1 :
前スレ822:
2 :
前スレ822:04/09/11 18:59:46 ID:5P43wz5o
3 :
前スレ822:04/09/11 19:00:30 ID:5P43wz5o
スレ立てました。
関連スレは総合スレッド以外省きました。
からあげチョップ
6 :
名無しさん@ピンキー:04/09/11 20:21:18 ID:Y+IyrosA
乙&即死回避age
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。
+ 。 | |
* + / /
>>1 乙!
∧_∧ / /
<´∀` / / + 。 + 。 *
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
よ、避けてくださいage
即死回避sage
>1乙
取り急ぎかいたからおかしいところがあってもごめんよ
春といっても、まだ寒い。さすがに吐く息が白く凍えたりはしないが、つま先なんかは結構冷える。こんな朝早い時間は陽射しが弱いせいか、特にそう感じる。
HRにはまだ結構時間がある。体育館うらにまわってみると、剣道部はまだ朝練の最中だった。
さすがに戸や窓は閉めてあるから床を蹴る力強い足音でしかわからないけれど、これだけ激しく動いていれば、寒さなんて感じないのかもしれない。
「はい、今朝はここまで」
凛とした声が同乗に響くと、響く足音が穏やかになる。
朝日の差し込む陽だまりを見つけてしゃがみ、風間さんが出てくるのを待つ。
10分ほどして、剣道部員がぞろぞろと出てくる。なかにはこっちを見て怪訝そうな顔をするものもいるけれど、HRが始まる時間が迫っているからか、何も言わず通り過ぎる。
「お疲れ様」
最後に出てきてカギを閉める風間さんの後姿に声をかけると、ちょっとビックリして、それからおはようと笑った。
「どうしたの?」
そういう彼女にちょっと早く起きちゃったからと、理由にもならない言い訳をする。
彼女も本当にそれを聞きたいわけじゃなかったみたいで、それをさして深く追求するそぶりはない。
「ほらほら、しゃきっとしないと」
そう言って僕のほほに触れた風間さんがキャッと小さく悲鳴をあげる。
「どうしたの、とっても冷たいんだけど。ひょっとして、ずっと外で待ってたの? 中に入ってくればよかったのに」
それには答えず、頬から離れかけた彼女の手を手繰ってもう一度頬にあてる。
とても暖かい手だった。
「風間さんの手はあったかいね」
「あ…… ほ、ほらHRはじまっちゃうわよ」
くるりと振り向いて歩き始めた風間さんは、それでも僕の手をぎゅっと握ってくれた。
12 :
11:04/09/12 00:31:06 ID:XKBjyCJ1
翌日は土曜日で、その放課後だった。
彼女の部活が終わるのを待って、二人で帰る。
つなぐ指先からは、彼女の温度が伝わってくる。
なんとなく遠回りをしたくなって、神社の境内へ向かう。ちいさな神社だから無人だし、お祭りとかがない時は、ほとんど人が来ることもない。
「そうだ、こんなの作ってみたの」
社殿の階段に並んで座ると、風間さんがポケットを探って、ちいさなお守り袋みたいなものを取り出す。
「なかにね、唐辛子が入っているの。これをポケットに入れておいたり、首からかけておくと、ぽかぽかとあったかくなるのよ」
風間さんの顔が、ちょっと赤い。今までこれをポケットに入れていたせいだろうか。
ありがとうと言って受け取ると、もう手があったかい。といっても、これは彼女のぬくもりなんだろうけど。なんとなく中をあけようとすると、こぼれると大変だからと止められた。
かけてあげるといって、風間さんがそれを首に掛けてくれる。唐辛子のにおいがほのかに漂った。
風間さんがふふっと笑う。頬に感じる吐息があつい。
「大丈夫? ちょっと顔が赤いけど」
風間さんの頬に触れると、冷たくてきもちいいと小さくささやいた。
ふとその首に、細い紐が見えた。
「じつは、あなたのとおそろいなのよ」
そう言って笑う彼女がとてもいとしく感じた。
そっとくちびるを寄せてみる。
彼女がそっと目を瞑る。
吐息が熱かった。くちびるが熱かった。
くちびるを離すと、彼女の目が潤んでいるのがわかる。
もう一度くちびるを寄せ、舌を絡める。
彼女の舌も口の中も、とろけるように熱い。
もう一度くちびるを離す。
二人とも大きく肩で息をする。
「あれ、なんでかな、とっても熱くて、我慢できないの」
ふふふと笑って風間さんが僕を押し倒すように迫る。
そのくちびるを受け入れると、僕の体の上に心地よい重みが感じられる。
細かく息を継ぎながら、何度もくちびるを重ねる。
こすりつけられる彼女の体が心地よい。
13 :
11:04/09/12 00:32:06 ID:XKBjyCJ1
「だれもこないよね?」
熱い目のまま彼女がそうつぶやき、僕の手を制服の中へ導く。
木綿地の肌着は汗でしっとりとにじみ、肌に張り付いている。
薄い布地ごしに、彼女の胸のふくらみがわかる。その頂点に硬くとがったものがあるのがわかる。
「は、はずかしい。ち、ちがうのよ、わたしそんなはしたない女の子じゃないの。
で、でも、あ、あなただから……」
体中を押し付ける風間さんの重みから逃れるのは物理的には簡単なのだけれど、それが出来ない。
手をスカートの下に伸ばしてみる。ちょっとだけ震えたけれど、ちいさく"うん"と声が聞こえた。
指先が熱い。
くちゅ
布地の上からなぞっているのに、その音がはっきり聞こえたような気がした。
風間さんが体を捩り、腰を擦り付け、指先が布地越しにもっと深い場所に押し付けられる。
「ちょ、直接、さわっても…… いいよ」
それは最後の恥じらいなのかもしれない。本当は"直接さわって"と言いたいのかも知れない。
そんなことを脳の奥の少し冷静な部分で考えながら、布地をずらし、隙間から指を差し込む。
その刹那、びくっと体が震え、指先がぎゅっと締め付けられる。風間さんの体から少し力が抜け、重みが一段と増した。そして彼女は小さく笑って舌を出した。
それが何なのか考えるよりも、風間さんの舌がほしくなって彼女の唇を貪った。
呼吸が苦しくなるまで唇を貪った。
唇を離すと、粘液の掛け橋が、二人をつないでいた。
「あなたを、汚しちゃうけど、許してね」
彼女の言葉の意味がわからなかった。
風間さんが柔らかな何かを横に捨てる音がした。視界の隅でレースのついた淡いピンクの布が、湯気を上げている。
ズボンのファスナーが下ろされる。硬く張り詰めたソレが、風間さんの手で引き出される。
「ごめんね」
また、そうつぶやくと、ソレは熱く濡れそぼった柔らかいものに包まれていく。
下半身が溶けていくような感触に襲われる。そしてソレが何かに突き当たった。
「んっ」
風間さんが大きく息を詰め、ぎゅっと力を入れた。
プツ
音が聞こえたような気がした。風間さんがひどく汗をかいている。
視線が、僕を捕らえたまま離さない。
14 :
11:04/09/12 00:32:44 ID:XKBjyCJ1
「ふふふ、やっちゃった」
達成感と苦痛が混在したら、こんな表情になるのかもしれない。
そのまま体を押し付けられる。顔が押し付けられる。唇が押し付けられる。
ビクビクと脈動する風間さんのナカが、僕のソレを優しく刺激する。
脳の奥が危険信号を発しているけれど、快感に逆らうことなんで出来ない。
今、風間さんの一番奥にいるんだと感じながら、快楽に全身をゆだねる。
「ひゃぁうん」
風間さんの声でやっと自分が暴発したことを知った。体中の力が、風間さんの奥に向かって注ぎ込まれる。
呼吸すら出来なかった。ぎゅっと抱きしめると、風間さんもそれに答えた。
二人の心臓の鼓動が激しく響く。ドドドという鼓動が頭の、体のすべてで響いている。
そして最後の一滴までが彼女の中に打ち出され、隙間からぷちゅぷちゅと音をたて溢れ出す。
「だめ、まだ、おさまらないの」
風間さんの全身が真っ赤に染まっている。きっと僕もそうだ。
階段から落ちないように身を起こし、階段を背に座った僕の上に風間さんが座る状態になる。対面座位というんだっけと脳裏のどこかで考えていた。
制服の下から再び手を差し入れ、ぴっちりしたスポーツブラと一緒に、制服をたくし上げる。
白い肌はピンクに染まってじっとりと汗をかいていた。
唇をそのふくらみの先端に寄せる。風間さんが身を捩るたびに、つながったままのソコからいやらしい何かがぶちゅぶちゅとあふれる。そこに赤い何かが混じっているのを見つけ、脳の奥のどこかにひどく驚いている自分と、うれしくて興奮している自分が共存していた。
額になにかがあたった。ほんのりと温かみを感じる。
額に触れないようにどけようとするとそのはずみに紐から解けて、僕のお腹の上に落ちた。
それは"お守り"だった。解けた口から爪の大きさほどに切った唐辛子と、なにやら黒い縮れた糸のようなモノが覗いている。捲れあがったスカートから、それと同じモノが覗いている。
風間さんがそれに気付き、僕の首にかけていた手を離してそれを覆い隠そうとする。
バランスを崩した彼女を支えた瞬間、ぎゅっと押し付けられた彼女の中に、再び、精を放っていた。
15 :
11:04/09/12 00:33:26 ID:XKBjyCJ1
なんとなく、気まずいまま体を離す。二人だまって、佇まいを直す。
こわれた"お守り"を彼女がハンカチの上に集めて丸めると、カバンの中にしまった。
「おまじないだったの」
さっきまであんなに熱い視線を交し合っていたのに、彼女の目が僕を見ることは無い。
「あなたを、あの子から…… 七瀬さんから奪い取るための」
驚く僕には、まだ目を合わせてくれない。
「わたしの…… それを身に付けてもらって、わたしも同じモノを身に付けるの。
そして、願いが、叶っちゃった」
痛々しい笑顔で僕をやっと見る。でもすぐに目をそらす。
「だから…… これはおまじないが作り出したアヤマチだから、ウソの出来事だから、忘れて。ね?」
目をそらしたまま、彼女が寂しそうに笑った。
脳の中で、なにか熱いものが生まれ、溢れ出す。
「ばかにしないでよ」
彼女の顔を両手で抑え、彼女をにらみつける。それでもそらす視線をじっと待ちつづけ、
彼女の瞳が僕を見るのを待つ。
「そんなおまじないなんか関係ない。風間さんが…… こだちがすきだから…… その…… したんだ」
でもと、言う彼女の前で首から、それをはずす。
「こんなのなくったって、キミを、その、抱きたい」
それでも視線をそらす彼女の手を自分の股間へ押し付ける。
「え、あ、え?」
風間さんの視線が僕を見る。信じてもいいの?とでも言うような視線を真正面から受け止め、頷く。
彼女も頬をそめ、小さく頷いた。
唇を寄せる。
くしゅん
彼女の小さなくしゃみが二人の間に響いた。おでこ同士がぶつかり、目の前に星が散った。
思わず笑っていた。もう、と言って彼女がふいと横を向いた。でも何故か、それは怒っているんじゃないってわかった。
目の前に散った星はすぐに消え、見上げると空に星座がかかっていた。
もう一度と唇を寄せるたけれど、ちょっとお姉さんぶった顔で今日はもうだめと言う。
寒くなってきちゃったからと続ける彼女に"お守り"があればあったかいよというと、いじわると言ってそっぽを向いた。
16 :
11:04/09/12 00:35:06 ID:XKBjyCJ1
手をつないで神社の境内を出る。暗いからよくわからないけれど、僕の制服はひどいことになっている。
あしたの朝一番で持ってきてくれれば夕方には間に合うわよと彼女が笑う。
「それはつまり、あしたは…… その…… 一日中?」
思わず声に出していた。
「え?」
彼女の視線をおもわずそらしてしまう
「あ!」
彼女も慌てた表情で目をそらす。
頬を赤らめ、そして……
「うん」
ぎゅ
彼女が優しく、そしてしっかりと、僕の手をにぎりしめた。
-Fin-
#なんでこんな暑いさなかにこんな話を思いついたのか、自分で自分がわからねー
なんだこりゃ。なんで前スレもこのスレもこんなに突然充実してんだ。
取り合えず投下してくれた職人さんたち、GJ!
>>16 >#なんでこんな暑いさなかにこんな話を思いついたのか、自分で自分がわからねー
暑いからこそ、はやく涼しくなってほしいという願望が書かせたものと思われw
なんにせよGJ.こだっちゃんいいよね。
即死回避
冬でもふたりはアツアツですぅ 移住乙
即死回避
22 :
名無しさん@ピンキー:04/09/13 20:25:06 ID:f5o01evU
&age
即死判定は20だっけ30だっけ?
>22
30以上だがage非推奨。業者貼られるだけだし
sageでもコンスタントな書き込みがあればDAT落ちはしないよ
定期的な書き込みが結構難題なんだよね。作品書かないROMerとしては行動出来ないし。
取り合えず即死会費
がんばってくれてる職人さん達のためにオトせない!
29 :
名無しさん@ピンキー:04/09/13 23:03:21 ID:4vWvXwCH
30行く前はたとえ業者にでも書き込んでもらいたいんでage
保守
トッパー!!
32 :
n@e:04/09/14 04:57:19 ID:R9nrCzQA
弥生×みさきものです。
まだ完成してないので、きりのいいところまで。
五時のチャイムに懐かしく街が揺れる。
待ち合わせの時間から三十分はとうに経っていた。
待ち人は遅れている。
きっと息せき切って私の前に現れ、しばらくハァハァと肩で息をつきながら謝るんだろう。
もう……いつもこうなんだから。
やっぱり私が面倒みてないと、駄目なんじゃない?
彼女の出がけのドタバタで、私まで試合に遅れそうになったことが思い出される。
家まで……行っちゃおうかな。
彼女の家はよく知っている。
ここから一駅行ったところにある可愛い一軒家。
……でも、行き違いになったら困るしね。
自然とため息が口をつく。
しっかりものはいつも損をする。
彼女みたいに、人に迷惑をかけまくって生きていくのも悪くないかもしれない。
……勿論、私にそんなことが出来るはずはないのだが。
「みさきちゃん!」
「弥生!」
そしてやっぱり待ち人は息せき切って私の前に現れ、
しばらくハァハァと肩で息をつきながら
「ほ、本当にごめんね。」
ペコペコと弥生が頭を下げる。
呼吸に合わせてせわしなく上下する小さな肩……
訂正、小さいという印象はなぜか受けなかった。
弥生の頭の高さは私の記憶と違ってはいないのに。
弥生に会うのは何年ぶりだろうか。
お兄ちゃんがこの町に戻ってしまって、私はお兄ちゃんのいなくなった穴を痛感せざるをえなかった。
家を勘当同然に出ていったお兄ちゃんからは、一回だけ手紙が来た。
そこでお兄ちゃんは私とお母さんに謝って、
最後までお兄ちゃんを許さなかったお父さんを気遣って、
それはもう孝行息子って文面で、
あいつは大人になったなぁ、ってお父さんを嘆息させ、お母さんの目には涙を浮かべさせた。
お兄ちゃんがいなくなってから、なんだか家が息苦しくなってしまって、
それでもお通夜みたいな家の中を私一人で盛り上げなくちゃいけないって、
随分と肩肘張って暮らしてきたけれど、
こうして家を離れると、どれだけ自分の肩が凝っていたのか哀しいくらいに身に沁みてわかってしまう。
……それは無邪気な十六年間を過ごしてきたこの街だからより一層、なのかもしれない。
お兄ちゃんの住所は書いてなかったけれど、消印は見慣れたあの町のものだった。
というより、お兄ちゃんがあの街に帰ることを強硬に主張したことで揉めたんだから、
あの街以外ありえるわけもない。
夕食はファミレスにした。
弥生の料理の腕は向上したか、というのも気にならないと言ったら嘘になるけど
興味本位でわざわざリスクを背負い込むこともないわよね。
それに、昔家族でよく行ったレストランは、この近くだったから。
此処、こんなに量が多かったかしら?
弥生も私もそれなりに食べた後、自然と互いの近況を交換していた。
弥生は今、専門学校に通ってるんだそうだ。美容師になりたいらしい。すごく弥生っぽい進路だと思う。
「ねぇ、お兄ちゃんとは週にどのくらい会ってるの?」
「えっ、やだ、みさきちゃん」
弥生は驚いて、照れたような、ばつの悪そうな顔をした。
お兄ちゃんは幸福者だ。弥生の表情を見たら、素直にそう思った。
「みさきちゃん、私、先輩とはね……」
その響きは気恥ずかしいような懐かしさを帯びてた。
「ねぇ、まだあんた、『先輩』なんて呼んでるわけ?」
「…う〜〜ん、なんとなくね…」
弥生が居心地悪そうに小さく笑う。
はぁ〜、びっくりした。
「ま、まぁ弥生にとってはたしかに先輩に違いないけど…ね。」
ツッコミ役を自認している私としては大変不本意なんだけど
弥生の困った顔を見てたらフォローを入れてしまった。
いかんいかん、話題を変えよう。
電車の中で時間潰しに読んでた女性誌の占いを引っぱり出してみる。
昔、この雑誌の占いが一番当たるんだって弥生は言ってた。
私は魚座の恋愛運が五つ星の日に先輩に告白したんだけど、
五つ星だろうが何だろうが振られるときは振られるもんだ。
でも、転校前の最後の恋愛運五つ星の日に告白する、って決めなければ
告白する勇気なん到底起きなかったかもしれない。
後から思えば先輩はこれ以上無いくらい誠実だった。
のぞみお姉ちゃんへの先輩の気持ちも痛いほどわかったし
何より先輩がのぞみお姉ちゃんを大好きな理由が私と一緒だったから
私は自分が告白しに来たってのに
「わかりました、のぞみお姉ちゃんと柳沢先輩がうまくいくように応援します」
なんて大声で言っていた。
その時、「ありがとう」って言ってくれた先輩の微笑みが
先輩ウォッチャーを自認する私が不覚にも泣き出したくなるほど
奇跡的に綺麗な、優しい優しい笑顔だったから
私はもう何も言えなくなってしまって
ただ「それじゃあ」って言って駆け出した。
信号で立ち止まったら自分が独りだってことが頭の中に轟くように響いて
あぁ、私、失恋したんだなぁって思えてきて
そしてまた先輩の綺麗な顔が網膜に浮かんできて
いつの間にか私は川原でボロボロ泣いてた。
次の私の五つ星の日、
つまり引っ越しして最初の魚座の恋愛運五つ星の日に、
初めて柳沢先輩から電話がかかってきた。
先輩は私の友達たち、テニス部のみんながどれだけ寂しがってるかを話してくれて、
私はもう先輩にはほんとに頭あがんないなーと思いつつ、
この人を好きになってよかった、ってまた思ったりもした。
先輩は「みさきちゃんに言うのは変だけどさ」と前置きして
「俺も結局失恋しちゃったよ」って報告してくれて
「応援してくれてありがとう、ってそれだけ言いたかった」なんて言ったりしたものだから、
この人の誠実さは筋金入りだなーと私は呆れている部分もあったけれど
やっぱりどうしようもなく胸の奥にジンと来てしまって、
「先輩ならきっといい人が見つかりますよ」なんて
励ましになってるのかどうかわからない言葉を返したりもしたものだ。
こんなことがあったものだから、私にはこの雑誌の弥生お墨付きの占いは、
今に至るまで少なくとも「気になる」ものではあったのである。
「あら、弥生、今日あんた午後は寄り道しない方が良かったんじゃないの?」
弥生はぷっと吹き出して
「みさきちゃん、占いなんて当てにしてるの?そんなの気にしても仕方ないわよ」
今度こそ私は心底驚いて
「えっ、占いを気にしてたのは弥生じゃないの?」
日本語として変かも、って思いながらも口に出してた。
弥生は口元に笑みを浮かべながら、どこか遠いところを見るような目をして
「今じゃ全然よ」
その横顔に夕日が射した。
そう言えば、弥生はコーヒー、ブラックで飲んでるんじゃないだろうか。
弥生とこうしてコーヒーを飲むことなんてなかったけれど、
私は弥生は砂糖をたくさん入れて飲むものだとばかり思っていた。
夕日のせいだろうか。なんだか弥生はすごく大人っぽくなった。
背も少し伸びたようだけど、動作の一つ一つがすごく女っぽい。
体つきも……あの頃は幼児体型だったのにねぇ。
相変わらずのカチューシャと髪型だったから、
弥生は何も変わってないように思ったけれど、よく見れば全然違う。
弥生は今、あの家に住んでないんだと言う。
少し離れたところで一人暮らししてるらしい。
せっかくだから、そこまで一緒に歩く。
今回は弥生の家に泊まるつもりだった。
「みさきちゃんならうちの母さん大歓迎するわよ」
なんて言われたし、弥生の可愛いお母さんも大好きなんだけれど、
弥生のいない弥生の家に泊まるなんてやっぱり出来るもんじゃない。
それに、新しい弥生の部屋にも興味があった。
ピンクのカーテン、大きな熊のぬいぐるみ、
この世のありとあらゆる「可愛いもの」の祭典。
弥生の部屋ならかくあるべき。
というより、それが弥生の部屋なのだ。
初めて入ったとき、言葉を失いましたわ。
上から下から壁際、窓際、ずっしり並んだ暖色系の色合い。
その中に鎮座まします唯一の灰色の熊。
ところどころ禿げた毛が痛々しい。
彼の名こそクマゴロー。
数多の茶色や焦げ茶のテディベアとは年期が違う。
「大変なのよみさきちゃん!クマゴローの腕が折れちゃったの」
あまたあるテディベアの中でも最古参のクマゴローは弥生の最初の親友。
折れた、というより取れてしまった肩を包帯で痛々しくグルグル巻きに固められたクマゴローを
泣きじゃくる弥生から預かって、針跡が目立たないように縫合してあげたのは
何を隠そうほかならぬ私だったりして。
そう、クマゴローにも挨拶しておかなくちゃね。
私の縫った腕は、まだくっついたままでいてくれるだろうか?
今見たら、あの縫い目はさぞかし稚拙なものだろう。
アパートの二階の一室で弥生が鍵を差し込む。
流れるような動作でノブを回す。
扉を開けて一足先に中に入った弥生が電気をつける。
期待は完膚無きまでに打ち砕かれた。
白と灰色と焦げ茶色を基調とした。シンプルきわまりない部屋。
はぁ…
この人は果たして、あの弥生なんだろうか。
私の中の弥生は5年も前の姿で止まっているのかもしれない。
勿論手紙は交わしたし、転校後も軽く二桁は会っている。
それでも、この一年ちょっとの間、会っていなかったせいだろうか、
今回はやけに違和感を感じる瞬間が多かった。
それでも、ここにじっと立っていても仕方ない。
黙って、コートを入り口のハンガーにかける。
「やっぱりまだこの時間は冷えるわよね。お風呂用意してあるんだ」
弥生は弾むような足取りで近づいてきて、囁くように
「ねぇ、みさきちゃん、一緒にお風呂に入らない?」
「い、良いわよ。一人で入るわ。」
「…そう」
弥生は本当に残念そうな顔をした。それを見るとちくっと胸が痛む。
「じゃあみさきちゃん、先入って」
弥生はにっこり微笑んでそう言った。
……ほんと、いいお湯だった。
「橋のない川」くらいの時代ならともかく、
今時「お風呂用意してある」ってそんなご馳走みたいな物の言い方、
不思議に思ったけど、たしかにこれはご馳走かも。
普段何となく入ってるから、お風呂にここまでの力があるとは思わなかったわ。
あのシンプルな部屋からすれば、滑稽なくらいお風呂にはお金がかかっていて、
その何かズレてるところが、なんだか弥生らしかった。
それにしてもあの弥生がねぇ……。
気がつけばそればかり考えてる。
一人暮らししてることだってそうだし、
コーヒーがブラックだったこと、
星占いを見なくなったこと、
この部屋……それに、なんだか落ち着いたみたい。
昔の弥生は駄々っ子みたいにじっとしてられない部分があったのに。
まったくあの弥生がねぇ……
そう!今日の化粧だって、ちゃんとしてたし。
それに服がピンクじゃなかったこと、
勿論弥生は年がら年中ピンクばかり着ていたわけじゃないけど、
こんなシックな弥生は見たこと無かった。
ほんとにあの弥生がねぇ……。
私の知ってる弥生は、素直で、無邪気で、垢抜けなくて、可愛いものが大好きで、
すぐにあたふたして一人では何もできないでいつも私の後を一生懸命走ってきて…。
少女趣味だとかお子ちゃまだとか、随分私は言ったものだ。
だけど今の弥生は胸なんかもそれなりにあって、
化粧も上手くなって都会的な品の良さまで漂わせて……
まぁ元から美人になる素質はこれでもか、というくらいあったんだけど。
はぁ〜、なんだか我が身を省みてしまった。
ひとしきりシャワーを浴びてから、再び極楽気分でお風呂に浸かる私の意識を、
ガラス戸へのノックが現実に引き戻す。
「みさきちゃん、入るわよ」
なんで?
私は一人で入る、って言ったのに。
曇りガラスの向こうで弥生が服を脱いでる。
「じゃ、じゃあ私、もう出るから」
「え〜、一緒に入ろうよぉ」
最初からそのつもりだったのかもしれない。
シャババッと大きな音を立てて立ち上がった私の目の前で扉が開く。
咄嗟に胸を隠した。
弥生なのに。私ったら馬鹿みたいだ。
「あ…」
よもや弥生の身体に目を奪われる日が来るなんて、思いもしなかった。
ふくよかで形の良い胸。きゅっと引きしまったウエスト。細い足首。艶やかな髪。小さな顔。
7.5等身くらいあるんじゃないだろうか。
私がこうだったら良いな、と思い描く条件をまさに満たした理想的な身体だった。
私もそれなりに成長したと思ってたけど、
悔しいけど女性としての魅力では、今の弥生に勝てているとは思えない。
その身体を隠さずに弥生が一歩、また一歩近づく。
自分が胸を隠した理由を思い知らされた気がした。
「みさきちゃん、背中流すわよ」
「う…うん」
もうあらがえなかった。あらがわせないだけの貫禄が、今の弥生にはあった。
「あらっ、みさきちゃん、肩凝ってるわねぇ…」
弥生が私の肩に石鹸を泡立てた手でさわさわと触れて
「苦労を一人で抱えこんじゃってるんでしょ」
弥生がフフフッと笑った。
「昔から、みさきちゃんはそうだったもんね……」
弥生の腕が私の首に優しくかかる。
弥生の額が私の頭にそっと当てられる。
私は後ろから弥生に抱きしめられるような格好になりながら
なんだか無性に悲しくなった。
私は、こんな風に抱きしめられたかったのかもしれなかった。
50 :
n@e:04/09/14 05:24:08 ID:R9nrCzQA
区切り良いんでこの辺で一度切ります。
生存報告と即死回避協力でした。
「選択」ってタイトルつけてた奴は、
今もたまに書き足してます。
前みたいに定期的に書けるといいんですけど。
今回の続きは今月中に一回、あとは来月に。
ダラダラ連載で気を引くだけ引いて、どうせ未完に終わるんだろ?
次の投下で完結させろよ。それが出来なきゃもう来んでもいいよ。
n@eが来たから「萎え」た。なんてなw
こやって纏めて投稿してくれると追いかけやすいね。
また区切り突いたとこでヨロ >32>50
連載だから嫌われるのではなく、「抜きどころ」がないところで切るからだと思われ。
エロくないSSなんざぁ、正直読みたくない。
あと「選択」はもう書かんでいいからな。
俺は書いてくれる人がいればそれでいい
面白いならなおの事いい
どうせエロシーンより日常シーンの方がTLSッぽさは感じやすいんだし
>>56 上半分は同意。
エロスレに書くのになんでエロシーンないのを投下するんだ?
n@eのSSはツマランからスルーしてるんで正直どーでもいいんだが
来るとスレが荒れるから個人的には出てってほしい。
まぁ、投稿もスルーも自己判断で行こう。
n@eさんは貴重は職人さんだと思う。
いやなら読まなければいいだけ。
n@eさんは気になさらず、どしどし投稿してください。
楽しみに待ってる人も大勢いるので。
>>62 自演ですか?
4.1週で休筆宣言した際、レスが2件だったのが
彼に対する住人の評価だと思いますが。
貴重というのに値するのはコンスタントに作品を
発表する職人のことでしょう。
変に読み手の理想や態度ばかりがでかいスレって簡単に雰囲気悪くなるのが見ていて愉快
>>64 誰かがSS書いてから雰囲気悪くなったよね。
前スレはそんなこと全然なかったのにね!
SS掛けない漏れのようなエロ話乞食は、せめて
「この娘とこーゆーえちぃシーンがよい」とか「○○シチュはふぇちでよい」とか
細かいネタシチュだけでも書いてったほうがよくね?
ニーソはあゆみちゃんだけじゃなく桂木さんにもきっと似合うぞ、とか。<エロないじゃ
はプロンはやっぱおさななじみのマストアイテム、とかさ <ちょっとエロい?
職人を追い出し始めてるな
>>67 n@eのどこが職人かと逆に問いたい。
煽りではなくマジで。
レベルは兎も角、職人だと思うがね
一応作品を落としてゆくしな
保守の代わりになるし
>>68 逆に問いたい
君が言う職人って何なの?
エロ話乞食が気取るようになったらスレが廃れて行くぞ
喧嘩やめれ。
スレ違いでなければ、投稿は自由だ。
おっぱい大好き。
>70
よし。漏れはうなじと鎖骨ね。チラリズムこそ我が魂を萌やすのよ
72 :
名無しさん@ピンキー:04/09/15 18:33:08 ID:EILz0HrY
>>69 >保守の代わりになるし
これ以上無礼な物言いはない。
同じIDが一つもないのが笑えるな
おっぱい大好き。
ぅぁぁ、、、ぅもれたぃ、、、
75 :
名無しさん@ピンキー:04/09/15 23:10:07 ID:61heVf/C
>>51 つか、どマイナーなTLSネタにわざわざ職人が投下してんのグチャグチャ云うなよ。
下手だから投下すんな云ってたら新規職人氏が萎縮してスレ廃墟化だろーが
今は下手でも場数こなせば出来がよくなるかも知れん、
それまで批評するなりネタシチュ投下なりでSS職人を支援したれよ
下らん文句垂れるならn@e氏より出来たSS出してミロや
>75
もちつけ。口調が荒すぎるって
それとageないでくれー
この流れだと次に投下されたときも間違いなくスレが荒れるな・・・
>>75 あなたはn@eですか?
51のどこを読んでも「下手だから投下すんな」と読めませんが?
79 :
75:04/09/16 00:57:12 ID:2Kz0xD3x
>>all
age・暴言すまんでした
○.......TL
>>78 書いてある字面は確かに「下手だから投下すんな」とは書いていないけど、
「ダラダラ連載・未完だったら来んでもよい」といった表現は
「下手だから投下すんな」という意であると思いますが何か?
尚、n@e氏に在らず
多分日付変更でID換わっているだろうから証明は出来んが。
スレが荒れる原因がn@e氏のSS投稿にある以上、原因であるn@e氏には
このスレを出てってもらうのが自然の成り行きだと思うんだけど?
今後また彼がSS投稿したらまた同じようにマンセー派と叩き派が対立して荒れるだけだと思う
そうなると他のSS職人も投稿し辛いと思うし
『すべてのものの90%はクズである』セオドア・スタージョン(SF作家)
「とりあえず書け!話はそれからだ。」
もし、何か情熱を焦がすものがあり、表現したいと思ったら、迷う必要はない。
誰でも、紙とペンが(あるいはもっといいものが)あるなら、可能なはずだ。
そして、心血を(たとえわずかでも)注いでできたそれは、公開した方がよい。
もしそれが、素敵な10%に含まれるものであれば、賞賛されるだろう。すばらしい。
しかし、仮に、90%に含まれたとしても嘆くことはない。
「俺ならもっとうまくかける」と奮起する者が出るからである。
彼の作品がもし、10%に含まれるものであれば、すばらしい。
それは、あなたの心にナニカ素敵ナモノとして刻まれる。賞賛の言葉をかけてあげよう。
それがもし、90%に含まれるものであれば、きっと、それを見て別の誰かが奮起するだろう。
(もちろん、それがあなたであってもかまわない。)
もちろん、読み手として、それを見なかったことにすることも自由だ。
もう一度言おう。
「とりあえず書け!話はそれからだ。」
p.s. それでも、もし、どうしても評判が気になって仕方がないあなたへ
『たとえあなたに90の罵声しか届かなくても、10の賞賛が、必ず存在する』
とりあえずなにが言いたいかというと、やこたんハァハァってこと
82 :
78:04/09/16 01:53:27 ID:aOPd2Loq
>>79 選択だって長く連載して未完だし(途中で放り出して弥生×みさき書いてるし)、
弥生も完成してないのに始めるしで、完結させる意志があるとは思えない。
だから今度はちゃんと完結させてくれ。それができなきゃ書くのを控えろ。
……という意味に私は受け取りましたが?
ダラダラ連載や未完が即、下手に結びつくという考え方の方が理解できません。
私自身もn@eは文章は上手いと思っていますよ。
それと、何か?という文末はケンカ売ってるように見えますので、
そのつもりがないならお控えになった方がよろしいと思います。
>>80 事実、n@e氏の投稿のなかった前スレはマターリしてたな
なんにせよ他の職人さんももう投稿し辛いだろう
とりあえずネタを。単品シチュからネタ出しをしようよ
いっそのことこのスレはn@e氏にくれてやって、
新しく6.1週立てますか。で、他の職人さんは
そっちに書いてもらう、と。
つまらん話を長々と、よくやるなぁ、、、
スルーすれ。
おっぱいとおしりとでことへそを愛せ。
>87
二の腕むちむちとかね、日焼けとかね、うんうん。
スク水焼けとかな
ローカルルールも知らない馬鹿が混じってる…
かすみのへそを こしょこしょしたあと、
お腹にだして、へそに溜まらせたい。
菜由タンあたりは猫じゃらしで弄べそうだ
>>80 「お前の子供が殺されたせいでマスコミが押し掛けて騒がしくなった。
お前のせいだからこの町を出て行け」
そういうことですか?
n@eとその取り巻きが糞スレ化させてしまったということでFA
なにごともなく
>92のような萌エロネタの続きを↓ドゾー
3Pシチュだと、どの組み合わせがイイ?
第1週〜6週以外の2chトゥルー関係のSS49編うぷします。
2ちゃんねるプロバイダーです。探してみてね。
かちゅのログから掘り起こしたものなので抜けがあるはず。
これ以外の持ってる人いたら補完よろ。
蓮は「波多野寿司の飼い犬の名前」で。
>98
るり姉+テンパイ+女装弟クン
るり姉+姫+緊縛弟クン
るり姉+やっこ+はプロン弟クン
>>98 主人公+かすみ+君子
主人公+香坂先輩+君子
主人公+波多野+かすみ
主人公+波多野+安藤
主人公+波多野+まぐろ
>101
バターか? あわびのバターソテーなのかっッッ?!
まぐろって犬だよ
>103
バター+犬=
梢+遊希+翼子
>>98 かなめ×里佳×俺
中里×沢田×俺
春日×南×俺
>103
犬はバターで炒めるよりも蒸し焼き
>107
・・って、食うんかッッ!?
流れを無視するようで悪いですが、また妄想の垂れ流しおば……
たとえばラジオ。AMとFMが簡単に切り替わる。
たとえばエアコン。冷房と暖房が簡単に切り替わる。
たとえば……
今日も布団の中で考える。
わたしはいやらしい。
わたしはいやらしい。
木地本先輩のことが好きだったはずなのに、もう一人好きな人が出来てしまった。
二人を天秤にかけて"どっちがいいか"なんて思っている。
友達同士の先輩なんて、好きにならなきゃ良かった。
ううん、これもいやらしい考え。自分のコトを先輩たちに押し付けてラクになろうなんて思っちゃいけない。
でも、本当は心のどこかで思っている。木地本先輩のことが自分の中で少しずつ小さくなっていることに気付いている。
あんなに好きだった気持ちが、少しずつ小さくなって、いつかあの気持ちがウソだったなんて思うのかもしれない。
でも、私が好きなあのひとは、"木地本先輩が好きな一生懸命なわたし"を応援してくれてそばにいてくれる。
だから"木地本先輩が好きだったのは本当はウソなわたし"には、失望しちゃうかもしれない。
考えはまとまらない。
夜は眠れない。
よく胸に手をあてて考えろなんていうけれど、それをしたら考えるのはあのひとのことばかり。
胸にあたったあのひとの手は大きくてごつごつしてて、そして優しくて……
気付けばあのひとのことばかり考えている。
そして、自分の胸にある手が自分の手なのか、あのひとの手なのかよくわからなくなったとき、やっと眠りに落ちる。
夢には、もう、あのひとしかでてこない。
110 :
109:04/09/17 23:21:11 ID:WGrYKxQS
放課後、先輩と二人きりだった時間。すこし前までバスケの練習をしてすごした時間。
体育館は部活の人たちも帰ってしまい、見回りの先生が来るまで誰もいない空白の空間。
球技大会も終わり、練習でもないのにここにいる。
制服のまま、一度、また一度ボールをつく。構えて、シュート。リングで弾んでから外れて床に落ちる。
やっぱりだめ。ゴールは決まらない。心も決まらない。
たとえばそう、スイッチでも入れるように心を切り替えてしまえれば…… たとえ、受け入れてもらえなくても、あのひとが好きと言い切れる自分に切り替えられたら、こんなに苦しくない。
拾い上げたボールをまた一つつく。
『これが入ったら、本当のことを話す』
心のなかで決めた。けれど、どこかに外れればいいと思っている自分もいる。
構えて、シュート。
「あれ? あゆみちゃん?」
聞きたかったけれと聞きたくなかった声に心がざわつく。
指先にこめた力のバランスが崩れ、ボールが力なくゴールに向かう。
『入らないで』
そう思っているじぶんのいやらしさがいやになる。
リングに乗っかるように当たったボールが、ぽとりと中に落ちた。
「ナイスシュート」
あのひとの笑顔が、まぶしかった。
入ったらやめるつもりでしたからといって、ボールを倉庫に運ぶ。
先輩はそう?とかそんなかんじの返事をして、倉庫の扉を開けてくれた。
「あの、お話があります」
今をのがすと、このままずるずると、本当のことがいえないまま、木地本先輩に告白することになりそうな気がしていた。
「本当のことを聞いて下さい」
…… …… ……
先輩はわたしの話をずっと聞いてくれた。まとまりもなくて、同じことを行ったり来たり繰り返す、自分でもわからない話をじっと聞いてくれた。
気付けば先輩は、泣いているわたしを、大丈夫だよと慰めてくれている。
悩んでいると言うことは本気で僕のことを思ってくれているってことだからと笑ってくれた。
でもまだ整理がついてない気持ちを押し付けてごめんなさいとあやまると、もっと甘えてくれてもいいよと頭をくしゃっと撫でてくれた。
111 :
109:04/09/17 23:22:32 ID:WGrYKxQS
不意に、バタンと、体育館のドアが開く音がした。
「おい誰もいないな、かぎ閉めるぞ、いいな〜」
あわただしいセリフが聞こえた。たぶんリベラルなというか、適当なことで有名な化学の先生の声だったと思う。
立ち上がって出て行こうとする先輩の手におもわずしがみつく。
バランスを崩した先輩が私を押し倒すような姿勢で、二人の体が運動マットの上に落ちる。
先輩の顔を胸にぎゅっと抱き、足音が去っていくのを待った。
放課後の体育倉庫で泣いている女の子と男の先輩なんて、先生に見つかったら、先輩に迷惑がかかるんじゃないか、何故かそう思ってしまった。
そんなの気にしすぎだよと先輩は笑うかもしれないけれど、そのときはそう思ってしまった。
先輩が身を起こした。手が、胸に当たっていた。背中を電流のようなものが走る。
たとえば、スイッチを入れた機械に電気が走ると言うのはこれと近いのだろうかと頭のどこかで思っている。
混乱しているかもしれない。自分の頭のなかに何人もの自分がいて、自分が何をしているのかわからなくなる。
「あゆみちゃん?」
怪訝そうな先輩の手を、胸に抱きしめる。
「あまえてもいいですか? 心のスイッチをこの手が入れてくれたと思ってもいいですか?」
もう心の中には、先輩しかいなかった。たぶん、もうそのスイッチはほとんど入っていた。最後に必要だったわずか力は、その手のひらのぬくもりだった。
この手に触れてもらえるなら、なんでもできると思った。
「キス、してくださぃ」
でも……としりごむ先輩の首に手をまきつけ、顔を寄せる。
すがすがしい気分だった。はっきりと好きといえることが、こんなにきもちいいことだなんて、もっと早くわかればいいのにと、都合のいいことを考えている自分に気付く。
唇をおしつける。痛いほどぐいぐいと押し付ける。
呼吸が苦しくなって顔をはなすと、先輩がとても情けない顔をしている。
112 :
109:04/09/17 23:23:15 ID:WGrYKxQS
「先輩? 先輩がすごくいい人だから、苦しんでいるのわかります。でも、わたしわかったんです。わたしがいちばんすきなのは、あなたなんです」
先輩の顔が、ちょっとかわった。敵わないな、そんな言葉がこぼれた。
「じつは僕も君の事が好きな気持ちと、きみの木地本への思いとを比べていた」
そして、いいんだねという先輩の言葉に、わたしは小さく頷いた。
先輩の唇が、やさしくわたしの唇をなぞる。息をつごうとあけた唇に、柔らかな舌がもぐりこんでくる。
息も出来ないまま、それをすう。先輩の背中がぴくぴくと震えるのがわかる。たぶん、わたしの背中も震えている。
先輩の右手が、制服の上からわたしの胸を擦っている。夢の中で想像していたよりもずっと大きかった。
あまりぎゅっと抱きしめると、先輩の手が動きづらそうだったので、すこし手の力を緩める。先輩が体の位置を変えようというのか身を起こして唇が離れた。あ…… と声を出してそれを残念に思っている自分に恥ずかしくなる。
「真っ赤な顔で、かわいい」
先輩のそんな声にちいさくいじわるですとつぶやいてみる。
「じゃぁ、もっといじわるなことしてあげるよ」
そう言って、また唇を求めてきた。口をすこし開けてそれを受け入れようとしている自分にまた恥ずかしくなる。
『わたしはいやらしい』
心の中でそうつぶやく。でもそれは、すこし前までのそれと違って、妙に心地よかった。
先輩の手が制服の下から差し入れられる。
ブラウス越しの手は、夢の中で想像していたよりもごつごつしていた。
その手が不器用にボタンをはずしていく。ほんの少し開いた隙間からさらにもぐりこんできた手が、キャミの上で戸惑うように止まる。隙間を探すように左右に動く。
ちょっとだけいじわるをしたくなった。
「直に、さわってもいいですよ」
唇をはずしてそう言ったあと、また先輩の唇に舌を伸ばす。
もう先輩の口の中は、だいぶ覚えてしまった。
113 :
109:04/09/17 23:24:30 ID:WGrYKxQS
先輩の手が、服を手繰る。
キャミソールだと気付いたのか、スカートからすそを引き出すように動き、おなかの素肌に直接手が触れる。夢の中で想像していたよりもずっと暖かかった。
少しずつ服をめくり上げ、ブラに手がかかる。
背中をちょっと浮かせると、先輩の手がすっとソコに入り、ちょっとだけ手間取ったけれどホックが外れる。
指が、直接触れる。自分で触れるよりもずっとざらざらしている。
しばらくソコを優しく触れていた先輩の手が離れた。それまで私の肩を抱きかかえるようにしていた先輩の左手が、少し下に位置を変え、腰を抱くぐらいになる。
必然的にそれまで向き合っていた顔が、私の胸に移動する。
ひゃぁ
自分がどこから声を出したかわからなかった。柔らかく、熱く湿ったそれは、いままで夢の中ででも思い浮かべたことがなかった。
「あ、ダ、ダメです」
わたしの声なんて届かないように、先輩の舌がソコをまさぐる。左から右から、そこにそれが這いずるたびに背中を電流が翔ける。
のけぞって逃れようとする私の体を先輩がぎゅっと抱きしめ、逃れられない。
腰の後ろからすこししびれたような感覚が上ってくる。先輩が先端を転がし、甘噛みし、吸うたびに、その感覚はゆっくりと背筋を這い上がってくる。それが首筋から脳に達したとき、自分が何かを叫んだような気がした。そして一瞬なにが起こったのかわからなかった。
ビックリした顔の先輩の体と、自分の体の触れているところが溶け合っているような感覚がして、それがたまらなく幸せだと思った。
先輩がわたしのどこかに触れるたび、喉の奥から自分のものとは思えない吐息があがってくる。
とてもいやらしい声だった。
「先輩が、私のスイッチを入れてくれたんですよ。責任とってください」
くしゃくしゃになってしまった制服を思い切って脱いで上半身裸になる。
スカートのホックもいつのまにか外れていた。気付けばストッキングは所々デンセンしている。
スカートを脱いで、デンセンしたストッキングに手をかけたとき、先輩がその手を止める。
先輩の顔が、ストッキングの上から、わたしのふとももに押し付けられる。
そして舌先でデンセンを広げるように舌が這い回る。
114 :
109:04/09/17 23:25:39 ID:WGrYKxQS
胸で感じていたような快感がそこからも生まれる。
さっき感じた不思議な感覚がまたそこから生まれ始めている。
それはとても怖いのだけれど、もういちど味わって見たいとも思った。
舌先がどんどんと体の中心に向かってきている。デンセンは音をたてて広がり、体の真中の縫い目で止まる。
ショーツが半分見えてしまっていた。けれど、さっきの不思議な感覚が忘れられなくて、そこを隠しちゃいけないような気がした。
先輩の指がショーツを押しのける。
ぬちゃというような音がしたような気がして、おもわずそこから顔をそむける。
先輩の舌がそこに行きつく。さっきよりも早いペースでその感覚が広がってきている。
また来る!
そう思った瞬間、そこから先輩の舌が離れる。
え? と声を出していた。ソコからこっちを見ている先輩と目があった。
「いじわる……です」
ゾクゾクと背筋を襲う感覚に耐えながらそれだけつぶやく。
ごめんねと言いながら先輩が身を起こし、キスをした。
ちょっと変な味がした。
いくよ、と先輩が言った。例の不思議な感覚の中心より、ほんの少し下に、いままでの先輩とはまた違う、柔らかくて暖かくて、硬いものが押し当てられる。
それが何かわかって、顔中が熱くなる。
はい
ちゃんと言えたと思う。先輩の耳には確かにそれが届いたと思う。
先輩が小さく頷いて、それが体の中心に侵入してくる。
痛みと、あの不思議な感覚が、同時に脳に到達する。
意識を失う直前の最後に上げた声が、とってもえっちだった、とあとで先輩から聞かされた。
115 :
109:04/09/17 23:26:38 ID:WGrYKxQS
目がさめると、私はちゃんと制服を着ていた。
でもデンセンしたストッキングとマットに残る赤い染み、そしてジンジンするその"場所"がそれが夢ではなかったことを確認させる。
「あの、最後まで?」
わたしの質問には、はははという笑い声しか帰ってこなかった。ちょっと残念な気持ちと、わたしのことを考えてくれたのかなといううれしい気持ちが入り混じっていた。
「あの、ちゃんとできるまで、教えてください」
それと、あの不思議な感覚をこんどはもっとちゃんと味わってみたかった。
先輩は笑って立ち上がって私の手を取る。
その手につかまって、いじわるですと言おうとしたとき、膝の力が抜けた。
不恰好な形で先輩にぶら下がる。
先輩がわらった。
「もう、いじわるです」
ほほを膨らませたわたしを、先輩が軽々と抱き上げる。
またあしたね
耳元で先輩がそう言った。
「絶対ですよ?」
ゆっくりおろしてくれる先輩の首に腕を絡めながら、最後にもう一度、唇を交わした。
-Fin-
#なんであゆみちゃんの一人称なんだろうと自分で自分を小一時間(ry
文体、変わりました?
>116
そぉ? あまり意識していないけれど
(;゚∀゚)=3ムッハー
一人称がしっくりくるヒロインとしては2の中ではかおりん、かすみに並ぶ存在だと思う。
内気タイプの娘ですわな。
前スレ、無事dat落ちしました。
すたれたな
なたれたす
良くも悪くも、このスレはn@e氏だけが盛り上げてくれるというわけか・・・。
他にも単発的に書いている人はいるだろw
抜けない話は要らない
陵辱話しか書けない奴イラネ>n@e
>128
選択は漏れ的にダメだった・・他はしらね
>>130 あの池沼黒人が出てくる話か
抜ける抜けない以前に吐き気がして読み続ける気になれなかった
あんなの別にTLSキャラじゃなくてもいいとも思ったし
瞳美テンパイのバイオハザードもキツかったな。
グロい化け物にテンパイがレイープされるとこなんか、もう…
そして、誰もいなくなった
だが、大須賀は滅びてはいなかった!
>>134 大須賀が支配する世になっていたらヤだなw
救世主の登場を待つw
ところでTLSキャラ相手だと、どういう行為からがエロなんだろか?
俺的には、頭なでなでを3分位、し続けるのもエロいと思うぞ?
俺的には、乳頭なでなでを3分位し続けるのもエロいと思う
君子のアンテナを3分位クルクルし続けるのがエ□い。
SSの批判ばっかりしてる人らは、まず自分が「良いSS」の手本を見せるべきだな。ウン。
ていうか、単に新しいSSが見たいだけだけど。
>>135 「手をにぎる」というのはPSの倫理規定w的にエロくないとみなされてい
るようですな。
でも相手の手の甲をなでなでと愛撫するとか、指と指を絡ませるようにして
指と指の間を愛撫するなんてのはエロたりえるかと思います。
あえてどこを、とは問わずに「にぎらせる」なんて選択肢があったら妄想
大爆発でしたがw
>>138 別に思惑っつーか、誰でも想像つくことだけど?こうなるのは。
全国の潔いお兄ちゃん/弟さんは話を蒸し返したりしない。
これ、ギャルの鉄則♪
>>143 つまり、プレイするたびに特攻と玉砕を繰り返す大須賀なみの気力が
必要ということですな!
>>144 つまり、投稿されるたびに擁護と罵倒を繰り返す自称スレの総意なみの気力が
必要ということですな!
>144
TLS3の世界では最強人種だな、大須賀・・無限気力か
>147
「気力」のパラメータがある世界が美空中とその周辺だから
青空高校でいくら常時気力MAXでもイミはない。
が、美空中(TLS3世界)なら英雄になれるかもしれないじゃないか
結論としては主人公とヒロインの和姦じゃないと受けないということでFA?
