ブレンパワードのエロノベルで射精したい 2スレ目

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1名無しさん@ピンキー
依衣子姉さんハァハァ
比瑪ちゃんハァハァ
カナンたんハァハァ
カントきゅんハ…
とりあえずブレンパワードのエロネタでハァハァするスレです。

<前スレ>
ブレンパワードのエロノベルで射精したい
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1030096957/

2名無しさん@ピンキー:04/10/19 02:11:20 ID:V2+AAsLD
2?
3名無しさん@ピンキー:04/10/19 02:14:04 ID:tuAuK1yD
依衣子姉さん(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?
比瑪ちゃん(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?
カナンたん(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?
4名無しさん@ピンキー:04/10/19 03:21:55 ID:Uj/XMwa4
乙!
5名無しさん@ピンキー:04/10/19 03:26:45 ID:rQDdoYJp
スレが2つになってどうすりゃいいの
って話をしながら即死回避する?
6名無しさん@ピンキー:04/10/19 09:22:43 ID:hhS0fe9Q
とりあえず即死回避にログ貼り
7名無しさん@ピンキー:04/10/19 09:30:01 ID:hhS0fe9Q
817 名前: End Of The Night [sage] 投稿日: 04/04/10 19:37 ID:AxsapoIs

「カナン、ちょっと話があるんだけど…」
身体をあわせた後のけだるい時間の中。
不意に勇が口を開いた。
日頃はとんがって、手当たり次第に大人に噛みつくくせして
大人びた口を利きたがる。
それでいてベッド中では歳相応に甘えん坊な、愛しい勇。
でもわたしはそれに答えず目をつぶって寝たフリをする。
(今は…勇と話したくない…)。
そう、その時のわたしは少しだけナーヴァスだったから。
「カナン、寝てしまったのか?」
答えず、わざとらしくならないように注意深く寝息を立てる。
「…カナン…元気で…」
勇が部屋を出て行く気配がした。
「まさか…」
こんなことは初めてだった。
今までに勇以外の男を知らないわけじゃない。
思い出したくもないような相手ばかりだけど、過去は消せない。
「やること」をやったら後はさっさといなくなってしまうような
そんな連中と勇は違うはずだった。
あまりに意外な行動に、慌てて後を追おうとしたわたしは、寝た
ふりをしたことがバレると嫌だと思って思いとどまり、そのまま
本当に眠りについてしまった。

8名無しさん@ピンキー:04/10/19 09:35:38 ID:hhS0fe9Q
818 名前: End Of The Night [sage] 投稿日: 04/04/10 19:40 ID:AxsapoIs

もしもあの時ユウがわたしに何を言うつもりだったのか。
それをわかっていたら絶対に後を追っていた。
いいえ、それ以前に寝たフリなんてしなかった。
あの時だけじゃなく、それ以前からユウはわたしに何かを言おう
としていたのに、気づきもしなかったなんて…。
でも後悔しても仕方がない。
すべてはわたしのせいなのだから。

そう、あの夜の私は最悪のメンタル・コンディションだった。
勇に抱かれたら、そんなイライラも消えるかと思ったけどそれは
甘かった。
いくら肉体的な快楽に溺れても、心に刺さった小さな棘は抜けは
しない。
でもきっとこれは罰なんだ。
勇とこんな関係になったことに安心しきって、不用意に彼の内面
を覗いたわたしへの。
ああ、見なければ良かった。
いいえ、見るべきじゃなかった。
いくら夜を一緒にすごす仲になったからって、勝手に彼の大事に
している写真なんて見るんじゃなかった。
あれを見てしまったわたしは、もう以前のように何も考えずユウ
に全てを委ねる事が出来なくなってしまった。
今にして思えば、それはとても幸せなことだったのに…。
9名無しさん@ピンキー:04/10/19 09:40:50 ID:hhS0fe9Q
822 名前: End Of The Night [sage] 投稿日: 04/04/17 19:58 ID:Imf33nxV

勇はこのオルファンのリクレイマーをガバナーに代わって束ねる
立場にある伊佐美夫妻の長男。
この深海に沈む小さな王国では、いわば王子様。
何一つ持っていない、ただ一つだけグランチャーの抗体としての
才能を見出されてここに来たわたしとは立場が違う。
でも勇はわたしに優しかった。
他の人間には、たとえ親や姉にでも人あたりのキツい彼が優しく
してくれることは、ずっと他人に蔑ろにされて育って来たわたし
にはとても嬉しく、どこか誇らしい気分にもなれた。
いつの間にか、あまり長くはないプライベートな時間には一緒に
いることが多くなり。
わたしの個室を彼が訪れるようになっていく。
少しずつ、距離が縮まっていく過程を、わたしは内心喜んでいた。
そう、わたしは「王子様に見つけてもらった」のだ、と。
そしていつしか、わたしはベッドの上に勇を誘い。
その身体を彼に対して開いていた。

「あっ…」
勇はわたしの胸に顔をうずめるのが好きだった。
そしていつしかわたしも、それが心地良くなっていた。
自分の胸が大きいことはわかっていたけど、男達からいやらしい
目を向けられるだけで何もいいことはないと思っていた。
でも、ユウが嬉しそうに胸に顔をうめると、幸せな気持ちになる。
そういう精神的な心地良さとは別に。
「あふっ」
ユウが掌や指、唇で加えてくる刺激で、肉体的な気持よさも感じ
はじめていた。
10名無しさん@ピンキー:04/10/19 19:11:16 ID:hhS0fe9Q
827 名前: End Of The Night [sage] 投稿日: 04/05/01 19:43 ID:gcR4N0gQ
その晩も、わたし達はベッドの上で過ごしていた。
「甘えん坊ね、ユウ…」
普段のユウならこんなことを言われたらムキになって否定する。
でも今は、わたしとベッドの上にいる時は違う。
幸せそうな顔でわたしの胸の谷間に顔をうずめている。
それでいて、手はせわしなく動き、わたしの胸を揉み掴み摩る。
「ひゃうっ」
突然乳首の先に指先を当てられ、あまりの刺激的な感覚に思わず
嬌声を漏らす。
それと同時に今までわたしの胸にくっつけていた顔を上げるユウ。
ニヤニヤと意味ありげに笑っている。
「な、何よ?」
「いやあ、まさかカナンがあんなにいやらしい声をあげるなんて
思ってなかったから驚いて…」
「な、何よ、いやらしい声って…」
「そう?だってこんな声だったろ」
言うなりユウは。
さっきの刺激で少し硬くなったわたしの乳首を…。
はむっ。
唇で優しく噛む。
「ひゃんっ」
またしても突然の奇襲攻撃に、心の準備が出来ていない状態では
為す術もなく、自分自身でもこんな声が出るのかと驚くような声
をあげてしまった。
「そう、そんな声」
嬉しそうな笑顔を見せるユウ。
きゅっ。
わたしの心の奥が締め付けられる。
今度のはさっきのイヤな笑顔じゃなく、見ているとせつなくなる
ほど素敵な笑顔だった。
11名無しさん@ピンキー:04/10/19 19:15:24 ID:hhS0fe9Q
昼間のユウは。
誰彼かまわず牙を向く。
でも夜のユウは。
わたしに甘い笑顔を向けてくれる…。
幸福感で胸がいっぱいになったわたしを………ユウはベッドの上へ
とうつ伏せに倒す。
「?」
乱暴に突き倒されたわけじゃないけど、不意の行動に不安になった
わたしに。
「カナンの身体はさ、柔らかくて暖かいんだよ」
ユウが優しく言う。
「特に胸はとっても柔らかくて…」
彼が喜んでくれるから、今までは邪魔だと思った胸も好きになれた。
「でも胸以外にも、もう一つとっても柔らかい場所があるよね」
言うなりユウは、わたしのお尻に両手を当てた。
ユウが胸に顔を埋めやすいように、ブラジャーは外していたけど、下
の方はまだショーツをはいたまま。
そのまま布越しに、ユウの体温をお尻に感じる。
「あっ」
「ああっ、やっぱりっ、とっても柔らかいよ」
胸もそうだけど、お尻が大きいこともわたしは自覚していた。
そしてこっちの方は、決して自慢も出来ないし好きにもなれなかった
のだけれど。
ぎゅっ。
ユウの両掌が、わたしのお尻を優しく揉み解す。
胸を揉んでくれる時と同じように。
「…ユウ…」
自分の身体をこうも優しく慈しんでくれるユウが愛しくて、されるが
ままになる。
そんなわたしの耳に、思っても見ない言葉が投げかけられた。
「カナン、俺が来る前にシャワーは浴びたよね」
12名無しさん@ピンキー:04/10/19 19:24:58 ID:hhS0fe9Q
838 名前: End Of The Night [sage] 投稿日: 04/05/15 19:03 ID:JOaCYxJu
「ええっ?」
一瞬きょとんとするわたし。
そして、不安になる。
ユウが来るのがわかっていたので予め身体を綺麗にしていた〜海水を
完全に浄水できるオルファンの内部は海中施設とは思えないほど贅沢
に水を使える〜けれど。
もしかして、体臭でもしたのかと。
ユウのような体毛が薄いさっぱりとした東洋人からすると、わたしの
ような白人や黒人の血の混じった混血児はどうしても脂ぎって見える
と思い、日頃から清潔を心がけてはいたけど。
「どうなの?」
続けざまに聞いて来るユウ。
その目は驚くほど真剣だった。
答えなければいけない、第一入ってないならまだしも、ちゃん綺麗に
してあるつもりなのだから。
「どうって、シャワーは使ったわよ」
「やっぱりね、コロンソープの匂いがするからそうだとは思ったんだ」
それじゃどうして?、と聞くまでもなく。
「ただ確認したかっただけさ」
真意を語るユウ、でも確認って、一体何なの?
「入ったならそれでいいんだ、それじゃカナン、悪いけどちょっと腰を
上げてくれない?」
突然のユウの要求は、また予想外の言葉。
腰を上げるって?お尻を上げろってこと?
そんな恥ずかしいポーズを取れというの?ユウ?
それでも仕方なく、言われたとおりにするわたし。
(わたしとユウは特別な関係なんだから、何も恥ずかしいことなんて
ない)
そう心に言い聞かせて。
13名無しさん@ピンキー:04/10/19 19:26:11 ID:hhS0fe9Q
「こ、これでいいの」
言われたとおりにしたわたしの声は心なしか震え気味。
ユウとは何度も生まれたままの姿で愛しあったけど、こんな格好した
のは初めてだったから。
「ああ」
そう答えた次の瞬間。
もふっ。
「あっ」
思わず声が漏れる。
一瞬、ユウがまたお尻への愛撫を再開したのか思ったけど、感触の違い
に違和感を感じ、そしてわかった、ユウが高く上げられたわたしのお尻
へ顔を埋めたということを。
いつも胸に沈めていたのと同じように。
「ちょ、ちょっとユ…」
あまりのことに慌てて身体を離そうとしたわたし、だけどユウはわたし
の太腿を抱え込んで離してくれない。
びくっ。
しっかりと抱え込みながら、微妙に優しい愛撫がその太腿に加えられて
わたしは身体の力が抜ける。
「ふぅ」
わたしのお尻から顔を離したユウが一息つく。
そうなのユウ、こんなことするためにわたしがシャワーに入ったかどう
かを確認したの?
それはもちろん、綺麗に洗ってないお尻に顔をつけられるよりは洗って
いた方がいいけど、で、でも…。
羞恥なのか失望なのか、よくわからない感情が渦巻く中、わたしはもう
腰を上げていられなくなりベッドに突っ伏す。
すりすりっ。
「ひゃっ」
すると今度は、ユウは撫で回していた太腿に頬擦りを始めた。

14名無しさん@ピンキー:04/10/20 00:47:08 ID:u9acpZBA
個人的に富野総合スレよりもこっちのスレが存続して欲しい
15名無しさん@ピンキー:04/10/20 01:00:14 ID:G0KG8UPm
新スレ記念新連載投下
16Virgin Heart:04/10/20 01:09:49 ID:G0KG8UPm
 「怖くなった?」
 少年の肩に、彼女の両手が置かれる。
 「怖くないです」
 きっぱりと答える少年。
 「男の子、だから?」
 からかうようなその口調に。
 「悪いですか?」
 心なしか、口を尖らせてむきになって言う少年、カント。
 それが可笑しくて、彼女は…源野三尾は微笑む。
 何となく、彼らしくないその行動が。
 マイペースで、周りに無頓着。
 自分の知的好奇心を満たすことにしか興味がなさそうな天才少年。
 それがカント・ケストナーに対する周囲の認識。
 ほんの数時間前、彼と初めて対面した三尾も、そんな第一印象を持った。
 もっとも女性にとっては、それよりもまずその愛らしい容貌の方が強く印象
に残る。
 たとえ研究一筋の三尾にしてもそれは変わらない。
 いや三尾が決して研究だけに没頭している朴念仁ではないことは、今の彼女
の出で立ちに現れていた。

 軍港の街、佐世保で開かれた「オルファン対策会議」
 ノヴィス・ノア計画に関与する政財官絡みの肝いりで開かれた政治的意図の
ある催しという多少特異な状況とはいえ。
 研究者にとって晴れ舞台とも言える学術的発表の場には変わらない。
 そこへ桑原教授の補佐とはいえ招かれたからには、いつものようにボサボサ
の髪に汚れた白衣というわけにはいかないのは当然だが。
 それにしても今日の三尾の服装は特に気合が入っていた。
17Virgin Heart:04/10/20 01:11:04 ID:G0KG8UPm
 友人の美容師任せとはいえ丁寧にブラッシング&ブロウしてアップに纏めた
ヘアスタイルも。
 同じくスタイリストの友人に用意してもらった、スカーフなど服飾や色使い
が少し派手すぎるとも言えるカジュアル・ワンピースも。
 気合が入りすぎて、やや場違いとすら言える物だった。

 三尾は決して容姿が劣る女性ではない、むしろ顔立ちは整っている。
 そしてフィクションでよくあるような、自分の魅力に気づかずに勝手に容姿
にコンプレックスを抱えているようなタイプでもない。
 今日の出掛けに準備を整えて鏡を見ての感想は。
 「わたしも捨てたものではないわね」
 特に過信もしていなければ卑下もしていないものだった。
 そんな彼女が今いるのは、佐世保のホテルの夜景の見える部屋。
 本当なら桑原博士と共に日帰りする予定だった彼女が、夜景の見える時間に
まだ佐世保にいるのは、今目の前にいる少年・カントが原因だった。

 特に尊敬しているわけではないが、師事し助教を勤めているという関係を
抜きにしても優れた学者だとは思う桑原教授。
 彼女が今、学術的視点から深い興味を寄せている、生意気だがどこか憎め
ない少年である伊佐未勇の父親だという点を考慮しても人間的にはまったく
好感がもてないが、研究者としては認めざるを得ない伊佐未研作博士。
 その二人の相反するがどちらが間違いと指摘するのは困難に見えた論を、
いとも簡単に論破してしまった。
 そして現れたグランチャーと、迎撃に出たブレンパワード。
 今彼女が最も興味を引かれている二つのものがぶつかる場に平然と近づき、
己の理論の正しさを実践して見せた。
 そんな少年、カント・ケストナーと話をしてみたくて。
18Virgin Heart:04/10/20 01:13:37 ID:G0KG8UPm
 グランチャー襲撃の混乱が収まったところで、桑原博士にこの場に残る事を
伝えた三尾は即座にカントに接近した。
 先ほど壇上で顔をあわせてはいたが、言葉は交わしていないので自己紹介を
すると。
 「先ほどは突然失礼しました」
 礼儀正しく会釈するカント。
 どうやら思い立ったら行動に移ってしまう性格だが、決して礼儀知らずなど
ではないらしいと見て安心する三尾。
 興味深い話を聞くためとはいえ、自己中心的な人間と接するのは苦痛だから。
 そもそも彼女が学究の世界、それも研究者の少ない分野に入ったのも、人間
関係のわずらわしさから逃れたいという思いがあったからでもある。
 もっとも実際には彼女自身が自分の興味を最優先しがちな実に自己中心的な
性格の持ち主なのだが。
 それはともかく、思ったよりも素直そうな性格の上に。
 初めて見たときからある程度わかってはいたが、こうして近くによって見る
と本当に美少女と見紛うような可憐な美少年。
 (天に二物も、三物も与えられているわね…)
 そう思いつつ、先ほどカントが述べた理論や、ブレンやグランチャーに実際
に接してみた感想を聞きたいと率直に申し出ると、カントは快諾した。
 「そう、ありがとう、じゃあまずは食事でもご一緒しながらお話しましょう」
 言いつつ彼女はカントの腕をとった。
 思いの外あっさりと希望が叶えられた嬉しさ。
 そして多分知力では自分が勝てないであろうことはわかっていても、やはり
相手はまだ子供であるという無意識の気安さ。
 その二つが相乗効果となっての行動だった。
 場合によってはいきなり気安いと怒りかねない、少なくとも伊佐未勇ならば
絶対に怒るであろう行為。
 だが温厚なカントは怒らないどころか、軽く頬を朱に染めた。
19名無しさん@ピンキー:04/10/20 01:34:38 ID:u9acpZBA
職人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
頑張ってください
20名無しさん@ピンキー:04/10/20 19:47:57 ID:dinUyvpd
私もこっちを支援。
前に出てた三尾たんネタですな!
職人さんがんがれ!
21名無しさん@ピンキー:04/10/21 01:32:25 ID:dE2A939l
執筆休止作(中止ではない)作を期間限定で少しだけ進行
 ブルブルブルブル。
 目の前で揺れる柔らかい肉。
 巨乳とはお世辞にも言えないが、程よく掌に収まる形の良い乳房。
 それがユウこと伊佐未勇の目前で、震動している。
 もちろん揺れているのは乳房だけではない。
 一糸纏わぬ、そしてムダな贅肉のない(女らしい曲線を形作る程度の脂肪は
残されている)肢体が、微細な震動でその表面を揺らしている。
 震えているのは最愛の姉にして恋人、イイコこと伊佐未依衣子。

 イイコは進退窮まっていた。
 全身の震えが止まらない。
 寒いのではない。
 むしろ、身体も心も燃え上がりそうに熱い。
 全身から激しく発汗し、それが異常に上昇した体温によって後から後から蒸散
していく。
 激しい喉の渇きを覚えるイイコだが、今はそれどころではない。
 この発熱と、瘧にかかったような全身の震えの原因。
 それは極限まで昂ぶった羞恥心。
 無理もない。
 ほんの少し前まで、彼女がしていたことを考えれば。
 いくら道ならぬ関係にあるとは言え、弟の前で自ら衣服を脱ぎ捨て、次には尻を
振って見せた。
 それでもまだそこまでは、 そうしろとユウに言われたら、という言い訳を自分
に言い聞かせることが出来た。
 実際には弟の言葉にそんな強制力はないのだが、言われたからという大義名分を
自分の中で保てば少しは、ほんとうに少しだが羞恥心を軽減することが出来る。
 ところがイイコはとんでもない粗相をしでかしてしまった。
 自分自身に「これはユウに言われたからしていること」としつこく言い聞かせ続け
たがために。 
 最近形成され始めた、クインシーに次ぐ第三の人格が語りかけてきたのだ。
 自分自身の心の鏡の映った姿は語りかける。
 あなたは弟の前で尻を振る雌犬なのよと。
 雌犬である自分を認めなさいと。
 それを否定しても、心中でユウの犬となった自分の姿を思い浮かべることが止め
られず。
 あろうことかそんなことを妄想して、女陰から愛液を盛大に垂れ流してしまった。
 もちろん、ユウの見ている前でそんなことをすれば、目敏い淫魔にわからない筈は
なく。
 案の上、それを指摘されてしまったのだ。
 (どうしよう…)
 一度はヘナヘナと座り込んだイイコだが、今は辛うじて立ち上がっている。
 だが全身の震えが止まらない。
 頂点に達した羞恥心と、ユウが何を言い出すのかという不安から。

 (姉さん…)
 目の前で震える一糸纏わぬ姉を、ユウは憧憬と慈愛の綯い交ぜになった感情で凝視
している。
 昔から最も身近に居ながらも憧れであった姉。
 その感情は今でも変わらないが、脆く弱い面を(イイコが)イヤと言うほど知った
今では、包み込むような慈愛の気持ちも強くなっている。
 どちらも深い愛であることには変わりないが、そのどちらもが歪みきっていた。
 憧れてきた姉を、自分の思うが侭にいたぶりたい。
 自分の命令通りにして羞恥に染まる姉を、ますますいとおしく感じたい。
 もはや歯止めを失いつつある淫魔の剥き出しのバイアスド・リビドーが、文字通り
丸裸のイイコを襲おうとしていた。

 次章「恥獄のさけび」に続く。
 
24名無しさん@ピンキー:04/10/21 19:14:49 ID:tV/gF8Oo
>>22
乙ですー!!


カナンたんはもう帰ってこないのでしょうか(´・ω・`)
25名無しさん@ピンキー:04/10/22 01:07:23 ID:E37M8mX4
イイコ姉さんの復活キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

禿上がる程にカンドー(T∀T)続き期待してます


話は変わるがもう一つのスレ落ちたね
26名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:45:16 ID:BbBqGxZo
>>25
落ちたのかそうか
前スレで単独にしたほうが良いって言ったのにな
とにかく職人光臨はありがたい
カナンもよかったけど
やっぱり依衣子姉さん萌え
27名無しさん@ピンキー:04/10/23 00:40:59 ID:otLNtpu/
カナン!頼む!
28名無しさん@ピンキー:04/10/23 08:57:27 ID:mc62tBne
あね・おとうと、なつかし〜。
「恥獄のさけび」待ってます!
29End Of The Night:04/10/23 19:36:17 ID:0A6D0auw
クインシィのわたしを見る目には、過剰なまでの敵意がこもっている。
初めて会った頃から、クインシィには刺々しいところはあった。
だけどこんなあからさまな悪感情を向けるようになったのは、わたしがユウのパートナー
になってからだ。
なんなのあなたは?
わたしがユウと仲がいいということが、そんなに気に入らないの?
そこまで弟が憎いの?あなたは?
姉弟でしょう、どうしてそこまで実の弟を嫌えるの?
そんな気持ちをこめて彼女を見るうちに。
不意に睡魔が襲ってきた。
流石に限界、一晩の徹夜を少しの居眠り程度で補えるほどの体力は私にはない。
「他に用がないならこれで失礼するわ」
そう言って立ち去ろうとするわたしの前に、クインシィが立ちはだかる。
「待て」
「別に用はないんでしょ?だったら行くわよ、今夜は早く寝たいの」
「見え透いた言い訳を」
人が猛烈な睡魔に襲われているのに、言い訳呼ばわり。
ただでさえ絡まれて気分が悪いのに、流石にこれにはカチンと来て言い返す。
「嘘じゃないわ、とても眠いのよ、昨夜は眠れなかったから」
次の瞬間、クインシィは突然目を見開くと。
「眠れなかっただとぅ!」
いきなりわたしの襟首を掴む。
「一晩中眠らないで、何をしていたっ!ユウと何をしていたっ!」
噛み付くような勢いで食ってかかる。
面食らって、しばらくは呆然としてしまった。
だけどすぐに、不快感が心の奥底から湧き上がって来た。
(何でそんなことをあなたに言う必要があるのよ…)
クインシィの理不尽さに対する反感、でも、それとは違うもう一つの感情が、
わたしの中で膨れ上がる。
30End Of The Night:04/10/23 19:37:41 ID:0A6D0auw
何をしていたかなんてクインシィに言う筋合いなんてない。
だけど仮にそういう義務があったとしても、やっぱり言うことなんてない。
なにしろ昨夜は何もなかったんだから。
何もなかったけど寝られなかっただけよ。
そう、ユウはわたしが横に寝ているだけで満足して、健やかな寝息を立てて
安眠していたのに。
わたしは…わたしは身体が火照って眠れなかった。
何ていやらしい女なの…わたしは…。
「何を黙ってるッ!」
クインシィの怒鳴り声が、わたしを自己嫌悪から現実に引き戻す。
「放して」
そう言って掴んだ手を振り解いたわたしは今度こそ立ち去ろうとした。
「何をしていたと聞いているっ!」
そんなわたしの背中にクインシィの声が浴びせられる。
あなたには関係ないでしょ、そういおうと思ったのに、何かに突き動かされる
かのように振り向いたわたしは言った。
「好きあっている者同士が一晩一緒に居たのよ、決まってるじゃない」
なぜそんなことを言ったのか。
あなたがどんなにユウを嫌おうと、わたしはユウの味方よ。
そうクインシィに宣言したかったのかもしれない。
あるいは誰でもいいから自慢したかったのかもしれない。
ユウという「巣」を見つけたことを。
とにかくその時の自分がどういう顔をしていたのかはわからない。
わかっているのはその言葉を聞いたクインシィが過剰に反応したこと。
パシッ。
彼女の右掌が、わたしの左頬に乾いた音を立てた。
わたし、叩かれたの?
眠くて感覚が鈍っているのに神経が昂ぶりアドレナリンが分泌しているという
最悪のコンディションが幸いして、ほとんど痛みは感じない。
それでもいきなり叩かれたことで、わたしはまたも呆然としてしまった。
31名無しさん@ピンキー:04/10/23 20:39:11 ID:lmF28W/w
カナーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
32名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:37:29 ID:NrTz39On
やばい、異常に嫉妬中のいいこかなり萌える
33名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:51:04 ID:0ntHVPm3
カナンキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
前スレで誰かが書いてた「カナンは自滅していくタイプ」にハゲドウ。
そしてハゲモエ。

勇は二人とももらっちまえYO

・・姉さん、裏拳ですか・・!w
34名無しさん@ピンキー:04/10/24 08:12:11 ID:UqlBEwNK
俺はカナンの味方だ!
35名無しさん@ピンキー:04/10/25 14:36:40 ID:gWvpouBy
漏れも。
36名無しさん@ピンキー:04/10/26 01:48:48 ID:w7Tq4hdF
あたしも
37名無しさん@ピンキー:04/10/26 11:20:47 ID:5p86dMbd
漏れはイイ子姉さんの味方だ
38名無しさん@ピンキー:04/10/26 14:27:11 ID:fdECDu8Y
>37
ゲーッ dMbの超人!!!!
39名無しさん@ピンキー:04/10/27 13:45:29 ID:Nbtbc94w
勝手に立てた総合スレが落ちたか。
ブレンだけだと人が少なくてdat落ちするとか言っておいて落ちてりゃ世話ねえな。
まさかあのスレ立てたり、前スレ終盤で職人煽ってた香具師らがのこのことここに来てたり
はしないだろうから言うけどさw
40名無しさん@ピンキー:04/10/27 23:50:16 ID:Cd+ix0tO
>>39
俺もそう思うけどさ…
これ見てまたああいうのが来たら困るよ
41名無しさん@ピンキー:04/10/28 03:13:23 ID:BEgpSZcj
なんかいきなり煽ってきたもんね・・。
42名無しさん@ピンキー:04/10/29 03:20:27 ID:rVrvthL9
きっとオーガニック的な何かが足りなかったんだよ
43名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:56:25 ID:9kAyTV9n
姉弟ものキボンヌ!
44End Of The Night:04/10/30 19:25:09 ID:bRfyhKeA
襟首を掴まれた時と同じく、しばしの空白の後で、強い感情がわき上がって
来た。
大して痛くなかったとはいえ、いきなり殴るなんて!
思わず叩き返してやろうとしたわたしを仰天させたのは、クインシィの様子。
唇を噛み締めてぶるぶると震えながら、信じられないことに目に涙をためて
いる。
な、何、なんなのあなた。
泣きたいのはいきなり因縁つけられて叩かれたわたしの方だって言うのに。
おかしいわよっ、クインシィ!
ただそのクインシィの異常さに気がそれたおかげで、少し冷静さを取り戻した
わたしは、わたしより大分背の低い彼女を上から見下ろすようにして迫る。
「何のつもり?わたしはあなたに叩かれるような覚えはないんだけど?」
「覚えがないだとっ!」
涙声で言い返して来る。
「よくもぬけぬけとユウと、ユウを、ユウ…」
「ユウ?ユウがどうだって言うの?あなたか弟を嫌うのは勝手だけど、それが
わたしと何の関係があるの?」
そう問いかけても。
「ユウ…」
クインシィは何かブツブツと呟くだけ。
そして。
「…わたしは、何を怒っている?」
急に我に帰ったような顔と声で、間の抜けた言葉を口にするクインシィ。
はぁ?
怒、怒、怒、怒、怒。
自分でもわけもわからずに人を叩いたの、この女は。
「…なんでお前にくってかかった、わたしは…」
「知るかッ!」
思わず怒鳴りつけてしまうわたしだった。
45End Of The Night:04/10/30 19:27:49 ID:bRfyhKeA
「あなたね、人に文句言って、しまいには手を上げて、何でなのかわからないだ
なんて、正気?それともふざけてるの?」
「自分でもよくわからないんだ…すまない…」
クインシィが人に謝るなんて珍しい。
それだけ混乱してるってことだろうけど、ハタから見ればコントのよう。
叩かれた当事者じゃなければ大笑いしてるわよ。
あまりのボケに高まった怒りの感情も一気に薄れ、ただただバカバカしくなった
わたしは
「今日は大目に見るけど、今度はわたしもやり返すからね」
そう言い捨ててその場を立ち去った。

ああ、おバカさんのカナン・ギモス。
あの時彼女が何を怒っていたのか、どうしてそれを自分でもわからなかったのか。
よく考えればわかることだったのに。
でもその時のわたしは生まれてはじめての「幸せな恋」に浮かれて盲目状態だった。

今夜もユウが来る。
それはわかっていたけど、この眠気には耐えられない。
もし寝ていても、彼も疲れて寝ているんだなと思ってくれるだろう。
わたしの隣で一緒に寝ているだけで満足してくれるんだから。
黙って隣に寝て、朝目を覚ませば隣にいてくれる。
そう思ってわたしは眠りについた。

翌朝、わたしの寝起きは快適だった。
深い眠りで、きっと夢すら見なかったのでは。
そう、目覚めは良かった。
隣で寝ていてくれると思っていたユウがいなかったことを除いては。
それでも先に起きて、自分の部屋に戻ったんだろうと漠然と思って、大して気にも
しなかった。
身づくろいを終えて、グランチャー乗りの詰め所に行き、ユウと顔を会わせるまでは。
46名無しさん@ピンキー:04/10/31 13:42:38 ID:sk9Pwa4a
GJ!!
イイコたん、いい女だなぁ。
47名無しさん@ピンキー:04/11/01 00:41:35 ID:I495IcCD
>おバカさんのカナン・ギモス
デコピンしてやりたい(;´Д`)l \ァ l \ァ
48Virgin Heart:04/11/01 21:35:08 ID:wMxGq6wo
(悪い気はしないわね)
カントが自分に腕を組まれて、頬を赤らめたのを見た三尾の、それが第一の
感想だった。
こんな風に「女」として意識されるのは滅多に無い経験。
たとえ相手が、天才とはいえまだ幼さすら残る少年であろうと。
いやむしろ、少年であるからこそ嬉しいのかもしれない。
そう、彼女が無意識に遠ざけてきた、悪い意味での男性的なところがこの
少年にはまるでないのだから。
(ううん、悪い気がしないどころじゃない、わたし、嬉しいの、いえこれは
ときめいているの?)

容姿には不自由していない三尾が今まで男性に縁が無かったのは。
研究に没頭している生活が主たる原因だが、彼女自身のパーソナリティにも
大きく起因している。
性格が悪いからではない。
確かに容姿に問題が無い上に、性格にも瑕疵のない女性がフリーなどという
ことはフィクションの世界にしかありえないことであり、実際に三尾は少し
自己中心的性格の気があり、かつ何かに夢中になると回りに目もいかず気も
つかなくなる難儀な性格だが。
そういった性格は、むしろ男性と関係が出来た後、その関係を維持すること
を困難にする要因である。
無意識のうちに男を倦厭する態度、問題はそれに尽きる。
自分の方から積極的に関係を持とうとしないのでは、ただでさえ出会いの
少ない生活環境にいるのだから、いかに三尾が容姿には不自由していない
とはいえ男性に縁が無くてもあたりまえだ。
これで同性愛嗜好だったり、もっとはっきりとした男性恐怖症や嫌悪症が
あればまだ自覚出来ただろう。
積極的な「男嫌い」ではなく、消極的な「男なんてどうでもいい」という
投げやりな感情だから自覚がしにくいのであった。
49Virgin Heart:04/11/01 21:47:04 ID:wMxGq6wo
だが今、三尾は今まで自分が積極的に男性との交際を求めなかった理由が
さながら天啓を受けたようにはっきりと感じられた。
単に、好みのタイプが周囲に存在しなかったのだ。
他人の目などさほど気にしない彼女でも多少の見栄はあり、いい年をして
彼氏の一人もいないことに引け目を感じてはいる。
だがそれは「モテないイケてない女」と見られることへの屈辱感だけで、
男がいなくて寂しいという感情を覚えたことは無かった。
だから、今カントが自分の存在を意識して頬を赤らめたことを嬉しく思う
この気持ちは、決して男日照りで飢えていて、子供相手にも見境いも無く
反応しているわけでは断じてない。
初めて「好みのタイプ」に遭遇し、しかも実にいいシチュエーションへと
突入しているのだ。
少年趣味。
自分にそんな嗜好があることは今の今まで気づいていなかった。
だがこの胸の高鳴りは、自分自身でも知らなかった真実を語っている。
そう、これはもう少年趣味とか、少年愛好などというものではない。
本格的な恋愛感情、その予兆だ。
今まで美少年の類に出会ったことがないわけではないのに、この嗜好に気
がついていなかったのは、本気になれる相手がいなかったからだろう。
可愛い、だけではダメだ。
どこかに自分より優れて、尊敬できる点が無ければ愛玩動物と大差ない。
その点で、初めて相応しい相手が目の前に現れた気がする。
カント・ケストナーは。少女と見間違う美少年でありながら、その知性は
三尾にひけをとらないどころか勝ってさえいるのだから。

カントの頬の赤らみを視認してから三尾が結論に至るまでほんの数秒しか
経っていなかった。
その短い時間の中で、彼女の感情はこのように推移し、結論し。
そして自らの頬をも赤く染めた。
50名無しさん@ピンキー:04/11/02 04:52:25 ID:hG638xW7
漏れの頬も赤くなりますた。GJ!
てかミツオさんかよ!

