【獣人】亜人の少年少女の絡み2【獣化】

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1981=982
前スレが埋め立てられたので立てました。

・このスレは獣人・亜人・異形な者達の絡みを描いた小説のスレです。
・原則として人を出すのはスレ違いですが、途中で獣化若しくは異形へと変化するのなら可です。
・百合・ホモ・801はスレ違い。

あとはまぁ、臨機応変に・・・。

2981=982:04/10/20 17:39:02 ID:ZC6nJe3o
しまった、リロードしたら重複してる・・・。
3名無しさん@ピンキー:04/10/20 20:29:59 ID:0nWU9RPU
正直、個人的にはこっちを使いたい。
獣が抜けてる時点であっちは全く別のスレだ。
4名無しさん@ピンキー:04/10/20 20:58:38 ID:X1mq1Jku
両方使えばよかろう
5名無しさん@ピンキー:04/10/20 22:20:10 ID:0nWU9RPU
しかしただでさえレス少ないスレを分けるのはどうかと言うかそもそも>>1が被ってるし。
前スレがもう少し保ってればなあ。
6名無しさん@ピンキー:04/10/21 02:30:27 ID:MzqoWvdP
向こうのスレの>>1は前スレを最後まで読んでいたのだろうか?
機械は入れないと書いてあったのに入れてるとか、早い者勝ちとか言っている時点で厨房臭いのだが・・・。
そもそも、機械系は別にスレがあった筈だ。
7名無しさん@ピンキー:04/10/21 06:28:49 ID:8NtuLx3S
1乙!

にしても重複とは・・・orz、、、
>>1は被ってるがこっちは獣人獣化メイン、あっちは異形機械でやってもらって住み分けるか?
レス少ないスレを分けるのもどうかだが、あっちはあっちでこっちの事を
>獣×獣の男女同士の絡みのみって感じで嫌だ。
て言ってる香具師もいるし、こっちにも>>3な意見あるし

もう少し早く次スレ議論を始めれば良かったな
マターリし過ぎて迂闊だった
8名無しさん@ピンキー:04/10/21 10:48:01 ID:oDEXCsYF
どうもあっちの>>1は好きになれない。向こうにしてみりゃこっちが気に入らないんだろうけど。
そういえば、新スレはある程度レス付かないと落ちるんだっけ?
9名無しさん@ピンキー:04/10/21 10:54:37 ID:Xx4XxE0b
>>8
即死って奴ですな
即死保守カキコはお早めに…
10名無しさん@ピンキー:04/10/21 11:28:03 ID:6a/uTXVK
あっち派はこっちが【獣人】【獣化】ばかり強調されてる様なのが気になるみたいだな
確かにそんな感じもしないでもない
せめて向こうの1があんな厨でなかったら素直にこっちを諦める事も出来るのだが
あの1だけは許せない
11名無しさん@ピンキー:04/10/21 16:20:34 ID:A8Yvuk6w
この「ルールの小さな違いに拘って強引にスレ立て→住人分割」って
半角二次元のアンドロイドスレと全く同じ展開なんだが…気のせいか?
あそこも荒らしに粘着されていたし、ひょっとしたらこの周辺の人外スレを
片っ端から混ぜっ返してる荒らしがいるのかも。
12名無しさん@ピンキー:04/10/21 16:46:04 ID:A8Yvuk6w
[有機]美少女アンドロイド:8號機[無機]
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1096131665/

[有機]美少女アンドロイド8号機[無機]
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1096150190/

こんな感じで。
13名無しさん@ピンキー:04/10/21 17:23:40 ID:C9fbQS5m
>>11
確かに>>11の言う様な感じがする
あっちは前スレの話の流れに反した1なのも気になるし
2の厨房臭さも荒らしっぽい
つか常連ぽくないw
14ダナエたん&シエラ姐様LOVEな人:04/10/21 18:40:26 ID:rEw2KtHy
こちらにも挨拶を

あーなんか流れを見てるとコチラに小説書き込むべきなのだろうか?
一応だけど、キャラ設定とかダナエたんの小説の最初の方も書けたし
15名無しさん@ピンキー:04/10/21 19:27:30 ID:A8Yvuk6w
ちょっと、このスレ住人に質問、

Q.獣人といえば?
1.顔は人間だ
2.顔は獣だ
16名無しさん@ピンキー:04/10/21 20:05:41 ID:oDEXCsYF
>>14
自分としてはこっちに書いてくれた方が嬉しい。
というか是非お願いします。

>>15
両方大丈夫。でも自分が書くとしたら後者で獣化モノをやるつもり。
17名無しさん@ピンキー:04/10/21 20:26:10 ID:N9z1jdtj
>>15
個人的には1かなぁ。
正直言うと萌えればいいと思うけどw
18名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:13:35 ID:vML4Ji4H
>>15
個人的には2。獣人と聞くとそっちの方がしっくりくる。
というか耳だけとかはなんとなくずるい気がしてしまうので。何がずるいのかは知らんが。

まぁ、あくまでも個人的な好みだけどね。
19名無し:04/10/21 21:43:11 ID:LwOQHsKe
>>15
顔は獣身体も獣 (あたりまえか・・・・)
20ダナエたん&シエラ姐様LOVEな人:04/10/21 21:50:27 ID:y7Hq3c24
>>15
多分2 100%獣だとその絵柄とかによって引くけど
丁度良く融合されると最萌え(*´Д`)ハァハァ
1は獣(*´Д`)ハァハァじゃなく、耳系としてならOKですね多分

>>14
現在ちょっと行き詰ってます。逝ってきます(何処へ?
今オナヌーシーンなんですが、表現方法をネットで小説検索しながら勉強中
>でも自分が書くとしたら後者で獣化モノをやるつもり。
書いて欲しいというか書いてくれというか書k(殴
21ダナエたん&シエラ姐様LOVEな人:04/10/21 22:13:04 ID:jVmLSPLP
↑今更だけど修正
× >>14
○ >>16
22名無しさん@ピンキー:04/10/22 01:10:43 ID:6wXoh4A4
ガンガレ。
23名無しさん@ピンキー:04/10/22 02:19:11 ID:d9vY1dUU
こっち側を単純な「獣人」〜「獣変身」
向こう側を「魔獣(下半身が蜘蛛とか悪魔的翼とかスキュラとか)」
といった感じに分離して、共同でやって行ったほうが良いのではないかと。

スレ立ての動機が歪んだ物でも、立ったスレには罪がない。
どうせなら有効活用するべきだ、と提案してみる。
24名無しさん@ピンキー:04/10/22 02:39:33 ID:L0nb56kP
>>23
同意。
どうせなら両方盛り上がってほしい。
25名無しさん@ピンキー:04/10/22 04:57:14 ID:q/cQhgYP
>>23
でもそれを統合して一つのスレにするのが一番いいんだけどな。
26名無しさん@ピンキー:04/10/22 06:33:20 ID:Uv0vt3rC
>>23
漏れも同意
立ってしまった物は仕方ないしそうやって共存出来るなら揉めるよりはいいと思う
あっちもあっちで前スレの獣ばかりの進行がいい気分じゃなかったぽい人もいるし
こっちは獣人獣化(竜人鳥人もあり?)で前スレ通りマターリやってけばいいじゃん
ネコミミ少女とか悪魔っ子とか異形とかいったそういう亜人はあっちに任せてさ
27名無しさん@ピンキー:04/10/22 15:06:23 ID:VcTIYlah
市販されてる獣人モノで何かここの住民のお勧めってあるかな?
ちなみに俺のバイブルは平井和正『狼の怨歌』。獣化する虎娘萌え。
28名無しさん@ピンキー:04/10/22 16:26:54 ID:NgVLm9Q/
今までROMってたんだが許容範囲の広いあっちのスレに統合したほうがいいと思う。
獣人も亜人の範疇なんだしさ。
29名無しさん@ピンキー:04/10/22 16:59:14 ID:d9vY1dUU
>>25
向こう側のスレでは「スレの趣旨と趣味が異なる」とはっきり主張している人が何人か居た。

>10 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/10/21 05:30:26 ID:xWdSSSxF
>もう一つスレが立ってるけどあっちは獣×獣の男女同士の絡みのみって感じで嫌だ。
>異形×異形で百合が一番好きなんだい!

>何はともあれ>>1さん乙。

とかな。これが荒らし本人の自作自演レスでも、荒らしが割り込む絶好の機会になるし。
ということは、こっち側の属性で書いた文章は、向こう側では受け入れられないこともある。
このまま一つになって、趣味の違いが議論を呼んで、荒れの元になったりしたら結局共倒れ。

全然レスがつかないスレでも落ちるのが珍しい板なんだし、一々統合しなくて良いと思うよ。
30ダナエたん&シエラ姐様LOVEな人 :04/10/22 17:48:37 ID:kX3dB4qU
>>29
激すぃく同意(発音に拘って見るテスト)
むしろ統合せずに、細かいニーズにも対応できる状態にすべきかと
獣人と言っても人によっては「耳系」も含むので、それが原因で荒らしが来るかもしれないし
亜人と言っても獣人も含むし「エルフ系」も含むから、それで(以下略
流石に3つや4つも立てる訳にはいかないから、今の状態でOKかと思われ

…ってあー小説書いてて行き詰まり過ぎ
目指せこのスレで一番最初に小説うpする人(でも進行速度を遅いしなぁ…)
31981=982:04/10/22 20:58:46 ID:hG22dNuN
スレを立てた自分が言うのも何だか変ですが、自分としては>>23>>29の方向が良いと思う。

そもそも、1つのスレの流れがある特定の方向へと流れてしまうのは必然であると言えるし、
特定の分野の総合スレとなれば、それが原因でスレが荒れ、崩壊してしまう危険がある。
現に前スレでも一時期、獣人と獣化等を巡って議論になった事があったのだから、
あちらのスレの様に、機械・畸形まで含めてしまうと収拾がつかなくなる危険すらある。
そういった事を未然に防ぐ為にもこちらは獣人・獣化系に特化して、
あちらはそれ以外の、例えば耳系や魔物系に特化するのが妥当ではないだろうか。

自分も小説を書いますが、初小説なのでえらい苦労してます。何時になったら出来るのやら・・・。



32981=982:04/10/22 21:01:39 ID:hG22dNuN
前スレ貼っておきますね。

【獣人】亜人の少年と亜人の少女の絡み【人外】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061197075/
33名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:06:31 ID:lH7fmMlL
でもなあ。こことあちらの違いって、
百合・801・ホモがOKかNGか、ってだけじゃん。

>>29が引用した人の意見は、「あっちに比べてこっちは間口が狭い」ってことだと思うけどね。
34名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:29:14 ID:3MkLZmiB
どう言い繕おうと、後から立てた事実は消えないんだがな。

そもそも、前スレからずっと過疎ってて、多少の種族の違いで揉めるほどにネタが連発してたわけでもないってのに。

35名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:40:19 ID:0I7Nmo2w
空気読まずにSS投下する予定ですがいいですか?
36ダナエたん&シエラ姐様LOVEな人:04/10/22 21:47:32 ID:9SmqJyZE
ヤ、ヤヴァい…先を越されてしまう罠(滝汗
急がねば…ってああまた表現方法が分からz(以下略

まぁ別にOKじゃないんでつか?
私もそろそろ前編(一応前編後編と分ける予定)終わりそうですし
37名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:53:55 ID:Ixe3zHJs
それにしても、いつの間に獣化はOKになったんだ?
前スレでは獣化の書き手を叩き出したのに
38名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:57:24 ID:S11bTZeb
>>37
前スレの最後のほうを参照の事。
そもそも、前スレで獣化が禁止になったことはなかったと思うが・・・。
3935:04/10/22 22:16:00 ID:0I7Nmo2w
うむ。獣化はOKなんでつね。良かった良かった。
40名無しさん@ピンキー:04/10/22 23:15:53 ID:vcw6A8Bp
>35
投下キボン
41981=982:04/10/22 23:29:22 ID:S11bTZeb
一応、小説の最初の部分を書き終えたので投下します。
まだ、獣化するどころか獣人すら出てきていない段階ですが・・・。
あと、初小説なので見苦しい所はあるかと思いますがご勘弁を。
42981=982:04/10/22 23:39:31 ID:S11bTZeb
 ふと、後ろを振り返ると窓の外から色鮮やかな紅葉が溢れているのが目に入った。
"今は秋か・・・。"
 僕はそう思いつつ窓を閉めた。
 
 もう僕は何日も家の外に出ていない。いや、最後に出てからもう数週間、若しくは数ヶ月経っているかもしれない。
だが、そんな事はどうだっていい。今の素晴らしい生活を前にしてそんな些細な事はどうだっていいのだから。

 何時の日だっただろうか、僕が最後に外に出たのは。たしか、その日僕は大学の講義を受けに行くべく、
北関東の自宅から1人自転車で田圃の中の小道をのんびりと駅へ向かっていた。家を出て数十分ほどで道は、
十年ほど前から高速道路に寸断されており、そこからは左へと曲がってガードをくぐらなくては向こうへ抜けられない。
普段から使い慣れている道なので、高速が開通したばかりの時の様な不便に思う気持ちは無くなったが、この場所は事故が多い事で有名である。
それ故に要注意ポイントであるこの場所を通過する時は、常に辺りを気にして減速するのだが今日に限っては、数日前の事故の事で頭の中は一杯だった。
"先日の小学生が撥ねられた事故では、バラバラになった死体の一部が防音壁まで飛んだらしいな・・・。"
そして僕が、そのまま減速する事も無くハンドルを切ってガードの中へ入りかけたその瞬間。
パァァーン!
 ガードの中から凄まじい警笛と共に一台の乗用車が猛スピードで走り出てきた。余りに唐突な事だったので、僕はそれに対して何も出来なかった。
そして、そのまま正面から車に弾き飛ばされ、自転車と共に中を舞った。その時妙に周りの景色が良く見えた事が印象に残っている。
強い衝撃と共に固いアスファルトの上に落下した僕は、激痛の中で九の字にひしゃげた自転車と、その前に停車した黒い車の中から人が降りてくるのを見て気を失った。
43981=982:04/10/22 23:44:51 ID:S11bTZeb
 僕が目を覚ますと、窓以外の全てが白で統一された部屋に寝かされていた。どうやら病院らしい。
"助かったのか・・・。夢じゃないよな。"
と思ってそのまま天井を見つめていると、1人の看護士と思しき女性がやって来た。
僕は彼女に気がついた事を伝えようと口を動かすのだが、声が出ずにのどからはただただ空気が吐き出されるばかり。
何度もそれを繰り返していると、ようやく彼女は僕が目を覚ましている事に気がつき声をかけてきた。
「大丈夫?どこか痛い所はない?気分はどう?」
彼女は立て続けに僕に質問をぶつけてきた。しかし、言葉が出ない僕には何とも返しようが無い。
ただ口をパクパクとさせるだけの僕を見た彼女は、慌てた格好で室外へと出て行った。
 数分後、その看護士は医師を連れてきた。白衣を着た初老の医師だった。
「何時、意識が戻ったのかね。」
「数分ほど前のようです。すぐに声をかけたのですが声が出てきません。」
「そうか。他に異常は?」
「いえ、今の所は。まだ何とも言えないのですが・・・。」
「そうか。」
耳には彼らの会話が次々に流れ込んでくる。だが、僕はそれに応じる事が出来ない。
それどころか今になって気がついたのだが、声が出ないばかりか手足を動かす事が出来ないのだ。
僕は焦ってそれを医師に伝えようとしたが、一向に医師は気がつかないままそこらに置かれている機器のモニターを眺めては
看護士となんやかんや話し続け、医師の指示で看護士がいなくなってからようやく僕に尋ねてきた。
「手足は動くかね。」
"動かない。"
僕は口パクと共に首を縦に振った。
「動かないんだな。」
"動かないって。"
念を押す様に医師が尋ね返してくるので、同じ様に答え返す。すると医師は何も言わないで部屋を出て行った。
しばらくの間僕はまた一人になった。
44981=982:04/10/22 23:47:52 ID:S11bTZeb
 数時間後、再び部屋に人が入ってきた。とは言っても今回は、あの医師と看護士だけではなく黒いスーツを着た男と僕と同い年程度に見える女がいた。
「具合はどうか?」
スーツの男が医師に尋ねる。医師は答えにくそうな顔をして
「首から下の下半身が動かない上に声が出せません。どうやら、中枢に障害を負っているようです。」
「直る見込みは。」
「今のままでは全く・・・。」
「リハビリをしてもだめか。」
「リハビリ以前の問題です。そもそも運動中枢に障害を負ったのですから、動く事が出来ません。今は今後どうやって生活していくのかが課題となります。」
「そうか・・・。」
「お医者様、ちょっとよろしいですか。」
「はい、何でしょう。」
45981=982:04/10/22 23:57:50 ID:S11bTZeb
今度はスーツの代わりに一緒に着た女が口を開いた。
「この方の直る見込みはもう無いとのことでよろしいですね。」
「はい、そうです。」
「では、これからどうするつもりですか。」
「本来はこのような場合、病院にて面倒を見続けるかそれとも家族の方に引き取って頂いて自宅療養に回すのですが、
この方の場合家族がおりませんので、引き続き当院に入院し続ける事となります。」
「わかりました。この方は天涯孤独の身という事よろしいですね。」
「はい。」
女はジッと僕の顔を眺めると、不意に顔を上げた。
「犬上。」
「はい、お嬢様。」
お嬢様と呼ばれた女はスーツの男―犬上と呼ばれた―に場を返した。
犬上は持っていたかばんの中から書類を取り出すと、医師に渡した。
「これは・・・。」
その二通の書類に目を通した医師は狐につままれた様な顔をしながら呟いた。
46981=982:04/10/23 00:00:25 ID:rLlsWAtK
「退院許可書と身元引受書です。この方の今後のお世話は私たちが致します。」
女はきっぱりとそれを言い切った。そして、
「そもそもこの方がこのような目に遭ったのは私たちに責任があります。
ですから、私たちにはこの方が被った損害を全て補償する義務があるのです。
特にこの方の場合は首から下が全く使い物にならず、その上、声が出ないのでこのままでは病院の外に出る事すらままなりません。
しかし、身寄りは誰一人としていない天涯孤独の人。これをどうして放っておかれましょうか?」
「はぁ・・・確かに。」
「わかりましたか?では、すぐに我が家へと運びたいので用意の方をお願いします。」
「えっ、でも・・・。」
「何か問題でも?その書類は全て院長の決済が済んでいますよ。」
「わ、わかりました。すぐに用意いたします。おい、田川君、すぐに人を呼べ、いますぐにだ。」
「はっはい。」
田川と呼ばれた看護士は、医師に言われたとおりに数名の看護士を呼び出した。そこから先の展開は速かった。
看護士と医師は、すぐに僕の体に取り付けられていた様々な機器が取り外し、対応した処置が施した。
それらが終わるとストレッチャーで運び出され、地下の駐車場から車に乗せられて病院を後にした。
その間にかかった時間は、自分の感じたところではものの数十分も掛かっていなかった様である。
下の方に寝かされているので外の景色を見る事は出来なかったが、しばらくすると背中から伝わる揺れで一般道から高速に入ったように感じられた。
"どこへ僕は運ばれていくのだろう・・・。"
自分がこれからどうなるのか、と心配している内に僕は再び眠ってしまった。
47981=982:04/10/23 00:02:45 ID:rLlsWAtK
小説の最初の部分を投下しました。
ご覧の様に獣人はおろか獣化すらしていません。
次に投下する際には、その様な描写があるかと思います。
それでは。
48名無しさん@ピンキー:04/10/23 00:04:51 ID:aEg9tEuo
乙。期待してますよ。
49ミニネタ@35:04/10/23 00:08:59 ID:hWA0/ARy
エルトリア自治区。人と獣人が共に暮らしているこの世界。
自然界はこのバランスバランスができようとしていた。
しかし、このバランスを崩そうとする者達がいた。
ビーストハンターと呼ばれる密猟者たちだ。
密漁により獣人たちは無残に殺され、女の獣人は慰め物として高値で売られていった。
そして、人間を疑い始めた獣人が、村々を襲った・・・

街を歩く一人の少女。彼女の名はネイラという。
肩の辺りまである茶髪。髪と同じ色のぱっちりとした茶色の眼。
白いショートパンツから伸びる長くスラリとした脚がまた美しい。
そんな彼女はフリーの冒険者だ。あちこちを渡り歩いて仕事を見つけては、
仕事を成功させて報酬を得て、その金でしばらくその地に住み着き、金が
無くなったらまた仕事を探す・・・そんな生活を続けている。

ネイラが今回請け負った仕事は「ビーストハンター『ベイツ』の捕縛」である。
「ビーストハンターも最近増えたわね。でもアタシにとっては美味しい仕事。
チャッチャと片づけてさっさと帰ろっと」
ネイラは格闘技に精通している。というより、どんな仕事でもひょうひょうとこなせる
腕を持っているので別に仕事に困るようなことはないのだ。
50ミニネタ:04/10/23 00:09:22 ID:hWA0/ARy

ベイツの館が見えてきたところでネイラはふと立ち止まった。
建物の脇から数人の男がこっちを狙っているのに気づいたからだ。
「お姉ちゃん、そんなに急いでどこ行くんだよ」
「ちょっと俺らと付きあわねーか」
「お礼はたっぷり弾むぜ」
男3人、皆、顔に下卑じみた笑いを浮かべている。
しかも男のうちの一人は手に角材まで持っている!おそらくはベイツの部下だろう。
ネイラに好意を持っていないことは明らかだ。あわよくば・・・という感じさえ見受けられる。
「嫌よ。あんたらみたいな男の腐ったのとデートするなんてね」
それを聞いた男が顔を真っ赤にして怒鳴った。
「こっ、このアマ、調子に乗りやが・・」
振り上げた角材がネイラの頭に当たることはなく、ガランと音を立てて地面に転がる。
ネイラが男の腹に蹴りを叩き込んでいたのだ。フラフラとよろめくと後ろにズーンと倒れ込む男。
「ひっ・・・」
残り2人の表情が怯えたものに変わる。
「はぁっ!」
裂帛の気合いとともにネイラの回し蹴りが男の頭部に決まる。吹っ飛ばされた男は無論起きあがってこない。
残り一人は二人が瞬殺された様子を見ると、
「ばっ、化けモンだー!」
その場から一目散に逃げ出してしまった。
51ミニネタ:04/10/23 00:09:47 ID:hWA0/ARy

邪魔物を片づけたネイラは館の入り口へと向かった。
大きな扉の前まで来ると、ベイツが大声で部下に怒鳴っており、その横で部下と思しき男が鎖で縛り付けられた
獣人・・・明らかに獣と思われる耳がニョキッと伸びている!・・・が倉庫らしき建物の中へと引っ立てられているところだ。
「ちょっとごめん、ベイツっていう男がいるって聞いたんだけど、どこ?」
ベイツと呼ばれた大男はギロっとネイラを見る。
「お嬢ちゃん・・・ベイツっていう奴を捜してるのか?」
「そうよ」
「俺がベイツだよ!」
いきなりネイラに掴みかかると、ガッチリと羽交い締めにした。
「お前がビースト売買を嗅ぎ回ってる奴ってのは分かってるんだよ!こっちに来な!」
ベイツはネイラをズルズルと倉庫の方へと引きずっていく。
「離して!離しなさいよー!」
ネイラは力一杯に暴れ回るがびくともしない。
「これからお前さんには見せたいものがあるんでな。おい、口に当てる例のアレを頼む!」
ベイツが呼ぶとすぐさま別の部下がやってくる。
「ベイツ様に楯突いた代償は高くつくぜ!」
そう言うなりネイラの鼻元に強烈な臭いのする薬品が染みこんだ布を当てた。
ネイラはベイツにしっかりと掴まれているため逃げようがない。
「くっ・・だ・・・だめ・・・」
ネイラは必死になってこらえようとするが、すぐにグッタリとしてしまう。
ベイツは開け放たれている倉庫までネイラを引きずっていった。
52ミニネタ:04/10/23 00:11:18 ID:hWA0/ARy

・・
・・・
・・・・
「お嬢ちゃん、起きたかい?」
「うー・・・ん・・・」
ネイラが目覚めると、四肢は全て鎖で拘束されていた。ちょうど壁に
大の字に張り付いているような形だ。
「これからお嬢ちゃんには見せたいものがあるんでね。あっちだ」
ネイラのまだぼんやりとした視界にうずくまっている男がいる。
その男がゆっくりと立ち上がり、こっちにゆっくりながら確実に歩いていく。
「ビースト因子ってのは知っているか?ソイツが身体の中にある奴は
獣化する奴がいる。無論全員ではない。因子があっても獣化しない奴もいるしな。
ところがだ。俺はとんでもないクスリを作っちまった」
「クスリ・・・?」
「因子の活動を活発化させて人工的に獣化を起こす薬だ。実験は
そこらの乞食で散々やったから効果も実証済みだ。コイツも報酬を
ちらつかせたらすぐに飛びついて来やがった」
ベイツがこう説明している間にも、男・・・獣の耳が生えている・・・はネイラの
数メートル前までやってきていた。
「このクスリ・・・ジーザスは凄いぞ。覚醒剤なんかメじゃねぇ。樽いっぱい分の
精子が出るような感覚になるんだからな」
ネイラは目の前に居る男に犯される、と本能的に悟って冷や汗を出していた。
「いやっ、来ないで!来ないでよっ!」
「ウ・・・ウウ・・」
男はズン!と壁に手をつくと、その舌でネイラの頬をベロリとなめる。
そのあまりにもおぞましい感触に、ネイラは眼の前の男の両腕に毛が生え始めているのに気づかなかった。
ブルっとネイラが身震いする。
53ミニネタ:04/10/23 00:12:49 ID:hWA0/ARy
「ウウー!」
男が右手でネイラの胸元を掴むと、一気に服を引っ張る。
バリバリバリっ!」
音を立ててネイラのシャツが一気に破れ、飾り気のない白いブラジャーが露わになる。
「いっ、いやっ!」
あまりの恥ずかしさにネイラは胸元についている傷口を見るのも忘れていた。
シャツを引き裂かれた際に、伸びていた爪で肌をひっかかれていたのだ。
それなりに豊満な胸の谷間をブラジャーが頼りなげに覆い隠している。
それを見た男はますます欲情していた。いつの間にか男の全身ははちきれそうになっている。
顔をよく見ると、口元から牙が伸び、顔が長くなり、耳もより長く伸びている。
男はいままさに狼男に変身しようとしてるのだ。
「やああああ!」
ネイラは身体を左右に必死に振って逃れようとする。
ジュル、ジュル、ジュル、ジュル・・・狼男が舌なめずりするたびに、
何か濁ったものを吸い取るような、醜く、不気味な音が聞こえてくる。

(ケモノニ・・・ナレ)

その時、ネイラの頭の中にどこからともなく言葉が響いてくる。
「何・・・これ・・・」
その言葉の意味を理解する前に、「心」だけは奪われまいとして、ネイラはじっとこの陵辱に耐えようとしていた。
狼男は、ネイラのショートパンツを左手で実に器用につかむと一気に引き裂いた。
今や自分を守るものが布切れ2枚となってしまった事もあって、ネイラは恥ずかしさで下を向いた。
下着姿にされてしまったネイラに出来ることは、怪物の快楽に身を委ねるか、それとも気が狂うまで耐えるか、この2択しか無かった。
その間にも、狼男の右腕はネイラの「性感」を呼び覚ましていく。
我慢していたネイラではあったが、時間が経過するに連れて、狼男の愛撫を「気持ち悪い」「おぞましい」と感じなくなっていた。
右手が、いつの間にか勃起していたネイラの胸の頂をもみしだく。
54ミニネタ:04/10/23 00:15:25 ID:hWA0/ARy
(ケモノニ・・・ナレ!)
(ネイラ!)

また声が頭の中に響く。いつの間にか彼女の心臓が早鐘を打っている。
(ケモノ・・・何のこと?)
「・・・!」
胸を揉みしだかれ、彼女の体がエビのようにびくんと反り返る。
言いようの無い刺激が体の中を駆け抜け、身体全体に突き抜けるような熱さが走る。
二つの果実を時にはきつく、時には優しく揉む。人にあらざる異形の生物とは思えないようなテクに、彼女の五感は甘い感覚に包まれた。
「はあぁぁんっ・・・」
彼女の口から甘い声が漏れる。彼女はその触りごこちを快感と感じてしまっていた。
もっと気持ちよくさせてやろうとばかりに、ブラの下から潜り込んだ腕が彼女の胸を触る。
ネイラは抵抗を完全に諦めてしまっていた。手がブラにかけられ、それをただの布きれと化した。
(目覚メヨ・・・ネイラ!)
(ケモノニ・・・ケモノニ・・・ナレ!)
ネイラの形の良い二つの果実が露になった。爪がその胸の頂きを挟み込む。。
痛いとも、おぞましいとも感じなかった。あたかも体中に電撃が走るような感覚をネイラは味わされた。
意識が朦朧とする中、「最後の砦」にも、手が迫ってきた。そこは既に吐き出された蜜でしっとりと湿っていた。
ビリリッ!
手が布切れに食いつき、それを一気にもぎ取る。
ひんやりとした感覚が身を守るものがなくなったことを証明していた。
ショーツを引き裂かれ、生まれたままの姿となってしまったネイラは、ハッハッと、粗い息を吐き出す狼男を見てこう悟った。
(これ・・・まさか私の子供を産もうとしているの?)
その彼女の疑問を肯定するかのように、狼男の手が秘所を這いずり始めた。
(早ク・・・獣ニ・・・ナレッ!ネイラッ!)
「貴方は・・・あっ!」
その声に反応した瞬間、ネイラは中枢神経に雷が落ちたような衝撃を受けた。
眼の前には獣が獲物に襲いかかる光景が映し出された。体中が燃えるように熱くなっていく。
ネイラ心臓は限界までドクンドクンと大きく拍動している。もう心臓が爆発しそうな感覚だった。
そして、ネイラの両目がカッと見開かれ、怪しく輝いたのだった。

To be continued・・・
55981=982:04/10/23 00:21:27 ID:rLlsWAtK
乙です。こちらも期待してますよ。
5636:04/10/23 02:14:03 ID:BC6P1N//
あーあーあー、ようやくダナエたん小説の前編が書き終わりました(遅ーい
現在他の作者様が書いている模様ですので、頃合を見計らって投下したいと思います

つか、今更だけど人間(男主人公)出してもOK?(ダメだったら前編だけにする予定ぽ)
57名無しさん@ピンキー:04/10/23 02:55:30 ID:aEg9tEuo
ダナエたんも良いけどシエラ姐さ(ry
5836:04/10/23 03:03:24 ID:BC6P1N//
>>57
大丈夫。一応ですけどシエラ姐様のも準備しています(まだ書いてませんが)
私の名前(>>36)を見て頂ければ分かりますが、ちゃんとシエラ姐様(*´Д`)ハァハァですので

まぁそれ以前として男主人公出してくれる許可が出るかどうかの問題ですので
出るまでマターリ待ちながら妄想練ってます
59名無しさん@ピンキー:04/10/23 04:15:53 ID:8l19Ni0P
さあ盛り上がってきました(マジで)
60名無しさん@ピンキー:04/10/23 05:08:34 ID:/Xwjyuh5
>>56=36
1さんも言ってるけどその辺は臨機応変で
それが思いっきりメインでなきゃ別にいいと思うよ

あんまり「人駄目」をぎちぎちに言うと
人(脇役)がヤられてるのを見て主人公亜人が身代わり(本命のエロシーンはこっち)とか
獣化してエロではなくエロシーン中に獣化とか
そういうストーリーの展開がし難くなっちゃうし
61名無しさん@ピンキー:04/10/23 08:03:53 ID:GChUYSeb
>>34とか
こっちの住人は共存しよう派が多いのにあっち派は何かと激しく突っかかってくるな・・・
こっちはSSも投下され始めてそれなりにマターリ進行し始めてるんだからイイじゃん
つか漏れはあっちのスレの方がイマイチ盛り上がってない事が不安なんだが・・・
両方見てる者としては喧嘩せずに両方盛り上がって欲しい

こっちはSSの神降臨乙!
&空気読めなくてスマソ・・・
62名無しさん@ピンキー:04/10/23 11:18:56 ID:CkWnsfj6
おいおいおいおい、ここは本当にあの過疎スレの次スレですか?職人さんが複数いるし、
一晩で30レス以上ついてるし。落ちないよう必死で保守してた前スレが嘘のようだ。凄く嬉しい。
もう一つの次スレも頑張れ、超頑張れ。
63名無しさん@ピンキー:04/10/23 12:18:41 ID:CdeDT9XG
百合とか畸形とか蟲とか生体機械とかはこっちに来てね
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098260654/
頼む。マジで頼む。
64名無しさん@ピンキー:04/10/23 12:26:59 ID:sUbZV5GC
すごく久しぶりに来た前スレ住人です。
2スレ目おめーヽ(´∀`)ノ
しかも結構元気だし、このままガンガレ。

僕もまた小説かければ良いんだけど……。
∩( ´Α`)< 先生、漏れに時間ください。

シェアワールドっておもしろそうだよねー。とかいってみるテスツ。
65名無しさん@ピンキー:04/10/23 13:18:44 ID:VcbbME1f
こっちはダーク、暗い、凌辱系の話が主流になって、
あっちはあたたかい、泣ける、純愛系の話が主流になる予感。
66名無しさん@ピンキー:04/10/23 16:02:30 ID:aEg9tEuo
>>65
まぁ、そんなのどうでもいいかと。
とりあえずスレが盛り上がれば良しって事だ。

ってなわけで職人さん期待してます。
67名無しさん@ピンキー:04/10/23 19:08:50 ID:YE/l2Oqh
>>63
百合は↓に行けと荒らされない程度にやれよ
・・・と余計な心配をしてみる

レズ・百合萌え@bbspink掲示板
http://sakura02.bbspink.com/lesbian/
68981=982:04/10/24 00:18:12 ID:qjYvI9H/
>>42>>43>>44>>45>>46の続き投下します。
今回も獣人・獣化描写無しですが、次回投下分には含めますのでしばしお待ちを・・・。
69981=982:04/10/24 00:28:27 ID:qjYvI9H/
 次に僕が目を覚ますとそこは車の中ではなくどこかの部屋のベッドの上だった。
どこかの部屋とは言えども、それは茶色をベースにまとめられた洋室であり、枕元に置かれた椅子には1人の女性が座って僕を見つめていた。
「気がつかれましたね。」
僕と視線のあった彼女は、嬉しそうにニコッと笑って僕に言葉をかけた。
 目を覚ました僕はまず、今自分の置かれている状況を彼女にうかがった。
すると彼女は自分の名を桐壺と言い、あのお嬢様に仕える者で僕の一切の世話をするよう命じられていると述べた。
お気に召しませんか?と尋ねられたが、今1人では何も出来ない僕にとっては、大変ありがたい天からの恵みとも言って良い様な事であったので、喜んで彼女を受け入れた。
そして、ここから僕の新たな生活が始まった。
 体を動かす事が出来ず、声も発せない僕を桐壺は献身的に看病してくれた。
時には雑談もした、とは言っても僕が彼女のしゃべった事を聞き、それに対して僕が口パクと首を駆使して答えるというものに過ぎなかったが、
特にこれと言った楽しみの無い今の僕にとっては、十分な気分転換となりこれを大いに楽しんだ。
だが、雑談の最中に肝心な事、例えば自分はこれからどうなるのか、あのお嬢様とはいつ会えるのか、と言った事を尋ねると、困った事に桐壺は口を噤んでしまう。
それでもと、同じ事を何度も尋ねてようやく
「申し訳ありませんが、その様な事はいくらお客様から尋ねられましても答えてはならないと厳命されておりますので、私にはお答え出来ません。」
と言って、別の話題へと話の流れを振ってしまう。
結局、同じ台詞を数回も聞いている内に、無駄な努力をしている自分が馬鹿馬鹿しく思えてきたので何時しか僕は桐壺にその事を尋ねるのをやめた。
最も、自分自身を馬鹿馬鹿しいと思うだけではなく、質問する度に彼女が悲しそうな顔をするのに僕が耐えられなかったのも事実である。
70981=982:04/10/24 00:45:16 ID:qjYvI9H/
 ある日の午後、昼食が終わって1人静かにベッドに寝ていると、桐壺が部屋に入ってきた。
「お客様、お嬢様がお見えになりました。」
と僕に告げた。
"わかった。"
僕はただそう答えただけだつた。しかし、この時、表には出さなかったものの、内ではようやくこれからの自分の命運を握っている人と合えることを喜んでいた。
僕の返事を確認した桐壺はすぐに外へと出て、数分後に戻ってきた。
「どうぞ、お入り下さい。お嬢様。」
彼女が先にドアを開けてそう言うと、あのお嬢様が部屋の中へと無言で入ってきた。そして、枕元にある桐壺が何時も座っていた椅子に座ると口を開いた。
「お久しぶりね・・・気分はどうかしら?」
"おかげさまで何とか。"
「そう。ならいいわ。さてと、桐壺。」
「はい。」
「これから2人で大事な話をするから貴女は部屋から出て自室へ帰りなさい。出る時には鍵をかけてね。」
「わかりました、お嬢様。それでは。」
桐壺はお嬢様の指示に従って部屋を出ると鍵をかけた。
カチャッ・・・
静かな部屋の中に妙に鍵の掛かる音が木霊する。

71981=982:04/10/24 00:46:26 ID:qjYvI9H/
 部屋の中にお嬢様と僕しかいなくなると、お嬢様は再び口を開いた。
「先日の事故の事は本当にごめんなさい。こちらの不注意であなたの大切なこれからの人生を狂せたばかりか、
唯一無二であるあなたの体を壊したと言う2つの事実は、私達がどう足掻いても償え切れず消す事の出来ない事です。
本当に申し訳ありませんでした。」
そう言って彼女は深く頭を下げた。そして、頭を元に戻した彼女に僕は言葉を返した。
"大丈夫です。そんなに気になさらないで下さい。"
僕はもうあの事を問題にする気は全く無かった。しかし、彼女は違っていた。
「でも、私の過失であなたの人生を狂わしてしまったのよ。この事を気にしなくて何を気にすればいいの?私には分からないわ。」
どうやら、彼女は相当今回の事で参っているようだ。そこで僕は更に言葉を返した。
"その事は僕にも言えますよ。いくらあなたが僕に対して謝罪し、あの事故を悔いても僕の体が元通りになることはありません。
そもそも、事故の原因について云々言う事は時間の無駄に他なりませんよ。
それに僕には命があるのです。命が無事であった、それだけでも大きな儲け物です。その上、あなたは僕をここまで面倒見てくれる。
事故の被害者に対して加害者がここまでするのは基本的に有り得ない事です。その様な有り得ない手厚い支援をしてくれる方にどうして文句が言えるのでしょうか。
僕にはとても理解できない事です。今の僕はあなたに対する憎しみよりも、感謝の気持ちで一杯です。"
流石に口パクでここまで言うのは、結構疲れた。しかし、彼女の手前でさも疲れたかのような顔はとても出来ない。
と僕が思っている間に彼女は一瞬神妙な顔をして、すぐに口を開いた。
「命がある・・・確かにそうですね。命が無くては何もなりませんわね、いくら体が五体満足で残っていいましても命が無くては・・・。」
"そうでしょう、ですからそう気を病まないで下さい。でないとあなたに深く感謝している、僕まで気が滅入ってしまいます。"
「わかったわ・・・でも、あなたの言っている事には1つ間違いがあるのだけどいいかしら、言ってしまっても。」
"間違い?"
72981=982:04/10/24 00:48:44 ID:qjYvI9H/
「そう、間違い。あなたはもう自分の体が元通りになることは無いと言ったわよね。」
"はい。"
何だか高校時代に、苦手なタイプの教師に質されている様な感じを受けながら僕は正直に答えた。
「実を言うと、元通り・・・いや、元通り以上に戻る事が出来るの。」
"えっ・・・。"
僕は突然の告白に心底驚いた。出なくなった声がもう一度出てくるのではないかと思うほど驚き、息を吐いたが声は出なかった。
そんな反応を示した僕をお嬢様は愉快そうに見つめる。
"ど・・・どうやって、元に戻るのです?"
「簡単よ。」
そう言うと彼女は一息ついて続けた。
「私、いやこの館の者と同じになればいいのよ。」
"はぁ?"
予想していなかったその言葉に僕は思わずネタかと思ってしまった。しかし、彼女の目は真剣であった。
その目を見ていると、何かふざけた事を言ったら殴られるかも・・・という気がしたほどだ。
「まあ、すぐには信じられないと思うけど、私、人間じゃないのよ。
もちろん、桐壺も犬上も・・・この館にいるあなた以外の誰もが人ではない人外の民の末裔・・・人はそれを獣人と呼ぶわ。」
73981=982:04/10/24 00:53:02 ID:qjYvI9H/
本日分投下完了です。
毎度読み難い文ですみません。

訂正
>>69
×まとめられた洋室
○まとめられたこじんまりとした洋室

74名無しさん@ピンキー:04/10/24 02:35:10 ID:7406CVw5
>>61
んー、向こうのスレ住人というよりは、こういうスレ展開だとほぼ確実に現れる
「どちらかの住人を騙って煽る典型的な荒らし」の例かと。もしくは、急進的な自治厨房か。

まぁ、どっちもマターリして、それぞれの属性も定まったので、「どちらが、どう」というのは止めましょう。

さて、脳内の文章を煮詰めないと…
75名無しさん@ピンキー:04/10/24 09:05:45 ID:WelG92dx
>>73
お疲れ様。次回も楽しみにしています。
7636:04/10/24 21:58:36 ID:8Tp9gXY+
>>73
激しく乙カレー&thank you very much(何故英語?というツッコミは無の方向で
獣化させるシーンが難しそうですが、ガンガッテください

さて、そろそろマターリと小説のキャラ設定くらいうpしますかな
あ、でも小説うpする直前の方がいいか…
7736:04/10/25 15:12:21 ID:Yf3u5EYd
さて、かな〜〜〜〜〜〜り中途半端ですがうpさせて頂きましょう
まずキャラ設定から

・ユウ
男主人公 17歳
身長は男性陣(ラルクや瑠璃など)の中で一番小さく、ダナエ・シエラ<ユウ<瑠璃<ラルク といった感じ
マナの女神を倒すのと同時に説得し、世界の輪廻転生を終結に導いた
今は趣味の香水作りが講じて香水職人をしている(売れ行き上々)
見た目は一応歳相応だが、行動は子供そのもの。甘えん坊+悪戯っ子で色々と周りを困らせている
本人は意識していない模様だが、スケベ(笑
デフォルメ化してヌイグルミみたいになる事があり、よく人の頭の上に乗っかってゴロゴロしてたり

ダナエとシエラに好意をもっているが、どちらかを選べずにいる
本人としては二人と付き合いたいが、そうすると二股になってしまうと言う事で中立を維持
さり気なく「どうやって二人を同時にゲットするか?」と悩んでたり
(二重生活をする気はないらしい。疲れるしちょっと哀しく感じるので)



・ダナエ
皆様のヒロインその1(爆
現在は癒しの寺院再建のため、忙しい日々が続いている
ユウとは今のところ特別な関係はないが、密かに好意を持っている
恋愛経験は皆無で、どうすれば良いのか分からないのが本音だが、本人は精一杯頑張っているつもり
ちなみに、処女ではありません(色々あって)

発情期アリ。耳・尻尾・首元が性感帯
胸は少し小さめ(小振りで可愛い、って感じです。not複乳です。悪しからず)
下着(パンツ)は水色の横じまが入っている、スキャンティ
想像としてはこんな感じ→http://image.www.rakuten.co.jp/wishroom/img1012846728.jpeg
ブラジャーはつけていない。というかつけると肩の部分が見えてしまう
7836:04/10/25 15:13:33 ID:Yf3u5EYd
・シエラ
皆様のヒロインその2(爆
今でも白の森に住んでおり、ヴァディスのドラグーンをしている
ダナエと同じく、ユウとの特別な関係は無いが、密かに好意を抱いている
恋愛は一度した事があるが、スグに戦争が起こり相手は死亡。苦い経験と終わっている
ちなみに、ダナエと同じく非処女(相手はラルク)

発情期アリ。耳・尻尾が性感帯
胸はかなり大きめ(EカップあたりでOK? 同じくnot複乳)
下着(パンツ)は腰の部分が紐のような黒っぽいショーツ
想像としてはこんな感じ→http://www.wishr.com/jpg/031216/7929.jpg
ブラジャーはつけていません。代わりに薄い布を後ろで縛り、押さえつけるような感じで使用しています


・ラルク
言わずとしれたシスコ…げふっげふっ。失礼
今は呪いも解け、シエラの希望もあり【名目上】ヴァディスのドラグーンとなっている
ユウとは良き仲だが、一方的な扱いを受ける事が多い(抱き枕にされるとか、背中に抱きつかれたまま寝られてしまうとか)
たまに突拍子の無い行動に驚かされる(いきなりキスされたり、抱きつかれたり)
一緒にいた時間が一番長く、信頼は厚い

シエラとの肉体関係は絶っており、(一応)健全な姉弟になっている
誰かと付き合いたいという願望はなく、とりあえず独身で気軽に生活しようと考えている
7936:04/10/25 15:14:04 ID:Yf3u5EYd


・ヴァディス
知恵のドラゴンの一体。美しい毛並みを持っており、よくユウのベッド代わりになってたりする
普段は至ってマトモな性格だが、実はかなり性格悪かったりする
たまにシエラとユウの邪魔をしたりとか(笑

近頃はメガロードと付き合い始めたらしいが、もう一方的に奴隷的な扱いをしている(酷っ

(シエラ編はそのうち書く予定です。多分
 では、次にダナエたん編part1をうpします)
8036:04/10/25 15:14:34 ID:Yf3u5EYd
・ヴァディス
知恵のドラゴンの一体。美しい毛並みを持っており、よくユウのベッド代わりになってたりする
普段は至ってマトモな性格だが、実はかなり性格悪かったりする
たまにシエラとユウの邪魔をしたりとか(笑

近頃はメガロードと付き合い始めたらしいが、もう一方的に奴隷的な扱いをしている(酷っ

(シエラ編はそのうち書く予定です。多分
 では、次にダナエたん編part1をうpします)
8136 ダナエたん編part1:04/10/25 15:15:24 ID:Yf3u5EYd
 断崖の町 ガト
 つい最近まで葬祭が行われており、今でも花を片手に参拝に来る人がいる。
 しかし寺院はそれどころの話ではない。
 司祭が亡くなり、修道女も数少なくなり、世界で唯一である寺院も風前の灯火の状態だった。
 そのため、彼女は再建のために休む暇もなく働き続ける事を余儀なくされていた。

「ふぅ…今日はこれで終わりにしましょう」
 がたっ、と席を立ち、一息。
 そして机の左右にそびえる書類の山を見て、大きくため息。
 ばさっと数枚の書類を机の上に無造作に落し、ぐっ、と背伸びをする。
「んーっ」
 机の後ろにある窓を開ける。空は暗黒。無数の星が輝いているだけ。
 そして空に向けて腕を横に伸ばす。
 尻尾をピンと立たせ、全身をぴくぴくと震わせる。
 疲れた。
 まさにその一言に尽きる。もうなんだかんだで一ヶ月近くもこの調子だ。
 ちゃんと睡眠や食事は取っているが、肉体的にも精神的にもかなり厳しい。
 帰るのもいつも遅く、一日中椅子に座りっぱなしで体中が痛む。
 今の所は“彼”から貰った『疲労回復を促進する香水』とかでどうにかなっている。
「休みが欲しいわ…本当に」
 窓に腰掛け、ぼそりと呟いた。
 下から吹き抜ける風が、彼女の鈴を静かに鳴らした。
8236 ダナエたん編part1:04/10/25 15:16:09 ID:Yf3u5EYd
 彼女はこの【癒しの寺院】の最高責任者を担っている。
 というのも、司祭マチルダが亡くなってしまい、司祭の血筋が途絶えてしまったからだ。
 誰かに責任がある訳じゃない。全員の責任でもある。
 ―――あの時、私がもっとしっかりしていれば。私がもっと強ければ。
 …って今更、自己嫌悪しても無駄よね。

 結局、彼女の口からはため息しか出なかった。
 と思ったが。
「すぅ…」
 大きく息を吸い込み、そして
「どーしてエスカデは何もしないのよあのバカー!!」
 これでもかと大きな声で、エスカデがいるであろうジャングルの方角に向けて叫んだ。
8336 ダナエたん編part1:04/10/25 15:16:58 ID:Yf3u5EYd
 ダナエは自宅に帰ると、誰もいない部屋に向けてただいまを言った。
 ドアの近くにあるランプに光を灯し、鍵を閉める。
 荷物を適当に置いて、そのままベッドに直行。背中から勢い良くダイブ。
 そのまま大の字で寝そべり、目を瞑り、大きく深呼吸。
 天井を見上げる。特にこれと言って何もない。
「…今日も来てくれなかった」
 ただ、空しさだけがダナエを取り巻く。
 …ここしばらく、“彼”に会っていない。
 会いたい。別に会って何かしたい訳じゃないけど、とにかく会いたい。彼の顔が見たい。
 けど、会えない。
 彼とは“あの事件”以降、音信不通になってしまった。今も何処に行ったのかさえ分からない。
 一度彼の家に行ってみたけど、もぬけの殻だった。
 同居人の元を訪ねたが、彼からは何も言われていなかったと言う。
 どうしようもない不安にかられた。どうしてだか分からないけど、あの時の感覚は明確に覚えている。
「っもう……私はどうすればいいのよぉ…」
 震えた声。
 泣き崩れそうな顔をしているのだろうか。
 無意識のうちに、居もしない誰からか顔を隠すように枕に埋める。
8436 ダナエたん編part1:04/10/25 15:17:43 ID:Yf3u5EYd
 会いたい。
 会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい。
 話をしたい。手を繋ぎたい。抱きしめてもらいたい。ずっとずっと、一緒にいたい。
 キスをして、抱きしめて、愛しあって……


 湧き起こる欲望。
 頭の中がおかしくなりそうな、恐怖にも似た感覚に襲われる。
 体が熱い。
 身震いが起こる。
 それらを耐えようと、ぎゅっ、と体を強張らせ、枕を強く抱きしめた。


―――私は彼だけを愛したい。私は彼だけに愛されたい。
 ……
―――彼だけのモノになりたい。彼を私だけのモノにしたい。
 私は…
―――私は彼だけのモノ。私の体は彼のモノ。身も心も、彼にあげたい。
 私は…私は…
―――体が望んでるんでしょ?彼が欲しいって。無い物ねだりをしているんでしょ?
 あ…あ……
―――体だけじゃない。貴方、いえ、【私】という【存在】そのものも望んでるんでしょ?だから悩んでる。
 あう……ぅぅ…
―――正直になればいいじゃない。彼が欲しいって。楽になればいいじゃない。
 ………
―――愛を求めなさい。今は彼を想いなさい。今はまだ時が来てないだけだから…
8536 ダナエたん編part1:04/10/25 15:18:30 ID:Yf3u5EYd
 ふと我に帰ると、枕を適当に放り投げ、ベッドから降りる。
 そのまま隣の部屋へ。
 書斎…というより、殆ど物置状態の部屋だ。
 ちゃんと整理整頓されているが、本当に様々な物があちらこちらに置いてある。
 武器やアルバムや色々な本。薬や調合の材料。最近は使ってないため少し埃を被っていた。
 ダナエは薬が置いてある棚の一番下の引き出しを開け、中から小さなビンを取り出す。
 ビンの中にはピンク色をした粉末が入っており、コルクで閉められている。
 ダナエはそれを持ち、ベッドへと戻った。

 ベッドの上に適当に座り、ビンのコルクを外す。
 それと同時に中から甘い匂いが湧き出し、ダナエの鼻をくすぐる。
 匂いが出ているのを確認したダナエは、数秒、その匂いを嗅いでフタを閉めた。
 ベッドの脇にある小さな棚の上に置き、ベッドに横になる。
「んんっ…」
 ビクッ、と大きく身震いをする。
 それをきっかけに、段々と息が荒くなり、熱を持つようになる。
 …30秒後には、もう出来上がっていた。
 目はとろんとしており、尻尾は酔ったようにふにゃふにゃとベッドの上を動きまわる。
 心臓は坂を全力疾走した時のようにばくばくと激しく動く。
 媚薬だ。
 ダナエの母が以前、遊び半分で作った物だ。これで色々と悪さをしていたらしい。
 効果はモンスターで実証済みらしいが、自分に使ったのは初めてだった。
「へ、変な感じがするぅ……」
 我慢できなくなり、服を脱ぎ始める。
 まずイヤリングから。両手で丁寧に外し、ビンと同じく、棚の上に置く。
 そして上半身。いつも来ている蒼いキャミソールを脱ぎ、ベッドの上に適当に投げる。
 下着は着ていないので、スグに胸があらわになる。
 そして投げる動作の反動で少し胸が揺れる。小さいと言えば小さいが、手で鷲掴みにするには丁度良い位のサイズだ。
 次にズボンを脱ぐ。少し腰を浮かし、素早く脱ぎ捨てる。
 同じく適当…ではなく、キャミソールの上に投げる。
 これで今身につけているものは、スキャンティ(パンティ)と蒼いアルテナフェルトの籠手だけ。
 正直、裸よりも今の格好の方が艶かしい。
8636 ダナエたん編part1:04/10/25 15:23:52 ID:Yf3u5EYd
 脱ぎ終わると、スグに自慰を始めた。
 よほど我慢していたのだろうか、いきなり左手でパンティの上から恥部を摩り、右手で左胸を弄る。
「んっ…ん、あっ…」
 か細い声が漏れる。それと同時にぴくり、と体を震わせた。
 別に初めての事ではないが、随分久しぶりの事であって、少し初々しい感じがする。
 そして少し遠慮があるらしく、脚は広げず、ぴったりと閉じたまま。
「あ…あっあっ」
 だが、それでも十分な快感を得ていた。むしろ、この程度が丁度良いくらいの様だ。
 それどころか少し強かったらしく、体を少し前に反らして快感に耐えようとする。
 パンツ越しで摩っているのだが、まだ始めたばかりなのに濡れぼそっていた。
 脚をすりすりと擦らせ、自ら与えている快感に必死に耐えるが、摩るたびに喘ぎ、恥部を濡らし続けた。
「ユウ…あんっ、ユウゥ…」
 熱のこもった息を吐きながら、今は居ない愛しい人の名を呼ぶ。
 目は潤み、口からは唾液が一筋の道を作り、胸元へと落ちていく。
 今度は揉むように恥部を、そして乳首を執拗に責めた。
 先程とは違う、それでいて強い快感。
 びくびくと体を震わせ、貪るように責め続ける。
 それに反応して体を更に前に反らすが、バランスを崩し、前に倒れてしまった。
 しかし、それが幸か不幸か、尻を突き上げ、顔をベッドに埋めるような体勢になってしまった。
 脚も自然に開いてしまい、より強い快感が与えられる。
「ひぅ…にゃっ、あんっ!」
 思わず、猫のような声が出てしまった。
 本能にスイッチが入ったのだ。もうそうなると、この後の展開は早かった
8736 ダナエたん編part1:04/10/25 15:24:22 ID:Yf3u5EYd
 パンティの中に手を入れ、迷う事なく恥部に中指を挿れ、前後に動かす。
 媚薬の事も相乗して十二分に潤っており、動きは随分とスムーズになっている。
 動く度にじゅぶじゅぶといやらしい水音が発生し、ダナエをより興奮させた。
「い、いいのぉユウ…にゃうっ、んっ!…き、気持ちいい、のぉ…」
 時折中で指先を曲げ、一箇所だけを擦るように刺激する。
 丁度一番感度の高い所だったららしく、胸を弄っていた右手でベッドのシーツを鷲掴みにし、必死に堪えようとした。
 口から溢れた唾液はベッドに小さな池を作り、それによって頬がぐちゃぐちゃになる。
 だが左手は、彼を想いながら指を動かし続けた。
 その都度、息を荒げ、肢体をびくりと大きく震わせる。
 パンティを穿いたまましているためか、愛液はベッドには滴り落ちていない。
 しかし恥部は洪水状態で、当のパンティも水に浸したように濡れていた。
「くぅ…あっ、だっダメぇ…ユウだめだのぉ…も、もうダメなの……はぁんっ!」
 絶頂が近いのを感じ、指の動きを早くする。
 しかしそれではつまらない。というより、もっと強い快感が欲しい。
 躊躇う事なく指を奥深く、可能な限りまで奥に押し込む。
「い゛う゛っ!?」
 言葉にしがたい唸り声をあげた。
 大粒の涙が流れ、肢体はガクガクと震え始める。
 何か言葉を発しようとするが、荒げた息がそれを邪魔した。
 だがそれも最初の時だけで、時間が経つにつれ、序所に慣れていった。
 右手で恥部を押し広げ、人差し指も挿れる。
 動きはより早くなり、水音も段々と大きくなっていく。
「ユ、ユウゥ…ユウゥゥ……あんっ!あっあっ!あ――――――っ!!」
 愛しい人の名を呼びながら、絶頂。
 絶頂を迎えた体勢のまま、体を大きく震わせる。
 そして余韻を貪りつくすかのように、ぐちゅぐちゅと音を立てて恥部内部をかき乱す。
「はぁ…はぁ……ユウ…す、すっごくいいのぉ…」
 恍惚の表情を浮かべ、一度体を横に倒した。
8836 ダナエたん編part1:04/10/25 15:27:23 ID:Yf3u5EYd
 乱れた呼吸をある程度整え、上半身を起こす。
 濡れたパンティが妙に気持ち悪い。
 別に誰かに見られる訳でもない、と言い聞かせ、いそいそと脱ぐ。
 べったりと粘液がついており、ちょっと匂いを嗅いでみる。甘酸っぱいがした。
「…って何やってるんだろう私は」
 少し恥ずかしかった。
 そしてまた、ベッドに横になり、瞳を閉じた。
 …が、本格的に発情してしまったらしく、体の疼きはまだ止みそうにない。
 それどころか、どんどん酷くなっていく。
 ……もっと、もっとユウが欲しい。
 再度上半身を起こす。ついでに、自分の愛液で濡れた籠手も外す。
 脚を広げ、膝を曲げる。
「んんっ…あ、あっにゃんっ」
 そしてまた、左手で恥部を、今度は愛撫し始めた。
 媚薬の効果なのだろうか、まだ十二分に潤っており、スグに指が中へと挿った。
 絶頂を迎えてまだ時間が経っていない事もあり、先程よりも感度が高くなっているようだ。
 指を動かす度に体を揺らし、声を漏らす。
 だが、それだけでは何か満足できない。
 もっと、もっと強い快感を体は欲していた。
8936 ダナエたん編part1:04/10/25 15:28:38 ID:Yf3u5EYd
「……」
 一度行為をやめ、体勢を整える。
 膝を曲げ脚を広げ、座り込む。正面から見ると、足が逆Wのシルエットをしている。
 股の間にある自分の尻尾を右手で掴み、先端を恥部にあてがう。
 空いている左手で恥部を押し広げ、愛液でまみれている内部をあらわにさせた。
「ユウ…挿れるよ…」
 そっと呟いた。
 体を強張らせ、強く目を閉じる。
 そして、尻尾の先端を恥部に挿れた。
「んんっ!!」
 ぬちゅ、という水音と同時に、激しい身震いが起こる。
 そのまま尻尾を、ゆっくりと奥に押し込んでいく。
 その都度、あっあっ、と声をあげ、また口から唾液が流れていく。
 しかしダナエの顔には、恍惚の笑みが浮かんでいた。
9036 ダナエたん編part1:04/10/25 15:29:10 ID:Yf3u5EYd
「あっあっ、あっ…い、いいよぉユウ…奥まで、奥まで入ってくるよぉ…」
 顔を紅潮させ、一心不乱に尻尾を動かす。 
 彼に見られている。彼に犯されている。
 その想いが、ダナエをより一層淫乱にし、興奮させた。
「ユ、ユウの…ユウのがすごく気持ちいのぉ…も、もっと、たくさんしてぇ…」
 尻尾を最奥まで、深深と押し込む。
 最奥まで達するのと同時に、びくりと体を反らした。
「は、はあぁ…い、いく、いくよユウゥ…いっちゃう、いっちゃうよぉ…」
 段々と尻尾の動きを速め、恥部をひたすら虐め続ける。
 そして再度、最奥を突き、絶頂。
 快感が強すぎたらしく、上手くろれつが回らなかった。
「っぁ……ュウ…ぃっ、あっ…」
 尻尾を勢いよく引き抜く。僅かに身震いをした。
 愛液で塗れたソレは、甘酸っぱい匂いを放ちつつベッドの上に倒れこんだ。
 そして体を後ろの倒す。
 恍惚の表情をしたダナエの目は、満足そうな、そして何か寂しそうな目をしていた。
 …明日こそは、来て欲しい
 そんな想いを抱きながら、静かに目を閉じた。


 翌日、ダナエが寝過ごして遅刻してしまった事は言うまでもない。
9136:04/10/25 15:31:21 ID:Yf3u5EYd
とりあえず、前編(part1)をうpしてみますた
…って後で読み返してみたり遠目で見たりしてみると、激しくおかしく感じる点多々あり
もっと文章力がホスィなぁ…あ、それ以前に本業(?)である画力がホスィ(泣
92名無しさん@ピンキー:04/10/25 17:34:00 ID:de5pA9u0
                         _,.−' "´ ̄ ̄ ̄ ̄` `¬- 、
                   ,r'⌒',                 r⌒ヽ
                 / `−'                  `−' \
                /       |─────────‐|       ヽ
| / ̄|   _,,..、、 -―¬′     !             l      ゙、―--  、、.,,_   ┃|
工 ヽ/ニ二           |      ゙、            j        !        _ 二ニ┃|
| /     ̄``` ¬ー--、        `、              /       /-― 冖 ""´ ̄     ・ '
                ゙:、     丶             /       /
                     \       \         /       ,/
                       `丶 、     \    /      ,. -'"
                      `` ‐-  \/  -‐ ''"
93名無しさん@ピンキー:04/10/25 19:05:53 ID:Kd+rs0yg
ハァハァ、ハァハァ・・・・
GJ!
94981=982:04/10/25 20:35:52 ID:gjD7rnOu
>>91
乙です。
95名無しさん@ピンキー:04/10/25 21:33:18 ID:gw4/Fea+
>>91
文章力とかそれ以前にとにかくエロい。それ大事。良い物見せてもらいました。
というかこれが副業なら本業はどこまで凄いのか。
96名無しさん@ピンキー:04/10/25 21:47:34 ID:v7C2SFo/
地震のせいでパソコンからネットできないです。
すっごく辛すぎ。暇だから小説書こうとか思い始めたのに
携帯からなんとか見てるけど電池直ぐ無くなるし…助けてください…
97名無しさん@ピンキー:04/10/25 21:49:22 ID:PTu2IhZ3
エロい、エロいよ。最高だよ、アンタ・・・。
98名無しさん@ピンキー:04/10/25 21:51:24 ID:v7C2SFo/
>>91
乙っ
何時もは凛々しいダナエさんの乱れた姿素敵すぎます…ハァハァ
9936:04/10/25 22:09:45 ID:fNcE7XEZ
>>92
Д )  ゚ ゚ メチャクチャ デカー
>>93
そんな萌えてくれた君に
グッジョブ!!
  _、_
 (,_ノ`)   n
 ̄   \ ( E)
フ   /ヽヽ//
>>94
どもです
>>95
本当は絵を描く方をメインにしたいんだけど、ただいま練習中(リアル・ネット両方で)
まだ始めたばっかりだから、これから努力しまふ
>>96
安心してくだせぇ
この板は逃げも隠れもしません。落ちるかもしれないけど(爆
>>97
じ、実はエロ小説書いたのまだ2,3回程度なんですが…とりあえずエロい使徒ですのでこれからもヨロ
>>98
凛々しいダナエたんって小説書く時悩む罠
身近に似たような人がいないせいか、この時はこうゆう言い方をする、とか全然もう(ゲンナリ

とりあえず、許可さえ出りゃpart2書き始めまっふ
100名無しさん@ピンキー:04/10/25 22:42:25 ID:gw4/Fea+
>>99
許可と言うかむしろこっちが頼みたいような。
遠慮せずいつでもどうぞ。
10196:04/10/25 23:09:08 ID:wotuOLwM
>>99
ごめん、なんか電気復旧しちゃったヽ(´∀`)ノ。マジすまそ。
来週まで学校暇だから小説書きたいです。

>100 と同じく小説は多い方がイイし。たのんます。
102名無しさん@ピンキー:04/10/25 23:48:33 ID:PTu2IhZ3
>>99
>>100同様こちらからお願いします。頑張って下さいです。
103名無しさん@ピンキー:04/10/26 02:49:49 ID:j/ryOLCz
設定の色々あって処女じゃ無いってのも激しく気になるグッジョブ!
104名無しさん@ピンキー:04/10/26 05:12:35 ID:+pGadAiD
>36
(・∀・)イイネ!!
105名無しさん@ピンキー:04/10/27 09:13:11 ID:TmVnhGpx
…どうでもいいけど>>92のキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!可愛いね…立体湾曲
106名無しさん@ピンキー:04/10/27 16:30:46 ID:mM+5d9Sx
暇つぶしに小説を書いてみたが、前説永杉だな漏れの……。
獅子×虎はどうだろ。合いの子ってできたっけ?
107名無しさん@ピンキー:04/10/27 16:48:58 ID:ZloVjB+a
ヒョウとライオンは合いの子いた様な希ガス(確かレオポン)
愛さえあれば何とでもじゃないが
SSだしあんまり深く考えなくてもいいんじゃね?
108名無しさん@ピンキー:04/10/27 16:49:01 ID:tviM8+tx
>>106
できるよ。
投稿してホスイ。
109106:04/10/27 17:38:58 ID:mM+5d9Sx
まだエロまで来てないからお預け。
漏れにエロをわけてけれ。
11036:04/10/27 20:12:39 ID:GIM895+J
>>106
虎キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
できれば虎娘キボンヌ!!
>>100-102
今書いてるけど色々なパターンが頭の中にあって困惑中
てか本業の絵はどうした俺(ダメポ
>>103
それはまた外伝っぽいような感じで…ってあーまた書く予定の物が増えたー(泣
つかシエラ姐様編も残ってる…
111106:04/10/27 20:22:51 ID:mM+5d9Sx
>>36
姫さま(虎)と元王子(獅子)。
えちシーンだけ上げてあとは
マターリ自分のページでもつくって上げよかなと。

えちシーンて難しいよね、いぁまじで
112名無しさん@ピンキー:04/10/27 21:03:10 ID:PUF9LV4y
>>106
じっくり気長に書いて下さいな。前説も含めて楽しみにしてます。
113名無しさん@ピンキー:04/10/27 23:31:25 ID:mM+5d9Sx
前スレ95の続編を投下してみる。
前スレ797が
「相手を食い殺しかねない勢いで攻めるシリアスな肉食系とか見てみたい。 」
とか言われたのが気になってちょっとサドめにしてみたが……
ほんのちょびっとだけど嫌いな人はスルーしてください。よろぴこ。
114無題(狼×兎):04/10/27 23:34:01 ID:mM+5d9Sx
もうすぐ、あの時間だ……
嫌だと思うのに、胸がどきどきする。
すっ……と、窓を開けようとすると……
「あら、あたしを置いてどうするつもりかしら」
声がして手が止まる……振り返ると……。
そこにはライトブルーのワンピースに白衣を羽織った女……、
シェナだ……

「だめよ……そのままの姿じゃ……服がもったいないでしょう?」
するりと俺の背後に回り込むと、するする服を脱がせていく。
……思うように身動きがとれないのは、
カーテン越しに浴びてしまった光のせいだろうか、それとも……
115無題(狼×兎):04/10/27 23:34:39 ID:mM+5d9Sx
ふふ、とシェナが笑いながら俺の上半身は裸になる。
この数ヶ月で、俺の体は平常の体でも急激に変化したと思う……。
六つに割れた腹筋、厚い胸板……って野郎の体なんてどうでも良いか。
何もしていないのに、まるで、
鍛え抜かれた格闘家のような体になってしまって……。
ぺたぺたといやらしくそれを確認するように、シェナの手が這い寄る。

「……素敵……逞しくなったわ……本当に」
顔を上に上げ……歯を食いしばる……。
何でこんな女に……。

「……あら、今日は無口なのね……」
「うるさい……」
116無題(狼×兎):04/10/27 23:35:12 ID:mM+5d9Sx
何か、言いようのない苛立ちがこもった声を、シェナに向ける。
ゆっくりと背中に彼女の胸元が密着する。
それにしてもこいつの胸はでかい……。いったい何をしてるんだか。
押し当てるように、抱きしめられて、俺のアレに血が集まってくる。

