マリア様がROMってる〜特別エロいただの一日〜

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1名無しさん@ピンキー
「マリア様がみてる」のエロSS(百合推奨)を書くスレッドです。

スレは乱さないように、マターリとsage進行がここでのたしなみ。
もちろん、荒らし、煽りを放置できないような、はしたない住人など
存在していようはずもない。

前スレ
マリア様がROMってる〜エロミアムブック〜
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1092586381/

関連スレ(エロキャラネタ板)
マリア様がみてる総合スレ3-月とロザリオ-
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1095307985/

過去スレ他は>>2-8のあたりに。

SS保管庫&アップローダ
ttp://ec.uuhp.com/~reisama/

ss作家への非建設的な批判レスは厳禁
好みに合わない作品はスルーが基本
2名無しさん@ピンキー:04/09/19 21:34:42 ID:ok6rswdS
過去ログ

#1 マリア様がRAMってる
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1033/10331/1033106716.html
#2 マリア様がROMってる〜エロ薔薇革命〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1051/10511/1051109575.html
#3 マリア様がROMってる〜えろばらの森〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1057/10576/1057660666.html
#4 マリア様がROMってる〜エロ・カニーナ〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10622/1062225419.html
#5 マリア様がROMってる〜ウァレンティーヌスの贈りエロ(前編)〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10654/1065444527.html
#6 マリア様がROMってる〜ウァレンティーヌスの贈りエロ(後編)〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10676/1067613438.html
#7 マリア様がROMってる〜いとしき蜜月(前編)〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10697/1069778956.html
#8 マリア様がROMってる〜いとしき蜜月(後編)〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10713/1071321750.html
#9 マリア様がROMってる〜チェリーエロッサム〜
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1073/10734/1073410156.html
#10 マリア様がROMってる〜エロニーブルー〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1075136907/
#11 マリア様がROMってる〜エロソルをさしてー〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077674400/
#12 マリア様がROMってる〜エロ羊たちの休暇〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080578489/
#13 マリア様がROMってる〜真夏のエロページ〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082872354/
#14 マリア様がROMってる〜淫風えろえろ〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085000464/
#15 マリア様がROMってる〜エロ ソレッラ!〜
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091018915/
3名無しさん@ピンキー:04/09/19 21:37:22 ID:ok6rswdS
過去ログ2

#16 マリア様がROMってる〜エロで、GO〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1086922216/
#17 マリア様がROMってる〜薔薇えちぃギフト〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089134084/

鬼畜・グロ等のSSは「鬼畜陵辱投下専用スレ」「二次元存在猟奇創作スレ」等の別スレで投稿をお願いします。
4名無しさん@ピンキー:04/09/19 21:38:20 ID:ok6rswdS
山百合会からのおしらせ〜その1

ここはみんなの利用するスレです。SSを読む方も書く方も、節度をもっておねがいね。


【感想を書くときの注意】
百合推奨だけれど、それ以外のSSを排除しているわけではありませんことよ。
それに、SSを書く方もプロではないですし、あなたにとって、とても退屈だったり、
怒りさえ感じることがあるかもしれませんわ。

でも、SSを書いている方も、あなたを怒らせたり、不快にさせるつもりじゃなくて、
むしろ楽しませようとしてくれているんですの。
だから、「出て行け」だとか「ゴミ以下」だとか、はしたない言葉は、
思っても書き込まないこと。よろしくて?

SSの多くは予告+NG-WORD付で書き込まれるから、自分には合いそうじゃないなと
思ったら まよわず回避なさってちょうだい。それには2ch専用ブラウザを使うと便利よ。
5名無しさん@ピンキー:04/09/19 21:38:41 ID:ok6rswdS
【SSを書くときの注意】
このスレにいる妹たちは百合SSが大好きなの。できれば百合で書いてくださいね。
もちろん、そのSSには殿方が必要と言うことであれば、無理強いはいたしませんわ。
でも内容によっては読み手を選ぶことがあるのは、ご存知よね。
とても傷つきやすい妹たちが苦しまないよう、ちょっとだけ配慮をしてね。
それと、中にはまだお姉さまからの指導が行き届いてない妹たちもいます。
時々リリアンにあるまじきはしたない声が届いてしまうかもしれないけれど、やさしく導いてあげてね。

・投稿予告
  カップリングや、明かせる範囲でのシチュエーションの予告をお願いね。
  傷つきやすい妹たちが自分では受け止められないと思ったら、回避してくれるわ。
  回避しやすくする為の[NG-Word]も投稿予告に書いてね。

・SS本文
  名前欄[タイトル/通り名/番号]を、mail欄[sage + NG-WORD]をお願いね。
  Mail欄に[NG-Word]があれば、傷つきやすい妹たちがよけやすくなるわ。
  それと、じつはこのスレには投稿されたSSを保管してくれるお姉さまがいらっしゃるの。
  保管庫ではタイトルがあるととても見やすくなるわ。
  そして、もし名無しさんじゃない素敵な名前がアナタにあれば、それもお願いね。
6名無しさん@ピンキー:04/09/19 21:39:14 ID:ok6rswdS
次のスレタイ候補(?)であるアニメ版サブタイトルの一覧。かぶってるのもある。

第1話「波乱の姉妹宣言」
第2話「胸騒ぎの連弾」
第3話「月とロザリオ」
第4話「黄薔薇革命」
第5話「戦う乙女たち」
第6話「ロサ・カニーナ」
第7話「びっくりチョコレート・前編」
第8話「びっくりチョコレート・後編」
第9話「紅いカード」
第10話「いばらの森」
第11話「白き花びら」
第12話「ファーストデートトライアングル」
第13話「ごきげんよう、お姉さま」

第1話「長き夜の」
第2話「黄薔薇まっしぐら」
第3話「いと忙し日日」
第4話「Will」
第5話「いつしか年も」
第6話「片手だけつないで」
第7話「チェリーブロッサム」
第8話「銀杏の中の桜」
第9話「ロザリオの滴」
第10話「黄薔薇注意報」
第11話「レイニーブルー」
第12話「青い傘」
第13話「パラソルをさして」
7名無しさん@ピンキー:04/09/19 21:43:13 ID:ok6rswdS
テンプレ間違えました。正確には>>2の下2行削除、>>3

#15 マリア様がROMってる〜エロで、GO〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1086922216/
#16 マリア様がROMってる〜薔薇えちぃギフト〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089134084/
#17 マリア様がROMってる〜エロ ソレッラ!〜
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091018915/
8名無しさん@ピンキー:04/09/19 21:55:23 ID:tkeYwbWO
スレ立て乙
9名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:00:32 ID:fSlmHaJD
>>1
10名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:14:50 ID:5dNWwV63
>>1
お姉さま、スレ立てお疲れ様です。
11名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:22:45 ID:k9pwRuic
乙かれー
12名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:30:06 ID:l5/V9lBB
>1
ごきげんよう
13名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:32:14 ID:zpuAPDfo
乙か令ちゃんのばか。
14名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:36:28 ID:eGHscJ7b
>>1
乙ー
15名無しさん@ピンキー:04/09/19 23:16:37 ID:W7EJj+R4
>>1
乙カニーナ
さぁて、あとは996氏の投下をマタ−リ待とう( ´ー`)y―┛〜〜 
16名無しさん@ピンキー:04/09/19 23:23:54 ID:eQYb1skJ
遂にスレタイが原作を(微妙に)追い抜いたか…
17名無しさん@ピンキー:04/09/19 23:33:05 ID:mGEnxa/O
>>15
ゴミSSの予感が・・・・・・。
18名無しさん@ピンキー:04/09/19 23:36:41 ID:iPsVfwEU
>>16
無駄話ばっかりしてるからな。
19名無しさん@ピンキー:04/09/20 06:54:19 ID:Pkk7JGMX
志摩子が舐めてっていったら乃梨子はバター犬のように志摩子の体を舐めると思う。
やっぱり百合だ・・・・・。
20名無しさん@ピンキー:04/09/20 07:28:01 ID:/f7deCAF
保管庫ってずっと更新されてないよな。
管理人はもう来てないのか?
21名無しさん@ピンキー:04/09/20 08:21:54 ID:3ngYWbDc
保管庫というか、もはや職人さん達がSS立ち上げた現状では微妙だ
22名無しさん@ピンキー:04/09/20 08:33:38 ID:DKYRVPHa
>>21
要は、
旧職人→サイト立ち上げ。いなくなる
新職人→未だ誕生せず
ということかな?
23新職人:04/09/20 09:38:55 ID:LbNbB9Ru
呼んだ?
24名無しさん@ピンキー:04/09/20 09:51:39 ID:27njvOJP
ゴミSSの投下で荒れるよりはマターリ雑談のほうがいいな
25名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:08:50 ID:zWQWDFfa
佐藤聖「もう戻ってこないの 温かなあの思い出は
    夢の欠片 指の透き間 こぼれ落ちていくわ」
久保栞「だけど今 だけど胸の奥に 愛は流れる
    遠い空 はるかな遠い星で もう一度love you」

     10時20分 死亡を確認
     遺体は女性2名 一人はリリアン女学園2年生の佐藤聖さん16歳
     もう一人は リリアン女学園1年生の久保栞さん15歳
     司法解剖の結果 胃の中から多量の睡眠薬を発見
     遺体に外傷はなく 争った形跡が見られないことからも
     同意の上での心中を計ったと推察される

水野蓉子「聖・・聖・・聖・・聖・・聖・・聖・・」
医師「落ち着いてください!!2人とももう亡くなっています」
水野蓉子「わたくしが わたくしが強引にでも あなた達2人をスールにすべきだった!」
医師「看護士!この子はかなり混乱しています 外に連れ出してください」
水野蓉子「うわあぁぁぁああああああああああーーーっ!!!!!」


志摩子「水野蓉子 シンクロ率400% 拘束具を外します」
祥子「やったな」
祐巳「はい 我々の計画通りです」

        『世界の中心でセイを叫んだ水野蓉子』
26名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:18:41 ID:2xRYXoda
ネタスレ逝け。うぜーよ
27名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:40:16 ID:extLPN8C
雑談はここじゃなくてもできるだろう。

ここでしか読めない面白いSSの投下があるといいな。
昔みたいに。
28名無しさん@ピンキー:04/09/20 13:17:12 ID:FI4x5m0W
まだ例の人は職人に粘着してるのか…
29名無しさん@ピンキー:04/09/20 15:51:39 ID:fzrHMz1E
30名無しさん@ピンキー:04/09/20 18:35:23 ID:Wrs0UygH
>>29
dクス
31名無しさん@ピンキー:04/09/20 18:36:11 ID:bGLhGdYo
>>28
例の人って何?なんで職人に粘着してるの?
32名無しさん@ピンキー:04/09/20 20:06:47 ID:FI4x5m0W
>>31
過去スレ嫁
33新職人:04/09/20 21:11:56 ID:LbNbB9Ru
ヴォルデモート?
34名無しさん@ピンキー:04/09/20 21:42:52 ID:jPBHXn4e
>>31
昔の職人をしつこく賛美して今の職人を貶したり、スレ不要発言をして、
投下しづらい雰囲気を作ってる粘着がいるんだよ。
35名無しさん@ピンキー:04/09/20 21:51:07 ID:KY3saC87
しかし、ついにスレタイが追いついてしまったのか。
次スレはどうなるんだろう? (w
36名無しさん@ピンキー:04/09/20 23:29:35 ID:CoE8hu70
37名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:04:56 ID:OGI/UO3r
今から投下します。
ちなみに前スレで予告した人じゃありません。

カプは志摩子×祐巳です。

NGワードは水。
38雨音・水音:04/09/21 00:05:55 ID:OGI/UO3r


空には黒い雲が覆っている。
今にも、雨が降りだしそうな天気だ。

祐巳と志摩子は、早歩きで銀杏並木の下を歩いている…。

ポタッ、ポタッ、
ザザザザザーーー!

雨粒がポタポタ落ちてきたと思うと、やがて滝のような雨が降りだしてきた。

祐巳と志摩子は、早歩きから一転、小走りに駆け出した。
バス停なら、雨よけの屋根がある。そこまで行けば…。しかし。

バシャン!

祐巳は躓くと、そのまま前方へ転んでしまった。それはあたかも、コメディで芸人が転ぶかのように。

深い色の制服は、無残にも泥水塗れになってしまった。

39雨音・水音:04/09/21 00:06:57 ID:OGI/UO3r
志摩子は祐巳を抱き起こすと、近くの銀杏の木の下に連れていくと、持っていたハンドタオルで汚れたスカートを拭いた。

「し、志摩子さん…。そんなこと…しなくても。」
「こんな状態で帰ったら、家族の皆さんに怪しまれますよ。」

祐巳は何となく恥ずかしかった。


雨は止む気配を感じさせない。

祐巳のハンカチで、二人の濡れた髪を拭いたものの、制服は雨水でびちょびちょに濡れていた。
いつしか、身体も冷えてきた二人は、引かれ合うように身体を密着させた。

すぐ後ろには、他の生徒達が足早に歩いている。
だが、二人はそれに気付くことも、気付かれることもなかった。

40名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:07:18 ID:g4Qc3np+
hoshu
41雨音・水音:04/09/21 00:07:46 ID:OGI/UO3r

「志摩子さんの身体…暖かい。」
「祐巳さんのも…。」

いつからか二人は、ぎゅうと身体を密着させ、互いに抱き合う形になった。

そして、祐巳の目の前には志摩子の薄ピンクの唇が。
祐巳は、その唇に自分の唇を何度もくっつけた。

唇同士を付け合うキスは、しだいに長く熱くなり、いつしか舌と舌を絡ませ合う深いキスに…。

ちゅぷ、ちゅぷ、ぬちゅ、
「ん、んんっ…。」
「ん、ん、んっ…。」
ディープキスに呼応するかのように、二人はスカートをたくし上げ、ショーツとショーツを擦り合わせる。

雨の音に、神聖な二人が奏でる淫美な水音は溶けていった…。

42雨音・水音:04/09/21 00:08:51 ID:OGI/UO3r

志摩子はしゃがみ込むと、祐巳のショーツに口をつけた。

「わ、私の…濡れてるでしょ?」
「そうね。でも、転んで濡れたというより…。」

志摩子は、祐巳のショーツに指を入れると、祐巳の秘所にそっと指をあてがった。

「んんっ!」
「ほら、こんなに暖かいわ。雨で濡れたとは…思えないよね。」
「やっ、志摩子さぁん…。」

志摩子は祐巳の片手を取ると、自分のショーツの中に祐巳の指を入れさせた。
祐巳は導かれるままに、志摩子の秘所に指を這わせる。

「志摩子さん…濡れてる。暖かいよ。」
「祐巳さんと…一緒。雨で濡れたんじゃ…ないの。」

43雨音・水音:04/09/21 00:09:48 ID:OGI/UO3r

二人は互いの秘所を探りあっていた。
くちゅくちゅと、淫水を混ぜる音が、雨音に混ざり、消えていく。
木の枝からは雨雫が滴れ落ち、二人の制服を容赦なく濡らしていた。

だが、二人はもう制服の状態など気にしていなかった。


志摩子は祐巳のショーツを降ろすと、祐巳の秘所を舌で嘗め上げた。

「はぁ、ふわぁん!」
祐巳の秘所からは甘い蜜が絶え間なく溢れている。
志摩子は次に指を祐巳の秘所に挿入し、唇は下の突起を思い切り吸い出した。

「ふああああん!」

祐巳は絶頂し、そのまま木の下に座り込んでしまい、スカートのお尻部分が汚れてしまった。

44雨音・水音:04/09/21 00:10:53 ID:OGI/UO3r

志摩子は祐巳のスカートのお尻部分を綺麗に拭いてあげた。

「志摩子さん。そんな事しなくても…。」
「身だしなみはしっかりとしないといけませんよ。」
「恥ずかしい…。」

祐巳が顔を赤く照れている後ろで、志摩子は祐巳のスカートを捲り上げていた。

「し、志摩子さん、何するんですか!」

志摩子は何も言わずに、祐巳のショーツを降ろした。

「お、お尻は…や、ひゃあん!」

志摩子は指をお尻の中に一本入れた。

「あっ…ああ…。」

志摩子は緩急つけながら指を出し入れする。
そのたびに祐巳は自分を支えながら、高い声で喘いでいた。

45雨音・水音:04/09/21 00:12:21 ID:OGI/UO3r

志摩子は中腰の状態から立ち上がると、中に入れた指はそのままに、もう片方の手で祐巳の胸を揉みだした。

「やぁぁ…、そんなにしたら…また…。」
「祐巳さんったら、可愛い。もっとしてあげるわね。」

志摩子は中に入れていた指を抜くと、タイを外し、制服のなかに手を入れた。
ブラジャーをずらすと、祐巳の胸を優しく揉みだす。

「ああっ、やぁ、しっ…志摩子さぁん。
「祐巳さんのおっぱい、また大きくなってきたわ。」
「だめぇ、そんなに責められるとぉ…。」
「うふふっ。」

志摩子が祐巳から手を離すと、瞬時に身体位置を逆にした。そして、祐巳を木に押しつけた。

46名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:12:39 ID:vLeiwo5J
いくらなんでも展開が投げやりすぎないだろうか。
47雨音・水音:04/09/21 00:13:47 ID:OGI/UO3r

志摩子は、祐巳の制服の上部分をはだけさせた。
祐巳のブラジャーは外れており、柔らかな胸と薄ピンク乳首が露出していた。

すでに幾度の愛撫と絶頂を経ていた乳首はぴんと勃起していた。弄ってほしいと言わんばかりに。

志摩子は祐巳の乳房をくわえると、乳首を吸いはじめた。

「はぁ、ああん!いっ、いいよぉ、しまこさぁん!」

志摩子は、ちゅうちゅうと音を立てて祐巳の乳首を吸い、ミルクを飲み干していく。
祐巳はその快楽に堪えられずに、甘い嬌声を何度も上げていた。


「祐巳さん。たっぷりイッて、ミルク出して良いからね。祐巳さんのミルクなら、私が残らず飲んであげるわ。」

48雨音・水音:04/09/21 00:16:33 ID:OGI/UO3r

そういうと、志摩子は止めといわんばかりに祐巳の乳首に噛み付き、空いた手で片方の乳首をつねり上げた。

「あああああっ!だめぇ、イッちゃう!しまこさぁぁぁん!」

祐巳の身体が激しく震え、両方の乳首からは母乳が吹き出した。
そして祐巳の秘所からは透明な液体が流れ落ちていった…。



「はぁ、はぁ、はぁ…」
「祐巳さん、キスしてあげるわ。」
「や、んぅ…んんっ!」

雨は今だに止む気配がない。暇を持て余した二人が、また交わろうとした…その時。

ぬかるみを歩く二つの足音。気付いた志摩子は祐巳に制服を着せ、タイを直した。

49雨音・水音:04/09/21 00:17:56 ID:OGI/UO3r


「あ、祐巳さん、志摩子さん。」
二人のもとに歩み寄ったのは由乃。その近くには、従姉で姉の令がいた。
二人ともしっかり傘を持ってきていたのだ。

「二人ともこんなに濡れてて。これじゃあ帰るのに大変よ。」
「だったら私たちの家に寄っていかない?」
「い、いいんですか?」
「このままじゃ二人とも風邪引いちゃうよ。」
「分かったわ。寄っていきましょう、祐巳さん。」
「う、うん。志摩子さん。」

一つの傘に二人ずつ。
お互い肩を寄せあい、四人は降りしきる雨のなか、由乃と令の家へと向かっていった。



つづく
50名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:18:09 ID:1esF9GZV
母乳って・・・
51名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:19:11 ID:2Dytx2fy
ミルクって ハァ?
こんなSSなら投下されない方がマシじゃね?
52名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:23:23 ID:g4Qc3np+
>>37は人の忠告に耳を傾けないタイプな悪寒。
これからゴミSSをどんどん投下してスレを荒らしてくれるに違いない。
53名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:39:46 ID:rCqVxZvD
おまえらの態度をみるに、もうここは雑談専用スレでいいみたいだな。
54名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:44:42 ID:u6aufJY2
ベタ誉めすればいいの?
55名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:46:20 ID:5dHK1XRa
褒められないよこんなSS。無理。
56名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:54:05 ID:1mKpg3zF
続きが気になるSSがたくさんあるんだが…
少しでも職人さんが投下しやすいように
いい雰囲気を作ろうじゃないか。
57名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:54:59 ID:P20yV+ZE
前から書いてた母乳の人だろ。
母乳自体おかしいのだが、それよりも志摩子さんの口調が変。
同級生に丁寧語は使わないだろう。
58名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:01:21 ID:5pooG59M
>>56
同意。
59名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:02:04 ID:nEB55s7+
糞なSS読まされて激昂する気持ちも理解できるが、
ふいんき悪くならない→真の神が!( ゚Д゚)ウマー
を考慮して、そこをぐっと耐えてスルーが基本じゃねーの?エロパロスレでは特に。
60名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:12:04 ID:5vET1mZW
駄目な物は駄目。
いい物はいい。
いい物を投下して貰うためにごみSSをスルーしろと言う理屈は変。
61名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:17:16 ID:nEB55s7+
そんな話はしてないんだが。
まあ価値観の問題だし、分かってもらえないなら仕方ない
62名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:23:38 ID:nTUwOmsi
>>1
>もちろん、荒らし、煽りを放置できないような、はしたない住人など
>存在していようはずもない。

>ss作家への非建設的な批判レスは厳禁
>好みに合わない作品はスルーが基本
63名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:24:08 ID:6QtQvOyN
なぜここの住人は荒らしを放っておけないのか・・・
64名無しさん@ピンキー:04/09/21 04:31:07 ID:C0zb0gfx
荒らしをきちんとスルー出来てるスレだと荒らしのレスが滑稽で笑える。
そういうスレは一行皮肉レスに誰も構わない。そのまま淡々と話が続いてる。
荒らしは無視してSSを楽しめばいいのにね。
65名無しさん@ピンキー:04/09/21 05:30:40 ID:ofSS8l3i
>>37は人の忠告に耳を傾けないタイプな悪寒。
これからゴミSSをどんどん投下してスレを荒らしてくれるに違いない。

お前何様のつもりだ?
こういう失礼なことしか言えない人間ばかりかここは?
読ませてもらってる分際で偉そうな口をきくな
66名無しさん@ピンキー:04/09/21 05:32:19 ID:ofSS8l3i
ゴミであれ、なんであれ批判してるだけの奴よりはずっとマシ。
一番鬱陶しいのは、すぐに荒らしだのゴミだのと、
くだらない野次を飛ばしてるクズ共だよ。

お前ら黙ってろ。
67名無しさん@ピンキー:04/09/21 06:29:16 ID:OcsmIjWj
>>64がいいこと言った。

以下はその精神で粛々と進行、気に入らなかったSSも荒らしも両方無視ってことでどうぞ↓
68名無しさん@ピンキー:04/09/21 06:59:45 ID:ofSS8l3i
http://tool-ya.ddo.jp/2ch/trash-box/file/20040920120614970.jpg
能登かわいいよ能登(;´Д`)ハァハァ
69名無しさん@ピンキー:04/09/21 11:55:05 ID:vLeiwo5J
>>49
続きはいりません
70名無しさん@ピンキー:04/09/21 13:49:37 ID:QILaee27
>>49
ツヅキイラネ
71名無しさん@ピンキー:04/09/21 14:46:35 ID:9vldJ80p
自演荒らしも容量確保の役には立つな。
72名無しさん@ピンキー:04/09/21 15:29:42 ID:6QtQvOyN
>>71
まあそれだけが取り柄だ。
相手しなけりゃ枯れ木も同然。
せいぜい山をにぎわせてくれやw
73 ◆jgFiZQOpr. :04/09/21 18:14:49 ID:6P+AdudG
 それは突拍子もない出来事だった。
「ロザリオを返しなさい」
 そういう志摩子の顔は何時になく険しかった。
そして乃梨子は呆然と佇んでいた。志摩子は泣いていた。

 それは偶然だった。偶々通り過ぎた校庭の隅。
志摩子は目撃してしまった。
「あっ……!」
「んっ……瞳子ぉ!」
 二人の体は重なり合い、淫らに揺れている。
他の事は目に入らないように、ただその行為に没頭していた。
舌と舌を絡ませ、汁垂れる手はプリーツスカートに差し込まれている。
「んああっ!」
「ああ、一緒に……」
――志摩子は駆け出した。

74 ◆jgFiZQOpr. :04/09/21 18:15:05 ID:6P+AdudG
「ロザリオを返して!」
 泣き叫ぶ志摩子のうつ伏せた乃梨子は暗い、暗い声で呟いた。
「志摩子さんが悪いんだ……」
 はたと志摩子の顔が凍りつく。乃梨子は底冷えするような面を上げて、
皮肉っぽく口の端を歪めて見せた。
「志摩子さんが私を愛してくれないから悪いんだ」
「乃梨……」
 不意に乃梨子は志摩子を押し倒していた。
「の、乃梨子っ」
「みんな、してるのに。祐巳さまも紅薔薇さまも、由乃さまも黄薔薇さまも、
みんな、みんな愛を確かめ合っているのに。――志摩子さんが悪いんだ」
 組み敷く形で口から搾るような声には一種異常な気勢があった。
志摩子は抗おうにも、対する手段はなかった。
乃梨子の唇が上から下がってきた。
「乃梨子! だめ、堪忍してぇっ!
 志摩子は泣き叫んだ。今は人気のない聖堂。
マリア様がみている前で、志摩子は。
「乃梨子、駄目、駄目ぇ!」
75名無しさん@ピンキー:04/09/21 18:24:50 ID:NZfiCnhB
まぁ

展開が少し急で変というのは同意
>>49は何を考えているかわからないが・・・
76名無しさん@ピンキー:04/09/21 18:29:59 ID:x6OwbUjV
白は久しぶりですな。感想は投下コンプ後で。
77名無しさん@ピンキー:04/09/21 18:32:01 ID:9vldJ80p
うーむ・・・マリア様の前で無理やりというのもエロぃですのう
瞳子のほうもヨロですわ。
78 ◆jgFiZQOpr. :04/09/21 19:00:09 ID:6P+AdudG
「ふふ、駄目じゃないよ」
 暗く瞳を輝かせて、乃梨子がいう。その唇が志摩子の口を塞いでいく。
いやいやと暴れる非力を押さえつけて、乃梨子は志摩子の唇を貪っていた。
「んむぅ……!」
 両手で志摩子の両腕を封じ、負ぶさるように乃梨子が圧し掛かってくる。
唇と唇は濡れて、唾液を交換し合っていた。
「志摩子さん、愛してるよ、ずっと志摩子さんと一緒になりたいと思っていた」
「…………」
 志摩子は寝たまま横を向いて涙を流した。もう何をいっても無駄だと気づいたから。
「んっ!」
 その腕が自分の胸をまさぐり、乳頭の敏感な部分を擦っていく。
さすがに耐えられず、声が出てしまう。
「ふふ、何だかんだ言って、体は正直なんだね」
「そんな……」
 そんな中年男性のような台詞を吐いて、乃梨子は上を向いた。
自分を見下ろすマリア像。
「私、基本的に仏像にしか興味ないんだ。
でも、志摩子さんの為に『観音さま』をマリアさまに見てもらおうね」
そういうと、スカートのフックを外した。
「ああ、いやぁ!」
 泣き叫ぶ志摩子の声も届かず、白い優美な太股の曲線が露わになる。
「やだ、やめてえっ!」
 気が狂ったように叫ぶ志摩子の遥か後方で、誰かが扉を開く音がした。
79 ◆jgFiZQOpr. :04/09/21 19:00:43 ID:6P+AdudG
 一縷の希望をつないで見つめる。その人物は。
「あらあら、これはこれは」
「いいところに来たわね」
 ふっと縦ロールの少女――瞳子は不敵な笑みを浮かべて見せた。
志摩子の惨状をさも面白げに見つめている。
「助けて、瞳子ちゃん……」
すがるような志摩子の呻きに、瞳子はちょっと眉をゆがめただけだった。
「お手伝いしましょうか」
「うん、そうしてくれると助かる」
 その言葉を聞いて絶望のどん底叩きおとされた、志摩子は。
「じゃ、抑えてて」
「いやあああああああっ!!」
 暴れる志摩子は二人がかろで押さえつけられ、そうして、
ショーツがちょっとずつ、嬲るようにずり下ろされていく。
そして、とうとう――

「あー、あー」
 志摩子はまるで赤子のように泣いていた。
今志摩子の下半身はむき出しで、完全に恥部をさらけ出していた。
「志摩子さん、泣かないで」
 乃梨子があやす様に頭を撫でてやる。
80 ◆jgFiZQOpr. :04/09/21 19:01:22 ID:6P+AdudG
「じゃ、抑えてて」
 そう瞳子に言い置くと、自分は志摩子の下半身の前にしゃがみこんだ。
「志摩子さんの女の子、綺麗。マリアさまみたいだね」
そういいつつ、軽くキスして見せる。
「はあうっ!!」
 途端、痺れるような電撃が志摩子を襲った。
「ふふ、かわいい」
 言いながら、志摩子の秘所に顔を埋め、愛撫を続けていく。
「ひいっ! ああっ!」
 乃梨子の指使い、舌使いその度ごとに志摩子の体は痙攣していく。
涙を流しながら、嬌声を上げていく。
「志摩子さんって淫乱なんだね。そんなに私が感じるの?
それとも――見られているから?」
くいっとしゃくった顎の先には――マリアさまが。
「乃梨子ぉ! もう許してぇ!」
「駄目だよ、まだまだこれからだ」
 そういう裡に舌の動きをもっと淫らにする。
それとともに志摩子の体が仰け反って行く。そして、弾けた。
「ふああああああっ!!」
 びくびくっと震えると、志摩子の体は大波にさらわれる様に揺れていった。
「乃梨……子……」
志摩子の手に、乃梨子はロザリオを握らせてやった。
自分の頸にかけたまま。
「もう、離さないよ。志摩子さんは、私だけのものだ」

呟いた。

「返させやしない。志摩子さんは私だけの物」

(終)
81skde:04/09/21 19:27:04 ID:QQQYC+df
投下します。
属性は
祥子 ロリ 陵辱。
苦手な方は注意してください。NGワードはskで。ちなみにオトコは出てきません。
82人形遊戯:04/09/21 19:27:26 ID:QQQYC+df
 それは、小笠原祥子が少等部に在籍していた頃。12歳の頃に起きた出来事だった。

「小笠原、祥子さん?」
「はい?」
 少等部の校舎を出て、祥子は一人校門を目指していた。いつも決まりきった時間に自分への迎えの車が寄越されている。校門まで歩き、あとはいつもの黒い車に乗り、そのまま習い事へと向かう。
 当時12歳の祥子にとってのいつもの日常を、とある女性の声が遮った。
 祥子が名を呼ばれ振り返った先には、高等部の制服に身を包んだ三人の女生徒──当時の祥子にしてみれば、随分と大人で綺麗な顔立ちをした人たち、という印象であった。
「こんにちは、祥子ちゃん」
「ね、私の言った通りでしょう? すっごく可愛い子だって。絶対この子、将来薔薇さまになるわよ」
「ええ。まるで人形みたいに綺麗」
 目の前で交わされる会話は、まだ幼い祥子にとっても、あまり好ましくないものだという察しはついた。多少眉を吊り上げて祥子は、
「私にどういったご用件でしょうか? 申し訳ないのですけれど私、急いでおりまして」
 それは12の少女にしてみれば立派過ぎる答弁だった。しかし、やはり小学生と高校生では天地ほどの差がある。高等部の生徒たち三人にとっては、それすらも祥子の可愛さ、気丈さを引き立てる小道具に過ぎなかった。
「まあまあ祥子ちゃん、少しだけ、お姉さんたちに付き合って貰えないかな?」
「ちょっとだけ。ほんのちょっとでいいんだからさ」
「ちょ……な、何をされるんですか!? 離して! この……離しなさいッ!」
「離しなさいッ、だって。痺れちゃうねぇ〜」
 三人の女生徒に囲まれるようにして、祥子は校舎の影の、日の当たらないところへと押し込まれてしまった。
83人形遊戯:04/09/21 19:29:44 ID:QQQYC+df
「離してッ!」
 体格でも人数でも敵わなかった祥子は、遮二無二暴れることで抵抗する。が、それもすぐに抑えられてしまい動きを封じられる。祥子の脳裏を絶望が支配していく。
 まさか誘拐かとも思ったが、流石にそれは行きすぎだとも思った。高等部の生徒たちが自分にこうして狼藉を働く理由に、祥子は全く心当たりがなかった。
 三方から押さえつけられて祥子は動けない。
「ん〜じゃあ、私が一番乗り〜」
「なっ、何を……んっ、んんんっ──!」
 正面にいた高等部の生徒の一人が、祥子と唇を重ねる。
 それは正に吸い付くという形容が相応しいもので、大きく目を見開いたままの表情でそれを受け入れることとなった祥子は、かつてないほどの嫌悪感を覚える。頭を振って逃れようとするも後ろ頭までがっちりと掴まれては逃れる術はない。
 やがて不覚にも微かに開いたままだった口の端から舌が侵入してくる。
 ぬめった質感とこじ開けられる嫌悪感に祥子は蛇を連想する。反射的に目を閉じた祥子はそれを噛み切ってやろうかとも思い立つが、相手の舌は巧み過ぎた。慣れた風に舌を押し入れ、祥子の歯茎を縦横に撫でていく。
「ん……んんっ! ……ッ! はぁっ」
 ようやく解放された祥子のあどけなさの残る口は、新鮮な空気を求め過度に呼吸を繰り返す。口の中に残る生暖かい感触と自分のものでない体液が、その蹂躙をより一層彼女の中で現実のものとして認識させる。
 気付かぬうちに、祥子の瞳は屈辱と恥辱と、悲しみの涙に濡れていた。
「あ、ずるいわよ白薔薇さま。祥子ちゃんのファーストキス」
「早い者勝ちよ。紅薔薇さまが呑気にしてるのが悪いのよ」
「白薔薇さまも紅薔薇さまも、こんな時に喧嘩はやめて頂戴」
(ファーストキス……?)
 脳裏に響いた甘やかな言葉は、しかし今度は制服越しに身体をまさぐられるおぞましい感触に、強制的に排除される。
84人形遊戯:04/09/21 19:30:25 ID:QQQYC+df
「いやっ!?」
「こーらっ、おとなしくしなさい」
 両の手首を掴まれる。バンザイをするような恰好にさせられて、ワンピースの制服を脱がされる。祥子はそうされまいともがくが、少等部の生徒と高等部の生徒の腕力の差は圧倒的だった。
 徐々に肌は露出させられて外気に触れる。降って沸いたような暴力は、けれど祥子の身体を傷つけぬほどに繊細だった。
(どうして……? どうして私が、こんな……)
 幼き祥子の性に対する理解は、未だ漠然としていて明確な形を伴っていなかった。大人びた少女だと周囲に言われていようと、祥子はまだ十二の少女に過ぎない。
 理解の及ぶところではない性的な暴力は、祥子から冷静な判断力と強い意志を奪い、その心に芽生えるのは陵辱に対する恐怖。
「返して……かえしてくださいっ!」
 祥子の制服を得意げに持っている白薔薇さまと呼ばれた生徒に、いまや下着ばかりとなった幼き妖精は、泣き濡れた声で訴えかける。
「返してあげるよ」
「え……?」
 意外すぎるその言葉に祥子は面食らう。けれどそれは、狡猾な悪魔の吐く単なる戯れ言。
「祥子ちゃんの身体を、たっぷり堪能した後にね」
 笑顔のままに祥子に迫る、リリアン女学園高等部の生徒の恰好を借り受けた悪魔。そう、祥子にとってはまさしく悪魔そのものであった。
 まだ幼く、閉じ合わされたままの蕾を、その繊細な指使いとどす黒い欲望を持ってこじ開けるようとする、悪魔。
 手が伸ばされる。がくがくと身体を震わせたままに立ち尽くす下着姿の祥子。手が髪に触れる。身体に触れる。
「い、いやあああああっ!」
 それは、陵辱と言う名の悪夢の始まりを告げる、無慈悲すぎる合図である。
85skde:04/09/21 19:30:38 ID:QQQYC+df
一応前編です。
イラネとか言ってくださればこのまま消えます。肯定的な意見を貰えたなら、後編を書きます。
86名無しさん@ピンキー:04/09/21 19:36:08 ID:OGI/UO3r
お二方とも乙!

>>85
そんな事ないですよ。ぜひ続きをお願いします。
87名無しさん@ピンキー:04/09/21 19:40:54 ID:9vldJ80p
なんのためのNGワードか!ってなもんですよ。
続きщ(゚Д゚щ) カモォォォン
88名無しさん@ピンキー:04/09/21 20:02:58 ID:f4gn8maw
>>85
イラネ
89名無しさん@ピンキー:04/09/21 20:29:28 ID:hvKvHA8v
ていうかイラネなんて意見は職人は無視すればいいだけよ
がんばって続き書いてね
90名無しさん@ピンキー:04/09/21 21:07:38 ID:6QtQvOyN
職人さんが参考にしなきゃいけないのは具体的な批判だけ。
イラネなんて言ってる輩は悪質な愉快犯なんだから
「書かない」なんて言うのは卑怯者に屈したも同じです。
そういう連中はいないものとして扱うのが正しいスレのあり方です。
91名無しさん@ピンキー:04/09/21 21:50:23 ID:LbK0Rx64
職人粘着で「イラネ」って言うんじゃなくて
お前らの反応が面白いから「イラネ」なんだけどなw
92skde:04/09/21 22:20:29 ID:QQQYC+df
後編投下します。
属性は変わらず
祥子 ロリ 陵辱
NGワードはsk。オトコは登場しないです。
93skde:04/09/21 22:20:40 ID:QQQYC+df
「うわ、祥子ちゃんの肌、すっごいスベスベ。何これ信じらんない」
「この子と比べたら、私たちなんておばさんよね」
「おばあさん、の間違いでしょう黄薔薇さま」
 目の前で交わされている軽口は、手負いの獣のように身体をびくんびくんと動かすことしか出来ない祥子の耳には届かない。
 まだ付け始めたばかりのブラジャーの上から、ようやく膨らみ始めた、まだまだ薄い胸を撫でさすられながら祥子は、小さな口を金魚のようにぱくぱくと閉じ開きする。
 助けを呼ぼうにも、半ばパニック状態に陥った祥子の脳細胞は現在において正常に働かない。だから、そんな仕草すら、高等部三人の加虐心を煽るだけの結果となってしまう。
「ふふっ。可愛いわあなた。あなたがもう少し早くに生まれたなら、是非とも姉妹の契りを結びたかったわ」
 祥子のおとがいを掴んで、さも愛おしげに陵辱者は言う。やっとの思いで反論しようとした祥子は、開きかけた唇をまた、相手の唇により塞がれてしまう。
「んっ、んっ……。ふ、あっ、もう……もう……んんっ!」
 逃れられない。口内を激しく情欲的に掻き回されながら祥子の瞳は絶望色に染まる。
 こんなに綺麗な人たちなのに、何故自分を辱めるようなことをするのか、幼き祥子には理解できない。
 袋小路の思考のままだった。だからこそ、祥子は自分の身体に起きている変化に、気付くのが遅れた。
「身体、熱くなってるよ、祥子ちゃん。まだ小学生のくせに、キミって結構、エッチな子? オナニーとかしたことある?」
「え……? お、おな? ……っ!」
 胸を撫でさすっていた手が祥子の乳首を掠めた。ブラジャー越しであるにも関わらず、そのキツ過ぎる刺激に祥子の息は一瞬止まる。
 オナニーという単語を祥子は知らなかった。同級の生徒たちの会話に挙がったことがあったかも知れないと祥子は一瞬思う。しかしそれを反芻する余裕など、今の祥子にはありはしない。
94skde:04/09/21 22:23:08 ID:QQQYC+df
「!? いやッ!」
 腰を撫でさすっていた手が女の子の部分に伸びていくのを察した祥子は、無駄な努力と知りつつも逃亡を試みようとする。
 しかし、やはり身体は押さえつけられたまま動かない。さながらそれは、砂上に打ち上げられた魚のような無力感を連想させる。
 パンティのゴムに指が掛かる。
(駄目……それだけは絶対、ダメよぉ……)
「脱がしちゃうよ、祥子ちゃん」
 ふるふると首を揺すって拒絶の意をあらわにするも、ハナから彼女に選択権などありはしない。
 徐々に、徐々にと大切な部分を覆っている下着は下げられていく。
 やがて彼女のその部分は、完全に陵辱者たちの目に晒されることとなった。
「あ、あああぁ……」
「ふふふ。やっぱり。ほんの少しだけどこの子、濡れてるわ」
 祥子の幼いその部分は、殆ど一本の筋と形容して差し支えないものだった。けれどその部分から微かに染み出た祥子の体液を、三人は見逃さなかった。
「じゃ、今度は私が一番乗りね」
 素早く祥子の腰を抱きかかえるようにして、黄薔薇さまと呼ばれていた生徒が祥子の前にしゃがみ込む。
 まじまじとその部分を見つめられて、祥子はただただ嗚咽のような鳴き声を漏らしつづけた。
「絶対に、傷つけちゃだめよ黄薔薇さま。祥子ちゃんこんなに綺麗なんだもの。傷の一つだってあっちゃいけないのよ?」
「うふふ、とーぜん」
 黄薔薇さまと呼ばれた少女は、その指を軽く自身の唾液で湿らせた。
 やがてゆっくりと、ゆっくりと、壊れ物を扱うような風に、指の腹で祥子のその部分に触れる。
 びくん、と祥子の身体がひときわ大きく震える。残りの二人は両の腕を抱えるようにして祥子を抑える。
 いいや、すでに祥子からは抵抗の意志は薄れていた。支える、と形容した方が適切だろう。
95skde:04/09/21 22:27:27 ID:QQQYC+df
「……ぁ!」
 指の腹でくにくにと幼すぎる秘肉が愛撫される。それはガラス細工を扱うような繊細さだった。
 感覚中枢に届くか届かないかの微細で情愛のこもった愛撫は、十二の少女の誰も触れたことのない
 ──本人すら触れたことのなかった性感を容赦なく刺激する。
「あ、あ……ああッ!」
「だんだん溢れてきたわ。すごい……おつゆがこんなにサラサラしてる」
 憑かれたように繰り返される愛撫は、祥子の幼い部分を徐々にとろかしてゆく。
 呼吸は荒くなり吐き出される声は、快感を訴えるそれにシフトしていく。
「祥子ちゃん、恐がらないで。我慢しちゃダメ。気持ちと感覚を、ありのままに受け止めて」
 祥子を支えていた二人のうちの一人、紅薔薇さまと呼ばれていた少女は、紅潮した祥子の頬をやんわりと押さえながら深く深くくちづける。
 舌を伸ばし、縮こまっていた祥子のそれを絡めとり唾液を飲み交わす。祥子も無意識にそれを受け入れて、いよいよ本格的に快楽の階段を駆け上がっていく。
「身体が、熱い……やけどしそうなほど熱くなってるよ、祥子ちゃん」
 残った一人、白薔薇さまは、祥子の薄い胸に丁寧に舌を這わせていく。時折頂の部分を掠めていたばかりだった指による愛撫は、いつしか乳首をやさしく摘み上げていた。
 微かに揺れる、青い果実。頂きの小さすぎるそれを、白薔薇さまは口に含んだ。
 含み、舌で転がし、優しく吸う。時折微かに歯を当てる。
96skde:04/09/21 22:28:13 ID:QQQYC+df
「んッ、んっ、んんんっ……!」
「すごい……もう洪水よここ。ねえ祥子ちゃん、聞こえてる? 今からとっても気持ちイイことしてあげる」
「んんんんんんーーーーっ!!?」
 かがんでいた少女は言うが早いか、祥子のほっそりした腰を掴んで、幼い秘肉に舌を這わせた。溢れ出した幼い愛液を舐め取るようにして。けれどそれは、後からあとから溢れてきて、愛撫する少女の口元や鼻先をじんわりと濡らしていく。
 燃えるような感覚を祥子は味わっていた。口を塞がれ、膨らみ始めた胸を吸われ、そして祥子自身よく理解してないその部分を、はしたなくも他人の舌で扱われて……。
 何か得体の知れない、単なる悦楽だけではない大きな感覚が迫ってきているのを祥子は全身で感じていた。
 紅薔薇さまは塞いでいた口を離して、初めての絶頂に戸惑う幼き少女に悟すように声をかけてやる。
「イクの? イっちゃいそうなのね祥子ちゃん。恐がらないで感じて。私たちのこと全部、あなたの身体で全部感じて」
「……ッ! うん、うん。イっちゃう。私……わたし、いっちゃうよおっ!」
 イク、という単語を祥子は知らなかった。だから彼女は、ただ本能に任せただけ。ただ湧き上がってくる感覚に任せるのみに、ただ何かを求める。
 やがて祥子は、ぬるりとして熱すぎる何かが、自分の中に入ってくるのを感じた。初めて異物を受け入れる感覚は、恐怖とおぞましさと、そして痺れるような快感を、祥子の全身に容赦なく叩きつけた。
「んっ……あ、ああああああああぁっ……!」
 祥子は全身の筋肉を弛緩させ、誰かの暖かな腕の中にすっぽりと包まれたまま、眠るように意識を失った。
97skde:04/09/21 22:28:28 ID:QQQYC+df
 
  ◇

「……ま……ねえさま……」
 祥子は、混濁した意識のままに誰かの声を聞いた。ほとんど条件反射でうっすらと目を開けると、そこには見慣れた顔が一つあった。
「お姉さまっ!」
「……ぁ、祐巳……? あら、どうしたのかしら、私」
「その、眠られてました。何だか呼吸がスゴク荒かったから、私、焦っちゃって……」
 祐巳の顔は確かに心配げな色をたたえていた。どうやら祥子は、自分が薔薇の館で皆を待っているうちに寝入ってしまったのだと理解する。
「ごめんなさいね。心配かけたわ。私は大丈夫。ちょっと、昔の夢を見ていただけだから」
「はあ……昔の夢、ですか?」
 祥子は頷いた。そこで辺りを見回すと、自分たち二人以外に誰も会議室に居ないことに気付く。
「あ、何だかみんな忙しいみたいで……。委員会だとか、剣道部だとかで。今日は集まりはナシにしようってことになったんです」
「そう……私たちだけですものね。部活動にも委員会にも所属してないのは」
 祐巳は何だか曖昧に笑った。紅薔薇姉妹だけが揃って暇を持て余してしまったことが可笑しかったのかも知れない。
「じゃあ……そうね。せっかくあなたと二人きりなんですもの。天気もいいことだし、散歩でもしましょうか?」
「はあ……散歩、ですか」
 以外といえば以外すぎる言葉。祐巳にとって姉である祥子は、例えばこんな状況であったとしても、二人で仕事を進めようと言う筈だと思っていたからだ。
 事実祥子自身、らしくない態度だと思っていた。けれど今日だけは、何となく。
「じゃあ、どこへ散歩に行きましょうか?」
 無邪気に問い掛ける妹へ、いつもの笑みを返しながら祥子は言った。
「そうね……小等部の方にでも、足を伸ばしてみましょうか?」
98skde:04/09/21 22:28:56 ID:QQQYC+df
以上です。拝読ありがとうございました。
初投稿でなおかつ初エロ小説ということでいろいろ拙い部分もあったと思いますが、ネタ浮かんだらまた何か書こうかなと思ってます
99名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:33:05 ID:rHCCc8CU
まだ読んでないけどGJ
100名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:33:15 ID:rHCCc8CU
100
101名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:35:07 ID:HKeJ62Vo
なにが凄いって、IDの先頭がQQQと言うのが凄いよ。
102名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:38:34 ID:9vldJ80p
昔の薔薇様方GJ!
こうやってリリアンの伝統と校風が受け継がれていくわけですな。素晴らしい…
103名無しさん@ピンキー:04/09/22 00:12:08 ID:6noOVJog
>>93-97
ナイス。これで初とはすごい。
104名無しさん@ピンキー:04/09/22 00:14:40 ID:qxoGywMR
>>98
乙だけど、書き終わった後にエクスキューズは入れない方がいい。いろいろ煽られる可能性がある。
105名無しさん@ピンキー:04/09/22 00:16:44 ID:uY/ktQvM
凸助のデコにマジックで「肉」と書いてみた。
か、かっこいい……。
106名無しさん@ピンキー:04/09/22 00:38:10 ID:yq3+Q47x
>>98
GJ!
10780 ◆jgFiZQOpr. :04/09/22 06:13:44 ID:sS8cXZrk
ところで、ちょっと短すぎましたか?
108名無しさん@ピンキー:04/09/22 07:41:02 ID:+oZO5v9+
>>107
質がよければ長さは関係ないと思うよ。
109名無しさん@ピンキー:04/09/22 08:13:14 ID:gonUJ1kR
マリみて『オナニーシリーズ』、誰か書いてぇ!!

蓉子様のオナニー
江利子様のオナニー
聖様のオナニー
景様のオナニー
祥子様のオナニー
令様のオナニー
三奈子様のオナニー
栞様のオナニー
静様のオナニー
祐巳様のオナニー
由乃様のオナニー
志摩子様のオナニー
蔦子様のオナニー
真美様のオナニー
可南子様のオナニー
瞳子様のオナニー
乃梨子様のオナニー
笙子様のオナニー
110名無しさん@ピンキー:04/09/22 08:58:49 ID:eg9nJJRP
全員に様をつけるおざなりな感じがたまらん(;´Д`)ハァハァ
111名無しさん@ピンキー:04/09/22 09:07:59 ID:yAbc4nV7
そういやオナニーするSSって全然無いな
112名無しさん@ピンキー:04/09/22 09:33:39 ID:CcgavW/H
祐麒のだったら前スレであったぞ。あれは良い物だ。

まあ、祥子さまの性への目覚めは↑でわかったし、他の山百合会の
方々のその辺の事情も知りたいですな。
113名無しさん@ピンキー:04/09/22 09:54:31 ID:en98pKSC
ひとりHを見られて犯されるのはこのスレのお約束ではないか。
114名無しさん@ピンキー:04/09/22 10:59:59 ID:e48Zk4A+
見られた方が逆ギレして姦し返すのがここでのたしなみ。
115名無しさん@ピンキー:04/09/22 11:42:21 ID:c77OtCiE
>>112
とくに可南子の事情が知りたいですな
116名無しさん@ピンキー:04/09/22 15:39:09 ID:MKHmn9mo
>>98さん GJ!!
楽しく読ませていただきました。リリアンの英才教育ぶりが垣間見れておもしろいですね
次回作も期待しております
117名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:23:31 ID:KgaeggiJ
「ふうん、はあ…」
ベッドに横たわりパジャマの隙間からせつなげな声を上げて
ちょっと癖っ毛のあるブラウン色の髪の少女は可憐な唇に寄せた親指の爪を噛む。
もそもそと身をよじり何かに耐えるようなその仕草を見る者など今この場にはいない。

夏のある日、朝日が部屋一杯に充満し始めた頃。
父や母、そして弟の祐麒もそろそろ起き始める頃だろうが、
その喧騒はまだ空間に満ちるほどでもない。

「く、ううん…」
薄手のパジャマ越しではあるが、少女の片手が自分の胸元をまさぐっているのが分かる。
まだ未熟ではあるが女性らしいラインを描きつつあるその双丘の頂点を
指先でぎこちなく転がす。
まだその行為に慣れきってはいない少女の体の芯に痺れるような快感が押し寄せる。
時折強くつまみ、指先を押し付け、ひっぱり、弾く。
柔らかな乳房を手のひらで圧迫し円弧を描くように揉み続ける。

「あふう…」
眉間に皺を寄せとめどなく押し寄せる快楽の波に身をよじる。
少女は股間に芽生えた淡い感覚にもぞもぞと内股を擦り合わせながらその身を翻した。
胸をまさぐっていた手がなだらかな腹をなぞりながら股間へとのびていく。
ショーツのラインをそっとなぞり産毛程度のものすら生え揃わない恥丘を通り過ぎると
その指はなだらかな割れ目の淵にたどり着く。

「ひん…」
爪を噛む少女の表情が瞬間こわばる。
まだ控えめにはみ出すほどでもない陰唇の淵をそっとなぞりその感覚を楽しむ。



祐巳!祐巳!祐巳!祐巳!ううう……どぴゅん!(;´Д`)ハァハァ
祐麒はイッタ……。
118名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:32:25 ID:CcgavW/H
これは才能と時間の浪費ですのう
最後の二行を削ってちゃんとオチをつけるか、祐麒オナーニの描写もネットリ書きこむかのどっちかにしる
漏れは>>117はやれば出来るエロい子だと信じてるぞ
119名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:38:18 ID:bEnKXrgR
>>117
まぁ、あちこちにテロるのはやめろ
120名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:47:04 ID:KgaeggiJ
汗とはちがうものがその部分を湿らせ始める。

ちゅく、にちゃ
わずかだが股間をなぞる指先の往復運動に湿り気を帯びた音が加わり始める。
少女の指はその割れ目に浅く沈み込み、両の壁にそって往復運動を繰り返す。

「ひう!」
指先が割れ目の上端でやや固さを帯びた突起に触れ、少女は思わず声を上げた。
しばらく強烈な感覚を与えるその部分を避けながら
もっとゆるやかな快感の得られる場所を指先でまさぐっていたが、
徐々にその部分を慣らすように刺激していく。

「…ん、あふ…」
絡みつく粘液で指先を滑らして、その突起をはじく。

「…っ!」
びくん。
電気が駆け上がるような感覚に少女は体を縮める。

「ふぅ、はぁ…」
ぎゅっとつむったままの目頭に涙が滲む。
指先は突起をはじきながら体内へと続く、
まだ何者も侵入したことのない熱く狭い膣口の入り口をそっとえぐる。
それだけでも少女にとっては充分な快楽を得ることができた。
鼓動の高鳴りと共に指先の動きは次第に激しさを増し、
ぴちゃぴちゃと自分からわき出でる粘液を掻きまわす音が
広い寝室に静かに響き渡る。


祐巳!祐巳!祐巳!祐巳!ううう……ぴゅぴゅ!(;´Д`)ハァハァ
祐麒は2度目の絶頂を迎えた……。
121名無しさん@ピンキー:04/09/22 18:15:39 ID:fVFLdiNt
「んふ…ふ…あふっ!…」
身を縮めたまま少女の体が痙攣し指先の動きが止まった。

「ふうぅ…はぁ…」
低く荒い呼吸をしばらく繰り返すと、少女はうっすらとまぶたを開き、
快感に酔いしれた潤んだ瞳で机の上に飾られた写真立てに視線を送った。

「…おねえさま…」


祐巳様のオナニー終了。


祐巳が祐巳が祐巳が祐巳ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
クローゼットに隠れていた祐麒は360ポイントのダメージを受けた
122名無しさん@ピンキー:04/09/22 19:21:16 ID:r0qNsVGn
新スレ立ったけどクソSSばっかでツマンネ



・・・と思ってたけどオナーニGJ!
むしろもったいない。はしょらず書けば名作の予感。
123名無しさん@ピンキー:04/09/22 20:10:44 ID:6RCNsvLa
(・∀・)イイ!!
124名無しさん@ピンキー:04/09/22 20:34:18 ID:z7kTq+w8
何で文才ありそうなのに、そのオチ・・・。
117の普通の小説も読みたい
125名無しさん@ピンキー:04/09/22 20:44:29 ID:CcgavW/H
描写はエロも萌えも感じさせてくれる素晴らしい出来栄えなのにね。
しょうもないオチ要員なら祐麒は出さないで祥子さまオカズをおもいっきり強調する
とかして欲しかった脳。
126名無しさん@ピンキー:04/09/22 20:49:43 ID:MX0fPXtT
sss
127名無しさん@ピンキー:04/09/22 21:32:47 ID:CXrVc5W7
いや面白かったよw
このオチでこそ良かったと思う、GJ
128名無しさん@ピンキー:04/09/22 23:47:23 ID:Rd/qkqEp
ぽつりぽつりと雪の降る空を眺めていると、
隣では、自動販売機でホットココアを2つ買う祐巳ちゃんの姿。
制服の上に赤いダッフルコートと白いマフラーをした祐巳ちゃんが、
「さむいね。ぴとっ!」ってホットココアをボクのほっぺたにくっつける。
「熱ぅ・・こら!」って、ボクは祐巳ちゃんを正面からギュっと抱きしめる。
「もう・・離さないよ。」ってボク。
祐巳ちゃんは、ホットココアを両手で抱えながらボクの胸の中で、
「うん。」って軽くうなずき、そしてとびっきりの笑顔をボクにみせてくれる。
ボクだけに。

どうだどうだ!どうよ、みんなどうよ!
そんな情景を想像して見みろよ!
オレは萌え死にするかもしれんぜ。

祐巳ちゃん可愛い!
祐巳ちゃん大好き!

