー:05/01/30 13:04:19 ID:H8QNky3T
どうぞどうぞ。
32名無しさん@ピンキー:05/01/30 13:39:35 ID:H6V/1tOJ

>次のスレからでもテンプレに人物特定のレス禁止を入れませんか?
>このレスは誰、という不毛な展開にもう飽き飽きしている所ですし、
>肝心の創作が進ませない悪循環に陥りやすいしさ。。。。

ハゲド
新スレなんだし気分一新してマターリいきましょうや
33名無しさん@ピンキー:05/01/30 14:31:27 ID:H8QNky3T
抜けない棘作家様、ぜひこちらで連載続けてください。
続きを心からお待ちしてます。
34名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:09:45 ID:FD1aJWBY
>H8QNky3T
王家が嫌いなの?王家スレが嫌いなの?王家二次エロが嫌いなの?
あなた、荒らしにしか見えないんだけど。
35名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:23:18 ID:H8QNky3T
抜けない棘作家様のファンです。
それ以外の作家様には全く興味はありません。
36名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:24:43 ID:HhGSAK9D
自分も>>34に同意。
あなたのカキコも、読んでて妙に気分が悪い。
荒らしだろうとなんだろうと、はっきり言って迷惑なんだけど。
そんなにやりたいんなら、廃スレとか他のトコ逝けば?
37名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:29:36 ID:Lhd+Wj5u
>H8QNky3T
どうして、抜けない棘作家様にこだわるの?
38名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:34:02 ID:l8fiy9Y9
>H8QNky3T
299 名前:花と名無しさん 投稿日:05/01/25 22:09:26 oRIar7OJ0
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。

このレス、あなたでしょう。
39名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:49:55 ID:H8QNky3T
棘作家様以外の方にはご迷惑かけて本当に申し訳ないですが
どうかこれからも棘作家様を応援させてください。
40名無しさん@ピンキー:05/01/30 17:11:11 ID:+eKp5ROP
H8QNky3Tて可哀想な香具師だな。
といって、常駐してさんざんあちこちで荒しまくった過去を許してやる気もないけどさ。
41名無しさん@ピンキー:05/01/30 17:13:01 ID:H8QNky3T
書いてくれるみたいですね。
お待ちしてますよ。
42名無しさん@ピンキー:05/01/30 17:29:10 ID:H8QNky3T
続きが本当に待ち遠しいです。
せっかくご自分でスレも立てられたことですし
ここで素晴らしい抜棘ワールドを展開しちゃってください。
43名無しさん@ピンキー:05/01/30 17:45:43 ID:NsKdxB2f
>H8QNky3T
そして誰が書いても、
「棘作家様」と粘着して作家潰しをしようとしているわけだ。
正直に言えば?
スレを荒らしたいだけですってさ。
44名無しさん@ピンキー:05/01/30 17:50:09 ID:H8QNky3T
ご迷惑おかけしてます。
45名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:27:55 ID:HhGSAK9D
つまり、それだけ面白くないわけだ。
面白い作品が出てくる→他の作家様が誉められる。
または、自分以外のネタでスレが盛り上がるのがさ。
自分にはワカランが、確かに可哀相だよな。
46名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:32:19 ID:H8QNky3T
なるほどちょっと前までの棘作家様の姿ですね。
47名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:41:02 ID:i5byEJ6I
いいねー、ID出るとNG設定できるから嬉しいよ。
48名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:45:55 ID:H8QNky3T
ではこちらのスレに書いていただくということで問題ありませんね。
棘作家様、お話の続きお待ちしています。
49名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:54:03 ID:VyEHlj/y
H8QNky3T さ、そんなに棘作家様が好きなら、
自分で単独スレ立てたら?
見たところ一日中張り付いてるみたいだし
自分一人で保守できるでしょ。
てか、H8QNky3T、作家なら何で作品で勝負しないのさ。
50名無しさん@ピンキー:05/01/30 19:01:35 ID:H8QNky3T
ご立派ですね。いつも感服してますよ。
荒らしに尊敬されたくはないでしょうが。
51名無しさん@ピンキー:05/01/30 20:33:38 ID:HhGSAK9D
>H8QNky3T
・・・語るに落ちたというか、自分で荒らしだって認めてるのね。
それだけエネルギーがあるんなら
作品書く方に向けるか、単独スレ立てればいいのに。

>作家なら何で作品で〜

それはやっぱり品性とか人間性の相違(ry >>49
52sage:05/01/30 22:22:46 ID:R0qZoJkz
今までこの人一人に荒らされてたの?
53名無しさん@ピンキー:05/01/30 23:16:34 ID:iKDkf5tn
>作家様
どちらの板でもかまいませんので
時間があるときにでも、続き楽しみにしていますね。
私も含め、ほとんどの人が応援していると思います。

54名無しさん@ピンキー:05/01/31 09:31:05 ID:07EeoWvk
>53
わたしも同じ気持ちで〜す。
作家様を応援、感謝している人がほとんどだと思います。
ここが作家様が書きやすくて、
読者もまったり作品を楽しめるスレに発展しますように。
もちろん難民スレもそうなることを祈っています。
55名無しさん@ピンキー:05/01/31 10:30:35 ID:xhVXny5u
うわっピンク板、初カキコだわ。
IDちゃんと出るかな〜作家サマが書きやすいのが一番です。
ご降臨をお待ちしています。
56名無しさん@ピンキー:05/01/31 11:17:42 ID:tYSbpUHM
>>53>>54>>55

ん。良い事言った!!
私もそう思う。

作家様方
応援しています!
書きやすいところに、ご降臨をお持ちしています。

57名無しさん@ピンキー:05/01/31 11:32:01 ID:rkSTjZEY
気持ちは全くもって同じなんだけど、こっちにばかり
降臨きぼんと書かれたら、あっちには書きにくくならないかなあ?

それにこっちって21禁板だよね。
18〜20歳の読者は難民のΨ(`▼´)Ψは読めるけど、こっちに
書かれたら読めなくなっちゃう。Ψ(`▼´)Ψ以外の話も同様。
58名無しさん@ピンキー:05/01/31 19:46:15 ID:LYBIxLan
過去に作品を投下してきた者ですが
何かエロパロ板に投下というのは抵抗があって・・・

Ψ(`▼´)Ψ入りの話はエロパロにしか投稿できない雰囲気になってきたら嫌だなぁと思っています。

59名無しさん@ピンキー:05/01/31 20:09:37 ID:nc4VbnpD
>58
それはもう、それぞれの作家様の投下しやすい方に投下で
いいのではないでしょうか?
反対にここの方がいいと思う作家様もいらっしゃるでしょうし。
どちらのスレの住人も、作家様がのびのび書いて下さることを
願っていると思います。
60名無しさん@ピンキー:05/01/31 21:16:04 ID:NUBTBuUX
>>59
禿同
61名無しさん@ピンキー:05/02/01 14:02:02 ID:lFMvYeAT
私も作家もどきをさせて頂いた者ですが
正直エロパロは敷居が高いような気がしています。
エロパロにある限り、
エロなしだと嫌がられることもあるかもって。
今はあちらの方も荒れてて書きにくいです。
勝手なことばかり書いてごめんなさい。
62名無しさん@ピンキー:05/02/01 16:31:12 ID:n/1oSvIV
全然謝る事ないですよ〜。
難民にID出ればいいんですけどね。
なんとかならないのかな・・・
63名無しさん@ピンキー:05/02/01 16:53:24 ID:YgL03BTI
難民はIDが出ないからいいんじゃない。
64名無しさん@ピンキー:05/02/01 17:29:53 ID:xddF/Rj6
正直な所。。
O家の創作小説を色々探してやっと辿り着いて・・・
毎回、心から作家様方の作を楽しみにしていました。
作家様方の降臨が無く、ここまま終了!
と言うのが一番悲しいです。

とても良い板なのに荒れるのは悲しいですネ!
2ちゃんだから・・・と言ってしまったら終わりですが
何とかならないのでしょうか?
65名無しさん@ピンキー:05/02/01 19:07:15 ID:Z5J5TKVv
エロパロ板総合情報室 3号室
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1094569536/
↑ここの次の日報で紹介されるだろうから、見に来る人がいそう
だと思い、お節介を書いてみます。長文でスマソ


ここの板には、エロ無しSS投下に噛みつく風紀厨?がいるから、
エロ無しを投下する作家さんは気をつけてね。
毎回エロが入ってないと駄目!な脳内ルール厨もいるし、
難民以上にスルーの心掛けが必要だよ。
IDが出るといっても、繋ぎ直せば変わってしまうし、日付けが
変わった場合も同様だから、あまり当てにならない。

今更だけど、>>1のテンプレはまずかったかもね。
「なりきり」って入ってて、板のローカルルールに抵触してる。
エロ無しもOKだと明記してないし、噛みつく口実を与えやすそう。
見るからに女の住人が多そうなスレだから、面白がってからかいに
くる香具師もいると思う。ひたすらスルーで。
66名無しさん@ピンキー:05/02/01 20:16:37 ID:8lbuOP5q
ま、最初はいろいろあってもしょうがない。うまく軌道に乗るといいね。
67名無しさん@ピンキー:05/02/02 00:00:14 ID:PNgvwFdT
汝らの敵!朝鮮人を知れ!
    ↓
http://news18.2ch.net/news4plus/subback.html

68名無しさん@ピンキー:05/02/02 00:30:37 ID:dUSc2UGc
69名無しさん@ピンキー:05/02/02 12:52:02 ID:AbOrDRlf
>>66
禿同

70名無しさん@ピンキー:05/02/03 22:46:53 ID:0nGrVdnJ
難民を使う方向で落ち着いたみたいだね。
このスレを先走って立てた慌てん坊さんは今頃どうしているのやら。
71Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/03 23:09:07 ID:exBEcdmd
ダイジェスト版の「メンフィス@奴隷キャロル」に思わず(*´Д`)ハァハァして書きますた。
「メンフィス@奴隷キャロル」作家様、設定をお借りいたします。

お目汚しスマソ。


その娘が現れてからというもの、彼女たちは単なる侍女になってしまった。
夜毎ファラオが召すのは金の髪と白く抜けるような肌を持つ奴隷娘。
聞けば娘はファラオ自らが捕らえてきたのだという。
ただ欲望を満足させるためにのみ女を抱いてきたはずのファラオは、
その娘への扱いだけは明らかに違っていた。無垢な身体に悦びを与え、
「大切に」愛でているのだ。
「なぜメンフィス様はあの娘をお部屋に置いておかれるのかしら? 昼も夜も、
メンフィス様のお部屋で過ごさせるなんて」
寄ればその話題しかなかった。
彼女たちのように夜伽を仰せつかる娘は皆外見は勿論のこと、身分や教養、
全てに置いて優れた者達だった。
その自分たちが、「奴隷娘」に劣るということが全く納得行かない。
今宵もファラオの寝所では、衣擦れの音と荒い息づかいに混じって奴隷娘の切なげな
喘ぎが聞こえている。
72Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/03 23:11:01 ID:exBEcdmd

「ああ、くっ…はあ、あぅっ…や、いやあ…っ」
「お前はもう私のものだ。分かっておろう」
「ち、ちが…っく、…あぅうっ、違う、私は」
「違わぬ。抵抗いたすな、素直に感じればよいのだ」
「だめぇっ…!! そ、そこっ…や、……やめてえぇ!! ああ、あぁぁっ!」
紗の向こうから聞こえるこの上なく甘美な水音に、侍女達は我知らず耳を傍立てた。
――――今あの奴隷娘は、どんな風にファラオから愛でられているのだろう。
それを考えただけで、女の部分がじわりと潤んでくる。
彼女たちはメンフィスからあの様に優しい声音で囁かれ、あの様に音を立てるような愛撫を
加えられたことなど皆無だった。
「あっ、あっ!!ああぁぁあっ…いや、いやぁっ…あうっ、ああ!!」
「認めよ!お前の全ては私のものなのだ!!」
ぱんぱんと、ファラオの腰で娘の尻の肌を打つ音が響き渡る。充満した女の匂いに、
侍女達はもじもじと脚を擦り合わせた。
73Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/03 23:12:59 ID:exBEcdmd

「…メン、フィス…なん…てっ…あぁんっ…き、嫌い…きら、いっ……」
貫かれ、息も絶え絶えに喘ぎ続けながら、尚も娘の拒絶の声が聞こえた。
「愛しいと思えばこそ手加減いたしておるものを…!」
「あっ…ぁああぁんっ…! 嫌い…よ…! あぁぁっ…いや、いやあぁっ」
「キャロル!! まだ申すか!」
水音が尚一層激しく響き渡り、それに合わせて娘の悦びの悲鳴が高くなった。
娘の絶頂が近いのだ、侍女達はいよいよ切なげに太股を擦り合わせ、尻を揺らしている。
一人きりであれば、間違いなく濡れ喘ぐ花びらを開き、ぴんと包皮から飛び出した芽を、
自ら慰めているだろう。
74Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/03 23:19:45 ID:exBEcdmd

「タナ、エレフ。其処に居るな!」
突如、メンフィスの声が彼女たちに向く。
「は、はい! 此処に控えております!!」
倒錯した世界におぼれかけていた思考を何とか引き戻し、2人は答えた。
「ここへ参れ」
「メンフィス様?」
「聞こえたであろう。ここへ参れと申して居る!」
「メンフィス!? な、何を言ってるの!?」
娘の悲鳴の如き声がファラオの一声に重なった。
「早くせぬか!」
メンフィス様が褥にお呼び下さった!
2人は淫らな悦びに目を輝かせ、紗を上げるとファラオと娘が睦み合う寝台に進み出た。
褥の上では、こちらに向けて後ろから逞しい褐色の腕に両膝を抱えられ、
大きく太股を開き、濡れ光って喘ぐ秘花を丸出しにされた娘が居た。
75名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:17:23 ID:uh/7RFWn
き、きゃあ〜〜〜
寝る前に遊びにきたら、素晴らしいものが!
その後作家様、ありがd。
76名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:31:13 ID:M19amfLm
70で煽られた途端、71がウプされたのにワロタ
負けず嫌いなのねw
77名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:32:38 ID:rU8kDbYs
     .〆'.⌒^ヽ 嵐は来ませんね…
      ||ヾ|_!ノLl」!
      |ヽd;゚ ー゚ノ
     ノノ:'゙ヽVノヽ
     / 、i゙ノソ ヽ
  __ (._|lつ、⊂|l_.)_____
        \_\⌒\

78名無しさん@ピンキー:05/02/04 01:17:45 ID:TWaqRZaf

キタ━━━━━━━━━━━(゚∀゚○=( ゚∀゚)=○ ゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!

作品読めりゃ何処だってオッケーです♪
その後作家様、すてき〜 ありがとうございます。
79名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:56:46 ID:v4aXSJX7
>その後作家サマ〜ありがd。。。。
秘花萌え〜〜〜
80名無しさん@ピンキー:05/02/04 20:46:33 ID:TWaqRZaf
その後作家さま(*´Д`)/lァ/lァ
もっともっとお書きになってえ〜〜
81Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/04 21:52:57 ID:oiJNqMtk

「いやああ、いや、いやあっ!! 見ないで……お願い!」
キャロルは顔を両手で覆って激しくかぶりを振る。だが2人の女達は娘の股間を凝視した。
白い太股が限界と思われるところまで開かれて、花園は勿論のこと菊花のすぼまりまで、
娘の全てがさらけ出されていた。
金色の茂みの中、絶頂の直前で快感を断たれた柔肉がひくひく震えている。
花びらが合わさった上の突起は艶やかにふくれ、包皮から顔を覗かせて濡れ光り、
時折切なそうに蠢いていた。
余りに淫靡なさまに2人は息を呑み、そして純粋に驚いた。彼女たちは、こんな風に
濡らしたことなどなかった。メンフィスは女の扱いに長けている。だが彼の行為には
いつもどこか冷たさが漂い、これ程女達を濡らしてくれたことはない。

「何を呆けておるか」
「あっ…申し訳、ありません」
「脱いで此処へ上がれ」
突然、メンフィスはキャロルの身体から手を引き、彼女に告げた。
「其処で見ておれ」

わけが分からない。キャロルが呆然としている間に、タナとエレフは躊躇無く夜着を
脱ぎ捨てていた。キャロルに見せつけるようにその均整のとれた、艶めかしい裸身を
晒している。メンフィスと同じ褐色の肌は野性的ながら柔らかに丸みを帯び、乳首は
早くもぴんと尖って上を向いている。
そして脚の付け根を見るとも無しに視界に入れて、キャロルは頬を真っ赤に染めた。
2人とも、茂みを綺麗に剃り上げていたのだ。
82Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/04 21:53:55 ID:oiJNqMtk


まるで幼女のようにつるりとした亀裂、だが幼女のそれとは明らかに違う。
花びらはふっくらとしてふたつの山を作り、タナの谷間からは既に女の尖りが
顔を覗かせている。
エレフの亀裂からは内側のセピア色の花びらが少しだけ見え隠れしていた。
初めて目にする他人の女陰に、キャロルは無意識のうちに惹きつけられた。
不可解な感覚が身体の芯に芽生えている。寝台が僅かに揺れ、二人が寝台へ上がった。
「ああっ……メンフィスさまぁ…」
褐色の乳房を下からファラオの大きな掌におし包まれると、タナは溜め息を付きながら
陶酔して甘い声を発した。
かたやエレフは仰向けに横たわったメンフィスの股間に覆い被さるように顔を伏せ、
高く褐色の尻を上げながら、そそり立ったものを愛おしげに口中に含んでいる。
……だめ、見ちゃいけない。理性が叫ぶ――――なのに、3人の狂態から
キャロルは目をそらせない。
「もっと尻を上げろ、エレフ」
メンフィスのものをくわえたまま、エレフはメンフィスが言うままに腰を高く掲げ、
あろうことかキャロルに向かい自ら両脚を開いた。
同性の、あまりにもいやらしいポーズにキャロルは息を呑んだ。茂みを剃り落とし、
纏うもののなくなった女の花園は、その細部までが鮮明にキャロルの前に顕わに
なっている。
恐らくは激しい興奮の為なのだろう、血液の集まった外側の花弁は驚くようにふっくらと
厚みを帯び、内側の花びらも同様に充血して開きはじめていた。滴るような愛液は、
この侍女の引き締まった内腿を伝いはじめている。
83Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/04 21:55:03 ID:oiJNqMtk


「ああん、メンフィスさま……待っていましたの、ずっと抱いて下さらなくて……
寂しゅうございました……」
キャロルは思わず下を向いて女のあられもなく乱れきった下半身から逃れようとした。
だが、溜め息と共に聞こえる甘い声と、感極まった鳴き声、そしてさっきまで
自分からしていたのと同じ水音からは、逃れることは不可能であった。

わ、私………!?
キャロルは自らの秘花が熱く疼くのを感じていた。いたたまれずに寝台を下りようと
したキャロルを、メンフィスの鋭い声が追う。
「ならぬぞキャロル! 其処で見て居れと命じたはずぞ!」
「そんな!」
「逆らうことは許さぬ、其処に居れ!」
「いや、いや!!」
「あの少年を殺されてもよいと申すのだな!」
あの少年。たった一言でキャロルの気持ちが挫かれる。未だ捕らえられたままのセチ。
キャロルは唇を固く結ぶと、寝台の上に力無く腰を落とした。
その様子を見遣りながら、メンフィスの指先が女達の乳房を這い、乳首を摘み上げる。
高くなる嬌声。幾ら目を伏せ耳を塞いでも、聞こえてしまう悦びの声。
メンフィスはどういうつもりでこんな事をしているのだろうか。
私に他の女の人と抱き合うところを見せて、どうしようと。
「ああぁぁっ!! メ、メンフィスさまあっ!! っく、くうぅ!」
「あうっ、あぁぁんっ……! もっと…メンフィスさまあ……!!」
とろけそうな声、そして激しい粘着な水音をまき散らしながら、女達は確実に高まってゆく。
84Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/04 21:58:05 ID:oiJNqMtk


一人がメンフィスの股間に顔を埋めれば、一人は逞しい胸に舌を這わせた。
2人分の喘ぎ声が部屋にこだまする。むせ返るような牝の匂い。

――――ああ…2人ともあんなに声を上げて……。
絶頂の手前でキャロルはメンフィスからの愛撫を一方的に断ち切られている……
だからなのだろうか?
花びらの中の尖りが、固く張り詰めているのがわかる。痺れるように熱く、どくどく
脈打つ拍動すら感じていた。
……私は人のこんなところを見て感じているというの!?
目の前ではメンフィスが2人の愛撫を続けている。だが、一度も口づけを与えては
いなかった。そして、彼の瞳は常にキャロルに注がれていたのである。

……メンフィス。
黒曜石の瞳がこちらを見ている。女二人を相手に信じられない狂態を続けていながら、
メンフィスの瞳はひどく静かで、むしろ冷めているようにも見えた。
「ください、メンフィスさま…もう、ください、お願い……!!」
「ああうッ……わたしにも、私にも下さいませ!!」
彼は2人に俯せになって尻を上げるように命じた。キャロルの目の前で、彼女たちは
惜しげもなく濡れそぼった女の亀裂を晒す。並んで突き出た褐色の尻は、男のものを
求めて悩ましく揺れた。その奥にぬらぬらと光りながらぱっくりと開かれた花びらが
淫靡に覗く。
そそり立ったものを其処にあてがわれたタナは、それを飲みこもうと夢中で尻をふった。
タナの柔肉にメンフィスのものが触れた瞬間、激しい嫌悪がキャロルの中にわき上がった。
次の瞬間には、キャロルは自分でも信じられないことを口走っていた。
85Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/04 22:00:28 ID:oiJNqMtk
アンカー付け忘れました、スミマセン。
次回から気をつけます…。

レスありがとうございます。
86名無しさん@ピンキー:05/02/04 22:49:05 ID:1z0+v+N4
作家さまぁ〜アンカーなどどうでもよいのです。
はやく次をくださいませ〜〜
87名無しさん@ピンキー:05/02/05 01:38:30 ID:kMpk0bYL
馬鹿がageてるし
88名無しさん@ピンキー:05/02/05 02:05:17 ID:yVyQuceZ

モエェ(*´Д`*)ェエ工
89名無しさん@ピンキー:05/02/05 16:57:42 ID:IagazjAV
続きをください、作者さま…もう、ください、続きを・・・お願い……!! と、側女調で書いてみる。
90名無しさん@ピンキー:05/02/05 21:12:17 ID:C/Itac3J
プゲラ
おまえは婢女だろ
91Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/05 22:57:58 ID:RuKGxoSF


>>84
「……やめて!!」
女の尻を抱えたまま、メンフィスはキャロルの方を見遣る。僅かに黒曜石の瞳を、
柔らかく細めたようにも見えた。
「やめて……メンフィス……」
どうしてなのだろう。わけは分からないが、嫌だった。メンフィスが他の女と一つになる
ところを見るのはどうしても――――――どうしても嫌だったのだ。
「なにが嫌なのだ」
「…………」
そんなことを言われても、私にも分からない。だがその言葉をキャロルは飲み込んだ。
私はとんでもなく変なのではないかと、そんな気がする。
「答えよ、キャロル。なにが嫌で私を止めた。この者達とて、早くいきたいであろうに。
すんでの所で止められる辛さは、お前にも良くわかっておろう」
「…………」
「言えぬか。……ならば私もお前の願いは聞かぬ」
そう言うとメンフィスは再びタナの褐色の、汗に光って男を誘う滑らかな尻を抱え上げた。
「いや……いやなの!」
身体に巻き付けた薄布を両手で押さえ、訴える。
「理由なんか分からない、でも、いやなの! こんなところ……見たくない」
その声に答えたのはメンフィスではなく、蜜を溢れさせる入り口に滾りを押し当てられたまま、
生殺しの状態で待たされ続けているタナであった。
92Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/05 22:59:31 ID:RuKGxoSF
10
「いい加減にして、キャロル! 邪魔しないでよ! ファラオに抱かれたいなら素直に
そう言ったら!」
「わ、私……そんなこと!」
「毎晩あれだけよがり狂っているくせに、ファラオが嫌いですって? 純情なふりは
およしなさいよ!」
「黙れ、タナ。思い上がるでない」
メンフィスの凍りつくような声音が聞こえ、同時に蜜壷にあてがわれていた猛々しく
そそり立ったものが其処から離れた。
「ああ、いや、メンフィスさまあ!! ください、お願いぃ!!」
浅ましく尻を振ってタナがメンフィスに縋る。
「ひいぃぃいい!」
「あう、ああぁぁあっ!」
次の瞬間、凄まじく高い悲鳴が彼女たちののどをついて出た。メンフィスの両手の指が、
尻を高く上げた彼女たちの蜜壷それぞれに、深々と突き刺さったのである。
「ううっ、ああん…あふっ!ああ、ああぁぁっ!メ、メンフィスさまあ!」
「いやあぁぁ、ください、おねがいぃ!メンフィスさまの、メンフィスさまのものをォ!」
溢れかえる蜜が、メンフィスの指が抽挿を送るたびに飛び散り、内腿を伝う。
悦びとも悲鳴とも分からぬ女達の声が絶え間なく響き渡っていた。
キャロルは顔を覆い、下を向いて、3人の淫らな姿を視界に入れまいとする。

止めて、こんなことしないで。他の人にこんな事を……!!
93Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/05 23:00:51 ID:RuKGxoSF

11

「あっ、あふ……くっ、はあ、はあぁぁアァっ…」
エレフはファラオの数本の指を根本まで飲み込み、背を反らせながら褐色の尻を
くねくねと踊らせていた。
「あ、あっ! い、いやあぁっ! 欲しいのぉ、いれて、いれてえ! メンフィスさまァ!
あうっ、はあぁぁっ…お、お願い…メンフィスさまァァっ!!」
一方タナは、先程まで感じていたファラオのものの固く熱い感触が忘れられずに、
狂ったように鳴き叫んだ。

キャロルがあの時止めなければ。いや、キャロルがここに現れなければ、ファラオは
以前のように私達を抱いて下さったはずなのに。
メンフィスが与える凶暴な快感に晒されながら、タナは身の裡にめらめらとなにかが
燃え立つのを感じた。
だがそれは一瞬のことで、激しくなったファラオの抽挿に瞬く間に弾け飛ぶ。
「ひいいぃぃいっ……う、くうっ!! もうッ……だ、だめえっ!! メンフィスさまぁぁぁあ!!
いっ、いっちゃうぅぅっ……ああぅっ、あっ、あっ……あああぁぁぁ――――っ!!」
蜜を滴らせ、自らぴんと立ち上がった突起を激しく弄りながら、先に絶頂を迎えたのは
エレフだった。
くたりと褥に身体を沈めたエレフから平然と指を引き抜くと、メンフィスは空いた指を
タナのぷっくりと膨れた肉芽に伸ばす。尚もタナはメンフィスのものを欲して抵抗した。
「ああっ、あっ、いやあぁぁ!! も、指は……お止めくだ……あうぅっ!
はっ…はあああぁぁっ…」
「駄目だ。わたしのものは、キャロルにしかやらぬ」
「そ、そんなぁっ!! なぜ、っく!……はあぁぁん!ど、して…キャロルだけっ……」
「お前達が知る必要はない」
「あう、あうぅっ…あっ、あふ、…あ、あ、あぁ――――――!!」
汗にまみれた身体を硬直させながら、とうとうタナが達した。

94Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/05 23:02:23 ID:RuKGxoSF

12

同じ褥の上にぐったりと身を伏せる女達を、キャロルは呆然と見つめていた。
たった今までここで繰り広げられた狂宴は、どこか別世界のものであるように感じる。
女達に背を向けると、メンフィスはキャロルに向き直った。
「なぜ、嫌だと申した」
「……え……」
「タナに私のものを押し当てたとき、何故お前はあの様に泣きそうな顔をして私を止めた」
「そ…それ…は」
「身体は私を求めながら、お前は私が嫌いだと申した。嫌いであれば私がどの女と
繋がろうと、お前には何の関心もあるまい。むしろその方がお前にとって願うべき事
ではないのか」
「……」

分からない。
メンフィスが他の人と繋がることが堪らなく哀しかった、只それだけだ。
「お前は自分の気持ちも分からぬのか」
「分かるわ! ……私は、私はやっぱりメンフィスなんて嫌いよ! 私の目の前で、
他の女の人とあんな事をして…!私にするように他の人にも、あ、あんなこと……!!」
メンフィスの姿が歪む。ぽろりとこぼれ落ちた涙に、誰よりも驚いたのはキャロルだった
かもしれない。
だがメンフィスにとってもその涙は目を見張るほど意外なものだった。
95名無しさん@ピンキー:05/02/05 23:49:39 ID:yVyQuceZ
な、なんかええなあ(*´Д`*)=3

作者さま、ありがとうございます
96名無しさん@ピンキー:05/02/06 00:39:19 ID:7HfIi7zC
ありがとうございます。
ま、まだ続くんでしょうか?
97名無しさん@ピンキー:05/02/06 09:36:15 ID:Om7Bt4pO
奴隷キャロルを書いた者です。
昔、暇つぶしでかいたあの作品に、こんなステキな続編をつけて頂けたなんてとっても嬉しいです!
自分の作品の続きとはいえ、萌え萌えです!
続きを楽しみにしておりますね。
98名無しさん@ピンキー:05/02/06 21:27:52 ID:VHLePyY9
      .,lllllllll,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,                  ,iillllllllllii,,    ,,,iillllllllii,,,
  iiiiiiiillllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|                ゙゙!lllllllllllllir .,,,iilllllllllllllll!゙゙′
  .llllllllllllllllllllllllll!!!!!!!!!!!!!!!!!″                ゙゙!!ll!゙",,,iilllllllllllll!!゙゙゜
  .゙゙゙゙゙゙”゛ llllllllllliiiiiiii,,,,,,,、                       ,,,iillllllllllll!!゙゙゜ ___,,,,,
    ,,,iiillllllllllllllllllllllllllllllliii,,                  ,,,,,,,,,iiiiiiilllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
  .,,illlllllllllllllllllll゙゙゙゙゙゙!!llllllllllllli,    .,,,,,iiiiiiiiiiiiiiiiiii,,,、  .llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!!l
  ,illllllllll!゙゙llllllllll|  ,illlllllllllllllll,  liilllllllllllllllllllllllllllllllli,,  lllllllllll!!lllllllllllllll!!゙゙゙”`
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99Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/06 22:07:26 ID:q6ES76Xm
奴隷キャロル作家様、勝手に書いてしまったのに快く承諾して下さってありがとう!
レスを頂けて嬉しかったです。

あと少しだけ続きます。

13
>>94

「キャロル…? 泣いておるのか」
「ちが…っ! どうして泣かなきゃならないの」
「だが、泣いておるではないか」
「ちがう、違うっ」
褐色の引き締まった強い腕が、キャロルを己の胸に引き寄せた。長い指が髪を撫でる。
「勝手よ。メンフィスは勝手すぎる。酷すぎる……!!」
腕の中に囚われたまま、キャロルは力無く呟いた。
「勝手だと?」
「そうよ! 夜伽なんて、そんな人達がいるのになぜ……なぜ、私を?
……私がいなくてもいいじゃない! メンフィスに抱かれたがっている人が沢山いるのに、
何故私にあんな事をしたのっ!?」
「あんな事? ……お前を無理矢理、私のものとしたことか」
いきなり、ぐいと顎を持ち上げられた。目の前に黒曜石の瞳が迫る。
「――――欲しいと思ったからだ」
「……!」
「女を見て欲しいと感じたのはお前が初めてだった。未来永劫お前を他の男などに
抱かせたくはなかった。一生、私しか知らぬ身体にしたかったのだ」
真っ直ぐにこちらを見つめながら当たり前のように言い放つメンフィスに、
キャロルは二の句を継げない。
「お前を抱くたびに、お前以外の女などいらぬと思う。
幾らお前を抱いても、幾らお前の中に放っても、身体も心も満足を知ることがない。
お前を貪り尽くしたい、お前をわたしだけのものにしたい。欲しくて堪らぬのだ。
それの何処が身勝手なのだ? むしろお前の方こそがその責任をとるべきであろう?」
100Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/06 22:08:24 ID:q6ES76Xm
14

「やめてっ! 」
キャロルは渾身の力でメンフィスの腕を振り払い、身構えた。
「お前をいつまでも傍に置くと決めたのだ。拒否はさせぬぞ」
メンフィスが迫る。キャロルは身体に巻き付けた紗を強く握りしめながら後ずさった。
「そんなこと、一人で決めないで! 私の意志はどうなるの!」
「離しはせぬ。何があろうと、この先もお前を私の懐から出すことはない。お前の意志は
いらぬ」
「メン……ッ」
「私が。ファラオのこの私がそう決めた!」
腕を掴まれる。それ以上逃げようがなくなったところで、メンフィスは彼女の唇を塞いだ。
「うう……ン…っ」
顎を抑えられて顔を逸らすこともままならなかった。逞しい肩を押し戻そうとしても
当然のことびくともしない。強引すぎるメンフィスの行為に、キャロルの身体が強張る。
「やっ……!」
「何故だ! 私を拒むなど許さぬ!」
だが碧眼に溢れる涙を見つけると、メンフィスは僅かに秀麗な眉を顰めた。
「私は玩具じゃないわ! 人間なのよ! 無理矢理に犯されて、無理矢理に『女の身体』
にさせられて、私がどんな気持ちで居るか、メンフィスは考えたことがないの!?」
「おもちゃだと?」
「そうよ、そうでしょ!? 玩具なら早く飽きてちょうだい! そして早く私を
ゴセン村へ戻して!! 帰るのよ、未来へ、兄さんやママのところへ帰るんだから!!」
泣きながら声を限りに叫んだその時だった。強い力で、彼女の身体は褥に引き倒される。
両腕を押さえつけ、華奢な身体にのしかかる。メンフィスの端麗なかんばせが目の前にあった。
101Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/06 22:09:10 ID:q6ES76Xm
15

「玩具などではない」
それはこの状況には余りに不相応な、いっそ静穏な声だった。ぎりぎりと手首を締め上げ
られる痛みに顔をしかめていたキャロルは、我が耳を疑ってその声の主を見上げた。
「お前は玩具などではない、キャロル」
「…う、嘘よっ……!!」
そう言うほかに、キャロルに何と言えただろう。
「ではこう言えばよいのか」
唇が近付く。黒髪がさらりと流れ、キャロルの視界を遮る。ゆっくりと柔らかに、
あくまでも穏やかに優しく――――それは重なった。
「んっ……」
な……なに? メンフィスがこんなキスをするなんて……!!
呆然と見上げるキャロルを見下ろすと、メンフィスは僅かに細めた瞳で、やはり穏やかに告げたのだった。

「お前を愛している」

呆気にとられたように目を丸くするキャロルに再びメンフィスが言う。
「お前を家族の元へなど返しはせぬ。ここにおれ、お前は私のそばにおればよい」
胸元から手を入れ、メンフィスがキャロルが纏うただ一枚の布を力任せに引き下ろすと、
男の力に耐えられずに、繊細な紗は音を立てて裂けた。
白い乳房とその頂の、固くなったままの乳首が露わになった。
「嫌い」と口で言いながら身体はメンフィスを待っているのだ、それを知られてしまった。
羞恥に襲われ、キャロルの頬が染まる。
102Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/06 22:11:02 ID:q6ES76Xm

16

「離さぬ。断じて離しはせぬ」
白い両手を頭の横に縫い止めたまま、メンフィスの唇が慈しむ如く耳朶を這い、
小さな穴をもねぶる。
「んっ…」
これまで感じたことのない目眩がするような感覚に、キャロルは思わず両脚をすりあわせ、
足の指で褥を引っ掻いた。彼の唇はほっそりとした首筋を辿り、通り過ぎたあとには
赤い痣を散らしていく。
「や、め……」
メンフィスの唇が胸に下りようとしているのを感じ、キャロルは手を押さえられたまま
身を捩った。
この広い寝台の上には、あの二人の侍女達が居るのだ。同性とはいえ
その目に肌を晒すのは嫌だ。ましてや睦み合う姿を見られるなんて――――だがそんな
キャロルの思いを知ってか知らずか、メンフィスは意に介さぬようにキャロルの白い肌を
容赦なく露わにしてゆく。
「メンフィス、いや、他の人がいるのよ! ……いやよ、い――――」
言葉を続けることを許さぬとでも言うように、メンフィスは己の唇と差し込んだ舌に
よってキャロルの声を遮った。
「ん…んッ…んん……!!」
舌を激しく吸われる。息苦しさに顔を振って逃れても、直ぐにメンフィスの唇が追ってくる。
「ん……んん――――!!」
脚に絡みつく己が引き裂いた布を払いながら、メンフィスの長い指が白く滑らかな脚の
付け根へ向かう。指先の秘所への侵入を防ごうと、キャロルは男の腕を押さえて最後の抵抗を試みた。
引き締まり鍛えられた腕は、無論のことキャロルの力では止めることが出来るはずもない。
103名無しさん@ピンキー:05/02/06 22:25:42 ID:GPcMjSEx
おおっ!
毎日うpされててとても嬉しいです♪
104名無しさん@ピンキー:05/02/06 23:28:19 ID:P9DuGAxu
「奴隷キャロル」モエでした(今も)
続きが読めるなんて大歓喜〜
両作家様ありがとうございます。

105名無しさん@ピンキー:05/02/07 17:16:06 ID:IAMPqVzz
まあ、人それぞれなんだからいいんじゃね?
私だったらそれくらい無問題よん。
106名無しさん@ピンキー:05/02/07 21:43:29 ID:kmYC3Efv
>>105
おわっ!
書き込んだはずのスレにないと思ったらこんなところにある。
今頃気付くなんて、ちゃんとリロードするべきだったよ。
しかもあるべきところでは亀だしorz
107名無しさん@ピンキー:05/02/07 22:43:41 ID:9Qtt+IZw
奴隷キャロルその後の続きを楽しみにしております。
切ないストーリーがいいね。
108Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/07 22:47:07 ID:jHeFIzRz

>>102

17
メンフィスは本気でここでわたしを抱くつもりなのだ、あの人達がいるのに……!!
激しい羞恥が襲いかかる。キャロルは思い切り頭を左右に振ってメンフィスの唇を
振り切り、両手で広い胸を押し返しながら訴えた。
「嫌だって言っているでしょ? いや!」
「黙れ!」
メンフィスは己が引き裂いた紗の一片を手にすると、キャロルの手をひとまとめにして
頭の上で束ね、縛り上げた。
「拒否などさせぬ。お前は私のものだ」
「あ、あうっ!!」
「……わかっておろう? もう幾度も、お前の身体に教えたはずだ」
大きな掌が白くまろやかな乳房を包み込み、長い指が乳首を摘み上げる。吐息を洩らして
白い喉を仰け反らせたキャロルに、メンフィスは畳みかけるように言い放った。
「もうこの様に固く尖っておるではないか。……いやだと? 嘘を申すな!」
「あ…くっ…や、やあっ」
自由にならない腕を持て余しながら彼女は身体を捩った。執拗に絡みつく舌が立ち上がった
乳首の先端を嬲ると、悲鳴に近い声が上がる。いつか抵抗を忘れメンフィスの舌の動きに
キャロルは何度も甘い声で応えていた。
――――まるで麻薬だ……思考の片隅で自分の声がしている。
充分に触れられてもいない下半身が、じんじんと熱くなっていた。
「ああぁん」
キャロルの脚を自らの膝で割ると、メンフィスは其処に指を滑り込ませた。
褐色の指が割れ目を広げる。ささやかな茂みは花びらにねっとりと濡れて張り付き、
充血して固く大きく膨れた肉色の尖りは、ぬらぬらと淫らに光り輝く。
驚くほどに滑らかにメンフィスの指が割れ目を往復し、その感触が、自分の女陰が
既に濡れそぼっていることをキャロルに自覚させた。
109Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/07 22:48:01 ID:jHeFIzRz

18

「あ……っくぅぅ……ああ、ああぁぁっ」
ぷっくりと膨れた突起をぬめった指が撫で回しては柔らかに押しつぶす。
つんつんと戯れるようにつつかれるたびに、びくびくと腰が跳ねてしまう。
乳首と股間の突起、二つの敏感な場所への責めに、キャロルは折れんばかりに背を反らせていた。
「ひっ! あふ、ああぁぁぁん!!」
キャロルのひときわ高い嬌声が上がる。
花びらを更に大きく開かれ、女を狂わせる一点を庇う桃色の包皮を、指で引き上げられて剥かれた。
「ああ、いやっ……!! 開かないでぇっ……!」
縛られたままの手を握りしめ嫌々と首を振りながらすすり泣くキャロルに、
メンフィスは僅かに視線を向けたがその行為を止めることはなかった。
白い太股を両手で押さえつけ大きく開かせながら胸に付くほどに折り曲げると、
指で花びらを開かずとも女の恥ずかしいところが露わになる。
つやつやと光沢を帯びてルビーのように光る、脈打ちながら膨れた珠が顔を見せた。
すっかり剥き出しにしてしまうと一舐めし、メンフィスはその宝石を自らの唇に含んだ。

「ぁはああぁっ!! ひっ……ひぃぃっ! や、やあ、…っあぁん!!」
まどろみの中にいた女達は、キャロルの突然の鋭い嬌声に目を覚ました。
すぐそばでくり広げられていたのは、ファラオと奴隷娘の淫靡な営みだった。

同時に彼女たちは俄には信じられない場面を見ることとなる。――――ファラオが娘の
開いた亀裂に唇を這わせていた。
極限まで大きく開いた娘の秘所を愛おしげに見つめ、指でゆっくりと花びらを
摘んで撫でさする。かと思えば、尖った肉色の芽を舌で嬲り、吸い上げていた。
「あ、ああ!! あう、ぁぁああっ! ふぅぅんッ…」
メンフィスが唇を其処に寄せるたび、薄闇の中でキャロルの白い肌が、快楽にまみれ
狂ったように踊った。唇を離し、メンフィスがキャロルの秘所を凝視しながら
珊瑚色の珠に指を伸ばす。

110Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/07 22:49:51 ID:jHeFIzRz

19

「認めよ、キャロル。そなたは既に私のものだ」
「ち、が……ちがっ…うっ!! あっ、あっ!! ああぁぁあ!! あ、ああ、ひぃっ!!」
ひくひくと震える珊瑚珠を、メンフィスの二本の指がきゅっと摘み上げた。
「やあぁぁあ! だめえぇぇっ!! そこ…そこはッ……あふっ…」
激しく暴れる腰を押さえつけ、尚も突起を摘み潰すように撫でているといっそうの蜜が
溢れ出し、白い尻の下には見る見るうちに染みが広がってゆく。
「ひっ、ああぁぁぁあっ!! やめ……もっ…だめぇぇぇえっ!!はああぁぁん!!」
既に男によって押さえられていなくともキャロルの太股は大きく開き、尻を揺らしては
更なる愛撫をせがんでいた。
湯気が立ちそうなほどに熱くぬかるんだ入り口に、メンフィスの脈打つ塊が押し当てられる。
ゆっくりと焦らすように、それがキャロルの柔肉をかき分けて進みはじめた。
「あ、あん……だ、だめぇ……!!」

