すまん、ローカルルールを一回チェックし直したら、SEED女体化総合であれば
エロパロ板に次スレ立ててもOKだな。
で、女体化キラオンリーであるなら、キャラサロンその他の別板に引越し、と。
自分は避難所オンリーでもいいかな…と思う派
最近投下も無くなってるし、マターリ話すには避難所の方が良さげ
SS投下するにしても、そっちのが良くないか?
あと、総合にすると何となく荒れそうな気がする
問題は、新規さんが分からないという点なんだが
年齢制限の問題で、新シャアで告知もできんしな…
女体化キラだけなら避難所でいいな。停滞してるし、平和が保障されてる。
立てるなら総合に一票。どの板に立てても女体化(男体化も?)総合なら、
エロパロのノーマル種スレに誘導貼ってもらえないかな。
801みたいに「女体化を求める方はここ〜」という感じで。キャラスレだと絶対無理だが。
避難所ってえと、エロパロの避難所か?それとも、このスレの有志が立ててくれたやつか?
有志の住人が立ててくれた方は、既に閉鎖されてると思うんだが。
>>923 ガイシュツ
1、キャラサロンorピンクのなんでもに女体化キラスレを立てる。
2、エロパロに種総合女体化をたてる。
3、避難所のみにして新スレは立てない。
のどれかでよい?
1なら立ててくるけど2はテンプレとか作り直さなきゃなので誰かよろ。
長文ごめん
エロパロ板や新シャアを少々見てみた
まずエロパロに女体化総合は立てられるかなあ?なりきりは別で可って書いてある
い ご まんがが女体となりきりになってた。SSスレで男女と女体化は重複になりそう・・・
他の作品スレで微妙なのがあると思うけど、それを盾に種もいいでしょ?とは言いたくない
なんでもありの方が安全そう
新シャアで女体化スレは萌え語りメインでどこもマターリ停滞ぎみかな
結構キャラによって雰囲気が違うかも・・・
新シャアだからあたりまえだけどSSも萌えまでで、エロが欲しいかわからないや
「総合いりますか?いっしょにやりますか?」と聞くの変だし全年齢板で言えないよね
投下したければTSスレや南極があるし
実際南極の女体化率が高いのは女体エロSS投下所がないせいだと思うので、
潜在需要はありそうだけど・・・放送終わっちゃったから時期遅かった感じ
でも今このスレに続ける力はない気がするので、私は
>>924の3にしておきます
もしキャラサロンに立ったら保守には参加します
あとこのスレは埋まるまで削除はされないから、次スレ立てるなら970でいいと思います
避難所もかなり過疎ってて、ネタも何も投下されなくなって久しいんだが。
本当にここの次スレって必要か?
保守ばっかりしてても仕方ないし、キャラサロンに立てたとて、こんなにゆっくりした
スレ進行スピードじゃ前回の二の舞になるのが目に見えてる。
どちらにしろエロパロ板で続けるのは無理そうだし、かと言って他の板に立てても
続けて行くのは無理そうなので自分も>924の3に賛成だが、ネタや絵やSSの
投下頻度が恐ろしく低い今、避難所をきちんと維持していけるのか甚だ疑問だ。
>>924 個人的には2
わかるとは思うが男女のノーマルカップルを対象とした総合エロパロスレッドに
女体化要素が混じる事は辞めておいた方がいい。どちらも好みが相反するため、一緒にすると混乱する。
あと自分の意見だが、なんで女体化にする必要があるのか?これは重要で、普通のSSなら女体化にせずともいい。
萌えるという意見もわかるが、それより何より女性化するとまた下半身絡みでエロSSをスムーズに楽しめるとの要素があるから女体化するのである。
それなのに禁止年齢を設けていない板に置かれても困る。続ける余力がないといっても、実際にやってみればいいじゃないの。立ててみてチャレンジしてそれでも落ちる、保守の連続なら考えようもあろう。挑戦することも戦いだ!と独り言。
それで一度話し合って、キャラサロンに移転スレ立てたら荒らしに200レスほど荒らされて
同時にエロパロに残ってた元スレも何故か失速、移転先は保守レスばかりになって半放置スレ化し、
挙句他所のスレに乗っ取られて元の木阿弥になってしまったという過去があるわけだが。
挑戦だとか言ったって、それに続く奴が居なければ失敗に終わるのは目に見えてる。
下手な失敗は荒らしや叩きを呼ぶし、折角立てたスレがネタ不足で保守のみの廃墟と
化して行く様をまた目にするのは忍びない。
もう少し現実的に考えた方が良いんじゃないか?
929 :
925:2005/12/18(日) 22:46:10 ID:jkPEl0Yw
>>927は 2支持なので、キャラサロンに女体キラじゃなくて、女体化総合をチャレンジと言っていると思っていい?
ところで前回エロパロスレに立てた女体化総合は、ノーマル総合との重複またはテーマ限定禁止で削除されてない?
削除整理の[エロパロスレッド削除]47が56で実行されてるらしいので見てほしい
2でもいいんだけど、次に総合を立てるなら、ピンクなんでも板になると思う
それって、このスレ見てない人は存在も気付かないで、来れなくない…?宣伝する手段が無い
それじゃキャラサロンより酷い過疎になる
というわけで事実上の消滅の3でいいやと思った
盛り上がって復活する時は自然発生するだろうから
>>929 それはわからんかった。だが限定禁止というなら
なぜに鋼の錬金術師や他の女体化は生きているんだ?雑談がついてるからか?
失敗したのはわかるが、まずはやってみようとだけ言っているのだから。
避難所でやる人は避難所だけでやれば良いじゃないか。
他は単に削除依頼されていないのかもしれない・・・
一度削除されたけど、種がだめで他作品が認められるのは不公平だから
また立ててみようという感覚は私にはないだけ
個人の意見なので、強硬に止めているわけではないよ
ここに立てられたら良いのはわかってる
度々種のカプスレが立っちゃって速攻削除されてるよね
種系は目を付けられやすいと思う
経緯の説明はしたので、見守ってるよ
本音は五行目だよ
大変すんません。
>>922の管理人してる者です。
>>541でも話したんだけど、本スレ化するとしたら悪いけど、
どなたかに管理人を譲渡、
もしくはIP表示での掲示板に移行したいです。
管理人のみIPがわかってしまう状態での管理は嫌なので。
選択肢を減らすことになって申し訳ないけど、よろしく頼みます。
個人の負担が大きいのは良くないな。
どんとこい新管理人立候補が無い限り3はなしにしよう。
仕切り直し
A、キャラサロンorピンクのなんでもに女体化キラスレを立てる。
B、エロパロに種総合女体化をたてる。(女体化なりきり+SS可にすれば立てられる。キャラハンする気があるなら)
C、新避難所を立ち上げて本スレに(これ指示の人の中から管理人立候補よろしく)
D、このスレで最後にする
個人的にはAに賛成したいけど、現状を考えるならDかな。
職人さんが激減してるのか、以前と比べてネタ投下の頻度が低すぎる。
残念だけどDかな。
本当にここ人が減っちゃったみたいだし。
新スレたてても保守しか書き込みがないキャラサロンの二の舞になりそうだ。
総合スレ立てても人が集まる保証もないし。
匿名性に甘えてまったり萌えを書き込めるここがなくなるのは寂しいんだけどね。
こんばんは、お久しぶりです。今まで名無しで書き込みをしていましたが、
今回はきちんとコテでお伝えすべきことがあるので、数字コテを付けました。
(一応、鳥も付けておきます。)
以前引き受けましたここのまとめサイトの製作ですけれども、予想外に時間は掛かって
しまいましたが、何とか形にすることは出来ました。
(過去スレの提供をしてくださった方々、改めてありがとうございました。)
今は最終チェックの段階で、それが終了し、尚且つそれをうpする
サーバーが決まれば、サイトを立てることが出来ると思います。
しかし、まとめサイトを立てたとしても、人が大幅に減ってしまった今、あまり意味が
ないように思えまして、立てるか否か迷っているのが正直なところです。
このスレの今後ですが、残念ながらDを選ばざるを得ない状況になってしまっていると
思います。
一つのスレを維持していくだけの人数と力は、もうこのスレには無いでしょう。
4まで続いたこのスレもとうとう終りか。
初代からここをROMっていた身としては寂しいものがあるが、
人が減ってしまったのなら仕方ない。
絵も文も書けない自分は見守ることしか出来なかったが、
存分にハアハアさせてもらった。
作品を投下してくれた職人さんたち、マジでサンクス!
