1 :
名無しさん@ピンキー:
ナンバー1風俗嬢の私が
>>2ゲットさせていただきますっ♪
__、-'''^~~~^`''ー、
_、'~-i/~^~^~^''ヽ:::ヽ、 >1 童貞なの? 私にすべて任せてネ♪(アーマンドクセー!)
/''~"::i~~^^`''`:::、:;;;;ヽ、;ヽ. >3 お仕事は? そう、フリーターなの。(定職につけよ!)
i;;/;i''~'i、ヽ:ヽ;:::ヽ;ヽ:ヽ;ヽ;;ヽ >4 ア、ゴメンねー。マンコに指入れないでねー(これだから童貞は…)
i:i:i::i: ヽ::ヽー、--、、;ヽ:ヽ;;;ヽ >5 この時間だけは私はあなたの恋人よ♪(今だけな。ププッ)
i;、;、i_、-‐ヽ`'^ '、_;`ヽ;;ヽ、;;;ー-‐'ノ >6 わぁースゴク大きいのね!(ケッ、短小がぁ)
i;;;;ヽ i'`、; , ´ i;;:;`i''''ー''"´ >7 えっ? もう出ちゃったの?(しかも早漏かよ)
i::;;;::ヽ." `__ i::;::/::|::|::|、 >8 あ、大丈夫よ、まだまだイケるわよね?(皮ブ厚いな、コイツ…)
i:: ::: iヽヽ、_ ,/';/:;:;::i::;i::;、i、 >9 ほら、もう勃っちゃたよ!(節操ネーナ。ププッ)
,,i::;;::;;;:i i''ヽ;i~"´ ,/"/i;;:::;;:;iヽi、 >10 趣味は何?えっ?萌えアニメ? フーン…
/´~ i ヽ、|'i、 iヽ、 __、-~ヽ'、_//i: ヽ
i ;i ノ;; ;iヽ;ヽ i''ノ 、'~/; ~^'ー_ >11-1000 けっ、キモヲタは萌え絵でオナってろよ!カス!
| /;i i、 ;;;i、ヽ,,、-''~´ i ; / `'ー、
| _/;;;-‐‐i:::i‐''~''`´ ::/" i´ ヽ
保守
乙ほしゅ
補習
即死しないようにカキコ。
乙&保守
9 :
名無しさん@ピンキー:05/01/21 20:37:11 ID:gxWjesN3
ほしゅ
ほしゅ
キャッチャー大久保
保守
保守しておこう
即死防止
神降臨マダー?
hoshup
18 :
ブリーフ大名:05/01/22 19:43:42 ID:7ogIJPiH
(可愛いなあ、俺の生徒たちは)
放課後、勤め先の小学校の正門に立ちながら、蛭間ネムルは思う。ネムルは
この小学校で、六年生を教える二十四歳の教員である。ただ、生来のチビッコ
萌えの性癖があるので、
(おッ!あいつ、ずいぶん胸が膨らんでるなあ。ふむ、あの子、あんなミニス
カートで授業を受けてんのか。担任は、さぞかし目の保養になるだろう)
・・・と、気になるのはいつも女児ばかりという、困った性分を抱えていた。だが、
それだけに生徒への愛情は並みの教師をはるかに凌ぎ、少女のためならば
命を賭す事も厭わない男でもある。要するに、ダメ萌え教師なのだ。
「先生さようなら」
「はい、さようなら。気を付けて帰るんだよ。君が最後だ」
暮れなずむ街を向こうに見据え、最後の生徒を見送るネムル。その生徒は彼
も知る、六年生の桜庭絵里(さくらば・えり)だった。
(めちゃカワイイな、桜庭め。チクショウ、あいつを俺の組に入れたかったんだ
が、別のクラスに行っちゃったんだよなあ・・・クヤシイ!)
腰まで伸びた長い髪を揺らし、歩いていく絵里の後姿は可憐で美しい。すでに
背は百六十センチに迫ろうかという長身で、チビッコモデルのアルバイト経験も
あるという。胸はそれなりに膨らみ、ランドセルを背負う姿が、ちょっと滑稽でも
あったが、そこがネムルの萌えツボになっている。
「あんな子と、結婚したいなあ・・・」
人道的にも法律的にも、まったく許されないチビッコとの結婚を夢見るダメ萌え
教師。今、彼の傍に誰かがいようものなら、間違い無く通報するであろう。そして、
ネムルが門扉を閉めようとしたその時だった──
19 :
ブリーフ大名:05/01/22 20:11:50 ID:7ogIJPiH
「キャ───ッ!」
門を出て行った絵里の悲鳴が、ネムルの耳へ届く。姿は見えないが、あまり離
れていない所から、叫び声は聞こえた。ネムルの全身が、嫌な予感に総毛立つ。
「桜庭!」
閉めかけていた門扉はそのままに、駆け出すネムル。自分に結婚の夢まで見さ
せる少女の身に何があったのだろうと、不安で心臓が早鐘のように鳴っていた。
「や・・・やめてください」
学校からそれほど離れていない空き地で、絵里は追い詰められていた。相手は
見も知らぬ若い男で、手にはナイフを持っている。
「怖がらなくてもいい。パンツを脱いで、そこへ寝転ぶんだ」
若い男は血走った目で、そう言った。拒否すれば、今にも絵里を刺さんばかりに
興奮している。無論、絵里はそれに従うはずは無く、男を正対に見据えながら
恐怖に身を竦めるばかり。
「自分で脱げないのなら、俺が脱がしてやる」
「やだあ・・・こわい」
後ずさる絵里の背に、無情の壁が立ちはだかる。辺りに民家は無く、通行人も
無い。少女は、絶体絶命のピンチに陥った。男は体格に勝るをいい事に、絵里を
囲むように近づく。
「動くなよ、お嬢ちゃん」
片手にナイフを持ったまま、男は絵里のスカートの裾を持ち上げた。お洒落な
チェック柄のフレアスカートは、いともたやすく巻き上げられ、少女の生足をさらし
出す。そして、まだ穢れを知らぬ幼肉を隠す、純白下着が──
「可愛いパンツ穿いてるな」
「ぐすん・・やめてえ・・・」
大人びた容姿だが、絵里はまだ小学六年生である。今、目の前にナイフを突きつ
けられ、下半身を見つめられる事の恐ろしさは、計り知れなかった。しかし、男の
欲望はこれにとどまらない。
20 :
ブリーフ大名:05/01/22 20:34:24 ID:7ogIJPiH
「脱がすぜ。でも、声は出すなよ」
男はそう言うと、少女の下着を太ももの辺りまで、一気に引き下ろした。絵里は
顔を下に向け、涙をこらえるような表情になる。
「へへへ・・・つるつるだな」
真っ白な大理石に一刀を刻んだような絵里の恥丘を見た男が、にやりと口元を
歪めた。おそらく、己の期待通りの造形を、少女は持っていたのだろう。勝ち誇っ
たような顔が、薄気味悪いほどに喜びを表している。
「もう・・・やめてえ・・・」
男から顔を背け、ぽろぽろと落涙する絵里。彼女は予感している。この後、男は
保健体育の授業で習った、男女の営み──すなわち、性行為を要求してくる事を。
「あ、足を開くんだ・・・早く!」
男がズボンのベルトをカチャカチャと鳴らしながら、絵里に命じた。やはりというか、
この男は考えるだにおぞましい事を、少女に行うつもりらしい。
「すぐ終わるからな。大人しくしてろよ」
「やだあ・・・マ、ママ・・・助けてえーッ・・・」
男の荒い息を間近に聞いたとき、絵里は思わず泣き崩れる。それと、同時だった。
彼女が見知った誰かが──いや、見覚えのある教師、蛭間ネムルが、凄まじい
勢いで空き地に入ってのは。
「何をしてやがる!」
ネムルは叫びながら、男の背後を衝いた。そして、男を跳ね除けると、絵里の体を
ぐっと抱き寄せる。
「桜庭!大丈夫か?」
「せ、先生!」
絵里は下半身が剥き出しだった。それに反応し、うすら勃起するネムル。少女を
助け、抱き寄せたまでは格好よかったが、性根の部分は彼の背後にいる男と、
どっこいどっこいであった・・・
21 :
ブリーフ大名:05/01/22 21:01:21 ID:7ogIJPiH
「なんだ、てめえは?」
跳ね除けられた男が、ネムルを睨みつけた。手には相変わらずナイフを
持っていたが、絵里を脅かしていた時と違うのは、明らかな殺意を持って
いること。それはもちろん、獲物を横取りしたような、ネムルへと向けられ
ている。しかし、
「お前に名乗る名前なんて、ねえよ」
ネムルはきらめく刃物を目の当たりにしても、少しも竦む様子は見せなかっ
た。いや、それどころか、逆に男を睨み返し──
「お前、よくも俺の生徒を泣かせやがったな。この罪、命であがなって貰うぞ」
手のひら返して前に突き出し、ネムルは腰を低く落とした。これは、彼が幼
少の頃から学んでいる、通背拳の構えである。
「ぶっ殺してやる!」
男が間合いを詰めてきた。ネムルとの距離は二メートルを切っている。
「や・・・やめて・・・先生、逃げて・・あ、あたしなら・・・大丈夫だから」
絵里は、怯えながらも気丈に言った。男は自分の体が目当てなのを、彼女
は知っている。汚されるかもしれないが、命までは取られないという算段が
つく。しかし、このままでは、ネムルは間違い無くナイフの餌食になるだろう。
そう思っての事だった。幼くして、絵里は自己犠牲の精神を持っている。そん
ないじらしい彼女が、ネムルには愛しい。生来のチビッコ萌えを差し引いても、
だ。ゆえに、絵里をナイフで脅し、汚らしい野望を果たそうとした男が憎くなる。
「お前が流した涙の分は、あいつにキッチリ償わせてやるからな」
絵里に向かってにっこりと微笑んだ後、ネムルは足を進めた。疾い。その
動きはまるで、サバンナを駆ける肉食獣の如し──
「ぎゃっ!」
ネムルの手が、男のナイフを持つ手を弾いた。その瞬間、ゴキンと鈍い
音が空き地内に響き、次いで男の体が悲鳴と共に宙を舞う。ネムルの拳が、
男の脇腹を突いていた。
22 :
ブリーフ大名:05/01/22 21:31:18 ID:7ogIJPiH
「死んじゃったの?」
「殺す価値も無いやつだ。気を失っているだけさ」
地にまみれた男を覗き込みながら、絵里とネムルは顔を見合わせた。後は警察
に連絡して、男を逮捕してもらえばいい。そうなると、絵里は自分のために戦って
くれたネムルの事が気になってくる。
「先生、怪我は無い?」
「ああ、まったく無いよ。どうして?」
「だって、前かがみになってるから」
「はっはっは。気のせいだよ、気のせい・・・」
そう言うネムルの体が、くの字になっている。言うまでも無いが、これは勃起して
いるからだ。さっき見た、絵里の真っ白な下半身と、半脱ぎになった下着が、ダメ
萌え教師のツボを突いたのである。実は、ナイフを持った男を叩きのめす事より、
こちらの方が事態は深刻だった。
(どこかで、センズリしないと帰る事も出来ないぞ、こりゃ)
可愛い絵里の艶姿を見て、愚息が聞かん坊(棒?)と化している。ネムルは焦った。
このまま絵里を一人で帰すのは心配なので、付き添ってやりたいのだが、勃起した
男根が言う事を聞いてくれない。今はポケットに手を突っ込んで抑えてはいるが、歩
き始めたらその不自然さは一目瞭然。まさか、股間を尖らせたまま女児と共に、街
を歩く訳にもいかず、困り果てている。
(どうしよう・・・どうしよう)
生来のチビッコ萌え人間ではあるが、ネムルには理性が備わっていた。絵里を見て
股間は熱くするが、悪さはしない。というか、武道で培った正義感が、それを許さない
のだ。その上、彼は教師でもある。倫理観は、人一倍厳しい。
(そうだ、小便するふりして、コクか!)
熟考の後、ネムルの脳にはそんなアイデアが浮かんだ。幸いにもここは空き地。
丈は短いが、草木の類も生えている。隠れセンズリ(通称、闇セン)をするには、
もってこいの場所だった。
23 :
ブリーフ大名:05/01/22 21:58:12 ID:7ogIJPiH
「すまん、桜庭。先生、ちょっとおしっこしてくるな・・・」
「うん。でも、あたしも一緒に行く」
「えっ・・・それはマズイ・・」
「別に、先生がおしっこする所を、見る訳じゃないから・・・ほら、さっきの男の
人もまだいるし・・・」
「そ、そうだな・・・でも、あんまり近づかないでくれよ。先生、恥ずかしいから」
「うん。うふふ・・・先生って、面白いね」
頭を掻き掻き、ネムルは空き地の角へと向かった。おかしな運びになったが、
もうこの流れは変えられそうにない。チビッコ萌えのダメ教師は、なんと生徒
のすぐ傍らで、闇センをかます事となったのである。
「絶対、こっちを見ないでくれよ」
「うん。分かってるよ」
膝の辺りまで生えた草の間に紛れ、ネムルはズボンの戒めからようやく男根
を開放してやった。清々しい──そう思った。しかし、彼にはあまり時間が無い。
(やりにくいな)
冬の夕暮れ時なので、すでに辺りは暗くなりかけていた。そのせいか、絵里は
ネムルの斜め後ろにぴたりとついている。心細いのかもしれない。だが、これは
非常にまずい状態といえる。立小便をするといった手前、放尿時の音がしない
とおかしい。そして、絵里はその音を耳に出来る場所に居る。
(なんとかごまかさないと)
寒い冬の日だというのに、ネムルは額に汗していた。そして、男根を擦り始める
と同時に、彼は口笛を吹き始めた。これで、放尿音がしない事をごまかすつもり
なのだ。なんという涙ぐましい無駄な努力であろうか。
「ピー、ピ〜・・・」
いかにも俺は尿を放っている。そして、軽快な口笛はそれを謳歌する喜びを
表しているのだとでも言いたげに、ネムルは闇センをスタートさせた。彼自身が
後述するのだが、これはネムルの人生の中で、もっとも苦難に満ちた自慰で
あったという。
24 :
ブリーフ大名:05/01/22 22:19:03 ID:7ogIJPiH
(桜庭のパンツとアソコ・・・これで、五十回くらいはセンズリのおかずに困ら
ないな)
目を閉じて、先ほど見た絵里の艶かしい下半身を思い浮かべながら、自慰
に耽るネムル。衣擦れの音は懸命な口笛のアシストでカバーし、ひたすら
絶頂へと駆けていく。くだらぬが、彼はこの時、今年のベスト自慰ニスト(ジー
ニスト)は俺だな、などと思っていた。本当にくだらないが。
(先生ったら・・・何をしてるんだろう)
一方、ネムルが男根を擦り始めてすぐ、絵里はその不自然さを見抜いていた。
そして足音を消しながら、立小便をしているはずの教師の脇へ、そっと滑り込
む。すると、やはりというか何というか、天を突くように反り返った男根を、ネムル
はしごいていた。いや、しごくというよりは、振る。振るというよりは、空まで飛ん
でいけと言わんばかりに、男根を突き上げていたのだ。
(これって、オナニーじゃ・・・)
目を瞑ったのが仇となり、ネムルは絵里が自分の真横まで来ている事に、気が
つかない。絵里はこの行為を、男性の自慰と認めた。今時の小学生である。そ
れくらいは、知識として持っていたのだ。
(や・・・やだ、先生ってば・・・)
と、思いつつも目を皿のようにして、ネムルの自慰を観察する絵里。ほとんど
無意識のうちに、懐から携帯電話を取り出し、カメラのシャッターを切る所も、
今風のチビッコといえよう。幸い、ネムルは自らの口笛で、シャッター音を聞き
取ることが出来ていない。絵里は思うままに激写した。
(待ち受け画面に設定しちゃおう。えへへ・・・)
角度を変え、十枚も男根を接写した所で、絵里は携帯電話をしまった。そして、
次の興味を生身の男へと移していったのである。
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
26 :
ブリーフ大名:05/01/22 22:41:44 ID:7ogIJPiH
(オチンチンって、面白いカタチしてるな・・・あッ!先っぽから汁っぽいものが・・・)
ネムルが闇セン(すでに意味は無いが)を開始してから、四十秒が経過した頃だ
った。絵里がその興味から、無意識のうちに手を差し出したのは。
(触ってみたいな)
さっきの男のように、無理やり純潔を奪おうとする輩はご勘弁こうむるが、このよう
な場合なら別だ。絵里にも、異性への興味がある。幸い、テキストが目の前にある
ではないか──と、絵里は生き物のように動く、ネムルの男根を根元から掴んだ。
と、その瞬間である──
「うッ!」
マンボ!ではなく、ネムルの呻き声が上がった。猛り狂っていた男根に、冷ややかな
少女の手という打ち水が差し向けられた事によって、あっという間に絶頂へと導かれ
たのである。男根はあさましくも吼え、少女の手、そして顔を、白濁液で汚していく。
「キャッ!」
怒涛の放出力に驚き、尻餅をつく絵里。しかし、男根は手放さなかった。
「あ、ああ?さ、桜庭、お前!」
驚いたのは、ネムルも同じである。目を瞑って、いい気持ちになっていたのがまずか
った。彼は、自慰のフィナーレを、教え子の手遊びで迎えるという、大失態を犯した
のだ。男根に感じた冷たさに思わず目を開ければ、そこには顔射をくらった我が生徒
の姿ときている。完全なミス・ファイアであった。
「何してるんだ、お前!」
「ごめんね、先生。ちょっと、興味があったの。うふふ」
顔を真っ赤にして憤るネムルを、絵里は笑っていなした。ちなみに、この時尻餅を
ついた彼女は、体育座り風パンチラ状態になっており、ここでもダメ萌え教師のツボを
突く。それはもう、胸に七つの傷がある男に、秘孔を突かれたも同然に──
「だ、だめだ!イッてしまう!ああ、こんなことは初めてだ・・・」
玉袋から、すべての子種が放たれていくような感触を、ネムルは味わっていた。絵里
のパンチラは、それほどに破壊力があったのだ。
27 :
ブリーフ大名:05/01/22 23:05:21 ID:7ogIJPiH
「先生、これオナニーでしょ」
「な、何てことをいうんだ!桜庭!」
「いいよ、ごまかさなくても」
絵里はそう言うと、ウインクをしつつ唇の端から、舌を出した。顔にはネムルの
子種がねっとりと付着していたが、それには何の反応も示さず淫蕩な顔を見せ、
「これ、美味しいのかな?舐めてみようかな?」
いまだびくびくと白濁液を放ち続ける男根の先を、舌と唇でこそぐようになぶった
のである。
「ウッ!」
マンボ再び!ではなく、これもまたネムルの呻き声であった。あの愛らしい絵里の
舌と唇が、自分のいやしい男根に触れている。それが、にわかに信じられず、夜が
近いというのに、ネムルは白昼夢でも見ているような心地になった。
「さ・・・桜庭」
「さっき、命がけで助けてくれたお礼・・・それと、あたしの個人的な興味・・・悪いけど、
先生、協力してね」
絵里は男根の下に潜り、まずは鼻先をくっつける。そして、いつかティーン誌で見た、
気になる異性とのエッチ!という記事を、思い出していた。
「しゃぶるんだよね。しゃぶると、男の人は気持ちよくなるって、本に書いてあった」
「桜庭・・・お前、まさか・・・」
「エッチした事あるかって?ううん、キスもした事ないよ。でも、もう経験しちゃった子
も、クラスには何人かいるよ・・・」
絵里は得意げに言って、男根の雁首を頬張った。その上、頭を前後させ、射精した
ばかりなのに、萎える事の無い逸物を、丁寧に唇でしごいていく。
「ああ・・・さ、桜庭・・・駄目だ・・・」
ちゅぷっと艶かしい肉音が、己の男根から放たれている。しかもそれは、紛う事なく
絵里の口唇愛撫によって、奏でられている物だ。その奏者は、ネムルが結婚すら夢
見る愛しい少女なのである。
28 :
ブリーフ大名:05/01/22 23:27:18 ID:7ogIJPiH
「うう・・・吸われていく」
尿道に残った子種が、絵里の唇に吸い取られている──絵里は頭を前後
させるだけでなく、すぼめた唇で茎の部分と開いた肉傘までもこそいだ。
時に吸い、時に舐める。その緩急をつけた動きも、本で身につけた知識なの
だろうか。
「うふふ・・・どう?気持ちいいかな?アイスキャンディー食べるときなんかに、
みんなで練習したんだけど、いかが?」
「す、すごく・・・いいよ」
「じゃあ、もっとサービスしちゃうね」
再び、ぴちゃっという生々しい肉音が男根に響いた時には、ネムルはもう、忘我
の域にあった。一度精を放出した男根は萎える事無いまま、絵里の口の中で力
を滾らせている。どうやら、二度目の射精はこの状態で、果たす事になりそうだ。
「ん、んん・・・」
絵里は上目遣いに、男根を頬張っている。ネムルはそんな少女の髪を、そっと
手で梳いてやりながら、こう言った。
「絵里って呼んでもいいかい?」
その問いかけに無言で頷く絵里。幸いと言うべきか、辺りはすっかりと暗くなって
いた。教師でありながらチビッコ萌えのダメ人間と、性に目覚めかけた幼い少女
の罪を、まるで隠してくれるかのように──
翌朝、ネムルはいつものように正門の前に立っていた。そして、いつもの如く、
通り過ぎる美少女たちのチェックをしている。
(ああ、あの子何年生だろう。パンツが見えるかどうかの、ギリギリミニスカート
なんか穿いちゃって・・・俺が親なら、注意するのになあ。おッ、こっちはボーイッ
シュな短パンでの御登校か。足が細いなあ・・・)
朝から脳みそを煮詰めつつ、そんな事ばかり考えるネムル。しかし、絵里が正門
をすり抜けて行く時だけは、さすがに勝手が違った。
29 :
ブリーフ大名:05/01/22 23:52:27 ID:7ogIJPiH
「おはよう、先生」
「やあ、桜庭」
昨日の事もあり、顔を合わせるのがお互い恥ずかしい。教師は己の男根を
しゃぶってもらい、生徒の方は精液までも口にしたのだ。それが、恥ずかしく
ない訳が無い。ちなみに、昨夜ネムルと絵里は、こんな誓いをした。
『学校では先生と生徒。プライベートでは恋人でいようね』
他愛も無い約束事のように思えるが、実はかなり危険な賭けである。なにせ、
ひとまわり以上、年が離れている恋人だ。人聞きの悪さは、半端ではない。
絵里はネムルの脇を通りすがるとき、にこっと微笑みながら、
「先生、忘れちゃダメだよ」
そう言いつつ手を口の前に当て、何かを握るような素振りを見せ、その拳を上下
させた。意味ありげな動きである。
「さ、桜庭!」
煮詰められた蛸のように、顔を赤らめるネムル。絵里は、昨夜しゃぶってあげた
事を、忘れるなと言っているのだ。
「悪戯なやつだ」
恥ずかし紛れにネクタイを直す仕草をするネムル。だが、絵里の悪戯はこれに
とどまらなかった。彼女は懐から携帯電話を出し、待ち受け画面を見せつける。
「これなん〜だ?」
うふふ、と艶笑を見せて、謎かける絵里が手にした携帯電話の画面には、昨夜
撮影したネムルの勃起した男根が壁紙として、設定されていた。それに気づいた
時のネムルの顔ときたらなかった。
「い、何時の間に?消してくれ!」
「いやよ。じゃあね、先生」
絵里は縋るようなネムルをかわし、教室へと駆けていく。その時鳴った始業を知
らせる鐘は、まるで福音のようであった。
おしまい
リアルタイムで見させていただきました
超グッドジョブ(´Д`)ハァハァ
超乙
超GJ
ぜひ続編または別作品求む
毎度毎度の乙フェラでございまする早漏。
愛があってよいな。
だだだだ大名さまっ!!!ずっと待ってました!!ずっと待ってました!!
乙!!大名乙!!待ち続けた俺にも乙!!
大名キテタ―――!!
すばらすぃ乙フェラ。
俺も待ってたぞ
37 :
ブリーフ大名:05/01/28 22:45:30 ID:6Qf2e/sZ
「なあ、いいだろう、綾香」
「ちょ、ちょっと待った!」
「キスだけだから」
「イヤ!ちょっと、離れて!」
迫る春樹の顔を押しのけるようにして、綾香は仰け反っていた。本日、二人は確か
中間テストの勉強をする約束だったはず──と、綾香は唐突にキスをせがんでき
た春樹を戒める。
「こんなことしてる場合じゃないでしょ。明日からテストがあるのよ」
「キスしたら勉強するからさ。な、頼むよ」
蛸のように唇を突き出し、口付けをせがむ春樹。これを大の大人がやっていれば滑
稽きわまりないが、なにせ春樹は中学一年生。そういうことに、とても興味を覚えて
しまうお年頃なのだ。それに対し、同い年の綾香は若干冷めている。
「まだ早いよ、こんなこと」
「キスくらいはいいじゃないか」
「ダメ!一回キスしちゃうと歯止めがきかなくなりそう。特に、春樹は怪しい」
ここは春樹の自室である。その上、彼の両親は共働きで、今は家を空けていた。そ
うなれば、綾香の身を守るものは彼女自身の腕力と、春樹の理性にかかってくる。
綾香は決してひ弱な女の子ではないが、もし春樹が己の欲望に負けて、彼女を押し
倒してしまうような事があれば、無事でいられるかは分からない。
「俺たち、付き合ってるんじゃないのか?」
「それはそうだけど・・・」
「それにしては、つれないな。綾香、お前本当に俺の事好きなのか?」
「うん、それは間違いない」
「だったら」
キスぐらいいいじゃないか──そう言いかけて、春樹は言葉を飲んだ。あまりしつ
こくやると、綾香はへそをまげてしまうかもしれないからだ。
38 :
ブリーフ大名:05/01/28 23:13:40 ID:6Qf2e/sZ
「勉強しよ、ね」
「あ、ああ。分かったよ」
綾香が諭すようにして、何とか春樹を丸め込んだ。惜しくも少年は、ファーストキスの
チャンスを逸した事になる。もっとも彼は、心の中ではこう思っていた。
(実を言うと、本当にしたいのはセックスなんだけどな)
中学一年生になってすぐ、悪い先輩から成人雑誌を貰い、この世に男女の営みという
ものを知ってからは、その事ばかりが頭に浮かぶ春樹。寝ても覚めても、思うのは女の
裸とセックスばかりで、その中でも女性が男性器を唇で愛撫する、フェラチオという行為
に心を奪われていた。
(男のチンポをしゃぶっている時の、女の人の顔は最高にエロい!)
成人雑誌に載っていたフェラチオシーンが、頭に焼き付いて離れないので、春樹は何と
かして、綾香とねんごろになりたかった。キスをせがんだのは、その序章に過ぎない。
いずれセックスに持ち込み、あわよくばフェラチオ──などと、身勝手な将来設計を構築
しつつ、今まで機会を窺っていたのだが、相手にその気が無いのではどうしようもない。
「春樹、手が止まってる」
「お、おう。いかんな、集中、集中」
勉強をするふりをしながら、春樹の目は近頃ふくらみ始めた綾香の胸へ釘付けになって
いた。二人とも幼少の頃からの付き合いだが、最近は互いを異性として意識し始めている。
綾香とて春樹が嫌いな訳では無く、むしろ好きなのだが、それだけに春樹にはしっかりして
もらいたいという気持ちになる。好きな男であれば、格好良くいてもらいたいものだ。もちろ
ん、勉学にも長けているにこしたことはない。内心、
(キスくらいはゆるしちゃおうかな)
そう思うのだが、もう少しもったいつけてやりたいという考えもある。今のところ、二人の思い
は平行線をたどっていた。
39 :
ブリーフ大名:05/01/28 23:35:26 ID:6Qf2e/sZ
「小腹が空かないか?」
勉強を開始してから一時間ほど経った時、春樹がテキストとにらめっこをしながら
言った。時計を見ると、もう夕方に近い。腹が減り始めても不思議のない時間だ。
「何か買って来ようか?」
「いや、勉強する時間が惜しいだろう。台所に何かあるだろうから、見てくる」
「ついでに飲み物もお願いね」
「分かった」
すっくと立って、階下の台所へと向かう春樹の背中を見て、扱いやすいなと思う綾香。
たとえ結婚したとしても、夫婦の実権を自分が握る事はたやすいだろうとも思った。
「おまたせ」
台所へ行ってものの三分もしないうちに、春樹は戻って来た。手にはおぼんがあり、
その上にはホットドッグが置いてある・・・のだが、どこかがおかしい。
「食べたら」
そう言う春樹が持つおぼんは、股間の前にあってぴくりとも動かない。ホットドッグの
パン自体は何の違和感も無いように見えるのだが、問題は挟んであるモノにある。
「何の冗談よ」
ぴりり、と綾香の眉が吊り上がった。パンが挟んでいるモノ──それは、どうやって
見てもウインナーやフランクフルトの類ではなく、勃起させた男根だった。要するに、
春樹は己の男根をパンで挟み、綾香に味見して欲しい・・・と、考えているらしい。
「ど、どこか変かな」
声が震える春樹。この馬鹿げた事を考えついたときは妙案だと思ったが、さすがに
綾香の形相が変わった事で、それが間違いだったと気がついた。しかし、彼とてすで
に後戻りが出来ない所に来ている。これを冗談と言うには、あまりにもお下劣過ぎた。
「それを食えってか」
綾香が膝立ちになり、怪しいホットドッグの前に居直った。
40 :
ブリーフ大名:05/01/28 23:55:12 ID:6Qf2e/sZ
「食べると言うよりは、舐めるという感じで・・・」
春樹の額に玉の汗が浮く。本当は、ホットドッグと勘違いした綾香が、これを口にした
所でフェラチオを乞うつもりだったのだが、計算が狂ってきている。綾香は冷ややかな
目で、自称ホットドッグ君を見つめているのだ。百パーセント、姦計が見破られていると
考えていい。
「食べてもいいけど、あたし、カラシをたっぷり塗るよ」
「ひええ・・・それは勘弁」
「パンに挟んであるウインナー、噛み千切るからね。本当に食べちゃっていいの?」
「うう・・・そ、それも、許してちゃぶだい・・・」
玉袋が縮み上がる春樹。いよいよ、洒落で済まされなくなってきた。
「こんなおバカさん、初めて見るわ」
綾香がホットドッグの中身を、指でぴんと弾いた。たまらず、『本身』の春樹は腰を引く。
「あうう・・・」
「バカみたい」
それでも春樹の男根は、萎えずにパンに挟まっていた。バカバカしさに輪をかけている
のは、男根と共にレタスやトマトがデコレートされている事。少なくとも春樹は、綾香を
本気で騙そうと思っていたのだ。そうでなければ、ここまで腐心するはずもなく、また
実行もしないだろう。それを思うと、綾香は情けなさで頭が痛くなった。
(そうまでして、エッチなことがしたいのかしら)
綾香にもそういう知識が無い訳ではない。保健体育で男女の営みは学んだし、内緒で
はあるが自慰まがいの事もたまにしている。もちろん、女性が男根を口にする行為も、
知っていた。それと、おそらく春樹がそれを望んだのだろうとも分かる。ただ、やり方に
大いに問題があるのだ。
「これ、オチンチンでしょ」
指先で男根をくりくりといじくる綾香。もう、隠す必要はないので、春樹は素直に頷いた。
41 :
ブリーフ大名:05/01/29 00:38:23 ID:JOR7+EQ5
「男の人は、気持ちいいらしいね。舐めてもらうと」
今度は手のひら全体で、男根を握り込む綾香。その熱さに正直驚いたが、取り乱す
ような感じでは無かった。
「舐めてあげようか」
その言葉に、春樹の男根は激しく反応した。いよいよ勃起が本格的になり、今までホ
ットドッグの中味としてパンに挟まれていたそれが、天を突かんばかりに反り返る。
「あ、綾香・・・いいの?」
「何だか、しょうがないかって感じ。春樹もここまでやったら、後には引けないでしょう」
カタンと音を立て、おぼんが床に落ちた。ついでに、パンもレタスもトマトも──
「そのかわり、すっきりしたら勉強に打ち込むのよ」
「うん」
そんな取り決めが交わされた後、綾香は駄目を押す。
「じゃあ、あたしも脱ぐから春樹も脱いで。だけど、勘違いしちゃダメよ。絶対に、あたし
の体に触っちゃダメ!もし、少しでも胸とか触ったら、あたし、すっぽんぽんでも外へ
逃げていくからね」
「了解。すべて、オッケー」
「服を脱いだら、ベッドへ寝て」
「それも了解」
かくして、二人は勉強を一時中断し、同衾する事とあいなったのである。
「あたしもね、別に興味が無かったって訳じゃないんだ」
綾香は春樹の男根を握り締めながら言った。すでに二人は素肌に何も身に着けては
おらず、完全な裸体となっている。
「だけど経験するのは怖いから、どこかでそういう話題を避けてたと思う。でも、さっき春
樹が見せてくれたホットドッグで、悩むのがバカバカしくなっちゃった。オチンチンも、思っ
てたより可愛い感じだし」
先ほどキスを拒んだ唇が、男根に迫ろうとしていた。そして──
42 :
ブリーフ大名:05/01/29 00:55:46 ID:JOR7+EQ5
「うッ!」
静かに──しかし、艶かしく春樹の男根は綾香の口中に収まった。にゅるりと生温かな
肉の感触が春樹を脅かす。
「ああ・・・綾香」
綾香の横顔を見ると、成人雑誌でフェラチオに嵩じる女性にこそ及ばないが、十分官能
的だった。頬が膨れているのは男根がそこにあるからで、鼻息が荒いのは舌を懸命に
使っているからだろう。春樹はその献身的な姿に感動した。
「良く分からないんだけど、これで気持ちいいの?」
咥えては放し、舐めては咥えを繰り返しながら綾香は聞く。上目遣いに問うその表情が
淫蕩で、幼いながらも女を感じさせた。
「すごくいいよ・・・もう、いきそう」
時おり触れ合う綾香の素肌にも後押しをされ、春樹は早々に絶頂の予感を悟った。自分
が思っていた以上に、口唇愛撫は愉悦をもたらせてくれるものだったのだ。
「いきそうって・・・精子が出るのね?」
すでに先走りでべとついた男根を何度も頬張り、綾香は艶めいていた。顔が上気し、鼻っ
面を淫液できらめかせている。もちろん春樹の言う、いきそうという言葉の意味も分かって
いた。
「出すときは言ってね」
綾香はそう言うとみたび男根を咥え込み、唇をすぼめてその時を待った。目を閉じて、
春樹の今際の叫びを聞き逃さぬよう、耳を澄ます──その刹那──
「いくよ!ああ!」
どくんと春樹の男根が波打った。そして、それに驚き唇を男根から離した綾香の顔を、
とろみがついた白濁液が汚していったのである。
43 :
ブリーフ大名:05/01/29 01:14:08 ID:JOR7+EQ5
それから三十分ほど後──綾香は、春樹の前で美しい少女体を投げ出していた。
「いいのか、本当に」
「ウン」
一人用のベッドは狭く、綾香が寝転べばもう左右にスペースは無い。故に、春樹は
綾香の体に重なるような形を取っていた。そして、綾香が開いた両足の中に、春樹
の下半身がある。
「キスもまだなのに」
「いいの・・・あたしも興味が出てきちゃったし」
春樹の男根は綾香の女陰にあてがわれていた。もう、少し腰を前に突き出せば、
彼女の純潔は散ってしまうだろう。しかし、これは綾香自身が望んだ事だった。先ほ
ど、フェラチオで官能を揺すられたのは、春樹だけではなく綾香も同じだったので
ある。
「なんだか俺だけ得してるような気がする。フェラチオしてもらって、セックスまでさせ
てもらうなんて」
「そう思ったら、せいぜい勉強して賢くなってね。旦那さんにするのに、おバカさんじゃ
困るわ。もっとも、セックスに興味が出てきたのは、あたしも同じなんだけど」
綾香が腰を浮かす。春樹の男根が前に押し出されてきたからだ。
「とんだ・・・勉強会・・・に・・なった・・・わ・・・ね」
処女宮を刺し貫かれる衝撃に耐えながら、綾香は言った。ぽろぽろと涙を流している。
「ごめん、俺のせいで」
春樹は手で綾香の頬を撫でながら詫びた。男根はすでに半分が、女陰に埋没して
いる。
「ア───ッ・・・」
男根がすべて胎内へ入った瞬間、綾香はか細い悲鳴を上げた。そして、いつまでも
子供ではいられない二人に、さよならを告げたのである──
おしまい
44 :
名無しさん@ピンキー:05/01/29 01:23:35 ID:2lhTTnIL
プゲラ
あいかわらずのバカ(誉め言葉ですな、GJ!!!!!
乙フェラx乙フェラ
GJ!
大名、引き出し多すぎ!
ずっと待ってた!!相変わらずのお馬鹿(誉め言葉)主人公ですね。いいもん見せていただいた、GJ!!
49 :
名無しさん@ピンキー:05/02/05 08:25:54 ID:kk5FgYUR
保守
50 :
名無しさん@ピンキー:05/02/08 13:11:48 ID:D5j2lRie
いつのまにこんな良スレに。
究極の良スレだな
ふぇ
53 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 14:28:01 ID:DBOTC1x4
2週間も保守が続いてるだけが良スレかよ
あぁ
55 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 16:44:22 ID:DBOTC1x4
じゃあ良スレなんだな
すごいすごい
56 :
名無しさん@ピンキー:05/02/21 20:06:48 ID:djFzHIXZ
保守すらされなくなったか
保守
58 :
名無しさん@ピンキー:05/03/01 21:07:36 ID:A4kPB6gf
保守
GJ!
たもつ
まだ職人様は降臨せんのかのぉ…
63 :
名無しさん@ピンキー:05/03/18 11:51:34 ID:dz8GngIt
age
という訳で、保守の意味を込めて作品を投下。
これは二次創作物として書いたものを名前を変え、
手コキ→フェラに変えただけのもの。
まあ、ぶっちゃけ元の二次創作である原作の熱が即効で冷めたので、
途中で書くのはやめたのだが。
つまり、何が言いたいのかというと……前後関係や人物設定が意味不明かもしれないが
多めに見て欲しいということ。
では――――投下。
彼女――皐月――は彼女自身に責められ、快感を得ている健二を見て大きく身体を奮わせた。
(……何? この感じ……)
他人に見られてしまうかもしれないという恐怖でもなく。
初めて見る男性自身に興奮しているわけでもない。
(…………もしかして、私……気持ちいい、の?)
気持ち良い。
そう気持ち良いのだ。
健二を見て。
無防備に下半身を晒している、大石健二を見て。
確かに、この無防備な状態を作ったのは彼女である。
いつも飲んでいる健二の飲料に薬を混ぜて眠らせたのだ。
(――――だけど)
汚らしい、醜すぎる肉棒を情けなくも下級生に見せている大石健二を見て。
どうしようもなく感じてしまっているのだ。
自分自身全く知らなかった性癖。
責められて喘いでいる男性を見て感じる、そんな変態的な。
(あはっ……)
それでも皐月は健二の赤黒い肉棒を自身の唇で扱いていく。
さきほどのような、恐々とした動きではなく……手慣れた歴戦の娼婦のように。
健二のそれを。グロテスクな……そしてどこか滑稽な。
擦って。扱いて。舌先で撫でて。
舌先で先端のくぼみをグリグリと弄る。
ドロドロとした先走りの液を。酷く男臭い粘りつくそれもかまわずに。
66 :
ブリーフ大名:05/03/21 00:12:33 ID:a9AsXvkm
じっと己を見詰める視線。大塚為五郎がそれに気づいたのは、彼がひいきにしている
スーパー銭湯の浴槽での事だった。
(なんだ、あのおちびちゃん)
為五郎を見詰めているのは、小学生くらいの女の子。丸顔で愛らしい美少女だった。
(変だなあ・・・なんで俺を見詰めるんだろう)
ここは男湯である。父親が幼い娘を連れて入る事もあろうが、辺りにはそれらしい人物
がおらず、少女はただ一人で為五郎と正対していた。
「お父さんとはぐれたのかい?」
為五郎が問うても、少女は頭を左右に振るだけ。迷子ではない。そう言っているらしい。
「まさか、俺に一目惚れ?」
色男には程遠いが、大学出たての若い為五郎。気に入られぬ事もなかろうと思い聞く
のだが、少女はまたもや左右に頭を振る。生憎、一目惚れでは無いようだ。
(バツが悪いな)
少女は相変わらず為五郎を見詰めている。傍から見ると、これが非常にまずい絵と
相成った。女性と縁遠そうな青年とチビッコ。この構図はいかにもきわどい。
(場所を替えよう)
為五郎はそう思い立つと、浴槽に体を浮かして少女の前を横切った。それも、股間は
丸出しで、あおむけのまま器用にバタ足だけで進むのである。
「秘技、ローレライ」
体を潜水艦に見立て、湯の温みで半萎えになった男根を潜望鏡に見立てている。あ
ほらしいが時事ネタなので、どうかご容赦を──為五郎はそんな気持ちで少女の前を
やり過ごす。しかし、その時少女の目が光った。
綺麗な彼女の淡紅色の花弁のような唇に。だが誰にも触れたことのない、触れられた事のない唇に。
そして艶やかなまるで糸のような細い舌を。
それを尿道口に差し入れた。
うっ、と健二が呻く。それでも気にせずに裂いていくように。
(気持ち……良いんですか?)
熱い。
とても熱い。
舌の先が。唇が。肉棒に触れている全てのものが。
そして……彼女自身も。
とても熱くなっていく。
(気持ち良いんですね? こんなものを下級生の私に見せて……恥ずかしくないんですか、健二先輩)
知らず知らずのうちに目元が歪んでいく。
愉悦に。幸福感に。快感に。
(こんなものを……こんな女の子に突っ込む以外に、自慰するしかないような汚い棒を晒して)
高まっていく。
快感が高まっていく。
どうしようもなく。
気持ち良い。ただひたすらに気持ち良い。
(恥かしげもなく、見せて……気持ち良いんですね?)
来る。
もうすぐで……来る。
(気持ち――い、い。あ、あ)
咽返るような濃い牡の匂い。
脳がとろけそうなほどの快感。
棒が軽く痙攣するようにひくつくのが分かった。
早く出たいと。早く出して楽になりたいと。
確かにそれが言っている。
(あは、あはは)
痙攣が短くなるにつれて。健二の苦悶するような表情を見るにつれて。
(あはははは……はは、あははは!!)
どうしようもなく愉悦に満ちた笑い声が抑えきれなくなっていく。
犯していく。健二のそれを。腺液にまみれ、皐月の口内で扱かれている肉棒を。
「……あはは」
抑えきれなくなった、唇の端から漏れて行く愉悦とともに。快感に。したたり落ちていく自身の愛液とともに。
(来る……来る。透明なこの液よりも臭くて、ねばねばして、濃いものが)
扱く速さをさらに上げる。ねちょねちょと先走りの液と、彼女の唾液が混じる音がいやらしく響く。
(白い――白いアレが――)
開いた片方の手で袋を揉みながら。それが来るのを心待ちに。
(……来たっ!!)
膨らんだ。
皐月の口内扱いていた肉棒が、なにかが通ってくるように。
そして……
――――爆ぜた。
白いそれが。男の。牡の。雄の。ねばねばした。糸を引いた生臭いそれが。
反射的に唇を離した皐月に降りかかった。
顔に。髪の毛に。腕に。口に。どろりとしたゼリーのようなそれが。
(気持ち良い、気持ち良い)
垂れてきた一滴が、彼女の口の中に入る。
思っていたよりも変な味ではない、だが精臭のこもったそれを。舌で口の中で。頬の内壁で。
余すことなく味わい、そして
(気持ち、良い。気持ち……気持ち――……い……っ)
ビクン、と。
彼女の体が小刻みに痙攣していく。
(あ、あ……あ――……)
それは次第に大きくなり始めた。
口の中に広がる播磨の牡液の味。酷く苦い。のどに絡み付いてくるそれを飲み下しながら。
彼女に肉棒を扱かれ、情けなくも射精してしまった大石健二を見ながら。
(あ……、あ――――……っ)
彼女は。
宮乃皐月は。
この世に誕生してから生きてきた十数年の人生で初めて。
絶頂を体験したのだった。
69 :
64:05/03/21 00:18:22 ID:Eel8MqCE
……あー、名前を変え忘れているところが。
まあ、見なかったフリをしてください。
70 :
ブリーフ大名:05/03/21 00:28:48 ID:a9AsXvkm
むんず──
「ぎゃっ」
緊急事態発生。潜望鏡が少女の手に捕まれた。
「ぐわあ!」
「コレ、なに?」
「は、離すんだ・・・キミ、これは大事な・・・へもッ!」
ぐぐぐ・・・と少女の手に力が込められる。哀れ、為五郎は急所を捕まれ、虜囚の身と相
成った。晴朗なれど波高し。
「は・・・な・・す・・ん・・・だ」
「キノコかな?いや、ウインナーに近いかな?匂いは肉っぽいな」
少女が男根に顔を近づけて、鼻をすんすんと鳴らす。はて、これは野菜かはたまた肉で
あろうかと、好奇心いっぱいの表情で。
「お味は・・・と・・・うん?」
ぺろりとまずは舌先で男根の先を舐める少女。眉間に皺が寄った所を見ると、美味には
程遠いようである。しかしめげずに、今度は唇で半萎えの男根を頬張ってみた。
「おおう!」
にゅるり──少女の口の中に、己の分身が包まれた。為五郎はそうと知って、一気に血を
そこへ流入させる。こうなれば恥とか外聞は二の次で、ただ若さに任せて股間を熱くする
のみ。
「おおひふ、なっれひら(大きくなってきた!)」
男根を咥えたままなので、少女はあやふやな言葉で驚きを表現した。そして、これはどう
やら野菜でもなければ肉でもないらしいという確証を得る。
71 :
ブリーフ大名:05/03/21 00:51:05 ID:a9AsXvkm
「お兄さん、こんなとこにカメを飼ってるんだね。さっきから、コレが気になってたんだ」
少女は得意げな顔でそう言うと、男根を上下に擦りだす。なるほど、言われてみれば
亀に見えぬ事もない。亀頭とも言う表現もある。が、それは置いといて、この少女の興
味は為五郎自身にではなく、その股間にあったようだ。今も、手にした亀まがいをシコ
シコと擦りつつ、瞳を好奇心で光らせている。
「なんでココにカメがいるの?ねえ、教えて、お兄さん」
「こ、擦っては、マズイ!う、おお!」
「え?擦って欲すい?いいわよ、メキメキ擦ってあげる!」
「おお!別れ話に、ノーリアクション・ラブ!つうか、口淫!・・・じゃなくて、強引!」
男根がわななくと同時に、為五郎館長機は早々に強チン・・・ではなく、轟沈。白旗が
わりの子種汁を、少女の顔に降り注がせた。
「キャー!カメさんが何か出した!何コレ?ミルク?」
幼き少女の悲鳴──それが浴室内に響き渡ると、サウナやスチーム風呂にいたお客
たちが一斉に飛び出してきた。その中から、少女の父親らしき男性が進み出て、
「貴様!俺の娘に何をさせている!」
と、言い様に為五郎へグーパンチをお見舞いする。後に知るのだが、少女の父親は
プロボクサーだそうな。
「役所さーん、ゴメンナサイ!」
糸の切れた人形のように吹っ飛ぶ為五郎。彼に罪がある訳ではないが、この場合は
どうにも分が悪い。だが、吹っ飛ばされながらも為五郎は、今年の最高傑作と名高い
あの映画を見ようと、心に誓うのであった。
おしまい
72 :
ブリーフ大名:05/03/21 00:52:32 ID:a9AsXvkm
投稿がかぶりました。スイマセン。
まあまあGJ
74 :
名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:14:16 ID:K/iA+DqC
(・∀・)イイ!!
>>72 私が保守をする必要はありませんでしたね。
良作お疲れ様です。
相変わらずのこの乙ふぇらドモめ。
淫靡なのも、ワラタなのも、共に乙ふぇら。
うはっ、一度に二つも
GJです!
この過疎スレでまさか投稿がかぶるとはw
回復の兆しですよ!
回復?EDだったのか?
サッカーの神様?
ちゅぱ神 降臨待ち
保
守
ちゅぱ
ちゃ
ぷす
薄暗い廊下を大小二つの影がゆっくりと進んでいく。
ひとつは中年の男、中肉中背で地味な服装、と言ってもこの時代には珍しい洋装である。にも関わらず、不思議なほどに特徴のない男だった。ただ、その鋭い目つきだけが男が只者ではないことを現していた。
もうひとつの影は女だった。しかし、まだ女と言うにはためらいを覚えるような、少女から大人の女性へと変わる一歩を踏み出しかけた程度の年頃である。
少女の前を歩く男とは違い、一目見たら思わず感嘆の溜息を漏らさずにはいられない、将来の楽しみな素晴らしい美貌の持ち主だった。こちらは洋装ではなく、女学生のような袴姿である。
だが今、そのはかなげな顔には不安が浮かんでいる。
屋敷に入ってからもうずいぶんと歩いたのだが、いまだに誰にも会っていないことが、原因のひとつであるだろう。
少女はこのわけのわからない状況に至るまでをぼんやりと思い返してみた。
いつものように父、母、弟、自分の四人で夕食をとり終えた後、風呂に入り、もう休もうかと思っていたころに、両親から居間に呼び出されたのだ。
ひどくつらい顔をして座っている両親の様子をいぶかしんだものの、少女は黙って二人の前に座った。
「なにか御用ですか」
少女が尋ねると、父はつらそうな顔をさらに歪めて、地図と封筒を手渡し、こう言った。
「明日、その地図に書いてある場所に行きなさい」
父の事業が上手くいっていないらしいことは知っていたから、なんとなく自分がどうなるのか想像はしていた。
そうして今の状況である。ついに来るべきときがきた。そう思ったが、それは顔には出さず、少女は静かに、わかりました。と言った。
翌日、家を出るときに、事情のわかっていない幼い弟が、でかけて行く自分をひどく羨ましがったのが、なんとなくおかしかった。
「いってきます」
少女が言うと、父親がただ一言、すまん。と言った。母親は耐えられなくなったのか、両手で顔を覆うと嗚咽を漏らし始めた。
地図に書かれたところは街の中心部だったので、まだ珍しい蒸気機関車に乗っていった。
流れるように過ぎていく景色をただ見ていると、あっという間に駅に着いた。
そこからしばらく歩くと、大きな屋敷があった。
地図に書き添えられていたとおりに、門の脇に立っている門番達に声をかけ、封筒を見せた。
よくあることなのだろう。若い門番の一人が、門を開け、広い中庭を通り抜け、屋敷の中に連れて行ってくれた。
そこからは年老いた小間使いの女が部屋まで案内してくれた。
部屋に向かう途中に、老婆が、
「あんたは運がええ。連れてこられたところがここで、ほんに運がええ」
しきりにそう繰り返していたのが印象的だった。
部屋に案内されると、見たこともないようなふかふかのソファに座って待っているように言われた。
老婆はしばらく部屋の隅でごそごそしていたが、やがて少女の前に暖かい紅茶とクッキーを運んでくると、また、運がええ。そう少女に声をかけて部屋から出て行った。
一人になって部屋の様子を伺うと、そこはこれまで少女に縁のなかった異国のもので溢れかえった部屋だった。
今座っているソファだってそうだし、目の前のテーブル、壁にかかっている絵、隅に置かれているなんだか高価そうな置物。
数年前の明治維新以後、社会が西洋の影響を急激に受けたとはいえ、これほど全てが洋風で、かつ高級そうなものなど話に聞いたこともなかった。
もしかして、自分がこれから会うのは外国人なのだろうか。言葉が通じなかったらどうしよう。
少女がそんなことを考えながら、部屋の様子に圧倒されていると、扉がガチャリと音をたてた。
どきりとして少女がそちらに目をやると、口ひげの立派な三十程度の男が入ってきた。日本人だった。
男が自分の目の前のソファに座るのを少女が目で追っていると、男が口を開いた。
「やあ、はじめまして。私のことは悪丸と呼んでくれたまえ。さて……君は自分の状況を理解しているかね?」
やけに軽い調子だったので、拍子抜けしたが、少女はこくりと頷いた。
「はい。だいたい」
その答えに満足そうにうなずき返すと、男はパイプを取り出し火をつけた。そして、気持ちよさそうに煙を吐き出すと、にっこり笑った。
「ふむ、なかなか頭の良さそうな娘だな。えーっと、君の名前は……」
「大山咲です」
「そう、咲君だったね」
ちゃん、ではなく君。そう呼ばれたことが大人扱いされたようで、妙に嬉しかった。
男が再びパイプに口をつけ、ゆっくりと煙をくゆらせた。
「君にはこれから、教育を受けてもらう」
教育。その言葉に咲は思わず身を硬くした。
「大丈夫、君が想像しているようなことではないよ。まともな教育だ。礼儀作法、炊事洗濯、ある程度の読み書き」
そこまで言うと、男はちらりと咲の様子を伺った。
咲は強張った声で男に尋ねた。
「本当にそれだけなんですか?」
「拍子抜けしただろう。まぁ、ここでは……だがね」
やっぱり。咲はなかばあきらめに似た感情を覚えた。
「ま、よくある話だよ。維新で世の中はがらりと変わってしまった。新しい世の中に順応できる者とできない者。
できた者は大金を得て、できなかった者が借金をつくる。できなかった者が借金のかたに子供を持っていかれる。
できた者が借金のかたに子供を持っていく。まったくよくある話だ」
抑揚のない、ただ軽いだけの調子で男が言うのを、咲はじっとうつむいて聞いていた。
「ま、とは言えだよ。君はまだ運がいいほうだ。私はまっとうな商売をしていないが、他のまっとうでない奴等よりはまっとうな人間だ。
ひどい連中になると、人間をもの以下に扱うからね。私は金のためにそこまではできない。
ま、似たようなことはしてるがね、だいぶましだ。人間を人間扱いしてくれる人間にしか人間は売らない。
ま、話がだいぶわき道に逸れたが、ある意味では私は慈善事業をしているといってもいいよ。
借金のある人間にいろいろと教えて、仕事の世話までしているんだから。ま、君が思っているほどひどいことにはならないと思うよ。
それじゃあ、ま、今日からがんばってくれたまえ。
そうそう、お金は半額を今日、一月後に決まるきみの奉公先からきみで良いと返事があったときに残りと、運がよければ追加の上乗せ分をご両親に送るから」
テーブルに置かれていたベルを、男が鳴らすと、ドアから一人の男が入ってきた。まるで特徴のない男だった。
「彼が今日から、君の教育係だ。ま、仲良くやってくれ。ま、私とはもう会うことはないだろうが、一応言っておくよ。それではまた」
最後まで威厳のないまま、男は部屋から出て行ってしまった。
それから、咲が想像し、覚悟していたようなことが一切ないまま、礼儀作法などを教え込まれた。閨事に関する教育も行われたが、知識だけで、咲に手が出されるようなことはまるでなかった。
そして、一ヶ月がたったとき。教育係の男に、
「お前の行き先が決まった」
と、言われて馬車で連れてこられた屋敷を、咲は延々と歩いているのだった。
歩きながら、咲は屋敷の広さに驚いていた。今まで教育を受けていた屋敷も、見たことがないほど大きかったが、今いるここはそれよりもさらに広い。
先の屋敷とは違い、純和風のここはその広さと人気のなさのせいでまるで妖怪屋敷のように思える。
ときおりきしむ床板が、その年季を感じさせた。
こんなに広いのに人がいないなんて、もったいない。咲が呆れかえっていると、ようやく男が立ち止まった。
「ここだ」
それだけ言うと、目の前のドアを開ける。
部屋の中に入っていく男に咲も慌ててついていく。
廊下と同じく、薄暗い部屋だった。
雑然とそこら中にものが置かれていて、足の踏み場もないとはまさにこのことだ。
「秘中屋さん。女をつれてまいりました」
男の丁寧な口調に咲が驚いていると、部屋の奥でごそごそ音がした。
咲がよく目を凝らしてみると、ものが山積みになっている一角に男がいた。
熱心に何かをしているようでこちらを見ようともしない。
「今、大事なところなんだ。女は隣の部屋で待たせておいてくれないか」
声からすると若い男のようだった。
教育係の男が部屋の奥へ声を投げかける。
「それはよろしいですが、私は待っていられません。この後もいろいろと仕事があるもので」
「ああ、わかったよ。それでかまわないから」
「それでは女は隣の部屋で待たせておきます。また何か御用がございましたら、いつでもご連絡を」
相手が見てもいないのに教育係が頭を下げる。
そうして部屋をでると、隣の部屋に咲を連れて行った。
隣の部屋も先ほどの部屋と同じく、荒れた部屋だったが、教育係が適当にそこらのものをどかすと、ぺたんこになった座布団が出てきた。
咲をそこに座らせると、教育係が言った。
「いいか、さっき言われたように秘中屋の旦那が来るまでここで待ってるんだ。悪い人じゃねぇから、言われたとおりにしてりゃあ、ひどいことにはならねぇ。それじゃあ元気でな」
出会ってから初めて、優しい言葉をかけられた咲が驚いているうちに、教育係は部屋を出ていった。
いい人だったんだ。咲は素直に感激していたが、いい人がこんな仕事をしているわけがない。
一人、部屋で座っていた咲だったが、次第に状況に慣れてくると退屈になってきた。異常な事態でもそう思えるのは、咲が若いということなのだろう。
きょろきょろと室内を見回すと、なにか置物のようなものがいたるところにある。四方の壁にはすべて棚がすえつけられていたが、そこにはぎっしりとなにかが置かれてあるし、床にもさまざまな壷、箱が乱雑に放り出されている。
目を凝らしてあたりを見ても、薄暗いためになにがなにやらわからない。
なかば手探りで窓を探しだした咲は、分厚い埃の積もった取っ手を掴むと、きしむ戸を無理やり押し広げ、光を取り入れた。
すると、部屋中が今までとはまるで違う明るい世界になった。
ようやく好奇心を満たせるとばかりに元気に部屋のほうに振り向いた咲は、そのまま絶句した。
棚に置かれた花瓶だと思っていたものはすべて、男根をかたどった張り型だったのだ。
つるりと白いものから、血管の浮き上がったいかついもの、つやつやと黒光りした巨大なものと一つとして同じものはなかったが、そのすべてに共通するのが男根を模したものであるということだった。
咲が見たことのあるほんものといえば、小さな弟のものだけだったし、それすら勃起状態のものは見たことがない。
ただ呆然として口をぱくぱくさせていると、次第に目には涙がじんわりと滲んできた。
「こっ……こ、これ……これは……!」
顔を真っ赤にした咲が助けを求めるように視線をさまよわせるが、目に入ってくるものはただ、ただ男根ばかり。
「やあやあ、待たせてしまったみたいで。興がのるとどうしても途中でやめられなくて」
突然の声に咲が振り向くと、一人の男が戸を開けて入ってくるところだった。
年のころは二十歳をいくらか過ぎているというところで、作務衣を着ているところを見ると、隣の部屋にいた秘中屋の旦那と呼ばれていた男だろう。
「え、キミが悪丸さんのとこから連れてこられた娘かい?」
この部屋の主であろう男の問いにおびえるようにしながら咲がうなずくと、男はううんと唸った。
「まったく、悪丸さんにも困ったものだな。今度の女には期待しろと言っていたのはこういうわけか」
まるで事情のわからないなりに、咲はどうやら自分があまり歓迎されていないらしいことに気づいた。
「わ、私ではだめなのですか? 悪丸……さんのところで色々と教えられてきたつもりです。私でよろしければ旦那様の望むことすべてに応えさせていただきます」
少女の健気な言葉に男が苦笑する。
「その気持ちはありがたいんだけどね。えーっとここがなにを商っているところかわかってる?」
部屋の様子からわかっているのは明らかにまっとうな商売ではないということだけである。
少女はおずおずと首を振った。
「まぁ、この部屋を見ればわかるんだけど。男女の秘め事につかう性具、秘具の類を扱っている」
男はぐるりと部屋を見回した。
「で、悪丸さんのところから紹介してもらった人にはそれの使い心地を試してもらってる」
試すということは……。男の言葉に少女の頬が染まった。
「キミまだおぼこだろう?」
あからさまな問いに少女の顔はさらに血がのぼり、耳まで真っ赤になってしまう。
「だから試してもらっても本物と比較できないだろう? 今日はうちに泊まるといいよ。明日の朝にでも悪丸さんのところに帰るんだね」
「そんなっ! それは困ります。わたしもう帰るところなんて、だめなんです、ちゃんとお仕事をしないと家にお金が……なんでもします! だからどうかここに置いてください」
咲は必死に目の前の青年にすがりついた。
悪丸は紳士的な男だったが、理由はともかく、使えないと判断されて返された娘をどうするかわからない。
それに自分の代金が実家にきちんと支払われるのかもわからなくなる。
咲の脳裏を両親、それに幼い弟の顔がよぎった。
「どうか、お願いします! 男の方を知っていないといけないのなら今ここで教えてください」
するすると帯を解き始めた咲を男が慌てて押し止める。
「ちょっ、だめだよ! さすがに初めては想い人相手じゃないと」
商売に似ず、それなりの貞操観念があるらしい。青年はわたわたとうろたえる。
「だ、大丈夫……です。今旦那様を好きになりましたっ」
とても大丈夫とはいえないひきつった表情で咲は着物を脱ごうとする。
「わ……わかった! わかったきみでいい。君は合格だと悪丸さんには言う。言うから!」
「ほんとですか!?」
「本当だ。だからもう着物は脱がなくていい」
「それでは私は今日からこのお屋敷で働かせていただきます」
深々と頭を下げる咲を見て、青年は安堵の溜息をついた。
結局、咲はこの屋敷、秘中屋で手伝いとして働くことになった。主な仕事は炊事洗濯といった家事である。
そして屋敷に一人で住んでいるのかと思われた主人、秘中屋勘九郎以外にも一人だけであるが住人がいることがわかった。
勘九郎の秘書、福島喜兵衛である。この壮年の男は仕事の受注、販売、営業はては経理にいたるまで、すべてを一人でやっているものすごい男であった。
常に忙しく働いている。
はじめのうちはこの喜兵衛の監督の下で働いていた咲であるが、一週間が過ぎるころ、家事全般はすべて咲の裁量に任されることとなった。
そして、その一週間の間に咲が学んだのは自身の仕事だけではなく、この秘中屋が素晴らしく儲かっているのだということだった。
どうやら商品が素晴らしいため儲かるということだけでなく、顧客の大半を占める上流階級の支払う口止め料めいたものも料金には含まれているらしい。
一度帳簿つけの手伝いをさせられたとき、その値段に目玉が飛び出しそうになり、次いで、自分のように金に困って売られる人間がいる一方でこんなものに大金を支払う人間がいるという事実に思わず天を仰いだ。
それでも、主人勘九郎は優しい好青年だったし、喜兵衛も仕事をきちんとこなす咲にたいして好意的であったので、秘中屋での生活に不満はなかった。もっとひどい目にあっていた可能性だってあるのだから。
長くなったのでここで前編終了です。
後半へ続きます。
後編はエロくなるので前編のエロなしはご容赦を。
神降臨!