先程から、ずっと強い視線を感じた。
女達が、こちらを見ている。羨望と、陶酔と――――激しい嫉妬の眼差しが向けられて
いるのがわかる。
「いやあぁ……ああぁっ、入っちゃ……だめ、やめてぇぇ……ああぁぁあっ!!」
女達が見つめる目の前で、メンフィスの固く張り詰めた滾りが、深々とキャロルのなかに突き刺さった。
111名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:20:41 ID:P6ERjrlV
ほう〜〜〜〜〜っ。毎日楽しみでならぬ。続けよ。
112名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:23:13 ID:0C8freJ2
>>111
ねえナフテラ、
メンフィスったら最近ずーっと
PCに張り付いてるんだけどどうしたのかしら
113名無しさん@ピンキー:05/02/08 01:04:26 ID:N68lZLGR
111のメン様じゃないけど、わたしも毎日楽しみでならぬって感じです。
作家様頑張ってくださいねぇ!
114名無しさん@ピンキー:05/02/08 01:17:05 ID:+MDxCCOc
        /::::)(:::)(:::::::::::)(::::::^::::::::::\
       (::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::\
     /::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ:::::::::::::::)    
     (::::::::::/  ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ::::::::::::丶::::ヽ)
    (:::::::::/ 彡  ノ   ノ  :: 彡:/)) ::::::::::)   
   (::::::::::/彡彡彡彡彡   ミミミミミミミ :::::::::::))
   ( :::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::))
    | =ロ   -=・=-  ‖ ‖ -=・=-   ロ===
    |:/ ‖    / /ノ  ヽ \     ‖ ヽ|ヽ       
     |/  ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ.   ..| |     
   .(         .(●  ●)         ).ノ.  
   (   ・     / :::::l l::: ::: \         ..)  
   (       // ̄ ̄ ̄ ̄\:\.       .) <  うるせーばか  
   .\     : )::::|.  ̄ ̄ ̄ ̄  | ::::(:     /..  
    (::\ :::   ::::::::\____/  :::::  : /:::))   
   )(:::::ヽ  ヽ:::: _- ::::: ⌒:: :::::::: -_     ノ:::::::))
   )((::::::::::\丶\_::_:::::_:::: :::::_/:::: /:::::::: ))
  ((::::::(:::::::::::::\ \ ::::::::::: :::::::::: ::: __/|::::::::)))
     ̄ ̄\  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    / ̄ ̄
          \           /      


115名無しさん@ピンキー:05/02/08 10:56:12 ID:LmSjkazt
どれキャロ続編作家様すごいです。
真っ昼間からモエてしまった・・・
116名無しさん@ピンキー:05/02/08 17:42:35 ID:gP95/4uj
こ の 文 章 を 見 た 人 に は 、 身 の 回 り で 、

3 日 後 に 何 か と て も 悪 い 事 が お き ま す 。

悪 い 事 を 起 き な く さ せ る た め に は

こ れ と 同 じ 文 を 2 日 以 内 に 、

違 う 所 に 5 回 書 き 込 ん で く だ さ い 。

5 回 書 き 込 ま な か っ た 女 子 中 学 生 が 、

書 き 込 み を 見 た 後 、 3 日 後 に 死 に ま し た


117名無しさん@ピンキー:05/02/08 18:37:00 ID:wU5LOd9l
おっ嵐か?
谷に埋められちゃうぞ?
118Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/08 22:49:09 ID:Vq06YyB/
>>110

20

「――――キャロル」
低い声で囁かれた。熱い吐息が耳朶を嬲ると、骨まで溶けてしまうように身体が震えた。
やがて淫靡で粘着質な音を立てながらメンフィスが動きはじめる。
筋肉の盛り上がった肩に抱えあげられた白い脚が、律動に合わせて揺れた。
褐色の肌を流れる汗と押さえた息づかい、絶え間ない鳴き声と、繋がったところから
聞こえる濡れた音。寝室は男と女の濃密な空気に満ちてゆく。
「あッ…ああ、あくっ……ああん、ああっ」
一度は高みに昇りかけながら一方的に突き放された身体に、再び官能の炎が灯る。
なにかに縋りたくて堪らない。
「手を…解いて、メンフィス、お願い…あっ……お、おねが……っああ」
「ならぬ」
「やぁあっ!! おねがい、ふぁあっ……ほどいて、あぁぁ、はああぁぁん!!」
深く何度も貫かれ揺らされながら、キャロルは半ば狂ったように身を捩った。いつしか
瞳から涙か伝う。
逞しい背中を抱きしめたくて堪らない。力の限り、この褐色の鍛え抜かれた身体に腕を絡めたい。
分かっている、身体はもう、陥落させられているのだ。初めて無理矢理に抱かれたあの夜、
生まれて初めての絶頂を与えられた――――何度も与えられたあの夜から、もう何度
メンフィスによって女の悦びを教えられたのだろうか。

――――愛している。
はっきりとメンフィスはそう言った。
信じてもいいのだろうか、あの眼差しを。真摯にこちらを見ていた、漆黒の瞳を。
でもそうすれば、私は未来を棄てなければならなくなる……。
119Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/08 22:50:24 ID:Vq06YyB/

21

「何を考えておる」
戸惑いと疑いの心を見透かしたのだろうか、メンフィスの責めが激しくなる。容赦のない
動きだった。
「私だけを感じておればよい。家族のことも兄のことも思うのは許さぬ。
 申したであろう、お前は私のものだと!」
律動を続けながら、褐色の指が花びらを滑った。包皮から飛び出すほどに膨らんだ肉芽を、
二本の指がぎゅっと摘み上げる。本来小さな筈の突起の上で指が動くたびに、キャロルの腰がくねる。
「ああっ、あっ、あっ……はぁあ……ああぁん、だ、だめぇっ……」
メンフィスが与える一突きごと、珊瑚珠への一撫でごとにキャロルの理性が崩壊して行く。
ただ一点を目指して女の本能が暴走を始める。しがみつきたくて、褐色の背中に力の限り腕を絡めたくて堪らなくなっている。
「はぁんっ…おね、お願いっ……といて、ああぅっ!これ、これっ……といてえ!!」
「ならぬ」
「あぁぁあっ!! お願いよぉっ!! 抱きしめたいの……メン、フィスをっ……あ、あんっ!!」
「認めるのだな。私を求めていることを」

キャロルの懇願にメンフィスは漸く手の戒めを解いた。褐色の背中に白い腕が巻き付き、
時折爪の跡を残して行く。
「あっ、あうぅっ……メ、メンフィ…ああぁぁぁあっ……」
「キャロルッ……!!」
「あ、あく……ああぁぁぁあんっ!! いっ……いっちゃうっ……」
背を仰け反らせ、キャロルが白い喉を晒す。メンフィスは其処に所有の証を刻みつけた。
120Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/08 22:51:28 ID:Vq06YyB/
22


「さ、触ってえっ!!おね、がい……さわっ……ああ、あああぁぁ……あふ……っ」
キャロルの絶頂の近さを、濡れそぼり蠢く女の粘膜で知らされる。


「ひぃっ……あぁ、あくっ…ああぁぁぁんっ! さ、わ…て、そこ……あぁ、ああ、うっ……くぅうっ」
「いきたいか?」
「やっ……やああ!」
耳元で囁くと、メンフィスは指を割れ目に沿って滑らせた。
「う……ぅぅっン……」
あと僅か指が滑れば、震える突起に指が触れる。押し寄せる快楽への欲求に逆らいきれず、
キャロルは腰を彼の指に押し当てる。だが腰を上げた分、彼は指を引いてしまう。
「ああ……」
吐息と共に腰を戻すと再びメンフィスの指が戻ってきて肉芽からぎりぎりのところにまで
触れる。堪らなくてもう一度腰を浮かせると、やはりメンフィスは指を引く――――――
それを繰り返されると、躰も心も堪らなく疼いてしまう。
あと少しなのに……あと少しだけメンフィスが指を進めてくれれば、目も眩むようなあの
場所へ上り詰められるのに。
キャロルの思いをはじめから見透かしていたように、メンフィスが目を細めて言う。
「いかせてやってもよいぞ。お前が、一言口にすればの話だが」
「……な……にを……?」
快楽に潤んだ青い双眸がメンフィスを見上げる。背筋がぞくりと泡立つのを感じながら、
彼は淡々と告げた。

「一言でよい。愛していると」

121Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/08 22:53:12 ID:Vq06YyB/

23

「…………」
静かな漆黒の瞳の前にキャロルが絶句する。燃え始めていた躰の熱が奪われ、理性が急速
に戻ってくるのを感じた。どこまでが本気でどこからが戯れなのか。それとも全てが偽り
なのだろうか。
「……どうして? どうしてそんなに私をいたぶろうとするの? 何が楽しいの?」
涙がこぼれ落ちる。どんな女性でもファラオであれば手に入れられる筈なのに……
メンフィスに弄ばれているとしか思えなかった。
「お前を翻弄しその身に悦びを与えることはあっても、いたぶった覚えは私には無い。
それでもどうしてと聞くのであればこう言うよりあるまいな。お前を愛してしまったから
なのだと」
「……もうやめて」
「お前を愛しているのだ」
「やめてえっ!!」
「止めぬ!!」

繋がったまま、メンフィスが唇を合わせた。口内に侵入し絡まる舌を、キャロルは
何故だか拒むことが出来なくなっていた。
唇を離すと顔を背けたキャロルを強引に己に向かせ、彼は真正面から刺すように視線を送る。
「――――――それでもお前は、私のものだ! 私の腕のなかでのみ喘ぎ、鳴き、震える。
そして必ず言わせてみせよう。私を愛するとな!!」
メンフィスは強く言い放つと、とどめのように猛然と突き上げを始めた。同時にキャロル
の大きく膨れたままの珊瑚珠をぎゅっと摘み、引っ張り、揉み上げる。待ち望んだ
只一箇所への躊躇無い刺激に、キャロルの腰が大きくがくがくと跳ね上がった。

122Ψ(`▼´)Ψ奴隷キャロル・その後:05/02/08 22:56:56 ID:Vq06YyB/
24

「あっ! はああん、あく…くっ! あぁん、あぁん、あぁん」
花芯を柔らかく捻り擦り上げるたびに指に愛液が絡みつき、くちゅくちゅと淫靡な音を奏
でた。褐色の背中に鋭い痛みが何度も走る。同時に、断末魔のような女の壁の痙攣を、深
く彼女のなかに挿入した己のものに感じた。
「あ、あ、メンフィ……だめ、だめぇぇっ! ああ、あん、あああぁぁぁぁああ――――っ!!」
「――――くっ……!!」
キャロルの絶叫と共に、爆ぜる寸前だった滾りが一気に彼女のなかに放たれた。
最後の一滴まで注ぎ込もうと脈打つ男のものと、最後の一滴まで搾り取ろうとする
女の粘膜とがぬかるみのなかで絡み合う。
目も眩むような一瞬のあとで、共に脱力した。
愛欲という言葉そのものの交わりは、しかし確実に二人の間を縮めてゆく。
メンフィスは愛おしげにキャロルの乱れた髪を撫でると、唇に口づけを落とした。

タナは、その様子をぼんやりと見遣っていた。
あれ程に望んでも遂に貰えなかったファラオのものが、奴隷娘のひくひくと震える花びら
をめくり上げながら蜜壷を出入りするさま。そしてファラオが娘のなかに放出したときの
感極まった表情。二人が交わるさまの全てを見続けた。
そして、敵わないと悟った。
ファラオは本気なのだと、初めて本気で女を愛そうとしていると。

数日後、ファラオは後宮の女達全ての夜伽を免じた。そして後宮そのものを廃止した。
キャロルは後宮にはいない。
彼女の部屋は後宮ではなくファラオの館、寝室を挟んだ反対側に造られていた。
そして、一つの寝室、一つの寝台に、今宵も二人で眠るのである。

                               ( 終 )

というわけで、終わりです。
住人の姐さん達、どうもありがとうございました。これで名無しに戻ります。
123名無しさん@ピンキー:05/02/08 23:03:41 ID:9QmteBfY
ありがとやんす、奴隷キャロル作家の姐さん。
ええモン読ませてもらいやした。
おおきに。
124名無しさん@ピンキー:05/02/08 23:20:28 ID:UqKhSpCt
>奴隷キャロル作家サマ。

エロパロ板を意識してのお話・・・・萌えました。
でも、エロだけに走らないあたりが流石に王家の作家サマだと嬉しく思いました。
次の作品も楽しみにお待ちしています。
ありがとうございました〜
125名無しさん@ピンキー:05/02/08 23:37:18 ID:IE8ScAQS
面白かったよん!
やっぱメンフィスもええなあ
126名無しさん@ピンキー:05/02/09 00:12:56 ID:K0wtLl9S
ブー  
          __ __
         ,._ |゚◇゚〉/////` ー 、
        >゚〉〉 /〆/// ,-' ,-`、
        し レ' l l l l / / /,-' ヽ 、
        |二二二二二/ /==== | l
      /l ―   -―、ヽ/====|=l
      /=|〈○〉  〈〇〉ll l⌒l====|=l
     /=l 、、/   、、、 l l ll=== =|=l
     /==l く,-    l l ノ ==== |=l
    /===l ┃    /==== = l=l
    /====l ;    /======|=l
   〈===ヽ.-----,'=======|/
     `i==== |xxx|- ー'l======/lllll
     l====|xxx|  //=====/llllllll
     /==|xxx|  ll======lllllllllll;;;l
    l===|xxx|`ー' l======llllllllllll;;;l
    |===((((((/==i=====llllllllllll;;;;l
    `ーー'`ー' `ー - ー' ̄ ̄
127名無しさん@ピンキー:05/02/09 00:16:04 ID:K0wtLl9S
128名無しさん@ピンキー:05/02/09 01:24:49 ID:qhY1LQKa
      ,-――――――-.
      /           |
     /           |
     /             |
    l"ジェンキン寿司   l
   ,、_lー-―――――‐--、/l
   i ト、ミミ ,r‐- 、``'ニ=‐、.彡リ.
   ヾ,iハ゛.´ _,,、_  i.; _,. ` 彡'i)
    `、j,'  `゚''´:.ノ i::<・ゝ) .ハン       へいらっしゃい!!
     i,   ` ,、/ i_ `` ,r'
   ,r〃'i  ,r'ヽ、 _,〉  /.
   /i:ト、;;i,  ミ=_‐_-, 'i /ヽ__
r-‐'´i::::ハ;;ヾ、‐‐-、  ノ´/i:::'i`i‐- 、_
::i' .l:i 'i::::i ヾ;;`‐---‐'i':/ i、 'i::! i::::i `
:i' i:| !:::l _,r.、;;;;;,r''´ヽi. ll::i i::i l:::'i

129名無しさん@ピンキー:05/02/09 16:40:19 ID:nPHEtbN7
>>126=>>127=>>128 なの?
130名無しさん@ピンキー:05/02/09 16:58:08 ID:k/wrt+G9
スルー汁
131名無しさん@ピンキー:05/02/09 18:08:59 ID:DqeEg6SM
かわいくておもしろいね。
もしやAA厨様の後継者?
132名無しさん@ピンキー:05/02/10 21:49:20 ID:zzZq504a
またあっちで絡み始めたね
133名無しさん@ピンキー:05/02/10 22:55:44 ID:YIgjblyK
また荒れてるし。あのAAといい、見たくないんだが。
いったいなんなんだ?
134名無しさん@ピンキー:05/02/10 23:20:04 ID:WpJm7w2G
( ゚д゚)・∵. グハッ  

エロくていい!
135名無しさん@ピンキー:05/02/11 00:48:05 ID:AK9/+zOO
荒れネタにいちいち反応しなくていいよ。
反応する人も含めて荒らし。
構う人がいれば削除依頼をしても通らないし
創作も投下しずらくなる。
お願いだからそろそろスルーするということを覚えてくれ。
136名無しさん@ピンキー:05/02/11 02:32:49 ID:T/d3xbfd
ハゲドー 
     byアーチャン
137名無しさん@ピンキー:05/02/11 07:32:50 ID:P3qKLYUh
構って遊んでるように見えるよなあ
138名無しさん@ピンキー:05/02/11 16:00:20 ID:6ZyVSbtM
アーチャンのバカァ
139名無しさん@ピンキー:05/02/12 09:47:17 ID:yZ/2l7Ca
ハゲドー
     byピーチャン
140名無しさん@ピンキー:05/02/12 19:17:03 ID:ttmYjYqa
保守代わりに貼っておくね。
ここって、どの位で圧縮かかるんだろ?

       /::: / _ ヽ\     |           |
      /::: ・   |  |   |  /  |   __   /  |   __
      |::::: ,  |  |   / /   |   l /  /   |   l / ―――――――!!!
      \::.  /─-{ / /    |  /   /    |   /
141名無しさん@ピンキー:05/02/12 19:33:15 ID:lJgvnCZo
作家様〜〜!!きてちょ〜〜!!
142名無しさん@ピンキー:05/02/12 22:25:12 ID:wfqul84A
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作
池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作池田大作


143名無しさん@ピンキー:05/02/13 10:59:00 ID:5b8xe6Ia
作家さま・・・来週もマターリしながらお待ちしています。

144名無しさん@ピンキー:05/02/14 16:22:27 ID:baCLOjSA
なんか突然「王家の紋章」全巻買い揃えてハマっている。
そして2ちゃんねるに来て、このスレにハマった。
作家様の作品に萌えた…すごすぎる。もう頭の中はメンフィスとキャロルの
あられもないお姿…でもロマンスしているところが、ただのエロではない
愛を感じまつ。よかったでつ。
145名無しさん@ピンキー:05/02/14 17:45:46 ID:JAhnG8i7
遅レスですが奴隷キャロル・その後、萌えでした。
迫力のエロシーンでしたわ〜。
他作家様のご降臨もお待ちしております…!
146名無しさん@ピンキー:05/02/14 23:23:58 ID:/4+yPRia
この案内も、しておいた方がいいのかな

難民板で進行中のスレ
「王家の紋章 Ψ別室―その7」
ttp://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1107014387/

「O家別室―王族乙女の社交場―Ψ(`▼´)Ψ」以後のSSを
収録しているダイジェストサイトさま
「王家の紋章 2chまとめサイト(仮)」
ttp://houka5.com/yuukan/ouke/index.html

147名無しさん@ピンキー:05/02/15 00:29:06 ID:R6pIW/Ti
>>146
乙です。

管理人様達いつもご苦労様です。
とても感謝しています。
396サンは色々細々と繊細な気配りをしてくれる管理人様だし
嵐サンは、仕事早いのは勿論のこと。太っ腹な管理人様って感じがします。
これからも頑張って下さい。

そして、愛する作家サマ達……これからも素敵なお話楽しみにしてます。
148名無しさん@ピンキー:05/02/15 02:26:48 ID:SoxcLl9g
繊細と太っ腹は、どっちかっつーと逆かなとオモタ
396タソが繊細じゃない…って意味ではないけど、
嵐タソは書き直しもオケとしてるから
後ろ2行には禿同
149名無しさん@ピンキー:05/02/15 21:25:21 ID:hNipdun9
荒らし、全然でてこなくなったね。なんか笑える。
150144:05/02/15 21:32:56 ID:mNo/3bXS
>>146サマ
突然「王家の紋章」にハマった初心者の漏れ(も含めて)に、ご親切に他スレの
ご紹介ありがとうゴザイマス。早速、チェックいたしました。どこでも萌えました。
新たに楽しみが増え、嬉しい限りでつ。
作家様の皆様、これからも作品に期待しております。
151名無しさん@ピンキー:05/02/17 11:54:25 ID:NaLtbLru
期待ホス
152悪戯:05/02/18 08:41:33 ID:3bOfjpd9


決して深くはない眠りから目覚めたとき、隣にはいつものようにキャロルが居た。
東の空が白み始め、ナイルの水音が心地よい。
胸にもたれるように白い躰を預けるそなたの頬の髪をそっと払う。
「う……ん……」
未だ夢のなかを漂うそなたが、まるで甘えるようにわたしの胸に頬を擦り付け、そして
寝返りを打った。
昨夜わたしの口づけに翻弄された肌には、至る所に濃い赤の花びらが散る。わたしの滾る
激情を受け止めた小さな女の園は、この滑らかな脚の間にひっそりと息づいているはずだ。

向こうをむいて、まろやかな肩を緩やかに上下させるそなたの白い背中を眺めながら、
そっと後ろから脚の間に指を触れてみる。
頼りないほどに柔らかい肉の感触が指先に伝わった。起こさぬように加減をしつつ、
触れるか触れぬかの強さで、日毎夜毎にわたしを受け入れる亀裂をなぞる。
「……んっ……」
僅かにそなたが背を反らせた。だがやはり変わらずに穏やかな吐息が聞こえてくる。先程
よりも尻が突き出たように思うのは気のせいばかりでは無い。
女というものは、眠りながらでも感じることが出来るのであろうか。眠りながらわたしに
秘裂を愛撫される、淫らな夢を見ておるのだろうか。
153悪戯:05/02/18 08:42:59 ID:3bOfjpd9



昨夜も事を終えたあと、キャロルは気怠い躰を叱咤して湯殿へ行くと申して聞かなかった。
本当はそのまま眠りたいのだとも申した。ではこのまま眠れば良いではないかと答えた
わたしに、そなたは幾分憮然として、そして恥ずかしげに呟いた。
『このまま眠ったら、また敷布を汚してしまうわ。朝になって侍女に見られてしまうのは
恥ずかしいの。ちゃんと綺麗にしてから眠りたいの』
『王妃たるものがその様なことを恥ずかしがって何とするか。我等は夫婦なのだぞ、夜毎
睦み合うは当然であろう。侍女達もその様なことなど心得て居るわ』
『いやったらいや』
だが何度もこのわたしの責めに晒された躰が持ち主の意のままに動くはずもなく、結局
足腰が立たぬ状態のものを抱いて湯殿へ向かったのだが――――――そこで更にキャロル
は体内にわたしの滾りを受け止める羽目になった。
「む……」
そんなことを思い出していた所為だろうか、股間のものが再び熱を帯び、勃ち上がり始め
るのを感じた。身体中の血液がただ一箇所に集まる、それは慣れ親しんだ独特の感触。
先程までよりもやや強めにキャロルのふっくらとした肉の合わせ目を撫でる。割れ目に沿
って前後させると、予想に反してそこは既に潤み始めていた。
昨夜、湯殿での行為のあとキャロルはわたしに後ろを向かせてそこを清めていたはずだ。
非常に不本意ではあったがわたしが昨夜放ったものは、既にあのときに洗い流されている。
とすると……この潤みは。
154悪戯:05/02/18 08:43:42 ID:3bOfjpd9



更に指を前へと進め、こりこりとしたものに辿り着く。それは、すでにぷっくりと膨れ、
硬く勃ち上がっていた。つんとそこをつつく。
「あは……ああん……」
甘い、だがまだ夢うつつな声が細く上がった。
いつもとは違う興奮を覚えた。キャロルという女の本性を、纏うものもなく晒け出させて
いるかのような。
白い尻が物欲しそうにゆるゆると揺れ、なおもこちらに突き出される。無意識なのだろう
か、まるでわたしの指の動きを助けるように白い太腿が開く。
天の使いと見まごうばかりの美しく無垢な寝顔をしていながら、下半身では尻の間に男の
指を差し入れられ、しとどに濡らしたさまは、何とも淫らなことこの上もなかった。
「あん……あん……あん……」
硬くしこった突起をさするたびに、夢見るような声が何度も切なく響いた。くちゃくちゃ
といういつもの音も徐々に高くなっている。
横向きのまま腰を抱え、蜜を滴らせるその場所に己を突き入れた。
目覚めたとて、一向に構わぬ――――――。

「うう……ん」
突如襲いかかった抽挿に驚いたのであろう、キャロルが絡めた腕のなかで呻いた。
2,3度突き上げたところでキャロルの声から漸く、気怠げな色が消え去る。
「あん、ああ、……えっ……メ、メンっ……!! なっ、なに?」
「漸く目覚めたか。どんな夢を見ておったのだ? 随分と艶やかな声を上げておったぞ」
「やっ、う、嘘っ……ああっ、ああん……いれ、ないでっ……や、やだあっ……あっ、ああ!!」
「残念だがもう、根本まで入っておる。……そら」
「はあああん!!」
女の熱い粘膜をかき回すように腰をつかえば、抗議の声が嬌声に取って代わる。

155悪戯:05/02/18 08:44:23 ID:3bOfjpd9


「や、やあっ!! ぬ、抜い……て、あふっ…メン、フィス!」
「ほう? 抜けと申すか」
心にも無いことを申しおって――――――嗜虐心が心にせり出した。
キャロルのなかから抜けるぎりぎりのところまで己をゆっくりと引き抜いた。蠢く壁が取
り縋るように、わたしのものを離すまいとして締め上げる。
「抜いてと申したゆえに抜こうと致せば……絡みつきおるのはそなたの方ではないか」
「ああ、だって……だって……」
「わたしはそなたの願いを叶えてやろうとしておるに」
「ふああ……あん、ああっ……」
喉を仰け反らせ尻を突き出すそなたの前に手を回して、既に鞘から飛び出し、ぬるぬると
滑る硬い珠を指で弄び、摘んだ。
「ひぁぁあっ!! ああ、そこ……だめ、え……っ」
駄目といいながらそなたは壊れた玩具のようにくねくねと腰を踊らせる。まるでそれしか
できぬかのように。
敷布を握りしめ、なにかに耐えるそなたの横顔を見つめたあと、抜ける寸前まで引き抜い
たままの脈打つ己を、一気に奥へと突き入れた。
「はあぁぁあんっ!! メンフィスぅ……!!」
雄犬が用を足すように、キャロルの片膝に手をかけて脇腹につくほど持ち上げ、尚も律動
を繰り返す。

ほんの悪戯のつもりが気付けば夢中になっている己に内心苦笑しながら、わたしはその
まま白い躰を貪り続けた。




                               終わり
156名無しさん@ピンキー:05/02/18 12:26:27 ID:5FbfZERi
キタ━━━━━━┌(_Д_┌ )┐━━━━━━ !!!!!

作家様ありがとうございます……!!
メン様スキーなので、メン様とキャロルの濃厚な絡みを読ませて貰えて至福……。
個人的に、褥で濃いぃエッチをして足腰が立たぬまま湯殿に抱いて連れてかれた
キャロルが、そこでまたメン様に犯されてしまったというとこにエロスを感じましたw

またの新作をお待ちしております!
157名無しさん@ピンキー:05/02/18 20:32:38 ID:JWGxdkjT
むぅぅぅ…濃厚でござりまするな、ファラオ。今日のご公務はいかが
なされましょうか?リビアを始め、隣国の使者らが控えの間にて
さきほどから待ちくたびれておりますものを…。
158名無しさん@ピンキー:05/02/19 10:54:58 ID:gjVzzWL2
はう……絶倫なメンフィスに激燃えですわ……
悪戯の作家様、モエをありがとう
159名無しさん@ピンキー:05/02/19 16:32:33 ID:Nzd2hkpZ
絶倫じゃなきゃファラオじゃない!
作家サマありがとう〜
160名無しさん@ピンキー:05/02/19 18:09:59 ID:1o+hC5uu
>>157
こういうレスって気持ち悪いですね。
161名無しさん@ピンキー:05/02/19 19:37:30 ID:9j7L8R/7
うん、メンヒス=絶倫 王子=テクニシャン・変態 って感じだよね。
両方好きだけどさ。
162名無しさん@ピンキー:05/02/19 23:40:13 ID:66gvIgsF
変態いうなっ
163名無しさん@ピンキー:05/02/19 23:48:02 ID:wWa48z+I
だって・・・ほんとに変態というかSMの嗜好あるよ、彼。
164名無しさん@ピンキー:05/02/20 02:09:53 ID:YZ5QW+bR
そんな王子だからこそ萌えなのれす
165名無しさん@ピンキー:05/02/20 09:43:50 ID:i7pTpLAD
王子、好き。メン様、好き。選ぶなんて、そんなことできないれす
166名無しさん@ピンキー:05/02/20 10:20:20 ID:mJfrmL9e
でも王子が淡白だったら嫌じゃない??
167名無しさん@ピンキー:05/02/20 12:32:10 ID:jHIkNn2d
メンヒスが淡泊なのも嫌だな
168名無しさん@ピンキー:05/02/20 13:08:31 ID:Jea4O0Rs
メンフィスが淡白だなんて・・・考えられないyo!
いつもギンギンって感じだし(w

王子は淡白というか、病弱になりつつあるのが悲すぃ。
169名無しさん@ピンキー:05/02/20 14:58:04 ID:etOVd220
王子にはMで居て欲しい
170名無しさん@ピンキー:05/02/20 15:37:08 ID:jHIkNn2d
>>169
M?Sじゃなくて?
王子は絶対Sだと思っているんだけど・・・。鞭のこともあるし。
171名無しさん@ピンキー:05/02/20 19:00:22 ID:YZ5QW+bR
王子はSもMも両方できるプロっつーことで
172名無しさん@ピンキー:05/02/20 20:39:36 ID:kmpm2gvS
う〜む、SMか。
ところで皆一斉にアボンしちゃえばくだらない言い争いは消えて
すべては夢にすぎなくなるわよー。

確実に人類が絶滅する天文現象があります。
冬の夜空に特に目立つ星座。それがオリオン座です。
その左上に赤く輝く1等星ベテルギウス。赤色巨星で数千年以内に
その寿命を終え、超新星爆発を起こします。
その時期は、数年以内かもしれないし、もうすでに爆発しているかもしれません。
問題は地球との距離です。その距離は400光年。
人類が爆発を観測した瞬間、致死量の数千倍のγ線が降り注ぎ、
その数百年後には放射性の鉄やニッケルを含んだガスが地球に達します。
スタートレックのようなワープ航法が実現できない限り
地球上の生命は確実に死滅するでしょう。


173名無しさん@ピンキー:05/02/21 10:47:57 ID:UDjMewuT
実際的にはSなんだけど、思考回路はMっぽい<王子
キャロルを切なく思ってるときが一番楽しそうだし
174名無しさん@ピンキー:05/02/21 15:59:53 ID:MaN+OkB8
1人SMプレイで楽しんでいるのが王子じゃないでしょうか?(藁
でも、その苦しむ姿を見て王子に惚れ込む私は何?S?
175名無しさん@ピンキー:05/02/22 10:15:06 ID:60HChlum
176名無しさん@ピンキー:05/02/22 14:23:34 ID:CanSqE67
王子になら鞭打たれても水責めされても(・∀・)イイ!
剣投げられて負傷はカンベンだけど
177名無しさん@ピンキー:05/02/22 14:29:15 ID:hLd/sOEc
同意。
ただし、もっとやさしい鞭にして。。
178名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:51:56 ID:sbB/j17u
薔薇の鞭?
179名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:58:52 ID:qBJxVGMc
っ・・ふぅ・・
180名無しさん@ピンキー:05/02/22 23:27:52 ID:60HChlum
は…う……
181名無しさん@ピンキー:05/02/22 23:55:28 ID:6vgMLxUl
王子になら手篭めにされてもイイ〜
182名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:05:54 ID:f668Wfcz
「そなたは私のもの、誰にも渡さぬ!ええぃ、わからぬのか?わからぬと言うのならば、
体に教え込むまで」
「い、いやぁ、は、はなしてぇ〜」
「放さぬ、私のことを忘れられぬ体にしてやる、逆らうな!」
「い、いや!だ、だめぇ〜〜、あ、ああぁっ!や…め…あ、あぁぁぁぁぁぁ〜〜〜っ!」
と言いつつも、キャロルの細い腕は王子の背に回されて爪を立てているのであった、むふ♪
(終)
183名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:59:56 ID:6LfTkfod
ちーとベタ杉やな
ま、精進しいや
184名無しさん@ピンキー:05/02/23 20:41:10 ID:zJkxhGME
ハードなSMものが読みたいな♪
185名無しさん@ピンキー:05/02/23 21:06:41 ID:A62aUGKy
>>182
なんていうか、王子というよりメンヒスが吐きそうなセリフですな
186名無しさん@ピンキー:05/02/23 21:41:51 ID:f7NQjU3A
>>182
いいなあ〜〜!!是非書いて欲しい!!
187 ◆AisisGTAss :05/02/24 03:31:34 ID:BkZCSoe4
流れに乗って、(というかそのちょっと前から考えていたのだけれど)
投下してみます。まずは4レスほど。
188Prisoner 1 ◆AisisGTAss :05/02/24 03:32:17 ID:BkZCSoe4
「…イズミル王子、そなた何をしにエジプトへ来やる」
キャロルとメンフィスの婚儀の朝。
この日、名実共にエジプトの王妃となるキャロルを奪取せんとエジプトに潜入した
ヒッタイトのイズミル王子は、下エジプトで女王アイシスの手の者に捕らえられ、
女王自らの尋問を受けていた。
「……」
王子はまるで聞こえていない、とでも言うようにアイシスを無視している。
「ほほ…そのように涼しげな顔をいつまで続けていられるやら」
剣を手にしたアイシスは、笑みを浮かべながら王子の肩といわず胸といわず、
傷をつけていく。「ほら…ほら…どうじゃ…何とかお言い」
シュッ、シュッ、と音を立ててアイシスが剣を振り立てる。
 と、苦痛に耐えていた王子が漸く口を開いた。

「今頃は…婚儀の最中であろうな…」

その言葉に、アイシスの顔色が変わった。
輝くばかりの美貌が、恐ろしいほどに青白い炎に包まれたかのごとく---
轟然と、唇を噛み締めている。

「この期に及んでわたくしを怒らせるとは、愚かな身の程知らずめが。
 ではそなたの身体に訊くとしよう…誰か、この者を牢へ連れておいき!
189Prisoner 2 ◆AisisGTAss :05/02/24 03:32:59 ID:BkZCSoe4
>>188
 牢に連れてこられた王子は、立ったまま手足を柵に縛り付けられた。
「何をするつもりだ…」
アイシスは、不敵な笑みを湛え、剣で王子の衣を切り裂いた。
「…!」
王子の鍛え抜かれた上半身があらわになる。続いて下帯も切り裂かれ、
彼の自身までくっきりと現れた。
「くっ…何を…」
「ほほほ、良いざまだこと…。メメク、プトラ、こちらへ」
メメクとプトラ、と呼ばれた侍女が音もなくアイシスの前にひざまずくと、
「では、おやり」

 女王の命を受けた2人の侍女が王子に近づく。王子はさっと緊張し、
アイシスを睨み付けながら身構えた---すると---。
侍女達は、王子の身体に愛撫を加え始めたではないか。
「ん……!」
その舌技が絶妙で、みるみるうちに王子自身がはちきれんばかりに屹立する。
懸命にこらえてはいるが、徐々に息も荒くなってきた。
「おのれ…よくも…っ」 
アイシスは底意地の悪い笑みを浮かべ、ゆったりと扇子を使っている。
「目的を話せば、やめさせてあげましょう」
「む……っ…」
目的を話すわけにはいかぬ。しかし、黙っていればこのままこの女の前で
醜態を晒してしまうことになる。どうすれば---

 王子の葛藤をよそに、メメクが彼の乳首を吸い立て、背中や腰を撫で回し、
プトラは反り返る王子自身をわざと避けながら、内股のあたりや自身の
付け根を舐めまわしている。
190Prisoner 3 ◆AisisGTAss :05/02/24 03:33:45 ID:BkZCSoe4
>>189
 身悶える王子を眺めつつ、アイシスは内心心穏やかではなかった。
王子の美しい顔が歪むたび、身体が熱く火照るのを感じる。
最後にメンフィスに愛されたのはいつだったであろうか。キャロルが来て以来
メンフィスの臥所に誘われる夜は絶えていた---。

『キャロルめ……!!』
メンフィスに抱かれるキャロルを想像し、アイシスは憤怒の表情になった。
残像を振り払うように立ち上がり、王子の目の前に立つと、
「ほほ…もうそなたのモノが涙を流して哀願しておるわ…」
王子の先端からは、まるで泣いているかのごとくうっすらと透明な液体が
滲み出ていた。
 王子は羞恥と屈辱で声も出ない。
アイシスはあざ笑うように、扇子の羽で王子の脇や乳首を撫でる。
「…んっ…ふぅぅっ…」
「これでもまだ話さぬか…」アイシスが侍女に目配せした。

「は…ぁぁ…っ!」
プトラの舌が、王子の根元から先端まで何度も舐め上げ始めた。
舌をとがらせて、くびれをなぞる感触に、たまらず声を上げてしまう。
「う…っ…、や…めろ…」
じゅぽ、じゅぽと音を立てて吸い上げられ、王子は苦悶の表情を浮かべる。
『あ…このままでは…』
今にも達してしまう、と思われたその時。
アイシスが侍女を制した。
「イズミル王子。どうじゃ。話さねばこの先は続けさせぬぞ。ここでやめては
そなたとて困るであろう?」
王子のとび色の瞳は燃えるようにアイシスを睨み付けている。
191Prisoner 4 ◆AisisGTAss :05/02/24 03:35:34 ID:BkZCSoe4
>>190
「これで最後じゃ。王子よ、話す気になりましたか?」
王子は蔑みの色を浮かべた目でアイシスを見つめ、言った。

「…そなたの欲求不満のはけ口にされてはたまらぬわ…」

その言葉にアイシスはカッとなり、
「いつまでそのような口を叩けると思うてか、覚悟しや!」
そう言い捨てると、自らの足で、暴発寸前の王子自身の付け根をぐっと
嬲った。

「あ……っっ……!」
不意に受けた刺激に抗えず、王子はぶるぶると身体を震わせ、次の瞬間
抑圧されていた精が---勢いよく放たれた。

『く…っ、なんという屈辱…!!』

「おーっほっほっほ、良いものを見せてもらったわ。では王子、また後ほど」
侍女を従え、悠々と去って行くアイシスの後姿を見ながら、王子はぎりぎりと
歯噛みする思いだった。
『口惜しい…このような醜態を晒すとは…おのれアイシス、この報いは
充分に受けてもらうことにしようぞ!』
 力尽き、王子はがっくりとうなだれたのであった---。

192名無しさん@ピンキー:05/02/24 11:20:22 ID:mRlR78+i
Mな王子、イイ(・∀・)!!
193名無しさん@ピンキー:05/02/24 12:13:00 ID:SWcu5Psp
いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、嬲られる王子に(*´Д`)/lァ/lァ

Prisoner作家サマ、もっと投下してぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
194名無しさん@ピンキー:05/02/24 16:40:34 ID:0XZqDZur
この後、立場が入れ替わったりする続編なぞあるのでしょうか?
復讐に燃える王子に嬲られるアイシスも読みたいです〜。
195名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:13:30 ID:oE0woLJ1
>>194
Sな王子、Mな女王も萌えですわね
私も読みたいわあ。
196 ◆AisisGTAss :05/02/24 18:15:09 ID:YyG1lWtQ
よかった、好評なようで何よりです。
>>194-195
まさにそれを書いていました…
ではどうぞ。5レスいきます。
197Prisoner 5 ◆AisisGTAss :05/02/24 18:16:02 ID:YyG1lWtQ
>>191
「使いはまだ参らぬのか!ええい、遅すぎる…」
王子を思うさま嬲り者にした後、アイシスは居間でそわそわとテーベからの
密使--アイシスの運命を握る知らせを携えている--を待っていた。

「アイシス様、お待たせいたしました」
「おお、待ちかねました!…して、首尾は」
「生憎…仕損じました…申し訳もございませぬ…」
「……!!」
『キャロルめ…返す返すも運の強い…!!』

 メンフィスの花嫁、エジプトの王妃となるキャロルを亡き者にするべく、
アイシスは幾度となく刺客を送っていた。が、その度に阻まれ、此度も
失敗に終わったために、婚儀はつつがなく執り行われたのであった。
これでキャロルは名実共にエジプト王妃となった。
女王といえども、立場上はもはやキャロルを尊重せねばならぬ---
あまりの落胆に、アイシスは眩暈を覚える。
「アイシス様---!!」女王の忠実な侍女、アリが慌てて駆け寄り、肩を支えた。

『斯くなるうえは…』
この時、アイシスは一つの決心を固めた。
198Prisoner 6 ◆AisisGTAss :05/02/24 18:20:04 ID:YyG1lWtQ
>>197
 程なくして、アイシスがイズミル王子のいる牢へと現れた。
王子は縛を解かれてはいたが、足には依然枷がつけられている。
「…そなたと取引がしたい」
搾り出すような声でアイシスが言った。
「取引とは?」
「そなたを解放する代わりに…1万の兵を借りたい」
「ほう?反乱でも起こすと言われるのか?」
「…貸すのか、貸さぬのかどちらじゃ」
「…断る、と言ったら?」
王子の瞳に鋭い光が宿る。

アイシスは沈着な面持ちで告げた。
「断れば、その命貰い受けましょう」

「……即答はできぬ。1万もの兵を動かすとなれば、わが父王の許しが
 なくば、まかりならぬゆえ」
「では、書状を」
アイシスはパピルスと筆を王子に手渡した。
「して、何と書けばよいのだ」
「わたくしに力を貸すことに決め、ついては1万の兵を送るようにと…」
「!!私はまだ力を貸すとは言うておらぬ」
ほほほ…とアイシスは妖艶に笑う。
「そなたはわたくしの囚われ人。生かすも殺すも、わたくしの心次第…
 もはや、そなたに選択の余地はないのですよ…」

 パピルスを手に、アイシスが衣擦れの音と共に去って行った。
アイシスにはわからぬことだが、書状には密かに王子と父王との間だけに
通じる暗号が隠されている---この書状は偽りである、と。

ともあれ、王子に残された時間はわずかであった。
199Prisoner 7 ◆AisisGTAss :05/02/24 18:21:48 ID:YyG1lWtQ
>>198
「髪の毛の間までは調べなかったな…」

 その夜、王子はかねてから計画していた脱出を実行にうつした。
『哀れな女王よ、恋の為にはなりふり構わず…か…
 ---もっとも、女の為にエジプトまでやってきた私も似たようなものだが…な』
編み上げた髪をほどき、中からやすり状の鉄器を取り出すと、足枷を壊す。
物音に気づいた番兵が、牢の様子を見に近寄ってきた。これを気絶せしめ、
手足を縛り上げると、鍵を探り当てて隣の牢へと急いだ。

「王子!」
「ご無事で…何よりです」
王子に付き添ってきた従卒たちも、幸い軽傷のみですんだらしい。
「これを。牢の鍵だ。そなたたちはただちにここを脱出し、かねてより打合せ
 していた場所で私を待て」
「ですが、窓の格子が…」
ふっ、と王子は苦笑を漏らす。
「ナイルの娘が私の部屋でやった方法を用いれば、青銅の格子は破れる」
従卒らは顔を見合わせた。
「あっ…そうでした…。して、王子はこの後どうなさるおつもりで?」

