戯言シリーズエロパロスレ

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1名無しさん@ピンキー
立てちゃいますた
2名無しさん@ピンキー:04/08/15 07:18 ID:/27ZpEQB
乙。ぶっちゃけSSの書き手がいないまま落ちると予想するね
3名無しさん@ピンキー:04/08/15 08:13 ID:s729pirt
>>2
奇跡よ起きろ
4名無しさん@ピンキー:04/08/15 10:32 ID:OgiFfoqa
需要はありそうなんだけどねぇ
5名無しさん@ピンキー:04/08/15 10:38 ID:YMh+rd25
女性キャラはかなりいるんだけど、男性キャラがいーちゃんくらいしかいないのがちょっと。

とりあえず、
いーちゃん×子萩
いーちゃん×巫女子 希望。

あー想像できんわこれ。
6名無しさん@ピンキー:04/08/15 10:46 ID:/27ZpEQB
そういえばエロパロSS倉庫にいーちゃん×巫女子あったよ
7名無しさん@ピンキー:04/08/15 10:48 ID:YMh+rd25
http://library.gozaru.jp/sslibrary/z/zaregoto01.html

今ちょうど見てきたとこだった。
一応書いた人がいるのか。
8名無しさん@ピンキー:04/08/15 12:04 ID:r5HAZEtu
維新の小説は本屋で立ち読みした程度なんですが、
人間試験の『彼女』って誰? 名前あるのですか?
9名無しさん@ピンキー:04/08/15 13:54 ID:/27ZpEQB
哀川潤 か 萩原子荻
10名無しさん@ピンキー:04/08/15 16:15 ID:TKZ7/Q+Y
いーちゃんがどんな言葉攻めすんのか想像しねえ?











しかし、どんなに攻めても挿すときに怖気づいて戯言で逃げるヲチ
11名無しさん@ピンキー:04/08/15 18:05 ID:ZWYGF3YH
>>5
零崎とかGGGとかはダメなのか。
目の悪いガキとかマッドデモンとかもいるじゃん
12名無しさん@ピンキー:04/08/15 18:29 ID:2OwRMWZD
GGGは相手がサヴァンしかないな。
目の悪いガキも相手いたな、名前忘れたけど。
マッドデモンは‥ 読みたいかそれ?
13名無しさん@ピンキー:04/08/15 19:17 ID:gYiXJbri
兎吊木がどうやって性欲処理をしていたかが気になる。
14名無しさん@ピンキー:04/08/15 21:38 ID:/bF1dq0e
>>13 ((((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル  
15名無しさん@ピンキー:04/08/15 22:35 ID:s729pirt
猿を(ry
16名無しさん@ピンキー:04/08/15 22:58 ID:SAULQF88
まぁ子荻たんは俺のもの
17名無しさん@ピンキー:04/08/16 00:09 ID:a2jPHf/1
職人さん降臨までマターリ妄想しませう
18名無しさん@ピンキー:04/08/16 04:39 ID:jwsUnYAs
この小説のキャラはオナニーをするシーンしか想像できない。
19名無しさん@ピンキー:04/08/16 07:44 ID:DjOPEqn2
>>18
禿同。
まぁそれはそれで、なわけだが。
20名無しさん@ピンキー:04/08/16 10:27 ID:oFiPOkCf
なまじ女性キャラが多いだけにな。
21名無しさん@ピンキー:04/08/16 11:01 ID:E9Fa9ujE
君と僕の壊れた世界の方がネタ出しやすいようなきがする。

様刻×夜月
様刻×黒猫キボンヌと言ってみる。
22名無しさん@ピンキー:04/08/16 13:27 ID:jnNZh62p
くろね子はすごい好きなキャラだが、
あれたとえ売春だとしてもあんな見透かされた
みたいな態度の女は恐ろしくて勃たないよ俺
23名無しさん@ピンキー:04/08/16 13:29 ID:ALNl601y
スレタイを西尾エロパロにするべきだったかな?
24名無しさん@ピンキー:04/08/16 14:45 ID:uu1ZQMXI
コミケで戯言のエロ同人を購入した奴手を挙げろ。

ノシ
25名無しさん@ピンキー:04/08/16 14:58 ID:ALNl601y
あったんだ・・・(´・ω・`)どんなのだった?
26名無しさん@ピンキー:04/08/16 15:18 ID:uu1ZQMXI
友がいーちゃんを誘惑。
いーちゃん拒否。
友、自慰。
友、いーちゃんの手を使って自慰。
友、いーちゃんの手をつっこむ。
友、放尿。

こんな感じ。
27名無しさん@ピンキー:04/08/16 15:21 ID:ALNl601y
有難う、姫ちゃんじゃないならどうでもいいや(´・ω・`)
28名無しさん@ピンキー:04/08/16 15:25 ID:uu1ZQMXI
5サークルくらいあったけど
俺好みの絵のサークルは一つだけだったんだよね。
そこでは戯言カードゲームも購入。
むちゃくちゃ出来が良かったので…。
29名無しさん@ピンキー:04/08/16 18:58 ID:GUfStmnf
百合

澄百合学園









百合学園


闇突×策師キボンヌ
30名無しさん@ピンキー:04/08/16 21:44 ID:ALNl601y
神を待つ傍らSSの練習でもしよう・・・
31名無しさん@ピンキー:04/08/16 22:54 ID:bMO+ORty
神はまだかな〜?期待のage
32名無しさん@ピンキー:04/08/16 23:19 ID:FOVoYWrF
『壊れた世界』でエロパロやるなら、TAGROのエロ漫画も題材として視野に入れてみてはどうか。

ぶっちゃけ、複ny
33名無しさん@ピンキー:04/08/16 23:19 ID:DWpTC/QV
澄百合学園制服のいーたんから搾り取る哀川潤きぼん。
34名無しさん@ピンキー:04/08/16 23:56 ID:a2jPHf/1
ライノベ板での妄想が迷惑になっているようなので誘導しませう
35名無しさん@ピンキー:04/08/17 09:44 ID:Cq6aiIm3
妄想は全部こっちで
36名無しさん@ピンキー:04/08/17 18:19 ID:qcWY2tEo
さぁだれか妄想を!
37名無しさん@ピンキー:04/08/18 00:10 ID:qkk1Ow4u
ageとく
消えそうだから
38名無しさん@ピンキー:04/08/18 00:39 ID:sd31Semj
>>37
サンクス
39名無しさん@ピンキー:04/08/18 01:33 ID:sd31Semj
神降臨
  ☆ チン

        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  まだー?
             \_/⊂ ⊂_)_ \_______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/
40名無しさん@ピンキー:04/08/18 12:25 ID:sd31Semj
落ちそう
ageとくか
41名無しさん@ピンキー:04/08/18 18:53 ID:fGs6YVOm
では私もageておきます
42名無しさん@ピンキー:04/08/18 21:14 ID:qkk1Ow4u
くろねこがいいなー
43名無しさん@ピンキー:04/08/18 23:28 ID:FawJ90BR
保守
44名無しさん@ピンキー:04/08/18 23:55 ID:sd31Semj
神降臨まで雑談しましょう
45名無しさん@ピンキー:04/08/19 01:16 ID:+TRI/YQG
最近、きみぼくに手を出して西尾作品を読み進めている最中なのだが、
いまだくろね子さんを上回る萌えキャラが出てこない...
巫女子ちゃんは割と簡単にご退場されたのが惜しいと思う。
46名無しさん@ピンキー:04/08/19 02:03 ID:UcKqfbND
>巫女子ちゃんは割と簡単にご退場されたのが惜しいと思う。
禿同
47名無しさん@ピンキー:04/08/19 07:20 ID:HpBn67Vc
漏れは子荻ちゃんが良かったんだけどな〜
正直紫木なぞどうでもいい
48名無しさん@ピンキー:04/08/19 09:41 ID:O+E0QGFi
漏れは玉藻ちゃんが良かったんだけどな〜
正直紫木なぞどうでもいい
49名無しさん@ピンキー:04/08/19 09:43 ID:zz4kuz7H
>>47-48 き・・・貴様らー
50名無しさん@ピンキー:04/08/19 10:22 ID:JjC/FHow
子荻や巫女子、玉藻とか気に入ったキャラは死んでしまう
春日井春日が死にませんように
でも、おれも紫木はどうでもいいな
51名無しさん@ピンキー:04/08/19 17:48 ID:kckA4Gw/
>>45
「ワタシはむしろ逆で、きみぼくより戯言。
戯言を読んでからきみぼくを読んだわ」

くろね子さんは、いいよな〜
表紙の人物が売春してるとは・・・・・
 ラ イ ト ノ ベ ル っぽくないね

>>49には悪いが漏れは青色派なのでね
紫木はどうでもいいかな
52名無しさん@ピンキー:04/08/19 22:42 ID:vUEBS1i1
自分も子荻ちゃん派。
紫木などどうでもいい。
53名無しさん@ピンキー:04/08/19 22:45 ID:zz4kuz7H
。・゜・(ノД`)・゜・。
54名無しさん@ピンキー:04/08/19 23:18 ID:if7uCw75
赤い人に萌えている。
だが個人的に気になるのが、青色がレイープされた事実。
あいつも男だったんだなーと、かなり違うが変に納得がいくようなそうでないような。
55名無しさん@ピンキー:04/08/19 23:59 ID:kckA4Gw/
age
56名無しさん@ピンキー:04/08/20 12:19 ID:uEO4kfkE
播種
57名無しさん@ピンキー:04/08/20 15:04 ID:4/BayDKq
>>54
青色って、レイプされたっけ?
58名無しさん@ピンキー:04/08/20 17:23 ID:NnmWy/EG
玉藻って髪の色何色なんだ?
59名無しさん@ピンキー:04/08/20 17:39 ID:zTBRLxpV
カレンダーでは緑
60名無しさん@ピンキー:04/08/20 21:14 ID:2niacLJ4
>>57

おいおいw作品読んでないのかよwww
61名無しさん@ピンキー:04/08/20 22:24 ID:4/BayDKq
>>60
「既に押し倒したことがある、それも愛しさゆえでなく
ただの破壊願望で」って、クビキリにあったけどさ
兎吊木の「玖渚友と寝たことは?」で
「ぼくもありませんよ」とか答えてたぞ
これは戯言?
62名無しさん@ピンキー:04/08/20 23:08 ID:sUP1BWdk
玖渚がいーちゃんをレイプするほうが面白そう。
「まあ口じゃ何だかんだ言っても、身体は正直だよね」

青タンハァハァ
63名無しさん@ピンキー:04/08/21 06:10 ID:FA7bQTEk
ヤってすぐに逃げたから寝てないんだよ。
…戯言だけどね。
64名無しさん@ピンキー:04/08/21 16:06 ID:1hfqGABW
80いってないスレは18時間レスがないと即落ちとか
ageときます
65名無しさん@ピンキー:04/08/21 16:45 ID:3GmToh8v
そりゃやべぇ。もうあれだ神を待つより自分が神になるんだ(゜Д゜)でもエロなんてカケネェよ夏
66名無しさん@ピンキー:04/08/21 17:16 ID:/jfxoZte
ところで赤って一姫の事何て呼んでるっけか。手元に本が無いので、申し訳無いんですが誰か教えて下さい。
67名無しさん@ピンキー:04/08/21 17:18 ID:42gO8dNx
>>65
保健室で童貞捨てた体験談を書いてくれる神はいないかねぇ?
68名無しさん@ピンキー:04/08/21 17:18 ID:3GmToh8v
>>66 姫っち  だったと思う。後普通に一姫とか
6966:04/08/21 17:33 ID:/jfxoZte
>>68
そっかー。どうもありがとう。
7064:04/08/21 18:37 ID:1hfqGABW
えー、そんなことは無いみたい
ガセネタだった

神はまだかー
7158:04/08/21 20:56 ID:QxqkdHJ8
>>59
ありがとう
赤だと思ってたよ・・
72前のコテハン忘れた:04/08/21 23:07 ID:sQs21o8S
とりあえず子荻×いーちゃんで書いてるけど










無理っぽい(携帯だし)

って言うかあんな駄文保管されてたんですね
73名無しさん@ピンキー:04/08/21 23:15 ID:BgsotfgD
   _、_
 ( ,_ノ` )      n
 ̄     \    ( E) グッジョブ!!
フ     /ヽ ヽ_//
74グリーングリーングリーン:04/08/21 23:35 ID:sQs21o8S
「萩原子荻と言います。一応策師の様な真似をしています」
 そう言ったのは何処の誰だったか。…まあ、名乗っているのだからその名には違い無いのだろう。事実かどうかは別として。
 ぼくは目の前で微笑みを、否、冷笑を浮かべる少女を見やった。
「思うんだけど」とぼくは試しに言ってみた。「自己紹介ってのは普通は五体満足な相手に向かってするものだよね。子荻ちゃん」
「貴方にとって唯一誤算だったのは、この私の存在でした」
 聞いてくれなかった。
「貴方も知っているとは思いますが赤き征裁は身内に甘いのです」
「…………」
「問題はそこでした。貴方に一姫の奪還…この学園の状態を考えれば、奪還と言うに値するでしょう。それを命じたのは他ならぬ潤さんでした。だから貴方は、潤さんが一姫の味方であり、そして『私が敵だ』と思いこんでしまった」
「…………」
「しかしここで」子荻ちゃんはついっ、とタクトを振るように指を動かした。「こんな仮説は如何でしょう? 『赤き征裁が私にとっても身内だとしたら』」
「…今ここで起こっていることは、家族の中での喧嘩みたいなものだ。故に哀川さんは関与しようとしない」
75グリーングリーングリーン:04/08/21 23:35 ID:sQs21o8S
「正解です」と子荻ちゃんはにこりと笑った。
 まったく…ぼくはなんて図抜けた大馬鹿野郎だったのだろうか。追う者と追われる者が等しく共犯関係だったのならば。
 その可能性を微塵も疑わなかったぼく。いつからぼくはあの人を、赤い人類最強を信頼してしまっていたのだろう? 信じるなんて、もう何年も前に捨てたはずだったのに。
「とは言え、忠告はされました。貴方はすでにある方の所有物であると」
 …それなりにフォローはしてくれている訳だ。あのずぼら姉さまも。
「ですから、バレないようにやれと」
 前言撤回。
「忠告代わりに言っておくと、アイツにバレないなんて不可能だと思うけど」
「私には貴方の言う『アイツ』が誰なのかは分かりません。どれ程の調査能力があるのかも分かりません。しかし…」
 子荻ちゃんはそこで言うのを躊躇ったようだった。って言うかこの状況は何やら嫌な予感がする。やばい。そしてぼくの嫌な予感は外れた試しがない。
「所有物の所有物になるのでしたら、問題は無いのではないでしょうか」
「…持ち主を鎖で縛る持ち物なんて聞いたことがないけどね」
 ぼくは乾いた喉を無理に動かして言葉を紡ぐ。
76グリーングリーングリーン:04/08/21 23:36 ID:sQs21o8S
「そうしなければ所有してくださらないでしょう?」
「言っておくけどね、子荻ちゃん。ぼくは腕を鎖に繋がれ、足を床に固定された所でそう簡単に屈従したりしないんだよ。ましてや、『突然考えを改める』なんて事はあり得ないんだ」
「でしたら、これから起こる事は単なる生理現象です。精神や、心などというものとはまったく関係がありません。…もちろん――所有や被所有などという事も――」
 …詰まされた事に気づいた。成程。初めからこれが狙いか。どうやら子荻ちゃん、策師の名は伊達じゃないらしい。
 だが、ぼくも黙って刃に穿たれる訳にはいかない。
「ま、待ってよ子荻ちゃん。実はここだけの話、ぼくは先天性の凶悪な感染症のキャリアなんだ。ぼく自身がそれで死ぬのは構わないけど、他人までも巻き込むのはいささか心苦しい」
「お得意の戯言ですか? それとも、本当の本当に事実なのかもしれませんね。けれど――」
 子荻ちゃんの手が、ぼくの肩に手をかけた所で止まる。
 そして。

「――死ぬ程度の事、覚悟していないとお思いですか?」
77グリーングリーングリーン:04/08/21 23:36 ID:sQs21o8S
 ぼくは動けなかった。
 そのまま子荻ちゃんは、唇を重ねた。粘液質な、それでいて控えめな子荻ちゃんらしいキスだった。

 何分くらいそうしていただろうか。しばらくして、子荻ちゃんはぼくから一歩離れた。
「…世の中の普通の女子高生は皆、こういった事をしているのでしょうか」
「ぼくは知らないけど、している人もいるし、してない人もいるんじゃないかな。…どうして?」
「…不思議な経験です」
 子荻ちゃんはそう言って、年相応に微笑んだ。
 …まあ、薄暗い教室の一つで、鎖に繋がれ、しかも女装した男とキスを交わすなんて、そんじょそこらのコメディ小説にだって存在しないような不思議な体験だろう。
「分からない、という顔をしていますね」と子荻ちゃんは言った。「ですが私にとっては初めての経験なのです。貴方は、『持ち主』の方といつもしているのでしょうが」
 …ぼくは一度もそんな事はした事が無かったのだが、否定するのも馬鹿らしかったのでやめておいた。
「…もう一度口づけしてもよろしいですか?」
「…好きにすればいいさ。獲物を自由にできるのがハンターの特権なんだから」
「即物的なのですね…」
78グリーングリーングリーン:04/08/21 23:36 ID:sQs21o8S
 『それ』はこっちの台詞だろう? とは言えなかった。言う前に口を塞がれたから。
 子荻ちゃんは、手をぼくの頬を包み込むように触れさせ、再度唇を合わせた。
 二度目のキスは幾分粘度が増したようだった。
79グリーングリーングリーン:04/08/21 23:48 ID:sQs21o8S
【あ、ちなみに即死防止程度のものなので、ぼくが続き書く前に誰か続き書いちゃってもいいですよ】
80名無しさん@ピンキー:04/08/21 23:50 ID:ZZHSEQ3i
リアルタイムキター
81名無しさん@ピンキー:04/08/21 23:59 ID:1hfqGABW
フフフ、ここを保守してきて良かったよ

グリーン×3、乙です!!!!


記念age
82名無しさん@ピンキー:04/08/22 01:37 ID:Was/dcSI
子荻ちゃんハァハァ(;´д`)
83名無しさん@ピンキー:04/08/22 02:23 ID:TCoKK4W/
なんか無性にイイなぁ……。
84名無しさん@ピンキー:04/08/22 22:57 ID:q817doLt
背負いage
85吉兆:04/08/23 03:28 ID:+g1qPVyZ
みいこさんのからage
86名無しさん@ピンキー:04/08/23 07:08 ID:R5qrum5h
子荻ちゃん期待age
とてもGJ!! でした。次も期待してます
87名無しさん@ピンキー:04/08/23 14:40 ID:DuPM1GS1
本スレのほうがエロ話で盛り上がってるってどういうことかー
88名無しさん@ピンキー:04/08/24 04:22 ID:CIlgN6QO
神降臨を期待して…age
89名無しさん@ピンキー:04/08/24 18:21 ID:72yE2QtE
さぁ、神様我に子荻ちゃんをあたえたまへ
90名無しさん@ピンキー:04/08/24 20:11 ID:rlWKDrSf
赤音さん話題にも出てこないな・・・
心視先生とか
91グリーングリーングリーン:04/08/24 20:26 ID:dR8OjG0H
今月中には書き上げるから待ってください
ちょっと用事があって
すみません
92名無しさん@ピンキー:04/08/25 04:32 ID:tNqu1of/
期待して待ってますよ!
93刃渡さん:04/08/25 05:06 ID:g1pMcNOJ
グリーングリーングリーンさんとはまた違う話を・・・
「さっ・・・じゃあ、これからご飯を食べて帰ろうか」
「そうだねっ!うわあ!≪初ゴール!ただし自殺点≫みたいなっ!」
 きっとありえないって意味だろう・・・
「なんで?」
「だっていっくんそうゆうキャラじゃないもん」
 うーん・・・巫女子ちゃんのテンションが高いから少し感化されたかな
「でもいっくんから誘ってくれて、うれしい!」
 そういってにこにこする巫女子ちゃん
 しかし一体何がそんなに嬉しいというのだろうか。
 そして、僕たちは木屋町にある居酒屋と喫茶の中間の店に入って食事を
 とりながら雑談した・・・・そう僕は葵井巫女子を受け入れた・・・
 それが最善か最悪かはわからない・・・

 
94なぜ死んだ刃渡りさん:04/08/25 05:08 ID:g1pMcNOJ
寝れないので書いてみたけど睡魔に負けてダウンOTZ
続きは明日でも・・・
95名無しさん@ピンキー:04/08/25 05:38 ID:yu1iCEh9
>>94
期待してます!
96名無しさん@ピンキー:04/08/25 15:02 ID:BUNqkIT/
人間失格こと人識くんと伊織ちゃんのやつキボンヌ
97やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:02 ID:6mX6Huqc
ぼくときみの壊れきった世界

 ……やあやあ久しぶりだね、遊び人の君のことだから例のご執心の彼女
に操を立てて僕のところに来ない、なんてことを考えるはずもないことは
十分に分かっていたけれども、これだけ間が開くと流石の僕も気になると
いうものだよ。僕の貧弱な記憶力が覚えている限りにおいていえば、この
時間はまだまだ部活が続いているはずだが、例によって掃除をサボって抜
け出してきたのかね? 君の部活の部長については僕も良く知っているの
だが、あまり怒らせない方がいいと思うのだがね。ああ見えて彼は潔癖症
で激情家だ、甘く見るとそのうち痛い目に会うぞ。え? 彼もよく保健室
に来るのか、だって? いやいや、高校になってからは君の想像している
ような関係はないよ。まあ人にはそれぞれ歴史があるということだ、下手
に踏み込むといつか大火傷をするだろう。気をつけた方がいい。
 踏み込み過ぎるな、といえば彼女のことだ。僕がここで聞いた話による
と相変わらずちょっかいをかけ続けているようだね? 他にもガールフレ
ンドはいるだろうに熱心なことだ。彼女の何がいいのかい? おっぱいの
サイズなら僕にはとうてい及ばないつつましやかなものだったはずだ、少
なくとも今年の5月の時点ではね。ん? 何で僕がそんなことを知ってる
かって? 君はここがどこだか分かって言っているのかね? 全校生徒の
身体情報集まるバビロンの図書館、保健室だぞ。都合のいいことに国府田
先生はいつも保健室を留守にしている、その程度の数字はいつでも覗き放
題なのさ。ふむ。しかしおっぱいでないなら何が君の琴線に触れたのかな。
やはり君のサディズム的性癖が刺激されたのだろうか。彼女・櫃内夜月は
小学生の頃にそれはそれは酷い苛めを受けていたらしいからね、君のよう
なサディストには何か惹かれるものがあるのかもしれない。
98やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:03 ID:6mX6Huqc
 だが彼女を苛めるなら気をつけた方がいいぜ、何しろ彼女の兄というの
が君をも凌ぐ大変態だからだ。ああ、これはけなし文句ではなく褒め言葉
さ、何しろ僕は変態が大好きだからね。ただし君の加虐性癖を並の変態と
呼ぶならば、彼のシスコンぶりは変態の特盛り汁だくギョク付きといった
ところだろう。くれぐれも気をつけたまえ。
 そのシスコン兄貴の名前かい? 櫃内様刻、3年2組。しかしそんな事
を聞いてどうするつもりかね? 僕の知ったことではない? ごもっとも。

 それより――わざわざ剣道場の掃除をサボってまでこんな話をしに来た
わけではないだろう、数沢六人くん。お金はちゃんと持ってきたのかね?
よろしい、僕はちゃんとお金を払う限り君たち『客』を裏切るような真似
はしないと決めているんだ。
 では、商売の時間を始めようか。例によってパイズリからでいいのかな?
それともいきなり縛りに入るのかね?

 * * *
99やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:04 ID:6mX6Huqc
 * * *

 ……君がサディストで気まぐれな変態だとは知っていたが、ストーカー
の素質まで秘めているとは思わなかったよ、数沢六人くん。まさか様刻く
んの教室にまで出張しているとはね。それで何か収穫はあったのかね?
 ……ああ、それは君の勘違いだ。言ったろう、彼女の兄は君をも凌ぐ超
変態のシスコンだと。今のところ彼の視界に入っている女性は妹さんだけ
で、同級生になど一切興味なんてないんだ。琴原さんはせいぜい迎槻くん
の友達として、つまり友達の友達として相手にしている程度だろう。
 事実なんてどうでもいい? ああそれは確かにそうだろうな、君の目的
である櫃内夜月、彼女の心を揺さぶることができればそれでいいのだから。
けれども君はまだ心得違いをしている、何故なら君は櫃内兄妹の変態ぶり
を甘く見ているからさ。兄が兄なら妹も妹だ、あれが極度のブラコンであ
ることぐらい、君も良く知っているだろう? そしてあの兄妹の力関係は
圧倒的に兄の方が有利と来ている。兄が妹に隠し事をすることはあっても、
その逆は成立しないのさ。きっと今夜にでも、君が彼女に吹き込んだ話は
すっかり兄に聞き出されてしまっているだろうよ。
 まぁ僕としては君がどんな目に会おうと、誰と誰が付き合おうと構わな
いんだがね。それはそうと今日もヤっていくんだろう? 放課後といえど
も時間は無限じゃない、やるならやるで早く始めよう。
100やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:04 ID:6mX6Huqc
 ……うん? お金が足りない? 数沢くん、やることだけやっておいて
それはないだろう。お金を下ろしておくのを忘れていた? てっきり足り
ると思っていた? 言い訳は無用だよ、あれだけ僕のおっぱいを揉んだり
吸ったり鞭打ったりしておいて、清算の段になって払えないとは許されな
いよ。僕はこういう世界の調和を乱すような不誠実な行為を一切許さない
ことにしているんだ。
 明日必ず持ってくる? 結構、それは当然の心得だ。だがそれだけでは
不足だね、君にはペナルティを受けてもらおう。『約束』を破るというこ
とはそれだけ恐ろしいことなのだよ、君に悪意があろうとなかろうとも。
 ……うん? ペナルティの内容、だって? 君の知る必要のないことだ。
それに今すぐに何かしようという話ではない。君と違って僕はサディスト
ではないので、君を殴ったところで気が晴れたりはしないしね。
 安心して、ビクビクしながら、結果を待ちたまえ。

 ……さて、数沢くんも帰ったことだし、様刻くんの教室にでも行こうか。
ふむ、3年2組の明日の一限目は歴史だったな、昼休みにでも呼び出すこ
とにしよう。

 *  *  *
101やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:05 ID:6mX6Huqc
 *  *  *

 話は聞いたよ、数沢六人くん。……そんな目で見ないでくれ、僕だって
まさか様刻くんがあんな暴挙に出るとは思ってもみなかったんだ。何度も
何度も釘は刺しておいたんだがね、いや全く『混乱の乱数』の尊名はあの
暴走シスコン兄貴にでも譲り渡した方が良さそうだ。
 ん? ああその通り、僕が喋ったのさ。『櫃内夜月にあることないこと
吹き込んでいる奴がいる、その名は数沢六人』ってね。これが、おととい
君に予告しておいた『ペナルティ』だ。これに懲りたら次からはちゃんと
約束を守るように。おとといの不足分を持ってきた? 結構だ、そこに置
いておいてくれたまえ。
 まあ実際、君が昨日教室で思い知った通り、彼はああいう人間なわけだ。
君が櫃内夜月にちょっかいをかけ続けるなら、いずれ衝突は免れない相手
だったろうね。あのシスコン兄貴を攻略するのは容易ではないぜ、僕なら
彼女を諦めることをお勧めする。
 うん? ああ、様刻くんのことか。彼は……そうだな、僕の客ではない
よ、ただ保健室にはよく顔を出してくれる。僕の人間関係の中では特殊な
存在になるな。とはいえ、別に特別扱いをしているわけじゃない、普段は
君たち『客』の情報を漏らすこともしていない――君たちが、ちゃんと支
払いをしてくれる限りは、ね。
102やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:05 ID:6mX6Huqc
 ……今日はやっていかないのかい? ふむ、そんな気分ではないわけか。
まあ君がこうやって昼休みに来てくれること自体珍しいしな。……何? 
迎槻くんに放課後呼び出しを受けている? ハハハ、これは覚悟しておい
た方がいいぞ数沢くん。迎槻くんが友人思いなのは君も知っての通りだが、
彼の凄いところはその素晴らしい友情をあの大変態のシスコン兄貴・様刻
くんに対しても分け隔てなく発揮するという点なのだ。彼の博愛ぶりには
本当に心から頭が下がるね。僕は彼をしてマザー・テレサに告ぐ愛の人と
呼んでも構わないと思っているのだが君の意見はどうだろう? 博愛の人
が下級生を呼び出して叱りつけるような真似をするはずがない? ああ確
かにその通りだな、僕の言葉なんて半分以上が冗談、あるいは戯言みたい
なものなのだからあまり本気にしない方がいい。
 数沢くん、もう少し元気を出したまえ。色々あって落ち込むのも分かる
が、今にも死んでしまいそうな顔色だ。元気なんて出るわけがない? そ
れなら少しサービスしてあげよう、もうちょっと近くに寄りたまえ。

  ぱふ、ぱふ、ぱふ。

 ……少しは元気になったかね? 心配しなくても今回はサービスだ、お
金を要求したりはしないよ。君はサディストであると同時におっぱい星人
なんだから、夜月くんみたいな貧乳娘はやめたまえ。こうして顔を挟まれ
るのも柔らかくていい気持ちだろう? 僕のようなおおきな胸でなければ
できない芸当だよ。……ああ、ちなみに次からはこの『ぱふぱふ』も料金
を取るから、そのつもりでね。
 そろそろ昼休みも終わりか。多少は元気が出たようで何よりだ。迎槻く
んの呼び出しが憂鬱なのは分かるが、くよくよしても仕方あるまい。

 別に、殺されるというわけでもないのだろうし。
103やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:06 ID:6mX6Huqc
 *  *  *

 ……数沢くんの出入りの記録がない?
 それは……確かに異常ですね、国府田先生。この学園の出入りは監獄並
に厳しいですからね。
 とはいえ、こうして朝早く登校する分には何の問題もありません。だか
らこうして毎朝、国府田先生と身体を重ねることもできるんですが。
 ああ、そんなにお尻を振らなくても、分かってますよ。突っ込んであげ
ますよ、思いっきりね。
 それより、もう少しその話を詳しく聞かせてください。ゲートの記録は
どうなっていたのですか?


 ……僕は変態が大好きだから国府田先生と早朝のレズ行為にふけること
自体は問題ないのだが、彼女の好みに合わせて上品に猫を被るってみせる
のは結構疲れるな。とはいえ、保健室を『使わせてもらう』ための使用料
のようなものと思えば仕方ないだろう。
 問題は数沢くんのことだ。まず第一に疑わざるを得ないのはやはり様刻
くんか――うん、これは早急に確認する必要がある。
 教室で浴びることになるだろう視線のことを思うと十三階段を目前にし
た死刑囚のように気が重いが――しかし、謎を謎のまま放っておくくらい
なら、僕は死んだ方がマシだ。
 行くしかあるまい。3年2組の教室へ。
 ……しかし、数沢くんが僕の『客』だったことは話せないな、流石に。

                        (もんだい編・完)
104やる気のない駄人間 ◆K05j0rAv6k :04/08/25 18:07 ID:6mX6Huqc
……以上〜。

「 * * * 」は日付が変わっているということで。
あまりエロくないな、少し反省。
気が向いたら続き書きます。
気長に待つもよし、「二度とくるな」と石を投げるもよし。
105名無しさん@ピンキー:04/08/25 19:41 ID:1lIaDSe1
エロくはないがGJ!

わかったような口を叩かせてもらうと、
なまじ中途半端にエロワードなんか入れたせいで、文章のバランスが悪くなってる気がするな。

個人的には面白かったのでエロなしガチで読んでみたい。
106名無しさん@ピンキー:04/08/25 21:04 ID:/3a9hVYp
>>97-104
乙です!!
エロくはないが黒猫の語調、世界観
かなりの仕事ぶりです!

これからもできればお願いします
107名無しさん@ピンキー:04/08/26 01:03 ID:8/JUeoTL
ぐっじょ!
10893の続きです:04/08/26 01:42 ID:4313L3Ah
 僕は、巫女子ちゃんを背負いながらさっきまでの事を考えてた・・・
 店内での巫女子ちゃんは、食べては飲んでいろいろな事を話してくれた
 むいみちゃんのこと、秋春君のこと、そして智ちゃんのこと・・・
 その話はとても面白くて、とても可笑しくて、なにより羨ましかった。
 巫女子ちゃんなら僕の欠落を埋めてくれるかもしれない・・・・・・・・
「戯言なんだよ・・」
 ここに立派な壷があるとしよう・・・この壷が落としたり何らか
 方法で割れたという[致命傷]を負ったとしよう君は、何らかの方法で
 直したとしようしかし、それは割れ目ある壷でしかなくて立派な壷では
 ない・・・だが仮にその壷に何かを加えるまたはその壷使って何か立派
 物を作る・・・しかしこれは、きっと最初の壷の面影がかなり変わってい
 だろう・・・それは最初の壷といえるのか?
 
 自分の精神の欠落を誰かの何かを使って代用できるのか?
 葵井巫女子は僕を変えれるのか・・・・・いやきっと無理だ
 しかし・・・・・・!
「うぅーん」
 どうやら巫女子ちゃんが起きたようだ・・・
 
10994の続きです:04/08/26 03:23 ID:4313L3Ah
「いっくんごめんね後は自分で歩くね」
 と巫女子ちゃんは僕の背中から降りた・・・あぁ残念・・・今まで、
 僕は巫女子ちゃんを背負っていたんだこれなら巫女子ちゃんの感触
 楽しんでいれば良かった・・・・
「戯言だけどね」
「うん?いっくん何かいった?」
 といいながら少し顔を近づけた巫女子ちゃんの顔は少し赤かった・・・
 きっとお酒のせいだろう
「いやただの独り言だよ」と僕は言った
 そして巫女子ちゃんは深呼吸を始めた・・・なんでだろう
 そして唐突に
「いっくんって女性の事どう思ってるの?」
「いや別に特に何も」
「ぇ嘘・・・もういっくんの馬鹿!!」
 いきなり怒られた。何か不味いこといったかな?
 なんて歩きながら雑談をしてるうちに巫女子ちゃんのマンションの前に
 ついた。
「んじゃ僕はここで帰るから、おやすみ巫女子ちゃん」
「まって・・・いっくん」
  続く
110108の続きでした:04/08/26 03:26 ID:4313L3Ah
あっミス108でした
あと遅くなってすいませんOTZ
111名無しさん@ピンキー:04/08/26 15:11 ID:5zQxTa4h
舞織と双識の近親プレイ希望。
112名無しさん@ピンキー:04/08/26 23:46 ID:aIByK2vq
えーと、青い人希望age
113名無しさん@ピンキー:04/08/27 01:02 ID:II2ynDwm
石丸小唄さんキボンヌsage
114名無しさん@ピンキー :04/08/27 01:28 ID:FHMG9MkE
形梨らぶみキボンヌ
看護婦マンセー
115名無しさん@ピンキー:04/08/27 01:37 ID:l+cr2mn4
りすかは難しいか、年齢的に
116名無しさん@ピンキー:04/08/28 00:53 ID:VDdLYeLx
27歳ver.なら無問題。
117名無しさん@ピンキー:04/08/28 01:13 ID:2DcIqZWi
あの制限時間でなにをやれと(ry
118名無しさん@ピンキー:04/08/28 18:12 ID:ww4oik9v
りすかage
119名無しさん@ピンキー:04/08/28 23:28 ID:umyRze6w
27歳になっても三分しかもたないのが私なの
120名無しさん@ピンキー:04/08/29 00:44 ID:nKyXVvXw
男が3分ももたない。(w
121名無しさん@ピンキー:04/08/29 01:08 ID:zPbr8DaU
自動的に27歳になっちゃうのが、処女喪失の時なの
122名無しさん@ピンキー:04/08/29 22:24 ID:uXX2cxqR
>>121
そんなに血は出ないことを知らないのが浅はかな童貞なの。
123名無しさん@ピンキー:04/08/30 00:27 ID:plE5I5xQ
りすか口調でしゃべるのがこのスレなの
124名無しさん@ピンキー:04/08/30 01:28 ID:XS4q+w/q
変わってるのが趣旨なの。
125名無しさん@ピンキー:04/08/30 13:09 ID:0X1hAZ9Z
>>122
同意と思ったのが一瞬なの。
でも出血死したのが舌を噛み切った時なの。風船みたいに破裂なの。ありえないのがあの現象なの。
沢山あるのがりすかの血だから、ありえるかもと思ったのが>>121なの
126名無しさん@ピンキー:04/08/30 20:25 ID:89psvuiF
クビツリハイスクールを昨日買って、今日読みました。(西尾維新の小説を読むのはこれが初)
哀川潤って、歳の頃は幾つぐらいなのですか?
127名無しさん@ピンキー:04/08/30 20:36 ID:HtM4lK4U
聞いちゃいけないことを聞いている気が...

数日後、血まみれになって倒れている>>126 が発見された。
なんてことにならないように祈ろう。
128名無しさん@ピンキー:04/08/30 20:56 ID:omRBBH+i
よりによってエロパロスレで聞いてくるのが凄いな。
赤い人をそういう対象にしようとは。

なんか吸い尽くされて赤い玉出るまで犯されそうだよ夜月〜。
129名無しさん@ピンキー:04/08/30 21:02 ID:89psvuiF
すみません、クビツリハイスクールの中では最萌キャラでした。<赤い人
さっきまで赤い人総受けの妄想で楽しんでいたので、今からは赤い人×いーちゃん(女装)を妄想しときます。
130名無しさん@ピンキー:04/08/30 22:37 ID:plE5I5xQ
>>129
なぜクビツリからなんだろ?

「クビキリサイクル」からが青い人ルート
「クビシメロマンチスト」が巫女子ルート

君はどうやら赤い人ルートだね

本当は「君と僕の壊れた世界」
から入るのが通常ルートだよ
131名無しさん@ピンキー:04/08/30 22:47 ID:WbIw0zvV
そして「ダブルダウン勘九郎」からが害悪細菌ルート
132名無しさん@ピンキー:04/08/30 23:00 ID:0g6Os47S
むしろ、いかなる条件下で「赤い人総受け」が可能になるのか教えを乞いたい。
133名無しさん@ピンキー:04/08/30 23:42 ID:HtM4lK4U
>>132
小唄さんバージョンならば、まだ可能性がありそうでないかな?
134名無しさん@ピンキー:04/08/31 00:47 ID:Py6jUrHO
小唄さんハァハァ(;´д`)

本物の小唄さんは出る予定あるのかな?
135名無しさん@ピンキー:04/08/31 07:59 ID:EY/6X7s3
たぶん出ないんじゃないか?
なんとなく

哀川さんって、処女だったら萌えるなー
いや、むしろ初めての相手が父親だと
したら・・・・・・・

妄想ですね
136名無しさん@ピンキー:04/08/31 08:09 ID:6Cq4678g
哀川潤(xx歳)、処女。
声帯模写でいーちゃんをからかうも、ちょっとマジになった(フリをした)いーちゃんに狼狽える。

…あー萌えるかもしれない。
どうかなダメかなやっぱりダメかな。
137名無しさん@ピンキー:04/08/31 13:31 ID:5rn7hPiX
勇次郎に犯される光景が夢に・・・
138名無しさん@ピンキー:04/08/31 14:16 ID:+JT1PZtl
勇次郎でも無理かもわからんね。
あの人をレイプするなら、オーソドックスだけど、誰か「身内」を人質に取る方が早いかも。
139名無しさん@ピンキー:04/08/31 16:37 ID:UvIF97CG
そして局部にフシギ薬品を注射して、赤い人をふたなり化するプロジェクト。
みさくら淫語を喚き散らす赤い人。
140名無しさん@ピンキー:04/08/31 18:42 ID:EY/6X7s3
なんかエロパロスレっぽくなってきた

赤い人は処女だよ
だって、相手が想像つかない
141名無しさん@ピンキー:04/08/31 18:50 ID:UvIF97CG
実は処女な赤い人は、一皮剥けばMだったりとか
142名無しさん@ピンキー:04/08/31 20:25 ID:Q6Lbz5Jz
確かに、素の赤い人の相手は想像つかないね。

だけど、素でなければ可能かも。
例えば、ひかりさんに変装していーちゃんを誘えば、一発でOK
143名無しさん@ピンキー:04/08/31 22:37 ID:b06xUpEa
赤い人は「すれてるフリして実は処女」か、「夜も人類最強で経験豊富」か、その二択しか想像できない。中間はない。
144名無しさん@ピンキー:04/08/31 22:59 ID:NHtXiCtb
だが敢えて中間を考えてみる。

一度だけセクースしたことあるけど、別に気持ち良くも痛くも無く、その後、それっきり。
たまにオナーニはしてたけど、特に深い絶頂感を得るでもなく、そのうちしなくなった。
そんな設定の赤い人にオーガズムを教えてあげるんだ、いーちゃん。
145名無しさん@ピンキー:04/08/31 23:25 ID:ilLCHHZD
>>144
そこであえて策士攻めと言ってみる。
戯言だけどね。
146名無しさん@ピンキー:04/08/31 23:48 ID:EY/6X7s3
本スレに「処女」がどうとか書きこんだら
こっちと同じ流れになった

意味ねー!!!!
147名無しさん@ピンキー:04/08/31 23:52 ID:b06xUpEa
>>146
ラノベ板のスレ、春日井さんが獣姦してるって書き込みにはワラタw
148名無しさん@ピンキー:04/09/01 00:00 ID:+tfISSlv
>>147
俺もワロタw
じゃなくて、あっちに書かないと
149名無しさん@ピンキー:04/09/01 00:49 ID:t9YIN/VS
春日井さんはまぁ当然として、子荻ちゃんも経験済み
150名無しさん@ピンキー:04/09/01 00:51 ID:j3nL+xKK
姫ちゃんは先代《病蜘蛛》に緊縛プレイを仕込まれてます。
151名無しさん@ピンキー:04/09/01 01:29 ID:Zg5G2Njq
>>149
なんて事を言うんですかチミわっキー!!
子荻ちんは処女に決まってるでショーがっ!!






漏れ脳内で…_| ̄|○
152名無しさん@ピンキー:04/09/01 01:44 ID:+tfISSlv
あー、子荻は処女じゃないよ
さっきまで俺と(ry

今は隣で幸せそうに寝てるよ
うpしようか?
153151:04/09/01 02:34 ID:Zg5G2Njq
>>152
もまえを殺して漏れは死なないぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!


うわぁーーーーーーーーーーーーーん!!!!!
154名無しさん@ピンキー:04/09/01 06:37 ID:CL/N2Sgo
赤い人ってオナニーするの?
155名無しさん@ピンキー:04/09/01 13:22 ID:PTmv7Vcg
>>149
自分の貞操はわからんが、人のは奪いまくりだろうな。>子荻
156名無しさん@ピンキー:04/09/01 19:53 ID:IlNTZDV+
子荻ちゃんは容赦無さそうだ((゜Д゜))

よーし…俺も書こう。最近は結構この板で書くのに慣れたし。
玖渚と、いーちゃんか兎吊木あたりにすると思う。
157名無しさん@ピンキー:04/09/01 21:08 ID:8GWOLnOG
>>139
人体改造でふたなり化なら、赤い人でなく匂宮兄妹かもしれない。

 匂宮殺戮奇術団の作りし人体改造の最高傑作にして最悪の失敗作

  一人でふたなりの匂宮兄妹
  ふたなりで一人の匂宮兄妹
  彼は女の子 彼女は男の子

拘束衣解かれたら、開放された禁断の両腕でふたなりちんぽしゅこしゅこしちゃうよぉっ!
ファブリーズしても消えないくらい匂うから匂宮なんだよぉぉお!
158名無しさん@ピンキー:04/09/01 22:07 ID:fqJhO7WP
>ファブリーズしても消えないくらい匂うから匂宮なんだよぉぉお!

ナトークした
159名無しさん@ピンキー:04/09/01 22:08 ID:fqJhO7WP
・赤い人をタイムふろしきでくるんでロリ化
・いや、むしろ姿形は今のままで、精神年齢だけ退行していただく

今日はこのどちらかの妄想で幸せな眠りにつこうと思うんだが、どっちにすべきだろう。
160名無しさん@ピンキー:04/09/01 22:50 ID:t9YIN/VS
>>152
うpすれば分かるはずだが、それはニセモノだ。

子荻は策士ですよ。おまいさんは騙されている!!
161156:04/09/01 23:12 ID:aLb4QWz+
いざ書こうとしてみると、本当にいいキャラばっかだなぁ…と痛感。
結局王道のいーちゃんと玖渚に決定。
明日にでもうp予定。
>>159
是非とも前者で。
162名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:23 ID:APQj/Hdh
>>159
赤い人にドラえもんの道具を使うなら、「ジキルハイド」で性格を反転させよう。
よわよわ、なよなよ、めそめそな赤い人ハァハァ

>>161
正座して待ってます。
163名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:46 ID:+tfISSlv
このスレには野郎しかいない予感
164名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:50 ID:dWu2ndJ4
女子供はすっこんでろ。
165名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:53 ID:J799j+Fj
(・∀・)スッコンロ!
166名無しさん@ピンキー:04/09/02 12:16 ID:PRTO4145
└(゚∀゚└)ハッスル!ハッスル!! 
167名無しさん@ピンキー:04/09/02 18:31 ID:7TVVAJmH
病院坂のいろいろなプレイの内容と料金を妄想してみる。

 エロ小説朗読(感情を込めて臨場感溢れる擬音で)  30分5000円

次のメニューどうぞ〜。↓
168156:04/09/02 19:52 ID:KQCD517w
「ふぅ…」
京都の城咲、化物マンション。
僕は九月に入ったばかりの暑い街を徒歩で移動し、三時間以上をかけてようやくここにたどり着いた。
ただ今の時刻は午後八時半。
ちなみに今日は珍しく、僕自身の気まぐれで来た訳ではない。
つい四時間程前に、玖渚から電話での呼び出しを受けたのである。
『やっほーいーちゃーん!今日はシリーズ三ヶ月連続リリース祝いのパーティなんだよ。
理解したら今すぐカモーン!来ないといーちゃんの身の回りに悪いことが起きまくるから
そのつもりで。待ってるよん』
…呼び出しというよりは脅迫と言った方が正しいかもしれない。
強面の警備員さんに頭を下げ、エレベーターに乗り込む。
「返事も聞かずに切りやがって…」
今更々々の話ではあるが、あいつは言葉のキャッチボールができていない。
というか、する気がないのだろう。
そもそも「シリーズ三ヶ月連続リリース祝いのパーティ」ってのは何だ。何のシリーズだ。
「まぁ、どうでもいいか…」
玖渚の性格は矯正しようがないし、僕はどうせ暇で、既にここに着いてしまっている。
それに、僕が知っても詮無い話だろう。
169名無しさん@ピンキー:04/09/02 20:11 ID:GDUpimhN
風呂場で夏の体育着姿(ブラやぱんつは着けない)で一緒に入る

そのままなんにもしなければ(それでもシャワーで体操着が濡れてスケスケの病院坂が拝める)2000円。
自分の身体的、精神的な欠点を言葉攻めにしてもらう・・・・+5000
胸で顔や背中や股間のモノを洗ってもらうと・・・・+10000円
自分が病院坂を好きに洗う・・・・+15000円
本番・・・・・・時価

2000円で済まそうとしてもどうしても追加サービスをとってしまうマーケティング戦略
これをネタにしてくれる神キボン
170156:04/09/02 20:13 ID:KQCD517w
そんなどうでもいいことを考えている内に三十二階に到着し、僕はエレベーターから出た。
見慣れた鉄製の扉を開錠し、中に入る。
「友ー。脅されて仕方なく来たぞー……おーい」
返事がない。それどころか、室内の電気すらついていない。
「友ー?上がるからなー」
絶対的な引きこもりの玖渚が、僕を呼びだした上で出かける可能性はほぼ零。
とりあえず廊下を移動し、適当な部屋のドアを開け―

ぱぁんっ!

暗闇から、破裂音と共に色とりどりの紙テープが飛び出してきた。
「へへーっ。いーちゃん、ようこそ僕様ちゃん主催パーティへ!ってゆーかビビった?ビビった?」
「…いいや全く全然」
うん。ぶっちゃけ超ビビった。
紙テープを被った僕が電気を点けると、部屋の真ん中に玖渚の姿があった。
手には使用済みのクラッカー。頭には三角錐のとんがり帽子。
「ほらほらいーちゃん、座って座って。せっかく頑張って準備したんだからさ」
言われて見渡してみると、部屋の中はかなり派手に飾り立てられている。
定番の金銀のモールに、カラフルな電飾。
クリスマスツリーまで置いてあるのは玖渚流のジョークなのだろうか?
部屋の真ん中のテーブルの上の料理は、出来合いの物のようだが結構な量がある。
「これ…お前が用意したのか?」
「そうだよん。僕様ちゃん、いーちゃんの為に健気に頑張っちゃった。
っていうかこの部屋を一番に開けてくれたあたりに、二人の運命を感じるねー」
健気なのかはともかく、確かに随分と頑張ったのだろう。
僕は椅子に座り、皿に盛られたポテトを一口つまんだ。
「ふぅん…そっか。それじゃ、素直にもてなしてもらうかな」
「うに。存分にもてなしちゃうよー」
さて。
良く分からないが、パーティの始まりだ。
171156:04/09/02 20:14 ID:KQCD517w
とりあえずここまで。

_| ̄|○ ってかゴメン、>>167>>169。変に割り込んじゃったね。
172名無しさん@ピンキー:04/09/02 20:28 ID:h7jJ8Gio
>171
気にしない。青い人スキーなので激しく期待。

黒猫さんには言葉責めが似合いそうだ。
やって欲スィ・・・
173名無しさん@ピンキー:04/09/02 21:13 ID:7TVVAJmH
>>172
 フフフ、君は僕に罵ってもらいたいとでも言うのかね? この汚らわ
しいマゾの豚野郎め、とでも怒鳴って欲しいのかね? いやはや君たち
M男の思考回路というのは全く持って理解し難いね、僕が少しこんな事
を言っただけでそんなにちんちんを大きくしてしまうんだから。しかし
君ら精神的なマゾヒストを喜ばせる話術というのはこれはこれで技術が
いるものでね、昔、僕が少し本気で相手の存在価値否定の言葉を並べた
ら自殺しかけた阿呆がいてびっくりしたよ。要するに何事もやり過ぎは
良くないということかな、あるいは君らマゾは本気で自己を否定された
いとは考えてないということか。実際君らが一番嬉しそうな顔をするの
は、散々罵り尽くした後でお許しを出して射精の許可をしたその瞬間だ
ものな。
 さて、そんな習得困難にして高度な技術を備えた僕の話術に対し、君
はどの程度の対価を提供してくれるのかね? ほらほら我慢などする必
要などないのだよ、君が望むなら鞭もくれてやるしおしっこも飲ませて
あげよう。最近は足で貧弱なるイチモツをこすられるのが好きなマゾ男
も多いようだね、おやその表情からすれば君もその口かな? よかろう
この上履きで蒸れたソックスでいくらでも踏み弄ってあげよう。さあさ
あ、君のなけなしの小遣いの詰まった財布をここに出したまえ。
174名無しさん@ピンキー:04/09/03 00:00 ID:WKDABEkL
>>168-170を無理矢理一連の流れとして見ると、違う意味で面白い。
175名無しさん@ピンキー:04/09/03 06:59 ID:qxM6s3f/
>>174
ワラタ。確かに繋げて見ることも可能だな。
176名無しさん@ピンキー:04/09/03 07:17 ID:3EB4CqyG
>>174
・・・うわぁw
>>169はいーたんの妄想か。
177名無しさん@ピンキー:04/09/03 11:11 ID:RDP8LeYt
ワロタwいーちゃん何考えてんだ。
笑いもとれたことだし156は頑張れ。
178名無しさん@ピンキー:04/09/03 12:05 ID:ucW6tQg4
『サイコロジカル(下)』を読んで思ったこと。
…赤い人でもキスする時は目を瞑るのか…。
179151:04/09/04 02:06 ID:/2MYbrjg
>>168-170
なるほど。おもしろーい!
180名無しさん@ピンキー:04/09/04 02:19 ID:TdTZnMG/
ネコソギで青い人のエロシーン期待age
181ここで流れをぶったぎって:04/09/04 02:30 ID:uA8j+yNd
崩子×いーちゃんを妄想してみる。駄文だとはわかっているんだが。しかもエロくない。


とんとん。
控えめなノックだ。誰だろう。部屋を訪れる時ノックをしてくれるような常識人は
知り合いに数人しかいない。もしかしたら知り合いじゃないかもしれないし、
この間みたいに哀川さんが開けてドッキリかもしれない。油断は禁物だ。
「開いてるよ」
僕はその場を動かずに(単に面倒だったのもあるが)告げた。
「お邪魔します」

あれ?
「崩子ちゃん」
これまた意外な人物だ。こっちから会いに行くことはあった(髪を切ってもらったりね)けど。
なにか用事でもあるのかな。いやいやしかし…、…わからないことは他人に聞こう。それが一番だ。僕は崩子ちゃんを中へ通して尋ねた。
「今日はどうしたの?まぁ、座ってよ。今お水でも出そう。あいにくお菓子のひとつもないけれどね」
「退院」
「へ?」
「退院、おめでとうございます。戯言使いのおにいちゃん」
ちゃぶ台のそばにちょこんと座って、崩子ちゃんは言った。
あ、どうも。
つい、つられてかしこまってしまう。
いや正直こっちとしては「そんなこともあったっけ?」ってな所だけど。
タイミングが、遅い。気がする。
「おにいちゃんは、「今日はどうしたの?」と言いました」
うん。言ったね。てゆーか突然誰かが訪ねてきたら普通訊くと思う。
「私はおにいちゃんとお友達をしに来ました」
と、崩子ちゃんは音もなく立ち上がって衣服を脱ぎ始める。
学校指定のセーラー服。最近はスカーフとかないんだ。
と思っていると、崩子ちゃんはおもむろにそれを脱ぎだした。
崩子ちゃん、お腹白い。あんまり外に出ないからだろうなぁ。
182181:04/09/04 02:31 ID:uA8j+yNd
なんて現実逃避は光の速さで強制終了。僕はご近所さんとして、闇口さんとこの崩子ちゃんの将来を真剣に心配した。
「とりあえずその手を下ろすんだ崩子ちゃん。なんの真似かは知ってるけれど、なんのつもりだかはさっぱりわからないよ」
「この間、もう一度魔女のお姉さんに訊いたら、最近はセックスフレンドというあからさまに卑猥な表現を隠すために、「お友達」とだけ言う場合があるそうですね。
おにいちゃんの気持ちもわかってやれと叱られました。確かに無神経でしたね。私」
まずい。こいつ、重症だ!
「えっと、もう間違ってるとかどうとか言うのもアレだね。とりあえず七七見とは早急に縁を切ったほうがいいよ。うん。それがいい。
早速絶縁状でも書くかい?お粗末といえばお粗末だが文章の校正は任せてくれ。これでも大学生だしね」

どん。崩子ちゃんを悪の道から救い出してあげようと熱弁を振るう僕。久々にいいことをしているなと思っていると、崩子ちゃんは僕を突き倒した。
崩子ちゃんは小さい女の子だがこのくらいは朝飯前だ。他にも音もなく忍び寄ったり、音が届く前に耳を塞いだりできる。
「お姉ちゃんは、おにいちゃんは恥ずかしがりやで、自分からは何もしてこないだろうから自分から積極的に仕掛けなさい。とアドバイスをくれました」
崩子ちゃんはすかさず僕の体をホールドする。真剣に命の危険を感じる。崩子ちゃんはそのままの姿勢でじっとしている。なんだかそそられるものがないではない。
きれいな黒髪がふわりと顔にかかり、潤んだ瞳で見つめられる。この上なく嬉しい状況だが、崩子ちゃんが相手となるとおちおち見とれてもいられない。
僕の沈黙は策略からだけではないのだ。
(シャツ、脱ぎたい…)
冷や汗が気持ち悪かった。

「ところでひとつだけ確認したいのですが」
「おにいちゃんは童貞ですか?」
神様。僕が一体なにをしたっていうんですかチクショウ。


導入。長杉。妄想だけではここが限界なのでスルーせずにいてくださった皆様。この後のネタをください。
183181:04/09/04 02:38 ID:uA8j+yNd
あれ?agaってる!皆様申し訳ございません。切腹。
184名無しさん@ピンキー:04/09/04 03:20 ID:/2MYbrjg
>>181-183
グッジョb
185名無しさん@ピンキー:04/09/04 03:47 ID:lW4KN/DR
>>183
長くねーっすよ。大丈夫。
むしろ導入がしっかりしてればしてるほど、本チャンのシーンでの萌えが増すってなもんで。
そういう意味ではもっとやっちゃっても平気かも。

ロリロリな「お友達」期待してます。GJ!
186名無しさん@ピンキー:04/09/04 21:31 ID:+J7sghAp
哀川潤三十なんぼのエロSSまだー?
187181:04/09/04 23:53 ID:fwjcnRzf
誰もいない!今のうちだ!
まずは訂正。181の下から二行目「と思っていると、崩子ちゃんはおもむろにそれを脱ぎだした」
は削除して読んでください。重複します。消したはずなのに〜
次は今日分の妄想
188名無しさん@ピンキー:04/09/05 00:10 ID:Ph4DJIsn
|∀・) ミテルヨー ガンガレ
189181:04/09/05 00:36 ID:KYp/tzHT
>>182

崩子ちゃんを仰ぎ見ながら僕は言う。
「それさ、訊いてどうするの?」
「結果によっては少しだけ私が喜んだり悲しんだりします」
ああそうかよ。
「実際のところどうなんです?姫姉様とかみい姉様とか。やけにあっさり出て行かれましたが春日井さんとか」
「このアパートは相当にガタがきていますが、それでも私の知らないところでそういった行為に及ぶことは難しくないと思います」
崩子ちゃんは想像力がたくましいなぁ。思春期の特権だね。
「おにいちゃんが不自然なまでに怪我をしようとするのも、あの看護婦さんと会いたいがためと思えば納得できます」
いや、それはさすがに無理だろう。らぶみさんルートに入るためには三ヶ月以上入院して、しかも昼間のADVパートは全部
ナースステーションを選び、夜はイベントで食われる以外ナースコールを押し続ける必要がある。しかも病院には他の看護婦さんもいるから
うまくらぶみさんと事を運ぶにはかなりの運が必要だしさ。ってそんなことではなく。

「あのうにーな青い――」
「一度だけね」
ああ、唐突になにを言おうとしてるんだ。「青い」とか何とか言われたくらいで体が反応するなんてお前の神経はヒドラやアメーバ以下なんじゃないのか。
こんなことを言ったってせいぜい崩子ちゃんがビックリする顔を見られるくらいでなんにもいいことなんてない。
ああ、暗くならないって決めたはずなのにな。
「押し倒したことがあるよ。そのうにーな青い人。別に僕の性的な部分が刺激されたとかそういうことではなくて。もっと陰惨な、最悪な破壊願望でだけどね」
さすがに「コレ」からは離れられない。離れちゃいけないんだろう。僕は。
「それでは」
うん?
「健全に性的衝動をぶつけ合いましょう。この上なく健康的で尊い行為です」
僕はシリアスな
「それに」
「おにいちゃんのこと。パパって呼んでみるのも意外といいかもしれませんし」
シリアスな展開こそを望んでいる!


