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名無しさん@ピンキー:
966 名前:剣巴[sage] 投稿日:04/11/28(日) 00:45:20 ID:hmnHFYUD
(…何故こんな事になってしまったのだろう…先日誓ったばかりなのに……
彼女だけは傷つけ無いと……)
―――――隣で女が泣いている――――――
―――――小さな肩を振わせて――――――
(……何故……)
月が紅い。月を斬ると血が滴りそうな――――。
今晩も黒い封筒を渡され緋村抜刀斎は夜の闇に消えて行った。
暗殺だけのはずだが後から新撰組が翔け付け2人の隊員と剣を交えた。
二人とも剣の腕は大した事無くあっさりと抜刀斎に斬られた。
血の匂いがいつもより良く匂う。
その後、現場から少し離れた居酒屋で一人酒を嗜んだ。
何故だろうか、今日はいつもより酒が進む。
(…人を斬った後に飲む酒は血の味しかしないのに)
酔うぐらいまで酒を飲んだ剣心は少し足取りを重くしながら小萩屋に戻って来た。
職人さんカモーン