後編、超期待してます。
(・∀・)イイ!!
おもしろかったです!
後半楽しみにしてます!
後半マダー?
期待大です^
後編待ってます!
もう舞台設定だけで萌え転がりそうだ
そして飛ぶように時間は過ぎ、咲が秘中屋にきてから三月が過ぎようとしていた。
そんなある日の夜。
いつものように夕食の片づけをしていると、喜兵衛の声が聞こえた。珍しく慌てているようだ。
「もうしわけありません! こんなことになってしまいまして。どうしても今週中に欲しいとのことでして」
「ああもう、あの人にも困ったものだ。相変わらずのわがままぶり。しかし、昔からの上得意だけになんとかしないとな」
「とはいえ、なんとかなりましょうか? 穀蔵院様に生半可なものをお渡しすればお怒りを買うだけです」
「大丈夫だとは思う」
「ここから京都に届けるのに少なくとも二日、いや三日はかかりますから、今日中になんとかしませんと」
「うん、まあ、あとは仕上げだけだから色事通の穀蔵院さんも……しまった!」
「いかがなされました」
「試してもらう人がいない!」
「あっ!」
騒ぎを聞きつけて、なにごとかと咲が洗い物をやめて二人のもとへ顔を出した。
「どうかなさいましたか?」
すると、ちょうど喜兵衛と目が合った。
「そうだ! 咲がいます」
喜兵衛が事態のわかっていない咲の腕をひっぱり、勘九郎の前に立たせた。
勘九郎はちらりと咲をみたものの、かぶりをふった。
「だめだよ。咲は男を知らない」
「それでは……そうだ。悪丸のところに急いで連絡を」
「いかに悪丸さんといえどもこんな時間に、すぐにこちらの条件にあう人は用意できないだろう」
進退窮まった様子の男二人に、咲がおそるおそる声をかけた。
「あのぅ……私にできることならやらせていただきますが」
「その気持ちだけで十分だよ咲。あとはなんとかするから咲はもう休みなさい」
しかし二人を見ていると、とてもなんとかできるようには見えない。
咲は意を決してもう一度口を開いた。
「勘九郎さま。私が男を知らないのがだめなのなら、私を抱いてください。売られたときにどんな目にあっても耐えると覚悟を決めていたのに、こんなにも良くしていただいて……そのご恩が返せるのなら私の心配はいりません」
「いや……しかし咲」
「それに、こんなことを言うのは身分違いかもしれませんが……そのお優しい、誠実な人柄に咲は、咲は」
耳まで桜色に染めての咲の告白に勘九郎は驚き、動揺を隠せない。
「そんな! まだ出会ってそれほど経ってもいないというのに……」
「時間は関係ありません!」
いざとなると女は強い。
唇をきゅっと結んで、潤んだ瞳で勘九郎をひたと見据えた。
勘九郎は助けを求めようと、目で喜兵衛に語りかけたが、忠実な秘書は窮地に陥った主人を助けようとはしない。
うすうす咲の想いに気づいていたらしい喜兵衛は、どうやら仕事仲間の味方らしかった。
勘九郎とて不幸な境遇にもかかわらず、健気に生きる咲を嫌いではない。どちらかというと好意をもっている。しかし、それはまだ男女の仲のものではない……はずである。
その確認のためにも、せめてもう少し時間が欲しかった。
「そ、そうだ! 口で、口で確かめてくれればいい。だ……だからと、とりあえず今は男を知らなくてもいい。なっ、だから帯に手をかけるのをやめてくれ」
いつかのように帯を解きかけた咲を止めるために、勘九郎はなんとかこの場を逃れようと、とっさの思い付きを言った。
「わかりました」
輝くような笑顔で返事をする咲。主人の、想い人の役にたてるのが嬉しくてしょうがないらしい。
一方、勘九郎は精根尽き果てた顔になっている。
「……それでは半時後に僕の仕事部屋にきてくれ」
はいっ。緊張した面持ちで返事をした咲は、洗い物の残りを片付けるため、急いで台所へ戻っていった。
「それでは私はいろいろと処理しないといけないことがありますので」
喜兵衛も部屋を去り、一人残された勘九郎は大きく息をついた。
きっかり半刻後。勘九郎が仕事場にいると、部屋の前で声が聞こえた。
「旦那さま。咲でございます」
心なしか、声が震えているように聞こえるのは気のせいだろうか。
勘九郎が入ってくださいと言うと、静かにドアが開けられた。
もう何度もこの部屋に来ている咲だったが、それでもこの淫具だらけの部屋に慣れることはない。
できるだけ周りを見ないようにしながら、勘九郎のもとへやってくる。
「……旦那さま。私はなにを」
「これを試して欲しい」
勘九郎は傍らにあった桐の箱を取り出すと、蓋を開けた。
中にはちょうど大中小と三本の張り型がご丁寧に敷かれた綿の上に鎮座ましましていた。
とっさに目を伏せる咲。
その様子に苦笑しながら、勘九郎が口を開く。
「これを咥えて、舐めたり口でしごいたりしてもらう。そしてその際になにか違和感や、異物感があれば教えて欲しい。まぁ、これは久しぶりに、満足のいくできだからそんなことはないとは思うけれど」
そこで、いったん勘九郎は話すのをやめた。
そして咲に顔をあげるように言う。
「そのために、基準というか、男のものとはこんなものだというのを知ってもらうために僕のものを口でしてもらう。いやなら言ってくれればいい。今なら断ってくれてもかまわないから」
主人の鬼気迫るような視線を真っ向から受け止め、小さく息をはくと、咲は言った。
「やらせていただきます」
そこでようやく覚悟を決めたのか、勘九郎はすっくと立ち上がると、自らの帯を解き始めた。
続けてふんどしも解いてしまう。
「それじゃあしてもらおうか」
だらりと垂れ下がっている勘九郎のものから、目を背けたいのを必死で我慢しながら咲は秘中屋に来る前に受けた教育を思い出していた。
口を使って男を悦ばせる方法を、である。
「そ……それでは失礼い、いたします」
男のものを目の当たりにすると決心が鈍りそうになるのをこらえて、咲はおずおずと口を開き、舌をのぞかせた。
震える舌先をゆっくりと男根に近づけていく。
勘九郎との距離が縮まるにつれ、緊張からか咲の息は荒く、熱いものになっていった。
「はぁ、はぁ、あぁ……」
汚れを知らない乙女が己のものを舐めようとしているのを見ると、それだけで興奮してしまい、勘九郎は下半身に血液が流れていくのを感じた。
なにもしていないのにむくむくと膨らんでいくペニスに驚きながら、咲はさらに顔を近づける。
「……あ」
吐息のようなかすかな声とともに、咲の舌が勘九郎のものに触れた。
熱い。それが咲の素朴な感想であった。
思わず舌先をちろりと震わせると、勘九郎のものが大きく跳ねて咲の顔を打った。
だが、咲はそれにひるむこともなく、心ここにあらずといった風にうっとりとした顔をしている。
「咲?」
「はい」
心配した勘九郎の呼びかけにも、生返事ばかりでまともな様子ではない。
「あぁ……これが勘九郎様の」
熱に浮かされた顔で、そのまま舌を動かしだす。
はしたなく舌を伸ばし、己の顔に擦り付けるようにしながら、ペニスを舐めしゃぶる。
とても乙女とは思えない咲の痴態に勘九郎のものはさらに硬さを増していく。
勘九郎の下半身にすがりつくようにして、咲はフェラチオを続けた。
飽きることなく舐め続けたせいで、ペニスはよだれでべとべとになってしまい、それに顔を擦りつけているものだから、咲の顔もすでにぐちゃぐちゃである。
「咲、そろそろ咥えてくれないか」
焦らすような舌先での細かい攻めに勘九郎は耐えられず、より強い刺激を求めてしまった。咲を促すように頭に手をやり撫でてやる。
すると咲は名残惜しそうに顔を勘九郎のものから離すと、とろりとした目でそそり立つものを眺めた。
しかし、咲は息を荒げてぼーっとしているだけで、動こうとしない。
「咲? どうかしたのかい咲」
「! はいっ」
勘九郎が幾度か呼びかかると、場違いに元気の良い声が返ってきた。
きょときょとあたりを見回す咲。
「えっと、あれ、私はなにを……ひゃっ!」
男根が眼前にあるのに気づいた咲は、悲鳴をあげ、顔を覆ってしまった。
先ほどまでの淫らな様子は微塵もない。
どうやら途中から意識がとんでしまっていたらしい。
「こっ、こ、これは、か、か、勘九郎様」
いまさらというべきか、うぶな乙女らしい反応である。もっとも当人は大真面目なのだろうが。
顔を真っ赤にしている咲をみたものの、勘九郎も今さらおさまりがつかない。
「さっきまでは夢中だったのにねえ」
しゃがみこむと咲の頬を優しく撫でてやる。
思わず状況を忘れて勘九郎に見惚れてしまう咲。
「勘九郎様……」
「さっ、続きをしておくれ。今度は咥えるんだ」
「はい」
優しい主の態度にようやく落ち着いたのか、咲は興奮しているものの、うろたえた様子がなくなった。
それでも、まともに男根を見ることはできないのだろう。ちらちらと目をそらしたり、興味深げに視線をやったりを繰り返している。
「それでは……失礼いたします旦那様。ん……ぁ」
食事のときも楚々としてあまり開かれない咲の口が、はしたないほどに大きく開く。
艶かしく輝く舌が動いているのが見えて、勘九郎はそれだけで快感を感じてしまった。
熱い息が亀頭にふりかかるほどに咲の顔がそそり立つペニスに近づいてくる。
心地よいぬくもりに包まれるのを勘九郎が味わうと同時に、咲もまた熱の塊に口腔を犯される刺激にしびれていた。
思わず咲がだらしない声を漏らす。
「ふむぅ……あぁ……」
亀頭を咥えこむと咲の動きが止まった。
外からはまるでわからないが、舌を動かし雁首にそって這わせる。
「さ、咲」
勘九郎が予想外に巧みな舌使いにうめき声をもらす。
しかし咲のほうでは主の驚きなど露知らず、頭の中で以前の教育を思い出し、実行することに必死である。
歯があたらぬように注意を払いながら、つるりとした感触の亀頭をしゃぶりつくす。
「ぐちゅ、ちゅ、んっ、ふぅぅ……んちゅ」
あふれ出す唾液を巧みに潤滑油代わりにして、ぬめぬめと舌を動かすと、はしたない音が薄桃色の唇から響く。
清楚な唇が淫らなくちづけを己のものに降らすのを眺めていると、背徳的な快感が背筋を走りぬけていく。
勘九郎は初めて自分の得意先の人々の気持ちがわかったような心地だった。
咲の頭が再び動き始める。
ゆるゆると肉の幹をその小さな口におさめていく。飲み込む際に、舌を幹に這わせることを忘れない。
やがて勘九郎の陰毛が咲の鼻をくすぐるほどになっても、その動きは止まらず、とうとう根元まで全部咥え込んでしまった。
おそらくペニスの先端は喉にまで届いているだろう。なまじの商売女でもここまではできない。
「んんっ……えぅっ、くぅっ」
咲もさすがに苦しそうな声をあげる。だが、それでも吐き出そうとはせずに、飲み込んだときと同じように、ゆっくりと肉棒を口中から出していく。
「ふぅ、ふぅぅん。えっ、くぅぅ……ちゅぽん」
「咲、あまり無理はしなくていいから」
「大丈夫です。勘九郎様のためならこれくらい辛くはありません」
涙目になって、口元のよだれをぬぐいながらも、幸せそうに咲は応えた。
「それならよいのだけど。つらいことはしなくてもいいからね」
「そのようなもったいないお言葉を」
今度は感動による涙目になりながら、咲はそっと勘九郎の男根に手を添えた。
ある程度コツがつかめたのか、先ほどよりも小さく口を開き、唇でしごくようにして、勘九郎のものを咥えていく。
今度は一往復ではなく、じゅぷじゅぷと恥ずかしい音をたてながら、頭を動かす。
「ちゅ、ん、んっ。ちゅぅぅ、ふぁ、ん、くちゅくちゅ……じゅぷっじゅぷっ」
しだいにスピードが速くなり、それとともに水音が増していく。
「おぁっ……咲……」
うっとりとした主の声に、咲の動きがますます早くなる。
もちろん、腔内では舌が動き回り、膨れ上がって幹に絡みついている血管や、かさを大きく開いている雁首を味わい尽くす。
初めてとは思えない咲のフェラチオに勘九郎の快楽がみるみる高まっていく。
しかし、ここで達することが目的ではない。
自制心を振り絞って咲の口から、己のものを抜き取った。
「はぁはぁ……あぁ、どうして。 んっ、はぁ、なにか、いたらないところがありましたか?」
息を乱しながら、咲が問うた。
唇は物欲しそうに半開きになって濡れている。
「いっ、いや。そろそろお前も男のものがどんなものかわかっただろうから、これを試してもらわないと」
勘九郎は傍らにおいてあった箱を手に取った。
当然、中には三種類の張型がはいっている。
勘九郎がその中から一番小さいものを取り出した。自分のものよりもひとまわりほど小さいだろうか。
それを見て、咲は本来の目的を思い出した。
愛しい主人に奉仕するのが幸せすぎてすっかり忘れていたのだ。
「ほら。私が口に入れてやるからなにか妙な感じがしたら言うのだよ」
張型を突き出されて、咲は唇を開いた。
「……んっ」
全部を口中におさめても、大きさのせいか先ほどよりも苦しくはない。
つるりとした表面が舌に心地良いぐらいである。
勘九郎が巧みに張型を動かし咲の口腔を攻める。
さすがに淫具屋の本領発揮というところだろう。本来は違う目的のはずの器官なのに咲はしだいに、快感を覚え始めていた。
「ふぅ……ふぅ、んぁっ」
「どうだい? なにかおかしなところはあるかい?」
「ひいえ。ひっともおかひくひゃいれす」
「ああ、すまない。こんなものを咥えていたのではな」
「ひちゅれいしました。なにもおかしくはないと思います……ただ」
言いよどむと、あえかな咲の頬がぽっと染まった。
「ただ?」
「その……先ほどの勘九郎様のものと違い、その、熱くないのが、あの、気に……」
自分でもはしたないことを口にしているとわかっているのだろう。どんどん声が小さくなっていく。
そんな咲の様子に気づいたふうもなく、勘九郎はあごに手をさする。
「ああ、冷たいのだな。うん。以前からそこはなんとかならないものかと思っていたのだが、いかんせん方法がなくてなあ。使う前に湯で温めるぐらいしかできないんだ。それだけなんだな、よし。それじゃあ次だ」
そう言うと勘九郎は手にしていた張型を丁寧に拭い、次のものを取り出した。
今度は勘九郎のものと同じぐらいの大きさである。
「よし、口を開けて」
「はい」
やっぱり最初冷たいのが気になるな。勘九郎様のがあんなに熱かったせいかな。
まともな状態なら、考えただけで自分を責めるようなことを思いつつ、咲は偽の男根を咥えていく。
「ん!」
妙な感触に思わず声が出てしまった。
幹の部分に小さな起伏を感じたからである。
二本目は大きさこそ普通であるが、その胴には丸い突起が無数についていたのだ。
「ああ、驚いたかい。これは女の人がより気持ちよくなるようについているんだ。この小さな突起が内側から擦れて、それは気持ちいいそうだ」
のんきな解説をしている勘九郎だが、咲はそれを聞き流せるほど鈍くはない。
主に自覚がなくても、娘には十分に言葉責めになる。
ああ、自分は今旦那様に責められているのだと思うと、じわじわと下腹部が熱くなってきた。
独りでにふとももを擦り合わせるようにして、腰をくねらせてしまう。
粒上の突起が口の粘膜を擦るように刺激して脳髄を蕩けさせる。
はしたないとわかってはいるが、それを舌が、内頬が、唇が、勝手に求めてうごめく。
「どうだい? 口に当たって痛いなどということはあるかい」
「ひいえ、らいじょうぶれす」
無理にしゃべろうとして口の端から、つうっと雫が垂れた。
そこで、咲は気づいた。
偽物とはいえ、恋しい人の前で男根をくわえ込んでいる自分に。
そのうえ、なにか違和感があればすぐにわかるようにと、じっくりその顔を観察されている。
眉を寄せ、それを離したくないとばかりにふぅふぅと鼻息の荒い情けない顔を。
咲の全身を羞恥と、それを上回る悦楽が包み込んだ。
意識が半分とんでしまって、白痴と化した咲を感情を押し殺した目で、勘九郎が見下ろす。
「ふむ。仕掛けも上々のようだな。では……最後だな」
「ふぅぅぅん。んっ、んちゅっ、くちゅ……ずずっ、ふぁっ、くぅ……」
手にした張型で咲の唇をこねくりながら、勘九郎は最後の一本を取り出した。
最後のものはまさに巨根といってよい大きさだった。その上、いかつい血管が全体を覆っており、淫具ではなく凶器という面持ちだった。
「さぁ、最後の張型だ」
「ひっ!」
迫ってくる凶器に、咲が悲鳴をあげ正気に返った。
「これも確かめてもらわなくてはいけない」
「は、はい」
迫り来る巨根におそるおそる唇を開く咲。
精一杯口を開いてなんとかそれを咥え込もうとするが、まるで桁が違う。
結局、咲は半分も含むことができなかった。
「咲、おさまらないのなら舌で確かめるんだ」
優しい主の声に、咲が再び陶然とした表情で舌を動かし始める。
「んぇっ……」
大量のよだれで糸を引く亀頭を吐き出した咲は、そのまま先端にくちづけをすると、吸い付いたまま根元のほうへ頭を動かしてった。
ごつごつとした血管の盛り上がりにあわせて、唇が歪められていく。
ちゅうちゅうと音を立てながら、幹がねぶられる。
ときおり、唇と張型の隙間に舌先が除くのがたまらなくいやらしい。
やがて根元を掴んでいる勘九郎の指にまで唇が触れた。
だが咲は引き返すそぶりも見せずに、主の指にくちづけの雨を降らせると舌を絡ませる。
ぞくりと勘九郎の背筋を快感が走った。
それを顔にはださずに、ぬめぬめとうごめいている舌を振り払うことなく咲のしたいようにさせる。
うっとりと、蕩けるような微笑を咲が浮かべた。
なにかを求めるように淫猥な視線を向けられて、どきりと勘九郎の心臓がはねた。
勘九郎はぴくりと眉を動かし、指を舌に絡めてやる。と、咲の瞳が嬉しそうに細められ、血の気がなくなるほどに吸い込まれる。
「あぁ……勘九郎ひゃまの、指……」
甘い吐息とともに漏らされた言葉に、勘九郎はようやく本来の目的を思い出す。
咲の唾液まみれの指を優しく引き抜くと、物欲しそうに動く唇に張型を咥えさせてやる。
まるで横笛を吹くように咲は偽のペニスに舌を這わせ、吸い付いた。
二度、三度とぬるぬるになった張り方を動かしてやると、そのつど尾をひくようにピンクの舌先が流れる。
「もう十分だろう、問題はないようだ。助かったよ咲。よくやってくれた。お礼は後で必ずさせてもらう」
なにかを耐えるように、一言一言を噛み締めながら勘九郎が言った。
手早く張型を拭うと、脇にあった二本の横に並べる。
「さぁ、咲も疲れただろう。下がって休んでおくれ」
立ち上がり、脱ぎ捨ててあった着物を取ろうとした勘九郎の足に、咲がすがりついた。
「勘九郎様」
切なそうに瞳を濡らし、見つめる咲。
「どうした」
「その……勘九郎様の、勘九郎様のものが、まだ……大きいままです」
確かに勘九郎の股間は硬いままだ。
当然である。勘九郎だって若い男だし、そのうえ目の前で美しい娘を張型でなぶっていたのだから萎える理由がない。
「そ、それはそうだがお前には関係ないだろう」
「ですが、私がそのように……」
「私が頼んだことだお前は気にしなくていいよ」
「そんな。……それでは私に下さるご褒美を今いただきとうございます」
「別に後でいいだろう。こんな格好のときでなくても」
「咲は、勘九郎様のご慈悲が欲しゅうございます。咲に勘九郎様のものをしずめさせてください」
「咲……」
「はしたない女と思われてもかまいません。それでも咲は……咲は勘九郎様のことを……」
勘九郎が優しく咲の口を押さえた。
咲の眉がきゅっと寄せられる。そして、悲しそうに長いまつげが伏せられた。
「勘違いしてはいけないよ咲。それ以上女に言わせるわけにはいけない。僕も男だからね」
一転して、咲の瞳が驚きで見開かれる。
一途な視線に吸い込まれそうになりながら勘九郎は言葉を続けた。
「尽くしてくれる咲に、いつの間にか僕も惚れてしまっていたようだ。ようやく気づいたよ。そんな相手の願いを叶えないわけにはいかない。気がひけるけど、それじゃあよろしく頼むよ」
ますます大きくそそり立った腰のものを突き出すと、勘九郎は咲の髪を撫でた。
「はい。よろこんで」
望外の喜びで胸を一杯にしながら、咲が勘九郎のものに手を伸ばした。
感触を確かめるように指を絡ませ、そっとしごく。
「失礼いたします」
わざわざ断りをいれてから、咲が舌を伸ばす。
偽物と違い、脈打ち熱いそれにしびれながら、咲は夢中で舌を動かした。
「あぁ……熱い」
雁首にそって舌先を動かし、ちろちろと小刻みに刺激をあたえる。
舌がはねるたびに、勘九郎は身震いをこらえなければならなかった。
咲の唾でてかてかと光るようになった亀頭を今度はじゅっくりと飲み込んでいく。
想いを抑えられないのか、あっという間に飲み込んでしまうと、咲は髪の毛が乱れるほど激しく頭を振り、男根をしごきたてた。
「んっ、んんんっ! ぐちゅっ、ぬちゅっ」
頬をすぼめ、目を伏せながら苦しそうに息を漏らして、咲が柔らかい唇でペニスに吸い付く。
口の端に泡立った唾液が浮かぶほど、一生懸命に主のものを愛撫する。
恋しい人に奉仕するのが心から幸せなのだろう。
先ほどまで勘九郎の足にまわされていた腕が、いつの間にか太ももの辺りまで上ってきていた。
撫でさするような動きで勘九郎の快感を助けていた咲の指は、今度は勘九郎の股間に伸ばされた。
ペニスを伝ってきたよだれで濡れている陰嚢を柔らかく咲の指が包む、決して苦痛をあたえぬように。
ただ勘九郎に尽くすことだけを考えていたために、咲は玄人顔負けの奉仕を無意識でおこなっていた。
すでに腰が砕けそうになっていたところに、新たな刺激をあたえられて勘九郎の快感はみるみる高まっていく。
「咲……もうすぐ達してしまいそうだ」
本能に突き動かされてなのか、勘九郎は咲の頭を掴むと腰を使い始めた。
突然の主の行動に咲はなんの抵抗もできない。
「ひぅっ! ふぅ、んむ、んむっ……んぇっ! ぅあ!」
悲鳴をあげ、身をよじる娘にかまうことなくねじ込まれる勘九郎の男根のせいで口からよだれが零れ落ち、咲の襟元に染みがつくられる。
乱暴に口の中に男根を突き入れられ、喉の奥まで犯されながら、それでも咲は幸せを感じていた。
「咲っ、咲! もう出るっ!」
切羽詰った勘九郎の叫びと同時に、ペニスが大きく震えた。
「ひっ……ひぁああああっ!」
名前を呼ばれたかと思うと、喉に直接、欲望の塊が発射されるのを咲は感じた。
粘膜を焼くような青臭い精液は咲の喉に溢れかえり、さらに口中を満たす。
咲も全身を痙攣させながら、夢中で喉を鳴らして勘九郎の精液を飲み下した。
そのたびに、今まで経験したことのない悦楽が咲を襲う。
最後の一滴を勘九郎がぶるりと体を震わせて出し切ると、咲もまた意識が飛ぶほどの心地よい痺れによって達してしまった。
くたりと咲の体から力が抜けて崩れて落ちていく。
糸を引きながら薄桃色の唇から力を失った肉棒がずるずると姿を現した。
咲が疲れきった体を畳の上に横たえた。
喉に絡みつく白い粘液にむせた咲がえづくたびに、畳が白濁に汚される。
「うぇぇっ、けほっ、けほ、げほっ! も、申し訳ありません、せっかく出していただいたのに」
「咲、あやまることはないよ。初めてなのにそこまでしてくれたのだから、こちらが礼を言わなければならないぐらいだ」
「勘九郎様」
「ああ、咲。本当に、僕はお前に惚れきってしまったようだ」
勘九郎は咲を抱え起こし、強く抱きしめた。
数週間後。穀蔵院が用事で東京にやってくるついでに秘中屋によるという知らせが勘九郎に届けられた。
知らせのあった四日後、一台の馬車が秘中屋の前に現れた。
馬車が止まると、御者が丁寧にドアを開いた。
うやうやしく開かれた扉から、髪を綺麗に撫で付けた三十を少し過ぎたぐらいの男が顔を見せる。まだ珍しい洋服に身を包んでいる。
男は素早く降りると懐から懐中時計を取り出した。
続けて白髪の紳士が姿を見せた。こちらもやはり洋装である。
「旦那様。このあとも大事な予定がございますので、こちらは一時間後には出発いたしませんと」
どうやら男は白髪の紳士の秘書らしい。
紳士がうるさそうに手を振った。
「そないにうるそう言わんでもわかってるがな。ほなお前はそこで待っとれ」
咲が帳簿をつけていると暖簾をくぐって白髪の紳士が店に入ってきた。
まだ明るいうちから珍しいこともあるものだ、と思いながら挨拶をする。
「いらっしゃいませ。本日はどんな御用でしょうか」
「ん? おお! あんたが咲ちゃんかいな、噂は喜兵衛から聞いとるで。なんでも大層ええ娘らしいやないか」
「あの……」
「いやいや、すまんな。ついついこっちが知ってるもんやから。秘中屋さんはおりはるか」
「は、はい。奥におりますが、その、申し訳ありませんがお名前を教えていただきたいのです」
「おお、まだ名前も言うてなかったか。私は穀蔵院善之介言うもんや。秘中屋さんには穀蔵院が来た言うたらわかるはずや」
穀蔵院。その名前は咲にとって特別なものだった。いわば勘九郎と自分の縁結びをしてくれた人のようなものだからだ。
表面は温和な紳士に見える人があんなものを使うのだろうか。
人は見かけによらぬものだということを咲は改めて学んだ。
「それではすぐに呼んでまいります。少々お待ち下さい」
丁寧に頭を下げると、咲は店の奥に消えていった。
しばらくして、勘九郎が咲を従えて現れる。
「これはお久しぶりです穀蔵院さん」
「いやいや、こちらこそ。江戸、いや東京に来るついでに前のお礼をと思たもんやさかい。前回はこっちが言うた期限よりもえろう早うに届けてくれはって」
勘九郎が眉をひそめた。
「なんですって?」
「せやから、約束の日よりもずいぶんと早うにあの三本届けてくれたお礼を」
「あれは穀蔵院さんが早くにと言われたのでしょう?」
「は? 私はそんなん言うてまへんで」
咲と勘九郎は妙な雲行きに顔を見合わせた。
「どういうことです」
「あれ? なんやおかしいな。前のやつは勘九郎はんの興がのって約束のだいぶ前にできたさかい、お渡ししますて聞いたんやが」
「誰にです?」
「喜兵衛はんに」
「喜兵衛に!? じゃあ早くしてくれという催促は?」
「なんですのそれ?」
「ああ……喜兵衛にやられた……」
勘九郎が情けない声を上げた。
おそらくかわいい部下の恋心を知った喜兵衛が勘九郎もまんざらではなさそうなのを察して一芝居うったのだろう。
ありもしない要求を持ち出して、咲と勘九郎の仲にきっかけをつくったのだ。
あのときは気が動転してそこまで頭が回らなかったが、よくよく考えてみれば、喜兵衛なら相手がいくら上得意とはいえ無茶な要求も上手にかわすだろうし、女もなんとかできただろう。
それを咲しかいないと勘九郎に思い込ませて、見事にだましたのだ。
咲を見ると、彼女も喜兵衛のたくらみを今知ったのだろう。複雑な表情をしている。
勘九郎の視線に気づくと、咲は申し訳なさそうに頭をさげ、少しはにかみながら微笑んだ。
可愛らしい笑顔を見ているとしだいに勘九郎はこう思えてきた。
喜兵衛の思惑通りなのが少し悔しいが、結果がよかったのだからかまわないではないかと。
そうして、傍らに立つ咲の手をそっと握る。
咲もそれをおずおずと握り返した。
「なにがどないなってんのや?」
事情のわからない穀蔵院が間の抜けた声を出した。
前編の感想ありがとうございます。
期待にそえるものになっているとよいのですが。
もう少し早く書き込むつもりだったのですが、忙しくて遅くなってしまいました。
ご意見、ご感想あればよろしくお願いします。
漏れにも献身的で可愛いキスもしたことのない女の子をくれ。
咲たんカワイイよ咲たん。
後編キターーー!!!
御奉仕で自分も感じてしまう咲たんに萌え
また気が向いたら是非何か書いてください。
すげえいい…
おにゃのこだけじゃなくて出てくるキャラ皆が生き生きしてるな
朝から感動してしまいました。
みんないいキャラだよ。
子供の日age
咲タンかわいいよ咲タン
シリーズ化きぼんぬしたらだめですか?
うはwwwwwwおっきしたwwwwwwwww
125 :
「咲」作者:2005/05/12(木) 23:37:33 ID:xD6+lBb5
感想下さった方どうもありがとうございます!
>>123さん
大変嬉しいお言葉でやってみたいですが、シリーズ化しちゃったら
「キスしたこと無い女の子」ではなくなってしまうでしょうからちょっと難しそうですね。
創作スキルがあればずっとキスはしないで続けられるのでしょうが。
未熟ゆえ、すいません。
>>作者様
むしろキスありでもいいんじゃないでしょうか?
作品自体がかなり良作だと思いますし、フェラシーンさえはいっていれば…
>>125 感動した!まぢで!
キャラが皆立っているし、設定も面白くて萌えるし、ラブラブなのでエロが無くても十分純愛小説として読めるし、フェラだけでこんなエロく書かれているし…
間違いなくあなたは ネ申 だ!
続きお待ちしております!!
ここ良スレだよ。
エクセレントなクオリティだよ。
びっくりした!自分のくしゃみで目が覚めて、久し振りにスレを覗いてみたら……
なんて素晴らしい!できることなら俺も続編プリーズ!
過去の作品を見てちょっと感動。
ブリーフ大名氏、また書いてくださらんかな…
このスレ読んで一気にファンになってしまった。
書いたら連絡くださいね。
ho
134 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:26:18 ID:eoS0eFKB
mo
このシチュ…
体験した住人はいるのかなぁ?
ちと点呼ノシ
手を挙げたということは
135はキスもしたことのない女の子の口でフェラされたことがあるというのか・・・!
逆にフェラした女かもしれぬ。。。(*´д`)
うは。135たん萌え。
キスは今でもまだだよね。
139 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 15:18:48 ID:9sWbgBW9
キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい
140 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 21:39:45 ID:ti6LOWIw
キスもしたことの無い女の子の口でイラマチオきぼん
141 :
うほっ:2005/06/25(土) 08:00:43 ID:li6gr+4u
ほ
143 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 21:05:04 ID:1e8fga0H
フェラもしたことの無い女の子の口でキスされたい
たぶんほとんどの男性が生涯で一回くらいは経験するだろ
フェラを?
いや…
148 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 10:50:44 ID:vXBnzCIQ
↑
誰かいねが〜
ここにいるぞー
151 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 16:17:04 ID:ttxY9tVo
>>145は娘にお風呂で幼い
娘にさせるからだと思う漏れは変態?
☆
保守フェラ
過疎ってんなぁw
155 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 11:43:11 ID:i+gqrQ7v
期待age
奇態sage
157 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 14:37:50 ID:CXWJRkb7
【GABB-10Mアップローダ】
ファイル番号:gabb0128
ファイル名:瀬名ゆりあ
DLKey:1111
この子のフェラは凄い気持ち良さそうだね
あぁ・・・こんなフェラを体験してみたいなぁ〜
誤爆どころかあちこちに貼りまくられてるけどね
160 :
ブリーフ大名:2005/08/27(土) 23:42:45 ID:ADuc3SZs
(柔らかい)
伊関友郎は、自室へ遊びに来ていた小柴愛莉の尻を触った時、心の底からその柔らか
さに驚いた。これが、小学五年生の体か。友郎は膝に抱いた愛莉を両手で抱きしめ、さり
げなく甘い体臭を嗅いだ。
「友郎クン、鼻息荒いよ」
「ご、ごめんよ」
愛莉はテレビゲームをやりながら、友郎の膝の上に座っている。彼女曰く、これがゲーム
をするのに、もっとも良いポジションだそうな。その上で、今年二十八歳になる友郎に、ゲー
ムへの参加を義務付けていた。しかも、自分がゲームに勝てないと機嫌が悪くなる。子供
とはいえ、愛莉は少しわがままが過ぎるきらいがあった。
「このゲーム面白く無い。友郎クン、新しいの無いの?」
「ごめん。今週は何も買ってないよ」
「つまんない」
ゲームに飽きた愛莉が、立ち上がって帰る素振りを見せた。途端に友郎の顔色が悪くなる。
「帰っちゃうの?愛莉ちゃん、もうちょっと遊ぼうよ」
「どうしようかなァ・・・」
追い縋るような友郎の視線を、愛莉は楽しむような表情をした。
161 :
ブリーフ大名:2005/08/28(日) 00:01:28 ID:ADuc3SZs
「友郎クン、エッチだからなァ・・・さっきもあたしのコト、触ってたし」
そう言われて、友郎は肝を冷やした。確かに自分の手は、少女の尻を撫でていたからだ。
「ごめんよ、もう、しないから」
「ホントかなあ?」
「本当に本当。誓うよ」
友郎は畳に頭を擦りつけんばかりに詫びた。相手は年端もゆかぬ少女だが、友郎は頭を
下げる事に欠片ほどの屈辱も感じなかった。それよりも、この少女が帰ってしまう事の方
が、よっぽど恐ろしい。嫌われて、愛莉が自室へ遊びに来なくなるのが、この青年にとって
は耐えがたい事なのだ。
「情けないわね」
土下座姿勢の友郎の肩に、愛莉が足を置いた。すると、友郎はおずおずと頭を上げ、自分
の肩に乗せられた少女の足の付け根を盗み見た。天井の灯かりが逆光になって見づらい
が、視線の向こうには確かに女児の下着がある。色は白で、モコモコと膨らんでいた。
「パンツ見てるでしょ」
「ご、ごめん」
「まったく、いやらしいね」
くくく、と愛莉が含み笑いを見せる。いやらしいとなじっておいて、その実、愉しんでいる。愛
莉には、少しサディスティックな一面があった。
162 :
ブリーフ大名:2005/08/28(日) 00:50:17 ID:YXr0yJjc
「ねえ、友郎クン。エッチな遊び、しようか」
「えっ、いいの?」
「いいよ。でも、体に触るだけね」
愛莉はそう言うと、自ら服を脱ぎ始めた。淡いピンクのキャミソールと、青のミニスカート
を脱げば、あとはもう女児用ショーツが一枚きり。少女はあっという間に、半裸となって
しまった。
「さあ、どうぞ」
愛莉は両手を頭の後ろへ回し、悩ましげにポーズを取った。胸はやっと膨らみかけたく
らいで、ブラジャーの必要は無さそう。腰は意外と細く、ショーツが無ければもっと細く見
えるはずだが、総合的に見れば、愛莉は平均的な小学五年生といえた。
「あ、愛莉ちゃん・・・」
友郎は愛莉の体にへばりついた。シミひとつ無い少女の体からは、ミルクのような香りが
匂い立つ。それを、友郎は思うが侭に貪った。
「うふふ。友郎クン、オチンチンが勃起してる」
膝立ちの友郎の股間を、愛莉は足で踏みつけた。固い何かが、そこにはある。愛莉はそ
れが何かを知っている。
163 :
ブリーフ大名:2005/08/28(日) 01:02:06 ID:YXr0yJjc
「ねえ、愛莉ちゃん。僕、オナニーしていいかな?」
「いいけど、あたしの体に白いおしっこかけたら、承知しないよ」
「うん。気をつけるよ」
友郎はズボンを下げると、自ら男根を扱き始めた。傍らで少女を抱きながら、二十八歳の
青年は情けなくも、自慰を始めたのである。
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」
懸命に男根を扱く友郎を見て、愛莉は不思議そうに小首を傾げた。
「友郎クン。それって、夢中になるほど気持ち良いの?」
「うッ・・・うん」
「ふーん」
実を言えば、愛莉が友郎の自慰を見るのは、これが初めてではない。しかし、異性のメカニ
ズムをよく知らぬ少女は、この光景を見るたびに、おかしな好奇心をそそられるのだ。
「ねえ、友郎クン。確か男と女って、一緒に何かやれるんじゃなかったっけ?あたし、保健体
育で習ったよ」
「そうだけど・・・愛莉ちゃんには、まだ早いんだ・・・うッ!」
男根がピクピクと戦慄いた。絶頂が近い。友郎は愛莉の乳房に吸い付いた。
164 :
ブリーフ大名:2005/08/28(日) 01:12:45 ID:YXr0yJjc
「あん!」
乳房を吸う友郎の顔を手で押しやりながら、愛莉は身を捩じらせる。膨らみかけの時期
は、手荒く扱われると痛むのだ。
「やだ、友郎クン!そんなに強く吸っちゃイヤ!」
「もうちょっと、もうちょっとだから辛抱して、愛莉ちゃん・・・おお、い、いくッ!」
女児の乳房に吸い付きながら、友郎は男根から白濁液を勢い良く放出した。凄まじい量
の子種は、愛莉の足元をすり抜け、畳の上へ落ちる。
「やだ、汚い!」
「おお・・・お・・・愛莉ちゃん・・・」
ドクッ、ドクッと男根が波打つたび、生臭い粘液が放たれる。友郎は恍惚の表情を見せ、
一分近く射精した。
「ねえ、友郎クン」
「なんだい、愛莉ちゃん」
畳を汚した友郎は、ティッシュで自らが出した子種を拭いていた。愛莉は相変わらず半裸
で、部屋の隅で佇んでいる。
165 :
ブリーフ大名:2005/08/28(日) 01:22:28 ID:YXr0yJjc
「立って、オチンチン見せて」
「いいけど」
友郎は愛莉の前に立ち、萎えかけの男根を突き出した。まだ先端からは、粘液が垂れ
ており、生臭い香りを漂わせている。愛莉はそれを手に取ると、目を細めてこんな事を
言った。
「これを・・・もし、あたしが舐めてあげたら、友郎クンは気持ち良いの?」
「え?」
「学校で・・・男子が拾ってきたエッチな本を見たんだけど、女の人がこれを咥えてる写
真があったの」
愛莉は手を前後させ、萎えかけの男根を扱き出した。すると、みるみるうちにそこへ力が
甦ってくる。
「愛莉ちゃん・・・そういうのに興味あるの?」
「うん、ちょっとね。わあ、また大きくなってきた・・・」
キリキリと上向く男根の姿に見惚れた愛莉の頬が赤く染まった。目は潤み、驚く事に乳
首が尖り始めている。
166 :
ブリーフ大名:2005/08/28(日) 01:43:33 ID:YXr0yJjc
「ねえ、友郎クン。あたしたちって、まだセックスって出来ないの?」
「やれば出来るだろうけど、愛莉ちゃんに負担がかかりそうで、怖いんだ」
愛莉に無理をさせたくないという思いが、友郎の心の内にはあった。そうでなければ、
とっくに少女は純潔を奪われているだろう。
「あとどれくらいすれば、出来るのかなあ」
「せめて中学生にはならないと」
「ふうん。でも、友郎クン、それまで待てるの?」
「僕は大丈夫。愛莉ちゃんが傍に居てくれれば」
「そう。じゃ、これは、それまでの繋ぎで」
反り返った男根に、愛莉が口づけを捧げた。射精後の敏感な男根は、少女の口唇愛撫
によって、痛むほど硬直する。
「愛莉ちゃん・・・」
少女の体が徐々に熟れていくのを、友郎は気づいている。尖った乳首が、何よりの証拠
だった。きっと、ショーツの中も蒸れさせているに違いない。だからといって、愛莉の純潔
を奪ってはいけない。まだ、相手は小学生なのだ。
167 :
ブリーフ大名:2005/08/28(日) 01:51:11 ID:YXr0yJjc
「友郎クンのオチンチン、ピクピクしてる。面白いね」
「気持ち良いんだよ。愛莉ちゃんが触ってくれるから」
「ふふッ、そうなの・・・」
愛莉は男根を指で摘み、舌を鈴口へ這わせた。その時に少女が見せた魔性の微笑み
が、友郎の心に被虐の楔を打ち込む。
(僕はきっと、愛莉ちゃんの下僕になるんだろうな)
このまま、愛莉が美しくわがままに育つ事を、自分は望んでいる──それに気づいた時、
友郎は再び絶頂を迎えたのであった。
おしまい
激乙フェラ!!
相変わらず良い文ですな。
ブリーフ大名氏が帰ってこられた!!
今回はあまりギャグが無かったですね。畳の後始末にワロス。
痴人の愛の、ナオミのような少女ですな。萌えました。意地悪なようで愛がたっぷりあって良いなぁ。
大ファンですんで、また投下されるその日まで全裸でお待ちしてます。
小悪魔的で素敵だぁ GJ!!
ホントGJですよ!!
172 :
ブリーフ大名:2005/09/02(金) 23:12:41 ID:DnoQrpv+
「もう九月なのに、いつまでも暑いね、友郎クン」
小柴愛莉は口を尖らせながら言った。彼女は今、隣にいる伊関友郎とコンビニへ行った
帰りである。片手にはアイス、そしてもう片方の手は、友郎の手としっかり繋がれている。
この小学五年生と二十八歳のカップルは、休日の午後を当て所も無くぶらついていると
ころだった。
「愛莉ちゃん、そんなに暑かったら、プールにでも行こうか」
「イヤよ。友郎クン、あたしの水着姿が見たいだけでしょ?」
「そういう訳じゃ無いけど」
「見たくないって言うの?それはそれでムカつくんだけど」
「い、いや、そういう訳でもないんだよ」
気を使ったつもりの友郎だったが、愛莉の反応はもうひとつ。夏休み中、学校のプールで
泳ぎ、真っ黒に日焼けした彼女にしてみれば、何を今さらという気持ちがあるのだ。
「退屈だなァ・・・」
愛莉が友郎に流し目をくれてやった。そうして、手にしていたアイスを舌先で、意味ありげに
チロチロと舐め始める。
「こうすると、友郎クン、喜ぶよね」
「あ、愛莉ちゃん・・・ひ、人が見てるよ」
アイスを縦にして舐め、横にして舐める愛莉の動きが、すれ違う人々の訝しげな視線を誘う。
ただでさえ、女児と青年という二人連れである。他人が怪しいと思うのも、無理はない。
173 :
ブリーフ大名:2005/09/02(金) 23:31:28 ID:DnoQrpv+
「あたしと友郎くんって、他人が見たら兄妹って感じかな?それとも親子?」
「たぶん、親子の方じゃないかな。兄妹にしては、年が離れすぎてるし」
「そうね。じゃあ、友郎クンはあたしのパパなのね」
愛莉は、親子という間柄に何か惹かれる物があるようで、大きな瞳をキラキラと輝かせ
ながら、人目も憚らずこんな事を言い始めた。
「ねえ、パパ。おうちに帰りましょう」
「はあ?」
パパ呼ばわりされた友郎が首を傾げる。しかし、愛莉はわざと周囲に聞こえる風で、
「だからパパ、家でのんびりしようよ」
などと言うのである。
(何の遊びだろう)
友郎は愛莉の顔を見た。何か、好奇心に満ち溢れた笑顔が、そこにはあった。これは、
ただの言葉遊びではない。そう考えた友郎は、彼女に話を合わせる事にした。
「じゃあ、帰ろう」
「うん、パパ」
愛莉が腕を絡めてくると、なるほど、パパと呼ばれるのも悪くない、と友郎は思った。ま
して、愛莉のような可愛い子供ならば尚更──まだ未婚の青年は、そんな事を考えつ
つ、少女とともに家路についた。
174 :
ブリーフ大名:2005/09/02(金) 23:45:33 ID:DnoQrpv+
「ねえ、愛莉ちゃん。僕の部屋に来る?それとも、いったん帰る?」
アパートまで来た時、友郎は愛莉に尋ねた。すると、
「なあに、パパ。娘に向かって、愛莉ちゃんだなんて・・・それに、あたしにココ以外、帰る
所なんてないわ」
そう言って、友郎の自室を愛莉は指差すのである。どうやら、親子のように振舞う遊びは、
まだ続いているらしい。
「そうだったね、ごめん」
「しっかりしてよ、パパ」
愛莉は当たり前のように、友郎の部屋に入った。そして、靴を脱ぎ散らし、玄関を上がろう
とする。
「ああ、愛莉ちゃん。お行儀が悪いよ」
友郎は方々へ散らばった靴を拾いながら言った。すると愛莉は腕を組み、
「だって、パパのしつけが悪いから」
と、舌を出したのである。
「まあ、娘にちゃん付けする親だから、しょうがないのかもね、うふふ」
人を小ばかにするように、愛莉は笑った。まるで、わざと友郎を怒らすかのように。
(そうか。そういう事か。なるほど、なるほど)
友郎はここにきてようやく、愛莉の目的が分かった。彼女は、わざと靴を脱ぎ散らかしたの
である。父親役の友郎に、叱ってもらうために。
175 :
ブリーフ大名:2005/09/03(土) 00:06:59 ID:/Oawd9Vd
「愛莉、ちゃんと靴を揃えなさい」
「イヤよ。パパがやったら?」
ふふん、と鼻を鳴らす愛莉。少女は憎まれ口を叩くのも得意らしく、優しい父親役しか
出来ないと思われた友郎を、とうとうその気にさせた。
「そんな事を言う子は、おしおきだ」
友郎が愛莉の体を掴んで、肩に担ぎ上げた。もとより大人と子供、力には歴然とした差
がある。愛莉は手足をじたばたさせたが、友郎の戒めからは逃れられそうにない。
「何よ!大きな声を出すわよ!」
「出してみるがいい。それでもパパはお前を躾るぞ!」
友郎は愛莉を部屋の中へ担ぎ込み、ベッドの上に放り投げた。壁で頭などを打たぬよう、
慎重に投げたおかげで、愛莉はふんわりと布団の上へ身を置く事が出来た。
「イヤ!何するの、パパ!」
愛莉は枕を胸元に当て、怯えるような顔を見せた。足元からは父親役の友郎が迫って
いる。彼の言うおしおきとは何か。その思いが、少女を不安と期待に包ませる。
「悪い子には、お尻ペンペンと相場が決まってるんだ。さあ、愛莉。お尻を出しなさい」
「イヤ!お尻を出すなんて、イヤよ」
愛莉が逃げるような素振りを見せると、友郎は素早くそれに反応し、少女の細い腰を掴
んで、己の膝の上に乗せた。もう、愛莉はまな板の上の鯉も同然で、成す術が無いよう
に縮こまっている。
176 :
ブリーフ大名:2005/09/03(土) 00:22:47 ID:/Oawd9Vd
「やだァ、パパ・・・許してェ・・・」
「駄目だ。愛莉をちゃんと躾ないと、パパが恥をかくんだからな」
哀願する愛莉をよそに、友郎は手を少女の衣服へ伸ばした。今日の愛莉は、薄手のワ
ンピースしか着ていないので、裾をまくればすぐに愛らしい桃尻がお目見えする。下着
はありふれた女児用のショーツだが、女の曲線を描きつつある、成長期の尻を包んでい
る事を考えれば、中々に官能的であった。
「パンツも脱がすからな」
「あッ!イヤッ・・・」
ショーツを太ももの辺りまで下ろされると、愛莉の抵抗が弱まった。すると、すかさず丸い
ヒップに友郎の手が振り下ろされる。
「ああん!」
ピシン!と、生の肉を叩く音が、室内に響く。続いて、第二打、三打と愛莉の生尻は、友郎
の手で打たれた。
「悪い子だ」
「ごめんなさい、パパ!」
尻を引っ叩かれるたびに、愛莉の体が弾む。手加減はしているものの、友郎は案外、容赦
の無い責めを繰り返した。
177 :
ブリーフ大名:2005/09/03(土) 00:38:21 ID:/Oawd9Vd
(僕に、こんなサディスティックな面があったなんて、意外だな)
少女の尻を打ちながら、友郎はそんな事を思う。気がつけば男根がカチカチに強張り、
今にでも白濁した粘液を漏らしてしまいそうになっている。それも、可憐な少女の尻を
打つという倒錯めいた行為に昂ぶっての事だ。こんな経験は、今までに一度も無い。
「ぐすん・・・パパ、もうやめて・・・」
「あッ、そ、そうか。もう、反省したな」
「うん・・・ぐすん・・・」
自分の膝の上で愛莉が泣いてるのを知り、友郎は我に帰った。尻を見ると、打った跡
が紅葉のように花を咲かせている。加減はしたつもりだったが、随分と手ひどくやって
しまった。友郎は罪悪感に苛まれ、紅くなった少女の尻を撫でてやる。
「ごめんよ、愛莉。パパ、やりすぎたな」
「いいの。だって、愛莉が悪いんだし・・・」
くすん、と鼻を啜って、愛莉は呟いた。まだ、奇妙な親子遊びは続いているらしく、愛莉
は友郎をパパと呼ぶ。その上、
「ねえ、パパ。おわびに、コレ・・・しゃぶってあげようか」
と、すっかり硬直した男根を、ズボンの上から摩りだしたのである。
178 :
ブリーフ大名:2005/09/03(土) 00:58:00 ID:/Oawd9Vd
「いいのかい?」
「うん・・・愛莉、なんだかお尻を打たれて、エッチな気分になっちゃった」
尻を丸出しにしたまま、愛莉は友郎の膝から降りた。そして、着ている物をそそくさと
脱ぎながら、
「パパも脱ぐんだよ」
と、微笑む。友郎はその微笑に誘われるように、自分も衣服を脱いでいった。
「パパァ・・・こっちに来て」
愛莉は一糸まとわぬ姿で、友郎をベッドに誘った。その誘い方というと、打たれた尻を
くねくねと振り、両足を開きながらぴっちりと閉じた二枚貝を見せるという物だった。
年齢的な事を考えると、いささかやり過ぎの感は否めないが、友郎の一物はそれに呼
応して、痛むほどに硬度を増していく。
「じゃあ頼むよ、愛莉」
「はあい」
友郎の男根はさほど大きくはないが、幼い愛莉にしてみればそれは未知なる代物と言
えよう。だが少女は、それに嫌悪感を持つでもなく、むしろ嬉々として、未だ口づけすら
知らない唇で愛撫を捧げた。
「んむッ・・・」
舌が塩気と苦味が混じったような物を感じ取った。生臭いが、決して嫌ではない。鼻を
抜ける臭気を、愛莉はそう評価した。
179 :
ブリーフ大名:2005/09/03(土) 01:11:08 ID:/Oawd9Vd
「ああ、愛莉・・・」
少女の舌は男根の先から根元まで、ついっと流れていく。その動きは拙いが、友郎は
満足だった。幼い愛莉の唇で、こんな事をしてもらえるだけで、十分、夢心地になれる。
友郎は目を閉じて、少女にされるがままとなった。
「ふう・・・パパのオチンチン、すごく熱いね。ふふ、変なの」
愛莉は一旦、男根から唇を離し、手による愛撫を試みた。実際の話、友郎にとってはこ
の方が気持ち良い。愛莉の唾液によって男根全体が濡れ、手の動きで起こる摩擦が、
何とも心地良いのだ。
「あ、愛莉・・・このまま、いかせてくれないか」
「いいわよ、パパ」
ウッ、と友郎が低くうめいた。愛莉がまた、男根の先を舌で愛撫し始めたからだ。
「あたしが上になるね」
ベットに寝そべった友郎の上に体を重ね、愛莉は男根を握った。もう、それは爆発の兆し
を見せており、ピクピクと激しく脈打っている。その様を見て、愛莉の目がキラリと光った。
「ねえ、パパ」
「なんだい、愛莉」
「あたし、パパの事、好きよ」
玉袋をゆっくり揉みながら、愛莉は笑っている。そして、男根に舌を這わせながら、淫靡
に囁くのだ。
180 :
ブリーフ大名:2005/09/03(土) 01:46:51 ID:/Oawd9Vd
「親子でこんな事するなんて、すっごくドキドキするよ・・・」
うふふ、と愛莉はまた笑った。近親相姦という言葉こそ知らないが、親子でこういった
関係を結ぶ事に、耽美な何かを感じているらしい。それが、この奇妙な親子ごっこへ
と繋がったのだろう。友郎は腰砕けになりつつも、そんな事を考える。
「ずっと一緒だよね、パパ」
ぷっくりと膨らむ男根を擦りながら、愛莉は小さな体を友郎に預けた。抱かれてもいい。
口には出さないが、愛莉はいつもそう思っている。友郎は、自分を大切にしてくれる男
なのだ。処女はくれてやってもいいだろうと思う。しかし、男は気弱で優しい性格をして
いた。
「ねえ、いくの?パパ」
「う、うん」
「じゃあ、いって。あたしの手の中で」
後、二年もすれば愛莉はかなり大人に近づくだろう。そうなれば、友郎に大人にしてもら
えるかもしれない。それまでは、こうやって糸を繋ぐつもりなのだ。見えない、運命の赤い
糸とやらを。
「うあッ!」
「きゃあ、パパ!すっごーい!」
天井を向いた男根から、子種が吹き上がった。愛莉はそれを晒した素肌で受け止め、仮
の白装束に身を包むのであった。
おしまい
あいかわらずの乙ふぇらん。
おっきおっきした。
おれのもおっきしたお。
赤い糸に惚れた。
おつふぇら。
fe
lar
ri
n
需要ないのかな
あるさ。でもなかなかシチュエーションが立てにくいのさ。
という訳で雑談しながらネタでも考えようか。
191 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 12:39:28 ID:CFU69Rux
ぎこちないフェラいいね
足軽職人はもうこのスレには帰ってこないのだろうか・・・
>>192 他スレでご活躍中だからな…ちょとサミシス
>>193 他スレのほうが一段落したら帰ってきてくれると信じよう
そろそろ来て頂けるだろうか…?
,-‐、
| 刃
| .|
| |
| |_∧
| |´Д`)__ 片瀬雪希とぽけっとチュッチュ♪
| ^ム 〕
| |.i .|
| |! |
/ ̄`ヽ | `‐´
\ "ヘ、._ l
\ l| |
| / |. |
|. |
| |
| |
| !