「女王アイシスに借りを返すまでは、出たくともここを出られぬ。
 ---さあ、早く行け!急がねば 夜が明けてしまうぞ!」

 言い捨てて、王子は月明かりを頼みにアイシスの寝所へ向かう。
その瞳には残忍な色が宿っていた。
200Prisoner 8 ◆AisisGTAss :05/02/24 18:23:09 ID:YyG1lWtQ
>>199
 アイシスは寝台で独り、身悶えていた。
『…メンフィス…ああ…愛しい弟よ…。そなたが欲しくてたまらぬ…』
今日、イズミル王子の裸体を見た時---身体の奥が疼いた。
美しい王子がいたぶられ、精を放つのをうっとりと眺めていたのだ…。
「ん…っ、あっ…は…ぁ…」
たわわな乳房を自らの手で揉みしだき、アイシスは弟の面影と王子の
艶やかな身体とをいつしか重ね合わせていた---

「美女が悶える様を見るのは、男冥利につきるな」

「………!」 ---その、声は---
「王子、どうやってここへ…(ハッ!)りょ、慮外者!誰か、アリ、誰か!」
「叫んでも無駄だ…そなたの召使はみな、眠っておる」
王子がゆっくりとアイシスに近づく。アイシスは思わず後ずさりしてしまう。
「先刻はよくもこの身にかかる屈辱を与えてくれたな…。ついては、その礼を
 しに参上した」
アイシスの顔が引き攣る。「何を、しようというのです…」
「安心せよ。命まで取ろうとは言わぬ」
王子が寝台に上った。アイシスは追い詰められている。射るような王子の
瞳に、身体が凍りつくのを感じた。

「!何を…」
王子はアイシスの両腕を掴んで上に上げさせると、解いた帯で寝台の柱に
結わえ付けた。たちまち薄衣がはだけて、豊満な女王の裸体が露になる。
「孤閨を守る女王よ…毎夜、このように己で慰んでいるのであろう?」
「……!」 怒りと羞恥でアイシスの顔が緋色に染まる。

201Prisoner 9 ◆AisisGTAss :05/02/24 18:24:42 ID:YyG1lWtQ
>>200
「そなたの望むものを、とらそうではないか」
「望む、もの…!?」
「ふふ…そなたが望むのはこれであろう?」
王子は着ている衣をめくり、アイシスの眼前にそそり立つ自身を突き出した。
「そ、そのような…!」アイシスは思わず目をそらす。
「いらぬと言うのか?」
「そのようなもの…いらぬ…!」
「では、そなたの身体に訊いてみるとしよう」
言うやいなや、王子はアイシスの両足を大きく広げさせた。

「くっ…」
その中心は、ぐっしょりと濡れているのが薄明かりの下でも充分に見える。
指を伸ばし、その源に触れると---くちゅ、とかすかな音が聞こえた。
『はぁ…っ…!』 アイシスは懸命に声を立てぬよう耐えている。
「ふっ…身体のほうは正直だとみえる…」
王子は長い指をさらに奥のほうへと進める。最深部まで到達したのを確認し、
一度引き抜くと今度は2本の指をズブリと差込み、前後に動かした。
---くちゅ、くちゅ、くちゅ…
耐え切れず、アイシスが歓喜の表情に変わる。身を捩り、我知らず王子の
指が自らの最も感じる部分に触れるよう、腰を振りたてていた。

「では、今度はこちらの番だ」
王子はアイシスの口元に、屹立した自身を突きつけた。
「言っておくが、おかしな真似をすればそなたの素首、即座にひねり潰す」
王子の目には本気の光が宿っている。
アイシスはふらふらと、王子自身をその口で迎え入れた。
202名無しさん@ピンキー:05/02/24 19:50:14 ID:JupHBkmN
S王子キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
203名無しさん@ピンキー:05/02/24 22:50:04 ID:6NhO8WZo
きゃあああ〜〜〜
お待ちしておりました〜
なにげにメル欄でもワラカしていただきました。
続きを楽しみにしています。
204名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:02:16 ID:tjJ9d3e2
私もメル欄でも楽しませて頂きました♪
続き、お待ちしておりまするm(__)m
205名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:04:32 ID:lhEy4KUp
攻め王子もイイ!!
は、早く続きをキボンヌ!!
206名無しさん@ピンキー:05/02/25 15:54:09 ID:yFs+IiHD
王子はプライドの高いバリ攻な姿と、なぜか陵辱されて地に膝をつくMの姿が
同時に見たいお方・・・
色んな魅力がある人なのね〜
207名無しさん@ピンキー:05/02/25 17:49:59 ID:Dor7+ReY
おお、これぞ、「大人の王家」ですね。SMの要素がいっぱいの「王家」
次が楽しみだ〜(・∀・)!!
208名無しさん@ピンキー:05/02/27 16:30:04 ID:jALuAYWA
続きが待ちきれません(*´Д`*)=3
209 ◆AisisGTAss :05/02/27 23:55:08 ID:gS5gia5N
週末忙しくて進みませんでした orz
すみませんがもう少しお待ちを。
210 ◆AisisGTAss :05/02/28 03:44:10 ID:Bw0WcBCf
大変お待たせしました…
3レス投下します。
211Prisoner 10 ◆AisisGTAss :05/02/28 03:46:57 ID:Bw0WcBCf
>>201
 エジプトの誇り高き女王、アイシスは今、敵国ヒッタイトのイズミル王子の
男根を頬張っている。
『今頃は王妃となったナイルの娘がメンフィス王に抱かれているであろう…』
『本来ならば今頃はわたくしがメンフィスの腕に抱かれているはずであろうに…』
期せずして同じ光景を思い浮かべる2人の思惑はそれぞれに-----

 「ん…そなた、なかなか巧いな…。先刻の侍女にも劣ら…ぬ……、っ……。
 ぁっ…メンフィス王…も見る目が、、っ、ない……」
吐息まじりの王子の言葉を、目を閉じたアイシスは虚ろに聞いている。
愛するメンフィスに操を立てるつもりならば、舌を噛み切ればよい。なのに、
王子の言うままに、心よりも身体が先に動いてしまう。そんな自分が口惜しく
歯がゆく---そして何より、誇りよりも“女”を選んだ性(さが)を---呪った。

 しかしこれからのアイシスの<働き>如何では、現在のところ王子にある
主導権を覆すことも可能かもしれぬ。この身体が王子を縛ることができるなら---
そんな打算も内に秘め、アイシスは持てる技を全て繰り出すつもりであった。

 「下手な真似はせぬゆえ…この腕を自由にしてたもれ」
王子はアイシスの表情を一瞥する。その時女王は妖しい笑みを浮かべ、王子を
誘うように真っ直ぐ見つめ返していた。
「……よかろう…」
 自由になったアイシスの手が、王子自身を軽く握った。その手はひんやりとして、
王子の熱い昂ぶりを心地よく刺激する。先端を舌で攻め、もう一方の手は
王子の太股から上へと撫で上げ---陰嚢を指先で弄ぶ。
アイシスは王子の根元から裏筋に沿って舐め上げると、音を立てて強く吸った。
「あっ……う…ふぅぅっっ…ぁぁ…っ…、、、」
眉根にしわを寄せ、切なげに王子が首を振る。ひざまずくアイシスの黒髪を
きつく手にからめ、絶え間なく襲う快感と必死に闘いながら。
 それを見上げるアイシスの目はどことなく勝ち誇ったかのようであった。
212Prisoner 11 ◆AisisGTAss :05/02/28 03:48:16 ID:Bw0WcBCf
>>212
 実際、王子はあと少しで闘いに負けるところだったのである。
それほどアイシスは巧みであった。危うく回避出来たのは、アイシスが目で
『もう陥落寸前か』と挑発しているように思えたからであった。
そこで王子は反撃に出ることにした。アイシスの髪を引っ張り、口を自身から
離させると、背中から抱きかかえる。
 「まだ、お楽しみはこれからだ…」
耳元で囁くその声音に、アイシスの肌がぞくりと粟立つ。

 「メンフィス王に愛されるとき、彼奴はまずそなたのどこに触れるのだ…?」
「なっ…何を…」
「早く言え…」
「…く、首筋…を…」
「ほう、こうか?」 王子がアイシスの首筋に唇を這わせる。
「あっ…」
「それから?」
「ぁっ…む…ね…、胸を……あっ、あっっ、はぁ…んんっ…」
王子はアイシスの胸を後ろから揉みしだき、背骨の両側に舌を這わせた。
「それから…?」
「んっ、あっ…ち…くび…」
「乳首を、どうする?」
「…つ、つまんで……あぁぁっ、あっ、あ…ん…ぁぁ…」
我慢できず、アイシスは王子の首を巻き締める。
王子は少し乱暴に乳房を揉んでは、2本の指で乳首をつまみ、こねくり回す。
「あぁ、もっと…、、んっ、ぁぁ、あ…」
「命令されるのは嫌いだ…やめてしまおうか…?」意地悪く、王子が言う。
 アイシスは一瞬ためらう---けれど、やはり言わざるを得ない。
「…お、お願い…もっ…と…」

 『ふふ、エジプトの誇り高い女王もただの女だな…』 王子は密かに微笑む。

213Prisoner 11 ◆AisisGTAss :05/02/28 03:49:28 ID:Bw0WcBCf
>>212
 次に王子は、自らの足の間に入れていたアイシスの身体を少し持ち上げ、
膝で女王の両足を開かせた。溢れ出た愛液は既に腿を伝っている。
そうしておきながら、王子はあえて執拗にアイシスの乳首を弄び、たまさかに
耳たぶを軽く噛んだりしていた。
 アイシスは、王子の手が下へと向かうのを待ち焦がれていた。無論王子は
彼女が焦れているのを知っていてやっていることである。---この時点で、
アイシスの打算など既に成り立つものではなかった。
囚われ人に、今や逆に囚われている立場なのだから。

「どうした?何かしてほしいのなら言ってみよ」
「っ…んんっ……言え…ぬ…」
「…言えぬなら、このままだ」
 アイシスの頬が染まる。命令するのは慣れているが、されるのには慣れて
いない。けれど、次第に奇妙な感覚が彼女を支配し始めていた。
「くっ……。………て…」
「ん?」
「ぁ…、ここ、をさわ…っ…て…」消え入るような声でアイシスが言う。
「“ここ”ではわからぬ。…私の手をそこに導け」
 アイシスは王子の手をとり、自らの身体の中心---まるで別の生き物のように
火照っている場所---へと、導いた。
「ここをどういうふうに触るか、このままやってみよ」
言いながら、王子も自分が段々興奮してきているのがわかった。
高飛車な女に屈辱を味わわせるのは、堅牢な城砦を1つ陥落させるのにも
似て---実に、痛快であった。

 アイシスの理性はもはや意識の片隅に追いやられていた。
王子の長い指を2本選び、自らの秘所を縦に上下させる。
「は…ぁ…っ…んっ、んんっ…ぁぁっっ…あん…あ…」
乱れるその顔はなお、妖しく美しかった。
214 ◆AisisGTAss :05/02/28 03:53:35 ID:Bw0WcBCf
ぐわっ、>>213は chapter12でした…たびたびスンマソン

ついでに>>201の下から3行目、

  × ひねり潰す
  ○ へし折る

に脳内修正していただけると助かります。
頭の中では憶えてたのに、入力するとき忘れてたよ…
215名無しさん@ピンキー:05/02/28 10:58:37 ID:G2auqXH1

キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

う、上手いなあ!
アイシスと王子と作家様の(筆力の)テクニシャンぶりに萌え♪です〜
216名無しさん@ピンキー:05/03/01 01:14:40 ID:SEu7CmaE
す、すごい。。。。
217名無しさん@ピンキー:05/03/01 16:04:03 ID:p4O2miOE
さすがは王子&アイシス。
大人っぽくてドキドキする〜
218 ◆AisisGTAss :05/03/02 04:21:02 ID:Jn8af28E
完結編です。読んでくださった皆様、ありがとうございました。
もし「もっとこうしたらよかった」等気づいた点があればお教えくださいませ。
219Prisoner 13 ◆AisisGTAss :05/03/02 04:23:48 ID:Jn8af28E
>>213
 王子の熱く硬い昂ぶりが腰に強く当たっているのを感じ、アイシスは片手を
後ろに回してそれを握った。
「欲しいのか…?」 乳房をぎゅっと掴みながら、王子が訊ねる。
「…んっ……、、ほ、ほ…しい…」
「どうしてほしいか、言ってみよ」
王子の口調は穏やかだが、その言葉は刃物のように鋭くアイシスを抉る。
「…っ……」
「さあ……」

「んんっ…お、王子、の****を…、わたくし…に、い、入れ…て、…ほし…い…」

 愛するメンフィスとの営みにおいてですら口にしたことのない淫らな言葉を、
この敵国の王子に言わされ、アイシスは羞恥で消えてしまいたく思った---けれど、
また同時に子宮の奥がじゅん、と疼いたのも事実であった。

 王子は口元にうっすらと笑みを浮かべ、アイシスの腰を浮かせると、自らの
猛々しく隆起したものをずぶり、と埋めた。
「はぁ…ぁ…ぁぁ…っ……!!! あ、あぁ、あんっ」
 待ち焦がれた瞬間が訪れ、アイシスは歓喜のあまり我を忘れて腰を振り始めた。
王子もアイシスの動きに呼応するように自らの腰を打ちつけながら、乱れる女王の
首筋から背中にかけて唇を這わせ、密かに征服の証ともいうべき紅い印をつけていく。
「ぁ、ぁっ、ん、んんっ、あっぁっ…、、あ、ん、い、いいッ、あん、あぁ…」
しなやかにその身体をのけぞらせ、アイシスは官能の波に溺れた。波は王子の
身体のリズムと連動し、うねりをあげて大きくなってゆく。
「あぁっ、…からだが…とけ…そう…」
その言葉を聞きおわる前に、王子は動きを速めた。
「んっ、あっ、あぁ、あ、あん、あん、あ、あ、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁ……!!!!」

 アイシスの内部がきゅうっと収縮し、王子自身を刺激する。
王子は荒い息をついているアイシスの身体を前に倒すと、一度身体を離した。
220Prisoner 14 ◆AisisGTAss :05/03/02 04:26:43 ID:Jn8af28E
>>219
 「アイシスよ、もう降参か…」
イズミル王子の愛撫と容赦ない言葉責めに翻弄された女王アイシスは、敗北を
悟った。悔しいけれど、快楽に飢えた身体に与えられたそれらのことは、この上
もなく甘美な味がしたのであった。
『こうなれば、どこまで堕ちても同じこと---』

 アイシスは王子の為すがままになっている。
王子は犬のような格好をしたアイシスの、まだひくついている秘所に指を伸ばした。
「ひっ……!!」 アイシスは短く悲鳴をあげる。
間もなく、再び王子自身がアイシスの中に入ってきた。
「はぁぁ…っっ…、、んっ…」
 王子はアイシスの腰を支え、深く貫くと、律動を開始した。
アイシスの内部の襞が王子を締め付ける。それはまことに具合が良く、気を
緩めるとたちまち限界を超えそうで、我慢するのにかなりの精神力が必要だった。
『く…まだまだ…』 王子はアイシスの背中に覆いかぶさると、揺れる乳房を
掴み、めちゃくちゃに揉みながら、さらに激しく腰を打ちつけた。
「あっ、んっ、んんっ、あ、はぁん、あ、あ、、」
『なん…だこれ…は……。気持ちが…良すぎて…おかし…い』
快感と共に、アイシスの意識には次第に靄がかかってくる。
「…あっ、や、んっ、んんっ、いやっ、あ、だ、だめっ、だ、め、あ、」
「ハァッ、ハッ、ン、ン、ァッ」 王子も切なげな吐息を漏らす。
「…や、だ、、ん、あっ、んっ、だ、め、もう、あ、あ、んっ、あ、あ、あ、あ、、、っ、
 ぁぁぁ、……!!、……………!!!!」

 最後は声にならぬ声をあげ、2度目の絶頂を迎えると、アイシスは意識を失った----。

「はぁっ、ぁ、ぅんっ、ん、ぁっ、ぁ、ぁ、、はぁぁぁ……っ!!!!」
 脳裏に稲妻が閃いたような感じと共に、下腹部にどくどくっ、と迸るような感覚を
覚え、王子も追いかけるようにアイシスの中で果てた。
「……アイシス、め、…気を失ったか…」
 王子の復讐はここに完璧な形で成就した。
221Prisoner 15 ◆AisisGTAss :05/03/02 04:30:17 ID:Jn8af28E
>>220
 数刻後、まだ夜が明けきらぬ砂漠には、ただひたすらにテーベへと急ぐ
イズミル王子の姿があった。

 『ナイルの娘よ…待っていよ…』

 その愛しい娘は今、他の男の腕に抱かれて眠りについているはずである。
 『再び合いまみえる時には、そなたはどれほど美しくあでやかになっている
ことであろうか---』
 王子は可憐な白い花のような娘を思い浮かべる。
『量り知れぬほど貴重な身の上となった御身を…富めるエジプトもろともに
我が物としてくれん…。新婚の夢覚めやらぬそなたを、近い未来必ずやこの
腕に抱いてやろう…』

 「必ずや、この腕にな…、フッ…フハハハハハ……!!!」




  〜〜その同じ頃、テーベの宮殿にて〜〜


 キャロルは、肩に絡みついていたメンフィスの腕をそっと外すと、窓際へ行き、
夜明けの空を不安げに眺めた。

 『…何故かしら、イズミル王子の笑い声が聞こえるような…気がする…』

---これからメンフィスとの幸せな暮らしが始まるはずなのに…
 しかし、高らかに笑う王子のイメージはいつまでもキャロルの脳裏にこびりつく
ように離れなかった---

Fin.
222名無しさん@ピンキー:05/03/02 07:32:51 ID:do2OOpFT
ごちそうさまでした!
おいしくいただきました!
ありがとう職人様。
223名無しさん@ピンキー:05/03/02 08:53:21 ID:+6Fq8tRz

キタ━━(^▽(゚Д(・д( ̄∀(´∀(・∀・)_ゝ`)ρ`)┓━)Д`)∇゚)━━♪

いい! 激しくイイ! とにかくイイっ!!!
作家様、どうぞまた書いてくださいませね〜〜〜〜〜
224名無しさん@ピンキー:05/03/02 10:02:40 ID:gK+4JvQK
次回はアルゴン様もの、プリーズ!
225名無しさん@ピンキー:05/03/03 11:52:12 ID:IXjLrJG3
何でもいいからまた書いてください!
226名無しさん@ピンキー:05/03/03 15:07:33 ID:MPXyMEeU
こんな作品は読みたくないその一

アルゴン×ネバメンの801
227名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:51:42 ID:jtmQ3TIt
こんな作品は読みたくないその弐

カプターがネバメンにカマ掘る話
228名無しさん@ピンキー:05/03/03 23:27:35 ID:8WMpBNXg
はぁ〜〜すばらしかったです〜ハアハア
ご馳走様でございましたm(__)m
229名無しさん@ピンキー:05/03/04 17:53:58 ID:1F0rXYmc
イズミル×アイシスすごく良かったです!
王子もアイシスも受け攻め両方似合うのが萌え〜
是非また何か書いて下さい!
230 ◆AisisGTAss :05/03/05 00:54:19 ID:Lunn6USF
皆様の反響、正直嬉しいです (つд`)<アリガトウ!!
実は王家のコミックス、29巻まで集めて挫折→ちょっと遠ざかる→今は立ち読み
なので、ミノア以降、アマゾネスとかそのへんは全然わかりません…
すぐには無理ですが、またそのうち書くことができたら読んでやってください。
アルゴン…ちょっと難しいなぁ〜。他の作家様におまかせします…

皆様の雑談は大いにSSのヒントになりました。
あまり自分語りするとウザいと思うんでこのへんで。
231名無しさん@ピンキー:05/03/05 09:40:40 ID:kZ5NBMxq
ねえねえ、みんなはどんなシチュが好きだ?
私はやっぱり王子やメンヒスのお仕置きかな〜。
二人とも得意そうじゃない?
232名無しさん@ピンキー:05/03/05 23:27:26 ID:nnIkv9i9
お仕置き…いいですな〜〜ぐふふ( ̄Щ ̄)
233名無しさん@ピンキー:05/03/06 02:22:42 ID:v6cuSoiy
その場合、お仕置きされるのはやっぱりキャロルになるのか?
234名無しさん@ピンキー:05/03/06 02:38:49 ID:W0jaq4Q2
え〜〜〜〜!?
キャロールじゃ萎
235名無しさん@ピンキー:05/03/06 03:09:50 ID:M3CiexAy
>>234
じゃあ誰がいいんだよぉ!
236名無しさん@ピンキー:05/03/06 10:34:21 ID:y3t+64vm
わ・た・し♪
237名無しさん@ピンキー:05/03/06 10:45:53 ID:cor/lkt3
>>236
藻前はだれだ(ワラ
238名無しさん@ピンキー:05/03/06 11:05:18 ID:U7UAbwOW
あれだけ脇キャラがいるのに
萌えられるキャラは一人もいないなんてorz
細川さんの愛情がいかに偏っているかわかるような・・・





239名無しさん@ピンキー:05/03/06 15:48:20 ID:l4ABn4Co
王子にも愛情を注いでほすいわ〜
240名無しさん@ピンキー:05/03/06 21:27:11 ID:m45JwtGD
やなこった
241名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:14:24 ID:HTIOS7Ch
ひどっっっ
242名無しさん@ピンキー:05/03/08 00:07:06 ID:EjfuPt9J
作家さま〜〜〜ご降臨お待ちしております〜〜〜〜♪
243名無しさん@ピンキー:05/03/08 22:58:00 ID:0RNKF7en
囚われた王子にメン様がキャロたんとのえっちを
見せつけちゃうなんてのはどうですか?
メン様ってばキャロたん後ろから羽交い絞めに
して「あんあん」言わせちゃったり、両足抱え
上げちゃったりして・・・。
244名無しさん@ピンキー:05/03/09 07:40:35 ID:dTFSDegO
むしろ逆のほうが
245名無しさん@ピンキー:05/03/09 12:54:10 ID:zYB8cOGo
というと、囚われたキャロルに王子がメン様とのえっちを
見せ付けるということかしら?
246名無しさん@ピンキー:05/03/09 13:00:25 ID:UOfH+WPb
プニュ( ´∀`)σ)Д`)
247名無しさん@ピンキー:05/03/09 14:28:03 ID:hLXMXp/4
ほんとに王家ってあんまり魅力ある女性キャラいないよな…
248名無しさん@ピンキー:05/03/09 15:40:16 ID:7aGCIXYB
だって、ヒロインからしてアレだし・・・w
249名無しさん@ピンキー:05/03/09 16:10:12 ID:EjNlikjy
ヒロインてのは多かれ少なかれ作者の理想が投影されてるものだから
王家がお婆ちゃん漫画である以上しょーがない、山葵・・・
にしても婆さん、金髪碧眼に憧れがあるみたいだな。
外見さえアレなら後は婆さんなり精一杯の少女のイメージを凝縮した結果だろ。
いくつなんでしょ、細川御大w

そのうちキャロル、永遠の16歳とか言ってるうちにボケが入って老衰で逝くヨカーン
それもまた古代エジプトwの神秘だけど
250名無しさん@ピンキー:05/03/09 16:19:24 ID:RGIgQ2jk
金髪碧眼ってことはゲルマンの血が入っているということか。
何でライアンだけ黒髪?父ちゃん黒髪→白髪だったのか?
ライアンだけ実は血がつながってなくて…だったら面白いけど
伏線がこれ以上増えてもなあ。
251名無しさん@ピンキー:05/03/09 16:25:07 ID:3J9kPm4d
>>245
ワラタ
252名無しさん@ピンキー:05/03/09 16:25:26 ID:UOfH+WPb
>>249
69歳って書き込みがあったのをどこかで見た記憶が・・・・・
253名無しさん@ピンキー:05/03/09 16:42:59 ID:p2pFvk3q
細川先生のことをお婆さん呼ばわりやめて
254名無しさん@ピンキー:05/03/09 16:48:25 ID:+CR3H6U/
同年代の人?
現実を見なきゃ
255名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:04:55 ID:yMAL4JL0
女主人公がモテモテ一人勝ち。あとの女はブスばっか。
256名無しさん@ピンキー:05/03/09 22:29:07 ID:greOp5y6
どうした、おまいら!!
なんかすさんでるぞ!
257名無しさん@ピンキー:05/03/09 22:30:59 ID:RaoX+EuZ
ああ…
258名無しさん@ピンキー:05/03/10 00:13:55 ID:a8VQzy6s
「ふっ…王子よ、口ほどにもないな、そなた男は初めてか?」
メンフィスは、後ろ手に縛られ裸体のままうつ伏せにされている王子の上に
居丈高に立ち上がって見下ろしていた。
「く…っ、メンフィス…!貴様、殺してやる…!」
「ははは…そんな言葉に私が屈すると思っているのか?愛しの王子よ。実は
前々からこのメンフィスの狙いはそなた1人、あきらめるのだな、そなたは
今日から私の囚われ人ぞ、いい加減あきらめ、私を受け入れるがよい、その躯
でな」

なんてシチュはいかがでしょ?どなたか完成させて下さい。文才ないので、これ以上
書けません。
259名無しさん@ピンキー:05/03/10 05:43:24 ID:PHWrij+X
>>258
ごめん、それは書けない…萌えないんだ…(萌える人もいるだろうけど)
でも違うの書いちゃった。6レス。
260blinded 1:05/03/10 05:44:45 ID:PHWrij+X
 ヒッタイトのイズミル王子に攫われた王妃キャロルを奪還すべく、砂漠にて
激しい戦いを行ったエジプト軍は、ついに王子の軍勢を破り、勝利を得た。
生き残った王子を含む数名のヒッタイト兵は、捕縛されてエジプトへ連行される
こととなった。

 オアシスの天幕では、久方ぶりに愛しい王妃を自らの腕に抱くことができて
いたく上機嫌のメンフィスが、キャロルと共に休息をとっている。
「キャロル、しばらく見ぬ間にそなたはまた美しくなった…。しかし、そなたは
 軽はずみすぎるぞ。まったく、何度恐ろしい目に遭えばわかるのだ!
 今宵からはもう離さぬぞ、よいな!」
「ええ、メンフィス…ごめんなさい、心配かけて…」
久方ぶりの再会に、2人はかたく抱き合った。
「そなたをイズミルごときに奪われるわけにはいかぬ…」
メンフィスは、執拗にキャロルをつけ狙うイズミルのことを思いだすと、激情が
こみあげてくる。
(イズミル…彼奴めには身の程を思い知らせねば!)

 「キャロル、私と一緒に来るのだ」
メンフィスはそう言って、キャロルを別の天幕へと連れ出した。
そこには、手足の自由を奪われたイズミル王子が黙然と座りこんでいた。
メンフィスは見張りの兵を遠ざけ、王子の眼前に立ちはだかる。

(!ナイルの姫……。なんと口惜しい、もう少しでそなたを奪えたに…!)
王子はキャロルを見てわずかに身体を動かしたが、目の前にいる愛しい娘を
抱き寄せる事はもう叶わぬと諦め、警戒の色を濃くした目で憎っくきメンフィスを
睨み付けている。
261blinded 2:05/03/10 05:46:11 ID:PHWrij+X
>>260
 「イズミル王子よ、そなたには高い代償を払ってもらわねばならぬ」
「……殺すなら、さっさと殺せばよい」
「おお、無論そのつもりだ。だが、そなたはなぶり殺しにしても飽き足らぬ…」
メンフィスの眼に残忍な色が浮かぶのを見て、キャロルは言い知れぬ不安に
おののいた。メンフィスの元に戻れたのは何よりも嬉しい、けれど自分をこれほど
まで愛してくれている王子を、憎む事はできない──
「メンフィス、残酷なことはやめて」
その言葉に、メンフィスのこめかみがぴくり、と動く。
「そなた、この期に及んでこやつをかばおうというのか!?」
「い、いいえ、そうじゃないの、……」
(ああ、かえってメンフィスを怒らせてしまったわ…)
メンフィスの顔は怒りのために紅潮している。キャロルは身をすくませた。

 「キャロル、これでこやつを目隠しいたせ」
メンフィスは不意に、傍らにあった布をキャロルに手渡した。
「いったい、何をするつもりなの…?」 キャロルは戸惑う。
「早くいたせ。見えぬようにきつく縛るのだ」
メンフィスの命に従い、キャロルは王子に目隠しを施した。沈着な王子もさすがに
これには動揺したけれど、そのような態度は微塵にも出さず、落ち着いた態度を
崩さずにいる。

 メンフィスは王子が何も見えないのを確認すると、口端に笑みを浮かべて言った。
「さて、王子よ。そなたには辛い目に遭ってもらわねば、私の気が済まぬ。そのまま
 音だけを聞いておれ」
そして、キャロルを抱き寄せた。
まだ王子にはこれから何が起こるのかはわからない。いやな予感だけがした。

262blinded 3:05/03/10 05:47:30 ID:PHWrij+X
>>261
 王子の前で、メンフィスはキャロルを押し倒すと、花のような唇を貪った。
両手で衣の前を押し広げ、白い胸をあらわにさせる。桃色の乳首は、外気に晒され
ぴん、と立ち上がった。
「久方ぶりに見るそなたの身体は美しいな…もっと見せてくれ…」
「…んんっ…いやっ…王子の前で…こんな…」
 衣擦れと吐息の音で、王子にも何が行われているのかがはっきりとわかり、頭に
血が上ってくるのを感じた。しかし、どうすることもできぬ。
 「やめろ…!」
搾り出すようなイズミル王子の声が、メンフィスを刺激する。
可憐な乳首を音を立てて吸うと、キャロルが眉根を寄せて甘い声をあげた。
「あっ…あぁん…だ…め…」
「そら、そなたのその声が聞きたかったのだ…」
張りのある乳房は揉みしだかれて、うっすらとピンク色に染まってきた。

 (む…メンフィスめ…!くそ……っ!)
王子は自分の前で行われている行為を想像し、ぎりぎりと歯噛みした。愛する姫を
この腕に抱いて、限りない愛撫を加えることを何度も夢想してきた。それが叶わぬ
ばかりか、よりによって憎い相手に姫が抱かれている音のみを聞かされているとは!
だが何よりも悔しいのは、己自身が勃起し始めていることである。
(おのれ…今頃は私が姫を抱いているはずであった…!)

 メンフィスの唇は胸からなだらかな曲線をたどり、徐々に下へと向かう。
キャロルの両足を大きく開かせ、しばし視線のみでその中心を愛でた。
「いや…っ、恥ずかしい……見ないで……!」
「何を恥ずかしがることがある?そなたを見ているのは私だけだ…何人たりとも、
 わが妃の身体を見ることは許さぬ─── ほう、溢れてきおったな…そなたとて
 待ち望んでいたことであろうに」
 くっくっ、と忍び笑いを漏らし、メンフィスは指をキャロルの敏感な部分に伸ばした。
263blinded 4:05/03/10 05:48:45 ID:PHWrij+X
>>262
 「はぁぁん…っ!」
キャロルの身体が弓なりにのけぞる。
メンフィスは嬉しげに朱色に染まる突起を弄び、蜜壷に指を沈めた。
──ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ──
「んっ……あぁっ、ん、ぁぁ、あん、や、ん……」
溢れだす蜜の立てる音と、キャロルの唇から漏れるあえぎが、メンフィスはもちろん、
王子の下腹部をも強張らせる。
「そなたの一番好きな場所を愛でてやろう」
そう言うと、メンフィスはキャロルの両足を肩に担ぎ、舌で蜜をすくって朱色の蕾を
舐った。同時に両手で乳房を円を描くようにまさぐり、指の隙間で乳首をつまむ。
「あぁぁんっっ!…お風呂、に…も入って、ない、のに……だ、め……あっ、あぁっ!」
「そなたの香りがする…」

 イズミル王子は脂汗をかきながら2人の営みにただひたすら耳を傾けていた。
メンフィスはそんな王子の様子をちらりと横目で見て、こぼれるような笑顔になった。
「こうして、そなたをまたこの腕に抱く日を待っていた── そなたはどうだ」
“また”という言葉を殊更に強調し、メンフィスは愛撫に一層力を入れる。
「あ…ぁっ…んっ、ん、わ、わた…しも…メンフィスに…抱かれたかった…」
「そうであろう、わが妃よ…愛い奴め」
 王子は決定的な一撃を愛する姫から受けたように感じ、陰鬱な気分になったが、
分身は未だ硬く漲ったまま生殺しの状態である。
(たしかにメンフィスの言うとおり…これより辛い目はないかも知れぬ…)
せめてこっそりと自らの手でこの欲望の塊に触れることができれば楽になるはず
とは思うものの、両手の自由がきかぬ上、絶えずキャロルの甘いあえぎ声が耳に
届くのでは無理な相談であった。

「そら、もっとその声を聞かせてやれい!」
メンフィスの舌がキャロルの奥へ、ぐっと侵入する。
「はぁぁ…んんっっ……あぁ、あ、あん、や、やん、あんっ!」
264blinded 5:05/03/10 05:50:07 ID:PHWrij+X
>>263
 「ほんとうにそなたは…片時も目を離せぬ…。私だけのものだという証を、きっちりと
 その身体に刻み込んでやらねばならぬな」
言いながらメンフィスは、自らの怒張をキャロルの口元へと突きつけた。
キャロルは愛しそうにそれを撫でさすると、ゆっくり口に含んだ。
「ん、んん…っ」
「ぁぁ…そなたの…舌はまるで…上等の、織物のような…。んっ、はぁぁ…っ、ぁ…」
王子には見えないけれど、キャロルが何をしているかは手に取るようにわかった。
(くっ…そのようなことを姫に…メンフィスめ…!なんと憎い…)

 キャロルの奉仕に満足したメンフィスは、自身をキャロルの口から引き抜いて
その身体を再び押し倒すと、足の間に潜む蕾にぐりぐりと押し付けてやった。
「あんっ、あっ…メンフィス…」
敏感な部分を再三責められ、キャロルはもう王子がいることなど忘れたかのように
あえぐ。そしてなかなか自分の中に入ろうとしないメンフィスに焦れ始め、言った。
「ね、ねえ、メンフィ…ス……、お、おねが…い…」
「おお、そなたの願いなら何なりと叶えてやろうぞ。申してみよ」
「お、ねがい……ぁ、あなた…の、んっ、…ぁぁっ、ほ、ほしい…の…」
(!!ナイルの…姫…!) 王子は耳を塞ぎたくなった。

「よしよし、愛い奴だ…。そのようによく言えた褒美をとらそうぞ」
そして、キャロルの蜜が溢れるそこへ、漲る昂ぶりをぐっと差し入れた。
「あぁぁ…ん…っ、あっ、あっ、ん、あ、んん、はぁぁん、あんっ」
「あぁ…そなたの中は…っ…まことに…ぁぁ、よい…」
メンフィスはこれまでの鬱憤を全て晴らすかのように激しくキャロルを突いた。
「んっ…キャロル…愛している…。未来永劫…そなたは私だけの…ものだ…っ」
「あぁ、メンフィス…わたしも…愛し…て、いる、わ……ぁぁ、ん、んんっっ、あっ、」
 王子は為すすべもなくうなだれたままである。
「ん、んんっ、あっ、あっ、だ、だめ…も…う……、い、いっちゃ…う…っ…あぁ…」
「では共に…まいるぞ…」
「あっ、ん、や、ん、あん、あっぁぁ、あ、ん、や、ん、あ、あ、ぁぁ、ぁぁぁ、ぁぁぁぁぁ…!!!!」
265blinded 6:05/03/10 05:51:09 ID:PHWrij+X
>>264
 メンフィスとキャロルは、同時に絶頂に達した。
王子もまた、精の迸りを抑えることができず、無念の表情を浮かべていた。
久々の営みに充足感を覚えたエジプト王夫妻はしばらくの間荒い息をついていたが、
「ではキャロル…この続きはあちらにてまたしようぞ」
王が王妃を促し、その場を後にした。
 王妃キャロルは、ようやく縛られた王子を思いだしてハッと振り返ったが、目隠しを
したままの王子の表情は見えなかった。
メンフィス王は、王子の様子を一瞥し、あることに気づいたがあえて知らぬ振りをした。

 イズミル王子は怒りと屈辱に、ただただ打ち震え──復讐を誓った。
(もしもこの場から逃れることができるなら、必ずこの恥辱を雪いでくれん──!)


──こうして、砂漠の夜は更けていった──



 翌朝。イズミル王子の姿は消えていた。
「千載一遇の機会を失うとは、何ごとぞ!」
メンフィスは烈火のごとく怒り狂ったが、王子の行方は杳として知れぬ。
言うまでもないことながら、王子を逃したのはルカであった。
ルカは深夜隙を窺って密かに王子の縛を解き、その後何食わぬ顔でキャロルの傍に
控えていたのである。

 (王子が殺されなくてよかった──)
メンフィスには決して言えないが、キャロルの胸中には安堵感が広がっていた。
266名無しさん@ピンキー:05/03/10 10:25:41 ID:C1AAK7TK
これで王子もしばらくおかずには困らないな。

>>258
そのまま書いてみれば?
267名無しさん@ピンキー:05/03/10 13:30:19 ID:/FqZU5XA
はぅっ
268名無しさん@ピンキー:05/03/10 13:42:23 ID:5bp7jGTy
blinded、えがったよー。自分はやっぱりメン様とキャロルのエチーが一番萌えるなあ。

ついでに>258とblindedを読んで触発され、ちょっとしたのを書きたくなったので
垂れ流させてください。
メン×王子なのでダメな方は(殆どだろうな…)ざざっとヌルーよろしくです
blindedの作家様、勝手にすみません。
2691/3:05/03/10 13:45:12 ID:5bp7jGTy
メンフィスとキャロルの気配が遠ざかっていくのを感じながら、王子は屈辱のあまり目も眩むばかりであった。
下半身を被う衣が冷たく内腿を濡らし、その不快感に背筋がぞくりと揺れる。
姫の艶やかな喘ぎに心乱され、気付けば遺精してしまっていた。
これほどの屈辱が、他にあるだろうか。
それよりメンフィスは一体いつまで自分をこのような姿で放置しておくのだろう。
このような姿が衆目に晒されるくらいならば、王子の誇りを抱いたまま自決するより他はない。
「く……」
この手枷を解く術はないかと、王子は闇雲に背に回された手首を引っ張る。
それに夢中になり、辺りの状況に対し無防備になっていたのだろうか。
ふと、ごく近くから、微かな男の笑い声が聞こえた。
「何奴!?」
はっ、と顔を上げる。すると、笑いを含んだ押し殺した声が耳に響いてきた。
「惨めな姿よのう、イズミル王子」
この声は。
聞き間違えようもない、それはつい先ほどまですぐ傍でナイルの姫を我が物と見せ付けるように抱いていた、
憎き傲慢な男の声であった。
「く…っ、メンフィス……! この手枷を解け!」
しかし返事はなく、代わりに王子の下腹部に男の手が触れる。王子はびくりと身を強張らせた。
「何を…っ、触れるな!!」
「随分と活きが良いではないか。愛しいキャロルの前で、触れもせずに達するといった醜態を晒した後では
もう少し大人しくなっているかと思ったがな。それとも、ヒッタイトの男はこういうのが好みか?」
そう言うとメンフィスはいきなりイズミル自身を衣越しに鷲掴んだ。
「……っ!!」
2702/3:05/03/10 13:47:16 ID:5bp7jGTy
さきほどまで熱っぽい男女の交わりにさんざん想像をかきたてられ、触れたくとも触れることができず
狂おしくはちきれんばかりに昂ぶった己が、人の手に触れられて、ぐん、と容量を増すのが
自分でもわかる。
しかしその相手は憎きメンフォスなのだ。
王子は狼狽と羞恥と激しい憤怒で目の前が赤くなるのを感じた。
「なかなか立派なものを持っているではないか」
メンフィスは面白そうに二度、三度と王子のものを擦り上げ、それが脈打つように反応するのに気付くと
薄く笑みを浮かべた。
「反応がいいな。そういう趣味も持っているのか」
「ふざけるな!! 誰が……っ」
「これを見てもそう思うのか?」
そう言うと、メンフィスは突然王子の目隠しを外した。
王子は一瞬目をぎゅっと瞑り、おそるおそる開く。辺りはわずかに篝火が照らす程度で薄暗く、
随分長い間閉ざされた視界が解放されても強い眩しさなどはなかった。
次に飛び込んできたのは、メンフィスの整った顔と黒い瞳である。不思議なことに目の前のメンフィスの
瞳はひどく真面目で、憎しみや嫌悪の色は宿ってはいなかった。
「……うっ」
口を開こうとするより早く、下半身に鈍い疼きを感じる。
唇を震わせて視線を落としたイズミル王子は、鋭く息を呑んだ。
いつのまにかメンフィスの手によって衣から取り出された己自身は、既に大きく育ち反り返っていたのだ。
2713/3:05/03/10 13:51:59 ID:5bp7jGTy
「こんな……っ」
顔を逸らそうとすると顎を掴まれ、王子は歯を食いしばる。そんな様子をメンフォスはじっと凝視した。
細く、長い髪。琥珀の涼しげな瞳。キャロルとはまた違う凛とした美しさがそこにはあった。
王は微かに目を細め、囁く。
「美しいな」
「何を、無礼なっ……、……っ、く……!」
急いで顔を逸らそうとして王子は唇を噛む。メンフィスが自身の先端を、円を描くようにゆっくりと撫で始めたのだ。
そこがひどく弱い王子の内腿が震え、喘ぎが漏れそうになって唇を懸命に噛み、髪をふりたてる。
その様子を見て、王は楽しげに笑った。
「見ろ。濡れてきたぞ」
王子はぎゅっと目を閉じ、顔を背ける。目で見ずとも、メンフィスの手から漏れる濡れた音で、自身から
少しづつ先走りが漏れていることがわかった。
ちゅっ、くちゅっ、と小さな音が王子の耳を擽る。その音の出所は自分自身、しかもメンフィス王などの
手にかかってこうもいやらしく濡らしているのかと思うと、屈辱で耳が深紅に染まる。
その赤く染まった耳を舐め上げ、メンフォスは優しく囁いた。
「達きそうか? 我慢せずに出すと良い」
「誰…がっ……」
「このエジプト王メンフィスが男の性器に触ることなど本来ならば有り得ぬ。光栄に思うが良い」
「誰が、貴様などに……、っ、あ、あっ……!」
先端の割れ目をぐり、と弄られ、思わず王子の腰が浮き、我慢に我慢を重ねた切ない声が上がる。
それと同時に王子は立ち膝の姿で燻っていた欲情を全て吐き出した。
それは先ほどメンフォスとキャロルの情事の間に一度放出していたにも関わらず酷く濃く、
激しい勢いで飛び散った。
「あ……」
膝を揺らし、大きく呼吸をしながら王子がうなだれる。メンフォスは王子の耳を口に含むようにして囁いた。
「イズミル……」
熱い熱い吐息に耳孔をくすぐられ、王子はびくんと身を震わせて恐る恐るメンフィスを見る。
メンフォスのその目に、はっきりと欲情の色が見えたのは気のせいだったのだろうか。
「メンフィ…ス……」
しかし次の瞬間メンフィスは立ち上がると、王子を置いたままその場を後にする。メンフィスの背が見えなくなると、
激しい快感と屈辱にうちのめされた王子は、その場に前のめりに倒れ込んだ。
272blinded作者:05/03/10 14:18:11 ID:vONdZTBR
>ID:5bp7jGTy
面白かったよ〜。
最後に王子が肩透かしにあうところが特に…
また読ませてね!
273名無しさん@ピンキー:05/03/10 15:22:35 ID:ee1aIqhD
真昼間から(*´Д`)'`ァ'`ァしてしまいますた。
非常に美味しゅうございました。
ありがとうございましたお三方!
是非ぜひまたよろしくお願いいたします!!!
274名無しさん@ピンキー:05/03/10 16:01:39 ID:XNwLvx/a
メンフォスが気になりましたが、良かったですよ〜
275 269-271:05/03/10 16:23:21 ID:5bp7jGTy
メン×王子なんてキワものなのに温かく迎えてくださってありがとうございます。
コテで出てくる気はなかったのですが、メンフォスの指摘にギョッとして思わず出てきてしまいました
うわほんとだ、しかも沢山…!!すいません!_| ̄|●メン様ゴメンヨォ
ざざっと書いてUPしちゃ駄目ですね。もしくはバルタン星人に脳をやられてたのかもしれません
失礼しました…!