>>149 私は寝取られとかも平気だけど、嫌だという人がいることは
理解しているつもり。
陵辱物や寝取られをどうしても書きたいなら別スレという手
もあるけど、1作品で2スレ立てるのは板のルールに本来
反することなので微妙。
だから、そういう作品の時は必ず名前欄に特定の文字列を
入れて、フィルタであぼ〜んかけれるようにするのが共存
の道かと思う。
>>150に追加
作品をTLSに限らず、陵辱や寝取られ系のエロパロ作品を
投下するスレというのがあれば、そこへ誘導という手もあり
か。
ふたなりとか獣姦とかの特殊なネタはそういうスレがあるで
しょうし。
寝取られっつーと、健太とラヴラヴな君子を兄が無理やり奪う
みたいな話か?
それはさておき、俺としては「痛い」描写はあまり好きでないの
で、現実的でないにしても「初体験から感じまくり」の方が好み。
だからといって薬物使用的なのはキライ。やはり愛があって感
じちゃったぁ・・・のような話がいい。なんて思ったりする。
>>152 初体験にこだわらなければ、主人公とヒロインが既に何度かベッドイン
していて、ヒロインのほうがなじんできたw 時期を描くというのも1つの
手ではないかと。
>153
転校した後、ふたりで小旅行にでかけたり(冬にスキー場へお泊まりで・・ってパターンとか)
兄者が元の町にひょっこり帰ってきたりするやつだね。
カノージョが引っ越し先に押し掛けてくるのももちろん可
エロというより萌えシチュのような気が。そのあと18金イベントへの選択肢が出てくるGo! or NotGo!
>>154 >カノージョが引っ越し先に押し掛けてくるのももちろん可
壊れた綾音がストーカー殺人するってネタが同人であったね
女性が挿入で快感を味わえるのって何回目からなんだろうか?
2回や3回くらいだと痛いだけなのかなぁ?
>>156 感度なんて体質しだいという気も。
不感症の人だとV感覚はほとんどないっていうし。
あと男の側のテクの問題とか、サイズの問題とか(笑)
無駄に大きくても痛がらせるだけだろうしねぇ。
158 :
152:04/09/27 00:27:19 ID:53YMfHi6
>>153 職人じゃなくてROMですw
あまり好きでないだけで、読んでて立つし、何度も使わせても
らってるんで、まるっきりダメというわけではないです。
職人さん、これからも実用的なSSをたくさん書いてください。
>155
鉢合わせ→(・∀・)シュラーバ!! でつね。
しかし血みどろというのはちょっとヒくなあー
元ゲーでは死というネタを軽々しくは扱わネできたもんだから、やっぱ違和感ある
(スートコ茜ちゃんのお従兄ちゃん,藤川さつき嬢が植物状態?てくらいか)
泣きゲー強者だと無問題なのかな?
>>155 まぁ刃傷沙汰にしてしまうんじゃなくて、
鉢合わせ→(・∀・)シュラーバ!!→「どっちにするの!?」→セクース勝負で3P
とかw
そして話題は
>>98 に戻る。
>160
そうだね。争奪戦も殿中松の廊下をヤルよりは
「・・・どっち?!」の方が。ほのぼのできる状況ではないけど
嫉妬に駆られたお姉さまに後ろから刺されてGameOver
>>163 原さンに雰囲気近そうなのは……草薙先輩?
165 :
保守コピペ:04/10/03 08:00:17 ID:lFdcMc8f
「あっ、あっ、はっ、あっ、うんっ、あっ、んっ、」
肉がぶつかり合う音に合わせるように、
普段は恥ずかしがって必死で押し殺している可愛らしい快感の声を漏らす。
俺しか見たことのない薄桃色に上気したみずみずしい肌、ふにふにと揺れる小さな胸、
髪を乱し、汗で湿らせながら真っ赤に上気した悦びの顔…
うまく表現できないが、あまく、ふんわりとした女の子のにおい…
俺を時にきつく激しく、
時にはやわらかに温かく心地良く包み込む思いやりと慈悲に満ちた肉体からだけでなく、
目や鼻、そして耳からも快感を与えてくれる。
そしてその激しい快感の中で俺は妹の、君子の身体に溺れ、溶け込んでいく…
いつものようにこのまま自分の想いの全てを解き放ち
狂おしい程に愛しい妹(ひと)とひとつに同化してしまいたいという欲求を、
俺はグッと押し留め、
「君子…出すぞっ、しっかり見ろよっ」
君子の要望通りに、膣内への射精の寸前で、一気に引き抜いた。
寸前で引き抜くことによって、君子の内側を掻きまわしていた
敏感で、いちばん直径の太い突起部分が
ただでさえ、やわらかく包み込み吸い付いて離さない君子の内側と粘膜にめくり上げられ
我慢していた快感が一気に突き上げられる。
166 :
保守コピペ:04/10/03 08:01:01 ID:lFdcMc8f
びしゃっ、びっ…びしゃりっ……
俺が痙攣するたびに雨粒のような音を立て、
大量の俺の欲望が、肉親の青く健康的な身体を、恥かしそうに控えめな乳房を、
甘くやわらかい唇を、ふかふかと温かい春の日差しのような髪の毛を、
白く汚していく。
「こんなに飛ぶんだ……すごいね、ビックリだね…」
抜く瞬間にビクリと身体を震わせて痙攣し、軽くイッたのか、
うつろな目でおれの射精する様子を眺める君子がうわごとのようにつぶやいた。
「射精するとこが見たいなんて、一体どうしたんだ?」
全ての欲望を撒き散らし、落ちついた俺の疑問に、
君子は顔を真っ赤に赤面させると、恥ずかしさを紛らわす為か、
自分の肌の上で揺れる白濁液を指でヌルヌルといじりながら
「だ、だって…わたしの中でいつもどうなってるのか見てみたかったんだもん…
お兄ちゃん、いつもなかっ…身体の中でしかださないから……」
そういえば口でするときもセックスするときも、
君子は自分の身体を俺の好きなようにさせてくれる。
あ、お尻は少し抵抗するかな…
167 :
保守コピペ:04/10/03 08:01:57 ID:lFdcMc8f
「そ、そうか。…でも、ほら、あれだ、今みたいに、
身体が汚れちゃって、すぐ次ができないだろ、な?」
最後まで君子とつながっていたいからなんて恥ずかしい事は絶対言えない…
「ほら、君子はまだイッてないだろ?」
必死で取り繕う俺に、
「う、うん、でもお兄ちゃんを気持ちよくできたならわたしは十分満足だよ」
身体で愛し合う関係になっても、
相変わらず自分より俺を1番に考えてくれる素直で純粋な妹…
俺は思わず、欲望に流され続ける自分が恥ずかしくなると同時に
目の前の妹が愛しく可愛くてたまらなくなり、ぎゅっと抱きしめると、
「おまえが満足しても、おれが満足できないだろ。
おれは君子と二人で気持ちよくなりたいんだ」
自分でも顔から火が出そうな言葉が無意識に飛び出る。
君子は、俺の胸に真っ赤に染まった頬を寄せ、じっと何かを求めるようにおれを見つめる。
「お兄ちゃん…」
おれも自分の言った台詞に真っ赤になりながら、そっと妹と唇を合わせた…
(;´Д`)ハァハァ
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
茜と高林の純愛エッチが読みたいな。
>169
終始スットコ嬢に振り回されそうなゆうじクン。
しかし森下さんとエチィ致すには乗り越えなければならない壁があるわけですが、
SS的にはどう処理するかな?
■蟲。お兄ちゃんの中の人などいない
■一回シパーイしてからイロイロあって再度貂蝉する。東鳩的長編か
■イタしてる途中で抜けなくなってふたり一緒に救急車で運ばれてトラウマ上書き。
>171
誰も月窒けいれんだとはいってないでしょー
173 :
名無しさん@ピンキー:04/10/04 13:40:37 ID:LPLWbcs0
age
>>169 茜と高林だと、いわゆる「主人公とヒロイン」枠から外れるが、
そんなに需要あるのだろうか?
もちろん「エロシーンだけ」じゃダメなんだよね?
……といって、俺に書けるわけもないのだが。
茜と高林の純愛エッチ・・・・・・それを影から涙を流し見守る主人公・・・・・・
エロすぎる・・・
>>170-174 「茜ちゃん、ユーザーのためにぬける事しようか?」
「え??」
・
・
・
・
・
「ううっ!ぬけない、ぬけないよ!!」
「わたしでぬこうなんて、100年はやいわよ」
と、想像してしまった
>>169 かたくなだった茜の心を開き、彼女のはじめての相手となったのは主人公であったが、
転校による距離が二人を離れさせてしまい、失恋した茜の支えとなった高林とあらため
て結ばれる……とかそんな感じならありえるのかも。
>>177 高林曰く、
「茜ちゃんは妹みたいなもの」。
これは性的な対象として見てないってことだよなぁ……。
肉親に対する情を、男女の情に変えた何か、が必要だよな。
>775
まあスキルを上げておくといつか役に立つよ。
謎の巨大円盤で宇宙人が攻めてきたときとか
(・∀・)ゥィルスー!!プログラムを赤外線か何かもやもやしたアダプタァで
エリアン的母船に流し込んで...αβοοη..._〆(゚▽゚*)
>179
ゴバーク死
∧||∧
( ⌒ ヽ ゴ…
∪ ノ …めそ…
∪∪
謎の巨大円盤で宇宙人が攻めてくるエロSSな
森下茜のSSです。177さんのレスを参考に書いてみました。
不得手の女性一人称だし、短時間で仕上げたしでヌルい点はご容赦ください。
高林は茜ちゃんをずっと好きでしたが、『お兄ちゃん』の件で身を引いていた、と設定しました。
「彼」の転校後、いろいろ相談に乗っているうち高林の家で結ばれます。
構成の都合上、場所を書けなくなってしまいましたのでここに記しておきます。
収蔵は可です。
彼が転校して4ヶ月。最初の頃は電話もあったし手紙も来た。
でも最近は電話をしてもいないことが多いし、手紙を書いても返事がない。
電話をするたびに、代わりに出た妹さんが申し訳なさそうな声で謝ってくれる。
私から電話があったことは伝わっているのに、どうして彼は答えてくれないのだろう……。
『卒業したら戻ってくる』。その言葉を信じていた私の心にも少しずつ不安が広がっていく。
彼はどう考えてるんだろう? 私のこと、どう思ってるんだろう?
あの日、待ち焦がれた彼からの手紙が来た。
でもそこにはただ一言、『もう俺のことは忘れてくれ』とだけ。
あわてて電話をかけると、電話口で彼が言った。『他に好きな子が出来た』と。
懐かしい彼の声。ずっと聞きたかった優しい声。いつも私を励まし、慰めてくれた声。
私が聞きたかった声は、私に最も残酷な現実を突きつけた。
……私の恋は終わった。
抜け殻のようになった私は笑わなくなった。
心に穴が開いた生活。他人が信じられない恐れ。感動を失った魂。
彼と一緒に過ごしたときはすべてが輝いて見えた。すべてが新鮮に感じられた。
でも今は……。
そんな私を癒してくれたのは勇次くんだった。
赤ちゃんのときから家族のように、兄妹のように過ごしてきた勇次くん。
相談に乗ってくれた。悩みを聞いてくれた。愚痴をこぼさせてくれた……。
私たちしか知らない秘密や思い出を共有する二人。昔のことも、今のことも……。
……私はいつしか勇次くんに惹かれていった。
表面上は変わらない日々が続いた。
だけど、私には勇次くんが必要になっていた。勇次くんに頼りきっていた。
「勇次くん、好き……」
そうして私は告白した。
勇次くんは驚いた顔をした。
そして照れくさそうに、でも誠実に私に言った。
「僕もだよ茜ちゃん。ずっと、ずっと君が好きだった」
私たちは幼なじみから恋人になった。
「茜ちゃんがお兄ちゃんのことを吹っ切って小笠原くんと付き合ったとき、ちょっと悔しかった」
「え?」
「いつまでもお兄ちゃんに縛られているのはよくない。それは茜ちゃんも思ってたろ?」
「……うん」
「でもね、その相手は僕がなりたかった」
「勇次くん……」
「僕は茜ちゃんを裏切らない。これまでもそばにいた。そしてこれからもずっとそばにいる」
「勇次くん!」
私は勇次くんの胸に飛び込んだ。
勇次くんの厚い胸でたくましい腕に抱きしめられる。幸せだった。
「茜ちゃん」
勇次くんに名前を呼ばれて顔を上げる。目の前に勇次くんの顔があった。
「うん」
自然に目を閉じる。……唇に柔らかく温かいものが触れた。
唇が触れ合うだけのキスが終わる。
目を開ける。
いつもの優しそうな笑顔の勇次くんではなく、「男」の顔をした勇次くんがいた。
(勇次くん、我慢してる……)
私は転校前の彼に抱かれていた。私の初めての相手。何度か体を重ねた。
彼は私に男の人の仕組みや生理を教えた。私も進んでそれを覚えた。
そんな私に、いまの勇次くんの状態を察するのはとても簡単なことだった。
「勇次くん、抱いてほしい……」
「!」
明らかに動揺した勇次くん。
勇次くんが好き。抱いてほしい。ううん、抱かれたい。
でもきっと勇次くんに経験はない。タイミングもつかめないだろう。
ならば私から声をかけたほうがいい。
「勇次くんのものになりたいの、勇次くんのものにして」
「茜ちゃん……」
「彼のこと、忘れさせて……」
「……分かった」
勇次くんがうなずいた。
服を脱ぐ。
彼の前で脱いだときの何倍もドキドキする。
体が熱い。性の興奮とは別の何かが体の中でうごめく。
今まで感じたことのない感覚。今まで味わったことのない興奮。
生まれたままの姿になる。
勇次くんの股間にはオチンチンが赤黒く大きくそそり立っていた。
(子供のころはあんなにかわいらしかったのに……)
突然昔のことが思い出された。
これまでの人生の大半を一緒に過ごしてきた勇次くん。
私のことを誰よりも知ってくれている勇次くん。いつも守ってくれた勇次くん。
気付くのが遅かった。もう私の体は、キレイじゃない……。
「勇次くん、私ね、初めてじゃないの……」
「……小笠原くん?」
「……うん。ごめんね」
謝る私に、勇次くんは優しさをたたえた瞳で
「気にしないで。僕はずっと前から、そして今でも茜ちゃんが好きなんだよ」
そう言ってそっとキスしてくれた。
「茜ちゃん、お願いがある」
「なに?」
「僕、経験ないんだ……。だから、上手く出来ないかもしれない。だから、その……」
「勇次くん、私がリードするわね」
「ありがとう」
勇次くんをベッドに横たえる。
どうすれば男の人が歓ぶのか、私は知っている。でもそんな姿を勇次くんには見せたくない。
「勇次くん」
勃起したペニスをそっと手のひらにくるむ。固さを確かめるように、熱さを確かめるように。
ズキズキと脈打って硬直するオチンチンに指を絡め、静かに上下する。
破裂しそうなぐらい大きく張った亀頭と、まわりのくびれを指先でこすってみる。
手の力加減に心を配り、軽く滑らせるように茎全体を刺激する。
「はぁはぁはぁ……」
何かに耐えるような苦しい息遣いの勇次くん。愛しさが増した。
「茜ちゃん……出ちゃいそう……」
切羽詰まった勇次くんの声。
「ちょっとだけ……ほんのちょっとだけ我慢して……」
リズミカルにしごいていたオチンチンから手を離すと体勢を入れ替え仰向けになる。
勇次くんが私の股間に移動する。
私は勇次くんのオチンチンに手を添えると濡れた秘裂にあてがう。
「ここよ、来て……」
次の瞬間、
ぐっ!
膣壁を押し広げて勇次くんが侵入してきた。
すでに男の人を受け入れる準備が整っていた私の体はそれを難なく受け止める。
狭い肉穴が締めつけるのか、勇次くんの形がはっきりと感じられた。
闇雲に、乱暴ともいえるほどの勢いで勇次くんは私に腰を突き立てた。
「あぁっ!」
衝撃に思わず声が出る。
そんなに手荒く扱われていながら、私は少しもいやではなかった。
それどころか、勇次くんを受け入れられる喜びに心が震えるのを感じていた。
「茜ちゃん! うっっっ!」
勇次くんの体に力が入った。
私の上で前後していた動きが止まると全身がこわばる。
直後、二人がつながっているあたりにピクピクとした感触が伝わった。
(あ……いま勇次くんが射精してる。勇次くんの精液が注ぎ込まれてる……)
「うっ、あぁっ、くっ……」
男の人が達したときの快楽のうめきをあげて、勇次くんは射精を続けた。
「勇次くん……勇次くん……」
名前を呼んで、私は勇次くんに強くしがみついた。
大きく息をついて勇次くんの体から力が抜けた。
私の上にぐったりともたれかかり、耳元で荒く乱れた息をつく。
(イッたんだ……)
「勇次くん、気持ちよかった?」
勇次くんの頭を撫でながら聞く。
「うん……すごくよかった」
私の目をまっすぐに見据え、いつもの優しい笑顔の勇次くんが答えた。
「うれしい……」
そのまま勇次くんにキスをした。
顔を離すと勇次くんが泣いていた。
「どうしたの?」
「わからない……うれしいとか悲しいじゃなくて、なんだかたくさんの思いがあふれるんだ」
「勇次くん……」
私も涙が出てきた。万感の想い。勇次くんとひとつになれた。勇次くんに愛してもらえた。
涙を拭うと私は勇次くんにささやいた。
「勇次くん……もう一回してくれる?」
自分はこういうの好きですよ>高林×森下
ご馳走様ですた
七瀬かすみのSSです。
SS内にはかすみとの性行為の描写があります。
少し乱暴な感じで行為に及びますが、全体の傾向はラブラブです。
かすみは主人公と複数回の経験があります。初体験ではありません。
キャラとの性行為の描写を受け容れられない方はお読みにならないことをお勧めします。
内容を不快に思う方は閲覧をご遠慮ください。お読みになる場合は自己責任でお願いします。
エッチシーンは3/9からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や表現、描写の仕方については私の個性ということでご寛容ください。
収蔵は可です。
「かすみ、今日うち来いよ」
いつもの下校の道でかすみに家に来るよう誘った。
「え……」
目を泳がせ、俺の顔から視線を外したかすみが言葉を濁した。
それに構わず俺は続ける。
「な?」
「おじさんやおばさんは?」
「仕事で遅いんだ。だからいいだろ?」
「でも君ちゃんが……」
「君子は家庭部の先輩と調理実習の材料買出しに行くって言ってたから今日は遅いぞ」
「だって……」
「イヤなのか?」
「……なら、ちょっとだけ」
「よし!」
「でもさぁ、最近、私が雅人クンの家に行くだけだよね。昔はうちにもよく来てたのに……」
「それ小学生のときだろ? もう大人だぞ俺たち。……大人だからエッチしてるんだしな」
「! もうイヤだ、恥ずかしいよそんな大きな声でぇ……」
「あはははは」
「雅人クンったらぁ……」
かすみと一緒に帰宅する。
玄関に案の定君子の靴はなかった。
「かすみ、来いよ」
手を引っ張って部屋に連れ込む。そのまま俺のベッドにかすみを押し倒す。
「きゃっ!」
「かすみ……」
名前を呼びながら首筋に顔をうずめる。
軽く耳たぶを噛み、続いて首からのどにかけて舌を這わせる。
あごを経て唇にたどり着くと、そっと抱き寄せて口付けた。
唇を触れさせるだけの口づけを済ませるとかすみの目を覗きこむ。
「ここ、雅人クンの匂いするから……ドキドキして……」
頬を染めたかすみが言った。
「かすみ……」
セーラー服のホックを外し、胸に手を忍ばせる。そしてブラの上から張りのある双球をまさぐる。
布地が邪魔をしてかすみの胸が存分に楽しめないことにいらだった俺は
「背中持ち上げろよ」
そう言ってセーラー服の前を全部開けた。
「……うん」
浮かせたかすみの背中に手を回しホックを外す。
そのままセーラー服をたくし上げようとすると
「ま、待って。シワになっちゃう……」
かすみが困ったような声を出した。
「なら早く脱げよ」
「う、うん……」
身を起こすと、俺に視姦されながら制服を脱いでいく。
「雅人クン、目がエッチだよぉ……」
俺の視線に気付いたのか、かすみが小さな声で不満そうに言う。
「なんだ? 文句あるのか?」
「……ううん」
黙ったかすみは淡々と服を脱いでいった。
かすみが全裸になると俺も服を脱いだ。
「かすみ」
名前を呼んで抱きしめようとすると、
「ね、雅人クン。あのネ……」
俺の顔を見て口ごもる。
「わかってるよ」
机の引出しからコンドームを取り出す。
箱からひとつ取り出すとかすみの目の前で装着した。
「着けないとヤらせないってんだろ?」
「ごめんね」
「いいさ。さ、来いよ」
初めてかすみを抱いたとき、俺はコンドームを着けなかった。用意してなかったからだ。
幸い妊娠することはなかったが、それがわかるまでのかすみの憔悴ぶりは目に余った。
俺の行為がその原因となったことは明白だった。
以来、俺たちは事に及ぶ際は避妊するようになった。
かすみのことだ。俺が強く出ればナマでセックスすることも可能だろうが、さすがに心が痛んだ。
安心してセックスしたかったし、なによりかすみのつらそうな顔は見たくなかった。
かすみの股間に手を伸ばす。
そこはすでにかなり粘り気を帯びていた。
「準備万端ってところだな」
もっとかすみの胸を楽しみたかったが、出したいという欲望の方がまさった。
ひざでかすみににじり寄る。先端で淫裂を何度か上下させるといきなり挿入した。
「ぁあっ!」
白い首を大きく反らしてかすみがうめく。
俺はそれに構わず、かすみを組み敷くと大胆に腰を使った。
「あっあっ……雅人…クン」
「かすみ、痛いか?」
「平気…平気だよ」
「そっか……」
自分が射精することしか考えない乱暴な動きでかすみを攻める。
「あン、あン……」
それでもかすみは眉を寄せて小さなあえぎをあげた。
何度かかすみを突くうちに射精感が強まる。腰が止まらない。
(ヤバイ……イキそうだ……)
そして何度目かの抽迭のときだった。
「あっ、かすみ……うっっっ!」
溜まっていたのは事実だが、その瞬間はあっけなく来た。
びゅくっ! ずぴゅっ! どぴゅっ!………
かすみを抱きしめると、俺は一番奥で射精した。
萎えた肉棒を抜きさると俺はそのまま横になった。
かすみはのろのろと身を起こすと、コンドームを外し、俺の汚れた股間を拭き始める。
俺はぐったりと身を投げ出してかすみが処理を終わるまで目を閉じていた。
「雅人クン」
俺の名を呼んでかすみが隣りに横になった。そして俺の胸に頭を乗せてくる。
「かすみ、フェラチオしてくれよ」
「え……うん」
一度出しただけではまだまだ満足はしていない。
「ほら、早く」
「うん」
かすみは俺の声に促されるように股間に移動すると、力を失った欲棒を静かに握った。
「じゃあ、やるね」
その声が聞こえた次の瞬間、温かく湿った空間が俺の肉棒を包み込んだ。
下腹部に当たるサラサラした髪の感触が心地いい。陰毛がかすみの鼻息にそよぐ。
内部では舌が縦横に動き、その刺激に反応した肉茎がピクンッと脈を打った。
少しずつ力がみなぎっていく淫棒。かすみの奉仕が俺を再び勃起させた。
ある程度の硬度が戻ると、そこからかすみの動きが本格化する。
頭を上下させながら、口内では舌をレロレロと回す。その間も亀頭を強く吸引する。
「さすがかすみだ、フルート上手いな」
「あむ、ちゅっ……え?」
顔をあげて俺を見上げる。
「知らないのか? フェラチオのことフルートとか尺八って言うんだぜ」
「し、知らないよそんなこと」
一瞬で紅潮する。
「だけどもう覚えたろ?」
「いじわるぅ! それにフルートは吸わないし、舌だって使わないよ……」
そう言って真っ赤な顔で再びフェラチオを続けるかすみ。その動きはさっきよりも激しさを増した。
手を添え、肉棒をしごきながらの口撃。もう片方の手は袋を優しくこねる。
口の中では頬の内側の柔らかい部分に押し当てて愛撫される。
尿道口で舌先がチロチロとうごめく。カリのくびれには舌を引っかけるようにして弾く。
舌の腹で亀頭の裏側がこすりあげる。ザラザラした感触に腰がとろけそうな快感が沸き起こる。
俺が教えたこととはいえ、かすみの飲み込みの早さには驚かされた。
徐々にこみ上げてくる射精感に、たまらずかすみを制止する。
「かすみ、もういいよ。イッちゃう」
「ちゅっ……じゅるっ、んっ……出して…いいよ」
「ダメだよ、かすみの中に出す」
そう言ってかすみの口を股間から離すと、
「かすみ、今度は上になれ」
そう命じた。
「う、うん……」
かすみはさっき俺が放り投げた避妊具のケースからひとつ取り出すと、
「着けるね」
そう言って袋を破いた。
くるくると根元まで巻きつけると、俺の肉棒を右手に支えてまたがってきた。
位置を合わせる。
「雅人クン、入れるよ」
俺の目を見て聞く。
「ああ」
俺の返事を確認すると、かすみはゆっくりと腰を落としてきた。
「んんっ」
かすみがうめく。
「ああっ」
俺も快楽の声を上げる。
一度射精しているから今度は俺にも余裕があった。
かすみの中で締め付けを味わいながらゆっくりと上下させる。
「うんっ! あんっ、ぁ…ん……ッ!」
カリの出っ張りが肉壁をこするたび、かすみが艶めいた声で鳴く。
俺は下から手を伸ばすと、かすみのふくよかな胸を揉んだ。
乳房全体を手のひらに収め、指で乳首をつまむ。
コリコリとした乳頭の感触を楽しみながら、俺の指に従って自在に形を変える乳房を玩弄する。
「あんっ! ぅうんっ…ふぁ……くぅ」
かすみは俺に胸をなぶられながら自分で腰を動かしている。
少女趣味で、子供っぽいところのあるかすみが俺にだけ見せる「女」の顔。
そして、貪欲に性の歓びを享受しようとする姿。
かすみは俺のものだ!
俺は胸から手を離すとかすみの腰に添えた。
そしてかすみの動きに合わせて腰をグラインドさせる。
「ぅあっ!」
かすみがのけぞる。同時に膣が締まる。
「くっ!」
肉棒をきつく絞られ、俺の口から苦悶に似た息がせわしなく漏れる。
じっくりと攻めている余裕がなくなった俺はかすみの腕を取ると自分の方に引き寄せた。
かすみと胸を合わせる。背中に手を回し強く抱き合う。
「かすみ……」
「雅人クン……」
お互いの名前を呼んで見つめあう。
……自然に唇が合わさった。
舌を絡ませる。甘い唾液を吸う。音を立ててすすり、飲み込む。
唇が離れると、その一瞬が惜しいとでもいうように再び合わさる。
「かすみ、俺が上になる」
少しずつ性感の頂が見えてきた俺は自分のペースを取り戻そうと声をかけた。
「だめ。お願い、最後まで私にやらせて」
だがかすみはそれを拒んだ。かすみが俺に異を唱えることは珍しい。
このままではまた不本意な射精をしてしまう。
思い切ってかすみを組み伏せようとしたが、股間から湧き上がる甘美な感覚がそれを止めた。
(もうどうでもいい。どうなってもいい……)
俺は快感に身を任せた。
俺もかすみも自然に腰を振っていた。快楽が勝手に体を動かしていた。
「雅…人……クン」
息も絶え絶えのかすみが俺を呼ぶ。
「かすみ……」
呼び返す。
「あっ……んっ……」
本当に幸せそうな笑顔を見せ、かすみがあえいだ。
ダメだ、我慢できない!
その笑顔を見た瞬間、俺の中で爆発が起こった。
「イクっ、イクぞかすみっ! っっっ!」
びゅっ! どびゅっ! びゅびゅっ!………
かすみを抱きしめて腰を突き上げると、俺はすべてを解き放った。
「なぁかすみ……後悔、してないか?」
天井を仰ぎながらかすみに聞いた。
「え?」
「俺とこういう関係になったこと」
「ううん。今までの関係も好きだけど……こうなることも望んでたのかも……」
そう言うと、かすみは俺の胸に顔をうずめた。
「そっか……」
「うふふふ」
かすみが笑った。
「えっちしたらなんだか腹減ったな」
かすみの頭を撫でながらつぶやいた。
「くすっ。もう、雅人クンったらぁ。そうだ! 明日から毎日雅人クンにお弁当作るね!」
「なんだよいきなり。お前脈絡なさ過ぎだぞ」
「えぇ〜、いいでしょ? だめ?」
「いいよそんなの。第一大変だろ?」
「いつも自分の分作ってるから、一つ増えても同じだよ」
「そうか? ……じゃあ頼むわ」
「うん!」
かすみが本当に嬉しそうな笑顔になった。俺にだけ向けられるかすみの笑顔。
「なぁかすみ」
「なぁに?」
「好きだ」
「えっえっ? ……うん、私も」
俺は真っ赤になったかすみを強く抱きしめた。
お兄ちゃんはかすみも君子もストーコも大好きです。
>>200 GJ!
控えめなかすみが見せる痴態って萌えますよね。
あと、
>それがわかるまでのかすみの憔悴ぶり
ってのがなんからしくてよかったw
>>189 高林×茜書いて下さってどうもありがとうございます!!
こういう形で身体を開く茜って良いなぁ。凄く燃えました!
>183
乙。
やむを得ないなりゆきとはいえひどいやつだ雅人しゃん・・
>>203 喜んでいただけたようでとても嬉しいです。
私は177さんの骨子に肉付けしただけです。
ですからこれは177さんの書き込みがなければ書けなかったSSです。
私からも177さんにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
香坂先輩の作ったぁゃιぃ飲み物を飲んで鬼畜(風)になるSS
なんてのをリクしてみてもいいでつか?
リクエストするのは自由だけど、書き手には書く義務がないということも
お忘れなくw
あからさまなリクエストよりも、エロい単発妄想を皆で言い合っているう
ちに職人さんが触発されるほうがいいんじゃないかなぁと思ふけど。
>206
漏れの主観にすぎないがキチークシチュもギャグっぽくしてくれればいいんだけど
石川賢ばりnバイオレントな描写とかはそのぅ、(´-ω-`)
かすみの場合、デートの約束すると、
「こんどの日曜日、雅人クンと一緒に出かけてくる」
とか両親に話してそうだ。
>>209 あそこはある意味、家族公認だろうな。
そういえばのぞみも主人公が帰宅したら夕飯作ってくれてたなぁ〜。
いいなぁ〜、どうして俺にはあんな幼なじみがいなかったんだろう……。
>>209 まぁかすみの親御さんにしてみれば我が子も同然、ってくらいの親しい近所づきあいの
ようですし。兄妹ででかけるくらいにしか見ていないかも。
>>210 >>211 俺もそう思う。
更に、かすみはデートから帰ってくると、母親に、
今日の出来事について、こと細かく話しちゃうんだろな。
翌日、かすみのおばさんに出会ったりしたら、
(もし俺だったら)ハズかしすぎて市ぬな。
>>212 しかも隣のおばちゃんから、自分の母親にもつつぬけなんだぞ(死
>>213 うぁー!!そうだった!
さらに自分の母親が、かすみと会話したりして・・・
俺、幼馴染いなくて良かったw
悪いことできないから、親も安心ってもんだ。
>>212 >今日の出来事について、こと細かく話しちゃうんだろな。
「何か欲しいものないって聞いたら『わたしが欲しい』って言われちゃった」
とかも伝わってるのか……。
君子にはデフォで筒抜けなんだが。
>217
ユゲからの電波で?
電波を受信するアンテナもあるしなw
みさきと君子は超一流の諜報者だしな
どこからあの情報仕入れているのやら。。。
きっと主人公のことも必要以上に知っているに違いない。
自家発電の回数とか、今日のオカズとかもチェックされていて、
その情報が女の子たちに流れていたら……ガクブル
222 :
名無しさん@ピンキー:04/10/10 18:06:53 ID:W9+9qmon
>>206 その昔、n@eがこんなことを書いている。
彼を指名して頼んでみれば?何様なんだろうプゲラ
投稿日:2001/06/27(水) 00:44
よろしければどういうシチュでのものを読みたいか
仰ってくださいませんか?
・季節
・ほかの登場人物
・場所
・会話の内容
・体位(笑)
なんかを書いてくださると
いざ書こうって時にだいぶ助けになりそうです。
まだしばらくは(ここでは)書かないと思いますが
お好みのシチュを書いて
あまり期待せずに待っていただけたら、と。
読者の要望に応えてSSを書くのってもの凄い難しいことなんだけどな
書き手を叩くことに生き甲斐を感じてるような奴にはわからんだろうが
> まだしばらくは(ここでは)書かないと思いますが
> お好みのシチュを書いて
> あまり期待せずに待っていただけたら、と。
誰も期待しとらんから二度と書きに来るな、と。
>>223 特に要望ないからSS書いてくれよ、とびっきりエロいやつ
最近のドラマって脚本家が全部書くわけではない。
プロデューサーや監督、時には出演者で話し合って
ストーリーが決められる。脚本家は何をするかというと、
シノプシスをシナリオの形に起こすだけ。
それだけならちょっとした物書きなら誰でもできる。
自分で一から構築して書き上げるのが真の脚本家だろう。
SSの書き手も自分一人でストーリー作ってこそ職人。
他人にシチュ聞いてそれを文章にするだけなら一般人。
> 読者の要望に応えてSSを書くのってもの凄い難しいことなんだけどな
読者の100%を満足させるつもりか?そんなの最初から不可能だ。
たとえ(現実の)神であっても全ての人に信仰されるわけではないのだから。
バスの後ろの方にある、二人掛けの座席に座ってたら
かすみちゃんみたいな、かわいい子が隣に座らないかな〜
で、しばらくすると、女の子はうとうとし始めて、俺の肩に
微妙に寄りかかってくる。
肩を軽く動かして、気づかせてあげようかなと思ったけど
起こすのも可愛そうだし、女の子に神経質な男だと思われるのも
なんなので、とりあえずそのままにさせておくことにする。
でも、俺が女の子に寄りかかられて喜んでいると、周りの人に
思われるのも困る。
俺は寝たふりして、寄りかかられていることに気がついてないよう
装うことにする。
あうぅ〜?更に寄りかかってきたよ。どうしよう起こした方がいいかな?
でも、肩から女の子の暖かさが伝わってきて、なんか心地よい。
更にそのままにさせておくことにした。むしろこのままでいたい。
ジュルルという音と共に、女の子はちょっと姿勢を戻すけど、
また俺の肩に寄りかかってきた。
まさか服にヨダレ垂らされていないよな?と思いつつも寝たふりを
続ける俺……以上妄想おわり。
過去スレを読んでみた。
……某氏が嫌われている理由が判った気がした。
229 :
神谷菜由:04/10/12 04:40:24 ID:Yhr4ymNh
パンおいしいねん!
謎の巨大円盤で宇宙人が攻めてくるエロSSを待ってるわけなんだが……
>230
主「ねえ本多さん、なんの本を読んでるの?」
智「宇宙犬の図鑑よ」
主「うちゅう・・犬?」
智「ええ。このごろココットに防衛戦の訓練を施しているの」
主「そ、そうなんだ・・・」
ウルトラセブンも真っ青だ
233 :
名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:33:04 ID:BfCV+4Ya
本多さんの赤い水着がやらしい
水着以上に中身のいやらしい女さ。
>234
魑魅も犬(に襲われる)のが好きなんだね・・・
保守
2の主人公は小学生の頃、男の子同士でやるような、
わきの下コチョコチョや電気アンマを、ふざけて
かすみにしていたが、厨房になり、女の子には
そういう事をしてはいけなかった事を知り、以降、
毎晩、罪の意識に苛まれていたに違いない保守。
今では違った意味と目的で同じことをしています。
>>237 まだ小学生だった頃。
いつもの様にふざけてかすみに電気アンマをかけたら、かすみのぱんつに
血が((((;゚Д゚)))
その日の晩ごはんは、何故か七瀬家からおすそわけされたお赤飯だった。
…なんてシチュを想像しちまったよ(;´Д`)ハァハァ
なるほど、だから主人公は中学生なって、かすみを
避けるようになった訳だな。
「あなたって、電気アンマ好きよね?」とか言われたらやだしなw
かすみは、電気アンマの本来の意味を知らないままだったりしてなw
でもって、中学の修学旅行とかで旅館に泊ったりすると、
「一階ロビーにさ、電気アンマがあって気持ちいいらしいから、行ってみようよ」
波多野から誘われたりする。
でも、恥ずかしがり行こうとしないかすみ。
かすみから事情を聞き出す波多野。
それ以降しばらくの間、波多野の主人公への挨拶は「よっ!電気アンマ」
>>241 そこで、なぜか話しの流れから、波多野も主人公の電気アンマを味わう事に
10分後には、主人公のアンマの虜になった波多野が、しっぽりと主人公の肩に寄り添うでつよ
243 :
名無しさん@ピンキー:04/10/21 17:06:39 ID:C6skyVpS
妹が10歳のころの話。家に帰ってきたので
「君子、おかえりんこ」と言ってみた。
「……ただいまんこ?」
言っちゃった。アハハハハ。
鬼畜め(´д`*)
でも君子だと、自分が何を口にしたのか本当に理解していなくて、
いつものファイティングポーズ(違)で固まってしまうかも。
そして後日、香坂先輩に「ねぇ○○君、ただいまんこって何?」
と、やはりわかっていない口調で問われて主人公大ピンチとか。
主人公はクラブには所属していないと思われておりましたが、
闇マッサージ同好会の会長であることが、君子の供述から
判明しますた。
>>246 君子が10歳の時点では香坂先輩と知り合ってないと思われ
249 :
246:04/10/22 17:32:37 ID:Z4x8N8Mb
>>248 ……言われて見ればそうだったOTL
「後日」じゃなくて「数年後」だと……(ぉ
リアル妹に電気アンマしたことがあります。
すいません。
>206 に触発されたんだが、なんだか、そっちとは斜め175°上方くらい違う方向の話が出来上がったんだが……
まぁ、いちお、落としてみる。
これはNG-Word入れた方がよさそうなので、名前欄に[【ネクタール】 SS 謎ドリンク 痛み]と入れておきます。
ダメっぽそうな人は回避願います。
**************【ネクタール】*****************************
想像してみてほしい。脳天に突き刺さる臭気というものを。
想像してみてほしい。視界が緑色にかすむということを。
想像してみてほしい。それが、玄関のドアを開けた瞬間だったと言うことを。
「あら、お帰りなさい」
ここが自分の家であることを確認するためにもう一度玄関に戻ろうかと思った。
かろうじてそれをしなかったのは、その人の横で君子がすまなそうな顔をして
いたからだ。
「何をしているんですか、香坂さん」
キッチンを横切り換気扇のスイッチを入れようとして思いとどまる。
この臭気が周辺にもれると自衛隊の化学防護小隊が出動しかねない。
これはもう、香りとか匂いとかの範疇ではない。
「? 料理よ?」
彼女の表情を見ると、決してウソだとか、言い逃れだとかそういったつもりは
無いようだ。彼女は間違いなく、その鍋の中の異様な物体を"料理"の構成物だと
主張しているのだ。
「じゃぁ、あとはガーゼで絞って、冷やしましょうね」
君子の顔をうかがう。とても済まなそーな顔をしている。
ぶくぶくとアブクを浮かべていた鍋の中身がガーゼでこされてて、ガラスの
ボールに移される。
それでもまだ濃厚な液体は迷彩服に使われそうなほど深い緑色をしている。
高坂さんがそれをオタマですくって、氷が半ばまで入ったガラスのグラスに注ぐ。
氷がパキパキと音をたてて割れ、溶けていく。
「はい、どうぞ」
差し出されたグラスを思わず持ってしまった。
ちらっと君子の方を見ると、慌てて目をそらしてしまった。
臭気は最悪。冷め切らず登る湯気は凶悪。そしてにっこり笑って小首を傾げる香坂さん。
気分は階段の12段目。もちろん首に綱をつけて登るやつのだ。
「だって、アナタのために作ったのよ?」
そのセリフに耳を疑う。
「だって、君子ちゃんが『お兄ちゃんが元気ないの』っていうから」
ああイエス様、逃れるすべのない災厄を、あなたならどう立ち向かいますか。
「だから、ね?」
微笑む香坂さんの顔に覚悟を決める。
鼻で息をしないように。喉に直接流し込むように。すばやくグラスを傾けるのが
ここでのたしなみ。
喉をどろりとした液体が通過する。
鼻腔に抜けるケミカルな臭気が危険信号を訴えるが、それはあえて無視する。
口中に残る異様な味は、これまで口にした何よりも複雑。最も近いのを探すと、
掃除のときにしぶきが口に入ったことのある、半年かけて緑色になったプールの水。
思わず蛇口に飛びつき、直接水を飲む。いつもは塩素くさいと思っていた水道水が、
ミネラルウォーターのように旨い。
「あらぁ、おいしくなかった?」
香坂さんの表情はいかにも意外といった様相だ。
「あの、まぁ、良薬口に苦しといいますし…… というか、何が入っていたんですか?」
香坂さんがにこっとわらった
「まず、ケールでしょ、それから朝鮮人参、麻黄……」
指折りながら、一つ一つ上げていく香坂さんを止める
「あの、それ、料理なんですか?というか、そもそもどこでそんな材料を」
「薬局で『オトコのコに元気を出してもらうには何がいいですか』って聞いたら用意してくれたの。
でもそのままじゃ飲みづらいかなってね、ちょっとアレンジしてみたの。」
「……とりあえず、片付けてくださいね」
いろいろ突っ込みたいところではあったけれど、納得の表情で頷く顔にそう声をかけて
リビングへ向いソファーに座る。
正直なところ、ちょっと気持ち悪い。気分を紛らわすためにテレビの電源を入れて、
チャンネルをザッピングする。
「どうかしら、元気は出たかしら。」
十分ほどして香坂さんと君子がやってくる。ソファに座る俺の目線に合わせるためか、
上体を屈めた襟ぐりから、白い肌がチラッと見える。
ドクン
唐突に、後頭部が熱を持ったかのように脈動する。
腕と脚に力が入らなくなり、背筋を冷たいものが走る。
体の末端から中心に向かって血液が集まるような不思議な感覚。
目の前が真っ赤になったような気がして景色がかすむ。
そして、意識が途絶えた。
だんだんと意識が回復してくる。直前の夢の中で、なにか良いことがあったような気が
するのだけれど、良く思い出せない。とりあえずソファには座ったままみたいだ。
なにか下半身に重みがあり、あたたかい。
チュパ チュピ
背筋を心地よい脈動が駆け上る。ふぁぁと間抜けな声が出る。
「あら、おはよう」
下半身の方から香坂さんの声。あわてて見るとまたの間の床に下着姿の高坂さんが座っている。
そしてまるでアイスキャンディーでも舐めるようにそれに舌を這わせている。
良く見ると髪や顔、胸にまでたくさんの白濁したものがすでに付着している。
「ごめんなさいね、こんなことになっちゃって」
香坂さんの吐息が敏感な部分を刺激する。そして耐え切れず放出する。白いものが香坂さんの
身体の空いているところを狙うかのように汚していく。
「へんねぇ、君子ちゃんの本だと、これで元に戻るはずなんだけど」
放出を終えてなお、そこは硬度を保っている。むしろ、これまでに無いくらいに膨張している。
「他の方法も試してみようかしら」
床に伏せてあった本を香坂さんが取り上げる。数週間前に紛失して、木地本に弁償したのと同じ本だった。
「えっと、どこだったかしら」
「それより、その本は……」
香坂さんが本を繰る手を止める
「そうね、3週間くらい前かしら、君子ちゃんが家庭部に持ってきててね、女の子達だけで"勉強"してたのよ」
これで一つ疑問は解けた。不意に香坂さんが立ち上がる。
目の前にショーツがアップになる。湿っているのか白の薄い布地越しに、うっすらとヘアが見える。
「これにしようと思うの」
目の前に広げられた本には、対面座位であえぐ女の子の姿。
「えっと、これだと全部脱ぐのね」
目の前でブラが落ち、ショーツが脚から抜き取られる。
ソファに膝をつき、オレの上にまたがる。目の前にたわわな胸が揺れる。落ちないように彼女を支えようとしたのだけれど、腕にはまったく力が入らない。
香坂さんがソファの背もたれをつかんでバランスを取っている。
腰を落としてくるのだけれど、先端がそれて上手く入らない。
「困ったわね〜」
こんな状況だと言うのに、香坂さんの口調はのほほんとしたままだ。
「これって、手をつかってもいいのかしら」
香坂さんがソファに広げた本をチラッと見る。
「いいわよね」
目の前で行われていることが信じられなかった。
左手は背もたれの手に伸ばしているので身体がかなり近い。
胸の谷間越しに互いの下半身が見える。
香坂さんの右手がオレのペニスを握り、そこに香坂さんの股が突き出され、ゆっくりと飲み込まれていく。
くちゅ
一瞬何か引っかかるような感触があったあと、一気にそこに飲み込まれていく。
不意に、香坂さんが、背もたれごとオレをギュッと抱きしめる。
胸の谷間に挟まれて、息が出来ない。首を左右に揺すると、彼女がごめんなさいといって締め付けが少し緩んだ。
「えっと、それで、これからは……」
香坂さんが本を見ながらぎこちなく身体を動かす。体中の感覚がそこに集まっているかのように気持ちいい。
ふと『接続部』に目をやると、真っ赤に染まっていた。腰が動くたびに明らかに赤いものがそこから染み出してくる。
「香坂さん、痛くないの?」
ん、ん、と息を詰めながら腰を動かす香坂さんに声をかけると、むず痒い感じでちょっと変だけど平気よと手を頬にあてて微笑む。
見ると彼女の指にもべっとりと血がついている。
「あら?」
その指を彼女の舌がさっきまでオレのペニスに這っていた艶めかしさのままぺろりと舐め上げる。
「あら? ああ、さっき包丁で切っちゃったんだわ」
おそらくさっきギュッと抱きしめられたときに力が入って傷が開いたのだろうけど、
痛みは無いのと聞くと、女の子は痛みには強いものなのよと微笑む。
目の前に差し出されたままのその指から血が滴り、胸元に落ちる。
「ひょっとして、舐めてみたいの?」
じっと見つめていたのに気付いた香坂さんが口元に指を差し出す。
そんなつもりは無かったのだけれど、その指を舐めてみる。
口の中に鉄の味が広がる。
はぁん
探るように舌で傷口を舐めると、不意に、香坂さんの膣が震えた。
「あ、なんか、すごかった」
さっきまでのえっちなのにおっとりと落ち着いた香坂さんの雰囲気が、とても艶めかしいものに変わっていた。
胸元を中心に、真っ赤といって良いくらいに、肌が紅色に染まっている。
香坂さんの指がまた、口元に差し出される。
恐る恐る口を開くと、指が中に差し込まれ、舌にこすりつけられる。
いやらしい声が言葉にならない音を耳元でささやく。
また傷口が開いたのか、鉄の味が口中に広がる。
舌が指に触れるたび、香坂さんが腰を捻り、揺らし、締め付ける。
舌のリズムに合わせ、香坂さんの身体も弾む。
口中にあふれた鉄さび味の唾液を飲み込もうと指に吸い付いたのと、彼女の中で暴発したのはどっちが早かっただろうか。
彼女の中でペニスが脈動し、精を吐く。そのたびに搾り出すように彼女の膣がビクビクと振るえる。
どれほどそれが続くのかわからなかった。自分の中にある液体と言う液体が
すべて精液に変わって香坂さんの中に注がれたんじゃないかと錯覚するくらいだった。
彼女の中で自分のソレが急速に力を失っていくのがわかる。
香坂さんが腰を浮かせると、中からゴポゴポと音をたてるかのように大量の液体が出てくる。
「はぁ、こんなにいいものだったなんて♥もっと早く知っていればよかった」
上気した頬に両手をあてて、香坂さんが隣に座り込む。
「あの、ひょっとして、初めてだったんですか」
オレの問いにけろりとした表情でそうよと微笑む。
「あの…… おにいちゃん、先輩、終わりました?」
キッチンに続くドアの影から除く頭に思わず股間を隠す。部屋は淫猥な香りと液体でひどく汚れている。
気まずさで、君子の顔が見られない。
「あらあら、君子ちゃん。これ、すごくいいわ。」
香坂さんがまったく空気を読まないセリフを口にした。
「君子ちゃん。してもらったほうがいいわ」
君子も俺も、言葉が出ない。二人で目を合わせ、そらす。
きょとんとした香坂さんになんと言おうか迷う。
「あ、あの…… 香坂さん? もう、あの、出来ませんから。」
そのセリフに香坂さんが小首を傾げ、なにやら考え込んでいる。
「オトコのコに元気を出してもらうには何がいいかしら」
とても嫌な予感がした。彼女が気付かないことを天に祈った。
木枯しが窓を鳴らし、部屋の中を小さな風が舞った。
君子の覗き込むドアの隙間から、脳天に突き刺さるような臭気が舞い込んだ。
香坂さんがとびきりの笑顔で微笑んだ。
翌朝、君子と二人で泣いて土下座をするまで、開放されませんでした。
<END>
#いや、書いておいてなんだけれど、もう何がなんだか……
258 :
名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:29:35 ID:gf0LwJgv
109as11氏乙
どこからか皆口裕子voiceが聞こえてくるほどgood
さかまい先輩エロポンコツいでつね⊂⌒〜⊃*。Д。)-з
>>206でリクした者です。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
姫がレイプされてボロ雑巾のようになるSS希望ー
>263
バース様が報復にくるぞ。
>>263 姫「に」レイプされてボロ雑巾のようになるSS希望ー
姫が台ふきんをボロ雑巾をのようにするSS希望ー
姫の縫ったボロ雑巾
姫ちゃんのリボン
・゚・(つД`)・゚・
>>269 パラレル パラレル
かなめちゃんに なーれ
>>269 原作をリアルタイムで読んでた・・・
妹の「りぼん」でね。
俺、自分では漫画本買わない主義だから、
自宅では妹の少女漫画ばっか読んでた。
少女漫画は今でも買ってる。
学生の頃は買ってたなあ。雑誌も。
まだグリーンウッドとかやってた頃だけど・・・
なすゆきへか、なつかすぃな。
ぼーいずらぶっぽいのをかいていたのをちょっとまえにみたのがさいごのきおくだ。
276 :
271:04/10/31 00:00:59 ID:mQejUWWh
「花とゆめ」は自分で買ってたなそういえば。
十年くらい前だけど。
最後に買った少女マンガって
「今日もみんな元気です」だな俺は。
↑『やさしく するから…』
絵柄が怖いなあとおもいつつ「ガラスの仮面」コミックを三十何巻かあたりまで勝ってた漏れは異常ですか?