!__/
気長に待つ
保守
199 :
ブリーフ大名:2005/10/14(金) 23:40:08 ID:95J9HZSp
「隆司、恵美ちゃんが遊びに来たわよ」
という母親の声で、根室隆司の休日が始まった。時計を見ると、まだ七時半。ボンクラ
高校生を自認する隆司にしてみれば、もうちょっと眠っていたい時間だ。ちなみに恵美
とは隣家に住む小学五年生で、隆司を兄のように慕っている、可愛い少女である。
「やっほ、お兄ちゃん。起きてた?」
「・・・今、起きたとこ」
「そう、ちょうどいいじゃん。マンガ喫茶に行こうよ。テレビでも見て、待っててあげるから
さ。ねっ?」
恵美は隆司に流し目をくれて、テレビの前へ居直った。そして、チャンネルをいくつか変
えた所で、ちょうど始まった戦隊物の特撮番組を見始める。
「お兄ちゃん、増毛戦隊フエルンジャーやってるよ。若ハゲに悩む青年たちが、養毛剤
を頭に振りかけながら戦うんだよ」
「そんな悲しげな番組、見たくないぞ」
「面白いんだけどなァ・・・」
恵美が来てしまった以上、仕方が無いと自分に言い聞かせ、隆司は着替え始めた。
200 :
ブリーフ大名:2005/10/14(金) 23:59:24 ID:95J9HZSp
「あっ、女の人が捕まっちゃった!」
番組が始まってすぐに、悪者が女性を人質に取るシーンを映し出すと、恵美は細い体を
自ら抱きしめるような仕草をする。自分が捕われた人質にでもなった気分でいるのだろう
か、顔つきまでもが不安そうに歪められていた。
「恵美ちゃん、着替えたよ。おい、恵美ちゃん」
着替えを終えた隆司が呼んでも、恵美はテレビの前に座ったまま、微動だにしない。番組
は縄で戒められた人質を、フエルンジャーたちがいかにして奪い返すかを模索している所
だった。その光景を、恵美は息を荒げて見ている。
「おーい、恵美ちゃん」
再び隆司は名を呼ぶが、恵美は相変わらず無反応だ。ただ時々、縄で戒められた人質の
悲痛な表情が映し出されるたびに、体を一瞬だけ震わせていた。やはり、テレビの中にの
めり込んでいるようだ。
「・・・恵美ちゃん?」
「はっ!お兄ちゃんか。着替え終わったの?」
何度目かの呼びかけで、ようやく恵美は正気に返った。しかし、体操座りをしたお尻の辺り
が気になるようで、もぞもぞと恥ずかしそうにスカートを直したりしている。いや、どちらかと
言えば、スカートの中身をいじっているように見える。
201 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 00:16:21 ID:XISYNhW4
「どうしたんだい?ぼんやりして」
「・・・」
隆司の問いかけに、恵美は答えなかった。だが、熱っぽい視線が隆司に向けて注がれ
ている。そして一瞬の間をおいて、恵美は小さく呟いた。
「・・・ねえ、お兄ちゃん。縛られるのが好きな女の子って、変かな」
「へ?」
あまりに唐突な質問で、隆司は戸惑った。いや、実際の話を言えば、質問の意味が分か
らなかった。すると恵美が自分の問いに対して、補足をした。
「あたし・・・ちょっと変態、入ってるかも・・・実はね、あたし縛られると、なんだか興奮する
の・・・お兄ちゃん、そういう女の子の話とか、聞いたことない?」
「え?えええ?」
そうは言われても返事の仕様が無い。隆司は焦った。まさか、小学五年生の少女の口か
ら、マゾヒスティックな性癖の相談を持ちかけられるとは、思いもよらなかったからだ。
「始めはね、クラスの男の子とドロ巡やってた時のことなんだけど・・・」
ドロ巡とは、ドロボウ対巡査を略したもので、かくれんぼに似た遊びである。巡査はドロボウ
を追い、捕らえたら監獄に放り込むという権利を持っている。そこへ仲間のドロボウが来れ
ば、捕まっている者も逃げられるのだが、監獄には監視がついていて中々、牢破りは成功
しない。
202 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 00:31:24 ID:XISYNhW4
「あたし、ドロボウ役やってて捕まったんだけど、巡査役の男の子ったら、ひどいの。あた
しを監獄に入れて柱に縛りつけろって、他の巡査役に命令したのよ」
恵美は頬をかあっと赤らめながら言う。そして、更に驚くべき事を言うのだ。
「巡査役の男の子・・・は五人くらいいて、その時の監獄は、公園にある公民館の中だった
んだけど、そこの柱に無理矢理、あたしを縛りつけたの。これなら逃げれないだろうとか言
って」
恵美の話し振りに熱が帯びてきた。気がつくと、隆司の股間は熱い血潮で満たされた男の
せいで、隆々と盛り上がっている。
「男の子たちはあたしの周りを離れなくて、にやにや見ていたの・・・だけどそのうち、男の子
の手があたしのスカートを捲って・・・」
「悪戯されたんだね」
と、隆司が問うと、恵美はこくんと頷いた。
「でも、パンツを見られただけ。それ以上は何も無かったの」
「そ、それで・・・恵美ちゃんは、その時・・・興奮しちゃったのかい?」
「・・・よく分からないんだけど、そんな感じ・・・かな」
もじもじと足をばたつかせる恵美。いかにも興奮しているのだが、それをどう表していいのか
が分からないらしく、その答えを隆司に求めている風である。
203 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 00:48:21 ID:XISYNhW4
「縛られて男の子たちにパンツ見られると、なんだかお股の辺りが、キューンってなった
の。説明しづらいんだけど、弱い電気が走ったって感じ」
「ふうむ」
「あたし、このまま何をされるんだろうって考えると怖くなって・・・でも、どこかで何かを
期待してた気がするの。そういうのって変かなあ・・・」
恵美の説明からすると、どうやら彼女には被虐的な性癖があるようだ。だから、先ほど
番組の中で人質となった女性に対して、気持ちがシンクロしたのであろう。特に、相手が
悪党の類だったので、恵美は更なる被虐心を駆り立てられたに違いない。そういった性
癖を持つ人をマゾヒストとか言うらしいが、詳しい事は隆司には分からない。
「・・・お兄ちゃんは、どう思う?」
「確か、恵美ちゃんみたいな人を、マゾって呼んでたと思う。結構、普通にいるみたいだよ」
「そうなの?良かったァ・・・あたしだけじゃなくて」
恵美はほっと胸をなでおろした。自分が特殊な嗜好の持ち主ではないと知り、ようやく安
堵する。
204 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 01:05:42 ID:XISYNhW4
「反対に、女の人を縛ったりするのが好きなのを、サドっていうらしいよ。きっと、恵美ちゃ
んと一緒にドロ巡やってた男の子たちは、そういうのだったんだろうね」
「ふうん・・・ところで、お兄ちゃんはどっちなの?」
「えっ?俺?俺は別に・・・」
恵美の問いに窮する隆司。被虐者か嗜虐者かと聞かれても、今まで気に留めた事など
無いのだから、答えられる筈が無かった。
「あたしが思うに、お兄ちゃんはサドの方よ。いつもあたしに意地悪するから」
「おいおい、俺がいつ恵美ちゃんに意地悪をしたっていうんだい?」
「いつもよ。だってお兄ちゃん、いつもあたしを子ども扱いするから」
恵美がきゅっと唇を歪め、斜に構えて見せた。日頃から兄と慕う隆司を、困らせてやりた
いという顔つきである。
「ねえ、お兄ちゃん・・・試したらどう?」
恵美が隆司の方へ背中を向けた。無防備な少女の後姿が、少年の心を揺さぶる。
「た、試すって?」
「おばさん・・・さっき、出かけるって言ってたよ。今、この家にはあたしとお兄ちゃんだけ・・・」
そう言って恵美は静かに目を閉じ、両手を後に回したのであった。
205 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 01:20:05 ID:XISYNhW4
時刻は朝の八時を少し回っていたが、隆司の部屋のカーテンは閉められたままだった。
その奥で恵美は後ろ手を縛られ、ベッドの上に転がされている。
「きつくない?恵美ちゃん」
「全然。もっときつく縛られても、平気」
着衣のままだが、恵美は後ろ手から肩、それに胸元を梱包用のナイロンテープで縛られ
ていた。今日の彼女の装いはピンクのワンピースが一枚きりで、後は下着類だけである。
その下着は、まばゆい白だった。
「恵美ちゃん、パンツが見えてるよ」
「やだァ・・・お兄ちゃんのエッチ」
寝転がされた恵美は、乱れたワンピースの裾が直せず、女児用ショーツを露わにしてい
た。そして、細く長い二肢を交互にばたつかせ、傍らに居る隆司の背中を蹴る。
「イテテ!恵美ちゃん、蹴らないでくれ」
「駄目よ。子供にこんな事する人は、近寄らないで」
ふふ、と恵美が口元を歪めた。隆司を拒むふりをして、その実、誘っているのだ。
「足癖の悪い子だ」
「イヤ!触らないで!」
隆司が恵美の両足を取ると、強引に左右に割ってやった。すると恵美は顔を紅潮させて、
瞳を潤ませる。
206 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 01:37:10 ID:XISYNhW4
「お・・・お兄ちゃん。あたし、やっぱりマゾなんだ。変な・・・変な気持ちになってきたの」
「そうかい。じゃあ、もっと変な気持ちにしてあげるから、立って」
隆司はベッドから恵美を引き上げ、膝立ちになるよう命令し、己自身はその前に立ちふ
さがった。ちょうど、恵美の顔の前に、隆司の股間が来る格好である。
「恵美ちゃんは、オチンチンを見たことがあるかい?」
「お父さんのなら・・・あッ!」
恵美が答え終わる前に、隆司がズボンを下ろして反り返った男根を見せつけた。被虐
趣味のある少女と同室していたためか、そこは破裂せんばかりに張り詰め、今にも血
しぶきが噴き出しそうになっている。
「どうだい?お父さんのと比べて」
「す、すごい・・・こんなの初めて見る」
恵美は目を細めて、眩しげに男根を見た。赤黒く、鋼で作られたような逸品だった。
「これをしゃぶってくれないかな?」
「えっ?そ、そんなあ・・・」
「お願いだよ。俺、恵美ちゃんがオチンチンしゃぶる姿が見たいんだ」
一旦は拒んだものの、恵美は何か淫らな期待感で、とろりと目を蕩けさせていた。
異性の性器をしゃぶるという事が、きっと更なる被虐心を燃え上がらせてくれるのを、
彼女は本能で感じ取っている。
207 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 01:50:30 ID:XISYNhW4
「あむ・・・」
恵美は小さな唇で、精一杯、男根を咥え込んだ。そして上目遣いに、隆司の顔を見る。
どうしたらいいの、とでも聞いているような顔つきだった。
「咥えてるだけじゃ駄目なんだ。ちょっと、舌で舐めてごらん」
「こう?」
「そうそう・・・」
恵美の舌が男根の先端を這う。もちろん手馴れている訳がないので、まるで尿道口を
くすぐるだけの舌使いである。しかし、それでも隆司の快感は相当な物だった。
「気持ち良いよ、恵美ちゃん。俺のオチンチンは美味しいかい?」
「・・・うーん。不味くはないかな」
「本当?普通の女の子は、こんな物、美味しいとは思わないんだけどな。やっぱり、恵
美ちゃんはマゾの変態なんだな」
そう言われると恵美は顔を耳まで赤くし、フルフルと頭を振った。しかし、いくら否定して
も、身を戒められる事を望み、兄と慕う少年をここまで誘い込んだ手管は、とても小学五
年生の物とは思えない。まさに、生来の被虐心があってこそである。
208 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 02:08:54 ID:XISYNhW4
「お兄ちゃん、コレ・・・いつまで舐めればいいの?」
「俺がいいというまでさ」
「ああ・・・あたし、またお股の辺りが、キューンってなってきた・・・」
「いやらしい子だな」
隆司は恵美の女の変化に気づいていた。このまま焦らすのもいいが、早めに引導をく
れてやってもいいだろうと思う。だが、純潔を奪うのは早急である。まだ、少女はそこま
で体が熟してはいないのだ。しかし、恵美自身は、更なる何かを求めて身を捩る。
「お兄ちゃん・・・お股がジンジン痺れてきた・・・何とかしてェ・・・」
「ようし、それじゃあ・・・」
と、隆司は言うや否や、恵美をベッドの上へ押し倒し、ショーツを毟り取ってしまった。
「何をするの、お兄ちゃん」
「お股のしびれを取ってやるのさ」
恵美の女はまだぴたりと閉じた二枚貝で、若草も一本すら生えていなかった。隆司は
そこに指を当て、白磁のような処女肌をじわじわと侵していく。
超期待連投補助
210 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 02:21:00 ID:XISYNhW4
「あッ!いやッ!」
恵美は未知の接触に身を強張らせた。被虐の趣味には目覚めていたが、まだそこは
無垢なのである。まるで花のつぼみのような処女宮はぶるぶると震え、怯えるように縮
こまっていた。そこに、隆司の指が分け入っていく。
「あ・・・あ〜・・・お兄ちゃん」
「お股のしびれはどうなった?」
「良く、分かんないけど・・・さっきよりずっと、変な気持ちに変わった」
「そうか」
二枚貝を押し開き、熱っぽい処女肉の中を隆司の指は進む。途中、まだ未完成の肉襞
の艶かしい感触に当てられ、危うく眩暈を起こしそうになったが、何とかこらえている。
「・・・お兄ちゃん」
「なんだい?」
「・・・また、オチンチン、しゃぶらせてもらってもいい?なんだか、しゃぶりたくなってきた
の」
「ああ、いいよ」
「でも・・・お股の方はやめないでね」
「欲張りだな」
隆司は呆れたように笑った。
211 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 02:49:16 ID:XISYNhW4
それからしばらく後、恵美は毎日のように隆司のもとへやって来るようになった。無論、
どちらの親も、二人の兄妹のような関係を疑ってはいないので、何の干渉もしては来
ない。
「ああッ、お兄ちゃん・・・」
恵美は後ろで手錠をかけられ、イモムシのように隆司の自室の床に転がっていた。
素肌には黒いウエストニッパーだけが着けられ、まるで幼い娼婦のような姿だった。
「お兄ちゃん、お願い。お股をいじりながら、おしゃぶりさせて・・・」
「なんだ、もうおねだりか、恵美」
「・・・ウン」
「仕方ないな。ほら」
隆司が恵美の顔を跨ぐと、すぐに股ぐらからぶら下がっているモノは、少女の唇で包ま
れた。次いで、隆司の指が恵美の下半身へと伸びる。
「ああん」
男根を咥え込みながら、恵美は低いため息を漏らした。近ごろの恵美は、指で二枚貝
をこじ開けられても平気になっている。と言うよりは、厳しいいたぶりが心地良くなり始め
ているのだ。
212 :
ブリーフ大名:2005/10/15(土) 03:00:50 ID:XISYNhW4
「ねえ、お兄ちゃん。いつ、これであたしの処女を奪ってくれるの?」
ペチャぺチャと淫猥な肉音をさせながら恵美が聞くと、
「まあ、そろそろいいかなって、思ってるんだがな」
と、隆司はいっぱしの男を気取る風に答えた。
「楽しみだなあ・・・今の指いじりより、もっと気持ち良いんでしょう?」
「ああ。エッチ好きの恵美だったら、泣いて喜ぶかもな」
「その時も、縛ってね。お願いよ」
「もちろんだ」
すっかり指で解された恵美の女肉を弄りながら、隆司は口元を歪める。ここはまだ処女
宮だが、近く己の分身でそれを奪う算段が、彼の脳内では描かれていた。
「激しく無残に奪ってやるからな、恵美」
「うん。ああ、あたし幸せよ・・・」
自分を戒める手錠の鎖が鳴った時、恵美は激しい絶頂を覚えていた。彼女はもう、この
被虐の呪縛から逃れる事は出来そうに無い。それはもちろん、隆司も同じであった。
おちまい
超乙!
いつもながら多芸で素晴らしいざんす。
素晴らしい、シェフを呼べ!
ブラボー! おお、ブラボー!
せ、戦士長・・・!
なんということでしょう!
これだ!!
これが見たかった!!
・・
ああ、すごくいい
219 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 03:36:41 ID:r+Vyc2UH
保守
キ // /::::://O/,| /
ュ / |'''' |::::://O//| /
.ッ \ |‐┐ |::://O/ ノ ヾ、/
: |__」 |/ヾ. / /
ヽ /\ ヽ___ノ / . へ、,/
/ × / { く /
く /_ \ !、.ノ `ー''"
/\ ''" //
| \/、/ ゙′
|\ /|\ ̄
\|
保守
222
次マダ-?チンチン(AA略
保守
225 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 21:54:34 ID:6tB/oUwL
保守
ほしゅっ
hose
,、-‐''" ̄`'ー、,
// ,´-'''''''‐-、 `‐、
/ ヽ、」、lヽ、
/ ヽ ヽ、 ヽ+l+xyx、
i´ l ヽ ヽ、_,ゝヽ ヾfy fy`○、,
{ ヽ ヽx''´,.,ィニ‐ヾヽl`fy,ヽ○、``
'、 l '、',xヽ \ヽ, トノ::)`i`リ i`y!ヾ``
l ヽヾ、{fうヾ‐ヾ `~(つl l リl○、
ヽ、ヽヽヽ-' 、 ,.、 /l リ !ヾ
ヽ`fyl(つ <ノ , ' !l/リ_____
○,、 i`i'r‐-イ リr,ー、 r=
'"!`lW'//´‐ ,__/ `‐、 /「
,イヽ l' /__,、-‐'´=彡'ニヽll
229 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 18:13:11 ID:gLJ3IPfs
保守
231 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 00:36:31 ID:jgTZrWvU
age
保守
age
クリスマス〜♪
大晦日っ♪
あけおめ!
237 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 14:21:57 ID:2k0a91yi
まだ
238 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 18:29:59 ID:6rwXkS+Z
hosyu
240 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 18:09:38 ID:Q2MdJE8m
あげ
文才のない自分がうらめしい
このスレ、イラマチオねた有り?
あり
というか何でもいいから書いてくれ・・・
なんだか>>102のレスが面白い希ガス…
.__
|∀・*|シ))
.´|__|
./ く
保守
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
246 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 11:36:11 ID:IJA3AYb2
さてどうしたものか
247 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 22:49:21 ID:tq+7E7Xr
hosyu
待ってみる(´・ω・`)
こりゃもう駄目かもわからんね
大名きてくれないかなぁ・・・
さすがにもうダメだな
ジープに揺られて山道を走りながら、鶴下京一は猛烈な後悔に襲われていた。
民俗学者をやっている叔父の頼みで軽いバイトに参加したつもりが、とんでもないところに連れて行かれるはめになってしまったからだ。
話は一週間ほど前にさかのぼる。
大学が夏休みに入ったので、サークルの夏合宿が始まる前に短期バイトでもしようと考えていると、叔父の雅彦から電話があった。ちょうどタイミングよくバイトをしないかというものだった。
今までにも何度か叔父の手伝いはしていたので、バイトの内容がどんなものかはわかっていた。基本的には荷物持ち兼カメラマンである。
民俗学という学問は基本的にフィールドワーク、つまり現地に行って古老の話を聞いたり、古文書、古跡を調べ、それを記録する作業が主になるのだが、その際に映像や音声を残すことが重要になってくる。たとえば方言などは文字だけでは記録できないからである。
そのためインタビュアーの雅彦に代わってカメラマンをするのが京一の役目だった。
叔父の話によると、今回はかなりの僻地に行くことになるらしい。遠い上に、かなりきついものになるかもしれないので、バイト代もいつもより五割増しでどうかという言葉に、学生らしく万年金欠の京一は一も二もなく飛びついた。
幸いにもサークルの夏合宿の日程にはかぶらなかったので、なんの心配もない。
……はずだった。
「話がうますぎるとは思ったんだ」
京一の呟きはジープの揺れにまぎれて掻き消えてしまう。
今日の朝七時に駅に集合してから新幹線で四時間、電車に揺られること三時間、そこからさらにレンタカーで五時間。それでもまだ目的地には着かない。
車がジープだった時点でおかしいとは思ったんだよ。
すでにジープに乗ってから五回、車酔いによってもどしている京一は力なく窓の外を眺めた。もはや胃の中は空っぽである。
とっくの昔にまともな道ではなくなっている。数時間前から獣道を無理やり押し通っているようなものだ。
長い電車旅を終えて、駅をおりてすぐのレンタカー屋でジープを前にした雅彦の言葉を思い出す。
「ちょっと山奥にある村だからね。普通の車じゃ厳しいんだ」
そのときはなにも考えずにただ、ジープなどという珍しい車に乗れるのはちょっとラッキーだな、と考えてしまった。
五時間前の自分をぶん殴り気絶させて、そのまま電車に放り込んで帰宅させたい。
なにがちょっとだ。ここ本当に日本か? 知らないうちにインドとかにワープしてんじゃないだろうな。
京一に毒づかれているのも知らずに、雅彦は気分よさそうに鼻歌を歌いながらハンドルを握っている。
「……お、叔父さんまだ?」
息も絶え絶えに京一が尋ねると、雅彦は一時間ほど前と同じ答えを返した。
「あー京一。もうすぐだから、あとちょっとで着く。この坂越えたらすぐだ」
「さ、さっきも同じ、答えだったけど……」
「あ、ほら見えた」
がこんと車体が大きく揺れ、斜めになる。急な斜面を登り終えた証だ。
雅彦の声に、京一はのろのろと体を起こし前方に視線をやった。
ちょうど坂の終わるあたりがぽっかりと開けて、小さな村があるのが見える。
山と山の間。わずかな平地にしがみついているような村で、田畑の間にぽつぽつと家がある。
家といっても、近代的なマンションなど一つもない。驚くべきことに藁葺き屋根の家ばかり。
「こんなとこにも人が住んでるんだ」
「もちろん。でなけりゃ何しにきたのかわからんだろうが」
雅彦は軽く笑ったが、京一ならずとも、並の人間なら同様のことを口走っただろう。
ジープは五分ほどして、村の入り口――別に門などがあるわけでなく、そこで森が途切れているだけ――にたどり着いた。
すると、畑で農作業をしていた一人の村人がこちらに気づいたらしい。仕事の手を休め京一たちに向かって大きく手を振る。中年の男性らしいが、まるで子供のようである。
雅彦がそれに応えるように大きく手を振ると、手でメガホンをつくって声を張り上げた。
「すいませーん! 山木さんはどこにおられますかー!」
「おー、おめさんたつがすんぞーが言ってだ学者さんけぇー! ぃんま呼んできでやっからよぉー、ちっと待ってれー!」
ひどり訛りに京一が驚いていると、中年の男は返事を待たずに畑を飛び出し、あぜ道に止めてあった自転車に飛び乗ってやかましい音をたてながら村の奥へ走り去ってしまう。
呆然と男を見送ると、京一は隣にいる雅彦の様子を窺った。
叔父は動じた風もなくタバコを取り出している。
京一は心の中で深く長いため息をついた。なんという僻地に来てしまったのだろう。まるで戦前の村のようだ。見たところ電気も通っていないようだし、携帯電話はとっくの昔に圏外である。
「えっと、何日いるんだっけ」
甥の問いに、雅彦は考え込むようなそぶりで煙を空に向かって吐き出した。
「予定では一週間だな。もしかしたら数日伸びるかもしれんが」
「一週間か……」
呟くと、京一はジープを降りた。大きく伸びをしながら深呼吸をする。
都会ではどうやっても味わえない澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと、あきらめに似た気持ちで覚悟を決める。
来てしまったものはしょうがないのだから、一週間頑張ろう。避暑地に来たと思えばいいバカンスにもなる。
京一が自分を誤魔化していると、がちゃんがちゃんと激しい金属音が聞こえてきた。
先ほど山木を呼びに行った男が戻ってきたらしい。
音のしたほうを眺めると、まだ男はだいぶ遠くにいる。よく音が聞こえるものだと京一は思ったが、周りに他に音を立てるようなものが一切ないせいだろう。
都会にいると自動車や人の話し声、足音、電化製品など様々なことで雑音がする。普段はそれらの中で暮らしているため気づかないだけで、本来自然が出す音などせいぜいが動物の鳴き声程度のものである。
「ぃよぉー! もーすぐ来るっでよぉー」
叫びながら男はどんどん京一たちに近づいてくる。どうやら農作業に戻るつもりはなさそうだった。
「おらぁ山谷大介っちゅうもんだぁ。おめさんたつよぉこんげな遠いとごまできんさったなぁー」
ジープのそばに自転車を止めると、男は自己紹介をした。
「どうもはじめまして、鶴下雅彦といいます。民俗学の学者をやってます。こっちは鶴下京一、助手です。と言っても甥なんですがね」
「鶴下京一です」
雅彦に紹介されて京一は軽く頭を下げる。
「へぇー。ちゅうこどはこん子が今度のまづりのぉー。はぁー」
間延びした声でなにやら感嘆しながら、山谷が京一をじろじろと遠慮なく眺める。
「祭り? ってなに?」
京一が小声で叔父に尋ねた。
「ん、ああ。今回ここに来た一番の目的だ。この村にはずいぶん古くから伝わる祭事があってな、昔から姿をほとんど変えずに今もその神事を執り行なってるそうだ。
まあそれ以外にも色々と目的はあるが、それを見学しようというのが今回のメインだな」
続けて京一が質問しようとしたとき、大きな声が聞こえてきた。
「おーい! 鶴下さーん」
大きく手を振りながら、自転車に乗ったつなぎ姿の男が現れた。端村役場と書かれた帽子をかぶっている。こちらの自転車はやかましくない。
「おぉ、大介さぁ仕事に戻っとらんのけぇ。まださぼってっと清子さぁにおごられっで」
「ほっとげ、こんげな田舎に客が来るなんでめったにあるもんでねぇが」
「ん、確かにそげだな。おぉー、挨拶が遅れてしもってすまねぇな先生」
自転車を降りた役場の男が帽子を取って挨拶する。
「いやいや、こちらこそご無沙汰してます。こいつは助手の鶴下京一、甥です」
雅彦に背中を叩かれながら先ほどと同じように紹介され、京一は軽く頭を下げた。
「どうも、はじめまして鶴下京一です」
「よぉ、はずめますて俺は村長の山木新造だぁ。ほぉー、きみが祭りのぉー。京一君けぇー。京一君は運がえぇーでなんつっても今度の巫女は美人だでよぉ」
京一は山木が村長を名乗ったことに少し驚いた。帽子から村役場の職員とばかり思っていたからだ。まだ三十の半ばくらいに見える。
「山木さん」
「お、おぉー。すまね、すまね、そっだら泊まっでもらうとこまで案内するでよぉ、ついて来でくれや」
雅彦が名前を呼ぶと、山木は慌てたように何度も頷き、再び自転車にまたがった。
前を行く山木の自転車のあとをついてのろのろと進むジープの助手席で、京一は気になっていたことを雅彦に尋ねた。
「俺、村の祭りでなんかするの?」
「なんのことだ」
「なんか村の人たちそんな感じのこと言ってなかった?」
「聞き間違いじゃないのか。だいたい昨日今日来たお前を大事な神事に関わらせるわけないだろう。なんといっても六十年に一度なんだから」
「六十年!」
京一が思わず大声をあげるのを横目に、雅彦はタバコをふかしている。
「六十年に一回の祭り!?」
「そうだ。だから今回は運が良かった。前の祭りなんぞは戦後しばらくに行われているから、当時の学者連中もまだ混乱してて記録だとか資料どころじゃなかったみたいだしな。民俗学者冥利につきるよ」
うまそうにタバコの煙を吐き出すと、雅彦は遠い目をして言った。
「こんなとこだとそれぐらい間隔があいてても気にならないものなのか。俺だったらとても六十年ごとの祭りなんか続ける気にならないけど」
そこまで言って、京一は窓の外の景色を眺めて思い直した。
こんな田舎に住んでたら六十年なんか少し前程度の感覚なのかもしれない。なにしろ景色が同じ現代とは思えない。
それこそ戦前の懐かしい風景を再現したテーマパークのようなのだから。タイムスリップしたような気分になってしまう。
「ああ、そういえば二人とも凄く訛ってたけど、ここの人はみんなあんな感じなの? 俺あんな訛った人始めて見た。ときどきなに言ってるかわからなくなったし」
京一が前を行く山木の背中を眺めながら口にする。
「なに言ってんだ。あの人たちはこっちに合わせてくれてたんだよ。まだ若いほうだから標準語に近いものも話せる」
「あれで!」
「もっと年くってる人だとお前には日本語に聞こえないだろうな。俺だって最初は通訳がいった。前来たときは土地の古老に話しを聞く前に、言葉を習うのでかなり時間を取られちまったからな」
民俗学者として数多くの方言を研究している雅彦ですら通訳が必要だったと聞いて、京一は気が遠くなった。
「すごい……。ああ、凄いといえば、あの山木って人も凄いよな。まだ結構若そうなのに村長なんかやってさ。叔父さんの知り合いっぽかったけど」
「あの人がきっかけでこの村のことを知ったんだ。ちょっと色々あってな」
新しいタバコに火をつける雅彦。
「まあ村長っていっても一番偉いってわけでもないしな」
「偉くない村長なんていないだろ。まさか市長もこの村にいるとか」
京一はそう言ったものの、こんな辺鄙なところに村があっただけでも信じられないのに、まさか市役所があるなんて信じてはいない。
「いや、そうじゃない。公的に言えば一番偉いのはあの村長の山木さんだ。だが、村の中では年寄り連中の、いわゆる長老みたいな人たちのほうが偉い。
だいたいここの職業は基本的に世襲だからな」
「うわっ、二世議員。構造改革しないと」
冗談めかして京一が言うと、雅彦が首を振る。
「そうじゃない。こんな僻地の中の僻地だからな、へたに何も知らない新人が村長になっても混乱するだけだ。
ノウハウを持ってる家が代々仕事に専任されたほうが効率がいい。第一ここで権力なんか持っても汚職なんかおこるわけがないしな。
それに村長だけじゃない、先生もそうだし、医者もそうだ。他にも雑貨屋なんかもそうだし、もちろん農家もだ。ここでは親の仕事を継ぐのが当たり前なんだ」
「マジで同じ平成なのか、ここ……」
あらためて、京一はジープの窓から辺りを眺めた。自分がひどく場違いに思える。現代の感覚から言えば、場違いなのはこの村のはずなのに。
「そごの家だぁー!」
前の自転車から大声が聞こえてくる。どうやら、目的地に着いたらしい。
自転車が止まるのを見て、雅彦もジープを止める。
車を降りると、ひときわ古い家が目の前にあった。当然ながら藁葺き屋根の、それこそ昔話に出てきそうな家である。
広い庭――とくに柵で囲ってあるわけでもないが、道とは違う雰囲気なので京一はそう判断した――のすみには薪が積み上げられており、斧が無造作に立てかけられている。
「うぉ、すげぇ。薪だ。風呂用か?」
京一の言葉が聞こえたのだろう、新造が言う。
「こんげなとこだとガスなんで引かれてねぇでよぉ。プロパンならあんだけどよ」
指差されたほうを見ると、確かに大きな鉄のプロパンガスが何本か立っているのが見えた。
「風呂なんぞにつかっでしもったらすぅぐにねぇよおになるでな。んだけども電気はあんだぁ、ほれ、あっこ」
再び、新造に示されたほうを眺めると、なにやらよくわからない機械が家にへばりつくようにしてある。おそらく発電機の類なのだろう。
「んだから夜は蝋燭なんてこどもねぇでよぉ」
笑うと、ちょっど婆さん呼んでくっから待っててくれろ。そう言って新造は家の中に入っていった。
京一はため息をつくと、ジープから荷物を降ろしている雅彦を手伝うことにする。
カメラやフィルムの入った大きなケースを下ろしながら、叔父に話しかけた。
「ここってコンビニ、つうかタバコの自販機なんか……」
「あるわけないだろ」
「マジか……、叔父さんタバコ持ってる?」
「ん、ああ」
「ちょっとでいいから分けてくれない」
「なんだ買ってこなかったのか」
「まさかこんな凄いとこだとは思わなかったから」
「わかった、その黄色いカバンあるだろ。それの中全部タバコだからあとで適当に持ってけ。一カートンやるから。」
叔父が顎で示したナップザックには優に二十カートンは入っていそうである。京一は叔父のヘビースモーカーぶりにあきれ返る。
一日一カートン吸っても余り過ぎる計算である。もしかしたらかなり長くいるつもりなのかもしれない。一週間といわれたの嘘だったのだろうか。京一はぞっとした。
荷物を全部降ろし終えた頃、新造が戻ってきた。老婆と若い女を連れている。おそらく家の住人なのだろう。
「オババだ……」
京一が思わず口にしてしまったが、まさにその単語がぴったりくる老婆である。頭は真っ白で、結い上げてまとめてある。
年は八十をいくらか過ぎたくらいだろうか、しかし百歳だと言われても京一は納得しただろう。
小袖に、動きやすそうなもんぺ姿でかくしゃくとした歩き姿である。腰はいくらか曲がっているものの、杖はついていない。
一方の若い女、女の子と言ったほうがいいだろう。こちらはジーンズにティーシャツという現代人らしい姿である。ショートカットで可愛らしい顔立ちだった。
化粧っ気はまるでないが、それが逆に健康的な美しさを引き立てている。
しかし、どこか田舎臭いと言うか、純朴な雰囲気を持っているのが、この村の住人であるということを思わせる。京一と同じか、少し年下ぐらいに見受けられた。
最後にちょっぴりしか女の子が登場してませんが、
次回にはもっとちゃんと出てきます。
超期待フェラ!
やばい、導入だけでここまで惹きこまれるとは・・・
なんか文章書きなれてる感じがしますな
つづき期待してます!
ワクワク
捕手
>>258続き
三人はすぐに京一たちの前にやってきた。
新造が女性二人を促すように手を広げる。
「やぁー、鶴下先生のほうは知っとるだろぉけどよぉ、京一君のほうは知らんだろぉで紹介すとぐわ。うちの村の巫女さんの奥山タツばぁと真由ちゃんだぁ」
「奥山タツと申すます。こんたびは先生様がたに偉ぇご苦労をおかけすることになっづまって」
年のせいか多少かすれてはいたものの、はきはきと挨拶すると、タツは深々と頭を下げた。
「いやいや、気にしないでください。おかげさまでと言ったらなんですが、こちらのほうも無理を言いましたし、お互い様です」
「そう言っでもらえるっとオラとすても助かりますで。けんども、お世話になっでおいて申すわけねぇが、
他のもんにはぜってぇに知らせねぇちゅうことだけはまんず頼んます。何度も言っとりますが、年寄りは心配性なもんだで」
「わかっております。私もこういった研究に携わっているものとして、当事者にとってどれほどの秘事かはよく存じているつもりです。
私の胸だけに収めさせてただきます。こういったことを知りたがるのは学者としての性ですから。他の人は知りませんが、
私は自分の好奇心だけを満たすためにやってるようなものです。絶対に他言はいたしません」
雅彦が余所行きの言葉調子で話すと、老婆は納得したのか、改めて深々と頭を下げた。
顔をあげると、タツは京一に値踏みするような視線を向ける。
「こっちにおる子ですか」
京一は頭のてっぺんからつま先まで、ゆっくりと観察されているのを感じる。
「はい。私の甥の京一と言います」
「鶴下京一です。一週間お世話になります」
居心地の悪い思いをしながら、京一は今日何度目かのお辞儀をする。
「へぇ、よろすくお願いすます。こっちにおる子が京一様のお世話をするもんです。オラの孫です」
これ、と祖母に促されて真由がぺこりと頭を下げる。艶々と黒い髪の毛がさらりと動く。
「奥山真由です。一週間よろすくお願いすます。なにかあったらすぐに言うてください」
若いせいか、他の村人よりも訛りが軽い。京一にも比較的聞き取りやすかった。
京一は世話役など要らないと言おうとしたが、雅彦の無言の圧力を感じてよろしくと言葉を返した。この叔父はときどき妙な迫力をかもし出す。
「そすたら俺は役場のほうに帰るで」
自転車にまたがろうとした新造を雅彦が呼び止める。
「あ、ちょっと待ってください。これ良かったらどうぞ。前来たとき言ってたでしょう」
荷物をがさごそと引っ掻き回すと、雅彦はタバコを数カートン取り出す。
「おー、おー! すまねぇな。こいつはありがたく村のもんで分けさせてもれうわ。みんな喜ぶでよぉ」
前カゴにタバコを入れると、新造は上機嫌で去っていった。
確かに古めかしい――なにせ囲炉裏があるぐらいである――のだが、蛍光灯に電化製品はあるし、冷蔵庫などはなんと業務用の巨大なものがある。
もっとも、これはあとで生活用品が数ヶ月に一度しか届かないという村の状況を知ってしまえば当然のことと思えたが。
ともあれ、京一が予想していたほど厳しい生活にはならなさそうである。
京一と雅彦が案内された部屋はやたらと広かった。何畳なのか考えるのも馬鹿らしくなってしまう。
部屋の真ん中のほうに座椅子と脚の短いテーブルがある。窓際にも座椅子があり、小さな卓が置いてある。外の景色を眺める
広い部屋の片隅に荷物を置くと、雅彦はさっそくその中からデジタルカメラにデジタルビデオ、メモリースティックの類を取り出して一つのリュックのまとめている。
そのうちに準備ができたのか、それを背負うとおもむろに立ち上がる。
「京一、俺はざっと様子を見て回ってくるからお前は荷物の整理をしといてくれ」
それじゃあな、そう言うと雅彦は元気良く部屋を出て行ってしまった。
残された京介はため息をつくと、言われたとおり荷物を整理すべくリュックの中身をぶちまけ始める。
これでは整理ではなく散らかしているようにしか思えないが、そうではない。雅彦は荷造りをするときに、
手当たり次第に思いついた順にカバンに詰め込んでしまうため、どのカバンになにが入っているかさっぱりわからなくなってしまうのだ。
そこで現地に着くと、まず持ってきた荷物を仕分けるのが助手の最初の仕事になっていた。
「あんのぉ」
背後から声をかけられて京一は自分以外にも人がいたことを思い出した。自分たちをこの部屋まで案内してくれた人物である。所在無げにしている相手に声をかける。
「ああ、えっと、真由さんだっけ」
「もし良かっだらお茶でも入れてきましょうか」
「あ、お願いします」
そんなに急いで荷物の整理をする必要もあるまい。どうせ叔父が帰ってくるのは遅いだろうから。
京一はそう考え、休憩をとることにした。この村に到着してから、まだろくに落ち着けていない。
「んだら」
嬉しそうな笑顔で京一に頷きかけると、真由は部屋を出て行った。
彼女の軽い足音を聞きながら、京一はポケットからタバコを取り出す。残り数本しかない。叔父とは吸っているタバコの種類が違う。しばらくはそれで我慢しないといけない。
どこか名残惜しい気持ちで京一はタバコを口にくわえた。いつもよりじっくりと味わうつもりだった。
テーブルにあった灰皿を手前によせて一服していると、盆に急須やお茶菓子を載せて真由が帰ってきた。
湯飲みにお茶を入れながら真由が京一に話しかける。
「先生について来られた助手っちゅうことは京一さんも学者になるんか」
「いや俺はそんなつもりはないよ。単なるバイト。真由さんはなにしてるの学生? あと俺のことは京一でいいから。」
「そんならあたすのことも真由でいいよぉ。あたすは高校でてからもう三年はばあちゃんについて巫女の修行やっとるよ」
お茶を京一に差し出しながら真由が言った。
京一は内心で驚いていた。訛りのせいか、化粧気のないさっぱりした身なりからか、てっきり真由は自分より年下だと思っていた。
年上だということがわかった今でも、年下にしか見えない。田舎育ちを割り引いても実年齢より若い、というよりも幼く見える。
茶をすすりながらじっと彼女を眺めていると、真由が大福を差し出してきた。家で自分がつくったものらしい。
「甘ぐておいしいよぉ。……ん? もすかしてお茶渋かったかなぁ」
真由は京一の視線を勘違いしたらしい。
慌てて京一が手を振った。
「いや、おいしいよ。ちょっと真由が年上に見えないなと思って」
「え? ちゅうことはあんたいくつよ?」
「十九」
「へぇー。てっきりあんたのほうが年上に見えってたでよぉ。やっぱす都会の子は大人びて見えるんかねぇ」
真由がのんきな声をあげる。
その様子を見て、改めて京一は相手が年上には見えないと思った。
「あ! ちゅうことはあんた未成年でねぇか。タバコなんて吸ったらダメでねぇの」
精一杯年上ぶろうというのか、真由が腰に手をあてて注意してくる。だが、その顔に京一が煙を吹きかけると、思い切りむせて咳き込んでしまう。
「えへっ、けほっ。……なんちゅうことすんだぁか。この子はぁ」
「ガキ扱いするからだよ」
「……まあええわ」
言いながら真由が自分の分のお茶を入れているところを見ると、すぐに立ち去るつもりはなさそうだった。
その後、しばらく二人は自己紹介がてら世間話をしてだいぶ打ち解けることができた。
そのときにわかったことだが、村には真由と同年代の人間がおらず、一番年齢の近いもので上は十歳、下は八歳離れているそうである。
また、小・中学校は校舎を共有しており、村に公立が一校、生徒数は全員で四人。高校は山を二つ越えたところにこれまた私立高校が一校あり、生徒数は十九人らしい。
京介がこんな土地に私立高校があることに驚いたが、どうやら地元の金持ちがほぼ慈善事業でやっているようなところらしい。
久しぶりに、同年代の人間と話すことができて嬉しいとは真由の弁である。
「手伝ってくれてありがとう」
助かった。そう言いながら京一がタバコをくわえる。
ようやく持ってきた荷物の整理が終わったのだが、それを真由に手伝ってもらっていたのだ。それでもたっぷり三十分はかかった。
さきほどお茶を飲み終えたあとも、真由は部屋を去らなかった。かなり久しぶりに同年代の人間に会えて離れがたかったようである。
しばらくは京一の作業を眺めていたが、あまりに雑然とした荷物の群れに立ち向かう彼に同情したのか、途中で手伝おうかと提案してくれたのだ。
本は本ごとに、機材は機材ごとにというふうに大雑把な仕分けなら素人の真由にでもできる。あとは京一がそれをさらに細分化したのである。
「ん、たいしたことしてねぇでよぉ。やっぱす学者さんは大変だなぁ」
「そんなことないって。叔父さんが整理できない人間だってだけだよ」
ふと、京一が煙を吐きながら動きを止めた。再びお茶のしたくをしている真由の背に視線をやる。
「あ、そうだ。ちょっと聞きたいことあるんだけど」
「ん? なんだ」
「なんか今回祭りだかなんだかのことを調べるっつって来たんだけど、なんか知ってたら教えて欲しいんだ」
気軽に言ったつもりの京一の言葉は真由に劇的な変化をもたらした。
真由があからさまに驚いた様子で、お茶の葉をばさばさと急須に入れ続ける。
「なっ、な、なんのことだか、あ、あたすにはさっぱり」
天井を見たり、畳を見たり。視線をそわそわさまよわせて落ち着きをなくし始めてしまう。その上、なぜか顔が真っ赤になっている。
さすがに呆れて、京一が声をかけようとすると、真由は両手を胸の前でおろおろ動かして慌てまくる。
「あ、あたすはまだ若いもんだで、そったら昔の祭りんこどはなぁんも知らん。知らんちゅうたらなぁんも知らん」
そこへ雅彦が上機嫌で部屋に戻ってきた。
「いやあ、やっぱりこの村はいいな。見るべきところがたくさんある。多すぎるぐらいだ」
荷物を置きながら、妙な様子の真由に視線を落とす。
「どうした?」
いまの真由に聞いても意味がないと判断したのだろう。雅彦が京一に尋ねる。
「いや、なんか急にうろたえだして」
「そうか。まあいい。真由ちゃん、タツさんが呼んでたぞ」
雅彦の言葉を蜘蛛の糸だと思ったのだろう。真由はあたふたと立ち上がる。
「そ、そうだ。あたす晩御飯のすたくしねぇといけねんだ。そ、そったらあたすはこれで。また後でな」
ばたばたと去っていってしまう真由の背中を見送りながら、雅彦がもう一度京一に尋ねた。
「どうした?」
「いや、たぶんだけど……祭りのことなにか知ってるかって聞いたら急にあんなになっちゃって。絶対になんか知ってると思うんだけど、知らないって言うし」
わずかに雅彦が顔をしかめたが、京一は窓の外を眺めていたせいでそれに気づかない。
雅彦は腰をおろし、タバコに火をつけた。
「……きっとあれだ」
「なに」
「なにせ六十年に一度の神事だからな。簡単に部外者に漏らしちゃいけないと思ったんだろう」
「……そういうもんかな」
「そりゃそうだろう。なにせ今回の調査に協力してもらえるのだって奇跡的なんだからな。うかつなことで村の人の気分を害するなよ」
「それはわかってるけど……なんか怪しいんだよな」
「そんなことよりも、ちょっといまから今後の予定について話しておきたいんだが」
いまいち納得しかねる京一だったが、それ以上こだわってもどうにもならないことなので頭を切り替え、叔父と明日からのことについて話し合うことにする。
その後、落ち着きを取り戻した真由が二人を呼びに来て、今日取れたばかりだという新鮮な猪を使った猪鍋をご馳走になった。
村の野菜――当然ながら完全無農薬――や、山菜もふんだんに入れられており、都会では簡単に食べることのできない美味しい料理だった。
翌日から、雅彦たちは精力的に活動し始めた。
朝の五時ごろから起き――田舎の朝は早い。ほぼ日の出とともに目覚めるのである――朝食をとると、二手に分かれて調査に出かける準備をする。
午前中は遺跡資料の収集ということになっていた。
雅彦は山奥にある神社に一人で向かう予定である。できることなら京一も同行したほうがよいのだが、それでは到着までに倍以上の時間がかかってしまうと雅彦が判断したのである。
そのため京一は真由の案内で村落内の資料収集ということになっていた。
「よし。そしたらあとはたのんだぞ。今日周っておいて欲しいところは真由ちゃんに伝えてあるから案内してもらってくれ」
言うだけ言うと、雅彦は荷物を背負ってさっさと山に向かって歩いていってしまった。
残された京一はまだ半分寝ぼけている頭を覚ますために大きく伸びをする。
「……っ」
思わず声を漏らしてしまうが、あまり効果はなかったようである。京一は大きなあくびをすると、目じりをこする。
「すまねぇなぁ。ちょっど片付けに時間がかかってしまったもんで」
元気な声に反応した京一がのろのろと振り返ると、真由が家から手を振りながら出てくるところだった。
昨日と同じようなジーンズにティーシャツという格好である。違うのはリュックを背負っているところぐらいだろうか。
あまり美白という概念に興味はないらしい。その証拠に健康的に日焼けしている。そのせいで巫女修行中という雰囲気はあまりない。
「ほったら行くべ!」
だるそうな京一とは対照的に元気はつらつの真由が号令をかける。
京一はしぶしぶ足元の荷物を手に取った。この年上の田舎女のテンションをいささか呪いながら。
それから二人は真由の案内で村の主な遺跡をまわった。
昼までに神社を一つ、お寺を一つ、奉口石といういわくありげな岩を一つ、計三箇所をまわり資料を集める。
といってもせいぜい素人に毛が生えた程度の京一にできることは写真を撮りまくり、住職・神主に話を聞く程度のことである。
あとでこの資料をもとにして雅彦が研究し、場合によっては本人が直々に再調査に出向く。
「つ、疲れた」
京一は足を引きずるように歩いていた。彼の目の前には元気に歩いている真由の姿がある。
村は広くはないが、移動手段は徒歩しかないとなればそれなりに疲れる。その上、都会っ子の京一には真由のペースはきつかった。
だが、泣き言を言うのは男のプライドが許さなかったため、京一は休憩を申し出ることもできなかったのである。
京一はバイトが終わったらスポーツジムに通うことを検討することにした。
「ほれ、もう少すで川につくで、そこで昼御飯にするべ」
真由が指先に視線を動かすと小川の穏やかな流れが見えた。
「なに? 食べるものあるの?」
「あたりめえだ。あたすが弁当持ってるから」
半ばへたり込むように、京一が川沿いに腰を下ろした。大きく息を吐く。
「はぁー。もうだめだ。限界」
「都会もんは体力がねぇな」
真由がにこにこ笑って京一を眺める。彼女は背中のリュックを降ろすと、水筒と弁当箱をいくつか取り出した。
まずお茶をコップに入れると京一に差し出す。
「ほれ。まずこれでも飲んでもちっとしゃんとすねえと」
「ありがと」
「はい。京一のぶん」
真由が嬉しそうに京一に弁当箱を差し出す。
「これ真由の手作り?」
「んだ」
「へぇ。凄いな」
京一は弁当箱のフタをあけて驚きの声をあげた。
弁当は多少古風ではあったが、山の幸がふんだんに使われた豪勢なものだったのである。いまどきの若者でこんなものが作れる人間はそういないだろう。
「足んねかったらこっちにもまだあるで」
真由が新たな弁当を示すと、そちらにはおにぎりと漬物が入っていた。
「マジでうまそうだな」
いただきますと律儀に真由が手を合わせたのをきっかけに、京一は夢中で弁当をかきこむ。
よく歩いたのでよけいに美味しかったのだろう。京一はうまいを連呼しながら手作り弁当を堪能した。
食事を終えて、のんびりと景色を眺めていた京一が呟く。
「あの川、あんだけ綺麗だったら飲めそうだな」
「なに言ってんだぁ。もう飲んでるってのに。ここら辺りの水道は全部あれ使ってんだから」
「マジで!」
驚いた京一は川に近づくと両手で水をすくった。しばらくそれを眺めていたが、おもむろに口をつける。
「……すげぇうまい。まさに大自然って感じだ」
感動している京一を見て、真由がおかしそうに笑う。
「ほんに、変なもんで感動すんだなぁ京一は」
「うっせぇ。田舎もんには都会人の俺の感受性豊かな感動はわかんねえんだ」
憎らしい顔をつくった京一が言うと、それを見た真由が声をあげてさらに笑った。
午後から、京一たちは祭りに使うという神輿を見に行った。
本来なら祭りの関係者以外には見せないということだったが、今回は特別だそうだ。神輿のしまわれているお堂にかけられた鍵を真由が開ける。
この鍵は巫女であるタツと、村長が持っている二つしかないらしい。いま使ったのは真由がタツから預かってきたものである。
神輿は小さいながら細かな細工が施された立派なものである。真由の言葉によると四百年前から伝わるものらしい。
どこまでが本当かわからないが、それを信じられるほどに年を経た雰囲気を漂わせており、どこか神秘的なたたずまいである。
「これは……マジで何百年か経ってそうだな」
京一が神輿をぐるぐると回りながら写真を撮る。
と、背後に妙なものを見つけた。横幅一メートル弱、縦三十センチ程度の扉のようなものがついていたのである。
「ん? これなんだ。 真由、これ中になんか入ってるのか」
「これか。これは入ってんでねくて、祭りのときに中に入れんだぁ」
「へぇ。この中にねぇ」
京一は神輿を見上げた。人一人ぐらいなら寝そべって中に入れそうだ。
「なにが入るんだ?」
「こん中には人が……!」
真由が露骨にしまったという顔をして口を押さえる。
「いや! あたすは知らね! なっ、なぁんも知らねっ」
首を振り、口をふさいでなにも言わないということを示す真由。短い髪がさらさら揺れる。
こういうところを見ると、とても彼女が年上だとは思えない。京一は肩をすくめると、これ以上の追求はしないことにする。
短い付き合いだが、彼女の純朴さは良くわかっていた。
そんな相手ならもう少し問い詰めれば知りたいことを知ることができるだろうが、昨晩の雅彦の言葉を思い出したのだ。
「……別に知らないんだったらいいけど」
京一がそう言うと、真由は露骨にほっとした表情になった。どこまでも嘘のつけない体質らしい。
結局、初日はその神輿とお堂にあった古文書などの調査で終わってしまった。
都会と違い、村には明かりといえるものがほとんど存在しないため、日が落ちればそれ以上行動することができないのである。
その翌日も翌々日も、京一と真由は二人で村や周辺の山をまわった。
なんのかんのと理由をつけて雅彦が単独行動をとったためである。
普段のバイトと様子が違うのをいぶかしみながらも、京一は叔父に感謝していた。
真由と二人で過ごせるのは彼にとって楽しく、ありがたいことで文句などあろうはずがなかったからである。
京一たちが村にやってきて三日目、村がにわかに騒がしくなった。
普段は野良仕事をしたり、山に入ったりしている人たちがなにやらそこかしこで集まり、様々な作業をし始めたのである。
やぐらを作ったり、天幕を張って舞台を作ったり、なぜか土俵まで作られつつある。
「これ祭りの準備?」
いつものように真由と村をまわっていた京一が尋ねる。
「んだよぉ。祭り自体は毎年あるんだけんども、今年は六十年にいっぺんの大神事っちゅうこったからいつもより盛大になってんだよぉ」
もう祭りの雰囲気にあてられたのか、真由がうきうきと落ち着かない様子で応える。
全部で三日ある祭りは、それぞれの家が互いに品物を持ち寄って屋台をだしたり、酒が振舞われたり、踊りがあったりと、かなり盛り上がるらしい。
確かに、準備の様子を見ていると、自分の知っているお祭りと比べても大掛かりなようである。
学校の文化祭を思い出しながら、京一は興味深げに辺りの様子をデジカメで撮影する。
それを見つけたのか、村人たちが人懐っこく声をかけてくる。京一の顔は調査活動のおかげですでに村中に知られていた。
「おぉー兄ちゃん! なに撮っでんだぁ」
「いや、一応祭りの雰囲気を撮っておこうと思って」
「へぇー。それカメラけぇー。オラの知ってるやつぁもっどでけぇけんどもよぉ」
「ばっか言ってんでねぇべ。ありゃデジカメっちゅうもんよぉ。アイテェー時代だでちんまくなっどんだ」
「おっとこ前に撮っでぐれよぉ」
男の一人が手にしたかなづちを振り回してアピールする。
「……努力します」
「すっかす、あれだやなぁー。真由ちゃんはすっかり兄ちゃんがお気に入りだやなぁ」
「なっ! なんちゅうこと言ってるだ」
突然話の矛先を向けられ真由がうろたえる。
「照れんでもわかっどるよぉ。やっぱ若い娘にゃ都会もんはかっこよぉ見えるでなぁ」
「いやいや、それを割り引いでも若いもんは若いもん同士っちゅうこった」
「んだんだ。たすかによう似合うどるよ」
「あ、あたすは村を案内せぇっちゅう婆ちゃんの言いつけで――」
「よぉ言うわぁ。それだけであんげなごうせぇな弁当なんでつぐんねぇよぉ」
「なしてそったらこと……!」
「オラが畑仕事さ終えで昼飯にすべぇちゅうどきに見たでな。真由があげな弁当つぐるとご見たこどねぇ」
「ほんならオレも見とるでよ。お堂んとこで話しとるの。オレが声かけても気づきもせんでよ。そらあんだけ兄ちゃんの顔見とったらオレにも気づかんわぁ」
「へぇー。そんげな話あたすの若い頃思いだすわなぁ」
「――なっ、なんちゅうとこ」
言葉をなくした真由が真っ赤に染まった顔を両手で覆う。慌てて京一の様子を窺ったくせに、目が合うとすぐに反らしてしまう。
そんな彼女の姿をからかっていた村人たちだが、話がしだいにそれていく。
「なぁに言っとるだ。オラんことを思っどっだ娘は山ほどおっだでよぉ」
「またジイ様のほらが始まった」
「おらの若ぇころにゃあもうえれぇことになってたもんだぁ」
「よぉ言うわ。嫁さんに結婚すてくれっちゅうて泣きついたくせによぉ」
「そったらこと言っだら山向かいのとこなんでよ――」
「やっぱ巫女ととつくに様はくっつくもん――」
「またばあさんの知ったかぶりけぇ――」
「んなこどより、おめえもはよ子っこつくれよぉ。またジ様につくられたらかなわんで――」
笑いが大きくなっていく輪から京一と真由がこっそりと離れていく。
山のほうに向かう道を歩きながら、真由がぽそりと言った。
「すまね。あげな話になってしもて」
あまりにしょんぼりとした姿に京一は言葉をかける。
「別にいいよ」
「んだども、嫌でねぇか」
京一はポケットからタバコを取り出しくわえた。ライターとともに、携帯灰皿がジーンズの後ろポケットに入っていることを確認する。
「なんで? 嫌じゃない。どっちかって言うと嬉しいほうだな」
煙を吐きながら、さりげない調子で言われたその言葉は、真由に明るい変化をもたらした。
立ち止まり、京一の顔を見据える。その目はなにやら希望に満ち満ちている。
「ほっ、ほんとか」
やはりこの正直な田舎娘が自分より年上に思えず、なぜか京一の口元が緩む。
「嘘ついても仕方ないし」
真由が小さく息を吸った。一度ゆっくり瞬きをすると、意を決したように唇を開く。
「ん、んだらあたすが……」
そこで急な夕立が降りだした。雨は見る見る強くなっていく。
「おわっ。どっかで雨宿りしないと」
京一が手にしたデジカメをカバンにしまいながら、辺りを見回す。しかし、まわりには畑が広がるだけで、雨宿りできそうな場所はない。
走って村のほうまで戻ることを考えていると、真由が京一の手を取った。
「こっからなら山のふもとの社のほうが近ぇ」
そう言うと、京一を引っ張って走り出す。
目当ての社は確かに近かった。
社の軒先に逃げ込むと、京一は頭を振って水しぶきを飛ばす。
「なかなかやみそうにないな」
土砂降りの雨を眺めながら京一が呟く。
「んだなぁ」
真由が濡れたシャツのすそを絞りながら頷く。
京一は横に立つ真由のほうをなにげなく見て、のどの奥からこみ上げてくる叫び声を必死でこらえた。
なんだかシチュエーション描写にばっかり時間がかかってしまってすいません。
短くまとめることができずに、ついやってしまうのです。
次回にはスレタイに相応しい内容になると思います。
あと二回ほどの投稿で終了すると思います。
なんか、描写が丁寧だからフェラシーン期待です
むしろ丁寧な描写という感じで、いいと思います〜
続き期待してます。^^
ただ静かに期待フェラ待ち。
丁寧なのはむしろ喜ぶべき事象であります
スレの上にも3年の気持ちで待つのであります
あの、めちゃくちゃ読みやすくて面白いんですが!?
こいつぁ久しぶりの大物の予感…!