>936
できるならぜひともサイトは公開してほしい。
限られた何人かが読み返しにくるだけの、寂しい場所に
なっちゃうかもしれないけどそれでもお願いしたい。
時々ネタ振りしてたけど、3つも書いてもらって嬉しかったよ。
皆さんありがとう。
避難所管理してる者です。
現在のあの場所は、生扉に削除されるまではそのままにしておくので、
さみしくなったら立ち寄って下さい。
基本的に管理は放棄しちゃいますが、置いておきます。
>>936 せっかく作ってもらったのにモッタイナイ気はする。
でもスレもまとめ時期の今、ご本人が公開したい気持ちが強くない限り、周りから頼める状況ではないと思う。
>>938などに管理を委譲するのも手ではないだろうか。
>>936 まとめ、とても読みたい。
記録としてでいいから公開してもらえないだろうか、と勝手な希望を言ってみる
鯖スペース提供してもいいけど、そういう問題ではないよね
レスどうもです。
まとめサイトについてですが、正直なところ、公開するか否かまだ迷っています。
最終チェックが終わるまでの間、少し考えさせてもらっても宜しいでしょうか?
>>942 お疲れ様です。無理しないでね。
SSだけなら
>>939の避難所にドッとログを移して、あとは生扉と時に委ねる手もあると思う。
かえって手間か…。
944 :
844です:2005/12/29(木) 04:01:17 ID:FnwycufR
次回作が決定した(嘘でも構いません。やる気があがりますから)
とのニュースを聞いて、いてもたってもいられず
>>898さんの案を使わせて頂いて一本仕上げました。
題名は「初恋」。カップリングは孤児の子供(リョウ)×廃人状態のキラです。
無駄に長いので、そのところは我慢していただければと思います。
太平洋に浮かぶ小さな島国オーブ、中立を保つこの国には、ナチュラルとコーディネーターとの戦いなどまるで影響することなく、平和そのものであった。
オーブ沿岸には小さな小屋が一軒だけさびしく立っていた。外見はさほど悪くなく、ちゃんとした作りになっている。小屋からやってきたのか、一人の少女の周りに2、3人の子供たちがいっしょになって砂浜を歩いていた。
「キラー!もっと早く早くー!」
子供たちの元気のよい声が砂浜中に響き渡る。子供たちに連れられるようにキラと呼ばれた少女がゆっくりと歩いていた。
艶のある茶色の美しい髪と、しみひとつない美しい肌に容姿を見れば、まるでお人形さんのようだという言葉がぴったりであった。
ただしそんな美しさとは裏腹に、キラの目はうつろで何を見ているのかもわからないようであった。初対面の人間が見ればまるで廃人としか言えない。
以前はこんなキラではなかった。ナチュラルとコーディネーターとの戦争中は感情を吐露し、また必死に人を助けよう、戦争を止めようと戦いつづけていた。
ただ戦争末期において、大事な人を失ったこと、また張り詰めていた緊張の糸が切れてしまったのか、すっかり精神も感情も真っ白になってしまった。
支援してくれていたマルキオの孤児院にやっかいになってはいるものの、いまだ戦争の後遺症は残っており、一年以上経つというのにほとんど改善の兆しが見られなかった。
今日もそんなキラの事を何とかしてあげて欲しいと、キラといっしょにマルキオ邸にすむラクス・クラインからの呼びかけで子供たちはキラを外に連れて行かせていた。
「ほらぁ!キラ、貝を見つけたよ。こっちには魚がいた!」
子供たちはいまや親しくなったキラがせめて少しでも意識を取り戻し、立ち直らせようとするものの、いまだに何の効果も果たせてはいなかった。
必死に呼びかけ、自然の生み出したものを見せているのだが、キラはうっすらと笑うばかりであまり反応を返してくれない。子供たちもいつものことだと思いつつ、さびしいものが胸に込み上げるのを止められなかった。
そうして数分ほど皆でのんびりとしていたが、ふとキラの近くにいた男の子が手を離した瞬間にキラの体のバランスが崩れてしまった。運の悪いことに、倒れた場所は海であり大きな水しぶきと音とともにキラの体がびしょ濡れになっていく。
「キラ、大丈夫かよぉ」
倒れたキラに慌てて子供たちが駆け寄っていく。簡単なカッターシャツとズボンを履いただけのキラの体は、水に濡れてしまった。
カッターシャツは肌の表面にへばりつき、下着もつけないキラの小さな胸の突起を透かせて見えた。その様子を見て、子供たちは男の子ばかりであったため皆、目を四方八方に向けるように心がけた。
「と、とりあえず、キラを運ばないと」
キラの体をなるべく見ないようにしながら、今年十三になる年長の男の子がキラの体の支えとなる。男の子はリョウといい黒髪の短髪で、子供たちの間ではリーダーをよくかって出る頼りがいのある子供だった。
当初キラの体は見た目よりも重くあったが、今では長年の魂が抜けたような暮らしのおかげで痩せておりなんとか支える事ができる。
ほかの子供たちもみな手伝い、キラのやわらかい肌に微妙な気持ちになりつつも家に帰っていく。
家でのカギを外すと、中にはいろいろな家具とともに所々に出しっぱなしのおもちゃや衣服が目に付いた。ラクスがよく片付けをするように言うのだが、なかなか守ることができないもので今日も同じようなありさまだった。
(ついてないなぁ)
リョウにとって残念だったのは、今日に限ってラクスもマルキオもいないことであった。月に数回ある買い出しで二人とも外出しており、また他の子供たちも我侭をいいついていった。
ラクスからは強くキラの安全を守ってあげるように言われていたが、その約束をさっそくやぶってしまった事にリョウは焦りつつも、とりあえずキラの事を先に考えた。
「なぁ、どうする?キラ、びしょびしょだよ」
自分よりいくつも年下の男の子が、顔を上げて相談してくる。
「とりあえずシャワーでも…浴びさせるしかないだろ」
リョウは震えたままの子供のようなキラを、そのままにしておくわけにもいかず体を支えて浴室に向かう。
浴室は子供たちがいっせいに風呂に入っても大丈夫なように、かなり広く作られており毎日掃除を欠かさずしているおかげでいつも清潔に保たれていた。
その綺麗なままの浴室に砂と海水にまみれたキラがよろけつつ入っていった。体についている砂粒はタイルの上に落ち、洗剤臭い浴室に海水の塩のにおいが混ざる。
「さっ、キラ………脱いで」
リョウはキラに呼びかける。しかしキラはまるで子犬のような目で、リョウを見るばかりで他に何の反応もしなかった。そのままじっとしていたが、リョウは何か決めたように
手をキラのシャツにかけるとボタンを脱がし始める。
「ワッ!リョウのエッチ」
後ろで見ていた年少の子供がからかい半分に、リョウにむかって叫んだ。しかしリョウは後ろを見ると青筋を立てて子供をにらむ。
「バカ!このままだとカゼひいちゃうだろ。しょうがないんだよ」
別に脱がしたくもないし、変な気分があったわけでもないのに、からかわれたことに怒りを隠せなかった。
ここは任せて外で遊んでこいよと、他の数人の子供を追い出すと浴室ではリョウとキラの二人きりになる。
「…ごめんな。嫌だったら言ってくれよ」
リョウは再び、キラの服を脱がし始める。キラの肌や服についた砂粒も念入りに落としていく。カッターシャツを取ると、下からはキラの美しいからだが現れた。
(…すごい)
子供心にもキラの肌のきめ細かさ、またその美しく光り潤う体は惚れ惚れするものだった。意識せずともつい目を向けてしまう。キラの体で特に印象深いのは、やはり女性らしくふっくらとだけ膨らんだ胸である。
AからBカップほどでけして大きいわけではない。しかし小ぶりながらも可愛くたった乳首やら、茶色く綺麗な円の形をした乳輪を目の前にしては、努力して目をそむけることもできない。
(今度は下か…恥ずかしいよ)
顔をそむけなるべくほかの場所を見つつ、ズボンを脱がした。さすがにパンツははいているため、戦争時の訓練のおかげで鍛えられた腿以外に特に刺激的な場所は見ないでいれた。