まだ焦らす気か…。次は少し進むかも。
190名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:07 ID:RiFYspnp
勃ってきた
191181:04/09/05 01:20 ID:dHoDWNDi
ここでひとつだけ言わせてもらいたい。部屋着でベルト掛けてるやつなんかいない!いやしないんだ!
…つまるところ僕はものの数秒で剥かれてしまった。ズルッ、て擬音は相当に間抜けだと思う。
ところで少しは恥らったりしてみるべきだろうか。
きゃっ!いやぁん、やめてください恥ずかしい!
失敗。二度とやらねぇ。

この…、間はなんなんだろう。と僕は首を持ち上げて崩子ちゃんの様子を見てみる。崩子ちゃんは―――
僕の粗末なそれを、凝視していた。じーーーっ。
そのじーーーっ、て、頼んでもやめてくれないもんだろうか。正直、かなり、その…
「あの〜、やみぐ血サン?」
「非常事態です」
はぁ。
「勃起していません」
僕はもう駄目かもしれない…。いろいろと。

「私ではダメなのですか?おにいちゃん」
そりゃあね。いきなりね。縛られてね。そんなんでね。理解できねぇっすよ。初期操作エラーでダウンですよ。
「萌太は…こういうの好きなんですけど」
今何かとんでもないことを聞いた気がするけど、さりげなく気のせいにしておこう。
崩子ちゃんは僕の右手をぐいっと手前に引っ張る。体も持ち上げられて、崩子ちゃんと対面する姿勢になる。
崩子ちゃんは強奪した僕の右手で思う様、慎ましやかな乳房をまさぐる。制服を脱ぐのを止めたのが非常に惜し――
いやいやいやいや。
ちなみにここで僕には右手の指に力をいれ、帰結として崩子ちゃんの乳を揉む、というコマンドが与えられている。
ミスはないけど、大ボスが目を覚ましそうなので保留。
柔らかい感触だけなら十分に楽しめるしね。ちょっとヤな奴発言。


真剣な話…エロ分をください。お願い。
192181:04/09/05 01:23 ID:dHoDWNDi
ネタ不足故に皆様の反応を待たせていただきたいと思います。
この後いーちゃんをどうしてやりましょう。ああエロくならない。
193181:04/09/05 01:27 ID:dHoDWNDi
失敗。縛ってない。縛るつもりでやめたのが一部そのままになってました。
>>191について。
駄レス失礼。
194名無しさん@ピンキー:04/09/05 13:09 ID:oLJIe8P+
ちょっと待って、何気に>>186が恐るべき暴言を…。
195181:04/09/06 00:24 ID:D7i4AtNM
「なんだか変な気持ちです」
崩子ちゃんはめずらしく喉を鳴らして言った。「虫を殺しているんです」の時と似たような表情なのは気のせいだろうか。
僕はといえば相変わらず崩子ちゃんに右手を貸し出し中。ちなみにまだ、≪私は冷静だ!≫うん。
しかし、崩子ちゃんはそれがお気に召さないらしい。ややもすると、もう一度僕の下半身を見て眉をひそめた。
「おにいちゃんは変態ですか?」
断じて違う。
「では、かなり特殊な嗜好の持ち主、と言い換えましょう」
おにいちゃんが私の誘惑に応えてくれません、とか言ったような気がする。声がね、小さかったんだよ。

「っ!」
かなりぼぉっとしていたので崩子ちゃんの顔が接近してきたのに気づかなかった。2度目のキスは血の味。
思いっきりのしかかられて倒れたので、口の端が切れてしまった。
ちょっ、息、これえぇぇっ!
心の叫びなどというのは詰まる所「絶対に」届かないものである。崩子ちゃんはそのまましゃぶりつくように
唇を舐めまわす。指と指の境目を探るような密着具合で、口の中でぐちゃぐちゃいうのが耳にうるさい。
煩雑な精神とは逆に凍りついたように動かない体は感覚だけを伝えている。崩子ちゃんの舌が僕の頬の内側を何度もつついた。
そんなことより。
あと、10秒…ギブギブギブ。ぎぶぅ。
196名無しさん@ピンキー:04/09/06 00:26 ID:D7i4AtNM
はぁ、とやけに熱っぽい息を吐いて、崩子ちゃんは僕を解放した。僕のだか崩子ちゃんのだかわからなくなった唾液が
僕のシャツの上で染みをつくる。崩子ちゃんは、今度は間違いなく、口の端を持ち上げて笑った。
「とりあえずいただいてみました」
とりあえずかよ僕の唇!あ〜ぁ、ひかりさんとだってしたことないのに。ちぇ。
おい、ちぇってなんだ僕。妄想も大概にしろというものだよ。ひかりさんがひかりさんがひかり―――
やめよう。なんだか寂しい人みたいだ。

「?」
不意に、崩子ちゃんが僕の上からどいた。たらんとした、そこだけ空気から違っているような動作で。
「作戦変更です」
「おにいちゃんはこういうのが好みかもしれない、とは思っていたので、問題ありませんが」
そう言うと崩子ちゃんは、自分の履いているブリーツスカートの端を、ゆっくり、極ゆっくりと持ち上げ始めた。


書きながら落としているので遅筆極まりないです。が、このままだとあと三、四回で終了かと。
ま、職人さんがいらっしゃるまでのつなぎってことで。
197181:04/09/06 00:29 ID:D7i4AtNM
何故agaるギコナビ…。ほんっっっっとに申し訳ないです。196は私です。
198181:04/09/06 01:28 ID:0RyD3bRs
なぜか目を離すことができない。崩子ちゃんの、体から。
太腿のラインを下から追ってしまう。そして、そこから繋がる、あの部分に。
くぱっ、
そんな風に聞こえた。崩子ちゃんは、白く白い二本の指で、自分の割れ目をくつろげて見せた。
飲み込んだ唾が喉を通る音。汗が肌をすべる音。五感が邪魔になるくらいに研ぎ澄まされている。
「そのまま」
「そのまま、見ているだけですよ、おにいちゃんは」
「目を瞑っても、逸らしてもいけません。私がするのを、そのまま見ていてください」
なにをされているわけでもない。それなのに僕は、そこを動くことができなかった。

粘っこく濡れた部分は弄るたびにいやな音を立てた。
自分の浅ましさが丸ごと晒されてしまいそうな、いやな音だ。
崩子ちゃんは時折指をそこから離しては、舌の先で愛液を舐め取ったりした。背中の芯から震えが来るのを感じる。
――このままじゃ…、僕は――
199181:04/09/06 01:30 ID:0RyD3bRs
わざとだってのは、わかってる。嘲るように笑って見せること、抜けるような喘ぎ声。でも――
「気にしなくていいですよ」
「おにいちゃんは今から私に犯されるんですから」
流されてしまいそうだ。
「そうして私が去った後も私を忘れられず、一人自分を慰めるのです」
「いわゆる崩子中毒です」

「うう、わっ」
いつの間にか勃ち上がっていたペニスに、人の手が触れる。
「不可抗力ですよ」
と、ぐっと五本の指で握り締められる。左の人差し指がくりくりと鈴口を刺激する。
腰が浮いたような感覚。馴れっこな痛い刺激と、不慣れな快楽の刺激。戯言、どころではなくなっていく。
(平均男子より著しく早かったりしたらそれなりにショックだぞ!?)
これはただの支離滅裂と言う。

「かわいそうなおにいちゃんですね。戯言使いのおにいちゃん」

僕と崩子ちゃんの間に距離がなくなっていった。
200181(終了):04/09/06 01:50 ID:23Jz4CzV
「やりました
          崩子」
(やっ…、ちゃっ、た♪)
ばったんこでしゅ

なぜか陥ってしまったブラックアウト状態から目覚めた僕の目に、メモ用紙が一枚飛び込んできて
で、コレ、というわけだ。
玖渚にバレたりしないかなぁ。怒りはしないだろうけど面倒なことになりそうだなぁ。
それにしても…
「ちょっっっ、とだけ気持ちよかったです!ごめんなさい!」
僕は何にかわからないが謝った。いつ何時だって、謝らないよりは謝ったほうがマシだ。剣呑剣呑。
あれ?「剣呑剣呑」とはこういうときに使う言葉だったか?ま、どうでもいいことだけど。

「いの字」
みいこさん?
「どうぞー」
今日の甚平は「悪逆」。なんか…、怒ってる?
「わかっているとは思うが…。責任は取ってやれよ?」
あの〜。オーラが…、怖いですみいこさん。


天下泰平ことも無し。僕一人くらいどうなろうが世界はそ知らぬ顔で回り続けるって意味。

201名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:06 ID:XxZ8nh9D
>>181さん、乙であります!
こんな深夜にごくろうさまです
202名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:27 ID:3D0tmJbA
>>181
GJ!!
ごちそう様でしたw
贅沢を言うならば本番g(ry
203名無しさん@ピンキー:04/09/07 00:46 ID:gGljgaTw
>>181
ぐっじょぶ。
崩子ちゃん…ハァハァ
204名無しさん@ピンキー:04/09/07 23:55 ID:rBevQ0c9
哀川潤が涙と鼻水を垂らしながら全裸で土下座して命乞いしてる画像まだー?
205名無しさん@ピンキー:04/09/08 16:36 ID:eCwWvQxi
206名無しさん@ピンキー:04/09/08 16:49 ID:OEqr8Ly5
女装いーたんの顔面をペニスで殴打したい。
207181:04/09/08 22:22 ID:6hjd9u9r
おそくなりましたが、皆さん暖かい感想をありがとうございました。

さて、肝心の本b(ry ですが、書いてみて激しくつまらなかったんで全消し
しました。ギシギシむずかすぃです。

職人さんの降臨が待たれます。私はエロくしようとすればするほど
キャラから遠ざかっていく気がしてならないんですが、その辺
どうすればうまくいくでしょう?


ついで・・・
女装いーたんもいいですね。私はいーたん受けしか書けませんが。
208名無しさん@ピンキー:04/09/08 23:17 ID:K0dLCjA9
>>207
801! 801!
209181:04/09/09 00:35 ID:zcY9uJpz
>>208
受けって言わない?発言が801っぽかったのか
801でいけという神の啓示か…

今思いついてるのは
赤×いー inコブラ
姫×いー 澄百合制服つながり
です。
なんのこっちゃわからんけど。

210名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:37 ID:E+AoMCwJ
春日井さんといーくんの淫欲に満ちた同棲生活を誰か頼む。
ってかマジでメイド服が決め手になって受け入れを決定したんだろうか?
尋常ならざるメイドマニアだな。
211名無しさん@ピンキー:04/09/09 08:01 ID:tdTiT0tB
>赤×いー inコブラ
キボーヌ
212名無しさん@ピンキー:04/09/09 20:34 ID:dZ6M2njP
>>111
遅レスだが、ちょっとグロ系で痛い系になってもよろしいか?
それでも良いなら少し時間くれ。ちと考えてみる。

痛いのが苦手な人が多いなら脳内妄想で封印。
213名無しさん@ピンキー:04/09/09 22:03 ID:73TBxTPs
いいんじゃないカナ、いいんじゃないカナ。
214181:04/09/10 00:54 ID:hxAGKLi/
>>211
ありがとうございます。女装&ぬるめ注意になりそうです。
原作読み返したら書きます。
215名無しさん@ピンキー:04/09/10 02:13 ID:MRg6GZYG
>>213
2回言うな!
216名無しさん@ピンキー:04/09/10 02:57 ID:4lkdMWRe
>>214
おおthx! 楽しみにしておりますー。
217名無しさん@ピンキー:04/09/10 19:51:31 ID:iJmYMn6E
君らは本当はエロパロが嫌いなんじゃないのか?
218名無しさん@ピンキー:04/09/10 23:36:15 ID:HSyG4NRX
貴様はエロパロ住人を舐めたッッッッ!!!
219181 赤×いー:04/09/11 00:07:07 ID:Qjipezsm
乱暴なエンジン音を響かせて疾走するコブラ。
哀川さんが語り、僕がさっぱりと忘れていた「あれほどの」事件の恩返しとして
僕は澄百合学園に潜入。紫木一姫、なる少女を救い出す任務を負った。

哀川さんはポリシーを曲げるような人ではない。例え極秘でなければならない
澄百合学園への潜入に際しても、その足は愛用のコブラだ。
「近くに止めるから、わりぃけど後は徒歩でな、いーたん」
ま、そこはそれ、であるが。

しかしさすがは澄百合学園。所在地不明、神出鬼没、玉壁堅牢にして空前絶後の秘密主義ぶり。
京は千本中立売から道を行くこと数時間、山越えることふたつみつ。
「…まだですか?哀川さん」
「潤だ。あたしを名字で呼ぶなっつってんだろ」
220赤×いー 続き:04/09/11 00:09:07 ID:Qjipezsm
いつもの洒落っ気がないのは、哀川さんも苛ついているからだろう。
曲がりくねった山道のせいで思うようにコブラのスピードが出せないこととか、そもそも
009ばりの足(しかも加速装置なんてインチキはなしだ)を持つ哀川さんならいっそ走ったほうが
速いだろうとか。大型のスポーツカーなんて日本で乗るもんじゃないね。

「でも大丈夫なんですかね…」
「あぁ?なんだよなんだよいーたんはよー。なーにが心配なんだー?よしよし、おねーさんが相談に乗ってあげよー」
あ、はやくも面倒になってる。ま、いつものことか。
「潜入方法ですよ。いくらなんでも女装して正面からなんて…」
「だからさっきも言ったろー?金田一一だって日渡玲だって銭形のとっつぁんだって女装して捜査してんだぜ?
偉大な先輩方はみんな同じ道を通ってきてんだよいーたん少年」
「僕は別にJDCに入りたいとか思ってるわけじゃないですよ。…見つかったらどうするんです。僕にだって一応羞恥心ってものが――」
がくん。
突然シートベルトに腹を潰される。100km超で走っていたコブラが急にブレーキをかけたのだ。当然車は悲鳴を上げ、山道の路面の悪さで
車体が激しく揺れた。
「わかったよ、いーたん」
「あたしに演技指導して欲しいんだな?」

哀川さんはにやりと笑う。かわいい奴だぜ。と、言った。
先立つ幸運をお許しください…。
いたずらな猫に弄られるような感覚。本当に幸運かもしれなかった。
221へたれ181:04/09/11 00:12:13 ID:Qjipezsm
ひとまずここまで。
赤の人の会話を作るのがかなり大変でした。おかしかったら笑って許してやってください。
222名無しさん@ピンキー:04/09/11 01:31:40 ID:V1zR1JhY
乙。続き期待してるヨン。
赤い人はねー口調が難しいですねー意外とねー。(あれってどこの地方の言葉なんだろ)
223やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/11 23:46:54 ID:QNBK5GfL
212ですが……
零崎舞織の人間○○、現在書いてる途中です……。
って小刻みに出していった方がいいのかな。超長文になるよりも。
224やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/12 10:47:51 ID:x6qTvL80
零崎舞織の人間創造(1)

「人が死ぬときにはね――そこには何らかの『悪』
が必然であると、『悪』に類する存在が必要である
と、この私は思っているわけだが――では果たして
人が生まれるとき、そこには何が必然として存在す
るものなのだろうね? まさか『悪』の反対だから
『正義』などという単純かつ退屈な結論はありえま
いとは思うのだが」

「そりゃァ兄貴、答えは簡単だ――『セックス』に
決まってる。いまどき小学生だって知ってる事さ」

       ◆     ◆

 自分の真摯な疑問に対して漫画に出てくる下品極
まりない中年男性の如き返答を愚弟がする、という
過去の記憶のワンシーンを切り取ったまごうことな
き悪夢から零崎双識が目覚めたとき――と言っても
既に夢と現の境も明確でなく、目の前も冥いままで
唯一はっきりした感覚と言えば右脇腹の漠然とした
痛みだけ、という状態だったのだが――ともかく彼
が感じたのは腰を中心とした曖昧な心地よさだった。
 ――はて、まだ自分は夢を見ているのだろうか。
225やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/12 10:48:06 ID:x6qTvL80
 意識が回復するにつれ右脇腹の痛みが増し、それ
と同時に心地いい触覚の輪郭も焦点を合わすように
鋭敏になっていく。
 それは、男性器への刺激だった。なぜか勃起して
しまっている男性器に、何やら濡れて暖かいモノが
押し付けられている。
 ――どういうことなのかな。
 双識はその感覚に集中しつつ、今の自分がどんな
状態にあるのかを思い出そうとした。
 瞼は重い。とても開けられそうにない。土の匂い。
背中には地面の感触。森の中、とでも言うべき環境
で地面に直接寝かされているようだ。そして右脇腹
の深い傷とその痛み。
 ――思い出した。早蕨刃渡に『殺された』のだ。
 しかし今のこの感覚は何なのだろう。はだけられ
たズボンの前と、男性器に加えられる暖かな感覚。
性的興奮もなしに性器が勃起してしまうというのは
死に瀕した若い男性に時折見られる生理現象(双識
も何度か目撃した事がある)なのだが、しかしこの
感触は。
 濡れて、暖かい、柔らかな板状のもので、挟まれ
ている感触。滴る液体はかなり粘性が高いようだ。
 これは、女性器でも口腔でも胸の谷間でも掌でも
ない。この感触は間違いなく――

 双識は死に物狂いの努力をもって己の瞼を開き、
かすれる視界で状況を視認した。そして理解する。
「あ、お兄ちゃん。起きたんですね」
 そこには彼の予想通り――双識の勃起をこすり上
げている伊織の姿があった。
 そう、『手首』のない『手』を使って。
226やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/12 10:49:10 ID:x6qTvL80
 手首を斬り落とされ剥き出しのままの両腕の傷口
で、左右から挟み込み摩擦を続けている。露出した
肉の適度な弾力。止血されてなおわずかに滴る血が
独特の粘性を持つ潤滑剤となる。温度は体温ちょう
どの36℃。
 ――なるほど、これは、気持ちいいわけだ。
 もちろん、治りきってない傷口を弄り回す格好に
なった伊織の方は、気持ちいいどころの話ではない
はずだ。こんな愛撫、激痛に満ちた拷問以外の何物
でもないだろう。しかし――双識への奉仕を続ける
彼女の表情は、明らかに性的な恍惚に満ちている。
 皮膚の下に無数に点在し人間の触覚を司る、各種
感覚器官の中には、『快感』を担当する器官は存在
しないという。あるのは温感や圧迫感、痛覚などを
司る器官だけだ。性的『快感』は、それら末端器官
が得た情報を中枢神経が統合した時に発生する。
 ならば――その中枢神経に何らかの『ズレ』が生
ずれば、激痛をも快感と感じることだろう。そもそ
も肉体的なマゾヒズムというのは『そういうもの』
だとも聞いている。
 ――なるほど、彼女は立派に、最悪だ。

「まずは――何をしているのか聞いてもいいかな?」
「う、ふ、ふ。お兄ちゃんとの、最期の思い出作り」

 まさに零崎そのものといった笑みを浮かべ、無桐
伊織――零崎双識の『妹』は、嬉しそうに答えた。

                (第一話――了)
227やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/12 10:51:03 ID:x6qTvL80
……とりあえず一話分。
文体模写は疲れる上にやたら字数を喰うので中途半端で置いてあります。
この調子だと、4話か5話くらい続きそうです。はい。
のんびり続けていきますか。
228名無しさん@ピンキー:04/09/12 10:55:49 ID:8a0BPdem
*・゜゜・*:.。゜ヽ(`・ω・´)ノ ウママーン・:.。゜゜・*
229名無しさん@ピンキー:04/09/12 23:38:50 ID:62hyCqQ+
人の気配がないので燃料転載。

き、緊縛女子高生!
ttp://www90.sakura.ne.jp/~kakuri/cgi-bin/oekaki/bbsnote.cgi?fc=continue&No=3021
230名無しさん@ピンキー:04/09/12 23:51:15 ID:24LG4GfJ
赤い人が犬に犯されてよがり狂ってる画像キボンヌ
231名無しさん@ピンキー:04/09/12 23:55:47 ID:nn+M3IjR
>>229
ありゃりゃ、すごいことになってるね。

兄さんもえぐい事しますなw
232やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/13 00:31:15 ID:0cMiLext
零崎舞織の人間創造(2)

 無桐伊織、17歳。
 自慰行為をするようになったのは中学に上がってから。
頻度は平均すれば週1回、けっこう淡白。夜中に布団の
中で行うのが常で、道具類は一切使わず指オンリー。い
わゆる絶頂なるものは未体験。
 中高の5年の間に『いい感じ』になりかけた男友達の数
はおよそ3人、しかし結局どれも長続きせず深入りもせず、
キスだけは2回したものの男性経験はゼロ。とはいえ級友
の一部のように処女であることに焦ることもなく、のんびり
マイペースを貫いてきた。
 要するに趣味やスポーツのみならず、性に関してもあま
り熱中したり溺れたりしない性質。しかし友達の猥談には
耳を傾け、雑誌の記事にも目を通すという――多分、ごく
『普通』の、女の子だった。

 そんな彼女が、この状況で、激しく欲情していた。

       ◆     ◆
233やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/13 00:31:53 ID:0cMiLext

「伊織ちゃん、いったい……」
「あんまり喋ると傷口が開きますよお。人識くんがさっき
広げちゃいましたし」
 言われて自分の右脇腹を見てみれば、なるほど確か
に早蕨刃渡につけられた傷よりも大きくなっている。
「応急処置をするんだとか言って、『自殺志願』でチョキ
チョキと傷口広げて中調べたんですけど――もう手遅れ
ですって。大きな血管は例のヒモで結んで止血したけど、
肝臓やら腸やらの損傷は手に負えないとか」
 さすがは老若男女容赦なし・殺して解して並べて揃えて
晒してしまう零崎人識。下手な医学生よりも解剖学の実践
知識を備えている。しかし、それだけではできることに限り
がある。
「だから、多少は寿命が延びたけど――もってあと10分
くらいって言ってましたね。それじゃどこに連れて行くにも
誰を呼ぶにも間に合わないって」
「人識は今は何をしてる?」
「これ以上この辺に別の『敵』がいないかどうか、そして
ここから出ていく途中に『罠』がないか、確認中っす」
 常識的に考えて、早蕨兄弟を倒した今、この森に危険
はないはずだが――何しろ本来の早蕨の流儀を捨てて
挑んで来た敵である。もし兄弟が最初から相討ちも覚悟
していた場合、『彼らの死をトリガーにして』発動する何ら
かの策が仕掛けてある危険があった。そして双識が死に
かけで伊織が素人である以上、人識がその確認に当たる
のは当然のことだろう。後始末やら情報操作やらの手配
もしなければならない事だし。
 本人曰く、「急がねぇと『鬼殺し』に追いつかれるんだけ
どなァ。まぁちゃっちゃと調べてくるか、10分くらいで戻れ
るだろ」とのこと。
234やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/13 00:32:22 ID:0cMiLext
「というわけで、あと10分ほどは邪魔は入りません」
「お兄ちゃんとしては是非とも何らかの邪魔が入ることを
期待したい状況なのだがね」双識の額に浮かぶ脂汗は
決して脇腹の傷のためだけではない。喰われる、という
リアルな恐怖が彼を襲う。「確か前にも一度言ったと思う
のだが近親相姦はまずいだろう? 人倫に反する」
「殺人鬼が人倫を口にしますか!? どうせ人の道を踏み
外した鬼同士、人の倫理なんて無視っすよ無視」
「い、いやしかし家族愛にも反するような……」
「愛にも色々な形があるものです。せっかく『血の繋がっ
てない妹』ができたってのに手も出そうとしないのは愛が
足りなくありませんか? っていうかこれって定番ですよ
読者も期待してます」
 無茶苦茶なことを言う。しかし言われてみれば義兄妹
間の近親恋愛というテーマは双識の愛する少年漫画の
世界でも定番ではある。いやむしろ少年漫画から派生し
た18禁漫画や18禁ゲームの世界での定番か?
「め、メタな言動は慎みたまえ。ベタな展開もだ」
「メタでもベタでもネタでもヘタでもわたしはどーでもいい
んです。何より――『わたしが』ヤりたいんですから」
 混乱する双識を尻目に、伊織は彼の目の前に仁王立
ちになる。手首の失われた両腕で、器用にゆっくりと自分
のスカートを持ち上げていく。
 ――現れたのは下着ではなく、かつて双識が外道と評
した黒のスパッツ。しかしその化繊の布地越しでも、ソコ
が激しく濡れているのが一目で分かる。

「うふふ……。さあ、家族に、なりましょう」 

 恍惚とした笑みと共に、伊織は双識の上に跨った。

                     (第二話――了)
235やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/13 00:35:33 ID:0cMiLext
うう、難しい……。

改めてしっかり読み返してみると、伊織も双識も、口調に特徴がないんですよね。
というか、状況や相手に合わせて大きく変化する。セリフだけでキャラが立つタイプじゃない。
だから、「それっぽく」するのが難しい……。

……これ、需要あるんですかね。なかなか本番に行きそうにないんですがw
少し不安。
236名無しさん@ピンキー:04/09/13 00:52:17 ID:mdGxeciA
ハァハァ…

続きに期待して待つですよ。
237名無しさん@ピンキー:04/09/13 01:59:04 ID:HTjtwSb8
伊織祭りだ。
238へたれ181:04/09/13 11:14:10 ID:vVTsD7nB
こんな時間になんだけど
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

上手いっスねぇ(*´д`)
自分はまだ「女装を恥ずかしがるいーたん」がつくれなくて難儀してます。
しばらくは神作品を拝んでお勉強しようかなぁ。
239名無しさん@ピンキー:04/09/13 20:31:07 ID:GydMFTqg
気にしないでいいよ
ゆっくりでいいから燃料を投下してください
240やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 00:07:23 ID:pc8DK628
零崎舞織の人間創造(3)

「わたしたちが人を殺す際にはね――『愛』が必要なのだよ」
 それは零崎双識、『二十番目の地獄』、マインドレンドルの
口癖のような言葉だった。そしてその言葉を繰り返し聞かさ
れた『愚神礼拝』は、反論することにさえ飽き果てて、うんざり
したような表情を浮かべるのが常だった。
 しかし冷静に考えてみればシームレスバイアス・零崎軋識
の反応は実に当然であって、常識的には『愛』というものが
語られるのは殺しの場ではなく恋愛のステージ及びベッドの
上であろう。この『常識』なるものが案外馬鹿にできないもの
であって、つまりそれは常識に従っていればあまり問題なく
生きていくことができるということを意味する。もちろん時に
は常識の落とし穴にはまって失敗することもあるだろうが、
しかしそれでも常に常識に反する行動を取る天邪鬼と比べ
れば圧倒的に生きやすい生き方だと言えよう。
 そして――その事実こそが、人の道から大きく外れた零崎
双識をして『普通』に憧れさせ、『普通』からはみ出した存在
を『悪』として断じさせる理由なのである。

 つまり。
 『愛』という言葉を『常識』からかけ離れた形で掲げてきた
双識が、今ここで『普通』から逸脱した『愛』に襲われ窮地に
陥っているのは、必然だったのかも――しれない。

         ◆      ◆
241やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 00:07:57 ID:pc8DK628
 そそり立った双識の男性器は、針金細工のごとき双識
の体格に相応しく、太さはあまりないが長さだけはかなり
のものだ。伊織はその長いモノにまたがるような格好で、
スパッツ越しに濡れた女性器をこすりつける。いわゆる
『スマタ』と呼ばれる状態。伊織の血と伊織の愛液による
絶妙な滑り具合。あまりの快感に、双識は漏れそうにな
る声を抑えるので精一杯だ。
「暖かいですね、お兄ちゃん。コレ、わたしの中に欲しい
ですよう」
「伊織ちゃん、人が出血多量で死にかけてるっていうの
に『こんなところ』に血を集めるような真似をしないでくれ」
「死に臨んだ時に生殖行為に走ろうとするのは生物とし
て正しい反応だと何かの本で読みました。だから……」
 伊織は実に嬉しそうに、にっこりと微笑む。

  「子作り、しましょ」

「……ちょっと待て今の一言は聞き捨てならないよ伊織
ちゃん、近親相姦だけでも大いに問題なのに、そんなス
トレートに『子作り』だなんてせめて避妊くらいしなきゃ」
「あれ? お兄ちゃん、気になるんですかあ? こんなに
おちんちん大きくしてるのに」
「大きくしたのはお前だろ! それはともかく絶対ダメ!」
「意味もなく理由もなく目的もなく人を『殺す』わたしたち
なのに、人を『創る』ときには意味や理由や目的が必要
なんですかぁ? うふ、うふふ」
 すっかり『零崎』な伊織の言葉に、双識は反論できない。
 伊織の腰だけが往復運動を続け、二人の快感だけが
なおも高まっていく。
242やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 00:09:42 ID:pc8DK628
「……いつまでもこうしていたい所ですけど、そうするとお
兄ちゃんが中に子種を出す前に逝っちゃいますよね」
「私はべつにそれでもいいんだけどね」
「うふふ……だから、お兄ちゃんに選択肢をあげます」
 一旦腰を浮かして立ち上がると、伊織は大きくその右足
を蹴り上げた。その唐突な動作によって、プリーツスカート
の内側に隠されていたホルスターから――鋏が飛び出す。
否、それは鋏とは言えない。言えないが、言葉に頼って表
現するならば、そう表現するしかない代物だった。
 ハンドル部分を手ごろな大きさの半月輪の形にした、鋼
と鉄を鍛接した両刃式の和式ナイフを二振り、螺子で可動
式に固定した合わせ刃物――とでもいうのだろうか。親指
輪のハンドルがついている方が下指側のハンドルの方より
もブレード部がやや小振りだ。外装こそは確かに鋏であり、
鋏と表現する他ないのだけれど、その存在意義は人を殺
す凶器以外には考えられない――ただもちろん、切れ味
鋭い刃物として、服を切ったりすることもできる。
 かつて双識が『自殺志願』と呼んで愛用していた凶器。
 そして、今もまた。
「わたしは『手』がないし――お兄ちゃんにはある」
 虚空に飛び出した『自殺志願』は、力なく地面に垂れた
ままの双識の手の上に、決して突き刺さることなく、見事
にハンドルを下にした状態で落ちてきた。――まるで、彼に
掴んで欲しいとでも言うように。反射的に握り締めると、右
手にいつもお馴染みの感触が蘇る。ほとんど死にかけて
いた右腕全体に力がみなぎってくる。これなら、一回くらい
はいつものように振り回せるだろう。
 軽く一振りして重さを確かめると、双識はふと思った疑問
を口にする。
243やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 00:10:09 ID:pc8DK628
「しかし――なぜ『自殺志願』がそんな所にあるのかな?」
「人識くんが『廃品回収だ』とか言って取り上げたんですよ。
で、手当のときにお兄ちゃんの肉を斬るのに使ってみて、
『もう大体分かったぜ、こりゃ使い勝手わりぃ玩具だなー』
とか言って捨てようとしたんで――わたしが貰いました」
「あいつは……!」
 まあ、いかにも人識のやりそうな気まぐれではある。

「お兄ちゃんには、選択肢があります」
 伊織は繰り返す。
「一つ目は、その『自殺志願』でわたしのスパッツと下着を
切り裂くこと。指がないと不便ですねー、自分で脱ぐことも
できないや。『穴』さえちゃんと露出すれば、あとはわたしが
お兄ちゃんの上にまたがって腰を振ります」
 なおも素股を続けながら、処女とは思えぬ台詞を吐く。
「……………」
「二つ目は、その刃でわたしを刺すこと。お兄ちゃんの考え
る『家族愛』の定義から外れたわたしなら、もう『家族』じゃ
ないから殺すのに躊躇はないですよね? あ、どうせなら
わたしの股から突き刺して派手に切り裂いて欲しいなあ」
 うっとりした目で、『自殺志願』の名に相応しい妄言を吐く。
「……………」
「三つ目は、お兄ちゃん自身が自害してさっさと楽になる
こと。これを言うと、薙真さんの理不尽な選択問題に似て
きちゃうんで正直イヤなんですけど。ま、一応そういう考え
もアリってことで」
 双識は伊織と薙真のやりとりを知らないので、何と言え
ばいいのか分からない。きっと彼が『死色の真紅』の幻や
刃渡と戦っていた間、彼女の方でも色々あったのだろう。
244やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 00:10:37 ID:pc8DK628
「どれも選べなければ……?」
「どーしても選べないなら、お兄ちゃんがわたしを犯さない
なら、わたしがお兄ちゃんを犯します。でも指がないから、
いきなりフィストってことになるのかな? あ、そもそも、手
首なくてもフィストファックって言うのかな?」
「……勘弁してくれ………」
 いくら死を覚悟した双識といえども、最期の記憶が肛門
に腕をねじ込まれる感触、というのは御免こうむりたい。
「そうだ、私自身を去勢して逃げるのはアリかな?」
「うーん、痛そうですねー。お兄ちゃんが本気ならわたしに
は防げないでしょうけど――その時は切り落とされたソレ
を形見として咥えて拾って持ち帰って、剥製にして防水して、
わたしの夜の寂しさを紛らわす大人のオモチャとして大事
に大事に使わせて頂きます。うふふ」
「……きみは平和に暮らしたい殺人鬼か?」
 双識は溜息をつく。手首を持ち歩く爆弾魔と安部定とを足
して2で割らずにむしろ2を掛けてしまったような変態ぶりだ。
自分が勧誘した『零崎』の逸脱ぶりに眩暈がする。

 まったくもって――最悪だ。

                     (第三話――了)
245やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 00:15:50 ID:pc8DK628
殺人鋏『自殺志願』の登場です。

どうも長くなってしまいました。しかしどんどん伊織ちゃんが壊れていくなァ……(汗
ようやく、犯るか犯られるかという局面に達しました。というか導入だけで3話分になってしまいました。

次が大きな要、ようやくエロな展開になる予定です(ま、双識兄さんが自害するかもしれませんがw)。
ですが、少し次の投入まで時間がかかるかもしれません。
181さん、こちらには構わずそちらも進めてしまって下さいw
そちらの展開も期待してます。
246名無しさん@ピンキー:04/09/14 00:36:20 ID:4c2KfqgP
シームレスバイアスは
「愚神礼拝」でなくて「愚神礼賛」な。

まあ何はともあれGodJob!
続きもハァハァしながら待つですよ。
247名無しさん@ピンキー:04/09/14 00:38:14 ID:GKtjnbhO
DQ3の"おおばさみ"って、"自殺志願"みたいな造りなのかな。
いや、"おおばさみ"は腕に装着するんだっけか?
248やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 00:47:46 ID:pc8DK628
>>246
げ。なんで間違えたんだろう、釘バット好きなのに _no
脳内変換お願いします……(吊
249名無しさん@ピンキー:04/09/14 01:05:36 ID:GKtjnbhO
まだ西尾維新の小説はあまり沢山読んではいないのだけど、
「赤い人」が最強なのは分かるとして、その次に強い人を三人ぐらい挙げると
どのようになりますか?
あと、零崎一賊でいちばん強いのはどなたですか?
250名無しさん@ピンキー:04/09/14 01:07:29 ID:o0lwckiz
俺、俺だよ俺。
251名無しさん@ピンキー:04/09/14 01:12:41 ID:v/1P8gTR
>>250
通報しました。
252名無しさん@ピンキー:04/09/14 02:57:03 ID:IPCbvdRw
鋏を取り出した段階で、アベサダを連想してしまった……。
253名無しさん@ピンキー:04/09/14 03:48:17 ID:49BUcJpb
>>249
なぜそれをエロパロスレで聞くのか………
Σ(゜Д゜)そうかエロ強いやつのことか!それなら玖渚、春日井さん、双識あたりじゃないか?
零崎だと双識の他に「少女趣味」が強そうだな。
254名無しさん@ピンキー:04/09/14 07:30:40 ID:8c+RtJWq
>>253
ワラタw 確かに春日井さんは強そうだ。
>>249
戦闘力だったら・・・あとは匂宮出夢とか零崎家でしょ。

零崎では一応双識が「当代随一」って表現をされてる。
読んでると人識の方が強そうだけど。
255名無しさん@ピンキー:04/09/14 12:58:24 ID:+5kEwtt2
>>249
強いも弱いも一緒さ どっちも同じぐれえ意味がねえ by狐
256やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 22:34:46 ID:XT2+p60u
零崎舞織の人間創造(4)

 かつて零崎双識が弟・人識に『自殺志願』を譲って欲しい
と言われた際、こう言い返したものだった。
「俺はお前みたいに浮気者じゃない。女にも得物にも一途
な男なのさ」
 そのセリフは、どこからが嘘でどこからが本気なのかも
良く分からない弟の人識の言葉とは違い、正真正銘彼の
本音だったのだが――しかし、その時点で『自殺志願』に
匹敵するほど『一途になれる女性』が居たわけではない。
 そのとき彼にあったのは、「自分はきっと女に対しても
一途なのだろうな」、という予感だけだ。
 檻の中で幼少を過ごし物心ついた時から『零崎』だった
彼も、その短くない人生の間には何度かロマンスの欠片
のようなものとの遭遇はあったのだ。だが、彼はそれらに
対して真剣になれず――例えて言うなら『自殺志願』を手
にした時のようなフィット感を得られずに、結局、手放して
しまっていた。
 もちろん『女性』という一点においてのみ言えば、かの
伝説の『死色の真紅』こそが彼が最も執着する女性と言
えなくもないのだが、しかしさすがの『二十番目の地獄』
マインドレンデルといえども、彼女をして己の妻にしよう
などといった野望を抱くほど夢想家ではない。
257やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 22:35:17 ID:XT2+p60u

 そう思って思い返してみれば――自分から声をかけ、
さらに逃げる彼女を追いかけて自宅にまで押しかける
ほどに『執着』したなんていうのは、『敵』以外では無桐
伊織が始めてだったのだ。
 ――もちろんその時は、その動機は『殺人鬼』としての
同属意識だけだと思っていたのだけれど。

         ◆      ◆

 犯るか、殺られるか。犯られるか、殺るか。
 『殺すか殺される』かという局面なら何百回と乗り越え
てきた双識だが、こんな危機は初めてである。
 ――いや、同じことか。
 双識は、己の認識を新たにする。改めて伊織に対して
真面目に向き直る。
 自分の上に覆いかぶさる伊織と目を合わせる。
 ……笑っていた。
 笑うように表情を歪ませていた。そして、その視線は。
 ――なんて、熱い瞳。
 焼けそうなくらいに――赤く。
 その目は、これから性交しようという乙女のものでは
ない。むしろ、今までの双識の長き闘いの人生の中で
何度も何度も遭遇してきた、実に手強い――
258やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 22:35:52 ID:XT2+p60u

「なるほど――これは、形こそ違えども」
 そういうことか。
 それほどまでの覚悟か、無桐伊織。
 そして、それほどまでの『才能』なのか、彼女は。
「そういえば――『強くなりたくば喰らえ!!』という台詞
もあったな。肝心な場面は青年誌で展開する腰の引け
ようだったし、その後のパワーアップの仕方には賛否両
論だったが――なるほど、真実を突いている」
 戦闘と性交とは、根底で通じ合う。
 人を殺すも創るも同じこと。
 そして『零崎』として目覚めた伊織には、確かに『才能』
があった。殺人鬼としての、零崎としての『才能』が。
 初めての殺人を、誰に教わる事なしに最高の手際で
やり抜けた彼女のことだ。双識を心理的・肉体的に追
い詰めるこの手練も、その『才能』に導かれてのものな
のだろう。決して、経験や知識によるものではない。
 ――なんという、才能。なんという、存在。
 双識は、改めて伊織の『才能』に圧倒されると共に――
それほどまでの『存在』が、己の持てる全てをもって自分
に対峙していることを知った。
 己の命さえ、賭けて。
 己の魂さえ、賭けて。
 なんて――美しいんだ。
259やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 22:36:19 ID:XT2+p60u
「これはもう――いい加減に答えるわけにはいかないな。
正々堂々、真っ向から受けて立とう」
 彼は『自殺志願』を手にした腕をゆっくりと持ち上げた。
こうしている間にも双識の身体は死にかけていて、もは
や手も足もまともに動きそうにない。視界も少しずつ冥く
なっていく。『自殺志願』を握っている右腕だけが、なんと
か動いてくれそうだが……これも長くは持ちそうにない。
 ただ、双識の股間だけが熱く、伊織の股間もまた熱い。
 改めて伊織と目が合う。
 双識も、にっこりと笑い返す。
 空中で『自殺志願』がクルリと回され、しっかりと逆手に
握り締められる。

 ――それでは、遅まきながら。
「零崎を――始めよう」

 『戦闘』開始の宣告と共に、『自殺志願』が振り下ろされ
――二枚の刃が、深々と、肉に、突き刺さった。 

                     (第四話――了)
260やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/14 22:37:40 ID:XT2+p60u

……すいません、今更ですが、これはエロ小説ではなくバトルものです。バトルものになってしまいました。
そう、『零崎双識の人間試験』がミステリでなくバトルものだったように。
しかし双識はチャンピオンも読んでるのかなぁ。ジャンプ系がお好みのようだけれど。

前回の予定では、もう一段先まで展開させるつもりでしたが、予定変更。
各話ごとに長さが全然違いますがご容赦下さい。そこは遊びでやってるものですから。
……本格的に「短編」と呼べる長さで書くなら、尺合わせの方法はいくらでもあるんですけどね。
261名無しさん@ピンキー:04/09/14 22:42:00 ID:4c2KfqgP
そう、『バキSAGA』がエロマンガでなくバトルものだったように。
262名無しさん@ピンキー:04/09/14 22:56:14 ID:31q07wMz
ガーーーーーーーン
スパッツじゃなくて肉に突き刺さっちゃったよ(||゚Д゚)

エロ期待してたけど文体模写が上手いので思わず続きに期待
263名無しさん@ピンキー:04/09/15 13:14:59 ID:hWlKmvGv
おいこれ、どっちに刺したんだ!?
・・・デバガメしてた人識だったりしたら笑えるw
264やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/15 22:47:55 ID:DCbZxBjs
零崎舞織の人間創造(5)

「おにい……ちゃん、どうし、て」
 肉を切り裂き、深く深く身体に突き刺さった『自殺志願』。
 予想外の展開を前に、伊織の声は、かすれている。
「いやなに――君はきっと、私の『身内への甘さ』を信じて、
私が、1番の選択肢を選ぶと、確信して、いたのだろうが
――生憎と、『闘い』というものは、そう一筋縄では、いか
ない、ものなのだよ。経験の差、とでも、言うべきかね」
 にやりと笑ってみせる、双識の声にも、力がない。
 『正々堂々真正面から』不意討って虚を突いて策に嵌め
る。それが零崎の『闘い』である。そしてそれは、この場に
おいてもまた同じ。
 地面に横たわり伊織にマウントを取られた姿勢のまま、
震える腕を伊織に伸ばす。
「あまり、『零崎』をなめないことだ。あまり、『家族』をなめ
ないことだ。伊織ちゃんの考えなど――全部お見通しだ」
 最期の力を振り絞り――双識の手が、伊織の服の裾を
握り締めた。

         ◆      ◆

265やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/15 22:48:19 ID:DCbZxBjs

 彼女を初めて見つけた時、困惑した。
 彼を初めて見た時、ほっとした。
 彼女の第一印象は、『釈迦のよう』だった。
 彼の第一印象は、『変態』(?)だった。
 彼女の殺人技を見た時、驚いた。
 彼の殺人技を見た時、興奮した。

 どちらも、こんな形で出会うとは思ってもみなかった。

 言葉を交わした時間は全部合わせても一時間に足りず。
 初対面から今まで丸一日も経っていない。
 一緒にしたことと言えば戦いだけ。他には何もしていない。

 なのに――
 彼と彼女は出会った。
 彼と彼女は通じ合った。
 彼と彼女は同類と知った。
 彼と彼女は家族になった。
 彼と彼女は兄妹になった。

 これが――『運命の出会い』でなくて何なのだろう?

         ◆      ◆

266やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/15 22:48:48 ID:DCbZxBjs
「お兄ちゃん……」
「ん?」
「そんなに見られると、恥ずかしいっすよう」
 両手で自分の股間を隠そうとしながら、伊織が泣きそう
な声を上げる。でもその両腕の手首から先は既に失われ
ているので、肝心の部分は全然隠しきれていない。薄い毛
がわずかに繁る恥丘が丸見えである。
「スカートの下のスパッツは外道だと言ったはずだがね?
ましてや、ソコだけ破いて突っ込めればいい、なんて発想
は外道の極みだよ。間違いは、正されないとね」
 細い目をさらに細め、双識は楽しそうに視姦する。
 力の入らない右腕で、苦労しながらも伊織の服を剥ぎ取っ
たのは双識である。切り裂いたのではなく、脱がせたのだ。
 上は血染めのセーラー服のまま、下だけが素っ裸。伊織
が少し身じろぎすれば、形のいいお尻や色素の薄い陰唇
も見えてしまう。ソックスと靴が残されているのがかえって
卑猥だ。攻守逆転された格好の伊織が、本気で恥らう表情
も可愛らしい。
 最初はあんなに拒んでいたというのに――双識は、完全
に、『ヤる気』だった。そしてどうせ『ヤる』なら――わざわざ
長兄が妹に主導権を譲ってやる義理などない。

 ――同類なのだ。
 ――家族なのだ。
 ――兄妹なのだ。
 以心伝心で言葉もいらない仲なのだ。
 血の繋がりよりも濃い、流血の繋がりで結ばれた仲なのだ。
 『零崎になる』覚悟さえ決まれば――本気にさえなれば、互い
の想いは語らずとも分かる。
 覚悟さえ決まれば、互いの想いは一つに重なる。
 伊織の望みは、双識の望み。双識の欲望は、伊織の欲望。
 身体が結ばれる前に――とうの昔に、心が結ばれている。
267やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/15 22:49:21 ID:DCbZxBjs
「さあ――残念ながら時間がない。早く、やることをやろう。
『こんな事』でもしないと意識を繋ぎとめられない有様だから
ね、10分どころかあと3分持つかどうかも怪しいのだよ」
 双識の視線が自分の右足に向けられる。その細く長い太
腿には――深々と、『自殺志願』が突き立っている。
 自分自身の身体にナイフや針を突き刺して、その痛みに
よって正気を取り戻す。激痛を引き受ける覚悟をもってして、
幻覚なり眠気なり失神なりから逃れる。――双識の『趣味』
から言えば、これは外せない『冴えたやり方』なのだった。
 ――本来なら、時宮の婆さん相手に使うべき策だったの
だろうけどね。使いそびれてしまったからねえ。
 『自殺志願』の突き刺さった傷口からは、ほとんど血が出
てこない。人体の急所を知り尽くした双識だからこそ、逆に
血管を避け筋肉にだけ突き立てることができる。これ以上
血を流して死を早めても本末転倒だ。
 ――まあ、代わりに神経をしこたま痛めつけ、二度と右足
は自由にならないが、どうせ最初から動かす力は残ってない。

 双識の示した覚悟は、伊織にも伝わる。
 羞恥に顔を染めながらも、改めて双識の上に跨る。
「では……いきますよう、お兄ちゃぁん……」
 すでに愛撫の必要もないほど濡れた陰唇が、双識の長い
陰茎に直接触れる。鬼の角のような亀頭が、狭く閉ざされた
未踏の膣口に当てられる。

――それでは、ようやくにして。
「零崎を――開始します」

 伊織の言葉と同時に、彼女の全体重がその一点にかけ
られて――彼の中心が、彼女の中心を貫いた。

                     (第五話――了)
268やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/15 22:52:54 ID:DCbZxBjs
正々堂々真正面から、騙しくらまし誑かす、それが(エロパロとはいえ)物書きのはしくれとしての流儀です。
>>262>>263様、心配させて申し訳ありませんでした、はい。

この次の章が、少し難しい気がするんですよねェ……。
さてどう書いたものか……。うーん。
269やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/17 23:20:25 ID:9XPI/ALt
零崎舞織の人間創造(6)


 いわゆる騎乗位の体勢で、伊織は腰を下ろしていく。
 暖かい感触。
 肉のカタマリが、肉を切り裂き食い込んでいく感触。
 一瞬にして処女膜を破った双識の男性器は、そのままの
勢いで狭い膣腔を押し広げ――こつんと、一挙に、子宮口
にまで到達する。
「――――ッッ!!」
 声無き悲鳴が上がる。……数秒遅れて、二人の結合部
から一筋の血が流れ落ちる。しかし既に二人の身体は血
にまみれていて、新鮮なその血もすぐに乾いて他の汚れ
と交じり合ってしまう。
「大丈夫、かい、伊織、ちゃん!?」
「ああ、なるほど、やっぱりですねえ――」
 苦しい息の下でなお『妹』を気づかう双識。そんな双識の
言葉に答えることなく、伊織は何やら呟く。
「思った以上に気分の良いもんですね――『人を創る』って
いうのはさ」
270やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/17 23:20:47 ID:9XPI/ALt

 痛みさえも、中枢神経が性的快感に変換する。
 破瓜の痛みに陶酔しつつ、彼女は腰を動かし始める。
 太腿の痛みに縋り付きつつ、彼は意識を保ち続ける。
 最初はゆっくりと、やがて段々激しく。
 なにしろ双識は動けないので――動きたくても、もう半分
くらいは死んでしまっているので――二人は騎乗位のまま、
ただ伊織だけが動く。単調な上下運動が延々と続く。
 けれど――双識も伊織もその刺激に飽きることなく、更
にその感覚に没頭していく。
 森の中、粘つく水音だけが鳴り響く。

 手足の感触がもうない。視界もほとんど利かない。
 ただ、伊織に包まれた部分だけが熱く――自分の全て
の感覚がそこに集約されていくような錯覚がある。
 いや、むしろ、自分の全存在が、丸ごと伊織の体内に
受け入れられたかのような感触。
「きもち……いいな……伊織ちゃん……」

 自分の中に、双識を感じる。
 双識の長い男性器が、自分の中の最も深いところにま
で到達する。内臓が深々と突き上げられ――自分の胴
が全て女性器になってしまったかのような錯覚がある。
 いや、むしろ、自分の全存在が、優しく双識のそれを
包み込むかのような感触。
「きもち……いいね……お兄ちゃん……」

271やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/17 23:21:12 ID:9XPI/ALt

 死に瀕した双識は、もはや喋ることさえままならない。
 血を流し過ぎた伊織の方も、腰を振るだけで精一杯だ。
 けれども――もう、声を出す必要もない。
 声になど出さずとも――互いの意思は理解できる。
 粘膜を通し快楽を通し、お互いの心が完全に伝わる。
 零崎の『共振』が、究極の域にまで到達する。

 気持ち、いいですね、お兄ちゃん。
 ああ――気持ちいいね。刻が見えそうだ。
 赤ちゃん、できますかね。
 できて欲しいね。わたしときみとの子なんだ、零崎同士の
近親交配、きっと人識をも越える天才的な殺人鬼になる。
 じゃあ、殺人鬼の英才教育をしなきゃですね。思いっきり
可愛がるですよ、わたし。
 そうだな――兄弟姉妹も多い方がいいだろう。もし、他の
『零崎』を見つけたら、家族に誘ってやって欲しい。
 そうですね。その時には、精々引っ掻かれて逃げられちゃ
わないよう、気をつけましょう。うふふ。
 ああ――そうだね。それは特に気をつけないとね。でないと
わたしのように命を落とす羽目になるからね。うふふ。
 うふ、うふふ。
 うふふふ。
 ………。
 ……。
272やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/17 23:21:40 ID:9XPI/ALt

 さらに快感が高まる。
 もはや、そこには言葉さえもない。二人の存在が完全に
溶け合って、言葉さえも必要なくなる。
 ただ、貪る。快楽を貪る。
 意味もなく理由もなく目的もなく人を殺すのと同じように、
意味もなく理由もなく目的もなく腰を振り続ける。
 もう目も見えない。もう性器の感触さえもない。
 ただ、白く、明るく、心地良い世界で、快感だけがある。
 何故だか、懐かしい。記憶にないのに、懐かしい。

 これは……そうか、生まれる前の記憶か。
 檻の中よりもさらに前の、記憶にさえならぬ記憶か。
 俺にも当然あったはずの、実の母の胎内での記憶か。
 道理で――心地いい。
 道理で――涙が溢れる。
 道理で――こんなにも、俺は。
 そうか。
 全ての人が。
 俺の出会った全ての人が。
 殺人鬼として殺してきた全ての人が。
 一人の例外もなく――この快感を経て生まれてきたのか。
 俺自身も、この快感の中から生まれてきたのか。
 俺が知らなかっただけで――顔も知らぬ実の両親の、間から。
 それなら――やはり、俺は、どうしようもない『悪』だ。
 こんな所から生まれたものを奪い去るなんて、最悪だ。
 最悪だということを確認できて――最高の、気分だ。

 世界に――俺は、独りきりじゃ、なかったんだ。
 世界に――俺は、こんなにも、愛されている。
273やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/17 23:22:06 ID:9XPI/ALt

 快感が極まる。臨界点が近づく。
 世界に光が溢れ、世界が白く染まる。
 ああ。
 天使が。
 白い天使が。
 死を告げる美しい天使が。
 受胎告知の美しい天使が。
 天使たちが、光の帯を織りなして。
 天使が……舞い降りて……来……。

 二人だけの世界が白い光に包まれて――長い長い、
永遠とも思える射精が始まった。双識の全存在を託し
た精液が、伊織の全存在を賭けた子宮に流れ込む。
溢れんばかりに、流し込まれる。
 光が、爆ぜる。
 最高にして最悪、究極にしてどん底の快楽の前に、
二人の身体が、意識が、存在が――焼きつくされる。
 全てが、零になる。

 ああ、なるほど。
 これが、『逝く』ということか。
 ――存外、『悪く』は、ない。

         ◆      ◆
274やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/17 23:23:03 ID:9XPI/ALt
「――よお、ひとまずあいつらの残した『罠』は壊して来た
し、森の『結界』も抜け出す道を見つけてきたぜ――って、
何やってんだよお前」
 一通りの仕事を終え、二人の待つ森に戻ってきた零崎
人識は、目の前の光景に呆れたような声を出した。
 地面に横たわる双識の腰の上に、下半身丸裸の伊織が
馬乗りになっている。双識は目を閉じたまま、伊織は顔を
伏せたまま、ピクリとも動かない。
「傑作だなァ――おい、お姉ちゃん、えーと名前なんつー
たっけ、『イオリ』だっけ『シオリ』だっけ? ……まあいい
や、どっちでもいーけどよ、一体こいつは――」
 人識が無造作に近づき、伊織の肩に手をかけて初めて、
彼女は顔を挙げた。
 濡れた瞳で、多幸感に満ちた表情で、人識の顔をぼん
やりと見上げる。
「おい、あんた、兄貴は――、いやあんたも――」

「ああ……、今――逝きました――」

 エクスタシーの極み。恍惚の笑みを浮かべたままの彼女
の瞳から、一粒の涙が零れ落ちる。
 双識の亡骸と彼女の身体とが繋がったままの部分から、
ゴポリ、と音を立て、血の混じった白濁液が溢れ出した。

「それから――わたしは『お姉ちゃん』じゃないですよう。
わたしの名前は――零崎、『舞織』。たった今生まれた、
あなたの新しい、『妹』です」

 ひとつの零崎が終わり――もうひとつの零崎が始まる。
 始まった零崎は、終わらない。

                 (最終話――了)(創造開始)
275やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/17 23:24:07 ID:9XPI/ALt
 ルビや傍点が振れないのが痛いっすねえ。
 本当なら、最後の『創造開始』の部分の、『開始』の上に『おわり』とルビ振りたいんですけど。
 死色の真紅の決め台詞、「閉塞(おひらき)に来たぜ――殺人鬼」のノリで。

 以上をもって、長々と続いた「双識と舞織」の話は終了です。
 初期構想の時点では、人識と舞織のやりとりで後戯のような一話分にしようと思ったんですが、なんか蛇足になりそうだったので、大幅に縮めてしまいました。
 長々と下らぬ妄想を書き連ね、申し訳ありませんでした。はい。
276名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:31:49 ID:lfnG8mvt
面白かった、ありがとう。

乙神!
277名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:57:08 ID:9VFDRdbZ
浮上
278名無しさん@ピンキー:04/09/18 00:03:00 ID:Rd8mGOKq
眼福眼福
279名無しさん@ピンキー:04/09/18 01:21:50 ID:ApHNLpdi
>創造開始
ハゲワラ

面白かった!!感謝
280名無しさん@ピンキー:04/09/18 21:27:33 ID:WSMUccD4
マジ面白かった。久々。お疲れ様でした。
もし双識と舞織の子供が生まれたら
人識みたいなハイブリッド超合金みたいな殺人鬼なんですよねぇ。
ハァハァ。
281名無しさん@ピンキー:04/09/18 21:55:10 ID:0tqXjjky
戯言専門エロ絵板とか作らないんですか?
もしも出来たなら描きにいきますが。
282名無しさん@ピンキー:04/09/18 23:26:17 ID:WSMUccD4
エロに限るのはどうかと。
むしろ戯言に限るのもどうかと。
っていうかライトノベルの絵板作っても寂れるだけではないかと。

っつーわけで普通の絵板に描いたらどうだろうか。
それで何気なく「こんなのみつけますた」と宣伝してみるのはどうだろうか。
283名無しさん@ピンキー:04/09/18 23:46:55 ID:Rd8mGOKq
いいですね!賛成です!
じゃあちょっくら探してきます!!
284名無しさん@ピンキー:04/09/19 00:52:06 ID:qUk03PDK
285名無しさん@ピンキー:04/09/19 00:54:44 ID:oTWn+cMJ
なんかおもしろいことになりそうだな
俺としては戯言専門にして欲しいな
まぁ、書く人の気分次第だと思うが

その計画には賛成しとく
286名無しさん@ピンキー:04/09/19 12:26:01 ID:3R9wkxeT
ほどよく淫乱な、くろね子さんと非通知とのピュアSSきぼんぬ
287名無しさん@ピンキー:04/09/20 12:57:32 ID:1wxQK2/n
>>284
ってか、その保管庫にこのスレのSSも入れてもらえないのかな?
やっぱもっと作品数増えないとダメかな?
288名無しさん@ピンキー:04/09/20 13:34:30 ID:x9nHade4
>>287
入れてくださいってお願いしたら入れてくれると思う。
余所のスレでも頼んでるところはあったし。
289名無しさん@ピンキー:04/09/22 00:28:25 ID:Mf09nlH1
181サン、続きマダー?
290へたれ181:04/09/22 06:43:47 ID:5HCkcXc6
早朝失礼!