>>117
GJ!
129名無しさん@ピンキー:04/09/22 23:58:53 ID:fm2BGUWR
>>128
だったら俺は可南タンに罵詈雑言食らって蹴り入れられたいな。
踏まれたり。
130sage:04/09/23 04:31:53 ID:miseM2MH
俺がいつもおかずに考えていること

@志摩子を腰高位でバンバン突きまくる→中出し
A桜の下駅弁スタイルで志摩子の中を思いっきり突き上げ、かきまぜる→中出し
B志摩子の家で志摩子をバックで思いっきり犯しまくるもちろん中出し

それを相手ふたなり乃梨子で考えて興奮するんだぜ?俺って大人(藁)になったなあ。
これこそ百合愛好者(藁)・・・ほんとは俺自身がしたいけどよう。おまえらどうよ?
おかず妄想の時に男だす?どうよ?
131名無しさん@ピンキー:04/09/23 04:33:03 ID:miseM2MH
>130
名前・・・・恥ずかしくないもんね!!(負け惜しみ)
132名無しさん@ピンキー:04/09/23 04:36:14 ID:AQOAoNLL
マリみてはエロい気分になるけどオカズにはならんのう。というかそこが良い。
ああ。次に生まれてくるときは女子高生になって女子校に入ろう・・・
133名無しさん@ピンキー:04/09/23 05:00:03 ID:13JysAC0
>>130
志摩子を背面ウンコスタイルでしゃがませて下からズコズコ突き上げて中出し
134名無しさん@ピンキー:04/09/23 08:04:12 ID:gyjsCWWB
>>130
祐巳たんが山百合会メンバーからたっぷり犯されちゃうシチュ妄想で何十回お世話になったやら…。

おすすめは志摩子・由乃×祐巳と蓉子・聖・江利子×祐巳だね。
135名無しさん@ピンキー:04/09/23 08:58:26 ID:13JysAC0
祐巳様を責める志摩子様と由乃様の舌舌舌
136名無しさん@ピンキー:04/09/23 10:21:56 ID:h31RBMFd
>>130
全校生徒の前で壇上でドギースタイルふたなりとか
先代に強要されて、山百合会全員に見られながらテーブル上で正常位とか

視姦好きなのか、俺 orz
男は出さないで山百合メンバ同士で妄想だ!
137名無しさん@ピンキー:04/09/23 13:56:16 ID:EONHdZqn
>>128>>130頭ダイジョウブ?

>>132
俺もそんなこと考えていたよ・・・_| ̄|○
138名無しさん@ピンキー:04/09/23 15:11:32 ID:OOOSYurP
女子高生に生まれ変わったおまいらは、
「次に生まれてくるときは男子高生になって男子校に入り、楽しいやおいライフを・・・」
って絶対考えてるよ。間違いない。
139名無しさん@ピンキー:04/09/23 16:31:10 ID:jC1FpIQd
聖×志摩子(;´Д`)ハァハァ
140名無しさん@ピンキー:04/09/23 17:45:54 ID:gyjsCWWB
>>138
腐女子はそう思うよなぁ…。
俺は男だが、来世も男でいたい。
141skde:04/09/23 18:12:02 ID:tuoN2BZb
投下します。
属性は 乃梨子 痴漢。NGワードはsk。わりとありきたりなお話です。
142シロイバラ:04/09/23 18:12:33 ID:tuoN2BZb
「──!?」
 それなりに人で埋め尽くされた電車の中で、二条乃梨子は突如自分を襲った感覚に全身を震わせた。
 片手にポーチ、もう片方の手でつり革に掴まっていた状態では、その不快感を伴う感覚を甘んじて受けるより他なかった。
 ウエストラインをつつましくではあるが撫でさすってくる手。首筋に当たる、微かに湿ったような感触はきっと、後ろに立つものの呼気。
 ──痴漢だ。乃梨子は瞬時にそう理解した。
 電車通学である乃梨子は痴漢に遭うのがこれが初めてというわけではない。だが勝ち気で強き正義感の持ち主である乃梨子は、しかるべき態度でこれを退けてきた。
 無理矢理に振り払って大声で叫べば、それで痴漢などという非道な行為を行うものを駆逐できる。
 痴漢を警察に突き出してやれば、少しでも身体を勝手に触られたと言うことに対する気も晴れようというものだ。その後のそいつの人生は暗いものになるだろうが、そんなものは乃梨子の知ったことではない。
「……っ」
 だが今の乃梨子はそれが出来なかった。相変わらずウエスト辺りを撫でられ、もう片方の手は乃梨子の上着越しに二つの丘にたどり着いている。
(これ……きっと女の人の手だ……。どうして? どうして女の人が痴漢なんて)
 身体をまさぐられる嫌悪感や、痴漢という非道な行為への怒りよりも、乃梨子の中では現状に対する疑問の方が大きかった。
 結果としてその迷いは乃梨子にとって命取りとなる。素早い対応で痴漢を退けてきた乃梨子にとって迷いは致命的である。
143シロイバラ:04/09/23 18:13:06 ID:tuoN2BZb
「ぁ……!」
 上着越しに痴漢の手が胸の頂きに触れた。突然の刺激に乃梨子は零れそうになる声を必死に抑える。
 いつのまにか身体が密着させられている。やはりと言うべきか、背中に当たるのは女性特有の二つのふくらみ。自分よりも随分と背が高く、また立派な身体の持ち主だった。
 心臓が早鐘を打つ。
 公共の場で、しかも周囲は見知らぬ他人で囲まれている。そんな中で、大人の女性に身体を弄られる……。非現実的な状況が乃梨子から冷静な判断力を奪う。
 腰を撫でていた手が乃梨子のズボンの上から女の子の部分へ。上着の中にもぐりこんう一方の手はブラの上から優しく、繊細に丘を揉みしだく。
(な、なん……どうして? 痴漢なのに、最低な奴のはずなのに。どうしてこんなに、優しいの……?)
 いつしか乃梨子の呼吸は千々に乱れていた。
 静かにブラのホックが外されてそれは上着に引っかかったまま。いよいよ乃梨子の胸に直に触れてきた手は度し難いほどにすべすべとしていて、それで自身の身体が汗に湿っていることに気付かされる。
(いやだ……私、わたし……痴漢されてるのに……酷いことされてるのに……)
 ──感じている。
 今や乃梨子の処女の体躯が性感を感じ始めているのは明白だった。
「ひゃ……!」
 耳の裏に何かがいる。粘液のようなものに覆われたソレは、さながらナメクジのように乃梨子の耳の裏を徘徊する。
 それは痴漢の舌だった。暖かいものが耳の裏を這いまわり、しゃぶり、時折耳の穴の中までに侵入しようと試みる。
 脳へ近い、柔らかい場所への刺激はとてつもなく高純度で、頑なに感覚を閉ざそうとする乃梨子の神経をやんわりとこじ開けようとする。
144シロイバラ:04/09/23 18:13:30 ID:tuoN2BZb
(駄目……ダメっ! 身体が熱い……あそこが、熱い……!)
 手はいつしか乃梨子のズボンのベルトを器用に解き、隠された場所にもぐりこんでいる。パンティの上から執拗に秘裂を撫でさすられ、溢れ出した愛液がじんわりとし染みだしてくる。
 慣れた手つきで手は下着のゴムをくぐり、乃梨子の大事な部分に触れようとする。腰を揺らしてそれを阻止しようとするも、快感に溺れ始めている現状ではその抵抗はあまりに儚すぎる。
 一際大きく乃梨子の身体が跳ねた。指先が乃梨子のその部分に到達してしまったのだ。
 掌で全体をさする。その部分を汚していた乃梨子の愛液は拭い取られて、けれどまた溢れ出してるのを感じる。もう乃梨子の意志では止められない。
 しっかりとすぼまった無垢な裂け目にそって、一本の指を前後に動かす。濡れた指は恥毛に絡められて時折引っ張られる。それもまたギリギリの刺激となって乃梨子を追い詰めていく。
「はっ……ぁ、ぁぁっ……!」
 声が抑えられない。いつしか秘部は両の手で執拗に攻められており、ほころびはじめた秘裂の襞一枚一枚を丹念に撫でさすってゆく。その指はまるで乃梨子自身よりも乃梨子のその部分を理解しているような巧みさを持って十五の乙女の処女地を攻め立てる。
 引っ張られ、指先で揉みしだかれ、膨らんできた乃梨子の中心辺りをなぞるように。時折そこに触れる。
 いやいやをするように乃梨子は首を振る。すでにとろけてしまっている自身の身体を否定するかのように。自分でその部分を慰めるよりも、遥かに気持ちいいと認識している雌の本能を諌めるように。
 ふいに片の手が引き抜かれる。それが乃梨子の頬に添えられて、手についていた愛液が頬を染める。それは普段自分を慰める時より遥かに多い量で、尚且つねっとりと濃かった。
 無理矢理に後ろを向かされる。
 ──一瞬だけ、瞬きするほどの刹那の瞬間、乃梨子は自分を犯している人間の顔を視認した。
145シロイバラ:04/09/23 18:13:59 ID:tuoN2BZb
「!?」
 だがすぐに顔に手を添えられて視界は遮られる。本当に一瞬だったからそれが女性の顔だとしか乃梨子は認識できなかったが……。
(スゴイ綺麗な人……こんなにキレイな人に私、今、犯されてる……)
「ん──!」
 目を塞がれたまま、唇も塞がれた。
 舌が分け入って来る。同時に、自分のものでない体液が口腔一杯に流し込まれてくるが、嫌悪感など欠片もなかった。鼻を鳴らしてこくこくと乃梨子はそれを呑下した。
「……絶対、目を開けちゃだめだよ。いい?」
 耳元で囁かれて一瞬だけ思考が停止する。初めて耳にする陵辱者の声は潜められたものだったが、ハスキーがかったような色っぽいものだった。それだけで乃梨子の身体はさらに燃える。
 目を塞がれたまま乃梨子は必死に首を縦に振る。恥もプライドもモラルも何もかもかなぐり捨てて一人の処女が今、快感を貪っている。
 添えられていた手がやんわりとどけられる。この世のものとは思えぬほどに繊細で滑らかで、そして冷たい手だった。
 ──まるで、そう。彼女の姉である、藤堂志摩子の手のように繊細で。
 途端、溢れ出す愛液の量が増した。股間をぐっしょりと濡らし足を通り、靴下にまでたどり着こうとする。下着はもう濡れてない部分が見当たらぬほどになり、ズボンですら秘裂から足首までの部分はべったりとした感触に濡れている。
(これがもし志摩子さんの手だったら……志摩子さんが、私のこと犯してるんだったら……)
 乃梨子の背徳の妄想はさらに彼女の体温を高めていく。溢れる愛液はすでに失禁したように股とズボンをぬらしている。
 硬く目を閉じて唇を吸われたまま乃梨子は、見知らぬ他人に犯されながらに志摩子に犯されることを夢想する。
「ん、ん、んん……」
 これほどに激しく交わっていたならば、電車内の誰かに気付かれても不思議ではない。けれどそんなこと乃梨子にはどうでもよかった。
(志摩子さん……志摩子さん……。志摩子さぁん……)
 腰が揺れる。無理な体勢で犯されながらも乃梨子は赤の他人の指と志摩子の指をひたすらに求める。
146シロイバラ:04/09/23 18:14:32 ID:tuoN2BZb
 唇を劣情的に吸われて薄い胸をやわやわと揉みしだかれて、いよいよ指は乃梨子の誰の侵入も許していなかった地へと潜り込もうとする。
(欲しい。欲しいよぉ……。指なんて自分でも入れたことないのに……。指、入れて。そこ、掻き回して志摩子さんッ!)
 果たしてその願いは、何の前触れもなく叶えられることになる。
(……ん、んんんんーーーーッ!)
 微かに指先が侵入する。処女の肉壁を確かめるかのようにゆっくりと。指先で円を描くように。愛液で溢れているそこを掻き混ぜるように。
 それは繊細すぎる愛撫。細胞単位での未知の悦楽を乃梨子はこのような場所で、しかも同性を相手に享受することとなった。
(あ……駄目、だめ、だめぇ……イヤッ、やめてこのままじゃ……あ、いや、やめないで……やめちゃいやぁ、志摩子さん……)
 微細な愛撫を続けていた指がふいに止まり──直後、それまでに比べとてつもない勢いで膣内に押し込まれる。それは処女の証に突き当たり、同時に微かに、本当に微かにそれを引っ掻いた。
「〜〜〜〜〜ッ!!」
 唇を塞がれていなければきっと、乃梨子は大声を上げていただろう。
 激痛すら伴う苛烈すぎる快感。頭の中が真っ白になり乃梨子は、かつてないほどの高みに放り上げられる。それは経験したことのない程に密度の濃い絶頂。
 見知らぬ誰かに抱きすくめられ、朦朧とした意識の中では志摩子に抱きすくめられながら乃梨子は、登りつめた身体をひくひくと震わせていた。
147シロイバラ:04/09/23 18:15:07 ID:tuoN2BZb

  ◇

 気がつくと乃梨子は駅のホームに一人立ち尽くしていた。
 どうやって電車を降りたのかも覚えていない。けれど身体は綺麗に整えられており、下着とズボンも当然のように元通りにされていた。
 電車に乗る前と違うのは、その下着がべったりと濡れていることと、未だ何かを挿入されたかのような感覚の残滓を残すその部分だけだった。
(……私、どうして電車なんて乗ったんだっけ)
 逡巡する。そしてぱっと思い浮かべるのは、たおやかに微笑む志摩子の顔。
(そうだ。志摩子さんに誘われたんだ。紹介したい人がいるからって。確か、志摩子さんのお姉さま──)
 ふらふらと駅のホームを出て改札を抜けて、駅の入り口付近にたどり着く。確かここで待っていると言われたような気がする。
「あ、志摩子さん……」
「ごきげんよう、乃梨子。電車、すごい混んでたでしょう。大丈夫だった?」
「……」
 ふと目をやると、志摩子の隣には背の高い女性が──恰好良くて、そしてとんでもない美人な女の人が、値踏みするかのように乃梨子のことを見つめているのに気付く。
「初めまして、二条乃梨子ちゃん。志摩子の姉の佐藤聖です。いつも志摩子が世話になってるね」
 その声は、ひどく緩慢になった乃梨子の神経を刺激した。
 色っぽい、ややハスキーな声。
(サトウ セイ)
 朦朧としたままに乃梨子はその名を反芻する。弄び尽くされた乃梨子の女の部分が、本人の意思とは無関係に微かに震える。
 枯れ果てたと思っていた愛液が、乃梨子の股間をいつしかじんわりと濡らしていた。
148skde:04/09/23 18:15:28 ID:tuoN2BZb
以上です。拝読ありがとうございました。
149名無しさん@ピンキー:04/09/23 18:25:26 ID:AQOAoNLL
聖さまの乃梨子試食キタ━━━━(*゚∀゚)=3=3━━━━!!!
ネットリとした痴女っぷりがたまりませんな。GJ!
このスーパーな指技が白薔薇の伝統なのでせうか?(;´Д`) '`ァ..,'`ァ..,
150名無しさん@ピンキー:04/09/23 18:52:55 ID:F4EEMvkE
skdeさん乙。
俺も乃梨子のエロは志摩子絡みで何度か書こうかと思ったことはあるが、
あんまし妄想できなかったんだよな。
なんか乃梨子ってエロが想像できないタイプだ。
151名無しさん@ピンキー:04/09/23 19:44:18 ID:ZPZBYiwc
>>148
  _、_
( ,_ノ` )
  \,;  シュボッ   skde氏…
    (),
    |E|

   _、
(   , ゝ y━・~~~   以前ヌルい痴漢物投下した者だが…
   .,ノ\
   ,,(´⌒`),.

  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~   ここまで良い物読ませられるとは思わなかったぜ

  _、_
( ,_ノ`) n∫   俺には到底たどり着けない領域だ…
     ,!
    ┗━┛

  _、_
( ,_ノ` )  GJ!!!
          d
152名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:30:28 ID:2J7HXA6E
GJ!ナイス
153名無しさん@ピンキー:04/09/23 21:11:11 ID:jgoJDpbm
しかし「拝読ありがとうごさいました」という表現は字書きとしてどうだろう。
154名無しさん@ピンキー:04/09/23 21:31:27 ID:vWUJodk4
なんだかんだいって、いいSSが投下されるとふいんきもよくなるものだな。
155名無しさん@ピンキー:04/09/23 21:33:37 ID:AQOAoNLL
粘着が休んでるけだな。
156名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:09:02 ID:/Im/6gTb
おいおいおーい!
これじゃまるで聖さまがマジモンの変態みたいじゃねーか!

違うんだよ、聖さまってのはこう、悪ふざけはするけど、冗談と冗談でないところの境目を理解してるっつーか、
決して、ある一線だけは越えない人なんだっつーか……。

























……などという個人的な感想をを吹っ飛ばすくらいぐっじょぶ!
157名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:22:42 ID:2J7HXA6E
>>156
いや実際はそうなんだろうがこんなのもアリってやつよね
158名無しさん@ピンキー:04/09/24 02:08:15 ID:hbnBcE5p
志摩子の3分間クッキング(素材:由乃)
159名無しさん@ピンキー:04/09/24 07:41:32 ID:dFAR9sVC
令と由乃に料理されちゃう、祐巳と志摩子。

こっちがハァハァ。
160名無しさん@ピンキー:04/09/24 08:07:58 ID:14t9RUpw
祐巳と志摩子の陵辱大好きなあまり他キャラをやたら道具にする人が少し前から居るね。
161名無しさん@ピンキー:04/09/24 08:55:37 ID:Fr74DzTZ
聖さまってやっぱりエロい人だったんですね。
162名無しさん@ピンキー:04/09/24 09:51:47 ID:8ZOV5EiM
聖×乃梨子(;´Д`)ハァハァ
163名無しさん@ピンキー:04/09/24 12:18:41 ID:mJ9AoQJO
>142
言葉や文法の間違えが半端でなく多いのが気にかかるが、それを吹き飛ばすほどエロイ。乙
164名無しさん@ピンキー:04/09/24 12:37:18 ID:WzeFj34T
>>153
許してやれ
165名無しさん@ピンキー:04/09/24 18:15:36 ID:3mGhombu
ご静聴ありがとうございました
今宵はここまでにいたしとうございます

かしこ
166名無しさん@ピンキー:04/09/24 19:56:36 ID:WzeFj34T
>>165
それって何だったっけ?
167名無しさん@ピンキー:04/09/24 20:03:41 ID:sjJ2607L
>>166
NHKの大河ドラマ「武田信玄」だと思う。
168名無しさん@ピンキー:04/09/25 00:09:43 ID:KmpsWP4X
聖・蓉子×志摩子・祐巳

初なふたりに色々手ほどきをするお姉様s萌えっ(・∀・)!
169名無しさん@ピンキー:04/09/25 00:17:33 ID:RKyqWiNQ
蕾の妹の初夜と性のてほどきは薔薇様の仕事だな。
蕾はそれを見とどけないといけないのが山百合会の伝統。
当然、凸X由乃も。

聖さまが栞を妹にしなかったのもこの辺が原因。
170skde:04/09/25 00:18:08 ID:5lGtSagA
投下します。連投申し訳ない。↑のCPと全く関連性がなくて申し訳ない。
属性は 由乃 ちさと ちさと責め。 ややほのぼのまったり系です。NGワードはsk。
171『柔軟体操一緒にやろう』:04/09/25 00:18:40 ID:5lGtSagA
「由乃さん、柔軟体操いっしょにやろう?」
「……ちさとさん」
 剣道部に入部して二日目。昨日は途中からの参加だったが、今日からは練習の頭から参加することとなった。
 剣道場に三々五々集まってきた部員たちは、それぞれに仲の良い者とペアで柔軟体操を始めているのだが、入部二日目の由乃には当然その相手はなく。
 彼女のスールである支倉令の姿もまだ見えず、由乃は一人、つまらなそうな顔で柔軟の真似事などしていた。
 剣道部において島津由乃という存在は極めて微妙だった。部のエースである支倉令の妹。一年や二年には支倉令に憧れている人間が多く、その妹である由乃の突然の剣道部入部は、はっきり言って歓迎すべきことではなかったのだ。
 挨拶こそすれ、それ以上話し掛けてくる人間は皆無。その辺りの微妙な事情はまあ、当人である由乃も理解していたことだったのだが──。
「柔軟体操する相手がいないんでしょ? だって、剣道部で由乃さんの味方って、令さまと私くらいのものだもんね」
「ちさとさん、あなたねぇ……」
 由乃は恋敵の同い年の少女を睨みつけるが、ちさとの指摘したことは全くの事実だったので、反論することも出来ずじまいであった。
「私も柔軟の相手いなくてさ。いっしょにやろう、由乃さん」
「……? まあ、いいけど。黄薔薇のつぼみであるこの私が、あなたの柔軟体操の相手をしてあげるわ」
「はいはい。至極光栄の極みなり」
 それなりに剣道部が長いはずのちさとに何故相手がいないのか、由乃は一瞬不思議に思ったが、それは疑問となるべく程のものでもなかった。
172『柔軟体操一緒にやろう』:04/09/25 00:18:58 ID:5lGtSagA
「ほんと、身体硬いねえ由乃さん」
「ほっ……ッ、ほっといて、よ……!」
 柔軟をされながら答える由乃の声は切れ切れだ。身体のあちこちを伸ばされ、押され、引っ張られ。体力と言うものがほぼ皆無な由乃のひ弱な身体は、それだけで悲鳴を上げる。
 けれど根を上げるわけにはいかない。これは私たち姉妹の為なんだと自分に言い聞かせる由乃は、不意におかしな感触に襲われた。
(……?)
 ちさとの手が触れてくる場所──二の腕や脇の下辺り、太腿の内側など、元々筋肉の殆どついていない由乃の身体の中でも、特に柔らかな部分にばかり触れてきているような気がする。
 多少のくすぐったさを由乃は感じるが、そもそも由乃は柔軟体操というものですら殆どしたことはない。指摘すべきかするまいか逡巡するが……。
「ちょ、ちょっとちさとさん……!」
「ん、なぁに由乃さん」
「ヘンなとこ、触らないでよっ」
 ちさとの手は由乃の胸の下の辺り、慎ましやかなふくらみを持ち上げるような恰好で添えられている。
「ん、これ?」ふにふにと、ちさとは由乃の胸をまるで玩具を扱うように揉みしだいた。
「あン!」
 あまりに無防備だった由乃は、その性感を呼び覚ますような感覚に声が漏れるのを堪え切れない。周囲の人間の視線が痛い。由乃は怒りと恥辱に顔を真っ赤にしながら小声で、
「ふざけないでよ! 誰かに見られたら……」
 床に座り込むような形だった由乃は、その後ろで膝立ちで覆い被さるようにしているちさとの方を見て抗議する。が、その言葉は途切れた。
 振り向いた先、目の前にあったのは、天使のように微笑むちさとの笑顔。髪を切ってぐっと可愛らしさが増したとは思っていたが、果たしてここまで禁忌じみた魅力を備えていただろうか。魅入られたように由乃は思う。
173『柔軟体操一緒にやろう』:04/09/25 00:19:17 ID:5lGtSagA
 その由乃の心の揺れを、天使のような笑顔を浮かべた少女は見逃す筈もなかった。
「あッ……!?」
 剣道着を所有していなかった由乃の恰好は、半袖の体操着にスパッツという至ってラフなもの。そのスパッツの裾から、ちさとの手が侵入する。神聖なる道場には相応しくないほどに艶やかな手つきで。
 ちさとに密着されて由乃の身体はほんのりと汗ばんでいた。それはちさとの触れている箇所も例外ではなく、撫で回される度不快感に襲われる。
「何だか熱いよ由乃さん。もう感じてるんだね……。私の思った通り。由乃さんって気が強くてお姫様みたいに可愛くて、とってもエッチな女の子だったんだね」
「そっ……そんなこと、ない……!」
 スパッツに潜り込んだ手はもどかしいほどにじりじりと由乃の柔らかな肉の上を這い回る。もう片方の手はいつしかスパッツの上から掌全体で由乃の秘部の上を優しくさすっている。由乃の理性の間隙を縫うような愛撫は、徐々にその理性をこそげ落としていく。
「汗じゃないよね、これ。だんだんエッチなお汁が染みてきたよ……。素敵……由乃さん、私なんかの手で感じてくれてる。あ、ほら、また濡れてきた。ねぇ……気持ちいいよね由乃さん。気持ちいいって、言って欲しいな……」
「これはアンタが、そんな風に触るから……気持ちよくなんか、ないっ! 感じてなんかないもん……! 早く手、どけてよっ」
「だーめ。由乃さんのここ、ひくひくってしてるもの。ほら、私が手を動かすと……ほら、また動いた。でね、その度に溢れてくるの。ね、もっと欲しいんだよね? もっとこうして、くにくにってして欲しいんだよね?」
「ぁ……ん、んんッ」
 染み出した愛液は由乃の下着とスパッツをべっとりと濡らしている。黒スパの上からでは判り辛いがもう既にかなりの量の愛液が下着を挟んで秘肉とスパッツの間を濡らし、這い回るちさとの手はその度にぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てる。
174『柔軟体操一緒にやろう』:04/09/25 00:20:14 ID:5lGtSagA
(駄目……いやらしい音、聞こえちゃう……)
 未開発の処女の身体は腰の辺りから発せられる痺れるような感覚に、抗う術もなく灼かれ、しかし由乃の股間を責める手は布地の上から。
 スパッツの中に侵入した手はせいぜい腿の付け根までしか届いていないことと相まって、疼くような甘酸っぱいもどかしさを由乃の身体に染み渡らせるに留まっている。
「あッ!?」
「腰がびくんってしたよ。可愛い……伝ってくるよ、由乃さんのドキドキ。いいよね? だって由乃さんのここ、もうびしょびしょだもの。ね、手、入れちゃうよ」
 お腹の辺りからちさとの手が入り込む。粘液で浸されたそこを泳ぐように。火傷しそうなほどに熱くなった由乃の股間はあっさりとそれを受け入れてしまう。
「すごい……こんなになるまで我慢させちゃって、ごめんね。辛かったよね? 切なかったよね? だって由乃さん一人ぼっちなんだもの。寂しい思いさせて、ごめんね……。今すぐ気持ちよくしてあげるから泣かないで……ね?」
 由乃の身体が傍目にも判るほど震える。吸い寄せられるようにちさとの指先は由乃の入り口に到達する。円を描くように、ほころび始めた花びらを巻き込むようにして侵入した指。
(ヘン……だよ。ちさとさんの声が……何か、泣いちゃいそうなくらい優しい……。あ、駄目ッ。そんなにたくさん入れないで……恐い……。、恐くて、あそこが切ないの……)
「ねえ由乃さん、キスしてもいい? キスしようよ、お股ばっかりじゃ切ないでしょ? キスすると気持ちいいの。唇から先、頭の中全部幸せな気持ちになれるの。それとも私とキスするの、イヤ?」
 由乃はただどうしようもなくふるふると首を横に振る。ちさとを嫌ってるわけでもキスがイヤなわけでもない。ただ、ここで深く深くくちづけを交わしてしまえば、後はどうしようもなく浅ましくも腰を振ってちさとの指を求めてしまうだろう。
 他にも部員たちのいるこの剣道場においてさえ
175『柔軟体操一緒にやろう』:04/09/25 00:20:31 ID:5lGtSagA
「そっか……令さまがいるものね。唇は、令さまのために、とっとかなくちゃ。だから私には、こっちを頂戴。ね? いいよね? だって由乃さんのココ、私の指を捕まえて離してくれないんだもの。このまま全部入れちゃってもいいよね? 由乃さんの初めて、私に頂戴……」
「ダメ……それだけはだめなの……恐いの。お願いやめて……」
 いつしか秘裂を掻き回している指は二本に増え、それは未通の由乃にとっては軽い痛みさえ産んでしまう程キツイ責めだったが、全身を襲う痺れるほどの快感と心を満たす柔らかな何かは、痛みよりも何倍も心地良いものだった。
(はあああぁん……!)
 指先が膣口に触れる……由乃の身体は激しく痙攣し、そのままちさとの指がつぷつぷという音と共に処女の肉を分け入ってくる。
 稲妻を打たれたように由乃の身体は震えて跳ねて、最後の瞬間を迎える。身体がすーっと上に持っていかれるような感覚。それを繋ぎ止めようとするひとかけらの理性は、ちさとの情愛のこもったとどめの愛撫に跡形もなく砕けて落ちる。
(あ、あ、あああぁぁぁ…………)
 かくり、と由乃の首が落ちる。
 背筋をびくびくと震わせたまま由乃は、絶頂の余韻に浸る身体をちさとに預けていた。指先が由乃の奥の何かに触れて……けれど由乃が覚えているのはそこまでだった。
 股間をべったりと濡らす粘液は、由乃の愛欲が頂きを迎えた証。けれど彼女の頬を濡らすあたたかなものの正体、それは由乃にも知り得ぬものだった。
 剣道部の顧問の部員を招集する声を、由乃は混濁し憔悴しきった意識のままに聞いた。
176『柔軟体操一緒にやろう』:04/09/25 00:20:45 ID:5lGtSagA
  ◇

「ね、由乃さん」
「……なによ。こんな時に話し掛けないで」
 部員たちは今、顧問の周囲に集まり話を聞いていた。その集団の一番後ろにいた由乃とちさと。ちさとは由乃以外には聞こえぬ小さい声で何事か問い掛ける。
「明日も一緒に、柔軟体操しよ? ね、いいでしょう? どうせ由乃さん相手もいないんだしさ」
「……」
 結論から言って、由乃のバージンはちさとに破られてはいなかった。出血はないし痛みもない、という所から判断したに過ぎないが。
 だがしかし、これ以上あんな風に愛されるのは御免だと由乃は強く思う。今日こそ大丈夫だったが、これではいつ純潔が奪われてしまうか気が気でない。
 ふざけるな二度と御免だと由乃が言おうとした瞬間、
「……ッ!」
 お尻の柔肉を弄られて、由乃は絶息しそうなほどにショックを受ける。未だ絶頂の余韻覚めやらぬ処女の身体は、突然与えられた性感を由乃の意思とは無関係に貪ろうとする……。
「よして、ちさとさん……声、出ちゃう……ッ」
 悪戯を仕掛けてくるちさとを由乃は睨むが、拒絶の声は余りにも弱々しいものだった。
「ねえ由乃さん」
 ちさとは天使のように微笑む。けれど由乃はその裏側に、悪魔が舌なめずりしているのを見たような気がした。
「明日も一緒に柔軟体操やろう。 ね?」
 無垢な問いかけに、由乃は頷くより他なかった。とんでもない女に捕まってしまった自分の不運を心底呪いながら。
177skde:04/09/25 00:20:57 ID:5lGtSagA
以上です。ここまで読んでいただいてありがとうございます。
178名無しさん@ピンキー:04/09/25 00:23:04 ID:Po3V7n2d
やればいいという物ではない
179名無しさん@ピンキー:04/09/25 00:36:00 ID:LXd7Uhah
>>177
乙〜v
次は是非、聖蓉を書いてくれ!!
180名無しさん@ピンキー:04/09/25 00:46:19 ID:aw54E4jo
ペース早いなぁ。
181名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:51:12 ID:hcIMTiPx
いいよいいよー
182名無しさん@ピンキー:04/09/25 11:40:03 ID:h6ivEfJ/
ここは処女が好きなインターネットですな
183名無しさん@ピンキー:04/09/25 14:43:50 ID:L+a9Jde+
皆蓉子さますきだね・・・・・・。
184名無しさん@ピンキー:04/09/25 14:46:58 ID:BbNIKUmb
こんな奴にいいように弄ばれるなんて悔しいっ
でも感じちゃうっ
185名無しさん@ピンキー:04/09/25 18:45:04 ID:54QbnlHm
蓉子様って女として魅力あるもんね。
あの責任感が強いところなんか、
聖じゃなくても嗜虐性に目覚めてしまうよ俺も。
186名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:02:54 ID:AGbjAgiD
聖は受けだけどね
187名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:28:14 ID:djzs6WqC
>>185
( ・∀・)人(・∀・ )ナカーマvv
188名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:35:49 ID:9BX6RjQh
むしろいじめているのは蓉子さまの方に見えるのは俺だけか。
189名無しさん@ピンキー:04/09/25 22:19:42 ID:znrTizEF
聖蓉でも蓉聖でも一向に構わん
190名無しさん@ピンキー:04/09/26 00:07:17 ID:8aJbt7sS
蓉子には悲恋が似合うのですよ。
身体だけでいいから、そんな感じ。
191名無しさん@ピンキー:04/09/26 00:14:09 ID:XfetVqL8
>>190
蓉子スキーとしては、最初は身体だけでも最後には
幸せになって欲しいとも思う
192名無しさん@ピンキー:04/09/26 00:48:05 ID:ZTFXaTfO
じゃあ俺が蓉子を幸せにしてやろう。
最初は身体だな! よし、まかせろ。
193名無しさん@ピンキー:04/09/26 01:01:40 ID:F11zhvyM
まかせられない。
194名無しさん@ピンキー:04/09/26 01:11:18 ID:9ZIN+TOA
聖蓉なら結ばれてる話の方が好きだな。
夫婦漫才やってるような話とか。
195名無しさん@ピンキー:04/09/26 01:15:18 ID:ZTFXaTfO
>>193
そう言うなよ。レイープから始まる愛だってあるぞ、やおいとか。

……だめじゃん。
196名無しさん@ピンキー:04/09/26 02:02:43 ID:l3GEHNYr
>>195
双成はやめとけつーたやん
197名無しさん@ピンキー:04/09/26 02:22:35 ID:qRW9yqHg
幸せになったらなったであくどい感じも。
栞との仲はわざと引き裂いたのかよ?みたいな。
198名無しさん@ピンキー:04/09/26 04:07:51 ID:tq4tswo1
蓉子のことを思うと、学園ソドム とか きろめーとる を思い出す。
199名無しさん@ピンキー:04/09/26 06:09:35 ID:tq4tswo1
可南子のブルマ姿……ゴキュ(AA ry
萌え〜〜っ♪
200名無しさん@ピンキー:04/09/26 10:02:41 ID:3W3rH4q7
>>197
蓉子さんの中にもそんな意識があるのだろう。

それはそうと、今朝初めてアニメのほう見ますた。
瞳子結構かわいい・・・。
ちゃんとシリーズのはじめから見ときゃよかったorz
201名無しさん@ピンキー:04/09/26 10:07:47 ID:34XtwY3J
クルクルドリル クルドリル ペルッコドリアン クルクルリンクル
202名無しさん@ピンキー:04/09/26 10:10:30 ID:XfetVqL8
>>197
栞との仲をわざと割いた訳ではないのに、嫉妬で割いてしまったと自己嫌悪して凹んだ所を
聖様が蓉子さまのせいじゃないと慰めるとか
203名無しさん@ピンキー:04/09/26 12:24:14 ID:wHT3Uxy6
割いたのではない
聖様を振り向かせたんだ、蓉子様は
204名無しさん@ピンキー:04/09/26 13:00:53 ID:o/pYJBJx
聖が好き勝手してる間も、山百合会の一員として3年間がんばってきたんだから、
卒業式のあとで、聖に「抱いて」とお願いする蓉子様。
それで蓉子様にとって、リリアン女学園の卒業式は、
同時に生まれて初めてのH記念日にもなったというわけだ。
205名無しさん@ピンキー:04/09/26 13:13:40 ID:VNp+FHpZ
一人で頑張ってきたんだから抱いて、って何か凄い押し付けがましい蓉子さまだな。
206名無しさん@ピンキー:04/09/26 14:30:59 ID:pGY1KHO1
卒業を経て「紅薔薇さま」でなく「水野蓉子」に戻ったことで、本来の奔放な性格が開放されたとする設定はどうか。
207名無しさん@ピンキー:04/09/26 14:54:40 ID:VNp+FHpZ
本来の・・・・ってそっちが本性なのかよっw
208名無しさん@ピンキー:04/09/26 15:18:33 ID:BmSOMPXx
奔放な蓉子さまに振り回されっぱなしの聖さま
209名無しさん@ピンキー:04/09/26 15:21:07 ID:VNp+FHpZ
いきなりはっちゃけた蓉子さまについていけず、景さんに走る聖さま。
210名無しさん@ピンキー:04/09/26 19:28:20 ID:l3GEHNYr
>>209
実は聖さま以上に、抱きつき癖が強かった蓉子さま。

当然妹や孫や聖や江利子に抱きついてくる。
211名無しさん@ピンキー:04/09/26 19:40:15 ID:gh1hzo0r
蓉子さま関係のCPってやっぱ聖がメイン?
いろいろなサイト廻ってると江利子とか祥子とか祐巳とかたくさんあるな。
どれも好きだがな。まあ、正直な話聖が一番似合うとは思うが。

まあ、あるサイトの蓉子×祥子×祐巳で一番激しく萌えたんだが。
212名無しさん@ピンキー:04/09/26 20:06:07 ID:iAtoOYkS
だな。聖さま絡みが多いね。

そういえば本編で蓉子さまが卒業までにやり残したこととして、
祐巳ちゃんの怪獣みたいな声を聞き損ねたシーンあったけど、
あれは蓉子さまの抱き付き方が優しすぎた。
もっと聖さまみたいにぎゅぎゅぎゅって強く抱きしめないと、
祐巳ちゃんも「ぎゃう!」って声出せないじゃん。

蓉子様ってすっごく女っぽいし、
作中でもっとも成熟した大人の女性の雰囲気がある。
優等生の仮面の下には、好きな人(=聖)に抱いてとすら言えない、
18歳の不器用な女の子の素顔が隠されてるわけで。
大学が違ってしまったことで、景ちゃんに聖を取られてしまい、
寂しそうな蓉子様。
江利子はそれを見て、電信柱の影から(・∀・)ニヤニヤしてそうだけど。
213名無しさん@ピンキー:04/09/26 20:18:33 ID:arzzpsGe
やっぱり
蓉子さまは
かわいい
214名無しさん@ピンキー:04/09/26 20:32:37 ID:VNp+FHpZ
変わり者好きな江利子さまは別に蓉子のようなオーソドックスな人間には興味ないと思う。
敬意とかコンプレックスはあるだろうけど。

自分で自分の事を不器用と言う蓉子さま萌え。
215名無しさん@ピンキー:04/09/26 21:09:08 ID:vMYV4usn
>>212
すごい妄想力ですね
とってもいいね
216名無しさん@ピンキー:04/09/26 21:25:50 ID:jVOSPEmE
>>212
「蓉子まで不幸にしたくない…」と、あえて手を出さないように
おのれを戒める聖さま…でも…というシチュに萌えるなw。
217名無しさん@ピンキー:04/09/26 21:38:38 ID:2TpsPm9b
>>216
( ・∀・)人(・∀・ )
蓉子さま好きな俺は蓉子→聖より聖→蓉子の方が萌え。
218名無しさん@ピンキー:04/09/26 21:55:19 ID:KqtcIFMZ
>>212
蓉子さまは萌えるね!
219名無しさん@ピンキー:04/09/26 22:58:12 ID:7xmjpYv6
私も蓉子さま大好き!
優等生の自分に若干自己嫌悪を持ってるあたり
萌え萌え。
220名無しさん@ピンキー:04/09/26 23:04:11 ID:A5jfyUBK
栞→祐巳→景

聖さまの女遍歴。
221名無しさん@ピンキー:04/09/26 23:52:02 ID:IDgWRBYx
栞→志摩子→祐巳→静→景じゃないの?
222名無しさん@ピンキー:04/09/26 23:52:43 ID:LFYdWy+p
>>214
蓉子さまは別にオーソドックスじゃないと思う。
祐巳視点だから描かれてないのもあるし自分でそう戒めてる部分もあるだろうが。

つーかなんだこの流れは(´-`)
223名無しさん@ピンキー:04/09/26 23:55:59 ID:8LyeSzsy
蓉子から無理矢理すべてを奪いたい(;´Д`)ハァハァ
224名無しさん@ピンキー:04/09/27 00:17:22 ID:hhKiDCQ7
突然ながら、投下予告させていただきます。
属性:蓉子様 NGワード:冬 
内容:そそのかされた蓉子様が…というものです。
(途中でほんのり変わってしまうかも知れません)
225名無しさん@ピンキー:04/09/27 01:09:44 ID:P8mSIz5O
蓉子様にYシャツの袖をきゅっ……と捕まれて、
「いかないで……」とかって、少女のようにシクシク泣かれでもしたら、
ボクもう困っちゃう!困っちゃう!

蓉子タ━━━━(゚∀゚)━━━━ン !!!!!
226名無しさん@ピンキー:04/09/27 02:12:09 ID:dWm+ruCY
>>212
>>225
蓉子さまのかわいさに気づかされました。蓉子さま萌え。
225のシチュ、お相手は聖さまでどなたか是非とも。
227名無しさん@ピンキー:04/09/27 02:23:50 ID:VYt4miDz
エロパロじゃない上に、ここに投下する予定もないが、今度出すSS本のワンシーンにそれ貰う。
228名無しさん@ピンキー:04/09/27 03:18:31 ID:Qfdt82p6
こんな可愛い蓉子さまを聖には幸せにする義務がある!
229名無しさん@ピンキー :04/09/27 04:12:24 ID:VG6kcaQ+
>>211
その萌える紅薔薇姉妹のSSはどこにあるのでしょうか?
ヒントだけでもいただければ……。
230名無しさん@ピンキー:04/09/27 13:58:23 ID:fq2A1jsh
SSリンクには三人の絡んだ18禁話は一つしかなかったけれど、
それはあんまり萌えなかったしなぁ。
漏れもそのヒントでいいからキボン。


上の話だったら、ゴメソ
231名無しさん@ピンキー:04/09/27 15:50:36 ID:YQcDDoED
マリみてSSリンクから”水野蓉子”で検索して、出てきたサイト一通り当たれば、
そこそこ読めるとは思う。聖×蓉子も結構あったと思うよ。
232名無しさん@ピンキー:04/09/27 18:05:11 ID:mAhssbF3
微妙に蓉子ネタ以外のSSが投下しずらい・・・。
SS投下ってスレの流れ話題を見てやった方がいいのかね?
233名無しさん@ピンキー:04/09/27 18:32:31 ID:yKxQ/6g7
関係ない。
234名無しさん@ピンキー:04/09/27 18:57:28 ID:VYt4miDz
結局、蓉子さまの話題だって、SS投下までの穴埋めに過ぎないわけだからなぁ。

待ってるよ。
235224:04/09/27 21:06:36 ID:tkb9D6Qh
さっきから、一体何を見ているのかしら。
鳥居江利子は薔薇の館の窓際でぼんやりと外を眺めている水野蓉子と同じ方向へ視線を投げた。
妹の銀杏嫌いが伝染して呆けている紅薔薇様?それはそれでまぁ面白いわね。 
などと考えながら蓉子が見つめているであろう黄色い銀杏並木へとさらに視線を集中する。
 (仕事も一段落して丁度退屈してたところだし、紅薔薇様の憂鬱の元を拝見いたしましょうか。)
しばらく銀杏並木のあたりを彷徨うように動いていた江利子の視線が在る人物を捕らえた。

 そのときふと、横で蓉子が動く気配がした。
「なにか面白いものが見えて?」江利子が反応する前に涼しい微笑を浮かべた彼女が問う。
 いや、蓉子に祥子の銀杏嫌いが伝染したのかなって銀杏を見ていたのよ。
と答える江利子の方をあきれたようにちらと見遣ってから「何よ、それ。」と手近な椅子を引いて座った。

 答えは分かってるんだけど、ね。とは思ったものの江利子は会話の流れでとりあえず蓉子に
「蓉子こそ、何を見てたのよ。」と声をかけ、出窓にもたれかかるようにして蓉子を見つめる。
「私は銀杏を見ていたのよ、あなたと同じ。秋になったと思ったら学園祭の準備が始まって、
  こうしてあっという間に冬になるのね。なんて考えていたの。」
 蓉子はテーブルの上で組み合わせた親指を擦り合わせるように動かしながら、何処となく沈んだ調子でつぶやくように答えた。
そんな蓉子を見つめる江利子はふいに、そろりと心の奥のほうを撫でられたようなある種、快感のようなものを感じながら
無意識に頭の中で一つのシナリオを組み上げていた。
236名無しさん@ピンキー:04/09/27 22:25:25 ID:UzKbv+c2
〜完〜

だったら笑うぞ。
237224:04/09/27 22:27:57 ID:tkb9D6Qh
「紅薔薇姉妹は、似たもの姉妹ね。」
いきなり何よ、えらく話がとぶじゃない?と言う蓉子に構わず江利子は続ける。
 「いや、祥子は春とこの季節、憂鬱のせいで使い物にならなくなるでしょう。嫌なものから逃れたい一心で。だから、蓉子も一緒だなと思ってね。」
「どういうこと?」蓉子は私の言葉に含まれる尖ったものを感じ取ったのだろう。軽く眉をしかめるようにして向き直る。
 「退屈してるのよ、祥子も銀杏嫌いでめっきりおとなしい。志摩子は相変わらず。私の可愛い妹達の夫婦漫才もそろそろ、ね。…」
と蓉子の顔を敢えて見ることはしないでため息混じりに江利子は答えた。
「学園祭の準備があるでしょう、退屈とかなんとか言っている場合ではないのでなくて?冬にならないうちにこなさなくてはならない仕事は
山のようにあるのよ。」私の退屈発言に珍しく少々苛立った表情を見せながら蓉子は書類の束を引き寄せた。

「蓉子は冬が嫌い、いや、怖いのよね。」そう言いながら江利子はゆっくりと蓉子の方に歩み寄った。
 週末に美容院へ行ったのだろう、普段よりもやや短く切られている襟足にそっと触れながら耳元でささやく、あくまでも優しく。
「冬が話題になるときのあなた、自分がとても怯えたような表情をしているのをご存知?」
 蓉子は動かない。「思い出すのでしょうね、去年、心に受けた傷の痛みを、心が感じた凍てつくような寒さを。
  …まだ傷が癒えていないのは、蓉子の方ですものね。」
「−!」蓉子が急に立ち上がり、珍しくあからさまな怒りを込めた目で江利子を睨みつける。
 やっぱり、ね。予想どおりの反応だわ。
と心の中でほくそ笑む自分と、親友の傷をえぐって何様のつもりよと自分自身を律しようとする
己との葛藤すら今の江利子には快感に近い感覚となっていた。
 さて、もう一言必要かしら?ここからのさじ加減が難しいのよね。自らを突き動かす快感に身を任せた江利子は
その整った唇からさらなる言葉を紡ぎ出そうとしていた。
238224:04/09/27 22:29:41 ID:tkb9D6Qh
「江利子、あなた…これ以上。」前に出た蓉子の手首を掴み、乱暴に引き寄せ、お互いの前髪がかかるほどの距離で
真っ直ぐに蓉子の顔を見つめた。

 蓉子、あなたこんな表情も出来るんじゃない。と心の中で嬉しそうに微笑みながら江利子は蓉子に囁く。低く。
蓉子が未だかつて見たこともないような悦びの表情を浮かべながら。


「あなた、聖のことが欲しいんでしょう。」
239名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:08:33 ID:gdsTAhyd
このデコ性格悪すぎ。
後、もうちょっと読みやすく整形してくれんか。
240名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:40:16 ID:iSKUofbo
もしかして書きながら投下してんの?
241   :04/09/27 23:45:04 ID:pnvqrrbc
いや結構面白いよ。
もっとやってくれ。
242名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:46:56 ID:Hw66YYwf
凸さま素敵・・・( `・ω・´)bグッジョブ!!!
243名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:49:34 ID:0jNwayeq
(・∀・) イイネイイネ
続き期待してます
244名無しさん@ピンキー:04/09/28 00:13:12 ID:OCeX+5eU
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
245名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:09:55 ID:L+1JiHrI
他人に迷惑をかける江利子はDQN
246名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:32:29 ID:WVZ8YMxf
>>224
美味ですわ
247名無しさん@ピンキー:04/09/28 03:21:42 ID:Cdb0NlM9
策士というのは江利子のようなタイプだな。聖は自滅的で、蓉子は自虐的。
248224:04/09/28 07:24:07 ID:6L7YjETP
224です。投下中のSSを読んで頂き、本当にありがとう御座います。

少しずつ書いていたのがある程度溜まったので、今回第一弾様子見という感じで
投下させて頂いたのです。
 SS慣れしていないものですから投下速度は遅くなるかもしれませんが、
最後まで書き上げる事を目標にして書いていきます。

 読みやすい形に整形するのは書き手の最低限のマナーだと思いますので
これからの投下分は気をつけます。ご指導ありがとう御座います。

よろしくお願い致します。
249名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:14:36 ID:vlxTrdUB
鮭!
250名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:43:59 ID:vlxTrdUB
誤爆スマソ
251名無しさん@ピンキー:04/09/28 13:46:02 ID:hbuV+VFL
>249
一体何処にこんな言葉を?
252名無しさん@ピンキー:04/09/28 13:55:47 ID:0Yyj162+
祥子には漏れの臭い口に溜まった唾でドロドロネチョネチョになるくらいブチュ〜ってデープチスしたい。
そして鼻の油をきれいに舐めとってあげて、鼻の穴を鼻水・鼻くそを掻き取るように舌入れて舐め回し、
うなじや首筋には、ブチュブチュと俺のモノである証のチスマーク付けまくりたい・・・。
そして漏れの包茎チンポに溜まった真っ白な「ちこう」をきれいに舐め取ってもらって・・・タンパク質たっぷりの特濃精子をおいしそうに飲んでもらいたい。
253名無しさん@ピンキー:04/09/28 17:44:12 ID:TsBKvMK0
>>247じゃないが、凸様は結構策士っぽいと思う。
由乃の妹の一件もそういう感じ。

山百合会の影で暗躍する、黒幕な江利子様萌え。
254名無しさん@ピンキー:04/09/28 19:32:25 ID:tk4Ay9mD
鮭→熊→山辺→江利子
255名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:16:46 ID:YdqX+rea
策士というには結構無鉄砲で体当たりぎみのような。
すっぽんの江利子っつーぐらいだし、いけいけ押せ押せじゃないかなあ。

由乃の一件は愛あるいじめって感じ。
256名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:17:13 ID:YM95Yhsp
聖さまと志摩子がHしてるのを見ちゃって嫉妬する乃梨子

コレぜひSSで読みたい!
257名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:18:50 ID:TsBKvMK0
ここで頼むより自分で探した方が早いんじゃない?
258名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:34:37 ID:9Qo4RnUj
最近妄想厨が多くなったな。
妄想するならちゃんとSS書けよ。
259   :04/09/28 21:57:09 ID:Dx/6bXjE
続きが遅いのが難点だな。
焦らしプレイかい?
260見習い職人 ◆jpgSn5fBrE :04/09/28 22:10:51 ID:IM2zLfno
決めたぜ。俺は2ch中で有名な職人コテになってやる。
というわけでとりあえず初SS書いてみたいからネタをくれ。
期限も書いてくれると職人になった気分倍増だ。
今夜の12時までのリクエストの中で気に入ったものを投下しよう。
さぁ、どうよ?
261名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:19:07 ID:7RrczPMx
他人にネタを貰おうとしてる時点で職人としては資質なし。
消えてちょ。
262名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:21:53 ID:YdqX+rea
放置プレイの令祥の続きをかいて。
263見習い職人 ◆jpgSn5fBrE :04/09/28 22:28:39 ID:IM2zLfno
>261
なるほど・・・確かにそれはその通りだな・・・orz
だがしかしちょっと考えてみてくれ。まだ俺は職人の「見習い」だ。
ネタを貰うぐらい見逃してくれても良いんじゃないか?
2作目からは自分で考えるようにするから
とりあえず1作目のネタだけでも考えてくれると有り難いんだが・・・。

>262
他人の作品の続きを勝手に書くと言う事はその人の事を貶める事に他ならない
とある職人が言っていた気がするからダメだ。
要望に添えなくてすまん。
264名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:41:08 ID:nGB8jALl
>>256
SSリンクいけ。
265名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:08:55 ID:x7c5NrO8
>>263
凸×聖×蓉子。
皆でお泊まりの中、蓉子様を無理やり酒で酔わして食べちゃう策士凸、
そしてその計画に便乗した策士見習の聖。
そんなほの甘?SSキボン
266名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:15:35 ID:fXGgFRA2
>>263
令と由乃。どっちが攻めかはお任せ。
マンネリ化した日常(別にエロがマンネリというわけではない。それでもいいけど)の中で、
新しい何かを無意識のうちに求めている二人。
シリアスとライトコメディーの中間を行くような感じでキボン。
267名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:36:30 ID:TsBKvMK0
>>260
なんか口調がものすごーくガキっぽいんだが、お前ホントに21歳以上か?
もし知らないなら言っとくが、ここは21歳未満立入禁止ですよ。
268名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:37:42 ID:adkSrZAK
書いてくれたSSを読んでみれば、判ることですよ
269名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:04:27 ID:ISB7Xb9z
>>263
志摩子が祐巳を巻き込んで、玉逃げの仕返しを由乃にたっぷりしちゃうシチュエーションをおねがいします。
270名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:24:28 ID:O4IRXnW1
実年齢よりも精神年齢の問題だな。
271見習い職人 ◆jpgSn5fBrE :04/09/29 00:26:28 ID:AII4e4bz
>265-266,269
サンクス。じゃあとりあえず書いてみるわ。
272名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:32:34 ID:UE4/n3oA
その鳥なら絵を描いた方がいいんじゃ……。
それはそうと江利子のプリン三十個一気食いマダー?
273名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:43:11 ID:X/vXD5Ci
マリみてのカップリングの中でもいちばん難しいとされているSSのネタが、
祥子×志摩子
だ。
何度か挑戦したことがあるが、未だにこの2人で上手に書けた人は、
インターネット上でも一人もいない。
274名無しさん@ピンキー:04/09/29 01:00:38 ID:+zFcBznt
接点ろくにないし。
275名無しさん@ピンキー:04/09/29 01:05:22 ID:UE4/n3oA
ギャグ中心で良ければ埋めのときにでもかいてみようかな。
でもすぐ埋まっちゃうんだよね、ここw
276名無しさん@ピンキー:04/09/29 01:16:24 ID:q9CQvkox
>>274
一度は、祥子も志摩子にロザリオを渡した事実を忘れているな?
277名無しさん@ピンキー:04/09/29 01:23:59 ID:nb9FyI1g
体の相性が合わなかったみたいだね
278名無しさん@ピンキー:04/09/29 02:06:28 ID:5ebqJjLn
>>277
と言う事は



志摩子さんは








言葉攻めよりも放置プレイの方が好き  と。
279名無しさん@ピンキー:04/09/29 02:19:15 ID:C3qbYHt6
>>278
そう、乃梨子はその辺のメリハリのつけ方が上手いんだよ。
280名無しさん@ピンキー:04/09/29 20:41:29 ID:R4jLm0PY
>276
設定ではそうなんだけど、原作内では絡みが少ないからイメージ沸きにくいと思う。

まあ二次創作だから、捏造すりゃいいんだけどさ。
志摩子受けの一環としては面白いかもね。志摩子ファンにとっては。
マリみてきっての美少女二人だし。
281見習い職人 ◆jpgSn5fBrE :04/09/29 21:12:11 ID:AII4e4bz
>265
まず凸×聖でそのあと凸聖×蓉子になりそう。
要望と違っちまってスマソ。
>266
こっちは難しいっす。
手が進まない。
282名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:25:10 ID:9JTxXxEf
二次創作は捏造を許されてるもんじゃないと思う。
原作からある程度推察できるものがないとパロの意味がない。
というかパロとして面白く読めないと俺は思うが。
283名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:36:07 ID:R/qKY+ot
捏造というか拡大解釈がどこまで許されるか、っていうのは難しい問題だな。

俺なんか自分の中でキャラを広げまくったりするんで、
本当に読み手にそれが受け入れられるのかいつも不安だもんな。
事実、受け入れられずに総スカン食ったこともあるし。
284名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:11:23 ID:F/aS8xjZ
かなり原作からかけ離れていて
キャラも違うような小説を投下したらさすがにまずいだろうか
しかも長いうえに今のところエロなし。
(マリみて小説初書きで)

先代三人の三角関係が大好きだけど
あんま見かけないんで自給自足しようとしたんだが
HPもってないんで、どうしようかと思って。
投下して総スカンならまだいいんだが、荒れたら嫌だしな
蓉→聖→江→蓉
なんだが、好きな奴いる?
285名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:27:02 ID:dmQu56/W
大好きさ!