だがこれでやめるわけにはいかない。少なくとも体中なにもまとわないようにしておかなければ、シャワーを浴びせることなどできない。決心をしてキラをじっとみる。キラはきょとんとした顔で、リョウを見つづけていた。
リョウの眼差しが、ラクスから送られたキラが履いている可愛いパンツに注がれている事も知らないようだった。
リボンのついたキュートなパンツをゆっくりとおろしていく。キラは何も抵抗をしない。人形の下着を脱がすようで幾分か楽ではあったが、胸の鼓動は一向に高まりを抑えようとはしなかった。
(こ、これがキラの女の子なんだ)
成熟なリョウは13であっても、ひととおり女性の体に興味が出てきていたため、ついキラの秘所に目が行ってしまった。他の子供たちを風呂に入れるときに見る、あの幼げな秘所とはまるで違った。
うっすらと陰毛がのび、ピンク色のそこを隠すように茂っている。それは見れないという残念な気持ちと、奥を見たいという不思議な探究心をも湧きあがらせるものだった。
「み、見ちゃだめだ。みちゃ…」
必死に目をつぶり、脱がした上着と下着を外に放り出す。外では音はまったくせず、待っていることに飽きた子供たちは、室内を出て行ってしまった。子供たちの世話もしなければならないが、今、リョウは目下キラのことだけを集中して世話することにした。
片手を伸ばしシャワーを行う。キラの体に少しばかりぬるめのお湯が降り注いでいく。
ただしこの場合、目をつぶったままでは難しいため、どうしても目を開いて見つめたままおこなわなければならなかった。シャワーの放出部分を握っている手がなぜか必要以上にヌルヌルと滑ってくる。
キラは体を温めてくれるお湯を目をつぶったまま受け止めた。冷たかった肌も段々と温まり、気分もなぜか高揚していく。無駄に理性も精神もないため、感覚だけがその時々の体を支配しているためであろう。
「………気持ちいい」
可愛い声が思わず発せられた。体が気持ちよければ、すぐに声を出してしまうのもしょうがないのだが、目の前のリョウにとっては頬を染めたキラの声に思わず緊張してしまう。手に握ったシャワーの放出部分が震えてしまったほどだ。
(なんでだ?………キラにシャワーをかけるだけなのに、俺こんなに体が硬くなってる)
いつも一緒にいて食事も寝る時も笑いあい楽しんだ生活を送っている。だが家族だと思っているキラがこんなにも自分を心動かす存在だったとは信じる事が出来ない。だが体は強く反応していた。
また不思議な事にタイルの上に座り、シャワーの湯を浴びて喜ぶキラを見つづけていると段段と下半身に変化が訪れてきた。リョウは少しばかりの知識では知っていたが、好きな女の子を見ると男はペニスが立つのだと友達と話したことがあった。
今まではたたなかったペニスがむくむくと顔をもたげてきた事に更に驚きが増す。
(嘘だろ)
慌ててシャワーの栓をより強く回して、勢いを高める。少しでも時間を早く過ぎさせようとする必死の抵抗だった。
「さっ、終わったよ」
なるべく体の異変を悟られぬように、必死になりながらキラの体を洗い終える。リョウは内心、息を吐きながらやっと終わったと安心していた。もうキラを柔らかなベッドの上に連れて行けば終わりだと思っていた。
だがキラはシャワーを浴びている間に、昔の淫乱だが楽しい思い出がよみがえっていた。それは親友として、また隠れた場所では恋人であった青い髪の少年、アスラン・ザラとの愛の日々だった。
月の幼年学校からの友達だったが、お互いが交わした友情はいつの日か愛情へと変わっていった。前の大戦では、戦争中であったというのに良くお互いが遊びと称されてもしょうがないほどのつたない性行為を繰り返したものだ。
ただし本人たちにとっては真剣そのものであった。
今日もシャワーを浴びた事により、戦艦アークエンジェルに居た時にシャワールームでのアスランとの艶めかしくも喜びに溢れた性行為がフラッシュバックされていた。
「うわぁっ!」
それが災難の始まりであったのか。キラは理性を捨てたように、飛びつくようにリョウを抱きしめていった。女だとはいえかなり年も離れていれば体格的にも似通ってしまう。
濡れて滑る地面をふんばる暇などなく、綺麗にこけてしまい強く頭を打つはめになった。
「…イテテテ」
体を打って思わず顔をしかめてしまう。頭を触ってみるが、特に異常も怪我もしていないようであった。安心してため息をつきつつ、前を見ると驚くべき事が起こってしまった。
キラが顔を近づけてきて、逃げる間もないまますぐに唇をふさがれたのだ。
「んっ!んんー」
思わず離れようとしたが、体重が体全体にのしかかり動くことさえままならない。どうしようもなく、ただただキラのなすがままにされるほかない。唇の中では無邪気な舌が暴れまわり、唾を撒き散らしていた。
(キスなんて…したことないのに)
目をまばたきさせて驚くしかないが、乱暴ながらもキスはキラの方がうまい。やがて心地よさにとろけそうになってしまい、必死に理性を保とうとする。しかしリョウの舌を簡単に探し当てると、表面をなぞるように舌を這わしてくる。それが実に舌の感度を高めていく。
(くっ、何とかしないと)
そう思っていてもやはりどうしようもない。あたふたしていると、こんどは体中になにやら変な手のような感触がある。良く見ると、それはキラの手でリョウの服を脱がしていっているのだ。
簡単な単パンやTシャツを着ていたリョウの服は抵抗するまもなく脱がされてしまった。パンツ一丁でやはりまた唇を奪われたまま、今起きている事は夢ではないかと思っているリョウの姿があった。
だが最後にキラがパンツに手を伸ばした時、やっとのことで唇の呪縛を振り払いキラの体を押しのけた。
「だ、ダメだ!キラ、こんな事はやっちゃ」
そうして離れて、冷や汗を流しつつもキラを説得しようとする。だがキラは理解していないのか涙をいく筋も流し始めて悲しんでいた。キラの目には相手がアスランにみえている。
それなのにその恋人に嫌われ、子供のような精神のキラには単純な悲しみの感情が起こっていた。
「ううっ」
リョウはキラの透明な光る涙を見ると、つい胸が痛んでしまうのだった。
男の子は女の子を泣かしたり、いじめたりしてはいけないと、父親代わりのマルキオに教えられていた。しかもそれが自分の心を動かすキラならばなおの事だ。
このまま断る事も出来るが、それでは相手を悲しませる。少しばかりの戯れであったのに、この先、さらに何かをしてみたいという好奇心が湧き出てくるのを止められなかった。
何も考えずに、リョウは諦めたように、受け入れるようにキラの手を取って自分の下半身に当ててやる。キラは涙をぬぐって笑った。
自分が馬鹿なことをやっているのか、リョウ自身にもわかっているが、今のキラを止める事は忍びなかった。
キラの手はまたたくまにリョウの下着を取り除いてしまう。脱がされた衣服は全て壁際に投げ捨てられ全て濡れていた。
リョウはキラと全裸で向かい合いになりながら、お互いをじっと見つめつづけていた。
「あはっ」
最初に行動を起こしたのはキラだった。なんと自分の秘所に向けて手を伸ばしたのだ。何をするのかと、つい目を向けてしまう。キラは細く長い指でゆっくりゆっくりと秘所に愛撫をし始める。
それは受け入れる準備をしているのだったが、リョウは始めての女性の自慰にただ目を一転に集中させ見つづけていた。
「うわっ、これが女の…アレをやる時の奴なんだ」
口に出したその行為をリョウもやったことがある。ただし一月に一度や二度ていどで頻繁にするほどではない。ただし行った後は妙に倦怠感がのこるが、快感も強く病みつきになってしまいそうなのを抑えていたのだ。
そんなことを考えるうちに、自慰は激しさを増す。上下にこすり上げるようにして行われつつ、時に中にある豆の部分をも上手く刺激する事を忘れない。リョウの先ほどから張ったペニスは赤い亀頭を見せ、先走り汁をほんのり見せていた。
「はぅぅっ、ふぅ。ひっ」