ホッシュ♪
まだ保守せんでええかな
なんかほんまにいいスレやね
なんと真由はノーブラだったのである。真由のシャツは濡れてぴったりと彼女の体に張り付いている。
ボディラインが露になるぐらいならそれもかまわないが、二つのふくらみの頂点に小さな突起があるとなれば話は別である。
最初は見間違いかと思ったが、どう見てもそうではない。
京一は一通り驚愕の波――ここ数年で一番のビックウェーブだった――が過ぎると、ついであきれ返った。
いい年をした女が外を出歩くのにノーブラとは。しかも着ているものはシャツ一枚ときた。いくらここが大自然の中とはいえそれでいいのか。
そんなことを考えながらも、ついつい京一の視線は真由の胸に惹かれてしまう。
真由は自分の服装の衝撃的な変化に気づいた様子もなく、目の前にできた水溜りを眺めている。
「この調子だともうちっとかかりそうだなぁ」
「そ、そうだな」
「祭りの準備に影響がねぇとええけんど」
「ああ」
急に言葉数の少なくなった京一をいぶかしんだのだろう。真由が京一に向き直る。
「どした」
「お、おいこっち向くなっ。まずいからっ」
正面を向かれると、余計に胸のぽっちが気になってしまう。京一の瞳にはシャツの皺に隠されることもなく、くっきりとそれが飛び込んできた。
「向くなっちゅうて、なに言うだ。人がせっかく心配すてんのに」
「ち、違う。だから……」
「ほんにどしたぁ」
「いや、だから」
「なんかあったら言うてみぃ。あたすの方が年上のお姉さん――」
「お前の乳首が浮いてんだよっ!」
我慢の限界を超えて、京一が絶叫した。
しばらくきょとんとしていた真由だが、言葉の意味に気づくと、大慌てで胸を隠す。
「なっ、なっ、なに見てるだっ!」
「見たくて見たんじゃないだろ。二十歳超えた女がノーブラでうろつくなっ!」
「そったらこと言うても、そんなにたくさんブラ持っとるわけでねぇからしょうがなかろ!」
「か、数の問題じゃねぇっ!」
「だいたい誰も普段なあんも言わん!」
「隣に若い男が居るときぐらいは気をつかえ!」
「ほっとけ!」
「ほっとけるかっ! 第一そんことしてたら形が壊れるだろうがっ! 女なら自分のスタイルに気をつかえ!」
「まっ、また気を使えって年上に言うことでねぇぞ! それにあたすの胸はそんな簡単に崩れんっ!」
「だからそういうことじゃなくて!」
「んだらなんだぁ!」
「自分に惚れかけてる男にそんなもん見せるなっつってんだよ!」
最初に入れ忘れましたが、
>>274の続きです。
「……!」
勢いに任せて自分の想いを言ってしまった京一は天を仰ぎ、片手で顔を押さえた。
言われた真由はただ大きく目を見開いて固まっている。
乱暴に頭をかくと、あきらめたように息を吐き、京一はタバコを取り出した。しけてないかな。そう呟きながら火をつける。幸いにもタバコはそう濡れてはいなかった。
「いま言ったの――」
ささやくような声で真由が口を開いた。しかし、それは土砂降りの雨音でほとんどがかき消されてしまう。同じ言葉を真由は再度口にした。
「いま言ったの、ほんとか」
「嘘で言えるか。あんなバカみたいなこと」
「ん、んだどもまだ会っでちょっとしか経ってねぇし」
「仕方ないだろ。それにこういうことに時間は関係ないらしいし。自分でもこんな田舎もんにどうしてって思ってるよ」
「あたすだけかと思ってた……」
ぽそりと言った真由の声はわずかに震えていた。
「……マジか」
今度は京一が固まる番だった。しかし、京一はすぐに立ち直り、真由の肩に手をかけた。幸いというべきだろう。辺りに人影はなく、この豪雨の中人が来る心配もない。
京一の行動に驚いた真由は身動きもせず、近づいてくる京一の顔を見つめている。
真由がそれを避けるようにうつむく。
「嫌か」
「い……いまはだめだぁ……。ま、祭りが終わったら」
柔らかく京一の胸に手をつき、ゆっくり体を離す真由。
「祭り?」
「それが終わっても……まだあたすのこと好きだっちゅうて言うてくれたら」
まるでわけがわからないが京一には頷くことしかできない。
「わかった。祭りが終わったらだな」
今度は真由が頷いた。なぜか申し訳なさそうな顔をしながら。
それから三日後、祭りの準備がすべて整い、翌日に祭りを控えた夜である。
ここ数日、夕食時になると、京一たちと親しくなった村人が奥山家を訪るのが慣例になっていた。
祭りが近づき普段よりも陽気になった村人達はなにかと理由をつけて騒ぎたいのである。
特に今晩は明日が祭り当日のせいだろう、村中の人間が集まっているのかと思うほどの人数だった。
宴もたけなわ、地酒――村でビールはめったに手に入らないため、宴会になると違法ながらそれぞれの家で作った酒がメインになる――
を飲みながら皆で騒いでいると、タツが真由になにやらささやいている。
気になった京一がぼんやり眺めていると、真由は席を外してしまった。
しかし、彼女はすぐに戻ってくる。
手にはなにやら白い紙に包まれたものを持っている。形から見るに瓶のようだ。一升瓶のような形をしている。
真由はそれを抱えたまま京一の横にやって来た。
目ざとくそれを見つけた村人がそれをはやし立てる。それを皮切りに、部屋中に居る人間のほとんどが京一と真由を冷やかしだした。
真由は顔を真っ赤にしながら瓶を包んでいる紙を取っていく。中から出てきたのはガラス瓶ではなく、白い素焼きの瓶だった。
「これを京一に飲んでもらうようにって」
「なにこれ」
「お祭りのお神酒」
「そんなもん俺が飲んでいいの? 大事なものなんじゃないのか。というか祭りは明日からだろ。いま飲んでいいのか」
「京一が飲まねぇと始まんねぇから……」
歯切れの悪い調子で真由が顔を伏せる。
妙な違和感を感じながらふと周りを見ると、いつの間にか話し声がやみ、その場にいた全員が京一に注目していた。
雅彦と目が合うと、彼は無言で飲めと語っている。
叔父の圧力に負けたように、京一は一息に手にしていたぐい飲みを空にする。そこへすかさず真由がお神酒をつぐ。
妙に張り詰めた空気の中で、京一はぐい飲みのふちに口をつけた。そのままわずかに傾ける。
うまい。
口の隙間から侵入した酒が舌先に触れた瞬間、京一はそう感じた。
それほど多くの種類の酒を飲んでいるわけではないが、尋常のうまさではないことがわかる。
まるで果実のような爽やかな香りと、すっきりしたのどごし。しかし、どっしりとした重厚な味。矛盾する幾多の要素を併せ持つ極上の酒だった。
京一は酒豪というわけではなかったが、この酒ならいくらでも飲めそうだった。
「うま――」
い、を言い切ることは京一にはできなかった。おかわりを要求することもできない。猛烈な睡魔が彼を襲ったのである。
まぶたを開けていられない。体のバランスも取れない。京一は目の前の真由を見つめながら床に体を横たえ、眠りに落ちた。
すまね。消えるような真由の声が京一の夢の中で聞こえた。
……どぉん、どぉん……どぉん、どぉん――。
規則正しい間隔で響いてくる低い太鼓の音で京一は目を覚ました。
「……な、なんだ?」
薄暗く狭い部屋の中で京一は目をぱちぱちさせる。自分がいまどうなっているのかまったくわからない。
相変わらず太鼓の音は外で続いている。
ゆらゆらと揺れて、まだ夢を見ているような気がする。そう思った瞬間、京一は気づいた。揺れているのは気のせいではない。部屋自体が移動している。
「なんだこれ」
数瞬前と同じようなセリフを吐くが、数瞬前と同じで事態は謎のままである。
さっぱり事態が飲み込めない京一は、ともかくここから出ようと起き上がることにした。
が、体の自由がきかない。薄暗がりの中で目を凝らしてみると、自分が貼り付けにされていることがわかった。
ご丁寧に両手首、両足首に金属製の枷がつけられている。
「え!? なんだこれ」
さすがに京一が慌てた声をだす。
ばたばたと腕を動かしてみるも、かなり頑丈な枷らしく、びくともしない。
「え、マジ? なんでこんなことになってるんだ?」
問いかけてみるものの、暗闇が返すのは沈黙のみ。
じんわりと京一の心の底に恐怖が滲み出す。
「誰か! 誰かいないのか! 縛られて閉じ込められてるんだ! 誰か!」
大声で助けを呼んでみるものの、やはりなんの反応もない。
あきらめた京一はじっと息を潜め、辺りの様子を探ることにする。
すると、太鼓の音に混じって、たくさんの人間の足音が聞こえることに気づいた。
「ぃよぉーぉおー。かしこみー。かしこみー」
突然外から大声が聞こえた。
そのおかげか、京一はいま自分が居るのはどこかの部屋ではなく、誰かが担いでいる棺桶のようなものの中だということを知った。
そこで頭を数日前に調査した神輿がよぎる。
あれは確か……例の六十年だか百年にだかに一度のお祭りで使うとか言ってたやつだよな。中には人が入るようなことを言っていた。
もしかしてここはその中か。
そう考えると、先ほどの奇妙な節回しの大声も祭りに関する祝詞のように思えてくる。
わけのわからないことだらけではあるが、例の祭りに関わることかもしれないと考えると、京一は妙に安心してきた。
誘拐だとか殺人のような身の危険はなさそうだと判断したのである。監禁はされているが。
「しかし、なんで俺がこんなところに閉じ込められる必要があるんだ。祭りのせいなのか?」
いまにして思えば、村に来た当初から村人の様子がおかしかったことを思い出す。
妙に京一のことをじろじろと眺め、この子が祭りの、例の、といったふうに彼のことを言っていたような気がする。
最初から俺はこの祭りでなにかをさせられるために呼ばれたのだろうか。
叔父は俺なんかがそんな大事な祭りでなにかをすることなどないと言ったが、あれは嘘だったのだろうか。
考えれば考えるほど、混乱してきた京一は考えるのをやめ、再び周囲の様子を窺うことにする。
どぉん――。
どぉん――。
飽きもせず太鼓が続いている。
と、外で先ほどのように誰かが声をだしたのが聞こえた。
「ぃぇーやぁー。かしこみー、かしこみー」
しかし、先ほどとは違い、一人が言うと他にいた大勢が同じ文句を唱えた。
かなりの人間がいることは足音からわかっていたが、京一が思っていたよりも多くの人間がいそうである。
声から察するに、村中の人間が集まっている可能性もある。
「おぉんとつくによりまいられしたっときおおぉんかたを――」
京一にはなにを言っているかさっぱりわからなかったが、声の主だけは見当がついた。タツである。あの老婆がどうやら事態を仕切っているらしい。
そういえば巫女だとか言っていた。京一がそう考えたとき、体が斜めになった。
「うぉっ」
思わず驚きの声をあげてしまう。
どうやら階段を上っている様子である。
再びタツの声が聞こえる。
「しぃばしこのちにとどまらぁれぇわれらのさぁさぁげものをおうぅけとりほうじょうをおぉやくそくくぅだぁされー。かしこみーかしこみーもうしあげたぁてぇまぁつぅりぃまぁすぅー」
木のきしむ音――おそらく扉が開く音であろう――が聞こえたかと思うと、複数の足音が遠ざかっていくのが聞こえ、もう一度木のきしむ音がした。
これからなにが起こるのか、京一が緊張して待っていると、しだいに大勢の足音とともに太鼓の音が遠ざかっていく。
予想もしなかった展開に京一は慌てた。
「え? 誰かー! え、俺放置プレイ!? ちょっと! 誰か助けてくれー!」
あせって体を動かすも、鉄枷ががちゃがちゃと乾いた音をたてるのみ。
やがて、もがきつかれた京一が静かになると、それにあわせたように木のきしむ音がした。
誰かがやってきたようだ。
「よかった。マジでこのままほっとかれるのかと思った。早くこっから出して欲しいんだけど」
京一は喜びに溢れた声で話しかけたが、相手はなんら反応しない。
「え、誰かいるんだろ。ビビらせてないで早く助け――」
「おぉんとつくによりまいられしおおぉんかたをもてなさんと――」
京一の求めが聞こえているはずなのに、相手相手はまるで無視して一人で話し続けている。
この声は……。京一が声の主に気づく。
「おい! 真由だろ! 早く出してくれ。これはいったいなんなんだ!」
「いたらぬみではありますがおそれおおくもおんみにおつかえつかまつることに――」
自分がまるで相手にされていないのがわかり、京一はすべてをあきらめ成り行きにまかせることにした。
しばらく相手は呪文めいた文句を口にしていたが、やがてそれも聞こえなくなる。
すると、今度は衣擦れの音がしたかと思うと、がたがたという音が聞こえ始めた。
どうやら自分の入っている箱を取り出そうとしているようである。
京一は自分が解放されるときは近いことを知った。
がちゃり。かすかな音とともに、京一の閉じ込められていた箱のふたが開いた。
京一はまぶしい光が差し込み、目がくらむことを予想したがそんなことはなく、かわりに女が京一を覗き込んできた。
「大丈夫?」
「……真由……か?」
思わず京一は言葉に詰まってしまった。
京一が呆然としているのを、真由は縛り付けられたショックのせいだと思ったらしい。
申し訳なさそうに謝りながら京一の枷をはずしてくれる。
「ほんにすまね。祭りが始まるまで黙っとくんがしきたりじゃっちゅうて婆ちゃんが言うもんで。
それに先生も説明したら断られるっちゅうもんだで……京一にはほんにすまねぇことしたなぁ」
京一は解放されて箱から立ち上がったあとも、黙ったまま一言も話さない。いや、話せない。
実際には京一は監禁、束縛されていたことにショックを受けていたわけではない。
一瞬だが、相手の女性が真由だとわからなかったことに驚いていたのである。
確かに、京一と真由は知り合って一週間という短い期間しか経っていないが、その一週間、毎日ほぼ二十四時間一緒に過ごしていた相手である。
普通ならそんな相手を見間違うはずがない。
こうして話す言葉を聞けば真由だということがわかるが、それでもまだ夢を見ているのではないかと疑ってしまう。
なぜなら、真由が出会ってから一度も見たことがないような格好だったからである。
いつものティーシャツにジーンズではなく、真っ白な着物に、朱の袴という見事な巫女姿。
顔も普段とは違い、うっすら化粧をしており、特に唇に引かれた紅が京一の目を吸い付ける。
こうして見ると、漂う雰囲気さえ、どこか静謐な気がしてくるのが不思議なものだ。
いまの彼女は自分よりも間違いなく年上に見える。
辺りが薄暗いせいもあるのかもしれない。
部屋の中には四方の壁にかけられた蝋燭しか明かりがなく、灯の届かない暗がりだらけの怪しげな雰囲気である。
「京一?」
真由が不安気に声をかけてくる。
「……え。ああ、悪い。ちょっと手首がな」
自分が見とれていたのを誤魔化すために、京一は手首をさすってみせる。彼はそこで初めて自分の格好に気づいた。
「おわっ! はっ、裸じゃねーか!」
慌てて前を押さえ、真由に背中を向ける。
「お、俺の服は!? これはいったいなんなんだよ。説明してくれるんだろうな」
間抜けな格好で京一は真由を責めたてた。
「す、すまね。ほんとは先に渡すのはだめなんだけんど、これ」
京一の裸を見ないようにできるだけ顔を背けながら、真由が傍らに置いてあった包みから白い着物を取り出した。
肩越しに真由の様子を見ながら、京一は格好こそ違うものの恥ずかしそうにしている彼女を見て、相手は真由なんだと改めて思う。
「なんだこれ、白装束かよ。縁起悪いな。下になにも着てないからすーすーするな」
京一はそう言ったが、襟元や裾に金糸で細やかな刺繍がしてあるので、厳密な白装束とはいえない。
「さあ、説明してくれよな」
京一は股間が隠れるように注意深くあぐらをかいた。
真由もそれに合わせるように腰を下ろす。彼女は恐る恐るといった様子でぽつぽつと語り始めた。
「ふむ。こんなところか」
テーブルの前に座り、ノートパソコンに向かっていた雅彦はキーボードから指を離し、息をついた。
ノートパソコンの横においてあったタバコを取ると、うまそうに一服する。
煙を吸い込みながら、いままで書いていた文章を読み返す。
京一が居たときにはかけなかった文章。つまり、この村に伝わる神事についての文章である。
要約すると以下のようになる。
秘山村の神事について。
村の外から来た神を奉り、歓迎し、村に幸を約束してもらうための儀式である。
村に新たな技術や血をもたらした外界の人間を村に取り込むための婚姻が長い年月を経て変化、儀式化したものであると推測される。
十干十二支が一巡する六十年に一度行われる。
六十年後とという期間については、おそらく一世代に一度ということではないだろうか。
他の多くの村の神祭りの神事と同様に神には生贄が捧げられる。
秘山村の場合は処女の巫女が貢物とされている。
ただ珍しいのは、通常女性が差し出される際には性交により処女性が奪われ、それにより貢物を受け取ったとみなされるのだが、
秘山村の儀式の場合は、厳密な意味での性交ではない点である。
秘山村においても巫女が貢物となり、その処女性が重視されるという点は他の場合と同じである。
しかし、この神事においては、女性器を排泄口である肛門に近い、けがわらしいものとして神に捧げるにふさわしくないとしている。
それではなにを捧げるのか。女性の口である。
口は人間が生きていくために水や食料を取り込む場所であり、いわば生命の源である神聖なものである、
として女性の口による男性器への愛撫を貢物としている。
村の巫女、古老が語るには、かつて神が毒蛇に股間を噛まれた際に、
巫女がそこにくちづけ毒を吸いだした功により巫女は神の妻となったことに由来する、ということである。
村にはその治療のときに神が腰を下ろしたという岩(奉口石)が存在する。
以下は私見であるが、口による男性器への愛撫を神事としたのは、村を人間と見た場合、
口から外様人を体内(つまり村)に取り込むということへの比喩ではないだろうかと思われる。
また、古事記においてスサノオが食物の神オホゲツヒメが口や尻から出した料理を食べさせようとしたことに激怒し、
切り殺したというエピソードからもなんらかの影響を受けているのではないだろうか。
文章を推敲し終えると、ノートパソコンの電源を切り、雅彦は吸っていたタバコを灰皿に押し付けた。
大きく伸びをすると立ち上がり、窓のほうに向かう。村を眺めながら二本目のタバコに火をつける。
外では村祭りが盛り上がっている。
祭りの始まる今日、京一の乗せられた神輿が山のお堂に収められるまでは、村人達も厳粛な面持ちで静まり返っていたため、
村も厳かな雰囲気に包まれていた。だが、彼らは山から帰ってきた途端、村中に明かりをともし、酒を飲み、大騒ぎを始めたのである。
誰かが太鼓を叩いているかと思えば、誰かは大音量で音楽をかけている。
夜風に乗って食欲をそそるいい匂いが漂ってくる。
老人がネリーのラップにノリながら――歌詞の意味をわかっているのだろうか――盆踊りを踊っている横で、土俵では青年が相撲をとっている。
近くの村からも人が来ているのだろう、普段よりも明らかに人が多い。
星明りと虫の声のみの普段の夜とは大違いである。
雅彦は山のお堂のあるあたりに目をやった。
「いまごろどうなってるかな……」
彼は甥の心配などかけらもしていない。騙したとも思っていない。むしろ羨ましがっている。
なにしろ六十年に一度、部外者には一切関わることを許されない神事の当事者になれるのだから。
「俺もそろそろ祭りに行くか」
三本目のタバコをくわえると、雅彦は祭りを楽しむために部屋を出て行った。
「だ、だから、外から来なすった神様をお慰めすんのが巫女のすごとで……」
「ようするに俺はそのための生贄なんだな」
「いや、どっちかっつうと、あ、あたすのほうが生贄で」
「叔父さんに騙された……」
京一はなんとか一生懸命に事態を説明しようとする真由――いまひとつ要領を得ない説明ではあったが――の話を聞き終えると、天を仰いだ。
「す、すまね」
頭を下げる真由に京一が手を振る。
「そんなことするなよ。騙された俺が悪い、ていうか騙した叔父さんが悪いんだしな。それよりも……真由はそれでいいのか」
「なにが?」
「こんなことしてもいいのかってことだ。昔から伝わる儀式かなにかしらないけど」
「あ、あたすはその……きょ……京一が嫌でねぇなら」
床にのの字を書きながら、真由が震える声で言った。
「俺が嫌なわけないだろ。でも本当に真由はいいのか」
真由は静かに頷いた。
「ん」
「もし俺が嫌だって言ったらどうするんだ」
一瞬だけ、真由は面をあげて京一の顔を見た。しかし、すぐにまた顔を伏せる。
京一の目に血の気が引いて青ざめた顔をしている真由が映った。
「そ、そんときはあたすが嘘ついて、婆ちゃんにちゃんとしたっちゅうて京一には迷惑がかからんように――」
今にも泣き出しそうなかすれた声で、一語一語途切れがちに呟く真由。
「まあ――嫌だとは言わないけどさ」
そもそも、そんな嘘をついてもすぐに見破られてしまうだろう。
なにしろ真由はとことん嘘がつけないバカ正直な性格である。すぐにボロがでるに決まっている。
京一は思ったが、それは飲み込み口にしない。
「ほ、ほんなら」
「なんかマジでわけがわかんないけど、ラッキーだと思うことにする。よろしく」
諦めたのか、悟ったのか。京一がぺこりと頭を下げる。
それを察したのだろう。真由が土下座するように体を伏せた。着物の袂が左右対称に薄暗い床に広がる。
おそらく、真由の前の巫女も、その前の巫女も同じように礼をしたのだろう。
「よ、よろすくお願いすます」
まるで場違いな挨拶を交わす二人。
「で、俺はどうしたらいいんだ。なんか、その……作法? とかあるんだったら」
「ん……奥の所に腰掛けるところが」
京一が背後を振り返ると、真由の言ったとおり、ちょうど腰を下ろすのによさそうな場所があった。
ひな祭りの段のようになっていて、上のほうと左右になにやら飾りがある。玉座のようにも見える。
京一はそこに腰を下ろした。彼の前には顔を伏せてかしこまっている真由がいる。
彼はごくりとつばを飲み込んだ。これから始まることへの期待のせいだろうか。
「御身にお仕えするには余りに不肖未熟なれどこの身のすべてを捧げ奉る」
真由が突然なにやら言い出した。
普段の彼女とはまるで違う落ち着いた声色に京一は思わずどきりとする。
「真由……?」
不安になった京一が名前を呼ぶと、三つ指をつきながら真由がゆっくりと顔をあげた。
そのままするすると這うようにして京一のもとにやって来る。
「真由」
再び京一が声をかける。
真由は京一を見上げると、顔を真っ赤にしながら唇を動かした。
「……初めても、ええか?」
「お、おう」
緊張した面持ちで京一が返事をする。
真由は京一の着物の裾に指をかけ、丁寧な動作でそれをよける。
京一の下半身が露になった。まだ勃起してはいないが、少し起き上がりかけている。
真由も緊張しているのだろう。驚きで瞳を大きく見開きながら、息をするのも忘れて京一のものを見つめている。
薄暗がりで、蝋燭の頬に顔を照らされながら、自分のものを食い入るように見つめている真由の姿は京一にはひどく卑猥に見えた。
そのせいでペニスに血が流れ込み、むくむくと大きくなっていく。
「え、え――」
目の前で見る見るうちに勃ち上がるのを見て、真由がうろたえ、声を漏らす。
しかし、瞬きをすると、ゆっくり顔を京一の股間に近づけていく。
距離が詰まるに連れて、真由が唇を開いていく。半開きになった頃、彼女の唇が熱いペニスの先端に触れた。
「ん……む……」
まるでキスをしているような形で京一のものに触れた真由の柔らかい唇は、そのまま亀頭の形に沿うように少しづつ大きく開かれる。
徐々に自分のものが暖かいものに包まれていく快感に京一がくぐもった声をあげる。
すると、真由はペニスを半ばまでくわえ込んだまま、動きを止め、京一を見上げた。なにか苦痛を与えたのかと思ったのだろう。
京一が軽く首を振る。
「気持ちよかったから声が出ただけ」
その言葉が嬉しかったのか、真由は目を細めると、再びペニスを飲み込み始める。
ゆっくりと時間をかけて根元までくわえ込むと、いったん動きをとめる。
その動きのせいで、京一のものは完全に勃起しきっていた。
真由は自分の口の中で大きくなったものに目を白黒させているが、決して嫌がっていない。むしろその表情は無邪気に喜んでいるように見える。
行為とのギャップに京一はさらに興奮した。
真由はひとつ深呼吸すると、先ほどとは反対に今度は頭を引いていく。
真由の唾液で濡れ、てらてらと光った幹がずるずると、薄く紅を引かれた唇から姿を現す。
最後に雁首に唇が引っかかったせいだろうか、真由は勢いよく跳ねるペニスから口を離した。
ぼうっとした様子で、自分がくわえていたものを眺めながら、真由が唇に指をやった。自身のよだれで濡れている。
その姿が余りにいやらしかったため、京一の下半身に力が入り、ペニスが動き、すぐそばにあった真由の唇を軽く叩いた。
「んっ!」
驚いた真由が顔を起こした。京一と目が合う。
「……ほんもんは、違う……。あったけぇんだ……」
真由の独り言を京一は耳ざとく聞きつけた。
「本物ってなんだよ」
「――え?」
「いま言っただろ。本物は違うって」
「……! あ、う……それはその……」
もじもじと口ごもる真由に、京一が畳み掛ける。
「どういうことなんだ」
「そったらこと言えねぇ……」
「ダメだ」
「んだから、その、修行んときに」
「修行? 巫女のか?」
「ん。巫女の修行のときに、れ、練習さしたんだ」
「どんな」
「つくりもんの……おちん、ちんで、神様へのご奉仕の」
恥ずかしさで泣きそうになりながら、真由がぽつりぽつりと説明する。
どうやら真由はバイブ――この場合は張り型と言うほうがいいだろうか――でフェラチオの練習をしたらしい。
「そ、そんときと違ってほんもんはあったけえし、硬いのにやらかいし、あたす驚いてしもて」
なんとか京一にわかってもらおうと、いじらしい態度で真由が言葉を重ねる。
「ふうん」
京一が意地の悪い顔で笑った。
「フェラチオの練習なんかしたんだ。エロいな」
残念ながら、真由の言葉は京一の興奮を煽ることになったのだ。
慌てて真由が口を開く。
「ちっ、ちが……」
「あ、フェラチオって言葉は知ってるんだ」
「えっ、あ、それは――」
おろおろとうろたえるばかりの真由。
「普通巫女の修行でフェラの練習なんかしないだろ」
「んっ、んだども」
京一が真由の言葉を無視して、彼女の頭を撫でる。
「それじゃあその修行の成果を見せてくれ。今が本番だろ」
「……京一はなしてあたすに意地悪すんだ」
「真由が好きだから。好きな人をいじめたくなるタイプなんだ」
真由の目じりがぽっと染まる。
「そっ、そったらことで誤魔化されんけど、大事な儀式だかんな……あ、ん」
完全に誤魔化された様子で、真由が京一のものに奉仕を再開した。
血管が浮いたペニスをくわえる。
中ほどまでを含むと、真由は舌を使い始めた。亀頭に舌を這わせる。
新たな刺激に京一が腰を浮かせる。
突然の動きに反応できず、のどをペニスに突かれた真由が顔をしかめ、むせる。
それでも京一のものを吐き出さずに耐えきると、再び舌を動かし始めた。
初めのうちは本物に慣れていないせいか、おっかなびっくりというような動きだったが、次第に舌が滑らかに動き出す。
つるつるした亀頭を撫でるように巧みに舌を動かし、京一の快感を高める。
舌先で裏筋から雁首を器用になぞる動きなど、とても初めてのフェラチオとは思えない。
京一がうめき声を出すたびに、真由は嬉しそうにくぐもった吐息を漏らした。
そのうちに、真由は軽く頭を動かして、唇でペニスをしごきはじめる。
「んっ、んっ、んっ」
のどの奥で声を出しながら、小刻みに京一のものを唇から出し入れする。歯をたてることもなく、舌を動かすことも忘れない。
「すごいな。マジでうまい。修行は伊達じゃないな」
京一が感嘆のする。
それに応えてか、しだいに真由の動きが早くなっていく。
じゅぷじゅぷと水っぽい音が真由の口中でしている。飲み下せないよだれが口の中に溜まっているのだろう。
「んまっ、ん、あんむ。ん」
一生懸命に奉仕を続ける真由の姿を見ているうちに、京一の快感も高まってくる。
ここ数日禁欲的な生活を送っていたせいか、普段よりも早く達してしまいそうだった。
ふぅふぅと息を荒げながら真由が舌を肉棒に浮かび上がった血管に這わせる。
次いで、真由がぐるりと雁首を回るように舌を動かしたのがとどめになった。
京一が切羽詰った声でうめく。
「でっ、出るっ……!」
「んぃっ!?」
真由がなにごとかと京一の様子を上目遣いで窺うと同時に、彼女の口の中でペニスの先端が膨れあがった。
京一が腰を跳ね上げて真由の口の中に自分のものをねじ込む。
「ひょういひっ!? んんんんっ! んぇっ!」
のどに発射される熱い粘液に真由が悲鳴をあげる。
しかし、それにかまわず京一は惚けた表情で真由の口の中に欲望の塊を吐き出し続ける。
ここ数日でためられた大量の精液が真由の口内に溢れかえるが、真由は吐き出すことなく懸命にそれを飲み下そうとする。
「ふぅ、ぅえっ! んぐっ、む。んあぁ……」
京一が射精を終えたのを見計らって、ようやく真由はペニスから口を離した。唇と亀頭の間にねばねばと糸が引く。
開かれた唇から、まだ彼女の口の中に白いものが残っているのがわかる。
涙目になりながら、口をもごもごさせると、のどが動いた。口腔内に残った精液を飲み込んだのだろう。
それから舌で唇についたものをぬぐい、それも飲み込む。
「はぁぁ、す、凄かった……」
呆然とした顔で真由が息を吐く。
「よ、よく全部飲んだな。けっこう溜まってただろうに」
呆れたように京一が言う。
「んだなぁ……あんなに凄いとは思わなんだけんど……できるだけ無駄にしないようにっちゅうて」
どこか熱に浮かされたように真由が答えた。
それからおずおずと京一の股間に手を伸ばす。
驚いたことに、彼のものはまったく萎えることなく立ったままだった。
真由はペニスに手を添えると優しく握り締めた。
京一が自分のものを見下ろして驚きの声をあげる。
「なんだ? 出したのに勃ったままだ」
「昨日京一が飲んだお神酒のせいだと思う」
「お神酒?」
いきなり出てきた単語に京一が頭をひねる。
「――そうだ、あれを飲まされたら急に眠くなったんだ」
「あれ眠り薬も入ってんだけど、ほんまの目当ては精力剤っちゅうことで飲ませるらしい。んだで……」
「そのせいか。凄いな。で、そんなことしたんだったら一回で終わりってことはないよな」
京一の言葉に真由が頬を染めながら頷いた。
「ん。京一が満足するまですんのが儀式だから」
そう言うと、真由は京一のものを掴んでいた手を上下に動かし始めた。
大量投稿すいません。
そのわりには今回はちょっとしかフェラシーンないですが、
次はもっと多くなるはずです。
次回でおしまいです。
超乙フェラ!! 続きを勃起しながら待つ。
ある程度筋が予測できてたのに、こんなにドキドキするのはなぜだろう・・・
良質な作品は何度読んでも楽しめる。
一度目と二度目で味が変わるものです。
途中で「ホラーか?」と思ったけれども、エロで良かった。(笑)
あと、変な感想かもしれないけれど、地の文がうまいわ…
続き期待してます!
大名の投稿を最後にこのスレも終焉の匂いが漂ってたけど
不死鳥の如く蘇ったな
こんないいスレを
おとさせはしない
マイスティックを←に入れて溜めて待つ
hosyu
職人さん待ち
ほとんどの人は気付いてないみたいだけど、足軽氏だよ。
っつーワケで、足軽氏超乙!!
本人が名乗らない限り、何も詮索しないのが紳士のジャスティス。
作者が誰かなんて関係ない
それよりも、とろけるようなフェラをっっっ!
俺の誕生日保守!!!
良スレ発見保守
職人期待保守
hosu
だったら、保守するしかないじゃないかっ!!
ちょっとネタが古くないか
しかし保守
それでもっ!
僕達はどこへ行くんだろう…
変形して組み付いて保守
319 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 21:33:58 ID:2gsDA7HK
「おい、新米。お前、ちょっとあそこを見て来い」
と、上官に言われて、ミックは肩を竦めた。彼が言うのは、たった今、味方の爆撃機で
粉砕された、小さなビルだった。
「敵はいませんかね」
「それを、お前が見てくるんだよ。さっさと行け」
上官は銃座で小突くように、ミックを促した。
(ちくしょう、俺が移民の子だからって、嫌な役ばかり押し付けやがって)
軍靴でコンクリートの欠片を踏みながら、ミックは進んだ。爆撃を受けたビルは四階建
てで、その半分が吹き飛んでいる。万が一にも中には生きてる奴なんていないはずだ
と、ミックは祈るように自分へ言い聞かせた。
「誰も出てこないでくれよ」
情報ではここにゲリラが居るという話だった。別に憎くも無い相手を殺さねばならない
戦争というのは、本当に嫌だった。ミックは、もし自分が移民の子でなければ、グリーン
カードを取るために、軍へ志願などはしなかっただろう。きっと、どこかで小学校の先生
でもやって、穏やかな一生を過ごすに違いない。そう考えていた。
だが、不法移民の両親を持つミックに市民権はなく、まともな行政サービスも受ける事
は出来なかった。そのため、やむを得ず軍へ入り、兵隊になった。その途端、海外で
紛争が起きて、出征しなければならなくなったのは、計算外の事だった。
320 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 22:01:33 ID:2gsDA7HK
「誰か居るか?居るんだったら、手を上げて出て来い」
ライフルの引き金に指をかけ、ミックはビルの中に入る。爆撃で吹き飛んだガラスに注
意しながら、周囲に目を光らせたが、ビルの中にはゲリラどころか、人影ひとつ見当た
らない。
「やっぱり、誰も居ないな。ん?」
ビルの向こう、かなり遠い場所だが、一瞬、何かが動いた。ミックのライフルがそちらを
睨みつける。
「止まれ、撃つぞ!」
ここまでの戦闘では、ミックはただの一人も殺していない。殺す訓練は嫌ほどやったが、
それが実際に身に迫ると、心臓が握りつぶされそうな錯覚を感じる。もし、あれが敵なら
ば、この引き金を絞らなければならない。ミックは全身に汗をかいていた。
「もう一度、言う。止まるんだ!」
そう叫ぶと、動いていた何かがこちらを振り向いた。明らかに人間である。そうしてミック
が引き金を絞りかけた瞬間、
「撃たないで!」
という、声が聞こえたのであった。
「ようし、両手を頭の上にやって、ゆっくりこっちへ来い。走るなよ」
やはり、人間であった。だが、戦意は無い様で、投降するつもりらしい。ビルの中に居る
ミックからは、その全体像が逆光になってて分かりづらいが、ずいぶんと小柄な人物で
ある。
321 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 22:20:16 ID:2gsDA7HK
(子供だ。何で、こんな所に・・・)
ミックがライフルの狙いをつけているのは、十二、三歳くらいの少女だった。どう見ても
非戦闘員で、腕には大きなかごをぶら下げている。かごの中には花が一杯に摘まれて
おり、戦場に似つかわしくない雰囲気を醸し出していた。
「あなた、外国の兵隊?私を殺さないで」
少女はたどたどしい英語を話した。身奇麗とは言いがたいが、愛らしい顔をした少女で
ある。ミックはライフルを背負い、安堵のため息をついた。
「撃たなくて、良かった。君は誰?どうして、ここに居るの?」
「私はイレーヌ・・・ここに居るのは、お花を摘みにきたからよ」
少女がそう言うので、ミックは驚いた。
「ここは戦闘区域だよ。住民は皆、避難してるのに」
「だって、ここは・・・私の町だもの・・・」
イレーヌは悲しそうに目を伏せた。外国の軍隊が我が町に来た時の気持ちは、はたして
どんなものなのだろうか。ミックの心が痛む。
「もう手を下ろしてもいいよ。すまなかった」
「聞き取りにくいわ。もっとゆっくり話して」
「手を、下ろして、ください。俺、発音悪いかな・・・」
身振りを混ぜて言うと、少女はようやく手を下ろした。その瞬間、かごから優しい草花の
香りが立った。
322 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 22:31:40 ID:2gsDA7HK
「そういうわけで、上官殿。ビル、並びにその近辺には、この少女がただ一人、居るだけで
ありました」
斥候から戻ったミックは、上官にイレーヌを紹介した。結果として、ありのままを報告したの
である。
「そうか。じゃあ、ゲリラの情報は誤報だったんだな。くそったれ、あの爆撃で何十トン、爆弾
を使ったと思ってるんだ。あれだけで、五十万ドルがパアだ。俺たちが死んだ時の見舞金よ
りも高いぜ。くだらねえ」
上官は葉巻をくわえつつ、毒づいた。その時、イレーヌが一歩、進み出て、
「あなた、偉い人?だったら、お花、買ってくれない?」
と、言った。
「花?ああ、お前さんが持ってるやつか」
「うん。私、お金が必要なの。だから、買って」
イレーヌは上官にかごごと花を差し出し、訴える。おそらく戦争で窮状にあるのだろう、粗末な
装いがそれを物語っていた。
「いくらなんだ」
「五十ドル」
「分かった。買ってやるから、営舎まで来な」
そこいらで摘んだ花としては法外な値段だが、上官は素直に買ってやると言った。営舎に消え
ていく二人を見て、ミックは親子が並んだようなその姿に、何だか心が温まるのであった。
323 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 22:47:24 ID:2gsDA7HK
作戦がひと段落ついた事もあり、隊は昼食に入った。ミックは仲間と共にレーションを
囲み、やたらとカロリーの高い食事を取る。
(あの子、チョコは好きかな)
レーションに入っているチョコレートを傍らに置き、ミックはコンビーフの缶を空けた。後
でイレーヌがここを通ったら、一緒に食事でもどうかと誘ってみるつもりだった。殺伐と
した戦場に咲いた一輪の花。ミックは少女の存在を、そんな風に感じていた。
そうしてスプーンを持ってすぐ、仲間の兵士が気になる事を言った。
「おい、ミック。うまくやったな、お前」
「何が?」
「とぼけるなよ。上官殿、ずいぶん喜んでたぜ」
その言葉で、数人の仲間がいやらしい笑いを見せた。ただひとり、ミックだけがぽかん
と呆けた顔で、訳のわからぬ状態である。
「何の話だよ」
「あのガキの事さ。上官殿が今、営舎でお楽しみだぜ」
ここでようやく、ミックは話の筋を悟った。そういえば、あのイレーヌという少女が、上官
に連れられて営舎に行ってからずいぶん経つのに、まだ姿を見せない。
「キスも知らねえようなガキに、何してやがんだろうな」
「そりゃあ、お前、ナニに決まってら」
兵隊たちはどっと笑い、顔をにやけさせる。だが、ミックだけは微動だにせず、宙を見詰
めていた。
324 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 23:05:33 ID:2gsDA7HK
「おいミック。何処へ行くんだ。まだメシが済んでいないぜ。おいってば」
気がつけばミックは、営舎の方に歩き出していた。そして、食事を共にしていた仲間の声
も耳に入らぬほど、呆然としていた。
(もしかしたら俺は、とんでもない事を仕出かしたんじゃ・・・)
イレーヌをここへ連れて来たのは、他ならぬ自分である。外国の軍隊に町を荒らされ、窮
状にある十二、三歳そこらの子供が、訳の分からぬままに卑劣な悪戯をされているかも
しれないと考えると、心が押し潰されそうだった。そうして営舎まで来ると、見るも汚らわし
い光景が、ミックの目に映った。
「ああ・・・」
営舎──と言っても、テントより少し上等という程度の設えなのだが、その屋根を支える
柱にイレーヌが縛られていた。しかも、身にはごわついたパンツが一枚きりで、その傍ら
には、素っ裸になった上官が立っているではないか。この有り様を見て、ミックは頭を抱
える。
(何て事だ)
戦争中に、最もしてはならない犯罪だった。花を買ってやると言って、己が営舎に引きず
り込んだ上官は、世にもおぞましい罪を犯す所なのだ。だが、部下であり、移民の子とい
う負い目を持ったミックに、彼を注意する事は出来なかった。注意すれば、きっと逆恨み
されて、行軍中の心証を悪くするだろう。逆に見て見ぬふりをすれば、上官想いの篤実
な部下として、ミックは称えられるかもしれない。そうなれば、グリーンカードも夢ではな
いのだ。
325 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 23:30:50 ID:2gsDA7HK
「お前がスパイだという事は分かってるんだ。白状しろ」
「どうして、こんなひどい事をするの?お花を買ってくれるんじゃなかったの?」
「そんな戯言に、俺が騙されるか。ふふふ・・・」
上官は少しだけ膨らんだイレーヌの乳房を揉んだ。
「あっ!何をするの?やめて!」
「ふふ、案外、育ってるじゃないか」
イレーヌのそれはまだ青く、固い実であった。だが上官はそこがいたく気に入ったようで、
乳房をいやらしい手つきで丸く揉み上げ、乳首を摘むのである。
「いや、放して!」
「いいぞ、もっと喚くんだ」
「ううッ・・・」
胸に悪戯をされ、イレーヌの目に涙が光った。こんな仕打ちを受ける理由が、どこにある
のだろう。まさに、身も世も無いと言わんばかりの姿だった。
今度は、上官の興味が下半身へと移った。いたいけな少女の純潔が、刻一刻と危うくなっ
て来ている。
「薄汚いパンツだな。ちゃんと、洗ってるのか?」
「あなたたちさえ来なければ、清潔で新しいパンツも買えたのよ」
「まあいい。脱がすぞ」
イレーヌは下着を脱がされる間、ずっと上官を睨みつけていた。その眼差しに、燃え盛るよ
うな殺意をミックは見た。
326 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 23:45:09 ID:2gsDA7HK
「毛も生えてないじゃないか」
上官は指で割れ目をなぞり、にやついた。おぞましい笑顔だった。
「触らないで!」
「活きの良いスパイだな。責め甲斐がある」
足をばたつかせるイレーヌの抵抗を他所に、上官はしたたかに割れ目を嬲った。指に
唾をつけ、ぴたりと閉じたそこをこじ開けようとするのである。
「やめて!」
「入り口が固いな。まあ、当たり前か。ははは・・・」
「もう、いやあ・・・誰か助けて・・・」
柱に後ろ手を縛られたイレーヌに、純潔を守る術は無い。ごつい男の指は、次第に割れ
目の中へ埋まっていった。
「やだあ・・・指を抜いてえ・・・」
「ははは。悶えろ。悶えるがいい」
少女の白い肌に、うっすらと紅が差した。上官の指は割れ目を出入りし、何やら怪しい
煌きを見せる。窓からその状況を見ていたミックは、それがイレーヌの愛液だと知る。
(あんな子供でも、濡れるのか)
ミックにとって、それは未知なる出来事だった。そして指での悪戯が興に乗ると、イレー
ヌは段々と抗いをやめていった。その代わりに、腰をもぞもぞと動かし、いやいやと頭を
振るようになる。
327 :
ブリーフ大名:2006/04/07(金) 23:57:01 ID:2gsDA7HK
「はあっ、はあっ・・・」
身を捩じらせ、目をとろんと蕩けさせるイレーヌは、腰が抜け、膝が笑っていた。息も荒く
なり、割れ目を執拗に弄る上官の指使いに、上手く呼応するようにもなっている。
「感じているのか。いやらしいガキだ」
上官は立ち上がり、反り返った男根を突き出した。
「これで、女にしてやろう」
「それは、駄目・・・許して・・・」
イレーヌはその場にしゃがみ込み、うなだれる。愛してもいない外国人に純潔を奪われて
はたまらないのであろう、泣きじゃくり、足をしっかりと組んでいる。
「じゃあ、おしゃぶりをするんだな。こいつを舐めるんだ」
「それで、許してくれる?」
「まあな。俺も、ガキをやって泣かれても困るしな」
上官は男根をぶらつかせ、イレーヌの顔の前へ持ってきた。これを口唇愛撫で楽しませれ
ば、純潔を奪われなくてもすむと言われ、イレーヌは進んで咥え込む。
「おう、いいぞ。たどたどしいが、そこがいい」
勃起した男根が、少女の唇でしごかれた。その動きは拙いが、懸命さが滲み出ていた。イ
レーヌはしゃぶりながら、時々、上目遣いに上官を見た。何か、媚を売っているような眼差
しだった。
328 :
ブリーフ大名:2006/04/08(土) 00:15:55 ID:ohVBuFUJ
(ああ、イレーヌ。何て事だ)
床に落ちた自分の衣服と下着。その中で、少女は辱めに甘んじていた。何ひとつ落ち度
の無い彼女が、理不尽にもこんな事をしなければならない。その不運に、ミックは同情せ
ざるを得なかった。また、自分に対しては、ひどくみっともない男だと思った。
「おい、舌の先で、ペロペロとやってくれんか。アイスクリームを舐めるようにな」
上官が命じると、イレーヌはその通りに従った。男根を一旦、口から離し、舌で奉仕し直す
のである。その懸命さに、上官はすっかりのぼせ上がっている。
「いいぞ・・・ペニスが痺れるようだ」
尿道口に舌が当たると、腰の辺りまで快感が突き抜ける。少し気を抜けば、すぐにでも
おもらしをしそうだった。だが彼の目的は、ここで子種を発射する事ではない。
「おい、お嬢ちゃん。そろそろ、覚悟してもらおうか」
「あっ、何をするの?」
上官はイレーヌと柱を繋ぐ紐を解き、華奢な体を押し倒した。そして、力任せに足を付け
根から左右に広げていく。その奥には、先ほどの指での悪戯で、僅かに入り口が開いた
女苑があった。
「お前さんのここ、もの欲しそうに濡れてるぜ」
「いや!約束が違う!」
「スパイとの約束なんざ、誰が守るかっての。さあ、やらせてもらうぜ」
上官がずしりと体重をかけ、イレーヌに圧し掛かる。哀れ、少女は純潔を散らしてしまう
のか。そう思われた次の瞬間、イレーヌは走り出していた。
329 :
ブリーフ大名:2006/04/08(土) 00:28:01 ID:ohVBuFUJ
「待て、こいつ」
素早く駆けて行くイレーヌに追い縋る上官。しかし、男根をぶらつかせた男が、弾けるよう
に飛び出した少女に追いつく道理は無く、イレーヌは部屋の端に置いてある拳銃を手に
取る事が出来た。
「馬鹿にしないでよ!」
撃鉄をカチャリと鳴らし、拳銃を構えるイレーヌ。その後、僅かな逡巡も見せずに、引き金
は絞られた。
「おうっ!」
上官が胸を抑え、倒れた。すぐ後ろの壁が、血に染まっている。拳銃から発射された弾丸
は彼の心臓付近を貫通し、壁にめり込んでいた。
「く、くそッ・・・このガキ・・・」
それが上官の今際の言葉だった。血の海に浸りながら、彼は死んだ。
「・・・くたばれ、この人間のクズ」
イレーヌは死んだ上官の頭を足蹴にした。よほど憎いらしく、何度も何度も蹴っていた。
(大変な事になった)
この一部始終を見ていたミックは、銃声でようやく我に返った。上官が頓死したという事で、
彼に軍人としての心意気が戻って来たのだ。
330 :
ブリーフ大名:2006/04/08(土) 00:39:44 ID:ohVBuFUJ
「動くな!」
営舎の中に入ったミックは、イレーヌ目掛けて銃を構えた。素っ裸のイレーヌは、ゆっくり
と踵を返してミックへ向かって居直った。
「さっき、会った時と同じ状況になったわね」
「銃を放すんだ、イレーヌ」
「その汚い口で、私の名を呼ばないで」
上官に悪戯されながらも、自らの純潔を守った少女は気高かった。イレーヌは気丈にも銃
を構え、ミックに狙いをつける。
「銃を放せ。君みたいな子供を撃ちたくないんだ」
「偽善者ぶって・・・さっきから、私が悪戯をされるのを、ずっと見ていたくせに」
「撃つぞ。本気だ」
「撃てば?私、怖くないわ」
イレーヌは死を覚悟しているようだった。ミックの手にかかりたいようにすら見えた。
「イレーヌ」
「私が死んだら、その花と一緒に埋めてちょうだい」
カチリ、と撃鉄が落ちる音がした。イレーヌが先に引き金を絞ったのである。だが、弾丸は
発射されなかった。イレーヌの銃は、弾切れを起こしていたのである。
331 :
ブリーフ大名:2006/04/08(土) 00:56:01 ID:ohVBuFUJ
その晩、ミックは隊を代表して、本部隊に打電した。
「本日午後、当隊の隊長が殉死しました。祖国のため、彼は懸命に働き・・・」
士気高揚の美談として後に残すので、本当の死因は書かなかった。異国での死は、どれ
ほどみっともなくても、名誉ある戦死として語られる。それが慣わしだった。
今、タイプを打つミックの傍らには、イレーヌが持っていた花かごがある。これを彼女との
約束通り、五十ドルで買ってやった。今日は、ただそれだけの日である。上官の死は残念
だが、前線ではよくある事なので、誰も気には止めないだろう。また二、三日もすれば別の
上官が来る。それまでミックは、この地を守ればよい。自軍が戦局をリードしているので、
何て事も無い話だった。
「・・・以上、報告おわり」
タイプを打ち終え、ミックはイレーヌの事を思い出した。あの時、弾の尽きた銃で撃たれて、
ミックの心には穴が開いたようになってしまった。おかげで随分、風通しが良くなったと思う。
それもこれも、みんなあの少女のおかげだ。ミックはかごに入った花を見て、そう考える。
結局、上官を撃ち殺した罪は問わなかった。軍法には抵触するかも知れないが、どうでも
良い事だった。元はといえば、少女に悪戯をしようとしたあの男が悪い。いっそ、せいぜい
したとミックは笑った。
332 :
ブリーフ大名:2006/04/08(土) 01:07:49 ID:ohVBuFUJ
イレーヌはゴワゴワのパンツを穿き、ちゃっかり五十ドルを貰って帰って行った。衣服は
血にまみれたので、ミックからシャツとジーパンをせしめている。そのしたたかさに、ミッ
クは感服した。あれならば、戦塵にまみれようとも逞しく生きていけるだろう。そんな想像
が、思いの外、楽しくて仕方が無い。そして最後に、彼女はこんなセリフを残していった。
「あなたの英語、訛ってるわよ」
本当の話をすれば、イレーヌのヒアリングの方が怪しいのだが、ミックは反論しなかった。
その物言いに、爽快さを感じていたからだ。
「さて、寝るか」
部屋の明かりを消し、ベッドにもぐり込むとイレーヌの裸身が頭に浮かんだ。それを糧に、
ミックはこの晩、二度も自慰をした。
おしまい
大名様、久しぶりにGJでございます
えっと、要するにミックとイレーヌが共謀して上官を殺したということ?
上官は死ぬ直前に、キスもまだな美少女にフェラされてラッキーって話。
大名gj!
良いフェラ保守!
>>295続き
真由の手の動きは口を使っていたときと違い、どこかぎこちない。力加減がわからないのだろうか、ほとんど触れているだけである。
京一にとっては少々刺激が足りない。これでは焦らされているも同然である。
しかし、真剣な顔で自分のものを見つめながら手を動かしている真由にそれを言い出すことができない。
京一が勝手に焦らされているのも知らずに、真由はゆっくりと手を動かしている。
恐る恐る指を絡めていた真由だが、京一が痛みを感じていないのを確認すると、徐々に手の動きを早めていった。
にちにちというべとついた音がする中、真由が空いていた手を京一の股間に差し伸べる。
そっと袋の部分に触れると、優しげな手つきでやわやわと揉みだした。
そんなことまでしてもらえると思っていなかった京一は、一瞬驚いたが、すぐに新しい快感を貪欲に受け入れる。
だが、それでもどうにも物足りない。とうとう京一は真由に頼むことにした。
「もうちょっと強くしてくれ」
「ん」
素直に頷くと、真由は京一のものに絡ませている指に力を込める。
「こんぐらいでええか?」
「もうちょっと……それぐらい」
「き、気持ちええか?」
「いい」
言葉少なに応えた京一に、真由が場に似つかわしくない明るい笑顔を見せる。
「んなら……」
真由は手で京一のものを愛撫しながら、その先端に口をすぼめて吸い付いた。
「こへもきもひえひか?」
意識しているわけではないだろうが、真由がしゃべるたびに、唇と舌が絶妙な動きで亀頭を刺激する。
「す、すごくいい」
情けない声で言いながら、京一は真由がいったいどんな修行をしたのか想像して、さらに股間を固くしてしまう。
「跳ねひゃへんでよ」
ぴくりと揺れたペニスにあわせるように口元を動かして、真由はえらの張った先端に器用に吸い付く。もちろん指を動かすのも忘れない。
三種類もの刺激を受けて、京一はあっという間に達してしまった。
「真由、またイク……!」
「ひぇ? ん。なんへんれもらしてええよ」
ペニスから口を離さずに、もごもごと真由が唇を動かしたのがとどめになった。
京一は真由の頭を掴むと、口にペニスを突き入れた。
びくびく跳ね回り、真由の舌を犯しながら、一度目と変わらぬ勢いで精液をぶちまける。
真由の口内に精液が溢れかえる。
真由は必死でそれを飲み下そうとするが、残念ながら耐え切れず顔をあげてしまう。
ペニスは真由の口元に押し付けられながら、最後に真由の顔を白く汚して射精を終えた。
「ほんに……ようけ出すねぇ……」
呆れたような、感心したような真由の口調に京一がさすがに照れる。頬をかきながらあさってのほうを眺めてしまう。
「悪い」
「いや、ええんよ。ようけ出してもろたほうがそんだけ気持ちええっちゅうことやから」
言いながら、真由は口元を指でぬぐい舐め取ると、さらに唇をぺろりと舌で舐めた。
自分の行為がどれだけ淫らに見えるかまるでわかっていないのだろう。
その行為のせいか、お神酒のせいかはわからないが、驚くべきことに京一のものは変わらず大きいままだった。
真由はなにも言わずにそれに舌を伸ばす。
ペニスにこびりついている精液を丹念に舌で掃除する。
「にが……」
なぜか嬉しそうに眉をしかめながら、真由が呟いた。
その行為に、京一は妙にどきりとして落ち着かなくなる。
綺麗になった京一のものを見ると、真由の唇は満足げに弧を描いた。かと思うと、ぱっくりと開かれ楕円をつくる。
そこから舌を突き出すと、ペニスをつつくように刺激し始める。特に雁首の辺りを重点的につついてくる。
てちてちと卑猥な音をたてる真由は、まるで遊んでいるように楽しげである。
舌で亀頭を弾くと、棒全部が跳ねるのが面白かったらしい、二度、三度と繰り返す。
最後に、根元のほうから、ペニスの裏側をべろりと舐め上げると、大きく息をついた。
つやつやと己の唾液で光っているものをうっとりとした目で見つめ、真由はあんぐりと口を開けて顔を近づける。
今度は下のほうから、京一の股下をくぐるようにしてである。どうやら狙いは袋らしい。
京一はなにか言おうとしたが、股間が暖かいものに包まれた瞬間、なにを言おうとしていたのか頭から吹っ飛んだ。
今まで急所だとしか思っていなかった部分がこれほどの快感を与えてくれるとは。
真由は真剣な顔でもごもごと頬を動かす。
「んん、ほむ……あぅむ。むぐ、ん、ひぇんな感触ら……」
ひとしきり感触を確かめたあと、真由は舌で柔らかい袋をマッサージするように愛撫しだした。
睾丸をころころと転がすように、巧みな愛撫である。
しばらくそうして京一の股間に吸い付いていたが、そのうち思い出したように手を伸ばし、柔らかい袋とは対照的に固くそそり立っているものに指を絡ませる。
窮屈そうな格好で頑張っているせいか、先ほどと違い真由の手に妙に力が入っている。
それがまた絶妙の刺激になって京一の快感を高める。
真由は上を向いているせいで、股間に押し付けるようにしている顔が、京一の目にもろに入ってくる。
自分の陰毛からペニスから袋からが真由の顔に触れている光景を突きつけられたのと、イッて間もないところに快感を与えられたせいか、京一の背筋をぞくぞくとしたものが駆け上がった。
京一は体を震わせると、短くうめいただけで射精してしまう。
一回り大きく膨らんだかと思うと、ペニスが精液を盛大に吹き出す。
「ぃへっ!? んわっ!」
真由が陰嚢からよだれの糸を引きながら顔をあげる。
それがさらに京一の興奮をあおって白い欲望を真由の顔に振り掛ける。
真由はよけようともせずに、顔で京一の精液を受け止めた。
「……はぁ、油断した」
京一が呟くが後の祭りである。
まぶたにかかった精液をぬぐいながら、真由がため息をついた。
「はぁ、元気なんはええけんど、良すぎるっちゅうのも困りもんやなぁ。こんなにこぼしてしもて」
歯を見せて朗らかに笑いかけてくる真由に、京一は微妙な笑顔を返す。つい一瞬前まで自分のものを加えていた彼女に純粋なものを見て混乱してしまったのである。
「お神酒のせいってことで勘弁してくれ」
「んだなぁ、ほんに効果覿面っちゅうもんみてえだな」
真由の視線を追うと、さすがに京一は自分のことながらあきれ返った。
三度も連続して出したというのに、あいかわらず硬くそそり立っているのだ。
「あのお神酒やばいもんでも入ってるんじゃないだろうな」
「たぶん……大丈夫だと思う……」
真由の言葉に不安を感じながらも、京一があきらめたようにいった。
「こうなったら出なくなるまでイかせてもらうしかないな……」
「ほんに……」
真由は感心した声をあげると、飽きずに京一のものにくちづけた。
そのまま、初めにしたように、唇をペニスの形にそって開いていき、深くくわえ込む。
「ほんろにまら硬ひ……さいひょとれんれん変わらんれぇ」
真由が頬をすぼめて熱心に自分のものに吸い付いているのを京一は心地よい思いで見下ろす。
やっていることはまさに男を求める淫乱女もかくや、というような行為である。
ちゅうちゅうと――場合によってはぢゅぷぢゅぷというぐらい下品に――はしたない音までたてて奉仕を続ける真由だが、なぜか彼女が自分の行為を恥ずかしがっている様子がさほどない。
京一の知っている彼女なら、とてもではないがこんな行為は耐えられないだろう。今更だが、それが不思議だった。
口元を卑猥によだれで濡らしながら、真由はそれをぬぐうこともなく熱心に頭を動かし、唇で京一のものを締め付ける。
舌をたくみに動かし、口内に溜まった唾液をかき回しながら亀頭の先端にある鈴口を刺激する。
いままでにない刺激に京一が、うっ、という声を漏らすと、真由が動きを止めて上目遣いで様子を探った。
自分を見つめる瞳に気づいた京一は、あいまいに笑ってしまう。なんだか奉仕されている自分のほうが、照れてしまったのである。
それを見た真由は目だけで微笑むと、再び熱心なフェラチオに戻った。
京一は真由の頭に手をやった。せめてものお礼というわけではないが、髪の毛を撫でてやろうと思ったのである。
さらりとした髪の毛を感じた瞬間、真由が猛烈なスピードで顔をあげた。
「なっ、なっ……なにすっだ」
真由は驚いた顔で目をぱちぱちさせる。口には先ほどまでの奉仕のせいだろう、開いた唇の間に数本ねばついた糸がかかっている。
「いや手持ち無沙汰だったから頭でも撫でようかなって……」
「そったらことしねぇでもええから」
先ほどまでの玄人顔負けのフェラチオとはうってかわって、純朴なおぼこ娘の顔でそう言うと、真由は目を伏せた。
ほんのり染まった目じりが色っぽい。
突然もじもじし始めた真由を不思議に思ったが、嫌がっているようならやめようと、京一は素直に手を床についた。
それを見届けると、真由は額にかかった髪を払いのけ、京一の股間に顔をうずめる。
「んっ、んむ……あぁぁむ、んちゅ……ふっ、むぅ……ぁっ……」
真由が規則的なリズムでペニスを唇でしごきたてる。柔らかい唇が硬く勃起したものによって形をゆがめられている。
薄く紅の引かれた美しい唇に、血管の浮いた男根が出入りするたびに淫靡な音がする。
真剣な表情で自分のものを頬張っている真由の顔を見ていると、京一は再度不思議な気分になってきた。
やはり奇妙なことだが、真由からいやらしいことをしているという感情が見えないのである。
もちろん彼女の奉仕はとても気持ちいい。現に何度もイッている。
だが、奇妙なことにその相手からいやらしさを感じられない。それがどうしても不思議だったのである。
「――なんでだ?」
「ん? どしただ。も、もすかすて気持ちよくねぇか」
知らないうちに声に出ていたらしい。京一の呟きに反応した真由が動きを止めた。
「え、いや。なんでもない」
「だども今なんでだっつって言ったでねぇか」
ペニスを握ったまま真剣な表情で真由が問う。
「……いや、なんでこんなエロいことしてんのに真由がいやらしく見えないのかなと思って」
京一が言った言葉は真由の態度を一変させた。
「なっ、な、な、なんちゅうこと言うだ!」
さすがにしまったと京一は思った。
相手にあまりに失礼なことを言ってしまったからである。まるで魅力がないと言っているようなものではないか。
慌てて謝ろうとしたが、その前に真由が顔を真っ赤にしてしゃべりだす。
「だっ、大事な神事をエロいなんちゅうこと言うて、罰が当たるでねぇか。そもそもこの神事は……」
どうやら、京一の心配とはまったく違うことに真由は反応したらしい。流れるような早口で儀式について語り始めた。
そこで京一は唐突に気づいた。なぜ真由が比較的平気な顔をしてフェラチオできたかを。淫らな雰囲気がなかったのかを。
彼女は自分のしている行為を、フェラチオつまりセックスに関係する行為だと考えていたのだ。
だから初めに彼女の修行のことをフェラチオの練習と言ったときに、あれほどうろたえたのだろう。
あくまで自分は生贄であり、奉仕者でしかない。ようするに、真由は自分のしていることはあくまで神事にまつわる神聖な儀式であり、いやらしいものではない、と考えていた。
いや、そう思い込んで羞恥心を押さえ込もうとしていた。
そこへ、京一の言葉があったせいで、自分の行為の側面――どちらかというと通常は性行為というほうが前面だろうと思われるが――が露にされてしまった。
そのため真由はうろたえだしたのである。
京一は、当初の落ち着いた雰囲気をまるでなくして大騒ぎしている真由の肩に手を置いた。
「真由」
「……なっ、なんだっ!?」
急にきょときょとして、視線を合わそうとしない真由を見て、京一は今まで感じていなかった新たな興奮を覚えた。
ゆっくりと言葉を確かめるように京一が言う。
「いいかよく聞けよ」
京一の態度に、真由がごくりとつばを飲み込んだ。
「真由がいましてるのは儀式かもしれんが、フェラチオっていうやらしいことでもあるんだ」
絶句してなにも言えない真由に、京一はさらに言葉を続ける。
「性行為。オーラルセックス。フェラ。口まんこ。わかるか」
猥褻な単語の数々に、真由は胸の辺りで両手を意味もなくわきわきと動かした。
純朴に育った田舎娘には刺激が強すぎるのだろう。羞恥のあまり目が大きく見開かれ、きらきらと潤んでいる。
「そったらこと――」
真由は二の句が告げない。涙目で口をぱくぱく動かしている。
「わかったら続きをしてもらおうか。真由は俺の生贄なんだろ。早く口まんこの続きしてくれよ」
真由が一番敏感に反応した単語を改めて口にすると、京一は彼女を促した。
しかし、真由は京一の股間を見つめたまま動かない。動けない。
恐る恐る手を伸ばしてペニスを掴もうとするものの、途中で躊躇してやめてしまう。
「真由、早くしないと。口まんこは大事な神事なんだから」
京一の容赦ない言葉に真由はさらに固まってしまう。
それを見た京一は真由の手を取って強引に自分のものを握らせる。
「あ……!」
真由が惚けたような声を出した。
真由は自分の手にしたものに驚いているようである。つい先ほどまで平気で手にして舐め、頬ずりまでしていたものなのに。
「ほら、さっきやってたみたいにしごいてくれよ」
「ん、んだ――」
震える声とともに、真由は手を動かしだした。しかし、先ほどまでの巫女ではなく、ただの真由に戻ってしまったせいで、その動きはたいそうぎこちない。
緊張と興奮がないまぜになった真由の荒い息が静かに室内に響く。
しばらくすると、京一は真由に次なる命令を与えた。
「手はもういい。次は口でやってくれよ」
びくりと真由が動きを止める。
なにかを懇願するような瞳で京一をじっと見つめる。
「早く」
腹に力を入れると、京一は真由に見せ付けるようにペニスをぴくりと動かして見せた。
「っ……! あぁ……」
真由はただ京一の股間を見つめるばかりで動けない。手を京一のペニスからどかすことも忘れている。
「仕方ないな」
京一は呟くと、立ち上がり真由の眼前に自分のものを突きつけた。
「ほら。さっきみたいに舐めてくれないと。大事な神事なんだから」
内心に溢れる嗜虐心を隠そうともせずに京一が言った。
普段の彼は決してSというわけではないが、どこか現実感の薄い今の状況がそうさせているのだろうか。
腰を突き出し、真由の顔に自分のものをこすりつける。
彼女の柔らかい頬で亀頭をこすると、先ほどの残滓が筋をつくった。
ぐにぐにと顔中を蹂躙され、真由は我慢の限界を超えてしまったのか、開き直ったのか、おずおずと舌を伸ばし始める。
「んっ、んぅぅ……」
はしたなく舌を突き出し、ペニスに舌先を伸ばす。
「お、やっと口まんこしてくれる気になったか」
「そ、そったらこと……言うでねぇ……」
弱々しくかすれ声で言った真由の頬を京一が撫でる。
「でも神事は口まんこなんだからしかたないだろ。真由も言ってみろよ、口まんこって」
「い、言えるわけね」
「真由は俺の生贄なんだから言うことは聞かないといけないんじゃないか」
しばらく黙っていた真由が、おずおずと唇を開く。
「く、口……くち、まん……こっ!」
真由が最後は息を吐くようにして、勢いでなんとか言い切る。
ペニスを押し付けられるようにしている唇から出た言葉だけに、ただでさえ卑猥な単語がこれ以上ないほど猥褻に聞こえる。
「はい、よくできました。そしたら次は行動してもらおうか」
京一の言葉に、真由はペニスを横ぐわえにして、唇で挟み込む。
「っ……」
京一が声を漏らすと、真由はゆっくりと唇を滑らせしごき始めた。先端から根元へ、根元から先端へ、丁寧に何往復もする。時折、いじめられた仕返しとばかりに歯で甘く幹を噛み刺激する。
いつの間にか、手は袋を揉みしだいている。
目を閉じて快感を享受していた京一だが、部分的な刺激では満足できなくなってきた。
「真由、くわえてくれ」
真由はこっくり頷くと、頼みどおり口いっぱいに京一のものを頬張った。彼女はなにかに耐えるように目を閉じている。自分の行為を自覚しているせいか、さっきよりもいやらしく見える。
熱い口内でペニスがびくりと跳ねる。
真由は思わず目を開けてしまった。目を白黒させていると、京一と視線が合い、慌てて目をそらす。
京一は真由の初々しい様子に喜びを覚えた。
「ほら、口まんこしてますって言ってみろ」
これ以上ないほど赤くなっていた真由の耳がさらに赤くなる。
「ひゅ、ひゅひまんろしれまふ」
とろりとした目でしゃべる彼女の顔には、神事に携わる巫女の面影はかけらもない。
真由の口の端からよだれが一筋こぼれた。口中を占領しているもののせいで、唾液を飲み下しにくいのだろうが、まるで男を欲しがっているように見える。
そんな自分の姿を知らずに、真由は顔を動かし始めた。じゅぶじゅぶと粘着質な水音をさせながら、必死に頭を振る。
京一が髪に手をやっても拒まない。
「あむ、ん、ずずっ、んちゅぅぅ……、ふぅん、んむ、ぁっ」
真由はよだれをすすり、頬をすぼめて必死で京一のものに吸い付いている。
「ん、また……出そう、だ」
京一がうめくと、真由はよりいっそう激しく奉仕し始めた。今まで以上に舌をうごめかせ、ペニスに絡みつかせる。
亀頭を集中的に責められたのがとどめになった。
「出るぞっ、真由の口まんこに出る……!」
「だ、出ひれっ! あらすのくひまんろにらしれっ!」
神事のことなどすべて頭から出て行ってしまった真由が甘く蕩けきった声で絶叫すると、京一のペニスが膨れあがり、白濁液を発射した。
相変わらず大量の精液が、真由の口内を蹂躙し、満たす。青臭い匂いが彼女の鼻腔に広がる。
「むぐぅっ、んん、れれるぅっ! くひにれれるっ! んむっ!」
勢いの良すぎた最後の発射が、真由ののどの奥へ吐き出され、真由がむせ返る。
「えへっ、えへっ、けほっ――」
えづく真由の口から白いものが垂れ落ち、床を汚す。薄暗い室内に精液の匂いが漂う。
「はぁ……良かった」
満足気に息をつくと、京一は手で支えをつくり、姿勢を崩した。
真由はというと、深呼吸して息を整えている。しかし、なかなか落ち着けず、ひゅうひゅうと掠れた音を出しながら呼吸して肩を上下させている。
それまでの射精後と違い、彼女はぼんやりした様子で、だらしなく口を開いている。そこから突き出すように顔を見せている舌から、とろりと白っぽい糸が引いて、彼女の袴を汚した。
「んげっ、ふぅ、ふぅふぅ……飲む練習まではしとらんで……っはぁ、ようけこぼしてしまう」
「できるだけ頑張ってるってことでいいんじゃないか。神様である俺が満足してんだ」
「……んならまだ頑張らねばいかんっちゅうことだ」
「え?」
うっとりとした真由が見つめる先にはいまだ変わらず勃起している京一のものがあった。
驚くべきことに、京一は最終的に合計十回も発射した。
儀式を終えた二人はお堂の裏にある川で体を洗った。特に真由は全身どろどろだった。
京一は嫌がったのだが、真由が京一の体を丁寧に清めた。これも儀式の一部だと強制的に洗ったのである。
川に入る際、今更だが巫女装束を脱ぎ、京一に裸身をさらすのを恥ずかしがった真由の姿に、京一が興奮して、追加の神事が行われることになったのは二人だけの秘密である。
「――ん、よし。これでええ」
月明かりに照らされた京一の体を点検し終えると、真由が軽く京一の背中を叩いた。
「ああ、ありが――」
京一が言葉を途切らせた。ふと顔をあげて空を見上げたせいである。
空には満天の星空と見事な満月。
京一は今更ながらこちらに来てから、ゆっくりと夜空を眺めたことがなかったことに気づいた。夜は家で宴会ばかりだったので、この光景に気づかなかったのだ。
「凄いな……」
呆然と呟くと、京一は黙り込んでしまった。
感動のあまり、口をぽかんとあけてただ、空を見上げている京一を、真由が不思議そうに見る。
彼女にとっては生まれたときからずっと見ている当たり前の景色だから今更驚くにはあたいしない。
それでも、京一の感動は伝わってくる。
そっと京一の手を取ると、同じように夜空を見上げる。
草むらから虫の鳴く声が静かに聞こえる。遠くから聞こえてくる祭りの喧騒。
村に帰ったらまず叔父を一発ぶん殴ってやるぐらいのことはしようと考えていた京一だが、それがどうでもよくなってしまった。
「まあ……いい目も見たしな」
京一は傍らに居た真由に目をやった。
そして思い出す。
「そうだ。いまならいいんだよな」
「ん?」
真由が首をかしげる。
「あの、神社かなんかのところで言っただろ。祭りが終わったらって。だから……」
繋いだ指先に力が込められた。
二人が視線を交わす。
指先からお互いの緊張を感じる。
ふっ、と京一の体から力が抜けた。
「俺はもう一回言ったんだから、今度は真由の番だな」
「あっ、あたすのっ!?」
真由が肩をすくめ、素っ頓狂な声をあげる。
「そう。早く」
「あっ、そっ、そそそそれは――」
おたおたと真由が辺りを見まわすが、当然助けなどいない。
「早く」
「あっ、あたすは」
「早く」
「だから、あた、あたすは」
「早く」
「そんなにせかさんでっ!」
たまりかねた真由が足で川の水を跳ね上げた。
「そっ、そんなに言われたらなんも考えられんようになってしまう! あたすどしたらええかなんてなんもわからんもん。
お、男の人好きになったん初めてだ。なんちゅうて伝えたらええかもわからんで……」
「だからこんなことになったわけだ」
京一が、とても一言では説明できない状況を経て、全裸で水浴びをしている自分達の姿をからかった。
にやりと笑みを浮かべ、京一は真由の顎に手をやった。彼女の顔をわずかに持ち上げる。
胸の辺りで両手を握り、祈るような姿勢で、真由が緊張した面持ちで京一を見つめている。
京一がそのまま顔を近づけてきても、身を固くするだけで微動だにしない。
すっ、と京一が顔を離した。
「あの……なんつうか目をつむってくれないとこっちとしては結構やりにくいんだけど」
「すっ、すまね。初めてだもんでなんもわからんくて」
「フェラは初めてのくせにすげえ上手だったけどな」
途端に真由が声を張り上げる。
「あれは練習したから――」
「じゃあこっちは練習してないわけだ」
「……んだ」
しおらしく頷いた真由の顔に、京一は再び顔を近づける。
今度の真由はしっかりと目を閉じた。固く閉じすぎて、あまり優美とは言えなかったが、その初々しさが可愛らしい。
二人の唇が重なり合う。
その後、さらに追加の追加の神事があったのは二人だけのさらなる秘密である。
毎回ありがたい感想どうもありがとうございます。
時間がかかってすいません。
おしまいです。
寄ってみるもんだ。
よい作品をありがとう。
ありとあらゆる意味をこめて送ろう
G J !!
良い作品をありがとう
乙!!
超乙フェラ
これで終わりとは…残念。
キタキタキターー
読み終えた後に達成感のあるエロSSってめずらしいな
個人的には叔父がどうなったとか後日談も気になるところ
ともあれ投下乙!
ナイスだ
また書いてくれよな
キテター!
まじいイッス!今後の作品に期待
このスレに期待
353 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 19:20:35 ID:HKTu6Y8B
ウボアー!GJ!!!!
俺も後日談が読みたいです!
>345
エロイ!
エロイよ旦那!