「……あら……あたしを求めてきてくれるのね。嬉しい」
俺の胸にあった右腕をゆっくりと股間の方へやり……、
それに……そっと触れる……。

「早く……月を……見せろっ!……」
シェラに触れられて抵抗できないのと、
それを求めている自分に嫌悪感を抱きつつ、
息苦しくなりつつも俺は言った……
117無題(狼×兎):04/10/27 23:35:34 ID:mM+5d9Sx
「……そうね……そろそろあなたにめちゃくちゃにされたい……」

シャッ、とカーテンが開き……

そこから、月の光が降り注ぐ。

満月の光、それには、俺らの血を沸き立たせる何かがある。
性的欲求がオーバーフローを起こすことはあまり無くなったが、
これを体に浴びるとあまり自分にはどめがきかなくなってくる。

「ォォォォォ……」

まるで、怒りを全身に表すかのように顔がゆがむ
ほてっていた体がとても熱い……力がどんどんふくらんで行く……。
体中の筋肉が、更に太く……大きく……発達して……
118無題(狼×兎):04/10/27 23:36:07 ID:mM+5d9Sx
いつの間にか体にはわき出るように灰色の毛が生えていた。

ボコッ……ボコボコッ……ゴキッ…ゴキゴキッ…ググッ……

骨格が前のめりになり、俺は舌を出して荒い息を始めた。

ハッ…ハッ…ハッ……

目つきと爪は鋭いナイフのようで、牙はもう口からはみ出している。
せり出した鼻の頭は黒く……爪先には長いかぎ爪……

ビリッ……と尻に尻尾が伸び、とたんに……
119無題(狼×兎):04/10/27 23:36:32 ID:mM+5d9Sx
『アオォォォォォーーーーーーーォォォォォンッ……!!!』

部屋の外、500メートルほどだったらたやすく聞こえそうな、
そんな大きな遠吠えを響かせた。

クルリ、背を向ケルト、白い雌兎ガイタ……
俺ヨリ、二回リカ小サナ……兎娘……。
足元ニハ……人間ノ名残ノ服……。
裸で潤ンダ目デ見ヤガル……メス……
俺ノ……エサ……。
120無題(狼×兎):04/10/27 23:36:51 ID:mM+5d9Sx
がしっ、とそいつを掴むと、一気に床に投げるように押した
「…………きゃっ!」
このぐらいでは骨なんて折れないだろう、獣だし、
スキを与えぬようにその上にのしかかり、激しい息を吹きかける。
なま暖かい息を、嫌と言うほど、そいつに

「……ぁ……あ……」
何時もは偉そうな兎はこのときだけは俺に素直に従う、
そんなこいつを……痛めつけたい……俺だけの物にしたい……
何時もそんなことを考える。
121無題(狼×兎):04/10/27 23:37:27 ID:mM+5d9Sx
がしっ、と首の根本を掴み、ゆっくりと、締め上げる
「や………ぁ……やめ……て……」
苦しそうだ、ジタバタして俺から逃れようとしてやがる……

そんなこいつを見て、俺のイチモツはブクブクと膨らみ出していた……。
最高だ……もっと、こいつの苦しむ顔を見てみたい。
「……俺ノガ……欲シイノカ……言ッテミロ」
「……あ、あなた……のぉ……太い……おちんぽ……ぉぉ……
 あわれな……メス兎……にぃ……ぶっさ……して……くださぁ」

と言いかけたところで、ギリギリギリ……と首を絞めていく……
ふつうの女なら死ぬであろう力だが……
こいつなら耐えるだろう……俺はそれを知っている。
122無題(狼×兎):04/10/27 23:38:07 ID:mM+5d9Sx
そろそろまずいか……と思い、少し力を緩めてやると
げほっげほっ、と激しく咳をして、息を整えようとする、
俺はそこへ爪を突き立てると、じわりと、シェナの毛皮が赤くにじむ。

「あ、ああ……いたっ……」
「我慢シロ……明日ニナッタラ……直ルンダロ」
ククク……と人間の時には出さないような喉の奥で笑いを出す。

「……早くっ……お願いしますっ……」
こいつ、死にそうになっても、まだお願いしやがる
本当に、ただ差し込んで欲しいために耐えている感じだ。
123無題(狼×兎):04/10/27 23:38:34 ID:mM+5d9Sx
「……糞兎……ソンナニ欲シイナラ」
……俺はもうジーンズを破りそうになっていた股間を取り出すべく
ジーンズととどめていたベルトとボタンをもぎ取った。
先走りの滲むジッパーも無理にこじ開けると
そこに図太い俺のイチモツが現れた……。
人の時のそれとは違い、先が赤く色づいている。
はじめはこんなのじゃなかったのに……

「ああ……」
とうっとりとした顔でシェナは、
まるで待っていたかのように自ら密壺を指で開く
「さぁ……早く、入れてください……お願いします……」
必死に切なげに言う。
124無題(狼×兎):04/10/27 23:38:57 ID:mM+5d9Sx
「……タップリ味ワイナ……糞兎ッ」

ズプりっと突きつけるようにイチモツを入れると、
「あぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
と叫びだしたシェナ……、それを聞きながら、
肩にがぶり、とかみつく。

「あ゛ああ゛……っ!」
甘噛みでも、食らいつきでもない……だが確実に痛みの届くように、
その獲物に歯形をつけながら……激しく腰を動かす。
すると、痛みが作用するのか、締め付けが強くなる。
125無題(狼×兎):04/10/27 23:39:51 ID:mM+5d9Sx
「あっ……んっ、んっ……やぁっ……ぁっ……ぁあっ」
痛みも忘れて喘ぐ、そんなこのメスのエサが、俺は最高だと思った。
月一度の楽しみ……やめることのできないような……。

メスがイかない内に……俺の方がこみ上げてきた、
人の場合、先にイったほうが順位が下になるとか言う奴がいるが
そんなの関係ない……俺等の上下関係は何時も一つだ……

「クゥ、ウウ。アァォォォォォォォオオオオオッォオンッ」
「あっ、あああああああああっ!」
遠吠えとともに、膨大な量の白濁液をぶっ放す。
俺が日々ため込んだこいつへのストレスを、戻すように……
少し、シェナの腹がふくらんだかのように見えた……
126無題(狼×兎):04/10/27 23:40:18 ID:mM+5d9Sx
「っ……すごい……ものすごく……おしよせてきてっ……っ」
シェナは目を見開きながら、俺を見つめて微笑む……
こいつ……コイツっ……
俺の高ぶりはまだ終わらない……こんなんじゃ……終わらせない。


……俺はまた、押しつけるように、腰を激しく、動かし始めた……

交尾は月一度……夜通し行われるが……
今日はなぜか……昼もずっと……続いた……。
127無題(狼×兎):04/10/27 23:40:41 ID:mM+5d9Sx
そして……朝。
ばさっ、と起きると、シェナの体が上になっていた……。
俺たちは、どうやら、つながったまま寝ていたらしい……。
人に戻り、けがはないか、両者を体を確認して
ゆっくりと俺のそれを、抜いてみる。

ぬぷり……こぽこぽこぽこぽこぽ。

ぷっくりとふくらんでいた腹に栓ででもされていたのか……
常人では考えられないような大量の精液と愛液の混合液が、
シェナの秘所から排出される……。
だが、人の時でなければ、決して子ができる訳じゃない……
根本的に種族が違うから……なのであろうか。
128無題(狼×兎):04/10/27 23:41:08 ID:mM+5d9Sx
これを見るととても悲しくなり、
そして、自分がとてもやるせない……したくない、と思うのだ。
俺は大きなため息をつくと、シェナの頭を撫でてやった。

彼女は起きた……
……毎回……それでも、……彼女は俺を見て微笑むのだ
「……良いわ……あなたの……とても強くて……強引で」
そういわれると、また俺は、強く彼女を睨み付けてやるのだ……
……そして、ゆっくりと彼女を強く抱きしめて。

……俺は、シェナをいつか、本当に食べてしまうかもしれない……
その前に、素直に……俺はシェナを……スキになりたい……。
129無題(狼×兎):04/10/27 23:42:05 ID:mM+5d9Sx
いじょです。短いのと思ったのだけど、やっぱ長くなる……
今日は疲れたので寝ます……お休みなさい。
130名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:10:11 ID:bbvdiTor
>>113
獣化燃えの俺にとって前スレのあなたは神でした。今でもそれは変わりません。
自分でも忘れかけていたレスを覚えていてくれて嬉しいです。
131981=982:04/10/28 00:47:09 ID:7A2GXavB
>>129
お疲れ様です。まさか、あなたが登場するとは思ってもいませんでした。
自分も頑張らないと・・・。しかし、エロシーンが上手くいかなひ・・・。
132名無しさん@ピンキー:04/10/28 11:02:36 ID:se/Tul3A
あっちのスレもよろしく頼むな
まだ投下されてないがあっちでもグリフォン×馬娘を書きたいという人や
前スレの龍の神が降臨されてる
どっちのスレに書けばいいか悩んでる節もあるので
アドバイスでもいいからあっちのスレにも顔出しヨロ

そして>>129神乙!
前スレのも最高ですた!!
13336:04/10/28 15:37:36 ID:QVagWrq7
>>129
グッジョブ!! オレノエロパワーガアガッタゼ!!
  _、_
 (,_ノ`)   n
 ̄   \ ( E)
フ   /ヽヽ//
つか前スレの奴保存すんの忘れた罠(滝汗
そういや前スレにSSを保管している場所のURLが張ってあったっぽいけど
教えてエロい使徒
134名無しさん@ピンキー:04/10/28 16:05:25 ID:bbvdiTor
>>133
前スレ134辺りにあったけど、今開いたらエロページに飛ばされました。
一応保存してるので適当なアップローダーさえあれば何とか。
135名無しさん@ピンキー:04/10/28 16:23:13 ID:AXmmhO9k
ここからかな
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
13636:04/10/28 17:51:32 ID:AXtySYGy
>>135
サンクス
つか俺の小説しっかり掲載されてる罠
修正とかしたいのに…
137126:04/10/28 20:32:54 ID:WGEyIOJW
>>36=136
修正したかったら保管庫の管理人にそのことを伝えて、
修正した物をあそこのあぷろだにうpすれば補完してくれるよ。
さて、次のネタあさらねば。
138狼♂×羊♀:04/10/29 00:34:35 ID:cg2lyeEx
むかしむかし、あるところに、ひつじびとのむらがありました。
あるひ、むらはずれに、おおかみびとのこどもがあらわれたのです。
ひつじびとたちは、おどろきました。
なぜなら、おおかみびとはかれらのてきだからです。
「ころしてしまえ」ひつじびとたちはいいました。
「まって、まだこどもじゃないの」ひとりの、ひつじびとのむすめがいいました。
おとなたちは、こまりました。
そのむすめは、むらおさのまごだったからです。
むらおさは、おおきなつのをおおかみびとのはなさきにつきつけて、いいました。
「いいだろう、ただし、わるさをしたり、やくにたたなかったら、すぐにころしてしまうよ」
おとなたちも、しかたがないと、ひきさがりました。
そのおおかみびとは、まだあんまりこどもだったので、さすがにあわれにもおもいましたし、
なにより、いくらおおかみびとでもいっぴきだけなら、みんなでかかればすぐにころせると
おもったからです。
いのちごいをしたひつじびとのむすめは、よろこびました。
「よかったね、あたしはメイというのよ。あんた、なまえはなんというの?」
「……………ガブ」
こうして、おやからはぐれたおおかみびとのこどもは、ひつじびとのむらでくらすことに
なりました。
それから、しばらくのときがながれます…………。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
139狼♂×羊♀:04/10/29 00:35:30 ID:cg2lyeEx
おおきなバスケットを抱えて、村の北の外れまで歩く。
村を囲む「くろぐろ森」との境のあたりに、村と森との境を広げている姿が見えた。
「おーいっ! ガブーっ!」
大きな声で手を振ると、切り株を抜いていたガブも、まるで、今しがたあたしに気がつい
たように振り返る。
「お弁当、持ってきたようー。一緒に食べよう、疲れたでしょう?」
「……お嬢さん。また来たのか」
むか。せっかくお弁当持ってきたのに、なにさその言い草。かわいくないの。
「そーゆーいいかたないんじゃないのー? お弁当の心配ならしなくていいわよ、
 こないだは野菜ばっかりだったから不評だったけど、今度はちゃんと卵とかチーズも
 入れてあるんだから」
はあ。
あたしがそういうと、そっぽを向いて深く溜息をつく。
「……そういう問題じゃないんだよ、メイ」
「なによう、それー。とにかく食べてよう、アンタ用にいっぱい作ったんだから、無駄に
 なっちゃうでしょー」
…はあ。
今度の溜息は、さっきよりもさらに深かった。
「…だってさあ、アンタ、開墾とかの損な力仕事ばっかさせられてるじゃない。
 心配して差し入れするくらいの事、別にいいじゃないのよう」
「…ここに置いてもらってる以上、当たり前の事だ。損とか得とかの問題じゃない。
 それに、村の皆には良くしてもらってる。無駄飯を食うわけには、いかないだろう」
「うん。あたしもアンタは凄くえらいと思う。だから、村長の孫娘として労い&応援に
 来たんじゃないのよう。さあ、とゆーわけであたしの真心を喰らえい」
140狼♂×羊♀:04/10/29 00:36:33 ID:cg2lyeEx
「…だからっ…! ……!?」
いきなり、表情が険しくなって、遠くの方を睨む。
「え? なに? どしたのっ!?」
「…メイ。家に帰れ、送るから。…たぶん、狐人だ」
「…いっぱい、いるの?」
「数はそう多くない、6人くらいだろう。ただ、どれも知った匂いじゃないのが気にかかる。
 ただの行商人かも知れんが、家の中に居た方がいい」
そう言うと、ガブはあたしの腕を掴んで歩き出した。
…おっきくなったなあ。と背中を見上げて思う。
ひろったときは、あんなに小さかったのに、いつのまに男の子ってのはこんなに大きくなるんだろ。
昔は、あたしのほうがひとつ上だったこともあったから、ずっと小さくて、いじめっこから
守ってやらなきゃいけなかったのになあ。
それなのに、今じゃこうして、狼人の鼻の良さを生かして見張りなんかやってるし、今日
みたいになんかあったら、とうさんやおじちゃんたちと一緒に危ない奴が来ないか見に行っ
たりするようになってるし。
「…お嬢さん、着きました」
そうだよ、それにあたしの事、こんな、お嬢さん。なんて他人行儀な呼び方するように
なっちゃってさ。
それこそ昔は『メイねえちゃん』って、ぴいぴい泣きながらあたしの後ろを―――――。
「…メイお嬢さん? 聞いてんですか?」
「ふわ!? な、なに!?」
うわ。なんかすごい冷たい眼で見下ろされてる。
「――俺は、自警団のほうに行きます。村長と自警団長に、狐人らしき匂いが六つ、
 村の北から近づいていることを、お伝えください。――いいですね?」
「あ、うん。おーけーおーけー、わかったー。
 ちゃんとじいちゃんととうさんに言っとくよう。安心してー」
――なんか、余計に視線に冷たさが増したような気がするのは何故だろう?
うう。ガブの、冬の嵐の空みたいな鉛色の眼でこういう表情をされると、ガブだと解って
いても身が竦む。
141狼♂×羊♀:04/10/29 00:37:11 ID:cg2lyeEx
あたしが本気でビビりはじめたのが解ったのか、ふっと、優しい目になった。
「…それじゃ」
そういって、自警団の建物のあるほうに踵を返す。
「あっ、き、気をつけてねーっ! 怪我しちゃ駄目ようーっ!」
あたしの声が聞こえたのかどうか、狼人の脚力であっという間に走り去ってしまう。
「…あぶないこと、させられてなきゃいいんだけど…」
それだけが、ひどく心配だった。
正直、追いかけて行きたいけど、とにかくじいちゃんと父さんに言わないと。
あたしは、急いで家に戻った。
その後、村はちょっとした騒ぎになった。
じいちゃんと父さんの話を盗み聞きした所によると、見慣れない狐人たちというのは、やはり
ただの行商人ではないらしい。
ガブが直接見に行ったらしいが、どうも、野盗のような連中だったようだ。
広場には篝火がこうこうと焚かれ、夜だと言うのに武装した自警団員が歩き回っている。
女子供は家から出るなと言われ、あたしは窓からカーテン越しに外の様子を伺うしかない。
「…ガブ、大丈夫かなあ…」
その時、広場の方がなんだか騒がしくなった。
なんだろ。と思うと、もうじっとしていられない。
あたしは、窓からこっそり抜け出して、広場に向かった。

広場には、村の男衆が集まって、なにやらがやがやとしている。
「――あっ!」
ガブだ。
騒ぎの中心部に、ガブがいる。
――あたしたち、羊人は、たいがいが、白い巻き毛で、大人の男は頭の横に角が生えている。
その白い頭の中で、ガブの銀灰色の鬣とぴんと真っ直ぐ立ったふさふさの耳は良く目立つ。
それに、ガブは村の大人達の誰より背が高い。間違えようが無いのだ。
「ガブーっ!」
あたしの声に、ガブを遠巻きに取り囲んでいた男衆が一斉にこっちを振り返る。
142狼♂×羊♀:04/10/29 00:37:43 ID:cg2lyeEx
でも、あたしはそれどころじゃなかった。
「ガブっ!? どうしたの、その血っ!」
ガブの服は、血まみれだった。
「どこ怪我したのっ!? だいじょうぶっ!?」
「メ、メイお嬢さん――」
「――別に、彼が怪我をしたわけではない。落ち着きなさい、メイ」
低い、威厳をそのまま形にしたような声。
「…じいちゃんっ!? どーゆー事っ!? ガブにいったい、なにさせたのようっ!」
「――彼の活躍のおかげで、村が盗賊から守られた。そういう事だ。…それよりも、メイ。
 何故おまえがここにいるのだ? ――わしは家から出るな、と言っておいたはずだが」
「……うっ! …ご、ごめんなさい、じいちゃん…」
「――ふむ。説教は、後でじっくりするとしよう。家に帰っていなさい」
うー、怒ってるなあ。こうなったらじいちゃんには逆らえない。
逆らえないけど、ガブがホントに怪我してないのか、ちゃんと見てからでないと――、
「ガブ」
「はい」
「――ごくろうだった。今日は家に帰り、身体を休めなさい」
「はい、ありがとうございます」
そういって、自分の小屋のある村はずれの方角に向かって踵を返す。
「――ま、まってよ、じいちゃんっ! ガブ、一人暮らしなんだよっ!
 怪我だって、ホントになんとも無いのかわかんないし、ウチに来てもらって
 ごはん食べて休んでもらったらいいじゃないっ!」
「――メイ」
黙れ。と。言外に酷く圧力を滲ませてそう言う。
そんなじいちゃんと、あたしを見て、ガブは、一度だけ頭を下げて、広場から消えた。
あたしは、何もいえなかった。
143狼♂×羊♀ 138:04/10/29 00:43:01 ID:cg2lyeEx
いきなり投下、申し訳ありませんでした。
獣人度はヌルいです。獣耳程度です。
144981=982:04/10/29 01:08:58 ID:zOECuUC8
>>143
乙です。変化無しの獣人物ですね、続きを期待しています。

では、神の投下が続く中で自分も投下します。短いのは勘弁。
>>72の続きです。
145981=982:04/10/29 01:13:05 ID:zOECuUC8
"獣人・・・ですか?"
「そう獣人よ。」
僕の呟きに対し、彼女は平然と答えた。
僕は少し混乱した、何故なら獣人というものは小説や神話の中にのみ生きる、人間の創造の産物に過ぎないものだと信じていたからだ。
なのに、今目の前にいる彼女曰く自分は、そして桐壺も犬神も皆、この館にいる僕以外の全ての者は獣人なのだと。
だが、僕はいまいち納得出来なかった。何故なら、自分は獣人だと言い張る彼女はどこからどう見ても人であるからだ。
"でも・・・あなたはどう見ても獣人ではなく人ですよね。しかし、あなたは自分は獣人だと言う、どこか矛盾してませんか。それに現実に獣人がいるはずがありませんよ。"
僕は少し得意げにそうお嬢様に言った。すると、それを読み取ったお嬢様はクスクスとしばし笑うと口を開いた。
「これだから、人って面白いのよね。自分の目に映る物、自分の知っている事の全てこそこの世の全てだと思い込んでしまうところが・・・まぁいいわ、その思い込み私が消してあげる。」
そう言うとお嬢様はまたクスリと僕の顔を見て微笑んだ。









146981=982:04/10/29 01:26:03 ID:zOECuUC8
「さてと・・・これで用意は整ったわね。」
数分後、椅子を隅に片付け、僕が見易い様にとベッドを斜めに上げたお嬢様は、広々とした部屋の真ん中に立った。
「行くわよ・・・。」
そう呟くと彼女は目を閉じて静かに息を吸い、そして吐いた。
スゥ・・・。
息を吐く音が無音の部屋の中に良く響くのと同時に、彼女の体に変化が生じた。
ビクン・・・。
「あふぅ・・・。」
 まず、彼女の体全体が大きく震えた。すると、それまでも服の上から大きくとまでは行かないがその膨らみの見えていた胸が2周りほど大きくなり、服が軽く悲鳴を上げる。
それまで何の乱れも無かった首筋からは毛が生えだし、それは服の下と顔へ広がっていく。
骨格が変化して、見た所全身が一回り大きくなると、耳はのびて上へと反り立ち、尾てい骨の辺りから生えた尻尾が服と服の間から顔をのぞかせている。
「ふぅぅ・・・。」
一つ一つ何かが変化していく度に彼女は気持ち良さそうに息を吐き、体のどこかを揉む。そして、何度目かの息を吐くと、とうとうこれまで変化のなかった顔が前へと伸び出した。
彼女は今までにもまして気持ち良さそうに息を吐いている。
 僕は目の前で繰り広げられている光景に圧倒され、目を閉じる事すら出来ないでいた。これは夢だ、夢なんだ、と何度思ったかもしれない、
もし手が片方でも使えたなら僕はすぐに頬を叩くなり、抓るなりしただろう。だが、今の僕にはそれは出来ない。
目を閉じる事も出来ずに、ただただ目の前で起きているこの世の物とは思えない光景を、じっと凝視する事しか僕に出来る事はなかった。
 
 そして、永遠に続くかと思われた彼女の変化は終わった。彼女が大きく息を吐いて体を震わせると、それまでピチピチに張っていた服が一斉にボロ屑と化して床に散る。
「あら、服を脱いでやればよかったわ・・・まぁいいか。」
変身した彼女は気持ち良さそうな顔をすると、僕の方へと顔を向けた。
「これで信じてもらえたかしら・・・この世に獣人という存在がいることを、そして私がそうであることを・・・。」
全身を主に薄茶色の獣毛でおおい、人と犬の中間と言った風情の顔をした犬獣人となった彼女は、その青い瞳を輝かせて僕に言った。
"はい・・・。"
ただそう一言、僕は答えた。

147981=982:04/10/29 01:29:05 ID:zOECuUC8
ひとまず、今回の投下は終了です。
獣化シーンがあっさりと終わってしまいましたが、
体の動かない僕が獣化していく彼女を見つめると言う設定なので、こんな物でいいかと思いましたが如何でしょうか。
それでは。
148名無しさん@ピンキー:04/10/29 01:45:55 ID:fq4FU7o3
>>143
Gj!。名作に期待です
乱入投稿大歓迎ですよ。つかダレも書いてないし。
獣度は明確な身体設定を文章中にしてなければ、
各読み手の妄想に任せられると思うのだが、どうだろ。


>>145の981氏
お嬢の獣化キタ━(゚∀゚)━!。
変身って結構スピーディに行われるはずだから、
テンポ良い方が良いんじゃないかとおもいますた。

僕の獣化も楽しみなだ。
149148:04/10/29 01:46:57 ID:fq4FU7o3
うぁ、あがってるし……スマソ。
150名無しさん@ピンキー:04/10/29 17:39:34 ID:sl+w2SYH
>>145(981=982神)
148と同じく「僕」の獣化に期待
慣れた彼女と違って初の獣化だからその辺の表現が楽しみ

獣化って気持ちいいのかな?苦痛なのかな??
151名無しさん@ピンキー:04/10/29 23:53:47 ID:PjeXikj1
>>145
館の他のキャラ登場が今から楽しみ。お疲れ様。

>>150
慣れるまでは苦痛、とか。
獣じみたうめき声でも出してくれると個人的に燃え。
152狼♂×羊♀:04/10/30 00:10:10 ID:9/aFQ04a
>142からの続きになります。
153狼♂×羊♀:04/10/30 00:11:06 ID:9/aFQ04a
―――とん。しゅるり。かたん。とん。しゅるり。かたん。とん。しゅ…、びちんっ!
「あ、ああーっ! …また、やっちゃった…」
「『また』なの? メイ」
うう、ばあちゃんの視線が厳しい。
仕方が無いけど。なんせ、経糸をぶっちぎるのは今日だけで4回目。踏み木を踏む順番を間違えた
回数は、もう数えてすらいない。おかげで模様はかなり悲惨な事になっている。
…うー。初心者用のかなり簡単な模様のはずなんだけどなあ。どーもうまくいかない。
「――その布。後であなたに仕立てさせますからね」
ええー! そんなあー。しかも服まで作れっての!? あたし貫頭衣くらいしか縫えないよう!?
「安心なさい。そのために私がいるのです。――びしばし教えますよ、覚悟なさい」
うう、ばあちゃんの眼が怖い。マジだ、『本気』と書いてマジと読むくらいマジだ。
…ま、これが無断外出の罰なんだから、仕方が無いかなあー…。
はふう。とあたしは溜息をついた。

じいちゃんの説教を喰らって、その後の罰は1ヵ月間の外出禁止令だった。
正直、する事も無いので家の中で出来る仕事をしていたわけだけれど。
機織は、女の大事な仕事なのだけど、あたしはどうも、これが苦手だ。
…いや、糸紡ぎや刺繍なんかも苦手なんだけどさ。
で、17になっても女の仕事が何一つまともに出来ない不器用な娘に、長の奥様――要する
にあたしのばあちゃんだ――自ら、ご指導して頂いている。という事だ。
うー、くそう。編み物ならまだどうにか出来るんだよね。なぜかマフラーがだんだん三角に
なったりするけど。
154狼♂×羊♀:04/10/30 00:11:56 ID:9/aFQ04a
「…それは、出来ていない。というのですよ? メイや」
…わかってらい。どうせあたしは不器用だよう。
どっちかっていうと、畑仕事の方が性にあってるんだけどなあ。
それに、三角マフラーでも、ガブは文句言わずに使ってくれてるもん。
「――あなた、まだガブと仲良くしているの?」
「…三角マフラーは子供の時の話だもん。それに、別にいいじゃないのよう、ばあちゃん。
 あたしがガブと仲良くしててもさあ」
ばあちゃんの事は厳しいとこも含めて大好きだけど、あたしとガブが仲いい事をあれこれ
言うのだけは大嫌いだ。
ガブが狼人だから、怖い奴だと思ってるんだろうけど、ガブくらいいい子は、村の若衆の
中にもそういないのに。
いっつも文句一つ言わずに、皆が嫌がる仕事もして、それでもみんな、ガブの事を狼人だか
らってだけで冷たい眼で見るんだ。
家だって、村の北の外れの荒地に独りぼっちで住んでるし、ガブがどんだけ頑張って土地を
開墾したって、みんなお礼の一つも言わない。
この間の狐人の時みたいに、村に怪しいヤツが近づいた時も、一番危ない役ばっかり押し付
けてるのに、それが当たり前みたいな顔でいる。
――なにより腹が立つのは、ガブ自身がみんなの態度を当然と受け入れてる事だ。
だったら、あたしがガブの代わりに怒って、ガブを助けてやろうと思ったんだ。
――でも。
「…でも、あの子は狼人よ、メイ。私達とは違うモノです。気を許してはいけません、
 仲良くなるなど、もっての外です」
…そうなのだ。
あたしがガブを庇えば庇うほど、みんなはガブの事を悪く言う。
あたしがガブを好きだといえば、みんな顔色を変えて怒ってくる。

皆がこれほど怒るくらいなのだから、あたしは、何か悪い事をしているのだと思う。
何かを間違えているのだと思う。

――でも、あたしは、あたしの、何が悪いのか、わからない。あたしは、ガブが好きなだけなのに。
155狼♂×羊♀:04/10/30 00:12:38 ID:9/aFQ04a

夜になって、こっそり家を抜け出した。
会うなと言われれば、会いたくなるもんだもんねー。
お弁当届けに行った日から、今日でもう一週間も家に閉じ込められてて、全然外に出してもらえなかったし。
「…元気かなあ」
ガブの住んでる、村はずれの粗末な小屋の前まで来た。
うわ、いつも遊びに来てるけど、夜に来たのなんか初めてだし、一週間ぶりって事もあって、
ガブに会うだけなのになんか緊張してきちゃったよ。
こんこん。と、ノックの音もつい遠慮がちになった。
「――はい」
扉の向こうでガブの声がかすかに聞こえる。
こっちに向かう足音が、急にあわただしくなった。
「――メイっ!?」
あ、匂いであたしだって気づいたのか。さすがだなあ。
よっぽど慌てているのか、バン。と常らしからぬ乱暴さで扉が開かれる。
呆然としたガブの顔。
ランプの灯りにきらきら反射する、銀灰色の毛がきれいだなあ。とのんきな感想を抱いた。
「…やっほー。来ちゃったー」
うん。
これだけ慌ててるガブを見て、ようやく思い浮かぶのが我ながらかなりアレだけど。
――これって、バレたらマズイよねえ?
そうだよねー、よく考えたら、あたしも一応嫁入り前の娘だったんだよねー。
それが、寝間着姿で酒瓶持って、いくらガブとはいえ真夜中に男の小屋を訪ねるって、
モロご近所のゴシップネタだわ。
………まあいいか。バレなきゃいいのよバレなきゃ。
そもそも、ゴシップネタになるような事実関係なんか一切無いし。
156狼♂×羊♀:04/10/30 00:12:50 ID:9/aFQ04a

コンマ一秒で結論付けて、「おじゃましまーす」とガブの家に入ろうとする、と。
「……帰れっ!」
むか。
なんでよう、ちゃんと手土産だって持参したじゃん。
ツマミはちょっと取ってこれなかったけど。
「そういう問題じゃ、」
「いいでしょう、別にー。…それより、玄関先で押し問答してるの見つかったほうがマズイわよう」
ガブを強引に押しのけて小屋に入る。
「んっふっふ。じゃーん! 父さんの秘蔵の一本だようー。コップ持ってきてコップ」
さー、飲もうー。
「…まさか、そのためだけに来たのか…?」
「ん? そうよう、せっかくだからガブにも飲ましてあげようと思って」
「俺はいい。それより、飲むだけ飲んだら早く―――」
「…あたしだけ飲んでも仕方ないでしょうがー! ほら、ガブも飲むの!」
「いや、だから俺は―――」
「あんだとー! あたしの酒が飲めないってのかー!」
片手で顔を覆って天井を仰ぎ、深い深い溜息をつく。
……なにさ、そのリアクション。
157狼♂×羊♀:04/10/30 00:13:15 ID:9/aFQ04a
「ん…っ! んふっ…、んんぅ…っ!」
強引に唇を、ガブの熱い舌が割ってはいってくる。
「――は、あ――、は――!」
上顎を擽るように舐められる。
奥に縮こまっていた舌を絡められ、ガブの口の中に引きずりこまれる。
「あ、…んぅっ、んあぁ…っ!」
貪るような口付け。
いや、違う。
「(――ああ、あたし、今、ガブに食べられてる――)」
そうだ。
ような。ではない。
これは、『食事』だ。
いつもの、ガブの小屋のベッドの上で、ガブはどこまでも『捕食者』で、あたしはどうしようも
ないくらいに『獲物』だった。

―――あれえ? おかしいなあ。
   なんで、こんなことになったんだろう――――?

夜で、二人とも酒が入ってるって事を除けば、別にいつもどおりの時間のはずだった。
あたしがひたすら喋り続けて、ガブはそれに相槌を打って。
何か面白い事を言えば、ほんの少しだけの笑みを、控えめにガブが浮かべる。
あたしはそれが見たくて、ますますおしゃべりになる。
……でも、今日は何を言ってもガブは笑ってくれなくて。
あたしはその事が悔しくて、いろんな事を喋った。
お酒も入ってたし、身振り手振りも交えての熱演だったから、途中で凄く暑くなった。
それで、ちょっと襟元を緩めて、少し疲れてもいたから、ちょっと休憩と思って、ガブのベッドに
横になって。
――そしたらガブが、急に凄く怖い声を出して。
――強い力であたしの肩を掴んで。
――そのまま、ぎらぎらした眼であたしを―――。
158狼♂×羊♀:04/10/30 00:13:54 ID:9/aFQ04a
「―――は、あ」
「…ガブ…? ど、して…?」
「…メイ…、アンタは、俺が、何を考えてるのか、知らない」
だって。
だって、ガブは、いつも優しくて、もの静かで――。
「――村長に、いつも言われていただろう? 俺に近づくなと。…その通りだよ、俺は、危険なんだ」
「そんなこと、ないよ? ガブは―――」
「…アンタからはいつもいい匂いがするから。アンタの肌は、匂いの通りに甘いのか?
 血はどうだ? 肉は? アンタのその――、やわらかそうな白い肉に牙を立てたら、
 どんな味がするんだ? …俺は、そんな事ばかり考えているんだよ、メイ」
恐ろしいだろう? と、ガブは哂う。
「…俺は、アンタをいつか食い殺してしまうかもしれない。…それが、とても怖い」
――だから、近づくなといったのに。
ああ、そうだね、ガブ。アンタはいつもあたしの心配ばかりしてくれてた。
ばあちゃんも、言ったとおりだったね。やっぱり羊人は狼人に食べられてしまうんだ。
でも。
でもね、ガブ。あたしは―――。

ぽとぽとと、あたしの裸の胸に雫が落ちる。
ガブの顔が、逆光でよく見えない。
だから、それが、涎なのか、涙なのかすらわからなかった。

「いいよ」
「食べても、いいよ」
「あたしのぜんぶを、アンタにあげる」
だからおねがい、泣かないで――――――。
159狼♂×羊♀:04/10/30 00:14:07 ID:9/aFQ04a

あたしに言えたのは、それだけだった。
ガブの、身体が圧し掛かってくる。
「なんで。メイ、なんでだ…っ」
熱い息が首筋にかかる。硬くて鋭いぎらぎらした牙があたしの喉笛に喰らいつく。
ガブの泣いてるみたいな声。
ガブは、あたしを食べるのが悲しいんだろう、ガブは優しいヤツだから。
でも、きっと、ガブにもどうしようもないんだと思う。

――食べられるなら、それでも良いと思った。
ガブに食べられて、ガブの一部になって、ずっと一緒にいられるなら、それでも良いと
本気でおもった。
あのとき、ガブをひろったのはあたしだから。
ガブと、一番長い時を過ごしたのは、あたしだから。

他の誰にもガブをあげない。
ガブがあたしを食べたいのなら、あたしの血も肉も魂もすべてガブにあげる。
そのかわり、ガブも他のひとを食べないで。
あたしだけ食べて。
あたしだけのモノになって。
それはきっと、死ぬほど幸福な事だと思うから――――。

160狼♂×羊♀:04/10/30 00:15:15 ID:9/aFQ04a
今回はここまで。

しかしえちぃシーンは難しいですね。
161名無しさん@ピンキー:04/10/30 00:51:06 ID:9fwty71E
>>160
乙。ほのぼの路線かと思ったらいきなりシリアスになってて驚いた。
本能に苦悩する狼が非常に燃えでそれでいて相方の羊萌えもある。一種の理想形です。
162名無しさん@ピンキー:04/10/30 15:57:21 ID:agXqDDLG
156と、157の間抜けてませんかー
163名無しさん@ピンキー:04/10/30 15:57:55 ID:agXqDDLG
と、よく読んだら抜けてなかった。早とちりスマソおrz
164名無しさん@ピンキー:04/10/30 16:50:55 ID:rDyXuPwC
保管庫にいけんのだが、何故だ?
165名無しさん@ピンキー:04/10/30 18:27:32 ID:65O54aH0
>>164
ミラーがいっぱいあるけど、今現在うごいてそうなの
http://www.xxx-www.com/~sslibrary/
ここいってみて。
166名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:51:34 ID:pvLhYFHl
>>165
すまん。
16736:04/10/31 02:36:28 ID:2XiiKCzn
つか何ですかこのスレの異様な活性化は?いや嬉しいんですが
>>160
乙 食う食われるの関係がイイ味出してまふ
LOM小説終わったらオリジナル書きたいなぁ…
>>147
獣化は正直守備範囲外気味でしたが、これなら何となくスンナリ読めます罠と
何故だろ?

近状報告:
ダナエたん編part2書き書き中。まだ非エロパートです。無意味に長いです
シエラ姐様編も書きたいけど、いつになる事やら…
とりあえず、今夜は徹夜で頑張りまっふ。単調になりそうだけど(爆
168名無しさん@ピンキー:04/11/01 01:19:37 ID:zRjFUE33
この勢いで俺の好きな鳥娘とか爬虫類娘が来たら…。
169名無しさん@ピンキー:04/11/01 22:02:27 ID:Tf6cWy7X
ダナエタソマダー?
170名無しさん@ピンキー:04/11/01 22:49:04 ID:wAFLMjFR
>>168 漏れも鳥娘、爬虫類娘激しく好きだ!
つーことで、ダナエタンに加えエレタンもカシンジャ先生も(;´Д`)/ヽァ/ヽァ
171名無しさん@ピンキー:04/11/01 22:58:02 ID:5En/udVv
ここは何でもありなインターネットですね。
172名無しさん@ピンキー:04/11/01 23:44:47 ID:KxAnJ8qi
「あらしのよるに」のガブとメイをモチーフに?
夢叶ったり!ってかんじっす!イイワ〜
続き期待しております!
173172:04/11/01 23:47:38 ID:KxAnJ8qi
はうっ!抜けてた。
>>160 にでっす。
17436:04/11/01 23:53:01 ID:cZuFJcAz
>>169
ゴメン、まだ(ノД`)
シエラ姐様編とかの事を考えて、同じようにならないよう頭の中で必死に調整中
二人とも同じプレイだったら飽きるでしょ? みたいな(私もあまり良くないと思うので)
ってか主人公がガキっぽくし過ぎた。エロまで話が進まねぇ…(泣
も少し大人でニヒルにしときゃスグに進展すんのになぁ…アフォだ俺
…あ、後でキチークな主人公verでやれば(殴(つか先に今の状況を打破しろ)

友人関係や他云々で大変だーよコンチクショウ
…って愚痴ってないで早く書くべさ
175名無しさん@ピンキー:04/11/02 20:21:56 ID:iyNweXbb
>>174
時間がないのは漏れも一緒だし
ガンガレ。
主人公が17位だったらガキっぽい面と
大人っぽい面をだせればいいんだろうけど…
やっぱ難しいか。
17636 ダナエたん編part2:04/11/03 17:20:57 ID:bybVkYGn
 朝

「ユウ……ユウゥ…」
 裸のまま、枕を抱きしてめて寝ている。
 彼との夢を見ているのだろう、時折彼の名を呟き、体を揺らす。
 楽しいのだろう。幸せなのだろう。
 だが、当然世の中そんなに楽しい事ばかりではない。
「んっ…」
 カーテンからかすかに漏れた光がダナエを照らし、太陽が上っている事を伝える。
 上半身を起こし、座ったような体勢になる。
 目はまだしょぼしょぼしており、瞼が上がらない。
 …まだ眠い。
 …まだ夢見心地でいたい。
 そんな想いが体と脳の動きを縛り付けるが、ダナエの責任感と使命感がソレと必死に葛藤する。
 というより、脳内で戦争を繰り広げられる。
 で、開戦から数分後…
「うー……起きなきゃ」
 第一回ダナエ脳内戦争 戦績発表:勝者【責任感&使命感チーム】
 という冗談は置いといて。
「今何時かしら…?」
 とりあえず、時間を確認する。
 以前ユウから貰った、目覚まし時計として使っている時計パインを手に取る。 
 今まで使っていた時計が壊れたのを知り、その時にユウがプレゼントしてくれた物だ。
 大切な宝物の一つ。多分、一番最初に貰った物かもしれない。
 …いけない、つい想い深けてしまった。
 と自分を叱る。ほんの少しだけ。
 まだ完璧に機能していない瞳で、時計の針を覗き込む。
 ぼやけていて見えない。細めたり、力を入れて瞼を持ち上げたりして再度見る。
 長針は1を指している。つまり、今は五分。
 短針の方を見る。まだ見づらいらしく、よく分からない。
17736 ダナエたん編part2:04/11/03 17:21:57 ID:bybVkYGn
「えっと……9時…?」
 針は真横を指していた。
 つまり、今は【9時5分】という事になる。
「って事は…」
 尚、出勤時刻は8時30分だ。
 いつもは7時30分頃に起床し、朝食を食べ、8時10分くらいに家を出る。
 家と寺院の間は徒歩で約10分。近いような遠いような微妙な距離だ。
 そのため、少し余裕を持って出勤している。
「……」
 次の瞬間、ダナエはベッドから飛び降り、服を着替える。否、着る。
 適当に歯を磨き、髪は軽く梳かすだけ。
 昨晩適当に置いておいた荷物を持ち、ドアを開け、勢いよく駆けていった。

「なんでこうなるのよーっ!!私のバカァ!!」
 ガトの坂道を最大戦速(?)で駆け抜ける。
 遅刻だ。
 完璧なる、そして多分初めての遅刻だ。
 走った影響で髪はボサボサ、だがそんな事を気にしていられる余裕はない。
 とにかく、走った。
 少し、泣きそうになった。
17836 ダナエたん編part2:04/11/03 17:22:30 ID:bybVkYGn
「遅れてゴメンなさいっ!!」
 寺院へ駆け込むや早々、修道女達に謝る。
 ああ、きっと怒られるんだろうな。一応だけど、私が最高責任者でもあるんだし。
 覚悟した。強く目を瞑り、来るであろう怒鳴り声に備えた。
 が、
「ダナエ様。そんな事よりお客様が…」
「へ?」
 思わず、突拍子のない声をあげてしまった。
 客人? 私に?
 少し、考える。誰なのか、今時何か用があるのか。
 …まぁ、会えば分かる事だ。
「で、今は何処に?」
「今ダナエ様の仕事部屋にいらっしゃいます」
「分かったわ」
 スグに自分の仕事部屋へと向かう。
 接客用の椅子は置いてあったハズだ。昼休みはいつもそこで寝ている。
 待つ分には不便は無いだろう。
「あ、それと」
「何?」
 突然、呼び止められる。
「遅刻の件は後ほど処理させて頂きます」
 少し低い声で言われた。
 ああ、後でしっかり叱られるんだろうな…
 大きく、そして誰にも聞こえない様にため息を吐いた。
17936 ダナエたん編part2:04/11/03 17:24:49 ID:bybVkYGn
 一度、ドアの前で立ち止まる。
 ドアの奥には客人がいる。 
 正直言って、接客するのはこれでまだ数回目。あまり慣れていない。
 殆どが修道女がしてくれていたし、何より私はマチルダに付き添いっぱなしだった。
 それにその接客といっても、マチルダの付き添い。
 実際自分一人でやったのなんて、一度か二度くらいだろう。
 不安が募る。
 とりあえず、身だしなみを整える。
 髪を手で梳かし、走って乱れた服装を整え、顔をパンッと叩き、まだ残っている眠気を飛ばす。
 よし、と自分に気合を入れ、ドアノブに手をかける。
「すいません。お待たせしました」
 謝りながら、ドアを開けた。
 まず遅刻した事を謝らなければならない。
 相手の反応はともかく、最初にしなければならない事だ。
 …って、つい頭を下げたから相手を確認できないじゃない。
 無意識に自爆してしまった事に情けなさを感じた。
「私がここの最高責任者のダナ…きゃっ!」
 顔を上げ、自己紹介をしようとした瞬間、衝撃が走った。
 前から突然、抱きつかれたのだ。
 とっさに手を開いてしまったため、持っていた荷物を落してしまい、中に入っていた書類が散らばった。
 相手の顔がモロに胸の谷間に入り、高い声を出してしまう。
 くすぐったく、ちょっと気持ちいい。
「ダナエちゃん久しぶりー♪」
 胸元で顔が確認できない相手が言う。
 子供っぽい声で、顔をすりすりと胸元に埋め、ぎゅっと抱きしめる。
 その声に聞き覚えがあった。
 ふと、相手の体を確認する。
 金髪で、赤い籠手をつけて、巨大な剣を携えている。少年だ。
「ユ、ユウ!? ユウなのっ!?」
18036 ダナエたん編part2:04/11/03 17:25:40 ID:bybVkYGn
 思わず相手の肩を掴み、顔を確認する。
 その行動に驚いたらしく、きょとんとした顔をしており、ぼーっとダナエの瞳を見つめる。
 可愛かった。
 そして顔の距離も近かった。
 このままキスをして押し倒したい、という欲望を抑えながら、とにかく落ち着こうとした。
 が、
「やっぱりダナエちゃんの“もふもふ”は気持ちいいやー♪」
「ひゃっ!?」
 再度胸元に顔を埋められ、同じく再度声をあげる。
 ユウはダナエのふさふさな体毛を“もふもふ”と呼び、好んでよく抱きついてくる。
 嫌な訳ではない。むしろ嬉しいのだが、いつも突然なので驚いてしまう。
 今回も然り。
 必死に落ち着かせようとするが、ユウの無邪気な悪戯のせいで頭が混乱状態に陥りそうだった。
「ふにゅぅ…でも、本当に久しぶりだねー♪ 何週間ぶりだっけ?」
「とととととりあえず離れてくれないかしら?」
 とにかくダナエは必死だった。
 これ以上は絶対に我慢できない。この場で押し倒したい。キスをしたい。
 けれどもここは寺院の中。何時修道女が来てもおかしくはない。
 それに例え押し倒さなくても、この状況を見られれば絶対誤解される。というより前科がある。
 流石にこれ以上の誤解だけは避けたい。
 少し不安だったが、説明するとユウはスグに離れてくれた。
 その後、ユウに協力してもらい、散らばった書類を拾い集める事にした。
 が、ユウが風の魔法を使い、落ちていた書類が空を舞う。
 そして風の発生源であるユウの右手に集まり、ぽんっ、と束になって置かれる。
 時間にして約2秒。
「終わったよー♪」
「……」
 無邪気に笑うユウを目前に、ただ、唖然とするしかなかった。
18136 ダナエたん編part2:04/11/03 17:26:20 ID:bybVkYGn
 それから二人は、昼食を共にし、夕方まで仕事をした。
 ユウの手伝いのおかげで通常よりもかなり早く終わり、帰宅時間まで時間が余ってしまった。
 久しぶりの余暇。
 ダナエは仕事の疲れを癒すため、接客用のソファーに横になる。
 それを見たユウも、会い向かいのソファーに寝そべる。
 二人とも、仰向けになり、天井を見た。
 静寂。
 久しぶりに会ったのだから、色々と話したい。
 会うまではそう思っていたが、いざ会って話そうとしても、何から話せば良いのか分からない。
「手伝ってくれてありがとう。ユウ」
「うん。いつもこんな感じなの?」
「ええ…でも、今日はユウのおかげで早く終わったけどね」
「そっか…」
 また、静寂。
 話が続かない。疲れのせいなのかも知れないが、何か、凄く気まずい雰囲気が続く。
18236 ダナエたん編part2:04/11/03 17:27:20 ID:bybVkYGn
「僕ね、女神様に会いに行ってきたんだ」
「…え?」
 ぽつりと、ユウは話し出した。
 何故暫くの間、居なくなっていたのか。何故
 彼曰く、女神と戦って勝ち、世界の輪廻転生を終結させた。
 正直、いや、幾らユウが言う事でも信じられなかった。というより、信じづらかった。
 女神との戦い。世界の輪廻転生。
 元々マナの樹が残っている事すら信じがたいけど、彼が居なくなっていた事が証明。
 前半は分かるかも知れないが、後半が分からなかった。
「輪廻転生ってどうゆう事? 世界は生まれ変わったりするの?」
 仮に生まれ変わるとしたら、全てがゼロにリセットされるのだろうか。
 だとしたら、どうしてソレをユウは知っているのだろうか?
 数え切れない程の疑問が生まれる。
「んー……ゴメン。それはあまり言いたくないな」
 彼からの返答はNO
 しかし、追及する事はなかった。
 今はそれが一番の良策かもしれない。と、心の片隅で思う。
 聖域で何があったのか。世界はどうなのか。輪廻転生の終結とは何なのか。
 どうでもいい。
 ただ、彼が私の隣にいてくれる。それだけで。
 仰向きだった体を横に向け、ユウの横顔を見つめる。
「…おかえりなさい」
 ぽつりと、呟いた。
「ただいま」
 笑顔で返した。
18336 ダナエたん編part2:04/11/03 17:28:43 ID:bybVkYGn
今回はここまで
実はもっと書けてる(エロシーンの入り口あたり)のですが、
どうせだったら完成させてからまとめてうpしたいです

あ、先に一言
【無駄に長いので覚悟よろしゅう】
184名無しさん@ピンキー:04/11/03 20:38:25 ID:k2bW4mh9
>>36
乙。相変わらずキャラが生き生きしてて良いと思う。
いつか過去話も読んでみたい。
185名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:21:50 ID:xkSza5Kc
すげえよ、GJ
あんだけマターリしてた前スレ後半が嘘のようだ…
186名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:30:46 ID:68378LVT
GJ!
エロシーンも期待しております
187名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:31:57 ID:68378LVT
あ、俺、レベル68378だ
コレは強いのか?
188名無しさん@ピンキー:04/11/04 13:56:55 ID:6QIcCI7a
ほしゅ
189狼♂×羊♀:04/11/05 01:31:24 ID:ljdmfYmZ
>172
実はそうです。
モチーフというか、名前を拝借しただけなのですが。
人生初の獣萌えがあの絵本だったので。

それでは、数レス分、投下させていただきます。
190狼♂×羊♀:04/11/05 01:32:10 ID:ljdmfYmZ
――――――――――――あれ?
なんとも、ない?
…おかしいなあ。すぐにガブリとやられると思ったのだけど。
「………ガブ?」
なんだろう、そんなに不味そうだったのかな、あたし。
恐る恐る眼を開ける。
「……アンタは、馬鹿だっ……!」
自分を喰おうとしてる相手の前で眼を閉じる馬鹿がどこにいる。と、ガブが怒っていた。
「いや、だってさ。ゆったじゃん? あたしは、ガブになら、なにされてもいいもん」
へいきだよ? でも、なるべく痛くしないでね?
あたしがそう言うと、ガブは、糸が切れたように脱力して、あたしの頭の横に顔を伏せた。
「…アンタは、やっぱり、大馬鹿だ…っ!」
むう。
なによう、さっきからバカバカって。ひどいじゃないのよう。
「酷いのは、アンタのほうだ、メイ。…俺は、アンタだけは喰いたくないのに」
――だから、逃げて欲しかった。
…そんな事言われても。
逃げられるわけ無いじゃないのよう、あたし、さっきのキスだけで腰が抜けてるのに。
その事を正直に言うと、また溜息をつかれる。
…よかった、いつものガブだ。
食べられてもいいって思ったのは本気だけど、別に自殺願望があるわけじゃない。
食べられずにすむなら、その方が良いに決まってる。
191狼♂×羊♀:04/11/05 01:33:00 ID:ljdmfYmZ
…うん、それはいいんだけど。
…その、さっきから、ガブはあたしの上に乗ったままの状態なワケで。
…で、なんというか、ガブは気づいて無いというかソレどころじゃない感じみたいだけど、
 あたしの太もものあたりに、なんか固いものがあたってるワケで。
…まあ、そのう、あたしもわりと耳年増というか、ソレがわかんないほど子供じゃないワケで――。

「ガブ」
「なに、メイ」
「…えっち、しようか?」
ガブの眼がまんまるに見開かれる。

……ぎゃー、間違えたあああああああっ!?
恥ずかしい子!
あたしって恥ずかしい子!!
ごめんガブ今のは聞かなかった事に!!!
聞かなかった事にいいいいいいいいいっ!!!!

「…メイ…?」
いきなりじたばたしはじめたあたしを、ガブが驚いた顔で見る。
うううう。絶対、いま顔まっかだ、あたし。
「…あっ!」
ガブも、自分の状態に気がついたらしく、あわててあたしの上から退く。
――なんとなく、離れた身体がすうすうした。
192狼♂×羊♀:04/11/05 01:33:17 ID:ljdmfYmZ
あ、そうか。
「…ごめん。そういうつもりじゃなかったんだ…」
ガブの顔も赤い。
――ああ、あたしは、このひとが愛しいんだ。
それこそ、死んでもいいくらい。
「…その。アンタを喰う事を考えると、こうなっちまう。…気持ち悪かったろ、ごめん」
「ガブ」
「え?」
「あたしが欲しいの?」
「メ、メイ―――?」
ますます、ガブの顔が赤くなる。
…男の子に、こういう感想はどうかと思うけど、ガブは本当にかわいいなあ。
「あたしはね、ガブが欲しいよ?」
あたしがそう言うと、ぎょっとしたように目を見開いて、顔を覆って天井を仰いだ。
「メイ…、アンタ、自分がなにを言ってるか、わかってるのか」
「わかってるようっ、失礼ねえっ!」
唸り声を出して、がしがしと頭を掻いてそっぽを向いてしまう。
「…いいか、メイ。俺たちは今、両方いつも通りじゃない。
 どっちかが冷静になる必要がある、そうだろ?
 ――俺は、どうにも興奮してるし、アンタは今俺に襲われかけたせいで、混乱してるんだ。
 きっと、後悔する。一時の激情で安易に男に身を任せるなんて事を、言うもんじゃない」
――なによ、それ。
「…後悔なんか、しないわよう。だって、あたしはガブが好きなんだよ?
 ガブだって、あたしを食べたいって、言ったでしょう? あたしの事、そんなにいらない?」
193狼♂×羊♀:04/11/05 01:34:02 ID:ljdmfYmZ
「言ってる事が滅茶苦茶だ、メイ。俺はそんな事を言ってるわけじゃない」
「ごまかさないで、答えて。ガブは、あたしの事がいるの? いらないの? どっち?」
ぎらぎらした眼で睨まれる。
怒ったって、無駄なんだから。あたしは、ガブを、怖がらないよ?
「何回でも、言うよ? ――あたしは、ガブが好き。あたしが、ガブを欲しいの。
 だから、あたしがガブを抱きたいのよ」
ねえ、ガブは? ガブは、あたしの事嫌い? あたしに抱かれるの、そんなにイヤ?
顔を覆って、溜息をつく。
「――アンタは、本当にムチャクチャだな…っ!」
若い娘がそんな恥ずかしい事をいうな。とぼやく。
うー、なによう。だったら、女の子にここまで言わすあんたはなんなのよう。
「…はは、確かに、そうだな。――俺も、メイのことが好きだよ。メイが抱きたい」
「最初から、素直にそう言えばいいのよう」
言って、両手を広げる。大丈夫、心配しなくていいからね。あたしは、絶対ガブを受け止めるから。
「―――メイ、いいのか? 酷く、するかもしれんぞ」
恐いくらいに、真剣な目であたしを見る。
「うん、いいよ。――いったでしょう? あたしのぜんぶを、ガブにあげる。って」
言葉が終わるか終わらないかの内に、口付けが降ってくる。
さっきとおなじ、貪るような口付け。
――なのに、今度はどこか、甘かった。
194狼♂×羊♀:04/11/05 01:36:09 ID:ljdmfYmZ
今回はここまで。
次回でようやくエロくなれそうです。
前置き長くてすいません。
195名無しさん@ピンキー:04/11/05 19:48:13 ID:E+vCel8X
乙!
GJ!!
続き期待しています
196名無しさん@ピンキー:04/11/05 20:50:41 ID:qrVnVeJT
ダナエたんもガブメイも
197名無しさん@ピンキー:04/11/06 01:27:26 ID:LMZYIEVo
作品投下と感想だけでなく、ある程度雑談もあった方が書き手にとってもやりやすいのではなかろうか。

と言う訳で、ここの住民の好きなシチュエーションとか種族はどんな感じ?
自分は前スレの主人公に襲い掛かる狐娘が非常にツボだった。
198名無しさん@ピンキー:04/11/06 03:22:10 ID:SYG6aPfZ
雑談ねぇ。最近保守だけでつまんないもんね。

自分は弱い雄主人公が強い獣になって更に雌を襲うのが好きです。
又は呪いとかそいうの。

狐娘に押し倒されるってっと、Dr.アランの診療所の第三話かな?
19936:04/11/06 14:49:12 ID:KkRt3Gic
実はもうそろそろダナエたん編終わりそうだけど
流れというかただバンバン小説うpしてるだけじゃあ何かなぁ…って感じなので暫く休

>>197
やっぱり虎(煩い
男勝りで強い虎娘が宜しいですね。控えめとかじゃなくて
シチュは…いやもう自然な流れで
一人でしている所に偶然出くわしたとか、発情期とか
無理矢理ってのはあまり好かないのかなと(の割には調教プレイ系書こうかなとしてるが)
200名無しさん@ピンキー:04/11/06 14:52:01 ID:YIjmba4P
俺はケモノらしく発情ってのが萌え
201名無しさん@ピンキー:04/11/06 21:12:58 ID:SNiiZ1dq
>200

んでは、即興&短くてスマンが一本。


体が、熱いの。
全身で、異性を、男を求めてる。
ほら、月があんなにまんまるで。

大きく尻尾を振ってみる。
あたりに、いつものあたしと違う匂いが立ち込めて。
男だったら誰でもいい。
同族でなくても構わない。
虎でも猫でも、狐でも狼でも、いい。
いっその事、角や鱗や羽の連中でも良い。
誰でも良いの。
誰かこの疼きを静めてちょうだい‥‥。

部屋のドアを開けた所で、ママに止められた。
外に出るなんて持っての外だ、って。
村の外に行くなんて、許せない、って。
でもね、ママ。
この村には、アタシのパパしか男は居ないの。
この村は、パパとその奥さん達と、その子供達しかいないの。
だから、アタシは外へ行くの‥‥。

‥‥エロなしでスマソorz
20236:04/11/06 23:37:42 ID:HoDWz30M
でも、その日は結局ママに止められた。
外に出たら食べられてしまう、って言って、他のママ達と一緒に。

翌日から、私は自分の部屋から出る事もダメって言われた。
疼きはずっと止まらない。頭がおかしくなりそうだった。
その日の夜、パパが私の部屋に入ってきた。
私は思わず布団の中に潜ったの。
例えパパでも、男だもの。犯して欲しいって思っちゃったの。
だから、早くパパに出て行って欲しかった。
でもパパは
「…お前を外に出す訳にはいかないが……パパでいいなら、相手になるよ」
って言って、私を抱きしめてくれたの。
親子でHするのってダメだって思ったけど、ママ達もいいって言ってくれたんだって。
だから私は、パパと…

激しくゴメンorz(色々と) 特に>>201さん、勝手にやっちゃいますた
イッソ殺してくださいコンチクショウorz
203名無しさん@ピンキー:04/11/07 01:03:22 ID:2eNQLnIo
>>201-202
即興リレー乙。自分に文才あれば続き書くんだが。
204狼♂×羊♀:04/11/08 03:36:17 ID:W0+/u9KU
リレーの流れぶった切りで恐縮ですが、投下させていただきます。
やたらと長いです。申し訳ありません。
205狼♂×羊♀:04/11/08 03:36:44 ID:W0+/u9KU
「…んっ…、ぷ、ふぁっ…」
口付けをされながら、服を脱がされる。
あたしは、寝間着一枚っきりしか着ていない事もあって、すぐに脱がされてしまう。
恥ずかしさのあまり、裸の胸を隠すように、身体をよじってうつぶせになる。
「…こら、隠すな」
だってさ、恥ずかしいんだよう…。
「俺にくれるって、言ったくせに」
そ、そんな事言われてもー! それに、そういう事言うなら、ガブだってまだ全然脱いでないじゃないのよう。
「……俺?」
「そうよう、あたしをあげるんだから、ガブだってあたしにくれなきゃ不公平じゃないのよう」
「……じゃ、脱がしてみるか?」
言って、よいしょとベッドの上に胡座をかく。
「……うー」
ガブのシャツのボタンを、一つずつ外していく。
自分でも緊張して、手が震えるのがわかった。
少しずつ、ガブの、男の子らしい逞しい胸板が顕になっていく。
……うひゃっ!?
「ちょ、ちょっと、いきなり胸さわるの止めてようー!」
「…ん、いや。ちょうど、すぐ触れる所で揺れてるから、つい、な」
そういいながらも、ガブの手は、あたしの胸をいじってくる。
たぷたぷと、水風船でも弾ませるかのように手のひらで揺らしたり、少し掴むように揉んできたりする。
「や、あ……」
ガブの、毎日の仕事で固くなった手のひらや、ざらざらした指先でそんなふうに触れられると、
腰のあたりから、きゅう。と甘く疼いてきて、あたしは座っている事すらできなくなる。
もう、ガブの服を脱がすなんて事はできっこなくて、ただ、ガブの胸にすがりつくようにしながら、
やめてよう、ひきょうよう。と、うわごとのように鳴く事しかできない。
そのまま、ひっくり返されて、後ろから抱きすくめられるような格好になっていた。
ガブの手が、あたしの胸と、…その、大事なトコロにのびてくる。
「や、ひゃっ!」
「…すごいな、ぬるぬる」
206狼♂×羊♀:04/11/08 03:37:31 ID:W0+/u9KU
だからぁ、そういうこというの、やめてようー!
「…ふ、ぅあぁんっ! ちょ、ソコ、やぁだぁ…っ!」
胸の頂と、一番敏感な尖りを同時に弄られる。
「…嫌なようには、見えないが」
そう言いながら、弄るのを止めてくれない。あ、やだ、へんなこえでるう…っ!
声を必死で押し殺そうとすると、あたしのおしりに、なにか、熱くて固いモノが押し付けられる。
これって、ガブの、その、おちんちん?
そのモノが何かを理解した途端に、あたしのソコが、さらに潤むのがはっきりとわかった。
「ひ、あ、やぁん…っ」
熱くて、ぬるぬるしてる。男の子のも、コウフンすると、『濡れる』って、年上の娘に聞いたことがある。
…ガブも、あたしのカラダで、コウフンしてるの?
そう思うと、堪らなくなった。
「――ふ、やぁっ…、んぅ…っ!」
ガブが、ぬるぬるを、あたしの短いしっぽの付け根に、擦りつけてくる。
根本がびりびりして、下腹が、きゅう。となって、奥からどっと、溢れてくるのがわかった。
もう、ふとももまでびしょびしょだ。
ガブの指が、あたしの中に入ってくる。
「あ、い、ぅう…っ」
少し痛い。
宥めるように、乳房を弄られ、親指で尖りを撫でられる。
「…大丈夫か?」
「…うん、そうやって、さわってもらえると、すこし楽…」
そうか。と呟いて、中に入れる指を、もう一本増やされる。
あたしの首筋や、耳の後ろに浮いた汗を、舐められる。
さっきまで触られていたせいで、ずいぶん濡れていた事もあってか、痛みよりは、『ガブの指
が入ってる』という、恥ずかしさや異物感のほうが強い。
それでも、愛撫されながら内壁を擦られるうちに、快感のほうが強くなってくる。
207狼♂×羊♀:04/11/08 03:38:10 ID:W0+/u9KU
「あ、ん、ぅああんっ!」
背中から、ガブにすっぽり包まれている。
――あたたかな、お湯の中にいるみたい。
もう一度、耳をねっとりと、舐められ、
「――っ! きゃ、あっ!」
いきなり、耳を強く咬まれた。じわり、と滲んだ血をぺろりと舐められる。
「――あ、や、あ、あああああんっ!?」
痛みと驚きと快楽とで、一瞬目の前が真っ白になった。
「――は、はっ、はあ…」
息を荒げ、脱力する。ガブの指が入っているアソコがとくとくした。
「…メイ、アンタ。今、イッたのか…?」
――え?
ずるり。と、指が引き抜かれる。喪失感に、吐息が漏れた。
「…うー、わかん、ないよう。そんなのー…」
あたしがそういうと、すこし困ったような笑みをガブは浮かべた。
「そっか。わかんない、か」
言って、もう一度あたしに口付けする。
いつもどおりの表情のはずなのに、眼だけが熱っぽくぎらぎらしている。
あたしはどうも、その眼で見られると、なんにも抵抗できなくなるみたい。
いいか。と聞かれて、こくり。とうなずいた。

うつぶせにひっくり返されて、おしりをすこし突き出すような姿勢をとらされる。
『たぶん、この方が楽だから』って、ガブは言うけど、ホントだろうか。
この格好だと、ガブの顔が見えなくて、少し怖い。
上体を捻って顔を見ようとする前に、くちゅり、と音がして、ガブのソレがあたしの中心に触れる。
「……メイ、いいか……?」
答える余裕なんて無い。
ただ、がくがくと首を振る。
それでも、伝わってくれたのか、ガブのソレが、あたしを拡げて入ってくるのがわかる。
「――っ! い、う、んん――っ!」
208狼♂×羊♀:04/11/08 03:38:50 ID:W0+/u9KU
「……メ、イ。ちょっと、力、ぬけ…っ!」
わかんない、わかんないようっ!
ガブの熱さと、狭い所を無理矢理に裂かれ、拡げられる激痛と、指とは比べ物にならない圧迫感で、
あたしはどうしていいのかわからなくなる。
上体を支えていた手ががくりと折れて、足が滑稽なくらいにぶるぶる震えていた。
「…ん」
「…ひゃ、やんっ!」
背中にキスをされる。
そのまま、首筋や、肩、背中に何度もキスをされる。くすぐったくて、心地いい。
「う、んんっ」
その姿勢をとると、ガブのおなかで、あたしのしっぽが潰される。
それが、少し苦しくて気持ちいい。
ガブも、その事に気がついたのか、あたしのしっぽを撫でて、刺激してくる。
「ちょ、やぁだぁ…。しっぽ、だめだよう…」
「そんな、ふうには、見えないが」
いいながらも、しっぽをいじるのを止めてくれない。
そうしながらも、少しずつ腰をあたしに埋めてくる。
「――ぅ、ん。あ、はぁ――」
あたしの中に、ガブが入ってくる。
あたしの中のなにかを、押し退け、壊し、引き裂いて、熱いモノが、入ってくる。
さっきよりは酷くないけど、やっぱり、じんじんと痛んだ。
「…メイ? 大丈夫か?」
「う、ん。へいき…。あの、ぜんぶ、はいった?」
「――あ? …あ、ああ」
「あの、ね。あたしは、へい、きだから、うごいて、いいよ」
「……俺は、いいから。無理を、しなくていい」
「で、でも、そうしないと、よくないんでしょう?」
「――いいから」
言って、あたしを後ろから抱きかかえて、横になる。
209狼♂×羊♀:04/11/08 03:41:51 ID:W0+/u9KU
あたしの中に入ったまま、胸やおなかを撫でたり、首筋や背中にキスをしたりしてくる。
何度か、キスに紛れて軽く咬まれた。
その度に、肌が粟立ち、ガブを受け入れている場所がきゅう。と彼を締め付ける。
そうして、身を捩るほど、ガブの匂いが強くなる。
あたしはその匂いを嗅ぐと、また酷く、熱い潤みが滲むのがわかってしまう。
なんだか、頭がボウッとして、ワケがわからなくなってしまい、ガブの、いいか。という
言葉にも、かくり、と、人形のようにうなずく事しか出来なかった。

――気がつけば、仰向けに組み敷かれていた。
「…ん、っう…」
ガブの腰が、ゆっくりと引かれ、喪失感に震える。
同じように、もう一度押し込まれる。あたしのソコが痛みと共に微かに痺れる。
「…ぁ、あ。…もっと、しても、いいから…っ」
ん。という、微かな呟きと共に、ガブの動きが激しくなる。
繋がった場所から、くちゅくちゅと、いやらしい水音がした。
腰を抱えられ、何度も何度も突き上げられる。
ひどく、急な動きのはずなのに、あたしの腰からは、痛みだけでなく、確かに甘い疼きを感じていた。
ガブの身体が熱くて、繋がっているところから、甘く痺れてきて。
あたしは、なんだかわからなくなる。
「――メイ、メイッ!」
名前を呼ばれ、何度も何度も口付けられる。
どくり、どくり、と。鼓動の音まで同じになった瞬間。
210狼♂×羊♀:04/11/08 03:42:33 ID:W0+/u9KU
「――う、く、う…っ!」
ひときわ深く腰を打ち付けられ、熱い迸りが、あたしの最奥に、震えて注ぎ込まれるのを感じた。
「ふぁ、あ、や、う、あ――、…ガブ、ガブぅ…っ!」
必死でしがみついて、ガブの耳元で。
きもちいい。とか、だいすき。とか。
なんだか、とてつもなく恥ずかしい事を、たくさん叫んだような気がする。


…その後のことは、正直なんだかよく覚えていないのだ。
ただ、ガブの身体が熱くて、あたしの身体も熱くて。
――ふたり融けて、ひとつのモノに、なることもできるんじゃないかと、思った事。
白く霞む意識の中で、聞いた「――俺も。アンタを、愛している」という、ガブの声。




―――覚えているのは、ただそれだけ。
211狼♂×羊♀:04/11/08 03:43:22 ID:W0+/u9KU
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
――夜明けまで、まだずいぶんと時間がある。村中全てが、未だ眠りの中にあるはずの時刻。
村の通りから少し奥にある、村長の家の前に、一人の狼人の若者の姿があった。
「――村長」
家の前にいた、人影――この羊人の村の長である老爺――に、若者は話しかけた。
「ガブか。――ウチの、孫娘を知らんかな?」
「……メイなら、俺の小屋に。――今は、よく眠っています」
そうか。と老人は、溜息のように呟く。
「ガブ」
「はい」
「……おまえが、村に来た日の事を、覚えているかね?」
「はい、もちろん覚えています。……村長、メイは、俺に汚されたたけです。
 罰するなら、俺だけを罰してください」
「ガブ」
「はい」
「……死ぬ気なのか?」
「いいえ。……昨日までなら、それでもいいかと思ったでしょうが、メイを抱いたら、死ぬのが
 恐ろしくなりました。――ですから、許されるまで、どんな事でも甘んじて受けるつもりです」
若者の言葉を聞いて、羊人の老爺は、もう一度深く溜息をついた。
若者にそこで待つように言い置いてから、家の中に入る。
――程なくして、もどってきた老人は、大きな鞄を若者の前に置いた。
「村長…? これは…?」
若者は戸惑い、これは何かと、老人に尋ねる。
「食料と、路銀だ。他にも、旅に必要な物は入っている。
 ――西に、大きな集落がある。おまえの足ならば半月もあれば、辿りつけよう。
 あそこは、様々な民族が暮らしていると聞く。おまえも、自由に生きる事が出来るだろう」
212狼♂×羊♀:04/11/08 03:43:45 ID:W0+/u9KU
「……俺に、出て行けと、おっしゃるのか」
憤りか、悲しみにか、震える声で若者は老人に問う。
老人の答えは、静かだった。
「わしは、おまえを死なせたくないのだ、ガブよ。
 ――おまえとメイが好き合っているのは、知っている。互いを大事に思っている事もだ。
 だがな、村人は、狼人であるおまえが、村長の孫娘であるメイを犯したと、怒り、恨み、恐怖するだろう」
村人の私刑にあい、命を落とすかも知れぬと、老人は言外にそう告げた。
「――おまえが死ねば、恐らく、メイも死ぬ。――あれは、そういう気性の娘だ」
ひゅう、と。悲しげな音を出して若者は息を呑む。
――そうだ、忘れていた。ここでは、自分は異分子だ。
  メイが、自分を受け入れてくれたから。何かを、勘違いしてしまった。
「…そう、ですね。今まで、色々と、ありがとう、ございました」
言って、深く、頭を下げた。
「――すまぬな」
鞄を持った若者は、いいえ、と言って、もう一度だけ、頭を下げた。
「…村長、メイに、伝えてもらえますか」
――しあわせに、なってほしい。
自分は、もう君のそばには居られないけれど。
どうか、君はしあわせになって。いつまでも、笑顔でいてくれと。
老人がうなずくのを見て、若者は村の外へと続く道へと歩き出す。
――そして、二度と振り返らなかった。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
213狼♂×羊♀:04/11/08 03:45:35 ID:W0+/u9KU
―――あたしが起きた時には、もうガブはどこにもいなくて。
家に戻ったら、じいちゃんには抜け出したことがとっくにバレていて、ひっぱたかれて、怒られた。
反省しろと、今度こそ物置に閉じ込められて、出してもらえたのは、三日後だった。
…その後で、ようやく。
あたしは、ガブが出て行った事を聞かされた。

ガブのばか。
あたしは、ガブがいないと笑えない。
ガブが隣にいてくんなきゃ、しあわせになんて、なれっこない。
あれだけずっと、あたしと一緒にいたのに、そんなこともわかんないなんて。
ガブの、おおばか。


泣いた。
すごく、泣いた。
ガブに怒りながら、後から後からどんどん涙が出てきて止まらなかった。
こんなに泣いたのは、かあさんが死んで以来の事だった。
一晩中、泣いて、泣いて。
ようやく、決心した。
―――追いかけよう。
その事をじいちゃんにいったら、今度はぐーで眼から火花が飛ぶほど殴られた。
後は、もうお互いに根競べだ。
じいちゃんは絶対許さんの一点張りだし、あたしだってガブを諦める気は無い。
一週間。
その間、お互い顔に青タンを作りながらの話し合いだった。
「――ごめん、悪いとは思ってるわよう、じいちゃん」
「――ふん。結局、年寄りの気持ちを顧みる気なぞ無いのだろうが。
 そういうのを、お為ごかしと言うのだ、この不孝者」
不機嫌そのものの声で言う。
214狼♂×羊♀:04/11/08 03:46:42 ID:W0+/u9KU
ううー、怒ってるなあ。まあ、しょうがないんだけどさあ。
「……よいか、メイ。わしの命令を無視して、この村から出て行く以上、二度と戻る事は罷りならん。
 ――そう、肝に銘じておけ。よいな」
「…うん、わかってる。ごめんね、じいちゃん、ばあちゃん」
村長の親族が、村を抜けて出て行く。っていうのは、相当な事だ。
だから、こんな真夜中に、夜逃げみたいにして行こうとしてるんだけど。
ばあちゃんは、そこまでしなくてもと言ってくれたけど、じいちゃんにしてみれば、村長として、
身内に甘さを見せるわけには行かないし、あたしも、ガブと一緒に暮らせないのなら、村には、
居れない。
――生まれて、育ってきた場所だから、当たり前だけど。帰って来れないのは、凄く悲しい。
けれど、それでも良かった。故郷を捨てても、あたしは、あの寂しがり屋の狼といっしょに居たいんだ。
「――それじゃ、今まで、どうも、本当に、ありがとうございました…っ!」
頭を深く下げて、歩き出す。
夜明けの迫る空の星を睨みながら歩く。
――ぜったいに、ふりむかないように。

……さてさて、じいちゃんは、西の集落をガブに薦めたって言ってたけど、本当にまだそこにいるのか、怪しいものだ。
ガブは、昔から意外と好奇心が強い性質だったから、さっさとどこかに行ってしまうかもしれない。
「…さて、とにかく、あのばかちんをつかまえなきゃね」
探そう。
あたしたちが、狼と羊が共に暮らせる場所を探そう。
大丈夫、きっとある。
だって、こんなに世界は広い。
それに、ガブのいる所があたしの居場所だ。
世界中があたしたちを拒んだとしても、あたしだけはガブを拒まないから。
「…だから、今度こそ一緒にいようね、ガブ」


待っててね。
世界のどこにキミが居ても、きっとあたしは会いに行くよ!
215狼♂×羊♀:04/11/08 03:49:38 ID:W0+/u9KU
以上で終わりです。
お付き合い、ありがとうございました。

あー、楽しかったーっ!
216名無しさん@ピンキー:04/11/08 05:18:35 ID:JKbmzHT4
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙コール!
217名無しさん@ピンキー:04/11/08 08:02:59 ID:kED3o0Xf
おつー。
必死に読み進めるうちが居たわけなので
それだけ面白い作品だった
…ってことですな
グッジョブ
218名無しさん@ピンキー:04/11/08 12:16:25 ID:MqTL4rzz
>>215
ストーリー的にもしっかりしてますな。お疲れ様。
21936:04/11/08 16:51:09 ID:vkH15FXW
>>215
激しく乙カレー&敬礼
獣人ならではのシチュエーションなのかなぁ…種族の違いっていうのがテーマっぽいでふね
で、それがいい味出してる
村長も一応理解してそれなりの配慮をしてくれた、っていう点が嬉しかったポイント追加です
いっそ、メイがガブを追って旅に出て…って感じで続編書いてみてはどうでしょうか?