柊あおいの長編もよく読んでたし
赤ずきんチャチャはなぜかアニメになる前に単行本読んで知ってた
居間に置いてあった、みさきのマンガ本を、自分の部屋に
置きっぱなしにして怒られるってイベント。
リアル妹で、そういうことがあったので、初めて見たときはわろた。
君子がいないときに部屋に入って、持っている少女漫画をつい読んじゃったらそれがえらくエロくて
興奮していたところに君子が帰ってきて・・・
ってのを気長にリクしたりなんかしちゃったりして。
↑広川太一郎ハケーン
>>281 その場合最後に「ホントにもう」も欲しい。
優子に膝枕されつつ、
かすみと君子とストーコとまぐわうのが最高でつ。
>282
「コノヤロ、妹にシテ貰ったのかぁ〜、ヤッたんだろこのぉちょんちょん!」
285 :
保守コピペ:04/11/05 19:03:12 ID:BBywJc5E
チュプッ……クチュッ……チュッ…ッ…プチャッ…
授業中の人気のない道場に、お互いの唾液を交わすいやらしい水音が響く。
剣道部員風間こだちと、その弟健太は、道場の真中で始業開始のチャイムを聞きながら、熱烈な抱擁と共に、激しくお互いの唇を吸い合っていた。
実の姉であるこだちの口内をくまなく舐め尽くした健太は、まるで母親の乳房を吸うように、姉の舌に激しく熱烈に吸いつくと、背中にまわした手を、徐々に下へと摩り下ろしていった。
「んんっ…むぅん……」
姉の熱気を帯びた荒い鼻息を感じながら、形の良い安産型の谷間に辿り着いた健太は、手のひらと指をくまなく使いいやらしく撫でまわす。
「んっ…ふっ…ふぅん…」
息ができなくなるほど荒く、熱く吹き付ける、姉の鼻からの吐息を楽しみながら、弟は慣れた手付きで、ゆっくりと姉の袴の紐を解いた。
「!…うぶっ」
自らの下半身を被う唯一の布がバサリと道場の床に落ちた事に驚いて、反射的にこだちはとろけあった互いの唇を離した。
「はなしたなっ…」
こだちの唇から、はしたないよだれの橋をかけた弟の唇がニヤリと歪む。
はっ、と抱擁を解き、弟の腕の中から逃げようとする姉の耳元で
「今日、朝練行くって言って、誰と何してたんだよ」
こだちの抵抗がビクリと止まる。
「せっかくキスだけで許してやろうと思ったのにっ」
そう言うと、健太は姉に覆い被さるようにして押し倒すと、乱暴に胴着を剥ぎ取ろうとする。
「や、やめて、健ちゃんっ」
弟にキスで腰の力を抜かされたこだちが、力無くもがき抵抗するが、逆にその動きで、男を知らなかった頃とは見違えるように大きくなった乳房を露出させてしまう。
「今日も俺が言った通り、パンツだけじゃなくブラもしてないんだ…」
286 :
保守コピペ:04/11/05 19:03:32 ID:BBywJc5E
無意識のうちに弟に教え込まれた羞恥行為を実行していた…。
「嫌がってるフリしても、弟のチンポ咥え込む準備してるじゃないか」
普通の16歳の女の子が考えられないような変態行為を体験し、
「今日も射精で絶頂くとき、ちゃんと教えた通り言うんだぞ」
それを日常的に行ってしまうほど、"はしたない肉体"に染めぬかれてしまったことを実感したこだちの脳裏に、道場だけでなく、家庭の、校内のいたる所で繰返された弟との行為が浮かび、自分の乳房を揉みながら、耳元でささやき続ける健太を、衝動的に突き飛ばした。
「そんなに俺が嫌なのかよっ!」
突き飛ばされて倒れ込んだ健太は、後退りするこだちを泣き出しそうな目で睨み付けながら立ち上がると、
「毎朝(いつも)みたいにフェラチオしろよ」
ベルトを外し、急いでズボンと下着を脱ぎ、下半身を露わにする。
「え…」
急な事で同然と声を発したこだちの目の前に、
「セックスするのが嫌なら、毎朝してるように、弟のチンポ、口でしごいたら許してやるよ」
実姉の肉体で黒光りするほど磨き込まれ、高校1年生のものとは思えないほどに太く長く屹立した、こだちとの近親相姦だけで育まれた性器を見せつける。
「そんな、学校でなんて……臭いが…」
弟の精液を受け入れる事を前提で考えてしまう自分の考えに、思わずこだちの言葉が詰まる。
「口の中に擦り込んでやるよ。全校生徒に、こだちが誰の女か分かるようにさ」
そう言うと、痛いくらいに勃起した性器の先端を、こだちのやわらかな唇に、白く張りのあるホオに、ぐりぐりと押しつけていく。
「お願い、健ちゃ…健太さん、それだけは許して下さい…」
姉弟が恋人になるときの名前を使ってまで、弟の要求に応えられないと許しを請う姉に向かって健太は…
おわり
乙
つ [風間クリーニング-サービス券]
>>286
オエビSSサイトの人?
バサ子のSSの続きも読んでみたいな
と書いてみる。
>>285-286 イヤーン!でも乙。
二人で公園行って弁当食って、膝枕で高速回転とか
山登って小川で遊んでたら、コケて服が塗れたとか
健全でエロいのきぼん。
>>290 服が濡れたを、服が破れたと読み間違えて…
山道の脇に生えた植物を摘もうとしたかすみが、バランスを崩して斜面をずり落ちそうになる。
主人公はがとっさに、かすみのブラウスの袖を掴むものの、袖が裂けてそのまま数メートル滑落。
すぐさま主人公は、落ち葉と土まみれになったかすみ近づき、助け起こす。
ウ○コをしようと一人茂みに入っていた波多野が、かすみの悲鳴に驚き、急いで戻ってきてみると
うわおまえらなにを以下略というシチュエーションを想像してもうた。
>>291 波多野の排泄姿……ハァハァ
ボーイッシュな波多野も、オシッコする時はしゃがんでするんだよな〜とか
考えると萌えてこないか?
漏れだけか?
誰かこの手の排泄ネタ書いてくれるネ申はいないかな?
目の前でさせるとか、あんま変態ちっくなのは勘弁だけどね。あくまでも自然に。
AFのための洗浄としての浣腸なら許容範囲だけど、汚物には興味なし。
強いていえば、排泄する姿を他人に見られたくなくて、トイレに行かせて
くれるなら何でもします、と言わせる
ための責めとか、そのあたりがギリギ
リ。
295 :
名無しさん@ピンキー:04/11/12 13:20:08 ID:PnpWEkKC
age
体外物のうんこはイラネだけど、
おしっこは精神性の高い体外物なので許可。
>>296のおしっこの方は、体外物ではなく、体内物ですた。
カキマチガーイ。
小便の精神性とか、そういうのは余所で語ってはどうか
いえいえ、かすみや君子やストーコにお茶をたくさん振舞って、
おトイレに行かせる喜びですよ。
ただ尿であれば良いわけではないのです。
302 :
名無しさん@ピンキー:04/11/17 13:15:02 ID:V5uzprhu
ザエロス
バサ子が男子トイレで用を足していたイベントがあっただろう。
あれをネタにしてみるってのは、どうかな?
304 :
名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:10:55 ID:+CtD24SV
昨日、学校から帰ってきたるり姉に、オナニー見られて大爆笑された。
その後、部屋に真っ赤になって閉じこもってたら、 姉から携帯にメールがあって、
「あたしも毎日やってるんだから気にするな!ファイト!!」 って書いてあった。
>304
でも「とっとき」のキワドゥイ下着をおかずにしようとしたらお仕置きタイム突入なんだな・・・
306 :
名無しさん@ピンキー:04/11/21 12:14:15 ID:0wNH8pqy
>>304 (#´Д`#)ハァハァ…
ルリ姉のオナーニ見てええええええええええ
>>305 見つかった日にゃ、それをオカズにどう使うのか実演させられた挙句、
携帯で写真を撮られてしまいそうな悪寒w
>307
覚悟を決めて、それでしようとしたときに『やっぱそれはだめ。これでして』と、
脱ぎたて蒸れ蒸れ靴下を渡すルリ姉
>309
にほひだけで3本はヌけまつ。弟クンだもの・・・
>>310 弟クンはソックスハンターだったのか……。
>>310 るり姉が靴下を脱ぐところを見ただけで、
弟クンは1回果てまつ。
313 :
名無しさん@ピンキー:04/11/22 22:01:58 ID:hG+D4rON
丸山りちゃーど
>>312 どうせなら靴下を履いたままの足で責められたいところじゃが。
履いたままで一回
脱いでから一回
素足に靴を履いて一回
弟クンの絶頂はるり姉の思うがままでつ。
誰かしおらしい姫のSS頼む
百「あのさ、パソコン室のゴミ箱に、カップ麺の容器がいつも捨ててあるの知ってるか?」
主「なんだ、唐突に」
百「このあいだ遠くから投げたゴミが外れたから拾いに言ったら、たまたま見つけて、
それから、なんか気になってさぁ」
主(……今度神谷さんにでも聞いてみるかな……)
菜「ああ、それあたし。USBでお湯沸かすの買ってから、なんかはまっちゃって
今のマイブームはこれ!これがおいしいのよ」
主「って、なんで持ち歩いてるんだよ」
菜「別に、いいじゃない。あ、よかったら今から一緒に食べる?」
主「へ?まだ他にもあるの?」
菜「ううん、これ1コだけ。」
主(……って、間接キス?)
主「おーい。誠太郎。このあいだのカップ麺の話」
百「なんだって?」
主「神谷さんだって。今はまってるらしいよ。
なんでも、いちばんのお気に入りは"Sio"らしいぞ」
しおらしいお話でした。
#えーお後がよろしいようで
若いな( ´ー`)y-~~
だがワラタ
小ネタgood job!
たまにはいいよね。
捕手
テンパイにコンドーム無しで思いっきり膣内射精したい…。
可愛いオマンコのなかに大量に精液を注ぎ込みたい。
柔らかい唇でペニスを愛撫してもらって、
綺麗な黒髪を白く濁った汚いザー汁で思う存分グチョグチョにしたい…。
ホントお願いしますやらせてください。
ぷににコンドーム無しで思いっきり膣内射精したい…。
可愛いオマンコのなかに大量に精液を注ぎ込みたい。
柔らかい唇でペニスを愛撫してもらって、
豊かな谷間を白く濁った汚いザー汁で思う存分グチョグチョにしたい…。
ホントお願いしますやらせてください。
冬目景スレとかぶってる住人って多いのか?
そんな羊さんは知りませんのだ
るり姉にコンドーム無しで思いっきり膣内射精したい…。
優しいオマンコのなかに大量に精液を注ぎ込みたい。
柔らかい唇でペニスを愛撫してもらって、
全身を白く濁った汚いザー汁で思う存分グチョグチョにして、抱きしめあいたい…。
ホントお願いしますやらせてください。
かおりんにコンドーム無しで思いっきり膣内射精したい…。
可愛いオマンコのなかに大量に精液を注ぎ込みたい。
柔らかい唇でペニスを愛撫してもらって、
ちっちゃな体を白く濁った汚いザー汁で思う存分ベトベトにしたい…。
ホントお願いしますやらせてください。
さて、あと10日で恋人たちの一大イベントの日ですよ。
あの娘と、何して過ごす?
>330
それは切支丹の謎聖人ですね。
ヤポンの飲食深酒ホテルデエッチ夜とはカンケイありまへんな。
japonia
TLSSの世界だとクリスマスは来ないのだろうか?
(いつまでも夏だしw)
いつか俺が漫画で描く
きっと次回作は、冬が舞台さ。
隠しキャラはたぶんさつき系で、ハッピーエンドは冬の日本海の断崖絶壁で、彼女と永遠の愛を誓うのさ。
その次は秋
隠しキャラは農業がどうこうと言い始め、ハッピーエンドは米が豊作で、彼女と純米酒を酌み交わすのさ。
春にはお花畑で占いを気にしつつ焦げ弁当を勧めてくれる後輩がいることでしょう。
電卓。。
おいおい、そいつはカードを集めるのが忙しいって聞いたぜ。
>338
ぎゃふん!
TLSの転校後もプレイできたらなーとかちょっと思った。
転校した先に、ないしょで追っかけて転校してくる幼馴染とかといっしょに
天文部で天体望遠鏡作成とかしたいなー
#天文部の部長は宇○人で(ry
妄想は自由だぞ。
天文部・・・・
音楽じゃない文化系の部活は何があったかな。
写真、PC、美術あとなんだっけ?
天文部は、あれだ。
適当な観察計画を立てて、実はあんなことや、こんなことをしてしまう
合宿だな。
「2人きりになったのはじめてかも?」
「二人きりじゃない。お星様が見てるよ・・・・」
朝っぱらから、何をしてるんだ、漏れは orz
純情クンがいるw
バードウォッチング部で朝チュン(マテ
化学部/科学部を忘れるな
ビーカーで紅茶を入れて"電気パン"に舌鼓を打ったり、
ドライアイスとレモンジュースをペットボトルに入れてサイダーを作ったり、
ザラメと重曹でカルメ焼きを作ったり……
#あれ? 家庭部?
#ああ、あと、立方晶窒化炭素をつくるんだ……
>348
チョットマテ。最後のは無茶苦茶難しくないか?
(たしか分子の結合距離がダイヤモンドより短くて云々いう謎の物質だべ)
・
・
・
・
・
すんません「ふわふわ」読んでました・・・
じゃぁ、超音波おにぎりで(ry
#っていうか、即座にレスがつくところがステキです
こんな時間にふわふわ読者が複数いるとはな・・・
「白のふわふわ」?
エレン・ふわふわ頭・オーレウス
#あえてよりマイナーなネタを振ってみるテスト
>352
野尻抱介は色気無いけどかわゆいギャルが出てくるという困った作家デスカラ
設定やシチュエーションはかなり近在のライトのベルを意識してるような気がするのに
中身はガジェットSFだったりするあの狂気に惹かれるトゥルラーはけっこう居るのではないか?
まあ、、オサーン前提なんだろうけどね……(´・ω・`)
357 :
350:04/12/23 22:23:08 ID:RB0gBRQl
>>354 竹本ネタなら「あおいちゃんパニック!」のフワフワも。
どんなネタ振っても追随してくるヒトが複数いるってのはちょっとアレでナニですね
#いや、SF読みには一般教養レベルですか、ひょっとして……
そういえば、SF研究会とか大学にはあったけど、高校ではなかった気もする。
高校の文科系といえば、文芸部とか、英会話部とかが記憶にあるが……
そういえば、わたしが通ってた高校には、リトグラフだかシルクスクリーンだかを専門にやる部が美術部とは別にあったなぁ
#と、むりやり話題を元に戻してみるテスト
女体部
どうゆう活動内容やねん・・
と思ったら女子体操部のことか
にょ体部
冬コミにTLSモノあるかな?
あけおめことよろえろえろ
隠したんと2年参>初日の出>姫初の3連コンボをこなしてきてへろへろです。
とりあえず各自年賀状をチェックしたら、初売>福引>ラブホの新年イベントの予定
でも隠したんはとってもエロ元気です。おいら何か吸い取られてますか?
つ[電動ハブラシ]
366 :
名無しさん@ピンキー:05/01/01 21:30:05 ID:yIWXZgHO
つ[電動コケシ]
保守
翼子は生えてると思うか?
>>368 下叢のことだよな?w
バサ子は身体のほうは発育よさそうだから、生えていても
不思議はないんじゃないかと。
では、梢はどうかな? たかねは?
脱がせて確かめてみたい。
身体検査イベントでもあれば・・・
>>370 個人的には梢が生えてないのは萌えだけど、梢は生えている
のにまだ生えていなくて大焦りの遊季という方が楽しいかもし
れず。
>>368が知りたいのはチンコがはえてるかどうかじゃないかな?
いやどっちにもとれるしw
>371のマニアックさにTLSの業というものを見た。
375 :
368:05/01/05 06:19:30 ID:OfhSVFAF
下叢のつもり
中学3年生なら普通は生えてるかな? もうすぐ高校だしな。
またなりプリキュア MAXHEART
遊季は出演確定
ごめん、「ふたなり」って書きたかったの_| ̄|○
>>375 参考までにリアル中学生ではどれくらいの割合なのかデータがほしいな。
おまいが直接調べてくれないか?
>>378 生えはじめるのは小学生時分が多いよ。
小学校女子向けの漫画でそういう記述あったし、
知り合いの話でもそんな感じ。
中学になって生えてないというのは珍しいほうだと
>>379 ますます
>>371の遊季が大ピンチですなw
「そ、そんなっ、梢ですら生えているのにっ!?」
とか口にして、小魔神に睨まれるとかそんな感じで。
中3で生えてなかったら一生生えないんじゃない
それはそれで・・・
パ イ パ ン
「わーいわーい、ゆっでたっまごっ!
つるんっつるんのゆっでたっまごっ!
いったっだっきまぁ〜〜っす!!」
「ちょ、ちょっと翼、やめ、あっ、あン」
と頂かれてしまうのですあ。
漏れみたいにパイパソより生えている方が好きなヤシって少ないのか、、、
>>384 自分もパイパン派だけど、
清純そうなキャラが、顔に似合わずボーボーだとエロさ倍増のパターンもあるよ。
例えば、たかね、綾音、あゆみ、辺りとか。
弥子と茜は素で濃そうなんだけど、気のせい??
生えてる生えてないは然して問題ではない
生えてないことを恥ずかしがっている、とかが非常に素晴らしい
>>386同意、
逆にコイツは逆に生えてないと意外性があって良いかも知んないのは
葵・里佳・のぞみ
弥子あたりが水着からのはみ出しを嫌って
剃ってみたは良いけど左右バランス取れないでしょうがなく全剃り、と妄想してみた
「今度から俺そろうか?」
「ばかーーーーーーーーっ!!」(ゴスッ)
▽「おお >388 よ! しんでしまうとは、なさけない」
TLSが業とかいうよりまずおまいさん達がすでに人外魔境だ
かくいうオイラもちょうど
>>371のバサ子ver.をもにょもにょしていたところ
なので漏れの脳内設定ではバサ子=パイパソ
かなりコンプレックスを感じてらっしゃるご様子
>>390 親の育毛剤掠め取って塗っているとか?
そこでバサコ妄想炸裂
「よーし弟クンのチンゲ埋め込めばおーけー」
いや、挿し木じゃ無いんだから・・・
皮膚移植
悔しいけど、388の言うとおり、葵はパイパンのイメージがある。
何があっても笑わないでくれよな・・・
>>394 燃えてss作ってみたが実用性がまったくねェ
だめだこりゃorz
「小笠原くんっ!!ついに完成したよ!!」
「おっ、高林。どうしたんだよ、そんなに慌てて。珍しいな」
「き、君に頼まれてた例の物、ついに完成したんだっ!!」
「なにっ!?でかしたぞ、高林!!
これで森下さんや、葵、かすみの体を堂々と……むふふふ……」
「ああ、僕は、まさかとんでもないモノを発明してしまったのでは……」
頭を抱える高林の隣、デレレと鼻の下を伸ばした小笠原まさとの手には、黒ぶちにグリグリガラスの眼鏡が握られていた・・・。
(´・ω・`)続きは誰かヨロ
あれか
服が透けて見えるめがねか
あれだな
顔はちょっといけてないけどすけるめがねで見るとスタイルはばっちりな女と
チョコバー交換したら、相手がくれたのがほれ薬でギシアン(ry
#J・フィニィだったかな
400 :
かすみ:05/01/08 01:34:14 ID:KPTEeSGj
わが夫となる者はさらにおぞましいものを見るだろう・・・
三段腹
パイパン
葵、里佳、のぞみ、隠したん、かなめ
ぼーぼー
茜、弥子、たかね、るり姉、里未、育美
平均
その他
こんなところか
隠しタソは普通にはえてますよ。
生えているほうがエロイ。
>401
ふつうに生えててもいいとおもうのだが >小三元なお娘タチ
>>400 帰ろう わが愛しの 呪われし土地へ
トルメキアへ
(・∀・)ヒドラ!!
TLS勝手にエロランキング
TLS主人公が頼み込んだらやらしてくれそうランキング
1位:TLS2 七瀬かすみ (小さい頃から主人公の言いなり)
2位:TLS2 君子 (お兄ちゃん子)
3位:TLS1 南弥生 (引っ込み思案だから断れなさそう)
合コンに行ったらそのままお持ち帰りされそうなランキング
1位:TLS3 紺野遊季 (オマセだから)
2位:TLS2 中里佳織 (チヤホヤされるのに慣れてなさそう)
3位:TLS3 香坂麻衣子 (押し倒されても、おやおや、とか言ってそう)
TLS援助交際金額ランキング
1位:TLS3 蒼月たかね (あの容姿+中学生だから相場が高い)
2位:TLS1 桂木綾音 (正統派美少女だから人気が高そう)
3位:TLS2 森下茜 (体がエロイから)
TLS一回やられたら、その男の言いなりになりそうランキング
1位:TLSS 向井弥子 (気が強いだけに反動が)
2位:TLS2 波多野葵 (男勝りだけに女と自覚されそう)
3位:TLS2 風間こだち (古風そうだから)
TLS猥褻教師にセクハラされたら、そのまま肉体関係に持ち込まれそうランキング
1位:TLS3 二階堂時子 (生徒会長なので権力には弱い)
2位:TLS1 春日千晴 (風紀委員の立場上、教師に逆らえなさそう)
3位:TLSS 隠したん (目立たないからやられそう)
人として駄目な領域へ踏み込んでしまっただろうか……
元ねたはちょっと前のアレですが、あんまり3はプレイしてないのでキャラ把握がちょっとアレ
とりあえず落としてみるが……
注意 長いです/ 遊季:純真無垢 翼子/梢:ポンコツ1号2号 かな:伝道師 男ども:下僕
NGWORD:ぽてまよ
<マダ ハヤイヨ>
それはだれに向けていった言葉?
<ネエ ナンデ>
いつか彼に向けたセリフが胸に突き刺さる。
……でも、だって、あたし、まだ"コドモ"なんだもん。
カナの家に行けなくなった。理由を彼のせいにすることはできるけれど、ホントはじぶんのせいだとわかってる。
好きじゃないわけじゃないし、ホントはとってもうれしかった。
毎晩布団のなかで考える。明日あやまって、全部なかったことにできないか。いっそ何事もなかったかのように振舞ってみようか。
いろいろ考えるけど、そのたびに彼の真剣な眼差しが脳裏に浮かんでぜんぜん眠れない。
ちょっとウトウトとしたら、もう窓から光が差してくる。
だから今日もちょぴっと寝不足
「うわ、遊季ひどい顔」
思わず声の主をにらみつけ「うっさいわね」と返す。
そんなことをしてもはははと笑って許してくれる親友との関係が壊れちゃうんじゃないかと心配したけれど、いまのところそれは大丈夫みたい。
「ま、うちのバカが迷惑かけたけど、あんまり気にしなくていいから、たまにはうちきなよ」
そのせりふになぜか返事ができない。
「はははは…… はー まぁしゃーないけどね。とりあえず、ある程度のとこで許してあげてよ」
"さばさばした性格""思ったことは何でも口にしてしまう裏表のない性格"
そんな自分を気に入っていたはずなんだけど、ここのところ調子がおかしい。
「えー、あっとその、明日、梢と翼と4人でうちにお泊りしない?
3バカは久保っちのところで"合宿"だっていってたから気兼ねすること無いしさ」
あたしがあんまり"ひどい"から気を使ってくれているんだとわかってる。
「えーと、その、ぱーっと騒いでいやなことは忘れる、忘れる。もしどーしてもいやならいいけど……」
たぶん、なにかの"きっかけ"を作ってくれようとしているんだと思う。だから、今一番できる笑顔で答えようと思う。
408 :
407:05/01/10 20:53:51 ID:uFBTUtcU
「梢はもうきてるよ。それと翼子はなんか用事あるんだって」
ドアベルをならして出てきたカナが言った。おじさんおばさんも出かけていて、この家には今3人だけらしい。
まぁ、だからといってほかの部屋を荒らすようなことはしないんだけど。
……
3人で晩ごはんを作ってわいわい言いながら食べる。
ごはんがすむと、デザートタイム。梢のチョイスで駅前の"フラティ"のケーキ。プリンアラモードは有無を言わさず奪い取った。
テレビをつけっぱなしにしておしゃべりの続き。誰も見てないけどとりあえずつけてある。
「あ、いけない おふろおふろ」
気づけば時計はすでに21時を指している。一瞬、かなと梢がなにか視線を交わしてうなづいたような気がしたんだけど、そっちを見ると"何?"というような視線が帰ってきたから気のせいなんだろう。
「そうだ、みんなでいっしょに入らない?」
梢…… セリフが棒読み…… かなが所在無さげにあははははーと力なく笑った。
「いいよ、一緒に入ろ」
まぁ、気を使ってくれていると思うから、許してあげる。
着替えを持ってお風呂に行くと、かながじゃんといってピンク色のビーだま見たいなものを取り出した。
イランイランのバスコロンだというそれをお湯に溶かすと、濃厚な香りで浴室が満たされる。
「うわー、これはちょっと、アレだね」
いい香りなんだけど、ちょっと、なんともいえない感じで、貴族の浴室というのがちょっと脳をよぎる。
かなと梢が浴室に行ってから手早く服を脱ぎ、あまり不自然にならないように、それでいてしっかりとタオルで体を隠して浴室に入る。
軽くかかり湯をして浴槽に3人で入ると、ちょっと狭かった。
「わ、わたし、もうだめ」
一分もたたずに梢が音を上げる。たしかにちょっと温度は高めなんだけど。這い出すように洗い場にしゃがみこむ。
ソコが見えそうになって思わず目をそらした。
「ちょっとちょっと 梢〜 いくらもう冬だからって油断しすぎだよ〜」
かながへたる梢にそう言った。冬?
「女の子なんだからさ〜 無駄毛はちゃんと処理しようよ」
ちょっと見た目には、そんなふうに見えない。
「遊季の腕だって、お肌つるつるだよ〜 たぶんこっちだって」
かなが私に腕を回して、無理やり立たされる。
409 :
407:05/01/10 20:55:54 ID:uFBTUtcU
油断していたのもあるけれど、のぼせちゃったのか、なんだか体に力が入らない。
「「へ?」」
かなと梢の声がはもる。もし、すでにゆだってる状態じゃなかったら、この瞬間に顔が真っ赤になっていたに違いない。
「あ、あた…… か、かえ……」
舌がもつれてうまくしゃべれない。歩き出そうとしたんだけど、ふらついたところをかなに抑えられる。
「ひょっとして、あいつを断ったの、コレ?」
首を左右に振るともっとあたまがぐらぐらして倒れそうになる。
「うわー、すっごい。赤ちゃんみたい。」
「こず…… どこ……」
「はいはい、そんなに取り乱したらそうだっていってるようなもんよ?」
あたまがくらくらしてうまくものが考えられない。
「あー、もう、わたしの部屋へ いくいく ほら、こずえ、左お願い」
二人に両脇を抱えられて、引きずるように部屋へ運ばれる。
はだかのまま布団に寝かされ、下敷きで顔を扇いでもらう。ピッという電子音は、エアコンの設定を下げた音だろうか。
「あのね、コドモみたいな体だから、まだ、早いの…… 胸もないし、毛だって生えてないし」
じぶんで何を言ってるのかわからなくなっている。なんでこんなこと赤裸々に告白してるんだ、あたし。
「あ、わたしこの半年でAからBになったよ」
『梢は黙ってて』というかなのことばに"はい"といって梢が黙る。
「あのね、『大人の肢体』になったから『大人のコト』をしてもいいんじゃなくて、『大人のコト』をするから『大人の肢体』になるんだよ」
かなのセリフがよく理解できない。
「梢だって半年前にはつるつるだったのに、ちょっと覚えたら、もうひどいひどい」
えっと、何をいっているの?
「まぁ、教えたのはわたしなんだけどね。いまじゃもう誰よりもすごいから、あの体力バカ……じゃない三宮くんがもうかんべんしてって言うくらい」
梢がひどいなぁとふくれているのが気にならないくらい、何の話をしているのか理解できない。というか、うすうす気づいているけど、そうだと信じられない。
「あ、あれ? その…… 大人の肢体?」
「ほら、こんな、ビラビラのはみ出てちゃった」
不意打ちでかなが梢の足を広げたのが、しっかり見えてしまう。
410 :
407:05/01/10 20:59:03 ID:uFBTUtcU
ひどいよかなちゃん。だってわたしは1日1回ってきめてるから、梢みたいに手がふやけたり、相手が擦り切れて血がでてるのにしようなんていわないし。
あーひどいだっておさまらないときがくるっちゃうよ、ぜったい。ばかだね、その狂いそうになったときの一回が最高なのよ。梢もそうやってするする
二人の会話にまったくついていけない。
「あれ?ひょっとして、自分でもまだ?」
かなと梢の合計4つの目がじっとあたしを見る。引いていた顔の赤みがまた戻ってくる。
「だ、だって、まだコドモ…… え? なに?なに?」
梢に肩をおさえられたままのあたしに、かなが覆い被さってくる。
「えっと、横四方固め?」
まだまだ余裕だねと梢が言って、かなは意味深げにわらった。
「ひゃう」
かなの手が股間に触れた。じたばたと逃げようとしてもしっかり抑えられてて逃げられない。
「だって『大人の肢体』になりたいでしょ。だったら逃げない逃げない」
首を必死で振る。もう何をする気なのかはわかっている。
「はじめては、好きな人と……」
必死になってやっと出てきた言葉はそれだった。
「ああ、だいじょうぶだいじょうぶ。そこまではしないから。」
"そこ"って何と聞く余裕も無く、かなの指がそこを擦る。
「あ、いや、なに」
指から逃げるように腰を動かすんだけどうまく逃げられない。
「あんまり暴れると無理やり"そこ"やっちゃうよ」
耳元の冷たい言葉にからだがびくっと振るえる。
「そんな、おんなじ顔でそんなこと言わないで……」
自分で言ってしまったと思った。かなが訳知り顔になる。
「梢〜交代〜 舐めてあげて?」
梢があたしの肩を両ひざで抑えたままあたしのうえに覆い被さる。目の前に梢のグロテスクなそれが丸見えになる。
両手であたしの腿を抱え込もうとする。
「あばれると"ダメ"だからね」
梢がそうくぎをささして、わたしの股間に顔をうずめる。
411 :
407:05/01/10 21:01:04 ID:uFBTUtcU
感じたことの無い感覚だった。腰がびくびくと動きそうになるのを必死で抑える。
かながケータイを取り出すのが見えたけれど、全身から入ってくる情報がいっぱい過ぎて、何も考えられない。
あー、わたしわたし、いまからきてくれない/梢のやわらかい舌が、スリットをこすりあげる/ほんとにぜんぜん使ってないんだ
え、なに、翼子そっちに行ってるの/指がその両脇をゆっくりと押し広げ、その奥に舌が触れる/真ピンクってこういうかんじなんだ
あ、もう、あんただけでいいから、え、2人が干からびちゃう?/そこを舌が這いずり回ると、脳裏に電気のようなものが走る/うしろはわたしでもいいのかな
「だめよ、梢、はじめてなんだからやさしくしないと。梢のときもそうだったでしょ」
あーごめんごめん、じつは遊季が/よくわからないけれど、特にビリビリくるところがあるような気がする/あ、クリちゃんちっちゃいけどちょっとふくれてきた
うーん、たぶん、ね、もんだいないよ。いいからくるくる/ああ、だめ、そんなに、頭の中が白く……
……たみたい……なんだかこっちまで……だーめ1回なんだから……イタズラ……ふふん……
遠くでかなと梢が何か言ってる。目覚める前まどろみの中のように時間の感覚が無い。あと5分っていうのが最高の時間なんだけど。
……きて、起きて、遊季
「遊季、はい、おきるおきる」
かなちゃんに起こされる。自分に何がおこったのかよく理解できていない。
「ふふん、これなんだかわかる?」
ティッシュ 鼻をかんだあとのかな?
「匂いをかいでみて」
何? ちょっと甘い感じ。そんなに嫌いじゃないにおい。
「これ、愚弟のアレ 今あいつの部屋のごみ箱から拾ってきた」
アレって?
「あれ? わからない? 梢、ものほしそうにしない。ああ、取りに行っちゃダメ。歯止めきかなくなっちゃうでしょ」
「わかった? 精液拭いたティッシュだよ あんたの写真もあいつの部屋にいっぱいだよ。うれしい?」
なぜかうなずいている自分がいる。
「じゃあ、これあげる。味わってみる?」
渡されたそれを、どうしていいのかわからない。もう一度匂いをかぐ。ちょっといい。
味わう? このままなめる? 口の中で噛む? とりあえず真中あたりを口でくわえる。
412 :
407:05/01/10 21:03:23 ID:uFBTUtcU
ちょっと変な味。でも、そんなに悪くない。口の中にあふれる唾液を吸うように飲み干す。
「そんなにチュッチュ吸って、おいしかった」
またも、なぜかうなずいている自分がいる。
階段を誰かが上がってくる音がする。……複数の足音が聞こえる。
「あ、来た来た って、みんな来たの?」
ドアが開くとその向こうに見慣れた面々がいる。おもわず布団でからだを隠す。
「あ、こら、男の子たちは向こうの部屋へいく。って、あんたも行ってどうする。」
彼だけ部屋に引っ張られる。あれ、翼子は男の子チームなんだと梢が言ってるのは気にしないでおく。
「ほら、初めてなんだから、やさしくしたげてね。」
「あの、たしか、ごめんって……」
なんとなく、気まずい。
「あーそのへんは、わたしが確認済み。だから、ほら、早く脱ぐ脱ぐ」
彼が服を脱ぐのを、なんとなくボーっと見ている。ああ、これはホントに現実なんだろうか……
「あ、あ、あの、わたし、コドモで……」
「大丈夫だよ」「だいじょうぶ、これからこれから」
私の横に座って、そっと布団を取る。
「きれいだよ」「うん、ほんとほんと」
さっきはあんなに恥ずかしかったのに、彼にからだを開くことがとても素敵なことのように思える。
「もう濡れてるんだね」「あははーさっきわたしと梢でイかしちゃって」
……
「かな、出てって」
彼のセリフにこくこくとうなずく。あははーと笑ってかなが部屋を出て行こうとする。
「あ、そうだ、確認までに。遊季、ホントは生理まだ来てないんでしょ」
思わず固まる。バレてた?
「というわけで、中出しOKだから。じゃぁごゆっくり〜」
彼と目を合わせて、噴出す。一気に緊張がほぐれた。
「じゃぁ、いくよ」
彼のモノがゆっくりと押し入ってくる。入り口から少し入ったところで、息を整える
ここで、あることを思い出し、ちょっと押しとどめる。
「あの、まず言わなくちゃいけないことが。ホントは好きだから。あなたのこと好きだから」
「僕も好きだよ」
413 :
407:05/01/10 21:04:36 ID:uFBTUtcU
彼の顔が近づいてくる。唇が触れる。1度、2度。
「あは、これ、ファーストキス」
「うん、たしかにもらったよ」
もう一度唇が触れる。今度は離れていかない。彼の舌がわたしの唇をなめる。
「ひゃぁ」
彼がくすっと笑った。
「大人のキス、しよう」
うなずいて、小さく口を開けて目を閉じる。彼の舌が侵入してくる。夢中でそれに舌を絡める。
彼の頭を両手で抱え……
がほ
彼の胸を押して顔を横にそむける。ぜいぜいと息をする。
「あー、もう。失敗失敗。うん、よし、わんもあちゃんす」
もう一度彼の顔を両手で抱え、こんどはこちらから舌を入れる。やさしく舌をかんでくる。舌の裏側をなぞるように舐めてくる。
リードされっぱなし。でも、なんかうれしい。"ハジメテ"は痛いなんてうそじゃんと思った。
嘘じゃなかった。
「じゃぁ"ハジメテ"もらうよ」
え、もうしてるじゃんと思ったところで、彼のそれがぐいと押し込まれた。声にならない痛みがそこに生じた。
思わずのけぞって口をあける。声を出そうと思ったところで彼の口にふさがれた。
股間を熱い何かが出入りしている。それは痛くて熱くて我慢できなくて。でも、なぜかうれしい。
息ができなくて苦しくて、でも脳が痺れていて、もっとその舌を味わいたくて。
不意に、彼が動きを止めた。そして、そこが、もっと熱くなったような気がした。
彼がぎゅっとあたしを抱きしめる。あたしも彼をぎゅっと抱きしめる。
"熱い"
おなかの中に熱が生まれる。彼のそこがビュクビュクと脈打って、熱い何かがおなかいっぱいに注がれる。
その熱を源に、何かがそこから這い上がってくる。お尻の穴がきゅっと締まる感じ。彼が"おぁ"というような声をあげたような気がするけどすぐにどうでもよくなる。
その何かが、背筋を震わせながらどんどん全身に広がっていく。
「あ、っあ、あっ」
波が、広がる。足の先までその感覚が広がる。彼を抱きしめた指の先までその感覚が広がる。
そして、脳の中まで、頭のてっぺんまで。
414 :
407:05/01/10 21:05:50 ID:uFBTUtcU
「あぁああん」
全身がびくびくと振るえている。彼が私の腰をつかんでさらにぎゅっと押し付ける。
もう一度、中に、熱いものが生まれ、さっきよりもすごい何かが、さっきよりも速く、爆発するように全身を突き抜けていく
「@#$@&*!!」
それはもう声じゃなくて、もっと別の何かで、とてもとても素敵な何かで……
彼の重みが心地よい。全身の筋肉が弛緩して、力なんて入らない。でもつながったそこからまだ幸せな何かが体中に広がっていっている。
二人の呼吸が少しずつ落ち着いている。呼吸の音と心臓の音だけが二人の間に存在する。
彼をぎゅっと抱きしめる。彼が答えるようにあたしの髪をなでる。
……押さないで……おれにも……だめ……気づかれ……ねえ入れてよ……
少しずつ落ち着いてきたら、別のなにかが耳に入る。そっちを見ると、少しだけドアが開いている。
かなと目が合った。顔と口だけで笑っていた。そして
「うわ、押すなって」「ああ、だめー」「ねえ、もうがまんできないよぉ」
どさどさと崩れるようにドアからみんなが入ってくる。
「あははは、おめでとう」
なにがおめでとうかは、よくわからないけれど、かなの一言をきっかけにみんなから祝福の言葉がこぼれる。
「紺野さん、助けるとおもって……」
よろよろと手を上げた三ちゃんの口を翼が大人のチューでふさいでいる。
結由子ごめんといいながら久保っちが梢に押し倒されている。
「あ、そうだ、つぎ、あたしとしない?」
かながいそいそと擦り寄ってくる。
って、あんたら姉弟だろ、いいのか?とりあえず、もう一度ぎゅっと彼を抱きしめる。
「そっか、ははは。…… あぶれた……」
ちょっと寂しそうな顔。
「あ、その、1日1回までなら……」
「ありがとー もう、金輪際だめなのかと」「あ、じゃあつぎあたしー」「あ、翼はもうだめよー」
そのセリフを梢と翼まで聞いていた。
415 :
407:05/01/10 21:08:24 ID:uFBTUtcU
「って、いうか、あんたたち、何、生でしてんの? ほら、ぬくぬく」
くすくすと笑っていると、彼のそれが、膣内でまた硬くなってきた。
えーだって、あたしも生理まだだもん。って、梢、嘘つかない。あたしはとまっちゃったよ。もう3ヶ月。スポーツのし過ぎかな。
って、あんたマジやばいでしょ。大丈夫だって。検査薬ではちゃんと笑顔のマークが出たし。それマジあたってるんだって。
あれ、佐伯さんのおっぱいからなんか出てきた。梢、胸が大きくなったのは……
「あの、も一回いい?」
外野が何か騒いでいるけど、そんなのどうでもいい。今、とても幸せだから。
-fin-
おまけ
「あれ? 遊季?胸大きくなってきた」
「ふふん、もうそろそろCカップよ。生理はまだだけど」
「っていうか、ちょっとおなかぷっくりしてない?」
「あーたぶん便秘便秘 だって生理きてないんだからどんだけ生で中出ししても大丈夫でしょ」
「うん、まぁ。でも、なんか違うような」
「それにいっぱい吸われるからかな、最近なんかおっぱいから出るんだよね。あれ、かなどこに電話してるの?」
「ああ、翼といい梢といい、どうしてこう手を焼かせるのか……」
#いや、まじで駄目人間 orn
#ついでにやたらセリフが詰め込まれた行はスキップしてOK
#六つ星きらりでちょっとウケタので真似してみただけですから。
>406
ほんまに勝手どすな。
部活の無い日の昼休みに音楽室に忍び込んでエロ本を置いてきて、
放課後に物陰からかすみの動向を見守りたい……
ついでにかすみのフルートに○液つけておいてみたい
その上かすみの楽譜にはエロ小節を添付しておきたい
エロ小節? 音符が精子の形をしているとか
保守
香坂さんパイズリが見たい保守
弥生ちゃんパイズリが見たい保守
かおりんパイズリが見たい保守
君子パイズリが見たい保守
みさきパイズリが見たい保守
>429
かおりんはトランジスタぐらまあだぞ。可能性は皆無ぢゃなかろ
トランジスタグラマー、とかいまどきのわかいもんには通じないぞ!
ICグラマーとかLSIグラマーとかVLSIグラマーとか。
あるいはピコグラマーとかナノグラマーと言うんじゃな!w
ULSI
>431
不確定名「ちっちゃくても脱ぐとスゴイんです」の方がヨカタ?
>>434 「私、脱いでもすごいんです」も古いような。誰かナウでヤングでイカシタ言い回し(ノ゜Д゜)ノカモーン
今ホットな言葉(死語)……と思って真っ先に連想したのが
南 セ ン ト レ ア 市
ダターヨ orz
「俺……今度、転校するんだ」
「えっ!? う、うそ……」
「本当なんだ」
「い、いつ?」
「……一週間後」
「そんなに急に!?」
「……決まったのは一ヶ月前……もっと早く言おうと思ってた」
「どこに行くの?」
「……」
「遠いところなの?」
「……南セントレア」
「が、外国!?」
とかなりそうでイヤーン。
それは南弥生とどう違いますか
弥生タンのお弁当より破壊力強いかも。
>436
んーいわゆるひとつの、
ナウいヤングにバカウケ(死語百連発)状態でつね。
>437-438氏よ。Dont think, feel...
いつの間にか(いつもどおりという説もある)けど、
エロネタスレが日常に潜む疑問の考察スレになりかわってゆくのもTLSクオリティ〜
全年齢対応のはずのギャルゲ板のスレが
エロまみれになるのもね。
TLS = 秘められたエロスが隠しきれず、じわじわと滲み出るゲーム
↓
通常スレでエロまみれになるのは宿命。
↓
故に、エロスレの方では、エロ = TLSの更なる真面目な考察となる。
これも宿命。
442 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:39:00 ID:WSMgoeS2
>>424 「ねぇ、雅人くん……キスしたこと、ある?」
「えっ?」
そう聞きかけた僕の視界が香坂さんの顔でいっぱいになった。
「ん……」
……初めてのキスだった。
何物にも例えようのない香坂さんの柔らかい唇の感触が僕の頭をマヒさせる。
その快感は電気のように僕の脳から背中へと流れていった。
香坂さんの唇が動いて、その中から舌が出てくるのを感じる。
それが僕の歯の間に入ってきて、僕は思わずのけぞった。
「こんな私……キライ?」
香坂さんはゆっくりと唇を離して言った。
「なんでですか?」
「だって、雅人くん……いやがってる」
「そんなことないですよ。ただ……少し驚いただけで……香坂さん」
「……なにかしら?」
僕は香坂さんが話す前にその唇をふさいだ。
「ん!」
最初は驚いたように体をこわばらせたが、次第に積極的に舌を絡ませてくる。
「んんっ……」
香坂さんが僕のシャツを強く握る。
僕も香坂さんの背中に腕を回し、その腕で強く抱きしめた。
香坂さんの体を感じ、その心地よい感覚にひたりながら『ずっとこうしていたい』と思った。
思わず腕に力が入る。時間が止まったような気がする。
「んんん……はぁっ、はぁっ」
しばらくして香坂さんは僕の肩に手をかけて顔を離し、荒い息をついた。
「苦しいわ……雅人くん」
甘えるような口調で言う。
443 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:39:58 ID:WSMgoeS2
「……愛してます、香坂さん」
もう一度強く香坂さんを抱きしめる。
「あっ……」
腕の中で香坂さんが切なそうに声を上げる。
僕は手のひらで香坂さんの背中をゆっくりとなでる。
「はぁ……気持ちいい」
そう言って僕の胸に顔をうずめる。
お腹のあたりに香坂さんの胸が当たっているのがわかる。
「ん……」
香坂さんが僕をつかむ手の力を強めるほどに、その柔らかいものが強く僕のお腹に押し付けられる。
僕はあまりの興奮に自分の欲望が勃ち上がるのを抑えることができなかった。
「あ……固くなってるわ……」
香坂さんは僕の変化に気付いて恥ずかしそうにつぶやいた。
そして僕の気持ちを見透かすように言う。
「ねぇ、雅人くん……どうしてほしい?」
「えっ?」
香坂さんは顔を上げて僕を見つめた。
「雅人くんのこと好きだから……なんでもしてあげるわ」
「そんなこと……」
「やっぱり……こういうの、イヤ?」
「そ、そんなことないです」
「じゃあ……どうしてほしい?」
「胸で……してほしい……」
「うん……」
僕が言うと、香坂さんは顔を赤らめながら胸のボタンをはずしはじめた。
444 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:40:56 ID:WSMgoeS2
「恥ずかしいですか?」
「……うん……」
ワンピースを肩まで下ろすと、手を後ろに回してブラジャーのホックをはずす。
「……座って」
言われるままにベッドの上に足を投げ出す恰好で座ると、僕のズボンのボタンを外しチャックを引く。
痛いくらいに膨脹した僕のペニスは弾かれたように姿を現した。
「あ……すごい」
僕の足の上にまたがった香坂さんがそれを見て言う。
そして両肩からするするとブラジャーを抜き取った。
香坂さんの胸があらわになる。
薄暗い中でもはっきりと白さがわかるその大きな胸に僕の視線が釘付けになる。
「そんなに見たら……恥ずかしい」
香坂さんは頬を赤く染めている。
そして両手で自分の胸を支えながら、僕のペニスをはさんだ。
「!!」
今まで感じたことのない快感が僕の体を貫く。
香坂さんは僕のモノを優しく包みながらゆっくりと動かしはじめる。
「雅人くんの……すっごく固くなってる」
香坂さんの、白く、柔らかい胸の中でこすられるたびに波のようにやってくる気持ちよさに僕は身をゆだねる。
「ねぇ……気持ちいい?」
「はい……気持ちいいです」
「こうすると気持ちいいの?」
香坂さんが聞いてくる。
「はい」
445 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:42:04 ID:WSMgoeS2
香坂さんの大きくて張りのある胸が僕の分身をすっぽり包んでいる。
僕のグロテスクなものを香坂さんの白いキレイなものがこすっている。
それを見て、僕のモノがより強く充血する。
「ああ……雅人くんのおちんちん……もっと固くなってきた……」
「胸、きれいですね」
「……恥ずかしい」
「……もっとしてください」
「もっとしてほしいの? んっ……こう?」
香坂さんは胸をさらに強く押し付けて動かす。
「そう……上手ですね」
「……んっ……っ」
だんだん香坂さんのおっぱいが赤くなってきた。
「んぁっ……ここ……熱くなってる……」
僕のモノも熱を帯びている。
「熱いの……熱いよぉ……」
香坂さんは今度は胸で回すようにしごきだした。
「どう? ……気持ちいい?」
どうされても気持ちいいに決まっている。
「あっ、先っぽからヌルヌルしたのが出てきた……雅人くん感じてるの?」
「そうです。香坂さん、麻衣子さんにされて感じてます……」
そう言うと香坂さんはぴくっ、とした。
「どうしたんですか?」
「麻衣子って呼ばれると……感じちゃう」
「麻衣子」
「あっ……感じる、感じるわ雅人くん……」
「麻衣子、麻衣子!」
「あっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ」
446 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:42:54 ID:WSMgoeS2
香坂さんはさらに胸で動かすスピードを上げる。
「そ、そんなにしたら……イッちゃいます……」
「……イッても……いいのよ……」
「まだ……だめだよぉ……」
僕はピンと尖った香坂さんの乳首をつまむ。
「ひゃんっ! ……すごく気持ちいい……もっとしてぇ」
今度はつまんだ指をくりくりと動かす。
「ああっ、ああぁっ、ああぁぁぁ! 熱い、熱いわッ」
香坂さんの乳房の中で、僕のモノは焼け付くように熱を持ってきた。
先端から出る液体でちゅぱちゅぱと音が出ている。
「あっ……あ……つい」
香坂さんの顔も熱で赤くなっている。
「き、気持ちいい……」
僕に限界が近付く。
「太いよぉ……こんなにおちんちんって大きいのぉ……」
「麻衣子、太いの好き?」
「雅人くんのえっち……雅人くんのは……全部好き……」
「ここ、尖ってる」
香坂さんは胸の谷間から出入りするペニスの先端を見ながら言った。
「矢印みたいになってる……」
香坂さんの言葉に僕のモノはたくましさをさらに増す。
「あぁ……すごい……反り返ってるわ」
大きな胸がペニスのまわりを往復する。
「……んんん……」
香坂さんの胸が行き来するたびにしびれるような快感が走る。
思わず腰が浮いてしまう。
「雅人くん……感じてくれてるのね……うれしい」
447 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:43:55 ID:WSMgoeS2
香坂さんは胸で強くはさみつけると激しく上下させる。
「雅人くん……我慢できなくなったら……出してもいいのよ」
「出したい……出したいよ麻衣子」
「うん……来て、いっぱい射精して」
香坂さんのペースが上がった。湧きあがる快感に僕の腰も自然に動いてしまう。
上気した香坂さんが荒い息でたわわな胸を上下させる。
「気持ちいいよ麻衣子ぉ……」
僕は腰を押し付けるようにして香坂さんの胸にペニスを付きたてた。
「あっ……ああっ……き、来ちゃう……なにか来ちゃうぅ!」
香坂さんが悶える。頭の中で火花が飛び散り、身体中が燃えてるような熱さで包まれる。
「あっ……あっ……っ……すごい、すごいわっ……突かれてる!」
香坂さんの胸は僕の先端からとめどなくあふれる先走り液でドロドロになっている。
「あっ、あっ、あぐっ……あふっ……熱い、熱いわッ」
僕が腰を打ちつけるたび、香坂さんの胸はつぶれそうなほどに形をゆがめる。
「ああっ……あああっ……あああっ……あああ〜〜」
もはや快楽か苦痛かもわからず、香坂さんは口を大きく開けて叫ぶだけだった。
身体中が熱い。その熱いものがだんだん身体の中心に集まってくる。
「麻衣子ッ!」
「ああっ……あふっ……あっ……あんっ!」
すべてを溶かすほどのその熱は爆発の予感を僕に与える。
「麻衣子ッ! 麻衣子っ!」
限界が近付いてくる。
「ああっ……熱い……熱いよぉ……雅人くん、あああっ! 雅人くぅん!」
「麻衣子、イキそうだよ!」
「あっ、あっ、……私も……もうだめぇ!」
「麻衣子、イクよ……イクよぉぉ!!!」
「あっ……出して! ……ああっ、思いっきり出してぇぇ!!」
香坂さんが叫ぶ。
落雷を受けたかのように、激しい快感とも苦痛とも歓喜ともつかないものが僕の身体を貫く。
その直後、僕は香坂さんの胸に何度も大量の白濁した粘液をまき散らして果てた。
おわり
乙パイズリ!