伸びた爪が時に強く引っかかるのか、その度にうめき声に似た声が聞こえるが、それでも大半は気持ちよさげな声であった。久しぶりの自慰に対し多くの量の愛蜜が染み出してきていた。
キラは十分に用意が出来たと自分で思ったため、膝を立て股を開き秘所をまるまる見えるようにした。おかげで表面ばかりでなく、内部までがリョウの目に焼き付いていく。
(………キ、キラって凄い)
女というものに初めて驚嘆してしまった。普段なら面倒で邪魔なだけだと思っていたのに、これほどまでに心も感性も揺れ動かすものだと知ったのは今日が初めてだった。
そして明らかにキラはリョウを誘っていた。手を差し出しこちらに招いている。まるで娼婦のようなその仕草に、またもやペニスの張りが高まるのを感じていた。
もはや躊躇などしていられなかった。自分の呼吸を落ち着かせ、最初の女に向けての一撃の準備をする。それがキラであることも喜びになっているのか、心臓が飛び出しそうになっていた。
「い、いれるよ。キラ?」
慎重に慎重に場所を定めている。ピンク色の秘所の内部、肉壷には入るのも初めてだ。胸の鼓動は高鳴りを抑えられない。キラは腰を開きまるで赤ん坊のような仕草で誘ってくる。目をつぶると一気に亀頭ごと差し込んでいった。
「す、スゲェッ!た、助け…」
思わず目をつぶり助けを呼んでしまう。肉壷はそれほどまでに体に強い刺激を与えていた。まるで溶けたドロのごとく、細長いペニスを何度差し入れたところで感触は皆無だった。しかしキラが身動きするとともに、泥の海の壁はペニスを押しつぶし引き寄せ愛撫するのだった。
それが筆舌に尽くしがたく、いつしか差し入れただけの腰はだんだんと素早い動きになっていき、最後には大きな動作のピストンのごとき動きになった。
リョウのピストン運動は激しく、今にもキラの肉壷を突き壊してやろうとばかりの行いだった。手は腰に強く回され腰をまるでさかりの雄犬のように、激しく億へ奥へと突き出していく。
「キ、キラッ。気持ち…いい、イ、イきそうだよ」
「あぁぁっ。もっと…もっと…」
目を見開いて、歯を食いしばり力を振るうリョウに対し、キラはまるで壊れた録音機会のように更に運動を重ねるように要求する。それはお互いがバラバラな石のように見えていたが、本当はお互いがもっと上の更なる快感を求めているということの証明であった。
キラの要求を聞かずとも、リョウの腰は止まる事がない。なぜならキラの肉壷はミミズ百匹がうごめいているとでも思えるほどの良い刺激と肉感を与えてくれる名器であったからだ。いったん抜くと同時にその壁が猛るペニスに対しまた挿入を促そうと蜜と強力な快感で誘う。
挿入した場合でも壷に溜まった愛蜜は、一瞬でペニス全体をとろかせて大きな快感をまだ幼いリョウに味あわせるのだ。
「だ、だめだよ。イ…いたっ」
幼いからこそ、もはや興奮と勢いだけの腰の動きがたえられない事は分かった。キラの鍛えられた肉壷に対し、数分以上もそのままでいれた事こそがしんじられないものだった。
もはやペニスの下の精巣にたまりに溜まったザーメンは、今か今かと放出を待ち構えていた。もはやリョウの意思一つで放出されるかどうか決まる状態だ。
「ううっ…ふぅ。ひっ、ひぃ」
キラもまるで昔に戻ったかのように、よりよい快感と満足感を味わっていた。
女は男のように一方的に欲望の放出を行えない。それがゆえに、精神的なものが大きく関わってくる。
幸か不幸か、つたない仕草のリョウの動きが、昔のアスランの動きとほとんどかわらないものであった。
それゆえに、体中に汗をたらし、そこらのタイルやら壁やらに愛蜜を撒き散らすほどの快楽を得ていたのだ。
だが限界は同じくキラにも近づいていた。
もはやこれまでと思ったのかリョウは、湯気の立ち込める中、必死にキラを見つめた。
目の前のキラは何より誰より美しく見えた。ゆっくりとリョウは自分からキラに口付けをして見つめた。
キラも静かに喚声を上げつつ、放出の受け止めをしようと歯を噛んだ。
「…イ、イくっ。イクぅっ!キ、キラッ!!」
「うああっ。イイッ………もっと、アスランッ。アァッ!」
思わず出たアスランという名をリョウは聞く事が出来なかった。
全ての意識を下半身に酋長していたために、頭の中は真っ白で何も思い浮かべる事など出来ない。
キラはキラで架空のアスランに対し、自分の欲望を存分にぶつけ楽しんでいる。
肉壷はペニスをちぎらんとばかりに、強く強く締めつづけ先端から肉壷に送り込まれる精液をしぼりだしていく。
暖かな肉壷はいつしか、熱く火傷しそうと思うほどの錯覚を巻き起こしていた。
キラは精液を肉壷の奥、子宮ではっきりと感じ快感の高みへと上り詰めていく。
一分ほどの腰の震えあいが終わると、接合部からはいく筋もの白いものが零れ落ちる。
白いものはバスルームの排水溝へ水と一緒になって流れていった。
そして二人は満足感に包まれたまましばし硬直していた。
リュウは全てが終わった後、キラに対して何も出来なかった。性行為の後、優しく髪を撫でてやる事も、慌てて服を着せてやる事も無理だった。
それもしょうがない事だった。何しろ初めての性行為で、相手が自分の家族のようだったとは言え可愛いキラ相手だったのだ。
ただ放心した状態でいつまでも濡れたまま、すやすやと疲れて眠るキラの横顔を見つめてやるほか無かった。
リョウが放心した状態から動く事が出来たのは、数十分後の事でさきほど、いっしょにいた子供たちから呼びかけられたおかげだ。
もしも呼ばれもしなければ、このままずっとラクスが帰ってくるまで裸のままじっと座り込んでいたはずだ。
また心配させないようにとばかりに口止めをしたせいか、それから二人の行いは誰にも知られないままだった。
「キラ、遊ぼうぜ!」
イスに座って休んでいたキラを、リョウと子供たちが誘いに来る。外の天気はよく太陽の光が照り暑かった。
ラクスはキラのためにお茶を入れていたが、子供たちの声を聞いて出かけたがるキラを優しく笑顔で送り出してやる。
(キラがなんだか元気になった気がしますわ。何があったんでしょう?)
ラクスにはわかるはずもない。しかしキラの感情が現れてきた事は何よりも嬉しい事だった。急がずゆっくりとキラが元通りになってくれる事を祈るだけだ。
偶然おきた一件の後、数日たっていたがキラとリョウの間を知る者は今も居ない。
ただキラと一緒に居る事で胸が大きく高鳴るのだったが、少年のリョウはそれが恋だとはまだ知らなかった…。
終わり
どうもご拝読ありがとうございます。オリジナルキャラのようになってしまいましたが
本当は孤児の名前があればその子にしようと思っておりました。ですが見当たらなかったため、臨時に作らさせていただきました。
>>859 読みづらいですね。申し訳ない。ですが、どうかここはお許しを。
いらぬ情報ですが私は明治文学などを愛好していまして、そこを考えると無駄な改行は個人的に…。
たとえば読みやすいように擬音を入れたり名前を「」の前に入れたり、行の空白を入れたりする事は私はつらいので。
読みづらければ駄文があるなと思ってスルーをば。
>>933 二、三点キラ以外の女体化物があるので、エロパロ板にあれば便利で嬉しいのですが。
…投稿数が少なければしょうがないのかもしれませんね。残念ですね。よろしければ立てさせて頂く事も出来ますが…。
>>951 投下お疲れ様です。後で読みます。すみません。
キラ女体化の生きる道として総合が要るか要らないか考えたら「いらない」意見が多かったけれど、
総合を立てることを反対する決定権はこのスレの住人にはない。総合は全てのキャラのものだから。
ネタがあって立てたいなら、立てれば良いと思う。
最初は頑張って盛り立ててください。書き手さんならそれが出来ます。
一組のキャラの組み合わせをとてっても、
男フリーダム×女体化ストライク
男ストライク×女体化フリーダム
が混在するので、かなり「ここは何でもありです」というテンプレを詰めて立てた方が良いと思います。
どうも、あけましておめでとうございます。
それじゃ、ここは一つ、種の女体化総合を立てる方向で話を煮詰めてってみますか?