あ、ダナエたん小説、やっぱりうpします多分(気まぐれスマソ)
シエラ姐様編も終わったら、某掲示板で描いた絵が発端となり生まれた
『新米女将シリーズ』 描くのと同時に書いてみたいでふ
220名無しさん@ピンキー:04/11/08 18:06:01 ID:zw1LFqK/
なんかもう言葉に出来ないくらい乙。

しかしホントスレ進行早いですね。良い事です。
221名無しさん@ピンキー:04/11/10 17:07:34 ID:4mckqQBI
小説期待保守。
鹿娘萌。
222名無しさん@ピンキー:04/11/10 19:54:17 ID:1sDHRWUZ
同じく期待。満月で獣化ってのが結構燃える。
しかしそれだとシチュが一月に一度の夜に限定されてしまう罠。
223名無しさん@ピンキー:04/11/10 20:58:51 ID:i9n0hAGx
スレのはじめの方々はどこへ行ったんだろうか・・・。
期待して待ってまつ。
224名無しさん@ピンキー:04/11/11 02:27:39 ID:pJJOtlbe
同じく、気長に期待>スレのはじめの方々

>>197
自分は、望まざる獣化、
獣に「変えられる」シチュエーションに萌える……。
225981=982:04/11/11 04:53:29 ID:JEMr6AB6
どうも、981=982です。
小説の方は書いていますが、もう少し待ってください。
先週から急に忙しくなってしまい、肝心な所がまだ書けていないのです。
エロシーンで難しひ・・・。
226名無しさん@ピンキー:04/11/11 11:20:19 ID:yIFhFK9/
>>224
いわゆる風祭文庫系?

個人的には獣化後の姿にコンプレックス持ってるってのが好き。
そんなキャラが追い詰められるなり何なりして自分の意思で獣化するのが萌えで燃え。
227名無しさん@ピンキー:04/11/11 19:54:53 ID:BOmZPBen
俺は獣化して、深刻な問題なのに、もう元に戻れないのに悲壮感を描写せずにほのぼのと進行するのがときめく
228名無しさん@ピンキー:04/11/11 23:48:10 ID:iV1tIgRE
自分は変身して訳も分からず混乱しつつも本能に逆らえなくなるとかそんなよくわからないシチュに。
229981=982:04/11/12 06:46:48 ID:iCgbHXJG
仕事行く前に>>146の続きを投下します。
今回はエロ無し・獣化無しです。
230981=982:04/11/12 06:49:31 ID:iCgbHXJG
 あの日から二日が経った。僕はまだあの日の事が真実であったとは思えていない。
しかし、あの後すぐに人へと戻った彼女は服を着ながら僕に言った。
「まぁ、あなたが獣化するかしないかはあなた自身の判断に委ねるわ。
こちらの都合で強制するわけにはいかないもの。でも、あなたには獣化して体の自由を得るか、
それとも人にこだわったままベッドの上で一生を終えるか、のどちらかしか残されていないのを忘れずにね。」
そして、彼女は部屋から出て行った。一人になった僕は、しばらく考え込んでいたが色々とあってすっかり疲れてしまい、何時の間にか眠っていた。
 翌朝目を覚ますとそこには桐壺がいた。何時も通りに自分の世話をして相手をしている桐壺を見ながら僕は、
静かに1人で考えにふけっていた。雑談の際に少し探りを入れてみたが、彼女は何も僕とお嬢様の一件の事は知らない様であった。
だが、僕には分かった。何となくではあったが、彼女は知らないかの様に振舞っているのだと、
大方お嬢様に聞かされた上で、僕がその気になるまで知らない振りをしているようにと言われているのだろう。
 夜になって、桐壺は何時も通りの時間になると部屋から出て行った。一人になった僕は薄暗い部屋の中でまた静かに考え込む。
確かに、今のままの生活が自分にとって良い生活とはいえないし、いくら身の回りの世話と相手を桐壺がしてくれるとは言え退屈であるのには変わりない。
それに何でも桐壺にやってもらうのは何だか忍びなかったのだ、だからと言って簡単に獣化しようとは思えなかった。
 何故なら、実の事を言うと僕はどちらかと言うと動物は全般的に好きなのであるが、犬だけは違った。
何故犬が嫌いなのかは自分も良く分からないが、犬以外の動物には触る程度のことは出来ても犬だけはどうしても触る事が出来ない。
とは言え、小学生の頃の様に見るも嫌だと言う程ではなくなっているのがせめてもの救いではあった。
 そんな訳で僕は非常に悩んでいた。体の自由をとって獣化するか、それとも自分の趣向によって体の自由を捨て、
このままベッドの上で一生を過ごすかの2つの間で。だが、その晩も答えは出ずに結局次の日の朝を迎えてしまった。
231981=982:04/11/12 06:50:53 ID:iCgbHXJG
 数日後、再びお嬢様がやって来た。今度は犬上を連れて、2人で僕に会いに着た。
「体の具合は如何かしら・・・とは言っても特に変わりはないようだけど。」
"大丈夫ですよ。"
「そう、では単刀直入に言うわ。決心はついたかしら。」
"えっ・・・まぁそのう・・・。"
今回、彼女らがこの部屋に来た理由は大体察していたが、こうもすぐに言われるとどうしてもしどろもどろしてしまう。
僕が返答に躊躇していると、お嬢様は溜息をついて続けた。
「その調子では、まだ決心がついていないようね・・・。まぁ、無理も無いわね、余りに突然の出来事過ぎたもの、
車に撥ねられ、気がつけば首から下は完全に麻痺し言葉を発せなくなり、そして自分を撥ねた人に連れて行かれると・・・
一般世界で人として普通の人生を送ってきたあなたにはちょっと酷だったかも知れないわ。」
そう言うとお嬢様は少し肩を落とした。部屋には沈黙が満ちている、犬上は僕を冷たく見るばかりだ。
僕はそんな部屋の空気と即決の出来ない自分に次第に苛立ちを感じていた。だが、犬嫌いという壁がどうしてもそれを邪魔する。
そんな僕の表情を読み取ったのか、ずっと僕を冷たく見てきた犬上が口を開いた。
232981=982:04/11/12 06:53:07 ID:iCgbHXJG
「1つよろしいかな。」
"はい。何でしょう。"
「今までのお嬢様と貴君とのやり取りとその表情から察するに、
貴君はその心中に何らかの悩みを抱えている様に感じられるのだが如何か。
もし、その様な悩みがあるのならば早急に言葉として外に出すべきではないのか。
我々に出来る事ならその解決に尽力を尽くそう、もし出来ない事であれば出来る範囲内で力を尽くす用意がある。
それにどのような悩みであってもそれを1人その心中に蓄えておくのは良くない事ではないのか。」
それを言われた僕は、内心ビクッとした。そして何らかを答えようとしたその時だった。
「いいのよ、犬上、彼にはまだ考える時間が必要だわ・・・ここからは私がする。だから、私と彼だけにして。わかった犬上。」
「・・・仰せのままに。失礼致します。」
お嬢様の一言で犬上は静かに部屋から出て行った。お嬢様は自ら鍵をかけると以前と同じ様に椅子に腰掛けた。
「さてと・・・まず、今犬上が言ったように何か悩みがあるのなら言って見なさい。大丈夫よ、秘密にしておくから。」
そう言って彼女は僕の目を見つめてきた。人の姿である今の彼女の瞳は青ではなく茶色をしている。
獣化した後の彼女の青い瞳もまた魅力的ではあったが、今の彼女の茶の瞳にはそれとは違う、
見つめ続けていると何か自分が吸い込まれて行く様な感じがした。
"実は・・・。"
気がつくと僕は彼女に、犬獣人である彼女に自分が犬嫌いであることを話していた。
233981=982:04/11/12 06:53:48 ID:iCgbHXJG
投下終了です。それでは。
234名無しさん@ピンキー:04/11/12 10:37:33 ID:JXpsG39Z
「あらしのよるに」は、正直今ひとつだったのだけど
(あそこまで続いて欲しくなかったので)、
狼♂×羊♀には萌えた……。
絶対幸せになってもらいたい、というかなるよね、この羊たんなら。

GJでした、最後うるっときました。

……なのに犬嫌い、で笑ってしまった自分がちょっと嫌……。
235名無しさん@ピンキー:04/11/12 12:00:35 ID:JZ8lD6DM
>>233
乙。次の展開が予想できなくて楽しみ。
236名無しさん@ピンキー:04/11/12 18:39:44 ID:JgN47vi5
>>201-202の続き希望
と流れを読まずに言ってみるぜ。

発情期ネタはいい。実にいい。
個人的には恥らいながらも発情した体を抑えきれず(中略)というのが至高だと思っている。
237名無しさん@ピンキー:04/11/12 23:17:41 ID:KWHX+WS5
先生、質問。>>201-202って主人公の獣娘の種族なんなわけ?
書きたいけど書けないorz
238名無しさん@ピンキー:04/11/12 23:26:34 ID:JgN47vi5
>>237
・虎や猫や狐や狼や角や鱗や羽の連中ではない

以上の条件を満たすならなんでもいいんではないか。
239名無しさん@ピンキー:04/11/12 23:38:36 ID:JZ8lD6DM
>>237
あと何か尻尾があるらしい。捕食される側でもあるらしい。

……微妙に難しい条件のような気が。
240名無しさん@ピンキー:04/11/12 23:43:50 ID:JgN47vi5
……別の意味で食われるってことなのだろうか。発情期だし。>捕食
24136:04/11/13 00:07:08 ID:jDqFIzpZ
>>240の意見を適応した場合、
・羊、牛
・兎
・犬
が考えられる。適応しない場合、犬は抜かれるかと。(私の偏見含みなので、他にもあるでしょうが)
私は犬or兎と考えて書いたけど、ダメぽでつたか?(汗

よし、今日の夜中にダナエたんpart2をうpできるようガンガルぞ(眠ったらスマソ
242名無しさん@ピンキー:04/11/13 21:21:59 ID:G5EogoOt
獣化モノ考えてるんだが、冒頭で人×人入れるのは有り?
片方が直後に獣化してもう片方が喰われる方向性で。
243名無しさん@ピンキー:04/11/13 22:36:29 ID:cmWT9iFY
>>242
ヤる事によって獣化のスイッチが入ってしまう感じ?
それが本当に話の展開に必要ならいいと思う
1さんも
>・原則として人を出すのはスレ違いですが、途中で獣化若しくは異形へと変化するのなら可です。
て言ってるし

ただそれが逃げ道になってスレ違いが増える様だとどうかと思うが
244名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:03:05 ID:KEO+rvJc
ホモ作品ができたが、どうすれば・・・
245名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:10:39 ID:HgxAlESE
少年少年の絡み? スレ違いなのかもしれないが・・・見たいなw
246名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:12:41 ID:jA430T7U
>>244
さて、俺は構わないんだが・・・
とりあえず投下は皆の反応を見てからお前さんが決めてくれ。
もしかしたらそのホモ作品の投下に適したスレへ誰かが誘導してくれるかもしれないしな。

とりあえずその作品は獣人とかは出るんだよな?
247名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:18:08 ID:5MuKIMz7
勘弁してくれ
同士が多いなら801にスレ立ててやってくれ
>1にも書いてあるだろ、ホモ禁止って
248201:04/11/14 03:54:48 ID:FZtpg5S9
実は、ライオンを想定していたりいなかったり。

一夫多妻ってあたりで。
外に出るなってのは、はぐれ者の男に拉致られる危険性があるからw




・・・・リレーになるなんて、考えても居なかったんだよorz
249名無しさん@ピンキー:04/11/14 07:21:21 ID:v8ZIPgpO
>>244
246に同意で俺も構わんが、板やスレ的にはどうかとは思う
ホモじゃないように改変するか、誘導を待つかかな
人×ケモのホモなら801板の異種姦スレが近いか?
250名無しさん@ピンキー:04/11/14 09:33:25 ID:5MuKIMz7
あちこちで言われてるから最近は少なくなったと思ったんだがな
…じゃなくて・・・を使う人

しかも三連チャン
251名無しさん@ピンキー:04/11/14 10:58:14 ID:6fXEU0nn

【亜人】人外の者達の絡み【異形】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098260654/

あっちは801でも百合でもなんでもありだから
そこに貼ったらいいと思いますよ。
252461:04/11/14 15:06:44 ID:fQBp8S/q
流れよまずに悪いけど、小説うpさせて頂きます
なんだかんだ言って二日も寝ちゃったよorz 期待してた人スマソ
http://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/111.txt
えらい中途半端なだよなぁ…エンドの方なんか自分でもよく分からん(汗

>>248(201)
ゴメン私が元凶ですorz
どうせだし、キャラ設定明確にして続き書いてみたらどうでしょ?
25336:04/11/14 15:07:32 ID:fQBp8S/q
↑ゴメン、なんか名前変わってる(汗
254名無しさん@ピンキー:04/11/14 15:17:51 ID:dxLLLx9J
>>252
乙です。速読の俺が感想おば。

ものすごく、読みにくいのは気のせいでしょうか?
>リズムが悪い地の文。狙ってそういうふうに書いていたのならスイマセン(滝汗

でも、個人的には一気に読めたので満足です。お疲れ様でした。
255名無しさん@ピンキー:04/11/14 18:29:14 ID:4NVnspOP
>>36=252

GJ!
おいしく頂きますた&次回作は少し鬼畜なのキボン
256名無しさん@ピンキー:04/11/14 21:26:12 ID:iwztpp1/
>>252
乙。時間なんて気にせず自分のペースで書いて下さいまし。

しかしダナエたんの過去が無性に気になる。
257名無しさん@ピンキー:04/11/14 23:21:28 ID:HgxAlESE
>>250
別に「・・・」でも、「…」でもどっちでもいいとか思ってるのって漏れだけなのか?
細かいこと気に過ぎ……ハゲるぞ?
258名無しさん@ピンキー:04/11/14 23:21:50 ID:HgxAlESE
sage忘れた_| ̄|○
ちょっと吊ってくる
259名無しさん@ピンキー:04/11/15 00:20:38 ID:Cw1A+irt
>>49-54の続きマダー?
シチュエーション的にかなりツボで(;´Д`)ハァハァなんだけど。
260名無しさん@ピンキー:04/11/15 15:00:45 ID:61mvq8/c
>>257
言いたいのはそんなことじゃないだろ

ホモ書きたいって奴が来て、すぐさまホモOKってレスが二つもついて、そいつらが皆・・・を使ってるから自作自演を疑ってるんだろ

261名無しさん@ピンキー:04/11/15 17:33:55 ID:8UGMvo6n
まぁ、この際三点ダッシュがどうこうなんて話題はどうでも良い訳で。
うちらが読めるんなら、別に細かい部分はどうでも良い訳で。

>>36
GJ! すっげーGJ!
だけどテキスト開いた瞬間「長っ!」って口に出しちゃったよ。(*´Д`)
262名無しさん@ピンキー:04/11/15 17:36:44 ID:4IDIdETd
>>260
容認は245だけだろ。
246は「投下はちょっと待て」な感じだから自演とは違う様な希ガス。

>>245
とりあえずこの流れではここでの投下は止めた方が良さそうだな。
263名無しさん@ピンキー:04/11/15 18:32:20 ID:8tDKUHIV
悪い、245ってオレだ_| ̄|○
別に載せてくれって促すつもりじゃなかったんだが・・・誤解招いたようなので失敬。
ただ、見てみたいと思って反応しちまった。次からはもう少ししっかり書くわ。

あと、念のため>>244>>246とは別人っす。
264名無しさん@ピンキー:04/11/15 23:52:58 ID:h/QIEzWW
しかし1月足らずで随分伸びたもんだ。
一時期は保守ばかりでこのまま消えるとばかり思ってたのに。
265名無しさん@ピンキー:04/11/16 09:36:22 ID:F/jhvWmd
>>264
ぶっちゃけ、漏れと同じ性癖の奴がこんなスレ立てるとは思わなかったからな…
だからこのスレ続いてるのってすごく嬉しい。
266245:04/11/16 12:35:13 ID:5TMU/lnz
了解でつ
267名無しさん@ピンキー:04/11/16 15:53:34 ID:mY30fs6J
>>264
スレ分裂騒ぎもあったし、正直よくこれだけ持ち直したと思うよ。
ただ残念なのは別れたあっちのスレがイマイチ盛り上がりに欠けてる所。
「獣人獣化メイン」という括りで別れてこっちはこの盛況。
別れて良かったのかもしれんが、元は同じスレだしやっぱり気になる。
本当なら一緒に盛り上がってた筈なんだよな…。
268名無しさん@ピンキー:04/11/16 19:52:42 ID:9G5vYSmr
〜そして統合へ〜



感動モノだね
269名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:23:46 ID:pVu05tUz
何となく短編でも書こうとしたんだが、頭の中の情報を文章化するのって難しいな。
上手い表現が思いつかなかったり、書いてる途中で別の展開思いついてグダグダになったり。

普通に文章書いて萌えとかエロとか表現できる職人は神だと改めて思った。
270名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:51:39 ID:pvOm8hiP
あと同じ様な表現を使わないようにするとかなり難しいね。
ホント職人は凄いよ・・・
271名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:52:15 ID:V3B0LMCn
>>269
狂おしいほど同意。

誰か俺の脳内で展開中のエロ和姦モノを的確にまとめて文章化する装置を開発してくれ。
272名無しさん@ピンキー:04/11/17 23:47:49 ID:wHOPl0BH
その暁には俺の脳内の獣化発情逆レイプもどうか一つ。
273名無しさん@ピンキー:04/11/18 12:02:16 ID:TpfF2Wxd
キーワードを出せば、ネタに困っている文章書きの栄養補給にはなるかもよ。
274名無しさん@ピンキー:04/11/19 03:25:59 ID:wALDFEcP
それは助かる。
話題無いとモチベーションあがんないよ
だからネタクレ
275名無しさん@ピンキー:04/11/19 10:24:23 ID:iMD172KR
キーワードだけ書くのは自分の性癖晒してるみたいでどうも抵抗がある。質問やその場の
話題に答える形ならそういう事は無いんだけど。

それで何か話題振ろうと思ったんだが、大抵の事は既に語り尽くしてしまったような気がするなあ。
276名無しさん@ピンキー:04/11/19 15:49:56 ID:wALDFEcP
やっぱり獣人同士がヤル
エロ小説サイトって無いのかな…
一つ位はあって欲しいものなのだが。
277名無しさん@ピンキー:04/11/19 16:59:38 ID:USuESKXM
>>276
あったぞ。ただしケモショタだけだったが。
278名無しさん@ピンキー:04/11/19 18:01:37 ID:TL91o3W8
犬とか猫とか小型の動物に変身してしまったあげく
風呂に入れられ性別なんぞを確認されてしまうシチュが好きだ
あと本物の同種の動物に交尾をせまられたりとか
279名無しさん@ピンキー:04/11/19 19:00:07 ID:YDitFPfz
>>278
いいねぇ!最っ高にいいねぇ!
280名無しになりきれ:04/11/19 20:17:39 ID:USuESKXM
よく動物とかって近親相姦するよな。だから誰か獣人の近親相姦もの書いてけれ。
281名無しさん@ピンキー:04/11/19 20:37:01 ID:iMD172KR
夢を壊すようで悪いが、近親相姦するのはチーターを始めとする極一部の動物だけ。
血を濃くする事で確かに天才も出るけど、虚弱体質の子供ができる確率まで入れると種にとってマイナスだから
大多数の動物は本能レベルで避けてる。

あと全然関係無い話だが、人間以外の動物は例外無く雌が自分とくっつく雄を選ぶらしい。
深読みすると何となくエロいような。
282名無しさん@ピンキー:04/11/19 22:36:10 ID:c3equ9lT
>>281
予備知識サンスコ。
やっぱそうなんだ。ちょっと(´・ω・`)ショボーン
でもまぁ人間でも普通にキモいと思ってる人もおおいからね。
そーかもしんない。


お風呂の中でこんな妄想できました。

ある夜眠ったら、変な夢みた。素っ裸で股間には少女。
びっくりした主人公は尋ねると、主人公を呼び寄せた少女らしい。
眠ったらいける異世界で、
主人公は人でならざる者へと変わる能力を身につけていた。

とゆーはなし。

しょうせつにでけたらえーな。えーなー。
283名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:44:55 ID:EPiDsQXs
>>282
いやしかし禁じられてるからこその背徳感もそれはそれで。

獣化が解けた後、裸なのを恥ずかしがるっていうシチュは獣化モノの王道だと思うんだが、
どうも最近見ない気がする。というか今は獣化ジャンルそのものが少数派っぽいなあ。
284名無しさん@ピンキー:04/11/20 07:59:07 ID:uLT3UCY2
>>283
逆に破れたはずの服を何故か着てる不思議の方がw

獣化ジャンルは昔に比べれば増えた様な気はするけどな。
言うと何だが801物が多いんだよな…
本屋の801コーナー見ると意外にある。
285284:04/11/20 08:05:05 ID:uLT3UCY2
スマソ。
獣化ジャンルは兎も角、内容は801な上に人×だからスレ違い&板違いだ。
適当にスルーしてくれ。
286名無しさん@ピンキー:04/11/20 08:05:44 ID:l2E5DR8i
>>283
逆に変身した際に大きくなった服の中から這い出してくるというシチュもいいですなあ
287名無しさん@ピンキー:04/11/20 13:00:29 ID:EPiDsQXs
>>286
完全獣化ですな。>>283とも両立できて美味しいかも。

個人的には獣化しても二足歩行ってのが好み。外見的にはケモノ系と同じ。
ネットで探せば沢山見つかる。しかし見た目は同じでも元が人間の方がより萌える。
この差は何だろうと考えてみたり。
288名無しさん@ピンキー:04/11/21 15:04:51 ID:kUXL3Pnv
こういうの大好きだけど日本では風祭文庫、海外ではloboleoぐらいしか分からない。
お勧めサイト教えて下さいっていうのもスレ違いだろうしなあ・・・英語もいまいち読めないし
289名無しさん@ピンキー:04/11/21 18:19:27 ID:68uM5F9Z
本来なら半角二次元板向けの話題なんだろうけど、ここに来たのも何かの縁って事で。
shiftersでググって一番上。loboleoと比べて更新が早くてお勧め。
290名無しさん@ピンキー:04/11/21 19:10:42 ID:Lsi7MOJA
>>288
海外はこの分野かなり多いぞ
むしろ日本が少なすぎる
291ミニネタ:04/11/21 20:41:50 ID:a9hCcbKE
>>49-54の続き 1ヶ月以上間が開いてシモタ・・・

ネイラは全身がカッと熱くなるような感覚を味わっていた。
それと共にネイラの首筋の辺りからジワっと毛が生え出す。
ミリ、ミリ、ミリ・・・徐々にネイラの体躯そのものも肥大化していく。

(痛い・・・痛いよ・・・)

ネイラの耳はピンとした形になり、上方向へとゆっくりと伸びていく。
手や足からも徐々に爪が大きく、鋭いものが生えてくる。
「グゥ!?」
目の前の獣人はネイラの変化の様子に驚きとまどっていた。

(く、くるっ、きちゃうっ!!)

ネイラは身体の中で何かが暴れ回る感覚に耐えていた。
尻から、何かが生えてくる感覚。ネイラはそれが何かすぐに理解できた。
人外の証。人でない異形に変化している証拠。尻尾が、ゆっくりとではあるが確実に生えてきた。
いつの間にかネイラの身体は全体がふさふさとした黒色の体毛にすっかりと覆われていた。
ググッ、と鼻が前に反りだし、耳がすっかり上へと伸び、手足の爪もすっかり狼のそれとなっていた。
身体は二回りほど大きくなり、尻からは見事な尻尾が生えていた。

変身が終わり、自らの身体が人間から獣へのそれに完全に変わると、ネイラは咆哮を上げた。

ヴオオオオオオッッ

自らを拘束していた鎖をまるで紙のようにあっさり引きちぎると、ネイラの変貌に驚いて立ちすくんでいる
狼男にネイラは猛然と襲いかかっていった。
筋肉質の肉体から繰り出されるネイラのパンチが狼男の顔面に命中し、狼男を10メートルほど吹き飛ばす。
地面にもんどりうって倒れる敵に対し、ネイラはさらに追撃を加えた。
292ミニネタ:04/11/21 20:43:18 ID:a9hCcbKE
ヴオッ!ヴオッ!

地面に倒れた狼男の胸を容赦なく爪で切り裂くネイラ。
さらに口元から鋭く生えた牙が狼男の首筋に食い込む。

「ヴ・・ヴ・・・」

狼男の呼吸が徐々に弱まっていく。ネイラは狼男から離れると、
狼男の身体を空高く持ち上げる。そして空高く放り投げる。
天井にぶつかる直前、狼男の上昇が止まり、そしてネイラの方に向かってスーッと落ちてくる。
・・・その下に・・・ネイラが突きだした鋭い爪がついた手があった。
肉を刺し貫く音とともに、辺りに、ネイラの体中に大量の血が飛び散る。
ネイラに胸を串刺しにされた狼男はまだピクピクと痙攣を起こしていた。
その様子を気にするでもなく、ネイラは狼男の身体から腕を抜き去ると、無造作にその場に放り投げる。

「くっ、や、奴は化け物か・・・!」
一連の様子を見ていたベイツは冷や汗をかきながら部下と一緒に逃げ去っていった。

男達が去った無人の倉庫で、ネイラはまた、勝利の雄叫びとしても言うべき咆哮を上げた。
そして、その血まみれの身体でゆっくりとした歩みで倉庫の外へと歩みを進めた。

いつの間にか日が暮れ、辺りには闇が忍び寄ろうとしていた。
舗装されていない田舎道をどこに向かうでもなくさまよい歩くネイラ。

(アタシは・・・一体・・・何なの?)

(身体が・・・まだ・・・熱いよ・・・)
293ミニネタ:04/11/21 20:44:48 ID:a9hCcbKE

ネイラの体躯が徐々にしぼんでいく。全身を覆っていた黒い毛も徐々に消えていく。
爪も、牙も、耳も、尻尾も、獣であることを指し示すものが全て元に戻っていく。
せり上がっていた鼻も引っ込んでいき、ネイラの顔は少女であった時のものに戻っていった。
二回りほど身体が小さくなったネイラ。田舎道を歩いているのは、既に狼娘などではなく、
全身を血に濡らしたネイラという一人の人間の少女だった。

(ふぅ・・・疲れちゃった・・・ちょっとだけ休もうかな)

そう思った瞬間、ネイラの視界がブラックアウトし、ネイラの身体は前のめりにゆっくりと倒れていった。


「あ、誰か倒れて居るわ!」
「ん?女・・・女か?でもなんで裸なんだ?」
「すぐに運びましょう!」

ネイラにはこれらの村人の声は聞こえるはずもなかった。

----------------------------------------------------------

☆続くかどうかはワカンネ☆
294名無しさん@ピンキー:04/11/21 22:47:38 ID:68uM5F9Z
>>291
何か別の意味で18禁になってるけどこれはこれでと言うか正直大好きだ。乙。

初の獣化で理性飛んで目の前の相手殺す下りが俺の燃えポイントにジャストミート。
獣化の描写も結構良い感じ。欲を言うと次があるなら是非相方の少年を出して欲しい。
295名無しさん@ピンキー:04/11/22 17:00:43 ID:HB7Zv8G3
>>291
素晴らしくイイ!
ネイラたんが普通にヌッコロシチャッタ狼がまたかなりツボでした。
続編激しく希望だけど、まぁマターリひとつ。
やべぇ、ドキドキして真面目にバイトできねぇw
296ミニネタ:04/11/22 22:46:54 ID:/tjQukWl
「ん・・・」

眼を開けようとしたネイラに朝の光が窓から降り注ぐ。
小鳥のさえずり声がする中、うっすらと眼を開けたネイラが再び目覚めて初めて目にした物は、丸太で組まれた豪壮な家の天井であった。
「あ、気が付いたみたい」
少年は用意したあったパンとスープをネイラの寝ている脇の机に置いた。スープからはいい香りが立ち上っている。
ネイラはイヤイヤをするようにして頭を振り、ベッドからゆっくりと起きあがった。
身体に傷はついていないようだ。痛みもない。
「どう?よく眠れた?」
黒髪の少年がネイラの顔をのぞき込む。
どうやらこの少年に敵意はないようだ。ネイラは今は安全な所にいる、と思うとほっと肩をなで下ろした。
「冷めるといけないから、早く食いなよ」
机の上のスープからはまだ湯気が立ち上っていた。


「いやさ、昨日の晩、村の外に血まみれで倒れていた女の子がいたから、なんじゃこりゃ、
ってことでここまで運び込んできたわけなんだけど、無事でよかったよ」
ズズ・・・とスープを啜りながら少年の話を聞くネイラ。
「ん?その耳、どったの?」
ネイラは少年の耳からにゅっと獣の耳が生えているのに気づいた。
「ああ、これね。生まれつきなんだよ。ついでに尻尾も見せてあげる」
少年は立ち上がると、自らの尻から生えているモノを見せた。
シマのついた尻尾・・・豹の尻尾だ・・・が確かに生えている。
「僕はトールって言うんだ?君は?」
「私はネイラよ。まぁ、いわゆる何でも屋かしらね」
「仕事が無いときはプータローかい?」
「プータローで悪かったわね、けっ・・・」
ネイラは少し毒づきながらもパンにかぶりついた。
297名無しさん@ピンキー:04/11/22 22:47:43 ID:/tjQukWl
「ここの村人はほとんど獣人ばっかりさ。僕らは獣人であることを気にしない。
むしろそれを後ろ盾として生きてきたようなものだからね」
ネイラはトールの顔をじっと見る。こうしてみるとなかなかの美少年かな?とネイラは思った。
「獣人はちょっと昔までなら人間と仲良くしてたんだけどね。なのに最近なんであんなことになっちゃったのかな?」
「ちょっと身体のつくりが人間と違うだけで考えることは人間と一緒なのにね」
ネイラは出された食事を全て食べ終わっていた。

「ところでさ、ここに運び込まれたとき随分と血まみれだったけど、まさかアイツに襲われたの?」

アイツ・・・アイツ・・・

ネイラの脳裏に昨夜の出来事がフラッシュバックする。

獣人売買組織を操作している途中・・・
運悪く捉えられ、鎖に縛り付けられる・・・
そんな自分に襲いかかる狼男・・・
獣としての本性が出てしまった自分・・・
何のためらいもなく「同族」を殺めた・・・

みるみるうちにネイラの眼に涙がたまっていく。
「お、おい、ちょっと落ちつ・・・」
トールがネイラに声をかけようとした瞬間、

「いやああああぁぁっっ!」
ネイラは小屋の扉をバンと開けて外へと走り去っていった。
「待ちなよ!」
トールもすぐに後を追う。
298名無しさん@ピンキー:04/11/22 22:50:19 ID:/tjQukWl
--------------------------------------------------------

とある街の外れにて・・・
「で、このジーザスってのが強くなれる薬なんですよね?」
「金はここにあるから今すぐ下さいよ」
数人の若者達がベイツの周囲に集まっている。
「言っとくけど、現金払いだけな。ツケはお断りだ」
若者達がベイツから二粒づつ錠剤を受け取る。
「飲んでから効果が出るまで5分ほど・・・持続時間は人によるが30分〜1時間だな」
「マジで飲んでいいんスよね?」
「さっさと飲めよ。これからすぐに一働きして欲しいからな。報酬ははずむぞ」
若者達が一斉に錠剤を飲む。
飲み終わった若者たちは一様にキョトンとした顔をしている。
「・・・別に何も起こらないじゃ無いスか」
「まぁ待て。効果が出るまで5分ほどかかるって言っただろ。おいシーロン、
コイツらをあそこまで連れて行け。効果が出る頃には村に着くだろう」
ベイツはシーロンというスラっとした長身の女性に呼びかけて、側にある馬車を使え、という。
「ふふっ。坊やたち、ついておいで。いいものを見せたげるから」
「よっしゃ、行くぞ」
「なんか俺もうパンパンっすよ。パンパン」
シーロンに続いて若者達も一斉に馬車に乗り込んでいった。

----------------------------------------------------------

続く・・・(予定)

ネイラは10代後半〜20歳前後、トールは10代半ばあたりをイメージして頂けたらと。
毎日1レス〜3レス程度の量でもいいから書いていこうかな、とは思ってまつ。
(「スーパーヒロイン系・総合スレ」でもこういう執筆スタンスだった)
一度に大作作り上げようとするとダルくなるしね。
299名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:21:18 ID:byQrxg7g
>>298
乙。あなたの作品は好きだ。
これからも書いてくれると聞いて嬉しい。
300ミニネタ:04/11/23 22:29:53 ID:leH+l4TB
「おーい、どこに行ったんだよ、あっ、いた」
ネイラを追って家から飛び出したトールはネイラの後を追った。
ネイラはナイトローブ1枚だけを纏った状態で家の近くの木に顔を埋めて泣いていた。

「うぐ・・・ひっく・・・うぐ・・・ぐすん」
泣いているネイラにトールが後ろからそっと声をかける。
「ごめんよ・・・そんなにつらかったかい?」
「いいのよ・・・取り乱しちゃってごめんなさい・・ぐすん」
ネイラが涙を拭きながらトールの方を振り返った。


「とりあえずこんなものしか無いけど、これでいい?」
ネイラはいかにも村娘、といったシンプルな服を着せて貰った。
「まぁこんな時じゃあ文句は言えないよね。あ、言っておくけど、最近の冒険者には
オシャレだって必要なのよ、オシャレだってね」
「そうかなぁ?僕らはとにかく動きやすい服装じゃないとやっていけないからね。
そうだ、せっかくだから村の中を見て回らないかい?」
トールにそう言われたネイラは「うんっ!」と元気な声で答えた。
(随分と切り替えの早い人だなぁ・・・)

「おっ、トール、おはよう」
「おはようございます、警備長」
ガッシリした体格の男性と村道で出会った。
男性は背に大きな剣を背負っていた。
「そのお嬢さんが昨日道で倒れていたっていうお嬢さんかい?」
「あ、そうですよ」
「私、ネイラって言います、よろしく」
ネイラはぺこりと頭を下げる。
「このシャランドの村はいい所だよ。大したものがあるわけでもないけど、水もきれいだしね。
ゆっくりしていきなさい、ネイラさん」
「そうさせてもらいます」
301ミニネタ:04/11/23 22:30:29 ID:leH+l4TB
「どう?結構いい場所でしょ」
ある程度村を回ったネイラとトール。
「そうね、村の人達はみんな笑顔だしね。トール、その耳のことはみんな知ってるの?」
「知ってるに決まってるじゃないか。隠し通せるわけないでしょ・・・んっ!?」
異変に気づいたトールが辺りを見回す。

「ビーストハンターだー!奴らが来たぞー!」

「やっぱり!またアイツらか!」
「またって、前にもあったの?」
「うん。つい先月にもね。ここの所人数も多くなってる!」
トールはそう言うと駆け出そうとした。
「ちょっと待って!トール、どこに行くの!?」
「決まってるじゃないか!アイツらをやっつけるんだよ!」
「その仕事、私も混ぜてくんない?こう見ても腕前には自信があるんだからね」
ネイラはぐっと拳を握りしめた。
「ケガしても知らないからね!僕の後についといで!武器を取りに行く!」
トールは疾風のように自宅のほうへと帰っていった。ネイラも後を追う。
(ホントは私には武器なんて必要ないんだけどね・・・)


「まだ見えないのか?獣人どもめ」
シーロンとその部下の若者達が逃げまどう村人達を追っている。
「もうそろそろ効果は出てきたのかい?」
若者の一人が舌を出してハァハァと荒い息を漏らしている。
「も、もう俺・・・来る・・・!」
若者の体格がメリッという男ともに大きくなると、着ていた服がミリミリと音を立て、
すぐにビリビリに引き裂かれていく。中から現れたのは狼の肉体だ!
「こ、これはすげぇ・・・や」
他の若者達も程なく効果が出ており、次々と狼男に変身していった。
「よし、効果があるうちに一気に行くよ!」
302ミニネタ:04/11/23 22:31:08 ID:leH+l4TB
「見つけたよ!人間の皮を被った悪魔どもが!」
シーロンが槍を遠目から繰り出し、逃げ遅れた男の背中を貫いた。
どっと地面に倒れる男。その臀部から尻尾が生えていた。
「もっと散開しろ!家の中もくまなく調べろ!」

グオオオオオ

村中に獣人達の咆哮が響き渡る。
ある一軒家の中では妊婦が恐怖に打ち震えていた。だが、

バリバリバリ!

派手な音とともに扉が蹴破られ、狼男が押し入ってきた。
「お、お願い・・・殺さないで・・・」
妊婦はゆっくり、ゆっくりと後ろに下がっている。そんな妊婦の怯えた様子を感じ取った狼男は、

ガウッ!

妊婦に凄まじいスピードで飛びかかり、たちどころに首を一閃した。
噴水のように血を吹き上げながらゆっくりと妊婦の身体がずり落ちていく。
狼男は妊婦の腹部を勢いよく爪で切り裂いた。中から胎児が現れた。
狼男はうまそうな獲物を見つけた、とばかりにその胎児にかぶりつき始めた・・・
303ミニネタ:04/11/23 22:34:03 ID:leH+l4TB
「ハハハ、あっけないねぇ!獣人はこの程度なのかい?」
キツネ娘である、まだ年端もいかない少女を槍で突き殺したシーロンは邪悪な笑みを浮かべた。
「うおおおお!許せねぇ!」
男がシーロンに向かって剣をふりかざして突進してくる。
「ハンッ!」
シーロンは軽く男の攻撃を見透かすと左手で男の胴体をなぎ払う。
通り過ぎた男の上体がズルリ・・・と滑り落ちていった。
「フフフ・・・」
左手についた血をみてまたニヤリと笑うシーロン。その手は豹のように鋭い爪が生えていた。
「よぅし、次!・・・んっ?」
シーロンが後ろを振り向くと、そこには一人の少年と少女がいた。
少年は凛としてこう叫んだ。

「これ以上お前の好きにはさせない!」

-----------------------------------------------------

続くかどうかは予定であり未定・・・
304名無しさん@ピンキー:04/11/24 22:50:10 ID:GF9cfXgk
>>300-303
お疲れ様。荒っぽいのは好きだけど、妊婦殺すのはちょっと引いた。
305名無しさん@ピンキー:04/11/25 01:02:41 ID:Ek21ggqB
ならばプレデター2は見れないな。
306名無しさん@ピンキー:04/11/25 17:08:19 ID:JT6oQoHy
>>300-303
乙。是非完結まで頑張ってください。
漏れはトールの獣化が激しく気になる。
307ミニネタ:04/11/25 23:32:11 ID:mqeFgWji
「恥を上乗せに来るなんて、律儀だねぇ!」
シーロンが目配せすると、部下と思わしきトカゲ男がネイラに向かってくる。
シュルルッと素早い動きで襲いかかってきたトカゲ男の動きをネイラは冷静に見透かす。

消えた?トカゲ男がそう思った瞬間、首筋にはネイラの剣が振り下ろされていた。
斜め斬り、間髪を入れずに水平に左から右になぎ払う。
よろめく間もなく腹にネイラのハイキックが入ると、トカゲ男の身体は後方に大きく吹き飛んだ。
トールもまた敵をもう一匹仕留めていた。
袈裟懸けに一度斬ってから、すかさず返す刃で首を跳ねとばす。
首を失ったトカゲ男の胴体が赤い霧を吹き出しながらゆっくりと後ろに倒れる。

「あと少しね!」
虎男の心臓を突いて一突きで仕留めたネイラがシーロンを見据える。
だが、その安堵感がネイラの油断を生んだ。
「ネイラ、後ろだ!」
シーロンと間を詰めていたトールの警告が遅れた。次の瞬間、

バチィィィン

まだもう一匹いたトカゲ男の尻尾がネイラの頭部に直撃した。
ネイラは倒れこそしなかったものの足下をふらつかせる。
トカゲ男はネイラの身体に尻尾を巻き付けると、体重を乗せて一気に地面に押し倒した。
ギリギリギリ、と尻尾が締まるたびに、ネイラの骨が軋む音がする。

「ぐ・・・ああっ!」
ネイラの顔が苦痛に歪む。振りほどこうとするが、強烈な一撃を受けた直後で身体に力が入らない。
トールにはネイラを気づかう余裕はない。目の前のシーロンに集中する他は無かった。

(続く)

308名無しさん@ピンキー:04/11/26 20:45:08 ID:Z0j0YU2h
>>307
連載乙。続くのは確定なのか。
30936:04/11/27 01:51:36 ID:0jC/oukX
あーあーあー、久しぶりなのでマイクテス(必要ないだろ

そろそろシエラ姐様編part1完成予定でございます(後はエロシーンのみ)
という事で近いうちにうpさせて頂きますので
今回は前回(ダナエたん編part2)とは違ってアドレス張るんじゃなくて
面倒ですがこのスレに全部張る予定です(以前やった時に、本当に大変だと痛感しますたアレは)
ただそれだけ(オイ

>ミニネタさん
出来ればまとめてうpした方が宜しいのでは?
ストーリーがもう頭の中で完璧に決まってるならともかく、大抵後で読み返したりすると
「あーこうしときゃよかった」って思ったりしますし(←常習犯
でも多分大丈夫だと確信して応援
310名無しさん@ピンキー:04/11/27 02:13:40 ID:sMmGF7hu
>>309=36
おお。もうそこまで進んでいたか。かなりきになるぞよ。
兎に角、ほかの場所にうpすると漏れみたいな
携帯メインのヤシが読めなくなっちゃうからできればやめちくり。

小説かきたいのぉ…。
311名無しさん@ピンキー:04/11/27 02:45:27 ID:0WAL+09Q
>>309
期待して待ってます。

>>310
書きたいなら何でも書けばいいのでは、と無責任に言ってみる。
しかし自分好みの文を自給自足できるようになったら人生楽しいだろーなー。
312名無しさん@ピンキー:04/11/27 23:27:59 ID:sMmGF7hu
>>311
わかった。つーか書いちゃったよ。小説。
途中まで投下しちゃうよ?

今日はだれもまだ書き込みしてないみたいだし。
313タイトルは後ほど。1-1:04/11/27 23:28:49 ID:sMmGF7hu
「はぁーあ……」
朝……結構早い。7:00ちょうどぐらい。
一人の青年が、ベットの上に座り、ため息を吐いていた。
名前は今上 光。19才。今年短大に入学したばかりだ。
イイ男…とまではいかないが、少し長身で普通の体格をしている。

寝間着の彼の周りには、複数の紙くずが散らばっている。
「やっと収まってくれた…。」
既にその行為は4,5回程行われていた。
光の毎日の日課である……とは言っても、
「好きでやってるのじゃないのがまた悲しきかな……」
と言っても、日課は変わることはなく。
股間の妙な山を作らないためには、こうするしかなかったのであるのだが。
簡単に紙くず……ティッシュの残骸をまとめてゴミ箱に詰め込むと
さっさと私服へ着替え、身の回りの品をまとめて布地の鞄に詰め、
自室の扉を開け下の階へと進む。
314名無しさん@ピンキー:04/11/27 23:40:55 ID:sMmGF7hu
ざっざっざっざっざっ。
……なんていうのは某ロールプレイングゲームの効果音であるのだが。

「はぁ……」
ともう一つため息をついたそこは、食事用のテーブルだった。
流し台には昨晩の夕食で使われていた食器類が山のようになっている。
「ったく、母さんも食事の後、韓ドラ見るんだったら
見ながらでいいから食器あらえっての」
と悪態を付きつつ、食器洗いを開始する。
終わったのはちょうど……両親が起きてリビングについた、7時半ぐらいだった。

彼の悩みはただ一つ、何故か性欲が強いことだった。
何とか今まで地道な努力をしたおかげで、
「変態」の称号は与えられていないのだ。
……何故か?と聞かれても解らない……というかこれは人並みではない
と、光は思いたかった。
3151-2:04/11/27 23:41:28 ID:sMmGF7hu
「どうしちゃったのかなー?ひかるっち」
「えっ?」
と声を掛けられる。ふと、光に声がかかる。
横を振り向くと、同級生で親友の朝丘 仁が隣の席に座っていた
さわやかな顔で、にやにや光を見ている。
「いつもならぱぱっと食事平らげてるのに、今日はぼけーとしちゃってさ」
「んー。まーね」
ここは、大学の食堂だ。手頃な値段で学生に親しまれている。
目の前のカツ丼に頬杖を付きながら、黄昏れた笑顔を見せる。
「ははーん、ひかるっち、溜ってるっしょ?」
「は!?ば、馬鹿だな!そんなわけ……」
と言いかけたところでさらに仁のニヤニヤ度が増して、
光はしまった、と思ったのは……後の祭り。
3161-2その2:04/11/27 23:41:57 ID:sMmGF7hu
「まあ、俺のAV貸してあげるからさぁ、あ、DVDだけど、
それでも見て発散させた方が良いぜ、なんたってひかるっちは、旺盛だもんな」
「……それを言わないでよ、仁」
仁とは高校時代からの親友で、仁の方が知識旺盛である(そっち側については)
ただ、光以外の奴には、まじめに接しているらしく、
彼をねらっている女性がたくさん居るとか居ないとか。
「っつーか、何でお前、ガッコにそんな物持ってきてるわけ?」
「そんな予感したから」
きっぱりと言われ、何も言えなくなる光。
「とりあえず、その、『例のブツ』については、お借りしておくよ。」
「おっけ……お前、午後4限だけだよな、だったらこれ終わったらわたしとくから」
「ああ」
結局、"例のブツ"を3枚拝借し、光は家へと戻った。
3171-3:04/11/27 23:42:23 ID:sMmGF7hu
家に戻ると、玄関で違和感に気づいた。
女、それも若い子の靴である。
母が39才の事を考えても……やはり趣味とはほど遠いような
一瞬疑問符が光の頭に浮かんだが、気にせず光は玄関をあがった。

「ただいま、母さん」
「あら、お帰り、光……どうしたの?」
母、鈴音の反対側には、同年代の女の子が……ソファーに座っていた。
今時の子といえば、髪を染める物だが、黒髪を下ろしていた。
そしてその、口元といえば、つややかで、つぶらな二重の瞳、
あまり出しゃばらない鼻……など。
それに適度な化粧がしてある、が、出しゃばらない程度なのが学生らしい。
ついでに言うと体つきの方も、大きすぎず小さすぎず。何もかも、最高!!
3181-3 その2:04/11/27 23:43:36 ID:sMmGF7hu
と、
彼は彼なりに評価し、総合評価A++を叩き出していた。
……ぶっちゃけ、一目惚れ?みたいな。

「あらあら、あんまりカワイイから、固まっちゃったわ」
「あ……え?、う、うん」
慌てて返事すると、その女の子がくすりと笑って、
「初めまして、津村 澪です。」
と、礼を挟んで自己紹介をする、
「光です。よろしく」
立ったまま、深い礼をした。
「あら、普通なら、『あ、どーも』、ですませるのに……」
「うるさいなぁ、黙ってよよ」
とツッコミをいれられて、またくすりと澪と名乗った少女は微笑んだ
3191-3その3:04/11/27 23:43:53 ID:sMmGF7hu
「津村さんはね、私達の親友なの、勿論、私とお父さんね。
 ちょっと用事でこっちに引っ越すことになったから、今日は澪ちゃんだけ、
 学校を見に来たんですって」
簡単に鈴音は説明する
「へぇ……どこの?」
「岬第一です」
即答する澪。
「お!僕の出たところだよ、そこ」
「そうなんですか?」
鞄を置いた光は、そこから澪とうち解け、あっという間に1時間ほど、
雑談することとなった。
3201-4:04/11/27 23:44:14 ID:sMmGF7hu
「澪ちゃん、か」
「やっぱり気になるの?」
「そ、そりゃあ、ね」
澪が帰ったあと、鈴音にいろいろと津村家との関係について、光は聞いてみた。
今上家は、旧姓を今神といい、ある古い神社を切り盛りする一族だった。
そこで育った父、瞬と母、鈴音、そして澪の父、春樹と母、秋子は
4人幼なじみで同士で育ったという。
「其れで今は、春樹君は輸入会社の会社さん秋子ちゃんと結婚してできた子が
澪ちゃんてわけ」

「へぇ」
「まぁ、後々、あんたがいろいろお世話になる人だと思うから」
「は?」
「ふふ……」
と呆気にとられる光に鈴音は何か意味ありげなほほえみを浮かべた。
3211-5:04/11/27 23:44:47 ID:sMmGF7hu
夜遅く、光は起きた。
何故か……胸が鳴る。
「……いや、そりゃあ、澪ちゃんはカワイイけど」
と独り言で光は自分自身に問いかけるが、その感じとは違った。

……気づくと、光は着替え、外へ出ていた……。
全く暗くは無いのだが、住宅街はひっそりとしており、11月でもあり、外は寒い。
「……うひぃっ、さびー」
……と暢気に言ってはみたものの、光はその違和感に、とまどっていた。
何故か……、無意識だった。
普通だったら、コンビニ行くとか、そういう理由で外に行くはずだ。
でも、今は、真夜中なのに、自分は、知らないうちに着替え、外に出ていて。
「僕、夢遊病なのかな……」

「あ、今上さんっ……」
と少女の声がして、ふと先を見るとその視界には

……あの、澪がいた。
322313-321:04/11/28 00:00:18 ID:8UR9qQaZ
 というわけで投下終了。今日中に全部終わらせて明日の朝投下したいね。
分かる人は分かるかもしれんがこれも獣化モノで、また、某狼燃えな作者でございます。

<とりあえず簡単にここまでの登場人物説明>
・今上 光(いまがみ ひかる)
19才。男。祖父はある神社の神主、さらに叔父がそれを継いでいる。
15年ほど前に今の家の越してくる。
人並み以上に性欲が強く、それが悩みの種。どうしてなのだか分からない。

・津村 澪(つむら みお)
17才。光の両親の親友である津村家の一人娘。
一応社長令嬢だが着飾らない性格。光となにか縁があるようだが…。

<その他登場人物>
・朝丘 仁(あさおか じん)
光の高校時代からの親友。むっつりすけべ(?)
でもケンカは結構強く、運動神経もいいらしい。

以下次回。
323981=982:04/11/28 00:03:36 ID:ogMSKc/5
>>322
乙です、続き楽しみにしていますよ。
自分も書かないとなぁ・・・続きを。
324ミニネタ:04/11/28 00:05:57 ID:JF53i3cM
剣でシーロンと応戦するトール。
「邪魔するんじゃないっ!」
シーロンが穂先をシュッと繰り出す。トールはその一撃をどうにか受け止めた。

ガキンッ

(何て力だ・・・手がジンジンするよ)
トールの額には汗が浮かんでいた。シーロンは疲れのため、足下がお留守になっているのを見逃さない。
槍ですかさず足下を払う。
「あっ!」
トールが態勢を崩され、ドゥと地面に倒れた。
「邪魔しちゃダメ、って言ったでしょ」
倒れたトールに槍の穂先が突きつけられる。

「やめ・・なさい」
背後ではネイラがギリギリとトカゲ男の尾に締め付けられ、苦悶の声を漏らしているのがまだ聞こえる。
「アンタとあの女、どっちがさっきにくたばるかしらねぇ」
シーロンは倒れているトールに向かって槍を突き駆けた。

やられる!
トールは思わず目を瞑った。シーロンの槍の穂先はトールの顔のすぐ脇に突き立てられていた。
「今のはわざと外してあげた。ふふっ、驚いた?」
今度は本気で来ることはトールにも分かっている。
「やめてって・・・言ってるでしょー!」
ネイラがそう絶叫した瞬間、眼がカッと見開かれ、ネイラの肉体の変化が始まった。
325323:04/11/28 00:06:31 ID:8UR9qQaZ
すれ間違えた・・・…。逝ってきます
326ミニネタ:04/11/28 00:06:33 ID:JF53i3cM


「あんっ!」
ネイラは思わず声を出す。
ビクビク、っという音とともに両耳が伸びていき、

ムリムリムリ

同時にネイラの身体自体の膨張も始まっていった。
筋肉量がどんどん増えていき、確実に体躯が大きくなっていく。
手と爪が狼のそれとなっていき、トカゲ男の身体に食い込んでいた。

ウウウウウッ!

咆哮を上げている間にも、獣毛が生えている。顔に。首に。身体に。
グググッ、と尻尾も生えだしてくる。

バリバリバリ!

着ていた服が身体の変化についていけず破れていき、中から黒い獣毛に
覆われた狼の肉体が出てきた。
ムワッ、とした獣の匂いがトールにも分かるほど周囲に漂った。
耳がピンと上に反り立ち、鋭い牙が口元に生える。
その牙でネイラはトカゲ男の尻尾にかぶりついた。
足下には獣化した際に破れ散った服の破片が散らばっていた。
327ミニネタ:04/11/28 00:06:53 ID:JF53i3cM


ギャウッ!

あまりの痛さにトカゲ男が尻尾の力を緩めた。
ネイラは身体をふりほどくと、口から血を流した状態で、トカゲ男の尻尾をむんずと掴むと、
自分を起点にしてグルグルと回転し始めた。勢いがついた所で、

ブン!

とネイラが尻尾を離すと、勢いがついていたトカゲ男はシーロンの方に凄まじい速度で吹き飛んでいった。
「ひっ!」
シーロンはかろうじて反応して弾丸の如く突っ込んできたトカゲ男の身体を避けた。
「くっ・・・この殺気は・・・」
狼となったネイラの全身からは獣の匂いと共に凄まじい殺気が発せられている。
「これが・・・獣人なのか・・・」
トールも思わず身じろぎしていた。

「ヴオッ(死になっ!)」
ネイラが爪をシーロンに向かって振り落とす。防いだシーロンの鋼鉄の槍が途中でぶった切れ、
穂先が地面にカランと転がった。
「は、速い・・・!」
さらにキックを食らわせるネイラ。バチィィン!という音がしたが、惜しくもシーロンにガードされていた。
(なんて凄まじい蹴りだ・・・ガードが遅かったら完全にやられていた)
「ガウッ(そこだっ!)」
頭からまっすぐに突っ込んできたネイラに、シーロンの身体がピンポン球の如く飛ばされる。
「うああああっ!」
ゴロゴロと地面を転がるシーロン。
(半獣人ではこれが限界なのか・・・)
懐から素早く煙玉を出し、立ち上がると同時に地面に叩きつけた。
328ミニネタ:04/11/28 00:07:17 ID:JF53i3cM


ネイラがシーロンにトドメを刺そうとしたとき、黒い煙がネイラの周りを取り囲む。

ゴホゴホッ

ネイラの周囲の視界が晴れてきた頃には、既にシーロンはいなかった。
戦いは終わった。それを認めたネイラの肉体がゆっくりと少女のそれに戻っていく。
2メートルを超える体躯が少しづつ縮んでいく。耳も引っ込み、獣毛も消え、徐々に
ネイラのきめ細やかな肌が現れる。爪も人間のそれに戻り、獣の証であった尻尾も
完全に消えていった。ハァハァと肩で荒い息をし、全裸であることも忘れてその場に立ちすくむネイラ。
眼はまだトロンとしており、獣状態に迎えていた一種の絶頂の余韻を引きずっていた。

ふと、ネイラは周囲を見渡す。
首を斬り飛ばされたトカゲ男達の死体が辺りに転がっている。死体からはまだ血が流れていた。
どれもこれもネイラやトールがやったものだ。そしてその近辺もよく見るとトカゲ男やシーロンに殺された
獣人達の死体が転がっている・・・

トールはそんなネイラの姿を見て呆然としていた。
(こんなに綺麗な子があんな獣になるなんて・・・)
人間の時の美しいネイラと、獣になった時のおぞましいネイラ。そのギャップをトールには受け入れることはできなかった。
「ネイラ・・・」
トールが声をかけると、ネイラがこっちを振り向く。勿論形の良い胸と、栗色の茂みがトールの眼に移る。
「きゃっ・・・」
ネイラがしゃがみ込んで両腕で胸を隠した。
「ゴメン、すぐに羽織るモノ取ってくるから!」
トールが家に向かって駆けだした。その場に一人残されるネイラ。

「こんなことを・・・するのが獣人なの?これじゃあ、奴らと・・・なんにも変わらないんじゃないの・・・」
ネイラは自分の所業を思い出し、そしてまた周囲の惨状を目にして、静かに涙を流していた。

(続く・・・だろう、多分)
329981=982 ◆wGr6ttnN1A :04/11/28 00:15:53 ID:ogMSKc/5
投下が終了したようなので・・・。
>>324-328
ネイラたんの獣化&戦闘シーン乙です。獣化中と獣化後の気持ちの差がいいですなぁ。
>>325
?