そして二人の後日談が読みたい香具師の数
ノシ
ノシ
ノシ
後日談はいろんな意味でスレ違いになる罠
だがそれでもいい
保守フェラ
ほす
保守
職人期待保守
保守
あーあーフェラしてもらいたいなぁ・・・
スレタイ通りキスもしたことないような女の子に
まあ、テクニックは悪いんだろうけど、精神的に
キスでもセックスでも経験済みでいいからフェラしてもらいたいよ。
保守
('A`)
いつものことじゃないか
耐えろ
職人が降りるのをまとう
ここで俺がかっこよく保守
ねぇ・・くわえてあげようか?
……え……い、今なんて?
バスタードスレにここのシチュのSSがきてたよ。
ごめんなさい、上げてしまいました…
保守
ていきほしゅ
このスレまだ在ったのかw
定期的に保守しております
377 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 22:59:32 ID:KujifYQj
ほ
スレタイがいいね
保守
380 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 01:44:51 ID:rb5lXdUO
お嬢様が薬きのこみたいなドッキリ的なやつ希望
学園祭でそういうゲームとか特殊な食品とかとか
久し振りだなw
きのこ懐かしい…
ほしゅにゃふぅ
384 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 20:05:30 ID:2LC0KS6n
たもつ!
まもる!
| 軍務尚書!! スレを浮上させよ!
\_ _______________
\(
\ __,、-''"¨´ ̄ ̄`¨゙ヒー-:、,,_
,r''" ,, ,,ニ、 `ヽ、
/;i',,〃" ( ゙i ゙i, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,/ 〃 丿 ゙l, ,/ ゙i, | 御 意 !!
〃 彡 7゙ リ |' . i ゙ヽ、 \_ ____ _,,;::--v--:、_
/ , ゙i, f r' 〃 ノ!、| i l ミ、 l \( ,,r'"ー:、,r'ー-ミ `ヽ,
,i',f";i' | } い ,/ ,/゙i(、い | !、 ご゙ { \ i ,r" ̄`゙''⌒`'ヾヽ i
l_| i ,, _彡'"ノヒ人( f ,/ _,,ニゝヾミ、ミーヽ | |i,l い、゙i
ゝ| i l 「"´┬ヲ=,(( '''"r┬テ;ァ Jf`:、ミ:、l リ !,ノ ゙N |
`'ゝミート  ̄ ,}`  ̄ =彳! ト ソ |,/| ー-、 ,,ィ-ー | ゝ |
)ハ / i',ノ,イ川:リ) ヾY', ´゚ ̄i  ゚̄ ̄ レ1 |
{; ゙i ゙ャ ;:. , ;" / ゙ぃ! ,| ,, / |
\゙i __ニ ,,,,_ /〃 .f" |`i `ー'" ' /-' リ
ミヽ、 `ニ'" / ),、 、ド `i !、 ''''ニ''ー / ツ
,)介、 _,/ /´「ノ ,ソ iリ゙ト、 / )ノリ
,>l,,_`;、__,,,,;:'"ニ-ー''"~_> 「 トミ=┬''"=''"ヲ
_ . `T''=:,,`Y''二-ー<_. ̄,r}ノ _,,,,,,_____ ,シ'rぅ゙l | !n〕とイi、,,,_
 ゙̄l__, 、__,r儿'~゙i.| | :| f⌒゙し|(_ノノ|゙i、__ _ ,i'`ー---===,,,,,_二ニニ''ー-z=ミニ,ーニ'"`''ー-
387 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 09:03:01 ID:pJHXY1MR
ω
朗らかに保守
それでも・・・保守したいスレがあるんだ!!
精に疎い田舎の中学校で、若い生物の教師がいてその先生が女生徒数名に
「中庭に珍しい茸があるから放課後に観察に行ってみるといいよ」ってことで、行ってみると
先生の姿はなくて、そこには茸百科辞典と珍しい形の茸だけがあり、辞典には
“この茸をくわえて舐めながら願い事を言うと願いが叶う
五百年に一度生えると云われている伝説の茸です”
とかなんとか捏造百科に書いてあって次々と女生徒達が願いを叶えるためにフェラをする
っていうのを誰か書いて。フェラ語重視で
保守
ボクが保守しますよ
394 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 23:56:13 ID:BnyenKv0
保守しなければ!
何とかしなければ
そいや保守してなかったなぁ
保守
398 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 16:46:00 ID:g5kHtpBe
保守age
hosyuage
最後の投下から三ヶ月半か………
保ち守る
402 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 18:21:40 ID:cMV4uqc7
403 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 00:25:08 ID:L8xcldFO
死守してもいいですか
iiyo
他スレの職人にオファーしてこようかな
すみませんが、喜多さんのHP教えて頂けませんか?
>>406 何故ここで喜多さんの名前出して聞く。
確かに作者さんは同一人物だが。
409 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 15:33:24 ID:WCq/PpaX
星湯
410 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 08:58:58 ID:pM6Aaw5q
保守
411 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:19:54 ID:/KsRKAjs
今日もホッシュ
412 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 14:30:34 ID:6/HsbAKZ
保守するしかあるまいて
413 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 19:42:42 ID:wZtz8rpb
しかし・・・・保守するしかなかろう
414 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 01:54:26 ID:i3ucatRM
保守することだけが我々に残された最後の砦なのだ
415 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 19:05:45 ID:qn9E85fm
保守しなきゃいけない気がした
416 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 06:54:21 ID:wKOZ2bwx
昼寝してたらイトコの娘っこがいきなり練乳かけてしゃぶりだすっていうのお願い
417 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:32:41 ID:BtPb3/Nw
保守
保守
どっこいしょぉぉおおお!!!
ひゃっほぉおおおおーー!!!
422 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 13:43:42 ID:jgx26iK1
こういうシチュエーションは嫌いじゃない。
ageとくか。
423 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:17:39 ID:NCBwBppf
それでも、俺はこのスレを保守したい!
ほしゅ
100近く保守
今何故か人大杉だったんだが、何かあったか?
428 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 04:15:09 ID:h2nbCzkk
どなたかおすすめフェラSSのあるところ教えてください
このままじゃどうにかなっちゃいますよ
429 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 11:49:04 ID:3eRHlY3m
「ねっ! おにいちゃん。。。」
里香は言葉を続けようか迷っていた・・・・
「あたし、、あたしね・・」「みちゃったんだよ」そう言うと、頬を染めうつむく・・
『な、、なにをだよ!』
「このスレをホスしているところ!」 ッてことで職人さんまち保守
嫁のファーストキスよりフェラのほうが先だったな
18歳で超ロリ系でうぶな嫁に延々フェラして口内射精、逝った後に口の中で余韻を楽しんでる間に飲んじゃったみたい。
あれは今思い出しても興奮するw
俺はそれを聞いて興奮した
ってことで保守
嫁うp
ようするに、それは綺羅の空間だった。
主に良家の子女を対象に、幼稚園から大学まで一貫した教育システムを誇る聖四文字学園は、明治十六年創立以来、動乱の大正、昭和期を経て、今日に至る名門女子高である。
創立当初は礼儀作法などの淑女教育が主体であったが、時代の流れとともに現在では会社経営に関する超高等教育などもおこなわれるようになっている。
伝統を感じさせる古めかしい校舎。生徒の親たちからの寄付により充実しきった設備。生徒に手を出すことなど考えたこともない、まさに聖職者と呼ばれるにふさわしい教師たち。
そしてキリスト教系の学校であるために存在する本当の聖職者たち。
もうすでに五年間、ほぼ毎日眺めているにもかかわらず、校舎を前にして、大形散歩は毎回のように圧倒されてしまう。
大形家は先祖代々竹之園家に仕えている家系で、明治維新によって身分制度が消滅してからも、家来ではなく、部下として使え続けてきた。
散歩も、幼い頃から父や祖父が竹之園家に秘書として仕えているのを見ていたため、自分も大きくなると竹之園家に仕えるのだと自然と思っていた。
そして、大学を卒業してからは祖父の引退と入れ替わるように、竹之園家に秘書として仕えるようになった。
大学時代の友人たちはいまだにそんな時代錯誤な関係があるのかと驚いていたが、散歩にとっては当然のことだった。
しかし、自分の家を裕福だと思っていた散歩であるが、竹之園家に仕えるようになってから、本当の上流階級社会というものの存在を知ることになる。
それはテレビに出演している富豪などとは比べ物にならない世界だった。
その象徴が眼前の聖四文字学園である。
建物もさることながら、そこに通う生徒たちの品行ときたら。世界に悪が存在することすら知らない清らかな女性ばかり。
しかも、不思議なことに美人ぞろいときている。入学には容姿の審査があるのではないかと疑いたくなるほどだ。
もちろん、実際にはそんなものはないのだが。
大抵の男なら、聖四文字学園生徒及び卒業生だと聞くだけで、よだれを垂らさんばかりになる。
もっとも、聖四文字学園生がそんな狼たちと接することなどまずない。
だが、世の中に例外のない事象などない。大形散歩もその例外の一つだった。
彼は竹之園家の秘書団の一人として、竹之園家に三人居る子供の一人、竹之園花月付きの秘書――現状での実態は世話係である――として、彼女の登下校の送り迎えをしている。
そのため、聖四文字学園生徒との接触がある、数少ない部外者なのである。
といっても、彼の入ることのできるのは、いま居る駐車場――リムジンやベンツのような高級車がうんざりするほどずらりと並んでいる――までだ。
周囲には、彼と同じように己の家のお嬢様を迎えに来ている運転手や、ボディガードがたくさんいる。
散歩は小さくため息をついた。ここに来るたびに、世の中にはこんなにも金持ちが存在するのかとむなしくなるのである。
腕時計を見ると、もうそろそろ終業のチャイムがなる頃合だった。
ぴかぴかに磨かれたリムジンに移った自身の姿をチェックする。
綺麗に整えられた髪に、しわ一つないスーツ、今朝磨かれたばかりの革靴。完璧だ。竹之園家の秘書として恥ずかしくない格好で居なくてはいけない。
お嬢様に恥をかかせるわけにはいかないからだ。
そうこうしているうちに、チャイムが鳴った。そこいらの学校のように放送ではない。校舎の天辺に据え付けられている真鍮製のぴかぴかの鐘を打ち鳴らすのだ。わざわざ。
典雅な響きを背景に、駐車場にそこはかとない緊張感が走る。それぞれの主を迎えるための準備である。
散歩も背筋を伸ばして主を待ち構える。
そこ、ここで老若男女の違いこそあれ、車の脇には散歩と同じく、姿勢を正した人々が直立している。
正面口から生徒たちが姿を現した。と言っても普通の高校のように喧騒とともにではない。話し声はするものの、あくまで和やかに落ち着いた風情である。
シンプルなセーラー服――胸元にある金糸で刺繍された校章がよく目立つ――に濃紺のスカートという野暮ったいと言ってもよいような制服であるが、着用しているのが美少女ばかりのせいか、清楚で可憐な姿に見える。
もちろんスカートはきっちり膝下十センチに合わせられ、黒いソックスのせいで足が露になる部分はほんのわずかである。太ももなどもってのほかだ。
彼女たちは互いに優雅に一例を交わし、駐車場の入り口で分かれると、自家の車にやってくる。
「お鞄をこちらに」
「本日はこの後山村先生のところでお華のご予定でございます」
「――かしこまりました。それではすぐに手配を致します」
などと執事や運転手とのやりとりがあり、あくまで淑やかにお嬢様が後部座席に入り、音もなくドアが閉められ、車が発進していく。
一台、また一台と車が減っていくなか、散歩は自分の待ち人がいつまで経っても姿を現さないことを気にしだした。
今日はクラブ活動のある日でもなし、まさか先生に怒られるようなわけがなし、色々と花月がやってこない理由を考えるも思い当たるものがない。
そのうちに、車は数台を残すのみとなってしまった。
もう五分して来なかったら校舎へ向かおうと、腕時計に目をやりながら散歩が考えていると、花月がやって来た。
なにやら数人の生徒と談笑している。
散歩はため息をついた。大方彼女たちとの話が弾んでやって来るのが遅れたのだろう。
美少女ぞろいの聖四文字学園生徒の中でも、自分の主人は群を抜いて美しさが際立っていると思うのは決して散歩の贔屓目ではない。
花月はセミロングが良く似合う、大きな瞳の特徴的な笑顔の可愛らしい、超をつけてもよいほどの美少女である。
おしとやかな深窓の令嬢というわけではなく、スポーツが大好きな、健康的な爽やかさを持っていて、まだどこか子供っぽいところも残っているが、数年後が楽しみだと思わせる容貌の持ち主である。
美少女集団を目で追っていると、駐車場の入り口で他の生徒と同じように別れ、それぞれの車の元へ向かっていくのだが、おかしなことに花月ともう一人が、なぜか二人で散歩のほうに向かってくる。
一緒に来る生徒に見覚えがあった しとやかな雰囲気の女の子で、名を京極礼子。確か花月の所属する日本舞踊部の先輩である。
そういえば、日本舞踊部のご友人とのお茶会にも何度もご一緒されていた。ということは話が盛り上がった成り行きで、またお茶会を開くことになったのだろうか。これは各家への連絡と準備をさせなくては、と散歩はこの後の指示について頭をめぐらせる。
散歩の目の前にやってくると、彼が声をかける前に、花月が口を開いた。
「散歩。あなたに折り入ってお願いがあるのです」
「かしこまりました。一体どのようなことでしょうか」
家でお茶会を開きたいの、とくるとばかり思ってたずねた散歩にとって、花月の態度は意外なものだった。
彼の質問には答えず、花月は礼子と視線を交わすと、頬を染め、照れ隠しの笑顔を浮かべたのである。
「それは……。散歩、少しこちらに来てください」
「はい」
散歩が花月に一歩近づく。
「少しかがんで耳を貸してちょうだい」
花月に言われるままにしゃがむと、彼女は散歩の耳に手を添えてひそひそ声でお願いを口にした。
「私たちにあなたのペニスを見せてほしいの」
「ベニスですか。次の長期休暇は年末になりますが、それでよろしければスケジュールを調整させていただきます。
京極様とご一緒なさるのであれば、お家へもそのようなお誘いを連絡させて頂いて、休暇が合えばその後、さらに細かな日程を詰めるということでよろしいでしょうか」
散歩は手にした手帳をぱらぱらとめくりながら主人のスケジュールを確認すると、顔を上げて二人の美少女に言った。
ところが、彼女たちは散歩の言っていることがまるで理解できない顔をして返事もしない。
「お嬢様?」
「あの、違うの。散歩、わたくしの言ったお願いがきちんと聞こえなかったのね」
「いいえ、きちんと聞こえておりましたが。ベニスに行きたいとおっしゃられたのでしょう。
この夏に行かれたばかりでしたので意外と言えば意外でしたが、確かにベニスは素晴らしい街でございますから、何度訪れても良いかと存じます。
それが気の合うご友人と一緒ということになればさらに格別でしょう」
うっすらと頬を染め、伏目がちになりながら、おずおずと礼子が散歩の言葉を訂正した。
「あの……違うのです」
「京極様はご一緒なさらないのですか。これは失礼いたしました。てっきり私は――」
「散歩」
礼子に向かって喋っている途中で名前を呼ばれ、散歩が花月に向き直る。
「はい、お嬢様」
「もう一度言いますから、今度はちゃんと聞いてくださいね」
花月は散歩に身をかがめさせると、先ほどと同じように彼の耳元に手を添えてささやく。
「私たちにあなたのペニスを見せてほしいの」
全神経を耳に集中させていた散歩は思わず大声をあげかける。
それを秘書としてのプライドで必死にこらえ、主の言葉を反芻する。
あなたのペニスを見せて欲しいの。確かにそう聞こえた。
そんな馬鹿な! 先日耳掃除をしたばかりだから、耳が聞こえにくいというはずはない。
もしや深刻な病気にかかってしまったのだろうか。これは家に帰ったらすぐに竹之園家の侍医である吉川先生に見てもらわなくては。あの先生なら信頼できる。
いや、待てよ。耳に障害を持ったままで車の運転などをしてもし万が一のことがあってはまずい。
代わりの運転手を手配しなくては。
ぐらぐらする頭を抱え、混乱の極みにある散歩に、花月が声をかける。
「あの……散歩? もしかして聞こえなかったのかしら。わたくしの声が小さすぎたのかしら」
溜まっているのだろうか。確かにここしばらくそういうことがなかったが、かと言って己の仕える主の言葉をそのように捻じ曲げるとは情けない。
俺の仕事に対する心構えというのはそんな程度のものだったのか。
いや、待て。お嬢様がもう一度おっしゃってくれるのだ、これをきちんと聞き取ればよいだけの話じゃないか。
崩壊寸前の精神を必死に立て直そうとしている散歩のことなど知らずに、花月はあたりをきょろきょろと見回している。
「もう周りには誰もいないみたいだから、ひそひそ声で言うのはやめます」
「はい。どうぞおっしゃってください」
「私たちにあなたのペニスを見せてほしいの」
花月の言葉の途中で、散歩は慌てて周囲を確認した。
そして、花月の言ったとおり誰も居ないことに胸を撫で下ろす。
やはり聞き間違いではない。散歩は目の前の女性たちに気づかれないように、ゆっくりと息を吸い込み、吐き出す。
どう考えても自分のものを見たいと言っているように聞こえた。
散歩は目を閉じ、天を仰いだ。
彼は決心したのだ。花月に、自分のものを見たいと言っているのか確認しようと。
もしそのようなことを言っていないという返答がきたら、その瞬間竹之園家の秘書を辞し、大形家からも離れて、二度とお嬢様に近づかずに生きていこうと。カウンセリングを受けようと。
「失礼ですがお尋ねいたします。お嬢様は今、私の男性器が見たいと仰られましたか?」
汗をにじませながらたずねる散歩の声が次第に小さくなっていく。
ところが、花月は満面の笑みを浮かべた。
「ええ。そう言ったわ」
ようやく自分の意思が散歩に伝わり嬉しいのだろう。花月は秘書とは対照的に晴れやかな顔をしている。
ぐらりと散歩の体が前のめりに倒れた。受身もくそもない、棒が倒れるような倒れ方である。
鈍い音をたてながら地面に衝突した散歩が慌てて立ち上がり、体についている砂を払う。
「散歩、大丈夫?」
「大丈夫ですか? なにか持病でもお持ちなの?」
「いいえ、そんなことはないはずですが……」
お嬢様方は突然倒れた散歩の体調の心配をしているが、彼としては体より心の心配をして欲しかっただろう。
「マジで!? はぁ!? なんで!? わけは!? 」
秘書としての体面はどこかへ吹っ飛んだ散歩が、プライベートでの言葉遣いに激しい身振り手振りで主に驚きを示してしまう。
そのような言い方をされたのが初めてなのだろうか、お嬢様二人は唖然として散歩の変わりようを見つめている。
視線に気づいた散歩は、大きく広げた両腕をたたみ二、三度咳払いをし、ハンカチで汗をぬぐってから、さらに咳払いをした。
「し、失礼いたしました。思いもよらぬお言葉でしたので少々取り乱しました。
……し、しかしなぜ突然そのようなことを。いや、その前に、失礼ながら性教育をお受けになったことはございますか?」
「もちろん、二人とも小等部のころに受けています」
花月の言葉に礼子もこくりと頷き同意する。
「では……改めてお尋ねいたしますが、なぜそのようなことをおっしゃられたのでしょう」
「実は、こちらの礼子様が卒業後に結婚なさることが決まりまして」
友人の慶事が嬉しいのか、花月がにこにこと笑いながら礼子を示す。
礼子もはにかみながらも、幸せそうである。
「それはおめでたいことでございます。謹んでお祝いを述べさせていただきます」
慇懃な態度で散歩が深々と礼をすると、礼子もそれに応えるように礼をする。
奇妙な間があいた後、散歩はこのようなほのぼのとしたやり取りを交わしている場合ではないことを思い出した。
「し、しかし、それと先ほどのご要望といったいどういう関係が……」
「そうね……、少々長くなるかもしれないから家で話すことにしましょう」
にっこり笑ってそう言われてしまっては、散歩に逆らうことなどできようはずもなく、一向は竹之園邸に向かった。
散歩の運転するリムジンの挙動が、いつもよりわずかながら粗かったのは致し方ないことであろう。
竹之園邸に到着すると、散歩が花月の部屋の一つに礼子を案内をした。
そこは花月の勉強部屋である。といっても、ただ本棚や机があるだけというものではない。
大きなプロジェクターやホワイトボードの類が備えられ、友人との勉強会を開くときのために机も複数用意されているような、教室といっても差し支えないようなものである。
部屋の隅には休憩のためのスペースまで用意されている。そして、続きになっている部屋は図書室になっていた。
休憩用のテーブルへ礼子を案内し、椅子を勧めると、散歩はその脇に控えて主を待つ。彼の主は現在私服に着替えているところである。
二人が部屋に入ってすぐに、メイドがティーセットを持ってきてお茶の支度をして出て行った。
主人を待つ間に、散歩が礼子をさりげなく観察する。
以前に何度か会ったときにも思ったが、こうして改めて見ると、素晴らしく綺麗な女性である。
腰まである艶やかな黒髪はまさに鴉の濡れ羽色。黒曜石のように深みのある瞳が、絹のように滑らかな白い肌によく映えている。
時折伏せられるまつげはマスカラなど必要ないほどに長い。
着物が良く似合うであろう、まさに大和撫子の鑑のような容貌である。
彼の仕えている花月ももちろん美人であるが、彼女とはタイプが違う。
礼子が静だとすれば、花月は動の美しさの持ち主だといえるだろう。
もっとも、礼子と比べれば、ほとんどの女性は動になってしまうかもしれない。
いったいどうしてこんな奥ゆかしげな美少女が自分のものを見たいなどということになったのか。
散歩は礼子に尋ねてみたかったが、他家のお嬢様にそのような質問をすることなどできるはずもなく、また、礼子からその理由を説明されることもなく、数分の微妙な沈黙が過ぎていった。
散歩が困り果てていると、花月が姿を見せた。
「お待たせしてごめんなさい」
二人に声をかけると彼女は礼子の向かいの席に座る。
主のために散歩がお茶をいれると、カップを手にした花月はやきもきしている彼を尻目に、瞳を閉じてゆっくり香りを楽しんでから、一口飲んだ。
「ああ、やっぱり私の口には散歩のいれた紅茶が一番合うわ」
のんきなことを言っている花月に、とうとう散歩は我慢できなくなった。
普段の彼ならば、花月が話し出すのを待っただろうが、話題が話題だけに黙っていられなくなったのである。
「そのお言葉は大変ありがたいのですが、できるならば先ほどのお話の続きをしていただけませんか」
「そうね。先ほども言いましたが、礼子様は来年の卒業と同時に結婚なさることになりました」
「はい。おめでたいことでございます」
「ありがとうございます」
礼子が再び、頬をわずかに染めながら謝辞を述べる。
自分のことのように、花月が嬉しそうな顔をしながら話を続ける。
「もちろん、礼子様ご自身もお望みになっていたことですから、大変喜んでおられます。
ですが、それにあたって不安が一つあるという相談を受けたのです」
そこで礼子が口を挟んだ。
「わたくしが悩んでいるのを察してくださった花月様が、悩みがあるなら相談に乗ってくださるというお言葉に、あつかましくも不安ごとを打ち明けてしまったのです」
「あつかましいなんてとんでもない。敬愛する先輩が悩んでおられるのに、見過ごすなんてわたくしにはできません」
「花月様……」
「礼子様……」
互いの名を呼び、感動の面持ちで二人が視線を交し合う。
美少女二人が友情を確認し合っている姿を眺め、散歩も思わず感極まりかけるが、今はそれよりも話の続きが気になった。
「それでいったい、その不安とはなんでございましょう。先ほどの……お願いと関係してくるのでしょうか」
「失礼しました。ここからはわたくしがお話いたします」
「でも、礼子様」
「いいえ、自分のことぐらい自分で話さないと、花月様のご好意に甘えっぱなしというわけにはいきません」
また麗しい友情を見せられるのかと散歩が心配したが、幸いにもそうはならなかった。
礼子がためらいがちに唇を動かす。
「わたくしには、その……男性経験がございません。
そのこと自体については婚約いたしました丹羽様に操を捧げられることを嬉しく思っております」
操といういささか古風な言葉も、礼子の口から出てくるとまるでおかしく聞こえないのは、彼女の持つ雰囲気のせいであろう。
「ですが、そのせいで初夜の晩に、なにか失礼をしてしまうのではないかと不安でたまらないのです。」
そこまで言い終えると、礼子がどこかほっとした表情になる。
そして、ちらりと花月に目をやったかと思うと、散歩を見つめる。
「そのことを花月様に話しますと、秘書の大形様に頼んで、男性の生理について教えていただきましょうと仰ってくださったのです。
わたくしも代々竹之園家の秘書をお勤めになっておられる大形家については色々と聞いておりましたので、
大形様ならば信頼に値するお方だと思い、あのようなお願いをさせていただいたのです」
礼子の言葉通り、大形家は上流階級ではそれなりに知られた家であった。
そこでは竹之園家に仕える秘書の家系ではなく、両者は半ば竹之園グループの共同経営者であり、大形家はいわば竹之園家の大番頭として認識されていた。
実情はその認識とは少し異なるが、ともかく世間からは大形なくして竹之園なしとまで言われているほどなのである。
ただし、現在の花月と散歩の関係は、世間を知らないお嬢様の無理難題に困らせられる執事以外のなにものでもない。
「し……しかしそのような……」
いつものように、かしこまりました、と言わずに、歯切れの悪い答えを返す散歩に、花月が言葉をかける。
「なにも無茶を言っているわけではないでしょう。礼子様がおっしゃった通りの、きちんとした理由なのですから。
あなたはいったいなにを悩んでいるのです」
「いいえ、やはりわたくしのお願いが無茶なものだったのです。
世間のことはよく存じませんが、きっと恥知らずなお願いだったに違いありません」
「礼子様、決してそのようなことはないはずですわ。
将来の夫に対してきちんと準備をしておこうと思う心のどこに恥などあるでしょう」
散歩は頭がくらくらした。彼女たちは男のものを見せろという願いに対して羞恥心を抱いていないのだ。
花月がお金を手にしたことがない――基本的に彼女の買い物はカードないし、後で竹之園家に請求が来る顔パスによる信用買いである――ことを知ったときに思い知ったが、
育ってきた環境が違うとこれほどに認識に差が出るものかと、改めて驚愕した。
呆然としている散歩をよそに、美少女二人が話し合っている。
「ですが、大形様のあのお困り様はただ事ではございません」
「いいえ、きっと礼子様のお心に感激して正しい言葉が出ないだけです。
少し時間を置いて頭を冷やすことができればきっとわたくしたちの願いを聞いてくれます。散歩はわたくし自慢の秘書ですもの」
「花月様。本当にわたくしはあなたのような友人を持てて幸せです」
「いいえ、わたくしこそ礼子様のお優しい心に触れることができて心が洗われるようです」
「花月様」
「礼子様」
麗しの友情表現第二段を終え、二人の視線が散歩へ移動する。
「大形様」
「散歩」
礼子のうっすらと濡れた瞳に見つめられ、花月の真摯なまなざしに追い詰められた散歩はとうとう了承の言葉を口にしてしまった。
「か……かしこまりました」
後半へ続きます。
できるだけ早く書き込めるよう頑張ります
生殺し!?
マジで続き希望します!!
神到来!
続ききぼんぬ
このスレ見ててよかった・゚・(つД`)・゚・
たまに神が降臨するからこのスレはやめられない
オナ禁して待つ!
主人公の名前は「散歩(さんぽ)」さんでいいのかな?
なんとなくキャラのビジュアルが広江礼威作品ないしは内藤泰弘作品のキャラに固定されてる。
散歩 → ガングレイヴのブランドン・ヒート(ミレニオン幹部時代)
花月 → 翡翠峡奇譚のククルカン(ガングレイヴのマリアでも可)
礼子 → ブラッククラグーンの雪緒
俺の趣味が如実に出てますね。
思わず了承してしまったものの、考えれば考えるほど次の行動に移ることができない。
かと言ってこんなことを相談できる相手も時間もなく、散歩はじりじりと追い詰められていく。
「や、やはり写真や映像でというわけには――」
往生際の悪い発言も、花月に途中でさえぎられてしまう。
「だめです。そんなものなら見たことがありますから。本物を触ってその感触を確かめたいの」
「それと、できれば射精なされるところも拝見しとうございます」
本能的に羞恥を憶えるのだろうか、さすがに恥ずかしそうに礼子が付け足す。
「しゃ、射せ……っ」
あまりに直接的な単語に叫びそうになるのを危ういところでこらえると、目を閉じ、天を仰ぎ、とうとう散歩は観念した。
「そ、それでは失礼いたします」
諦めの境地に到達した秘書がのろのろと手を動かすのをお嬢様方は純粋なまなざしで見つめる。
どれほど時間をかけようとも、ズボンを脱ぐ程度のことはすぐに終わってしまう。
一生仕えるであろう主とその友人の前で、散歩は下半身はトランクスのみという情けない姿をさらした。
「男の方の下着はわたくしたちのものほど凝ってはいないのですね」
「そうですね礼子様。でも、わたくしはやはりレースがついているほうが可愛らしいと思うけれど」
下着談義に花が咲いているのを聞き、ついうっかり花月の下着姿を想像しかけた散歩が慌ててそれを打ち消す。
ところが、そんな秘書の忠心など知らない花月が言う。
「いけない、話が逸れてしまいました。まったくわたくしの悪い癖ね。さぁ、散歩脱いでくれてかまいませんよ」
永遠に逸れていてくれと願う散歩を、再び二つのまなざしが突き刺す。
内心でご先祖様に詫び倒しながら、散歩がトランクスを脱ぎ終えた。
「まぁ……これが――」
「散歩の――」
二人とも驚きに口を開けたまま閉じることも忘れて、興味津々といった様子で散歩の股間を凝視する。
このようなはしたない振る舞いは二人ともおそらく初めてであろう。
当の散歩は股間を隠すこともできず、かといってなにか話すこともできず、ただひたすらに突っ立っていることしかできない。
「本物は初めて見ましたが、写真よりもなんだか良い感じがします」
「ええ、あちらはグロテスクな感じが致しましたが、それに比べて散歩様のものはなんだか……撫でてみたいような、と言ったら失礼かしら」
「いいえ礼子様、わたくしもそう感じておりました。先のほうがなんだか亀のような風情で」
「確かに花月様のおっしゃるように亀の頭に見えますね」
自分たちの言葉通り、その部分を亀頭と言うことも知らずに、二人は好き放題言っている。
「でも、これはまだ勃起していないのでしょう?」
「そのはずですが。どうなの散歩?」
無体な主の質問に、どうしてこんな質問に答えなければいけないのだと天を呪いながら、やむを得ず散歩が口を開く。
「はい。まだ勃ってはおりません」
「まぁ……」
突然、不安気な様子になった礼子に花月が言葉をかける。
「どうかなさいましたか礼子様」
「いえ、これよりも大きくなってしまうのに、本当にこのようなものがわたくしの中に入るのかと不安になってしまって」
「授業ではそのように習いましたが、そう言われれば確かに信じられないような出来事ですね」
と、そこまで言った花月がじっと散歩を見つめる。解答を求めているのだ。
度重なる視線の圧力に、とうとう散歩は諦めを通り越してやけくそになってしまった。
「ご心配なさらずとも、そのときにはきちんと入るようにできております」
「ですって。良かったですね礼子様」
「ええ、本当に。それにしてもわたくしはすぐに怯えてしまって。もっと強い心を持たなくては」
「そうですとも。まだ射精どころか勃起も見ていないのですから。
でも……あのように言えるということは散歩は入れたことがあるのかしら。いったい誰と?」
興味深げな表情で花月に股間と顔を見比べられる散歩。
「プライベートなことですのでお答えいたしかねます」
「まぁ。お聞きになりました? 礼子様。先ほど褒めていただきましたけれど、こんないじわるをするのですよ」
すねた風に言った花月に礼子が微笑み返す。
「それは仕方ありませんわ。好いたお相手があってのことですし」
「それはそうですけれど……」
わたくしにも少しぐらいなら知る権利あると思うのです。そう口の中で呟いた花月の言葉は幸か不幸か、他の二人には聞こえなかった。
「それでは気を取り直して、早く勃起させましょう礼子様」
「ええ。ですけれどどのようにすれば勃起するのかしら」
「確か性的興奮や刺激を与えれば勃起すると習いましたが」
「性的興奮ですか。……やはり裸を見たりということでしょうか?」
「それは……少々恥ずかしいですわね」
「それに婚約者以外の方に礼子様の体を見せるわけにはまいりませんわ」
「まぁ。お心遣い感謝いたします」
愛らしい唇で勃起勃起と連呼され、さらには劣情こそないものの視姦されているに等しい散歩は、しだいに興奮が高まって下半身に血が集まりだした。
どうやって勃起させようかと話し合っている二人をよそに、むくむくと大きくなっていくが、まだ膨らみ始めた程度で、固くそそり立ちはしていない。
そのうちに、散歩のものの変化に気づいた花月が声をあげた。
「まぁ、礼子様、ご覧になってください。だんだん大きくなってきました」
「これが勃起かしら。でも本当に大きくなっていくのですね」
「不思議なものです。けれど、これで射精できますわ」
「まだなにもしておりませんのに」
きゃあきゃあと歓声をあげる二人に、散歩が言葉を挟む。
「失礼ながら……お嬢様方。その、まだこれは勃ったわけではありません」
「あら、でも散歩のペニスは大きくなりましたよ」
「このようになるのを勃起と言うのではないのでしょうか?」
無邪気な質問に声を詰まらせながら散歩が答える。
「確かに、えー、大きくはなりましたが、まだ途中と申しましょうか、その、まだ完全に勃起したわけではなくてですね、
このような状況をわたくしどもは、いわゆる、その、半勃ちと呼んでおりましてですね――」
さすがに自分がなにを言っているのかという思いにとらわれ、散歩は己の顔が熱くなるのを感じる。
「ではまだ射精はできないのですね」
残念そうな声で礼子が呟いた。
「完全に勃起させるにはどうすればよいのかしら。散歩?」
「こ、ここまでくればもう少しばかり刺激すれば完全に」
「どう刺激すればいいの?」
「そ、それではわたくしが自分で――」
「お待ちなさい」
腕を股間に伸ばそうとした散歩を花月が押しとどめる。そして、なにか思いついた顔で両手を合わせた。
「良いことを思いつきました。散歩、自分でしなくてもかまいません」
「で、ですがそうしないことには――」
「いいえ、わたくしたちが見たいと言ったのにそこまで散歩の手を煩わせては申し訳ありません。
やり方さえ教えてくれればわたくしがしてあげます」
実際にハンマーで思い切り頭を殴られたほうがましだと思えるほどの衝撃が散歩の頭を襲った。
「し、しかしそのようなことをしていただくわけには!」
「遠慮することはないわ。常々お父様にも、散歩たちが仕えてくれるのを当然と思ってはいけない、傲慢になってはいけない、と教えられています」
「なんと立派なお心がけでしょう……」
「それとこれとは話が――!」
絶対に違うと言いたいが、花月は散歩に有無を言わせない。
「あなたがわたくしを大事に思ってくださる気持ちは大変嬉しく思います。しかし、いつまでも頼ってばかりではだめだと思うの。
だからわたくしが散歩のお世話をすることができるほど成長したという姿を見てもらいたいのです」
「あぁ……本当に素晴らしいお心です。わたくし今の花月様のお姿を胸に刻み込んでお嫁に参らせていただきます」
感極まった礼子は今にもハンカチを取り出して目じりを押さえそうなほどである。
「でっ、ですからわたくしが申し上げたいのは――!」
「いいえ。もう決心したのです。散歩、どうすればよいのか教えてください」
毅然と言い放つと、花月は一歩前に踏み出した。
「……かしこまりました」
主の勢いに押され、散歩が説明する。
「ではまず、棒を持つような感じで軽く握ってください。……そうですね、しゃがまれたほうが良いかと存じ上げます」
さすがに緊張した様子でしゃがみこむと、花月が静かに息を整える。
そして、腕を上げ、目の前にあるペニスの手を伸ばしていく。動作はゆっくりではあるものの、ためらいは見られない。
「……こうかしら」
言われたとおりに、指先でつまみあげるように散歩のものに触れる花月。
触れているのは親指、中指に人差し指の三本。
あくまで上品な仕草なのだが、つまんでいるものがものだけに、妙に淫靡な姿に見える。
「きゃっ」
花月が小さく悲鳴をあげた。
刺激のせいか、散歩のものがぴくんと跳ねたのである。
「し、失礼いたしました」
「いえ、少し驚いただけです。でも……どこか持ち方が悪かったかしら」
しげしげと自分のつま先を花月が見つめる。
「違います。その、気持ちよかったもので、勝手に動いてしまったのです」
「それならいいけれど。それでは改めて――」
再び男のものをつまみあげると、花月は自分の秘書を見上げた。
「これからどうすればよいのですか?」
主が自分のものに触れているだけでなく、上目遣いで見つめてきたせいで、散歩は股間にさらに血液が流れていくのを感じた。
少し前に比べて、表面により血管が浮かび上がり、なんだか凶悪さが増している。
「そのまま腕を前後させてこするような感じでしごいて――」
言葉の途中で、快感の呻きをこらえるために散歩が口を閉じた。
説明の途中で花月が散歩のものを刺激し始めたのである。
常ならば、人の話の途中で行動するなど考えられない彼女だが、平静そうに見えてもこの状況に知らず知らず興奮しているのかもしれない。
指先にあまり力を込めていないせいだろうか、しごきたてるというよりも表面を撫でさすっているようである。
自分でするよりもかなり小さな刺激に散歩は次第にもどかしさを感じ出した。
花月にそんなつもりはないだろうが、まるで焦らされているようなのである。
「お嬢様、もう少し力を込めていただけないでしょうか」
「それはかまわないけれど、加減がわからないから痛くなったら言ってくれるかしら」
少しづつ、散歩のものを包む指の力が増していく。
しかし、散歩がもう少しと思ったところで、それ以上の力は込められなくなってしまった。
「もうこれ以上は無理だわ。これ以上すると散歩が痛くなりそうでとてもできないもの。これぐらいでいいかしら」
緊張したような、申し訳なさそうな表情で花月が散歩を見上げる。
彼としてはもう少し力を入れて欲しいところだが、これ以上仕えるべきお嬢様に要求するのは心苦しかった。内心を隠し、頷く。
「十分ですお嬢様。それでは先ほどのように手を動かしていただけますか」
「ええ」
あくまでたおやかに返事をすると、花月はゆっくりと手を動かし始める。
かなりぎこちない動きであるが、真剣にやっていることが表情からも動作からもわかるため、散歩は体よりも心で快感を受け取っていた。
礼子も食い入るように散歩の股間を見つめている。
時折、自分の手で見えないなにかを握るような素振りを見せるのは、婚約者のものを想像して練習しているのだろうか。
「男の方のものって凄く熱いのね……」
散歩のものをしごいている花月が我知らず呟いた。
「本当ですか」
礼子の問いかけに、花月は自分が口を動かしていたことに気づいたらしい。
「まぁ、わたくしったらいつの間にそのようなことを……。でも、本当に熱いのです。触ってごらんになりますか?」
花月の提案に礼子はわずかにためらったが、静かにうなずくと、おずおずと指を伸ばしてくる。
持ち主の意向は関係ないらしい。
礼子の絹のように滑らかな指先が赤黒い亀頭にそっと触れる。
「確かに熱いわ。けれど心地よい熱さですね。なんだかいつまでも触れていたいような気さえします」
うっとりとした様子の礼子が細い指を伸ばし、えらをはった亀頭をいたわるように撫でさする。
その間も、休むことなく花月は手を上下させている。
異常なシチュエーションに我慢できなくなった散歩が、いつもより早く限界に達した。
「だ、だめです……っ。もう、出ますっ!」
「どうかしま――」
手を動かしながら、なにごとかと問いつつ花月が散歩を見上げかけた瞬間。
彼女の指の掌の中で、大きく跳ねたペニスが精液を発射した。
「っあ……!」
声こそ上げたものの、半ば呆然とした様子で花月は初めて目の当たりにする射精に身じろぎもしない。
しかし、さすがに握っていたペニスは離してしまっている。
そのせいで抑えのなくなった散歩のものは、大きく上下に揺れながら精を吐き出し、あたりを白濁で汚す。
そればかりか、花月と礼子の手にまで欲望を吐きかけた。
礼子のほうも、口元を押さえながら大きく目を見開いて散歩の射精を凝視している。
とりあえず満足したのか、なにも出なくなってからも、散歩のものはひくついて揺れている。持ち主は荒い息をついて、放心状態だ。
しかし、股間だけは硬くそそり勃ったままである。
散歩の射精が収まってから、花月は自分の指に精液がついているのに気づいた。
指を動かすと、糸を引いて粘つく。
「これが精液……散歩の」
まだショックが収まらないのか、夢見心地の瞳で精液を見つめている。そのうちに、それを鼻に近づけると匂いを確かめている。
「変な匂い――」
そう言ったかと思うと、ぺろりと舐めてしまった。
普段そんなことをすれば、すぐにはしたないと注意する散歩も、驚きに声も出ない。
それを尻目に、
「味も変です」
などとどこか嬉しそうに言っている。
そんな彼女の姿に当てられたのか、礼子も指にかかった精液の匂いをかぐと、口に入れる。
「本当に。……苦くて、美味しいとはいえませんね」
自分が作り出したとはいえ、目の前の光景が信じられない散歩は、ただただ唖然とするばかりである。
「一度射精すれば小さくなるのではなかったのですか」
精液の味を確認し終えると、次の興味はそれを出したものに移ったらしい。
礼子は驚きに大きくその瞳を見開いて、じっと散歩のペニスを見つめている。
教わった知識と現実が食い違っているのが不思議そうである。
「その、人によると思いますが、溜まっているとなかなか収まらないのでして」
恥ずかしげに散歩が応える。
「本当に……まだ硬いままなのね」
うっとりした声で言った花月の細くたおやかな指が、勃ったままの散歩のものに再度絡められた。
射精したばかりで敏感になっているものをつかまれて、散歩は思わず腰を引きそうになるのをなんとかこらえる。
そして、なぜか謝罪の言葉を口にしてしまった。
「も、申し訳あり――」
「謝ることなどありません」
嬉しそうな声で、花月が言う。ペニスにこびりついた精液が指につくこともまるで気にならないらしい。
じっと勃起したペニスを見つめていた礼子が口を開いた。
「勃起したままということは、まだ射精できるのでしょうか」
「は、はい」
その返事を聞くと、礼子はなにかを決心したように、ゆっくりと頷いた。
「この際ですから、口腔愛撫の練習もさせていただきたいのですが」
皆さん、暖かい感想ありがとうございます!
ですが、また続きます。しかもまだスレタイに到達していないという。
前フリ長くて申し訳ありません。
次回でスレタイをかなえておしまいになります。
>>446さん
散歩(さんぽ)であってます。
普段書いてる作品のキャラの名前が平凡なので、たまには奇抜なのにしてみようと思いまして。
わかりにくくてすいません。
>>447さんの書かれたキャラが全部わからなくて申し訳ないのですが、
文章からそうやって色々想像してもらえるのは嬉しいです。
ふぇら(*゚∀゚*)くるー!
楽しみに待っています
読み物としても面白い!
続きを切望しております。
バンサーイ!
この前フリの長さと面白さはあの人だな
マジGJ
保守〜。
中編 キテター
花月&礼子 カワイイヨ、カワイイヨ
作者さま ぐっじょぉぉぉぉおおおぶ!
後編も楽しみにしております。
461 :
キリン:2006/11/07(火) 16:49:08 ID:v49nG1P+
幕張内のとある台詞
「ファーストキスよりファーストフェラが先の貴様のような女を誰が好きになるか!」
463 :
447:2006/11/13(月) 00:17:26 ID:XZ9wfouu
他スレで発表していたシリーズに、物凄い量のパロディをブチ込んでいた御大が読んだ事が無い漫画を読んでいる事がちょっとだけ嬉しい。
ブラックラグーンもガングレイヴのアニメも凄いカッコイイのでオススメですぜ、旦那。
久しぶりにこのスレ見たら神が来てた。
hosyu
職人さんがたくさん来ますように
「……は?」
耳慣れぬ言葉に散歩が反応できないでいると、花月が勝手に話を進めていく。
「まぁ、それは良いお考えです。本当に向上心に溢れておられて、礼子様の旦那様になられる丹羽様はお幸せですわ」
花月は両手を合わせてにっこり微笑んだ。
「それでは失礼いたします。なにぶん初めてのことですので色々と不調法でしょうが、よろしくご指導お願いいたします」
「は、はぁ」
生返事でいまだ事態についていけない散歩の前で礼子が座り込む。しっかりとスカートの裾を押さえながらの美しい正座である。
そのまま、普段しっとりと落ち着いた声をつむいでいる唇で散歩のものにくちづける。
そこでようやく、散歩は口腔愛撫がフェラチオであることに考えがいたった。
「そっ、そのようなことを――!」
次から次に予想外の出来事が津波のように散歩を襲う。
すでに尋常ならざる領域まで踏み込んでいるのに、さらにその奥があろうとは。
あまりのことに開いた口がふさがらない散歩をほうって、礼子が再び唇を彼のものに近づけていく。
淑やかな外見からは、とても自らそのような行動を取る女性には見えない。
「なんだかキスをしたみたいです」
清楚さの中に、艶っぽさをのぞかせた声で礼子が言った。その瞳は濡れてきらめいている。
ささやくように言われたその言葉は散歩の脳髄を痺れさせた。これからこの声を紡ぐ舌で、口でしゃぶられるのかと思うとさらに股間が熱くなる。
散歩は生唾を飲み込んだ。
今さらながら、自分のものをくわえるために、目の前に座っているのが礼子であることが散歩には信じられない。
かすかに緊張の色を見せて、これから自分が舌を添えるものを見つめている彼女を見ていると、ひどい背徳感が湧き上がる。
なんと言っても彼女には婚約者がいるのだ。
「し、失礼ですが、京極様はこういった行為を御覧になったことや、なさったことはおありでしょうか。例えば、その……婚約者の丹羽様と」
「先ほども申し上げましたように、男性器を見るのは初めてでございます。
丹羽様とは一度手をおつなぎしたことがございますが、くちづけもまだで……まぁ、わたくしとしたことがなんということを」
うっかり婚約者との進展状況を口にしてしまい、恥ずかしいのか、礼子が頬を押さえた。
が、そのようなことで恥ずかしがるような女性が今からフェラチオをしようというのである。
「もしや、わたくしが口腔愛撫が初めてだということを心配しておられるのでしょうか。
確かに経験はございませんが、精一杯できる限りのことをさせていただくつもりです。なにか至らぬ部分があればお教えください」
「い、いや、そのような心配ではなくですね――」
本当にこんなことをして良いものかと、そう言おうとした散歩であるが、今更なにを言ったところで手遅れであるし、目の前のお嬢様方がこちらの言うことを聞くわけもないと、諦める。
「それでは」
まるで茶道のお手前でも始めるような調子で礼子が宣言すると、彼女は静かにまぶたを下ろした。長いまつげが美しい。
唇をかすかに開けると、その隙間から舌をちろりと除かせる。
決して突き出すようなことはせず、あくまで上品なしぐさである。
舌先が散歩のものに触れる。
「っあ……!」
声を漏らしてしまった散歩が唇をかみ締める。
礼子には聞こえなかったのか、彼女はまるで子犬が人間の指先を舐めるように、ちろちろと舌を動かしている。
「思ったより変な味はしないのですね。精液の味から、ペニスも苦いのかと思っておりましたが」
ぎょっとするようなことを言って、礼子が散歩を見上げた。
「そうなのですか。ではどのような味がするのでしょう?」
興味津々な花月の問いに、礼子が少し考える素振りを見せた。
「かすかにしょっぱいような……不思議な味です。今まで口にしたことがないような」
同意を求めるように散歩に微笑みかけると、礼子がフェラチオを再会する。
ゆっくりと亀頭を舐める礼子。
まるで舌で散歩のものを洗っているような丁寧な奉仕である。
しかし、それだけでは散歩には物足りない。
「同じところだけでなく、色々な部分を舐めてくださると嬉しいのですが」
「はい」
楚々とした返事をすると、礼子は今度は舌だけでなく、顔も動かしてさおのほうへ顔を寄せてきた。
ちろちろと舌を動かす上品なしぐさは変わらないが、できる限り散歩に言われたとおりにしようと、先端から根元のほうへと舌を進めていく。
散歩が快感に酔いしれている間に、どんどんと礼子の顔が散歩の体に近づいていき、彼女の鼻先を彼の陰毛が掠めるまでになった。
「ん……ふ」
礼子がくぐもったような息を漏らした。
それを目ざとく見つけた花月がすぐに問いかける。
「どうかなさいましたか?」
「いえ……大形様の下の毛に鼻をくすぐられてしまいました」
「まぁ、そんなことも注意しながら男性器を愛撫しないといけないなんて、大変ですわね」
「大変だなんて。私のつたない奉仕で喜んでいただけるのですから、ちっとも苦になりませんわ」
「本当に礼子様はお優しいお方です」
「そんなことは……」
照れるようにそう呟くと、礼子が目を伏せ、再び舌を散歩のものに伸ばそうとする。
そこへ散歩が口を挟む。
「できれば舐めるばかりでなく、その、くわえて欲しいのですが」
より強い刺激を求めて、散歩が要求する。
礼子の奉仕は心地よいものの、次第に物足りなくなってきていたのである。
言われた礼子が舌を止め、じっと今まで舐めていたものを眺める。
「わたくしの口に入るでしょうか。……いえ、ここでやってみなければ、なんのために大形様にこのようなことをお願いしたのかわかりませんね」
自分を鼓舞すると、礼子が唇をゆっくりと動かしていく。と言っても、常日頃のしつけのせいか、あくまではしたなくない程度にしか開かれない。
これでは散歩のものをくわえるなど夢のまた夢である。
ゆっくりと顔を近づけていく礼子。
散歩が息を亀頭に感じたと思うと、すぐにその先端がさらに暖かく心地よい感触を感じた。
予想通りというべきだろう。
礼子はペニスをくわえているのではなく、その先端のさらに先端、つまり亀頭の先っぽ鈴口に吸い付いているようにしか見えない。
礼子としては精一杯なのだろうが、ちゅうちゅうという音こそないものの、哺乳瓶に吸い付く赤ん坊のようである。
それでも、散歩に気持ちよくなってもらおうというのか、舌を小刻みに動かして刺激を与えてくる。
散歩が気持ちよさにうっとりしかけると、礼子が口を話してしまった。
残念な気持ちを押し隠す散歩に彼女が言う。
「大形様、今のような感じでよろしいでしょうか」
「もちろん良いのですが、もう少し口の中に入れることはできないでしょうか」
散歩の言葉に、礼子が悲しそうに目を伏せる。
「申し訳ありません。せっかくのご指導なのですが、わたくしにはあれが精一杯でございます」
「散歩! 礼子様が懸命に頑張っておられるのにそのような言い方はなんですか」
「お、お嬢様。あつかましいことを申し上げまして、大変失礼いたしました京極様」
「いえ、謝られることなどございません。わたくしのためを思ってのご指導なのですから」
「あぁ、本当に礼子様のお優しさと向上心の素晴らしいこと――」
「できる限りのことをするのは当然ですもの」
感激している花月に微笑みかけると、礼子が唇を開いた。やはり先ほど同様にわずかにしか開かれていない。
とはいえ、彼女にしてみれば、普段できる限り見せないようにしている口の中を見られていると思うと、羞恥心が湧き上がってくるのだろう。
頬が染まっている。
フェラチオには恥じないのに、口をあけることを恥じるとは、散歩には理解不可能である。
が、快感を与えてくれるのだから文句はない。
やはり、亀頭にくちづけをするようにして、礼子がペニスに吸い付く。
散歩に言われたように、できるだけ深くくわえ込もうとしているのか、先ほどよりもわずかに多く亀頭を口中にふくんでいる。
かすかな違いだが、硬く目を閉じて一生懸命な顔である。
その表情が舌での奉仕とあわせて散歩の快感を高めていく。
しかし、射精に至るほどの強烈な刺激ではない。
と、散歩が油断していたところに、予想外の新たな刺激が加わった。
袋のほうに指が触れたのである。
ぎょっとして礼子を見ると、彼女の手は正座している太ももの上に、きちんとそろえて置かれている。
となると、指の持ち主は一人しかいない。花月である。
「えっ、あ……おっ、お嬢様!?」
先ほどまで礼子の横で見ていた花月がいつの間にか、散歩のほうへ移動している。
「こんなところにも陰毛が生えているのね。柔らかいような、そうでないような……おかしな感触」
これが睾丸かしら、などと呟きながら、花月は楽しそうに散歩の袋を揉みしだく。
「ふぁふきふぁま?」
礼子もペニスをくわえたまま、驚いた声を漏らす。
だが、口を離すことはなく、舌もちろちろと亀頭を嘗め回している。
二つの刺激に、散歩はあっさりと二度目の射精を迎えた。
先ほどなかなか出そうにないなと、高をくくっていたのが情けない。
「イくっ!」
その短い言葉も言い終わらないうちに、礼子のくわえていた亀頭が一回りほど大きさを増した。
驚きに目を白黒させている礼子を無視して、彼女の口の中に精液が吐き出される。
「ぁっ……ふむぅぅぅっ!」
跳ねるように痙攣する散歩のものに、礼子が必死で吸い付く。
すでに背筋をぴんと伸ばした綺麗な正座は崩れ、必死にすがりつくような格好になっている。
礼子の狭い口腔内に一度目と変わらないような大量の精液が溢れかえる。
目じりに涙を浮かべながら、彼女は口いっぱいに白い粘液を受け止めた。
礼子の口の中に独特の匂いが広がっていく。
一方、ファーストキスもまだの美少女に口内射精をした散歩は惚けたような顔で余韻に浸っている。
ちゅぷ、という静かな音とともに、礼子の唇が散歩のものから離れた。
それに気づいて、散歩が慌ててハンカチとティッシュを取り出す。
「京極様! さ、さあ、これに吐き出してください」
しかし、差し出されたものを手にすることなく、礼子はふるふると頭を振り、目を閉じてこくりと喉をかすかに鳴らした。
「あ……」
散歩が驚き、花月も口元に手を当てて礼子を見守る。
「せっかく出してくださったものですから、出してしまうのがなんだか申し訳なくて」
潤んだ瞳でそう言った直後に、礼子が口元を手で覆ってむせた。
背中をさすろうとした花月を手でとどめる。
「大丈夫です花月様。先ほども味はみましたけれど……こんなにたくさんだと飲みにくいですね」
礼子が感想を述べた。それが男にどれほどの興奮を覚えさせるものかまったく自覚していない。
「あら、礼子様口元に」
花月がその長く繊細な指を礼子の口元に伸ばした。
収まりきらなかった精液が彼女の唇の端からたれていたのである。
それを指で掬い取ると、なにを考えたのかぺろりと舐めてしまう。
「これははしたないところを……」
恥ずかしそうに唇を押さえる礼子に、花月も照れ笑いを浮かべる。
「いいえ、わたくしこそ指を舐めてしまうなんて無作法なまねを。なんだかおかしくなったみたい」
「男の方のものには女性をおかしくさせてしまう効果があるのかしら」
「きっとそうです。そうでなければこんな苦いものを舐めたくなるわけがないもの」
「そうだと思いたいですわ。口にものを入れたまま声を出してしまうなんて」
先ほどのペニスをしゃぶりながら、花月の名を呼んだことを言っているのだろう。
まったくとんでもないものを入れたまま喋ったものである。
「花月様ったら」
「礼子様こそ」
自分の精液を舐めとり、その感想を言い合って笑顔を交わしている美少女二人の姿に、散歩のものは萎える様子をまったく見せない。
あきれたことにいまだに硬く大きいままである。
「しかし……お嬢様の指が伸びてきたときには驚かされました」
「先ほど触らなかったものだから、どのような感触かしらと思って。でも、射精したということはあれを触られても気持ちよいのね」
うふふ、と嬉しそうに笑う主の姿に、散歩は何も言えなくなってしまう。
「それにしても……礼子様の熱心なご様子を拝見していると、わたくしも挑戦してみたくなりました」
とっぴょうしもない主の言葉に散歩がぎょっとする。
「い、いや、それは、おやめになったほうがよろしいかと――」
「どうしてかしら? 礼子様は良くてわたくしはだめなの? それに散歩のペニスは大きいままですから射精できるのでしょう?」
「ですが、やはりこれ以上は」
大きいままの己のものを恨めしく思いつつ、なんとか主を思いとどまらせようと苦心する散歩。
「いいえ、わたくしもいたします。だいたいあなたは礼子様ではなくわたくしの秘書なのです」
さりげなく所有権を主張しながら、礼子が散歩に迫っていく。
「ね? かまわないでしょう?」
散歩は主の笑顔でのお願いに思わずうなずいてしまった。
結局のところ、彼は花月には逆らえないのである。
「では――」
花月が散歩の前で両膝をついた。
首を曲げるようにして口元を散歩のものへ近づけていく。
礼子よりは多少大胆に口を開き、そこから舌先をのぞかせている。
尖らせた舌先が散歩のものに一瞬だけ触れ、すぐに離れた。
鈴口に浮かんでいた、精液の残りを掬い取ったようにも見える。
「……やっぱり変な味」
なぜか幸せそうに口元をほころばせて呟く花月。
「申し訳ありません」
情けない声で散歩が謝った。
「謝ることはありませんよ。あなたのせいではないでしょう?」
そう言うと、いたずらっぽい表情で息を散歩の股間に吹きかけた。
ペニスがぴくんと跳ねる。
「本当に元気なのね」
やさしげに、花月が散歩のものを撫でる。
そして、再び顔を散歩に寄せていく。
舌は大きく突き出されて、脇で見ている礼子などは驚きに目を丸くしている。
普段の上品な花月からは想像できないような、はしたない姿なのだろう。
撫でるようだった礼子の奉仕とは違い、こちらはぺろぺろとキャンディでも舐めるような舌の動かし方である。
二人の性格の違いが出ているようで、散歩に面白い印象を与えた。
さすがに礼子のフェラチオをすでに見ていただけあって、花月は先端だけでなく、顔を動かし巧みに全体を舐めしゃぶる。
その舌技はとても初めてとは思えないほど素晴らしいものだった。
その上、散歩にとってはこのようなことは考えたことすらない、、常日頃お仕えしているお嬢様からの奉仕である。
まさに天にも昇る気持ちとはこのことだった。
散歩のものに花月の唾液がまぶされて、てかてかといやらしく光る。
それを見て興奮するのか、花月の頬が上気して、息遣いが押さえ切れずに荒くなる。
彼女は自身に興奮に気づかぬまま、唇をペニスの先端からずらしていき、さおの部分へと動かす。
花月が今までしたことのないような横ぐわえの形になると、そのままハーモニカでも吹くように柔らかな唇を滑らせる。
散歩は彼女が習っているフルートの練習姿を思い出し、さすがに自分を戒めた。
しかし、練習中の彼女と今の彼女を対比すればするほど、彼の興奮は増していく。
まだ触れていない部分を求めて舌を動かしていくうちに、今度はペニスの裏側に花月の顔が回りこんだ。
両手は腰の辺りで合わされたままなので、支えのない散歩のものは花月の顔にぴたぴたと当たる。
舌が唇から姿を見せるたびに、ペニスが動かされ、その反動で彼女の顔を汚す。
興奮のために出る先走りが花月の顔に光る筋となって塗りたくられた。
さすがにひどい罪悪感から腰を引こうとしたのだが、それを敏感に察した花月の、
「動ひてはらめです」
とう言葉に押しとどめられてしまう。
口の中にものを入れて喋らないという礼儀は、この部屋には関係ないらしい。
やがて、散歩のものを全部舐めきった花月は満足げに顔を上げると、散歩を見上げた。
「くわえるのでしたね?」
「は……はい」
秘書の返事に目を細めると、花月はまるで誓いのキスでもするような表情で散歩のものに顔を近づけていく。
唇がペニスに触れると、その形に合わせて唇がむにむに押し開かれる。
花月が亀頭をなんとか口に含んだ時点で動きが止まった。
「まぁ。そんなにくわえてしまって……お苦しくはございませんか?」
礼子の問いに花月は目で大丈夫だとうなずいてみせると、顔を前後させ始める。
ちゅぷちゅぷという可愛らしい音とは裏腹に、やっていることは淫らなことの上ない。
雁首が花月の口元から見えては隠れる。
艶やかなピンクの唇に赤黒いペニスが出入りするたびに、横で見ている礼子が熱い吐息を漏らした。
「ん、んっむ……ふぅ……ぁんむっ」
花月も息を荒げながら奉仕を続ける。
その動きに慣れ、花月が舌を動かすこともはじめた頃、油断したのか、彼女の歯が散歩のものに引っかかってしまった。
「っつ!」
予想もしなかった刺激に、散歩は思わず腰を浮かしてしまう。
そのせいで、亀頭の先端をくわえていた花月の口の中深くまでペニスが突っ込まれてしまった。
いきなりのことに、うろたえ花月の喉が異物を排除しようと収縮を繰り返す。
「むぐぅっ……んぇっ! けほっ、んんっ!」
「も、申し訳ありません!」
口腔を通り越して喉を突かれ、えずく花月を心配して散歩が慌てて腰をひこうとする。
しかし、それを抑えるように花月は両手を散歩の腰に回すと、浮かんだ涙もそのままに彼を見上げる。
その健気な表情と、口中とはまた違うのどの感触は、散歩に止めを刺した。
「花月お嬢様っ!」
主の名を呼びながら散歩が果てる。
花月の苦しさなどお構いなしに、ペニスが花月の口腔で膨れて射精した。
今までで一番勢いよく、びゅくびゅくと精液が発射される。
さすがの花月もそれには耐え切れず、飲み込んでいた散歩のものを半ばまで口から出してしまう。
射精の場が喉から口中に変わっても、白濁した粘液の勢いは収まらない。
花月のうち頬に熱いものがぶちまけられていく。
勢い良い射精のせいか、花月の頬が膨れた。中では精液が溢れかえっているのだろう。
花月はそんな激しい射精中にもかかわらず、口をはなすことなく、吐き出される熱い粘液を全てその小さな口で受け止めている。
それどころか、全てを飲みつくそうとばかりにちゅうちゅうとはしたなく音を立てて肉棒を吸いたてる。
普段ならたしなめるところだが、敏感になっている部分に強烈な刺激を与えられて散歩はそれどころではない。
精液とともに力まで吸い取られてしまったらしい。
口をだらしなく開き、ただ情けない声を出すだけである。
「んちゅ、ちゅゅ……ぅう。んっ、んんっ、ふぅぅん」
最後の一滴まで吸い尽くすと、ちゅぽんという軽快な音を立てて花月はペニスを吐き出した。
勢いあまって、一度散歩のものが花月の唇をぴたんと叩いたが、すぐに彼が腰を引いたおかげで二度目はなかった。
それをなぜか残念そうに見やると、花月が目の前にある散歩のものを見つめる。
さすがに三度も達したため、ようやく硬さを失い、萎え始める様子を見せている。
それを見た花月は口元をべとべとに汚しているのにもかまわず、満足げな表情である。
「お、お嬢様。これに――」
散歩が先ほどのようにハンカチとティッシュを差し出したが、これも先ほど同様、首を振って拒否されてしまった。
ゆっくりとまぶたを落とすと、花月は心持ち顔を上に向け、のどを静かに鳴らしてどろどろした欲望の塊を飲み下し始める。
「っん……んく……」
時々むせそうになるがなんとか堪えると、最後にあごを軽く動かし、全てを飲み終えた。
「お、お嬢様?」
散歩がどきどきしながら花月に呼びかける。
秘書を無視して口元についていた精液を指で拭い取ると、花月はそれも丁寧に舐めしゃぶってしまってから、ようやく言葉を発した。
「凄いのね……射精って」
「お嬢様――」
「それに礼子様がおっしゃられたように、こんなにたくさん出されてしまっては飲み込むのも一苦労です」
「ですから吐き出してくださいと」
「散歩のものだと思えば、これぐらいは大丈夫です」
秘書が情けない声で反論するのを聞き流し、花月が口の中で呟いた。
「は? なにかおっしゃられましたか」
「いえ、礼子様がお出しになられなかったというのに、主の私がそのようなことはできないと言ったのです。ねぇ、礼子様」
「立派なお心です。花月様は上に立つ人間にふさわしい資質をお持ちでございます」
「そのようなことは――」
「いいえ、わたくし、花月様の懸命なお姿を拝見させていただいて、大変勉強になりましたわ」
感極まり、半ば涙声になりながら礼子が花月に駆け寄る。
「礼子様」
「花月様」
散歩は半ば放心状態で、目の前の二人のやり取りを眺め続けた。
数日後、聖四文字学園の駐車場には、いつものように主を迎えるため、リムジンの脇に控えている大形散歩の姿があった。
典雅な響きのチャイムが学園中に鳴り響いてしばらくすると、校舎の正面口からたくさんの女生徒が駐車場のほうに向かってくる。
すでに自らの格好の点検は済ませてあった。
今日も誰に恥じることなく竹之園家の秘書を名乗るにふさわしい姿である。
散歩は背筋を伸ばし、胸を張って主を待った。
「先日ピアノのコンクールに参加させていただいたときに知り合ったのですが、宗利様に電話番号をたずねられまして」
「確かヒロオ楽器が主催の――」
だとか、
「――先日のお華はお見事でした」
「ありがたいお言葉ですが、先生からはお叱りを受けるばかりなのです」
「そんなことはございませんよ――」
だとか、
「まぁ。では広尾様はまた試合でご活躍なされたのですか。なんでもプロのスカウトの方も注目なさっているとか」
「ええ、先日のパーティでご一緒させていただいたときに少しお話をさせていただきまして」
「それはうらやましいですわ。わたくしなどいつも遠くからお姿を拝見するばかりで」
「でしたら今度お茶会でも開いて――」
どことなく雅なテーマで楽しそうに会話に花を咲かせる女生徒たちの声が自然と耳に入ってくる中、散歩は自分の主の姿を探す。
人並みが一段落したころ、数人の友人と談笑しながらこちらに遣ってくる花月を見つけた。
楽しそうにしている主人を見ると、散歩は自分も嬉しくなってしまう。
いつものように、駐車場の入り口で別れの挨拶をして散歩のほうにやってくる花月だが、なぜか今日は二人の友人が別れずに一緒にいるままである。
あれは確かお嬢様と同じ日本舞踊部に所属しておられる同級生の国城沙良様と、クラスメートの藤天音様。
お話が盛り上がったので、このままお屋敷でお茶会でも開かれるのだろうか。
そんなことを考えつつ主を迎えようとすると、散歩の目の前にやって来た花月がにっこりと微笑んだ。
強烈な既視感が散歩を襲う。
「散歩。お願いがあるの」
「かっ、かしこまりました。一体……どのようなことでしょうか」
「実は、こちらの天音様と、沙良様が卒業後に結婚なさることが決定して――」
毎回感想どうもありがとうございますです!