なんかいっぺんものすんごいおめかししてた回あったよね………
51名無しさん@ピンキー:04/11/02 12:50:21 ID:0bVEpqCX
あのおめかし、スパイラルブックに「ちょっと失敗?」って
コメントしてあってワロタ記憶が…

そんなズレてる三尾たんかわええなあ
52名無しさん@ピンキー:04/11/02 13:01:18 ID:AXc0GE1z
>>50
このSSはそのおめかしをした日の話でつよ
53名無しさん@ピンキー:04/11/03 23:20:02 ID:grrdtYLs
>>48-49
GJ!
いいね、
54名無しさん@ピンキー:04/11/06 02:10:12 ID:Xs40dAjE
カナンのSSの続きも楽しみ
55名無しさん@ピンキー:04/11/06 02:25:48 ID:XIUUAcLq
とりあえず女子高生依衣子たんSSでも構想(妄想)してみるか
(´-`).。oO((;゚∀゚)=3ハァハァ)
56End Of The Night:04/11/06 19:29:28 ID:dpcwzw6h
「おはよう、ユウ」
あまりベタベタとはせず、それでいて変に他人行儀でもない。
プライベートで深い関係になってからも、日頃ユウに対してはずっとそういう態度で
いたわたしは、ごく自然な感じで朝の挨拶をした。
そして、妙な違和感を感じた。
ユウはすぐに返事をせず、わたしの様子を伺うような目つきをした後。
ようやく「おはよう」と返事をした。
それは時間にして一秒にも満たない間だったけど、その妙な間が気になる。
そしてユウの表情も。

わたしがそうしているのと同様、ユウも日頃人目があるところではわたしに対しては
自然体だ。
二人きりの時のように優しいわけではないけれど、いつもいつも甘い時間を過ごせる
わけもないし、そんな贅沢をいう気もない。
でも…。
ユウのその時の反応は明らかに変だった。
二人きりの時しか見せてくれない筈の笑顔を浮かべている。
それも、あからさまな作り笑顔を。
本当のユウの笑顔はもっと自然で、もっとさわやか。
こんな見るからに上辺だけって感じの笑い方なんかしない。

「良く眠れたかい?」
小さな疑問が胸の中にわいていたわたしに、ユウは続けて声をかける。
サーッ。
背筋に悪寒が走る。
ここのところ、ユウの存在はわたしの心の支えだと言っても、間違いはないどころか
言い足りないくらいだった。
当然ユウの声を聞くだけで心が温かくなった、それなのに…。
恐らくは深い関係になる以前も含めて、初めてユウの声に嫌悪感を感じる。
ユウ、何なの、そのまるでご機嫌をとるかのような猫撫で声は…。
57名無しさん@ピンキー:04/11/06 20:30:05 ID:cdPACMf0
何なの、何なの〜?
58名無しさん@ピンキー:04/11/06 20:38:24 ID:03ziXnel
ユウはイイコタソに絞られたと思われ
59名無しさん@ピンキー:04/11/07 03:32:45 ID:xlQJTQyn
そうか、絞られたのか。俺のも絞って欲しいぞ。依衣子姉さん。
60名無しさん@ピンキー:04/11/07 16:30:17 ID:gIVNDS+n
ひいいドキドキするなあ・・(;´Д`)
この先が気になります・・
61恥獄のさけび:04/11/10 00:33:45 ID:H3yTp5Ry
 「姉さん」
 不意にユウが口を開くと同時に、イイコの身体の震えが止まる。
 どうやら何を言われるかという不安感が震えの原因であったらしく、とりあえずそれが
明らかになろうとしたために。
 だが、それは何の解決にもなっていない。
 ユウの言葉に、イイコが一喜一憂することには変わらないのだから。
 「ごめん、俺は姉さんのことわかってなかったみたいだ…」
 「?」
 案の定、いきなり意味不明の言葉が切り出される。
 言葉とは裏腹に、姉の思考パターンを読みきっているユウの狙い通り、イイコの頭の中
は弟が何を言うのか、それだけで占められて何も考えられなくなる。
 「姉さんって恥ずかしいところを見られるのが好きだったんだ」
 「なっ?!」
 弟の口舌から紡がれたその言葉に、驚き、そして怒るイイコ。
 「何を言ってるのよ、そんなはずないでしょっ!バカッ!」
 あまりにも酷い言いがかり〜と、彼女は捉えた〜に、今の自分の徹底的に劣位の立場も
忘れて、噛み付くような言葉をユウに浴びせる。
 「いいんだよ姉さん、俺の前では素直になっても」
 そんな姉の怒りの反応もどこ吹く風のユウ…もはや完全に舐められているイイコ。
 ただでさえ純粋で素直な姉と、奸智に長ける弟というだけで既に差があるのに。
 何があってもユウに嫌われたくないと思っているイイコと、やりすぎ言いすぎでイイコ
が怒って、殴られたり蹴られたりしても、それはそれで気持ちのいいものだなどと気楽に
考えられるユウではハナから勝負にならない。
 (誤解なきよう付け加えるとユウがそんな「守備範囲の広い」リビドー回路を働かせる
ことが出来るのはイイコ相手の時だけ、ある程度許容できるのはヒメくらいで、その他の
相手には責め一本槍である)
 従ってユウには姉へかける言葉の選択肢が無数にあり、それに対しイイコに与えられた
答えの選択肢は常に一つ、それもユウによって誘導されたものだけなのだから。
62恥獄のさけび:04/11/10 00:36:25 ID:H3yTp5Ry
 あまりの言い草にますます怒る姉の勢いにもまったく動じない弟。
 もはや両者の力関係は完全に固定されている。
 ユウが調子に乗りすぎイイコを怒らせたとしても、それは決してユウを嫌いになるわけ
ではない。
 単なる痴話喧嘩に過ぎない。
 それと同様に、イイコがユウに嫌われることも絶対にありえないのだが、そう自信満々
に言い切ることの出来ない事情がイイコにはあった。
 クインシィに表の人格を支配され、最愛の弟に愛の裏返しとはいえ苛烈な対応しかして
来なかったという罪悪感は、イイコの心の奥底に重い澱として沈んでいる。
 ユウが姉弟の禁じられた壁を打ち砕いて自分を愛してくれること。
 それはイイコの心を救ってはくれるが、その奥に沈む澱はまったく掬ってはくれない。
 逆にユウが自分を愛してくれればくれるほど。
 自分がユウを愛すれば愛するほど。
 罪悪感は強迫観念となってさらに重みを増していく。
 その重みから逃れるためにはより一層ユウのために心も身体も捧げつくすしかない。
 ましてやユウに嫌われてしまうなどという事態は彼女の精神を崩壊させかねない。
 勝気な性格、そしてかつての姉弟としての当然の上下関係から。
 表面上は優位に立つことはあっても、既にイイコは深層心理レベルではユウに服従して
いるのだ。
 表層心理では、恋人になった今も自分は姉なのだという意識があるが、それとてイイコ
に受動的に「可愛がられる」ことを望むユウのために発動しているに過ぎない。 

 「姉さんが望むんなら、俺はいくらでも付き合ってあげるよ、姉さんの好きなことなら」
 「だから何を言ってるの!」
 素っ裸で弟の前にいることも忘れ、くってかかるイイコ。
 「姉さん、今更言い訳しても説得力ないよ」
 そう言って肩をすくめるユウを見て、イイコは羞恥と怒りにかられ。
 「違うって言ってるでしょ!」 
 絶叫して弟に掴みかかった。
63名無しさん@ピンキー:04/11/10 01:08:29 ID:sJCpNkfr
依衣子姉さん続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
私は姉さんのシリーズが大好きだ!
64名無しさん@ピンキー:04/11/10 13:31:38 ID:l65WiMLh
なんだか徐々にこのスレ盛り上がってきててうれしい!
65名無しさん@ピンキー:04/11/12 07:40:15 ID:iniinpvr
依衣子姉さんラブ
66名無しさん@ピンキー:04/11/12 17:52:53 ID:n1HzpXWt
姉さん人気だなあ。
漏れはカナンたんラブさー
67名無しさん@ピンキー:04/11/12 18:29:22 ID:eNlTbOjZ
あたいもー
68End Of The Night:04/11/13 19:26:04 ID:D4jYW5SK
ユウに抱いたさまざまな負の感情を押し殺し、とりあえずグランチャーとしての任務に
つくわたし。
幸い、今日はユウと離れての単独行動だった。
帰投後に、またユウと顔をあわせるまで考える時間があった。

任務もそこそこにして、わたしはグランチャーで海の上を自由旋回しながらとりとめも
ない思考にふける。
あの作り笑いが、猫撫で声が、脳裏にこびりついて離れない。
ユウの滅多に他人には見せない笑顔や、わたしに対してだけかけてくれる優しい声を思い
浮べると心も身体も熱くなるけど。
同じユウの顔なのにあの顔を思い出すと虫唾が走る。
同じユウの声なのにあの声を思い出すと寒気がする。
(ユウ…あなたまさか…)
わたしの中にある疑惑が大きくなっていく。
(そんな…ユウに限ってそんなことは…でも…)
ユウを含めて何人かの男と付き合った経験のあるわたしだけど、男性心理というものは
未だ完全に理解しているとは言えない。
どうしても、マスメデイアで見聞きしたり、伝聞による情報に頼らざるを得ない。
今朝のユウの様子は、明らかにある場合の男性の行動パターンの類型として伝えられる
物にしか見えなかった。
何度考え直しても、そのパターンに当てはまる。
いわく。
「男は浮気をすると、それを隠したくて無意識のうちに不自然に優しくなる」
そう、あのユウの態度は明らかに「不自然な優しさ」だった。
もちろん二人きりの時のユウは本当に優しい。
だからこそ、その本当に優しさを知っているだけに、あんな上辺だけの態度なんて簡単
に見破れる…。
(ユウッ…)
気がつくとわたしは、ミシミシと奥歯の軋む音がするほど歯を強く噛み締めていた。
69End Of The Night:04/11/13 19:29:56 ID:D4jYW5SK
初めて感じる、身の置き場もない焦燥感と、やり場のない怒り。
これは…嫉妬だ…。
それに気づいたわたしは軽い自己嫌悪に襲われる。
ユウが浮気をしていると決まったわけではないのに、先走っていることもそうだけれど。
嫉妬を感じること自体に、自分がイヤな女になったような感覚を覚える。
ユウと初めて男女の関係になった時に、わたしは誓ったのだ。
これを理由に彼を束縛したりはしないと。
身体の関係が出来たからと言って、それを理由にして相手に何かを求めたりするのでは、
たとえ金品を要求しなくても娼婦と変わらないから。

わたしは別にそういう商売の女達を軽蔑しているわけではない。
彼女達に感じるのは憐憫、それも自己憐憫に近い。
何故ならもしもグランチャーとして見いだされることがなければ、一定の年齢に達したと
同時に扶養者のいない子供として国家から最低限保証されていた庇護を失っていたわたし
は、遅かれ早かれそうした道に落ちていくしかなかったから。
まるでわたしの母のように。
そうしてわたしも母と同じく、父親のわからない、誰にも愛されない子を産む。
そんな悲劇の連鎖を思わせて…。

だからこそわたしは、ユウを束縛したりしたくなかった。
ユウの気持ちが離れたなら、笑顔で別れてそれからもいい友達でいようと。
でも結局、それは本当に好きでもない男達に幾度も身体を開いてしまった自分を卑下する
感情から来た一種の開き直りと、捨てられた時に傷つきたくないという思いからの強がり
だったし、ユウへの気持ちもまだ中途半端だったのだ。
本当にユウが好きになった今、そんな開き直りも強がりも消え失せた。
ユウを束縛しない?笑顔で別れて、いいお友達に?
冗談じゃない、絶対にイヤ!
それが今の偽らざる気持ち。
ただただまだ見ぬ、そして本当にいるかどうかもわからない、ユウの浮気相手への怒りが
募っていた。
70名無しさん@ピンキー:04/11/13 22:04:58 ID:s66/XFt9
   ∧∧
  (  ・ω・)
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧∧   シュッ
 (  ・ω・)
 Σ⊂彡_,,..i'"': 
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘


  <⌒/ヽ-、___ モゾモゾ
/<_/____/
71名無しさん@ピンキー:04/11/13 22:20:21 ID:zfgQFKZo
あぁぁ、カナンたんかわいいよーせつないよー
72名無しさん@ピンキー:04/11/14 01:47:57 ID:lcOOsCbh
カナンがんばれーと応援しつつも
ユウの浮気場面を見たいと思う俺がいる
73名無しさん@ピンキー:04/11/14 03:46:30 ID:Fmnbp+sq
誰かカナンたんを幸せにしてぐれーーー
でも切ないのとても良いですね。

職人さん毎週ほんとに楽しみにしてます!
74名無しさん@ピンキー:04/11/14 12:51:54 ID:bRx1M85N
ユウの浮気相手が誰なのか気になるぜ
75名無しさん@ピンキー:04/11/14 21:28:48 ID:IqvVD6sj
わ か り き っ た こ と を !
76名無しさん@ピンキー:04/11/19 00:03:39 ID:y0p+eh5D
君達、カナンたんの予想・想像が当ってるためしがないのをお忘れか
つーか、ここのユウが純粋なカナンたんに見透かされるような真似をするとお思いかw
77End Of The Night:04/11/20 19:14:30 ID:6ME5G+YS
その日の晩。
昨夜の熟睡と、昂ぶった神経の相乗効果で再び一睡も出来ない気のする夜。
ユウは何事もないかのようにわたしの部屋にやって来た。
だけどやはり、その態度はあからさまにおかしい。
不自然な笑顔に、こちらの様子を伺うような目つき。
スッ。
いきなりユウが何かを差し出す。
白と桃色が渦を巻いた、綺麗な模様の貝殻だった。
「これ、グランチャーに引っかかってたんだ、綺麗だなと思ってカナンに」
そうユウが言う。
わたしは二つの異なる感情で涙が出そうになる。
一つはただの貝殻とはいえプレゼントをもらった嬉しさ。
もう一つはあからさまに物で機嫌をとって誤魔化そうとするユウへの悲しみ。
「あ、ありがとう、綺麗ね、これ」
嬉しさを総動員して悲しみを封じ込め、どうにか表情を作る。
そして高鳴る胸を抑えて、わたしはさりげなく聞く。
「昨夜はごめんなさいね」
「ああ、構わないよ、疲れて眠ってしまう夜もあるだろうから」
ユウは一応、昨夜もここに来てはくれたようだ。
ではわたしが熟睡して起きないのに業を煮やして、どこか別の女のところへ
行ったんだろうか。
それともわたしが起きないのをむしろ好都合と思って…。
慌ててかぶりを振る。
悪い方へ、悪い方へと思考が進みそうになるのを何とか堪えてユウに微笑み
かける。
わたしはユウを信じる。
浮気をしているかもしれないけど、それでもわたしはユウが好きだし。
ユウだってわたしを…。

ユウを信じるんだという表層心理とは裏腹に、深層心理では疑心暗鬼の種がつい
に芽を吹き、嫉妬を養分に急速に成長しだしたことを。
その時のわたしはまだ気づいてなかった。
78名無しさん@ピンキー:04/11/21 00:39:58 ID:DTfSUEVT
カナン、ギューしてやる
79名無しさん@ピンキー:04/11/21 20:54:52 ID:kjUrxF3p
漏れはなでなでしてあげたい(*´Д`*)
80名無しさん@ピンキー:04/11/21 21:32:59 ID:3rN+a0lo
わしは黙って隣に座っていてあげたい。
81名無しさん@ピンキー:04/11/22 22:28:55 ID:kXJQ87zh
ど、どうなっちまうんだおおお
82名無しさん@ピンキー:04/11/24 21:45:52 ID:YwhhFfVL
1.美人のカナンは突如、ユウを寝取りかえすアイデアを閃く
2.実はカナンの勘違い
3.カナンは捨てられる。エロパロは非情である
83名無しさん@ピンキー:04/11/25 22:07:13 ID:hmqaB3Gx
カナンたん捨てられたら漏れがもらっていく。
百合になるが我慢してくれ…幸せにするから
84名無しさん@ピンキー:04/11/25 23:20:42 ID:pWtAo7G1
カナンかわいいなあ
85End Of The Night:04/11/27 19:47:22 ID:/oBw4FrF
表情も口調も不自然なユウだけど、夜が更けて来るといつものようにわたしの
ベッドに上って眠りに就く。
「明日も早いし、もう寝るよ、おやすみカナン」
「おやすみなさい…ユウ…」
平静を装ってそう言うと、わたしは頃合を見計らって寝息を立てる。
そう、寝たふり。
もしもわたしが本当に寝たんだと思って、ユウがここから立ち去ったりしよう
としたら…。
その時はわたしは…わたしはどうすれば…。
思い悩みつつも、必死に高鳴る心音を抑えつけて寝息を立て続ける。
そんな状態がしばらく続いた後で。
不意にわたしは我に返る…。
(なんてさもしい真似してるのかしら、わたし…)
寝たふりをしてユウを試そうだなんて…。
自分が度外れて嫉妬深く卑しい女に思えて、自己嫌悪に襲われる。
でも偽りの寝息を立てるのは止められない。
ユウが浮気をしているかもしれないと思うと、どんなに卑しい真似なんだと頭
でわかってはいても、おいそれと止めるわけにもいかない。
そしてそれが、なおさら自己嫌悪を増進させていく。
(最低の女だ…わたし…こんなんじゃユウに捨てられても文句いえない…でも、
でもやっぱりユウを取られるのはイヤだ…)
やがて。
ユウが静かな寝息を立て始めた。
(…ユウ…疑ったりしてごめんなさい…)
その微かな呼気を耳にしたわたしは、彼を疑ったことを後悔すると共に愛しさ
がこみ上げてきた。
(もう疑ったりしない、ユウを信じる、信じるから許して)
そう心の中で誓う。
ユウのぬくもりを、くっついている左半身から感じながら。
そして安堵の思いから、急速に眠気を催しはじめた。
86End Of The Night:04/11/27 19:48:58 ID:/oBw4FrF
「本当に、ユウはあなたを愛してると思ってるの?」
誰?
「彼が浮気をしてないなんて、簡単に決めてしまっていいの?」
誰なの?何を言ってるの?
「こんなに簡単に彼を信じるなんて、大概なお人よしね」
誰かがわたしに語りかけている。
(彼は浮気なんてしてない、わたしの考えすぎだったのよ!)
よくわからないけど、わたしとユウのことを悪し様に言われて腹が立ち、
状況もよくわからないままに言い返す。
「何でそんなことがわかるの?」
(現に彼はわたしと一緒にいるわ)
「おめでたいわね、昨日の今日だから警戒しているだけかもしれないのに」
(?)
「あなたが寝たふりをしていることに気づいて、自分も寝たふりをしたの
かもしれないのに」
(そ、それは…)
「恋って盲目よね、そんな簡単なことにも気づかないなんて」
(でも…それでも…たとえ万が一浮気していたとしても…ユウはわたしを
愛してくれている)
「どうしてそんなことが言い切れるの?」
(…だって…だって…)
確かに何の確証もないこと。
だけどユウが信じられなくなったら、わたしはもう何も信じられなくなる。
だから彼を信じるしかない、信じるしか…ないんだ…。
「そう思っているのはあなだけじゃないの?」
そんなわたしに、謎の声はさらに続けてを放つ。
誰の声かは思い出せないのに、どこかで聞いたことのあるその声が
87名無しさん@ピンキー:04/11/29 00:39:02 ID:ROapoo2z
カナンたーーーーーーーーーーーん!!!!!
。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
88名無しさん@ピンキー:04/11/30 12:43:30 ID:HYh6UybU
木原マサキキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ギムオォォォォォス!!!!
89名無しさん@ピンキー:04/11/30 22:41:32 ID:LhPgQZT+
カナンを満足させてあげて〜
90名無しさん@ピンキー:04/12/02 01:28:24 ID:Q8m7Vrx3
鬼の笑いそうな話ですが、もし可能ならばラッセと巡り会うところまで、読んでみたいなあ。
91Virgin Heart:04/12/02 23:55:10 ID:FE6VH9xp
ホテルのサパーフロアで食事を取りながらカントの話を聞いている間。
三尾はさきほど感じた胸の高鳴りを抑えていられた。
彼の口から語られる興味深い話に、知的好奇心が刺激されるおかげでそちら
の方に気をとられるから。
本来、それが目的で彼に声をかけたのだから当たり前といえば当たり前だが。
とりあえず食事を終え、食後の喫茶も終えたが、カントの話は尽きない。
三尾が話を聞きたかったのは事実だが、どうやらカント自身も話をしたかった
らしい。
にこやかに、楽しそうに、語る学究の美少年。
自分の知識と慧眼を誇るような口ぶりではまったくなかったから、純粋に話を
理解できる相手が欲しかったのだろうと、三尾は思った。
話相手が自分だったから嬉しそうなのだ、と自惚れられるほど幸せな思考回路
は彼女にはついていない
どこか別の場所で続きを、と切り出した三尾にカントは答える。
「それなら僕の部屋に来ませんか、どうせ一人ですら」
事も無げに。
何の邪気もない声で。
そう、若い女性を夜に自分の部屋に呼ぶということがどういう意味を持つか。
それがわからないほどに幼くはないカントだったが、咄嗟にそういう選択肢を
避けるほどには大人ではなかった。
「………」
「…あの?…あっ!」
自分の提案に対して、三尾があっけにとられているのを見て、ようやく自分が
何を言ったかに気づいたカントは、再び顔を赤らめる。
「ご、ごめんなさい、別に変な意味は…」
ずっとマイペースで喋っていたカントが初めて見せた慌てるさまに三尾の中で
も、学術的興味で抑えられていた感情が蘇る。
「可愛い」という感情が。
92Virgin Heart:04/12/02 23:55:50 ID:FE6VH9xp
自分の頬も赤く、熱くなりそうなのを驚異的な自律能力で抑制した三尾はその
かわりカントに微笑みかける。
精一杯「大人の余裕」を演じながら。

ローティーンの男の子に、部屋に来ないかと誘われて顔を赤らめる。
四捨五入すれば三十の女として、流石にそれは憚られた。
先ほどは、カントのような穢れのない少年が好きなのだと自らの秘めたる性癖
を認識したばかりだったが。
それが即、行動様式・思考形態のシフトに繋がるほど人間の心理というものは
フレキシブルには出来ていない。
年下の少年から秋波を寄せられても、あからさまに喜んだり、逆に拒否反応を
示すのは避け、まずは余裕の態度で受け流す。
浮き足立ってはいけない、それが大人の女の嗜みというもの。
仕事柄、そして本人の性格的な物もあって浮世離れしている三尾も、こういう
場合はそのような認識から来るステレオタイプ的リアクションをしてしまう。
だが、実はそれ自体が彼女が浮き足立っている何よりの証拠だった。
なぜなら別にカントが三尾に対して好意を示したわけではなく、単なる失言を
したに過ぎないのだ。
失言の後で頬を赤らめはしたが。
にも関わらずそのような構えた態度をとること自体、彼を過剰に意識している
という証拠なのだが、今の彼女はそれに気づいていなかった。

思わぬ失言に慌てふためいたカントだったが、三尾の微笑を見て少し落ち着く。
だがその代わり、急速に心が痛くなっていた。
(…この人も、僕を子ども扱いする方の人なの…学者としては認めてくれても、
大人の女の人から見たら、やっぱり僕は子供なんだ…)
日頃から感じる周囲とのコミュニケーション齟齬。
だが今夜のカントは、今までのようにそれを天才少年という立場ゆえの代償と
して甘受する気にはなれなかった。
これによってただ学術的会話をして終わるはずだった二人の縁が絡み合うこと
になるとは知らずに。
93名無しさん@ピンキー:04/12/03 18:03:24 ID:52nxsZiB
>>91-92 GJ!!
おおお・・・遂にカント君がやる気になるのですか!?
少年は今大人になるのですか!?
続き気になるわ〜。
94名無しさん@ピンキー:04/12/04 15:01:29 ID:op2FHpTJ
三尾タン、知恵のまわるお人よなガンガレ(;´Д`)ハァハァ
95名無しさん@ピンキー:04/12/04 15:03:54 ID:op2FHpTJ
いけね、sageチェックマーク入れんの忘れたヤッベェ(;´Д`)ハァハァ
96End Of The Night:04/12/04 22:32:30 ID:S1SEBwjK
暗闇の中、わたしは寝そべっていた。
意識はしっかりとしているけど、手足、いや指一本動かせない。
そんなわたしの上から、まるで枕元に立っているかのように声は降りる。
「そもそもユウが誰かと浮気をしているっていうのが間違いなのかもとは
思わないの?」
{?)
意味がわからない。
この「声」はユウが浮気をしていると決め付けているのではないの?
そんなわたしの疑問を察知したかのように、声は続いて降りてくる。
「あら、わからなかった、つまなりこういうことよ、ユウは誰かと浮気を
しているんじゃない、あなたと浮気をしてるのかも」
(え?)
な、何?何を言ってるの、ま、まさか…。
「つまり、他に本命がいる、あなたは浮気相手、ただの遊び相手、ただの
玩…」
(やめてっ!)
金縛りのようになっていた身体が怒りで解け、闇の中にいる声の主を掴んで
引き寄せる。
(!)
わたしを見下ろして嘲笑っているその顔は、わたし自身の顔だった。
「その証拠に、今ユウはどこにいるのかしらね」
掴んだ手を力なく放したわたしは、隣に寝ているはずのユウを手で探るがそこ
には誰もいない。
(ユウッ!)

絶叫して跳ね起きたのは、同じ闇の中。
ただ真っ暗闇ではなくあちらこちらから薄明かりが洩れていて。
隣にはユウがいて温もりをわたしに与え続けてくれている。
「…ううっ…ユウッ」
恐怖と心痛から開放されたわたしはユウの胸に顔をうずめて大声で泣いて
しまった。
97名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:45:19 ID:NdB5fCEM
ぬうう、夢オチ……
しかし覚めたところで疑の念は消えぬかもしれんぞカヌアアアァァァァン!!!!!
98名無しさん@ピンキー:04/12/06 02:32:21 ID:xf9LBmu6
>カヌアアアァァァァン!!!!!
ハゲワロタ
99恥獄のさけび:04/12/09 20:17:32 ID:wJh/STHu
 クインシィ化していなくても。
 元々イイコは感情的になると我を忘れるタイプだ。
 自分が今、一糸纏わぬ姿だと言うことは脳裏から綺麗さっぱり消えていた。
 スッ。
 むしゃぶりついて来た姉の下腹部に、カウンターで迎撃するかのように伸びるユウの手。
 ピチャッ。
 湿った物を触る音がする。
「ああっ」
 悲鳴を上げて足を縺れさせるイイコ。
 勢い良く飛びかかった分、そのままユウに倒れ掛かる。
 優しく抱きとめられて、ほんの数秒前まで怒りに我を忘れていた頭がクールダウンする。
 姉弟の仲、そして既に何度も体を交えた仲でも、愛する男にこんな風に抱きとめられる
とイイコの仲の乙女な部分が心臓の動悸を加速させ、顔と頭の体温を上昇させ、頬を赤く
染めさせる。
 そしてユウの口が、イイコの耳に近づいて。
 「危ないなぁ、大丈夫姉さん」
 その優しげな声に、ほんの少し前の怒りも、たった今、いくら肉体関係があるとはいえ
いきなり陰部を刺激されたことも、簡単に忘却の彼方に追いやるイイコ。
 まさに一挙一動をユウの思うがままに操られている感がある。
 だがそれに続くユウの言葉は。
 「そんなに勢い込まなくたっていいよ、そんながっつかなくても姉さんが望むならいつ
だって相手するからさ」
 爽やかな声色で、淫靡なことを呟く。
 もっとも言葉とは裏腹に今のユウはストレートにイイコを受け入れる気など欠片もなく、
羞恥責めで咽び泣かせるつもりなのだが。
 「が、がっつくって何よ?」
 酷い言い草で夢見心地に水を指され、ふくれっ面になるイイコ。
 「だってこんなに勢い良く飛びついてくるなんて、やっぱりよっぽど昂奮したんだね、
俺に見られてさ」
100恥獄のさけび:04/12/09 20:18:39 ID:wJh/STHu
 「やっぱりね」と言わんばかりのしたり顔のユウに、沈静化したイイコの憤怒が再び
活性化する。
 「違うって言ってるでしょ!」
 振り出しに戻ったように同じ言葉を叫ぶと、今度は既に引っついているため何の妨害も
受けることなく首尾よくユウにむしゃぶりつくが。
 「はははっ、だからそんなに昂奮しないでって、後からいくらでも見てあげるからさ、
姉さんの恥ずかしいところ」
 抗議の意思をまるで無視されてしまう。
 「誰もそんなこと言ってな…」
 「いいから、いいから」
 ムキになればなるほど、ユウはそれを軽くあしらいながら自分への疑いを深めていく。
 蟻地獄にはまって煩悶するイイコ。
 思わずその場に寝転んで手足をバタつかせて「違うって言ったら違うのっ」と子供のよう
に駄々をこねたい衝動にかられる。
 だが考えてみればユウの勘違い(本当は勘違いをしているのではなく、勘違いした「フリ」
なのだがそこまでは気づいてない)は故ないことではない。
 何しろ 先ほどユウの前で盛大に愛液を垂れ流したのだから。
 あれでは「見られて感じた」と思われても仕方がない。
 仕方がないが、やはりそんな風にユウに思われるのは嫌なこと。
 (ああ、そんな勘違いしないでユウ…)
 自分はユウ相手にしか何も感じない女なのに、見られて感じる淫乱、いや、変態だなんて
誤解は絶対にしてほしくなかったのに。
 そんな誤解をされるくらいならいっそのこと、本当のことをぶちまけてしまおう。
 (わたしはついつい淫らな妄想にふけって、ユウの前で裸でいることを忘れてしまっただけ
なのよ!)
 そう頭の中で言葉を紡ぎ、それ自体が充分に言うことが憚られることだと気づいてイイコは
愕然とした。
101名無しさん@ピンキー:04/12/10 20:30:51 ID:lO6zmNny
「あね、おとうと」キタ―!!
やっぱイイコ姉さん萌え〜。
102End Of The Night:04/12/11 19:03:26 ID:ngeOeuhy
ようやく泣き止んだわたしは、ユウの胸に顔を置いたままで考える。
酷い夢だった。
いや、あれはただの夢じゃない。
あれはわたしだった。
とても嫌な、考えたくもないことをわたしに言っていたのはわたし自身だった。
たぶん、全てはわたし自身の深層心理の現れ。
わたしはまだ心のどこかでユウのことを疑ってる…
それも今までよりずっと、もっと悪い方へ。
そう、あくまでわたしという相手がいながら他の女と浮気している、というのが
今までの認識。
ところが新たに、わたしのことそれ自体が浮気で、誰か他に本命がいるのではと
いう恐ろしい疑惑が心の中で湧き上がってしまった。
信じたくない…でも考えてみればユウの口からわたしのことを恋人として認める
ような言葉は聞いていない。
「一緒にいたい」とか「側にいると安心する」と言ってくれた。
普通に解釈すればそれは公私共にパートナーであると認めてくれたということで
それはつまり恋人同士であると言ってもおかしくないかもしれない。
あのユウの言葉が嘘だとは思えない。
ううん、絶対に嘘じゃない。
もしユウが本当はとても酷い嘘つきで、わたしに嘘ばかり言ってたんだとしても、
あの言葉だけは嘘ではないと胸を張って言える。
そういう嘘を男がつくのは、女から何かを奪うため。
富める物から物や地位を得るために。
わたしのように何も持っていない女でも、身体を奪うためにそんな嘘をつくことは
ありえる。
だけど今のユウは、わたしの身体目当てなんかじゃない。
一緒に添い寝するためだけに、こうして毎晩来てくれるんだから。
103End Of The Night:04/12/11 19:04:19 ID:ngeOeuhy
ユウがわたしのところにいることに、何の企みも他意もないのはたしか。
言葉どおり、わたしという存在そのものを大切に思ってくれている。
でも…。
疑惑の種を胸の奥に埋め込まれてしまったわたしには、その言葉を信じること=
ユウを信じること、という風には単純にはいかない。
そう、ユウは私と一緒にいてくれる。
わたしといると心やすらいでいられる。
でも、そういう相手がわたし一人だなんて、いままで一度だって言ってなかった…。
「ユウ…」
暗くてよく見えないユウの顔を、指でそっと撫でてみる。
こうして一緒に過ごす相手がわたしだけじゃないかもしれない。
そう思うだけで、気がどうにかなってしまいそうなほどの嫉妬心に身が焦がされる
思いをする。
どうしてなのユウ。
わたしを嫌いになったわけじゃないなら、どうして他の女のところに…。
そう考えたわたしは、ふと恐ろしい考えに思い当たった。
「まさか…」
そうまだ少年と言ってもいい歳なのにユウは凄い。
精力が。
そんなユウが、わたしの「拒絶」を機にスッパリと性欲を断つなんてことがあるはず
がない。
ああ、わたしはバカだ
なんでこんな簡単なことに今まで気づいていなかったんだろう。
勘違いとはいえ、わたしから行為を拒絶されたユウがたまりにたまった性欲を他の女
相手に吐き出すなんて、心情的には許せなくても、実際問題として十二分にありうる
話だったのに。
肉体関係無しでも成立する純愛なんだと浮かれていたわたしは、その盲点からずっと
目を逸らして、ううん、盲点の存在にすら気づいてなかった。

104名無しさん@ピンキー:04/12/12 08:38:32 ID:StHiFvJF
カナン、カナン、ユウはひどいやつなんだヨ...
105名無しさん@ピンキー:04/12/12 23:03:44 ID:bl1jDgm/
このスレ的にはユウは鬼畜というのが共通見解なのかw
106名無しさん@ピンキー:04/12/13 22:27:30 ID:4/NpFKna
そうか!カナンが不安にかられだしたのは、このスレ読んだからだ。
107名無しさん@ピンキー:04/12/17 18:39:51 ID:q7vh127Z
ここ読んだら不安どころの騒ぎじゃないと思うw
108名無しさん@ピンキー:04/12/17 22:15:01 ID:SI4PCk4U
カナンx死にたがり・・・
しっくりこん!
109End Of The Night:04/12/18 19:08:03 ID:2/TyLrhS
はじめて夜を一緒にすごしてから、次にユウに抱かれるまで。
一週間近くの間があった。
その間、ユウはわたしとのセックスをせがむ様な素振りすら見せず、二回目以降は自然
に雰囲気が盛り上がってという感じだった。
精力を持て余しがちな年頃なのにユウはそんなに飢えてはいないと思った。
だけどある夜。
わたしのお尻をユウが責め抜いて、今までに感じたことのない快感に幸福の絶頂の中で
失神した夜から、ほんの一週間足らず前のあの空き部屋での悶着の日まで。
わたしは毎晩ユウに抱かれていた。
心情的にはむしろ抱いてもらっていたと言った方がいいけれど、とにかくその度に全身
が燃えるような快感を与えてもらい、その一方でこのまま死んでしまうのではと思う事
もあった。
ユウの責めがあまりにも激しくて。
身体が繋がったまま、失神したことも一度や二度じゃない。
そして、いっそこのまま死んでしまってもいいとすら思った。
好きな男に抱かれながら、快感と幸福感の中で死ねるなんて本望だと…。