試しにトリップ付けてみました。
330325:04/11/28 00:22:36 ID:8UR9qQaZ
>>324-328
乙。あぁ、なんか素敵……。

>>329
ごめん、向こうのスレと間違えてこっちにカキコしたとカンチガイしてしもた。
何か間違えていたようだ、気にしないでくれ。
331981=982 ◆wGr6ttnN1A :04/11/28 00:25:52 ID:ogMSKc/5
>>330
大丈夫です、特に気にはしておりませんので・・・。
332名無しさん@ピンキー:04/11/28 00:56:22 ID:beI3G3nK
>>322
まさか本当に書くとは……。激しく乙。
獣化モノは好きなんで後半が今から楽しみ。

>>328
変身後に恥じるシーンを見たのは久しぶり。このスレでは初めてのシチュだと思う。
良いもの見せてもらいました。
333322:04/11/28 01:48:17 ID:8UR9qQaZ
いま獣化パートとその後の語りを書いてます・・・
前置き超なげー。
ストーリー重視しようとおもったらこんなに長くなるなんてさ…。
本当にエロかけるんでしょうか……漏れ。

>>331
それならいいんだけどねん。うふ。

>>332
ナイスにえろぱうぁもらったからね。ミニネタさんとか、いろんな人に。
つか明日検定なんだけどね(勉強しろよ)


あぁ2chってこんなに楽しいものだったっけ?
このすれ本当に楽園だよー(ノー`)タハー
33436:04/11/28 02:06:00 ID:MflmVk/i
>>333
乙カレー
前置き長いと大変ですよね。あ、いや、書くのもですが張るのも
余談ですが、私もそろそろテスt(略

シエラ小説の件ですが
一応、流れの事を考えて多分明日昼あたりにしようかなと(完成したらの話ですが)
しかし短時間の間に沢山のレスが…(ノー`)タハー
335313-321:04/11/28 04:08:19 ID:8UR9qQaZ
やっとでキタ━━━━ヽ(゚Д゚ )ノ━━━━!!!!
早速投下開始ですよ

>>334
やっぱり時間かかってしまってです。申し訳ない。
とりあえずガッツでガン( ゚д゚)ガレ。
3361-6:04/11/28 04:09:08 ID:8UR9qQaZ
二人は、歩いていた。……もう、かなり奥の方へ来ている。
「……ねぇ、津村さん」
「澪でいいですよ」
「じゃあ僕も光でいいけど……て、そういう事じゃなくて」
住宅街の外、その山の中だ。30分ほど二人は歩き続けていた。

「どこ行くの?こんな夜中に」
「大切な事なんです。お願いします」
妙に澪は、真剣な顔をしている。何か重々しい何かを。
「……」
その表情を見て、光は黙ってしまった
「あ、ごめんなさい、なんでこんな顔してるんだろ、あたし……」
「う、ううん、別に良いけどさ」
と苦笑しあって、結局いろいろ、自分の事、楽しかったこと、
学校のことを、二人は話しながら歩いた。
3371-6その2:04/11/28 04:09:30 ID:8UR9qQaZ
山の中をもう10分ぐらい歩くと、そこだけ、ぽっかり森が切り開いてあった。
その、広場みたいなところの真ん中に、大きな岩がある。
「ここです」
「ここ……がどうかしたの?なんか、大事な場所みたいだけど」
「……」
と、また、澪は先ほどの表情に戻ってしまい……
そのまま、腰から、小さな太刀を取り出した。
3381-7:04/11/28 04:10:01 ID:8UR9qQaZ
「え?ね、ねえ、澪ちゃん!?」
「……」
光は慌てて、澪に問いかけるが、澪はその瞳を固く閉じ、押し黙っていた。
「澪ちゃ……」
と、澪の体に触れようと
一瞬、澪の体が、淡いヒカリに包まれている事に気が付いた。
黙っていたと思ったが口から聞いたこともないような言葉が聞こえて……

澪の耳にうっすらと白い毛が生えてきている……、
そして、太刀を持つ手にも……毛が……

「……うっ!!!」
いきなり、"何か"が光に襲いかかった。
「……どうなってるんだよ……みぉ……ちゃ……」
光は頭を抱え、足がすくんでしゃがみ込んでしまっている……。
頭の中に膨大な量の何かが注ぎ込まれてしまっている、
ような気がしてならない。
3391-7その2:04/11/28 04:10:39 ID:8UR9qQaZ
「……目覚めです」
凛とした、真っ直ぐな声……感じは違うがそれは……
「澪、ちゃん……?」
見上げると……澪であった其れは……姿を変えていた。
赤い和風の巫女の装束を纏い、
頭にはやや青みがかかった白の狗の耳が生えている。
体格は変わらないのだが、その出で立ちを見ると、
幼さが抜けてしまっている。
真っ直ぐにこちらを見つめる目は、獣の目と也……

「千三百、有余年……私達はお待ちして降りました……」
優しく、その"澪であった女性は、ほほえみかけている
「な……なにをっ!?」
「……あなたをです、狗神殿」
「狗が……みぃっ!?」
3401-8:04/11/28 04:10:57 ID:8UR9qQaZ
ドクンッ!
波動が来たように……からだが大きく波立ち……
一瞬瞬きすると、目が見開かれ、瞳の瞳孔が縦に大きく割れる。
……明らかにそれは、動物の何かに変わっていた。

「……我……ハ……」
(何なんだ……此、声……違うじゃん)
「……我…」
(違う、此は僕なんかじゃ)
「……狗大栄神(いぬのおおえのがみ)……光景(こうけい)」
(僕は……何だったんだよ……いったい)

メキッ……。
一つ何かが鈍い音を立てると、両耳が尖って、上へ伸びていく。
(いたっ……)
両爪が、粉々になって落ち……代わりに鋭い鉤爪となって現れる。
3411-8その2:04/11/28 04:11:24 ID:8UR9qQaZ
「……久シイナ……美緒……」
「ずっと、……お待ちしておりました」

光の目の前で、その美緒という女性は、涙を流していた。
其れをみて、変わりつつ体の中、ほほえみかける光……だったもの。
混乱する思考の中も、口だけは蠢き、また、体の構造は変化を続けている。

ビリビリッ……。
服は、悲鳴を上げた、それだけ、彼の筋肉が大きく発達しているのだろう。
「……ぁ……ぁあ……あ……」

「……光さん……落ち着いて……心を落ち着かせてっ!」
美緒……いや、澪の口調だった。
(よかった……やっぱり、あれは澪ちゃんだったん……だ)
息が苦しいすべてをはき出してもまだ足りないほどだ……。
そんな苦しさが、光を拘束する。
光景は、光を追い出そうとしているのかのように
3421-8その3:04/11/28 04:12:03 ID:8UR9qQaZ
「……コヤツ……」
「光景殿……おやめください!……そなたの子孫でございますよ!?」
「……心配無用ダ……此奴ヲ試スダケダ……」
冷たくその、野太く、低い声は言い放つ
(試す……って……なん……だ……)
意識が薄れていく……まるで、死ぬときのような。

ビリリッ……
光の着ていた服は、ただの布きれと成り代わり、
そこ巨体にうっすらと白と黒の毛が生える。
ずるずると、髪が伸びるように生える獣の毛が……。
その人でなくなった、凄まじい体格を覆っていく。

(お……おい……僕……これ……って)
「気ヅイタカ、我之可愛イ生レ変ワリヨ……」
(此奴……僕、のっ……思考……をっ……)
「ソウダ、御前ニ我ノ『力』ヲ使ウノガフサワシイカ……試スノダ」
(ふざけ……るなっ……勝手に……僕の……体、おっ)
「……ぉお……うぉぉおおお……」
3431-8その4:04/11/28 04:13:14 ID:8UR9qQaZ
ミリリッ……
表情は、もうすでに阿修羅のような……激しい物に変わっていた。
音が鳴り、光の顔の鼻先が、ゆっくりと前へ突きだしていく。
その口は、食いしばり……犬歯が下へ伸びて行っている。

「僕の……からだ……おっ」
ぐぐもった、人であらざらぬような、その声で。
「……僕ハ……今上ィィィィ……」
唸るように言うと……徐々に、そこに光が集まっていく。
銀色の……神々しい……光が。
ゆるりと立ちあがり、手を月と星の浮かぶ空へ突き出す。
「イマガ……ミィィ……ヒカルダアァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
3441-8その5:04/11/28 04:15:42 ID:8UR9qQaZ
カッ!

ヒカリが……『神光』が放たれた。
広場だけでなく、森を突き抜け……鳥たちが飛び去る。
神光と共に放たれる叫びのような咆吼は、長く、長く。
その勢いは獅子並、いや、其れを上回っていたかもしれない

「アアァァァァァァッ………。」
神光が……ふっ、と消え去ると、咆吼もとまり、光はがくっ、と両手をついた

3451-9:04/11/28 04:16:21 ID:8UR9qQaZ
「光さんっ……」
「はぁっ……はぁっ……はあっ」
大きく、息を吐き、舌をだらりと垂らす光に、澪は抱きついた。
「えっ……」
「光……さんっ」
ボロボロと泣き出す澪に驚きながらも、ゆっくり体勢を立て直し、
その大きな手を、澪の背に回した。
「ええと、その……泣かないで」
今、顔の構造がどうなって居るか解らないが、必死に笑ってみようとした。
うまく動かない……が、必死に、顔の筋肉を動かすように意識し……
「……ごめんなさいっ……う、嬉しくて……あたしっ」
微笑んでみせる澪の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていたが、
その顔を見て光はほっ、と心を落ち着かせた。

壊れそうなぐらい、小さく感じる澪を、優しく、力強く抱いていた。
3461-10:04/11/28 04:19:47 ID:8UR9qQaZ
光に抱に抱かれて、しばらく静かにしていた後。
澪ははっ、と、目を覚ました。
暖かい毛が……澪を包む
「あっ……すみません……あたし」
「良いんだよ……澪ちゃん」
穏やかに、光は言う。

まだ、光には何も解っていなかった。
自分がいまどうなっているのか。
何者なのか。
光景とは美緒とは、何者なのか。
でも、どうでも良かった。澪の穏やかな寝顔を見てしまうと、
もう、知らなくても良いような気がして。
3471-10その2:04/11/28 04:24:36 ID:8UR9qQaZ
「……話さなければいけませんね」
澪は、そういった。
「うん、知らないことばかりだし……でも、無理には」
「ダメですっ」
力強く、澪は反論した。
びくり、と、その光の体は震えた。
「あ……すみません」
澪が小さくしおれると、光は首を振った。
3481-11:04/11/28 04:25:41 ID:8UR9qQaZ
「わたしは……月宮巫女(つきのみやのみこ)、美緒の生れ変わり……そして、
あなたは……」
「狗大栄神、光景、ね」
澪は頷き、話を続ける
「私たちの前世は、平安時代に神としてまつられた神獣とその従者でした。
ですが……邪念に遣われた闇の者立ちが……私たちは……
必死に戦ったのです……でも、私たちは……勝てなかった」

澪は悔しそうに、俯いた。
「平家と源氏の戦いが起こったのも、その邪の者が、
両家にとりついたから……
そこから……人間達の過ちは、繰り返されていった、と。
今でも、怪奇現象や、誰かにとりついて、悪事を……。
お願いです……わたしと一緒に、浄化してはいただけませんでしょうか?」
必死に哀願する、澪。
3491-11その2:04/11/28 04:26:11 ID:8UR9qQaZ
それを、
「……え……でも、僕はそんな力……」
と、力なさげに光は反論する。

「見てください……今のあなたの姿を」
そういって、巫女装束の胸元から、鏡を取り出すと、光の方へと向けた。
3501-12:04/11/28 04:28:53 ID:8UR9qQaZ
鏡には、犬のような物が写っていた。銀色の獣の瞳と……黒と白の毛……。
瞳からは凄まじい程の鋭さ、力強さがある……。
睨まれたら、自分自身でも、立ちすくんでしまうのでは無いか、と思うほどだ。
形は獣のようであるが、そこにはどこか、神々しい何かが……あった。
見下ろして体を見つめた。
何故か、袴のような物を身につけていた。その、山のように隆起した肉体の上に、
柔らかく艶やかな毛が生えている。
鏡を片手に、そっと、自分自身に触れてみた。

「……なに……これが……僕?」
澪に顔を向けると、頷く。


351名無しさん@ピンキー:04/11/28 04:29:27 ID:8UR9qQaZ
いきなり、心臓の鼓動が高まる……何か……わき上がる。
先ほどの事を思い返した。確かに苦しいが……どこか……どこか心地よかった。
此が自分とおもうと……おかしかった。
惨め……でもあるが、でも、でも……

「ふふっ……ふふふふ………あははははははは」
光景のような、太く、低い声で、笑った。
「……光、さん……?」
「だっ、だってさ……、僕、こんなんなっちゃったんだよ?
僕、こんな、こんな化けものみたいなこんな力もって、君みたいな……」
口では笑ってるのに、目は……とても深く悲しみを持ち
3521-12その3:04/11/28 04:30:30 ID:8UR9qQaZ
「こんなに……こんなに可愛い女が居るとっ……僕はっ!、ぼくはっ!」
ぷるぶると、澪を抱き……光はふるえている。

ダキタイ……メチャクチャニシタイ……ボクノモノニシタイ………
モウ、コワレテイイ……オカシタイッ

        ミオヲッ、ミオヲメチャクチャニッ!!!

「君を……滅茶苦茶にしちゃうよ……」
「良いです……それで」
澪はそういって、優しく光の胸を触れる
3531-13:04/11/28 04:33:18 ID:8UR9qQaZ
「小さな頃、一緒に会ったんです、あたし。それに……あのときから、
『澪はあの光って子を……支えてあげないといけないって』言われました」
ゆっくりと、その手を、腹のほうへ下ろしていく
「あの頃、光さんと遊んで、いろいろ優しくして貰っていました。
幼稚園では、仲間はずれにされてたのに……あのときから、
あのときから、あなたが……好きでした」
腹の方にあったては、やがて、袴の中にある、光の化身へ……
ゆっくりと下ろされていく、澪の華奢な手

「夢の中で、あなたを見つめて……わたし、思ってたんです……
あと、あなたに合いに、こっそりお母さんにあったり……それで、
あたし……其れを考えながら、独りでしたりっ……」
既に、それは大きく膨張していた……。光も、袴がとても邪魔で、
爪で切り裂いてしまおうか、想うほどに、苦しく袴が締め付けていて
3541-13その2:04/11/28 04:33:35 ID:8UR9qQaZ
澪はその化身を、優しくなで上げる
「み、みお……さん」
「……お願いします、澪とよんでください……」
潤んだ目で、光を見上げる、澪の瞳に化身は反応を繰り返す
「み、み、お……」
理性はとっくに限界を超えているというのに、手が出せない。
こんなにも、誰かを求める事は無かったからだろうか……。
澪に触れるのが、とても怖かった。

それなのに澪は、顔を赤めて、その化身を包むように持ち、
嬉悦なるため息を吐き捨てる
「大きい……私に入る、ぎりぎりの……これが、はいるの……」
澪の背中から、かすかに見える尾は、バタバタと揺れている。
「澪……でも、僕は、君を傷つけたくない」
「まだ言いますか……」
3551-13その3:04/11/28 04:34:10 ID:8UR9qQaZ
澪はその化身を、優しくなで上げる
「み、みお……さん」
「……お願いします、澪とよんでください……」
潤んだ目で、光を見上げる、澪の瞳に化身は反応を繰り返す
「み、み、お……」
理性はとっくに限界を超えているというのに、手が出せない。
こんなにも、誰かを求める事は無かったからだろうか……。
澪に触れるのが、とても怖かった。

それなのに澪は、顔を赤めて、その化身を包むように持ち、
嬉悦なるため息を吐き捨てる
「大きい……私に入る、ぎりぎりの……これが、はいるの……」
澪の背中から、かすかに見える尾は、バタバタと揺れている。
「澪……でも、僕は、君を傷つけたくない」
「まだ言いますか……」
3561-13その4:04/11/28 04:38:36 ID:8UR9qQaZ
光の手を持ち、ゆっくりと澪自身の装束の中へ差し入れる
「ほら……あなたの素敵な姿を見て、……ぁっ……
   あたし……こんなに立ってるんですよ?」
光のその手の先から、双丘の先のしこりが堅くなっているのが解る。

互いに息が激しくなっているのが、耳から痛いほど伝わってくる。
光はもう片方の手で押し倒し、両手をその装束の方へ掴み、
力強く脱がせようとする、が。
爪が、鋭い刀のように、澪の服の胸元を切り裂いていく。

びりっ、びりりっ、びりっ
「はあっ……ああ……ああんっ」
澪の形の良い双丘が現れると、其れを、長く、ざらついた舌でべろりと舐める。
舌につられ、胸が形を醜く変えていく。
「んあっ……ああっ……ひかるっ……さ……ぁっ」
光は澪への舌攻めを繰り返しながら、袴をゆっり脱いで……。
ふと、自分の化身……すなわちペニスを見て、驚いた
その太く長いそれが、反り返り絶えず透明な液体を滲ませているのだ。
あまり気づかなかった。こんなにもなっているとは
我ながら、自分の性欲の強さに、呆れてしまう。
3571-13その5:04/11/28 04:39:16 ID:8UR9qQaZ
舌が胸から首筋へと上っていき、そして澪の唇にかかる
「んっ……んんっ……」
光は自分がまるで犬のようだ、と思った……まぁ実際にはそうなのだが。

唇を舐めるのをやめると、澪をじっと見つめつつ、
鋭い爪は続いて、澪の袴へと標的を定めた。

びりっ、ビリッ…
腰の当たりを簡単に斬り、するりと袴は澪の体の拘束を解いた。
その袴を光は後ろへ投げ捨て……それははらりと、力無く落ちる。
澪の体は、細身かと想ったがなかなか豊満な体つきだった。
その股間には、透明な愛液をどくどくと溢れ出していた……。

「はっ、早くっ……いれ、てっ……おねがいっ!!」
「……まだだめ」
つぶやくように光は言うと、その割れ目へ、舌を刺しだした
「ああああっ、やっやめ……あっ……こわれちゃう……ひぁっ」
舌の動きに合わせて身悶える澪。その体を見て、自然と光の尾も
力一杯揺れているのを感じた。
358名無しさん@ピンキー:04/11/28 04:39:43 ID:8UR9qQaZ
「……みお…………ねぇ……入れてって……お願いしてよ」
べちゃっ、べちゃっ、と粘着音は鳴り響き、話ながら舐めを止めない光。
「あ、あうっ……ひ……ひかる……さまっ……あんっ、のぉぉ……」
快楽の激しい刺激に耐えながら、息と共にしおらしい声で澪は鳴く。
「……でっかい……おちんちん、おっ……い、っ、いれてく、ださいっ……いっ、あんっ、ひゃっ、ああっ!」

舌を止め、ゆっくりと舌を割れ目から放した。
「……ひかる……さんっ……」
息が途絶え途絶えしながら、澪は光と見ている……。
其れを見て、ゆっくり光は頷いた。

化身に手を押さえ、腰をゆっくりと下ろしていく。
そして、その割れ目の中へと、浸食を開始する。
3591-13その7:04/11/28 04:40:13 ID:8UR9qQaZ
ずちゅぅぅぅぅっ
「ああああっ。す、すごいのぉ……ふと、ふといよっ、く、くるしっ……」
強く、強く澪は光の化身を締め付ける。こんなにも広がるのか、というぐらい、広がり、澪の下腹部は少しふくれている。
少し待って、澪の中を浸食していく化身。
「ひあぁぁぁぁあっ、はい、はいる、のっ、んっ、太いのがはいるのぉっ!」
びくっびくびくっ、と必死に澪は全身を蠢かせながら、息を吐き捨て、
更に、化身を放すまいと、肉を狭める。

なんとか全て入りきると、
澪の下腹部はグロテスクにぷっくりとふくれている、
カリの部分がくびれているのが、生々しくて、光を更に興奮させていた。
刺さった腰をゆっくり落とし、引いていく。
「あっ、ひ、ひゃっ、引っかかって、すごっ、のっ、あっ、いいっ、いいいっ」
お互いに人ではないからだろうか、
普通死ぬであろうその性器が合さって、血も出ない……。なんて。
繰り返し、繰り返し、段々と間隔を狭める、ピストン運動をさせつつ、
二人は、狗のごとく息を吐き捨てる。
3601-13その8:04/11/28 04:40:40 ID:8UR9qQaZ
「あっ、ひかるさんっ、んっ、ヒャ、あああっ、あたし、っ、あたしっ」
「み、みおっ、みおっ!みおぉっ!」
その行為は上り詰めていき、やがてその限界へ近づいていた、
二人の口からは、絶え間なく唾液が糸を作り、地へ向かわんとする。
「やっ、だめっ、あんっ、い、いちゃ、んっんっあっやっ、うっ、
イッちゃう、イッチャウ!!」
「みおっ!みおっ!みおおおっーーーーーーーー」

光の禍々しい欲望が、澪の中に吐き捨てられた。
そして、澪の中の欲望も、潮として、光へと押しつける。
びくんっ、びくんっ、と痙攣する澪の腹には、
ぶくっ、と全てを受け止め、痛々しくふくれている。

其れを見届けると、ニヤリと笑ってから、光が気を失い、
また、澪も其れを追うように、意識がなくなった。
3611-14:04/11/28 04:41:11 ID:8UR9qQaZ
ふと、目を覚ます……。
そこは、森の広場……あのときのままだった。
朝の太陽が、光の目を刺す。
周りを見回すと、どうやら自分と、澪しか居ないようだ。

薄れた意識をはっきりさせつつ、光は記憶を掘り起こした。
どうやら、つながったまま、光は寝て……
「うわぁぁぁぁぁっ」
いきなり顔を真っ赤にさせる光。慌てて自分の化身を抜く。
てらてらと濡れているのだが、最後に上り詰めた程の量の精液は出なかった。

「ふくっ、僕の服ッ」
何か覆う物が欲しかったのだが、何も無い……
無論あるはずもない、光の変貌の際にことごとく
バラバラに散っていったのだから。
3621-15:04/11/28 04:41:27 ID:8UR9qQaZ
どうしようどうしようどうしようどうしよう。

様々な事が頭の中で回っていく。
自分のことこの後のこと澪さんのこと……
「つか僕は……?」

(*´д`)……変態変態大変態ハァハァ……

「やだぁぁぁぁぁそんなのいやだぁぁぁっ!」

と自分で結論を立てつつ、悶えていると
「うーん……」
澪が意識を取り戻したらしい。
「み、みみ、みみみみ、澪、澪ちゃんっ」
「あ、ああ……光さん……おはようございます」
平然とにっこり笑う彼女に、更に光は青ざめた。
3631-14その2:04/11/28 04:41:58 ID:8UR9qQaZ
そして彼は思うのだ。
(熊でも虎でもモグラでも何が住み着いててもいいからっ
穴があったらいれてくれえええええっ!!)、と。
「どうかしました?」
「え、あ、いえ、なななな、なんでもないっですよー」
やけに間抜けな声を上げながら、光は必死に笑っていた。
もう、ダメだ……と光は思っていたのだが

「ああ。そういえば、着替えですけど、ここに」
「へ?」
此でもかというぐらい、そのときの光の顔は間抜けだったという
3641-15:04/11/28 04:46:34 ID:8UR9qQaZ
あの時から数日経った、ある日。
無事、津村家の引っ越しも終わり、
今上家はその手伝い兼お祝いにやってきた。
何とか作業も終わり、皆で祝おうと、準備を始めようとした、そのとき

「申し訳ありません!!」
と光は土下座していた。

其れを見て戦慄する3人。
「い、いきなりどうしたのかね?光君」
「ぼ、僕は……澪さんを、お、おっおそっ」
「其れはもう知ってますよ、光さんのお父様方も」
にこにこと澪は言う。

「なんだって━━━ヽ(゚Д゚ )ノ━━━!!!!!?」
3651-15その2:04/11/28 04:49:27 ID:8UR9qQaZ
……澪の父、春樹から光が聞かされた話はこうだ。
性交とは、お互いの神の光、すなわち神光を強める行為であると。
そして初めて自ら持つ神の姿へと変わると、
欲情の押さえは聞かなくなるのだと。
「澪もな、始めてあの巫女の姿になったときは……
本当に大変だった物だよ、な、母さん」
「ええ、お父さんも色気にやられて、近親相姦になるところだったわねぇ」
ははは、と暢気に笑う津村夫妻、
更に其れを微笑ましく見ている今上夫妻に、
光は顔を真っ赤にしていった
「僕の心配はっ……無駄だったのかよっ」
愕然とするも、一緒に笑うことしかできない、今上 光青年であった。
3661-16:04/11/28 04:50:03 ID:8UR9qQaZ
光と澪は、津村家を出ていた。
もう、夕暮れで、周りには星と月が浮かぶまでそう時間はかからないだろう。
「……御免なさい、あたし、光さんに心配かけちゃいましたね……」
「ん?、ああ……あれね」
俯く澪を、光はのぞき込んで笑った。
「もう、本当にびっくりしたんだからね……
まさか、両親に話しちゃうとはさー」
「う、うう……」
今更、なのだろうが、真っ赤になって恥じらう澪が、
光にはとても魅力的に見え。そんな彼女を抱きしめる。
「そういえば、僕……まだ澪ちゃんにいってなかったよね」
「え?」
きょろきょろと周りを見る。
住宅街のその道は誰もいないのをほっとする光。
澪の耳元に口を近づけ、言う
3671-16:04/11/28 04:50:25 ID:8UR9qQaZ
「……僕も、澪ちゃんが好きだよ?もう……放さないから」

そういって、少し力を込め、澪を包み込む。
澪はさらに顔を赤く染め……瞳を閉じ、涙を流した……。
「私、光さんに……ずっと尽くします……ずっと」

そういって、黙り込んだ二人を、静寂の闇と、星と、月が見つめていた。
もうすぐ、戦いはやってくる。
この二人はいったい、どの様な敵と戦っていくのだろうか。

其れを知る事ができるのは、また、後になりそうだ。


狗神様の憂鬱「狗神、神々しき銀の光放ち」 了。
368名無しさん@ピンキー:04/11/28 04:57:31 ID:vKwWtgjj
(・∀・)イイデスネ!!
369313:04/11/28 05:05:40 ID:8UR9qQaZ
やぁぁぁっと投下終了。
規制が解除されるタイミングがよくわからんな。

とりあえずエッチシーン伸び伸び、後半かなりいい加減
終盤のオチがコメディタッチになってしまいましたorz
ライトな感じのほうが好感もたれそうですが。
許してままん

<登場人物説明その2>
・狗大栄神 光景
光の前世であり、今神一族の祖先。豪快な性格、だったらしい。
狗巫女である美緒と恋に落ちるも、平家と源氏の争いの直前に命を落とす。

・月宮巫女 美緒
澪の前世であり、津村一族の祖先。しっかり物で知将としても知られていた。
狗神を支える巫女であったが、光景が先立った後、子を産み、後を追うように亡くなる。

<補足「狗神とは?」>
犬神とは違う別のもの。
神獣族の一派で、人狼のような体を持つ。
獰猛さはあるものの、その神格は高いとか。
もともと雄のみであるため、雌である「狗巫女」と交わり、子を産む。

ちなみに「犬神」は祟り神である。
参考
ttp://www.pandaemonium.net/menu/devil/Inugami.html
370313:04/11/28 05:15:32 ID:8UR9qQaZ
やべ、ちがう。犬神って結構複雑ぽ。
一言で「祟り神」としてはいけないぽい……。

漏れものろわれちゃうのかな。orz
371名無しさん@ピンキー:04/11/28 10:49:17 ID:beI3G3nK
>>313
徹夜乙。ストーリー重視上等、欲を言えば性欲を持て余してる主人公にはもう少し粘ってほしかった。
ゆっくり休んで……と言おうと思ったけど用事あるんだっけか。頑張れ。超頑張れ。
372313:04/11/28 11:14:15 ID:8UR9qQaZ
今の内にレスしとこーっと(ぇ

>>371
文章考えるのが体力的につらかっt(ry
なのですが……神気を覚醒のために大量に使用+SEXなので……
と説明を付けるとたしかにーと納得してはいただけるかなーと。言い訳ですが。

次回書ける機会があれば、そこら辺も考慮したいですね。


では検定いってきます。今夜も携帯でハァハァできるといいですな。
373313:04/11/28 11:16:07 ID:8UR9qQaZ
あ。言葉たりねーな;
神気=精力と考えることを念頭に置いて貰うと……でした。
短自己レスすまそ。
374ミニネタ:04/11/28 23:59:42 ID:JF53i3cM
バスローブを羽織ってトールの家へと帰るネイラ。一言もトールの方を見ない。
トールの方もトールで、ネイラにとても声をかけられるような雰囲気ではなかった。
気のせいか、自分たちを見る他の村人たちの目線が冷たいように二人には思えた。

「お疲れさん。すぐに水浴びするかい?準備できてるけど」
家に戻ったトールはネイラの緊張を少しでも和らげようとしていた。
「・・・そうさせてもらうわ」
ネイラは脱衣所に入ると、ドアを閉め、バスローブの紐を緩める。
両腕を抜くと、スルリとバスローブが床に落ち、ネイラの裸身が露わになった。

ザバー・・・

「ふー・・・」
浴室に入ったネイラは頭から水を被る。水の流れが床に広がり、全身からポタポタと滴がたれる。
水に濡れたネイラの身体が光の反射で濡れ光り、より一層美しく輝く。
ぴったりと額に張り付いた前髪を手でかきわけながらネイラは考える。
鏡に自分の顔が映る。いつもと同じ、年頃の女の子の顔。

(私って、何のためにこんなことしてるんだろう・・・)
(人間って、人間らしく生きてるから人間って言うんだよね?なのに私は・・・)

いつの間にか自分の身体の奥がジンと熱くなってくるのをネイラは感じた。
375ミニネタ:04/11/29 00:00:02 ID:UFa0Jrlw
(何なの・・・この感じは)

ネイラはそっと自分の胸の突起に触れる。
「ひゃうっ!」
思わず声を出してしまう。胸にポツンと乗っている小さな突起がいつの間にかぷっくりと堅さを増していた。
指でその突起をいじってみる。
「ああっ・・・」
ネイラは思わずうっとりとした気分になる。それだけでは飽きたらず、左胸で乳房をもみ始めた。
柔らかいが、指を離すとすぐに戻ってくる。理想的にも思える胸をあれこれと揉むと、ネイラの
頭の中に快感となる信号がどんどん伝わってくる。

「うぁん、はぁっ、ああ・・・」

股間の花弁がジンジンと疼く。ネイラは無意識のうちに内股をこすり上げていた。

(やだ、感じちゃってる・・・)
熱く潤い始めた花弁から蜜が太股に一滴垂れていくのがはっきりと分かる。
(も、もう我慢できないっ!)
ネイラは自らの右手を股間へと潜り込ませる。
花弁にそっと中指の腹を沿わせる。栗色の茂みの中をかき分け、裂け目を前後にこすり上げる。
グチュ、グチュ、という水音がネイラの性感を呼び覚ましていく。

「くふぅん・・・ふあぁぁんっ・・・」
ネイラは壁にもたれかかり、床にぺたんと座り込んだ。そして、中指を自らの花弁の中に突き入れる。
「くあぁぁぁっ!」
ネイラは大きな声を上げた。股間から快感の波が上のほうへ、上のほうへと押し寄せてくる。
「快感」はネイラの「自制心」を遥かに超えていた。
376ミニネタ:04/11/29 00:00:24 ID:UFa0Jrlw
「あっ、ああん・・・トール、トール・・・凄いよぅ・・・」
ネイラの指の動きが激しくなる。ジュッ、ジュッと指を動かすごとにネイラの指にねっとりとした液体が
どんどん絡みついてくる。花弁からは蜜がどんどん溢れ出て、床に水たまりを作り始めていた。
既にネイラの眼は焦点を失い始め、口からはダラダラと涎を流している。
呼吸が荒くなり、全身にしっとりと脂汗が浮かんでくる。左手でもみあげている胸の突起はもうすっかり硬くなっていた。
胸からの快感と花弁からの快感。両方から送られてくる快感に、ネイラは激しく身もだえしていた。
ブシュ、ブシュ、と蜜が吹き出るような音がするたびに、ネイラの身体は震える。花弁が指を締め付け、
背骨を快感が駆け抜けていく。心臓の鼓動が徐々に激しくなっていく。
指を何度も曲げているうちにつれて、彼女の頭の中は白くなっていく。

「あっ、ひあん、だめっ、だめっ、来ちゃう、何かが来ちゃうっ!」
花弁から「何か」が出てしまいそうな感覚。出してしまえば気持ちいいのに、出してしまうと人間としての
何かを失ってしまいそうな背徳感。その間でネイラの心が揺れる。
だが、その心の針はすぐに振り切れてしまった。
「もっ、もうダメ、いっちゃうっ!」
ネイラはついに頂上へと達するときが来たのだった。
「ああぁぁぁーーーーんっ!」

ブシャアア

花弁から噴水のように蜜が吹き出て、向かいの壁の部分まで濡らした。
ネイラは折れそうなほど背を弓なりに反らせ、全身をビクビクと激しく痙攣させた。
377ミニネタ:04/11/29 00:00:58 ID:UFa0Jrlw
痙攣がおさまるにつれて、ネイラはゆっくりと眼を開ける。
言いようのない虚脱感と快感の余韻が彼女を支配していた。
痙攣がおさまり、胸の鼓動がおさまるのを待つ。その時、ネイラの内面で何かの変化が起こった。

(今なら・・・自由に獣になれそう・・・)
そう思った彼女は、ゆっくりと立ち上がり、鏡の前で精神を集中させる。
(怒りにも似た気持ちで精神を集中させ、私の姿を変えるんだ!)

眼がカッと見開かれ、身体の変化が始まる。

(は、始まった!)
じわっと黒い毛が生え始める。鏡に映っている美少女の顔が変わっていく。
耳が上へと反り立ち、顎が少し前へと伸びる。グングンと背丈も上昇していく。
足下から、手から爪が生えていく。

ムキムキムキ

ネイラの身体は少女には似つかわしくないような筋肉質のそれへと変容していった。
(あ、あううっ・・・す、すごい・・・獣になっている!)
苦痛と快感を味わう間も、黒い獣毛が全身をすっかり覆い尽くしていく。
(は、生えてくる・・・)
グッ、ググッ、グググッと、尻尾が少しづつ生えてきた。
ネイラは試しにクイッと生えたての尻尾を引っ張ってみた。
「あうっ!」
全身が激しく震え、ネイラの顔が歪む。
(ちょ、ちょっとここでストップ!)
378ミニネタ:04/11/29 00:01:31 ID:UFa0Jrlw
ネイラが獣化を一時中止して鏡を見る。そこには眼と鼻と口元こそ人間の時と同じだったが、
他は全て狼のそれになっていた。全身をすっかりと覆う黒い獣毛。ふさふさの毛に覆われた尻尾。
鋭い両手と両足の爪。ピンと上に反り立った耳。
(これが・・・これが・・完全な獣になる一歩手前なのね)

体中から湧いてくる自信。強さ。どんな敵にも負ける気がしない。
ネイラはその時あることに気づいた。
「獣化を調整できる、ってことは少しだけ獣化することもできるし、自分の力の出し具合を調整できるってことよね」
ネイラは思わずニンマリと笑った。そしてもういい、とばかりに人間に戻る決心をする。

シュワシュワシュワ、という縮む音が聞こえてきそうなきがする。
耳が縮み、爪が元に戻り、尻尾も尻へと引っ込んでいく。筋肉がどんどんなくなっていくにつれて、
獣毛も消えていく。ネイラが一種の清涼感を味わっているうちに、彼女が獣であったこと指し示すものは全て消えていた。

ザバー・・・

もう1度水を身体にかける途中でネイラは強い決心をした。
(アイツラには絶対に負けないんだから!)

-------------------------------------------------------------------------
この一連の様子を聞いていたトールはネイラに何かしてあげられることは無いか考えていた。
(今思えば、覗かなくて大正解だったな)
トールはタンスへと向かう。
「ここに姉ちゃんの服がたくさん置いてあるからこれを来て貰おうかな」
トールは手頃なのを見繕ってタンスから出し始めていた。

(続く)
379名無しさん@ピンキー:04/11/29 02:28:43 ID:S3fkIii3
>>374
GJ。いつも楽しみに見ています。
380ミニネタ:04/11/29 22:47:01 ID:UFa0Jrlw
「これ、誰の服なの?」
ネイラがベッドの上にいくつか転がっているブラジャーを品定めしている。
「ああこれね、死んじゃった姉ちゃんのコレクションなんだよ。アイツらにやられてね・・・」
「・・・本当に着ちゃってもいいの?」
ネイラはサイズが自分にピッタリと分かっていても他者の服を着るのにはためらいが感じられた。
「遠慮なく着なよ。自分で燃やしたり他に盗られるよりは君に着て貰う方がはるかに意義があるからね」
「じゃあそうさせてもらうわ」
白いお揃いの上下の下着を着るネイラ。その姿がトールにはある意味全裸よりも扇情的なものに感じられた。
上にこれまた純白のスリップを着て、ホットパンツを履き、そしてシャツとジャケットを着込む。
(格好いい・・・)
トールは眼の前のネイラのボーイッシュな格好に見とれていた。
「私はこれが一番動きやすいと思うんでね。じゃ」
背嚢に予備の服と携帯食を詰め、家から外に出ようとするネイラ。
「ちょっと、どこに行くつもりだよ?」
トールがネイラの肩に手をやって引き留める。
「決まってるでしょ。奴らを潰しに行くのよ。ここからだと2時間あれば着く」
「あいつらがどんな奴らか知っているのかよ!?」
「知ってるわ。だからこそ私がやるしかないの」
ネイラがぐっと拳に力を込める。
「一銭の得にもならないようなことをして何になるんだよ」
「・・・これ以上トールや他のみんなのような人を出したくないから」
ネイラは走り去ると、バン!と扉を勢いよく開けて家から出て行った。
「・・・死ぬなよ」
ネイラの後ろでトールはそう呟いた。
381ミニネタ:04/11/29 22:47:25 ID:UFa0Jrlw
------------------------------------------------------------------------
「負けて帰ってきたのか。まぁデータを取るには十分だったな」
アジトに逃げ帰ってきたシーロンを見るベイツの眼は冷たかった。
シーロンにしてみれば村を潰し、獣人を皆殺しにするために行ったのであり、
今回の結果が自分の意図したものでないことは言うまでもなかった。
「ジーザスさえあれば私にだってやれる。1錠でいいから頂戴、ねっ」
後ろには瀕死の重傷を負いながらも必死になって戻ってきた部下もいた。
「た、頼む、ジーザスをくれ・・・このままじゃ・・・死んじまう」
ベイツの近くに来るなりその場にくずおれる部下をベイツは真上から冷ややかな眼で見ていた。
「持ち合わせは?」
「無い。ツケにしてくれ。必ず返すから」
部下の言い訳を聞いたシーロンは嘲笑を浴びせながら部下の頭を蹴り上げた。
「現金払いだけ、ってベイツ様も言っているでしょ?」
「そ、そんな・・・死んじま・・・う」
「じゃあ死ねば?」
ベイツが冷酷な言葉を浴びせかけた瞬間、部下はガボっと大量の血を吐き出し絶命した。
「さて・・・コイツは後で誰かに片づけさせるか」
部下の最期を見届けるまでもなく、ベイツはシーロンに指示を出す。
「あの女がこっちに向かっているらしい。蟻の這い出る隙間も無いように固めるか、それとも打って出るか」
「地勢の険しい所だからね。不意を打って出るのも面白いかも知れないね。念のために村へと出る間道だけはしっかり確保しておきたいけど」
「よし、お前はあの村を突け。女がこの山道でウロウロしている隙にな。俺はここで待つ」
「あの女も所詮は生き物。水がなければ生きていけない。滝や川沿いが狙い目かもね」
「フン、お前もたまにはまともな事を言うのだな」

------------------------------------------------------------------------
382ミニネタ:04/11/29 22:47:54 ID:UFa0Jrlw
ドドドドド

滝壺に流れが叩きつけられる水の音が響き渡る。
(ここで休憩しよう)
アジトまで2時間、というのはあくまでもネイラの基準だ。一般人ならおそらくは半日はかかるだろう。
ネイラは川沿いの手頃な岩の上にペタンと座った。
飛び散る水しぶき。叩きつける水。じっと見ているうちにも涼しさがネイラに伝わってくる。

川の流れでくぼんでいるところに数匹の魚影が見える。
「ちょっとあれを失礼しようっと」
ネイラは近くにある、自分の頭よりも大きな大石を頭上までヒョイともちあげると、
魚影めがけて叩きつける。

ザバアアアアン

派手な水しぶきが辺りに飛び散る。
「やったか?」
ネイラが川を見つめると、川魚・・どれもそれなりの大きさだ・・が数匹ぷかりと浮かんでいた。
「へへーん、大成功、大成功」
ネイラはニコニコ顔で魚を川から取る。
近くにあった手頃な木の枝を広い集め、薪として井桁型に組む。
背嚢の中から火打ち石を取り出すと、慣れた手つきで簡単に火をつけ、薪に燃え移らせる。

ボゥ・・・

火がついたのを確認してから、ネイラは魚を細い枝に通し、薪の回りの地面に刺した。
熱気がネイラの身体を暖めてくれる。ネイラはふぅと一息ついた。
(後は焼けるのを待つだけね)
そんなネイラの姿を発見した男達がいた。皆武装しており、おそらくはベイツの手のものだろう。
「やっぱり・・・あそこにいたか・・・どうする?」

(続く)
383名無しさん@ピンキー:04/11/30 00:45:21 ID:pdh8SJxq
>>380-382
いよいよ決戦みたいな感じ?
どうなることやら
384名無しさん@ピンキー:04/11/30 01:10:50 ID:MAPz4nOf
>>380-382
今日も乙。最後がどうなるか楽しみ。
385「狗神様〜」作者 ◆nWGcrqn3AM :04/12/02 00:25:27 ID:kpnsDoWZ
ええと、作品を数作品投下しているスレ住人です。
このたびコテとサイトを作成しようと思っています。

過去前スレには3作品。向こうのスレに1作品を投下しましたが、
作者を名乗っていいのだろうか……とおもいまして。
(当時は名無しで通そうと思ってた……ので)

おまいらはとうおもいますか?
386名無しさん@ピンキー:04/12/02 00:49:44 ID:Iabm+KD7
男は度胸
なんでもやってみるもんさ!
387名無しさん@ピンキー:04/12/02 08:41:50 ID:wLJ/A5zH
>>385
別に良いのでは。サイトに作品載せるならトリップは必須だろうし。
388「狗神様〜」の作者 ◆nWGcrqn3AM :04/12/03 12:38:14 ID:imcSWEh/
亀レスでしが…
意見サンクス。
じゃあまた後程連絡します。
389名無しさん@ピンキー:04/12/03 19:20:59 ID:6w5KgbC+
ケモホモ作品は何処にうpすべき?
390名無しさん@ピンキー:04/12/03 20:05:28 ID:3tIkKeI9
>>389
こちらでどうぞ。

【亜人】人外の者達の絡み【異形】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098260654/
391名無しさん@ピンキー:04/12/03 20:27:26 ID:LQU3pLcn
>>390
板違いは兎も角その誘導には何か悪意を感じるが…

>>389
漏れは↓で聞いてみる事を勧める
ケモホモスレが別に立つ需要もあるかもしれんし

獣人、獣キャラが好きなゲイ集まれ! その弐獣弐
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1100780377/
392名無しさん@ピンキー:04/12/03 20:38:09 ID:3tIkKeI9
>>391
向こうの>>1に何でもOKと書いてたから
誘導したんだけどなぁ。
まずかったかしら。
393名無しさん@ピンキー:04/12/04 05:13:55 ID:2uPCcG4r
べつにここでも言いような気ぃすっけどな

レズもホモも要するに同じだろ
394名無しさん@ピンキー:04/12/04 09:20:42 ID:rqIPdTe0
未成熟同士なら漏れは賛同できなくもないが、それ以上は…
無骨な鬼畜&お稚児さんタイプまでかな。

でも普通にホモとかは勘弁。特にお絵描きの「2ch獣」板の属性な。
395名無しさん@ピンキー:04/12/04 09:41:18 ID:Dt/HELKi
ホモもショタも正直勘弁。そういうのはそれ専門の板でやって欲しい。
しかしこういう時はレスが多いな。
396名無しさん@ピンキー:04/12/04 11:00:46 ID:NvdIWkOx
漏れも勘弁と言う程ではないが、ここではスレ違いだから他所でやって欲しいな。
もし他所で建てたら教えてくれ。

>>395
適度に保守になっていいかとw。
397名無しさん@ピンキー:04/12/04 16:22:52 ID:HswDxqrH
レズOKならホモもOKでイイと思うが

どっちも同性愛物な訳だし
398名無しさん@ピンキー:04/12/04 16:52:14 ID:M0UW4tAq
いつからこのスレはレズOKになったんだ?
レズも板違い。
399名無しさん@ピンキー:04/12/04 16:59:02 ID:BIj9cZ5v
こっちの>>1
>・百合・ホモ・801はスレ違い。

あっちの>>1
>・百合純愛鬼畜孕み801エロ無しの心温まる話何でも大歓迎です!

もし書きたければ向こうで書けばいい
400名無しさん@ピンキー:04/12/04 21:27:22 ID:+Vy8OlIJ
なんで絵板ホモメインなんだろ。
自分は一応バイですが。
401名無しさん@ピンキー:04/12/04 22:19:38 ID:PBZdtd38
いや…メス用もあるじゃん。ちゃんと住み分けしようよ。
402名無しさん@ピンキー:04/12/04 22:34:03 ID:+Vy8OlIJ
>>401
スマソ…。
雄雌交わってる絵とかみたかったから…
逝ってきます
403名無しさん@ピンキー:04/12/04 23:40:53 ID:ann7BqQG
>>399
そんなのは立てた奴だけの意向だろ
404ミニネタ:04/12/05 00:09:38 ID:3XntmRD0
ネイラは気づかない振りをして、焚き火の周りの魚が焼ける様子を見つめていた。

「あの・・・」
男の一人がネイラに声を掛ける。
「ん?」
ネイラが顔を男達に向けた。
「すいません、ちょっと火を貸して頂けませんかな・・・」
「どうぞ」
ネイラが側の焚き火を示すと、男達が近づいてくる。ネイラは男達のギラつくような目線に気づいていた。

「死ねぇ、ネイラ」
男のうちの一人がネイラめがけて剣を抜いて斬りかかってくる。
ネイラは手に握っていた石を男の顔面めがけて投げつけた。
ギャッ、と小さく悲鳴をあげて石に当たった男が倒れる。
すかさずネイラはもう一人の男の顎めがけてアッパーを繰り出す。

405ミニネタ:04/12/05 00:10:06 ID:3XntmRD0
グシャアッ

鈍い音が響き、男が吹っ飛ぶと同時に持っていた剣がカランと河原に転がった。
ネイラはそれを拾い上げると、残る二人に狙いを定める。
「ちぃっ」
男が突っ込んでくるのを見透かすかのように、ネイラは男の腹に剣を突き立てる。
だが、致命傷には至らず、男は苦しそうな表情をしながらも力を振り絞って声を上げる。
「・・・やれっ!」
背後に回り込んでいた一人が短剣をネイラの背に向かって投げつける。
(来たっ!)
ネイラは剣を突き刺したまま身体を反転させる。短剣が男の背中にブスリと刺さった。
ズル、と抵抗を失って剣を刺された男の身体が倒れる。
「ひぃっ」
男がネイラの鋭い、突き刺すような視線を目にした次の瞬間、

ドガッ

ネイラの剣が男をカブト割りにしていた。
4人とも仕留めたことを確認すると、ネイラは剣を地面に置いた。
「ゆっくりと休んでるヒマはない、ってことか」
皮肉にも、焚き火の側にある魚は丁度いい具合に焼けていた。
406ミニネタ:04/12/05 00:10:32 ID:3XntmRD0
--------------------------------------------------------------------------
「ジーザスは強靱な肉体をもった者でなければ生かし切れんぞ!」
指揮官の叫び声が訓練所に響く。

ドゴオオオオン!

突然派手な爆発音が響き渡った。
「どこだ!裏口か!・・・裏口のようだな!侵入者がいたら見つけ次第始末しろ!」
バタバタと訓練生の足音が訓練所内に響く。
その頃、ネイラは正面入り口の方に間道を使って到着していた。
「爆薬入りの箱が置いてあったから使わせてもらったけど、ここは管理がいい加減なものね」
敵の主力が裏口に向かっている今となっては、正面入り口の警備がとても手薄になっていた。
遠くからネイラが走り寄ってくるのが警備兵2人にも見える。
「ん?なんだあの女は?」
「止まれ!止まらんと容赦せんぞ!」

「どきなさいっ!」
槍を持った警備兵2人がネイラの回し蹴りであっという間に地面に沈んだ。
背嚢は身軽になるために訓練所近くの岩場に隠しておいた。

「だ、誰だお前は!」
訓練所内にいた訓練生たちがネイラの方を振り返る。
「誰って・・・まぁ、通りすがりの正義の味方、とでも言えばいいのかしら」
自信たっぷりの様子のネイラに訓練生達がゲラゲラ笑いだす。
「コイツ真性のバカか?」
「これだけの人数を前にお前一人でどう戦おうってんだよ?」
「一度お嬢ちゃんみたいなのを思いっきりぶちのめしたくて仕方が無かったんだよなー」
訓練生達は皆、手に釘バットや鎖鎌等の物騒な武器を持っていた。
「ぶちのめされるのはどっちなのか、この場で確かめてみる?」
ネイラの挑発的な言葉に訓練生の一人がブチ切れた。
「て、てめぇの顔面ボコボコにしてやる!」
それを合図にして一斉に訓練生達が襲いかかる。
407ミニネタ:04/12/05 00:10:57 ID:3XntmRD0
「やぁっ!」
ネイラは可愛らしいかけ声を発しながら前後から迫った敵の首筋に正確に手刀を撃ち込む。
ドゥ、と二人が倒れた。
叫び声をあげながら別の二人が釘バットで殴りかかってくる。
「甘いっ!」
ネイラの回し蹴りが二人同時にヒットする。そのスキを狙って他の敵が巨大な金槌で殴りかかってきた。

バコーン

空振りした槌が壁を砕く。当たれば無論ひとたまりも無かっただろうが、ネイラにはまだまだ余裕があった。
床に落ちている鉄製の槍を取ると、右手でしっかりと柄を握りしめる。そして、
「はああああっ!」
前から来る4人を槍の柄を勢いよく回転させ、一気にしばき倒した。

「待て!」
さらに他の敵がかかろうとした瞬間、指揮官が前に出てきた。
「どれ、ワシがいっちょう相手してやろう」
指揮官がナイフを懐から取り出す。
「アンタが私に勝てると思ってるの?」
ネイラはニッと笑いながら指をパキパキ鳴らした。
「ほざけ!」
ネイラに向かってナイフが突き出されてくる。
(一度に、2、3本も?)
ネイラには指揮官の突きだしてくるナイフが分裂したように見えた。
脇腹をナイフがかすめる。
「うっ!」
脇腹にジワリと血がにじむ。
(油断しちゃったのね・・・?)
「本気になれば1秒間に5回突くことができる俺様のナイフから逃れるとでも思っているのか?」
指揮官は血の付いたナイフをペロッとなめる。
「それが貴方の本気?じゃあこっちもちょっとだけ本気を出すよ!」
408ミニネタ:04/12/05 00:11:20 ID:3XntmRD0
ネイラはぐっと力を込める。
「う・・・あああああ」
ネイラの身体の変化が始まった。爪が少しづつ長く伸び、鋭くなっていく。
耳が上にピョコンと突っ張っていき、身体の体積自体も膨張していく。
(よし、このへんでいいかな)
ネイラは獣化を途中で止め、フゥ、と息をついた。
「な、なんだ、お前も獣人だったのか?」
「戦う前に気づくべきだったわね!」
ネイラは壁に向かって飛ぶ。人間時とは比べようも無い素早さだ。
(20%の獣化で充分よ!)
「なっ・・・」
宙に飛ぶネイラの姿を追い切れない指揮官に向かってネイラは三角蹴りを浴びせた。
指揮官の身体が吹っ飛び、床で大きくバウンドする。
「ちっ、やるな!」
指揮官が手に持ったナイフを投げてくる。
ネイラが飛んでかわすと、指揮官の首筋を両脚で挟み込む。そして身体をひねって床にたたきつけた。
俗に言う幸せ投げだ!
409ミニネタ:04/12/05 00:11:42 ID:3XntmRD0
「どう?私の強さが分かった?」
ネイラは倒れている指揮官を引き起こすと、襟元を掴んで持ち上げた。
「フ、フ、フフフッ・・・」
指揮官が何故か笑みを浮かべる。
「なんで笑ってんのよ!」
「ここの訓練所にベイツ様はいない。シーロン様と一緒にシャランドの村に向かった・・・」
「えっ!?」
ネイラは吃驚した。と同時に、トールの身に危機が迫っていることも直感した。
「今から戻ってももう手遅れだと思うがな・・・」
「そう、ありがとう!」
ネイラは怒りを込めた表情で指揮官の身体を掴み、ブン!と訓練生の方に向かって投げつけた。
その様子を見た訓練生たちに恐怖の色が浮かぶ。
「むっ、無理だ!」
「化け物だコイツ!」
一斉に算を乱して逃げ出し始めた。
「フン・・・」
ネイラは獣化を解いて完全に人間の姿に戻ると、正面入り口に向かっていった。

「傷が・・・治ってる」
指揮官にナイフでやられた傷は完全にふさがっていた。
ネイラは獣人の持つ回復力の大きさを実感しつつも、岩場に隠してあった背嚢を拾い上げ、
シャランドの村への道を急ぐ。
(トール・・・お願い、生きて!)

(続く)
410ミニネタ:04/12/05 00:12:33 ID:3XntmRD0
ということで続きでつ。

相方の少年登場を希望する人がいなかったら危うく百合作品にしてた・・・orz
411名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:17:54 ID:mN/ueT6E
>>410
長らく乙。とうとうクライマックスか。
百合はまあ……いつかどこかのスレで見せて欲しい。
412名無しさん@ピンキー:04/12/05 01:25:42 ID:woGusJmR
>>410
乙です。
続きを楽しみに待ってます。
>>403
前スレの最後の辺りでの議論の結果を受けたものなのだが・・・。
知らなければそれまでか。
少なくとも、このスレに限っては前スレの最後の辺りの議論の流れを受けて立てられている。
決して、このスレの>>1だけの意向ではない。

むしろ、スレ立て人の意向が強く反映されているのがあちらのスレなんだよな・・・。
もし、あの時こちらの>>1がスレを立てる前にリロードして、重複に気が付き、
このスレを立てるのを止めていたら、今はどうなっていた事やら・・・。
413名無しさん@ピンキー:04/12/05 21:27:23 ID:xq0DvJaj
>>390
そっちでもケモホモイラネ言われましたがどうすりゃいいのよ
414名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:00:10 ID:3aaJtOXA
>>413
どうすりゃいいのって・・・自分で801にスレ立てるなり、何なりするしか無いだろう。
しかし、あちらのスレであんなに書込みがあったとは予想外だった。
あちらでもホモ・801ダメとなると、こちらとあちらの差がますます小さくなったな。
こりゃあ、次スレ立てる時orどちらかが潰れた時の統合確定?
それとも、獣人・獣化専用と亜人・異形・畸形専用とで分離強化・完全分離か?
415名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:11:05 ID:3aaJtOXA
>>413
異種姦で801 【2】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1075559907/l50
アニマルで801
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1096198577/l50


これらのスレどう?試しに書き込んでみたら?
しかし・・・801板って何でもネタにするんだな。
楽天×ほりえもん、駅員、電車男、ホカ弁・・・。
ネタスレだと思うが(中は見ていない)一言言いたい、お前らキモイ。
416名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:18:49 ID:awIIZJlR
>>415
別に迷惑かけられたわけでもないのにそういうこと言うなよ…
つーか世間の大多数から見れば俺達獣人好きだって十分に…('A`)
417名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:29:33 ID:dbkY6Aem
異端同士で傷つけあっても仕方がないよ。かといって馴れ合おうとしてもハリネズミのジレンマだがな。
418415:04/12/05 23:47:07 ID:3aaJtOXA
>>416>>417
そう言われて見れば、獣好きも世間的にはキモいの範疇に入ってしまうな。
下手すれば801以上に・・・。
ついついその場の感情に流されてしまったよ、801板の皆さんスマソ。
419名無しさん@ピンキー:04/12/06 01:55:11 ID:xQMX02r5
>>412
後半三行に狂おしいほど同意。あの時は一瞬マジで絶望した。
下手すりゃこのスレの作品全部読めないところだったし、俺の中で>>1は神。
420名無しさん@ピンキー:04/12/06 01:59:49 ID:F564KcYb
>>419
そうか?
このスレが無かったら向こうのスレを普通に使ってたと思うがな。
獣人専門と謳ってなければ我慢ならんなんて狭量な人間は少ないと思うぞ。
421名無しさん@ピンキー:04/12/06 02:22:24 ID:1z2mbj0J
>420
まあそうなんだけどね。
ただ、異形度の低い男女物は、向こうに落とすのは躊躇したかも。
こんなにヌルくて怒られないかな。ってさ。
422名無しさん@ピンキー:04/12/06 05:44:25 ID:Y28Kt7kb
>>420
獣人専門と謳ってなければ我慢ならんてより、向こうのスレはあっちの1がな…
あんな建てられ方でなかったら重複スマソで移ってたと思うが。
1の内容もそうだが、えへ……えへへって普通引くぞ。
423名無しさん@ピンキー:04/12/06 08:59:12 ID:xQMX02r5
>>420
俺は狭量な人間かもしれない。前スレにも獣人目当てで通ってた。
いや、別に獣人専門でなくてもいいんだけど、せめてスレタイには入れて欲しかった。

この分野人口少ないから、こういうスレがないと普通に雑談するのも難しいんよ。
人間以外の女の子スレとかでも獣人話はOKなんだろうけど、やっぱ引かれかねないし。
424名無しさん@ピンキー:04/12/07 03:21:47 ID:1O/N1EUu
>>423
確かに、人間以外女の子スレって獣人ネタは描きにくい。
何たって、獣=耳系が主流だからだろうか・・・。
425名無しさん@ピンキー:04/12/07 03:32:09 ID:Iak2cBJ7
何で耳程度に止まるのかなぁ、という気持ちがある。
せめて鼻や目もケモノにするべきだろ?
426名無しさん@ピンキー:04/12/07 08:21:48 ID:rr7gEtWi
>>425
まぁ俺もお前と同じ考えなんだが、あっちからしたら「なんで獣の顔とかで萌えられるかわからん」って感じなんだよ。
427名無しさん@ピンキー:04/12/07 12:09:53 ID:Iak2cBJ7
だって、行為や仕草で萌える訳だろう?
それだったらそれに必要な分だけケモノ化しなければ、不都合が生じる。
人間の顔で「にゃあ」とか「わん」とか言われても、妙な口癖にしか思えないじゃないか。
428名無しさん@ピンキー:04/12/07 12:34:50 ID:Sn/hgDHl
その辺語ると結構深い話になりそうな予感。獣っぽい人間に萌えるのか、人間っぽい獣に萌えるのかの違い。
耳系は前者。『妙な口調』『耳尻尾』という属性のついた人間、と適当な事を言ってみる。
429名無しさん@ピンキー:04/12/07 21:47:39 ID:o47IfJDp
>>424
なんでそう思うのかわからん
妖怪でもロボでも宇宙人でも、なんでも受け入れてるスレなのに
430名無しさん@ピンキー:04/12/07 22:39:51 ID:Sn/hgDHl
あっちは中身が何であれ、全員真っ当な女の子の姿してる。たとえ性別が♀でも、
外見が水木しげるやホンダのP3やグレイそのものだったら引かれると思う。

で、このスレは「いや、ロボならP3も良いんじゃないの?」「むしろP3ハアハア」「メイドロボも悪くはないんだけど……」
というコアな人が集まってるスレだと思う。妙な例えだけど。
431名無しさん@ピンキー:04/12/08 00:31:33 ID:EVnoRAN7
>>429
その何でも受け入れてしまう、という旺盛さにはどうもついていけない。
自由である事はいい事なのだが、どうしても一つ一つの話題の内容が薄くなってしまい、満足感と言うものがいまいち得られない。
例えてみれば、幾ら食べても腹が一杯になったとは思えなくて食べつつけると言った様な感じだ。
自分としてはある程度の範囲が定められていた方が、その事に関してより深く掘る事が出来、短い物でも十分な満足感が得られると思う。
432名無しさん@ピンキー:04/12/08 22:49:30 ID:YTkdS048
まあ正直、理屈はどうでもいい。萌えたり燃えたりできる作品さえあれば。
433名無しさん@ピンキー:04/12/08 23:46:08 ID:wO16WwHD
だな。
議論より作品が欲しい。
434名無しさん@ピンキー:04/12/08 23:54:18 ID:SxCWtWgG
だが作品をただ待つだけってのもどうかと。
というわけで雑談。
獣人のどの辺が好き?俺はマズルだけど
435名無しさん@ピンキー:04/12/09 00:24:12 ID:ddpDprxz
>>434
毛皮。獣化シーンで普通の肌にだんだん広がって行く様がツボ。

あと獣化モノ限定で凶暴化と理性喪失。満月見るなりして変身しかけた状態で、
「来ないでっ!」とか言ってくれたら神認定というか、むしろ自分で書きたいけど
ヘタレなんでなかなか進まない。ラヴい展開が難しい。
436名無しさん@ピンキー:04/12/09 08:11:30 ID:YJWDRuXq
爪と手足
437名無しさん@ピンキー:04/12/10 00:58:52 ID:0OMLLiab
尻尾かな。短いのも真っ直ぐのもふさふさで大きいのも良い。
それで感情に合わせて揺れたりするのですよ。
438名無しさん@ピンキー:04/12/10 22:17:14 ID:0RlHdUH7
千と千尋、ハク竜とか人外もだが、両親ブタ化にハァハァしてしまった。
獣化シチュエーションってだけで……末期だな(;´Д`)
439981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:03:01 ID:g4mHaVlJ
>>438
自分も萌えてた。豚は好かんから別に萌えなかったが、ハク竜最高。

今からSS続きを投下します。今回と次回の分で終了となります。
440981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:05:08 ID:g4mHaVlJ
>>230-232続き

「へぇ〜そうだったの。あなた犬嫌いだったのね。」
お嬢様はその言葉の通りに意外そうな顔と声を僕にかけた。
"まぁ、そういうわけです。はい・・・。"
僕は次に彼女が何を言い出すのかが怖く、内心ではかなりビビッていた。
しかし、そんな僕の不安と裏腹に彼女が次に出した言葉はあっけらかんとしたものだった。
「で、どうしたの?何も私が犬族だからって、あなたも犬族になることは無いのよ。
何になるかはその人の持つ性質と霊質が大きく関係してくるの、
だからあなたが何になるのかは私達にも、あなた自身にもわからない。
もしかしたら、犬族になる知れないし、鹿や狐、猫や馬といったものになるかもしれない・・・
まぁ、稀に虫や魚と言った種族になる物も居るらしいけれど、とにかく、あなたが心配するほどの事は無いわ。」
441981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:10:00 ID:g4mHaVlJ
なるほど・・・。"
僕は彼女の答えに安心すると共に、獣化に対して抱いていた大きな不安も解消された。
何故なら、僕がこれまで獣化を決心が出来ないでいた最大の理由こそ、
自分が犬獣人となるのではないかというものであったからだ。
もちろん、彼女の言う様に犬獣人となる可能性は完全に無くなった訳ではない。
だが、それ以外のものになると言う可能性の方が大きいのなら、
その可能性はもう無いと言ってしまってよいと僕は思った。
それに少し前からもうこの使えない今の体には未練はなかった、
そもそも自力で動く事も出来ずに何もかもを誰かにしてもらわなくてはならない、
という時点で僕は自分に対して強い屈辱感を感じていた。
しかし、人とは違う存在となっても人としての生活も出来、また別の新たな自分も出来る。
そして、何より自分の意志で動けるようになれる、と彼女らに聞かされた時から
僕はもう今の体を捨てて、その新たな体を手に入れようと思っていたのだった。
確かに人ではなくなると言うリスクはある、
しかし、それ以上に自力で行動できるという魅力の前には、
自分に対して屈辱感を感じている僕はそれを受け入れるしかなかった。
"わかりました・・・しましょう。"
「何を?」
彼女は突然の僕の呟きに少し慌てながら尋ねてきた。僕は自信を持って続けた。
"獣化を。"
次の瞬間、一瞬の間をおいて彼女は満面の笑みを浮かべて僕に抱きついた。
いや、それはベッドの上に寝ている僕からすればのしかかって来たと言ったほうが正しいかもしれない、
しかし、そんな事はどうでもいい。
僕もまた、彼女と共に喜んでいたのだから。
442981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:12:04 ID:g4mHaVlJ
 翌日は朝から何時もどおりの日常が始まった、
だが、これまでは献身的だがどこか事務的な所もあった桐壺の様子は違った。
朝からそわそわしていた彼女は、片付けようとした食器を床に落とすと言うこれまでの彼女からは想像も出来ない事をしてくれたのだ。
そんな彼女らしかぬ振る舞いをしながらも桐壺は何時も通り、いや何時も以上に活発に僕の相手をしてくれた。
そして、1日の最後、彼女は部屋を出て行き際にこう僕に言った。
「おめでとうございますね。」
そう言って微笑を浮かべつつ彼女は部屋から出て行った。
443981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:14:23 ID:g4mHaVlJ
 お嬢様達が来たのはそれから1時間ほど経った頃であった。
いつもは洋服を着ているお嬢様も今日は、神社の巫女さんの様な服を身に纏い、そして獣化していた。
「さぁ、行くわよ。」
お嬢様がそう言うと彼女と共に部屋に入ってきた1人の男、
とは言え彼も獣化しているのではっきりと性別を確認できたわけではないが、
その様に感じられる者に部屋の隅に置かれた車椅子に乗せられるとお嬢様を先頭にして廊下へと出た。
ここに来た時は僕は眠っていたので、その人気の無い初めて見る廊下とその周りの様子を興味深く見つめた。
「そんなに今見渡さなくても大丈夫よ。獣化してしまえば飽きるほど見られるわ。」
そうお嬢様は微笑みながら僕に言った。僕はその微笑がうれしかった、そうこうしている内に廊下は室内から室外へと出た。
庭の上を走る渡り廊下に吹く風は久しぶりに僕が浴びる自然の風であり、そして久しぶりに見る外の景色であった。
山の奥のせいか昼間だと言うのにひんやりとした空気が辺りに満ち、耳に聞こえるのは鳥の声と風の音、そして自分たちの足音だけだった。
444981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:17:50 ID:g4mHaVlJ
 渡り廊下は100メートルほど続くと、山肌へと通じていた。
廊下の先にはトンネルがあり。その両脇には観音開きの分厚い扉が開かれて脇に寄せられ、
両側には2人の獣人、狼と鹿の獣人が立ち、僕達に対して深々と頭を下げている。
無言でそこを通過しトンネルに入ると、トンネルの中は松明が要所要所に一定の間隔をもって焚かれいた。
ほんのりと明るいその中を、進むにつれて奥からは多くのざわめきが響いてきた。
どうやら、この奥にはかなりの人数が僕らを待っているようであった。
僕は少しの期待を抱きつつ、その時を待ちながら進んでいくと突然トンネルは壁に阻まれた。
しかし、壁のように見えたのは分厚いトンネル一杯に広がる巨大な扉であった。
ざわめきはその中から聞こえているが、次第に静かになっていく。
どうやら、僕らの到着が中へと伝わったようだ。
445981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:20:40 ID:g4mHaVlJ
"何だか、大掛かりだね。"
僕は彼女に正直な感想を述べた。すると
「当然よ、だってあなたと私の結婚式も兼ねているんだから。ふふふ、とうとう私も勝ち組の仲間入りだわ。」
"結婚式って・・・。"
「あっそうか。人間だから知らなくて当然よね。。
あのね、私達獣人族のしきたりとして結婚は女の方からこれはと思った男を選ぶもなの。
ようは、女の一目ぼれで決まって男は断れないわけ。で、私の場合、それが人間であるあなただったと言う訳よ。
大丈夫、獣人と人間との結婚は珍しくないんだから、ただ結婚した人間は必ず獣人とならなくてはならないの。
でも大抵は結婚後、夫婦共にこちらの世界に留まり、人前では人の格好をして人間社会に溶け込んで生活しているわ。
だから人は気がつかないけど、こんな事は私達獣人の間では常識なのよ。
獣人同士、人の姿でいても匂いや気配でわかってしまうからね。どう、わかった。」
446981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:25:30 ID:g4mHaVlJ
"と言う事は、あの事故は・・・。"
ここまで来て僕は少し気になったことを聞いた。
「ああ、あの事故は関係ないわ。単なる偶然よ。
ただね、数日前からあなたの家の方角が気になってならなかったのよ。
それで犬上に頼んで車を出してもらったら、偶然あなたと途中で、
それも事故と言うあなたにとっては最悪な、私にとっては最高な出来事で出会えたの。
最も、あの時事故が起きていなくても自転車に乗ったあなたとすれ違った時に、あなたが私の思う人だって事は分かるし、
あなたの匂いと気配を覚えてしまうから遅かれ早かれ結局はあなたと私は出会う運命だったのよ。」
"運命か・・・。"
僕はその響きに深い、何ともいえない感銘を受けた。そして、
"わかりました、結婚しましょう。"
「ありがとう・・・さぁ、行こうかしら。お客様を待たせてしまっているわ。」
そして、彼女が軽く手を横に動かすと目の前に立ち塞がっていた扉は、重苦しい音共に左右へ分かれた。
開くと同時に中からは盛大な拍手があふれ、僕たちはその中へと静かに入って行ったのだった。

447981=982 ◆ueeSu0mKC6 :04/12/10 23:26:50 ID:g4mHaVlJ
ひとまず、今回の投下は終了。
次回の投下が最後となる予定です。
448名無しさん@ピンキー:04/12/10 23:31:38 ID:YeolTJO+
>>447
激しくGJ
449名無しさん@ピンキー:04/12/10 23:56:38 ID:0OMLLiab
>>447
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 
ずっと待ってた。次も楽しみ。
450名無しさん@ピンキー:04/12/11 00:47:46 ID:Kc20cn0U
>>438
漏れも正直萌えますた。ブタ化。
前スレの牛モノ見て以来、手を使えないヒヅメ系萌えだし。
容姿には萌えづらいですが、獣化・異形化の雰囲気が良いと思うのですよ(*´Д`)ハァハァ
でも、両親は性格にちと難ありっぽかったので…

見知らぬ場所に迷い込んだ少年と少女、別世界の食べ物を口にして呪われてしまう。
食べ終わった後に何故か体が異様に熱くなり、衝動のままに交わる二人。
抗えぬ本能に従って腰を振るごとに二人の姿は発情した豚獣人(あるいは牛とか馬とか使役系)の姿へと変わっていく。
獣化が終わると共に果てた二人は、どこからともなく姿をあらわしたその地の住人に拘束され、
家畜として、それも繁殖用のものとしてその身を捧げることになるのだ…

などというアレンジネタを妄想していたが漏れの文才では書くのは無理ぽ。

>>447
乙です。獣化と本番が待ち遠しくてなりません。GJ!