お待たせして申し訳ありません。
ようやくおしまいです。
やっとスレタイにそった中身になりました。
>>463さん
もの凄い量のパロディというよりも単に偏ったパロディなだけですよ。
オススメの作品、前から見たいとは思っているのですが、なかなか時間がなくて。
あと、御大は褒めすぎです。
そこまで大したものじゃないですから。
キター!!
お嬢様ー!!
大変美味しゅうございました。
お嬢様エローイ!!
散歩が最後まで狼に変わらないのも良かった。
GJです!
うお、更新きてた!
これだからこのスレは油断できねぇぜ
お嬢カワユス
作者さま
今回も楽しませて頂きました。
宜しければ気の向いた時にでも新作を投下して下さると
このスレ住人一同、ズボンを降ろして迎える所存でございます。
480 :
sage:2006/11/22(水) 18:50:49 ID:Ha6/2Yd8
GJ!
素晴らスィ……。 ちゃんとオチもつけたのね。
間違った‥
>>476 GJ!!
御大がダメなら大哥だ!!(中国語で「アニキ」の意。893用語です)
大哥の書くシリーズが大好きです。読んでても普通に面白いし、パロディの元ネタがわかった時とか嬉しくなりますし。
それではまたいつか。早いうちに。
GJ! 超GJ!
やはりこのスレは素晴らしいぜ……!
安易に使われ目にする言葉ですが
本物の神というものを、私初めて拝見いたしました
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 16:39:51 ID:/DmQi1O2
続きが読みたい! 早く更新を!!!
486 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 15:09:18 ID:QDAF3drX
ふぇらーヽ(゚∇゚)ノ
ほ
し
い
の
大
き
く
て
太
い
巻
子
本
ほしいの大きくて太い巻子本
お前らマニアックだな。
501 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 14:44:17 ID:Ghcka1mj
俺は大きくて太くて立派な…って続ける気まんまんだったのに……
巻ってやったやつ前にでろ!!
挿入してやる!!!!
このスレ的には、しゃぶらせてやる!!!のほうがいいのではないか
しゃぶれよ
イ、イヤだよ……
ボク、キスもしたことないのに!…や、やめっ、んっ!!!
漏れ的に「ボク」って響きはどうしても♂を連想してしまうんだが・・・
皆はどうよ?
ナチュラルにボクっ娘ですね。
カタカナでボクだと♀、漢字で僕だと♂って印象。
保守。
たもつ
保守、しかないだろ
512 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 15:59:39 ID:dRGtLX2Y
きっと君はこない〜
一人だけの〜♪
ひとりだけのせるふふぇら
メリクリ保守
大晦日保守
新年ふぇら
今年はぬるぬるした年になりそう
保
520 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 13:56:43 ID:GeQA1dPs
522 :
武莉威布大名:2007/01/14(日) 22:28:48 ID:cIQ7COHn
長らく雨続きでいい加減、鬱陶しく思っていたが、やはりこの週末も雨が降った。
いくら梅雨時期とはいえ、こうまで続くと体にカビでも生えそうだと、田村一郎は
下宿先の離れで思った。
傘を持って出歩くのも面倒なので、せっかくの休みではあったが、一郎はこの日
を母宛ての手紙を書く事に当てた。ここ、ピコピコ村に教師として赴任してから
二ヶ月と少し、その間、母は毎週、手紙を送ってくれている。反対に、一郎は筆不
精というせいもあって、返事もままならぬが、そろそろ一通、したためておかない
と──そう思って文箱を取った時、西向きの障子がすうっと開いた。
「先生」
「ああ、千夏ちゃんか」
丸顔で髪の長い、愛らしい少女が障子を抜けて、一郎の下へやって来た。この
子は下宿先の大家の娘で、千夏といった。今年十一歳、一郎の教え子でもある。
実はピコピコ村は過疎化が進み、小学校は一年から六年まで合わせても、たっ
たの五人しかおらず、二年生などは欠員という有り様。教師は校長を含め僅か
に三人で、生徒全員の勉強を見る。
千夏は五年生、昨年までは街から派遣されていた若い女教師に教えてもらって
いたが、その女史は怜悧であまり生徒を愛さなかったらしく、出来の良くない千夏
などは目の敵にされていたという。千夏はややおっとりとして、周りからも足りない
のではと言われていたが、今年から一郎が教えるにあたって、急に上り調子にな
っている。飲み込みは少し遅れるが、きちんと教えてやれば決して物分りの悪い
生徒では無かった。特に一郎は懇切丁寧に、粘り強く教えるので生徒たちはそれ
に応え、熱心に勉強するのである。また、前任の教師と違って、一郎は砕けた面
も見せ、生徒たちから敬意と友情を勝ち得るのであった。
523 :
武莉威布大名:2007/01/14(日) 22:44:02 ID:cIQ7COHn
「煮物をやったから、先生の所へ持って行けって、お母さんが」
「これはありがたい。夕餉の時に頂くよ」
「それとね、今日はお風呂も炊くから、召し上がりに来て下さいって」
「きっと」
千夏はふきとごぼうを煮付けた、この地域の常食となっている煮物を持ってきた。
それをちゃぶ台の上に置いてから、しずしずと一郎の方へ擦り寄っていく。
「先生、膝枕して。いいでしょう?」
「いいとも」
白い開襟シャツと黒いズボン姿で胡座をかいている一郎の足に、千夏はそっと
頭を置いた。
「先生の匂い、好きよ」
「どんな匂いがする?本人は案外、分からないものなんだ」
「整髪料と煙草、後は何かな。ここから匂うんだけど」
千夏は肩の所で結ぶ、白のワンピースを着ていた。その肩口からにゅっと伸びた
腕が、一郎の股間を撫でさすっていた。
「硬いわ」
「千夏ちゃんが触るから」
「おしゃぶりして欲しいんでしょ?いいよ」
そう言うと千夏は身を起こし、座布団の上に座った。
「ズボンを脱ぎましょうね」
「こんな昼間から、ちょっと恥ずかしいな」
「先生ったら、子供みたいに」
小さな少女の手が一郎のズボンから、硬くなった男性自身を抜き出し、細い指が
そっと包みこむ──ひんやりとした指先の感触に、一郎は思わずうっとうめいた。
524 :
武莉威布大名:2007/01/14(日) 23:03:11 ID:cIQ7COHn
いきり立ったそれを、千夏は小さな唇で咥え込むと、頬を窄めて頭を前後させた。
たまに首を捻ったり、わざと甘く噛んだりしては一郎の反応を楽しみ、また空いた
手は垂れ袋をやわやわと揉んだ。千夏は特に垂れ袋に生えた毛を引っ張る時に
一郎が見せる、苦悶の表情を好んだ。誰かが快楽とは苦痛を薄めたような物だと
言ったが、まさにそれは一郎に当て嵌まる。
事実、千夏にそういう意地悪をされると、男性自身にピーンと緊張感が漲り、その
後、弛緩と共に甘い快感が訪れるのだ。千夏はそれを見逃さず、舌で男性自身
を巻き込み、強く吸うのである。そうするともういけない、一郎は哀れにも腰を戦慄
かせ、少女の口に粘液を放出してしまうのである。そして千夏はそれをものともせ
ず、ごくりごくりと飲み干してしまうのだ。
「千夏ちゃん・・・ごめん、僕はもう」
「いいわよ、出しても。飲むから・・・」
今日もまた、一郎はものの三分と持たずに、絶頂に達してしまった。そしてやはり
千夏はそれをぐい、ぐいと飲み、最後の一滴まで啜り取るのであった。
離れに静けさが漂い始めると、庭からはキリギリスの鳴き声が聞こえるようにな
った。部屋の中では一郎が千夏のワンピースを脱がし、ちゃぶ台の上へ寝かしつ
けている所である。
「ああ、先生、私、いつもこの時、ドキドキするの」
「きっと、世の女性は皆、そう思うはずさ」
千夏は女児用のパンツ一枚で、ちゃぶ台の上に大の字になっていた。胸はまだ
膨らみかけで、その頂も陥没している。先ほど持ってきた煮物は部屋の隅に置き、
今は彼女自身が、淫猥な晩餐に捧げられる贄の如き存在だった。
「ほら、足を上げて」
「うん」
千夏が足をMの字に開くと、手に綿棒を持った一郎が、少女の柔らかな場所へと
迫る。そして女児用のパンツは、彼の手でさっと脱がされていった。
525 :
武莉威布大名:2007/01/14(日) 23:20:40 ID:cIQ7COHn
「お尻に力を入れちゃ駄目だよ」
「うん・・・あッ!」
一郎が手にした綿棒は、千夏の肛門をくぐった。ひく、ひくと放射状に伸びた皺の
反応を見て、ほくそ笑む一郎。更に綿棒をぐっと押し込み、千夏の表情を確かめ
つつ、それを出し入れしたり、またぐるぐると回したりもした。
「あッ、あッ、あッ・・・先生、変な感じ!」
「ふふ、お尻の穴が、開いたり閉じたりしてる。痛まないかい?」
「もうちょっと強くても平気・・・」
千夏は、はあ、はあと息を荒げ、切なげな目で一郎を見ている。綿棒は根元まで
ずいと入れられ、少女の菊蕾にしっかりと埋まっていた。
「ちょっと、立ってごらん」
一郎は手を貸してやり、千夏を立たせてみた。人形のように愛らしい顔は赤くなり、
白い肌も紅に染まっている。子供ながらにも裸にされ、肛門を悪戯されるという意
味は理解しており、またそれがいかに淫靡でいけない事かも心得ていた。それだ
からこそ、羞恥が楽しめているのである。
「先生、私、恥ずかしい」
「やっぱり女の子だね。それが普通だよ」
誰もが無垢な子供と思うこの少女を、一郎は歪んだ欲望で玩具にしていた。事実、
無垢なのであるが、それは千夏があまりにも幼いからの話で、もし女として熟して
いれば、今すぐにでもその純潔を奪ってやりたいくらいの気でいる。しかし、如何せ
んまだ幼い。幼すぎる。それゆえ、こういう形で弄び、自分の欲求を果たそうとする
のであった。
526 :
武莉威布大名:2007/01/14(日) 23:32:38 ID:cIQ7COHn
少し日が陰ると、一郎は千夏の手を引いて表へ出た。幸い、雨も上がって泥濘は
あっても、良い場所を拾って歩けばそれほどの事は無い。畑に面した場所へ出る
と瓜店があったので、親爺に二つほど剥いてくれと頼んだ。
ひとつは千夏に手渡し、もうひとつは一郎の手に渡った。そして顔を見合わせ、せ
ーので瓜にかぶりつく。
「美味い」
「美味しいね」
瓜は良く冷え、甘味も十分だった。向こうの畑を見ると玉蜀黍の広葉が風に攫わ
れ、そよそよと靡いていた。
「もう、夏だね」
「うん」
炉端に腰掛け二人は寄り添った。山あいのこの村は夕暮れが早く、そろそろほの
暗くなっている。千夏は目を閉じ、もたれかかるようにして一郎に甘えた。また、一
郎も少女の華奢な肩をぐっと抱き寄せた。そして二人はもつれ合い、辺りを憚りな
がら口づけを交わした。空を見ると、朱を流したような夕焼けで、カラスが群れをな
して飛んでいた。
おすまい
527 :
武莉威布大名:2007/01/14(日) 23:35:36 ID:cIQ7COHn
炉端じゃなくて道端でした。むひーん。
たまにやるとこれだ。
ゲーム脳かもしれません。
神よ、、良い物をありがとうございます。
激乙
大名キター
今回はちょっと文学的な感じでしたね
また気が向いたら投下お願いします
このスレは我々が守る!
禿しく乙
久しぶりにきた!
イイモノ読ませてもらった!
保守!
保守
534 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:29:10 ID:eAxifrkq
折れも保守
hosyu
再び神が来ますように…。
全力で保守しろ!
▽・)⊃保守
微力ながらほしゅ
ホッシュ
ほ
し
の
あ
り
が
フ
モ
ッ
フ
ス
レ
を
くだらないことやって埋めるなよ
そうは言うがな、大佐。
SS投下があればこんな流れにはならんよ
ほ
し
の
カ
│
チ
ス
はぁ、ブリーフ大名が来てくれないと死んで仕舞う…
大哥来ないと寂しいな……。
それでも落ちないこのスレって何かステキ
精神的なトラウマのせいで、男と顔を合わせられないから、
付き合ってもキスをさせてもらえない。
→だから先にフェラをしてもらう。
というシチュを考えたのだがどうだろうか?
オーケイ、はやく文章にする作業に戻るんだ
hosyu
「こらーっ! あなた達、教室で何てもの読んでるの!」
後頭部にガスッ、と硬いものをぶつけられて俺は目から星が出た。
「な、何しやがる……」
振り返った俺の目に入ったのは、黒板用の大型三角定規を携えたクラス委員長、高木恵美だった。
私立白樺中学、三年A組の教室。
放課後になって、生徒達は部活に帰宅にと、めいめいが教室を飛び出していく。
そんな騒がしい中、俺は悪友とともに自分の席に座ってエロ本を読んでいたのだった。
「放課後に何を読もうと勝手だろうが、委員長」
俺が言うと、恵美は目を吊り上げる。
「女の子が見たら不愉快になるでしょ!? そういうのをセクハラって言うの。読みたかったら家で読んだらいいでしょ!」
俺は舌打ちして席を立つ。
高木恵美は、絵に描いたような委員長。
規則にうるさく、何かというと目くじらを立てる。
だから、俺のように規則を守らない男達にとっては天敵のような存在であった。
恵美は、彼を嫌う一部の男子達に「鉄の処女」と陰で呼ばれていた。
今時、校則通りの三つ編みで、黒い大きなフレームの眼鏡をかけている。
もちろん、染毛などもってのほかだ。
スカートは膝の下にまで届こうかという長さで、およそ彼女から色気というものを感じることがない。
そんなわけで、恵美には浮いた噂のひとつも立ったためしがないのだった。
しかし、俺は前に一度、忘れ物をとりに教室に戻ったことがあった。
夜遅かったから、委員長も油断していたのだろう。
鍵も閉めずに教室で着替えをしていた。
半裸姿で、意外にも大きな委員長の胸、ふくよかな身体の曲線。肉感的なヒップを見て、俺は思ったんだ。
ああ、委員長も女なんだな、って。
それがよっぽど腹に据えかねたのか、以後、俺が何かやらかすたびに委員長の叱責を受けている。
目の仇、というやつかな。
俺が一番のはみだし者というわけでもないのに、最も委員長に怒られているのは俺なんだ。
ちぇっ、何をあんなにカリカリしているんだろうな。
「あんまり怒ってばっかりいると、ますます男が逃げるぜ」
しつこく叱られていた時、たまたま虫の居所が悪かった俺はそんなことを言
ったことがある。
俺は、委員長は激怒すると思った。
でも。
委員長はとても悲しげな顔をして、「そうね」とだけつぶやいたのだった。
なんだか深い罪悪感を覚えて、以後俺はそんなことを口にするのを止めた。
……もしかしたらだぜ。
委員長は誰かを好きなのかも知れないじゃないか。
もしそうなら、ひどく可哀想なことを言ってしまったものだ。
うーん、反省。
でもさ。
委員長が好きな男って、どんな奴なんだろうな?
きっとな、すごく真面目な奴に違いないんだぜ。
──俺とは似ても似つかないような、な。
さてここで、この学園のとてもイカれていて、超絶に素敵なシステムを紹介
したいと思う。
すなわち、「奉仕システム」だ。
三年生になると、この学校では学年でひとり、「奉仕委員」が選ばれる。
元々白樺学園は宗教色の強い学校で、「奉仕の精神」を教育のテーマに掲げ
ている。
奉仕委員というのはその具現者だ。
三年生の女子全員がクジを引き、ひとりが奉仕委員として選ばれる。
同時に、男子全員もクジを引き、奉仕を受ける者が選出されるのだ。
奉仕って何かって?
ぶっちゃけて言うと、フェラチオだ。
昔、信仰心の厚い女性が、病に罹った老人の膿を唇で吸い出したという。
それに因んで、欲望の膿を吸い出してもらうという……、その、なんだ、大
変素晴らしい儀式なんだ。
当然、男子達はどうしても選ばれたい。
だが、同時に奉仕委員が誰かというのも重要なポイントである。
美少女だったらこの世の桃源郷だが、まぁ、その、アレな子だったらむしろ
苦痛だったりするわけである。
そして、今年クジを引き当てたのは、俺なんだ。
奉仕委員も、その相手も名前は公表されない。
やっぱり、名誉に関わることだしな。
だから、今年の奉仕委員が誰か、俺は知らない。
今日、保健室に行って初めて対面するんだ。
そして、初めての奉仕が始まる。
ドキドキするぜ。
天国か、地獄か?
俺は期待に胸をふくらませ、ゆっくりと保健室の引き戸をスライドさせた。
そして、閉じる。
どうやら奉仕委員はカーテンの奥に仕切られたベッドの上にいるようだ。
「入るぜ」
俺はなるべく彼女を驚かせないよう、落ち着いた声を出すよう心がけ、足音
を立てながらゆっくりと近寄っていった。
シャーッ
カーテンを引く。
「こんにち──」
挨拶しようとした俺は硬直した。
「な!? 岩瀬くん!?」
俺の名前を呼んだ彼女は、明らかに動転していた。
だが、俺も同じように動転していたんだ。
「な、おまえは……」
と俺は言う。
「今年の奉仕委員なの……か?」
彼女は目を大きく見開いたまま、小さく頷いた。
まいったよ。
まさか、まさかな。
今年の奉仕委員が、委員長、高木恵美だったなんて──
俺は、夢にも思っていなかったんだぜ。
「……どうするよ?」
俺と委員長は、真っ白なベッドに並んで腰掛けている。
保健室には非常に気まずい空気が立ち込めていた。
「どうするって、するしかないんじゃない」
委員長はそっぽを向いたままぶっきらぼうに答える。
そりゃそうだよなぁ。
よりによって、委員長がクラスで一番嫌ってる俺がクジを引き当てるなんて
な。
なんという運命の悪戯だろうか。
「わかったよ、委員長。その……、さっさと済ませてしまおうぜ」
俺は立ち上がって委員長に背を向けると、カチャカチャと音を立ててベルト
を外した。
◇
委員長の前に俺が立ってペニスを突き出す。
委員長は、床に膝をついて俺のものに顔を近づけた。
彼女は汚いものを見つめるように眉根を寄せる。
「に、匂うわよ。ちゃんと、洗ってるの?」
「当たり前だろ! そこは、そういう場所なんだよ!」
「なんか、カブトガニの裏側みたいな形……」
「か、形と匂いを楽しんでないで、さっさと咥えろよ」
俺が言うと、顔をしかめたまま委員長は俺の亀頭に舌を這わせた。
「あ、あわっ」
なんだ、この気持ちよさは……!!
俺は始めての快感に喘ぐ。
「そんなに、気持ちいいの?」
「お、おう。たまらんな……」
委員長はぺろぺろと、棒つきキャンディーを舐めるように舌を激しく滑らせ
る。
俺は猛攻にタジタジ。
「あら、岩瀬くんも案外可愛らしい所があるのね」
と、委員長は亀頭に口づけながら言う。
「う、うるせえ。委員長こそ、エロ本読んだくらいでピーピー騒ぐくせに、
チンチンをペロペロ舐めまわしやがって……」
「こ、これは仕事だから仕方なくやってるのよ!」
彼女は顔を赤くして、俺のペニスをパクリと口に含んだ。
「おおおおおおおおうっ!」
俺は意味のわからない唸り声を出す。
敏感な粘膜がぬめりに包まれて揉みこまれ、背筋を未曾有の快感が走る。
「そ、そんなに気持ちいいの?」
「す、すごいぞ。すごすぎるっ」
俺が悶えると、委員長は満足そうな表情になって、ずずず……っとさらにペ
ニスを吸引していくのだった。
なんだか委員長は、フェラを楽しみはじめているような気がする。
普段は虫も殺さないような顔をして本ばかり読んでいる委員長。
その彼女が、激しく俺のペニスを吸引している様はなんともエロい。
いつも俺がやっていることを叱ってばかりの委員長だが、はっきり言って、
今彼女がやっていることの方がよっぽど過激だよな?
随分と長い時間、委員長は俺のペニスを口に含んで舐めている。
「岩瀬くん……」
彼女が言った。
「私で、ごめんね」
「え? 何が?」
俺は驚いて訊ねた。
「その、これを楽しみにしていたんでしょう? なのに、私なんかでごめん
ね」
「な、何を言ってるんだよ」
「いいの。男の子にとって魅力がないことくらい、私、知ってるのよ」
少しだけ、低いトーンで言う委員長。
「そ、そんなことないよ。委員長は魅力的だぜ」
「ウソ」
「ウソじゃない。それに、嫌なのは俺じゃなくて委員長の方だろう? 奉仕
するのはおまえなんだから」
委員長と目が合った。
彼女は目を伏せた。
「私は──嫌じゃないわ」
と、委員長は言った。
「え……」
言葉が途切れる。
「岩瀬くんなら、嫌じゃないわ」
と言って、また委員長は俺の亀頭を唇で強く絞め上げた。
うぅっ、気持ちいい。
「なぁ、委員長。それって、どういう意味だよ?」
彼女は上目遣いに潤んだ瞳で俺を見つめる。
「あなたになら、どんなことでもしてあげるし、どんなことをされてもいい
わ。
そういうことよ」
委員長って、こんなに可愛い女だったかな?
いつもどうでもいい事で目くじらを立てている印象しかなかったが。
俺の股間に顔を埋める委員長。
俺は、その頭をそっと撫でてやった。
彼女は返事の代わりに、俺の鈴口を吸う。
俺は次第に追い詰められてきた。
「い、委員長。もう、俺、イクよ……」
彼女は俺を見て、さらに激しく亀頭を舐めまわした。
「ぐ、ぐ……イク。委員長──恵美、イクッ!」
精液がペニスの根元から噴射され、彼女の顔を直撃した。
「きゃっ」
委員長はびっくりして尻餅をついた。
その顔に次々と精子の弾丸が命中し、彼女の眼鏡は白い粘液で汚れていった
のだった。
あれから、数日後。
俺は昼休みの屋上に立ち、下からは死角になる場所に位置を占めている。
そして、学ランのズボンも下着もずり下げられており、俺の股間には委員長
が吸い付いているのだった。
「ん、ちゅぷ……、んン、ちゅぱっ」
淫らな水音を立てながら彼女は俺のペニスを唇で絞めている。
そして舌は、休みなしに俺の亀頭を舐めまわしているのだ。
「恵美、イクぜ」
俺がそう告げると、委員長は首を振りはじめる。
激しい刺激。
俺は委員長の口の中にたっぷりと精液を吐き出した。
彼女は喉を鳴らしてそれを飲み干していく。
そして、「ぷはっ」とペニスを口から出した。
「毎日しているのに、いつもあなたのは濃いのね」
「うん、すぐに溜まってしまうんだ」
「これじゃあ、毎日してあげないといけないわ」
委員長は、そう言って俺の裏筋を指ですぅっと撫でた。
学校の規則で行う奉仕は、一度だけ。
あれ以来、毎日行われている彼女のフェラチオは規則ではなく、自由意志だ
った。
「エロ本を読むのはダメでも、学校でフェラチオするのはいいのかい、委員
長」
俺は、この可愛い女を少しだけいじめてみたくて、そう口にした。
案の定、彼女は真っ赤になる。
「うるさいわね。これは、ただの仕事の延長なんだから」
そう言い募る。
「それに……、こんなにすぐに溜まってしまうんじゃ、放っておいたら、他
の女の子に手を出すに決まっているもの……」
委員長は、俺の鈴口に唇を近づけ、尿道に残っていた精液を吸いだした。
俺は彼女を引き起こし、抱きしめる。
「あ……」
と俺の胸の中で赤くなる委員長。
相変わらず、教室の中では俺に対してうるさい叱責の多い彼女。
でもどうやら、それは委員長の不器用な愛情表現みたいだぜ。
そんな子供っぽさも、なんだか愛らしく感じられる。
こんなきっかけから始まる恋があってもいいのではないだろうか。
俺は、委員長にキスをした。
彼女は茹でダコのように真っ赤になる。
いつもフェラチオをしているというのに、不思議なものだ。
そして彼女は、目を瞑ってされるがままになった。
とても、幸せそうな顔になる。
ああ、そうなんだ。
何を隠そう、これが俺達のファーストキスだったんだぜ。
おわり
以上です。
ふぃーー
よかったです!GJ!
設定が無茶だよなw
でもGJ!
いいな委員長
GJ
コレなんてエロゲ?
あるあるww
ぐっじょぶ!
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ この設定無茶苦茶だお……
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ でも萌えたお!
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
うぅぅ、たまんねぇな!
GJ!
無理してでも書いてくれたら嬉しいよな!
次の神が降臨するまで死守
おれしか居ないのか・・・
オレも居るぞ〜!
俺もいる
おお居たのか兄弟
1週間でおれのレス3つしか無かったから最後の生き残りかと思ったぜ
よく穴兄弟って言うがFの場合は口兄弟でいいのか
今日も保守
ほしゅ
591 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 02:37:08 ID:PomRL/M3
ほしゅ
土曜出勤中にほしゅ
三月最後の週のスタートだお
ho
syu
ようやく今週も終わり
ho
しゅ
じゅぽじゅぽ
今週も保守
咥えてよ
僕のエクスカリバー
ほ
も
牛
肉
祭
り
しゅ
608 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 10:59:05 ID:JjxcODqe
そろそろ職人の御降臨を期待してageてみよう
土曜出勤しつつ保守
今週のりきれば連休だぜ保守
連休早いヤシはうらやましいぜ‥
GWなのに出勤したら、同じく出勤していた憧れの先輩と2人きり
ふとしたことから咥えてもらうことになる・・・みたいな話キボンヌ
明日から休み保守
連休期待sage
谷間出勤sage
連休最終日保守
連休明け保守
今日も保つ
たまにはageてみたり
れろれろ
ホ
シュ
>>623 六歳の女の子がフェラ!!!
(;´Д`)ハァハァ
やばい、保守
定期保守
夢の中でフェラされた
出す前に目が覚めた
ガカーリ
今日も保守るぜ
ほしゅがてら
>>628 今日夢の中で4Pしてていいところだったのに目が覚めた。
夢の続きが見たくて二度寝したんだが、
なんかの事件現場をたまたま目撃してしまって、保険金かけられて殺される夢を見た。
しかも遅刻した。
俺、疲れてるのかな?
>>630 お前は俺か!!
病んでるんだよ‥心が、……多分。
632 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:20:13 ID:2qzOHyDb
ほ
syu
明日も出勤
635 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:08:05 ID:a63IWXLJ
age
保守し続けているが、前回のうpからすでに3ヶ月・・・
もうスレタイみたいなシチュは時代遅れなのだろうか
職人まだー?
それでも俺はこのスレを守る
はじまりはいつもフェラ
終わりもフェラ
2日休みの週に限って仕事たっぷり
癒されるストーリーきぼんぬ
おーけー
誰も保守しちゃいない
一体何人いるんだこのスレ
俺とお前の2人かもしれない
私もお側に置いてくださぃ…
じゃあ俺も
ノシ
ノシ
おいおいwwww
結構いたのね^^
とりあえず少なくとも6人は居ることが判った
3ヶ月も新作なくても張り付いてるってどんだけw
職人さま降臨きぼんぬ orz
>>650 七人目ノシ
荒野の用心棒でもやろうぜ。
8
8人で打ち止めか?
おぅけぃ、この8人で保守して行くぜ
じゃあ、僕は見守ってるよ
ネ申(職人)は死んでしまったのか………??
657 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:10:39 ID:iTMtvC45
保守
じゃあ今日は俺が保守するよ
今日も俺だ
そして今日も俺
保守ろうとするといつもお前に守られてるんだよな。
こんな過疎スレでも一人じゃないって実感がわくよな…
お前らだけじゃない、俺もいる。
俺も今日保守ろうと思ってたのに・・・
梅雨入りしたのになんでこんなに暑いんだよ!! (#゚Д゚)
‥今日はオレが保守しておこう
いつもの俺も休日出勤中なのでついでに保守しておくぜ
今日は俺の番だな
日課の保守
今日は俺だぜ
今日も俺
おじさま、いつもありがとう。
おねえちゃんとわたし、ふたりをいっしょにおじさまのおうちに住ませてくれて、とてもうれしいです。
おかげでおねえちゃんも、まえよりずっと元気になりました。
いままでおねえちゃんがずっとやっていた、男の人にからだを売ってお金をもらうお仕事を、やらなくていいからです。
お金がないわたしたちは、おねえちゃんがずっとそうやってがんばってくれました。
わたしのためにむりをしてがんばるおねえちゃんを見るのはとてもつらかったです。
おれいに、きょうからわたしとおねえちゃんのふたりで、いっぱいエッチなことしてあげます。
おねえちゃんはからだを売る仕事はやめたけど、それでもおじさまにはおれいがしたい、といってました。
わたしもそう思います。
おじさまはやさしくて、わたしもおねえちゃんも大好きです。
お金のためにしらない人とエッチするのはつらいけど、大好きなおじさまとだったら、エッチするのもきっと楽しいだろうと思うからです。
まだわたしは9さいで、エッチなことをしたことはありません。
だけど、おじさまに気持ちよくなってもらうやり方を、おねえちゃんからいっぱい教えてもらいました。
おじさまのオチンチンはおっきすぎて、わたしのちっちゃなあそこにはまだ入りませんけど、
そのかわりに、おしゃぶりをいっしょうけんめいがんばるから、いっぱい気持ちよくなってね。
それじゃあ、よるになったらおへやにいくから、たのしみにまっててね?
投下キタ━━━━ヽ(・∀・` )ノ━━━━!!!!
今日は俺が
ワクワクテカテカ
保守
今週も土曜出勤の俺が保守
んじゃ、今日はオイラが保守
さぁ月曜日だぜ
マジでそろそろ投下こないと俺達しぼんぬ
最後の投下から約4ヶ月か
早くしゃぶられたいぜ…
今日は俺か…
今日は俺の番
「新入りよう、最後に一つ良いもん見せてやらぁ」
定年を迎えるラグレーが曲がった鼻をすんと鳴らして暗い階段を下りた。
反対にまだ若々しいジェスは、やつれたような顔でそれに続く。
彼は犯罪者を更正させるため刑務官を志望した。
しかしその実態たるや、革新派の拷問所とさして変わらぬ凄惨なもの。
三日の研修を経て、彼は明日にでも別の仕事を探そうと心に決めていた。
ラグレーの足は廊下の突き当たりで止まった。
蝋燭の炎だけが揺れる、今までに来た事の無い場所。
その扉には『AGITATO DEVIL(煽動の悪魔)』と書かれている。
「さぁて、魔女とご対面だぜ」
ラグレーは一瞬、バカにしたような賛美歌を口ずさんで扉を開けた。
廊下よりさらに暗い室内は、扉越しに入る蝋燭の炎がなければ完全な暗闇だと思われた。
二人が部屋に入った瞬間、その部屋の隅に気配がした。怯えている。
そちらに目を向け、ジェスは目を疑った。
鎖で壁に繋がれて牢屋に潜むそれは、年端もいかぬ少女であった。
肩の下までで無惨にばらけた髪は、しかし金糸のように質が良い。
こちらを凝視する潤んだ目はアメジストのような澄んだ紫。
路地で見かけたなら、花でも買ってやろうと思う愛らしさだった。
「おう新入り、どうした見惚れたかい」
ラグレーが牢を開けつつ茶化したが、ジェスにはもう聞こえない。
ただ、立ち尽くした。
少女は口に大きなコルク栓のような物を咥えさせられていた。
ラグレーの節くれた手がその先端を掴み、引きずり出す。
「…お゛っ、ぇ゛うおぇあ゛……っっ」
風呂釜の湯が流れるときに立つ、濁った声が牢に響いた。
コルク栓じみた口枷はなかなか全容を現さない。
想像以上に細く長いそれは、少女の喉奥までを犯していたのである。
無機質な茎に纏わりついた少女の唾液。
ジェスの目は、それが滴り落ちるのをスローモーションで捉えていた。
「さすがにコイツはガキに着けるもんじゃねぇな。
だがまぁこれで、イキのいい逸物でも根元まで咥え込めんだろ」
ようやく口枷を少女の喉から引きずり出し、ラグレーはズボンのチャックを下ろし始める。
ジェスが訝しがる前で、彼は怒張を取り出した。
歳を感じさせぬとんでもない大きさ。
胴回りは悠に4センチ、長さときたら30センチは下らないだろう。
彼はその巨根をしごき、少女の顎を掴んで腰を突き出した。
「ふぇふ…ぃあ、あ、かぁ……ぁおお゛……!!」
少女の目が見開かれ、その可憐な唇を醜悪な塊が埋め尽くす。
きたぁぁぁああああああ!!!!!
神降臨
「があ゛…おっおっおっおう゛、げぶっ!…げぇ、ぁはっ……!!」
じゅぷじゅぷと音を立てながら、少女は蛙のように汚い喘ぎを上げざるを得なかった。
ラグレーの太い腕でがっちりと頭を掴まれ、自ら扱くのと同じ凶暴なペースで
前後させられるのだから。
白い喉が幾度も脈打つ。
口の端からはとめどない涎が糸を引く。
後ろに拘束された手は互いの手首をしっかと掴み、耐えている。
「こいつはよ、魔女なのさ」
少女の喉を激しく犯しながらラグレーは言った。
「余所者のお前さんは知らんだろうが、昔この娘は世論を煽ったんだ。
まぁ10歳そこらのガキだ、政治屋だった父親の入れ知恵だろうな。
だが結果として聖女扱いが起き、暴動で数千人が死んだのは事実だ」
ラグレーは一旦腰を引き、安堵してあえぐ彼女の喉を一息に貫いた。
男より低い苦悶が美しい少女から発せられる。
「俺のカミさんも一人娘も逝っちまったよ。
俺だけじゃねぇ、この町にゃあコイツと父親を恨んでる奴が山ほどいる。
父親の方は引き回しで処刑されたが、コイツはそれじゃ済ませねぇ。
この可愛い顔で、皆コロッと騙されたんだぜ。だからそれを悔いさせる。
まさに口は災いの元だ、って事をな」
ラグレーは腰使いをさらに激しくした。
少女の赤くなった鼻と毛深い腹がばちんばちんと音を立てる。
少女は泣いていた。
「ほら、清めてやるぞ。溢すな、飲めよ、最後の一滴まで吸うんだぞ!!」
一番深くえぐった瞬間にラグレーの腰が止まり、身震いを始める。
少女は喉を必死に蠢かし、目をきつく瞑って口をすぼめた。
小さな口から零れる白濁が、どれほどの量注がれているかを物語っていた。
ラグレーが身を離すと、少女はしばらく咀嚼するように口を動かした。
しかしある時うっと嘔吐しかけ、口から零れた残滓を床を舐めることで採取する。
それは余りに健気な姿だった。
いかな罪があろうとも、物の道理も分からぬ子供が何故こんな目に遭わねばならないのだ。
ジェスが拳を握り締めるのを見たラグレーは、ポケットから葉巻を取り出した。
「おめぇは今日から、俺の引継ぎでこいつの世話係だ。
今みたいに思うさま口を犯しても誰にも咎められやしねぇ。
町一つ動かした程の美少女だ。こんな機会は若いっつっても二度は無ぇぞ」
ラグレーは肺の汚れを吐き出し、ジェスに吹き付けて言った。
ジェスは少し動揺していたが、煙たそうな顔を厳しく整える。
気のせいだろうか。
そんなジェスを見て、いつも怒っているようなラグレーが笑った気がしたのは。
「ただよぅ。あんな事した後に言うのも何だが、子供ってなぁ可愛いよな」
唐突な口調の変化に、ジェスは戸惑った。
「他のキャリアある奴じゃなく、わざわざ余所者のおめぇを連れてきたんだ。
ここで食事を与えて同棲気分に浸るもよし。町中を敵に回しての逃避行も良し。
おめぇなら、色々出来るんじゃねぇのか」
彼はそういうと、鍵をジェスに放って立ち上がった。
「さてと、しがらみ抱えた老いぼれはようやくお役御免だ。
可愛い奉仕って楽しみがねぇのは寂しいがな」
少女がふと顔を上げ、ラグレーを見つめていた。
ラグレーは一瞬だけそれを見返し、牢の外へと踵を返す。
ジェスはそこに言いようのない絆を感じた。
毎日のように処罰の行われるこの国で、少女が生きているのは、もしや…。
「頑張れよ、新入り」
彼の吸う煙草の辛さが、2人の牢を霧に包む。
丸まった後姿は大きかった。
それを見送り、やがてジェスは口を開く。
「僕の名前はジェスっていうんだ。君の名前、教えて貰えるかな」
少女は澄んだ目で眼前の若者を見上げた。
牢は真の暗闇で、頼りない明かりがいつまでも2人の影を照らしていた。
とりあえず書きながら考えた保守
細かい事はキニシナイ
まるで砂漠を遭難中に見つけたオアシスのようです
GJ
690 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:20:10 ID:844K1kl1
投下万歳AGER
>>688 それは困る!
続きが読めないかも知れないじゃないか。
頼むっ!頑張ってくれっっ!!
4ヶ月ぶりの食料を前にして、食す事ができないだなんて
あまりにも酷すぎるっ……
全力でGJせざるをえない!
>>688 普通に読み物として面白かったです。
GJでした。
これは続きをきぼんぬせざるを得ない
ここは俺にまかs…(AAry
同じ保守でも投下後の保守は良いな
今日も保守。
昨日は誰もいなかったのか?
いや、居たんだが2日連続おれなのもどうかと思って控えてた
どうか連休に職人が来てくれますように・・・
連休はROMれないので帰宅前に保守
火曜まで誰か保守たのむぜ
保守はまかせてくれ!
台風接近中!
保守!!
上陸もしたことの無い台風の口でフェラされたい
新潟大丈夫かな保守
連休に降臨は無かったか・・・
708 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 10:42:35 ID:Ov4RP4mN
たまには浮上
三連保守
4フェラ COMBO
今日は俺の番。
いやいや俺が…
いや俺が…
今日の保守係りゲットだぜ!
>>18-24が俺的にはツボだった。
この続きを読みてぇ!
この手の専用スレってないかな?
キスもしたことの無いに拘らず純情少女がみたいなのに変えれば幅が広がって
職人さんも書きやすいかもしれんよっていう提案はご法度?
確かにシチュ限定し過ぎて、ハードルが上がってる感はあるよな。
だからこそ、産まれる作品が良作という側面もあるような気がするが…
フェラ好きーが集まるスレに変えるのも、一つの手段ではあるのかもな。
いやでも「キスもまだ」なのに「ふぇら」だから萌えると思うんだ
でも奥地スレってあったっけ?
大名はもうこのシチュには興味なくなったのかなぁ
本フェラスレは無くてこのスレだけがあるのが不可解でならない
落ちちゃったのかもともと無かったのか
>>722 元々無かったんじゃないか?いや、詳しくは知らんが。
少なくともこのスレが立った時にはフェラスレなんてなかったような
給料でたから懐は暖かいがスレ的にはお寒い状況だ
次スレからフェラ総合?
アリとは思うが、う〜んって気もするな。
職人待ちつつ、方向性くらいは住人で決めておいた方がいいかも。
現状過疎ってるワケだし、間口を広げるのはアリかもね。
キノコで熱くなってた頃に同じようなフェラスレが無いか
探したが無かったような記憶が
>>727 総合情報室の過去ログ漁れば、何か出るかもしれない。
キスした事もないを「Hしたこともない」とすれば多少は緩和されるんじゃ
大々的に賛成するぜ
いや、多少過疎ろうともキスをしたことの無い女の子の口でフェラを貫くべきだと主張したい
「キスもまだ」こそアイデンティティー
際どい発言になるが、書き手の意見も欲しいな。
実際投下した人から挫折した人まで、このシチュのハードルが知りたい。
俺もスレタイはこのままにしてほしいが、あまりにツラいなら
ハードル下げるのもやむなしと思う。
結果、スレがおかしくなると本末転倒ではあるがな
足軽大哥とか、大名氏とか、このスレを支えてくれた方々だからな。
フェラ総合になったとたん、阿婆擦れのフェラSSとかが投下されたら、住民総出でスルーするか、叩きまくりそうだよなぁ。
「キスもしたことのない女の子」を「初々しい女の子」と意訳する程度ならば、まだ大丈夫なんじゃ無かろうか?
自分で書いててなんだが、「住民総出でスルー」っての、なんかおかしい。
全力で見逃せ!
>>736 想像すると笑えるw
必死になって反応しないようにしている姿が幻視できるw
総出っていっても確かここ5〜6人くらいしかいないような‥^^?
>>739 少なくとも五人はいるけど、サイレント・マジョリティを考慮すればもっといるはず。
生娘のままフェラならじゅうぶん萌える
キスもした事もない〜
エッチした事ない〜
純情少女に〜
次スレはここら辺から選択になるか?
前に点呼したときは7人か8人いたはずなんだぜ
どっちにしても超過疎。間口広げたら少しは賑わうかね。
アホが流れ込んでくるくらいなら過疎ってた方がいいケド
,,-―--、
|:::::::::::::;;;ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::::::::( 」 < 暑いぜ‥‥
ノノノ ヽ_l \______________
,,-┴―┴- 、 ∩_
/,|┌-[]─┐| \ ( ノ
/ ヽ| | 保 | '、/\ / /
/ `./| | 守 | |\ /
\ ヽ| lゝ | | \__/
\ |  ̄ ̄ ̄ |
⊂|______|
|l_l i l_l |
| ┬ |
ひさしぶりに保守
ホ
モ
>>745 「フェラされたい」の側で間口を広げるんじゃなくて、
「キスもしたこと無い」の側に間口を広げられないかね。
「キスもしたこと無い女の子にxxされたい」みたいな感じで。
キスもしたこと無い女の子にキスされたい
>>751 お前あたまいいな
なんでこの発想がなかったのか自分でも理解できん。
>>752 不覚ww
754 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 07:48:37 ID:FHWaauY1
えぐっ えぐっ
ほしゅ
まあでも、キスもしたことの無い女の子に何されたいかっつったら・・・
やっぱ、フェラだよな。
至高のタイトル
キスしたことないもフェラも捨て難いな…
キスもしたことの無い女の子の口でフェラとかされたい
でいいじゃない
フェラしたこと無い女の子にキスされたい
それは割と普通
ほしゅ
盆休み終わった・・・そして投下は無かったか
俺の盆休みは、まだ終わっちゃいないぜ!!
もうやめて!あなたの有給はすでにゼロよ!
マジで、俺の有給ゼロなんだよ・・・orz
有給もない女の子の口でフェラされたい
月曜日ですよ
773 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 17:09:45 ID:4hHillV5
初めての口紅をフェラで汚したい
とか、どうです?
>>773 今すぐ文章にする作業に戻るんだ、スネーク
保守
保守
久しぶりに保守
保守もしたことのない女の子にフェラされたい。
「…スレが…、落ちてる…?」
「ごごごごめんなさいぃ〜。
あ、あの、言われたとおり、保守、って書かないといけないとは思ってたんですけどぉ〜」
「思ってた、ねぇ。全く、最近の子は保守一つ出来ないのか。
…悪いけどウチでは保守も出来ないような子を養う余裕はないんだ。明日までに荷物をまとめて…」
「それだけは勘弁してください!!
なんでもしますからぁ〜。今度は失敗しませんからぁ…」
「今度は、と言われてもねぇ。もう私の見たかったスレは落ちちゃったんだよ、今度はないんだよ」
「そんなぁ〜。
代わりに私に出来ることなら、もう本当に何でもしますから、どうか、どうか〜」
「16にもなる女の子が家事も出来ない、勉強も出来ない。それどころか保守すら出来ない。
じゃあ一体何ができるって言うんだ?」
「ぁぅ〜、それは…」
「君みたいな子が一人で生きていかないといけない、そんな事情はわかってるつもりだ。
だから住み込みの部屋も用意したし、プライバシーにも配慮した。
でも、事情は私にだってある。
料理も掃除も出来ない家政婦だと分かっていたら雇っていなかったし、やる気ではなく能力の問題で
勉強が出来ないのであれば早々に進路変更を勧めていた。
そして保守を頼んだそうそう落ちることのない板でスレを落とした。これ以上君に何を期待すればいい?
…明日とは言わないが、今月中には部屋を空けるように」
「ぅ、ふぇ、ふぇら、フェラをします! いえ、させていただきます!!」
「…は?」
「保守できませんでしたが、スレは読みました。
ああいうのがお好きなんですよね?
わ、私も、キ、キスしたことないんです。ですから、その、さ、最初を捧げま…す」
「…」
こうですか、わかりません><
>>780 いいじゃないか!!!
続き続き!( ゚∀゚)o彡゜
なんか、すごいのがきてた、、、
>>780 ちょwww保守なのに何という良作
是非つづきを
>>780 お前は、保守がてらネタのつもりで書き込んだのかも知れん。
だが、ネタにしてはやりすぎた。あまりにもやりすぎた。
つまり、続きを書いてくれない事には困るというコトだ。
続き、おながいします…
キスもしたことの無い、っていうのはやっぱり幼女が対象なの?
それとも、いい歳してキスもまだ・・・みたいな女性が対象?
オールOK
してもらって引かない程度の相手じゃないか?
上も下も
こないだ、結婚した兄貴の家に遊びに行ったんだ。スキヤキ喰わせてくれるってんで。
少し早く着いたから、まだ兄貴は仕事で家にいなかった。
義姉さんと一人娘(5〜6才だったと思う)がいて、いっしょにテレビ見て談笑してたんだけど、外は急に大雨になった。
あの人、傘持ってたかな?とか義姉さんが心配してたら、案の定兄貴から電話があって、会社まで迎えに来てくれ、ってことになったんだ。
兄貴は自転車通勤だけど、さすがに雨の勢いが強すぎて自転車は置いていくことにしたらしい。
義姉さんが娘を置いて車で迎えに行った後、オレは留守番を負かされて、その娘と遊んでたんだよ。
「あやちゃん、何して遊ぶ」
オレがそう聞くと、あやちゃん(名前は綾子)は、プリキュア!と楽しそうに答えた。
プリキュアごっこが好き、と言うことは義姉さんに聞いていた。
ちなみにオレと兄貴は、兄弟揃ってアニオタで、特に女の子向けアニメとかが好きだった。
だけども、兄貴はこのことを秘密にしているらしく、義姉さんは知らないようだ。
(あー、兄貴、愛娘に見せる口実で、自分もいっしょにプリキュア見てるんだな)
とか思いながら、オレはあやちゃんのプリキュアごっこに付き合ってやった。
「ぷりきゅあ、めたもるふぉーぜ!」
玩具のアイテムを身につけて、変身ポーズをするあやちゃん。
ヒロインに成りきって、楽しそうだ。
だけど、オレもアニオタで、プリキュアも欠かさず見ている。
だから、大人げないながらも、ちょっとした変身ポーズの違いに気が付いてしまった。
普通なら、そんな些細なことを気にしないで、良くできましたと誉めてのってあげるところだろうけど、
まぁちょっとした茶目っ気で、オレはそれを指摘してやった。
「うーん、あやちゃん、手を回す方向は逆だよ?」
軽い感じで指摘してあげると、あやちゃんは元気に、まちがえた!と笑った。
「えへへ、じゃあ、バツゲームするね」
そういってあやちゃん、オレのジャージをずらしにかかった。
え?! なにするんだ? とオレが驚いていると、あやちゃんはオレのパンツの中に手を突っ込んだ。
そしてオレの逸物をむんずと掴んでくる。
慌ててオレはあやちゃんを離し、何するの?!と聞いてみると、彼女はとんでもないことを言い出した。
プリキュアごっこで間違えたところを注意されると、バツゲームをしなければいけない、と兄貴と約束しているらしい。
「バツゲームだから、オチンチンをなめなめするの」
兄貴、実の娘に、なんて事を仕込んでるんだ。
オレのバイト先の懇親会が、けっこう盛り上がった。オレはまだ未成年で酒は飲めなかったが。
3次会が終わってさすがに解散となったんだが、何人かは泥酔をしていて、そのまま返せないだろう、と言うことになって、タクシーを呼ぶことにした。
特に、古株の主任、藤田さん(女性)はほとんど眠っていて、付き添いに、と家が近いオレに白羽の矢がたった。
ところが、タクシーの中で藤田さん、目を覚ましたかと思うと急に吐き出しそうになった。
慌ててタクシーを止めて貰って、外に出た。
そのまま待たせるのもなんなのでタクシーには帰ってもらい、オレはしばらく藤田さんの介抱をすることになった。
ところでこの藤田さん、かなりの美人なのだ。
歳はたぶん、30手前くらいだろうか。派手な雰囲気ではなく、清楚な感じのする癒し系の美人だ。
オレは、彼女を解放しながらも、その身体に触れて少しヨコシマな気分を催してしまった。
実はオレ、藤田さんのことが好きなのである。まえまえから、なんとか彼女とは親しくなりたいと思っていたのだ。
しばらく休んで彼女も落ち着いたみたいで、さて家に帰ろうか、と言うことになったのだが、タクシーが捕まらない。
電話で呼び出しても、今は出払ってしまっているとのこと。
吐き気は収まったものの眠気で朦朧としている藤田さんを、オレはやむなく、近くのホテルに連れて行った。
やむなくだよ、やむなく。
ホテルのベッドに寝かせると、彼女は目を覚ました。
そして現状を把握すると、困った表情でオレを見つめた。
「・・・・・・す、するの?」
まぁ、こういう状態だったらそう疑われても仕方がない。
怒っているわけではなく、困った表情だったので、オレは調子に乗って「藤田さんが嫌じゃなければ」とか言ってしまった。
すると藤田さん、しばらく考え込んでから、「やっぱりダメ、セックスはダメ」と断ってきた。
バツが悪くなったオレは、ちょっとおちゃらけて残念がったのだが、彼女はいたって真面目だった。
「でも、あなた、・・・興奮しちゃってるんだよね?」
藤田さんは、もっこりと期待にふくらんでいたオレの股間に視線をよこして、そういった。
「ごめんなさいね、私、あなたのこと、嫌いじゃないよ。
だけど、私今まで男の人と付き合ったことがなくて、そういったことがぜんぜん分からないのよ」
オレは驚いた。
こんな美人が、この年まで誰とも付き合ったことがなく、セックスはおろかキスすらしたことがないとは。
オレは、藤田さんに、(ちょっと格好悪いけど)交際を申し込んだ。
彼女もしばらく迷ったが、お友達から、と言うことで頷いてくれた。
まるで少女のような言いぐさと大人びた風貌のギャップに、オレはくらくらと目眩がする思いだ。
スゲー興奮する!
オレは早速、キスを求めたのだが、彼女は真っ赤になって首を振った。やはりまだ、キスは早い、と言うことらしい。
残念に思いつつ、オレは諦めることにした。がっついて、せっかく受けてくれた交際をキャンセルされたらもったいないし。
オレがキスを諦めると、それでも彼女は、オレの股間に気を遣っている。
「・・・やっぱり、年上の私が、何とかしてあげないと」
そういって藤田さんは、俺の前に跪いた。恐る恐るズボンのジッパに手を掛ける藤田さん。
「お口でするの、男の人は喜ぶのよね?」
オレは、キスの落胆を上回る役得に、心の中でガッツポーズを取った。
オレの幼馴染は、新体操をやっている。
しかし、ただ学校のクラブでやっている、とかのレベルではなく、オリンピックを見据えたチームに所属し、将来の活躍を期待されていた。
だから、高校も指定された女子校に入り、生活のほとんどが練習漬けの、厳しい世界でがんばっている。
そんな彼女が、帰省した。
俺の家の隣に住んでいるのだが、毎年の暮れ、正月だけ実家に帰ることが許されるのだ。
「ねぇ、アタシのこと、好き?」
一年ぶりに顔を合わせた亜貴は、オレの部屋で二人っきりに成った後、唐突にこんな事を言ってきた。
相変わらずの美少女、だが残念なことにまだあんまりムネは成長していないみたいだ。
正直、好きか嫌いかと聞かれれば、好きだ。
可愛いし、明るくて優しい。今はまだマスコミに露出されていないが、彼女がひとたびテレビにでも出れば、間違いなく国民的アイドルになれる。
だけど、中学の時に別の学校に行ってしまった彼女とは、絶対的に逢う機会が少ないわけで。
オレの心の中での位置付けはどういった位置なのか、と言うと、やはり『幼馴染』でしかないわけだ。
でも、亜貴は違ったらしい。
小さい頃からオレのことが好きで、離れて住むようになってより思いは募っていったようだ。
オレは正直に、まだ幼馴染だ、と答えると、亜貴は一瞬泣きそうな顔になったが、気丈にも取り直した。
「彼女、まだ居ないんでしょ?」
どうしてそこで断言するのか?
オレはちょっとムキになって、付き合ってるヤツ、いるよ、と答えた。
しかし、オレのそんな慌てた答え方に、あんまり亜貴は信用できないらしく、ふーん、とか、素っ気なく答えてきた。
「高校卒業したらこっちへ帰ってくるから、それまで、待っててよ」
冗談じゃない。
オレだって年頃の男だし、女の子とそういうチャンスがあったら、エッチしちゃうって。
オレがそういうと、亜貴は怖い顔をしてオレを睨んでくる。
「だめだよ、他の女の子とエッチなことしちゃ・・・」
そして、彼女は着ていた服を脱ぎだした。
「アタシとだけ、そういうこと、して・・・」
ううむ。ちょっと焦ってるみたいだなぁ、亜貴。
でもまぁ、やらせてくれるならばオレは拒んだりしないよ? 据え膳喰わねば高楊枝、とも言うしね。
オレは彼女を抱きしめ、キスをしようとした。
「ダメ、キスは、まだ・・・」
ええ? なんで? と問うオレに、亜貴は、「ちゃんとアタシのこと、好きになってくれてから、キスしたい」と答えてきた。
ずいぶんとリリカルだこと。
俺はそれを了承して、セックスに移ろうとしたらば、これまた拒絶された。
当たり前のことだけど、バージンをくれるのも、オレが本当に好きになった後で、と言うことだ。
じゃあどーすんだ、いきなり裸を見せられて興奮してしまったマイサン。いったいどーしてくれる?
オレがそう声高に主張すると、亜貴は。
「だから、それまでのあいだずっと、アタシがお口でしてあげる」
どこで仕入れた知識なんだか、亜貴はぎこちなくオレのチンコをフェラチオしてくれた。
「これから毎週帰ってくるから。アタシのこと、好きになってくれるまで、鎮めてあげるね」
791 :
『オチ』:2007/09/02(日) 18:42:30 ID:0IIecvGp
というわけで。
オレは、年上の彼女と交際を開始。
「ねぇ、私みたいなオバサンで良いの?」
何をおっしゃいますやら。
オバサンなんてことない。まだまだ若いし、それにとてつもなく美人だ。
だんだんと親密さも増していき、いい感じのカップルになってきた。
そのことを同い年の幼馴染に報告すると、それでも彼女はメゲなかった。
「アタシ、諦めないから!」
そういって、相変わらずオレの部屋に押し掛けてくる。
毎週帰ってくる、というのは本当だったようだ。
で、たまに兄貴の家に遊びに行く。
「えへへ、またバツゲームだね?」
あやちゃん、最近は兄貴にバツゲームはしていないらしい。
まぁさすがに気が咎めたのだろうか。
そのかわり、オレには積極的にしてくるようになった。
ううむ、これはこれで、考えものだ。
将来が心配になってくる。
そしてオレ。
未だに童貞。
なんでいつも、フェラ止まりなんだ?
以上。
保守代わりにでもなれば幸い。
素でGJ
よろしかった
長いのかいてくれたらなおよし
>>792 オチでそう来たか……
やるな、兄弟。
GJだ。
>>792 楽しく読めた。GJ!
また気が向いたら投下頼む。
一つだけ。下限低すぎワロタww
下限・上限ともに低すぎの気がするがコレは個人の好みだからなw
しかしシチュはGJ
贅沢だとは思うが出来れば肝心のシーンもお願いしたい!
むしろ、みなさんの上限下限ストライクが知りたいな。
>>798 16〜28
フェラ限定なら
13〜33くらい
下13〜上39
ストライク限定なら年下メイドさんの朝奉仕(ごっくん有)
10歳〜36歳までかな
805 :
800:2007/09/05(水) 21:43:12 ID:csrQ/kio
ちょっと待ておまいら
俺にもkwsk
その金でエロゲ5本ぐらい買ってきたほうがましだな
811 :
800:2007/09/06(木) 19:18:50 ID:aG2wKcYB
ちょ・・そんなにすごいのか
フレンドが持ってないか聞いてみるぜ
あるわけないだろ
>>800 ‥‥翡翠は目を覚ましたオレを見つめた後、
それでも熱心に奉仕を再開した。
「やめろっ‥! お前何を───」
体を起こして翡翠を離そうとする。
「…イヤです‥! どうか、このままお役にたたせてください…!」
(;´Д`)l \ァ l \ァ 続く
>>811 ねーよ
みんな引っ掛けようとしてるだけだぞ。
>>814 いや、スレタイのような展開になるのは事実だぞ。
しかもゴックンありで。
こんなところにも沸きやがった
翡翠だろうが琥珀だろうが誰でもいいから
早くフェラを…
じゃあ、
>>817が今日の10時までに817のストライクな年齢をレスしたら、当方がその年齢で書いてみる、というのはどうか?
出かける前にその年齢を確認、仕事の合間にネタ作成、帰ってきてからSS作成、明日ぐらいに投下、ってなスケジュールで。
当方、なにかしらお題があった方がネタ考えるのも燃えるのです。
817が望むなら、キスもしたことのない45才のオバサンがフェラするSSだって、でっち上げてみせるよ。
こないなぁ。仕事行って来るわ。
なんかお題の年齢を頼む。
今度はちゃんとエロシーン書くよ。
まったく関係ない漏れが 24歳ぐらいの若いセンセーで リク
んじゃ、24歳独身の新米教師で。
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
時間切れ、出張に出るので、また後日。
○| ̄|_
OTL
JTO
釣りか!釣りなのか?
釣りだな
まあ気にするな
_ト ̄|O
今日は俺
今日の俺から明日の君へ
明日の俺から十日前の
>>800へ
書いてる内に変な流れになってたよ、でもそんなの関係ねー!