久しぶりなんで、ききますた。
皆口裕子声キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
GJ!
451 :
424:05/02/05 09:10:26 ID:CR+qrMcc
うはwwwwwwwwwwwwwwwww
キボンヌって書いたら、ホントに書いてもらえたー!
香坂さんパイズリ(・∀・)イイ!!
香坂先輩ならこう言いそうだと声が脳内再生されるくらい口調を再現されてるし、GJです!
それはエロを楽しむゲームではなく、会話を楽しむゲームです
あややのポッキーのCMで、ハートがドンドンと大きくなるやつ、
TLS2のドキドキゲージみたいだと思ったのは、かすみにエッチな話しをふりすぎだからでしょうか
YES
458 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:41:20 ID:yBONaplg
あゆみちゃんが球技大会を欠席した。あんなに張り切って練習していたのに……。
すでに自分の出番を終えていた俺はあゆみちゃんの家に向かった。
「あゆみちゃん!」
家ノ前まで来たとき、ちょうど出かけようとしていたあゆみちゃんに会った。
「!」
俺の顔を見るなりあわてて逃げようとするあゆみちゃんの腕をつかむ。
「待ったっ!」
「は、離してくださいっ」
「逃げないって約束してくれたら離すよ」
「………はい」
観念したのか、あゆみちゃんは小さくうなずいた。
「こんなところで立ち話もなんだから」
「わかりました。どうぞ」
そう言ってあゆみちゃんは家に上げてくれた。
あゆみちゃんの部屋で向かい合う。
「具合悪いんじゃなかったんだ。風邪でもひいて寝込んでるんじゃないかって心配してたんだ」
「………」
俺の言葉にあゆみちゃんは沈黙を守っている。
「シュートを決めるって、あんなに張り切ってたのに……」
「球技大会なんかどうだってよかったんです……他のことに夢中になれれば、忘れられると思っただけなんです」
ようやくあゆみちゃんが口を開いた。
「あゆみちゃん………」
「忘れようとすればするほど、思い出しちゃって、悲しくなって…」
堰を切ったようにあゆみちゃんが話し出す。
「私はなにやってもだめなんです。今までずっとそうでした。きっと球技大会だってだめに決まってます」
「あゆみちゃん…」
「そう思ったら、学校へ行きたくなくなって……だから……私のことはほっといてください……」
459 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:42:04 ID:yBONaplg
「だめなんてことはない……だめなんて決めつけちゃだめだよ!」
強い調子で言った俺の言葉にあゆみちゃんがビクッと震える。
「たとえ今回の結果がだめだったとしても、一生懸命やったことは無駄にはならないよ」
あわてて優しい口調に変え、あゆみちゃんに話しかける。
「次はきっとうまくいくよ。だから、もっと自分を……」
「ありがとう…ございます……私のために、そんなに……」
あゆみちゃんが泣き出した。
俺はそっとあゆみちゃんの肩を抱いた。
「先輩……好きです……」
あゆみちゃんは俺に身を寄せ、キスを迫った。それに応えるように唇を熱く覆う。
あゆみちゃんの指先は何かを求めるように俺の体を這いまわった。
手と手がふれるたびに俺たちはお互いに身を固くした。
「先輩の体……大きいですね」
「そうかな? 男だからかな?」
「はい、すごく素敵です」
「あゆみちゃんの体だって素敵だよ」
俺の指先はシャツのすき間からあゆみちゃんの素肌をなでまわす。
「んんっ……はぁはぁ……」
肌の敏感な部分に触れると、あゆみちゃんは切なげにため息を洩らした。
「はぁはぁ……でも恥ずかしいな……私、こんな体だし」
「え? そんなことないよ」
「森下先輩みたいな体のほうが好きですよね?」
「そんなことないってば」
「私だって、先輩に気に入ってもらうことだってできます」
「たとえば?」
「たとえばこんなことだってできますよ」
そう言うとあゆみちゃんは不器用な指先で俺の太ももを撫ではじめた。
460 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:43:11 ID:yBONaplg
恥ずかしいのか、視線が合うと急いで天井に逸らす。
片方の手で太ももを触り、もう片方で恥ずかしそうに自分の髪の毛をなでる。
そんなあゆみちゃんを見ていると愛しくてたまらなくなってしまう。
「たくさんさわっちゃうんですからね」
「いいよ。俺だってさわるから」
俺はシャツの中に手を突っ込み、起伏がほとんどない胸をなでた。
「あんまり……強くしないでくださいね」
ブラジャーなどはつけていない。本人の感覚が自分を子供だと思っているからだろうか?
それともこの胸の大きさだとジャストサイズがないのかもしれない。
「はぁはぁ……なんだか汗かいちゃいます」
肌触りのよい薄い生地の向こうで小さな乳首が固くなっていくのが分かった。
指先で乳房へ押し込んでやると、その圧力から逃げるようにピンと動く。
そのたびにあゆみちゃんは顔を真っ赤にして息をついた。
「あんっ……はぁはぁ、変なさわりかたしないでください」
「あははは、ごめんね。だってかわいい胸してるからさ」
「先輩が練習に付き合ってくれたお礼に私、いろいろしますね」
「いろいろって何?」
「私だって普通の女の子だってわかってもらいます」
「そんなの初めからわかってるってば」
あゆみちゃんの体が少しずつ汗ばんでいくのがわかった。
俺を愛撫する手にも熱がこもってきて、唇は誘うように濡れていた。
たまらずその唇にキスすると、俺の太ももの上であゆみちゃんの指先は何を思ってか少し震えた。
俺たちは体を撫であいながら少しずつ先へ進んでいった。
あゆみちゃんは吐息の数だけ俺に近付き、俺はキスの分だけ体温を上げる。
「先輩をさわっていると安心します。……はぁはぁ、どうしてだろう?」
「俺もあゆみちゃんに体中をなでられていると優しい気持ちになれるよ」
「……うれしいです」
あゆみちゃんは短い手で俺を抱きかかえた。
461 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:43:58 ID:yBONaplg
「あゆみちゃん……」
あゆみちゃんの頭を軽くなでると首を縮めて目を細めた。
「猫みたいだね」
「そうかな……にゃあにゃあ」
そう言ってあゆみちゃんは俺の腕を頬をすり寄せた。
「はは、どっかの誰かみたいだ」
「どこかの誰かみたいでしょ?」
と、何かに気付いたようにあゆみちゃんは恥ずかしそうに顔を伏せた。
「どうしたの?」
「あれが……当たってます」
視線の先を見ると、大きくなった俺の分身があゆみちゃんの太ももに押し当たっていた。
「うわ……ごめんね」
「ううん、いいんです」
不思議そうな顔で俺を見つめ、そしてゆっくりと指を動かした。
「ここ、気持ちいいんですよね?」
「あ、ああ」
「脱いでください……さわってあげますよ」
「え? ……でも」
「いいから……ね?」
「う、うん」
あゆみちゃんは怯えるような手つきで俺自身をゆっくりと包み込んだ。
そしてマッサージするように丁寧になではじめる。
「男の人ってこういうのが好きなんですよね? ……でも、どうすれば?」
「もっと優しくさわって……」
「こ、こうですか? はぁはぁ、こうして先輩の触ってるとドキドキしてきちゃいます」
「ああ、気持ちいい……そう、もっと優しく」
「すごい……こんなに大きくて……ほら、またビクッってなった……」
あゆみちゃんの小さな手の中で俺は真っ赤に膨れ上がっていた。
462 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:44:51 ID:yBONaplg
マニキュアさえ塗ったことのなさそうなピュアな指先が俺をなぞる。
「はぁはぁ……すごいです……熱いです……」
困ったような顔をして俺を見上げ、そして一言つぶやいた。
「キスしたい、です」
返事を待たずに、あゆみちゃんは俺に覆いかぶさる。そして丁寧に何度も体中にキスをした。
「はぁ……先輩の匂いがする……」
首筋に小さく吸い付くようなキス。そして胸。
キスをされると俺の股間はさらに大きくふくれ上がる。
「や、やだぁ……」
あゆみちゃんはそれに驚きながらも俺をしごく手に力を入れた。
「こすってると……いいんですか?」
「うん、いいよ」
「感じてるんですか? 顔がえっちですよ?」
「そんなことないよ」
あゆみちゃんの指先は俺の先からあふれる透明の液体を絡め取るように動いている。
「ぬるぬるしたのが出てきました……」
「そうなるんだよ」
「これってどうして出るんですか?」
「あゆみちゃんがさわってるからだよ」
「そっか、私のせいで出るんですね」
あゆみちゃんは俺の先走り汁を指先ですくうと、舌でぺろりと舐めた。
「先輩の味がします……エッチな味かな?」
「黒ストッキング穿いてたらもっと大きくなるんですか?」
あゆみちゃんが小首をかしげて聞いた。
「えっ? そ、そんなことないよ」
「だって先輩、ストッキング大好きじゃないですか? いつも見てたの知ってますよ」
「いやそれは……キライじゃないけどさ」
「だったらストッキング穿いてればよかったですね」
「……そういう問題でもないと思うけど」
463 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:45:45 ID:yBONaplg
「じゃあこれはどうですか?」
あゆみちゃんは指でさわっていた俺の分身に顔を近づけた。
「あゆみちゃん?」
俺の先端が唇に当たりそうなほど近付いたところであゆみちゃんは止まった。
そしてそのまま俺を見上げて聞く。
「気持ちいいですか?」
「うん」
「じゃあもっと気持ちいいところ、舐めてもいいですか?」
「うん……」
あゆみちゃんは俺の肉茎をつかんだ。
「……すごい。先輩の、すごく大きくなってます」
そしてそのまま軽くキスをすると、子猫みたいに俺を舐めはじめた。
「すごく熱くなってますよ……はぁはぁ、私だってこういうこと知ってるんですから」
「うう」
まさかあゆみちゃんが自分からこんなことをするとは思ってもみなかった。
予想外の展開に俺も急激に反応してしまう。
「わぁ、大きくなりました。もうこんなになってるのに、もっと……」
「だってあゆみちゃんが舐めるから……」
小さな舌で俺をなぞりながらあゆみちゃんはため息をついた。
甘い吐息が俺を刺激し、それだけで射精しそうになってしまう。
「はぁはぁ、はむっ、ちゅっ……熱くて……ぬるぬるしてます」
カリのまわりにねっとりと舌を這わせてあゆみちゃんが続ける。
「ここから牛乳みたいのが出るんですよね?」
「ああ、そうだよ」
「私、牛乳はそんなに好きじゃないけど……先輩のなら飲めますよ」
「え? だ、だけど……」
「ううん。私のおくちで気持ちよくなってほしいです」
そう言ってあゆみちゃんは舌先で先端の割れ目をくすぐった。
「ううっ!」
「はぁはぁ、んんぷっ、たくさん……たくさん……」
464 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:46:45 ID:yBONaplg
あゆみちゃんの小さな唇が震えながら俺を包んでいる。
唾液によって鈍く光った先端を何度もすするように舐めたてる。
「はぁ、んん、んぐ、ぴちゃ……」
俺はあゆみちゃんの頭をなで、頬を触った。
「はぁはぁ……熱いです、んぐんぐ……」
「んん」
「んあ、ビクビクしてます……おくちの中で……はぁはぁ、動いてます」
「そんなに……するから」
「はぁ、くちゅ、あむ……んん、出ちゃいますか?」
「出る、かも……」
「やん、うれしい。私の舌で先輩、とっても気持ちよくなってるんですね」
「うん」
あゆみちゃんは俺の勃起をゆっくりと手でこすった。
「すごい……ピクピクしてる……。私が舐めたからこんなに大きくなったんでしょ?」
「う、うん……」
あゆみちゃんはいとおしそうに俺の分身を口に含んだ。
「はあ、あむ、うん……」
猫がミルクを舐めるときのような音が部屋に響いた。
「ん……すごい。私の口の中でどんどん大きくなる……ん、ん……」
俺はもう何も考えられなくなっていた。ただあゆみちゃんの口技に身をゆだねるだけだった。
「はぁ、あむ、んぐ、あん、んっ、んっ、先輩の、大きい……私の口で大きくなってる……あ、あむ」
俺のモノが口の中でふくれ上がるにつれ、あゆみちゃんは夢中になって吸い付いてくる。
「んっ、あゆみちゃん……」
「すごい、こんなに……あ、固くなってる……すごい」
「あゆみちゃん……」
「もっと私の口で……んっ、ここを大きくしてください……」
「ん、気持ちいいよ……」
「私、このぐらいしかできないですけど……ん、はむ、あふ……」
465 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:47:48 ID:yBONaplg
あゆみちゃんが吸い付く音が耳に響く。それがさらに俺の興奮を助長する。
「先輩の味がします……んむ、あふ……気持ちいいですか? どうですか?」
「……気持ちいい」
「私、こうやって先輩の舐めてると……興奮してきて、どうしようもなく……なっちゃい、まふ……んっ、ん!」
「……そんなにしたかったの?」
「はい。私、先輩と……こういうことしたかったの……」
「うれしいよあゆみちゃん」
「だから……もっと、私の体で気持ちよくなって……んんむ」
あゆみちゃんの首の動きが激しくなる。
頭の中がだんだん白くなってくる。
「あゆみちゃん、出ちゃう……出ちゃうよ」
「はぁはぁ、おっきくなってる……ピクピク…してる……」
「ああ、ん、出そうだ」
「出して、出して……私の口の中に、先輩の飲みたいんです……いっぱい……んぐ、んむっ!」
あゆみちゃんの舌が俺を次第に追いつめていく。
「はぁはぁ……んん、んんぐ」
一瞬、呼吸が止まったような気がした。
そして次の瞬間には俺はあゆみちゃんの口の中に射精していた。
「っっ!」
頭の中の霧が膨れ上がり、爆発した瞬間、俺は思いきりあゆみちゃんの口の中に放出した。
「あぅぅ、あぐぅ、あぶぅ」
初めての射精にあゆみちゃんは驚いていた。
「ん、んん! んむ、はあ、あ、ん! んむ」
それでも懸命に吸い付き、俺の射精を小さな口で受け止める。
「あ、先輩の、ビクンビクンしてる……。私の口の中に先輩のがいっぱい……」
466 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:48:34 ID:yBONaplg
「もっと、もっと出して……もっといっぱい……私の口の中に先輩の出して……あむ、あ、はむ……ん、んぐ……ん」
あゆみちゃんは俺が放出した口いっぱいの精を音を立てて飲み干した。
そして俺から出た液体を全部飲み込むと顔に付いた分も丁寧に舐め取った。
「あ、あゆみちゃん……」
「はぁはぁ、あう、んんんっ、んぐうんっ」
あゆみちゃんは俺の分身から口を離すと言った。
「はぁはぁ、んん、熱いです……」
「ごめんね、急に」
「ううん、先輩の精液……おいしいですよ」
「そうかな?」
「あ……まだおっきいんですね」
俺は射精したにもかかわらずまだその大きさを保っていた。
「私、先輩とひとつになりたい……入れてください……」
あゆみちゃんは俺の胸に唇を付け、ゆっくりと舐めた。
「あゆみちゃん、その……」
「大丈夫です。私、先輩の体、受け入れることできます」
「……うん。うん、そうだね」
俺はあゆみちゃんを抱き寄せ、挿入することにした。
「痛くても我慢しますからね」
「我慢なんてすることないよ」
「ううん。だから最後までしてください。そうしないと女になれないって……」
「誰かに言われたの?」
「何かの本に書いてあったような気がします。先輩を私だけのものにしたい……」
「あゆみちゃんはずっと俺のものだよ」
「私で先輩のこと、包み込みたい……」
467 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:49:29 ID:yBONaplg
小刻みに震えるあゆみちゃんの肌が蛍光灯の下にさらされる。
「ん……あ、は……」
あゆみちゃんはシーツをキュッとつかんだ。
俺はあゆみちゃんを寝かせて、小さな体に剛直をあてがう。
「……ください」
「ああ」
俺はゆっくりとあゆみちゃんの中に自分を押し込んだ。
ひどく窮屈で、引きつるような痛みを俺も感じる。
「あああぁぁう、ううんっ」
「大丈夫?」
「はい、平気です……ああぐぅ、はぁはぁ……今……どのへんですか?」
「……その……入り口のあたりだと思う」
その入り口のあたりで俺の屹立したものがあゆみちゃんの花びらをくすぐる。
「かはっ! あ、先輩のが当たってるぅ……まだ入ってないですよね?」
「うん……」
「今から私の中に先輩のが入るのね……」
金魚のように口をパクパクとさせながら、あゆみちゃんは俺の腕をつかんだ。
「はぁはぁ……私の中に、入ってます……」
「うん、一緒だよ」
「ん! んんっ! あ、先輩のが入ってくる……あ……中に……」
あゆみちゃんの中は、温かく、そのひだのぬめりが俺の分身を包み込みはじめる。
「ん……」
きつく握られるような心地よさに思わず快楽のうめきが洩れる。
「気持ちいい? 私の中……気持ちいいですか?」
「うん……」
「うれしいな……先輩に感じてもらって」
「俺もうれしいよ」
「動いて……いいですよ」
俺はあゆみちゃんの体を抱きながらゆっくりと腰を動かす。
「はぁっ、あう、あん、あんっ」
俺の動きに合わせてあゆみちゃんは苦しそうに息をついた。
468 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:50:29 ID:yBONaplg
「痛いっ……」
「大丈夫? もうやめようか?」
「ううん、平気です。大丈夫ですから」
そう言いながらもあゆみちゃんの瞳には涙が浮かんでいる。
「だって泣いてるじゃないか。そんなに苦しいならやめるよ?」
「違うんです……うれしいんです。うれしいから泣いてるんです」
俺をくわえ込んでいるあゆみちゃんはヒクヒクと痙攣している。
こんなに痛そうなのにうれしいなんて……。
「私、痛みってずっと病気とかケガの痛みしか知らなかったけど、こんなにうれしい痛みがあるなんて……」
「あゆみちゃん……」
「だからこれはずっと覚えておきます。先輩と私がひとつになれた痛みだって、忘れないです」
「そうか……」
「だから、もっとしてください……」
「うん、わかったよ……」
「あああぁぁんんっ、はぁ」
あゆみちゃんは苦しそうに叫ぶと、そのまま起き上がって俺を抱きしめた。
「私、先輩のいっぱい温めてあげる」
あゆみちゃんはそう言うと腰を使いはじめた。
自分の腰を持ち上げ、ゆっくりと、ゆっくりと沈みこませる。
「あは……あ、ああん、今、先輩とひとつになってる……」
少しずつ、少しずつあゆみちゃんは深く、俺の分身を自分の中にうずめていった。
「もっと、もっと先輩ので私の中……いっぱいに、あ、ああん!」
「……ん」
「すごい……気持ちいいよぉ……あ、ああぁぁんん!」
あゆみちゃんの腰がリズミカルに動いて俺の分身を深く、深く包み込んでいく。
「はぁはぁ、もっと、もっとしてください……」
俺自身にも引きつるような痛みを感じる。
きっとあゆみちゃんがきつく締め上げているのだろう。
469 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:51:26 ID:yBONaplg
「あぅ……はぁはぁ、私、先輩のこと……」
「うん?」
「んんん、はぁ、なんでも……ないです」
熱い汗を浮かべた体を抱きしめながら、俺は体を揺らせつづけた。
「あゆみちゃん、すごくかわいいよ」
「はぁはぁんん、恥ずかしいです」
「ううん。もっと顔をよく見せて」
「あはぁはぁ、やだぁ……」
シーツの上に真っ赤な血が染み付いた。
「痛くない?」
「はぁ……痛いけど大丈夫です。うれしいから……」
「うん」
俺は腰を動かすスピードを速めた。
「あんっ、あう、はぁはぁ」
俺の動きに合わせてあゆみちゃんは操り人形のように動いた。
「うぅ、あう、苦しいです、あんっ」
「ごめん。苦しかった?」
「だって、先輩ので中がキュウキュウだから……」
今度はあゆみちゃんが俺をきつく抱き、自分で腰を動かしはじめた。
「私も、します。……こう、するんですよね?」
「そうだよ」
ぎこちない動きだが、小さなあゆみちゃんの中で俺の性器が摩擦される。
「ああ、先輩が私の中で……こすれてますぅ」
ため息をつきながら髪の毛をかきあげる。
二人の結合部分からはあゆみちゃんが俺を受け入れてくれた証拠に甘酸っぱい香りが漂ってくる。
「はぁ、んぐぅ、もう、いっぱい、に、なってます……」
「あゆみちゃん、無理しないでね」
「はい、大丈夫ですよ。あぅ、はぁ」
あゆみちゃんの腕から力が抜けていき、彼女はベッドの上に沈みこんだ。
470 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:52:39 ID:yBONaplg
「もう、動けないです」
「じゃあ今度は俺がするね」
「はい、してください。私に……思い出を」
「わかってる」
「はぁは、あんっ、ああ、あんっ」
俺は次第に湧きあがってくる衝動を必死にこらえていた。
「ああぁう、私の中で、また、大きくなってます、はぁはぁ」
「うん、出そうだからね」
「わ、私のわがまま……き、聞いてくれますか?」
「……な、なに?」
「私の中に、先輩の……いっぱい出して……」
そう言いながら足を俺の腰に絡みつかせた。
「え?」
「こうやって言わないと先輩は出してくれなそうだから。ちゃんとほしいときはそう言わないと……」
「で、でも……だ、出しちゃったら……」
「変な心配しないで大丈夫です」
「でも……」
「私の中、先輩の熱いので……いっぱいに、いっぱいに埋めて……あ、あぁん!」
「はぁはぁ、出るんなら、私の中で出してくださいね、はぁはぁ」
「ほんとにいいの?」
「はい、中に、最後に……中にください。中で射精してください」
「わかったよ」
頭の中がゆっくりと白く染まっていく。
部屋の壁とシーツと、あゆみちゃんの皮膚のすべてが同化していく。
「はぁはぁ、うんん、感じちゃう……」
あゆみちゃんの腰が激しく動き出した。
再び絶頂が近いのかもしれない。
「また私……イッちゃいそう!」
471 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:53:40 ID:yBONaplg
「もう出そうだよ……いいかい?」
「あの……はぁう……」
「うん? どうかした?」
あゆみちゃんは俺の動きに体を揺らせながら必死で何かを伝えようとしている。
「あのね……」
「うん。なに?」
「私が、私が頑張れるのは……」
あゆみちゃんは途切れ途切れ俺に伝えた。
「私を抱きしめてくれる先輩がいるから」
少しずつ瞳に涙があふれてくる。
「私を包み込んでくれるから……頑張れるって……思えます」
「あゆみちゃん……」
「はぁはぁ、あんあん、あん! ああぁう!」
一粒の涙があゆみちゃんの頬を伝うのと同時に、限界が俺を超えた。
「ああ、出るよ」
「はい、出してください。私に出してください」
「わかった、出るよ、出るよ」
「はあい、ください、私に、ください、あんあんあん」
「出すよあゆみちゃん」
「あ、ああぁんんっ! 出してッ! 出してぇっ!」
俺はあゆみちゃんの足をつかむとそのままベッドの上に押し倒した。
そして激しく自分の分身を埋め込んだ。
「ん、ん!」
そのまま激しく腰を動かす。少しでも深くあゆみちゃんの中に自分を埋め込むために。
「私の中っ、先輩のでいっぱいで……おかしくなるっ! あ、ああぁぁぁん!」
あゆみちゃんは夢中で腰をガクガクと振りながら俺をさらに深くくわえ込もうとする。
「気持ちいいのッ! あ、あひ! あん! あぁっ、あゆみ気持ちいいのッ!」
「う、うん」
あゆみちゃんの足が小刻みに震えている。
何度も絶頂に達していたのだろう。
472 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 19:54:27 ID:yBONaplg
「もっと、もっと激しく! お願いっ!」
「あゆみちゃん、そろそろ俺……」
頭の中で射精感が膨れ上がり、それが俺の頭の中をだんだんと白く染め上げていく。
「出してッ! 私、イクからっ! もうダメ……あ、あん! んあぁっ! 射精してぇ!」
「イクよあゆみちゃん! ……ん、出るッ!」
頭の中が真っ白になる。
俺は思いきりあゆみちゃんの中に精を噴出させた。
俺の精を一滴も洩らすまいとしてか、あゆみちゃんの足がくの字に曲がって俺の腰を押さえ込む。
俺はあゆみちゃんの中にすべてを注ぎ込んだ。
「あああぁぁぁ、ううう、あぁう……いっぱい、私の中に精液……出てます……」
俺の射精とほぼ同時にあゆみちゃんは絶頂に達した。
あゆみちゃんは俺にすりより頬にキスをした。
「私、誰かに聞いて欲しかったんです。自分の気持ちを。そしてそれは違うって言って欲しかったんだと思います。今、それがわかりました」
絶頂の余韻の中であゆみちゃんが言った。
「心配かけてすみませんでした。もう、本当に大丈夫です」
「本当? 明日は笑って学校へ来る?」
「笑えるかどうかわかりませんけど、大丈夫です」
「そうか、よかった」
「本当にありがとうございました」
「いいんだ、俺のことなんか」
「あっ、そう言えば、球技大会はどうしたんですか?」
「ああ、もう試合もなかったから、抜け出して来たんだ」
「いいんですか?」
「う〜ん、今戻ればまだ大丈夫かな。あゆみちゃんも大丈夫そうだし、戻るとするか」
「はい、そうしてください」
「じゃあ、また明日学校で」
そう言って笑うと、俺はあゆみちゃんとキスをした。
おわり
おふう。ナイスショット
乙。
久々にSSキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
乙だな。
勃起った。
477 :
初投稿:05/02/14 10:11:50 ID:QDk15s9X
人を寄せ付けない雰囲気のあった沢田璃未も、今ではすっかり小笠原雅人と打ち解けていた。
「沢田さんって、ちょっと接しただけだとそっけなく感じるけど、本当はやさしいよね」
「……ど、どうしてそんな風に思うの?」
「動物と話をしている時とか、とても優しい目をしてるからさ」
「そ、そうかしら……」
その日も二人は一緒に下校していた。
「じゃあ、マンションに昼間は君一人だけ?」
「そうよ。特に今日と明日は父は出張でいないの」
その言葉を聞くと、雅人の心にときめきがひろがった。
「淋しいんじゃない?」
「というより、マンションが四LDKで広いから怖いわ」
無口だとばかり思っていたのに、璃未はよくしゃべった。ようやく心を開ける相手にめぐり合えたという喜びから、その反動でおしゃべりがしたいのかもしれない。
「ねえ、これから私のところへ来ない?」
突然の申し出に、雅人はドギマギした。君の部屋を見たいという言葉が、喉から出かかっていたのだ。
「ねえ、いらっしゃいよ」
小首を傾げた表情は、十七歳と思えないほど可憐だった。
「いいでしょう? ね、いいわね」
雅人が無言でいるので、断られると思ったらしい。しきりに積極的に誘い、雅人の手を握って揺さぶった。二週間ほど前に初めて璃未と言葉を交わしたときは暗い印象を抱いたものだが、思ったよりも話好きだし、無邪気だった。
「わかった。行くよ」
璃未のマンションは青葉台でも比較的高級とされている住宅地にあった。建物の高さに規制があるのか、マンションは六階建てで、璃未はその最上階に雅人を連れこんだ。
「ここが私のプライベートルームよ」
十畳ほどの洋室はいかにも女の子の部屋らしく飾られ、壁に沿ってセミダブルのベッドが置かれていた。
「ここで寝るんだね」
ベッドを見ながら、雅人は当然すぎるほど当然のことを聞いた。
「ちょっと着替えるわ」
クローゼットから衣裳を取りだすと、璃未は部屋を出ていった。
雅人はベッドを見おろした。
ひょっとして、沢田さんはここでオナニーしているのかも……。
股間に指を這わせて悶えている璃未の姿を想像すると、制服のズボンの下が痛くなるほど膨らんできた。こうなると始末が悪い。放出しない限りもとに戻ることはないのだ。
雅人はへっぴり腰で部屋を出た。まだトイレの位置は確認していなかったが、おおよその見当はつく。キッチンの奥にそれらしい空間があったので、足音を殺すようにしてそこまで足を運んだ。
トイレと並んで、洗面台と浴室がある。アッと思った。脱衣室で璃未が着替えをしているところだったのだ。斜め後ろ向きなので、雅人に見られていることに気づいていない。ブラジャーをはずしたとき、腋から小ぶりの乳房が垣間見えた。
璃未はベネトンの色鮮やかなトレーナーを頭からかぶった。
制服のスカートが足もとに落ちると、Tバックに近いパンティが露出した。布切れが小さいぶん、ヒップの双丘が豊かな感じだった。すぐにミニスカートをはいてしまったので、雅人が目の保養をしたのはほんの一分ほどであった。
雅人は音をたてないようにトイレに入った。たったいま見たばかりの璃未の姿を、閉じた瞼の奥に思い浮かべながらペニスを擦ると、ほんの十数秒の後、白濁した精液が便器に派手な音をたてて飛び散った。
学校にいるときと違い、家のなかの璃未はお洒落だった。目の覚めるようなトレーナーと、単色のミニスカートの配色がよく似合う。ベッドの端に座って脚を組むと、スカートの奥が今にも見えそうになった。
あの下にTバックのようなパンティをはいているんだな……。
雅人の脳裏に、璃未の股間に食いこんだ白い布切れと、顔に似合わぬ丸いヒップがちらついた。
二人の話はとりとめのないものだった。前の学校のことを話していたと思うと、次は旅行の話になり、また映画や最近読んだ本のことなど、さまざまだ。
「私、よかった。あなたと知り合えて」
璃未のホッとしたような言い方が、雅人にはうれしかった。
「ね、いいお友だちになってね」
「そうだね」
「お茶入れるわね」
そう言って璃未がキッチンに立った。しばらくして紅茶を持って戻ってきた。
取り留めのない会話をする。雅人の座っている位置から、時折りスカートの奥が見えた。ほの暗いところに、白い紐状になった布切れが食いこんでいる。再び雅人は勃起した。
手もとが狂って、カップの紅茶をズボンにこぼしてしまった。そこに染みが大きくひろがった。
「大変!」
璃未は部屋を出ていき、すぐに濡れタオルを持って戻ってきた。
「自分でするよ」
「いいから。こういうのは女の役目なの」
膝の前にかがみこんだ璃未は、どぎまぎする雅人には目もくれず、太腿の汚れた部分をゴシゴシと擦った。
雅人は気が気ではなかった。十数センチしか離れていないところで、勃起が疼いている。異性馴れしている女なら、男の微妙な変化に気づいたに違いない。
気づかれないだろうか?……
雅人は腰を引きながら、上から璃未を見つめた。璃未は熱心だった。
「もういいよ」
雅人は自分の声の渇きに気づいた。恥ずかしさだけでなく、欲望が勃然と湧いた。
「これでいいかしら?」
璃未は片手を雅人の太腿に置くと、その上に顎をのせて雅人を見あげた。言葉もずっと甘ったるいものになっている。
「ああ、充分だよ」
璃未は悪戯っぽい笑みを浮かべた。何かかまってもらいたいような感じで、雅人の次の言葉か行為を待っている風情だった。
雅人は得体の知れないものに衝き動かされて、両手で璃未の髪をまさぐった。乳房の感触が、押しつけられた膝頭のあたりからふんわりと伝わる。そのまま璃未の顔全体をかかえこむようにして引きあげた。
璃未はずりあがるようにして、雅人の隣りに座った。そのときにはもう笑いはなく、次に起こることを予想したのか、真剣な表情になっていた。
雅人は震えだしそうになる体を必死でこらえた。物心がついてから、女体にこんな形で触れるのは初めての経験だったし、自分の体でありながら、まるで他人のように手足が勝手に動きだしてしまうのも、かつてないことだった。
雅人が璃未を引きつけると、それを待っていたように璃未は胸のなかに崩れるようにして顔を埋めた。
二人はそのまま勢いに押されて、小さな肘掛椅子に、抱き合うように丸く倒れこんだ。黒髪からムッとするような女の匂いが立ち昇っている。それは明らかに牝が牡を誘うときの匂いだった。
頬と頬が触れ合うと、必然的に唇も重なり合った。雅人はガチガチと歯を鳴らしながら、やみくもに相手の柔らかい唇を吸った。璃未が逃げないとわかると、唇を吸う要領が次第につかめてくる。
甘美な味わいを貪りながら、雅人は硬くなった下腹部を璃未の腰のあたりに夢中で押しつけた。二人の間に数枚の衣服が存在していたが、摩擦することによって生じる性的な快感は並み大抵のものではない。
璃未も同じように下半身をぐいぐい突きあげてくる。女陰の柔らかな厚みが、雅人にも手に取るようにわかる。湿った感じもした。
ああ、この下にアレが……。
雅人が夢中で唇を貪ると、ヌルッとした璃未の舌が口のなかに入ってきた。舌を絡ませることを雅人は初めて学んだ。璃未はキスの経験があるのではないだろうか。雅人は圧倒される自分を感じた。
何もかも彼女がお手本になっている。迂闊に「好きだ」とは口に出せないと思った。しかし、もはやここまできた欲望を中途で放棄することなどできない。最後までいかなければ気がすまなかった。
トレーナーの上から胸に手を伸ばした。ブラジャーをはずしたままなのは、さっき脱衣室で見ていたが、あまりにもふんわりと柔らかいのでびっくりした。
もっとゴムマリのように弾むものと思っていたのに、予想していたよりはずっとソフトである。しかも、見た目よりも大きい。妹の裸身を見たときは、乳房の小ささに驚いたものだ。やはり年齢差からくるものだろうか。
璃未は背丈はそこそこあるが、若いだけにスリムである。雅人は安堵した。自分にふさわしい肉体のような気がしたのだ。
「痛いわ」
璃未は小さい声で訴えた。
「ご、ごめん」
頼りないくらいそっと触れると、璃未の口から小さな喘ぎ声がもれた。
こんな調子でいいのか……。
思いきってトレーナーの下に手を差しこむ。柔らかくて火照った肌にじかに触れた。心臓が破裂しそうだ。大きく深呼吸してから手を上に移動すると、乳房の裾が感じられる。
「そっと触ってね」
璃未が望むように、かすかに表面の皮膚だけをなぞる。またしても璃未は切なげな喘ぎ声をあげて、自分から胸全体を押しつけた。そっと触ってと言っているのに、そういう態度は解せない。
雅人はちょっと意地悪な気分になって、わざと触るか触らないかといった程度にてのひらで乳首を擦った。
「あっ……あああン…。」
乳首がツーンと硬く尖った。
雅人は、いつか見たアダルトビデオで女が男に向かって「もっと強く触って!」と叫んで身悶える姿を思いだした。つまり女をそういう気分にさせるには、はじめはほんのお触り程度に触れるのが、もっとも効果があるようだ。
こういうところは、独学で勉強しているだけに呑みこみが早い。雅人は根気よくソフトタッチをつづけた。
すると璃未は、ますます強く乳房を押しつけてくる。それだけではない。下腹部の女の中心も、はしたないくらい強く擦りつけるのだ。
雅人は、さっきまで自分のほうからやみくもに押しつけていたことを忘れた。璃未の乱れようを見るのが楽しくてならない。
「ねえ……ねえ……」
璃未はしきりにそう言った。何が「ねえ」なのかさっぱり理解できない。雅人は自分のやっていることに欠陥があるのかと考えた。
「なんだい?」
「もっとちゃんと触って」
「あれ? さっきはそっとしてって言ったじゃないか」
「意地悪……ねえ、もう少しだけ強く」
雅人は女の状態を聞きたいと思った。だから恥ずかしさをこらえて聞いた。
「だんだん気持ちよくなってきたの?」
声が干からびているのがよくわかった。璃未は返事をする代わりに小さくうなずいて、前よりも強い力でしがみついた。
「このくらいでいいかな?」
ビデオの男が女の乳房を揉むとき、両手で覆ってから、膨張した乳首を人差し指と中指の間に挟む。雅人はそれを再現した。
「ああ……ああ、いい……」
その声を聞いて、雅人は初めて自信のようなものが湧くのを感じた。
しかし、挿入を思うと不安でならなかった。なにしろ生まれて初めてのことをやろうというのである。童貞という言葉が頭のなかを行き交った。
璃未が処女であるかないか……。
それはまったく未知数である。それだけは聞いてはならないと思った。それに、今の雅人にとって、相手が処女であろうがなかろうが関係ない。そんなことにこだわる年代ではなかった。
一番重要なのは女であること、そして、拒んだりしないで受け入れてくれるかどうかであった。
雅人は、璃未が敏感なのにびっくりした。絶えず悩ましい声を放っているし、体をくねくねとうねらせている。歓びが雅人の体の隅々にまでひろがった。男としての歓びであり、自信でもあった。
雅人は平等に左右の乳房を揉んだ。乳首に張りが出てくる。
璃未の声は次第に大きくなり、そして悩ましさを増した。雅人は椅子の狭さを実感した。目の前にセミダブルのベッドがある。そこへ運びたかったが、快楽を与えることが中断してしまうのを恐れた。
それに、もし拒まれたならどうしようという恐れもある。
「ねえ、ベッドへ行こうか」
死ぬ思いでその言葉を口にした。
「うん」
泣いているような声で、すぐに璃未が応じた。雅人の内部に、さらに大きな自信が湧いた。
セックスを生まれて初めて体験する若者にとって、この自信は実に有意義なものとなった。大部分の男は、初体験の自信喪失がのちのちの性生活に影響を与えることを身をもって知る。
雅人はすぐに起きあがると、璃未の体を抱き起こしてベッドに運んだ。璃未はすべてを任せるといった感じで、目を閉じたまま両手をお腹のあたりに置いて横たわった。
ミニスカートがぎりぎりに股間を隠していたが、雅人の立っているところからは白いパンティの一部が見えていた。
雅人は璃未の横に添寝をするような形で横たわると、トレーナーの裾を大きくまくりあげた。乳房の上まで露出させたが、璃未はおとなしくしている。雅人には、こんなに間近で女の乳房を見たのはこのときが最初だった。
「綺麗だ!」というひと言も、自然と口をついてでた。璃未はそのときパッチリと目を開けて、まともに雅人を見あげた。
「初めて見たわけじゃないでしょう?」
不安そうな声だった。
「赤ん坊のときの記憶はもうないよ。だから初めてなんだ」
璃未がはにかんだように笑った。
「本当に綺麗?」
雅人はゆっくりうなずいてから、乳房をてのひらに包み、尖った乳首にキスをした。どこか乳くさい匂いがしたように思った。甘味のないミルク飴を口に含んでいるようだった。その匂いは雅人をリラックスさせた。
舌先だけで乳首を弄ぶと、またしても璃未は喘ぎ声をあげて胸を突きだす。
さっきからの体験で女体に接する呼吸のようなものを自然と身につけた雅人は、そうされたからといって、しゃにむに乳房を頬張ったり、乳首を強く吸ったりしなかった。それがまた効果をもたらした。
「ああん……あああァン……ハァ」
璃未はよほどつらいのか、ひっきりなしに声をあげて五体をうねらせる。その姿は、雅人にはとても刺激的であったし、挑発的でもあった。
体の向きを雅人のほうに変えた璃未が、いきなりむしゃぶりつくようにして体をごりごり押しつけた。
彼女の膝がまったく偶然に、膨張しきった雅人のこわばりを直撃した。直撃といっても蹴ったわけではない。強い力で摩擦したといったほうが適切かもしれない。
雅人は女体の変化の面白さに魅了されて、つい自分のことを忘れていたが、彼だってほんの少し刺激を加えれば、若いだけに射精する状態にあった。
だから、その直撃にたちまち反応して、溜まりに溜まっていたスペルマを一気に吐きだしてしまった。脳天に突き抜けるような快感に痺れた雅人は、「あううッ」と小さくうなって五体を激震させた。
その反応が大きかっただけに、璃未も異変を感じたらしい。
「どうしたの?」
璃未は雅人の顔をのぞきこんだ。
正直に言えるほど図々しくはない。雅人は曖昧に口を動かして、返事をしなかった。
「ねえ」
璃未が興味深そうな顔で雅人を見た。
「もしかして、出ちゃったの?」
「…………」
素直にうなずけなかった。
「ここが……」
璃未は大胆に雅人の股間を膝でグイッと押した。制服の奥のペニスは、出しつくした後は急速に萎えていた。
「湿っぽくなっているわ」
二人は顔を見合わせたまま、しばらく無言だった。璃未の顔は真剣になっていた。
「出したのね」
その声に、今度は雅人はうなずいていた。
しかし、いつも自らの手で慰めた後に来る虚脱感はなかった。体の一部は一時的に衰えたものの、復活するのには大して時間はかかりそうになかったし、何よりも雅人自身がやりたいという気持ちを失っていなかった。
「気持ち悪いでしょう。脱いじゃいなさいよ。ね、そうしよう」
璃未は素早く起きあがると、つづいて起きあがろうとする雅人を制して、ベルトに手をかけた。雅人は任せるしかなかった。放出したものはもう冷たくなっていて、なんとも気持ち悪い。
璃未は制服とブリーフを一緒にして足首から引き抜くと、甲斐がいしく雅人の下腹部の汚れをティッシュペーパーで拭き取った。
ちょっと悪戯っ子のような表情で肉茎をつまみ、興味深そうに縮んだペニスを眺めて「ふふふ、面白いの」と呟いた。
「もういいよ……」
照れくささを隠すように、雅人はつっけんどんに言った。
「ねえ。どうせだもの、全部脱いじゃいなさいよ」
そう言ったときの璃未の声は、どこかせわしなく聞こえたし、また年上の女のようでもあった。今までの落ち着きが欠落していた。
雅人はとっさに従った。ためらったりすれば、チャンスがなくなってしまうような焦燥感があった。雅人は寝転がったまま、着ているものをすべて脱ぎ捨てた。
見ると、ベッドに座った璃未もまた勢いよくトレーナーを脱いでいる。しかし、ミニスカートとパンティははいたまま、彼に添寝をした。
今度は上半身を起こした雅人が、ミニスカートを脱がす番だった。璃未はすっかりその気になっていた。だからさっきのように目を閉じたりせずに、雅人のやることをじっと眺めていた。
鋲やひらひらの飾りのついたミニスカートはジーンズの布地でできていて、手触りがごわごわしている。トラサルディとブランド名の入った皮プレートが縫いつけてあり、なかなかお洒落である。
Tバックに近いパンティは、縦も横もすべてがまるで紐のように細く、特に大事な部分を覆っている中心は、その下の陰阜が強調されたように大きく盛りあがっていた。
しかも陰唇の亀裂に紐状の布地が食いこんでいるから、まるで女陰そのものが露出しているようである。
雅人のペニスは、その刺激的な光景を見たことによって、まるで押さえの効かなくなった遮断機のように、勝手にグーンと持ちあがってしまった。
「ねえ、パンティも取っていいのよ」
璃未はかすれた声を出して、催促するように腰を突きあげた。紐状の布地の脇から、数本の陰毛がはみでているのを雅人ははっきりと見た。手が震えた。
その震えを、璃未は敏感に感じ取った。
うぶなんだ……。
そう思うと、うれしさが体の内部を衝きあげた。股間がスーッとした。ぴっちり腰を覆っていたパンティが引き抜かれると、さすがに股間を晒していることが恥ずかしくなって、そのまま雅人の体にすり寄って抱きついた。
「あ……」
璃未は喉の奥で小さな声をあげ、息を呑んだ。太腿に当たったのは、ほんの少し前にはじけて小さくなったはずの肉茎だった。すでに前と同様に力強く復活して、璃未の肌にじかに心地よい振動を伝えてきた。
二人は体の前面を相手に擦りつけながら、キスに熱中した。雅人は早く璃未の女芯をのぞきたい誘惑に駆られたが、それを露骨に口に出すことはできなかった。
「ねえ……」
璃未はさっきよりもずっとしわがれた声を出して、耳もとに唇を寄せた。
なんだい?……
そんな気持ちで、雅人はうなずきかえした。
「あなたのアレ、見ていい?」
大胆な発言に、雅人は度肝を抜かれた。アレが何を意味するか、雅人にだってよくわかっている。
「おかえしに、おれにも見せてくれる?」
雅人は我れながらうまく切りかえしたと思った。
「ええ。でも、先に見せて」
さんざん見たうえで、「私、やっぱりいやだ」なんて言いだしたりしないだろうか……。
雅人はふとそんなことも考えたが、いざとなれば二人きりなのだから、結局は男の力がものをいうだろうと思い、今度は大きくうなずいた。璃未はそのままの姿勢で、ずるずると足もとのほうへ移動した。
生暖かい息が下腹に感じられると、雅人は首を少し折り曲げるようにして、下腹にはりついている璃未を盗み見た。
前髪がパラリと額から垂れさがっているので、表情そのものはよくわからないが、いかにも観察しているといった感じで、間近に顔を寄せている。
雅人は一瞬、ビデオの女が男にも同じようなことをやっている姿を思いだした。そのとき女はそそり立つペニスに愛しそうに頬擦りしてから、めいっぱい口を開いて咥えこんでいた。
のけぞるような男の反応からして、やはりかなり強い快感を得ていたのではないかという気がする。
それを望んだら、璃未はどんな顔をするだろうか?……
言いたくてうずうずしたが、最初からすべてを望むのは欲張りというものである。それに、いやらしい男と思われたくない。
しかし、頬擦りをしたのは璃未であった。「ああ、すごいんだ」と感きわまったような声をあげると、雅人がびくっとするほど激しく肉茎を掴んで、顔を押しつけたのだ。
興奮と快感が雅人を包みこんだ。
若い女の手で握られているだけでも噴きだしそうなのに、今にも噛みつきそうなやり方で頬や鼻を押しつけるのだから、雅人としてはただうれしいだけでなく、こみあげてくる強烈な性的快感をこらえることに一生懸命になった。
一度放出していたことが救いとなった。もしもそれをしていなかったなら、璃未の顔面に熱い樹液をぶちまけていただろう。雅人はこらえた。そうしながら、もし顔面にシャワーのように浴びせていたならとも考えた。
白いものにまみれて呆然とする璃未を想像すると、是非やりたいという強烈な思いに駆られる。
さすがに単なる想像だけにとどめ、璃未も口に含むことはせずに、「本当にこわいくらいすごい」と呟いて、再びずりあがってきた。目が泣いたように潤み、表情そのものが酔っているようで、上気してもいる。
「さあ、今度はおかえしする番だ」
雅人はそんなことを言う自分の顔を見られたくなかったのと、璃未が心変わりして、見せる約束を反故にしたりしては大変とばかりに、大急ぎで璃未の足もとのほうへとずりさがった。
璃未はさすがに恥ずかしいらしく、両手で股間を覆っている。鼠蹊部に近い部分からチロリと数本の恥毛の先がこぼれていた。それが色っぽくて男の気をそそる。しかし、隠す行為が単にジェスチャーだけであることは、すぐにわかった。
気もそぞろになっている雅人は、乱暴に璃未の両足首を掴んで左右にひろげ、その間隙に入りこんだ。いよいよだと思うと、喉がカラカラに乾き、目の前に星のような光がチラチラと散る。
雅人は何度も目を擦ってから、璃未の両手を静かに掴んで股間からはずした。
璃未はいっさい拒まなかった。あまりの従順さに、むしろ雅人のほうが拍子抜けしたほどである。そして、とうとう雅人は自分と同じ年代の若い娘の大切なところを初めて拝む光栄に浴した。
そこは神秘的な花園だった。男なら誰しもが幻想を抱く憧憬の世界でもあった。恥毛は少なく、その土台になっている女の魅力的な丘は、そこだけ余分な肉をはりつけたように盛りあがっている。
雅人は飽きることなく観察した。今まで夢想していた女体はどこかに吹き飛んでいた。
これが本物なんだ……。
雅人は女のあらゆる部分を記憶にとどめた。そして、璃未がもじもじしだすと、はじめて指先で恥毛をまさぐった。
たったそれだけのことで、璃未はのけぞって喘ぎだした。両脚が知らぬ間にどんどん開いた。雅人はまさぐりながら、熱い地肌にタッチし、次第に深く切れこんだ溝へと指を進めた。
ここから割れ目がはじまる……。
そう思ったとき、璃未の腰が電気にでも撃たれたようにピクピクッと震え、それと同じ数だけ「あっ、あっ、あっ……」と切なげな声を出した。
どうやら指先に触れた肉の結び目のようなしこり状のものが、女にとってもっとも感じやすいクリトリスであるらしい。
なにしろ初めて接触するものだから、確信はない。いつだったか、木地本がノートに卑猥な女陰図を描き「これが女を気持ちよくさせるクリトリスだ」と教えてくれたことがある。
もう一つ、木地本が言った言葉が、雅人の脳裏に鮮烈に甦った。
「馬鹿な男はすぐに強く触るけど、クリトリスは微妙なところだから、ほんの軽くタッチしてやると女は泣いて悦ぶのさ」
木地本は口の端に涎れを浮かべて確かにそう言った。
雅人はそれを忠実に守ることにした。
女の中心の部分はなんといっても頼りないくらい柔らかい。軽くタッチするというのは真実のように思えた。
璃未は絶えずハアハアと荒い息を吐いているくらいだから、決していやな気分でいるわけがない。いくら雅人が性にうとい若者でも、そういった乱れた呼吸が何を意味するかはわかっている。
雅人は用心深く淡い恥毛をかき分けた。スムーズにできたわけではない。指先だけでなく、体も異様な興奮で小刻みに震えた。
肉の裂け目が見えた。頂点に、木地本が図解してくれた小さな突起がある。ホッとした。教えてくれた木地本に感謝した。
本当に木地本が言うように、ここは女を気持ちよくさせるパーツなんだろうか?……
こわごわと人差し指の腹で撫でてみた。その途端だった。
「あううッ!」
璃未が今までの喘ぎ声より数段も高い声を出して、グーンと腰を突きあげたのだ。
雅人は効果の大きさに仰天した。それだけで彼の好奇心は一気に増幅した。だが慎重さだけは忘れなかった。もっと顔を近づけて、恥毛の先が鼻の穴をくすぐるほど接近した。すぐに微妙な女の匂いが鼻腔をくすぐった。
今まで一度も嗅いだことのない匂いだった。匂いをいっぱい吸いこんだことで、雅人のペニスはいっそう力を増した。
「そこ……気持ちいいわ……」
璃未の正直すぎる告白は、雅人の鼓膜を心地よく刺激した。
「そんなにいいの?」
聞かずにはいられなかった。またしても璃未は素直にうなずいた。
雅人は複雑な形をしている表皮をそっと剥いてみた。小さな肉芽がぴょこんと飛びだした。
不意に、女の女陰を舐めているビデオの男の姿が脳裏をよぎった。指先でなく、舌の先端で肉芽を舐めた。その行為は、得体の知れない力に揺さぶられた結果だった。
「ヒィーッ!」
甲高い悲鳴が雅人を驚かせた。あわてて舌先を後退させる。
「もっとそれをして……もっとして」
璃未がせがんだ。内心の動揺とうれしさを隠して、雅人はまた同じことをした。木地本の言ったことはすべて正しかったのだ。璃未はしまいにはわけのわからないことを口走って身悶えた。
おや!?……
雅人は、指先がいつのまにかヌルヌルの粘液にまみれていることに気づいた。それがどういう結果によって生じるものか、もうわからない歳ではない。
とうとうやった!……
まだ女体に真の意味で接していなくとも、雅人がそんな感慨を抱くのは、もっともなことであった。
「ねえ……もっといっぱい触って」
息苦しそうに璃未が訴える。
「いっぱいって、どんなふうに?」
「あちこち……いろんなところよ」
言葉だけでなく、璃未は雅人の手首を掴むと、クリトリスよりさらに下の割れ目へと導いて「ここ……こっちもよ」と呟いた。
雅人はあまりにもひどい濡れようにびっくりした。それは彼の想像をはるかに超えていた。まるで小水をもらしたように、ぐずぐずに濡れている。
ただ小水と違う点は、油でも垂れ流したように、ツルツルと滑りやすい溶液に満ちあふれていることであった。
そっと触るんだ、そっと……。
触るといっても、つまんだりすることは溶液のせいで不可能だったから、ただ指先で柔らかい粘膜の表面だけをスースーと撫でるだけであった。
ところが、こういうやり方もまた璃未の意にかなったものだったらしく、彼女はにわかに信じられないような変わりようを見せた。
「気持ちいいわ……素敵よ……ああ、いいわあ……」
そう絶えず口にしただけでなく、セックスそのものをするときのように時折り腰を突きあげたりもしたのだ。
その卑猥な動作がもたらす若者への挑発は、いかなる剛の者でも耐えることができなかっただろう。ましてや雅人は、すべてが生まれて初めて目にする出来事だったからなおさらであった。
雅人は時折り手を休めて、目の前の淫らな女の中心を観察した。男を夢中にさせるものの正体は、実に複雑な形態と色をしているにもかかわらず、何者をも誘惑せずにはおかない不思議な要素をすべて備えていた。
「小笠原くん……変になりそう」
璃未は股間をびしょびしょに濡らしながら、今にも泣きだしそうな声を出した。そういうときにも、腰を煽情的に突きあげたり、狂おしげに全身をうねらせる。
「どうしたの? どうして変になるんだ?」
雅人は、さすがにこんな場合の女の状況まで把握していなかった。わざと女に恥ずかしいことを言わせるために「どうして?」と尋ねるのとはわけが違う。
「ねえ、なぜだい?」
ひょっとして、自分の触り方や愛撫の方法に間違いがあるのではないか。璃未は痛がったり、気分がすぐれなくなったのではないか。雅人は純粋な気持ちで聞いた。
「だって……だって……」
璃未は半泣きになって両手で顔を覆った。
「あんまり気持ちいいんですもの……死にそうにいい気持ちなの」
雅人にとって、それは思いがけない称賛の言葉であった。
「ねえねえ。小笠原くん、まだ我慢できるの?」
二番目に衝撃的な言葉があった。裏をかえせば「もう私は我慢できないの」ということに他ならない。もっと直接的に言い換えるならば「早く入れて」ということではないか。
「さっきからずっと我慢してたけど……もう……もう駆目だ」
璃未の誘い水が、限界へ挑戦する緊張線をプッツリと切断してしまった。こうなると若いだけに抑えがきかない。一気に突っ走るしかなかった。
しかし、雅人は別の意味で緊張していた。初めてという言葉が重くのしかかっていたのだ。だが、本能が先行した。体が璃未の上に覆いかぶさっていた。
ジャリッと恥毛同士が擦れて絡み合った。すぐに亀頭の先があちこちに当たった。璃未が手を伸ばして肉茎を支え持ち、大きく開いた彼女自身の淫裂へと導いた。
雅人は璃未に握られたときに、もう自分の限界をはっきりと感じた。そこですべてが終わりそうだった。初体験のエネルギッシュな若者なら、それはしごく当然のことであった。
「入れたい! 早く入れたい!」
わめいたのは雅人だった。十七年生きてきて、これほど憧れていたものが二つとあっただろうか。
「押して……」
璃未が肉茎から手を離して、あわてて雅人の尻肉をかかえた。
雅人は全身を震動させながら、めちゃくちゃに腰を突きだした。
ヌルッとした感触だけはわかった。後はすべてが夢のなかであった。肉棒からはじけるような快感が湧くと、それは腰骨と背骨を麻痺させるような激震を与えて、脳天にまで突き抜けた。
閉じた瞼の裏で、数百数千の火花がはぜた。肉棒がとろけるような衝撃が全身を走り抜けたとき、雅人はおびただしい歓喜のしるしを放って、そのまま気が遠くなるような感覚を味わうのだった。
完
またSSキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
完になってるじゃないか・・・
ええぃこの早漏工房がぁっ!