451月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :04/12/11 01:10:20 ID:KgPzC2jS
短文を投稿してみる。
よってるので、おかしいかもしれませんが。
=====================================
力だ……。
後の時。僕に……力があったら。

彼女が……事故で死んだ。
僕の目の前で。


さっき、僕がさよならしたのに、
君はどっかにいっちゃった。

……もう、僕には何もない……
そう、そう想ってた。



……だから、吠える。
……その月へ向かって。


君がいたから……我慢していられた。

……ごめん、約束、守ってられそうに……ないや。
==================
>>447
もしかして、主人公食べられちゃう?……GJ(ぁ
452名無しさん@ピンキー:04/12/11 13:15:37 ID:FiddPbHi
>>451
短いけど、何気に読ませる文だと思う。
できれば長文も読んでみたい。
453名無しさん@ピンキー:04/12/13 02:17:26 ID:C5w5wsRU
フライヤのSSを読みたい今日この頃
454名無しさん@ピンキー:04/12/13 18:59:33 ID:45zu/fMz
ちょいとここらでアンケート。
萌えと燃え、どっちが好み?
455名無しさん@ピンキー:04/12/13 22:37:02 ID:rDCFm6HV
萌え。
・・・と言っても媚び媚びのキャラとか、そういう意味じゃないぞ。
456名無しさん@ピンキー:04/12/13 22:37:54 ID:Kigaul7+
どっちかと言えば燃え。だか萌えも捨てがたいよな。
まぁ自分のコンプレックスとかも関係あるんだが
457名無しさん@ピンキー:04/12/13 22:50:42 ID:hfb2kg5R
獣人はもともと戦うキャラが多くて燃え分多めな気がするので、個人的には萌えが見たい。
458名無しさん@ピンキー:04/12/14 01:25:07 ID:69FFqLu2
両方!
・・・というのは贅沢かな?
459名無しさん@ピンキー:04/12/14 23:14:14 ID:PRoINMw8
萌え燃えで。
460名無しさん@ピンキー:04/12/16 07:32:21 ID:1Q5kPyIA
保守
461名無しさん@ピンキー:04/12/16 15:18:12 ID:7gc9fiRP
保管庫の作品見てたんだが、男と女の種族違うのが大半だね。
何か理由でもあるのかな。
462名無しさん@ピンキー:04/12/16 16:22:36 ID:e+phwpdY
異種族間セックルがいいのだろう
463名無しさん@ピンキー:04/12/16 17:12:22 ID:ZATsprva
異種族間だからこそのポイントがある。
狼>兎とかといった強者>弱者のシチュが基本で萌え。
あと立場逆転萌えてのもある罠。
464名無しさん@ピンキー:04/12/16 17:48:57 ID:01noqaVt
けっきょく向こうのスレ削除依頼出されちゃったね。
465名無しさん@ピンキー:04/12/16 18:46:29 ID:sT6zmm83
ーーーーーーーーーーーーーー
深紅の獣眼が大きく見開かれ、ゆっくりと、肉体の変化が始まる。
目や耳、尾が在るだけのほぼ完全な人の姿から、足の関節も筋肉の付き方も、
何もかもが異なる獣人の姿へと。
 足の甲と指がぐうっと伸び、鋭い鈎爪を備えた足に。
その変化に伴い、身長が伸びる。主観では、ただ爪先立ちになっただけなのだが。
 色素を持たない白い肌が、同じく色素を持たないつややかな毛皮に置き換わり。
その下で、筋肉や骨が戦うのに相応しい形へと変わる。
・・・・より頑強に、より俊敏に。
 どちらかと言えばゆったりと、随分と余裕を持って巻きつけられていた法衣が、
膨れ上がった筋肉に押されて窮屈そうに見える。
「はてさて、一体何が潜んでいるんでしょうねぇ?」
 僅かな空気の揺らぎも、全身の毛で受け止め感じ取る。
・・・・そう言えば、戦場に立って直に力を振るうのも、随分と久しぶりの事。
ーーーーーーーーーーーーーー

他所の板に貼られていた獣化シーンを持ってきてみた。
キャラクター名や、外見の特徴は削除(作者了承済み)
作者さん、こっちのスレにも何か書いて下さい!
466名無しさん@ピンキー:04/12/17 02:13:55 ID:UocBIymd
>>215の作品読んでて思ったんだけど、獣人さんの食生活ってどんな感じなんだろうね。

ほのぼのメルヘンチックなネタのつもりで書いた獣人ばかりの世界の小話を、それを見た知り合いが
「兎人とかは肉食獣人に食われるんだろ?」「牛人は肉とかステーキとか食うの?共食い?」とか
こっちが困ってるのわかってるはずなのにネチネチ言ってきて鬱になった…

467名無しさん@ピンキー:04/12/17 02:21:24 ID:jJJED628
なんかまんがタイムかなんかの4コマであったな
マヨラーライオン娘が昼休みに同級生にマヨネーズかけて喰うの
468名無しさん@ピンキー:04/12/17 02:23:46 ID:OIWEQuQm
>>466
ある程度文化進んでるなら、種族差こそあれ、人とそう変わらないかと。
獣はともかく獣人を食うのはタブーって感じで。個人的にはそういうのも燃えるのだけど。

同族同士のカップルもそれはそれで萌えというのは少数派だろうか。
エピローグで子供達に囲まれて幸せな生活とか、良いなあと思う。
469狼♂×羊♀:04/12/17 04:12:12 ID:EbgMr597
>466
スンマセン215の者です。
単に前スレ797さんの 
>相手を食い殺しかねない勢いで攻めるシリアスな肉食系とか見てみたい。

というのを読んで、細かい事をまったく何にも考えずにがーっと書いた物なので、
そのへんがとてもいいかげんです。ごめんなさい。

社会的には、たぶん種族ごとに共存しあってるんじゃないでしょうか。
力が強くて農耕向き(牛)とか手先が器用(栗鼠)とか頭がいい(猿)とか商売上手(狐)とか。
どっちかっていうと、羊のヒトとか狼のヒトみたいなカンジであくまで獣人であって獣でないというか。


ところで、異種どうしで妊娠ってできるんでしょうかね?
ラバとかレオポンとかって次代作れるんでしたっけ?
470名無しさん@ピンキー:04/12/17 12:10:00 ID:3JHrPn8s
リスやイタチ科って滅多に出てこないね
471名無しさん@ピンキー:04/12/17 12:11:02 ID:3JHrPn8s
すまん、ageてしまった・・・・
472名無しさん@ピンキー:04/12/17 13:11:49 ID:1hz/pStz
>ラバとかレオポンとかって次代作れるんでしたっけ?

ttp://www.anipara.jp/column/49.html
基本的に無理っぽい。繁殖能力が無いらしい。
473名無しさん@ピンキー:04/12/17 19:28:23 ID:itFwWhco
>>472
じゃなきゃ、その新種が増えてもおかしくないしね。

ふむ。
……温厚な雄牛と気の強い雌虎が
立場逆転とかイイかなと思ってみた。
474名無しさん@ピンキー:04/12/17 21:25:29 ID:r8adp9k0
厳密に考えたらタマネギ食えないイヌ科の獣人とか、
甘いものは一切食べないネコ科の獣人とか
475名無しさん@ピンキー:04/12/17 21:29:59 ID:OIWEQuQm
立場逆転とはちょっと違うが、♀が攻め役な作品はほとんど上がってないような。
たまにはやる気バリバリの雌狼とかどうだろう。
476名無しさん@ピンキー:04/12/17 23:33:58 ID:diYTiLeg
猫って甘いのダメなのか?

ウチの猫シュークリムのクリームとかケーキのスポンジとか食うぞ
47736:04/12/17 23:58:36 ID:sqVYTn+Y
久しぶりです。最近激しく×4くらい忙しくて死んでますが何か?

そういえば動物って色々と食べちゃダメな物があるってのは知ってましたが
何は何がダメ までは知らないので詳細知りたい今日この頃
ウチにも一匹ハムスターがいるけどありゃもうダメポorz
つか何カレーやらチョコレートやらアイスやら食ってやがりますかアンタは→ハムスター(通称:大福、白い毛玉)


小説終わらないよウワァァァン(今最初からやり直してます。スマソ…)
478名無しさん@ピンキー:04/12/18 00:53:56 ID:0ZmI4dln
マタタビ(・∀・)イイ!!
479月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :04/12/18 12:36:25 ID:M7cWW9gu
>>202のつづき。
======================================================
狩りは普段ママたちがやるから、
大抵、パパは家の中に居るんだけど……
それでもパパの胸は逞しかった。

何時も外の敵から体を張って守ってくれているのはパパだもの。

「パパ……」
私はそうやってパパの胸に手を当てた。
パパの胸には大きな傷跡がある。
それは、若い頃に戦ったときの傷なんだって。

私はゆっくりパパにキスをした。
明らかにパパとは身長差があったのだけれど、
少し背伸びして、パパから抱いて貰っていたから何とか合わせられた。
首の当たりにパパのたてがみが当たってちょっとくすぐったい。

はじめはただ唇を合わせるだけの軽いキスだったのに、
パパの舌が私の口の中に入り込んできて、
私も負けじと、舌を絡ませた。
==========================================================
獅子の父娘相姦というとこんな感じでしょうか?
480名無しさん@ピンキー:04/12/18 17:55:32 ID:dLB+WSo9
ディオクレスとマオ?
481名無しさん@ピンキー:04/12/18 21:11:22 ID:bBsAfJcQ
>>479
リレー乙。長らく止まってたからもう続かないと思った。

>>477
犬・猫はネギ系とカカオ系がまずい。
これはハムスターも同じだとか。
482名無しさん@ピンキー:04/12/19 00:22:00 ID:7PokKbZl
>>476
甘いのが駄目ってんじゃ無くて、甘いものを甘いと感じない。
味覚ってのは本来、体が必要としてるもの、或いは危険なものを知らせるサイン。
甘いものは糖分で、辛いものは塩分やミネラル、
美味しいから食べたいと思わせることで、体に必要なものを摂取させている。
(逆に苦味は毒、酸味は腐敗を知らせる警告)

で、肉食獣は生肉中に含まれる糖分を自然に摂取するから、
空腹を満たす=糖分の摂取なので、あえて甘みで誘う必要が無い。
特にネコ科の動物は肉だけを食べるように進化しているので、甘みを一切感じない。
(ネコ科の歯は、肉を切り裂く鋭いものしかない。イヌ科は、いざと言う時には木の実なども食べる為に臼状の奥歯も持ってる)

また犬は、長い人間との付き合いの中で少しずつ味覚も変化して甘みを少しは感じられる。
猫はまだまだ人間との付き合いが浅いので変化してない。



ということを「たけしの万物創世紀」から聞きかじった
483名無しさん@ピンキー:04/12/19 00:29:07 ID:hGqzJ1gu
まぁあれだ、その辺は書き手のご自由にってことだ。
484名無しさん@ピンキー:04/12/19 00:39:47 ID:7PokKbZl
>>483
そりゃそうだ

元々四足歩行だったのが直立二足歩行に進化してるんだから、
味覚なんかも変化してて当然。
485月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :04/12/19 02:01:35 ID:6zHV866N
>>480
いろいろ調べてみたが、シャイニングティアーズ?
やたことないから知らん。……。
つか>>201に聞いてくれ。漏れは続けているだけだ。
……マオとか言われたから、TORだとおもたよ(吐血)

>>477
乙有り。フィニッシュまで続いてくれればいいんだけど。

>>482-484
そう言う見解もある。って事?
まぁ『空想』の話って割り切ってしまえばどうにもなる訳で。
底にリアルさを求めると、本当に奥が深くなる罠。
486名無しさん@ピンキー:04/12/20 00:29:00 ID:TX66ScEC
しかしぶっちゃけ、どうして俺らは獣がいいんだろう。
普通の人間の話でいいなら絵だろうが小説だろうが、どんなシチュでも好きなだけあるのに。
487名無しさん@ピンキー:04/12/20 06:06:10 ID:E6mFX58p
フサフサだから
488名無しさん@ピンキー:04/12/20 07:08:49 ID:7OLydTED
マズルがあるから。
489名無しさん@ピンキー:04/12/20 14:04:05 ID:MZi6Ky8a
ケモナーだから
490名無しさん@ピンキー:04/12/20 14:11:09 ID:YDr/1ozM
ジョゼより魚より虎が好き
491名無しさん@ピンキー:04/12/21 01:57:39 ID:ZxMB1SXN
このスレの版権物は今のところ聖剣伝説のダナエたんしか無いわけだが、ここで語れるような獣人の
出てくる作品って、他にどういうのがあるだろう。

メジャーな物だとハドソンの獣化格ゲー、ブラッディロアがあるけど、それ以外がどうも思いつかない。
もうちょっと何かあると思うんだが。
492名無しさん@ピンキー:04/12/21 02:26:24 ID:HhOPPkMH
>>491
ゲームだと■系は聖剣LOMの他にも意外と獣人多め。

FF9のフライヤ等ネズ族、FF10のキマリ等ロンゾ族、クロノトリガーのカエル、クロノクロスのヤマネコ、
サガフロのクーン、ゼノギアスの船乗りイルカやセイウチ艦長、FFTAのバンガ族やン・モウ族…
獣人というか「二足歩行の喋る動物」もアリならチョコボシリーズも。

PS時代以前も含めると、聖剣3の獣人王国とかロマサガ3の象とかFF5のウェアウルフの村とかも…


……でも人間キャラばっかり人気でほとんど話題にならない…獣人キャラって総じてイベント少ないし(´д`)
493名無しさん@ピンキー:04/12/21 02:56:49 ID:uDpJTlQQ
獣化ではFFアンリミテッドのルー・ルプスが好きだ
494名無しさん@ピンキー:04/12/21 04:32:19 ID:3YIyCVH9
獣人ゲームといえば

テイルズ オブ リバースだろ
495名無しさん@ピンキー:04/12/21 06:13:00 ID:wPRKY5MB
>>486
個人的にだが、獣人やら人外は描写が難しく、それをSS上で表現するのは難しいと思う。
職人さんの妄想力も高くなければ書けないテーマだとも思う。
だからこそ、俺は獣人や人外モノが好き。

職人さん頑張ってな。
496名無しさん@ピンキー:04/12/21 20:44:23 ID:ZxMB1SXN
>>492
スクウェアだと他にはバウンサーに黒豹娘、エアガイツに狼娘がいたね。
当時は社内に獣化好きがいるに違いないと思ったよ。

小説では平井和正のウルフガイ、水野良のクリスタニア、田中芳樹のKLANが
それぞれ獣化シーン多め。コミックはブラッディロアの漫画版だけかな。
497名無しさん@ピンキー:04/12/23 00:26:37 ID:TeZytAQf
くろぼね
498名無しさん@ピンキー:04/12/23 01:24:07 ID:xvX/CObc
>>497
よくわからなかったのでググったらヒットして驚いた。漫画だったのか。
499名無しさん@ピンキー:04/12/25 16:22:03 ID:E0dAwKPV
hs
500名無しさん@ピンキー:04/12/25 18:22:48 ID:cvvIOkiR
いろいろネタさがしていたら、良い物を発見した。

工藤俊彦氏のファンタジー小説「秘宝★ハンター」外伝(書き下ろし)
ttp://www.ccn.aitai.ne.jp/~np-kudou/sub1/sub2/alicia1.htm

短編なのであっさりしているが、エロの描写だとおもった。
猫耳少女「アリシア」とかイク直前に獣化してる豹人「レオン」とか。
501500:04/12/25 18:24:31 ID:cvvIOkiR

エロの描写がさすが…。だった。
ついでに500ゲト。
502名無しさん@ピンキー:04/12/25 19:49:37 ID:yKavy7NO
>>500
さすが本職。というか著作リスト調べた感じだと猫耳萌えっぽいなその人。
他の本も読みたいけど18禁のブツ買うのはどうも抵抗があると思ったり。
503名無しさん@ピンキー:04/12/26 22:37:30 ID:Ig7ji6dE
>>502
ここに来てる時点で俺はもうそんな自尊心捨てたぜ
それともお前は18以下か?
504名無しさん@ピンキー:04/12/27 22:35:40 ID:4WBp3ntn
商用誌ならアマゾンで注文すれば?
アダルト商品でも梱包一緒だし。
氏の作品であれば表紙だけなら家族にはバレないどおもうが
505名無しさん@ピンキー:04/12/28 06:55:50 ID:S58+cyxR
人に届いた荷物だろうが勝手に開けるヴァカがいる漏れには無理だな
506名無しさん@ピンキー:04/12/28 22:13:48 ID:deoftapE
また涌きましたね
507名無しさん@ピンキー:04/12/30 04:10:49 ID:fgZTP+o7
>491
獣人ゲームといえば
テイルコンチェルトだろ
508月夜の獣=D-Beast ◆nWGcrqn3AM :04/12/30 06:14:42 ID:ECm8TyCz
久しぶりに書いちゃう……のかな。

サイトが仮開設されましt(ry
こっちで投下した作品の誤字脱字を直しつつまったり運営するよてi(ry
ttp://wolfs.muvc.net/index.htm
リンクがわかりにくいのは仕様……です。

下記作品は自分が書いた……と主張してみる。
 スレ1
 95-狼♂×兎♀
 242-虎♂×妖精♀
 512-『HaNa -龍娘の話-』
 スレ2
114-狼♂×兎♀その2
 310-『狗神様の憂鬱』

そのほかで投下したのスレの獣物ものそのそ補完するので
よかったらみてください。
509名無しさん@ピンキー:04/12/30 13:38:14 ID:BOR6UkDC
お〜お疲れサン

荒らしに負けず頑張って
510名無しさん@ピンキー:04/12/30 21:01:32 ID:8szOsvtT
色分けするとか、「←ここ押して」と書いとくとかすればわかりやすくなるかと。
511名無しさん@ピンキー:04/12/30 22:43:38 ID:sQWZcSoe
>>510
今日細かい修正いれときますわ。
リンクの色は一度クリックしとけば分かりやすくなるんですけどね

あとエロサイトぽくない感じとか
51236 ◆UKLxAfMCvI :04/12/31 00:11:57 ID:4sZIOvPW
久しぶりに書き込みしてみるtest

そういえばここって匿名掲示板って事だけあって
「誰が何を書いた」って判断しづらいですよね
本当に書いた人にしては、非常に不快でしょうし(少なくとも私はそうかと思われ)
って訳で、今更だけど試しにトリップつけてみるtest
ミスってたらどうしよう(((((((;゜д゜)))))))


それでは皆さん良いお年を(私は最近かなりズタボロなので暫く小説書けないかと思われます)
513981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/03 02:31:15 ID:UtS4wE/h
あけましておめでとうございます。
・・・正月だというの書き込みが全く無いとは・・・ちと悲しい。

514名無しさん@ピンキー:05/01/03 12:39:17 ID:VtU/v9GE
皆書き込みたいのはやまやまだけどネタが無いのです。
……前スレも今頃はこんな感じだったような。
515名無しさん@ピンキー:05/01/03 12:46:52 ID:EFy5N/WB
同じく

見てはいるけど話題がない・・・
516月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/03 22:08:57 ID:HdQgcGLF
じゃあまたよさげなシチュでも投下しますか
…もと傭兵の牛の家に住み着いた女兵士。
何時もは真面目で温厚な牛を挑発した虎は
理性の吹っ飛んだ牛に激しく突かれる…ってのはどうだろう
51736 ◆UKLxAfMCvI :05/01/03 23:14:07 ID:OskAseYb
虎キタ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ゲホゲホッ キ、キタ━━━━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━!!

くっそ今だにシエラ姐様編part1が終わらない…というかもうエロシーン抜きでいいや(いいのか?
518名無しさん@ピンキー:05/01/03 23:39:02 ID:AvhM8O1Y
エロなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。
519名無しさん@ピンキー:05/01/04 13:15:09 ID:DFPLKWpd
>>517
シーンの直接描写だけがエロではないと思います。そこに至るまでのシチュとか
事が済んだ後の会話とか。

獣化する自分にコンプレックスを感じてる獣人ってのを読んでみたい。
本能のままに行動する愉悦を味わってる最中でも心の奥底ではそれを嫌悪してるとか。
520名無しさん@ピンキー:05/01/04 15:09:10 ID:pzz80rn2
>>516
もうダナエたん編でエロ書いてるんだし。
とりあえずエロ抜きで書いてみるとかでもかまわんと思うよ?

飢えた読者はそれでi(ry
521名無しさん@ピンキー:05/01/05 01:26:37 ID:k+oOLEjs
先生、質問です(・ω・)ノシ

牡×牡はありですか。ショタ方向だけでなく。
522名無しさん@ピンキー:05/01/05 02:18:01 ID:y7T7Wqyq
難しい質問ですね。
寛容な人もいるし、思いっきり反対する人がいる状況です。
別スレでも同じような状況です。
別スレを立てろという意見もあるけれど、個人的にはすぐに落ちると思います。

なので、投稿する際にはスレに直接投下するのではなくうぷろだを使うのがいいかと存じます。
ぶっちゃけ責任持たんけど。
523名無しさん@ピンキー:05/01/05 11:47:53 ID:AJJ7JBDf
1:百合
2:元は♂同士だったけど獣化ついでに片方♀化。
3:元は♀同士だったけど獣化ついでに片方何か生えて(ry
4:ふたな(ry

とかは可なのか不可なんだろーかとふと思いついてみた。
524981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/05 18:06:20 ID:Arhv0esY
自分もサイトを作りましたので、どうぞ。
小説の続きはまだちょっと・・・。

http://blog.livedoor.jp/atfn/
525名無しさん@ピンキー:05/01/06 00:14:26 ID:isImMOhY
こういう話題はいつもレスが早いな。個人的にはホモ以外なら読みたいと思う。
厳密に言えばスレ違いなんだろうけど、獣入ってるならここが一番相応しいような。

>>524
乙。ここに投下してないのもあったのか。
526名無しさん@ピンキー:05/01/06 01:52:41 ID:A1n3n/B3
>>521-523
思いついてみなくても反対する奴がいるから
反発が怖いならやらないほうがよいかと。

…むしろ自分は歓迎するがね。
書きたいなら書いてみぃさい。

>>524
おつ。ショートショート面白かったです。
更新がんばってください。
527981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/07 00:44:27 ID:fA59LBSa
>>525>>526
どうもです。
サイトに載っているSSは以前から温めていた物を正月の暇な時間に一気に書き上げたものです。
あと、まだ結構ネタは残っているのですが書く時間が無くて・・・。
まぁ暇を見つけて、出来るものなら月に数回は更新できるように頑張ります。

>>450
そのネタで一つ書いてみるかな・・・。何時出来るかは未定ですが。

>>521-523
何なら、私のサイトに載せて見ますか?場所を貸してもいいですよ。



528名無しさん@ピンキー:05/01/08 00:32:28 ID:4ilhi8VN
いまなんとなく書いてみたりしてる。
いつになるか分からんが、書き上がったら上げるかも。
529名無しさん@ピンキー:05/01/08 00:53:12 ID:o437tcAT
>>528
最近投下少ないので物凄く期待してる。頑張れ。
少しずつでもいいから毎日書くと良いらしいぞ、と書きかけのネタを数ヶ月放置してる自分が言ってみる。

……ブランク空くと続ける気が無くなるんだよなあ。我ながら情けない。
ぼちぼち再開してみるかね。
530名無しさん@ピンキー:05/01/10 21:59:52 ID:PBjWSWu1
保守
531名無しさん@ピンキー:05/01/11 00:08:33 ID:PBjWSWu1
age
532名無しさん@ピンキー:05/01/11 00:55:06 ID:zqthmu/q
空上げするくらいなら何か話題でも書けば……と思いつつ自分もネタが無い。
他に行く所もなく巡回の度に新着無しの文字を見続ける。空しい。
53336 ◆UKLxAfMCvI :05/01/11 02:28:17 ID:gYSaoOMk
ちょっと久しぶりのカキコ
それより、やっぱりネタが無いのかなぁ…


でちょいとだけ朗報もどき
シエラ姐様編、難航どころか沈みそうです。シエラタソの性格がムズいと言うか
全体的な流れっぽいのは一応できてるけど、文章力の無さを悔やむ今日この頃
さて本題
何故かそんな間にオリジナルけも小説が出来ますた
多分そのうちキャラ設定やらプロローグやら投下しようかなと思ってたり
…あ、シエラタソもちゃんとやらせて頂きますよ(汗
534ミニネタ:05/01/11 23:00:11 ID:vl6sPT9f
・・・現在充電中でつ。もっとお待ち下さい。

ネイラのイメージは大久保真梨子みたいな感じでつ。すほうれいこも似ているけど微妙。
535981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/12 01:03:55 ID:baxeLEal
ネタがあっても書く時間が無いというのが、一番辛い・・・。

536名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:28:15 ID:0wkNolFU
「おまたせぇ」
重くて頑丈な鉄扉を押し開けながら、アリサが部屋に入ってきた。そのまま部屋を横切り、
壁際に置かれたやたら大きなベッドにダイブ。キツネ特有のふさふさした尻尾が揺れる。
「いや、別に待ってはいないよ。せいぜい30分くらいかな」
そのベッドに腰掛けた僕は視線をちらちらと動かしながら答える。
別にアリサのエキセントリックな行為に驚いたわけではなく――だって慣れてるからね――
ネコの本能がつい目の前で動く尻尾を追ってしまうというだけの話だ。

例によって発生した第何次かの世界戦争の末――世界は、一度滅亡した。
純粋な人類はすべて死に絶えた後、生き残っているのは、僕達だけ。
すなわち、戦争中に生まれたバイオテクノロジーの結晶「獣人兵」の末裔だ。
文字通り獣の生命力と人の知性を持ち合わせた彼等は、地球がめちゃくちゃになった後も関係なしに生き続けた。ビバ文明の進歩。

さて、ここで困ったことがひとつ。
優秀な殺戮兵士となるべくして生まれた僕等は、
半ば人為的、半ば本能として、生まれついての攻撃衝動を持っていた。
戦争中ならいくらでも発散する機会がある。だけど戦後、平和な世の中にそれはまずい。
外敵を作ろうにも、野生動物の類はやっぱりほとんど絶滅。宇宙人も地底人も侵略してこない。
かといって同じ獣人をターゲットにするわけにもいかない。また戦争なんかやったら今度こそ地球上に生物はいなくなってしまう。

そこで誰かが考えたらしい。
攻撃衝動が消せないなら、別の形にして発散してしまえばいい。
537名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:28:49 ID:0wkNolFU
幸いにして、攻撃衝動の発露は10台前半から20台前半の約10年前後に抑えられている。
その10年の間だけ「つがい」を作り、攻撃衝動を性欲に変換してやる。
その手順はこうだ。生まれた赤ん坊の遺伝子情報から、攻撃衝動のバイオリズムを読み取る。
そして普段は遺伝子改造や投薬でそれを抑え、定期的にガス抜きしてやる。
具体的には攻撃衝動のバイオリズムが似通った二人を「つがい」――
ええと、なんだ、有り体に言えばセックスパートナーにしてやればいい。

「何考えてるのー? レイ」
綺麗な銀灰色の尻尾をゆらゆらと揺らしながら、アリサが聞いてきた。
つい手を伸ばしたら巧妙に逃げられた。ちぇ。
「ん……特に何も。しいていうなら昨日やった歴史学の講義とか」
「真面目だねえレイは。どうせ今日から一週間は発情期のお休みじゃんかー」
……その、実のところは逃避だったりする。
どうやら今年の発情期は普段より一日ほど早いらしく、ズボンの下のアレはさっきから硬直状態。
しかもさっきからアリサの尻尾を追い続けているせいでネコ特有の本能がキックされ、
それもまた発情に拍車を――ってなんでこっちにもたれかかってくるんですかアリサさん。
なんですかその潤んだ目は。

「……レイの匂い嗅いでたら、始まっちゃったみたい、発情。
 よかったら、今から……しない?」

僕の中で決定的な何かが――たぶん理性あたりが――ぷつんと音を立てて切れた。
ああそういうことなら全然オッケーです。スイッチオン。
「アリサぁっ!」
「きゃう!?」
ネコの柔軟なバネにものをいわせて、僕はアリサを押し倒した。


という妄想。エロくなくてごめん。
っていうか本番シーンなんて書けないよ!丶( #`Д´)ノ
538名無しさん@ピンキー:05/01/12 20:24:50 ID:4rys03aZ
うおおおおおい」!
539名無しさん@ピンキー:05/01/12 20:41:00 ID:UpLOjb8E
>>536‐537
良い文章だと思う。引っかかる所もなくスラスラ読める。
やや設定説明に偏っていつつもしっかり萌えは押さえてる。要するに神。
540名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:21:46 ID:9I1Nqyx9
>>536-537
なんかキター。…うん、そうだな…。
手軽に書くならあんまりいい方法じゃないけど、いろんなエロ文読んで、
うまく手直ししてやればシーンなんていくらでm(ry
541981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/13 01:21:54 ID:IpSoM4YY
>>537
新作乙!
本番シーンなんて勢いで書けば良し。
続き楽しみにしてますね。
542ヽ(`Д´)ノ:05/01/15 01:16:21 ID:yTujZTCi
アリサに反撃のスキを与えず唇を奪う。そのまま舌先で、尖った犬歯や歯茎を撫でる。
「んっ……! ん……ん、ちゅぱっ……んむぅっ……」
最初は驚いていたアリサだったが、そこは数年来の付き合いだ。
すぐに状況に適応し、舌を絡めてくる。唾液を送り込み、混ぜ、逆に飲み込む。
「んふ……」
貪る、とかいう表現が似合いそうな激しいキスだった。
口が封じられているため、必然的にお互い呼吸は鼻ですることになる。
ふーっ、ふーっという動物じみた呼吸音を聞きながら、僕達は唾液を攪拌し続けた。
甘いその味を舌先で感じながら、

……そうだ。とりあえず、理性が残ってるうちに服だけでも。

熱っぽい頭の片隅でそう考えた。舌をアリサの口から抜くと、唾液の糸を舌先で絡めとり、
「脱がすよ、アリサ」
返事を待たずにタンクトップに手をかけ、一気に剥ぎ取った。
「き、奇襲は卑怯だよぉっ」
何か言ってるけどとりあえず無視。
「変なこと言ってきたアリサが悪いんだから。ほら、服脱いで」
「あう……」
アリサがスポーツブラを外し、Gパンを脱ぎ捨てた。
僕もシャツを脱ぎ去る。そうするとお互いの匂いがよくわかる。
つまりアリサの汗の匂いとか、興奮した発情の匂いとか、シャンプーの匂いとかもわかるわけで。
「……悪循環だな」
結局は本能に負けてしまうのは過去の経験上確かなのだが、それでは勿体無い。
せめて今くらいはゆっくりとアリサを抱いていたいと、そう思うのだ。
543ヽ(`Д´)ノ:05/01/15 01:17:59 ID:yTujZTCi
「さて……」
まずどこから攻めようか。確か去年は胸からだった。同じことやっても飽きるよね。
そんなわけで、軽く首筋を舐めてみた。
「っ……」
スイッチが入った体にとっては、ただそれだけでも十分な刺激になるようで。
ぴくんと跳ねたアリサの体をきつく抱くようにして、まんべんなく舌先で愛撫する。
「きゃ……ん、ふ、ふぅっ……!」
まばらに浮いた汗の小玉を舐めとりながら、徐々に降下。
鎖骨のくぼみを乗り越え、ゆっくりと胸のふくらみの周辺を舐める。
その間、開いた両腕はアリサを撫でていた。
手、脇腹、そして狐耳の裏側の柔毛。
数年間の経験上判明した、彼女の性感帯をゆっくりと刺激していく。
「ん……ふぁ……みみぃ……っ」
やわらかい。だけでなく適度な弾力があり、吸い付くような滑らかさが心地よい。
そこまで考えたところで、僕の下のアリサが身をよじった。
「じ、じらさないでよぉ……」
「そのほうが好きなんでしょ? 確か一昨年聞いたけど」
「そ、そんなこと言ってないー! レイのうそつきー!」
とは言っても、僕もそろそろ限界です。
目の前にふくらむアリサの胸は物凄く魅力的だ。
断言してもいい。この局面で自制心を失わないオスがいたら神か性的不能だ、それは。
「よし。……いただきます」
言うなり、つんと立った乳首を口に含んだ。
「きゃぁああああん!?」
アリサの悲鳴があがる。聞こえない。
口の中の突起を舌で味わい、転がし、吸い、たまに傷つけないように繊細に歯で甘噛みする。
片方の乳房を舌で攻めながら、もう一方の丘を片手で揉みしだく。
動きに合わせてそれがぐにぐにと形を変えるたび、アリサの口からも声が漏れる。
「ぁ、あ、あ、はあぁっ! いいよぉ、おっぱい気持ちいいよぉ……!」
アリサの甘い嬌声を聞きながら、僕は赤子のように、しばらく胸を吸い続けた。
544ヽ(`Д´)ノ:05/01/15 01:18:55 ID:yTujZTCi
十分に堪能したところで顔を上げると、ぐったりしたアリサが目に映った。
そろそろ頃合かな。僕は顔をアリサの足の間に近づけた。
ショーツをずらすと、にちゃりと水音がする。見なくてもどういう状況かは明らかだ。
「濡れてるよ、アリサ」
「言わないでよぉ……」
両手で耳を押さえるアリサ。そんなことにお構いなしに、僕はショーツを取り去った。
まず目に付いたのは髪や尻尾と同じ銀色の茂みだ。
その下に――そこから湧き出した液体でてらてらと光る、ピンク色の裂け目がある。
何も考えられず、僕はそこに口付け、思い切り強く吸った。
「くぅぅぅぅぅぅんっ!」
たちまち湧き出てくる液体を舌で舐め取り、飲み下す。
その度に股間のアレが硬度を増していくのがはっきりとわかる。
原因はほかでもない。
この匂い。牡を欲情させる牝の香りだ。
「ひぃん……いいよぉ、舌のザラザラ気持ちいいよぉっ」
媚薬にも似たアリサの愛液は美味しい。少なくとも今の僕にはとても美味に感じられた。
少しでもその液体を味わっていたくて、僕はあえて舐めるだけの行為に集中する。
花弁の奥深くまで舌を差し入れ、蜜をかき出すような勢いで嚥下する。
快楽から逃げようとする腰を両手でしっかりとホールドし、ぴちゃぴちゃと音を立てて舌を動かす。
「らめぇ! 音立てて舐めちゃだめ、は、あっ、あ! あ! あぁぁ――――っ!」
普段は奔放なくせに、こういう状況になるとアリサは途端に恥ずかしがる。
そんなアリサの羞恥心を煽ってやるのは面白く気持ちいい。
僕は間違ってなんかいない。正常な男性なら多分理解してもらえると思う。……たぶん。
「れ、レイぃ……」
聞こえてきた声に行為を中断し、かなりの自制心を発揮して顔を上げる。
見えたアリサの顔はまさに発情した牝そのものだった。
潤んだ瞳は半ば焦点を失っており、半開きの口からは一筋の唾液が垂れている。
545ヽ(`Д´)ノ:05/01/15 01:19:37 ID:yTujZTCi
「……何か用?」
言いたいことはわかっている。その物欲しそうな表情を見ればわかる。
そう、僕がアリサの肉体に飢えているように、アリサも僕の肉体を求めているのだ。
でも分からないことにしておこう。理由は前述のとおり。
ほら、好きな娘にいじわるするのは全国の男子共通の本能ですから。
「したいの?」
聞いてやると、顔中を真っ赤にして頷いた。
「したいならはっきり言わなきゃ。ほら、アリサは何をどうしたいの?」
アリサは小さく、でも確かな声で宣告した。
「舐めさせて……レイのぉ、レイの舐めさせてぇっ……」
よくできました。僕は言うとおりにした。
体を回転させ、アリサの頭が僕の足側に来るようにする。
「んふぅ……♪」
嬉しそうな鼻声をあげると、アリサはズボンのジッパーを下げ、僕のものを取り出す。
そしてためらいなく、それにくちづけた。
「いい匂い……ん、ちゅぱッ……」
「…………っく……! アリサ、そんなにこれが好き?」
舌と唾液とくちびるの熱い感触が、僕のものにまとわりつく。
たっぷりと垂らされた唾液が幹をつたう感触。
それだけで射精してしまいそうなのに、アリサはさらに愛撫を加える。
「んちゅ、……ん、好きらよぉ……大好きぃっ」
竿の部分を唾液で濡らしおえると、手で根元付近を握り締め――
絶妙の力加減で、先端近くまで扱きあげた。
当然それで終わるはずもなく、しゅっ、しゅっと規則的に手を滑らせる。
一方で亀頭部分を口でついばむように愛撫し、先走りを貪欲に吸い上げてゆく。
「ちゅる……んふ、レイの匂いも……この味も好きぃ……」
「くぅっ…………!」
必死で射精をこらえる僕。
いや、出したいのはやまやまなんだけど、ここで堪えきれなかったら後でアリサに何を言われるか。
うわまずい。いじめすぎたかこれは。完全にキレてる、というか開き直ってる。
……くそ、こうなったら短期決戦だ。
546ヽ(`Д´)ノ:05/01/15 01:20:30 ID:yTujZTCi
「そっか。……こっちも好きだったよね、アリサ」
「……ぇ?」
腰を掴んでいた両手をわずかに下げると、そこにはアリサの丸いお尻と――
「あ、待って、レイ――」
「尻尾。たくさんしてあげるよ、アリサ」
右手で尻尾を強く握り締めた。
「ぇううううっ!? 尻尾、尻尾だめぇ……ん、く、くぁぁっ!」
その途端、眼前の裂け目から湧き出ていた液体が量を増した。
夢中でそれを飲み下しながら、強く、弱く、強く、弱く、と尻尾を握る強さを変える。
余った左手は尻尾の付け根に触れ、尻尾の周りを円状に撫でてゆく。
「相変わらず敏感だね……ほらっ」
「ひんっ……!! んあぁっ……っふはぅっ!」
アリサが僕のものにしているように、右手を軽く上下に動かすと、それだけで感極まったような悲鳴。
それでも僕のものに奉仕する動きは止まらない。こみあげる射精感を抑えるのも、そろそろ無理だ。
……もう、限界だ。僕も、アリサも。
「……アリサ。一緒にイこう」
返事はなかったが、意思ははっきりとわかった。アリサが僕のものを口いっぱいにほおばったからだ。
口全体を性器に見立てたように、じゅぷじゅぷと音を立てて前後に動かし、吸いあげる。
僕もまた、あえて手をつけなかった、包皮に包まれた敏感な突起を唇で咥え、思いきり吸う。
「ぷぁ……っ、らめ……もう、だめぇ……イくぅ……!」
「んっ、僕も……出る、出るよアリサ……!」
「イっちゃう! イっちゃ、あ、ひぁ、レイぃ、イく、イくよぉぉ!」
一瞬の放出感と快感。
お互いの名を呼びながら、僕達は、同時に絶頂を迎えた。
547嬉しいウンコ:05/01/15 05:26:02 ID:ulFQmpBi
慰めますた!!
548名無しさん@ピンキー:05/01/15 19:45:42 ID:GfFfrqfu
>>542-546
素直に良いと思った。設定も文体もキャラもエロも。
獣ならではの描写がしっかり入ってるのがまた高ポイント。
つまるところ最高。GJと言いたい。
549名無しさん@ピンキー:05/01/16 06:16:38 ID:Ca9vcPaK
GJ!!

でも…わーん、ネコやろうと思ってたのにかぶっちゃったよう。
もう投下しちゃおう。とりあえず最初だけだけど。
550名無しさん@ピンキー:05/01/16 06:18:49 ID:Ca9vcPaK
「さぁて、美味しくいただくわよー。」
お前、口の端から涎をこぼしそうだぞ、と突っ込もうと思ったがやめておいた。
何せ、その相手は俺の体の上に圧し掛かっているのだ。しかも力も強い。
あまり刺激しない方がいいかもしれない、というなんとも弱気な思考が浮かぶ。
…俺は、何でこんな状況に追い込まれているのか。

窓の外には、気味の悪いくらいまん丸な月が浮かんでいる。
そうだ。この月のせいだ。目の前にいる恋人がここまで欲情してしまっているのは。
元々、イヌヒトは満月ってやつに異様に興奮する。他の種族に比べても特に社会的で
おせっかいなあいつらが、近所迷惑も考えずに遠吠えしだすのだ。
まして、彼女はあいつらよりさらに野生に近いオオカミヒトだ。
無理もない、といえば無理もないのだが、今の俺の立場からしたら勘弁してもらいたい。

「…ねぇ、今日誰とあったのよ。この部屋香水の匂いしてる。それに、アンタが
ネクタイしてるなんて珍しい。」
「今日は依頼人が来てたんだよ。旦那の浮気調査をして欲しいっていうケバいチャウチャウだ。
俺も一応依頼人と会うときは、ネクタイぐらいはする。」
「ほんとでしょうね?」
俺の鼻ではもう匂わないのだが、彼女の鼻には嗅ぎ取れるらしい。
イヌヒトに多い黒いつぶらな目とはまったく違う、青い三白眼で彼女が睨み付けてくる。
さっきまで欲情してたかと思えば、激しい嫉妬をしてきたりもする。ほんとに勘弁してくれ。
食欲まであがってるんじゃねぇんだろうな。こんな形で食い殺されたらシャレにならない。
551名無しさん@ピンキー:05/01/16 06:20:47 ID:Ca9vcPaK
大体、嫉妬なんてくだらんことをするのは、イヌヒトやオオカミヒトの悪い習性だ。
俺のようなネコヒトはそんな無駄で疲れるようなマネはしない。そこまで興味がないからだ。
他人が何をしていようと知ったことではないし、相手が冷めたなら別れて別の奴を捜す。
恋人にふられたからってキャンキャン泣き喚くようなイヌヒトの神経は理解しがたい。
まぁ、その執着心が強い、という性質のおかげで俺の仕事が成り立っているという所もあるが。
今回の仕事も、旦那の浮気が気になるというイヌヒトからの依頼だった。
今晩は帰って来れない、という旦那からの連絡を受けた依頼人が俺に連絡をしてきた。
今日は満月。旦那も盛って浮気相手とどこかにしけこむつもりでいるのだろう。
俺はそれをつけながら、写真でも撮ればそれで仕事は終了。楽な話だ。
というわけで、俺はさっさと仕事に行きたいのだ。

「レイコ、俺は今晩仕事があるんだ。悪いが付き合っていられない。」
「えー、この前もそうやって逃げたでしょう?私は明日非番だから、今晩はずーっぅと
あなたのところにいられるの。だから、今日は逃がさないわ。」
お前が明日非番だろうが、俺の仕事は今日を逃せばいつまで伸びるか分からない。
大体、今晩ずぅーっとって何だ。何時間やりつづけるつもりだ。仕事どころじゃなくなる。
俺は少々怒りと寒気を感じてきたので、そろそろ本気で拒絶することにした。
いくら相手がオオカミヒトとは言え、思い切り力を入れればどかすことぐらいできるだろう。
レイコは怒るだろうが、知ったことか。
552名無しさん@ピンキー:05/01/16 06:22:50 ID:Ca9vcPaK
そう思い手に力をこめたが、読まれていたらしい。先手を打たれた。
それも、決定的なやつを。
「これ、なーんだ?」
ポケットに左手を突っ込み袋を取り出すと、右手にサラサラと中の粉をふって取り出す。
この匂い、この感覚は…まさか…かつて一度だけ経験させられたことのある…
「マ、マタタビ!?」
「正〜解〜。」

ネコヒトの正常な感覚を奪う、悪魔の粉。快感の渦に飲み込まれるのを防ぐのは不可能だ。
あまりに効力が高いため、麻薬として扱われ、使用も所持も厳禁のはず…
「えへへへ、何でこんなもん持ってんだ、って言いたいんでしょ?
この前生活安全課が取り締まりで押収してきたやつをちょっとくすねてきたのよ。」

なんちゅう不良刑事だ。オオカミヒトはイヌ族の中でも社会性と攻撃性を併せ持つ種族なので
彼女も刑事という職についてるのだが、どうも倫理観というやつは欠如してるらしい。
そんな考えが頭に浮かぶのも一瞬だった。マタタビの誘惑が俺の理性を持っていく。
全身が熱く、むずがゆくなってくる。今すぐに裸になって転げまわりたい誘惑を、
何とか手を思い切り握って爪を刺す痛みでこらえている。
553名無しさん@ピンキー:05/01/16 06:24:56 ID:Ca9vcPaK
「う…あ……にゃ…」
「あ、今『にゃ』っていったでしょ。『にゃ』って。」
ああ、ついついこらえていた声を上げてしまった。
畜生、何で30を超えた男が今更『にゃ』などという声を上げねばならんのだ!!
「今日は、ものすごーく気持ちよくしてあげるから。ね?」
甘える目なのか、獲物を目の前にした時の目なのか、もう判別のつかない目でこちらを見ながら、
彼女が俺の股間に手をかける。無常にもジッパーが下ろされ、俺の屹立したモノが取り出される。

俺はどうなってしまうんだ?誰か、助けてくれ…。


とりあえずここまでです。お目汚しすいません。
狼♀×猫♂。あんまりないシチュなんじゃないかなー、と思って書いてみました。
本番も多分書きます。
554名無しさん@ピンキー:05/01/16 23:23:52 ID:gL2vZb4W
主人公がハードボイルドなのにかわいいなー(*´Д`)
ショタじゃない男受けは珍しくていいですね。
本番、楽しみに待ってます。
555名無しさん@ピンキー:05/01/16 23:25:29 ID:XMMpL033
>>550-553
乙。その組み合わせは好きだ。
556528:05/01/17 00:08:10 ID:bp7sGf3b
ヽ(`Д´)ノ さん、549さん、お二人の作品楽しませてもらいました。
くはは、やっぱりレベル高い…。_| ̄|○

そんな訳で自分も書きあがったんで投下させていただきます。
っても、連続投稿すると失敗しそうで怖いし、ちょっと長くなってしまったので、

ttp://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/281.txt

うpってみますた。大丈夫かなー。(;´Д`)
シチュは犬人♂×犬人♀。激甘に書いてしまいました。
特にこれといった種族の特徴が無いから、このスレでは物足りないかな…。 
557ヽ(`Д´)ノ:05/01/17 01:01:12 ID:G3uzzSh8
ぬあ、ちょっと見ないうちに二つも。
ツンデレもしくはデレデレこそ至高と思っている漏れには嬉しいかぎり。
549氏、528氏、共にGJ。萌えた。

……あと本番シーンはもう少し待ってくれorz
558名無しさん@ピンキー:05/01/17 01:40:32 ID:hl8O6ago
>>528
大丈夫。少なくとも自分は萌えた。
萌えとエロ、あとキャラの心情の描写が細かくて丁寧なのが良いと思う。
559名無しさん@ピンキー:05/01/18 04:38:57 ID:WdcBH04l
獣エロ画を投下したいのだが…
PC壊れてるから携帯なんだよな。
携帯で投下用の鯖とか有る?
560名無しさん@ピンキー:05/01/18 16:39:22 ID:7sL4Ezvk
>>559
http://bbs.avi.jp/147820/
作ってみた。
メール投稿型だからi-shotメールとかだと画質があれだが。
561名無しさん@ピンキー:05/01/19 06:45:29 ID:oJq94HoV
ここのスレ的には獣のファンタジーものもOKですか?
562名無しさん@ピンキー:05/01/19 06:54:26 ID:G5hr7exj
全然いいんじゃね?
563名無しさん@ピンキー:05/01/19 23:55:33 ID:OGz7lZbb
むしろファンタジーが大半なような気が。
現代だと色々制約ありそうだし。
564561:05/01/20 00:03:35 ID:IHl0h5LU
獣人が騎士をやっているという物語なんですけどね…
565981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/20 01:41:36 ID:9tD3PWDY
オカ板で狼少年逆レイプ物発見。

【獣人】亜人の少年少女の絡み2【獣化】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098261474/l50

566名無しさん@ピンキー:05/01/20 02:52:46 ID:l5K4u8Gr
>>565
詳細キボンヌ。
どのスレッドかわからんかったorz
567名無しさん@ピンキー:05/01/20 06:40:36 ID:KFLBs8S7
>>560
誰か投稿しないのか…
56836 ◆UKLxAfMCvI :05/01/20 12:05:06 ID:eKiC3ZeN
 初めまして。
 僕の名前はシャロル。一応女の子。
 なんて種類なのかは知らないけど、白の長い体毛で、結構身体も大きめかな?
 僕ね、捨て犬だったんだ。でも、今はすっごく大きなお家に住んでるの。
 ご主人様に拾ってもらってからは、すっごく幸せだった。
 美味しいご飯を貰ったり、一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たり…。
 とにかく、すっごく幸せだったんだ。
 それでね…ご主人様の事が、大好きになった。
 いつも笑ってくれるし、身体洗ってくれるし、一緒に寝てくれるし、キスもしてくれる。
 …でも、やっぱり僕は犬。人間じゃない。喋れないし、色々と不便な事もあった。
 やっぱり犬が人間を好きになっちゃいけないのかな?
―――人間になりたい。
 そう思っていると、僕は執事さんに言われたんだ。
「貴方はご主人様の事が好きなのでしょう? きっと、人間になりたいと望んでいる」
 確かに僕はご主人様の事が好きだったし、同じ人間になりたいって思ってた。
 どうして僕の言葉とか考えが分かるのかは分からなかったけど、その時は気にする事もなかった。
 多分、嬉しくてどうでもいいやって思ってたんだと思う。
56936 ◆UKLxAfMCvI :05/01/20 12:07:48 ID:eKiC3ZeN
 答えは当然YES。
 こくりと頷くと、笑顔で僕を抱きかかえて、何処かに連れて行かれちゃったんだ。
 途中で甘い匂いがして、うとうととしちゃって……って、寝ちゃったんだ。
 それで目が覚めた時はご主人様のベッドの上。外は真っ暗で月が出てた。
 よく分からないけど、身体が動かしづらかったし、目もぱっちり開かなかった。
 そんな時、ご主人様が部屋に入ってきたの。
 僕はスグに近寄ろうと身体を起こそうとしたら、ご主人様に言われたんだ。
「だ、誰? というかその首輪…」
 その言葉にちょっと戸惑ったけど、スグに理解したよ。
 近くにあった鏡を覗き込んだんだ。
 でもどうしてか暗くてよく見えなかった。けど、月明かりが反射して見れた。
 そしたら…

「えーーーーーーーーーっ!? どうして僕、人間じゃないのーー!?」

57036 ◆UKLxAfMCvI :05/01/20 12:08:57 ID:eKiC3ZeN
 僕の身体は、確かに人間と同じ二足歩行で肩があって手があって…だったんだけど、
 体毛フサフサ。尻尾もある。犬の耳もある。肉球もある。マズルもある。
―――人間と犬の中間? って感じになっちゃってた。
 女の子だったから、やっぱりご主人様と少し違ったよ。
 おっぱいもあったし、それに…えっと…まぁ、うん。無かったし。
 身体は…メイドさん達と同じくらいかな。おっぱいは僕の方が大きいけど。
 今気付いたけど、ちゃんと指も人間と同じ、五本あった。
 混乱したよ。そりゃ僕はご主人様みたいな人間になれると思ってたもん。
 でも結果はコレ…だけど、喋れるし、ご主人様と一緒の事が出来そうだから良かったけど。
 それでご主人様の方だけど…なんかもう立ち尽くしてる。
 近くに言って手を振ってみたけど、何の反応もしない。
 どうしようかお手上げ状態。
「マコト様。夕食のご用意が…どうかなさいましたか?」
 そんな時、執事さんが入って来た。
 眼鏡に綺麗な銀の短髪。きりっとしてて結構カッコいい。名前は聞いてない。
 よく一緒に遊んでくれたりする良い人なんだ。でもご主人様は「あの人絶対腹黒い」って言ってたけど。
 きっと男×男好きな人には受けそうなんだろうなぁ…
 …え? なんで犬なのにそんな事何処で知ってるかって?
 このお家で働くメイドさん達の話を聞いたんだ。
 絶対執事さんが攻めよー。あ、でも意外と…ってよく話してたけど、意味は分からなかった。
 …あ、ちょっと話が反れちゃった。
57136 ◆UKLxAfMCvI :05/01/20 12:10:14 ID:eKiC3ZeN
 それでその執事さんが来たら、私は言ったんだ。
「どうして中途半端なのー!?」
「なんだこれはー!?」
 丁度同じタイミングでご主人様も執事さんに叫んだ。
 でも執事さん、何事もなかったかのように答えてくれたんだ。
「まず、マコト様の方から。
 首輪を見て分かったかと思いますが、貴方のペットであったシャロルです。
 本人のご要望並びに私の遊び心でこのような姿にしておきました」
 どうやってこの姿にしたんだろう?
 というか遊び心って執事さぁん……とツッコミたかったけど、ご主人様が先にツッコミを入れちゃった。
 で、執事さん。無視して今度は僕に説明してくれた。
「次にシャロル。まぁその姿の方が、可愛げがありますしね。
 それに実験も兼ねて、という事もありますかね。遊び心って事にしておいてください」
 お口あんぐり…って感じだったよホントに。
 僕は実験台だったの? いや、確かに可愛いかも知れないけどさ…

57236 ◆UKLxAfMCvI :05/01/20 12:11:41 ID:eKiC3ZeN
 で、結局僕はこの姿のまま。
 元に戻す方法もあったんだけど、幾ら頼んでも執事さんってば、僕を人間にしてくれなかった。
 出来ない訳じゃないらしいんだけど、面白そうだとか面倒だからとかで…あうぅぅ。

 僕の事はその日の内に皆に知らされた。
 教えたのは執事さん。でもやっぱり原因とか方法とかは言わなかったんだって。
 でも、おかげでお家の中だけなら自由に動いてもいいって言われたんだ。
 人の言葉が喋れるし、手もあるから特に不便はなかった。
 メイドさん達も、なんか物珍しそうに見たり触ったりしたけど、すぐ仲良くなれた。
 でも、色々と質問されたんだ。「ご主人様にやられたりしなかった?」とか「やっぱり執事さんって…」とか。
 意味はやっぱり分からなかったけど、お菓子を食べたり、今まで飲めなかった「こうちゃ」ってのも飲めたし、すっごく楽しかった。

 でも、その日ご主人様は一緒に寝てくれなかった。
 お風呂もメイドさん達が代わりに洗ってくれた。
 理由は分からないけど、すっごいショックだった…
 今までずっとやってくれたから、ずっと好きだったから。

 …でもいいや。きっと何時かまた、一緒に寝てくれると思う。
 執事さんやメイドさん達と相談して、絶対また一緒に寝てもらうんだ。
 だって僕、ご主人様の事、すっごく大好きだから!


                           プロローグ 〜終〜
57336 ◆UKLxAfMCvI :05/01/20 12:15:06 ID:eKiC3ZeN
以上、オリジナル小説「犬と執事とご主人様と」プロローグですた
下のはキャラ設定です
http://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/291.txt

なんだかんだで仕事休まざるおえなかったので「だったら小説書いちまえ」と(いや寝てろよ)
シエラはどうしたんだ自分(滝汗

しかし随分と書き込み増えましたね〜上手い人ばっかだよコンチクショウorz
見習わせて頂きまふ
574名無しさん@ピンキー:05/01/20 22:24:25 ID:FOB5qgJy
>>573
個人的にこの話は男性視点で読んでみたかった。風呂や散歩ねだる無防備な犬に
ドギマギするご主人様みたいな感じで。キャラは良く出来てると思う。乙。
575名無しさん@ピンキー:05/01/20 23:45:10 ID:aaWLOpmG
>>573=36氏
乙。一人称僕な犬ですか・・・白、スピッツとか?(何故
男性視点はあえてほかの作者が書くと面白いかもね。と提案してみる。
576575:05/01/20 23:47:36 ID:aaWLOpmG
グレート・ピレネーズだったか。スマソ
577名無しさん@ピンキー:05/01/21 01:03:17 ID:KeYV5f2P
獣人同士でディープキスをやったら、あの長い口腔が邪魔で横からだらだら唾液が出そう…
578981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/21 01:14:33 ID:H3v8d0Wk
>>564
スマン、貼り間違いに今気が付いた。
《獣か》 獣人について語るスレ 《人か》
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1075302239/l50

>>573
乙です。新作か・・・それよりも続き書かないと・・・。
579981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/21 01:15:39 ID:H3v8d0Wk
>>578訂正

>>564×
>>566
580名無しさん@ピンキー:05/01/21 08:26:02 ID:kbPaXied
>>577
まあ涎で互いにびしょ濡れになるのもそれはそれで。
581名無しさん@ピンキー:05/01/21 13:21:33 ID:zU1KBc0p
テズト
582月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/21 17:49:15 ID:O8bZvb9B

……昔から、僕は友達から言われていた
「そんな体しててどうして『僕』なんていうの?」とか。

気にしなければどうのこうのじゃないんだけどさ。
でも、それってやっぱりコンプレックスになっちゃうからさ。
まぁそういう話だ。

…そして僕は23歳になった。


#続きは家にもどってからな>>516の改変。
583名無しさん@ピンキー:05/01/22 21:47:19 ID:IdcFMmbU
カンガルーを獣人化させる必要が無いと思っているのは俺だけ?
584名無しさん@ピンキー:05/01/22 22:14:33 ID:ePammR5z
>>583にファイナルファイト・ガイ
585名無しさん@ピンキー:05/01/22 22:35:48 ID:IdcFMmbU
結構、動物同士の交尾はエロイと思う。SSの参考になりそうでいい…
特にディープキスではペンギンとかの口移しが…エロい。
586名無しさん@ピンキー:05/01/23 15:45:49 ID:E6QKEk/r
>>583
 メスのカンガルーはね、子宮の胎児・袋の未熟児・走り回っている亜成体というそれぞれ異なる成長段階の子供3人を同時に育てる事ができます。
ただし、食料豊富な時期がほとんど無い野生カンガルーでは子供3匹同時に育てるのは無理だそうです。
オスカンガルーの射精の勢いはバケツの水をぶちまけるぐらいの量だそうです。(どっかで動画を見た)

ワーカンガルーを書くなら
「袋の中の赤ちゃんに気づかれないように声をこらえてHする母親カンガルー」
という場面ができます。

というわけでぜひ書いて。
587名無しさん@ピンキー:05/01/23 23:12:19 ID:jTlCgu9A
>586
うわ…凄い萌える。
588550:05/01/25 02:07:40 ID:jvYQZePJ
カンガルー…身近にいないのでちょっと思いつかないかも。
狼♀×猫♂の続きいきます。
589名無しさん@ピンキー:05/01/25 02:08:35 ID:jvYQZePJ
「う…あ…」
頭の中が痺れる。酒を飲みすぎたときにも痺れるような感覚に襲われることはあるが、
それの比じゃねぇ。「気持ちいい」という感覚以外が頭ン中から抜けちまったみたいだ。

「気持ちいいでしょ?こーんなに固くなってるもんね?」
レイコが天を貫きそうな勢いの俺の男性器に手を触れる。
はい、気持ちよくなってます。120%です。耐えるだけで腰がつりそうです。
「これじゃつっぱちゃって苦しいわよね。一度抜いてあげる。」
やめろ、と言いたいのだが、もう言葉を出すことすらできない。
口を開けると、空気が入ってくるというその感覚すら気持ちいいのだ。俺、壊れるんじゃないか?

「ふふふ、さっそくいただくわね?」

いただかれた。カプッといただかれた。
押し倒されているので体勢を変える暇などなく、俺のモノが彼女の口の中に包まれる。
温かい口の中に放り込まれたその快感が、脳みそにダイレクトに熱として伝わってくる。

「うあああああああ!」
「ふひゅふ、ひもひいひれひょ?(ふふふ、気持ちいでしょ)」

人のモノを口に入れながら喋るんじゃねぇ!振動が伝わってくるだろうが!
そんな言葉を口に出せるはずもなく、彼女の攻勢は続く。
口に含んだまま頭を上下に動かして、擬似挿入のような感覚を俺に与えてくる。
その上、犬歯がほんの少しカリに当たっている。緩やかに、快感を与える程度に。
畜生、うまい。前にもやってもらったことがあったが、今回はこのうまさが憎い。

590名無しさん@ピンキー:05/01/25 02:10:00 ID:jvYQZePJ
ちゅぷ、ちゃぷ。
音が響くたび、俺の自制心が粉々に砕け散っていきそうになる。

「ううううう…。」
舌を歯で軽く噛んでどうにか快感から逃れようとしているのだが、どこまで持つか。
いっそのこと、このままレイコに抱かれちまった方が楽なんじゃないか?
そうだそうだ。今月は何も金に困っちゃいない。仕事が多少遅れても大丈夫。
たまには女に喰われちまうのもいいじゃない。このままめくるめく快楽の夜を…。

「うひゅひゅひゅひゅひゅ♪(うふふふふふ♪)」
俺の意思が陥落しそうになったことを見透かしたように、彼女が哂う。
そのおかげで、消えそうになっていた俺の理性が少しだけ戻ってきた。
ネコヒトの意地。
強い奴相手にはとっとと逃げるに限るが、決して誰にも服従はしない。

それを思い出した俺は、押し倒された時に落ちた書類に手を伸ばす。
レイコの顔が見えないように書類を目の前にかざし、内容を読むフリをする。
もちろん、読む「フリ」だ。こんな状況で文章が頭に入るワケがねぇ。というか、手も振るえそうだ。
しかし、ここで手が振るえでもしようものなら、それは彼女に対する「服従」になる。
残りわずかな理性を総動員して、俺は書類を読み進めるフリを続ける。
591名無しさん@ピンキー:05/01/25 02:12:48 ID:jvYQZePJ
「っは…。それ、私に抵抗でもしてるつもり?」

彼女がモノから口を離し、俺に対して不満げな声を出す。しかし、俺は無言のまま答えない。
男性器が温かい口から突然外に出されたせいでちょいと危なかったが、何とか達しなかった。
後は、マタタビをふりかけられることに気をつけさえすれば主導権は握られないだろう。
このまま拒否して、彼女を帰らせよう。今からなら仕事に出ても間に合う。
直後に、そんな考えがどれだけ甘かったかを、俺は思い知ることになる…。

「じゃあこれはどうかなーっと。」
「何!?うわっ!」
彼女が俺の脚を2本とも持ち、上に上げさせる。上半身は床に倒れたままなので、
非常に恥ずかしい姿を彼女にさらすことになってしまった。ちょっと死にたい。
書類も床に落としてしまった。俺の精神を守ってくれるものはもう何もない。
「なっ、に、すんだ。おいっ…!」
「へへへ、ここ弱いだろうな、って思って。」
そういうと、彼女が俺の一部分を甘噛みした。俺の尻尾の付け根を…。

「うにゃああああああああああああ!?」

盛大な鳴き声を上げてしまった。
最大の弱点。今まで何度か夜を共にしたが、決してそこは触らせなかった。
なのに、こんな時に責めてくるなんてムゴすぎるんじゃねぇか?
「うにゃあああああああああ…」
もう声を制御できない。
そんな俺の声を聞いて、彼女は付け根から口を離し、俺に顔を向けてくる。
手で俺のモノを包み、しごく。唾液がついていたせいもあってとてもスムーズだ。

もう、イキそうだ。
ごめんな、俺のネコヒトとしてのプライド…。

592名無しさん@ピンキー:05/01/25 02:15:29 ID:jvYQZePJ
「あ、なんかもうダメそうね?もうイっちゃう?」
彼女がこれ以上ないというくらいの笑顔でこちらを向く。尻尾を千切れそうなほど振ってやがる。
ムカつく。最ッ高にムカつく。
今彼女は心の底から楽しんでるということが伝わってくる。それは別にいい。
だが、何で俺がそのためにこんな痴態をさらさにゃならんのだ!

俺は、仕事で脅しの時に使う本気の目で彼女にことを睨み付けた。
瞳孔が縦に狭まり、軟弱なネコヒトなら震え上がるような目を作る。
刑事として犯罪者に立ち向かう彼女にどこまで通じるか分からないが、
何か抵抗をしないと気が収まらん。


快楽におぼれそうになってるはずなのに、それでも彼は私に拒否の目を向ける。
(これこれ、これが見たかったのよねー♪)
快楽に必死に耐えるエリウッドの顔を見ると、自分の心が満たされていくのが分かる。
苦しめてやりたいわけじゃない。ただ、快楽から逃げたいのに逃げられない、
自分から逃げようとしているのに逃げられない姿が見たかった。
593名無しさん@ピンキー:05/01/25 02:16:54 ID:jvYQZePJ
私はちょっと、というか大分、Sが入ってるんだろう。
前に付き合った男とも、こんな風に服従させるようなセックスをするのが好きだった。
だけど、相手がイヌ族ではどうしても満足ができなかった。
何せ、あいつらときたら服従することになーんも抵抗感が無かったりするのだ。
命令しても目隠ししても縛ってもキャウンキャウン気持ち良さそうに鳴くだけ。
鞭を使おうとしたことまであったんだけど、相手の男が期待に震えるような目で
こちらを見てきたことで、なんか冷めてしまった。私が見たいのはそんな目じゃない。
私に抵抗感むき出しで、噛み付いてきそうな目。
なのに、どうしようもなく快楽を受け入れるしかない悔しさをにじませた目。

色んなことがあって、エリウッドと付き合えるようになってからこんな機会をずっと狙っていた。
Mなやつというのは、基本的にはマザコンなのだということを聞いたことがある。
誰かに服従したいというのは、自分のことを庇護してくれる人間を見つけたいということでもある。
逆に、マザコンのケなんかまったく無い男。探偵家業なんて営んでて、俺は人に一切頼らず
生きてます、他人なんか必要ありません、って雰囲気を出してるネコヒト。
そんな男をいぢめてやったら、どんな気分になるんだろう?