と言う事で投下します。後輩兼メイドさんの朝ごっくんでオリジナル
836 :
朝惑い:2007/09/14(金) 21:46:16 ID:6S9wM9AE
人には、向き不向きというものがある。
料理は出来ても掃除は苦手、頭は良くても運動は下手、集中力があっても持久力が無い。
かように、何事にも一長一短持ち合わせているのが人間だ。それと同様に、自分は夜更かしが
得意だが早起きは苦手なのだ、と高らかに主張する主人に対して、メイドはあっさり首を振った。
「ご主人様のは単なる怠慢だと思います。」
「うぅ……そんな簡単に斬って捨てるこたーないじゃないか。俺はね、ただね、君が折角作って
くれた朝食に花を添えようと、話の種をね…。」
ぐちぐち言いつつ、男はせっせと箸を動かした。さっきから、こちらをじっと見詰めたままの
メイドの瞳が、雄弁に語っているように、彼らにはもう時間が無い。
主人がようやく、真面目に摂食し始めたのを確かめて、少女も自分の箸を取った。そのまま
二人は言葉少なに、互いの皿に集中する。
本音を言えば、彼女だって話の弾む食卓の方が好きだった。次から次へと話題の変わる彼の
話は、聞いてて飽きないものだったし、何より、口下手な彼女にとって、こうした機会は主人と
ゆっくり会話の出来る、大変貴重な機会なのだ。
だから、メイドは勿論、主人がゆったりとした朝の時間が持てるよう、あらゆる努力を尽くしていた。
しかし、どんなに頑張ったみたところで、肝心のご主人様が素直にベッドから出てきてくれない
ことには、これ如何ともしようがない。
主人が最後のご飯粒をかっ込むのと同時に、少女もそっと箸を置いた。彼の強い求めに応じて、
一緒に食事をとるようになってから早半年、そのペースはもうすっかり分かっている。主人より
遅いのは論外だが、逆に早過ぎて無駄な気を使わせるのも良くないのだ。
もっとも、本当に遅刻寸前の時は、この限りでは無いけれど。
「ご馳走様でした。」
「御粗末さまでした。」
机越しに頭を下げ合って、メイドはぱっと立ち上がった。用意しておいた着替えを主人に手渡し、
自分は朝食の後片付けに専念する。本当は彼の着替えも手伝いたいところだが、それで遅刻
をさせては元も子もない。自分の用事を後回しにして、先に主人を送り出そうとすると、彼は頑なに
拒否するのだ。曰く、自分の落ち度を使用人に尻拭いさせては俺の矜持が保てない、云々。
だったら、もう少しでいいからすんなり起きて下さいと、メイドは思わないこともなかったが、しかし
それが彼女の口から出ることは、当然ながらあり得なかった。
立場上の事は勿論だが、ただ単にそれだけという訳でもなく。何だかんだいって、その主人の
言葉は、彼の自分に対する思いやりの表れなのだ。
二人分の洗い物を超特急で済ませ、自室に舞い戻ってメイド服から制服に着替える。服装以外の
身だしなみは、全て主人を起こす前に済ませてあった。
火の元、戸締りを確認し、玄関に出て主人の靴を用意する。すると間も無く、彼も自室から
下りて来た。欠伸抑えて上がりに座り、のろのろと靴を履く主人の髪を、少女は後ろから梳る。
そして最後に、メイドが屋敷の扉を開けた時、彼らはすっかり、どこにでもいそうな二人の
高校生になっていた。
そして少女の主人に対する呼称も、この境をもってパタりと変わる。二人は一緒に、相当な
早足で歩き出し、彼女は言った。
「本鈴まであと、三十分ですよ、八木先輩。」
837 :
朝惑い:2007/09/14(金) 21:47:11 ID:6S9wM9AE
初島唯が八木哲史付きのメイドとして雇われたのは、今から丁度半年前のことである。
弱冠十六歳にして、こうして住み込みで働いているには、当然複雑な家庭の事情という奴が
絡んでくる訳だが、唯自身には現状、特別な不満は無かった。むしろ、こうして無事高校にも
通えている自分は、紛れも無く幸運だ、と彼女は思う。初島家が陥っていた状況を鑑みれば、
それは当然のことだった。
しかし、だからといって悩み事が無いわけでもない。一つは、この主人のどうしようもない
寝坊癖である。彼女の教育係が、「貴女の一番の仕事は、まず哲史様を起こす事です。」
と言った時、それは何か言葉の綾なのだろうと唯は考えた。しかし、着任した翌朝に、それが
全く言葉どおりの意味であることを、彼女は身を持って思い知らされることになる。
普段は、普通に物分りの良いそのご主人様は、こと寝起きの際には別人だった。軽く肩を
揺すったぐらいでは、まず絶対に目を覚まさない。布団を剥そうにも何故かしっかりと押さえ込み、
抱きかかえる様にして身体を強引に起こしても、彼はベッドに上に座ったまま、すやすやと
寝息を立てている。
そして無論、ありとあらゆる音源は、彼の眠りの妨げとはなり得なかった。
着任当初、唯が途方に暮れていると、哲史は笑いながら
「フライパンででも叩いてくれよ。寝起きの俺って、本当に別人らしいからなあ。」
と笑って慰めてくれたものだが、当然、主人に対して、そんなマネが出来るわけも無い。
結局、あの手この手を試しながら、何十分も掛けて彼を目覚めさせるのが、毎朝の彼女の
『一番の仕事』となっている。
だがそれ以上に厄介な問題は、彼が一向に、唯に手を出そうとしない事だった。
「どしたの、気難しい顔して。」
ふいに、前方から主人の声がかかって、唯ははっと顔を上げた。見ると、並んで歩いていた
はずの彼が数メートル先から、こちらの方を振り返っている。物思いに耽っていて、つい歩みが
遅くなっていたのだろう。しかし主人の顔には、そのおどけた口調とは裏腹に、やや気遣わしげな
表情が浮かんでいる。
急いで駆け寄った彼女に、哲史は言った。
「大丈夫?なんかあった?」
「いえ、ちょっとぼっとしてしまって。すみません、この時間の無い時に。急ぎましょう。」
「いやいや、それはもう100%俺の責任だからいいんですけどねお嬢さん。で、何かあった?」
「本当になんも無いですってば、先輩。」
思わず笑みを零してそう返すも、彼の表情にはまだ疑念の色が残っている。仕方なしに、唯は
少し声を落とすと、ややわざとらしく嘆息して主人の耳に囁いた。
「先輩をどうやって起こしたもんか、朝はいつもそればっかり考えていて、ついつい呆けて
しまうんですよ。」
「あいたたた。こりゃまいったね。」
そう言って大仰におどける主人。それを置いて、今度は彼女の方がさっさと先へ歩き出す。
嘘を言ったつもりはないが、しかし考え事はそれだけでも無い。
838 :
朝惑い:2007/09/14(金) 21:48:32 ID:6S9wM9AE
自分から求めるようにとは、その教育係は言わなかった。
「あれで、哲史様は、色々と気難しくていらっしゃいますから、それはかえって逆効果でしょう。
ですが、何分貴女に白羽の矢を立てたのは、他ならぬご主人様本人ですので。」
暗に、時間の問題だろうと匂わせて、その時は素直に応じるようにと、彼は唯にしっかりと
言い含めた。それが、ちょうど六ヶ月前、研修期間最終日のことである。
そして今日に至る180プラス数日の間、哲史は唯の唇一つ奪っていなかった。一つ屋根の下
で一緒に生活している以上、指一本触れず、とはさすがにいかない。しかしそれでも、主人の
側からその目的でメイドの指を伸ばした事は、皆無だったと言ってよい。
ところがだからといって、彼が自分を抱くに値しない、気に入らない女だと思っているのかというと、
それもどうやら違うようなのだ。自意識過剰、と言われればそれまでだが、少なくとも嫌われては
いないだろうことは、当人の彼女には何となく分かった。主人は人ヘの好き嫌いを、結構明け透け
に示す方だし、何より自分は使用人なのだ。嫌な部分があれば、そこを直せと命じるか、あるいは
無言で他と取り替えるだけだろう。
あとは、実はああ見えて、そういったメイドの扱い方には反対だとか。そういう可能性も無いわけ
では無い。しかし、それなら、あの教育係が前もって自分に教えないはずも無い。
結局、唯が再びぐるぐると取り留めの無い思考に陥っている間に、主人はあっさりとその歩みに追い
ついた。そして、肩をポンと叩くと、取って付けた様な明るさで言う。
「唯さんは色々ごちゃごちゃと考えすぎなのさ。もっと手段を選ばず、思いついた先からポンポンと
やっちゃえばいいんだよ。」
「手段を選ばず、ですか。」
「そうそう、難しく考えずにさ。うん、そうだ。とりあえず、明日とか、もうどんな起こされ方しても、
文句を言わないと約束する。窓から逆さづりされようと、簀巻きで川に落とされようと、明日ばっかり
は何の不平もありません。後腐れ無し、綺麗さっぱり忘れます。なんなら誓約書を書いてもいいぞ。
えーと、ほれほれ…」
そして、やおら生徒手帳の一部を破り、
「……る事を、ここにお誓い致します、と。ほれどうだ。って、まあ、人に起こしてもらう人間が
偉そうにすることじゃないけどねー。」
そう言って怪しげな紙切れを、唯の手の中に押し込んでくる。その温かい感触に、ふと我に
帰ると、彼の手はもうそこにはいなかった。
見上げれば、馬鹿みたいに明るいニコニコとした笑顔。否、正確には、馬鹿みたく明るくした
笑顔が、主人の顔に張り付いてる。また余計な気を使わせてしまったな、と心の奥で反省し
ながら、彼女は「有難うございます」と礼を言って、その紙切れを丁寧に鞄の中にしまいこんだ。
翌日、土曜日。メイドはいつもよりやや緊張して、主人の部屋の前に立っていた。本日は学校も
ないので、別に早起きする必要はないのだが、それでももう九時半だ。ここでずるずると寝かして、
寝坊癖を付けてしまうと、また月曜に大変な後悔をする事になる。だが、それはいつもの事であって、
緊張の理由は別にあった。
トントン、と丁寧に二回ノックする。来る筈の無い返事をしっかり待ってから、彼女はゆっくりとドアを
開けた。失礼します、と一礼して中に入り、静かに主人のベッドへ向かう。
その肩に手を当て、そっと揺らして彼女は言った。「お早うございます、ご主人様。」
勿論、反応は全く無い。そこで一つ、深呼吸をすると、メイドはエプロンドレスのポケットから、
一枚の紙切れを取り出した。それをそっと枕元に置き、再び一礼して後ろに下がる。
839 :
朝惑い:2007/09/14(金) 21:55:10 ID:6S9wM9AE
それから、メイドはそっとベッドの足元側に回りこんだ。床へ垂れる上掛けをそっと持ち上げる。
主人はやはり反応しない。そこで、よし、と覚悟を決めると、唯はとうとう、彼のベッドに潜り込み
始めた。
部屋はとっくに明るくなっていたものの、布団の下はぼんやりと薄暗い。彼女は手探りで主人の
足を探り当てると、そこから這うように、ゆっくりと上へと登っていく。
幸い、彼の身体は仰向けだった。膝をそろえて真っ直ぐにすると、後は難なく、その腰元へたどり
着く。再度深呼吸して、唯は主人の寝巻きに手を掛けた。
そこで最初、彼女は寝巻きの下と下着の両方を脱がして、ことに挑むつもりだった。ところが、
ニ、三度試してみても、布団の下で眠った人間の服を脱がすのは、どうにもうまくいきそうに無い。
教育係は、閨事に関して、知識面での講義しかしなかったのだ。
さて困ったと考えながら、しかし腰周りをごそごそと漁られて、まだ悠々と寝ていられる主人は、
ある意味感心に値するようなあと、何故かどうでもいい事が頭をめぐる。
結局、脱がすのは諦めた。代わりに、メイドは寝巻きを手探りで探って、その前開きの釦を外す。
これは存外に簡単だった。そして、次はトランクス。これもやはり釦式で、寝巻きよりはやや手間
取ったものの、無事くつろがせることに成功する。
そして、彼女はいよいよ男のものを取り出しにかかった。両の薬指を寝巻きの前開きに
引っ掛けて、その口をしっかりと開けさせる。そのまま中指と人差し指、計四本を差し入れて、
下着に潜らせ、指先で内側の様子を探ってみる。
「……っ。」
柔らかい温もりが指先に当たる。うまくつかみ出そうと指を這わせば、彼の林がチリチリと絡む。
それを引っ掛けないように注意しながら、何とか四本でモノをはさみ、ゆっくりと服の外に引っ張り
出した。薄暗い布団の下にも、その柔らかい筒のぬっと形が浮かび上がって、唯は思わず息を飲む。
両手で幹を支えたまま、思わずじっと見詰めていると、突然、それに力が漲ってきた。見る間に
体積が増して行き、腹側へ向かってどんどん唯の手を押していく。何となく、刺激しなければ
大丈夫と思っていた彼女は、そこで途端に慌て出した。
「ひゃっ……え、えっ…えと、あ、あ、ちょと待って……」
小声でわたわたと言いながら、それでも幹を押さえた手は離さずに、彼女はただただ、男の
朝の現象を眺める。一時は際限なく大きくなるかと、唯は本気で考えた。だが勿論そんな事
にはならずに、十人並みに膨らんだところで、その膨張は収まった。
動きが止まって、唯は自分の手の力に気付く。慌ててそっと緩めると、モノはするすると腹に
沿って寝そべった。そこでやっと、彼女はこれが、朝勃ちなんだと気が付いた。
と言う事は、さすがの彼もそろそろ目覚めが近いのか。あれ、そもそも起きる前に勃つのと、
勃ったから起きるのと、どっちどっちだったっけ?
目の前の存在に激しく理性を焼かれて、物事がうまく考えられない。しかし、このまま彼に
起きられたのでは、今までの苦労が水の泡だ。ええい、ままよと目をつぶり、彼女は一気に
口を寄せた。
最初に当たったのは鼻だった。鼻頭がツンと傘に押し返されて、唯はビクっと息を吸う。
すると、独特な蒸せた匂いが、その鼻腔に充満した。
さすがにいい匂いとは言い難い。しかし、唯は不思議と嫌悪感は抱かなかった。極度の緊張で、
それどころではなかったのだろう。こういうもんか、とだけ頭の隅で考えて、彼女は再び口を寄せる。
「んぅ……ぅ…」
今度は、無事、口がついた。裏筋の少し上辺り、大きく膨らんだ傘の中腹に、唯の唇が
軟着陸する。そのまま、何となく動けずに、暫くの間、彼女はその強い弾力を持つ熱を、
口の粘膜越しに味わった。
840 :
朝惑い:2007/09/14(金) 21:58:04 ID:6S9wM9AE
ややあって、頭が何とか動き出す。ええと次は、と教育係の言葉を思い出し、彼女はふと、
可笑しくなった。
「接吻をする感じで、亀頭に何度か口を寄せなさい。」
彼は唯に大真面目な口調でそう言った。実際、彼は真面目だったし、その時、主人に気に
入られる業というのは、彼女に取っても死活問題だったから、唯も恥ずかしさをおして、
ふんふんと熱心に耳を傾けた。
だが、その真面目さのわりに、二人とも大事な事実を見落としていたのだ。接吻のようにと
言われても、キス一つした事がない彼女に、その作法が分かるわけがない。無論、教育係に
してみれば、口での奉仕をする段階になれば、キスなど嫌という程済ませているという目算が、
あったのだろうけれど。
ともあれ、何時までもこうしているわけには行かない。以前、テレビで見た洋画のシーンを
参考にして、何度かそれっぽく傘の部分を吸いあげる。それから、唯はさっさと次の段階に
進むことにした。
下顎をおろして口をあけ、唇の方は窄めたまま、そっとモノを迎え入れる。一度口を付けて
しまえば、銜えることにはさほどの抵抗を感じなかった。だが、舌先が初めて付いた瞬間だけは、
さすがにビクリと動きを止める。
気を取り直して、一度に中程まで銜え込む。それから、強張りに潤いを与えるべく、ゆっくりと
舌を這わせ始めた。
「はむ……ん…んぐ…あむ」
思った程味はしなかった。あえて言えば、薄い塩味、なのだろうか。何とも言えないえぐみの
ある味と聞かされていた唯は、ちょっと拍子抜けして舌を這わせる。無論それは精液の話
なのだが、彼女の勘違いが訂正される機会は、今日の今日まで訪れなかった。
「れる…んあ……はむぅ…」
亀頭から幹の中程にかけて、舌をくるくると巻きつける。しかし極度の緊張のためか、口の中が
乾いていて、あまり潤いが移らない。そこで唯は、一旦舌を止め、やや深くまで銜え込んだ。頬の
深い所に傘を当て、奥に向かってずりっずりっと擦りあげる。
「ふぐっ…んぐぅ……っが!かはっ…はう……んく…」
効果は覿面だった。見る間に唾液が口腔に溢れ、一部は端から零れそうになる。時折、奥まで
入れすぎて、軽いえづきが上がってきたが、それも分泌の助けにはなった。
十分に濡らし終わったところで、一旦ものを元の位置に戻す。そこから再び舌を使って、唯は
自分の唾液を満遍なく剛直へ塗り込めた。
さて次は、と唯は銜えたまま考える。例によって教育係の教えによれば、一旦剛直を口から
出して、自分が舐め上げるさまを主に見せるのがセオリーだ。だが、肝心のご主人様は、未だ
以って夢の中。仕方ないので、このステップは飛ばすことにする。すると、次はいよいよ抽送だ。
余分な唾液を一旦飲み込み、口を窄めて頬肉を当てる。舌は亀頭に正面から押し当てて、
出し入れの動きで押し退けさせる感じに。要するに、口で肉壷を再現するのだ、と教育係は
彼女に言った。当時はあまり要領を得なかったが、こうして実践してみると、成る程分かり易い
説明だ、と唯は素直に感心する。
「んっく…ぶっ…んん…んっく…」
頭が上下に、ゆっくりと動き出す。押し込んだ拍子に、時々涎を零しそうになって、慌ててそれを
啜り上げる。しかし回数を重ねるうちに、徐々にコツが分かってきて、頭を振るスピードも、
どんどんと早くなっていく。
「はっ…んくっ…れる……んぶ?」
すると、ふと口の中ので、主人のものがピクンと跳ねた。唯は咄嗟に、何事かと動きを止めたが、
相変わらず主人の様子に変化は無い。とすると、これは無意識の反応だろうか。男のモノは、
感じてくると不随意に引き攣ることがあると、確か講習で習ったはずだ。
841 :
朝惑い:2007/09/14(金) 22:00:26 ID:6S9wM9AE
愛撫の成果が現れると、それは唯に大きな自信を付けさせた。そして、動きもより大胆なものに
なってくる。単に頭を上下させるだけでなく、顔を傾けて強張りを様々な場所に押し当てる。舌は
上下の抽送に敢えて逆らい、より大きな刺激をその亀頭へ送り込む。
「んっぶ、んぐ、ふぁぶっ……っぷはぁ、はぐ…」
動きが激しくなるに連れ、彼女の息も上がってきた。だが頭の動きは緩まるどころか、相乗効果
でますますその速度を増していく。時折、弾みで男の傘が少女の喉を塞ぐと、その瞬間だけは
大きく呼吸と動きが乱れた。
「じゅぷ…んぐ…はむぅっっ……んが、んん…」
口の中で、強張りが跳ねる頻度が増えてくる。本能的に、終わりが近いのだろうと気付いて、
唯は疲れ気味の口に活を入れた。少々のえづきは強引に無視して、舌を絡めたまま頭を激しく
振り立てる。と、いきなり、主人の手が彼女の頭に伸びてきた。
「ふぁが、ぐっ……んぐう!?」
側頭部を、強い力がぎゅっと押さえ込む。そのまま、強引に揺すられるのではと、唯は咄嗟に
身構えた。しかし、主人の両手は万力のように、ギリギリとこめかみを押さえるばかりで、上下
には一向に動かない。あれ、と彼女は思ったものの、とにかく今は口唇愛撫に集中する。
「んっく、あむ…ぐ、はぅ……」
頭を振ると、その主人の両手もその動きには抵抗しない。ただし、押える力は強まるばかりだ。
唯はこれまた直感的に、両手の力が主の興奮と比例しているのだと気付くと、激しい動きを
再開させた。
「んぐぅ!…っんく、はぐっ…はんっ!」
主人は、強張りだけで無く、もう腰そのものが動いていた。時折、傘が唯の喉奥を突いて、
メイドの健気な奉仕の邪魔をする。これはもう完全に目を覚ましたに違い無い。そう唯は
思ったが、しかし勿論やめる気はなかった。むしろ、自分の努力をちゃんと感じてもらえるのが
嬉しくて、突き上げる先端を自分から喉輪に迎え入れる。
「んぐっっ!…げほ、はむっ…っ…んぐぅ…」
正直言ってかなり苦しい。だが、きっともうあとちょっとだ。それで、自分はやっとまともな
奉仕が出来る。それまで、絶対に負けるもんかと、唯がこみ上げる嘔吐感を飲み下した時、
主人のものが、口の中でぐっと膨らんだ。
「んぶっっ……!」
男の剛直が傘を開き、精を激しく噴き上げる。初弾がいきなり喉奥を叩き、唯は思わず咽かけた。
あわてて鈴口に舌を当て、その奔流を受け止める。飲まなくてはと思うものの、今喉を開けば再び
大きく咽そうで、彼女はそのまま耐えるのが精一杯だった。とにかく、射精が一段落するまで、
口に溜めつつじっと待つ。
五回、激しく噴き上げて、主人のものは漸く吐き出す動きを止めた。そのまま暫く、下を向いて
嘔吐感をやり過ごしていると、唐突に頭から手が離れた。続いて、ばっと上掛けが取り覗かれ、
唯は閉じた瞼越しに明るい光が差すのを感じた。
挨拶しなきゃと反射的に顔を上げかけ、口に精液を溜めたままの事を思い出す。一滴も零さぬ
ように、唇をしっかり密着させつつ剛直を引き抜く。それから、咽ないようしっかりと手で口を押えて、
主人の精をコクンコクンと飲み干すと、メイドは晴れやかな笑顔で主人に言った。
「お早うございます、ご主人様。」
842 :
朝惑い:2007/09/14(金) 22:05:37 ID:6S9wM9AE
やっちまった。それが、哲史が目を覚まして一番に思ったことだった。
何がなんだか分からないが、ただひたすらに気持ちいい夢。そして、出たと思った瞬間に覚醒。
完全に夢精だ。くそ、こんなのは半年ぶりだ。
唯をメイドに雇ってからは、何となく溜めないように気をつけてきたのだが。しかしこうなった
以上は仕方が無い。幸い、彼女はまだ来ていないようだし、素早く証拠の隠滅にかかろう。
そう思って体を起こしかけたとき、彼はようやく違和感に気付いた。この両手が抱えている、
さらさらとした手触りは何だ?
普段はしつこい寝起きの眠気は、いっぺんに吹っ飛んだ。慌てて両手をそれから離し、勢いよく
布団を捲り上げる。すると、股間に頭を埋めたままの、自分の愛らしいメイドが、そこにいた。
「なっ……」
言葉も出ない、とはこの事か。布団を裾を左手で掴んだままの姿勢で、哲史は彫像のように
固まった。そんな彼の目の前で、メイドの少女はゆっくりとその頭を持ち上げる。そして、口を手に
当て、彼に見せ付けるようにして、中のものを食道へと流し込んだ。白い喉が嚥下に合わせて
ピクリと動き、つられるように、彼もゴクリと喉を鳴らす。
思わず息をするのも忘れて、じっとその様を見詰める少年に、メイドは久々に見る心からの
笑顔で微笑んだ。
「お早うございます、ご主人様。」
「お、おはやう唯。ってそうじゃない。」 両手をばたばたと無意味に振り回しつつ哲史は言った。
「いやいや、いやいや、ちょっと待て。」
自慢の口も今回ばかりは碌な言葉を吐き出さない。しかし唯の方は、はい、と素直に頷いて、
主人の『待て』の指示に従っている。
にこにこと機嫌よく見詰める瞳が、何故か彼には酷く痛い。逃げる様に視線を落とせば、涎と
精液で汚れた自分の一物が、まだ時々、気持ちよさげにビクンビクンと動いている。
それどころじゃねーぞと、呑気な自分の分身を睨みつつ、哲史は回転だけが取り柄の口を、
なんとか動かした。
「えーと、これはどゆこと。」
「これ、とは?……あ、すみません、ほったらかしで。今清めます。」
すると、主人の視線の先を追ったメイドが、さっと股座に頭を戻す。そして、「あ、え、」と無意味な
母音を発声している哲史を無視して、事後の汚れにまみれたそれを、一息に口に放り込んだ。
やや力を失ったそれを、唯は易々と根元まで銜える。そして唇をぎゅっと締め、幹全体に舌を
這わせて、精の汚れを舐め取った。唾液を使って洗う要領で、と教育係は言っていたが、この
意味はまだちょっと分からない。とにかく、口の中で精の味がしなくなればいいのだろう、と唯は
勝手に解釈して、意識を味覚に集中した。舌先でもってその独特の味がしている場所を隈なく探す。
そう言えば、よく苦いとか聞いていたのに、なんか違ったな。そんな事を思いつつ、幹をぎゅっと
締め付ける。すると中から精の残滓が絞り出てきた。一旦唇を亀頭に戻し、それを丁寧に吸い
上げる。意識して舌先を当ててみると、やはり苦味とは違う、どちらかといえばしょっぱいような
感覚が、味蕾から脳に伝わってきた。ん、この味、としっかり覚えて飲み下し、唯は同じ味のする
場所がないか、もう一度全体をチェックする。
やがて彼女が満足する結果を得た頃には、当然というか、主人のものはすっかり元通りに力を
取り戻してしまっていた。このまま、もう一度満足してもらうべきかどうか、ちょっと判断が付き
かねて、メイドは上目遣いにご主人様を窺った。そこで目の合った哲史は、弾かれたように手を伸ばす。
「ああああのね、唯さん、とにかくストップ!」
強引に彼女の頭を持ち上げ、無理やり股座から引き離す。と、その乱暴の動きのせいで、
二人は大きくバランスを崩した。
843 :
朝惑い:2007/09/14(金) 22:10:01 ID:6S9wM9AE
「おわっと!」「きゃっ!」
哲史の身体は仰向けに倒れ、図らずも唯を胸に抱きとめる形になる。初めて主人に抱きしめ
られる格好となって、彼女は思わず赤面した。口唇愛撫までしといて何を今さら、と自分でも
思うが、しかし初めてなものは初めてなのだ。
再び恥ずかしげに、上目遣いで覗き込む。すると、ありがたい事にと言うべきか、主人の顔も
すっかり赤くなっていた。
哲史の心境も大体似たようなものだった。但し、混乱の度合いは、唯の比ではなかったが。
とにかく落ち着け、と彼は必死に自分に言い聞かせる。朝からフェラまでさせておいて、いや、
させた覚えは微塵もないが、今さら抱きしめたぐらいで照れてどうする。というか、今はとにかく、
それどころではないだろう。
放って置くと何をしでかすか分からぬメイドを、しっかりと胸に閉じ込めて、哲史は必死に
なって口を回す。
「よし、よし、とにかくいいか、落ち着いて唯。落ち着いてそこでじっとして。」
「はい、分かりました。」
「OKOK。落ち着いたね、いいね、いいね?」
「あの、失礼ですが、落ち着くべきはご主人様の方ではないかと…」
「うむ、それは無理そうなのだ。でもそれじゃあ会話が成立しないので、せめて君だけでも
落ち着かせようと思うところ。OK?」
「あ、なるほど。」
いつも通りの、馬鹿馬鹿しい会話をやっとのことで成立させると、哲史は一息付く間も無く、
怒涛の勢いで話しかけた。この状態で沈黙してしまったら、次にどう手を打つべきなのか、皆目
見当がつかないからだ。
だが、そんな彼の、決死の努力の甲斐合って、数分後にはもういつもの二人に戻りつつあった。
無論、ベッドの上で抱き合ったまま、という状況なので、普段通りとは行かないけれど、それでも
会話の上っ面だけは、いつもの食卓での馬鹿話と同じだ。そして、彼のくだらない冗談に、
唯が思わずぷっと吹き出した隙を狙って、哲史はさり気無く話を戻す。
「さてじゃあ、ものはついでに聞きたいんだけど、どうして朝からその…銜えたり、とか?」
主人の言葉に、メイドはやや固い笑みのまま、しかし真摯な口調で答える。
「朝のご奉仕です。どこか、至らないところがありましたでしょうか。」
「あ、いや。何と言うか、正直結構すぎるお手前でした。でも、何だって急に…」
「ご主人様、手段を選ぶなって仰いました。」
哲史の言葉遮って、唯は目線で枕元を示す。そこには、昨日彼が引き千切った生徒手帳の
切れ端が、綺麗に畳まれて置かれている。
「あーと……つまり、これが、手段を選ばぬ『起こし方』ってこと?」
「何しても、後腐れなしで許されるんですよね、今日だけは。」
そう言って、どこか不安げな二つの瞳が、胸の中から哲史を見上げる。彼女がこんな顔を
見せるのは、もう何ヶ月も無かったことだ。
そこで漸く、彼も事態に合点がいった。要するに、この数ヶ月の彼の拙い配慮と遠慮は、全て
裏目に出ていたのだ。メイドの負担軽減になるどころか、ただ、彼女に自分の至らなさばかりを、
意識させる方向に働いて。
「ごめん。まず最初に言う事があったよね。」少女を抱き直しつつ、主人は言った。「お疲れさん、
唯の奉仕、気持ちよかったよ。」
途端に、少女の瞳が涙で潤む。その反応に、唯は自分でも吃驚しながら、あれ、おかしいな、
ごめんなさい、と哲史の視線から隠れるように顔を伏せた。
844 :
朝惑い:2007/09/14(金) 22:12:00 ID:6S9wM9AE
彼女が泣き止んだのは、それから五分後のことだった。その間ずっと哲史が手を離さなかった
ので、唯は未だ、その胸に抱き留められたままである。
主人に頭を撫でられつつ、唯は言った。「少々、不躾なことをお聞きしても?」
「はい勿論いいですとも。このダメ主人に何でも聞いてやってくれ。」
「そういう風に変な謙遜をされると逆に聞きづらくなるん……」
「ああ゛ーーうーーごめん。いや、本当におどけてる場合じゃないね。何だい、唯。」
「どうして、今まで、私に手を付かなかったんですか。」
多少予測はしていたものの、その直球な問いかけに、哲史はグッと言葉に詰まる。それから、
誤魔化すように咳払いして、彼にしては長い時間、じっと言葉を選んでから、哲史は徐に口を
動かした。
「最初はね、というか、唯が実際に家に来るまではね。そりゃもう手を出す気満々だったのよ。
まあぶっちゃけ、取引の方もそういう前提でしたわけだしね。それが、いざ唯を迎えてみたところ
で、ようやく自分の業の深さに気付いたというか……。」
「えっと……?」
「あー、つまりだね、予想以上にベタ惚れしてしまったわけですよ。軽々しく手なんか出せない程に。」
「……え。あ……ぅえ!?」
「正直な反応、ありがとう。」苦笑いで、哲史は言った。「とにかく、それで何というか、ご主人様の
立場で唯に手を出す気なんか、起きなくなっちゃったって訳。まあその結果、メイドとしての唯に
こんなに不安を与えていたんだから、本当に世話の無い話だよね。」
そこで哲史は一旦言葉を切り、色惚けしていて悪かった、と頭を下げる。
そして、どう返事したものか、困り果てている唯の頭に、哲史はぽんと手を乗せると、
「まあ、今はどうやったって、そんな風には考えられないのは分かってる。何よりもまず、唯に
とっては、俺は主人であるわけだしね。だから、これからも、今まで通りの優秀なメイドさんとして、
お仕えしてくれる?」
そう言って、彼女の目をじっと見た。
主人の言葉は事実だった。今のところ、唯にとって哲史はまず第一に雇い主であり、そして
自分のたった一つの生命線なのだ。『恋人ごっこ』をしろと言われたのなら、勿論応じる。しかし、
彼が真に望んでしまったのは、もっと普通な、対等なお付き合いというやつだろう。
だが、彼の予想通りそれは無理だ。唯と哲史は、全くもって対等ではない。
少なくとも、今は。
主人の腕から出られないので、メイドはその場で器用にペコリと頭を下げて一礼した。
「はい、これからも宜しくお願いします。」
「ん、こちろこそ。」
無事、返事を貰って、哲史ふっと相好を崩した。背中に回した両手を上げて、彼女の髪を
優しく梳く。何となくこそばゆい空気が、朝の寝室をゆったりと包み、唯は初めて自分から、
その身を哲史にすっと寄せた。
845 :
朝惑い:2007/09/14(金) 22:13:40 ID:6S9wM9AE
と、ここで終われば、まあ何とか綺麗に収まったのだが。
出しっ放しの一物が、唯のお腹に押し当てられた拍子に、ピクンと跳ねた。
「……あ。」
「…あ、あはははは…」
思わず唯が見上げると、哲史は目を逸らしつつ乾いた笑い。しかし、そんな彼が、再び口を
開こうとした時、彼女は片手を持ち上げて、その唇をそっと塞いだ。
上目遣いに、完璧な微笑で、メイドは言う。
「もう一度、奉仕させていただけますでしょうか、ご主人様。」
彼が再び生唾を飲むのは、それから十秒後のことだった。
以上です。
本当はこの後、もうひと奉仕あったはずなんだけど、力尽きた…
おかげで後半が変にというか、少しぶつ切りな感じになったかな、と思い、アホなオチを付けて
みたんですが、激しく逆効果だった気もするなあorz
まあそんなわけで、
>>800 ご主人様、畏れ多くも勝手にお題を借りさせて頂いた上、こんな拙い奉仕で申し訳ありませんが、
もしよろしかったらお納め下さいw
よかった!
GJ
>>846 GJ!
メイド好きのツボを突いた神作。
>>846 GJ!GJすぎるっっ!!
どうしてこのスレはたまにしか神が降臨しないのか…
だがね
>>846のおかげで、この数カ月の保守が報われた気がするよ。
よかったらまた書いてやってください。
唯かわいいよ唯。
ってことでみんな。次スレも、スレタイはこのままでいいね?
O〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
激しくGJ!!!
とてもよかた
>>846 素晴らしい!GJ!!
これだからこのスレはやめられん(*´ー`)
>>846 おおお、やはりこのスレは素晴らしい GJ!
かなりつぼった
心ない釣り師に弄ばれた俺達のハートを癒してくれた神GJ
855 :
800:2007/09/18(火) 02:40:45 ID:UHH5bZUV
>>846 大規制に引っかかってカキコ出来なかったので
御礼が遅れてすいませんでした
素晴しい作品をありがとうございます
我が愚息も涙を流して(性的な意味で)喜んでおります
個人的に命令されて、では無く自発的な御奉仕は大好物であります
また気が向いたら是非、作品を投下してくださいませ
おそらくスレ総員でパンツ下ろして待っています
さっき人大杉になってて焦った(°_°;)
スレ読み返しつつ保守
もうそろそろ次のネタOK?
どうぞどうぞ
486神の余韻に浸っていたいから、しばらく投下禁止だよ
あれを超える神作品なら許可する
846の間違いでした
本人でしたらスイマセン
>859
カモン!
>862
ゆるく氏ね
>>861 このスレに立ち寄らず一人でいつまででも余韻に浸っていてくれ
次の作品を読みたくなったら帰って来い
>>859 もう5日もパンツ下ろしたままなのでどうぞどうぞ
今晩、仕事終わってから投下します。
いや、決して前回、釣りをしたわけじゃないですよ。
先週末帰ってきたのですが、凄いSS投下の直後で、続けて投下するには度胸が足りなかったわけで。
それなりに楽しみだぜ!
それでは投下します。
24歳独身先生のつもりで書いたけど、どっちかってゆーと幼馴染のお姉さん属性がメインになってしまった。
読むときは、主人公(マー坊)の親友になったつもりで、彼のエロ話に付き合うつもりで読んでいただければ幸い。
注意点。
ちょっと、くどいかも。
話口調で書いているので、文意が読みとりにくくなっているかも知れません。
もし途中で規制に引っかかったら申し訳ない。
おう、来たか。
今ちょっと、手が離せねえんだよ。
このゲーム、あと一つレベルあげるまで、そこで適当に暇つぶしててくれ。
麦茶が冷蔵庫にあるから、適当に注いで飲んでいいぞ。
オレのかわりにそこの宿題片づけといてくれたら、明日ラーメン奢ってやるよ。
ん? そんなゲームやってないで、さっさと話せ、だと?
・・・おまえなぁ、オレなんかのエロ話、ホントに聞いてて楽しいのか?
まぁ、賭で負けたからには、約束通り話してやるけどもさ。
「ねぇ、マー坊、相談があるんだけど・・・」
オレの従姉妹である喜美子(きみこ)姉さんが、いつものようにオレに向かって手を合わせた。
合わせた掌の向こう側から、恐る恐るの目つきで、オレを見る。
申し訳なさそうな、すがる目つき。
とても、年上の女性がするような行為ではない。
ましてや、オレの学校の教師が、受け持ちの生徒に取るような態度ではないよな。
この話は、昔話だ。
オレがまだ中学生になったばかりの頃の話。
その頃の喜美子姉さんは、俺が通う学校に赴任してきて1年足らずの、新米教師だった。
しかし新米にしてはしっかりとした教師っぷりで、早くも学校での評価をあげていた。
担当教科は英語。高校時代にしばらくホームステイもした姉さんは、発音もしっかりした本物っぽい英語を話す。
喜美子姉さんは、生徒にはけっこう厳しい。
授業態度が悪い生徒には厳しく接して態度を改めさせるし、成績の悪い生徒にはたくさん課題も出す。
じゃあ生徒から嫌われているのかというとその逆で。
授業中でも、ちゃんと良い答えが出来た生徒には優しく微笑むし、本当に授業に付いていけない生徒には親身になって面倒も見る。
そして美人だ。
眼鏡を掛けたインテリ風の風貌で、それがきりりと引き締まった大人の顔なのである。
おまけに乳がデカイ。
服の上からでも、こう、両手ですくい上げるように持ち上げて、そのまま上下にゆさゆさと揺らすことだって出来る。
さらに、むっちりと張りのある尻。
授業中、タイトスカートに包まれたその尻を揺らせながら教室の中を歩く喜美子姉さんは、クラス男子の視線を集めまくっていた。
男子は、先生のその悩殺ボディに若いリビドーを刺激されまくりだった。まぁそれは仕方ないだろう。
でも、当時のオレは、喜美子姉さんの『唇』が好きだった。
・・・別に、悪かーねぇだろ、それくらい。
思春期の中学生の前に曝すには、喜美子姉さんの存在はいろんな意味で刺激が強い。
だからオレが姉さんの身体に性的な興味を持つことだって、普通にあり得ることだよ。な?
・・・え? 中学生の単純なリビドーの割に、乳や尻をさしおいていきなり唇、ってとこがマニアックすぎるって?
ほっとけ。
オレだって乳や尻、もちろんアソコには興味ある。
けど、喜美子姉さんの唇は特別だった。
普段はきりりと閉じられ、薄く見える唇だけど、それが開いたときには意外に柔らかそうな艶めかしさを伴って見えてしまう。
なんつーか、こう、オレの魂の奥から、「キスしたい!!」ってな衝動を引き出してしまう、魅力的な唇なんだ。
だから、その唇が紡ぐ言葉に耳を傾けられる、姉さんの英語の授業が大好きだった。
さて、ちょっと横道に逸れた。最初の話に戻る。
オレが中一の秋、近所に住んでいる喜美子姉さんが、部屋にやってきた。
実のところ、この日はけっこう久しぶり。
小学生の頃は、しょっちゅう家にやってきては、オレの勉強を見てくれたり、部屋の漫画読んだり、ゲームしたりしてたんだが。
さすがにオレが中学生になり、同じ学校で先生と生徒の間柄になってからは、向こうも気を遣って学校外で会うのを控えるようになってたんだ。
で、久しぶりにオレの部屋に来た喜美子姉さんのお願いって言うのがさ。
「ねぇ、恥ずかしいお願いだからさ、誰にも言わないで欲しいんだけど」
と、なんだかうつむいてゴニョゴニョ言ってから、
「あのさ、・・・マー坊のオチンチン、見せてくれないかな?」
などと言いだした。
は?
喜美子姉さんのキャラが掴めないって?
・・・だろうなぁ。
確かに、ギャップあるんだよ。
学校ではけっこうパリッとした性格で、新米教師の割にはしっかりとした頼りがいのある大人の女性なんだが、プライベートではおっとり系の天然なんだよねぇ。
新米だからこそ、学校では気張りすぎてるってわけさ。
こういう、素の性格を知っているのも学校ではオレだけだったから、そりゃもう優越感はあった。
だけどもさ、さすがにこの日のお願いには、驚いた。
普段は基本的に、恋愛やら性のことなんかには興味のない人だったからね。
自分のチンコを見せる、っていう恥ずかしさよりも、いったいこの人に何があったんだ?っていう驚きの方が大きかった。
で、聞いてみた訳よ。
「うん、実は私、このあいだお見合いしたんだ・・・」
この後の姉さんの言葉を要約すると。
お見合いが決まるまでは、男と付き合ったこともない喜美子姉さん。
相手の男性は思っていた以上に誠実な人で、まずはおつきあいを、というふうに考えているらしい。
まだまだ先のことだが、おつきあいが進めば、当然相手とセックスすることにもなるだろう。
そのときに慌てないように、心の準備をしておきたい、とのこと。
「だったらさ、オレと、しようよ、セ、セックス・・・」
言ったよ、思い切って。
慌てないように、ってんなら、先にオレと本番の練習(?)しちまえばいいじゃんか、ってね。
まぁ、好きな姉さんのバージンを、どこの馬の骨ともしれん男にくれてやるくらいなら、いっそこのオレが、・・・と、そう思った訳よ。
オマエも知ってるとおり、オレって昔から、こういうことはダメモトでも言ってみる性格だからさ。
で、結局、したのかって?
ンな訳ねーだろ、オレが童貞なの、知ってるじゃんか、オメーも。
「そういうことは、本当に好きなヒトとしか、しちゃいけないんだぞ?」
とか、正論なんだか逃げ口上なのかわからんお決まりのセリフで、あっさり断られた。
今になって思えば、オレの幼馴染の亜貴、・・・前に言っただろ、隣に住んでる女で、新体操やってるって、・・・そいつがオレのことを好きだ、って姉さんは思いこんでたみたいなんだよ。
だからそいつに気を遣ったみたいだな。
変なトコに気を回して、勝手に独り合点しちまう辺り、わかりやすい天然系なんだろうけどさ。
で、オレはそのまま引き下がった訳じゃなく、とりあえず『ダメモト・パート2』って事で。
「じゃあさ、キスくらい、良いだろ?」
もちろんこれも断られた。
理由はたぶん同じだろ。
同じセリフが帰ってきたもん。
じゃあ、結局オレに美味しいところはなかったのかって?
あるさ、もちろん、ありましたともさ。
フェラしてもらいました。
・・・・・・えー、話すの?
いやさぁ、そんな事、事細かに聞いても仕方ないじゃんか。
オレの話なんかより、なんかテキトーにエロ小説でも読んでたほうが良いぞ?
・・・身近な人間のエロ話の方が興奮する?
オメーもたいがい、変なヤツだな。
仕方がない、約束だしな、話すよ。
「これが、・・・男の人の、オチンチン・・・」
とりあえずオレ、まぁ、姉さんにチンコを見せてやることにした。
椅子に座ったオレの股間に、床にしゃがんだ姉さんが覗き見る格好で。
実際、セックスとか諦めてなかったわけでさ。
これで変な雰囲気になって、姉さんのガードが下がるかもな、ってあわよくばの期待があった。
ってか、その『あわよくば』に賭けた。
姉さんに見せたとき、もうすでにオレのチンコはカチンカチンでさ、中坊ながらそれなりのデカさで勃起してた。
・・・るせぇな、そういうことにしとけ。
「ねぇ、・・・さわって、いい?」
興味津々で観察する喜美子姉さん。
もう、息もかからんばかりに顔を近づけて、オレのチンコをまじまじと観察してくる訳よ。
んで、今度は触りたいって言うからもう、オレは一も二もなく頷いた。
恐る恐る、秒間一ミリくらいの速度で俺のチンコに指を塚づけてくる喜美子姉さん。
オレのチンコにオンナの指が触れる瞬間、オレもドキドキしてたよ。
ビビッときたね、あの瞬間は。
今にして思えば、なんともまぁ大した焦らしだったわけだけど。
姉さんの指が、つ、とオレのチンコ、その裏筋に触れたとき、オレは思わず呻いたね。
「ご、ごめん、痛かった?」
いやいやハンタイ、ぎゃくぎゃく、痛いわけねーって、キモチイイんだから!
オレがそうやって説明すると、姉さんホッとしてお触り再開。
ただどうも、単純にチンコに対する珍しさから、「コレに触るとオトコが喜ぶ」という事実に興味が移ったらしい。
再びチンコに手を伸ばした姉さんは、すっかりさっきのオドオドは消えたようで、サラサラした指の腹で撫でるようにチンコを弄りまわした。
そしてオレが次に、チンコを握るように促すと、優しく指を絡めてきた。
続いてオレに言われたとおり、絡めた指を掌ごと上下に、ゆっくり動かして、チンコをさすり始める。
「どうかな? きもちいい?」
オレを気持ちよくすることにやりがいを感じたのか、それともそんな行為を含めてチンコへの興味を満たそうとしていたのか。
もちろん、だからといってバリバリのエロモードに入って、チンコニギニギのシコシコで、わくわく射精待機な喜美子姉さん、って訳じゃない。
チンコを包んだ掌は、それでもまだ遠慮が残っていたのか、緩く空気を孕んでいた。
その、人肌ほどの生暖かい空気を含んだやんわりとしたグリップで、しゅっ、しゅっ、とさするような手コキ。
そりゃもう、スゲー気持ちよかった。
このまま続けられたら、オレはまもなく射精してしまう予感があった。
ここでオレの、『ダメモト精神』パート3。
「なぁ、口で、して欲しいんだけど・・・」
「・・・え?」
きょとんとした表情でオレを見つめ返す喜美子姉さん。
オレの言葉の意味を、あんまり理解できていない。
平たく言うと、フェラを知らなかった。
「姉さんの唇で、オレのチンコを、しゃぶって欲しいんだ」
すでに、チンコに顔を寄せていた姉さんは、びっくりして飛び跳ねた。
「え! お口に、いれちゃうの?」
その言葉には、驚きと少しの嫌悪が含まれていたようで。
やはり、不浄のものを口に含むというのは、それなりにタブーなわけだ。
オレは、説明をまずった、と後悔した。
慌ててフォロー。
「オレ、ちゃんとキレイにしてるから!」
もう、こんなチャンスを逃す訳にはいかない、と焦りまくりだ。
「これ、セックスじゃないから!」
いってることも、無茶苦茶。
「練習しないと、後で困るよ!」
後から思い返すたびに、情けなくて涙が出てしまう。
まぁそんな、えらくみっともない説得だったけど、姉さんにとってはそれなりに思うところがあったのか、効果はあったようで。
「うん、分かった。練習、させてもらうね」
心の中でガッツポーズ、それをなんとか押さえつけて。
冷静に、落ち着いていないと、またなんか言葉を誤って、姉さんのやる気を無くしてしまいかねない。
オレは椅子から立ち上がって、壁に背を預けた。
姉さんは、そんなオレの股間に顔を近づける。
「じゃあ、するね?」
痛かったら言ってね、とオレに気を遣う姉さん。
チンコに手を沿えて、ゆっくりと綺麗な顔を近づけていく。
その光景をオレは見下ろして、目に焼き付けようと必死だった。
そして、姉さんのあの唇が、チンコのすぐ側まで来た。
柔らかなものが、オレのチンコに触れた。
もちろん、姉さんの唇だ。
そりゃーもう、スゲー感動したってば。
だって、姉さん、まだキスもしたこと無いんだぜ?
姉さんにその気はなかっただろうけど、姉さんのファーストキスは、オレのチンコに捧げたって事だもん。
舌を出すわけでも、ちゅっと吸い付くわけでもなく、ただ唇を軽く当てるだけのキスだったけれども、オレは興奮した。
それだけでも腰が痺れてしまうくらいの興奮で、さっき冷静になろうとした決意なんて、あっさり吹き飛んでしまった。
若かったよなぁ、オレ。
ついつい、姉さんのうなじに手を回し、引き寄せてしまった。
「ん・・・」
チンコが唇に推し当てられて、姉さんも驚いたみたいで、きゅう、と唇を強く結んだ。
だけどオレは、そのい結ばれた唇を割るように、チンコを押し込んでいく。
そんな焦ったオレだったけど、姉さんは受け入れてくれた。
ようやく覚悟を決めたのか、唇を開いて、オレのチンコを含んでいく。
「んん・・・・・・」
軽く、歯が当たったけれど、それすらも心地良い刺激になった。
オレがその刺激にびくりと身体を揺らすと、姉さんも驚いて、大きく歯を開く。
「んあ・・・・・・」
さらに調子づいたオレは、そのままいけるところまで、ずぶずぶとチンコを姉さんの口の中に沈めていく。
姉さんの舌の腹を、オレのチンコの裏筋をぞぞりと擦るように突き進み、唾で潤った頬の内側をヌルリとカリが通り過ぎる。
「すげえよ、喜美子姉さん・・・」
姉さんの唇を初めて征服した悦びに、オレは思わず声を出してしまった。
あの、授業中に、綺麗な発音で英語を紡ぐ姉さんの唇に、オレのチンコが埋まってるなんて!
そんな思いが頭の中からあふれ出して、たったそれだけの言葉がこぼれだしてしまった。
姉さんがそれをどういう風に聞いたのかはよく分からないけど、それでもオレのチンコを嫌がる風でもなく、受け止めてくれた。
調子に乗った俺は、どんどんとチンコを唇の中に送り込む。
「んむっ!」
調子に乗りすぎたオレのチンコは、そのまま姉さんの喉に到達してしまった。
喉を突かれたその刺激に、反射的に姉さんは口をすぼめると、ぐちゅ、と湿った音と共にオレのチンコ全体が姉さんの口内粘膜に締め付けられた。
もうそうなると、少しの自制もオレは出来ないわけで。
勢いに任せ、チンコを根本まで埋めて、姉さんの喉を犯した。
「んんんーっ!!!」
姉さんの口の中は、堪らなく熱かった。
オレのチンコもかなり燃えていたんだが、それ以上に姉さんの口粘膜は熱く潤っていた。
それでいて、喉の反射でぎゅぎゅっ、とチンコ全体を締め付けてくる。
強く閉じた瞼の端から、つうと涙の雫が滑り落ちるのを見てオレの心もちょっと痛んだけれど、それで止めるほどオレは大人じゃなかった。
「んふ、んん・・・・・・んん・・・」
口をオレのチンコで塞がれた姉さんは、鼻で息をするしかないわけで、そうするとけっこう荒い鼻息になってしまう。
最初の頃には、チンコに一線を引いてオドオドとした喜美子姉さんの口は、どこか接触を極力裂けるような空気の間があった。
それが、今ではもうそんな余裕もなく、チンコ表面を隙間無く包み込む口粘膜で、ヌルリとした唾液をまとわりつけて締め付けてくる。
さぞかし苦しいだろうな、とは思うものの、姉さんが自分からフェラを止める気配もなかったから、オレは続けることにした。
むしろ、そんな苦しげな姉さんに欲情をかき立てられてしまったオレ、けっこうサド。
「喜美子姉さん、続けるからね」
それと、歯を立てないでくれ、と前置きしてから、オレは姉さんの口を楽しむことにした。
まずは姉さんのうなじとこめかみあたりに伸ばした手で頭を押さえて置いて、ゆっくりとチンコを引き抜いていく。
「ん、んん・・・」
ずちゅる、と姉さんの唾液が立てる湿った音。
唇がめくれあがって、口の中から失われた体積に引っ張られるように、姉さんの頬がへこむ。
ぺこりとへこんだ頬と、チンコに引きずられて飛び出した唇。
何とも滑稽な顔だけど、それが自分のチンコによって作られたものだと思うと、凄いエロチック。
チンコが引き抜かれ、姉さんの唇にカリが引っかかったところでベクトル変更、再び口の中に押し込んでいく。
「む、んぶう・・・ん!」
ずぶずぶと沈み込むオレのチンコ、そしてチンコを包む姉さんの口内粘膜。
オレは夢中になって、何度もそれを味わった。何度も何度も、姉さんの口の中に出したり、抜いたり。
もう、最高に気持ちよかったよ、姉さんの唇は。
でもさすがに、俺の手に伝わる姉さんの身体の震えが、だんだんと痙攣じみたものになってきたので、チンコを唇から完全に抜き取った。
「んっ!げほっ!」
自由になった姉さんは、何度か咽せて咳き込んだ。
「だいじょうぶ? 姉さん」
姉さんは、苦しいだろうにそれでも健気に、こくりと頷いた。
そして、ようやく喋る機能を回復した唇で、オレに言った。
「うん、大丈夫・・・。だから続けるね、練習・・・」
今度は自分から、チンコを呑み込んでいく。
そして、さっきオレ主導でやったのと同じ前後運動を、姉さんが自分から始めた。
ぐちゅ、ぐちゅ、とイヤらしい唾の音をさせて、懸命にフェラチオを続ける。
本人練習と言って、オレもそういってやって貰っているフェラチオだけど、もうそんな「練習」なんていうレベルのものじゃない。
もう、スゲー気持ちよかった。
「んむっ! んんっ! んぐっ・・・!」
前知識とか、先入観とか、そういうものがないもんだから姉さん、さっきオレがやったけっこう激し目のピストンがフェラのスタンダードだと理解したらしく、「練習」開始のっけから猛スパート。
自分から進んで、チンコを喉に押し込むような激しさで。
ずちゅっ、ぐちゅっ、と唾を泡立てながらの熱烈フェラ。
「くぁ、すげぇよ、姉さん・・・」
もう、そのころ童貞のオレ・・・まぁ今もだけど、そんなに刺激に耐性がないもんだから、そんな姉さんの激しいフェラに、我慢できなかった。
「だ、だめだ、もう・・・」
辛抱たまらん、とばかりに、ついオレ、姉さんの頭を掴んで、自分で腰を振りだした。
姉さんが我慢して歯を立てないのを良いことに、オレ、無茶乱暴やりたい放題。
「ん!んん!!んんんーーーーっ!!!」
何度も何度も、喉の奥を突きまくり、口の中を乱暴に擦り立て、唇をめくり上げさせて、自分本位のピストン。
もうそりゃあ、姉さんにとっちゃあ、かなりの苦痛だったろうなぁ。申し訳ないことした、と思ってるんだけどねぇ。
「ううぐっ、うんっ、んん〜〜っ!!!」
苦しそうに呻く姉さんにお構いなしで、とにかくオレ、姉さんの喉を犯しまくった。
でもまぁ、実はこのとき姉さん、半ば意識を失いかけていたそうで、朦朧としてたらしい。
もちろんオレ、そんなことに気を回す余裕もなく、とにかく自分の射精に向けていっぱいいっぱいだった。
「姉さん、オレ、いっちゃうよ、口のなかにだしていい?」
意識もあやふやで、たとえイヤだとしても首を振ることが出来ない状況でオレ、スゲエ勝手なお願い。
本気で、余裕の無かった。
だから、ろくすっぽ返事を確認もしないで、とうとう射精した。
「んんんんんんんんんーーーーーーーーっっっっ!!!」
凄い勢いで射精した。
もう、どっくどっくと、それ以前にやったオナニーなんて、比べものにならないくらいの快感。
今でもその感覚は思い出せるよ。
でも、姉さんはパニックおこしたみたいで、喉に出されたザーメンを、どうしたらいいのか逃げることも出来ずに、ただただ懸命に呑み込んでいく。
「んぐ、んぐっ・・・」
だけれども、オレの射精の勢いと来たら、姉さんの呑み込む喉のタイミングなんかお構いなし。
一度に呑み込む量より、出るザーメンの量の方が多いし、懸命に喉を動かす回数よりもチンコが脈打つ回数の方が多い。
だからしまいに、飲み込み損ねたザーメンが口の中に溢れて、それでもあふれた白いのが泡だって唇の端からこぼれ出す。
もうオレ、最高の射精に意識飛んじゃいかけたんだけど、それでもチンコから送られ続ける姉さんの唇の感触に腰が動く動く。もうほとんど無意識。
ぐちゅ、ぐちゅ、と口の中のザーメンを攪拌して、喉の奥に押し込むようなチンコの動き。
なんつーかほんと、やりたい放題。
姉さんからしたら、たまったもんじゃなかったろうな。
さんざん喉を突きまくられて、生臭いザーメンを出されて、それを無為やり飲み込まされて、溢れたザーメンで口をいっぱいにして、それでも唇を自由にしてもらえなくて。
だから、射精の快感が過ぎた頃にやってきたのは罪悪感。
慌ててチンコを引き抜いたものの、ぐったりぼんやりして、視線も定まらない。
唇からだらだらとザーメンを零しながら、魂が抜けたような表情。
こりゃヤバイ、って思ったね。
そりゃもう、その後はひたすら謝りまくった。
ただただぼんやりした姉さんに、土下座して平謝り。
んで、どうなったかって?
まぁ、とりあえず、許してもらえた。
はい、コレで話はオシマイ。
え、尻切れトンボ?
姉さんその後どうなったかって?
んなこと、別に良いじゃん。
歯切れが悪い?
仕方ねーだろ、話しにくいんだよ!
理由、言えるわけねーだろ、そんなもん!!
ちょっともう、時間ねーんだよ!
しつこいなーっ、もういいじゃん、オメーの望みどうり、エロいハナシしたんだから、満足したろ?
・・・わかったよ、話すよ。
結局姉さん、見合いの話はお流れになりました。
これでいいか?
はい、それじゃあ、もう終わりだから、帰った帰った。
もう何もねーから、粘んなっつーの!!
「やっほーマー坊、チンコ吸いに来たよ〜っ!!」
やべっ、ね、ねーさんっっ!!!
い、いきなり部屋に入ってくるなーーーーーーっっっっ!!
「あー、ゴメン、お友達が来てたなんて、知らなくて・・・」
今更大人ぶった顔しても仕方ねーっつーの。
はい、この人が、さっきまで話してた喜美子姉さん。
今ではオレのセフレ・・・じゃないな、セックスしてねーから。
いわば、フェラ友達?
「ったく、人の恥ずかしい話、かってに他の人に喋らないでよね・・・」
はいはいごめん、でもこいつ、口固いから大丈夫。
な?
喋らないよな?
もう今更隠しても仕方ないから言うけど。
姉さん結局、あのときのフェラが病み付きになったみたいでさ。
「えへへ、どうも」
いわゆる、マゾだったわけ。
「なんか恥ずかしいなぁ・・・」
あの後なんべんかオレのフェラをしてるうちに、本格的に目覚めたみたいで。
つーか、結局、あの見合い相手としばらく付き合ってたみたいだけど・・・。
「マー坊のフェラでないと、ダメなのよねぇ・・・」
いちおうそいつとフェラだけはしたみたいだけど、あんまりそれが気に入らなかった、と。
「んふん、こう、なんていうか、マー坊にムリヤリ喉を犯されてる感覚が、もう最高に痺れるのよねぇ・・・」
だそうだ。
それじゃあ、その、悪いけど退散してくれるか?
「じゃあ、ゴメンね、追い出すみたいで・・・」
スマン、その宿題、また明日昼休みにでも見せてくれよ。
じゃあ、また明日、学校でな。
あ、それと、次はオマエの番だからな、エロいハナシ、聞かせてくれよ?
END OF TEXT
以上です。
お疲れさまでした。
あー、この文体で書くのは疲れる。・・・呼んでる人は、もっと疲れるでしょうけれど。
最後まで読んでくれた方、ありがとう&お疲れさま。
>>867 それくらいの期待度が、ちょうど心地よいです。
あ、それと、友人(聞き手)の名前は「ヤン坊」ということで。
>>879 好みで感想が別れそうな作品だが、楽しく読めた。
甘党には物足りなかった感があるんで、
次は甘目の奴もぜひ頼むm(__)m
お疲れ様でした。
ヤンマー天気予報噴いたww
完全に油断してたぜwww
GJ!なかなかの御手前で
このタイプの書かれ方はあわんかった
オスの余計な言葉がウザいかも
でもGJ
どうも、読んでくれた方、お疲れさまです。
この文体はどうもあまりよろしくなかったようで。
まぁこういうもののキモは使い所なので、また適当に、
タイミングを見計らって(スレと話の傾向に合わせて)使っていきたいと思います。
甘々なのは、書いていていつも自分が悶絶してしまうので、ちょっと苦手です。
まぁこれは、そのうち、ってことで。
>>882 気を遣わせてスマンかった。
個人の好みの問題だから スレ的にGJはGJ
謝罪の必要は無い
いや、思ったよりは違和感なかった
GJだ
できれば、次もよろしく
口NT(くち寝取り) 新たなるジャンルが昨日生まれた事をここに記す
>>886 語呂悪すぎ噴いたww
くちNTRなんて、このスレ以外の何処で見られるのか…
投下があるだけでも幸せなのです
KTRのSSが読めるのはこのスレだけ!
そろそろパンツ下ろして待つのも寒い季節になりました
お口で暖めてもらわなければなりませんね
今、作成中なんで、パンツは履いておいてください。
892 :
878:2007/09/26(水) 22:36:35 ID:MO6X63oL
当方も、週末くらいには投下できる感じで進んでいます。
前回の口直しになれば!と。
(本人、うまいこと言ったつもり)
ちょっと特撮ネタあり。
職人が降臨してくれたおかげで、このスレも
暗黒時代を乗り越えられたようだな。
俺には保守とGJしか書き込む事ができないから、
wktkしながら自分に出来る事を精一杯やるよ
それはつまりパンツを降ろして作品を待つことだな
>>893 しかし、あなたのような人がいたから、この圧縮を生き残れたのも事実。
よし!みんなもっとパンツを降ろそう!!
しっぽを立てろ
パンツを降ろせ
スレはもう、これまでだ、書き込みを打ち切ろう
けれど
>>898は指さした 新たな職人を
精一杯保守
ちょっとききたいんだけど、フェラした後の精液はどうする?
飲ませる派?
ぶっかけ派?
どっちも好きなんだけど、女の子に生まれて初めてのフェラをさせたときは、どっちの方がエロいかなぁ、と。
顔にぶっかける→ごっくん
‥と欲張ってみる。
おれは ごっくん→お掃除でぶっかけ がいいな
あ、ごっくんの前に口あけて溜まってる所を見せてくれると嬉しい
口内で出したのを恥ずかしそうに手のひらに垂らすのも捨てがたい
>>903 安物AV臭がしてあまり読みたいとは思わないな…
個人差の問題だから、職人次第なのは言うまでもないが。
キスもまだなんだから、純情さを全面に押し出して頂きたいかな。
ごっくんはかなり欲しい
ごっくんしようとしたら激しくむせちゃって
鼻から思いっきり噴き出して結果顔射になる
口に出された精液に驚くものの、零さないように頑張って口の中に溜めていく。
チンコを抜かれた後も、溜まった精液をどうすればいいのか判らなくて、プチパニック状態。
それでも、吐き出すのは、相手の男の子に気が引けてしまい、最後は頑張って、全部飲み干す。
最後まで飲めた達成感と、喜んでくれた男の子を見て、ちょっと嬉しい気持ちになる女の子。
というシチュエーションが好き。
純愛で初体験時は安直だけどむせてこぼす→男が優しく拭いてやる
がいいです
ハーレムものをよく書く当方、一人の女の子の口内に射精し、その女の子が他の女の子とキスして精液を分け合う、と言う描写が大好物です。
しかしこのシチュ、『キスもしたことのない』というこのスレでは使えないんですよねぇ。
>>909 口内射精されるコがキス未経験なら無問題。
早速文章にして頂いてですね…
口移しで分けるの最高な
先週末から全裸で待ってるんだが、そろそろ足が痺れてきた…
おぅ兄弟、おれもだ
正座を崩して胡坐かくか
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.: .: .: .:`"'' - 、,.,. ,,.,.,;' ;'.: .: .: .: .: .....