499 :
便乗して投下:05/02/14 22:11:46 ID:+5c11Fac
「お兄ちゃん…ちょっとまぶしいよ」
「そうか」
雅人はうなずいたが、目を細めている君子の事をそれ以上何もせずにじっと見つめていた。
隙間、と言うよりはもう少し大きめに開けられたカーテン。そこから朝の光が、カーテンが開けられているのと正確に同じ幅だけを持って差し込んできている。その角張った領域に立ちこめた微細な埃が節度を持った輝きを示していた。
そして光に照らされた君子の髪は、より鮮明な形で輝きを放っている。
「お兄ちゃん、カーテン閉めて」
「いや…」
寝起きの子供っぽい君子の表情に、小市民的な幻想風景がよく合っていた。
「まぶしいよ…」
そう言う君子を、雅人は言葉ではなくパジャマの裾をめくり上げる事で制止する。ふわりとした感触のお腹を何度か撫でてから、雅人はさらにパジャマをめくり上げ、ホワイトのブラジャーに包まれた胸のところまで外に出させる。
しゅるん…
雅人はブラジャーを上にずらして、君子の乳房を視界の中に入れた。
ふにゅ…ふにゅ
君子が目を細めたままに見つめる中、雅人は軽い手つきで君子の乳房を揉み上げる。弾力のある膨らみが少し変形しては元の形に戻り、雅人の手の中で滑らかに震えた。
「…ん」
雅人が胸の先端に口づけると、君子が鼻にかかった息を漏らす。
ちゅる…ちゅっ…ちゅっ
桜色に染まり始めた先端だけを雅人は舌で丁寧に味わった。朝という空間からしても、雅人の舐めている部分の直接的意義からしても、それはミルクの匂いに象徴されるものだ。
母性的で柔らかな甘い芳香を雅人は存分に味わい、君子の胸の先を唾液ですっかりべとべとにしてしまう。
500 :
名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:12:32 ID:+5c11Fac
「お兄ちゃん、時間…」
「ああ」
ベッドの脇の目覚まし時計を見ながら、君子が言うと雅人も時計の示す時間に気づいたようだ。
君子のパジャマのズボンをさっと脱がしてしまう。そしてブラジャーとそろいのショーツの上から、三本の指で4回だけ膨らんだ部分をタッチする。
するっ。
「どこまで…なの…?」
雅人がショーツを脱がすと、君子が頬を赤くしながら問うた。
「最後まで」
「大丈夫かな」
「シャワー浴びてる時間くらいあるだろ」
「二人なんだから、二倍時間がかかるんだよ」
「俺はいいって」
「だめだよ…」
光に差されたままの目が、雅人を諭すように見つめる。
「わかったよ…早くするから大丈夫だ」
「うん」
雅人は綺麗に整った淡いヘアの中に指を侵入させ、秘裂を左右に広げた。そこに、胸への口づけで濡れたままの唇を押しつける。
「んぅっ…」
君子が、わずかに腰を浮かした。雅人は舌を使って全体を刺激してから、ぴちっとした肉の結び目を乳頭と同じようなタッチでくすぐる。
ぴちゅ…
「…こういう時、君子だと便利だよな」
「お兄ちゃんが舐めるからだよ…」
たちどころに透明な液体を含み始めた膣孔を雅人がつつくと、君子はかくんと腰を落としながらつぶやいた。
雅人はずるっ、と自分のパジャマとトランクスを下ろす。生理的反応と君子のかもし出す魅力的な匂いが、すっかり雅人のペニスを高ぶらせていた。
501 :
名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:13:28 ID:+5c11Fac
がし、と君子の体を押さえつけるようにのしかかり、君子の腰を再び自分の腕で持ち上げてペニスを押しつける。シーツの上を君子の体が滑って、朝陽の光から君子が抜け出してしまった。
「ふぅっ…」
ぱち、ぱちと君子が何度か目をしばたたかせる。
じゅぷん。
急に君子の体温を強く感じながら、雅人はペニスを奥深くまで挿入した。
「…あぁっ」
吐息のような声と共に、君子が雅人のペニスを締め付ける。また君子の体温が強くなる。
ミルクの香りはいつの間にか変化を起こして、純粋に興奮を誘うエロティックな香りになってきていた。それが結合部分からも零れだしている君子の体液に象徴されているのは間違いない。
じゅぷ、じゅぷ…
「う…ああ…お兄ちゃん…」
それから、こういう君子の声。締め付け。水っぽい挿入の音。あちこちを好き勝手に向いている、起きたてのままの君子の髪の毛。そういうものだ。それが、仕組まれていたかのように体液の甘酸っぱい香りと絶妙にミックスされる。
じゅぷっ…ぐちゅぐちゅ。
それが君子なのだから、当然と言えば当然だ。
「あっ…ああっ…あっあっ」
雅人が強めに腰を打ち付け、膣壁の下腹部に近い方をこすると君子が快感を訴えて声を高くした。さっき中身を半分のぞかせておいた陰核への刺激も加わっている。
君子は次第次第に雅人のモノを締め付ける力を強くして、腰も高く浮かせ始めた。さらに、雅人の抽送に合わせてぐっぐっと腰をグラインドさせ始める。
じゅちゅ、じゅちゅ。
絶頂は近い。そう確信した雅人は、さらに強く君子の中を突いた。比例して、雅人自身の快感も高まってくる。
502 :
名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:14:16 ID:+5c11Fac
「はぁ…お兄ちゃあんっ…もう…私」
「俺もだ…君子」
睡眠の直後のペニスは、パッケージから出したばかりのボールペンのように素直だった。雅人のペニスを、極めてシンプルに心地よい脈動が走り抜けていく。
じゅくっ…
びゅっ、びゅっ…びゅるっ。
「あ…」
直前で引き抜かれたペニスから、熱い精液が飛んで半裸の君子に降りかかっていった。最初の一撃は君子の顔の真ん中まで飛んで、紅色に染まった頬を伝っていく。
ひゅくひゅく、と全身にかすかな痙攣を見せながら、君子はそれを甘んじて受け止めていた。
「はぁっ…学校…はぁっ…行く…はぁ…前なのに…」
隠し事をしているような小さな声で、君子は困った顔を見せる。
「洗濯してシャワー浴びるんだからいいだろ。お前さっさと入ってこいよ」
「うん…」
君子は体についた精液を拭き取ろうともせずにベッドの上に立ち上がった。そして、危なっかしい足取りで床に下りる。
「バカ、ティッシュで拭いてけよ…」
「あ…うっ、うんっ」
ぽたっ。
「あ…」
「バカ…拭いておくから、さっさと体だけ拭いておけよ」
「ご、ごめんね、今日帰ってきたら掃除するから」
「あー。時間ないって言ったのはお前だろ。早くしろ」
雅人は君子に向かって乱暴にティッシュの箱を投げた。
ぽたっ。
それを受け止めようとして、君子はまた顔についた精液を床に垂らした。
おしまい
あゆみSSの作者さま、璃未SSの作者さま、君子SSの作者さま
まずはお疲れ様です。
素晴らしい作品をありがとうございます。
しかし、3本続けて投下されたSSが全て2モノとは、やはり、TLSの頂点は2なのでしょうか、、、
>503
ファンは多いだろうねえ
実売数が初代/R,2とそれ以後では差があるし
PSとPS2のプラットフォームの(普及率)差も、当初はかなりあったんだから
漏れはキャラとしては各季節のチェーンキャラ大好きなんだが
チェーンシナリオという構造に馴染めなかったので2より初代の方が好きなオサーンですけどね・・
も、漏れは綾音様のHなSSが読みたい…ハァハァ(;´Д`)
激しく胴衣
508 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:42:03 ID:fMK75r5f
その夜、アルバイトから帰った大輔は、バイト先でもらってきたケーキを持ってみさきの部屋に向かった。
明日が休みなので、みさきはまだ起きていると思ってドアを開けたが、みさきの姿は見当たらない。外出した形跡はないし、午後11時近いので、みさきの性格からして外出は考えられない。
心配しつつ自分の部屋に入ってみて驚いた。ベッドで寝入っているのはみさきだった。
しかも、サイドテーブルの上には、大輔が隠してあったワインの小瓶とワイングラスが置いてある。みさきが飲んだと思われる。
まだ子供のくせに……と思ったが、みさきの可愛い寝顔を見ると怒る気にもなれない。その可愛い顔を覗きこむと、顔のあたりがほんのり赤く染まっている。
起こすのが可哀相になり、このまま寝かせておいて、大輔は妹の部屋で眠ることにした。
シャワーを浴びてからみさきの部屋に入った。今まで何度も入ったことはあるものの、いつもは必ずみさきがいる。他に誰もいないので、いつもと違う印象を受けた。いかにも女の部屋といった感じがして、いささか神秘的でさえある。
大輔はすぐにはベッドに入らず、まず机の上を眺めた。どこが変わっているというわけでもない。ごく普通の女の子の机である。
引き出しを開けた。そこに興味を惹くものがあった。何枚かの少年たちの写真が散らばっていた。
裏を見ると、写っている当人と思われる字で、簡単なコメントが記されている。『きみは美しい』とか『真心をこめて』とか、とても気障なものが多い。なかにはハートに矢が突き刺さっているものもある。
写真の他に、少年たちから送られたらしい手紙も何通かあった。悪いとは思ったが、大輔は文面を読まずにいられなかった。
明らかに愛の告白と思われるものもある。子供だ子供だとばかり思っていた妹が、思いのほか大人の世界に近いところにいることを知って、大輔はいささか動揺した。
一番最後に読んだ分厚い手紙の送り主の名は、『T・O』とイニシャルだけが書かれてあった。長い手紙なのでもっとも興味があり、最後に残したのである。
509 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:43:17 ID:fMK75r5f
読んでみると案の定、完全な愛の告白であった。しかも驚いたことにそのT・Oなる人物は、夜ごとみさきをオナペットに励んでいると、堂々と書いていた。
これを読んだみさきは、どんな気持ちになったんだろう……。
大輔はまだ会ったこともないT・Oに激しい憎しみを感じた。
手紙はさらにつづいていた。
『きみがバージンであることを信じる。そしてそのバージンが、やがておれによって散らされることを祈る』
なんて奴だ!……
憎悪と嫌悪感と嘔吐感が、同時に大輔を襲った。いつか出会うことがあったなら、叩きのめしてやろうと思った。そしてにわかに、みさきはまだ処女だろうかという疑問が湧いた。
あまり身近にいるだけに、妹を、一度だってそういう目で見たことはない。
自分のまわりにいる女の子たちには、みさきと同じ年に処女と決別した者だっているだろう。
ふと、D組の天野みどりのことを思った。天野は普段の会話から察するに、とても処女だとは思えない。平然とボーイフレンドを取っかえ引っかえしている感じである。
大輔は、自分がみさきに関してあまりにも無関心であることを思い知らされた。と同時に、妹が自分の知らない世界に勝手に羽ばたいていることを知って愕然とした。
穢らわしい手紙など捨ててしまえばよさそうなものなのに、それらを捨てきれずにいるのは、みさきだって関心があるからだろう。そう思うと、ちょっぴりみさきに対して腹も立った。
この分だと、もっと秘密があるかもしれないな……。
そう思いつつ、大輔は部屋のなかをひと通り見まわした。
壁面にかけられたポスターや素人っぽい絵画など、いかにも高校生らしい。だが、そういうものは表面だけだという気がした。
クロゼットを開くと、白い西洋箪笥がある。いつも目にしているものだが、なかを見たことはない。さすがに気がひけたが、思いきって引き出しを開けた。
510 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:44:08 ID:fMK75r5f
一番上にはハンカチやタオル類が整然と重なっている。二番目にはブラジャーとパンティがつまっていた。まだ高校生だというのに、かなりの数である。
三番目の引き出しもブラジャーとパンティが入っていたが、こちらはすべてペアで、白やピンクやブルーなど、一対ずつきれいに分けられていた。
一番下には、パジャマが入っていた。何気なく引き出しの奥に手を突っこんでみると、缶詰めが出てきた。細かい字を読んでみると、鮭の缶詰めのように見えるが、中身はパンティのようで、しかもそれらはどれも凝った形をしているらしい。
しかも缶詰めは三個もあった。きっと誰かがプレゼントしたものであろう。どの缶詰めも封を切られた形跡はない。捨てるに捨てられず、仕方なくしまっておいたのだろう。
大輔はひどく疲れを感じた。ベッドに潜りこもうとして、掛布団をまくりあげた。
!?…………
そこに黒いブラジャーとパンティが、シーツの白さと対照的に投げだされてあった。
思わず手に取り、じっと見入ってしまった。
こんな大人っぽいものを妹が着けているのかと、内心ではびっくりした。
鼻に近づけると、酸味の強い匂いがした。
大輔はそのままベッドに引っくりかえった。
短い間にみさきの思いがけない面を知ったことで、少なからず動揺した。平静でいられなかった。
一人で兄のベッドに潜り込んだりする妹の心境をはかり知ることができない。面白くてやったとは思えない。なにか悩みをかかえている気がした。年齢から考えて、それは性的な悩みではないかと推測した。
枕の横には黒いブラジャーとパンティがあったが、その色が、まだ子供だとばかり思っていたみさきの心情を象徴している気がした。
このまま部屋へ戻って、素知らぬ顔でみさきの横に寝たら、あいつ、どんな顔をするだろう……。
511 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:45:14 ID:fMK75r5f
ふっとその気になりかけ、あわてて気持ちを封印した。しかし、いったん起こった気持ちは、若いだけに容易に引っこまない。
なんだよ、おれって奴は……。
すでに体の一部が敏感に反応して、形を変えはじめていた。
パジャマズボンを膝までおろすと、分身の膨張は一気に加速した。
大輔はいつになく淫らな気分だった。手が自然と黒いみさきのパンティに伸びていた。
それを分身に巻きつけると、自分がみさきに対してひどくいやらしい気持ちを抱いているような気がした。
目を閉じて、ゆっくりとペニスを摩擦した。パンティの布地の感触が、女性器であるように想定すればするほど、淫蕩な気持ちがぐんぐんとひろがっていく。
射出の予感があったが、我慢した。そんななか、みさきの面影が交錯した。
「ああ……」
深い吐息をついた直後、かすかな物音がした。
目を開けた大輔は、ギョッとなった。いつの間にかドアが開いていて、そこにパジャマ姿のみさきが立っていた。
大輔はあわてて掛布団を引き寄せた。死ぬほどの恥ずかしさで、口もきけなかった。唇を噛みしめたまま天井を睨んだ。
あさましい姿を、妹はなんと思うか。大輔は錯乱の一歩手前にいた。
目を閉じた。沈黙がつづいた。
耐えきれなくなって、「あっちへ行けよ」と唸るような声を出した。
少し間を置いてドアの閉まる音がしたので、目を開けた。
またもびっくりした。目の前にみさきが立っているではないか。
「可哀相なお兄ちゃん」
少し眠たそうな声のみさきは、どういうつもりなのか大輔のすぐ横に腰かけた。
大輔はなにかを言いだせる立場になかった。いってみれば、手枷足枷をはめられた囚人と同じだった。恐ろしい判決を待つ身と一緒だった。
転校が決まって以来の、固かった結束の兄妹に、大きなヒビ割れが生じたのだ。それを作りだしてしまった罪深き男が自分だと、大輔は思った。弁解の余地はない。まともに顔を合わせられない。観念した。
512 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:46:21 ID:fMK75r5f
ところが、思いがけないことが起こった。脇に腰かけていたみさきが、そっと身を伏せるようにして顔を近づけると、頬をすり寄せたのだ。
「可哀相なお兄ちゃん……」
みさきは再び同じことを呟くと、掛布団をめくった。
黒いパンティを巻きつけたまま、分身は小さく縮んでいた。
大輔は不思議な気分に浸っていた。本来ならみさきの不可解な行為を強い態度で拒否すべきはずなのに、それができなかった。
「ごめんね。私がいけなかったの」
間のびした声は、眠たそうであり、酔っているようでもあった。
「私がお兄ちゃんを刺激してしまったのね」
大輔は、妹のいじらしさに感動した。なにもかも責任は自分にあるという態度をとるみさき。しかし、いったいなにをするというのだろうか。
みさきの手が、まとわりついていたパンティを取り払った。そのまま掛布団がかけられると思ったが、そうではなかった。萎えたままの陰茎を、みさきの指先がつまんだのだ。
大輔は妹の顔を見た。
眠そうにしていたみさきの顔が、初めて笑った。可愛らしい笑顔だった。
「よくわかんない……」
舌足らずの声を出しながら、指先が陰茎を前後に揺さぶった。
心地よさに大輔は力んだ。
「あっ……」
みさきの驚きの声は、陰茎の変化によるものだった。
変化は一気に加速した。
みさきの指の動きがとまり、息を呑む気配がした。
大輔は恥ずべき自分の立場を忘れた。窒息しそうな興奮が全身を包みこむと、分身は極限にまで膨張した。
「よくわかんない……」
困惑と甘えのまじったみさきの声を聞くと、大輔は初めて兄らしい声を出した。
「そのまま握ってくれ。握ったら擦るんだ」
みさきは忠実だった。
513 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:47:14 ID:fMK75r5f
大輔は恥ずべき姿を可愛い妹にさらしていることに興奮した。
「これでいいの?」
くぐもったみさきの声は、彼女も興奮していることの表われだった。
急速に射出する予感があった。だが大輔は耐えた。耐えることも大きな快感だった。
みさきを見た。こわばりを凝視して、馴れない手つきで懸命に擦っている。紅潮した顔に時折り妖しい影が走る。
押し倒してしまいたい衝動が大輔を襲った。今ならば、みさきが受け入れてくれそうな気がした。幼い時から大輔に逆らったことのない妹である。現実に、今やっていることだってそうではないか。拒否して当然のことを受け入れている。
「お兄ちゃん……」
「?…………」
「なんだか怖いみたい」
「男は……みんなこうなる」
「びっくりした……ほんとにびっくりした」
「ごめんよ」
「ううん、平気……ね、気持ちいいの?」
興味津々といった顔で問われると、大輔の内部に、不意に露悪的なことを言いたい欲求が湧いた。そして話をしていれば、少しでも射出の時間を遅らせることができるようにも思った。
「そりゃそうさ。自分でするより、ずっといい。お前だって、オナニーしたこと、あるだろう?」
みさきは膨れあがった亀頭を見つめているだけだ。
「どうなんだ、みさき? お前、もう16なんだぞ」
「いやーン、変なこと聞かないで」
「じゃ、したことあるんだな」
「知らない。もうやってあげないからね」
本気とは思えなかったが、みさきの手の動きがとまると大輔はあわてた。快感の中断が切なかった。
514 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:48:01 ID:fMK75r5f
「ごめん……もう聞かないからやってくれ」
「本当ね」
「本当だ」
「じゃあ、してあげる」」
再び肉棒が、ぎごちないが優しく擦られると、大輔は少し大袈裟に唸りながら、妹の顔を盗み見た。大きな特徴のある瞳が、いつしか濡れたように光り、耳たぶの後ろまでが朱色に染まっていた。
射出感が迫った。
「お兄ちゃん、はちきれそう……手のなかで、大きくなってく……」
途切れとぎれにかすれた声を出しながら、みさきは落ち着きなく腰をもじもじさせ、両脚を組み直した。
一瞬、妹も濡れているのかもしれないと想像した。そして、それはほとんど確実だと思った。
あーっ、触ってみたい……。
勃然と湧いた邪悪な欲求に、大輔は打ち克つことができなかった。急激に上昇した快感が、彼を男にした。
「あああっ……」
のけ反りながら、パジャマの上着の裾に手を差し入れた。
ひどく熱いお腹に触れるや、みさきはビクッとしてパジャマの上から奥へ侵入しかかった兄の手を押さえた。
「ああ、みさき……みさき!」
大袈裟な演技に酔うと、なおさら大胆になれた。
「出そうだ。出ちゃうよ」
「どうするの? どうすればいい?」
「あああ!」
胸の近くまで指先が進んだ時、やはり興奮したみさきが強い力で肉棒の表皮を押しさげたので、極限にまで膨らみきった肉棒は堪える力を失い、一気に爆発してしまった。
みさきの目の前で白いものが宙に舞い、みさきの胸もとにもぶち当たった。
みさきの呆然とする姿を、大輔は力強い射出をつづけながら凝視した。
515 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:48:45 ID:fMK75r5f
不思議な気分だった。快感だけではなく、清純な妹を穢したという非人間的な喜びがともなっていた。矛盾しているが、それが実感であり、現実だった。
いつもとは違う状況下にあったためか、普段なら急速に萎えるはずの分身が、まだ未練たっぷりの風情で、半勃起状態のままひくついていた。
それをみさきが霞んだ目で見つめつづけていた。その光景そのものが、大輔にとっては大いなる喜びであり、快感だった。
「すごくよかったよ、みさき」
大輔はゆっくり起きあがり、わざと分身を揺らしたまま、ティッシュで飛び散った粘液を拭き取っていった。
あまりのショックのためか、みさきは彫像のように身動きひとつせず、座りつづけている。
大輔は、パジャマの胸もとに付着した汚れを拭いた。ほんの一瞬、ブラジャーをしていないバストの感触が指先に伝わったが、それでもみさきはぼんやりしたままだ。
手のひらも白濁した液体で汚れていた。その手を取って指の間まで丁寧に拭いてやると、まるで気を失ったように、みさきの上体が大輔の胸に倒れこんだ。大輔はパジャマに包まれただけの妹の体を優しく抱いて、背中を撫でさすった。
「ごめんよ、変なことをさせちゃって」
みさきは小さく頭を横に振っただけだった。
大輔はみさきを横たえた。顔を覗きこむと、まるで魂を抜かれたような表情だ。
「ごめん」
耳もとに唇を触れるようにして囁くと、どういうつもりかみさきの手が大輔の顔を撫で、やがて首の後ろにまわった。意志でそうやっているのではなく、無意識のうちにやっているようだ。
大きなショックを与えたに違いないのに、大輔には後悔はなかった。
おれは悪い兄貴だ……。
その気持ちが追い打ちをかけるように、大輔をもうひとつの行動に走らせた。
516 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:49:51 ID:fMK75r5f
目は見開いているものの、半ば気を失っているも同然のみさきの唇に、唇を押しつけただけでなく、舌まで挿しこんだのだ。
すぐにやめるつもりだった。ほんの一瞬の迷いがこうさせたのだと、大輔自身も思っていた。
だが、みさきの反応は意外なものだった。首の後ろにまわした手に力が加わり、より強く大輔の顔を引きつけたのだ。
二人の唇がピタリと密着した。
大輔は唇を貪り吸いながら、サクランボのような味だと思った。
みさきの反応はそこまでだった。まるで夢のなかで浮遊しているようなやり方に、今度は大輔のほうが戸惑い気味だった。
「みさき……」
唇を離し、呼びかけると、うなずくのだから、我れを忘れてしまったというわけでもないらしい。
「みさき……」
もう一度呼ぶと、またうなずく。
みさきは自分を見失ってはいない……。
それがはっきりすると、大輔は今までにない大胆な行動に出た。パジャマの胸もとから手を入れて、小ぶりだが形よく盛りあがっている乳房を、きっちり自分の手のひらにおさめたのである。
みさきがなにも気づかないような状態だったなら、やらなかっただろう。兄として、それだけの配慮はあった。
反応を見た。みさきがいやがる素振りを少しでも見せたならば、すぐに中止する心構えはできていた。
みさきが細い顎を上に向けた。伸びきった細い喉が痛々しくひきつった。しかし眉根に寄せた皺と薄く見開いた目からは、嫌悪や憎悪を表わすものは見当たらなかった。
大輔は手のひらでやわやわと揉んだ。
「あ、ああーン……」
消え入りそうな甘い声に、大輔は兄としてでなく、男としての喜びを感じた。
少しもいやがる素振りを見せないばかりか、胸を押しあげるような仕草を見せる妹。
517 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:50:43 ID:fMK75r5f
中指と人差し指の間に乳首を挟んだ。ちょっぴり頭をもたげかけている乳首は、二本の指が微妙に動きだすと、明らかに硬さを増して、わずかずつ体積を増してきた。
大輔は聞きたいことを我慢した。せっかくスムーズにいっている関係を、よけいな言葉を吐くことで中断したくない。その質問がみさきを困らせるものであればなおさらである。
みさきはもはや少女ではないという認識を新たにした。乳房への愛撫を甘受している、この愛らしさ、いじらしさ。快感のなかに身を委ねているのは、もはや疑いの余地がない。
気持ちよくなっている……。
大輔は確信した。
とうとう乳首は硬いしこりとなり、その存在をはっきりと誇示した。
今の今まで、子供だと思っていたことを反省した。小さい頃からのぞみにリードされてきただけに、年下のみさきに関しては、守ってやるという意識だけが強かった。しかし、その認識の浅さを今になって思い知らされた。
二人の間にひと言の会話もなかった。接触している手と乳房だけが、二人の気持ちを代弁していた。言葉はいらなかった。
みさきの息があがってくるに従い、大輔は男としての自信を持った。
女対男。そこには兄妹ではなく、性に対する好奇心旺盛な二人の男女がいた。
大輔はさらに冒険を試みた。思いきってパジャマのズボンを一息にずり下げた。
そこには、みずみずしい16歳の、子供と大人が同居している下半身があった。ぴっちり張りつめた小さな白い布地に包まれた腰は、スリムな体に不似合いなほど発達していたし、とりわけ女の中心である陰部の盛りあがりは見事だった。
みさきは目を閉じたままだった。
大輔は激しい性的な欲求を感じた。たった今しがた、当のみさきの手によって著しく吐射した直後だというのに、欲望は強烈に彼を押しあげた。
518 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:51:48 ID:fMK75r5f
だが、自分は男だと自負する前に、兄であらねばならなかった。なんでも言うことを聞くからといって、みさきにそこまで強権を使うわけにはいかなかった。
みさきが拒むことを願った。少しでもそういう態度を示したなら、すぐにいつもの自分に戻るつもりだった。
にもかかわらず、みさきは黙したまま、じっとしていた。その姿は、あたかも大輔の次なる行為を待っているかのようだった。
いや、そうなんだ!……
大輔の心のなかで、別の大輔が力強く、そして自信ありげに言い放った。
薄い布地の上から女らしいふくらみを撫でまわした。身じろぎひとつしないみさきを、この時ほど愛おしく思ったことはない。
耐え忍んでいるというのではない。むしろ自分も初めてであろうと思われる新しい冒険に、すすんで身を挺しているといった風情である。
兄のために犠牲になっているのではない確信が、大輔にはあった。だからなおさら可愛かった。
このまま突き進んだとしても、すべてを受け入れるのでは……。
大輔は、自分の膨れあがった欲望を、もはやコントロールできなくなっていた。なにかに衝き動かされたように、パンティの縁に指をかけ、一気に引きおろした。
ヒップの丸みに引っかかった後ろの部分が、まるでゴムのように伸びた。そしてすぐに丸みを越えて小さく縮むと、足首からいとも簡単に引き抜かれてしまった。
湿った匂いが17歳の若者の鼻腔に入りこんだ。
みさきになんの変化も起きなかった。観念してるとか、覚悟を決めているとかいった感じではなく、そうなることを当然のように受けとめているふうに見えた。二人の視線が合った時も、みさきの目は自然に語りかけているかのようだった。
ふくらみの上に小さくまとまった恥毛は、いかにも思春期にさしかかった少女を思わせるほど、つつましやかだった。
大輔は優しくキスをした。そうせずにはいられなかった。
519 :
名無しさん@ピンキー:05/02/20 04:52:32 ID:fMK75r5f
みさきは目を閉じた。子供が大人にすべてを委ねて安心しているような雰囲気に、大輔はたじろいだ。
やはりどこかで自制しなければならない。そのことに気がついた。みさきを見る限り、おそらく、されるがままになるだろう。
表面だけのキスに終わらせるつもりだったのに、みさきの両脚がゆっくりと開いていく。再び混乱が大輔の気持ちを撹拌した。
しかし、よくよく見れば、両脚は決してみさきの意志で開いたわけではなかった。緊張感が解けて、全身から力が抜けたお蔭で両脚が弛緩し、その結果として間隔が少しだけ開いたのだった。
わずかに亀裂の一部が見える。暗い谷間の奥に、鮮やかなサーモンピンク。
大輔は見とれた。ただ見つめていた。
長い時間、そうしていると、みさきの下半身が揺らいだ。切なげにも見えるし、もどかしげにも見える。決していやがっているふうではなかった。
それはおれの思いすごしだ……。
大輔は静かにパジャマのズボンを穿かせてやった。
ふと見ると、それまで目を閉じていたはずのみさきが、大輔を見つめている。
「おれ、どうかしていた……ごめんよ」
みさきは無言だった。恨みがましい表情ではないのが、大輔にとっては救いだった。
「二人だけの秘密……いいね」
「秘密だなんて……私がいけないんだわ」
「どうしてお前が……いけないのはおれだよ」
「私、なんとも思ってない」
「ありがとう」
気障とも思うことなく、みさきの頬にキスすることができた。みさきの微笑みがうれしかった。
「おやすみ」
部屋を出る時、大輔は夢の世界から抜けでる淋しさに包まれていた。
おわり
GJ
うう…素晴らしすぎるっ!
会話とか行動に、そのキャラの性格や日常の風景が
見えてくる感じで最高ですよ〜
欲を言えばみさきの最後までしちゃった版が読みたかったり…
あ、今読み返したら
新作のSSって、割とみんな作者別だったのか…
感激して何も考えずに書き込んでしまった。スマソorz
523 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:35:29 ID:EYCHSNNM
>>521 >>519の続き
その翌日のことだった。
ふと見れば、みさきの部屋のドアが少しだけ開いていた。それはあたかもみさきの心を象徴しているかのようだった。
昨夜あんなことがあったというのに……。
普通ならドアを閉める。それが開いている。偶然とは思えない。つまりみさきは、兄のことを拒否していないと解釈できる。
わざと開けておいてくれた……。
自惚れではなく、そう思った。だから、ドアノブに手をかけて大きく開いた。
みさきはベッドに腰かけていた。室内灯は消えていて、ベッドのヘッド部分に付属している小さな豆電球だけが点いているので、表情はよくわからない。だがみさきからは悲壮感が漂っているふうには見えなかった。
部屋に入ってドアを閉め、みさきの横に並んで座った。ほんのりと甘い匂いが鼻腔に這いあがった。
「昨夜は変なことさせちゃったな」
正直に告白した。
「おれ、どうかしている。この頃、確かにどうかしているんだ」
うまく繋がる言葉が出てこない。
「しようがないわ。お兄ちゃんは男なんだから……」
その言葉でさらに安堵感がひろがった。
みさきはおれを許してる……。
そう思うと急に体から力が抜けて、リラックスした気分になった。それに、みさきの気を遣った言葉もうれしい。
524 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:36:11 ID:EYCHSNNM
「おれ、お前に男を剥きだしにした、いけないことをやったり、やらせたり……」
「お兄ちゃんは……」
二人の目が合った。みさきはその瞬間だけ、思いつめた表情をした。
「のぞみお姉ちゃんのこと、好きなの?」
「そりゃそうだよ。みさきのことだって大好きさ」
「ううん。男対女の関係で好きなのかって聞いているの」
「…………」
そこまで言われると言葉がつまった。みさきに「その通りだよ」とはとても言えたものではない。
「おれには、よくわからないよ」
そう答えるしかなかった。
「とても危なく思える時があるの」
「……危ない? どういうふうに?」
「私だって女だからわかるの。ちょっとしたこととか、のぞみお姉ちゃんを見ている時の目とか。とにかく、ピンとくることがあるの」
「だから、それがおれにはわからないのさ」
実際に大輔自身、みさきに指摘されたことについてはまったく気づかなかった。しかしみさきの言うことには納得する部分があった。
「鈍感なんだわ」
きつい語調だったので、びっくりしてみさきを見た。みさきもまた見かえしてきた。目には強い光が宿っていた。大輔はたじろいだ。
「お兄ちゃんは、私のことどう思っているの?」
強い口調はつづいていた。
「だから、好きだって言っただろ」
「私だって好きだもん。うまく言えないけど、お兄ちゃんが恋人のような存在だったらいいなって思ってる」
あまりにストレートな告白に、ドキドキした。告白せざるを得ないみさきのぎりぎりの心情を思うと、いじらしさ、不憫さが胸に痛く突き刺さった。
525 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:37:02 ID:EYCHSNNM
「だから私、お兄ちゃんにはなんでもしてあげられたの」
みさきにさせてしまった罪作りな行為は、大輔にとって甘い思い出だった。あの時のみさきの奉仕は、大輔を恋人、あるいはそれに近い存在として心のなかにとらえていたからできたことなのである。
「のぞみお姉ちゃんは美人だし、魅力的だから、お兄ちゃんの気持ちが傾くのはわかるわ。でも、駄目。のぞみお姉ちゃんにはお兄ちゃんを渡せない。渡したくない」
「みさき、おれたち兄妹なんだぞ……」
「いやっ! 私だって女よ。お兄ちゃんにいろんなことをしてあげたのは、自分の気持ちに嘘をつけなかったからよ。まだのぞみお姉ちゃんとなんでもないのなら、私を……抱いて」
横から体をぶつけるようにして抱きつかれると、その勢いに押されて大輔はみさきをかかえたままベッドに倒れこんだ。柔らかな女の肌は熱かった。
大輔のなかで、制動に歯止めはきかなくなっていた。強く抱きしめた。二人の唇が重なった。
昨夜の鮮烈な体験に欲望の残り火はくすぶりつづけていた。みさきとの危険な会話に刺激を受け、挑発されていた肉体はすぐに反応を示して、一気に勃起した。
それを大胆にもみさきの手がしっかりととらえた。パジャマの上からとはいえ、女の手の感触にまさるものはない。
「ああああ、みさき……」
みさきはデリケートな手さばきで、パジャマの布地ごとこわばりを揉んだ。兄に奉仕した時の感じを思いだし、摩擦を繰りかえす。
大輔はあお向けになって、すべてを任せる体勢をとった。
「昨日みたいにして、いい?」
妹の積極さを拒むことなど到底できない。大きくうなずいた。
すぐにパジャマズボンが、パンツごと脱がされてしまった。
またみさきに見られている……。
その疼くような感覚が、いっそう肉棒に力を注ぎこむ。
「ああ……」
声をもらしたのはみさきだった。
526 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:38:17 ID:EYCHSNNM
「どうした?」
「だって……だって……こんなに大きいんだもん」
もうすっかり声がかすれてしまっている。
「だから女性は大変なのさ」
「大変なんかじゃない。普通だわ。女はごく普通に受けとめるわ」
「だって、お前は今、こんなに大きいって、怖そうな声を出したじゃないか」
会話そのものが危険をはらんできていた。
「見た目が大きいからそう言ったんで、私は少しも怖がってなんかいないよ」
要領を得てきたのか、みさきの手の動きに次第にスムーズさが加わった。
大輔は唸った。正直な声が自然と出た。
「気持ちいいのね」
みさきの目は、大きく膨らんだ亀頭部分の先口にとまった。すでに透き通った液体がこぼれそうになっていた。昨日の噴射が頭のなかに甦った。
いつ飛びだしてくるんだろうか。さすがにまだそこまではわかっていない。
「出そうだよ、みさき……」
赤い顔をして天井を見つめ、シーツを掴み、ヒップをいやらしく動かす兄を、心底から可愛いと思った。
あたりを見まわした。なにもない。右手を動かしつづけながら、みさきは左手ひとつでパジャマズボンとパンティを脱いだ。
「ああああっ」
大輔の腰が激しく躍った。みさきは脱ぎ捨てたばかりのパンティで亀頭を覆った。手のなかで肉棒が一気に膨張し、跳ねた直後に、パンティはまるで水でも注がれたようにぐっしょりと濡れた。
パンティの薄い布地に染みこんだ精液が、生温かさを手のひらに伝えた。みさきは急速に萎えていく肉棒を、いかにも不思議そうな表情でいつまでも眺めた。
527 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:39:08 ID:EYCHSNNM
それからみさきはパンティをベッドの下に置き、代わりにパジャマのズボンで、まだ未練げにひくつきながら白いスペルマをタラタラと流しつづけている亀頭を、何遍も丁寧に繰りかえし拭き清めた。
そうしながら、何度も太腿の付け根をもごもごと擦り合わせた。女の秘園は生々しい現実を見たことで興奮し、燃えるほど疼き、そして濡れそぼっていた。
大きくなったり、小さくなったり……とても可愛い……。
そんな思いが、執拗な拭き方となって表われた。当然、肉茎は刺激を受ける。それに、みさきのいじらしいほど感情のこもったやり方や表情を見ていたことで、大輔の気持ちの高ぶりも大きかった。
心身両面の刺激は、ほんの少し前に吐射したばかりの分身を甦らせるのに充分な役割りを果たした。
「ああ……」
みさきの感嘆の声と、復活しつつある肉棒に注がれた目を見ていると、大輔の内部に荒々しい風が吹きはじめた。
「みさき、おいで」
その呼びかけにみさきが反発すれば、潔く引きさがるつもりだった。なのにみさきは、ちょっとはにかんだ表情をすると、すぐに大輔の横に身を横たえた。まるで新婚の夫に呼び寄せられた初々しい新妻のようだった。
大輔は激しい射出のあとなので気持ちには少しゆとりがあったが、あえて手順を踏まず、いきなり妹の下腹部に手を伸ばし、内腿を割るようにして亀裂周辺をまさぐった。
「ああン……」
両腿がきつく閉じられたのもほんの一瞬で、大輔の指先が蠢くと、みさきはフーッと熱い吐息をついて、だらしなく両腿から力を抜いてしまった。
「お前、こんなに濡らして……」
大輔の驚きには、男としての喜びが含まれていた。
「だって……自然と濡れるんだもん」
しがみついてくる妹を抱きしめながらも、下腹部に這わせた指先には自分の意志をこめて終始、動かしつづけた。
528 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:40:03 ID:EYCHSNNM
年端もいかない美少女にも快感はある。腰が妖しく躍った。大輔の指先はともすると柔軟な粘膜に絡みつかれそうになる。
「お兄ちゃん、気持ちいい」
「もっとよくなっていいよ」
「あああーン……お兄ちゃん」
しかし指先は、ほとんど膣の入口あたりで強い抵抗に出会った。小さな窪みのようなものが感じられるが、遮る力が強くてそれ以上の侵入はいかんせん無理だった。仕方なくふくらみに向かって亀裂を逆撫でることにした。
中指の腹が偶然にも包皮をめくり、肉芽を刺激する結果となった。少女の腰の躍動が、一段と顕著になり、愛汁が奥から溶けだした。大輔の指先ははっきりとそれを感じ取った。
可愛い妹が興奮しているという事実に、大輔は狂喜した。兄という立場を忘れ、自分が独り占めしたいと思った。他の男に妹のこういう女らしさを知られたくないと思った。
それが道徳的観念や倫理的な考え方を彼から奪い去った。現実的な一人の男になっていた。
もう言葉は必要ない。行動だけが残されていた。
みさきがいやがればやめるつもりだったが、実際そうなってみれば、狂暴になって自分の欲望だけを先行させていたかもしれない。しかし、みさきは無抵抗だった。大輔の望んでいることを無言のまま受け入れたのである。
大輔がみさきの下半身へ移動しつつある時、本人が望まないならすぐに意思表示するはずだ。それがまったくないばかりか、ずりさがるにつれて、みさきの両脚も少しずつ開いていった。
おれに奉仕するつもりなんだろうか? それともみさき本人も望んでいることなのだろうか?……
考えてみたが大輔にはわからない。ただ、女の子といえども性的欲望があることは理解できる。
細くくびれたウエストや、可愛らしいヘソを見ていると、溌剌とした若さを感じた。
529 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:41:00 ID:EYCHSNNM
さらにさがってふくらみをまともに見ると、急にみさきがなにもかも承知している熟女のように見えてきた。しかしふくらみを覆う茂みの少なさに、なぜかホッとするものを感じた。
いつだったか大須賀が、女の多毛はホルモン過多で淫乱と教えてくれたことがある。すべてがそうとは言いきれないが、一応の理屈としては理解できる。
みさきの鼠蹊部の切れこんだ奥からは、明らかに女を意識させる匂いが立ち昇っていた。鼻先で擦るようにして恥毛をそよがせると、両脚が震え、そして揺れた末にまた大きく開いた。
指先で亀裂を覆っている陰唇をめくりあげた。露わになった割れ目が小刻みに痙攣し、奥から露がスーッと垂れて会陰部のほうへ消えた。
大輔はいろいろの方法を考えた。なによりも苦痛や恥ずかしさを与えないで愉しみたい。
下半身は剥きだしでも、まだパジャマの上は着ている。全裸にして若い肉体をすべて網膜に灼きつけたかったから、座り直して上衣のボタンをはずした。
みさきはどういうわけか大輔を見ている。今、自分がされていることに無関心というか、気がつかないというか、そんな感じだった。ただ、目には少女らしからぬ光が宿っていた。
非難されていると思ったが、そうではなかった。上衣から腕を抜く時、みさきは協力するように自ら両手をくぐらせたからである。それだけではない。上衣をベッドの足もとへ投げてしまった。
シーツに横たわっているのは、まぎれもなく16歳の女体だった。
大輔は何年も前、いつもみさきと一緒に入浴していた頃を思いだした。洗い椅子の上に座り、大輔が体の隅々まで洗ってくれるのを待っている。あの頃とよく似たみさきの態度だった。
大輔の心に、罪悪感がかすめた。だが彼自身、もう歯止めがきかないことはわかっていた。
みさきだって、ここまできた以上は、望んでいるのかも……。
そんな都合のいいことを何度も自らに言い聞かせ、乳房を手のひらにくるんだ。
深い溜め息がみさきの口からもれた。
530 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:42:18 ID:EYCHSNNM
女の生臭い匂いを、大輔は敏感に嗅ぎ取った。
軽く揉みながら、もう一方に舌先を向けた。ピクンッと動いたきり、静かになった。だが両方の乳首が急速に硬くしこってくるのを手と舌が感じ取った。
すると、それまで静かだった女体にうねりが押し寄せた。顔を左右に振りながら、みさきは両手を宙に泳がせる。胸が大きく反りかえる。
大輔は再びずりさがると、すぐに潤いを増している秘唇をめくり、唇を押しつけた。
「あ、そんな……」
舐められるという行為は、まだ16歳の少女にとってはショッキングなもののようだ。あわてて頭を下腹部から引き剥がそうとしたが、その力は急速に失われた。曖昧に後頭部を撫でまわすだけである。
ところが、腰はせりあがる。下半身を兄の舌に押しつけた。
それにつれて、曖昧だった手の動きに、はっきりと意志が表われた。後頭部をまさぐっていた手が、今度はかかえこんで引きつけた。
「ああン……」
自分の行動や、声を出していることも、みさきには自覚がないようだ。快楽を得たいという女の本能が、知らぬ間に行動や声に表われたのだろう。
大輔は欣喜雀躍し、丹念に舌を使った。陰唇をめくっては愛汁をすすり、時には鼻の先端でクリトリスらしき肉の突起を摩擦した。
本当に処女だろうか……。
そんな心配をしたのは、あまりにも愛液の湧出が激しかったからだ。
舌を膣口にくぐらせた。少しだけ内部のぬるついたあたりを小突くのだが、どうしてもそれ以上は壁のようなものに遮られて前に進めない。なのに溢れでる愛液はすさまじい。
妙な矛盾を感じつつ、指先も動員することにした。ツルツルの愛液の助けを借りて粘膜を掃くと、ついにヒップが躍った。
「クッ……クッ……」
喉の奥で鳩が啼くような声を出す。おそらく必死に歓びの声が出そうになるのを耐えているのだろう。
531 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:43:10 ID:EYCHSNNM
可憐さと小妖精の悪魔的魅力が同居しているその姿が、17歳の若者にどれだけのエネルギーを注ぎこんだことか。
とうとうみさきは半ば泣きだした。感きわまった涙であることは疑う余地がない。
どれほどの歓びが妹の体を包みこんでいるのか、大輔は知りたかった。男の呆気ない放出の瞬間の歓喜よりも何倍、いや何十倍も素晴らしい感覚が訪れているに違いない。
そうしてやっているのが自分だと思うと、そのこと自体も男の喜びとなる。
男は射精だけを目的にするなんて、愚の骨頂だな……。
大輔は今、もっとも基本的な性的技巧のひとつを学んだのだ。疲れなど微塵も感じなかった。
可愛いみさきを、もっともっといい状態に高めてあげたい。もっと気持ちよくさせたい。昨夜や先ほどのみさきの健気な奉仕の返礼とばかりに、舌と指を駆使した。
気持ちはストレートにみさきに伝わり、それが具体的な形となって表われた。
洪水さながらの愛液。うねる女体。嗚咽しているかのような歓びの声。すべてが大輔にはたまらなく刺激的であったし、うれしかった。
顔も手も、みさきの女体から溢れでた愛液で濡れた。部屋には、いかにも甘ったるい少女の匂いを駆逐した強烈な性臭が生々しく充満した。
おっ!?……
ふと視線をあげた大輔は、胸の内で驚きの声をあげた。
切なくてたまらないといった感じで、みさきの手が乳房を握りしめていた。しかも両方の乳首が人差し指と中指の股の部分から頭を出している。ピンク色の美しい乳輪の中央に埋もれていたものだ。
無意識にそうやっているのか、もっと強い快感を求めて意識的にやっているのか定かではないが、いずれにしても煽情的な光景であった。
大輔は陰茎の痛みに気づいた。大袈裟ではなく、今にも張り裂ける感じである。
532 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:44:29 ID:EYCHSNNM
カウパー腺液が亀頭だけでなく、幹からさらに睾丸をくるんだ袋にまで垂れて、ぐしょぐしょに濡らしていた。それを見ると、やはり限界が近いことを知った。
こんなに膨らんでしまったものが、挿入できるんだろうか?……
みさきの秘密の花園があまりにも狭小なために、その心配は兄として当然だった。
痛ましい気がする。しかし女の身として必ず経験しなければならない関門である。他人には任せたくない。みさきだってそのつもりになっているから、こうしてすべてをさらけだして横たわっているのではないか。
「みさき、そっとするからね。力を抜いて」
しかし大輔のほうが緊張していた。
中腰になった。力の限界を示すかのように屹立している肉棒は、ヘソに向かって下腹にほとんど張りついている。それを引き剥がすようにして、やっと膣口に当てがった。
ヌメッとした生温かい感触が伝わると、ゆっくり押した。
「あっ……」
小さく叫んだみさきが上にずりあがって逃げた。だが両手は宙に泳いでいる。
「みさき、やめてもいいんだよ」
果たしてその時「やめて」という返事がかえってきても、やめられたかどうか。いや、絶対できない相談である。
みさきはかすれた声で「いいの、きて」とだけ言った。
「ごめん」
また押した。みさきは逃げないで、しっかりと大輔の腕を取った。
押した。みさきの顔がのけ反った。メリッと音でもたてそうにして、亀頭部分が肉襞のなかに沈んだ。
「ああっ、みさき!」
火照った肉壷がこわばりを絞りあげた。
歯を食いしばって堪えているみさきに、これ以上長い苦痛を与えたくない。大輔はもう一度「ごめんよ」と小さく叫ぶと、思いきって腰を沈めた。
533 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:45:10 ID:EYCHSNNM
それまで壁にぶち当たっていたようになにかが遮っていたのだが、それが一気に取り除かれた。
入った!……
肉茎はほとんど根元近くまで赤い肉の裂け目の奥に姿を消していた。
夢中でしがみついてくるみさきがいじらしい。可愛くてならない。しがみつくという行為で、股間に生じている苦痛を忘れようとしているのだろうか。
おっ!?……
肉棒にじっとりまつわる粘液を感じた。
ひょっとすると!?……
それは、今までのヌルヌルしたものとはどこかが違っていた。大輔はゆっくりと胸を重ねた。そして少し上体を揉んだ。そうすることでひしゃげた乳房を刺激し、乳首を揉んだ。
みさきの体は時折り震えた。それが苦痛からくるものか快感がもたらすものか、大輔には見当がつかなかった。
脚が大輔の重みによってさらに開いた。
「まだ痛いかい?」
おそらくみさきは処女だったという確信に近い気持ちが、彼を優しくいたわりのある人間にさせた。
みさきはきつくしがみついたままうなずいた。
苦痛に馴れてくると、大好きな兄とひとつになったという充足感に酔った。それが陶酔となり、恍惚感となった。
実質的な快感とはほど遠いものであったにもかかわらず、大いに満足した。
「ああ、みさき……おれ、もう……」
兄のうわずった声が耳に心地よい。そしてその声がなにを意味しているのかがおぼろげながらわかった。
ぎごちなく大輔は腰を遣い、何度か抽送らしきことをした。しかし、もはや迫りくる快楽の波に打ち克つことはできなかった。
「みさき、出る! 出るよ」
異様に興奮した声と同時に、肉棒が胎内で強烈に打ち震えた。
16歳の美少女の奥深いところで熱いスペルマが放たれた時、みさきは至福のなかにいて、男の歓びの精をしっかりと受けとめた。
終
乙。
なんか文学的修辞つーのか、言い回しがオモシロいとおもう部分と
チョトくどいかも・・なあんてオモチャッタリした部分も・・でも大作乙ですた
536 :
名無しさん@ピンキー:05/03/04 21:05:18 ID:4mAMlxdG
TLSSの神谷さんかやっこの書いてくれる人いないかねぇ?