期待をまったく裏切らない彼を見ていると、心が歓喜で震えている自分が分かる。
ああ、あのまん丸なお月様に向かって吼えたい。私はいま、最高の獲物を狩りました。

「大好きよ、エリウッド。」


やっぱり、無駄だった。レイコを喜ばせただけだった。
俺は人生でこれまで感じたことが無い程の無力感を感じつつ、彼女の手の中で達した…。
594名無しさん@ピンキー:05/01/25 02:22:18 ID:jvYQZePJ
とりあえずここまでです。
ここから先は考えてないのです…。ヘタレですいません。
595名無しさん@ピンキー:05/01/25 18:56:41 ID:OLJkdutD
乙!
なかなかおもしろい話だ
596名無しさん@ピンキー:05/01/25 20:23:37 ID:LNpZIHyt
文体が凄い好みだ、なんか一文一文がツボに嵌る

最高の獲物を狩りましたにワロタ
597981=982 ◆inOC5z1B.A :05/01/27 18:25:51 ID:FN/2NWMD
データが飛び、原稿消失しました・・・。

>>593
レイコたんいいキャラしてますね・・・。グッジョブです。
598名無しさん@ピンキー:05/01/28 13:13:47 ID:Akc5q9X3
豚♂×狼♀とか見てみたいのは俺だけ?
599名無しさん@ピンキー:05/01/28 20:26:45 ID:LsDC+EEA
>>598
漏れもノシ
豚は30分〜1時間もイきっぱなし出しっぱなしらしいから
ヤる方でもヤられる方でも面白そう。
600名無しさん@ピンキー:05/01/29 01:15:37 ID:pJiGbbx/
ほしゅ。
601名無しさん@ピンキー:05/01/29 02:20:03 ID:CGZLYf/R
ドラクエは変化ネタが豊富だと言うことに今、気が付きました
602名無しさん@ピンキー:05/01/29 05:51:33 ID:opL5PT/k
英語がまともに読めないってのがつらいなと思う今日この頃。

トカゲ化ハァハァ
603名無しさん@ピンキー:05/01/29 13:59:18 ID:2oYJLkpn
トカゲの鱗はエロイ
604名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:37:29 ID:ATrMsRia
>>602
獣関係は海外が圧倒的だからなあ。
日本でも版権キャラのケモノ化とかやってるけど、アレは何か方向性が違う気がするし。
605名無しさん@ピンキー:05/01/30 11:54:26 ID:mzt0zjBX
いい海外ケモ本とか知ってる人いる?
606「先客」 月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:41:29 ID:ZSbBgsR6
>>582 めんどうなので初めから。

……昔から、僕は友達から言われていた
「そんな体しててどうして『僕』なんていうの?」とか。

気にしなければどうのこうのじゃないんだけどさ。
でも、それってやっぱりコンプレックスになっちゃうからさ。
まぁそういう話だ。

…そして僕は23歳になった。


 書類に目を通し、僕は憂鬱にも今日の仕事を終わらせる。
人よりふたまわりかのただでさえ大きな体を縮めこませて、電車に乗って。
やっとのことで我が家へ到着。サラリーマンなんてそんなもんか。
「鍵、鍵っと・・・・・・あいてる・・・・・・」
一瞬にして僕の表情が歪んだ。
「まさか・・・・・・」
靴を脱いで、そろりそろりと3LDKの部屋の一番広い場所へいくと・・・
そこで彼女は眠っていた。
607月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:42:30 ID:ZSbBgsR6
……そんなに幸せそうに寝ていないでください。
しかも土足で……あぁ……昨日きれいにしたフローリングがぁ・・・。

 僕はその場で立ち尽くし、頬をぽりぽりと掻いてしまった。
いや、まぁ、初めてではなのだけれど。
さて、どうやって起そうか……。

「あの……起きてください……」
僕はゆっくりと肩へ手を置き、そのの縞々の毛並みのやわらかさを感じながら、
彼女を揺さぶる……。あーあ。なんかタンクトップの上にジャケット羽織ってるのはいいけど、
はだけちゃってるんですけど。
・・・・・・すごい形相でにらみつけてきた。牙むき出しで唸ってるよ。
いや・・・・・・だから……
「あの、ここは僕の家で・・・・・・」「わかった!」
何が!?
「俺が酒で酔っ払ってきたのをいいことに、俺をここまで運んで、
いろいろとしようとしていたんだろうっ!?」

・・・・・・なっ・・・・・・
僕の顔が一気にかぁぁぁっ、と赤くなる。
何で大学でもまじめにやってきた健全な僕が、そんなことを
つーか。第一そんなする度胸ないですよ。
「・・・・・・そんなことするわけ、な、ないじゃないですかっ!?」
「だって俺は覚えてないぞ!こんな場所!」
「馬鹿いわないでくださいっ!第一、あなたは酔っ払った勢いで見ず知らずの僕に抱きついてきて、そのまま寝ちゃって……先週もこの部屋に来ていたじゃないですか!!」
「……ぅぇ?」
ぽかん、としてる彼女に僕は更に畳み掛けた。
「それで翌朝何度も戻しちゃいそうになったあなたをトイレにつれてって、駅まで送って……覚えてないんですかっ!?」
608月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:46:05 ID:ZSbBgsR6
僕も自分で馬鹿馬鹿しいと思った。だって、お人よしにも程ってものがあるだろう、と
でも、ほっとけなかった、というか下心がないわけでも無かった。
……そりゃ、女友達からは「良い人」とはいわれるけど、
恋沙汰になることなんか全くなかったし。
どうせ……狼とかドーベルマンとか、狐とか、そういうカッコイイ人が好みなんでしょ
……と、そう思うと、ますます自分に自信が無くなって。

久しぶりに怒ったな、と思った、目を吊り上げて、鼻息も荒く、
肩を上下させてる自分がいて、はっ、と気づくと、申し訳なくなってきた。
「ごめんなさい、あの……僕も戸締りをしなかったのが」
「……」
彼女は黙り込んだまま、こっちを見ている。表情も無いから、怖い。
どんなこと考えてるんだろ、って思うと、ますます嫌な気持ちになる。

そんな沈黙をよそに、彼女はすっくと立ち上がり、
「……悪かったな、俺、帰るわ」
と言って、玄関に向かって歩き出した、は良いものの

「……うっ」
わ!、わわ!戻しちゃだめ!
僕は急いで彼女を抱きかかえ、二人でトイレへ向った。
609月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:48:17 ID:ZSbBgsR6
何度か、そんなことを繰り返し、僕は彼女に渡すためのコップに水を注いでいると、
雨が降り始めた。この調子だと、土砂降りだな。
「……すまん、俺、ぜんぜん覚えてなくて」
さっきまで威勢の良かった彼女が、いきなりそんな事を言い出して。
耳をしおらしく下ろし、テーブルを眺めている。
「……いえ、まぁ、こうなったのも何かの縁でしょうし」
と僕も苦笑を交えて答えると、再び、短い沈黙。
「あの、こんな雨ですし、泊まって行きませんか?」
「……いいのか?」
「……そんな、女の人を土砂降りの中を帰らせるのもどうかと思いますしね」
と、僕は穏やかに笑って見せると、彼女は更に体をちぢこませた

「……本当に、ごめんな……」
……う、こういうときって抱きついて「ありがとうっ」とか言ってくれても良い……
って、ナニ考えてるんだろ。僕。
610月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:49:10 ID:ZSbBgsR6
彼女を寝かせる前に先週と今週、なぜ酔いつぶれていたのか、
という理由を話してもらうことにした。

その……なんていうか、ベタベタな失恋話だった。
・彼女には同じ虎人のしかもアルピノ(要するにホワイトタイガー)な人がいて
まぁ、当然のごとく、一目ぼれ。
すごく悩んでいたそうだ。彼女も言動が男勝りで通したきたことをコンプレックスに持っていて、恋もあまりしたことが無いのだそうだ。
んでそのつらさを忘れるために飲みまくってた。のだそうだ。
・今週は、といえば、密かに想ってた、友達とコンパに行ったときその彼もいて。
酔った勢いで「俺、あんたのことが好きなんだ」って言ったら
無表情だった彼が大げさに笑って
「……あはは、冗談だろ……女房いるし」といわれたらしい。
どうやら彼はいやいやそのコンパに出ていたらしく、
当然、純粋に酒飲んで騒げればそれでよかったらしい。
まぁそりゃ、不倫は良くないよ。確かに。
で、彼は1次会で帰ったんだけど、彼女は3次会でダウンして、
電車でふらふらとここに……

って……ありえねー……そう言いたかったが、何とか言葉を飲み込んだ。


「とりあえず、今日はぐっすり休んでください、明日は日曜日ですし」
「本当に悪いな、ベットまで貸してくれて」
「いえ、それと、僕、明日も仕事があるので、適当に部屋使って良いですから。
戻れるぐらい体調が戻ったら、好きな時に自宅に戻ってもらって結構ですし」
「鍵は?」
「あ……お昼頃に戻ってきますので、大丈夫ですよ」
と言っておいた。
611月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:51:42 ID:ZSbBgsR6
====================================================================-
その日は彼女が寝ている横で僕は仕事を済ませ、また会社へ行った。
昼に戻ってきたときには、もう彼女はいなかったのだが、
テーブルの上に、彼女の名刺があった

「トキワ・カスミ……ね」
僕は財布の中に、こっそりその名刺を入れた。
612月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:52:32 ID:ZSbBgsR6
#以上。先客。前編をお送りしました
ちなみに僕は「スギタ・ダイキ」という牛です。
体毛は白。毛並みは長い。体長2mちょっと。
やさしいというか、腰が低い。

対して「トキワ・カスミ」は虎。
オーソドックスな金/茶の体毛、慎重は1.8m。
目つきやや悪。男勝り。ややだらしない。って感じで。
613 ◆nWGcrqn3AM :05/01/30 15:57:49 ID:Bxfq+9Vs
>>605
話ぶったぎってスマソ
Gabe Works(だっけ?)というYahooグループとか(英語)
絵は好み分かれるとおもうけど。
614名無しさん@ピンキー:05/01/30 22:02:50 ID:ATrMsRia
>>612
投下乙。後編も楽しみ。
でも2人の種族はもっと最初の方で説明しといた方がよかったと思う。
皆が皆>>516のレス覚えてるとは限らないし。
615名無しさん@ピンキー:05/02/01 01:15:10 ID:htQ/lMWt
職人氏に質問。

皆様、動物の生態ってどうやって知るんですか?
自分、犬や猫みたいな一般的な生き物でも
嬉しい時や怒ったときにどんな仕草をするのかも知らないもので。

ネット上で調べられる物なのでしょうか?
616狼♂×羊♀ 138:05/02/01 02:01:50 ID:htQ/lMWt
>598
豚×狼。書かせていただいたのですが、よろしかったでしょうか?


「―――あんたと話す事は何も無い。帰ってくれ!」
バタン!と大きな音を立てて工房の扉が閉められる。
――失敗した。
交渉を始めて3ヵ月。ようやく、工房の中に入っても何も言われなくなったのに。
いや、最初の門前払いの頃に比べれば、幾分マシか。
そう前向きに考えよう。
とりあえず、伏せてしまった耳と、無意識に足の間に巻き込んでしまったしっぽを無理矢理立たせて、
元気を奮い起こす。大丈夫、空元気も元気のうちだ。
「――申し訳ありませんでした、猯瑛さん。また後日、アポイントをとった後、ご訪問させていただきます」
返答は無い。
つまり、来ても構わないという事だろう。
最初のうちは、二度と来るな。とよく言われたものだ。
――よし、頑張ろう。
帰ったら、もう一度、企画書を練り直そう。
絶対に、この人の作品は必要なのだ。


617豚×狼:05/02/01 02:03:20 ID:htQ/lMWt

「蒼子ちゃん、またあの陶芸のセンセーのとこ行ってたのー?」
社に戻ると、同僚のナナさんが、話しかけてくる。
「……ええ。今日も怒られて、追い返されちゃいました」
肩をすくめて、冗談ぽく言ってみる。
机の上には、件の企画書と、その他の案件が溜まっていた。
慌てて仕事に取り掛かる。
「なんていうかさー? ヤなカンジよねえ。ゲージツ家って、そんなに偉いのか。って思うわよ。
 そーこちゃんがここ何ヶ月も、何度も何度も訪ねてるのに、全ッ然ハナシ聞く気もないんでしょ?そのひと。
 ホント、イバりくさっちゃってさ、何様ってカンジよねえー!」
うわあ。
相当怒ってるのか、ナナさん、猯英さんには会った事もないはずなのに、ものすごい事を言っている。
「……い、いえ。そんな事は無いんですよ。もともと忙しい方ですし、こちらが無理を言ってるんです。
 それに、今日は具体的な話も少しは出来ましたし……」
と、いっても、それで怒らせてしまったのだけど。
酒器を作れ。というのが、逆鱗に触れてしまったようだった。
いえ、ただの酒器ではなく、店で客に出す物だと思われたからなのだが。
「おれの作品を工業ラインにでも乗せる気か!?」
……そう言われてしまったのだ。
せっかく、まともに話ができる所までになったのに。
誤解を解くのは、大変そうだなと思うと、自然と溜め息が漏れた。
だが、彼の工房に行くのは、仕事を抜きにしても、とても楽しみだった。
いや、入社してからこれまでで、文句なく一番楽しい仕事だ。
なんせ、私は猯英氏の10年来のファンなのだから。

618豚×狼:05/02/01 02:08:13 ID:htQ/lMWt
私が、彼に――彼の作品に――出会ったのは、もう10年も前の事だ。
そのころ、私はまだほんの少女で、それを見たのも、駅前にあるギャラリーに
叔父に連れられて行った時の事だった。
――圧倒された。
今、彼は主に焼き物の仕事ばかりをしているようだが、私が見たのは掛け軸に描かれた、
山水画だった。
墨の濃淡だけで描かれた、ごくごく単純な物のはずなのに、水の音が聞こえてきそうな臨場感、
絵から伝わってくる、力強さ。――息が止まるほどの、感動だった。
今思えば、あの時すでに、私は彼に恋していたのだろう。
後で、叔父に、あの絵を描いたのは、そのころの私と幾つも変わらぬ少年だと聞いて、ひどく驚いたものだ。



仕事で、彼の工房を訪ねるようになって、一番嬉しかったのが、作業風景を見ることが出来るようになったことだ。
最近では、うるさくしなければ――そして、猯英さんの機嫌がよければ――工房でろくろを回しているところなどを
見学していても何も言われなくなってきていた。
猯英さんは、豚人特有の、固太りの体で、手もあまり大きくなく、指は節くれ立って短く、ごつごつしている。
その、無骨な手からは想像もつかないような、大胆で、美しいものをたくさん造るのだ。
素晴らしく繊細な花器を時間とこだわりを持って造るところや、逆に、一息で見事な大杯を造りあげたところも見せてもらった。
そんなときは、細い眼を余計に鋭く、もともと気難しい表情をさらに険しくしているのだが、ろくろが上手く行ったとき、
窯から作品を取り出した時、それが、彼の思うとおりに行った時は、ひどく柔和な、いっそ幼いと表現してもいいくらいに
柔らかい笑顔を微かに見せる。
――わたしは、きっと彼のそんな姿が見たくて、彼の工房に行くのだろう。

619豚×狼:05/02/01 02:10:08 ID:htQ/lMWt
豚:猯英(たんえい) 気難しいデブ。若くして評価の高い陶芸家。
             偏屈で怒りっぽい。


狼:蒼子(そうこ) 都会のOL。男性には外見よりも中身で惚れるタイプ。
           毛並みが蒼黒いのでこんな名前。 犬気質でちょいマゾ。
620名無しさん@ピンキー:05/02/01 03:57:26 ID:xDXQJo9+
豚×狼(・∀・)イイね!!GJ!!
621名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:06:54 ID:52Cvpiou
>>619
乙。悪くはないけど、キャラを人間に入れ替えても成り立つような気がする。
獣人ならではの話を読んでみたい。

>>615
いくらでも調べられると思う。
検索ワードは"動物”、”感情表現”、”尻尾”辺りで。
622名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:45:08 ID:eYRtvnn/
>>621
エロシーンで獣人ならでは がでてくるかと
623名無しさん@ピンキー:05/02/02 23:10:49 ID:wOlVtO9F
今狼獣人のSSを書いている途中なのですが、やっぱ狼って騎士っぽいですよね。
シートン動物記にも『オオカミの騎士道』っていうタイトルの奴があるくらいですから。
そんな私の正体は>561なのですが……
624名無しさん@ピンキー:05/02/02 23:46:33 ID:TEy1Ljdg
>>623=561
いいんじゃない?というか大歓迎。
そういうの好きですよ?幻想物。
625981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 00:34:48 ID:Px+uXDqh
保守、数日内にSSの最終投下をします。
ようやく完結です・・・。

何か、あれほど賑わっていたのに急に人気がなくなったなぁ・・・。
落差が激しいのはこのスレの伝統と言うものかな。
626名無しさん@ピンキー:05/02/06 01:30:44 ID:U+Cr1IRs
>>625
待ってました!
激しく期待です
627名無しさん@ピンキー:05/02/06 10:21:04 ID:go2SEewC
>>625
何かと忙しい時期だからだと思う。
とりあえず維持させてくしかない。

……伝統、なのかも。
628名無しさん@ピンキー:05/02/06 22:14:29 ID:oUQTHZtb
果たして次があるのか不安。あんまり新規住民とか無さそうなスレだし、
とうの昔に話題は尽きてるんじゃなかろうか。
629名無しさん@ピンキー:05/02/06 22:30:13 ID:43yfq2Aw
話題はなくてもいいSS職人がいる限り大丈夫でない?
630名無しさん@ピンキー:05/02/06 23:31:57 ID:wOMng6Sw
TFネタ専用鯖でも立てようかと考えてる今日この頃。
利用者いなそうだな…。
631981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:38:38 ID:sseuQUCk
お待たせしました。ようやく最後が完成しましたので投下します。
632981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:40:19 ID:sseuQUCk
 式はそれは盛大なものであった。扉の奥の空間に良くぞそんなにもと思えるほどの広い空間があり、
そこにはこれまでどこにいたのかと思うほどの獣人達が僕らを盛大な拍手と歓声で迎え入れた。
正直言って僕はその時点で圧倒されていた、とは言えその様な環境下でも全く動じる事無く毅然とした
態度で居続けられる彼女には、改めて感心したものであった。
 しばらく経ってから聞いた所によると、本来ならこの時点で人の獣化を終えてから式を行うのが仕来り
なのだそうだが、僕みたいにある種の特別な事情を抱えている場合に限り式後に獣化が行われるのだと言う。
そして、定められた儀式を招待客の目の前で神官を通じて終えると更なる祝福が招待客たちより僕らに送られた。
体の動かない僕が、何が何だかをしっかりと把握しないまま式は終わり僕とお嬢様は屋敷の中のある部屋へと戻った。


633981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:44:49 ID:sseuQUCk
"盛大な式だったね・・・。"
「そうね、まさかあんなにこちらへ集まって下さるとは思わなかったわ。」
"まさかあんなにって・・・ところで、あの人たちは一体何者なんだい?"
ふと、僕はそれについて質問をぶつけてみた。すると
「あぁ、あの人達は私の一族の皆々様と両親の知人達よ。」
"親戚と両親の知人か、一体何を君の一族はやっているの?"
「私の一族は商家よ、まぁこの事は後で詳しく説明してあげるから・・・それじゃあ、始めましょうか。」
"そうだね。"
「じゃあ、まずは服を全部脱がないとね・・・。」
 そうして会話に一旦終止符を打つと彼女は僕の服を脱がせ始めた。
パジャマの様に薄かった僕の服はすぐに全てを脱がされて、全裸となるまでにそう時間はかからなかった。
今いるこの部屋はこれまでいたあの部屋とは異なり、何も無いが唯一石の祭壇が部屋の一方に鎮座しているだけである。
彼女は自分も全裸になると、その祭壇の上に置かれた壷の中から杓で何等かの液体をすくいだした。
"その液体は?"
「聖水よ・・・さぁ飲んで。」
と彼女は僕の口の中へその聖水を流し込んだ。量は大した事なかったのですんなり飲み込むと、不思議と体がほんのりと温まり出した。
何だかいつもよりも色々な感覚が敏感になった様に感じられるのは気のせいだろうか。
「どう気持ちいい。」
"えぇ・・・気持ちいいです。"
「そうならよかったわ・・・あら、もうこんなに反応が出たのね・・・ウフフ、楽しみだわ。」
と彼女はいつの間にかに激しく勃起していた僕のペニスを軽くその手で握る。
634981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:48:03 ID:sseuQUCk
"あはぁ・・・。"
声が出ないが僕はおもわず吐息を漏らす。
「初めてなの?」
彼女の問いに僕は静かに首をうなずかせた、すると彼女はうれしそうな表情を浮かべ
「なら、じっくり楽しむことが出来そうね・・・かわいがって上げるわ。」
と言い、その手でペニスを握ったまま僕の首筋をさっとなめる。ざらっとした感触がじわじわと伝わって来て何とも気持ちがいい。
僕が気持ちよさげな顔をしていると、彼女は首筋から順に僕の感じる所を探してその全てを甘噛みして刺激する。
甘噛みと舌での舐め、この2つが僕をじわりじわりと侵食していき、気が付いた時にはすっかり興奮していた。
"もっと・・・。"
「まだまだよ・・・もっとするからね。」
刺激を欲する僕にそう言いきったお嬢様は、今度はペニスを手で扱き、そして寸前で止めて、落ち着くとまた・・・と言うのを繰り返し始めた。
出る寸前の絶頂の寸前で止められてしまうのだから、僕の中には大量の満たしきれない快感と次こそは・・・と言う期待感が積もりつつあった。
同時に体中の感じる所を舐め回してくるのだからもう堪らない。
「あら・・・こんなかわいい顔しちゃって・・・まだ、耐えられるかしら。」
 それら単調な動作を何十回とも無く繰り返した頃、ようやく彼女は舐めるのを止めて、僕の顔を、そして彼女の唾液と僕の汗とでぬるっとしている僕の体を見て言った。
"も・・・もう勘弁・・・。"
僕は必死に唇を動かしてそう途切れ途切れに訴えた、しかし彼女は
「そう・・・わかったわ・・・でもね、あなたは十分興奮しつくしたかも知れないけど、私はまだイマイチなのよね・・・私を興奮させてくれたら、出させてあげるわ。」
635981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:51:44 ID:sseuQUCk
"わ・・・わかりまし・・・た・・・。"
「そう、じゃあ・・・とその前にこれしておかないと・・・。」
彼女は立ち上がりかけて、ふと思い出したかのように呟くと何かを僕のペニスの根元に巻いた、
いや巻いたなんて物ではない、きついと言ってしまってよい位まで彼女はその何かを巻きつけると、
安心した表情をして立ち上がり、そして僕の顔へと腰を下ろした。
「うふふ、あなたのおちんちんにベルトを巻いておいたわ。もし好き勝手に出されたら、せっかくここまで濃縮した努力が無駄になるもの・・・
さぁ、舐めて。初めてでも分かるでしょ、そして気持ちよくさせてね・・・。」
と言う彼女のあそこからは、人間の鼻でも感じられるほどの濃厚な匂いが発せられ、熱に満ち満ちていた。
僕は思わずその匂いに気絶しかけたが、それでも何とか気を保って静かに舌をあそこへとつけた。
ペロ・・・
 最初の一舐め、何だか舌の先に痺れる様な感じを受ける・・・感覚が戻ってきたのだろうか。そんな思いもそこそこに一度舐めてしまうと、
あとは調子良くとにかく舐め続けた。時折、下を伸ばして奥へと入れると微妙に彼女の体と漏れてくる愛液の量が増えてくる。
もう既に僕の顔は愛液と自分の唾液でびしょびしょだ。
「あっ・・・・あぁ・・・。」
いつしか舐めて行く内に耳に彼女の喘ぎ声が入ってきた。それは舐めれば舐めるほど強くなっていき、やがて一際大きい喘ぎを出すと彼女は自ら立ち上がった。
だが、その足はすっかり震えていてかなり来ている様だ。
「・・・は・・・初めてにしては・・・上手いじゃない・・・。」
 彼女は息を荒くして、すっかり上気した加減でそう言う。僕は何か答えようと唇を動かしかけたが、余りにも消耗していてとても出来なかった。
ただ、股間が以上に熱を持っているのだけを感じていた。
「いいわ・・・出させてあげる・・・。」
636981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:52:33 ID:sseuQUCk
そして、彼女がベルトを外して根元付近を軽く舐めた、その瞬間
ドブュ!ドプッドプッ・・・。
精液がどこにそれほど溜まっていたのかと問いたくなるほど噴出してくる。噴き出した精液は彼女の顔を直撃しその毛皮を汚した。
しかし、彼女は嬉しそうにそれを手にとって口に含み、軽くうなずくと水を飲む様にその噴き出している精液を飲み、そして僕の腹に落ちたばかりのまだ熱い精液をすすった。
「うふ・・・中々、いい味出してるわよ・・・人にしては珍しいわね・・・こんなおいしい精液出すなんて、流石私の目に適っただけはあるわ。」
と満足げに余韻を楽しんでいた。僕は僕であれだけの精液がどこから自分から出てきたのに驚き、そして出したと言う事への快感に浸っていた。
「さぁて、ここでへばっちゃだめよ・・・今度が本番なんだからさ・・・。」
そう言うと彼女は半開きになっていた僕の口にキスをすると、軽く何かを流し入れてきた。
「私の唾液を入れてあげたわ、人間にとって私達の唾液は強烈な媚薬となるからね。」
そして、彼女はもう臨戦状態にまで回復しているペニスへ腰を下ろした
。狭い膣を大きく張った自分のペニスが突き進む、深くなる度に彼女はそっと吐息を吐き、全てが入った所で自ら腰を動かし始める。
ペニスが膣に揉まれていくその感覚は自分がこれまで感じてきたいかなる快感にも勝るものであった。
637981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:54:02 ID:sseuQUCk
「ハッハッハァッ・・・ハッハッ・・・。」
 お嬢様の喘ぎ声を聞きながら、僕は不思議な感覚が全身に満ちているのを感じた。
これまで、体が使い物にならなくなってからと言うもの僕は自分の体が冷たくてならなかった。
いくら毛布や何かで暖めても、それは表面だけで芯からは温まらない途切れることの無い寒さ・・・それは寂しさにも近いのかもしれないがとにかく冷えてならなかった。
ところが、彼女とこう交わり、出す内にその寒さがだんだん薄れていくのに気が付いたのは確か3度目の頃、それが事実であると確信したのは
5度目の時だった。そして、今再び僕は彼女の中に精を放った。もう軽く10回は達しているだろう。しかし僕のペニスに衰えは全く感じられない、
これは最初に飲んだ聖水と称した媚薬と先程の彼女の唾液の効果と言えよう。
「あ・・・。」
出すと同時に僕は我が耳を疑った。そして、彼女も腰を動かしながら、驚いた顔をして僕を見ている。その様な中で僕は再び、喉に力を入れた。
「声が・・・出てる・・・。」
自分の声・・・久しぶりに聞いた自分の声、僕は驚きそして喜んだ。
 声をきっかけに僕は続々と体の機能を取り戻した。手が動き、足が動き、首が動く・・・それは性の快楽と相まって信じられない快感と感動を僕にもたらした。
そして、今・・・騎上位ではなく正常位で僕は彼女にペニスを打ち込んでいた。
638981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:55:40 ID:sseuQUCk
「ハッハッハッハッ・・・気持ちいいか・・・い・・・。」
「さ・・・いこうよ・・・。」
心なしかこの体勢になってから僕のペニスはますます元気になったようだ、と言うのも出る量が半端ではなくなった。
まだ体の復活していなかった頃は普通の人間よりもやや多いという程度に止められていたが、今では平気で1分以上は射精をし続ける。
また、出す度に体の他の器官も力に満ちて活性化していくようだ。
"何かが起こり・・・そうだ・・・。"
と彼女の尻尾を時折刺激してその反応を楽しみながら思っている内に、二十何回目位の射精をしていた。途端、僕の脊髄を強い電流が走りぬていく。
「あっ・・・があっハァハッハァーッ!!」
その時、僕が自分の中にある人として大切な何かが別のものへと転換したのを感じ、意識は白濁した。
639981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/06 23:56:37 ID:sseuQUCk
「う・・・。」
 僕が意識を取り戻すと、僕はお嬢様にペニスを突き刺したまま2人して床の上に寝転がっていた。
「お嬢・・・。」
と言いかけて僕は口を噤んだ。何故なら、お嬢様の口からは静かな寝息が漏れていたからだ、僕は起こさない様にそっとペニスを抜く。
ペニスが抜き出ると彼女の中からは莫大な量の精液と愛液の混合物がとろとろと滝の様に流れ出してくる。
心なしか彼女の腹、とは言え獣毛に覆われているので毛の膨らみなのかも知れない、は膨らんでいる様に見えた。
そして、激しい僕の初体験と共に獣化も終わっていた。僕の新しい姿は彼女のと同じ犬人ではなく、三角耳に薄黄色の獣毛とふさふさの尻尾を持つ狐人であった。
"狐って本当に尻尾がふさふさなんだな・・・んっ気持ちいい・・・。"
それが、新しい自分の体に対する最初の感想であった。

 ・・・僕は窓を閉めると自室へと戻った。あの日以来、僕は様々な世界と知識を知り、仕事も得て充実した気楽な日々を過ごしている。
"今日はあれを済ませてからにしよう・・・。"
昨日入った仕事について考えながら、自室の扉を開けるとそこには彼女、妻が待ちきれない表情をして僕を待っていた。
"これは今日も仕上がりそうに無いな・・・。"
そして僕は妻に抱きつかれながら思った。今夜も長い夜になりそうである。
640981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/07 00:07:19 ID:ALjbzqmb
「事故」投下終了です。ご覧頂きありがとうございました。
今後もこのスレには機会あれば、投下していこうと考えています。
それでは。

追伸
サイトのアドレス変更になりました。
http://fuyukaze.h.fc2.com/index.html


641名無しさん@ピンキー:05/02/07 00:21:02 ID:OMxWRak/
グッジョブ!
ええもん見せてもらいました
642981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/07 00:39:11 ID:ALjbzqmb
戯れに人物紹介なんて物を書いてみる。


【事故・人物紹介】
・僕
一応この作品における主人公的存在。
北関東に住み都心の大学へ通っている犬嫌いの平凡な大学生であったが、ある日巻き込まれた事故により数奇な人生を辿る事となる。
獣化後の種族-狐
酒を飲むと人が変わるという未確認情報もある。

・お嬢様(彼女)
主人公を撥ねた車に乗っていた20才前後の女性。
獣界の大資本家の1人娘で、好き放題やっている様にも見えるがしっかりした考えと意見を持つ手強い女性である。
獣化後の種族-犬

・桐壺
首から下の機能が全て麻痺した主人公をお嬢様の命により介護した女性。真面目で仕事に忠実なメイドさん。
獣化後の種族-鹿(本編では獣化せず)

・犬上
お嬢様の両親から厚く信頼されている執事。人界にいる物好きなお嬢様の目付け役としてこちらに来ている。
獣化後の種族-狼(本編では獣化せず)

・お嬢様の両親(本編には登場せず)
獣界に住むお嬢様の両親。
非常に暢気な性格だが、仕事に関しては厳しく一代で獣界の財政界を操れる実力を持つ大財閥を築き上げた凄い人達。
獣化後の種族-父・犬、母・羊


643981=982 ◆inOC5z1B.A :05/02/07 00:40:21 ID:ALjbzqmb
>>641
どうもです。
色々と甘い部分があるかとは思いますがそこは見逃して下さいまし・・・。
644月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/02/08 01:57:07 ID:haPfzTO0
前垢のパス忘れてしまった…orz
というわけでアドレスがかわりますた。
http://tukiyo.muvc.net/

ごめんなさい、1ヶ月たっても進展無しで…(吐血

>>643
そのガッツにはおみそれします…。
お互いにがんばって投下していきませう。
645名無しさん@ピンキー:05/02/09 17:18:39 ID:sz2K6Qio
>>640
おつ〜イイもん見せてもらいました。
64636 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:29:57 ID:a0hq5ui6
色々あって書き込めなかったよウワァァン

新作・犬と執事とご主人様と
一応主人公のプロローグと、第一話が出来てるので、プロローグ投下しまつ
ちなみにエロは第二話から

…このスレ大繁盛でつねいやマジで
64736 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:30:43 ID:a0hq5ui6

 あー初めまして。とりあえず自己紹介するわ。
 俺の名前は藤本マコト。19歳。独身云々とかは言わなくてもいいよな? 最近この歳で結婚する奴も居るらしいが。
 まぁ今は大学に通っている。何気に名門だったり。
 ついでだが、留年とかしてないから今は大学2年だ。…誕生日遅いんだよ。
 別にこれ位ならただ頭の良い学生さんだ。だが、俺は少し違う。
 学生“兼”社長。
 これが今の俺の職業。高校卒業する少し前に、適当にネット事業始めてみたらコレが大当たり。
 かなりの急成長を遂げた訳だ。
 おかげで生活は裕福だし、やりたい事もできる。動物愛護活動とか、捨て動物のために色々やったりとか。
 とにかく、不自由はなかった。
 …が、ぶっちゃけ言うと、別に辞めても良かったりする。
 そうすれば大学で集中して勉強できるし、お金だって、なんだかんだで親が出そうとするし。
 ただ、社員が居る。
 仮に今辞めると、彼等の生活はどうなるのか?って考えると…流石にね。
 結構ハードな生活だけど、それなりに楽しんでいるつもりだ。
 友達もいるし、家族(ペット)もいる。くさい言い方になっちまうけど、幸せだ。
64836 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:31:24 ID:a0hq5ui6
 そんなある日。俺の生活は一変した。

「相変わらず勉強熱心だな藤本マコト。…何故数学と英語しかやらないのだ?」
「国語と社会は苦手だろうけど、普通苦手なモンやんねーか?」
 俺がいつものように昼食後、食堂で自主勉強をしていると、二人の友人が来た。
 最初に声をかけてきた方。名前はカルマ=アンダーソン。純粋なドイツ人だが、何故か日本人より日本人っぽい。
 成績優秀・運動抜群。俺に社会と国語を大幅に足して、他を少し削ったような成績。さり気なく成績トップ。
 元々は唯の同級生だったが、お互い動物好きで即意気投合。
 勉強面でもお互いに教えあったりと、大親友とも言える仲にある。
 そしてもう片方。名前は相川トオル。いわゆる“アキバ系”に分類される奴だ。 
 だが、見た目は至って普通。何故か普通。成績も平均より上だし結構モテる方だし。
 そもそもコイツがアキバ系である事を知っているのは極少数だったりする。尚本人はかなりオープン。
 コイツとは腐れ縁というのだろうか? 高校時代からの付き合いだ。
「たまには勉強じゃなくて趣味に走ったらどうなんだ? そうだ今度一緒にコミケにで」
「「帰れ」」
「二人同時ツッコミって酷くないディスカー?」
「黙りたまえ相川トオル。君のヲタクっぷりには多少だが脳に異常があるのではないかと疑う事もしばしばある」
「俺はお前みたいに『ビバ!猫耳!』とか堂々と叫ばねぇよ。というかアイラブ犬アンド猫。いやオールアニマル?」
「We Love All Animals! 実に良い響きではないか藤本マコト」
 皆さんそろって変人さんですね、とか笑顔でツッコミ入れるなよお前等。
 俺とカルマは変人じゃねぇ。変人なのはトオルだけだ。…自分で言っておきながら自信が無い自分自身に泣けてくるが。

64936 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:32:30 ID:a0hq5ui6
 学校が終わった後、俺はそのまま会社へ向かった。
 自転車で10分程度の距離で、街中にある。いわゆる“一等地”ってやつだな。
 基本的な仕事は殆ど執事がやってくれてるので、俺の仕事は交渉とか取引とか、俺がいないとダメなものだけだ。
 仕事量自体は然程多い訳じゃないだろうが、やはり精神的に辛い。
 この日も取引があったのだが、今回の相手は非常に優しい人で、話もどんどん進んでいった。
 楽だったし、取引も成功した。こんなに簡単に済んだのはきっと初めてだろう。今日はラッキーかもしれない。
 一通り仕事が終わり、帰路につくのは大抵8時過ぎ。
 迎えとかはない。自転車で暗い道を一人走る。自宅は郊外にあるため、結構距離はある。
 だが、この日は途中でカルマと出会い、一緒に帰る事となった。
 どうやらバイト帰りらしい。そういえばカルマってペットショップで働いていたんだよな確か。
「ところで藤本マコト。君は“獣人”というものを知っているか?」
「じゅーじん? 漢字でなんて書く?」
「獣に人と書いて“獣人”だ。以前、相川マコトから教わった」
「へぇ。カルマがアイツと話すなんて珍しいな。で、その獣人がどうかしたか?」
 その問いに、カルマは「明るい場所へ行こう」と言い、近くにあったコンビニの前に移動した。
 着くと、リュックから一冊の本を取り出し、俺に見せた。
 携帯の明かりを使ってみると、その表紙には犬の顔並びに体毛、尻尾をした人が描いてあった。
 タイトルまでは読めない。ぱらぱらと軽く中身を見た範囲では、どうやらマトモな本の様だ。
 恐らく、本のサイズや中身や渡した奴から推測して、“同人誌”という奴だろう。俺も幾つか持っている。
 …通販だからな。再度言うぞ。俺は何処ぞのアキバ系みたいに即売会には行ってないからな。
 一度、相川のビデオ見た事あるけど、行く気になれんぞアレは。殺気むんむんしてそうでマジで怖ぇ。
 更に言っておくが、持ってるモン全部健全だぞ。というかメカ系CG集だ。…オイコラ、誰ださっき舌打ちしやがったのは。
65036 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:34:45 ID:a0hq5ui6
「…なんだコレ?」
「可愛いとは思わないか? 私はそれを見て感動した。現実に存在しないが、私は彼等に惚れた。
 そこで今度、彼等を描こうと思う。是非君のシャロルをモデルにさせてもらえないだろうか?」
 きっと傍から「何言ってるんだアイツ等?」って見られてるんだろうなぁ俺達。
 だが、幸いにも誰も居なかった。どうやら今日の俺の運勢は良かったのかもしれない。
 とりあえず、再度本に目を通す。今度はしっかりとだ。
 …絵も上手いし、ストーリーもしっかりしている。そして何より、キャラが“可愛かった”。
 コレならカルマも好きになるな、と納得できた。
「ああ。別に構わねぇよ。たーだーし、俺にも見せろよ絶対」
「分かった。そうだ藤本マコト。君も絵を始めてみてはどうだ? 案外楽しいものだぞ」
「あー考えとく」
 そこで俺達は別れた。

65136 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:35:56 ID:a0hq5ui6
 その後、俺はまっすぐ即行で家に帰った。
 仕事に勉強。今日は仕事の方は比較的楽だったが大変だった事には変わらない。
 …早く寝たい。というか寝かせろ。
 疲労から来る猛烈この上ない眠気に襲われていた。
 食事は風呂の後で。食ったらスグ寝よう。
 その前に一旦部屋に戻って、シャロルを呼ばなきゃな。
「ただいまーシャロルー」
 部屋に入った瞬間、脳裏に疑問が浮かんだ。
 部屋が暗かったからだ。いつもはシャロルのために電気はつけてある。
 それに、俺が帰って来たら一目散で俺に跳び付いてくるハズだ。なのに今日はそれがなかった。
 寝ているのだろうか? いや、今までそうゆう事は一度もなかった。
 まぁ今日に限って寝ているかもしれない。
 ベッドに近づいてみると、布団の上に何かが横たわっているのが見えた。シャロルだろう。
「シャロルー。もう寝て……へ?」
 いきなり、目の前で立ち上がった。
 別に二足で歩くくらい、シャロルにだって出来る。特別驚く必要もない。
 ただ…そう。大きいのだ。それに安定している。
 シャロルは大型犬だから大きいのは当たり前なのだが、にしても少し大きい。
 それに全くふら付きがない。
65236 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:37:06 ID:a0hq5ui6
「だ、誰?」
 人だ。間違いなく、人だ。
 きっとメイドさんの誰かが疲れて寝ていたのだろうと判断した。というかそうであって欲しいと。
 だが、そんな願いはもろくも崩れ去った。
―――首輪がついている。
「…というか、その首輪…」
 シャロルのだ。間違いなく、シャロルのだ。
 暗くて少し見づらいが、色からして間違いない。
 …じゃあ誰だよ。
 Q:目の前にいる人は誰でしょう?
 1、シャロルの首輪を興味本位でつけたメイドの誰か。
 2、実はシャロルは人間でしたー。っていう何処ぞのエロゲー風味な展開。まずありえない。
 3、デムパ。いや一番最悪なパターンだな。警察呼べ警察。
 …とりあえず、ここからではまだ全体を確認できない。少し近づいて…ってしようとした時だ。

「えーーーーーーーーーっ!? どうして僕、人間じゃないのーー!?」
65336 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:38:15 ID:a0hq5ui6
 いきなり叫ばれた。なんだその「人間じゃない」って。
 だが、何処かで聞いた事があるような声だった。いや、聞くのは初めてなんだが、どうも初めてって感じがしなかった。
 …今はそんな事はどうでもいい。とにかく、誰なんだコイツは。
 明るくしようと電気をつけに行こうとした時、月明かりで相手の姿が薄暗く見えた。
 その場で足を止め、俺は一瞬見開いた。
 人をベースに、犬の顔・体毛・尻尾をくっつけたような体。
 少し前にカルマに見せてもらった、あの本に登場するキャラクターと同類…つまり“獣人”。
 それが目の前にいた。
 しかも良く見てみると、シャロルと瓜二つ。違う。シャロルだった。
 体毛といい、首輪といい、先ほどの声といい、全てが全て、シャロルとリンクする。

 A:シャロルが獣人化した。つまり≒2?
65436 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:39:04 ID:a0hq5ui6
(ああ。夢オチって奴ね。きっと疲れ過ぎて立ったまま寝るという人間離れな事しちゃってるんだな俺は)
 頬をつねってみる。やっぱり痛い。
 ここで俺の思考回路がショートした。現実逃避ともいう。どちらかと言えば、後者の方が似合うな。
 普通に考えてくれ。
 もし、自分のペットが人のような姿になったらどうするよオイ。
 有り得ないだろ? 生物は進化するモンだろうが、いきなり目の前にいたらどうする?
 わーいやったー。なんてノーテンキに喜ぶ野郎は挙手しろ! よし、テメェ等全員高層ビルの屋上から飛び降りて良し!

 行き成りの訳わからん展開で混乱している模様。警報発令中(by筆者)
 そのまま暫くお待ちください。

 …あーゴメン。取り乱した。というか思い出しちまっただけだから気にするな。…なんだ俺に対するその目は!
 コホン。本題に戻るぞ。
 とにかくどうにかして現状打破したかった俺に、丁度良い助け舟が来た。
 執事だ。夕食の用意が終わったのを伝えに来たのだろう。
 助かったぁ…
 ってのが俺の本音だ。多分こうゆう事を思ったのは生まれて数えるくらいだ。
 とにかく、俺は執事に言った。
「なんだコレはー!?」
「どうして中途半端なのー!?」
65536 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:40:17 ID:a0hq5ui6
 …は?
 ちょっと待て。今なんて言った?
 中途半端? という事は…執事がこの姿に変えたのか? 人になろうとしたのか?
 つまり…どうゆう事だ?
「本人のご要望並びに私の遊び心でこのような姿にしておきました。次に…」
 ふと、執事の答えが聞こえた。いや、途中からしか聞こえなかった。
 あーアレだな。考え込むと周りが見えないタイプだ俺。いや間違いなく。というか今はそんな事は関係ない。
 …とにかく、一通り整理してみようか。
 まず、俺の隣にいる獣人はシャロルで、執事によってこの姿になった。
 元々シャロルが「人になりたい」と望んでやったのだが、結果、中途半端な今の姿になった…。
 ……って根本的に「どうやってこの姿にしたんだ」と。
 非現実的過ぎる…ああ〜誰かヘルプミー。

65636 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:41:02 ID:a0hq5ui6
 なんだかんだで、シャロルの事はメイド達にも全て話した。俺じゃなくて、執事がだ。
 当然、ここだけの秘密としてだ。下手に外にバレたりすると面倒事になりかねない。
 …でさ、関係ないんだけど、とりあえず聴いてほしい。
 シャロルの事を話した時、みんな驚いた。まぁ当たり前だよな。いきなり未確認生物になっちまったんだから。
 しばらくは少し馴染まないかなぁ、って俺は考えていた。
 が、スグに馴染んでますよ皆さん。一緒にお菓子食べてるよ。さり気なく執事も。あ、執事はこの姿に変えた張本人か。
 ん? 俺か?
 そうだよ俺だけなんだよ唯一馴染めなかったのは。何か悪いかよコンチクショウ。
 あーいやね、俺自身もシャロルと話せるようになったりするのは嬉しいよ。ここの誰よりも嬉しいって自負できる程。
 だけど…やっぱり、今までと同じように接してやれるかどうか不安なんだよ。
 早い話、どうしても人、しかも女性に見えちまう。
 俺、ぶっちゃけ女の人と付き合った事ない。女友達はいるけど、それ程親密なわけでもない。 
 だから抵抗がある。♂だったら特に意識する必要ないかも知れんが。
 …誤解招きそうだから言っておくが、俺はゲイでもショタコンでもないぞ。いやだから何だその疑いの眼差しは。

65736 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:41:54 ID:a0hq5ui6
 …まぁ、なったもんはなったもん。どうしようもない。
 それにシャロル自身、嬉しそうだからそれでいい。
 ただ、俺自身の問題だ。どう接してやるかどうか…他にもいろいろ。
 今まで通り、一緒に風呂に入ったり、一緒に寝てあげられるか…今日は保留しとこう。
 シャロルには悪いが…我慢してもらおう。
 とにかく、数日考えてみるか。それから答えを出す。

 まぁどうにかなるよな。
 俺、一応、シャロルの事好きだし…少し複雑な感じだけど、嬉しいしな。
 …ってカルマとの約束どうするんだ俺ー!?

                           プロローグ 〜終〜
65836 ◆UKLxAfMCvI :05/02/11 16:44:55 ID:a0hq5ui6
以上、犬と執事とご主人様と〜プロローグ・マコト編〜ですた
読んで頂けたのなら分かると思いますが、シャロル編と同じで、ただ視点がマコトなだけです
+昼間の日常を付け加えておきました。後の展開に使用できるかなと見越して
659名無しさん@ピンキー:05/02/11 19:55:50 ID:ji+lmV48
>646
乙。マコト編もなかなか面白かった。
660名無しさん@ピンキー:05/02/11 22:41:07 ID:W1S7Sdi0
>>646
男性視点キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! GJ!
ただ欲を言えば友人よりシャロルとの絡み(notエロ)を追加した方が良かったと思う。
拾われた頃の話とか。ヒロインの割にはあまり目立ってないような気がするし。
661名無しさん@ピンキー:05/02/13 13:21:24 ID:22w/z0ut
hs
662名無しさん@ピンキー:05/02/15 20:39:08 ID:7RQh1zPr
ホッシュ
663名無しさん@ピンキー:05/02/15 21:36:55 ID:bh70gkwY
スプラッタで血みどろグチャグチャの獣化モノを読んでみたい今日この頃。
食い破った腹に鼻面突っ込んで血臭に狂いながら内臓貪るとか、そんなノリで。

問題はそんな奴らが出会ってもバイオレンスなだけでエロに結びつかないだろう所。
664名無しさん@ピンキー:05/02/15 22:51:22 ID:B7iw21Lz
漏れはハァハァしながら獣化(獣人化)していく展開を読んでみたいですな・・・
未知の快楽(獣化もしくは獣人化)に溺れていく元人のねーちゃんとか。野郎はうーむ・・・ちとイヤン
665名無しさん@ピンキー:05/02/16 19:25:58 ID:ggsKhNfG
>>560
拾いモノとかうぷしたいのだが、メルアドとか漏れたりしそうで不安。
666名無しさん@ピンキー:05/02/16 20:45:00 ID:hf60yaRf
絵の類なら半角のモンスター娘スレに安全っぽいローダーがあったような。
667名無しさん@ピンキー:05/02/17 20:37:41 ID:fKlsQQDP
>>664
同意。獣化の良いところは人間時とのギャップだと言ってみる。肉体的にも精神的にも。
ビジュアル的には獣人と変わらないのだけど、あくまで元は人間ってのが重要だと思う。
668名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:46:04 ID:Q7QJmzcH
>>560
フリーメールでも普通に投稿できるから、
捨てアドを取得してみればいかが?
669名無しさん@ピンキー:05/02/19 23:08:18 ID:984dJoHR
テレビで見たけど、動物にも同性愛があるらしいね。
ドイツのとある動物園のペンギン達はゲイばっかで、471種類もの動物にも同性愛が確認されたって。
同性愛は人間だけじゃなかったんだね。マジで衝撃だった…
670名無しさん@ピンキー:05/02/20 01:52:17 ID:+7vB+32N
何てこった・・・正直それはかなりイヤン・・・orz
671名無しさん@ピンキー:05/02/20 11:54:04 ID:0dFpYBlf
豚×狼の続きはまだかな〜?

獣化なら上でもあったけど千と千尋は萌えたな〜
豚化大好き!
672名無しさん@ピンキー:05/02/20 12:41:28 ID:mUu3Dw9z
というころは近親相姦だってあるということだよな!?
673名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:12:18 ID:3N1BUka7
>>669
たぶん、そのネタを同性愛板の獣スレに張ればかなり喜ばれるぞ…。
674名無しさん@ピンキー:05/02/21 02:43:39 ID:oTnuDqT6
>>560
テスト投下してみた。
675名無しさん@ピンキー:05/02/23 12:40:46 ID:UWwkU7o9
ホッシュ
676名無しさん@ピンキー:05/02/23 22:03:43 ID:IfNpLUaF
保守するくらいならネタの一つも書いて欲しい。
放っといてもそう落ちるもんじゃないんだから。
677名無しさん@ピンキー:05/02/27 15:40:37 ID:bakRtB1r
ネタを出しだしたかったが浮かばないのが残念だなので保守
678名無しさん@ピンキー:05/02/27 17:44:11 ID:tnxRMc3k
じゃあここで敢えて
オジロ×ミリーの続編キボン と虚空に目掛けて言ってみるテスト
679名無しさん@ピンキー:05/02/27 22:21:34 ID:5M1PJgGo
ネタをひとつ・・・
ライカンスロープに罹ってしまったカプールとかいってみる
野郎はとっとと獣化。ねーたんは獣化した相方にハァハァされながら獣化する方向で
妄想してみる試験
680名無しさん@ピンキー:05/03/01 23:50:18 ID:qQGzi7LP
>>678
虚空どころか夢の島に埋まってましたよ (´Д`;)ホントマジスミマセン
                         ノヽ ノヽ
                           └ ̄└
なんだかんだ(私事)で1年近くたちそうになってしまいましたが、
本番前までいきましたのでここで保守代わりの投下をさせていただきます。
前回の投下が中途だったので、2話?の頭からです。
681名無しさん@ピンキー:05/03/01 23:53:51 ID:qQGzi7LP
あらすじ
ひさしぶりに里に帰ってきた狼人のオジロ。健気に待っていた羊人のミリー。
すったもんだの挙句帰ってきたその日のうちに指で開通式。
大変だよミリーさん!

682名無しさん@ピンキー:05/03/01 23:56:00 ID:qQGzi7LP
件の日から二日程たった。
あの次の日の朝、オジロはいきなりの耳を劈くような悲鳴で目を覚ました。
「あ、あ……う、うわぁぁぁぁん!!」
「!…どう、した?」
バッチリ覚めてしまった目を軽く擦り、上体を起こして
すぐ横の布団で寝ていたミリーを見つけ、びびった。(本人談
両手で涙に濡れた顔を隠すようにして、ほぼ正座の状態で泣いていたのだ。
「…オジロに、…お、おそゴニョゴニョ」
「…いや、襲ってねえし」
「だって、だって!なんか…あの辺…痛いしさあ!!」
「あ、それは悪かった」
そこまでのやりとりでどうも、非常に混乱している事だけはオジロにも理解できた。
あの時、一応同意らしきものは取ったのだが、
なにせ事の最中だっただけにそれが有効なのかどうかは怪しいものだった。
「しょ…処女取られたー!」
「いや、取ってねえし。…や、取った、のかあれは?」
オジロは、涙で濡れたミリーの顔を見て元気を出しかけてきた分身を抑え、その瞬間を思い出した。
ミリーの中を指で弄っている時だった。丁度処女膜のところで指は止めたものの、
ミリーの体がビクンと跳ねた拍子に膜の向こう側に指が入ってしまったのだ。
オジロの所為といえばそうなのだが、ミリーの所為とも言えるやもしれない。
それを言おうと思ったのだが、ミリーの舌の回転の速さにはついていけなかった。
「うわぁぁぁぁん!修羅場のゴタゴタに乗じて処女取られたー!」
「なんか、俺最悪の男になってないか?」
オジロはそこまで話を聞くと、とりあえずミリーを慰めるためにミリーの頭の両耳の間を優しく撫でた。
ミリーがそこを撫でられると、うっとりしたような顔になって落ち着く事は、長い付き合いで判っていた。
事実、彼女は気持ちよさそうに目を細めている。
このまま耳を攻めていっきに事に及んでもよかったのだが、
ふと、オジロの頭脳に何かが舞い降りた。
「そういえば、あの時気持ち良くなったのミリーだけなんだよな」
ボソッと。ミリーがぎりぎり聞き取れる声で、さりげなく。
しかし確実に良心に響くように、言った。
ミリーの尻尾と耳が同時にピクッっと動いた後、すべてが止まった。
683名無しさん@ピンキー:05/03/01 23:57:36 ID:qQGzi7LP
現在。あの一言で、場は収まったわけだが。
今の所の二日間、オジロはさりげなく、思い出したかのように例の言葉を呟いていた。
ミリーがぎりぎり聞き取れる声で。しかし確実に良心に響くよう。
例の言葉を呟く度、ミリーは両耳と顔を真っ赤にして、黙ってしまうのだ。
そして、この日もまた、ミリーが顔を真っ赤にした後。
オジロは、村の外れに立つ自らの家の裏手、森の入り口の一際大きな樹の幹に
背を預けて、ひょこひょこと耳と尻尾を動かしながら物思いに耽っていた。
“借り”は作った。後はどうやって返してもらおうかとオジロは真剣に考えていたのだ。
こちらから頼んでヤらせてもらうのも構わないのだけれども、
寧ろミリーが折れて自分から「いい」と言うのも捨てがたかった。
「…行動あるべし、かなあ…」
今の“大親友+α”の間柄を変えたくないという気持ちも確かにあった。
しかし、そこから一歩進んだ、“恋人”になる為に。
オジロは、ゆっくりと立ち上がった。

「ミリー…いるか?」
村の外れ、森の入り口にあるその小屋は、納屋として使われていて、
農作物の収穫の際等には頻繁に村人が出入りするのだが、それも一段落
ついた今は、訪れるものははっきり言っていない。極稀な時を除いては。
ミリーの家に行ったオジロは、彼女の母から「さっきどっか出て行ったわよ?
…もう、オジロちゃんたら、やんちゃさんねえ」と酷く心に引っかかる言葉を頂いた。
ミリーの母は、夫に先立たれ女手一つでミリーを育ててきた。
そのせいか、娘に関してはまさしく神業の如き「感」を働かせるの。
もちろんオジロも、幼いころからミリーの母として彼女を認識していた。
ミリーと二人でなにかをやらかしたとしても、一度たりともばれないことはなかった。
オジロは、彼女の勘がどれだけ鋭いか知っているだけに先程の言葉を気に掛けるのだ。
ともあれ今は、とミリーを探すことになったのだが、オジロにはミリーがどこにいるのか、
大凡の見当がついていた。それが、この小屋なのだ。
684名無しさん@ピンキー:05/03/01 23:58:39 ID:qQGzi7LP
「ミリー……話たいんだけど」
ぱたんと後ろ手で扉を閉めると、中は明り取りからの光だけが唯一の光源になった。
ドアを閉める時、小屋の隅に積んである藁の山からでている二つの耳が
ぴくりと動いたのを、オジロは見逃さなかった。
しばらく無言で入り口に立っていたオジロは、小さく深呼吸をして
気付かれないようにゆっくりとミリーに近づいた。
うっすら見えるミリーの耳に、唇が触れるぐらいまで顔を近づけて、言った。
「“借り”…どうやって返そうか?」
余程驚いたのだろう。藁の山からガサガサと大きな音を立てて
顔を真っ赤にしたミリーが出てきた。驚きと、もしかしたら
吐息が耳にかかった所為でほんの少しの気持ち良さが混じっていたかもしれない。
「ななななな、…なに!」
「今、考えてただろ。どうやって返すか」
まさに動物的(半分動物だが)勘というやつだろう。
ミリーが藁の山の中で考えていた事は、まさにそれだった。
ミリーは混乱していた。どうやってオジロにあの時の借りを返そうか、
どんな事をしようかと、悩んでいる時に丁度オジロが現れたからだ。
オジロは事あるごとに――すれ違いざまに言われたこともあったが――あの台詞を
呟いていた。ミリーは、最初のうちこそ羞恥心で顔を真っ赤にしていたのだが、
段々と、ほんの少しずつではあるが、悪い事をしたような気になっていってしまった。
まさにオジロの術中に嵌ってしまったのである。
そうして、自分が悪い事をしてしまったと思っている時にオジロがやってきたのだ。
その結果ミリーは、オジロにとって最も望んだ答えを考え付いてしまった。
「あー、のさ。………この間の、続き。しても…いいよ」
オジロの目が輝いたことに、ミリーは気付かなかった。
685名無しさん@ピンキー:05/03/02 00:00:06 ID:qQGzi7LP
「続き…?」
通り掛かった人が見れば、一目で笑みを堪えているのだとわかっただろう。
しかしもちろん人など通るはずもなく、ミリーは気づかなかった。
あわれ羊人の少女は一般人以下の注意力に成る程に幼馴染の仕掛けた策略に嵌ってしまったのである。
「そ、そうよ。この間の…あ、あれの続きしていいっていってるの!」
挙句、逆切れに近い形で平常心を失ってしまった。いまだ笑みを堪えているオジロは、
まってましたとばかりに飛びつきたい本能を理性で押さえながら立ち上がり、
ううむとばかりに腕を組んで半身を藁に埋めたままのミリーを見下ろした。
「なぁ、もしかしてさ」そういった後腰を屈めて自分の顔とミリーの顔を近づけて、言った。
「…したいの?えっちなこと」
真っ赤になった。体中を覆う純白の毛さえ赤くなった気がするほどだった。
真っ赤になったまま、「ななな、ば、ばかそういうことじゃなくて借りを返そうと思って」と
大慌てで言い訳を口にしたものだから、いまいち聞き取りにくい。
「続きって、キスまで?それとも」
「…それ以上いうと踏み倒しちゃうから」
「……冗談だよ」
あの幼馴染にしてこの幼馴染あり、といったところか。
686名無しさん@ピンキー:05/03/02 00:01:34 ID:qQGzi7LP
では、といわんばかりにミリーの両脇に手をいれて持ち上げ、埋まりっぱなしだった下半身を
藁山の上に引っ張り出す。そのまま両肩を押して仰向けにさせる。
あれよという間にミリーの体はオジロの下になってしまった。
だが、このままでは前回と変わらない。借りを返して終わってしまう。
今回は、しっかりと、確実に一歩先の関係になるための行動でないと駄目なのだ。
「なあ…ミリー」
両肩に置いた手で体を支えたまま、真っ赤になっているミリーに向かって
「す、好き、だからするんだから、な?」
と、自分も真っ赤になりながらまっすぐな瞳で言って、顔を背けてしまった。
いくら策を弄した所でやはり(童貞)まだ20年も生きていない少年だった。
オジロにとって、どういう反応が返ってくるかを待っていたこの時間はどれほど長く感じただろうか。
もし「なにいってんのこのばか」だの「そういう対象にはできないよ」なんていわれた日には、
きっと立ち直れなくなってしまうだろう。
(後者の場合、言い方・表情によっては理性のタガが外れるかもしれないが)
だが、中々返ってこない返事に恐る恐るミリーと目を合わせようとしたオジロに向かって
言い放たれた言葉は。
「なにいってんの、このばか」
ミリーの吸い込まれそうな緑色の大きな瞳は、微かに潤んでいるようにみえた。
「そうじゃなきゃ待ってなかったよ」
オジロの青色の瞳も、心なしか潤んでいるようにみえた。
事実、オジロは嬉しさのあまり涙が出そうになっていた。
それを誤魔化す様に「目、つぶって」と言い、そのままゆっくりと顔を下ろして
ぎゅっと目を瞑るミリーの唇に自分の唇を重ねた。
687名無しさん@ピンキー:05/03/02 00:05:53 ID:23atSPwW
と、ここまでで区切りなんですが、最後の二つ以外は確か前スレに落としたので
実質2レス分しか進んでいないという遅筆ぶり。
(´Д`;)イヤホントマジスミマセン
ノヽ ノヽ
 └ ̄└
正直>>678さんが覚えていてくれただけでも嬉しかったとです
688名無しさん@ピンキー:05/03/02 00:48:34 ID:dYP2cmM2
>>680-687
何と言うか、その2レス分のやりとりにこそ、この作品の真価があると思う。
良いもの見せてもらいました。
689名無しさん@ピンキー:05/03/02 18:30:39 ID:apilcoVn
オジロ×ミリー
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


待ってますた(*´д`)ハァハァ
690678:05/03/02 18:46:47 ID:BJggdOwA
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━(  ゚)ノ━ヽ(  )ノ━ヽ(゚  )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━━!!!!
      へ )   (  ノ  (  )ノ   (  )   へ  )   へ )    へ  )
        >    >    <      <       <      >      >

ア、ア、ア、アンドロメダ星雲から返信が帰って来た!!
届くと信じて虚空に呼びかけたかいがあったってもんだぁ!!

>「す、好き、だからするんだから、な?」
(*'Д`)ァアアアァァ… カミサマ、アリガトウ カミサマ…
691名無しさん@ピンキー:05/03/02 19:39:28 ID:llLLLdgq
神光臨ぢゃ・・・有難や有難や
692名無しさん@ピンキー:05/03/03 14:53:40 ID:PxZaY4rg


69336 ◆UKLxAfMCvI :05/03/03 20:59:48 ID:+shBRIKJ
>>681-687
いやね。ほら、アレだよ………激しく乙
どうしてこうも上手く書けるか一度頭の中を見てみたいよホントに
694名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:04:19 ID:0lYijJgw
>>688
ありがとうございます。そういってもらえるとホントたすかります。
>>689-691
お待たせ過ぎて申し訳無く(´Д`;)

ここで皆様に質問
Q:初回の時、ミリーの服装は薄手のTシャツ(のようなもの)に膝あたりまでの短パン
  のつもりで書いていました。今回はどうするか意見を聞いてみたい次第です。
1、勝気?で活発なミリーは常にTシャツ(のry)に短パンである
2、今回はTシャツに太ももまでの超短パンである
3、いっそブル(ry)、もしくはいっそスク(ry)
4、天才の住人達は突如斬新な衣装をひらめく
5、現実は非常である
695名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:47:55 ID:jnDs+QIT
>>694
2番に一要。
696名無しさん@ピンキー:05/03/03 22:14:44 ID:JwVtZo6j
おれも2がイイな
まぁ現実は非常だろうが・・・
697名無しさん@ピンキー:05/03/03 23:12:54 ID:C4KO6vG9
現実は非情じゃないのかと空気も嫁ずに突っ込む俺。

2番にイピョーウ
698名無しさん@ピンキー:05/03/04 00:18:53 ID:YSYZcjz4
というか、3はどういう状況なのかと。
699名無しさん@ピンキー:05/03/04 01:16:09 ID:bAR6q3gN
ウールマーク入りのセーターにいっぴょう
700名無しさん@ピンキー:05/03/04 01:16:09 ID:YY0El7pJ
羊だし、「前だけしかない女性水着」を普通の服にしたようなものが良いのではないかと、金太郎の腹掛けみたいな。
でなきゃごわごわして着心地悪そうだ。
701名無しさん@ピンキー:05/03/04 10:28:43 ID:n1LxX8+s
つまり裸エプロンと
702名無しさん@ピンキー:05/03/04 18:26:25 ID:9q810+WP
では一応2の方向でいかせていただきます
703名無しさん@ピンキー:05/03/05 21:51:05 ID:3FBsVRW3
獣化して服破れて変身解けた後全裸というシチュが好きなんだが、四つ足ならともかく
二足歩行形態のままそれ実現しようとすると身長が2.5m超えそうな気がする。

ここの住人はそういうのでも萌えるかね。
704名無しさん@ピンキー:05/03/05 22:10:39 ID:H3J48jJp
>>703
ねーちゃんなら萌え
野郎は・・・うーむ・・・チトイヤン・・・
705名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:26:22 ID:pOkl4jvO
個人的にはどっちともいいけどなぁ…。
706名無しさん@ピンキー:05/03/06 15:25:35 ID:dVN8NxCX
2m越えの猛獣娘が乙女チィックな行動をしてくれたら萌え死にます。
707名無しさん@ピンキー:05/03/06 15:36:40 ID:tAS9kWTA
つまり

リンダ困っちゃう〜 ですか
708名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:59:08 ID:fbCaem5J
僕は雄が絶対的な力で雌を犯すのが好きで無問題ではあるが
2.5bか。覚えとこ。
709名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:03:48 ID:IrlAoUZC
萌えも好きだが、たまには猛獣娘の燃えなシーンが見てみたい。
ミニネタ氏の初獣化のくだりは最高にツボだった。
710名無しさん@ピンキー:05/03/07 00:05:32 ID:k+aAXois
ハァハァ付きならさらに良し。かな・・・
>>708氏の展開もウマー。ついでに逆に猛獣娘が発情の余り相方を押し倒す展開もウマー
普段大人しいくせにハァハァの時はすごい事に・・・
71136 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:45:30 ID:gfUx0+mh
流れぶった切りで激しくスマソでつが、投下させて頂きまつ。
71236 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:47:11 ID:gfUx0+mh


 シャロルが獣人になった翌日。
 この日、シャロルは朝から少しご機嫌斜めだった。

 理由は幾つかある。
 一つ目は“入浴”。
 普段マコトと一緒に入浴し、身体を洗ってもらっていたのだが、先日は代わりにメイドが行った。
 少し残念そうな顔をしていたが、元々メイドとは仲が良く、それほど落ち込んでいるようではなかった。
 メイド達が少し世間話とか励ましてくれたおかげだろう。
 二つ目に、シャロルとマコトが一緒に寝ていない事。
 普段は一緒のベッドに寝ているのだが、やはり人に近くなった異性と寝るには抵抗があるらしい。
 故にこの日は、シャロルは住み込みのメイド用のベッドに寝る事となった。
 やはり寂しがっていたが、メイド達のおかげで少しは落ち着いたらしい。
 三つ目に、散歩。
 今までは毎朝マコトと散歩をするのが日課だったが、流石にこの姿ではマズい。
 決して人目に触れられてはいけない。下手をすれば警察を呼ばれニュースとかになりかねない。
 よって暫く散歩は禁止。数日、メイド達が様子を見て、可能なら夜あたりに散歩する、という方針で決まった。

 尚、夕食は試しにと人と同じ食事をしたが、特に問題なかった。
 シャロルにとっては、マコトと同じテーブルで同じ物を食べられるという事で、かなり喜んでいた。
71336 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:47:47 ID:gfUx0+mh
 で、現在。
 時間にして午前10時頃。マコトは大学に行っており、執事はマコトの会社の営業で外出。
 故に、今家にいるのは、シャロルとメイドさんsだけである。
 シャロルが起きる頃にはもうマコトは出掛けており、メイド達と一緒に食事をした。 
 やはり元気はなかったらしい。
 それにはメイドの全員が気付いていたが、あえてそっとしておく事に決まったらしい。
 人生の先輩、女性の先輩なだけあって、やはりそうゆう気配りは上手かった。

「はぁ…」
 家の中庭の芝生に寝転がり、ため息を吐く。
 芝生から伝わる少しくすぐったい感覚だけが変わらない。 
 力なく、空を見上げる。
 そういえばこうやって空を見るのは初めてかな、と何となく思う。
 人の身体。
 なんか良く分からない内に手に入れた、嬉しくも現状に哀しくなる新しい身体。
―――もしかしたら、変わらない方が良かったのかも知れない。
 そんな考えが脳裏を過ぎるのと同時に、薄らと涙が浮かぶ。
 犬として生まれた時点で、決して叶う事じゃなかったのかもしれない。
 素直に諦めておけば良かったのかもしれない。
 …どうすればいいんだろう。
71436 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:48:53 ID:gfUx0+mh
「な〜にヘコんでるのよ」
「あっ…」
 突然、目前に人の顔が現れる。
 茶髪のロングストレートヘアをしたメイド。
 彼女の名前は“サツキ”。歳は20歳後半。多分。
 そんな事を思っていると、シャロルの隣に座り、軽く寝そべる。
 全く気がつかなかった。音もなければ匂いもしなかったからだ。
 音はどうにかなるかもしれないが、匂いは簡単に消える物ではない。消臭剤でさえ、人が分からない程度だが匂いがついている。
「ったく、やっぱり悩み事があったんだ」
「えっ?」
「朝からずーっと元気無いじゃない。普段の貴方なら一目散に私達に寄ってくるのに」
「あ、そ、そうだっけ?」
 少し忘れていたが、スグに思い出し、適当に誤魔化そうとする。
「そうやって下手に誤魔化さなくてもいいわよ。
 いつも一緒に居たんだから、どうしてそうなってるのか、皆分かってるわよ」
「あっ…うん」
 全てお見通しである事を悟ったシャロルは、少しバツの悪そうな顔をした。
―――複雑な心境だった。
 理解されているのは嬉しい。けど理解されているだけで、何も出来ないのかもしれない。 
 嬉しい反面、哀しい。
 口に出そうと思うが、躊躇する。
 言った所でどうしようもない。そう考えているからだ。
71536 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:49:41 ID:gfUx0+mh
「で、貴方はどうなのよ」
「へっ?」
「聞いてなかったの?」
 無言で頷く。それを見てサツキは少々呆れ気味だった。
「…ったく。どうせ『ご主人様とどう仲良くすればいいんだろう』とでも考えてたんでしょう」
「う〜ん…それもだけど、ちょっと違う」
「それじゃ何?」
 直後、口に出そうとするが、躊躇う。
 その一瞬の動作を見たサツキは、突然シャロルの両肩を掴み、顔を近づける。
 いきなりの事に、シャロルは少し困惑気味のようだが、サツキは関係ないと話を始める。
「いい? 私達は皆、貴方の味方よ。
 なんか悩みでもあったらスグ相談しなさい。それがどんな事であってもよ。分かった?」
 先程とは違う、本気(と書いてマジと読む)の顔。本気の瞳。
 その視線は、も全てを射抜くかのように鋭く、本能に警戒を鳴らさせる程の恐怖。
 まるで獲物を目の前にした虎のような殺気。
「ひっ!?」
 初めて感じた殺気に怯え、悲鳴をあげるシャロル。
 尻尾はピンと真っ直ぐに起ち、震え上がる。
 それに気付いたサツキは何事もなかったかのように、普段の顔に戻った。
 大丈夫? と声をかけられるが、反応はない。
 何が起こったのか。さっきのは目の錯覚だったのだろうか。
 僅かな知識をフル活用して、答えを求める。当然オーバーヒートでフリーズ。
「おーい。見えてないのー?」
「…あっ」
「まったく。これで今日何度目?」
 腕を組み、子供を叱るように声をかけた。
 その顔は優しく微笑んでいた。
71636 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:50:43 ID:gfUx0+mh
 余談だが、サツキはこの家の警備を担当している。
 かなり格闘家並びに銃器の扱いに長けている。マコトに合気道教えたのも彼女だったりする。
 噂では元傭兵とか言われているが、真相は不明。
 普段は温厚なのだが、たまに無意識のうちに戦闘状態になってしまう事があるらしい。
 自覚がないため、治しようがない。だが既に周りは慣れてしまい、問題は全く無いとの事。
 尚、彼女と互角に渡り合えるのは執事さんだけだったりする。