ちらっと覗いたら自分宛にレスしてくれた方がいたもんで即レス次第。

例のネタですが、真の神の作品を堪能してから書こうなんて思ってたら
いつの間にやらどたばたしまして。祝日の夜にでもまとめて落とします。多分。
291名無しさん@ピンキー:04/09/23 00:06:40 ID:SNSW3zAF
>>290
期待して待ってますよー。
292名無しさん@ピンキー:04/09/23 22:42:05 ID:Z9h+edV6
|∀゚)ダレカイルー




いーちゃん×姫ちゃんのラブラブSS投下してもいいかな?原作の雰囲気は壊れると思うんだけど。
293名無しさん@ピンキー:04/09/23 22:43:37 ID:ioXZfcKR
>>292
かもんべいべー
294名無しさん@ピンキー:04/09/24 00:34:45 ID:NmqI67NQ
>>292
どうぞどうぞ
295真夜中の旅人:04/09/24 01:34:38 ID:2Z/WgHvD
今からいーちゃん×姫ちゃんのSS投下させていただきます。

警告
1、携帯からの投下なのでなにか不備があるかもしれません。

2、ラブラブの甘甘のキャラ壊れで、エロ度低めになっとります。

3、導入長めで、全体としてもかなり長い話です。

以上のことに注意して拙作ですが、楽しんでもらえたら幸いです。
296へたれ181:04/09/24 01:48:12 ID:Wi/gxeZq
重ならないように待機してます。
真夜中の旅人さん頑張ってくださ〜い
297真夜中の旅人:04/09/24 01:53:53 ID:2Z/WgHvD
「ラブラブパラレル」
−戯言遣いと弟子−


ここは家賃一万円の安アパート。
風呂無し、トイレ共同、まるで骨董品のようだ。府の条例により保護されるべきだろうとさえ思わせる。
その一階の一室、今ぼくは紫木一姫の部屋にいる。
「うー、こんなのわかんないですよ〜」
姫ちゃんが唸る。
「だいたいなんで、保健体育なんてテストするですか?まったく意味深です」
意味深?ちょっと違うような気が……。
「姫ちゃん…意味深なら良いんだけどね」
そこは、意味不明が正しい。
もっともこの言葉も正しい日本語なのかどうか、現代っ子のぼくには分からないけどね。(まったく戯言だ)。
「姫ちゃんは五教科が悪いんだから、他のところで少しでも良い点取らないと」
そのとおりだった、このままじゃ進級が危うい。
「それは、分かってますけどですねー」
不満そうに口を尖らす姫ちゃん。まったくこの娘は……。
「はい、はい、分かってるならすぐやる!」家庭教師を気取って少し強めに言う。
「はーいですよ」
しぶしぶ机に向かって再び勉強を始める。そんな姫ちゃんを家庭教師のように見守るぼく。
もうすっかりおなじみの光景だ。
298真夜中の旅人:04/09/24 02:00:01 ID:2Z/WgHvD
二時間後やっとテストの範囲が一通り終わったようだ。腕を伸ばし体をほぐす。
「ふいーん。やっと終わったですよ…」
憔悴しきった感じで言う姫ちゃん。
「姫ちゃん、お疲れ」ぼくは、姫ちゃんの肩を揉む。
その途端。
「ひゃん!師匠!何してるですか!」
びくっ、と体を跳ねさせ素早い動作で反転させる。まったく見事な体捌きだ。
「何って…ただ肩を揉もうと…」
「嘘です!絶対今、姫ちゃんに、いやらしいことしようとしたですよ」
ひどい誤解だった。しかし姫ちゃん自分からはよく飛び付いてきたりするのに、他人に触られるのを極端に嫌うな。変なところで潔癖だった。
「違うよ、ホントに肩を揉もうとしただけ」
弁解するぼく
「ホントにホントですか?」
「ホントにホント」
「ホントにホントでホントですか?」
「ホントにホントでホント」
「ホントにホントでホントがホントですか?」
「ホントにホントでホントがホントはホントだよ」
「一つ多いです」
「うっ…」
しつこいうえに細かい娘だった。
「まあ、いいです。許してあげますよ」
そう言って、椅子に座る姫ちゃん。教科書をパラパラとめくり最後の見直しを始めたようだ。
ここでさっきの復讐を思い付く。
299真夜中の旅人:04/09/24 02:06:57 ID:2Z/WgHvD
「姫ちゃん、教科書はただ目で読むだけじゃなくて、声にだして読むとよく頭に入るよ」
これは本当。
「おおっ!これは良いこと聞いたですよ。早速やってみます」
年頃の女子高生に保健体育の教科書を音読させる。それは立派なセクハラだった。
「えーと、性的刺激を受けると、脳に性感がおこり陰茎は勃起する…って!!」
おお、一文全部読み終えてから反応するか。姫ちゃん意外と鈍かったり。
「師匠、陰茎って何のことですか?」
「そっちかよ!」
思わず声を出して突っ込んでしまった。
「?」
キョトンとする姫ちゃん。しかしこれは新たなセクハラを敢行するチャンスだ。
「陰茎っていうのはね姫ちゃん、男の人のおちんちんのことなんだよ」
姫ちゃんは一瞬虚空を見上げるようにしてから。
「お、おちんちんですとー」
と叫んだ。
良し!狙い通り。
「し、師匠はそんな八連コンボなものを、姫ちゃんに読ませたですか」
痛そうだな、それは。「そうだよ、姫ちゃんはそんな破廉恥なものを声に出して読んじゃったんだよ。いやらしい娘だなー」
姫ちゃんをいぢめるぼく。
300真夜中の旅人:04/09/24 02:27:30 ID:2Z/WgHvD
「……う」
姫ちゃんは顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしてる。
「まったく…もうお嫁にはいけないね。きっと姫ちゃんの好きな人にも嫌われちゃうよ」
さらに畳み掛ける。その言葉を聞いた瞬間、姫ちゃんはびくっと体を揺らした。
「う、う、ううううう〜」
あれ?
これはまさか……。
「う〜、う〜、うううう……えぐ、うぐっ」
マジ泣きですか?
「…………」
まずい、少し調子に乗り過ぎたか。
「えっと、あのー……わっ!」
ぼくが謝罪の言葉を述べようとした時、姫ちゃんがいきなり抱き着いてきた。
「うぐっ……うぐ、師匠、ちっ、違うですよ〜、姫ちゃんそんないやらしい娘じゃないですよ!だから…だから姫ちゃんのこと嫌いにならないでください」
……どういうこと?つまり姫ちゃんが好きな人っていうのは…
ここまではっきり言われちゃあ、いくら鈍感を決め込んでるぼくでも、気付かずにはいられない。
「姫ちゃんが好きな人って…ぼくのことだったの?」
姫ちゃんは縋り付くような目でぼくを見上げる。
「そうですよ、姫ちゃんは……わたしは、師匠のこと、好きなんです。師匠のこと、本当に、すごく、好きです。だから…だからわたしのこと嫌いにならないでください。
好きになってなんて言わないですから、付き合ってなんて言わないですから…このままでいいですから。お願いです、お願いです…………」
姫ちゃんは泣きながら震えながら言葉を繰り返す。姫ちゃん…君は本当に。
301真夜中の旅人:04/09/24 02:45:22 ID:2Z/WgHvD
「姫ちゃん…ぼくも姫ちゃんのことすごく好きだよ」
「本当ですか?」
上目使いで震えながらぼくを見る姫ちゃん。
本当にこの娘には何かしてあげたくなる。
「本当だよ、その証拠に…」
ぼくは姫ちゃんの唇にやさしくキスをした。「あっ…」
驚く姫ちゃん。
「嫌いならこんなことしないよ」
「師匠〜、姫ちゃん嬉しいです」
微笑む姫ちゃん。もう姫ちゃんってば可愛過ぎ!
ぼくは、こんな姫ちゃんに何をしてあげられるだろうか?
決まってる。単純だ。その答えはひどく簡単だ。
しかしぼくにそれができるのか?
どうしようもない欠陥製品であるこのぼくに……。
でも今は、ぼくは姫ちゃんのことを……。
「姫ちゃんが良いならこの続きもしてあげるよ」
姫ちゃんは首を傾げる。
「続きってどういうことですか?」
「キスの続きだよ、姫ちゃんが気持ち良くなるようなこと」
姫ちゃんは少し考えてから頬を紅くして答える。
「えーと、それはつまりラブなことですですか」
ちょっと難易度が高いな、まあそれでも通じるけど。
「そうだよ、平たく言うとえろいこと。どう、してみない?それともぼくとじゃ嫌かい?」
ぶんぶんと首を激しく横に振る姫ちゃん。
「全然嫌じゃないですよ。姫ちゃん、師匠とえろいことしたいです」
ぼくはそんな姫ちゃんの頭を撫でながら言う。
「よし、よし。じゃあベッドに行こうか」
姫ちゃんの軽い体を、お姫様だっこしてベッドへと運ぼうとする。
「ひゃっ!」
姫ちゃんは変な声を出した。
可愛いぬいぐるみなどが配置された女の子らしいベッド。そこに姫ちゃんをゆっくりと降ろす。
302真夜中の旅人:04/09/24 02:57:34 ID:2Z/WgHvD
姫ちゃんは可愛い模様が付いた布団の上に肢体を広げている。その上に覆いかぶさるようにして、まずはキス。
さっきとは違い、長く深いディープキス。
「はぁん…んっ!あ、…ふぅ」
姫ちゃんの甘い吐息が零れる。
「じゃあ、まずその邪魔な制服を脱がしちゃおうかな」
ぼくが姫ちゃんの上着をたくしあげようと手を伸ばす。
姫ちゃんの体は震えていた。
「どうしたの姫ちゃん?やっぱり嫌なの?」姫ちゃんは激しく首を振る。
「嫌じゃないです、姫ちゃん、師匠とこんなことできるなんて夢のようですよ…」
姫ちゃんの顔を見る。その瞳には涙が浮かんでいる。
「でも……怖いんですよ」
顔を背ける姫ちゃん。「怖い?姫ちゃんは初めてなのかな?大丈夫だよぼくがうまく…」
「違うですよ!」
ぼくの言葉を遮って叫ぶ。
「初めてなら、どんなによかったか…姫ちゃん全然初めてなんかじゃないんですよ!」
涙を流しながら怒鳴る。
「ひ、め、ちゃん?」
混乱するぼく。
「潤さんから聞いてないですか?潤さんと遊馬さんが助けてくれるまで姫ちゃんが何をされていたか…」
姫ちゃんがされていたこと、前頭葉の言語野にある後天的な障害の理由。
「姫ちゃんは、姫ちゃんは…昔何回も、何回も犯されたんですよ!それも、好きでもない男に!しかも一人じゃなくて何人にもです」
絶句するぼく。ある程度は予測していたが、やはり本人の口から聞くのは、ショックだった。悲痛な顔で続ける姫ちゃん。
「ものすごく痛くて、全然気持ち良くなんてなくて、でも泣くと殴られて…すごく怖くて…怖くて…」
「姫ちゃん!もういいよ!」
堪え難くなってぼくは叫ぶ。
「大丈夫だと思ってたですよ…大好きな師匠なら、でも…やっぱりいざとなったら怖くて、怖くて…」
もう最後の方は言葉にもならなかった。
「もういいって!」
もう一度叫ぶ。
「よくないです!姫ちゃんこんなに師匠のこと好きなのに、姫ちゃんの処女を捧げたいのに、それもできないんですよ…こんな、汚れて………それに、それに…」
息も絶え絶えに言葉をつむぐ。
303真夜中の旅人:04/09/24 03:12:54 ID:2Z/WgHvD
「姫ちゃんは…師匠が大嫌いな…」
ぼくは姫ちゃんの言葉を遮るようにきつく抱き締めた。きつく、細い体が折れそうになるほど。
「あっ………」
ぼくがもし一言、姫ちゃんを傷つけることを言えば、この娘は簡単に壊れるだろう。
こんな可憐な少女をぼくは壊すのか?
六年前の玖渚のように壊すのか?
なんだ、何を考えてるんだぼくは。
やり直さなきゃ、もう一度、今度はうまく、しなくっちゃ。
もう一度?今度?
なんだ、何を考えてるんだぼくは。
姫ちゃんは玖渚の代用品なんかじゃない。
わかってる。
わかってる。
わかってる?
ぼくは、ぼくは、姫ちゃんを……。
「姫ちゃん。愛してるよ」
その言葉を口にしてみた。感情は込めたつもり。
「えっ!師匠、今なんて…」
戸惑う姫ちゃん、当然だこのぼくが愛してるなんて言うとは。
でも本当なんだよ姫ちゃん。ぼくは本当に君のことを………。
「一姫、愛してる、この世界の誰よりも愛してる。」
姫ちゃんはやっとここでにっこりと、あの笑顔を見せてくれた。
「…わたしも師匠のこと愛してます」
愛し合う二人、その前ではもう何も邪魔できない。
「一姫、愛がないセックスなんてセックスなんかじゃない。だから一姫の処女はぼくがもらうよ」
いったい何年前の少女漫画の台詞だよ。
まったく戯言もいいところだ。
でも、いいさ。たまにはぼくの戯言だって役に立つ……はず。
304真夜中の旅人:04/09/24 03:19:18 ID:2Z/WgHvD
制服に手をかけ、たくしあげる。ファンシーなブラジャーが見える。
「一姫、絶対ぼくが気持ち良くしてあげるからね」
姫ちゃんはコクンと、頷いた。
「師匠〜、愛してますよ」
姫ちゃんのブラジャーのホックをはずす。ちっちゃいけれど形の良い乳房、その上にはピンクの可愛い乳首かのっている。
ぼくは姫ちゃんのおっぱいをやさしく揉みしだく。
「あんっ!はぁ…」
姫ちゃんの可愛い喘ぎ声。ぼくはたまらなくなり乳首にむしゃぶりつく。ぴちゃぴちゃと音をたて、いやらしく乳首を愛撫する。
「ひゃんっ!師匠、おっぱい、気持ち良いですよ〜」
姫ちゃんはくすぐったそうに身をよじる。
ぼくは姫ちゃんの足へと愛撫の場所を移す。足首からふとももへと舌を這わせる。スカートをめくり姫ちゃんのパンティーに手をかける。
「さあ一姫、これも脱いじゃおうか?」
姫ちゃんは恥ずかしそうに頬を紅く染めている。
「はい………師匠、脱がせてください」
ぼくは姫ちゃんのパンティーをずりおろし、片足だけに掛かっている状態にする。
姫ちゃんの秘部を観る。ほとんど毛は生えていない。一部のその手の趣味の人にはたまらないだろう。
「一姫のここ、とっても綺麗だよ」
本当に綺麗だった。処女のようなピンク色。
305真夜中の旅人:04/09/24 03:32:43 ID:2Z/WgHvD
「師匠〜、恥ずかしいですよ。………師匠も服脱いでください」
ぼくは手早く着ていたものを脱ぐ。
「わっ!師匠のすごくおっきぃですよ。姫ちゃんのにちゃんと挿入るですかねー」
ぼくのはすでに大きく勃起しビクン、ビクンと脈を拍っている。
「大丈夫だよ。こうしてしっかり濡らせば………」
姫ちゃんの秘部に顔を近づけ愛撫する。
「ああんっ!しっ、師匠〜はぁん、くっ、はぁ」
舌でクリトリスを刺激し、指でワギナを掻き回す…が、なかなか指が入っていかない。人差し指一本でも、ギチギチだ。
しかしもうワギナはぐしょぐしょに濡れていた。
「ししょ〜、きて!姫ちゃんの膣内にきてくださいです〜」
ぼくももう我慢の限界だった。
「挿入れるよ、一姫!」
ぼくは姫ちゃんのワギナを挿入れやすいように指で開き、ペニスを押し当てていく。
「つぅっ!あくっ!…んんっ…んくっ!」
姫ちゃんの痛そうな声。ペニスは姫ちゃんのワギナをミリミリと裂きながらゆっくりと入っていく。
「くうっ!一姫、ちょっと力抜いて!ち、ちぎれそうだよ」
姫ちゃんの膣内はすごい勢いでぼくのペニスを締め付ける。
「そ、そんなこと言われても困るですよ〜、姫ちゃんも痛いんっ、で、ですから〜」
姫ちゃんは大粒の涙を零している
まずい!このままじゃセックスを楽しむどころじゃない。
こういう時は基本に戻って、まず………。
306真夜中の旅人:04/09/24 03:50:56 ID:2Z/WgHvD
ぼくは姫ちゃんの唇を自分の唇で覆い、舌を入れようとする。
姫ちゃんもそれに応じ口を開け舌を出してきた。二人の舌がいやらしく絡み合う。さらにちっちゃな胸を愛撫する。
「ん…なっ、なんだかはぁん、あっ、あ!」
だんだんと膣内のほうもぼくを受け入れ始めてきた。さらに愛液の分泌が増え、ぬるぬるとちょうどいい具合になってくる。
それでも締め付けはきつく、まさに幼い名器といった感じだ。
「はぁ…一姫の膣内すごく気持ち良いよ」
本当に、本当にすごく気持ちが良かった。
「はぁん…姫ちゃんも気持ち良くなってきたですよ」
姫ちゃんはトロンとした目でぼくを見る。
ぼくの加虐心がくすぐられる。
「今、一姫のどこにぼくのナニが入ってるのかな?」
意地悪な風に聞いてみる。
「ふわっ!そ、それはですね〜」
恥ずかしそうにする姫ちゃん。ぼくの背筋がゾクゾクした。
「言わないと抜いちゃうよ」
焦る姫ちゃん。
「ちょっ!待ってくださいよ〜!今、言いますから…」
急かすぼく。
「ほら、早く」
もじもじとしながら姫ちゃんは言う。
「…姫ちゃんの、お…おまん、こに師匠の大きい、おちんちんが入ってるですよ〜」
おお、ちゃんと言えたね。偉いぞ姫ちゃん。これはご褒美をあげないとね。
307真夜中の旅人:04/09/24 04:02:07 ID:2Z/WgHvD
姫ちゃんの頭を撫でる。
「よし、よし。よく言えたね。ご褒美をあげるよ」
ぼくは激しいピストン運動を開始する。
「あっ!し、師匠〜。はぁん、激し過ぎますですよ〜」
姫ちゃんの胸を鷲掴みにして激しく腰を振る。グチャグチャといっそういやらしい音が部屋中に響く。
「一姫、気持ちいいだろ?」
激しい動きで姫ちゃんのツインリボンがふさふさと揺れる。
「ふわわっ〜、そ、そんな激しくされたら姫ちゃんもう………イッちゃいそうですよ〜」
ぼくも限界がせまってきた。
「くぅっ!もう射精そうだ。抜くよ」
ぼくはペニスを抜こうと腰を引く。
…………あれ。
おかしいな……抜けない。
ふと見ると、ぼく達の周りにキラキラとひかる極細の糸が巻き付いている。
「…って、姫ちゃん!」
あわてて叫ぶぼく。
まずい、もう射精てしまいそうだ。
「ぬ、抜いたらやーですよ師匠〜。んっ!姫ちゃんの膣内に、いっぱいだ、射精してくださいです、よ…」
おい、おい。ちょっと待てよ。そんなことしたら……。
「赤ちゃんできちゃうって!ほら早くほどいて」
やばい!マジで射精ます。正気が…
「はぁんっ、いいんですよ。ひ、姫ちゃん師匠の赤ちゃんほしいです。ほら早く射精してください!も、もう姫ちゃんもイキそうですよっ…あっ!」
ええい!もうどうにでもなれ。
ぼくは姫ちゃんの奥へとペニスを進めた。
姫ちゃんの体がビクッ、ビクッと痙攣したようになる。
「あぁん!姫ちゃんもうイクですよ〜、イクッ!」
ぼくも限界だった。
「射精すよ!一姫!」
ぼくのペニスは姫ちゃんの膣内で勢い良く跳ね回り、彼女の膣内を白い液体で埋めてゆく。
それと同時に姫ちゃんは潮を吹いた。
308真夜中の旅人:04/09/24 04:26:35 ID:2Z/WgHvD
とりあえず終わったので、姫ちゃんに糸をほどいてもらいペニスを引き抜き、ベッドの縁に腰掛ける。
「はぁ、はぁ、…姫ちゃん師匠にイかされちゃったです」
疲れきった様子で言う姫ちゃん
「ぼくも、姫ちゃんの膣内で射精しちゃった…」
激しい後悔の念が襲ってくる。
膣内射精…学生にとっては禁忌中の禁忌。しかも相手は女子高生……これってひょっとして犯罪ですか?
いや大丈夫。ぼくまだ未成年だし、金銭の伴わない互いの了承あっての性行為だから………。
たしか民法によれば…いや刑法かな?十三歳以上の………。
「師匠?」
姫ちゃんの声でぼくの現実逃避は終わりをむかえた。
「な、何かな姫ちゃん」
ぎぎぎぎっ。
堅い首を姫ちゃんの方へと捻る。
いったい今、ぼくはどんな顔をしているだろうか?
「ひょっとして姫ちゃんとしたこと後悔してるですか?」
ぼくは手を振って否定する。
「いや…違うんだ。姫ちゃんが、とかそういうんじゃなくてね。膣内射精した自分が、ちょっとね…」
姫ちゃんは微笑を浮かべた。
「師匠…姫ちゃんの、こと大事に思ってくれてるんですね」
「そりゃ…可愛い弟子だからね」
今さっき性交わった娘に言う言葉ではないよな。それでも姫ちゃんは今度は満面の笑みを浮かべて
「いいですよ、今は弟子でも。いつか師匠のこと姫ちゃんの農奴にしてあげます」
そう、そう。ぼくは姫ちゃんの畑を必死に耕す、しがない農奴でございます………。
まずいな、まだショックから立ち直れていないらしい。
「姫ちゃん、種類が違うよ。恋奴隷ね」
突っ込む声にも力が無い。性奴隷の方が的確だったかな?まあどっちにせよ酷い話だ。
309真夜中の旅人:04/09/24 05:06:46 ID:2Z/WgHvD
「とにかく今日はここまでで終わりね。また何かあると困るから、ぼくは自分の部屋に戻るよ」
ベッドから起き上がりそそくさと服を着る。
「んじゃあ…」
「待ってください」
部屋から出ようとした時、声をかけられた。
「何?」
振り向くと姫ちゃんは上半身だけ起こし、こっちを見ていた。
ちょっと姫ちゃん早く服を着なさい。ちっちゃな膨らみが見えてるって。
「最後に…キスして欲しいですよ」
これまた女の子らしい発言で。
ぼくは姫ちゃんに近づいて行き、そっとキスをした。
やわらかなほっぺたに
「…ほっぺですか」
姫ちゃんちょっと不満そう。
「口にしたらキスだけじゃすまなそうだし」
「むむっ!作戦失敗です。舌をいれて掻き回してさらに縛り上げて、そのまま二回戦に突入するプランだったんですけどねー。案外勘の良いやつです」
本当に悔しそうだ。
「まあね、ぼくは十枚の籤の中の二枚の当たり籤を、連続で引けば四十五回に一回は両方当たりをひくからね」
「おおっ!それはたいした勘の良さです」
……姫ちゃん、明日は数学を勉強しようね。
「じゃあまた明日」
ぼくは姫ちゃんの部屋から自分の部屋までの短い道程を、重い足を引きずって歩くのでした。
部屋の前まで来てふぅーっと息を吐く。
取りあえず少しは気分も落ち着いた。
今日はもう寝てしまおう。そう思い部屋のドアを開けた。

…………。
今日はもう寝れないかもしれない。
むしろ永遠の眠りに就けるかもしれない。
狂ったように真っ赤なスーツに身をつつんだ人類最強の請負人が、そこにいた。

310真夜中の旅人:04/09/24 05:35:22 ID:2Z/WgHvD
「よう、いーたん」
哀川さんは例のシニカルな笑みを浮かべて、部屋の真ん中に鎮座していた。
「来てたんですか、哀川さん」
どうやって鍵が掛かっている部屋に?などと野暮なことは聞かない。
「あたしのことは名字で呼ぶな。あたしを名字で呼ぶのは《敵》だけだ。もっとも……」
ここで哀川さんはいやらしい笑みを浮かべた。
「あたしの可愛い一姫を犯したお前は、もはや敵か?」
ゾクリとした。
「潤、さん…」
まるで銃口を頭に突き付けられているような重圧、背中には気持ち悪い汗が流れる。
「…………」
「あっはっは!そんな顔すんなよ。冗談だ、冗談。どうやら一姫の方が望んだみたいだしな」
「趣味悪いですよ……って、聞いてたんですか!」
盗み聞きとは、本当に趣味が悪い。まったくこの人は……。
「おい、おい。盗み聞きなんて人聞きの悪いことを言うなよ」
あれ?
それは言ったっけか?
「たまたま姫っちの部屋に行ったら、お前らの声が聞こえてきてさ。んで、そのまま終わるまで聞いてた」
「やっぱ盗み聞きじゃねーかよ!」
「こんな壁が薄い安アパートで、大声を出すお前らが悪い。……しかしお前が一姫を抱くとはな、驚いた」
311真夜中の旅人:04/09/24 06:30:02 ID:2Z/WgHvD
「ぼくもあそこまでやるつもりは、無かったんですけどね。姫ちゃんの昔の話とか聞いてたらなんとなくね……」
「ああ、あの何人もの男に犯されたってやつか。ありゃ……」
「嘘、でしょ」
「なんだ知ってたのか。いやでも、酷い虐待をされてたのは本当なんだけどな。あたし達が助けてなきゃ性的虐待も受けてたかもな」
「初めはあの演技力に騙されましたけどね。姫ちゃんの反応は思いっきり処女のそれでしたからね」
いくらなんでも処女でなければ、あの締め付けはありえない。ちなみに姫ちゃんの演技に騙されるのは二回目。まったくこのぼくは進歩が無い。
「しかし分かっていても抱くとはな…いーたん一姫に惚れでもしたのか?うにー、いーちゃん浮気するとは非道いんだなー」
得意の声帯模写。
「やめてください。別に玖渚とは、そんなんじゃないですよ……それに姫ちゃんも、ぼくはただ彼女の望みに応えてあげただけです」
「卑怯だな」
「自覚してます」
「ふーん……どうだかね」
ここでぼくはある疑問を口にしてみる。
「しかし姫ちゃんはなんで、そんなすぐばれる嘘をついたんですかね?」
「あん?それはお前が一番よく解ってんだろ」
姫ちゃんが嘘をついた理由。ばれると分かっている嘘をついた理由。
それは………。
「解りませんよ……」
「嘘つき」
「それも自覚してます」
312真夜中の旅人:04/09/24 06:56:33 ID:2Z/WgHvD
「……まあいいや。じゃ、今度はあたしとやるか?」
「へっ!」
「セックスだよ」
「それは解ってますけど……冗談ですよね?」
「いや割と本気」
「勘弁して下さい」
本当に勘弁して欲しかった。
「わ!いっくんてば女の子に恥かかせる気!《据え膳食わぬは男の恥、ただし相手は人類最強》みたいなっ!」
「ネタになってねーよ!」
巫女子ちゃんに謝れ。
「ははっ。まあ今日のところはいーたんも疲れてるだろうから、見逃してやるよ」
「……ありがとうございます」
「それに一姫に避妊処置してやらにゃーなんねーしな。ん、じゃあねーん」
哀川さんは好き勝手言うと出て行ってしまった。ていうか避妊処置って……そこまで守備範囲か請負人。ぼくとしてはラッキーな事だけど。
しかし不吉な事に「今日のところは」とか言ってたな………。

ぼくの運命はいったいどうなるのだろう。


《ZigZag Love》 is HAPPY END?
313朝の旅人:04/09/24 07:05:15 ID:2Z/WgHvD
なんか作業してるうちに朝になっちまったし………長々とスマソ。


あと>>296さん
なんか邪魔したみたいでごめんなさい。


感想等あったら聞かせていただければ幸いです。
314名無しさん@ピンキー:04/09/24 07:13:33 ID:iDzRIqvD
GJ!!
315名無しさん@ピンキー:04/09/24 11:06:11 ID:grTqaycv
GJ!
最後の赤いヒトがなんか良かったw

……でもヒトクイ思い出したら切なくなったなぁ。うん。
316名無しさん@ピンキー:04/09/24 20:37:35 ID:OrRiDJan
乙ー。
ネタの掛け合いが戯言っぽくて良かったっすよ。

個人的な感想を言うなら、「曲弦糸による射精止め」を、途中ちょっと期待しちまったい。
たわごとだけどなー。
317へたれ181(219-220):04/09/24 21:07:46 ID:wIoxQYuC
「演技指導?」
「ま、要は一姫見つけてさっさと帰ってくりゃあそれで済むんだから、それほど心配はしてねぇんだがな。仕方ねぇだろ?あたしの大好きないーたんが、半端じゃ澄百合にゃ入れねぇっつーんだからさ」
硝子に押さえつけられた僕の首。横目に赤い爪が見えた。笑顔が笑顔に見えないのは気のせいじゃないだろう。獲物を捕らえた肉食獣のように、人類最強の請負人は舌なめずりをした。
「…え、演技指導と言われましても…僕はさすがに男捨てるつもりはないですし。あ、安心してください。挨拶はごきげんようをデフォルト設定しときますから」
「向こうで誰にロザリオ渡されるかわかったもんじゃねぇんだぜ、いーたん?」
さすがにネタが寒いので乗ってくるとは万が一にも思っていなかったんだけど。それにしても倒錯的な雰囲気だ。面倒がって昼間は外に出歩かない生っ白い腕や体毛の薄い足なんかのおかげで、
遠目から見れば女子高校生に見えなくもない僕。そんな僕を組み敷くような形で薄ら笑いを浮かべているのは、すこぶるつきの美女、哀川さんである。
百合はお断り――でもないだろう、近頃は。

「なに、役者じゃねーんだから、あたしだってそう大層なことは言わねぇよ?」
ただな――、と、僕は背筋にとんでもないレベルの悪寒を感じた。
「こんなもんおっ勃ててるようじゃ、確かに先が心配ではあるな」
う、嘘だ!肉体どころか人生にまで悉く不感症な僕に限ってそんなこと、あり得るはずがない!
僕は明らかに焦りながら、思考と裏腹な体の実情を感じとっていた。哀川さん?ただ隣りに哀川潤が存在しているというだけで、僕の矜持は追いやられてしまったというのだろうか。

318へたれ181(219-220):04/09/24 21:09:22 ID:wIoxQYuC
「随分、、頑張るじゃねーか、いーたん」
赤色は余裕たっぷりの声音で言った。すべてを知り尽くした繊細な指使いは、僕のそれを、スパッツ越しに形が浮き出るほど張り詰めさせていながら、決してその先へは行かせなかった。
どのくらいの時間が経ったものか。知ればあっけないほどの短い間に、僕は浅ましくも快楽をむさぼることに夢中になっていた。焦らされた絶頂を前には、理性などこんなものなのだろうか。
「しっかし、いーたんは便利な女の子だねぇ。こんだけおっきいクリトリスだと相当感じるんだろ?」
今ここでその設定を持ち出すのか!もう一度言おう。今ここでその設定を持ち出すのか!一体その必然性はどこにあるのか、普段なら子一時間ほど問い詰めたいところだ。
「どうなんだよ?」
「はぁっ…!」
瞬間、根元からこっちをぎゅっと握り締められて、僕は外聞もなく声を上げた。じわりと染みをつくるスパッツの頂点が、首を振り回す僕の目端に映った。
「んん?返事がないな、感じてないんなら止めたほうがいいよな。こりゃいーたんに悪いことしちまった。ごめんね?」
哀川さんは僕の顔を覗き込んで、いかにもしおらしいしぐさをして見せた。
(ほとんど強迫だ…!)
そのように、してみせるしかないんだろう。脂汗がしたたる顔と同じくらいみっともないことになっている頭ではじきだした答は、そんなものだった。
「感じて、ますよ…ちゃんと」
この上なく。しかし、我ながらあっけない陥落だ。

そこからは、電撃のような快感のほか、まるきり拷問ではないかという責めが繰り返された。
「邪魔なもの、脱いだらどうなんだ?」
ちゃんとしてやるよ、という哀川さんの言葉は、はや絶対のものとして受け取られた。僕は腰を浮かせて、ずるずるとスパッツを下ろしていく。ここでスカートまで脱いでしまっては興ざめというものだ。そのくらいわからない僕ではない。
「いいコだ」
哀川さんの白い手が、するりとブリーツスカートの下に伸びた。指の腹で敏感な部分を押されたり、片手でやんわりと握られてしごかれたりする。すでに爆ぜそうだったそこは、簡単に音をあげるのだった。
「っは…!はっ…ぁ」
319へたれ181(219-220):04/09/24 21:10:20 ID:wIoxQYuC
「しっかしいーたんはおっぱいぺったんこだねぇ」
すかすかだねぇ、と言いながら、哀川さんは僕の胸に当てた腕を前後に動かした。自分サイズ?
「言わないでくださいよ。けっこう気にしてるんですから」
という設定。ぷいっ。
「まーまー、小さいほうが感じるって言うぜ?」
なんだその眉唾100%。
「それ、確かめてくれるんですか?」
「確かめて欲しいのか?」
「…」
「お前は≪私のおっぱい感じさせてください≫と言う!」
言わねぇよ!なんだその頭悪い台詞!
「さっさと言えよ。あたしはともかく御大敵に回す気か?」
ちくしょう。反論できねぇじゃないかよ。
「…お、お願いします、私のおっぱい感じさせてください!」
オプション付き。勢いで言っちゃった感じなのがポイントだね。この時腕は(座り姿勢なので)スカートを上から押さえるように逆三角形をつくる。哀川さんを直視できないといった風に頭を振るのも忘れてはいけない。
「いーたん、可愛いじゃん。萌え!」
いや萌え!の使用はもう少し後ですよ哀川さん。
「制服、上も脱ごうか、いーたん」
ここは頷くだけ。僕は着たこともないセーラー服を脱ぐというちょっと不思議なことをやった。って、脱いだらバレちゃうんじゃないですか?致命的に。
320へたれ181(219-220):04/09/24 21:11:01 ID:wIoxQYuC
「ひぅっ!」
哀川さんの舌が僕の右胸に触れて、暖かだったそこに空気が冷たく流れた。
「怖いか?」
ええ。そのまま食べられてしまいそうで。
「安心しろよ」
ちゃんと愛してやるぜ?
そう言う哀川さんの唇が胸から上って首筋を撫で、僕の唇と重なった。強く力をかけられて、硝子にこすれた髪の毛が痛い。
「!」
いきなり反転。シートにぼふんと体が跳ねる。
がくん。
あ、倒した。
「立てるな、ボーイ」
哀川さんは僕にまたがった体勢で背中のファスナーをぴぃっと下げた。踊るように足を抜くと、瞬く間に美しすぎる裸体がそこに現れた。
「出なくなるまでヤるぜ、いーたん」
恐ろしいことを言ってるので見惚れるのはなしだ。
321へたれ181(219-220):04/09/24 21:11:43 ID:wIoxQYuC
足を踏み入れたそこは、味も素っ気もない快感だけの世界だった。性的快感なんて嗜好品が山盛りの世界なんて素っ気なくて当然だ。
互いに湿り気を帯びた部分は、擦れてぐちゅぐちゅと鳴った。いやらしい、と思う青さなんて叩き伏せられてしまいそうな、そんな波だった。

「抜かずに何回いけるかな」
虫追いに興じるような気安さで哀川さんは言う。僕はいつしか、小刻みに腰を震わすだけのオートマタになっていた。
哀川さんは存外にねっとりと腰を動かすのだった。間隔を置いて耳に響く射精音を数えるのは、最初の二回でやめてしまった。
「わっかいねー、いーたん」
そう言ってくすくすと笑う哀川さん。腰を一旦深くまで沈めたかと思うと、今度はぎりぎりまで浮かせて、僕に行為の跡を見せ付ける。精液が溢れて僕の下腹部にかかった。

「枯れれば勃たねぇから女子高行っても安心だろ」
まだ枯れてませんよ。ひどいなぁ。っていうかそっちがメインだったのかよ。演技指導とかそっちのけじゃねぇか。…薄々わかってはいたけど。
あ、そうだ。
「ことが済んだらこの制服、もらってもいいですか?」
玖渚が欲しがってるんです。澄百合の制服。
「いいけど洗ってから渡せよ。って、それはどっちでもいいのか」
あ、


<終>
322へたれ181:04/09/24 21:15:44 ID:wIoxQYuC
と、いうわけで一気でした。あー恥ずかちっ。

だってやる気のない堕人間さんや真夜中の旅人さんのように上手く戯言テイストがでないんですもん。
おふたりとも素晴らしいです。

えろ分も足りてないのでお気に召していただけるかどうか。
323名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:16:22 ID:kdZRZjEQ
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
好きだ!
文体バッチリじゃねーか!
漏れは弄ばれてる一見ふたなりみたいないーたんを
描きたくなりました!
324名無しさん@ピンキー:04/09/24 22:03:51 ID:grTqaycv
いやGJ! いいモノ見せて頂きました。

……しかし本当に枯れそうで怖いなw 二度と使い物にならなくなりそうだw
325名無しさん@ピンキー:04/09/24 22:49:02 ID:OrRiDJan
自虐がいーたんの特権だからって、そんなに自嘲せんでもいいですよw
えろさは突き抜けてましたともさ。
小ネタもイイ。

美味しゅう御座いました。
326名無しさん@ピンキー:04/09/26 11:31:38 ID:kPby+xlD
ネコソギが出るまでの待ち時間を潰す良作キボン
327名無しさん@ピンキー:04/09/26 22:35:40 ID:vYHiiZDX
哀川潤総受けで20レス以内に誰かが何か書きます。
ええ、書きますとも。
328へたれ181:04/09/26 22:37:35 ID:+UG5PDUT
お褒めの言葉ありがとうございます。
自分の文章なだけに、えろさは感じにくいのかもしれません。
文体に関してはほっと一安心といったところ。
ネコソギが延期延期で悲しいですね。私も燃料待ちしますw
329やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/09/27 01:41:34 ID:d2GDoOCp
>>328
いーたんの内心描写が上手いッスねぇ。
……西尾ノリは結構シンクロできるけど、私、いの字の人だけはどうも上手くできないんですよ。
読者として楽しむ分にはいいんだけど……。

ネコソギが出るまで、戯言本編の方は下手な補完ができないなぁ。
きみぼく書いたし、人間試験書いたし……りすかは年齢的にヤバい? じゃあ勘繰郎?!

しばらく自分の中でネタが熟成するまで、私も燃料待ちに入りますw
330名無しさん@ピンキー:04/09/27 16:34:08 ID:VYt4miDz
現段階でSS投下済みキャラは……

戯言から、友、潤さん、巫女子ちゃん、姫ちゃん、子荻ちゃん、崩子ちゃん、伊織。(本編登場順)
きみぼくから、くろね子さん。

と来て、あと需要がありそうな萌えキャラは、りすか、メイド三姉妹とかその辺か。
ぼちぼち二巡目に入る時期っすかね。


夜月の話題が全く出てない気がするんだが、人気ないのかしら。
331名無しさん@ピンキー:04/09/27 18:53:34 ID:OX6OmmeF
>>330
夜月は……ひねりなくHだけになりそうだからな。小ネタを仕込みたい書き手としてはつまらない。
まだ肩甲骨萌えの方が弄り甲斐がありそう
332名無しさん@ピンキー:04/09/27 19:50:11 ID:vPVMPuy+
そこで、羞恥プレイですよ。ご飯をこぼして食べようと(ry
333名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:27:51 ID:topcRy8a
>>331
同意。
夜月たんは結構好きなんで、妄想しようとしたんだけど、なんか話が膨らまない。
くろね子さんはくろね子さんで難しいし。
334名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:45:21 ID:GGUuvcw+
りすかは小学生だからなぁ…危ないよなぁ…でもそういうの大好きっ!
335へたれ181:04/09/28 00:10:58 ID:x3uO4gM6
しゃべり方を間違えると恥ずかしいのがりすかSSなの。
くろね子さんは、あの知性が再現できんような気がする。
夜月・・・か肉の名前さんで。いけるとしたら。
336名無しさん@ピンキー:04/09/28 02:00:14 ID:oWQbFpE8
夜月にしろりりすにしろ、すでに原作である程度エロい様子が書かれてるからなぁ。逆にそういうのはSSにするのは難しい希ガス。
黒猫さんは、黒猫さんであんな台詞のままエロに突入するのは……と思ったけど黒猫さんが攻めならそう難しくもないかな。
どっちにせよある程度エロい情報が与えられてるから、逆に妄想力が働かん。
でも今書いてるのを書き上げたら、がんばってきみぼくに挑戦してみるか。
しかし学校で黒猫さんと、放課後ラブホでりりすと、そして夜は家で夜月と………こりゃ様刻死ぬな。
337名無しさん@ピンキー:04/09/28 02:51:28 ID:ZrYIuBIu
そこで勘繰郎ですよ

でもやっぱ人気ないのかな、カンクロー。
338名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:35:32 ID:GyGDcFwW
黒猫×夜月というのはどうなんだろう?
339名無しさん@ピンキー:04/09/28 10:05:13 ID:6ctAO67e
夜月が兄以外に固執するとは思えんが。
340名無しさん@ピンキー:04/09/28 12:56:30 ID:PWHAEAO2
りりすが一番厄介、
肩甲骨の良さをどう表現していいかわかんない。
341名無しさん@ピンキー:04/09/28 17:54:05 ID:TsBKvMK0
思いついた。春日井さんで犬プレイ。
342名無しさん@ピンキー:04/09/28 19:48:27 ID:GyGDcFwW
萌えません(´・ω・`)
343名無しさん@ピンキー:04/09/28 19:53:14 ID:6ctAO67e
子荻でメイドで正々堂々真正面から不意討って萌えさせてください
344名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:27:33 ID:tXqcDfPw
単なる思いつきだけど
みいこ×音々
とか。
345名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:30:35 ID:emejWAwh
預けた巫女子が喰われちゃうとか
薄壁一枚隔てた向こう側のいーくんにバレないよう必死に声を抑えるみここ
346名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:45:47 ID:nRsbHjGj
で、巫女子が帰った後に、

「聞こえていたんだろ?」

ってか。
347名無しさん@ピンキー:04/09/29 02:13:12 ID:ZVkfz09l
>>205のサイトにこんなのが。以下転載。

>管理人の暇人より告知

>何故か2chに書き込めないため以下のメッセージを誰か書いてもらえるとありがたいです

>「このサイトをちゃんとした保管庫が出来るまでの間、
>仮保管庫として今までに現れたSSを整理しておこうかと思うのですが、
>よろしいでしょうか?>職人さま&読み手さま」

>それと現在「いーちゃん × 萩原子荻 ver.2」と「澄百合学園3姉妹?の絡み」を執筆中
348名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:15:51 ID:3PBGjOwb
どうせなら哀パパ×理澄
349名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:50:01 ID:nRsbHjGj
ならキスしろっ!
頑張ってキスしたら許してやるぅっ!
あほかぁっ!そんな小学生のようなキスで許してもらえると思うなあぁぁっ!
ほら、入っていくだろう? 見えるだろう? ずぶずぶと入っていくぞぉ〜!
ほら、入れた!根本まで入れたぁっ!
お前の尻と俺の骨盤が密着している。俺のモノはどこに行った?
そうか、おまえの膣の中かっ!
見えないと思ったら、そんなところに隠れていたのかぁっ!
参ったぁ!俺は参ったぁ!なぜなら気持ちよすぎるからだぁっ!!
どうすりゃいいんだっ、俺はっ!
こうやって猿のように出し入れを繰り返すしかないだろうっ!

これ狐さんぽく改造できないすかね。
350名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:10:07 ID:DGGIKexf
「『改造』。ふん」
351名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:24:25 ID:JLzbMdab
>>349
葉鍵板に(・∀・)カエレ!
352名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:28:09 ID:dmQu56/W
雫だっけ?
353名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:38:54 ID:Vns2IGxs
むしろ女装いーたんに、

「オマエ結構可愛いなぁ(*゚∀゚)=3ハァハァ」

て迫る人識くんキボンぬ。
354名無しさん@ピンキー:04/09/30 02:56:57 ID:dmQu56/W
>>354
……えーと、つまり両方とも男のコだろ?
それって801ってことにならないかなぁ……。
355名無しさん@ピンキー:04/09/30 03:13:36 ID:Vns2IGxs
ティンコなんて飾りです
356名無しさん@ピンキー:04/09/30 11:53:46 ID:ecFd6bbN
鏡に映った相手と絡んでどうするw

>>347
そのページ、管理人さんには悪いけど見づらいな
なんとかならんもんか
357名無しさん@ピンキー:04/09/30 17:17:09 ID:I5ELzxDS
あれか、鏡見ながら自慰する、みたいな。
エロエロですな
358名無しさん@ピンキー:04/09/30 20:42:02 ID:V4hHdme9
>>347
ジオってエロ禁止のはずだけど…
359名無しさん@ピンキー:04/10/01 02:35:29 ID:TMJdraMK
ラノベ板のスレで話題になってたが、実はふたなりな一卵性双生児・匂宮兄妹の絡みキボン
360名無しさん@ピンキー:04/10/01 05:22:15 ID:IpqKjB/I
いーちゃん×姫ちゃん
いーちゃん×小唄さん(from哀川さん)
哀パパ×哀川さん

ぷちぷち書いてるんですがどれが一番人気ありますかね。
人気のあるやつから完成させようかなと思ってるんですが。
361名無しさん@ピンキー:04/10/01 12:51:23 ID:04Q8OS2a
いーちゃん×姫ちゃんに一票
362名無しさん@ピンキー:04/10/01 13:36:05 ID:vll+RtpK
いーちゃん×小唄さん(from哀川さん)に一票
363名無しさん@ピンキー:04/10/01 15:54:51 ID:Zt7uc451
>>360
カップリング的には上二つはあったから狐さん投入に一票
正直、上二つはいくつもパターン思いつくが、最後のひとつは想像つかない
364名無しさん@ピンキー:04/10/01 16:04:02 ID:4/SscGjX
いーちゃん×姫ちゃんに両手両足で四票

 ヽ(・ω・)/
\(.\ ノ
365名無しさん@ピンキー:04/10/01 16:30:38 ID:mwUDsAvk
いーちゃん×子荻たん
(ただし子荻たんの妄想)に1票。
366名無しさん@ピンキー:04/10/01 18:57:07 ID:vll+RtpK
哀川さん総受け
(ただし哀川さんの妄想)に両手両足とティムホで五票。
367名無しさん@ピンキー:04/10/01 21:50:56 ID:vkBRP8LT
いー×子に一票
368名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:16:23 ID:f8bLWhLr
  ☆ チン

        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  新作まだー?
             \_/⊂ ⊂_)_ \_______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/
369名無しさん@ピンキー:04/10/03 04:05:01 ID:ihbQvuHT
ほす。

ネコソギでたら活性化・・・するといいな。
370名無しさん@ピンキー:04/10/03 12:52:00 ID:heu+dtRX
>>369
ってか、ネコソギ出るまでは戯言本編には手を付けづらいというのが書き手としての本音。
語られてなかった過去の説明とか色々出てきそうだし、下手に創作すると矛盾が出そうで怖い。
これが「出版は来年ですよ」とか時間が長く空けば、割り切って書くこともできるんだけど。

りすか・きみぼく・勘操郎で何かできないかな……。
371名無しさん@ピンキー:04/10/03 20:10:58 ID:+ymXmtuW
様刻×黒猫か様刻×夜月きぼん
372名無しさん@ピンキー:04/10/03 20:26:46 ID:uUqolmkh
そこで黒猫×夜月ですよ
373名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:12:32 ID:e72VoqXA
>>370
勘繰郎×むつみはどうだ。
374名無しさん@ピンキー:04/10/04 06:28:16 ID:t5yUF1mU
りすか×哀川さんとかいってみるテスト…
375名無しさん@ピンキー:04/10/04 12:56:48 ID:QomUHKtC
双識×子荻か兎吊木×子荻で「お兄ちゃん」と呼ばせる変態ぷれいキボンぬ。
376名無しさん@ピンキー:04/10/04 18:09:20 ID:7FlaEqui
>>374
このスレで初めて俺以外に哀川さん受けを提唱してくれる人に出会った希ガス
377名無しさん@ピンキー:04/10/04 21:13:07 ID:PZ+/D6oI
哀川さん受けでしょう。
ああいうタイプを屈服させて自分にベタぼれさせたいのは僕らだけじゃないはずだ。
378名無しさん@ピンキー:04/10/04 21:39:18 ID:7FlaEqui
かなり同意。
ただ個人的には、自分に惚れなくてもいいです。ただただ陵辱される姿が見たい。
379名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:17:02 ID:DhOLyUub
ヘンタイ
380名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:18:16 ID:lcCU3u6b
もし漏れが戯言エロ同人誌つくったら買ってくれるかい?
381名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:23:26 ID:dV31oWuM
絵がうまかったら50冊でも買ってやる。もし姫メインなら倍買ってやる
382名無しさん@ピンキー:04/10/04 23:23:20 ID:PZ+/D6oI
>>380
あたりまえじゃないか・・・・・僕たち同じ戯言ファンだろ? 狽пi´∀`)
383名無しさん@ピンキー:04/10/05 01:03:44 ID:CSLJhEuA
>>380
ちゃんと場所の提示をしろよ。
こないだのレヴォでは小説ブロックがマリみてで占拠されてて
全然関係の無いところで一冊しかザレゴト本を見つけられなかったのでな。
出すのなら場所を。もしくは通販を。
384名無しさん@ピンキー:04/10/05 16:48:39 ID:E9ZuSrGU
絵描きがついてくれるなら、エロSSの提供くらいはしてもいいかも……


いやでも、打ち合わせとか、本全体の方針とか、仕事の割り振りとか、売り上げの扱いとか揉めそうだからやっぱやめ。
385380:04/10/05 23:13:27 ID:Fcon5k4A
じゃあ本出す時はここで晒すよ。
でも多分ネコソギ全部出た後だな…
386名無しさん@ピンキー:04/10/06 12:10:02 ID:RbSXyTjL
がんがれ
387名無しさん@ピンキー:04/10/06 19:04:46 ID:KqSyxg9j
ファイトー
388名無しさん@ピンキー:04/10/07 02:12:11 ID:aNhPYhhL
りすかのプロットがあったりなかったりするんですけど……。

皆様ぶっちゃけ、たどたどしいのと積極的なの、好きなのはどっちなの?
389名無しさん@ピンキー:04/10/07 20:02:22 ID:BiPwGt/O
どっちもv
390名無しさん@ピンキー:04/10/08 04:32:36 ID:nzwQspJe
ほしゅ
391名無しさん@ピンキー:04/10/08 12:22:30 ID:AVLz08O5
りすかはヤバい。
あれがあと二年くらいすればイイんだが
392名無しさん@ピンキー:04/10/08 18:53:04 ID:nzwQspJe
ここは、意外とろりーな人の少ないインターネットですか?
393名無しさん@ピンキー:04/10/08 21:37:25 ID:wNm3RIY9
ろりすか期待sage
394名無しさん@ピンキー:04/10/08 22:26:52 ID:RokVf4Pz
ロリ趣味と一言で括るのは危険。「それ以外」の人から「ロリ」と見なされる人々の間でも、嗜好にかなりの違いがある。
こういう趣味に理解ない人から見れば、例えば成長しきった高校生でもロリにされてしまう。
一方で、十歳までしかダメとか、十三歳がベストだとか、中学までなら何でもOKとか……
個々の好みが極端に分かれる。

私自身の個人的な境界線を晒してしまうと……
お赤飯炊いてない年代が最後までイってしまうと、さすがにヒく。
でもそれ以上なら上限なしでOK。閉経するまでOKw
生殖能力ない相手にはその気になれない。いや生殖能力あればいいってもんじゃないがw

……もちろん、フィクション上での話ですよ?w
395名無しさん@ピンキー:04/10/08 23:45:39 ID:nzwQspJe
>>394
つまり、りすかが『お赤飯』済みかどうか議論すればいいわけですね。
396名無しさん@ピンキー:04/10/09 00:24:02 ID:znZ7EyAr
りすかはまだだろ……

ってか、西尾の悪趣味の一環として、そのうち劇中で腹痛イベントやらせる気がする。
胸が太ったと自己認識が始まる頃だから、時期的には近そう
397名無しさん@ピンキー:04/10/09 23:26:26 ID:W1m1u01f
10歳だろ? 近頃の子供は成長早いから、既に所長来ててもおかしくないと思うんだが。
398名無しさん@ピンキー:04/10/10 21:31:43 ID:WeQ/wUvK
いやいや、体の成長(身長・外見のことね)は早くてもやっぱり中身の(体内の、と付け加えるべきか・・・)成長はそうそう変らないものだよ。
399名無しさん@ピンキー:04/10/10 21:37:55 ID:DlILrLqL
りすかは同世代の中でも成長遅い方のような気がする。

けど、時間の常識が当てはまらないのがりすかなの。
400名無しさん@ピンキー:04/10/12 00:44:50 ID:fzHpXxM+
ほしゅなの
401名無しさん@ピンキー:04/10/12 22:25:03 ID:/nIrDrok
402SS保管人:04/10/13 01:45:37 ID:h1oAEyUl
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

職人の皆様、
このスレに投下されたSSを当方の保管庫に収蔵させてもらってよろしいでしょうか?
403名無しさん@ピンキー:04/10/13 08:46:44 ID:C4zWvq5I
りすかが複数の黒人に30cm砲で犯されるSSきぼんぬ
404名無しさん@ピンキー:04/10/13 14:32:53 ID:VrHQwPiY
保守
405やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/10/13 18:32:31 ID:PEW49oGd
>>402
私は構いませんよ〜。ってかご苦労様です。声かけてもらって光栄です。
一箇所だけ、誤植(?)あったので訂正お願いしてもよろしいでしょうか?

>>240の、本文上から4行目、
 「愚神礼拝」→「愚神礼賛」

あとは問題ないはずです、私の書いた分に関しては。本文以外の余談部分は削って下さい。
他の職人さん(別の名前の人の分)はどうだか分かりませんが……あまり反対はないかと思います。
ただ同じように修正希望が出るかもしれません。


さて、次は誰を書くか……?
406真夜中の旅人:04/10/15 15:35:01 ID:oXG8pLzo
>>402
ご苦労様です。
自分も構いませんよ。
407SS保管人:04/10/16 00:43:35 ID:RnvEI/OR
収蔵させてもらいました。

>>405
ルビってこんな感じでしょうか?
http://www.xxx-www.com/~sslibrary/sslibrary/z/zaregoto08.html
408やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/10/16 01:02:30 ID:SWOCTpB0
>>407
おお! 素晴らしいです、本当に感謝します。
そう、これがやりたかったのですよ。

追加でお願いしたいのは、むしろ……
スレに書き込んだ時には、「第○話」で分けてましたよね?
その分け方を入れる必要はありませんが、「第○話」が終わる度に 「 ◆  ◆ 」を入れてもらえると嬉しいです。
途中の段落分けで使っているように。

この段落分けの方法、原作の真似なので。
シーンが大幅に飛ぶ所では「 ◆  ◆ 」で分け、少しテンポ変えるだけの所は空白一行、と使い分けてます。
まあ、細かい所ですけどねw
(時間が余ってれば、書き込んだ時ごとに一行当たりの長さが大幅に違う、などの点も修正したいけど、
 下手に弄りだすと本当にキリないので、手をつけずに置いておいて下さい)
409SS保管人:04/10/16 01:22:12 ID:RnvEI/OR
410やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/10/16 01:32:38 ID:SWOCTpB0
>>409

すばやい修正、驚きましたw 感謝します。
411名無しさん@ピンキー:04/10/18 02:40:03 ID:MR9i9vFz
Neko Sogi mode
412名無しさん@ピンキー:04/10/18 03:21:41 ID:kdBPyHC5
りすかでなく、つなぎでお願いしたい。年齢は問題ないし。
あの口で是非咥え込んで欲しいと思(ry

(食い千切られて以下略
413名無しさん@ピンキー:04/10/20 00:42:03 ID:qV5GUkvZ
>>412((((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル  

>>391
夜の成人ver.ならOKだと思われ
一分でヤることヤるのは、かなり大変そうだが…w
414名無しさん@ピンキー:04/10/21 13:58:51 ID:K3zIzk44
>413
それこそりすかの魔法は『時間』なんだから
<1週間>もの<時間>を『省略』することが出来るなら、逆もしかり
<1分間>を<一時間>に『引き延ばす』事だって可能ではないかな?

というわけでじっくりドゾー。
415名無しさん@ピンキー:04/10/21 22:14:07 ID:hjTnySC+
ツナギは、せめてもう一話くらい話に出てこないと動かしにくい……。
キズタカを「別の意味で喰っちゃう」ツナギ、の話を作ろうとしてもねぇ。
おでこの口封印モードの性格もいまいち理解できないし。(口調はもう真似られるけど)
416名無しさん@ピンキー:04/10/22 00:14:18 ID:x2F+EBic
哀川さんに筋弛緩ガスを嗅がせて一週間ほど随意筋がほとんど働かない状態にして、
馬用の発情薬を投与した上で30cm級の巨こんで一日30回ほど犯しまくるSSまだですか?