538 :
名無しさん@ピンキー:05/03/10 20:48:18 ID:lMLI34B+
ちょっと質問です。
TLSSのエロSSでも書こうと思ってるんですが…
誰のを書こうか迷ってるんですよね〜
個人的には神谷さんが一番好きなんですが…
神谷さん・やっこ・桐谷さん
の中でどれが一番読みたいと思いますか?
パトスの赴くままに姫でいいんじゃないのかな?
一本ヌいて「すっきり」したところで
次なる欲望に向かって、やっこでもサトミンでも萌え燃え転がればよろしいと
抜ければ誰でも大歓迎。
TLSは主人公とのワカーンが原則ですよ。
俺は里民が好きだけど
い っ そ 4 P で
個人的にはやっこだけど、まず書きたいので書いたらいいのでは?
やはり必要なのは自分のそのキャラへの愛だとおもふ・・・
漏れは姫も好きだし。
おれ
>>577じゃないけど、
Sの弥子のSSを書いてみた…
エロ書くの初めてだったんで、どうもうまく行かなかったけど、せっかくなんで貼りますね。
実用性は…あんまりないかも。書きたい内容をそのまま書き連ねたんで長いしw
あと10分ぐらいしたら投下開始します。
トリップつけるんで、無視したい人はあぼーんよろ。
Sの弥子と森崎勇太和姦です。
夕暮れの住宅街、いつもの学校の帰りの道で、
「今日、勇太の家、寄っていい?」
何気ない調子で弥子がそう言ったので、勇太もいつもの調子で「ああいいよ」と答えた。
二人が付き合い始めて約2ヶ月。
勇太は最近ようやく弥子のことを「恋人」として見れるようになったけれど、でもまだ「幼馴染のやっこ」という気持ちが先にたってしまう。
時間を合わせて一緒に登校するのも、弥子の部活終わりを待って一緒に帰宅するのも、遊びに行くのも、それ以外の何もかもが幼馴染の「ソレ」の延長のように思えてしまう。
そして、ふと「恋人としての弥子」という当たり前のことを改めて思い出し、どうしていいか分からなくなるときもあった。
ともかく、二人は夏休みの間、長い長い時間を一緒に過ごし、お互いの「好き」という気持ちをより確かなものにしていった、はずだった。
「何でわざわざ聞くのさ?」るり姉は部活と予備校で毎日遅いし、父親は仕事でいつもいないことぐらい、弥子も知っているはずだった。
「そんなの、礼儀以前の問題でしょ。何も言わずにひとの家に上がり込んだらおかしいじゃない」
「ま、そうだけど」
「………ほんと、勇太は抜けてるんだから」
ふ、と息を吐いて弥子があきれたような声で言う。
「なんだよ。僕の漫画読みふけって、夕食まで食ってくのが、礼儀にかなってんのかよ」
売り言葉に買い言葉で、思わずそう言い返してしまう勇太だった。
「…いいじゃない。勇太の家で何したってさ」
そう言って弥子は不機嫌そうにそっぽを向いた。ならんで歩く勇太から表情はよく分からないが、大体どんな顔しているかは想像がついた。
痛いところを突かれたときの定番、ふくれっつらだろう。弥子お得意の「自分ルール」が飛び出すのは決まってこういうときだ。
…まあ、最近は勇太も、そういう弥子をかわいいと思えるようになっていたが。
ふと、勇太の脳裏に閃くものがあった。そこで勇太はわざとそっぽを向いてる弥子の正面に回りこんで、言った。
「…この前のスマブラ大会のリベンジしたいんだろ?」
この前(といっても3日ほど前だったが)、珍しく早く帰ったるりと三人でゲーム大会を開き、弥子はこてんぱんに負けたのだった。
「昔から弥子は負けず嫌いだからなあー」
弥子の前を歩きながら、わざとからかうようにそう言うと、
「こ、子供じゃあるまいし、そんなんじゃないわよ!」
弥子は顔を真っ赤にして叫んだ。
「………」
「ん?何か言ったか?」
前を行く勇太には弥子のつぶやきは聞こえない。
「なんでもない!」
勇太の背中にべーっ、と舌を出す。それに気づかず、先を行く勇太。
弥子はふと寂しそうな顔をして、もう一度さっきつぶやいた言葉を口にする。
「そんなんじゃ、ないのに」
「で?どうする?今からゲームする?」
家について居間に入るや否や、勇太は弥子に尋ねた。
ちなみに森崎家には勇太の自室にあるゲーム機しかない。だから居間の大きなテレビで遊ぶにはセッティングが必要だった。
「だから、ゲームしたいんじゃないって、言ってるでしょ!」
「はいはい」
ムキになって勇太に言い返す弥子の言葉を聞き流しながら、勇太は台所に入っていった。
「じゃあ、僕の部屋で待っててよ。今お茶入れるから」
「………わかった」
弥子は居間に投げ出してあった勇太のカバンをひろうと、小走りに二階へと上がっていった。
「おまたせ…ありゃ?」
紅茶のポットとカップ2つを乗せたお盆を持って自分の部屋に入ると、勇太はそんな間抜けな声を出した。
と、いうのも、いつもなら勇太のベッドに寝転んで漫画を読んでいる弥子が、今日は神妙な様子で部屋の隅に座っていたからだった。
それもドアのすぐそば、窓から一番遠い位置に、クッションをしいて、膝を抱えるように座っている。
「なんでそんなとこに座ってんだよ?」
「なんだっていいじゃない」
「そんな隅っこじゃ話にくいだろ。こっちにこいよ」
お盆を自分の机に置きながら、勇太は言った。
「………やだ。勇太がこっちに来て」
「はぁ?」
思いがけない言葉に勇太の口から間抜けな声第二弾が漏れた。
とりあえずお茶はそのままにして、勇太は弥子の隣にぺたり、とあぐらをかいた。
「どうしたんだよ。今日は何か変だぞ」
膝をかかえたまま、身動きしない弥子の様子に、流石に勇太もいつもと違う何かを感じていた。
「別に、変じゃないよ」
弥子は膝の間に顔を隠すようにしてそう言った。
「気分でも悪いのか?それなら薬でも」
部屋に射し込む夕日のせいでよく分からないが、弥子の顔がやけに火照って見える。勇太は本気で熱があるんじゃないか、と考えていた。
「………そんなんじゃないって」
「でも、今日の弥子、本当に変だぞ」
勇太は腰を浮かすと、弥子の顔を良く見ようと、よつんばいの体勢で近寄った。
こんな弥子は初めてだった。
小さいころから、とにかく思ったことはすぐに口に出し、即実行するのが弥子の特徴だった。だからこそ、勇太は長年の弥子の内に秘めた自分への思いに気づかなかったのだが。
「どうしたんだよ。とにかくはっきり言ってくれなきゃ、わかんないよ」
しかし、弥子はじっと押し黙ったままだ。ふう、と小さくため息をつくと勇太は弥子のすぐ隣に座った。
1-2分経っただろうか。
弥子が意を決したように顔を上げると、勇太の方を見た。
「………あのね。私たちが付き合いだして、もうすぐ2ヶ月よね?」
突然弥子が口を開いたので、勇太はびっくりして彼女の顔を見つめた。
「うん。それくらいかな」
今が9月終わりで夏休み直前に付き合い始めたから、大体そんなもんだろう、と勇太は頭の中で計算した。
「………本当に?」
意外な弥子の質問に、今度は勇太が問い返す番だった。
「『本当に?』って言われても、『本当だよ』としか言えないよ。だって僕が告白して、それで付き合おうって…」
「私の言ってるのは、そんなことじゃないの!」
弥子の叩きつけるような口調に、勇太は言葉を失った。
「………私、ずっと不安なの。勇太が好きなのは『幼馴染のやこ』で今の私じゃないんじゃないかって。だって、二人でいる時、勇太はすぐに『昔の弥子は』『あのときの弥子は』って、昔の話ばっかりするんだもん」
勇太は自分を見つめる弥子の瞳を覗き込んだ。そこにはうっすらと涙がにじんでいる。
「もっと今の私を見てよ!もっと私を女の子として扱ってよ!私はいつまでも、引越ししたときの小学生のままじゃないの!」
そこまで言って、弥子は黙った。しかし、その目はまっすぐに勇太のそれを見ている。その口ぶりの激しさに勇太も言葉を失って、二人はただ見つめあった。
もう弥子の目からははっきりと涙がこぼれている。そして、その頬は夕日の中でもはっきりと分かるほど紅潮していた。
「だって………」
つ、と弥子は目をそらすとか細い声で続けた。
「え?」
「だって、私勇太にキスもしてもらってない………」
弥子の言葉に、勇太はとまどった。あの弥子が、あのやんちゃなガキ大将のようだった弥子が、僕にキスをせがんでいる?
でも、確かに弥子の言うとおりだった。二人の関係は幼馴染のままだった。
いや、勇太は怖かったのかもしれない。二人が幼馴染ではなく、恋人になったとき、本当にちゃんとした関係を築いていけるのか、を…。
だから、これまでずっと幼馴染という関係を壊さないように振舞ってきたのかもしれない。
「ごめんな、弥子」
勇太の言葉に、弥子は再び顔をあげた。
「ごめん」
勇太はもう一度そう言うと、自分の顔を弥子の顔にすっと近づけた。
お互いの息が感じられるほどの距離で、二人はまた見詰めあった。そして、弥子の顔には、勇太の突然の行動に対する驚きと、とまどいが浮かんでいた。
「僕が、弥子の気持ちに気づかなかったから。弥子に寂しい思いをさせた。ごめんな」
そういうと、勇太は唇を、弥子の唇にそっと重ねた。
唇が離れたとき、弥子はまだ何が起こったのか信じられない、という顔で勇太を見詰めていた。
「こ、これでいいだろ?これからは、もうそんなこと言うなよっ」
勇太は気恥ずかしさから、弥子の視線から逃れるように顔を背けてしまった。
すっ、と弥子のスカートがすれる音がして、弥子が立ち上がる気配がした。勇太は弥子を見ることも出来ず、体を強張らせて目をつむって、弥子の次の行動を待った。
自分の顔に熱い吐息がかかるのを感じて、勇太はうっすら目を開けた。
弥子の顔がすぐ目の前にあった。
「………今度は、私がしてあげるね」
弥子はそういうと、目をつむって勇太と二度目のキスをした。
勇太は、二度目でやっと弥子の唇の感触を感じる気持ちの余裕を持つことが出来た。しっとりと濡れた弥子の唇は、これまで勇太が触れたどんなものより柔らかく、暖かいように思えた。
勇太が弥子の唇の感触を味わっていると、自分の唇にもう一つ別の柔らかな感触が当たるのを感じた。
それはまるでドアをノックするように、勇太の唇を突き、こじ開けようとしている。
勇太は突然のことに一瞬パニックに陥ったが、やがて全てを察し、そのやわらかな感触−弥子の舌−を受け入れた。
二人のぎこちない「大人のキス」は、それからしばらく続いた。最初はおずおずとだった二人もやがて狂おしくお互いの唇を求め合い、舌を絡めあった。
勇太は、舌を使って自らの口腔を大胆に刺激する弥子に、彼女のこれまで積み重ねられた自分への思いを感じ、とまどうよりも愛おしいと思った。
長いキスが終わって唇と唇が離れると、二人は放心したようにお互いの顔を見つめあった。
激しく息をする勇太は、自分の下半身の変化に気づいていた。勇太の「それ」は体を包む脱力感とは正反対に、ズボンの中で熱く、硬く怒張していた。
「………勇太のエッチ」
そう言われるまで弥子の視線が、自分の下半身に注がれていることに勇太は気づいていなかった。言われてあわてて勇太はズボンの前を隠したが、もはや言い逃れは出来なかった。
しかし、弥子の口調には非難の色が伺えなかった。勇太が戸惑っていると、弥子は勇太の隣にもたれかかるように座り、頭を勇太の肩にあずけてきた。
勇太の鼻を弥子の髪の匂いがくすぐる。
「………勇太………しても、いいよ」
やがて、弥子は勇太を上目遣いに見詰めながらささやいた。
「いいの?」
勇太はおずおずと聞き返す。
「うん」
そういうと、弥子は勇太の胸に顔をうずめるようにすがりついた。
「本当に、いいの?」
「うん。だって………私もエッチな気分になっちゃったから…」
消え入りそうな声で、そう告白する弥子の声を聞いて、勇太の最後の精神のタガは弾けとんだ。
「じゃ、じゃあ、とりあえず立とう」
勇太がそう言って、わたわたと腰を上げると、それにあわせて弥子もゆっくりと立ちあがった。しかし、その体は勇太にしっかりと寄り添ったままだった。
立ち上がったまま、勇太がどうしていいか分からず凍り付いていると、
「あ、あのね?い、今から服脱ぐけど、恥ずかしいからこっち見ないでよ?」
「う、うん」
「…もし見たら、ぐ、グーで殴るからねっ」
「み、見ないって…僕も脱ぐから………」
「じ、じゃあ、終わったら『いいよ』って言うからねっ」
そういうと、弥子は勇太に背を向けると、制服のチャックにさっと手をかけた。
あわてて勇太も背を向けると、急いで制定シャツと学生ズボンを脱ぎ、下着がわりのTシャツを脱ぎ捨てた。
………ぱさっ ………ぱさっ
背後から聞こえる、弥子が服を脱ぎ捨てる衣擦れの音が、勇太の興奮をますます掻き立てていった。
そして、振り向いてその様子の一部始終を見たいという思いが、否応無く高まったが、どうしても振り向く勇気が、そのときの勇太の心からは沸いてこなかった。
実際はほんの数分だったろうが、弥子が服を脱ぐ間が、勇太には1時間にも感じられた。
「………いいよ」
弥子の声に、勇太はおずおずと振り向いた。
薄いブルーのスポーツブラと、それにあわせたショーツだけを身に着けた弥子が、胸と秘所を手で隠すようにしてそこに立っていた。
勇太はしばらく、声を失って弥子の姿を見つめ続けた。
普段と何も変わらない自分の部屋に、愛しい恋人が下着姿で立っている。その非現実的な光景が、勇太の興奮を誘った。
勇太の視線にさらされることが恥ずかしいのか、弥子の顔は火照ったように赤く染まっている。いや、体全体がまるで熱をもったように桜色に染まっている。それは薄暗い部屋の中でもはっきりと見て取れた。
「…こっちおいでよ」
弥子が目を伏せたまま、立ちすくんでいるので、勇太は勇気を振り絞ってそう誘った。弥子は小さくうなづくと、勇太の元にそろそろと歩み寄った。
二人が並んだところで、とりあえずベッドに腰掛けさせようと、勇太は弥子の肩に触れた。
「ひっ」
びくっ、と弥子の体が振るえ、勇太の手を拒絶した。弾かれたように勇太の手が離れる。彼女の体が強張っているのが、傍目からも良く分かった。
「…怖いの?」雄太は恐る恐る聞いてみる。
「…大丈夫、ちょっとびっくりしただけ」
「本当?」
その質問に、弥子は小さくうなづいただけで肯定してみせた。そして、勇太の意を察して、自らベッドの端に腰掛けた。
勇太もその傍に腰掛けたが、弥子の体に触れることはためらわれた。だがその一方、一刻も早く弥子の体を隅々まで触ってみたいという思いが高まるのを抑えることが出来なかった。
二人はしばらく視線を合わせないまま黙っていたが、やがて弥子が意を決して言った。
「…ね、もう一回キスして・・・?」
その声には、いつもの弥子には決してない、甘えるような響きがあった。勇太はその思いに答えるように、弥子に熱情的なキスを浴びせた。
お互いの唇を重ねあいながら、勇太は一方の手でそっと弥子の手に触れた。すると、弥子が口づけと同じような激しさで、勇太の指に指を絡めてくる。
勇太はもう一方の手で弥子の体を引き寄せる。弥子はそれに答えるように自らの体を勇太のそれに預け、自らの腕を勇太の背中に伸ばした。
「…勇太、大好きだよ。勇太…」
「弥子、弥子…」
二人は両腕を互いに絡ませながら長い長いキスを続けた。
やがて、二人は崩れるようにベッドに横たわった。
勇太が弥子に覆いかぶさるようにしながら、キスは続いた。
「ン、んン………ふうン…」
キスの間に、弥子の唇からそんな吐息が漏れ始めた。勇太はキスを弥子の唇から頬、耳たぶ、そして首筋へと浴びせていった。
「んっ、そんな、変なところ、キ、キスしないで…」
だが、言葉とはうらはらに、弥子はうっとりとした声をあげ、空いた手で勇太の頭を掻き抱いた。
勇太はキスと同時に、右手を弥子のブラで覆われた手へと伸ばし、水色の布地の上からそっと触れた。弥子が拒絶しないのを確認すると、雄太は彼女の胸をブラの上からじょじょにもみ始めた。
「ま、待って。激しくすると、ブラ伸びちゃうから………脱ぐから待って…」
「あ、ご、ごめん」
勇太が体を少し話すと、弥子は手早くブラのホックを外し、枕元に置いた。
ブラジャーが外され、その下からふっくらした双丘が姿を現した。それは弥子の小麦色の肌とは対照的に白く、ふっくらと盛り上がり、その頂上には小さく桃色の乳首が、ちょこんと乗っていた。
勇太ははじめて見る、若々しい乳房に、しばらく毒気を抜かれたように見とれた。
「…そんなに見たら、恥ずかしいじゃない…」
「で、でも………競泳用水着の時見るより、大きいし…」
「ば、バカっ。変なこと言わないでっ…」
「でも、すごくきれいだし………」
勇太は思ったままの感想を、自然に口にしていた。弥子の胸は、決して大きくはなかったけれど、グラビアなどで見るそれよりはるかに初々しく、清純な美しさを持っているように見えた。
「な、キスして、いいか?」
「えっ………うん、いいよ…」
弥子の許可を受けるか受けないかという早さで、勇太は弥子の片方の乳房を口に含んだ。
まず柔らかな白いふくらみにキスし、その柔らかさを味わったあと、その乳首にそっと吸い付いた。
「あっ、んン。へ、変な感じ………あ、赤ちゃんにおっぱいあげてるみたい………」
勇太は次第に固くなっていく乳房を思う存分吸い上げると、こんどはその先端を舌で転がし始めた。同時に、もう片方の乳房をゆっくりと揉みほぐしていく。
「や、やさしくしてね…」
懇願するかのような弥子の言葉を無視して、勇太は乳房を次第に荒々しく揉みはじめた。
はじめ、はっきりとした反発を伴っていた乳房は、やがて勇太の指に吸い付くような柔軟さとほどよい弾力を持ち始め、勇太の愛撫を受け入れていった。
そしてそれにあわせて、弥子の口から荒い吐息が漏れる。
「んン、ふ、ふうン、あっ………ば、バカァ…やさしくって、言ってるのに…」
初めて経験する痛みと快楽にとまどっているのか、押し殺したような声で弥子が呟く。
「でも、弥子気持ちいいんだろ?」
「そ、それは…」
「もっと気持ちよくしてあげる」
言いながら勇太はより激しく愛撫とキスを浴びせる。勇太は、もう最初の戸惑いを完全に捨てきっていた。弥子に快楽を与えるということ、それだけに全精力を注いでいた。
それは初めての、ぎこちないものだったが、弥子が自分の愛撫で快楽を感じているという事実が、勇太をますます大胆にしていった。
「フうン、あっ、あン、あっ、あっ…」
弥子の吐息と、乳房を吸う粘り気を含んだみだらな音が、呼吸を合わせるように重なる。
そして、弥子の声とも吐息とも付かないものが、次第にそのトーンを高めていく。やがて、それは短い吐息の連続となっていった。
ふいに、勇太が乳房から顔を離した。
「どうしたの………?」息を整えながら、弥子は聞いた。
勇太が、ちょっと不安そうな顔で尋ねる。
「下、脱がしていい?」
「くすっ………うん。いいよ…」
勇太の言葉に、弥子はもう何の抵抗も示さなかった。恥ずかしいとも思わなかったし、それが当然のことに思えた。それよりも、ちょっと神妙な顔で聞く勇太が、かわいい、愛しい存在に見えた。
「そ、それとも自分で脱ぐ?」
「ううん、勇太が脱がせて」
その言葉に、勇太は「分かった」とうなづくと、小さなショーツに恐る恐る手をかけた。それを見て、弥子は脱がせやすいように、ちょっと腰を浮かせて手伝う。
小さなショーツは、弥子のしなやかな足をするり、と滑っていって、いとも簡単に脱がされてしまった。
勇太は、脱がせたショーツを放り投げると、改めて弥子の秘所に目をやった。
恥丘はゆるやかな曲線を見せてふっくらと盛り上がり、その先をビキニラインを綺麗に整えられた薄いヘアが覆っている。勇太は、ヘアヌード写真などで見た陰毛より、弥子のそれがはるかに薄いことに驚いた。
「そんな、じろじろ見ないで…」
初めて人前に自分の秘所をさらした恥ずかしさに、弥子は両足でそこを隠した。勇太はゆっくりとその茂みに手を伸ばすが、弥子はますます逃げるように体をひねった。
「弥子、そんな風にしたら触れないよ」
「だって、勇太が変な目で見るから…」
弥子の抗議を無視するかのように、勇太は弥子の秘所をまさぐった。
「ひンっ」
「あっ、ごめんっ。痛かった?」慌てて手を離す勇太。
「だ、大丈夫………。突然触られたから………」
弥子はそういうと、勇太が触りやすいように体の姿勢を変えていく。それに促されるように勇太はまた手を伸ばしていった。
最初にいきなり直接触った失敗から、勇太はまず太ももの裏からそろそろと触っていった。
「…くすぐったいよ、勇太」
弥子がそういって足を組み替えようとする。それをもう一方の手で押さえながら、勇太は内股に沿わせた手を、じょじょに秘部へと動かしていく。
やがてヘアに指が触れると、勇太はしばらくその柔らかい茂みを玩んだ。そして、やわやわと秘所に手を伸ばしていった。
「ん…」
弥子が短い吐息を漏らす。勇太は手を止め、弥子の顔を伺ったが、弥子は小さくうなづいて、その行為を促しただけだった。
驚いたことに、先ほどのキスと愛撫だけで、弥子の秘所はほんのりと湿っていた。その湿り気を塗りつけるように、勇太は割れ目にそって指を動かしていった。
「んっ…、んんっ。………ふうン…」
「まだ、痛い?」
「ううん、…あっ…だ、大丈夫………続けて…」
弥子の押し殺したようなあえぎ声が、勇太の欲情も高めていく。勇太は割れ目に沿って指を動かすうち、弥子がもっとも敏感に反応する部位−陰核−の的確なポイントをつかみ、次第に強く刺激していった。
「ふ、あン、んっ、んっ、んン。ふあっ、や…変な声、で、出ちゃう…」
初め硬く強張っていた弥子の体は、勇太の愛撫に合わせてその緊張をほぐしていく。
そして、じょじょにあふれてくるその愛液を使い、勇太は段々と大胆にその場所をこすり、つき、撫でる。
しかし、指をその中に押し入れようとした試みは、その硬く閉じた入り口で、あえなく阻まれた。しかたなく、勇太は外側の愛撫でより快感を与えられる場所を求めて、指を這わせていった。
「や、やぁン、んっ…ゆうたぁ………ゆうたぁ…」
初めしっかりと合されていた弥子の両足は、いまや完全にリラックスして、勇太の愛撫にあわせ、ゆったりと動いている。
勇太は思い切って、秘所を口で愛撫することにした。と、言うより、直接そこを口に含んでみたいという欲求が、もうどうしようもなく高まっていた。
「ひゃんっ、そ、そんなの………やン、ダメ、ダメだよ………」
最初、指とは全く違う感触に驚いた弥子だったが、すぐにその新たな刺激が生み出す快楽に酔った。
湿り気を含んだ音が、弥子の耳にも届く。その響きが、ますます快感を増大させているように、弥子には思えた。
「ゆうた…はンっ、ねえ、ちょ、ちょっと。ん、待って………」
弥子がそう言って勇太の頭を押さえたので、勇太はそれを中断せざるを得なかった。
「どうしたの…?」
弥子は荒い息をつきながら、仰向けになっていた自分の上半身をゆっくりと起こした。
「今度は、勇太が横になって…」
「え?」
突然の申し出に、勇太はさっぱり訳が分からない。しかし、弥子は強引に勇太の両肩を押さえつけ、ベッドに仰向けに寝かせた。
「今度は、私がしてあげるね…」
「ええっ!?」
勇太の驚きを無視するように、弥子は勇太の下半身に覆いかぶさるように座りなおした。
そして、勇太のトランクスをゆっくりとずり下げていく。すでにカチカチになっていた勇太のそれは、ちょっとトランクスを下げただけで、すぐに姿を現した。
まるで柱のように天を向く勇太の男性自身をしばらく見ていた弥子は、それを小動物を抱くようにやさしく握った。
「…小さいころとは、全然違うんだ…」
そんな感想を漏らしながら、弥子は勇太のそれをゆっくりとこすり始める。
「この前弟が着替えてるの、偶然見ちゃったけど、こんなじゃなかったよ…?」
「そ、そりゃ、今はエッチな気分になってるから…」
「そうなんだ…そんな風になってるんだ…」
弥子は感心したようにいいながら、じょじょに激しく勇太の肉棒をこすっていった。初めは幼馴染の大胆さに驚いていた勇太だったが、やがてその快楽に完全に身を任せていった。
「あっ、弥子、気持ちいいよ…」
「本当…?嬉しい…じゃあ、これはどう?」
そういうと、弥子は大きく口を開け、勇太の肉棒の先を口に含んだ。
「!!」
驚いている勇太を無視して、弥子は口に含んだ亀頭を、アイスをなめるようにやさしく舐めた。
「ンン…こうやって、なめられると、気持ちいいんだよね?」
弥子はそういって勇太に微笑んで見せた。
「そ、そんなの、誰に聞いたんだよ?」
慌てて勇太が聞き返す。
「勇太だって、さっき私にしてくれたこと、誰から聞いたの?」
弥子が意地悪く笑ってみせる。
「そりゃあ、本とか、友達とかさ…」
「私だって、そうよ」
「と、友達とか?」
「早希とか、他のクラスメートからね」
本当のところ、耳年間の早希はあいまいな情報を教えてくれただけだったが、口での奉仕が男を喜ばせるということだけは、しっかり憶えていた。
弥子はそういって再び勇太自身を口に含もうとする。
「ま、まった。僕、もう…」
その言葉を無視して、弥子は再びぎこちないが、熱心に奉仕を始めた。
亀頭を吸い、舐め、そして口を離して手で擦っていく。
それは、確かに拙いものだったが、比較するすべを知らない勇太にとっては、これまで味わったことの無い快感だった。
しかも、「あの」弥子が…。その事実が、すでに愛撫され始めたときから、勇太に言いようのない幸福感を与えていた。
「や、弥子、も、もうで、出る…っ」
搾り出すような声でそう言ったその瞬間、勇太自身から精液がほとばしった。そのほとばしりは、弥子のトレードマークのおでこから、小さな顔、双丘にいたる広い部位に、べったりとこびりついていった。
「きゃっ?」
突然、男の生理を見せつけられた弥子は、何が起こったのかわからず、呆然としていた。そして、初めて見る男の精液をしげしげと見つめていた。
「ご、ごめん!」
我に帰った勇太は、あわてて枕元にあったティッシュで、弥子の体を拭いていく。弥子は我に帰ると、自分もティッシュを取ってそれを手伝い始めた。
「ご、ごめん…我慢できなかったから…」
「………」
弥子は押し黙ったまま勇太を見詰めている。それを勇太は自分への怒りと取った。
しかし、何か様子が違う。弥子の視線は自分の顔よりもっと下に向けられている。それに気づいた勇太は弥子の視線の先を追った。いまだに勢いの衰えていない、自らの「あれ」に。
「…まだ、元気なんだ…」
弥子は心の底から驚いたように、呆然と呟いた。
「う、うん」
「…まだ、出来るんだよね?」
「う、うん」
二回とも全く同じ調子で、勇太はうなづく。それを見て、弥子はにっこりと微笑んだ。
「…じゃあ、最後まで、して」
「本当にいいの?」
コク。
仰向けになった弥子は、さすがに緊張しているのか、口数も少ない。
勇太も口数少なく、弥子の顔を見下ろしている。
「で、でもね………」
「な、何?」
勇太が体勢を整えた瞬間、突然弥子は思い出したように口を開いた。
「あのね、ひ…」
「ひ?」
弥子は一瞬ためらってから、思い切って言った。
「避妊だけは、して。…ね?」
弥子の口から、そんな生々しい言葉がでるとは思っていなかった勇太は、一瞬固まったが、すぐに我に帰り、
「分かった」
といって自分の机からコンドームを取り出した。
「ちゃんと、用意してあるんだ」弥子がいかにもおかしそうに笑う。
「そ、そりゃあ、まさかのときには備えないと」
本当は、誠太郎が「彼女が出来た記念だ」といって強引にくれたものだったが、今ではそれを感謝してもし足りない気分だった。
「今日みたいな?」
弥子はまだくすくす笑っている。
うなづきながら、勇太は素早くゴムを装着し、弥子の上に覆いかぶさる。
「じゃあ、行くよ」
コク。
やはり、その瞬間となると、弥子からさきほどまでの笑みは消え、緊張した顔になった。
勇太はペニスを弥子の秘所にあてがおうと、しばらく腰の位置を調整していたが、ふと弥子の方に目をやった。
弥子は、その場面を見まいとしているのか、目を硬くつぶっている。両手は、硬く握り締めたままだ。
「弥子」
勇太は弥子にそっと顔を近づけた。弥子がうっすらと目を開ける。
「やさしく、するから」
そういってオデコに軽くキスをする。弥子の顔から、強張りが消え、ふっとなごんだ顔つきになった。
硬く握り締められていた両手は、勇太の体を優しく抱く。
「じゃあ、お願い」
「なに?」
「入ってくるとき、勇太の顔を見てたい」
「わかった。いいよ」
実際、その場所をしっかりと見ずにいれるのは難しかった。それに勇太も弥子も初めてだったから、どうにもうまくいかなかった。
そこで、勇太はおおよその位置に自分をあてがうと、思い切って腰を突き出してみた。
まず、抵抗感があり、先端が少し割れ目に入ったものの、その先に入るとは全く思えなかった。
「いッ」
弥子が、でかかった言葉をかみ殺す。しかしそれは「痛い」であることに疑いはなかった。
勇太が心配して、弥子に声をかけようとする前に、弥子が先に口を開いた。
「大丈夫だから…。来て」
勇太は黙ってうなづくと、弥子の手を握りながら、再度進入を開始した。再び、きつい抵抗感があり、先端すら入りそうにもなかった。
そのとき弥子が勇太の手をぎゅっと握り締めた。
「いいよ…」
その力強さに後押しされるように、勇太は思い切って突き入れた。
抵抗感は、最初驚くほどあったが、それが突然ふっとなくなり、次の瞬間、勇太の肉は、弥子の中に受け入れられていた。
「あああンっ」
弥子の声に、勇太は思わず動きを止めて、彼女の顔に目をやった。
「は、はいったの…?」
弥子は苦しそうな表情を浮かべながら、勇太を見上げている。
「うん、大丈夫?抜こうか?」
「ううん。いいよ。そのまま動いて」
弥子はそういって微笑んで見せた。勇太はそのいじらしさに心打たれたが、それ以上に弥子の腔内が生み出す快感に酔いしれた。
それはまだ相当にきつく、勇太が動くのも難しかったが、その締め付けと、暖かさ、そして愛液の粘性が合わさって、勇太に電気が走ったかのような快感を与えていた。
「気持ちいいの…?」
「う、うん」
弥子はそれを聞いて嬉しそうに笑った。勇太は、弥子に負担を与えないよう、ゆっくりゆっくりと動き始めた。
「う、ン、ンッ」
動きにあわせて、弥子が苦しそうな声をあげる。勇太はふと、ここで止めようか、とも考えたが、それ以上に自分が動くことで生み出される快感に押し流され、腰の動きをとめるころが出来なかった。
「…弥子、いいよっ」
「ン、うン、本当?本当に?」
「うん、気持ちいいよ、弥子のナカ、気持ちいい」
「ふうンッ、ん、んン、もっと、もっとしてっ」
愛液が分泌されるにしたがって、勇太も動きやすくなっていった。
最初、単純な前後運動に過ぎなかった勇太の腰使いも、動きに余裕がでてきたのにあわせて、角度を変えたり、突く深さを変えてみたり、と次第に複雑な動きになっていた。
そして、その動きにあわせて、弥子の嬌声はますます激しくなっていった。
「あンッ、ゆうた、キス、して…」
搾り出されるような声に促され、勇太は弥子の口に限らず、体中に口付けた。そして、空いた手で、弥子の乳首を擦り、つまみ、激しい愛撫を加えた。
「ふん、ふわっ、んン、ん、ン、ん、うン、ん………」
「弥子っ、弥子っ」
弥子は、もうほどんど痛みを感じていなかった。
それよりも、大好きな勇太に抱かれているという幸福感だけで、泣き出したいほどの快楽を得ていた。
やがて、おずおずとではあるが、彼女も勇太の動きに合わせて腰を動かし始めた。
そして、それがますます勇太の動きを大胆にし、二人の快感を高めあった。
「ゆうた、ゆうた、ゆうた…」
弥子はうわごとのように勇太の名を呼び続けた。まるで一度でも多く呼べば、それだけ快感が高まるかのように。
一方、すでに一度の射精を済ませたとはいえ、勇太の快感は限界に達しようとしていた。
「ん、ふン、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ…」
「弥子、も、もう、出る、出るよっ」
「うんっ、ゆうた、来て、来てッ」
「あっ…」
「ふぅンッ…」
次の瞬間、最初よりも激しい射精が、弥子の膣内で起こった。
その、ゴム越しでも感じられるような激しい放出を感じながら、弥子は勇太の体をきつく抱きしめていた。
「しちゃった…ね」
「そうだね」
服を着て、部屋の片付けを済ませると、外はもうとっくに真っ暗だった。二人はさめ切った紅茶を新しく入れなおし、居間で隣あって座りながら飲んでいた。さすがに、勇太の部屋には二人とも恥ずかしくて居続けられなかった。
「後悔…してない?」
「なんで?」
勇太の質問に、弥子が首をかしげる。
「僕が初めての相手で、良かったのかな、とか」
少なくとも、ドラマみたいに理想的な初体験ではなかった…と勇太は思う。しかし、そんな考えを振り払うかのように、弥子は微笑みながら言う。
「私、嬉しかったよ」
「何で?」
「勇太が優しいのは知ってたけど、やっぱり優しかったから」
「変な感想」
「いいじゃない。私は嬉しかったって言ってるんだから」
まあそうか、と言って勇太はお茶をごくりと飲み干した。
「勇太は?」
弥子がいたずらっぽい笑みをうかべながら、勇太の顔を覗き込む。
「そうだなあ…」
勇太はカップをテーブルにおいて、しばらく考える。そう、言うべきことは一つしかないはずだった。
「これまで、きっと僕は自信がなかったんだと思う。幼馴染って関係を捨てて、弥子と新しい関係を作るのが、怖かったんだと思う」
弥子は黙って聞いている。
「だから、弥子にさびしい思いをさせた。でも、今日からは違う。本当に、僕らは幼馴染じゃなくて恋人同士になったんだ」
弥子の顔がぱっと輝く。それを見て、勇太の顔にも笑顔が浮かぶ。
「それに………」
「それに?」
「それに………弥子がますます好きになった」
「………良かった」
二人は微笑みあい、しばらく見つめあってからまた軽いキスをした。
ピンポーン
そのとき玄関のチャイムが鳴って、あわてて二人は顔を離した。
「誰だろ?」
「るり姉だろ」
二人は立ち上がり、玄関へ向かった。勇太たちが鍵を開ける前に、玄関のドアがあいて、おなじみのあの人が入ってきた。
「やーれやれ。今日も疲れたわー…あれ?やっこ来てたんだ」
「こんばんは、るりちゃん」
るりは何も言わずカバンを勇太に渡すと、靴を脱ぎながら話し続けた。
「今日もご飯食べてくんでしょ、やっこ」
「ううん、今日は帰る。あんまりお世話になってると、親に怒られるから」
ふーん、と言いながらるりは弥子の顔をじろじろと見回した。
「ど、どうしたの、るりちゃん」
「…やっこ、首んとこ、キスマークついてる」
「えっ!!嘘っ!」
あわてて首筋を隠す弥子。それを見て慌てる勇太。そんな二人を見ながらるりは
「…へー、お姉さまがいないのを良いことに、そーんなことしてたんだー」
にやにやと笑うるり。うつむく弥子。そして後難を恐れてそっぽ向く勇太。
「今日はやっぱりご飯食べていきなさい、やっこ。くわしく聞かせてもらうわよ」
「私たち、な、何にもしてないよ、るりちゃん!」
弥子、ぶんぶん、と首を振る。
「そんな言い訳通用しないわ!勇太も、厳しく取り調べるからねっ」
「るり姉〜」
「るりちゃん〜」
るりの高笑いが、いつまでもいつまでも続いた。
−終わり−
以上です。
弥子+エロってむずかしい…なんか別キャラになってる気もする。
「分割しすぎだろ!」とか「改行変!」とか「そもそも言い回しがアレだ」とか「最後は蛇足だろ」とか
色々批判はあると思いますが、まあ弥子への愛が暴走して昨日の深夜書いたものなんで、勘弁してください。
お目汚し失礼。
566 :
名無しさん@ピンキー:05/03/14 20:25:09 ID:H9VZpYkT
とりあえず乙。これから読む。
折富美声が聞こえてきたよ( ´ー`)y-~~
568 :
名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:57:40 ID:N9hGpMM/
糸氏キター!!
乙デコ。
(・∀・)イイ!!
弥子でエロ同人描きはじめたのでつが、イメージにぴったり!
参考にしてよかですか? 言い回しとか。
すげー来ます。やる気150lアップしました。<それはTLS3
乙!
よかった・・・
結構好評でほっとしてます。
一日たって見直したら誤植見つけるやら、数行の間に同じ言い回し2回使ってるやらで、
かなりヤヴァイ!と落ち込んでたんですが。
>>609さん
どうぞどうぞ。参考になるならガンガン使ってください。
今度は緋菜で書こうかな…
デコキター\(T▽T)/
やっこっぽくて楽しませていただきました。
お次は緋菜ですか。待ってます!
勢いで第二段。緋菜編です。
前回よりは校正・推敲等しっかりやったつもり。誤植は見つけても生暖かくスルーよろ。
トリップつきですんで、気に入らなければあぼーんしてください。
緋菜X勇太・和姦であります。
あと、
>>571で
>>570氏を609とか変なレス番で呼んでしまいました。
ブラウザを換えてログを再取得したとき、データが壊れてレス番がおかしくなっていたのが原因です。
失礼しました。
ぎゅっ。
緋菜の手を、大きくて暖かい「彼」の手が掴む。
「好きだ…楠瀬さん」
「本当?…私、うれしいっ」
「彼」の胸に飛び込む緋菜。見詰め合う二人。そして…
「はぁっ!あぁっ、んぅ!」
「いいよ。楠瀬さん。すっごく気持ちいいよっ」
緋菜の中に、激しく打ちつけられる「彼」の分身。緋菜の体を、しびれるような感覚が襲う。
「森崎くん!森崎くんっ!」
「いくよ、楠瀬さんっ」
「いいわ、来てぇっ!!」
「はああっ!」
「彼」が絶頂に達する。緋菜めがけて、熱いものが注ぎこまれていく…はずなのだが。
「あ、あれ?何で私何にも…?」
「はぁはぁ………良かったよ、楠瀬さん…」
「ま、まって?私何にも感じないの…」
「それじゃあ、僕、るり姉のご飯作らないといけないから」
「彼」が急速に遠ざかっていく。それを必死で引きとめようとする緋菜。しかし掴んだ「彼」の腕は幽霊のように緋菜の手をすり抜ける。
「じゃあねー」
「待って!森崎くん!も…」
「も、森崎くん………!」
緋菜はそこで目を覚ました。あわてて頭を枕から持ち上げ、周りを見渡す。
ここは、緋菜の部屋。緋菜ははっとして掛け布団を持ち上げ、自分の体を確かめる。
さっきまで(?)裸で「彼」を抱きしめていた体は、おきにいりのライトグリーンのパジャマで覆われている。
もちろんベッドに横たわっているのは自分ひとりだ。
枕もとの目覚まし時計に手を伸ばす。それは朝の5時30分を指している。起きるにはまだ早い時間だった。
「………」
緋菜はもう一度頭を枕に沈めると、小さく息を吐いた。
「また、変な夢見ちゃった…」
これでもう何度目だろうか。ここのところ、緋菜は数日おきに同じ夢を見ていた。
初めて見たのは、親友の曜子に励まされ、ずっと好きだった「森崎勇太」くんに告白した、その何日か後だったと思う。
「はぁ………。何で…いきなり『えっち』なんだろ?」
「森崎くん」と激しく交わる夢。デートでもお話をするのでも、ない。ただただ体を求め合う夢。
「私…エッチなのかな…」
緋菜は男と女がどのように愛し合うのか、それが何を意味するのかは、もちろん知っていた。
性教育は小学校、中学校と受けたし、大学生の彼氏がいる曜子は、自分の性体験を時々緋菜に懇切丁寧に語ってくれた。
緋菜は親友の「大人な体験談」を恥ずかしがりながらも、結構興味津々で聞いていたから、知識だけはかなりあると言ってもいい。
「そうよ。曜子が変な話ばっかりするから…」
そう言いながら、緋菜は布団の中で、自分の両足をぎゅっと抱きしめ、丸くなる。
体が火照っている。この夢を見ると、緋菜はいつもの自分ではないのを経験的に理解していた。
まるで勇太の前にいる時と同じように胸が高鳴り、体がじんわりと熱を帯びる。そして、起きあがることも出来ない。
「まだ…時間あるよね…」
誰に言うでもなくつぶやくと、緋菜は丸くなったまま、指をパジャマの上から、自らの秘部にあてがった。そして、割れ目にそって指を動かしていく。
「う…ううん………」
緋菜が自慰を憶えたのは、つい最近のことだった。
初めて勇太とセックスする夢を見たあと、まるで意思を持ったように自分の手が動き出すのを、緋菜は止めることが出来なかった。
それ以来、夢を見たあとは必ず自らを慰めるのが習慣になってしまっていた。
「ふぅん、う………ん」
指で「あそこ」をこすりながら、もう一方の手は胸へと伸びていく。そしてパジャマ越しに、自分の胸を揉む。
普段からたっぷりとしたボリュームを備えた緋菜の乳房が、次第に張りを増していく。自らの乳首が緊張していくのを感じた緋菜は、その小さな突起をパジャマの生地越しに摘む。
最初自慰を覚えたころは、胸を直接触っていたが、緋菜は今はパジャマの生地の感触で自らの乳頭を刺激するのが癖になっていた。
「ふぅん!はぁ………うぅンっ!」
緋菜は、指先で自分のあそこが熱くなっていくのを感じていた。最初の緩やかな動きが嘘のように、片方の手の指で激しく陰唇を刺激する。
もう一方の手は、荒々しく乳房を揉みしだき、その先をこねくり回す。
「ん、ふうっ、んん」
口から自然に漏れてくる嬌声を必死で噛み殺しながら、緋菜は体の向きを仰向けに変えると、パジャマのズボンを素早くはぎとった。
そして、小さな白いショーツの中に手を滑り込ませる。すでに緋菜の内股は汗と愛液でぐっしょりと濡れていた。
緋菜は指で愛液を割れ目にそって塗りつけ、また夢中で指を動かし始めた。
「森崎くん………」
愛しい人の名前が、口をついて出る。緋菜は胸を触っていた手を止めると、枕もとの写真立てに手を伸ばした。そしてそれを胸にしっかりと抱きしめる。
去年の体育祭の時、学校が撮った写真。勇太が写っている写真だった。緋菜は、どうしてもその写真がほしかったが、注文する勇気が無かった。
曜子がそんな緋菜を見て、勇太と同じクラスの友達に手を回して手に入れてくれたのが、この写真だった。
「うンっ…森崎くん…ううンっ…」
緋菜の指がいっそう大胆に動く。目を閉じて、緋菜は夢中で自らの秘所に愛撫を続けた。そして勇太自身にかわいがってもらっている自らの姿を思い描く。
「森崎くん…もっと…」
粘り気を含んだ音が、静かに部屋に響く。
「森崎くん…もっと…もっと…うんっ…もっとして…!」
次第に緋菜の指の動きが早くなっていく。緋菜はまだ怖くて、自分の膣に指を入れることは出来なかった。
挿入は自分を抑制しているタガを壊すことになりそうだったし、もし「アレ」に傷がついたらどうしよう、という想像が、緋菜を押しとどめていた。
『初めては、絶対森崎くんに…』
それは緋菜の誰にも言えない、いや緋菜自身はっきりと自覚すらしていない願望であった。それが緋菜の行為をかろうじて抑えていた。
緋菜は指を挿入する代わり、陰核を刺激することにしていた。そして絶頂に向かって、その小さな突起をつまみ、強く、あるいは弱くいじくった。
「ふぅん…はぁっ…んっ!ううん!…森崎くんっ!」
緋菜の下半身に痙攣が走る。そして、それにあわせて勇太の写真を力いっぱい抱きしめた。
「うん………はぁ………」
体中から力が抜け、緋菜は長い息を吐き出した。
「また………しちゃった…」
緋菜はゆっくりと上半身を起こすと、ショーツだけに覆われている下半身に目をやった。
「染みに…なってる…」
緋菜の秘部を隠す部分の布地に、汗と愛液が交じり合って作った、はっきりとした染み跡が残っていた。
「…ごめんね、森崎くん」
抱きしめていた写真立てを枕元に戻すと、小さな声であやまる。自己嫌悪と、ささやかな満足感を噛み締めながら、緋菜はベッドから立ち上がった。
もう、下腹部のうずきも、胸のしこりも納まっている。
「こんなことしてるから、おっぱい、大きくなっちゃうのかな…」
そう言って、自分の胸をそっと触ってみる。友人たちにはうらやましがられるが、緋菜にとって胸が大きいことはちょっとコンプレックスだった。
ふう、とため息をついて、ベッドから立ち上がる。もう朝の光がカーテンの隙間から、はっきりと部屋の中を照らし始めていた。
「下着…換えなきゃ…」
そうつぶやいたときだった。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
目覚まし時計が勢いよく鳴り始めた。あわてて時間を確かめる緋菜。
「ええっ!もうこんな時間っ?あ、朝連に遅刻しちゃうっ…!」
緋菜はどたばたと朝の身支度を始めた。
「ああ、楠瀬さん、こんにちは」
昼休み。2年A組の前を通った森崎勇太は、緋菜に声をかけた。
「あ、も、森崎くん…こ、こんにちは」
朝のことがあって、動揺を隠せない緋菜。
「どうしたの?そんなに慌てて」
「な、なんでもないよ!?」
そう言いながらぶんぶんと首を振る。その様子に勇太は首をかしげる。もちろん、勇太に朝緋菜に何があったか分かろうはずが無い。
「森崎くん、今からお昼ご飯?」
「そう、今から学食。自分で作った弁当なんて、あんまり食べたくないしね」
勇太はそう言って笑った。その代わりるりへの弁当は毎日作っていて、今日もそれは変わりないのだが、あえて口には出さなかった。
「じゃ、じゃあさ。一緒に、ご飯、食べない?」
緋菜は勇気を振り絞って言う。意表をつかれた勇太が、目を丸くして聞き返した。
「一緒に?楠瀬さんと?」
「あ、あのね、今日二つ、お弁当作ってきたんだ。森崎くん、いっつも食堂でしょ?だ、だからたまにはどうかなっ、て…」
早口にそこまで言ってから、緋菜は恐る恐る勇太の顔を覗き込む。
「楠瀬さんの手作り弁当…?」
「そ、そう………い、イヤ、かな?」
「………」
下を向いて黙り込む勇太に、緋菜は悲しそうな表情で尋ねる。
「ぃ…」
「『ぃ』?」
「ぃやったぁ!!…さあ食べよう、ほら食べよう!」
「うわぁっ」
突然そう叫んだ勇太に、緋菜は驚いて確実に二三歩あとずさった。
「あっ、ご、ごめん………女の子の手作り弁当なんて初めてでさ、つい…」
勇太がびっくりしている緋菜に向かって軽く頭を下げてみせる。それを見て微笑む緋菜。
「くすっ。じゃあ、決まりだね」
「あ…でも、どこで食べる?今日雨だし…屋上と中庭は無理だし。学食最近込んでるから、『弁当持ち込み禁止令』でちゃったでしょ?」
流石にどちらかのクラスで食べるというのは、お互い恥ずかしいのか、選択肢にも上らない。
「あ、それなら大丈夫。私いい場所しってるんだ」
そう言うと緋菜はさっと教室に入って、弁当箱の入った巾着を二つ、それにお茶入りポットを持って戻ってきた。
「いい場所って?」
「まあ、私に任せて。さ、行こっ!」
緋菜は満面の笑みを浮かべると、勇太の手を取って走り出した。
「うまかった〜」
「本当?ありがとう」
お腹をさすりながら満足そうに言う勇太を見て、緋菜は幸せそうに笑う。
「うん、楠瀬さん、料理上手だね」
お世辞ではないと分かるその口ぶりに、緋菜は顔を赤らめながら、ポットから注いだ麦茶をはい、と勇太に渡した。
実は、今日の緋菜の行動は全て曜子の授けた秘策だった。
勇太が基本的に学食利用であると知った曜子は「手作りになびかない男はいない!」と力説して、緋菜に弁当を二つ作るよう命じたのだった。
そして学食に向かう勇太が通りかかるのを待ち伏せするために緋菜を廊下に立たせた、というわけだった。「いい場所」の情報とともに…。
「でも、家庭科準備室が空いてるなんて、知らなかったよ」
「穴場でしょ?」
次の授業の用意のためなら、生徒は家庭科準備室に自由に入ることが出来る。
しかもこの日は昼休み後の授業は2年A組…緋菜のクラスだった。だから緋菜が入るのに全く問題はない。
「でも、僕らしか居ないね。ちょっと…恥ずかしいね」
「えっ、そ、そうね…」
実は曜子はクラス中の女子を協力を取り付け、緋菜と勇太がふたりきりになれるよう、お膳立てをしてくれていたのだった。
最初はお弁当作戦そのものを恥ずかしがっていた緋菜も、クラス全員の応援とあっては、実行せざるを得なかった。
「………」
「………」
そこで会話が途切れた。ずずっ、と勇太がお茶をすする音が響く。外はしとしと雨が降り続いている。
「雨、好き?」
「え?雨?」
勇太の突然の質問に、緋菜が驚いて聞きなおす。
「うん。雨。僕は結構好きなんだ。雨の匂いと降ったあとの土の匂い…なんか、楽しかった子供のころを思い出さない?」
「…そ、そうだね」
微笑みながら自分を見つめる勇太に、緋菜は思わず視線を避けてしまう。時々見せる勇太の笑顔、それだけで緋菜の胸は高鳴り、顔を見ることが出来ない。
じゅんっ
(えっ、こ、こんな所で?)