...: .: .: .: .: .: .: .: 、,.,.;'.: .: .: .: .:.....
....: .: .: .: .: .: .: .: .: .:.....
カキ氷バーのスティックぐらいならまだ
暫くしゃぶる甲斐が有るってもんだけれど
試食販売の爪楊枝を、延々しゃぶり続けても
只々、貧乏臭いだけだよね
我輩の一物が粗末だと申したか
>>917のストライクゾーンが高すぎる件
俺には無理だ…orz
外出先からレス見て、まさか立たないよな…
と、思ってorzからスレ立てたら立ってしまったww
スレは立ってるから、誰かアドレス頼む。中途半端ですまん
それでは投下します。いろいろと我儘言ってすみません。
>>912-913 そうさ、それを待ってたんだ。
俺のSSは、正座して読むようなSSじゃないんだ!
足を崩して気楽に読んで、『あはは、バカだコイツw』とか言ってもらえれば嬉しいんだ。
・・・いえまぁ、本当にそれを待ってたわけではなく、純粋に間に合わなかっただけです。遅くなってしまって申し訳ないです。
これから投下するSSは、少し前に某スレに投下したもののスピンオフです。
その話を知らなくても読めるように、と構成したつもりでしたが、結局新規で読む人にとっては冗長で無駄な描写が多いだけのSSになってしまったように思います。
ですので、そのあたりをウザく感じる人のために、エロシーンだけを楽しんでもらえるよう目安を設けました。
途中から読むのがめんどくさくなった方も、それを目安にして読み飛ばしてくださっても大丈夫だと思います。
目安の説明:
シーン切り替えに、『しおり』を挟んでおきました。
%%%%%%%%%%とか、&&&&&&&&&&&&&とかで区切りのアイキャッチとしてあります。
エロシーンだけが読みたい人は、いろいろとすっ飛ばして、&&&&&&&&&&&&&のしおり(女の子の体育座り行列)からお読み下さい。
また、長文スルーや、文体が苦手で読みたくない、といった方は、タイトル 『湖のヒ・ミ・ツ☆』 でNG登録してください。
・長文(約45kb)
・くどい文章
・萌え描写なし
・人外の女の子
・なんだか知らないけれど、嫌な予感がした
この辺がスルー用の注意属性かな?
あと、連投規制やらに引っかかって投下を中断する恐れもあります。そのときは翌日に続きを投下します。
少年の兄は、周囲から変人扱いされていた。
そうであっても少年、二階堂博之(にかいどう ひろゆき)は、自分の兄のことを嫌いになるわけでもなく、むしろ尊敬していた。
その兄は昔からマイペースであり、周囲から何を言われようとも自分のやりたいことや考えを曲げたりしなかった。
それが周りの人間に迷惑をかけているわけでもなく、ただ自分の自由を楽しめるという、倫理や社会性にそれなりのバランス感覚を持つ人間なのだった。
そんな兄のことをすぐ近くで見ていた博之だから、自分もそうありたいと思っていたのだが。
そこはそれ、どうしても彼個人の資質素養も深く関わるわけで。
そして結局博之は、周りからあまり注目されない、地味な少年になってしまった。
さて、今回はこの、博之少年が主人公。
彼の身に起こった、奇妙な話。
とある夏の暑い夜のこと。
博之少年は、しょんぼりとうなだれながら、とある湖の畔を歩いていた。
彼は中学2年生、別段なんの取り柄もなく、人より秀でているといえば、いまどきあまり自慢もできないそろばんの腕前くらい。もちろんそんな
そろばんだって、今回のお話にはなんら影響しない。そろばんで鍛えた計算能力が世界の危機を救うわけでもなく、はたまた悪の魔王がその
足元に忍び込んだそろばんに足をとられて転ぶ、なんて演出もないわけで。そうするとこの博之少年は、本当にまったく、何のとりえも無い
ただの中学2年生、ということになる。
さて、そんな少年が、なぜしょんぼりとうなだれているのか、そして、なぜ湖の畔にいるのか、というポイントの説明をしよう。
彼の部屋に、母親が掃除に入ったのが、今日の昼過ぎのこと。いつものように手際よく部屋を片し、掃除機をかけていた母親は、ベッドの下に
見慣れぬものを発見した。
読者諸兄大方の予想通り、それはエロ本である。
思春期の少年である、それくらいの物が部屋に隠されていたとしても、なんらおかしくは無い。だが、彼女は、自分の息子のそういった赤裸々な
部分に直面し、動揺してしまったようだ。少年が学校から帰ってきたとき、自分の部屋、机の上に積み重ねられたエロ本の山に出くわした。膝を
付いてしまった。どうやら彼女は、動揺から立ち直った後に、寛大な母親になることができなかったようで。
博之少年に、それらの本の処分を命じた。
しかし博之は、勝手にそのエロ本を処分することができない事情がある。実は、それらのエロ本は、友人からの預かり物であった。その友人が、
自分の部屋が母親の視察を受ける一時の間だけ、預かることを承知したのである。
捨てることもできない、かといって返すこともできないとなれば、別の場所に隠すしかない。
そこで博之は、ここ、湖の畔にやってきた。
その場所は、自宅から近い幼少のころからの遊び場所で、彼の『秘密基地』がある場所だ。湖の畔にある森の中、小さな、底の浅い洞窟がある。
その当時は、博之よりもさらに幼い弟と一緒の部屋で過ごしていたために、自分ひとりの空間というものを持っていなかった彼は、その秘密基地に
ほとんど毎日入り浸っていた。それが、彼の兄が家を出て一人暮らしを始めると同時に、その兄の部屋を与えられ、『秘密基地』からは足が遠ざかっ
てしまったのだ。
こうして、やむなく隠し事をするときくらいにしか、すっかり立ち寄ることもなくなってしまっていた。
「あ〜あ、なんで僕が、こんなことをしなくちゃいけないんだろ」
片手に提げた書店の手提げ袋に、4、5冊のエロ本。
博之はうなだれながら、ついつい独り言。夜の湖はもちろん人気も無く、誰に聞かれるわけでもない言葉。
今夜は煌々と輝く月の明かりも彼の足下を助けるが、そもそも昔は通い慣れた道。獣道のごとく自らが踏みならして造った道なのだ、迷うはずも
ない。少しのあいだ通わぬうちに茂った草が道を隠そうとも、博之はざくざくと足下の草を蹴り払いながら森の中を進んでいく。
「・・・! あれ? ・・・女の、ひと?」
そして彼は立ち止まった。
目的地である『秘密基地』の少し手前、森の木々の傍らからその場所をようやく視界に納めることが出来るくらいの場所で彼は、『女』の姿を捕ら
えたからだ。
少し離れているせいで顔形まではよく見えないものの、すらりと背の高い、それでいて華奢な体格は間違いなく女だ。
(・・・こんなところで、こんな時間に、なんだろう?)
まさか博之と同じように、エロ本を隠すためにここに来た、・・・のはずはないだろう。
しかしその女、博之の秘密基地である小洞窟の前で、辺りを見回す仕草。あまりおおっぴらに出来ない雰囲気を感じさせるのも確か。
(しばらく来ないうちに、取られちゃったんだろうか、あの場所・・・)
少し寂しいが、それも仕方のないことなのだろう、と彼は思う。法的な根拠を持って自分の場所だ、と主張できるような博之ではない。そこには
自分の、幼少の思い出が詰まった場所ではあるが、他の人がそこで新しい時間を過ごすというのならばそれもまた良し。
ならば、あの場所の新しい所有者がそこをどういう目的で使うのか。
博之はそれなりにたくましい想像力で、それら背景を考えてみた。察するに彼女、男と逢い引きに使っているのでは無かろうか。つまりは無料で
使える森のラブホテルと言ったところ。
(あの場所で・・・せ、セックスとか、しちゃうんだ・・・)
少年にとっての思い出の場所を、俗な欲望で汚される、・・・そんな感傷が博之の心に去来する。
(うん、ちょっとだけ、覗いてみよう)
しかしまぁ、博之も思春期の少年、感傷よりも性への興味の方が勝(まさ)った。
博之少年はおとなしい性格ながらも、年齢相応の性への興味を根本にしっかりと持った、平たく言えばスケベな少年であった。
少年にとって幸い、・・・なことなのだろうか、彼の歩いてきた道は他の人間によって踏みしめられた様子もなく、あの女が彼と同じ道を通ってきた
わけではないと思われる。ならば、博之がここで身を潜めていても、後ろから女の待ち人に見つけられる、と言うこともないだろう。
しばらく、女の逢い引き相手が現れるのを待つ博之であったが、なかなか状況に変化が現れることはなかった。
そうしていくらかの時間が過ぎ、待つ時間に比例して博之のヤブ蚊による被害が増え始め、性への興味よりも自宅ベッドでの睡眠欲が勝り始め
た頃、ようやく彼女の待ち人が姿を見せた。
(え!? 女の人!?)
現れたのは、二人目の女。
先ほどから待っていた女の側に、博之とは違った道から現れた女が近寄っていく。そうして2人は特に何を話すわけでもなく、揃って洞窟の中に
姿を消した。
(う〜ん、あれが『レズビアン』かぁ・・・)
そのカップリングに驚いたものの、あれほどの美女二人が演じるであろう女同士の睦み事ならば文句はない。二人に気付かれないように少しの
間を空けて、早速小洞窟に忍び寄る博之であった。
(・・・美人、だったよね?)
そしてふと、小さな違和感のようなものを感じた博之であったが、レズビアン生見学の興奮に気を取られ、それを曖昧にしてしまった。
入り口の側に身を隠し、こっそりと中をのぞき込む博之。洞窟といってもかなり底が浅く、中は8畳間程度のスペースしかないものだから、洞窟の
外とはいえ入り口付近にいれば中から見つかる可能性も低くはない。
(あれ? 誰もいない?)
不思議なことに、その狭いはずの洞窟に先ほど入っていった女二人の姿がない。彼が知る限り洞窟はそこ止まりで、奥に深く続く道があるわけ
ではないはずだ。その不可思議な現状に博之は、警戒を忘れて洞窟の中に踏み込んだ。
(・・・なんだ、この穴・・・)
直径1メートルほどの穴。
彼の知らない、新たな通路がその洞窟にはあった。小さな洞窟は彼が知る少し前のままで、たった一つだけ、一番奥の岩壁にぽっかりと空いた
穴だけが記憶との照合を拒んでいた。もちろん明かりもなく、少し先も見えない暗闇だったが、その穴が深く奥まで続いていることは分かる。
博之は、ふらふらと吸い寄せられるようにその穴に近づき、身をかがめて中に忍び込んでいく。
心の奥には、危険を告げる本能の囁きが渦巻き、彼の理性もここから先に進むことを拒んでいた。しかしなぜか、彼はそれらを押さえつけるほど
の好奇心に突き動かされていた。睦み事の覗き見などと言う俗な好奇心ではなく、ただ純粋に、この穴の奥にある『何か』を知りたい、という抑え
きれない衝動。
少しの距離、5、6mくらい進むと、その先は開けた空間になっていた。そこで博之は歩みを止め、先の様子を窺う。そしてそこから僅かな、不思
議な光を博之は感じ取った。その光を頼りに、目を凝らして中の様子を掴んでいく。
二人の人影。
円筒形の、大きな試験管のような水槽。
その中を満たす、うっすらと光る液体。
そして、その液体の中に浮かぶ、一人の少女。
(・・・か、かわいい・・・)
全体的にぼんやりと光る液体のせいだろうか、水槽の中に浮かぶ全裸の少女の姿は、少し離れた博之にもはっきりと見えた。
その姿は、暗闇に浮かぶ光を伴って、幻想的な美しさ。
輝く銀色の長い髪、細く華奢な体つき、そして眠るように瞳を閉じた、あどけない少女の顔。
博之はその美しさ、可憐さに心を奪われたが、水槽の前の二人の女が動き出す気配を間一髪感じ取り、意識を現状に引き戻すことが出来た。
(やば、こっちに来る!)
振り返った女二人。
その顔、博之が曖昧に美人だと認識させられていたものはそこにはなく、ただ真っ黒に塗り潰された異形があるだけだった。
(!!! か、顔が、無い!!)
水槽の少女を眺めていた二人の女が、そこから立ち去るようにゆっくりと身を翻したのを見て、博之は後退した。思わず、持っていた紙袋ごと
エロ本を落としてしまったが、そんな物を拾い直すなどといった余裕などあるはずもない。相変わらず本能は危機を訴え、歯は噛み合わず
ガチガチと鳴るものの、なんとか物音をさせずに洞窟から抜け出すことが出来た。そこから少し離れ、先ほどの待機位置まで引き返した彼は、
そこで再び洞窟の様子を窺う。なぜ自分は逃げ出さないのか、博之にはそれをまるで他人事のような不思議な感覚で考えていた。
これは、非日常の出来事だ。
洞窟の奥に現れた新しい通路、水槽の中に浮かぶ美少女。そしてそれを眺める異形の女が二人。
この状況を、博之は、知識としての心当たりがある。
(あの女達は、宇宙人だ!)
少々時間をさかのぼり、数ヶ月前の冬の話。
博之少年の兄に、可愛い『恋人』が出来た。
博之も紹介され、何度か顔を合わせたことがある。少々冷たい感じのする風貌ではあるが間違いなく美少女であった。
そして兄は、博之に彼女を紹介した後、こう言った。
彼女は宇宙人である、と。
兄の、普段からの奇矯な言動もあって、にわかには信じられなかった博之ではあるが、その後に見せて貰った彼女の『宇宙人』としての証拠、
特殊能力に驚きながらもそれを受け入れることにした。
そのとき、兄は博之に言った。
「実を言うと縁(ゆかり、彼女の地球上での名前)はなぁ、『逃亡者』なんだ」
その理由までは詳しく教えて貰わなかったが、彼女に罪はなく、悪いヤツから逃げるために地球に来たらしい。そして兄は彼女を護るために、
いろいろと奮闘しているのだった。
「だから、縁を追って、たまに『お客さん』が来るかもしれないから、注意しとけ」
くれぐれも無茶はしないよう、危ないことに首を突っ込むな、と兄は、弟のことを案じて忠告した。
そして時間を手繰り、現在。
兄が言ったとおり、宇宙人はいた。
洞窟から少し離れた木の陰で、その場所から出てくる二人の女を見た。今度ははっきりと、人間のものではないその顔を見た。さっきは宇宙
人の擬態能力のようなもので、人間の顔と思いこまされていただけなのだろう。二人は二手に分かれて、何かを探し始めた。それはおそらく、
侵入者である博之を捜しているのだろう。
ここで、博之の理性の部分が、これから自分が取るべき行動を思案し始めた。
宇宙人をうち倒すべきか、逃げるべきか。
そんな2択など意味はない。
消去法で前者はあり得ないからだ。博之は自分が、なんの取り柄もないただの子供であることをちゃんと自覚している。ならば後者、逃げる
ことに専念すべきだ。
すべきなのだが。
(あの女の子は・・・)
洞窟の奥、さらに奥、宇宙人達がしつらえた水槽の中に浮かぶ少女。
人の姿をしているものの、何かが違う、違和感を伴う存在。
だけど儚げで、今にも霞んで溶けてしまいそうな弱さを伴った、そんな印象。
(あの女の子は人間・・・なんだろうか?)
いや、博之は某かの直感のようなもので、彼女が人間ではないことを感じ取っていた。
だから今自分が、先ほどの2択の中に、『彼女を助ける』などという選択肢を追加しようとしていることが不思議でならない。そもそも彼女が
地球にとって好意的な存在である確証などはない。
それでも、自分のその直感が、彼女が助けを求めている、と感じていた。
(アホだ・・・僕は)
そんな自分を客観的に眺める意識が、新しく出来上がった2択、逃げるか、彼女を助けるかの後者を選ぼうとしている自分自身を簡潔に評する。
(そうだ、落としてきたエロ本を取り返さなくちゃ・・・)
彼は自嘲して思う、我ながらなんとアホらしい理由をでっち上げたものだろうか。がくがくと笑う膝もアホらしさに落ち着きを取り戻した。
そうして博之少年は、二人の宇宙人がいないことを確認して、洞窟へ引き返していった。
そして再び洞窟の奥へ。
もし宇宙人がもっとたくさんいたらどうしよう、とか、監視システムとかに引っかかっていたりしたらどうしよう、とか、普通に考えればいくらでも出て
くる危険な状況も、半ば曖昧に無視、気付かなかった振りをする。この辺り博之少年は、非現実的な出来事に出くわして、正常な判断が出来なく
なっている、と言うことだろう。
先ほど自分がエロ本を落としたと思われる場所にも、もうすでにそんな形跡はない。間違いなく、気付かれている。
「・・・うわぁ・・・・・・やっぱり・・・」
その後に続く言葉は、先ほどの印象と同じ、『可愛い』だった。さすがに照れがあるのか、声に出すのは躊躇ったけれども。
博之は洞窟の奥、宇宙人達のいた空間に進入していた。そしてあの、少女の漂う試験管のような水槽の前にいる。ぼう、とその少女の裸体を前に、
しばし立ちつくしていた。
しばらくして我に返った博之は、慌てて周りの確認をし始めた。相変わらず暗く、ぼんやりと光る水槽の光しか光源のない空間だったが、その水槽
に近寄ってみることでようやくその周りが認識できるようになった。
その水槽は、上下を光沢のない曇った金属で封をされ、完全に密閉されているガラス瓶のようだった。そして、そのガラス表面に液晶のようなコン
ソールがあり、いくつかの液晶ボタンが表示されていた。文字らしき表示はない。
(たぶん、このボタンのどれかが、・・・この娘を解放するスイッチなんだ)
普通に考えれば、どのボタンがどの効果を生むのかなど、表示がない限り分からないはずだ。だがここでも博之は、直感的に、一つのボタンを
押した。そして続けて2つ、3つ目のボタン、どんどんと押していく。誤った効果を生むボタンではないか、などの逡巡を産むこともなく、まるで何か、
自分の奥底に記録されたマニュアルをそらんじるかのように、自然な動作でボタンを押していく。ちょうど、宇宙人の言語で出来たキーボードを打つ
ような流れ。
かち、と何かが噛み合う音。
唐突に、猛烈な排水音と共に中から水が抜けていき、浮かんでいた少女もぺたりとそこにへたり込んだ。そして宇宙人的ハイテクによって
水槽ガラスそのものが消失した。
「だ、大丈夫、きみ!」
慌てて博之は少女を抱き起こした。そうやって肌に触れてから、その少女が全裸であることを殊更に意識してしまったのだが、あえて今はその
事実に目をつむった。
そうやって少女を抱き、身体を揺すって気付かせようとしていると、不意にその体が固く強張った。
そして、博之を押しのけて、少女は目を閉じたまま立ち上がった。
「ikusiad ojuohsahcem iriiniko ag-slrigyks nnikias」
「・・・は? え、と、何を言ってるの? 宇宙語?」
相変わらず目を閉じたまま、少女はなにやら訳の分からない言葉を発音した。当然それは、博之少年の想像通り地球以外の言語であるのだが。
しばらくの間、があってから、少女はようやく目を開けた。
(金色の・・・瞳)
金色に、小さく輝く瞳に、改めて博之は心を奪われ、そして言葉も失ってしまった。しかし、少女はそんな博之を気にした風もなく、新たに口を開いた。
「言語確認しました。あなたの話す言語は、侵略候補地32566585412号の言語体系214号と認識しました」
「・・・・・・しんりゃくこうほち?」
「はい。あなたの言語体系に沿うと、惑星地球の、日本国辺境地域の方言です」
「・・・その、場所はいいんだけどさ・・・・・・侵略、するの?」
なんだか奇妙な流れに、博之は恐る恐る少女に聞いてみた。
すると少女、間髪置かずに、
「しますよ、侵略、当然です」
と、流暢な日本語で、しかも倒置法まで使って答えた。
「・・・・・・」
しばしのあいだ、博之も、少女も無言だった。
「あの・・・」
博之は、沈黙に耐えかねて、少女に声をかけた。だが、それから何を言って良いのか分からない。
そんな曖昧な間をどう理解したのかは分からないが、少女は博之の額に、そっと手を添えた。
「そういうわけですので、あなたには死んで貰います」
「えっ!」
少年は驚いた。
確かに、その少女が異星人の仲間であるならば、自分をそのままにして置くはずはない。だが、その少女のしゃべり方があまりにもナチュラルで、
彼の命を奪うことに何ら躊躇がないことに気を奪われてしまったのだ。
びりっ、と少女の指先から電流が流れた。
博之は逃げることもかまわず、かといって死を受け入れたわけでもなく、ただ単純に苦痛を避けるためだけに、ぎゅう、と固く目を閉じた。
「・・・・・・」
それからまた、しばしの沈黙。
「おかしいですね。電撃発生器官の異常でしょうか・・・」
少女は無表情ながらも、自身の身に起きたイレギュラーに首を傾げた。なんどか少年に向けて、指先から電流を送るものの、少年にとってそれは、
まぁせいぜいせいドアノブに触れて静電気を受けた程度の痺れでしかない。少女もその微少な威力を想定していたわけではないようで、何とも奇妙な
表情を作った。そして少年から指を離し、今度は壁面にある機械装置に向かって電撃を放って見せた。ばちっ、と激しい音をさせて、電撃を纏った
派手な怪光線が壁面を舐めると同時に、次々と機械が弾け、破壊されていく。間違いなく、驚異的な破壊力だ。
「このパワーの電撃であれば、通常の地球人であれば黒こげになるはずなのですが」
そして再び、少年に向かってその指先をかざした。
「・・・不思議です。なぜかあなたには、電撃が効かないみたいです。もっと出力をあげてみましょうか」
効かない、とは言われても、先ほどの威力を見せられた後その凶器である指先を向けられて、しかも出力をあげるとまで言われては、少年で
なくとも怖じけてしまうのは無理のないことだろう。
「う、うわぁーーーーっ!!」
腰に力が入らないから博之は立ち上がれない。みっともなく彼は、尻餅を付いたような姿勢のまま後退(あとじさ)った。
そしてそのまま、元は少女が収まっていた水槽のあった装置の元で背をぶつけ、退路がつきたことを悟った。
「逃げても無駄です・・・電撃が効かなくとも、他にもあなたを殺す術はありますから」
そんな無様な、しかし力無いただの子供が自分の命を守る必死の行動を嘲笑うでもなく、ただ冷徹に詰め寄っていく少女。
少年は、恐怖で震え必死で逃げようとする身体を制御できるわけもなく、ただ心の中で、なんで自分はこの女の子を助けるなんて事を考え
たんだろう、などといかにも現実逃避の思考をしていた。
そして、かちり、と。
少女が凶器たる指先を少年の額にかざしたとき、彼の後退る手が何かの機械に触れた。
「!!」
びくん、と少女の身体が硬直し、動きを止めた。
そして、へにゃりと博之にしなだれかかって気を失ってしまった。
(え、え? ど、どうなってるの、これ・・・)
いったいなにがどうなったのか、事態を良く掴めていない彼に、今は誰もその答えを与えてはくれない。
ひとまずは命拾いをした、と安堵した博之だが、死の恐怖から解放されたとたん、自分にもたれかかる全裸、その肌の柔らかさを妙に意識
してしまっていた。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「で、ここはどこでしょう?」
まず、疑問の言葉を発したのは、その少女。
その疑問に答えるのは簡単だったが、それよりもまず、自分の疑問に答えて貰いたい、と思う博之だった。
「君は、いったい何者?」
博之は、先ほどの気絶から息を吹き返した彼女に向かって、そう訊ね返した。
時間は、先ほど少女が気を失ってから数分ほど後。場所はもちろん、未だ洞窟の奥。
唐突に倒れ込んだ少女が、今度は唐突に身を起した。
それからしばらく、ぼんやりと辺りを見回した後で彼女は、目の前にいる博之少年に気を留め、静かに向き直り、先ほどのセリフを発したのだった。
「そうですか・・・私は今、『地球』という惑星に来ているんですね」
落ち着いて少女と話してみると、先ほどの冷徹な侵略マシーンぶりはなりを潜め、実はおとなしい性格であったことが分かる。
無表情だった彼女にも少しの変化が現れ、とりあえず今は少し困った風に眉尻を下げている。
「あまり実感はありませんが、言葉も、地球の言葉になってるんですね?」
彼女からすれば、意識して地球の、日本語を喋っている自覚はないらしい。
そしてそのあたりを、しばらくの無言で飲み込んだ彼女は、彼に自分のことを話し始めた。
とりあえず、目のやり場に困った博之は、『秘密基地』に常備してあった古いシーツを彼女に纏って貰った。
「私は、とある惑星で暮らしていた、『怪獣』なんです」
などと、唐突な告白。
「か、かいじゅう!?」
少年は驚いて聞き直す。なにせ、少年の属する地球の人間からすれば、『怪獣』と言う言葉には恐ろしいイメージがあり、なおかつ目の前の
美少女とは懸け離れた言葉なのだから。
だが、少女が住んでいた星での概念を無理矢理地球の言葉に分類すると、どうしても『怪獣』という言葉になってしまうらしい。
たしかに、星を支配する種族(さっきの女達)からすれば異形にあたるわけだし。
「電気エネルギーを吸収、消費することで、巨大化も出来ます」
・・・それは、確かに怪獣だ。少年は、巨大化して街を破壊する少女の姿をした怪獣を想像して、宇宙は広い、と実感した。一度見てみたい、
と言う危険な衝動は、なんとか押さえることに成功した。
そして彼女は、自身の身の上、つまりその星での怪獣のことについて話し始めた。以下に要約する。
その星では、彼らは支配種族の家畜に相当する。用途は主に、戦闘兵器である。ある程度まで育った彼らは、支配種族によって生体改造、
思考支配を受け、他の惑星を侵略する兵器として使役されるのだ。
「で、どうも今の私は、思考支配が解けているようなんです」
なるほど、さっきの『怖い彼女』が、戦闘兵器として思考支配された姿だったのか、と博之は納得した。先ほどの彼女には、どこか、ロボット
じみた無感情さがあった。それが解けたのは、博之が逃げる間際に偶然押してしまった何かのスイッチが原因なのか。
そして、思考支配を受けていない今の彼女は。
「私、戦いとかって、どうも好きになれなくて・・・」
そういって、肩をすぼめた。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
少年は、我に返った。
「そ、そうだ、ここから逃げなくちゃ!」
少女の話を聞き、本当の彼女の一端に少し触れることが出来た博之は、ようやくそのことを思い出した。
ここにいれば、あの女達、彼女を支配する種族の二人が戻ってくる。
(のんびりしてる場合じゃなかったのに!!)
慌てて彼は、少女の手を取り、この洞窟から抜け出そうとした。
しかし、その行動は、どうやら遅かったらしい。
「まさか、逃げたと見せかけてここに戻ってくるとは、盲点だったわ」
少年と少女が逃げ出そうと向かった洞窟の出口、そこに二人の『女』が立ちふさがっていた。すでに少年に正体を隠そうとはしないらしく、
その顔は人間のそれではない。
二人の女のうちにもどうやら上下の関係があるらしく、一人は後ろに控え、もう一人が腕を組み、奇妙な異星人の顔を振るわせて少年に言った。
「目当てはそいつか」
「どうやら我々の広域破壊兵器を無効化する作戦のようです」
そういって宇宙人の一人が、少年の後ろに怯えて隠れてしまった少女を指した。
「ひぅ・・・・・・」
先ほどは恐ろしい怪光を発し、少年を殺そうとした少女だったが、今ではその少年の後ろで、力無く震えている。
(・・・そうだ、僕がこの子を護らないと!)
目の前の異星人は確かに怖い。恐ろしい異形を前に、少年の恐怖心はけして無くなったわけではない。しかし、自分の背中を頼りにして震える
少女の体温を感じてしまっては、それを置いてでも踏ん張らねばならないことを、強く意識した。
もちろん彼は、相変わらず自分がなんの力も持たないただの平凡な中学生であることを自覚している。唯一の特技であるそろばんを奴らの
足下に投げつければ、目の前の宇宙人を滑らせて転ばせることが出来たのかもしれない。しかし残念なことに、彼は今そろばんを持っていなかった。
「よし。さっさと貴様を始末して、思考支配をかけ直すとしよう」
そうしてその宇宙人は、手にした宇宙的流線型の銃で、博之を撃った。
ばしっ、という激しい衝撃音と共に、博之は崩れ降ちた。先ほどの少女からの電撃からは運良く逃れられた彼だったが、宇宙銃による今度の
攻撃には、さすがに幸運も続かなかったらしい。
「意識を取り戻す前に、調整槽に沈めておけ。これからこいつには、地球人のモルモットとして役に立ってもらうとしよう」
「はい、了解しました」
「私は再度、怪獣の思考支配をかけ直す。今度はもっと強めに、な」
「しかし、不可が強すぎるとオリジナル人格が完全に破壊され、緊急対処能力に欠ける兵器になってしまいますが」
「かまわん。戦闘時は自律行動をさせず、私が操縦に専念しよう」
もうすでに、この地球の少年を意に介さず会話を続ける侵略者達。少年は、薄れゆく意識の中で、その会話を絶望的な気持ちで聞いていた。
(僕はバカだ・・・あのまま逃げていれば、こんな事にならなかったはずなのに・・・・・・)
そして彼は、そんな後悔の念の中、自分のとった行動を走馬燈のように見つめ直していた。
(じゃあ、なんで僕は、逃げなかったんだろう・・・・・・)
好奇心から忍び込んだ、宇宙人の基地。確かにこの行動は愚かだった、と彼も後悔する。しかし、二度目に忍び込んだ行動はどうだっただろうか。
(そうだ。宇宙人の基地と分かってまで忍び込んだ、どう考えても、僕はバカだ!!)
しかし、なぜそうしたのか、と言う心の動きを、絶望の間際で思い返したとき、少年は暗闇に沈みかけた自分の意識を、力強く引き留まらせた。
(僕は、助けたかったんだ、あの女の子を! まるで囚われたお姫様みたいに見えた、あの女の子を!!)
そのとき、少年は、兄が言った言葉を思い出した。
宇宙人の存在を証、彼に危険を告げ、警戒を促した話のあと。
そんな危険なことならば、どうしてそこまで深く関わろうとするのか、と、少年は会話の最後に、兄に尋ねた。
すると兄は、照れもせず、迷いもせず、はっきりとした強い意志をもって、弟に答えた。
「惚れた女を護るのが、男ってもんだよ」
その言葉が胸にひらめいたとき、少年の手は動いていた。
がし、と、手を伸ばす先にあるものを掴んでいた。
「!! こ、こいつ、なぜ動ける!?」
少年の手は、少女に近づこうとしていた侵略者の足首を掴んでいた。その動きに、宇宙人は当然動揺する。全身に残っていた最後の力を
振り絞り、飛び跳ねるように身を起した少年は、足首を掴んだ宇宙人を引きずり倒した。
「ちくしょーーーーーーっっ!!」
叫びは、全身の力を奮い立たせるために必要な行為だった。そして生み出した力を持って、少年は倒れた宇宙人に馬乗りになった。
「き、貴様ッ!!」
驚きに反応が遅れ、行動よりも先に声が出てしまったその宇宙人は、この時点で少年に負けていた。叫びと共に肺の中の息を吐き出し、
息を詰めて力を奮い立たせた彼は、間髪入れずに頭突き。
「がふっ!!」
少年にとっての数少ない武器、自分の体の固い部分を力任せに相手にぶつける攻撃は、宇宙人の顔面をしたたかに打った。その宇宙人の
造形は、あまりにも地球人の造りから懸け離れていたものだから、そのどこが急所であるかなどは推察も出来ない。しかし少年はお構いなし
に、敵の身体を押さえつけたまま、何度も何度も額を撃ち続けていった。
「貴様! 動くなっ!!」
もう一人の宇宙人が、ようやく反応する。手に持った銃を少年に向けて、言葉を強める。少年が攻撃した宇宙人は、二人組のうちの上官だっ
たようだ。銃でもって牽制する部下が引き金を引かないのは、誤って上官を撃ってしまうことを恐れたためだろう。
その、武器による恫喝も、今の少年には届かない。ただ無心に、己の額から血を流しながらも攻撃を続ける。すでに相手からは悲鳴も漏れてこない。
恫喝が無意味と悟った宇宙人は、攻撃が確実にあたる位置に付いた。少年の襟を掴み、身を引き起こした上で、その後頭部に銃口を押しつけた。
「地球人め!」
そしてその引き金が引かれ、ばしっ、という銃の炸裂音と同時に、めき、という、何かが歪む音がした。
その宇宙人の顔面に、金属バットがめり込んでいた。
ぶんぶんと回転しながらでもなく、大きく弧を描くわけでもなく、ただまっすぐに、レーザービームのような軌道で投げつけられた金属バット。
その衝撃に、少年の頭部にあてがわれていた銃口が逸れ、引き金を引かれた銃の威力は空中に消えていった。
謎の声、そして投げつけられたバットは明らかに博之少年のものではない。声も、その凶器の軌道も、少年から離れた洞窟の入り口からのものだ。
少年は知っていた、この声の主を。
「・・・・・・に、兄さん」
少年は僅かずつ意識を取り戻し、その声の主を呼んだ。
「危機一髪、だったみたいだなぁ。間にあってよかった・・・」
洞窟の入り口から駆け寄った青年は、博之がなんとか大事に至っていないことを見て、ホッと胸をなで下ろした。
風貌はどう見てもただの高校生。間違っても、屈強な体躯の戦士でもなく、精悍な威厳のある英雄でもない、ただの地球人。
だが少年は、彼がここぞというときに力を発揮する、頼れる人物であることを知っている。
その青年は、博之少年の兄、二階堂博士(にかいどう ひろし)だった。
「よくやったなぁ、博之」
青年はそう、優しい声をかけた。兄は、自分の弟が死地を切り抜けることが出来たことに驚きつつも、その思わぬ逞しさが嬉しくもあった。
その気持ちが、弟を労る言葉に込められている。
「博士(ひろし)兄さん、どうして・・・ここに?」
思わぬ助っ人の登場に、張りつめていた力が博之の身体から急に失われていく。
彼は、ふらつく少年に身体を支え、馬乗りになっていた異星人の上から引き離してやった。その下にいた宇宙人はもう、ぴくりとも動かない。
「ゆかりのUFOから連絡があってなぁ、なんか新手の宇宙人が来たっつーから、用心のために・・・って、おい、おいっ!」
そして、兄が事情を説明し終わるまで待つこともなく、少年は、気を失った。
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「・・・・・・あれ?」
博之少年は、ずきずきと痛む額の痛みによって、息を吹き返した。そして、少々傷んだ布の臭いに思考を引き戻された。
そして、痛みと臭気によって気付かされた彼は、ようやく自分がなにやら柔らかいものに包まれているのだと認識するに至った。
「気が付きましたか・・・?」
彼は、全裸の少女に添い寝されていたのだ。
「ええっ!!!」
少年は慌てて飛び起きようとしたが、上手く身体が動かない。
先ほど彼女に羽織らせていた古いシーツは丁寧にたたまれ、博之少年の頭を預ける枕代わりとなっていた。気になる臭いはそのシーツ
からだった。しばらく野外に放置されていたものだ、臭いが気になるのは仕方がない。
そんな彼に寄り添うようにして、真っ白な裸身、流れる銀髪の少女。そしてその、神秘的な金色の瞳で、心配そうに少年を見つめていた。
「うわっうわうわっっ!!」
博之少年も健全な中学生、そんな美しい少女とのスキンシップに、目覚め早々大パニック。
激しく動揺、心臓爆発、あたふた慌ててアドレナリン大量放出で、まぁ平たく言うならば大慌て。
しかしそんな彼の内部活動活性化とは裏腹に、身体はほとんど動かない。僅かに身じろぎしか出来ないし、呂律もあまり回っていない。
「どうしたんですか? 精神に異常をきたしたのですか?」
心配そうに博之を見つめ、そして顔を近づける少女。その瞳の接近に、少しやましい想いのあった博之はつい、と視線を下げて逸らす。
すると、そこには少女の可憐な唇があった。
「だ、大丈夫だかりゃ!」
僅かに舌の動き鈍く、それでもなんとか言葉を繋ぐ。そして、見つめた唇が安堵に綻ぶのを見て、再び視線をあげた。
「よかった・・・」
少女は、泣いていた。
少年の無事を悦び、そして安心した彼女は、先ほどまでの心の不安を涙として流し、払った。
少年は、今度はその笑顔を見つめるのが照れくさくて、かろうじて自由になる首を動かして視線を外した。
そしてようやく、辺りの状況を察することが出来た。ここは先ほどの洞窟、異星からの侵略者が造った秘密基地。
そこで自分の身を守り、少女の危機を救い、それでも追いつめられた絶体絶命の窮地を、突然現れた兄に助けられた。
しかし、今ここには兄も、恐ろしい侵略者二人組もいない。この少女と二人きりのようだった。
少年は、宇宙人から受けた攻撃によって身動きを封じられ、そしてどういう訳か少女がその身体を癒すように寄り添っていたというわけだ。
「に、にいさんは?」
ややあって、涙を払い終えた少女は、その問いに答えた。
「私に博之さんの介抱を依頼なされて、お帰りになりました」
少女は、そのときに少年の名前を口にした。それはどうやら、彼の兄に聞いたらしい。
彼女の話では、少年の兄である博士はいろいろと後始末があるようで、気絶させた宇宙人二人を担ぎ、引きずり、ここを出ていったそうだ。
別段、地球の平和を守る使命があるわけでもなく、ただただ逃亡者である自分の彼女を護るために彼は奮闘しているのだ。そしてとりあえずの
用件は果たした、と言うことなのだろう。
それにしても。
『介抱』とは、裸で添い寝すること、だとか、なんでそうなるんだ? と少年は思う。もちろんそれが不快なわけでなく、否、むしろ嬉しい。しかし
その嬉しい気持ちは自分の身体(主に下半身)を素直に反応させてしまっているので、どうにも気恥ずかしい。それが彼女に気付かれたらと
思うと気が気でない。
「あ、あの、僕はもう大丈夫だから、は、はなれて、も、いいよ」
舌は動くようになったが、それでも上手く喋れない。今度の原因は単純に、女の子とこういう状態になったことのない、ウブな少年らしい動揺
からだった。
「・・・ご迷惑でしたか?」
目の前の少女が、先ほどまでは笑顔を曇らせ、少し眉根を寄せて困った表情を造る。少年はそんな彼女の顔を見るだけで、過剰な罪悪感ま
で感じてしまった。
「い、いや、そうじゃなくて! ただ、僕まだ中学生だし! こういうのはまだ早いと思うし!!」
妄想が先走ってしまうことこそ、彼が中学生たる証明と言うべきか。
だが少女は、その言葉の意味をどう捕らえたのか、寄せられた眉根を元に戻し、先ほどの笑顔に戻っていった。
「はい、分かっています。地球の文明では、性交は18歳までは禁じられているのですよね?」
「・・・・・・は?」
唐突の言葉に、博之思考停止。しかし彼女はそれにかまわず、たたみかけるように攻勢攻勢。
「それでも、資料によると、助けられたメスは助けてくれたオスに、性行為で感謝を示すのですよね?」
「ち、ちょっと、まって!」
語尾は疑問の『?』だが、彼女のそれは確認、念押しのための疑問符。
少年は慌てた。
彼女、宇宙の人の独特論理をこのまま続けさせては、取り返しの付かないことになってしまう。
もちろんその行為自身は、思春期真っ盛りの彼にとって抗いがたい欲望ではあるものの、さすがにまだ早い、と思うのも本音。
そんな彼の動揺と隠しきれない期待をよそに言葉を続ける彼女。しかし、続く言葉は少しトーンダウン。
「ですが、私の身体は、地球人のような性器の発達はありません。性行為の出来ない身体なのです」
安心、しかしやはりがっかり感の方が強く博之には感じられる。確かに彼女と少年は、異なる星で生まれた異種族だ。少女の身体、外観こそは
地球人少女と変わらぬように見えるが、それでもやはり、生物として種族の壁は厚かったのだろう。
たしかに、隠すこと無い本心として、少年は彼女に恋をした。そうすれば彼も健全な男だ、いつかは身体を重ねたいと思うのは普通の反応。それ
を浅ましい、と詰るのは可哀想だし、おそらく詰る権利を持つものなどいないはずだ。
しかし、少年は前向きだ。
たとえ身体が結ばれなくても、心が結ばれることならば、あり得るはずだ。
そして彼女も、前向きだった。
好きになった女の子と一緒にいる、それだけでも幸せなことなんじゃないか、と彼が考えているあいだにも、少女はまた彼とは違った方向へ、
思考を進めていた。
「しかし、まだ資料はあります。それを検索すれば、他に何か手があるかも知れません」
「し、資料・・・?」
よ、と身を起した彼女。まだふくらみはじめの胸が少年の目に飛び込んでくる。それに慌てた少年をさておいて、彼女は傍らにあった何かを
取りだした。
「あっ、それは!」
それは、少年持参のエロ本だ。元はと言えば、借り物のエロ本の隠し場所に困って、森の洞窟にやってきたが為に騒動に巻き込まれたのだ、
いわばすべての元凶。
その元凶が、再び少年と少女に関わってくる。
「先ほどの情報も、この資料から得られました。まだ未検索の部分に、こういう状況で未成年に許される感謝行為が記されているはずです」
少女は、そのエロ本を手に取り、素早くページをパラパラパラパラパラとめくり、斜め読みどころかそれすら出来ない高速のパラ読みを始めた。
まるで機械が高速スキャニングを開始しているみたいだ、と少年は奇妙な感想を得たが、実際のところこの宇宙人の少女、その言葉通りの高
速情報スキャニングをしているのだろう。
まぁ、そんな感想はともかく、エロ本はそうやって読むものじゃない、とは教えてやるべきだろう、とりあえずすべてが終わったあとにでも。
「検索終了。有益な情報が得られました」
どんな情報が、とは聞けなかった少年。なぜならばその答えに察しが付くからだ。
彼女が今し方検索したエロ本のタイトルは、『お口で愛して』。フェラチオマニアの男性に愛読される、神掛かった伝説のエロ本だ。読んでいる
だけで、下半身にまるで本物の女が吸い付く錯覚さえ起すほどの、マジエロ本。写真から小説からピンサロ紹介まで、果ては、キスもまだな
無垢な少女の初フェラ体験記まで載っている。
本来の持ち主である友人の趣味ではあるが、もちろん借りた博之もかなりお世話になった。
「未成年であっても、お口で尽くすことが許されるのですね、この星の文明は」
違う、違うけど間違っていない、間違っていないけどそれはヤバイ。期待と不安、あと欲情など、いろいろな感情が入り交じって、まともな反応が
返せない博之少年を後目に、彼女は静かに盛り上がっている。
「なんて素晴らしい星なんでしょう、地球は。こんな、異星の電気怪獣である私にも、恩返しの機会が与えられているなんて・・・」
彼女の意志は固い。どちらかと言えばおっとりとした、ダウン系の話し方をする彼女であるが、その思考内部では激しくテンションが高まっているようだ。
「というわけで、お口で、させてください」
ずいぶんと素直な、無垢とも言える率直さで、行為の許可を男に求める。
博之は、く、と一瞬声を詰まらせた。
普通に考えて、こんな状況ならば、迷うことなど無い。好きになった女の子が、セックスとはいかないまでもフェラチオをしてくれる、そんな状況、
嬉しいに決まってる。やって欲しいに決まってる。
ところがこの少年、博之は、不器用な生真面目さで、「それは地球の一般的な恩返しの行いではありません」と言うことを彼女に理解して貰いたかった。
そんな二つの想いが同時に飛び出そうと入り口でぶつかって、上手く口から出てこない。
だからとっさに、身体が反応して、頷いてしまった。
「はいっ、ありがとうございますっ」
あくまでも控えめな元気さで、彼女は喜んだ。
「すごい・・・これが地球人の・・・オスの性器なんですね・・・・・・」
けして、手際がよい、とはいえない。少年のズボンを脱がす手つきも辿々しく、そしてトランクスに掛ける手が震えている。『やること』は
知識によって得てはいるものの、それでも初めてのことをするのだ、不安に違いない。
下着まで脱がされ、少年の股間はすべてが少女の目に曝された。先ほどからの無垢なスキンシップによって、少年の蒼い性欲は刺激
され、十分に屹立していた。
さすがに、初めて異性に自分の性器を見られて(幼少期除く)、ものすごく気恥ずかしい。相手が一糸纏わぬ全裸であるから、むしろ着衣
のある少年が羞恥を覚えるのも奇妙な話なのだが、彼にとってはそのことが逆に作用しているらしい。いっそ自分も全裸なら、相手の少女
の全裸と合わせてお互い様、なんとか堪えられる恥ずかしさなのだろう。
「これ、ムイてしまっても、いいんですか?」
あどけなさを伴ったような、その問いは静かに少年の心を傷付ける。相手に悪気があったわけじゃない、だいじょうぶ、日本人成人男子でも
かなりの人数が仮性包茎なんだ、まだ僕には望みがあるさ、ドンマイ、・・・と少年は自分を勇気づけ、立ち直った。
「それじゃあ・・・しますね?」
そして少女はゆっくりと少年のペニスに指を沿わせた。ただそれだけの刺激で、少年はびくりと身体を震わせる。そしてサオに添えられた
指に僅か力がこもったとき、少年は亀頭のカリに引っかかる皮を、剥かれることに少し身構えた。
「・・・?」
しかし、それ以上力を込めることはせず、皮もそのままだった。そのかわり、ちろりと差しのばされた少女の可愛い舌が、亀頭先端を舐めた。
「うわっ!」
少年は驚き、その瞬間の快楽に痺れた。しかし少女の行為はまだ始まったばかり。
湿らせた舌先を懸命に伸ばし、露出した亀頭を舐めていくうちに、その亀頭と皮の隙間に潜り込ませるようにして舌を繰り出してくる。
ゾクゾクと怪しい快感が背骨を伝って駆け上り、身を震わせる。
そしてぐるりと、皮の縁にまんべんなく舌を潜らせ、湿り気を与えていった。
彼女は、皮を剥かれる少年に気遣って、丁寧な奉仕で尽くしていた。無理に引っ張るのではなく、舌で湿り気を与え解(ほぐ)してから、
ゆっくりと、優しく剥く、という知識を得ていたのだ。
(す、すごい、こんな可愛い女の子が、僕のアソコに・・・)
少女の健気な愛撫に、少年は感動すら覚えた。
そしていよいよ、少女は少年の皮を剥くことにした。
シーツを枕にした少年は、少し視線を下に向けるだけで、少女の行為すべてを見ることが出来る。その視界の中、少女は、チュ、と小さく
キスをするように突き出した唇で、皮の縁を啄み、そしてゆっくりと引っ張り、とうとうつるりと皮を下ろした。
「ひうっ!」
少年は、まるで少女のような声を出して身悶えた。
確かに、仮性包茎の皮を剥いたことは何度かある。主に風呂に入って陰部を清潔にする際にだが、まさかこんな風に、可愛らしい少女の
唇で亀頭を露わにされるとは考えてみたこともなかった。それらの知識はすべてあのエロ本から得ているはずだが、おそらく少年の読んで
いない部分の内容だったのだろう。
「痛く、なかったですか?」
恐る恐るそう尋ねてくる少女。少年の視界には、彼女自身が剥きあげ、亀頭を露出させたペニスに顔を添える少女の顔。ただその光景だけでも、
射精をしてしまいそうなくらいの刺激だった。
少年が少女のその問いに、ゆっくりと頷いてやると、彼女の表情は笑顔に綻んだ。
「よかった・・・それじゃあ、次もがんばりますね」
そういうやいなや、少女は小さな口を、あーん、と懸命に拡げ、ぱくり、と亀頭を口に含んだ。
「!!」
がば、と少女が勢いよく身を起した。
ほんの一瞬、確かに少年のペニスは少女の口の中に納められた。少年も、少女の可憐な唇を割り、唾液に満ちた口の中をペニスで感じた。
だがそれも僅かに、少女は慌てて口を離したのだ。
「ど、どうしたの?」
少年は思わず、そう訊ねた。それほどまでにその少女、ペニスから口を離したあと、驚いた顔をしている。
そして、彼女自身、自分を納得させるかのように、何が起こったのかを少年に話していく。
「・・・あなたのコレに唇がコスられたとき、私の唇から全身に、何か衝撃のようなものが走りました」
「痛かったの?」
「・・・・・・いいえ、痛く、ありませんでした」
そして少女は顔を羞恥で赤らめて、小さく言った。
「これが、本に書いてあった、『キモチイイ』ってこと?」
少年は、その少女のこぼした言葉を聞いて、少なからず驚いた。
彼女は、唇で感じているのだ。
「つ・・・続けますね」
少年の驚きよりも早く立ち直った彼女は、その言葉通りフェラチオを再開した。
「ん・・・」
再び唇の中に潜り込んだ少年のペニス。ぬちゅる、と湿った音を立てて、何度も唇で扱き立てられる。
「・・・んんっ、んむんっ、・・・んんふんんううっ!!」
じゅぽ、じゅぱ、と唾を泡立て、鼻から悩ましい吐息を漏らし、頬を紅潮させながら少女は懸命に奉仕した。
少女自身も、唇がペニスを擦ることで得られる快感を夢中で貪るようになっていった。
「んん・・・ぷはぁ、・・・・・・これが、『キモチイイ』、ってことですよね?」
少女がペニスから口を離し、顔を真っ赤に染めたまま少年に問うた。
博之は、彼女の恍惚とした表情を見て、彼女の問いが間違いではないことを確信した。
「うん・・・、君は、僕のアソコをしゃぶって、気持ちよくなってるんだ」
その言葉に、少女は唾で全体がぬるぬるになったペニスに唇を押しつけ、ハーモニカを吹くような動作で唇を押しつけ、擦りたくった。
「・・・・んは、はい、キモチイイです・・・。博之さんのコレをしゃぶって、わたし、気持ちよくなってます・・・・・・」
少女の熱い吐息と共に、自分の身に起こる新しい刺激を、反芻しながら言葉にした。
初めての性感を、自分の心と身体に刻みつけ、インプットするような言葉。
「・・・博之さんは、んちゅ、キモチイイ、ん! ちゅはぁ、・・・です、か?」
両手の指で捧げ持つようにして少年の反り返ったペニスを持ち、顔ごと唇を擦りつけるような愛撫。明らかに、自分が快楽を得ることに夢中になっているようだった。
だが夢中になりながらも、時折その忙しない合間に、そんなふうに博之に尋ねてきた。少年のために、と行っている奉仕なのに、自分だけが気持ちよいのでは申し訳ない、と思っているのだ。
だから、少年が少女のその問いに、こくりと頷いてやるたびに、ますます激しくしゃぶり立てていく。
「ああ・・・すごいよ、凄く気持ち良いよ!!」
少年が堪らず口にした言葉。それを合図に、少女は加えていたペニスを、深く飲み込んでいった。
「うわっ!!!」
「ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーーーーーッッッ!!!」
少女の喉は、少年のペニス先端をを吸い込むように受け入れた。同時に、えづいたような反応を起すものの、けしてペニスを口から離すことなく、
ぎゅ、と強く締め付けていく。少年にはまだ分からない反応だが、少女は喉を突かれて、アクメに似た感覚を得ようとしていたのだ。
そして亀頭全体が少女の喉に飲み込まれるように潜り込んだとき、少女は絶頂した。
「ん゛ぶん゛ん゛う゛ーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」
そしてその絶頂の、喉の震えと共に、ばち、と小さな電気が少年のペニスにとどめを刺した。
「くあああああっっ!!」
びゅくうっ!どくっどくうっ!!どっくう、どくううううう!!
少年は何度もペニスを脈打たせ、少女の喉に精液を送り込んでいった。
そしてすべての精液を喉に流し込み、少女はようやくペニスを口から抜いた。どろりと残った白濁が少女の唇からこぼれ、少年のペニス根本に
出来上がった唾液だまりに混ざり合う。
「・・・ヒロユキさん・・・きもちよかったですか?」
荒く息を吐き、時折軽く咳き込みながらも、少年にそんなことを聞いてくる少女。博之は、魂までも抜かれたような射精にしばらく息荒く脱力して
いたのだが、彼女の問いにだけははっきりと頷いて返してやった。
「よかった・・・・・・でも・・・・・・」
少女は少年の答えに、恥じらいの笑みを浮かべたのだが、それでもややあって言葉をつなげた。
「まだ私、あなたにもっとお礼をしたいです」
え!?と少年は驚く。しかし彼もまだ若い。少年のペニスは、少女の言葉を喜ぶように、まだ少しも力を失っていなかった。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「ところでさ、君の名前は?」
深夜の森の中。
あの洞窟をあとにして、街に向かう道を歩く。月の明かりと小さなペンライトを頼りに、少年が前を歩き、そのあとを少女が従う。
少年は唯一の上着だったTシャツを彼女に与え、上半身裸である。少女は、その与えられたTシャツ一枚を着て、少年の手を後ろから握っている。
若いと言うことは実に素晴らしいもので。
あのあと、最初の射精を含めて通算6回のフェラチオをした。さすがにそれ以上は、途中から見守っていた兄によって止められた。
「ええいおまえら、いーかげんにせい!」
兄はそう怒鳴り込んだあと、「お前らは厨房かっ!!」と窘めたが、実際中学生なので何ら怒られる道理もない。
だが兄からすれば、そんなことはあとからでも、好きなだけやりゃあいい、と言うことだった。
兄は言った。
「博之、その子、どうするつもりだ?」
博之は、兄の真剣な問いかけに、心持ち姿勢を正してから答えた。
「いっしょに、居たい」
その言葉に同調するように、少女は博之の後ろで、彼の手を強く握った。
宇宙人の侵略兵器としてサイボーグ改造をされた少女は、自分を支配する種族の束縛がなくなったかわりに、同時に身を寄せる場所も失った。
二人が一緒にいる、と言うことは、少年も彼女が背負った兵器としての『業(ごう)』を、受け入れなければいけないと言うことだ。
いつかは彼女を取り戻しに、新しい追撃者が現れるかもしれない。そのときは彼女のような、別のサイボーグを敵にしなければならないかもしれない。
そんな二人を見た兄は、小さく溜め息を吐いたあと。
「覚悟を決めろよ?」
と、小さく弟の頭を小突いた。
そんなやりとりのあと、遅れて合流した兄の彼女、これまた宇宙人の『縁(ゆかり)』が、それらを評して、一言だけ言った。
「そのバカは、兄譲りという訳か」
彼女は、人間を洗脳する能力を持つ宇宙人だ。当面、少女が住むための家を見繕い、家族になるべき人間に適当な情報を刷り込んでくれるとのこと。
そうして縁は兄と二人して、先に街に帰っていった。
彼らから遅れること数分。
街へ向かう道、少年の後ろを歩いていた少女は、振り返った少年から名前を聞かれた。
考えてみれば、あれだけ濃厚な時間を過ごしたというのに、少年は少女の名前を知らないままだった。
今頃それに気が付くというのも間抜けな話だが、思いついたからには早めに聞いて置かねばならない。
しかしその少女、少年の問いに、ありません、と答えた。
「じゃあ、『エレちゃん』、でいい?」
少年は、彼女ら種族の名前を縮めて、そんな名前を付けた。
少女は、彼から与えられた新しい名前を聞いて、瞳を細めて微笑んだ。
月明かりが映える湖の畔、その光が照らす少女の笑みを、
少年は、これからずっと大事にしていこう、と心に誓った。
END OF TEXT
以上です。
あー、長かった割に、エロシーンが短いなぁ。
いろいろと反省しております。埋めネタと言うことで、ご勘弁を。
>>940 リアルタイムGJ!!!
某スレの作品の方も愛している自分としては
この作品投下は、非常に嬉しかった
しかし、厨房にして早くも黄色い太陽を拝める御身分とは
博之超ウラヤマシス
GJ!
宇宙語が気になったが逆からかw
GJ!
首筋・・・じゃなくて唇が性感帯という設定で、エロさ倍増でつね。
エレちゃんかわいいよエレちゃん
続編も希望したい。
あらゆる攻撃が効かない無敵のロボ娘が相手で・・・
エレキング&ピット星人GJ!
博之のエロ本「お口で愛して」俺も読みたい
続編よりも某スレについてkwsk
自己解決した。
>>944 >>あらゆる攻撃が効かない無敵のロボ娘が相手で・・・
その彼女の『性感帯』を探り当てるための戦い
しかし、彼女の弱点とは、ある『キーワード』で
あらゆる攻撃が性的弱点になってしまうと言う
snegな設定だったっ!!!
次回 『プロジェクト・言葉攻め』 発動しますっ!!!
こんな続編が3秒間で頭の中に湧く自分、キモス
>>940 こんな辺境のスレにプレガウ神様が御降臨されるとは、
このスレの底力を見た気がするぜ…。
ホントにGJです。GJ過ぎます。
ゆかりんも大好きです。エレちゃんSSまで読めて幸せです。
なんか感動のあまり日本語がヘンだ。
とにかく最大出力のGJを神にっ!!1!!11!
欲を言うなら、過去最高に甘い奴も是非お待ちしております。
どこまでも付いていきます
読んでくださった方、コメント下さった方、ありがとうございます。
というか、お疲れさまでした。
フェラ好きなんで、またなんか書きに来ます。
次は、ロリ口移しで。
(なんか面白い字面だ、口リロ移し)
>>949 ロリ口移しは素晴らしいDEATHネ。
こんな辺境のドマイナースレにプレガウ神が降臨だなんて、とても嬉しいです。
氏も結構沢山書いてきたのですし、個人保管庫などは考えていないのですか?
現在のトリップを使う前の作品も読んでみたいのですが。
GJ!!!良いお手前で
鼻セレブってティッシュがあったけど
このスレ的に口セレブ(くちせれぶ)なんて良さそうだ
スレ違いのレス、ご容赦を。
神とか降臨とかは、勘弁して下さい・・・。
自分の書いたSSで喜んでくれるのは嬉しいのですが、過剰に持ち上げられるのは苦手です。
>>950 個人保管庫は、自分で管理するのが難しいので、今のところ考えていません。
収録してもらった保管庫が消滅してしまったものや収録されないままスレが消えてしまったものなどは、
また読んでもらえる機会を作りたいとは思っていますが・・・。
適当に詰め合わせてアプロダにあげようとも思ったんですが、
それだと
>>950氏の好みに合わないものまで押しつけるような気がして、断念しました。
しょっぱいレスしてしまってごめん。
口直しに、ちょっと妄想したネタをおいときます。
『POPスクール!』
ゆみちゃんが、「ゼヒ!」と薦めてくれた雑誌を、今日買ってきました。
中学生や高校生向けの女の子雑誌で、小学5年生の私にはちょっと早いかなぁとも思いましたが、勇気を出してみました。
表紙には、流行のファッションや有名スィーツの特集が大きく取り上げられていましたけれど、私の目的はそれじゃありません。
「初めてのエッチテク:おクチでカレを喜ばせてあげよう!」
私には片思いの、好きなヒトがいます。
いつかはその人に告白して、相思相愛になるのが私の夢なんです。
さぁ、ご飯食べて、お風呂入って、宿題して、そのあとで・・・さっそく買ってきた雑誌で、予習開始。
たくさん練習して、その人に、いっぱい気持ちよくなってもらいたいから。
だから、そのときまで待っててね、大好きなお兄ちゃん。
梅梅。
もうぼちぼち埋まるかな?
これで埋まる?
さらば旧スレよ
そして旅立て、新たなキスまだフェラワールドへ
testl
埋まれ
倦め
>>940 設定、描写など自分の好みにジャストフィット!
読んでて続きが気になる文章で大好きです。
そのままラノベで出せそうなクオリティで惹きこまれるように読めました。
スレ一同でスタンディングオベーション(愚息的な意味で)ですよ
電気怪獣と聞いてエレキングが即うかんだ俺オサーン
気が向いたらまた投下してくれるとたいへん嬉しい
それで正解でしょ
タイトルだって
エレという名前だって
エレキング→白と黒のカラーリング→ホルスタイン→エレちゃん巨乳……じゃないのね(´・ω・`)ショボーン
職人召喚祈願埋め
>>961 かーいい幽霊スレに行く事をお勧めする
ゆかりさん、かーいいから
あと保管庫からプレジャーガウストも読んで損はない
966 :
埋めネタ:
顎振り三年、禍も三年、石の上にも三年と。凡そ三年もの月日となれば、それはきっと昔から、
大変長い時間なのだ。
「二年九ヶ月だっておんなじよ」
「あはは、まあそう言うなって」
腕の中で今さらムクれて見せる少女に、男は苦笑いで応じてやった。三年は確かに長かった。
特にそれが、キスを待たせた時間となれば、永遠に等しいと言っていい。
「もう、出来ないで終わるんじゃないかと思ってた」
「でも、今はこうして、あと三秒の距離にいる」
言って、男は少女の身体を抱き直す。互いの息がかかる所まで引き上げられて、少女の頬は
さらに赤みの程度を増した。
男は笑った。「もっと凄いことしてきたのに?」
「だって……」 伏目がちに、しかし顔は逸らさず、娘は言う。「息かけられるの、わ、わたしは
初めてだもん」
そういえばそうだった。口でされていた時、男は常に娘の吐息を感じていたが、その逆の方は
然りでは無い。
思わず言葉に詰まった男に、少女は早速逆襲する。
「ヘンなものは、もういっぱいかけられちゃったけどね」
「慣れない下ネタ言ったところで、顔が真っ赤じゃ効果はないぞ」
「ふーんだ。いいよ、そんな余裕も、どうせキスするまでだもん」
「ほほう、その心は?」
「だって、わたしは、三年も練習してきたんだよ?」
そう言いながら娘は静かに目を閉じる。
お陰で男は、赤面するところを見られずにすんだ。と同時に、逃げ場も一切無くなった。
上向いた顎に、男はゆっくりと頭をす。自分の分身が散々暴れてきたそこが、今までに
なく大きく映り、それから急にぼやけて見えなくなった。役立たなくなった瞳は閉じて、
男はさらに、顔を寄せる。
彼女、即ち三スレ目のファーストキスまで、あと三センチ──