多分、ここのスレじゃ残りレス数が足りないだろうから、このスレが終わったら
>939さんの避難所をお借りして話し合い続行ってことで。
>>844 乙!久々に(;´Д`)ハァハァしました。孤児院の子供×キラが読みたかったのでウレスィ。
綺麗なお姉さんに少年が食べられちゃうネタは萌える。
>>952 住人が「いらない」っていってんのはここの住人に権利があるとかじゃなくて
他作品の総合女体化スレが荒れたりするのが前にも話題になってたからでそ。
いらない方向に進んでたのになんで総合突然立てる事がスレ住人の意思みたいになってるの?
このスレ自体の方向としては残念だけどいらないってことになってるんだから
話し合いを続行する必要は無くない?
立てたければ立てたい人が立てればいい、でもそれはこのスレとは関係ないところでお願いしたい。
どうせ終わるならわざわざ荒れる原因を呼び込まずに有終の美を飾りたい。
あけましておめでとうございます
SP見るの忘れた
>>951 まだ帰省中なので帰ってからゆっくり読ませていただきますね
暇なのに読めないジレンマ
>>954 総合立てる事がスレの意思と書いたつもりはありません
このスレでは総合は要らない方向というか、その話は流してキラ女体化スレはここで終了、で話し合い終わりになった
だから
>>951で、『>よろしければ立てさせて頂く事も出来ますが…』に対して、
「このスレの結論は出たけれど、書き手さんが総合を必要としているのなら、ここで承認を取る必要はないので、
それはそれで行動して欲しいです。ただ、立てるならテンプレは大事だと思います
(理由は板ローカルルール等ここで話し合った通りと、単体女体化では無かったカプ受攻混在問題)」
という意味で書きました。
決定権云々は、総合はこのスレと全く無関係なのに「いらないと言ったのにどうして立てたの?」という人は
まさか出ないと思うけど、一応・・・と。そういうレスがつくと、関係性を持ってしまうから。
不愉快にさせてしまいそうで、ぼかして書いたつもりが同じでしたね。なんかすみません
あと、総合を立ててもこのスレの住人が引越しする可能性は低いので、
色々奮起して運営していく必要があるという意味を込めたつもりです
956 :
954:2006/01/01(日) 22:40:09 ID:TYWcWfWt
>>955 スマソ、953宛てだったんだけどレス番号入れ忘れた。
これまで住人的にはわざわざ立てない方向で進んでたのに、
突然スレ住人の代表みたいな文章だったんで「スレ住人の意思みたいになってるの?」って言ったんだ。
紛らわしくて申し訳ない。
避難所を使うっていうのはこのスレ全体の意思て立ったという事に思われると思うし、
955氏の発言をちょっとお借りすると
>決定権云々は、総合はこのスレと全く無関係なのに
「これだから種厨は」みたいな感じでこのスレが叩かれる原因を呼び込んで欲しくないんだ。
だから立てるならこのスレとは無関係のところでやって欲しい。
>>956 俺は関係ねぇところにいるもんで
あまり顔は出さなかった奴なんだが
要はおたくはスレとのリンクは抜きで
新しくどこからか立てたい人が
何とも関係ないようにしてスレつくりをしろってことかい?
職人さんが立てたいなら尊重するのも良いと思うけどね
それで失敗したら何だけど
958 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 19:07:59 ID:w6Xq6+q2
保守保守
保守
どうも皆様、私
>>844です。さすがにスレ立てを主張する私が、そう長い間休んでいてもしょうがないため
予定より遅れましたが、一作作らせていただきました。カプはキラ×バルトフェルドで題名は「新たなる始まり」です。
時間的にはキラがストライクフリーダムを得た後の話としています。
あと前回もそうでしたが、非常に長いので中盤以降に性行為のシーンがあります。そこだけご覧になっていただいても良いと思います。
961 :
1:2006/01/12(木) 02:53:43 ID:dqgv82T4
宇宙に漂う塵屑、デブリ空間の中で、身を隠している一隻の宇宙戦艦があった。永遠という意味を表すエターナルと名乗り、その美しいフォルムとピンク色の外見は戦艦というより一種の芸術品と言っても良かった。
ただ芸術品にまで高められた美しい船体には所々傷ついた跡が残っている。そこでは数機のモビルスーツと数十人のメカニックが、損傷した個所に近寄り修理を行っていた。
外の忙しい修理模様とは違い、静かなエターナルの内部で一人の女が、廊下の窓辺に立ち地球を高く見下ろしている。女の外見は十代後半を思わせたが、まだ若く幼い。
女というよりは少女というほうがピッタリくるであろう。ふっくらした顔に大きな目はまるで西洋人形を思わせる。またブラウン色のサラサラとした短い髪が、風が吹いているわけでもないのに揺れていた。
青と白を主調とした軍服を身にまとっており、動きやすいようにスカート部分は短く作られている。そのせいで綺麗な足が見えていた。
女はしばし目を外に向けてばかりであったが、やがて大きなため息とともに窓辺を離れていった。ゆっくりした足取りで歩き出したが、顔は暗く気分も晴れていない。そんなつたない歩き方では、バランスも崩れ時折、宇宙空間では右へ左へと壁に当たってしまうのだった。
しかし何とか自分の部屋にたどり着くと、ドアを開けて中に入っていく。部屋につけられた即席のネームプレートには、女性の名前らしからぬキラと言う名前だけ書かれていた。
「ふぅ」
部屋の中は一時的に場所を与えられているだけで、他の部屋と作りは変わらなかった。スチール製のデスクと簡単なベッドが置かれていた。ため息とともに、キラはベッドの上で寝転がり天井を見つめる。天井はキラが入ってくるとともに、明かりを灯し部屋中を照らしていた。
ただ今のキラにとってはそれさえも嫌なようで、ふっくらした枕に顔を押し付けて目をつぶってしまった。そのまま眠ろうと目をつぶったが、急にドアの向こう側から男の野太い声が聞こえてきた。
「キラ、いるのか?」
慌ててキラは起き上がり、返事をする。
「あ、どうぞ」
声の主はすぐにわかった。ドアが開き入ってきたのは、キラと同じ茶色の髪を持ち良く焼けた皮膚の色をもつ大柄の男だった。宇宙ではまるで場違いに思われるアロハシャツを身にまとっていた。左眼には大きな傷跡が残り、見るものに痛々しい印象を残す。
「バルトフェルドさん、どうして来たんですか?」
キラが不思議そうな目で見つめながら聞く。バルトフェルドと呼ばれた大男は、陽気に笑った。
「なんだ。僕が来て欲しくなかったみたいな言い方だな」
「そうじゃないですけど……珍しいですから」
バルトフェルドは残念に思っていたが、キラからすればしょうがない事であった。数年間の長い付き合いがあるとはいえ、簡単に用も無く人の部屋を訪ねる、そんな男でない事はわかっていた。
これほど陽気で賑やかで楽天的な性格でありそうなのに、前まではザフトの名だたる将で最強と呼ばれていた一人だったのだ。
「いやいや、たまには君に会いに来る事もあるさ。それに味わって欲しいものもある」
そう言って両手を目の前に差し出す。先ほどまでは気づかなかったが、よく見ると両手に簡単なストローが差し込まれたボトルを持っていた。中ではバルトフェルドが作ってきたコーヒーが温かな湯気をボトル内に充満させながら揺れていた。
「コーヒーですか?」
「そうだ、感想を聞かせて欲しくてな」
バルトフェルドがコーヒー通ということは、仲間なら誰でも知っている事だ。バルトフェルド自身もその事を隠そうともしない。時間が出来ては世界各地から手に入れたコーヒーをブレンドして人にご馳走していた。