ちょっと逃げくさい気もするけど、反応見ながら小出しにしてみたらどうだろう。
286名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:30:33 ID:1ZuZJkBx
キャラ違うってのはちょっといただけないけど聖→江ってのはちょっと見てみたいな。
NGワード入れれば荒れるうんぬんってのは気にしなくていいんでないの。
荒らすほうがアレなんだし。
てわけで投下キボン
287名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:30:59 ID:ZGTnqbIK
>>284
お願いですからどこかよそに行ってください。
きっと荒れるから。
288名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:36:01 ID:cTcI+zfW
キャラ違う宣言されちゃうと、スルーしちまうなあ。
荒らしはしないけど、読まない。

まああれだ、宣言せずに投下が吉。
289名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:58:12 ID:YSm78rsp
>>284
どっかのうpろだにうpしる。もしくはチラシの裏にでも書いとけ。
折角落ち着いてるのにスレを荒らさんといて〜。
290名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:08:28 ID:N44B0R42
宣言はともかく、「〜〜してもいいだろうか」って言い方は総じて良くないと思うよ。
言い訳せずに潔く黙って投下しる
291284:04/09/30 01:14:01 ID:F/aS8xjZ
すみません。
投下が初めてなのでよくかってが分からなくて
>>287,289さんごめんなさい
少しだけ投下させていただきます。

内容は上記に書きましたとおり
蓉→聖→江→蓉で三角関係
キャラが原作と変わってしまっていると思うので、
嫌な方はスルーしてください。
NGワードは先代三角関係(でいい?)
292名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:15:02 ID:OrMiI3Sj
こんな流れじゃ投下が増えるわけないよ、見たいものしか見たくないならそれこそサイト回ってた方が良いんじゃないかな。

と言うわけで投下待ってますよーノシ
293名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:15:36 ID:V1BFCCH5
щ(゚Д゚щ)カモーン!!
294先代の三角関係:04/09/30 01:15:37 ID:F/aS8xjZ
三角形の戯曲


『江利子』

私たちが薔薇様と呼ばれるのが当たり前になってきた頃。
季節は秋を迎えようとしていた。
早いものね、と思う
私は誰もいない放課後の薔薇の館で、一人窓際に腰掛けていた。
手元には温かいオレンジ・ペコー
蓉子が好きな紅茶だったと思う

ブレンドティーの甘い香りを嗅ぎながら、私はふと数ヶ月前の事を思い出した。
私は直接は知らないし、聞く事もしなかった冬の出来事
あれから数ヶ月の時がたったんだなあ・・・と
周りの変化が時が経ったことを教えてくれる。

恐らくは栞っていう子(彼女がいなくなったのも原因の一つ?)と何かあって傷ついた聖
も前白薔薇さまと蓉子の賢明な支えに、すっかり元気をもどしていた。
いや・・・
以前より性質が悪くなったかもしれない

何はともあれ、親友の暗い顔を見るよりは
新一年生相手に気障ったらしく振舞っているバカ顔の方がましなので良しとする。
295先代の三角関係その2:04/09/30 01:17:59 ID:F/aS8xjZ
蓉子も・・・
聖に関する気苦労がとれてきたみたいで、最近は大分余裕があるように思えた。
こちらは素直に良かったと思った。
確かに今もやる気のない二人の薔薇(勿論原因の一片は私が持っているわけだけれど)
に囲まれて苦労はしているみたいだけれど、昨年の冬に比べたら良い顔をしている。

(笑っている方が好きなのよね)

確かに普段冷静な彼女が感情を乱したり露わにするのも、私にしてみれば
面白い事ではあるのだけれど・・・。
何故だろう、やはり親友だから?
彼女が泣いている姿をみると、むしょうに抱きしめてあげたくなって
涙なんか流さないでいさせてあげたい。
愛しいというのだろうか、守ってあげたいような気分になってしまう
蓉子はああみえて弱い部分を持っているから・・・。

(愛しい?それじゃ、まるで私が蓉子を愛しているみたい)

そんな訳はない。愛しているなんて恋人を思う気持ちのようじゃない?
そんな感情を抱いた自分に少し驚きを感じた
蓉子の事は確かに好き。
それは勿論大切な親友で聖にも同等の感情を持っていて

(聖と同じ・・・?)
296先代の三角関係その3:04/09/30 01:18:26 ID:F/aS8xjZ
何故だろう。
聖も大切な親友で
蓉子も大切
私たち三人は親友で三人で山百合会を継いだ仲間なのだから。
でも、私は聖に対しては不思議と守りたいといった積極的な感情は浮かばなかった
決して彼女の事が心配ではないということではない
蓉子の聖との距離がぶつかりあって築かれるものだとしたなら
私の聖との距離は離れて見守る事。一歩おいてたまにチャチャを入れるぐらいが
丁度いいのだと思う。
私は彼女が好きだし、心配もしている
だからこそ蓉子を挟んで一歩の距離が良いのだ。
蓉子ともそう、一歩の距離が丁度いいはずだったのに・・・

(異常だわ)

最近、自分の感情が何処かおかしい気がしてならなかった。
蓉子への感情が親友に対して抱くものだけじゃないような気がしてきて。
守りたいだの愛しいだのまるで・・・

(恋愛対象として好きって事?つまりは愛していると。)
297先代の三角関係その3:04/09/30 01:19:15 ID:F/aS8xjZ
何故だろう。
聖も大切な親友で
蓉子も大切
私たち三人は親友で三人で山百合会を継いだ仲間なのだから。
でも、私は聖に対しては不思議と守りたいといった積極的な感情は浮かばなかった
決して彼女の事が心配ではないということではない
蓉子の聖との距離がぶつかりあって築かれるものだとしたなら
私の聖との距離は離れて見守る事。一歩おいてたまにチャチャを入れるぐらいが
丁度いいのだと思う。
私は彼女が好きだし、心配もしている
だからこそ蓉子を挟んで一歩の距離が良いのだ。
蓉子ともそう、一歩の距離が丁度いいはずだったのに・・・

(異常だわ)

最近、自分の感情が何処かおかしい気がしてならなかった。
蓉子への感情が親友に対して抱くものだけじゃないような気がしてきて。
守りたいだの愛しいだのまるで・・・

(恋愛対象として好きって事?つまりは愛していると。)
298名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:19:59 ID:ZGTnqbIK
             .   ・ .ヽOノ
       ーO    . ,. _ノ >>291
        ノヽ-=つ  ’'   (
         〈 ヒトノハナシヲチャントキケ!
       
299   :04/09/30 01:20:10 ID:lwnDwP8g
むむっターズマハル
300名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:20:11 ID:F/aS8xjZ
すみません。その3は誤爆しました。
301先代三角関係その4:04/09/30 01:21:30 ID:F/aS8xjZ
先ほど否定した言葉が脳裏にはっきりとまた蘇った。
好き・・・蓉子を・・・・愛している?

そんな事があるはずがない。
いくら女子校に通っているとはいえ、私たちは女同士なのだから

女同士・・・それに親友。
確かに私は物珍しい事が好きだし、同性愛者に対しての嫌悪があるわけじゃない
同年代の少女達に比べてある程度のことには物怖じしない(むしろ突っ込んでいく)
タイプの人間ではあるけれど。


この感情を認めたくはない


私にはまだ、認めるだけの勇気はなかった。
302先代三角関係その5:04/09/30 01:22:19 ID:F/aS8xjZ
『蓉子』



(聖の事が好き)

はっきりそう思ったのは、寒い冬にバカみたいにファミリーレストランの前で
聖のことを待っていた時かもしれない。
栞さんからの手紙を手に握りながら、ただ待つ事しか出来なかった時・・・
栞さんに嫉妬していたのも、聖を心配しすぎて嫌われるような事をしていたのも
聖のことが好きだから。
それを認めたくなくてずっと違うと思っていたけれど
彼女が遠くに消えるかと思ったときに、嫌でも思い知らされた。
あの時私は聖の事しか見えてなくて
私にとってどれだけ彼女が大事なのか、思い知らされた
聖が栞さんの事しか考えられなかったように、私も聖の事しか考えられなかった

(それでも私は全てを捨てる事はないのよね)
303先代三角関係その6:04/09/30 01:23:12 ID:F/aS8xjZ
全てを投げ出しても栞さんと一緒にいようとした彼女のようになれるかと問われれば
答えは否で。
そこまでお互いの事を思っていた二人にまた嫉妬する。

(分かっている。私は聖を支えることは出来ても
聖の感情を独り占めすることは出来ないんだわ)

それにそれはしてはいけない事だから。
彼女があんな風にボロボロになってしまうぐらいの恋愛をする姿なんてもう見たくない
あんな聖は二度と見たくない。
綺麗だった金に近い髪を切った彼女はとても痛々しかった。

だからだろうか、志摩子を妹にさせようとしたのは。
彼女が聖と両手をつなぐ事はあってはならない
もうあの子が傷つく姿は見たくない
それを止めるためには、嫌われ者にでもなんにでもなってやろう、という気持ちだった。


だから、この感情も伝えない方がいいだろう。

私はそう思い、薔薇の館へと向かった。
別に今日は会議もお茶会もあるわけではなかったけれど
何となく薔薇の館へと足が出向いてしまった。
304291:04/09/30 01:25:43 ID:F/aS8xjZ
>>298
すみません、話は聞いているのですが
投下していいという方の言葉に甘えてしまいました。

少しと言いながら結構投下してしまいましたが。
この後に聖語りがくるといった感じです。
305先代三角関係その7:04/09/30 01:30:43 ID:F/aS8xjZ
『聖』

ビスケットみたいな扉を開けて中に入ったら、そこには江利子がいた。
「・・・・・・・・」
考え事に熱中してるのか私に気づいていないよう。
まあ、いつもの事ではあるし気にしないで挨拶をする事にした
私にはあまりしっくりこないリリアン独特の挨拶を

「ごきげんよう、江利子」

すると彼女はやっと声で気づいたのか、何処を見ていたか分からない目を
入り口の私の方に向けて焦点を合わしてきた。

「・・・間違っているわ・・・だって・・・」

しばらく私の方を見て何かを考えたかと思ったら、また焦点を定まらない
目線をどこかにむけて、考え事をしだしてしまった。
相変わらずだなあ。と思わず苦笑してしまう
こりゃ蓉子も苦労するわけだ
蓉子はなにかっていうと気をつかっては、苦労を背負っていくから。
志摩子と姉妹になったのも彼女の働きがけがあっての事だし
あんな優等生の真似、私には一生無理だろう。

江利子が相手にもならなそうなので、私は仕方なく自分の分の珈琲を入れ
窓に近い椅子に腰掛けた。

江利子は考え込むととことんなタイプで
周りの事はまるで無視。いないも同然の扱いだ
306先代三角関係その8:04/09/30 01:31:47 ID:F/aS8xjZ
いや、まだこんな風に考え込んでいる方がある意味安全かもしれない。
スッポンの江利子のあだ名はだてではないから
周りに被害が及ぶよりは、こうして大人しく考えていてくれた方が助かるってもんだ
それでも、そんな彼女を見ているのは面白かったけど。

「やっぱり、認められないわ」
ふいに江利子がそう言った。
彼女の話はいつも唐突でとことん、言葉のキャッチボールが出来ない相手だと思う。
「だから何が認められないの?」
どうせまともな返答は期待していない。
次の瞬間、はなったボールとは違うボールがかえってきた
「聖あなた、好きな人はいて?」

・・・・・・。

こいつはいきなり何を言い出すんだろうか。
思わず少しの間固まってしまった。
私の好きな人、好きな人・・・・好きな人・・・か。
去年の冬、色々とあったことを考えるとその質問を私にするのは酷だと思わないのか
いや、こいつにそんな事を期待する事が間違っているか。
307先代三角関係その9:04/09/30 01:32:43 ID:F/aS8xjZ
好きだと問われれば、目の前にいる江利子や蓉子の事は好きだ。
けれど恋愛感情と問われれば・・・
それは自分でも驚くようだけど、目の前のこいつ

「江利子、あんたの事が好き」

それが栞に対する感情と同じかといわれればまったく違う。
感情を重い軽いで表現するのは変だが、江利子に対する気持ちは軽いもの
けれど好きという感情が軽いとか浅いという意味じゃなくて
心が軽いのだ。まるで普通の恋愛をしているような感覚で・・・
それを抱いてしまったのが、江利子だった。
理屈や理由はなく、恋愛的な感情をもってしまったのだから仕方がない。
何故蓉子ではないのか。それは自分でも謎だった
蓉子の事は凄く大切で大事な親友で、好きだ
たくさん心配をかけさせてしまった。
私に嫌われるような事をしても心配してくれて、支えてくれた。

けれど私の勝手な感情は蓉子ではなく江利子を愛してしまったらしい。
我ながらにやっかいな事を・・・と思ってしまう
でも仕方ないのだ、彼女にはずっと惹かれていたといえばそうなるのだろう。
無意識の内に幼稚舎で唯一彼女だけ存在と名前を覚えてしまった
人生で唯一取っ組み合いをした相手
実際は中等部に入るまでクラスが同じになったことは唯の一度もなかったのに。
308先代三角関係その10:04/09/30 01:33:35 ID:F/aS8xjZ
最初の頃はただの憎たらしい相手でしかない
そのうちにムカツクけど面白い奴だとは思った。
気づいたら親友でもあり、悪友とも言え、ライバルでもあった
その間、心の何処かで惹かれていたのだ、自分は。
よく、敵対している相手程好きになりやすいというのと同じなのだろう
敵対=意識しているというのは、結局は忘れられない相手という事。

あのデコチンを・・・
江利子を可愛く思えてしまうのだから、重症だ。
まあ、実際に見た目は美少女なのだけど。
中身は本当にいい性格をしている、勿論褒めているわけじゃない
スッポン江利子はいい迷惑なはずなのに、キラキラと目を輝かせて
自分の欲求、興味を満たしていく姿はいきいきとしていて可愛く思えてしまう。
やっぱり重症だ。


「そうね、私も聖が好きよ」

江利子は私の目を見てまっすぐに言った。
その言葉は勿論、親友として好きという事

わかってはいても・・・やっぱり、私たちは親友なんだなと思う。
少し悲しくなった

ここはどうするべきか?
このまま流してまた元通り、親友であり続けるのが一番?
309先代三角関係:04/09/30 01:35:37 ID:F/aS8xjZ
とまあ、こんな感じです。
平気そうなら続きを投下します
310名無しさん@ピンキー:04/09/30 02:15:07 ID:V1BFCCH5
なんつーか、くどい感がありますのう。
つまんないとかとかそういうんじゃなくて。

読専門なんで良くわかりませんがな。
311名無しさん@ピンキー:04/09/30 02:21:40 ID:QB0QY23h
途中なので判らんがグッジョブと言っておく。
続きを投下してくれるなら俺は読むよ。
312名無しさん@ピンキー:04/09/30 02:53:33 ID:dmQu56/W
>>284
乙。俺は面白いと思ったよ。
313名無しさん@ピンキー:04/09/30 04:39:06 ID:HBhqovDW
原作でのラブ関係は、
江利子→蓉子→聖→SSY(栞、志摩子、祐巳)
だよ。
314284:04/09/30 07:10:18 ID:F/aS8xjZ
>>310〜313
読んでくださってありがとうございます。
私も今まで読専門だったので、心配なのですが。
くどいのは自分でも分かっていて直したい部分なのですが
癖というか性格的なものみたいです。
ラブ関係に関しては三角関係がやりたかった為
聖→江には違和感ありながらも、そうさせていただきました。
この二人はVSの方が基本的に好きなのですがね・・・
矢印はいとしき歳月のいつしか年もでそれぞれが語っている
キャラに対してにしました。

平気そうなので続きは今日の夜にでも投下します。
315名無しさん@ピンキー:04/09/30 11:12:28 ID:5fUVoD6p
>>284
うーん、書きたいことはわかるんだがちょっとまだるっこしいかな。
がんばれ。
316名無しさん@ピンキー:04/09/30 13:07:15 ID:sZIUGt2u
>>284
自分に都合の悪い意見はすべて無視できる感性はある意味羨ましい。
普段人と会話とかしてるかい?
317   :04/09/30 14:11:15 ID:Crm0EIHP
いいよ、いいよもっとやれ〜
318名無しさん@ピンキー:04/09/30 14:13:05 ID:BJtJYzpC
>316
文句いってるだけのオマャ〜に比べたら
284は数万倍はマシ
319名無しさん@ピンキー:04/09/30 16:35:34 ID:YSm78rsp
名古屋市民ハケーン
320名無しさん@ピンキー:04/09/30 16:52:48 ID:9+YCnTPb
SSの中身より、>284の対応にモニョる。
どうですか?いいですか?と聞きながらも、
結局は反対意見を聞く気はないんだから、
最初っから聞かずに投下すればいいのに。
321名無しさん@ピンキー:04/09/30 17:23:47 ID:dmQu56/W
>>316>>320
まず>>314を隅々まで読んでから物を言うように。

……っていうか、マジでこのスレの雰囲気やばいな。
今回のことで心底そう思った。
322名無しさん@ピンキー:04/09/30 17:28:08 ID:fOwZ2VUE
この三角関係の話って

どっかでみたことあるような希ガス
323名無しさん@ピンキー:04/09/30 18:47:48 ID:nm1IQduD
今日ゆずの「恋の歌謡日」聞いたら蓉子→聖っぽかった
いや、マジで
324名無しさん@ピンキー:04/09/30 19:04:12 ID:YSm78rsp
それはどうだろう(曲調的に)
325名無しさん@ピンキー:04/09/30 19:28:28 ID:n6VVdzSo
ぴんくのキャラサロン板?
マリみてなりきりは萌えない。
326名無しさん@ピンキー:04/09/30 19:44:30 ID:A3wZ3jRL
マリみてキャラのイメージは綺麗な北欧メタルだろう。
327名無しさん@ピンキー:04/09/30 20:04:51 ID:CdEjSJJZ
曲調じゃなくて歌詞がそれっぽいんだろ
たまに音楽聴いてて、とあるキャラやカプが浮かんでくることはある
328名無しさん@ピンキー:04/09/30 20:25:22 ID:AR847D4u
北欧メタルってヨーロッパとかストラトヴァリウスとか
ナイトウィッシュとかソナタアークティカとかのことか?

確かにナイトウィッシュ曲はそれっぽいけど
http://www.hdpvidz.com/vidz/nightwish_-_nemo-javis-HDP.mpg
329名無しさん@ピンキー:04/09/30 21:37:39 ID:QJSciSGG
>>328
そこ見れねーじゃん
↓で見れるよ

ttp://mirror.zonart.net/www.rock-1.com/clips/nightwish-nemo.mpg
330名無しさん@ピンキー:04/09/30 21:54:08 ID:45+3UJ2d
江利子→蓉子はラブというには微妙な感情だと思う。

それいったら全部そうか。
331先代三角関係その11:04/09/30 23:48:14 ID:CUw75/Mi
色々な試行錯誤を頭の中で描きながら、目の前の親友を見る

(江利子なら・・・)

面白い事が好きな江利子なら・・・スッポンの江利子なら
食いついて離れない江利子なら・・・

このまま流すのが得策なはずなのに、私は気づかない内に気分が高揚していた
江利子とやりあうのは好きだから。
告白してやる、もう一度。分からせてやらなければ!
ならばどうする?くどくどとこれは恋愛感情なのだと説明するか?

(かっこわるいなー。それに、そういう真面目なのは蓉子の性分)

私なら私のやり方で本気を伝えなければいけないようだ。

江利子を見ると、私の方を見るのに興味が失せたのかまた窓の方に視線を戻していた。
一口つけただけと思われる紅茶はとっくに冷めてるんだろうなと思う。

振り向かせたい
彼女の興味をこちらに向けさせたい
まるで勝負をしているかのように、私は勝ちにいこうという気持ちになっている。
そう思い私は立つと、窓際の方へと近づいていく
332先代三角関係その12:04/09/30 23:49:16 ID:CUw75/Mi
「・・・・どうしたの?」
まだ何かあるのか、そんな顔をしてこちらを向いた江利子の肩に手を置く。
そっと間を詰めて今度は江利子の目をまっすぐに見て言う
「愛してるわ」
「何言って・・・んっ!」
驚きを隠せない江利子の顎に右手をかけて、左手は後頭部に移動させそっと口付ける
普段あまり物事に動じない彼女が驚くのは面白かった。

一瞬、江利子の好きな人は誰なんだろう?って頭の中で疑問がはしったけれど
今はそんなことは関係なかった。
今は気持ちに正直になって、私の感情を伝えるだけ・・・

触れるだけの唇を少し離すと、しばらく固まったまま動かなかった江利子がやっと
止まった思考回路を開始させたのか何するのよと言い、離れようとする。
「・・・あなた、バカ?「言ったでしょ、好きだって」
すっかり落ち着きを取り戻してしまった彼女に少し苛立ちを覚えながら
言葉を遮って今度は深いキスをした。

「聖っ」

江利子はしばらくの間私の髪を引っ張って(はげたらどうするんだ)
抵抗していたが、しばらくすると力が抜けていったのか、手を胸にあてるだけになる。

(こうみえてもキスは上手い自信があるからね)

幼稚舎からの女子校育ちが何故そんなテクニックをもっているのか。
そうつっこまれると痛いが、キス一つで相手を酔わす自信はあった。
顎にかけていた手を頭に持っていくと、彼女のトレードマークであるヘアバンドを髪からぬく。
そうすると、普段あげられている目にかかる長さの前髪が江利子の形がいいと自慢の
おでこを隠してしまった。
静過ぎる室内には二人の唾液が混ざり合う音と荒い息遣いだけが聞こえる。
333先代三角関係その13:04/09/30 23:50:10 ID:CUw75/Mi
「ん・・・はぁ」

しばらくして息継ぎの合間に漏れてくる、甘い息にニヤリと心の中で笑う。
彼女に、勝った・・・と。
やはり彼女とのやりとりは、何処か勝負めいているのだ
ある意味、彼女との恋愛は勝負なのかもしれない。
勝負とくれば、勿論勝つ!!

長いキスを終え体を離すと、江利子は口元をおさえながら床に膝をつく。
彼女に合わせて私も床に膝をつき、ニヤリと笑いながら言った

「分かった?どういう意味で私が江利子を好きなのか」
「ええ、よーっく分かったわ」
くやしそうに睨みながらいうも、キスのせいで顔は赤いし眼は潤んでるしで
ここまできても強気な彼女。

「けれどそれは、いきなりこんな事をしていい理由にはならないわよ」
「こうでもしないと分からない、江利子が悪い」
「そういう事でしか伝えられないあなたが問題なんじゃない?」
やはり彼女は一筋縄ではいかない。先ほどのキスの余韻は何処へいったのだろうか
いつもの調子を取り戻しつつ、見事な反論を繰り広げてくれる。
「それが私のやり方だからね」
「さすがアメリカ人、日本語で伝える事は無理なのね」
皮肉をたっぷりこめた言葉には、一瞬本気でイラだちそうになったが抑える。
「なにおう・・・デコチンが!」
「なによ!」
334先代三角関係その14:04/09/30 23:50:49 ID:CUw75/Mi
気づいたらまたいつもの言い争いになっていた。
江利子とはこういった、幼稚ともいえる言い争いをすることがたまにある
普段頭のいい彼女とくだらない言い争いをするのは嫌いではなかった。
お互いにそういった状況を楽しんでる事もあり、最後は笑っておわるのがいつもの事。

けれど、さすがに今日はこのまま終わらせるわけにはいかない。
一世一代の告白をしてここまで持ち込んだのだ、今のこの体勢を利用しなくてどうする!
訳の分からない決心だが江利子に一泡ふかせてやらないと気がすまないのだ。
ひとまずくだらない言い争いを私が無言になることで終わらせる。
怪訝そうな顔をして見てくる彼女に向き直すと、体を押し倒した

「わっ!」
「それで・・・答えは?」
瞬時に真剣な顔をした私に戸惑いながら問い返す様は、いつもの冷静な彼女と違って新鮮で良かった。
「答え?」
「そう、私の気持ちに対する返事v」

押し倒して押さえつけながら、耳元で囁く。
ついでにフッと耳に息を吹きかけてサービスすると・・・

「ひゃっ!・・やめなさいよ、気持ち悪いわねえ」
「気持ち悪いってひど・・・」
335先代三角関係その15:04/09/30 23:51:49 ID:CUw75/Mi
江利子の悪態には慣れてはいるけど、さすがにこのタイミングは少し傷つくってもんだ
お返しに耳たぶを甘がみしてやる。
すると、どうやらこちらは効果があったらしく体を強張らせた。

「甘がみに弱い?」
「うっさいわね。いいから早く退きなさいよ!重いのよって・・・やっ!」

あんまりにも可愛くない事をいうので更に体重をかけると、手をスカートの中に忍び込ませてやった
慌てて手を押さえつけようとするが、それより早く太ももの場所をなで上げる

「んっ!・・・ちょ・・っと」
「んー何?」
「これ以上、何する気・・・んっ!」
「何って・・・私はただ、江利子の答えが聞きたいだけ」
「聞いて・・・どうするのよ」
「可ならこのままやっちゃうし」

会話が進む間に片手で制服のファスナーを下ろそうとして、もう片方でふとももの辺りをまさぐる

「否なら?」
「んーー。記念にイく所でも見せてもらおうかな」

別に本気ではない。というか、さすがに私もそんな事は出来ない。
けれど、ここまできたんだからちょっと乱れる姿ぐらいは手土産に見たいものだ
まあ・・・流れがよければ、最後までいってもいいけど。
336先代三角関係その16:04/09/30 23:52:21 ID:CUw75/Mi
「ふざけんな!」

拳で振り払おうとした江利子の手を慌てて掴むことに成功する。
昔に、こんな風に取っ組み合いをしたなーとふと記憶の片隅にのぼったのは幼稚舎の頃のパッチン留めの江利子姿。
今やっているのは取っ組み合いというわけではないけれど、江利子の握られた拳を見ると中指が少し立ててあったのでなかなか本気だなデコチンめと思う。
当たったら痛そうだ・・・もっとも、殴った方も痛いらしいけど。
やっぱりこんな風な取っ組み合いは後にも先にも江利子ぐらいかな、と思いながら嫌味まじりの言葉を返してやる

「全校生徒の模範となる薔薇さまがこんな言葉使いしていいの、黄薔薇さま?」
「そういう白薔薇さまこそ、こんな痴漢行為を働いているだなんて一般の生徒がしったら、さぞ嘆かれるんじゃないのかしら?」
一言返せばまた一言、江利子との会話は本当に飽きない。

「痴漢行為・・・ねえ。それじゃ、最後までまっとうさせていただこうかしら」
再び行為を開始しようとした所で、ふと江利子の視線が真剣なものになったことに気がついた。

「聖・・・1つ聞いても良い?」
「何?」

ひとまず休戦か。
行き場を失った手は茶色がかったサラサラと流れる髪で遊ばせる
337先代三角関係その17:04/09/30 23:53:06 ID:CUw75/Mi
「私の事が好きだと言ったわね?」
「言ったよ、愛してるって」
だからこうして態度でも示しているではないか。
「それって・・・つまりは恋愛対象として見てるって事よね。」
「・・・女同士だから変だって思う?」

告白する時に一番恐れる事はコレ
相手に同姓だからと拒絶される事が一番怖いのだ。

「・・・・分からない」
「気持ち悪い?嫌悪する?」
私は自虐気味に言ったのだけれど、それに対しては江利子はまっすぐに否定してくれた。
「しない」

「でも、分からないのよ。聖、あなたは不安にならないの?
自分が女を好きになるっていう事に。間違った感情なんじゃないかって!」

強い瞳が段々と弱くなっていく。これは江利子の不安?
だから私は正直に思ったことを言ってやる

「でも、自分の感情に素直に従った結果がそうなら・・・
私は間違った感情でいいわ。堂々と間違った罪をおかしてやる!!」
338先代三角関係その18:04/09/30 23:53:48 ID:CUw75/Mi
「素直に・・・」
「それで、江利子。あなたの答えは?」
「そう・・・そうね。そうなんだ」
「・・・?」
今の状況を忘れたかのように江利子はまた、先ほどのように考え出してしまった。
しばらくすると、考え出す顔から急に真剣な目になり遠くを見ながら
「江利子?」
「なら私は、あなたが好きよ」

台詞だけなら、先ほどの告白の答えに聞こえるだろう
けれど江利子の視線は入り口の方に向けられていて・・・そこには

「よ・・・う・こ?」
「聖、江利子。」

今にも泣き出しそうな顔をした蓉子が立っていた。
339284:04/09/30 23:56:19 ID:CUw75/Mi
でわ、失礼します。
続きは夜中かまたいつか・・・
〜(mToT)/~~~ サラバジャー
340名無しさん@ピンキー:04/10/01 00:03:44 ID:+3+PFYd3
女同士の修羅場は良い・・・(;´Д`)ハァハァ
341名無しさん@ピンキー:04/10/01 00:29:09 ID:007VZ2wC
志摩子×乃梨子きぼん
342名無しさん@ピンキー:04/10/01 01:18:25 ID:TN//f+I8
仲間はずれにされる蓉子も萌えるな(*゚∀゚*)ワクワク
343名無しさん@ピンキー:04/10/01 02:45:02 ID:d2iVniMi
アトラク=ナクアとのコラボキボンヌ
344名無しさん@ピンキー:04/10/01 03:34:09 ID:Y7Wp1iiF
小林「由乃の乳首舐めたいな マジで」
高田「由乃の乳首吸いたいな マジで」
有栖川「由乃の乳首噛みたいな マジで」

祐麒「みんな由乃さんの乳首が大好きなんだよ マジで」
由乃「いやあーーーーー!!!!!」
345名無しさん@ピンキー:04/10/01 03:39:41 ID:Y7Wp1iiF
志摩子「大好きよ由乃さん 乳首舐めさせて」
令「大好きよ由乃 乳首吸わせて」
聖「大好きよ由乃ちゃん 乳首噛みたいな」

祐巳「みんな大好きなのよ由乃さんの乳首が」
由乃「いやあーーーーー!!!!!」
346名無しさん@ピンキー:04/10/01 08:46:12 ID:KlIbabil
由乃の乳首からは蜂蜜でも出とるんか?
347名無しさん@ピンキー:04/10/01 13:35:05 ID:HIUB8R5b
>>284
ウルトラGJ!
めちゃくちゃいいじゃん!続き待ってるよ〜
348名無しさん@ピンキー:04/10/01 19:50:39 ID:OWNtlyIk
本編みないな生々しいやつお願い。
349名無しさん@ピンキー:04/10/01 20:21:18 ID:9dDMzwAQ
>>284
乙カレー。

ところでチェリーエロッサム以降のスレ誰か保存してないかな?
350名無しさん@ピンキー:04/10/01 20:36:01 ID:+3+PFYd3
馬鹿ね。素直にうpしてくださいと言えば良いのよ。
351名無しさん@ピンキー:04/10/01 23:03:13 ID:9dDMzwAQ
>>350
うああ、そのとおりだ。

うpしてくださいおながいします。
気になって仕方の無いSSがあるんです。
352名無しさん@ピンキー:04/10/01 23:24:56 ID:h7g7y/kE
チェリブロの頃かー。懐かしいなあ。
>>351
どれ?作者によっては、書き手さんのサイトにあるかもよ。
353名無しさん@ピンキー:04/10/01 23:55:51 ID:aYsSL+8V
>>284
GJ!続き待ってるよ。
354名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:34:32 ID:8FJUsLiN
祐巳、瞳子、フランクフルトという組み合わせに邪な物を感じた今日この頃
355名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:43:28 ID:umrJ/AxY
蓉子×令という組み合わせに萌えを感じた今日この頃
356名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:52:24 ID:9ympYkZs
令はいくらなんでもヘタレすぎだと思いました。

一年トリオがフランクフルトを・・・
357名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:26:54 ID:OK7J2WfI
志摩子×乃梨子の仲にちょっかいをだす祐巳に萌える今日この頃
358名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:33:41 ID:MEcJbBfv
>>351
とりあえず保管庫のうpろだに#9-16のログを上げてみた。
誰かが新しく保管庫を作ってくれればいいんだけど…
359名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:37:57 ID:9axH4QJb
ちっ親切者の臭いがプンプンするぜ
360名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:39:31 ID:xPKLUyE9
>358
乙です。
もう一度じっくり読んでみるか。原作も理解したし。
361名無しさん@ピンキー:04/10/02 03:41:48 ID:Eo+gjeU8
アリス×祐巳とかアリス×由乃(共に逆も可)なんてSSないですね(´・ω・`)
アリスはマリみてのキャラの中では異彩を放ってていい感じだと思うのですが。

お願い職人さま、アリス主役でSS書いてください( ´-ω-`)人
362名無しさん@ピンキー:04/10/02 04:10:54 ID:P5+AMFRO
乃梨子「ちょっと瞳子、あんた本当にやる気!?」
瞳子「ええ!もちろんですわ、乃梨子さん。
   可南子さん、わたくしが女の喜びを教えてさしあげますわ。」

可南子「わっ、わたしに触れたら細川流千年殺しよ!」
363名無しさん@ピンキー:04/10/02 04:17:41 ID:P5+AMFRO
蔦子「ねえ祐巳さん、笙子ちゃんって知ってる?」
祐巳「うん、知ってるよ。蔦子さんが目を付けてる1年生でしょ?」
蔦子「な…うっ!」

祐巳「(ふふっ…蔦子さん、顔はクールでも体は正直ね。コサックダンスしてるわよ)」
蔦子「(恐るべし…祐巳さん、これが噂のツインテールアンテナね。広域360℃)」
364名無しさん@ピンキー:04/10/02 04:29:36 ID:P5+AMFRO
令「祥子、今晩うちに来ない?お泊まりなんだけどさ。
  ちょっと祐巳ちゃんのことで相談があるのよ。」
祥子「祐巳の??…わかったわ。今日は小笠原家の車で一緒に帰りましょう。」
令「よかった!助かるよ、祥子。」

令「(( ・∀・)アヒャヒャヒャ。由乃は祐巳ちゃんといっしょに志摩子の家にお泊まりだし、
  これで今夜は祥子タンを独占できる!
  あんなことやこんなことでお風呂もトイレもウハウハウハ!)」
祥子「(どうしたのかしら、令。あんなに嬉しそうな顔をして。
   ふふふ…まるで祐巳の百面相がうつったみたい)」


祐巳「おねえさま…貞操の危機ですよ。」
365名無しさん@ピンキー:04/10/02 04:42:43 ID:P5+AMFRO
聖「ねえ、加藤さん。ちょっとだけオッパイ揉んでもいい?」
景「ダ〜メ。」
聖「そんな連れないこと言わないでさ。ほら、減るもんじゃないし。」
景「いや!減るから。」
聖「景ちゃ〜〜ん。スキンシップしよ〜よ。」
景「甘えた声だしてもダメ。」
聖「へへ〜ん、もう遅いもんね〜 ムギュ☆」
景「キャー♪」

蓉子「…ずるい…私だってまだ聖に触ってもらったことないのに。
   (栞さんの次は、加藤景さん…あなたを追い出してみせるわ
   わたしの聖に近づく者は、何人といえど葬り去らなければならないのよ)」

聖「(蓉子って、恐っ!でもそんな蓉子も可愛いからいいか。
   へへ〜ん、加藤さんダシにして蓉子も食べちゃお〜っと)」

志摩子「おねえさまって…狡い。」
366名無しさん@ピンキー:04/10/02 04:52:35 ID:P5+AMFRO
志摩子「ねえ……乃梨子。」
乃梨子「な〜に?志摩子さん。」
志摩子「退屈ね〜〜。」
乃梨子「……退屈ですか?」
志摩子「はぁ〜、、。」
乃梨子「(志摩子さんが退屈してる…これは妹としてなんとかしなければならないわね)」

    リリアン女学園廊下

乃梨子「ごきげんよう、由乃様。今ちょっとよろしいですか?」
由乃「ごきげんよう、乃梨子ちゃん。どうかした?」
乃梨子「実は…かくかくしかじかへのへのもへじ……。」
由乃「ええ〜っ!志摩子さんが!…でもわたしにそんなことできるかな?」
乃梨子「大丈夫です。イケイケ青信号のロサ・フェティダ・アン・ブゥトンなら。」
由乃「人を乗せるのが上手いわね、乃梨子ちゃん。うん、やってみるわ!」

    薔薇の館

志摩子「ほんとうに……するの?由乃さん。」
由乃「うん。これも志摩子さんのためだから。わたしがんばるから。」
志摩子「ふぅー、わかったわ由乃さん。わたしも覚悟を決めるわ。」
由乃「じゃ……いくわよ!」
志摩子「来て……由乃さん。」


笙子「さて、あとは皆さんで勝手に想像してみてくださいね。ごきげんよう。」
367名無しさん@ピンキー:04/10/02 04:54:36 ID:P5+AMFRO
マリみてSSS、5連発キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
……って、自分で煽っても虚しいな。。でもちょっぴり楽しかったりして。
寝るッス。
368名無しさん@ピンキー:04/10/02 06:35:31 ID:tvAtK3IJ
久々だって言うのに、いきなりビジネスの話?
相変わらずねSSS
369名無しさん@ピンキー:04/10/02 08:53:46 ID:eVFGv5gi
荒らされてる?
370名無しさん@ピンキー:04/10/02 09:26:24 ID:+Igr8qBQ
>>352
祐麒×令が気になって気になって・・・
>>358
ありがとうございます!
めちゃくちゃ助かりました!

自分のわがままで迷惑かけてしまって
ごめんなさい。
371名無しさん@ピンキー:04/10/02 18:08:56 ID:2RiVTZgM
一言感想だけ張り付けるくらいなら、
SSSでもなんでも投下してくれた方がおもろい
372名無しさん@ピンキー:04/10/02 18:18:56 ID:x12gclpq
それは過剰擁護と言う物ではないかえ
373名無しさん@ピンキー:04/10/02 19:53:52 ID:2RiVTZgM
書く奴がいなければ批判する奴もいなくなる
職人>>>>>ROM
374名無しさん@ピンキー:04/10/02 21:30:47 ID:uAqx0pN7
職人≧ROMくらいでしょ。
読み手がいないなんてあり得ない。
375名無しさん@ピンキー:04/10/02 22:37:48 ID:1qXYNKJB
>>367
たまにはこういうのもいいね。
376名無しさん@ピンキー:04/10/03 00:53:56 ID:JRd6W7Cl
由乃の志摩子狩り(inレディー・GO!)
エロパロにしたらおもしろいかも
377名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:11:44 ID:xm/MpY/z
    可南子の部屋PM8:00。

可南子「うふ。実はわたくし裁縫が得意なんです。
    今日もこうして祐巳様のぬいぐるみを作っています。
    出来ました!ああっ祐巳様、なんて可愛いのなんて可愛いの!
    わたくしもう辛抱たまりませんわ。ああっ祐巳さま祐巳さま!」

   (可南子ちゃんにわたしを あ・げ・る by脳内祐巳さま)

    薔薇の館PM12:15。

可南子「……なんちゃってなんちゃって(・∀・)アヒャヒャヒャヒャ!」

祐巳「あれ、可南子ちゃんどうしたの??」
乃梨子「しっ!触れてはなりませんよ祐巳さま。でないと喰われます。」
由乃「祐巳さんも大変ねー。うちにもアレがいるから↓」

  令「由乃タン!由乃タン!由乃(;´Д`)ハァハァ」

祐巳「うわ……。」
志摩子「それに、祐巳さんのとこはお姉さまもあんなだし。」

  祥子「祐巳……わたしの可愛いあの子狸……。
     今夜こそ縄で柱にくくりつけて蝋燭を垂ら(;´Д`)ハァハァ」

祐巳「…………ヌルポ」
祥子&可南子「ガッ!!!!」
378名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:36:36 ID:Bsq0GXRD
新刊読んでたらアレなネタを思いついたのでとりあえずカタチにしてみた。
あんまりアレだけどいちおう落としてみる。
NG-Word [キズ カナ ユウ 特一]
379名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:36:59 ID:Bsq0GXRD
「可南子、もしよかったら、食事でもしながらゆっくり話さないか」
 保健室を出るとお父さんが言った。次子ちゃんを抱いた夕子先輩もそうねと同意した。
 でもクラスの仕事もあるからというと、終わるまで待っているという。
ということは夕食ということだろうか。
 幸いと言って良いか、暇だったら見に来てほしいと頼んだのに母さんは昨日から出張中。一人で夕食を取るつもりだったから、ちょうどよかった。

「続きはホテルの部屋で話そうか」
 喧嘩別れしていた親子の再会、和解なんて、テレビドラマのようなことが数時間でおこったのだ。
お互いの近況を話すだけでも時間はいくらあっても足りない。
 備え付けの冷蔵庫から夕子先輩がビールを取り出したのにちょっと驚いたけれど、お父さんもおいおいと言うだけで止めなかった。

「みんなの和解と再会にかんぱーい」
 もう何回目の乾杯だっただろうか、夕子先輩はかなり出来上がってしまっている。
それに引きずられるように飲んでいたお父さんは、真っ赤な顔をして眠っている。
この様子だと数時間は何をしても目覚めないと思う。
「可南子、あんたも飲め」
 かなり酔っ払った先輩が首に腕を絡め迫ってくる。
 先輩が手にもった缶ビールが口元につけられるが、安定しないためほとんどが首筋にこぼれている。
「あらら〜 もったいな〜い」
 先輩の唇が首筋に迫る。ダメですと言う前に舌が耳の下を舐める。
「ひゃぁん」
「弱いトコロは前と同じなのね」
 舌が耳の穴を舐めまわす。服の上から胸に手が伸ばされ、スカートはすでに腰までたくし上げられている。
「ダ」
 ダメと言おうとした口はすぐに塞がれ、舌が歯の裏側まで舐めまわす。
 リボンはすでに解かれ、いつのまにか下着も抜き取られている。
「相変わらず敏感ね」
 目の前で開かれた夕子先輩の手は、糸を引く液体でテラテラと濡れている。
「やぁ」
380名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:37:52 ID:Bsq0GXRD
「ほんとにやめてもいいのかなぁ」
 これは『前』の夕子先輩そのもの。
「やめてって言わないんだ。ふ〜ん じゃぁ、制服のままがいい? 生まれたままの姿がいい?」
 制服はもうクシャクシャで、このまま街に出たら変な目で見られるのは確実。
「ふふ、その目は、このままがいいのね。清純な制服で乱れてみたいのね。かわいい」
 先輩がわたしの肺の空気をすべて吸い出すようにキスをする。
 酸欠なのか、それとも別のなにかなのか、頭が真っ白になる。
 先輩のあたまがスカートの中に消える。それと同時に背筋に電気の走るような快感が走る。
 腰が暴れるのが抑えられない。
「あれ、もう逝っちゃった? でも、まだ、大丈夫よね?」
 スカートの中からこもった声が聞こえたけれど、やめてと言うことが出来なかった。
 すぐさま呼吸をする暇もないくらい立て続けに快感が全身を襲う。
 予想も出来ない動きで先輩の舌がそこを這いまわる。皮に包まれた粒を突付くように舌が踊ると、小刻みな快感が全身を襲う。
 そして、先輩の唇が内出血するんじゃないかと思うくらい強くそれに吸い付いた。
「あっあっあっ」
 それまでで最高の波が来た。そして全身の力が抜ける。
 しゃーという音をたてて下半身を熱い液体が伝い落ちる。
 スカートが濡れ、床に染みが広がる。はずかしくて仕方がなかった。
「つぎは、あなたの番よ」
 先輩がわたしの体をまたいで立つとスカートを落とす。
 そこには見慣れた肢体はなかった。
381名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:38:51 ID:Bsq0GXRD
 脚には大小さまざまな醜いキズが走っている。
「きれいでしょ?」
 太もものひときわ大きな傷跡を指でなぞってからショーツを引きおろす。
 そこに光るのはシルバーのピアス。
 上着を脱ぎ捨てるとそこもキズでいっぱいだった。そしてやはり、光るピアス。
「このキズの一つ一つが、あのひととの絆なのよ? ほら、前みたいに舐めて?」
 先輩のそれが顔の前に迫る。
 冷たい金属の味がする。
「ここに、可南子の"印"もつけて」
 先輩の手が、わたしの手をとって、爪があたるようにお腹に押し付ける。
「お母さんと呼んでなんて言わないわ。あなたとの"絆"がほしいの。」
 指の間接が痛いくらいに押し付けられる。指先で柔らかいなにかが破れるような感触がある。
 先輩がぴくぴくと震え、愉悦の声を漏らす。
「可南子、やっぱりあのひとの娘なのね。いい目になってるわよ」
 先輩が潤んだ瞳で私の顔を見ている。
「ほら、もっと、して?」
 指先に力をこめてみる。それに呼応して先輩の身体がビクビクと震える。
 こんどは背中に爪を走らせる。
 先輩がうれしそうに声を上げる。
「可南子、可南子、いい、すごくいい」
 先輩がわたしの顔にぐいぐいと股間を押し付けてくる。
「ずるいですよ先輩」
 ああ、そんなに気持ち良いんだ。
「わたしにもつけてください、先輩のキズ」
 いいわ、と先輩が熱い声をもらす。私の顔の上から立ち上がると、どこがいいのと聞く。
その声にそっとスカートを持ち上げ、脚を開く。
382名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:39:40 ID:Bsq0GXRD
「中学生のときには許してくれなかったのに、いいの?」
 ちいさく頷く。
 先輩の手がそこに触れる。そして、突き破る。
 全身が震えた。とても気持ちよかった。さっきの"キス"なんて比べ物にならない。
「もっと! 体中に! もっと!!」
 脳のどこかではダメだといっているけど、そんなのどうでも良いような気がした。
「ふふ、体育の授業に出られない身体にしてあげるわ」
 先輩が笑う。
 全身が震えていた。それが喜びなのか、恐怖なのかわからない。
 けれど、太ももを這う先輩の爪が心地よい。
「あら、あんまりきれいに出来ないわね」
 捲れあがったスカートから覗く自分のももに、小さな赤い傷がうかぶんでいる。
「そうだ、あの人に付けて貰おうか?」
 そのセリフに、歓喜に震えている自分がいる。もう戻れないところに来てしまったんだと思い知る。
「可南子なら、いいよ」
 なにがとか聞けなかった。先輩の吐息が耳をくすぐる。
「可南子もいいよね?」
 それが何かはわかっていた。でも、もう戻れない。
「いいよね?」
 そして、わたしは、ちいさく頷いた。
383名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:41:37 ID:Bsq0GXRD
以上です。
 可南子をタチにするかネコにするか迷ったんですがどっちつかずでアレ
 ではまたネタがでたら。
384名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:48:22 ID:p7e6uGws
ふーん
385名無しさん@ピンキー:04/10/03 02:06:27 ID:xm/MpY/z
可南子は、
祐巳、乃梨子に対してはネコ
祥子、由乃、志摩子、令に対してはタチ
386名無しさん@ピンキー:04/10/03 05:04:30 ID:1OmvYAxl
タチネコは個人の性質であって攻め受けの代わりの言葉じゃない。
387名無しさん@ピンキー:04/10/03 05:09:03 ID:TvrFEYGu
案外、相手によってかわるもんですよ、タチネコ。
よって可奈子はリバ。
っていうかバタチとかバリネコってそんないないから
388Fighting Girls 1:04/10/03 10:04:04 ID:hK13muWr
SS初書きなんでドキドキしながら投下
カプは聖、江利子
NGワードは[凸米]
389名無しさん@ピンキー:04/10/03 10:05:30 ID:p7e6uGws
デコイラネ
390Fighting Girls 1:04/10/03 10:05:31 ID:hK13muWr
ひやりと冷たい指に触れる。僅かに暖かさの残る手のひらの柔らかな感触と爪の硬く滑らかな感触。
聖の指がそこに触れるたびに小さな熱が生まれ離れては消えてゆく。
「何?くすぐったいんだけど」
「ん、いや、まあ気にしないで」
江利子は僅かに眉を寄せたがあっそ、と呟くと再び雑誌に目を落とした。
指と指を絡めて手を繋ぐと手のひらには確かな暖かさが生まれ、
ともすれば白い夢のような過去に飛びそうになる聖の意識を繋ぎ止めてくれる楔にも思えて
絡めた指にさらに力を込める。とたんにその存在がとても愛しいものに思えた。
聖の手は江利子の利き手を繋いでいるため、ページを繰る手が微かにぎこちない。
それに繋がれた手は相当鬱陶しいはずなのに聖の不安定な気持ちを知ってか、
それとも繋がれた手など気に留めていないのか江利子は聖の手を振り払うことは無かった。



391Fighting Girls 2:04/10/03 10:06:22 ID:hK13muWr
2学期の期末テスト。それは刻々と近づいて来るクリスマスに街全体が浮かれ騒いでいる頃にやって来る。
世の学生たちの中にはその試練の日に備え身を引き締めるどころか重く沈んでいく者もいるのである。
しかし、聖にとって試験など面倒臭いという認識こそあれ取り立てて騒ぐほどの物ではなかった。
それは努力しないでもできる子である江利子と―不本意ながら―同じ認識だった。
聖の意識は試験の後、お楽しみのはずのクリスマスに向けられていた。正確にはそのイブに。
試験の初日を終えた後、聖は薔薇の館へ足を運んだ。会議があったわけではない。
ただ一人になりたかったのだ。試験期間中、しかも昨日からヒーターが壊れている薔薇の館なら最適だ、と。
392Fighting Girls 3:04/10/03 10:07:16 ID:hK13muWr
「何してんの」
祐巳ちゃん曰くビスケット扉を開けると聖は言った。
「別に、あなたこそ何をしに来たのよ」
江利子は聖の質問を軽くかわすとすかさず切り返してきた。聖は一瞬う、と詰まったが、しかし。
「別に、何も。江利子なんかに言う必要ないしね」
少々ひねくれた答えを返した。ここで一人になりに来たなどと言うわけにはいかない。
聖は帰ろうか、と思っていたが、しかし「早く閉めて」の声に反射して掴んでいたドアの縁を離してしまった。
ばたん、といささか乱暴な音を立ててドアが閉まる。
393Fighting Girls 4:04/10/03 10:08:12 ID:hK13muWr
聖は仕方なく鞄をテーブルに置く。江利子は窓際の日当たりのよい席に頬杖をついて座っていた。
江利子の前には本が広げられ、紅茶の入った飲みかけのカップが側に置かれている。
試験勉強でもしているのかと思い、側によって本を覗き込む。
まあ、あの江利子が試験勉強なんかするわけ無いか。広げられた本は編物の本だった。
こんなの読むなんて珍しい。だがよく見ると所々に貼ってある付箋に「由乃」「お姉さま」と書かれている。
「これ、令の?」
「そう。昨日忘れていったのね」
「ふーん。あ、これこの間からしてるやつ」
2週間ほど前から江利子が着けている手袋と同じような物が載っていた。細かいところが違うのは、
令がアレンジしたためだろう。流石と言うべきか、写真のものより江利子に似合っていた。
これなんか祐巳ちゃんに似合いそうだ、と写真を指しながら隣の席に座った。
394Fighting Girls 5:04/10/03 10:08:45 ID:hK13muWr
しばらくの間雑談を交わしたが、その中に普通出るであろう試験の話題は二人の間には上らなかった。
そう広くは無い部屋に沈黙が下りる。それは聖にとっては心地の良いものだった。
聖はテーブルに頬杖をついて目を閉じた。静かな部屋の微かな音に耳を傾ける。
二人分の息遣い、衣擦れの音、ページを繰る音、カップが触れ合う音、風が窓を鳴らす音。
微かな物音はこの空間に今、自分と彼女の二人だけという事実を聖に強く認識させる。
密室。二人きり。外界から閉ざされた世界。
そのキーワードは聖に自然と昨年の夏の記憶を思い起こさせた。
聖が愛した『彼女』との思い出。彼女との別れからもうすぐ一年が経とうとしている。
クリスマスの記憶が蘇る。あの時の不安や絶望、孤独が痛みを伴って呼び起こされる。
その思考を振り払おうと閉じていた目を開ける。しかし思考は止まらない。
寒い。聖は今更になってこの部屋の寒さを意識する。指先が冷たく色を失っていた。
記憶の温度と心の温度と今の体感温度。すべてが寒く、冷たい、痛い、苦しい。このままでは凍えてしまう。
聖はその時視界に入り込んだテーブルに置かれた江利子の手に、半ば縋るような気持ちで手を伸ばした。
395Fighting Girls 6:04/10/03 10:09:19 ID:hK13muWr
部屋が寒かったから指先が触れるだけでも暖かさが感じられる。
江利子は一度だけなに、と聞いたが、聖がはぐらかすとそれ以上何も言ってこなかった。
しばらく手を繋いでいると、体温の差がなくなってくる。聖は目を閉じて江利子の手を感じる。
暖かい。先ほどまで感じていた寒さや孤独がゆっくりと解けていくのを感じた。
しかし突然今まで在った感触と体温が離れた。江利子が立ち上がって聖と繋いでいた手を離したのだ。
手の柔らかさと暖かさが名残惜しくて、聖の視線は江利子の姿を追っていく。
お茶のお変わりをするようだったが、ついでに入れてくれるようで聖に「コーヒーでいい?」と聞いてきた。
うん、と返事をして待っている間、聖は江利子の温もりがまだ残る手のひらを握り締めてテーブルに突っ伏していた。
396名無しさん@ピンキー:04/10/03 10:12:07 ID:hK13muWr
(続く)
最初の名前間違えたorz
エロなくてスマソ次からエロくするんでどうか
397名無しさん@ピンキー:04/10/03 11:54:35 ID:K5CHiA9u
でも二次創作で使うべき言葉じゃないよな。<タチネコ
398名無しさん@ピンキー :04/10/03 12:12:58 ID:N8hmOIy+
江利子イイネ!
399名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:44:29 ID:LiQr16bC
この頃薔薇様の話が増えて嬉しいvv

(*^ー゚)b グッジョブ!!
400名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:53:14 ID:Gxi/wlfC
シャラぽんかわい杉
401名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:53:56 ID:Gxi/wlfC
ゴバク超スマソ
402名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:57:06 ID:UA1VjReQ
>>396
グッジョブ!続き待つ。
403先代三角関係その19:04/10/03 23:53:20 ID:j80RDeXG
『江利子』


聖に告白されて、やっとはっきりと自覚させられた


正直になってみよう自分の気持ちに。
そうすれば答えはいとも簡単にみつかってしまった・・・
認めたくなかっただけ、私はこんな変わり者の癖に普通の女の子でいたかったのかしら?
世間から異端者と思われるのが嫌だったのかしら?