…それはともかくとして、そんな精力絶倫のユウが、勘違いでわたしがそういうことを
嫌がってると思い込んだとはいえ、スッパリと抱いてくれなくなった。
今まではそれをおかしいとも思わなかったけど。
考えてみればたとえ心で自制したとしても、持て余した精力を一体どうしているのか…。
自分で処理しているのか…。
ユウにそんなことろをさせるくらいなら、あの時のことは誤解だと素直に話して元通りに
なってもいいのだけれど。
冷静に考えれば、誰か他の相手にそれを向けていると考えるのがむしろ普通だった。
今までそれを考えなかったのは、ユウとの関係に安寧しきっていたわたしの自惚れ。
110End Of The Night:04/12/18 19:09:28 ID:2/TyLrhS
暗闇の中で、ユウの身体に身を寄せながら、わたしはこれからどうすればいいのか途方に
暮れる。
いくら疑いを持ったとはいえ、流石にストレートに面と向かって「浮気しているの?」と
聞く勇気は私にはない。
何度も抱き合った仲とはいえ「性欲はどう解消してるの?」なんて恥ずかしくて聞けない。
そもそも誤解とはいえのわたし方からセックスを断ってる形になってるのに、そんなこと
が聞ける立場ではないし。
どうしたものか思案していた時。
「カナン…」
寝ていたと思ったユウが、不意に声を出す。
もしその時、わたしが普通の状態だったら素直に「どうしたの?」と返事をしただろう。
だけどその時、重すぎる命題に心を煩悶させてたわたしは咄嗟に返事が出来なかった。
続いて。
「カナン…」
もう一度声をかけてくるユウ。
今度はわたしを揺り動かす。
不意の事態に何の反応も出来ないわたし。
ため息をつくユウ。
(どうしよう…)
意図したことではないにせよ、結果として寝たふりをしてしまったことに気づく。
しかし、ここであの悪魔がわたしに囁く。
(これは都合がいいわ、このまま寝たふりを続けなさい)
わたしの心に巣食う、私と同じ顔と声の、疑心暗鬼という名の悪魔が。
111名無しさん@ピンキー:04/12/18 20:35:03 ID:uh+TBuhb
どどどどーなるのでせう!
112名無しさん@ピンキー:04/12/19 21:56:37 ID:dH+44I59
カナン、目を開けるんだ………いややっぱり寝てたほうがいい…か?
113名無しさん@ピンキー:04/12/21 11:11:29 ID:2J6+IMVP
保守
114名無しさん@ピンキー:04/12/24 23:54:24 ID:IhXQ6Nmd
続き気になる罠…(*´Д`)
115End Of The Night:04/12/25 22:00:43 ID:Xg00qQ9M
(寝たふりをするなんて「あなた」もなかなかやるわね、流石は「わたし」だわ)
疑念と嫉妬が形を為した、もう一人のわたしの声が心の中で響く。
そんなこと、わたしは別に寝たふりするつもりなんて…ハッ!
(嘘ばっかり、ユウの浮気が気になって仕方が無かったくせに)
そんな否定を「彼女」は嘲笑う。
そうだった、思いだしてしまった。
今夜、寝付いたばかりの時には、ユウがどういう行動をするのかが気になって寝たふり
をしたことを…。
その後、ユウが静かに寝息を立てはじめたので、そんな自分のさもしさに自己嫌悪に陥り
ほんの数時間のことなのに記憶の奥底に封印していたけれど。
(まあいいわ、このまま寝たふりして、ユウが立ち去ったら後をつけなさい、きっとユウは
どこか別の女のところに行くわ)
そんな、そんなことないっ
(ふふっ、いくら心の中でもそんなに騒ぐとユウに気づかれるわよ、それに答えはすぐでる
から)
そうだ。
このまま寝息を立てていれば、ユウは何らかの行動をとる。
そう思い、高鳴る心音を必死に抑え。
グランチャーとしての訓練の一環としてマスターした、意図的な副交感神経の開放により
全身の筋肉を適度に弛緩させる。
これで意識はあっても、寝ている時のような自然な力の抜け具合を再現できる。
身体は弛緩させ、逆に心は極度に緊迫した状態のわたし。
スッ
ビクッ。
一瞬、声が出そうに、そして跳ね上がりそうになる。
不意にユウの手が身体に触れて。
それもお尻に。
116End Of The Night:04/12/25 22:01:45 ID:Xg00qQ9M
さっきユウの胸に顔を埋めていたため、そのまま寝たふりをしてしまった今わたしはユウの
身体の上にうつ伏せに上半身を乗せている。
逆を言えばユウに下から抱かれているような状態。
ユウの下から伸ばして手が、わたしのお尻の上を這う。
(………)
呆然としてしまうわたし。
触っているのがユウの手だから不快感は無い。
ただあまりにも予想外のユウの行動に、一瞬頭の中が空白になってしまう。
そして次の瞬間、思わず声を漏らしそうになって何とか堪える。
撫でられる感触そのものも、確かに感じてしまうものだった。
その上に数日前まで毎晩味わっていた快感が、身体の奥から呼び覚まされる。
こうしてさんざんお尻を撫で回した後で、後ろから突き上げるのがユウは好きだった。
わ、わたしは別に後ろからがいいというわけではなく、別にどういう体勢でも構わずに、ただ
ただユウに身を任せていた。
とにかく忘れられない感触に身体が反応し、ここ数日の飢えか一気に呼び覚まされてしまった
形になった。
少しでも気を抜くと、ユウの手の動きに合わせてお尻を振ってしまいそうになる。
まさかこんなことになるなんて、どうすればいいんだろう…。
こんなことされてまだ寝たふりを続けるなんて不自然なような気もするし。
かと言ってここで目を覚ますのはとても気まずい。
そんな葛藤の渦中にいたわたしに、ユウは決定的なことをした。
ムニッ。
空いたほうの掌が、わたしの下着をつけていない胸をシャツの上から掴んだのだ。
もうダメ。
これ以上の寝たふりは不自然にも程があるし、何よりわたし自身が耐え切れずに喘ぎ声を漏らす
のも時間の問題だ。
せめて寝たふりをしていたのがバレないようにと、わたしはくぐもった声をあげた。
今胸を掴まれて、初めて目を覚ましたかのように。
117名無しさん@ピンキー:04/12/25 23:26:35 ID:IdUrQro1
ユウは全てを見通しているんだろうなぁ
118名無しさん@ピンキー:04/12/26 01:27:17 ID:oxPiMFur
ハァハァ....
119名無しさん@ピンキー:04/12/26 05:14:34 ID:OZzxd4jQ
カナン! 振れ!尻を振って楽になるんだ! 

ならばと再びアヌースのほうに手を出す勇。
120名無しさん@ピンキー:04/12/26 21:41:36 ID:HK5AneiO
カナン・・かわいい
121名無しさん@ピンキー:04/12/27 03:25:22 ID:Dp7zu30I
百戦錬磨のユウにとって、カナンタンの浅知恵などバレバレということか……
ユウ、恐ろしい子!
122名無しさん@ピンキー:04/12/31 12:52:02 ID:nZXn0d2m
元旦はSS休載。
来年も牛歩のごときペースなんでよろしく。
123名無しさん@ピンキー:05/01/04 17:40:50 ID:cm3rq2t0
あけおめ〜
今年もカナンで!
124End Of The Night:05/01/08 21:20:25 ID:ggIU4YwY
「カナン…気づいちゃった…」
ユウが喉の奥から搾り出すような声を出す。
「当たりまえだよな、こんなことして気づかないはずないか…」
暗くて顔は見えないけど、何だかとても辛そうな声。
もしかして、わたしの寝たふりに気づいて、自分が疑われていたと知って
ガッカリしているの?
もしそうなら…。
冷や汗を流しつつ、枕元の照明スイッチを入れる。
「どうしたのユ…」
ユウの姿を見てわたしは声を失った。
いつの間にか彼は、寝巻き代わりにしているスウェットスーツのパンツと
トランクスを脱ぎ捨て、下半身を露にしていた。
そして、股間のペニスがはちきれんばかりに膨張していた。
誤解からもうセックスはしないとユウが告げて以来。
ずっと一緒に寝てはいても、お互いに服を着たままなので目にするのは本当
に久しぶり。
毎晩彼に抱かれていた時なら別に驚くことでもないけど、まさか今夜は予想
もしていなかった姿。
そして視線を上げると。
声から推察したとおり、ユウは頭を垂れてガックリと落ち込んでいた。
「驚かないの?」
消え入りそうな声でわたしに聞くユウ。
「え、あ、あの…」
もちろん驚いている。
驚きすぎて言葉も出ないのが正直なところ。
何と言えばいいのか逡巡していると、ユウはさらに鬱の入った声で。
「やっぱり、本当は起きてたんだね、昨夜も…」
そう告げた。
125End Of The Night:05/01/08 21:21:56 ID:ggIU4YwY
ほんの数分前なら、寝たふりのことをユウに知られたら居たたまれない
気分になっただろう。
でも今、悄然としているのはユウの方。
ユウは誤解している。
わたしが寝たふりをしていたのは今夜だけ。
昨夜は本当に眠くて、グッスリと眠っていたのに。
ようやく今朝からのユウの不自然な態度の理由がわかった。
どうやらユウは昨夜のこともわたしに知られているのかどうか探りをいれて
いたようね。
それは違うと告げようとしてわたしははたと思いとどまる。
ユウに嘘を言うのは気がひけるけど、彼が勝手に勘違いしてくれるのなら話
は別だから。
うまく話をあわせれば、わたしに黙っていたことを話してくれるかもしれない
そう、昨夜何があったのか。
話は見えないけど、単純な浮気とかじゃないみたい。
「話してみて」
動揺を隠すように、務めて冷静な声で言った。
昨夜本当に寝ていたか否かは否定も肯定もせず、自発的告白を促す。
すると。
「カナン…そんな…あんまりだよ…」
あんまり?
話せって言っただけなのに、何でそんな辛そうな、哀願するような目でわたし
を見るのユウ?
「確かに俺はとても恥ずかしいことをしたよ、だけどそれを自分の口から言わ
せるなんてあんまりだ…」
パシンッ!
その言葉を聞いた瞬間、わたしの掌はユウの頬へと吸い込まれるように伸びて
いた。
126名無しさん@ピンキー:05/01/08 21:27:35 ID:ggIU4YwY

「End Of The Nigh」は今年もカナン視点で話が進みます。
ユウの行動原理は作者の中では首尾一貫してるんですが、完全にユウの術中
にハマっているカナンの視点のため、何考えてるのかさっぱりわからないことと
思います。
一部カンのいい人が正解に近いレスしてるとヒヤヒヤします。
まあ大抵は深読みしすぎですがw
最終回、全てが明かされるまで続けたいので保守等ヨロ
127名無しさん@ピンキー:05/01/09 20:04:20 ID:uOzdkoXs
どきどき
128名無しさん@ピンキー:05/01/13 20:34:24 ID:rROfJReL
続き、続きを...
129名無しさん@ピンキー:05/01/16 03:38:32 ID:E2jXwV/9
保守
130名無しさん@ピンキー:05/01/18 23:42:24 ID:2T8u54dj
そろそろあげ保守
131End Of The Night:05/01/22 19:28:10 ID:/3paXW4l
やってしまった。
ユウに手を上げてしまった。
心のどこかで後悔する気持ちはあった。
でもその後悔を押しつぶす勢いで、怒りが渦巻く。
「甘えないでっ!自分のしたことでしょ!」
わたしの怒りは瞬間沸騰し、しかもその高温を維持していた。
彼の口から出た「恥ずかしいことをした」という言葉を、脊髄反射でイコール
浮気と解釈したから。
もう我慢なんてしない。
わたしの全てはもうユウのものなんだから、ユウだってわたしのもの。
浮気なんて許せない。
そう、わたしは「都合のいい女」じゃない。
「わたしが笑って許してあげるとでも思ったの?」
ユウのことは好きだけど、だからと言って何をしても許してあげるほど心は広く
ない。
ううん、始めはそうしようと、ユウの自由にさせて全てを包みこんであげようと
思ったけど、やはり感情のある人間にそんなこと無理。
ユウがわたしといると安らげるなんて嬉しいことを言ってくれたものだからつい
自惚れてしまったけど。
所詮わたしは人間の子、天使にはなれない。
「隠し事なんて許さないから、全部わたしに教えて、どんなことをしたのか」
ユウがどんな女をどういう風に抱いたか、それを知るのは辛い事かもしれない
けれど、わたしは現実から目を背けたくなかった。
不退転の意志をこめてもう一度鋭い眼光でユウを見据える。
上目使いにわたしを見つつ、口を開くのを躊躇しているユウについつい癇癪玉
が炸裂する。
「早く言いなさいっ!」
「わかったよ…」
さらにきつく睨みつけると、ユウは消え入りそうな声で言った。
何故か頬を赤く染めながら。
132End Of The Night:05/01/22 19:29:17 ID:/3paXW4l
そのユウの表情は、反省でもなければ遺憾でもない。
それは明らかに羞恥の表情だった。
そして口をついて出た言葉は。
「俺がそんなことを恥ずかしくて言えないのがわかってて無理に言えだなんて、
…つまり何をしたか、ここでやって見ろって言うんだね…」
え?
「寝ている間にあんなことした罰なら仕方ない…恥ずかしいけど、自分のした
ことだから」
ユ、ユウ、何を言ってるの?
理解できないままのわたしを置き去りにして、ユウは次の行動に移った。
むにっ。
ユウの右手がおもむろにむたしの胸へと伸び。
そしてそのまま掴んだ。
「あっ」
久しぶりの感触に、思わず声を漏らしたわたし。
思わずその愛撫に身を委ねてしまいそうななるけど何とか堪え。
すぐにユウを見やる。
「ダメよユウ、こんな事で誤魔化そうとしたって…」
そう釘を刺そうとしたわたしだけど、すぐに絶句してしまった。
ユウの次の行動を見て。
たった一週間ほどのブランクだったのに、物凄く久しぶりのように感じる、待望
とも言うべきユウによる胸への愛撫。
ユウによって開発された快楽シナプス接続は健在で、わたしの身体は確実に快感
を覚えている。
でも、わたしの頭の中は快楽以外のことで占められていた。
空白によって。
頭が真っ白になるというのはこんな感覚なのだろうか。
胸をユウの右手に委ねたままで、わたしの目と心は彼の左手の方に釘付けになって
いた。
いきり立った自分自身のモノを握って前後に動かしている左手に…。
133名無しさん@ピンキー:05/01/22 22:44:23 ID:PUdMcTLW
>>132 勇ナニヤッテンノー!負けるなカナンたん!

さて、キチークな勇がデフォな感じのこのスレで、まじめに勇×依衣子SSとか
書きたいなーとか思ってたりするんだけど、うpしてもいい?それなりにヘボだけど。
134名無しさん@ピンキー:05/01/23 02:03:06 ID:rNk4cfEp
>131-132
来ましたね。
狙った女を落とすためなら、オナーニでもなんでも平然と演じてみせるユウ。
まさに漢の中の漢!
135名無しさん@ピンキー:05/01/23 17:42:40 ID:Tm6TnBL2
>>134
その通りだが
× 落とす
○ 堕とす

カナンたんはこのSSでは物語開始の時点で既に肉体関係にあるから
「落とし」済み。
ユウが狙ってるのはさらに「堕とす」ことw
136名無しさん@ピンキー:05/01/23 22:59:16 ID:fj+OVCa7
演技で赤面できるのか? ………恐ろしい子!

ダチョウの上島みたく、カナンが目を逸らした隙に
鼻つまんで息んでたりして。
137名無しさん@ピンキー:05/01/23 23:46:58 ID:0f3lbddk
読めぬ! このリハクの目をもってしてもユウの次なる手が読めなんだわ!

>>133
さ、かかって参られい!
138名無しさん@ピンキー:05/01/24 03:56:33 ID:iqBPYj0b
勇 「>>133が…勇×依衣子のSS書く?」
比瑪 「書けばいいんだよ、勇×依衣子SS」
139名無しさん@ピンキー:05/01/24 12:34:43 ID:zGi9BE7K
新人随時歓迎

>>137
バレバレの罠しか張れない節穴軍師はすっこんどれw
140Sleeping Beauty:05/01/24 19:15:45 ID:jAlYDxxv
「艦長……どうなんです?」
 勇は、彼女が医務室から出てくるや否や荒々しく問いかけた。その問いかけに対し、こ
こ――国連軍所属戦闘艦ノヴィス・ノアの艦長にして船医を兼任する女傑、アイリーン
・キャリアーの口からは重々しいため息が漏れる。
「正直、芳しくないわね。身体や脳にこれといった以上は見当たらないけれど、その
おかげで何が原因なのかも分からないわ。医学的な処置は必要ないと思うけれど……なにせ
、あんなことになった人間はあとにも先にも彼女だけでしょうし」
 言って、彼女は勇を初めとしてその場に集まっていた皆を医務室に招く。やはり勇は
真っ先に部屋に駆け込み、彼女が寝かされているベッドに駆け寄った。
 ベッドの上では、一人の女性が静かな寝息をたてている。
「オルファンと分離した際の多量のオーガニック・エナジーの減衰……今のところ、
それが一番の原因と考えられているわね。あなたのご両親の診断ですもの、間違いは
ないでしょう」
 アイリーンのしごく冷静な声と、なにより両親、という言葉にかっとなって、勇は
声を荒らげる。
「くそっ、何のための研究者だよ! こんなときに効果的な対処法を考えるのが
研究者って奴じゃないのか!?」
「そんなことを言ってはだめよ、ドクター伊佐未夫妻は第一級のオーガニック研究者
ですもの、彼女をここで養生させることも翠博士の提案なのよ。ここはたぶん、今地球
でもっともオーガニックエナジーに包まれている場所でしょう?」
「お袋が……?」
「ええ。あなたはあまり顔を合わせないようにしているみたいだけれど……あなたの
ご両親もオルファン問題の処理で忙殺されてる中、こうして花を活けに来てくれて
いるのよ?」
 アイリーンはベッドの傍らを指して言う。そこには一鉢の白ユリが飾られていた。
141Sleeping Beauty:05/01/24 19:19:23 ID:jAlYDxxv
 オーガニック・エナジーに満ち溢れたこの艦、その花弁はみずみずしい生気に満ち溢れている。
「親が子供を見舞うのは当然のことだろう!?」
 言いながら、この行いが以前の両親ならば考えられないものであることも自覚していた。
 自分の子供を研究の道具としか見ていないままの両親であるならば、このようなことは
しなかっただろう。それは勇と、彼の姉が身をもって知っていることだ。
「勇、翠も、研作さんもね、今回のこと、あのひとたちなりに重く受け止めている
のよ。不器用かもしれないけれど、あまり悪く言わないであげてはくれないかしら……」
「直子ばあちゃん……」
 祖母であり、育ての親でもある彼女の悲しげな瞳に見つめられ、勇は落ち着きを
取り戻す。
「それに、ただ毎日黙ってそばにいることだけが思いやりの形ではないわ。あなたも
花くらい摘んできてあげたら? 外に出れば、少しは気分も晴れるというものよ」
「……ほっといてくれ」
 両親の方が思いやりがあるといわれているような気がして、勇はアイリーンから目を
背け、ベッドの上で人形のようにしている人物をみやる。
 昔絵本で読んだ眠り姫のように静かに――死んだように眠っている彼女の姿をみて、
勇は何かを押し込むような声音でつぶやいた。
「姉さん、いったいどうしちまったんだよ……」
 勇の姉、伊佐未依衣子が昏睡状態に陥ってから、もう一週間のときが過ぎていた。
142書いた奴:05/01/24 19:27:50 ID:jAlYDxxv
お目汚しスイマセン。とりあえずこんな感じです。勇×依衣子。
つかカケラもエロが出てきてないし。つか富野セリフむずいし。つか出来てないし。
あんま文章力がなくてかなり恐縮(((((゚Д゚;)))))ガタガタ ブルブル
143名無しさん@ピンキー:05/01/24 21:39:00 ID:j5pams9I
導入部なのでまだなんとも言えんが、頑張って。
いい切り口だとは思う。
144名無しさん@ピンキー:05/01/29 14:19:40 ID:vG/UtU3e
俺も負けてられないぜ!
145Sleeping Beauty:05/02/04 10:40:00 ID:Fi93XfMS
Sleeping Beauty

 太平洋の真ん中から見るオーロラが珍しいものでなくなって、もうどれだけの月日がたったのだろうか。
 夜空を飾る光のカーテンのその美しさは、しかしそれだけ地球が病んでいることを意味している。
 ――もう夜になってしまったのか。
 医務室の窓から差す夕日が消えていることに気づき、勇は顔を上げた。
 見上げれば、オーロラの向こうに巨大な山脈を見ることが出来た。
 地上40キロほどの空間に浮かぶ、淡い緑色の光をはなつ山脈――オルファンの姿が。
 オルファンと人との和解、リクレイマーとノヴィス・ノアとの決戦、長年にわたる親子の確執の決着……
 各人にとってさまざまな意味をもったあの戦いが終わってから、まだ一週間しか経っていない。
 なのに、姉を連れてこの地球へ、ノヴィス・ノアへと帰ってきてからは一日一日がひどく長いものに感じられた。
 何をするにも気が乗らない。それ以前に、何もすることがない。
 その理由はひどく簡単なことだった。姉――伊佐未依衣子の目覚めを待っている。
「……どうして、こうなってしまうんだ?」
 勇はオルファンの暖かな光を遠目に、あの戦いのことを思い出す。
 あの戦いでオルファンの真の抗体となり、そしてまたオルファンから開放された依衣子。
 最初はただ疲れ切って寝ているだけなのだろうと思っていた。この艦の最新鋭の設備での検査に
おいても、身体にはまったく異常は見られなかった。だが彼女が目覚めぬまま一日が過ぎ、二日が過ぎ、やがて一週間が過ぎて、
それでも依衣子はまぶたを閉じたままだった。
 医学的には、完全にただ寝ているだけという診断が下された。
146Sleeping Beauty:05/02/04 10:43:13 ID:Fi93XfMS
 すべてが上手くいくと思っていた。オルファンは人類と友に歩むことを選んでくれたし、
人類の持つオーガニック的な力の暖かさをも感じることが出来た。 
 たしかに宇宙へと顔を出したオルファンの政治的な位置づけや、今回の騒動にかかわった
人間たちへの処罰などまだ問題は山ほど残されているが、勇たちにはその累はほとんど及んでいない。
 裏でガバナー・ゲイブリッジやミスターモハマドが事態の収拾に帆走したといわれているが、それが
事実なら非常にありがたいことではあった。おかげで勇やブレンパワードたち、オルファンから放出された
リクレイマーにいたっても、今のところは大した騒動に巻き込まれるでもなく平穏な日々を送ることが出来ている。
 だが、それがゆえに勇は眠り続ける姉の傍らで己の無力を悔いることしか出来ない。
「姉さん……」
 ベッドの脇に戻り、安らかな寝息をたてる姉を見つめる。
 クインシィ・イッサーをやっていた頃の猛々しさは感じられず、その寝顔は安らかなようでもあり、
またひどく冷たいものであるようにも思える。
 返事のない呼びかけにも、もう慣れてしまった。
147名無しさん@ピンキー:05/02/05 02:16:26 ID:aaO+XBHU
フッフフ、いつエロに入るべきか!? と苦悩しているな?
ガンガレ! 勇と>>133!!
148End Of The Night:05/02/05 20:52:04 ID:nP65TRt/
アドレナリンが分泌していきりたっていたわたしの頭の中に、冷風が吹き込む。
まったく予想もしていなかったユウの行動。
まただ…。
またいつの間にかわたし達の会話はすれ違っていた。
わたしはあくまでも浮気を告白させ、反省を促すつもりだったのに、ユウが言い
淀んでいたのはまったく違うことだった。
今ユウがしているのは、わたしがぐっすりと熟睡した昨夜にしたことの再現。
つまり、昨夜もユウはこうしてわたしの身体を片手で愛撫しながら。
もう片方の手で自分を慰め…。
「ちょっとユウ、や、やめてっ!」
ようやく頭の中でミッシング・リンクがつながったところで、一気に今目の前で
展開されている光景へのリアクションが始まる。
「嫌っ」
思わずユウを突き放してしまう。
ショックだ。
ユウも男の子だ。
性欲が溜まれば自分で処理することもあるだろう。
でもまさか、こんな風に目の前でされるとは。
「…ごめん…」
ユウが俯く。
「…最低だろ…俺…我慢できなくてこんなこと…」
消え入りそうな弱々しい口調で言う。
返答に困ってしまうわたし。
ユウがこんなことをしたのも、わたしが彼が浮気をしていたと疑って全てを
話せと強要したからなのだから。
それを口に出すのが恥ずかしくて、ユウは…。
149End Of The Night:05/02/05 20:54:06 ID:nP65TRt/
そしてわたしは。
「ユウのバカ…」
そう呟いてしまった。
今さっき目の前でユウがわたしにしたことを思い出して。
それは昨夜わたしにしたことだという。
昏睡状態のわたしの服を肌蹴させ、片手で身体を撫で回しながらもう片方の
手で自分を…。
考えただけでこっちが恥ずかしくて頭に血が上る。
それでついつい彼をなじってしまう。
「何考えてるのよ、嫌いよ」
心にもないことを口から吐き出してしまう。
その一方で…心の中にまったく別の感情がわきあがってくるのを抑えきれない
でいた。
それは「嬉しい」という感情。
好きでもない男がまったく同じことをしたならおぞましくて寒気がする。
でも、相手はユウだ。
既に何度も身体を許した相手。
わたしにセックスを断られたと誤解して、たまりにたまった精力を持て余して
の行為。
浮気をするでもなく、かと言ってわたしに迫るでもなく。
やむにやまれずの行為。
どこまでもわたしの意志を尊重した結果。
あくまでもわたしだけを性の対象としてくれている。
それを思うと、本来なら唾棄すべきユウの行為が、とても嬉しく感じられて
来た。
けれど、容赦のない不用意な言葉は既にユウに向けて放たれた後だった。
150名無しさん@ピンキー:05/02/06 00:00:47 ID:DKsBLMn0
>149
GJ!!
ユウの攻撃は的確すぎるくらい、確実にカナンに罪悪感を埋め込みつつありますな。
次は当然、カナンの言葉に逆ギレしてみせるか、あるいは真に受けたフリをして部屋を出て行くか。
ユウの素晴らしい演技を期待。

しかし、ここしばらくは展開がエロから遠ざかってるのに、お話が面白いので不思議と不満が沸かない罠。
エロパロ板なのに。
151名無しさん@ピンキー:05/02/08 02:14:35 ID:jIcoDmME
勇コエー(((((゚Д゚;)))))ガタガタ ブルブル
なんかガバナーも手玉に取れそうな策士の勇。カナンどうなるどうする!?
うー、続きが気になる……
152名無しさん@ピンキー:05/02/09 00:04:10 ID:fZYQhQ5z
 何故、自分は毎日ここにいるのだろうか。勇は考える。
 オルファンにいた頃の姉――厳格な指揮官であり、オルファンの抗体として
伊佐未依衣子の名を捨てようとしていた姉、クインシィ・イッサー。
 変わってしまった彼女に対して、勇が抱いていた感情は畏怖と、ある種の怒りだけであったはずだ。
 こちらの話など聞く耳を持たず、オルファンの敵と見るや実の弟に対しても平気で銃を向ける、わからずやで
気性の激しい女。意見して頬を張られたのも一度や二度ではない。昔の面影などかけらも見せずクインシィを
名乗る依衣子を疎ましくさえ思っていた。
 姉さんは変わってしまった、もうあの優しい姉さんはいない。そう思い続けていた。
――けれど、姉さんは本当は何も変わっちゃいなかった
 依衣子の意思がバロンズゥを呼んだとき、彼女は叫んだ。
 家族を、守りたかっただけなのに。
 両親のモルモットとされても。名を捨て、オルファンの女王として畏れられても。
 そこには家族が居たから。
 優しい姉さん。たとえ本当に望むかたちでなくとも、彼女は必死に彼女の家族を守ろうとしていた。
 けれど。
 彼女がそうまでして守ろうとした家族、そこから抜け出したのは他ならない、自分だ。
 嫌になる。姉のことをわからずやなどといっておいて、一番何もわかっていなかったのは自分じゃあないか。
153Sleeping Beauty:05/02/09 00:07:23 ID:fZYQhQ5z
 ひどく胸がむかむかした。姉のことなど考えもせずに行動してきた自分の浅はかさが
悔やまれる。誕生日の花だって、一言「覚えている」とだけ言っていれば、あるいは姉さんは
こんなことにならなくて済んだのかもしれない。
 オルファンの抗体となった依衣子が、やり直すことを望んで帰ってきてくれたというのに。
――もう二度と、姉さんは目覚めないかもしれない
 急に世界が暗くなった気がした。
「姉さん」
 返事はない。
「姉さん?」
 今まで何度も呼びかけた。結果は同じだった。これからもずっと同じことが繰り返されるのか。
 そんなことを考えてしまって、不意に猛烈な寒気に襲われた。
 もう、平静を装うのは限界らしい。もう一度呼びかけようとして、出てきた声は言葉にならない嗚咽だった。
「あ、あ、ああぁぁぁ……ねえ、さん、ねえさん……っ」
 涙腺が熱かった。気づけば、勇の頬からこぼれた水が依衣子の顔を濡らしている。
「ちくしょう、こんなこと、こんなことになるなんて……」
 横隔膜が痙攣し、呼吸が乱れる。
「姉さん、ごめん、ごめんなさい、僕は……」
 子供の頃に戻ったように、勇はしゃくりあげた。両手で目を覆っても、流れる涙は
止まってくれない。力なく、依衣子の身体の上に倒れこんだ。
 ふと、幼い頃の記憶がよみがえる。両親がいつまでも帰らない日、勇は決まってこんな風に大声で
泣いていた。そんなとき、泣きつかれて眠ってしまうまで、姉は自分を優しく抱きしめていてくれていた。
依衣子の胸の中で、勇は底知れぬ安堵感を感じたものだった。
 けれど、もう二度とそんなやすらぎを得ることは出来ないのかもしれない。あの懐かしいぬくもりを――
154名無しさん@ピンキー:05/02/09 00:12:13 ID:fZYQhQ5z
>>152、題名入れ忘れたorz 一応「Sleeping Beauty」です
なんかまだエロに入れない……ぶっちゃけ勇がウジウジしてるだけなんで
このあたりは読み飛ばし可です。
つか、勇の話なんか誰も期待してないわな……さっさとエロに入らなきゃ
155 Virgin Heart :05/02/10 22:29:34 ID:aSpnX7eW
「いいんですか、初対面の相手を信用して」
余裕の笑み、正確には余裕を装った笑みを浮かべていた三尾だったが、落ち着き
を取り戻したカントが、妙に取り澄ました顔で言った言葉に面食らう。
普通なら「子供」がこんなことを言えば、生意気と思うか、背伸びをして可愛い
と思うだろう。
しかし先ほどのような狼狽もなく、しかも真顔で言われてはどう受け止めていい
ものやら。
何しろ相手は天才少年、外見がどれほど子供らしくても、知能だけでなく精神的
にも成熟していないとは限らない。
思わず相手の様子を伺うような顔になってしまった。
自然体で大人の余裕ではなく、実際は余裕を装っているだけなのが如実に現れた
形だ。
だが相手のカントも、知能とは裏腹に子供らしい心根の持ち主。
旺盛な知識で無理に大人びた態度を形作っているだけ。
自らが無理をしているのだから、三尾の無理を見抜くことは出来ない。
彼女の顔から余裕の笑みが消え、なにやら訝しげな表情になったことで焦燥感に
かられてしまう。
「い、いえ、嬉しいんですよ、信用してもらえるのは…ただ」
ただ、ただなんなんだろう。
自分でも明確な答えのないままに話し出したため、とりあえず思いついたことを
そのまま口にしてしまう。
「ただ、あなたみたいに綺麗な人は迂闊なことをしない方がいいですよ」
言い終わってから、カントは顔を赤らめる。
(な、何を言ってるだろう僕は…)
子ども扱いされたくないと背伸びしたはいいが、その背伸びがあさっての方向へ
向いてしまっているのを彼の優れた知性は経験値なしでも理解していた。
だがそれは偽らざる気持ちでもあった。
客観的に見ても、今夜の三尾は元々悪くない容姿を精一杯に飾り立てていて少年
の目には眩しいほどだったのだ。
156 Virgin Heart :05/02/10 22:30:37 ID:aSpnX7eW
(あらあら、顔を赤くしちゃって、気障な台詞もそんな顔で言っちゃ意味ないわ)
男女の機微に詳しいとはお世辞にも言えない三尾だったが、そこは年の功。
先に相手の無理を見抜いたのは彼女の方だった。
少年の精一杯の背伸び。
それを促したのが自分だということが、自尊心をくすぐる。
ましてや自分がカントのような少年が好みだと自覚した後である。
いささか愚かしいともいえる自尊心の満足は、すぐにより真摯な想いへと姿を
変える。
再び薄化粧越しに、頬が赤くなっているのをカントに悟られまいと焦る。
(もしかして…)
自分自身も期待しているのか、これから先に何が起こるかを。
そう考えて三尾はなおさら顔が熱くなる。
もしこれから先にそういう展開になるとしたら。
客観的に見れば自分のやっていることはかなり痛い。
日頃はしない精一杯のお洒落をして、年端もいかない少年を誘惑する女…。
自己嫌悪に陥りたくなるほどの痛さ。
だがその一方で開き直った感情もまたある。
別に男に相手にされないから少年に走ってるわけじゃない。
少年が好きだから、少年に迫る。
それのどこが悪いの?と。
青少年育成保護条例に思いっきり抵触していることには気づかず、自らの性癖
を少なくとも心のうちでは隠すことをしない三尾だった。