バルトフェルドは近づいてくると、片手に持っていたボトルをキラに向けて放り出した。宇宙空間では重力は無い。キラの一室にも重力制御装置はつけていないため、浮かんだままのボトルはキラに向かって流れていった。キラはたやすくそれを手にとる。
「さ、飲んでみてくれないか」
「はぁ……」
962 :
2:2006/01/12(木) 02:56:51 ID:dqgv82T4
生半可に返事をしながら、小さな唇を開きストローをくわえる。頬に力を入れるとストロー内をとおり、コーヒーが喉に向かって流し込まれていった。ちょうど良い適温に保たれたコーヒーは、喉をとおり優しく腹に送られていった。味はなんとも言えず美味だった。
コーヒー特有の苦さはあるが、苦味は残らずむしろその後来る甘味を引き立てる役目を果していた。気落ちしていたのを、晴れ晴れとさせてくれそうなそんな優しいコーヒーだった。
「………美味しいです」
「そうか、それは良かった。古い豆だったから苦かったらどうしようかと思ったが、さすが僕だねぇ」
自身満々といった様子でバルトフェルドは笑う。けして自分の力を誇示するような、自慢するような男ではないのはわかっていた。これも楽天的な気質からつい言葉にしてしまっただけだ。気分を良くしたバルトフェルドは、隣に腰をかけて横目でキラを見る。
「な、何か?僕の顔についてますか?」
優しいがまるで探るような眼差しに、思わず肩が強張り緊張してしまう。
「いや………昨日の戦闘から、大人しいからな。何かあったのかと思って」
「えっ」
キラは自分の心配していた事を、たちどころに当ててしまったことに驚きを隠せない。確かに先ほどからの落ち込みも全て、昨日の戦闘からだ。やっとの事で搭乗したストライクフリーダムの力によって行われた戦いは完璧なものであった。
相手となったザフトの数十にもなるモビルスーツと数隻の戦艦を中破させたのだ。十分に自慢しても良いし、別に恥じる事でもない。しかし何故かキラには釈然としないものも残った。
「もし良かったら話せ。力になれるもしれないからな」
バルトフェルドが近づいてドンと自分の胸を叩く。いかにも頼りのなる先輩、父親といったようすで何でも話せそうな気分になる。キラはやがて意思を決めると、ゆっくりと話し始める。
戦いの後で起こったこの釈然としない気持ちは何なのかと。バルトフェルドはしばし耳を傾け聞きつづけた後、一人で何度も頷く。
「それはだ。悩んでいるんだ」
(悩んでいる?)
「僕が、何かに悩んでいるって言うんですか」
まばたきを繰り返しながら、キラはバルトフェルドに顔を向けた。目には困惑や理由を知りたいといった様子がありありとうつっていた。
「新兵がかかる病気に似ている。僕も二、三度かかったもんさ。一度戦いを抜けてまた戦いに行く前に、本当に今の自分がやっている事は正しいのか、どうかがわからなくなる」
確かにバルトフェルドの言うように戦いを止める、その為に戦いつづけてきたキラであったが、それがむしろ戦いを終わらすための障害になっている事を疑ってきた。
ザフト、連合、オーブの三つ巴の戦いにキラたちが入る事は、まったく何にもならないのではないかと自分に問い聞かせた事もある。
その悩みをフリーダムが破壊されてから一時考えたことがある。またラクスに戦うという気を示した事もあるが、それでも少しずつ気持ちがぐらついている事は否定できなかった。
(それが悩みなんだろうか…)
考えれば考えるほど頭も心も痛くなっていきそうだった。また宇宙を見ていたような寂しい顔で肩を落としていたときに、バルトフェルドが変わらぬ明るい声で呼びかける。
「でも悩む事はいい事だ。悩んで苦しんで、結論を出す。それは何十回もやればいい」
バルトフェルドが本心からいっているのが分かる。彼もザフトに居た時はただ自分の思うがままに戦いつづけ殺しつづけていた。それはナチュラルを多少なりとも蔑視の対象としていたがために、さほど罪悪感も何も考えずに行えていた。
だがキラたちと出会い、自分の身内が殺されていくショック、悔いを覚えて考え直す事が出来た。それは憎しみよりもむしろ新しい何かを得ることができたのだった。
「…僕は戦っていいんですよね。人を守りたい、誰一人泣く世界を作りたくない。それはまた他の人から恨まれるかもしれない。でもがんばれば世界が作れると信じたいんです」
963 :
3:2006/01/12(木) 03:01:43 ID:dqgv82T4
キラもバルトフェルドに本心を返すように熱く秘めるものを込めてつぶやいた。バルトフェルドは光に照らされながら、優しく頭を抱いてやり胸に押し付けた。
それは力強いものだ。キラも不思議と抵抗する気など起きなかった。むしろ自分から胸に顔を押し付け力を抜くと、厚い胸板に体を任せていった。
「ああ、自分の信じる道をいくことだ。そうすればわかりあえる。人間同士だろう。………それに僕はそんなキラが好きだからね」
最後の一言は普通なら聞こえないほどの小さな声だった。しかし室内は二人きりで誰もいなかったこと、それにくわえ胸元に顔があり近くだった事もくわえて確かに耳に届いていた。驚きは不思議とほとんどなかった。
キラはバルトフェルドが自分に好意をもってくれているなど予想もつかない。だがいつも頼れる戦場の仲間として、または先輩としてきたのは主にフラガとバルトフェルドの二人だ。
その内のバルトフェルドとは、以前から心が通じ合う何かを感じていた。
「バルトフェルドさん…」
後からキラが考えるには、それはまったく自然に行われたと思い出された。ゆっくりと男らしい顔が近づいてきたかと思うと、ゆっくりと顔と顔が重なっていた。
重なり厚い唇が小さな唇とくっついていた。だがキラには嫌悪感も恥ずかしさもない。ただキスによってヒゲがちくちくと頬や顎にあたり痛いというまるで浪漫の欠片もない考えが浮かんだ。
バルトフェルドにとってもこれほど小さな少女とのキスはなく、新鮮な気分で行えた。だが気分がよくともそう何分も単調に唇をつけているだけにはいかない。虫歯一つない歯で相手の唇をこじ開けると舌を差し入れていく。
バルトフェルドの舌は見た目は潤っていたが、硬くかなりの弾力があった。舌をぐいぐいと動かし閉じたままの歯を開けて舌が内部に入っていった。
「ん…んっ」
口内ではキラの小さな舌が包まれるように、いじめられるようにバルトフェルドの舌によって自由にされていた。縦横無尽に動き回る舌は刺激をあたりかまわずに与えつづける。
キラは今まで味わった事の無いような、荒々しいディープキスに思わずむせてしまいそうになるが、バルトフェルドは離してくれない。
唇を一時はなそうとしても後頭部をしっかりと厚い手によって抑えられているため、少しも離れる事が出来ない。むしろ逃げようと仕草するたびに、さらに顔を押し付けられるため鼻まで痛くなってくる様子だった。
そんなキスの嵐から離れられたのは、五分以上経ってからであった。その頃にはキラの口の周りは涎と唾にまみれており悲惨な様子になっていた。
一方のバルトフェルドは綺麗なもので、慣れているのか、あんなキスの中でもうまく呼吸が出来るためなのか、楽なようだった。
「失礼する」
一言そう告げるとボタンを外し始め、さっきまで身に付けていたアロハシャツを脱ぐ。シャツの下からは盛り上がった筋肉と山ほどついている痛々しい傷が目に入る。思わず筋肉に目を取られては、傷が目に入り目を背けるといった事を何度も繰り返した。
(もしかしたら僕がつけた傷がこの中にも…)
そう思えば思うほど悪い気持ちになる。一番目を向けたくない左肩の部分に、ついに目を向ける。そこはちょうど義手のつなぎ目となっている場所だった。
もちろん左肩だけではない。前の大戦での負傷のせいで眼、手、足は片方ずつなくなっている。ただそれを普段から感じさせないのは、バルトフェルドからの陽気さや優しさからだったのかもしれない。
顔を向けないキラから、何を思っているのか感じ取ったのか、少しばかり寂しい気分になりながらバルトフェルドは今度はズボンを脱いだ。