(いいえ)

そんなつまらない事思うはずがないじゃない。
私は現実を認めたくなかっただけなんだわ・・・だって残酷な


蓉子を見ていれば分かるもの。
視線の先にあるのは日本人離れした整った顔立ちの彼女
今私の目の前にあるこの佐藤聖だって事がね。
404先代三角関係その20:04/10/03 23:54:23 ID:j80RDeXG
酷い話じゃない?
自覚したと同時に失恋だなんて酷すぎるわよ。
私の思い人の心にいるのは、たった今私に告白した人間だなんてね。
さすがに聖が私の事を好きだったのには驚いたし、聖の事が好きなのは正直な気持ち
彼女は大切な親友


階段の上る音が聞こえてきて、私はそれが誰かなのかがすぐに分かった
特技は階段を上る音で誰かをあてる事?こんな事が今役立つなんて。

「江利子?」

聖の呼ぶ声が聞こえる、今ビスケット扉が開かれる
この状況を見て蓉子はどう思うのかしら?
何処か自虐的になりながらも、面白いわね・・・と思ってしまった。

私は残酷な人間かもしれない
聖に好きだと言われて決心が固まるなんて・・・
蓉子が失恋したと思うようなこの状況で、私は失恋する為に告白をしようと思った。

「あなたが好きよ」(蓉子・・・)

泣きそうな顔しないでちょうだい。
今すぐ抱きしめたくなってしまうから
405先代三角関係その21:04/10/04 00:52:48 ID:+OPzCLM5
『蓉子』


どういう事だろうかこれは
何故か足の赴くままに薔薇の館へと来てしまったので、お茶の一杯でも飲んでから帰ろうとビスケットみたいな扉を開けるとそこには、二人の親友の姿があった。

「あなたが好きよ」

突然の告白。
それは聖にあてられたものだろうか?

「よ・・・う・こ?」
「聖、江利子」

聖は江利子の視線をたどるように私の方向を見てから、驚きの表情を浮かべた。
江利子は・・・ずっとまっすぐにこちらを見ているだけだ
今の言葉は誰にあてられたものなのか

椅子があるにも関わらず床に寝転がっているようにも見える二人。
江利子が手で体重を支えながら体を少し起こした状態のすぐ横に聖が覆いかぶさるような体勢で江利子の髪に手を添えていた。
406先代三角関係その22:04/10/04 00:53:47 ID:+OPzCLM5
私も子どもじゃない
この様子を見れば二人が何をやっていたのか、やろうとしていたのか想像がつく
たとえそうじゃないにせよこんな体勢になるだけの仲ということなのだろうか

急に自分だけが置いていかれたような気持ちになってしまう。
このままだとみっともなく泣いてしまいそうになる

「ご・・・ごめんなさい、お邪魔のようね。それじゃあ・・・ごきげんよう!」
「「蓉子!!」」

動揺したまま部屋を逃げるように飛び出すのもみっともなかったが、泣いてしまうよりはましだ。
私はそのまま階段を下りようとした
「蓉子待って!!」

急に手をつかまれたかと思うと、引っ張られて体勢を崩しそうになる。

「聖・・・何よ、お楽しみの所悪かったわね」
「聞いて蓉子!これは・・・「誤解よ蓉子」

聖の声を遮るように部屋に江利子の声が響き渡った。
それは凛としているけど、冷たい声だった。
407先代三角関係その23:04/10/04 00:54:36 ID:+OPzCLM5
『聖』



「そう・・・そうなんだ。」

事の概要を蓉子に軽く説明した。
始めの内、蓉子は悲しそうな顔をしていたけど段々とそれは切なそうな表情になっていった。ある意味、悲しそうにしていた方がいいってぐらいに。

「聖は江利子が好きって事ね」
「そうなるかな」

今まで三人での親友の形をもってきたせいか、何処かうしろめたいものを感じた。
それに私は薄々感ずいていた、蓉子の気持ちに

薔薇の館には私と蓉子、江利子の三人だけ。
いつもは笑いながら話をしているはずなのに、今日は空気が重い

(私のせいか)

「それじゃあ・・・やっぱり私は邪魔者ね。お邪魔するわ」
「待ちなさいよ蓉子。」

立ち上がろうとした蓉子に江利子が声をかける。
先ほどの「好き」それは蓉子に対してなんだろうな、と思う
ならば次は江利子が蓉子に告白か?
不毛だなあ・・・とため息が一つでた。
408先代三角関係その24:04/10/04 01:03:53 ID:+OPzCLM5
『聖』



「そう・・・そうなんだ。」

事の概要を蓉子に軽く説明した。
始めの内、蓉子は悲しそうな顔をしていたけど段々とそれは切なそうな表情になっていった。ある意味、悲しそうにしていた方がいいってぐらいに。

「聖は江利子が好きって事ね」
「そうなるかな」

今まで三人での親友の形をもってきたせいか、何処かうしろめたいものを感じた。
それに私は薄々感ずいていた、蓉子の気持ちに

薔薇の館には私と蓉子、江利子の三人だけ。
いつもは笑いながら話をしているはずなのに、今日は空気が重い
409先代三角関係その25:04/10/04 01:04:26 ID:+OPzCLM5
(私のせいか)

「それじゃあ・・・やっぱり私は邪魔者ね。お邪魔するわ」
「待ちなさいよ蓉子。」

立ち上がろうとした蓉子に江利子が声をかける。
先ほどの「好き」それは蓉子に対してなんだろうな、と思う
ならば次は江利子が蓉子に告白か?
不毛だなあ・・・とため息が一つでた。
410284:04/10/04 01:09:29 ID:+OPzCLM5
改行が多くてすみません。
どれくらいの量ずつ投稿すればいいのかが分からない・・・
411名無しさん@ピンキー:04/10/04 01:12:53 ID:ocikNYWB
すでに読んでないから、俺としてはどうでもいいよ。
412名無しさん@ピンキー:04/10/04 01:23:02 ID:WtESXniu
>>284
乙。

>>411
ROMの分際で偉そうにするな
職人に敬意を払え
413224:04/10/04 01:23:13 ID:ea0iTvuP
先日、SSの一部を投下させていただいた224です。
これから残りの分を投下させていただきますのでよろしくお願い致します。
 一斉に投下できなかったこと、間隔が開いてしまったこと、
深くお詫び申し上げます。

>>235 >>237 >>238 の続きとなります。
414224:04/10/04 01:30:55 ID:ea0iTvuP

江利子が掴んでいる蓉子の白い手首が一瞬酷く冷たくなって硬直した。
 蓉子は唇をかみ締め、江利子を睨んでいた。異様なほど赤くなった目元以外の部分は限りなく青白い。

江利子は蓉子を掴んでいる指から直接伝わってくる、自分の投じた一言が彼女の全身をこれほどまでに
冷たく硬くしているという生々しい感触にぞくぞくと興奮していた。
 そして、
自分に向けられた怒りの表情で見開かれていた蓉子の瞳が透明な不安定な透明さに染まっていく様をただじっと見つめていた。
蓉子の瞳を被うそれは表しようの無いほど、透明だった。 

 江利子は蓉子の瞳に溢れる涙と自らを突き動かす濁った快感に飲み込まれそうになりながらこう言った。 
「冬も、そして秋もあなたには優しくない季節のようね。」
江利子の立てた筋書きはその手を離れ、彼女を包み込む激情に近いものとなった感覚に解け崩れていった。


江利子は蓉子の手首を掴んでいる右手小指の力をわずかに緩めた。
蓉子の手はとても滑らかにするりと江利子の指から滑り落ちた。
掌の上に走る線の細い圧力とその後を追いかけるような鈍い感覚に江利子は 蓉子の指爪がわずかに自らを傷つけたことを知った。

 非常にゆっくりとした動作で蓉子は顔を伏せた。
江利子は掌に残る紅い線を、かすかに震える左の指でそっと撫ぜた。

「血が、紅い血が薄らとにじみ出ているわ。」江利子は目を細め、蓉子を見つめながら抑揚の無い声で呼びかける。

「…ごめんなさいとは言いがたいわ。」俯いたまま震えてほとんど言葉にならない音が蓉子の口から発せられた。
 聖の唇一つ奪えない蓉子が、私の掌に紅い跡を残すなんてね…。江利子はしばらく項垂れたままの親友の姿を眺めていた。

蓉子は自分の足元を見つめたまま動かないでいた。
 江利子は、小さくため息をもらし、蓉子から視線をはずした。
415名無しさん@ピンキー:04/10/04 01:32:22 ID:ocikNYWB
>>412
だって長い割に新しい要素が全然なくてつまんないんだもん。
不毛だなあ・・・とため息が一つでるだけさ。
って、てめーだって乙としか言ってねーじゃねーか! おざなりな感想つけんなボケ!
416224:04/10/04 01:33:18 ID:ea0iTvuP
 すぅ、と蓉子がひとつ深く息を吸い込んだ。
「江利子…。」江利子の視界の端で深い緑の塊が音もなく翻った。
江利子は不意に右手首を掴まれ、バランスを崩す。
顔を上げると揺れる黒い前髪の向こうに蓉子の強い光を宿した瞳があった。
物言おうとした江利子の唇は蓉子の熱を持った唇に塞がれていた。
 江利子よりも身長はわずかに蓉子の方が高い。
江利子の左頬に添えた右手がわずかに震えていたが、蓉子はその指先に力をこめ、
さらに左手で江利子の肩を掴むように抱き寄せた。

  全くの不意打ちだった。

 しばらくして、蓉子の唇が江利子の唇から離れた。息を告ぐ間もなく再び蓉子が江利子に口付けをする。
蓉子の前髪が江利子の形の良い額をさらりと撫ぜまわす。

薔薇の館がみしりと音を立てた。 

蓉子の舌が江利子の唇を強引に押し分け、江利子の美しく並んだ白隗の壁をなぞる。
 お互いの歯が触れ、金属同士が触れ合ったような音が生まれ、直接江利子の脳にカチカチと繰り返し響く。
無意識に動く江利子の舌がぬるりと蓉子の舌先に触れた。不意に感じた熱い感覚に江利子はびくりと舌を引き込めようとした。
 蓉子は江利子を逃がすまいと右手で江利子の後ろ髪ごと頭を抱き、さらに深いところまで舌をすすめる。
ざらりとした蓉子の舌が江利子の舌の付け根をまさぐる。
激しく、優しく蓉子は江利子の舌を突き、撫でまわす。
互いの唾液が混ざり合い、喉へと流れることが適わなかったものは江利子の頬に伝う。
 「んっ…」かつて経験したことの無い刺激に襲われた江利子の体は蓉子の腕の中で激しく震えていた。
がくり、と危うく膝から崩れ落ちそうになる江利子を机にもたれかけさせるようにしながら蓉子はようやく唇を離した。
 
417224:04/10/04 01:34:50 ID:ea0iTvuP
 
真っ直ぐに江利子を見つめる蓉子の視線は厳しくそれでいて何処かに悲しさのような穏やかさの感じられる不思議なものだった。
 呼吸はやや荒く、頬はわずかに紅く染まっている。
今度は、蓉子が先に口を開いた。
「これで、気は済んだのかしら。」
ぐっと両手をこぶしのように握り締め蓉子は言った。


江利子は頬を濡らす液体を痺れが残る手の甲で拭い取ると「…やっと、私を舞台に上げてくれたわね。」
とかすれた声で言った。
蓉子は両のこぶしを握り締めるような体勢のまま、江利子の言葉を待っていた。

「この一年、いえ、そのずっと前から私はあなた達を見ていた。いや、見ているしかなかった。
 あなたはいつでも聖を見ていた、さっきのように。どんなことがあっても、あなたは聖を見つめ続けていたの。
私はあなた達がどういう関係を築こうがそんなことに興味は無かったし、私がおせっかいを働くようなこともしなかったわ。
 あなた達のどちらかが、必要とするときに手を差し伸べれば良い、本当にそう思っていた。」
でも、と自嘲的に微笑む江利子は蓉子に歩みよりながら言葉を続けた。
 「私はね、見守るだけのマリア様にはなれなかった。慈悲深いマリア様になり損ねたのよ。
あなた達二人を見ているとそこに私の居場所が無いように思えてならなかったわ。
数年間、全く換わらないのあなた達関係も正直、歯がゆくもあったわ。」

「無意識とはいえ結果的に私達はあなたという存在に甘えてしまっていたのね。
 私は、江利子が私の聖に対する気持ちに気が付いていることはずっと前から知っていたもの。」
ごめんなさい、本当に。と蓉子が答える。
418224:04/10/04 01:36:17 ID:ea0iTvuP

 「でもね、蓉子。あなたは私を引っ張り込んでしまったのよ、この鳥居江利子をね。」
江利子はそう言うと蓉子を壁へと押し付け、乱暴にその唇を奪った。
「あなたの懺悔はまだ終わっていないわよ。」蓉子は江利子の言葉を遠いもののように聞いていた。


江利子は膝から崩れ落ちる蓉子を支えることなく自らの体の重みをかけるようにして押し倒した。
 
 鮮やかな手つきで蓉子のタイを解く。蓉子はタイの擦れる音をこんなにもはっきりと耳で捕らえたのは初めてだった。
江利子の唇によって封じられた唇をわずかに動かして抵抗の意思を伝えようとするがその言葉は発せられることはなく、
替わりに制服の上から胸の線をなぞられる感触に息を呑んだ。
 江利子の手は器用にも蓉子のふくらみを支えるフロントホックを解き放ち、肩紐を横にずらした。
蓉子の豊かな乳房が深い緑の制服の中で江利子の手へと流れ落ちる。
 蓉子の右耳に江利子の吐息がかかる。くすぐったいような感覚に思わず肩をすくめた。

江利子は蓉子の耳の後ろから鎖骨のくぼみへと舌を這わせた。両手は膨らみを下から上へと優しく撫ぜるように揉み上げている。
蓉子は時折「んっ」と息をつくことはあったが、声は出さなかった。
 布で覆われているとはいえその頂きがはっきりと形をなしているのが江利子をさらに興奮させた。

「紅薔薇様は、とてもとても強情ね。」
江利子は蓉子のわざと胸の突起をかすめるようにその胸を愛撫しながら蓉子の顔を見つめる。
 羞恥と快感でその頬は紅く染まっていたが唇はぎゅっとかみ締められていた。
「蓉子はもともと、とても可愛らしいのに。勿体無いわ。」
もっと素直になりなさい、と耳元で囁かれた蓉子は「そんなこと、ない…」と返すのが精一杯だった。
419224:04/10/04 01:37:50 ID:ea0iTvuP

 不意に江利子の指が蓉子の太ももに触れた。蓉子は両の膝頭をくっつけるように足をまげてその指を拒む。
しかし、やわらかい太ももの隙間を縫うように入り込んだ指が蓉子の敏感な部分を被う白い布をそろりと撫でる。
「うっ…あぁ…」蓉子は思わず声を上げる。
 撫でるように動いていた指が力を増して布の上から押し分けるように動く。布の下では蓉子の柔らかい部分が
指に沿って形を変え、じわりと布を湿らせていた。
 「素直にならなければ、伝わらないことだってあるのよ。」
しっとりと湿った指で蓉子の頬を撫でながら江利子はやさしく語りかけた。

湿り気を帯びた蓉子のショーツはぴったりとしていて、江利子の邪な指を拒むように白い肌に食い込んでいた。
 「紅薔薇様は、本当にお堅いわね…」
江利子は骨盤と恥丘の間のくぼみに人差し指を差し入れ、次の瞬間乱暴に引き剥がすようにショーツを下にずらした。
蓉子の身を包む深い緑の制服から湿り気を持った熱が立ち上る。

 白い素肌に江利子の指が引っ掻いた跡が薄らと紅く浮き出ている。
江利子は蓉子の立ち上る香に顔を埋めるようにかがみこんだ。
体を起こして逃れようとする蓉子の左腕を江利子はすっと払った。
 支点を失った蓉子の上半身はドサリと床に倒れこむ。頬にかかる黒髪が汗で頬に張り付いている。
サラリ、と蓉子の下腹部を江利子の髪が撫ぜる。「…っ!」ちろりと江利子の舌が赤い跡の上を這う。
 蓉子は抵抗しようと腰を浮かせる。しかし江利子に臀部抱きかかえられるようなを体勢のためそれもかなわなかった。
「貴婦人の条件は二つの膝頭と口が堅いこと、だそうよ。」と言いながら江利子は蓉子の左足首までショーツを引き下ろす。
ツーっと鈍い光を放つ粘り気のある液体が蓉子の太ももに付着する。
「あら、破廉恥なこと。」
嬉しそうに微笑みながら硬くした舌先でその液の軌跡を優しくなぞる。
420224:04/10/04 01:39:08 ID:ea0iTvuP

 ビクリと蓉子の体が震える。
スカートから差し込まれた江利子の手が直接、蓉子の乳房に触れた。
紅薔薇様は貴婦人に違いないでしょうから、先ずはこちらにご挨拶申し上げますわ。そう言いながら
江利子は蓉子の柔らかい素肌の感触をその手で楽しんでいた。

 蓉子の全身の毛がぞわり、と逆立つ。
制服の上からとは比べ物にならない刺激を受け、蓉子は思わず鼻にかかったような声を上げる。
江利子はその様子を満足そうに見つめながらふくらみの中心の突起をそっと指で挟んだ。
 「はぁ、ん。」蓉子は大きく上半身を逸らせた。
蓉子の宙を掴む手を取り。指を絡ませながら江利子は蓉子の突起を責めつづける。
蓉子の体が痙攣し始めていた。
 痙攣するからだには力が入らず、思考することもままならない蓉子は江利子の腕にしがみついた。

そんな蓉子を見つめて優しく微笑む江利子は手を胸から蓉子の頬へと移し、そっと瞼から流れる涙を舌ですくった。
「そろそろ、貴婦人も素直になったかしら。」
そう言って蓉子の痙攣が緩やかになるのを見計らい、蓉子の熱い茂へと手を伸ばした。
421224:04/10/04 01:40:37 ID:ea0iTvuP

蓉子の敏感な粘膜をゆっくりと押し広げるように刺激する。
 蓉子の口からは抑えることの出来ない声が絶え間なく続いている。
とろりとした液体を指ですくい、撫でつける。
 液に濡れ、十分にやわらかさを増したそこに江利子は指を突き立てた。
蓉子の体が大きく震えた。ゆっくりとその内壁を撫でまわすたびに蓉子の腰が大きく揺れる。
 蓉子の思考は完全に快楽へと溶けていた。
突起に江利子の指伸びるとと蓉子は「だ、だめぇっ」とより強く江利子にしがみつく。
深い緑の制服を通してなお、その爪が江利子のを傷つけるほどに。
 規則正しい動きからもたらされる快感に真っ白になりそうな蓉子の脳裏に一瞬彼の人の横顔がよぎった。
蓉子の内壁が力を増し、江利子の指を圧迫する。江利子は蓉子の絶頂が近いことを悟ると、そっとその指を抜き去った。

「最後は、いつか聖にお願いすることね。」そう言って江利子は蓉子の額にそっと口付けをして体から手を放した。
 「…どうして。」荒い呼吸の合間にようやっと言葉を口にした蓉子が江利子の手を握る。
江利子は蓉子の体を抱き上げながら答えた。
「そのやりきれない切なさを抱えたまま生きることがあなたの懺悔よ。ある程度の快楽を知ってしまったあなたの、ね。」
まだぼんやりしている蓉子の服装の乱れを優しく整え、テーブルへと向かう。

それに、私はその権利をとっくの昔に放棄したから。とつぶやく江利子の声は立ち尽くす蓉子へ届くことはなかった。

422284:04/10/04 01:41:25 ID:+OPzCLM5
>>411
意見ありがとうございます。
やっぱりROM人間でいたほうが良かったかな。

>>224
萌えます。
423224:04/10/04 01:41:46 ID:ea0iTvuP

 ギシギシと古い木材の軋む音が近付いてきた。
江利子は蓉子に声をかける「令が来たから、今日はもう帰りなさいよ。」と。

ビスケット扉を開けて入ってきたのは江利子の言葉どおり令だった。
「…お姉さま」江利子と蓉子の間に流れる空気に普段とは違う何かを感じ取ったと見れる令がそっと近付く。
 帰り仕度をなんとかすませ、すれ違う蓉子を目で追いかける令に江利子が声をかける。
「令、ハンプティ・ダンプティ落っこちた〜。って歌知ってる?」
「ええ…確か、ハンプティ・ダンプティは特権階級かなにかの象徴、でしたっけ?]
質問の答えになっていない江利子の突然の言葉に驚きながらも妹としての経験からかすぐに話題に追従する。
「そうね、よく出来ました。」一息ついて江利子は続ける。
「…ハンプティは自然に転がり落ちたのかしらね、誰かに突き落とされたのかしら、それとも…」
「それとも?」
 意味深に笑う江利子は怪訝な顔をしている令に囁いた「自分の意志で何かをそこにあるかどうかも分からないものを
拾いに飛び降りたのかもしれないわね」と。

 
 蓉子は真っ直ぐ校門へ向かって歩いていた。
背筋を伸ばし、一定の歩調で真っ直ぐ前だけを見て歩く。
 彼女の目の前に黄色い銀杏に彩られた一本の道が現れた。黄色い葉と黄色い実に覆われたそれは秋の道だった。
黄色い世界は親友の江利子のことを連想されたが、蓉子は、世界が白く染まる冬のことを、ただ考えようとした。
秋の道を早足で抜けながら、早くこの道が白く染まりますように、美しい雪で覆われますように。とただ祈っていた。


(完)
424224:04/10/04 01:44:05 ID:ea0iTvuP
224です。
以上にて投下完了いたしました。
 
425名無しさん@ピンキー:04/10/04 01:54:25 ID:/gyj3v7G
>>424
GJ!!江利子さま…切ないなぁ
とにかく大変読み応えのあるSSでした
続編(聖×蓉)もできればお願いしたいです
426   :04/10/04 02:04:16 ID:SB4ip0L7
江利子の形の良い額ハアハアハアハア
427名無しさん@ピンキー:04/10/04 03:34:25 ID:WtESXniu
デコにコンプレックスを持った江利子のデコを舐めたい
428名無しさん@ピンキー:04/10/04 07:23:06 ID:I6XZBuHu
429名無しさん@ピンキー:04/10/04 08:34:56 ID:kQSMKDhc
職人の投下直後に否定的な事を言うのはどうかと思う。
他の職人の投下直後に自分のSSを投下するのもどうだろうか。
マナー違反ではなかろうか。
>>284もかわいそうに。板違い厨とは言え……。
430名無しさん@ピンキー:04/10/04 10:24:53 ID:GdwHBift
節度を以て、みんな仲良く。
431名無しさん@ピンキー:04/10/04 15:57:20 ID:WtItAZI1
>>427
凸のデコは、凸にとって自慢のデコだぞ。
だから凸自慢のデコをペチペチはたきたい。
432名無しさん@ピンキー:04/10/04 18:46:23 ID:ii9GJit1
ちょっと思ったんだがコンプレックスって別に劣等感じゃないよな。
日本語ではそれで使われること多いけど。
433名無しさん@ピンキー:04/10/04 20:48:29 ID:VY76l0lR
 一言だけ、お詫びの書き込みをさせてください。 
 SS投下のタイミングについては職人さん方、
およびROMの皆様に不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
 今回の件を肝に銘じて今後のエロパロ生活を送ります。
434名無しさん@ピンキー:04/10/04 21:17:48 ID:J4OqLUjz
どうでもいいけどさ、>>284のSSを読んでる人間だっているんだよ

読んでないなら>>411とか勝手なことぬかすな。マナー違反な発言だとは思わないのか?
半年ROMる必要があるんじゃないの?よく考えろよ

>>422
気にするな。>>411はただのアホだから。あんなの意見でもなんでもないよ
続き待ってるから是非書いてください
435名無しさん@ピンキー:04/10/04 21:42:46 ID:4Eg0bSeT
>>434
落ち着きなさい。そこはスルーでいいのよ。
436名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:05:15 ID:FZobrFjE
>>433
ドンマイ。次から気をつければいいさ。
SS面白かったよ。
437名無しさん@ピンキー:04/10/04 23:03:38 ID:RXtQNqnD
最近たくさん投下されてウレシイワ〜
どれ我も書いてみるか…
438名無しさん@ピンキー:04/10/04 23:17:13 ID:T/oUERLp
2chで叩かれるのは仕方ないと諦めるしかない。
マンセーされても自演自演って言うやつがいるんだから自分の気に食わない文章とか批判はスルーするしかない。
439284:04/10/04 23:42:52 ID:zkhKnh+G
先代小説書いているものですが
正直もう書くなといわれるとつらいですが、具体的な批判というか
ここは直した方がいいという意見はとても参考になっております。
私のせいでスレが荒れてしまって申し訳ないです。
質問させていただきたいのですが
一応小説自体は書き上げたのですが、結局最後までエロを入れる事が
出来ないまま終わってしまいましたので投下していいものかと思い。
こんな小説でも読んでくださる方がいるそうなので
何処か適当な所にUPしての形をとりたいのですが
いい場所知っていませんか?
こういったことをやるのは初めてなので、よくわからなくてすみません。
440名無しさん@ピンキー:04/10/04 23:43:02 ID:ocikNYWB
>>437
あんた、なんやねんw
441名無しさん@ピンキー:04/10/04 23:44:10 ID:ocikNYWB
442名無しさん@ピンキー:04/10/05 00:24:03 ID:qLAbROQk
>>224
>>284

お二人とも乙です。続けざま、楽しく拝読しました。
これからもお待ちしております。
443名無しさん@ピンキー:04/10/05 00:24:52 ID:P6JpdXOA
>>284
気にするな、俺はおまえのSS好きだから。
言いたい奴らはほっておけ。
嫌いという香具師の事より、好きと言ってくれる奴のことだけ考えときゃいい。

うpすればいいんじゃねぇか??
乙、楽しみにしてるよ。
444名無しさん@ピンキー:04/10/05 00:32:01 ID:jfql/S7z
投下された作品を読まないことはできても
投下されていない作品を読むことはできないからなあ。
445284:04/10/05 00:42:48 ID:bXdr+Zo5
とりあえず>>1の方の保管庫にUPさせていただきました。
色々とありがとうございます!
446名無しさん@ピンキー:04/10/05 03:03:37 ID:fZqQZq2R
>>284 UP乙。保管庫行って読ませてもらいます。
もう読めないかと思ったんで、すげえ嬉しい。
447名無しさん@ピンキー:04/10/05 03:09:01 ID:hVqTTVzx
>>185
禿同
448名無しさん@ピンキー:04/10/05 03:29:26 ID:aKLtPsjv
>>224
>>284
GJでございます。堪能させていただきました。
それはそれとして、そろそろ聖様分の補給があってもいい頃じゃないかしら。
449名無しさん@ピンキー:04/10/05 07:08:13 ID:sOEQXFlQ
私の祐巳になってよBOX
450名無しさん@ピンキー:04/10/05 09:57:02 ID:dYp1WF2G
祐巳は俺のもの。
451名無しさん@ピンキー:04/10/05 14:40:17 ID:OuxPvK6b
祐巳はみんなのものです
452名無しさん@ピンキー:04/10/05 16:31:42 ID:TJk0v5t0
山百合会全員でおいしく頂きましょう
453名無しさん@ピンキー:04/10/05 18:31:34 ID:UyWTvfP3
総受け祐巳たんハァハァ(;´Д`)
454名無しさん@ピンキー:04/10/05 19:37:19 ID:JDbmvNEJ
祐巳たんは複数のリリアン一般生徒に拉致られて体育倉庫とかでおいしく頂かれちゃうよ
455名無しさん@ピンキー:04/10/05 21:52:10 ID:hCucHCbw
祐巳受けの人は本当にそういうの好きだよねえ
456名無しさん@ピンキー:04/10/05 22:26:36 ID:Stc2/9T8
しかし新刊の祐巳のもてっぷりを見るとそれも成立するのではないかと
思えてしまう辺りが恐ろしい。
今野センセは何考えてんだ…
457名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:03:05 ID:hCucHCbw
花寺の野郎供にアレコレとかならとにかく、
山百合会で美味しくだのリリアンに一般生徒にだのは別に普通に読んでいたら考えないと思うが。
祐巳ヲタ以外は・・・・。

別に妄想は自由だが、それは別に原作がそう見えるわけでも作者があえてそう書いているわけでもないと。
458名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:08:00 ID:Rt8BGFL8
>花寺の野郎供にアレコレとかならとにかく

普通に読んでいたら野郎云々なんてそれこそ考えないと思うが。
459名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:21:52 ID:DpRbU3Ot
瞳子分が足りないと
⌒*(・∀・)*⌒
祐巳マンが申しております。
460名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:27:05 ID:HIwFiTdR
祐巳たんも、もう完全に瞳子ねらいかね。
古参瞳子オタの俺はうれしいぞ。
461名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:40:24 ID:iqgWqfgw
新刊での祐巳の異常な人気を見たら監禁されて(以下略
という展開は浮かんでも仕方ないと思ってしまうが……。
462名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:51:17 ID:OuxPvK6b
あそこまで根拠の無い人気っぷりだと祐巳好きの俺でも理解不能だな。
祐巳は側にいて初めてその魅力がわかるタイプだと思うし。
志摩子さんファンクラブとかの方がまだ信憑性ある
463名無しさん@ピンキー:04/10/06 00:02:43 ID:BC+Y9Y0l
山百合会にいる以上ファンクラブは多かれ少なかれ
あるとは思うけど。
祐巳の場合山百合会に今までなかった親しみやすさが人気なんじゃない?
464名無しさん@ピンキー:04/10/06 00:20:03 ID:jn9sxPJX
>>284
GJ!
なかなかヨカターヨvv
465名無しさん@ピンキー:04/10/06 00:37:24 ID:56T/Tl8c
>>461
思っても口に出さないのがたしなみです。
466名無しさん@ピンキー:04/10/06 00:49:41 ID:cDlNoBT7
>>465
スマソ。悪かった。反省して吊ってくる…。
467名無しさん@ピンキー:04/10/06 01:12:35 ID:Fnr4GnQ6
>>462
いや、十分に描かれてるかどうかは兎も角、祐巳の魅力は納得できるよ。
祥子、瞳子、可南子、聖、由乃、弓子、ゆかり等など、
この扱いにくい人たちを自由自在に手なずけている祐巳の手腕は、
もはや歴代最強の薔薇さまといっても過言ではないよ。

蓉子のような完璧主義者の強制力ではなく、
自然な笑顔や温かさ優しさで虜にしてしまうんだから、
そりゃあもうリリアン女学園の生徒が、全員スッ転ぶわけだよ。

祐巳ちゃんみたいな子が身近にいたら、やっぱり結婚したいって思うぞ。
お年寄りや姑や近所の奥さんにも大人気!
468名無しさん@ピンキー:04/10/06 01:43:07 ID:56T/Tl8c
>>467
でも志摩子さんには飼い馴らされる祐巳たん萌え。
469名無しさん@ピンキー:04/10/06 02:18:12 ID:z5l4yuis
江利子が聖一筋な蓉子を洗脳して無理やり・・・な黒い展開に(;´Д`)
470名無しさん@ピンキー:04/10/06 03:24:30 ID:InA83cNR
>467
でも花寺の一般生徒たちにも人気抜群というのはどうもよくわからん。
生徒会の連中に人気があるのはわかるが…

もしや、推理小説同好会のやつらが福沢”裕巳”を主人公にした小説を毎号同好会誌に載せてるとか…
471名無しさん@ピンキー:04/10/06 04:46:51 ID:qeph08uL
生徒会長である祐麒は花寺で大人気 → 祐麒に似ていて、しかも女の子

自然な流れじゃないか。
472名無しさん@ピンキー:04/10/06 06:30:42 ID:rL5jOraL
>>470
本来、美人じゃないし平均点な子だしねぇ。祥子の同級生に言わせると。
#あれ?誰だっけあの紅いカード掘り起こした娘。

ひょっとしてパンダで祥子様のもとに駆けつけた後、パンダの衣装を脱いだ祐巳の
体が汗びっちょりで男どもにフェロモン出しまくりだったのかもしれん。
473名無しさん@ピンキー:04/10/06 06:35:44 ID:56T/Tl8c
>>472
鵜沢美冬
474名無しさん@ピンキー:04/10/06 06:58:05 ID:t/4Je3D3
>>470
花寺はホモセクシュアルや801が集う場所だ。
つまりホモ代表の福沢祐麒と同じ顔したお姉ちゃんがいれば、
それは人気が出ないわけがないと。
福沢祐巳さまマンセー!
475名無しさん@ピンキー:04/10/06 13:49:08 ID:8RZQnp2A
放置プレイ中の令祥の続きは…
もう読めないんだろうか… orz
476名無しさん@ピンキー:04/10/06 14:06:04 ID:9p0Tk8z7
>>475
同士よ、俺も気になってる
気長に待とうぜ
477名無しさん@ピンキー:04/10/06 21:04:00 ID:HOYa8ukI
>>474
花寺では、
「祐巳さんてほんと可愛いよな〜」
「アレで男だったら最高だよね〜」
「そうそう!女だってのが唯一の欠点なんだよ」
などといった会話が交わされているに違いない。
478名無しさん@ピンキー:04/10/06 21:25:00 ID:imxRYVtP
>>477
ワロタw
479名無しさん@ピンキー:04/10/07 01:18:09 ID:tGcjkGnA
リリアンでは祐麒が
「アレで女だったらね〜」
とか言われてるのかっ
480名無しさん@ピンキー:04/10/07 04:43:06 ID:AwFssxpv
可南子は言ってそうだな。
481名無しさん@ピンキー:04/10/07 22:30:22 ID:69o7I8GA
>475
あの人は放置プレイの人だから・・・。
482名無しさん@ピンキー:04/10/08 08:56:42 ID:TczByI6G
可南子
でかいよ
可南子
483名無しさん@ピンキー:04/10/08 21:05:41 ID:ep95aood
可南子
強いよ
可南子
484名無しさん@ピンキー:04/10/08 21:29:41 ID:WD98AVdY
可南子
可愛いよ
可南子
485名無しさん@ピンキー:04/10/08 21:32:28 ID:KS+8T2/N
可南子
エロいよ
可南子
486名無しさん@ピンキー:04/10/08 23:48:55 ID:TczByI6G
可南子に登りたい
487名無しさん@ピンキー:04/10/09 04:12:30 ID:uAbVktnx
可南子ってオナニーすると思う?
488名無しさん@ピンキー:04/10/09 06:39:39 ID:Il2Z+ym9
一年椿組の三人は姉を思うとつい指が…。
489名無しさん@ピンキー:04/10/09 08:54:16 ID:TK3nt6Ao
>488
姉って?

 でも、アンアンしているところを菫子さんにみつかる乃梨子に萌え。
490名無しさん@ピンキー:04/10/09 09:07:08 ID:9jPuAMiN
「ああ〜!志摩子さん!志摩子さん、ふわふわの巻髪かーいいよーーー!かーいい〜!」
491名無しさん@ピンキー:04/10/09 09:52:55 ID:8Ea1z927
また大佐か。
新刊で可南子たんのキャラも再構築されたし、
一年生メインで書いてみるかな。
瞳子たんハアハア
492名無しさん@ピンキー:04/10/09 10:02:18 ID:UFoBr6Fd
493閑話休題 13:04/10/10 01:04:35 ID:+UF2lCk8
令江利子読みたい。
江利子令でもいいから読みたい。
誰か書いてくださいお願いします。
494493:04/10/10 01:08:20 ID:+UF2lCk8
食い残しが・・・。

・・・とりあえず職人様方のSS投下を首を長くして待っています・・・。
495名無しさん@ピンキー:04/10/10 01:12:06 ID:yAJpTWv7
カコワルイ!
496名無しさん@ピンキー:04/10/10 04:20:53 ID:53clpbwF
毎回、薔薇の館に誰かを呼び出して、輪姦するというのもおもしろいな
497名無しさん@ピンキー:04/10/10 11:59:26 ID:kleceQZp
やっと新刊読んだよ。今回は可南子テコ入れの回だったのか?

由乃のありえない聞き違いとリアクションにもワラタけど、
口ずさんでた演歌か何かってのは「恨み節」かなんかだろうか。
キルビル2のDVDとか買ってるのを想像すると違和感無いんだけどw

「なによこれ!前のヤツと違って全然アクションシーンとか無いじゃない!」
「…でも、これはこれで面白いと思うけど」
「なによ!令ちゃんまでタランティーノの味方なの!?きーっ!」
498名無しさん@ピンキー:04/10/10 21:11:00 ID:uDLpgkxs
その問題なら由乃に味方したいなあ
499名無しさん@ピンキー:04/10/11 00:30:06 ID:HQoifmKM
SSを書いたのですが、「NGワード」の意味が分かりません。
何を記載すればいいのですか?
500名無しさん@ピンキー:04/10/11 00:46:38 ID:rke1JayA
心意気を。
501名無しさん@ピンキー:04/10/11 02:21:36 ID:SepoWCbq
('A`)カコイイ!
502名無しさん@ピンキー:04/10/11 02:23:59 ID:j0Xj8FFr
>>499
2ちゃんねる専用ブラウザを使っていると、特定の単語が含まれるレス(名前欄・メール欄でも)を
非表示にできる。これが「NGワード」。
作品投下時に、他のレスで使われそうもないような単語をメール欄の「sage」の後ろに入れなされ。
503名無しさん@ピンキー:04/10/11 03:12:41 ID:SCuYMihN
>>497
可南子は完結してしまった感じがした
むしろドリルにテコを入れたように思える
504名無しさん@ピンキー:04/10/11 03:54:53 ID:uKgedhv8
祐巳ちゃんが花寺男子にもモテモテだってことがよくわかりますた
505名無しさん@ピンキー:04/10/11 08:57:21 ID:rke1JayA
瞳子ドリル鋭いよ瞳子
506名無しさん@ピンキー:04/10/11 12:22:16 ID:VKkxJE/b
令祥でいいのを1つ。
507名無しさん@ピンキー:04/10/11 12:32:41 ID:6Xp37l9l
祥子さまキボン
508名無しさん@ピンキー:04/10/11 17:42:15 ID:UyEWTfIA
稚拙な文章ですが初投下させていただきます。

メインは蔦子→祐巳の片思い。表に出さない可南子のような感じで。
当初は聖さまの次ぐらいに相談役のポジションだった蔦子が
最近は新聞部の一部的な描写が多いように感じられ、
実は距離を置く動機があった、みたいなものを表現できていれば幸いです。

一応、簡素な祥子×祐巳等のエロもありますが、
フェティッシュな要素が強いかと思います。

【NGワード】一眼レフティ
509508-1:04/10/11 17:45:20 ID:UyEWTfIA
 
「…また、あの表情。」
 愛用の隠し撮り用カメラのレンズ越しに祐巳を見つめる蔦子の口から、意識せ
ずに言葉が漏れた。蔦子の瞳に火が灯る。
 薔薇の館の裏手。草木の茂みに囲まれ、周囲の視線からは完全に隔絶される
一角がある。薔薇の館の面々が、その場所を何に使うのかを蔦子は知っていた。
紅葉が鮮やかなこの時期、暖色のカーペットを敷き詰めたような空間。
 今日はそこに祐巳がいる。
510508-2:04/10/11 17:46:16 ID:UyEWTfIA
 蔦子は祐巳が好きだ。友人として、ではない。
 初めは祐巳を取り巻く環境のほうに興味の重心が有った。クラスメイトとして顔と
名前程度は知っていたが、特に何の取り得も無い彼女が突然紅薔薇さまに見初め
られ、あれよという間に姉妹となったのだ。その発端に自分の写真が関わった事も
あり、新聞部からの写真素材提供の要請も手伝って、ワイドショー的な好奇心が
祐巳を撮り始めた主な動機だった。
 それが、いつも表情をクルクルと変え衆目の注意を引く少女に、被写体として以外
の魅力を認めたころから、祐巳を撮る行為の意味が変化していた。それほど美人
というわけでは決してなく、ともすれば、華やかなリリアンでは埋もれてしまう部類
の存在であるはずなのに。それでも蔦子は祐巳を写し続けた。祐巳の周囲は不思
議な温かさに満ちていて、蔦子はそれが祐巳によるものだと気付いたからだ。蔦子
は魅せられていた。
 公開する予定の無い、誰にも見せられないプライベートな写真ばかりが増えた。祐
巳に見せれば卒倒してしまうであろうそんなシーンを切り取った物も多い。
 祐巳の全てが知りたい、いつしか蔦子はそんな事を考ている自分を知った。表には
出さない。それでも、その御し難い感情は蔦子を確実に支配していた。
511508-3:04/10/11 17:47:09 ID:UyEWTfIA
 祐巳は様々な表情を見せてくれる。感情が顔に出やすいので飽きない。しかし、蔦
子が特にお気に入りにしている数枚の写真の表情は共通していた。祐巳が最も大切
に想う人物の前でしか見せないその笑顔は、蔦子の奥に特別な情動を喚起させる。
 今、茂みに身を隠す蔦子は、その特別な笑顔の祐巳を凝視している。広げたハンカ
チの上に腰を下ろし、祐巳は祥子の腕に包まれている。ふたりは行為に及ぼうとして
いるのだ。
「ふふ、祐巳ったら、はしたないわ。我慢のない子ね。」
祐巳は祥子の手の動きに身を任せながらも、子犬のように祥子の胸元や首筋に鼻先
を擦り付けている。お姉さま、と限りなく甘く懇願するような声と呼吸は荒い。そんな光
景を至って冷静に認識しつつ、蔦子はシャッターを切らないでいた。
 小一時間ほど経っただろうか。互いに数度の絶頂を味わったふたりはその場を後に
し、それを確認してから余裕を持って蔦子も立ち上がった。
512508-4:04/10/11 17:48:10 ID:UyEWTfIA

 翌日の放課後。蔦子は写真部の部室に設置されている暗室に篭っていた。撮り溜
めたネガを現像する為だが、本当の目的は他にある。
 山と積まれたフィルムケースの中から、蔦子は一番新しい日付が記載されている物
に手を伸ばす。まだ残り枚数にも余裕のあるそのフィルムだが、蔦子は迷わずネガを
引っ張り出すと、手早く現像を開始した。
 薬品に浸す際に生じる水音のみの静寂。無駄の無い動きで、数日の間にこの眼で
見た出来事が次々に具現化されていく。ああこの娘は元気が良かったな、この姉妹は
初々しい、もう少し光源を熟考すべきだったか。その瞬間を思い返しながら、目当ての
部分に辿り付いた。祐巳の笑顔が表れ、鼓動が高まった。
「こんなこと…らしくないな。」
被写体の笑顔に欲情している自分が居る。薬液から取り出し、祐巳の笑顔が浮かび上
がる一瞬、祐巳が自分に笑いかけているような感覚がするのだ。祥子以外には決して
見せないその表情を、蔦子は自分だけの物にできた錯覚に陥る。微かな優越感に歪ん
だ征服欲が満たされるのだろうか。既に下着は膨らみに貼り付くほどに湿り、粘り気を
帯びた雫が膝まで伝っている。自分は異常なのだろう、自嘲の笑みがこみ上げる。
513508-5:04/10/11 17:49:30 ID:UyEWTfIA
 しかし、と蔦子は思った。自分に限らず他の誰であろうと、祥子を想う祐巳を振り向か
せる事など到底不可能なのだ。友人であり、レンズ越しに追い続けてきたからこそ、そ
の事は身に染みて感じている。だから、祐巳と祥子の行為そのものを写真に留めてお
こうという気も起きないし、行為自体に焦がれる事もない。それに自分は、自分以外の
何者にも何かを捧げたりは出来ない性質なのだ。そんな自己分析をして、蔦子は2次元
の世界から笑いかける祐巳に意識を戻す。
 と、新たな祐巳の顔が浮かび上がってきた瞬間、蔦子は全身の血液が後ろに引っ張
られるような感覚に襲われた。
「うそ…気付いてるの!?」
蔦子は驚愕した。行為を終え、微笑む祐巳と祥子が写っている。その写真の祐巳と眼が
合ったからだ。こちらを見ている。
 蔦子の手は震えた。目眩がする。そんなはずはない偶然だと自分に言い聞かせるが、
不安が止め処なく押し寄せる。どうして、よりによって本人に気付かれるなんて。
如何に友人と言えど、こんな行動が発覚してただで済むとは思えなかった。
514508-6:04/10/11 17:50:48 ID:UyEWTfIA

 しばしの時間が経ち、多少の落ち着きを取り戻した蔦子は再び全身が総毛立つ事態に
直面する。
「蔦子さーん。暗室の中かな?」
能天気な祐巳の声が、部室と暗室とを隔てる扉の向こうから響く。動転している為とはいえ、
とっさにはいと返事をした自分を呪った。とりあえず気付かない振りでやり過ごす事も出来たが
返事をした後では無意味な思案だ。こんなに早く祐巳との別離が訪れるのか。まだ心の準備
も出来ていやしないのに。これはマリア様から与えられた罰なのだろうか。
「ちょっとお願いがあるんだけど、今取り込み中?」
お願い、と聞いて蔦子は訝しんだ。この期に及んで”お願い”なんて切り出すだろうか。そ
れに、祐巳の声の調子はいつもと変わらないように感じられる。
「忙しいなら、日を改めるけど…」
「あ、大丈夫よ。現像中だから扉は開けられないけど、せっかく訪ねてきたんだから話だけなら聞くよ。」
精一杯平静を装って答える。蔦子は今しがた浮かんだ楽天的な発想に期待して、祐巳と話す
事にした。さすがに直接対面する勇気までは出なかったが。
515508-7:04/10/11 17:52:41 ID:UyEWTfIA
「それで祐巳さん。お願いってなに?」
「えーとね。写真の事なんだけど。」
写真、という言葉にビクリとしたが、続きを促した。
「初めて蔦子さんに撮って貰ったお姉さまとの写真ね。マリア様の前でタイを直してもらってる
やつなんだけど…あれね、その、汚しちゃって、ネガが残ってたら焼き増しして欲しいんだけど…。」
恥ずかしそうに一気にまくし立てる祐巳の言葉は意外なものだった。しかも汚した、などと言う。
この時点で半ば確信は有ったが、昨日薔薇の館を共に出て行く祐巳と祥子を見た事を告げ、
お出かけしたの?、という問いに答える祐巳の態度で蔦子の不安は消えていた。
「写真だけど、ネガは残ってるから大丈夫。あれは私の中でも指折りの傑作だし、ね。」
そして、最高に綺麗に現像して後日届ける事を約束すると、祐巳の声は無邪気に躍った。
きっとマリア様が戒めを下さったんだ、そう蔦子は解釈する事にした。
 その後2,3の世間話をして、ごきげんよう、と言い残し遠ざかっていく足音に向かって、蔦子は
ごめんなさいと呟いた。



 今は以前より祐巳の写真が増加する速度は落ちたが、それでも時々暗室で祐巳の笑顔を
独り占めする時がある。
 私は眼でありたいのにね、蔦子は自嘲した。

 完
516名無しさん@ピンキー:04/10/11 18:51:19 ID:xkhv/QI+
GJ!
蔦子さん、良いなぁ…!
517名無しさん@ピンキー:04/10/11 21:19:39 ID:7/xzU4eA
メガネは顔の一部です!
GJ切ないメガネ!
518名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:08:35 ID:M8EM/hem
メガネメガネ言うでない
519名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:34:53 ID:p/gHlVuM
メガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネ

新しい職人さん増えていくって嬉しいなぁ
520名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:39:13 ID:M8EM/hem
蔦子に「おいそこのメガネ」って呼びかけたら怒るだろうなあ。
521名無しさん@ピンキー:04/10/11 23:31:11 ID:/g3Au7i7
>>508
グッジョブんb
エロい続編キボン
522名無しさん@ピンキー:04/10/12 00:02:12 ID:FnPfsrvS
蔦子さんいいよね
523名無しさん@ピンキー:04/10/12 04:16:00 ID:Ld0cPMpP
これはよい蔦子さんだ
だが続きを期待するなというなら酷な話だ
524黒志摩子:04/10/12 04:23:21 ID:eagNVV3q
「ふふふ…まだまだこれからですわよ、お姉さま方…」
手を拘束され、
乳首とクリにとろろを擦りつけられ、
山芋をあそこに挿しこまれ、
この上ない痒さに悶え苦しんでいる上から、
クリにバイブを固定されて、
休む間もなくイキ続け、
けれども拷問のように痒い部分には触れることさえできない…、

乃梨子の目の前には壮絶な光景が繰り広げられていた。
525黒志摩子:04/10/12 04:25:51 ID:eagNVV3q
プライドの高いあの紅薔薇さまが、お漏らしをしながら美しい顔を歪めて叫んでいる…。
ミスターリリアンこと黄薔薇さまは、既に目は虚ろで時々激しく痙攣している…。
「乃梨子、何をぼ−っとしているの?早く祐巳さんと由乃さんと瞳子ちゃんを探してきてちょうだい」
「…」
志摩子さんは「あの3人には……どんな手で…そうね……あれを使おうかしら……」と何やらぶつぶつ呟いている。
(「……志摩子さん、まだマリア祭の宗教裁判のこと根に持ってるんだ…」)
休火山の爆発がいかに恐ろしいかを知った乃梨子であった。
−終−
526名無しさん@ピンキー:04/10/12 09:48:11 ID:wWQv5KkP
乃梨子のぶっとい肉棒
527508:04/10/13 00:08:14 ID:hjdvVx8I
感想ありがとうございます。
「メガネ」の連呼で、眼鏡の描写を完全に失念していた事に気付きました(汗
それで、というわけではなく、同じシチュエーションでもエロ部分が膨らむ気がしたので
眼鏡描写も入れたエロ重視バージョンを書きました。
書き換えた部分だけ投下しようと思うのですが、ロダに上げるほうが適切でしょうか?