しばしの沈黙の後。
無言のままではあるが、同意を得たかのように部屋へと足を運び出す二人。
三尾とカント、二人の考えていることは同じ。
このまま夜が更けていくに連れて、二人がどんどん親密度を増していき、最終
的には…。
そんなことへの、期待と不安が同時に湧き上がっていた。
157名無しさん@ピンキー:05/02/12 17:12:40 ID:rAEocB8P
フッ、期待させてくれるぜ。
ゆっくりでもいい、続きを、フフ、頼んだぜ?
158End Of The Night:05/02/12 21:17:54 ID:B/vLgqkY
ユウは叱られた子供のような。
いや捨てられた子犬のような上目使いでわたしを見ている。
わたしが混乱してつい口走ってしまった罵詈をまともに受け止めてしまったよう
だわ。
本当はそんなに怒ってはいない…それは少しは怒っているけど…決して嫌いに
なんてなってない。
そう伝えようとして、わたしはふと思いとどまる。
ここであっさりと許すよりも、少し怒ったふりを続けてみようかな、と。
いつもいつもわたしをいいように玩具にするユウに反撃するいい機会のように
思えたから。
自分でも、現金だなと思う。
ちょっと前までユウが浮気をしている物と思い込み、捨てられはしまいかと戦々
恐々としていたくせに。
ユウがわたし一筋なのだとわかった途端に、彼の気持ちを弄ぶような行為をする
なんて。
少し調子に乗りすぎているかもしれない。
でもわたしは心の内からの欲求には逆らえなかった。
この時をおいてはユウを年上らしくリードする機会は来ない、ずっと好き勝手に
いじられ続けるような気がするし。
彼がわたしを愛してくれるのならそれでもいいけれど、やっぱり時にはわたしの
方が彼を可愛がってあげたい。
何よりも今目の前でしょんぼりとしているユウは可愛いから。
思わず抱きしめてあげたくなるほどに可愛い。
母性本能というのか、彼を抱きしめ、乳房を口に含ませてあげたいという気持ち
と同時に。
もっともっと困らせてあげたい、困ってなきそうな可愛い顔を気持ちがますます
強くなっていく。
ああ、親に捨てられて愛に飢えていたわたしにこんな母性が備わっているなんて
信じられない。
そしてまた、こんな意地悪な面が自分にあったことも。
159名無しさん@ピンキー:05/02/19 14:17:18 ID:W5ZnNyZQ
すべての作品に対し、期待age
160名無しさん@ピンキー:05/02/19 19:45:09 ID:+hMvnbsQ
光臨
161End Of The Night:05/02/19 19:59:57 ID:91k3qGxV
そうよ。
わたしは今まで年下のユウにさんざん玩具にされてきた。
お尻を高く上げた恥ずかしい格好をさせられて、失神するまで貫かれたり。
ユウのモノを挿れられたまま、恥ずかしい言葉を言わされたこともあった。

「あっ、あうっ」
「カナン…」
「な、何、ゆ、ゆうっ」
「今、俺達は何をしてるの?」
喘ぐわたしに突然投げかけられたユウの言葉。
こんな時に何を?
快感のせいでそんな疑問もぼやけていると、不意にユウがわたしの秘部へと
差し込んだモノの抽送を止める。
「?」
「言わないと、辞めちゃうよ」
「え?」
「だからほら、言ってごらん、今カナンは俺と何をしているの?俺の何を
どこに入れられてるの?言わないともう辞めるよ」

一度火のついた身体を止められる筈もない。
わたしはユウに言うがままに、恥ずかしい事を口走った。
誰も見ても、聞いてもいなかったけれど。
涙が出るほど恥ずかしかった。
言葉そのものより、気持ちよくしてもらうためにはどんなことにでも従う
自分の淫欲が恥ずかしかった。
もちろんユウのことを恨んだり、憎んだりはしていない。
ユウの意地悪もわたしを愛してくれていればこそなんだから。
でも…だったらわたしも同じ
愛しい、可愛いユウに、たっぷり意地悪して泣き顔にしたい。
わたしがそうされたように。
162名無しさん@ピンキー:05/02/20 06:22:07 ID:V5DaGJRk
ああっ、ダメだよカナンたん。それはユウの罠だ。
ユウを鳴かせてみたいなんて、自分から危地に飛び込むようなものだ〜。
163名無しさん@ピンキー:05/02/22 08:06:52 ID:049gyXov
カナンがなかされてしまうよ...
もちろん期待してるが
164End Of The Night otherside:05/02/26 22:09:11 ID:xR2uwMBK
その夜、クインシィ・イッサーは寝つかれなかった。
目を閉じて、ベッドに横たわってみても、なかなか睡魔が襲ってこない。
昨夜もそうだった。
ベッドに入ってから起き上がるまでの時間は六時間以上あったが、実際の睡眠時間
は半分の三時間にも満たなかったろう。
このままでは今夜も同じことになりそうだ。
「なんで…気にかかるんだ…こんなこと」

昨夜、クインシィは同じグランチャー乗りであるカナン・ギモスと口論の末に手を
上げてしまった。
それ自体は気にかけるような事でもない。
問題は口論の原因だった。
些細なこととか、取るに足らないことであればまだいい。
「わからない」
それが正直な感想だった。
何故カナンに急に腹が立って引っ叩いてしまったのか…。
確かに平素から、カナンは気に入らない方だ。
リクレイマーのリーダーである自分に従わないから。
かと言って積極的に反抗するわけでもない。
反抗的なのは彼女ではなく、いつも彼女と一緒にいる伊佐未勇の方。
そう、勇。
(あいつは生意気だ…一々わたしに歯向かうし、人のことを姉貴姉貴と…姉貴?そういえば
わたしはあいつ…ううん、あの子の姉…伊佐未依々子…」
クインシィが不意に閉じていた目を開ける。
昼間の間、好戦的に輝いていた目が、温和な光を放っていた。
「まただわ…またわたしは「クインシィ」に「なりきって」いたのね…」
苦渋に満ちた呟きをもらすクインシィ、いや、イイコがそこにいた。
(もうクインシィでいる時間の方が比較にならないほど長くなってる…)
自分の内面で起きている現象に慄きながら、クインシィとして体験した記憶を反芻する。
不意に、イイコの温和な目が、一瞬クインシィよりもギラついた殺意に満ちた目となった。
昨日の出来事を思い出して。
165名無しさん@ピンキー:05/02/27 18:42:10 ID:l2yp4uKH
姉弟フラグ、ついにキタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!
近親! 近親!
166名無しさん@ピンキー:05/02/27 23:37:57 ID:oygBMFeV
イイコ姉さんキタ―――――
167End Of The Night otherside:05/03/05 19:25:23 ID:1lslUIVr
イイコはここしばらく不機嫌だった。
最愛の弟、ユウが自分以外の女といつも行動をともにしていたから。
カナン・ギモス。
何度かユウとペアを組むうちに、プライベートな時間でも一緒に過ごすようになっている。
それを見る度に歯噛みするイイコだが、何一つそれに対して打つ手を持たない。
何故なら彼女は普段、クインシィ・イッサーという別人格に自らの肉体を委ねていたから。

はじめは演技だった。
親のエゴで可愛いユウと引きはなされ、このオルファンの中でグランチャーを動かすこと
を強要されたまだ幼さの残る少女だったイイコ・イサミには、自分の運命を儚むことしか
出来なかった。
幸い見た目はただの巨像のようなグランチャーには「心」があり、それと触れ合えること
で多少なりと心を癒せるのが救いであった。
そして彼女を責め苛んだのは孤独感だけではない。
オルファンの中にはリクレイマーと呼ばれる人々のそれぞれの思惑が渦巻いていた
感受性の強いイイコは、その剥き出しのエゴを感じ取って苦悶した。
彼女には自分自身の弱い心を守る鎧が必要だった。
そうして彼女は弱い自分を覆い隠す「クインシィ」という鎧を手に入れた。
クインシィは強い、寂しくないし、他人の考えなんてどうでもいい。
ただ一つ、自分に対し無償の行為を寄せてくれるグランチャーにのみ、心を開き。
彼らとオルファンのためには全てを蹴散らし、踏み潰していく。
それで良かった。
いつか全てを手にした時に、ユウを迎えに行くその日までは。
だが。
会いたい会いたいと願っていたユウが、遅れてオルファンに連れて来られた時クインシィ
という名の心の鎧は、自ら意思を持っているがごとく、いや、明確な意思を持ってイイコ
の肉体を支配していた。
元々はイイコの意志で演技でやっていたことが、そのイイコ自身を無視して勝手に行われる。
そう、彼女は二重人格に成り果てていたのだ。
168End Of The Night otherside:05/03/05 19:26:49 ID:1lslUIVr
ただの二重人格であればまだ良かった。
イイコの場合、新人格が主として表層に現れ、元の人格は完全に従として深層に引っ込んで
しまっていた。
クインシィとして経験したことを、イイコとしての自我を取り戻しす短い時間に思い起こして
は落胆する日々。
何故ならクインシィは久しぶりに姉に会えて嬉々として駆け寄ってきたユウを邪険に振り払い
その後も健気に近づいてくるユウを冷たく拒絶し続けたのだ。
やがてユウは、姉がすっかり変わってしまった物だと思ってしまった。
無理もないことだった。
そして自らも態度を硬化させた。
イイコだけでなく、全てに。
殊に自分と姉を引き離した両親への隔意は甚だしかった。
(もっとも父はそんなユウの態度に眉を曇らせたものの、母はユウの隔意にすら気づいていない
ようだったが)
日に日に生意気で気が荒い少年になっていくユウに、イイコは自我を取り戻すたびに煩悶した。
「あの可愛くて素直だったわたしのユウが…」
しかもそれが、別人格とはいえ自分が冷たくしたせいなのだから、その苦悩は一際。
クインシィとしての意識を封じ込めるその度に、ユウの元へと飛んでいって彼を抱きしめたい
衝動に駆られた。
だが出来なかった。
事情を知らないユウに、何を今更とばかりに拒絶されるのが怖かった。
肉体は自分であっても心は自分ではない、クインシィに対して向けられる敵愾心ある目を後から
思い起こすだけで泣きたい気分になるイイコ。
それが直接ユウから罵倒されようものなら、悲しみで悶死しかねない。
涙を呑んで、諦めるしかなかった。
そんなイイコの悲しみはいまや主人格の座を乗っ取ったクインシィにも当然のごとく伝播しより
一層苛立った態度にさせることになる。
クインシィの慰めはグランチャーで、物言わぬパートナーにだけはクインシィはイイコと変らぬ
優しい笑顔を向ける。
イイコにはその慰めすらなかった。
169End Of The Night otherside:05/03/05 19:29:00 ID:1lslUIVr
いかに性格に難があっても、容貌が整った少年であるユウ。
ましてや閉鎖された狭い社会。
グランチャーとの親和性を見込んで連れて来られた同年代の少女達に、彼はモテた。
悪友と言うか、悪いことを教える兄貴分のジョナサン・グレーンの存在もあり、ユウは十代半ば
にしていっぱしのプレイボーイとなった。
それを見てイイコは嫉妬はしたが、ユウに逢えない悲しみ、クインシィとして彼に嫌われている
という絶望の前では何程の事でもなかった。
そんな感情が、カナンという女の出現で、劇的に変化した
カナンはユウよりもむしろ自分と同年代の女。
そんなカナンに、ユウが無意識の上に姉の面影を見ているのをイイコは見て取った。
(わたしという本当の姉がいるのに、そのわたしの目の前で、そんな「代用品」を相手にするの
ユウ!)
増幅されていく嫉妬心が臆病な心を打ち払ったのは一週間前のこと。
クインシィとしての自分を意志の力で屈服させたイイコは、ある夜ユウの部屋を訪ねた。
イイコの主観としては何年かぶりの対面だった。
部屋をノックすると。
「カナン、いいよ、入って」
プツン。
比喩で無しに、顔面の毛細血管が数本切れた。
これが脳の太い血管なら脳内出血になっていたところだ。
イイコが訪れたのは夜更け。
そんな夜中の来訪者を、カナンだと考えると言うことは既に何度も夜に逢引をしているということ
になる。
煮えくり返る腸を何とか抑えつけたイイコだが、ドアを開けたユウが一瞬驚いた顔をした後に言い
放った言葉には耐えられなかった。
「あんたか、何のようだよ」
その素っ気無い言葉。
(もう、ダメ…)
いぶかしげな顔を驚愕に変えるユウ。
その視線の先にあったのは涙。
ダムが決壊するが如く、イイコの涙腺は限界に達し、涙が零れ出したのだ。
170名無しさん@ピンキー:05/03/05 20:54:36 ID:HTTPshoJ
イイコ姉さんを慰めたいんですが、何処に行けばイイコ姉さんに会えますか?
171名無しさん@ピンキー:05/03/05 23:49:43 ID:vPA7OVXC
>>170に全米が泣いた。
172名無しさん@ピンキー:05/03/08 16:10:05 ID:4n8UUQcx
>「あの可愛くて素直だったわたしのユウが…」

わたしのユウが・・・
わたしのユウが・・・
わたしの・・・

ネエ━━━━(゜∀゜)サ━━━━ンッッ!!!!!

173名無しさん@ピンキー:05/03/09 00:38:24 ID:MW/zo01O
イイコ姉さんは最強の姉キャラと確信しました。
もう最高。
174名無しさん@ピンキー:05/03/09 05:08:17 ID:n0+SWUFd
姉さんが愛おしくてしかたありません
GJ!>169
175名無しさん@ピンキー:05/03/09 17:44:57 ID:HXHq4a3I
イイコ姉さま最高です
176End Of The Night otherside:05/03/12 23:49:19 ID:nEJRtHzT
「俺って最低だよな…」
自らを卑下する言葉を吐くのは、そうすることで自分の心の重荷を少しでも軽くしたい時。
そんな話が、今のユウには真理に思えた。
自分からカナンの部屋に行こうか、来るのを待とうか決めかねている間、彼は自己嫌悪に浸って
いた。
カナンと肉体関係になって大分時が経つ。
初めのうちは何の下心もなかった。
少なくともそのつもりだった。
そう、あくまで彼女の豊満な肉体が目当てだった。
男としてしごく当然、まっとうな理由であり、何のやましさも感じることはない。
もちろん彼女と一緒に任務を任され共に行動するうちに、その派手目な外見とは裏腹に生真面目
で奥ゆかしい性格は好ましく思え、一緒にいていやな気分にさせられることはないという要素は
大きかったが。
だが今では…。
「カナンにバレたら…怒るだろうな…」
今のユウにはわかっている。
カナンの肉体に耽溺していた本当の理由が。

自分より少し年上のカナン。
これがもしかなり年上の相手だったとしたら、話は早い。
研究ばかりで長い間自分を放置し、やっと呼んだと思ったら今度はモルモットか何かと勘違いして
いるんじゃないかと疑ってしまうような対応をする実母翠に代り、母性を求めているのだろう。
その場合は話は簡単だ。
その美熟女に「ママの代り」になってもらえばいい。
少年、いや男にとって必要なのは「母性」であり、それが血の繋がった実母である必要などない。
しかも実母と違って肉体関係をもっても何も差し支えはないのだ。
だがカナンの年代は…ユウが永年慕っていた姉イイコとほぼ同じ。
そう、ここオルファンに連れてこられるまで、会いたくて会いたくて仕方が無かった最愛の姉と。
177End Of The Night otherside:05/03/12 23:50:37 ID:nEJRtHzT

豊満で大柄な肉体のカナンだが、心根が繊細なせいかどこか儚げな雰囲気がある。
それは姉イイコと共通する。
最初の経緯はどうあれ(無意識のうちに姉の面影を求めていた可能性も否定は出来ないが)いつ
の間にか姉の代用品としてカナンを見ていた。
カナンが知ればどんなに悲しみ、怒るか想像もつかない。
自分が誰か他人の身代わりにされていたなんて。
だが、それなら母親の代用品でも、姉の代用品でも同じこと。
何故姉の代用品がマズいのか。
その理由は当の姉の存在にあった。
翠同様、同じオルファンに姉イイコはいるが
そのイイコは自分の知っているイイコではなかった。
クインシィ・イッサーと名乗る、ヒステリックなプチ・ディクテイター。
とても甘えさせてくれるような相手ではなかった。
それでもなお。
ほとんど疎遠になった母親と違い、祖母の庇護の元とはいえ姉弟二人きりで過ごした日々はそう
簡単にユウに姉のことを諦めさせたり、嫌いにさせたりはしなかった。
表面的には仲が最悪の姉弟関係に見える。
クインシィはもちろん、ユウの方も刺刺しい態度を隠さないから。
だがそれは姉への嫌悪を意味しない。
決して演技ではないが、それは姉自身と言うより彼女が変わり果ててしまったということに対して
の憤りの表れなのだ。
もし姉がもはや自分のことなど路傍の石程度に思っていなくても、ユウとしては姉の身代りとして
カナンと愛しあってることに関しては、カナン本人のみならず姉に対しても後ろめたい気持ちを抑え
きれないのだった。
「カナン、いいよ、入って」
部屋のドアがノックされ、自己嫌悪から現実に引き戻されたユウが声をかける。
反応が無いことを怪訝に感じてドアを自ら開けると、そこにたっていたのは。
「あんたか、何のようだよ」
代用品、ではなく本物の姉だった。
178名無しさん@ピンキー:05/03/13 01:28:42 ID:ang1YYjz
よかった。ユウにもまともな感情があったんだ。

イイコ姉さんのとの逢瀬が楽しみです。

ほんと、萌え頭かかえてゴロゴロ転げまわれそう。
179名無しさん@ピンキー:05/03/13 01:42:01 ID:p2mcIJUs
何故、俺の家にイイコ姉さんがいないんだろう。
ちょっと真剣に考えてみようと思う。
180名無しさん@ピンキー:05/03/13 13:45:51 ID:IjCQ0tyI
本当に居たら、それはそれで大変だけどな 
181名無しさん@ピンキー:05/03/14 07:15:38 ID:AHuMiwyD
よかったよ。ユウも黒いだけではなかったんだな。
182End Of The Night otherside:05/03/19 20:14:00 ID:JtfW7XSt
ユウの口から飛び出した素っ気無いというよりむしろ冷たい言葉。
それはここ最近姉に、いやクインシィ・イッサーに接する時はそういう態度が常であったがため
の反射的言動だった。
直後にしまったと思う。
わざわざ自分を尋ねてきた以上何か用があったに違いない。
確かに態度が一向に軟化しないどころか硬化する一方のクインシィに媚びる気はないが。
向こうから歩み寄りを見せようというのにこちらが頑なになっては意味がない。
所詮ユウのクインシィへの冷たい態度など、言ってみれば構ってくれない姉に対するあてつけで
しかないのだ。
そしてその失敗したなという感情が、すぐによりはっきりとした後悔に代わる。
クインシィの、いや、イイコの目から零れる大粒の涙を見て。
「ちょ、ちょっと、どうしたの姉さん!」
慌ててクインシィの肩を掴むユウ。
咄嗟であったので相手に拒否されたり、または怒ったりするなどとは考えもしなかった。
結果としてそれが良かった。
久々に弟に触れられたことで、イイコに戻っていた姉は少しだけ気分を落ち着けた。
涙を掌の端で拭うと、少し恨めし気な顔で自分よりほんの少し背が高くなってしまった弟を睨む。
(この子がこんなに大きくなる間、わたしは側にいれなかったんだ…)
改めて弟の成長を確認すると共に、これも改めて寂しさを感じる。
(そしてやっと一緒の場所にいられることになったのに、今までずっといがみ合うだけで…)
悲しくなって、一度は涙を拭った目から再び涙が零れる。
「ああっ、もう何で泣くんだよ、とにかく中へ」
姉の肩を抱くようにして、部屋へと誘うユウ。
繰り返すが慌てていたため、この後カナンが来たらどうなるかなどとは考えなかった。

ちなみに幸運にもこの夜は珍しくカナンはユウを訪れなかったが、それは単なる「問題の先送り」
以外の何物でもなかった。

「どうしちゃったんだよ、いきなり人のところに押しかけてきて泣き出すなんて」
ユウの問いかけに対し、泣き腫らした目を向けたイイコは答える。
「ユウ…あんたはもうお姉ちゃんが嫌いになっちゃったの…」
183名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:36:37 ID:bXTjRQ3R
イイコ姉さん可愛いよイイコ姉さん
184名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:54:54 ID:uKgOO/oA
やばいいいこだよいいこねえさん。
185名無しさん@ピンキー:05/03/20 06:25:15 ID:QlJmE3Hv
今だけで良いから勇。
俺と代われ。
186名無しさん@ピンキー:05/03/20 08:03:42 ID:jdt1JiCG
このスレがイイコ姉さん萌え+ユウはひどいヤツという概念はやっぱ「あね・おとうと」の影響がスゴクでかいんだなと実感する今日この頃。
「あね・おとうと」の作者様、気が向かれたらまたよろしくお願いします。
鬼畜なユウとけなげな姉さんでハァハァしたいです。
187名無しさん@ピンキー:05/03/20 10:59:28 ID:/5rapHw1
>End Of〜
イイコ姉さんが切なくてたまらん
ユウ、優しくしてやってくれ

>186
1つだけ反論しよう
イイコ姉さんはアニメの段階から萌えるよ
「私は家族を守りたかっただけなのに!」の叫びはきゅんきゅんきた

>Sleeping Beauty
イイコ姉さんが目覚めるのを待ってます。続きガンガレ
188名無しさん@ピンキー:05/03/20 13:17:17 ID:GxsaLa8I
>>186
いや「あね、おとうと」の方もユウの姉への愛は何も変わってないぞ。
愛情表現のプレイがエスカレートして歪んでしまってるだけでw
189名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 18:06:53 ID:+tWgyMz6
そうそう、あの歪んでしまってる愛情表現が「あね、おとうと」の魅力なんだよな。
声優つながりで「∀」を持ってきたのにはワロタw。
190End Of The Night otherside:2005/03/26(土) 23:46:11 ID:OQVPeWAy
涙を浮かべて、弟の先ほどの冷たい態度に恨み言を言う姉。
「えっ?俺っ?」
ユウにしてみれば話が反対だ。
久々に会ったのに嬉しそうな顔一つせず、逆に自分を邪険にしたのはイイコの方なのだから。
「何言ってんだよ、姉さんの方こそ、今までずっと俺に冷たかったじゃないか」
当然の答えではある。
言い返されたイイコの方でも、ユウの立場からすればもっともだとは思う。
言葉にしなくてもわたしの気持ちを察してくれてもいいのに…と多少は思いもするが。
それでも速やかに誤解を解こうと今までのいきさつを話そうとして、ふと思いとどまる。
クインシィという別人格が生まれてしまったことをユウに話せば確かに誤解は解けるだろうが、
その後のユウの反応はどうだろうか、と。
多重人格など精神疾患のようにものである。
そんな心の病を抱えた姉を、ユウは疎ましく思うのではないか。
今までの反撥心からの隔意ではない、本当に心から自分を避けるユウ。
そんな恐ろしい想像が脳裏をよぎる。
(で…でも…)
ようやくユウと話を出来る時が来たのだ。
この期を逃してしまえばもう機会は当分無いかもしれない。
(ユウはそんな子じゃない…)
そう自分に言い聞かせ、イイコは口を開いた。

「なんだよそれっ!」
全てを耳に入れた後、激昂するユウ。
「いくら専門外といっても、オフクロもオヤジも学者だろつ、娘がそんなになってるのに気づき
もしないなんてっ!」
ユウの剣幕に一瞬気圧されたイイコだったが、それが姉である自分を大切に思うが故の怒りだと
気づくと、嬉しさがこみ上げてくる。
「いいの、ユウ」
そう言ってユウの手を握るイイコ。
「ユウがわかってくれれば、あれがわたしの本意じゃないってわかってくれればそれでいいの、
ほんとうのわたしはずっとユウと一緒に居たいんだって、それさえわかってもらえれば」
191名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:17:15 ID:k2skAvga
>>190
GJ!
192名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 16:11:26 ID:VpapMk4l
こらこら。
カナンたんはどうなるんだ。
おれが貰っちゃうぞ。
193名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 23:00:36 ID:k2skAvga
じゃあ俺はヒメを。
194名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 23:04:21 ID:tc793dl+
んじゃ俺は、ユウとイイコたんのためにムードミュージックを流すよ
195名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 09:51:49 ID:a4UtxHaZ
超GJ(o^ー')b

ついでにスレ違いだが誰かブレンのお薦め二次創作教えてくれ
196End Of The Night otherside:2005/04/03(日) 00:04:07 ID:AC2pPjd2
「姉さん…」
昔、共に過ごした日々のまま変っていなかった。
そしてずっといじらしく想いを秘めていた。
そんな姉を、ユウは優しく抱き寄せた。
「ずっとこうしたかった、姉さん…」
「ユウ…」
イイコもユウの首に腕を回してしがみつく。
「わたしも…ユウと一緒にいたくて…いたくて…」
「いいんだよ姉さん、もういいんだ…」
やっと想いの通じた姉弟、しかしユウの感慨は、姉が漏らした言葉によって一気に醒まされる。
「…ずっと悔しかった、わたしがユウと一緒にいれないのに、カナンがずっとユウの側にいて…」
「!」
その言葉で、自分が今おかれている立場を思い出すユウ。
そう、今の自分はカナンと付き合ってる。
通常ならば恋人がいることと、姉弟仲良くすることは別に相反しない。
だが。
自分は明らかにカナンに対し姉への思慕の代償行為を求めていたし。
イイコのユウへの感情は、一般的な姉の弟に対するそれを逸脱している。
カナンの存在をイイコは快く思わないどころか、はっきりと嫉妬するだろうし。
それはカナンも同じ。
別に彼女の前で演技をしていたわけではないが、自分に優しくしてくれない「クインシィ」への
反撥から荒々しく刺々しい態度を取っていたユウを見て、姉が嫌いだと思い込んでいるだろう。
それが。
もし今ここにカナンが来て二人が一緒にいる所をみればどう思うだろうが。
色々と事情はあるが、とりあえず今夜和解したことは事実。
それを正直に言うべきか。
いや、それはマズい。
何故ならユウが本当は姉思いを通り越してもはや姉萌えと言ってもよい属性だったということが
わかれば、カナンに対して姉の代用品のような役割を期待していたということを感づかれてしまう
可能性もある。
それだけは避けたかった。
197名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 00:32:51 ID:LmgI6rIk
姉萌え のところで野菜ジュース吹いちまった。GJ!
198名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 15:34:27 ID:NmIiLLQG
毎週土曜日が楽しみだ(*´д`*)
GJ!
199Sleeping Beauty :2005/04/03(日) 19:23:27 ID:YpWsrOcP
 そんな暖かさを今になって思い出したのは、ただ優しい姉の思い出に浸りたかったからではない。
 最初は、たんなる錯覚だと思った。思い出が作り上げる空虚な錯覚だと。
 誰かの胸に抱かれる幻覚――その感触を確かめるように、いやむしろそれが錯覚であることを確かめるため、
勇はゆっくりと己の頭に触れているものに手を伸ばす。
 柔らかな感触が指先に触れた。そのたわいのない一触れに、勇の心臓ははじけそうに高鳴る。
 高鳴る鼓動を無理やりに押さえ込んで、勇はゆっくりと顔を上げた。
 白く細く、慈しむように勇の頭をなでるその手に、覚えがないはずはなかった。
「姉……さん?」
 ゆっくりと顔を上げ、呼びかけた。答えの期待できないはずのその問いかけを。
「ゆ……う……」
 時間をかけ、搾り出すようにして、彼女は――依衣子は弟の名を呼んだ。
「姉さんっ……!? 姉さん、依衣子姉さんっ……!」
 その呼びかけが、ぬくもりが、吐息が、それらすべてが幻想でないことを確かめるように、
勇もまた何度も姉の名を呼ぶ。
 か細い声で、しかしはっきりと、依衣子はその呼びかけに応える。
 存外にあっけないものだな、と思った。目覚めてしまえば何のことはなく、自分の心配も
多少度が過ぎていたのではないかと気恥ずかしくもなる。彼女がもう目覚めぬものと、根拠もないのに
思い込んでしまっていた。
 けれど、本当に、姉に二度と会えないかもしれないと思ってしまったとき、全身が凍るような悪寒を感じた。
 その冷たさを暖めてくれる人がいなくなることを、本気で恐れてしまったのだ。
だが、そんな感情もすぐに喜びへと変わっていく。
姉が自分の名を呼んでくれる――たったそれだけのことが、なにより嬉しかった。
200Sleeping Beauty:2005/04/03(日) 19:37:09 ID:YpWsrOcP
 依衣子はまだ覚醒しきっていないのか、穏やかな様子で再度勇を抱きなおす。
「勇、泣いてるの? 大丈夫、怖くないよ、お姉ちゃんがついてるから……」
 あやすような声音で勇の頭を撫でる依衣子の姿は、あの頃の、優しかったお姉ちゃんそのものだった。
「ねえさん……」
 自分が今までどうなっていたのか、何故ここにいるのか――そんなことは二の次にして弟を気遣う姉を
、勇はたまらなく痛ましく、そして愛おしいと感じてしまう。
「泣かないで、お姉ちゃんがいるから、守ってあげるから、泣かないで……」
 ふと、姉の身体が震えていることに気づく。見れば、いつの間にか依衣子の瞳からは大粒の涙がこぼれていた。
溜め込んでいた感情を噴出させるように、依衣子は勇に懇願する。
「だから、どこへも行かないで、あたしのそばにいて、お願い、行かないで……」
依衣子はまるでしがみつくように、固く強く勇を抱きしめた。声にならない嗚咽が姉の喉から漏れる。
クインシィ・イッサーをやっていた頃からは想像もつかないその姿に、勇は困惑の色を隠せない。
 記憶が混乱しているのか――勇は思う。だが、そうではないことにすぐに気づいた。
 オルファンを飛び出した勇に対する願いが、依衣子の言葉には含まれている。
握り締められたこぶしはひどく震えていた。今度こそ離れたくない……そんな願いの込められた抱擁だった。
 きっと、姉さんは寂しかったのだろう。勇がここ数日感じていた喪失感を、姉はオルファンでずっと感じて
いたのかもしれない。そう思うと情けなさと申し訳なさで泣き出しそうになるが、ここでさらに涙を流せば
姉はもっと悲しむだろう。
「姉さん……ごめん、大丈夫だよ。僕はここにいる、どこへもいきやしないさ」
 そっと包むように、しかし力強く、勇も依衣子を抱きしめた。
「勇……」
 胸の中でしゃくりあげる姉は、厳格な指揮官でもなければオルファンのアンチボディでもなく――
可愛らしく、そしてはかない少女だった。
201名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 21:59:49 ID:KI1H0tP5
すまんみんな・・・勃起した
202名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 00:06:48 ID:pB19AfW+
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
本編最終回後のif話として楽しみにしてます
203名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 01:53:51 ID:Eu8mTErZ
2人の細かい心情にほろりと来た・・・

作者さま乙です。
204End Of The Night otherside:2005/04/09(土) 23:55:53 ID:LTSNbrc6
「ユウがね…」
動揺を隠し切れないユウに、イイコの言葉が続けざまに告げられる。
「ユウが女の子と付き合うのは別にかまわないよ」
自分の胸に顔を埋めたままの姉の言葉にに少し意外な気もする。
「もう、ユウもそういう年頃だし…」
「本当に?」
思わず聞き返してしまうユウ。
そしてそう言ってしまってからふと思う。
一体何を聞いているのかと。
自分とイイコは姉弟であり、゜恋人ではないのだからお互いが恋人や、後々
には伴侶を見つけてもおかしくないどころかむしろそれが当たり前だ。
だがユウはイイコが自分以外の男と一緒にいるなど想像も出来なかった。
そして今夜真意を知った以上は姉もそういう風に思って当然だと感じていた。
「でも…」
イイコはユウの質問を聞き流したのか、あえて無視したのか言葉を続ける。
「でもカナンはだめ、あの女はいや」
「なんでさ?」
クインシィの時はともかく、今のイイコがカナンを嫌う理由は思いつかない。
自分と一緒にいること自体が気に入らないというなら先ほどの言葉と矛盾する。
しばしの沈黙の後、意を決したようにイイコは言った。
「だってユウのお姉ちゃんはあたしだけだもの」


205End Of The Night otherside:2005/04/09(土) 23:56:55 ID:LTSNbrc6
「ねっ、姉さん?」
「お姉ちゃんはあたしだよ、カナンじゃないよ…」
ギクリッ。
その言葉は一聴して質問に答えていないようで、見事にユウの急所を突く言葉
であった。
当のカナン自身も知る由は無いだろう感情をズバリと言い当てられた。
それはまさについ先ほど、カナンにバレるとマズいと考えていたことだ。
イイコには見事に見抜かれていた。
恐らくは表層人格の下から、イイコはユウとカナンの仲睦まじい姿を見ていたの
だろう。
そしてユウがカナンに向ける眼差しから、その真意を見抜いていたのだ。
「な、何を言ってるんだよ姉さん、あたりまえじゃないか!」
焦りがつい語気を荒げる。
「だったらどうして、カナンを…」
「か、カナンは彼女、そ、そう彼女だよ、彼女なら作ってもいいってさっき姉さんが
言ったばかりだろ?」
「言ったよ、そう言った、じゃあ聞くけど、カナンのどこがよくて一緒にいるの」
未だに顔を伏せたままさらに質問をして来るイイコ。
「そ…それは」
姉の前で今付き合ってる女の子の惚気を言うのは気が引けた。
だがふと思い立つことがあってユウは口を開く。
「そうだね、やっぱり性格と身体、どっちもいいからかな」
そう口走った瞬間、自分にしがみついたイイコの握力が強まったのをユウは確か
に感じていた。
206名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 00:03:12 ID:PNadEIzN
GJ!!
207名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:04:02 ID:X0/b06xg
ユウの言葉を姉さんがどう捉えたのか気になる
良い方に転んでくれればいいけど
ああもう早く続きが読みたい!
208名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 23:55:02 ID:HBtlq23B
>「だってユウのお姉ちゃんはあたしだけだもの」
すごい破壊力のセリフですな。
209名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:11:36 ID:gQ+qaHWo
☆ゅ
210End Of The Night otherside:2005/04/17(日) 00:03:58 ID:bCLpAVJl
再会から既に一年以上は経つのに、今になってやっとこうして抱きしめ合えた姉
イイコ。
かつて幼い日々、常に自分のため頑張っていた最愛の姉。
だが、今の自分はかつてイイコが愛したかわいい弟ではない。
イイコと引き離された数年、そしてやっと再会した姉にすげなくされた一年余りの
日々がユウの心を荒ませていた。
こうしてイイコと抱き合っていても、その場の安らぎは得られる物の既に抉れた心
の傷は塞がらない。
もはやイイコ一人では自分の心を埋める事は出来ない。
既に自分にとってはなくてはならない存在であるカナンとの仲はなんとしても認め
させなくてはいけない。
そのためには、自分がカナンに求めている物がイイコに対して求めているものとは
違うとはっきりさせる必要があった。
ズバリ、彼女の豊満な肢体が目当てなのだと。
もちろん性格もいいのだということは言い添えるが。
しかし、その言葉に姉は思わぬ反応を見せた。
腕にこめられた力、そして一瞬その目に宿った殺気。
(…もしかして…姉さん…)
それは恐ろしくも甘美なる推察。
もしかして姉さんは。
自分がカナンを姉代わりにしていたことを怒っていたのではなく。
カナンと付き合ってたこと自体を憤っていたのかと。
それならばカナンとの関係が深いものであることを誇示したのは逆効果ではなかった
のか。
そういう戦々恐々とした思いとは同時に。
姉さんは、俺を弟じゃなく男としてみてくれているのか?
そんな甘美な考えもまたわきあがっていた。
211End Of The Night otherside:2005/04/17(日) 00:09:40 ID:CIk2dQk8
今の今まで、カナンに対して感じていた嫉妬は姉としてのものだと思っていた。
いや、そう思い込んでいた。
自分こそがユウの姉なのに、どうして彼女がユウと…という反撥だと。
だが今ユウが口にした言葉。
カナンと既に肉体関係にあるということを認める言葉。
それを聞いた途端、頭の中が真っ白になり、気がつけば俯いたままユウの腕をギュッ
と強く握っていた。