>blinded作家様
突然勝手にパロやってしまったのに、温かいお言葉ありがとうございます。
普段あんまり字は書かないんですが、やっぱり元話(blinded)が良い作品なので
引っ張られてするっとパロが浮かんだ感じです。次作期待してます…!

ではホントに失礼しました。トホホ
276258:05/03/10 16:27:17 ID:a8VQzy6s
blinded作家様&メン&王子作家様、ありがとうございますぅぅぅ!
萌えました!いやぁ、よいですわ〜この3人の絡みはいいですね、変態プレイ
通り越して、とてもストレートな感じさえしてきます(どこが?)!
王子&メンの逆パターン、「囚われのメン&いたぶる王子」のシチュもよいかも?
って案だけ出してすみません。どうしても文才ないので、肝心のシーンが書けない
のです(的確な言葉でえっちしーんを表現できない…才能のなさを嘆いてみる)
277名無しさん@ピンキー:05/03/10 21:59:28 ID:YN92Nmd1
>blinded作家様
とても素晴らしいです!私も刺激を受けてしまいました〜
その後の王子の気持ちを書かせて下さい。ほんとに勝手にすみません。

>メン&王子作家様
ドキドキしながら読ませていただきました。
続編を書かれたあとに、また違う続編ですみません。
278(続編)帰路のある日:05/03/10 22:07:56 ID:YN92Nmd1

あれは幻ではない。
切なげに零れる声、甘くよがる声が、いまでも耳元に耳によみがえる。
白い蓮の花のような姫よ。
そなたは身を乱して、あのような声を出すのか……

「王子様」
天幕へ向かう私を立ちどまらせたのは、
このオアシスで一番美しいと噂されている若い踊り子であった。
「今宵は、私の踊りを見ていただきまして有難うございました」
「うむ」
「少しなりとも皆様のお心をお慰めできましたでしょうか?」
「そのようだな」
「それはよろしゅうございました。長く旅を続けておられると聞きましたので」
「うむ」
娘の瞳にふいに妖艶さが漂った。
「きっと、お寂しい夜もございましょう、王子様……」
このヒッタイト王子と一夜を共にしたいというわけか。
279(続編)帰路のある日:05/03/10 22:09:20 ID:YN92Nmd1

まだ幼さが残る顔をしていながら、体の方はすでに男を欲しがるそれらしい。
「ほかの男をあたるがよい」
私の声を聞いて娘はさすがに羞恥したのか、逃げるように去っていった。
細く長い足をして鹿のように走る姿を私は目で追っていた。
遠目に見ると、歳若さがいっそう際立つ。ナイルの姫と同じくらいか?
娘は兵士の一人に手を取られて天幕へ入っていった。今宵はあの天幕で衣を脱ぐのであろう。

夜が深まる。
私の耳に再びナイルの姫の乱れた声が響きだす。
あのような無邪気な顔をしていながら、姫の体は喜びを知りつくしている。
あの白い心と体を甘く狂わせて……
嫉妬心をも超えてしまうこの悩ましい気持ちはなんであろう。
目を閉じれば体が思い出してしまう。目隠しをしたあの日の自分自身を……


おわり。ありがとうございました。
280名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:43:19 ID:w8gUjCW8
いいね、こうやってどんどん続いていくのって。
視点が変わる面白さというか。

誰か、メンフィスがアルゴンに捕まったときの場面を元に書いてほしいな。
「男にしておくのはもったいない」とか「見れば見るほど美しい」とかなんとか
言ってなかったっけ。
281名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:53:36 ID:ee1aIqhD
帰路のある日作者さま、切ないエピローグをありがとうございました。

エロがエロだけに終わらないところも、ここの作者様方の素晴らしいところですね。

282名無しさん@ピンキー:05/03/11 00:15:58 ID:dSJO9g0x
エロだけ取り出すのってどうもね…
特にこの王家では、前後のシチュエーションがきっちりあるほうが萌えるなあ。
このスレもいい感じの流れになってきて非常によいね!
283名無しさん@ピンキー:05/03/11 04:22:08 ID:li7DGqX0

「呼び水」の意味が初めてわかった気がする
284243:05/03/11 22:30:16 ID:EgfW0hLx
blinded 作家様、素敵に書き上げていただいて
ありがとうございます。
269-271作家様、801物は苦手というか萌えないんですが
これはやられました〜!王子ってSもMもお似合い。
285名無しさん@ピンキー:05/03/12 13:58:15 ID:EYYfqqSk
わたしも801は嫌いなんだけど、
男同士で愛し合ってるんじゃなくて、憎しみから・・というシチュにやられました。
286名無しさん@ピンキー:05/03/12 14:34:54 ID:z9pDmMt3
ここのスレ、楽しい!作家様も書き込みの人も感じイイ。
どんどん盛り上げたいyo〜
287名無しさん@ピンキー:05/03/12 21:23:46 ID:FlNic6Qx
子供は知らなくていい
288名無しさん@ピンキー:05/03/12 21:29:25 ID:eAyOMh3x
?
289名無しさん@ピンキー:05/03/12 21:53:01 ID:NNGSZlLF
えっと・・・?

大人の板だから厨立ち入り禁止で大人だけでマターリ

てこと、ですか?
290名無しさん@ピンキー:05/03/15 01:17:10 ID:KjL1i+gs
次の方、どうぞ
291名無しさん@ピンキー:05/03/15 21:38:36 ID:75J1IjEK
blinded
キャロルがものすごいがんばって
気を失うまで一声もあげないというのも萌えるとオモタ。
なんかその後は泥沼な予感。
292煉獄  :05/03/15 23:48:29 ID:t+S/to7V


――――『好きよ、好きよメンフィス。大きくなったら、私はあなたの花嫁になるの』
『花嫁?』
『約束してね。メンフィスがファラオになったら、私を王妃にするって』――――
幼い日の憧憬が瞼に浮かぶ。なにが狂ってしまったのだろうか、あの日から。
願いは叶うものだと疑いもせずに、あなたの背中を追っていたあの日はもう、遠い……。            

              ********

夕闇の迫るエジプト王宮、女王アイシスの寝所からは、今日も陶酔した声が漏れ聞こえていた。
「ん……メンフィス……」
深い口づけの間に、吐息と共に縋るような声が漏れた。褥の上に絹のように艶やかな女の
黒髪が広がり、男の身体が柔らかな身体の上に覆い被さる。覆うものをすっかり取り払わ
れた乳房を、メンフィスの指先が包み込み、慣れた手つきで薄紅色の乳首を摘み、くりく
りと揉み上げた。
「はああ……っ」
細い喉を仰け反らせながら、アイシスが声を上げる。ぴんと固く勃ち上がった乳首は
男の唇と舌を求めるように天井を向いていた。
「メンフィス……ああ……そこも……」
「そこ? ……ここのことか、姉上?」
薄い笑いを浮かべながら彼は唇を寄せ、膨らんだ乳首に軽く歯を立てた。
「ああ……っ」
呻きをあげながら、アイシスはより一層背を仰け反らせながらメンフィスの黒髪をかきむしる。
下エジプトの女王としての誇りが快楽に溺れることを邪魔するのだろうか、アイシスは
メンフィスに抱かれながらもせり上がる快感と嬌声を耐えようとしていた。
「何故に耐えようとするのだ? 無駄なことを」
メンフィスは笑いながら脚の付け根に指を滑らせた。
293煉獄  :05/03/15 23:49:10 ID:t+S/to7V


「はあっ……!! メ、メンフィス……だ、だめ」
「何が駄目だと? 今更恥じても、既に私達は男と女……姉上の弱いところなど知り尽く
しておる」
綺麗に茂みをそり落とされたそこには、一本の亀裂が走っている。大人の女としての成熟
を醸し出す割れ目からは充血して厚みを増した花びらが紅い舌のように覗く。
メンフィスは戯れに、ふっくらとしたふたつの花弁を指で開くと、びらびらと幾分肥厚し
飛び出てしまっている花びらを二本の指で挟み、くいと引っ張り上げた。
「あひいぃぃっ!! ああ、だめ、駄目じゃ……メンフィスッ」
「くっ……嘘が下手だな、姉上。この様に濡らしながら……」
引っ張れば滑らかに伸びる女王のくにゃりとしたそれを、メンフィスは面白そうに笑みを
浮かべながら何度も弄ぶ。
「だ、駄目、そのように引っ張っては……はあぁぁっ」
「注文の多いことだ。先日はこうされてあれ程歓んでいたというに」
彼は指先をぬかるんだ溝に滑らせ、やがて辿り着いた突起をぴんと弾いた。溢れた蜜が飛
沫となって飛び散る。
「はあぁぁあぅっ!」
ぱんぱんに膨れ上がり、尖りきった快楽の芽を、メンフィスの指先が容赦なく摘み上げた。
「あふ、うう、ああぁぁううッ……」
激しく、男の欲望を煽るように腰が踊る。
狂ったように何度もくねくねと腰を突き出し、アイシスはメンフィスの更なる愛撫をせがんだ。
294煉獄  :05/03/15 23:49:57 ID:t+S/to7V


「ふううん、あはぁぁあっ! ひいぃ、ひぃっ!」
「姉上、少し落ち着かれよ。その様に狂ったように腰を振っておっては触りにくくて敵わぬわ」
尚も口の端を上げて、半ば呆れるようにメンフィスが言うのを、アイシスはかぶりを振って喘いだ。
「と、止められぬ、止まらぬのじゃ、メンフィスッ……ああ、あああっ! も、もっと…
…そこを、もっとっ……!」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が高くなり、アイシスの鳴き声はいよいよ余裕なく切羽詰まった
ものとなった。
アイシスが蜜壷に男のそそり立ったものを望んでいると知りつつ、メンフィスは一向に
それを与えようとはしない。
普段取り澄ました顔で祭司として振る舞い、メンフィスに意見することすらある姉が
この様に乱れる様は、何とも男の征服欲を満足させるものだった。
夥しい愛液を溢れさせながら腰を振り立てる姿は、娼婦と何ら変わることがないと思う。
涼やかな、人を寄せ付けぬほどの美貌を湛え、誇り高きはずの下エジプトの女王ですら
肉欲の前に呆気なく陥落する。

――――所詮女とはこんなものか。どの様に気高くあろうともひとたび肉体を落として
しまえば、腰を振るだけのただの牝となるのか。
295煉獄  :05/03/15 23:51:15 ID:t+S/to7V


男の欲望は股間で脈打ち、今すぐにでも目の前でぱっくりと口を開ける女陰に突き入れ
られる事を望んでいるというのに、彼の心はどこか冷めたままだった。
「メンフィス、メンフィス……もう、挿れてたもれ……はやく、メンフィス……!」
「姉上ともあろう女が何ということを申される。仮にも下エジプトの女王ともあろうもの
が、恥ずかしいとは思わぬのか」
「う……うう……そ、そんな、わたくしは……」
「淫乱なのだ、あなたは――――姉上」
漆黒の瞳に涙を浮かべ、ゆるゆると首を振りながらアイシスは、メンフィスに向かって
大きく脚を開いた。
「ああ……それでも良い……ううっ……お願いじゃ、い、いれて……」
垂れ流した蜜が尻穴までも光らせている。ひくひくと痙攣しながらメンフィスのものを
待ちわびている蜜壷は紅く充血していた。その上の肉芽はやはり真っ赤に充血して膨れ上
がり、つるりとした亀裂のなかで淫靡に存在を主張している。
296煉獄  :05/03/15 23:52:06 ID:t+S/to7V


アイシスの身体をひっくり返すと、メンフィスは汗にまみれた褐色の尻を高々と持ち上げ
た。ふたつの丸い丘を指で押し開けば、肉感的な女陰が口を開ける。
熱い塊が濡れそぼっててらてらと光る秘裂に押し当てられる。屈辱的な体位に羞恥が押し
寄せ、しなやかな裸身が強張った。
「ああっ、待ちや、メンフィス……この様な格好は……!」
だが男の容赦ない欲望の源は、彼女の言葉を遮るようにぐさりと柔肉を貫いた。
「あああ、ひぃぃっ! あ、あくっ、ああ、あはあぁぁっ!」
犬のような格好をとらされ、それでも享楽に身を委ねてしまう己の身体のあさましさに、
アイシスはめまいを覚えながらも尻を振りはじめていた。

毒々しい程に鮮やかな色を晒し、蜜を滴らせながら、自分の花びらがメンフィスの欲望に
絡みついているのだろう有り様を、まざまざと感じる。結合部は、くちゃくちゃと卑猥な
響きを奏でていた。しどけなく開いた形よく瑞々しい唇からは、絶え間なく歓喜の喘ぎが
漏れつつけている。

一体いつからわたくしは、これ程淫らになってしまったのか――――。


297名無しさん@ピンキー:05/03/15 23:54:42 ID:8DRodDfS
           _, ,_ _, ,_
     パコーン (Д´≡`Д) ウオオオオオオ―!キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
  _, ,_       ((=====))
(*`∀´)     __ ((⌒(⌒ ))@))
  ⊂彡☆(( /\ ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄\ ))
        ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄
               | |
             / \
298名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:37:51 ID:W0WBmZzG
>一体いつからわたくしは、これ程淫らになってしまったのか・・・・・・

淫らが似合うキャラなんだよね〜。
作家サマありがとう〜。
299名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:23:20 ID:SCCBe/ld
アイシスってメンフィスの前では[どM]だよね…
メンフィスが途中醒めながらも萎えないところが若さなのかしら。
イイヨイイヨー

今のところ難民は長編連載、こっちは短編と棲み分けがされてるような感じだね。
あっちも面白いけどこっちのスレのほうがマターリしてて落ち着く…
300名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:44:47 ID:T7MxrUUY
そーいえばアイシスってメンフィス以外の人間には「どS」かもん
301名無しさん@ピンキー:05/03/16 11:26:04 ID:dLD8ci1z
>300
いえる。
どんな残酷なことでも微笑みながら正視できるかただし。
302名無しさん@ピンキー:05/03/16 11:30:35 ID:BkHnyyw4
意外とMっけのある人が多い気がする<王家
むしろキャロルがドS
303煉獄:05/03/16 22:30:16 ID:S6A8tk0G
>>296


未来の王妃としての教育を受けてきたアイシスは、ある時を境に「妻」としての心得を
学ぶようになった。
男と女が夫婦になることは、即ち肉体的な交わりを意味するのだということを彼女は初めて
知らされた。見せられた生々しい春画に大きな戸惑いを覚えると同時に、絵のなかの男女が
睦み合う様子に密かなときめきをも覚えたものだった。
いつかわたくしもこの様にメンフィスに抱かれるときが来るのかと思うと、恐ろしい気がする
反面、説明の出来ない艶めかしさに全身が包まれたことをはっきりと覚えている。

メンフィスに抱かれるたびに、大きく開いた脚の間に男の腰を抱え込み、恍惚とした表情を
浮かべていたあの春画のなかの女の顔を思い出した。
自分はきっと、メンフィスに貫かれているとき、あの女と同じ顔をしているのだろう。
あの女も、身体のなかに抱えきれないほどの快感を溢れさせ、狂ったように尻を振り、
いやらしく大きな音を立てていたのだろうか。

幼い頃から、アイシスにはメンフィスしかいなかった。メンフィスしか見えなかった。
今もそれは髪の毛一すじほどの変わりもない。
だが、メンフィスにはそうではなかった。アイシスにとっての男はメンフィスしかいない
のに対し、メンフィスにとっての女は数限りなかった。アイシスの目の前で、伽を侍女に
申しつけることも決して珍しいことではない。
そんな夜、独り寝の冷え切った褥の上で、朝までの長い時間を過ごすアイシスの頭の
なかには、どれ程うち消そうとしてもメンフィスと女との淫らな姿が浮かんでは消える。

「メンフィス……わたくしのメンフィス……!」
いまあなたは、どんな風にあの女を愛撫しているのか。いつもわたくしにするように、
ふたつの花びらを指で開いてその中の柔肉を面白そうに引っ張っているのか。それとも
ぷっくりと膨れた女の尖りに蜜を絡め、その指先で上下に優しく擦っているのか。
あの女はそれに応えて歓喜の鳴き声を上げているのだろうか――――。
304煉獄:05/03/16 22:33:55 ID:S6A8tk0G


「ああ、いや、いやじゃ!! メンフィスが他の女を抱くなど!」
女王は己の両腕を抱きしめて身を震わせる。その日もメンフィスは悪びれもせずに、
一人の侍女に夜の伽を申しつけていた。
身体を磨き上げた女が頬を紅潮させてメンフィスの部屋を訪れるさまが、目に浮かんだ。
今この瞬間にもメンフィスの逞しく凶暴ですらあるものがあの女を突き、鳴かせている
のかもしれない。
そう思うと、巻き起こる嫉妬に身体が熱くなるのを抑えられない。

「ああ……メンフィス……!!」
一人きりの褥の上、アイシスの指が躊躇いがちに衣装を手繰った。すらりとした長い脚線
が露わになる。胸が張り裂けるかと思う暴風が吹き荒れて気も狂わんばかりというのに、
一方では身体の奥が疼いて止まらない。
「ん……メンフィス……」
細い指先が肉の合わせ目をゆっくりと割ってゆく。既にそこはねっとりとした花蜜を溢れ
させ、アイシスの指にまとわりつくように絡みついた。そのまま恥裂に沿って撫で上げる
と、ぴくぴくと下肢が震える。
「あ、ああ、メンフィスっ……」
甘い息を吐きながら脚が開いて行く。脳裏にメンフィスの顔が浮かんだ。

『もっと開いてみよ』
「だめ……」
『それでは見えぬぞ。弄って欲しいのであろう、挿れて欲しいのであろう? ならば言う
とおりにするのだ。――――まだだ。もっと開けるであろう?』
「はああぁぁあ……」
アイシスは仰向けになり膝を立てた姿勢のまま、その両膝を徐々に開いてゆく。
股間をじっと見据える、ここにいないはずのメンフィスの視線を感じる。やがて限界まで
脚を大きく開くと、亀裂を中指が擦り始めた。
「メンフィス……見て……」
305煉獄:05/03/16 22:37:53 ID:S6A8tk0G


「あっ……はあっ……うぅぅうん……う、くうっ」
恍惚としながら、アイシスは胸元の紐を解いた。こぼれでた豊満な乳房を余った掌が包み
込み、ぴんと固く尖った乳首を指の間に挟みながら狂おしげに揉みしだく。

「あうっ……見て、メンフィス、メンフィスっ……わたくしを……抱いて……!」
気高く美しい女王は、片手で乳房を揉みながら女の柔肉を一心不乱にまさぐった。すすり
泣くような声が肉感的な唇から、くちゃくちゃと淫靡な音がしとどに濡れそぼった割れ目
から漏れる。だがそれ以上の高まりは得られなかった。
メンフィスが今この瞬間に自分以外の女を鳴かせている、その哀しみが、彼女が高みへと
駆け昇ることを許さない。
「メンフィス……メンフィス……ああ、あ、あ……」
いつしか黒曜石の瞳から涙が溢れ始め、まなじりから零れては褥に吸い取られていく。
身体は熱く火照っている。花芯は大きく固くぷっくりと膨れあがり、どくどくと脈を打つ。
この疼きを、一体どうすればいいのか――――彼女の脳裏にひとりの男の顔が浮かんだ。

「だめじゃ……それは、もう駄目……!! ああ、でも、でもっ……」
アイシスは力無くかぶりを振りながら唇を咬んだ。
一月ほど前、彼女はやはりメンフィスが他の女と同衾しているとき、狂おしい身体の火照
りをその男に癒してもらった。
あとでメンフィスは彼女に告げたのだった。

『良いものであったろう? ミヌーエの性技は』

淡々とした様子のなかには、僅かな感情の乱れも感じ取ることは出来なかった。
仮に少しでも愛情があれば、こんな言葉など口にするはずがない。
メンフィスは自分が愛するように愛を返してくれることはないのかも知れぬと、確信
めいたものをアイシスが感じるようになったのは、この時からだった。
306煉獄:05/03/16 22:44:23 ID:S6A8tk0G


愛しているのに、これ程にあなただけを。
なのに、あなたにとってわたくしは数多の女達の一人でしかないのか――――。

「アリ、アリは居るか? ……ミヌーエを。ミヌーエ将軍をこれへ……」

惨めだった。
どんなに恋いこがれても、愛しい男が自分を特別な女と見てくれないことも。
愛しい男に癒されぬ疼きを、他の男に癒して貰う他はないのも。
それでも、彼女はミヌーエを褥に招き入れる。かの将軍が自分への秘めた想いを抱えて
いることを知りつつ、誰に向けていいのかわからない嗜虐心すら感じながら。

「ああ、はあああ……ん、んっ……そこ、それじゃ……」
大きく開いた股間に、伽を命じた男が顔を埋めていた。滑らかな脚をM字に折り曲げ、
腰を突き出し、自ら花びらを押し開いて男に充血した花芯を唇で摘ませる。
「ああっ……あっ、あっ!!」
舌先が尖りをつつくたび、アイシスの肢体が反り返り、蜜壷から新たな花蜜が滾々と溢れ
出す。ふっくらとした花びら全体を、花芯もろともぺろりと舐められると、どうにも抑え
ようがなく、アイシスの身体はぴくぴくと痙攣を起こした。
「おお……アイシスさま……なんとこの様に……」
膨らんだ突起を唇に挟み込んでいたかと思うと吸い上げ、舌先でつんつんとつつき、
ミヌーエがアイシスの女陰を凝視する。ひと舐め毎に寝室に響き渡る女王の嬌声が、
ものに動じぬ将軍の耳を突く。
「あひっ! 無礼……なっ……み、見てはっ…な、なら……あう、あううっ!!」
「お許しを……なれど見ずになどおれませぬ、アイシス様……!」
ミヌーエはアイシスの身体を二つ折りにし、剥き出しになった女陰に愛しげに頬ずりした。
307名無しさん@ピンキー:05/03/16 23:38:35 ID:Fvzodtam
       __               ,,,,,,,,                     ,,,iiii,,_          __
     .,,,iilllllli          ,,,illlllll!!′      ,,,,iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii,  .゙!llllllllii,,      llllllliii,,
    ,illllllll!l゙′        iilllllll!l゙゜          llllllllllllllllllllllllllllllllll   .゙゙!lllllllli:     .'゙!llllllllli,、
   .,llllllll!°    .,,,,,,、    ゙゚゙゙″         :llllllll厂 ̄ ̄llllllll|    `゙゙゙゙゜      ゙゙!llllllli,
   .,lllllllll゜     .llllllllli、               ,llllllll!    .:llllllll|                'lllllllll
   lllllllll°     .゙!!!!l°                 .lllllllll:     :llllllll|                 'lllllllll、
  .lllllllll`                          ,lllllllll     lllllllll               lllllllll:
  .lllllllll                       ,illllllll′    lllllllll               lllllllll:
  .'lllllllll,      .,,,,,,、                ,,lllllllll,,,,,,,,,,,,,,,,,,,llllllllll                 lllllllll゜
   ゙lllllllli,     .,,illlllllll             lillllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllli             ,llllllll!`
   '!lllllllii,、   :llllllll゙°            lllllllll゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙lllllllll            ,,illllllll゙:
    ゙゙!lllllllliii,,  `゙゙゙゙°             lllllllll        lllllllll           ,,iilllllllll!゙`
     .゙゙゙!!!!!l′                 ゙”″        ゙゙゙゙°             ゙!!!!!゙゙゜ハアハア
308名無しさん@ピンキー:05/03/17 12:23:37 ID:sWaTQMN/

モエェ(*´Д`*)ェエ工

まだ続くのかな〜
309名無しさん@ピンキー:05/03/17 17:31:07 ID:2moigRzL
ミヌーエキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

でも1つだけ気になった点が…
 >恍惚とした表情を浮かべていたあの春画のなかの女
古代エジプトにおいてそんな写実的な絵が描かれていたのかな…と。
どうも壁画とかによくある、あの無表情な顔しか思い浮かばない…

ともあれ続き楽しみにしてます。
310名無しさん@ピンキー:05/03/17 21:31:16 ID:5RPjB/Kk
>>309
あの無表情が逆にエロくみえてくる私は脳内妄想が強すぎなのかしら・・・orz
311煉獄:05/03/18 00:07:45 ID:y2/wisOX
レスサンクスです。
>>309
「春画」って日本的な描き方がよくなかったか……orz
古代エジプトにもそういうものはあったろうと思いました。
ああいう無表情なりに恍惚の表現はあったかなーと……。

>>306
10
この女王が誰を思って自分に身を晒しているのか、それを忘れたことはない。一月前
初めてこの部屋に呼ばれたときも、そして今この時も。
激しい嫉妬と哀しみを昇華しきれずに身もだえるアイシスは一層美しかった。
形良い丸い乳房も、その中心で硬く立ち上がった乳首も、濡れそぼり匂い立つほどの蜜を
溢れさせる花びらすらも全てが美しく愛らしい。
今この瞬間はこの愛しい女王の心から負の感情を忘れさせたいと願った、だがそれは
思い上がりであるのか。かりそめでもいい、目が眩む程の悦びを味わわせてやりたい。
只それだけのために、ミヌーエはアイシスを愛撫し続けた。
股間に顔を埋めるミヌーエの髪を激しく掻き乱しながら、アイシスは息も絶え絶えに
嬌声を張り上げる。
メンフィスとは違う舌使い、メンフィスとは違う癖――――。なのに、アイシスの脳裏に
浮かぶのはどこまでもメンフィスの姿でしかなかった。
「ひっ……!!」
くにゃくにゃと頼りなげな手触りの内側の花びらを、褐色の、だがメンフィスよりも武骨
な軍人の指先が摘む。そして、ゆっくりと引っ張り上げる。花びらは柔らかく伸びた。
それは、メンフィスの閨での癖……。
褥の上の黒髪が激しく踊り、腰が浮き上がる。まるでミヌーエにねだるように。
「あっ、ああっ……メ、メン……」
喘ぎと共に絞り出される声に応えて、ミヌーエの唇が肉色の突起を挟み込み、小刻みに
吸いついた。
「メンフィ……メンフィスッ……も、っと……メンフィス、メンフィス!!」
快楽が牙を剥き女の身体の中を暴れ回る。
312煉獄:05/03/18 00:15:46 ID:y2/wisOX
11
違う、この男はメンフィスではない。メンフィスでは、断じてメンフィスでは――――!!
身体と尻を悶えさせ、敷布を握りしめ、アイシスは激しくかぶりを振った。
夥しく溢れ出た蜜が蜜壷からつうっと下へ伝い流れていく感触を、アイシスは享楽のなか
で認めざるを得なかった。あられもなく開いた花びらのなかで、女の門が、男の楔を求め
てひくついている。
そこに確かな熱い塊が欲しくて、彼女は尚も尻を振り立てる。
自分に快楽を与えようとする男がメンフィスではないと知りながら、メンフィスと叫んで
しまう女の性を、これ程哀しく感じたこともない。
心はメンフィスしか求めていないのに身体は「男」を求めている事実が、アイシスの背徳
心を煽った。
「ああ……挿れ……」
肥大し、剥き出しにされた花芯を吸い上げていたミヌーエの動きが、僅かに鈍った。
「ああっ、や、やめてはならぬ……っ!! つ、つづけ……ああ、あん」
「挿れることは出来ませぬ、アイシス様」
胸に押しつけられている脚の向こうから、ミヌーエの声が聞こえる。女王の潤んだ瞳
が彼に向いた。
「な……ぜっ……」
「アイシス様はメンフィスさまの花嫁となられるさだめのお方……そのような尊い方に、
わたくしなどが――――」
「メンフィスは……!!」
メンフィスにはわたくしが全てではない。沢山の女達との逢瀬を楽しみ、わたくしも又
そのうちの一人にしか過ぎぬ。どうすれば同じだけ愛されることが出来るのか。これ程に
愛しているのに、何故メンフィスは応えてはくれぬ?
「そなたは申したではないか、あのとき。あの日初めてわたくしがそなたをここへ呼んだ
とき……せめてこの一瞬でも、わたくしの苦しい想いを癒してみせようと」
「申し上げました、ですが」
ミヌーエは二つ折りにしていたアイシスの身体を仰向けの状態に戻した。
「わたくしに偽りを申したのか!」
「そのような!」
「そうであろう!? たった一人の男の心さえ繋ぎ止めることのできぬ女とでも思うて
おるのか!」
313煉獄:05/03/18 00:17:50 ID:y2/wisOX
12
力の入らない身体に鞭打って半身を起こすと、アイシスは刺すような、それでいて縋るよ
うな眼差しを向けた。
「わたくしを嬲ったのか! そなたはメンフィスにとってなくてはならない男、
この程度のことではメンフィスより咎を受けるようなことはないであろうしな!」
「アイシス様!」
「もうよい。出て行くがよい、莫迦なことをさせた。今宵のことも一月前のことも、全て忘れよ」
脱ぎ捨ててあった紗を手にとると、アイシスはそれで身体を覆った。
「所詮そなたはメンフィスの忠臣。わたくしの味方ではないということじゃ。……初めか
ら分かっておった」
背を向け寝台を下りようとしたアイシスを、ミヌーエの逞しい腕が後ろから抱きしめた。
「おまちを」
「やめよ! 戯れはもうよい!」
「これだけは申すまいと思うておりました」
アイシスの髪に顔を埋め、ミヌーエが呟いた。
ぴったりと男の胸に寄り添った背中。腰に、そそり立つミヌーエのものが当たる。
この男も又、欲望を感じながらそれを抑えようとしているのか……そう思うと何故か心が和らぐ。
「戯れはもうよいと申したであろう! 放しや!」
「お慕いしております、アイシス様。少年の日、初めてあなた様を見たときからずっと、
あなた様を見続けて参りました」
抱きしめる腕に力が籠もってくるのをたおやかな身体に感じた。
ミヌーエの気持ちはずっと前から知っている。寡黙な少年が類い希な剣の才能でもって
めきめきと頭角を現し、亡き父ネフェルマアトに見いだされ若き将軍となるのを、
アイシスも又見続けてきた。そして彼の瞳が、気付くとこちらに向いていることを。

だからこそミヌーエをこの寝室に呼び入れたのだ。
愛されない自分の身の上を誤魔化すように、自分を愛する男に奉仕させることで何かを埋めようと。
だがそれでもその何かを埋めることなど出来なかった。
自分が求めるのはメンフィスしかいないのだと、それを思い知ったに過ぎない。
314煉獄:05/03/18 00:20:11 ID:y2/wisOX
13
「……はなしや。ミヌーエ、戯れは終わったのじゃ。そなたは必要ではない」
「愛しております、我が女王よ!」
「……はなしや!!」
鋭い口調にも、ミヌーエの力は些かも揺るがなかった。
いつものミヌーエではないことをアイシスはこの時初めて知らされた。常であれば、彼女の
命令をミヌーエが聞かぬ事などあり得ない。
内心の動揺を悟られぬようアイシスは殊更に女王らしく凛として言い放った。
「忘れよ、ミヌーエ。今宵のこともあの夜のことも、全ては夢幻であった。我等は恋情の
妖かしのなかにおったのじゃ。もう二度とここへ呼ぶことはない。何があろうと二度と
ここへきてはならぬ」
「できませぬ。このままアイシス様をお一人になど」
武骨な掌がたわわな乳房を包み込んだ。確かな意志を孕んでミヌーエの指先が動き始める。
「やめよ、やめよと申しておるのじゃ……あくっ、ミ、ミヌーエっ」
「わたしのものを挿れる事は出来ませぬ。ですがアイシス様をお慰めする事は出来まする」
ぴんと固く勃ち上がったままの乳首を摘みながら、ミヌーエはアイシスの耳朶に舌を這わせた。
「あふっ……」
背中にぞくぞくと鳥肌が立つ感覚。だがそれは嫌悪のためではないことはアイシスには分かっている。
尚も腰の辺りに当たるミヌーエの、固くはち切れんばかりに脈打つ男のものを感じ、微か
な喜びを感じていた。それは連帯感と言っていいものかも知れない。互いに叶わぬ思いに
身を焦がすというなかにいるという、奇妙な憐憫の情だった。

――――この男も又、己の心に耐えている。この様にそそり立たせていながら、
『挿れる事は出来ぬ』と決めているこの男もまた、成らぬ恋に身を捧げているのだ。
「やめ、あっ、ミヌーエッ……う、くうっ」
耳朶を這う男の舌が、首筋を滑り、肩に達する。
315名無しさん@ピンキー:05/03/18 00:46:55 ID:+4yZ1llO
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
えろいな!せつないな!
316名無しさん@ピンキー:05/03/18 01:24:27 ID:sjZxkCqn
すごいなアイシス
「どM」から「どS」に変化
そしてまた「どM」なのかー!?
317名無しさん@ピンキー:05/03/18 02:37:58 ID:utYKuRJc
ミヌーエ念願成就キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

>春画の件
古代エジプトに春画があったかどうかはわからないが(たぶんあっただろう)、
エロい彫刻は残っている。
318名無しさん@ピンキー:05/03/18 02:47:34 ID:VUI4xRBj
>>317
エロ彫刻の詳細が気になる…(´д`*)ハアハア
319名無しさん@ピンキー:05/03/18 06:50:38 ID:TZ2M7btd
エジプトにもありそうですよね、古代春画。
カーマスートラみたいなものが・・・私もみたーい!
320名無しさん@ピンキー:05/03/18 08:30:21 ID:4udHZt4t
>318-319
ttp://homepage3.nifty.com/funya-s/Diary/0103.html
ここの真ん中あたり、大英博物館についての記述のところを見よ
321名無しさん@ピンキー:05/03/18 11:28:51 ID:J1zSeNSI
>>320
情報ありがd!!
面白かったです。
やっぱりエジプトにもあったんだね。
コメントが笑えました。
322名無しさん@ピンキー:05/03/18 17:10:53 ID:42LHAnT/
アイシスってエロが似合うキャラだよね〜。
323名無しさん@ピンキー:05/03/18 17:38:15 ID:sK/ASd7l
大英博物館>笑ってしまった。モデルはアイシス&ミヌーエ?
あ、いやでもミヌーエはどこまでも挿れないんだった、超・M男ですな。
そんなに禁欲的にならなくても…と思いつつ、原作のキャラは最近、
アイシスのことを一言も言わなくなりましたね。なぜ?あきらめたのかな?
324煉獄:05/03/18 21:54:27 ID:y2/wisOX
>>314
14
「ああっ……はあ」
背を男の熱い舌が滑る。豊満な乳房を鷲掴みにされ、激しく揉まれながらアイシスは、
前に手をついて堪らず背中を反らせた。
ミヌーエの舌はそのままゆっくりと腰に達し、やがて尻の割れ目へと近付いて行く。
ごく自然に、彼は女王の腰を持ち上げた。浮き上がった尻を優しく宝物のように、円を描
くようにして何度も撫でさすると、その度に尻の割れ目が淫靡に開き、谷間の窄まりと更
にその下のぬるぬるに光る花びらが露出する。柔肉が開くのに合わせて、粘ついた音が聞こえた。
綺麗に陰毛をそり落としたそこからは、匂うように豊かな花蜜が絶えることなく溢れ続け
ていた。
メンフィスに何度も引き延ばされた為なのだろう、こんもりとしたふたつの花び
らの内側からは、いくらか厚みと長さを増したもう一つの花びらがその顔を覗かせている。
ミヌーエはファラオが何度も弄んだのであろう肥大した花びらに手を伸ばすと、そっと
それを引っ張ってみた。

「あああっ……!! だめ、それを、ああう……引っ張っては……」
「メンフィス様はここをこうして弄るのがお好きなのですな……」

彼の脳裏に、メンフィスに花びらを摘み上げられ、のたうつアイシスの様子が浮かぶ。犬
のように四つん這いになり、尻を高く掲げぐちゃぐちゃと音を立てながら激しくそこを振
り立てるさまが。
嫉妬が津波のように押し寄せる。同時に抑えようのない興奮が彼を苛んでいた。
凛と涼しげな外見と近寄りがたい威圧感すら持つ美女アイシスが、実はこのように花び
らを肥大させているのかと思うと、股間の高まりはいよいよ体積を増し、硬さを増して行
く。思うさまこの身体を貪りたくもなる。
それは牡としての本能と言っていいものかも知れない。
325煉獄:05/03/18 21:56:59 ID:y2/wisOX
15

すべすべと滑らかな尻を撫でながら、ミヌーエの視線は慎ましげに鎮座する窄まりを捉え
ていた。溢れる蜜で既に潤ったそこは、花芯への攻めに同調するように時折ひくひくと
いやらしく蠢いている。
「ひっ!!」
びくんと、突如アイシスの身体が大きく跳ねた。男の指がアイシスの窄まりを撫で上げたのだ。
溢れ出た花蜜に濡れそぼった、皺の一つ一つをなぞるように、指が滑る。
「や、やめ……ミヌーエッ……ああっ! あああっ!!」
メンフィスですら触れたことのないその場所に、初めて男の指が触れる。得も言われぬ
淫らな衝撃に、アイシスの身体は意志に反して尻を差し出していた。
「こ、こんなっ……いやじゃ! はあっ、あ、あっ! み、見ないでっ……見てはならぬ……!」
「……ファラオはここを愛してはおられぬので?」
「そのようなところ……と、当然であろう……ああ、あああっ」
ミヌーエは尻肉を鷲掴みにし、一杯に広げた。かと思うと掌を後ろから前へ回し、ぷっくりと
盛り上がった花びら全体を包み込んでやわやわと揉み始める。
「ああ……ああ……あああ……」
「アイシス様」
低く重い声が耳元で彼女の名を囁くと、アイシスの身体は弱い電流に晒されたように震えた。
くちゅくちゅと花びらが淫らに音を奏でる。二本の指がきゅっと尖りを摘み上げ、
更に先端を彼女の愛液に濡れた指先がぬるぬると撫で回した。
「あ、あん……くうぅっ」
「アイシス様」
「い、やあ……っ」
「アイシス様……!!」
背筋に感じる電流が徐々に強くなる。
名を囁かれるたびに身体が震え、止めることが出来ない。
326煉獄:05/03/18 21:59:13 ID:y2/wisOX

16

「ひいいぃぃいっ……やめ、や、ああぁっ」
ひときわ高い嬌声が迸った。もはやその声には女王としての誇りはなく、其処には高く尻
を突き上げて男の愛を乞う一人の女がいるだけだった。
「あああっ! そ、そんな……ひいっ! ひいい!!」
ミヌーエが掌で割った尻の谷間に口づけを落とす。溝に沿って舌を滑らせ、何度も行き来
を繰り返した。行きつ戻りつしながら舌先が確かに窄まりを目指して進んでいるのを、
アイシスは享楽に朦朧とした意識のなかで感じていた。
「ならぬ……っ! ミヌーエ、あっ、そこは……うくっ……! そこは……なら……」
舌が其処に近付く。アイシスは彼の舌にとろける様になりながら懸命に片手を回し、尻穴を隠した。
「何故隠すのです」
「だめ、そこはならぬ……だめなのじゃ……そのようなところは」
「なぜ」
細い手首をがっしりとした手が掴まえ、強引にそれを退かしてしまう。鋼の如くに鍛えら
れた軍人の力の前に、女の腕力は余りに非力だった。
「何の恥ずべきところがありましょうぞ。アイシス様はどこまでもお美しく気高い。
それはここも同じ事」
「ぁぁあっ……ミヌーエ、ならぬぅぅ!!」
ぺろりと一度だけ男の舌が窄まりを舐めると、アイシスは狂ったように悶えた。
「いやじゃ、そこはいやあぁぁ!!」
身も世もなく悶え鳴く女王の姿に、ミヌーエはしっかと抱えていた彼女の尻を手放した。
だがほっとしたのもつかの間、今度は身体をひっくり返され、脚を高々と持ち上げられる。
327煉獄:05/03/18 22:02:52 ID:y2/wisOX

17

徐々に折り曲げられてゆく身体。脚の間にミヌーエの顔が見える。鳶色の瞳が彼女の
黒曜石の瞳を正面から見据えていた。
やがて彼女の両膝は顔の横に押し当てられて固定された。すっかり柔らかくなった自らの
花びらが、目と鼻の先に天を向いて剥き出しになる。そして尚も彼は、アイシスの瞳を凝視していた。
「ミヌーエ、如何致したのじゃ! そなたが、こ、この様な格好をわたくしにさせるとは……!」
『このような格好』――――――。
その一言に、男の視線は女王の瞳から上を向いてぱっくりと開いた、匂い立つ女の花に移る。
穏やかな眼差しに男の欲情が見て取れ、アイシスは背筋がぞくぞくとするのを感じていた。
――――――わたくしは、今この男を求めている……!!