内容としては、先日投下した508-5(>>513)から、ストーリーが分岐するような形で
エロ比重を上げた、蔦子自慰物です。結構濃い目かもしれません。
528名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:24:31 ID:L0Wuorjn
それはロダのほうがいいと思われ
マッテルヨー
529508:04/10/13 01:10:54 ID:tMdDiU9B
>>528
アドバイスどうもです。

ロダに上げました。変化が始まる辺りに罫線で印があります。
オマケ程度に考えてもらえると助かります。
530名無しさん@ピンキー:04/10/13 01:39:43 ID:l/ffABbM
>>529オツカレー
蔦子さんに気づいていた祐巳が気になるなー。
それをネタに小悪魔モードの祐巳がキスだけで蔦子をイかせる、みたいな。

ともあれ今から読ませていただきますノシ

531名無しさん@ピンキー:04/10/13 02:02:57 ID:pRxbosgy
舞-HiMEとパターンが似てるな、それw
532 ◆HaaG.oeF2w :04/10/13 22:41:57 ID:oqaQIbpv
投下します

聖×志
NGワードは講堂

前後編の前編ってことで
533My eyes on you:04/10/13 22:44:17 ID:oqaQIbpv

講堂の裏手、色付いた銀杏の木々の中を、落ち葉を舞い上がらせ風が通り抜けてゆく。
目の前を横切る落ち葉に驚いたのか、暗い色のトラ猫は軽く飛び上がり、
前脚を数度、そのいたずらな落ち葉に叩きつけた。
落ち葉が動かないのを認めると、トラ猫はピンと耳を立て、辺りの様子を伺っている。

「ゴロン……」
志摩子が声を掛けようとした時、トラ猫は突如校舎の方角に向かって駆け出した。
見ると、一人の人影がこちらに向かって歩いてくる。
「おいで、ゴロンタ」
駆け寄ってきたトラ猫に気付いて立ち止まったその人影は、その場にしゃがむと
喉を鳴らして擦り寄るトラ猫の頭を撫でた。

「ごきげんよう、お姉さま」
「ああ、志摩子。ごきげんよう」
志摩子の声にその人、聖は顔を上げると、ひょいと片手を挙げた。
トラ猫は顎の下を撫でられ、気持ち良さそうに目を瞑っている。

聖はポケットから猫用ドライフードの小袋を取り出すと、一掴みトラ猫の前に置いた。
カリカリと小気味よい音をさせ、トラ猫は無心にそれを食べる。

その様子を暫らく二人はただ黙って見つめていたが、やがて聖は立ち上がり
一つ大きく伸びをした。
「……さてと、どうする?薔薇の館行く?」
「……そうですね」
連れて志摩子も立ち上がると、足元のトラ猫に声を掛けた。
「またね、ゴロンタ」
トラ猫は少し顔を上げ、小さく鳴くと、再びドライフードに夢中になった。

534My eyes on you:04/10/13 22:45:57 ID:oqaQIbpv

放課後の講堂の裏手は、いつにもまして静かだった。
時折、風に乗って運動部の生徒のものらしき掛け声が届いたが、それも途切れ途切れで
耳を澄まさないと殆ど判らないほどだった。

並んで歩きだした二人の前を、一陣の風が吹き抜けていく。
その時、一枚の銀杏の葉が舞い上がり、志摩子の目の前を掠めた。
「……あっ」
「……おっと」
突然の事に思わずよろめいた志摩子を、聖は両肩を掴んで支えた。
鼻先をよぎる志摩子の香りに、聖の動悸が速くなる。
柔らかな志摩子の重みを感じ、聖は否応なく沸き上がってしまう感情を持て余した。
「……」
「……すみません、あ…ありがとうございます」
志摩子は礼を言って離れ、聖は放した手を所在無げに見つめた。

歩を止めた聖に気付いて、志摩子は立ち止まり振り返る。
僅かに俯く聖を見て、志摩子の表情に困惑の色が見えた。
「……あ、あの、お姉さま?」
ともすれば頭をもたげようとする理性を、聖は意識的に脇へと追いやる。
戸惑う志摩子の肩を引き寄せ、聖は柔らかく色素の薄い巻き毛に顔を埋めた。
志摩子の香りに包まれ、痺れるように甘美な痛みが聖の胸を支配する。

今までも、聖のする事に志摩子が嫌がる素振りを見せることは、あまり無かった。
抵抗が無いのを見て、聖は顔を上げると志摩子の髪に手を差し入れる。
片手はうなじに触れさせ、もう片方の手を志摩子の顎に添えた。

535My eyes on you:04/10/13 22:47:11 ID:oqaQIbpv

そんな聖の行動にも、志摩子は黙って優しく微笑むだけだ。
ただ、何かを探るように聖の瞳を見つめる志摩子に、
自らの心の不安定さまでもが、見透かされるような気がして、
聖は目を合わせずに志摩子を引き寄せ口付けた。

柔らかな唇を開かせ、舌先を差し入れる。
歯列をなぞり、舌を絡め取ると、志摩子は僅かに苦しげな吐息を洩らした。
それに気付いた聖は、志摩子の顎に添えていた手をずらし頬にあて、唇を離す。
瞳を潤ませ、頬と耳を上気させて、志摩子は申し訳なさそうに聖を見上げた。
苦しげな素振りを見せた所為で、聖に気を遣わせてしまったと思ったのだろう。
聖は微笑むと、親指で志摩子の唇に軽く触れた。

「にゃあ」
突然、背後から聞こえた猫の鳴き声に、聖は驚いて振り返る。
見ると、聖のやったドライフードを食べ終えたトラ猫が、いつのまにか其処にいた。
「……あれ、ゴロンタ?」
聖は体の向きを変えようとしたが、自らの体に回されていた志摩子の腕に
ほんの一瞬力が入ったような気がして、動きを止めた。
だが、聖が動きを止めるより早く、志摩子は力なく腕を離していた。
中途半端に体を横に向けたまま、聖は志摩子を見る。
体に回していた腕は離していたが、その手はいまだ聖の制服に掛かっていた。

536My eyes on you:04/10/13 22:48:25 ID:oqaQIbpv

志摩子は俯いて視線を逸らした。
聖はそんな志摩子の様子を暫く見つめていたが、やがて顔だけ後ろに向けて
トラ猫に声を掛けた。
「ゴロンタ、今日のおやつはもうおしまいだから、また明日おいで」
聖の言葉を理解したのか、これ以上鳴いて粘っても餌を貰えない事を悟ったのか、
トラ猫は一声にゃあと鳴くと、きびすを返して何処かへと走り去った。


「……寒いね、中入んない?」
トラ猫を見送った後、聖は志摩子に向き直り、手近な講堂の入り口を視線で示す。

志摩子が猫に嫉妬するとは思えなかったが、普段感情をあまり表に出さない志摩子が
ほんの一瞬でも自分に執着を見せたのが、聖には少しうれしかった。
失うことを恐れ、欲しがらないように生きている志摩子の性格を厄介だとは思うが、
彼女の重荷を取り除いてやりたくても、自らの感情すら上手くコントロールできずに
持て余している自分には、それは到底無理なことのように思われた。
ただ傍で見守ることしか出来ない事を無力だとは思っても、
聖にはそれ以上の事は出来そうになかった。

「……お姉さま」
肩を抱いて歩きだそうとした聖に、志摩子が遠慮がちに口を開いた。
「……あの、薔薇の館へ行くのでは?」
「うーん、気が変わった。大した仕事もなかった筈だし、
 今は志摩子と一緒にいたい。いい?」
「……はい」
志摩子が自分に向けて見せるこの華やかな微笑みが、聖は何よりも好きだった。

537 ◆HaaG.oeF2w :04/10/13 22:49:41 ID:oqaQIbpv
続きは近いうちに投下します
538名無しさん@ピンキー:04/10/13 22:53:52 ID:fB54vKfe
乙。
>華やかな微笑み
なんか違和感が。
539名無しさん@ピンキー:04/10/13 23:41:27 ID:YuAiV5Vo
待ってます。
540名無しさん@ピンキー:04/10/13 23:53:06 ID:hTYisgOs
>>537
GJ!待ってるー!
541名無しさん@ピンキー:04/10/14 00:22:39 ID:+/PIBc9G
ずっと正座して待ってます。
542名無しさん@ピンキー:04/10/14 00:40:27 ID:PRM+ptow
同じく正座してまってます(`・ω・´)
543名無しさん@ピンキー:04/10/14 12:08:06 ID:zlPt2k8h
チソコ出して正座して待ってます
544名無しさん@ピンキー:04/10/14 12:38:13 ID:F6glqZQb
悪魔と契約した黒祐巳が魔女となって、
毎晩行われる秘密の儀式のために、
リリアン女学園の生徒を次々と拉致しては生け贄に捧げるというストーリー
真夜中の12時の鐘がなると学園中のマリア像はいっせいに血の涙を流す
薔薇の館からは乙女の甘い声と不気味な音が……(ry
545名無しさん@ピンキー:04/10/14 17:35:51 ID:R2b70G+P
>>537 乙です!続き激しくお待ちしております
546名無しさん@ピンキー:04/10/14 23:15:56 ID:+UbmKO4C
いまからSSを投下します。
 
祐巳×祥子さま NGワードは紅さそり

少し前に前半部をハァハァスレに載せたものですがハードすぎると思いまして、
こちらに投下します。描写にはぺニバン有、AF有、祥子さまが祐巳を陵辱します。
547ティータイム1:04/10/14 23:18:35 ID:+UbmKO4C
休日前の夕方の帰り道

「ねえ祐巳、明日何か予定はあるの?」
紅薔薇のつぼみであられる小笠原祥子さまが妹である福沢祐巳にたずねた。
「へっ、お姉さま予定って」
「だ・か・ら明日、用事はあるの?」
祥子さまは表情を変えず聞きなおしてきた。
「いえ特にはありませんわ、お姉さま」
「そう、明日わたしの家に来ない?」

数秒間の沈黙・・・・・・

「えーーーーーお姉さまの家に私がですが」
周りの生徒が何事かと振り返ってきた。
「祐巳、はしたないわよ」
祥子さまは目を白黒させている妹をたしなめた。
「で、どうするの行くの、行かないの」
祥子さまはいたずらっぽく笑いながら祐巳の顔を覗き込んだ。
「はい、行きます。行きます。ぜひ行かせてください」
またも周りの生徒が注目するような声をだす祐巳であった。
「でもなんで私を誘うのですか」
「実は珍しいハーブティが手に入ってねそれを祐巳と一緒に飲みたいとおもったの
よ」
「へーそれはどのようなものですか」
祐巳は興味津々でたずねた。

548ティータイム2:04/10/14 23:21:24 ID:+UbmKO4C
「お父様が外国へ出張した際のお土産なの。とてもいい香りがして、体が心地よくな
るの」
祥子さまは微笑みながら答えた。
「それじゃ明日迎えにあがるから待っていてね」
そうして祐巳は祥子さまと別れた。
「お姉さまと二人きりでお茶・・・・・・」
頭に様々な妄想が浮かんで顔を真っ赤にする祐巳であった。

次の日

「祐巳ちゃん。お迎えが来られたわよ」
お母さんの元気な声がこだまする。
「ハ〜〜イ」
祐巳の眠そうな声が返ってきた。
「ああどうしようほとんど眠れなかったよ〜」
「まあ、お茶の最中に居眠りなんかして祥子さんに怒られないようにするんだね」
「うるさい祐麒、絶対にそんなことはしないんだから」
弟の祐麒は呆れながら姉を見送った。
549ティータイム3:04/10/14 23:23:40 ID:+UbmKO4C
一時間後、祐巳は今まで見たことがない大邸宅の前にいた。
やがて大邸宅にふさわしい重厚な扉がひらき祥子さまが立っていた
祥子さまの格好は宝石をちりばめたような清楚な白いワンピースドレスであった。
「お姉さま素敵・・・・」
いつ見慣れている制服姿とは全く違う姿に祐巳はしばし見とれてしまった。
「どうしたの祐巳?」
呆けている祐巳に対して祥子さまは不思議そうに声をかけた。
「ハイ・・なんでもありません」
「変な子ね。こっちよ」
祥子さまは祐巳を部屋までの長い道のりを案内した。
「この部屋よ」
案内された部屋は祐巳の想像をはるかに越えた部屋であった。
部屋の広さは祐巳が住んでいる家の広さとほぼ同じ。部屋の
中央にはグランドピアノがあり、彫刻が施されたテーブルセット
、きらびやかなシャンデリア、フランス貴族が使うような豪華なベッド。
「それではおじゃまします」
とおそる、おそる入っていく祐巳であったがその姿はぎこちなく、まるで金目の物を
狙う空き巣のようであった。

550ティータイム4:04/10/14 23:26:05 ID:+UbmKO4C
「祐巳、あなたどうしちゃたのさっきから変よ」
呆れながら祥子さまは祐巳に尋ねた。
「ハイ・・・、お姉さまの家はじめてお呼ばれしたものですから、つい緊張してし
まって・・・・」
「バカね。普段どうりでいいの。じゃあ、そちらのいすにお座りなさい」
祥子さまは窓際にあるティーテーブルを指差した。
「今、お茶を入れるから待っていて」
「あのお姉さま手伝います」
祐巳は即座に反応した。
「いいの座っていて。今日は祐巳がお客様だから」
ティーカップに注がれたハーブティーはよい甘い香りが部屋中に充満してきた。

551ティータイム5:04/10/14 23:29:42 ID:+UbmKO4C
「あの、お姉さま、そういえば小父様や小母様はどちらにいらしゃいますか」
「お父さまはいつも家をあけているの。会えるのは月に3回位ね。お母さまは今おば
あ様のところへいっているわ。今日の夕方には帰ってくると思うけど」
「ぜひ、ご挨拶したいのですが・・・・」
恐縮しながら祐巳は祥子さまに伺ってみた。
「実は母が祐巳にとても会いたがっていてね、すごく興味があるみたい」
「ええ〜〜本当ですか」
「本当よ。私が祐巳のことをいろいろ話したら、ぜひお話をしたいって言っていた
わ」
祥子さまは含み笑いをしながら、答えた。
「お姉さま、私のことをどんな風にお話したのですか?」
「どんな風って、いろいろとね」
祥子さまの意味ありげな表情を見て、祐巳は顔の温度が上がるのを感じた。
552ティータイム6:04/10/14 23:31:43 ID:+UbmKO4C
「あ、そうだわ」
祥子さまは何か思い出したようにつぶやいた。
「下においしいケーキがあったの。ちょっと待ってて」
と言い残し祥子さまは席を立った。
広い部屋にポツンと一人残された祐巳は部屋の中を観察した。
あらゆるものが豪華できらびやかなものが備わっていた。
それに比べて自分はお姉さまと違いがありすぎる。
「はーーーーあ」と大きなため息をついた
目線を下ろすと白磁のティーカップにはハーブティーが満たされていた。
香りを楽しみつつ口に運んだ。祐巳にはちょっぴりほろ苦かった。

553ティータイム7:04/10/14 23:32:50 ID:+UbmKO4C
「!?・・・・・・」
祐巳は急に目の前がぼやけ始めてきた。そしてだんだん瞼が重たくなってきた。
「いけない眠たくなってきた」
祐巳は両手で頬をたたき眠気を飛ばそうと試みた。
しかし効果がなく次第に眠気が祐巳を支配してきた。
「眠ったらだめーーーー」
祐巳の願いとはうらはらに祐巳は崩れるように完全に眠ってしまった。

不意にドアが開き、眠りについた祐巳の横に立った祥子さまの顔は今まで誰にも
見せたことがないような笑顔を浮かべた。

554ティータイム8:04/10/14 23:34:23 ID:+UbmKO4C
「うーん、あれ、ここは・・どこ?」
祐巳がつぶやいた。
あたりを見渡してみると光が全く入らない地下室のような場所のベットの上に横た
わっていた。
祐巳は体を起こそうと腕に力を入れてみたが全く力が入らなかった。
「ええーどうして体が動かないの」
困惑の声が暗闇に響いた。
「気がついた祐巳」
暗闇から女性のシルエットが浮かんできた。祥子さまであった。
「お姉さまこれは一体どういうことですか」
徐々に近づいてくる祥子さまに祐巳は叫んだ。
「祐巳、はしたないわよ」
祥子さまはいつもと同じ調子でたしなめた。
「あ、すみませんお姉さま」
こんな状況でも祐巳は祐巳であった。
555ティータイム9:04/10/14 23:36:13 ID:+UbmKO4C
やがて祥子さまは祐巳の横に座った。そして祥子さまの美しい指先が祐巳の頬をな
ぞった。
「本当にかわいいわ祐巳の顔」
両手で祐巳の頬を押さえるといきなり唇を奪った。
抗う間もなく祐巳の口内に祥子さまの舌が入り込んで来る。
祐巳にとって人生初めてのキスだったのだが、それはあまりに暴力的なキスだった。
祥子さまの舌は蛇のような荒々しさで祐巳の口内を蹂躙し、舌同士を絡ませた。
経験のない祐巳には抵抗することが一切できなかった。されるがままにその行いを許
した。
永遠とさえ感ずるほど長い時間キスをしていた。
ようやく唇を離すと、一筋の糸が引いていた。やがて祥子さまの指が祐巳の服を脱が
し始めた。
556ティータイム10:04/10/14 23:39:04 ID:+UbmKO4C
「こんなことはやめてくださいお姉さま。一体どうしちゃたのですか」
「祐巳、私はあなたの全てが欲しいの。そして全てを奪いたいの」
その目はまるで獲物を狙うハンターのようであった。
やがて祐巳は一糸纏わぬ姿となった。
そして祥子さまも服を脱ぎ始めた。美しい顔から胸、細くくびれた腰、陶磁器のよう
な手足、その流れるようなラインは肝心なところが絶妙な大きさで脹らみ、それで
いて要所はきちんと引き締まっている。完璧ともいってよかった。
その様子をみていた祐巳は自分の置かれた立場を忘れて魅入っていた。

557ティータイム11:04/10/14 23:40:35 ID:+UbmKO4C
全部脱ぎ終わった祥子さまは祐巳の胸に手を伸ばし、幼さが残る胸を揉み始める。
それに合わせるように舌で耳たぶから首筋を舐めはじめた。
「はひぃッ! お姉さま止め……っつああああぁ! ああああぁ!」
初めての他人からの性的刺激を受けて祐巳は激しく叫び悶える。
胸を撫でられ揉まれ、舌による愛撫という未知の刺激が祐巳の体に快楽を送りこんで
きた。
「祐巳ったら胸だけでこんなに可愛い声出して……いやらしい娘」
「そ…そんな事な……なぁ、ひゃうッ! や、やめ…ああああああぁ!」
祐巳は祥子さまの送り込まれる快楽を必死で否定しようとする。
しかし祥子さまの絶妙な愛撫の前にそれは無駄な抵抗だった。
そして、ついに祥子さまの舌は祐巳の胸の先に到達した。乳首を舌で転がした。
胸の先から快楽が溢れ出てきた。
「いやあああぁ! あ、あああ――――ッ!」
祐巳は必死に心で抵抗する。だが体はそんな祐巳の心をあざ笑うかのように甘い声を
出す。
そんな祐巳の様子を楽しんでいた祥子さまは指先を祐巳の秘部へ移した。 
558ティータイム12:04/10/14 23:42:27 ID:+UbmKO4C
びくんっ!
突然祐巳の体に電気が走り腰が大きく跳ねた。
祥子さまは左手と舌で胸を愛撫しながら、右手で祐巳の秘部をなぞるように刺激す
る。
秘部からはぴちゃぴちゃと祐巳自身の愛液と手の触れる卑猥な音が聞えた。
「まあ、こんなに濡れてしまってほんとに祐巳はいやらしいわね」
祥子さまは祐巳に愛液まみれとなった指先を見せつけた。祐巳はその指先から目を背
けた。
「祐巳、もっと喜ばしてあげる」と祥子さまは体を祐巳の正面に移動した 
祥子さまは祐巳の両足を手で押さえて開脚させると、顔を祐巳の秘部に近づけた。
それは、先ほど祐巳の胸を執拗に攻めていた刺激が祐巳の一番敏感な場所に向けられ
るという事。
祐巳はある種の恐怖で足を閉じようとしたものの、体を動かすことができなかった。
そして抵抗できない祐巳を尻目に、祥子さまの舌がぴちゃりと令のクリトリスに触れる。
「!! ひゃあああああ―――ッ!」
舌の刺激は予想を遥かに上回る快楽を祐巳の肉体に刻み込んだ。たまらず祐巳は絶叫
する。
指では決して再現する事ができない甘い甘い刺激だった。
559名無しさん@ピンキー:04/10/14 23:44:24 ID:2Rboey4e
この単調さは、なんとなく『永遠のジャック&ベティ』を思い出すな。
560ティータイム13:04/10/14 23:44:53 ID:+UbmKO4C
しかも今も無理矢理恥かしい姿勢を強要され、お姉さまに秘部を見られ、攻められて
いるのだ。
さらにそれに抗うこともできずに一方的によがり狂う自分。これ以上ないぐらいの羞
恥だった。
だがその羞恥が快楽のカーブをさらに加速させる事を祐巳は知らなかった。
ゆっくりと絶頂に向っていたはずの快楽は、祥子さまの舌でのクリトリスへの攻めと
祐巳の羞恥で急速に加速する。
「ああああぁッ! イク! もう駄目…止め……て下さああぁぁ! あああーッ!」
「祐巳たらもうイクのね。いいわよ、遠慮せずにイってしまいなさい!」
「やあああぁあ! そんな、いきなり激しくしな……あッ! ひゃあああッ!」
それまでやんわりとした刺激を祐巳に与えていた祥子さまの舌が突然激しく祐巳を攻
めたてる。
快楽に対する経験のない祐巳には、それに抗う手段はもう何も残されていなかった。
「やあッ!イク! あ……あああああああぁぁぁ―――――ッ!!!」
突然、頭の中で光が爆発し、全身を駆け巡る快楽に祐巳は絶叫する。
そして波が引くように静かにそれがおさまってくると、体がドサリとベットに沈み込んだ。
消え去りそうになる意識を必死に押さえながら、祐巳は肩で呼吸をして息を整える。
561ティータイム14:04/10/14 23:46:57 ID:+UbmKO4C
「祐巳、本番はこれからよ」祥子さまは意識が朦朧としている祐巳に言った。
祐巳はぼんやりとしながらも祥子さまに顔を向けた。そして祐巳は祥子さまの姿に戦
慄を覚えた。
うつくしい祥子さまの肢体にアンバランスなものが生えていた。それは一般的にペニ
スバンドと呼ばれる擬似男根であった。
祐巳は人並みにも性の知識はある。男性自身がどのようなものかもわかっていた。
だが自分が尊敬し姉と慕う祥子さまがそのようなものを身につけようなどとは夢にも
思わなかった。
祥子さまは祐巳に近づき、目の前に男根を誇示した。
「祐巳、これをなめなさい」
「!!そんなお姉さまやめて」祐巳が叫んだその瞬間
祥子さまは両手でこめかみをつかみ男根を祐巳の口に突っ込んできた。
「んん・・・」祐巳はゴムのむっととする臭いに耐えながら口に入れられた異物を必
死に咥えさせられた。
口の中では男根が出し入れし祐巳の口を犯した。
唾液が多量に口元からこぼれ落ちシーツをぬらしてもピストン運動は止まなかった。
突然男根が口から抜けた。祐巳は思わずむせてしまった。
「さあ祐巳、これであなたも一人の女になるのよ」
祥子さまは祐巳の体の間に入りしっかりと腰をつかんで唾液のたっぷりとついた男根
を祐巳の秘部に当てた。
「いや、お姉さま、それだけは、ああ」
562ティータイム14:04/10/14 23:48:08 ID:+UbmKO4C
祥子さまの男根が祐巳の秘部を押し広げるようにゆっくりと侵入してきた。
快楽に翻弄されていた祐巳の体にじわりと未知の痛みが流れ込む。
「やめ…ああッ! お姉さま、そ、それ以上入れな……」
祥子さまの男根が進む度に、祐巳はビクビクと体を震わせて痛みに耐えた。
しかし……何かに遮られるようにその歩が止まる。
「さあ祐巳……貴方の初めて……私がいただくわ!」
その言葉に祐巳はそれが何であったのかを理解したが……思うが早いか、祥子さまは
その腰を一気に突き入れた。
「ああああああああぁぁぁぁ―――――――ッ!」
ぶつりとなにかが切り裂かれたような感覚とともに、祐巳は秘部からの痛みに絶叫する。
祐巳の体に侵入しているのは15センチそこらの擬似男根のはずなのだが、祐巳自身に
とっては、まるで巨大な杭で全身を貫かれたかのような衝撃があった。
「これよ……ああ私は今、祐巳の初めてを奪っているのね。素敵……」
祥子さまが感極まった声で祐巳を見下ろす。彼女は痛みで顔を歪める祐巳とは反対
に、祐巳から与えられる快楽と祐巳を支配した喜びで恍惚の笑みを浮かべていた。
563ティータイム16:04/10/14 23:49:59 ID:+UbmKO4C
「お、お姉さま、お願い……ぬい…」
「ふふ、だめよ祐巳。もっとしてあげる」
「ま、待っ……!! あ、うああああぁぁッ!」
祐巳の懇願を無視して祥子さまは腰の律動を開始する。その途端に祐巳の体を新たな
痛みが貫いた。
ゆっくりとしていたのは最初の2,3回だけで、すぐにその腰は激しく祐巳を攻め立てる。
祐巳は痛みで目に涙を浮かべた。祥子さまは祐巳の顔についた涙を舌でぬぐい、苦痛
にゆがんでいる祐巳の唇をやさしく紡いだ。指先は苦痛を和らげるため、リズミカルにク
リトリスを刺激した。
それでも祥子さまの腰は止まることなく、むしろ少しずつ勢いが増していった。
だが、しばらくして祐巳の様子が変わってきた。祐巳の声に明らかに痛み以外のもの
が混じり始めたのだ。
「やだ……祐巳ったら初めてなのに感じてきたの? 本当にいやらしい女の子ね。」
「そ…そんなことあり、あぁッ!ひゃふッ! お願い!そんなに激しくしな…ああああ!」
祥子さまの巧みな性技によって祐巳は快楽の頂点へ向かっていった。
「ああっ……だめ! こんな…の……いく! ひゃあうっ!いくううう」
そしてそのまま責めつづけられ、いよいよ祐巳の頭の中にに白い光が射し始めた。
「だ、ダメえぇぇー!! お姉さま、それ以上は……それ以上はああッ! やあああッ!」
「いきそうなのね? いいわ、祐巳のいく顔をしっかりと見せてもらうわ!
さあ絶頂の鳴き声をしっかりと聞かせなさい!!」
「ふぁっ……ああああああああああああああああぁぁぁ―――――ッ!!!!」
全身を貫く快楽に祐巳は絶叫した。
564ティータイム17:04/10/14 23:52:26 ID:+UbmKO4C
祐巳はゆっくりと意識が戻ってくると、そんな祐巳を祥子さまが笑みを浮かべ見下ろ
していた。
「祐巳のいった顔……本当に可愛いかったわ」
「あっ、……」
祐巳はそこでようやく一連の全てを祥子さまに見られていた事を思い出した。顔がみ
るみる赤くなる。
「お姉さまどうしてこんなことを……」
祥子さまは妖艶な笑みを浮かべながら
「言ったでしょう。私はあなたの全てが欲しいの。そしてあなたの全てを奪い取りたいの」
突然祐巳の足を掴んでうつぶせに転がした。相変わらず祐巳は体の自由が利かないた
め尻を突き上げるようなポーズをとらされる
祥子さまは近づき祐巳の耳元でささやいた。
「祐巳、最後の『始めて』をもらうわよ」
「え、なに……、あああああ……」
祐巳はその言葉の意味を考える間もなく新しい刺激を受けることになる。
565ティータイム18:04/10/14 23:54:50 ID:+UbmKO4C
祐巳の背中に祥子さまの舌が這い、さらなる刺激を加える。やがてその舌はお尻の谷
間を越えて菊門に達した。
まさかそんな所を刺激されると思わなかった祐巳は、思わぬ祥子さまの行動に一瞬に
してパニックになる。
「おお、お姉さま!そ、そこは……やめ…そんなところ、きたな……ひううっ!」
「祐巳のここ……可愛いわよ。汚くなんてないわ……」
祐巳の拒絶を無視し、祥子さまは舌で祐巳の菊門を容赦なく責め始めた。
始めは戸惑う祐巳だったが、その巧みな責めにじわじわと息が荒くなってくる。
「これだけじゃ足りないかしら……もう少し潤滑油が必要ね。」
突然、祐巳の秘部にするりと祥子さまの手が滑りこんだ。そこは先ほどの情事のせい
で濡れたままの状態だ。
「ひあっ!な、何!お姉さまいったい何を……」
祐巳の愛液を指に絡み付かせるように手を動かし、祥子さまはその手再び祐巳の尻に
そえる。
そしてそのまま手にからんだ愛液を菊門の入り口に塗りこんだ。

566名無しさん@ピンキー:04/10/14 23:55:09 ID:4ywHnTL4
荒らされてるのか?
567ティータイム19:04/10/14 23:57:44 ID:+UbmKO4C
「はうううぅぅっ!お姉さ…ま、どうしてそんな事……」
「……。祐巳って案外に鈍感なのね。私は祐巳の初めてが欲しいのよ?」
かしゃり、と何かを刺し込む機械音がする。見ると祥子さまがペニスバンドの男根を
先ほどよりも細くて真珠が一列に並んでいるものに差し替えていた。
「な……!まさかお姉さま!!」
「いまごろ気がついたの? でもそういう初々しさが余計に可愛いわよ。」
祐巳の尻を祥子さまの手ががっしりと掴む。そして菊門にピタリとアナル用に替えら
れた擬似ペニスを添えられる。
「お姉さまお願いやめて!そんな……お尻なんて……!」
「だめよ祐巳。私はあなたの全てが欲しいの。全てを奪い取りたいの」
めりっ……静かに菊門に侵入してくる異物の感覚に祐巳の尻がいっきに熱を持ち始める。
「いけそうね……じゃあ祐巳、いくわよ!!」
「やあぁっ!だ、だめ……や、ああああああああああぁぁーッ!!」
秘部に挿入されるのとはまったく違う感覚……じわりとした熱が全身に広がるような
イメージだった。
だが、それ以上に祐巳の後ろはまだそういう事慣れてはいない現実。痛みが全身を貫いた。
「痛ッ……痛ああぁぁ!!…お姉さまやめ……やめてえぇ!!やぁっああああぁ!!」
568ティータイム21:04/10/15 00:00:18 ID:Aeo917DX
「力を抜いて祐巳。力を抜ければ、あなたは天国に連れて行ってあげるわ」
祥子さまは祐巳を背中から抱きしめ、ぴったりと体を密着させて腰を静かに動かし
た。そして祥子さまの手がゆっくりと祐巳の胸と秘部に移動する。
破瓜の時と同じように祐巳の胸と秘部を愛撫して快楽を引き出していく。
苦痛と快楽が交じり合い、感覚が狂い始めた。祐巳の体は与えられている刺激は全て
を快楽であると判断し始めた。
「あああうううぅぅ!!あつ……熱い!お尻が……体が溶けちゃううぅぅ!!」
「いいのよ……感じて祐巳!快楽に身を任せて、よがり狂って!!」
祥子さまは祐巳の様子を見て、祐巳の尻を激しく腰を打ち付けていた。
「ひゃあううああぁ!! やだぁ!!お尻でなんて……あああぁあぁッ!」
「クスッ……祐巳ったらお尻でイくのが恥かしいの?」
後ろから祐巳を抱きしめたまま、祥子さまが祐巳の耳元に口を近づけ囁く。
「安心しなさい祐巳……私も鬼じゃないんだから。」
静かな口調をもって祥子さまが祐巳の耳元で囁く。そしてゆっくりとその動きを止めた。
569ティータイム21:04/10/15 00:01:43 ID:Aeo917DX
「ふぁ……あ、ぁ……おねえ…さま……?」
「可愛い祐巳の、初めてを貰ったんですものね。だから……」
そして荒い息を吐きながら祐巳はようやく解放された事に安堵した……その途端、
「だから……祐巳にはもっと激しくしてあげる! 最高の絶頂を体に刻み込んであげ
るわ!!」
再び、そして先ほどよりもさらに激しい責めが再開される。
ある種意表を突かれてしまった祐巳の肉体は、信じられないほど素直に快楽を受け入
れ始めた。
「ああああああぁぁーッ! だめ…ひゃうッ!だめ、壊れる! こんな…こんあああ
ああぁ!!」
理解を超えたスピードで快楽が体を支配してゆく。いくら心でそれを否定しても、も
はやその侵食を止めることは不可能だ。
肉体が快楽に陥落し、そしていよいよそれは心を蝕み始めた。
「ダメぇえ!お姉さま私壊れちゃう…こんなの……やあぁっ!やああああああぁぁ!!」
「大丈夫よ祐巳……私がしっかり抱きしめててあげるから、安心してイっちゃいなさ
い!!」
「だめ…だめ……や、あああっ……あああああああああああああぁぁぁ―――――ッ
!!!!」
抗うことすらできず、祐巳は再び女の絶頂とともに体を反り上げて叫んだ。そして後
ろから抱きしめている祥子さまとともにゆっくりとベットに崩れ落ちる。
祐巳は三回目の絶頂を迎えた。
570ティータイム22:04/10/15 00:03:33 ID:Aeo917DX
破瓜の血が乾ききっていないシーツの上で祐巳はひざを抱えていた。頭の中にはさま
ざまな感情が渦まいていた。
羞恥、苦痛、快楽、怒り、嘆き、悲しみ、祐巳は頭が爆発する寸前だった。
やがて美しい白い手が祐巳を包んだ。目隠しされていてもわかる、祥子さまの手だ。
だが心なしか震えているように思えた。
「お姉さま・・・・・」
「祐巳・・・・ロザリオを返して」
「え・・・・・・」
意外な言葉に祐巳は戸惑った。逆に祐巳が祥子さまにぶつける言葉と思ったからだ。
「お姉さま、何を・・・」
祥子さまは混乱している祐巳にかまわず、言葉を続けた。
「私はあなたを妬んでいた・・・。私はあなたのように純粋な存在ではないの。黒く穢れ
た女なのよ。私は15歳のときここで処女を失ったわ」
571ティータイム23:04/10/15 00:05:36 ID:Aeo917DX
「!!・・・・・・」
祐巳は一瞬息を呑んだ。
「私は15歳の誕生日の前日にお父様から優さんが婚約者になるということを聞かさ
れた。私はあこがれていた従兄弟のお兄様と結婚する、体が熱くなる思いだったわ」
祥子さま懐かしそうに振り返った。
「そして誕生日の夜、お父様とお母様、優さんと食事をすることになっていたの。で
もなぜか突然お母様はおばあ様のところへ出かけることになって、三人だけで食事を
することになったの。そして・・・・」
祥子さまは涙をこらえるように震える声で祐巳に語りかけた。
「今日、ここで私が祐巳にしたことよりももっとひどい事を優さんにされたわ・・・・・」
沈黙・・・・
「すべてが終わった後、優さんは『女ってこんなもんか』といって私を蔑んでいた。
あの人が男に走ったのも私に原因があるのかも」
祥子さまが自嘲気味につぶやいた。
「祐巳、こんな私だからあなたのような存在が妬ましかった。姉としてあなたと接す
るうちに穢れている自分が嫌というほど思い知らされた。それならあなたを私の手で
汚してしまおうと思ったの・・・」
祥子さまは最後は涙声で思いを吐露した。

572ティータイム24:04/10/15 00:08:34 ID:Aeo917DX
「だけど自分が恐ろしい取り返しのつかないことをしてしまったことに私は気がつい
たの。あなたにはどんなに詫びても許されるものではないことはわかっている。祐
巳、あなたは私にロザリオを返して、私を穢れた女として蔑んで欲しいの」
祐巳は祥子さまの告白を聞いているうちに涙が止め処もなく流れ落ちてきた。そして
自らの手で祥子さまの手をほどき祥子さまの正面を向いた。
「私は今までお姉さまの一面しか知らなかった。でもお姉さまの過去を知って私は妹
としてお姉さまを支えていきたい。お姉さまの傷を癒したいのです。お姉さま、私はロ
ザリオを返しません。私はどんなことがあろうとお姉さまの妹です」
祐巳は思いのすべてを祥子さまにぶつけた。そして涙を拭い満面の笑みを浮かべて、
「お姉さま、『私の始めて』を全て取ってしまった責任を取っててくださいね。これからも
ずっと一緒です」
「祐巳」
「お姉さま」
やがて二人は見つめあい、暖かいくちづけを交わした。
573これでも:04/10/15 00:18:00 ID:M9hk6KBU
投下してる人は楽しいんでしょうね……。
574546:04/10/15 00:20:33 ID:Aeo917DX
読んでいただいた方どうもありがとうございます。
読んで不愉快なったかたどうもすみません。
また書くかもしれませんがよろしくおねがいします。
575名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:37:30 ID:Bqmt109e
>>574
GJ!!俺的には楽しく読ませてもらったよ
王道カプはやっぱイイ
576名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:39:43 ID:e+NRXTfI
や、楽しく読ませてもらったよ。
アレな展開に苦笑はしたけど、グッジョブ。
577名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:41:21 ID:e+NRXTfI
>>575
ちくしょう、1行目似た感想書きやがって!
後の私が悪いですねゴメンorz
578名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:46:43 ID:Bqmt109e
>>577
気が合うな!
579名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:58:20 ID:EUS7qLeU
柏木の行動がよくわからんが、それ以外は乙。
580名無しさん@ピンキー:04/10/15 01:00:39 ID:pXwwfqoX
三人称でさま付けは変だよ。ない方がよかったと思う。

でも乙。
581名無しさん@ピンキー:04/10/15 02:58:37 ID:H1X/LBPA
やはりスレが作品で賑わうと雰囲気も良くなるね
次々投下されるのは純粋に嬉しいよ
582名無しさん@ピンキー:04/10/15 03:48:22 ID:TjcFupYG
聖志の人マダ?
ずっと体育座りして待ってます。
583名無しさん@ピンキー:04/10/15 05:52:38 ID:8oAJZELR
>558
名前が。
584名無しさん@ピンキー:04/10/15 07:58:16 ID:/3Dj+rZa
>>558
実は祥子×令派だったということが露見しますたね
585名無しさん@ピンキー:04/10/15 10:07:29 ID:LQmX+8UQ
つか、エロ描写を使いまわすなよ(失笑)
586名無しさん@ピンキー:04/10/15 17:31:43 ID:mxqS/ZS8
>>537さんの後編をただひたすら待ってます。
587名無しさん@ピンキー:04/10/15 23:17:10 ID:pBco7CoO
a
588名無しさん@ピンキー:04/10/15 23:44:11 ID:cL6kWeZF
投下します。
属性は 由乃 志摩子 長いです。 NGワードはys。
589December:04/10/15 23:50:27 ID:cL6kWeZF
 12月も終盤に差し掛かったこの街は、至る所に色とりどりのイルミネーションが飾り付けられて、安っぽいながらも幻想的な雰囲気を醸し出している。
 消極的無神論者が大多数を占めるこの国でも、クリスマス・イヴという特別な一日を間近に控えたこの頃では、道行く人々の足取りも、どこか浮き足立って、それでいて楽しげな風に見える。
 比較的無論とは遠い位置に在るこのリリアン女学園においても、それは決して例外ではなく。
 マリア様に見守られし子羊たちも、きたるべき聖なる一日を、どう過ごそうか、誰と過ごそうかと。そんな煌びやかな乙女の夢を胸に、日々を営んでいた。
 ごく少数の例外を除いて。

 鳥居江利子に、「妹を紹介しなさい」 とせっつかれていた島津由乃だったが、試行錯誤の挙句辿り付いた結論は、無い物は出せない、のただ一点だった。
 親しい下級生もおらず、いきなり妹を作れと言われたところで、頭の回る由乃でさえ対応など出来はしない。結局由乃は、江利子には勝てなかったのだ。十二月に入っても未だ、彼女の周りに妹の影さえ見えない事実、それが何よりの証拠。
 福沢祐巳には妹が出来たというのに。
 その当時は悔しさと情けなさに苛まれた由乃だったが、一ヶ月も経つ頃にはそんな感情は忘れていた。はっきりと言ってしまえば、由乃は自分の妹のことに関してなどさしたる興味などなかった。ただ江利子に負けたくない一心で、あれこれと知恵を巡らせていたに過ぎない。
 過ぎ去ってしまえばそう、単なるつまらない思い出である。
 今年の冬も去年と同じ。来年も再来年もきっと、同じ。友人と過ごす取るに足りない他愛もない時間と、姉と過ごす変わり映えのしない時間。変わることのない十二月。
590December:04/10/16 00:01:21 ID:N+1NDf7O
 休み時間を迎えていた二年松組の教室は、雑然とした空気に包まれていた。普段の由乃ならば、さっさと次の授業の準備を終えて、福沢祐巳と、あるいは武嶋蔦子などを交えて雑談に興じているのが常だった筈だが。
「……いないわね祐巳さん。全く仲がよろしいことで」
 先ごろ妹を持った祐巳は、どうやらそちらへ掛かり切りのようだった。短い休み時間でさえ顔を合わせようという心意気は立派で、誉められて然るべきことだと思うが。自分には到底真似出来そうもない、真似したくないという、冷めた感情を抱くのもまた事実。
 どのみち由乃にとっては面白くない。
591December:04/10/16 00:02:08 ID:N+1NDf7O
 そう、由乃は退屈を実感していた。今この瞬間、休み時間のことばかりではない。いつも同じ目線で他愛ないながらも楽しい時間を過ごしていた、由乃と祐巳。もう一人、山百合会の仲間で、同学年の友人、藤堂志摩子を交え三人で、屈託のない時間を共有していたのだったが。
 祐巳の意識と目線が彼女の妹へと向けられたことにより、様々な場面で悉く、祐巳とは疎遠になっていた。先を越された、先に妹を持たれたという負い目も、それを後押ししたのかもしれない。
 そうして、仲の良かった三人の少女たちの輪から、福沢祐巳は自然、遠ざかった。取り残されたのは由乃と志摩子。
 するとどうだろう。楽しかった筈の時間は虚しさにすり替わり。自分たち二人だけでは共有する時間に何ら意義を見出せない。俗っぽく言えば、しらけてしまうのだ。
 二人だけでは噛み合わない会話。繋がらないテンポは苛立ちを呼ぶ。祐巳一人が抜け落ちただけで、あんなにも滑らかだった歯車は錆び付き、軋み声を上げるしか能のないガラクタに成り果ててしまう。
 由乃にとって、志摩子は嫌いな人間というわけではない。得がたい友人だとは思っているのだが、性格も性質も異なる二人は、福沢祐巳という潤滑剤を失えば、単なる水と油だった。
 志摩子と居ても面白くない。それが由乃の、正直偽らざる思いだった。
592December:04/10/16 00:03:05 ID:N+1NDf7O
 ”あの二人、本当は仲が悪いんじゃない?”

 唐突に、そんな声が聞こえた。
 いくつかのグループに分かれて交わされる、教室という直方体の中で放たれた、そのグループ以外の人間にとって。そして勿論由乃にとっても、拾い上げる価値などない単なるノイズ。
 なのに、杭を打ち込まれたかの如く、由乃の思考は停止する。その言葉は、勿論由乃に向けられたものではない。クラスメイトの誰かが、何処かの誰かに向けた噂話の類だろう。あるいは由乃を揶揄するものである可能性も、ゼロではないが。
(私と、志摩子さんのこと……?)
 タイミングよく志摩子のことを考えていたからこそ、由乃は直感的に思った。
 繰り返すが、クラスメイトの誰かが発したその言葉は、誰に向けられたものなのか由乃にとっては知るべくもない事実。なのに由乃は、背筋を氷で撫でられているかのような寒気に襲われる。
 自分と志摩子の関係を、的確に突かれたような気がして。
 祐巳が教室に戻ってきたことにも気付かずに、由乃の思考はただ硬直したままだった。
593December:04/10/16 00:03:42 ID:N+1NDf7O
 薔薇の館の会議室は、ストーブのお陰で暖かな空気を保っていた。
 すでに今日の山百合会の仕事は終了しており、メンバーたちは今頃、それぞれに帰路についている筈であったが。人の気配があらかた消え失せたこの場所には、いまだ二つの人影が存在していた。
「……由乃さん」
 やや困惑気味なその声は、藤堂志摩子のものだった。
 今日も山百合会の集まりは、つつがなく始まりそして、つつがなく終わった。皆が帰り支度を始めている最中、由乃が志摩子を呼び止めたのだ。話があるから、と。
 誰もが驚きの色を隠せなかった。これが姉妹同士ならば誰も、不思議には思わないのだろうが。何故この二人がと、由乃以外の全員が。そう、当事者である志摩子をも含めて、そう思っていた。それがひどく、由乃にとって勘に障った。
 何がおかしいのだと声を荒げたくなる衝動を必死に飲み込んで、皆には先に帰るよう促した由乃に、最後まで何か言いたげな視線を送る者がいた。福沢祐巳だ。何故自分を混ぜてくれないのかと、その視線は語っていたが、由乃はそれを無言で遮断した。
 罪悪感は無かった。
 きっと今の島津由乃が、福沢祐巳を遠い存在だと思っているから。
「意外だった?」
「いいえ……でも、私に話というのが、全然思い当たらなくて」
「安心してよ。別に大した用事じゃないんだから」
 軽口にも似た言葉を吐きつつも、存外に自分が緊張していることを由乃は自覚していた。けれど、ここで責めあぐねていても仕方ない。悩むのはガラじゃないと、由乃は自分を奮い立たせる。まずは、確認事項から。
「志摩子さん、あなたは私と祐巳さん、どちらかを選べと問われたなら、どうする?」
594名無しさん@ピンキー:04/10/16 00:04:41 ID:N+1NDf7O
……すいません、続きます。
595名無しさん@ピンキー:04/10/16 00:14:06 ID:2wfKGK/d
よっし!乙華麗!
596名無しさん@ピンキー:04/10/16 00:17:30 ID:TraBsc6i
待ってるぜ…でもできるだけ早く帰ってきてね
597私の星:04/10/16 01:04:50 ID:JEZ/FUC6
投下します。
題名は「私の星」、NGワードは「暴走可南」です。
598私の星:04/10/16 01:05:55 ID:JEZ/FUC6

「紅薔薇さま、祐巳さまを占有しないで・・・いいえ、解放してください。」

何を言っているのかしらこの娘。
私の大切な祐巳に付き纏って傷つけたのにまだ祐巳の周りにいる
無視するには小さくない1年生。
しかも祐巳の妹になりたいわけでもないみたいだし、
どういうことかしら。

「私、思うんです。祐巳さまが妹を作ろうとなさらないのは
紅薔薇さまが祐巳さまを離そうとしないから。
だからといって私がなりたいと言っている訳ではありませんからご安心下さい。」

「どういうことかしら、可南子ちゃん」

「お分かりになりませんか。私、気が付いているんです。
紅薔薇さまが妹に欲情しているってこと。
涼しい顔をしているくせにあの方に近づく・・・
いいえ、ご自分以外の人を見て欲しくないのでしょう。
最近の紅薔薇さまを見ていればわかります。
あの汚らわしい男と同じ目で祐巳さまを見ているもの。」

「なにをするの可南子ちゃん、やっ、やめなさい。
こんなことしったって・・・うっ」

ガタン、ゴト、ガッ

「あっ、やっ、あ───」
599私の星:04/10/16 01:07:09 ID:JEZ/FUC6

「お姉さま、大丈夫ですか」

祐巳、祐巳が呼んでいるわ。
起きなきゃ、早く起きなきゃ。
低血圧で寝起きの悪い己に叱咤しながら目を開く。
ゆっくりとあたりを見回し
視界がはっきりとしてきた所で祐巳を見つける。
「ああ、良かった。お姉さま、お体のほうはいかがですか。
保健室にお姉さまが居るって聞いて慌ててきたのですがって
教えてくれたのは可南子ちゃんなんですけど」

─ビクッ─

「大丈夫よ祐巳、あなたにも心配させてしまったみたいね。一緒に帰りましょう」
「はい」
並木道を歩きお祈りをすます。
「ごきげんよう、紅薔薇さまに祐巳さま。
お帰りですか。それではお気を付けてお帰り下さい」
一瞬変な映像がちらつく。
いいえ、気のせい。私の思い過ごし、可南子ちゃんの笑顔が怖いなんて・・・。
600私の星:04/10/16 01:08:52 ID:JEZ/FUC6

"祐巳さまは美しい
何をされていても
私などという下等な人間が仕えていても
やさしく微笑んでくださる

穢れを知らない薔薇の蕾
このリリアンという温室に守られ
大輪の花を咲かせる美しい蕾

美しい花には害虫だって寄ってくる。
だから排除しなければならない。
私の手で、私の出来るかぎり
特にあの汚らわしい生き物
「 」という存在から・・・。"

そう信じて行動した結果、
ただ守られるだけの人ではないと知った。
多少の失望とやり場の無い憤りが身体を駆け巡る。

私は年相応の判断なんて望んでいなかった。
血が繋がっていたって男は男、
祐巳さまがあんな下劣な生き物をお認めになる。
そんなの私の祐巳さまじゃない。
601私の星:04/10/16 01:10:47 ID:JEZ/FUC6

私が憧れ、慕い、
見守っているだけで心洗われる無垢で純粋な花、
あなたこそが救い。
私の生きる道標、夜空に瞬く一等星。
いつまでも輝いて私を導いて欲しい・・・。
導いて欲しかった。
そうじゃないと私は・・・、生きる意味を見失ってしまう。

祐巳さまが不在の放課後、
古い温室で紅薔薇さまに怒鳴られて以来はじめて二人きりになった。
「私だって世界の法律ではない。間違いもするし知らない間に
他人を傷けていることだって・・・・不完全な人間だわ」

そう、紅薔薇さまはおっしゃった。
たしかに私に人を裁く権利など無い。
しかし、祐巳さまを守りたい想いは何処にも行くことが出来ず
胸の奥でくすぶっている。

確かに一度は失望した。
私の期待を裏切ったあの方から遠ざかろうとした。
だって、祐巳さまは先輩では無い。

けど、祐巳さまは私の手をとられた。
それこそが祐巳さまの優しさであり私が求めても手に入ることの無い無垢な心。
ふたたび薔薇の館で手伝うことになって思い知る。
祐巳さまが好きだと。
602私の星:04/10/16 01:12:29 ID:JEZ/FUC6

私が祐巳さまの妹になるなどという未来はありえない。
私があの方の妹になってはダメ。
私のような醜い人間を妹にしてはいけない。
だって私は穢れている。
あのおぞましい男の血が流れているから。

あの人を穢す人は許せない。
それがあの人の大切な人間だとしても私にとって
祐巳さまが明るく微笑んでくれるだけでいい。
2度と繰り返さない、大切な先輩を失うなんてこと悲しすぎる。

こんなこと間違っている。
一番卑劣な方法だということもわかっているわ。
でもこんな方法しか思いつかないのはあの人の子供だから。
だから気が付くんです。
どんなに優しくしていても己の欲望に勝てない人間がいるってこと。
そう、誰かさんが祐巳さまを・・・・。

「紅薔薇さま、祐巳さまを占有しないで・・・いいえ、解放してください。」
「私、思うんです。祐巳さまが妹を作ろうとなさらないのは
紅薔薇さまが祐巳さまを離そうとしないから。
だからといって私がなりたいと言っている訳ではありませんからご安心下さい。」
「どういうことかしら、可南子ちゃん」
私があの方を守ってみせます。どんな手段を使っても。

終了
603名無しさん@ピンキー:04/10/16 01:21:28 ID:ka3M5Ga4
暴走系は既に時代遅れ
604名無しさん@ピンキー:04/10/16 01:50:37 ID:MlB9Asx+
祐巳至上主義の書きそうな話ですね。
605名無しさん@ピンキー:04/10/16 08:32:52 ID:GSP63LJC
おめー、新刊読んだの?
606名無しさん@ピンキー:04/10/16 09:02:21 ID:1QxBBvJg
一応読んだんじゃない?
まともに理解できてないっぽいが。
607名無しさん@ピンキー:04/10/16 09:49:41 ID:w9sGCXog
いや、そう酷いもんでもないよ。
もともと新刊発売前にほぼ完成していたSSがあって、
新刊の内容にあせりつつも、勿体ないからとちょっとだけ直して投下したっぽいけど。
608名無しさん@ピンキー:04/10/16 11:39:25 ID:deRaOuP1
例え新刊読んでなくても、これはどうかと思うが・・・。
609名無しさん@ピンキー:04/10/16 20:29:09 ID:N+1NDf7O
投下します。>593の続きです。
610December:04/10/16 20:29:18 ID:N+1NDf7O
 由乃たち三人の関係は、綺麗な正三角形を描いているわけでは決してなかった。
 福沢祐巳と島津由乃、あるいは福沢祐巳と藤堂志摩子を結ぶ辺の長さはほぼ同じ。けれど島津由乃と藤堂志摩子を結ぶ辺はきっと、祐巳との間に架けられた辺の倍以上の長さがあるはずだった。
 歪な二等辺三角形。
 その事実から、由乃と志摩子は故意に目を逸らしていた。そのツケが今、祐巳が妹を持ったことにより露呈しただけの話。
 俯き黙り込んでしまった志摩子を見て、自嘲気味に由乃は思う。答えられないのはきっと、そういう事だろうと。
「別に落ち込むことも後ろめたく思うこともないわ。私だって、あなたと祐巳さんのどちらかを選べと問われたなら、きっと祐巳さんを選ぶだろうし」
 弾かれたように、俯いていた顔を上げる志摩子。微かな驚きの表情の下に隠されている諦めの色。辛辣な言葉だったとは思うが、同情心などは沸いてこない。どうせ二人とも同じようなことを考えていたのだろうからお互い、等しく罪人である筈。遠慮など無用だ。
「……それを言いたかったの? そんなつまらない事をわざわざ、私に」
 志摩子の声は苛立っていた。暗黙の了承だった筈の事をほじくり返してまで何を言いたいのだと、その声色が語っていた。
611December:04/10/16 20:29:36 ID:N+1NDf7O
 実際私は何が言いたいのだろうかと由乃は逡巡する。共感でもない。友情でもない。同情でもない。どこにも属さない感情は曖昧で。
(……執着?)
 ひどく、しっくりと嵌る気がした。
 福沢祐巳に負けたくないのか。志摩子と心を通わせることは祐巳には出来て自分には出来ないのか。妹の問題について先を越された劣等感。多くの下級生たちに慕われる天使のような存在に。たった一つでもいいから勝りたかったのか。
「志摩子さん」
 例えそれが、志摩子を身勝手なエゴに巻き込むことになったとしても。志摩子を貶めることになったとしても。志摩子を傷つけることになったとしても──。
612December:04/10/16 20:29:45 ID:N+1NDf7O
「……軽蔑する? 私を」
 既に外には夜の帳が落ち始めている。下校時刻はとうに過ぎ去り、部活動を終えた生徒たちも今頃はバスの中か、あるいは暖かな家か。校舎内にもグラウンドにも体育館にも人の姿はなく。照明の落とされた薄暗いこの空間に、二人の少女が息を潜めているのみ。
 呆然とした面持ちのまま志摩子は友人を見上げた。白い指先で自分の唇に触れながら。容赦なく吹き付け窓ガラスを揺らす風の音を、志摩子はどこか遠くに聞いていた。
 今しがた志摩子の唇に触れた、もう一つの唇。それが何かの言葉を紡ぐ。
「蔑んでくれて構わないわ。それでも私はあなたに近付きたいと思った。誰よりも近くに。祐巳さんや乃梨子ちゃんよりも。少しでも志摩子さん、あなたとの隙間を埋めたいの」
 椅子に腰を下ろしたままの志摩子。その前に立ち尽くす由乃の面差しは儚げで。
「つまらない執着なの。だから、お願い。私のことを拒絶して。突き放して。でないと私は、これ以上にあなたを欲してしまう……」
 ひどく矛盾した言葉が志摩子の脳裏を打つ。祐巳を含めて非常に近しい距離に居たからこそ感じていた由乃への遠すぎる距離。夜空の星と星ほどに隔たりのある性質は決して交わることも無く。
 それでも由乃は求めた。退屈と共に何時しか心を支配していた寂しさを、少しでも塗り潰したいと。最も遠く離れた存在を。それが低俗な代替行為であると自覚しながらも。
「あなたと、一つに、なりたいの……」
 拒絶の言葉も肯定の言葉も、志摩子の口から紡がれることはなかった。
613December:04/10/16 20:30:07 ID:N+1NDf7O
 本気の愛ではないし傷を舐め合う愛でもない。例えば愛が高尚なものだと定義すれば、今、志摩子の身体を貪ろうとしている由乃の想いは、それに対極を成す物だ。乱暴に志摩子を木張りの床に汲み伏した由乃は、それでも最後の理性は失ってはいなかった。
「……嫌だったら言って。私のことをひっぱたいて、力づくにでも止めて。だってもう、私は自分ひとりの力では、止まれないんだから」
 互いの吐息が掛かるほどの距離で由乃は囁く。
 志摩子はそれでも、抵抗を試みようとは思わなかった。望まぬ暴力にも関わらず、そこには壊れ物を扱うような繊細さが潜められていたから。
 ひんやりとした床の現実感と、そこに押し倒されているという非現実。目の前に居る見慣れた友人の姿はありふれた日常で。けれどその友人に唇を奪われ、身体を弄られるという非日常。
 だんだんと熱を帯びていく身体が、志摩子の中から矛盾する感覚を殺ぎ落としていく。さながら、漣が砂浜に創られた砂の城を削り取っていくかのように。
「ぁ……」
 それは、誰の声だったろうか。制服越しに、何かを確かめるかのように触れていく、冷たくて熱い愛撫は、志摩子の拙い性感を徐々に引き出していく。倒錯したこの風景がそれを後押しする。
614December:04/10/16 20:30:24 ID:N+1NDf7O
 二人は唯無言で、薔薇の館の会議室には、衣擦れの音ばかりが響いていく。窓の外には暗い暗い闇が広がり、そこにアクセントを加える白く輝くもの。初雪だった。けれど由乃の瞳には映らない。志摩子はそれを見ても何の感慨も沸いてこない。
 広がったスカートの中に由乃の手が忍び寄ってくる。志摩子は反射的に身体を硬直させ、投げ出された足を閉じてしまおうとするが、それを受けて由乃の表情がはっきりと解るほどに変わる。失望と絶望と、悲しみの色に。
「由乃……さん」
 志摩子は、緊張し竦み上がった身体を意識して緩めた。由乃の手とその想いを、導くように。
「ふ……っ」
 声が漏れる。初めての他者の指の侵犯に見舞われたその部分は、控えめに、しっとりと濡れていた。由乃の指が、濡れて貼り付いた下着をかい潜る。指先で感じ取った熱く濡れた感触は由乃の理性を融かし、控えめに動き始めた指先が、志摩子の意識を融かす。
615December:04/10/16 20:30:33 ID:N+1NDf7O
「は、あっ……ああっ!」
 微かだった喘ぎはやがて其れとはっきり解るものとなり、由乃の指を濡らす暖かな液体もまた同じだった。下着を、スカートを。そして無機質な床へと徐々に広がっていく。
「──っ!」
 最後に一際大きく跳ねて、志摩子は頂きに達した。激しかった指の動きはゆるゆるとしたものに変わり、志摩子の荒かった息が落ち着いていくのに合わせるようにして、名残惜しげに引き抜かれた。
 少女二人の交わりは、静かに幕を下ろす。
 絶頂の余韻に浸る切なげな表情の志摩子と、壊れたテープレコーダーのようにごめんなさいとばかり繰り返す、涙を瞳いっぱいに溜めた由乃を残して。
616名無しさん@ピンキー:04/10/16 20:30:55 ID:N+1NDf7O
続きます……。が、これ以降あまりエロくないのでここで打ち切りとさせていただきます。
617名無しさん@ピンキー:04/10/16 20:37:12 ID:w9sGCXog
乙。
そしてさようなら
618名無しさん@ピンキー:04/10/16 20:49:28 ID:2wfKGK/d
>>616
素薔薇しい!
619名無しさん@ピンキー:04/10/16 21:07:14 ID:4n+oIwDH
むぅ、続きが読みたいんだが…
とにかくGJ!!
620名無しさん@ピンキー:04/10/16 21:11:13 ID:fsPFd2mJ
>>616
GJ。
ここじゃなくても良いから最後まで書いてください。
621名無しさん@ピンキー:04/10/16 23:00:15 ID:GSP63LJC
>>616
 続きを読ませて下さい。おながいします。
622名無しさん@ピンキー:04/10/16 23:40:12 ID:1QxBBvJg
釣られないように
623名無しさん@ピンキー:04/10/17 17:24:12 ID:LmS18O+q
ヽ(´ー`)ノマターリ
624名無しさん@ピンキー:04/10/18 09:12:59 ID:VE6LKkmw
>>537さんの続編まだですか?
ずっと聖座なので足の感覚がなくなってきました。
625名無しさん@ピンキー:04/10/18 11:28:39 ID:ArRP2nHq
>>624
聖座は冬の星座なので、見るにはまだ時間がかかります。
多分12月にならないと見れないでしょう。