 その後、シャロルは悩みという悩みを全てサツキに話した。
 ご主人様と一緒にお風呂に入れなかった事。
 一緒に寝れなかった事。
 やっぱり自分はご主人様と一緒になれないのかもしれないという不安。
 あまり期待はしていない。どうせダメだ、と決め付けて話をした。
 だが、彼女の返答はというと。
「なんだ。だったら協力するよ」
 すんなりOK。
 何処からともなく扇子を取り出し、優雅に仰ぎ始めた。
 しかも「かっかっかっ」と高笑いまで始める始末。まるで肩透かしを食らったような感覚。 
「で、でもどうすればいいの?」
「な〜に簡単よ。“入れてもらう”じゃなくて“無理矢理入る”のよ」
 悪魔的な笑顔で軽く答える。
 よく意味が分からなかったシャロルだが、サツキが「ちょいと耳かして」と言われ、小声で説明する。
 小声の必要があるのかないのかは別として。
 サツキ曰く、雰囲気が大切だし悪代官っぽくて良さそうだから。
71736 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:51:26 ID:gfUx0+mh
「そっかー♪ その手があったんだー♪」
 嬉しそうに尻尾をぱたぱたと動かし、笑顔でサツキに抱きつく。
 だがサツキは何故か抱きつくシャロルを引き剥がした。
「そうじゃないそうじゃない。こーやって耳元で言われた場合は…
 “くっくっく…お主も悪よのう”って言うのよ。ほらやってみなさい」
「へっ?」
 そして何故か要らん知識を植え込もうとする(ヤメレ)。
 しかもジェスチャー付きという、アンタその手の事好きなんだろとツッコミを入れたくなるような上手さで。
 だが、今のシャロルには“ツッコミ”という技能はない。
 言われるがまま、サツキの真似をした。
「お、お主も悪よのう…」
「あー全っ然ダメ! ぎこちないし、もっとこう、悪っぽく!」
「ひぃー」
 1時間近く付き合わされたとか。


 × × ×

71836 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:52:24 ID:gfUx0+mh
 午後8時。マコトが帰宅した。
 大学はとっくに終わっているのだが、会社の仕事をしてくるので帰宅は大抵7時過ぎだ。
 帰ってくるや、速攻で自室に向かい上着を脱ぎ、ベッドにダイブ。
「あー疲れたー」
 365日、休日除けばいつもこの調子だ。
 そして寝転んでいる所にシャロルが上から覆い被さるように飛んでくる。
「お帰りー♪」
「のわっ!?」
 そうだ。今のシャロルは人間っぽくなっているんだった。
 忘れていたというより、無意識の内にやってしまう程習慣化されていた為、気付かなかった。
 だが、別に覆い被さる程度なら慌てはしない。
 そう…問題はシャロルの体型にある。
 結構デカいのだ。胸が。多分ここで働いているメイドの誰よりもデカい。Eカップ程のサイズだ。
 しかもシャロル服着てない。まぁ毛皮で幾分か隠れているが。
 で、自分は上着を脱いで現在薄着。モロに胸の感触が伝わってきた。
 こうゆう事はたまにメイドにやられたりするが、服装とかもあってかそこまで伝わる事はない。
 故に“背後から抱きしめられるor圧し掛かられる”という行為に、特に抵抗がなかった。
「シャ、シャロルゥ!?」
「な〜に〜?」
「たたた頼むから離れてくれ! なっ、頼むから!」
 そう言うと、ちょっと不貞腐れた顔をしたがスグに離れた。
 こうゆう時こそ本当に「素直な子っていいなぁ…」と思えたりする。まぁどうでもいいが。
 とりあえず再来に備えて適当に服を着込む。
 だったらシャロルに服着せた方が早いんじゃないんディスカー?と言われるかも知れないが、サイズの合う服が無いのだ。
 明日辺り、メイドに頼んで買ってきて貰おうと思うが、果たしてシャロルが着るかどうか…
 …そんな問題が頭を痛める。
71936 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:53:49 ID:gfUx0+mh
 そこに執事が入ってきた。
「マコト様。お風呂の準備ができましたので、先にお入りください」
「あーわかったー」
 力なく答える。
 パジャマと下着をタンスから取り出し、トボトボと部屋を出て行った。
 まだ頭を痛めているのだろうか。それとも営業で何かしらトラブルでもあったのだろうか。
 もしくは大学で大量の宿題つきつけられたとか。とにかく苦労人である。
「…マコト様も行きましたね。それでは早速始めましょうか」
「そうですね」
 姿が消えたのを確認すると、突然執事の後ろから一人のメイドが現れた。
 昼間シャロルと会話をしていたサツキである。
 何故か二人共怪しい笑みを浮かべている。それに気付くと、便乗して同じく笑う。
「お主も悪よのぅ〜」
「おー上出来じゃない」
「…コホン。では早速、作戦を開始しましょうか」
 執事の眼鏡が怪しく光った。


 数分後の風呂場にて。
「ふぃ〜。やっぱり風呂はいいなぁ〜…ってオヤジ臭いなぁ随分と」
 旅館の露天風呂のような…というより、露天風呂。やたらと広い風呂に一人ぽつんと入浴している。
 一人ツッコミほど傍から見て寂しいモノはないだろう。と筆者は思っていたりする。その割にはよくするが。
 普段ならシャロルが隣にいて、何か言ってみたりしていたが、今は隣は空席。
 昨日は少し気が動転して、あまり気にしていなかった。
 こんな些細な事でも、シャロルの存在の大きさを思い知らされているような気がした。
72036 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:54:36 ID:gfUx0+mh
―――そもそも何故シャロルを拒んでしまったのだろうか?
 いや、確かに犬だ。だがどう見ても半分くらい人間が混ざっている。
 まぁヒューマノイド(=人間のような外形をした生命体)と言ったあたりなのだろうか。
 早い話、“獣人”だ。神話とか、物語に登場するような、架空の中“だけだったハズ”の存在。
 別にそれ位なら問題ないし、むしろ同じ人として接せられる事には喜びを感じる。
 ただ…そう。無防備すぎるのだ。元々そうゆう事を考えないからだろうか、相手は無邪気にやってくる。
 普段してきた事でも、過激な行為になってしまいかねない。そう感じてしまう。
 仮にも自分は一人の青年。一応“男”だ。
「でもなぁ…」 
 自分で言うのも何だが、性欲は少ないほうだ。女性経験もない。
 ifの話だが、身体を求められてきたら、どう対処するのだろうか混乱しているであろう自分。
 人とは違って周期的に発情期があると聞いているし、まだ去勢手術は行っていない。
 当然だが、今から出来る訳がない。それ以前に家の外にも出せない。
 どうすればいいのだろうか。
 このまま距離を置くのか、姿形関係なく今まで通りに接するか。
 他に選択肢という選択肢は思い浮かばない。
「どうするか…なぁ」
「何が?」
「いやーこれからさー…って、うわっ!?」
「?」
 気が付くと、隣にシャロルがいた。
 いやマジで何時入ってきたんですかアナタは。本当に音もなければ気配…は少しだけ分かるが。
 一応鍵をかけておいたハズ。シャロルは使い方を知っていたとしても鍵を持っていない。
 パニック状態の脳を無理矢理落ち着かせ、僅かながら思考をめぐらせる。
 …誰か共犯者がいる?
 一番最初に思い浮かんだのは執事。あの人ならやりかねん。というか怪しい事この上ない。
 二番目はメイドさんの誰か。というか他にいないし。掃除当番あたりが怪しいかな。
72136 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:55:56 ID:gfUx0+mh
「ご主人様ー?」
「わっ!?」
 またぼーっとしていたらしい。
 その間に目の前にまで迫られてしまっていた。無我夢中に身体を後ろに倒す。 
 が、後ろにベッドとか壁とかある訳がなく、お湯。まぁギャグ漫画の王道“こけたら石に後頭部直撃”じゃないだけ有難いとお(ry
 ふんばっても止められない。無理矢理身体を起こせばシャロルにぶつかる。
 …で、結局ざぱーんと。
「わーーーーっ!! ご主人様が溺れちゃったー!!」
 慌てに慌てるシャロル。
 シャロルにとっては「水の中に頭まで入る=溺れる」と思い込んでいるらしい。偏った知識があるようだ。
 勿論だが溺れている訳ではない。ただ足元がスベって中々立ち上がれないだけ。
 とにかくご主人様を水の中から引っ張り出そう。
 使命感にも似た感情がシャロルを駆り立てた。早速行動に移す。
 だがシャロルは最初から何かを忘れていた。
「ぷはっ!…ってあーーーっ!!」
 マコトが顔を水上に出した瞬間、シャロルが跳んだ。跳びかかったと言うべきか。
 そう。手を引っ張ったり支えたりするのではない。救出対象に向かって勢い良く跳びかかる。
 使命感が先走りしすぎて、考えいた救出手段を忘れていたのだ。
 回避できる訳がない。支えられる訳がない。
 という事で、本日二度目のざぱーん。
(む、胸が…)
 どうやら胸の谷間にモロに挟まったらしい。顔が。
 そんな事はともかく、このままにされたら窒息してしまう。マジで死ぬ。
 とにかくもがけば離してくれるだろうと考え、シャロルの肩を掴み引き剥がそうとする。
 しかしビクともしない。それどころか力一杯抱きしめられる。
 忘れてる。絶対忘れてる。コイツ絶対当初の目的を忘れて何がなんだか分からなくなってる。
 そうこうしている内に意識が薄れていく。
 ああ…もう俺ダメだ……でもシャロルに抱きしめられながらなら別にいいかもなぁ…って全然良くない。
 殺される。このままじゃ殺される。
72236 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:56:33 ID:gfUx0+mh
「―――だーっ!!」
「きゃうんっ!?」
 全力で身体を伸ばし、シャロルの拘束(本人の意思はともかく)から脱出。
 人間死を直前にすれば思いも寄らない力を発揮するのかもしれない。
 まぁそんな事はこの際置いといて。
「わーいご主人様が生き返ったー♪」
「お、お前は…」
 万歳して笑顔で喜ぶ。その顔に罪悪感はない。
 「お前は俺を殺す気か!」と叱るつもりだったが、する気も失せてしまった。
 それだけじゃない。気が付けば自分も自然と笑っていた。

 この日は一応シャロルと一緒に風呂に入った。
 しかし流石に身体を洗える勇気はなく、背中だけ洗って前は自分で洗うよう促した。
 洗い方を教え、どうにかその場を忍ぶ事は成功。本人はかなり不満そうだったが、あえて無視した。
 が、風呂から出た後が大変だったとか。身体を拭いたりその他もろもろと。
 メイドに任そうにも、こうやって二人だけで入浴していた事がバレると後々話のネタにされる。
 そんな悩みに頭が痛かった。
「また一緒に入りたいの♪」
 どうやらこの一言でマコトの頭は撃沈した模様。

72336 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:58:14 ID:gfUx0+mh
 同時刻。風呂場の片隅にある草むらの中。
「どうやら成功したみたいですね」
「ふふふ。やはり私のたてた作戦は間違っていませんでしたね」
 何故か、M○S3のような迷彩を顔に施し、軍服(同じく迷彩)とヘルメット(同左)を装着したサツキと執事がいた。
 マコト達に気付かれないように腹ばいになり、湯気に邪魔されないよう特殊スコープも装備。
 念のため、シャロルの鼻に引っかからないよう無臭剤も使用。
 そして実弾を装填しているサブマシンガン。実際に戦争で使用されているものだ。この状況下にての必要性の有無は別として。
「作戦成功。これより裏口から脱出します」
「こちらメイド会議本部。帰還時は正面玄関からにして。マコト様には買い物に行ったと説明しておきます」
「了解」
 何なんですかアンタ等は。


 その後、二人は一緒に寝る事となった。
 既にメイド会議により、今夜泊まるメイドの数を増やし、ベッドを占領したのだ。 
 シャロルがメイド用ベッドを使えなくなった事に、マコトはかなりの苦悩を強いられたらしい。
 メイドのが使えないとなると残りは自分か執事か。
 執事は「やはりマコト様の方が…」って事で僕を推す。当たり前だけど俺は嫌だった。
 やはり“元”犬と言えど、今は獣人。しかも女性。
 気が引けるし、色々と自信がない。
「僕はご主人様と寝たいの!」
 結局、マコトのベッドを占領されてしまい、一緒に寝る事となった。
 気分は正に駄々っ子を相手にしているかのよう。
 しかしシャロルの無邪気で満足気な笑顔を見る度に、そんな事はどうでもいい、と思えた。
 仕方ない。でもいいか。
 もしかしたら、こうゆう事は初めてじゃないのか、と苦笑する。

 こうして二人の生活は元に戻った。
72436 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 01:59:14 ID:gfUx0+mh


 さて、第一話を完結させる前に少し説明を入れさせてもらおう。
 何故シャロルは風呂に入る事ができたのか?
 事は昼間。サツキとシャロルが中庭で戯れていた時まで戻る。

「でも、具体的にどうすればいいの?」
「そうよねぇ…」
 入ってくれないのならこちらから入っちゃえ。という事は決まった。
 だが具体的な手段は何一つとして考えていなかった。
「ならば私が協力いたしましょう」
「それは嬉しいわ…って何時来たんだテメェはっ!」
 突然シャロルに現れた執事だが、サツキの脊髄反射キックが炸裂。
 普段なら軽く受け止められるのだが、どうやらギャグモードだったらしい。
 腹部にクリティカルヒット。執事の体が空を舞い、地に激突。数回、バウンド。
 そして数メートル地面を転がっていく。芝生とぶつかる度に細かい葉が吹き飛んでく。
 傍から見ていると凄まじい光景だが、シャロルは気付いていない。ただ、何が起こったのか分からなかった。
 だが一瞬経ってから状況を理解した。理解できた。
72536 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 02:00:19 ID:gfUx0+mh
「あ……わ、わーーーーっ! しししし執事さんが倒れてるーー!!」
 慌てて近寄ろうと立ち上がるが、同時に執事も立ち上がる。
 服装や髪型こそ乱れているものの、表情は変わらない。いつものきりっとした鋭い表情。
 先程のダメージは何処へやら、ヒビが入ったズレた眼鏡を整え、何事もなかったように話を始めた。
「話は聞かせていただきました。
 マコト様は入浴時に鍵をかけます。鍵ぐらいなら簡単になんとかなりますし、本人も油断しているでしょう。
 念のため、盗撮は流石にタブーですので盗聴で内部を推測。タイミングを見計らいましょう」
「いいんですか?」
「全ては隠密に。シャロルちゃんのためでもありますし」

 で、マコトが浴室で着替えている間、三人は壁越しに聴診器で盗聴していたらしい。
 傍から見ていると怪しい集団にしか見えないが、残念な事に周りはこの三人の味方だけ。
 誰一人として常識を主張する者はいなかった。
「犯罪行為じゃないのかソレは!!」
 以上、主人の悲痛な叫びでした。

                           第一話 〜終〜
72636 ◆UKLxAfMCvI :05/03/07 02:03:25 ID:gfUx0+mh
正直、プロローグをうpするずっと前に出来ていた作品なため、ちょいと古い作品だったりしまつ。
今から見直すと「ここはこうすべき」とか「この字に変えたほうが…」って思うところがちらほらと。

関係ありませんが、>>710
>ついでに逆に猛獣娘が発情の余り相方を押し倒す展開もウマー
冒頭部分だけですが出来てますので、続き書いてくださいませぬか?
勿論全部変えても構いませんので。
727710:05/03/07 19:37:18 ID:k+aAXois
>>726
へっぽこの身なれど粉骨砕身の精神で了解でつ。
冒頭部分を汚さぬよう、やってみまつ。
728名無しさん@ピンキー:05/03/07 22:12:09 ID:S/MTOaDv
>>726
文章は申し分ないと思う。しっかり読める。
ただサブキャラが目立ち過ぎて主人公とヒロインを食ってる気がする。

すごぶる個人的な意見だけど、あくまで中心は2人であって欲しい。
周りの策に流されるだけでなく、積極的に行動する主人公が見てみたい。
72936 ◆UKLxAfMCvI :05/03/08 19:33:22 ID:2lhVDe8j
>>728
そうゆう論評が一番欲しい私にしては有難いでつ。サンクス
一応、第二話以降からそういった形にしようとしています。主人公が女性苦手って点もあるので
とりあえず、楽しみにして頂ければ幸いかと

>>710
では、メールにて
730710:05/03/08 20:40:02 ID:OKtD/m9Q
>>729
了解っす。メル覧にアドを乗せればいいですか?
731710:05/03/08 20:46:43 ID:OKtD/m9Q
>>729
えと・・・ということは冒頭はうpしない方向でいいんでしょうか?
732710:05/03/08 21:12:09 ID:OKtD/m9Q
アドです。では
733名無しさん@ピンキー:05/03/08 22:10:17 ID:csy3uaLN
あんまり気にするべきではないんだろうけど凄く気になる。
一体どんな作品になるのか楽しみ。>>710氏には頑張って欲しい。
734710:05/03/09 21:03:31 ID:2jgfkVY3
投下しまつ。冒頭を提供して下さった36 ◆UKLxAfMCvI氏にこの場を借りて感謝します。
では
735710:05/03/09 21:04:31 ID:2jgfkVY3
乃御地方莇谷村・・・
かつて戦後の折、進駐軍によって禍々しい実験が行われた。とされる地域。伝聞によると春の夜になるとヒトナラザルモノが出没するという・・・
3月某日、国立大助教授、木下日吉はある“異常”を調べるべくその辺境の地へ赴いた・・・
「ふぁぁ・・・しっかし本っ当に何も無い所だな・・・運転手さん、終点まであとどれ位?」
「そうやね・・・3時間ぐらいやね。しかしあんたも物好きやわ・・・こんな辺鄙なところに何の用?」
人の良さそうなバスの運転手がそう云って、年代物のバスを駆る。乗客は只一人。日吉はついうとうとしていたようだ
「んん・・・ちょっと調べ物を・・・」
背伸びしながら日吉は答えた。運転手もそれ以上追求せず、まったりと山道を進む・・・
そして終点、古卯区。辺りはすっかり夕日に包まれていた
「終点、古卯区でございます。お忘れ物の無いように・・・」一昔前の放送案内が流れる
バスを降りる際、運転手は云った
「そういえば夜は気をつけまっし。大きな野犬が出るらしいからね・・・」
「野犬?」
「おお。春になると野犬が蔓延るんやわ。この辺り。春だから奴等も懇ろな事をしとるんやろかね・・・?」
運転手はそう云いながらバスを出していった。現在日吉一人。知り合いの家までは約1q・・・
「よし。あと少しで着くぞ・・・明日から忙しくなるな・・・」
日吉は畦道を進んでいった。進むこと数10分、日吉は何かの気配に気付いた
「何か・・・いるのか・・・?」
日吉は<何か>に感づいた。が、遅かった。<何か>は猛烈な速度で突進してくる。避けきれない!
「なっ!?」
とっさの判断により辛うじて激突は避けたものの、日吉は<何か>に接触した際、引っ掻かれたような傷を腕に付けられてしまった
「ぐっ・・・痛ぇなぁ・・・しかし・・・あれは・・・?」
そのまま<何か>は猛烈な速度で去って行った。辛うじてどうやら白っぽい体毛が見えた・・・
「あれが・・・そうなのか?。禍々しい実験の末裔・・・?」
紅く染まった腕を押さえつつ日吉は一人、呟いた・・・
736名無しさん@ピンキー:05/03/10 20:01:32 ID:4F1r+/zI
続きまだー?
737710:05/03/10 22:18:54 ID:/EUo2LTd
とりあえず続きでつ・・・投下しまつ
でもまだ獣化に辿り着けない・・・スンマセンorz
738710:05/03/10 22:19:52 ID:/EUo2LTd
「うーむ・・・。こう何も情報が集まらないとは・・・」
あれから数日が経った。初日こそ謎の獣と接触したものの、それ以来何の音沙汰無し・・・
村民からの聞き取りも、これといった収穫は無しの状況に日吉は焦りを覚えた
「どうした物か・・・とりあえず外に出るか」と、付近を散策しようとする。と
「木下さん。お出かけ?」と若い娘が声をかけてきた
「うん。初穂ちゃん。引き篭もってていては勿体無いからね」
「ふーん。でもこの辺何も無いよ?。これといった物もないし・・・」と、初穂と呼ばれた娘が答えた。彼女は日吉がかつて世話になった教授の娘だ。
「それでもいいよ。でも教授に娘さんがいたってしらなかったなぁ・・・」
「お父さん。結構その辺は頭が固いから」と、他愛の無い会話を交わす2人
「あ。そういえば初穂ちゃん。この辺に白い野犬が出たって話、知ってるかい?。自分も此処に来る前にそれとぶつかりそうになってね・・・。引っ掻かれてしまったみたいなんだよ」
「え・・・?」初穂の表情が一瞬曇る。日吉はそれには気付かなかった
「じゃ行って来るよ」と能天気に散策に行く日吉。それとは対照的に初穂は何かを考え込んでいたらしく
「ははははいっ。行ってらっしゃい」と慌てていた・・・

そして夜、日吉はレポートの作成に腐心していた
「うーん。情報が少なすぎる。これじゃ辺境の暮らしを題にした方がましだぞ・・・orz」
全くといってもいいほど禍々しい実験の末裔に関する情報が無い以上。どうしようもない
「だぁーっ!。どうすりゃいいんじゃぁい!!」と半ばヤケクソになっている。がそのままでは好転しないと悟ったらしく
「落ち着け俺・・・まず事前に集めた資料をまとめて・・・と。あれは・・・初穂ちゃん?」
たまたま窓から玄関を覗いた拍子に急いで走り去る初穂の姿が入った
「こんな夜更けに・・・気になるなぁ。うーむ。行くべきか行かざるべきか・・・」と悩むも
「気になってしょうがない。行こう。別に疚しい気持ちは無いぞ。うん」と無理矢理自己完結して。日吉も初穂の後を追いかけた・・・
739名無しさん@ピンキー:05/03/10 22:44:23 ID:rJNfYNAS
乙。でも投下はある程度まとまった量書いてからにした方がいいと思う。
長く書いてると後で前半修正したくなったりするし。

ところで獣化に対する本人の気持ちってってどんなのが良いかね。嫌がるのか受け入れてるのか。
俺的には行き着くとこまで行っちゃって満月をバックに不敵な顔で笑ってる感じが理想なんだが。
740710:05/03/10 23:38:10 ID:/EUo2LTd
了解です。有難うございます

自分は嫌がりつつも最終的にはヤル気満々(何が?)が理想でつ・・・
741月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/03/11 14:12:42 ID:0htVIv5S
てすてす。
>>435のが気になってしまったので。ためしに書いてみる。

「早苗っ!」
僕は、どこまでもどこまでも追いかけてた。
なぜか僕を避けて通る…。
夜中に僕の部屋を外から見てるのを、
僕はカーテンの隙間からこっそり見てた。

「やめて……信也」
薄暗くて、よく見えないが、シルエットは早苗そのものだった。
ポニーテールがゆらりとゆれ、僕を一瞬見たのが分かる。
「どうして、どうして逃げちゃうんだよっ!
……絶対様子が変だ……早苗、答えてくれよ……」
本当に心細かった。お前が学校休んでるのも、お前のうちにいってもいなくて。
一日一回だけ届くメールが頼りだったから。
「……もうだめなの、貴方に、貴方には、もう……会えないよ……」
もう、ボロボロで、泣きそうなくらいに脆い彼女の声が聞こえた。
なぜ、そこまで、彼女を追い詰めるのか……見当もつかない。
「……もうそこに、君はいるじゃないか、早苗」
僕が一歩踏み出そうとしたとき、月の光が、森を照らした。
月に写った早苗の体は、獣のような毛が生えていて…・・・もう、両腕は、
人というよりは、大きな犬……狼のような……そんな感じだった。
両耳も毛で覆われてしまっていて、大きく尖ってしまっていた。
服も、何日も変えていないようで、薄汚れて、擦り切れてしまっていた。

「……信也……ダメだよ……私、もうすぐ、完全に人じゃなくなっちゃう
だから、信也に会うの、拒んでた……、なのに」。
742月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :05/03/11 14:16:13 ID:0htVIv5S
僕は唖然としていた……けれど、ここで引いたら、一生会えなくかもしれないから……
「そんなの……そんなの、関係ないっ!」
僕は大きくもう一歩、彼女の元へ歩を進め……

「来ないでッ!!!」
大きく開いた口、そこに鋭い牙と歯たちがギラリとして、
決意がなければ……彼女がじゃなければ、逃げてたと思う。

でも、君だったら、僕は……殺されてもいいから。
だから、逃げないで……ひと時でもいい、僕は君に触れたい。


以上。燃え(萌え?)短文でした。
>>710
乙。やっぱり主人公につけられた傷、って…。
更新ガンガルです。
743710:05/03/11 20:04:01 ID:cHNwSTIP
>>741
激しくウマーでつ。傷は・・・古典的ですがスタンダードなネタでつ
何とか土曜あたりにはまとめたいと思いまつ。ガンガリます
744名無しさん@ピンキー:05/03/11 20:57:19 ID:g+bgeWhx
>>741
悪くはないけど、断片的すぎるような。単なるシチュだけで燃えや萌えを演出するのは難しいと思う。
もっと前振り長くしてきっちりキャラを立てればより良くなるかと。
745741:05/03/12 11:46:55 ID:khpSfASN
駄文すんまそん。
やはり断片すぎたか…どこかで同じ文章を公開することになったら加筆しておきます。
評価サンクス。
746710:05/03/12 20:46:39 ID:zBndVPxg
なんとかある程度出来ました。うpします。ハァハァ寸前。獣化完了でつ・・・
747710:05/03/12 20:47:30 ID:zBndVPxg
闇夜の中を追いかけること数十分。道なき道を日吉は進む
「しっかし・・・なんちゅう所を通るんだ・・・?」とぼやく日吉。山里暮らしでもその道は辛いものがあった
しかしある程度進むと、何かの施設らしき所へ出た。放棄されて久しいらしく、人の住んでいる気配はない・・・日吉は呆然とした。今回の調査の目標と思われる施設が目の前にあったからだ
「ここか・・・?。進駐軍の実験施設。通称犬小屋・・・」日吉は施設の前の朽ちようとしていたプレートを見た。そこには
確かに<聯合軍生命工学研究所>と書かれていた
「ここなのか・・・しかし何故初穂ちゃんがこんな所に・・・?」首を傾げる日吉。その間に初穂は施設の奥に消えて行った
「いかん!。初穂ちゃんは!?」と気付くも時既に遅し。見失ってしまった・・・

「なッ・・・此れは・・・この様な事が・・・!!」日吉は絶句した
初穂を捜す途中、事務所らしき所に散乱していた書類らしきものを目に通したところ。事実がおぼろげに見えてきた。
「1946・1・31・・・旧帝國軍が研究していた強化犬のプランをホモ・サピエンスに適用・・・獣人強化兵とする・・・だと・・・!。何ということを・・・」
日吉は後悔した。自分が調査しようとしていた物が非常に危険な物だと悟ったからだ。しかし学者の本能だろうか?。ついつい最後まで見てしまう
「1948・6・21・・・強化兵の被検体1号の作成に成功。獣化時には、理性の低下が見られる。改善の余地あり・・・」頁をめくる
「1953・2・17・・・被検体の生存率が24%から56%へ向上。現在総数78匹・・・
「1956・12・29・・・精神の制御に失敗。被検体343号、345号を中心に暴動発生。鎮圧不能。本国へ救助を求む・・・」
「1956・12・31・・・本国からの応答なし。電力停止、弾薬欠乏、食料残りあと僅か。このままでは全滅だ・・・誰か助けてくれ・・・嫌だ・・・死にたくない。死にたく・・・」ここで記録は途切れていた・・・
748710:05/03/12 20:49:07 ID:zBndVPxg
「何てことだ・・・」資料を読み終えた日吉はこう呟くのが精一杯だった。正直今の状況から逃げ出したい位だった。しかし、初穂を捜さずには帰るのを善しとせず、まだ不安定な精神状態でも彼女を捜そうとした
事務所を去る日吉。ドアを閉めた拍子に棚にあった資料が一枚滑り落ちた。其処にはこう書いてあった
「強化兵と過度な接触若しくは性交等の行為がある場合、被接触者も感染する危険盛高し」と・・

「しかし・・・どこへ行ったんだろう・・・初穂ちゃん・・・うーむぅ・・・」まだ衝撃から立ち直れない日吉。そこに人影が接近しているのも気付いていない。あちらも気付いてないらしく。そのままお互い鉢合わせにぶつかってしまう
「おわっ?!」
「きゃっ!?」
二人は倒れこんだ。お互いに何者か確認する・・・
「初穂ちゃん!?」
「きききき木下さん?!。どどどうしてこんな所に!?」そうとう慌てているようだ
「いやその、ええと・・・」日吉も歯切れが悪い。流石に君が気になってとは言えないようだ
「兎に角此処を出よう。薄気味悪いしね・・・」と日吉は言うが
「いいいえ。わたしは残ります。木下さんは気にしないで下さい。わたしは大丈夫ですっ」と半ば興奮したように話す初穂
「しかし・・・こんな所に女の子一人置いてくわけには」
「い・い・ですから、わたしを・・・っ」不意に初穂が膝をつく。日吉は急いで駆け寄るも初穂に「触っちゃ駄目ッ!!」と一喝される。普段では考えられない行動に、日吉は驚く
「初穂ちゃん・・・?」
「だめ・・・きのしたさん・・・はや・・く・・・逃げて・・・」と苦しそうに初穂が云う
「え・・・?。初穂ちゃん・・・兎に角家まで行かなくては・・・!!」日吉は初穂を抱えようとする。すると
日吉の腕に一瞬熱い感触が来た後、鈍い痛みが走った。常人の所業とは思えない速さで深く引っ掻かれたようだ
「ぐっ・・・初穂ちゃん・・・何故・・・」
一方初穂のほうも自分のしたことに気付き、「ごめんなさい。ごめんなさいっ!!」とぽろぽろと涙を流しながら謝っていた
「いや、大丈夫だよ。びっくりしただけ。とにかく行こう」と止血をした日吉。しかし初穂は・・・返答することも出来ないぐらい苦しんでいた。いや、苦しいというよりも悶えていると云った方が正確だった
749710:05/03/12 20:50:10 ID:zBndVPxg
「きのしたさん・・・はやく・・・に・・げ・て・・・。わた・・し・・から・・。も・・・う・・がま・・ん・・・が・・・」
「何故?。君をほっとけないよ!!。とにかく自分に・・・」と日吉が再度初穂をまさに抱えようとした時
「ごめんなさい!。もう我慢できないっ!!」と初穂が急に日吉を押し倒した
「なっ・・!?」日吉は一瞬何をされたのか理解できなかった。何とか理解しようとする日吉の視界に彼女の顔が入った
「!!!」日吉はまさにありえないものを見たという表情になった。何故なら彼女の耳が異様に伸び、且つ白っぽい産毛に覆われつつあったからだ
耳だけではない。鼻も人のそれから変形しつつあり、歯も八重歯だったものが犬、いや狼のそれに近づきつつあった
「あふぅん・・・ごめんなさいっ・・・!。わたし・・・木下さん・・・いいえ・・・日吉さんが欲しい・・!!」といつもの初穂からは絶対聞かれない台詞が飛び出す
「え゛っ・・・それって・・・」あせる日吉。「あの・・・初穂ちゃん?・・・決して君が嫌いという訳じゃな・・う゛っ」強引に唇を奪われた。しかも初穂から舌を絡めてくる・・・
(いかん・・・このままでは・・・起ってしまう・・・平常心ヘイジョーシン・・・)と必死の抵抗をするも
「日吉さぁん・・・はやくしましょうよぅ・・・おねがいですからぁ・・・」と自らの下半身を日吉の下半身に擦り付ける。悲しいかな日吉も健康的な若人。下半身は正直であり、理性のダムもそう長く持ちこたえそうにも無かった・・・
(モウ辛抱タマラン・・・モウダメポ('A`) ・・・ぐっ)日吉は身体の変調に感づいた・・・だが、どうしようもない。身体の奥から焼けるような感じだ
750710:05/03/12 20:51:30 ID:zBndVPxg
(何だ・・・?身体が・熱い・・・!!)何とか己を保とうとしている日吉。ふと不意に初穂の動きが止まった。様子がおかしい
「初穂・・・ちゃん?」
「えっ・・・?。こんなの・・・はじ・・め・・て・・・あ゛うぅん・・・・・」初穂は仰け反った。その直後、本格的な肉体の変化が始まった
三角形型に変形し、産毛に包まれた耳は頭部の上部に移動して来た。そして口腔部がゆっくりと伸びてきた
「あ゛・・・う゛あ・・ん・・・や・・だ・・・」自分でもどうしようもないらしく、初穂は大粒の涙をこぼしつつ、自らの下半身を日吉の下半身に擦り付けた。
スレンダーだった体格は引き締まっていき、かつどんどん大きくなってきた
「う゛あ・・ん・・・」初穂は日吉の腕を握り締めた。爪が食い込む痛覚の他に柔らかい感触が伝わった。
「ぐっ・・・?。・・・!!。肉球か・・・!?」獣毛に覆われつつあった初穂の腕を何とかどけようとする日吉。だがまったく動けない
「なんちゅう力だ・・・動けん・・・これじゃ押し倒されて手篭めだ。俺・・・orz」日吉の自尊心は砕かれそうだった・・・しかしまた、日吉も初穂ほどではないが。肉体が変化していた
「ぐおぉ・・・身体中が痛い・・・しかし・・・こっちはモウタマラン('A`) ・・・。落ち着け俺・・・」必死に平静を保とうとしている日吉とは対照的に初穂は肉体の変化による苦痛と快楽に流されていた・・・
751710:05/03/12 20:52:52 ID:zBndVPxg
「ああ゛ぁん・・・いたいよぅ・・・いたいけど・・・い・い・・よぅ・・・う゛あっ。おしりが・・・」初穂は腰の辺りをさする。尾?骨がある辺りからふさふさとしたものが伸びている。尻尾だ。
「あ゛ふぅん・・・ふぅん・・・くふぅん・・・」透き通るような黒髪に対し、体毛は白色、否、白金色と鈍い銀色に綺麗に分かれてきた。尻尾も足の長さ位まで伸びている。その足も直立歩行できる犬。という感じに変化していた
「やだ・・・も・・う・・・だめ・・・」初穂の理性は潰えた。それと同時に今正に破けんとしていた服が音を立てて破れた。そして、鼻は黒く潰れた様な形になると共に口腔部も狼のそれと同じ位伸びきった
「う゛ぅ・・・う゛ぁあん・・・あ゛あぁん・・・あ゛ぉおおん!!」初穂は苦痛と快楽が入り混じった咆哮を上げた。初の完全獣化だった・・・
一方日吉は、その様子を押し倒された状態で一部始終見ていた訳だが、不思議と恐怖は感じなかった。それ以前に己の劣情と闘っていたらだ
(ヤッパリモウダメポ・・・辛抱タマラン('A`)・・・ヨクココマデ頑張ッタ。我ナガラ感動シタ。)もう理性のダムは崩壊寸前だった
そしてとどめとばかりに初穂はぼろぼろになった服を自分から破り捨てた。ぷっくらとした形のいい乳房が日吉の目前にはだける。そしてそれの下方にも小ぶりだが形のいい乳房があった・・・
「・・・ッ!!」日吉の理性のダムは目の前にある乳房という特殊爆弾により跡形も無く消し飛んだ・・・
752名無しさん@ピンキー:05/03/13 00:03:17 ID:KlTsFOFd
>>746-751
文章をもう少し練った方がいいと思う。
特に顔文字や半角文字は微妙かと。シリアスさとエロさの両方に水を差してる気がする。

でも描こうとしている内容は個人的に物凄く好みというかむしろ神。投下お疲れ様。
753名無しさん@ピンキー:05/03/13 00:46:52 ID:e4GC2bky
文章はいいと思うんだが…。
モウダメポとか正直萎える。
754710:05/03/13 07:26:16 ID:ODIEvkHR
>>752-753
顔文字や半角文字はマイナスでしたか・・・
精進が足りませんでした。有難うございました
755名無しさん@ピンキー:05/03/13 09:44:23 ID:L/SxzzMd
>>746-751
乙。とりあえず獣化中〜後の話になるんだから、
頑張って。

僕も>>752と同じく
「シリアス」なのか「ライト」なのか。というのは重要なわけで。
その方向性決めたらあとはまっすぐ貫く。みたいな。

あともう少し日吉を必死に抵抗させてみてもいいかも。

挿入楽しみ(涎)
756981=982 ◆inOC5z1B.A :05/03/13 23:19:06 ID:yM6oDnbA
>>746-751
久々に来て見たら何とも美味しそうな獣化が・・・GJです。
本番を楽しみにしていますよw
75736 ◆UKLxAfMCvI :05/03/14 19:58:50 ID:4huq+Dju
ども。最近710氏のアレンジばっかりして本題の方を疎かにしている36です。

なんとなく710氏にお送りした原作をうpしたいと思いまふ
本当に冒頭なため、2.3レスだけですが
75836 ◆UKLxAfMCvI :05/03/14 19:59:40 ID:4huq+Dju


 とある村には、特殊な“異常”を持った人々が住んでいる。
 その“異常”は、病気でもなければ奇形児でもない。産まれ付きらしいが、遺伝子レベルでも解明されていない。
 村だけに起こるという非常に奇妙なものだった。
 興味本位で調べる医学者も何人か居たが、誰もが頭を斜めに傾けた。
 …曰く、あまりにも現実離れしている。
 村特有の“異常”は命に関わる問題でもなく、今まで軽視されていた。
 事実、村人もこの“異常”を“異常”として認識していない部分もあり、研究は途中で打ち切りとなった。
 この“異常”はニュースでも取り上げられる事もなく、誰にも関心を寄せられる事なく。
 ただ過去という闇の中へと消えていくハズだった。

 …そう、ハズ“だった”。

 研究が打ち切られてから三年後、一人の青年が村を訪れた。
 青年は都会の名門大学を卒業。後に祖父から医学を学び、卒業した大学の病院に勤めている。
 たった一年という短期間で教授にまで昇格したが、とにかく研究に明け暮れる日々を過ごしていた。
 近頃の研究は動物方面らしく、研究ついでに獣医を開業してしまった程だ。
 小さい頃から猫や犬を飼っていた青年には、全く苦もなければ、むしろ天職のようだった。
 しかし、それでも一時的なものでしかなかった。飽きやすいと言えばそうかも知れないが、新しい発見をしても面白さを感じられなかった。
 こう、もっと凄い、今まで一度も見たことのないような発見。
 それを見つけたかった。誰も見たことの無い、アッと驚くような発見を。
 青年は、まず“不治の病”から始める事にした。
75936 ◆UKLxAfMCvI :05/03/14 20:00:04 ID:4huq+Dju
 手始めに近くの古い図書館へと向かった。子供の頃からよく行ってる場所なため、何処に何があるのかよく分かる。
 スグに見つかったが、そんな“不治の病”なんて扱っているものは無かった。
 次に病院内にある資料室へと向かった。
 過去に見てきた様々な病気に関する、様々な資料が膨大に置いてある。
 しかし、やたらと進歩した最近の医学では、治せない病はかなり少なかった。それに加え、研究サンプルもなかった。
 どれもこれも“○○万人の一人”みたいな、今現在地球上に居るのかさえ分からないものばかりだった。
 仮に居たとしても、自分よりも上の医者達が相手をしているだろう。
 …日本内で数もそれなりにあってまだ治療方法が分かってないの無いかなー。
 都合良くある訳ないよな。と半ば諦めて探していたら、一つあった。
 見つけた時に激しくずっこけたのは置いといて。

 青年は見つけた資料を自室に持ち込み、さっそく読み始めた。
【ある村に関する、医学上稀にみる“異常”の調査記録】
 当時青年は大学通いで医学はしていなかったため、この“異常”の存在を知るのは初めてだった。
 読み始めること10分。
「教授、今度の学会ですが…って、あれ?」
 既に居なくなっていた。
 しかも研究用機材一式(重さにして軽く200kg以上)も跡形も無く消えていた。
 余談だが、この部屋は5階だったり。


 × × × × ×
76036 ◆UKLxAfMCvI :05/03/14 20:00:50 ID:4huq+Dju


「どんな村なんだろうなー」
 青年は愛車で高速道路を走りながら、想像を膨らませていた。
 後部座席には研究用機材一式がずらりと並んでいる。
 私物ではないため、帰ったら色々と言われるだろうが、今の青年にはそんな事を考えるスペースは微塵も無い。
 頭の中はこれから行く村の事で一杯。
 久々に燃える研究心にやる気満々の青年は、胸を躍らせながらアクセルを踏んだ。
「♪〜♪〜〜♪」
 どんどん加速していく視界に、お気に入りの音楽をかけながらのドライブ。
 青年の気分は絶好調にまで昇り詰めていく。目的地まではまだ遠い。楽しい時はまだ続く。
 早く行きたいけど今は楽しい。今は楽しいけど、早く行ってみたい。
 ちょっとした矛盾だがどちらにしろ青年にとっては“楽しい”事には変わりはない。
 しかも今日は平日の昼間。邪魔する車は全く無い。
 燃料も満タン。食料も飲料もある。途中でパーキングエリアによる必要は無い。正にノンストップエクスプレス。
「うっしゃー! いっちょトバしますかー!」 
 邪魔するものは何もない。
 凄まじい勢いで車は駆け抜けていった。

 時速150kmオーバー。到着したのと同時に罰金を払わされて気分が一気にブルーになったのは秘密にしておこう。


 × × × × ×
76136 ◆UKLxAfMCvI :05/03/14 20:02:13 ID:4huq+Dju
以上でふ
現在シエラ編の2話目作成中ですが、いかんせん喋り方分かりづらいorz
ゲームして確認してきまふ。完成しましたらまとめてうpする予定でふ(アドレスだけですが)
762名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:48:40 ID:y2BjKYz9
>>757-761
状況説明ばかりでちょっと掴みが弱いような。もちろん情報の提示は大事だけど、主人公が
一人称で語るだけだと単調になってしまうと思う。

例えばいきなり村から始めて出会ったヒロインに事情説明するって形にするとかすれば
ヒロインのキャラも演出できて一石二鳥かと。

……何か駄目出しばっかりだけど、あなたの作品は大好きです。シエラ編気長に待ってます。
763710:05/03/15 23:15:51 ID:LjNxP0vr
へっぽこの身ながら、何とか終了まで持って来れました。うpしまつ
764710:05/03/15 23:16:28 ID:LjNxP0vr
それと同時に日吉の肉体の変化が急速に早まった。初穂程では無いにせよ、彼の姿も人外の者になりつつあった
「ぐっ・・おおぉ・・・」変化に伴う激痛が体中を走る。激痛のあまり、あれほどあった劣情が引いて行くと共に自分が自分で無くなる様な錯覚に陥りそうだ。が、彼は耐えた
「いか・・ん・・・。落ち・・着け・・・お゛ぅうう・・・う゛おぉぉおお!!」彼もまた、獣のような咆哮だった
「ハッ、ハッ、ハッ、はふぅ・・・ふう・・・。何とか・・・痛みが引いたな・・・」痛みが引くと共に消し飛んだはずの理性がある程度取り戻せた。しかし、自分が犬の姿をしたヒトになってしまった衝撃は小さいものではなかった。
「何ということだ・・・俺は・・・」と、肉球のある指、びっしりとした黒と茶褐色の獣毛を見る。そして半ば破れたズボンからは尻尾が覗いていた。
「まさかっ!?」と手で顔や耳に触れる。耳は変化して頭部上部に移動していたが、口腔部は比較的変化が浅かったようだ。半獣人というべきか。傍目から見るとシェパードのようにも見えなくも無い
「考えられない・・・夢か?・・・」と呆然とする日吉。不意に下半身に心地良い感触が伝わる
「おわっ!?。まさか・・・」と日吉は目の前の現実に戻る。そこにはヒトの姿をした白狼がいた・・・
765710:05/03/15 23:17:41 ID:LjNxP0vr
「うおぉん・・・あふぅ・・・ふぅ・・・んふぅ・・・」
「はつほ・・・ちゃん・・・」
日吉は彼女の名を呼ぶ。しかし恍惚状態になっているのだろうか?。聞こえていないようだ・・・。それでも下半身を擦り付ける辺り流石と言うべきか。彼女の変化も終わりつつあった。日吉は彼女を上から下へと眺めた
体格は日吉の三割り増し位か。そして綺麗と言うより可愛いという感のあった顔はとても獣に近くなった。只、目付きまでは変化せず、彼女であると認識できた。そして細く、しなやかだった腕は引き締まり、肉球のある指は大型化した。物は多少つかみにくそうだ
「乳房が・・・四つ・・・」日吉が呟いたとおり、ささやかだった胸はふくよかになると共に複乳になっていた
太ももは大型化した身体を支えるべく大きく、太くなり足の形はヒトというよりヒトと獣の境目といった感じだ。無論、骨格も・・・
そうこう初穂を観察していると、初穂が自我をとりもどした。
「あれ・・・?。ひよしさんがわんこだぁ・・・わぁい。わたしとおなじぃ・・・」何かとても勘違いしているようだ
「うれしぃなぁ。わたしとおなじだったなんて・・・。それじゃいいよね・・・しようよぉ?」と、日吉を再度組み敷く初穂
766710:05/03/15 23:18:22 ID:LjNxP0vr
ほんの数分前は黒髪の田舎娘だった初穂はヒトの姿をした白狼に変わり果て、今正に日吉を押し倒し、一つにならんとしていた。秘所はもう濡れていた・・・。
「あの・・・はつほちゃん?。ちょっとま・・・んむっ?」全て言い終わる前に唇を塞ぐ初穂。お互い舌は常人よりも長い為、絡みもまた自然に濃厚なものになる
「んふぅ・・・ひよし・・・さぁん・・・。わたしに・・・まかせてぇ・・・・」と言うと日吉のボロボロになったズボンを無理矢理破り捨てた。屹立した息子を見て初穂は
「うわぁ・・・すてきぃ・・・それじゃいれるよぉ・・・」と腰を下げようとする。
「初穂ちゃん!。だめだっ!!。落ち着くんだっ!!!」と必死に叫びつつ。腕を振り解こうとするも、完全に獣化した初穂には仔犬のじゃれつき程度のものでしかなかった
「だめですよぅ・・・ひよしさぁん。わたしに・・・まかせてくださいよぅ・・・」
「だからっ!。落ち着けってっ!!。そう簡単にしてはいけないっ!!!」力の差は歴然だがそれでも日吉は力の限り叫ぶ
「だって・・・いいもぉん・・・わたし・・・ひよしさんが・・・だいすきだから・・・ほしいもん・・・」と少々拗ねたような表情で初穂が言った
「えっ・・・」日吉は一瞬その抵抗の手を緩めてしまった。そこへすかさず
「えへへ・・・いっちゃった。それじゃいれるよぅ・・・んっ・・・んふぅ・・・」と照れながら腰を下ろす初穂だった・・・
767710:05/03/15 23:19:54 ID:LjNxP0vr
「ちょっと待て・・・うおぅ。」日吉が云うより先に自ら受け入れる初穂。勢い良く一気に奥まで達した
「あ゛っ・・・い゛たあっ・・・あぐっ・・・」初穂が呻く
「えっ・・・まさか初穂ちゃん・・・」と日吉は接合部を見る。案の定そこは紅く染まっていた
「はじめてだけど・・・すごくいたいけど・・・わたしうれしいもん・・・」と涙をぽろぽろ落としながら初穂が云った
「だいすきなひとと・・・ひとつになれたから・・・いたくても・・・しあわせだよぅ・・・」其処まで云われてはもう是非も無し。日吉は覚悟を決めた
「分かった・・・。俺も君が大事だ・・・。だから、だめだと思ったらすぐ云うんだよ」
「うん・・・。ひよしさんなら・・・わたし・・・さいごまで・・・」
「うん。いくよ・・・」と日吉は腰をゆっくり上下運動させる
「あぐっ・・・あっ・・・んっ・・・ひよしさぁん。ひよしさぁん・・・」とうわごとの様に初穂。
「あふぅ・・・・ふうぅ・・んあっ・・・」・・・どうやら慣れてきたようだ。日吉は慣れたところを見計らって彼女の四つの乳房を舐め、甘噛みし、揉み回す
「きゃうん。らめぇ・・・。おむねそんなにしちゃぁ・・・らめらよぅ・・・」
「だって、きみが可愛いし。もっしちゃうよ?」と意地悪そうに日吉
「んふぅ・・・むぅ・・・ひよしさんのいじわるぅ・・・」と拗ねる初穂だった
768710:05/03/15 23:20:38 ID:LjNxP0vr
「ああんっ。ふうぅ。くうぅん・・・」初穂はそろそろ達しようとしていた
「よし・・・」とペースをあげる日吉
「ふあぁん・・・そんな・・・はげしく・・・らめぇ・・・」
「はつほちゃん!。そとにっ!!。だすっ!!!」と日吉が叫ぶと
「らめれすっ!!。なかにおねがいっ!!!」と初穂が離すまいと日吉を抱きしめる
「うおっ・・・ぐうっ。もうっ!!。でるっ!!!」と云うか云わぬ間に初穂の膣中の熱いものが濁流となって流れた
「ひよしっ・・・さんっ・・・もうっ・・・わたしもっ・・・んんっ。んあぁん・・・あおぉぉん!!」甘い獣の咆哮が施設内に響く
「ぐぅっ・・・はつ・・・ほ・・・ちゃん・・・」と、全てを打ち込んだ日吉の意識は闇に沈んでいく。同じくして初穂も
「あ・・・わたしの・・・・なかに・・・ひよしさん・・・だい・・・す・・・き」と日吉に重なるように果てたのだった
769710:05/03/15 23:21:20 ID:LjNxP0vr
「う・・・ん・・・ふぇえっくしょい!!」目覚めた日吉は大きなくしゃみをした。無理も無い。裸なのだから
「ええと・・・確か・・・初穂ちゃんに押し倒されて・・・って!?。おうっ?」日吉と初穂は繋がったままだ。初穂は元の姿に戻っていた
「いかん・・・いかんですよ・・・。下手に動けん」と焦る日吉。まだ自分も元に戻っていることに気付いていない
「うぅむ・・・どうしよう・・・」と日吉。この時点でとりあえず日吉は手で顔や身体を触った。が、昨夜の半獣化が嘘だったみたいに普通の身体だ。しかし、辺りには獣毛らしきものが散乱している。
「やっぱり・・・夢じゃないよなぁ・・・このままではいかん。抜こう・・・」と接合部から息子を抜く。抜くと同時に多量の白濁とした液体が垂れた・・・
「・・・。やっぱり、放ってはおけないよな・・・。男として」日吉はかなり堅物だった。
「うーむぅ・・・はっ!。そうか・・・」日吉は悟った。何故この村の謎が今迄解らなかったのか
「本当に解らなかったか、当事者になったか、か・・・」と日吉。もし自分が発表すれば、日吉自身は勿論、初穂やその家族諸々に大きな禍となるのは間違いない
「そうだよなぁ・・・」とため息交じりの日吉。「でも、大事なものも出来たしな・・・」と、初穂を見ながら呟く
そうこうしている内に初穂が目を覚ました

770710:05/03/15 23:22:30 ID:LjNxP0vr
「ん・・・ふぁ・・・。あれ?。なんで私、日吉さんの目の前に・・・・」状況が飲み込めていないようだ
「えと・・・初穂ちゃん。おはよう」と言うのが精一杯だった・・・
「おはようございま・・・・って。え。えええぇぇぇ!?。わわわわたしっ?。もしかしてっ!?。日吉さんと!!?」と顔を真っ赤にする初穂
「うん・・・。そりゃぁもう・・・」と、これまでの経緯を簡単に話す。初穂は混乱しながらも申し訳なさそうに言う
「えええととその・・・あああの・・・ごごごめんなさっ・・・んむっ・・・」と唇を奪う日吉
「日吉さん!?。えと・・・その・・・?」
「謝らなくていいよ。俺でよければ、最後まで一緒にいるよ」と日吉。初穂の目が潤む
「日吉さんっ!。だいすきっ!!。」と初穂は日吉に抱きつくのであった・・・

<了>


おまけ

「しかし・・・俺達裸なんだよなぁ・・・どうしよう・・・」
「あ・・あはははは・・・。なんとかなりますよぅ。確かこの施設に未使用の服が結構あったはずですし・・・」
「そうか・・・って、ン十年前の代物かよっ?」
「大丈夫ですよぅ。それじゃ着替えましょう」
「・・・。初穂ちゃん。タフだな・・・」
771710:05/03/15 23:33:37 ID:LjNxP0vr
とりあえず完了です。うーむ、シリアス。ではないですね・・・スンマセンorz
お付き合いいただき有難うございました
772名無しさん@ピンキー:05/03/16 00:18:26 ID:3mp2CvQ8
>>763-771
完結乙。最後の方のラブな2人に萌えた。
シリアスでなくとも特に問題無いかと。

ただ、左端が鍵括弧ばかりなのは視覚的に単調だと思う。
もう少し地の文増やすか、改行位置に変化つけてみるといいかも。
773751:05/03/17 12:20:11 ID:4eTzMooe
>>763-771
乙ー。やっぱ勢い有るっていいねorz。
>>751での発言は、
(中途半端に印象づけると、中途半端になっちゃうよ)という話です。
二人がハッピーになれたからそれはそれで良いとおもふ。

一つ質問なのだけど、
初穂が変身したときには、精神的にどうなっているのか?ということ。
僕としては、「やや幼児化(+H化?)し、本能に素直になった」
と解釈してるんだが、710氏としては、どうしたかったのか。

キャラを作る上で参考にしたいのでよろしこ。
774710:05/03/17 18:49:19 ID:zdF2jtYT
>>772−773
有難うございます。まだまだへっぽこの身。精進します・・・
773氏の指摘通りです。追加で「春のため発情し、我慢していた思いと本能が一緒に開放する。しかも甘甘」が
自分のコンセプトです。
775名無しさん@ピンキー:05/03/18 22:44:40 ID:YbIEHUn4
どうやらあっちのスレに動きがあったようだ。
ちと感動した。
こっちも負けないぐらいがんがろうではないか
776710:05/03/18 22:54:02 ID:P4MlbArx
>>775
何と!。では自分も奮闘しようかな・・・と
とりあえず前作の半世紀前の話を構築中でつ。
777名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:02:03 ID:MUwqHnmK
>>776
半世紀前というと研究所がまだあった頃か。

文字通り獣並みの過酷な扱いに耐えかねて暴動発生、逃げ惑う研究員やら銃持ち出して
鎮圧しようとする警備員やらを理性失った獣人の群れが虐殺する話なのか、
その前の技術不完全で獣化するも体が耐え切れなくて「助けて、助けて!」とか絶叫しつつ
不完全に変形した手足で痛みに地面をのた打ち回ったりする話なのか、
どちらにせよシリアスだろうなあ、と勝手に予想してみる。

……全く関係ないほのぼの話だったらスマソ。
778710:05/03/20 00:10:22 ID:A7a+p9y/
うpしまつ。あちらに負けないくらいがんがらねばと思う今日この頃でつ
>>777様、とりあえずどちらにもニアピンでつ。暴動後、脱出できた者の話にしますた・・・

779710:05/03/20 00:11:21 ID:A7a+p9y/
明け方。月夜が照らす中、一人の青年が山中を彷徨っていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・なんとかここまで来たけど・・・。これからどうしよう・・・」
青年は悩んだ。ここが何処だか見当がつかない。とりあえず何とか車道に出ることができたものの途方にくれていた
青年の手足や体には幾つのも治りかけの傷があった。それだけではない。青年のものか、又は他人のものか。血液が附着していた。無論、服装にもだ
「!?」青年は歩みを止めた。どうやら何かに気付いたらしい。人の足音だ。しかも、色々と重装備しているようだ。常人にはまず聞こえないちいさな音も彼には良く聞こえた
ふと月光が彼を照らす。其処には一匹の白銀の人狼がいた・・・
780710:05/03/20 00:12:02 ID:A7a+p9y/
「あいつら・・・まだ追ってくる!」青年は気配を殺しつつ、いつでも闘えるように藪に身を潜めた
強化された聴覚、視覚により追跡者の概要が良く解る。数は三人。二人は短機関銃装備、一人は騎兵銃。指揮官か。少なくとも青年とは友好的ではないようだ
「くそっ。やるしか・・・ないのか・・・!」青年は意を決し、獲物が近づくのを待つ
追跡者もそれ相応の警戒をしながら接近してくる。が、相手が悪かった。青年は自分の間合いに相手が入るや否やその鋭い爪で指揮官の首を掻き斬る。指揮官は何が起こったのか解らないまま鮮血を噴き出し斃れた
「ひいぃぃっ!?」残った部下の一人は脱兎のごとく逃げ、もう一人は恐慌状態に陥ったらしく、短機関銃を乱射する
しかし青年には一つもかすりもしない。「くるなっ。くるなぁっ!!」狂ったように叫びながら闇雲に射撃した為、あっという間に弾が底をつく
その隙を青年は逃すことなく、追跡者の腕を掴んだ。そして、力に任せて投げ飛ばす。追跡者は悲鳴と共に谷底へと消えていった・・・
781710:05/03/20 00:14:54 ID:A7a+p9y/
追手がもういない事を確認すると藪から車道に戻り、ひたすら歩く。青年は気付いていなかったが、気が緩んだ為か人狼の姿から緩やかにヒトの姿へと戻っていった
暫く歩くと、身に覚えのある風景が目に入る。故郷の付近だ
「やった・・・還れたんだ。俺・・・。あれ?急に力が抜け・・・?」
安心した為だろうか、そこで膝をつき、倒れる青年。無理も無い。一睡も無く逃亡し、追跡者を排除してきたのだから
「かえったら・・・めし・・・くいた・・・・い・・・な・・・」青年の意識はそこで途絶つつあった。其処に、畑仕事の帰りか、小型のトラクターが近づいてきた
トラクターは青年の前で止まると、若い娘が青年を牽引していた荷台に乗せる。彼はひどく懐かしい気がした。しかも、懐かしい声と共に、だ。そして若い娘は青年の名前らしきものを叫んでいるようだ
そしてそのまま青年を乗せたまま、のろのろとトラクターは去っていった。その付近には標識があった。そこには
<莇谷村まで五km>とあった・・・

782710:05/03/20 00:19:51 ID:A7a+p9y/
とりあえずここまででつ。失礼しますた
783名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:41:48 ID:qgAImQec
>>782
乙。欲を言えばもう少し分量が欲しかったかも。
784710:2005/03/21(月) 22:30:38 ID:sZ/KBaqd
>>783
一応、話を続ける所存でつ。誤解を与えまして申し訳ないでつ・・・orz
785名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 22:51:53 ID:Mx0e3XlS
>>784
漏れは続くんじゃないか。と思っていたけど。
とりあえずガンガン書いて投下がいいかと
786名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 02:36:22 ID:LP4qdmtq
400 名前:Lミ ゜∀ノ ◆sIONnnCNag [] 投稿日:2005/03/21(月) 19:07:48
どの動物キャラで初めて抜いた?

         ∧_∧   ┌────────────
       ◯( ´∀` )◯ < 僕は、アメリカ物語のタニアちゃん! (幼稚園児の頃)
        \    /  └────────────
       _/ __ \_
      (_/   \_)
           lll
気が狂いそうなのでプロ固定を始めることにした。
787名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 23:50:12 ID:Zib4/6o5
どこのスレ?
788710:2005/03/23(水) 21:05:08 ID:ieXEeckt
投下開始でつ。エロ分が足りない自分にorzでつ
789710:2005/03/23(水) 21:06:18 ID:ieXEeckt
その頃、青年が倒れた山道から約10kmの山中に農村には場違いな施設では、完全武装した進駐軍の兵士が昨夜の惨劇の後片付けに追われていた
施設の外部はそれほど損傷していなかった。しかし内部は・・・研究員や警備兵、そして正体不明の獣の骸が散乱していた
ある者は後ろから鋭い爪のようなもので袈裟斬りにされ、又ある者は手足を引き千切られ、腹を食い破り捕食されたようだ。獣の方はどうやら大口径の銃弾を浴びたらしく、骸の損壊が激しい
「・・・ひどい有様だな・・・。くそっ。345め・・・!」と、負傷した士官が悪態をつく。そこへどうやら彼の部下らしき男が駆け寄ってくる
「大佐っ。ルーメイ大佐っ!。ご無事でしたか!」「おう。お前も無事だったか。ノターリン少佐」
お互いの無事を確認しあう。すると、ノターリンはルーメイの顔に深い傷があることに気付く。ルーメイが話すにはそこに斃れている獣に襲われるも、射殺したとの事だった
顔の傷はその際、つけられたものらしい。「001ですな。」「うむ。見境無しに暴れまわったぞ。流石は元凶悪犯の死刑囚だな・・・」彼等はその獣の骸を見る。正にそれはヒトの面影がある巨大な狼だった・・・。
「本国とは連絡が取れません。通信機が破壊されましたので・・・」「うむ・・・。残りの兵は?」「40数名です。しかし、先程先行していた3名は被検体345と交戦。その後の行方は不明です・・・」
790710:2005/03/23(水) 21:07:10 ID:ieXEeckt
ルーメイは悩んだ。ここで待機しては逃亡した被検体が村落に逃亡する恐れがある。そうなれば強化兵計画は勿論、施設で日常的に性的虐待をしていたことが公に晒される。そうなると、自分の地位が非常に危険だ・・・
しかし、本国からの命令は無い・・・当然、これ以上の行動は軍法違反になるだろう・・・。数刻悩んだ末、彼は自分の保身を選んだ
「逃亡者は何匹だ?」「はっ、現在可変型の345と、初期型が40数匹です。全体の6割が死亡、残りは檻の中です」
「よし。逃亡者を捕縛、若しくは排除する。ノターリン。お前は残存兵を編成しろ。施設警護と捜索にな。俺も行くぞ」「えっ?。はっ!?。了解しましたっ!」あわてて編成に入るノターリン。
それを見ながらルーメイは一人呟く「345・・・貴様だけはこの手で滅ぼすっ!。覚悟しろよ・・・」
しかし彼は二つの事に気付いていなかった。
一つは彼の身体が微妙に変化していた事。爪が硬く鋭くなり、牙が形成されつつあった。そしてもう一つ。彼等の行動を冷徹な眼差しで監視している黒い影の存在を・・・

791710:2005/03/23(水) 21:07:44 ID:ieXEeckt
「んう・・・ん・・・はっ?。ここは・・・俺の家だ」青年は目を覚ますと自分の家に運ばれていた事に気付いた
自分の家と確認し、安心すると急に腹の虫が鳴いた。が、当然朝飯の準備はしていない。とりあえず炊事の用意をしようと床の間を出る。すると若い女の声が玄関から聞こえた
「与平くーん。お早うー。朝ごはん、もってきたよー。」青年改め猪狩与平は急いで玄関に出た。「春姉さん!?。ありがとう。助かったよー。どうせなら入って。お茶ぐらい出すから」与平は心底うれしそうだ
春姉さんこと檜春恵は「はーい。お邪魔しまーす」と茶の間に入り、朝飯を広げている。握り飯、焼き魚、味噌汁と、ごく普通のものだったが、施設に収容されていた与平にはご馳走だった。すぐに平らげてしまった
食事が終わり、与平は春恵と色々雑談をする。畑仕事のことだとか、最近のラヂオドラマがこうだったとか・・・。そして頃合を見計らって春恵が質問する
「でも与平くん。よく大丈夫だったねー。冬なのに2週間も山の中で」「う・・・ん。なんとかね・・・」と与平。「村の人もみんなで手分けして探したんだけど、途中で進駐軍の軍人さんが我々に任せなさいって解散させるし」
(・・・多分証拠を消す為だろうな。でもそれに巻き込まれた俺はたまらんよ・・・)「へぇー。進駐軍さんが捜索したたんだ」と濁す。春恵は少々与平の様子に不自然なものを感じたが、それ以上聞かなかった
「じゃ与平くん、区長さん達にもちゃんと挨拶しにいかなきゃだめだよー。またねー」と猪狩家を春恵は辞した。広い家の中、与平だけになる。両親は早世し、只一人の肉親の兄は硫黄島で戦死。と伝えられていた。当然遺骨は無い
792710:2005/03/23(水) 21:08:21 ID:ieXEeckt
一人になり、これまでの事を自分なりに整理する与平。(あれは・・・12月の頭だったよな・・・)
いつもの様に雪が降る前にと残りの畑仕事をしようと村はずれの畑に行き、始めようとすると、藪の中から手足がある犬のような化物が飛び出す。その直後銃声が鳴り響きそれが斃れた。助かったと思いきや、それを駆除?した進駐軍に拉致され、ある施設に送られた
(ひでぇよな・・・。奴等、<死にたくなければ大人しくついて来い>だもんな・・・それから・・・)
施設での生活は劣悪そのものだった。檻の様な個室に押し込められ、まるで囚人のような毎日。男女比率は若い女が多いが、何故か頻繁に顔ぶれが変わる。しかもどんどん人数が減っていた・・・
健康診断と称して正体不明な薬物の注射、そして試験管のような風呂?に長時間入らされる・・・
食事も、固形物と水のみ。(今になって思えば、全部人体実験だな・・・そして偶々俺は見たんだよな・・・)
そう、排気口の開け方を覚え、脱走とはいかなくとも与平は施設を探索することが出来たのだ。目立たないように排気口の鉄格子から覗く。そこで目にしたのは正に悪魔の所業だった
793710:2005/03/23(水) 21:09:31 ID:ieXEeckt
<ヒトと獣の融合体>初めてそれを見たとき、何故自分が拉致されたかを与平は悟った。口封じだ。そして自分もいずれあのような姿にされてしまう
兎に角逃げよう。でも、どうやって?。悩んだ末、じっと耐え、チャンスを伺う。その過程で此処での悪行を垣間見た
夜間、兵士又は研究者が女の収容者を呼び出し、色々因縁をつけた挙句、性的暴行に走る。ここまではよく聞くことだが、此処では違った
彼等は呆然とした女に何やら注射を打ち、立ち去る。その後、雄の<ヒトと獣の融合体>を入れる。当然女は恐怖に怯えるが、動けない。あの注射は弛緩剤だったのだろう
そしてそれは女を無理矢理犯す。絶望と恐怖の悲鳴は徐々に嬌声に変わり、さらに発情した獣の鳴声と変わる。それと同時に女の肉体も牝の<ヒトと獣の融合体>に変化していく
全てが終わり、二匹の獣が気を失っている隙に他の研究者がそこに入り、檻に移す。一緒にいた士官らしき男が「これで証拠隠滅だな。ジャップの牝にはお似合いだ」と嘲笑しているのを与平は忘れなかった・・・
(あいつだ・・・あの一番偉そうな奴。絶対許せねぇ・・・!。そして俺はやったんだ)
12月29日、与平に対する実験は終わり、最後の薬物投与を行おうとしていた。人格を消す試みだったが、完全に失敗。彼は人狼の姿になり処置室を飛び出し、鎮圧しようとする警備兵を斬り裂きつつ、管制室を目指した
そして、そこにいた研究者や警備兵を無力化し、片っ端から施設の開閉ボタンを開にする。当然、<ヒトと獣の融合体>が」施設に溢れ、逃げるもの、鎮圧するもの、貪り食らうもの・・・阿鼻叫喚の世界になった
その隙に与平は人狼の姿のまま全速力で施設から逃げたのだった・・・

794710:2005/03/23(水) 21:14:15 ID:ieXEeckt
とりあえずここまででつ。失礼しますた・・・

795名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 00:26:55 ID:2fI499p8
>>794
改行に気を配るといいと思う。端まで文章詰めると読みにくい。
一行に会話文を2つ以上入れるのは独特過ぎ。文末にはきっちり句点をつける。

それとキャラの話し言葉で引っかかった箇所を一つ引用。

>「んう・・・ん・・・はっ?。ここは・・・俺の家だ」

これだと何となくギャグっぽい。青年は起きてから辺りを見渡すなりなんなりして
自分の家だと気付いたんだろうから、そこを省略せず地の文で描写して欲しい。
あといくらうなされてても目覚める時に「はっ」と言う人は実際いない。
これも地の文で「青年は飛び起きた」とでも書くべきだと思う。