ユウはまだ16歳の誕生日を迎えていない。
それで身体の関係のある相手がいるとは確かにませてはいるが、決しておかしく
はない。
おかしくはないが、納得できない。
(そんな…)
しかし、これ以上は自分で自分に嘘はつけない。
カナンに対する「ユウの姉はあたしなのに」という対抗意識。
それが単なるカモフラージュで、本当は単純にユウを取られたことに嫉妬していたのだ。
そう。
自分はユウのことを単なる弟として好きなのではなく、異性として愛していたのだと。
それならば今までの自分の苦しみも理解できる。
愛する相手に心ならずも冷たい態度を取り続け。
そしてその相手が別の女と一緒のところを散々見せつけられて来たのだから。
そして今、決定的な言葉を聞いたしまった。
イイコの心はざわめく。
自分が禁忌を犯していることへの畏れりより、女としての妬心の自覚の方が上回る。
わたしのユウを。
あの大きな胸やお尻を揺らして誘惑したのね。
何て女なのカナン。
そんな理不尽な怒りが。
212名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 00:28:04 ID:5cdKTL0r
GJ!
213名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 00:41:49 ID:6I/3FGyf
GJ!
こ、これは、ユウ×イイコ姉さんの本番を期待しちゃってもいいのか!?
214名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 02:13:41 ID:t7/nSOcj
姉さん中心が見たい
215Sleeping Beauty:2005/04/19(火) 22:25:49 ID:aT6R+JNZ
「姉さん、身体、大丈夫? その、オルファンで……」
 落ち着いた様子の彼女を見て、勇はたずねた。だが、こちらの問いかけに
依衣子はまったく別の言葉で返す。
「本当は、ね……」
「姉さん……?」
 うつむいた姉の表情は見えないが、どこか様子がおかしい。
ふと、彼女の震えが止まっていないことに気づく。
「本当は、……あたし、すごく、すごく怖かった。全部捨ててしまえたらって
ずっと思ってたのに、でも、オルファンとひとつになって、すごく気持ちが
よくて、でもすごく寂しくて……!」
 依衣子は堰を切ったように喋りだした。その勢いに押され、勇は何も言うことができない。
「本当は、ただ勇と話がしたかった! 戻ってきて欲しかった! でも、でも……!」
 興奮した様子でまくしたてる依衣子をなだめようと、勇は声を張り上げる。
「ごめん、ごめんよ、姉さん……俺、なんにも分かっちゃいなかったんだ。姉さんが
どんな気持ちでいるのか、分かろうともしなかった」
 だが、勇の言葉も今の依衣子には聞こえていないようだった。散乱していた意識が戻り始め、
軽い錯乱状態に陥っているらしい。
「守りたかったのに、それだけだったのに、なのに、なのにあたし、勇を、勇を……!」
 依衣子の瞳が、何か恐ろしいものを見てしまったかのように大きく見開かれる。
 いや、確かに彼女は見ているのだろう。自分が弟に銃を向けるさまを。
 激しい言葉を投げかけ、弟を討とうとやっきになっていたかつての自分の姿、その記憶を。
 悲しいほどに怯え、狼狽する姉の姿を見るのは、拳銃を向けられるより何倍も辛かった。
216Sleeping Beauty:2005/04/19(火) 22:29:21 ID:aT6R+JNZ
「勇を、こ――」
 姉さん、それ以上喋ったら駄目だ。
 彼女が次の言葉を発する前に、勇は行動に出た。
 姉の肩を掴んで引き寄せる。
 一気に間近に迫った姉の瞳が、いっそう大きく見開かれるのが見えた。
「――っ!」
 瞬間、すべての音が消えうせた。
 依衣子は言いかけた言葉とともに息を呑む。
 姉の震えは止まり、驚きのあまり彼女の全身は硬直してしまっている。
 だが、勇がその身体を抱きなおしてやると、少しの躊躇のあと、安心した
ように依衣子もまた勇を抱きしめた。
 正直賭けであったが、どうやら姉は落ち着いてくれたようだ――そう思って
安心すると、突然唇に触れる柔らかな感触が意識された。
 途端、自分が何をしているのか自覚する。
 無我夢中でやったこととはいえ、姉の唇を奪っている。
 多様な人種が混在するオルファンでは、キスは単なる挨拶であるはずだったのだが、
それでもオルファンでクインシィにそれをするものはいなかった。
 それ以前に、これは挨拶などという次元のものでもない。
 夕日の差す部屋で抱き合い口付けを交わす男女を、誰が姉弟と思うだろうか。
 離れようかとも思ったが、先ほどまでの怯える姉の姿や、そして何より唇を通して
感じるぬくもりの心地よさにおされ、勇は余計なことを考えるのを止め、ただやわらかな
快感に身を浸す。
 ぬくもりを感じる。もう十年以上も忘れていた、あの頃のお姉ちゃんの暖かさ。
 その暖かさにもう一度触れられたことがただ嬉しくて、勇は姉の首に手を回す。
 きっと、姉さんも同じ気持ち気持ちのはずだ――
217名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 02:38:37 ID:FpESam37
キタ━(゚∀゚)━━!!
GJ(o^ー')b続きに期待
218名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 23:38:14 ID:Pp6q/In9
おねえちゃんかわええ(*´Д`*)
219名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 00:38:10 ID:mjN0GU/h
さすがキス魔だ!
220End Of The Night otherside:2005/04/23(土) 20:02:29 ID:AW3XjExP
カナンの豊満な肉体が男性に対してどのような効果を発揮するか。
イイコにも知識としてはわかっていた。
かつてイイコと同年代の若い女性の間には不自然で不健康、しかも肝心の男性相手に
は逆効果としかいいようのない過剰なダイエット信仰が蔓延していたが、オルファン
の震動による混乱期を経た今ではそのようなマスコミ主導の俗信は消えうせてる。
ふと、視線を落として自分の年相応で過不足の無い乳房のふくらみを見つめる。
今の今まで、イイコは自分の女性としての魅力には無頓着だった。
クインシィの時はもちろん、イイコに戻る時も。
ジョナサン・グレーンをはじめ、自分にモーションをかけて来る相手はいたが、みな
リクレイマーの指導者たるイサミ・ファミリーの一員でかつグランチャー乗りの自分
の権力に擦り寄ってきているのだと解釈していた。
あらゆる能力が高く、こちら側からも利用価値のあるジョナサン以外はみな手厳しく
撥ね退けているが。
ジョナサンにだけは曖昧な態度を取っているのはクインシィとしての意識だけでなく
イイコ自身も賛成していることだ。
そのくらいの腹芸が出来ないほどイイコは純真でも子供でもない。
だが。
ことユウ相手にはまさしく純真な子供に戻ってしまうイイコ。
そして一方でそのユウに色目を使ってまんまとモノにしてしまったカナンに関して
は大人の猜疑心が働く。
「ユウを誘惑してどうするつもりなのよ…まさか…」
男達が自分に取り入ってるのと同様。
カナンはやはりイサミファミリーであるユウに身体で取り入ることで何かを狙って
いるのでは…。
用が済んだらユウは捨てられるのでは…。
それはあくまでも推論というか、ほとんど妄想である。
しかし頭に血の上ったイイコの中ではそれは確信に変わってしまう。
(純粋なユウを騙すなんて…許せない)
それには別の嫉妬が上乗せされていた。
(胸がデカいからって好き勝手にはさせないわよ!)
221名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 20:18:58 ID:vWyDFqoC
イイコ姉ちゃん、爆発してるな。
ユウLOVEゲージがふりきれたんだな、きっと。
222名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 01:17:57 ID:LqsOTScp
イイコ姉さん、胸の大小にこだわらなくていいんだ!
ユウは女なら誰でもい(ry
223名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 22:10:35 ID:Vd1fylp0
久しぶりに来てみたらカナンたんがいなくなってル━━━━━!
作者さま、カナンたんはやはり幸せにはなれんのでしょか…
224名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 16:32:15 ID:IiyOmMS/
ほら、カナンはリクレイマー辞めてラッセに出逢ってから幸せを掴むから
それまでちょっと我慢しる
225Sleeping Beauty:2005/04/30(土) 00:36:57 ID:OsTExrMO
 たっぷりと時間をかけてお互いを感じたあと、姉弟の唇は糸を引いて離れた。
 勇は姉の顔を見つめた。彼女は頬を朱に染めて伏し目がちにこちらを見ている。
いきなりあのようなことをされれば無理もないだろうが、先ほどまでの狼狽振りが
嘘のようだ。平静を取り戻したかどうかはともかく、とりあえず彼女の気を
逸らすことには成功したようだった。
と、姉は勇の肩に手を回し、再度力強く抱きしめてきた。
「……勇、ごめんね。もう、落ち着いたから」
「うん、その……俺のほうこそ、ごめん。いきなりであんなこと――」
 言い終える前に、今度は依衣子が行動を起こしていた。勇の頬に両手を
添えて、その唇で勇の口を塞ぐ。
 こちらが先にしたこととはいえ、不意にこのようなことをされると驚きの
あまり動けなくなる。するとされるでは大違いだ。勇の身体は彫像のようになって動かない。
「これでおあいこ。だから、謝らなくていいよ」
 照れ隠しのつもりか、あやすような口調で微笑む姉のそんな表情に、勇の心臓がはねた。
226Sleeping Beauty:2005/04/30(土) 00:39:11 ID:OsTExrMO
 早鐘を打つ心臓を必死に抑えて、勇はやんわりと姉の手を振りほどく。
「じゃ、じゃあ、アイリーン艦長――ここの船医なんだ。姉さんが眼を覚ましたって伝えてくる」
 勇は、うろたえてしまっていた。姉の予想外の行動は勇を刺激したが、そんな衝撃を誰かから
与えられることに慣れていない勇はかえって臆病になってしまっていた。
 そそくさと、勇は立ち上がろうとする。
「あ、待って――」
 短く叫び、依衣子は勇に追いすがるようにしてベッドから半身を乗り出そうとする。
 が、短期間とはいえずっとベッドの上で寝ていた身体だ。アイリーン館長が定期的に
その身体をマッサージしていたとはいえ、依衣子の細い腕はその体重のすべてを支えきれる
ほどには回復していなかった。ついた腕がかくんと曲がり、依衣子はベッドから身を乗り出した
ままくず折れる。頭から、軍艦の固い床に落ち込む格好だった。
「きゃ――」
「姉さん!」
 勇の反応はすばやかった。とっさに依衣子の身体を両腕で支える。だが、今度は
勇がバランスを崩した。無理な体勢で姉を支えたため、足がもつれる。
このまま後ろに倒れれば、自分が危険だ。かといって姉を放り出すわけにも
いかない――瞬時に、勇は判断を下した。先ほどまで自分が座っていた椅子に思い切り
片手をつき、その反動で姉ごと自分の身体をベッドのほうへ押し戻す。
 ぎし、とベッドが大きくきしんだ。
227名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 02:20:57 ID:6BCHHXF9
イイコ姉さん可愛いよイイコ姉さん
228End Of The Night otherside:2005/04/30(土) 20:24:49 ID:EStA+pw4
イイコが自分の本当の気持ちを認識している間、ユウの方もまた考えることがあった。
(姉さんはカナンに嫉妬してる、姉代わりにしたことじゃなくて、つきあってること自体…)
それ自体は実に嬉しいことだ。
そこまで自分を想ってくれているのだから。
だが困る。
既にカナンとは離れ難い間柄になってしまっている。
カナンといると心が安らぐと言ったのは、決して彼女の肉体を飽食したくて懐柔するための
でまかせではない。
ほんの少し前までそれはイイコの代わりだと想っていたが、いざこうして本物のイイコと抱き
あってみるとその違いがはっきりとわかった。
イイコにはイイコの、カナンにはカナンの、それぞれに彼女達だけしか持たない独特のオーラが
ありそれが自分をのささくれた心を和らげてくれる。
イイコに言われたからといって、はいそうですかとカナンと別れるわけにはいかない。
じっくりと時間をかけて、カナンの存在を認めさせなくてはならない。
そして…懐柔しなくてはならないのはカナンも同じだった。
彼女は自分とイイコの仲は完全に冷え切っていると思っている。
顔を合わせれば憎まれ口を叩いていたのだから当然といえるが。
だがそれは決して演技ではない、姉に対しての思慕を胸に秘めつつも、それゆえに自分に優しく
してくれない姉に苛立ち憎まれ口を叩いていたのは事実なのだ。
だがもしも。
たとえばたった今カナンがここに来たらどう思うだろう?
イイコの二重人格など信じてもらえないだろう。
自分が疑いもなくその事実を受け入れたのは姉が自分に嘘などつくはずが無いという確信あって
のこと。
赤の他人であるカナンがそう簡単にこんな奇怪な事実を受け入れるとは思えない。
多分カナンは、自分とイイコが今まで共謀して仲が悪いと周囲に思わせていたのだと考えるはず。
そしてわざわざそんなカモフラージュをする理由は一つくらいしか思い浮かぶまい。
本当は仲が良い事を誤魔化すため。
もちろん姉弟が普通に仲が良いことを誤魔化す必要など無い。
当然カナンは思うだろう。
「姉弟以上の関係だから、それを知られたくなくて仲悪いフリをしていたのね」と。
229End Of The Night otherside:2005/04/30(土) 20:25:59 ID:EStA+pw4
全てはユウの脳内シミュレーションに過ぎない。
だが今まで、カナンの肉体を余すことなく堪能するためいいように操ってきたユウである。
彼女の思考パターンはほぼ熟知している。
間違いなく、彼女はそういう結論に達するだろう。
冷汗がユウの額から垂れる。
そしてとんでもない状況に自分がいることに気がつく。
イイコが部屋を訪れた時にカナンかと思ったように、今夜自分の部屋にはいつカナンが訪れても
不思議はないのだ。
名残惜しいが、今夜は姉弟の絆が失われていないこと。
それどころか姉弟の一線を越えかねないあやういラインにまで感情の喫水線が上がっていること。
それを確認できただけで充分だ。
「姉さん」
ユウが意を決して口を開く。

ユウに呼ばれて、俯いていたイイコは一瞬身体を強張らせる。
きっと今の自分は醜い顔をしている。
男を誘惑できる肉体を持ったカナンへの嫉妬。
最愛の弟と既にただならぬ関係にあるらしいカナンへの嫉妬。
嫉妬心で顔が醜く歪んでいるに違いない。
だから深呼吸して、心を落ち着かせる。
ユウに醜い顔を見せたくないから。
身体も心も緊張したまま、どうにか顔の力だけは抜くことに成功して、イイコは顔を上げた。
「今夜はこれからカナンが来るかもしれない」
後頭部をハンマーで叩かれたようなショックがイイコを襲う。
(もしかして、邪魔だから帰れって言うの、ユウ?)
涙腺が緩みかけたところでユウは言葉をつなげた。
「俺たちは仲が悪いと思われてる、こうしてまた昔みたいに仲良しに戻れたのはいいんだけど、
いきなり他人にそんな姿見せたら変に思われるよ、今まで周りを騙してたんだろって」
ユウの言葉を道理では理解しつつも、今ひとつ感情では納得しがたいイイコ。
「だから、こうして仲良くするのは二人だけの時にしようよ」
230名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 01:24:39 ID:DRPUXguz
イイコ姉さんがけなげな分、ユウの腹黒さが…
231名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 16:49:48 ID:TZHawid2
あぁああ・・・・カナンが憎いw
232名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 18:43:22 ID:UJIw2L8T
落ちそうだ・・・
233End Of The Night otherside:2005/05/08(日) 00:08:07 ID:OgY2ztdS
ユウの言葉に一瞬ショックを受けるイイコ。
(そんな…ユウはお姉ちゃんと一緒にいるのを見られたくないの?恥ずかしいの?)
続いて考える。
(それとも、カナンに見られたくないの?)
イイコの頬が目に見えて膨れていく。
ぎゅうっ。
昂ぶった感情が、再びユウの二の腕を掴む指に力を与える。

膨れ面のイイコが自分の言葉に不満なのは一目瞭然だった。
だがユウは予定を変える気は無い。
クインシィという固い殻の下に昔のままの姉がいたことがわかったのだから。
ユウはイイコに怒られたことは殆ど無い。
もちろんかつてのユウが今のようなひねた少年ではなく、聞き分けがよい上に姉思いの良い子で
あったということもあるが。
基本的にイイコは、ユウのすることは何でも受け入れてくれた。
それが長い空白期間を経て、弟への渇望に近い思いを抱いていたイイコなら尚更だ。
クインシィとしての人格を抜きにしても、かなり気が強くはなっているが自分の言うことは結局
は聞いてくれるだろうという確信があった。
これはもう理屈ではない、感覚的なものだ。
それに比べてカナンに関しては慎重な対応が必要だった。
後ろの処女を奪い、着実な夜毎の「調教」を進めてはいるが、どこまで言っても他人に過ぎない。
死が二人を分かつまで永遠に切れない姉弟の絆と違い、赤の他人である男女の仲は脆くうつろい
易い物だ。
いつかは別れる時が来るやもしれない。
だがそれを座して待つつもりも無い。
関係を出来得る限り長く続けるためには今以上の努力が必要になる。
そのためには姉がいつもいつも側にいては困るのだ。
(それにしても…)
頬を膨らませている姉が、無性に可愛く思えて仕方が無いユウだった。
打算的な感情は一切抜きで、発作的にその頬に顔を近づけると、膨らんだ部分に軽く口付けを
した。
234名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 01:15:57 ID:HGW78gbq
ぎゃああああああGJ!姉さんかわいいよ姉さん!
235名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 10:08:15 ID:uoMiwH0o
姉さんはいつまでも純だ・・可愛すぎる
236名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 14:30:39 ID:UkhhbZlf
グッジョブ(*´д`*)
237Sleeping Beauty:2005/05/11(水) 00:07:20 ID:km7Inm4g
「姉さん、大丈夫?」
 頭でも打ってやしないか、それだけが気がかりだった。だが、依衣子はその
問いかけに申し訳なさそうにして答える。
「う、うん……ごめん、ごめんね、勇」
「大丈夫だよ。姉さんが無事でよかった」
 安心して、はたと気づく。勇は姉に覆いかぶさるようにしていた。密着した
姉の体温を感じて勇はあわてて離れようとするが、背中に回された依衣子の
手が硬く勇の衣服を掴み、それを離そうとしない。
 勇は観念する。今姉さんから離れるわけにはいかない。そして、やはり勇も
離れたくはないと思ってしまっていた。
 姉の瞳を見つめた。潤んだその眼の中に勇の姿があった。
 ゆっくりと、どちらともなく近づき、またキスをした。
 言葉などいらない。
 温かい――これまで感じたことのないような安堵感を、勇は感じた。遠い昔に
なくした何かを見つけたような、一つだけ欠けたパズルのピースをはめたときのような。
238Sleeping Beauty:2005/05/11(水) 00:11:49 ID:km7Inm4g
 何物にも変えがたい圧倒的な一体感――アンチボディと一体化するのにも
似た、しかしそれよりもはるかに優しい暖かさを持ったそれに対して、勇も、
そして依衣子も抗うすべを持たない。
 ――誰かの肌の温もりを、こんなにも愛おしく感じたことなどなかった。
 胸の奥が熱くなる。鼓動が加速していく。
 ――ねえさん。あたたかくて、いいにおいだ。
 己の中で湧き上がる衝動に、勇は激しく揺さぶられる。
 涙で濡れた瞳、上気した頬、濡れた唇。
 柔らかな感触、伝わってくる体温、間近に感じる熱い吐息。
 それらのすべてが一体となって、勇の心を冒していく。
(綺麗だ……)
 我知らず、勇は心の中でつぶやいた。その言葉の中に含まれる己の感情を自覚して、
とても恐ろしくなる。
 姉弟なんだ――必死に自分自身に言い聞かせるが、その姉に対する狂おしいほどの愛おしさが
膨れ上がり、自制の声もほどなく呑み込まれてしまった。
239名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 23:45:11 ID:npwoWNS6
イイヨイイヨー(;´д`)
240名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 13:20:21 ID:Jc4eQUS8
かわいい姉さんにユウもほぐれてる。いいなぁこの姉弟は・・
241名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 00:29:20 ID:9dP7rVEb
GJ!
242名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 23:59:02 ID:wchKLtVa
姉保守。
243名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 01:25:32 ID:pNDeLzpZ
クインシィ保守
244名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 02:09:13 ID:TrkZCF6v
やっと全話見たほしゅ
245名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 15:04:10 ID:wzEd0IWc
ブレンは2回目からが・・・尚面白い
246名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:17:22 ID:HRo5yAgb
何かギリギリなのでageさせてくださいね
247名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 15:29:33 ID:6PhavXUJ
待ち
248名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 01:01:05 ID:uOhjjQDl
作者殿、まさか氏んでしまったのd(ry
249名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 00:02:52 ID:LB/EKZtb
>>248

近日復帰予定
面目ない
250名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 13:39:38 ID:q8SLqeNZ
>>249
お待ちしてます( ^ω^)
251248:2005/05/27(金) 01:38:53 ID:FsqMd14r
いえ、こちらこそスマソ。伸びたり縮んだりしながら待ってます。
252名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 20:47:54 ID:4g/g0Wxs
じゃあ、復帰までのつなぎを僭越ながら。死んじゃいません。
253Sleeping Beauty:2005/05/27(金) 20:51:33 ID:4g/g0Wxs
 勇の心臓は、それこそ飛び出さんばかりに拍動していた。早まる呼吸を無理やりに
押し込めても、昂ぶる精神は落ち着いてはくれない。
 もはや隠すことも目を逸らすこともできまい。その腕に抱く実の姉に対して、肉親に
対して決して抱いてはならないはずの情動がどうしようもないほど激しく渦巻いていることを
勇は自覚する。
 そしてそれは、依衣子もまた同じであった。
 依衣子の呼吸が荒くなっていく。頬を朱に染めて、怯えているような、それでいて何かを
期待するような眼差しを、勇はひどく艶かしいと感じる。
 しかし、高揚する気分とは裏腹に、二人は見つめあったまま動かない。
 お互いに、ずっとこうしていたいと思う反面で、あと一歩前へ進んでしまいたいと思っている。
けれど、どこに足を踏み出せばいいのか。そして、踏み出したとしてその先にあるものは、引き返す
ことの出来ない深い深い闇なのではないか。そこへ堕ちてしまえば、もう戻れないのではないか。
 それはある意味で、家族を裏切る行為なのかもしれない。伊佐未家はお世辞にもまっとうな家庭を
築いていたわけではないし、勇の心の中では今も両親に対するわだかまりが消えてはいない。
 それでも、直子ばあちゃんや、なによりも姉を大事に思う勇の心に偽りはない。そんな姉を一人の女性
として見はじめてしまっている自分の心に、勇は激しい矛盾を感じていた。
254Sleeping Beauty:2005/05/27(金) 20:54:12 ID:4g/g0Wxs
 しかし、今姉弟は互いを求めあっていることもまた事実だった。
 ノヴィス・ノアのブレンパワード隊の一員としてオルファンと敵対し、姉とも
幾度となく刃を交えた。互いにすれ違いを繰り返して、傷つけあって、それでも、また
一緒になりたいと――帰ってきて欲しいと願った。
 もう一度やり直したいと心から望み、オルファンはそれに応えてくれた。
 そして、今やっと、途切れてしまっていた姉弟の絆が十数年ぶりにつながろうとしている。
 あの機能不全の家庭で、依衣子と勇は親の愛情などほとんど感じることも出来ないまま、その
寂しさを埋め合わすかのように、二人は互いを庇いあうように、あるいは傷を
舐めあうように、互いに気持ちを通じ合わせていた。
 姉が弟を想い、弟が姉を想う。
 あの頃は、それが当たり前だった。
 道をたがえて、命さえ落としかねない諍いをするなんて、夢にも思わなかった。
 それでも、幾多のすれ違いを乗り越えて、二人は今こうして子供の頃のように
こころを通じ合わせている。
 けれど。
 もう、二人とも無邪気な子供ではない。いろいろなものを知って、いろいろなものを背負った。
そんな互いの気持ちを確かめ合うのに――互いに触れ合うだけでは、足りない。
255名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 02:18:45 ID:7b0GlkRG
イイヨイイヨー
一歩踏み出すか踏み出さないかの感情描写が好きだ
256End Of The Night otherside:2005/05/28(土) 19:58:05 ID:FKGJEk+9
ちゅぷっ。
ごくごく軽い物、それも頬にだったが。
突然の接吻を受けて、一瞬呆然とするイイコ。
空白の意識の中で最初に再起動した感情は「動揺」だった。
「な、何するの、ユウ?」
ユウにしがみついてた手を放し、自らの肩を抱き締めながら警戒心を露にして聞く。

ユウに姉弟の域を超えた感情を抱いていることを自覚したイイコであったが。
そのユウの方から姉弟の枠を踏み越えてくるとは思わなかったのだ。
実際には他意はなく、ただ純粋にイイコの仕草が可愛かったせいで辛抱たまらなくなったユウが
思わず唇を寄せてしまっただけなのだが。
そんなことはイイコには知りようが無い。
従って「ユウは姉=わたしに欲情したのだ」と思ってしまっても、決して彼女の自意識過剰とは
言えない。
もっとも。
もしも本当にユウが欲情したのなら、頬へのキスなどという可愛らしいスキンシップなどしない。
そんなステップはすっ飛ばし、いきなり激しく淫猥な行為を仕掛けてくる。
それを後には文字通り自らの肉体で知ることになるイイコだが、この時点ではそんなことは想像
だにしていない。

一方そんな姉のリアクションを見て、彼女がどんな勘違いをしたのかすぐに悟ったユウ。
しくじったと思った。
せっかく自分に以前よりも執着している姉の想いを覚ますことになったかと。
だが。
「ユウ、悪い子ね」
上目遣いで睨むイイコだが、その目に恐れと戸惑いはあっても嫌悪の色はない。
いきなりの弟の行為に困惑しているだけ、そして姉弟の枠を踏み越えて人倫を踏み外すことを
躊躇しているに過ぎない。
ならば自分の考えているこれからのプランにとっては何も不都合はないどころか、逆に好都合
ですらあった。
257End Of The Night otherside:2005/05/28(土) 19:59:31 ID:FKGJEk+9
スッ。
姉に向けてユウは手を伸ばす。
ビクッ。
思わず肩を抱いたまま、目を瞑って身体を固くするイイコ。
「バカだなぁ姉さん、俺が姉さんの嫌がることをするわけないだろ?」
そのユウの言葉に、イイコが恐る恐る目を開けると。
爽やかな笑顔のユウ。
「今のは印だよ」
「しるし?」
「そう、俺たちが昔と同じ仲の良い姉弟に戻った印、だからほら」
顔を近づけて、今度はイイコの額に唇をつける。
逃げる間はなかった。
「ユ、ユウ…」
イイコの顔がさらに紅く染まる。
「次は姉さんの方から…」
続けてイイコに横顔を向けるユウ。
「ほら」
ユウが何を要求しているのか、イイコにはよくわかった。
そして弟が純粋にスキンシップとしてしたことに、よこしまな勘繰りをしたことを恥じる。
その謝意を、そして愛情をこめてユウの頬に口付けした。
そしてユウに抱きつく。
「ごめんねユウ、そうだよね、わたしたち姉弟だよね」
「ああ、もちろんだよ」
「…ユウ、大好き…」
「俺も好きだよ姉さん」
ユウが抱擁し返す。
だがイイコは心の中で思っていた。
(好きだよ、か、でも、でもきっとわたしの好きとユウの好きは違う、きっと、だってわたしは
ユウのことを…)
258名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 22:18:32 ID:Qgo7JeMl
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 
よっ!待ってました!
259名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 00:16:11 ID:04VpvVVW
思えばこの姉弟で姉属性がついたんだよなぁ・・・
ふたりの葛藤が良すぎ。作者様いつも乙です。
260名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 00:24:39 ID:a1YtLbNy
姉さんイイヨー!
そして勇のプランが気になるよー
261名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 20:14:50 ID:x2Ly65wh
姉かわいいよ姉。
強さと弱さがいい具合に溶け込んでるなぁ。
262名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 02:45:58 ID:H5V8CDZa
恐ろしいな…
カナンが萌えないのでは決してない…
ただイイコ姉さんが萌えすぎるだけなのだという現実が…
263名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 18:43:15 ID:w3KRYwkp
姉さん(*´д`*)
アイリーン艦長(*´д`*)
264名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 21:34:38 ID:HohhdnIM
話を整理するために始めた「 End Of The Night otherside 」ですが。
よりわかりやすくするため今回からユウとイイコの視点に分けていきます。
265 End Of The Night Iikoside :2005/06/04(土) 21:34:59 ID:HohhdnIM
 「不安だった」
ユウと姉弟の絆を取り戻した時のことを回想していたイイコ。
 「不安だったけど幸せだった」
 ユウに抱きしめられて。
 ユウにキスをしてもらって。
 そしてユウにキスをして。
 ユウにカナンという相手がいても、自分はコレだけ大事にされているのだから満足だ、とその時
は思った。
 でもそれは、ユウのぬくもりで満足感に浸っていたが故の甘い考えだった。
 その甘い考えは立て続けに打ち砕かれることになった。
 そう、ユウに自分の置かれている状況、二重人格という魂の檻に閉じ込められている事を告白し。
 まだユウを愛してる事を告げたそのすぐ次の日に。

 朝目覚めればクインシィに戻っていたイイコが、自我を取り戻した時にはもう既にクインシィは
いつものように他のグランチャー乗りの前でユウと口論していた。
 だが、ユウの言葉だけは相変わらず容赦ないが、その瞳が前とは違って優しげなのに気づく。
 (ユウ、今わたしの身体を奪っているのがクインシィで、わたしではないことをちゃんと理解して
くれてる…周りの目を憚ってすいつもどおりにしてくれてるんだ…)
 嬉しくなった途端、クインシィの支配力が弱まり、身体の主導権はイイコが握った。
 そして当惑した。
 こんな状態でイイコに戻っても、人前で、しかもたった今言い争っていたユウ相手にどういう態度
を取ればいいのか。
 当惑しているところに。
 「まあまあ二人とも、姉弟喧嘩はプライベートルームでやってくれないか?」
 いきなり現れたジョナサンが、イイコの手を握った。
 何をするのよ、ユウの前で!と動揺し憤慨する。
 「…は、離せっ!」
  精一杯クインシィらしい態度で、イイコはジョナサンの手を振り払った。
 そしてユウの方へ目を向けたが。
 いつのまにかユウの隣にはカナンがいた。
266 End Of The Night Yuuside :2005/06/04(土) 21:35:44 ID:HohhdnIM
名残惜しそうな顔のイイコが帰った後。
ユウはこれからのプランを練る。
イイコとはたまに今の様に元の人格の時にスキンシップを取って絆を深めていくとして。
問題はカナンだった。
現在、ユウはかなりカナンの肉体を開発している。
既に菊門への挿入で快感に喘ぐほどまでに。
だがこの営みを、しばらくは中断する必要があるだろう。

カナンと付き合いながら姉と仲良くする。
そのユウのささやかと言えばささやか、図々しいと言えば図々しい願いを叶えるにはカナンとの
関係をある方向に修正しておく必要があった。
それは簡単に言えば「攻め」から「受け」へのターン。
自分からカナンの肉体を貪っているのではなく、カナンの方から肉の交わりを求めているという
形に持っていかなくてはならない。
ユウが一方的にカナンを抱いていれば、イイコとの関係〜今はまだ姉弟にしては熱く濡れ過ぎて
いる関係に過ぎないが、姉の反応を見た限りでは時間の問題〜を知った時に「身体だけが目当て」
で弄ばれたと取るだろう。
その点、カナンから求めてそれに応じている場合はその限りではない。
カナンら見て「浮気」なのは同じでも、捨てられるとか弄ばれているといった思いから捨て鉢に
なることは避けられる。
むしろ「負けまい」として一層濃厚な関係を求めるはず。
そうユウはカナンの性格から判断していた。
そして。
豊満な上に感度のいい肉体とは裏腹に、特に淫蕩というほどの性質でもないカナンを自ら求める
ように仕向けるには、ある時期から関係を絶って飢餓状態にもっていくのが最も効果的と思えた
のだ。
もちろんその間も肉体関係を断つだけで、それ以外の関わりは積極的にしていく。
こうすれば、何しろカナンを大切に思ってること自体は嘘ではないから、絶対に演技がバレること
はないだろうと。
しかし、予定通りに全てのことが運ぶほど、甘くはなかった。
267名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 22:56:25 ID:267bNYk9
俺は・・・俺は・・・

ユウになりたい
268名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:41:04 ID:z+jIoZ+i
やべ、次が気になりまくり・・
やっぱこの姉弟は最高だ
269名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 02:01:32 ID:sGfQT+vK
うわああぁああGJ!!!
作者さんサイコーですよ(゚∀゚)
270名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:02:29 ID:9T4TqRR2
ユウはどこまでも黒いなw
271End Of The Night Iiko:2005/06/11(土) 19:11:50 ID:XN84R2zg
「落ち着いてユウ、こんなところで言い争っても仕方ないでしょ」
そう言ってユウの腕を取るカナン。
わ、わたしの目の前で、わたしのユウに…なにすんのよっ!