とかゆってみるてすと。
626537 ◆HaaG.oeF2w :04/10/18 13:53:29 ID:hWdOJM0X
すいません、もうちょっとかかります。
今月中にはなんとかしますんで
出来れば気長に待っててください。
627名無しさん@ピンキー:04/10/18 16:27:47 ID:XMZLfLuY
借金してるみたいだな。
628名無しさん@ピンキー:04/10/18 18:19:43 ID:/DuUzgCj
。oO(諦めてない・・・正座でずっと待ち続けてるぞハンニバル・・・)
629名無しさん@ピンキー:04/10/18 18:54:47 ID:MCaP/gEc
あ、俺も
やっぱ続編ものは全部読んでおきたいよな
630名無しさん@ピンキー:04/10/18 19:18:57 ID:BO/SqDB/
ハンニバル聖さまは綺麗に終ってるようにも思えるぞ。
631名無しさん@ピンキー:04/10/18 19:57:06 ID:M8nWWYqz
しかし続いているようにも思える。
632名無しさん@ピンキー:04/10/18 21:04:07 ID:SOGsn/3R
>>626
みかん食いながらまってるぞ
>>627
クソワラタw
633名無しさん@ピンキー:04/10/19 03:32:04 ID:s1dEankk
616氏のサイトハケーン
634名無しさん@ピンキー:04/10/19 12:38:42 ID:G2pvUx8+
>>626
うん、待ってる。待ってるからね!
635名無しさん@ピンキー:04/10/19 20:46:28 ID:pPUQ67W+
>>633
宣伝乙
636名無しさん@ピンキー:04/10/20 03:49:34 ID:PNHkYa6X
>>626
はーい待ってます。あせんなくていいYO!
637名無しさん@ピンキー:04/10/20 07:34:36 ID:/lbg2JuH
パンツの中身はなんじゃろな
チョイチョイ

蓉子「いやん」
638名無しさん@ピンキー:04/10/20 16:20:24 ID:68e6eaS1
とりあえずageるなよ。
639名無しさん@ピンキー:04/10/21 13:44:54 ID:SAAt5t2Y
急に人いなくなったな
640名無しさん@ピンキー:04/10/21 16:01:48 ID:lJzsNthT
平和で良い
641名無しさん@ピンキー:04/10/22 13:44:48 ID:1N1CpjOE
令が江利子に目隠しされて「由乃ちゃんだと思いなさい」って
責められてるSSを超えるのを一つ頼む!
642   :04/10/22 14:21:01 ID:cF+INHqv
令「あうっ」
643名無しさん@ピンキー:04/10/22 18:42:24 ID:Gb2Ytat9
令「違う、由乃はこんな生ぬるい責めはしない」
644名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:16:16 ID:icgklzJr
それ「蕾の熱」そのままじゃん
645名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:35:34 ID:GEggYlMt
新刊でる前に1000いかなきゃいいが・・・
646名無しさん@ピンキー:04/10/23 09:27:31 ID:7csR3Lb7
令江利子は書き辛いよね。
どうあがいても蕾の熱は超えられないもん。
647名無しさん@ピンキー:04/10/23 20:59:46 ID:3srw+rs4
そこをあえて希望!
緒雪タンはこの2人の話を永遠に書きそうになさそうなんで・・・_| ̄|○
648名無しさん@ピンキー:04/10/23 23:42:02 ID:7WntbCHB
需要もないしね
649名無しさん@ピンキー:04/10/23 23:48:17 ID:aO+KlTD+
それを言うなあ
650名無しさん@ピンキー:04/10/24 01:32:43 ID:Ips1FXs5
前回ここ覗いたときも、ちょうど蕾の熱の話が出ていたわけだが。
職人切れでループか?
651名無しさん@ピンキー:04/10/24 02:36:29 ID:k33VKjuc
やばい、やばいよ。
SS書いてみたいとか本気で思っちゃってるよ、俺。
酒入ってるときに、面白いSSとか読むもんじゃないね。
652名無しさん@ピンキー:04/10/24 02:44:50 ID:8esaYueN
>>651
書いてみればいいじゃん
つか面白いSSってどれだろ?
653名無しさん@ピンキー:04/10/24 03:08:50 ID:bSXWBjhQ
>>648
需要はある。




少ないけどな。
654名無しさん@ピンキー:04/10/24 07:03:32 ID:EVW2gjZb
過去ログが見られないので質問
10-143の黄色い薔薇26の続きってあるんですか?
655名無しさん@ピンキー:04/10/24 20:17:55 ID:nb+hBDZJ
うpろだに10スレ以降がうpされてるよ
ご自分で確認なさい
656名無しさん@ピンキー:04/10/24 21:51:32 ID:QFclfOB9
>>645
いや、普通に行くでしょ。で、>>6
657名無しさん@ピンキー:04/10/24 23:55:47 ID:KvBTdv1u
>>654
懐かしいな。
確かあれは未完だったと思う。
押し倒した所で終わっていたような・・・・・。

658名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:04:03 ID:Iq/TP3fO
ここって未完の話が結構多いよな
659名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:15:03 ID:cJi3t1cy
流行ってるから書いてみたものの途中で飽きちゃったんだろ。
愛が無いよ、愛が。
660名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:38:00 ID:rGyOfZjT
どうまとめていいかわからなくなったとか・・・・。

未完だとはまだ思いたくないSSがある・・・。
今は放置プレイの最中で、いつか続きがあがるはずだと信じたい。
661名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:50:48 ID:5q/V6H3H
書いてる途中で叩かれたから嫌気が、とか…

未完の作品の続きも期待したいけど
むしろ俺は新しい書き手を待っているぞ。
662名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:57:21 ID:sACAs3M4
書きたくても、忙しくて書けないことだって普通にあるだろう。
663名無しさん@ピンキー:04/10/25 01:02:50 ID:dUxO3rvJ
義務じゃないしな。

ところで二次創作をする上で求められるものって
原作の雰囲気を残し、こういう展開もありかなと思わせることかなぁ。
664名無しさん@ピンキー:04/10/25 02:52:49 ID:n3td3O3s
>>663
たぶん、そうだと思う。俺もそういうつもりで書いている。
665名無しさん@ピンキー:04/10/25 10:16:26 ID:RPpF/eNU
>>654も未完だが、令祥も未完だったよな…
作者の人はどうしてしまったのだろうか。
666名無しさん@ピンキー:04/10/25 22:23:04 ID:UjHCCn+x
令祥はまだ続きがあるのだと信じたい・・・・。
未完じゃなくて、きっと放置プレイ中なだけなんだと・・・・。

あと「しっぽのきもち」も続き待っていたりする・・・。

>>663
難しいよね。でもだからこそそういうSS読むと嬉しくなる。
667名無しさん@ピンキー:04/10/25 22:48:01 ID:fjr3oSSl
令祥の続きは別にいらないなあ。
かったるいんだもん。
668名無しさん@ピンキー:04/10/25 23:02:05 ID:YI+I+VkX
>>667
それはお前の考えだろう。読みたい人もいるんだから言わない方がいいよ。
669名無しさん@ピンキー:04/10/26 07:53:06 ID:TBuaFQP9
>668
こういうときは「釣られないぞ」で済ませよう。
670名無しさん@ピンキー:04/10/26 15:14:44 ID:v72PEUoB
________________________________
保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       /!   ,.::'::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     ,.イ  | /::::::::::::;: ‐''"´ ̄ ̄``'、    , -──- .、
      /::|  レ':::::::::::/      ___. ゙、`>'´         `ヽ、
     ,'!::::!  ヽ:::::::/       ,.ィ':::::::::::゙,``'i.  / ,r/  ,、   \
    .!|::::::゙,    \    /   !::::::::::::i.  |.イ/ ,∠厶 / } ∧  \
    l l::::::::ヽ    `''‐-r'′   l:::::::::::::| l7 レ'=ミl/   /、/ .| | i !
    .i '、:::::::::\     |     |:::::::::::::| !  """O    レ'゙ゝ、| | | | `ヽ、
    ゙, ヽ::::::::::::`ヽ.、_,l     !::::::::::::;' /       〉_  _、リ! j| |    ',
     ヽ \:::::::::::::::::::/     /:::::::::::/.イ      /   /  ""O |.lノリ\   !
      \  `ヽ:、:::/   /::::::::::://ヽ、__  /`ヽ/      /      ヽ |
       ` 、,../    ,/::::::::;:/  |!l /{__,ヽ´\ /    /        ! j
            ` ‐-;-'--‐ <" ∠二j7≦! ̄ `ヽi── '         ノ′
                      l l ヽ    |
________________________________
ほしゅりしゅり〜♪ほしゅりしゅり〜♪ほしゅりしゅり〜♪ほしゅりしゅり〜♪ほ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
671名無しさん@ピンキー:04/10/26 19:13:19 ID:N7Q7c41p
投下します。
属性 浅香、真純、寧子。浅香視点。NGワードはチョコ。ちょっと長いです。
672DOLLS:04/10/26 19:13:40 ID:N7Q7c41p
 お姉さまの瞳が少しだけ、ほんの少しだけ潤んで、揺れている時。
 それは、私のことを、『抱きたい』 と思ってる合図。
 私のことを見つめてくれている、視線。
 その視線の意味が、妹である私にはすぐに理解できる。
 だって、きっとお姉さまがそういう眼をしている時は、私も同じような眼をしている筈だから。
 お姉さまに、『抱かれたい』 って、思っているから。
 
 私とお姉さまの視線が、静かに、けれど熱っぽく絡まり合う。
 その視線は、私を見つめてくれている。私だけを、見つめてくれている。
 けれど。
 決して、『私のこと』 を、見つめてくれているわけでは、ない。
673_:04/10/26 19:13:49 ID:N7Q7c41p
「お姉さま」
 私、林浅香は、隣を歩くお姉さまに声をかけた。何気ない、けれど洗練された仕草でこちらを向いてくれるのは、白川寧子さま。浅香の、姉である人だ。
 一言で表すと、包容力のある人、だろうか。優しくて、暖かくて。そう、とても落ち着いた、大人の女性のような人だ。浅香とは、結構正反対、のように思う。
 なあに、浅香。と言って微笑みかけてくれる、大好きな、浅香のお姉さま。
「えへへ、呼んでみただけ。って言ったら、怒ります?」
「まさか」
 笑顔のままに寧子さまは言って、腕にしがみついた浅香の髪を、優しく撫でてくれる。こんな無邪気で子供じみたことも、受け止めてくれる。
 大好きな、お姉さま。
674_:04/10/26 19:14:19 ID:N7Q7c41p
 浅香と寧子さまの出会いは、部活動での仲の良い先輩後輩、などといった普遍的な姉妹関係と比べて、やや非凡な、そう──良く言って、ほんの少し運命的なものだった。

 街外れのとある図書館に来ていた浅香は、知らない女性に声を掛けられた。けれど、見ず知らずの、ではないかもしれない。何故ならその方は、浅香の通う私立の女子校の制服を、着ていたから。
 その方は確か、こんなことを言った。「私の連れが、あなたに一目惚れしたみたいなの」、と。
 浅香は、一目惚れという言葉に、特に思い入れはなかった。UFOの存在を、否定も肯定もすることなく、『興味が無い』 と切って捨てるのと同じようなもの。
675_:04/10/26 19:14:52 ID:N7Q7c41p
 その、とてもお節介な方のお連れさまは、今は外へ風に当たりに行っている、とのこと。知らず、浅香の胸は高鳴った。
 なんだろう、この息もつかせぬ展開は。まるで、ちょっとした物語の冒頭のようではないか、と。一目惚れ云々ではなく、ただ、先の読めない展開に、胸を高鳴らせていた。
 すぐ来るから、と言われて、浅香は何気なくフロアの入り口の方に目を向けた。すると、まるで誂えたようなタイミングで、見覚えのある制服に身を包んだ女性が、入ってきた。
 その方は、やがてこちらに気付き、歩み寄ってくる。お節介な方が何か喋ったようだが、浅香の耳には入らなかった。ただ、あの人だけ。
 そうして目が合った。
 一際大きく、胸が鳴った。

 浅香が、一目惚れという、非現実的で少女趣味な言葉を、全肯定するようになった瞬間でもあった。
676_:04/10/26 19:15:09 ID:N7Q7c41p
 姉妹だけの時間と、二人だけの時間。
 似ているようで異なる二つの時間が、そのまま浅香と寧子さまの関係。大人びた姉と、無邪気にはしゃぐ妹という構図が、姉妹だけの時間。チョコレートのように甘い時間。リリアン女学園高等部において、一切の汚れの無い、マリア様に見守られし姉妹の関係。

 身体は、どうしようもなく火照っていた。
 寧子さまの丁寧で優しく、ときに激しい愛撫によって、浅香の身体は、抗い難い快楽に支配される。胸に満たされるのは、寧子さまの熱い想い。今日も浅香は、何の躊躇いも無くそれに身を委ねていく。
「お姉さま……」
 答える代わりに、寧子さまは、浅香の胸にそっと、舌を這わせる。痺れるような悦楽が、浅香の全身を駆け抜けていく。
677_:04/10/26 19:16:01 ID:N7Q7c41p
 いつから、寧子さまとこういう行為に及ぶようになったのだろう。きっかけは、非常に曖昧だった。しいて言えば、ロザリオを頂いた瞬間から。姉妹の契りを結んだその瞬間が、きっかけと言えばきっかけだった。
 ”お姉さまとHしちゃった”
 ごく稀に、教室内でそんな言葉を聞くことがある。比喩でも何でもない。そのままの意味だ。
 姉妹の関係というのは、つまるところ恋人同士、という関係に非常に近いものがある。むしろ代替行為と形容して、差し支えないのではなかろうかと、浅香は思う。
 姉が妹を導くのが、リリアン女学園の高等部における、スール制度と呼ばれるもの。
 だとしても、「より良き、正しい方向へと導きたい下級生がいたから、姉妹の契りを結んだ」
 なんて言い方より、「好きな下級生がいたから、姉妹の契りを結んだ」 と言う方が、何倍も自然で、あるべき流れだと、浅香はずっと、そう、寧子さまの妹になるより前から、そう思っていた。
 だから、寧子さまに身体を求められた時も、寸分の躊躇いも無く、その欲求を受け入れたのだった。好きな者同士が肌を重ねるのは、ごく当たり前のことなのだから。
678_:04/10/26 19:16:13 ID:N7Q7c41p
 自分の恥ずかしい部分が、だんだんと濡れていくのを自覚する。身体はすでにとろけていて、寧子さまの肌と自分の肌が触れ合うだけで、それは快感へと変わる。
 呼吸が早くなり、堪え切れない嬌声が溢れ出し、頭の中は真っ白に染まっていく。寧子さまの白かった肌は、ほんのりと桜色に染まり。自分の肌もまた、同じようになっているのを知る。
(お姉さまも、感じてくれてる──)
 殆ど無意識にだが、浅香も寧子さまの肌や胸に、触れていたから。同性の身体なのだから、自分が触られて気持ち良くなれる場所に、そっと触れればいいだけ。
「あっ……!」
 一際大きな声が、部屋に響き渡る。ぐったりと身体をベッドに静め、絶頂の余韻に浸る。淡い微笑を浮かべて。
(お姉さまも、気持ちよかったですか……?)
 ぼんやりとした頭でそんな風に考える。今日はどうだったろう。浅香は、お姉さまを満たすことが出来たのだろうか。せめてそんな他愛の無いことを夢想することを、許して欲しい。
だって、きっと今日も──。

「──好きよ、真純」
 こうして、心を凍らせることになるのだから。
679_:04/10/26 19:16:22 ID:N7Q7c41p
 締め付けられるように胸が痛む。大好きな人の温もりを感じていられるのに、こんなにも寒く冷たい。
 初めてそれを聞いた時は、何かの間違いかと思った。浅香の耳がどうかしてしまったのではないかと疑った。けれどそれは、どう言い訳したって覆り様の無い事実だった。
 初めて身体を重ねてからだった。寧子さまが、浅香のことを違う名で呼ぶようになったのは。
 もちろん、全てではない。けれど、時折、ごく自然に飛び出すのだ。日常的な会話のさなかでも、そこに絶対的な齟齬があるのを感じさせぬほど、自然に。
 寧子さまに抱かれている時もそう。当事者である自分ですら、聞き逃してしまいそうなほどに、自然に。
 ──お姉さまが、浅香を通して、別の誰かを見つめている。
 ちょっと前からおぼろげに感じ取っていたその事実が、浅香が、お姉さまに、『真純』 と呼ばれたことで確信に変わった。吐き気を催すほどの絶望感と共に。
680_:04/10/26 19:16:33 ID:N7Q7c41p
「……どうして泣いてるの? 浅香」
 浅香と同じく、生まれたままの姿で、寧子さまは言う。とても、とても悲しげに。何か言おうと思っても、きっとそれは全て泣くような声に変わってしまうだろうから、浅香はただ、首を横に振る事しか出来なかった。
「その……もしかして、私とこういうことをするのは、嫌だった? 嫌なら言って。お願い。もう二度と、こんなことは……」
「いいえ、そんなことはない、です」
 寧子さまの言葉を、遮って言う。
 お姉さまは気付いていない。身体を重ねることが嫌なんじゃない。むしろそれは、浅香も求めていたこと。
 優しいお姉さまに不満なんて無い。あるのは唯、胸を掻き毟られるほどの切なさとつらさだけ。
 涙の意味を知られるわけにはいかない。優し過ぎる位に優しいお姉さまはきっと、それを知ってしまえば悲しみ、そして苦しむだろうから。
 だから、我慢すればいい。
 胸を締め付けられる痛みも、寧子さまの本当の想い人のことも。ちょっと気を抜いただけで崩れ落ちてしまいそうな、寧子さまへの思いも。全部、ぜんぶ浅香が我慢すればいいだけ。たったそれだけの話なのだから。
681_:04/10/26 19:17:00 ID:N7Q7c41p
 ふと、教室の中で、自分に向けられる視線を感じた。
 視線の先には、彼女が居た。
 ──伴真純。
 お姉さまの、本当の想い人。

 その視線は、浅香に対して、何かを言いたげなものだった。簡単に理解できる。浅香に対する嫉妬と、そして同情。

 あの日──バレンタインデーにきっと、浅香と寧子さま、そして真純さんは、全てを理解した。自分たち三人の関係を。
 けれど、誰も動かなかった。誰も、何も言わなかった。三人とも、現状の維持を求めたのだ。こんな、上っ面だけの甘さと、その裏側にある切なさの、維持を。
 だったら今更、浅香が何かを変える必要なんて無い。ほんの少しバランスが崩れただけで決壊してしまう、針の上に在るような見せ掛けだけの平穏を、変えてやる必要なんて、無い。
 止まってしまった時間の中で、ただ人形で在り続けようと願ったのは、他ならぬ自分たちなのだから。
682_:04/10/26 19:17:17 ID:N7Q7c41p
 不意に、笑みが零れた。浅香の口から。
 自分で思いついたことが、可笑しかったから。

 ──私もお姉さまも、そして真純さんも。甘い甘い、チョコレートの泥沼の中で足掻き続けてるだけなんだよ、って。


 <了>
683名無しさん@ピンキー:04/10/26 20:58:40 ID:dtXfQ/2S
誰?
>浅香
684名無しさん@ピンキー:04/10/26 21:12:54 ID:BuD4wMP6
使えん。
まともな職人に期待してage
685名無しさん@ピンキー:04/10/26 22:06:38 ID:znvx6+qv
>>671
別に長くない。
っていうかレス消費はこの半分で済んだんじゃない?
686名無しさん@ピンキー:04/10/26 22:37:11 ID:9Lu9UrRz
>671

とりあえず、もう少し改行してくれたら読みやすかったと思う…
687名無しさん@ピンキー:04/10/26 23:54:08 ID:mCfSY3vX
>>671
最初は結構好きな書き出しだったんだが…。
途中からありがちな展開になってしまって残念だった。
次回に期待する。
688名無しさん@ピンキー:04/10/27 00:00:46 ID:PF1F2QGP
句読点が気になって仕方なかったです。
改行も含めて読みやすくしてくれると・・・
689名無しさん@ピンキー:04/10/27 03:48:11 ID:760iuXV3
未読がいっぱいあったから聖志の人かと思ったよ…orz
690名無しさん@ピンキー:04/10/27 08:51:30 ID:uZR8ogFJ
そりゃまた失礼な発言だな。
浅香、真純、寧子だといかんのか。
691名無しさん@ピンキー:04/10/27 09:50:42 ID:DipfQxki
カプがどうとかじゃ無くて、SSとしての質が低い。
書き手の自己満足だけの使えないゴミならイラネ
692名無しさん@ピンキー:04/10/27 10:06:39 ID:p5NmtJR+
句読点は書いていればわかるようになります。がんばって。
693名無しさん@ピンキー:04/10/27 10:57:34 ID:OlYfSXTB
お前等もうちょっと寛大な心で見てやりなさいよ。
色々気になるところはあったがそこまでゴミというほどでもないと思うぞ。
694名無しさん@ピンキー:04/10/27 11:00:42 ID:a3KtIcVa
浅香と真純って誰なんだよぅ
695名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:13:37 ID:uZF/57/q
悪くなかったと思う。
ガンガレ
696名無しさん@ピンキー:04/10/27 16:16:22 ID:zBsB31Li
>>694
コバルト本誌に載った短編で出たキャラ。
697名無しさん@ピンキー:04/10/27 17:19:34 ID:Fj0cYygS
新潟中越地震の原因は、長雨で銀杏がぜんぶ落ちてしまって志摩子さんが暴れてるからだそうだ
698名無しさん@ピンキー:04/10/27 18:13:27 ID:1SLR8kXe
ところで、次のスレタイってどうなるのさ?  
699名無しさん@ピンキー:04/10/27 21:15:00 ID:bM5ppP/B
>>696
それ知らないから、俺も誰かわからなかったよ・・・
700名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:07:11 ID:Y4Vzm1kU
渋いキャラ選だなぁ
701名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:09:52 ID:5Y4TIJ0w
このカプは前にもあったんじゃないか?
>671の作品の出来はそんなに悪くないとは思う。

>>698
>>6が挙がってるがどうなのか?
702名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:55:09 ID:vT5O536W
>>671
おばさん同士のレズ行為みたいで萌えません。
703名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:57:08 ID:L7M0s1sk
>>702
だから光代やカレーを連想するのはやめろって!
704名無しさん@ピンキー:04/10/28 02:07:22 ID:rCJ36Gea
ちゃんとキャラ把握してから読めよ。
705名無しさん@ピンキー:04/10/28 05:31:14 ID:UU7pgYfk
>702
 漏れ美紀さんとお姉ちゃんのレズ想像して勃ったけど。
706名無しさん@ピンキー:04/10/28 12:13:50 ID:go2ns4IE
>>702
誰?
707名無しさん@ピンキー:04/10/28 12:14:23 ID:go2ns4IE
間違えた
>>705
誰?
708名無しさん@ピンキー:04/10/28 14:59:40 ID:AEe2kDjp
もしかして、祐巳のお母さんの名前?
あれってひらがなじゃなかったけ。
709名無しさん@ピンキー:04/10/28 16:39:08 ID:jsAojtuR
>>671
思ったんだけど最後に<了>つける人はSSサイトで限られている
文からして○○の○の中の人じゃないと思うけど。
710名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:21:06 ID:AkZ6F0u3
聖志ー
711名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:25:32 ID:6oFk7gsF
そろそろ今月も終わりだな。
712名無しさん@ピンキー:04/10/28 22:06:18 ID:b0JvK9Da
そりゃ28日ですから
713名無しさん@ピンキー:04/10/28 23:52:13 ID:IDwOqSDn
そろそろ黄薔薇革命の季節だろうか
714705:04/10/29 05:28:12 ID:iC4w2q1u
伊藤美紀大先生と、17歳の人。
715名無しさん@ピンキー:04/10/29 17:08:08 ID:CqIH9kPm
>>714
永遠の17歳の人か・・
716名無しさん@ピンキー:04/10/30 04:02:12 ID:bCi9dfzW
黄薔薇分不足してますので職人さんおながいします。
717名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:39:02 ID:gFXPesfb
投下します。
シリアス聖×志、メール欄はマフラー sageです。
718名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:39:17 ID:gFXPesfb
今年も秋が無かった。
もうずっと、いつからだか忘れたけれど、冬は唐突にやってくる。
そろそろコートやマフラーが必要かもしれない。

木枯らしがひゅるひゅると銀杏並木を吹き抜けていく。
身体の表面を撫でていく木枯らしはまるで青白くて、でも身体の芯にわだかまる塊のような火は赤くて、
寒くて熱くて、私は風邪をひいたのかもしれないと思う。
乾いたかさかさの唇は何か言えば剥がれてしまいそうだった。

そろそろ銀杏の季節も終わる。
だからなんとなく寂しいような気持ちになって体調が悪いのか、といわれればそんな気もして少し
おかしく思う。でも、自分の好きなものが去ってしまうのはやはり悲しくて寂しい。

昔からそういう風に自分と自分の関わることしか考えられない。
自分のことや、自分の置かれている環境や立場についてだけはいつも考えてしまう。私は自分や
その周囲についていつも不安を抱いてるのかもしれない。
どうして不安を抱かなければならないのだろう? 不安を抱いてしまう原因には、やはり自分には
人に当たり前にある誠実さが決定的に欠けていることがあるような気がした。取り繕ってばかりの私。

ああ、寒い。
けれど熱い。熱に倦んだ頭ではあまり明るいことを考えられそうになかった。
私はきっと風邪をひいている。
この熱病は神さまがお与えになった罰なのかもしれない。
こうして自分のことばかり考えて自分の感情に浸っているから。

でも、他人のことを考えよう、そう思って一番最初に浮かぶのは。
同級生の祐巳さん?由乃さん?
719名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:40:15 ID:gFXPesfb
いいえ。
一番に浮かぶのは。
一番に浮かぶのは、私とよく似たあの人。
きっと私は他人のことなんて真に考えられないのだろう。
手首に巻いたロザリオを確かめるように握りしめる。

握り締めながら……あの人のことを思い浮かべ、切実に「会いたい」と思う。
薔薇の館で殆ど毎日のように顔を合わせているのだからそんなことを思うのはおかしいのかも
しれないけれど。今、ここで、この瞬間、会いたかった。風船のように徐々に膨らんでいく暗い
粘性を持った感情をあの人に鎮めてほしかった。

俯いてそっと呟く。
「会いたい……」

「誰に?」

「お、お姉さま!?」
唐突に真横から聞こえた声に驚いて顔を向けると、そこにはいつものように悪戯っぽく笑う
お姉さまがいた。

「はい、お姉さまですよー」
「ど、どうしてここに……」
「どうしてって、ここはリリアン女学園の敷地じゃない。しかもその中でも志摩子のお気に入り
 の場所で、イコール私のお気に入りの場所。顔を合わせないのも不思議じゃない?」
「そうですけど……驚きました」
「ぼうっとしてるからだよ。……それより志摩子。リリアンの掟は知ってる?」
「掟……?」
720名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:40:58 ID:gFXPesfb
身につけていたマフラーをするするとほどきながら、目を閉じて妙にもったいぶりながらお姉さまは口を開く。
「スカートのプリーツは乱さないように。白いセーラーカラーはひるがえさないように……」

「その他諸々あって、今私が言いたいのは"誰かに呼びかけられたら振り向くときは身体ごと"、ね?」
「あ……申し訳ありません……」
「いえいえ。妹のしつけは姉の役目でございますから」
やっと向き直った私にお姉さまは冗談めかして返した。

「…………」
しばし、なんとなく向き合ってみつめあう。
二人の間をひゅるひゅると木枯らしが通り抜けた。お姉さまは少しだけ風が吹いてくる方向を目を細めながら
見、私の顔を再度みつめると口早に言った。
「寒くない?」
「あ、その、いえ……大丈夫です」
何故か内心に反してそう答えてしまった私に、お姉さまは少し困った表情になる。

「……お姉さまとしては正直に答えていただけるとありがたいんだけどなぁ」
所在なげな手に、多少わざとらしいほどくるくると弄ばれるマフラー。
マフラーから視線をあげ、目が合うと照れ隠しのようにお姉さまは笑みを形作る。私も思わず微笑んでいた。

「本当は……寒い、です」
「うむ、素直でよろしい。ではこれを進ぜよう」
お姉さまは嬉々として私の首にマフラーを巻いた。
少しきつく。

長くて大きくて分厚いマフラー。男性用なのかもしれない。ぐるぐると首から口許まで、私はお姉さまの
マフラーにすっかり包まれる。マフラーを巻くお姉さまの指が何度かおくれっ毛をくすぐって、私は思わず
上がりそうになった声を我慢しなければいけなかった。
721名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:41:52 ID:gFXPesfb
マフラーからはお姉さまのにおいがする。
私は、はあ、と故意に口で息を吐いてマフラーを暖かく湿らせた。
そうするとお姉さまのにおいを少しでも多く感じとれると思ったからだ。

「……暖かくなった?」
「はい」
マフラーの暖かさが寒さを和らげ、鼻に感じるお姉さまのにおいが身体の芯の熱さを拡散させてくれて
いる気がした。
見上げた私の瞳の色を読み取ったのか、お姉さまは満足そうな表情で片手を伸ばし、私の頬を撫でる。
「良かった。寒そうだったから」
優しく頬を撫でる手と優しく細められた目。寒さのせいなのか、なんだかよくわからないけれどその目は
少し潤んでいるように見える。もしかしたら私の目が潤んで視界が滲んだだけかもしれないけれど。
両手でマフラーをおさえ、しっかりと布地越しに息を吸い込む。

「お姉さま……お姉さまは、なんだか孫の手みたいですね」
「なに?そのたとえ」
「かゆいところに手が届くんです。……いつもいつも」
「ふーむ。実に志摩子らしい古式ゆかしい表現だね。ま、誉め言葉として受け取っておくよ」
皮肉めかして答えながらも、満更でもないといった様子でお姉さまは頬を撫でていた左手を今度は
ぺたり、ぺたり、と私の頬に柔らかく押し当てる。
それに応じるように私もタイミングを合わせて頬をその手に猫のように押し付けた。
ぺたり、ぺたりと触れたところから、じわり、じわりと暖かくなっていく。
大きくなりすぎていた芯の火も、ささやかに灯るような、しかし確かなものへ。

「志摩子の頬はすべすべだね」
「そ、そうですか?」
「うん、もっと触ってたい。……でも、これくらいでやめとく。私はちょっと寒くなってきたし」
「あ、ごめんなさい……」
離れていく手が名残惜しい。
722名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:42:26 ID:gFXPesfb
「じゃあ、薔薇の館にでも行く?」
「……いえ、もう少し。もう少しだけでいいですから、ここに居ませんか?」
珍しくわがままを言った私に目を丸くしながら、逡巡するようにお姉さまはぽりぽりと頬を掻いた。

「……そっか。それじゃ、もう少しだけ、ここにいようか」
「……はい。すみません、わがままを言ってしまって」
「私は大丈夫だから。気にしないで」
「はい」
「うん、じゃあ少し歩こう」

人気のない銀杏並木の中を肩を寄せ合ってさらに奥へと進んでいく。あの桜がある方向だ。
部活動に励む生徒らの喧騒が遠くなる。
かさかさと揺れる落ち葉の音ばかりが大きくなり、周囲の音が消えていくことはどこか秘密めいた、
現実離れした予感を抱かせる。
私がお姉さまの左手を握る力もお姉さまが私の右手を握り返す力も少しずつ強くなってきているような気がした。

お姉さまと二人で、この場所にいる。そのことは幸せだった。この瞬間を手放したくなかった。だからさっき
あんなわがままを言ってしまったのかもしれない。でもそうしてわがままを言った自分がなんだか惨めに
思えてきて、私は歩きながら俯いてしまう。そんな私の気持ちを察したのか、
「志摩子」
と、ゆっくりと立ち止まりながら呼びかけるお姉さま。
「大丈夫?やっぱり、その……寒いよね」
「いえ……私は大丈夫ですけど。マフラーをお返ししましょうか……?」
「ううん、違うんだ。それじゃあ私だけ暖かくなって、また志摩子が寒くなっちゃうよ。二人とも暖かくなる
 方法があるんだけど……試してみる?」
「……はい」
723名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:43:11 ID:gFXPesfb
私が首肯するとお姉さまは正面に向き直り、繋いでいた左手をほどいて私の背に回して硬く抱き締めた。
とくん、とくんと心臓が高鳴っていく。
「こうすると、ね?」
「はい……」
私も右手を回してお姉さまを抱き返す。
左手も右手と同じように背に回そうとすると、しかしそっとお姉さまの右手がそれを抑えた。

「片手、だけ……」
「…………」

私の左手とお姉さまの右手は力なく垂れ下がる。
しかしそれぞれのもう一方の回された手には精一杯に力を篭めて。
爪を立てかねないほどに。
硬く、強く、きつく、しっかりと、抱き合う

抱き合った形でお姉さまは首を預け、マフラーに顔を埋めて鼻を小さくすする。
私もお姉さまの白い首筋に鼻先を押し当てた。
さらに大きいマフラーに包まれているような感覚。
しかし今度は最初にマフラーに包まれたときのような安堵はもたらされず、次第に苦しさが募っていった。

胸のまんなかが回された腕の力に比例するようにきゅうきゅうと締められて喉を空気がうまく通らない。
片手しか回されないアンバランスな力の配分も苦しさを訴える。しかしその苦しさは、タイトに触れている
右半身よりも軽くしか触れていない左半身からもたらされた。

「おねえさま……。暖かいけれど、苦しいです……」
「うん、私も……」
724名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:43:47 ID:gFXPesfb
お姉さまは力を緩め頭を離す。
私も習ってそうして、再びお姉さまの顔が視界に入ったが、その顔には装うような苦笑が張り付いていた。
「あんまりいい方法じゃなかったね。……ごめんね」
今にも崩れそうな苦く苦しい笑みを繕おうとしたはずのその言葉は、逆に新たな綻びを穿ってしまったかの
ように彫像の顔を歪な形に変える。
それでも私から見たその表情はかろうじてではあるが、依然として笑みの形でありつづけた。

私はどこかその笑みに苛立つ。
お姉さまはどうしてこんな笑みを保とうと努力するのだろう。
私の心の中のどこかにある邪で酷薄な思考が、その笑みの下にあるものを思い浮かべる。
――自分と似たものが隠されているに違いないと想像している。

「お姉さま、」

このとき私は何を思っていたのだろう?
小さな子供が砂場で一生懸命作った山を壊したくなるような、明白な邪気と単純な無邪気が等分に
混ざり合ったような衝動が確かにあった。
お姉さまが作った砂の楼閣のような笑みを確かに打ち壊したいと思ってしまっていた。
砂で作ったものはいずれ風化してしまう。それならば、いっそ……。だなんて思ってしまう私は残酷な
人間なのかもしれない。
同時に残酷なことを思ったぶんだけ、自分を残酷に扱って欲しいのかもしれない。

ともかく、残酷な私は
「お姉さま、私、唇が乾いて……」
という誘いともとれる言葉を発していた。或いは残酷な結果がもたらされることも望んで。

「志摩子……?」
725名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:44:18 ID:gFXPesfb
判別できるかできないか微妙な程度で。
私は少しだけ唇を上向きに差し出す。
お姉さまの瞳に表れたありありとした動揺。その後の無の表情。垣間見た透明な感情。
崩れた苦笑の中から表れたそれらは、私の胸に甘やかな痺れをもたらす。強欲で残酷で軽薄な私が、
自分の中だけでなく、他人の中にも最も発見したい感情がそこにあった。
――ああ、やはり、この人は、私と。

……しかしそれは一瞬で取り払われ、お姉さまはまた苦笑いで取り繕った。
「孫の手、だもんね。わかった。でも、今日だけね……」

左手で私の後頭部を抑え、お姉さまは私の唇に唇を近づける。
そのときが来る瞬間を切望して目を閉じた私の上唇に柔らかい感触。
数度ついばむように触れ合い、ちろりと一度だけ、湿った舌が這う感覚。
それが終わると柔らかい感触は一度離れ、今度は下唇にだけ同じ行為が繰り返される。

上唇。
下唇。
上唇。
下唇。

交互に。丁寧に。優しく繊細に。
しかし決して同時に二つがあわされることはなく。
上唇。

私が意を決して更に、今度は明白に、唇を上向きに差し出しても。
決して同時に二つがあわされることはなく。
下唇。
726名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:45:01 ID:gFXPesfb
私が胸のなかで溢れる何かの衝動のために身体を押し付けてしまっても、膝をがくがくと震わせても、
片方の唇から交互に取り入れられる甘さに涙を流しそうになっても、
決して同時に二つがあわされることはなく!
上唇。

その行為はかなりの時間を要されて尽くされたにも関わらず。
決して同時に二つがあわされることはなく……。
下唇。

上唇、下唇。
片方ずつだけ愛撫されて、その行為は終わりを告げた。

「ん……」
「……あ」

「もう、大丈夫かな」
「……は……い」
甘やかな痺れが沈殿して痛みへと変わり、お腹の少し上に積もっていく。

顔を離して目を開けると、そこにはやはり苦笑を纏ったお姉さまがいた。
「ちょっと遅くなったけど、薔薇の館に行こうか」
「……いえ、私はもう今日は……」
「そっか」
「申し訳、ありません」
「いや、……こちらこそ。あ、そのマフラー、風邪ひくといけないから今日は貸したげるね」
「そんな、」
727名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:45:32 ID:gFXPesfb
要りませんとは言えなかった。
沈殿した痛みを燃料にして再び勢いを増す身体の中の赤い火。反動なのか荒れ狂っていくようにすら感じる。
しかし表面の寒さだけはマフラーで防がれてしまっているのだった。
そしてこのマフラーはお姉さまのもの。私はそれを要らないと言うことは決してできない。お姉さまの
ものならどのようなものでもたとえ少しの間だけでも欲しいと思ってしまう。手放したくない。マフラーを
両手できゅっと握り締める。

じゃあ、と言ってお姉さまは私を置いて背を向けて歩き出す。
表面の寒さは確かに防がれていて暖かい。
しかしそれが内面の火勢を強めていることに、遠ざかっていこうとする背中を見ながら初めて気付いた。さっきまで
感じていた表面の寒さは寒さでありながら、しかし寒さとして火勢を抑えていたのだ。今の私の内なる火は、ここで
お姉さまに会う前よりも確かに遥かに勢いを増していた。

たまらず私は声を張り上げる。
「お姉さま!」
お姉さまはぴくりと肩を震わせて立ち止まった。

「お姉さまッ」
駆け寄って、後ろから抱き締めた。
硬く、強く、きつく、しっかりと。
今度は両手で。

「志摩子……」
当惑に上ずった声で私の名前を呼びながら、首だけ中途半端にこちらに向けるお姉さま。
しかし今の私はその中途半端さを看過することができない。

「お姉さま、振り向くときは……」
言葉が終わらないうちに私の意を察したのかお姉さまは身体もこちらへ向けた。
さらに両手に力をこめ、ぴたりと合わさるように抱き締める。
硬く、強く、きつく、しっかりと。
728名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:46:06 ID:gFXPesfb
「ちょっと、志摩子、痛いよ……。離し……ッ!?」
紡がれる言葉を断つように私は唇をお姉さまの唇に押し付けた。

「ん……」
「ぅんッ……!」
問答無用で上唇も下唇もピタリと合わせる。
お姉さまは動こうとはしなかったけれど、それでも私は、動けないように頭を右手で抑え左手で肩を
掻き抱きいていた。

どれくらいの間そうしていただろうか。
私は私の中でいよいよ燃え盛る赤い火の欲求に従うまま、舌を少しだけ差し出した。
舌が唇にふれ、その中に割って入り、歯茎をくすぐってもお姉さまは僅かに身体を震わせただけで
されるがままに行為を受け容れていた。
明白な拒否がないことに調子付いた私はお姉さまを拘束する手を一時緩め、マフラーを解く。
そして二人の首を繋いで包むようにぐるぐると巻きつけていった。

巻きつけ終わると再度、自分より少し大柄なその身体を強く両手で抱き締める。
「……離しません」
「志摩子、ダメだよ……」
そう言いながらも、お姉さまは柔らかく弱くではあるが、私の身体を抱いてくれた。
両手で。

「今日だけ、今日だけ……だよ」
自分に言い聞かせるようにお姉さまは呟き、透明な表情で色のない視線をこちらに向ける。
「…………」
私は答えずに目を閉じ、唇を再びただ差し出した。
729名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:46:40 ID:gFXPesfb
三度目になる口付け。両唇に同時に伝わる感触。
今度はお姉さまのほうが舌を侵入させてきた。
「んっく……」
再びあの甘やかな痺れが胸を満たしていく。
ざわざわとしたおぞましいまでの高揚感はまるで無数の小さな虫が血管を這いまわるように
全身に広がっていく。

私のほうからも舌を絡めた。
銀杏並木のかさかさと枯葉が鳴る音よりはるかに大きな水音が私の耳に響く。
とにかく手放したくなかった。
絶対に手放したくなかった。
無数の小さな虫たちが私のその強い思いを食むように、またそれによってさらに強い思いを生み出すように、
繋がっている人物ともっと触れ合うことを望む。無数の羽虫が集うと空は黒く染まる。私のただ一つの火が
燃えているだけの空虚な内面はそれによって黒く染まり、その黒がどんどん燃える赤の中に飛び込んでいく。
火はますます勢いを強め、同時にその赤い光は私がいつも隅に追いやって見ないようにしていたさまざまな
ものを照らし出すのだった。
偽りの空虚・透明。その中に隠されたもの。独占し、独占されたいという欲望。
私はそれを見、また見てほしくて、口付けに熱をこもらせた。

「ん……はっ」
長く続いた口付けの末、音をあげてさきに唇を離したのはお姉さまのほうだった。
「ッ……志摩……」
「お姉さま、もっと」
「んく……」

四度目。
もう唇だけではなく全身を押し当てた。
舌を絡め絡められるのに合わせて腰がゆるゆるとうねってしまうのを感じる。
でも私はそれを抑えようとは全く思わなかった。
押し付けて、押し付けて、押し付ける。
730名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:47:32 ID:gFXPesfb
最初は柔らかかったお姉さまの抱擁も私に応えるように次第に力を増していた。
「ぁうッ……」
一度、ぎゅっと勢いをつけるように痛いほど抱き締めたかと思うとその両手は離れ、胸と下腹に
それぞれ移動する。
「ひあっ!」
最初の頃の抱擁な遠慮がちな優しさとは対照的に、思いのほかに強い力が私の胸を捏ねた。
「うっ、く、あ、あ……」
思わず耐えるように首を引いた私だったが、お姉さまはそれを追いかけて唇を離さない。

「ぅあ、あ、ん……む」
ぐるぐると荒い円を描くように刺激される右胸。人差し指と中指の間に挟まれた先端も服の上から
ではあるが強く摘まれていた。

「志摩子が悪いんだからね……」

一旦唇を離してそう宣言するお姉さま。
その瞳にはきっと私の内面のそれと同じ性質を持っているのであろう火が燃え盛っている。
「はい、私が悪いんです……」
私は殆ど感激・感動ともいえる歓喜でその宣言を受け容れた。
「…………」
私の発言を受けてお姉さまの瞳の火はそこに映っている私を焼きつくすように燃えさかり、いまや
炎とさえいえるものへと変容していこうとしている。
731名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:49:57 ID:gFXPesfb
「続ける」
返答を要さない言葉を放ち、お姉さまは再び私に口付けた。
「ああ、ん、んむ……ッ、はぁっ!」
さらに荒々しく弄ばれる胸とその先端。
そして今度はさっきまで下腹や太股を撫でているだけだった手がついにその奥に達する。
「く……ぁ!」
手が制服をまくりあげ、下着を少しずりさげ、何本かのそろえられた指が私のそこを荒々しくかき混ぜた。
羞恥を誘う水温が口と下腹と、両方から聞こえてくる。
私の形がわからなくなるほどの乱暴さと怒りを持ちながら指は強く押し付けられ、そのなかでも
一番太くて長い指が中への侵入を試みた。

「ふあッ……い、た……」
初めての行為に身体が戸惑い、侵入を拒む。しかし指は執拗に乱暴に中に入ろうとする。私の精神も指に
賛同するように、自らの意志と合致しない身体をもどかしく感じていた。
少しでも受け容れやすくするために脚を広げ腰をくねらせる。
「……志摩子はインランだね」
そんな私の行為に嗜虐の炎をともらせた目を皮肉げに、しかしどこか満足げに細めるお姉さま。
指にさらに力がこもる。

「ん……、やっ、ああ、あああ!」
そして指がついに私に割って入ってきたとき、内面の火が全てを焼き尽くすように激しく燃え上がった。
「はあ、ああ、ああ、ああッ!」
あくまで乱暴に、酷く、酷く、指は動かされる。しかしその酷薄な動きに確かに階段をのぼらされている自分がいた。
「あああッ……!」
腰を指に押し付けるように突き出し膝を震わせながら、私は果てた。

732名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:50:31 ID:gFXPesfb
自身の体重を支えきれずにかくんと膝をつくと、首が繋がれているお姉さまも合わせて腰をおろす。
「はぁ、はぁ、はぁ、は……」
荒い息を整える私の頭と頬を優しく両手で撫でながらお姉さまは再び宣言した。

「志摩子が悪いんだからね」

「は……い」
「このマフラーはあげる」
「はい……」
「今日だけ、っていう言葉は忘れて。明日から絶対、そのマフラーをしてきてね」
「…………」
「明日から……暖かくなるまで。春が来るまで。絶対、ずっと、そのマフラーをして学校に来るんだよ」
「……はい」
「じゃあ、息が整ったら一緒に帰ろうか」


帰り道は暗くてお互いの表情はよく見えなかった。
家に帰ってマフラーに顔を伏せるとお姉さまのにおいがした。
私はそれを強く首に巻きつけて鏡の前に立つ。
もはや所有の証となったそれは、酷くアンバランスに、しかし誂えたように私の姿に馴染んでいた。
733名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:50:52 ID:gFXPesfb
以上です。
読んでくださった方は、ありがとうございました。
734名無しさん@ピンキー:04/10/30 16:02:55 ID:mGFyAfjo
乙。
GJ。
735名無しさん@ピンキー:04/10/30 16:09:09 ID:hRqLSUxn
>>733
うむ、この原作の風味を損ねることなく使った濃厚な百合に、あえて原作から一歩踏み出した微エロが
絶妙なバランスで添えられて、まったりとしてそれでいてしつこくない芳醇な萌えを生み出している。

  う  −  ま  −  い  −  ぞォォォ
736名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:21:40 ID:VVBN6z6a
>>733 GJ

偶には紅薔薇姉妹の砂を吐きたくなるような甘いエロが読みたいついこのごろ。
737名無しさん@ピンキー:04/10/30 21:38:25 ID:vYZsbJzj
おまえさんは甘いえろで砂を吐くのかい?
738名無しさん@ピンキー:04/10/30 23:54:59 ID:f3SuxfZt
>>733
イイヨイイヨー!聖志は供給率少ないから、今後ももっともっと書いてほしいかも。
739名無しさん@ピンキー:04/10/31 03:48:05 ID:PsRbyFKg
>>736
貝?
740名無しさん@ピンキー:04/10/31 07:27:10 ID:TbUFFKk7
>>733
あなたの作品は全部好きです。GJでした!
741名無しさん@ピンキー:04/10/31 14:27:21 ID:rO8E+ryc
>>733
GJ
GJ
GJ
742名無しさん@ピンキー:04/10/31 16:33:42 ID:hRAeUTHQ
>>733
いい、いいよ、たまらないよ…!最高だあんた。
また是非聖志でおながいします。
743名無しさん@ピンキー:04/11/01 00:28:35 ID:kmORQ+JH
聖志キタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n'∀')η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・* !!!!!
744 ◆HaaG.oeF2w :04/11/01 02:31:44 ID:VSPkaLVA
ちょっと遅くなりましたが投下します

>>532-536の続き
聖×志
NGワードは講堂
745My eyes on you:04/11/01 02:33:37 ID:VSPkaLVA

講堂に人気はなく、しんと静まり返っている。
風がない分、外よりは大分暖かかった。

聖はやや強引とも思える動きで志摩子を壁に押し付け体の自由を奪った。
こうなる事を予想していたのか、志摩子は抵抗する事も無く聖の行動を受け入れる。
「……少しは抵抗してくれた方がそそるのに」
耳元に唇を寄せ小さく囁く聖に、志摩子は一瞬驚いたような表情を見せた。
少し俯き加減に、消え入るような声ですみませんと呟く志摩子に、
聖も今のは少し不用意な発言だったと思い苦笑する。
「冗談。志摩子は少し真面目すぎるよ」
「……すみま……んっ…んふ…」
再び謝ろうとした志摩子を、聖は口付けて遮った。
下唇を甘咬みすると、鼻に掛かった志摩子の吐息が洩れだし、
聖の理性を焼き切っていく。
心の奥底から突き上げるように押し寄せてくる訳の解らない衝動に任せ
聖は志摩子の柔らかい唇の感触をただひたすら求めた。
志摩子の口内に舌を差し入れ、確かめるように舌先で探る。
おそるおそるといった感じに差し出される志摩子の舌に、聖は自らの舌を絡めた。
「……んっ…んふっ……」
唾液の混じり合うピチャピチャという音と、志摩子が洩らす吐息だけが、
静まり返った講堂内に響く。
聖は志摩子の体を押さえ付けていた手を放し、うっすらと紅潮した頬に添えた。
唾液を押し込み、絡めていた舌を解放し唇を離す。
名残惜しげに伝う白糸を見つめ、聖はもう一度唇を軽く志摩子と触れ合わせた。
746My eyes on you:04/11/01 02:34:42 ID:VSPkaLVA

深い口付けの余韻からか、志摩子は少し定まらぬ視点で聖を見つめる。
聖は微笑むと、頬に添えた手で志摩子の顔を少し上に向かせ、首筋に唇を這わせた。
聖の唇が伝う所が熱を持ち始め、志摩子は思わず身を捩る。
空いている方の手で聖は志摩子のタイを解き、体を固定するように抱き締め、
首筋から今度は柔らかい耳朶に唇を這わせた。
「……っ……」
聖の舌先による愛撫に、志摩子は吐息を押し殺し、体を固くさせる。
「……志摩子……もっと楽にして?」
耳元で囁き、聖は志摩子の制服のファスナーに手を掛けた。
ゆっくりと下げおろしていくと、それに気付いた志摩子が堪らずに口を開く。
「……お…お姉さま、あ…あの……」
「……嫌?」
「いえ……、でも……」
制服を脱がされる事に抵抗があるのか、志摩子は少し言葉を濁した。
「……嫌なの?」
もう一度、今度は少し口調強めにして聖は志摩子に囁く。
「そんなっ……そんな事……無い…です」
慌てたように首を振り答える志摩子に、次の言葉を言わせたくなくて、
聖は体ごと押し付けるように再び口付け、志摩子のスカートを掴んだ。
そのまま捲り上げるように、ワンピースの制服を上半身まで持ち上げる。
聖は、もう観念したのかされるままになっている志摩子から唇を離し、
両腕を上げさせ制服を脱がせた。
下着姿にされた志摩子は、少し寒そうに見える。
聖は志摩子を抱き締め、背中に手を回してホックを外すと、
するりとブラを抜き取った。
747My eyes on you:04/11/01 02:35:36 ID:VSPkaLVA

あらわになった白い双丘、その頂きにある桃色の蕾、わずかに乱れ始めた吐息。
志摩子の何もかもがいとおしく感じて、聖は志摩子を強く抱き締めた。
「……寒くない?」
「……少し。でも、お姉さまは暖かいです」
「……そう?」
志摩子の答えに聖は微笑むと、抱き合った形のまま、脱がした制服の上に
志摩子を横たえさせた。
「おっと……」
その際に少し勢いがついた所為で、聖の頭が志摩子の胸の辺りにぶつかる。
志摩子は何も言わずそのまま聖の頭に両腕を回し、その胸に掻きいだいた。

志摩子の乳房に顔を埋める形になった聖は、柔らかな丘に頬を擦りつける。
横を向き志摩子の胸に耳を押し当て、聖は静かに目を閉じた。
静寂と暗闇が支配する世界で、志摩子の暖かな体温と優しく響く心音だけが
聖を包む全てだった。

ただ、視界の端に志摩子を入れておきたかった。
ずっと見つめていたかった。
銀杏の木の下で佇んでいる志摩子を、一体どれくらいの間見ていたのだろうか。
近くで木の葉にじゃれついていたゴロンタが、自分に気付いて駆け寄ってくるまで、
身じろぎもせずただずっと志摩子を見つめていた。

ただ、見ていたかった。それ以上は望まなかった。
望まなかった筈なのに。

目を閉じたまま、聖は自嘲気味な笑いを洩らした。
748My eyes on you:04/11/01 02:37:10 ID:VSPkaLVA

不意に、聖の頬に何かひんやりと冷たいものが触れる。
それが志摩子の指先だと気付くのに、少し時間がかかった。
聖は目を開け、頬の上の志摩子の手を自らの手のひらで包み込んだ。
白い指先にそっと口付け、口に含み、舌を這わす。
唾液に濡れた指先を口から出すと、聖はその指を志摩子の胸の頂きに触れさせた。
「……あっ…」
思いがけない刺激に、志摩子は小さく声を上げる。
自らの指先で自分の身体を触らされ、羞恥心が煽られたのか、
志摩子の頬が紅潮していく。
聖は志摩子の手を掴んだまま、その指先で胸の辺りをゆっくりとなぞった。
柔らかな丘に円を描くように、乳輪の周りを何度もなぞらせる。
指先は、決して敏感な頂きに触れさせず、ギリギリの所で離す事を繰り返した。

触れそうで触れない、望む快感が得られそうで得られない事に、
志摩子は自分が聖に焦らされているのだと気付く。
指先を少し曲げれば、きっと最も敏感な頂きに触れる事が出来るだろう。
だが、自分でそうしてしまっていいものかと、志摩子は混乱する頭で考えた。
再び指先が乳輪をなぞる。
志摩子はぎゅっと目を瞑り、指先が触れるのを待ったが、
やはり聖は頂きには触れさせなかった。
「……あ、あの……」
「……自分で触る?」
堪らずに声を上げた志摩子は、聖の言葉に思わず固まる。
「……お…お姉さま?」
「……それともこのままがいい?」
「いえ……あっ…その……」
しどろもどろになってしまった志摩子を見て、聖は薄く笑みを見せた。
749My eyes on you:04/11/01 02:38:03 ID:VSPkaLVA

「……じゃあ自分で触って」
聖はそう言うと、志摩子の手を放した。
志摩子はどうしていいか分からずに、困ったようにただ聖の顔を見つめる。
聖は一度だけ志摩子の胸の頂きに舌を這わせた。
「……んっ……ぁ」
突然やってきた感覚に、志摩子の身体が跳ねる。
焦らされ続けていたせいか、より強く甘い快感が志摩子を襲う。
「……あとは自分で触る、いい?」
囁いて聖は志摩子の手を胸に置き、胸元から脇腹の方に唇を這わせた。
言われた通りに、志摩子は自らの指先でぎこちなく胸の頂きにある蕾に触れる。
「……んっ…ふっ……」
鼻にかかった志摩子の吐息を聞きながら、聖は脇腹からさらに下へ唇を這わせた。
もじもじと腰を動かす志摩子に構わず、ショーツに手を掛け、ゆっくり引き下ろす。
股布と秘所との間に、透明な粘性を持った糸が架かった。
聖は志摩子の両足を掴み開かせると、太股に唇を落とす。
そしてゆっくりと上に向かって移動させていく。
湿り気に満ちたその場所へ、舌を這わせた。
「……あっ、…んっ…ふっ」
志摩子の太股が聖の頭を挟みつけたが、聖は構わずそのまま舌を這わす。
複雑な構造の一つ一つを確かめるように、聖の舌が蠢く。
あふれる蜜をすくい取り、舌先で陰核を強く撫で回した。
「……あっ…んっ…あっ…」
快感に堪えかね、志摩子が激しく身体を捩る。
聖はさらに強く舌先で弄り、志摩子は必死に声を押さえようとして
苦しげな吐息を洩らした。
750My eyes on you:04/11/01 02:38:52 ID:VSPkaLVA