排泄物が垂れ流しにならないよう、お尻と尿道には栓をしておく方向で。
417388:04/10/22 00:24:24 ID:tZZf8+b7
>>414
二週間ももたもたしてる俺が悪いんだが、仕込む予定の小ネタに触れられてしまいそうでコワー。
418名無しさん@ピンキー:04/10/22 13:27:36 ID:LVnx8ssQ
>>416 なんか哀川さんにはガスすら効かない気が・・・っていうか嗅がせること自体ムリポヽ(・ω・)ノ
419名無しさん@ピンキー:04/10/22 18:11:50 ID:0kjdab8H
耐性とかありそうだよな。
それか酸素だけ吸うとか可能っぽい
420名無しさん@ピンキー:04/10/22 18:21:49 ID:r+xURQNa
じゃあなんで人識ごときにナイフで切られて血が出たんですか?
421名無しさん@ピンキー:04/10/22 18:36:21 ID:p2xhnuLK
人識の一撃だから可能だったんだと思われ。
哀川さん自ら「人類最速」だって認めてたし。
他のザコならきっと無理。
姫ちゃんが戦闘不能になった強化スタンガン食らってもピンピンしてたしな。
漏れ的には大人の魅力でいーたんをリードするみいこさんキボン
422名無しさん@ピンキー:04/10/22 18:37:02 ID:p2xhnuLK
しまったageてしまった
423名無しさん@ピンキー:04/10/22 18:37:24 ID:p2xhnuLK
しまったageてしまった
424名無しさん@ピンキー:04/10/22 20:07:10 ID:3NRcOLFP
じゃあ人類最速の人識くんが哀川さんに麻酔スプレーくらわす方向で。
425名無しさん@ピンキー:04/10/22 20:14:19 ID:LVnx8ssQ
いーちゃんにスプレーされて犯されて実は効いてなかったんだよエンド
426名無しさん@ピンキー:04/10/23 23:03:17 ID:wXIJcCOe
「人類最強」という肩書きは、逆を返せば彼女の能力は「人類」の枠組みの範疇に限られるという罠。

「ヒトにはできる」ことなら何でもできるが、「人外のモノたち」の技は必ずしもできるとは限らない。
そして「ヒトの能力限界」はそのまま彼女の「能力限界」。


「いくら体質差があるとはいえ……このクスリが効かない『人類』はいないんですよ」
「……クッ!」
「まぁ……普段なら、『人類最強』のあなたの注意力とカンを活かして、こんなクスリは喰らわないんでしょうけどね。
 ただ、あなたは、身内に甘い。
 そして、あなたの能力は、『人類』の枠に限られる。
 それが……あなたの、弱点ですよ」
427名無しさん@ピンキー:04/10/23 23:45:38 ID:7LraYk+1
「ちぃっ!……なーんてな。信じたか?
人ってのはな、いーたん。お前が思ってるより数億倍スゲーもんなんだよ。」
とか言って平気で立ち上がってきそうだなぁ。
428名無しさん@ピンキー:04/10/23 23:52:15 ID:8+Czl+w5
しかしそれは虚勢であるとか。
すぐに膝がカクンとなって床に手をつくけど、肘もカクンとなっちゃうとか。
そんなの萌え。
429名無しさん@ピンキー:04/10/24 17:19:20 ID:uSILFfLM
哀川さんは処女だと思う。
430名無しさん@ピンキー:04/10/24 19:56:06 ID:XHaPR8CS
だな。
431名無しさん@ピンキー:04/10/24 19:58:38 ID:op5SK+iA
じゃあ、

薬物投与ののち秘肛を貫かれ、生まれて初めてのオルガに達しようとしている哀川さん(処女)

な感じで。
穴でちんこ切断されそうだけど。
432名無しさん@ピンキー:04/10/24 20:14:32 ID:XHaPR8CS
あぁ、いーたんが鬼畜のたらしなら萌えキャラ殺しなんて存在しなかったのにッ!
……つーか、もしそうだったら世界征服できそうな気がするな。
433名無しさん@ピンキー:04/10/24 20:55:55 ID:aIWWOkU3
明日こそ!
ネコゾギ発売すると思う!
434名無しさん@ピンキー:04/10/24 20:56:30 ID:Foqky+UZ
なぜ明日?('A`)
435名無しさん@ピンキー:04/10/24 22:23:58 ID:EWFaSF4L
あれ。いーちゃん19歳は覚えてるけど、玖渚っていくつだっけ?
いーちゃんと同じ学年で18歳?
436名無しさん@ピンキー:04/10/24 23:03:00 ID:h9qgybHz
いーちゃんと同じ19歳だったはずだが
437名無しさん@ピンキー:04/10/25 02:07:06 ID:LvEn2Nfg
確かサイコロジカルに「弱冠二十歳」とあった気がする。
438名無しさん@ピンキー:04/10/29 01:18:58 ID:YZjYxiJb
四日ぶりのレス
439名無しさん@ピンキー:04/10/30 00:34:43 ID:DGpQMo4O
誰か匂宮兄妹でキボンヌ
440名無しさん@ピンキー:04/10/30 10:47:31 ID:iwvfWmlC
/up/d6559281161b.bmp
441名無しさん@ピンキー:04/10/30 23:55:13 ID:DGpQMo4O
>>440
(´Д`)ハァハァ
442名無しさん@ピンキー:04/10/31 02:00:27 ID:z69OHwNf
443名無しさん@ピンキー:04/10/31 09:51:27 ID:deIanXc2
>>440
開けないや(´・ω・`)ショボーン
444名無しさん@ピンキー:04/10/31 15:49:58 ID:o59Ue65S
「西尾維新」↓
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1099162724/l50


角煮にこのスレを立てたバカものが、ここにいるハズだ
445名無しさん@ピンキー:04/11/01 23:19:17 ID:XQQ7KssK
>>444
うれしくて仕方ないのか?
446名無しさん@ピンキー:04/11/02 20:29:46 ID:zdVEt2tQ
>>444
そこらじゅう貼りやがって
447名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:14:10 ID:qM7vSsiM
>>444
しかも速攻で落ちたし
448名無しさん@ピンキー:04/11/05 17:53:50 ID:iKGNIMTU
ネコミミモード♪ ネミココモード♪
449名無しさん@ピンキー:04/11/05 19:07:09 ID:BJhI8dW7
ネコミミモードな哀川さん(;´Д`)ハァハァ
450名無しさん@ピンキー:04/11/05 23:34:30 ID:13lFZyX3
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |  梅田を出ますと
       \
          ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   ∧_∧      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ∧_∧     ( ´Д ` )    <   十三
         ( ´Д` )   /⌒    ⌒ヽ    \_______
        /,  /   /_/|     へ \
       (ぃ9  |  (ぃ9 ./    /   \ \.∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        /    /、    /    ./     ヽ ( ´Д` )<   高槻市
       /   ∧_二つ (    /      ∪ ,  /   \_______
       /   /      \ .\\     (ぃ9  |
      /    \       \ .\\    /    /  ,、    ((( )))  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     /  /~\ \        >  ) )  ./   ∧_二∃    ( ´Д` ) <  大宮
     /  /   >  )      / //   ./     ̄ ̄ ヽ    (ぃ9  )  \_______
   / ノ    / /      / / /  ._/  /~ ̄ ̄/ /   /    ∧つ
  / /   .  / ./.      / / / )⌒ _ ノ     / ./    /    \   (゚д゚) 烏丸
  / ./     ( ヽ、     ( ヽ ヽ | /       ( ヽ、   / /⌒>  )  ゚(  )‐
(  _)      \__つ    \__つ).し          \__つ (_)  \_つ   / >   (゚∀゚)  河原町終点の順に止まります
451名無しさん@ピンキー:04/11/06 14:27:57 ID:GmH8vtgh
どっちかっていうとキャッツアイ。
452名無しさん@ピンキー:04/11/06 18:21:06 ID:62JIY8yy
>>448
>ネコミミモード♪ ネミココモード♪

>ネミココモード♪

> ネ ミ コ コ モ ー ド ♪



 ・ ・ ・ ・  寝 巫 女 子 モ ー ド ? !

なんてこったい。
【哀川さんにネコの耳、ただし仕草や中身はライオン】みたいなっ!?
453名無しさん@ピンキー:04/11/07 19:03:56 ID:8xqEd+hk
しかしベッドの上では借りてきたネコになってしまう哀川さんであるとか、そんな感じのアレで
454名無しさん@ピンキー:04/11/07 20:08:56 ID:cXT5TFQc
Hの時には弱気系、な哀川さんを前からずっと妄想してる奴、稚拙でもいいからSS書いちまえ。
「文章ヘタ」とかそんな理由じゃ、絶対に叩かんから書いてみろ!

俺らも、とても想像できないその様子にハァハァさせてもらうからw
455名無しさん@ピンキー:04/11/09 13:04:56 ID:nLxumITr
せめて本スレから、びんかん子荻ちゃんをこっちに・・・
456名無しさん@ピンキー:04/11/11 16:08:47 ID:We2w79ob
>>450
なぜかワロタ
457名無しさん@ピンキー:04/11/12 01:40:11 ID:ggLiY1Bn
>>454

「おう、どーした、いーちゃん? お前から呼ぶなんて珍しいな」
 ぼくの部屋、滑稽なほど虚無的なその部屋で、哀川さんは実に哀川さんらしい笑顔を見せている。
 眩しいとかそういうのではない、世界すらおしなべて自分の中、それはそういった笑みで、ぼくはその笑みを見ながら自分の中の欲望と対峙する。
「知ってると思うが、あたしも暇じゃないんだ。ちゃっちゃと用件を頼むぜ」
 確かに、とぼくは自分の中のそれを打ち消す。
「実は、ですね」
 実は。
 その次の言葉は必要ない。
 言葉なんてものは所詮、全て戯言で、それを戯言しか言えないぼくが言ったところで意味がない。
「実は、どーした?」
 邪気なんて一切ない満面の笑み。
 その笑みも今のぼくには影響力の欠片もなくて、胡坐を掻いて座る哀川さんの唇を塞ぐことを止められなくて、それはつまり、そういうこと。
 頭を引けば、不思議そうな顔をしている哀川さんがいる。
「浮気か? 玖渚ちゃんが──」
 言葉は、要らない。
 ぼくはただ、決意した自分を鼓舞するでもなく、弱気から逃げるでもなく、自然な流れに沿って哀川さんの唇を塞ぎ、押し倒す。
 哀川さんの体は、驚くほど簡単に、倒れた。
 香るような唇の感触から別れて、下にいる哀川さんを見つめる。
「・・どーした、戯言遣い。積極的だねぇ」
 危うい、そんな感じのある哀川さんの笑顔。
 ここで躊躇したり、引く素振りを見せれば、それだけで今までに築いた関係性がなくなってしまうような、そんな予感。
 言葉は要らない、戯言は、要らない。
 三度、哀川さんに顔を寄せれば、哀川さんは唇の両端を引っ張るように笑って、いつもの笑みとは違ったけど、ぼくはその笑顔を見ながら、唇を──


 弱気な哀川さんってどんなだよ! とかぶち切れ。やっぱ無理だな。
458名無しさん@ピンキー:04/11/12 05:08:29 ID:3jHch3h0
>>455
「見て見て!子荻ちゃんびくびくしてるぅー!ファイナル超転身まぢか!!」
459名無しさん@ピンキー:04/11/12 14:35:29 ID:6ar4zd+6
>>458
で、身体中に般若の面をつけてるのか?
460名無しさん@ピンキー:04/11/12 19:16:52 ID:ZxzUqrtw
>>457
キタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ッ!!
きっとこの後哀川さんは、予想外ないーたんのテクニックに驚き、手加減してくれるよう懇願するけれども、
それにとりあわないいーたんに散々悲鳴を上げさせられるんだろうな
ともあれ職人さんに、敬礼!
461名無しさん@ピンキー:04/11/12 22:10:08 ID:g0kqNHYp
「ほら…もっといやらしい音を立てて……しゃぶってよ……」
ぼくの言葉に、姫ちゃんは淫蕩な笑みを浮かべ舌の動きを激しくした。
さらに唇で胴回りを軽く締め付け、溜まった唾液をことさら下品な音を立てて吸いこむ。
「ずるるっ……じゅぽっ…れるっ…ちゅば……っ」
今は亡き首吊り、いや澄百合学園の特殊教育カリキュラムには、男を篭絡する手練手管も含まれ
てたんじゃないかって思うくらい、姫ちゃんのテクニックは抜群だった。
高めに見積もっても中学校低学年程度の起伏の無い肢体と顔立ちと、その技術のギャップには
かなりたまらないものがある。
「……一方的にやられるのも悔しいな…」
僕は姫ちゃんの髪をを掴んで固定すると、腰を前後させて桜色の唇を、小さな口腔を犯しはじめた。
「んっ……!?ぐぐっ…んむぅぅ……んえぇぇ…っ!!」



SSってこんな感じでいいんですかね。
462名無しさん@ピンキー:04/11/13 23:00:26 ID:qQ95P4/L
>>461
いいんじゃないカナ? いいんじゃないカナ?
ぶっちゃけエロいし。
463名無しさん@ピンキー:04/11/13 23:29:12 ID:e3E321R8
別に、必ずしも文体を真似る必要も無いだろうしね。
464名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:26:06 ID:yE/O7Bvg
とりあえず乙
465名無しさん@ピンキー:04/11/14 11:55:19 ID:JkWqVBuG
哀川さんのぱんつが欲しいので盗ってきてください。お願いします。
お願いします、どうしても必要なんです。お願いします。
頭にがぶったり匂いを嗅いだり、チン○ン擦りつけたりしたいんです。
なにとぞよろしくお願いします。
466名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:35:22 ID:ISPP7wJh
短いが哀川さんのえろいの思い付いたので折角だから

 ぼくは哀川さんのスカートの中に指を忍ばせた。すると、哀川さんはあわててスカートの上からぼくの手を押さえようとしてきた。しかしぼくは構わずに哀川さんのパンティの中に指を進める。
「あっ・・・いーたん、駄目っ・・・」
「どうしてですか?ココはそうは言ってないですよ」
「そんなコト、言うなぁっ・・・」
 頬を紅潮させて、恥ずかしそうに顔を背ける哀川さんのソコはすでにしっとりと濡れそぼっていた。
「こんな場所を男に触られて快感を感じるなんて、潤さんはなんてエッチな人なんでしょうね」
「それは、いーたんのせいだろ・・・って、あぁっ!」
 哀川さんの抗議の言葉はぼくの指の動きによって遮られた。ぼくは哀川さんの花弁を摘み、クリトリスを弄り、温かな膣内を指二本で激しく掻き回す。そのたびに哀川さんは甘い声を上げてヨガった。
「いーたぁ・・・んっ・・・あっ、あんっ・・・くうぅっ!」
467名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:37:04 ID:hiiU/blb
「『チン○ン擦りつけたりしたいんです』。ふん」
468名無しさん@ピンキー:04/11/15 17:37:45 ID:Exlvr+XU
>>465が擦りつけたがっていただろう事を私は予測していました
469名無しさん@ピンキー:04/11/16 05:06:23 ID:Hb468zEb
ところで誰か萩原子荻のエロSS知らない?
サイビシンとかいうやつ…
見失っちまった
470名無しさん@ピンキー:04/11/18 17:39:52 ID:1Gj0GELw
ヒトクイマジカル、ようやく読んだよ。
所々に出てくるローカルネタにニヤニヤしてしまう。
いーたんと哀川さんがスパゲティ食べた店、行ったことあるなあ、とか。
471名無しさん@ピンキー:04/11/19 00:05:23 ID:l82964m9
マジカルはなんといってもみいこさんが激燃え。
あれが死亡フラグでなければいいんだが。
だから洩れ的にはみいこさんといの字の熱愛SSキボン
需要、少ないかなぁ…
472戯言遣いと人類最強(1) ◆Tb07pjbDd. :04/11/19 01:36:33 ID:Hi1uz0+S
「あのな、いーたん。お前、あたしに何が言いたいんだい?」
 正面から覗き込むのは、人を食ったような笑い顔。
「哀川さんは処女ですよね」
 首が曲がるかと思う勢いで頭をはたかれた。
「てめー、あたしを名字で呼ぶなって何度言ったらわかるんだよ」
 怒るのはそこかよ。
「忙しい中、わざわざ時間を作って顔見に来てやったってのに、どういう態度だろうね。そういういの字こそ童貞だろ」
 それから哀川さんは、続けてそんな風な言葉を吐いた。ぼくを挑発するためなのだと、はっきりわかる口調で。だからぼくは挑発に乗ってあげることにする。
「本当にそう思ってるんですか? だとしたらあなたも意外と人を見る目が無いですね」
「あわわわ。<百人斬り達成! だけど相手は全員ダッチワイフ>みたいなっ」
「巫女子ちゃんはやめてください。それに全然事実じゃねぇよ」
 その言葉は強がりでも、ましてや戯言でもない。実際ぼくはERプログラム在籍中に、いわゆる「男になる」行為を済ませている。あの人間以外の存在が集まる集団の中で行われたそれは、やはり人間の交わりからは程遠かったけれど----いや、過去の話なんて、どうだっていい。
 ともあれぼくは、一歩距離を縮める。哀川さんは微かに頬を引きつらせながら、軽く後ずさる仕草をしてみせる。
473戯言遣いと人類最強(2) ◆Tb07pjbDd. :04/11/19 01:42:22 ID:Hi1uz0+S
「なあ――冗談はよそうや、いーたん」
 彼女の声には、珍しく焦りが感じられた。
「ぼくは冗談なんていいませんよ。戯言なら言いますけどね」
 もう一歩。その距離をぼくは詰める。とん、と膝が触れた。
 そのまま形の良い顎に手をかけて唇を塞げば、驚くべきことに彼女は抵抗しなかった。
 想像以上に厚い舌が、挑む勢いでぼくのそれを捕らえてくる。
 ねっとり絡みつき、また吸い上げながら、まるでぼくの舌を飲み込もうとするかのように動く、彼女自身の舌。唾液の味が口内に広がる。
 いつしかぼくたちは自然と抱き合う格好になっていた。首から下だけみれば、それは愛を確かめあう恋人たちの姿に見えるのかもしれない。
 だけど重ねあった唇の間では、静かに激しい戦いが展開しているのだ。
 やがて唇を離した「赤き制裁」は、ゆっくりした息を吐いて、にやりと笑った。
「――そんで、どうする戯言遣い? 今なら下手な冗談だったってことで、腕の一本程度で済ませてやる。どうせお前の下手な愛撫じゃ濡れねーよ」
 ぼくに抱き止められ、それでも自分が優位であることを、微塵も疑わぬ表情だ。
「キスが上手なのは認めてあげます」
「ああん? 認めてあげるだぁ? お前いつからあたしにそんな偉そうな態度を取れる身分になった?」
 彼女の声に、若干の焦りが含まれていたと思うのは、決してぼくの気のせいではないだろう。その証拠に、タイトなスカートの裾から指を滑り込ませたぼくの指が、その張りのある太股の内側に触れた瞬間、哀川さんは「あっ」と小さな悲鳴をあげた。
「てめ、っ・・・・・・」
「キスが上手だからって」
 体を密着させたまま、ぼくは彼女の体の中心に向けて指を動かした。下着の上から、ゆっくり亀裂を確認するようになぞる。
「セックスの経験が豊富だとは限らない――そういうことです」
 指先でリズムを刻めば、哀川さんの体がびくんと揺れた。


‥‥エロパロSSの難しさを痛感中。修行が成功したら続きを書きます。
474名無しさん@ピンキー:04/11/19 01:56:36 ID:JeOvSpTf
すげえ、すげえよ。
俺も哀川さんは処女だと思う。
475名無しさん@ピンキー:04/11/19 02:25:59 ID:dC41ZB6T
うわ、すげぇ! GJ! 続きに期待!

……エロパロSSって難しいよね。単なるSSとは違う難しさがある。
いの字の経験の話でERプログラムを出してきたあたり、上手いと思った
確かに独白でも、蒼とのコトはできる限り避けそうだ。
476名無しさん@ピンキー:04/11/19 16:07:59 ID:d5xYnF+G
GJGJ。続きを 激しく きぼう
477戯言遣いと人類最強(3) ◆Tb07pjbDd. :04/11/19 23:41:10 ID:ngZfNbK4
 ぼくは軽く彼女の体を押した。まったくと言って良いほどに抵抗感は無かった。何処か呆然とした表情で、哀川さんはその場に仰臥する。
 もしかしたら、初めての感覚にオーバーフローを起こしたのかもしれない。
 抵抗しない哀川さんというのも、薄気味悪い気はしたけれど、本気で抵抗されたら適う訳ないので、むしろここは僥倖と思うべきなのだろう。
 ぼくはショーツの上から、幾度もそこを擦る。なるべく一本調子にならないように、時に早く、時にゆっくり。
 その内に彼女の角は、布越しにもはっきり感じられるほど、その存在を誇示してくる。
 それから、もう一度溝に添って指を動かせば、下半身を覆う布の中央部分が湿っているのが判然とした。
「――誰が下手な愛撫じゃ濡れないんですって?」
 耳を噛むようにして囁く。聞こえているのか、いないのか。彼女から言葉は返らず、ただ荒い息だけが吐きだされている。
 ぼくはショーツの裾から指を内側に走らせた。哀川さんの体が再びびくんと大きく弾んだ。柔らかな肉のひだをかき分けるようにして、すっかり濡れた蜜壷の入り口を探り当てると、そのまま奥まで押し込める。
 狭かった。
「ひっ」
「おや、どうしました? 人類最強の名前が泣きますよ?」
 ぼくの指に掻き回されてそこは、ぐちゅぐちゅと音を立てる。ぼくは熱い内臓の感触を確かめるように、何度も指を動かした。
「あっ・・・・・・んんっ・・・・・・く、うふ、ぅ・・・・・・っ」
 苦い甘い吐息が、哀川さんの喉からこぼれ落ちる。
 中指と薬指は膣内に残したまま、ぼくは親指を伸ばす。それで鞘を剥き上げるようにして、こりこりした核に触れてやると、押し込めた指がぎゅっと締め付けられた。
「は、あぁ、う」
478 ◆Tb07pjbDd. :04/11/19 23:55:33 ID:7Lx3Hu7Q
エロいんだか何なんだか、自分でもわからなくなって来てますが(ニガワラ
479名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:12:07 ID:tayObBpN
いい感じです(*´д`*)
続きをマータリ希望。
480名無しさん@ピンキー:04/11/20 03:55:05 ID:/sbW8jOs
人類最強さんが何か反論しようとして、でもいーたんに論破されて沈黙してしまう、とかエロイかな、とか

すまん眠いので何言ってるのか不明かも
481名無しさん@ピンキー:04/11/20 17:31:25 ID:PiHpgXTM
もしも哀川さんがふたなりで、それが誰かにバレはしないかと密かに怯えていたとしたら

…個人的には萌えるわけだが
482名無しさん@ピンキー:04/11/20 19:16:15 ID:PIRePMF/
もしも哀川さんが気まぐれで泡姫をやっていて、ソープに行った時の相手がその哀川さんだったら
483戯言遣いと人類最強(4) ◆Tb07pjbDd. :04/11/21 14:00:50 ID:t1R/VBJc
 ぼくの体の下、哀川さんは初めて見せる表情を浮かべる。泣いてるような笑ってるような困ってるような嬉しいような、自分を持て余している顔だった。
 この人も、こんな顔をするんだな。
 ぼくはもう一度指を深くねじこむ。先端を曲げて、ざらつく前方の肉壁をノックした。
「あふ」
 哀川さんは息を漏らすと、またそこを強く締め上げた。叩く指の動きに合わせ、そこは何度も収縮を繰り返す。とろとろと分泌される液体が、指の動きを滑らかにさせる。
「ああ、哀川さんは、ここがいいんですね」
 事更に音を響かせるようにしながら、ぼくは内側を掻き回してあげる。
「こんなに溶けてきましたよ。凄いな。それに、びくびくしてます。もう我慢できないんじゃないですか」
「・・・・・・てめ、調子、乗りやがって・・・・・・っ」
 絶え絶えの息の下、突然哀川さんが小さくうめいた。ぼくを睨み付ける瞳には、激しい光が宿っている。
「誰が・・・・・・お前の指如きに、イかされっか、よ・・・・・・っ」
 ぼくは正直驚いた。もうすっかり気持ちが萎えていると思っていたのだ。その精神力の強さは、さすがだと認めざるを得ない代物だ。
 けれど――彼女の反抗も、そこまでのようだった。ぼくを押し返そうとする腕の力は、あくまでも弱い。
「・・・・・・わかりましたよ」
 ぼくは小さく呟いた。
「指ではイきたくないと・・・・・・そういうことですね?」
484名無しさん@ピンキー:04/11/22 00:25:38 ID:zLAKau39
イイヨイイヨー
485戯言遣いと人類最強(5) ◆Tb07pjbDd. :04/11/22 07:57:34 ID:9B/z6GSu
 ぼくは彼女の中から指を抜いた。そして腰までスカートをたくしあげ、下着を膝の辺りまで引き下ろす。溢れる愛液が細い糸を引いた。
 そうやって完全に下半身を開放させてあげてから、ぼくは自分のズボンのジッパーを下げる。露出させたペニスは、彼女が見せてくれる新鮮な媚態のおかげで、既に挿入可能なまでに高まっていた。
 固く反りかえったそれを、陰唇の間に押し付ける。ぐっと先端をめりこませた。哀川さんが低くうめく。けれどぼくは行為を止めない。
「行きますよ」
 囁きながら、更に深い場所を目指して、一息に腰を押し進めた。
「あ」
 哀川さんが息を飲む。
「ああ、あああああああ、ああっ」
 続くのは人外の存在めいた叫び。同時に、ぼくの陰茎は確かに肉の裂ける鈍い感触を覚え、そして慣れ親しんだ鉄の匂いが鼻をついた。
 ぼくは男だから、破瓜の痛みがどの程度なのかは、察することすらもできないが、最強を通り名に持つ彼女が、そんな風に悲鳴をあげるのだから、相当のものなのだろう。
 強い抵抗を心地よく感じながら、そのまま膣道を進んで行く。哀川さんの声は止まらない。熱い肉壁が、ねっとりとぼくを完全に包み込む。やがて先端が、かつんと奥に当たった。
 彼女の中は恐ろしく気持ち良く、正直なところぼくはそれだけで達しそうになる。その気持ちを押し殺して軽く動かせば、哀川さんは奇妙な息を漏らす。
「ひぅ」
 面白い。もう一度動かしてみた。
「ふあぁ」
486名無しさん@ピンキー:04/11/22 11:03:41 ID:CqrPSSpw
イイヨイイヨー

絶頂寸止め遊戯とかどうですかね…
487名無しさん@ピンキー:04/11/22 14:22:20 ID:Q7kH2D+K
(;゜∀゜)=3ムッハー
職人さんガンバ
488名無しさん@ピンキー:04/11/22 16:10:53 ID:VYNTGXZI
>>486
>絶頂寸止め遊戯

あれか、哀川さんが逝きそうになったら抜いて焦らしたりとか。
愛液と血まみれのペニスを頬に擦り付けたり?
489名無しさん@ピンキー:04/11/22 17:31:02 ID:7qimSswI
>愛液と血まみれのペニスを頬に擦り付けたり?
いの字「さすが哀川さん。赤が良く似合いますね」
490戯言遣いと人類最強(6) ◆Tb07pjbDd. :04/11/22 21:34:51 ID:vcUjddfv
 彼女の反応は、まるで小娘みたいだった。
「まるで小娘みたいですね」
 口に出して言ってみた。反論は返らなかった。もはや、そんな余裕もないのだろう。
 うーん、つまらん。
 こうしてみると、まったくの無抵抗というのも味気ないものかもしれない。
 つまらなかったので、半分ほど抜いてみた。
「や・・・・・・っ・・・・・・」
 哀川さんが、びくんと身をよじった。よじりついでに、強く締め付けてくる。
 もう一回深く刺した。再び奥に当たる。哀川さんは、がくんと大きく背を反らす。
 抜いた。びくん。
 刺した。がくん。
 その反応が面白くて、ぼくは何度か軽い抜き刺しを繰り返した。その都度にぐちゅぬるした音が響き、哀川さんは切なそうに眉を寄せながら体を反応させた。
 やがて、初めの内はさすがに動かすのが大変だった個所が、徐々に滑らかになってきたので、今度は強く突き上げる。
「あ、あっ」
「感じますか?」
 聞きながら、もう一度強くえぐる。かくかく首が縦に振られた。女王様には、お気に召していただいたらしい。存外甘い声が、その喉からこぼれる。
 ぼくはそのまま、緩急をつけながら、突き上げてはえぐり、また擦すっては叩いた。哀川さんは小刻みに息を吐く。いつしか腰は、ぼくの動きに同調させるように揺れている。さすがは哀川潤。こんなことにまで、順応が早い。ちょっと尊敬なんかしてみたり。
 ぼくは接続したままで彼女を軽く抱き起こし、シャツの裾から指を潜らせた。背後に手をまわすとブラジャーのホックを外す。締め付けを解かれた胸が、服の内側でぷるんと震えた。
491 ◆Tb07pjbDd. :04/11/22 21:36:47 ID:vcUjddfv
ちまちました進行ですみません
何処までご期待に添えるかわかりませんが
もう少しお付き合いいただければ‥‥
492名無しさん@ピンキー:04/11/22 22:19:54 ID:iNzNBF4R
イイヨイイヨー
493名無しさん@ピンキー:04/11/22 22:37:14 ID:y49SkaVs
激しく乙です。
「全ては哀川さんの思惑通りですた」ということにならないでほしいなとか思いながら見守っています。
494名無しさん@ピンキー:04/11/23 07:50:04 ID:FTufPqRU
いや、それもいいかも…いーたんにはヘタレが似合う
495名無しさん@ピンキー:04/11/23 10:44:46 ID:t09LhoC0
これで時宮だった日には嫌展
496戯言遣いと人類最強(7) ◆Tb07pjbDd. :04/11/23 12:31:55 ID:gHJ6UWc9
 そのまま指を体の前方に滑らせ、張りのある胸を揉みながら、ぼくは何度も何度も前後運動を繰り返す。掌の内側で、意外と小さな乳首が固くなるのが伝わる。指先で、そこを摘まむ。そして転がす。
「あ・・・・・・ん、く・・・・・・」
 胸を刺激すれば、彼女のヴァギナも収縮する。そこを押し広げるように幾度も突いた。
「ふ、うぅぅ、か、うぁ、ん、くふ」
 ぼくに責め立てられる哀川さんの唇は、意味不明の言葉を紡ぎ続けた。指が虚空をかき、或いはぼくの背中や髪を強くむしり、腰は大きくグラインドして、自らぼくを奥深くまで捕らえようとする。そろそろ限界が近いのかもしれない。
 ぼくは一度入り口間近までペニスを引くと、腰を捻るようにしながら一際深く打ち込んだ。
「や、は・・・・・・っ!」
 その瞬間達したらしい。
「ああああああああああああああ」
 哀川さんは切れることなく叫びを上げ続け、全身を突っ張らせながら、激しい痙攣を繰り返す。ぼくを飲み込んでいる膣壁が、更に強い締め上げを見せ、ぼくも絶頂を促される。
 どうしようかな。
 一瞬ぼくは逡巡する。
 ぼくの腹の下で、瞳に薄く涙すら浮かべ、大きく開けた口の端に涎を垂らしたままで、がくがく震え続ける彼女の顔面に、思い切り熱い精液をかけてあげるというのも、悪くないなと思えたのだ。
 いや、いっそ口の中に突っ込んで、そこで果てるのもいいかもしれない。初めて味わうザーメンに、彼女はどんな顔をするだろうか。
 ・・・・・・案外それは初めてじゃなかったりして。
 いるもんなー。処女のくせにフェラチオだけは上手な奴。
 その手合いに限って、挿入を激しく拒むのは何故だろう。
 まあ、それは今は関係ないけど。
「上と下、どっちの口がいいですか」
 一応聞いてみる。もし希望があるなら、それくらいのサービスはしてもいいかな、と思ったのだ。だけど、やっぱり返事は返らなかった。まあ、当然か。
「じゃあ、このまま出しますね」
497戯言遣いと人類最強(8) ◆Tb07pjbDd. :04/11/23 12:33:10 ID:gHJ6UWc9
 結局ぼくは、彼女の膣内に放出することを決めた。せっかくのフルコースなのだから、最後まで味あわせてあげるべきだろう。胸に爪を立てると、もう一度強く突き上げ、叩き込む勢いで一気に放った。
「は、あっ」
 哀川さんの体が再び弾んだ。注ぎ込む律動に合わせて、その腰が震えていた。久しぶりだという訳でもないのに、ぼくの射精は自分でも驚くほど長かった。全部出し終えた時には、魂まで空っぽになったみたいな虚無感が全身を包み込むほどに。
 獣の匂いが充満した部屋の中、しばらくぼくたちは抱き合ったままで、荒い息を吐き続けていた。
 やがてぼくは、ゆっくり身を立て直すと、彼女の中から自分を抜き去る。内側から、血と愛液と精液の混合物が、ごぼりとこぼれる。それからぼくは、濡れたペニスを哀川さんのスカートで拭いた。
 ふと。何処か焦点を失った眼で、哀川さんがぽつりと呟いた。
「このままで済まさないのがわたしなの」
 誰だよ。
 まあ、ある意味彼女も赤いし魔女だし間違いじゃないのかもしれないけれど。
 そんなことを考えていたら、次の瞬間、哀川さんはバネ人形みたいに体を起こし――ぼくの額に強烈な頭突きをくらわせた。
 痛い。
 いや、痛いなんて、生易しいものじゃない。
 頭に鉄板でも仕込んでるんじゃないのか、この女。
 軽い脳震倒に見まわれかけたぼくの肩口を強く押さえると、彼女はそのままこちらに倒れ込んできた。
 形勢逆転。「あ」も「う」も言う間を与えられないままに、ぼくは彼女に組み敷かれる格好になっていた。
「・・・・・・何のつもりですか?」
「だから今言ったろ、いっくん? このままじゃ済まさねーって」
 そう言った哀川さんからは、さっきまでの雰囲気なんて、完全にオールリセットされている。そこにいるのは、いつもの彼女。人類最強。赤き制裁。なんという――強さ。
「この潤さんが他人に主導権握られっぱなしで、終わりにすると思ってたんなら、やっぱりお前は、まだまだ人間が甘いよな」
498戯言遣いと人類最強(9) ◆Tb07pjbDd. :04/11/23 12:35:54 ID:gHJ6UWc9
 ぼくを見下ろしながら、哀川さんは笑う。笑う――そう、怒るのでも嘆くのでもなく、彼女はくっきりとした笑みを、その端正な顔に刻む。うっかり見惚れてしまいそうに、鮮やかな笑顔を。
「大体だな。お前の下らない魂胆なんざ、こっちは最初からお見通しなんだ。お前――あたしを試したかったんだろ」
 確認する口調ではない。事実を事実として告げるような、そんな彼女の声。
「犯して汚してなぶって弄んで泣かせて傷つけて怒らせて――そしたら、あたしがどんな態度に出るのか。その結果をお前は知りたかったのさ」
 知った風な口をきく彼女に、ぼくは少なからず苛立ちを覚え始めていた。だから口を突いて出た言葉は、自然と刺を含むものになった。
「つまりあれですか。身内に甘いあなたなら、ぼくの裏切りとも呼べる行為を許してくれるはずだ。ぼくはそれを確かめたかった、ってことですかね」
「違うね。そうじゃない。むしろお前は――」
 まっすぐにぼくの瞳を見詰めながら、哀川さんは低く呟く。

「あたしに断罪して欲しかったんだ」

「そんなことは――」
 ない、とは言えなかった。
 少しでも考えはしなかっただろうか?
 平穏な平静な平凡な平坦な、そんな毎日を望む一方で、ぼくがぼくであることが、着実に世界を壊している。
 少しでも夢に見はしなかっただろうか? 
 そのルーティンに自分の手で終わりを告げるだけの勇気を持たないぼくが、この人類最強に終わりを決めてもらうことを。
 言葉を失ったぼくに、哀川さんは何故だかひどく静かな笑顔を向ける。
「残念だったな、いーいー。いみじくもお前が言った通りに、あたしは身内に甘いんだ。間接的な人殺しだろうが、直接的な強姦魔だろうが、それでもお前は、まだこっち側の人間だ。これしきのことで、あたしの敵にはなれねーよ」
 淡々とした声が、宣言する。突き放しながら包み込む、二律背反の響きを込めて。
「だからあたしは、お前を殺さない」
499戯言遣いと人類最強(完) ◆Tb07pjbDd. :04/11/23 12:36:50 ID:gHJ6UWc9
 ゆっくり体を動かしながら彼女は、依然剥き出しのままのぼくのペニスに、自分の下半身を擦り合わせ始めた。それは、ほんの数十分前まで処女だったとは思えないほどに手馴れた仕草だった。
 いわゆる素股の状態で、哀川さんは腰を揺らす。覚醒を促そうとするように。
 ぼくは呆然としたままで、その行為を甘受していた。
 そしてぼくの体は、理性とかとは別の部分で、勝手な反応を返して行く。哀川さんは楽しそうに鼻を鳴らす。
「ふふん、さすがに若いだけあって回復が早いねぇ。さて、何回楽しませてくれるのかな。とにかく、あたしをその気にさせた責任は取ってもらうよ」
 そして――正面から覗き込むのは、人を食ったような笑い顔。
「今後も仲良くやろーぜ、いーたん?」
500 ◆Tb07pjbDd. :04/11/23 12:40:23 ID:gHJ6UWc9
どうにか書き上げてみました。
ヘテロCPでエロパロSSを書くのは初めてだったので、ちゃんとエロくなったか
ちょと不安が残るところですが‥‥しかもヘタレオチだったし‥‥
長々お付き合いありがとうございました。
次の職人さんに期待してます。

個人的には姫キボン
501名無しさん@ピンキー:04/11/23 16:43:11 ID:SEpFcNgj
GJ!!!!!!!!!!!!
502名無しさん@ピンキー:04/11/23 22:24:38 ID:HQvMrPGF
乙、超乙。
503名無しさん@ピンキー:04/11/23 22:46:14 ID:wJkaFW9Z
>>500
ヘテロCPは初めて…
んじゃホモキボンヌ。子荻×玉藻で。
504名無しさん@ピンキー:04/11/23 22:54:01 ID:Xd7BmYlf
タチとネコが逆
505名無しさん@ピンキー:04/11/23 23:51:38 ID:jQtO/1br
>>500
ヘテロで初めてって……w
道理で、初めてっぽいのに上手いわけだw
>処女のくせにフェラチオだけは上手な奴
を目の前にしたような気分ですよ、はい。

職人さん、ご苦労さまでした! GJ!
506名無しさん@ピンキー:04/11/24 01:05:13 ID:+jGzWHeh
>>500
ヘテロは初めて・・・・・・じゃあ普段は百合?
507名無しさん@ピンキー:04/11/24 05:21:32 ID:d3xO18Af
それもいいかも…w
この小説は元々女だらけだしな
漏れは音々×みいこさんキボン
508名無しさん@ピンキー:04/11/24 22:22:09 ID:K4JrENx4
音々×みいこはいいですね、チャレンジしたくなる。
みいこさんって音々さんのことなんて読んでいましたっけ…
509名無しさん@ピンキー:04/11/25 03:25:09 ID:mLpRSaaD
確か「鈴無」だったと思う。音々さんの方は「浅野」
510名無しさん@ピンキー:04/11/25 21:37:24 ID:wX5CzHLD
>509
ありがとう。

…って書いててどうもエロっちくならんです。切腹!
511名無しさん@ピンキー:04/11/25 21:40:29 ID:MjekW8jB
その二人、直接の絡みが少ないから動かしにくいんだよな。
戯言シリーズはいーくんが語り部だから仕方ないけど、いつも彼を間に置いてるから。
姫ちゃんと哀川さんみたいに、女同士の会話がふんだんにあるキャラなら楽なんだが。
512名無しさん@ピンキー:04/11/26 12:42:04 ID:Xk45AVev
>直接の絡み
人と話す時は本のままだけど
二人きりの時はにゃんにゃん
513名無しさん@ピンキー:04/11/26 16:20:40 ID:N0HMAseQ
>>512
イイネ(゜∀゜)!
514名無しさん@ピンキー:04/11/26 17:52:39 ID:je5XAoZy
エロじゃねえよ!って言葉がくるとわかりつつも、神降臨を願って生贄になる

【音×み】↓
515名無しさん@ピンキー:04/11/26 17:57:00 ID:je5XAoZy

 泊りがけで遊びに来た浅野の部屋は相変わらず狭くって、しかも部屋の半分を
骨董品が埋めているから布団を敷くのに困ってしまった。
 結局一人分の布団に二人でもぐりこんで、アタシ達は体を縮めてくっついて
眠った。
 しばらく、闇が続いたと思う。掛け布団がもそもそ動くのに促されて覚醒し
て、アタシは目をつぶったまま手を伸ばして動くものを捕まえた。
 触れたのは、あったかい何かだった。その何かの方向から小声で浅野の声が
する。
「起きていたのか、鈴無……」
 アタシはまだ半分寝ていて、目を開けるのは面倒だ。瞼を閉じたまま口だけ
動かす。
「いま起きたんだわ」
「まだニ時だから寝ていていいぞ。起こして済まないな」
浅野の声はハッキリしている。直感が思考のさきを越して、アタシの口を動か
した。
「浅野、寝てないのね」
 頭がだんだん覚醒してくる。もともと比叡山では三時に起きていた。目を開
けると、少し離れたところに輪郭だけぼんやりと布団から出た友人の顔が見え
る。
「眠れなくてな」
 それなら起こして欲しかった。
 無駄話も夜語りでも、なんなら子守唄でも歌ってやったのに。
「浅野は気を遣いすぎるんだわよ。いの字を甘やかしてばっかりじゃなくて、
自分も甘えなさい」
 小さく、笑ったようだった。
「20過ぎれば甘え方なんて忘れてしまうさ」
516名無しさん@ピンキー:04/11/26 17:59:28 ID:je5XAoZy

 アタシは息をついて、掴んでいた浅野の腕をチャイナのスリットから中に入
れてやって、太ももで挟んだ。もう片方、アタシの自由な方の手は浅野の頭を
自分に引き寄せるのにつかう。
「誰かの体温があると眠りやすいでしょう」
 よくわからない沈黙。納得しているのかしていないのか。
「あんたが男だったら胸に触らせてやってもよかったんだけど、浅野は女だし」
「……どっちかといえば鈴無の方が男役だろうに」
「チャイナ服の男なんていないだわよ」
 距離が縮まったせいか、吐息に混ざった体温すらわかってしまう。
 体を動かして、二人で布団を頭からかぶるようにした。狭い空間にお互いの
息が混ざって、どちらがどちらとも分からない。触っていないのに触ったよう
な感覚に沈む。太ももで挟んだ浅野の手は、自分の体温と同調して、なんだか
自分の体の一部のような気がしてきた。
 顔色の分からない闇が続いている。耳を澄ませば、規則正しい呼吸のリズム
がして、だからだろう言ってみたくなった。
「キスもしてあげようか」
 返る言葉は無い。
 脳髄までわかりきっていた、それでもタメ息が出てしまう。
 眠った後でしか本音を言えない自分に、何度も味わいすぎて慣れてしまった
失望をして、拗ねるように手を挟んだ両足に力を入れた。



終了。
517名無しさん@ピンキー:04/11/26 18:40:52 ID:N0HMAseQ
>>514
ウホッ、いい百合。

GJ、っていうか、GJ!
後生だからこの後のエチシーンも書いてくださいお願いします。
518515:04/11/26 22:19:03 ID:je5XAoZy
が、頑張ってみるす。

みんなファウスト読んでるのかなー。
ひそりキズタカ×りすかを希望なんですが
519名無しさん@ピンキー:04/11/27 00:47:09 ID:Ol5Ub9hA
>>518
プロットだけあって、かれこれ二ヶ月ばかし発酵してるのならあるが……。

受け攻め逆なんだけどいい?
520515:04/11/27 01:57:51 ID:EuW2r9wo
まったく無問題、是非とも投下をお願いします
521名無しさん@ピンキー:04/11/27 07:09:50 ID:12dmhwcV
りすか×キズタカか。そういえばそれはまだ出てなかったな
522名無しさん@ピンキー:04/11/28 22:41:57 ID:yhyMTiu4
ツナギはまだかツナギは〜
いたちちゃ〜ん
523519:04/11/28 22:45:24 ID:KXqGAsWF
>>522
混ぜる?
524名無しさん@ピンキー:04/12/01 03:14:31 ID:ckwgouPC
んじゃ漏れは匂宮兄妹の百合をキボン
525名無しさん@ピンキー:04/12/01 08:09:51 ID:KJ/lTI7Q
兄妹なのに百合とはこれいかに……いや、わかってるけどね
526名無しさん@ピンキー:04/12/01 08:20:02 ID:enKOyYx/
共食い
527やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/12/01 21:26:43 ID:5RiPcNyv
ファウスト4号を読んで、発作的に書いてみた。
やっぱりエロくなくなってしまったが……(←ダメじゃんw)

ファウスト4号を未読の人にも、さほどタチの悪いネタバレではない、とは思いますが……
それでも気になるヒトは気になると思います。予め注意。


では、土曜深夜の世界へドゾ〜。
 ↓
携帯リスナーの赤い夜


 今夜は土曜日。僕の取る行動は決まっている。
 例のラジオ番組を、聴くのだ。

 といっても、ラジオ番組を聴くのにそれほど集中する
必要もない。だらしなく寝転びながら漫然と聞いている
うちに、4時間の番組の3時間が経過していた。
 この番組の愛聴者である僕は、何分くらいにどんな
企画があるのかを知り尽くしている。その予定調和な
ところ、しかしどんな話題が出てくるか分からないところ
が、ラジオ番組を聴く楽しみなのだ。
 次は何だっけ……? ああ、あのコーナーか。自分
のことだったら笑い事ではない、しかし他人事だから
面白い、ラジオ番組定番の相談コーナー。
 さて今夜は、どんな修羅場が待ってるんだろう?


『鮎川はゆねの、深夜水族館〜!
 (ドンドンドン、パフパフパフ)
 はい、CMが終わってただいまちょうど午前3時!
い〜い具合に眠くなってきたかと思いますけど、も〜
少しだけお付き合いくださいませませ!
 続きましては、『はゆねの! ちょっと聞いてよ恋愛
相談!』のコーナーで〜す♪
 恋愛経験豊富な はゆね お姉さんがリスナーさんの
恋愛相談に乗ってあげよう! というこのコーナー。
今週は……わ〜、いっぱいお手紙来てますね〜!
残念ながら今回も全員のお手紙を紹介する時間はな
さそうです、読めなかった人、ごめんなさ〜い!
 それでは、今夜一人目のお手紙です! どんな相談
かな〜? 佐賀県は河野市の、ラジオネーム・赤き時
の魔女さん! なんだか魔法使いみたいなお名前です
ね〜、って魔法の王国はお隣の長崎県ですよ佐賀は
関係ないですってば♪ え〜っと、なになに……?

『浮気したみたいなのがわたしのボーイフレンドなの。
あんなに必要だって言ってたくせに、仲良くしてたのが
他の女の子なの』

 浮気かぁ! 浮気はいけないよねぇ。でも何か妙な
口調ですねコレ。ちょっと可愛いけど。で、どんな状況
だったのかと言うと……?
『悪い予感がしたのが突然だったの。慌てて駆けつけ
たのがわたしなの。そしたら、横になってたのが彼で、
素っ裸でかぶさってたのが彼女で……呆然としちゃっ
たのがわたし』

 あっちゃー! 『真っ最中』って奴ですか!? いや
この様子だと『まさにこれから』だったのかな? でも
その浮気相手ってどんな人だったのかなぁ。

『わたしと前にケンカしたのが彼女なの。カッターで切
りつけたのがわたしで、噛み付いたのが彼女。わたし
の天敵が彼女なの』

 うっひゃー、すごいケンカしますね〜。てかケンカに
刃物使っちゃダメでしょ、赤き時の魔女さん! まぁ、
噛み付いてくる相手の方もどっこいどっこいですけど。
『誘ってもわたしの胸を触ろうとしなかったのが彼なの
に、一緒にいたのが素っ裸の彼女なの。怖くて聞けな
いのがあの時の経緯だし、口が上手くてわたしなんか
簡単に騙しちゃえるのが彼。どうすればいいと思うのが
はゆねさんなの?』

 あ〜、赤い時の魔女さんは、まだ彼と『関係』持って
なかったんですね〜。胸を触らなかったっていうのは、
ソレに近い状況が前にあったってことかな?
 聞きづらいから相談してるんだろうけれど、一度ちゃ
んと彼に説明してもらわないと仕方ないと思うな〜。
でも、嘘が上手いって言うし、普通に聞いても誤魔化
されちゃうかな?
 ちょっと過激な方法だけど……何か口実つけて彼を
呼び出して、少し強引に彼に迫ってみたら?!その時
の彼女みたいに、裸になっちゃって! きっと、男の子
なら動揺すると思うよ! それで、「なんでこんな事する
の?」って聞かれたら、改めてあなたの疑問をぶつけて
みるの! どう?!

 ……なーんて、無責任なコトを言ってしまいましたが、
ともかく彼の弁明を聞かなきゃどうしようもないと思い
ますよ〜。何か聞けたら、またお手紙下さい♪
 さて、二人目の相談者さんのお便りに行きましょう!
ラジオネーム・『ナイトムーン』さん!

『どうやらお兄ちゃんに新しい彼女ができたみたいなん
ですが、お兄ちゃんに聞いても『一番大事なのはおまえ
だよ』などとはぐらかされちゃって……』

 ――え? 何? あ、忘れてた!
 いやごめんなさい、今、さっきの『赤い時の魔女』さん
のリクエストを流すの忘れてましたね。スタッフに指摘
されるまで気づきませんでした、テヘヘ♪
 ナイトムーンさんの相談の続きはこの曲が終わって
から、ということで。赤き時の魔女さんのリクエストで、
『時には昔の話を』。紅の豚で有名な、加藤登紀子さん
の歌ですね、それではどうぞ!』

 〜〜♪

 静かな歌声が流れ出し、夜更かししているリスナーの
眠気を誘う……いつしか、僕は眠りに落ちていた。
 夢の中で、佐賀県の少女が、困った顔の少年に裸で
迫っていた。ラジオで想像していたよりもはるかに幼い
二人の姿。
 ああ、僕にもあんな幼い恋に悩んだことがあったなぁ。
そういえば初恋のあの子は、今も故郷にいるんだろうか。
僕は、夢の中で微笑んだ。

                  (携帯リスナーの赤い夜・完)
532やる気のない堕人間 ◆K05j0rAv6k :04/12/01 21:31:13 ID:5RiPcNyv
……以上〜。

今回は文体模写も何もなし。
世界観借りて遊んだだけになってしまいました orz
エロ差分も、あとは想像力任せだしなァ……。
533名無しさん@ピンキー:04/12/01 22:20:34 ID:LTNKVIaO
小ネタ乙ー。

俺、こういうの好きだ。
534名無しさん@ピンキー:04/12/01 22:22:38 ID:V2Q+QPro
何だかよく分かりませんが何だかよく分からないものおいておきますね


    ∧_∧
  / ・∀・ \
  (       )
  \     /
   (__)_)
535名無しさん@ピンキー:04/12/02 00:07:53 ID:sukDSdYJ
乙す!
ニヤニヤしてますた。
536名無しさん@ピンキー:04/12/02 07:30:43 ID:xDvlnIpm
乙です。
この場合の「僕」がいーたんなのか様刻なのかキズタカなのか微妙にわからないところがいい
なんかみんな平然と聞いてそうな気がするもんな…
537名無しさん@ピンキー:04/12/02 23:26:12 ID:HQEW5Fp3
>>536
これ携帯リスナーの主人公じゃねーの?
538名無しさん@ピンキー:04/12/02 23:46:10 ID:VIqG9y+B
面白かったよー。

>>537
だよね。
どうでもいいけど携帯リスナー、冒頭のラジカセの話で『…破壊屋? 』って思ってしまったw
539名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:21:55 ID:qrZ+MRGG
言われて読み返したら…萌えたじゃないか。僕=破壊屋で読めたじゃないか。
540538:04/12/05 02:16:02 ID:F3/2qFbT
破壊屋といえば、友タン絡みのSSが読みたくて仕方ないんだけども
ご奉仕までしか想像できないorz

>>539
萌えていただけて何よりだよw

541名無しさん@ピンキー:04/12/05 02:54:51 ID:qrZ+MRGG
破壊屋はイイ。
友がらみだとSMっぽいのが思い浮かぶなぁ
どっちも言葉責めとか得意そう
542 ◆Tb07pjbDd. :04/12/06 18:52:43 ID:TpOXz+Mn
破壊屋絡みの話が思いつかなかったので、手慰みに平凡な友いーを落としてみます。
543友いー(1) ◆Tb07pjbDd. :04/12/06 18:54:46 ID:TpOXz+Mn
 その日、気まぐれで玖渚の部屋を訪れてみようと思ったのは、今にして思えばぼくの失敗だった。
 とはいえ、ぼくの人生で失敗でなかったことなどほとんど無いに等しいのだから、それも数あるルーチンの一つに過ぎないのかもしれないけれど。
 化物マンションの三十二階にあるいつもの部屋に入ると、まるでぼくの訪問を待ち構えていたかのように玖渚が飛びついてきた。
「いーちゃん、グッドタイミングなんだよ。僕様ちゃん、盛ってたんだよね。さあ、今すぐせっくすしよーよ」
 小柄な玖渚の体でも勢いをつければ、ぼんやり生きているぼくを押し倒すには十分だ。ぼくはその場で腰を打った。
 今日の玖渚の髪は、いつもより遥かに色濃い青をしていた。何日洗っていないんだろう。身にまとっているのは、ふわふわしたワンピースのような、ネグリジェのような服だった。玖渚の愛くるしい顔立ちが引き立つ。
 事態を把握しきれないまま、黙って見上げるぼくに向かって、玖渚は首を傾げた。
「あれ? いーちゃんには聞こえなかったのかな。僕様ちゃんがしたいって言ってるんだよ。それとも聞こえていても理解できなかったのかな。まあ、どっちだっていいんだけどね。することは一緒なんだからさ」
 玖渚の手元には、既に脱いだショーツがくるくる弄ばれている。そして彼女は、ぼくににっこり笑って見せた。堕落を誘う笑顔だ。逆らえない笑顔だ。元よりぼくが玖渚に逆らえるはずもないのだけれど。
544友いー(2) ◆Tb07pjbDd. :04/12/06 18:56:13 ID:TpOXz+Mn
「んふふー」
 楽しそうに玖渚はぼくのズボンのジッパーを下ろした。柔らかい小さな手で、ぺたりとぼくのペニスに触れる。暖かくて気持ちいい。気持ちはいいけど、触られたくらいですぐに勃つような代物でもない。なのに玖渚は困ったような声を出す。
「だめだよ、いーちゃん。協力的じゃないねー。これじゃ僕様ちゃんの中に入れられないじゃないか。ちゃんと準備してくれなきゃ」
「・・・・・・無茶いわないでくれよ、友」
 ぼくはやっと声を出した。
「あ、ちゃんと喋れるんだね。よかったよ。いーちゃん、失語症になっちゃったのかと心配したんだよ」
 そんな風に言う間にも玖渚は、ずっとぼくのペニスをぺたふに触り続けている。
「心配している人間の所行じゃないだろ、これは」
「心配してたよー。喋れないいーちゃんなんて、いーちゃんじゃないもんね。饒舌なてる子ちゃんと同じくらい在り得ないよね」
 下半身をいじり倒しながら、にこにこ無邪気に笑う玖渚に、ぼくは小さく溜息を吐く。
「一応確認するけど、友はぼくとセックスしたいんだな」
「うに」
 こくんとうなずく。ぼくはもう一度溜息を吐いた。
「わかった、しよう。でも、ここでは嫌だな。どうせ友は上に乗りたいんだろう? その体勢じゃ、床の上だと、ぼくの腰が辛い。この先さほど長くはないかもしれないけれど、もしかしたらまだまだ長く続いてしまうかもしれない人生を、腰痛持ちで生きるのはごめんだな」
545友いー(完) ◆Tb07pjbDd. :04/12/06 18:58:09 ID:TpOXz+Mn
「若さがないねー、いーちゃん。若者ならチャレンジ精神旺盛に生きなきゃ。痛くなるかならないかなんて、やってみなくちゃわかんないよ。今すぐしたいんだから、ここでしよう」
 不満そうに唇を尖らせたが、ぼくは黙って彼女の顔を凝視するだけだ。今度は玖渚が溜息を吐いた。
「うん、わかったよ。いーちゃんは変な部分が頑固だからね。普段はノンポリなのに、こういう時だけ譲らないんだよね。でも、僕様ちゃんは、そんないーちゃんが好きなんだから仕方ないよ。わかったよ、ベッドに行こうね。そして一杯えっちいことしよう」
 玖渚はぴょこんと立ち上がると、踊るような足取りで先に立って歩き出した。ぼくは半端に立たされたペニスを露出したままという情けない格好で、今日何度目かの溜息を吐いた。
 形ばかりは縁を切られているとはいえ、一族の愛娘であることに変わりはない玖渚友が、ぼくみたいな男とぐちょぐちょぬるぬるした行為を頻繁に行っていると知ったら、玖渚機関はどう思うんだろう。
 その気になれば、ぼくなんて存在すら<なかったこと>にしてしまえるだけの力を、あの組織は持っているのだ。
 それとも或いは、愛玩動物さながらに飼い殺されるのだろうか。持て余した玖渚友の怖さをも、あの組織は知り尽くしている筈だから。それくらいなら、適当な暇潰しをあてがって置く方が、余程世の為人の為になると、判断するかもしれない。
 そして――それはぼくにとって、どちらも同じことかもしれない。肉体の死と精神の死。死という大きなカテゴリィの中では、大差のない話じゃないか。
「・・・・・・戯言だけどね」
 ぼくは呟くと緩慢に立ち上がる。したたか打ちつけた腰はまだ痛い。明日には間違い無く青アザになっていることだろう。青は玖渚の色。ぼくを従属できる唯一の色。
 じわじわ襲う痛みを押し殺し、青より蒼い存在の待つベッドへと向かって、ぼくはゆっくり歩き出した。
546 ◆Tb07pjbDd. :04/12/06 19:11:43 ID:+4cjBfzf
基本的に手元にテキスト置かず書いてるので
台詞回しとか微妙な部分があるかも‥‥ご容赦。
547名無しさん@ピンキー:04/12/06 20:29:59 ID:umRYV471
>>546
乙〜。GJです。
なんか、いかにもありそうな光景。
でもいーたん、本当にヤる気なかったら、何されてもフニャフニャのままで平然としていそうだw
548名無しさん@ピンキー:04/12/08 12:21:49 ID:b34n3Lni
りすかのエロSSが読みたいなぁぁぁっ
549名無しさん@ピンキー:04/12/08 16:18:53 ID:fJUutlhh
>>548
禿しく胴衣
550名無しさん@ピンキー:04/12/09 12:53:14 ID:UTXR4RIv
>>548
消費するばかりでなく生産してみてはいかがかと。
かく言う俺も消費する側だが。
551名無しさん@ピンキー:04/12/09 13:06:33 ID:HItR1H68
りすか4話を読んで、キズタカがりすかの弱点を徹底的に調べる様子を妄想してみたり。
552名無しさん@ピンキー:04/12/11 01:54:59 ID:tzRSpZxc
ツナギは……需要ないか。
553名無しさん@ピンキー:04/12/11 08:45:31 ID:/tcX3d5D
>>552
ありますよ?(・∀・)ノシ
554名無しさん@ピンキー:04/12/12 01:04:55 ID:s7yuAX8z
ぶつ切り投下でいいなら、りすか落とすけれど
555名無しさん@ピンキー:04/12/12 08:09:34 ID:/inePIT0
>>554
激しくキボン
556:04/12/13 08:40:59 ID:ZJtldUvn

 結果の前に過程を求めるのは各人それぞれ自由であってもしかし経緯というものは無かったにはできないと、
この僕、供犠創貴が後悔することになったのは土曜の午後水倉りすかの家にて作戦会議もとい雑談をしていた
時だった。
「キズタカ、そういえば合言葉の中で教えてほしいことがあるのが陵辱の意味なの」
 りすかはコーヒーを一口飲んで思い出したように言った。僕は少し気を抜いていてソファにもたれていたと
ころというか油断していたので、そのりすかの何気ない口調ととんでもない内容を理解せずに、
「そんなことも知らないのか」
などと返してしまった。
「ん……知ってるみたいだけど教えてくれないのがチェンバリンなの。もしかしてみんな知ってるのが陵辱
なの?」
「いや、少なくとも僕やりすかの年で知っている人間はいないだろうな」
「ふうん、コアな情報なのが陵辱なの」
 連呼しないで欲しい。
 りすかは再びコーヒーカップを口元に持っていき、今度はきっちり飲み干して手錠をちゃらりと鳴らすと、真実邪気も無い目で僕を見た。
「それじゃ、教えて欲しいのキズタカ」
 …… うっかり返事してから予想はついていたことだが、一年近く魔法使い狩りを続けてきた僕とりすかは知識を交換し共有することに
慣れている。聞くなといえば聞けないし言えないといえば言わせないという基準はあるにしても、それは切羽詰った最低ラインの線引きで
あってこういう日常会話にまで持ってこれるルールではない。だからこそりすかは何となしに聞くのだが――
「キズタカが黙るのはどうしてなの?」
「……」
557:04/12/13 08:43:32 ID:ZJtldUvn