「わたしはずっと……あなたが欲しかった」
再び視線をアイシスの瞳に移すと、ミヌーエは躊躇いながらもはっきりと告げた。
「いずれこの国の王妃となる定めに生まれたあなたを、これまで見続けて参りました。
ファラオの妃と成られる方、そのような貴重なる方にわたくしの如き男が想いを伝える
ことすら許されませぬ。
一生この心の裡に秘めておこうと、そう決めておりましたものを――――――」
言葉が途切れ、ミヌーエは初めてその冷静沈着な将軍の顔を崩した。
「誘ったのはあなただ……!」
「ミヌーエ……」
「あなたはわたしの想いを知っておいでだった。知った上で、あの夜わたしをここへ呼ん
だ。だがあなたが愛するのはファラオのみ、他の男はあなたにとって男ですらないのでしょう」
「ひっ……!」
脚が、これ以上は開かぬところまで大きく広げられる。
328煉獄:05/03/18 22:05:54 ID:y2/wisOX

18

「それでも良かったのです。あの一度だけならば、アイシス様のただ一度のお戯れと、私
も諦める所存で御座いましたものを」
「ミ、ミヌーエ……脚を」
「あなたは再び私を招き入れた。私の心を知っておいでのあなたが、二度までもこの肌を
私に見せつけた」
「ああっ……ミヌーエ、放さぬかっ……」
大きく開かれ股間を晒す態勢に絶えきれず、アイシスは腰を捩って花びらを少しでも隠そ
うとする。だがミヌーエの力はそうすればするほど、容赦ない力で彼女の脚を横へと開かせる。
「わたしを男ではないと思っているのですか? 何も考えずただあなたの肉の疼きを癒して
いればそれでよいと?」
「ミヌーエ、よさぬか! わたくしはただ……」
「欲しいのです、あなたが欲しい。だがならぬのです。それが如何なる拷問であるか、
知っておいでか、アイシス様!」
「ああっ」
残酷に開かれた女の花園が、両脚に牽かれて無惨に口を開ける。

目の前の男は、切ないほどに彼女への想いを漲らせ、そして決して思いのままにならない
運命への怒りをアイシスにぶつけるように、その瞳は燃え盛っていた。
「ご覧下さい」
ミヌーエはそう言うと、アイシスの股間でひくひくと震える尖りに指を伸ばした。
「はうっ!」
彼は蜜壷をなぞり上げると指先にねっとりと蜜を塗りつけ、それを包皮から顔を出
した肉芽にゆっくりと伸ばす。
「あっ……ああん……あ……あ……」
指が近付くと無意識にアイシスの腰がせり上がる。
目の前に、大きく開かれた股間が見えていた。花びらの谷間に健気に存在を主張するかの
ように、破裂せんばかりに膨らんだ女の急所が脈打つのが分かる。
329名無しさん@ピンキー:05/03/18 22:49:37 ID:75iTaXR5
щ(´Д`*щ)カモォォォン
330名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:02:36 ID:WeFj7kLw

'`ァ'`ァ(*´Д`*)
331名無しさん@ピンキー:05/03/19 00:22:54 ID:6r4RiJyy
イレテタモーーッ
332名無しさん@ピンキー:05/03/19 17:36:23 ID:OdzcjC9Q
アイシスとキャロルって
正反対だなーと思う。
肉体的な愛とキリスト教的精神的な愛。
エロが似合うのはアイシスかもしれないけど
どっちもがんばってほしい。
333名無しさん@ピンキー:05/03/19 18:40:39 ID:8bH/5tzS
アイシスは欲しがる姿がセクシーで
キャロルは恥らう姿がセクシーなんだよね。

鑑賞して楽しそうなのはアイシス、自分がなりたいタイプはキャロルかなぁ。
334名無しさん@ピンキー:05/03/19 19:54:38 ID:kwjT6VCQ
>>>333
>鑑賞して楽しそうなのはアイシス、自分がなりたいタイプはキャロルかなぁ。

そりゃね、イケメンに次々と求愛される美少女っつー設定は憧れるかもしれない
けどさぁ…やっぱ無理だわよね、無理。アイシスだって「絶世の美女」だしさぁ。
所詮、凡人のちゃねらーには無理な話よ、うん。
335名無しさん@ピンキー:05/03/19 20:12:07 ID:ieYixg8V
アイシス→メンフィスって
男性からみてすごいおいしいシチュなんじゃない?
絶世の美女に言い寄られるもつれない男。
メンフィス・イズミル→キャロルは
女性の夢かもね。
336名無しさん@ピンキー:05/03/19 20:20:33 ID:ieYixg8V
>破裂せんばかりに膨らんだ女の急所が脈打つのが分かる
ひとさまのはもちろんだけど
じぶんのだってことの最中は見たことないからよくわからないんだよね。
尖るとか、亀裂の間から見えるとか、そういうもんなの?
人によってそこまでサイズは違うんだろか。
素朴な疑問。
337煉獄:05/03/19 22:16:33 ID:xH092RyQ
>>336
自分、王家のエロ=一種のファンタジーだと思ってる。
きっちりとリアルを追求するつもりで書いてるのとはチョト違うんだ。
だから大袈裟な表現も使ってると思う。これで答えになってるかな…。
338煉獄:05/03/19 22:26:40 ID:xH092RyQ
>>328
19

脈打つ花芯にゆっくりと近付く男の指。それを潤んだ瞳で切なげに見つめる一人の女。
「あ、あん……」
男の指の動きに期待を滲ませた声が、甘く上がり続けていた。はやく、はやく、はやく――――――
無言の懇願がアイシスの全身から迸る。だが、触れる寸前のところで、ミヌーエは指をぴたりと止めた。
「あ……」
「どうして欲しいのです?」
「えっ……?」
「これほどここを大きくしている女人を、わたしは見たことがない。さぞや触れて欲しいのでしょう」
「そ、そんな……」
つん、と一度だけ、ミヌーエは苦しげに喘ぐ突起をつつく。
「ああぁぁあ!」
びくびくと開かれた太ももを痙攣させ、アイシスが喘いだ。とろりと、蜜が尚も溢れる。
黒曜石の瞳に欲情の炎がゆらゆらと揺れた。
「ミ、ミヌーエ……」
眉を僅かに顰めながらアイシスは、己の股間を見つめた。震えながらそそり立つ女の突起。
己の一部でありながらしっかりと別の意志を持っているような、女を狂わせる快感の急所が
いじらしい。まるで、触れられることを待ち望んでひたすらに耐えるように、花蜜に濡れて艶やかに光る。
「おお……可哀想に、ここはこんなにも泣いておられる……」
彼の視線が、股間から再び彼女の瞳を捉え、そして告げた。
「ここを……どうしたら宜しいのです? どうぞお命じ下され」
「いや、いやじゃ……そのような卑しいことをっ……」
「卑しい?」
男の顔が僅かに曇る。
「ファラオにならば言えるのでございましょう」
「そ……それは」
「ファラオには言えて私には言えぬのですか? わたしが臣下であるから? 所詮どのような
奉仕もするのが当然の存在であるとでも、仰りたいのですか」
339煉獄:05/03/19 22:34:40 ID:xH092RyQ
20

「あ、あ……!!」
外側の厚い花びらを両手の指で撫でさすりながら、ミヌーエは彼女が最も指を求める肉芽
には決して触れようとしない。
「あなたは全てを私に晒しているのです。小さな窄まりさえも、いま私の目の前で震えて
いる。卑しいのはどちらだと言われるか? こんなに脚を広げて大切なところを開かれ、
ぬらぬらと濡らしているあなたは卑しくはないのですか」
「ミ、ミヌーエっ……! あっ……ぶ、無礼、なっ……ひっ!!」
ミヌーエの唇が、アイシスの内側の花びらを摘み上げる。肥大したそれを、唇で挟んだま
ま引っ張り上げ、口内で吸う。
「ああ――っ!! だめ、だめええ!! それを……吸っては……!!」
「なぜでございます? ファラオもこうするのがお好きなのでございましょう」
「うう……い、言うで……ない……っ」
「では、お聞かせ下さい。誰にどうして欲しいのです。このように膨れたものを、
弄って欲しくはないのですか」
ミヌーエが軽くそれを摘む。
「あひっ! ひいいっ!!」
とぷとぷと溢れる蜜が、陰毛を失った恥丘を伝ってゆく。それは糸を引いてアイシスの
肌の上に滴り落ちた。

女の意地ともいうもので頑なに求めまいとしていたが、襲い来る快感に、精神はとても
もちそうになかった。それに、もともと自分の方からこの男を誘ったのだ。
メンフィスが他の女を抱いていることに耐えられず、それでも疼いてしまう身体を鎮めて
ほしくて、自分に恋心を抱いていると知りながらこの男を寝所へ招き入れたのだ。
今更、取り繕って何になるのか。
340煉獄:05/03/19 22:40:18 ID:xH092RyQ
21

「ああ……ミヌーエ……さ、触って……おくれ……」
「どこをで御座いますか」
「うっ……ここの……紅く膨れた……珠を……そなたに……弄って欲しい……」
女王の赤裸々な願いに、将軍は破顔した。
「……あっ……く、くくっ……ああ、あん、ああん!!」
ぬるぬると男の指が突起の上で踊ると、それはますます充血し、固く尖ってゆく。
「ああぁぁ!! ミヌーエ……ミヌーエ!!」
「こうして欲しかったのですか、アイシス様」
「ああっ……そうじゃ、そうして欲しかったのじゃ……あくっ、ううんっ……」
「これは如何でございますかな」
ぬめった肉芽を軽く摘み上げ、二本の指できゅっと揉む。尻を震わせてアイシスは高く鳴いた。
「それともこうした方が宜しいか」
「ひいいぃぃいっ……」
やや強めに捻り潰すようにぎゅうっと摘み上げる。
「ご覧なさい、アイシス様。何と淫靡な」
自らの花蜜が尚もアイシス肌の上に滴り落ちるていた。
「ひぃぃいいい!! あっ、はあぁぁああん……あっ、ああっ……ううっ……く、くくっ!!」
壊れた玩具のように、唇から漏れるのは今や淫らな嬌声ばかりとなっていた。
ぐちゅぐちゅという音すら己の耳に心地よく、ミヌーエの舌と指だけに全ての神経が過敏なほどに反応する。
何度も尻を震わせ、先程、あれ程恥じていた窄まりすら丸出しにしながら、
もう彼女にはそれを考える力すら失われていた。
「ああ……ああっ! ミヌーエっ!! そうじゃ、そこをもっと……!!」
「アイシス様……!!」
「い、挿れて……ミ、ミヌーエ……挿れて……おくれ……!!」
「――――なりませぬ、それは」
「ああっ……なぜじゃ、もう耐えられぬ!!」
やはり一向に挿入しようとしないミヌーエに、アイシスが狂ったように腰を振る。
341煉獄:05/03/19 22:46:18 ID:xH092RyQ
22

「アイシス様、ご自身のお立場をお忘れか。それは許されませぬ」
「忘れてなど……ふあ、あっ……おら、ぬ!」
アイシスの懇願に、どくんとミヌーエのものが強く脈打った。
一つになりたい、それは彼にとっても同じ事なのだ。だが、ファラオ以外の男の子種をその中に受ける
ことなど、未来の王妃には許されるはずがない。
瞳を濡らしてこちらを見上げるアイシスから、彼は狂おしげに視線を逸らせた。

何という拷問であろうか。愛しい女が、これ程に己のものを求めているというのに……!!
「お許しを。どの様な奉仕を致そうとも、それだけは決してなりませぬ……!!」
「あああぁぁぁああっ……挿れて……ミヌーエ、ミヌーエ……!!」


「構わぬぞ、ミヌーエ。望み通り、挿れてやるがよい」
突如響いた涼やかな声に、ミヌーエはぎくりとしてアイシスの足首を放すと振り返った。
聞き間違えようのない、その声。
「メ……メンフィス様……!!」
他の女を招きいれ、同衾しているはずのメンフィスが、寝所の扉に背を預けてこちらを眺めている。
「甘いな、ミヌーエ。たとえ女を抱いている最中であろうと、これがくせ者であったら何
とするか。今頃そなたは心の臓を一突きにされておるぞ」
「メンフィス様……いつからそこに」
「女が呆気なく失神したのだ。運び出させようとそなたを呼んだところそなたが姉上に呼
ばれたとウナスから聞いたのだ……恐らくこういうことであろうとは思っておった」
メンフィスはミヌーエの質問を無視して告げる。彼の視線は、褥の上に身を起こし、わな
わなと震えながら胸元を隠すアイシスに注がれていた。
「二度目だな、姉上」
342名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:20:29 ID:+h4XMkMa
もうたまらぬ〜〜〜!!
続けてたも〜〜〜〜!!
はようぅ〜〜〜〜!!
343名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:34:01 ID:CKM+IFps
ガンガレーーーーーーーッ
344名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:34:56 ID:Qz2siMH1
ワラワもじゃ〜たまらぬぅ〜〜(喉から手が出るイキオイ)
早くしてたもれ〜〜〜
345名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:45:53 ID:h1nZyJID
Σ(゚д゚;) ヌオォ!?び、び、びっくりーーーっ!
346名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:21:38 ID:5ZbZ4fvJ
>女が呆気なく失神したのだ
あっさり言ってのけてる〜〜
どんな技繰出されたのじゃ〜〜〜
それか、呆気なく失神する女とはもしや〜〜〜〜!!!!
347名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:23:59 ID:KsLHehEP
>337 
わざわざありがとう。
ちょっと大げさなくらいが楽しめる、同感。
リアルHだとなかなかこうはいかないもんね。
煉獄はパロにありがちな二番煎じな感じがしないので
すごく楽しませていただいてます。
348名無しさん@ピンキー:05/03/20 10:08:50 ID:v3L38dcb
>>346
呆気なく失神する女子とはもしや〜〜

「言うまでもない、キャロルのことぞ」

や、やっぱり〜〜
でも、ファラオ、キャロルを寝所からミヌーエに運び出させようとるるのですか?
も、もしや、別の女子に?

「いちいち詮索するでない」

ははぁ…!
349名無しさん@ピンキー:05/03/20 11:28:50 ID:nuyUF0D0
ええ〜、でももしキャロルがその失神した女だとしたら、
メンフィスは他の男に触らせないような気がする…
350名無しさん@ピンキー:05/03/20 12:42:26 ID:94zXCmck
相手がキャロルだったら目を覚ますまで責めてそう
351名無しさん@ピンキー:05/03/20 13:10:00 ID:3o6iawT9
虹だとキャロルはなぜかすぐイク&失神するっていう設定が多いよね。
なので逆に
怖がってなかなかイこうとしないキャロルも萌える気がする。
352名無しさん@ピンキー:05/03/20 13:38:53 ID:v3L38dcb
>>304
>一人の侍女に夜の伽を申しつけていた。
と書いてありましたな。すみませぬ。よく読まずして…(長文読解力なし)
353煉獄:05/03/20 19:33:40 ID:kebajS8t
>>341
23

ミヌーエはファラオの視線がアイシスに向けられていることを知るや、腰布を纏うと寝台を下り、
その場で膝をついた。
「アイシス様をお咎め下さいますな。アイシス様はただ……」
「……そなた、あの様に女に乞われて尚、よくも我慢が出来るものだ。わたしには出来ぬわ」
唇の端を上げてうそぶくメンフィスに正直どう答えてよいものか判断が付かず、ミヌーエ
は無言で頭を垂れた。その後ろから、僅かに上擦ったアイシスの声が聞こえる。
「メ……メンフィス……」
「随分とミヌーエのものを欲しがっておったな、姉上? さもあらん、ミヌーエはわたし
よりも女の扱いには慣れておろう。その上、姉上のことをまるで宝のように扱ったであろう? 
さぞや我を忘れてよがっていたのであろうな……ここには姉上の匂いが充満してむせ返るようだ」
メンフィスのあからさまな言い方に、アイシスは唇を噛みしめると下を向いた。
今更、どう言ったところで腰を振ってよがり続け、ミヌーエのものを欲しがっていたのは事実だ。
一月前に彼女がミヌーエを閨へ招いたことも、メンフィスは知っている。だがそれが二度ともなると
メンフィスのプライドは僅かなりとも傷が付いたのだろう。

彼女は身体中の筋肉を緊張させて彼の言葉を待つ。だが、メンフィスが口にしたのは
アイシスへの叱責でもなければミヌーエへの罵倒でもなく、思いもよらぬ言葉だった。
354煉獄:05/03/20 19:35:24 ID:kebajS8t
24

「続けるがよいぞ、ミヌーエ」
「は……?」
呆気にとられたように、ミヌーエがファラオを見上げた。
「そなたはもうずっと以前から姉上に思いを寄せておったな。
姉上は今宵、孕む時期ではないはずだ。
先程姉上が望んでいたように、挿れてやって構わぬ。ただし、わたしの目の前でだ」

「……メンフィス!!」
アイシスは目を見張って義弟を見つめる。
「そんな、メンフィス! わたくしが愛するのはそなただけだと、誰よりもよく知ってい
るはずのそなたが何故そのような!!」
「わたしだけを? 身体は違うようではないか。姉上はミヌーエの性技が忘れられなかったのであろう。 
そうでなければ一度ならず二度までも同じ男に伽を命ずるか」
「そ……それはッ……メンフィスが別の女を……」
「他の女を抱くのもファラオに必要なこと。ファラオの娘に生まれた姉上が
それを知らぬはずはあるまい」
「メンフィス様、どうぞお許しを。そしてアイシス様のお心を、どうかご理解下さい」
姉弟の言い合いに、ミヌーエが再び割って入る。
ファラオは黒髪を掻き上げると一つ息を吐いた。

「――――息が詰まる」
「は……?」
「そういった姉上の気持ちが、わたしには重いと申したのだ」
355煉獄:05/03/20 19:39:25 ID:kebajS8t
25
「メンフィス……」
肌を隠すことも忘れ、アイシスは呆然とメンフィスを見つめた。
わたくしの気持ちが、わたくしの愛情が……重い……?
だから思うように愛を返してくれぬのか? わたくしを抱きながらも、
いつもどこか冷めた目をしていたのか。

「わたくしが……重荷であると……?」
「姉上はいずれわたしの妃となる、それでよいであろう。愛などなくとも、世継ぎは生まれる」
「メンフィス様……!!」
堪らずにミヌーエが呻いた。
メンフィスのいうことは決して間違ってはいない。
この若きファラオは、これまで女と交わったことは数えきれぬほどにあっても、
女というものに心を奪われたことなど無い。
ファラオとなるべく育てられた所為であるのか、常にその心の裡を見せる事を
許されなかったメンフィスにとっては、女に心を許すこと自体が、理解の範疇を
越えることなのだろう。
尊い地位にある者としてそれはある種の、自分を守る術であるのかも知れない。
だが、それではあまりにもアイシスが哀れだった。背後からアイシスの声なき嘆きが聞こえる。

「アイシス様は幼い日からファラオを……」
「相手が姉上だからなのではない」
ミヌーエの声を遮り、メンフィスがやや語気を荒げる。
「わたしはどの様な女も愛しいなどとは思えぬ。これまでに、わたしがどれ程の女達を
抱いてきたか、そなたも承知しておろう? だがその女達のなかで、すこしでも情を感じ
た者など居らぬわ。この先も女など愛せるとは思わぬ。ましてや愛だなどと言われた
ところで、何とも返事のしようが無いではないか」
「メンフィス様」
「この国を統治するに情けはいらぬ。愛もいらぬ。そのようなもの、己の心を脆弱にこそ
すれ、何の役にも立たぬ。つけ込まれるだけだ、違うか」
情のない低いファラオの声。もはや、ミヌーエに言葉はなかった。
356煉獄:05/03/20 19:41:28 ID:kebajS8t
26

「わたくしを抱くのじゃ、ミヌーエ。未来の夫たるファラオが許すと申しておる」
沈黙のなかにいたアイシスが黒曜石の瞳をメンフィスに向けながら、静かに告げた。
「メンフィスの申したとおり、わたくしは今、身籠もる時期ではない。そなたが懸念する
ようなことは何も起こらぬ」
「ですが、アイシス様! それではアイシス様のお気持ちはどうなりまするか!」
「わたくしはメンフィスの妃となり、メンフィスの子を産む……メンフィスは誰にも渡さぬ」
そう言いながら冷笑するアイシスに、ミヌーエは悲痛な瞳を向ける。

この姉弟のもとにはせ参じてより十数年、その間に、この女王がこの様な寂しげな顔を見
せたことが果たしてあっただろうか。神秘の女王と呼ばれ、その圧倒的な美貌と気性故に、
彼女を目にした者達に畏れすら感じさせる存在であったアイシス。そのアイシスが今は
ただ、叶わぬ恋に身を震わせる一人の女となっている。
「アイシス様!」
身を焼き尽くすような愛しさがミヌーエの身体を貫く。立ち上がりその柔らかな身体を掻
き抱くと、彼女は応えるように一すじ涙を流した。
ミヌーエは腕のなかで震えるしなやかな身体を、砕けんほどに強く抱きしめた。
「――――――ファラオ」
押し殺したようなミヌーエの声に、メンフィスが扉にもたれたまま、鋭い視線を向ける。
「今だけ、アイシス様をわたくしのものと致しとうございまする」
357煉獄:05/03/20 19:47:04 ID:kebajS8t
27

頬を包み、ミヌーエが僅かに躊躇った後にゆっくりと唇を合わせる。アイシスは彼の背に
腕を回しそれに応えると、ミヌーエの胸に身を預けた。
纏うもののない褐色の、曲線を描く引き締まった身体を、男の掌が這う。
ミヌーエはアイシスに扉の方を向いて膝立ちにさせると、背筋に口づけを落とし始めた。
形よく盛り上がった乳房を後ろから回した掌で包み込み、乳首を弄びながら、ミヌーエは
徐々に唇を下へと移動させてゆく。滑らかで吸い付くようなしっとりとした肌に、ある時
は手で触れ、ある時は頬ずりし、口づけを浴びせた。

視線の先にはメンフィスがいる、こちらをじっと眺めている。自分が今しようとしている
事への哀れさが、アイシスの歪んだ官能を生み出していった。
ミヌーエの背中への愛撫に僅かに仰け反りながら、彼女は薄目をあけてメンフィスを盗み
見た。そして次の瞬間には激しくそれを後悔することになる。
メンフィスの黒曜石の瞳には、欠片ほどの嫉妬も垣間見ることは出来なかった。
女などに心を奪われることはあり得ぬと、冷たく言い放ったメンフィスの言葉が今更
ながら胸に突き刺さる。彼女のなかで、なにかが壊れた。

「アイシス様っ……!!」
彼女のとった行動に思わずミヌーエが上擦った声を上げた。
アイシスはくるりと体の向きを変えると陶酔し始めた顔を男のそそり立ったものに寄せ、
朱色の唇にそれを一杯に含んでスライドし始めたのだ。愛する男の前に淫靡に尻を突き出
し、他の男のものを頬ばっていることに、アイシスは疼くように淫らな背徳を覚えていた。
ふたつの尻肉の間からぬらぬらと濡れ光る花びらがぷっくりとはみ出し、既に開いてしま
っている紅色の襞が丸見えになっているのだろうことも、今となっては恥じるどころか
彼女の淫欲を煽るのみとなっている。
358名無しさん@ピンキー:05/03/20 21:07:33 ID:3o6iawT9
>煉獄
すごい。
愛欲と性欲と権力と忠義と
いろんなものが混ざり合ってて、とても痛い。
どの思いのベクトルも決して同じ方向を向いていないんですね。

作家様方

アップが一区切りついたらその旨書いていただけると助かります。
アップの最中に感想を書き込んじゃうのは恥ずかしいので・・・
359名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:13:54 ID:tAXCp9l2
ムッハー(゚∀゚)≡3
展開が読めない!脱帽です。
冷酷なファラオ、イイ!

>アップが一区切りついたら
投下時の一番最後のレスのメール欄にでも「つづく」など書いてくれると
いいかも。
360煉獄:2005/03/21(月) 06:58:28 ID:z+CY4lGo
>>357

28
「あ、ああっ……ああああっ……ひいいっ!! 」
ミヌーエがアイシスの両膝を両手で持ち上げ、柔らかな身体を再び二つ折りにし、尻を
裏返した。赤みを帯びて尻の間に剥き出しになった余りに扇情的な女の花びらに、
ミヌーエは蜜に吸い寄せられる蝶のように唇を寄せる。
「ひっ! あう、あはあぁぁぁんん!!」
花びらを丸ごと頬ばるミヌーエの口淫は堪らなく甘美で心地よく、それ故に自分の
心の奥底には確かなやり切れなさが漂うことを、アイシスは感じてもいた。そしてその
思いを振り切るがごとくに、彼女は淫らに尻を踊らせ続けていた。

「アイシス様……ご無礼を……」
「あっ、はあ……あっ……ミヌーエ……っ」
ミヌーエは胡座をかいて後ろからアイシスの両膝を抱え上げ、その身体を持ち上げると、
猛り狂う自身のものの上にゆっくりと下ろしてゆく。
「は……ん」
甘い息が朱の唇から漏れた。

――――――メンフィス。見えまするか。わたくしはいま、あなた以外の男のものを
飲み込もうとしている。

メンフィスの視線が何処に向けられているのかを知った瞬間、アイシスが感じたのは
かつて感じたこともない、圧倒的な肉悦だった。
「ひいいぃぃいい! くっ、くううっ……うあぁぁああっ……」
愛する男のものとは違う肉の杭が、花びらをずぶずぶとかき分けて身体の奥へと進んで
くる。狂おしいほど惑乱しながら、堕ちて行く身体を止めようとは思わなかった。
361煉獄:2005/03/21(月) 07:00:30 ID:z+CY4lGo

29

アイシスの完璧な裸身と、並ぶ者のない美貌とはおよそかけ離れた卑猥な音が、二人が
繋がったところから奏でられている。
「あ、あんっ……ああっ、ああん……」
姉の、たがが外れたような卑猥な踊りを目にして、メンフィスは僅かながら目を見張っていた。
いつも何処か乱れることを耐えていたように見えたアイシスが、ミヌーエに貫かれ、自ら
進んで乱れようとしている。
それはミヌーエの、アイシスを愛おしく思うが故の宝物を扱うような行為によるものなの
か、それとも己に見せつける為なのか。そしてもしも見せつけるためにであるとすれば、
彼は姉に哀れみを禁じ得なかった。

何故アイシスを愛することが出来ぬのか、幾度となく抱いていながらやはりそこには
一人の女として彼女を見る己は居ない。幼い頃から姉と婚儀を挙げるのだと疑いもせず
に育ってきた、だからこそアイシスを抱くことにも何の疑問もなかった。
だが、抱くたびに、他の女を抱くと同じ様な空しさが押し寄せることを、恐らくこの姉
は知らない。
……いや、知っているのか。
だからこそあの様に我を忘れようとしているのであろうか。どれ程の痴態を女に求めよう
と、その瞬間はとろけるような快楽を味わおうと、放つと同時に押し寄せる底なし沼の
ような虚無感は、一体何なのだろうか。
ふと気付くと、脚を広げ後ろからミヌーエのものを音を立てて飲み込みながら、ゆさゆさ
と揺すぶられるアイシスの瞳が、まるで縋るようにこちらに向いている。

――――――それでも姉上はわたしを望むか、ここまで自身を大切に思う男が居ながら。
妃に迎えたとて、世継ぎを産んだとて、わたしには姉上を女として愛することが出来るとは
思えぬというに――――――。

メンフィスは扉から背を離すと、アイシスの瞳を見据えたまま彼らの方へと歩いていった。
心に、あまりにも一途な彼女へのいじらしさを感じながら。
362煉獄:2005/03/21(月) 07:02:21 ID:z+CY4lGo
30

「ファラオ……?」
「そのまま続けよ。姉上にこれ以上は無いほどの快感を与えてやろうではないか」
一杯に広がって涎を垂らしながらミヌーエを飲み込んでいる蜜壷に、メンフィスは顔を寄せる。
「な、なにを……まさか、メンフィス……や、やあっ……あ、あ、ああぁぁぁああぁ!!」
蜜壷を後ろからミヌーエに突き回され、剥き出しになった突起を前からメンフィスに
吸い上げられる。
予想だにしなかった凄まじい快感がアイシスに襲いかかった。
「あひっ! あひいぃぃい! ひいいい!! や、め、……あうっ……やめてえぇっ」
髪を振り乱し、身をくねらせ、まるで操り人形のように褐色の肌が踊り続ける。
「あああううぅぅう―――っ!! いっ、いやあぁぁあ!! だめ、だめぇぇえ!」
「ア、 アイシス様っ……くっ……う」
それまでとは比べ物にならないアイシスの悶え方に、ミヌーエは不覚にも呻き声を洩らした。
「ミヌーエ、まだだ。まさかもういきそうなのではあるまいな?」
「そ、そのようなことは……」
「よいか、気が狂うほどの快感を与えてやれ。それまでは断じて達することは許さぬぞ」
「心得ておりまする」

じゅぽじゅぽと激しい音がますます高くなる。背後から柔らかな乳房を揉みしだきながら
ミヌーエが突き上げ、かき回すたびに、愛液が煌めきながら飛び散った。悦びの突起は
ぱんぱんに膨れ上がり、真っ赤に充血していた。メンフィスがそれを二本の指できゅっき
ゅっと摘んでは揉み上げる。益々蜜があふれ、敷布は彼女の垂れ流したものでぐしょぐし
ょになっていた。言葉では到底言い尽くせない、あまりにも強烈な快感が、アイシスを休
む間もなく襲い続ける。
363煉獄:2005/03/21(月) 07:04:54 ID:z+CY4lGo

31

メンフィスの舌が複雑な女のひだを一枚一枚舐め、突起を庇う包皮を唇で剥き、露わに
してからそれをきゅうっと吸い上げた。
「ひいぃぃ―――っ!!」
アイシスのすらりとした脚が、ぴんと伸びて行く。
「そろそろのようだな……ミヌーエ、よいな」
「……はい」
ミヌーエは猛然と突き上げを始め、メンフィスは尚も唇で花びらを挟み込み、吸引しなが
らそれを引っ張り、ぷっくり膨れた突起を甘噛みした。
「ひい! ひいぃっ!! あふ、ああ、あっ! ひっ、あっ、あひいぃぃ!!」
開いたままの唇から漏れるのは、ただただあられもない喘ぎのみとなった。
汗と飛び散った愛液とにまみれた肌をぬらぬらと煌めかせ、アイシスの身体が反り返り、
脚はいよいよ緊張しぶるぶると震えが走る。
「あああぁぁぁあっ!! いっ、いやああぁぁああ!! あう、あううぅ―――っ!!」

ミヌーエのものが蜜壷を暴れ回る。
メンフィスの指がとどめのように肉芽を強く摘み上げた――――その時。
「あひっ!! ひぃぃぃぃいいいぃ――――っ!」
背を仰け反らせて脚を力一杯に突っ張り、ひときわ高い絶叫が響き渡った。金色の液体が
女陰から勢いよく迸り、緩い放物線を描いて敷布を濡らして行く。
一方で蜜壷がぎゅうぎゅうと男を食い千切らんばかりに収縮を始めた。
「……ううっ……!!」
感極まったように、ミヌーエが彼女のなかに精を放つ。
男二人によって凄まじい快楽を味わわされ、アイシスは強烈すぎる絶頂と共に意識を失った。
364煉獄:2005/03/21(月) 07:11:56 ID:z+CY4lGo
32

メンフィスが金色の髪をした奴隷娘を捕らえて来たのは、それから幾日も経たぬうちのこ
とだった。初めて女というものに興味を抱き、奴隷娘に「わたしを愛せ」と迫るメンフィス
は、もはやアイシスの知るメンフィスではなかった。
そればかりか、メンフィスは奴隷娘に出会ってから、他の女達に伽を命じることを全く
しなくなってしまったのだ。
やがてメンフィスはその娘を正妃にすると宣言した。

              **********

『大きくなったら、わたしはあなたの花嫁になるの』

――――あの頃の自分は、何と無邪気だったことだろう。
もう二度と見上げることが無いかも知れないエジプトの空に手をかざし、
アイシスは目を眇めた。その耳に、愛しい声が優しく響く。
「姉上、きっと幸せになって欲しい」
何と残酷なことを、この弟は真摯な瞳をして口にするのだろうかと思いながら、アイシスは
ファラオの顔を瞬きもせずに見上げた。
……幸せ?そなたのおらぬバビロニアで、そなたではない男の妻となるわたくしが
幸せになれると、本気で思っているのか。
アイシスはそっと腕を伸ばすと、彼女が知っている彼よりも広く逞しくなった褐色の背に
腕を絡みつけ、聞き取れぬほどに微かな声で呟いた。
「そなたしか愛さぬ……」
輿に向かい踵を返す刹那、視界の端に膝を折って彼女を見送るミヌーエの姿を捉える。
こちらを見つめるミヌーエの視線に気付きながら、アイシスは一度も彼を見遣ることはなかった。

――――忘れよ、ミヌーエ。わたくしはこれから煉獄に生きる修羅となるであろう。
お前が少年の日より愛しいと思い続けてきた女は、もうどこにもおらぬ――――。
遙か彼方バビロンの都へ向けて、アイシスを乗せた輿はやがてゆっくりと動き始めた。

                              〜 終 〜
365煉獄:2005/03/21(月) 07:13:40 ID:z+CY4lGo
なんだかつっこみどころ満載で毎回誤字は多いし…正直スマンカッタ orz

この話、実は前に書いた「奴隷キャロル・その後」の前哨戦(?)として書いたので、
あの話と関連づけて読んで頂ければうれしいです。

レスありがとうございました。
そして、最後まで書かせてくれてどうもありがとう。(・∀・)ノシ
366名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 10:28:58 ID:FJTMxVGl
煉獄作家様、乙です ∠(゚∀゚)ビシッ
堪能させていただきました…ハァハァ
まさかメンフィスも参加するとは…。ミヌーエもアイシスも切ないですな。

「奴隷キャロル・その後」も良かったです。また書いてくださいね!
367名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 10:43:31 ID:67QSjjYw
イイネイイネー!
せつなさいっぱいだけど、それがまたアイシスの魅力の一つになっているんだよね。
こういう過去があるなら、今のバカップルぶり甚だしいメンフィスも許せる・・・かな?(いや無理か)
368名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 10:58:40 ID:IOMvErGx
煉獄作家様、よかったです。ラストの切なさが特に!ただのエロではない
ものを感じました。「奴隷キャロル・その後」なんて保存版にするくらいの
ファンです。(・∀・)
アイシスには、やっぱり幸せになってもらいたい。
ラガシュ王が、アイシスにぞっこんになる「煉獄・その後」もぜひ
書いて欲しいよぉ!です。
369名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 12:19:07 ID:oEeHEELG
煉獄作家さま、素晴らしかったです。
最後の章はマジで涙なしでは読めませんんでした・・・
次回作も期待して待ってます!
370名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 13:31:47 ID:dcGVgwbz
・・・エロパロなのに。
じーんときて涙が出そうになった。不覚!
なんだか本編読んでも違う目でアイシスを見てしまいそうだ。
371名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 14:08:48 ID:MpzXL02O
私も泣いた!というか今も涙が止まらないです。
アイシスは苦手なキャラだったけど、このアイシスはイイです。
ミヌーエも切ない・・・・・
良い物語をありがとうございました。
372名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 14:35:17 ID:NWtUk02U
描写に目が行きがちなエロパロなのに
物語に萌えた。
すごい。すごいよ作者様。
そたかしか愛しはせぬっていう原作のシーンが
いっそう哀れに思えてきた。
32があることで話全体が昇華された感じがする。
373名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 23:12:44 ID:lYb86bDM
ナルホドー
「奴隷キャロル・その後」を読み返すと新鮮に感じマスターッ!!
374名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 13:05:40 ID:Yk6G4yuk
エロパロにストーリー性なんていらないと思う……
375名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 13:25:55 ID:av7xDF/s
なくても楽しいが、あればより楽しめるな〜私……
376名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 13:27:24 ID:naEwNEfn
良かったです。
冷酷なファラオだからこそ、キャロルへの溺愛が萌え〜なんだよね。
アイシスもミヌーエも悲しい・・・。

で、幸せなのはバカっぷるだけなんだよね。
377名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 17:19:41 ID:bnJntM97
「煉獄」→「奴隷キャロル・その後」と続いたストーリーテラーによる物語の
続きが、楽しみです。
・・・まさか、もう終わりなんて言いませんよね?
お願いしまする〜・・・。(アリポーズで懇願)
378名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 11:57:11 ID:DjVXUw6M
あんなコトをアイシスに言っておきながら、キャロルとあんなコトになっちゃって、
挙句の果てに「姉上、きっと幸せになって欲しい!」だとぉ〜・・・。

”王たるもの、非情でなければ・・・”って、こういうコト?
379名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 17:36:29 ID:AVgixt58
難民のあの荒れ方はなんなんだ……
今帰ってきて見てビクーリしたよ
こっちは基本的にエロ上等、何でもアリと割り切るから荒れないのかな?
IDが出るということも大きいかもしれないけど
380名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 17:59:45 ID:xlH2n8Sr
「奴隷キャロル・その後」「煉獄」と、良い作品が続いたからでしょ。
うpも早かったしねw
381名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 18:27:29 ID:Hxnn8vgO
ちょっと作家様のうpが続くと
荒らすやつがいるんだよねえ>>難民
そんな荒らすのって面白いのかなあ。

こっちはエロ上等のスタンスのせいか
マターリしてていいね。
しかも質が高くて大満足♪
382名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 18:39:46 ID:wZlc7HA5
ま、こっちでお茶でものんどこーや
383名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 18:42:03 ID:3UJPgE17
あちらを荒らしてるのは、エロパロ板に移転をすすめてた連中なんじゃないの?
だから、こちらはマターリしている。
379-381あたりのカキコはそんな感じを匂わせてるね・・・。
あっちを荒らしたら、こちらも荒れるかもしれないよ?
IDなんて特に意味ないんだし。
384名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 19:02:24 ID:gNR8ZCG5
♪♪♪
385名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 23:44:15 ID:sU5jYhVi
>>383
はいはい分かったから、無駄な妄想はやめようね。

そういう根拠のないレスが荒らしの元になるっていうのが
いいかげん分からないのか?
386名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 00:34:54 ID:PRiVYNx0
コネタ。
目隠しされるのは普通女のほうだと思うけど
王子に目隠しするのはどうだろう。
普段照れまくってるキャロルは
普段は王子のことあまり見てないんじゃないかなー
ちょっとした罰とかで王子目隠し。
男としてはかなり苦しいもんだとおもうけど
苦しんでる王子、取れとキャロルにせまる王子、
なんか萌える。
387名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 07:06:27 ID:rG5gy7qC
手首を縛られてキャロルにリードされてしまう王子
又はメンヒスってのは?
キャロルは酔っぱらっていたりしてあんまり正気じゃないの。
入れたいのになかなか入れさせてくれないキャロルに
入れてくれと悶える王子(又はメンヒス)。
どうかな。
388名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 10:39:58 ID:XL8PcdfF
「奴隷キャロル・その後」「煉獄」作家の自己マンセーは聞き飽きた。
毎回ID変えてご苦労なこったね(プ
389名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 12:52:31 ID:1eTq5Jxy
( ´_ゝ`)フーン
390名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 13:25:58 ID:2Fv3Aak2
>388
いやんほめらりた〜。
お礼にマングリガエシ〜〜〜。またきてチューツ
391名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 22:20:04 ID:Yw2Pzd2r
386と387、どっちが萌えるか考えると・・・
メン様ファンの私だけど、このシチュが似合うのは王子かな?と思う。

どなたか文才のある方、書いてくださ〜い!
392名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 22:49:59 ID:p2GQ07KR
>>391
煉獄作家が書いてくれるよ。レスまでつけて盛り上げてくれるよw
393名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 23:49:35 ID:mlEWkALt
                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  マターリ
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′<   換気致しましょうね〜
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+            ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+                  マターリ
394名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 00:16:13 ID:DA6GCLsU
ナフテラかわええ煤i´Д`*)
395名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 00:39:15 ID:Xy65uCne
船の中でキャロルが王子に閉じこめられる場面があったよね。
王子、あのままエチーな事できなかったのかな?
さすがに狭すぎるか?
ちょっとドキドキしたな、あれ。
396名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 01:09:00 ID:74IIiKrj
キャロルが嵐の海に飛び込もうとして
怒った王子が縄でぐるぐる巻きにしたとこに萌えたワ
397名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 01:16:13 ID:Gj9FC4yA
閉じ込められるとこもぐるぐる巻きも良いけど、
8巻で「キズを見せよ」と王子に無理矢理脱がされるとこ&
9巻で飲み薬を口移しに飲まされるとこが1番好きでつ
398名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 01:21:24 ID:/qc5dSQ8
>>395->>397
もまいらカワエエ( ´∀`)σ)∀`)σ)∀`)σ)∀`)
399名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 08:43:18 ID:O6ya2uY6
>煉獄作家さまへ
お願いですから、難民スレのほうで他の作家様が褒められている時に
荒らすのやめてもらえませんか?
こちらは貴女専用エロパロスレなんだから、自由に楽しくやってくださいな。
こちらのスレで大人しくうpして頂いたら、その際には感想をちゃんとカキコさせていただきますから。
400名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 08:53:36 ID:0k47y8ej
初期の頃、王子を油断させておいて逃げた(ハサン&カレブと)時の
激怒王子に萌え〜・・・。
あの頃の王子が一番美人だった気がする。
401名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 10:04:21 ID:T+HX1QqH
>>399
>こちらは貴女専用エロパロスレなんだから
( ´_ゝ`)フーン
他の職人は不要ですか、そうですか。
402名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 10:13:17 ID:6/utH4xF
>>400
ハゲドウ。この頃の王子もメン様もイイ。
ハサンが「王子の胸の中はアンタを欲しいと思う男の心が燃え上がっているのさ、
あれほどの男だぜ、一度決心したからにはいつかアンタを手に入れるだろうよ」
に妙にドキドキですた。

>>401
スルーに限る! マターリマターリ。
403名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 10:17:27 ID:0eb1wfi/
>>402
むしろハサンカコイイ!
ハサンみたいなタイプはいつまでも恋人を大事にしてくれそうだ・・・。
404名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 12:56:52 ID:TGQIApfS
私もこのハサンの台詞、どきっとしたなー
マジな顔してこんなこといわれた日にゃ。
ハサン、萌えはしないのだが(笑)カコイイ。素敵だ。
405名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 14:42:58 ID:fImoD5fc
煉獄作家さんが疑惑を逃れるために、一人でネタ投下大会をしてるんじゃないのw
毎回回線つなぎなおして、別IDにして。。。その努力はすごいよ!
認めるよ!