秘所が熱くなるのを感じて、緋菜は戸惑った。目の前にいる勇太と、夢の中の自分を抱いてくれる勇太が重なる。
そんなこと考えてはいけない、そう思うたびに、今日見た夢と、今朝の行為を思い出し、自分の体が熱を帯びていく。
(だ、駄目、森崎くんに気づかれたらどうするのっ)
頭に血が上るのを自覚して、緋菜はお茶のポットに手を伸ばした。とにかく落ち着かなければ。
もし…もし森崎くんにばれたら、変な女の子だと思われてしまう、軽蔑されてしまう…。
しかし、ポットに伸ばした手を、別の手がさっと掴んだ。
「えっ!」
「楠瀬さん…楠瀬さんの匂いも、とってもいい匂いだ」
はっとして隣を見ると、対面にいたはずの勇太が、何時の間にか緋菜のすぐ傍に座っている。
「楠瀬さん…今、告白の答え言っていいかな」
「えっ。う、うんっ」
驚きの連続で、緋菜はうなづくことしか出来ない。
「僕も…僕も、楠瀬さんのことが好きだ。だから僕の恋人になってほしい」
「えっ、えっ、そ、それって、つまり………OKって事?」
緋菜は聞き間違いかと思って、勇太を見詰めながら問い返す。
こくり。はっきりとうなづく勇太を見て、緋菜の目がうるむ。勇太の両腕がやさしく緋菜の体を抱きしめる。
「好きだよ、楠瀬さん」
「………私も。森崎くん…」
やがて、二つの影が、かすかな雨音の中で重なった。
「楠瀬さん…」
勇太の唇が緋菜のそれに近づく。緋菜は全てを理解して、目をつぶって軽く自分の唇を差し出した。
チュッ
ちいさな音と共に、緋菜の唇が濡れた。それは夢のような感触。緋菜のその感触を一生忘れないでいよう、と思った。
「楠瀬さんの髪、いい匂い…」
唇を離した勇太は、緋菜のツインテールの片方をやさしく手に取ると、その匂いを嗅いで見せた。
「へ、変なことしないで森崎くん…恥ずかしいよ…」
緋菜は勇太の吐息を首筋に感じて、恥ずかしさにうつむいた。しかし、勇太は緋菜の顔を真正面から見据えてくる。緋菜と勇太の視線が交わる。
「それに…」
勇太は緋菜を見詰めながら言った。
「『ここ』からエッチな匂いがする…」
そういって、勇太は緋菜の下腹部をスカート越しに触った。
「ええっ。…だ、駄目よ森崎くんっ」
しかし、緋菜は金縛りにあったように動けない。勇太はスカートの上から、緋菜の太ももの間に手を突っ込み、秘所を探る。
「楠瀬さんって、エッチなんだね」
「ち、違うの森崎くんっ」
そんな緋菜の言葉を無視して、勇太はさらに緋菜の熱い下腹部を指でまさぐる。
「こんなに熱くなって…」
「そ、それは森崎くんが…」
勇太はにやり、と笑うと、床にひざまずいた。
「この中は、どうなってるんだろ?見てみたいな」
そういうと、勇太は緋菜の制服のスカートを捲り上げようとする。
「そ、それは駄目っ!み、見ないでっ!」
緋菜は体をよじって逃げようとする。だが、勇太の手は容赦なくスカートを捲り上げていく。
緋菜の白い太ももがあらわになる。勇太は、スカートの布地を捲りながら、太ももの間に片手を侵入させていく。
緋菜は勇太を押しとどめようとするが、彼の手の動きは止まらない。やがて、太ももの小さな三角の谷間が露わになる。
その谷を覆っているのは、小さなピンクのリボンがあしらわれた、小さなショーツ…朝、緋菜が着けていたものである。
「こんなに、染みを作って…楠瀬さん、濡れやすいんだ」
「ち、違うのっ。それは今朝…」
言ってから、はっとして緋菜は口をふさぐ。しかし、その言葉を勇太は聞き逃さない。
「今朝?今朝どうしたの?」
「な、なんでもないの…」
顔を紅潮させる緋菜。勇太は全て理解した上で、悪魔的笑みを浮かべる。
「僕のこと考えて、オナニーしてたんでしょ?」
「そ、そんなことっ」
図星である。緋菜は言い訳できないほど真っ赤になった。
「それじゃあ、もっと気持ちよくしてあげなきゃね」
勇太はそういうと、緋菜の秘所を、布地越しに刺激し始めた。しかもその舌を使って。
「い、いやっ。森崎くん…うぅんっ」
緋菜の拒絶の言葉は、完結しない。湿った感触が、緋菜の敏感な部分をショーツ越しにつんつんと突き、舐める。
「こっちのほうが良いかな?」
勇太は口全体を緋菜の秘所に押し付けた。
「だ、駄目ぇ…すっちゃ、すっちゃイヤ…」
しかし緋菜はもう逃げることも出来なかった。朝と同じように、体が熱を持ち、力という力が抜けていく。今の緋菜は、ただ勇太の愛撫を受け入れるしかなかった。
「ああっ、ん、ふぅん…声、出ちゃうよ…」
緋菜は慌てて口を押さえる。そして思い出す。ここは学校だ。今ならまだ間に合う。何とかして勇太を止めなければ。
しかし。
「…楠瀬さん。脱がすよ」
その勇太の言葉に、緋菜は魔法にかかったように答える、陶酔した声で。
「……う、うん。いいよ…」
そして、椅子から少し腰を浮かすと、自らの手でショーツをずり下ろす。その動きを勇太が引き継ぐ。
引きおろされたショーツが、緋菜の太ももを、膝を、ふくらはぎを滑っていく。
すべて脱がされるのを待ちきれず、緋菜は片足をさっとショーツから引き抜いて、勇太が愛撫しやすいように両足を少し開いてあげる。
片方の足首に、小さく丸まったショーツが引っかかっている。
「楠瀬さん…もうびしょびしょだよ…」
「うん…森崎くんのこと、好きだから…」
その言葉を聞くと、勇太は再び緋菜の下腹部に口を当てた。捲り上げられていたスカートが、勇太の激しい動きにつられて、勇太の頭を覆う。
「ん、んン…ふうん…もっと、キスして…」
緋菜は、自分のスカートの中に頭を突っ込んで、緋菜自身に愛撫する勇太を見ながら、うっとりとした声で求めた。
勇太の舌は割れ目をなぞり、小さな豆を転がした。その唇は陰核を挟み、吸い、ねじった。
その動き一つ一つで、緋菜の口からは甘ったるい声が漏れ、体はピリピリとしびれた。
「ふぅん、うん…はぁン…もっと、もっと…」
「楠瀬さんがこんなにエッチだったなんてな…」
勇太は夢中で緋菜の秘所をむさぼりながらつぶやく。
「森崎くんが…いけないんだよ…ずっと、私を独りぼっちにして…」
緋菜はこれまで待った時間を埋め合わせるかのように、快感に酔った。そして、自ら腰を動かして勇太の顔に秘部を押し付けた。
「これからは、ずっと可愛がってあげるよ…」
「………うれしい、森崎くん…」
やがて、緋菜の体の芯から、波のような感覚が押し寄せてきた。それは勇太に愛撫されている下腹部から、背中を通って緋菜の頭へと駆け上っていく。
「はあっ、ンあっ…ふんっ、ん、ん、私も、もうだ、ダメかも………」
「いかせてあげるよ」
勇太はそういって緋菜の陰核を、これまで以上の力で激しく吸い上げた。
「んっ、あっ、ふわっっっ………」
緋菜の体が一瞬ふるふる、と振るえ、やがて全ての力を失って、床に崩れ落ちた。
「楠瀬さん、テーブルに座って」
緋菜が勇太に促されて立ち上がると、勇太はさっき二人でご飯を食べた机を軽くたたいて見せた。
「す、座るの?」
緋菜はそう言いながらも、素直にテーブルの上に腰を下ろした。
「何を…するの…?」
だが、緋菜の言葉は質問ではなかった。半ば答えは分かっていた。勇太は何も言わず緋菜の両足首を掴むと、Mの字になるように緋菜の足を持ち上げた。
スカートがまくれ上がり、緋菜の下腹部が勇太の目の前にさらされる。
「こ、こんな格好、恥ずかしいよ…」
勇太はその言葉を笑みを浮かべたまま聞き流した。そして、自分のズボンのジッパーに手をかける。
ぱっ、とズボンの前が開く。開かれたそれからは、勇太の一物が勢いよく姿を現した。それは硬くこわばって、天井を向いている。
「楠瀬さん。いいよ…ね?」
緋菜は、自分の期待していた展開に、一瞬だけとまどったものの、やがて静かにうなづいた。
勇太の肉が、緋菜の割れ目にそっと添えられる。緋菜は両腕で自分の上半身を支えながら腰を動かして、勇太のそれを導いた。
「じゃあ、行くよ?」
「…うん…お願い…します………」
次の瞬間、べとべとに濡れた「緋菜」に勇太の分身が突きたてられた。
「んふうっ!」
生まれて初めての感覚に、緋菜の口からひときわ大きい声が漏れた。
「…は、入ったよ、楠瀬さん…」
「…うん…感じるよ、森崎くんの、入ってる…」
「痛くない?」
「うん………」
実際、緋菜はほとんど痛みを感じなかった。それは勇太の念入りな愛撫のおかげと、緋菜の喜びのためだった。
今、私は森崎くんに抱かれている…その感情は、どんな痛みより強いものだった。
勇太は、入ったことを確かめようとそこに目をやる。結合した二人のその部位から、じんわり赤いものが染み出している。
「…これって…」
「…うん。初めてだから………嬉しい。森崎くんに私の『初めて』を貰ってもらえて…」
緋菜のそんな告白に、勇太は初めて照れたような笑みを浮かべた。
「じ、じゃあ、動くね」
「うん、もっと気持ちよくして…」
緋菜の言葉に促されて、勇太はゆっくりと前後運動を開始した。
「んっ、うんっ、ふぅっ…」
「楠瀬さんの膣、気持ちいいよ、やわらかくて、あったかくて…」
「わ、私も…いいよ…」
最初のためらいがなくなってしまうと、勇太の腰使いは驚くほど荒々しいものになっていった。
それは緋菜の体全体を動かすほど激しく、抜けてしまうのではないかと緋菜が考えるほどだった。緋菜は必死で自分の下半身を勇太の方へ突き出した。
「楠瀬さん、僕を抱きしめて」
勇太の言葉に、緋菜は我に帰った。確かに、そのほうがより密着できる。緋菜は上半身を前へと曲げ、勇太の体をしっかりと抱きしめた。
緋菜がつかまったのを確かめると、勇太はさらに激しく動き始めた。緋菜は突き上げてくる勇太自身を感じながら、必死で抱きしめ続けた。
「う、うん、ふぅんっ」
緋菜の体が、勇太の腰使いにあわせて軽く跳ねる。
「楠瀬さんっ!楠瀬さんっ」
勇太の口から緋菜を呼ぶ声が漏れる。それを聞きながら、緋菜は夢中で勇太の背中を抱き、甘美な感覚をむさぼった。
「く、楠瀬さんっ、もう僕、いくよ?いくよ?」
「う、うん。私も…私もいく…」
二人は高みをめがけて、さらに激しく体を動かした。
にちゃっ!にちゃっ!
湿り気と、肉が打ち合わされる音。二人の口からは荒々しい息が吐き出される。
「ふうんっ、ふうんっ、ふぅん!はぁん!」
「ん、んん、んんんっ!楠瀬さん!」
「森崎くん!森崎くぅん!」
「いくよっ、楠瀬さん!楠瀬さん!楠瀬さん………!!」
「…楠瀬さん!楠瀬さんってば!」
呼ばれる声に、ふっと我に帰る緋菜。
「え?も、森崎くん!?」
目の前には勇太の顔がある。その手には空っぽのコップが握られている。
「どうしたの?お茶ちょうだいって言ってるのに、ぼーっとして」
「え、あ、ああ、あのね…」
緋菜はやっとこちらの世界に戻ってくる。
「ちょ、ちょっと考え事してただけ。お茶ね。…はいっ」
慌てて勇太の手からコップを取り、お茶を注ぐ。
(何時からあんな変な想像をしていたんだろ?ああ、そうだ。森崎くんの言葉に胸が熱くなって…)
そうだ、下半身が熱くなるのを感じたときからだ。そして、今朝のことを思い出して…。
そうだ、下着。今朝は結局換える時間がなくて、朝のまま、染みが残ったままだ。だから変な想像を…。
苦笑する緋菜。しかし、淫らな感情とか、下腹部の熱は、既にどこかへ消え去っていた。
「もう昼休み終わりだよ。教室帰ろ」
「そうね。私もいったん戻るわ」
緋菜はそういって弁当箱を片付け始める。勇太は使ったテーブルを拭き、コップを片付ける。
二人がそろって家庭科準備室を出たところで、勇太が頭を下げた。
「今日はありがとう。おいしかったし、楽しかったよ」
「…私も」
緋菜の顔も自然にほころぶ。
「同じ弁当でも、誠太郎と食べたって、こんなにおいしくないと思うよ。楠瀬さんと一緒だから、まるで恋人同士みたぃ…あっ」
緋菜の顔が曇る。そう、まだ答えは出ていない。緋菜の告白に対する、答え。
いつかは答えを出さなくてはならない。しかしそれがいつになるのか、勇太にもはっきりとは分からなかった。
それが緋菜を苦しめている、そんなことは勇太にも分かっていた。緋菜は黙って、二つのお弁当箱を胸に抱いた。
勇太が自分の言葉を取り繕おうとしたそのとき。
「森崎くん?」
緋菜が、悲しさを振り払うように笑って見せた。
「また、一緒にご飯食べてくれる?」
それは精一杯の強がりだったのかもしれない。だが、勇太はおわびの気持ちからではなく、本心から答えた。
「そりゃ、もちろん」
「…よかった」
微笑みあう二人。
「じゃあ、戻ろうか」
先に歩き始める勇太の背中を見ながら、緋菜はつぶやく。勇太に聞こえないように。
「…いつか、なれるよね?恋人同士」
今の緋菜にそれが何時のことになるかは分からなかったが、確かな未来のように思えた。
−終わり−
<行数が余ったのであとがき>
前回(弥子話)で個人的には濡れ場までが長かったかなあと反省し、ちょっとトリッキーな(大した事はないが)構造にしてみた。
でもオチはバレバレだorz。ちなみにタイトルはありませんが、docファイルの保存名は「妄想緋菜」であります。
弥子萌えなのに、書いてる時はこちらのほうが楽しかった。漏れは気に入っている設定(純情で妄想バリバリな緋菜)です。
で、批判がなければ「妄想緋菜と勇太」の恋物語を完結するまで書くかも…。まあdat落ちを防ぐぐらいの事は出来るかと。
ただ「本当にやっちまえば」完結するし、毎回オチは「緋菜の妄想」で終わるわけにもいかないし、4−5話が限界でしょうが。
前回の弥子の設定でオータム(あるいはウィンター)デイズ、または別設定・キャラで書くということも考えてます。
最後に、読んでいただいてありがとうございました。気に入っていただければ、それに勝る喜びはありません。
.>573
>574-587
good job!
朝から勃ちますた。
乙ぷに。
エロいぃ!
続きキボン
あのボリュームのある双丘で挟まれたい・・・
るり姉と弟クンの仲の良さに、
ついつい妄想してしまうぷに。
自分をるり姉の立場に変換して妄想してしまうぷに。
実はそんな妄想通りのことをしてる、るり姉と弟クン。
592 :
570:05/03/17 21:38:41 ID:7HeKxHU7
>>573 > あと、
>>571で
>>570氏を609とか変なレス番で呼んでしまいました。
> 失礼しました。
いえいえ。
これはまた素晴らしいSSを!緋菜声が聞こえてくるようです。
今後も期待に120ぷに。
どうもありがとうございます。
まあぶっちゃけ「暇つぶし」で書いてるんですが、今は乗りに乗ってるので結構ペース早めです。
とはいえ連続投稿すると、熊先生のAAを張られそうなので、ぼちぼちとやりますわ。
>>590 おれもパイズリ入れるかどうか悩んだんですが、文章量が多くなるので今回はカット。
まあ楽しみはあとあとに取っておかないと…ね?
>>592=570
同人誌がんばってください。ご期待に沿えるようおれも頑張りたいと思います。
(・∀・)イイヨーイイヨー
595 :
570:05/03/20 00:40:59 ID:QEGJbrx1
>>593 今年の夏コミにむけがんがってまつ。出来たときには見てやってください。
TLS弥子のH新刊出すサクールなどもう他にいないよな orz
また新SS期待してまつ。(・∀・)ノシ
念のため保守
黙ってちゃ判らないわっ…
ねー、黙ってナイデ、しゃべってヨー
ねー。
ネエそこのあなた、あなたどう思ウ?
あなた尊皇派?攘夷派?
おっぱい派。
尊皇と攘夷は両立できると
思ったのじゃが。
>>601 だから国技館はいつもあんなに老人でいっぱいなんだわ!!
そう理解を深めた関谷かなめ15歳の夏の出来事だった。
妄想緋菜の第二回です。
今回はソフトレズ。るりX緋菜です。
あと、トリップじゃ意味ないと気づいたので(一応つけときますが)あぼーん用に名前欄にキーワードも入れます。
名前は「もーそー2」です。
その日、緋菜は担任に手伝いを頼まれた関係で、普段は使わない3年生の教室前を通らねばならなかった。
昼休みということもあって、多くの大人びた雰囲気の先輩たちが、教室を出たり入ったりしている。緋菜は、そこを遠慮がちに歩いていく。
そこへ、前からひときわ目立つ2人連れの女性の先輩が歩いてきた。
一人は長い黒髪の、和風美人。一人はボーイッシュなショートヘアの似合う、活発な感じの女の人。
緋菜は立ち止まって、その二人をひととき見つめた。
黒い髪の人物は知っていた。確か有森瞳美さん。
成績優秀で、他の学年にその名前が知られているほどの美人。緋菜のクラスにもファンを名乗る男子は大勢いた。
もう一人は知らない。でも有森さんととても仲がよさそう。そして、よく見れば彼女自身もかなりの美人であると思われた。
(あんな感じだったら、私もすぐに森崎くんに振り向いてもらえるかな)
大人の魅力。自分には一番欠けているもの。それがあれば、森崎くんも私のことを「そういう目」で見てくれるんじゃないか…。
そんなことを考えながら、緋菜は二人が自分の隣を通り過ぎるのを、黙ってみていた。
彼女たちが通り過ぎるそのとき、ショートヘアの人と、緋菜の目が一瞬だけ合った。じっと見つめていた緋菜は慌てて視線をそらす。
…ところが。相手はっ、と立ち止まると、緋菜の顔をまじまじと見返してくる。
「…あなた…」
いぶかしげな声に緋菜はどきりとした。別にやましい所はなかったが、やはり見知らぬ先輩から声をかけられるのは緊張する。
「もしかして、ヒナちゃん?」
その人が、自分の名前を呼んだので、緋菜はびっくりしてその人の方を向いた。
「やっぱりそうだ!ヒナちゃんじゃない!うわーっ、なつかしいわねーっ」
そういって、ショートヘアの人は緋菜の両肩をつかんだ。びっくりして緋菜が硬直していると、ショートヘアの人はちょっと顔をしかめて言った。
「もしかして、私のこと分かってない?」
緋菜に心当たりはない。だが、その人のくりくりとした大きな目にじっと睨まれて、思わず緋菜はいいえ、と首を横に振ってしまった。
とはいえ、この人はどこかで見たことがある。それもそんな昔じゃなく、毎日のように…。そう、よく知っている人に似ているのだ。
「も…」緋菜が知らず知らずそうつぶやく。
「も?」相手はますます顔を曇らせる。
「も、森崎…」
緋菜が勇太君、という前に、相手の女性はにっこりと笑いながら緋菜の肩をばんばんとたたいた。
「そーよ、分かってるじゃない、森崎るりよ。るり。昔よく遊んだじゃない」
るり。その名前を聞いて、緋菜の心にフラッシュバックのように幼少の思い出が蘇った。
あっはっはっはっは。
快活なるりの笑いが、森崎家の居間いっぱいに広がる。
廊下で出会ったとき、とりあえず緋菜はるりにクラスを教えたのだが、早速その日の下校時間に、るりは2−Aに現れた。
そして、緋菜を半ば強引に自分の家に連れてきたというわけだった。
「まっさか、勇太の方が出てくるとはねー」
るりは何がそんなにおかしいのか、涙を浮かべて笑っている。
「ごめんなさい。るりちゃん」
真実を告げ、頭を下げる緋菜。それに向かって、打ち消すように手を振りながら
「いーのいーの。会うのは十何年ぶりなんだし。よく似てると言われるしね」
そう言うと、さもおかしそうにるりは笑った。
居間に通された緋菜は、るりと向かいあってお茶を飲んでいる。勇太はいなかった。るりの言うには、
「晩御飯にはラザーニャ(板状パスタと色々なソースを層状にしてオーブンで焼くイタリア料理)が食べたいな」
とリクエストしたので、勇太は買い物で遅くなるはず、ということだった。田舎町では何よりラザーニャのパスタを手に入れるのが大変らしい。
「それにしても、緋菜ちゃんも勇太のこと気がついてなかったのね?」
るりにとってはそこもまた笑いの原因らしい。緋菜自身も驚いたことに、るりに会うまで、勇太と遊んだ幼いころの記憶は全く蘇ってこなかった。
「しかも、気づかずに勇太のこと好きになって、告白しちゃうなんて…」
そこまで言って我慢できなくなったのか、るりはまたぷっ、と噴き出した。何度も笑われて、さすがに緋菜もむっとした顔を見せる。
「ああ、ごめんごめん。でも、やっぱ可笑しいよ。だって勇太と緋菜ちゃん、結婚式しようねって約束するぐらい仲が良かったのよ?」
緋菜はその約束も思い出していた。何でそんな話になったのかは忘れたけれど、勇太と結婚式しよう、と言ったのは憶えている。
約束の日、彼は来なかったけれど。
緋菜は、るりにそのことを話した。彼はなぜ来なかったのか、そしてそれ以来なぜ遊びに来なくなったのか、と。
そう尋ねられると、るりはぱたりと笑うのを止め、急にさびしそうな顔をした。
「それは…とっても長くて、むずかしい話なの」
るりの態度の急変に、驚きながらも緋菜はその続きを促さずにはいられなかった。
「その前の日、突然電話が入ったのよ。『おかあさんが倒れた。すぐ家に戻れ』って…」
そしてるりはかいつまんで、母親をなくした勇太が昔の記憶を封じ込めたことを話した。悲しい記憶を思い出さないために…。
「…だから、緋菜ちゃんには悪いんだけど、勇太が思い出すまで、緋菜ちゃんは今のままでいてくれないかな?」
るりが目をふせながらそう言ったとき、今日なぜるりが強引に自分をここに連れてきたのか、分かったような気がした。
言い方は悪いが、私の口封じのためなのだ、と。
緋菜が実は幼馴染と名乗り出れば、勇太は必然的に母親のことを思い出す。そのとき勇太がどうなってしまうか、るりにも想像できないのだろう。
「いつかは思い出さなきゃいけないことよ。でもそれは今じゃないと思うの。どうせ、緋菜ちゃんと付き合ってくうちに自然に思い出すだろうし…」
「べ、別に私たち付き合ってるわけじゃないの、るりちゃん」
慌てて緋菜は訂正を入れる。驚いて目を上げるるり。普段から丸い目がよりいっそう丸く見開かれている。
「え?だって緋菜ちゃん告白したんでしょ?じゃあなんで付き合ってないの?」
そこで緋菜は、勇太が答えを保留していることをるりに語って聞かせた。今は勇太の答え待ちだということを。
「…勇太のくせに、ぜいたくねーっ!こーんなかわいい子に告白されて、はぐらかすなんてっ!」
「べ、別に森崎くん、はぐらかしてるわけじゃ…」
矛先が勇太に向かいそうなので、緋菜は必死でフォローする。だが一度火のついたるりの怒りは収まらない。
「緋菜ちゃんも緋菜ちゃんよ。そんなゆーちょーな事言ってるから、勇太がいつまでたっても煮え切らないんじゃない。これは私が一肌脱ぐときね」
そういうと、るりはさっと立ち上がって緋菜の手を取った。そして、強引に緋菜を引っ張って歩く。
「今日は勇太のこと、もっと教えてあげるわ。勇太の弱点とか、弱みとか、暴露されたくない秘密とかね」
それって全部おんなじ意味なんじゃ…と思ったが、緋菜は黙っておいた。
それから一時間ほど、るりの部屋を教室に、るりの「勇太レクチャー」は続いた。
と言っても、弱みとか、秘密ではなく、緋菜と会わなくなってからの勇太の生活のことがほとんどで、簡単に言えば思い出話だったのだが。
「…で、最大の問題。女性の好みね…」
勇太の昔話は楽しく聞いていた緋菜だったが、るりがそう言い出したので、姿勢を正すと真剣な表情をした。それはとても大事なことだ。
「知ってると思うけど、結構あいつはスケベだからね。その点、緋菜ちゃんかわいいし、胸はおっきいし、ウエスト細いし、ぷにぷにで100点満点ね」
るりの表現に顔を赤らめる緋菜。自分の体型は一応客観的に理解しているつもりだが、そうはっきり言われると、流石に照れる。
「ただ、勇太は優柔不断だから、女のほうから積極的に動かないと、なかなかなびかないと思うのよ」
「そう…なのかな?」
緋菜は不思議そうな顔をする。私の前では結構頼りがいがあるように見えるんだけれど…。
「そうよ。あいつちょっとシスコンだし。まあ母親不在だったから仕方ないのかもしれないけどね。だから甘えるより、甘えさせる!これよ」
そう言ってるりは緋菜の肩をぽん、と叩いた。
「緋菜ちゃん、勇太に何かアプローチかけた?」
そう言われて、緋菜はこの前手作り弁当を作って、ふたりっきりで食べたという話をしてみせた。
「ふーむ。手作り料理とは、なかなかポイント高いわね…でもそれだけじゃ押しが足りないわ」
曜子と同じこと言ってる、という感想は胸にしまって、緋菜はるりの話を黙って聞くことにした。
「もっと別のアプローチがあるでしょ?緋菜ちゃんの持ってる『武器』を使ってさ」
「私の………武器?」
るりはにやにや笑いを浮かべて見せたが、緋菜はぽかん、とるりの顔を見上げている。
「私の武器って言うと…テニス、とか…?」
「ちがう」即座に入る否定。
「何にもないところでこけちゃう、とか…?」
「それにグっと来る男もいるけど、そうじゃなくって!…もしかして本気で分かってない?」
緋菜は全然分からない、というように何度もうなづいた。はぁ、とるりが大きなため息をつく。
「さっき言ったじゃない。勇太は『スケベ』だって。だから使うのよ………緋菜ちゃんのに・く・た・い」
「に、肉体?」
緋菜の声が一オクターブ跳ね上がる。
「そう。たとえば、腕を組んでおっぱいをぎゅーっと押し付けるとか、うっかりしたふりで勇太の膝に座ってお尻を…」
「そ、そんなの、私出来ないよっ」
今度は緋菜が即座に否定する番だった。目の前で微笑まれただけで胸がどきどきして動けないときもあるのに、どうしてそんなことが出来るのか?
「………ウブなんだ、緋菜ちゃん」
るりが不意にいたずらを思いついた子供のような顔をしながら、緋菜の背後に回りこんだ。緋菜は、顔だけ動かして、るりの動きを追った。
緋菜の背後に回りこんだるりは、緋菜の後ろに腰を下ろす。
「………こーんなイイもの、持ってるのに」
そういうと、るりは不意に緋菜の両胸を、後ろからわしづかみにした。
「きゃっ!」
突然のことに、緋菜は慌てて逃げようとする。しかしるりは後ろから羽交い絞めにして、緋菜を逃さない。
「へっへっへー。捕まえたー」
「ふ、ふざけないでるりちゃんっ」
手をばたつかせて、必死で逃げようとする緋菜。だがるりはその動きを完全に封じている。
「もー。照れちゃって。…カワイイんだから」
最初からかい口調だったるりの声が、不意に調子を変える。やがて、るりは緋菜の胸にそっと手を回すと、それを制服越しに揉み始めた。
「男の子の喜ばせ方教えてあげる」
そう言って、るりはと背後から緋菜の耳たぶを口に含んで、軽く噛んだ。
「きゃふっ」
初めて経験した「甘噛み」に、緋菜の口からそんな声が漏れた。そんなことはお構いなしにるりは緋菜の耳たぶを含んだまま、ぺろぺろと舐め始める。
胸を触るるりの手は、同じ女同士だからなのか、緋菜にとって痛すぎず、かといってくすぐったくもない、そんな強さでゆっくりと乳房を揉みほぐした。
たちまち、緋菜の乳房は張り詰めたように制服の下で圧迫感を増していく。そして緋菜は、次第に自分の乳首が硬くなるのを感じていた。
それを見透かすように、るりの人差し指が乳首をぎゅっと押し、くりくりと転がした。
一方、耳たぶにキスが生み出す粘りを帯びた音と、首筋をくすぐる、るりの吐息が、緋菜の体に淫らな火をつける。
「るり…ちゃん…」
「緋菜ちゃん、かわいい…」
すでに、緋菜は逃げ出すことを忘れていた。それどころか、るりの愛撫をもっと求めていた。
自分の意思とは関係なく動く指が、舌が、緋菜の「感じる場所」を求めて動く。それは緋菜にとって未体験の出来事だった。
まるで絞るように、るりの手が緋菜のバストをもみ上げる。快感のうねりが、緋菜の体を自然にるりの方へとひきつけていく。
るりは片手を胸からお腹へと滑らせる。そして、自分にもたれかかってくる緋菜の、おへその周りを円を描くようになでた。
「あっ…ふぅん…」緋菜が思わずそうつぶやく。
「緋菜ちゃん、おへそが敏感なんだ…ふふっ、今度勇太に教えてあげなきゃ」
そのるりの言葉に緋菜は思わずはっとなって振り向く。
「へ、変なこと森崎くんに言わないでっ…!」
「冗談よ、じょーだん…言うわけないじゃない…」
くす、と笑いながらるりはまた緋菜のおへその周りを指先でなぞった。そして…るりは手をお腹から下腹部へと伸ばす。
緋菜は、自分の体を這っていく、るりの手を熱くうるんだ目で追った。
緋菜の火照った体は、いまや最後に残された、秘所への愛撫を待ち焦がれていた。るりの手が近づくにつれ、緋菜の「あそこ」がきゅっ、と緊張する。
だが、あと少しでそこに指が届くというとき、るりの手がぴたりと止まった。
「あ…?」
突然の中断に、緋菜はとまどう。
「ここから先は、ベッドの上で………ね?」
るりは緋菜の頭をなでながら、そう緋菜の耳元でささやいた。るりの絡みつくような吐息が、緋菜の耳にあたる。
その誘いを断るすべを、緋菜は持っていなかった。思わずるりに熱っぽくささやく。
「は…はい…。お願いします…」
(きれい…)
緋菜はショーツ一枚だけになったるりの姿を見て、思わずごくっ、と息を飲んだ。
しなやかな両腕と、ほどよく引き締まった足。形のいい、お椀型の乳房。きゅっとくびれたウエストに、縦長の形のいいおへそ。
それに薄いピンクのショーツに覆われた、やわらかそうな秘部。動物に例えるなら、俊敏なカモシカを思わせた。
るりと同じく、ショーツだけを身に着けた姿で、緋菜はベッドの上でるりと向かい合っていた。
「どうしたの、緋菜ちゃん、ぼんやりして」
声をかけられて、緋菜は我に帰る。
「あ、あの。るりちゃんの体、とっても綺麗だから…」
その言葉にるりはにっこりと笑う。
「ありがと。でも、緋菜ちゃんの体もとっても綺麗よ」
そういってるりは緋菜のほうへと近づいた。
ぎしっ
ベッドのきしむ音。るりは緋菜の目をじっと見つめながら、鼻と鼻がぶつかるくらいの距離まで顔を近づけた。
そして、軽く目をつむると、緋菜へと唇を突き出す。るりが何をしようとしているか察して、緋菜はあわてた。
「ま、まってるりちゃん。く、唇は駄目なの…私…」
るりの動きがぴたりと止まる。そして目を開くと、しばらく不思議そうに緋菜の顔を見ていたが、やがてははぁ、と何かを察した顔をした。
「ファーストキスは勇太のもの、ね?」
こくこく。恥ずかしさに顔を赤らめながら、緋菜は何度もうなづいた。
「分かった。じゃあ唇にキスは無しね」
るりは微笑みながら、緋菜の頬に軽くキスをする。そしてそのまま緋菜の耳を口と舌で刺激し始めた。
そして、片方の手で緋菜を抱き寄せると、もう一方の手で緋菜の乳房を下からたふたふ、ともてあそんだ。
「ふふ…ほんと、おっきなおっぱい。こんな素敵なおっぱいを自由に出来るなら、どんな男も即OKのはずよ?」
そう言いながらるりは緋菜の乳首を軽く摘む。
「きゃんっ」思わず緋菜が叫ぶ。
「おっきいけど張りがあるし、乳首はツンって上向き。男の子の理想じゃない?勇太は幸せ者ね、こんなおっぱい自分の物に出来るなんて」
挑発的なるりの言葉に、思わず緋菜は自分が勇太に乳房を愛撫される様子を想像した。
るりの手を、勇太の手だと思って、もしもそうなった時のことを考えてみる。
(もしそうなったら…私、どうなっちゃうんだろ…)
るりの愛撫ですら、身も心も溶けてしまいそうなほど熱くなる自分。それがもし勇太に抱かれたら…。緋菜には分からなかった。
「もう、こんなに固くなってる…かわい…食べちゃうね」
そういうとるりは緋菜の乳首をぺろっ、と舐めると、そのまま口に含んで吸った。
「はぁっ、はァ………ん」
「…合格よ、緋菜ちゃん。感度も最高ね」
そんなことを言いながら、るりはこりこりの緋菜の乳首を執拗に嘗め回した。
そして、両手で緋菜の乳房を真ん中に寄せると、まず右の乳首、次に左の乳首、と交互に吸い上げていった。
「きゃんっ…はぁんっ…」
るりが吸うたび、緋菜が甘い吐息を漏らす。乳首をやわらかく噛んだまま、るりは舌先で何度もその先をはじく。
「ふっ…うぅん…そんなに吸ったら、色黒くなっちゃう…」
あんまりいじると、黒くなったり大きくなったりするよ、そう言った曜子の顔が蘇る。
「…馬鹿ね、そんな簡単にならないわ。それより、もっと吸ってほしいんじゃない?」
るりは緋菜の言葉を軽くいなして、さらに緋菜の乳房にむしゃぶりついた。緋菜の胸の先に、ぴりぴりと心地よい刺激が走った。
ゆっくりと緋菜の胸全体に愛撫を与えると、るりはそっとそこから口を離した。
既に緋菜のバストはるりの唾液でべたべたになっている。窓から差し込む夕日に照らされ、緋菜の双丘が淫靡に光る。
「ここは、どうなってるのかな〜?」
るりはそう言って、緋菜のショーツの中へと手を差し込んだ。緋菜はるりに差し出すように腰を前に突き出す。
しかし、るりの指が恥丘に触れた瞬間、緋菜の体がびくっと跳ねた。
それにかまわず、るりの手は緋菜の秘所へと滑っていく。
「こら。逃げないの………うわぁ………緋菜ちゃん、もうぐっしょり濡れてる…」
「い、言わないで…」
既に制服の上から愛撫されていたときに、緋菜のあそこはしっとりと湿っていた。しかし、いまやそこはあふれんばかりの汁気を帯びていた。
「濡れやすいんだ…うらやましいな」
そんな緋菜を、るりは指でいじくりまわした。緋菜の白いショーツの中で、るりの手は変幻自在に動き回った。
「ふァ…す、すごく気持いい…」
そう緋菜がつぶやく。るりの指はまず陰唇を刺激したあと、そして緋菜のクリトリスを執拗に攻め続けた。
「うわあ…緋菜ちゃんのクリトリス、すごく硬くなってるよ」
わざとるりは緋菜の耳元でささやく。
「だ、だから変なこと、い、言わないで…」
恥ずかしさと、興奮に顔を真っ赤にして、緋菜はそう答える。しかし、そう言いながら自らの体の火照りは止めようも無い。
「普段からオナニーしてるのね?でも、これは…」
そう言ってるりが指で緋菜の割れ目をこじ開けようとする。突然走る痛み。
「ひぁっ!?」
「まだ未開発、か…。ふふふ…。ま、勇太のために取っといてあげるわ」
るりはそんなことを言いながら、今まで緋菜のショーツの中に入れていた手を抜く。そして、その指先を緋菜の目の前に突き出す。
「ほら、緋菜ちゃんの『おもらし』のせいで、こんなにべたべた…」
そう言って、るりは人差し指と親指で、自分の手についた愛液を伸ばしてみせる。ねちゃねちゃと緋菜の愛液が糸を引いてるりの指にからむ。
意識していないとはいえ、自分のしたことの結果を見せつけられて、緋菜は赤面した。しかしるりはその手をしっかり緋菜に見せつけた。
「…これ、緋菜ちゃんがきれいにするのよ。口でね」
突然、るりはそう言い放った。緋菜の目が見開かれる。
「そ、そんなっ…」
「これは意地悪で言ってるんじゃないの。練習よ、練習」
「れ、練習?」
思いがけない言葉に緋菜はとまどう。るりは緋菜を見つめながら、確信ありげにうなづく。
「そう。これを勇太のペニスだと思って舐めなさい。フェラチオぐらい、緋菜ちゃんだって知ってるでしょ?」
「フェ、フェラ…」
るりの口から発せられた言葉に、緋菜は驚きのあまり飛び上がってしまう。
確かに緋菜はその行為を知っている。女の子向け雑誌で知った、やり方。曜子が教えてくれた、初めて「彼氏」にフェラしたときの男の喜びよう。
『緋菜にもやり方教えてあげようか?男の喜ばせ方』
そんな曜子の言葉に、その時は緋菜はあわてて激しく首を振って拒否したけれど、後になって少し後悔したものだった。
それを今、るりは実践してみろ、と言う。
「女の子が受身でいられるのなんて、最初だけ。女の子も積極的に…ね。いい?セックスってのは『愛される』んじゃなく『愛し合う』ものなの」
真剣な口調でそう諭するりに、緋菜は決意を固める。手を目の前でぎゅっ、と握ると、力強くうなづく。
「…わかった。やってみます…」
緋菜はるりの差し出された手を両手でそっと自分の口元に引き寄せる。指からは、むせるような自分の『女の匂い』が立ち上る。
(森崎くんの、おちんちん…)
緋菜はそれを心に思い描く。
緋菜が実際に見たことのある男性器と言えば、小学校に上がるまで一緒にお風呂に入った父親のそれぐらいしかなかった。
だが、その記憶はあいまいで、正確な様子は思い出せない。
以前曜子が「勉強用に」とこっそり貸してくれたAVも、その部位にはモザイクがかかっていた。
そこで、緋菜は女性誌の性特集の写真にあった、コンドームをかぶったバナナを想像した。それをモデルが口に含む写真を。
手をそえて、るりの人差し指と中指をそっと口に含む。
しょっぱいような、苦いような、なんとも言えない愛液の味に、一瞬顔をしかめるが、それでも必死でその粘り気のある汁を舐め取っていく。
「駄目よ。ただペロペロ舐めたって、男は喜ばないわ。もっと変化をつけるの」
るりのダメだしに、緋菜は必死で雑誌の記事を思い出す。
「もっと、勇太を喜ばせることを考えて。さっき私が緋菜ちゃんにしてあげたみたいに、いっぱいいっぱい、刺激するの」
その言葉に、緋菜はるりの指にしゃぶりつきながら、勇太のことを考える。
夢の中に出てきた、全裸の勇太。その下半身に、自分の顔を近づけるところ。その男性自身を口に含むところ…。
緋菜はそれを思いながら、自分の口の動きに精一杯の変化をつけようとした。
「…そう、そうやって下から上に舐めあげたり…先っぽをすったり………うまいわ。緋菜ちゃん」
そう言われても緋菜には自分が上手なのかどうか分かるはずもない。るりの言葉も耳に入っていなかった。ただ勇太が喜ぶであろう事だけを考えた。
緋菜は夢中でるりの指を舐める。人差し指と中指から愛液を舐め取ると、次は親指から順番に、一本ずつ丁寧に口に含んでは舐めていく。
「ふぅっ…んっ…ふっ」
緋菜の口から無意識にそんな吐息が漏れる。指の一本一本、その付け根から先まで、裏も表も、丹念に舐める。舌をすりつけ、唇ではさみ、しごく。
緋菜は口だけでなく、頭全体を動かすようにして、るりの手に吸い付いた。
ちゅぽんっ
小さな音と共に、緋菜の口がるりの最後の指−小指−から離れた。そしてベッドの上にへたりこむと、肩で大きく息をした。
「よかったわよ。緋菜ちゃん」
るりがやさしく緋菜の肩を抱く。緋菜は疲労のあまり、倒れこむようにるりの胸にすがりついた。
「本当…?」
不安げな顔の緋菜に、るりはこくりとうなづく。
「うん…だって私のアソコもこんなに…」
そして、緋菜の手を取って自分の秘所に導く。
…緋菜の指に、熱い液体が絡みついた。思いがけないるりの変化に、緋菜は思わず、るりの顔をまじまじと見た。その瞳は何かを求めている。
「…頑張った緋菜ちゃんに、ごほうびあげなきゃね」
「ごほうび…?」
そう言うと、るりは黙って緋菜を仰向けにベッドに押し倒した。
まず自分のショーツを脱ぎ捨て、緋菜の頭をまたぐようにして、るりはその上に覆いかぶさった。緋菜の目の前に、るりの陰部がむきだしになる。
るりは緋菜の腰から荒々しい手つきでショーツを剥ぎ取る。それから、まだたっぷりと湿り気を帯びた部位に、そっと顔を近づける。
「たっぷり、かわいがったげる」
そういうとるりは緋菜の尻を両腕で抱くようにしながら、そっと緋菜の割れ目に口づけを与えた。
「はぁああっ…」
緋菜はその瞬間、ため息交じりの悲鳴をあげた。自慰では感じたことの無い快感。るりのざらざらとした舌が、緋菜の敏感な部位を何度も何度も舐める。
そのたび、緋菜は悦びの声をあげた。
その声に呼応するかのように、るりの舌が緋菜の陰部を動き回る。そして、ますます緋菜の肉壷から液を滴らせる。
緋菜は目を閉じ、夢中でるりの愛撫を受けていたが、顔にぽたり、と何かが当たる感触に、思わず目を開けた。
目の前に見えるるりの陰毛の先から、粘っこい液が緋菜の顔にしたたっている。
「私も、気持ちよくしてくれるかな…?」
そういうと、るりは今まで高々と上げていた下腹部を、るりの顔へと押しつけてきた。
緋菜は押しつけられた陰部に、恐る恐るではあるが、舌を伸ばしていった。そして、るりの黒々とした茂みを舌で書き分けると、るりの陰唇をそっと舐めた。
「ふわっ…いいわ、緋菜ちゃん…もっと舐めて…」
そう言いながらるりも無心に緋菜のクリトリスにしゃぶりつく。緋菜はそれに答えるようにるりの割れ目を舐める。
「あっ…ふぁっ…うん、いいよ緋菜ちゃん…」
「ほ、本当ですか…?」
「お願い…そのまま………そのまま舌を入れて…!」
「はっ、はい…っ」
うっとりとしたるりの言葉に、緋菜はなんのためらいもなく、目の前のヴァギナに舌を突き入れた。
燃えるような熱さとともに、愛液がどっと緋菜の舌にからみつく。るりの膣口からあふれたそれは、舌を伝わって緋菜の顔へと滴り落ちた。
緋菜は無我夢中に、舌をるりの中でこねくり回した。るりは歓喜の声を漏らしながら、緋菜の性器にキスした。
ぬちっ。ぬちっ。
「ふァっ…はぁん…あぁん…」
くちょっ。くちょっ。
「ひぃっ…ん、ひぃぃんっ」
二人の口から押さえようのない声が絶え間なく響く。そして、汁気を帯びた音が二人の耳にも届いていた。
互いが作り出すいやらしい音。そして二人が放つむっとした女の匂い。それらが合わさり、緋菜とるりをますます狂わせていった。
互いの愛撫は終わることをしらないかのように思われた。そのとき。
ガチャッ
一階から、鍵を開ける音が聞こえてきた。そして、ぎぃっという玄関のドアが開く音。
「るり姉ー。帰ったよー。るり姉ってばー」
聞きなれた男の声が二階の緋菜の耳にも届いた。
(も、森崎くん?)