 さて、純然たる事実として今だ年端もいかない十歳という子供に対し、犯罪者をぬかせば特殊な
趣味を嗜む人間達の領域である陵辱というジャンルにおいてりすかの性格に歪曲を与えず僕への見
方を白いものにさせず僕等の関係にいささかの引っかかりも生じさせないうまい切り抜け方という
か説明の仕方を僕は考える。
 間を持たせるために自分のコーヒーを飲み、僕の隣に座ったりすかには目を向けず何でもないよ
うに一口チョコレートに手を伸ばす。
「つまり強姦の事だ」
「ゴマのこと?」
 疑問符をたっぷりまぶして、りすかは聞き返す。本来ならこういった低脳発言に対し有り余るほ
どの憐憫と侮蔑をもって突っ込むべきだろうが、用意されたチョコレートは口の中で溶けてイイ感
じにうまかった。
「片方が強制するセックスのことで、レイプとも言うな」
「……どういうものなのがセックスなの?」
「それは――前戯があって胸に触ったり」
「じゃあ、例えばキズタカが私の胸に触ってもなの?」
「いや、そういうわけでもない」
「むずかしいのが説明なの……例えば今も出来るものなのがセックスなの?」
 質問に答えを返しているだけなのに微妙に追い込まれる気分になっていく。チェンバリンが主人
の傍を離れてどこかに行っていて、りすかと僕で部屋の中に一対一というのもかなり拍車をかけて
いるようだった。なんとも間が悪い。いや、間が良いというべきなのか。いづれにしても随分条件
に恵まれたものだ。
「一応できる」
「それなら、してみた方が早いのなの」
 さすがに動きを止めざるを得なかった僕に対し、りすかはそう言って座りなおした。両手を軽く
重ねて膝の上に置き、背筋を改めてじっと僕を見つめる。一挙一動を受け入れるように。
558名無しさん@ピンキー:04/12/13 08:45:55 ID:ZJtldUvn
変なとこに改行が…スマソ
続きはまた。
559名無しさん@ピンキー:04/12/13 08:56:50 ID:EaNDaQNZ
キタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ッ!!
キズタカはなんだか無理やりの似合いそうな男だな…実際鬼畜な奴だし。
後はりすかがどう出るかだが
560名無しさん@ピンキー:04/12/13 16:26:40 ID:Asdi3vLq
そうか、登校拒否児童だから「女子だけ視聴覚室に集まって下さい」を経験してないんだな……w
561名無しさん@ピンキー:04/12/13 21:58:35 ID:uJvMCA15
うわキズタカの理屈っぽさ全開だなw
562556:04/12/16 17:44:51 ID:U6lR2W6N
パソがぶっ壊れました。と、投下が、続きの投下G(ry

しばらくこれんす…切腹!
563名無しさん@ピンキー :04/12/16 21:02:53 ID:yUgWO3K9
なにぃぃぃ!
壊れたのどんまい。まぁ、楽しみにしてるよ。
564名無しさん@ピンキー:04/12/17 18:48:30 ID:NYjn2YvU
魔法で壊された?
ド━(゚Д゚)━ ンマイ!
565名無しさん@ピンキー:04/12/18 19:20:28 ID:w+BTRJf1
自分も今りすかネタを書いてるんだが・・・・
他の人が途中だし、自粛してたんだけど、投下してもいーもんだろーか。

あんまりエロくないけどw
566名無しさん@ピンキー:04/12/19 00:30:51 ID:AjolFgft
ソレを言うなら私も同じ。
なんとびっくり兎×春だよ!!
567名無しさん@ピンキー:04/12/19 02:07:21 ID:SXVDwu4B
>>566
な、なんだってー(AA略

カスガタソ萌えなんで是非とも投下キボンヌ
568566:04/12/19 03:08:01 ID:AjolFgft
おうよ、エロエロだ〜!!
メイド服でエロエロだ〜!!
ワンワンプレイでエロエロだ〜!!
569名無しさん@ピンキー:04/12/19 08:22:48 ID:QrdXdROk
は、早く投下しる!(;´Д`)ハァハァ
570567:04/12/19 14:09:54 ID:6/6X7DTQ
569と二人で楽しみに待ってますね。

    ∧_∧
    ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)

571569:04/12/19 17:14:10 ID:QrdXdROk
  春日さんネタはまだ出てなかったものな。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  ) 楽しみだな>>567者。
     ( ´_ゝ`) /   ⌒i
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
      \/____/ (u ⊃
572名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:19:18 ID:zbj+f13d
俺も楽しみー
    ∧_∧
    ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
573名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:33:47 ID:rHRUp7Op
俺漏れもー
    ∧_∧
    ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
574名無しさん@ピンキー:04/12/20 00:15:44 ID:bdYXUlAs
  ∧_∧
  ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
575名無しさん@ピンキー:04/12/20 00:27:14 ID:RjGgVHSI
    ∧_∧
    ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)


576名無しさん@ピンキー:04/12/20 00:27:37 ID:RjGgVHSI
なんかすごいイキモノみたいだorz
577566:04/12/20 00:57:02 ID:Xxqe3Uyv
お詫び
ワンワンプレイの意味を勘違いしていました。
獣姦だ・・・
は! 獣姦はNGか?!
578名無しさん@ピンキー:04/12/20 01:15:02 ID:br5Qyyas
獣姦いいんじゃないすかね。激しくいいんじゃないすかね。


まあ個人的には、全身にバター塗られて犬部屋に放り込まれる哀川さんを見たいすけどね。
(かわいい子犬ばっかりなので、ボコったりできない)
579名無しさん@ピンキー:04/12/20 01:42:42 ID:KlKcCrWB
>>577
勢いよく堂々と高らかに一抹の不安もなくうpカモンヌ。
580名無しさん@ピンキー:04/12/20 12:52:00 ID:Vxp42eei
>>578
はい!僕はサカリのついた犬を5匹に増やします!
581名無しさん@ピンキー:04/12/20 19:34:05 ID:8uUzoLG6
すごいことになってるな……。

ツナギのお話を書き始め〜。
けどやっぱりエロとは無関係なトコで長くなる悪寒。
てかやっぱりエロっつーよりバトルになる悪寒。

年内に完成するかどうかは微妙なトコだ。
582名無しさん@ピンキー:04/12/20 20:49:42 ID:fMavaV0A
バキのごとくエロを書けばバトルもかけて一石二鳥
583566:04/12/20 21:06:21 ID:Xxqe3Uyv
大変期待されているようなので小出しにがんばります。
(まだ完成してないんです/汗)
584名無しさん@ピンキー:04/12/21 06:27:44 ID:LCHgLE/x
>>566ガンバレ
超ガンバレ
585名無しさん@ピンキー:04/12/21 09:18:47 ID:/ZcMXki6
    ∧_∧
    ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
586名無しさん@ピンキー:04/12/21 22:32:02 ID:xsCadd+9
参考までに訊きたいんだけど、いの字×音々×みいこで3Pってどう思う?
587566:04/12/21 22:40:44 ID:M4s3AEOj
第一弾投下!!
588春日井春日の性欲処理:04/12/21 22:41:32 ID:M4s3AEOj
春日井春日がかつての同僚と再会したのは、京の地を離れた後だった。
いや、再会という言葉はこの場合当てはまらない。
春日はその同僚、兎吊木垓輔とは顔をあわせたことはない。
いや、それすらも当てはまらない。
だが、春日にはどうでもいいことだ。
兎吊木が生きていようが死んでいようが、自分の人生に関係しようがしまいが興味はない。
だから、いつもと同じく、対応した。
それだけのこと。
が、兎吊木の方はそうでもなかったらしい。
「そうだ、これから食事にでもいかないかい?」
さも名案だといわんばかりにとても偽者臭い爽やかな笑顔で春日を食事に誘う。
「それならこの先の『割烹・神無月』がいいよ」
春日井春日は、いつもの調子で誘いをうけた。
589名無しさん@ピンキー:04/12/22 12:16:17 ID:RnryRl90
>>588
イイヨイイヨー

あと、一応sageておいた方がいいと思われ

>>586
非常に悪くない
590名無しさん@ピンキー:04/12/22 15:57:09 ID:Fr4WFMSA
>>588
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
そしてタイトルに(;´Д`)ハァハァ

>>586
是非見てみたい
591名無しさん@ピンキー:04/12/23 16:34:53 ID:nxy4nmrV
>585のうちの一匹だけど楽しみにしとくよ(*´∀`*)

>>588
すてきなクリスマスワクワクをありがとう。

>>586
正しく楽しく等しく嬉しく需要あり。
というかみいこさんと音々さんの時点でもうハァハァ。
592春日井春日の性欲処理:04/12/23 20:56:58 ID:A/NtvQ7b
差し向かいで一組の男女が食事を取っていた。
はたから見れば大人なカップルの優雅な食事にも見えなくもないが、会話に恋人同士の甘やかな雰囲気はない。
かと言って事務的な話かと言われればそぐわない。
食前酒に始まり、先附け、前菜、椀盛り、お造り、焼き物、強肴、蒸し物、酢の物、寿司、止め椀、水菓子。
〆て1万5千円といったところか、2人は充分な量の食事を充分な時間をかけて、そしてそれ以上に無意味な会話に時間を費やした。
無意味で無駄で無感動な話だと、お互いに認識しあいながらの会話だ。
そこにかりそめでさえ生産性はない。
「さて」
コトリと湯飲みが机に置かれる。
「突然ですが、兎吊木さん」
春日は妙に神妙な表情になった。
クールな無表情が春日のスタンダートな表情なのだから、『神妙な』表情でさえ表情があると言うだけでソコソコ珍しいのかもしれない。
「おなかが一杯になったのでいやらしいことがしたくなりました」
593へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:19:27 ID:ip6vecUr
お久しぶりです。
長期休暇に入り、やっとお邪魔できるようになりました。
(コテやめたほうがよかったかな?)
566さん。兎×春、楽しみにしています。
594へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:29:14 ID:HNa7xGMa
足跡代わりに零×いー(このいーちゃんは雌です。どっちでもいい人はご自由に)

 それは予想外なんてものじゃなかった。
誰かが「このAをブラジルにいるZさんが殺したんじゃないなんてことは、言い切れない」
と言っていたのに、僕は全身全霊で反対しよう。いくらそれが0じゃないからって、1%以下の確率を
計算に入れてもいいのは胸に七つの傷を持つ男だけだろう。
しかもここは
「…師匠―――……師匠ー!」
が歴史の必然だったはずだ。オルタナティブの概念はあと数段先の出番待ちのはずで。
「よう、欠陥製品」
あの時と同じで僕は何も応えなかった。突き付けられたナイフは、呼吸を通してさえ僕の皮膚を破りそうだった。
「ぜろざき、ひとし―――」
手が――刃物から離れた。
 そして僕が、おお、零崎ってやっぱり有名なんだなぁ、なんて思っていると、刹那にドンっと音がして、玉藻ちゃんが廊下を転がった。不意打ち。圧倒的なまでに致命的なそれは、少女に後悔の暇すら与えなかった。
ずっ、 肉と肉の間を、ナイフが割って入る音。
「随分ユカイな格好してるじゃねぇか、あぁん?」
そしてたった今人殺行為を終えた人間失格は、人間失格にふさわしくにっと笑って、僕に親指を立ててみせた。
595へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:31:00 ID:HNa7xGMa
「現状は認めてやってもいいが、状況が飲み込めないな零崎、説明してくれ」
「そりゃこっちの台詞だ欠陥。フツーの大学生が来るトコじゃないぜ、ここは。」
零崎はカラカラと笑った。
「ま、お前のことだ。どうせ今回もくだらねー成り行きって奴に流れ流されてきたんだろう」
 そのうちふやけちまうぜ、と零崎はまた笑う。
 そうだな。僕にとっても零崎にとっても、何故そこにいるか、なんてことはこれっぽっちも問題じゃないのかもしれない。
「逃げろ零崎。僕の用事は哀川さんがらみでね。しばらくエンカウントはないだろうが、ゲームオーバーは避けたいところだろう?」
 一瞬、零崎の表情が呆けたようになって、それが元に戻ると、零崎は馬鹿みたいな哄笑をあげた。
「相変わらずの傑作ぶりだな。欠陥!お前の戯言なんざ俺にとっちゃあ内なる声、かちかち山に桃太郎、ジングルベルときたもんだが、
おまけが人類最強となりゃ話は別だ。俺とお前が鏡なら、俺にもおまけが付いてていいんじゃねぇのか、おい」
ひとしきり長口上を終えた零崎は
「ま、そこがお前と俺がお前と俺である所以なんだが」
 などとあっさり結んだ。
「くだらないこと言ってないでさっさと逃げろよ人間失格。あの人に限っちゃ、一切の期待も、合切の希望も通用しねーぜ」
「だろうな」
「だったらどうして――」
不意に、唇が塞がれる。同じ温度、同じ質感、同じ形をした嘘のような唇に。ただ、この目に映るのがあの奇妙な刺青であることだけが、僕とそれとを分ける事実だった。
「『しばらくエンカウントはない』んだろ?欠陥製品」
 零崎が当たり前のように言った。
「余裕だな人間失格。戯言遣いの言葉だよ?そう簡単に信じるもんじゃないね。
自慢じゃないが僕は喋るという行為にウソをつくというルビが振られるという世にも珍しい人間なんだ」

嬉しい、かもしれないと、一瞬だけ、思ってしまった。

「恨むんなら自分かテメェにするんだな。お嬢ちゃん」
 そして零崎は僕にもう一度キスをした。
596へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:33:58 ID:HNa7xGMa
「どうして……こんなことをしているんだろうな」
 数分と経っていない時間が、異常な密度のせいで淀みながら流れていた。頭に靄がかかっているのはいつものこと。今は鈍い熱がそこを覆っている。
「そいつは簡単だ欠陥製品。お前と俺がここにいて、しかもお前がセーラー服なんてもんで俺を誘ったからだ」
「…誰も誘ってなんかいない」
「寝ぼけるのはよせよ。わかんだろ? 今のお前が俺にとって、どんだけ美味そうに見えるかってことがさ」
 人は快楽に弱い。なぜ、零崎の接近を許してしまったのか。なぜ、零崎の腕の中に甘んじているのか。
なぜ、僕の体のあちこちを這い回る指を止める言葉が吐けないのか。僕は、期待してしまっている。
出会わなければ待つ意味も忘れてしまいそうだった、快楽の訪れを。
「ふぁ、あ……っ」
零崎の吐息が今、耳に触れた。こんなことは数えればもう数十回はくだらない。それでも、慣れるなんてことは知らないかのように、こうして心臓が跳ねた。
「しっかり感じてるじゃねぇか。欠陥」
「な、……にを」
 冷たい廊下の真ん中で、ふたつの影が絡み合っていた。首吊り高校の名に似合わず、そこだけ限りなく無防備ないち状態は、僕を少しだけ高ぶらせるのかもしれなかった。
「ふっ……」
 息が漏れる。胸につきたてられた爪の刺激は、あざ笑うようにすっと失せていった。
「…あ」
 なんて声を。僕は今なんて声を上げたのだろう。戯言遣いにふさわしい、浅ましく、いやらしい声。決定的に許せないのは、それが戯言遣いにそぐわない偽りない声であることだ。
597へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:34:58 ID:HNa7xGMa
「イきたいのか?」
 零崎の声。鏡のように同じであるその存在を。反吐も出尽くしたくらい身に染みる欠陥を抱える反吐が出る存在を。
それでも求めてしまうのはこの声のせいだ。耳を細かく震わす、男にしてはやや高めのその声は、ほかの何よりも僕の耳に重く響いてくる。
「お前ほどじゃ……ないさ」
 戯言。なんにもならない。何の効果もない、本当の意味での戯言。
「そうだな」
 え?
「俺ほどじゃあ、ない」
 零崎は不意に僕の手をとって力任せに引っ張る。
「わかるな?」
そう言って熱くなった部分に、僕の手を導くのだった。
「ほれ、早くしねーと怖―いオネーサンが来ちまうだろ。欠陥」
 まったく。
「この……」
 ばか。
598へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:36:37 ID:HNa7xGMa
 華奢な零崎の体に、僕は体重を預ける。零崎の張り詰めたそれを見るのは、不快ではない。零崎の性格に似合わず赤く滾る性は、なんだか可笑しくなってしまいそうに映る。
「舐めろよ」
 言われなくても。
 ああそうだ。最後の、最低限の僕の矜持として、僕の方から降伏するような、今まで耐えに耐えてきたその誘惑に、敗北を認めてしまうような真似だけは、避けなければならない。
 僕が、僕でなくなってしまう。
「舐めろっつっただけなんだがな……」
「そんなに美味いか。俺のは」
 うるさい。
 早くしなきゃいけないからだ。早くしなきゃお前は哀川さんか姫ちゃんに見つかって、そしたら、殺されるだろう。どうだっていい。お前みたいな人間失格のひとりやふたり、殺されようが晒されようがお構いなしだ。大いに結構。ただ―――
「他所でやってくれ。そういうのは」
 なんとなくだけど。
「あん?」
零崎がにやにやと笑う。
「なんでもないよ」
「そうかい」

599へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:38:22 ID:HNa7xGMa
「お前さー」
なんだよ
「その制服ハマりすぎ。何回も言うけど」
「褒められてる気がしないよ。零崎」
 激しくバカにされてる気分だ。
 すっかり熱移動の終わった口の中のものは、ひくついて存在感を示し始めた。
 零崎は僕の髪の毛をそっと撫でた。そのまま何もなかったかのように。ただ僕だけが、零崎が果てたのを確かに知っている。
「ヤり過ぎに注意しましょう。だな」
 あなたの健康を損なう恐れがあります?
「最高だよ。相棒」
 それはありがたき幸せ。
「あ?飲んじまったのか、お前」
「出すとこないだろ。ココ」
 女子高なんだから。
「あーまーそう…だけどよ」
 零崎はバツが悪そうに頭を掻いた。
「腹の中に入っちまえばなんでも同じだよ」
 ハンバーグでもトマトでも精液でも。
「ちー。やーらしいヤツ」
 どっちがた。
「早く行けよ。哀川さんは理事長室側から来るから、こっちの方から逃げるといい」
 そんな常識が通じる人でもなさそうだけど。
「つくづくありがてぇ話だ。至れり尽くせりだね。ホント」
―――「…師匠―――……師匠ー!」
あ、姫ちゃんだ。よかったね。これでキミが生徒を殺す必要はなくなったよ。もうひとつのほうを僕がうまくやれば、だけど。
 けどよ。と、零崎は続けた。
「お前のほうは大丈夫なのか?欠陥製品よぉ」
 あ?なんなんだ一体?大丈夫も何も僕はこれっぽっちも危なくなんかない。ちょっとばかり、刺したら死ねるものを持った少女に襲われはしたがこれこのとおりピンピンしてる。体も―――あ
「うるさい!さっさと行けこの殺人鬼!」
「ははははは!縁が合ったらまた会おうぜ。欠陥製品」
 零崎は言うが早いか闇にまぎれた。それにしても今回は色々やってはいけないことをしすぎた気がする。大丈夫か?まぁ僕の知ったこっちゃないけどね。
600へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 00:41:40 ID:HNa7xGMa
おまけ

―――「生臭いですよ師匠は!」
なんですと!?…………えーと、もしかして普通につっこめばいいところなのかな?僕にはわからないよ姫ちゃん……。


久々の戯言パロ。習作です。大学の文芸部誌に掲載済。
横書き万歳。181でした。
601566:04/12/24 01:47:06 ID:Vmip1rYb
うは!
181さん乙です〜。
おまけの姫ちゃん(なんかのタイトルみたい)の一言はナイスでした。
哀川さんの反応が気になるところ。
では、私も負けないようがんばります(エロを・・・?)
602名無しさん@ピンキー:04/12/24 01:57:44 ID:yxZxEGDc
いーたん女性化もなかなか面白いな……
603名無しさん@ピンキー:04/12/24 02:20:18 ID:F1JEiNwx
ぺっ、いーたん女性化かよ、女性化板にでも行きやがれっ!



ハァハァ(´Д`*)
604名無しさん@ピンキー:04/12/24 18:23:37 ID:dORopiBj
まさか本命の女いーが拝めるとは…あなたは神か。乙です。
566さんも楽しみにしてるす
605名無しさん@ピンキー:04/12/24 23:10:55 ID:yxZxEGDc
原作でも男だと確定するシーンはない!!
もしかしたもしかするかも!?
606へたれ181 ◆dgPYytUmjk :04/12/24 23:34:46 ID:6vlU3EV7
お褒めの言葉、ありがたい限りです。
いやー、♀いーたんは書きやすいです。ほぼ♂いーたんと同じ風に書いてますから。
これで、圧倒的に他の女性キャラと絡みの少ないキャラも引き合いに出せますな。
兎×いー 志人×いー 天×いー 出×いー・・・。ま、女性化ばかり書いていても仕方ないですが。

次は・・・らぶ×いー??
607名無しさん@ピンキー:04/12/25 02:31:41 ID:mgxKLJlA
すまん
普通にやおいとして読んでた
608名無しさん@ピンキー:04/12/25 09:52:15 ID:dMsBRjdj
俺も。
全然違和感なかった。
609名無しさん@ピンキー:04/12/25 18:19:44 ID:yLn6rjyT
うん。
やおいって言っても問題ないよね。
610名無しさん@ピンキー:04/12/26 11:51:34 ID:0bkp2dry
七々見って需要あるのかなと思ったけど
そもそも出番自体が皆無に等しかった罠
611名無しさん@ピンキー:04/12/26 16:35:05 ID:33cHSk/s
顔どころか台詞もほとんど一つも出てないしな…
出夢くんと理澄ちゃんが戯れてるSSマダー?
612名無しさん@ピンキー:04/12/26 19:40:19 ID:RIZDVA3s
 ism&♪
 /< /<
613名無しさん@ピンキー:04/12/26 23:42:50 ID:XFcdKyQs
「君はこの俺のことが好きなんじゃないのかな?」
兎吊木はいきなり、何の前触れもなく何の前置きもなく、ごく自然のようにごく必然のように
一つの迷いもなく一つの澱みもなく、刹那の躊躇もなく微塵の遠慮もなく、
しかし別に高圧な風にも特に倣岸の風にでもなく、
見上げるように見下げるように、すらりとさらりと当たり前であるかのようにそう言ってのけた。

僕は引いた。
僕はただ黙って、兎吊木該輔と対峙するかのように向かい合う。
少しは僕の答えも気にしてたのかもしれないが兎吊木は構わず続けた。
「つまるところ──
存在としてきみにとって俺という概念は<<愛しい>>、愛欲の対象ですらあるんじゃないかと俺は思う。」
僕は思考が停止してしまったの答えられない。(以下略)

いや、ギャグですよギャグ。
614名無しさん@ピンキー:04/12/27 00:12:44 ID:47enLdWy
>>613
ごめん吹いたw
615名無しさん@ピンキー:04/12/27 01:24:22 ID:U3mg60e+
>>607
801でも違和感がない、それがいーたん。
616名無しさん@ピンキー:04/12/27 04:11:09 ID:9xP2POtX
一つ聞きたい。

この前から何事もなかったように801の話題が出ているが、
なにげにこのスレには女の子が多いのか、それとも平気で801の話ができる欠陥製品(♂)が多いのか、どっちだ?
617名無しさん@ピンキー:04/12/27 04:19:02 ID:sLs3vI3s
単に、最近は可愛いければ『どちらでもいい』風潮なだけだろ。
618名無しさん@ピンキー:04/12/27 07:50:16 ID:ECeNUrzQ
いーたんには普通に萌えられる
619名無しさん@ピンキー:04/12/27 11:36:34 ID:RFJnjdxF
聞いた話では
ロリ→ショタ→薔薇→汚いおっさんに犯されたい→わたるが自殺
の流れらしい
620名無しさん@ピンキー:04/12/27 13:20:12 ID:7fsOrTee
人識×一姫なんか考えてる俺・・・
621名無しさん@ピンキー:04/12/27 22:18:41 ID:NCSpaIUl
汚い男なぞ見たくない、という理由でレズに

レズだと挿入できないのでふたなりに

ふたなりだと現実感薄いのでショタに

って、某フラッシュでやってたかも。
622名無しさん@ピンキー:04/12/28 02:05:22 ID:C8VSRNQs
俺が聞いた話だと男の子に入れたい願望がハッテンすると入れられたい願望になるんだそうな。
だから やらないか じゃなくて やってくれないか なんだと。
そのうちに「接着剤 コツ」でググりはじめて……
623名無しさん@ピンキー:04/12/28 13:34:13 ID:6U3smFQ9
何このキモイ流れ。
624名無しさん@ピンキー:04/12/28 21:37:31 ID:EuEfzJom
ワロタW
625名無しさん@ピンキー:04/12/29 19:11:36 ID:lNYu7lY2
戯言本って売ってるのかなぁ
626名無しさん@ピンキー:04/12/30 05:30:12 ID:TiNxBB/6
一冊ゲットしますた
627名無しさん@ピンキー:04/12/30 22:45:56 ID:PpaIJlJX
>>626
カプ何だった?
628名無しさん@ピンキー:05/01/01 10:36:45 ID:BmvC6m1O
普通にオールキャラだった。潤さんとか零崎とか。
姫ちゃん追悼マンガとか入ってたな。
カプ本はなかったorz
629 【大吉】 【726円】 :05/01/01 14:26:52 ID:2pdRQ5vp
ザレゴトコート冬版を手に入れられなかった。
通販はめどいのでイイや。

Mえっち系のザレゴト本は4コマだったけれど微妙でした。
おまけの赤いー、青いー、黄いーのエロ画だけが収穫か。

一緒に売ってた鋼錬エド女体化本が当たりではあったが。
630名無しさん@ピンキー:05/01/04 02:09:31 ID:9VYk9M8M
いーちゃんが春日井さんに変な薬飲まされて女の子化ってのはスレ違い?
631名無しさん@ピンキー:05/01/04 04:20:31 ID:IHmeFW8M
ネコソギラジカル(?だっけ)2月だってさ
表紙は哀川さん

ハァハァ(´Д`*)
632名無しさん@ピンキー:05/01/04 04:59:54 ID:Sr3MwzqW
多分ヤヲイ以外はなんでもあり。
633名無しさん@ピンキー:05/01/04 16:21:31 ID:iC7EuKRM
>>630
大歓迎。
634名無しさん@ピンキー:05/01/04 17:10:58 ID:BDEtsUGA
>>630
さぁ来い。

いーちゃんは女体化が似合いすぎるキャラなんでせうか。
635名無しさん@ピンキー:05/01/04 17:21:34 ID:2Qr1kWtZ
何気にいーたん女体化が人気あるな。
636名無しさん@ピンキー:05/01/04 20:41:12 ID:1zmOOalr
ジュウシマツ住職を見た瞬間、今まで飲んでたコーラを鼻と口から噴き出して悶絶しながら笑い転げる哀川さん(;´Д`)ハァハァ
637名無しさん@ピンキー:05/01/04 23:42:27 ID:O+nMHDrV
浜ちゃんの罰ゲームの旅だったか。
L.Aの看板を持つ人識にイピョーウ
638名無しさん@ピンキー:05/01/05 02:01:15 ID:xpCmZTL7
スレ住民的には女性化いーたんと男がからむのはやっぱヤヲイなの?
639名無しさん@ピンキー:05/01/05 03:32:42 ID:5JLDE3ih
男の子でもいいじゃない派
ふたなりは邪道派
女体化ならレズ派
そのままでいいじゃん派
640名無しさん@ピンキー:05/01/06 12:40:29 ID:Kr6j9Arf
様刻×くろね子ss読みたいよくろね子
641名無しさん@ピンキー:05/01/07 07:03:09 ID:VUC6NaNS
>>640
激しく同意
642名無しさん@ピンキー:05/01/08 18:17:48 ID:FXPKEnWD
それもそうだけど細菌と春日さん楽しみにしてるよほしゅ。
643名無しさん@ピンキー:05/01/09 08:06:51 ID:+HPSYavE
おなじく保守
644名無しさん@ピンキー:05/01/09 20:09:04 ID:gSb5SE7q
女性化いーたんを待つ異端ですが保守
つかここ何人ぐらいいるんだろね?
645名無しさん@ピンキー:05/01/10 12:44:32 ID:ZBg9xgpV
ノシ
俺も女性化いーたん待ち
646へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/10 18:47:42 ID:h/utla2P
女体化が女体化になっていない事実!

それでもリクなどあれば書かせてもらいたいです。
シチュやアドバイスなども大歓迎
(こうすれば女体なんじゃない?みたいな)
647名無しさん@ピンキー:05/01/10 19:52:28 ID:T54Q3AAo
あれだ、分の前に女性いーたんと注意書きをつけて男性器の描写がなければ完成
ごめん、馬鹿言った

>>646
先生!
クビシメロマンチストでの哀川さんに零崎君の情報を強奪される所の
あのやり取りからHシチュに持ち込めるんじゃないでしょうか!
で、中々情報を渡さないいーたんに業を煮やした哀川さんがいたずらする、みたいな

様刻×夜月とか好きな同士はいないのかな(´・ω・`)

648へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/10 23:16:49 ID:NwNlfr5e
>>647さん
ありがとうございます。男性と絡ませるのは確かにややこしいですね。
本文読み直したら投下しますので明日あたりに。
649名無しさん@ピンキー:05/01/11 22:54:23 ID:a1YNpa1d
>>648
がんばってな!
みんながもまいを待っているぞ

    ∧_∧
    ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ソワソワ
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
650名無しさん@ピンキー:05/01/11 23:12:03 ID:6NuC5vTf
ショタ化哀川さんが女体化いーたんにえんえんと言葉嬲りされるの希望
651へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/11 23:27:37 ID:GbNToS4U
半分くらいは書きながら落とします。長居失敬。

注:いーたんはおにゃにょこです。クビシメP185〜194
  あたりを強くイメージしてくださると脳内補完が利きます。

――それはちょっとだけ僕の関心を引いた、世にも珍しく極めて平凡な事件だった。
葵井巫女子、江本智恵、貴宮むいみ、宇佐美秋春。最初から僕の入り込む隙間なんて
どこにもなかった四人の中に、僕はするりと入り込んで壊してしまった。
ぐちゃぐちゃに、徹底的に、完全無欠に、木っ端微塵に。お邪魔様。

「少しだけどうでもよくなっちゃったんだよね」

零崎人識、哀川潤。それはこの僕、欠陥製品が
どうしようもなくどうしようもないのだということを、
あの青色以上に鮮明に思い知らせた、鏡と首輪だったのだ。
652へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/11 23:44:11 ID:qKr4X8OW
――「どっちでもいいんだ、あたしは。お前に喋らせるって決定には変わりはない。お前に、殺人鬼についての情報を教えてもらうってのはもう決まったことだ
    決定事項。でもお前は友達だから訊いてやる。優しくして欲しい?痛めつけて欲しい?」
哀川さんはあとずさる僕にじっと視線を合わせながら、そんな風に訊いた。

どう答えると思っているんだろう。どう答えればいいんだろう。友達――哀川さんと僕は、友達。
「哀川さん」
「あぁ?あたしのことを――」
僕は
「殺してしまうかも知れない人のことを」
友達だなんて、呼びたくないんです。
もちろんそんなことは有り得ない。究極絶無の可能性。人類最強の赤色が、京都千本中立売の戯言遣いに屠られる未来。
「僕は――」
「ったく」
「いーたんかわいいよいーたん」
死んでしまいそうなくらい甘い声音とともに、目の前が赤色に染まった。
653へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/12 00:03:21 ID:upz/aLLF
哀川さんは二度三度口付けをして
ああ、そんな温もりよりもあの紅い紅いルージュを追ってしまいそうになる。
「服、気ぃ使えよ、ちょっとは」
いいんですよ。誰も見ないし。
「いーたん下着は白ー」
色気ないってやつですか。
夏の京都の暑さはハンパないんです。見えないおしゃれなんかしてもしなくても一緒でしょう。
聞こえてないことは言ってない、それと同じです。
大体言葉も言葉になってないんじゃないか?斜め30度首を傾けた僕の目には
だらしなく放り投げられた太腿とソックスが覗いた。
造りかけのパペットみたいになった僕は
撫でてくんないかなぁ、って、思った。

「で、例の殺人鬼クンとは河原でどこまで行ったんだ?」
唇を曲げて軽く嘲う哀川さんの唇は遠いし、
撫でてもらってるのは冷たい足じゃなくて薄い胸だし。
「ぁ・・・」
それでも、滲み出るような願いを押し留めることなんか、できない。
654へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/12 00:12:51 ID:fmdEvJSC
「男に惚れてるくらいがちょうどいいんじゃねーか?いーたんよぉ」
ちが――
「お前がお前をどう思ってるかなんて関係ねーよ。お前に欠陥なんざ無い。信じられねぇか
あたしがよぉ、信じられねぇなら何万回でも言ってやるよ」
哀川さん・・・
「潤だ」
「潤、さん・・・」
「あったけーよ、お前のココロはさ」
潤さん
「やーらかいし」
潤さん
「食っちまっていい?」
はい。
655へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/12 00:35:09 ID:Kn2nJOSs
「あたしが許す」
「あたしが赦す。お前はお前のやりたいようにやりゃあいいさ。何が壊れたって何が滅したって、何が解けたってお前のせいなんかじゃねぇ
お前がつついたくらいで壊れるものなんざ、お前じゃなくたって壊れるもんなのさ。そして」
哀川さん
「あたしは人類最強の請負人。請け負えってんなら右から左、上から下まで片っ端から請け負ってやるぜ?」
撫でてください。
「応」

どうしたって独りが定員のボロアパートで、僕ははしたなく下着を濡らし、倒れこむようにして委ねた体は
哀川さんの胸に落ちていった。
潤んでしまった瞳は子供のように。一緒くたになってしまえばいいと、大きな哀川さんの胸に僕の心臓を重ねた。
出来損なった僕を、とにかくどうにかして欲しいのだ。
「零崎は、多分本物の殺人鬼ですけど」
「うん?」
「零崎は僕なんです」
喉が痛くなって、泣いてしまう。
暖かな言葉の中で
似つかわしくない絶頂に啼いてしまう。
「うん」

僕は頭から靄を被ってその日、意識を手放すのだった。
656へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/01/12 00:45:33 ID:aXA7V+HS
目が覚めるまで、僕は哀川さんの膝の上だったらしく、
僕が頭を持ち上げると哀川さんは、僕に玖渚からの情報を手渡し
「あとは自分でやったほうが早いし」
と、言った。

「あ」
なんです?
「玖渚からのメッセージ。浮気しないよーに。ほっぺにチューまでなら…ってなぁオイ」
いや、なぁとか言われましても。
「んじゃ行くわ。わかってると思うけど、世界はそれでも何も変わらない、だぜ?いーたん」
そう。
そして僕はなんだか、とても恐ろしい決断をするんだ。
でもそうしなきゃいけない気がして。あの四人にとって
違うモノだった僕が。

今日、少女をひとり、殺します。

〈了〉

なんかリクとは激しく違っちゃった気もしますがこの辺で。嗚呼女体・・・
657名無しさん@ピンキー:05/01/12 00:59:29 ID:gZj1HO3Q
感想は本文から抜粋させていただきます。

「いーたんかわいいよいーたん」。この一言に尽きます。
658名無しさん@ピンキー:05/01/12 01:14:28 ID:VWENau7m
ぐじょーぶ。
いーたんかわいいよいーたん
659名無しさん@ピンキー:05/01/12 03:31:39 ID:kcaGVYtc
>>651-656
うお、ありがとうございます!まさかリク通りのシチュで書いていただけるとは!
エロさだけじゃなくてこの女体化いーたんのいーたんぷりがたまりません!
660名無しさん@ピンキー:05/01/14 22:07:53 ID:jCAafNzH
保守
ついでに
人識×一姫が前にあったけど人識×玉藻もイイ。
661名無しさん@ピンキー:05/01/15 09:33:50 ID:fb4Q9yIK
そういや「零崎軋識の人間ノック」の時に、人識×玉藻のフラグが立ってたんだよな。
全然気付かなかったけど、それいいかも。
662名無しさん@ピンキー:05/01/15 17:12:51 ID:op2bKQD6
臭宮などの七つの色師名に連なるエロ崎一族。

その特攻隊長「二十人目の恥辱」エロ崎双識がついに登場。
相棒マインドレンデルで次々と衣服を切り裂く!

「エロ崎双識の人間痴漢」
663名無しさん@ピンキー:05/01/15 18:27:33 ID:fb4Q9yIK
>>662
ワロタ!
七つの色師名の全貌をキボン
664名無しさん@ピンキー:05/01/16 00:55:51 ID:u4rFfOLs
>>662
ディモールトワロス
665名無しさん@ピンキー:05/01/20 16:25:19 ID:d1waUK5m
匂宮兄妹の百合ss激しくキボン
666名無しさん@ピンキー:05/01/20 20:36:29 ID:2z2aNRQF
>>665
狂おしく同意
667名無しさん@ピンキー:05/01/25 22:58:40 ID:A4td2Phx
保守しておく。
668名無しさん@ピンキー:05/01/26 20:56:22 ID:ZuBC9QHh
ttp://anspstd.web.infoseek.co.jp/live0112/minobk1.jpg

なんか、ミココスレで拾ったので、とりあえずはっとく。
オパーイが・・・。
669名無しさん@ピンキー:05/01/26 21:17:48 ID:WCc1FH4H
まあ……あれだ……甘えるな
670名無しさん@ピンキー:05/01/27 01:55:45 ID:ejbEmzUH
オパーイと言えば、ネコソギ表紙潤さんのオパーイはハァハァですな。
671名無しさん@ピンキー:05/01/27 02:00:01 ID:qj3wY/SB
潮騒希望
672名無しさん@ピンキー:05/01/27 03:12:04 ID:cMhY7fH0
意外とむちむちしてたねー
スタイルまで最強とは。
673名無しさん@ピンキー:05/01/27 13:54:51 ID:c2HZo0/F
>>671
本スレ行けば、まだ見られるはず。
674名無しさん@ピンキー:05/01/27 14:48:33 ID:sO5OGFx9
見てきたよthx.
下肢のムチプリ具合にハァハァ
675名無しさん@ピンキー:05/01/27 15:30:01 ID:0BbS2xHj
ふとももではさまれたい
676江呂崎虚識:05/01/29 17:47:25 ID:KS/cY+ZF
哀×いーSSいる?出来は悪いけど
677名無しさん@ピンキー:05/01/29 20:01:10 ID:OcZHp/WK
ZEHI!
678名無しさん@ピンキー:05/01/29 20:01:33 ID:Kb7/qOr1
春日×志人とか誰かどうよ?
679名無しさん@ピンキー:05/01/30 00:34:30 ID:X06Z+y4P
志人を食ってやろうとしたところを、逆に上手過ぎるテクでイかされる
春日井さんは見てみたい。
てか彼女ならデモンだろうとGGGだろうとアリだ
680名無しさん@ピンキー:05/01/30 05:25:59 ID:DOqMLgCe
>>676
是非おながします(*´Д`)
681名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:48:39 ID:XUl53nqI
ネコソギラジカルの表紙を見た。
潤さんの性感帯はどこだろう。
わきの下とかか。
682名無しさん@ピンキー:05/01/31 22:15:40 ID:jPZXl+LZ
言葉責めによわいとみた
683名無しさん@ピンキー:05/01/31 22:46:07 ID:9wl1h4PZ
全 身 性 感 帯 に決まってるだろ!
684名無しさん@ピンキー:05/02/01 16:33:39 ID:2pAsvbQR
>全 身 性 感 帯 に決まってるだろ
ごめん
全身海綿体に見えた
685名無しさん@ピンキー:05/02/01 23:43:24 ID:aL3HfHJ5
よくわからないけれど、よくわからないものを置いていくなら今のうち
【女化いー】
686名無しさん@ピンキー:05/02/01 23:46:34 ID:aL3HfHJ5
 ゆったりとした足取りで春日井さんが僕に近寄り、両手でぼくの頭を固定した。
「春日井さん? どうし」
 言うか言わぬか言いかけたか、春日井さんの口が近づいたかと思うと、そのまま僕の唇を塞いで
しまった。
「んんっ、ん」
 舌が侵入してきて何かを運ぶ。小さい固形のものがとっさに防ごうとする舌をかいくぐってつ
るっと喉を通り過ぎた。なお絡めようと舌を動かす春日井さんの体を全力で振り払うと、僕は内心
の混乱を必死で押し隠す。
「何を。する。のですか。あなたは。いきなり」
 ここはペロっと頬を舐めるくらいにして欲しい。春日井さんは堪えた感じもなく手を合わせて、
「ごちそうさまでした」
「ど、どういたしまして」
 あれ、今僕流されなかったか。
 ていうか。
「僕に……何を飲ませたんですか」
 春日井春日はチュシャ猫のように笑うと、二匹の犬を従えて白い建物――研究所のほうへ戻る道
を踏む。
「雨も降ってきたし、君も早く戻るんだよ。こんな夜の山奥にずっといたらどうなるかわかりゃし
ない。体とかね」
 さらっと言いやがった。
「いったい……」
 当初の目的であった零崎愛識との会合もあいまいに、僕は玖渚や鈴無さんのところまでフラフラ
と戻っていった。
 悪夢も知らず。


 午前六時。
 ベッドから起き上がった僕は、胸に違和感を覚えて何の気なしに触ってみた。ふに。
 瞬間、視線を中空で固定させ筋肉状態を維持しついでに呼吸も止める。というか固まった。数秒
そのままで、苦しくなってやめる。
 そして恐る恐る、擬音の原因を確認。
「……」
687名無しさん@ピンキー:05/02/01 23:49:26 ID:aL3HfHJ5
 昨夜は見なかったふくらみが、Tシャツの布地を引っ張っている。右手は正しく片方を触ってい
た。感触は風船・タオル等のこの場合考えられる無機物のものではなく、布越しに若干温みも感じ
とれる。胸部の肌とTシャツの間には隙間などない。
「などとミステリー風に」
 自己分析をしてみるが、頭の中は混乱しきっていた。
 服を脱いでみても、そこには覚えのない胸がある。いや、あるのは覚えのほうか。え? とにか
く胸はある、うん。
 ということはないのは。
 僕は深呼吸して心の回復呪文をとなえつつ、この馬鹿げた現状を笑い飛ばし落ち着く理由を求め、
ズボンもとい下着の中を確認した。
 落ち着くどころか落ち込みながら僕は床に崩れ落ちる。まるで最初から無かったように何らかの
痕跡も認められず、はっきり、かつての僕とは違っていた。
「……ざ、…戯言。だよ……」
 誰かそう言ってくれ。
 化石になりかけていたところで、ドアをノックする音を聞いた僕は、ジュラ期から帰還する。そ
うだった。玖渚を起こしに早起きしたつもりが、思わぬところで時間を食ってしまった。僕は服を
着なおして、改めてベッドから起きるとこからやりなおす。
「うっにー!いーちゃんいーちゃんおっはろー!二度寝は僕様ちゃんが許さないっ。一分一秒一コ
ンマ、愛することに休みはない、よって惰眠絶対反対撲滅希望なんだよっ!」
 勢いよくドアが開き、叫び声が突進してきて体の上に載った。
 うまい具合に腹の上にのっている玖渚を、息も絶え絶えに見上げる。 青い目は嬉しそうに細められる。
「5分しか寝てない気がする…」
「それはいーちゃんの類まれなる忘れっぽさのせいなんだよ」
「そんなことないよ」
「そんなことあるよ。いーちゃんのその体質は……うく?」
 玖渚が首をかしげる。
688名無しさん@ピンキー:05/02/01 23:51:31 ID:aL3HfHJ5

 ぺたぺたとその小さい手で僕の体を確かめる。さっき僕が自分で確かめた胸の部分だ。
しばらく寄せられたりシャツを引っ張られて強調されたり、ぺろんと素肌を晒されたりして、
玖渚に分析された。
「ええと、もう起きてもいいかな」
「最後」
腹の上に乗っていた体を下にずらしていく。え、と固まる。 そこは、ちょっと、今日のご都合が。
「うに……朝なのにいーちゃんの感触が無いんだよ」
朝なのにって。
 起き上がる気力の無いところへ、騒いだからか静かになったからか、鈴無さんがタバコを
ふかしながら現れた。シャツは直してない。入り口にたたずむ鈴無さんと見詰め合う。
「そういうのは夜にしなさい」
 さすが鈴無さん、説教はありがたいけれど。
689名無しさん@ピンキー:05/02/02 02:38:40 ID:dAGnZtfi
脳内あぼんを推奨…スマヌカッタ
690名無しさん@ピンキー:05/02/02 19:45:44 ID:H+Pi1xHM
途中まで書いたのうpしちゃってもいいでしょうか。
まだしばらくは続き書ける状況じゃないので、完成まではしばらくかかりそうですが・・

ちなみにいーちゃんx春日井さん。おお、奇しくもうp中。
ただ一つ突っ込ませていただきたいのは、春日井さんの発言には句点無いぽいですよノ
691名無しさん@ピンキー:05/02/02 23:16:47 ID:yoUDtGS0
途中でも何でも来いだぜさぁщ(゚Д゚щ)カモォォォン

>>685
あぶないおくすりネタ好きです。
ちょっと萌えますた。ギシアンがあれば萌え→ハァハァですた。ちょっと中途半端ー( ´∀`)σ)∀`)
692名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:49:28 ID:wNyxQiML
後悔。
 この言葉ほど安直に率直に素直にアンニュイな言葉もないと思う。後で悔やむ。なんてわかりやすい後の祭りっぷりだろう。
 もっとも、別にぼくは後悔という行為を批判しているのではない。過去の過ちから学べる事はそれこそ一生かけても究め切れない程に膨
大であるし、どんなに大きなミスを犯そうと、「少なくとも後悔している間は正しい自分でいられる」という安心感が失敗に痛んだ精神を
守る作用もある。

 しかし今。
 後ろから聞こえてくる艶っぽい声を聞きながら、ぼくは全身全霊をかけて後悔していた。
 ……回想するのは少し前の会話。

「ねえ……いっきー」
「…………なんでしょうか」
「おなか一杯になったのでお姉さんはえっちなことがしたくなりました」
「ひとりでやっとれ」
693名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:51:05 ID:wNyxQiML
 彼女は本当に一人で始めてしまったのだ。
 ………………。
 えー………………。
 一応の自己弁護を試みるが、あれは何も本気で言ったのではない。ただのツッコミだ。彼女がここに押しかけてきてから1週間、彼女は
度々このような発言をしてきたし、ぼくはこんな感じでにべもなく断ってきた。
 確かにその誘いは確かに魅力的ではある。年上の、決して美人でなくはない女性とのめくるめく2人きりの生活……そして彼女からのラ
ブコール。この攻撃に耐えられる健康な男子はそうはいないだろう。ちなみにぼく、19歳。
 しかし、今ぼくらが横になっているこのボロ部屋、そしてこんなボロ部屋で構成されているボロアパートを顧みると、とてもじゃないが
そんな気は起こらない。ちょっと大きめの地震でもくれば3秒で全壊しそうな骨董建築物。そんなアンティーク感溢れるこのアパートは、
当然というべきか必然というべきか、或いは愕然と言うべきか、部屋と部屋の壁が極めて薄い。加えて隣に住んでいるみいこさん(剣術家
)の鋭さは半端ではないので、きっとそんな事をすれば一瞬で気付かれるだろう。想像するだに恐ろしい。
「…………っ、……ん……」
「………………」
 そんなぼくの心中の荒れ模様を知る由もなく、彼女、春日井春日(かすがい はるひ)はひっそりと行為に浸っている。
 ……いや、聡明な春日井さんの事だ、ぼくの心中なんて察するに余りある。全てに気付いていて、その上でこうしてぼくを追い込んで楽
しんでやがるんだ。そうに違いない。なんて女だ、この
「ああっ!…………はぁ……」
「………………」
694名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:52:24 ID:wNyxQiML




 ところで、社会的地位というものについて考えてみる。
 それを破壊し粉砕し圧殺するのは一瞬でできるけど、積み重ね蓄え育てるのは容易ではない。
 これはいろんなことに通ずることだけど、しかしその他の数多に比べても、人の印象というのは本当に変えがたいものだ。
 社会的価値というのは、すべからく人が社会に生きている以上絶対的な価値基準であり、だからこそ、人はそれに固執し執心し心酔する。
「……ぁん……っ……」
「………………」
 これらを踏まえた上で、改めて自分に向き直る。
 頑張れ!
 頑張れ頑張れ!
695名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:53:53 ID:wNyxQiML
 かれこれ30分程が経過したが、春日井さんの行為は全く終わる気配がない。衰える気配もない。
 ぼくは走馬灯のように巡る人生を他人事のように見つめながら、全力で背中から意識を逸らしつつ、かつ全力で意識を集中するという離
れ業をやっていた。
「ぁっ………………んっ……」
 聞こえない聞こえない。
「やぁ……そんな…………だめぇ……恥ずかしい……」
 聞こえない聞こえない……。
「……あぁっやめ…………そんないじわるしないでよぉ……」
 聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえないっ!
 ていうかどんな想像してるんだ春日井春日!この人そんなキャラじゃないだろ。
 絶対わざとだ…………。ぼくは確信する。そう、これは攻撃だ。精神攻撃なのだ。
 しかしそれは悲しいことに、そして見事なまでに効果抜群だった。今までにない強い感情がぼくの内に湧き上がってくる。
 恐るべし春日井春日。1週間やそこらでぼくの好みを見抜くとは。


 と、その時隣部屋から物音がした。
696名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:54:56 ID:wNyxQiML

 さすがの春日井さんも声を潜める。やがて表から聞こえるドアの閉まる音。
 ……どうやらみいこさん、部屋を出て行ったらしい。どうしたんだろう。こんな時間に、バイトか何かだろうか……、…………。
 一瞬、ぼくの脳裏を恐ろしい疑念が走ったんですが……。
「いっきー…………」
 不意にかかる背後からの声に、再び神経が背後へ集中する。ぼくは慌てて乱れた心を落ち着ける。
 そう、落ち着くんだ。冷静になれ。流されるな。
「ねえ…………」
 近寄ってくる気配。衣擦れの音。春日井さんの熱が近づいてくるのを感じる。ぼくは動けない。
 ぼくは身を固くして目を固く閉じた。
「浅野さん出て行っちゃったね」
 春日井さんはぼくの手前で止まったらしい。ぼくは残念なような安堵したような微妙な気持ちで春日井さんの言葉を聞く。
 ……いや、これは安堵だ。残念なはずないじゃないかそうだぼくは春日井さんに欲情したりなんかしないんだ。
「………………」
 春日井さんの言葉が途切れる。気配でそこにいることはわかっているが、動く気配もない。どうしたんだろう。
 と、春日井さんはそっとぼくに触れて言った。
「…………お兄ちゃん」
「お兄ちゃんじゃねえ! …………あ」
 まんまと釣られるぼく。それはあまりに悲しすぎた。
697名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:55:48 ID:wNyxQiML
 引きこもりは全員妹萌えだと思ったんだけどダメだったかな?」
 暗闇の中で春日井さんはぬけぬけと言いやがった。
「そんな筈ないじゃないですか! いいですか、妹っていうのは…………ってそんな話じゃないでしょう!」
 興奮の余りぼく、ノリツッコミ。
「居候の分際で勝手に一人で…………その、やめてくださいよそんなこと!」
「いっきーは嫌だった?」
「嫌に決まってるじゃないですか!」
 必死なぼくの言葉に、しかし春日井さんは本当に普通っぽく言う。
「それは嘘。 健全な成体の雄が1週間以上もこんな生活続けてて性欲が生まれない筈無いよ。 それともいっきー出先で色々やってたの
? 一応それは考慮の外なんだけど。 でも私の中ではいっきーの人間性を考えた上でそんな事はないという結論が既に可決されてるんだ
よね」
 相変わらず読点のないすらすらとした話し方。
 春日井春日、彼女は全くの意味で春日井春日だった。
「……性欲がまったくないとは言いませんが、成人男性のことをはっきり成体の雄と呼ぶあなたに欲情なんてできません」
「ふうん……まあその辺は生物学者としての性みたいなものなんだけどね。 でも私も一応女なんだよ? ほら、胸も膨らんでるし」
 そう言って自分の胸を揉んで見せる春日井さん。似合わないピンクのファンシーなパジャマの胸元は開いていて、ピンクの下着が覗いて
いる。ぼくは慌てて目をそらした。
698名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:56:51 ID:wNyxQiML
「だっ…………とにかく、お願いしますから大人しく寝てください!」
「なんで? 欲情している雄と…………男と女が一緒にいるんだよ? これでやらない方が変だよ」
「それじゃ獣と一緒じゃないですか! 人間はそんな四則演算で動くような生き物じゃないんです!」
 思わず声を荒げるぼく。しかし春日井さんは全く動じない。ああもう、こういう時この人は本当にやりにくい。
「でも」
「でもじゃありません」
 尚も何か言おうとする春日井さんを、機先を制してぼくは押し留めた。
 春日井さんはきょとんとしてぼくを見つめる。
「……しかし」
「しかしでもダメです」
「ところが」
「意味が違います」
「されど」
「いつの時代ですか」
「なれど」
「変わりませんってば!」
 ぼくもいい加減突っ込み疲れてきたのだが、しかし春日井春日は止まらない。
「いっきー……」
「なんですか」
「………………プロ?」
「なんのですか!」
「その調子で私にも熱い肉棒を突っ込んでよ」
「上手い事言ってますけど下品すぎます!」
「いつでもいいよ。私はずっと待ってるから」
「純情そうに言ってみてもやってる事は結局下品です!」
 突っ込みながら、改めて思う。
 やばい。やっぱりこの人、面白過ぎる。
699名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:58:10 ID:wNyxQiML
 しかしそうこうしつつも、ぼくの意識はやはりちらちらのぞく胸元が気になってしまうのだった。
 一息ついて、ぼくに改めて向き直る春日井さん。
「いっきーは強情だよね。 なんでそんなにエッチを嫌がるのかな?」
「……別に春日井さんには関係ないじゃないですか」
「あるよ。 いっきーがしてくれないと私が欲求不満になるもの」
「………………」
 研究所の時から思ってたけど、春日井さん、中々性欲の旺盛な人らしかった。
「実は私もかれこれ2週間程は性生活が滞っています」
「そんなカミングアウトはいりません」
「ちなみに2週間前は街でおじさんに声かけられてやったの。そしたら10万円ももらいました」
「黙っとけよそこは!」
「でもおじさんじゃちょっと不満……お金はもらえないけどやっぱり若い子がいい」
 そう言って照れたように視線を伏せる春日井さん。しかし表情は何も変わらないので凄い違和感だけが残る。
 ていうか春日井さん、ここに来るまでどうやって生活してたのかと思ったらそんな事してたのか。凄い生活力。
「ところでいっきーに一つ質問があります」
「……なんですか」
「さっきから布団に隠れて見えない股間はどうなっているのですか?」
「おやすみなさい」
700名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:59:37 ID:wNyxQiML
 そう言って頭から布団を被……った途端に上に何か乗っかったような重圧がかかった。
「なんで隠すの? 勃ってるんでしょ?」
「そんなストレートに言わないで下さい!」
「テントになってるんでしょ?」
「遠回しに言わないで下さい!」
「私実は舌には自信あったり」
「聞いてませんし知りませんし興味もありません!」
 と、そこで布団の横から手が侵入してきた。
「なっ……春日井さんやめてください!」
「え? なんのこと? 私は何もしてないよ?」
 言いながらも春日井さんはぼくの腰を探りあて、そのまま手を伸ばしてくる。その先にあるものは。
「ちょ、ほんとにやめて下さいってばっ!」
「私知らない何も知らない。 お化けでも出たんじゃないの?」
 あくまでしらを切る春日井さん、しかしそんな相手をしている間もなく、ぼくは必死で春日井さんの手を押さえつける。さすがに力では
ぼくの方が上で、少しずつ腕は布団の外へ押しやられていく。すると今度は逆側からも腕が侵入してきた。慌ててそっちを止めるべく手
を伸ばすと、その隙をついてもう一方の手が一気に布団の中に潜りこむ。
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「…………やっぱり勃ってた」
701名無しさん@ピンキー:05/02/03 01:00:38 ID:wNyxQiML

 物凄い敗北感。
 ていうかそこまでやるか春日井春日。
 いろんな意味で脱力したぼくを是と見たのか、春日井さんは一度体を離して布団をめくり、そしてぼくの隣に寝転んだ。その間もぼくの
股間を離さない。
「元気出しなよ」
「……張本人が言わないで下さい」
「もう諦めなよ」
「………………」
 もはや言葉も出ないぼく。そんなぼくの体に腕をまわしてくる春日井さん。
「研究所の時も言ったけどもう一度訊くね。 襲うお詫びというのもなんだけど。 どんなプレイにも応えるよ。どんなのがいい?」
 無表情でそんなことを言う春日井さんに、打ちひしがれているぼくは儚く呟いた。
「……もう……好きにしてください」
「じゃあ好きにするね」
 そう言ってぼくに覆い被さってくる春日井さん。薄い唇の狭間からぺろりを赤い舌先を出し、じっとりと艶かしい眼でぼくを見る。その
舌を見て、今日ちょっと指先をしゃぶられただけで感じた全身を突き抜けるような鮮烈な感覚を思い出した。股間に血が集まるのを感じ
る。
702名無しさん@ピンキー:05/02/03 01:03:56 ID:wNyxQiML
「……いっきーのビクビクしてるね」
「わざわざ解説しないで下さい」
 平静を装いながらも、正直ぼくは心臓が破裂しそうなほどどきどきしていた。
 実はぼくはそういった行為に関しては、ほとんど皆無と言って差し支えない程の微々たる経験しかない。その点春日井さんは経験豊富な
ようだが。
 ともあれ。
 1週間の同棲生活であてられたのだろうか、その時ぼくは春日井春日もさながらに、何もなく、どうでもよくなってしまっていたのだった。

 春日井さんはぼくのものを指でこするように弄ぶ。他人に触れられる経験など初めてのぼくは、まだ服を脱いでもいないのに、その新鮮
な感覚に息をのんだ。そして春日井さんは顔を近づけてきて、キスをされるのかと思ったら、そのままぼくの耳に喰らいついて、唾液をた
っぷりとつけて舌を這わした。
「…………っ」
 指先とは比べ物にならないような鮮烈な感覚。思わず腰が浮いて体が反る。
 その様子を春日井さんは無表情ながら満足気に見て、股間に伸ばした手をゆっくりと服の中にもぐりこませてゆく。
703名無しさん@ピンキー:05/02/03 01:07:51 ID:wNyxQiML
意外と長かったorz

丁度ここまでです。こんな中途半端なのはかなり釣り疑惑ですが・・;
とりあえず2週間後くらいに続き書きますねノ
704名無しさん@ピンキー:05/02/03 02:01:33 ID:vhZ+uZDj
イイヨイイヨー
やっぱいーたんは受けだな!!
705名無しさん@ピンキー:05/02/03 04:36:36 ID:FiecK77w
ウ、ソ。(はぁと

……同じオチは三度まで。


などと。
続き待ってます。
706名無しさん@ピンキー:05/02/03 11:54:53 ID:LGoLcE+T
>692
(・∀・)イイ!!
つづき楽しみにしてます!
707MIKE:05/02/03 13:48:26 ID:wNyxQiML
一応コテつけました。
こういう書き込みは初めてだったんで、しかも初めてが途中までのやつだったなんて色々不安でしたが・・^^;

良かったです。しばらくかかりますができたら必ず戻ってきますのでノ
708名無しさん@ピンキー:05/02/04 09:08:39 ID:vPY+xIt7
些細なことだけど春日井『かすが』だからそこんところよろしく。
709名無しさん@ピンキー:05/02/05 23:38:20 ID:PpF+tIUK
>>696
必死で目を閉じて体育座りで身を縮込ませるいーたん(*´Д`)ハァハァ
710名無しさん@ピンキー:05/02/08 21:39:59 ID:boPiL34L
みなネコソギに行ったのか
711名無しさん@ピンキー:05/02/08 22:34:44 ID:RvkPry0N
そりゃあもう崩子たんにもへもへですよ。
712名無しさん@ピンキー:05/02/09 07:38:19 ID:6C8Eq04Y
ゆうべ哀川さんを薬でヘナヘナにして犯す夢を見ますた
713名無しさん@ピンキー:05/02/09 20:00:05 ID:S9NHzsxi
>>712
詳しく
714名無しさん@ピンキー:05/02/09 22:31:49 ID:6C8Eq04Y
>>713
はっきりとは覚えてないけど、なんかこう哀川さんがメロメロになりながら
抱きついてくるんだよね。それでなんか薬とか使ってたっぽかったけど。
あと、哀川さんの肩がけっこう華奢で、石鹸みたいないい匂いがしたのを覚えてる。
そんなもんかな
715名無しさん@ピンキー:05/02/09 23:49:43 ID:pfm6aQ7l
読んだ。エロかった。
716名無しさん@ピンキー:05/02/10 00:29:32 ID:dNLiK9Ir
俺も読んだ。エロかった。
わん。
717名無しさん@ピンキー:05/02/10 00:32:12 ID:QVGu33f/
「誤魔化さないで」
「きゃ、きゃぅーん・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
718MIKE:05/02/10 03:34:36 ID:ZAiXeKWV
崩子萌えが新たなジャンルとしてできそうですね・・他にもいーx崩とかいーx出夢とか。
とりあえず僕はいーx崩書きたくなりましたw その前に春日井さんですが。
719名無しさん@ピンキー:05/02/10 03:56:06 ID:g9KY30IN
出夢もエロいですねえ。
720名無しさん@ピンキー:05/02/10 15:25:00 ID:mKITEhqo
頼知×みいとか考えちまった俺は少数派か、ちっ。
あと出夢×深空&高海
721名無しさん@ピンキー:05/02/10 17:53:09 ID:/0vRT6M0
メイド萌えはいませんかー?
いや、崩子が一番だが。
722名無しさん@ピンキー:05/02/10 17:54:08 ID:k4BadfK9
ドクター萌えはいませんかー?
いや、崩子が一番だが。
723名無しさん@ピンキー:05/02/10 23:31:31 ID:uQ9ZvH59
いの字とみい子さんの自堕落な日々。
724MIKE:05/02/11 01:51:29 ID:1tWIvQ9D
”戯言遣いの孤島探訪”
お誘いを受けたいーちゃんが濡れ場島(w)へ行く。

一人目。

「あれ、ひかりさん。 どうかしたんですか?」
「……少し、よろしいでしょうか?」
「別に構いませんよ」
「ではお部屋へ参りましょう」

「4月の事件で、私はあなたと友さんに助けて頂きました」
「はい」
「私は……物心のつく頃にはお嬢様に仕えるメイドでした。そんな私には、残念ながらお礼に差し上げられるような物がないんです……」
「……気にしないで下さい。 それにひかりさん、別にぼく達はあなたを助けるために事件を解決したわけじゃない」
「わかっています。ですが、私の気がおさまらないのです……」
「ちょ、ひかりさん……!?」
「この体だけは私のもの。失礼は承知の上ですが……、どうかお願いします」
「…………」
「それに……、あなたは、私の初めての”友達”ですから」
「ひかりさん…………」

「その、先ほどにも言いましたが……私は、物心ついた頃からメイドとしてのみ生きてきました」
「はい」
「だから、その……そちらの方には疎いんです」
「……はい」
「やさしく……して下さいね」
725MIKE:05/02/11 01:57:27 ID:1tWIvQ9D
こんなんどうですか、思いついたんで書いてみました。導入部の会話だけですが; 適当に脳内変換してください。
てる子さんルートとイリアさんルートももう頭の中では完成してますし番外編で巫女子なんかも。
ドクター 崩 蒼 出夢あたりは本編で前フリまでできちゃってるし・・とかく戯言はそっち方面に持ってきやすい。
726名無しさん@ピンキー:05/02/11 13:26:50 ID:95U2QGLc
みいこさん×いの字キボンヌ
727へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/11 16:55:25 ID:xbaKqepq
まだ読んでないんですがネコソギはそんなに凄いんですか?
728名無しさん@ピンキー:05/02/11 17:39:41 ID:v7NNmVJ0
読めば分かる
729へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/11 17:39:56 ID:e1+cU4lM
お久しぶりなので誰もいないうちに>726
ヒトクイエンディング――病室にて

まったくあの人の――浅野みい子の物語というのは――

夜の病室はなんとも寝心地が悪いものだ。人間的に整備した環境を維持するために
機械は一瞬たりとも休むことを許されない。無音の闇の中で、その唸り声は耳から離れないのだ。

こんこん。
午前3時。看護士さんもこんな怪我をしただけの男のために見回りに来る必要なんてないのに。
僕は寝たふりをする労を思ってため息が出そうになった。
(らぶみさんなら楽なんだけどな)
小言を言われずに済む。子供じゃないんだから多少生活リズムをずらした程度で目くじらを立てなくてもいいと思うのだが。
ま、とにかく
ぐぅぐぅ。

「・・・・・・」
ぐぅぐぅ。
ぐぅぐぅ。
「いの字…」
はい?