>>401
他の職人はここには来ないじゃん。
荒れてても(荒らされてても?)難民板のほうにうpしてるよね。
ここはエロパロの女王様の専用部屋だから、嵐もこないのね〜
406386:2005/03/25(金) 15:04:30 ID:f8+5BHlu
>>335 >>336 >>347 >>372 >>382
これ、みんな私の書き込み。
シチュは思いついても文章にする体力がないのよ。
私みたいなのは萌えネタ提供きゃできないけど
思い付きを垂れ流して作家さんが萌えてくれたら私も含めみんなハッピー。
神光臨を待つ間は萌え叫びでもしてマツ。
コネタから話を起こすのは本人じゃなくても全然オケでしょ。
407402:2005/03/25(金) 17:57:15 ID:4nVLVpUq
>>242 >>397
はぁ・・・スルーしようと思ったが出来なかったスマソ。
406タンに右に習えで、自分の場合は↑これ書き込んだ。
感じの悪い書き込みがキライだからマターリしたかったし。
ところで、回線切ってID変えたところでどれが誰の書き込みだって
わかるから意味なんじゃ?
私の場合は作家様なら誰でもマンセー。書いてくれるだけで感謝。
>>406タン、ネタ乙。
408名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 18:29:07 ID:0eb1wfi/
王家スレは荒らし耐性かなり低いからスルーしろと言っても
限度があるよなぁ・・・。
個人的には女性特有の言い回しや☆(^^;みたいな顔文字系も
空気嫁よって感じになって気になる。
2ちゃんではうざがられる表現だし目につきやすいから、
今の荒らしが静まったとしても別の荒らしが目をつけそうで
ちょっと怖い。

新規の人用で荒らしのテンプレみたいの作成したほうがいいかもね。
409408:2005/03/25(金) 18:31:37 ID:0eb1wfi/
408の4行目は無視してください。
王家スレではもう日常的に使用されているから<女言葉、☆
いまさら空気嫁よって言うのもおかしいよね・・・。ゴメン
410名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 19:22:25 ID:0k47y8ej
ハサンネタ・・・じゃなくて激怒してる王子に萌え萌えとネタ投下した者です。

あのシーンでキャロルが捕まっちゃったらどんな風に展開していたんだろう?
でも原作的展開じゃなくって、2ちゃん的、いや、エロパロ的展開きぼ〜ん。
411名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 21:36:30 ID:HFjLIpC3
>>410
おぉー それ激しく気になります!
どんなお仕置きされるのか・・・・ ワクワク
412名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:07:39 ID:BB+fQJOz
ねぇねぇ、煉獄作家さん、自己レス率は正直何%ぐらいですか?
教えて!!!
しょうもないネタ投下よりも気になるの〜!
413名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 01:12:47 ID:pCVCKSFk
>>388>>392>>399>>405>>412

嫉妬に狂う妄想キティになってしまったモリオネーのネタなんていかが?
414名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 01:26:56 ID:L9Bgo9z0
棘作家の次は煉獄作家にストーカーか・・・
415名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 02:36:47 ID:kDikJTMO
煉獄作家タンの自演レス率は40%〜60%ぐらいじゃないかい?
私は作家が自演で盛り上げるのも手腕のうちだと思うけど
やりすぎる作家タンはどうしてもバレバレになっちゃうねw
416名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 04:36:58 ID:y1uD/nev
>>410
わたしもそこ気になった!
捕まっちゃってたらどうなるんだろ
カレブとハサンも捕らえられて殺されそうになるのを
キャロルが命乞いして。
「もう婚儀まで待てぬ」
で王子の部屋に連れ込まれて..w2o3■×p。
417名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 10:05:21 ID:ZTZZi9gI
>>416
それイイ。その話読みたいーーー。
418名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 11:04:38 ID:3H9LZYrj
たとえば。

命乞い→キャロル無抵抗H→王子チョト後悔
→ひたすら優しい王子→だんだん態度軟化させるキャロル
→メンフィス裏切り→王子とキャロルハッピーエンド

これにさまざまなディテールがくっついていくのが
2ちゃん的展開かと。
でもエロパロだからエチの前後は大幅カットかなw
419名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 11:22:15 ID:znVTwqxC
ええ?煉獄作家さんって「自作自演」しているの?
私はしてないと思うな。だって、しなくたって十分読ませる力持ってるもん。
エロパロ板に来るのだって、煉獄作家さんが最近連続投下してくれたから。
もちろん、他の作家さんも好きダヨ。
どんな作家さんでも、楽しませてくれる作品書いてくれれば嬉しいな。
ストーカーだの、自作自演だの疑って純粋に作品楽しめない人はチト哀れ…
420名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 11:54:12 ID:xPZAeNpJ
>>418
ゴメン、そのワンパターン、もう飽きた。
『メンフィス裏切ってハッピーエンド』は全然萌えないんだ。

王子にはムチ!縄!短剣!などなどを駆使して鬼畜街道突っ走って欲しい!

421名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 13:08:55 ID:jkzGL+km
>>419
まさに自演が現在進行形・・・

私はしてると思うな。だって、十分読ませる力持ってると自分で思っておられるようだから、なおさらだわ!
422419:2005/03/26(土) 13:31:07 ID:znVTwqxC
>>421
ゴメ…私ってニブイのかな?作家さんの発言のどれとどれが自作自演なのか
全くわからない。
でも、自作自演していてもいいや、私は煉獄作家さんのファンです!(って言い切ってみるw)
423419:2005/03/26(土) 13:35:33 ID:znVTwqxC
>>420
連投スマソ

>王子にはムチ!縄!短剣!などなどを駆使して鬼畜街道突っ走って欲しい!

うぅ…できれば、王子は、「女奴隷・キャロル」くらいあれやこれや技を駆使
してキャロルを骨抜きにしてもらいたい。怜悧でクールな王子だからこそ、
冷静なままの絶倫ぶりを発揮してほしい…一晩に5回くらいキャロルを行かせて…
424凍る河:2005/03/26(土) 14:31:20 ID:gOPZ2r9R

「いけねぇ!」
ハサンの鋭い声が上がるのと同時に、葦舟は動きを止めた。
葦舟の周りは、ヒッタイト兵の待つ松明に囲まれている。
身を舟底に横たえていたキャロルは、庇おうとしたハサン諸共に捕らえられてしまった。カレブは肩を斬られて、近くに蹲っていた。
「ナイルの娘だ!捕らえたと王子にお伝えしろ」
「止めて!ハサン怪我するわ、止めて!止めてぇっ!」
「だめだ!お姫さまに手を出すな!」
尚もキャロルを庇おうとしたハサンはヒッタイト兵に叫ぶ。だが、その声も虚しくヒッタイト兵の切っ先はハサンの左腕に傷を追わせ、さらにキャロルをも襲おうとしていた。
『もうだめ!メンフィスー!!』
キャロルは堅く目を閉じ、覚悟した。
「止めい!」
張りのある男性の低く響く声がした。
寸での所で剣は動きを止め、キャロルは負傷を免れた。
だが、怪我をするよりも何よりも恐ろしいと思うものがあった。
声の主は、怒りの気を身に纏ったイズミル王子であった。
先程遠目で目にした時は紅蓮の炎のような怒りに包まれていたが、今はその赤く暗い炎はすっかり放逐され、青白い電気を帯びたような気を纏っていた。
静かだ。
今の王子はさっきの激しさとは違い、静かだが却ってその静けさこそがキャロルには恐ろしく感じられた。
その王子が見る見る近づいて来る。
−絶望−
その言葉が頭をもたげた。
425???e´?I´:2005/03/26(土) 14:34:45 ID:gOPZ2r9R

「ナイルの娘よ。よくも私を謀ったな…!」
キャロルだけに聞こえるくらいの小さな声。だがはっきりと自分に対して向けられた声だった。
今、心底恐ろしい人だと感じる。
昨日、ハットウシャの城壁の上で無理矢理口づけをされ、「さからえばいかに愛しいそなただとてゆるさぬぞ」と自分の意志を全く無視し告げられた言葉。
その言葉を何千回言われるよりも、今静かに目の前に立つ王子の方が何万倍も恐ろしい。
これから自分はどうされるのだろう。今アッシリアの城で捕らえられているメンフィスを助けに行く事も出来なくなってしまった。
毅然としていたい。
だが震える自分の身をキャロルはどうにも抑えられなかった。
「この者らを縛り上げ引っ立てい!拷問しても構わぬ。背後に何者の指令があったか吐かせろ」
「い、痛いー!ひでぇ事はやめてくれぇっ」
ヒッタイト兵に縛り上げられたカレブが悲鳴を上げる。
その声にキャロルは我に返った。
「黄金のお姫さま」
腕を押さえたハサンが何とも言い難い視線をこちらに投げかけた。
アルゴン王の命令でアッシリアに連れて行くのも気が進まなくなっていたが、かと言ってヒッタイトに連れ戻される事をキャロルが嬉しく思わない事も分かっている。このやさしい姫さまを、どうにもしてやれなかった事が今悔やまれる。
そして、キャロルは縛り上げられる二人を止められない。
「お、王子!止めて。二人は悪く無いわ!私がめ、命令したのよ!怪我をしているのよ。酷いことはしないで」
「姫が命じたと?」
「そ、そうです!」
ベールが乱れ下の衣装が覗くナイルの娘を見やるイズミルの目がすっと細められた。
「ほう、信じられね話だが、そうとそなたが申すならばそうなのであろう」
426凍る河:2005/03/26(土) 14:36:54 ID:gOPZ2r9R
初めてパロ小説やります。
もしかしたら途中で挫折してしまうかもしれませんが、
できる所までやってみます。

2のタイトルが化けちゃった。スンマソン
427名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 14:46:33 ID:3fdLoxNR
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゜Д゜)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!!

凍る河作家さま、是非挫折しないで続けて下さい!
応援してますっ
428名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 15:29:14 ID:w5z6Y3tL

キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

凍る河作家様、リクエストきいてくださってありがとうございます。
激しく期待しております!
これから王子がどんな風にキャロルを攻めるのか想像しただけで(*´Д`*)=3
429名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 15:38:01 ID:v6EM7oj2
>>428
せっかくだから貴女も想像したことを文章に起こしてみたらどうでしょうか。
お待ちしていてよ?
430名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 15:56:37 ID:lhJGILpF
>凍る河

こわいこわいこわいっ!王子が怖いー!!
すごい臨場感があって
王子の怖さに震えてしまいそう。
やさしいときと怖いときのギャップも王子の魅力だよねー
応援してます!
431名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:52:21 ID:znVTwqxC
この小説の王子は、「目、白抜き」の王子 だとオモッタ
432名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 00:18:21 ID:55KTFSXn
4巻の王子がキャロルの傷を見たいと言い出し、
キャロルは気を失ってしまうシーン、王子は
キャロルの裸を見ただけで気がすんだのだろうか?
「叫び声を上げればアルゴン王に見つかるぞ」
「ここより一歩たりとも出してはならぬ」
このせりふの間に事はなかったのだろうか?
長年の疑問、どなたかはらしてくだされ〜〜!
433名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 00:46:08 ID:pjdCifrz
>>431
いやん、ワロタw
ついでに、みつかったキャロル・ハサン、カレブまでもが白目
というのを想像してしまった
434名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 00:59:33 ID:i6nG65Ik
白目の王子モエ〜
435名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 12:48:45 ID:t9J7aNLm
>>432
<考察>
メンヒスがキャロルと結ばれた時、キャロルの処女性に疑問は全く抱いていない
メンヒスは女性経験が豊富(のはず?)だから、処女かどうかは見抜けるはず
とすると、4巻で王子と何かあったとは考えにくい

436名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 16:01:42 ID:z0THo4SJ
でもキャロルって男をだますテクにたけてそうだ。
(2人の)初夜では演技してそうだとオモ・・・
一夜明けた朝なんてサッパリした様子だったじゃん。
437名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 17:04:43 ID:sIHJGYG5
>436
ん?一夜明ければあんなものじゃないの?(経験上)
個人差があるのかな?
438名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 18:06:28 ID:qpXDQijq
個人差かなりあるとオモ。
私全然普通だったし。
いたくもなかったし。
かなり前からきわどいことはしてたせいかとも思うけど
虹読んでて翌朝って普通そんな痛くて立てないもんなのかと
チョトビクーリだった。

キャロルはけっこう甘え上手だよね。
気持ちをここぞってときちゃんと言葉にしてるから
ういやつ、ってM様の気持ちわかるよーな気がする。
439名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 18:11:01 ID:t9J7aNLm
誰だぁ?自分話している香具師?
誰も聞いてないよぉ!

>>437>>438
感動のない初Hだったわけね。チョトかわいそ。でも誰も聞いてないよw
440名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 20:52:16 ID:lWkGQH59
それにしても可笑しいのは
煉獄作家の自演疑惑や難民嵐疑惑がカキコされた後
ピタリと難民の嵐が止まった事だね、不思議〜。

まあ、どちらもが平和ならいいさね。
皆さん仲良くね。
441名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 21:11:02 ID:PnGZr7qm
そして誰もいなくなった・・・
442凍る河:2005/03/27(日) 21:31:48 ID:hVgnKVn8
早速誤字やっちゃった。。。スマン

>425

「ほう、信じられぬ話だが、そうとそなたが申すならばそうなのであろう」
「お、王子!」
イズミル王子は怯えるキャロルの腕を掴み、その腕に捕らえた。
突き刺すような王子の視線が恐い。肌が粟立つ。
「ふ、二人はただの商人なの、助けてあげて!」
震えながら尚もこの商人どもの命乞いをする姫が憎い。
愛しいと思い妃にと望んだ金色の髪をしたエジプトの神の娘。その叡智ある神の娘を我が妃にと思った。
このように我から「欲しい」と望んだ娘はおらぬ。
王子に愛しさと憎さがない交ぜとなった抑え難い、経験した事のない感情が沸き上がる。
「この者どもを助けたいと申すか、ナイルの姫」
キャロルはやっとの勇気を奮いおこし王子を見返す。
「二人を助けて…」
「そなた次第だ」
イズミル王子はキャロルに一瞥をくれ、兵士に下知を下した。
「出発する!」

キャロルを連れ出したカレブとハサンは、目の届かない所へ連れて行かれてしまった。
ここはどこなのだろう。ハットウシャへ連れ戻されると思ったのに、どこかのオアシスの集落らしい。そこの支配者の屋敷を借り上げたのだろうか、調度品も揃っていた。
そして閉じ込められた部屋、屋敷の周囲もヒッタイト兵の厳しい警護下にあった。
蟻の這い出る隙間もない。
「メンフィス…」
思わず涙がこぼれた。
婚儀の最中にひきはなされ、やっと会えると思った。
嬉しさに逸る心を抑えられなかった。
「…なかった」
ぽつり口から出た言葉。ふいに自ら発した言葉が自分の耳に入り、置かれた状況にちくっと胸が痛んだ。メンフィスを愛しただけなのに、どうしてこんな事に。
キャロルはその場に泣き崩れた。
443凍る河:2005/03/27(日) 22:58:32 ID:TQCPx73l

「ナイルの娘よ」
イズミル王子が部屋に入って来た。
驚いてキャロルは起き上がった。涙に赤く腫れたキャロルの目を見ても、イズミル王子に全く動じた様子は見られなかった。
暫く戸の側に立ったまま自分を見る王子の衣の裾に、僅かだが血痕があった。
「ハサン、ハサンとカレブは無事なの?」
「…どうであろうか。そなた自身で確かめるか、ナイルの娘よ」
暫しの沈黙の後王子は応えた。王子の瞳からは何を考えているのか汲み取れない。
チグリスの河畔で目にした王子が身に纏っていた青白い怒りの炎は、まだ燃えているのだろうか。
分らない。
「い、痛い。王子放して!」
ふいに右腕を強く掴まれ、キャロルは悲鳴を上げた。まだライオンから受けた傷は完全には癒えていないのだ。それをイズミルも知っている筈だが、王子は全く気に止めている様子は無い。
腕を掴まれたまま、キャロルは引き摺られるように部屋から連れ出された。

屋敷の裏手の家畜小屋の柱に、二人は縛られていた。
既に拷問を受けたらしく刀傷以外の傷も見られた。
もうカレブは気を失っており、辛うじてハサンが入っていた王子とキャロルに顔を上げた。
ハサンはキャロルに声を掛けようとしたが、何も言葉にならなかった。
口から出た血の泡に声が遮られたのだ。
あまりの姿にキャロルは声を失った。だが、王子は兵に命じて持って来させた鞭を
手にした。
「お、王子!」
左手に掴んだキャロルの腕を放さぬまま、王子は右腕を振り上げた。
「いや!止めてぇっ!」


続く
444名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 23:30:13 ID:QveThg8B

冷酷王子キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
445名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 23:32:30 ID:pjdCifrz
>凍る河 期待!
446名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 06:47:45 ID:hyK5yEZ2
やっぱり鞭か〜〜〜!!いいわ〜〜〜!!
447名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 09:01:15 ID:bhUSo2+8
>>440
シッ!それを言っちゃあ駄目でつよ!
448名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 12:09:49 ID:QIe0W7aB
冷酷な王子、怖いけど素敵だ!
捕虜をいたぶって楽しんでるわけではなさそうなので
どことなく品が感じられます。
こんな王子を待ってたの!
作者様続きを熱烈キボン!!
449(続編)帰路のある日:2005/03/28(月) 17:50:56 ID:1ExIy7Js
>>431
>「目、白抜き」
450名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 18:01:18 ID:1ExIy7Js
すみません。送信ミスしました。449は忘れてください。

>>431
>「目、白抜き」
激ワラタ。細川先生は作業場でアシスタントに
「ここのメンフィス、目、白抜きで」「あと、こっちの王子も目、白抜きでね」
とか言ってんのかな。

>凍る河作家様
かっこいい王子をありがとうございます〜
本編でもこんなふうに捕まって欲しかった!!!
451名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 18:39:11 ID:XdnbVVXh
煉獄作家が難民板に2つスレをわざと立てたみたいね。

・・・ほんとやる事が卑怯ですわね。
さすがと申しましょうか。
すばらしい作品を書かれる作家様がみな難民で書かれるものだから
そんなことすんのね!あっきれたぁ〜
452名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 18:59:35 ID:BapFGKgy
煉獄作家様はそんなことしないと思う
邪推はやめよう
どの作品もその作家なりの味が出ていて、私は好きだ
453名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 19:01:56 ID:022DK/nE
>本編でもこんなふうに捕まって欲しかった!!!

禿げ同ーー!捕まっちゃえっ!と思ってました。

454名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 19:08:01 ID:RUIfUbuY
同じく禿げ同!!
冷酷でかっこいい王子に萌え〜。続き待ってます!
455名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 19:10:18 ID:j9qjURsH
>>451
難民のことは難民で解決すべき

別板のことを持ち込んだうえ根拠のないことを自信たっぷりに
書き込むあんたこそがアラシだよ
456名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 19:12:58 ID:vbChFy/J
スルー
457名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 19:56:17 ID:BapFGKgy
思うにあちこちに出没する嵐は、「一人」しかいないのではないか?
私がよく行く他のスレでも、嵐はいつも一人だった。
ID替えて出没しているのは、他でもない作家さんに妬いている「荒らし」
だと思うな。
ま、どうでもいいけど…スルーあるのみだよね。>ってスルーしてない…
458名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 20:02:05 ID:BapFGKgy
>>454
あわてて読んだら「禿でかっこいい王子」って読んじゃった…orz
459名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 20:58:27 ID:az4UvUaR
>>457
>思うにあちこちに出没する嵐は、「一人」しかいないのではないか?
たぶんね。
つか、みんな分かっているとは思うんだけど、
それでも反応しちゃう人が多いんだと思う。
最近はスレの自動保守機能と考えて見ている。
460名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:11:24 ID:c3nu5KU7
>>452
だから、いちいち反応しちゃ駄目だよ。
そのカキコが煉獄作家さんに変な疑惑を余計に掛けてしまうんじゃないかな。
スルーしましょう。
461名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:26:07 ID:ZtKOz65w
>>454
「禿でかっこいい王子」

・・・それはいやだあああああ!
でもちょっとワロタ
462名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:28:40 ID:ZtKOz65w
スマソ、上の461は
>>458
の間違いね
463名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 22:08:26 ID:w4qccwtv
>>460 >スルーしましょう。

してねーじゃん。
えらそうにするな。
464名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 22:16:39 ID:KEwdbmhY
マターリねマターリ
465名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:11:00 ID:N5BQbfZL
・特定の作家・作品への荒らしに対する反論・擁護も不要。
反応したあなたも荒らしになる。
・擁護するより作品への感想をカキコしよう。

難民スレのお約束だけど
端的にいうとこういうことだとオモ。

>凍る河

着替えようとしなかったキャロルを冷水に突っ込んだ(しかも笑って!)
冷酷王子を思い出します・・・
血の泡を吹くって描写がリアルでぞくっとしました。
466名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:13:44 ID:N5BQbfZL
465です。
正しくは
>血の泡に声が遮られた
でしたね。スミマセン。
467名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:54:04 ID:nHxHb+aH
>>465
禿同!!

>凍る河作者さま

うp乙です〜。
「いや!止めてぇっ!」 の続きが超楽しみでつ!!ワクワク
468名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:18:57 ID:5lKOm+NE
どうしても、気になる!
なぜに「煉獄作家」さまのことを「自作自演レス」するっていうストーカーが
あっちこっちの王家関連のスレを荒しているのか?
やめてほしい・・・

「凍る河」作家さま、頑張って下さい
そして、「煉獄」作家さま、ぜひ新作UPして下さい、待ってます
469名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:38:47 ID:X7emc0oU
・特定の作家・作品への荒らしに対する反論・擁護も不要。
反応したあなたも荒らしになる。

これ、次からテンプレに入れた方がいいと思う。
釣られ杉だよ
470468:2005/03/29(火) 21:02:11 ID:5lKOm+NE
ごめん…
471凍る河:2005/03/29(火) 21:13:52 ID:vdDbjQ7u
>443

5
振られた鞭が空気を切り裂く。
水面を叩き付けるような鋭い音。高い空中から落ちて来る大きな雹に、泉の沈黙が
破られる音に似ている。水面に出来た波紋は、尚も落ちて来るものに形を崩されながら、さらに新たに波紋を作ってゆく。
鞭打たれたカレブは痛みに一瞬意識を取り戻したが、また白目を剥いて昏倒してしまった。
ハサンは何とか耐えていた。だが、
「おれは何も言わねえ…」
と言ってとうとう失神してしまった。
二人が鞭打たれる間キャロルはずっと泣き叫び「止めて」と懇願したが、その言葉は全くイズミル王子に届いていないようだった。肩の痛みよりも、心が痛いとキャロルは感じていた。自分の為に、また人の血が流された事に心が痛んだ。
「商人風情と言えど、見上げた根性」
イズミル王子の冷たく冴えた声が響いた。
散々二人を鞭打ったが、全く息は乱れていない。
「ナイルの娘よ、そなたも鞭打たれた事がある故、その痛みは良く分っていよう」
キャロルにガラス玉のような瞳が向けられる。感情を読み取れない瞳が。
「もう止めて、お願い」
震える唇でキャロルは王子に答えた。
イズミル王子は怯えて戦慄く声がした唇を見つめた。
「やっ…!」
拒否の言葉も終いまで言えずに、キャロルは王子の唇に唇を塞がれた。
何とか押し退けようとしても、びくともしない。息が出来なくなり、気が遠くなりそうだ。
王子に抑え込まれた時間は月も沈み夜も明けるかと思われる程、絶望的な長い時間に感じられた。
半分意識が遠のき足から崩れたキャロルの腕を放さないまま、王子は呟くように言った。
「この者らの仲間も居るはず。既に捜し出し捕らえるように命じておる」
キャロルには遠くで王子の声がしたように感じられた。
近くにいるのに何千里も越えるかに遠い。
その距離がこの二人の心の距離でもあった。
472凍る河:2005/03/29(火) 21:15:12 ID:vdDbjQ7u

再びキャロルは部屋へ連れ戻された。
同じ室内にイズミル王子もいる。
部屋の隅で身を堅くして震えるナイルの娘を視界の端に捕らえながら、王子は酒の入った杯を手にし一気にあおった。
この娘をどうしてくれよう。
何度も私を欺き、手からすり抜けようとした娘。商人らの言葉に騙され、ここまで私に足を運ばせた憎らしい娘。
その珍しい容姿に目を奪われ、その心映えに心を奪われた。そしてメンフィス王を殺しても手に入れたいと望んだ。だが我が意に背き、散々手こずらせる愛しい娘。
今、再び手中に捕らえたこの娘を…!
イズミル王子の頭は暗黒の迷路を彷徨うように考えを巡らせていた。
出口など無い。

一方、キャロルは恐怖と疲労で意識を今にも失いそうだった。
「そなたは何処へ向うつもりであったのだ」
ふいに頭上で声がした。
音も無く王子が側に立っていたのだ。
「お、王子!わ、わたしはただ…」
空気が、肌に千もの針で刺されたように痛い。王子の周りの空気が痛い。
怯えるキャロルは次の言葉が出て来ない。
「ただ、何だ」
「エジプトに、メンフィスの所に行きたいのよ!」
あらん限りの力を振り絞りキャロルは叫んだ。だが叫びはそのまま悲鳴に代わった。

続く
473凍る河(補足):2005/03/29(火) 21:15:53 ID:vdDbjQ7u
すみません。
何ぶん書くのが遅いので、うPが遅くなります。
よろしければ、少し気長におつき合い下さいませ。
474名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 21:20:18 ID:6jdhdiKe
あううーーー!先が気になるーーー!
悲鳴に変わって、それからどーしたんだーー!?

・・・お付き合いさせていただきます。m(_ _)m
475名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 21:32:23 ID:mnlrbE66
叫びが悲鳴に・・・
ドキドキだよぉ!!
476名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 21:39:54 ID:mQiGReAd
気になりまっする!!
477名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 22:09:21 ID:fWvmbmEc

白目王子キタ━━━━━━( 。A。)━━━━━━!!!!
478名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 22:37:36 ID:xvYqJ+54
凍る河作家さま、少しずつでもいいです。
楽しみにしていますので長いお付き合いを
よろしくねっ!
479名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:37:13 ID:Ba1Wdr0Z

>空気が、肌に千もの針で刺されたように痛い。王子の周りの空気が痛い。

キャロルの怯えた様子が脳裏に浮かんできますた!!

>>473
書いて下さるだけで嬉しいですっ!
凍る河作者さまのペースで桶ですから無理しないでくださいねん!!
楽しみに待ってまつ!
480名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 08:41:01 ID:G7YOfgFe
sage
481名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 09:14:31 ID:u/OURZP0
凍る河、ますます楽しみです。
続き読みたさにもちろん日参してます!

・・・ところでチグリス河って凍るの?
482名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 15:28:05 ID:mkCozYe+
うん、王子のクールさで・・・なんてね。

>凍る河さま
10巻読むたびに「捕まっちまえー」って思いながら読んでました。
続き楽しみにしております。自分のペースでがんがって下さい。

483名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 15:49:51 ID:PkIkgKD5
>10巻読むたびに「捕まっちまえー」って思いながら読んでました。

同じく。「ここで捕まったらどうなるんだろう?」
ってね。だからその話が読めてとても嬉しいよ。
484名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 17:21:30 ID:z2/WxwfI
>>481
「凍る河」っていうタイトルは、「王子の冷たさに(普段は凍らないはずの)
河も凍る」って意味と解釈、どうでしょ?

続きが楽しみです!期待しております。
485凍る河:2005/03/31(木) 22:18:54 ID:SIdbxNur
>472


「きゃあぁっ!」
ハサンやカレブを襲った鞭が、今度はキャロルを襲う。
全く逃げる暇も与えずにイズミルの振った鞭は愛しい娘の身体を無情に捕らえた。
腕を振り、イズミル王子はキャロルを自分の目の前に引き上げようとしたが、鞭が巻き付いたままキャロルは倒れ込んだ。
横たわるキャロルの身体に王子が覆いかぶさる。
呻くキャロルは痛みで頭を起こすのも苦痛だった。
「ナイルの娘よ」
鞭を持ったまま王子は、キャロルの外れて転がった冠を取り上げた。
「この装束。そなたはアッシリアへ向うつもりであったのであろう。しかも、アルゴン王の許に」
最初は何を言われているのかキャロルには分らなかった。
「あの商人はアルゴン王の密命で動いたのであろう。そなたはアルゴン王に誘き寄せられたのだ」
「…そ、そんな…!」
キャロルは混乱した。自分を助けると言ってくれた二人。苦心してヒッタイトから連れ出してくれた二人に騙されたとは俄に信じられなかった。
「このように愛しいと思い、そなたを望む私を欺いてまで行こうとしたのか」
イズミル王子の怒りが再び静かにキャロルに伝わってきた。
王子の怒りが熱となり、衣を通して伝わって来る。
『こ、恐い…今度こそ殺される…!』
キャロルは恐怖の余り、目を閉じた。
だが、いくら王子が恐ろしくとも屈したくはない。
486凍る河:2005/03/31(木) 22:19:52 ID:SIdbxNur

「アッシリアへ向い、メンフィス王と共に捕われるつもりであったのか…!」
「わ、わたしは…メンフィスを愛しているの。行かせて、王子!」
「ならぬ!その唇からメンフィス王の名を語るのは許さぬ!」
顎を掴まれ強引に顔を上に向けられて、キャロルは王子に強く口づけされた。
何も許さない容赦のない口づけだった。
「い、いや…!メンフィス、メ…」
「ナイルの娘!」
漸く顔を背けたナイルの娘から尚も放たれた憎い敵の名。
ベールが引き裂かれる音と娘の悲鳴が室内に響く。
その名前がイズミル王子の"何か"を突いた。
怒りに王子の眼が見開かれる。怒りと、愛情がない交ぜになった複雑な色をした眼が。しかし、キャロルがそれを知る事は無かった。
首に押し付けられるイズミル王子の唇を強く感じながら、キャロルは気を失ってしまったのだった。
487凍る河:2005/03/31(木) 22:20:42 ID:SIdbxNur

肩に触れる空気の冷たさにキャロルは意識を取り戻した。
夜が明けたらしい。
遠くで鳴く鳥の声がする。朝になり人が動き始めた物音が微かに聞こえる。
王子は室内に居ないようだ。
すっかり身体が冷えきり、体中の関節が凍り付いたようで動かすのが億劫になる。
それでも何とか力を振り絞り身を起こしたところで息を飲んだ。
何も身に纏っていなかったのだ。
素肌に、昨夜イズミル王子が着ていた上掛けの布が被せられていた。
そのままキャロルは昨晩の事を反芻した。でも、首筋に王子の唇を押し付けられた後の記憶は途切れている。
片手を自分の首筋から頬を探るように滑らせ、その手の動きが止まった。
腕や胸元に赤黒い内出血の痕。
考えたくないが、どうしてもその嫌な想像を追い払う事が出来ない。
ゆっくりと視線を動かすと、部屋中に自分が身に着けていた装飾品や引き裂かれたベールが床に散らかっていた。
そして、キャロルは本当に動けなくなってしまった。
血に汚れた衣装が目に写る。

ルカは壁越しにキャロルの細い悲鳴と、それに続く嗚咽を耳にしていた。
暫く啜り泣きは続き、やがて声は消えた。

「王子、恐れながら伺いますがナイルの娘は…?」
普段ならばイズミルの行動に付き従うルカが、珍しく王子に質問を投げかけた。
それに気付きながらも王子は、常と変わらない様子で答えた。
「きつく閉じ込めておく」
王子はそれきり何も言わず、ルカも俯くしかなかった。

続く
488名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 22:27:40 ID:7CgbQnlb
リアルで読めてうれしい!毎日チェックしてました。
冷徹な王子かっこいい〜。昔の王子好きだったなぁ。
続き楽しみにしてます。
489名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 22:54:35 ID:S4W3etVD
王子、かなーり怒ってますね〜、萌えます。
やっぱり赤面王子よりも白目王子の方がかっくいー!

490名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:21:39 ID:byP/umFz
何があったのかな〜w
凍る河作家様、続きをお待ちしております。
491名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:22:25 ID:RzweEg6s
うpありがとー
寝る前に読めてうれしい!

腕に鬱血の跡があるのって
なんか愛されてるなーという気がします。
胸とか首なら普通ですけど。

白目王子も好きだけど
ヒッタイト王がキャロルに刺客を差し向けたと言ったときの
懇願する王子もかなり好き。
年相応になんか必死で。
492名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 11:21:12 ID:51+4bTzV
わぁーい、待ってました!
河をも凍らす王子の冷たい怒り、凄いです。
キャロルも相変わらずキャロルらしく、王子の神経を逆撫でするのが上手いw
続きを楽しみにしております!

>>491
王子って、ほんとにいろんな顔を持ってますよね。そこが魅力!
493名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 13:51:26 ID:Cjk7q9jQ
>キャロルも相変わらずキャロルらしく、王子の神経を逆撫でするのが上手いw

ワロタw 確かにキャロルは王子の神経逆撫でが大得意!
怒らせておいて「あ、王子は恐ろしいわ」とおびえるのが大好き!

でも、もっと怒らせて○○されちゃえーー!と思う。
494名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 14:32:14 ID:OMbTNrJ/
さすが、こっちは荒れなくていいねw
495名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 14:53:46 ID:wrVVIXSx
私はあなたなど怖くないからよ、って
確か原作で言ってなかったっけw
確か最初のころ、はじめてヒッタイトにさらわれたころ。
なのに最近では会話が成り立ってないよね〜

>逆撫で
私もワロタよ
496名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 15:46:55 ID:5HKP/ZsI
キャロルから見れば王子もアトラスも同じなんだよ・・・・
497名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 20:45:54 ID:NCyzcQxv
>>494

そんなに荒らして欲しいなら、荒してみましょうか?
498名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 22:32:22 ID:7L3kyPpk
>>494
てか、「さすが」てどういう意味?

>>497
めっ!
499名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:03:38 ID:wrVVIXSx
あらしに反応しちゃいかんとは思うが
めっ!はかわいいぞっ!
500名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:26:33 ID:ou4fagmi
>>496
それはとても悲しい・・・
501名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 02:08:44 ID:pPOWxAi6
黒鬘つけてテーベの街にお忍びで出たキャロル。
あの話を見て、メン様に見つかってしまえーーーっ!

と、思たのは私だけではない筈。
502名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 11:41:35 ID:rshSZIhs
黒髭、と読んでしまった・・・orz
503名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 11:42:08 ID:6oL7cTG4
危機一髪 ってこと?
504名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 16:12:04 ID:uA8/B0da
作家様、ドゾー

↓   ↓   ↓ 
505名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 17:58:06 ID:BN7GGiKe
いやぁ〜ん
506名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 20:00:20 ID:txJPDqCO
ばか〜ん
507凍る河:2005/04/02(土) 21:49:55 ID:eiUDJ0gg
>487

10
『強情な娘なれど、さすがに堪えたらしい』
部屋に入りキャロルの様子を目にした王子は、微かに口の端を上げた。
室内にあったもので何とか身なり整えていたものの、キャロルの姿は憔悴しきっていて哀れであった。
だが、その愛しい娘のやつれかえった姿が、さらにイズミルの心を我知らず震わせるのだ。
王子が入って来たのに気づき、キャロルは強張っていた身をさらに堅くした。
重い頭を動かし少し顔を上げて王子に向いた。
でも、顔を見る事は出来なかった。
「…ハサンと…カレブは…どうしたの」
掠れたようにしか声が出ない。
王子は片膝を付いてキャロルの顎を引き上げた。
青白い顔が目の前にある。
「ハットウシャに連れて行く」
「手当てをしてあげて下さい…お願い」
「愛しい我が妃の言葉なら、聞こうほどに」

『妃』

王子のこの言葉だけが頭に鳴り響いた。
項に手を当て引き寄せられて、キャロルは王子に口づけられた。
「そなたの肌は熱く美しい」
キャロルは、更に口づけを続ける王子から動く事が出来なかった。
508凍る河:2005/04/02(土) 21:50:55 ID:eiUDJ0gg
11
王子に抱かれ乗る馬に揺られながら、キャロルは何とか昨夜の出来事を否定したかった。
だが癒えない身体中の痛みが否定してくれない。
時折腕の中で思い出したように震え涙するキャロルの身体を感じながら、イズミル王子は胸を熱くしていた。漸く我が意のままにした娘。
だが、まだ足りぬ。

再びハットウシャの宮殿に入り、キャロルは城奥深く閉じ込められた。
頭が痛み、何をするのも考え事をするのも辛く、ぼんやりと数日を過ごした。
イズミル王子は昼間に時折キャロルの様子を確認しに訪れるぐらいだった。
少しずつ回復してくる体調と共に、キャロルはやっと考え事が出来るようになってきた。
アッシリア城のメンフィスはどうなったのだろう。ハサンとカレブは。
ハットウシャの城の人々は誰も答えてくれない。
「お召し換え下さいませ」
ある早朝、ムーラが10人程の召し使いと長持ちを持たせた奴隷を従えて、キャロルの部屋へ入って来た。
奴隷を下がらせてから、ムーラは指示し長持ちから豪華な衣装や装身具を次々と取り出す。それはヒッタイトの婚礼衣装であった。
「嵐の神の神殿で、王子がお待ちでございます」
「い、いやよ!王子と結婚なんてできないわ!できない!」
「そのような事は許されませぬ!」
間髪入れずムーラの厳しい叱責が飛ぶ。
キャロルは思わず側にあった壺を手当たり次第投げ付け、割り、その欠片で抵抗を試みたが呆気無く取り上げられてしまった。
弱り切った身体は自分の思い通りにならなかった。
509名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 21:51:41 ID:qCxNvpTH
この板にふさわしい声だねw
さすがは名無しさん@ピンキーだ。
510凍る河:2005/04/02(土) 21:54:29 ID:eiUDJ0gg
12
嵐の神の神殿で婚儀が始まる。
「そなたはヒッタイトにあってもエジプトの神の娘。恥となる振舞いは控えよ」
冷たくイズミル王子はキャロルに宣告し、抵抗を封じた。
自分はエジプト人であるという矜持が、キャロル自身の無謀な行動を抑えた。今は抑えて、何とか隙をみて逃げようと考えた。
だが、幾重にも重なった衣と装飾は重くキャロルの身体の自由と体力を奪い、足がもつれる。
そんなキャロルを目にし、イズミル王子は抱き上げた。
意識が混濁しながらも「放して」と尚も抵抗するキャロルの肩をきつく掴み、イズミルは婚儀を粛々と進めた。
「私に逆らう事は許さぬ!」
キャロルの耳に王子の絶対的な低い声が届く。
『絶対、わたしの口から「はい」とは言わないわ!』
キャロルは強く強く決心していたが、松明の焚かれた神殿の空気はさらにキャロルの意識を朦朧とさせ、とうとう何も分らなくなってしまった。
「よい、妃は承知しておる。私には承知の声が聞こえた」
イズミルは宣言し、婚儀は終わった。
王子の腕の中で意識なくぐったりとした黄金のエジプトの娘を目にして、ヒッタイト王妃は同じ女として僅かに胸が痛んだ気がした。
だが、王妃は我がヒッタイトと息子の為にはこれで良いのだと、浮かんだ苦い想いを消し去った。

続く
511名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:06:52 ID:rshSZIhs
やった〜!
続き読みたさに毎日幾度もここをのぞいてます。
「凍る河」の王子最高!
512509:2005/04/02(土) 22:07:53 ID:qCxNvpTH
おおっ、続きが投下されてるーーっ。ありがたやー。
凍る河作家様、作品の途中にレス入れてすみませんでした。
>「よい、妃は承知しておる。私には承知の声が聞こえた」
おそろしく自己中だけど、妙に萌えました。


>>505
>>506
509はお二人さんへのレスです。
513名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:12:40 ID:Cg9z7+aR
更新はゆっくりかなと思ったら
思いのほか早くてすごいうれしいです。
作者様ありがとう。
まだ足りぬって・・・王子いったい何するんでしょ。
怖いけど楽しみだー
514名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 01:35:43 ID:JrvWvgI9
凍る河作家様、ここはエロパロでございます。
これからですか?
楽しみに待っているのですが・・・・
515名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 02:38:16 ID:lW+GFzXy
>漸く我が意のままにした
・・・って、肝心なシーンが飛んでる!?そんなぁぁぁぁぁぁ
516名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 06:24:35 ID:sFdwIshA
>>514
話の進め方の都合もあるだろうし、
それは作家様のペースでいいと思うよ。
517名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 09:40:35 ID:yDVnS6Mq
移動して貰った方が良くネ?
518名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 10:00:03 ID:cwJG872d
凍る河はなんでエロパロに書いてるの?
エロのハートを飛ばすなら意味ないじゃん。
エロがあるんだろうなと期待して、話が少々つまらなくても
我慢して読んでるんだからさぁ・・・。
これじゃ踊るだけ踊って脱がないストリップと一緒だよ。ツマンネ。

今からでもいいから、エロシーン付け足して下さい。
519名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 11:15:03 ID:wHZL3y4d
>>518
きついなあ…そういうものの言い方は嫌い。もっと「愛ある」言い方してホシイ。
ところで
>エロのハートを飛ばすなら意味ないじゃん。
って、
「エロのパートを飛ばすなら」
の間違いダヨネ?
520名無しさん@ビンキー:2005/04/03(日) 11:37:11 ID:htJPrb6M
エロしーん飛ばしても良さがあるとオモ
521名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 11:42:27 ID:nZikDhgK
>519
エロの真髄をってことぢゃないかとオモタ >ハート

ところで、凍る河の王子はまだヤッて(失礼)ないのかも。
上手いことキャロルをだまくらかして、婚礼も終わったことだし、「初夜」ってことで
これからあーんなことやこーんなことや(以後省略)
エロパロ板の真骨頂を発揮してくれると期待して待ってまつ(´・ω・`)
522名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 11:47:48 ID:GuUlRBiU
エロはこれから出てくるかもしれない
話が終わるまで様子を見ることも必要だと思われ
523名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 12:27:24 ID:2DE2yTtD
ヤルだけがエロだとは思わないけど……。
個人的にはひたすらヤルだけのSSよりも
物語が第一にあるものの方が好きだな。
そちらのほうがSSに対する思い入れも倍増だし。
つーわけで前振りは長くもOKなので、
色々な意見が出てくると思うけど、作家自身のペースで
がんばってください。
524名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 12:42:45 ID:sFdwIshA
禿げ同。
どこにエロシーンを持ってくるかは作家さんの
やりやすいようでいいと思う。
まだ途中なんだし、私はこの話好きだ。
525名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 12:48:49 ID:oRfDDHY0
ちょっとずつのうpだもん。
まだエロがなくてもおとなしく待とう!
前戯がちゃんとしてるほうがリアルHも燃えるでしょw
526凍る河:2005/04/03(日) 15:40:01 ID:S/ujxuUe
>510

13
宮殿と城下は世継ぎの王子の婚礼に華やぐ。
一部の罪人は放免され、また僅かの食物や酒が振舞われた牢もあった。
王子妃を攫った咎で捕われていた一団にも僅かな食物が与えられた。
目の前にパンの欠片を投げ込まれたハサンは不思議に思った。
知ってやった重罪なのに、なぜまだ殺されないのか。
あのお姫さまは…とうとう王子の妃になってしまったのか?
欠けた奥歯を避けながら堅いパンを噛み、あの黄金の姫の事を案じていた。

婚儀の後の宴を切り上げたイズミル王子は、寝所に向っていた。
冬のヒッタイトでは咲かぬ花々を集めて寝所は香しく飾られていた。
イズミルにとって、花よりも香しく美しい娘が寝台に眠っている。
キャロルは婚儀の最中に倒れたまま、ムーラによって薄着に着替えさせられて寝ていた。
イズミルは寝台脇の台に置かれた水指しから杯に水を注ぐ。
そして冷たい水を口に含み、王子は眠る愛しき娘に口伝えでそれを含ませた。
ふいに口内に訪れたその冷たさにキャロルは目を覚ますと、すっかり夜となり寝所に王子と二人きりにされていたのに驚愕した。
目の前には薄く笑みを浮かべた王子の姿。
いつの間にまた自分は気を失ってしまったのか、逃げようと思ってたのに王子が目の前にいるなんて、しかもこんな所で…!
力が入らないながらも、身を捩って寝台から逃れようとしたキャロルを王子は抱きすくめた。
キャロルは予想される事から、おぞましい事から逃れたい一心でもがいた。
「往生際が悪いぞ、ナイルの娘」
一層キャロルを捕らえた腕の力は強まり、キャロルは冷や汗が出る。
がたがたと全身が震える。
そんな様子のキャロルをイズミルは微笑みながら強く抱き締めた。
『い、いや…こんなのは嫌…!』
キャロルは更に力を入れて暴れた。だが、王子の腕はその足掻きすら愛おしみ、楽しむかのように指先でキャロルの身体を撫でる。
527凍る河:2005/04/03(日) 15:40:48 ID:S/ujxuUe
14
「ナイルの娘…」
後ろから抱いた王子の熱い唇が、キャロルの耳朶を啄む。
「いや…いやぁっ!」
声にならない声で全身で、キャロルは悲鳴を上げた。だが全くイズミルは構わず更に女の肌を愛おしむ。項を、肩を、そして黄金の髪を。
触れられる事に全く慣れぬキャロルの肌は粟立ち、冷や汗を流し続けた。
そんな女の様子に、僅かに王子の眉がひそむ。だが、一向に構わぬ。
我が愛していればよい事なのだ。
大して力も入れずに王子はキャロルをこちらに向かせ、震える全身を抑えつけ始まりの口づけを与えた。
だが、それに対してのキャロルの応えは、徹底的な「拒絶」であった。
震える腕を掴んだ力が僅かにきつくなり、王子は少し顔を離した。その唇から赤い筋が伝い、キャロルの衣に滴る。
震え青い目から涙を流しながらも拒否し、キャロルは王子を見返した。
一瞬視線が衝突し、王子が目を細めた。
「私に逆らうのは許さぬ!」
王子の鋭い声が響く。
キャロルの脳裏に、あのオアシスでのハサンとカレブの血に塗れた姿が浮かんだ。
次の瞬間、キャロルは引き倒され裾をまくり上げられた。
「いや、い!ああぁー!!」
足を開き、いきなり王子は貫いた。
キャロルには労りも優しさも全く感じられず、この世が自分の体の中から崩されてゆく感覚を覚えた。全身の汗が引き、咽が引き絞られ呼吸が出来ない。初めての痛みにどうする事も出来なかった。
青い目を見開き苦しむキャロルを王子は更に奥へと攻めた。
「い、痛い…止めて…止め…て…」
「乙女の身なれば辛かろう。だが、そなたを妃とする為なるならば耐えよ」
キャロルは痛みと衝撃で視界は物の形を失い意識が彷徨いながらも、音だけを異様に鮮明に捕らえていた。

続く
528名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 19:41:12 ID:bG9esV+n
щ(゚Д゚щ)カモーン
529名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 21:11:38 ID:7cjoXsXf
こんな初夜は嫌だな。。。
読んでて鬱になりそうです。
レイプのような初夜なんてひどいよ、キャロルちっとも感じてないのにさ。
530名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 21:41:17 ID:40lmwvni
王子は鬼畜道を極めた方が面白い!
531名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:02:22 ID:yfTbcPbs
(((((゚Д゚;)))))ガクガクブルブル
でも無理矢理おさえつけられて…ったらこんなもんだよな。
それにしても王子がどこまでも一方通行なのが原作っぽいw
532名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:12:31 ID:bG9esV+n
щ(゚Д゚щ)カモーン
533名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:44:39 ID:skqj9acF
うん。王子とキャロル、リアル(原作)だとこんなかんじなんだろうな。
534名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 00:20:17 ID:1pMVsTCB
原作の王子はこんな下手くそじゃないと思われ。
嫌がってる女でも、テクで気持ちよくしてあげてから強引に・・・という感じかな?