もちろんカナンはわたしに対して悪意を持っているわけではないだろう。
口煩いヒステリー女として煙たがってはいるだろうけど…。
知らないだろうから、わたしが本当はユウをどんなに大切に思ってるかなんて。
だけど…でも…だからと言ってわたしの前でこんなことを…。
わかってる、自分がどんなに理不尽な事を思ってるか。
たとえクインシィがわたしの弱い心を守るための虚勢の鎧であることをカナンが知ったとしても。
あくまでも「姉」であるわたしがユウの「彼女」に、ベタベタするななどと言う権利などはない
ことを。
それでも…理性ではわかっていても、我慢の出来ないこともある。
続いてわたしは視線をユウに向ける。
訴えかけるような目で。

ユウはユウで、クインシィの奥に本当のわたしがいることがわかっているからその態度は以前の石
のような固さからくらべれば幾分柔らかい。
他人が見れば相変わらずに見えるだろうが、ユウの「クインシィ」への荒れた態度に心痛めていた
わたしにはその微妙な違いがわかる。
一方のユウは…。
「!」
わたしの目を見て、その顔にあからさまな同様の色が浮かぶ。
どうやら気づいてくれたようだ、わたしが本当の「イイコ」に戻っていることを。
そうだよユウ、カナンと別れろなんて無理は言わないから、せめてお姉ちゃんの前でイチャイチャ
するのだけはやめて…。
そんなせつない願いをこめた目を浴びせていると、ユウはさらに動揺し、パニック寸前の表情に。
何事かと思って視線をズラすと、軽く取っていただけのユウの腕を、カナンがぎゅっと抱きしめて
いたのだ。
272End Of The Night Iiko:2005/06/11(土) 19:12:38 ID:XN84R2zg
ユウはやめてくれと言わんばかりにカナンを見るけど、彼女は気づかず、故意か偶然かその牛のよう
な乳房を押し付けるように強くユウの腕を抱く。
それは胸が育たないわたしへのあてつけかぁ!カナンッ!
そしてユウの腕をとって部屋から出て行く。
これからどこへ行くのよ…。
人の前でこんなことするくらいだから、二人きりになったらそれはもう何の遠慮もなく…。
ブチッ。
何かが切れた音がした。
ああっ、もう我慢の限界。
「なにしてっ!ひとのまっ!やめっ!どこいっ!もどれっ!」
もう言葉にならない絶叫が、わたしの口から吐き出される。
けれど周囲は別に奇異に思わずに、またいつものクインシィのヒステリーか、と言った感じの目で見て
いるだけ。
怒り狂ったわたしは、周囲にはクインシィにしか見えないのか…。
この時わたしは理解した。
ああ、やっぱりクインシィもわたしそのもののなんだなと。
彼女はわたしの怒りや攻撃性の具現化に過ぎず、決してどこかから紛れ込んできたまったく別の人格で
はないんだと。
そう思うと、今まではわたしとユウの仲を邪魔していたと忌まわしさすら感じていたクインシィという
存在にシンパシーを感じ始める。
「おいおいクインシィ、あれじゃまるで弟の彼女に嫉妬してるみたいだよ」
ジョナサンがわたしの後ろで冗談めかして言う。
そう、あくまで軽口だったけど、彼は本音と建前の区別が他人から窺い知れない人間だ。
通常の人間なら、仲の悪い弟と仲の良い相手に、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的に当り散らしているよう
にしか見えないはずなのに…。
ま、まさか、気づいているの?
思わず振り返って彼を睨むと。
「お、おいおい、冗談だよ、本気にしたのか?」
いかにも怯んだ様な顔をするが、これとてどこまでが本気でどこまでが演技がわからない。
ジョナサン、彼は危険だ…距離を置いておかないと…。
273名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 19:43:12 ID:40Y12OzI
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 
作者さんグッジョブ!!!
274名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:48:46 ID:32/h/CQc
嫉妬に狂う姉さん・・(*´д`*)
少女らしい姉さん・・(*´д`*)
275名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 08:16:09 ID:WIBBcUWr
>わ、わたしの目の前で、わたしのユウに…なにすんのよっ!
>「なにしてっ!ひとのまっ!やめっ!どこいっ!もどれっ!」

ああもう愛しいなぁちくしょう
276名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 17:16:31 ID:7qiBxhGy
イイコ姉さんはツンデレ界のホームラン王です。
277名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 09:57:13 ID:DXNBT6Xo
今回の姉さんワロタw

このスレ見てると、久々にブレン観たくなってくるなあ
今日、借りてこよう
278End Of The Night Yu−U:2005/06/18(土) 19:42:43 ID:mMmlq1a2
翌朝、顔をあわせて見ると、姉さんはクインシィに戻ってというか、なってしまっていた。
仕方がないことだ。
周囲の目があるから、いつもの通り言い争っておく。
俺が言ったことを姉さんは覚えていると言うから、姉さんが傷つくような事は避けて適当に罵って
いると。
「まあまあ二人とも、姉弟喧嘩はプライベートルームでやってくれないか?」
ジョナサンがしゃしゃり出てきた。
昔はいい奴だと思ってた。
姉さんに冷たくされて寂しがってた俺を弟みたいに可愛がってくれてたのに。
俺が頭角を現してくると次第に隔意を持って接するようになってきた。
それだけならまだしも、姉さんにあからさまに色目使い出したのが気に入らない。
昨夜までは姉さんはもう俺の知らないクインシィになってしまった、クインシィが誰とくっつこうと
俺には関係ない、なんて思ってはいたがやはり面白くはなかった。
「ちっ」
そう、今も姉さんの手を握ろうとする。
荒々しく振り払われた、ざまぁみろ。
「落ち着いてユウ、こんなところで言い争っても仕方ないでしょ」
カナンがいつの間にか俺の側に来た。
ありがとうカナン、やっぱり俺は君が好きだよ。
これから色々と仕掛けさせてもらうけど、決して君を弄ぶわけじゃない。
二人の仲を長続きさせ、より深め、潤いを持たせるために必要なんだ。
君を騙す俺を許してく…れ…。
いや、カナン、気持ちは嬉しいんだけど。
出来ればこの場で俺の腕を取ったりして欲しくなかったなぁ。
姉さんの前ではあまりベタベタしないほうがいいんだ。
昨夜は何とか宥めたけど、まだ俺と君との仲を姉さんは納得していない。
それにクインシィになってても、決して何も覚えていないわけじゃないんだ、
後でこの事ですねられたりしたら大変………はぁ、後で大変どころじゃなかったよ…。
い、いつの間に?
俺を見てる姉さんのあの目、クインシィじゃないよ、いつの間にか姉さんに戻ってるよ!
279End Of The Night Yu−U:2005/06/18(土) 19:43:17 ID:mMmlq1a2
一見するとクインシィかと思わせるような鋭い目。
けれどクインシィの怒気はもっと乾いている、例えるなら熱風あるいは炎そのもの。
今俺とクインシィに向けられているのは、煮えたぎる熱湯、いや、溶岩のような粘着質の熱が
こめられた視線だった。
昨夜までならともかく、昨日で姉さんの状態を知った俺には見分けがつく。
と、言うことは、俺は今、姉さんの目の前でクインシィとイチャついているという最悪の状況
ということに…。
数秒間、異世界に意識が飛んでしまったけど、すぐに回復する。
そう、現実逃避している余裕はない。
何しろ姉さんの視線を見て不安になったのか、あるいは反撥したのか。
カナンがその豊かな乳房を押し付けるかのように、俺の腕をさらに強く抱きしめたから。
思わず視線を下にして俯いてしまう。
ああ、怖い、姉さんの目を見るのが怖い。
まずカナンを見て、目で離してくれと訴えかけるがもちろん全く通用せず、潤んだ目で俺を
見てる…ああ、何か艶っぽいよカナン…やっぱり君は素晴らしい…自分で自分をどう思って
いるのか知らないが、君は褐色の宝石…なんて惚気てる場合じゃない。
勇気を振り絞って姉さんに視線を向けると…。
さっきよりエスカレートした、物凄い視線でカナンを見ている。
カナンに視線を移すと、そんな姉さんに負けまいと睨み返している。
また姉さん、またカナンと、様子を伺っていると、カナンが先にそんな俺の様子に気づいた。
「さぁ、行こう」
そう行って俺の手を引っ張って行く。
後ろ髪を引かれる思いで振り向こうとすると、背後から姉さんの血を吐くような叫びが。
こ、怖い…。
ただのヒステリーであるクインシィの怒鳴り声なんて煩いだけだけど、嫉妬心が外に噴出した
姉さんの叫びは血も凍るような恐ろしさだ。

コレじゃダメだ。
まだまだ準備をしていないけど「計画」は前倒しの必要がある。
それもたった今から…。
280名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:37:24 ID:mYaRLVjC
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
さすがユウww黒いな
281名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:29:29 ID:pNlukF/m
勇の黒さは血の黒さ。
282名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 01:04:00 ID:V/rHU/BT
修羅場の予感
283名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 06:37:11 ID:0FjTLw1C
>俺は今、姉さんの目の前でクインシィとイチャついてる

??

クインシィ→カナン
と脳内変換しておけばいいのかな?
284End Of The Night Yu−U:2005/06/25(土) 22:02:31 ID:eVSPCrXe
「ちょ、ちょっと、カナン?」
妙に積極的というか、ムキになっているカナンに声をかける。
「…」
答えはない。
まさか俺と姉さんのことに気がついたわけでもないだろうけど、何か変だ。
そのまま俺を、人気のない空きブロックまで引っ張って来た。
「どうしたんだよカナン、もう少しバカ姉貴をからかっ…」
「そんなことどうでもいいわ」
いきなりカナンは俺の身体に両脚で挟み込むように体重をかけて押し倒し、そのまま腹の上に
座る。
しかも手四つで両手の動きも封じる…ル、ルー・○ーズ・プレス?
触り心地も、顔の埋め心地も、ついでに挿れ心地もいい尻の感触が腹に。
「な、何だよ、こんなとこ誰かに見られたら…」
まあ誰かにって、ぶっちゃけ他の人間はどうでも良くて、もし姉さんが追っかけてきたら怖い
だけなんだけど。
「いやなの…」
「え?」
「あたしとのこと、人に知られるの、嫌なの?」
カナン、俺の言うこと真に受けてしまいました。
そして次に彼女が口走った言葉は。
「いつでも、あたしを捨てられるように」
「バカッ、何言ってんだよ!」
ああ、関係を薄めていこうとするとこういう勘違いはされると思ってはいたけど。
実際に言われると結構腹が立つものでつい怒鳴ってしまう。
俺が君をどれだけ大事に思っているか、君にはわからないのか?
他人に知られるくらい何が嫌なもんか。
俺はただ姉さんに見られて嫉妬されるのが嫌なだけなんだ!
そんな俺の男心を理解してくれないカナン。
不信感に満ちた目を俺に向けてきた。
285End Of The Night Yu−U:2005/06/25(土) 22:03:44 ID:eVSPCrXe
「だったらなんであんなに焦るのよ」
「…そ、それは…」
…姉さんが…。
「必死だったじゃない」
「…だ、だから…」
…怖いだけで…。
「答えて、ユ…キャッ」
突然悲鳴をあげるカナン。
「え?」
しまった。
駆け引きをしつつ腹でカナンの絶品ヒップの感触を味わっているうちに、身体が勝手に反応
して、俺の自慢のチャクラソードが元気良く立ち上がり、カナンの尻を突いてしまった。
「ユ、ユウ…」
恥らっているカナン。
そりゃそうだよな。
いくら何度も俺に抱かれたとは言っても、こんな時に勃ちあがった物を身体に押し付けられ
たりしたら。
とりあえず気まずさを誤魔化すように。
「カ、カナン、ど、どいてくれないか、こんなところを見られたら…」
「見られたらどうだっていうの…」
「え?」
取り繕うような言葉が、カナンに遮られる。
ああ、ここは詭弁を持ってペースを変えるしかない。
さっき決断したんだからな。
カナンの豊潤な肉体がしばらく抱けないなんて名残惜しいけど、それに溺れて大局を見失って
はいけない。
俺の目標はカナンと姉さん、両方と仲良くすると言う実にささやかながらいざ実現するとなる
と意外と難易度の高いことなんだから。
286名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 01:32:51 ID:MIE5TjPx
すげえぜユウ
なんて計画的な奴だ
287名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:40:11 ID:usf0WGXw
どこがささやかな目標なんだよwwwwwwwwwwwwwww
288名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 18:33:19 ID:5bF7p7Yf
GJ!!
いや、もうユウすげえよ。ホントたくましすぎるよw
このユウならジョナサンでさえ相手にならんわな。
289End Of The Night Yu−U:2005/07/02(土) 19:56:00 ID:buofUHBv
「わたしはかまわないわよ、ユウは嫌なの?」
かまわない、か。
何をどうかまわないのか、目的語が欠けてるよね。
もちろんカナンの言ってることは俺にはわかっている。
このまま抱き合ってるところを他人に見られてもかまわないってことだ。
場合によってはキスくらい含むかもしれないな。
でも、はっきりと言ってないんだから、俺が誤解しても仕方ないよカナン。
誤解したフリ、しちゃおっと。
「かまわないって、カナン…そんな趣味が?」
「え?」
俺の言葉の意図が掴めないのか、カナンがきょとんとした顔になる。
可愛いんだよな、こういう顔した時のカナン、普段の大人びた感じと違って。
カナンが「この場でセックスしてもかまわない」と言ったと俺が誤解した、まあ正確には
誤解したフリなんだけど、とにかくそう取ったと悟ったのは数十秒後。
カナンの顔にどんどん赤みがさして来る。
「ち、違うわよ、何考えてるのユウ!大体こんな時にそんなに興奮したりしてっ!」
恥ずしいのか、叫びだすカナン。
ついついチャクラソードを大きくしてしまったことまで今頃糾弾ですか。
そうとう混乱してるね、これはチャンス。
「いやらしいわっ!」
はい、いやらしいです俺。
「わかった…」
再び、誤解したフリ。
今度はどう曲解(したふり)とのかすぐに言ってみる。
「要するにカナンは、俺がカナンの身体だけが目当てだと思ってるんだ」
おい。
いま少し動揺してなかったカナン。
まさか、本当におれが「体目当て」で君と付き合ってると、チラッとでも疑ってるってこと
なのかな?
少しショックだな、カナンがほんの少しでもそう考えてるなんて。
そんなこと夢にも思われないように色々と段取りしてるのに。
これは早めに計画を発動させて正解だったかもしれない。
290End Of The Night Yu−U:2005/07/02(土) 19:57:02 ID:buofUHBv
俺は君自身が好きなんであって。
君の素晴らしいカラダを堪能するのはあくまで君と付き合うことに付随するオマケでしかない
と言うのに…。
…ま、おまけにしてはあまりにも素晴らしく美味しいことだけどさ。
「…わかったよ、カナンがそう思うなら…」
しばらく、抱いてあげないよカナン。
本当はもう少し間をおいて、ゆっくりと間隔を開けていくつもりだったけど。
「もう止めようか…」
俺のことを少しでも疑ったお仕置きだ。
今日からいきなり禁エッチ期間に突入だ。
前はいざ知らず、俺にいろいろと「開発」された身体。
どの程度我慢できるか、楽しみにさせてもらうよ。
カナンを乱暴にならない程度に引き離そうと、ゆっくりと立ち上がろうとした瞬間。
「あっ」
カナンが俺の身体の上から転げ落ちそうになる。
「おっと」
慌てて抱く止める。
どうしたのカナンそんなにショックだった?
ふふふっ、君って存外いやらしい女だね、まあ俺がそうしたのかもしれないけど。
ン?
カナンが不意に、俺の首に腕を回して抱きついて来た。
「そんなこと言わないで…」
ちょっとちょっと、なんて潤んだ目で俺を見るんだ?
そんなに俺に抱いてもらえなくなるのがイヤなわけ?
いやーっ、カナンにそんな風に思って貰えるなんて男冥利に尽きるよ。
思わず顔が緩みそうになるのを、意志の力で堪えて。
「…でも、嫌なんだろ?」
意地悪な質問をする。
だって君は俺を完全に信じてくれなかったんだ。
そう簡単に許してあげないよ。
291名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:24:03 ID:YH8mr+Ld
GJなんだけど…なんか作者変わってない?
292名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 23:05:28 ID:sOnAThAm
GJ
若干違う希ガス
293名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 01:15:38 ID:iK+KpJoX
ユウ視点ということで意図的にノリを変えてるんだと思うが
294名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 04:41:18 ID:mxVtrkL+
なるほど、タイトルが示しておるわ!
295名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 12:18:15 ID:rOQmZqwK
GJ!
最初はカナン視点だったからね。ユウがホント何考えてるのかわからない究極の腹黒キャラで
カナンいったいどうされちゃうのー!?みたいに思えてたんだけど、
いざユウ視点になったら思ってたより何つーか、こう
>はい、いやらしいです俺 が全てのキャラだったって感じでまさにエロパロなんだよ実は!
という作者さんの最初からの思惑なんじゃないかな。途中で路線変更したのかもしれないけどね。
長文スマソ。
296名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 23:50:51 ID:402j/bHT
俺らの予想が暴走しすぎてただけって気もするけどなw
それにしてもカナン視点もユウ視点も面白いw
297名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 10:42:28 ID:BnBR9Aeg
カナン視点の時点でユウの思惑は後から明かすと既に予告されてるから全部予定通り
298名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 10:51:07 ID:0y0a9YJp
ユウ「予想どおり…すべて予想どおりだ」
299名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 00:01:48 ID:7F11rFwF
>>298
なんか堕ちたカナンを抱きしめながら
「計画通り」
とかいうセリフを夜神君なみの表情でつぶやいている勇の顔が思い浮かぶw
300End Of The Night 作者:2005/07/09(土) 23:12:09 ID:Q1hXa+Rt
作者(脳内)海外取材のため休載します
301名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 23:14:34 ID:EdpkqSNI
早く帰ってきてね!
ぐっとラック!
302名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 00:23:22 ID:wzfppIMw
ぶっちゃけもう飽きたんでもういいです
それとここは貴方の日記帳ではありませんよ?
正直うざいんでマジ勘弁してください
303名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 01:22:09 ID:VBG773Bd
プッ
SSと連絡事項以外は何も語らない職人しかいないスレで何その煽り?
スレをよく見て煽り文句くらい変えようねw
304名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 01:36:04 ID:IJ0zejKc
そのSSが日記だと、未成熟なコミニケーション能力で必死で伝えてるんだよw
察してやれよ、可哀想な子なんだ。
305名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 01:49:32 ID:GWn6MhQp
ま、スレを私物化するのも程々にな?
自サイトでやれや
306名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 03:05:38 ID:YjBnOYwD
ブレンパワードDVD買ってきて観てるが、
ブレン可愛いなあ。ブレンに萌えてきたよ。特にユウブレン。
307名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 03:29:33 ID:VBG773Bd
>>305
だからさ。
SSスレでSS書くのが何でスレの私物化なんだ?
よくある職人と常連の馴れ合いレスの応酬があるようなスレで通用する煽りが
どこでも通用するわけじゃないんだぞ。
意味の通る言葉を書いてくれないと煽りにもならないって。
素直に「ツマンネエ、ヤメロ」とか書けばいいのに、無理に正論ぶろうとするから
赤っ恥かくんだよw
308名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 03:51:46 ID:bMy00oT1
投下が自分しかないのをいいことに
まるで自分の庭みたいな振る舞いで調子に乗んなってことだよ
読解力の無い低脳君w
あと細切れ投下でこっちの顔色をいちいち伺うような姿勢も虫酸が走る
ぶっちゃけ
「うざいからやめろ」
309名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 04:54:43 ID:0X3hH0pG
         _,,..,,,,_,,
        ./ ,  /⌒-、__ 
       /l ,3 /      /
         `'ー-|___/ナツトウライ
310名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 06:43:37 ID:QWzvJX44
この手の荒らしの文言って、ホントに独創性が無いよね。
どっかからのコピペなのか?
311名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 11:14:19 ID:IJ0zejKc
一人マジレスしてる奴もいい加減にしとけと。
2ちゃんなれしてないのか知れんが、ID変えまくってるくせに複数装う演技も出来ない奴にむきになってどーすんのw
312名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 17:16:49 ID:MWvQTXvc
わかった。俺が脱ぐ
313名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:18:10 ID:JsLFYu93
じゃあ俺も。
314名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:34:49 ID:N/PCCXoi
糞スレ晒しage♪
315名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 04:17:03 ID:LYUDdtiF
すごくあたまのわるいこがまぎれこんでますねw
316名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 05:39:54 ID:Qw6ICVkL
うざい書き手が自ら退場してくれてせいせいしたよw
これでようやく創作に打ちこめる。
正直目ざわりだったんで本当に良かった。
お願いですから2度と来ないでくださいね?
317名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 12:20:02 ID:7rlSy/K/
          _,,..,,,,_,,
        ./ ,  /⌒-、__ 
       /l ,3 /      /
         `'ー-|___/ホイ、ホイ、エロスエロス。
318名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 20:54:32 ID:gjogK3nb
わかった、広げればいいんだな?
満足か!脱いで広げればいいんだな!
319名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 07:29:57 ID:JLqjiAG0
久々に来てみたら……何故そのような口が邪悪な心で言えるのです!

これで職人さんの手が止まってしまわないか心配だ。
中断してる方々のも続きが気になるし。

あと、>>318のセリフが依衣子姉さんのものだと考えたら激しくエロス
320名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 14:41:33 ID:enQxlttw
ホントだ、すげぇ!>>318の台詞が輝いて見える!!!
321名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 15:27:46 ID:CGrRobDC
>>319
お前頭良いな!
322名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 19:44:26 ID:VWzu2g5n
>>318の書き込み主ですけど、そういう読み方できるおまいらGJ

うーんクインシィが逆上して言ったと考えるとその後元に戻ったときの姉さんの表情を考えると萌える

(;´Д`)ハァハァ
323End Of The Night Yu−U:2005/07/16(土) 19:45:21 ID:HuHK5hsA
「ユウのこと、そんな風に思ってなんかいないよ…」
またまたーっ、チラっとはそう思ったんでしょ、あの動揺は。
俺が君の身体だけが目あてだって、一瞬疑ったんでしょ?
ふっ、いいよ、これからはもうそんな邪推は欠片も浮かびはしなくなるんだから。
「…お願いだから、そんなこと言わないで…ユウと別れたくない」
え?何を言い出すんですか?カナン・ギモスさん?
何か、話が食い違ってないか?
そうか、やめようとか、イヤなんだろとか、俺たちの付き合いそのもののことだと
思ったんだなカナン…。
そんなわけないだろ…。
「別れる?何の話?」
その俺の言葉に、カナンは意外そうな顔をしたけど、とにかく俺に別れるきがないこと
を理解して、安心したように大きなため息をついた。
それから改めて俺に向き直る。
「じゃあ、止めようって、何を?」
誤解が解けたようだね、なら作戦第一段階、改めて始動。
「何って、カナンの身体が目当てじゃないって証明するって言ったろ?」
きょとんとした顔になるカナン。
大人びているけど、こんな時の顔にはと幼さが垣間見えて可愛い。
セクシーで、可愛く、健気で、でも包容力もある。
こんな女、簡単に手放すわけにはいかない。
そのために、俺は笑顔のままで血を吐くような一言を言った。
「もう無理に俺とセックスしなくたっていいよ、カナン」
それを聞いた途端、俺の首に回っていたカナンの腕から力が抜け、離れていく。
相当ショックなの?
おれとのセックスが出来なくなるのが?
ふふふ、意外とエッチだねカナンは、でもね…
本当に辛いのは俺なんだよっ!
324End Of The Night Yu−U:2005/07/16(土) 19:46:05 ID:HuHK5hsA
カナンの瑞々しい肉体を味わうことが出来ないなんて、多分しばらくの間、俺は毎晩
禁断症状を起すかもしれない。
いや、きっと起こすはず。
「別に俺はカナンを抱きたいから会ってるわけじゃない、カナンといると安心できる
からなんだ」
嘘じゃない、抱きたいから会ってるわけじゃない。
でも抱きたいのは確かなんだよ…。
「これからもカナンとはできるだけ一緒にいたい」
そう、一緒にいるのは嬉しいさ、だけど…。
「だから今までどおりカナンのところに行くし、カナンの方からも俺のところへ来て
ほしい」
不安は残るんだよな…。
「だけどカナンが嫌なら、これからはああいうことはナシにしよう」
俺からこんなことを言い出しておきながら。
「俺の気持ちが真剣だって伝えたくて、色々としてきたんだけど…ごめんねカナンの
気持ちも考えないで…嫌だったのに、俺を喜ばせようと我慢していたんだね…俺って
こういう性格だろ?なかなか人の気持ちって察せなくてさ、カナンがわざわざ気持ち
よさそうな演技までするから、てっきり喜んでくれてると勘違いしたよ」
あくまでカナンが俺との肉体関係は望んでいない、と勘違いしているふりをして。
しばらくはプラトニックな関係を保つ。
俺が決して身体目当ての軽い気持ちじゃないと心底からわからせると同時に、渇望状態
に陥ったカナンに自ら俺に抱かれることを請わせる。
それによって俺たちの関係は強固になりつつも、俺のイニシアチヴはまし、多少姉さん
といちゃいちゃ…もとい仲良くしても疑われないし。
万一不満に感じても、身体でそれを黙らせることの出来る関係を構築できる。
成功すれば、まさに願ったり、かなったり。
けれどそのためにはカナンを抱くことをしばらく禁止するという苦行を自らに課すこと
になるんだ。
それも会わないんじゃなく、普通に一緒に過ごしながらセックスだけ我慢する。
耐えられるだろうか、俺に…。
325名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 20:08:36 ID:ErBZ+Hl/
馬鹿じゃねぇの?
326名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 00:46:20 ID:BGwVnO+Y
そだな、勇は相当な馬鹿だ。
俺たちじゃ飛び越えるのに躊躇する谷をバク転しながら飛び越えるくらい馬鹿だ。

だが、それがいい・・・
327名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 02:53:24 ID:wXPqZ4HI
つーか、このスレ来る前は全然興味なかったカナンにまで萌え始めている俺がいる…
勇、恐ろしい子…!
328名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 01:37:08 ID:eeP8HXy3
うざいからもう来ないでネ♪
329名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 00:06:04 ID:NPj9Kt0B
>>328
ジョナサン乙。
330End Of The Night Iiko:2005/07/23(土) 23:55:54 ID:Q2LsE6UI
 その日はローテーションでわたしがグランチャーでプレート探索に出る日だった。
 決められたルートを、グランチャーで飛行する。
 その頃にはわたしはクインシィになっていたけど、何が起きているのかは「イイコ」としての自我
でも感じていた。
 出撃時のクインシィはいつもにも増して荒れていた。
 ミーティング時、ユウとカナンがベタベタしているのを見せつけられて嫉妬に激昂したわたしの心
をそのまま反映させて。
 わたし達は不可分なのだと再認識する。
 そんなささくれだったわたしとクインシィの心が、優しげな意志を持つグランチャーに乗っている
と癒される。
 ユウと再び心通わせるまで、わたしの救いは「このコ」との触れ合いだけだった。
 「安心して、ユウと仲直りしたからって、お前を蔑ろにしたりしないから…」
 いつの間にか主導権を取り戻していたわたしがそう呟くと、嬉しそうな意志が伝わる。
 すっかり上機嫌になったわたしが、自我を維持したままオルファンに帰投し格納庫にグランチャー
を収める。
 顔は引き締めておく。
 すっかり機嫌は良くなったけど、いまやここオルファンでは主人格である私に代わって周囲の人間
のわたしへのイメージとなっているクインシィを装うために。
 流石にわたし自身が今にも火を噴きそうだった出発時とは程遠いけれど、それでもかなりピリピリ
とした雰囲気を醸し出していく。
 もうこれがここでのわたしだと割り切るっているから。
 両親すら、単に娘の性格が変わったのだと思っているのだから 
 わたしの本心というか、素顔というか。
 それを知っているのは最愛の弟、ユウただ一人…。
 (ユウ…)
 改めてユウへの想いが強まる。
 けれど、同時に一度鎮火した怒りが少しだけ再燃する。
 あの時の、カナンの勝ち誇ったような顔を思い出して。 
331End Of The Night Iiko:2005/07/23(土) 23:56:45 ID:Q2LsE6UI
 自室へと向かう道すがら。
 廊下にあたる回廊部で、ユウが壁に背を凭れてわたしを待っていた。
 ただ、こちらを見ようとはしない。
 それを見たわたしも思うところあって、あえて顔をあわせず横を素通りしようとする。 
 「プレートの一つも見つからなかったのか?リーダー面してる割には大して役にもたってない
らしいね」
 憎まれ口を叩くユウ。
 やっぱり、わたしがイイコなのかクインシィなのかわからないから、クインシィに対するような
態度を取ってどちらかを判断しようというらしい。
 妥当な判断だと思う。
 わたしに対してクインシィ向けの態度をとっても、ごめんですむけれど。
 クインシィに対して、昨夜のわたしに対するようなベタベタした態度を取ればどんな大事になる
か明らかだろうから。
 でも、今回はそれが裏目に出るよ、ユウ。
 わたしはクインシィになりきって、冷たい態度をとってやる。
 消してユウが疎ましいわけじゃない。
 それどころか本当はいつも一緒にいたいくらい。
 たださっきのユウの態度、カナンに胸を押しつけられても振り払えもせずになすがままにされて
いたあの姿が脳裏に浮かんでしまい。
 ちょっと意地悪をしたくなったから。
 「お前に言われるまでもない、次は必ず何かを手に入れる」
 そうユウを睨んで言い捨て、その場を立ち去ろうとした時。
 ガシッ。
 後ろから、ユウがわたしの両肩を掴んだ。
 な、何をするのユウ、わたしは「クインシィ」なんだよ。
 そう思って振り払おうとするわたしの耳元に後ろから口を寄せて。
 「演技が下手だねクインシィ、いや、姉さん」
 楽しそうな声で、ユウはそう囁いた。
332名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 00:05:47 ID:zpSqUMtM
キタ━━(・∀・)━━!!
>>331乙!
333リロード連打してんだろうな…ばーかw:2005/07/24(日) 00:09:11 ID:2zCU/G6+
           __
        , ‐' ´   ``‐、             / ̄:三}
.     /,. -─‐- 、.   ヽ        /   ,.=j
 _,.:_'______ヽ、 .!       ./   _,ノ
  `‐、{ へ  '゙⌒ `!~ヽ. !     /{.  /
    `! し゚  ( ゚j `v‐冫   , '::::::::ヽ、/     よっしゃ、わかった。ここはひとまず野球しようぜ!
.    {.l   '⌒      ゙ 6',!   / :::::::::::::::/ __
.     〈  < ´ ̄,フ  .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
.      ヽ.、 ` ‐", ‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠.   ヽ_}  ゙ヽ
        ,.r` "´  /:::::::::::::::::::ィ´  `ゝ  !、  /
     /       / :::::::::::::::: ; '´   /´\ /   r'\
.     i      ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
     {      {:::::::::::;:イ /   ‖i:::::::/:::::::::::::/  \
.      ヽ       ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: /    ヽ
      ヽ、 ,. ‐'"   .ノ ,〈    >   `'‐- '
          >   _,. ‐'´ / /    `)
       ,ゝ       _.⊥.-r┬:/
       ヽ_,. -‐i"!´「L.=!┘     ヽ
       <      / /       |
334名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 10:01:28 ID:HMtMUbN2
風物詩だな。夏は色々沸くんだよね……
335名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:47:32 ID:toKaCM31
夏休みだしな
336名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:01:59 ID:BChX7O7N
夏厨というより。
以前新スレ立ての時勝手に富野作品総合スレ立てるとか騒いでた
香具師のような。
言いがかりのつけ方が似てるぞw
337名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:29:15 ID:toKaCM31
だとしたら粘着だな
リア友いないんだろうなきっと
カワイソスorz
338名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 04:27:20 ID:oQmdWZ4j
イイコ姉さんの演技に気づくとはさすがユウ、恐ろしい子…!
だがGJ!
339End Of The Night Iiko:2005/07/31(日) 19:53:46 ID:3dgae95L
 「な、何を言って…ムダだね」
 一瞬、まだクインシィを装うつもりだったけど。
 すぐに断念した。
 やはりユウの目は誤魔化せない。
 ぎゅっ、と肩に置かれたユウの手を掴む。
 わたしの演技をユウが見抜いたことが嬉しくて。
 どんな仮面を被ろうと、ユウは本当のわたしを見てくれるんだ…。
 そう思っただけで、胸が熱くなる…けど。
 不意にわたしは、そのユウの手の甲に爪を立てる。
 「痛たたたたっ」
 そんなに強い力をこめたわけでもないのに、ユウは悲鳴を上げた。
 多分、不意打ちだったからかな。
 「な、何するんだよ姉さん」
 手を摩りながら、恨めしそうな目でわたしを見るユウ。
 ふん、何が「何するんだよ」よ。
 さっきわたしの前で…カナンといちゃいちゃ…していた…くせ…に…。
 心の中のユウへの糾弾がトーンダウンする。
 多少怒りに我を忘れていたとはいえ、今朝のことは良く覚えている。
 わたしの前で、ユウの腕を抱き、大きな胸を自慢げにユウに押し付けていた
カナン。
 思い出すだけで腹立たしいけど、状況を飲み込めないほどわたしは盲目的じゃ
ない。
 どう見ても、一方的にカナンがユウに擦り寄っていた。
 ユウはわたしが「イイコ」であることに気づいて、逃れようとすらして
いた。 
 でも、それでも…。
 カナンは見た目の派手さと違って、人見知りが激しい性格だ。
 そんなカナンが、人前であんなにまでユウにベタベタとするってことは…。
 人が見てないところでは、どれほどベタベタイチャイチャしてるのよあんた達っ!
340End Of The Night Iiko:2005/07/31(日) 19:55:20 ID:3dgae95L
 「ね、姉さん、だから何怒ってるの?」
 おどおどした口調で言うユウが不意に可愛らしく感じて。
 「ユウ…」
 ゆっくりと近づき、その胸に顔を埋めるわたし。
 ユウのぬくもりが顔から感じられて、ちょっといい気分になる。
 でも…こうしていられる時間はそんなにない。
 わたしたちは姉弟なのに…赤の他人のカナンの方がユウと一緒にいられるんだ…。
 特に、夜はずっとカナンの領分。
 ぎゅうっ。
 「痛いっ、だから痛いって」
 ユウに身体に回していた手が、無意識に背中をつねっていた。
 
 ふう、みっともない女だなぁ…。
 弟が他の女と付き合うことに口を出すだけでも本来おかしいことなのに。
 昨夜はカナンとつき合うなと筋違いの文句をいい。
 言いくるめられてとりあえず承服したのに、心の中ではまったく認めていない。
 こんなこと考えているとユウが知ったら、きっと呆れられちゃう……。
 それでも唯一つだけ安心したことはある。
 昨夜までは、カナンがユウに近づいた事に何らかの打算があるのではとないかと疑って
もいたけど。
 今朝のあのユウにくっついていた時のカナンの蕩けた顔。
 はっきりわかった、カナンは純粋にユウがなだけなんだ。
 それも本気も本気、ユウが好きで好きで仕方がないんだ。
 だから、少しだけ親近感を感じる。
 わたしも…同じだから。
 そして、それよりも強い嫉妬を感じる。
 わたしも同じなのに…カナンはユウの恋人になれて、姉であるわたしにはそれが許され
ないのだから。
 みっともないのは自分でもわかってる、わかってるけど…せめてやきもちくらい妬いて
もいいでしょ、ユウ…。
341名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 09:56:57 ID:pv7Bm3EC
乙!GJ!
342名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 16:42:16 ID:rNsar08O
>ふう、みっともない女だなぁ…。

ここがなんかツボにはまった。
ジャラシー燃やす姉さん良すぎ
343名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 22:37:02 ID:z91giIx4
スーパーロボット大戦J
 機動戦士ガンダムSEED
 機動武闘伝Gガンダム
☆宇宙の戦士テッカマンブレード
 ブレンパワード
 蒼き流星SPTレイズナー
 マジンカイザー
 マジンカイザー-死闘!暗黒大将軍-
 超電磁ロボ コンバトラーV
 超電磁マシーン ボルテスX
 冥王計画ゼオライマー
 超獣機神ダンクーガ
 機動戦艦ナデシコ
☆フルメタル・パニック!
☆フルメタル・パニック?ふもっふ

☆は新規参戦作品。

ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/game2/src/1123055471588.jpg
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/game2/src/1123055548239.jpg
344名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 23:38:21 ID:zghNgjbj
更新遅れてるんで捕手
345名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 23:01:36 ID:w5f/4sxA
休載二週目
来週には…
346名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 23:49:20 ID:thYPM85G
復帰まで保守る
347名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 09:20:08 ID:KDaYtode
保守
348名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 01:11:56 ID:q2u/bzri
チャクラエクステンション保守!
349End Of The Night 作者:2005/08/21(日) 23:47:36 ID:XmpXG3rx
近々復活予定
350名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 01:52:22 ID:owmlepfK
角煮スレがorz
351名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 19:28:03 ID:+gdxiyym
オーガニック的に保守
352End Of The Night 作者 :2005/08/27(土) 18:53:31 ID:oMC785E5
復活予告した直後にまたトラブルが…
ようやく環境回復したんで近日再開
353名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 20:04:08 ID:PJCN3wJn
>>352
いちいち近況報告はうざいんで黙って投下しろ神気取りが鼻につきすぎ
354名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 20:19:51 ID:oMC785E5
まだいたの?
下手に何か言うと粘着されて住人の迷惑になるかと思って黙ってたらいい気に
なりやがって。
どっちにしろいつまでも粘着する気なら遠慮いらないな。
近況報告しようがどうしようがこっちの勝手だ。
お前に指図されるいわれはない。
文句あるならお前がSSの一つでも書けよカス。
355名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 00:11:47 ID:PqXRE0Sc
こんなゴミ過疎スレで管理人気取りで偉ぶるゴミ職人ワロスwwww

馬鹿だコイツw
356名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 00:49:36 ID:wG2Jk462
>>355
まあまあ…
こんな吐き溜めでキモイ妄想を吐露することでしか他人とコミュニケーションを図れない可哀想な人ですから…
もう少し生暖かく見守ってあげましょうよ(笑)
…きっと自分がいなくなったらさぞかし住人が困るとでも思ってるのでしょう(激笑)
それともここでさんざん持ち上げてあげて、某スレで珍獣観察ぶりを笑いあうのも飽きました?
357名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 03:30:29 ID:+LmfBzZv
おまいら沸点低すぎ。ワロス
358名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 04:16:33 ID:B7ia2a5g
正直、どこを縦読みするかわからない
359名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 10:03:15 ID:yFqq81iX
ま、完結させることの意思表明は悪いことじゃないと思うけどな。
中断したままよりゃずっといい。
つか、中断してる職人さんも復活してくんねぇかなぁ……独立スレがあって
人が来てる以上需要はあるわけだし。
360名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 10:42:09 ID:phNaQdgu
厨職人うざっ
361名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 09:42:15 ID:dCEW85np
こんな判り易い自演見たことねえwwwwwww
362名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 23:59:24 ID:fNyZfb8x
気長に楽しみに待っております<作者さん
363名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 13:14:40 ID:Vx0wvPyN
嘘だよ〜〜んwwww
おめーの糞SSなんてみたくねーってのw
他の職人キボンヌ!!