ずいぶんフランクな物言いの看護士さんもいたものだ。
第一その呼び方はみい子さん設定。あまりいただけたことじゃないね。
などと思っていると、傍らの人物はうつ伏せになっている僕の後頭部を撫でた。
「あまり女を待たせるものではないぞ。いの字。早く帰って来い。そして―――」
もしかして、
「みい子さん、ですか?」
「応、いの字。起きていたのか」

730へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/11 18:07:26 ID:QdHQ6o8H
>728
ではアマゾンにでも持ってこさせるとしましょう。
出かけられんのですわ。

「じゃなくて、どうしてみい子さんがここにいるんです?」
「見舞いだ。昼間、崩の奴も来ていただろう」
ほれ、と、みい子さんは僕に八つ橋を手渡した。あ、そこ、置いといてください。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「いの字」
「はい?」
「告白、しないのか?」
な!?
「あー、えー・・・。あ、そうだ!ほら、ここ病院じゃないですか。僕、「帰ってきたら」って言いましたし・・・」
「そうか。・・・残念だな」
表情の変わるみい子さん。なんかすっげぇ罪悪感。

「私は好きだぞ、いの字。おまえが私のことを好きなくらいにはな」
「あのー、みい子さん?」
「信じられない、か?しようのない奴だ」
前言撤回・・・。食われる!

場面設定間違えた・・・。いーたん骨ばっきばきじゃん・・・orz
731へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/11 18:10:12 ID:QdHQ6o8H
うう…展開が…。
ちょっと逝ってきます。
732MIKE:05/02/12 01:59:12 ID:KXeJZCaw
>>726
どうぞ。



退院の日。身支度を整えているところへ、みいこさんは突然やって来て言った。
「いいよ」
「……え?」
「お前の告白の返事だよ。いいよ、私もいの字の事は好きだしね」
「………………」
あれ?
ここって、断られるんじゃなかったっけ?
予定外の、いきなりの展開についていけないぼく。みいこさんといえば、照れているのか、少しぼくから
視線をそらしている。
「…………えっと」
舞台の上で、台本と違う展開が始まったような違和感。混乱するぼくに、みいこさんの追い打ちがかかる。
「それじゃ、私は今日からお前の部屋に住む事にするから」
「…………。……えー、っとー……」
え?
何?
え??
「それじゃ」
それだけ言って、みいこさんは病室を出て行った。
733MIKE:05/02/12 02:00:58 ID:KXeJZCaw


みいこさんは本当にやって来た。
病院を出て、やっと家に入ったのが19時頃。それから1時間程しか経っていない。
しかもご丁寧に寝具持参だった。まあ、確かにぼくの部屋には布団一つしかないけど。
……でも、この空間に、果たして成人した大人が二人も寝起きできるのだろうか?これは何よりも物理的な問題でだ。
戸を開けた姿勢のまま言葉を無くして突っ立っているぼくを傍目に、みいこさんは「御免」と言って部屋に入る。その
まま荷物を整理し始める。
「どうした?お前も早く来い」
「いや……その、まだ頭がついてきてないんですが……」
ぎぎぎ、と嫌な音がしそうな硬い動きで振り向くぼく。するとみいこさんは立ち上がってぼくの方へやって来た。
「来いってば」
「…………」
されるがままにみいこさんに引っ張られ、部屋へ戻らさせられる。
ていうかみいこさん、胸、胸当たってます。
座布団は辛うじて二枚あるので二人で一枚ずつ使って座る。布団は部屋の隅に積まれた。
しかし、ぼくの頭は既に回線がパンク状態だった。完全にメモリ不足。スペックが低すぎる。
「まともな食事は久しぶりだろう?」
その言葉で、頭の一部が現実へ向く。布団と一緒に持ってきたのだろう、みいこさんはタッパに入ったいくつかの
料理を小さな机に並べていた。
「病院食は健康にはいいが、やはり家での食事には勝てないだろ。私も入院した事があるからわかるよ」
「はあ」
「これでも一人暮らしは長くてな、料理には少なからず自信がある。どんどん食べてくれ」
「…………」
734MIKE:05/02/12 02:02:17 ID:KXeJZCaw

うわあ。
料理は別に全然構わないし、むしろありがたいくらいなんだけど……。
出てくる料理の数が尋常じゃなかった。
ご飯、焼き魚、刺身、佃煮、漬物、煮物、惣菜、汁物……小さい机の上に、はみ出しそうなくらい沢山の料理が並べら
れる。
「あ、足りなかったら言ってくれ。まだ私の部屋にたくさんあるから」
「…………」
みいこさん、自分で言うだけあって、いや、それ以上に、相当の世話好きのようだった。
嘆息しながら料理を見ていると、ふと視線を感じた。
「…………」
ちらりとみいこさんを見遣ると、みいこさん、目を逸らした。しかしやはり気になるのか、様子を覗っているようだ
った。その視線はさりげなく料理とぼくを行ったり来たりしている。
ああ、早く食べろってことね。
突然みいこさんの意外な一面を見て驚いたけど、ぼくはこんなみいこさんも嫌いではないので、素直に箸を……
あれ?
箸がない。
735MIKE:05/02/12 02:03:32 ID:KXeJZCaw

視線に気付きながらも相変わらず固まったままのぼくに耐えかねたのか、言いにくそうにみいこさんが口を開く。
「その…………、食べないのか?」
「あ、はい……」
食べたいんですけど。
口ごもるぼく。あっさり指摘してもいいものだろうか。
するとみいこさん、これを拒否ととったのか、うな垂れて言った。
「…………。なんか、すまん。私はどうも突っ走ってしまうタイプだから……」
しょんぼりと肩を落とすみいこさん。これも新しいみいこさんだった。
って、いやいやいや、そうじゃなくて。
「あ、別にそういうわけじゃ……ただ、その、…………箸が」
「箸…………?」
「…………」
「…………あ」
一瞬顔を赤らめ、そうかと思うと、一生の不覚、なんたる失態とばかりに悔恨の表情へと変わる。
「……すまん、取ってくる」
みいこさんはそう言って立ち上がり、部屋を出て行った。一応ぼくの部屋にも割り箸くらいあるのだが、まあ
ここはみいこさんに全て任せておこう。
「……それよりも、だ」
一瞬見せた、隙。
頬を赤らめるみいこさんの表情。
できることなら脳内に永久保存しておきたかった。

「……戯言だよ。。」
736MIKE:05/02/12 02:04:40 ID:KXeJZCaw

山のような料理を力の限り食べて食べて食べて、しかし結局消化できたのは半分に満たなかった。
「まあ、病み上がりだしな」
力士でもない限り食べられないような量だったと思うのだが、まあ「そうですね」と言っておく。
入院中のことやみいこさんのバイトのことなんかを話ながら食べていると、いつの間にか時間は10時を周っていた。
「む、もうこんな時間か」
「そうですね。明日も早いしぼくは病み上がりだし、そろそろ寝ますか」
「ああ……そうだな」
……何か意味ありげな三点リーダが挟まれてた気がしたけど。
しかしもう寝ようと言っているのに、みいこさんはまだ帰らない。どうしたんだろう?
不審に思いながらもとりあえず机を隅にやり、布団を敷こうとして振り向いて、気付く。
積み重ねられた、布団2セット。
「…………」
「…………」
「…………」
沈黙が重なる。背筋を冷たい汗が流れた。
と、みいこさんが普通っぽく「さて」とか言いながら狭い部屋に二つ並べて布団を敷き始めた。
やっぱりみいこさんはここで寝る気のようだった。
「私はこの部屋着で寝るけど、お前は?着替えるのか?」
「あ、いいえ……服は必要最低限しかありませんから」
「そうか」
そして、床につくみいこさん。ちなみに今日の甚兵衛の文字は”覚悟”だった。……どういう意味だろう。
「いの字、寝ないのか?」
「あ、はい、寝ます」
なんだか強制イベントに近い形でだけど、久々に誰かと布団を並べて眠ることになった。ちなみに春日井さ
んのいた頃、ぼくは座って寝ていた。
灯りを消して床につく。
「御休みなさい」
「御休み」
そう言って、ぼくはみいこさんに背を向けて目を閉じた。
737MIKE:05/02/12 02:06:03 ID:KXeJZCaw

しかし30分くらいして、背後から衣擦れの音がした。みいこさん、まだ寝てなかったらしい。
「いの字」
「…………」
ぼくは答えない。
「いの字」
「…………」
ぼくは答えない。
すると今度は、みいこさんはこちらへやって来たようだった。ぼくは高鳴る鼓動を抑え付ける。
「いの字」
今度はすぐ近くで声がした。みいこさんのいい匂いがする。情動に耐える。ぼくは答えない。
「起きてることはわかってる」
バレていた。
「お前が我慢しているのもわかってる」
バレバレていた。
「……それと、実は私も我慢している」
「…………」
うっそぉ。
マジで?
「いの字」
「…………はい」
「寒いんだ。布団に入ってもいいか?」
「構いませんよ」
738MIKE:05/02/12 02:06:48 ID:KXeJZCaw

一人用の布団なので、当然二人で入るには少しばかり狭かった。
数ミリの布を隔てて、遠慮がちにくっついてくるみいこさんの体温が伝わってくる。
ぼくは体中の関節が錆びてしまったかの如く、全く身動きがとれないでいた。
みいこさんが身じろぎなどする度に、鼓動は早まり、体中の筋肉が収縮する。
どれだけ経ったのか。正常な時間感覚は麻痺しており、数分にも、或いは数時間にも感じられた。
やがて、みいこさんが徐々にその体を寄せてきた。
腕が両側からまわってきて、後ろから抱き締められる形になる。ぼくは動けない。
その腕に力が込められ、みいこさんの体が一層強く押し付けられる。鍛えているからもっとごつごつしているか
と思っていたが、想像以上に柔らかい女性の体だった。みいこさんの顔が背中に埋められたのを感じる。僕は動
けない。
と、そこで、みいこさんは何の脈絡もなく言った。
「……崩子はお前を好きなようだな」
「…………」
え。
崩子ちゃん?
もしかして、この間、後ろから抱きつかれていたのを見られた、あの時のことを言ってるんだろうか。
「この間のことですか?あれは、みいこさんをぼくに取られまいとしての行為でしょう?」
「……お前がどう思っているかは知らないが、崩子はお前に惚れている」
「…………」
「加えて、姫もお前を慕っていた」
「へ??」
姫ちゃんが?
「それは……、ありませんよ、みいこさん。姫ちゃんには好きな人がいたらしいですし」
「それはお前のことだ」
739MIKE:05/02/12 02:08:44 ID:KXeJZCaw

「そんな筈……」
ぼくは西東診療所での姫ちゃんとの会話を思い出す。
姫ちゃんと交わした、最後の会話。
「…………」
「思い当たる節があるのだろう?」
「…………」
確かに。そういう可能性はゼロではないかもしれない。
「……なんでですか?何故今、それを?」
「……フェアじゃない」
フェアじゃない?
孫悟空?
「崩子が私に嫉妬しているように、私も姫に……そしてあの青い娘に嫉妬している」
「…………」
「私は、剣しか脳のない女だ。剣の勝負は白黒がはっきりついて分かりやすい。……だけど、人間関係は
まるで駄目だ。過去にもそうやって山ほど過ちを犯してきた。だから、私なりに結論を出したいんだ。そ
のためには正々堂々戦って、白黒をはっきりなきゃいけない。だから、お前は全てを知っておく必要があ
る」
「…………」
「これは私のエゴだ。姫の心を暴き、崩子の感情を晒すのは全て自分のためだ。……正直、私は、お前と
の距離を詰めることが、少し、怖い」
「…………」
「お前は、私を選んでくれるか?」
「勿論」
740MIKE:05/02/12 02:09:30 ID:KXeJZCaw



答えなどとうに決まっていた。
この人は、ぼくを救ってくれた。
この人は、ぼくを治してくれた。
コワレテいたぼくを、直してくれた。
曲がっていたぼくを、選んでくれた。
今のぼくがあるのは、間違いなくこの人のお陰だった。
迷いなどしない。惑いなどしない。

その証に、ぼくは、
玖渚にさえ許さなかった行為をあなたとしよう。
741MIKE:05/02/12 02:11:58 ID:KXeJZCaw
以上です。前のもちゃんと始めてないのに次の書いちゃった。。
そもそも”真っ最中”の描写って好きじゃないんだよね。んじゃ書くなって話ですが;

要望あればいつか続き書いてみますね。それまではとりあえず脳内補完でよろしくノ
742へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/12 04:19:53 ID:1hO6TSuI
MIKEさん(゚Д゚ )ウマー

退院後・・・
なぜそれを思いつかなかったへたれ・・・
こうなったら今日にでも
「骨をバキバキに折られながらもみい子さんと至るいーたん」を
書かなくては。もしくは放置。

MIKEさん乙です!みい子さんルートEDどうもでした!
743へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/12 04:59:33 ID:mcIE+gS4
>730 続き

僕はベッドに腰掛けようとするみい子さんを止めることはできなかった。
ここで騒いでみい子さんが不審者(しかも帯刀。銃刀法違反/建造物侵入etc・・・)決定も望むところではないし。
「突然どうしたんですか?みい子さん。こんな夜中に」
普通ならこんな非常識をする人じゃないだけに、話し合いの余地もあると判断だ。
「だから見舞いだと言ったろう。ついでに告白の件もあったからな。まぁ、あの時はお前に言われてしまったからな。今度は私のターンという奴か」
告白はついでですか。ってかあんなスキンヘッドに毒されないで欲しい。会ってもいないのに。
「『私は好きだぞ、いの字。おまえが私のことを好きなくらいにはな』だ。お前はどうするんだ?いの字」
みい子さんの攻撃。主人公は156のダメージ!あ、表示が赤い・・・。
「・・・」
「相変わらずはっきりしない奴だ」
時間切れ早っ!
「まあ、崩や姫もお前を好いていたようだしな。決めかねるか・・・」
「いや、そういうわけじゃないんですが」
「他にも青くてうにーなのやら、こないだまでアパートにいた変なのやら」
しっかりチェックしてらっしゃる・・・
「大人気というわけだ。いの字」
はぁ
「まぁ私としては私が勝手にお前を好きなんだからお前が誰を一番好きでもいいんだが」
「この際教えてやろうとおもってな」

「これが努力というものだよ。いの字」
・・・とても子供には見せられない教育現場ですね!
744へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/12 22:05:53 ID:sJCYEeNX
みい子さんは病院のベッドを軽く軋ませた。
告白をしてしまうというのは失敗だった。
みい子さんの髪の毛が顔に触れる。それだけでなにかもう、異常なものを感じる。
戯言遣いが、白濁沈殿していた僕の人生がどうにかなってしまいそうだった。
「いの字・・・」
みい子さんは暖かな目を向けてくれる。虫のいい話だ。話がうますぎる。だけど、
だけど信じてみてもいいんじゃないかって、未来を信じても。
そんな――
「服が邪魔だ。斬るぞ」
はい?
ず・・・ずんばらりん・・・
745へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/12 22:07:37 ID:sJCYEeNX
「ふふっ、緊張しなくてもよいのだぞ、いの字。知らぬ仲でもあるまいよ」
いや、けっこうシリアスなモードに・・・。期待しても無駄か。
心地よい重量感。それはどうしても取り除けないって意味で、僕の胸骨にはやや荷が重かったらしい。
ぱきっとね。
「あ・・・あぅ・・・」
「むぅ。ずいぶんと奥手なのだないの字。安心しろ。まぁ今回はお疲れ様だ」
今度の甚平は見た事がなかった。そして、僕はそんなことよりもみい子さんの白い肌に見とれてしまったのだし。
(これが・・・ひとつになるって、ことか)
僕は半身になった体でみい子さんを仰ぎ見る。肩に、みい子さんの手が乗った。みい子さんも心なしか興奮しているらしい。
ぽきっとな。
力が強かった。
脳内麻薬は素晴らしい。正直もう少し気合いが必要かと思ったのだが。何事も痛いのは最初だけってヤツか。
肋骨が悲鳴を上げるが、気にするほどでもない。
みい子さん。僕を救ってくれた人。
みい子さん。僕を叱ってくれた人。
みい子さん。僕を愛してくれた――

「おっはよー!いーいー!いーいーの大っキライな新しい朝が来たよー!」
あれ?
「ん?どったの?いーいーボケちゃった?おーい。らぶみさんですよー?もひとつおまけにみこみこナース♪なんちゃってー」
みい子さんは?
「ま、いいや。いつものことだし。さ、脱いでいーいー。清拭する・・・」
「いや〜〜!いーいーのえっち、不潔、信じらんな〜い!」
まあそのことは後だ。まずは「清拭でなぜ下から脱がすのか」。この女に子一時間問い詰めなくてはならない。


失敗・・・orz
746名無しさん@ピンキー:05/02/12 23:14:11 ID:YpCDr2Xp
らぶみさんのモーニングフェラきぼんぬ
747名無しさん@ピンキー:05/02/13 17:02:31 ID:1K4Cy3Y9
ヒトクイのころから思ってたが、出夢君はエロいな。
748MIKE:05/02/15 03:10:10 ID:df5B2NCW
>>702の続き
 春日井さんの腕が蛇のようにぼくの体を這いまわる。そう言えば蛇というのは男根の象徴だと言うが……。まさかこの人、ついてたりし
ないだろうな?などと取りとめも無く考えている。気付かないうちに、ぼくは溺れていたのだった。春日井春日に呑まれている。
 いつの間にか衣服はほとんど脱がされていた。Tシャツは首まで捲し上げられて、ズボンは部屋の隅で力なくうずくまっている。
「はあ……いっきー……」
 うっとりした目と声でぼくを呼ぶ春日井さん。理知的で理性的ないつもとは違う、幻惑的で魅惑的な、妖しい目。ぼくは蛇に睨まれた蛙
の如く固まって動けない。喉がからからに渇いているのに気付いて唾を飲みこもうとしたが、ただ空気を嚥下しただけだった。
 少しずつ息を荒くしている春日井さんは、いよいよぼくの下着に手をかけた。膨張した中身に難儀しつつも、まるめて足首まで下げる。
どうやら春日井さん、完全に脱がさないのがお好みのようだ。
「いよいよ春日井さんの手がぼくの股間にのびる。ぼくは興奮を抑えきれずに我を失って押し倒して」
「勝手なナレーションをしないで下さい」
 思わず突っ込むぼく。こんな場面でも春日井さんはあくまで春日井スタイルを崩さないようだった。緊張していた体中の筋肉が弛緩する

「だっていっきーガチガチだからさ。ちょっとほぐしてあげようと思って」
「親切なんだかそうじゃないんだかはっきりして下さいよ……」
「親切だよ。親切だからこんなこともしてあげちゃう」
 言いながら春日井さんがぼくのモノに手を添える。思わずビクリと体をかたくするぼく。
749MIKE:05/02/15 03:11:01 ID:df5B2NCW
「他人に触られるのは初めてかな?」
「…………」
「あら。うふふ。いっきーが赤面する所を見られるなんて私は果報者だね。こんな事ならデジカメ買っておけば良かったよ」
「…………」
「いっきーのってかたいよね。それに太いし熱いね。やっぱりなんだかんだ言っても体は正直だよね。ねぇいっきー。聞いてる?返事して
くれないと私寂しいよ」
「…………」
「あ。ほら見て。いっきーのコレ先っちょからなんか出てるよ?ほら。これは何?お漏らし?」
「…………」
「……ふふふふ。いっきーったら超かわいいよね」
 今度は言葉責めだ。さすが経験豊富なだけはあり、その言葉の一つ一つが一々ぼくの琴線をつく。春日井さんの笑った瞳が(この人はこ
んな時にしか笑わないのだろうか)ぼくを見つめ、羞恥心が掻き立てられる。ぼくは春日井さんの視線から逃れるように顔を背けた。
 そのまましばらく時が過ぎる。春日井さんの行為は確実にぼくを昂ぶらせたが、意地でも射精だけはすまいと必死に耐えていた。明鏡止
水、心頭滅却。懸命に意識を逸らす。
 と、突然春日井さんが行為を止めた。
「……ねえいっきー」
「……なんですか」
「私もちょっと濡れてきちゃった」
「…………」
「いっきーばっかり気持ち良くなってずるいと私は考えます」
「…………」
750MIKE:05/02/15 03:11:43 ID:df5B2NCW
「私も気持ち良くなりたいです」
「……自分ですればいいじゃないですか」
「いいじゃん。お願いします。お願いだよいっきー。好きにしていいから。何してもいいよ。私ってばマルチさんだから」
「いやです」
「そこをなんとか」
「駄目ですって」
 ぼくの頑なな態度に、春日井さんの言葉が止まる。沈滞する沈黙。気まずい。気まずいというか恐い。
 ……数刹那か、或いは数時間後か。
 春日井さん、突然立ち上がって自分の布団へ戻って行ってしまった。
 拍子抜けするようなあっけなさで。
「…………」
 そして、ただ一人残された怒張したぼく。
 戻ってくる気配は、ない。

 …………。
 押して駄目なら引いてみろ、か。
 なるほど。
 なるほどなるほど。
 春日井春日、なかなかどうして──。
「なるほどなるほど……」
 そうか。
 そうくるか。

 ………………。
 
 わかったよ。
 行けばいいんだろ、行けば!


 この戯言遣いに自ら矜持を捨てさせようとは。
 春日井春日。恐ろしい人だった。
751MIKE:05/02/15 03:13:12 ID:df5B2NCW
「春日井さん」
「むにゃむにゃ……。もうおなかいっぱい。食べられないよ」
「…………」
 ベタすぎた。
 ていうかあんたは目を開けて寝るのか。
「……春日井さん、ベタすぎです」
「…………これはこれはいっきー。何か御用でも?」
 自分のボケを流すか。
 なんでもありだなこの人。
 …………いや、それはともかく。
「春日井さん。すいません」
「え?何が?いっきー何か私に悪いことしたっけ?」
「いや、だから……その」
「私ずっと寝てたのに」
「…………」
 この瞬間、ぼくは春日井春日に対して一つの何かを諦めるに至った。
「……まあいいです。すいません」
「だから何が?私覚えてないし何も知らない。じゃあおやすみ」
「ちょっと待って下さい」
 布団をかぶろうとする春日井さんから、少し強く布団を引き剥がす。
「……えっち」
「あなたがそれを言いますか」
「何しに来たの?寝ないの?」
 確信犯的な質問。これも一種の言葉責め。しかしぼくは既にゲームに負けているのだった。
752MIKE:05/02/15 03:14:01 ID:df5B2NCW
「…………寝ません」
「どうして?夜は寝るものだよ。夜寝ないと朝起きられないじゃない」
「……春日井さん」
「…………」
「…………」
 少しずつ春日井さんとの距離が狭まっていく。玖渚にはない、女性の匂いが辺りに充満し、頭が真っ白になっていく。

 そして、戯言遣いは、生まれて初めて異性を求めた。
753MIKE:05/02/15 03:15:23 ID:df5B2NCW

 春日井さんとキスを交わしながら、胸に手を伸ばす。女性の胸を触るのは初めて。多少緊張しているのか、手の平に汗がにじむ。
 既に少しはだけられているピンクのパジャマのボタンを、一つ一つゆっくりと解いていく。
「このパジャマって春日井さんに似合いませんよね」
「失礼な」
 やがて前面がはだけられる。パジャマとお揃いの、ピンクのブラジャー。ピンクが好きなのだろうか。そっと、薄い氷を扱うように手を
伸ばす……と、春日井さんがぼくの首筋に舌を這わせた。
「っ!」
「いっきーは首とか耳が感じるみたいだね」
「…………」
 春日井さんの片手がぼくの背中に、もう片手は腰の辺りを撫でる。負けじと、ぼくもいよいよ春日井さんの体に手を伸ばす。
 ふに……
「…………」
 柔らかい。
 ぼくは多少の感動を覚えつつ、行為を続ける。
 もみもみ
 ふにふに
「…………っ」
 あれ。
 もみもみもみ
 ふにふにふに
「…………んっ」
 あれあれ。
 春日井さんって、結構感じやすい方なのだろうか。
754MIKE:05/02/15 03:16:06 ID:df5B2NCW
初めての仕組みに難儀しつつも、なんとかブラジャーを外す。
「…………」
 うわあ。
 意外と大きい。
 春日井さんの表情を覗うと、無表情ながら頬が赤い。これもレアな表情だ。
 いつの間にやら中断していた行為を再開する春日井さん。耳たぶをしゃぶり、舌を耳の穴に侵入させてくる。またも電流が走る。
「…………っ」
 確かにぼくは耳が弱いようだった。春日井さんの手が腰から再びぼくのモノへと伸ばされる。
 しかし、春日井さんの息も大分荒くなっていることに気付く。ぼくは春日井さんに口付け、胸に手を伸ばした。
「んっ……んむ……」
 春日井さんの舌がぼくの口内を犯す。ぼくはそれに応えながら、胸の先端の突起を軽くつまんだ。
「ふぁっ……ああっ……!」
「…………」
 今や形勢逆転、春日井さんはめちゃめちゃ感じていた。やっぱり感じやすい人だったらしい。
 ぼくはここぞとばかりに体制を変え、春日井さんの胸を口で愛撫する。
「あ……あっ……」
 春日井さん。その声に最早いつもの面影はない。
 そのままぼくは下へ。春日井さんのそこは、下着を通してパジャマにまで染みを作っていた。
「い、っきー……」
 ぼくはパジャマを脱がし、次いで下着を脱がせる。それだけの動作で、太股に手が触れたりするたびに、春日井さんは身をよじらせた。
「ん、っ……」
 そして足を開かせて、全てを取り払ったそこをしげしげと眺める。
「春日井さん、びちょびちょですよ」
「…………」
「パンツにもあんなに大きな染み作って……春日井さんはえっちですね」
「いいからさっさとやりなさい」
「…………」
 言葉責めは失敗だった。
755MIKE:05/02/15 03:16:49 ID:df5B2NCW
 偉そうな事を言っていても、少しそこをいじると春日井さんは大人しくなった。
「あ……ああっ……んっ……!」
「やっぱりえっちじゃないですか、そんな声出しちゃって」
「やぁっ……」
「ほーら、えっち。えっちー」
 言いながら指を挿入する。
「ふぁああっっ……!」
 ……なんだか小学生のいじめみたいで悲しくなってきたので、ぼくは黙ってやることにした。
 指を入れて出し入れすると、ちゅくちゅくと淫猥な音がする。春日井さんはシーツを握りしめて快感に耐えている。
「ふあぁあっ!」
 膣内でくいっと指を曲げると、春日井さん大きな声で反応する。
 ……いや、まずい。
「春日井さん、声、我慢して下さい」
「そんな事っ……言って……出っ……出ちゃうもん……」
 ぼくは指を引き抜き、「ひゃうっ」とか言ってる春日井さんに向かう。
「それじゃ、一休みにぼくにも何かしてください」
「うんいいよ」
756MIKE:05/02/15 03:17:38 ID:df5B2NCW
 軽く冗談半分で言ったつもりがあっさり引き受けられて、春日井さんは今ぼくの足の間へやってきた。
「いっきー私の体で興奮したの?さっきより大きいし硬いし太くなってるよ」
「…………」
「うふふ。私も嬉しいからちょっとサービスしてあげるよ。初心でシャイなくせにエロいいっきーのためだもんね」
「…………」
「ほら、これがたまたまだよ。こんなところ人に触られるのも見られるのも恥ずかしいでしょ」
「…………」
 いや、さっきまであんなに喘いでたのになんでそんな急に偉そうなんだあんた。
 承服し難い何かを無理矢理押し込めながら、ぼくは春日井さんに身を任せる。

 春日井さんはぼくのモノに顔を寄せると、指で撫でながら、舌を出してチロチロと亀頭を舐める。既に透明な液体が漏れている鈴口をす
すり、裏筋をつつ、と舐めあげる。同時に袋を手で揉む。
「初めて舌でされる気持ちはどう?いっきー」
 ちらりと上目遣いでぼくを見る。ぼくは歯を食いしばって返事をするどころではないので、かろうじて首肯で応える。
「いっきーってホントにかわいいよね」
「…………」
「こんなにかわいい子初めて。志人くんもなかなかだったけど君はそれを上回るよ」
「…………」
 そして舌をぺろりと出してぼくを見て妖艶に微笑み、ぼくのモノを咥えこんだ。
 ていうか志人くん……まあ聞かなかったことにしよう……。
「んっ、……んむ……」
 春日井さんは風俗ででも働いていたのでは、と思うほどに上手だった。
 咥えられた途端に、最大級の快感が押し寄せてくる。こういうことは初めてのぼくでもわかる、彼女は完全にプロだった。
「はむっ……ちゅ……」
「春日井さん……ちょ、止め……」
「んっ、んっ……んっ」
「もうっ……出ますっ……!」
 どくんっ!
「んっ、んっ……んく……。ぷは」
 口内で発射したそれはさんざん焦らされた為に中々の量だったが、春日井さんは至極当然のように飲み干した。
「それじゃやろうか」
「あ……、はい」
757MIKE:05/02/15 03:18:39 ID:df5B2NCW
 横になったぼくの上に春日井さんが乗った。
「お姉さんが手ほどきしてあげる」
 だそうだが、先ほどの様子を見ているととても春日井さんにそんな余裕があるとは思えなかった。
 しかしまあ、せっかくの申し出なので。

「それじゃ……、んっ……っ」
 この体制だと結合部がモロに見えて、初めてみる生の挿入は、思っていた以上に官能的だった。
「あ……ああっ……」
 ずぶずぶとぼくのモノが春日井さんの中へ入っていく。春日井さんの中は温かかった。
 ゆっくりと腰を落とし、奥まで到達したところで春日井さんは一息おいた。
「あ……はぁ……」
 春日井さんの肩が震えている。ぼくはなんとなく、腰を突き上げてみた。
 ずぬっ
「ふああぁあっ!!?」
「ちょ、春日井さん声大きいっ……!」
「い、今のはいっきーが悪い」
「そんな人のせいにしちゃだめで……すっ!」
「あぁあんっ!」
 ちょっとホントに声が大きくてヤバい(と知りつつもやってしまうぼくもぼくだが)ので、体制を変えることにした。手ほどきは受けら
れなかった。
 春日井さんはよつんばいに、いわゆるバックというやつだ。
「春日井さん、気持ちいいですか?」
「ふむぅうっ、……んむぅぅっ」
 シーツを噛んで必死に声を抑えている春日井さんは、日頃のギャップもあいまって、中々に扇情的だった。
「手ほどき、してくれるんじゃなかったんですか?」
「んんっ、んんんっ……」
 どうやらいっぱいいっぱいのようだった。ぼくはそろそろ行為を終着すべく、動きを強く、早く繰り返す。
「んっ! ふむっ……ふぁっ、ああっ」
「春日井さん、そろそろっ……」
「ああ、んむふぅっ、んふうぅぅうっ!」
 どくん!
758MIKE:05/02/15 03:20:55 ID:df5B2NCW
次の日。
大学があるので出かけなければならなかった。死ぬほど嫌だったが、恐る恐る家を出て、恐る恐る廊下を歩いていると、

 ──がちゃり

「おう、いの字。おはよう」
「……おはようございます」
「昨日は急用が入ってな、寝ているところを叩き起こされた。朝方ようやく解放されて帰ったんだが、ほとんど寝てなくて眠いよ」
「そうですか。それは難儀でしたね」
「ああ。まったくとんだ災難だったよ」

あれ。意外と普通?
ひょっとしてバレてなかったのかも?もうほとんど諦めかけていたぼくに、一筋の光明が舞い降りr

「あ、そうそう。あまり他人の生活に干渉したくはないが、壁の薄いアパートでああいうことはあまりやらない方がいいと思う」
「…………」
「きっと一階まで丸聞こえだ。崩も萌も奈波もじいさんも怒ってるだろう」
「…………」
「特に姫は烈火の如く怒るだろうな」
「…………」
「それにあいつらはまだ子供だ。情操教育上の影響も考えろ」
「…………」
「まああれだ、身の安全のためにも、お前は早くここを出た方がいいぞ。それじゃ、行って来ます」
「……行ってらっしゃい」

そしてみいこさんは出かけて行った。今日の甚兵衛の文字は『諦念』だった。

「…………。」
759MIKE:05/02/15 03:22:00 ID:df5B2NCW
そして一歩踏み出した時、

ぞわりと、

何かが巻きついたような感触。
これは。
過去に、一度経験が……

「師匠。結局、信じる者は儲けるって事なんですね」
「姫、ちゃん」


背後から聞きなれた声が聞こえたかと思うと、体が、自分の意思とは無関係に後ろを向く。
突っ込んだら、即殺される気がする。

「藪から象にすいません、師匠。ちょっとお話がありまして」
「…………」

藪から象?
……棒、だよな。

「師匠、今までありがとうございました。お世話になりました。ホントに、お世話になりました」
「…………」
「最初はびっくりして、ちょっと、泣いちゃいましたけど……でももう大丈夫です。朝までになんとか心の整理はつきましたから」
「…………」
「いいんです。別に。姫ちゃん、知ってましたから。師匠が姫ちゃんの事別になんとも思ってないって」
「……違うよ姫ちゃん」
760MIKE:05/02/15 03:23:30 ID:df5B2NCW
そう。違う。
ぼくは、姫ちゃんの事を……

「ぼくは……」
「うるさいんですよ!」
「…………」

 姫ちゃんの怒声が老朽化したアパートに響き渡る。
 ヤバい。

「……何ハートが鉄砲喰らったような顔してるですか?」
「…………」
「わかって、ました。わかってましたけど、姫ちゃん、信じてました。おかしいですよね、相手は師匠なのに」

 そしてふふっ、と笑う姫ちゃん。 タクトのように喰くいっと指を上げて。
 まさか。

「自分でも、笑っちゃうです。師匠は、師匠でしかないのに。勝手に信じて。勝手に裏切られて」
「……姫、ちゃん」
「信じるのも、信じられるのも、信じないのも、
 裏切るのも、裏切られるのも、裏切らないのも、
 信じられて裏切るのも、信じて裏切られるのも、
             ──姫ちゃんは、もうたくさんなんです」


そして、その小さな指を、終ついっと下ろし


                                     ──バッドエンド?
761MIKE:05/02/15 03:26:16 ID:df5B2NCW
全部で22レスも
かなり長くなってしまいました・・・・;

ていうかここ人少ないですよね。もっと人来ないかなあ。戯言パロはもっと需要あると踏んだんだけど。。
762名無しさん@ピンキー:05/02/15 10:11:48 ID:Vlu/RpUy
お疲れ様でしたー
ってBADEND Σ(゜Д゜;
763名無しさん@ピンキー:05/02/15 11:46:32 ID:4N5Z3taj
MIKEさんGJです!終わり方も良いですね。姫ちゃん可愛いです。
いーたんはやっぱり受けだなあ。。
764名無しさん@ピンキー:05/02/15 13:39:35 ID:tXh/4KSC
GJ!
最後のオチにワロタ
次は>>418で書いてあるようにいーx崩を頼みます。
765名無しさん@ピンキー:05/02/15 13:42:13 ID:tXh/4KSC
あ、>>418ではなく>>718だった
766MIKE@いーx崩:05/02/16 07:04:35 ID:S8Z3aVbm
 ある日、崩子ちゃんと並んで歩いている時。

「実は私は甘いものが好きなのです」
「……? へぇ、そうなんだ?」
「そうなのです」
「ふうん」
「…………」
「…………」
 …………。
 自分から話し始めておいて、黙り込む崩子ちゃん。右下の方から意味ありげな視線を感じるのはなんでだろう。
「…………」
「…………」
「わうー……」
「よしわかった。それじゃどっか連れてってあげるよ」
「わんっ」

767MIKE@いーx崩:05/02/16 07:05:19 ID:S8Z3aVbm
 というわけで、ぼくは崩子ちゃんと一緒に出かけることになった。時 行き先は、甘党のみいこさんも絶賛の祇園の大原女
屋。刻は大体4時過ぎ。出かけるにはちょっと遅い時間だったけれど、みいこさんがバイトのついでに送ってくれるというの
でありがたく甘えることにした。
「バイトさえ無ければ私も行くのに……」
「すいませんみい姉。いずれまた機会があれば、是非」
「うん。暇を作ってでも行く」
 大原女屋に崩子ちゃんと来るのは初めてだった。というか、崩子ちゃんと出かけるようになったことが、ここ最近になって
からなのだけど。崩子ちゃんはしょっちゅうお見舞いに来てくれるので、そのお礼に出かけることが増えたのだ。


「お兄ちゃんはいつもこんな贅沢なものを食べてるんですか?」
 店の前のショーウィンドウを見て、崩子ちゃんは驚いた風に言った。
「まあ、そんなにしょっちゅうってわけじゃないけど」
「来るのは何回目ですか?」
「ええと……3回、いや、4回目かな」
「4回も!」
 崩子ちゃんは彼女にしては珍しく本当に驚いているようだった。
 冷やししるこ、700円。
 冷やしぜんざい、750円。
「一回でしるこ一杯だとしても2800円ですよ?お兄ちゃん、これは私達の1週間分の食費に相当します」
「…………」
768MIKE@いーx崩:05/02/16 07:06:09 ID:S8Z3aVbm
 そう言えば、崩子ちゃんと出かけるときはいつもお金のかからない場所だったと、思い出す。
 そして実際、これは嘘でもなんでもないのだろう。
 以前萌太くんがぼくにお金を借りに来た時のことを思い出す。


「すいませんがいー兄、少しお金を工面していただけませんか?」
「やあ萌太くん。お金は別にいいけど、どうしたの?」
「今月はどうも予想外の出費がかさみまして。恥ずかしながら、先日で持ち金がとうとう20円になってしまいました」
「……20円」
「僕一人なら別に食べなくてもいいんですが、妹がいますので。今月の残りの食費を都合していただけませんか?」
「いいよ。で、いくら?今そんなに手持ちないけど」
「では、500円ほど」
「…………」
「?」
「……はい」
「あれ、いー兄、これ500円多いですよ」
「今細かいのがないから、それで勘弁してよ」
「…………。ありがとうございます、いー兄」


 数日後、萌太くんは律儀に1100円を持ってぼくの部屋に来た。ぼくは忘れたフリをして断って追い返したのだが、翌日
、郵便受けに入っていた。
 しかし萌太くん達、どうやら相当慎ましい生活を送っているようだった。
 まだショーウィンドウにへばりついている崩子ちゃんを引っ張って店内へ入り、適当な席に座る。
 崩子ちゃんはといえば、まるで高級レストランへ来たかのような緊張っぷりだった。座ってからも、メニューを見て目を白
黒させている。かわいいのだが、なんだかここまで来ると気の毒になる。
769MIKE@いーx崩:05/02/16 07:07:07 ID:S8Z3aVbm
「いらっしゃいませー、ご注文をどうぞ」
「ぼくは冷やししるこで。崩子ちゃんは?」
「…………えっと、それでは、お茶を」
「お茶なら無料で持って来ますよー」
 店員さんのその何気ない一言に、崩子ちゃんは目をまん丸にして、声も出ない様子だった。
 …………。
「あー、それじゃ冷やししるこ2つで」
「はい、かしこまりましたー。お茶は熱いのと冷たいの、どちらにしますか?」
「選べるんですか!」
 そしてまた吃驚仰天、と言った感じに驚く崩子ちゃん。
「え、と……、それでは、温かい方を」
「ぼくも熱いのを」
「かしこまりましたー」
 そう言ってにっこり笑って、店員さんは去って行った。
 崩子ちゃんはいまだショックの抜けきらない表情で、再びメニューに目を落とす。
「……えっと、崩子ちゃん」
「は、はいすいませんっ、何か私失礼な事しましたか?!」
「…………」
 滅茶苦茶動揺している。こんな崩子ちゃんは初めて見た。
 ……いや、何もそんなに緊張しなくても。。
「いや、別に何もしてないけど。ただ、もうちょっと落ち着かない?」
「あ、はい、すいませんお兄ちゃん、私、こういう店入った事なくて、少し緊張してます」
「……、ごめんね、なんだか合わなかったみたいで」
「いいえそんなっ!」
 崩子ちゃんは慌てた風に言う。
「少し驚いているだけで、私本当に嬉しいです」
「……それなら良かったよ」
 ぼくがそう言うと崩子ちゃんは「はい」と微笑んで、そしてメニューに目を落とした。
 かわいいなあ、崩子ちゃん。
 そして他愛ない話をしたり運ばれてきたお茶のおいしさに崩子ちゃんが感動したりしている間に、冷やししるこが運ばれて
きた。
770MIKE@いーx崩:05/02/16 07:08:39 ID:S8Z3aVbm
「…………わあ」
 目を輝かせて運ばれてきた冷やししるこを見る崩子ちゃん。
「勝手に頼んじゃったけど、良かったかな?」
「そんな、全然構いません」
 ぷるぷると、かわいい仕草で手と顔を振る崩子ちゃん。
「それは良かった」
「それでは、いただきます」
「いただきます」
 木製のさじで餅を一つすくい上げ、そっと口に運ぶ。ぱくり。
 うん、うまい。
 満足気に一人頷きながら、崩子ちゃんを見ると、崩子ちゃんは感慨深げに何かを呟いていた。
「この一口が大体70円くらい……」
「…………」
 崩子ちゃん、貧乏なだけあって中々即物的な考え方だった。
 しばらく見ていると、躊躇しながらも、思い切ってえいっ、という感じでぱくりと食べる。
「…………」
「崩子ちゃん、おいしい?」
「……ほっぺたが落ちそうです」
「それは良かった」
「はい」
 夢中になって食べる崩子ちゃんを見ていると、いつもの冷やししるこも数段おいしく感じられるのだった。
771MIKE@いーx崩:05/02/16 07:10:17 ID:S8Z3aVbm
 帰り道。
 バスに乗ろうと思ったのだが、崩子ちゃんがどうしても歩く(バス代が勿体無いと主張された)というので、ぼくと崩子ち
ゃんは歩いて帰る事にした。
 ゆっくり食べていたせいもあって、すでに時刻は6時になっていた。秋の日は釣る瓶落としと言うが、既に辺りは薄暗くな
っていた。アパートまでは徒歩だと軽く2時間はかかるだろうが、二人で話しながらならそんなに気になるほどの時間でもな
い。四条大橋手前で右に曲がり、川端通りの河川敷をを、二人並んでてくてくと歩く。


「おいしかったね」
「はい、ありがとうございました。崩子は感激しました」
「そいつは奢った人冥利に尽きるね」
「はい。今日は楽しかったです」
 弾むような返事。美形の崩子ちゃんが微笑むと、周りの空気まで違って見える。精神が白濁沈殿するぼくとは大違いだった
。身体の構造は同じなのに、どうしてこうも、決定的な差異が生まれるのか。ぼくは眩しげに崩子ちゃんを見て思う。
 ……でもまあ。今日は滅多に見られない崩子ちゃんをたくさん見られて、ぼくも楽しかった。
「そうだね……。それじゃ、また来ようか」
「えっ!」
 崩子ちゃんは驚いた風にぼくを見る。
「今度は萌太くんも誘って。嫌かな?」
「そんな、全然構いませんっ。……でも、本当にいいのですか?」
「うん。ぼくも一人で食べるより崩子ちゃんの顔を見ながら食べる方がよっぽどおいしかったしね」
 そう言うと崩子ちゃん、少し顔を赤らめて視線を下に落とした。
「あ……はい」
772MIKE@いーx崩:05/02/16 07:11:00 ID:S8Z3aVbm
「それじゃ今度は、冷やしぜんざいの方を食べようか」
「ぜんざいってしるこより50円も高いじゃないですか……?!」
 ……いや、そこかよ。
 本当に即物的だなあ。。
「別に構わないよ。ていうか崩子ちゃん、ぜんざいとしるこの違いって何かわかる?」
「いえ……、そう言えばよくわかりません」
「あんこが違うんだよ。ぜんざいはつぶあんでしるこがこしあん」
「そうなんですか」
「地方によっても違うんだけどね。関東へ行くとぜんざいは汁なしの餅にあんこを添えた物を指す場合もある」
「なるほど」
「関東のぜんざいは関西だと亀山だね。まあこの他にも色々あるんだけど、大体この二つが一般的かな」
「凄いです」
 崩子ちゃんは感心した、といった風に言う。
「お兄ちゃんは餅マスターですね」
「餅マスター……」
 名誉なのか不名誉なのかよくわからない呼称だった。

773MIKE@いーx崩:05/02/16 07:11:42 ID:S8Z3aVbm
 そのまま1時間程歩いて、ようやく今出川通りに差し掛かる。道程の半分といったところだろうか。
「崩子ちゃん、疲れない?大丈夫?」
「はい。あ、でも、少し疲れました」
「そうだね。少し休もうか」
 ぼくたちは河川敷に並んで座る。辺りはすっかり暗くなっていた。そろそろ、この時間に半袖は肌寒い季節になる。
「お兄ちゃん、今日は本当にありがとうございました」
「ん、どうしたの、そんな改まって?」
「崩子の何気ない一言がこんな事になるとは、少し反省しています」
「…………」
 どうやら崩子ちゃん、700円の出費を本当に重く見ているようだった。
 そんな気にしなくてもいいのに。
「ましてまた連れて行って下さるなんて、とても恐れ多いことです」
「……気にしないでよ、いや本当に。ぼくは、ぼくが一緒に食べて欲しいから誘ったんだよ」
「…………ありがとうございます」
 なんだかしんみりとした空気が流れる。嫌だなあ、これじゃまるでぼくがいい人みたいじゃないか。
 と、崩子ちゃんが「くしゅん」と小さくくしゃみをした。
「……寒い?もう帰ろうか?」
「あ、いえ……。その代わり、もうちょっと近付いてもいいですか?」
「別に構わないよ」
「すいません」
 崩子ちゃんは少しぼくに近寄って座り直した。肩と肩が、体と体が触れる。ぼくは少しどきっとしたが、崩子ちゃんがそ知
らぬ顔をしているので、何も言わずに川を眺めていた。
 辺りは暗く、遠くから車がせわしなく走る音が響いてくる。少し離れたところにある街灯が薄くぼくらの影を作っていた。
「…………」
 いや。
 いやいやいや。
 別に?ぼく何も変な事なんて考えてませんけど?