せっかく投下してくれたのに文章のアラばかりつついて本当にすまない。
内容はマジで好みなんだ。でも文章読むとどうしても突っ込みたくなる。
796710:2005/03/24(木) 00:40:38 ID:dx5/Eayo
>>795
有難うございまつ。早速続きにてフィードバックさせてもらいまつ
797710:2005/03/25(金) 23:09:30 ID:BKFU041x
続き投下開始でつ。へっぽこなりに改善してみますた
798710:2005/03/25(金) 23:11:32 ID:BKFU041x
「そして、あのまま気を失った所で、春姉さんが拾ってくれたわけだ・・・。」
与平は呟く。そして、これからの事を考える。できれば何も無かったことにしてここで普通に暮らしたい。
だが・・・。じぶんはもう普通の人間じゃない。何かの拍子に獣の姿がばれたら、大変なことになる。
それに、<奴等>はまだ生きているだろう。当然この村も捜索の対象になる。そうなれば・・・。
「・・・。村の人が俺の二の舞になる・・・!。いかんよな・・・。まだ、やり残しがあるよな。」
悩んだ末、引き出しから万年筆とメモ帳を出し、書き込む。時計の針は午後11時を指していた。
<皆に迷惑がかかるだろうから当分村を出る。申し訳ない。>と書置き、出る準備をする。
「結局、約束を破ることになるな・・・。ごめん。姉さん。」
少々罪悪感を抱きつつ、与平は夜闇にまぎれつつ村を去った・・・。
799710:2005/03/25(金) 23:14:21 ID:BKFU041x
ちょうどその頃、春恵は何故か寝付けなかった。行方不明だった弟分が帰ってきたはいいが、何故か何時もの彼とは違う。
何というか、ちょっと逞しくなった様な。そして、何処か寂しげな・・・正直弟分という見方が出来そうも無い。
「与平くん。何だか逞しくなってたな・・・。もう弟扱いできないな・・・。」
物思いに更ける。その時、外から何やら物音が聞こえた。外に出ると、猪狩家はもう真っ暗だった。
そして、村から去る人影を春恵は見た。間違いない。与平だ。
「どうして・・・?。でも、今ならまだ間に合う。追いかけて行こう。」
とっさに判断し、寝間着の上にコートを羽織り、与平を追いかけようとする。村はずれまでは彼の姿を見たが、其れからは見失ってしまった。
「あれ・・・?。さっきまで居たのに。おかしいなぁ・・・?。」
夜道を一人歩く春恵。その背後から、中年が声をかけた。
「お嬢さん。誰かをお探しですか・・・?」
「えっ・・・!?。」
振り向くとそこには獣のような憤怒の表情をした、進駐軍の士官とその部下達がいた・・・。
800710:2005/03/25(金) 23:15:40 ID:BKFU041x
獣道を与平は走った。家を出る時に誰かに気付かれてしまったようだ。だが、兎に角山に入れば追いつけまい。
身体を強化された為か、全く疲れが出ない。この分だと10km程の所にある駅まで余裕で行けそうだ・・・。
「よし。このままなら始発まで余裕だ。けど・・・逃げているんだろうな・・・。俺。」
多少自虐的にぼやく。そして、気付いたのは誰だったのかとぼんやり考える。近所の家だった。たぶん女性。となると・・・。
「やっぱり。春姉さんだよなぁ。俺って何でこう、間が悪いんだろう・・・。」
出来れば一番村を去る所を見られたくなかった。今迄何かと気を利かしてくれたのに、裏切ってしまった様な感じだ。
そして、一番<化物になってしまった自分>を見られたくない相手でもあった。
獣道から山道に出る。少しは楽に走れそうだ。与平はひたすら駅を目指し走る。すると、後方から何やら丸い光が二つ、彼の姿を照らした。
「!。車?。こんな夜中に・・・?。」
与平はとっさに茂みに隠れた。その数分後、幌付のジープとトラックが横切る。与平は見た。いや、見てしまった。
ジープには施設にいた士官とその部下。そしてぐったりとしていた春恵が乗っていたのだ。
「何で・・・姉さんが・・?。まさかっ!?。」
嫌な予感的中。恐らく自分を探そうとして奴等と遭遇、拉致されたのだろう。そしてその後に待っているのは・・・。
頭の中にあの光景が再び蘇る。あの時は何も出来なかった。見ていることしかできない自分を呪った。
だが今の自分なら奴等ぐらいなら蹴散らせる自身があった。そして、この手で春恵を助け出す自信も、だ。
しかし施設へ戻れば、確実に罠にかかることになるだろう・・・。それでも与平は姉貴分を見捨てることはできなかった。
「今の俺なら何とかなるっ!。もう一度あそこへ行こう。無事でいてくれよ・・・!!。」
与平は人狼へと姿を変え、急ぎ施設へと向かった・・・。
801710:2005/03/25(金) 23:16:51 ID:BKFU041x
とりあえずここまででつ。精進せねばと思うこの頃でつ・・・
802981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/03/26(土) 01:07:27 ID:7I1V0Pip
>>801
毎度お疲れ様です。
中々いい展開ではないですか、自分はこの手の話が好きなので結構期待しております。
それでは、頑張って下さい。楽しみにしておりますので・・・。
803名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 01:19:05 ID:S4hanL4l
>>797-801
見違えるほど良くなってると思う。GJと心から言いたい。
あえて言うなら傍点使う時は……のように小さいのを2つ続けるといいかと。

攫われたヒロインを助けに行く。王道的展開だけど、それがいい。
主人公がきっちり頑張ってるのは見ている方としても気持ちいいし、キャラに対する
感情移入度が高まって萌えや燃えを演出しやすくなる。

詰まる所、この話は面白いしこれからも面白くなりそう。改めてGJ!
804名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 21:49:29 ID:PsqYu+Gx
805名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 01:47:41 ID:D/N/wJ+Q
806名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 02:15:42 ID:wE1gBKsr
掘骨砕三のことかぁー!
807710:皇紀2665/04/01(金) 20:10:43 ID:XXspqvq5
こんばんは。投下しまつ。
808710:皇紀2665/04/01(金) 20:12:13 ID:XXspqvq5
「・・・・・・。あれ?。守衛がいない・・・?。」
施設付近の森に身を潜めつつ、様子を伺い、吶喊しようとする与平。しかし、それは拍子抜けに終わった。
入口には守衛がいない。さらに、人の気配がほとんどしない。さっきのジープとトラックがあるのに、だ。
しかも感覚の鋭くなった与平は、生臭く鉄のような臭いを感じる。血の臭いのようだ。
「おかしい・・・。罠か?」と考え込む、がこのまま立ち止まるわけにはいかない。
気配を殺しつつなるべく障害物の陰になるように正面突破をはかった。
「今しかない・・・!」
施設の中に消える与平。その姿を二つの黒い影が多少呆れながら見ていたことを当然彼は気付かなかった・・・。
809710:皇紀2665/04/01(金) 20:13:15 ID:XXspqvq5
「あの馬鹿・・・。考えなしに行くか?。普通・・・。」
大きい方の黒い影がぼやく。どうやら男のようだ。
「まあまあ。でも、ある程度の訓練は受けているようですね。隠れ方が上手。」
多少男より小柄な影が答える。こっちは女のようだ。どうやら与平のことをフォローしているらしい。
「しかし・・・。妙だな。」
男は呟く。たしかにここで大規模な暴動があったのは事実だ。そして所員のかなりの数が犠牲になっている事も。
それにしても人の気配が無い。さっきジープとトラックから20数名が施設の中に入ったきりだ。
しかもこの施設は構造上秘匿性が高く、中の状況が全くわからないのだ。
「もしや・・・?。だが、かえって好都合だ。俺たちも行くぞ。」
男がそう云うと、女は頷き、施設の中へと消える。そして男も通信機でどこかへ連絡しつつ、後を追った。
「犬小屋へ、こちらクロ。ギンと共に飼育小屋に突入す・・・。」
810710:皇紀2665/04/01(金) 20:14:07 ID:XXspqvq5
「!!。これは・・・!。」
兵員の詰め所らしき部屋に入った与平が見たのは、血の海と散らばった肉片。そして何かの書類だった。
彼等は抵抗するまもなく切裂かれ、砕かれ、潰されたのだろう。発砲の痕跡が無い。
只気になったのは、そこには責任者と思われる男の姿はなかった。無論、春恵の姿もだ。
何か手がかりが無いかと書類に目を通していると、骸の一つからうめき声が聞こえた。士官らしい。長くはもたないだろう。
「う・・・ぐ・・・。」
「おい。しっかりしろ!。誰にやられた?。」
なるべく触らずに与平は問う。下手に動かすと危険だからだ。幸いだったのは士官は負傷によって目が見えないようだった。
「た・・・いさ・・・。な・・・ぜ・・・。」
「誰だ大佐って。そいつがこんな事したのか?。」
「あの・・・薬・・・は・・・廃棄したは・・・なのに・・・。」
士官はそう云い残すと事切れた。力が抜けると同時に制服から身分証明証が落ちる。そこには、<A・ノターリン>と記してあった・・・。
与平は士官を一瞥すると。詰め所を出る。とにかく、春恵の救出が最優先だ。他のことは後回しだ。しかし・・・。
「でも・・・俺のこの姿を見たら、姉さんはどう思うかな・・・。」
嫌われたくない。でも、この姿でなければ彼女を助けることは不可能。ならば迷うことは無い。助けねば。
与平は決意を新たに施設の奥へと進む。と、その時、強烈な気配を察知した。
「なっ!!!。」
あわてて気配を殺しつつ、もう直ぐ着きつつある研究室へと急ぐ。そしてドアから様子を伺った与平の目に映ったのは、大型の狼らしき獣が二匹、凄まじい殺気の中対峙している光景だった・・・。
811710:皇紀2665/04/01(金) 20:15:59 ID:XXspqvq5
とりあえずここまででつ。萌えが無くて申し訳ないでつ・・・orz
812名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 00:03:02 ID:GQoxQdRk
>>811
いいよーいいよー
どっちかっていいと燃えてきた
813名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 00:50:34 ID:ga9vq+0D
>>811
続き早く!続き早く!
814812:皇紀2665/04/02(土) 00:54:42 ID:A11REhxX
×いいと
○いうと

くだらないことでカキコスマソ
orz
815名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:03:21 ID:6C6sUvXA
>>811
萌えは後でじっくりと見せてもらえれば。
81636 ◆UKLxAfMCvI :2005/04/03(日) 07:17:13 ID:OldQzqJ3
>>710
うほっいい仕事乙。
最近小説書いてないからもうダメポorz

メールじゃないけど個人報告
今アレンジのエロシーン入りますた。続きません(マテ
シエラ編もまた最初から書き直しますた。もうこれで軽く5回くらいは逝ってますorz

さーて早速気合入れて書(描)くぞー。
81736 ◆UKLxAfMCvI :2005/04/03(日) 07:17:49 ID:OldQzqJ3
sage忘れますた。スマソorz
818710:2005/04/03(日) 20:49:54 ID:8UWSlx+L
>>812-817
皆様ありがとうございまつ。

>>36氏様
壮健でなによりです。お互いにマターリとがんがりましょう。
819名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 21:45:07 ID:Aa8fek3N
なぁ、獣人は化粧する必要とかってないよな?
あったとしても毛並みの手入れ(恐らくこれが人間の肌の手入れに相当すると思われる)ぐらいだよな?
820名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 23:51:22 ID:DqIZ3qAY
人それぞれだと思うよ
自分の中での獣人は儀式的な化粧をする感じ
体の一部に古代文字みたいな模様書いたり
821名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 02:22:12 ID:GB+yHw2/
必要か不要かは別として、ケモノさんが口紅ひいてたら俺は萌える
822名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 11:12:07 ID:9+EmO3wO
なぁ、俺もLOMのシエラのエロを書いているんだが、出来上がったらここか聖剣エロパロ
のどっちに投下するべきかな?
823名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 18:18:10 ID:vRNsx4IP
824名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 19:42:05 ID:i03DcV4L
>>822
どっちでも好きな方でいいと思う。
無論、個人的にはこっちに落としてくれた方が嬉しいけど、どの道読めるんだし。
825名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 19:52:04 ID:9+EmO3wO
>824
dクス。何か長編になりそうだが、頑張ってみる。
ちなみにヴァディスとシエラとラルクしか出ない予定。だけど、機会があったらダナエも…無茶苦茶無理矢理な形で出るかも。
まぁ、気長に期待せずに待って頂きたい。
826名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:29:08 ID:9t0eCyA2
神降臨祈願age
827名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 14:36:34 ID:nV7+vKAg
他人に操られて獣化とかってなかなかイケると思うんだが。
行動を操られるんじゃなくて、あくまで獣化だけとかな。
そしてあざ笑う研究者とか…
828名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 20:58:25 ID:+iUbWJAu
どっかの人外エロ小説載せてるページにそういう感じのシリーズ物があった覚えが。
俺は自分の意思で変身する方が好みだけど。
829710:2005/04/11(月) 22:17:08 ID:A5fG2D7t
ども。最近遅々として文が進まない710でつ。申し訳ないでつ・・・orz

自分はどっちのケースでも最終的に甘口ならおkでつ。そしてあざ笑う研究者とかは、それ相応の
因果応報を味わってもらう展開が好みでつ。
830名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 02:30:21 ID:dZALcPDN
他者強制獣化ってその時点で既に陵辱っぽいし、
最後まで鬼畜路線で突っ走っちゃうのも俺は好きなんだが。
家畜・ペット扱いとか種付けとか。
作者>>710さん自身は趣味じゃないみたいだけど、>>793の女性獣化エロにも激しく萌えた。

…さらに鬼畜進めて、動物×獣人とか…は、このスレじゃ駄目なんだろうか。
831981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/04/14(木) 21:58:27 ID:FrS8bh7A
小説を書きたいが時間の無い自分に救いの手を・・・と叫んでみる。

因果応報ネタは良いですねぇ、惚れ惚れします。
しかし、獣人×動物ていう路線は全くが付かなかった・・・考えてみると中々萌かもしれない。
832名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 02:13:59 ID:LKC4pIvk
犬獣人少年×人語犬姉さんなシチュを考えてはいるが
それ以前に書く物が大量に頭の中に溜まっているので、そっちを片付けてからにします。
20年ぐらい待っててください。
833名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 03:48:43 ID:1tIunt9X
圧迫された日常がある。
氏にたい
834名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 11:09:19 ID:dAsq5Apk
いいよ。
)ノシ  バイバイ
835名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 16:15:14 ID:wfh119Xj
>>833
そういう時は動物と戯れつつ、それが獣人だったらと思ってみると吉。
昨日コリーに飛び付かれたがかなり来るものがあったよ
836名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 00:40:36 ID:gffA1ou6
以前このスレでSSを書いてたけど、何か違和感を感じると思ったらアレだ。
俺は獣化萌えであって獣人萌えじゃなかったんだ。なるほど。
837名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 12:58:34 ID:THbst8b6
ロリケモきぼんぬ
838名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 23:09:08 ID:4eQf5lPH
>>836
元は人間ってのがいいんだよな。俺は両方好きだけど。
839710:2005/04/19(火) 22:05:25 ID:5cacpXna
ども。少ないでつが投下しまつ。遅くなって申し訳ないでつ・・・・・OTL
840710:2005/04/19(火) 22:06:53 ID:5cacpXna
「それら」は、狼でも人でも、そして強化兵でもなかった。まず、人を素体としているらしいが、手足、関節は獣のものだ。
そして、身体つきも獣のそれに近い。さらに、どちらも著しく理性と言うものが感じられない。
そしてどちらかと言うと一方が今まさに襲いかからんとしているのに対し、もう一方は怯えながらも威嚇しているようにも見えた。
どうやら襲いかかろうとしているのが牡。怯えつつ威嚇しているのが牝のようで、付近には識別できないくらいにボロボロになった服が散乱していた・・・。
先に襲い掛かったのは牡の方だった。鋭い爪で牝を切裂こうとするが、紙一重の差で避ける。空しく空を切る腕。
その間隙を衝き、牝が力任せに牡を引っ叩く。仰け反る牡。顔には生々しく傷から出血しているが、程なくして傷が塞がる。
「どうやら・・・試作型か・・・?」
与平は身を潜めつつ奥へと進もうとする。すると、前に何か手帳らしきものがあった。
それを何気なく拾い、見る。そこには免許証が一緒に入っていた。名義は、檜春恵・・・・・・!。
「そんな・・・。まさか・・・。」
与平の脳裏に最悪の展開が二つ浮かぶ。一つは春恵があの二匹の獣の戦闘の巻き添えを食らい、殺されたということ。
もう一つは、あの牝の獣が春恵だと言うことだ・・・。
841710:2005/04/19(火) 22:09:05 ID:5cacpXna
そうしている内に、二匹の獣の闘いは終局を迎えようとしていた。牡の方が戦闘に慣れているらしく、多少の被害を無視しつつ牝を追い込む。
一方牝はなりふり構わずに暴れるも効いている様子は無い。そして牡は牝の腕を掴むと力任せに投げ飛ばす。牝は受け身を取ることも出来ないまま、隔壁に叩き付けられた。
なんとか立ち上がろうとするが、そこに牡が殴りかかる。鈍い打撃音の後に牝は冷たい地に伏した。意識を失ったのだろうか、どんどん人の姿にもどってゆく。
つい先程まで人の姿をした牝の獣は黒髪の娘へと姿を変わりつつあった。。間違いない。春恵だ。そこへ、牡がとどめを刺すべく襲い掛かろうとする。
与平は考える事よりも先に身体が動いた。この人を護るんだッ・・・!!。と言わんばかりに飛び出す与平。
「うおおぉぉぉッ!!。」
今まさに振り下ろされんとしていた無慈悲な攻撃をしかけようとする牡の目前に与平が立ちふさがりる。牡もそれに気付き、目標を変更した。
牡は与平をその鋭い爪でなぎ払おうとする。とっさに回避しようとするも、間に合わない・・・!。与平の右足に熱い衝撃が走った。
「あ゛ッ・・・ぐッ・・・なにくそっ!!。」
それでも与平は自分の身体の被害を省みず渾身の力を込めて牡の顔面に拳を叩き込んだ・・・・・!!。
何かが砕けるような嫌な音と共に、殴られた拍子に牡の獣は大きな試験管らしき物に叩きつけられ、沈黙した・・・。
842710:2005/04/19(火) 22:10:58 ID:5cacpXna
「ぐッ・・・あ゛ッ・・・・。」
一方与平も只では済まない状況だった。右足のすねから下が鋭利な刃物で斬られたように切断されていた。
バランスが保てず倒れこむ。激痛によって何とか意識は保ってはいるが、まともに立つことができない。
「何とか・・・・・。奴が動く前に姉さんを・・・せめてこの外へ・・・。」
這いずる様に春恵に近づき、抱きかかえる。幸い獣化しているので出血は止まったようだ。そして出口へと向かう。
片腕で春恵を抱え、もう片腕で壁を伝いつつ、ゆっくりと動く。しかし其れを待ってくれる程牡の肉体は柔ではなかった。
「!!。畜生!。間に合えッ。」
気配に気付き、急ぐ与平。ドアまであと2メートル。恐らくは自分は間に合わないだろう。それでも春恵だけは・・・・・!。
ドアノブに手を付けたと同時に背中に熱い衝撃が走る。袈裟斬りにされたようだ。意識が遠のく。牡はもう一撃で止めを刺そうとしていた。
「ちく・・・しょ・・・う・・・。此処までき・・・・・て・・・・・。せめて・・・!。」
意識を失う前にドアを開く。するとドアの向こうから凛とした声が聞こえた。幻聴だろうか?。
「伏せなさいッ!!。」
もう其れを聞く余力は与平には無かったが結果的に春恵を庇うように倒れ込み、伏せた。
その刹那、与平がいた空間を真っ赤になった細長い弾丸のようなものが空を切る。そして、牡の眉間を貫通した。
牡は何事か分からないようにその腕を与平に向け振り下ろそうとするも、どんどん動きが緩やかになり、そして止まる。
そのまま牡は地響きを立てながらうつ伏せに斃れた・・・・・。もう二度と動くことは無い。
843710:2005/04/19(火) 22:12:14 ID:5cacpXna
「ふぅ・・・。間に合いましたね。」
銀色の人狼女が一緒にいた黒色の人狼にそう云うと、多少憮然としながら答えた。
「そうだな。ギン・・・。しかしこの馬鹿・・・。何て無茶を・・・。いや、あいつだから、か。」
「ええ。クロ隊長。」
研究室内を探索しながらギンは答える。何やら色々資料を集めているようだ。
一方クロは倒れた二人を背負いながら。冷たくなった牡の獣だった男の姿を見た。白人の男だった。
「やはり奴か・・・。哀れな男だ。セドリック・ルーメイ・・・・・。」
クロは骸に一瞥すると、資料を鞄に詰め込み終わったギンを確認し、二人を抱えつつ、ギンと共に施設を辞した・・・。
844710:2005/04/19(火) 22:13:36 ID:5cacpXna
とりあえずここまででつ。失礼しますた・・・
845名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 23:52:26 ID:TXCVx8lJ
>>838
まあ獣人好きって言ってもどれだけ獣成分が高いかで好き嫌い分かれるから……
ちなみに俺は昔ジャンプでやってた某獣人系漫画くらい。
846名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 13:08:49 ID:GxFjhtkz
新しいファイヤーエムブレムにも亜人族でて来るけどあれってどーよ
うちは抵抗ない。FF11の獣人の解釈は納得できないが。
847名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 19:46:30 ID:9AVo8zIp
女キャラの獣化バージョンが四つ足っぽいのがちょっと。
個人的には二足歩行のが好み。商業でやるには勇気いるだろうけど。
848名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 00:06:39 ID:4r1/7W3M
光軍の専売特許奪っちゃったよ・・・
849名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 02:07:34 ID:DfMVrRKc
まぁ、ずいぶん昔に竜変身軍団がいたからねぇ…。
850名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 01:57:12 ID:h+qQ7i8j
>>710
今更だが乙。言うタイミングが掴めなかった。
851名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 23:12:28 ID:KiT1D18y
GWに入ったから作品が増えることを期待してる俺ガイル
852名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 23:13:03 ID:KiT1D18y
GWに入ったから作品が増えることを期待してる俺ガイル
853名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 23:13:46 ID:KiT1D18y
2重カキコした俺ガイル
854名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 11:05:56 ID:ehWHB8Po
俺ダルシム
855名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 15:47:28 ID:oq06hwQW
その島の地下には古代の迷宮が在るという
そこには恐ろしい怪物が棲んでいて、迷い込んだ者を喰らうという・・・


「・・・と言う訳で、貴方様に是非とも討伐を依頼したいのです。」
小太りの男が言う、言葉遣いは丁寧だがその裏で私を蔑する態度が見え見えだ
私は賞金稼ぎ、各地を転々としお尋ね者や賊の類を討伐することを生業としている
自分で言うのもなんだが、私はかなり強い。私の名を聞けばその辺の野盗なんて皆震え上がり許しを請う
そんな私に今回依頼されたのは、怪物退治
依頼人は今私の目の前にいる、この小太りの男
この辺りを治める地方領主だが、金に汚く、色々と悪いウワサの絶えない男だ
何でもとある島に別荘を建てようとしたのだが、何者かの襲撃を受け続け工事が出来ないらしい
当然兵を使って襲撃者を討伐しようとしたが、悉く敗れそれで私のもとへ来たらしい

正直気乗りしない依頼だった、この男の慇懃無礼な態度と私の体を舐めまわす様な視線が気に入らなかった
しかしここ最近依頼が来ず、金も尽き掛けていたので結局受けた、報酬は弾むそうだしな
私が承諾すると、わざとらしく大袈裟に喜び前金まで渡してきた、金に汚いと言われる割には随分気前のいい男だ
愛想笑いを浮かべる男を無視して、私の体は久しぶりの仕事に高揚し始めてた・・・
856855:2005/05/01(日) 15:53:39 ID:oq06hwQW
「着きましたぜぇ、先生。」
その島は陸から見えるほどすぐ近くの沖合いに在った
だが、昔から近隣の住民は誰一人として近寄らないらしい
『〜あの島には古代の神々に追放された魔物が棲んでいる、島に近づくものはその魔物に皆喰われてしまう〜』そうだ
「しかし、本気ですかい?。」
「・・・何がだ?。」
「本当にお一人で行くんですか?、相手は化け物ですぜ。」
「それで?。」
「いや、それでって・・・。百人の兵士が皆殺しにされたんですぜ!!。」
「それくらい、私一人でも簡単に殺れる。」
「ははは、いくら腕利きでも女一人でそんな・・・う!!。」
「・・・。」
「わ、わかりやしたよ。そ、それじゃああっしはここらで、3日後にお迎えにあがりやす・・・。」
私が睨みつけると、案内人の男はそう言って逃げるように船を出して行った
「・・・化け物、化け物・・・か。」

渡された地図を見ながら、島内を探索する
話によるとその魔物とやらは、島の奥にある遺跡地下に潜んでいるらしい
程なくそれらしき遺跡を発見した、考古学の知識など全く無い私にも
その遺跡が相当古いものであることが一目でわかった
「さてと、魔物とやらにご対面か・・・。」
誰が聞いてるわけも無いのに、そう独り言を呟いて私は遺跡に足を踏み入れた・・・
857855:2005/05/01(日) 16:18:50 ID:oq06hwQW
遺跡の中は地下にも関わらず、ほんのりと明るかった
壁に刻まれた紋様が仄かに光っているようだ
しかしそれ以上に不可解だったのは、内部の複雑さだった
上ったと思えば下がり、右に曲がったかと思えばすぐ左に曲がる
今自分がどの辺りにいるのか、それすらもわからなくなってきそうだ
またそれだけではなく、なにか遺跡全体に感覚を惑わせるような違和感が漂っていた
「気持ちが、悪い・・・。」
気づいた時には遅かった、最早立っているのか座っているのか、私の五感は完全に乱された

その時だ、急に寒気が襲った
「・・・なにか、来る?。」
気配がする、前・・・いや後ろ?、だめだわからない
近づいている、確実に
だがそれが何なのか、今の私に知る術はない
徐々に迫り来るそれに、私は恐怖を感じていた
怯えながら辺りを必死に見回していた、その時
「あ!?。」
黒い大きな影が私の視界に広がった、私の意識は、そこで途切れた・・・
858855:2005/05/01(日) 16:21:57 ID:oq06hwQW
えと、長々と駄文失礼しました
前フリがようやく終わったところですが、続きを書いてもよろしいでしょうか〜?
859名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 16:24:57 ID:u7MfmSF+
>858=>855氏
今の段階では何とも評価が難しいので兎に角続きを。
860名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 16:40:19 ID:tU/OMavc
最近前フリ長いの多いね。
861855:2005/05/01(日) 17:21:59 ID:oq06hwQW
ピチャピチャ・・・
「う・・・ん。」
頭が、重い
ピチャピチャ・・・
ここは、私は・・・?
そうだ、仕事を請けて、地下の迷宮に、そうしたら魔物が・・・魔物?
重い瞼をなんとか開けて辺りを見渡す、ここは、そう迷宮の中だ
ピチャピチャ・・・
何?、この音、足の方からする何かを舐めるような音、私は音のするほうに首を向けた
「ああ!?。」
私は目を見開き、ようやく事態を理解した
牛のような頭をした大男、背丈は私の倍近くあるだろうか、が私の股に顔を埋め舐めまわしていたのだった
「この、離せ!!」
両足をばたつかせもがくが、足を掴まれて身動きが出来ない、こんな獣みたいな奴なんかに私の
再度脱出を試みるが無駄だった、そうしている内に牛男は苛立ったのだろうか、顔を離すと今度は私の体に圧し掛かってきた
「ひあっ!?。」
何かの先端が私のそこに触れた、次の瞬間牛男が私の腰を押さえつけながら体重をかけてきた
「いやっ、離せ、離して!!、いやあああああっ!!!。」
下腹部に鈍痛が走る、牛男の唾液で滑り易くはなっていたものの、強引にねじ込まれたそれは私の体を床に打ち付けるように思えた
「あああ、あう・・・。」
それまで私は一人きりだった、実の親にすら忌み嫌われ、ずっと一人で生きてきた、男と唇を重ねたことすら無い
それなのにこんな、こんな獣なんかに・・・
私が抵抗できなくなると、牛男は私の体を抱き寄せて激しく腰を使い始めた
貫かれている、しごかれている、私の中で獣の肉が・・・
私は抵抗する気力すら失い、牛男の胸に体を預けて為すがままにされていた
牛男の息が荒くなる、動きは更に激しさを増していく、牛男が一際大きな声で吼え私の体をきつく抱きしめた

私は彼の熱い昂りを、余すことなく全身で受け止めた・・・
862名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 21:11:23 ID:yxzJ8kGo
とりあえず会話文の最後に『。』はいらないと思う。
863名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 23:14:56 ID:GjRB5pDV
普通小説とかには書かれてるだろ?
864名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 23:16:06 ID:tU/OMavc
え…普通無いよ。
865名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 00:55:19 ID:mjU0WgaE
原稿用紙に書く場合には、閉じカギカッコ(」)と句点(。)は一セットで同じ一マスに入れるのが原則なのだが、
ワープロやパソコンで活字で打つ時は
二つの記号を一マスに入れる事ができないので句点を省略するのが一般的、だったと思われ。

しかし致命的にわかりづらかったり、よっぽど違和感があったりするんじゃなければ
文法とか書式とかは正直二の次で良いと思う。
内容が一番重要。そしてその内容に激しく期待。次で獣化か?
866名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 21:51:58 ID:zDvf7ByA
感嘆符とか三点リーダの後はいらないと思う。
867名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 03:46:15 ID:3kPEKtlY
感嘆符の後はいらないが三点リーダの後はいると思うがな。
つか俺の場合は入れる。
でもやはり>>865の言う通り内容第一だと思う。
868名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 01:58:02 ID:ZlNWacRW
>>855
内容。
漏れとしては普通に読めたな。
というかやっぱり前振りはある程度合った方がいいと思った。
いきなりセックルとか言われてもさっぱり……だとは思わないか?
雰囲気大切。
869名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 03:58:10 ID:BcNdo0Cq
同じく。

まあ前フリだけで放置ってパターンが多いから
読み手がわは何も言えんが
870名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 03:10:00 ID:f2WXXBIF
>>861
もっと、牛男タンにネチネチ嬲られて欲しいにゃ〜。

> それまで私は一人きりだった、実の親にすら忌み嫌われ、...
新たな展開があると思いつつ、正座してマツ。
871981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/13(金) 01:00:32 ID:+3UpXcrv
近日中に1本投下出来そうです・・・急に書き出したもので。
ところで、そろそろ容量が尽きそうですので次スレを考える時期に来たのではないかと思いますが如何でしょう?
容量が足りないようでしたら次スレにて投下しますが・・・。
872名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 02:17:14 ID:cEv9YSqr
もう450kbオーバーか。今回はスムーズに移行したい所。
スレタイはこのままでいいかね?
873710:2005/05/14(土) 16:02:25 ID:s6T1Jmr0
自分は賛成でつ。続きのネタが浮かばなくて申し訳ないでつ・・・orz
874名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 22:49:22 ID:YLcL925i
>873
んなこといちいち報告する暇があるならば一行でも多く書け。
875981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:31:13 ID:J2OsCT/m
投下開始〜今回は途中まで。
876981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:33:37 ID:J2OsCT/m
「緑が目にしみるなぁ〜。」
 大石知明は山道を歩きながらそう嬉しそうに呟いた。
彼が今いるのは鳥広山、都心から電車で1時間半最寄駅まで乗り、そこから更にバスで30分ほど行った所にある山で、少し奥まった所にあるがその良好な自然環境から評判は高く、週末ともなれば家族連れや中高年で賑わう名所である。
都内の会社に勤める知明もここへ遊びに来た1人であった、久々に取った休みを利用してここへ気分転換を兼ねて遊びに来たのである。
 そんな彼が楽しんで歩いていると、しばらく先の地点をノロノロと進む中高年の団体が目に止まった。
彼らは年のせいにのかは知らないが、山に登りに来たと言うのに一向に話を止める事は無い、時には登るよりも話す事に夢中になってしまい、他の登山者にとっては一体何をしに来ているのかと思いたくなるほど、迷惑極まりない存在となる事すらある。
"うわっ厄介だな・・・・どうしたものか、追い越すだけの道幅は無いし・・・。"
 知明はその場に立ち止まると、持参した地図と前方とを見比べて思案した。確かどこかに今は使われていない古い登山道があるのを記憶していた彼は、地図上を丁寧に見てその位置を探していると、すぐに現道からの分岐点が今いる場所から数百メートル先にある事に気が付いた。
877981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:35:16 ID:J2OsCT/m
"前の様子は如何かな・・・。"
 前を見上げれば、ちょうどその集団はノロノロとした動きは相変わらずではあったが、着実に前進しており、追いつかない様に歩いていけば、あの集団に気が付かれる事無く旧道へ入れると予測するとゆっくりと歩き始めた。
気が付かれる事、それは最悪な事であった、何故ならそれは自らが望んでもいないのに勝手にその集団に引きずり込まれ、全ての計画を断念せざるを得ない可能性を秘めているからである。彼はそのままやり過ごして、そっと旧道へと身を隠した。
「ようやく静かになったか・・・しっかし、荒れ放題だな旧道は・・・。」
 旧道へ踏み込んだ知明は急に表情を明るくし、そしてその荒れ具合に目を見張りつつも楽しげに、その荒れて雑草の生い茂るその痕跡僅かに止めているに過ぎない旧道を歩き始めた。
予定よりも山頂への到着が遅れのは致し方ない、そう割り切って耳を澄ますと草を踏む音が辺りへ響き渡り、鳥の鳴き声やそよ風の音が静かに聞こえてきた。
そして、時折張られているクモの巣には難儀しつつも、それを差し引いた所で十分な満足感を我が物にする事が出来たのであった。
878981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:36:18 ID:J2OsCT/m
「ひまだわぁ〜。」
 その頃、知明の歩いている旧道からそう遠くない谷の奥まった場所にある社の中で1人の少女が暇そうに大欠伸をしていた。
何でこんな山奥に少女が?と思うがその姿は巫女装束であり、この社に務める巫女さんである事はすぐに知れるものの、どうした事か周りに人の気配は無い。
その境内を見るとすっかり荒れ果てたもので、正面へと続く石の参道以外はすっかり枯れ草と新たに芽生えてきた若草とに覆われている。
879981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:38:24 ID:J2OsCT/m
 さて、その少女を良く見てみると、本来耳がある場所には耳が無く長く伸びた黒髪に覆われた頭頂部から2つの三角が、そして背中の腰の辺りからはフサッと程よく伸びた灰色をたたえた尻尾が飛び出ている。
コスプレにしては妙にリアルであり、コスプレに付き物の不自然さと言ったものがあろう事か全く感じられない。
それどころか時折、ピクッピクッと動く始末、その動きは到底機械や何かで現せるものではなく、何より彼女自身がその事に何ら関心を払っていない事に注目すべきであろう。
以上の事から導き出される結論はただ1つ、彼女は人では無いと言う事だ。
 事実、彼女は人ではなかった、獣でも無かった、彼女の正体はこの山を代々治めてきた山神の子孫であり狼の血筋を引いている。そしてその姿は幾つかある姿の内の1つに過ぎなかった。
880981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:40:01 ID:J2OsCT/m
「散歩でもしましょうかね・・・。」
 そう呟いた次の瞬間、彼女の姿は社の腰掛けていた階段から忽然と姿を消した。そこにはほんのりと温かい春の日差しが降り注いでいる。
 社を飛び出した彼女はそれまでとは打って変わって素早く、一陣の風の如く森の中を駆け抜けていた。
その姿は先程までとは違い、一匹の比較的小柄な灰色の毛並みの狼であった、三角耳をピンと立てて前を見据えて疾走して行くとふといつもとは全く違う気配を嗅ぎ取った。
"何の匂いかしら・・・?いい匂いなんだけど、覚えが無いわね・・・。"
 彼女の鋭敏な鼻が嗅ぎ取ったのはこう何とも言えない仄かないい匂い、一嗅ぎですっかり心が落ち着くという森の木々と同じ系統の匂いではあったが、森の木には無い熱のある肉体を持つ者特有の匂いを持つその香りに、彼女は非常な興味と関心を抱いた。
そしてそう思うまでも無く、彼女の足は鼻を頼りにその匂いのする方向へと向っていた。
881981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:41:22 ID:J2OsCT/m
 ガサガサガサ・・・
 調子よく旧道を歩いていた知明は、ふと自分の動きに沿って隣の藪の中から何か音がするのに気が付いた。
試しに何も知らない振りをして止まって見るとその音は止み、再び動き出すとまたしだすという何とも不思議な音に彼は興味ではなく、不気味さを感じた。
"何だ、この音・・・動物・・・じゃないないだろうな、だとすると・・・ストーカー?そんな馬鹿な事がある訳無い・・・と言うか、こんな荒れ果てた旧道で男を追っかける奴がいるとは思えんが・・・。じゃあ、何なのだ?"
 目に見えぬ音だけのその何かに少しの恐れを抱きつつも、前へ進もうとしたその時、旧道であった地面には自然の陥没による窪みがあった。
そして、そこに見事足を下ろしてしまった知明は派手に転んで、道脇にある藪の中へと倒れてしまった。
882981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:42:36 ID:J2OsCT/m
"これがこの匂いの元なのね・・・。"
 一方、それからわずかに前の事、猛スピードで狼体型で森を横断してきた山神の少女サキは少し息を切らしてはいた。
それでも。そっと草叢の影から目の前を二足で歩いている生き物を見詰めていた。二足で歩く生き物、それは人間であり知明の事だ。
だが、これまでずっと山の中で育ってきたサキは人間の事を良く知らない。それが故にこれ程までに純粋に興味を持ったのだろう。彼女は知明の動きに合わせて、草むらの中を静かに歩いていた。
883981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:43:53 ID:J2OsCT/m
"何処へ向っているのかしら・・・優しそうな方ね・・・どこの山神様なのかしら?"
 彼女はすっかり知明の事をどこか他の山の山神であると誤解していた、見た所特に種族を主張する物が見当たらないので、彼女は然るの血筋を引いた山神だと勝手に決め付けていた。
"猿はちょっと範囲外だけど、この方は何だか普通の猿とは違うわ・・・なんかこう、凄く優しそう・・・是非お話してみたいな・・・。"
とまで思った矢先、普通に歩いていた筈の知明、サキにしてみれば猿の山神が不意に倒れた。慌てて近寄って見ると呼吸はしていた、匂いも尚発せられている。
 これは生きている事の証左であり、これを感じ取ったサキはホッと胸を撫で下ろしたが、一向に彼は目を開こうとはしなかった。体も呼吸をする以外では動きはしない、どうやら頭を打った事で気を失ってしまったらしい。
サキはここに放って置く訳には行かないと咄嗟に判断すると、その小さな体には余りある知明の乗せて、高速で社へ向けて元来た道を駆けて行った。
884981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:45:29 ID:J2OsCT/m
 社に到着したサキはすぐに人型へと戻ると、布団の上に彼を寝かして必要と思われる処置をしてその枕元に付き添った。
目覚めるまでこのままでいようと誓っていたサキは、夜はそこに布団を持ってきて寝て、食事もそこで摂りとにかくずっと付き添い続けた。
しかし、何時まで経っても目覚めようとしない彼に業を煮やしたサキはふとある物の存在を思い出した。
"そうだわ、確かお母様がお父様に差し上げていたお薬があったわね・・・あれなら目を覚ますかも。"
 そうして彼女はすぐにその薬を取りに入った。かつて母親が父親に事ある毎に渡していたその丸薬を飲んだ父親は、どんなに疲れていてもすぐに元気になったものである。
それを見ていた記憶のあるサキはすぐに取って戻ると、母親のしていた様にまずその薬を自らの口の中で溶かして、そっと開いた彼の口の中へと注ぎ込んだ。
885981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:47:15 ID:J2OsCT/m
"これでいい筈・・・早く目を覚まさないかな。"
 彼女はニコリと笑って再び枕元にて付き添っていた。

 その頃、知明は夢を見ていた。何だかよく分からない面白さのその夢を楽しんでいると突然、何かに意識が引きずられた様な気がした。
"何だろ・・・うん?何だか熱いなぁ・・・熱いぞ、急にあっ・・・。"
「うをあっ!?」
 夢を失うと同時に彼は現実へと意識を引き戻された。突然の事に思わず叫び声を上げて、上半身を起こし上げる。
「あれ・・・ここは一体・・・。」
「気が付かれましたか?」
「え・・・はっはい・・・何とか・・・。
 すぐに冷静になって自分が思いも寄らぬ所に寝ている事に気がついた知明は、そっとかけられたその声にまた冷静さを失った。
何故なら慌てて首を声がした方向へと向けると、そこには見慣れぬ1人の少女が自分を見詰めて正座していたのだから。
886981=982 ◆inOC5z1B.A :2005/05/15(日) 01:51:01 ID:J2OsCT/m
一応前半部分としてここまで、次回の投下で終了です・・・。
>>872
スレタイはこのままでいいと思います。

それでは。
887名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:03:26 ID:iu6BSIAM
リアルタイムキター
お疲れ様でした
888名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:17:36 ID:BWujx6cY
889名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 16:32:34 ID:ChHS9VmO
こうゆうスレより何処かに専用サイト作った方が良い希ガス
890名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 17:25:30 ID:X0/rsLU9
>>889
自サイト作った人はいる
そっちはそっちで結構盛況
891名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:36:07 ID:5sY9pZG9
うん。更新しなくても、なぜか1700HITいってるとことかあるしね
(シサクジエン)
892名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 23:50:45 ID:+Sm1RyOW
参考までにサイトのアドレスを貼っておく。
http://fuyukaze.h.fc2.com/
http://tukiyo.muvc.net/
893名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 23:51:29 ID:+Sm1RyOW
age
894名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 00:06:42 ID:i09RXrlI
ageんな
895月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2005/05/22(日) 10:03:45 ID:FbWDAYFU
一応次スレの天ぷらを用意しようとおもう。
完成したら、自サイトの領域にうpするので各自確認よろしこ。
何かあったらここで話し合う方向で。
896その1:2005/05/22(日) 10:21:19 ID:BwEShR1p
レッド13(←ローマ数字に変換されない)はうんざりしていた
彼は数週間前までミッドガルの神羅本社ビルに捕らわれていたが、ある夜アバランチという組織と接触し、彼らの助力を得て脱出に成功する
彼らの「星を護る」という思想に共感し、彼らが追うセフィロスなる人物の足取りを求めて、ここコスタ・デルソルの街に来ていた
早速観光客や街の住民に聞き込み目撃情報を充分に得ていたのだが、彼らはまだここを出発しない
コスタ・デルソルは世界的に有名な南国のリゾート地、長く緊張の旅を続けてきた彼らが羽を伸ばしたくなるのはわかる
(だがもう1週間だ、そろそろ出発しなくてはいけないのではないか?、というか出発したい)
人間には快適でもレッド13にとっては拷問だ、照りつける太陽、湿った潮風、打ち付ける波飛沫
比較的寒冷で乾燥した山育ちの彼にはどうしても肌が合わなかった
暑さで頭がクラクラする、鼻も乾いてカラカラだ、いつまでこんな事をしているのだろう・・・
897その2:2005/05/22(日) 10:21:57 ID:BwEShR1p
ぼうっとしていると、目の前に突然人影が現れた
(・・・誰?、誰でもいいや、暑いよ〜・・・)
「ふっ、随分辛そうだな」
声にはっとする、忘れもしない嫌味でどこまでも冷徹な声
「キサマ・・・宝条!!、なぜここにいる!?」
宝条、神羅カンパニーの科学者でありレッド13を捕らえた張本人である、自身の研究のためならば、どんな非道も厭わない狂科学者
レッド13も実験と称して色々と不愉快な思いをさせられてきた
「休暇だよ、たまにはこうして気分転換でもしなくては、研究がはかどらないのでね」
いきり立つレッド13に構わず淡々と返す
「奴らと行動を共にしていたとはな、ククク・・・都合が良い、実験の続きをするか」
「実験だと?、今度は何をするつもりだ!!」
「決まっている、以前君とあの古代種に行ってもらう予定だった交配さ」
宝条はそこまで言い切ると、不意に懐から銃のようなものを取り出しレッド13に向けて撃った
「うう!!、しま・・・った」
いつもなら軽く避けられたが、暑さに疲労しきっていた体では無理だった
「ククク、安心したまえ殺しはしない、これはただの麻酔銃だ」
宝条は麻酔銃をしまい込むと、今度はビンの容器を2つ取り出した、それぞれ色が異なる液体が入っている
「なんだと思うかね?、君のために特別に調合した薬だよ」
そう言って片方をレッド13に飲ませると、もう片方はレッド13の体全体に塗りつける
「これでいい、さて上手く古代種に当たれば良いが、・・・まあ他の女に当たったところで、それはそれで面白いがな、クックック」
「ま・・・て、宝条・・・」
薄ら笑いを浮かべ宝条が去っていく、それを見ながらレッド13の意識は遠のいていった・・・
898896-897:2005/05/22(日) 10:24:42 ID:BwEShR1p
さて、誰を持って来よう
エアリス・ティファ・ユフィ
う〜ん、FMO買って来てから決めます ノシノシ
899月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2005/05/22(日) 16:15:18 ID:FbWDAYFU
>>896
ユフィをハゲシクキボンヌしておこう!

んで。テンプレつくりますた。
http://tukiyo.muvc.net/2ch/templete.txt

なにか追加などがあったらつっこみよろ。
900名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 18:25:08 ID:6YR2N3Lr
じゃあ俺も
901その3:2005/05/22(日) 21:08:23 ID:CI9ioQpv
・・・ペシペシッ
誰かが頬を叩いてる、じいちゃんかな?
「ちょっと起きてよ、ねえ起きてってば」
うるさいなあ、最近寝苦しい夜が続いてやっとぐっすり眠れているのに
「起きなって、起きろってば!!」
「・・・ああもう!!、じいちゃんうるさいよ!!」
「誰がじいちゃんよ!!、寝惚けてないでさっさと起きる!!」
しぶしぶ目を開けると、一人の少女が覗き込んでいた
「あれ・・・ユフィ?」
「は?、なんでアタシの名前知ってんの、アンタ前どっかで会ったっけ?」
会うも何も、このコスタ・デルソルに来る直前にオイラ達に強引にくっ付いて来たんじゃないか、何を言っているんだ
「寝惚けているのはそっち・・・ゴホン、いやそちらだろう、遊び惚けている内に私の顔を忘れたのか?」
「・・・え?、その声その喋り方、まさかアンタ・・・レッド13!?」
「全く何をふざけている・・・!?」
言いかけてふと気づく、手がある、人間の手、目の前に、でもこれ、・・・誰の手?
「な!?」
傍に立て掛けてある大鏡を覗き込む、そこには14、5歳位の少年が写っていた
ところどころ毛皮のような部分があり、どちらかというと亜人・獣人に近かった
「わああああ!!、オイラどうなっちゃったの〜!?」
突然の出来事に驚き、思わずユフィにすがりつく
「や・・・ちょっと前くらい隠しなさいよ!!」
ユフィが目を逸らしながらシーツを押し付ける、レッド13が裸で倒れていたのでやむなくホテルのフロントから借りてきた物だ
「あ、あああ、ゴメン」
受け取ろうとするレッド13だが、慌ててシーツの裾を踏み、すべって転んでしまう
「っ〜〜〜痛ぁ・・・」
転んだ拍子にユフィと頭がぶつかり合ってしまった
「ちょっと、レッド13!!」
「あわわわ、ごめんユフィ、ごめんね」
怒鳴りつけられ更に慌てたレッド13は、思わず自分が普段そうするようにユフィのぶつかった額を舐めまわしてしまった
「ひゃん!!、ちょっと何するのよ!?」
「あああ、ごめん!!、いつものくせでつい!!」
仰向けに倒れこんだユフィの上にレッド13が覆いかぶさる形で固まってしまう・・・
902その4:2005/05/22(日) 22:05:21 ID:CI9ioQpv
気まずい沈黙、互いに見つめ合ったまま二人とも動けない
(早くどかなくちゃ、でも何だろうドキドキする)
レッド13は何気なく視線を下げる、ビキニ姿のユフィの体が目に入った
この1週間ビーチの屋台でアルバイトをしていた彼女の体は、小麦色に焼けて何とも言いがたいものがある
(オイラ何を考えているんだ!?、なんでこんなにドキドキするんだ)
それはユフィも同じだった、普段活発な彼女だが幼い頃から忍術・体術の修行に明け暮れていた上に
頑固な父親の監視もあってか、殆ど同年代の異性と過ごした経験が無かった
それが同年代の少年に全裸でいきなり押し倒されるなど、相手がレッド13とわかっていても彼女には衝撃的だった
「ユフィ・・・」
ユフィがそんなことを考えていると突然レッド13がキスをしてきた、不意のことに一時呆然とするも慌てて押し剥がす
「!?、ちょっと、何を・・・」
すると今度はユフィの胸元に手を這わせてくる
「な、ちょっとやめてレッド13、や・・・」
止める声など全く聞こえないようにレッド13がユフィの胸を揉みしだく
「オイラ知ってるよ、人間の雌ってここをこうすると気持ち良いんだよね?」
「いやぁっ、やめてよ、アンタ何を考えてんの・・・きゃん!?」
(なんで?、いつも自分でするのより全然気持ちいい・・・)
異性との付き合いが乏しいユフィでも、歳相応に覚えることは覚えていた
普段は偉そうに喋る犬と馬鹿にしていたレッド13に弄ばれている
しかし自分で行うのとは全く比較にならない快感に、彼女の理性は徐々にとろけていった
(やだあ、レッド13にされているのにぃ、気持ち良過ぎるよぉ・・・)
「クンクン・・・いい匂い、ユフィの匂い、とってもいい匂いだよ」
レッド13の舌がユフィの胸元・首筋・腹を丹念に舐めまわす、ユフィも思わず嬌声をあげてしまう
「あぁん、やだぁ、やめてよレッド13・・・」
「ユフィの匂い段々強くなってきたよ、どこ?、どこから匂いが出るんだろう?」
そういってレッド13はユフィの下腹部のあたりを嗅ぎまわり始めた
903その5:2005/05/22(日) 23:04:45 ID:CI9ioQpv
「!?、いや!!、そこはだめぇ・・・」
「間違いないや、ここが一番匂いが強い」
嬉しそうにレッド13がユフィの秘部に顔を埋める
「あぅん、だめ・・・だめだってばぁ、ひぃあっ!!」
不意にレッド13が秘部から顔を離す、どうかしたのかと見上げるとレッド13の股間から隆起した肉棒がそそり立っていた
大きい、勃起した男性器を見るのは初めてのユフィだが、それでも並外れて大きいのがわかった
長く、そして太い、自分の前腕位あるだろうか?、そこまで考えてふと気づいた、まさか・・・
「ユフィ、いくよ・・・」
「嘘・・・やだ、そんなの入らないよ!!」
恐怖を感じ急いで逃げようとするユフィ、しかし体に力が入らずうつ伏せで床を這いずり出したところで、レッド13に腰を掴まれてしまう
「!?、あああああ−−−−−−−−−−っっっ!!!」
秘部に先端が当たった次の瞬間一気に貫かれた、まるで喉まで届きそうな勢いで
「うぅぅああ、ユフィの膣中温かいよ・・・」
「あぅ・・・ぐ、ひぎぃ・・・」
充分濡れていたとは言え、処女の膣には・・・いや並みの人間には大きすぎた
根元まで入りきらず、レッド13は何度も奥へ打ち込もうとする、そのたびにユフィの意識は途切れた
しかし何度も打ちつけているうちにユフィの中で痛みが薄らいでいく、レッド13で体が満たされていくのをユフィは感じていた
「あは、いいよぉ・・・レッド13もっと突っ・・・いてぇ」
「はあはあ・・・うう、なんか来るよお、ユフィ・・・!!」
「アタシもぉ、来てぇレッド13んんん!!」
その声に励まされるように、レッド13が加速していく
「・・・ぅあああぁぁぁ・・・ユフィ、ユフィ!!、ゆふぃいいいいいいいい!!!!!」
「あっあぁぁっ!!、あああああぁぁぁああああああああっっっ!!!!!」

二人の叫びが重なる、レッド13は欲情の塊を放ち、ユフィはそれを余すことなく全身で受け止めた・・・
904蛇足:2005/05/22(日) 23:31:54 ID:CI9ioQpv
行為の後、レッド13はシャワー室の前で自己嫌悪に陥っていた
宝条の仕業とは言え、あの後薬が切れる元の姿に戻るまで、延々とユフィを犯し続けてしまった
今ユフィはシャワーを浴びている、その音を聞きながらレッド13はうなだれていた

水音が止み、暫くするとバスローブを着たユフィが出てきた、目を合わせてくれない・・・相当起こっている様だ
「・・・あの、ユフィ?」
「・・・なあに?」
「その・・・さっきは、ごめん」
「・・・何のこと?」
「だから・・・えっと、さっきの・・・その・・・」
「宝条とか言う変態オヤジのせいなんでしょ、それがどうしたの?」
「だから・・・オイラがユフィを・・・あの」
「こう言いたいの?、さっきアタシを襲ったのは薬のせいで、薬を飲まされなければアタシなんか襲わなかった!!」
「違うよ!!、ユフィは可愛いしオイラユフィのこと好きだし・・・、いや好きってのはそのね!!、だから・・・あの!!」
「アタシのこと好きだから襲ったんでしょ?、それで良いじゃない、ね?」
ユフィが振り向き笑いかける、レッド13の心配は杞憂だったようだ
「・・・あ、でも!!」
「何よ、まだ何かあるの〜?」
「うん、今日のオイラの・・・その、本当の歳のことは言わないで・・・」
レッド13のあまりの真剣さに、ユフィは思わず大笑いしてしまった
「笑わないでよ、お願い・・・」
「・・・う〜ん、アタシの頼みを聴いてくれたら考えてあげてもいいかなあ〜?」
「え?、なになに?、何をすればいいの!?」
「じゃあねえ・・・、もう一回しよ♪」

そう言ってユフィがバスローブを脱ぎ捨て、レッド13に抱きついた

                                                           終わり
905名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 23:55:03 ID:h8Z6UgIb
GJ!!
906名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 08:01:15 ID:jZoz4dPz
乙!GJと…いいたいとこだったが…
君は微妙にスレ違いをしているな。
あれでユフィが獣化してくれれば最高だったんだがなぁ…
でも、レッドが亜人少年になるネタは素敵だった。
907名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 01:15:49 ID:KBu4Kxte
>ユフィが獣化
ソレダ!!!!!!!!!!!!1
908名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 02:57:49 ID:Juvjt3LW
>>906

>と、言いたいところだが

頭領蜂の地球大統領ふいた!
909名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 18:31:22 ID:EVa9ZAfh
やっぱ海外のがTF系サイト多いな。
ネットサーフィンしてたら穴場(ここでは有名かも)hakkenn!

こっちのTFは女が獣化するのばっかだからあっちのは新鮮だった
910名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 18:48:13 ID:NbviraLL
>>908
それを言うなら怒首領蜂のシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐だろうが。
・・・激しくどうでもいいな
911名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 08:30:52 ID:bWfK+1HA
hosu
912名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 21:11:17 ID:rfb0HnKR
いいトコをついた萌えに感謝!
913名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:33:13 ID:oWJK4YuS
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914名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 04:48:01 ID:e2tc3cPi
オカズを粗末にするなあああああああああ!!!!!
915名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 05:18:49 ID:j5nBVvsD
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916名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 14:49:13 ID:djSqrjuY
>>913-915
ワロタ
917名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 11:21:50 ID:Afa00AqH
そろそろ次スレ?
918名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:24:27 ID:DbLyQX/v
レス数が1000になるか、容量が500kBになるか、
どちらが先になるのだろう?
919名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:08:33 ID:ot4bIjuB
後者かな
920名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 05:33:14 ID:kFAmDSAD
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921名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:30:27 ID:kCUmQvmf
>>920
エビフライを粗末にする奴はエビフライに泣くぞ!
922名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 19:05:33 ID:f4hvG/0u
>913-915 >920-921
つーかこの場合は残り少ない容量を粗末にしてる事に怒れよ……。

結局どうなの?もう次スレ立てる時期なの?
容量気にして保守しかしないくらいならさっさと次スレ立てたほうが良いと思うんだけど。
923名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 20:53:11 ID:e35j8Yu3
立てる前にテンプレくらいは用意した方がいいかも。
それくらいの余裕はあるだろうし。
924名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 06:12:59 ID:67NTHRTb
>>923
895や899でそんな話が出てて、そん時に特に何もなかったから、
もう後は埋まったら建てるだけになってるのかと思ってた。
925名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 16:26:45 ID:iStu02KI
テンプレに落ち度がありそうでとても心配なんだが。
大丈夫なのか?
926名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 21:42:58 ID:Zb8zQYm2
うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
927名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 22:55:02 ID:laXVJqIM
空気読めよ
928名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:10:14 ID:ZYP3t+aF
うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
929名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:15:44 ID:762xXqH/
うるせぇ、エビフライ食うぞ
930名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:53:51 ID:wYiojC2o
以前にテンプレが上げられていたので見ようとしたが、流れていて見れませんでした・・・。
931名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 05:43:31 ID:pVRYKEuc
>>930
http://tukiyo.muvc.net/2ch/templete.txt
↑テンプレ。

とりあえず思うに950の人が次スレたてればいいとおもうんだが。
932名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 10:58:47 ID:BORGNazZ
ヒント:容量
933名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 02:34:24 ID:Z5FJl+Km
雑談だけならともかく、どの道、もう作品を投下できるような容量はないのでさっさとスレ立てに挑戦してきますよ。
見た範囲内では反論とかは無いみたいなので、とりあえず>899 >931のテンプレ案を使わせてもらいます。
934名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 02:43:24 ID:Z5FJl+Km
立ちました。

【獣人】亜人の少年少女の絡み3【獣化】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118598070/l50

……立ててから気付きましたが、>2に入れるべき関連スレが思い浮かばず…すみません。
935名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:26:00 ID:Q5Q/xG5B
>>934
乙。
こっちもまったり埋め立てますか。
936名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 21:06:21 ID:+5pr5I5V
狐獣人萌
937名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:31:32 ID:8vY43C/3
今流行のレッサーパンダとかどうよ?
938名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:37:36 ID:IDHUJdWz
動物まんまのエロ絵(ケモショタ気味)

獣人化されてエロ絵

共に♂単体モノ なら計8枚ほど
939名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:40:39 ID:d8ZV8Loc
埋め支援
940名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:30:27 ID:P7Kniv3q
>>938
投下して下され。
941名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 05:35:00 ID:AODzCDuh
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        | |( ´Д`)// うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
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942名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 21:10:03 ID:5vswDmKa
埋めていいのか? なんかネタでもいるかな。
943名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 06:24:20 ID:2JEpQixx

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     \            \     うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
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944名無しさん:2005/06/22(水) 15:07:20 ID:GZyC9RgN
あれっ、3号丸さん?
945名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 23:55:34 ID:rgcxhZCD
埋め
946名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 23:55:44 ID:rgcxhZCD
埋め
947名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 23:56:29 ID:rgcxhZCD
二重になってしまった
orz
948名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 00:09:23 ID:JIIGAkYp
埋めだから大丈夫
949名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 02:01:49 ID:BKdzJ6dn

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     \            \     うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
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950名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 03:09:44 ID:4wgkjRf0
新スレできたのに活気が無いのは、ネタ出しもしないで神待ち保守だけしてる、住人の腐った消費者根性のせいだ…

…って事でどうせ埋めるならネタ埋めを提案。いっそキボンヌやクレクレも解禁で。

というわけで一番。
このスレでは強くて格好良さげな獣人が多かったですが、牛や豚などの家畜系とかに獣化して羞恥プレイ、
というのもアリでは無いでしょうかと言ってみる。
951名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 06:02:23 ID:sQ2nnFTH

     _________
     \            \     うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
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952ちょっと妄想してみました:2005/06/27(月) 15:06:05 ID:XHFAH+c8
>950
いいね。>家畜化羞恥プレイ


ブヒィ! ブヒィ! ブヒィ!
悲鳴を上げようとした私の口からは、もはやそんな醜い鳴き声しか出なかった。
「何言ってるのかわからないわよ、亜里沙さん。ご自慢の美声はどうしたの?」
短い肢で四つんばいになっている私のはるか高みから、
私に変化の呪いをかけた張本人の美香がせせら笑うようにしゃべりかけてくる。
と、その手にした鞭を私に叩きつけた。
ブヒィ!!
慣れない四本肢で、私は無様に逃げようとした。しかし床に散らばっていた、
変化の際にちぎれたセーラー服や下着を踏んでしまい、みっともなく転がる。
「あらあら、テニス部のキャプテンにしてはみっともないお姿だこと」
嘲笑いながら、美香は私を見下ろす。
「豚って本当に醜い顔をしているわね。私の恋人を奪い取ったあの澄ました顔も、
こうなっちゃおしまいね」
ブヒィ!!!
言葉による屈辱に耐え切れず、私は美香に飛びかかろうとした。
しかし簡単に鞭で打ち据えられた。
「無様な豚が人間に歯向かおうだなんて、笑わせるわ。少し調教が必要ね」
そう言うと、美香は部屋の一角の重そうな扉を開けた。
その途端、私の鼻が強い臭いを捉えた。なぜか私を落ち着かなくさせる、強烈な臭い。
茶色い剛毛に身を包み牙を生やした猪が、鼻息荒く私に走り寄って来る。
「ちょっと性欲を刺激しておいたから、長時間たっぷり楽しめると思うわよ」
嫌! 嫌!! 嫌!!!
ブヒィ! ブヒィ!! ブヒィ!!!
私の悲鳴など無視して、猪は私を組み敷くと、私の中に硬いものを突き入れた。
953名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 19:27:54 ID:4wgkjRf0
>>952
キタ━━(゚∀゚)━━!!
やっぱダメもとでもネタ出してみるもんだな。
954名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 14:16:01 ID:wofNBltW
このスレの住人的に
1.最初から獣人
2.人間から獣人
どっちの方が好み?

漏れは前まで1だったけどこのスレ見て両方好きになったお
955954:2005/06/28(火) 15:58:37 ID:wofNBltW
2は獣化するって意味です
日本語勉強してきます
956名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 15:59:22 ID:xn1yPjvt
>>954
獣化シチュ好きなんで2の方が好きなんだけど、
アニメや漫画だとそういうキャラって結局出番が人間形態ばかりだったり最終的に戻っちゃったりということが多いからな…
そういう点では最初から最後まで愛せる1も好きかも。
957名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 16:58:21 ID:a0gHT9L1
>954
俺は2だな。
最初は普通の人間だったのが何かのきっかけで異形の存在に変化する、
その際の葛藤なり困惑なり恐怖なりの描写に心惹かれるものがある。
958名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 18:07:16 ID:SFFFHXhU
>>954
漏れも2ですな。
葛藤や恐怖の描写も乙なものだけど、むしろそうならざるを得ない状況からの活動の描写も乙なものかと。
異形の姿に人の心、な感じで。
959名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 03:22:32 ID:VQ03mZSv
960名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 06:20:05 ID:n65f9li/
>>959
てかこれ福岡県のサービスなのにキャラクターデザインはCC2かよ!
すげー……そしてイイ!。
テイルコンチェルトにでてきそうな、というかまんm(ry。
961名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 06:26:16 ID:z8hTl6oq
普通の人間だったのに何かしら原因があって後天的に獣化するのっていいよね。
俺なんでかわからないけど幼い頃からそういうのが凄いツボ。
962名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 07:39:10 ID:zgHfTWRT
女神の水浴びを偶然覗いちゃったからって鹿にされたり、
不倫を誤魔化すために愛人を牛に変えちゃったり…
最近ギリシャ神話がエロ話に思えて仕方ありません。(獣化した人が大抵不幸になってるのが難だが)
963名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 20:51:09 ID:qSh9IeAi
>>960
CC2のサイトに行ってみるべし

>>962
確か噛み殺されたりするんだっけ?
964名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 23:12:15 ID:lY7NIdWR
>963
鹿に変えられた男はそうだね。自分の猟犬に襲われてしまう。

ギリシャ神話だとイオが牛に変えられる話が、羞恥プレイ的で一番好みだな。
女房(ヘラ)が浮気現場に踏み込んできたせいで彼氏(ゼウス)に牛にされる理不尽な発端。
しかもそのままゼウスは女房にプレゼントだよって牛の姿のイオを差し出しちまうし。
965名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 03:07:54 ID:VnHqXpIc
ああー、獣化してそこらの犬猫とヨロシクやりたい
966名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 04:30:32 ID:U8qNKRsc
そういうので獣に変えられる場合なんか草食動物のことが多いな。
俺は基本的に肉食動物のが好きだからなぁ・・・
まあ何はともあれ狼って素敵だよね。
967名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 09:14:01 ID:zk4mMBkr
だね、でも狼グッツってなかなかない。
かつて旧DDIポケットのキャラに狼と羊がいたような気がしたが、しってるヤシいる?
968名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 12:20:37 ID:ZMXUNLfR
>>967
ポケット電話(H"よりも前)の頃だよね。TVCMとかに出てた。
その位しか知らなくてスマソ。
969名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 15:06:38 ID:yHPR1n8s
970名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 12:03:21 ID:thN79lJA
ギリシャ神話と言えばキルケーの豚化だよな
971名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 22:56:26 ID:9fSIXZGt
>>970
アレははじめて読んだ時まだ人外萌え自覚してなかったのに興奮した。
しかしあれでキルケーを嫁さんにしちまうオデュッセウスも凄いなー。
毎晩獣化プレイし放題なんだろうな。いいなー。
972名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:55:51 ID:2+yuIbPa
>>971
俺も興奮しまくりの萌えまくりだった!
変身していく描写がもっと長かったらよかったなー
973名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 20:08:16 ID:jPgnpbQ0
映画のなかで
ジャベリン が ぉなにぃしてる
しかも 普段通り
夜 越えて
しらばっくれた いつかの通り

都合いい 仲間意識 謝ってもない
ES が膨張して 金色に染めて
そんなこと
薬をくれませんか。望んでもいないのに
974名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 20:09:17 ID:jPgnpbQ0
死ぬには
期待と逆さまで
いつも通りで死ぬる
975名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 20:10:54 ID:jPgnpbQ0
上げ弖いいですか
上げ弖いいですか
上げ弖いいですか
上げ弖いいですか
976名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 01:46:46 ID:4VI+sabN
電波こええ
977名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 02:02:28 ID:CGEEdkmS
なんなんだ?
978月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2005/07/10(日) 14:39:01 ID:iYCU9Zv/
@10kか……エロ無しだけど。まもるくんネタ投下しますよ。

・キャラクターとか口調とかもう適当です。
・続くかもしんない。
・知らないひとは[ttp://www.bousai.pref.fukuoka.jp/mamorukun/]で確認汁
・まもる&TC2のゲーム化キボンヌ!
979月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2005/07/10(日) 14:39:25 ID:iYCU9Zv/
ここは、ニホン国。
皆さんは知っているでしょうか?
"ワッフル"という一人のおまわりさんのお話を。
そのワッフルがすんでいるプレーリー王国のちょうど反対側に、ニホン国はあります。
その、猫と犬に似た、人のような住人達が暮らしている国の事を……

ほんの少し、お話ししようと思います。



「火事だぁぁぁ!!!」
叫び声を聞いて、僕は自転車を力一杯こいだ。
今日は晴天で、何もなければ昼寝でもしようと思ってたのにな……。

そこは、クリスタルタワーのすぐ近くにある、宝石屋さんだった。
扉が、燃えてる……?。

自転車を乗り捨てて、僕は全速力で走った。
980月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2005/07/10(日) 14:40:01 ID:iYCU9Zv/
「あ!まもるくんっ」
宝石屋さんのおじさんが、僕に慌てた顔で駆け寄ってくる。
「どうしたんですか!?この火事」
「それが、帰ってきたらいきなり燃えだして」
「まだ時間は経ってない?」
「た、多分……」
「よしっ」

僕は頭のゴーグルをつけて、腰に下げていた消化銃を構え、扉を蹴飛ばした!

ゴッ……と、音がすると、扉は粉々になった。
どうやら、火事に見せかけようとした不審火だった……のかな。
まだ、入り口の辺りだけしか燃えてない。

手元にある消化銃のコックを回し、トリガーを引くと、勢いよく水が飛び出す。
""炎よ……消えろぉっ!!!""
心の中でそう叫ぶと、自然と炎は弱まって、消えた。
981月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2005/07/10(日) 14:40:34 ID:iYCU9Zv/
……。

「あああっつ、ウチの商品がぁっっ!」
火が消えたから、おじさんは安心した顔をしたんだけど、すぐまた焦ったように売り場をバタバタしてた。
ゴーグルをはずして、消化銃を仕舞うと僕も辺りを見回す……。
宝石が……ないっ。

「どうやら」
後ろから声がしたから、振り返ると、
いつもお世話になっている消防士のおじさんだった。
自転車に乗ってるとき伝達笛使ったんだっけ。

「それは、ニャンジャ達の仕業だな……」
「あ、あいつ……ですかっ!?最近悪さをしている」
と、おじさん達はなにやら話を始めた。

んー。ヤバいなぁ……。ここは、一つ。
「じゃあ……僕は、このへんで」
「待ちなさい」

そろりそろりと自転車に戻ろうとしたら、消防士のおじさんに呼び止められちゃった。
結局、そのあと、一時間ぐらい叱られちゃったかな……あははは。
982月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2005/07/10(日) 14:41:50 ID:iYCU9Zv/
以上。極小ネタでスマソ。
地の龍の封印を解くところとか、
ニャンジャを助けるところとか、書ければいいなと。
983名無しさん@ピンキー
殺伐としたスレにヘーベルハウスが!!

       /|
       |/__
       ヽ| l l│<ハーイ
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    _, ,_  パーン
  ( ゜д゜)
   ⊂彡☆====== /|
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      ヽ| l l│
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