他の作品でも王子が無理やりというパターンは多かったけど、今回のはチョットね。
535名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 01:16:47 ID:YRK4F9u7
強引な王子はщ(゚Д゚щ)カモォォォンだが
もうちょっとこう、恋焦がれた姫をやっと我がものにする喜びとか
王子の心情表現がほしかったなぁ。
王子のエロシーンってそこが萌えポイントだと思うんだけど。
536名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:06:14 ID:BiD/y7Fj
щ(゚Д゚щ)カモーン
(皆、舌がこえてきてますね…)
537名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:09:17 ID:BiD/y7Fj
大昔のエチーって単純だった気がする…キジョウイのみとか…
538名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:11:15 ID:gCjmt9ji
>凍る河
(゚∀゚)ガンガレ!!

時代小説読んでると王家のSS書くのに役立つと思った。
セリフの言い回しとか。
539名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 07:51:16 ID:bFwZ/viw
焦るな! まだ続くんだから
540名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 09:09:57 ID:FufZeA88
王子が下手糞なんではなく、作家が下手糞なんだよ。
全然感じないエロシーンなら無い方がマシかな・・・
悪いけどこんなの読めないよ。
541名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 09:10:09 ID:o/ILcchJ
実際、好きでもない男に無理やり・・・で、感じまくるほうが異常だもんな。
私はこれでいいと思う。姫をものにしたってレイプじゃあ王子だって嬉しくは
ないだろうし、王子萌えの読者としてはなんか切ないけど。

しかしこれからの濡れ場がどうやってラブラブあんあん状態に変化していくのか
作者タンの腕の見せ所ですね。
542名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 10:27:30 ID:FdPOH5LM
下手糞だなぁ。
難民の方がよっぽどエロい。
話はおもしろいんだからさ、移動したら?
543名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 10:42:18 ID:jzO8PcsX
所詮ファンタジーだから
レイプまがいのことで感じちゃったとしてもそれはそれ。
ありえなくても全然オケです。
でも実際は凍る河みたいなもんだと思う。
だからリアリティーがあって私にはかえってよかった。
心底嫌がってるキャロル、Sな王子、萌えます!
難民とここはまったく別の板。
難民の作品(のエロさ)と比べてどうこういうのは
そもそも荒れるもとだから間違いだとオモワレ。
作者さん続きも楽しみに待ってるよ!
544名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 11:03:36 ID:JErPUCQ2
嫌いな王子にレイプされて、初回からよがって濡れる方が、読めない。
ありえない設定だし。

キャロル思って長い期間童貞クンになっちゃってるんだから焦って自爆は
自然かも。これから時間かけて開発してってくれたら萌え〜。

でも鬼畜ストーカーでも素敵な王子なんだから、オニでも萌え〜。
545名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 11:34:00 ID:wvM/knFx
イヤイヤと言いながら、触られたら感じちゃう〜
みたいなのは確かに王道で良いが、凍る河の王子はまた違った感じ。すっごく新鮮でイイ!
まだ話の途中なのに叩くのは早いよ。作家さんの思いのままに書いてほすぃ。
546名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 13:10:09 ID:HpbMf4qX
エロシーンの描写が簡素でつまらん。
なぜエロパロに投下した?
これではスレが分かれた意味がなかろう。
547名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 13:47:34 ID:5/njA0CJ
話がつまらないとか下手糞とかは別として、
簡潔でもエロシーンがあるならエロパロに投下する資格はある。
548名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 14:10:47 ID:MQ8nLc4l
>>547叩いてるのか擁護してるのかわかんないw
凍る河はおもしろいですよ〜!!
549名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 15:18:19 ID:wvM/knFx
ところで作風に関わらず作家さんの投下しやすい方に投下していいんじゃなかったっけ?
エロ満載でも難民に投下したければ難民でOKだし。
たとえエロ無しでもエロパロに投下したければ、それもOKだと思ってた。
そのへんはっきり決めとかないと、この先も同じ問題でもめそう。
エロ作品じゃなくてもID出る板で書きたい作家さんだっていると思う。
550名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 15:44:52 ID:oolTNX0A
どっちでもよかったのか。
じゃあさ、作家さんが最初にエロの有無をはっきりさせてくれれば
問題はないんだね。そうすれば読み手の期待も裏切らないし、作家さんも
書きたくもないエロシーンに煩わされることないじゃない。
551名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 15:50:02 ID:p9bMkIVU



                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
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      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< ハイ、すこし換気しましょうね〜
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
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552名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 15:58:45 ID:0qxnML5Y
どっちに投下するかは作家さん次第だとおも。
エロに萌えないから移動しろっつーのはチトひどくないか?
読みたくないならスルーすればいい話。
553名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 16:12:37 ID:Oo7BSBeS
スルーしろと言いながらスルーしないのね>>552
554名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 17:24:17 ID:YQnZZwPt
レイープで萌えたい感じたいってオヴァはん達、
欲求不満が透けて見えてキモ杉
555名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 18:25:43 ID:YdvUCZfS
セックスもしたことない処女が書いてるって感じ<凍る河
ヘタクソ
556名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 19:07:15 ID:BiD/y7Fj
щ(゚Д゚щ)カモーン
557名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 20:23:08 ID:s/RiOe2j
今度はこっちが荒れてるねぇ。
ID出てもこの荒れよう・・・IDがなければ、どれほどひどい有様なのか想像がつくわね。
558名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 20:26:54 ID:JJ0DsSMU
叩いてる意見って、なんか極論が多いけど、このスレ自体を潰したいのかな?
小説投下してくれる人がいなけりゃ難民・エロパロのスレは続かないんだよ。
不満書くのはいいけど、少なくとも、書いてくれる人たちが投下しやすい
雰囲気作りには協力すべきだと思うけどね。
559名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 20:47:13 ID:BiD/y7Fj
叩いてるのは超少数派だとおもうよ。
過去の作品と比べて劣ってるとは思えない。
だからщ(゚Д゚щ)カモーン
560名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 21:01:53 ID:vw8z2Xdd
このスレ自体を潰したいのかなってそれを極論と言うのだよ。>>558
561証人:2005/04/04(月) 21:53:58 ID:fw6IF9nB
1
エジプト中がファラオとナイルの姫の婚姻に沸きあがっている夜、
宮殿の奥まった1室で私はそれを目のあたりにする時を待っていた。
ナイルは豊かな水音を奏で、闇にまぎれて祝いの音楽が遠くから聞こえる。
もう間もなく、お二人はここで・・・。

「そなたは私のものだ。私の妃は生涯そなたひとり」
「ええ、メンフィス。二度と離れないわ」
花のような薄物を羽織り、金色に輝く髪をなびかせた
白く細い身体を軽々と抱き上げたファラオが部屋へと入ってきた。
かぐわしい香が焚かれ、いろとりどりの花に飾られた部屋。
その中央にはほのかな光に浮かび上がる寝台。ファラオは壊れ物を
扱うようにナイルの姫を横たえた。見つめあうお二人。
ふと、ファラオは視線をそらし、脇にあった酒杯を煽った。
(ファラオ?あの雄雄しいファラオが愛しい娘を前に攻めあぐねて
おられる?まさか?)

562名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 21:56:35 ID:JBcvXfyS
凍る河作家さんは初めてパロをやると言ってたじゃないか。
育っている途中の作家さんに対してあまりにも
思いやりがないレスはどうかと思う。
もっと大らかに楽しむ気持ちがあってもいいんじゃないかな?
誰にでもウケる話なんか、誰にも書けるわけないんだから。
563名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:00:48 ID:rTzQsl2M
>証人作家様?新シリーズでございましょうか?して、あなたさまはどなた?
女官にござりまするか?期待しておりまするぅぅぅぅ!
564名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:15:24 ID:FIR0e6KB
新作キター!
メン様とC嬢ものですか?
でもできれば数レスずつのアップのほうが
感想カキコもつきやすいとオモ。
(続く)って入れてくれればなお親切。
期待して待ってマツ。
565名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:32:01 ID:J0ABT+jj
誰かさんが自分の専用スレじゃなくなったのが悔しくて叩いているんじゃry
566名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:40:20 ID:U0JN5b4D
新作キタ− .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!!
今までとは違った視点に動悸がぁ!!!
続きを楽しみに待っております。
567名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:40:54 ID:rTzQsl2M
>>558
雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ・・・ソーユー作家サンヲワタシハノゾム・・・>宮沢賢治風に

強い作家さんになって下さい。私は応援しています。>王家のスレ作家さんへ捧ぐ
568名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:44:17 ID:y64/gFw4
>>567様ってば素敵だ。
569名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 23:03:46 ID:w9F8YSs9
証人の続きが気になります・・・
メン様はどうやってキャロルを責めるのでしょうか。
570名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 23:21:54 ID:CTZAMh/O
証人の続きが気になって、気になって。
早く続きが読みたいよう〜
571名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 23:26:34 ID:cWMkQH6O
>>567サン 
GJ!!

春らしく、向こうもこっちも作品が次々とうPされててうれしいです。
続きを楽しみにしてます>凍る河 証人の作者さん
572名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 23:45:15 ID:z2FkkUA7
新しい物語きた!
凍る河、証人両作家ともにがんばってください。
楽しみに待っている人もいっぱいいるよ。
573名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 11:07:16 ID:kPd46uEV
家政婦は見たシリーズみたいになるのでしょうか?わくわく
574名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 13:38:15 ID:INyt5Uoi
>>573ワロタw
575証人:2005/04/05(火) 20:36:47 ID:N3pWwqG2
>561
2
さきほどまでの祝宴の際、祝辞を述べ祝いの品を差し出す各国からの大使に
ナイルの姫は輝くばかりの笑顔で接していた。その様子を横目で見つつ、
踊り子の華麗な舞をファラオは眺めておられたが、大使達とコロコロ笑いながら
旅の様子などを話す姫を見ると、少しいらだった表情で姫に近寄り、ご自分の
膝へ座らせ誰にも渡すまいとばかりに両腕で包んでしまった。
576証人:2005/04/05(火) 20:40:32 ID:N3pWwqG2
3
「メンフィス、みんなが見てるのよ。それに苦しいわ」
「今宵からは私のものと我慢をしていたが大使などと
 楽しそうに話しているのにはもう我慢がならぬ。ここにおれ!」
皆の前ではいつの冷静で的確な判断を下し、エジプトを強国に
育ててきたいつのもファラオには見えぬ寵愛ぶり。
(敵国の密偵も紛れているであろう場で、弱みをさらすとは!
 ファラオ、どうされた?)

(続く)
 
577名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 21:25:41 ID:HaG5kyt6
短かっ!!!
578名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 21:58:26 ID:UMiYPM05
もう既にエレニ−の覗きが始まっていたのでしょうかっ???
579凍る河:2005/04/05(火) 22:18:59 ID:U/GwvzvL
>527

15
”乙女なれば”
『こんな痛みは知らな‥い…乙女…?まさか、まさかあの時には…』
キャロルは王子の言葉を反芻した。確かにあの日何があったのか憶えていない。
あの日…王子はハサンを打った鞭を持ったままだった。あの時の血は、もしやハサンの血だったのか。もしかして、自分は王子に触れられていなかったのだろうか。
「いや、いや、止めて!メンフィス、メンフィス助けてー!」
キャロルは抵抗し、暴れ爪を立てて王子の肩の皮膚を破いた。だが王子は意に介さずキャロルの中を感じ、進んで行く。
しかし、身体を支配されながら尚も敵の名を叫ぶキャロルにイズミルの怒りは頂点に達した。
キャロルの首を息も出来ぬ程に強く抑えつけ、さらに激しく容赦なく動いた。
揺れる白い胸を被う衣を引き裂き、所有の刻印を無数に付けていった。
「愛している、ナイルの娘よ…」
白い肌を自ら色着けていく様に恍惚としながら、イズミルは熱く囁く。
『いや!いや!いや!こんなの愛じゃない、違う…!』
最早くぐもった声で泣き叫ぶ事しか出来ずに、キャロルは最後までイズミル王子に蹂躙されていった。

星が幾つも黒い西の地平線に沈み、東の地平から新たな星が天を彩る。
酒と宴の神々がいつまでもハットウシャの都に留まっていた。
新婚のヒッタイトの王子の寝室に松明の木が爆ぜる音が響く。時折、若い娘の悲しくむせび泣く声が混じっていた。
キャロルは足の間を伝う生暖かい感触と、未だ消えない王子が入ったあの感触と痛み。異物感を拭う事が出来ずに辛かった。
身が離れた今もずっと犯されているようだった。
喘ぎながら、恐る恐るその足に伝うものに触れ、それを確かめた。
赤い。
今日までにどうして逃げなかったのだろう。どうして今ヒッタイトに居るのだろう。どうしてメンフィスを助けられないのだろう。どうしてエジプトでメンフィスと一緒に居ないのだろう。どうして、どうして…。
同じ言葉が何度も何度も頭を巡り、辛く胸が押し潰される。
こんな風にわたしを物として扱い、心も何もない暴力を振るう男にだなんて。
殺されるのと同じだわ。
キャロルは未知の事ゆえに無知であった自分が恨めしく、悲しかった。
580凍る河:2005/04/05(火) 22:19:40 ID:U/GwvzvL
16
――あのオアシスの夜――

キャロルは王子に痛めつけられ、強く押さえ込まれて気を失ってしまった。
最初はいつまでもエジプト王を呼び続けるキャロルに怒り、イズミルはその怒りに身を任せたままに絡み付いた鞭を取りキャロルの衣装を剥ぎ取った。弛緩した身体を撫で、口づけした。まだ固さの残る乳房を掴み、その中心の果実に触れ味わった。
美しい白い肌。その病み上がりの少しやつれた身体が目の前にひろげられ、強く心を揺さぶられた。
初めて己から欲した愛しい娘…
闇夜に獲物を狙う肉食獣の眼でキャロルの身体を見つめ貪った。我ながら浅ましい様よと思いながら女の手を抑え付け、我が物にしようとした。
…だが、ふいにそこで自分の立場を思い出した。
我こそはヒッタイト王国の世継ぎの王子イズミル。あの王の第一の嫡子である。
我が父上なれど、あの好色ぶりには些か辟易していた。このままナイルの娘を抱いてしまえば、あの父王と同じではないか?
意識なく動かないキャロルを暫く眺め、ふっと息を吐き己の身を離した。
そして自分の上掛けを掛けてやり、部屋を後にしたのだった。


「卑怯者…!」
イズミルは今まで力無く臥していたナイルの娘の方を見遣った。
キャロルが上体を起こし、恨みと哀しみと怒りの混じった激しい眼で己を見据えていた。愛しい者を我が物とした喜びと心地よい疲労を楽しみ癒す為に、そして少々頭を冷やす必要があると判断して火の前で寛ぎ酒を飲んでいたイズミルは、杯を床に激しい勢いで叩き付けた。
粉々に砕けた杯の欠片が、イズミルの足裏で更に細かに砕かれる音がした。
「私を卑怯者呼ばわりとは…」
再びイズミルの激情に火が着いた。
581凍る河:2005/04/05(火) 22:20:31 ID:U/GwvzvL
17
「あなたはわたしを騙したのよ!わたしが…わたしが何も知らないと思って!ハサンやカレブを助けるかのように言って!わたしが馬鹿だったんだわ…!王子の言葉を信じるなんて!」
破れた衣が腰から下だけを覆った惨じめな姿のままキャロルは絶叫した。既に守るものを持たない人間の魂からの叫びであった。
普段は美しく澄んだ青色の瞳が、怒りで色が変わってしまっていた。
イズミルは炎を背にしキャロルの眼前に立ちはだかった。その姿は王子自身が激情の炎に燃え身を焼かれているようだった。
イズミルは自らを制して、婚儀の上げた上で正式に身も心も妃とした娘から想像だにしなかった言葉に血が沸き逆流した。
寝所に見えない稲妻が走る。松明の炎が、それに押されるかの様に揺れた。
「私がそのように情け無い男と、そなたは思うておったのか」
怒りで微かに手が震えていた。その手をキャロルに伸ばし、肩を砕かんばかりにきつく掴んだ。
「あなたはわたしを愛してなどいない」
キャロルは涙に腫れた目で王子を睨み、はっきりと言葉にした。
思わずわなわなと妃を掴んだ手が震えた。
「許さぬぞ、ナイルの娘」
王子はキャロルが僅かに纏っていた衣を力任せに剥ぎ取った。
「きゃあ!止めてぇっ!!」
キャロルの叫びを無視し、全身で身体を抑え込んだ。小さな身体は大きな男の身体に無慈悲に覆い尽くされる。
肌と肌が触れ、再び王子に踏みにじられる事をキャロルは恐れた。一度ならず二度までも蹂躙されるのは誇りが許さなかった。

続く
582名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 22:55:20 ID:+WADFh3L
>証人
1,2,3を分ける意味があるのか・・・?
アップはうれしいんですがもうちょっとまとまっててホシイ。
続き、待ってマツ。
583名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:14:34 ID:DWAhejpK
>凍る河
やっぱ王子ってば婚儀の前にはヤってなかったんですね。
相変わらず律儀だわ(´∀`*)
キャロルの抵抗も未だ衰えず、この先二人の闘いがどうなっていくのか楽しみです。

>証人
超個性的なうpのなさり方w
続き待ってます。
584名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:32:17 ID:e2xXEPTR
>>583
「超個性的なうpのなさり方」にワロタ!!
確かにもう少しまとめてホスイっす。続き期待してます!>証人作者さん
585名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 01:15:31 ID:dzC8EAgC
>凍る河
描写が凝ってて、読み応えあります。
炎を背にした王子のところとか
映像が頭の中ですぐ浮かんだよ。
冷酷なようで結構甘い王子なのね。
大事にしていればそのうち、とか思ってたりするのね。
それを卑怯者といわれて切れそうになって・・・
愛半分憎さ半分、面白くなってきました!
続きも熱烈キボン!
586名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 08:34:38 ID:0oJeGAYN
凍る河
結局王子はヤったのかヤってないのか、よーわからん。
何が言いたいのかわからん趣旨のない文章だもんで、
真剣に読んでないからかも、スマソ。
読者の感想でヤってない事に筋を変えちゃったんですかねぇ。
そーゆー事するとストーリーが破綻しちゃうよ。
587名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 09:51:30 ID:q3KtlRkJ
結局
>漸く我が意のままにした娘。
↑この描写はなかったことにしたの?>凍る河作家さん
588名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 12:16:09 ID:dzC8EAgC
>漸く我が意のままにした娘。
って必ずしも最後までやってしまったとは限らないとオモ。
表現に幅を持たせるのもありかと。
589名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 12:35:08 ID:q3KtlRkJ
>>588
そうなのか…。
意識を失ったキャロルの体を撫で回しただけで「意のままにした」とは
王子も生ぬるいなw
590証人:2005/04/06(水) 14:23:02 ID:JHq5o92a
>576
4
「祝いの酒だ。キャロルも飲むか?」いつになく緊張した声で
ファラオが問う。顔を幾分赤らめながらうなずくナイルの姫。
ファラオは酒を一口含み、姫の顎を大きな手で上向かせた。
瞳が合い、唇が近づく。それが合図であるかのように褐色の身体が
白い身体を包んだ。

 ファラオは側女を相手にする時も愛撫を与えることは無い。
幼い頃から覚えた閨房術で巧みに相手をその極みへ押し上げる。
あまりの快楽に側女が意識を手放そうともファラオが気にかけることは
ない。行為が終わると「邪魔だ。女を片付けろ。」と側近に命じになる。
(ファラオは愛というものをご存知無いのであろう)私は長い間そう思っていた。

そのファラオが姫に濃厚な口付けを与えている。黄金に輝く髪を撫でながらも
唇は捕らえられた様に離れない。姫の喉が「こくり、こくり」と蠢く。
片手がせわしなげに衣の紐をとき、華奢な肩が現れた後、控えめな
ふたつの丘が見えた。ようやく唇を離したファラオの視線がそちらを向く。

(続く)

591名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 16:51:22 ID:3XCbaZ81
証人作家様、小出しでいいから続けてねw
592名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 17:37:21 ID:Y21bXY0T
証人って、原作に出てきている誰かなのか
オリキャラなのかまだわからないねー
続きを期待してマツ。
小出しでいいよ、自分のペースで。
593名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 18:14:11 ID:vzmOZg9c
案外、猫かなんかだったりしたらおもろ・・・w
続きマターリとお待ちしていますね。
594名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 20:54:40 ID:b3oc0a4W
あの、メン様が拾ってきたネコですか?!(爆
595名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 20:56:39 ID:b3oc0a4W
だいぶ前の作品で、エレニーがメン様を暗殺しようとして
寝所に忍び込んで二人のエチを見てしまう・・っていう作品があったよね。
タイトル失念したけど・・・orz

盗み見とか、みんなの前でっていうシチュは萌えだわ。
596名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 23:24:21 ID:Y21bXY0T
>証人
読み直してみたら、言葉遣い、言動で
意外と男性かもしれないと思えてきました。
だとしたらウナスかミヌーエ?
気になります〜
作者様応援してます。
597証人:2005/04/07(木) 00:03:39 ID:pZRX16g6
>590
5
「メンフィス、恥ずかしいわ」 姫は両手で自分を欠き抱くが、いとも簡単に
その手を片手で戒めファラオは耳元に囁く。「美しいそなたを見せ付けたいのだ」
耳元からうなじ、首筋に赤い所有の印を押しながら唇は丘の頂へと移動していく。
果実を思わせる乳房を含みながらもファラオの瞳は姫を見つめ続けている。

「今一度、この口から愛していると言ってくれ」
「愛しているわ、メンフィス」
「愛いやつ。この時を待ちかねたぞ。もう待てぬ」
小ぶりな丘を揉みしだく力が次第に強くなる。
「あっ ああん ん」姫の声が憂いを帯びる。
「少し足を開かぬか?」そう囁かれ素直に従ってしまった
のは姫がこのような事に未熟である証拠であろう。
姫の力の抜けた両足の間へファラオは鍛え上げた身体を進める。

細い足を掴み高々と抱え上げ、羞恥に震える花に口付けを与える。
「いやっ やめっ・・・あん」普段人目に触れることのない場所を
薄明かりに照らされた姫は恥ずかしげに身体を捩る。
(ファラオがあのような!あのような場所へ愛撫を与えるファラオは
初めて見た。)花びらを割り開き、つつましく屹立した部分を舐め上げる。
「メンフィス、いじわるっ あん やめてっ」
「苛めてなどおらぬ。こうして愛してやっておるのだ。そなたにだけぞ。
このようなことは。そなたとて涙を流しておる」
隠そうとする姫をやんわり抑え、その溢れ出る涙を絡めとる。
598証人:2005/04/07(木) 00:05:16 ID:pZRX16g6
(続く)
599名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 00:08:32 ID:QEidBrwM
ちょっとお尋ねします。
今書いてる途中のSSがどうも<証人>と内容かぶってるようなヨカーン…
半分くらい書き終えてるんだけど、うpは<証人>が終わってからのほうが
よいでしょうか?
600599:2005/04/07(木) 00:10:08 ID:QEidBrwM
おっと、リロードしてなかった…スンマセン
いかがでしょうか?<証人作者様
601名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 00:18:18 ID:9MuIdvgY
a
602名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 00:19:38 ID:9MuIdvgY
>>599
いいんじゃないの?
証人だって他の作品の設定そのまま使ってるぽだし文句言えねぇよ。
603599:2005/04/07(木) 00:25:01 ID:yukKO/nY
とりあえず少し様子を見て練り直そうかな。
597を見ると基本の設定は違うみたいなんで。
失礼しました。
604名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 07:57:25 ID:m+xnuLrw
朝から証人様のうpを読んでしまった。ちょっと時間を間違えたような気がする>自分
夜になったら、もう一度読み直します、個性的なうpが楽しみでもあり…?
605名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 12:04:09 ID:/Jdwhycb
>>599
新作楽しみに待ってます!
606名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 12:34:03 ID:q86zXxop
>あのような場所へ愛撫を与えるファラオは初めて見た。
ワロタ
代々のファラオのエチを覗き見しとるんかいなw
607名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 12:56:05 ID:Md/TO1g9
>>606
この場合「ファラオ」=メン様だとオモ。
>>599
新作待ってます!
うpは別に遠慮しなくてもいつでもイイとおもうよ。
608名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 13:32:57 ID:q86zXxop
>607
ご指摘アリガト・・・orz
609証人:2005/04/07(木) 16:30:40 ID:ABlj1XQ8
599さん、私はかまいませんよ。
新作お待ちしています。
610証人様へのご質問:2005/04/07(木) 16:38:30 ID:m+xnuLrw
夜じゃないけど、また読んでしまった。
ところで、証人様にご質問です〜

>その溢れ出る涙を絡めとる。

とありますが、あの体制でどうやって「絡めとった」のでしょうか?

@唇で頬の涙を「絡めとった」
A指で頬の涙を「絡めとった」

さて正解の「主語」は唇か指か、どちら…?(つまらない疑問ですみません)

611名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 17:13:27 ID:rr9eWH+k
>610
証人作家さまじゃありませんが。

”頬の”涙ではないと読んだのですが、違うのでしょうか?
612610:2005/04/07(木) 19:17:44 ID:m+xnuLrw
>>611
サンクス、理解しました。読解力のなさに号泣(涙
613名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 19:29:41 ID:4fbbD4zV
そうだったのかぁ!!
キャッ♪
614凍る河:2005/04/07(木) 22:11:33 ID:4P7qsgLM
>581

18
『もう会えない…!』
窮地に追いやられ絶望したキャロルは、神の教えに反し舌を噛み自ら命を絶とうとした。だが、それさえも出来なかった。
キャロルが自害しようしたのを察し、イズミルはキャロルの口に指を差し入れて阻んだ。女が抵抗し、己の指をも噛み切ろうと力を入れた為に傷付き血が出たが、全く痛みを感じなかった。
「死ぬ事など許さぬ!」
先程剥いだ衣をキャロルの口に突っ込み、猿ぐつわをかませ自害を封じた。更に両手首を縛り寝台の支柱に括り付けて抵抗を禁じた。
「うーっ、ううー!!」
キャロルは泣き叫び身を捩って触れられまいとしたが、無駄だった。王子に痛い程胸を掴まれ舐られるのを感じていた。いっそ気絶してしまいたかったがそれも叶わず、王子に身体中を荒らされ続け涙した。

『今度こそ、我が意に添わしてみせようぞ、ナイルの娘よ…!』
イズミルはキャロルの下肢を体重で抑え、両の手を胸に手を這わせ思いのままに形を変えさせ舐った。
乳首を摘み上げ噛み、歯形を方々へ付けて行く。少女の固さの残る乳房を我が手で女にする様に揉み解し続けた。
まだ逃れようとキャロルが身を捩って横を向く。
イズミルはそのまま勢いに任せミャロルを俯せにして、今度は背中を愛でていった。以前に海岸沿いの焼け落ちたサリカレ宮殿で自分が投げた短剣が刺さった傷跡に唇を這わせる。その肌に自分が創った凹凸を知った。
そのまま唇を背中に這わせ、手は胸を愛撫しながら背中へ滑らせてゆく。
背の中心を上から下へゆっくり指を滑らせ、娘の反応を楽しんだ。
暴れる足を片腕で抑えて、今度は白い尻を剥き出しにして息を吹き掛けぴくりとした動きを見つめ、片手で撫で口づけする。滑らかな少女と女の狭間の白い肌を存分に愛おしんだ。
615凍る河:2005/04/07(木) 22:13:03 ID:4P7qsgLM
19
涙も枯れ果てて呻くだけとなったキャロルを再び仰向けにし、膝を持ち上げて女の部分を冷気に晒させる。ふっと内腿に鳥肌が立つ様を見て、王子の顔に冷たい笑みが浮かぶ。
王子の舌が自分の足の間に這うのを感じ、キャロル最後の力を振り絞って抵抗したが、無意味であった。王子の意のままに触れられるしかなかった。
女だけの割れを裂き、その造りを舌で縁取り、形を確かめ感じて王子は喜んだ。柔らかな腿を撫で摩り、舌を這わせ続ける。動かぬ様に抑え、時折吸い付き刻印を付ける。
そして更に身体を深く折り曲げさせて、全てを目の前にひろげさせた。自らが与える刺激に反応し色づいてゆく女陰を見つめ愛し続けた…。
未だ乾かぬ乙女の証しも王子は愛の対象とし、啜った。
口内に広がる未知の味に、己の世界が広がりこの愛しい娘の全てを知った思いがし、歓喜した。
「私を愛せよ、ナイルの娘…!」
王子はキャロルの温かく潤んだ奥に自身が侵入し、揺らす姿にふと子供の頃を思い出した。

まだ世継ぎの王子としての自覚が薄い幼少時のある冬、ハットウシャに雪が降った。
降り続いた雪に城内は暗く寒かった。しかし、一度外へ出るとその白く輝かしい美しさが眩かった。
中庭にも雪が降り積もり、銀世界となった其処に花が落ちていた。
後宮の、父王の愛妾の誰かが窓から投げ捨てたのか。
南の島からの貢ぎ物に有ったものなのか、珍しい異国の赤い美しい花が目に入った。何とはなくそれを踏み散らし、中庭の白い新雪を自分の足跡で満たして遊んだ事を。

『男とは…いつまでもあのようなものなのか?』
自嘲めいた笑みさえ浮かべて、王子はキャロルを征服し抱き続けた。
キャロルは最早抵抗する力を失い、ただ王子に揺さぶられ続けて粉々に砕かれていった…。

続く
616名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 22:24:27 ID:Md/TO1g9
今までにないS王子・・・!
さすが「凍る」河。ぬるさがないよ、怖いよ〜
死のうとするキャロルも必死で、なんかイイ。
楽しみにしてます!
617名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 23:39:23 ID:/Jdwhycb
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

キャロルが自害しようとしても少しも怯まずさらに攻めに入る冷酷鬼畜な王子に萌え!
雪の回想シーンも良いです。凄惨になりかねない場面を詩的に演出してて印象深い。
キャロルちと可哀想だけどこれくらいされないとワカンネーからなこの女は。頑張って耐えてね♪
618名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 23:47:27 ID:2XVlEeyV
駄作・・・駄作・・・駄作・・・

できたら、もううp止めてほしい・・・
こんなグロテスクな話しは面白くもなんともない。
619名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 23:59:34 ID:jO2ioAWM
GJ!Sな王子イイ!!続きお待ちしてます。
620名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:48:15 ID:kddS+Gq1
王子の悲恋っぷりがすげーよ。
っていうか、報われなさ過ぎて返って切ない・・・。
ハッピーエンドよりも、報われないままの終わり方でも良さそう。
ストックホルム症候群な創作もいいけど、それ以外の展開も見てみたい。
621名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:49:16 ID:kddS+Gq1
>>618
>4
622名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:57:33 ID:f5n9nAty
>>618
ふうん、人それぞれだね。
私には心で拒否してるのに体は・・・ry
てな話の方がグロテスクに感じるけど。

ま、合わない話ならスルーするこった。

作者さま、今までにないシビアな展開どうまとめるか楽しみにしてますよ。
623名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 13:07:43 ID:xxozfBwQ
精神的に病んでるね>凍る河

エロシーンも全然萌えないんですが。
王子の描写もちっともカコヨクないし、色っぽさもない。
文章が下手すぎるというのか堅いんだよね。もうちっと工夫しる!
624名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 14:32:30 ID:TUMnNt7b
表現がバラバラですな。
読み難くて作品が台無しだ。
625名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 14:58:09 ID:uSbCSf61
好き嫌いがはっきり分かれるだろうとは思う>凍る河
私は好きです。このままのスタイルでガンガンいって欲しい。
作者様、続き楽しみにしてますので頑張ってください!
626名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 15:24:35 ID:ShXXWUQG
>>620
思わずネットでクグったよwストックホルム症候群。
でもちょっと違うくない?
犯罪の対象が自分自身(キャロル)の場合のときも
そういうの?
627名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 22:20:03 ID:npPNDZm5
凍る河はエロパロ板にうpしてるから、まだボロクソに叩かれないだけだよ。
難民のほうでうpしてたら、棘と同じぐらいボロクソ扱いだったと思われ。
628名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 22:24:39 ID:ZM15tWFa
そうかなぁ。
ここで叩かれたのはエロシーンだけで作品としては良いんじゃない?
難民に投下したら叩かれなかったと思うな。
629名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 23:45:50 ID:IPzGCWOg
どちらの板でもたたかれてない作品はないし
荒らされてない作品もないと思う。
凍る河作家さんはパロはじめてだっておっしゃってたけど
楽しみにしてる読み手(←自分含む)もいっぱいいるんだってことを忘れず
創作し続けてください。
うpいつも楽しみに待ってます。
エロパロがワンパターンにならないためには
多少きっついエロもやむをえないと思うし
このスレの住人なら苦手ならせめて華麗にスルーしよう。
自分の好みを吐き出すのはいいけど(むしろ歓迎したい)
作家さんに押し付けるのは荒れるもととオモワレ。
630証人:2005/04/09(土) 00:19:20 ID:aIrE9UZq
>597
6
溢れ出す涙は止まることを知らぬように姫の花を濡らし震える窪みを
伝って流れ落ちていく。開ききった花びらに口付けを施される度に
淫靡な水音が部屋に響く。
「キャロル すいぶん心地よいようだな、ん?」
笑みを浮かべ姫にしか見せぬ表情で語りかけるファラオ。
金色に光る茂みを掻き分けぷっくりと腫れ上がった芽をそっと撫でる。
ひくつく花の中心へ長い指が差し入れられる 人差し指が、中指が…。
2本の指が狭いそこをうねる様にかき回し硬さをほぐしていく。

「つらくはないか?そろそろそなたを我がものにしたい」
初めての快楽に声を出すことも忘れていた姫はその囁きにそっと頷いた。
鍛え上げた身体を覆っていた腰布を取り去ると待ちかねていたかのように
首をもたげたファラオのあの部分がそそり立っていた。
「これがそなたの中へ入り私達はひとつになる。」

「イムホテップ!」
この部屋へ立ち入ることを許され見守る女王アイシス・神官・大臣達の
中からファラオは私の名を呼ばれた。
(なんという栄光!2度と人前で行われることのないであろう儀式、
見ることが出来ないであろうナイルの姫の素肌。それを間近に
この目にできるとは!)