「……んっ…、お……お姉……さま、私……もう……んっ」
絶頂が近いのか、志摩子の喘ぎがより苦しげになる。
すくいきれなくなった志摩子の蜜が、聖の口元から溢れ、零れる。
舌先を固くし、掻き混ぜるように蠢かせ、さらに陰核を擦り上げると、
志摩子は身体を仰け反らせた。
「……あ…あっ…ふっ…んっ…んんっ……」
痙攣するように何度も身体をビクつかせ、志摩子は果てた。
聖の目の前で、ヒクヒクと志摩子の秘所が震え、粘性の高い蜜が溢れだす。

聖は体を起こすと、荒く息を吐く志摩子に口付けた。
聖に残る自らの蜜の味に、志摩子は少し戸惑う様子を見せたが、
すぐに応えるように聖の舌を受け入れた。


日は陰り始め、重なる二人の影はがらんとした講堂に長く伸びる。

しばらくの間、聖はただ黙って志摩子を抱き締めていた。
互いの想いを言葉にする必要などないように思えた。
聖にとって、今はただ、二人の温もりだけでよかった。それだけが全てだった。
志摩子もそう思っているはずだ。そう思っていて欲しかった。

自分の身体に回された志摩子の腕に、わずかに力が籠もった気がして、
聖は微かに笑みを洩らした。

751My eyes on you:04/11/01 02:39:43 ID:VSPkaLVA


翌日も、空はきれいに晴れていた。
昨日と同じように、志摩子は銀杏の木々をみつめる。
秋風に舞う落ち葉は、見た目には昨日と変わり無いが、
確実にその量を増しているはずだった。

皺になってしまった制服は、もうクリーニングに出した。
休み時間に、移動教室ですれ違った志摩子のお姉さまは、
いつもと変わらない優しい微笑みを志摩子に向けてくれた。

距離が近づいたと感じるたび、胸が微かにざわつくのは何故だろう、と志摩子は思う。

不意に聞こえたカサカサという音に、志摩子は物思いから引き戻される。

志摩子の目の端に、トコトコと歩く暗い色のトラ猫の姿が映った。
「……ゴロンタ」
呼び掛ける志摩子の声に、トラ猫は立ち止まり振り返る。
暫く志摩子を見ていたトラ猫は一声にゃあと鳴くと、佇む志摩子をその場に残し、
生い茂る植え込みの中へと消えていった。


752 ◆HaaG.oeF2w :04/11/01 02:42:51 ID:VSPkaLVA
本当は日付が変わる直前に落とそうと思ってたけど
うっかり寝過ごしましたorz

じゃそのうちまた
753名無しさん@ピンキー:04/11/01 02:45:09 ID:5a2G86AN
リアルタイムでGJ!
イイ!
754名無しさん@ピンキー:04/11/01 02:49:16 ID:z2vsKwif
同じくリアルタイムで読ませて頂きました。
深夜に投下お疲れ様。GJ。
755名無しさん@ピンキー:04/11/01 08:56:54 ID:LMbU4HMr
>>733 GJ。
>>736 奇遇ですな。
756名無しさん@ピンキー:04/11/01 10:49:34 ID:Miu2dPNR
>>752
待ってた甲斐があったよ・゚・(ノД`)・゚・
GJ!!
757名無しさん@ピンキー:04/11/01 12:15:07 ID:4ffvwOr+
チンチン立ってきた
758名無しさん@ピンキー:04/11/01 17:16:17 ID:KPCi1Hxm
「エロいな」

「あぁ、白だからな」

「白じゃあ、仕方ないな( ´∀`)」
759名無しさん@ピンキー:04/11/02 13:59:05 ID:1WWRkcpG
最近人減ったかな、このスレ
760名無しさん@ピンキー:04/11/02 15:00:14 ID:ovcZPkpS
黄薔薇の人〜いないんですかー
黄色い薔薇の続きを!!!!!
761名無しさん@ピンキー:04/11/02 15:24:27 ID:vSMXn9Hf
最新刊がトドメになってSSを含めてマリみて離れができた。
長い間楽しませてくれたズレと職人さん達にも感謝。
762名無しさん@ピンキー:04/11/02 15:46:25 ID:xOA1yBLQ
原作自体がどんどん二次創作化してるからなあ。
763名無しさん@ピンキー:04/11/02 16:56:15 ID:9ny4/6gq
>>761
ノシ
最近はラノベスレもアニメスレも全く覗いてないが、最新刊の叩かれ様は容易に想像できる。
764名無しさん@ピンキー:04/11/02 20:08:33 ID:lDppguXI
>>752
やっぱり聖志はイイナw
765名無しさん@ピンキー:04/11/03 02:02:47 ID:b/svm8pH
聖志ブームだねえ。イイヨイイヨー

最新刊は祐巳総受け好きとか瞳子派とか聖蓉者には中々たまらん話なのかもしれん。
それ以外の人にはアレだと思うが・・・・。
766名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:06:35 ID:TxcJ0/uZ
聖志は豊作だなw

おれは聖蓉派だが問題解決のためだけに出されたみたいでいやだった。
最新刊ははっきり言ってクソだ。
767名無しさん@ピンキー:04/11/03 14:10:18 ID:ggod+mhJ
文句を言いながらもここから離れられない君らに乾杯。
768名無しさん@ピンキー:04/11/03 14:37:41 ID:6N5HGe0P
聖さまにけしかけられたゴロンタが志摩子さんのプリーツをかき分け、
カリカリと。ざらざらと。志摩子さんぬるぬるだよ志摩子さんになる。

話がキポンなゴロンタファンの漏れ。
769名無しさん@ピンキー:04/11/03 16:47:53 ID:GJCF9x6s
素直に志摩子ファンだって言おうよ。
770名無しさん@ピンキー:04/11/04 02:10:44 ID:5lgD9pfO
>>546
亀レスだがGJ!!
もし15のときに柏木にレイープされたのが祥子じゃなくて祐巳だたら、
柏木はフォモじゃなくてょぅι゙ょ体型ハァハァな人になったんだろうか。
そんな柏木はイヤだが。
771名無しさん@ピンキー:04/11/04 21:07:46 ID:rM73jzwg
>>770
氏ね
772名無しさん@ピンキー:04/11/06 10:55:23 ID:FPeqMHaN
職人さん来て下さい…
773名無しさん@ピンキー:04/11/07 00:55:25 ID:jXIV0WUj
もうつかれたょ
774名無しさん@ピンキー:04/11/07 13:50:42 ID:pdDua+Ye
疲れたのかょ
775名無しさん@ピンキー :04/11/07 15:35:56 ID:kxLLa1Er
いや、どちらかと言うと憑かれてる。
776名無しさん@ピンキー:04/11/08 22:55:09 ID:WRVx6CkO
やっつけ&てきとーだがROMの作品をまとめて
保管庫のうPロダに上げようと思うんだが
#15のエロソレッラ!がダット落ちで見れない
(うPロダに上がってる分には入れ忘れか、ない)
誰かログ持ってたらくれ
777776:04/11/08 23:10:09 ID:WRVx6CkO
>>7
を見落としてた。すいません。
778名無しさん@ピンキー:04/11/08 23:28:38 ID:3sQLGfZF
>>776
待っとるよ。
カプごとに見やすかったりすると嬉しい、
てどんな形式でまとめてくれるのかはしらんけど。期待してる。
779776:04/11/09 04:51:09 ID:yOgusZhp
>>778
無茶言わんでくれ…と言いたいがやってうpしました。
疲れた。眠い。
誤字脱字あると思う申し訳ない。
どなたかもっとわかりやすく作り直してくれると嬉しい。
780名無しさん@ピンキー:04/11/09 17:52:12 ID:WNcASunM
>>800
天命を持って主上にお迎えする。
 これより後、詔命に背かず、御前を離れず、
 _| ̄|○    忠誠を誓うと誓約申し上げる…
781名無しさん@ピンキー:04/11/09 18:52:12 ID:eoOW/lUn
おお!いい流れだぞ!
びっくりした!
ガンガッテ>>776でも無理はするなよ!
782名無しさん@ピンキー:04/11/09 19:20:01 ID:eT2753Iy
>>779
一日でやるとは、すごいな。
俺はあんたを尊敬するよ!
783名無しさん@ピンキー:04/11/10 00:50:40 ID:4Tn/bO8/
>>779
乙!
すげぇなアンタ。。。

>>780
十二国記かょ(笑)
784名無しさん@ピンキー:04/11/10 04:17:20 ID:BeWm8SOL
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!今更ながら気付いたよ
葉月の声優って能登麻巳子だったんだな

葉月と成恵と志摩子がベッドでオナニー!

ヘッドフォンにアイマスク液晶TVを装着して、
初美のオシッコやウンコの音を何度もリピートしながら、
アイマスクには初美のあそこが毛穴が見えるほどにドアップで

右手で自分のオッパイを揉んで、左手でクリトリスを擦る能登麻巳子に(;´Д`)ハァハァ
785名無しさん@ピンキー:04/11/10 06:23:13 ID:dwUgg6V0
AGEながら訴える事カ・・・?
786名無しさん@ピンキー:04/11/10 07:39:31 ID:4QZxtB4N
能登麻美子。
787名無しさん@ピンキー:04/11/10 08:38:28 ID:EBi3J0bm
成恵とヤミ帽のスレにもコピペしてるし
788名無しさん@ピンキー:04/11/10 22:03:41 ID:f4UQis1R
>>776
おお…ホントにまとめてくれるとは。
GJ!!
789名無しさん@ピンキー:04/11/10 23:02:27 ID:HDCqYhvk
>>776
乙です。GJ!!

お蔭様で気になっていたSSの続きが読めました。
ありがとうございます。
790名無しさん@ピンキー:04/11/11 00:09:34 ID:xuEj3dVa
後はSS部分だけを抜き出して、辿れるようになれば完璧だな。
保管庫みたくスレに順じた細切れじゃなく、まとめて読めると最高なんだが。
…て贅沢言い過ぎですね、すみません。
791名無しさん@ピンキー:04/11/11 02:10:52 ID:q96bsw+T
>>790
感謝の気持ちを大切に(´・ω・`)
792名無しさん@ピンキー:04/11/11 02:45:03 ID:OKkDSZCb
>>787
それだけ嬉しかったんだろう。発見したときの784の心の喜びがわかる気がする。
793名無しさん@ピンキー:04/11/11 09:38:31 ID:vdXy2c7P
>>776がまとめてくれたところで
夏の夜の夢と黄色い薔薇の続きお願いいたします>作者様
794名無しさん@ピンキー:04/11/12 01:21:47 ID:FZex5imx
すでに忘れてます
795名無しさん@ピンキー:04/11/12 04:26:16 ID:LE6cWc/U
まあ黄色い薔薇は無理だろうな・・・・。

未完ってどんくらいあるんだろう・・・。
796名無しさん@ピンキー:04/11/12 15:18:39 ID:DEu4ODg7
作者がいないなら誰かが続き作ってくれよ。
なんで両方ともいいところで終わってんだよ…_| ̄|○
797名無しさん@ピンキー:04/11/12 15:31:52 ID:gj1dp5iT
いいところで終わるっていうのはさ、
大抵の場合そこが作者の「書きたいところ」であったから。
だからまあそれ以降は蛇足になったり考えられなかったり気力がわかなかったりするんだろうね、作者が。
798名無しさん@ピンキー:04/11/12 15:38:28 ID:Q7XhHAMN
たまには馬鹿っぽいのとかシリアスでない軽いのも読みたいなとか言ってみる。
先々代白薔薇さまが酔って酔わせて聖さま受けきヴぉんぬ
799名無しさん@ピンキー:04/11/12 18:26:53 ID:4v3W1B/M
>>798
むしろおまいが書いてくれ。
800名無しさん@ピンキー:04/11/12 20:58:03 ID:YcXk0cOT
800ゲトッ!
801名無しさん@ピンキー:04/11/12 21:17:49 ID:o1qYy3Hl
801ゲトー。薔薇の貴公子と呼んでくれ。
とりあえず職人さんの降臨キボンヌ。
802名無しさん@ピンキー:04/11/12 22:13:28 ID:t06Bstb4
>>801
祐麒ゲットオメ
803名無しさん@ピンキー:04/11/13 01:27:18 ID:/hxxKdFd
すまんが携帯から保管庫って行けるのか行けるなら行きかた教えて下さい
804名無しさん@ピンキー:04/11/13 02:44:25 ID:REFdQF9E
>>801
やおいゲトで職人を呼ぶなぁっ!
805名無しさん@ピンキー:04/11/14 01:03:21 ID:8XKf/EZ8
まったりしてるね
806名無しさん@ピンキー:04/11/14 03:02:06 ID:9nQEMl5K
っていうか廃れているよね・・・。
807名無しさん@ピンキー:04/11/14 22:30:31 ID:slNd4X4f
マリみて自体が衰退してますから。
808名無しさん@ピンキー:04/11/15 00:58:30 ID:9MGNiscb
てめーBAKOり殺すぞ!ワレメ女〜!!
ああ〜ハメハメ 後ろからはがいじめにして
ズブブブの ドピュ ドクンドクンだ!
わかったか蓉子!

うわ〜〜〜〜しゃがれた色っぽい声!!
尺八して苦いモノ飲み過ぎてノド痛めたんでしょ?
デコちん!

げへへへへ エエ体してまんな 聖ちゃん
根本までしゃぶりつく 力の入ったフェラチオしてくまへんか?!
おっとパンスト姿がまたたまりまへんな
思わず青スジ。

令ちゃん ね ね そこの影でバスボン バスボン
やりたい放題 やられたい放題 交尾しよ?
きみのモリマン気に入っちゃたんだ♥
オレの黒ナマコ 肉壷にくわえ込んだら 尻肉をうち震わせて
アヘアヘ とち狂わせてやるぜぃ!

かー なんて汚い口きく オメコ女なんだ
てめぇ ザーメンで歯磨きしてるんだろ〜!
親にもらったその体とワレメドテマンが泣くぜ
おおお〜!由乃ちゃん

志摩子ちゃん そんな男よりボクちんと タワシにソリ入れて、
くっきり縦線の世界で 性器末的性春を楽しまないかーい!

志摩子「大陰唇パークパク 小陰唇ヒークヒク」
809名無しさん@ピンキー:04/11/15 02:33:20 ID:Jxxia0Kv
>>600―650
>>651─700
810名無しさん@ピンキー:04/11/15 09:56:49 ID:xn2vpjWk
マリみても、もはや消費されつくした感があるな。
ブームも終わったし、これからはマターリと楽しもう、、、
肝心の本編がダメダメになってるよorz
811名無しさん@ピンキー:04/11/15 13:01:56 ID:lN+HebEF
>令ちゃん ね ね そこの影でバスボン バスボン
やりたい放題 やられたい放題 交尾しよ?

あ、元ネタなんだっけ? う〜ん思い出せない。
喉まででかかっているんだけど。
なんだったかな〜。
812名無しさん@ピンキー:04/11/15 13:18:24 ID:JAdoNRaK
遊人のAngel
813名無しさん@ピンキー:04/11/15 16:11:14 ID:kA+pAChv
ブームが終わってこそ、
にわかでないマジファンが飛躍するとき
814名無しさん@ピンキー:04/11/15 16:33:44 ID:hhEH5xnV
つっても、本編があの有様では、飛躍どころか情熱を維持するのがせいいっぱいです
815名無しさん@ピンキー:04/11/15 17:59:54 ID:rPmf5Gg9
取り敢えずは冬コミに期待…
ここのの職人サークル受かったっぽいし
816名無しさん@ピンキー:04/11/15 18:00:43 ID:3yqO05nf
アニメ始まって変な香具師が押し寄せて、マジもんのファンが去っていったからでしょ。
817名無しさん@ピンキー:04/11/15 18:51:58 ID:oakeegAV
何よりも作者のモチベーションが(ry
818名無しさん@ピンキー:04/11/15 19:17:31 ID:Y0zdzd1Q
>>816
このスレの雰囲気もあったとおもわれ、
あれじゃ同じ人が何度も書きたいと思えないだろ。
819名無しさん@ピンキー:04/11/15 19:27:22 ID:/KZwgZzO
ラノベ板のスレって夜中には上手く機能してるんだけど、
夕方あたりの住人が話題変えちゃうのがなぁ。
820名無しさん@ピンキー:04/11/15 21:19:57 ID:PpykSr/R
ねぇねぇ。最近祥×祐が少ないよね。最近ていうかずっと?なんでだ!
王道だし一番人気なんじゃないのか。白め!
821名無しさん@ピンキー:04/11/15 22:32:27 ID:VUX4AQ8W
これだから祐巳ヲタは。
822名無しさん@ピンキー:04/11/15 23:15:34 ID:l9CVVRLA
今日からマリみてファンを卒業して
明日からマリみて儲になります。
823名無しさん@ピンキー:04/11/15 23:42:05 ID:VfXdiVmU
>>820
書き尽くした感があるから仕方ないだろう。
白のせいにしなくてもいいんじゃないか?
824名無しさん@ピンキー:04/11/16 01:00:17 ID:c3J3KPqD
書く側としても「何をわざわざ今更」的な感がある>祥祐
825名無しさん@ピンキー:04/11/16 01:02:48 ID:SCS5tsZK
別に書きたいもの書いてくれていいじゃん。
この状況ならカプで文句言うのも少ないはず。
てわけで投下キボン
826名無しさん@ピンキー:04/11/16 16:31:38 ID:aEPqYR2F
乃×志が激しく読みたいれす
827名無しさん@ピンキー:04/11/16 16:34:16 ID:psyTwrg6
ノシ
828名無しさん@ピンキー:04/11/16 17:11:47 ID:7KLGAhH1
>>824
それを言ったらどのカプでも同じようなもんだ
829名無しさん@ピンキー:04/11/16 17:12:18 ID:AvxfBvGL
シノ
830名無しさん@ピンキー:04/11/16 21:49:55 ID:nAQ2kre7
祥子さまは受けだと思っている人が多いんだよ
831名無しさん@ピンキー:04/11/16 22:00:02 ID:Heny6gvZ
順列組み合わせでしか出てきそうにないが、柏木+祥子×祐巳の3Pは?
祐巳ならなんとかイケそうな柏木と、祐巳でしかイけない祥子。
832名無しさん@ピンキー:04/11/16 22:13:13 ID:nAQ2kre7
何とかいけそう程度の人に無理してやらせる必要もあるまいよ。

何か本当に祐巳ヲタって複数相手からの受けとか強姦とか好きだよなあ。
833名無しさん@ピンキー:04/11/16 22:24:06 ID:KPwCzUPu
>>831
こういう奴らのせいで正規のファンが去っていったんだろうな
834名無しさん@ピンキー:04/11/16 22:36:38 ID:rG+Cv0Z3
ティンポいじってどぴゅどぴゅする以外のエロは想像できないんだろうな。多分中2
835名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:32:45 ID:SCS5tsZK
相変わらずだなーここ。
こんなのばっかじゃ投下も減るに決まってるわな。
836名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:38:52 ID:Pxg7OazV
>正規のファン
って何様だよ。まあ、俺も柏木×祐巳なんか読みたくないけど
837名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:41:39 ID:vJ+3wGaS
正規のファンというより好戦的なのが残って穏健派がROMもしくは去っていったんだろうな
838名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:53:12 ID:2GQLxZJc
由×瞳
839名無しさん@ピンキー:04/11/17 00:37:06 ID:1oG6A9rm
>>831>>838
無理
840名無しさん@ピンキー:04/11/17 01:31:13 ID:/0CZ314g
桂×桂姉
841名無しさん@ピンキー:04/11/17 08:53:01 ID:bUXtnDRl
うるせーやつらだ
842名無しさん@ピンキー:04/11/17 15:03:26 ID:ENWGqLWq
407 名前: [sage] 投稿日:04/11/15 23:59:38 ID:RRQo9Wuf
「また引き分けですか?」
「また引き分けですか?」
さわやかな朝(ry

408 名前: [sage] 投稿日:04/11/16 00:09:53 ID:3kQnp9Yu
相手以上の点は取らないよう
まったりと過ごすのがここでの(ry

409 名前: [sage] 投稿日:04/11/16 05:39:08 ID:oq95D5T1
もちろん、1点取ったらガチガチに引いて守りきるなどとといった、はしたない戦術など(ry

410 名前: [sage] 投稿日:04/11/16 17:55:25 ID:WD2R13I5
 ――とはいえ、今はシーズン中だから。
 放り込みも引きこもりも気にすることなく、バタバタ走り回ったりもしている。


843831:04/11/17 20:12:47 ID:DoxyaohF
大漁。
844名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:18:52 ID:6RZW0xao
本当の釣り師は「釣れた」とは口が裂けても言いません
845名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:20:33 ID:4q42omLz
>>844
釜ってチャンなんだから、優しくしてやれ
846名無しさん@ピンキー:04/11/17 22:26:20 ID:zf8E5UJR
あいうえお
847名無しさん@ピンキー:04/11/17 23:18:18 ID:eguLv9OJ
かきくけこ
848名無しさん@ピンキー:04/11/18 00:30:20 ID:wd8h26r4
無駄な書き込みをするのはやめたまえ。
849白薔薇危機一髪:04/11/18 01:22:56 ID:+/P1dp87
いまからSSを投下します。

志×乃です。NGワードはソリです。
エロSSは初めてですのでよろしくお願いします。
物語は完結しますが、長くなりそうなのでスルーしてかまいません。
また物語で男二人組に志摩子と乃梨子は乱暴なことをされます。(レイプではありません)
  
それではよろしくお願いします。
850白薔薇危機一髪:04/11/18 01:26:19 ID:+/P1dp87
M駅構内

ひと際目立つ少女が柱の前でたたずんでいた。まるでフランス人形のような
美しい風貌は誰もが振り返った。
その少女の名は藤堂志摩子。リリアン女学園では白薔薇さまと呼ばれ全生
徒から尊敬を集めている少女である。
志摩子は腕時計を見てため息をついた。
はたからをみれば誰かと待ち合わせをしていて、相手が遅刻をしていると思
われるのだが実際は志摩子のほうが30分も早く着いてしまったのである。
志摩子は自分自身の几帳面さが裏目に出てしまっていることにため息をつ
いてしまったのであった。
志摩子は仕方がなく体を柱に預けて「彼女」を待った。
だがその間、彼女の容姿は異性の関心を引かずにはいられなかった。
「ねえねえ、彼女、今ヒマ?おれ達とお茶しねえ?」
「え!・・・」
いきなり声をかけられて振り返ってみるとそこには長髪に黒ずくめの服装の男
と金髪でアロハシャツの男が立っていた。しまりのない口元はニヤニヤと笑み
を浮かべていた。黒服は呆然とする志摩子に近づき言い放った。
「ねえ、いい店知ってんだ。いこうぜ」
志摩子は唖然としながらも、二人に対して「申し訳ございませんが友達と約束
をしていますのでそちらには行けません」と律儀に断った。
「じゃあさあ、その子も一緒にどうよ。それならいいだろ」
黒服はめげずに志摩子を誘った。
851白薔薇危機一髪:04/11/18 01:28:11 ID:+/P1dp87
「志摩子さん遅れてごめんなさい!」
突然三人の輪の中に入ってきた市松人形のような少女が叫んだ。
その少女は志摩子と姉妹の契りを交わしたリリアン女学園一年生の二条乃梨子
であった。
「謝らなくてもいいのよ乃梨子。約束の時間はまだだから」
志摩子はやさしく微笑んだ。
「へえー連れの女の子かわいいじゃん。OK、OK」
アロハの男は乃梨子をジトジトとヤラシイ目つきでいった。
「志摩子さんこの人たちは知り合い?」
乃梨子は訝しげな表情で尋ねた。
「いいえ、先ほどから一緒にお茶を飲みませんか?と誘われていたの」
志摩子はいつもと変わらない表情で答えた。
「志摩子さん、それはナンパっていって最低の男がやることなの。さあさあ、こん
なやつらなんて無視して早く行きましょう」と志摩子の手を引こうとした。
「おい、待てよ。人が下手にでたらいい気になりやがって、このアマ」
黒服の男は強引に乃梨子の手を引っ張った。
「痛ッ、何するの」と乃梨子は瞬間的に男の頬を叩いた。
男がひるんだ隙に乃梨子は志摩子の手を引き構内を走った。
「志摩子さん逃げるわよ」
「えっ?!」
852白薔薇危機一髪:04/11/18 01:32:17 ID:+/P1dp87
志摩子は乃梨子に手を引かれるがままに走った。片手をつないで全速力で走った。
けれどもどこも苦しくなかった。このまま一緒に走りつづけたかった。あの時と同じ
ように・・・・。
志摩子は乃梨子の手をそっと握り返した。
「志摩子さん、あそこ!」
志摩子と乃梨子は商店街の人気のない路地裏へ飛び込んだ。
二人は「ハア、ハア」と息を切らしていた。だが志摩子は乃梨子の手を離そうとはし
なかった。
「どうやら、巻いたようね。志摩子さんもう少ししたら駅に戻りましょう」
「ええ、そうね」志摩子は息を落ち着かせるように答えた。
「えっ誰を巻いたって?子猫ちゃんたち」
なんと、二人の前に黒服とアロハの二人組が立ちふさがった。
「へへへ、こんな人気の無いところへ来るなんて、やっぱり俺たちを誘ってるんじゃ
ねえか」
「期待にこたえてやらねえとなあ」
二人組は下卑た笑みを浮かべて、黒服は志摩子の手を、アロハは乃梨子の手を
取った。

853白薔薇危機一髪:04/11/18 01:33:53 ID:+/P1dp87
「こらー志摩子さんに手を触れるなあ」
乃梨子は叫んだ。そしてアロハの手に噛み付いた。
「痛え、このアマやりやがったな」
「バシッ」すぐさま、平手を乃梨子の頬に張った。
「きゃあ」乃梨子の唇の端から血がにじみ出た。
「乃梨子!!お願いです、こんなことはやめてください」
志摩子は叫んだ。
黒服はサディスティックな笑みをうかべながら
「いいぜ、あんたが俺たちの言うことを何でも聞くなら、その子には手を出さないぜ」
「分かりました。乃梨子には絶対に手を出さないでください」志摩子はそういうと、
黒服は志摩子の手を引き、志摩子を体を強引に引き寄せた。そして志摩子の顎に
手をかけ唇を奪おうと試みた。
志摩子の目の前には汚れた唇が迫ってきた。思わず目をつむってしまった。
「やめてーーーーー」
乃梨子の悲痛な叫びが辺りにこだました。
854白薔薇危機一髪:04/11/18 01:35:59 ID:+/P1dp87
だが、「ドスン」と鈍い音がして、志摩子は目を開いた。
志摩子の唇を奪い取ろうとした男の口は苦痛に歪めていた。やがて黒服は脇腹をおさ
えてうずくまった。
「志摩子、下がって!」
声のした方向にむくと鉄パイプを正眼に構えた長身の女性がいた。
リリアン女学園三年生、黄薔薇さまこと支倉令であった。
「てめええ、このヤロー」
アロハの男は抱えていた乃梨子を放り投げ、ポケットからバタフライナイフを取り出した。
男との間合いをじりじりと詰めていく令。
男がじれて突っ込んできたのを見計らって令は冷静に痛烈な小手を繰り出した。
「バシッ」男の手からナイフがこぼれた。男の動きが止まったのを見逃さずに「抜き胴」を
繰り出した。あっという間にアロハの男の体はくずれた。
「てめえら、おぼえていろよ」
黒服はアロハに肩を貸し、すごすごと逃げ去った。
「ふーんだ。おととい来やがれー」と元気な声を出したのはリリアン女学園二年生の
黄薔薇のつぼみこと島津由乃であった
855白薔薇危機一髪:04/11/18 01:37:39 ID:+/P1dp87
「乃梨子、大丈夫?」ハンカチを手に乃梨子の側に寄る志摩子。切れた口にハンカチ
をやさしく当てる。
「大丈夫です。それより志摩子さんの方こそ大丈夫ですか?」
「ええ私も大丈夫よ」と微笑んだそして令に近づき、
「助けていただきまして、ありがとうございました」志摩子は深々と頭を下げた。
「お安い御用よ。間に合って本当によかったわ」
「でもどうして令様がここに?」
「由乃と一緒に買い物に出てきたんだけど、志摩子が二人に絡まれているのを見て注
意をしようとしたら、乃梨子ちゃんが連れて行ってしまったの。だから走って追いかけた
のよ。途中で見失ってしまったけれど」
「そうなんですか?」声を上げる乃梨子。
「そうそう、私が乃梨子ちゃんの声をしっかりと聞き取ったから間に合ったのよ」
由乃はなぜか胸を張る。そんな由乃を見て令は微笑んだ。
「志摩子、私たちはもう行くから気をつけてね。今度はしっかりと乃梨子ちゃんを守
るのよ」
令と由乃はその場から離れた。
856白薔薇危機一髪:04/11/18 01:39:54 ID:+/P1dp87
都立K公園

夕暮れ時、都内有数の巨大公園の芝生を志摩子と乃梨子は歩いていた。
二人は公園内にある東京たてもの博物館の特別展示、「三多摩地区仏像展」を見た帰
りだった。
志摩子は終始表情が硬く、乃梨子が話しかけられてもうわの空であった。
突然志摩子は立ち止まり、目に涙を浮かべて小声でささやいた
「ごめんなさい・・・」
「えっ、えっ、志摩子さん。どうしたの?」
乃梨子の頭は混乱した。
「今日は私のせいで、乃梨子をあんな怖い目に巻き込んでしまったわ・・・」
「志摩子さん・・・・」
「駅で男たちに言い寄られたとき、しっかりと断っておけばあんなことは起きなかったわ。
それに乃梨子が男に叩かれた時、私は男に体を差し出すだけでなんにもできなかった。
令様のように男たちを追い払うことができなかった・・・あなたは守ることができない、そ
んな自分が情けなくて・・・」
志摩子は肩を震わせ目から大粒の涙がこぼれた。
そんな様子を見ていた乃梨子は黙って志摩子に近づき唇に軽くキスをした。
「乃梨子?!何を」
「ふふふふ志摩子さんのファーストキスを貰ちゃった。どう志摩子さん驚いた?」
857白薔薇危機一髪:04/11/18 01:41:11 ID:+/P1dp87
乃梨子はいたずらぽっく笑顔で語りかけた。
「志摩子さん、今日のこと、あれは全部私のせいだから。私が駅でそのまま大きな声
をだしていれば駅員さんが飛んできたと思うし、私が頭に血が上って走らなければ何
にも起きなかったよ。本当に志摩子さんが気にすることじゃない」
「で、でも私・・・」
「あーまだ言っている。よーし、いいところに連れって行ってあげる」乃梨子は志摩子
の後ろに回り、手で目隠しをした。
「えっ、ちょっと乃梨子」志摩子は困惑した声をあげた。
「いいから、いいから志摩子さんそのまままっすぐに歩いて」
志摩子はいわれた通りまっすぐ歩いた。

歩くこと5分
「志摩子さんもういいよ」乃梨子は志摩子の目から手を離した。
志摩子は辺りをぐるりと見渡した。そこは小高い丘の上だった。
「ここは・・・・」志摩子はつぶやいた。
「どう志摩子さん、夕日がとってもきれいでしょう。ここの場所は公園の中でも夕日
がきれいに見えるって有名だって。帰りに寄ろうとおもったんだ」
「きれい・・・」志摩子は夕日を見ながらつぶやいた。
「志摩子、君のほうが断然きれいだよ」乃梨子はキザな男のようなせりふを吐いた。
そんな乃梨子に志摩子はつい吹き出してしまった。
「あー、やっと志摩子さん笑ってくれた。やっぱり志摩子さんは笑顔が似合うよ」
二人は顔を見合わせて笑いあった。そしてそのまま夕日を見ていた。
858白薔薇危機一髪:04/11/18 01:42:58 ID:+/P1dp87
日が落ちあたりは暗くなってきた。
「ねえねえ志摩子さん、これ見て」乃梨子はおもむろに段ボール紙を取り出した。
「あそこに落ちていたの。これに乗って下まで降りましょう」
「え・・でも」
「いいから志摩子さんは私の後ろにつかまって、さあさあ行きますよ」
二人はダンボールをソリの代わりに芝生に敷いた。乃梨子は前に座り、志摩子は
後ろで乃梨子に抱きついた。
「いくよ、3・2・1スタート!!」
ソリは斜面を猛スピードで下りはじめた。
「すごーーい」「きゃーーーー」辺りに歓声と悲鳴が混じった声がこだました。
だがスピードにのりすぎってしまったソリはバランスを失い二人を投げ出してしまっ
た。
二人は抱きしめ合いながら芝生の斜面を転がった。
乃梨子が目を開けると、華奢な志摩子の体に自分が覆いかぶさっていた。志摩子の顔
を覗きこんでみるとそこには穏やかな笑みを浮かべている志摩子の顔があった。
そして志摩子の指先はすまなそうにしている乃梨子の頬をなでて志摩子はゆっくりと
その目を閉じた。まるで何かの合図であるかのように乃梨子ははゆっくりと唇を志摩
子の唇に重ねた。

859白薔薇危機一髪:04/11/18 01:44:56 ID:+/P1dp87
先ほどのキスとは違い、二人は舌を絡め、愛を確かめ合う長く深いくちづけをした。
しばらく互いに唇を重ねた後、乃梨子はそのまま志摩子の首筋に唇を進めた。
「乃梨…子……あぁ……はあぁぁ……」
志摩子の声が途端に大きくなった。そしてそれが乃梨子の心に更なる興奮を与える。
乃梨子は妹らしからぬ衝動にかられていた。志摩子をもっともっと鳴かせたくてたま
らなかった。感じれるだけ感じさせて、よがり狂って欲しかった。
乃梨子は志摩子の上着の一番の上のボタンに手を添えた。
それはこの服を脱がすのに最初に手を掛ける場所。無論志摩子もその意味がすぐに理
解できた。
「乃梨子……いいわ」
志摩子は頷き、目を閉じた。乃梨子は優しくボタンを外す。
下着姿になった志摩子のからだは少女から大人の女性への過渡期で、まだダイヤの原
石ともいえた。その原石は今、乃梨子によって磨かれようとしていた。

860白薔薇危機一髪:04/11/18 01:47:45 ID:+/P1dp87
乃梨子は下着の上から胸を刺激し、舌を耳に這った。志摩子はたまらず声をあげた。
やがて乃梨子は志摩子のブラジャーをはずし小ぶりながら形のよい胸があらわにす
る。いまだに触れられたこともなかった胸を乃梨子は指先で繊細に触れた。手に柔ら
かい感覚が伝わる。指で刺激を与えるたびに志摩子は甘い声をあげた。その声が乃
梨子の動きを加速させついに乃梨子は舌を桜色の蕾に触れた。
「志摩子さんの体とても甘い。もっと、もっと感じて」
「乃・・梨・・・・子・・・・・・・」志摩子は何かに耐えるように、乃梨子に腕を
回し上着をぎゅと握り締めた。
そんな志摩子に乃梨子は右手を静かに志摩子のスカートの中に入れた。
柔らかな太ももをさすり、指先を上げていった。そして白いショーツに触れた途端に志
摩子の体がびくんと跳ねた。徐々に指をショーツの外側から割れ目をなぞり、その先
にある彼女の最も敏感な場所に触れる。
「ひゃああああ」志摩子は思わず大きな声をあげた。
861白薔薇危機一髪:04/11/18 01:50:58 ID:+/P1dp87
さらに乃梨子は左手で胸を包み込むようにもみ上げ、舌を蕾をねじるように攻め立て
る。同時に右手はショーツの中にいれ親指でクリトリスを、残りの指で秘部をまるでピ
アノの旋律を奏でるように動かした。
「乃・・・梨・・子やめっ・・・・やぁッ!」
志摩子は快感を抑えきれずますます声を荒げてしまう。
「すごい、志摩子さんこんなに濡れている」乃梨子の指がますます激しさを増し、そし
てついにショーツに手をかけ膝からそっと抜いた。いままでだれにも見られることが
なかった志摩子の花園は乃梨子の前にさらけ出した。
「恥ず・・・か・・しい。・・・見ない・・・で」
「ぴちゃ、ぴちゃ」
志摩子の言葉などまるで聞いていないかのように乃梨子の舌はまるで猫が皿の中
のミルクなめるように志摩子のクリトリスを責め続けた。
862白薔薇危機一髪:04/11/18 01:53:42 ID:+/P1dp87
「あ・・・・あああぁあ! こん・・・な・・・・のああぁ!」
舌がクリトリスの頭を擦るたびに志摩子は卑猥な声を上げた。
アクセルが戻らない自動車のように乃梨子の舌は激しさだけを増していき、志摩子
は秘部からは大量の愛液が溢れてきた。
「だめ・・・・来る!あ・・・はぁ、あ・・・・・あああぁッ!だめ・・・・・」
志摩子はいつのまにか羞恥心も理性もかなぐり捨てて大声で喘いでいた。
そしてついに志摩子は頭の中に白い光が生まれ、それが爆発した。
「あああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
腰を浮かせ、体を大きく弓なりにして志摩子は絶叫する。足は引きつるように伸び、
快楽が志摩子の全身を駆け巡った。そしてどさり、と腰から芝生に崩れる。胸を大き
く上下させて、志摩子は荒い息を吐き続けた。

「志摩子さんとても可愛かった」志摩子のそばに寄り添って乃梨子はささやいた。
志摩子は顔を真っ赤にしながらも乃梨子に腕をまわして、また唇を重ねた。



863白薔薇危機一髪:04/11/18 01:57:25 ID:+/P1dp87
薔薇の館

「祐巳さん聞いて。昨日令ちゃんたらすごかったのよ」
昼休み、由乃は昨日起きた事件について祐巳に熱っぽく語っている。
だが話の内容は不良につかまった志摩子と乃梨子を令が助けるというところまでは大
筋で合っているのだが、不良の人数が推定で20人以上に対して令が一人で突っ込み
全員をバッタ、バッタなぎ倒すというものであった。
講談師顔負けの語り口。だが恋は盲目なのか、暴走した由乃の話はどんどん膨らみ、
最後には「ああ、私もいつかあんな場面に出くわして令ちゃんに不良の魔の手から
救ってもらいたいなあ」と恍惚の表情で語る始末であった。。
そんな由乃に志摩子と乃梨子は顔を見合わせて微笑んだ。

後日、由乃の話がリリアンかわら版で一面記事になったのはいうまでもない。
864849:04/11/18 01:59:44 ID:+/P1dp87
以上で終了です。
お付き合いくださいましてありがとうございました。
ご意見、ご感想をお聞かせください。
よろしくお願いします。
865名無しさん@ピンキー:04/11/18 02:52:11 ID:jObshrth
グッジョブ。やはり志摩子さんはエロい。
866名無しさん@ピンキー:04/11/18 04:45:55 ID:yJRMDZdc
( ・∀・)< エロいな
867名無しさん@ピンキー:04/11/18 07:35:01 ID:CTcwVCzz
GJ。エロい。

…でも芝生から移動してないよな?
…青姦?
868名無しさん@ピンキー:04/11/18 08:58:47 ID:jIA43xiA
GJ。
前後半が一気に読めてしまったようなお得感もあったし。
乃×志のこのやりとり、ホントよかったです。
869名無しさん@ピンキー:04/11/18 09:04:24 ID:kqvt6ykj
>NGワードはソリ
すまんが、これが一番面白い。
剃りこみかよ!と思ってしまった。
870名無しさん@ピンキー:04/11/18 10:27:05 ID:TmRca4LQ
GJ!!
漏れも気になったが青姦でつかこれは?
871ツキウサギ:04/11/18 11:15:18 ID:RRNz75Hy
聖祐巳を投下させて頂きます。
NGワードは get-a-get です。
872ツキウサギ:04/11/18 11:16:47 ID:RRNz75Hy
秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので、
高台に立つワンルームマンション、その最上階のベランダから見下ろす街は早々と夜の静けさに身を沈めようとしている。
週末をを明日に控えた夕暮れ。
このごろ学園祭で忙しかったという彼女が、久しぶりに泊りがけで遊びに来てくれるのだ。

台所でしゅんしゅんと湯気の立つ音にはっと引き戻され、慌ててベランダからガス台の元へと戻る。
もうすぐ着く彼女のためにとお湯を沸かしていたのだけれど、
どうも気が逸ってタイミングを読み間違えたみたい。
火を消したガス台に載せられたままの、真っ赤なホーロー引きのコーヒーポット。
脇の調理台にはコーヒー豆の入った瓶、ドリッパーなんかがごちゃごちゃとならんでいる。

「…早く来ないかな。お湯が冷めちゃうよ」
ベランダに立っていたせいで冷えてしまった手をいまだ湯気噴くあつあつのポットにかざして暖めながら何気なく呟き、
自分の言葉に苦笑してポットの蓋をチンと爪ではじいた。

ねえ、私はこんなにも君が来るのが待ち遠しいんだよ。

今ごろは、バスの中で腕時計とにらめっこしているか、
それともこのマンションへと続く坂道を小走りでのぼっているのだろうか。
もしかして、このマンションの一階でエレベーターの来るのを待っているのか。
約束の時間に間に合うように大慌てな彼女の姿が脳裏に浮かぶ。
転んだりしたら危ないから、そんなに急がなくていいよ。
…でも、早く着てね。

873ツキウサギ:04/11/18 11:18:23 ID:RRNz75Hy
相反する自分の気持ちに、また苦笑。
ぼうっとしていると気持ちばかりが空回りするから、手でも動かしていよう。
そう決めて、二人ぶんのコーヒー豆を量ってミルに入れた。
かりかり、ごりごり。
ゆっくりと、それでいてリズミカルに豆を挽く。
その脇で、彼女が引っ越し祝いにとくれた、三日月とウサギのマーク入りの紅いポットが湯気を立てている。

彼女が来たら、ドアを開けて軽いキスをひとつして――
そしたら、おいしいコーヒーを淹れて、二人で飲もう。


874ツキウサギ:04/11/18 11:21:21 ID:RRNz75Hy

////////////////////////


「火にあぶられるものは赤いものがいいらしいんですよ」
一年ほど前、薔薇の館で、江利子が家から持ってきてくれたイチゴを皆で食べていた時、
両手の指で持ったイチゴを口元に運んだ祐巳ちゃんが、ぽつんとそう言った。
祥子の妹として薔薇の館の住人に新たに加わった彼女が、
このお茶会にすっと溶け込んでいる姿、それは私にとって微笑ましい風景だったのだけれど。

「ええと…、それ、どういう意味?」
江利子が食いついた。
初めて会った時から一月ほどしか経っていなかった私たちでも、
たまにぽんと飛び出る祐巳ちゃんの発言は、突っ突くと面白くなる事を経験的に分かっていたのだ。

「さぁ。何でしょう。苺見てたら思い出したんです。テレビか何かで見たような」
「? じゃあ、『苺みたいに赤い色のものは火で焼いても美味しい』ってこと?」 
さらに突っ込む江利子。
「別に赤いものに限らずなんだって美味しく焼けば美味しく食べられるんじゃないかしら」
ぐいぐいと身を乗り出した江利子と、本気で悩み始めた祐巳ちゃん。
祐巳ちゃんの隣の席で、なんとか妹に助け舟を出そうと祥子がそわそわしているのがわかる。
875ツキウサギ:04/11/18 11:23:32 ID:RRNz75Hy
「あー…違うかなあ。一体何だったんでしょう」
何でしょう、って。もともと君が言い出したことじゃない。
そう突っ込みを入れようと思ったけど、食べるのも忘れて指でイチゴをくるくる回転させて悩んでいるのをみたらそんな気もなくなった。。
「果物じゃなくて魚やお肉なの?」
「うーん。そういうのともまたちょっと違うような」
私が横から口を挟むと、彼女はますます自信をなくしたように眉を寄せて考え込んでしまう。
「もしかして、食材じゃなくて料理器具の話なんじゃない?」
蓉子まで話に加わった。
「料理器具、ですか」
「ええ。フライパンとか、お鍋とか」
「ああー。そうかも知れないですねえ。きっとそうですよ」
「へーえ。…じゃあ、お鍋やなんかが赤いとどういう風に良いわけ?」
蓉子の言に安心してイチゴを食べ始めた祐巳ちゃんに、江利子がなおも食らいつく。
「……さあ」

…どんなテレビ番組で見たのかは知らないけど、これだけは確実に言える。
「祐巳ちゃん、どうせテレビをつけっぱなしでソファに寝転がって雑誌でも読んでる時に、たまたま聞いたんでしょ。その話」
指摘すると、思ったとおり彼女は目を白黒させた。
「どどどどどどどどど」
「どうして分かったかって? 愛する祐巳ちゃんのことだもの。そりゃ分かりますよ」
ちっちっちと指を振って、皆の視線を集める。
「こんないい加減な理解の仕方じゃ、テレビに集中して聞いてなかったのがばればれだもの」
私が簡単すぎる推理を解説すると、薔薇の館じゅうにわっと笑い声が沸き起こった。
途端に真っ赤になってふくれる祐巳ちゃん。
その頬っぺたを指で突っつく私。
我慢できなくなった祥子が眉を吊り上げて立ち上がり、
「白薔薇さま、黄薔薇さま、祐巳をからかうのもいい加減にしてくださいっ!」
予想通りの祥子の反応に、またも大きな笑い声。
876ツキウサギ:04/11/18 11:25:56 ID:RRNz75Hy

/////////////////////


愛する祐巳ちゃんのことだもの。そりゃ分かりますよ。

もちろん一年前の自分ははただの冗談のつもりでで言ったんだろうけど。
「…きっと、その頃から好きになり始めてたんだろうね」
ひとりでに口をついて出た言葉に、バスルームの扉からひょっこり顔を出した祐巳ちゃんが聞いてくる。
「何か言いました? 聖さま」
「んー? 私が祐巳ちゃんを好きって話ー」
「ええっ!?」
がたっとドアを開けちゃいそうになる祐巳ちゃん。
こらこら、すりガラスごしに祐巳ちゃんのお肌が見えてるよ――そう私がからかうと、
祐巳ちゃんは慌ててバスルームの中へと引っ込んだ。
「それよりも、お風呂のお湯、流しておいてね」
「はーい」

学校を終えた祐巳ちゃんをチューで出迎えて、コーヒーを飲んでから夕ご飯、
しばらくおしゃべりした後で、順番にのんびりお風呂というゴールデンコース。
こうしてバスルームから聞こえる水音に耳を傾けるだけでも、好きな人の存在を感じる事が出来る。
テレビもつけない、二人きりだけのゆったりした時間は、一人暮らしを始める事で手に入れた、最上の贅沢だ。
877ツキウサギ:04/11/18 11:28:05 ID:RRNz75Hy
しばらくしてバスルームから出てきた祐巳ちゃんは、
髪をタオルで包み湯上りのほてりに頬を染めて、裸足をぺたぺた鳴らして私の座るベッドへとやってきた。
「いいお湯でした」
「はい、それはどうも…それにしても、顔赤いねえ」
「そうですか? いつもと同じくらいしかお風呂入ってないんですけどね」
ふむ。夕食後のデザートに食べたワインシャーベットにまだアルコール分が残っていたかな。
そう思いつつも口には出さず、ちょっとふらつきそうになる彼女の手を引いて、私の脇へと座らせる。
頭に乗っているタオル越しに、軽く擦って髪を拭いてあげる。
気持ちよさそうに目を細める彼女だったが、ふと気がついたように顔を上げて訊いてきた。
「…で、さっきは何て言ったんですか」
「さっきって?」
「ほら、私がお風呂から出ようとしたときに聖さま何か言ったでしょう? さっきはごまかされちゃいましたけど」
今度はちゃんと聞かせてもらいますよー。そう言って私の目を見上げてくる。
やっぱりちょっとだけ酔っているのか、その目は少しとろんとしている。

「ごまかすも何も、私が祐巳ちゃんを好きって話だってば。ほら、頭動かさないの。拭けないでしょ?」
見つめられる事が照れくさくて、わざと乱雑にタオルを動かして視線を遮った。
「んもー。すぐそうやってはぐらかすんだから」
「信じてもらえないとは悲しいなあ。なあに祐巳ちゃん、君は、私が君のこと好きじゃないって疑ってるワケ?」
「そんなこと思ってません! …もういいです。聖さまのばか」
目元まで覆うタオル越しに覗く彼女の顔は耳たぶまで真っ赤で、
それが可笑しくて愛しくて、私はその耳元に口を寄せて囁いた。
「『火にあぶられるものは赤いものがいい』んでしょ? …熱くしてあげる」
「ひゃあ!」

すばやく立ち上がって部屋の明かりを消す。
こんな恥ずかしい台詞を吐いてしまった私の頬が、祐巳ちゃんよりもずっと真っ赤っかになっていただろうから。
878ツキウサギ:04/11/18 11:29:21 ID:RRNz75Hy
「んう…」
夕方に祐巳ちゃんを出迎えた時に玄関でしたような軽いものじゃない、深く熱いキスをいきなり仕掛ける。
目が慣れなくて真っ暗になった視界の中、私と彼女の息をつく音、そしてお互いの唾液をすする音が響く。
手探りで邪魔なタオルを乱暴に払いのけ、彼女の頬、額、そして髪へと指を這わせる。
頬は熱いくらいに熱をはらんでいるのに、いまだ乾ききらない髪は針金のように冷たくなり始めているのがおかしかった。
彼女の唇の隙間から舌を引き抜き、頭を両腕に抱え込んで髪に口付ける。

シャンプーの匂い。
私と同じシャンプーの匂い。

いつも自分が使っているもののはずなのに、大好きな人の匂いというだけでどうしてこんなに心惑わされるのだろう。
乱れ始めた鼓動の命ずるままに大きく息をついてその香りを楽しみながら、
この髪の一本一本の毛先までも熱くしてあげようと意を新たにする。

「えっと、聖さま…っ!?」
髪に顔を埋めたまま動かない私に不安の声を上げた祐巳ちゃんをベッドに押し倒し、
顔じゅうにキスの雨を降らせながら彼女のパジャマのボタンを外していく。
「…っ…っ!」
私の体にも激しく血が巡り始めているとはいえ、湯上りの彼女との体温の差は大きい。
私の指が冷たく感じられるのか、ボタンを外す手が彼女の素肌に触れるたびにぴくんぴくんと撥ねた。
ボタンを全て外して大きくパジャマをはだけると、
薄闇に慣れた目に彼女のうっすらと朱に染まったからだが見えた。
879ツキウサギ:04/11/18 11:30:29 ID:RRNz75Hy
好きだよ。好き。大好き。
闇に紛れて、何度も何度も臆面ない言葉をぶつける。
囁く私の顔も真っ赤。口付けとともにそんな言葉に曝される彼女の体も、きっと真っ赤。

カーテンから漏れるわずかな月明かりが、そんな紅い肌をうっすらピンク色に薄めてくれる。
真っ白な月のウサギさんが、真っ赤な私たちを優しく包んでくれる、そんな今でしか言えない言葉。
体に纏う物がもどかしくなって、触れる唇はそのままに服を脱ぎ捨てる。
重なった彼女の体はいよいよ熱く。
組み敷かれながら必死で私に抱きついてくるさまに私の心は激しく揺さぶられ、
お互いの肌から滲んだ汗が混ざり合い、私の理性を溶かしていく。
「…祐巳ちゃん、祐巳…!」
「…、せ、い…」
さま付けじゃなくて呼び捨てで言わせたくて、私の名前を呼びかけた唇を強引に塞ぐ。

私たちを冷まそうと躍起になる月に抗うように、私たちの行為はいつまでも続く。
880ツキウサギ:04/11/18 11:32:22 ID:RRNz75Hy



しゅんしゅんしゅん。
小さく響いていた音を夢うつつに聞いている。あれ、一体なんの音だっけ…
「……?」
お湯が沸騰する音!
瞬時に目が覚める。最近になって身についた、火の元への注意深さのせい。

慌てて体を起こして台所を見ると、パジャマ姿の祐巳ちゃんの背中が見えた。
火に掛けられて盛んに湯気を立てていたのは、あのお気に入りの紅いホーロー引きのコーヒーポットだった。
どうやら先に起きた祐巳ちゃんがお湯を沸かしてくれているらしいんだけど。
「祐巳ちゃん、何してるの」
とりあえず火の消し忘れでなかったことに安堵して、ほっと息をつく。急に身を起こしたせいでくらくらする頭を抱えて呼びかけた。
「あ、聖さま、起きたんですか」
すでに太陽は高く上り、大きくカーテンが開けられた窓からは暖かい陽が差し込んでいる。
朝と昼間の中間ぐらいの時分かな、そう見当をつけて窓の外から台所へと向き直る。

「元気だねえ祐巳ちゃん…もうちょっと寝かせてくんない?」
そう言ってもぞもぞと布団にもぐりこもうとする私を祐巳ちゃんの声が追いかけてくる。
「こんなにいいお天気なのに、いつまでも寝てたら勿体ないですよー! ほら起きて、起きてください」
「だって、ゆうべ遅くまでエッチしたせいで、寝たの3時過ぎじゃん…。もうちょっと寝かせてよ」
私が甘えるように言うと、祐巳ちゃんは顔を途端に真っ赤にして言い返してくる。
「寝た時間は私も聖さまも同じです! だいたい、誰のせいだと思ってるんですか!
 もうダメって言ってるのに何度も何度も…」
881ツキウサギ:04/11/18 11:34:35 ID:RRNz75Hy
”何度も何度も”された事を思い出したのか、とたんに言葉に詰まる彼女。
「何度も何度もどーしたのかな〜。祐・巳・ちゃん」
「〜〜〜〜!!」

私が続きを促すと、彼女はぷいっと背中を向けて流しの前に立ち、ごそごそやり始めた。
しばらくして、深いいい匂いが部屋中に漂ってくる。
「あれ、コーヒー淹れてくれてるの?」
一度は被った毛布の隙間からも忍び込んでくる匂いにつられて訊く。
いつもは私が淹れるばかりで、やり方も知らないはずなのに。
「…令さまに教えてもらったんです」
毛布から顔だけ出した私をちらっと見て、祐巳ちゃんが答えてくれた。
「せっかくお引越しのお祝いにコーヒーポットをプレゼントしたのに、飲ませてもらってばかりじゃ悪いですから…。
 それよりも、早く起きないと私が全部飲んじゃいますよ。ほら、早く起きて起きて」

私がのっそりと身を起こして近寄ると、彼女は今まさにポットからお湯を注ごうとするところだった。
邪魔をしないように横からそっと覗き込む。
ミトンをはめて緊張した面持ちで、ゆっくりとポットを傾ける彼女。
その脇には、令に書いてもらったとおぼしきコーヒーの淹れ方のメモが置いてあった。


ちょっと手付きが危なっかしいけれど、余計な口出しはしないで見守ることにする。
きっと、これからも何度も何度もこうして二人で朝のコーヒーを飲むのだから。
彼女のくれた紅いポットで淹れるコーヒーを。
こうして、いつまでも二人で。
882ツキウサギ:04/11/18 11:35:08 ID:RRNz75Hy
これでおしまいです。 どうもありがとうございました。
883名無しさん@ピンキー:04/11/18 13:06:33 ID:rPoTiEFg
GJ!!
884名無しさん@ピンキー:04/11/18 14:27:24 ID:qHtBrDQU
なんか萎えた
885名無しさん@ピンキー:04/11/18 15:59:14 ID:Ap47REBR
886名無しさん@ピンキー:04/11/18 22:01:16 ID:w2OcdpYN
>/////////////////////
とほほ
887名無しさん@ピンキー:04/11/18 22:40:26 ID:UFjhCE3Z
作品2作もキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
どちらもGJ
特に聖さまGJ!!!!!
888849:04/11/18 23:27:13 ID:/SF5KkVl
>>865−870、887さんどうもありがとうございます。

私の場合アニメから原作へ入ったのですが、原作を見るとリリアン女学園というのは私
の近所にあるM女子学院がモデルというのが判ってなおさら親近感が沸きました。
本文中にある都立K公園はこの学校からも近く志摩子さんたちも青姦をせずに薔薇の館
でしたほうが人目につかず良かったのかもしれませんね。

次回作についてはこのM女子学院で実際に起きた出来事を元に構想を練っています。あ
まりエロにはならないと思いますが、よろしくおねがいします。
889名無しさん@ピンキー:04/11/19 15:58:55 ID:72s5FR6Z
>>888
悪気があるわけじゃないんだがそういうことは言わない方がいいと思うよ。内容的に。
あと、よく喋る書き手は嫌がらせを受けやすいし。
890名無しさん@ピンキー:04/11/19 23:04:20 ID:fZUFzq4/
書く前からエロにならないと思いますなどとエロ板にあるスレで宣言するオロカもの→>>888
891名無しさん@ピンキー:04/11/19 23:19:54 ID:YoaFmZfv
ここは戦闘的な名無しが多いから隙を見せたらダメだよ>>888
892名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:27:06 ID:k+tzJHiS
「お姉さま方。そんな風にしてレスを返すの、失礼じゃありません?
ほら、>888がすっかり怯えてしまって」
893名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:46:30 ID:TKrfIqWS
まあ、>>888など所詮はゴミSS書きだし。消えてくれてもいいよ。
894名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:57:51 ID:iyhxpLXx
今までなんだかんだいってマリみてのエロパロスレがなくなったら寂しいなぁとか思っていたが。
やっぱりこんな名無ししかいないんならもういいや。
895名無しさん@ピンキー:04/11/20 01:49:57 ID:JsKOhzea
あきらかにスレを潰そうとしている香具師がいるからね、どうしたもんか・・
896名無しさん@ピンキー:04/11/20 02:12:22 ID:7QSKVdPn
普通にスールでいいじゃん。
1行の否定レスなんざ気に掛けたりするやつなんていんのか?