慌ててるりの秘部から顔を話す緋菜。だが、るりはまだ緋菜のそれを舐め続けている。
「る、るりちゃんっ…森崎くん、帰ってきちゃった…っ」
そう声をかける緋菜を無視して、るりは性戯を続ける。聞こえてないのかと思って、緋菜は再び声をかける。
「るりちゃん…早く、服着ないと、森崎くん上がってきちゃうっ…」
だが、るりは一瞬だけ緋菜の方を向くと、にやりと笑って見せた。
「…もし、勇太がこの部屋に入ってきたら、どうなるかしらねぇ…?」
そういって再び自分の行為に戻るるり。緋菜は逃れようとするが、るりに乗りかかられているうえに、るりのテクニックが生み出す快感で力が出ない。
「だ、ダメ。森崎くんに見られたら…」
恐ろしい想像が緋菜の脳裏をよぎった。
「そのときは、勇太にも参加してもらったらいいじゃない。…そんでもって、ここでバージンあげちゃったら?」
「そ、そんなの…っ!」
緋菜の体が恐怖で引きつり、鼓動が高まる。いや、それは恐怖なのか、それとも『期待』なのだろうか。
緋菜の体が動かないのは、もしかしてそれを期待しているからではないのか。今この場で、勇太に抱かれることを…。
だが、そんなことを考えることも出来ないほど、緋菜の体はるりの舌技の虜になっていた。
「るーりーねーえー!いるんだろー」
そう言いながら勇太は階段を軽やかに上がってくる。とんとん、という足音が次第にるりの部屋へと近づいてくる。
だが、るりはそんなことお構いなしに緋菜のクリトリスに歯を立てた。
「きゃうっ」
これまでで一番大きな声が、緋菜の口から飛び出す。あわてて自分の手で口をふさぐ緋菜。
勇太の足音はますます大きくなり、るりの部屋の前でぴたりと止まった。
「るり姉、いるんだろ?入っていい?」
がちゃっ
勇太の手がドアノブにかかる音。
緋菜は最後の力を振り絞って、るりから逃げようとする。しかし、その試みは波のように打ち寄せる快感にたわいもなく打ち崩されてしまう。
「あーっと勇太。ダメよ、入っちゃ!」
という、るりの言葉。その瞬間、緋菜は全身の力が抜けるのを感じた。
「あ、誰か来てるの?下に靴が二足あったね」
すぐドアの向こうには勇太がいる、そして自分はその反対側で全裸でるりの愛撫を受けている…。緋菜の胸は張り裂けそうなほど高鳴った。
「そうよ、あんたのよく知ってる人」
るりは勇太に声をかけながら、キスを続ける。わざと、大きな音を立てるように、今まで以上の強さで。
「誰?有森先輩ですか?」
勇太の声が少しかしこまる。その声を聞いて、るりはまた不敵な笑みを緋菜に向けた。
「違うわよ、楠瀬さんよ」
「く、楠瀬さん?!」
勇太の声がすっとんきょうな調子に跳ね上がる。
「ほら、挨拶しなさいよ」
るりは小さな声でささやくと、また緋菜の股間に顔をうずめた。
「も、も、森崎くん…?ふぅっ…わ、わた、私…」
快楽の吐息を噛み殺し、息も絶え絶えに緋菜が答える。
「本当に楠瀬さん?ど、どうしてウチに?」
「あー、あとでゆっくり話すわ。あとで呼ぶから、あんた着替えてきなさい」
「わかったよ…じゃ楠瀬さん、また後で」
るりの言葉に、勇太が大声で答える…その瞬間、るりは緋菜の陰核を思い切り吸い上げた。緋菜の体を絶頂が襲う。
「う、うんっ!!………ふぅんんんっ!!」
緋菜の口から最後の吐息が堰を切ってあふれた。
がちゃ。
それと同時に、勇太の部屋のドアが閉まる音。緋菜は気が遠くなるような錯覚を覚えた。
るりはゆっくりとベッドから降りると、緋菜の方に向き直った。一方の緋菜は、まだ体に残る快感の余韻にぼんやりとひたっている。
「ふふふ…イっちゃったんだ…」
「る、るりちゃん………私の声、聞こえたかな」
緋菜の目から、自然に涙がこぼれる。緋菜は思った。最後の声がもし聞こえていたら、何もかも終わり、と。
「…大丈夫じゃない?きっと」
だが、緋菜の悲壮な思いとは裏腹に、るりはあっけらかんと言った。それを聞いて緋菜の顔にかすかに笑みが戻る。
「それとも、あとで勇太に聞いてあげようか?『緋菜ちゃんのイった声、聞こえた?』って」
るりはそれが普通のことであるかのように無邪気な様子で聞いた。
「や、やめて…!!」
ぱっと緋菜はベッドから跳ね起きる。一瞬で余韻もなにもかもが吹き飛んでいた。
「バカね、聞くわけないじゃない」
そんな緋菜の必死の形相を見て、るりがけらけらと笑った。
それから服を着た緋菜とるりは、何事もなかったかのように勇太と三人でお茶を飲み、談笑した。
どこで知り合ったの?という勇太の問いに、るりは
「ぐーぜんよ、ぐーぜん」
とだけ答えたが、勇太は別に疑問を挟まなかった。るりの人懐っこさには慣れているのだろう。その質問はそれっきりだった。
一方、森崎姉弟のやりとりをみながら、緋菜は勇太の自分への態度を密かに伺った。
表向き勇太の自分を見る目は、学校でのそれと変わりは無い。でも、もし、気づかれていたら?もし、何も聞かなかったふりをしていたら?
緋菜の頭の中をそんな考えがぐるぐると回り続けた。
小一時間ほどして、夕食の準備を始める勇太は食事の準備をする、と言い出した。夏の太陽はもうかなり傾いていた。
玄関まで送りに出たるりに、緋菜が尋ねた。
「本当に、ばれてないかな…?」
るりはちょっと首をかしげてから、映画の登場人物みたいに、おおげさに首をすくめた。
「わっかんない。ま、姉として一ついえるのは、勇太は知ってて何でもないふりできるほど役者じゃないってことね」
緋菜はその言葉に慰められたが、もちろんその言葉の効き目も長くは続かないことを悟っていた。確かめるすべはないのだから。
「あとでそれとなく聞いとくわ。緋菜ちゃんがちょっとかわいそうだし」
るりはそう言ってくすっと笑った。緋菜はお願いします、と頭を下げてから、もう一つ気になっていた質問をぶつけてみる事にした。
「…ところで、るりちゃんはどこで今日みたいなこと、覚えたの…?」
その質問に、るりは、
「さぁー、どこでしょうねぇー。…ま、もてるオンナは辛いってことよ」
そう言ってわはは、と快活に笑って見せた。緋菜はそんな様子に、いいしれぬ不安を感じ、
「…も、森崎くんにも、今日みたいなこと、教えたの?」
そう尋ねた。
息を呑んで答えを待つ緋菜。るりは演技がかった様子で、額を押さえて考えるポーズをしている。
数秒のときが過ぎた。やがて。
「それはね…」「そ、それは?」
るりは人差し指を自分の口に当てると、ウィンクしながら言った。
「ひ・み・つ!」
−終わり−
<あとがき>
本編で緋菜がるりをどう呼んでいたか、思い出せなかったので「るりちゃん」にしておきました。(本体実家にあるので今は確かめられない)。
ゲームの設定には忠実でありたいのですが、上の理由により時々そうできないときもありまして、その辺は目をつぶっていただきたく存じます。
このたびも読んでいただきありがとうございました。
>620
ごちそうさまでした。
今回も(・∀・)イイ!!
るり姉、男は弟クン一筋だけど、
女の子との経験は多そう。
女の子に好かれるタイプだし。
お詫びと訂正
>>608 × そう言って、るりはと背後から緋菜の耳たぶを口に含んで、軽く噛んだ。
○ そう言って、るりは背後から緋菜の耳たぶを口に含んで、軽く噛んだ。
>>619 × 小一時間ほどして、夕食の準備を始める勇太は食事の準備をする、と言い出した。
○ 小一時間ほどして、勇太は食事の準備をする、と言い出した。
すいませんでした。特に二つ目ひどすぎ。吊ってきます…
それから、妄想緋菜といいつつ全然妄想してねえし。
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
乙ぷに
続編期待
>>623 もしかして、テンパイもレズ仲間の一人なんだろうか・・・?
>>624 うおーっ、続編期待していただいてありがとうございます。
がんがりますぜ。でも妄想緋菜第3回はまだプロットの段階ですんで、しばらくお待ちください。
>>625 実はるり姉の設定については深く考えてなかったり。レズかもしれんし、両刀かもしれんし、
まあ設定考えるの苦手なんで、ノリでやってますから…。
テンパイとレズか…考えてなかった。それいいなあ。
それにしても、なかなかプニでパイズーリのしちゅに持ち込めず個人的には少々欲求不満。
あと弥子のひんぬーパイズリと、テンパイのとろけるようなパイズリと、姫の小さい体全体を使ったパイズリ?と…
書きてえー!時間ネエーッ
女の子同士での乳の揉み合いは、よく聞く話だからなぁ。
テンパイんちに遊びに行ったとき、ふざけて揉みあってるうちに
お互いえっちな気分になっちゃって…
って感じの過去話キボンヌ。
M.Rさんの証言(音声を変えてあります)
最初は軽い悪ふざけのつもりだったんです。
でも瞳美が異常なほど必死で抵抗するので、こっちもつい本気になって思いきり胸を揉もうとして…
すると胸から円盤状のものがコロコロと。何が起こったのかすぐには理解できませんでした。
彼女の方を見ると、「お願い、このことは誰にも言わないで!」と今にも泣きそうな顔をして言うんです。
その日以来、彼女は私の宿題を全部やってくれる大切な親友になりました。
すまん、どうもえっち方面は書けない。
>628
起動ディスク? テムパイはふにふに先輩型ロボ・・・?
るり姉はテンパイに脅しで宿題させたりしないし、
テンパイはちょぴーりジェル入りブラしてるだけだ!
久夏高校周辺で、夜部活帰りの女生徒が胸をもまれる事件が多発。
しかし証言によると犯人は明らかに女らしい。
そのころ、毎日のように帰宅が遅いるり。心配する勇太。
ある朝、るりの生徒手帳が玄関に忘れてあったので、何気なく開いてみる勇太。
その中には
緋菜ちゃん→本物。くやすぃい!
弥子→本物だがナイチチ。揉んで大きくしてあげよう
サトミ→(空欄)
唯子→でかっ
瞳美→パッド2枚
菜由→(空欄)*注:偽者くさい
曜子→彼氏に十分揉まれてるわね。大きい
早希→まだまだ
・
・
などと恐ろしい記述が。だが、それをしっかり脳みそに刻み付ける勇太。
TLS18禁Version発売決定。
綾音たんとエビと3P可能だぞ。
TLSXか。。。
別の意味でも18禁な恐怖。
二股は危険だぞ。
綾音たんの刃傷沙汰。
つ[ガンパレ]
それはそうと、DSで続編決定だぞ。
下校デートは全てタッチパネルで操作だ。
神風発生時はタッチでスカートをもう少しめくってみたり出来る仕様という噂。
>>636 ここだけの話、邪魔な男キャラはタッチパネルで思い切り突けば死ぬらしい。
しかし成功率は1パーセント以下。
成功すると裏面に突入し、犯罪者として追われながらも女の子のハートをゲットすることになるとか…。
>635
つ[絢爛TLS祭] ぁ。4月2蚊だよ・・・・
TLSXでググッてみたら、ネタじゃねーかよw
しかしマジな話、TLSは18禁になってほしくない、
という意見が本スレかTLSSスレで多数だったのが印象深い。
やっぱりTLSはそこはかとなく漂うエロがいいんであって、
もろセックスとか見たいわけじゃねえもんなあ。
元が非18禁作品だからこそいろいろ妄想できる。
18禁作品のエロパロなんてわざわざ考えない。
だからTLS本編はエロ化しちゃイヤン。
ぷに待ち
妄想緋菜第3回です。すでに妄想もくそもないので看板に偽りありですが。
今回も勇太x緋菜和姦(というかかるーいエロですね)。
あぼーん用キーワードはメル欄に。「もーそー3」です。トリップもつけてます。
もし突然かわいい女の子に告白されたら、どんなにいいだろう。勇太も一度はそんな事を夢想したことがある。
でも、例え相手がかわいい女の子でも、あらぬ関係を噂されるのはかなり不条理なんだ、実際のところ。
そう、森崎勇太は、ある朝学校に行ったら「楠瀬緋菜の彼氏」になっているのを発見した。
「いい加減、しらばっくれないで答えなさいよー」
「だから、違うって言ってるだろ……」
曜子の執拗な追及に、勇太はいい加減うんざりしながら答えた。
もうすぐ夏休みという浮かれた気分にあてられたのか、緋菜の親友曜子の追及も、何か遊び半分のような雰囲気があった。
朝、クラスメートの異様な視線に驚いた勇太は、誠太郎から「お前、楠瀬と付き合ってる事になってるぞ」という一言で、きっかり5分間棒立ちになった。
悲劇はそこから始まった。
休み時間毎の嫉妬した男共の謂れなき暴力と、ほとんど面識も無い女子からの質問攻撃。この二つに、勇太は完全に消耗していた。
そして、放課後待ち受けていたのが緋菜の友人曜子の追及だった。どうやら彼女は緋菜の告白の背中を押した張本人らしい。
その仕掛け人が「自分の知らない間に話がまとまった」と勘違いして、付き合うまでのなれそめを聞き出そうとしているのだから性質が悪い。
ちなみに緋菜も付き合っている事を否定し続け、放課後になるとすぐ部活に逃げたそうだ。勇太は心から緋菜に同情した。
「何よ。ふたりして口裏あわせちゃってさー。確かにウチの高校はカップル少ないし、隠したくもなるだろうけど、それは許されないわよ?」
と、怒ったように言う曜子の口調も、どこか楽しそうだ。楽しそうというか、目の前のおもちゃで徹底的に遊ぶまではそれを放さない、という意思にあふれている。
教室を出るところを曜子に捕まえられてから、歩きながらずっと二人の押し問答は続いている。
「だから、そんなこと隠さないって。もし付き合うんだったら君にも楠瀬さんから話がいくはずだろ?」
「話がこないから、森崎君に聞いてるのよ。緋菜を口止めするとしたら、付き合ってる相手のあなたしかいないだろうからね」
「だーかーらー」
うんざりしてもう一度同じ事を繰り返そうとしたとき、一年生の教室の方からおなじみのオデコがやってきた。
「……あ、勇太……じゃない森崎先輩」
弥子の顔が心なしか険しい。勇太は背中にひやりとしたものを感じた。
「あ、ああ弥子、いま帰る……」
「綺麗な彼女ができて、良かったですね」
勇太の顔が凍りつく。それを見て、弥子はふん、と鼻をならして、二人の目の前を通り過ぎようとする。
「違うってやっこ、別に僕たち付き合ってるわけじゃ……」
「……幼馴染とはいえ、私みたいなのに話しかけてたら、彼女に怒られるわよ。それに、『やっこ』って呼ぶのやめてよね」
とりつくしまもない。一年生にまで広まっているとしたら、なんとしても噂が広がるのを食い止めねば。その一心で勇太は弥子の肩をつかんだ。
「……何よ、勇太」
「だから、誤解だって。僕ら付き合ってるわけじゃないんだ。ただの友達で……誰かが変な噂を……」
「ただの友達?告白されたってのに、それは無いんじゃない?」
勇太の言葉尻を捕らえて、曜子がすかさず口を挟む。それを聞いて、弥子の眉間に深いしわが寄る。
「ふーん。そうなんだ……。モテモテで良いわね、勇太」
「だから違うって!」
「……それじゃあ、私いまから部活だから!」
そういうと、弥子は一目散に走っていく。その後姿に、すがるように手を伸ばす勇太。勇太の手が、むなしく何度か開いたり閉じたりした。
「……二股?」曜子の顔が怖い。今までのふざけていた顔つきとは違う。
「ち、違うよ。あいつはただの幼馴染で……」
「ただの幼馴染にしちゃ、ずいぶん彼女、お怒りのようだったけど?」
そういえば、何で弥子があんなに怒ってるんだ?そんな疑問が一瞬勇太の頭をよぎるが、そんな感情をすぐに振り払った。
今は誤解を解くのが先だ。まず二股の誤解。次に付き合っているという誤解……。
「あいつ、昔からあんな感じなんだ。すぐ人と張り合うって言うか……」
「それじゃあ、なんで幼馴染の女の子があなたと張り合うのよ?」
「それは……あ、そうそう!『かっこいい彼氏を作りたい』とか言ってたから、僕が先に彼女が出来て怒ってるんだよ、きっと!」
言ってから失言に気づき、口を押さえる勇太。曜子は見事獲物を捕らえた猟師のような、会心の笑みを浮かべる。
「なるほどね。彼女が出来て、浮かれてつい幼馴染に言ってしまった、と。で、うかつな事をしたと思って黙ってる事に決めた、と」
「ち、ちがうちがう。楠瀬さんとは付き合ってないから!そこから誤解だから!」
だがもう曜子は聞いていない。なるほどなるほど、とつぶやきながら何度もうなづいている。勇太の言葉など全く意に介さないようだ。
そこへ。
「あら、森崎。どうしたの、……この色男」
神谷菜由が、ノートパソコン片手に通りがかった。勇太は思わず天を仰いだ。物事をひっかき回すことにかけては、姫にかなう人間はいない。
「聞いたわよー。学園のアイドルをものにするなんて、あんたなかなかやるわね。……ねえ、お祝いにさ、今度学食おごってよ」
「あ、あのね、神谷さん。別に僕は楠瀬さんと……」
そう言いかけたとき、今度は渡り廊下の方から、もう一人の「学園のアイドル」が現れた。そして、勇太を見つけると微笑みながら近づいてくる。
「あら、森崎くん……どうしたの?こんなところで」
女二人に挟まれてうろたえている姿に、瞳美が不思議そうにたずねた。
「あ、有森さん、こんにちは……」
「何?あんた有森先輩にまでコナかけてたの?」
と曜子。
「へー、学園のツートップ独占かー。こりゃ学食どころじゃないわね。マックとゲーセンも奢ってもらおうかな」
と菜由。
にやにや笑う二人。瞳美は首をかしげている。
だが、勇太は覚悟を決めた。もうどうにでもなれ。どんな言い訳も現状には無力だ!!
「だから、全部誤解!僕は楠瀬さんと付き合ってないし、告白の返事もしてないから!」
そういい捨てて、勇太は猛然とダッシュした。
「あっ、コラー!待てっ!」「こら、逃げるな!」「森崎くん!?」
そんな叫びを背中で聞きながら、勇太は一目散に走った。曜子と菜由は追いかけてきたが、いくら帰宅部とはいえ、女子に負ける脚力ではない。
しかし、明日も学校で同じことが待っているかと思うと、目の前が暗くなる勇太だった。
さて次の日。
ふたたび女性軍の興味本位の追求と、男共の張り手からプロレス技まで多種多様な攻撃に苛まれながら、勇太は何とか昼休みを迎えていた。
さすがにみんな食欲には勝てないらしく、勇太のことはひとまずおいて、各自弁当をほおばったり、パンをかじったりしている。
疲れ果てた勇太が自分の机に突っ伏していると、誠太郎がひょい、と目の前に座った。
「疲れてるな」
「……そりゃ、身に覚えの無いことで、あれだけ追求されりゃあね」
顔もあげず、勇太がつぶやく。どうやら食事を取る元気も無いらしい。一方、どうでもいい、といった風に誠太郎はカメラを弄っている。
ふと思い立って、勇太は顔を誠太郎に向けた。
「そういえば、誠太郎だけは何も聞いてこないな。なんでだ?」
その言葉に、さも当然といったように誠太郎は答える。
「そりゃ、毎日のように被写体として楠瀬を見てるからな。もしキミらが付き合ってるなら、どこかしら変化があるだろう。でも無い。つまり……」
「……僕と楠瀬さんは付き合ってない、と確信してるわけか」
このときだけは勇太は誠太郎を心の底から尊敬した。
「ありがとう。お前は変人だが、いい奴だ」
そう言って握手しようとする勇太。だが誠太郎は手を出さない。
「残念だが握手はできないな。噂のおかげでお宝生写真の売り上げがガタ落ちだ。売れ線は他にもあるが、さすがに有森瞳美さまだけではキツい」
ああ、と勇太は机に崩れ落ちた。そんな影響がでるようでは、噂は相当な範囲に広がっているのだろう。
「そんなことより、次の時間の心配をしたほうがいい」
「次?」
勇太はあっけにとられて誠太郎を見つめている。やれやれ、といったように誠太郎は肩をすくめて立ち上がった。
「四時限目は体育だ。2年A組との合同授業だぞ」
勇太はあっ、と目を見開く。
「両クラスの生徒の目にさらされるんだ。直接追求されなくても、結構きついと思うが」
「勘弁してくれ……」
「確かに辛いだろう。だが、楠瀬はもっと辛い。せめて君だけでも毅然としているべきじゃないか?」
誠太郎はちょっと真剣な目つきで、勇太を見た。勇太はそう言われて、しばらくその言葉を頭の中で咀嚼していたが、やがてゆっくりうなづいた。
「そうだな……うん、そうだ。楠瀬さんだって、被害者なんだしな」
「わかれば、いい」
誠太郎はそう言ってどこかへ去っていった。勇太は、そんな誠太郎を、もう少しの間だけ尊敬しておくことにした。
だが、何事も思い通りにはいかない。人生は不条理なのだ。
両クラスの注目の視線を集める中、突如として倒れるというのも、楠瀬緋菜にとっては十分不条理だった。
ふと額に冷たいものを感じて、緋菜は目を覚ました。小さいころ、母親がしてくれたような、懐かしい感触。
ああ、誰かが絞ったタオルを当ててくれているんだ。そう思って、緋菜はそっと手を伸ばした。
タオルとは対照的に暖かい手が、緋菜の額の上にある。それを緋菜はやさしく握った。
「楠瀬さん……」
男の声に驚いて、緋菜ははっと目を開ける。ここは家ではない。家であるはずがない。突然気が遠くなって倒れたあと、確か……。
「良かった。目、覚めたんだね」
隣に座っていたのは、森崎勇太だった。いつもの学生服姿で、緋菜の額にそっと濡れタオルを当てている。
「も、森崎くん!?」
あわてて手を引っ込める緋菜。だが、そんなことは気にせず、勇太は穏やかに微笑んでいる。
「突然倒れたから、びっくりしたよ。保健の先生が言うには、緊張とストレスで体調を崩したんだろうって」
何のストレスなのかは言うまでも無かった。勇太との噂。周りの好奇の目。
現状がつかめなくて、緋菜はあわてて回りを見回す。ここは保健室だ。自分と勇太以外、人の気配はない。
窓から差し込む夕日が、すでに放課後であることを緋菜に告げている。ゆっくりと上半身を起こし、周りを見渡す。
二つ並んだベッドの一つに自分が寝かされていること。そして自分がまだ体操服のままであることに、緋菜はようやく気がついた。
不意に恥ずかしくなって、緋菜はシーツを自分の顔まで引っ張りあげた。そして、目だけを出して、勇太を見ている。
「どうして……?」
あなたがここにいるの?その言葉を最後まで言えず、緋菜は口ごもってしまう。
「僕が、ここに楠瀬さんを運んだんだ。それからまた授業に戻って、今さっき楠瀬さんの様子を見に来たところ」
「え?……なんで、森崎くんが?」
合同授業とはいえ、倒れた人間の世話はそのクラスの保健委員がやるのが普通だ。
だが、緋菜の言葉に勇太は申し訳なさそうにうつむく。緋菜は不振に思って、その顔を覗き込もうとした。
「ごめん。僕……火に油を注いじゃったかもしれない」
そう言って勇太は緋菜が倒れた後のことを語りだした。
簡単に言えばこうだった。何事もなく体育の授業が進んでいたとき、突然緋菜が倒れた。それはあまりに突然だったので、その場にいた誰もが動けなかった。
ところが、そのとき勇太が真っ先に行動を起こした。
何しろ、緋菜のすぐそばにいたクラスメイトより、勇太が緋菜を助け起こす方が早かったぐらいだった。
勇太は緋菜に怪我はなく、その一方高熱を出していることを確認すると、ためらう事なくあることをやってのけた。
「……僕、気が動転して、楠瀬さんをこういう風に……だっこして保健室まで連れてきちゃったんだ」
と言って勇太は立ち上がると、想像上の緋菜を両腕で下から抱え上げるしぐさをして見せた。
「あの、それって……つまり、おひ……」
「……そう、『お姫様だっこ』」
そこまで言って勇太はまた頭を下げた。クラスメイトの目の前で、噂のカップルがお姫様だっこ。いいわけ出来るような状況ではない。
いや、もはやみんなの前で堂々と交際宣言したに等しい行為だった。
「ごめん、悪気はなかったんだ。ただ……」
そう言って頭を下げ続ける勇太に、緋菜はそっと手を伸ばした。勇太の手に指でそっと触れる。
「……森崎君が、あやまることない」
その言葉に、はっと顔を挙げる勇太。緋菜は微笑んでいる。恥ずかしそうに、でも心から幸せそうな、笑み。
「ありがとう。森崎くん、一生懸命私のこと助けてくれたんだね。……ありがとう」
その自分の言葉に、なぜか緋菜の目から涙がこぼれる。
「私ね、すっごくうれしい。森崎くんを好きになってよかったって、ほんとうに思う……」
「楠瀬さん……」
緋菜は両手で勇太の手をぎゅっと握った。そしてそのままその手を自分の胸元に引き寄せる。
「く、楠瀬さんっ!」
手にあたる柔らかな二つの感触。思わず勇太は手をひっこめようとした。
しかし、緋菜は強く勇太の手を握って放さない。そして、まるでロザリオを握って祈るクリスチャンのように、勇太の手を握ったままそっと目を閉じた。
「私、森崎くんが私のこと好きになってくれなくてもいい。……私は森崎くんが好き。それだけで、いい」
緋菜の頬に、細い涙の筋が流れた。
しっかりと握った勇太の手のぬくもりを感じながら、いつまでもこうしていたい、緋菜はそう願った。
ぎしっ
ベッドのきしむ音がして、緋菜はぱっと目を開けた。勇太がベッドに腰掛けた音だった。
勇太はそっと緋菜に自分の顔を近づけた。
「森崎くん……」
そうつぶやいた緋菜は、またそっと目を閉じ、自分の唇を勇太のほうに差し出した。
熱い息が緋菜の顔にあたる。そしてうっすらと感じる勇太の体温。目を開ければすぐ前に勇太の顔がある、それを緋菜ははっきり悟った。
次の瞬間、緋菜はほのかに濡れた感触を唇に感じた。
軽く触れただけの、なんてことのないキス。
だが、緋菜にとっては今はその感触だけが感じられる全てで、それ以外の感覚は消えてなくなっていった。
一瞬だけ勇太の唇がぎゅっ、と緋菜のそれに押しつけられ、そして離れていった。
おずおずと目を開ける緋菜。目の前に、困ったような顔をした勇太がいる。
「森崎くん」
顔を真っ赤にした勇太に、小さな声で呼びかける。勇太ははにかみながら、緋菜を見た。
「……もっと」
自分の顔も紅潮していることが、緋菜にも分かった。恥ずかしさのあまり、また目を閉じて、口をつぐむ。
勇太の近づく気配。
二度目の接吻は、一度目より長く、そして濃厚だった。
勇太の唇は緋菜の上唇をかるく挟んで、そっと吸った。応えるように緋菜も勇太の唇を愛撫する。
二人はしばらくお互いの唇を味わっていたが、やがてどちらともなく舌を伸ばし、唇の間にそっと差し入れた。
「……ふぅ……」
緋菜の口からため息のような熱をもった吐息が漏れた。
緋菜はぎこちなく勇太の舌に自分の舌をからませる。ぬるぬるとした感触が伝わってくる。
勇太の舌は、緋菜の口の中で緋菜と絡まりあい、緋菜の中をつんつんとつつく。そして、一個の生命体のように緋菜の中で動き回る。
緋菜の両手は勇太の頭を抱き、勇太は緋菜を抱きしめた。
緋菜の手が精一杯勇太を求め、その体をつなぎとめようとする。反対に勇太はやさしく緋菜の背中に手を回している。
「ふう……」
長い、長いキスが終わり、二人は見つめあった。緋菜の潤んだ瞳に、勇太の姿が映る。まだ軽く開かれた唇は湿り気を帯びていた。
そのとき、緋菜は、勇太の体の変化にいち早く気づいた。
「森崎くん……おっきくなってる」
思わず緋菜は口に出してしまう。ズボンの上からでも勇太の物が屹立しているのがはっきりと見えた。
「……楠瀬さん」
勇太は我慢しきれなくなって、緋菜の両肩をつかむ。はっとして体をこわばらせる緋菜。
そのまま、ベッドにゆっくりと緋菜を押し倒す。
重なり合う二人の体。
……だが、最後の瞬間に、緋菜の大きな瞳に見つめられ、勇太は動けない。
「もり……さき……くん」
おびえた緋菜の声。勇太の胸に後悔が黒雲のように巻き上がる。
(……なにをしているんだ!?僕は!)
そう自分を叱責する。だがそのとき、緋菜がおずおずと口を開いた。
「ちょっと、待って……」
緋菜はそっとベッドから足を下ろす。小さな足、しなやかな両脚、そして紺色のブルマに包まれた下半身が、シーツの下から姿を現した。
緋菜はゆっくりとベッドを降りると、ベッドに座る勇太の足元に跪いた。勇太の怒張が、緋菜の目の前にある。
「……お、男の子って、……したいときに、こうなっちゃうんだよね?」
小さな声で、見上げるようにしながら緋菜が尋ねる。勇太はうなづくしかない。
「あ、あの……ごめんね。私、もうすぐ……き……日なんだ……」
「……え?それって……」
「う、うん……もうそろそろ、危ないの……。だから……」
そう言って緋菜は勇太の股間に手を伸ばす。そして、おびえるような手つきでズボンのチャックを下ろしていく。
まるで、危険物に触れるかのように、緋菜の細い指が勇太のズボンの中に進入する。
やがて、トランクスの布越しに熱い肉の棒に行き当たると、それを恐る恐る二本の指でつまみ、ズボンの外へと解放した。
緋菜の目の前に、トランクスに包まれた勇太のペニスが現れた。
「……く、口でしてあげる……ね?」
そういってちらり、と上目遣いに雄太の顔を伺う。雄太は黙って緋菜を見つめている。
それを承諾と受け取った緋菜は、両手を使って、そっとトランクスの前を開いた。
充血した肉棒が、緋菜の前にさらされた。
初めて見る、勃起した男のもの。緋菜は想像を超えたその姿に、目を丸くして見つめている。
「楠瀬さん……そんなにじっと見られたら……」
さすがに勇太も恥ずかしくなって、そうつぶやく。
「あ、ごめんなさいっ……初めてだから、びっくりしちゃって……」
そう言ってから、緋菜は勇太の物を両手で挟むようにして握る。
緋菜が触れた瞬間、勇太自身がびくっと動いた。
「きゃっ!?」
「ご、ごめん。ぼ、僕も緊張してるから……」
真っ赤になってあやまる勇太。その顔を見て、緋菜は少しだけ落ち着きを取り戻した。
「かわいい」。そんな感情が、緋菜の胸にわきあがる。勇太も緊張しているのがはっきりと分かる。
そっと、緋菜はそっと肉棒の先に口を近づけていく。以前、るりと練習したときのことを思い出しながら。
赤く充血した亀頭の先から、透明な液が滲み出しているのが見えた。
緋菜はまずその液を舌の先で軽く舐めると、キスするように亀頭の先を口に含んだ。
口に軽く含んだ肉棒を、緋菜は舌を使ってゆっくり舐めはじめた。まず亀頭の裏側を、そして顔を動かして、カリ首全体に舌を擦りつける。
緋菜は、不思議と汚いと思わなかった。それどころか、喜びで胸がいっぱいになる。
「き、気持いい……?」
咥えながら、勇太を見つめる。勇太は小刻みに何度もうなづいて見せた。それを見て微笑む緋菜。
ゆっくりと肉棒全体を咥える。緋菜の口には余るほど、勇太のそれは大きくなっていた。
それを無心にしゃぶる緋菜。
「あっ……楠瀬さん……とっても……とっても、気持いいよ……」
「う、うん……頑張るね」
勇太のつぶやきに応えるように、緋菜はさらに一生懸命に顔を動かす。
ねっとりとした愛撫に勇太は恍惚の表情を浮かべ、緋菜の柔らかな口腔が絡みつく感触に酔いしれた。
ふと、緋菜は勇太からいったん口を放す。
「な、何するの?」
不意にフェラチオを中断され、驚く勇太。
緋菜は黙って自分の体操服のすそを捲り上げた。白い上着の下から、ブラジャーに包まれた緋菜のバストが現れた。
ぷちん、と音がして、緋菜のブラのホックが外される。はじけるように、緋菜の双丘があらわになる。
それは雪のように白く、みずみずしい張りを持っていた。花のつぼみのような小さな乳首は桃色に輝いている。
まるで神話をモチーフにした絵画の、女神のような胸だった。
普段、制服の上からでもはっきりと分かるほどの大きさを持った緋菜の胸が、今全ての縛めを解き放って勇太の目にさらされている。
緋菜は自分の胸を勇太の下半身へと近づけながら勇太の問いに答えた。
「……男の人って、こういうことされるの、好きなんだよね……?」
緋菜は自分の両手を使って、そのたっぷりとしたバストで勇太の物を挟む。
そして、体全体を使って勇太の肉棒を激しくしごき始めた。
「く、楠瀬さんっ……」
あまりのことに、勇太は快感より驚きに身を震わせた。緋菜は顔を真っ赤にしながら、無心に勇太自身に奉仕している。
「森崎くん、いつも見てたよね……?私の胸……」
本当のことを言い当てられ、勇太は言葉を失う。それを見ながら、緋菜はちょっと笑ったように見えた。
「気づいてたんだよ?だから……森崎くんに、いつかこうしてあげよう、って」
そう言いながら緋菜はなおも激しく胸を勇太にこすりつける。緋菜の体が前後に動くのに合せて、二つのお下げ髪が揺れた。
勇太は完全に緋菜にされるがままになっている。
唾液に濡れた勇太のペニスと緋菜の乳房がこすりあい、ぬちょぬちょと淫らな音をたてた。
勇太はその肉棒で緋菜の胸のぬくもりを味わい、緋菜は胸全体で勇太の熱い怒張を感じていた。
すでに勇太自身はまるで石のように硬くなっている。緋菜は動きを止め、また勇太のものをそっと両手で覆った。
「ぁっ……楠瀬さん……」
「私、本当は、とってもエッチなんだよ。森崎くんの事考えて、いつも……独りで……」
ずっと夢に見た、勇太との交わり今の現実が信じられず、緋菜からいつもの恥じらいを奪い去っていた。
もし夢なら、覚めないで欲しい。いつまでも「森崎くん」とこうしていたい。だから緋菜は、自分の欲望のまま行動していた。
再び、緋菜は勇太のペニスを一気に根元までほおばった。小さな口いっぱいに、勇太のものを押し込む。
緋菜は歯を立てないよう、ゆっくりと動き始めた。そして、勇太のそれを優しく舌と唇で味わう。
緋菜の片手が、ゆっくりと自らの内股に伸びる。緋菜は勇太にフェラチオをしながら、ブルマ越しに秘所をいじくり始めた。
緋菜の秘所はブルマの上からでも分かるほど、じっとり湿って熱を帯びている。緋菜は二本の指でそこをゆるゆると擦っていく。
「ふ、うぅ……ん……」
思わず、緋菜の口から淫らな息があふれた。
「ねえ、森崎くん。……こんな私……軽蔑する?」
緋菜の言葉に、勇太は無言で首を振る。安心したように、緋菜は笑う。そして一層勇太と自分を気持ちよくするため、動く。
あやしく動く緋菜の手。やがて、おしゃぶりの動きに合せて、緋菜の腰もゆったりと前後に動きだす。
「く、楠瀬さん……もう出るかも……」
勇太が搾り出すように言う。
「あっ……待って、私も一緒にいきたいから……ね?」
「……分かった。一緒にいこう、楠瀬さん……」
緋菜は高みを目指して、さらに激しく、割れ目に沿って指を動かし陰核を転がした。
緋菜の秘所から聞こえる、粘り気を帯びた衣擦れの音。そして、緋菜の口元から漏れる、肉と肉が擦れあう音。
「……うぅん……もりさきくん……ふぅん……」
「ああ……ああ……くすのせ、さん……」
絶え間ない快楽の波が緋菜の体を走る。
「ふぅ……うぅん!……んン……!」
「あぁ……くすのせさん……!」
勇太と緋菜を何度もしびれるような快感が襲う。熱に浮かされたような二人の声が次第に高まっていく。
そして、何度目かのうねりが通り過ぎたとき、不意に勇太が叫んだ。
「あっ……楠瀬さんっ……!!」
次の瞬間、緋菜の口へと、勇太の熱い精が放たれた。
「あっ!?……ふわぁっ……!」
驚いて口を放す緋菜。しかし、とどまる事をしらない勇太の奔流は、緋菜の顔へ、髪へ、そして胸元へと飛び散った。
だが、緋菜の自慰は止まらない。それどころか、勇太の熱いシャワーを浴びながら、激しく陰部に指を擦りつけた。
「あっ……はぁっ……あああぁ……!!」
そして、勇太の精を浴びながら、緋菜も絶頂をむかえた。絶え絶えに息を吐きながら、体を震わせる。緋菜の腰が激しく痙攣し、やがて力尽きた。
最後の振るえが去ったあと、緋菜はぺたりと床に腰を降ろし、一つ大きな息を吐き出した。
勇太も力尽きたようにベッドに倒れる。そして、荒々しい息をゆっくりと整えていく。
「ねえ、森崎くんの……あったかい……」
緋菜のつぶやきを聞いて、勇太ははっと我に帰る。見ると、緋菜の顔や、乳房に大量に白い精液が滴っている。
「あっ!ご、ごめん、楠瀬さん!!」
勇太は慌てて萎えたペニスをズボンに収めると、タオルを一枚とって、それを洗面台で濡らして戻ってきた。
「…・…ごめん、ごめんね……」
そう言いながら、勇太は緋菜の顔や、髪や、乳房についた自分の分身たちを拭い取る。
半裸の姿をさらしながら、緋菜は勇太にされるがままになっている。勇太の手が胸にのびた時、
「森崎くん……」緋菜はためらいがちに勇太に声をかけた。
「な、何?」
「もっと、やさしく拭いて欲しいな……おっぱい……痛いし」
そういって緋菜はうつむく。勇太は思わずタオルを落としてしまった。
「ご、ごめん!ゴシゴシ拭いたら痛いよねっ」
「うん……ちょっとだけ、ね?」
改めて、勇太はまるで壊れ物を扱うかのように、そっと緋菜の乳房を拭く。乳首の周りも、円を描くように丁寧に。
それを見ながら緋菜がつぶやく。
「なんか……森崎くんの手つき、いやらしい」
「そ、そう言われても……」
耳まで赤くした勇太を見て、緋菜は幸せそうに笑う。それを見て、勇太の顔にも笑みが戻る。
「うそ。……これからも、やさしくしてね」
「……うん」
「森崎くん。大好きだよ」
「僕もだよ、楠瀬さん」
微笑みあう二人。
やがて勇太は緋菜の体を拭き終わる。
乱れた二人の服を直して、汚れたタオルを洗って、勇太と緋菜の初めての愛の営みは終わった。
そして最後に、二人はもう一度だけ軽いキスを交わした。
それからしばらく後。時刻はすでに6時をまわっている。
「今日は本当に疲れた……」
帰宅した勇太がそうつぶやいて、居間のテーブルに突っ伏していると、るりが自分の部屋から降りてきた。
「どうしたの、そんな疲れた顔して」
「な、なんでもないよ」
るりの何気ない質問に、思わず動揺してしまう勇太。そんな勇太を見て、るりはすっと勇太のそばに近づいた。
「お姉さまに隠し事?」
そう言ってるりがボキボキと拳を鳴らすものだから、勇太も仕方なく重い口を開いた。
姉のパンチなど痛くもないが、しつこく付きまとわれるのはこりごりだった。
「……って、わけで、今日一日は質問攻めでさ」
「ふーん」
あえて体育の時間のこと、そしてもちろん保健室でのことは触れず、勇太は緋菜との噂のみを語った。
だが、るりはそれに感想らしい感想も言わず、勇太の話を聞いている。
不意に、るりは顔を勇太に思い切り近づけた。
「な、なんだよ」あわてる勇太。
「……」
黙ってるりは勇太の体をじっと見つめている。勇太は思わず椅子から立ち上がり、数歩あとずさった。
「……緋菜ちゃんと、何かあったわね」
勇太の目をまじまじと見つめながら、るりは静かにつぶやいた。
「なっ、何を!?」
「……あんたの体、アレの匂いがする」
「っ!」
またも、動揺を隠せない勇太に、るりはそっと背を向けた。心なしか、うつむいているようにも見える。
「そうやって、段々お姉ちゃんから離れていっちゃうんだね……?」
その言葉に、勇太の顔が一瞬こわばる。
「あ、当たり前だろ!あんな事、もう二度としないって……」
るりの体に電気が走ったように震えた。言ってから、勇太はしまった、と口をふさいだ。
「そうだよね……」
「るり姉……」
途切れ途切れにるりは言葉を吐き出す。罪を告白するように。
いつの間にか日は沈み、二人の姿は深みを増す夜の闇に包まれていく。
「ごめんね……嫌な事思い出させて。私が悪いのよね」
「るり姉……」
「ごめんっ」
そう言うと、るりは小走りに階段を上っていった。勇太にはとめる暇もない。伸ばしかけた手が、だらりと下がる。
それから、勇太は居間に独り、いつまでも立ちすくんでいた。
― 続く…… ―
<あとがき>
毎回一話完結のつもりが、「続く」としてしまった……というのも次でこのシリーズを終わらせるためです。
なんとか大団円に持っていくため、今回は伏線(というほどでもない)が多くなり、仕方なく分割しました。ご了承ください。
ともかく、次の第4話で終わります。ただ、リアルが忙しいので次の投下は今月22日以降になると思います。
たまに名無しで保守カキコはするつもりですが(自分の発表の場を守るため……勝手だな俺)。
今回も読んでくださってありがとうございました。
GJ
乙ふぇらぱいずりぶっかけ乙ぱい。
弟クンはちゃんとるり姉ともするように。
3Pで幸せになろう。
ぐっど!
細かいことで申し訳ないがちょっと気になったのが
>>646の「僕ら付き合ってるわけじゃないんだ」
『楠瀬さんとは〜』ならともかく『僕ら〜』なんて言ったらやっこや曜子が食いつかないはずがない。
お、おねいさんヒョトして・・・
安心めされよ。投下までわれらが保守いたす!
ところでパンツもブルマもビショビショなプニはノーパンで帰ったのだろうか
みなさま感想ありがとうございます。出来るだけ早く帰還できるようがんがります。
>>662さん
確かに、ちょっと含みがある言い方ですね(「僕ら〜・・・」)。
このあたりはかなりノリで書いてたので、ちょっと会話的に変かもしれません。
(最初はもっと弥子と勇太の掛け合いが長くするつもりでした。強引に短くしたのも原因か)
ご指摘ありがとうございました。
>>664さん
その方が俺が楽しいので、ノーパンで帰った事にします。決定。
では、22日までしばしお待ちを。(個人的には他の職人さんがきてくださるを待っているのですが)
666 :
SS職人:2005/04/09(土) 00:24:07 ID:wMYCF/v9
SS投下いっきまーす!
『デジタル・ラブ・ストーリー 女神昇天』
瞳美テンパイとSEXした。
すごいよかった。
〈完〉
>666
……腹上詩であった、と伝えられる。
668 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 23:41:35 ID:oviBV1Kg
逝き紙様キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ひなとテンパイとるり姉に挟まれてぶっかけて、とろとろのべとべとになりてぇ。
あー、あー。
緋菜にメイド服きせて御奉仕させたい
あからさまなプレイより自然なエチー感覚。
若奥様スタイルでご奉仕。
672 :
SS投下:2005/04/12(火) 14:22:23 ID:f8Yy1bFN
『真・女神昇天 ヒナターン』
神は言われた。
「乳あれ」
こうして、乳があった。
(創乳記 0:81)
勇太と緋菜は夫婦の寝室でSEXしていた。
緋菜のおっぱいがおっぱいでおっぱいだ。
「おっぱい、おっぱいい?」
と、緋菜がおっぱいくおっぱった。
「おっぱい! おっぱ・・・いよぉ!」
と、勇太はおっぱう。
「おっぱいい? おっぱいいのっ!?」
「おっぱいい、すごくおっぱいいよっ」
「わたしもおっぱいいわぁっ」
「あっ、お、おぱっ、ぼ、僕もうおっぱるかもっ!」
「いいわっ! いっしょにおっぱろっ!!」
「お、おぱ、おぱっ」
「わ、わたしも・・・おぱっちゃいそうっ!」
「おぱっ、おぱっおぱっ」
「おぱっおぱっおぱっおぱっ」
「おぱっおぱっおぱっおぱっおぱおぱおぱっ」
「おぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱ」
「おぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱ」
「おぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱ」「おぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱ」
「おぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱおぱ」
ぱっきゃまらお ぱっきゃまらお ぱおぱおぱー
<完>
おっぱいを語るのに多くの言葉はいらない。
ただ己の全てをこめて、こう言えば良い。
おっぱい!おっぱい!
674 :
初心者#:2005/04/13(水) 17:04:07 ID:uOTY9Okz
勉強部屋の片隅のベッドの上で、若い男女は無言のまま見つめ合っていた。
閉じられたカーテンの隙間から、観客のいない夕日が名残惜しげに洩れている。
床には無造作に脱ぎ捨てられた制服類。二人は下着のみの姿だった。
それが何を意味するのかは、誰の目にも明らかだった。
「緊張してる?」
張り詰めた糸を断ち切るように、勇太が声をかける。
「大丈夫。普通よ」
と、恵子は気丈に答えてみせた。
「そっか」
安心した勇太は、恵子の背中に両手を回した。
慣れない手つきでブラのホックを外していく。
心臓が、まるで別の生き物のように跳ね踊っている。
その鼓動は、外の蝉の大合唱をかき消さんばかりに彼の中で鳴り響いている。恵子の白い双丘が蛍光灯の人工的な光に晒された。
まだまだ未発達だがつんと上向きで形は良い。乳首もほのかな桜色だ。
恥ずかしさのためか、恵子は祈るように目を閉じていた。
勇太は思わず唾を飲み込んだ。そんな自分を慌てて取り繕うように、
「綺麗だよ」
と、用意された台本を読み上げるような陳腐なセリフを放つ。
「そんな・・・普通よ」
と、恵子はそっぽを向く。
勇太は恵子を仰向けに寝かせ、彼女の胸に鼻を近付けた。
ああ、これが女の子の・・・。
懐かしいような、それでいてどこか扇情的な匂いが、脳の奥まで浸透していく。
675 :
初心者#:2005/04/13(水) 17:08:01 ID:uOTY9Okz
いつか見たビデオに倣って、勇太は恵子の乳房を逞しい手で被った。
乳房を鷹揚にこねながら、勃起した乳首を人差し指の先でリズミカルに弾く。
「どう? 感じる?」
探るような問いに、恵子は小さく頷く。
勇太はほっと息をついた。初めてにしては上出来かもしれない。
「何カップあるの?」
勇太の不意の質問に、
「ふ、普通よぉ」
と、恵子は声を震わせた。
勢いに乗った勇太は、思い切ってパンティーの中に右手を伸ばした。
指にねっとりとした感触が絡み付く。先程の愛撫が功を奏しているのか。
戸惑う恵子に構うことなく、勇太の右手は意志を持った触手となって、恵子の股間のスリットを手当たり次第にまさぐっていく。
「気持ちいい?」
しかし、彼女の反応は、
「普通・・・」
「そうか、じゃあ・・・」
勇太はめげることなく、スリットの上部の小さな突起をつんつんと弾いた。
「あっ・・・」
電気に打たれたように恵子の反応が鋭くなる。
それに合わせて、愛液がどろりと分泌されるのが指先で分かった。
勇太はクリトリスを集中的に攻めていった。
ぬちゃ、ぬちゃと湿った音が沈黙を埋めていく。
恵子の鼻息が荒くなり、勇太の前髪をわずかにそよがせる。
「感じやすい体質なんだね」
「ふ、普通よ」
ギアをシフトアップしていくように、徐々に指を動かすペースを早める。
「一人でしたことある?」
676 :
初心者#:2005/04/13(水) 17:10:45 ID:uOTY9Okz
恵子は黙って頷く。
快楽のためか、羞恥心が宙に浮いてしまっているようだ。
「年頃の女の子は、みんなそうゆうコトしてるのかな」
猫じゃらしでくすぐるように、勇太は甘い声で問い掛ける。
「普通よぉ」
「どれくらいのペースでしてるの? 週1くらい?」
「ふ、普通っ」
卑猥な質問にたじろぎながらも、それがかえって理性を狂わせるのだろうか。恵子は今や、快楽のメリーゴーランドに完全に身を委ねているようだった。
「どうやってしてるの? 手? それとも道具? 電動歯ブラシとか」
「ふっ、普通・・・んんっ!!」
恵子は突如、背中をブリッジのように突っ張った。
数秒間痙攣を続けたかと思うと、糸が切れたようにぐったりと弛緩して、
肩で大きく息をついた。
オーガズムに達したのだ。
初めて見る女のオーガズムに戸惑いながらも、自分の拙いテクで彼女をイカせた事実を、勇太は無上の満足感とともに噛み締めていた。
さあ、いよいよだ。
恵子のパンティーを脱がすと、透明の粘液が股間との間に糸を引いた。
可愛らしい陰毛、そして恥丘があらわになる。恵子は羞恥のためか顔を逸らした。
勇太は自分もシャツを脱ぎ捨て、恵子と体を重ね合わせた。
にじんだ汗のため、肌がべっとりと吸い付いてくる。
嫌な感じはしない。
677 :
初心者#:2005/04/13(水) 17:13:50 ID:uOTY9Okz
むしろ彼女の体温が直に伝わってきて、それがとても心地よかった。
「じゃあ、いくよ」
神聖な儀式に臨むような口調で合図する勇太に、恵子は無言で頷く。
恵子が勇太の背中に回した両腕に力が入る。勇太は彼女の信頼が嬉しいとともに、それがより大きなプレッシャーにもなった。
何しろ初体験だった。
挿入するポイントを探って悪戦苦闘しながらも、どうにかこうにかポイントに辿り着くと、爆弾処理のように恐る恐る、しかし確実に自分自身を恵子の中に沈めていく。
初めての膣の感触は、勇太がこれまで想像していたどんなものとも違っていた。
勇太は今、体全体が男性器と同化して、母なる海に帰っていく海亀の赤ん坊のように、情欲の波に翻弄されていくのを感じていた。
不意に、何かを破った感触。
「ふ・・・痛っ!!」
小さな、しかし鋭い悲鳴が、勇太を現実世界に呼び戻す。
「だっ、大丈夫?!」
予想どおりの反応とはいえ、勇太はやはり狼狽せずにはいられない。
「ふ、普通、よ・・・」
我慢強く答える恵子。だが、恵子のそんなけなげさが、勇太にはかえって痛ましかった。
「チカラ抜いて。そのほうが楽だから」
恵子は小さく頷く。
気を取り直した勇太の情欲が、再び加速をつけはじめた。
パンッ、パンッ。
肉と汁の淫らなハーモニーが、六畳一間の部屋に響き渡る。
「はあっ、はあっ」
678 :
初心者#:2005/04/13(水) 17:16:23 ID:uOTY9Okz
勇太の情欲のギアが、五速全開に向けてシフトアップしていく。
快楽のチキンレースは、しかし長くは続かなかった。
「も、もう・・・ダメだっ」
「えっ?」
目の前でフラッシュを焚いたような恍惚が、突如として勇太に襲い掛かる。
「あ・・・」
「大丈夫?」
一通りの処理を終えたあと、自分の情けなさをごまかすように、勇太は訊ねた
「普通よ」
ベッドに腰掛けた恵子はにっこり答えたものの、どこか辛そうだった。まだ痛みが収まっていないのだろう。
ベッドのシーツには血の染みが広がり、日の丸のような赤と白のコントラストを成している。
「一人で突っ走っちゃってごめんね。もっと優しくしてあげればよかった」
「普通よ、普通」
「明日はアナルファックにしよう。二回目ならそれくらい普通だよね」
「・・・不通よ」
679 :
初心者 ◆hRJ9Ya./t. :2005/04/13(水) 17:19:06 ID:uOTY9Okz
い、以上です。
ほ、保存は可です。
隠しタンキター!!!!!!
つーか最後のオチ、ちょっとやられてしまったw
漏れの隠したんは鈴木昭子たん。