ここに落としやがったらうんこ改変してあちこちにコピペしてやるから覚悟しとけw
364名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 15:02:57 ID:QKdpL9rb
夏休みはもう終わりだよ?
365名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 16:36:20 ID:NAOII11G
>>364
すまん漏れ自営業w
店番しながらノートいじってるんでいつでも書き込めるのよ。
だから投下があったらすぐ判るし、ここは第1級の監視対象スレだからなw

スレの救世主気取りの馬鹿は許せませんから
絶対に潰します

あ、他の職人さんは歓迎なんで投下キボンヌ!
366名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 17:48:54 ID:QKdpL9rb
夏休みはもう終わりだよ?
367名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:48:02 ID:SRNZyg+W
ま、確かにあからさまに住人の顔色を伺う細切れ投下は正直うざかったけどな
いちいち投下のたびに盛りたてる太鼓もちみたいなレス付けるのも疲れるンよ

ぶっちゃけまとめて投下しろよとは思うね
そんなにお褒めの言葉が欲しいのか?

今後読んで欲しいならそのあたりは改めるべき
368名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:51:45 ID:VibeRNJT
>あからさまに住人の顔色を伺う細切れ投下
バカの一つ覚え乙w
自演にはもう少し頭使え
369あぼーん:あぼーん
あぼーん
370名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:16:49 ID:GBlLr6e5
はいはいわろすわろす
371名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 22:38:31 ID:7K8VnAGq
皆!>>369が来る度に透明あぼーんしようぜ!
372名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 23:25:20 ID:V0n3H8BS
ま、せいぜいがんばんなw

うんこ処理でコピペして宣伝しまくってやるから
俺のレスを透明あぼーんしても無駄w

お客さんたちに遊んで貰いなw
373名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 00:29:16 ID:Q0DKo+8g
久しぶりにDVDで観たんだが
なんかユウ・ブレンに萌えてしまった
374名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 00:31:44 ID:pYTzz+hw
終わらない夏の残り香。

こんなことしてたらオルファンさんが飛び立ってっちゃうぞ。
375名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 03:32:36 ID:HAPb524z
24時間書き込み可能ってのが余計だったかもしれんぞ。
376名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:20:25 ID:TjYE02MZ
なんかもうここまでくると、自分の気に入った作品はとことん貶す某お禿げ様に見えてきて
俺なんかもう(*´Д`)ハァハァしちゃうな
377あぼーん:あぼーん
あぼーん
378名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 22:11:01 ID:EC8Kv6xV
期待保守
379名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 22:35:59 ID:zZkDgYbE
>>377
うんこうんこ連呼した挙句、「通用しねェよ〜だw」だって。
まるで俺の消防の頃のようだ。
380名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:05:18 ID:m+AK6Jqc
スルーもできないお子ちゃまは書き込むなよ。
うざってえ。
381名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 07:18:31 ID:nm699pHx
誹謗中傷一回につき100円でも貰えるんなら俺も喜んで参加するんだが
382名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 11:50:02 ID:uAd1D+6+
おまえら全員氏ねば無問題
383名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:50:23 ID:5/18x0K4
なにこのナガレ
384名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 12:50:18 ID:nQL0pZHK
あの馬鹿職人のせいで他の職人が投下しにくくなってたってのはあるよね?
ホント空気読めないやつだったよなー
ウざいからマジ勘弁
385名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:21:24 ID:u2+hWzby
ネリーブレンにハァハァできる俺には関係ないな。
386名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 17:32:07 ID:kRCoQTyV
ネリーのデコに(;´Д`)ハァハァする漏れも関係なし
387名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 00:07:55 ID:3W88REJv
カントにハァハァする漏れは回線切って首釣って来る
388名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 00:13:36 ID:qHoJTB3A
早急にうんこSSキボンw
389名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 00:23:42 ID:lBjG/zd8
>>388
どうにも暇だからおまえ書いてくれ。
390名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 14:45:36 ID:V4FpDk6R
クインシィ時はパイパン
依衣子に戻ると生える







ごめん
391名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:24:58 ID:xf0iz5K8
クインシィ時は巨乳
依衣子に戻ると萎む



だから、自慢のお胸で甘やかしたいのにクインシィ(ツン)状態ではうまくいかず
かといって依衣子(デレ)状態では物理的に不可能という現実に苦悩しながら
今日も元気にバストアップ体操を頑張る依衣子お姉ちゃん。




すまん。
392名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:31:09 ID:pY0cfRr4
どうでもいいけどうんこSS早くしろよ
ずっと監視してるほどひまじゃねぇんだよ
393名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:44:03 ID:2QAtl0aX
>>392
どうにも暇だからおまえ書いてくれ。
394名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 13:48:48 ID:hAEpQn8H
>>391
バストアップ体操しておっきくなってもクインシィ時にさらに膨らむだけなのでした
っつか、クインシィの時にユウが甘えたらどう反応するんだろうか
やっぱ依衣子に戻るのか?
それともクインシィ状態でオロオロするのか?
395名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 13:58:39 ID:b9LTItc/
>>394
そのキモ妄想をSSにして投下キボンw
うんこ校正してやるから
396名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 14:29:53 ID:30rCveKE
>>395
どうにも暇だからおまえ書いてくれ。
397名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 18:44:15 ID:MnT6Gy0t
首輪の依衣子モエス
398名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 01:10:29 ID:C5qmbMyH
ほす
399アムロ:2005/09/29(木) 14:49:19 ID:Gepf+V+3
上げ
400名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 15:47:26 ID:5tvv1EBW
御揚げ
401名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 00:11:52 ID:n+zBPK43
End Of The Night の作者はJやってんのかな?
他の書き手もあらわれないかなぁ
402名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:48:24 ID:Ks+gKBMj
もうしばらく経ってここが落ち着けばなぁ
辛抱辛抱
403名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:49:03 ID:Ks+gKBMj
ageちった

sage
404名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 02:49:54 ID:wYk3TUCu
俺は例え一人になってもEnd Of The Night の作者さんを
始め他の神職人さん達を待ちつづけるぞ!

イイコ姉さん(;´Д`)ハァハァ×10000
405名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 11:37:50 ID:uGNHmIQb
>>404
うん俺らにとって絶好の珍獣観察対象たるおもちゃだしなw
うんこSS早くしろよぉおおおおおwww
うんこ職人降臨キボンw
406名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 14:36:04 ID:Ks+gKBMj
いや、あんたの書き込みいろんなとこに貼られてんだが
407名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 13:43:03 ID:Q9iyK5Hp
hosyu
408名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 03:15:10 ID:kOOsVt4/
維持
409名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 23:55:05 ID:kOOsVt4/
保守
410名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 08:05:19 ID:H2MWmxm1
しーずかーなこっはんの もーりのっかげから♪


……はァ
411名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 01:09:38 ID:v5M5wOvP
やれやれあともう少しで一年が経つぜ……。
412名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 06:54:34 ID:fJdH8na1
死ねよや
413名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 08:06:08 ID:YpIpBUWM
ageんなって
414名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:07:41 ID:YP5SwYuz
維持
415名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 07:39:03 ID:DIq9g4n9
過疎…
416名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:02:50 ID:eigLk6/S
確認しておきたいんだが依衣子は処女か非処女か
417名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:13:25 ID:HOAhpO0S
>>416
ジョナさんの言い分を信じるならアレだが
418名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:17:17 ID:BsCv3D2l
じゃあ非処女なのな
よしわかった
419名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:19:44 ID:BsCv3D2l
なんでID変わってんだ
420名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:01:52 ID:3raZBRn8
うんこSSはやくぅうううううwwww
421名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 04:27:13 ID:HOAhpO0S
まだいるおまえワロスwwwwwwwwww
422名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 19:45:31 ID:j2rkhOc5
凄まじい粘着っぷりだな。7月から今までって…。よっぽど暇な奴なんだなぁ…もしかしてヒキか?
職人もみんな違うところ行っちまったのかな。
423名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 12:06:15 ID:6SLXDUSm
>>417とりあえず、確か小説版だとジョナサンのハッタリだったような
依衣子姉さんはママン好きのジョナサンの守備範囲からは外れてんだよきっと
424名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 12:17:16 ID:Ja4RSqJg
それよりうんこSSまだぁ〜〜〜?
あのバカ職人潰したくてたまんなぁ〜ぃwww
早くしろクズ!!
425名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 12:52:19 ID:ebOG1r9i
来ないって事荒らしの勝ちじゃないか。
他いけば?
426名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 13:58:00 ID:FYyvQUP5
>>425
バーカここは巡回コースの一つにすぎねぇってのw
お前と違って
ここだけに貼りついてるほど暇じゃねぇんだよ
427名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 14:02:15 ID:6+Nyuubd
ジョナサンとした後の勇ママは非常に色っぽかった
あれで俺に年上属性と熟女属性がついた
428名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 14:07:25 ID:jLjEbd5P
ほれほれw
せっかく乞食が必死こいて雑談して盛り上げようとしてるんだからさwww
糞職人は責任をもって糞SS投下してやれよw
かわいそうすぎww
429名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 16:41:56 ID:zTq8e14s
>>427
したのか、勇ママと
ジョナサンが
430名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 09:44:35 ID:N1f1eWqT
>>429
していただろ
431名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:59:41 ID:8+ha7TUl
何話だったか忘れたが、ソファの上で髪をほどいた勇ママンと
ジョナサンが服を着ながら話してたろ
あの時の二人の会話からしても、あれは情事の後としか思えん
432名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 06:03:08 ID:9G6n9LO7
そういやジョナ坊はマザコンだったな
433名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 18:15:20 ID:xljrMalM
んで?
うんこSSまだぁああ〜〜〜!!!!???
うんこ職人はやくしろよwwwww
434名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 02:13:39 ID:EMH9ryM5
思い出した、勇ママの名前、翠さんだ。
あの立ちのぼる色気がたまらん。
435名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 03:37:57 ID:6D1p28oa
うんこSSキボンヌ!!
436名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 13:11:30 ID:sQiB5uFS
ぬるぽ
437名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 13:33:13 ID:EVjRcWVu
ガッ
438名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 15:24:59 ID:+LuyoGwv
うんこ職人のうんこSSキボンヌぅ〜〜!!
早くゥウウウw
馬鹿じゃねぇのww
439名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 15:45:28 ID:HYLHoIAz
その…なんか言いにくいんだが…
『キボンヌ』てなあ……
いや、別に誰が何言ってもいいと思うんだけど…
なあ?……
440○ヽ(・∀・ )ノ○ウンコー:2005/10/27(木) 21:54:35 ID:4Z8B7fOg
●ヽ(・∀・ )ノ●ウンコー
441名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:37:40 ID:D9kKw2nf
●ヽ(・∀・ )ノ●ウンコー その2
442名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 19:38:20 ID:cPFKZYZA
一体何が不満なんだ! この世界に! 姉さん!
443名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 20:27:17 ID:dfhdttkT
うんこSSキボンヌつってんだろうんこ職人が!
444名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 23:25:13 ID:wPwZ4+6R
>>443
珍獣乙。これからも楽しく観察させてくれ。
445名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 00:30:47 ID:vz67ngE3
>>444
楽しませてやるから早くうんこSS投下しろうんこ!
ウンコ改変してやるからさあwww
446名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 01:54:32 ID:zdvP6Vf5
>>445
お前本当に暇なんだな
sageも出来ないリア厨くん、勉強しろよ低脳
447名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 07:49:08 ID:SSvUErKO
ところで、この作品のヒロインって誰なんだろうな。
俺の中では依衣子姉さんが筆頭だが。
448名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 20:03:17 ID:mVx3cETv
>>447
うんこにきまってんだろ!
うんこ職人のうんこSSキボンヌぅwwwww
449名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 20:19:30 ID:+81k9us0
イイコ姉さんはイマイチヒロインって感じしない。
どっちかというと、ユウブレンorネリーブレンをそう考えると、スッゲーハァハァできる
450名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 20:37:51 ID:FOYvmqaN
俺も実はブレン萌え
ユウブレンの最期は悲しかったけど最高に萌えでもあった
451あぼーん:あぼーん
あぼーん
452名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 21:22:36 ID:FtkuUPdO
ユウブレンの最期は確かに良かった。
健気だよな。
453あぼーん:あぼーん
あぼーん
454名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 00:41:50 ID:XYPKgzKK
もうこんな低脳が巣を作った場所は放棄して
どこかSSを載せてくれるサイト捜してそこに書き手を誘導するか
455あぼーん:あぼーん
あぼーん
456名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 01:32:01 ID:Hs1Kdo0r
だねぇ、運営に連絡しても解決しなさそうだしねえ。
457名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 16:27:53 ID:S7qG+JJy
うんこ職人が素直にうんこSS投下すれば丸く収まるうんこw
458名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 20:27:56 ID:21OpysVi
するーがイチバン効くのに……
459名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 06:07:30 ID:++maukZ2
うんこスレ保守w
460名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 21:01:50 ID:tVngkalx
365
461あぼーん:あぼーん
あぼーん
462名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 10:59:38 ID:h4y7lkok
ドウシタ?⊂二二二( ^ω^)二⊃俺が恐いのか?
かかってこいよ
463名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 11:22:16 ID:h4y7lkok
どうした365。はやくうんこうんこ言えよ。
おまえツマンネからマジ潰す。
464名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 09:17:21 ID:MM7BCtTi
なにやら不思議な流れになっているようですね。

オルファンさんが人間のエゴにイライラしてます
465名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 04:48:18 ID:OIqZ+7Rm
ネリー・保守
466名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 05:11:21 ID:Fxxu9ufC
うんこ保守wwwwww
467名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 18:27:29 ID:QBf5+RUS
保守進行という奴だ
468名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 19:44:47 ID:/oT0tROs
うんこ職人うんこSS保護保守w
469名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 18:14:30 ID:u3TOF86I
姉さんの話が見たい…
470名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 21:56:41 ID:Uj4bti5s
うんこ職人のうんこ姉うんこSSキボンw
471名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:29:42 ID:7MkGgDfX
カントと女研究員(名前忘れた)のSSってどこかになかったっけ?
472あぼーん:あぼーん
あぼーん
473名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 19:51:54 ID:XfYze+uY
ヘタなSSよりも、うんこ野郎の方が面白い件について。
474名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 20:59:53 ID:l5/rTEQk
うんこっこ♪
475名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 22:06:38 ID:1s4c/O2i
確かにヘタなSSより面白いな
レスあった日にしっかり反応してるあたりよっぽど暇なのか
476名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 22:41:45 ID:/TqHnVoA
あぼ〜ん対象にしてるから毎回読めないんだよね。
残念、ではないけどさ。
477名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 22:24:48 ID:T7dUNha+
姉さん、帰ってきてくれ!
478あぼーん:あぼーん
あぼーん
479名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 20:28:32 ID:9Tzx02eu
>>456
そうか?
この板なら運営に連絡すれば対処してくれるぞ
480名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 22:39:59 ID:LA77xIzc
職人がトンズラこいた後で何をいまさらw
481名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:50:25 ID:0P8eqDB9
>>479
そうなのか?見てもイマイチ連絡の仕方がわかんなかったんだが。
482名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 23:17:10 ID:MxVTrxUB
はいはいうんこうんこ
483名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 21:47:38 ID:NvVLxMZa
はぁ・・・職人さん・・・帰ってきてください・・・

生ゴミどもなんて無視してさ・・・
484名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 23:21:34 ID:J+P4blXS
俺に潰されるためにうんこ職人うんこSS投下しりゅw
485名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 23:23:05 ID:Za9IXZXM
スレ主気取りウゼェと言ってたわりにはすっかりスレ主気取りだな
486名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 16:39:23 ID:CcwKu8uP


    \           ヽ         |         /             /
     \          ヽ         |           /           /
      \       ヽ           |        /        /
            落ち着くんだ! 煽りは追放しよう!
          \      ヽ               /      /
‐、、            \                         /          _,,−''
  `−、、          ┌─────────┐            _,,−''
      `−、、       |                |         _,,−''
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             !`ヽ  |. ●            ● .| i⌒!
───────‐  ヽ、 \|:.    ├──┤    .:|ノ ノ   ───────‐
              \_|:::...    ヽ、  ノ     ...:::!_/
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 ゙、   `ー--<´   /      ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄       ゙、  >−一'′   ,'
  y'         `ヽ/     /  | |        | | ヽ      ヽ '´         イ
487あぼーん:あぼーん
あぼーん
488名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 22:27:35 ID:oiXE7MhI
クリスマス呑み会で“ママン”といえば?という話題になってブレンの話題になった。確かにこっちのママンも恐いしエロいし。
489あぼーん:あぼーん
あぼーん
490名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:13:02 ID:1I+/EeYu
イイコ姉ちゃんは、いいおかんになりそうだな。
ただその場合、ダンナは誰になるのだかww
491あぼーん:あぼーん
あぼーん
492名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 06:13:49 ID:6p/pFnwZ
一番必死なのはうんこだと思うが
もっと必死になってはしゃげようんこ
つまんねえだろ
493名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 02:14:56 ID:IY2+FAvO
誰か別スレ立ててくれないかな・・・
494名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 06:30:12 ID:fHKBbNP5
ココが落ちた後じゃね?
495名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 11:29:33 ID:tueLQ9F1
来年もよろしくうんこw
496名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:20:30 ID:wIe52+Z9
職人さんカンバック
497名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 01:05:39 ID:5UjIbWb6
もう無理だろ。誰も彼も
498名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 12:46:08 ID:6y04GUjf
まぁ、気長に待つさ。
499名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 14:05:59 ID:7Hm/XypX
>>498
うんこをなw
500名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 08:39:22 ID:ZJ3XZT91
501名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 17:20:43 ID:klMvV5kk
途中までいいところだったのに職人さんは来ないわ、なんか「うんこうんこ」
いう頭の悪そうな低レベル馬鹿はいるは、お姉様の新たな一面はもう読めないのかねぇ・・
502名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 19:09:48 ID:XBl6nhSA
>>501
お前が書けうんこw
503名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 15:17:23 ID:HWRbX2y1
御大将のエロはドギツすぎるからこういう普通のは新鮮だなw
信者の俺だがキャラ萌え出来るのはブレンくらいかもしれん……
504あぼーん:あぼーん
あぼーん
505名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 21:25:11 ID:YzTr7w0A
>>501
つNGワード「うんこ」

まぁこんな小学生レベルのギャグが面白いと思ってる奴だ。
可哀想な奴だと笑ってやれw
506あぼーん:あぼーん
あぼーん
507名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 02:29:11 ID:HbEneGRt
>>506
ああどうもうんこさん。
あなたいつもうんこうんこ言っていますね。
食べてるんですか?ま、好きなんだから主食でしょうね?
あんまり死ねとか、バーカとか言わないほうがいいですよ?
そう思いませんか?うんこさん。
508名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 04:55:10 ID:BdvUnERG
確認です。ここ見てる人はいますか?
509名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 05:03:35 ID:uOgsnhSK
>>508
う ん こw
510名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 05:31:33 ID:3bAq1or7
>>508
ノシ
511あぼーん:あぼーん
あぼーん
512名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:03:47 ID:BdvUnERG
スレがもったいないので
ーーーまじめにーーー読みたい人はあまり
>>511 のような者を相手しないように。


ここには続きを読みたい人がたくさんいます。がんばってください。
513名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:56:47 ID:FPJyaIKJ
>>512
おめーだけだよw先生さんよwww
自演乙!!!
まあ投下したSSはきっちりうンこ改変して宣伝してやるからwww
ばーかwww
514名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 23:10:41 ID:tskb/wCe
まあアホはほっとこか。
こんなとこでそんなこと言って何が楽しいんだか。



でだ、スパロボJでブレンを知って、ヒギンズ・サスに萌えた俺、異端?
515名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 23:17:54 ID:316xv/bE
>>514
必死だなwwwww



う ん こ 雑談自演乙w
516名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 02:52:17 ID:3WXfgs36
>>514
おれもw髪形とかイイww
517名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 03:26:35 ID:evWQz/7O
>>514
おれもうんことかがいいw
時代はうんこだぜ!
まじうんこキボンヌwww
518名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 04:45:04 ID:UPyH/yyt
あのさ、自作自演だとか言ってるけど、君って本当につまらない人間なんだよ?
人に相手もされず、自分には何もなくて、こんなことろで人の嫌がらせしか出来ない。
本当にかわいそうなのはあなたです。書けば書くほど、自分の品位を落とすだけです。
少しは人の気持ちというものを考えてください。あなたならきっと分かるはずです。
519名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 09:25:29 ID:/VVtCnk4
>>518
とりあえずお前は少し空気読めw
ココの住人は
うすら寒いヘタなエロSSより う ん こ のほうが面白いんだとw
わっかったか?
わかったらとっとと う ん  こ 食って寝ろwwww
520名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 13:17:29 ID:UPyH/yyt
相手する奴がばかなんだよなぁ・・・・
いちいち反応するなよ・・ここがもったいない。
521名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 13:19:09 ID:fb9ksjey
>>520
なら、お前が筆頭の馬鹿だなww
う ん  こ  食えww
あと氏ねwww
522名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 15:06:21 ID:X0rK6Vbo
>>520
ゴミには今更何言っても仕方ないが
ゴミに話が通じると思ってる馬鹿には注意しないとなw
523名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 16:18:09 ID:78QblfsU
そして誰もいなくなった。
524名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 17:04:37 ID:l6LWxfVm
>>523
おまえみたいな う ん こ さえいれば十分だろwww
ぶぁーかwww
525名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 19:40:50 ID:lezCEKls
アノーア艦長(老いぼれ時)はなんかいいなぁ、と思う。
526名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 21:40:29 ID:eAePZtyy
人間のおそろしさを見た気がした
527名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 03:56:38 ID:GfNHfmVU
希望は捨てない!
528名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 09:26:33 ID:kR8AbIU1
>>527
うんこも捨てない!
529名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 10:23:15 ID:RJuk8yis
職人さぁああぁん
私の大事な物あげるから帰って来て
530名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 10:24:15 ID:RJuk8yis
間違えた
帰って来て!
531名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 11:01:02 ID:Sdxn6lxl
532名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 03:35:24 ID:zf22U+ov
ここで呼びかけても無駄じゃねーの?
どっか他板のブレン系のスレで他の住人にウザがられない程度にそれとなく
アピールしてみれば?
533名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 04:32:51 ID:jwErTxgC
>>532
どこへでも確実に徹底的に自動追跡するうんこw
534名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 14:58:35 ID:Tmky/g7X
新手のスタンド使いか!!
535名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 23:04:07 ID:g1fio6xt
h
536名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 22:05:15 ID:VjHZjpiB
アノーア艦長はそれまでピシッと規律正しい姿を見てたので、
酔いどれた姿はギャップが激しくてドキドキした
熟女の色気ってやつ
537あぼーん:あぼーん
あぼーん
538名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 22:25:39 ID:l/83CILG
うんこっこ
539名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 00:59:54 ID:EAHGZtpH
>536
アノーア艦長といい、ドクター翠といい、
このアニメのお母ちゃんはやけに色っぽい女性が多い。
540あぼーん:あぼーん
あぼーん
541名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 04:12:27 ID:ZfHgYlzg
うんこくさい
542名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 14:56:23 ID:L5lQl2rH
543名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:50:25 ID:AnAb6E0W
なあ、今全スレ読み終えた所なんだが、うんこ氏は本当に働いてるのか?本当に働いてるなら、つまらん事書く暇はないと思うのだが。と、言うかうんこって何?新手の2ch用語?もし排泄物の事を言いたいんだったら頭の中空っぽだな。後は低脳か。
544名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:52:58 ID:AnAb6E0W
うんこ、低脳。中学の頃が一番流行ったな、その単語。高校入ったら恥ずかしくて言えないだろ。まさかニートだからって高校に行ってないとかないよな。今日金が無くて高校に行けないなんて滅多にないし。
545名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:54:13 ID:AnAb6E0W
まあ、絶望の世界なんちゅうつまらん妄想書いてる奴がいたぐらいだから、高校に(イジメラレテテ)行けなかった奴とかもいるのかも。どうでもいいがいじめはやる方も悪いが、反抗せず、考えずで自殺したりニートになったりする奴も頭イカレテルよなぁ。この辺どう思う、うんこ氏
546名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:55:29 ID:AnAb6E0W
うんこ氏?いや、俺は「うんこSSキボンヌ」みたいなコピペより、貴方の意見が聞きたいんだがね。
547名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:56:17 ID:AnAb6E0W
すまん、長すぎて分割した
548あぼーん:あぼーん
あぼーん
549名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:10:28 ID:Zir0F8NI
550名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 03:32:49 ID:8pEig4Oz
>>546
まともな意見は返して来ないと思われ。
必死に奇人、変人を演じることで自我を保っているんだから。
こんなでかい態度をとれるのもネット上だけなんだから。
551あぼーん:あぼーん
あぼーん
552名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 05:15:53 ID:cuH7bAXR
まあ、わかってたけどね。でもまさか自身の好きな「うんこSS」コピペを止めた一言が馬鹿とは…。
呆れを通り越して頭痛がするよ。だってついに人語喋らなくなってるもの。
確か精神異常者の症状の一つに、自身の頭から答えを出せない問には答えずに、とにかく自身の知っている単語を羅列して相手に罵声を浴びせかけるってあったな。
あれだ、あれ。「引っ越し!引っ越し!引っ越し、引っ越し引っ越しなっ、氏ね!」と叫んでた婆様と同じだね。オメデトウ、うんこ氏!
553あぼーん:あぼーん
あぼーん
554名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 06:37:43 ID:cuH7bAXR
↑楽しかったかい?ご苦労様。その調子で俺の疑問にも答えてくれよ、ニート君。
555名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 06:42:33 ID:cuH7bAXR
まあ、これから俺は出掛けるから、返事は早くて三時頃かな?まあ、君はすぐに返事くれるよね?だってニートなんだから。一時間以内の即レスを心掛けております。ってか?
556名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 18:25:05 ID:cuH7bAXR
みなさーん、皆のうんこ氏がいなくなりましたよー。カムバーック!
557あぼーん:あぼーん
あぼーん
558あぼーん:あぼーん
あぼーん
559あぼーん:あぼーん
あぼーん
560名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 01:47:21 ID:uBWpAfa+
なあ、うんこ氏。聞きたい事があるんだが。
馬鹿な奴らを見掛けたら、君ならどうする?
561晒しage:2006/01/31(火) 01:48:38 ID:BKVc1XpO
うんこスレワロスw
記念パピコ
562名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 02:42:55 ID:ppasalrJ
>>560
最高だった……
563名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 11:26:19 ID:rydYjsQn
ここですか?
謎のうんこ生物が住み着いてるスレは?
564名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 12:32:12 ID:Aamlm08V
うんこっこwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
565名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 12:47:35 ID:Nlsjtd7Y
女探しのテクニック、エピソードを語るス
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/history/1137675415/
こっちのほうで語りあいません?
566名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 14:00:46 ID:POOZMfos
コピペとかスクリプトで荒らしする香具師はともかく
手書きレスの荒らしはある種のエンターテイメント性をもった香具師も多いんだが
こいつは本当につまんねえな
語彙が幼稚園児なみだ
567名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 14:58:18 ID:rydYjsQn
おい!うんこ野郎、もっと踊れよww
568名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 15:26:25 ID:c8RlGrP3

 ん
   こ
569名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 19:34:59 ID:uBWpAfa+
まだいたんか、うんこ氏
570名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 12:57:45 ID:OqICL1K5
何でこんな荒れてんだよ
571名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 13:10:04 ID:+6X7poUx
強者どもの夢の跡、じゃよ…。
572名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 04:03:26 ID:Z7LuNv98
さすがにここまで荒れちゃ誰も戻ってこないか…
573名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 17:23:43 ID:fuWtNuMw
うんこっこおww
ばぁか!
574名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 17:54:28 ID:Z7LuNv98
まだいたんか。余程暇なんだな。流石ニート。キモくてヲタクでデブ眼鏡。勝手な想像だがね。早く一時期でたニート隔離法案採用されないかな。真面目に死ねばいいのに。
575あぼーん:あぼーん
あぼーん
576名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 23:47:30 ID:Z7LuNv98
楽しそうだね、君、うんこSS書いてみたら?
俺が代わりにうんこうんこ言ってあげるよ。
577名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 23:48:07 ID:rkOAMIv2
うんこ氏がIDを変える意味が分からない件について    ∧_∧
           ∧_∧                   (´<_` ;)
           ( ´_ゝ`)                  /   ⌒i
          /   \                 / ィ   | |
     / ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
__ _/  Prius  //  FMV  //  VAIO // Mebius // LaVie  /____
   \/_/ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
   _ /ThinkPad //WinBook//DynaBook//Libretto // Presario/
   \/_/ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
   _ / Inspiron //Endeavor//InterLink //  Evo  //Let'sNote/
   \/____//____//____//____//___
578名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 00:03:24 ID:mBlrW3gP
うんこが最強な件についてww
579 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2006/02/03(金) 00:07:18 ID:Pf6zDK0b
     /⌒ヽ
    / ^ ω^j、  
 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、   ー / ー  〉
\ \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く
|| \ \         \     ∧_∧
||   \ \         \  ( ´Д`) (オイ、なんか変なのがいるぞ)
||    \ \         \ /     ヽ
||      \ \         / |  | |
||       \ \∧_∧ (⌒\|__/ /
          ヽ(     )目合わせるなって  ∧_∧
           /   く          \  (    ) うわー、なんか言ってるよ
           |     \           \/    ヽ
           |    |ヽ、二⌒)       / |   | |
580あぼーん:あぼーん
あぼーん
581あぼーん:あぼーん
あぼーん
582あぼーん:あぼーん
あぼーん
583あぼーん:あぼーん
あぼーん
584名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 23:52:32 ID:/bbtWJt8
定期うんこage
585名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 00:57:35 ID:FSTNZG28
うんこが保守してどうするドアホ。チネ。
586F8:2006/02/13(月) 15:51:53 ID:/hqx9ieK
>>586

>保守
587あぼーん:あぼーん
あぼーん
588名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 03:31:05 ID:VtnqG48c
Virgin Heart
あね おとうと 閑話休題〜恥獄の回想〜
Sleeping Beauty

この3職人さんはどこへ…_| ̄|○
589名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 11:36:20 ID:HTMoi52O
>>585
可愛いな君。
「チネ」にチンコたってしもうたやないか。

>>588
諦めた方がいいと思うよ。


つーか
この粘着ってさ
 女 だろ
男はここまでやらんよ普通
590名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 11:42:49 ID:6nA0H7H2
>>588
気長に逝こうぜ。
俺は何年でも気長に待つつもりだ。

たとえ、次スレになろうとも。

591あぼーん:あぼーん
あぼーん
592名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 14:21:28 ID:NNPSaHmw
>>589-590
諦めた気持ちを持ちつつも待ってみるよ。
というか俺も保守代わりに書こうかな
レスありがd
593名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 15:43:47 ID:S8sndFa7
  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)<  姉弟でセックルはイクナイと思いまつ!
 ( 建前 )  \_______________
 | | |
__(__)_)______________
 ( _)_)
 | | |
 ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( 。A。)<  ユウ頑張れ!超頑張れ!!
  ∨ ̄∨   \_______________
594あぼーん:あぼーん
あぼーん
595名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:43:53 ID:dw0FIbP/
シスコンとマザコン

m9(・∀・)君はどっちだ!!
596名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:35:31 ID:7csnxv5b
シスコンに1票
597名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:53:35 ID:1c6vixLa
>>595
シスコンで。
598あぼーん:あぼーん
あぼーん
599名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 15:11:57 ID:PSa6MQuj
736 名前: 774RR [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 00:47:19 ID:qorMIqkb
理不尽な粘着行為をして掲示板を荒らす者のほとんどは嫉妬に突き動かされていると考えられる。
突き動かされているから自分で押さえることができず、粘着行為を続けざるを得ないのである。
コテハンを嫌うとか、コミュニケーションをとっているのを、時には単なる挨拶でさえ、馴れ合いだとか言って文句をつけたりするような、
具体的な事例を思い浮かべてみればすぐ納得されるであろう。
しかし、粘着行為をしている本人は、自分が嫉妬深い性格だとは思っていない。
むしろ自分は目立ちたがらない謙虚な性格で、他人に嫉妬するなどみっともないとさえ思っている。
目立ちたがりの悪者を叩いているつもりなのである。
粘着することそれ自体が嫉妬深くみっともない行為だという自覚が無いからこそ延々と粘着できるのである。
振る舞いから周囲に丸見えのことが、自分ではわからないのである。

粘着から抜け出る第一歩は、自分が普通の人の平均よりも目立ちたがりで嫉妬深いということをまず認めることである。
そして、なぜ嫉妬するのか、そしてその嫉妬をなぜ自己欺瞞し、無いことにしたうえで、粘着するのかをよく考えてみることである
600あぼーん:あぼーん
あぼーん
601名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:56:54 ID:GlM8G+2S
トイレ行けば
602あぼーん:あぼーん
あぼーん
603あぼーん:あぼーん
あぼーん
604タイフーン ◇i3FjaNbBfI:2006/02/25(土) 00:32:26 ID:ntRDO2BK
このスレは現在時刻をもって第三帝国学園VS魔法少女戦記スレとなります

職人様随時募集中。小ネタや妄想も大歓迎です。

前スレ
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1137513794/


まとめサイト1
http://typhoons.hp.infoseek.co.jp/


まとめサイト2
http://tekumakumayakon.blog49.fc2.com/


避難所

PC
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/5513/

携帯
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/otaku/5513/


関連スレ

創作関連質問&相談スレ 10

http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1139544000/
605名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:25:40 ID:buDoaMht
保守
606名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:30:04 ID:F+JOa7tn
うんこっこw
607名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 02:54:55 ID:8HO5Pf3Z
何の恨みがあるんだか
608あぼーん:あぼーん
あぼーん
609あぼーん:あぼーん
あぼーん
610名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 04:25:22 ID:8HO5Pf3Z
>>608
8日ぶりなのに対応はええwwいや恐れ入ったww
でも皆の迷惑だよー
611名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 12:45:07 ID:iVsoddq+
うんこ野郎ワロスwww
612               :2006/03/17(金) 16:29:39 ID:9KnMu9mD

613あぼーん:あぼーん
あぼーん
614名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 07:27:00 ID:wkkKoMMj
保守しろようんこ野郎
615名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 06:40:39 ID:5IYiIrcz
アク禁の要請ってできないのかねー
616名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 11:22:15 ID:hnY7euq2
あれ?おかしいな?
うんこ野郎が見えないおwwwww
617名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 12:08:17 ID:MCwQGZiH
うんこ野郎はママの子宮に帰りました
618名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 02:33:32 ID:AMZKXePE
イン マイ ドリーム
あ か い 薔 薇 の花〜♪
619名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 03:04:48 ID:bgKvaf4C
元祖!うんこ保守!!




