食いついた俺が言うのもなんだが。
897名無しさん@ピンキー:04/11/20 09:58:08 ID:COCzQm5N
祥祐って需要あんの? 途中まで書いたけど需要あるならこれからエロシーン書く。
ないなら普通のSSとして再利用するつもりだけど。
898名無しさん@ピンキー:04/11/20 11:00:33 ID:8wIB3X7C
>>897
イラネ
899名無しさん@ピンキー:04/11/20 11:23:04 ID:w4dBzIJv
自分が投下したいならすればいいし、気が乗らないならやめておけばいい。
人に聞くことじゃないだろう。
900名無しさん@ピンキー:04/11/20 11:56:32 ID:ueLe6LRQ
>>896
はしたない住民をスールにしたくはない
901名無しさん@ピンキー:04/11/20 14:58:00 ID:N9IG87vP
やはり聖祐巳はいいなあ
902名無しさん@ピンキー:04/11/20 17:23:06 ID:KMgUpUyH
白系が絡むとやっぱエロいよな。
紅同士だとあんまエロくない。
黄はそこそこエロい。
903名無しさん@ピンキー:04/11/20 18:51:23 ID:b07EcUVo
趣味は人それぞれだよね〜 で流しておこうや
904不在:04/11/20 22:57:48 ID:FnbGmEuU
投下します。祥子×令です。
由乃の手術失敗後と言う IF話なので、苦手な方は避けてください。
905不在:04/11/20 22:58:27 ID:FnbGmEuU
秤にかけた小麦粉を篩いにかける。
玉にならない様、何度も、何度も。零れない様、丁寧に、丁寧に。
芳しい溶かしバターの香りが、小麦粉の匂いに紛れて鼻腔を刺激する。
割り解し泡立てた卵黄に砂糖とそれを混ぜ、篩った小麦粉を加えながらゴムベラでさっくりと混ぜあげる。
バニラエッセンスの香りが鼻を衝き、甘くて切ないその香りは躯を駆け巡って、溶けて消える。
角が立つ程に泡立てたメレンゲを、小麦粉を混ぜた生地と混ぜ合わせる。
空気を混ぜ込む様に。
泡が消えない様に。
冷えたボウルを軽く撫で、美味しくなる様にと願いを込めて。
四角く広い型に敷いたクッキングペーパに溶かしバターを塗り、生地を優しく流しこむ。
十分に温まったオーブンは、今か今かと生地の投入を待っている。
けれどこう言うときは少し焦らし気味の方が、美味しくなる事を知っている。
ゆっくりと扉を開け、そっと型を鉄板の上に置いた。
テーブルの上に置かれた大皿。そこには幾つものクッキーが並んでいる。
ココアとバターのマーブル模様、梨を煮詰めたジャムを挟んだもの、チョコレートチップを混ぜ込んだもの。
それらからはまだ、微かに湯気が立ち上っている。
その脇にはバニラビーンズの混ぜ込まれた、生クリームのボウルが置かれている。
椅子を引き、腰を下ろす。ジャムの挟まったクッキーに手を伸ばし、それを口に運んだ。
歯を立てると微かな抵抗を与え、そして為す術も無く崩れ行くクッキーベース。
ほろほろと解ける生地からはバターの香りが口の中に漂い、砂糖控えめのジャムからは、
ジューシーな甘酸っぱい風味が溢れ出る。会心の出来に、思わず笑みが零れる。
テーブルに肘を突き、オーブンに目を遣った。微かに洩れるオレンジ色の光を見詰めながら、
巻き込むものを考える。トライフルロールなんて、素敵かも知れない。
たっぷりのバニラクリームに混ぜ込まれた、キウイ。ベリー。マンゴー。
ミントを添えると、きっと酸味も爽やかな筈。
「由乃、ちょっと待ってて。もうすぐ出来るから……」
テーブルの上に置かれた、シンプルで小さな木のフレーム。
そう呟いた令の眼差しの先では、由乃はいつまでも変わらない穏やかな微笑を浮かべていた。
906不在:04/11/20 22:59:10 ID:FnbGmEuU
窓の外を見た。
綿毛の絨毯の様な鰯雲が、橙と蒼とが交じり合う空に、薄く薄く広がっている。
途方も無く高い場所にあるそれ。手を伸ばしても届かないそれ。
その上に乗って歩く事が出来たならば、きっと気持ち良いことだろう。
けれど晩秋である今の時期、余りの寒さに風邪を引いてしまうのかも知れない。
柔らかい絨毯。空を覆う暖かなそれ。高い高い、その場所に。
会えるのだろうか、もしも上ることが出来たのならば。
「令、いいかしら」
薄い木の板を叩く乾いた音に共に響く、聞き慣れた声。凛と響くその声に、令は視線を戻した。
窓の外から、部屋の中へ。空想から、現実へ。
令は声を投げかけた、閉じられた扉の外と言う現実へと向かって。
「いいよ。祥子」
応じるように扉が開かれる。そこには、令の良く知る親友の姿があった。
美しくも凛々しい顔。艶やかで長い黒髪。
光沢の無い真っ黒な制服は夕日を受けて微かに赤み掛かって映え、アイボリーのタイは折り目も綺麗に整っている。
けれど、差し込む夕日の光を受け止めたその目元には、僅かな翳りがある様に見える。
橙の光に照らされた室内。その真ん中には低いテーブルが置かれている。
一輪挿しに咲く黄色い薔薇。大きな白い皿に盛られた、幾種類ものクッキーにロールケーキ。
白いティーポットと、揃いのカップ。小さな木枠の、写真立て。
令は、それらの乗ったテーブルの傍に置かれたクッションを指差しながら、未だ戸口で立ったままの祥子を見詰めた。
「由乃に、会ってきた?」
「ええ」
祥子はそう応えると、令の部屋へと踏み入れた。ゆっくりと足を出す。
そうして祥子が立ち止まり腰を下ろしたのは、令が示したクッションの手前だった。
「もっとこっち来て、クッション使いなよ。祥子」
「邪魔したら悪いから……灯り、点けないの?」
「……灯りに、邪魔されたく無いから」
「……そう」
窓枠を通して差し込む橙の光。逆光となったそれが、窓に相対する祥子の目に飛び込む。
そんな祥子の目には、光を背にした令の姿は影と同義だった。
907不在:04/11/20 23:00:00 ID:FnbGmEuU
夕日を隠す鰯雲によって、時折光が薄らぎを見せる。薄らぐ光が時を感じさせ、その間沈黙が場に満ちていた。
流れる沈黙を遮ったのは、影を背負った令の言葉だった。
「……祐巳ちゃんたちは?」
正座をした祥子は真っ直ぐに背筋を伸ばし、表情の見えない令の顔を見詰めた。
「先に帰って貰ったわ」
「祥子は、如何して」
「貴女の事が、気になったから」
そう答えた祥子の言葉に、令の頬は揺れた。筋肉の痙攣と共に、思いも由らない言葉が紡ぎだされる。
「……一緒に帰ればよかったのに」
戻らないその言葉が令に齎したものは、後悔だった。薄い光を受けた祥子の頬が強張っている。
実を苛む筈のその言葉に答えた祥子の短い音節は、しかし令の想像しないものだった。
「……ええ」
「……怒らないの?」
「ええ」
「祥子らしく、無いじゃない?」
「ええ」
「去年みたいに、腑抜けた私を叱り飛ばさないの?」
「ええ」
「如何して」
「……出来ないわ」
皮肉めいた令。控えめな祥子。
止まらないやり取りはその一言一言が令自身の心を苛み、口に拍車をかけている。
それは止まらない、止められない。
「如何して、出来ないの」
そして止まらないのは、祥子も同様だった。
令の言葉から影を帯びたその表情から、取り戻し得ない思いの欠片を覚えた祥子からは、祥子から普段の勁さを奪っていた。
「如何してって……」
「如何してって、聞いているのよ。祥子」
「……貴女の事が、心配だからよ。令」
908不在:04/11/20 23:00:38 ID:FnbGmEuU
「心配って、祥子。貴女私の何が分かって、心配なんて言葉を言うの?」
「大切なものを失う辛さは、……分かるつもりだわ」
そう答えた祥子の瞳に映ったのは、コマ送りのように段階を踏んで変わっていく、令の表情だった。
祥子は、瞬間的に失策に気付いた。苦いものが、祥子の口の中に満ちた。
令の双眸に込められたその力強さを見て取った祥子が、口を開こうとした。けれどそれは、間に合わなかった。
「貴女に何が分かるの!?大切なものを失ったって何?結局仲直りできたじゃない、貴女と祐巳ちゃんは。
私には、私には、私には……」
「令……」
「私にはそんなチャンス、永久に来ないのだから!……知った風に、言わないでよ……」
力を湛えた双眸から溢れる大粒の涙を振り撒く令の叫びに、日の光が重なった。
橙から赤へと変わったその光を背に受けた令の影。
微かに震える黒い肩を見詰めながら、祥子は苦味を噛み締めていた。
「……ごめんなさい、令」
影の震えが止まる頃、祥子はそう呟いた。
一瞬目を伏せ、もう一度顔を上げる。口の中で準備していた言葉を、祥子はゆっくりと吐き出した。
「……令。貴女、妹を作りなさい」
一瞬の静寂。そして微かな振動。薄闇に浮かぶ令の顔。
そこに浮かんでいたのは、驚愕とも怒りとも付かない、感情の混濁だった。
「何、言っているの?祥子」
「妹を作れ、と言ったの。……貴女の為に」
「ちょっと待ってよ、祥子。如何して私が妹を作る事が、私の為になる訳?私には由乃と言う妹が」
「今は、居ない。でしょう?」
朱に染まった祥子の唇から零れた冷静なその言葉への返事は、令の掌がテーブルを打つ音だった。
大皿に乗ったクッキーやケーキが瞬間宙を舞い、一輪挿しの薔薇が微かに揺れた。
「いい加減にしてよ、祥子!今私の傍に由乃がいようがいまいが、私の妹は由乃しか居ない!
ふざけたこと、言わないでよ!」
909不在:04/11/20 23:01:32 ID:FnbGmEuU
射掛ける様な視線。貫かんとする言葉。令の発するそれを、祥子は受け止めた。俯くことなく、真正面から。
「ふざけてなんかいないわ。由乃ちゃんが亡くなって、貴女ずっと閉じこもってばかりじゃない。
まだ前年度は良かったわ、黄薔薇さまがいらしたから。でも……」
けれど、そう答えた祥子の表情はその態度とは裏腹に、今にも泣き崩れそうなものだった。
「私は貴女の親友だと思っていたけれど、貴女は私に何も、ぶつけてくれないじゃない!時折遠くを見詰めて、
今にも死にそうな顔をして、でも貴女は何を聞いても『大丈夫だから』って。何処が大丈夫なの?答えなさい、令!」
「祥子……でも私には」
「そうね、いつも二言目には由乃ちゃん。それが貴女を強くするならいいわ、でも今の貴女は何?
手術の結果由乃ちゃんが亡くなって今日で一年が経って、未だに貴女が心を許しているのが由乃ちゃんだけなんて辛過ぎるわ。
私達は、私は由乃ちゃんにはなれない。けれど、私の声も届かないのならせめて、貴女を支える妹がいないと……」
言葉の隙間から涙が零れる祥子は、それでも真っ直ぐと令を見詰めていた。
窓の外で日は沈み掛け、令を覆う影が濃さを増している。祥子は一瞬息を止め、吐き捨てた。
「いつか貴女まで、死んでしまいそうで……」
吐き捨てた言葉と共に、祥子は顔を伏せた。低い嗚咽が赤い光に染まった指の隙間から微かに漏れる。
一方で影となっていた令は、祥子を見詰めていた。喉元から言葉を送り出そうにも、吐き出すべき言葉はなかった。
やがて朱の光は濃い闇に押し潰されて行き、低い地平を這う様に伸びるだけ。
窓の隙間から入り込む光も、ほんの僅かなものとなっていた。
二人は向かい合って座り、けれど目を合わす事が無いまま、ただ座っていた。
響く音は呼吸音。そして、僅かに響く嗚咽。
やがて嗚咽を止めて顔を上げた祥子の目に映ったのは、無言のまま涙で顔を汚し続ける、令の姿だった。
910不在:04/11/20 23:02:16 ID:FnbGmEuU
祥子はやおら立ち上がり、駆ける様に令を抱きしめた。
二人の後ろで、僅かな風に薔薇が揺らぐ。
祥子の胸に抱えられた令の喉に、その時、音が戻った。
「祥子……祥子ぉぉぉっ!!」
「令……」
低い嗚咽からいつしか涙交じりの叫び声に変わった令の響きを、祥子は胸で感じ取っていた。
熱い響きが背中まで伝い、祥子は一層強く、令を抱きしめた。
涙交じりの声で、令が言った。
「祥子……寒いよ、祥子……」
令が顔を上げると、涙に潤んだ瞳が交わった。いつしか朱色の夕日は、地平に沈んでいた。
吸い寄せられる様に、二人は交わった。
暗がりの中で粘膜を刺激する柔らかな感触、程良い湿り気の中に微かに混じる塩辛さ。
未だ瞼から零れ続け口元へと集まる令のそれを、祥子は慈しむ様に啜り、舐め取る。
その度に蠢く唇は独立した生き物の様に、二人の意識とは切り離されていた。
蠢く舌、蠢く唇。それらは互いの命を求めるかの様に、痛みを求めるかの様に激しく、激しく。
やがて唇が互いのそれから離れ、僅かな距離を開けた二人は視線を絡ませた。
互いの熱く湿った瞳はただ互いだけを求めていた。二人はもう一度、唇を重ねた。
捩れる様な時が、二人の上から覆い被さる。窓の外からは闇と冷たい空気が、硝子越しに伝ってくる。
指が這い、唇が這う。令は祥子のタイを解き、祥子は令の首筋に口付けをする。
令の指が祥子のスカートをたくし上げ、祥子は令の胸元へと手を伸ばした。
制服越しにも張りのある豊かな柔らかさが祥子の指の先にまで満ちる。
令の掌は吸い付けられる様な柔らかさと上質の絹の様なしなやかさを祥子の太腿から感じた。
祥子の指が制服越しに令の双丘を覆う戒めを解こうとしたとき、太腿の付け根から感電した様な刺激を覚えた。
「やぁっ……駄目よ、令」
けれど祥子の言葉は虚しく闇に消え、令の指はしなやかに祥子の中心へと至っていた。
熱が弾けた。
薄布越しにも溢れる熱が令の指を濡らし、薄布越しにも感じる動きが祥子の熱を放った。
祥子の狭間から染み出る熱の欠片が令に熱を与え、その度に令の指が軽やかに動いている。
祥子は熱に白み掛ける頭を振り、戒めの解かれた令の胸元を求め彼女を覆う制服を一気に捲り上げた。
911不在:04/11/20 23:02:43 ID:FnbGmEuU
いきなりの動作に令の手が祥子の熱溢れる中心から離れ、祥子の手によってまるで自ら促したかの様に令は制服から解き放たれた。
そのまま祥子は、令を床に倒す。その時共に剥がれた戒めの無い令の胸が大きく弾む。
祥子は吸い寄せられる様に片方の突端を口に含み、もう片方に掌を当てた。
形のいいそれは日頃鍛えている事もあって、指先に力を加える度に適度な弾力を返してくれた。
祥子の口に含まれた突端は硬く尖っていて、祥子が舌を動かす度に抵抗を与えていた。
突端の周りに舌を這わせ、僅かな柔らかく硬い凹凸を舌先で覚える。
舌先を尖らせ突端を押したとき、令の口元から嘆息が洩れた。
「……ねぇ、祥子。暖めて。私を、抱きしめて」
嘆息の後、令はそう呟いた。
その言葉に祥子は、令の乳首に軽く歯を立てると、小さな令の呻きと共にゆっくりと身を起こした。
「令、脱がせて頂戴」
祥子はそう言うと、令の手を掴み、身を起こした。
身を起こした令は祥子の腰に手を伸ばして制服を摘むと、ゆっくりとそれを持ち上げた。
その動きに祥子は諸手を上げる。令は祥子の首まで上がった制服を、裏返すようにそのまま持ち上げた。
祥子の艶やかな髪が踊り、首筋を覆い、未だ守られている豊かな胸元を覆った。
令は祥子の肩紐に手を掛け、背中の戒めを解いた。重力に導かれ解け落ちる戒めに、祥子の胸が大きく弾んだ。
令は立ち上がると、エスコートする様に祥子の前に手を差し出した。
まるでダンスをするかの様に、祥子はその手を取り、立ち上がった。
月明かりは窓越しにも届かず、星明りでは心許無い。
そんな漆黒の暗闇に身を委ねていた二人は、そのまま互いの首筋に腕を回した。
瞳は涙に濡れてはおらず、口元は熱に濡れている。
舌を差しいれ互いの命の欠片を交換し、互いの口中を舌で掻き雑ぜ、互いを味わう。
二人は導かれる様に、ベッドへと倒れこんだ。
令は祥子の胸に手を当て、仕返しとばかりに力を込めた。
令の胸にも劣らない弾力が指先に返り、それが令の動きをより一促す。令の掌の中で、祥子の突起が硬さを増していた。
祥子の口から洩れる熱い吐息と共に、長い髪が宙を舞い、令の肩を擽る。
912不在:04/11/20 23:03:40 ID:FnbGmEuU
胸から韻律に乗って響く刺激を吐息に変えながら、祥子は令の中心を覆う布に手を掛けた。
一瞬の逡巡を胸越しに令の指から感じる。その間隙を突く様に、祥子は一気にそれを下ろした。
「だ……駄目」
「貴女だってさっき私に同じ事をしたでしょう?」
怯えた様に目元を震わす令に、祥子は冷たくすら見える薄い笑いを浮かべて答える。
そのまま祥子は、令の中心へと手を差し入れた。
「あ……っ」
言葉にならない令の声と共に、祥子の指を温かい雫が滴った。
祥子は令の熱に濡れた指を、令の中心から離した。
離れた指にほっとした様な、けれど少し寂しそうな表情の欠片を瞳に浮かべた令の顔を見詰めた祥子は、
徐に令の熱に濡れた指を令の唇へと近づけ、一気にそれを差し入れた。
いきなりの事に驚きを頬に浮かべた令に、祥子が笑いかけた。
「私を心配させた、罰よ。令」
そのまま祥子は有無を言わさず令の中で動き回った。祥子の指は一本一本令の歯をなぞり、唇の裏や口の天井を刺激した。
思いもよらぬ快楽に身を捩っていた令は、やがて驚きから我に帰ると、口の中を攻め立てる指への反撃を開始した。
見るからに呆然としていた令からの突然の反撃は、祥子の指先に集まる神経を激しく攻め立てていた。
唇を窄め指をしゃぶり、同時に舌全体を使って指を包み込んだ。ざらざらとした舌先が祥子の爪先を攻め節々を攻める。
激情が波の様に襲い掛かり、祥子は思わず大きな溜息を吐いた。
その隙に令は祥子の薄布に手を掛けた。
それが太腿の半ばまでずれた時、今一度令の中心から全身を駆け巡る熱が沸き立った。
「私が……令を暖めるから」
祥子はそう呟くと、令の身体に対して十字を描く様に、身体を動かした。
唇に攻め立てられたままの指はそのままに、もう一方の手を令の秘部に当てた。
触れただけで鼓動を刻む様に溢れる熱が祥子の手を濡らす。
祥子は令の秘部にある突起に指を当てた。転がす様に指の腹を押し当てると、もう一方の指に吐息交じりの熱が掛かる。
祥子が指を動かす度、共振する様に咥えられた祥子の指も令の舌先で攻め立てられる。
両の指先から伝う快感に身を委ねながら、祥子は令の敏感な部分を親指と人差し指で摘み上げた。
「ああっ!」
思わず声を上げる令に慈しむような眼差しを向けた祥子は、唇を令の胸に添えた。
913不在:04/11/20 23:04:04 ID:FnbGmEuU
ほんの少し出した舌先を小刻みに震わせながら、柔らかな丘を征服する。唇が触れ舌が這う度に乳房は揺れ、
弧を描く様にそれは突端を少しずつ攻めてゆく。
一方それぞれの手は片や令の唇の内側で蠢き、もう片方は溢れる熱をさらに増やすべく、秘部の突起を攻めている。
しなやかで弾力に富む令の躰は熱を帯び、うっすらと玉の様な汗を帯びていた。
祥子は令の胸に薄っすらと浮かぶ汗を味わいながら、突端を甘噛した。令の口から、呻きが洩れる。
「令、暖かいわ」
「祥子……」
「……大丈夫。私を信じて」
不安げに呟いた令の目を、祥子は乳首を攻め立てながら見詰めた。
目元に微笑を湛えて。舌の動きは、止めないまま。
令の口から、吐息が規則的に洩れている。
祥子は秘部の突起を攻め立てていた指を、そのまま中心部へと動かした。
溢れる熱い蜜が出でる場所、そこに祥子は指を添える。祥子は、顔を上げた。
目を閉じて快楽に咽ぶ令を愛しげに見詰めると、その指を歪みへと沈ませた。
「あああっっ……!!」
一際大きな令の叫びが、空間に満ちた。合わせて熱い蜜が溢れ出て、祥子の指を湿らせる。
蜜はそのまま潤滑油となり、祥子の指を促した。
令の歪みに潜む坩堝に、祥子の指が至る。祥子はそこを見出すと、指先に力を加えた。
「ああっっっっっ……さちこぉ。さちこぉっ……!」
令はそう叫ぶと祥子の躰を両腕に抱いた。狂おしい程に抱き、祥子の肩に爪を立てる。
祥子は肩に鋭い痛みを感じながら、歪みの坩堝を攻め立てた。
激しく。激しく。激しく。激しく。
「あああああっっ!!!――」
914不在:04/11/20 23:04:20 ID:FnbGmEuU
窓の外を見上げた。
中空に浮かぶ月は白く丸く、まるで令を見守る様にそこにあって。
もしかしたら今なら、手が届くのかもしれない。そう思える程に低くて大きくて。
令は、窓を開けた。冷たい空気が、火照った肌を冷やす。しなやかな裸体が、月明かりに照らされる。
令は手を伸ばした。高く高く。
けれど月には、届く筈も無くて。
「……令、寒いわ」
ベッドにいた祥子が、令の裸の背中に声を掛けた。
「……ごめん、祥子」
令はそう言って振り返り、シーツに包まった祥子へと歩み寄った。
手に届かないもの。最早、戻らないもの。
そして、手の届くところにいる人。
令は、手を伸ばした。
宙にではなくて、目の前にいる大切な人へ。
祥子は、令の差し出した手を、そっと握った。シーツを肌蹴させ、立ち上がる。
祥子はそっと、令を抱きしめた。熱を帯びた肌が重なる。
肌の温もりを感じながら、溢れそうになる涙を令は、そっと堪えた。
月の光を浴びながら、令は祥子の肩をそっと抱いて、言った。
「風邪引いちゃうから、服着ようか。……そしたら暖かいお茶入れて、一緒にケーキ食べよ?」
「私、邪魔じゃない?」
祥子は上目遣いに、令を見た。不安げな瞳、その瞳を令は見詰めた。
そして、テーブルの上にある、写真立てを見下ろした。
「由乃もきっと、喜んでくれるよ」
令の言葉に、祥子もテーブルを見下ろした。
写真立ての中にいる由乃は、月明かりの中、変わらない笑顔で微笑んでいた。
915不在:04/11/20 23:04:52 ID:FnbGmEuU
以上です。
長々とありがとうございました。
916名無しさん@ピンキー:04/11/20 23:11:33 ID:TABgiVMj
GJ!!
なんかこう…ジーンときた
良いモン読ませてもらいました
917名無しさん@ピンキー:04/11/21 05:15:35 ID:EreKY1Qo
>>882
遅レスですが甘々な聖様GJ
個人的にはもう少しエロシーンが濃厚な方が良し。
918名無しさん@ピンキー:04/11/21 06:04:42 ID:rHHcxCWR
GJだけど、何かせつねぇ。゜(゚´Д`゚)゜。
919名無しさん@ピンキー:04/11/21 19:51:03 ID:VzwSj5w6
よしのん・・・(ノД`)シクシク
920名無しさん@ピンキー:04/11/21 20:30:48 ID:XK3mCo2R
由乃の死を出汁に使うっていうのはこれまでありそうで無かったネタだね。
921名無しさん@ピンキー:04/11/21 21:53:40 ID:VzwSj5w6
しぼんシリーズ流行の兆し
922名無しさん@ピンキー:04/11/21 22:03:15 ID:OieUqP1g
程よくやなシリーズだな。
923名無しさん@ピンキー:04/11/21 22:05:45 ID:wIRg1men
凸さまを誑かしたアレを何とかしちゃって欲しい
924名無しさん@ピンキー:04/11/22 11:45:45 ID:cdR+djhL
最初サイトで読んだけどまさか由乃んがあぼんとは
思わなかったので読んでブルーになりました。
925名無しさん@ピンキー:04/11/22 13:03:04 ID:Md/t4SD7
祐巳しぼんシリーズは結構あるので、祥子あぼんでお願いします。
926名無しさん@ピンキー:04/11/22 14:48:35 ID:t2EuJBU6
むしろ全員あぼん希望
100年後かそこら、天国で再会した薔薇姉妹’sは嬉しさのあまり乱交開始
そしてその狂宴を見つめる一人の女性

「だめ、マリア様がみてる」
927名無しさん@ピンキー:04/11/22 15:49:53 ID:JL1W4m9Q
流れに逆行して、オーソドックスな祥×祐の投下です。
ありがちなシチュなので既出だったらすいません。
ライトなノリです。
感想もらえると嬉しいです。
NGワードは「前半後半」
928927-1:04/11/22 15:51:43 ID:JL1W4m9Q
その日は「何もしない」と2人で決めていた。
朝食を終えた後、1階のテラスに敷いたシートの上でゴロゴロしながら談笑した。
セミの声をBGMに、途中でリスなんかが寄ってきて祥子さまになついているものだから
「私1人の時は逃げて行ったのに!」って冗談半分に口を膨らませると、祥子さまは笑顔で
「そんな顔してると、今度も逃げてしまうわよ」なんて返してくれて、2人でいっぱい笑った。

昼食を終えた後は、お願いして2階の祥子さまの部屋に場所を変えた。
少しでも祥子さまの近くにいたい気持ちから出た単なるワガママなんだけど、祥子さまは
何を言うでもなくOKしてくれた。
祥子さまと同じ香りのする大きめのベッドに2人で寝転がって、祥子さまは避暑地での思い出とか、
キヨさんや源助さんのことをいろいろ話してくれた。
私は、家族で旅行に行った話ぐらいしかできなくって、恥ずかしいけど庶民的な夏の話をした。
祥子さまは、心から楽しそうに聞いてくれた。
929927-2:04/11/22 15:52:35 ID:JL1W4m9Q
しばらく経って「そこで祐麒が」なんて、弟の失敗談なんかを面白おかしく話していたら、何の前触れも無く
祥子さまはゆっくりと身体を上半身だけ起こすと、ベッドの上に座った。
寝転がったままキョトンとしている私をまっすぐ見つめる祥子さまの瞳は、心なしか普段より潤んで見えた。
「祐巳」
よくわからないけど、私の名を呼ぶ祥子さまの表情は、とても優しくもあり、少し艶っぽかった。
「昨日は本当に、ありがとう。私、姉として、あなたを誇りに思うわ」
本当に突然に言うものだから、ちょっとの間驚いて、そして、ようやく褒められた事に気づいた。
”昨日は”とは、曾お祖母さまのお誕生会での1件だろう。
私は、自分の選んだ行動が間違いではなかった事を、大好きなお姉さまからあらためて言葉として聞き、
胸がいっぱいになった。
「私のお姉さまはね、私が迷って悩んだ末に出した答えが正しいものだったとき、自分のことのように
喜んで、そして沢山褒めてくれたわ。そんな時、私は本当に幸せな気持ちになれたの。だから祐巳にも
同じようにして幸せな気持ちになって欲しいの」
言い終え、ゆっくりと近づいてくる祥子さまの顔が、既に貰った言葉だけで嬉しくって泣きそうな私の視界を
少しずつ占領していった。
横たわる私の、顔の横をかすめてベッドに着地する、絹のように滑らかな黒髪。
少し紅く染まった祥子さまの美しい顔。
セミの声なんて、もう全く耳に入らない。
鼻先が触れ合うほど近づいて、胸の鼓動がどんどん大きくなって苦しいくらいで。
クラクラする頭の中で「うわー」って、100回ぐらい言った。
「祐巳」
囁くような声で名を呼ばれて、気が動転してるから「ふぁい」なんて間の抜けた返事。
狸顔の私の頬を、祥子さまの白くて細くて、ものすごく綺麗な指が触れたと思った瞬間、唇と唇が重なった。
とっても優しいファーストキスは、想像よりずっとずっと甘い味がした。
頭が真っ白になって、電気が走ったみたいにチリチリした。
930927-3:04/11/22 15:53:58 ID:JL1W4m9Q
触れるだけのキスを何度か重ね、徐々に唇を重ねる時間が長くなる。
そうして口の中に入ってきた祥子さまの舌が、求め合うよう自然に私のとからまる。
身体の水分が全部集まってると思えるほどたくさんの唾液が出て、祥子さまのと混じって、また私の口に
戻ってきた。
私の身体は、祥子さまがしてくれる動きに合わせるようにビクビクと勝手に動いて、自分のじゃないみたいで
怖くなって、夢中で祥子さまにしがみついた。
私の不安を消すように、祥子さまは何度も「祐巳」って呼んでくれた。
私は、大好きな気持ちとか、ずっと一緒にいたいという気持ちとかいろいろ伝えたくて、でも言葉にならなくて
「おねえさまぁ」ってただそれだけ、2人の口の隙間から何度もこぼれた。
そんな私を、祥子さまは優しく、でもしっかりと抱きしめてくれた。

夕食は、何を食べたのかも会話の内容も全然覚えてなくて、お風呂に入ってる間もずっとボーっとしてて、
危うく茹でダコになるところだった。
部屋に戻って横になっても全然眠れないし、切なくてたまらないし、意を決して祥子さまの部屋の扉をノックした。
祥子さまは優しく微笑んで「きっと来ると思ったわ」って迎え入れてくれて、いっぱいエッチな事を教えてくれた。
私はシーツをすごく汚しちゃって、ごめんなさいって何度も言って、それでも祥子さまは続けるし、
もう何がなんだかわからなくなって…
931927-4:04/11/22 15:54:37 ID:JL1W4m9Q
「あーもう!これ以上は恥ずかしくて言えないよう」
祐巳は、話の途中から胸に抱えていた羽毛の枕に顔を埋める。
「もう、はこっちのセリフよ。恥ずかしいも何も、そこまで引っ張ったんなら最後まで話しなさいよ。もう!」
由乃は祐巳に、自分の枕を「ぼふっ」と投げつけた。

今夜は、「夏の思い出を語り明かそう!」ということで由乃が主催したパジャマパーティー。
祐巳、由乃、志摩子の2年生トリオの結束をより強固に、という建て前なので他の面々は召集されていない。
自作のお菓子を手土産にどうにか居座ろうとした令も、既に由乃にどやされつつトボトボと帰宅している。
最初は普通に夏休み中の思い出話をしていたが、いかにリリアンの山百合会と言えど中身は年頃の女の子。
夜も更けてくると、どうしても話の方向性は変わる。
誰かが初体験の話題を出し、祐巳が「それなら、この夏に…」と口を滑らせ、それに2人が飛びついた。
引くに引けなくなった祐巳は、2人も何か自分の経験を話す事を条件に、自分の持つ唯一の体験談を
ご丁寧にも事細かに暴露していた、というわけだ。
932927-5:04/11/22 15:55:15 ID:JL1W4m9Q
「だいたい、誰もそこまで詳細に語れなんて言ってないわよ。聞いてるこっちが恥ずかしい」
口を尖らせる由乃の顔は赤かったが、そんな事を言われた祐巳の顔は、その数倍赤かった。
「し、志摩子さんの初めてはどうだったの?聖さまとはどんな感じで…」
恥ずかしくて恥ずかしくて、話題を変えてはぐらかそうとする。
「そうね…想像にお任せします、かしら。お姉さまとの思い出は、自分の中だけにしまっておきたいから」
お気楽な自分との違いにショックを受けたのか、祐巳は表情が3回ほど変わり、最後には明らかに
落胆した顔でうつむいた。
誰にも言わないから安心して、と志摩子がフォローを入れると、祐巳はうなずいて笑顔を見せた。
由乃もそれ以上は追求せず、志摩子に話題の矛先を移す。
「ふーん、さぞかしロマンチックなんでしょうね。なら乃梨子ちゃんとはどうなのよ?」
「乃梨子? 乃梨子はああ見えて、”そういう時”にはとても可愛い声で甘えてくるわね。それに、とても積極的で」
現白薔薇さまの貫禄か、単純に性格なのか、赤裸々な内容をニコニコと笑顔で続ける志摩子。
質問した由乃も、立ち直りを見せた祐巳も、真っ赤な顔で身を乗り出し、ふんふんと鼻息荒く聞き入ってしまった。
シスターがそばにいれば、こっぴどく注意されるに違いない姿…。
「おしまい。次は由乃さんの順番ね」
「私の場合は…ロマンスのかけらも無かったかも」
由乃は複雑な顔をした。
「そういう事には早いうちから興味が有ったんだけど、身体が弱かったから実行はできなかったのね。で、
手術をして、丈夫になったお祝いってことで迫ったら、令ちゃんってばブチブチ言い訳して逃げようとするの。
それならスールを解消する!って突きつけたら急に大人しくなって、”じゃあ優しくしてね”だってさ…まったく。
何だか、時代劇の悪者が町娘をテゴメにしたみたいで後味が悪かったのよね。…2人とも、お姉さまがしっかり
リードしてくれててうらやましい。それに比べて令ちゃんときたら…」
苦笑する友人2名の目の前で、ここからが本題とばかりに日ごろの鬱憤が爆発する。

パーティーはそのまま「由乃のストレス発散会」に姿を変え、東の空が白んだころに幕を閉じることとなる。
933927:04/11/22 15:56:47 ID:JL1W4m9Q
以上です。
楽しい雰囲気が伝われば幸いです。
934名無しさん@ピンキー:04/11/22 16:10:58 ID:okThFSXU
いや、伝わったけどさ。
省略されたところこそが肝心なわけで・・・
でもGJ!!
935名無しさん@ピンキー:04/11/22 18:41:58 ID:MAMpNkjr
角砂糖ばりぼり食ってるみたいに甘かった。王道まんせー
936名無しさん@ピンキー:04/11/22 18:45:46 ID:PqT1kXxl
>>926
ワロタw
937名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:59:16 ID:lXki+C/z
>>927
しえーらほてーる!
>私はシーツをすごく汚しちゃって、ごめんなさいって何度も言って、それでも祥子さまは続けるし、
いつか、いつか補完しなされ。
938927:04/11/23 09:15:09 ID:IHSxA891
感想ありがとうございます。
確かに、エロシーンを省略したのはマズかったかもしれませんね。
ということで、祥子視点で補完したものをロダをお借りして上げました。
幾分ライトタッチから離れているかもしれませんが、こちらも激甘にしたつもりなので
よろしければどうぞ。
939名無しさん@ピンキー:04/11/23 10:32:31 ID:bOVOBwRP
(;´Д`)ハァハァ GJ!!!
由乃話の続きもお願いします。
940名無しさん@ピンキー:04/11/25 15:12:54 ID:oXTmYpGr
>>927
果てしなくGJ !!
祥祐好きとしてかなり大興奮でした。
中略されたと残念に思いきや、のあぷろだ投下部分もGJ!
ショボーンさせておいて投下するその手管が憎い
941名無しさん@ピンキー:04/11/26 00:12:01 ID:8Y/9AwnH
ところでもうすぐ950だが次スレのタイトルはどうするんだ?
アニメ版のを元にするとしても語呂がよくない気が…。
942名無しさん@ピンキー:04/11/26 00:48:04 ID:fIz29Q57
>>941
「淫乱の姉妹宣言」
943名無しさん@ピンキー:04/11/26 01:34:01 ID:mon2iaTR
波乱の受胎告知
944まとめ1:04/11/26 03:13:06 ID:cMbepUyz
25            
38-39 40-45 47-49 タイトル「雨音・水音」 NGワード「水」
73-74 78-80
82-84 93-97 タイトル「人形遊戯」 NGワード「sk」
117 120
142-147 タイトル「シロイバラ」 NGワード「sk」
171-176 タイトル「柔軟体操一緒にやろう」 NGワード「sk」
235 237-238 414 416-421 423 タイトル「224」 NGワード「冬」
294-297 301-303 305-308 331-338 403-409 タイトル「先代の三角関係」
362-366
377
379-382 NGワード「キズ カナ ユウ 特一」
390-395 タイトル「 Fighting Girls 」 NGワード「凸米」
945まとめ2:04/11/26 03:13:28 ID:cMbepUyz
509-515 タイトル「508」 NGワード 「一眼レフティ」
524-525 タイトル「黒志摩子」
533-536 745-751 タイトル「My eyes on you 」 NGワード「講堂」
547-558 560-565 567-572 タイトル「ティータイム」 NGワード「紅さそり」
589-593 610-615 タイトル「December」 NGワード「ys」
598-602 タイトル「私の星」 NGワード「暴走可南」
672-682 タイトル「DOLLS」 NGワード「チョコ」
718-732 NGワード「マフラー」
850-863 タイトル「白薔薇危機一髪」 NGワード「ソリ」
872-881 タイトル「ツキウサギ」 NGワード「get-a-get」
905-914 タイトル「不在」 NGワード「absence」
928-932 タイトル「927」 NGワード「前半後半」
946名無しさん@ピンキー:04/11/26 05:03:31 ID:E9nJmDQI
拘った作品で決めてみっか。蓉子様のアナル調教とか。
947名無しさん@ピンキー:04/11/26 08:24:05 ID:yJEZC9mb
>>944-945
まとめ乙!
948名無しさん@ピンキー:04/11/27 12:54:59 ID:thrLsKY7
新刊が発売される事だし、
イン ライブラリーを変えたのじゃだめなのか?
949名無しさん@ピンキー:04/11/27 14:21:29 ID:f2hGQSBx
>>948
淫乱ぶらりー
950名無しさん@ピンキー:04/11/27 14:22:05 ID:pLIrUYm1
安直に「エロ ライブラリー」とかか
951名無しさん@ピンキー:04/11/27 16:32:39 ID:8NCHrtJW
>>950
エロ ライブラリー に一票。
952名無しさん@ピンキー:04/11/27 17:58:34 ID:fJ+Rn3QV
>>951
同じく
953名無しさん@ピンキー:04/11/27 18:48:44 ID:iI6X+bQ6
イン エロブラリー

だめ?w
954名無しさん@ピンキー:04/11/27 19:02:15 ID:tzxiFrXI
>>950に一票入れときます
955名無しさん@ピンキー:04/11/27 20:10:18 ID:Ky5H2/y/
エロ・ライブラリーでいいんじゃね?
別に奇をてらう必要もないだろうし。
956名無しさん@ピンキー:04/11/27 22:18:40 ID:fILXL91e
エロ ライブラリーに一票。
957名無しさん@ピンキー:04/11/28 02:35:27 ID:+Ic7arpL
スーパーサイヤ人ブロリー
958名無しさん@ピンキー:04/11/28 02:57:12 ID:LPVTzH4/
ワラタ
959名無しさん@ピンキー:04/11/30 00:21:24 ID:Tr5FMoik
おまいら何か言えよ!
保守
960名無しさん@ピンキー:04/11/30 00:27:02 ID:L+cXn6+w
え?何か?じゃあ……

これだからこれだから祐巳ヲタは。
正規のファンは保守ついでに点呼なんかとらないよ。
961名無しさん@ピンキー:04/11/30 00:33:34 ID:ptOz4iNv
えらいサビレようだなぁ…
新刊出るまでの辛抱か
962名無しさん@ピンキー:04/11/30 00:45:41 ID:clH/C1XG
新刊出るまで次スレは立てない方向でいいのか?
とりあえずこれくらいのペースの方がいいだろう。前までが異常だったんじゃないか。
963名無しさん@ピンキー:04/11/30 02:14:02 ID:Tr5FMoik
>>960
ついカッとなってやった
今は反省している

>>962
次スレは新刊でるまでおあずけか?
とりあえず立てといたほうが良いんじゃないかと思うよ
職人さんだってSS落とす場所無くなっちゃうし
964名無しさん@ピンキー:04/11/30 21:16:39 ID:f9bzLkbO
・住民がスレ立てる→保守カキコと職人叩きのループ
・職人がスレ立てる→「ここはテメーのオナニースレじゃ(ry」ってな粘着が湧く

どっか避難所作って、職人と住人の連絡を取り合った方がいくない?
965名無しさん@ピンキー:04/11/30 22:01:12 ID:Wm1gxNjG
読み手も書き手もスルー推奨。
それが出来ないのなら避難所立てても同じ事だと。

このペースだと980ぐらいまで次スレ立てなくてもよさそうだな。
一応立てるだけ立ててみた方が良いと思う。
立てても寂れて落ちたとしたらそれはもうしょうがないだろうが。
966名無しさん@ピンキー:04/11/30 22:10:38 ID:PF5h7iLr
禿同。避難所立ててもそのまた避難所が欲しくなるのがオチ。
スルーするしかない。

初期はこのペースでも早かったんだしそう簡単に落ちはしないだろう。
とりあえず誰か立ててみてくれ。
967名無しさん@ピンキー:04/11/30 22:49:53 ID:d/tsctWx
じゃあ立ててみますね。
968名無しさん@ピンキー:04/11/30 22:55:50 ID:d/tsctWx
マリア様がROMってる〜エロ ライブラリー〜
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101822712/

次スレ立ちました。SSでもネタでも書いてくださいな。
969名無しさん@ピンキー:04/11/30 23:29:37 ID:WinbgJc9
>>968
乙。
970名無しさん@ピンキー:04/12/02 10:30:38 ID:O1SPl7bN
えっと・・ここ埋める?
それとも待ち?
971名無しさん@ピンキー:04/12/02 23:26:18 ID:nEGlN0Q0
普段投下しにくいようなSS待ちってことで。
この過疎っぷりならそれもないか…
972名無しさん@ピンキー:04/12/03 00:38:57 ID:XT1vWZw6
この際だから、エロ無しでも良いんじゃない?。
973名無しさん@ピンキー:04/12/03 03:03:41 ID:MRV0sI5s
良いわけないじゃん
974名無しさん@ピンキー:04/12/03 13:24:25 ID:Xo+0D/HX
エロかろうがエロくなかろうが、面白ければいいと思うんだな
975名無しさん@ピンキー:04/12/03 15:25:54 ID:9feww2NU
でもエロを題材に扱ってもらわんと。エロパロスレだし。
結果的にエロよりも他のテーマがクローズアップされるのは、
また乙だと思うが。
976名無しさん@ピンキー:04/12/04 00:24:07 ID:9WTk6vQM
まぁ、エロくないスレは既にあるからそっちに落としてこちらに誘導レスつければいいでしょ。>エロなし
エロくない作品はこのスレに3
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089502253/
977名無しさん@ピンキー:04/12/06 12:55:16 ID:F564KcYb
埋め
978名無しさん@ピンキー:04/12/06 15:31:11 ID:F564KcYb
PINK板は、エロが許可される板なのであってエロでなければ許可されない板ではない。

なのでエロ無しも遠慮無しにカモーン!
979名無しさん@ピンキー:04/12/06 18:29:12 ID:SMWM4tAA
まあ、それに埋め段階だからエロがあろうがなかろうが…。
職人方には良作期待してる。
980名無しさん@ピンキー:04/12/06 22:42:49 ID:F564KcYb
あれ?
書き込めない?
981名無しさん@ピンキー:04/12/06 23:17:59 ID:7FV7T11a
ume
982名無しさん@ピンキー:04/12/07 01:36:59 ID:OXRRr2q5
UME
983名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:22:26 ID:auEmosgg
ドーン
984名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:22:50 ID:auEmosgg
IDが携帯電話
985名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:23:24 ID:auEmosgg
オマイラここのスレ埋めろよ〜
986名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:23:43 ID:auEmosgg
ベタで〜す
987名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:24:26 ID:auEmosgg
>>1000ゲトの際にマリみて関連の願い事を言うと叶います。
988名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:35:59 ID:J5Ye4w3W
祥子「祐巳、何をしているの!
「ロザリオを渡すのよ。早く妹を決めなさい!
祐巳:そうは言いますが、お姉さま。性欲をもてあまします。
祥子「祐巳、今は妹の決定だけに集中して。
祐巳:そうやってシラを切っているつもりですか? お姉さま。
祥子「あなたが頼りなのよ。
祐巳:あぁ、愛液が噴き出してきました。
祥子「ま、まっ、待ちなさい!
「・・・むき出しのメスチンポを打ち込んで!
祐巳:ふふふ。ほら、言ったとおりですね。

祥子:ぅあ! ・・・あ、あぁ・・・祐巳!
:ブランクがあるとは思えないわ。
989名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:36:33 ID:J5Ye4w3W
令「失礼。
祐巳:このボーイッシュは?
祥子「支倉令、昨年のミスターリリアン。山百合会のまとめ役よ。
祐巳:性欲をもてあまします。
令「わかったわ、私を調べていいわ。

「玩具のように弄んで!
「あっ、あん! 祐巳ちゃん!
990名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:37:07 ID:J5Ye4w3W
瞳子「はじめまして祐巳さま。
祐巳:誰?
祥子「ああ、まだ紹介していなかったわね。親戚の松平家の子、瞳子ちゃんよ。
瞳子「どうしました?
祐巳:いえ、高飛車なお姉さまの従姉妹がこんなにかわいい女の子とは、性欲をもてあますわ。
瞳子「祥子お姉さまの妹とデキるなんてうれしいです。お口に出してくださいね。

「祐巳さま! 祐巳さまぁ!

「拘束されました。
祥子「祐巳、瞳子ちゃんとの淫行はこれ以上許されなくてよ。
祐巳:えっ? どういうことです?
:お姉さま! 彼女とセェーックスさせてください!
祥子「ダメよ。彼女はもらったわ。
祐巳:お姉さま!! 裏切りましたね!
祥子「知らないわ。
祐巳:私は、負け犬よーっ!
991名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:37:41 ID:J5Ye4w3W
聖「らしくないなぁ、祐巳ちゃん。
祐巳:聖さま! どうして?
聖「君と同じく淫行生活だ。
「たまには女子大生ともヤったりはしてるけど。我慢できなくなってね。
祐巳:聖さま・・・。
聖「祐巳ちゃん・・・。
祐巳:やりませんか。
聖「激しい一面もあるよ。たっぷり30分はプレイするといい。

「祐巳ちゃん、まだよ! まだ終わってない!
「うあっ!

祐巳:聖さま、私は・・・。
聖「言わないで、祐巳ちゃん。
992名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:38:14 ID:J5Ye4w3W
柏木「だ、誰だ?
祐巳:花寺の元生徒会長、柏木優さんですね。性欲をもてあまします。
柏木「本当かい? ならば、性器を早く出してくれないか。

「ぐおぁぁぁ!
「うっ、うおっ、うあああああ!

祐巳:黄薔薇のつぼみ、島津由乃さんね。性欲をもてあますわ。
由乃「う、うぅ・・・さわらないで!
祐巳:黄薔薇革命!?
由乃「そうよ。そのロザリオに触れると、それ共々、令ちゃんが爆発する。
「あなたが理事長のお気に入り?
祐巳:あなたは?
由乃「私は手術後の由乃。あなたが噂どうりの女か試させてもらうわ。来て!

「う、うぅ! 久しぶりね・・・。
993名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:38:46 ID:J5Ye4w3W
祐巳:イっちゃったの?
由乃「ごめんね、つい・・・もう一度いこうか?
祐巳:いいの?
由乃「6発以上生き延びた奴はいないわ。
祐巳:あやしいものね。
由乃「よし、生き返った。さぁ、いくわよ。

「んん、いいセンスね。そろそろ本気を出していこうか。
「なに?
「う、うあぁっ! 細川可南子っ・・・背後霊のくせに!
「邪魔が入ったわ、また会いましょう!

乃梨子「弥勒・・・。
994名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:39:17 ID:J5Ye4w3W
祐巳:乃梨子ちゃん、あれは乃梨子ちゃんです!
:お姉さま、間違いありません。
祥子「そんなはずはないわ! 彼女は、お聖堂であなたに・・・。
令「そう、イカされたはず。
祥子「祐巳。とにかく、蔦子ちゃんとの合流を急いで。
祐巳:わかりました。

蔦子「シャッターチャンス!
祐巳:そのカメラ、あなたが蔦子さん・・・。
:あなたがこんなに女らしいとは思わなかった。
蔦子「やっぱり私に気があるのね。
祐巳:あなたのメガネに惹かれたの。
蔦子「最初はカメラで、今度はメガネ、次はどこかしら?
祐巳:性欲をもてあますわ。
蔦子「わかった。祐巳さん。

蔦子「頭が、痛い・・・。
祐巳:どうしたの?
蔦子「こないで祐巳さん! うぁっ!
祐巳:大丈夫?
995名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:39:51 ID:J5Ye4w3W
:あなたは?
三奈子「私は築山三奈子。あなたのことは手に取るようにわかるわ。
「・・・ん〜、ムケていないようね。
祐巳:なにを・・・!
三奈子「オーッホッホッホッホ!

「さぁ蔦子さん、この子のタマタマをぶち抜くのよ!
祐巳:何をしているの。撮るのよ、怯まないで!
蔦子「あぁーーーーーー!
三奈子「記事が、書けない・・・。そんなバナナ!
「あなたの記事が書けない! フィクション小説!
――――呼び出し

三奈子「頼みがあるわ。
祐巳:何ですか?
三奈子「これが初めてなの。
祐巳:わかりました。
三奈子「ふふふ・・・私の中で大きな・・・大きくなりつつある・・・。
996名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:40:26 ID:J5Ye4w3W
蔦子「祐巳さん。
祐巳:蔦子さん・・・。
蔦子「あんっ! さぁ、イッて!
祐巳:蔦子さ〜〜〜ん!
蔦子「ああぁーーーーーっ!
「あぁ、よかったぁ。
祐巳:百合棒が心地よかったのは確かね。

静「ロサ・オマンコよ。
祐巳:フギギッ
:性欲をもてあまします。
静「こちらこそ。

祐巳:ひどい臭いです・・・。
:うあっ!
静「あなたがそんな常識のない人間だったなんて・・・。
997名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:41:00 ID:J5Ye4w3W
祐巳:祐麒ー!
祐麒「祐巳! 弟に性器を向けるのか!
祐巳:くっ!
祐麒「性体験を楽しんでいるんだよ祐巳は!
祐巳:何を!
祐麒「違うとでも言うのか! 祐巳は俺の仲間を大勢イカしたじゃないか!
祐巳:違う!
祐麒「はっ! ウソをつけ! ではなぜ祐巳はここにいる。
「仲間に裏切られながらもロザリオを投げ出さずになぜここまで来た!!
祐巳:性欲をもてあますわ。
祐麒「祥子さんが卒業するまでの一時を愛し合うこともできる・・・。

「あーー、うああああ!
祐巳:くらいなさい!
祐麒「祐巳ぃーーっ!
祐巳:祐麒〜!
998名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:44:23 ID:J5Ye4w3W
蓉子「水野蓉子よ。百合棒カンチョー罪で全てを海に沈めるわ。
「あなたたち2人は70年代の恥部よ。誰もが蒸し返したくない暗部よ。
「せいぜい仲良くね。性欲の奴隷達。

由乃「これで二人っきりになれた。どう、気分は?
祐巳:悪くないよ。
:回転ベットで熟睡させてもらったわ。一人で寝るにはもったいない。
由乃「それはよかった。このベッドはスグレモノよ。
「じっくりと教えてあげる、これからね。思いっきり感じて。じゃあ、いくわよ。

祐巳:ああぁぁぁぁーーんっ!!
由乃「この臭いが好きよ・・・。タマタマの臭いを嗅ぐと興奮するわ!
999名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:44:52 ID:J5Ye4w3W
祐巳:野良猫、ランチね。
猫「にゃっ!? にゃ・・・にゃー!
祐巳:うあっ!

志摩子「祐巳さん・・・ゴロンタを、犯さないでほしいの。
祐巳:志摩子さん、いま取材を受けているわ。こんな古い温室のなかでよ?
真美「バカな女。
祐巳:真美さん。新聞部の真美さんね。
真実「あなただけは、私が取材する。
志摩子「真美さん! だめよ!
真美「薔薇さまはでしゃばらないで!
祐巳:自ら存在をアピールするなんて、性欲をもてあますわ。
真美「ふふっ、楽しみましょう。

「さぁ、祐巳さん。私を解放して・・・。
「ああーーー!
1000名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:45:35 ID:J5Ye4w3W
志摩子「あなたも・・・ギンナン好き?
祐巳:答えを教えてあげる!
志摩子「痛いわ。は、離して。
祐巳:もったいぶらないで!
「うあぁぁぁっ!
志摩子「お願い、祐巳さん、およしになって!
祐巳:やらせなさい!
「あぁあああーーーっ!

「これじゃ野獣よ・・・。
祐巳:たとえどんな状況でもどんな時代でも・・・。
:マリア像でも、性欲をもてあます。
志摩子「わかった。私も答えを探しておくわ!
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