キラはいつまでも顔をそむけるわけにもいかず、恥ずかしいと思いつつも下半身に目を向ける。
そこには意外だったがブリーフをつけていたバルトフェルドの下半身があり、またそのブリーフの中央はたくましく一本のモノに支えられテントを張っていた。
(お、大きい。…すごい)
口に出せないような事でも心の中では平気と出せる。テントの張り具合を見た瞬間に思ったのがそのふたつだった。
確かにバルトフェルドの男性器はかなりのもので、、外見に比例しておりかなりの大きさを誇っていた。
しかしキラは恐ろしさを感じず、寧ろ関心の方が勝っていた。この中はどうなっているのだろう、といったような子供のような好奇心がむくむくと芽生えた。
「もし嫌ならいつでも言ってくれ。キラ」
964 :
4:2006/01/12(木) 03:03:39 ID:dqgv82T4
バルトフェルドは少しでも気を使っているのか、チラリとキラを見た後にブリーフを下ろしていく。脱がす時に長く大きなモノだったために引っ掛かってしまったが、最後にはすっかり脱げ何も身に付けていない下半身が現れる。
「すまないな。汚いものを見せてしまって」
「そ、そんなことないです。汚くなんて」
バルトフェルドがぺこりと頭を下げる。だがキラは気づかずに目は一心不乱にモノを見つづけていた。形は覆われていた時から予想できたが、やはり生を見るとインパクトが違って見える。
長く肌の色と同じ、いやそれよりもさらに黒い色に染まっていた。また表面には血管が幾重も浮かび、とりわけ精を送る管はどれよりも太かった。
普通ならば気持ち悪くて目も背けてしまうものではあったが、キラは目を話せず体を硬直したままだった。
けして気持ち悪くは無く、なぜかこれがバルトフェルドのモノだとわかっているからこそ、愛しい気持ちになってしまうのであった。
(アイシャさんも……この人のを見てきたんだろうか)
つい今まであまり触れたくなかった人の記憶がよみがえってくる。バルトフェルドの愛人であった女性であり、昔は自分たちにも優しくしてくれた人だ。
ただアイシャはいまはもういない。キラが自分の手で葬り去ってしまった。
それを今でも悔いに思い、ときおり胸をいためてしまっていた。
ただ何故かそれほどまでに酷い事をしたと思っていたアイシャにたいし、不思議な感情も芽生える。
(胸が痛い)
それは嫉妬以外の何者でもなかった。キラは自分の気持ちが、とても口に出せるものではなく図々しいものだと思っていた。
ただ目の前のバルトフェルドのモノを何十度も愛せた彼女を羨ましく思えたのも事実だ。
そのことが影響したのか、キラは大胆な行動に出た。
「……キラ!?」
戸惑ったようにバルトフェルドは腰をひいてしまった。キラの柔らかく小さな唇が、ほんのり男の精の香りを漂わせるモノにピッタリとくっついていったからだ。
とたんに頭の中に、モノを包む柔らかな舌や口内の感触が支配していった。
「んっ、ぐぅ……。バ、バルトフェルドさん、気持ち、良くなってください」
途切れ途切れにキラの声が続いていった。バルトフェルドは困惑しつつも、キラが自分のけして綺麗とはいえないモノを口の中に入れ、フェラチオをしてくれることに小さな感動が芽生えていた。
(やせ我慢をして、つらいだろうに)
悪いと思っていたがそれでもなぜかモノは、口内の唾や涎を浴びていくごとにますます硬度を増していった。バルトフェルドの頭の中にも、まるで矢のように早い快感が突き刺さっていく。
つたないながらも熱く奮い立つような激しい運動に、さすがのバルトフェルドも早々に息をつき始めた。
(ぼ、僕はなんて事をしてるんだろう)
バルトフェルド異常に信じられないといった様子のキラだった。まさかモノにたいし淫乱な娼婦のようにいやらしくフェラチオを行うなどとは思いもつかなかった。
しかし胸の痛みの真相を知ってしまった以上、頭に上った血を抑える事も出来ず行動が先に出てしまった。
もはや自分で求めるすべなど無く、一方的に愛撫を繰り返し口の中で膨れ上がるモノを必死に抑え舐めつづけてやるのみだった。
「ん、うぅ。ふぐ……ふわぁッ」
だがさすがに上達が早い。初めて行ったフェラチオでも、たちまちにコツをつかんだように下あごで救うようにボールの部分を受け止める。そして歯で傷つけぬ程度に優しくかんでやりいたわってやった。
(うう、キラ。この短時間に……)
965 :
5:2006/01/12(木) 03:07:03 ID:dqgv82T4
キラの才能に驚きながらも、そのテクニックの上達した動きに喜びを感じた。
(もう出して大丈夫なのか。しかし口になど)
バルトフェルドが躊躇したのもしょうがない。愛人だったアイシャでさえ、口内で発射するなどしたことがない。
確かに口の中に出してやれば男のしての優越感も満たされ気持ちもよいことは良いが、それが出来るのは相手を尊重などせずに行える娼婦ぐらいだと感じていた。ましてや相手がキラ相手なら、まだ幼くもあり行えないはずだった。
しかしそれさえもキラは予感していたのか、深く口で受け止めたまま目だけをバルトフェルドに向けて合図をした。
(お願いします。僕にください)
そんな意思が自然と感じ取れた。バルトフェルドはさきほどは躊躇したが、真摯なまなざしや思いに胸打たれ、またやはり心の奥にあったオスの気分が残っているのか、荒々しくも両手でキラの頭をつかんだ。
思わずむせてしまそうになったキラだったが、それでも持ち前のがんばりで必死に愛撫した。
(く、たまらない。出、出る)
汗が肌の表面を落ちていく。腰からの第一発目の機会をいつにするか狙っていたが、やがてチャンスがきた。いったん大きく振りかぶるように、顔を引いたときがあった。そこに向け腰に力を入れる。
すると一気にたまっていた精液はとたんになだれを切るように、口の中へと出てきていた。
「む、むぐっ。うぐっ」
口の中に苦味が走り、濃厚な精液がどんどんと入ってくる。鼻にも香りが漂い、精液以外のものを感じ取れない。
必死に離れようとしても、がっしりとつかまれた頭は動かずやがて決心してごくりごくりと精液を飲み干し始める。意外と決めた時は飲めるもので、かなり粘ついてはいたが、のどの中を遅い速度だが着実に腹にたまっていった。
バルトフェルドはキラが飲み込む姿を見てうれしくなるとともに、精液がモノの内部をとおる感触にいい知れぬ達成感や楽しみを感じた。子供のようなキラを支配できた喜びもあるのかもしれなかった。
しばし快楽に任せキラの頭をつかんでいたが、激しい速度で出したためか数秒もたたぬうちに一度目の放出分は抜けてしまった。この喜びをいつまでも感じていたかったため残念にも思えたが、腰を引いてキラの口からモノを引き離す。
キラの口元からは飲めなかった分の精液がたれ、また抜くときにも飛び散ったのか、顔中が汚れていた。慌てて声をかける。
「すまない、キラ。僕は乱暴だったな」
「いいえ、かまいません。バルトフェルドさんが気持ちよくなれるためなら……僕は」
顔中を精液でいっぱいにしたまま、笑顔で答えるキラにバルトフェルドの心は動かされる一方だ。いとおしく思う気持ちに支配され、ふいに抱きしめたくもなる。しかしまずはそれを抑え、手の甲で精液を拭い去ると汗で湿っているシーツになすりつけた。
「じゃ、今度はこっちをいくぞ」
キラの服を次々に剥ぎ取っていき、全裸にしていった。キラも重々承知しているのか、まったく抵抗する様子はない。服が剥ぎ取られるたびに美しいビーナスのような裸体が目の前を支配していく。
けして凹凸の部分が多くなくむしろ貧弱な印象で見られる可能性もないわけではない。しかし特に化粧も何もしていない割に、まったく荒れていない肌などは見事というほかなかった。