 ……と、その時。
774MIKE@いーx崩:05/02/16 07:13:22 ID:S8Z3aVbm


 崩子ちゃんが、そっとぼくにもたれかかってきた。
「……崩子ちゃん?」
「…………」
 返事はなかった。表情は夜の闇に紛れてよく見えない。ぼくは多少混乱しつつ、跳ね上がった鼓動をなんとか抑えようと努
める。
 ……よし、少し落ち着いてきた。と、そこへ突然崩子ちゃんの声がかかる。
「お兄ちゃん」
 落ち着いた鼓動がまた跳ね上がるのを感じる。全然落ち着けてなかった。
「…………何?」
 少し間をあけてから、崩子ちゃんは言う。
「気付いていないかもしれませんが、私は、お兄ちゃんに物凄く感謝しています」
「…………そう」
「気付いていないかもしれませんが、私は、お兄ちゃんに色んなものを貰っています」
「…………そう」
「何かお礼をしたいのですが、私に差し上げられるような物がありません」
「…………そう」
 崩子ちゃんは、前を向いたまま淡々と言葉を紡ぐ。そろそろぼくにも先が読めてきた。
 つまり、ああなって、
 そうなるから、
 こうしよう、というわけか。
「お兄ちゃん」
「はい」
「私は、お兄ちゃんが好きです」
「…………」
「だから、こういうのも、嫌ではありません」
「…………」
「いいですか?」


775MIKE@いーx崩:05/02/16 07:14:35 ID:S8Z3aVbm
というところでひとまず終わりです。また直前で終わりかよ!という感じですが・・・まあもう朝ですし;

しかし僕書きまくってますね。この板活性化のために頑張りますよー笑
776名無しさん@ピンキー:05/02/16 07:26:53 ID:Rtgq7Iht
朝覗いたら新作書いてる途中でびっくり!
板活性化、いいですな!
777名無しさん@ピンキー:05/02/16 13:52:19 ID:EqzMG48m
乙。
萌えますた。エロ無くてもいいんじゃないかな、とか思ったりw
778名無しさん@ピンキー:05/02/16 23:10:26 ID:xveuzvEZ
また直前で終わりかよ! GJ!!
779名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:00:41 ID:I4P1dXVS
>>775
よい。エロパロ板にいるのがもったいないくらいの人材じゃ。
サイト開いちゃえ。

>>776
朝からエロパロ板か。おめでたいな。
780名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:02:54 ID:J2i/H11n
GJ
781MIKE@いーx崩:05/02/17 01:03:52 ID:s/+7LOGW
>>777
実は僕もそう思ったr(ry
まあ書きますけどね;

>>779
実はもうサイト持ってたりしますー。
ttp://mikepeg.h.fc2.com/
書いちゃって良かったのかな?良かったら見てやって下さいノ
782779:05/02/17 01:47:34 ID:I4P1dXVS
持っておったのか。
お気に入りに追加した。がんがれ。
783名無しさん@ピンキー:05/02/17 02:14:55 ID:hJrGU5AG
最近萌太くん気に入ってるから萌太くん増殖しないかな。
いー×崩←萌とか
784名無しさん@ピンキー:05/02/17 02:19:08 ID:tti35XcF
エロがないのはちょっと残念ではあるが、
崩子ちゃんのキャラを崩しても意味無いしね

雰囲気出てて良かったと思うよ
785名無しさん@ピンキー:05/02/17 02:19:58 ID:tti35XcF
それとエロやるなら契約後でないと・・・
786MIKE@いーx崩:05/02/17 05:53:14 ID:s/+7LOGW
少々の訂正込みで。

 崩子ちゃんが、そっとぼくにもたれかかってきた。
「……崩子ちゃん?」
「…………」
 返事はなかった。表情は夜の闇に紛れてよく見えない。ぼくは多少混乱しつつ、跳ね上がった鼓動をなんとか抑えようと努
める。
 ……よし、少し落ち着いてきた。と、そこへ突然崩子ちゃんの声がかかる。
「お兄ちゃん」
 落ち着いた鼓動がまた跳ね上がるのを感じる。全然落ち着けてなかった。
「…………何?」
 少し間をあけてから、崩子ちゃんは言う。
「気付いていないかもしれませんが、私は、お兄ちゃんに物凄く感謝しています」
「…………そう」
「気付いていないかもしれませんが、私は、お兄ちゃんに色んなものを貰っています」
「…………そう」
「何かお礼をしたいのですが、私に差し上げられるような物がありません」
「…………そう」
 崩子ちゃんは、前を向いたまま淡々と言葉を紡ぐ。そろそろぼくにも先が読めてきた。
 つまり、ああなって、
 そうなるから、
 こうしよう、というわけか。
「お兄ちゃん」
「はい」
「私は、お兄ちゃんが好きです」
「…………」
「だから、こういうのも、嫌ではありません」
787MIKE@いーx崩:05/02/17 05:54:38 ID:s/+7LOGW
「…………」
 待った。
 まずい。
 まずいぞ……。
 この流れは、実にまずい。
「…………」
 崩子ちゃんはいつの間にかぼくの目をじっと見つめている。思わず視線を逸らすぼく、超チキン。
 しかしぼくが目を逸らしても、崩子ちゃんの視線はぼくの横顔に向けられたままだった。
 嫌な感じだ。
 厭な流れだ。
 酷く不自然だ。
 非道く不可解だ。
 ぼくは誰にも何も施さない。
 だから、何も受けとらない。
 ありとあらゆるものを拒絶する。それがこのぼくに残された最後の矜持。
 なのに。
 彼女は、ぼくからたくさんのものを受け取ったという。
 勘違いだ。筋違いだ。お門違いだ。見当違いも甚だしい。
 誤解だ曲解だ倒錯だ背反だ。
 決定的に踏み外しつつある崩子ちゃんを正すべく、戯言遣いは言葉を紡ぐ。
「……崩子ちゃん」
 流されるな。身の程をわきまえろ。
「……はい」
 韜晦しろ。後悔するな。自戒しろ。瓦解するな。
 ぼくは言う。
「ぼくは、何もしてないよ」
「…………」
788MIKE@いーx崩:05/02/17 05:55:50 ID:s/+7LOGW
「崩子ちゃんがぼくをどう見ているかは知らないけど、ぼくは小さな人間だ。矮小で卑小で最低で生きる価値の無い人間だ。
生きているだけで人を貶める人間だ。生きているだけで人を殺す人間だ」
 あの時も、
 あの時も、
 あの時もあの時もあの時も、
 ぼくのせいで死んだ。
「人が死ぬのをなんとも思っちゃいないしぼくが死ぬのもなんとも思っちゃいないし、人が殺すのをなんとも思っちゃいない
し人が殺されるのもなんとも思っちゃいない。何を言うのも何を言われるのも全然構わない。何をするのも何をされるのも何
とも思わない。一から十まで破綻者で、端から端まで異端者で、無知蒙昧の堕落三昧、曖昧模糊の五里霧中だ。徹頭徹尾、全
てにおいて絶対値零の、そんな奴なんだよ」
 あの人も、
 あの人も、
 あの人もあの人もあの人も、
 ぼくのせいで死んだ。
「何人騙したか何人陥れたか何人傷つけたか何人裏切ったか。情愛を向けられて憎悪を返し、好意を向けられて踵を返す。人
を人とも思っちゃいないし全てを何とも思っちゃいない──、人間失格の欠陥製品なんだよ」
「嘘ですね」
 しかし崩子ちゃんは、あっさりと全てを否定した。
「それは全部お兄ちゃんの独善に過ぎません。言葉で塗り固めた壁を四方に敷いて、真実から目を逸らそうとしているただの
戯言です」
「…………」
「私はお兄ちゃんとはそんなに深い付き合いではありませんが、それくらいの事はわかります」
789MIKE@いーx崩:05/02/17 05:56:47 ID:s/+7LOGW
「……知ったような口ぶりだね」
 耐え切れずに、ぼくは口を挟んだ。
「何がわかる?何でわかる? ぼくは自分がそんなに深い人間だとは思ってないけど、先の見通せない程度には罪深い人間だ
と自覚してる」
「そんな事は子供にだってわかることです」
 しかし、これも崩子ちゃんはあっさりと否定した。
 その目には、何の気負いも少しの気概も欠片の衒いもなくどんな偽証もなく。
「お兄ちゃんが何をどう思っていようが、事実は何も変わりません。全てを否定して拒絶して逃亡するのがお兄ちゃんの処世
術であったところで、私には何の関係もありません」
「…………」
「あなたの周りで誰が死のうが何人死のうが誰が殺そうが何人殺そうが、何が起きようが何が起きまいが、誰を信じようが誰
を信じまいが、誰を嫌いだろうが誰を嫌いであったところで──
                                   私があなたを愛する事に変わりはありません」

「…………」
 びくりと。
 心が、震える。
「あなたが私を陥れようと、あなたが私を騙そうと、あなたが私を嫌おうと、あなたが私から逃げようと、あなたが私を憎も
うと、あなたが私を殺そうと──私は、あなたを愛します」
「…………」
790MIKE@いーx崩:05/02/17 05:59:43 ID:s/+7LOGW
 すっと、崩子ちゃんが立ち上がった。そしてぼくの背後にまわり、肩越しに手を回し、体重を預けてくる。
「貴兄が乾きしときには我が血を与え、
貴兄が飢えしときには我が肉を与え、
貴兄の罪は我が贖い、貴兄の咎は我が償い、
貴兄の業は我が背負い、
貴兄の疫は 我が請け負い、
我が誉れの全てを貴兄に献上し、
我が栄えの全てを貴兄に奉納し、
防壁として貴兄と共に歩き、
貴兄の喜びを共に喜び、貴兄の悲しみを共に悲しみ、
斥候として貴兄と共に生き、
貴兄の疲弊した折には全身でもってこれを支え、
この手は貴兄の手となり得物を取り、
この脚は貴兄の脚となり地を駆け、この目は
貴兄の目となり敵を捉え、 
この全力を持って貴兄の情欲を満たし、
この全霊をもって貴兄に奉仕し、
貴兄のために名を捨て、
貴兄のために誇りを捨て、
貴兄のために理念を捨て、
貴兄を愛し、貴兄を敬い、
貴兄以外の何も感じず、貴兄以外の何にも捕らわれず、
貴兄以外の何も望まず、
貴兄以外の何も欲さず、
貴兄の許しなくしては眠ることもなく
貴兄の許しなくしては 呼吸することもない、
ただ一言、貴兄からの言葉のみ理由を求める。
そんな惨めで 情けない、貴兄にとってまるで取るに足らない
一介の下賎な奴隷になることを―─

ここに誓いましょう」
791MIKE@いーx崩:05/02/17 06:02:30 ID:s/+7LOGW
うpしてから校正したい部分いっぱい見つけた煤@ってもう遅いか・・・ちょっと不自然な感じは見逃してやってください。。
またしても途中までしか書けず。後ろ向きいーの言葉って考えるの凄い難しい;

とりあえずエrはソフトめにある予定。明日の晩には書けるかなあ。
792名無しさん@ピンキー:05/02/17 11:12:36 ID:jI05OcmG
ここの作家さん全般に言えることなんですが
戯言っぽい語呂の合ってる言葉回しが凄い上手い。
いや、原作にも似た表現はあるにしろ。

超がんばれ。
793MIKE@いーx崩:05/02/18 06:35:08 ID:o6G1Cs1w
 崩子ちゃんの腕に少し力が込められて、ぼくは我に帰る。
「……お兄ちゃんが嫌なら、そう仰って下さい。そうすれば、私は未来永劫永久不変に、二度とお兄ちゃんの前に姿を現すこ
とはないでしょう」
「…………そ、んな」
 ぼくは。
 ぼくは。
 ぼくは乾いた喉に多少むせながら言う。
「違うんだ」
 無条件で向けられる好意など信じてられなかった。
「違うんだよ、崩子ちゃん」
 友愛を警戒し、情愛を嫌悪し、孤独を愛し、孤立に焦がれていた。
「一人でいいんだ」
 愛を捨て、義を恐れ、仁から逃げ、恋を騙し、徳を貶し、情を疑っていた。
「ぼくは一人で、いいんだ。仁愛なんて邪魔だ。友情なんて迷惑だ。恋慕なんて知ったことじゃない。笑みを恐れてきたんだ
。交わりから逃げてきたんだよ。ぼくの歩く道は血塗られた道でしかない。海千山千の死屍累々を踏み越えて、ぼくはこれか
らも独りと独りで独りを堕ち続けて行くんだ。そうやって生きてきたんだよ。そうやって生きていくんだよ。崩子ちゃん。崩
子ちゃん。ぼくは──……っ?!」
 突然、何かで口をふさがれて言葉が遮られる。
 何か暖かい、そして柔らかい──
 崩子ちゃんがぼくの頭を無理矢理横に向け、唇を合わせてきたのだと気付くには時間がかかった。
 崩子ちゃんの顔が目の前にある。ぼくは一瞬の間を置いて正気を取り戻す。
「──っ、崩子ちゃ……っ!」
 離れるぼくを力尽くで引き寄せ、またも口付ける崩子ちゃん。しかも今度はなんと舌を侵入させてきたために、ぼくは完全
に言葉を発することができなくなる。
「…………んむぅっ……?!」
「ん…………」
 ぼくは目を見開いたまま、崩子ちゃんは目を閉じて、そのまま固まったように時が過ぎる。崩子ちゃんの舌がぼくの口内を
犯す。崩子ちゃんの舌は、それ自体が意志を持った生き物のようにぼくを蹂躙した。
794MIKE@いーx崩:05/02/18 06:36:43 ID:o6G1Cs1w
 数刹那のような数時間のような数年のような時間が経ち、崩子ちゃんはぼくから離れた。
 つ、と。ぼくと崩子ちゃんを唾液の糸が繋いだ。
 ぼくは現実と非現実の境目にいるような心地で、ぼんやりと崩子ちゃんを見ていた。
「卑屈は……楽しいですか?」
 崩子ちゃんは、呆然と座り込むぼくを見下ろして言う。
「人生は、嫌ですか?」
「…………」
 崩子ちゃんに表情はない。無機質な、どこか幾何的な感じの表情。
「生きているのは嫌ですか?死にたいですか?明日が恐いですか?昨日を悔やみますか?人が信じられませんか?」
「ほうこ、ちゃん」
「人が嫌ですか?自分が嫌ですか?私が嫌ですか?世界が嫌ですか?」
 無表情の崩子ちゃん。しかし、その声は、潤んでいる。
「私は、あなたが嫌悪している今日が、楽しかった」
「…………」
「あなたが憎悪している明日が、本当に楽しみです」
「…………」
「何故ですか……?」
「…………」
「何故、なんですか……?」
「…………」
 崩子ちゃんの言葉が途切れる。最早隠しようもないくらいに、崩子ちゃんは涙を流していた。頬を伝った雫が、地面を濡ら
す。それでも瞳だけは、気丈に強い光を宿していた。
795MIKE@いーx崩:05/02/18 06:37:43 ID:o6G1Cs1w
「……お兄ちゃんは、今日が嫌いでしたか?」
「…………」
「みい姉さんが嫌いでしたか?姫姉さんが嫌いでしたか?私を嫌いですか?」
「…………」
「お兄ちゃんは自分の事を知らなすぎです」
「…………」
「お兄ちゃんは、優しいんです」
「…………」
「その優しさに、姫姉さんが、アパートのみんなが、そして私が。どれだけ救われたか、知っていますか?」
「…………」
「何故目を背けるんですか?何故気付こうとしないんですか?」
「…………」
「過去に何があったかは知りません。でも、少なくとも、私の知っているお兄ちゃんは、優しくて素敵なお兄ちゃんです」
「…………」
 拳を握りしめて。声を震わせて。
「…………」
「……ここまで言って、それでもまだわからないようなら、お兄ちゃんは、本当に、一度死んだ方がいいんです」
「…………ごめん」
 憑き物が。
 ぼくが今までずっと囚われ続け、足掻くことすら諦めていた檻が。
 ──今、粉々に砕かれた、気がした。
796MIKE@いーx崩:05/02/18 06:38:37 ID:o6G1Cs1w
 それから崩子ちゃんはぼくの腕の中で泣き続け、ようやく落ち着いて息も整ってきたのは1時間程経った後だった。
「すいませんでした」
 ぼくの腕の中で、崩子ちゃんはしおらしく言った。
「誓いを立てた直後にあのような失態……差し出がましいことを。あまつさえ、あんな、……申し訳のしようもありません」
 言っている途中で、先刻の事を思い出したのか頬を真っ赤に染めて、語尾はほとんど聞き取れなかった。
「謝らなくていいよ。むしろ感謝したいのはぼくの方だし」
 そう。
 救われたのはぼく。
 救ってくれたのは崩子ちゃん。
「お礼を言わないといけないのはぼくの方だよ」
 救ってくれて、ありがとう。
 崩子ちゃんはごにょごにょ言っていたようだが、よく聞き取れなかった。
「ところで、そろそろ家に帰らなきゃいけないんだけど」
 ぼくは時計を見ながら、しかし溜息をつく。
「……少し疲れたよね」
「……はい」
 崩子ちゃんが落ち着くまで約1時間、ぼく達は立ちっぱなしだったのだ。
 それに、肉体的疲労に加えて、精神的疲労も相当なものだった。
「もう少し休んでから帰ろっか」
「……はい」
 そう言って座るぼく。その横に、ぴっとりと寄り添うように座る崩子ちゃん。
「………………」「………………えへ」
 うーん。
 不慣れな状況だが、どうやら崩子ちゃん、さっきの愛してる云々は本気だったらしい。
 正直、玖渚以外の女の子と(しかも相手は中学生だ)こういう雰囲気になった事は全然無いので、対応に困る。
 崩子ちゃんはといえば、楽しそうに川面を眺めている。

 はてさて。
797MIKE@いーx崩:05/02/18 06:39:31 ID:o6G1Cs1w
「……崩子ちゃん」
「なんでしょうか」
「なんでも、言うこと聞いてくれるんだよね」
「……はい」
「ぎゃふんって言ってみて」
「………………」
 流石に眉が寄る崩子ちゃん。冗談ですよね、という感じにちらりとぼくの方を見て、しかし冗談じゃないと悟ったらしくシ
ョックを受け、打ちひしがれたように俯き、肩を震わせ、消え入るような声で「ぎゃふん」と言った。
「…………」
 崩子ちゃん、かわいすぎ。
 予想を遥かに超える好リアクションに驚くぼく。早速次の要求を考えてみる。
「それじゃあ、次は……」
「………………」
 考え込むぼくを見て再びショックを受けた感じの崩子ちゃん。慌てて「あ、そう言えばっ」と話題を変えようとする。
「そう言えば──何?」
「えっと、そう言えば、そう言えば……」
 口を開いたはいいものの話題を考えていなかったようで、二の句が継げずに言いよどむ。
 と、何かを思いついたのか、ぽんと手を叩いてぼくに向き直る。
「そうでした、実はお兄ちゃんにお礼がしたいのでした」
 なんとも嬉しそうに言う崩子ちゃん。
「そんな、お礼なんていいのに」
「そんなわけには参りません」
 そして、少し残念そうな顔になる。
「……ですが、私はお兄ちゃんに差し上げられるような物を持っていません」
「…………」
 ん?
 あれ?
 この会話は、どこかで聞き覚えのある……

「つまらない体で恐縮ですが、どうか御受け取り下さい」
798MIKE@いーx崩:05/02/18 06:41:04 ID:o6G1Cs1w
「…………」
 さてさて。
 今日一日、色んなことが御座いました。
 あんなことやこんなこと、紆余曲折を経て、……結果。
 今ぼくの前には目を閉じ、頬を染めて、手を胸の前で組んでいる美少女がいるわけですが。
「………………」
 え、えーと……。
「≪ガラスのように繊細な心、但し防弾仕様の強化ガラス≫みたいなっ!」
「…………?」
 首を傾げられた。
 ……ちょっとショック。
 ていうか、元ネタを知らない人に言っても通じないのは当然か。
「ええと、崩子ちゃん?」
「……なんでしょうか」
「なんていうか、お礼なんて本当に気にしなくていいよ。だから、そんなことしなくてもいいんだよ」
「…………」
「それに。もっと自分の体を大切にしなきゃ駄目だ」
「…………お兄ちゃんが、そう望むのであれば、私はそれに従います」
「うん」
「しかし、お礼に関してはそうもいきません」
「…………」
「私は闇口の名を関する者。闇口は主人を一人定める習しがありますが、それはあくまで自分の意志で定めねばなりません」
「…………?」
 突然よくわからないことを言う崩子ちゃん。不審そうなぼくに構わず、崩子ちゃんは続ける。
「私はあくまで自分の意志でお兄ちゃんを我が主としました。そこには”私の意志”以外の何かの介入する余地はあってはな
らないのです」
「…………」
「分かりやすく言うと、主従の契りを交わす以前の貸し借りは、きっちり清算しておかねばならないという事です」
「…………」
799MIKE@いーx崩:05/02/18 06:42:32 ID:o6G1Cs1w
 崩子ちゃんが主従関係を結ぶのは家の習しらしい(それにしても、随分変わった家だ)けど。
 今日から新しい関係を築く事になったから、今日までの貸し借りを清算しようということか。
「……でも崩子ちゃん、貸し借りで言うならやっぱり何もしなくてもいいよ」
「…………」
「崩子ちゃんがぼくから何かを貰ったのと同じくらい、ぼくも崩子ちゃんにたくさんのものを貰ってる筈だから」
「…………」
「だから、そんな無理しなくていいよ」
「……無理ではありません」
 崩子ちゃんがワンピースの裾をぎゅっと握りしめる。
「……お兄ちゃんは……そんなに、嫌ですか?」
「………………」
 ここで、選択肢。
  いく
  いかない
「……ルート分岐は、しないけどさ」
「はい?」
「いや、戯言だけどさ」

800MIKE@いーx崩:05/02/18 06:45:24 ID:o6G1Cs1w
「それじゃ、でも、せめて、その」
 動揺。いや、落ち着け、ぼく。
「まあ、そこまで言うなら、わかったよ。……でも、途中までね。そういう事は、もっと成長して、本当に好きな人ができた
らするものだから」
「私は本当に……まあ、わかりました」
 そしてぼくに身を預けてくる崩子ちゃん。
「優しく、してくださいね」
「…………あ」
 まさか。
 まさか生きてその言葉を耳にできるとは。
 ぼくは感動の涙にむせびながら(嘘)、崩子ちゃんを抱き締める。
「お兄ちゃん……」
「…………ん」
 崩子ちゃんがせがむようにぼくを呼ぶ。ぼくはそっと口付けた。
 先ほどとは違い、優しいキス。崩子ちゃんの舌は入って来なかった。
「…………」
 なんだか物足りない。ぼくは今度は自分から舌を伸ばした。
「んっ……むぅ……!」
 驚いた風な崩子ちゃん。偉そうな事を言っていただけに、ぼくから崩子ちゃんを求めるとは思っていなかったようだった。
 二人の舌が絡みあう。二人の粘膜が触れ、唾液が口を伝う。ちゅ、ちゅ、と、非常にえっちな音が響く。
 ぼくの手がワンピースの上から崩子ちゃんの胸に触れる。ほとんどおうとつのない平らな胸。崩子ちゃんはそれでも顔を真
っ赤にした(そりゃそうだ)が、ぼくは少し悪いことをしている気になって、やはり崩子ちゃんの体に触れるのは避ける事に
する。
「んっ…………」
 唇が離れる。と、崩子ちゃんはぼくの唇をぺろぺろと舐めた。
「…………」
 とても12歳とは思えない官能的な行動に、思わず息を呑むぼく。
 目をあけてぼくをじっとりと見つめ、自分の唇を舐める。そしてぼくの肩にまわされていた手がするすると下りてくる。
801MIKE@いーx崩:05/02/18 06:46:49 ID:o6G1Cs1w
「崩子、ちゃん」
「…………あ……」
 崩子ちゃんが照れたような声を漏らす。ぼくのそこは既に膨張しきっていた。いくら相手が12歳の女の子だとは言え、ここ
までされれば誰だって……って、誰に言い訳してるんだ、ぼく。
 崩子ちゃんは体をずらし、ぼくの腰あたりにくる。ズボンの上から軽く撫でながら、着衣を脱がせ始める。
「…………崩子ちゃん、やけに手馴れてるけど、経験あるの?」
「……経験はありませんが、一通りの作法は学んでいます」
「…………作法、ね」
 やっぱり凄い家だ。
 などと驚いている間に、崩子ちゃんはぼくのズボンをずり下げてしまっていた。
 薄布一枚越しに、崩子ちゃんの顔がある。人に見られた経験などない僕はますます昂ぶっていく。
 崩子ちゃんの手がいよいよ下着にかかる。いきり立ったモノに四苦八苦しつつも、なんとかこれもずり下げる。
「………………」
「…………あう……」
 ひんやりとした外気と、崩子ちゃんの視線に晒されるぼく。流石の崩子ちゃんも実物を見るのは初めてらしく、感嘆とも驚
嘆とも、なんとも曖昧な反応。
 しかし気を取り直したのか、おそるおそる、という感じに手を伸ばす。
 ぴとり。
「───っ」
 細くて白い崩子ちゃんの指が、ぼくに触れる。吸い付くような不思議な感触。ぼくは溜息を吐いた。
 そのまま擦るのかと思っていたら、
「それでは、失礼します」
「え。…………なっ!」
 そのままぱくりと咥える崩子ちゃん。
「…………」
802MIKE@いーx崩:05/02/18 06:48:22 ID:o6G1Cs1w
 呆気に取られるぼくをよそに、崩子ちゃんは行為を続ける。
「……ん、…………んむぅ」
 小さな口では頬張りきれないのか、少し苦しそうだ。ぼくは人生最大の快感に酔いながらも、崩子ちゃんを気にかける。
「崩子ちゃん、別に、無理しなくてもいいよ」
 ぼくの呼びかけに、視線で応える崩子ちゃん。
 ──構いません。私の意志でやっているのですから。
「…………」
 それ以上何もいえなくなる。
 片手を竿に添え、もう片手で袋を弄びながらぼくを咥えている。稚拙だが、一生懸命舌を使ったり、その謙身的な行為は、
ぼくに確実に快感を与えていた。
「はむ、んん…………」
「っ……」
 体を支える手が震える。歯を食いしばって耐えたが、そろそろ限界だった。
「崩子ちゃん、もう……っ」
「ん……む」
 崩子ちゃんの頭を離そうとするが、崩子ちゃんはむしろ行為を激しくするだけだった。
「んぐっ……崩子ちゃっ……!」
「んむぅっ…………んぅん…………ぷは」
 結局崩子ちゃんの頭に手をかけたまま射精してしまったぼく。崩子ちゃんは、初めてなのに口内で全て受け止め、しかも飲
み干してしまった。恐ろしい娘だ。
「その……崩子ちゃん、ごめん」
「いいえ。 私が、やりたくてやったことですから」
 そう言って微笑む崩子ちゃん。
 健気で、一途な、その表情。
 ぼくは、何かしてあげたくなる──。
803MIKE@いーx崩:05/02/18 06:49:57 ID:o6G1Cs1w
「──崩子ちゃん」
「きゃっ?!」
 ぼくは崩子ちゃんを引き寄せて、倒れこむ崩子ちゃんを抱きとめた。
「おにいち…………んっ」
 何か言い募ろうとする崩子ちゃんに、口付けて言葉を封じる。
 そしてぼくは、胸はまだでも下なら感じるだろうと、ワンピースの下から崩子ちゃんの太股を撫でた。
「むぅっ?!」
 焦らすように行ったり来たりしながら、張りのあるその足を撫で回す。
「ちょ、おにい…………んむっ」
 反論はさせない。ぼくは崩子ちゃんの口を塞ぎながら、少しずつ手の位置を上へ上げてゆく。行ったり来たり、焦らしなが
ら、少しずつ。やがて下着の縁に手が触れた。おしりを揉んだり広げたりして、崩子ちゃんが「やぁん」とか「あん」とか言
う反応を見て楽しむ。
「おにいちゃ……、わたし……、恥ずかしい……」
 とろんとした目でそんな事を言う崩子ちゃん。しかしそれはぼくの嗜虐心を煽るだけだった。
 ぼくはその部分を、下着の上から軽く撫でる。
「あ……」
 強すぎず弱すぎず、微妙な強さでこすり続けると、少しずつ湿ってくるのを感じる。
「崩子ちゃん、ちょっと濡れてない?」
「え…………」
「意外と、えっちなんだ?」
「ちが……そんな……」
 愕然とした表情で目端に涙を浮かべる崩子ちゃん。ぼくは調子に乗って言葉で責める。
「調べてみようか?」
804MIKE@いーx崩:05/02/18 06:52:27 ID:o6G1Cs1w
 ぼくは布をずらしてその部分に触れる。
「あっ……んん……」
「ほら、濡れてるよ。そんなにえっちな声出しちゃって、崩子ちゃん、大人しい子だと思ってたのに意外だなあ」
「や……うそ……ああっ!」
 崩子ちゃんが何か言おうとしたので、ぼくは少し強めにそこを弄ぶと、崩子ちゃんは快感に身をよじらせた。
「やっぱりえっちだよねえ。崩子ちゃん、気持ちいい?」
 下着を脱がしながらそんなことを訊く。
「えっちじゃ、ないです……お兄ちゃんが、そんなことするから……」
「ふうん?でも気持ちいいでしょ?」
 僕は指を割れ目に沿って強めになぞる。
「んんっ……!」
「ふふ……言葉も出ないくらい気持ちよかったかな?」
「そんなことっ……」
 今度はさっきより強めになぞってみる。
「ふぁあっ」
 崩子ちゃん、年の割には感じる方みたいで、もうかなり濡れていた。
 試しに指をそこに立ててみると、少しずつ入っていく。
「あっ……あんっ……」
 第二関節くらいまで埋まったところで、これ以上はまずいかな、と思って止める。崩子ちゃんの目はもう虚ろだった。
「それじゃ、崩子ちゃんもうイッていいよ」
 埋まった指を出し入れする。中の愛液を掻き出すように、指を曲げたりもしてみる。
「ああっ……何か………来る…ぅ…!」
 ぎゅっとぼくにしがみ付く崩子ちゃん。
「お兄ちゃん……お兄ちゃんっ……ふああぁっ……!」
 一際大きな声で鳴いて、崩子ちゃんは果てた。
805MIKE@いーx崩:05/02/18 06:55:23 ID:o6G1Cs1w
 帰り道、ぼくと崩子ちゃんは、並んで歩いて帰った。
「応、お帰り」
 アパートの近くまで来たところで通りかかった車から声をかけられた。みいこさんだった。
「只今帰りました」
「みい姉さん、なんだか機嫌よさそうですね?」
「ん。欲しかった物が手に入ってな。それにお前達こそ上機嫌じゃないか。何かあったのか?」
 さすがみいこさん、あっさり気付くなあ。ぼく、そんなに顔に出てるだろうか。
 と思って隣を見ると、崩子ちゃんがめちゃくちゃにこにこしていた。
 …………。
「いえ、歩いて帰ったので、少々時間がかかっただけです」
「……。まあ追求はしないけどさ。とりあえず私は早速これを愉しみたいから、今日は静かにしていてくれたら嬉しい」
「承知しました」
 それじゃあ、と言ってみいこさんは駐車場の方へ行ってしまった。
 …………。
 みいこさん、鬼のように勘が鋭いから、ひょっとしたら気付いているのかもな。
「…………」
「お兄ちゃん、行きましょう」
「……ああ、そうだね」

 そしてぼくは家に帰った。

806MIKE@いーx崩:05/02/18 07:01:16 ID:o6G1Cs1w
なんか書くたびに長くなっていってるような……汗
しかも今回ERO無理矢理いれてるし。すいません、推敲せずに投稿してるんで変なとこだらけ;;
前半部も細かく訂正入れたりしてるんで、一応サイトにうpしたのが本仕上げです。
文章もつながってるからこっちよりは読みやすいかも。

というわけで、少し長くなりましたが、いーx崩でした。
807名無しさん@ピンキー:05/02/18 07:08:09 ID:3PrpWEEM
超最高でした!
808MIKE:05/02/18 07:11:13 ID:o6G1Cs1w
>>807
お。即レス感謝ですノw
792とか779の人とか、感想ってやっぱり一番の動力源ですね。ありがとうございますです。
809名無しさん@ピンキー:05/02/18 14:12:06 ID:yPRl1AUs
>>MIKE氏
乙!こういう戯言二次読んでると早く下巻でないかなぁと待ち遠しいですわい
810名無しさん@ピンキー:05/02/18 15:18:07 ID:0mKF5XAQ
>>MIKE氏
良い物をみせてもらいました。ありがとうございました。

>>809
下かい!中をまず求めろや!
811名無しさん@ピンキー:05/02/18 21:12:37 ID:bNxl2lo8
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 本番!本番!
 ⊂彡
812名無しさん@ピンキー:05/02/18 22:15:49 ID:EVg9uPrD
乙です。
次は子萩でお願いできませんかー
813MIKE:05/02/18 23:59:02 ID:o6G1Cs1w
>>811
いーちゃんチキンすぎるんですよね・・喋らせると全部逃げ腰になるし;

子荻ですか、ちょっと練ってみますね。
814名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:28:37 ID:GAVU8YHN
そういえば、いーたんに乳触られたら死亡確率100%か?
子荻ちゃんに姫ちゃんも。
815名無しさん@ピンキー:05/02/19 03:41:54 ID:iAIym900
>>MIKE氏
内容もさることながら、SS一本書き上げるスピードがすごいっすよね。
まさかその速筆ぶり、西尾本人か?w
816名無しさん@ピンキー:05/02/20 10:40:58 ID:HRSKgan4
817へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/21 05:02:51 ID:7dDVkmqf
ネコソギヲヨンダ
イズムモエー

ダレモカカナカッタラカコウ
818名無しさん@ピンキー:05/02/21 17:10:30 ID:BqM32gbN
ノイズ君は帰れ。
819名無しさん@ピンキー:05/02/22 04:19:59 ID:NyO2xKrg
こういうカプはどうだろう
萌太×みいこ とか、狐×ドクター(鬼畜っぽ)とかいーちゃん以外も全然アリだし
むしろ何でもお待ちしています
820名無しさん@ピンキー:05/02/22 04:28:22 ID:KGmdLJk/
萌太×崩子いちおし。
次点、出夢×ドクター
821へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/23 00:48:45 ID:ndp27wU7
出×医

世界の終わりが見たいという狐さんの話は、正直、僕にはどうでもよかったんだ。
ただそれは「なにかとんでもないこと」だったから、僕が匂宮としての役割を、匂宮出夢としての本分を全うするにはちょうどいい環境だった。
(ま、そんなこんなの前に理澄の奴が狐さんをえらく気に入っちまったのが原因ではあるんだがよ)
十三階段は半分にも満たないまま活動を開始して、僕は殺害し、殺戮し、眠って、殺人し、殺傷した。
(ありゃ、いい気分じゃなかったな。実際)
ところが、しばらくして、僕が殺害して殺戮したそのあたりで、僕はありえない奇妙さに気づいた。――殺し損ね、が、いる。
有り得ないだろう。そりゃあ有り得ないさ。殺し屋としてのみ存在するこの僕が、一喰いの僕が最強以外の誰かを殺し損ねるなんてあっちゃいけない。
ま、コトがそれほど大きくならなかったのは、その時はまだやり直しがきくと思っていたからだ。一度殺し損ねたなら、もう一度殺し直せばいい。徹底的に殺った。肉片も残らないほど喰いつくした相手もいた。が、殺し損ねは減っただけで、消えはしなかった。
「これぞまさしくバイオハザード。種も仕掛けも、ってぇ殺戮奇術だわな」
で、殺し屋たる僕の存在を、それこそ根こそぎひっくり返しちまおうって怖いもの知らずなあんちくしょうは、意外とあっさり見つかった。十三階段の五段目、≪ドクター 絵本園樹≫。ところで医者ってのは死人も治しちまうもんなのかい?
これは単なる疑問だ。Yesでもnoでも構わない。問題なのは、僕が殺したはずの人間が、あいつの部屋に入って抜けてまた活動を再開したというその事実のほうだ。
憎悪したね。嫌悪を通り越して、一足飛びで憎悪した。だってそうだろう?さっきも言ったが存在だ。沽券もプライドもなく、直結フリーパスで僕の存在に関わる大事件だ。
――僕は、僕の存在を脅かす敵に、手加減できるようには出来ていない。
822へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/23 00:51:30 ID:ndp27wU7
「邪魔するぜ」
「…」
「…匂宮、出夢くんだったかな。感心しないね。手術室のドアを力づくでこじ開けるような真似は。修理を頼まなくちゃいけなく――」
「うるせぇよ!」
「ひぃっ!」
「とんでもねぇことしてくれやがって…。とんでもねぇことしてくれやがってよぉ!」
僕なら、卵を潰すのとさほど変わらない感覚で人の頭蓋を潰せる。寸でのところで衝動を抑え、その女の顔を持ち上げる。再殺リストをつくらなくちゃならなかった。正直顔も覚えちゃいないからな。虱潰しもできやしない。

「さぁ、さくさく吐いてもらおうか。僕が殺戮した相手、お前が生き返らせやがったのは何人いて、今どこにいやがるんだ?セオリー通り、素直になれば見逃してってわけにはいかねぇ。
敵は殺しておくもんだろ?うかつに生き残らせると仲間呼ばれたり巨大化されたりするからな。お前は死ぬ。これケッテー。選んでいいぜ?今死ぬか、あとで死ぬか。どっちにする?」
「う、う、う、ううううううううう」
「?」
「し、仕方ないじゃない。狐さんに「後始末だ」って頼まれたし、それに、き、傷だって内臓ぶちまけてたり手足ちぎれたりしてたくらいで、まだ大丈夫かなって。
あ、な、中にはもう死んじゃってるのもあったんだけど。し、知ってる?ふ、腹膜がね?ぴくぴくって、動くの。だいぶ、冷たくなってるんだけど…。なんか、いいなって、思うじゃない?だから…」

「お前、もう喋るな」
最悪に気持ちわりぃことまくしたててくれやがって。
僕は顔を覆うのに右手を使い、ドクターを離した。あー気持ちわりぃ。
823へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/23 00:53:29 ID:ndp27wU7
「へ?」
「いいからホレ、僕が殺しに行かなきゃいけない奴らの情報。聞かせてくれよ、おねーサン」
「…し、知らない」
「ああん!?」
「はあぁっ!ほ、本当に知らないのよ!ほ、本当よ?私、ただ治しただけだもん。そういうことは狐さんに、聞いたほうが、い、いいんじゃない、かな?」

「ううう…。信じてないのね。私なんか信用のかけらもない、大嘘吐きのぺてん野郎だって思ってるんだわ。そ、そりゃそうよね。会ったこともないんだもん。疑うわよね。いいわよ。す、好きなだけ疑えばいいじゃない。
どうせ本当に何も知らないんだから。あ、で、でもこの場合、あなたは、その、私を殺しちゃうのかしら?あ、だ、だったら、そのなるべく、即死だと嬉しい、かなー?あ、私、ダメなのよ。傷とか。
い、痛いのイヤだし、その、見てられないから。だから、なるべく、即死の方向で…」
……
「な、なによ…。無視ってわけ?私の話なんか聞く価値もないって?そうよね、そりゃそうだわ。匂宮って言ったら、有名な殺人鬼だもの。きっと血も涙もない化け物なんだわ。冷血人間よ。恒温動物よ。
ああ…、遂に誰にも愛されることなく、絵本園樹の人生は終わるんだわ。…い、いいじゃない。夢くらい見たって。誰も白馬の王子様とか、非現実的なこと言わないわよ。
あ、で、でも、白馬の王子様って、に、人間じゃないから、わ、私みたいなのには、お、お、お似合い、かもね」
やばい。
「だ、誰でもいいってわけには、いかないじゃない?やっぱり、お、女の子としては。それに、け、結局、病院にいて手術してるほうが楽しかったりして…
べ、別に無理してるわけじゃないわよ?ほ、本心よ?こ、心の、底からそう思うわ。ただ、ちょっと、寂しいかなって…」
面白すぎるぞこの女。
「こ、好奇心よ。そうだわ。気になるじゃない。私みたいな、グ、グズな女を、あ、愛してくれたり?する人がいるのかなって…。あ、ホラ、か、考えてみれば30億人も男性が存在するわけだし?
ひとりやふたり、さ、三人くらいはいるんじゃないかなって――」
824へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/23 00:54:13 ID:ndp27wU7
ドン!
捕獲してみた。
便利だね。僕の一喰い。
僕の右手はドクターの腕を掴んだ勢いそのままに壁に突き刺さり、結果、絵本園樹を釘付けにすることに成功する。
「ひいいいぃっ!ご、ごめんなさいっ!ごめんなさいごめんなさい…お、怒ったでしょ?ちょ、調子に乗りすぎだって…謝ります。謝るから。謝るから痛いことしないでぇ…う、うえええ」
「いーやぁ」
「えぅ?」
僕は言いながらドクターの涙を拭ってやる。
「とりあえずひとりここに」
我ながらよくゆーよ、ホント。

白衣を剥ぎ取り、爪で服を裂く。その間もアイツはバカみたいに泣き喚くばかりだった。
「う、嘘よ…も、もう20年以上誰も…。あ、か、カラダが目的なのね?そうなんだわ…。べ、別に逆らうつもりはないけど、か、悲しいわね。な、泣きたいわ。ど、ど、どうしようも、なく」
もう泣いてんじゃねーか。
「嘘じゃねぇよ」
おもむろにキスをしてやり
「と、唐突過ぎるわ…。そんな、ありえないっ、わよ…」
人喰いの手で愛撫してやり
「愛に時間はいらない、らしーぜ?」
心にもないことを言うと
「ひぐ、ひっ…」
女は泣き止んでだんだんと囀り始めた。

――「どうせだったら、戻ってこない?」
ドクターは言った。
理澄がいねーんなら、僕が狐さんの下にいる理由はねーんだよ。

これは本当だ。
だけど、理由がないかどうか。本当のところは、わかったもんじゃなかったりする。
ま、狐さんが舐めた真似してくれたもんだから、ありえないっちゃーありえないんだが。
825へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/23 00:57:19 ID:ndp27wU7
以上でした。
出夢萌えにしたかったんですが、どうにもうまくいかず
820さんの発言を受けて出×医にしてみました。
長いわりにエロくもなく、時間だけがかかったというダメっぷりですが、読んでいただければ嬉しいです。
826名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:32:32 ID:w6ehzFS+
とりあえず>>823「冷血人間」に対応する語は「変温動物」といって欲しかったなぁ。
その程度のこと…ドクターならわかるでしょ?
827へたれ181 ◆dgPYytUmjk :05/02/23 01:39:10 ID:H3IiLYAJ
>826
素で間違えた…orz
医学じゃなくて理科の範囲だったり。
脳内変換よろ。
828MIKE:05/02/23 01:52:33 ID:1J3F2I9U
しばらくPC触れませんでした;感想くださった方、ありがとうございます。

>826
乙でしたノ なんか違和感あるなーと思ったら、いーちゃん以外の主観って初めてでした。
絵本さんの喋り方面白いですw触発されてなんか書きたくなったなー。今度書こう。
ていうか医者のは最初に本読んだ瞬間にもうネタ思いついてるんですけどね・・
さてさて。次は巫女子ちゃん書く予定です。
829MIKE:05/02/23 05:03:29 ID:lxQfbnY7
んー

とりあえず書いた分だけうpしましょうか
830MIKE:05/02/23 05:05:07 ID:lxQfbnY7
「…………ん」
 ぷつっと、意識が始まる。本当は連続的に永続的に続く人生は、睡眠によって一日という単位に区切られる。睡眠という行動の一番の利点
は本当は疲労の回復なんかではなく、永続の人生を断続にする事によって『飽きなく』することだろうとぼくは思う。
 昨日の事は、昨日の事。
 今日の事は、今日の事。
 明日の事は、明日の事。
 休ませるのは肉体ではなく精神という観念。
 人は必ずしも生きたくて生きているわけではない──。 
「…………ん。ん、んん」

 大抵の人間が朝目覚めてから取る行動は、時計を見る事だろうと思う。がばりと上体を起こし、目をこすりながら時計を見る。
「……五時五十分」
 起動脳味噌がデータを立ち上げていく。五月二十一日、土曜。
 ん?土曜?土曜、土曜……。
「……そっか、巫女子ちゃんと買い物に行く日か」
 約束の時間は確か十時だから、それまで四時間。瞬間的に頭の中でその二百四十分を潰す方法を模索しながら、ぐぐっと伸びをする。
 さて、巫女子ちゃん、今日はちゃんと時間通りに来るだろうか。
831MIKE:05/02/23 05:07:51 ID:lxQfbnY7
 それからおよそ半日後。
 買い物を終えて夕食を食べに寄った店で、巫女子ちゃんはこれでもかといわんばかりの勢いでお酒を飲み続けた。結果は言うまでもない。
 時刻は七時半。ぼくは完膚なきまでに酔い潰れた巫女子ちゃんを背負って店を出た。
「巫女子ちゃん、家まで送るよ?いいね?」
「あはは、いっくんの背中気持ちいー」
「…………」
「インドネシアの大富豪フロリダで豪遊、但し油田は北九州、みたいなー」
「…………」
「巫女子ちゃんだにゃーん。只今いっくんに乗車中ー」
 最早さっぱりわからなかった。
 泣いた子供と地頭と酔っぱらいには勝てないというかなんというか、ぼくは巫女子ちゃんとの意思疎通を諦め、前に一度行った堀川御池の
マンションへ向かう。若い女の子を背負って歩いているというのは中々人目を集めそうだったが、今日の巫女子ちゃんのファッション(幼稚
園児が被ってそうな黄色い帽子とオーバーオール)と身長から妹か何かだと思われたのだろう、バスに乗って巫女子ちゃんのマンションまで
、何の問題も支障もなく辿り着いた。

 マンションの前まで来て背中に声をかけてみる。
「巫女子ちゃん、着いたよ」
「…………」
 まあ期待はしていなかったけど、案の定巫女子ちゃんはぐっすり眠り込んだままだった。やむを得ず、巫女子ちゃんを背負ったままマンシ
ョンの中へ入る。
「……さて、どうしたものか」
 まさかドアの前に置いて帰るわけにもいかないし、隣の部屋の人にでも預けて行こうか。と、巫女子ちゃんを荷物のように考えていると、
背中でもぞもぞ動く気配がした。
「あ、巫女子ちゃん起きた?」
「…………」
 気のせいか。しかし、どうしよう。
 ……ていうか、よく考えたら巫女子ちゃんが寝てるのが悪いんだよな。結局ベスパもぼくの家に置きっぱなしだし。わざわざ家まで送って
あげたんだから、叩き起こしたって問題ないはずだ。
 ぼくは背中を揺すり始める。
832MIKE:05/02/23 05:10:57 ID:lxQfbnY7
「おーい、起きろー」
 ゆさゆさゆさ
「おーい、巫女子ー」
 ゆっさゆっさゆっさ
「みっ、こっ、こっ、さーん」
 じゃーんぷ。じゃーんぷ。
「うきゃ」
 飛び跳ねたのはさすがに効いたのか(巫女子ちゃんの頬がぼくの肩に激突した感触があったけどそれは無かったことにする)、巫女子ちゃ
んが身じろぎする。いやいや、やっと起きてくれたか。
「巫女子ちゃーん」
「…………、あ、はい?葵井ですけど?」
「…………」
「……あっ、いやっ、寝てません、起きてましたっ」
「…………」
「……あれ……ここはマンションだ…………?」
「巫女子ちゃん起きた?」
 ぼくが尋ねると、巫女子ちゃんはひゃあ、と失礼なリアクションで応えてくれた。
「あれ、いっくんがいる?なんで……?」
「酔っ払っちゃったから、ここまで連れて来たんだよ」
 そう言って巫女子ちゃんのバッグを持ち上げて見せる。ちなみに買った荷物は駅のコインランドリー。
「うわあ、いっくん、わざわざここまでおぶってきてくれたの?それってちょっと感激だったり……」
「それは重畳」
「うんっ。いっくんありがとー」
 巫女子ちゃん、いまいち酔いが抜けきっていないようで、なんとなくのへーっとしている。頬もほんのり赤いし。
「巫女子ちゃん、立てる?」
「あ、うんっ」
 そう言ってぼくの背から降りる巫女子ちゃん。しかし、地に足をついた途端によたよたと転びかける。慌てて体を支えてあげる。
「巫女子ちゃん、鍵出して。ベッドまで運んであげるから」
 言ってから気付いたが、女の子を腕に抱いた状態でこの発言はどうだろう。巫女子ちゃんは顔を逸らして「あ、うん」とか言って、鍵を差
し出してきた。真っ赤になった顔を隠そうとしているんだろうけど、耳まで真っ赤なのでバレバレだった。
 巫女子ちゃんから鍵を受け取り、再び巫女子ちゃんを背負う。
833名無しさん@ピンキー:05/02/23 23:41:26 ID:WdNjHJJ9
読みました。ええ感じですなぁ。

>そう言って巫女子ちゃんのバッグを持ち上げて見せる。ちなみに買った荷物は駅のコインランドリー。
ここなんですが、コインロッカーでは?
834MIKE:05/02/25 03:23:45 ID:0qi8yM59
>>833
あー、、洗ってどうするんだよいーちゃん!すいません、間違えました。orz

ところでこのいーx巫女子なんですけど、えらく暗い話になってきまして・・・
納得いかないというか、まあ言ったら失敗なんですけど。行為直前まで書いて、「さてな」ってな感じです;
一応HPの方に途中までのはうpしたんですが。気は乗りませんが、まあせっかく途中まで書いたことだし、希
望ありましたら続きも書こうと思うんですがどうしましょうか・・・
ていうかやっぱり未完の奴うpしない方がいいですね・・・激しく後悔。スレ汚し失礼しました。
835名無しさん@ピンキー:05/02/25 18:23:36 ID:Z/595g60
>834
書いてください是非是非ー。
836名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:35:12 ID:2EFdKGrH
>>へたれ181さん
ドクターのセリフ書くのは大変だと思った。GJ!!

>>MIKEさん
和むなあ。この裏でどういうこと考えてたか考えるとぞっとするが。
続き期待してます。

最近、出夢くんXおにーさんを妄想中。
恋する人喰いはせつなくておにーさんを思うとすぐ殺しちゃうの……って感じで。
837MIKE:05/02/26 00:13:45 ID:mqJKPMWf
うーん。いーちゃんが巫女子ちゃんを断罪しにきたっていう舞台背景を考えると、
どうしてもシリアスになっちゃいます。酔いに任せるのはなんか嫌だし。
もうこれはしょうがないのか・・・残念。。

それじゃ一応頑張ってみます。2chに上げるのは全部完成してからにしようと改
めて思ったある春の夜。改正もいっぱいしてますし。。
838名無しさん@ピンキー:05/02/26 00:29:11 ID:Ub2SUNtX
がんがれー
839MIKE:05/02/26 08:05:57 ID:mqJKPMWf
「失礼します」
「お上がり下さーい」
 巫女子ちゃんが楽しそうに言う。ようやく頭が覚醒してきてテンションがニュートラルに戻ってきたのだろうか。寝起きに元気がないとこ
ろをみると、意外と低血圧なのかもしれなかった。
「あはっ、いっくんの背中って結構乗り心地いいよねっ」
「ぼくの背中は乗り物じゃないぞ……巫女子ちゃん、靴は?」
「ああ、うん、脱ぐ脱ぐっ」
 靴がぽてぽてと落ちる。ぼくは両手が塞がっているので直しようがないので、転がった靴を放置して家に上がる。
「いっくんが家に来るのは二回目だねっ」
「そうだね……まあ予定にはなかったんだけど」
「うんっ。巫女子ちゃんも、まさかいっくんが家まで背負って送ってくれるなんて思ってもなかったよっ。≪またもテレビでナウシカ放送、
但し日本昔ばなしで≫みたいなっ!」
「…………。ところで巫女子ちゃん、ベッドは?」
「ん、そっちだよっ」
 巫女子ちゃんの微妙な比喩を聞き流しつつ、巫女子ちゃんの指差したドアをあける。しかし、ベッドルームまであるのか。一人暮らしの大
学生にしては余りに豪奢に過ぎる気がする。
 ぼくはベッド(これもぼくが大の字になれる程広い)の前でくるりと背中を向けてしゃがむ。
「お客さん、終点ですよ」
「あ、はいっ、ありがとうございましたっ!」
 ベッドに腰掛けながら巫女子ちゃん、何故か敬礼付きで言う。なにか色んなキャラが混ざってしまっているらしい。
 ぼくは立ち上がり、軽く息をついて伸びをして言った。
840MIKE:05/02/26 08:06:50 ID:mqJKPMWf
「それじゃあ、ぼくはこれで」
「えっ、もう行っちゃうのっ?」
 信じられない、という表情でぼくを見る巫女子ちゃん。一体ぼくに何を期待してたんだろうか。
「うん、もう遅いからね。そろそろ帰らなきゃ」
「でもでもっ。一人暮らしの大学生がそんなこと気にしなくてもいいんじゃないかなっ」
「うーん、でもなあ……」
「それにほらっ、送ってくれたお礼もしたいしっ」
 すべての発言に促音付きの巫女子ちゃん。その表情は今にも泣き出さんばかりに悲壮だ。
「………………」
「お願いっ、巫女子ちゃんのためにもっ!」
「……それじゃ、お茶だけでも貰おうかな」
「うんっ」
 ぱあっ、と顔を明るくして、小走りで部屋を出て行く巫女子ちゃん。
 うん?小走り?巫女子ちゃん、もう歩いても大丈夫なのだろうか。やけに回復が早いな、ひょっとしてさっきは嘘をついていたんだろうか
。そう言えば前も寝たふりをした事があった気がするけど。巫女子ちゃん、よっぽどものぐさなのか。
 ……もしくは。
「………………」
 与えるか、奪うか。
 一度決めた事を思い悩むのは、ぼくとしては中々珍しいことだった。
841MIKE:05/02/26 08:08:02 ID:mqJKPMWf
 二分くらいして、巫女子ちゃんが盆に二人分の麦茶をくんで持ってきた。
「あれっ、いっくんずっと立ってたの?」
「あ、うん。勝手に座るのもあれかなって」
「そんな、座ってゆっくりしてってよっ」
 そう言いながら盆をベッドの脇の台に置く。
「ほらほらっ」
「…………」
 急きたてられてぼくは巫女子ちゃんの隣に腰を下ろす。実は若い女の子のベッドに座るのに躊躇してたなんて口が裂けても言えない。
 ぼくの隣に巫女子ちゃんが腰掛けて、麦茶の入ったコップをはい、と渡してくれた。氷が入っていかにもおいしそうなそれを、ぼくは一気
にあおるように飲み干した。
「……いっくん、今日はありがと」
「ん」
 巫女子ちゃんの声のトーンが急に下がる。なんだろう。ぼくはコップを置いて巫女子ちゃんを見る。
「今日は楽しかったよ。いっくんはどうだったかわからないけど、すっごく、ホントに楽しかった」
「…………うん」
「一緒に歩いたお店も、話した言葉も、食べた食事も、全部」
「…………うん」
「生きてて良かった、って思えるくらい幸せだった」
「…………」
 少し重い沈黙が流れる。智恵ちゃんが命を落とした、その上でのこの発言は、少なくない意味と感情がこもっているように感じた。
「あたし、智恵ちゃんが殺されてから、ずっと思ってたの。あんなにいい子でも、あんなに急に殺されて、終わっちゃうこと。ぷつって、切
れちゃうっていうか、途切れるっていうか」
「…………」
 何故か、自嘲気味に話す巫女子ちゃん。
 その顔は、
 歓喜とか、
 嫌悪とか、
 諦念とか、
 安心とか、
 色んな感情が、ない交ぜになったような表情だった。
842MIKE:05/02/26 08:09:24 ID:mqJKPMWf
「智恵ちゃんには、心残りとか、あったのかなあ」
「…………」
「死んだら、死んじゃったら、もうおしまいなんだよ?どんなに会いたい人がいても、やりたいことがあっても、望むことがあっても、」
 巫女子ちゃんの言葉が、途切れる。
 突然のような偶然のような必然で、人は死ぬ。
 それは殺人鬼の気まぐれだったり、何かの手違いだったり、怨恨の怨念だったり。
 それは一体どんな最悪か害毒か罪目か災厄か──あるいは、快楽か。
 ぼくは思い出す。
 自分は既に致命傷を負っていると言った智恵ちゃん。
 もし生まれ変われるなら、巫女子ちゃんのように、天真爛漫になりたいと言った智恵ちゃん。
 彼女は、死を目前に、何を思ったのだろうか。
 生き詰まっていた人生からの開放か。
「……あたしは。あたしはやだ。今死ぬのは嫌」
 下を向いたまま巫女子ちゃんは言う。
「死ぬことは恐くないけど、思いを残すことが恐いよ。私には、」
 深い決意の込められた、潤んだ声。
 巫女子ちゃんの小さな体に詰まった万感の想いが、その言葉にはこもっていた。

「私には、まだ──心残りが、あるから」

 きっぱりと、
 切れ切れに、自分に確認するように、言う。
「だからあたしは、やっておきたいって思ったことは、今のうちに早く済ませたいなって、思う」
「…………」
「ねえ、いっくん?」
 巫女子ちゃんが下を向いたままぼくによりかかる。ぼくは視線を返さない。
「お願いだから、私を、抱いて下さい」
843MIKE:05/02/26 08:20:03 ID:mqJKPMWf
 選択を迫られていた。
 与えるか、奪うか。
 圧倒的に選ばないことを選んできたぼくに、突きつけられた二律背反の選択肢。
 ……いや。ぼくはもう既に選択し、それに順ずる行動を採った。
 だとすれば、
 今のこの状況は、一体なんだというのか。
「…………」
 ぼくの横には巫女子ちゃんがいる。
 声を震わせて、
 肩を震わせて、
 魂を震わせて、
 ぼくの横で震えている。
 この庇護すべき存在を救えなかった──否、圧倒的に救わなかったぼくが、果たしてこれ以上彼女に対して出来ることは。
「巫女子ちゃん」
 ビクリと、巫女子ちゃんの肩が震える。
 首を竦めて、体に力を入れて。まるで防御姿勢だ。巫女子ちゃんは、何から身を守ろうというのか。
 ……そんなものは決まっている。

 ぼくは巫女子ちゃんを抱き締めた。
844MIKE:05/02/26 08:23:36 ID:mqJKPMWf
「?! …………?!」
 それに何よりも驚いたのは巫女子ちゃんだった。
「えっ、えっ!」
 完全に混乱している。ぼくはそのまま巫女子ちゃんを引き寄せた。
「うきゃっ!」
 いい感じの悲鳴をあげて、巫女子ちゃんは完全にぼくに体を預ける格好になる。ぼくはさらに巫女子ちゃんを抱き締める。
「えっ、ちょっ、えっ、いっくんっ……?!」
「ん、何?」
「えっ、あっ、いや、そのっ」
「?」
 体を放して見つめあう。巫女子ちゃんは口をぱくぱくさせて、言葉が出てこない。
「だからっ!変だよっ!いっくんがまさかいっくんがぁっ!」
 巫女子ちゃん、最早半泣きだった。
 ……あれ。ぼく、何か間違えたっけ。
「ちょっと待ってよ、巫女子ちゃんから言ってきたんだろ?ぼくが責められる云われはないよ」
「違うのっ」
 巫女子ちゃんがぼくに腕をまわして抱きついてきた。
「いっくんが……、……いいって言ってくれるなんて、全然思ってなくてっ」
「……うん」
「絶対、無視して帰ると思っててっ」
「…………」
「私っ、そんなっ、夢みたいでっ……」
「…………うん」
 あとはもう言葉にならなかった。
 ぼくは泣きじゃくる巫女子ちゃんを抱き締めながら、背中をぽんぽんと叩いた。
845MIKE:05/02/26 08:26:13 ID:mqJKPMWf

「さて、そろそろ20分は経つわけですが」
「う」
 時計を見ながらぼくは呟く。巫女子ちゃんがぎくりと反応する。
「泊まるつもりはないから、するなら早くしようよ」
「うー……」
 小動物のような唸り声を上げる巫女子ちゃん。
 ……威嚇?
「どうしたの巫女子ちゃん?」
「えっと、えっとねっ……」
「まさか絶対無視して帰られるかと思ってたから全然心の準備してなかったとか?」
「どっ、どうしてそれをっ!いっくんすごいっ!探偵みたいっ!≪流行最先端の女性芸能人、但し今年の流行はインフルエンザ≫みたいなっ
!」
「…………」
 素敵な比喩だ。ぼくは心の中でガッツポーズを決めた。
 やっと平静を取り戻したらしい巫女子ちゃんだったが、それでも事態は展開しなかった。
「それもこれも、巫女子ちゃんが中途半端な告白をするからですね」
「痛いっ!それは意地悪な発言だよ、いっくんっ」
 大袈裟に胸を抑えて痛がる巫女子ちゃん。二人の体が離れる。
「ということはようやく視線が合うわけで」
「えっ、あっ」
 慌てる巫女子ちゃんをじとーっと見つめる。巫女子ちゃんは赤くなり、次いで青くなり、そして視線を逸らした。
 なおもぼくは視線を突き刺す。
 じー。
「…………」
 じーーー。
「…………ううう」
 じーーーーーーーー。
「う、ううっ、うきゃあっ!」
846MIKE:05/02/26 08:27:37 ID:mqJKPMWf
 視線のいじめに耐えかねたのか、巫女子ちゃんは奇声を上げて布団を頭から被った。
「…………」
「ひ、ひどいよいっくんっ!なんでそんないじめるのっ!もう帰ってよっ!あっ、駄目っ、嘘、嘘だから帰っちゃ嫌っ!」
 どこかで聞いたような巫女子ちゃんの悲鳴。巫女子ちゃん、普段はあんなにあっけらかんとしてるのに、こんなに恐がりだったのか。
 ……ちょっと面白い。
「巫女子ちゃん」
 布団の山がビクリと動く。ぼくはそっと布団の裾をめくり、中を覗く。巫女子ちゃんが涙目でこっちを見ている。ぼくはそのまま布団の中
へ侵入する。
「あ、あ……」
 震えながらぼくを見る巫女子ちゃん。拒否したいが、誘った手前そうすることもできず、どうすればいいかわからないのだろう。
 自分をリードすることすら出来ていないぼくが、他人をリードなんてできるのだろうか。布団に覆われた暗闇の中、ぼくは疑念のままに巫
女子ちゃんへと口付けた。

847MIKE:05/02/26 08:29:31 ID:mqJKPMWf
 一応目を閉じるのがマナーだろうと思い目を閉じたが、巫女子ちゃんの意識は既に大気圏まで飛んでいそうな勢いだったのでどっちにして
も変わらなかったと思う。数秒か数十秒か、決して長くはない(・・筈。正直ぼくも経験が疎い)キスを交わして顔を離す。
「…………」
 見ると、巫女子ちゃんの意識はやはり宇宙へ行っているようだった。
「……えい」
 だからこっそり胸にたっちしても気付かれないかと思ったのだが、それは間違いだった。
 巫女子ちゃんの目が自分の胸にいく。
 そしてぼくの顔へ。
 見る見る瞳孔が開くのが確認できた。息を吸うために口を開き、
「んっ……!」
 そこでぼくは巫女子ちゃんを押し倒してキスをして巫女子ちゃんは反射的に抵抗したけれどぼくは巫女子ちゃんの腕を押さえつけてキスを続けた。
「ん…………んむぅっ!」
 ぼくが舌を差し入れると、半ばパニック状態になった巫女子ちゃんは目を見開いて涙を流したが、ぼくは構わず巫女子ちゃんの口内を蹂躙
した。少しアルコールっぽい味がした
「んっ、んんっ……」
 口を塞がれた巫女子ちゃんの荒い息がぼくの顔にかかる。目を開くと、巫女子ちゃんと目が合った。巫女子ちゃんは真っ赤になって目を閉
じた。抵抗がなくなったので、ぼくはそろそろと胸に手を伸ばした。サロペットパンツの肩紐をずらして上半身を脱がし、薄い生
地のタンクトップ越しににそっと指を這わせる。
848MIKE:05/02/26 08:30:53 ID:mqJKPMWf