うんこゅぉおおおおwww







うんこっこw
620名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 21:09:36 ID:CZiMiUN3
オルファンから吐き出されたあと情緒不安定になって勇にベッタリな依衣子姉さんとか想像してちんちんおっきした
621名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 23:49:43 ID:w+5KdcYf
>>620
うんこがおっきしたおw












うんこおおおおおおおおおwっうぇ










うんこっこw
622名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 02:56:39 ID:qJFx+JM2
おいおい
いつまでまたせやがんだああああああ?
うんこ小説のうんこ作者は投下して早く遊ばせろや
うんこっこw
623GJ:2006/04/07(金) 10:44:20 ID:cdUiu6hJ
うんこ好き
二次キャラ排泄系妄想廃棄所
逝ってよし


逝ってよし


逝ってよし



逝ってよし




逝ってよし
624名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 21:13:19 ID:9tmO1Zjt
     このスレには
 ┌─────────┐
 │ .              │
 │ キチガイがいます  │
 │ .              │
 └―――──――――┘
      ヽ(´ー`)ノ
         (  へ)
          く
625名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 01:38:44 ID:4pALQiEh
このスレもすっかり廃れてしまった…
イイコスレの盛り上がりようがうらやますぃ
626名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 19:42:38 ID:OgHmlLhY
職人さんに戻ってきてほしい…
荒らしは死ねや
627名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 23:13:28 ID:BFYzNdXt
>>626
うんこ保守しゅwwww









うんこっこおおおおおおwww







うんこは不滅ww
628名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 13:37:20 ID:wVrclZEO
つーかあの職人さんらしき文体のSSを色んなスレで見受けるが
気づかない荒らし君ワロスw
いかにちゃんとSS読まないで適当に文句つけてるか丸わかり
あ、もちろん絶対終えてやらないけどねwww
629名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 13:46:13 ID:VE/meWL6
>>628
よかったうんこwww






このスレは完全にうんこっこのものになったうんこww







まさにうんこの勝利うんこw
630名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 20:14:05 ID:yVyPRSyE
>>629
よかったちゃんといてくれたんだね。くれぐれもこのスレから出ないでね。
他のスレにすごく迷惑だから。
631名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 02:59:47 ID:W3avGTZS
>>630
>よかったちゃんといてくれたんだね。くれぐれもこのスレから出ないでね。
。・゚・(ノД`)・゚・。
632名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 03:10:33 ID:6crBPbu7
スレ完全独立達成うんこっこw













永久うんこスレ決定うんこっこww
633名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 21:23:02 ID:NwlVgpWW
_____
   ||
 Λ||Λ
( / ⌒ヽ
 | |   | ←>>632
 ∪ 亅|
  | | |
  ∪∪
   :
   :

 ‐ニ三ニ‐

634名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:09:44 ID:fV47vMIi
うんこ保守www










うんこっこww









大勝利wwwwっうぇ
635名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 02:41:08 ID:xq0kaxxU
すげーこいつwww
何ヶ月いんだよwww
636名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 03:48:40 ID:USTOUabF
>>635
このスレを完全消滅させるまで一生24時間体制で監視するうんこw







うんこおおおおおおwwwww






うんこっこw
637死にさらせ:2006/05/07(日) 16:30:46 ID:1NrY0UDw
  ___   ガスッ
 |___ミ      ギビシッ
   .||  ヾ ミ 、      グシャッ
   ∩_∧/ヾヽ
   | ,| ゚∀゚). .|  |;,      ゲシッ
  / ⌒二⊃=|  |∵.
 .O   ノ %`ー‐'⊂⌒ヽ  ゴショッ
   ) ) ) )~ ̄ ̄()__   ) ←>>636
  ヽ,lヽ) (;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(


638名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 18:56:40 ID:kM+IxEY8
うこんんんんんんんwwwwww
639死にさらせ :2006/05/09(火) 23:02:20 ID:WZI84XMK
  ___   ガスッ
 |___ミ      ギビシッ
   .||  ヾ ミ 、      グシャッ
   ∩_∧/ヾヽ
   | ,| ゚∀゚). .|  |;,      ゲシッ
  / ⌒二⊃=|  |∵.
 .O   ノ %`ー‐'⊂⌒ヽ  ゴショッ
   ) ) ) )~ ̄ ̄()__   ) ←>>638
  ヽ,lヽ) (;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
640覇亜怒外威:2006/05/11(木) 21:29:18 ID:jUykl66K
(´>`)つ0======)三三三三(>>638)三三三三三>
               ドグシャ
641名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 08:22:52 ID:ADyn7eQg
642死にさらせ:2006/05/14(日) 09:39:29 ID:66a6xBnh
イイコたんまんせー
643名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 09:40:54 ID:66a6xBnh
うわ消すの忘れてた…
644名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 10:09:43 ID:TCL15XCt
>>643
うんこっこwwwwww





自演乙うんこwwwwww






うんこ!




うんこ!







うんこおおおおおおおおwwwwwww







うんこっこ
645名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 01:03:46 ID:WNle5tev
うんこ保守
646名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 08:17:08 ID:W0NTBlwL
オーガニック・エネルギーなら!
荒らしだって跳ね除けられる!!
647名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 16:37:46 ID:rqZvZRle
>>646
うんこっこwwww












うんこおおおおおおおおwww
648Sleeping Beauty:2006/05/25(木) 00:25:58 ID:JWnidPv4
「勇……」
先に覚悟を決めたのは依衣子だった。
肝心なところで踏ん切りのつかない弟の手を引いてやるのは、昔から姉の役割だった。
「私、勇と――」
 そこで口をつぐんでしまう。と、依衣子は勇を思い切り抱き寄せた。
顔を見られまいとしての行為だろう。勇は、姉の心臓の高鳴りを肌で感じる。
「一緒に、なりたいよ……」
 消え入りそうなほどに震える声で、ただ一言そうつぶやいた。
 こんな台詞がかつてのオルファンの女王の口からこぼれたことに、勇は驚きを隠せない。
 情けない。結局は姉さんに引っ張ってもらう形になってしまった。
 勇もまた覚悟を決める。どの道、ここまで来てしまえばもう引き返すことなど出来はしない。
ならば、姉さんとともにどこまでも堕ちてゆくだけだ。
「姉さん、本当にいいの?」
「勇は、こんなこと、嫌じゃない?」
「そんなことないよ、姉さん。――好きだよ」
「私も――」
 見ると、依衣子の少しつりあがった目の淵に、大粒の涙が溜まっているのが見えた。
「大好きだよ、勇」
そのことばと同時、依衣子の目じりから一筋の線が流れ落ちる。
もう、ためらいも後悔もしない。
驚くほど簡単に、二人は姉弟という壁を乗り越えてしまった。
649名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:28:45 ID:iLrzWNYQ
>>648
うんこSS乙wwwww





うんこw





うんこw








うんこっこおおおおおおwwwっうぇ







うんこw
650名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 04:02:04 ID:un+rU6vk
>>648
コソーリ続きを待っていたので、とても嬉しいですよ。
651名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 04:13:42 ID:SeRDoh+F
もっとうんこSSきぼんぬうううううwwwww






うんこ!





うんこ!





うんこおおおおおおwwww





うんこっこwwwwwww








うんっこおwww
652名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 07:35:38 ID:qW1kcvqh
>>648
うんこ野郎は無視して投下してくだされ
653名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 07:41:06 ID:SeRDoh+F
>>652
うんこSSきぼんぬwwwwwww





うんこぉぉおおおおおおwwwww






うんこ!




うんこ!





うんんこおおおwwww













うんこSS最高うんこwっうぇwww






うんこっこw
654名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 07:51:09 ID:5aQy2iM1
655名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:12:39 ID:ZZdy7hZ8
>>648
変にはしゃぐのもアレだから一言だけ。
GJ。こんな姉さんを待ってた
656名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 18:02:34 ID:eL/ooTb3
推奨NGワード:うんこ


職人さんが戻りやすいよう荒らしをスルーしつつ雑談デモするか
657名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 18:04:03 ID:eL/ooTb3
自分の書き込みも見れなくなった(´・ω・`)
658名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 18:11:44 ID:SeRDoh+F
>>656
う ん こ っ こwwww









う ん こ 自 演 乙 wwwww
















659名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 00:49:26 ID:DxmJRlF8
>>657
もちょっと考えてNGワードを設定汁w
660名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:54:13 ID:Ea724wav
う ん こ っこwwwwww










う んんこおおおおおおおおおおおおwwwww
661名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 16:29:16 ID:WNKIXRcl
>>659
(´Д⊂グスン
662名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 17:29:36 ID:G0Pono4M
うんこ野郎って生きてて楽しいん?
663名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:22:48 ID:DCFqEkNF
オーガニック的に生きれば楽しいのに
664名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:39:14 ID:nZYmEZX8
(´;ω;`)
665名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 22:21:37 ID:gaQMA5g/
相当病んでるんだよ、うんこ野郎は…
666名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 23:27:20 ID:ID2Yz3+U
うんこ最高wwwww




うんこ最強wwww




うんこっこおおおおwwwwwwっうぇw





うんこ!





うんこ!






うんこっこおおおおおおおおおおおおwwwwwwwwww







うんこw
667名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 21:22:39 ID:5uMPBHoV
勇×シラー
って見たことないな
668名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:15:56 ID:nC4H7OaE
筋肉黒人には興味ありませぬ

やはりツンデレいいこたんです
669名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:38:11 ID:pn9IUybm
>>668
うんこっこw

















うんこっこ最高うんこw
670名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:07:47 ID:RTMc9xv7
いいこたんいいこたん
671名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:58:10 ID:TS+a6gFo
いいこたんは強烈だもんな
672名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 21:32:43 ID:VPvdk0fg
シラーは黒人じゃねえw
黒人はカナンだろうが
673名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:11:20 ID:jq8ZLVJS
うんこっこ保守wwwwww








うんこおおおおおおおwwwwww








うんこっこw
674名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:18:04 ID:J6axlE2f
いいこたんの本番SSが来るまで保守
675名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 01:22:17 ID:CEaRnCBV
hosyudesu
676名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 01:37:31 ID:+dU6EPhu
うんこ保守ww























うんこっこw
677名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 03:33:14 ID:G8TkPXku
ブレン用のメールアドレスが欲しい方はいませんか?
米AOLが提供するFreeMail、それがAIM Mailです。

AIM Mailの良さ

○2GBの大容量メールボックス
○IMAP4/SMTPに対応!(しかもSSL使える)
○安定したメールサービス(βサービスではありません)

AIM Mailのだめなとこ

×日本語には対応しているが表示は基本的に英語(アカウント取得時など)
×知名度が米国・日本ともに低すぎ
×オルファン機能に対応していない

http://www.aim.com/aim_mail.adp

AIM Mail
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/esite/1116762514/
678名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 17:48:29 ID:qi2x+hEZ
コンセトホシュッ!
679名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 00:59:14 ID:yFH9BTnW
THE うんこっこw










うんこ保守www
















うんこw
680名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 02:23:27 ID:19cuqjlD
ボキャ貧
681名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 21:57:15 ID:f9S9sJK9
うんこSSまだあああああぁああああああんんん?






うんこっこぉおおおwwww







うんこw
682名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 01:07:56 ID:Xol9VVdH
もう少しで一年間あらしつづけたことになるぞw
がんばれwww
683名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 19:50:21 ID:6spWpiOG
じゃあ保守
684名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 03:11:27 ID:Atf2A8WA
122 :勇の謝罪 :03/03/08 02:39 ID:???
謝りたかったんだ。
姉さんの誕生日のときに、ぼくがプレゼントした花のことを忘れていただろう?
……あれさ……なんで覚えていなかったのか、ずっと考えていたんだ。
なんで忘れていたかって……ずっと……。
覚えていたくない理由ってのいうの、あるだろう?
それを考えてみたんだよ。あれから……。
それで、わかったんだ……恥ずかしかったんだって……
せっかくの誕生日プレゼントなのに、ちゃんとした花が買えなくって、
庭で摘んだだけの花でつくったちっちゃな花束では、お姉ちゃんに悪くって、っていうことを思い出して……
それで、覚えていたくなかったんだ……。
だけど、あんなふうにお礼をいわれちゃえば、ビックリするさ……
それでさ、あのとき、クインシィもお姉ちゃんだったってわかって…………御免なさい
勇の胸にクインシィ・イッサーのフリュイドスーツが倒れかかった。
重い。
両腕で抱きとめようと勇の顔が、ややパサついた依衣子の髪の毛に埋まった。
(お姉ちゃんの匂い!)
685名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 06:17:56 ID:JYfM7S1w
>>684
コピペ乙うんこっこw






もうすこし頭使ったほうがいいうんこw










うんこw
686名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 18:09:38 ID:9RVMUZ3b
キチガイwwwww
687名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 05:22:07 ID:3Ncjb7yO
すげぇwwwこんな基地外初めて見たw
このスレで気付かずにずっとうんこうんこ言ってろよ?バ〜カww

688名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 15:06:20 ID:mT8/ZDsl
たまにこうやって付くレスが嬉しくて仕方ないんだろうなぁ

なんかマジ哀れw
689名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 18:06:17 ID:BZ6b7WR/
そう....ここはまるで....
unkoの観察室( ^ω^)
690名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 02:00:30 ID:Q+D/XZzC
それがゴッキーのクオリティ。
正月もクリスマスも、七夕もこんな有様…哀れw
691名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 12:59:49 ID:w0yV70tm
>>689
ガビ様!?
692名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 20:52:48 ID:ODxlLraM
張り切って保守
693名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:24:09 ID:fc2cDzFE
うんこ保守wwwww












うんこっこおおおおおおおwwwwww











うんこw
694名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 20:27:49 ID:QqDa38MW
お久しぶりです
695名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 13:58:18 ID:3/UTsO7I
まじ凄いよ
こいつ
696名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 16:16:43 ID:VFHTLMIP
                   |\
┌──────────┘- \
│  気の触れた方が          \
│                     /
└──────────┐- /
      ヽ(´ー`).ノ       |/
        (  へ)
        く
                  - = ≡三                    |\
               - = ≡三  ┌──────────┘- \
               _ = ≡三    │                     \
                ̄ = ≡三    │     いらっしゃいます       /
               - = ≡三  └──────────┐- /
        (´ー`)        - = ≡三                     |/
      ( ヽ ヽ)
       /  >
697名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 03:35:52 ID:aKl6pAlS
うこんんんんんwwwwwwwwww
698名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 15:02:21 ID:6NiWHqpD
                   |\
┌──────────┘- \
│  気の触れた方が          \
│                     /
└──────────┐- /
      ヽ(´ー`).ノ       |/
        (  へ)
        く
                  - = ≡三                    |\
               - = ≡三  ┌──────────┘- \
               _ = ≡三    │                     \
                ̄ = ≡三    │     いらっしゃいました      /
               - = ≡三  └──────────┐- /
        (´ー`)        - = ≡三                     |/
      ( ヽ ヽ)
       /  >
699名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 22:02:06 ID:vTEeitSQ
依衣子姉さんの話でハァハァしたいなぁ。
700名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 01:40:27 ID:/NP3ysDq
もう一年たったのか…泣きたいな。
キティマジうぜぇ。
701名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 01:53:05 ID:x9i4bn8o
うんこっこ乙wwwww








うんこw






うんこw







うんこおおおおおおおぉlwwwwwww
702名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:42:28 ID:3nyDbPoo
(´・ω・`)
703名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 23:01:08 ID:pLFmWtBW
Σ(・ε・lll)
704名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 17:00:01 ID:knDNMgJ2
久しぶりに来たんだけど、まだいたんだな。
マジ乙。
705名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 20:33:12 ID:1RSBDtnl
うんこっこ保守w











うんこ








うんこ








うんこっこおおwwwww
706名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 11:51:21 ID:iHForBN0
いつもご苦労様です
707名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 17:09:50 ID:LvaMG4CL
オーガニック的に保守。
708名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 21:16:32 ID:MV2aM/cN
うんこっこw
709名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 04:14:08 ID:mK90QHsz
保守
710名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:24:02 ID:piwp5CWY
うこんんんんんんんんんんんんんwwwwwwwwwww
711名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 14:55:45 ID:Nd4aXUIv
ホシュ
712名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 00:28:16 ID:cfuO9H/+
うんこっこw









うこんんんんんんんんんんnwwwwwwwwww
713名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 16:57:34 ID:yGa0wfOX
もう終わってるなここ
714名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 23:42:45 ID:vqcWkC58
>>713
うんこは無敵うんこw













うんこスレはこれからうんこw









うんこっこwwwwww
715名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 15:44:25 ID:kcRoa3My
>>713
一年遅いよw
716名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:53:19 ID:5keF2kkJ
>>715
うこんんんんんんんwwwwwwwww
717名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 11:49:52 ID:fd4xpzYZ
ここでage
718名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 13:23:26 ID:zC/WT4Uw
うこんんんんんんんんんんwwwwww














うんこっこ保守w
719名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 18:36:51 ID:6ZsptNmR
age
720名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 20:59:15 ID:OgfLOAnE
うんこっこ
721名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 22:46:55 ID:qP2stPx9
>>720
(*^ー゚)b 大人になろうぜ!
722名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:17:13 ID:kNP4PjG7
保守
723名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:21:44 ID:DmVys80+
うこんんんんんんんんんんんんwwwww











うんこっこw
724名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 22:20:52 ID:e06OLN1D
いいからさっさと就職しろ
725名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 18:05:32 ID:oeM7smOl
うんこうんこってお前はうんこ村の住民かって〜の!
726名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 01:01:40 ID:0jxKdhuY
久々に来て見りゃ良スレだったのに…orz

厄払い兼ねて何か投下してみる?
727名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 01:10:26 ID:9pP03Yfz
>>726
うんこSSきぼんぬ!!!















うんこw




うんこおおおおおおおおっっっっっっっっwwww








うんこっこw
728名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 01:11:39 ID:9pP03Yfz
うんこSS楽しみうんこw






期待うんこage









うんこっこw
729名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 04:21:20 ID:xFRPmOcY
http://bbs.pcafe.jp/bbs.php?mo=t_v&g=67&g2=1&s=

おいロリコンうんこっこお前の好きな厨房がいるからこっちいけよ
730名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 13:58:33 ID:xFRPmOcY
いなくなった…かな?
731名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 14:29:46 ID:ge8ysHXl
>>730
24時間365日監視中うんこw








無駄うんこwww









うんこっこwwwwwwwwwwwwwww
732名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 23:05:54 ID:9khN1Wwy
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| つよい電波がでています |
|____________|
               /
              <
             / ビビビ
        \_\_\
   _     \ \ \
  /||__|∧   __|___
 (O´∀`)  | |::::::::::::::::::::::|
 (つ   つ/ |::::::::::::::::::::::|
 / ̄ ̄ ̄≡....|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:|
 |        |::::::::::::::::::::::|
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
733名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 13:22:17 ID:6ulOcmfv
なんで就職しないの?
734名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 14:35:15 ID:bsXp43Vl
>>365





うんこっこw














うんこw
735名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 15:54:02 ID:6ulOcmfv
社会人がこんな事してんのか
末期だな
736名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 18:56:37 ID:bWmBIQdr
自営業って…、

ゴミ箱から雑誌をかき集めて駅前で売っている方ですか?
737名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 20:31:51 ID:vzPa9CKv
いや自営業ってのもパチでニートだな
738名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:44:33 ID:G+c/6sb1
マジか

こいつまだいたのか

マジか、やべえな
739名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 15:35:18 ID:8q1Trc7C
これからガンバってSS作るわ時間かかるかもしれんがあしからず
740名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 16:07:00 ID:hj568AqD
>>739
うんこSS期待age












早く投下するうんこw










うんこっこwwwww
741名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 20:06:27 ID:ZQqSQKqT
うんこまだああああああああ?












うんこっこw
742名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 04:57:45 ID:qOSGS8GX
まかせろお前の脳味噌でもヌけるぐらいのものを作ってやるよ
743名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 19:44:30 ID:1MaVgFDB
うんこ野郎のほかにもヘンなのが沸いたな・・・
744名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 20:57:25 ID:qOSGS8GX
もうしわけない
745名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 01:52:35 ID:M/ZNlV6d
うんこスレ保守うんこw














うんこっこw
746名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:04:21 ID:AABoz4wy
バロンママン×ジョナサンキボンニ
747名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 19:30:43 ID:YLMK/E+6
ジョナサン×依衣子×勇ママンの親子丼キボンヌ!
748名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 00:37:12 ID:jKSb+lqe
ブレン×グランをキボン
749名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 00:42:25 ID:1wE1lM86
定期うんこ保守w


















うんこっこw
7503501:2006/12/26(火) 07:58:42 ID:VGprXQf0
ちょっ、
「うんこがいたら一本書く」
ってマイルール決めて来たら、まだいるじゃん・・・・
751名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 09:21:58 ID:b5hw/c95
>>750
うんこSSかも〜んなw




















うんこw
752名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 18:08:51 ID:rZ5CH4TC
アク禁ってできないの?
753名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:48:42 ID:ub6zGA/j
スレ単体の被害しかないからなぁ
754名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:21:33 ID:i1smCTl5
うんこSSにはうんこ賞賛レスつけてやるうんこw









気にせずに投下すればいいうんこw









うんこっこw
755名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 18:21:23 ID:kAaC+1Ft
なんつーか、健気だな。
756名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 03:42:45 ID:iW/Ah42H
最近人語が少し喋れるようになってきたな
757名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 03:49:33 ID:vB+f0ZMD
うんこっこw
758名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 20:06:48 ID:0uylMx+W
        iイ彡 _=三三三f           ヽ
        !イ 彡彡´_ -_=={    二三三ニニニニヽ
       fイ 彡彡ィ 彡イ/    ィ_‐- 、   ̄ ̄ ヽ     し  ま
       f彡イ彡彡ィ/     f _ ̄ ヾユ  fヱ‐ォ     て  る
       f/ミヽ======<|-'いシ lr=〈fラ/ !フ    い  で
       イイレ、´彡f        ヽ 二 _rソ  弋_ { .リ    な  成
       fノ /) 彡!               ィ     ノ ̄l      .い   長
       トヾ__ら 'イf     u    /_ヽ,,テtt,仏  !     :
       |l|ヽ ー  '/          rfイf〃イ川トリ /      .:
       r!lト、{'ー‐    ヽ      ´    ヾミ、  /       :
      / \ゞ    ヽ   ヽ               ヽ /
      ./    \    \   ヽ          /
   /〈     \                 ノ
-‐ ´ ヽ ヽ       \\     \        人
759名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 19:27:24 ID:a9yDJYtb
ワロタww
760名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:09:37 ID:3W3EK2eZ
今年もうんこスレよろしくうんこw







一生監視するうんこw











うんこっこw
761名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:12:25 ID:KmA6pSlv
a
762名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 04:13:46 ID:BQmAQlTr
うんこスレうんこっこageうんこw














































うんこっこw
763名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 16:35:25 ID:LYbGKQo7
消えたか?
764名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 21:28:21 ID:c6XSmHY/
>>763
うんこっこうんこw





うんこおおおおおおw











う    ん    こw
765名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 21:29:44 ID:c6XSmHY/
スレが存在する限り一生監視するうんこw











うんこっこw










うんこw
766名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 15:39:19 ID:Tt27fDQu
>>765ま、バカは死ななきゃ治らないよなw
あと一言言っておこう



死ね!氏ねじゃなくて死ね
767名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 03:43:09 ID:rUu/GCVS
逆に考えるんだ、保守してくれていると
768名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 12:16:24 ID:7+a1F/sT
>>767
なるほど、プラス思考でいけとw
769名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 17:10:30 ID:odKeuWSR
うんこスレうんこ保守うんこw






永久にうんこ状態保守するうんこw












感謝するうんこw












うんこっこw
770名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 17:11:44 ID:odKeuWSR

うんこおおおおおおおおおおおおおおおwwwwww







一生監視するうんこw











うんこっこw
771名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:02:01 ID:KaxnhhzF
保守
772名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 18:01:26 ID:6UY0/KBb
keep
773名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 11:21:02 ID:cmlwmNRb
涙の保守
774名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:53:39 ID:+Nl+yivU
「あね・おとうと」の続き待ち保守
775名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 21:14:19 ID:L4BkxJdX
うんこSSきぼんぬwwww















うんこおおおおおおwwwwwww













うんこっこw
776名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 04:31:01 ID:aoQIkSN/
('A`)
777名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:39:13 ID:Q+Oc8o+x
人間失格だな
コイツ
778名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:22:33 ID:A19QC8CQ
「あね・おとうと」の続き読みたいなぁ
779名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 04:25:14 ID:+qYZ/DBr

うんこSSきぼんぬwwww















うんこおおおおおおwwwwwww













うんこっこw
780名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 17:57:49 ID:53YXPrZh
>>779
  ( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ 
  \/    /
     ̄ ̄ ̄

  ( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ 
  \/    /
781名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 10:59:19 ID:dvsYNY1y
>>779
自分で作れよwwwwwwwww
782名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 15:24:15 ID:vr8BTKSy
HOSYU
783名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 15:38:04 ID:iTQ6uOnc
うんこ保守w






















うんこっこw
784名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 15:46:19 ID:ZubtfqUF
こんなとこで何年も粘着するより
ポイントサイトとかで何年も粘着してたほうがよっぽど有益だったのになw
785名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 22:17:19 ID:vr8BTKSy
歪んだ愛情w
786名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 22:18:33 ID:sIW699ri
しかしマジで暇な奴だな
ホントに働いてんのか?
787名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 12:40:31 ID:3pf9+/lI
さしずめ生活保護で生きてるニート
PCは差し押さえの対象なのでネカフェから粘着してますよってとこなんだろうな
788名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:59:31 ID:qGXSp/Ug
あるいは自宅警備員
789名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 23:16:34 ID:GB4AMYPw



うんこおおおおおおおおおおおおおおおwwwwww







一生監視するうんこw











うんこっこw
790名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:08:38 ID:4PF4iAbw
お前の一生って虚しいな

最初は自分で書くからうんこSS作者出てけとか書いてて
自分で書くのかなと思ったら書きもしないで煽るだけ

24時間監視とか行ってる割に書き込みも少ない

むしろお前がカワイソウだよ、うんこ野郎

有言実行してみろやうんこ
791名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:26:04 ID:liOQkcMV
つうんこをNG登録
792名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 20:50:12 ID:gDZmYFoz
永久にうんこ状態保守するうんこw











うんこおおおおおwwww






うんこSSきぼんぬwww









うんこっこw
793名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 22:14:07 ID:6KFk6VaW
>>792
もう新作は期待していないので、あなたの活躍を確認することが密やかな楽しみです。
794名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 03:16:11 ID:eMLujlQ1
荒らしが続いてる時
→「よくやってんなこいつ」とニヤニヤしながらヲチー
荒らしが止まった時
→「ついにお亡くなりになられましたな」と大爆笑

多分初期の住人は殆んどいないな
いるのは荒らしヲチ組だけ
795名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 15:19:43 ID:qNBvnamN
DMCスレはここですか?
死神の便意をやっていると聞いて飛んできますた
796名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:39:55 ID:LgxBveXu
うんこw


















うんこw





















うんこっこw
797名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:36:08 ID:5G53VShU
うんこなんてくだらねぇぜ!俺の歌を聴け!                    何のネタかわかる?うんこ氏
798名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 00:15:30 ID:i0k30FaT
>>795
死神の便意はクラウザーさんが打ち破ってしまったのでもうおしまいです
799名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 02:01:35 ID:nilPjRmV
便意を感じると生きてるって気分になれるらしい
800名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 13:08:02 ID:nGUlaodZ
うはwwwwまだいたのかwwwwwwwwww
801名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 13:21:26 ID:oChPKGA2
うんこスレ永久うんこ状態保守するうんこw









































うんこっこw
802名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 13:40:27 ID:9j3jxtGN
なんだこりゃ
803名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 17:32:29 ID:4gzpZEw1
荒らし、煽りは完全無視が有効です。
804名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 17:41:59 ID:oznSw63r

うんこスレ永久うんこ状態保守するうんこw









































うんこっこw
805名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 18:38:20 ID:bXRm8d2o
>804

悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
806名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:47:22 ID:4gzpZEw1
うんこっこwww
















































うんこ 
807名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:53:25 ID:bXRm8d2o
>806

悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
808名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:46:43 ID:4gzpZEw1
うんこスレ一生保守するうんこw
















































うんこっこw
809名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:01:17 ID:bXRm8d2o
>808

悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
810名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 02:03:44 ID:iZDfgxMa
誰でもいい、俺に姉さん萌えを提供してくれる猛者はおらんのか
811名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 14:32:55 ID:nC1A0Lts
あきらめろ
812名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 18:33:27 ID:bvG4wQhD
ぬるぽスレ一生ぬるぽするぬるぽwww

ぬるぽっぽw

ぬるぽw
813名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:30:56 ID:Are29O7b
ガッ
814名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 04:51:43 ID:foCE/tVG
保守してみる
815名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 12:10:11 ID:1kwzFltD
うんこスレ一生保守するうんこw
















































うんこっこw
816名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 12:27:19 ID:Jk1+ze0a
>815

悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
817名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 17:06:09 ID:foCE/tVG
>>815
うんこ氏まだいたwww
あなた限定の釣りでしたwサーセンwww
こんなくそスレ保守したいわけねーだろ馬鹿がwwww
毎日うんこうんこ言えよカスww
中途半端なことやってんじゃねーんだよボケ氏ねwwwww

俺罵倒のバリエーションなさすぎwww
818名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 04:44:41 ID:j+6+jMRR
うんこっこw
819名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 18:49:28 ID:D2+tXSDb
うんこ氏まだいたのかよwwwww
いい加減人間として成長しろよwwwww
俺?俺は健全な高校生ですよ、ええ
820名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:24:29 ID:s2PH2c7E
健全なのは良いがここは18(もしくは21)禁だ

さあ、健全に、うんこと共に下水に流れとけ
821名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:55:33 ID:eDqzAFYw
うんこw
822名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 18:18:32 ID:2PdLUMBe
投下しようと思ったけど止めた。


次スレもしくは落ち着いてきたら投下しよう…
823名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:39:32 ID:FNwLU+6U
>>822
うんこSSかも〜んなw


















一生監視するうんこw
824名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:32:14 ID:uY7ywgbg
>823

悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww悔しいのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
825名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 08:18:30 ID:q7wsQ2Z9
ここで俺が颯爽と保守
826名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 09:33:41 ID:ktxOyk39
>>825
うんこSSかも〜んなw


















一生監視するうんこw
827名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 23:02:26 ID:YjgR01mK
>>826
乙です
828名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 12:01:48 ID:V5h/aRrV

うんこSSかも〜んなw


















一生監視するうんこw
829名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 19:05:08 ID:B8AQ9xlO
最近はうんこ氏がんばってるからほっといても保守してくれそうだな
あとは頼んだぞうんこ氏。俺の保守がなくてもちゃんとうんこレスしろよ!
830名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 21:44:35 ID:S3+O43r+

うんこSSかも〜んなw


















一生監視するうんこw
831名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:40:46 ID:+8AKwXT5
うんこ氏のために次スレを立てなきゃならないなぁ
832名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:44:01 ID:hG6lBGoR
>>831

うんこSSかも〜んなw


















一生自動追尾するうんこw

























うんこっこw
833名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 02:21:54 ID:P1EPkX3U
つ【うんこ専用】ブレンでハァハァするスレ【うんこっこ】
834名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 03:55:21 ID:muwNld1D
手動なのに自動とはこれいかに
835名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:59:15 ID:JS2hRZoj
そこはご愛嬌だぜw
836名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:02:18 ID:YIFd3uZO
うんこっこw

























うんこw
837名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 15:27:00 ID:h+V9TXVX
>>836
乙です保守
838名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 15:35:12 ID:BXVyDVWS
うこんっんw




うこんw
839名無しさん@ピンキー
うんこw






















うんこっこw