歴戦で生じた深い傷もあるが、そこはバルトフェルドもともに戦場を駆け抜ける仲として納得していた。むしろ子供のような小さな体に大量の傷という、アンバランスな感じが逆に色っぽくもある。
さきほどの行いでもう興奮していたのか、乳房の中央で小さくある乳首が硬くなっている。バルトフェルドは失礼かなと思いつつも、指で押しつぶしてみた。
「あうっ」
966 :
6:2006/01/12(木) 03:10:08 ID:dqgv82T4
小さな悲鳴が上がったが、顔を見ると痛みではない。小さく喜びが混じっていることがわかった。やはりキラ自身も感じていたのだ。
今度はキラの女の部分、アソコに手を伸ばしてみる。キラはびくりと震えて体を逃がすようなしぐさを見せたが、なんとか抑えて目をつぶった。目をつぶることで我慢できると思った。しかし目をつぶることは逆に他の感度を向上させてしまう。
「ひあぁん」
うっすらと生えた陰毛から、なぞるようにおろした手はアソコの入り口に触れた。そのせいでキラの体に電流が走ったようになり、体が固まったと同時に声があがっていた。入り口もほんのりと濡れており、乳首と同じくメスの反応を示していた。
「君は僕を本当に夢中にさせてくれるよ」
両腕で抱きしめ、ベッドに押し倒していく。少しばかり義手や義足の部分が相手を傷つけないように注意しつつ、柔らかなベッドが体を受け止めるように置く。やわらかいベッドはちゃんと二人を抱きとめてくれた。
先ほど思う存分と放出したばかりだというのに、もうモノは強く硬さを取り戻している。
ベッドの上ではバルトフェルドが首筋に下を這わせて、ゆっくりとしたやさしげな接触を行っていた。首筋ではよく舌は動き、鎖骨の上の皮をなめたと思えば、感度の激しい首の裏まで下が伸びる。
何気ない小さな行いだが、これが愛撫のときは重要でやさしく接してやることが必要だとわかっていた。
先ほどはじいた乳首へと指は伸びる。小さくとも張った乳首を優しく指でこねてやる。また先ほどの被虐心が芽生えたのか、ときおり爪を立ててやる。
するとキラが顔を上げ小さく喚声を上げた。しかし痛いわけではない。なぜなら爪を立ててやると、ますます乳首は硬くなり女の子の部分のアソコからは愛液が吹き出てくる。
「可愛いな」
舌でもう片方の乳首を、コロコロとアメでも舐めるように転がしてやる。ちょうど大きさも色も良くけして汚くもない。汗がにじみ出て塩辛くもあるが、それでもいつまでも舐めてやれる。そんな手ごろな玩具にも思えた。
キラは両方の乳房と乳首を、テクニシャンのバルトフェルドに責められていると頭の中が真っ白になりそうだった。しかし力を奮いなんとか両手を握り締める事で、その快感の波に耐えようとしていた。
だが今度は耳元にまで届く甘い言葉に惑わされ、もう恥ずかしさでいっぱいになってしまい、つい力が抜けてしまった。その不注意が災いし、不運にも力が抜けたまま、バルトフェルドの愛撫の快感が体を突き抜けていった。
「ああっ!うあぁァ……」
もはや言葉にもならないのか、パクパクと金魚のように口を何度も開いては閉じる。目の前が白くなり、喉の呼吸は出来なくなった。つんと出た鼻が震えつつ、息を何とか吸い込んでいた。
アソコはもちろん更に多い量の愛液を、シーツの上で撒き散らしつつ、バルトフェルドの腹にも飛んでいく。
「大丈夫か」
心配そうに顔を上げてキラを見る。キラはまぶたをうっすらと開けたまま、官能の波に流されたままになっていた。だがやがて薄ぼんやりとだが意識を取り戻していた。
「も、もう我慢できないんです。バルトフェルドさん、お願いします」
目もうつろでろくに何も考えれていなかったに違いない。なおも耐えずに愛液を流しているアソコを見せて、股を広げて挿入を受け入れようとした。
バルトフェルドはキラの快感の達し具合から、けしてセックスが初めてではないと確信した。しかし別に嫉妬も何の感情も起こらず、それよりもキラが少しでも慣れていてくれたことに感謝していた。
(少しぐらい荒っぽくしても、傷つかなくていいからな)
バルトフェルドはライトの光を浴び女神のようにも見える、キラの願いを聞いてやることにした。
経験はあるだろうが、それほど何度もやったわけではないと思い正上位で重なっていく。ゆっくりと股を両手で開いて、キラのアソコをあらわにしていった。
キラはけして抵抗せず、吐息を何度も吐きながら今か今かと待っていた。待ちかねた様子のキラに答えるように、アソコをこじ開けるようにモノを突き入れていく。
すると思ったより硬いと思っていたアソコはやわらかく、いとも簡単に突き入れることができた。
(う、これがキラか……)
967 :
7:
目頭が熱くなりそうだった。内部はやわらかくて熱くてもはや言葉ではいえなかった。アイシャのようにピッタリとあった感度とはまた違う、若者特有の熱の強さなどがわかるようだった。
このままじっと固まっていてはどうしようもないと思ったのか、やがて微妙にだが動き始めていった。
前に後ろにと前後活動を繰り返し、必死に内部に進めていく。しかし奥にいくにつれてますます内部の構造は入り組んでいくように思えた。
何より肉の壁が動きに合わせ、まとわりついてくる。そのために腰がしびれたように感じてしまう。
(お、大きくて……硬くて。すごいっ)
バルトフェルドもつらかったがキラも同じぐらい苦しかった。腰につきいられるたびに体にしびれが残っていく。
腹に突き刺されるような感じではあるが、それでも享楽が勝っており痛みよりも快感が頭に残っている。
やがて大きな一撃がやってきた。中ほどを先ほどから何度も過ぎていたモノが、奥深くへとズンと突き入れられたのだ。
「……イ、イタッ。は、はあぁっ」
鈍い痛みが腰に残ったが、そのあとで体全体を通る衝撃さえもバルトフェルドにされていると思えば心地よさも感じた。
「くぅ!で、出る。いくぞ、キラ」
最奥まで差し込まれたモノはもう耐えることさえできなかった。膨れに膨れ上がり、先ほどから先端が奇妙にも口を何度も開いていた。
名器とも思えるほどのアソコの感触が、百戦錬磨のバルトフェルドさえも追い詰めていたのだった。
「お、お願い……します。あぁっ」
つめを立てて背中にいく筋もの赤い線を作りながら、キラは両足を曲げ腰に巻きつけた。これでしっかりと腰と腰は固定され動くことはない。
そればかりか体温や息が直接あたるまで近寄ったために、二人の鼓動も聞こえますます興奮の度合いに拍車がかかる。
やがて腰のぶつかり合う音が再度響き渡り、その速度はますます激しくなっていった。アソコにモノが差し込まれたまま、肉と肉がぶつかる音が何度もする。
それは先ほどのすこしやさしげな前後運動に比べれば、何倍もきつく大きな動きであった。キラはその間、バルトフェルドと同じように再び襲ってくる愉悦に耐えていた。しかしひざは震えつづけいつまでも持つとは思えなかった。
「うおおっ……!でるっ」
バルトフェルドの体全体が一度大きく跳ねたときだった。今まで耐えてきたものが一気に解き放たれていく。まるで弦を限界まで引き絞り、いきなり放ったような感じだ。
そそりたったモノの先端が口を開くと、内部から精液がすさまじい勢いで、放出され内部に向けて送り出された。
「ふぁうっ!あああっ!イクうぅ」
キラも放出の瞬間を感じ取り、体制を一気に整えて受け止める。しかし現実に送られてくる精液を耐えることは難しく、いきなり嬌声を高く上げ頭をそらし絶頂に達していた。
しかし精液は果てることなく、断続的にアソコの中に広がり奥深くへと侵食していく。それはどちらもとめることもできず、また止めようともしない言い換えるならば天国を見た瞬間だった。
それから銃数秒に渡り、腰を密着させたまま震えつづけていた。二人にとっては永遠とも思えたが、やがてバルトフェルドのボール部分も収縮し終わってしまった。
ただそれでも二人の一部はつながったままで、どちらも離れようとはしなかった。ただつながったまま、震えたまま静かな空気が流れていた。