エジプトでは王と王妃の契りは王が最も信頼を寄せる者の
立会いによって承認される。寝台を囲む薄い紗の垂れ幕を
掻き分け私はお二人のもとへと歩みを進めた。
「おお、イムホテップ。そなたに見届けて欲しい。キャロルが
私のものとなったところを」
631証人:2005/04/09(土) 00:30:54 ID:aIrE9UZq
7
ファラオは姫の片足を肩に担ぎその部分を大きく開き、自身を導いていく。
「ん、 くうっ!」裂かれるような痛みに姫の身体が跳ねた。
「痛いか?少しの我慢だ」眉を顰め痛みに耐える姫を気遣いながらも
攻め続けるファラオ。
「あん、あっ」姫の声は次第に男を求める声音へと変わっていく。
自身を差し入れたまま姫をうつぶせにし、背中へと口付けを落とし、
大きな手で後ろから乳房を形が変わるほど揉みしだく。
膝を立て尻を高く上げたそこは薔薇のように咲き誇り私の前に見開かれている。

初めて与えられたはずの快感に姫の息は荒く、押さえられた腰は
もどかしげに動いている。
「こんな 恥ずかしい…見ないで。メンフィス、やめて!離して…」
やっとの事で声にした愛しい姫の願いにファラオは首を振る。
「離してやるわけにはいかぬ。2度と離さぬと約束したはずぞ」
薄い笑みを称えファラオはなおも腰を突き上げる。
「あっ!ああ〜ん もう・・・うっ・・」白い背中を反らせ喘ぐ姫。
(なんと美しい!なんと神々しい!)私は興奮と感動に打ち震えていた。

(続く)
632名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 00:45:10 ID:XBh74bek
Σ(゚д゚il|)ガビーン
イムホテップかよ…
むっつりスケベじじいだな。
633名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 01:12:19 ID:wz8txtxi

イ ン ポ テ ッ プ
634名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 01:17:45 ID:omzVk+ts
>>629
>自分の好みを吐き出すのはいいけど
好きなことを話す分には荒れない。
あれが嫌い、これも嫌、とか言い出すから荒れるんだと思う。
自分が嫌いなものでも、ほかに好きな人がいるっていうことがいるってことを
分かって欲しい。
匿名掲示板だからって安易に吐き出す人が多くなったよね・・・。
635名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 01:42:16 ID:CiPpKElR
その辺は語りだすとキリ無いから言いっこ無しでお願いしたいよ
もう答えも出てるしね
636名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 01:48:53 ID:5z3z25DS
>>4
・ここはエロパロ板ですが、18禁描写のあるタイトルには念のためΨ(`▼´)Ψを記入して下さい。

って、すでにお約束忘れられてるかもしれない…
637名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 01:52:56 ID:2O1A3Spu
イムホテップだったのか!(゚д゚lll)ガーン!
しかし、初夜を見守らなければいけないというところで
ベルサイユの薔薇を思い出した。
638名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 02:01:30 ID:uDQUdaX0
イムホテップだったんかぁっ!!!
続きが楽しみです。
イムホテップに見られても気にしないキャロルたん・・・
素敵だ♪
639名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 08:35:23 ID:bg56Zq4Q
お、「証人」今回は随分長いうpだ!w
イムホテップGJ!
640名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 09:40:54 ID:jIAwd9z4
イムホテツプをイン○テンツと勘違いした私は〜〜〜♪♪♪
逝った方がいいでつね〜〜〜

それにしても、ファラオ、初夜からバックでつか〜〜〜刺激てきぃ〜〜〜

逝きます!!!
641名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 11:52:31 ID:McgkMJ+R
うーむ、初夜バックというのは凄いな。
さすがメンヒスやることが違う。
キャロルも処女っぽくなく大胆なのが、却って面白い。
まさかイムホテップがプレイに参戦ってことはないと思うが・・・。

私個人的には、アイシス様を証人に選んで欲しかった。
嫉妬に悶え狂うんだろーなぁ。
642名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 12:21:21 ID:IS7vB6Tj
>>641
嫉妬に狂った挙句、思わず自分ではじめちゃいそうだ・・・>アイシス様
643名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 12:31:09 ID:+sB+oPbc
キャロルを押しのけて、メンヒスのを自分に入れちゃうとかw
644名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 17:11:22 ID:jIAwd9z4
続きが早く読みたぁいですぅ!>証人作家様へ
645名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 19:50:05 ID:y58G8xUG
>>642
そこでミヌーエの出番ですよ
646名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 20:30:35 ID:uG6055yA
最後は何Pに!!?
647証人:2005/04/09(土) 22:14:39 ID:pR3mtvbD
>631
8
「そろそろキャロルは限界のようだ。イムホテップ、ここへ」
私は震える手で蝋燭の灯りを持ちお二人の間へ掲げた。
濡れそぼり羞恥に打ち震えむき出しにされた花の中心に
ファラオの一部が突き刺さっている様が照らし出された。
私の視線にかまわずファラオは更に突き上げ続ける。
「ああん、もう…おかしくなりそう…助けて…」
ひときわ大きな姫の嬌声の後 静けさが訪れた。
意識を失くし ぐったりとした姫からは乙女の印である
赤い涙が流れていた。

「もうお終いか?キャロル?」
輝く髪を撫でようやく我がものとなった姫の名を愛しげに
呼ぶファラオ。恥ずかしさに顔を上げることも出来ず、
ところどころに赤い愛の証をつけた肌を手近の布で
覆い隠そうとする姫。
「まだまだぞ、今宵は。そなたはナイルより産まれし娘。
母であるナイルにも見てもらわねばならぬな」
そう言うとファラオは姫から布を引き剥がし、全裸の
細い身体を担ぎあげた。




648証人:2005/04/09(土) 22:21:53 ID:pR3mtvbD
9
「メンフィス?どこへ行くの?離して!」
悲鳴をよそにファラオは笑いながらナイルに向かい
開け放たれたテラスへと向かった。
月明かりの中 その肩では姫の白い尻が揺れていた。
(おお、ファラオ!やっと愛をお知りになったのだ。
今宵は幾度となく姫を抱き、愛を交わすのであろう?)
無粋な思いを巡らせながら私は誰もいなくなった
寝室を後にした。

ナイルは豊かな水音を奏で、闇にまぎれて祝いの
音楽とかすかな悲鳴が遠くから聞こえる。

(終)
649名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 22:51:35 ID:uG6055yA
おわりっすか!!
650名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 23:08:32 ID:jIAwd9z4
終わり方も個性的でした!
次回作を早くも期待しております。
651名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 00:33:43 ID:WGr2vwb8
終わりかいっ!!!
やっぱりイムホテップはイムホテップだったね。
でもおもしろかったぁ。
作家様、よろしければ「イムホテップは見た」シリーズ化して下さいw
652凍る河:2005/04/10(日) 00:46:21 ID:n5Mct9fr
>615

20
長い一夜が明けた。
今は拘束を解かれ、死んだように横たわるキャロルに衣を掛けてやり、口づけを落としイズミルは部屋を出た。愛し求めた娘を妃とし身体を全て愛おしんだ充足感で、全身が満たされ喜んだ。
「今日はこのまま部屋に置いておく」
部屋の外で控えるムーラに言い含め、政務の為に己の寝所を後にした。

陽が沈み、夜の帳も降りた頃。
王子は早々に寝所に戻った。いつもより早い入室にムーラは些か驚いた。
「姫に…変わりはないか」
「は、はい。お部屋で静かにお待ちのようでございます。ですが」
「なんだ、ムーラ。申してみよ」
「何もお召し上がりになりませずに…湯浴みをお薦めしてもお返事もなさいませぬ」
ムーラの返事に王子は、少々強く抱き過ぎたかと昨夜の行いを省みた。
「よい、構わぬ。そなたらはもう下がれ」
王子は暖かく火の焚かれた寝所に入った。
朝見た時とほぼ同じ格好でキャロルは横たわっていた。美しい金髪をからめた顔が、松明の影の所為か少し暗いように思われる。
「姫…、起きよ」
今さらながらキャロルが病み上がりであった事を思い出し、今宵はゆっくりと愛おしもうと思った。己を愛させようと思った。
しかしイズミルはキャロルに触れ、その体温の低さに驚いた。かなり身体が冷えていた。
「姫!一体どうしたとっ!」
ぐったりと頭が寝台に貼り付いたようなキャロルを抱き起こすと、その腰の下に赤黒く広がったものが目に写る。
「誰かここへ!ムーラ!ムーラっ!侍医を呼べっ!」
新婚のヒッタイト王子の部屋は騒然となった。
653凍る河:2005/04/10(日) 00:47:21 ID:n5Mct9fr
21
身体が熱い。
激しい経験にキャロルの身体は悲鳴を上げていた。王子が部屋から出て行った後、やっと解放されて安堵し気が抜けた所為か、急に身体が熱くなり始めた。
身体の内から発する熱にキャロルは、エジプトの暑い空気と、メンフィスの情熱に包まれている様に錯覚した。強く深く愛されて、ナイルの側で暮らした日々。
苦しく辛い日もあったけれど、メンフィスがいたから…家族を捨てた。メンフィスの激しい愛に包まれて幸せだった…。
会いたい。会いたい。
枯れていた涙が再び溢れ、つっと左から流れて右目の涙と一緒になり敷布に落ちた。
自分の涙に濡れた敷布の冷たさに、今ヒッタイトで王子の部屋に居る事を思い出した。
「会いたい…帰りたい…」
だが、こんな事になってしまって会わせる顔が無い。どうしてこんな悲しい事に。
熱に浮かされながら、キャロルはいつまでも静かに泣いていた。
そしてまた涙は枯れる。
熱の所為か、今度は寒くなってきた。
王子に踏みにじられ、叫び、枯れ果てた涙の代わりか、今度は身体が赤い涙を流していた。
『もうこのまま儚くなってしまいたい…』
そしてキャロルは漸く意識を失った。

「もっと薪を焼べよ!部屋を暖かくせいっ!」
キャロルが臥す部屋に、イズミル王子の切迫した声が轟く。
「王子、あまり大きな声をなさってはお妃さまの御身体に障ります。どうか、今は治めて下さいますように」
ヒッタイト王室の侍医が穏やかに王子を諌めた。
「う‥む…姫を必ず、必ず助けよ!」
そう侍医らに命じる王子の目に、苦悩の色が浮かんでいた。

続く
654名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:36:17 ID:XvA2z4cc
キャロルが痛々しいですね。ところで
>強く深く愛されて、ナイルの側で暮らした日々
とありますが、キャロルはヴァージンだったんですよね?
あれ?読み違いだったかな?

続きを期待しております。
655名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:46:41 ID:5nV/zNiy
>654
婚儀前だったけど、互いに心通わせて婚儀を待ち望んでいたからでは?
メンフィスを愛して古代に残る決心したんだから。

>強く深く愛されて、ナイルの側で暮らした日々

別にセクース三昧って意味ではないと思うけど。
656名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 02:44:26 ID:gY9qcEbp
>証人
存在そのものが面白い読み物でした。
終わり方で笑ったのは初めてです。
657名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 02:44:55 ID:4ZC3kWJO
>儚くなってしまいたい
少将ちっくなセリフが美味でございます〜
658名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 05:12:34 ID:iboQS5Rt
>凍る河
たまには男らしくキャロルが幸せなら。。。と身を引く王子が
見てみたいと思ってしまった。
一途に想っている王子ももちろん良いんだけどさ。
659名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 11:41:51 ID:q0yqtOtI
>>658
身ごもってるキャロルをあえてメンフィスの元へ返す王子は男らしいと
思った。普段はメンフィス萌えなんだけど、あの時の王子は(゚∀゚)イイ!!
660名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 19:00:10 ID:MJ4x+sYr
げ!証人終わってた・・・(´・ω・`) ショボーン
661名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:50:03 ID:bME2stYt
>凍る河
王子気持ち悪いです。
なんか異常者の犯罪を見てるような気分にさせられる。
嫌がってる子供をさらって、無理やりセックスして、子供の具合が悪くなり死にかけてるのを見てアタフタ・・みたいな。
もう少し萌え要素を入れてくれないと、読み物として成り立たないよ。
662security 1:2005/04/10(日) 22:44:35 ID:GKXNEc4C
 俺が初めてあの方に出会ってから、もうどのくらいの時が流れただろうか。

 あの頃俺はファラオ付きの侍女の1人と時折床を共にしていた。
その女は身体も閨技も超一級、ただおしゃべりが過ぎるのには閉口した。なにせ今日あった
出来事を一通り話してしまうまでは、その艶やかな張りのある肌を見せてくれないのだから。

 そんな女が、いつものおしゃべりそっちのけで執拗に俺を求めてきた夜のことだ。

「あっ…い、いいわ、もっと、もっと…欲しいの…あっ、あぁっ、めちゃくちゃにして…!」
女──メナは髪を振り乱し、俺の上に跨ると狂ったように腰を動かす。
俺は弾力のある乳房を闇雲にまさぐりながら、必死についていくのが精一杯だった。
「今日のお前、どうしたんだ…、いつもより、ぅっ、すごい…。いきそうだよ…」
「まだよ、まだいかないで…もっと、あぁっ、んっ、あ、あぁ…」
メナが動くたびに襞が収縮し、俺を高みへといざなう。濃密な気配のなかで、俺は呻いた。
「…く…っ、俺、もう、限界だ…っ…」
「あ、はぁぁ、んっ…一緒に、きてぇっ……」

       *****************

 「今日、メンフィス様ったらおかしなこと仰ったの」
お互いの呼吸が落ち着いた頃を見計らって、メナが例のごとく噂話を始めた。俺も例のごとく
褐色の尻を撫でながら適当に相槌をうち、半分は聞き流す。
「『ナイルのほとりで金色の髪の女を見た』 なんて。この国にそんな髪の女なんているかしら?
神話じゃあるまいし」
 どうやらメナを燃え立たせた原因はそこにあるらしかった。幻の女に夢中になったファラオに
閨のお相手を断られた、その不満を俺にぶつけたというわけだ。
いってみればファラオのおこぼれをもらったような格好なのだが、いつものことなのでまあいい。
それよりもファラオが1人の娘に興味を持たれるとはお珍しい、と俺はちょっと驚いた。
しかも女との同衾までお断りになるとは、よっぽどのことである。
(またいつもの気まぐれで仰っているのだろう)とこの時は俺も高を括っていたのだが。
663security 2:2005/04/10(日) 22:45:33 ID:GKXNEc4C
 奴隷の村で身を潜めていたあの方を、ファラオは自ら見つけ、王宮へ連れてこられた。
金色の髪の女は本当に存在した。
世にも珍しい金色の髪、抜けるような白い肌、そして不思議な蒼い瞳を持った、まだほんの
子供のようなあの方は燃えるような目でファラオを真っ直ぐに睨み付けておられた──

「あなたなんてちっとも怖くないわ!」

 おお、今までそのような言葉をファラオに発した命知らずは皆無であったというのに!
俺は雷に打たれて身体中が痺れたような──なんとも不可思議な気持ちになり──、
感動すら、していた。
おそらくは、ファラオも初めて自分を拒否する存在が出現したことで、却って意地になり、
また面子が立たぬゆえ無理にでも我が物にしようとなさっておいでだったのだろう。
いつものファラオであれば即刻お手打ちになさったはずだ。
しかし、あの方は何度も逃亡を図られ、その都度阻止され──ついに、ファラオの我慢の
糸が切れてしまった。

「わたし、メンフィスのそばにいたくないのよ!」

 その時俺は、恐れを知らぬ、この小さな身体をした娘が…大エジプトをあまねくその手に
支配する、この唯一無二の勇壮なファラオによって鞭打たれ、屍となって砂漠に朽ち果てる
姿を想像し、暗然たる思いに囚われた…。

 それから間もなくして、俺は、ファラオから思いも寄らぬ任務を課せられたのだ。
664security 3:2005/04/10(日) 22:47:31 ID:GKXNEc4C
 あの方は、日も満足に射さぬ薄暗い地下牢でも光を放つような存在であった。
じめじめした牢は悪臭がこもり、満足に腰掛ける場所すらない。思わずよろめき転倒しかけた
小さな身体を、俺は素早く助け起こした。
礼を言われるあの方に、自己紹介しながらさりげなく牢での注意事項を与える。
これで、俺はうまくあの方の信頼を得ることができた。まずは第一関門突破である。
気のいい囚人の振りをしながら、油断なく周囲を警戒した。
 抜け目なく観察していると、時折ぶつぶつとわけのわからないことをつぶやいたり、くるくると
表情が変わったり、なんとも不思議な娘御であった。しかし、この方が次々と起こす奇跡に、
俺は心底驚き、恐れ入り、そして──憧憬の念を抱いていくのである。
 泥水を清水に変え、自らを省みず弱い者を救い、灼熱の砂漠にも決して根を上げない、
この方は、何にも代え難いお方──。俺は、必ずこの方を守り抜いてみせる、そう誓った。

 ほどなくして、牢内の噂──ナイルの女神ハピの娘がいる──を聞きつけたファラオが、
労働場へやってきた。そこでファラオは、この方を愛している、と言われたのだ。
気紛れではなかった。あのファラオが初めて女性を本気で愛したのだ。

 そして、とうとう俺の正体があの方に明かされる瞬間がやってきた。
これからは堂々とこの方を片時も離れずお守りすることができる。俺は単純に喜んでいた。

 どこにでも、俺はついて行った。時折、鬱陶しい顔をされることもあった。その度に俺が
答える言葉はいつも同じ──メンフィス様のご命令です。
「メンフィスメンフィスって、メンフィスが死ねって言ったら、死ぬの?」
──はい、ご命令とあらば。……でもメンフィス様は理由なくそのようなことは仰いません──
そう、ファラオの命令であればいつだってこの命を差し出す覚悟はできている。元々ファラオに
救われた命なのだから。
 そう答えた俺を、あの方は釈然としない表情で見つめていた。

──何故ファラオに抱かれないのです?この国の女は誰でもファラオに抱かれるのを夢見て
いるというのに──
俺の問いに、あの方は激しくかぶりを振る。
あんなにファラオは貴方を愛しているのに…俺が女だったら真っ先に抱かれているはずだ。
665security 4 ◆AisisGTAss :2005/04/10(日) 22:49:16 ID:GKXNEc4C
 コブラに咬まれたファラオを、あの方が叡智をもって死の床からお救いになった。
連日連夜看病されるお姿に、ファラオはきっと愛を深められたのであろう、あの方を正妃に
すると宣言された。既にアイシス様との婚儀が国民に発表されていたけれど、正直言って
俺はファラオのご決断は正しいと思った。勇猛果敢なファラオに、優れた叡智を持つ神の娘。
エジプトにとってこれ以上の縁組があるだろうか?

 俺は本当に嬉しかった。けれど……王妃となれば、今までのように気安く「キャロル」なんて
呼べはしないのだ。

──キャロル、危ない!
──キャロル、どこへ行くんです?
──キャロル、キャロル……

何故か胸が苦しい。

その名を口にのぼせるたびに、甘美な響きがいつしか俺の胸を締め付ける。
美しい黄金の髪が揺れ、振り返った時の笑顔。よろめいた時に触れた肌の感触……
衣の下の肌はどれほど白いのか、見慣れた褐色の肌の女達とはどう違うのだろうか…

!!!

…不意に、俺の中の男が疼き、鎌首をもたげ始めた。
ちょっと待て。これは一体どうしたことだ?何故こんな……

まさか。

俺は……ああ。


ああ、心を堰き止めることができればよいのに──。

666名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 22:51:46 ID:jlO6r083
おっ!今度はウナスの登場か?
667名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 23:24:44 ID:Xt2rs1z4
髪なびきウナス
668名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 01:57:49 ID:ffqqHqhD
数日ぶりに来たらいっぱいうpされてて嬉すぃ♪

>証人
素直に面白かったです! また超個性的なw作品を期待しております。

>凍る河
猟奇的な面はあっても、やっぱり王子の心の根底にはキャロルへの深い愛があるのだと感じられます。
>>658-659に、とっても同意。

>security ◆AisisGTAss
超初期のシュチュエーションが懐かしい〜(涙
筆力ある作者さまですから、安心して期待してますー!

長いレス失礼しました。

669名無し:2005/04/11(月) 06:25:38 ID:TiDqeyq3
>>661の感性に賛成!
670名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 07:59:21 ID:ht4fmU0F
security4は煉獄の作家様?*****の区切りの付け方が一緒。

だとしたら嬉しい。そうじゃなくてもとっても読ませる力のある方と見た!
今後が楽しみです〜〜

671名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 08:39:21 ID:zcO08qGU
はやくщ(゚Д゚щ)カモーン
672 ◆AisisGTAss :2005/04/11(月) 09:28:18 ID:nI9mJTwZ
>>670
残念ながら違います…あんなにすごい作品書けません
私はPrisonerとblindedの作者でございます。
(Prisonerと同じトリップです。よく見ていただければ文体や書式等、煉獄とは
だいぶ違うと思います)
煉獄の作者さんくらい萌えるのが書けるように頑張りますんで
ひとつよろしくお願いします。
あまり頻繁にはうpできなさそうなんでマターリお待ちいただければ。

失礼いたしました。
673 ◆AisisGTAss :2005/04/11(月) 09:29:20 ID:nI9mJTwZ
蛇足ですが*****はたまたま使っただけです
674名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 11:27:51 ID:n+Y5ZbzK
煉獄は別段凄いっていうような作品でもないかとw
まぁ、エロメインの話にしちゃ話の構成も悪くないかな程度。

あとトリップ使うのは勝手だけど、下手にコテハンにするとあまり良くないかもね・・・。
コテハン使いたい人はファンサイト向きだよ。
675名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 15:57:13 ID:Qx64zEEt
>>674
確かにファンサイトじゃないが、嵐タンにになりすまし粘着されるよりマシ。
後で鳥つけても信用されないし、
まあもっとも・・・狙われたら最初から鳥つけてても無駄だけどね。
自分は作家じゃないが、もしも作家になれれば考えてしまうなあ・・・
676名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 16:00:29 ID:kphBGjrW
私も普段はコテウザ派だけど、ここに限っては>>675に同意。
677名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 16:08:25 ID:kphBGjrW
>security
あなたの作品は初めて読みますが、読みやすいですね。
改行の位置とか、段落の区切りが良いからかな?
ウナス視線が新鮮で面白そう・・・期待してます。
678凍る河:2005/04/11(月) 17:15:05 ID:8C3AdrP+
>653

22
血が流れキャロルは命の流れも止めようとしていた。
意識が忌わしいハットウシャの城を離れ、浮遊するような気がした。
『ここにはいたくない』
そんな思いからか、キャロルはどんどん遠くへとんだ。高く高く跳んだ。
恋しい人の側へ行きたかった…。だが、しばらくすると周囲の様子も時間も何もよく分らなくなり、そのまま「キャロル」という自我が大気に溶けそうになった。
だが、ふいに意識が引き摺られた。

「キャロルはここにはおらぬ!引け、引けいっ!」
黄金に飾られた黒髪の青年が、血に濡れながらエジプト兵と共に闘っていた。
エジプトとは違う城で、異国の兵と闘っていた。
『キャロル、何所にいる!私のもとに帰って来い…!』

メンフィス!!


頬に暖かい人の手が当る感触がした。
「おお姫よ…!目覚めたか!」
ぼんやりとした霞みのような物がやがて輪郭を取り、色を宿してイズミル王子の姿を現わした。
室内はかなり暖かく火が焚かれており、その熱気と漂う薬湯の匂いに気がついた。また、奥女中らに手足を擦られ続けられていて、身体を暖める様に努力されていたのに気づく。
『死ねなかったの…』
それ以上現実を見る事が辛く、キャロルは再び目を閉じた。
「先ずは峠を越えましたかと。まだ御安心は出来ませぬが」
キャロルを診た侍医の言葉に、王子に仕える人々は安堵の息をついた。いつも冷静な王子がこのように狼狽した様を見た事がなく、返って周囲の者の方が慌てるくらいだったのだ。
幼い頃から王子を見守ってきたムーラは初めて見たイズミルの一面に、微かにナイルの姫に嫉妬を覚える程であった。
679凍る河:2005/04/11(月) 17:15:44 ID:8C3AdrP+
23
キャロルは再び目を閉じ、恋しい幻を求めたがそれは訪れなかった。
あれは自分の願望が見せた夢だったのか。今、自分は寒い冬のヒッタイトに閉じ込められているのだ。誰も、王子も私を一人の人間としてみてくれない。
個人の意志などなく、誰一人味方のいない氷の牢獄にいるようだ。
孤独だった。

「姫、何か食べぬか。身体に悪い」
イズミル王子は政務の合間に、床に臥すキャロルの様子を見に度々訪れていた。
血を流した愛しい妃は未だ起き上がる事も出来ず、青白い顔で力無く横たわるのみ。
ずっと微熱が続き周囲が勧めても殆ど何も口にせず、王子が無理矢理に飲ませるスープで何とか生き長らえているようなものだった。
やっと待ち望んだ娘を身も心も妃とし、更に己を愛させようとしていたイズミルは妃のこのやつれた様になす術が見つけられなかった。
ハットウシャへ連れて来た当初の、あの隙有らば逃げ出そうと画策しこっそりと周囲を観察していた輝く瞳は、輝きを失い今は閉じられる時間の方が長い。
英明なるヒッタイトの王子と謳われた我が身ながら、目の前のしおれた白い蓮のようになってしまった娘をどうしてやる事も出来なかった。
その花を手折ったのは自分。愛ゆえに。
「姫よ、何か望むものはないか」
キャロルに無理に食事を勧めるばかりのイズミル王子が、珍しく他の問いを投げ掛けた。病床のキャロルはゆっくりと目を開けた。
だが、横にいるイズミル王子を見る事はなく、虚ろな視線を上に向けたまま一言答えた。
「エジプトに帰して」
「それはできぬ」
「…そう」
少し喋っただけで疲れたのか、諦めたのか、キャロルは長く息を吐きまた目を閉じ眠り込んでしまった。

続く
680名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 17:45:25 ID:7owfqOxU
>凍る河
待ってました!
視線を合わせずに会話する彼らが痛いです。

血を流したって、どういうことなのか
あまりピンと来ないんですが・・・
自殺未遂をほのめかすような言葉もあったけど
そうでないようにも取れるし。
読解力ないよ、スマソ。
681名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 18:00:06 ID:ht4fmU0F
>>680
血を流したっていうのは、前の>>652
>ぐったりと頭が寝台に貼り付いたようなキャロルを抱き起こすと、その腰の下に赤黒く広がったものが目に写る。
の部分に由来していると思われ。たぶん激しすぎる初夜にキャロルの体が耐え切れなかった?

自分は王子ファンだけど、なんか凍る河のキャロルが可愛そうでメンの元に戻してあげたく
なるような気もする。凍る河の作家さん自身も実はメンファンなのかな?って思われ。
でも、今後の展開気になります、頑張れ!
682名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 18:02:18 ID:ht4fmU0F
連投スマソ
>>672
Prisonerとblindedの作者さんだったのですね〜理解!
こちらもファンでした。頑張れ!!
683名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:28:10 ID:SLtpL9wc
アタシは王子に処女を無理やり奪われて、すごい出血したのかと思ってました。
読解力なくてm(__)mです。
684名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 23:27:40 ID:Q5k3AMQT
>>681
>作家さん自身も実はメンファン
ん〜それはちょっと短絡的な気がする。
皆が1キャラクターの同じ部分を見てファンになるわけではないし。
(自分は王子もメンヒスは別々の魅力があってどちらも好きだけど)

凍る河は王子の報われない思いを抱えながら
空回りし続ける様が案外新鮮で面白いね。
685名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 11:01:05 ID:66ic6ULv
報われなさ過ぎて哀れ・・・
「凍る」のは二人の関係だったのね
686名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 15:36:34 ID:zSVLGSi9
久しぶりに来たら、面白そうなSSが!

リアルシュールな「凍る河」
新鮮で先が楽しみです。
687名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 17:26:16 ID:olJ+l9yR
「凍る河」
エロパロというより
ライトノベルに近い作品だね。
すごく筋に忠実っていうか、かたずをのんで続き待ってるよ。
688凍る河:2005/04/12(火) 21:19:52 ID:0AX9Uv3k
24
『どこまでもメンフィス王を忘れられぬのか…!』
王子は思わず拳を固く握った。力が入った拳に白く筋が浮かび上がる。手の痛みに気付き、イズミルは手を開いてみた。見つめていると、自分の爪痕が赤く浮き上がってきた。
その爪痕は、メンフィス王への怒りか、いつまでも頑な姫への怒りなのか。それとも腑甲斐無いとも思える己への怒りなのか、イズミルには分らなかった。
そんな様子のイズミルに気付いたのか、キャロルが再び目を開けた。
「姫…!」
「あの人たちを解き放って下さい、イズミル王子」
キャロルは自分と一緒に囚われの身となったハサンやカレブ、その仲間の事を案じた。
「姫、そんなにあの者らが気掛かりか?」
「もう十二分に拷問したのでしょう?あの人たちも成すべき事をしたまでです。アルゴン王の陰謀もこれで阻止したのでしょう。もう何もヒッタイトの得にはならない」
イズミルは虚無の色をした青い瞳を見つめた。すると、つい口をついた言葉は。
「…そなたが、私を”愛する”と申せば考えよう」
どこまでも自虐的な言葉だった。
なんと愚かしい事を口にしたのかと、イズミルは直ぐに後悔した。だが、姫を愛しく思い、愛して欲しいという心は止められぬ。
『恋とは何と愚かな…』
イズミルは窓の外へ向き、ふっと寂しい笑みを浮かべた。
外は乾き冷たい雪が降っていた。
かつてはエジプトの華、女王アイシスに捕われ鎖で繋がれた折に、女王が見せたメンフィス王への強い執着と取り乱した様。それが我が身の事となるとは。
そんなイズミルの葛藤など全く気付かないのか、自己の世界に引き戻ってしまったのか、キャロルはぽつりと呟いた。
「わたしの心はメンフィスのものよ」
そう言ったきり、キャロルは今度こそ深い眠りに入った。
部屋に松明の木が燃え尽きて崩れる音が響いた。


『何故にどこまでも私を見ようとせぬ!』
キャロルが眠る部屋を出たイズミルは、思わず城の通路の窓枠に降り積もった雪を力任せに払っていた。
雪は外へ弾き飛ばされ、空から落ちて来る雪と一緒に下へと降り積もった。
689凍る河:2005/04/12(火) 21:20:25 ID:0AX9Uv3k
25
ある夜半、ハサンとカレブらは牢の見張り兵に叩き起こされた。
「出よ!お前達を放免する!」
ハサンは思わぬ言葉に暫し呆気にとられて動けなかった。
「へっ?本当ですかい?ありがてぇこった!おい、ハサンさっさと出ようぜ」
元々頑丈なカレブはかなり回復していたので、さっさと起きだしてその辺りの物をかき集めて粗末ながらも身支度を済ませた。
王子妃の誘拐という重罪に問われながらも生き残った罪人は、夜陰に紛れて密かに城外へ連れ出された。
「殿下の温情である。だが、再びヒッタイトの地を踏む事はまかりならん!」
「へぇっ!承知しました。ありがとうございます、ありがとうございます…」
カレブは何度も何度も兵士にぺこぺこと頭を下げ、足早に城を後にしようとした。
「もうこんな忌々しい所とはおさらばだぜ。ハサン?おい、何してんだよ」
「おかしいと思わないかい、カレブ。おれたちは王子の妃を攫ったんだぜ?」
ハサンはもう遠くに見えるハットウシャの城を見ながら呟いた。
「どうでもこうでも構うもんかい。幸運だったのよ!さぁ!」
ハサンを置いて行かんばかりの勢いで、カレブは他の者と歩を速めた。
『きっと、あの黄金のお姫さまがおれたちの命乞いをしたんだ。そうに違いない』
チグリス河畔でキャロルが自分達を庇い、王子に身を差し出そうとした事が強く印象に残っていたハサンは確信した。
痛む身体を庇いながら、ハサンはカレブたちの後を追った。
冷えた空に浮かぶ丸い銀色の女主人が、去り行く罪人を見送っていた。

続く
690凍る河(補足):2005/04/12(火) 21:21:14 ID:0AX9Uv3k
明日、終わりまでうPします。(長くありません)
691忘却:2005/04/12(火) 23:11:05 ID:eKJRwZsu
「人払いをしてある。声を上げたらどうだ?」
白い肌をさらし組み伏せられた娘を見下ろし王子は呟いた。
「メンフィスはそんなに良かったか?」
自嘲気味な問いにキャロルは耳を塞いだ。

大国ヒッタイトの世継ぎとして産まれ母譲りの美貌と
流れる銀の髪、大軍を率いて数々の勝利を導いてきた
自分になびかぬ女はこれまでいなかった。だが、この娘はどうだ?
幾夜となく抱いても甘い愛撫を与えても目をそらし唇をかみ締め
腕の中で涙を流し続ける。
「一言 私を愛するといえば大切にしてやろう。メンフィスを忘れよ」
キャロルは亡霊のように呟いた。
「嫌よ。私が愛しているのはメンフィスだけ」

それは男の狂気だった。
「では、わからせてやろう。二度と私から離れられぬことを」

                               続
692名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 23:17:30 ID:tlReUpIf
新作目白押し!!嬉しい!!
作家様方、楽しみにしております。
693忘却:2005/04/13(水) 00:17:18 ID:yMfVZe/M
夜毎 執拗に弄られ揺り起こされ続けたそこへと
繰り返される刺激に意識が遠くなる。
脳裏に浮かぶのは黒く長い髪、鍛え上げた褐色の肌、
優しく見つめる鳶色の瞳。

「あっ・・・」
思わず漏れた一声。
「ふっ やっと声が聞けたな。もっと もっとだ・・・。
二度と離さん。愛しいそなたを奥深く閉じ込め愛を
与えるはわたしだけ」
満足そうに行為を繰り返す王子。
「ああ、こうして・・・いつか心までもが囚われていくのだろうか?
あの人を エジプトを忘れる日がくるのだろうか?メンフィス・・・」
己の上で揺れる亜麻色の髪を疎ましく感じながらキャロルはまた
唇をかみ締めた。
                          終
694名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 00:21:59 ID:dXV/eBYt
凍る河作家様、もう終わってしまうのですね。
楽しみにしていたので残念です。
またきっと書いて下さいね。
最終話お待ちしています。
695名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 00:24:12 ID:8NOLisTx
>>忘却

2話しかないのに、王子の髪の色が銀→亜麻色に変わっておりますな(笑
笑わせて頂きました。
唐突な終わり方も、また面白い。
696名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 04:04:41 ID:EgE85HMt
>凍る河
『恋とは何と愚かな…』
この王子のセリフ、切ないですよね。
すれ違ったまま終わっちゃうんでしょうか?
最後まで楽しみにしています。

>忘却
証人タン?証人タンなの??w
面白いです。続きを楽しみにしてます。
697神につかえて、本当に良かった…:2005/04/13(水) 06:42:38 ID:NkpwKSJR
黄金の娘…
彼は、彼女を真近に見たあの時の衝撃と
甘やかな香りと人々を魅了してやまぬ笑顔を
今、たった一人寝所の中思い出していた。
ここ数年、己の期待を裏切り続けたソコが
幾久しく、張り詰める事なくあったモノが
黄金の娘…彼女を思い出すだけで
己の期待に応え、張り詰める…
彼は、彼女のあらぬ姿を夢想し
想いを吐き出すかの様に、液を吐き出した。
幾久しく感じる事が叶わなかった快楽に
彼は、ナイルに向って頭をたれ
歓喜にうち震えながら、祈りを捧げた。

神官である彼の、深く悲しい悩みは
ナイルの娘によって救われた…
新たな悩みが彼を襲うが、それはまた、別の話…

    END
698作者作者:2005/04/13(水) 08:29:27 ID:n//sAokF
>王子の髪の色が銀→亜麻色に変わっておりますな

キルケー「 ほっほっほっ!キルケーの魔力じゃ!」
側女   「キルケー様、まだ出番ではござりませぬ」
キルケー「・・・・。」

失礼しましたっ!
699名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 09:09:48 ID:lLf6dNbe
あらー、もうすぐ終わりじゃ、イズミルとのハピーエンドは無さそうですね。
なんか残念。でもメンフィスと今後うまくいくのだろうか・・・
>凍る河
700名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 10:09:17 ID:splDRCkw
>>忘却
短すぎてワロタw

短編が続きますね。
面白いです。
作家様方いろいろ読ませて下さいませ。
701名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 10:18:08 ID:hARIj+S+
短編も超短編も(・∀・)イイ!

「凍る河」最終回ですか・・・
報われない王子を思うと悲しいですが、
最後どうなるのか、楽しみに待ってます。

702名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 18:30:19 ID:7yB3qN4c
>>698
ノンノン…キルケーのセリフならこう・・・

キルケー:「王子の髪の色が変るのは、この私の魔力でございますえ。亜麻色がいいか銀髪がいいか迷いますなあ」
侍女:「キルケー様、まだ出番ではござりませぬ」
キルケー:「・・・」

キルケーは話し方に特徴がありますのえ・・・
703702:2005/04/13(水) 18:33:31 ID:7yB3qN4c
でも、王子の髪の色ってたしか原作では「明るい茶色」だったか「薄茶色」
だったよね?すなわち「ほとんどブロンド」ってこと?
だってさぁ、「亜麻色の髪」って金髪のこと言うじゃなぁい???
つまりキャロルと同じ金髪なのぉ?>誰か教えて!
704名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 18:45:04 ID:xUPTiiNh
まだだたか
705名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 19:12:18 ID:zO+3szok
まだなのよ。
706702:2005/04/13(水) 19:24:25 ID:7yB3qN4c
この質問はスレ違いだったので、王家スレの方に持って行きました。
すみません。
707凍る河:2005/04/13(水) 21:11:20 ID:aBUSB1Wa
>689

26
キャロルは力も湧かず熱でけだるい身体を持て余し、日々眠る事しか出来なかった。
離れた窓に見える僅かな空が恋しい。
空は繋がっているのに遠く離れてしまったエジプトを想い、一人の時は涙が流れるのを止められなかった。
そんな時、イズミルが部屋に入って来てキャロルは慌てて涙を拭った。
「姫、具合はどうか」
「イズミル王子には関係ありません」
にべも無い返事が返って来る。相変わらずキャロルはイズミルの方を向かず、全く視線を合わせようとしない。
ふいに怒りにも似た衝動を覚え、イズミルはキャロルの細い顎を掴み屈んでその色の薄くなった唇を奪おうとした。
だが、キャロルはまた顔を背けようとする。イズミルは愛を伝えようと、力を込めて己に向かせ口付けた。再びイズミル王子の唇にうっすらと血が滲んだ。
力無くとも、キャロルは断固たる拒絶をした。
『なんと強情な娘か!』
そのままイズミルはキャロルを睨み付けたが、キャロルは無視し俯いたままだ。
か弱い女の身でありながら、ヒッタイト王子たる自分を何故こうも拒絶するのか。
何故我が腕に抱き妃とし、愛しているというのに分からぬのか。
イズミルには全く理解出来なかった。
下を向いたままのキャロルを見ながら、イズミルは熱を持った自分の下唇に触れた。
この娘が触れた跡が熱を帯びているというのに、目の前の娘は冷たく頑なだった。
初めてテーベの都で会った時から某か間に流れる情ようなものが感じられたが、今は全く感じられず、北の冬の凍てついた河のように二人の間に動くものが何も無い。
なんと固く凍てついたものか。
雲の隙間の陽光に映された二羽の鳥影が、小さな窓から二人の間を通り過ぎた。

手を伸ばせば届く距離に居るのに、イズミルにはキャロルが遠く感じられた。
708凍る河:2005/04/13(水) 21:11:54 ID:aBUSB1Wa
27
「姫よ…そなたの望み通りあの商人どもを放したぞ」
「え…!」
突然のイズミルの言葉にキャロルは驚いた。あの日彼らの釈放を請うたものの、まさかこの恐ろしい王子が耳を傾けるとは思っていなかったのだ。
あれは王子の顔に、ヒッタイト王家に泥を塗ったも同然の行いだったのに。
驚きの余り、思わず顔を上げてキャロルは王子の方に向いてしまった。
イズミルは少し離れた位置に腰を降ろし、手を組みキャロルを見つめながら話を続ける。
「いつまでも強情なそなたの事だ。いつまた逃げ出すとも限らぬ。心優しいそなたの人質としてあやつらを留め置こうと思うたが、もう良い。そなたは今や、紛れも無く我が妃」
「…!」
「そなたに、また卑怯者呼ばわりされるのも好まぬ故」
キャロルはどこまで身勝手に私を責めるのかと呆れてイズミル王子を見た。
あの夜以来、初めて王子と視線を合わせた。
王子の茶色い瞳が瞬きもせず真直ぐ見つめている。
自分の奥底まで見つめているような、その動かない静かな視線。
―愛―
一瞬キャロルの頭に過った言葉。
確かにこの人なりにわたしを「愛している」という言葉に、偽りはないのかも知れない。
いつもの冷静な王子の目なのに、そんな事を思ってしまった。
だが、キャロルはその考えを直ぐに打ち消した。
わたしの意志を踏みにじったこの人を許す事はなど出来はしない。エジプトから無理矢理連れ去り、わたしの心を無視し身体を奪った事は。
『そうよ、決して認める事は出来ない』
709凍る河:2005/04/13(水) 21:14:45 ID:aBUSB1Wa
28
キャロルは浮かんだ考えを勤めて面に出さないように、慇懃に答えた。
「あの人たちを助けて下さってありがとうございました、イズミル王子」
「愛しいそなたの為だ」
くっくと王子は低く笑った。
「王子…!何度でも言うわ。わたしはメンフィスを愛している。わたしの心はメンフィスのものよ。どうなろうと、この気持ちは変わらないわ」
「好きにするがよい」
「…?」
イズミルは薄く笑みを浮かべたまま視線を外した。
『よいのだ。いつまでも忘れられぬというならそれで良い。私がそなたを愛しているのだ。
そして…!メンフィス王を殺して、必ずやそなたを私になびかせてみせようぞ!』
イズミルの内ではメンフィス王に対する怒りと嫉妬が、紅蓮の炎となって燃えていた。
だが、もうイズミルはそれをおくびにも表わさなかった。
そしてキャロルには、外を向く王子から何も推し量る事が出来なかった。

キャロルも外を見てみたが、重い灰色の空しか見えなかった。


710凍る河 −完−:2005/04/13(水) 21:15:40 ID:aBUSB1Wa
29

一方。
陽炎揺らめくシリア砂漠を行く人影があった。
駱駝に乗った商人姿の男の一人が、素頓狂な声を上げた。
「おい、冗談だろう?ハサン」
「イヤなら付いて来なくていいぜ、カレブ。ここでお別れだ」
「冷たい事言うなよぅ。やっと同じく命が助かった仲間じゃねぇかよ」
「おれは行くぜ、おれは黄金のお姫さまを助ける」
「あぁもう!分かったよ、ちっ」
まだ痛む身体を押して、ハサンは先を急ぐ。
ハサンは、冬のヒッタイトに捕われたキャロルを想っていた。
『お姫さまが心配していたエジプト王は、深手を追いながらもアッシリアを脱出したという。きっと王もお姫さまを探しているんだ。あんな優しいお姫さまを、このままにはしておけねぇ』
ハサンは自分の考えが正しいと信じ、空を見上げた。
乾いた空は、青く青く澄み渡っていた。
「待っててくれ…黄金のお姫さまよ」

二つの足跡は、暑い南へと消えて行った。


〜終〜
711凍る河(後書):2005/04/13(水) 21:16:32 ID:aBUSB1Wa
これで終わりです。
9巻のさっぱり噛み合わない二人で、チグリスで掴まったらどうなるかと書いてみました。
Ψ(`▼´)Ψの付け忘れはすみません...
ラストに物足りなさを感じる方も居るとは思います。
続きをやりたい方はドゾお願いします。ヤリ過ぎ王子に天誅喰らわしても構いませんw
では、どうもありがとうございました。
712名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 21:23:16 ID:bQJpzK1K
すごいよかった。
このままイズミルになびかないキャロルをメンフィスが奪い返しにきて
メンフィスとイズミルの対決〜キャロルとの再会〜熱い抱擁〜
・・・まで書いてほしい。
713名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 21:26:38 ID:9CWVv186
>>711待ちに待っていたのにこんな言い方ってない!!
応援していただけに釈然としません。
でも、ご苦労様でした。
叩かれても途中で投げ出さず、最後まで書いてくれてありがとうございました。
714名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 21:35:55 ID:aBUSB1Wa
すみません。
この続きも考えれば書けますが、ココ向きではないようなので、
あえて当初の予定通りと致しました。
715名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:19:55 ID:cV39Z3oB
凍る河さま、お疲れさまでした。
こういう終わり方も好きです。
716名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:37:21 ID:F7FCqgZu
>>714
一応性描写もあったし(3行レイプだったけど)
板的に間違えてないと思うけど?

ただ打ち切り漫画のような終わり方みたいで
ちょっと不完全燃焼な感じがあるのは否めないかな。
でも空回りな王子がとても良かったです!
是非どこでもいいので続きをきぼんぬします。
717名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:46:37 ID:OSOsm7Xz
原作とちゃんとリンクしてる感じがいいね。
もう少し細かく書いてくれると
萌だったなあ(メンフィス側もとか)

確かに打切りつーか
不完全燃焼気味で残念だわ。ああいう王子もいい。
718名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 23:52:13 ID:iqJF82zx
結局何が言いたい話だったのかがイマイチ伝わってこなかった・・・。

テーマとしては悪くないと思うんだけどな。
あくまでもメンフィスへの愛を貫こうとするキャロルと
素直に求愛できない王子のすれ違いを、色々な角度から書いてくれたらもっと面白かったかも。
719名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 00:33:11 ID:QXJMc/TR
王子ファンにとっては不完全燃焼な結末。メンファンにとってはイタイお話だったような
気がする。
でも、原作には忠実かな?キャロルがもし王子のものになったらこういう展開になるだろうと
思った。でもあくまでも、王子は辛い片思い王子、キャロルはメンのものという設定は
崩して欲しくないな、原作はね。王子ファンなんだけどさ〜〜

最後までUPお疲れ様でした<m(__)m>
720凍る河:2005/04/14(木) 07:29:49 ID:ZaFJxHim
王子とうまくいくか、メンさまと再会するか、
どっちでも続きを想像できるね<凍る河
721名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 12:02:53 ID:xClyMbjm
不完全燃焼というのはわかる、けど自分的には「凍る河」すっごいよかったです。
曖昧な結末も却ってリアルっぽくて・・・王子ファンだからホントは複雑だけどw
凍る河作家さまには、是非また書いて頂きたいです。この話の続きでも、違う話でも。
722名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 14:57:19 ID:1WYGFLxu
「王子に捕まっちゃった編」でワンパターンの話展開になってないのは
新鮮に感じました。

「メンフィスに捕まっちゃった編」は原作であったけど河の中でチューして
終わっちゃったから残念だった。Ψ(`▼´)Ψな展開、読んでみたいっす。
723名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 16:33:34 ID:CBIR3aVz
エロパロへ越してきたってのに、近ごろどれもΨ(`▼´)Ψがヌルイな。
心身共に苦痛しか無いよなハードさは要らぬが。
724名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 16:53:04 ID:jGzhPX0X
別にいいと思うなあ。 >Ψ(`▼´)Ψがヌルイ
単にエロエロが読みたいなら
王家じゃなくても18禁サイトが幾らでもあるし。
ぬるいのもハードなのも、いろんな話を受け入れられるスレの方が
作家さんも書きやすいと思う。
725名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 17:06:43 ID:j4XppIZ7
単にエロエロ読みたいなら
ココに来ないだろうけどねw
そのとおり、ほかのエロ小説で
登場人物を脳内変換すりゃいいわけで
それを言っちゃ身も蓋もない
王家のキャラ・設定・口調揃ってとなると
見つかんないとおもう
726名無しさん@ピンキー
>>719
自分もそう思った。王子も可哀想だけど
ある意味、リアルでああなっちゃうと誰も幸福にならないよね・・・