「ん……」
 巫女子ちゃんの体が緊張する。ぼくは対した刺激を与えないよう、焦らすように胸の上をつつ、となぞる。
 落ち着いてきたようなので、ようやくぼくは口付けを離す。
「あ……」
 名残惜しそうな顔。ぼくは今度は首に口付けて、Tシャツの下に手を差し込む。
「ん………っ」
 ピクリと反応する巫女子ちゃん。行為へのあの躊躇いようを見ると、それどころか男性に胸を触られることすら生まれて初めてなのかもし
れない。巫女子ちゃんは意外と純情なのか奥手なのか。
 ぼくはなんとなく思いを馳せながら巫女子ちゃんの上着を脱がせる。ついでにオーバーオールも脱がせてしまうことにした。これで巫女子
ちゃんの着ている衣服はショーツだけになった。ついでにぼくも脱いだ。うん、真っ赤になった巫女子ちゃんもなかなかかわいい。
「真っ赤になった巫女子ちゃんもかわいいよ」
 言ってみた。
「…………」
 そっぽを向かれた。
 ……違ったかな。
849MIKE:05/02/26 08:31:40 ID:mqJKPMWf
 巫女子ちゃんは体型の割にはなかなか大きめの胸だった。何カップくらいだろう。
「巫女子ちゃん、胸大きいね」
 言ってみた。
「…………」
「何カップくらい?」
 訊いてみた。
「…………Cです」
 やっと答えてくれた。
 ていうかぼく、いつの間にかかなり愉しんでるし。
「Cカップかあ。へぇ、なるほど」
「やだっ、あんまり見ないでよっ」
「隠すことないよ、巫女子ちゃん。綺麗なんだからもっと見せてよ」
「うぅ……」
 巫女子ちゃんは目端に水滴を溜めながらも、胸を隠す腕をどかしてくれた。ぼくはその頂に口付けた。
「ひゃんっ」
「感度もいいんだ」
「や、やだっ……あん!」
 一方を舌で舐めながら、一方を手で満遍なく揉みほぐす。指の間で蕾を刺激してあげると、巫女子ちゃんは手をぼくの頭に置いて可愛い声
で鳴いた。
 空いた手が手持ち無沙汰なので、ぼくはいよいよ下へと手を伸ばす。内腿をつつーっとなぞると、巫女子ちゃんの手に力がこもった。
「あっ、ちょっとっ、いっ……ああっ!」
 下着の上からそっとそこをなぞる。少し湿っていた。
「巫女子ちゃん、ちょっと濡れてる?」
「やあっ!言わないでよっ!いっくんのばかっ!」
 巫女子ちゃん、手で顔を覆って泣きだした。
 ……ぼくの嗜虐心に火がつく。
 ぼくは胸をいじるのをやめて体をずらす。巫女子ちゃんは足を閉じて必死に抵抗するが、ぼくは力尽くで陣取った。
「巫女子ちゃん、初めてなんでしょ?下着こんなにしちゃって、えっちすぎじゃない?」
「そんなっ、そんなことっ」
「違うって言うの?でもほら、ちょっと触ったら」
 ぼくは下着の布地を脱がせてその部分を強く刺激する。
「やあんっ!」
850MIKE:05/02/26 08:33:17 ID:mqJKPMWf
「ほら、えっちじゃん。巫女子ちゃん、自分がえっちな子だって知らなかったの?」
「違、そんなっ、私っ……」
「わかんないの?ほら」
 今度は陰茎を指で挟んで弄んだ。
「ふああっっ?! あああああっ!!」
 体を反らせて大きく鳴いて、そのままぐったりしてしまう。その姿は物凄く扇情的だったが、ぼくは込み上げる感情をぐっと堪える。
「イっちゃったの?」
「はぁ……はぁ……」
「びっくりしたなぁ。巫女子ちゃんがそんなにえっちだったとは知らなかったよ」
「あ……」
 びくりと体を強張らせる巫女子ちゃん。何かとてつもない悪事がばれてしまった子供のような表情。
「ほら見てよ。もうびしょびしょになってるよ」
「いや……」
 そう言って指先を巫女子ちゃんの目の前に晒す。巫女子ちゃんは愕然とした表情で、目をそむけた。
「気持ちいいんでしょ?気持ちいいの、好きなんでしょ?巫女子ちゃん」
「う、ふぇっ、……ううぅっ」
 遂に巫女子ちゃんがマジ泣きする。
「ふぇっ……ぇっ、ご、ごめんなさ、わ、私っ、あやま、謝るからっ、謝るからっ」
 泣きじゃくりながら弁解する。
「だか、だからっ、嫌いに、ならないでっ、私、あやまるからあっ」
 あとはもう言葉にならなかった。ぼくはそれを見て、まあそろそろ勘弁してやろうかな、と考える。
「……わかったよ」
「っ、ほんと……?ほんとに……?」
「うん。巫女子ちゃん、いじわるしてごめんね」
「……、うん、いいの。だから嫌いにならないでね……?」
「わかったよ、巫女子ちゃん」
 そう言って軽く口付けて、再び陰部を刺激する。イった後なので、巫女子ちゃんはさっき以上に敏感に反応した。
「ふぁっ、ああん……」
851MIKE:05/02/26 08:34:25 ID:mqJKPMWf
「ほら、えっちじゃん。巫女子ちゃん、自分がえっちな子だって知らなかったの?」
「違、そんなっ、私っ……」
「わかんないの?ほら」
 今度は陰茎を指で挟んで弄んだ。
「ふああっっ?! あああああっ!!」
 体を反らせて大きく鳴いて、そのままぐったりしてしまう。その姿は物凄く扇情的だったが、ぼくは込み上げる感情をぐっと堪える。
「イっちゃったの?」
「はぁ……はぁ……」
「びっくりしたなぁ。巫女子ちゃんがそんなにえっちだったとは知らなかったよ」
「あ……」
 びくりと体を強張らせる巫女子ちゃん。何かとてつもない悪事がばれてしまった子供のような表情。
「ほら見てよ。もうびしょびしょになってるよ」
「いや……」
 そう言って指先を巫女子ちゃんの目の前に晒す。巫女子ちゃんは愕然とした表情で、目をそむけた。
「気持ちいいんでしょ?気持ちいいの、好きなんでしょ?巫女子ちゃん」
「う、ふぇっ、……ううぅっ」
 遂に巫女子ちゃんがマジ泣きする。
「ふぇっ……ぇっ、ご、ごめんなさ、わ、私っ、あやま、謝るからっ、謝るからっ」
 泣きじゃくりながら弁解する。
「だか、だからっ、嫌いに、ならないでっ、私、あやまるからあっ」
 あとはもう言葉にならなかった。ぼくはそれを見て、まあそろそろ勘弁してやろうかな、と考える。
「……わかったよ」
「っ、ほんと……?ほんとに……?」
「うん。巫女子ちゃん、いじわるしてごめんね」
「……、うん、いいの。だから嫌いにならないでね……?」
「わかったよ、巫女子ちゃん」
 そう言って軽く口付けて、再び陰部を刺激する。イった後なので、巫女子ちゃんはさっき以上に敏感に反応した。
「ふぁっ、ああん……」
852MIKE:05/02/26 08:36:06 ID:mqJKPMWf
 ぼくはいよいよ自分のモノを取り出し、巫女子ちゃんにあてがう。
「それじゃいくよ」
「ぅ、うん……。うんっ」
 ずずっ!
 一気に突き入れる。巫女子ちゃんは案の定処女だったようで、何かを突き破る感触があった。
「痛い?」
「ううん……ちょっと痛いけど、思ってたほどじゃなかったかなっ」
 ラッキーだねっ、と言って巫女子ちゃんが微笑む。その邪気のない微笑みを見て、様々な思いがぼくの脳裏をよぎる。
「…………」
「……いっくん、どうしたのかなっ?」
「ん、ああ、いや別に」
「そ……っ、あぁんっ」
 巫女子ちゃんがなおも何か言おうとしたので、ぼくは腰を突いて黙らせた。
「巫女子ちゃん、気持ちいい?」
「ああっ……うんっ……!気持ちっ、……いいよぉっ」
「こことか?」
 そう言ってぼくは陰茎を強めに摘む。
「ふああっ!」
 膣内がきゅうっと締まる。一瞬そのまま果てそうになり、慌てて推し留める。
 息も絶え絶えになっている巫女子ちゃんを犯して侵して冒して犯した。
「あっ、はぁっ」
「巫女子ちゃん、そろそろいこうか」
「はあっ、うんっ、いっくんっ、いっくんいっくんいっくんいっくんっ!」
「う…………くっ!」
「ふああぁあぁああっ!!」
 どくん!
 巫女子ちゃんの中で、ぼくは果てた。
853MIKE:05/02/26 08:38:18 ID:mqJKPMWf
 次の日。
 ぼくへ巫女子ちゃんにベスパを返すために巫女子ちゃんのマンションに向かっていた。
 ぼくのアパートを出て10分程度で到着。歩くとそれなりにかかる道も、原付だとあっという間だった。
 自分も原付を買おうかとちょっと真剣に考えたりしながら巫女子ちゃんの部屋に向かう。
 しかし、部屋の前まで来て、昨日のことがフラッシュバックのように脳裏に蘇り、ぼくは固まってしまった。一体どんな顔をして会えばい
いのだろうか。
 10分ほど悩んだが、こんなものどんなにぼくが悩んだところでどうなるかはわかったものではないと考え、諦めてチャイムを押した。

Bad End → >>854
Happy End → >>855
854MIKE:05/02/26 08:42:21 ID:mqJKPMWf
 これを予想したのはいつだったか。
 チャイムを鳴らしても無反応だった時だろうか。
 昨日の夜、巫女子ちゃんと重なった時だろうか。
 昨日、巫女子ちゃんと遊びまわった時だろうか。
 14日、智恵ちゃんが殺された時だろうか。
 それとも。
 あの日、学食で巫女子ちゃんがぼくに話し掛けてきた時だろうか。
「……戯言だ」
 ぼくは死んだ葵井巫女子を見つめながら、ぼんやりと考えていた。
 昨日巫女子ちゃんが言った言葉。
『死ぬことは恐くないけど、思いを残すことが恐いよ。私には、』『私には、まだ──心残りが、あるから』
 反芻する。
「……ぼくと結ばれることが救いになったのなら、ぼくは嬉しいよ」
 口に出して言ってみたが、結局それはただの空気の振動でしかなく、恐らく巫女子ちゃんの心には届かないだろう。
 智恵ちゃんを殺したのは巫女子ちゃんで間違いないのだろう。
 それも全て、ぼくのために。
 だが、巫女子ちゃんがどんなにぼくを思って行動しても、欠陥製品のぼくには届くことはなかった。
 どんなにぼくを想っても、
 ぼくが返せるのは殺人行為を憎悪する気持ちだけだったのだ。
 ふと、机の上を見ると、一枚の紙切れに何かが書いてあった。ぼくはそれを手に取る。
『ありがとう』
「…………」
 きっと巫女子ちゃんは、全てを気付いていたのだろう。
 昨日のことは、云わば、予定調和の茶番だったのだ。
 しかし、まあ。
 それが巫女子ちゃんにとって最後の手向けとなったのなら、それはそれで良かったのかもしれない。
 追い詰めたのもぼくで、最後に救ったのもまたぼく。何様のつもりだろう。
 とは言え、ぼくにある言葉は常に一つであって一つでしかなく、それはわかりきった事だった。

「──戯言だよ」
855MIKE:05/02/26 08:45:51 ID:mqJKPMWf
「いっくん!!!おはよっ!待ってたよっ!!」
「…………」
 物凄いテンションだった。
 世の中は予想通りにいかないことばかりだけど、ここまで予想を上回る出来事もそうそう無いのではないだろうか。
「ていうか遅いっ!遅いよっ!来るって言ったら普通朝から来るでしょっ!≪献血ありがとうございました、ただし吸血鬼≫みたいなっ!待
ってたのにっ!いっくんが来ると思って朝からお料理とお掃除済ませてずっと待ってたのにっ!」
「…………」
「もうっ!あっ、それにせっかく作ったお料理も冷めちゃってるんだよっ!いっくんのばかー!」
「ぐほぁ」
 完全な不意打ちで巫女子ちゃんの水平チョップが喉に直撃する。今度は寸止めはなかった。本気で痛い。
「しょうがないからレンジでチンしてくるよ……。いっくんは座って待っててっ」
 そう言って奥へととたとた走っていく巫女子ちゃん。失礼ながら、エプロン姿が死ぬほど似合わない。以前のスイートポテトとか、料理は
するんだろうけども。
「あ、そうそう。いっくんっ」
 ひょっこりと顔だけ出して声をかける。
「あのベスパだけど、いっくんにあげるよっ。だからあれで毎朝ここにおいでよっ!巫女子ちゃん朝ごはん作って待ってるからさっ。そした
らあたしの車とかバスで一緒に学校行けるよっ!」
「……そうだな」
 うんっ、と言って、満面の笑みで戻って行く巫女子ちゃん。
「…………」
 そしてぼくは、もう一度小さく呟いた。
 そう。これもまた、一つの帰結。あったことはなかったことに、なかったことはあったことに。
 こうしてこの小さな事件は、人間失格の殺人鬼の再登場も、狂気の壊人の登場も待たずに幕を下ろす。
 結局、こうなった今でも、ぼくは巫女子ちゃんに対して個人的な情を抱いているわけではない。
 しかしまあ。
 どのような道を辿ろうと、どんな過程を歩もうと、収束点は唯一にして無二だというのなら。
 こういうのも、実際、悪くない。
 そういうわけで、すこぶる恥ずかしいことだけれど、最後に、この言葉を送ろう。

「少しくらいなら甘えてもいいよ」
「いっくん大好きっ!」
856MIKE:05/02/26 08:46:59 ID:mqJKPMWf
というわけで、初のマルチエンディングでした笑。終わり方、どっちにしようか迷った挙句、
こういう形にしました。なかなか面白いかな、と。

いやしかしこれ書くのは少々疲れた;
857名無しさん@ピンキー:05/02/26 09:05:22 ID:2H9kcx/I
>856
すっごいGJ!!!!!!乙!ネ申!
858名無しさん@ピンキー:05/02/26 11:28:02 ID:KP6KLgm2
軽くドクター入ってねぇ?
いや、まあ堪能させていただいた。
乙。
859名無しさん@ピンキー:05/02/26 22:41:41 ID:7ic/emnD
a
860名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:19:36 ID:WMmFG7Fw
マジ良かった。ありがとう。軽く目が潤んだ。

気になった点を1つだけ。
>>851
>今度は陰茎を指で挟んで弄んだ。
陰茎か…巫女子ちゃんはふたなりだったのですね。正しくは陰核。
861MIKE:05/02/27 10:34:40 ID:ezsUbdCU
本編が救いようがなさすぎるんで、HappyもBadも素敵に元気な終わりです。

ていうか僕アホなミス多いですね; 指摘thx。
862名無しさん@ピンキー:05/02/27 17:38:49 ID:GnhXyoAt
哀川さんが橙に負けてボロ雑巾になってほしいなあ。
でも無理だろうなあ。
863名無しさん@ピンキー:05/02/27 19:03:30 ID:+CW4k8BS
こんばんわ。
このたびROOM NO.1301のスレを立てましたので報告します。
ライトノベル仲間のスレに挨拶に来ましたので今後ともよろしく。

ROOM NO.1301の女性キャラを撃墜せよ!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1109498379/
864名無しさん@ピンキー:05/02/28 18:22:36 ID:XPISH/us
乙でした。
楽しませて頂きました(*´д`*)
865やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/01 17:23:14 ID:3dB2nFyZ
駄人間改めSS書きです。

ええい、ネコソギはどこにあるんだ。近郊の本屋はことごとく売り切れだ!
……発売直後にはあったんだけどなぁ。
その頃ちと金欠だったから、中途半端に立ち読みしただけで買わずじまい。
ああもう続きが気になる。


探しても見つからず、通販で買うのも悔しいので、気晴らしに未完成で放り出してた「りすかモノ」に再び手をつけることにします。
ってことで出来上がってる部分から順次投入。
新本格18禁魔法少女ツナギ 二度あることは五百十二度ある?



 キズタカが聞いてきたのが、ツナギと戦った夜の帰り道なの。
「それにしても――ツナギに喰われた時、りすかが悲鳴も上げなかっ
たのにはびっくりしたな。あれって実際、どんな感じなんだ? 物理的
に『喰われる』だけじゃないんだろう?」
「……………」
「……悪い。思い出したくないよな」
 珍しくきまり悪そうに眼をそらしたのがキズタカだったの。で、黙り
こんじゃったのがわたし。

 分からないのが、その時わたしがどんな顔してたのか。
 分からなかったのが、その時どんな風に説明するべきか。

 不完全だけど正しいのがキズタカの推測。相手の『存在そのもの』
を食べるのがツナギなの。ツナギの口の中の様子が外から見ても
分からないことだし、それに――

 五百十二の口があるのが、体の表面でなく口の中なの。

 身体を細切れに噛み千切られる苦痛なんて、だから本当はささいな
ことなの。「アレ」を五百十二回繰り返されることに比べたら。

   ★       ★

 ――人飼無縁は、意識を取り戻した。
 何も見えない闇の中、横たわっている。

「……ふむ。我輩は一体、どうなっているのかな? 確か――ツナギ
に『喰われた』はずだが? いや、『喰われなかった』はずだが、と言
うべきかな?」

 状況も分からないまま、彼は軽口を叩いてみた。軽口を叩くことで、
己の冷静さを取り戻そうとする。
 ある意味、虚勢のようなものだ。

 生暖かく、湿気に満ちた洞窟――のようなところに横たわっていた
ようだ。黒一色と思っていた闇は、目が慣れてくると微かに赤黒い。
地面は柔らかく、湿っている。とても高いところにある天井には大きな
割れ目がギザギザに走り、そこから微かに光が射している。
 ゆっくりと身体を起こしてみる。噛み砕かれたはずの手足は自由に
動くし、触ってみた限りでは傷もないようだ。もちろん愛用のローブも
健在である。あらゆる攻撃から彼を護り、また彼の『魔眼』のカラクリ
を隠してくれる、『あのお方』から拝領したローブ。
 わずかに、魔力が減っているような気もするが――しかし、今日は
既に何度も『魔眼』を使っていたのだから、この程度の消耗は当然だ
ろう。もちろん、まだまだ余裕はある。

「ふむ、ならば何とかなるのがこの状況、かな。いや、何ともならない
のがこの状況、と言うべきかな?」

 どういう経緯でこういうことになったのか、さっぱり見当もつかない
が――人飼無縁の記憶はツナギに『喰われた』所で途絶えている。
だから何故、五体満足な姿でこんな所に寝ているのか全く想像も
つかなかった――、しかし、少し安心した。
 ここがどこだろうと、今どんな状況だろうと、ローブと魔力さえ無事
ならばなんとでもなる。大概のことからはこのローブが護ってくれるし、
いつ誰がこの場に現れても彼の『魔眼』は健在だ。
 ――問題は、今この場所がどこだか分からないことと、この洞窟に
誰かが現れる様子が全くないこと。

「我輩が生きているということは、我輩に用があるということなのだ
ろうが――ツナギに、知られていた以上の何らかの魔力があった
ということなのだろうが――しかし、こうして放置しているのは解せ
んな。我輩に用があるなら、さっさと出てくるのが礼儀だろう!?」
 人飼無縁は、闇に向かって吼えた。しかし紅い闇は何も答えない。
声は反響さえしない。
 彼はなおも、血走った目で叫び続ける。
「あるいは……臆したか!? ははは、そうだよな! 暗闇だろうと
も我が『魔眼』は依然として有効! 我輩の傍に貴様は近寄れん!
駄人間が! 駄人間が! 我輩を生かしておいたことを後悔させて
やる! あの妖怪口オバケ、若作りの糞ババァが出てきたら、すぐ
にでも我輩の『魔眼』で――」

「――ふぅん、まだそんな元気あるんだ。活きのいいことね」

 少女の、かすかな呟き。
 赤黒い闇の中に響くその声に、人飼無縁は凍りつく。

                                   (続く)
869やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/01 17:30:47 ID:3dB2nFyZ
……とりあえず導入〜。

だめだ、やっぱり導入に行数取られる。
今回はエロスに走ろうと思ってるのに、なかなかそこに入れない。 orz

次回投入分で、エロスに入れるかなぁ、微妙だなぁ……。

次回分は大体できてるけど、まだ校正済んでない&区切る場所で迷ってるので、明日以降に。
他の書き手のみなさん、適当に割り込んでもらって構いません。
今のところ、5回か6回分になると思われるので。終わるまで待ってたら大変ですw
870名無しさん@ピンキー:05/03/01 17:39:07 ID:pmOpq4Jt
裏切ったな!投下されたのを発見していそいそとパンツを脱いだ俺の気持ちを裏切ったな!

楽しみに待ってます!
新本格18禁魔法少女ツナギ 二度あることは五百十二度ある?(2)

「ど、どこだ! どこにいる?」
「怒鳴らなくても、すぐ傍にいるわよ」

 狼狽する人飼無縁、クスクスと笑う声「だけ」のツナギ。
 人飼無縁は周囲を見回すが、ツナギの姿はどこにもない。声から
位置を探ろうと耳を澄ましてみても、まったく方向が掴めない。まる
で洞窟全体から声が響いてくるようだ。

「か、隠れてるのか!? 我輩の『魔眼』に恐れをなして隠れている
のか!?」
「やあね、隠れてなんていないわよ。最初からずっとすぐ傍にいた
わ。面白いから少し黙ってたけど」
「と、ともかく、姿を現せ!」
「いいわ。あなたにも分かり易く出てきてあげる」

 唐突に、人飼無縁の視界にツナギの姿が『出現』する。
 まるで地面から生えてきたかのように、何もない所から立ち上が
るように――裸の少女が出現する。
 人工物を何ひとつ身に付けていない、しなやかな身体。
 肉体年齢は11歳前後。外見だけではごく普通の『人間』の少女に
しか見えない。忌むべきあの『口』は、まだ『出して』いないらしい。
 嫌というほど良く知っている、ツナギの姿だ。
 ただそんな彼女の外見に、人飼無縁はかすかな違和感を感じ――
しかし、彼には何がおかしいのか見当もつかなかった。
「気分はどうかしら、人飼無縁? とりあえず、噛み砕き切り刻んだ
肉体を『再構成』してみたんだけど、どんな感じ?」
「ははは、有難いことだなツナギさま! しかし、我輩のローブまで
修復し、あまつさえ姿を見せたのは失敗だな! いや成功だな、と
言うべきかな?」
「魔眼が使えるってこと? ――まぁ、そうでしょうね。私は単に、私
の魔法で一旦『分解』したあなたを『元通り組み立てなおした』だけ
だから。『ほぼ元通りの能力』を備えていて、当然ね」
 勝ち誇り哄笑する人飼無縁に、裸のツナギは淡々と呟く。まるで
諦めたかのように。

(どういうことかな、このツナギの様子は。全く理解できぬ。いや、
理解できるのが今の様子、と言うべきかな?)
 人飼無縁は、この一連の不可解な状況に眉を寄せる。
 どこだか分からない洞窟。裸で無防備に現れたツナギ。そして
『敵』として殺したはずの自分を『再構築』したという彼女の言葉。
 こんなことをしてツナギに利益があるとも思えぬし、しかし利益も
なくこんなことをする必要があるとすれば――
(――ツナギの『魔法』の『付帯条件』か?)
 強力な魔法には時折、発動に際して複雑な条件がつくケースが
ある。それは『影の王国』の「相手の影にダーツを刺す」だったり、
人飼無縁の「相手と自分の間に視線を通す」だったりする。もっと
もこれは基本的に魔方陣での話で、しかも魔方陣を書いた者が
自由に設定できる項目なのだが――
(ツナギの場合、ある意味で本人の『魔法』ではないからな。『あの
お方』に創られた身体だ、言って見れば『あのお方』が書いた魔法
陣。もし『あのお方』が付帯条件をつけていたとしたら――)
 例えば、「何らかの条件が満たされない場合、分解した相手を再
構築してしまう」などの制限がついた『魔法』。……考えてみれば、
ツナギの『解呪』は何の条件もなしに使うには、強すぎる。
 その人飼無縁の推測を裏付けるように、ツナギが言葉を続ける。
「私も好きであなたを『直した』わけじゃないけど――仕方ないわ。
これが私の『魔法』なんだから」
「ははは、哀れなことだな劣等種の旧人類! 所詮は『あのお方』
から授かった魔法に縛られるだけの存在か! しかも今ここには
あの忌々しい小僧も忌々しい『すくうたぁ』もない! もはや貴様は
我輩の前では裸も同然! いや裸そのもの、と言うべきかな?」

 人飼無縁は目の前にいる裸の少女を嘗め回すように見る。嘲笑
しながらも油断はない。いつツナギが『口』を使って変形しようとも、
いつツナギが眼を逸らそうとも、いつツナギが喰いかかろうとも――
その瞬間に『魔眼』を発動させ、ツナギを殺す準備は整っている。
 いや、たとえ目を逸らされても――もはや『魔眼遣い』の看板を下
ろしてしまった人飼無縁である。呪文を詠唱しさえすれば、噛み付か
れた状態からでも先にツナギを殺すことができる。『変形の過程』を
見逃さなければ、先ほどのような『心臓の位置の偽装』も無効だ。
 そして、そのことはツナギ自身も理解しているようだった。
 すなわち――今のこの状況。ツナギはツナギ自身の命を人質に
取られ、人飼無縁に逆らえないも同然。

「……勃ってる」
「ん?」
 ツナギの視線が人飼無縁の股間に向けられ、僅かに揺れる。
 確かに彼の股間はローブ越しにも分かるほど、膨らんでいた。

「我輩、『影の王国』のような悪趣味を備えてはいないのでね――
少女を捕らえて、ただ見てるなどという勿体無い真似はできんな。
やはり脱がして触って嬲って犯して愉しんで注ぎ込んでやらねば、
満足できぬのだよ。いや、満足できる、と言うべきかな?」
「十分悪趣味よ、それも」

                               (続く)
874やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/02 08:38:58 ID:NW8S2v1T
……朝っぱらから何をやってるんだ、俺は…… orz

とりあえず続きを至急投入。
やっとツナギが登場しましたが、本格的なエロースは次回に持ち越しです。
新本格18禁魔法少女ツナギ 二度あることは五百十二度ある?(3)


 溜息をつくツナギに構わず、人飼無縁は視姦を続ける。
 顔――幼さの残る顔立ち。艶のある黒髪。切れ長の目。秀でた
額は剥きたてのゆで卵のようにツルリとしている。少々キツい雰
囲気はあるものの、文句なしの美少女である。
 胸――かすかに膨らみかけてはいるが、しかしまだまだ薄い。
おそらくまだブラジャーは必要ないだろう。裾野の広い山のような
盛り上がりの先端、ほんのり桃色の乳首が可愛らしい。
 腹――傷ひとつない白い肌の中、綺麗な形のへそが目を引く。
脂肪は少ない。というか、微かにアバラが浮いてさえ見える。好み
は分かれるかもしれないが、決して不健康な痩せ方ではない。
 腰――お尻も小さい。思春期直前の、いままさに膨らみ始めんと
する生命力を内に秘めたヒップ。股間には当然余計な毛など生え
ておらず、綺麗な縦すじが隠されることなく真っ直ぐ走っている。
 ……やはり、どこか違和感を感じる。しかし人飼無縁には、その
違和感が何からくるものか分からなかった。

「……やらしい視線ね」
「いやなに、ツナギさまの身体がなんとも素晴らしくてなぁ。我輩、
つい見入ってしまったよ。しかしできれば、もっと見せて頂きたい
のだがね。ツナギさまの奥の奥まで」
「……それ、命令?」
「そう取って頂いても結構。そうだな――こちらに顔を向けたまま、
その場に尻をつけて足を広げてもらおうか」

 舌なめずりせんほどの人飼無縁の言葉に、ツナギは不思議な
ほど従順に従う。赤く柔らかい洞窟の床に腰を下ろすと、自分の
足を抱えるようにしてM字型に開く。

 ――そこまで足を広げても、股間に刻まれた一本線は崩れない。
二枚の白い大陰唇はぴったりと閉じ、はみ出すものがない。

「実に美しいものだなツナギさま! いや実にいやらしいものだな、
と言うべきかな?」
「…………」
「では、自分でそこを広げてみたまえ。我輩の顔を見ながら、だ」
「…………」

 素直に股間に指が添えられ、ゆっくりと、割り広げられる。

「ほぅ………」
 思わず声を上げる人飼無縁。
 産毛も生えぬ白い大陰唇に囲まれた舟形の窪みは、桜色に
輝いていた。薄い小陰唇には色素の沈着もない。大小の陰唇
に挟まれ、小さく閉じた膣口がかすかに震えている。今まさに花
開かんとする、可憐な蕾のような女性器――

「くぅぅ……そんなに……見ないで……」
「何を今更。見なければ我輩の『魔眼』が使えぬではないか。最
もツナギさまが目を閉じて抵抗しても、我輩の呪文詠唱の方が
早いわけだが」

 相手の立場を噛んで含めるように言い聞かせる人飼無縁。余
裕に満ちた表情。先ほど一人きりだった頃、「出てきたらすぐに
でも魔眼を使ってやる」と吼えていたことなど、綺麗さっぱり忘れ
ているらしい。
 ついでに言えば――先程まで闇に包まれていた『洞窟』が、前
よりも光が増し、細部の色彩に至るまで識別できるようになって
いることにも気付かない。ツナギが姿を現した頃から、ゆっくりと
天井の割れ目が広がっていったのだが、彼は気付かない。
 ――と、別のことに気付いた人飼無縁の眉が寄せられる。

「それに……本当に嫌なのかね? 本当に見られたくないのか
ね? 我輩に見られて、悦んでいるのではないか? いや、泣い
ているのではないかね、と言うべきかな?」
「……ッッ!」

 そう、人飼無縁の指摘通り、彼の眼前に無防備に晒された蕾
はゆっくりと綻び始めていた。広げられた小陰唇はヒクヒクと蠢
き、その上方で包皮に隠れていたルビー色の真珠が恐る恐る
顔を覗かせる。閉ざされていた膣口は先ほどよりもだいぶ緩み、
いつの間にか潤いを得てテラテラと光っている。
 男の熱い視線を受け、心拍数が上がる。なおも命令に忠実に
人飼無縁を見上げる少女の瞳も、情欲に潤んでいる。その白い
頬も秀でた額も、ほんのりと紅に染めあげられる。屈辱と劣情と
興奮と自己嫌悪の入り混じった、微妙な表情。
 『少女』の幼い肉体と『豊富な人生経験』の精神を兼ね備えた
アンバランスな存在。その双方が、死をももたらす人飼無縁の
視線だけで内なる炎を掻き立てられていた。

                                  (続く)
878やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/02 22:14:34 ID:4E1hDiXt
……前準備だけ延々続けててもツマランので、頑張って急いで進行。
っても、まだ今回は視姦だけで終わってしまいましたがw

人飼無縁みたいな、二流の悪役って動かしてて面白いなぁ(・∀・)
バカなとこが可愛いw
879名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:02:59 ID:Im7NfioD
 +   +
     ∧_∧  +
    (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
+    (0゚∪ ∪ +
  /ヽと__)__)_/ヽ   +
 (0゙   ・   ∀ ・ ) ワクワクテカテカ
 (0゙     ∪    ∪     +
 と______)______)  +
新本格18禁魔法少女ツナギ 二度あることは五百十二度ある?(4)


「さて、噛み付くなよ。いや、咥え込めよ、と言うべきかな?」

 いつもの口癖なのかそうでないのか良く分からない口調で呟き
ながら、人飼無縁はツナギの足の間にしゃがみ込む。少女は己
の性器を大きく広げたまま、潤んだ瞳で男を見上げる。
 不安げな――しかし、何かを期待するような、熱い瞳。
 人飼無縁はニヤリと笑うと、ツナギの股間に手を伸ばす。

 つぷっ。
「んッ…………!」
「ふむ、どうやら処女ではないようだな――まだ何もしてないのに、
簡単に我輩の指を飲み込んでしまったではないか。例の魔法の
『口』同様、『下の口』も実に食いしん坊であるな」
「……そんな、こと、ないッ……」
「誤魔化しても無駄だ。いや、誤魔化してくれて結構、と言うべき
かな? どちらにしたところで、ほれ、少ォし指を動かしただけで
こんなに恥ずかしい汁が溢れてくるようでは、何を言っても」
「あっ、ちょっ、やめッ」
「……全く、こんなに幼い身体なのになんという淫売ぶりだろうね。
我輩は悲しいよ。いや、嬉しいよ、と言うべきかな?」

 言葉でツナギを嬲りながら、人飼無縁は少女の中に埋めた右手
中指を動かしていく。いきなり指を突き入れられたにも関わらず、
潤い、緩んだ膣は彼の指を素直に咥え込んでいた。たった指一本
でもかなり窮屈な膣道。熱を帯びた媚肉。指を動かすたびに滴る
熱い液体。内側に触れる複雑な襞が、それぞれ独立した生き物の
ように指を締め上げ、名器の予感を掻き立てる。
881名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:24:02 ID:pqbRiLEn

「ではどれ、他の場所も弄ってみようか――」
「んんんッ!」

 人飼無縁は、右手中指をなおもツナギの中に埋めたまま、左手
で無遠慮に身体を撫で回す。ツナギは自らの足を抱えたM字開脚
の姿勢のまま、されるがままになっている。

 お尻――見た感じ多少ボリューム不足な臀部も、触ってみれば
張りと弾力、柔かさのバランスが絶妙である。感度も悪くないよう
で、ゆっくり撫でてやれば身体全体がビクッと震えるのが分かる。
 腹――すべすべして実に触り心地がいい。へそに指を這わせる
と、少しくすぐったそうな顔をして身を捩るのも可愛らしい。
 胸――これは、さすがに今ひとつ不満が残る。成長期の少女の
胸がそうであるように、揉んでやっても「感じる」以前に痛みを覚え
てしまうようだ。だが乳首だけは彼女の興奮を示すかのように、固
く勃起している。
 顔――柔らかい頬を撫で、すべすべのおでこを指でなぞる。顔を
弄り物にされてなお、彼女は唇を噛み締め人飼無縁を睨みつける。
しかし視線に媚色が混じってしまっているので、全然凄みが感じら
れない。唇をなぞり口の中に指を突き入れても、噛みつくどころか
積極的にしゃぶりついてくる始末だ。指を引き抜くと、つぅぅっと口と
の間に糸が引き、実に卑猥な光景だ。
 そうして左手で全身を嬲っている間も、股間に差し込んだ右手は
休まない。膣内を往復させたかと思えば、深々と突き入れて内部を
掻き回す。時折、親指や人差し指を伸ばし、小さな小陰唇を摘んだ
り、肛門の回りをなぞってみたり、陰核を弾いたりする。その度ごと
にツナギの小さな身体は跳ね、悶え、捩り、荒い息をつく。

 人飼無縁、尊大で傲慢な性格の割に、案外丁寧なテクニシャンで
ある。まぁ彼の使う『魔法』の方も、見た目の派手さと単純さの影に、
実に複雑な技巧を積み重ねた代物だったわけだが。

「はっ、ああッ、はァっ……も、もう、私っ……!」
「――もう、どうしたのかね?」

 思わず漏れたツナギの吐息。人飼無縁は楽しそうに問いただす。
人飼無縁の指遣いが止まり、断続的に響いていた水音が止まる。

「………な、なんでも、ないわよッ……!」
「おやおや、ツナギさまは強情だな。我輩の目は誤魔化せぬと言う
のに。我輩のテクニックの前に、メロメロになってしまったのだろう?
そろそろ、指では満足できなくなってきたのではないかね? いや、
指で十分満足できる、と言うべきかね?」
「わ、わ、わたしは……!」

 人飼無縁の言葉嬲りに、ツナギが揺れている。火のついてしまった
肉体を持て余し、しかし彼女の高いプライドが人飼無縁に屈すること
を拒んでいる。だがどう見ても、彼女が折れるのは――人飼無縁の
指技に屈するのは、時間の問題だ。
 で、あるのに――人飼無縁はあっさりと、彼女の中に突き入れて
いた指を引き抜いてしまう。指が抜かれた瞬間、ツナギが「あッ!」
と小さく吐息を漏らしたが、構わず身を離す。

「我輩、こう見えても紳士でね――ツナギさまに選ばせてあげよう。
いや、選ばせてあげない、と言うべきかな?」
「え――?」
「ツナギさまが本当に嫌なら、ツナギさまが本当に止めて欲しいな
ら、我輩、素直にここで止めてあげようではないか。我輩、嫌がる
娘を無理矢理犯すような趣味は持っておらんのでね」
「――――!」

 明らかに、心にもない言葉を平然と吐く人飼無縁。自身の劣情を
おくびにも出さず、人飼無縁はなおも詭弁を重ねる。

「しかし、もしもツナギさまが我輩の『コレ』を欲するなら――ツナギ
さまのお身体を慰めてやってもいい。我輩、できればそんなことは
したくないのだがね」

 大袈裟な身振りで語りながら、彼はローブの前をはだける。――
そこに現れたのは、自慢の髭と同じくらい重力に逆らった、大きく、
長く、天を突くような怒張だった。
 見つめるツナギの喉が、無意識のうちにゴクリと鳴らされる。

「さぁ、ツナギさま、返答やいかに?」
「……ぉ……さ……ぃ……」
「うん? 聞こえぬなぁ?」
「……お願い……それで……私を、貫いて……欲しいのッ……!」

 羞恥に消え入るような、敗北宣言。
 人飼無縁はその裂けたような唇をニンマリと歪めると、ツナギの
細い身体の上に覆い被さった。

                              (続く)
884やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/03 21:29:59 ID:pqbRiLEn
まだ入れない私w

ツナギの口調が少し「彼女らしからぬ」ものになってるかもしれませんが、判断は全て書き終わった時点でお願いします。
いやしかし、肉欲に負ける少女は美しい。


予定では、(だいたい今までくらいの長さで)あと2回分で終わる予定。
ですが、次回は少し遅れるかもしれません。下手したら来週になるかも。
気長にお待ち下さい。
では。ノシ
885名無しさん@ピンキー:05/03/04 16:20:29 ID:JnOHOqLz
test
886名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:00:13 ID:S/4d3+qn
<講談社ノベルス>1点 3月17日頃発売予定

●『新本格魔法少女りすか 2』西尾維新
 心に茨を持った小学五年生・供犠創貴と、“魔法の国”長崎県からやってきた転
 入生・水倉りすかが繰り広げる危機また危機の魔法大冒険! ついに現れた最強
 の“天敵”を相手に二人の打つ策は!? これぞ「いま、そしてかつて少年と少
 女だった」きみにむけて放つ、“魔法少女”ものの超最前線、<りすかシリーズ>
 第2弾! 魔法は、もうはじまっている!


『ネコソギラジカル(上) 十三階段』の余韻もさめやらぬなか、西尾維新さんの
最新刊、『新本格魔法少女りすか2』を3月17日にスクランブル・リリースいた
します! ――りすかに最強の「天敵」が現れる!? 『ファウスト』Vol.3
〜4での人気連載、第4話・第5話にプラスして、書き下ろしの第6話『出征!』
を収録。表紙はもちろん西村キヌさん! キズタカとりすかのツー・ショットで迫
ります。また、<りすかシリーズ>最新作となる第7話『鍵となる存在!!』は4
月中旬発売予定の『ファウスト』Vol.5に掲載予定です。こちらもどうかご期
待ください。それでは太田は追い込みに戻ります……!
887やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/05 17:42:32 ID:JdVcLRk0
>>886
一応念のために書いておこう。

このSS、ファウスト3・4に基づき、多少のオリジナル設定を追加してエロパロ化しております。
現時点では単行本書き下ろしの6話、ファウスト5の7話の内容は含まれておりません。
ひょっとしたら設定上・キャラ作り上の矛盾が発生するかもしれませんが、ご容赦下さい。

……まぁ言うまでもないことですが。
いやしかしこんなに早く次の巻が出るとは思わなんだ。

では続きを
新本格18禁魔法少女ツナギ 二度あることは五百十二度ある?(5)

   ★       ★

 例えば、キスや握手、挨拶、そして互いの眼を見つめるといった
日常的な行為の数々がそうであるように――否、それらがそうで
ある以上に、『セックス』というのは極めて『魔法的な』行為だ。
 それは、愛情の行為であり、欲望の行為であり、支配の行為で
あり、服従の行為であり、奉仕の行為であり、受容の行為であり、
快楽の行為であり、生殖の行為であり、罪悪の行為であり、神聖
の行為であり、奇跡の行為であり、普遍の行為であり、陵辱の行
為であり、純愛の行為であり、本能の行為であり、知性の行為で
あり、闘争の行為であり、逃走の行為であり、洗練の行為であり、
野蛮の行為であり、遊戯の行為であり、真剣の行為であり、秘密
の行為であり、当然の行為であり、夫婦の行為であり、恋人の行
為であり、退屈の行為であり、好奇の行為であり、悦楽の行為で
あり、苦痛の行為であり、種族の行為であり、個人の行為であり、
射精の行為であり、受精の行為である。
 無から新たなる命を生み出す程の力を秘めた、魔力と生命力に
溢れる特別な行動。そこに秘められたパワーは、この行為に関連
し、『魔眼』と同レベルの伝説的な秘術の存在が『数多く』語り継が
れているほどだ。
 ゆえに魔法使いたちにとって、その意味は『城門』の『こちら側』
より、より重く、より深く、より強く、より尊いもので――だからこそ、
その行為に及ぶに当たり、それが「どちらの意思のコントロール
下で行われるのか」が重要になってくる。
 たとえ、そこに直接『魔法』が関係してなかったとしても――

   ★       ★
「くぅっ……お願いッ……そんな、焦らさないでよ……」
「くふふッ、しかしツナギさま、どこをどうして欲しいのか具体的に
言って貰わねば、我輩としても何をすべきか困ってしまうな?」

 大量の雫をこぼす陰裂を固く勃起した亀頭でなぞり上げながら、
人飼無縁はツナギにさらなる言葉を要求する。これは単なる言葉
嬲りではない――もちろんその要素はあるが、もちろん人飼無縁
の性的嗜好でもあるのだが、しかし一方でこれは魔法使い同士の
真剣な『闘い』でもあるのだった。ちなみに『声に出して言う』という
行為も、実は極めて『魔法的な』行為である。長崎の住民にとって
それが持つ意味は大きい。
 ――だがどうやら、今のツナギはそんなことにはお構いなしに、
もはや我慢しきれないようだった。羞恥に顔を真っ赤にしながら
も、はっきりと嘆願の言葉を口にする。

「わっ……わたしの、お、オ○ンコに、あ、あなたの……あなたの
逞しいおチ○チンを、突き入れて、下さいッ……!」
「フフフ、そんな卑猥な言葉、よくもまぁ臆面もなく言えたものだな
ツナギさま。だが、そこまではっきりお願いされてしまっては、我輩
としても答えてやらねばならん。――それッ!」
「あああッ!!」

 ぎちっ、ぎちぎちっ。
 まだ子供そのもの、といった狭い膣に、標準よりやや大きめの
成人男子の怒張がねじ込まれる。いくら事前に十分ほぐされてい
たと言っても、いくら潤滑液が過剰なほどに分泌されていたと言っ
ても、いくら外見からは想像しづらいほどに彼女が経験豊富だと
言っても――さすがに、抵抗が強い。

「力を抜きたまえ、ツナギさま。いや、力を込めたまえツナギさま、
と言うべきかな? いやしかし、本当に凄い締め付けだな。下の
お口はよほど我輩を気に入ってくれたと見える」
「くっ、はっ、はぁっ……」

 人飼無縁の軽口に、しかしツナギは荒い息を吐くだけだ。永ら
く焦らされた末の挿入に声も出ない。性的快感と圧迫感と屈辱感
とが、ごたまぜになってツナギの脳髄を焼く。
 上からのしかかる人飼無縁の方も、一見優位に立っているよう
に見えて、実際にはさほど余裕があったわけでもない。ツナギの
そこは、まさに名器と呼ぶに相応しい具合の良さだったのだ。
 膣壁の襞々の一枚一枚が人飼無縁に絡みつき、締め上げる。
強い圧迫が、痛みと紙一重のところで快感を引き出す。ツナギの
体温が・鼓動が・興奮が、粘膜越しにダイレクトに伝えられる。
 ただ入れただけなのに、早くも腰が砕けそうになる。その快感
が表情に出ないように噛み潰し、人飼無縁は腰を使い始める。

 ぎゅぼっ、ぎちゅっ、ぎゅにっ。
「あっ、はっ、そ、そんなに動かないでってば、あはっ」
「何を仰るかなツナギさまは。動かんでどうしろというのかね? 
それにほれ、ここをこうすると、」
「ひっ、ひあァッ」
 突き入れれば子宮口をノックされた膣道が一際強く締め上げ、
引き抜けば名残惜しげに絡み付く襞々が雁首を刺激する。中央
上方の天井を意識的にこすり上げれば、小さな悲鳴と共に熱い
飛沫が噴き出してくる。
 正常位の姿勢で、音を立てて腰を打ちつけあう二人。
 どちらにも余裕はなく、早くも限界は近い。

 だが、まだこの程度では人飼無縁は満足できない。
 まだ最後の、そして最期の愉しみが残っている。
   ★       ★

 強姦魔のうち少なからぬ者が、強姦の被害者を殺してしまう。
 それは多くの場合、発覚を恐れての行為であるが――しかし、
現実的に考えれば、それはかえって逆効果だ。ヒトの死体という
のは始末が大変だし、見つかりやすいし、発覚した際の罪状が
遥かに重くなってしまう。被害者を脅して口止めするか、被害者
の泣き寝入りを期待した方がマシというものだ。
 だが時に、それ以外の理由から殺害に至ることがある。それ
らのデメリットを知ってもなお、殺害を止められないことがある。
サディズムの延長線にある過大な加虐性癖の暴走。復讐の手
段として強姦し、復讐の仕上げとして殺害する場合。乱暴かつ
強引な性交そのものが、被害者の命を奪ってしまうこともある。
 そして時に――強姦者は、純粋に性的快感を得るために被害
者を殺す。

 頚部が強く絞められると、窒息で死に瀕した生命は全身を硬直
させる。もちろん、股間に8の字を描いて走る括約筋もだ。
 この括約筋の強い収縮が、強姦者に多大な快感をもたらす。
 実際、強姦魔の中には、犯しながら被害者の首を絞める者が
少なくないし、それによる死亡例も数多く報告されている。
 相手を殺し、刹那、絶大なる快楽を得る外道の愉しみ――

 人飼無縁もまた、その外道の快楽を知る者だった。
 殺人に慣れ親しみ、虐殺に慣れ親しみ、破滅に慣れ親しんだ
『眼球倶楽部』人飼無縁。この程度の逸脱行為など、彼にとっ
ては日常ですらある。
 ただし。彼は首を絞めるなどという無粋な真似はしない。抵抗
されても面倒なだけだし、窒息で死に瀕した女の顔などとても見
れたものではない。
 何より、彼にはもっとスマートな方法が――
 もっと簡単に、もっと直截に、もっと確実に、被害者を死の淵に
追いやる方法が――

   ★       ★

 ――そして今、腰を振り続ける二人の快感は、まさに臨界点
に達しようとしていた。人飼無縁は悪意の欲求を胸に秘めつつ、
ツナギをさらに追い詰めていく。

「……イけ! 逝ってしまえツナギ! 貴様の絶頂に合わせて
我輩の精をたっぷりと注ぎ込んでやる! 逝け!」
「あっ、ひっ、だめっ、ひっ!」

 口では「駄目」と言いながらも、両足を巻きつけ自ら腰を振る
ツナギ。
 人飼無縁は腰をリズミカルに打ち付けながら、両手でツナギ
を責め立てる。乳首を捻り陰核を剥き臀部を撫で回す。自慢の
指技を駆使し、高い高い絶頂へと無理やりに押し上げていく。
 そして、ツナギに限界が訪れた、その瞬間――

「――ああああああッ!!」
「うおぉぉぉお! 我輩もいくぞぉお! こちらを向け、ツナギ!
我輩の眼を見ろぉぉオおォォぉッッッ!!!」

  ど く ん っ 。

 ツナギが達するとほぼ同時に――
 人飼無縁は少女の眼を覗き込み――
 その恐るべき『魔眼』をついに発動させ――
 少女の膣は今まで以上に強く締めつけて――
 ツナギの眼が、カッとばかりに見開かれて――
 人飼無縁は、憎むべきツナギの死、その興奮に打ち震えなが
ら、憎むべきツナギの身体を抱きしめ、憎むべきツナギの膣内
で――永遠とも思える射精を、開始した。

                               (続く)
894やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/05 17:52:35 ID:JdVcLRk0
途中行数制限に引っかかって、予定とは違うところで切り刻んでしまった…… orz
意識して西尾調にしたのがかえって首絞めてる(吊


今更ながら、これ需要あるのか不安になってきた(´・ω・`)
次も延々長くなる予定だし、需要ないならこれでツナギ死亡エンドで終わりってことにしちゃおうかなぁ(´・ω・`)
895名無しさん@ピンキー:05/03/05 23:46:07 ID:jfpantA7
やっとここまで来たんだ、今更パンツを穿きなおせないよ。

楽しみにしてますノシ
896名無しさん@ピンキー:05/03/06 02:49:25 ID:rjbKYTkp
>>894
前書いてた人間創造といい、ソレっぽくもそれっぽい文体模写は
称賛に値します…いやむしろマイネ申。

って訳で続き楽しみにしてますんで!!
897名無しさん@ピンキー:05/03/06 12:58:17 ID:Xi5KIAqz
888の行為連発、すげぇ。西尾が本当にやりそうだ。
898やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/06 21:10:05 ID:vU+/5mzb
>>895-897
応援感謝です。やる気が少しだけ出てきました(`・ω・´)
土日の予定(>>884の「遅くなるかも」の理由)が流れたので、ラストまで到達してしまいました。
というわけで最後の分投入。

あ、一応警告しとくと……
>>895さん、ひとまず一旦すっきりしてから読んだ方がいいかもしれませんよ(・∀・)ニヤニヤ

では投入。
新本格18禁魔法少女ツナギ 二度あることは五百十二度ある?(6)


    ど く ん っ 。
 人飼無縁は射精する。 
 ツナギに死の視線を送りながら。己の勝利を確信しながら。

   ど く ん っ 。
 人飼無縁は射精する。
 絶頂と同時に『魔眼遣い』の視線を受けたツナギは、その膣を
強く強く締め上げながら――ニヤリと、笑う。

  ど く ん っ 。
 人飼無縁は射精する。
 歓喜の表情はすぐに驚愕に変わる。改めて少女の目を見つ
め直すが、不敵な笑みは変わらない。見れば殺す、防御不能で
見敵必殺なはずの『魔眼』の効果が現れない。膣の締め付けは
なお強く、痛みすら感じるほどなのに射精が止まらない。まるで、
向こうから強く吸い出されているかのような――

  ど く ん っ 。
 人飼無縁は射精する。
 成人男性の射精は通常1回で2.5〜5.0ミリリットルだと言うが、
その軽く数倍は出しているというのに精液が止まらない。止まら
ないどころかますます勢いが増していく。いくら『魔法使い』でも
これは異常だ。永き射精は快感を通り越して苦痛になり、恐怖
にまで至っているのになお止まらない。咥えこまれた陰茎を慌て
て抜こうとするが、ピクリとも動かない。
  ど く ん っ 。 ど く ん っ 。 ど く ん っ 。
 人飼無縁は射精する。射精を続ける。射精が止まらない。
 その全てを吸い込むツナギの腹は膨らみもせずさりとて膣口
から溢れもせず全て全て底なし沼のようなツナギの子宮に飲み
込まれなおもなおも吸い込まれて締め上げられて射精が続いて
どくんっ、どくんっ、どくん、どくん、どくんどくんどくんどくんどくん
どくどくんどくんどくんどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどく
――と永遠に吸い出され続ける。

「ひっ、ひっ、ひ……な、なんだこれはなんだこの現象はなんだ
この射精は! なぜ死なぬなぜ逝かぬなぜ『魔眼』が利かぬ!
どうして我輩に従ったどうして我輩に逆らわなかったどうして我
輩に我輩に我輩に我輩に………!」

 恐慌と混乱のあまり引きつる人飼無縁。ツナギは妖艶な微笑
で彼を見上げる。なおも放出の収まらぬ陰茎を咥えたまま、彼
を軽く押し倒し、正常位から騎乗位に移行する。

「さて、どれから答えてあげようかしら人飼無縁? それにして
も――さすがの私も、絶頂と同時に『殺される』とは思わなかっ
たわ。タダの馬鹿じゃあなかったのね、『眼球倶楽部』」

 『ぎぎぎぎぎぎぎっ』。
 ツナギの嘲笑に答えるように、二人を包む『洞窟』が嘲う。牙
を鳴らし口を広げ、人ならざる声帯から放たれる笑い声。
 横たわり、天井を見上げる形になった人飼無縁には、今なら
分かる。
 赤く柔らかい『洞窟』で――天井の『割れ目』が、嘲っていた。
 18本の牙が形作るギザギザは、紛れもない、ツナギの『口』。
 そう、ここはツナギの『口の中』。外界から、空間的にも時間
的にも魔法的にも遮断された異空間。赤く柔らかな口腔粘膜
に覆われた、生きた洞窟――

「どうやら、ここが『口の中』だということは分かったみたいね?
でもさらに教えてあげるなら――今あなたと繋がってる『ツナギ』
の『似姿』も、ツナギ本体ではなく、『舌』が『変態』したもの……
体表の好きなところに『口』を出せるという私の『魔法』を、裏返
して裏向きに使った裏技よ」
「で、では、我輩の『魔眼』が利かぬのは――」
「あなたの『魔眼』は、標的の鼓動を止めることだけに特化して
いる。けれど、その『魔眼』――果たして、『舌先の』心臓を止め
ることができるのかしら? そもそも最初から心臓など存在さえ
していない、こんな末端器官に意味があるの?」

 それでは――そんなことが可能だと言うなら、今のこの状況、
人飼無縁の魔法では、打つ手が皆無だ。どうしようもない。

 どくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくん。
 壊れた蛇口のように、精液を吐き出し続ける人飼無縁の陰茎。
男性は一回の射精で数百メートルのダッシュに相当する体力を
消耗すると言われているが―ーそれを数分に渡って強要された
人飼無縁は、見る見る間にやつれていく。頬がこけ、皺が寄り、
自慢の髭が垂れ下がる。
 対称的に――上に跨るツナギの方は、見る見るパワーを得て
いく。肌が潤い、髪には艶を増し、瞳が輝く。

「これは『食事』。私の『咀嚼』――普通の人間の普通の食事で
も、食べ物を何度も噛むでしょう? それと同じよ。私が『喰らう』
時も――何度も何度も、百回二百回三百回四百回五百回五百
十二回、繰り返し噛むわけよ。その過程の一つが、『再構成』。
噛み砕くために修復するという、水倉神檎の気まぐれが作った
大いなる無駄」
「な、ならば……この交わりも貴様の『食事』でしかないと言うの
か!? これが『あのお方』に授けられた力だとでも?!」

「――いったい、どこの世界に『食事』をするだけで『若返る』生
き物がいるって言うのかしら? これはただの『食事』じゃない
……『房中術』、よ」

 『房中術』。
 それは伝説に語られる性の秘術の一つ。『性交』を介し、体力
回復、寿命の延長、若返り、そして究極的には不老不死さえも
達成するという、『魔眼』にも匹敵する究極魔術の一つ――

「水倉神檎が『創った』のは、ただ他者の魔力を食べることで
多少長生きできる、という身体まで。『食物』を『再構成』した次
の刹那に再び『噛み砕く』、という生態まで」

「でも――この『食事』と『性交』を組み合わせた『房中術』は、
それをベースにした私のオリジナルアレンジ。これこそが私の
『若さ』の秘訣。私の二千年の時を支えた力。老若男女お構い
なく、犯して犯して犯して犯し、五百十ニ回犯し抜いて、精気と
体力と魔力の全てをネコソギ吸い尽くしてやるのよ」

 どくんどくんどくんどくんどくんどくん。
 人飼無縁は、射精を通して十数リットルの水分を失いもはや
ミイラ化さえ始めているというのに、まだ放出が止まらずまだ
死ぬこともできない。肌はひび割れ髪は抜け、『魔眼』と恐れら
れていた瞳は白く濁る。
 その姿はまるで、『赤き時の魔女』に『時間』を吸い取られる
犠牲者のような――
「さぁ――まだこれは、たった『2回目』よ。あと五百十ある私
の『口』が、あなたを喰らいたいと騒いでいるわ。あと五百十
ある私の『舌』が、あなたを味わいたくて身を濡らしているわ。
早く、喰われて飲まれて分解されて消化されて再構成されて、
再び犯されなさい」
「ひ……! い、いやだ! こ、こんな苦痛、もう二度と……!
わ、我輩もう……せ、せめてひと思いに、殺してくれ! 楽に
死なせ……」

 死のさらに向こう側、エクスタシーの絶頂のさらに向こう側を
見せられる苦痛に耐えかね、恥も外聞もない嘆願の声を上げ
る。完膚なきまでの敗北宣言。しかし、ツナギは答えない。
 『ぎぎぎぎぎぎぎっ』。
 ツナギが微笑うと同時に、再び天井の『口』が吼え――
 ツナギの可憐な陰唇から、なおも繋がったままの陰唇から、
太く白い『牙』が、怪物的な『牙』が、牙が牙が牙が牙が牙が
牙牙牙牙牙牙牙牙牙牙牙、牙が唐突に飛び出してそれぞれ
好き勝手に暴れだす。その数、実に18本。
 言い伝えにある異形の女神、歯の生えた陰唇を持つ暴君、
ヴァギナ・デンタータ、まさに、その顕現――

「ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎっ」
「く、くおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いッッ!」

 牙が動く。牙が食べる。牙が肉に刺さる。牙が陰嚢を噛み
砕く。牙が陰茎を噛み千切る。牙が人飼無縁を喰らいつくす。
 小学生くらいのサイズの少女の膣に、成人男性の身体が
まるごと一つ、飲み込まれていく――ありえぬ光景。激痛に
満ちた胎内回帰。凄惨なる逆出産。

 その身体がほとんど飲み込まれ、頭部に牙がかかるその
瞬間――人飼無縁は、絶望的な光景を目にする。
 乱れ動く牙の隙間に見えた、『歯のある陰唇』の向こうに
覗いた冥い洞窟。これから堕ちていく、無限の深淵。

 口を開けた陰唇の中のその奥に、口を開けた陰唇が待ち
受ける。その陰唇の中には、さらに陰唇が。その中にはさら
に陰唇。その中にも陰唇。陰唇。陰唇。陰唇陰唇陰唇――
 まるで合わせ鏡のように、まるでロシアのマトリョーシカ人
形のように、まるでフラクタル図形のように――
 延々と、五百十の『牙の生えた陰唇』が、彼を順番に犯し
喰らわんと、口を広げ牙を鳴らして待ち構えている。

 ――口腔粘膜も消化管粘膜も、生殖器粘膜も子宮粘膜
も、解剖学的には『表皮』の延長。ツナギの魔法、『体表に
五百十ニの口を持つ』は、かくして五百十ニ回の性交となり、
五百十二回の咀嚼となる。

「堕ちたくない、喰らわれたくない、逝きたくない――!」
「だ・め・よ。よく言うじゃない、二度あることは三度あるって
――いや、三度では済まないか、五百十二回よね。たとえ
『次の口の中』で恐怖のあまり勃たなかったとしても、たとえ
『次の口の中』でセックスする気が起きなかったとしても――
『口』全体で押さえ込んで、肛門にぶっとい『牙』ブチ込んで
前立腺刺激して、無理やり勃たせて犯して逝かせて飲み込
んで喰らってあげるわ」
「いいぃやだぁぁぁああァァアアぁああ!?」

  ご っ く ん 。
 最期の最後まで見苦しい悲鳴を上げながら、人飼無縁は、
ツナギの陰唇の間に、性器の部分に顕現した『口』の中に、
吸われて噛まれて砕かれ飲まれて消えていった。
 後には、髪一本残されない。

  ★       ★

 人飼無縁が消え、『第一の口の中』は、静寂に包まれる。
 陰部にあった『牙の生えた口』が、スルスルとツナギの体
を移動する。股間を離れ、本来の定位置である秀でた額に、
つるりと綺麗な額に、ピタリと納まる。
 ようやくツナギの外見が、『いつものツナギの姿』に戻る。

「思っていたよりも『美味しかった』わね――でも、あの様子
じゃそう長くは持ちそうにないわねぇ。百回どころか二十回
も『咀嚼』したら完全に人格崩壊してるかしら。五百十二回、
完膚なきまで『咀嚼』しても正気を保っていたのなんて、後
にも先にもりすかちゃんくらいのものだし――」

 そう、以前ツナギが水倉りすかを『食べた』時にも、ツナギ
はこの『口の中』という異空間で、りすかの幼い肉体を徹底
的に犯し抜いたのだった。
 相手が男なら『下の口』で咥え込み――相手が女なら『牙』
でもって貫き犯す。並の男性器よりも遥かに硬く巨大な『牙』
をディルドー代わりに、五百十二回。
 その度ごとに『分解』され『吸収』され『再構築』され、その度
ごとに犯される直前の状態に引き戻され……水倉りすかは、
『赤き時の魔女』は、実に五百十二回にもわたって、ツナギ
の白い『牙』を破瓜の血で染め上げたことになる――
 その間、ずっと悲鳴一つ漏らさず、見苦しく取り乱すことも
なく、自分たちの勝利を疑わず、ただひたすらに身体を硬く
して耐え続けた、健気な健気な、小さな赤い魔女――
 あれは本当に、『美味しかった』。

「ああ――思い出しただけで涎が出ちゃう」
 じゅるり。
 彼女を取り巻く『洞窟』が大量の液体を分泌し――『第一の
口』の中にあった『ツナギ』の似姿は、溶け込むように『洞窟』
の床と一体化し、消え去った。

  ★       ★

「……ねぇ、キズタカ」
「なんだ?」
「もし、もしもだけど――犯されたのがわたしの身体だとして、
そのあと27歳のわたしが時間を戻したのが犯される前なら
――辱められたことになったのがわたしなのかな?」

 尋ねたのが切実だったのがわたしなの。あんな傷、簡単に
治るのが私の魔法だけど――忘れられないのがあの体験。
 もし、キズタカに知られたら――。もし、キズタカがわたし
の事を嫌ったりしたら――。

「なんだそりゃ。例えばあれか。影谷蛇之みたいな下衆野郎
に捕まって好き放題されたら、ということかい?」
「うん……構わないのがそう想定してもらうことなの。どう感じ
るのがキズタカなの?」
「例え身体を治しても、記憶ある限りその身体にされた事実
は消せやしない。いやたとえ記憶を消したところで、過去の
事実が改変されるわけじゃない」
「…………」
「でも僕が疑問なのは『辱める』という言葉の方だ。そりゃぁ、
肉体的には何でもできるだろうが――精神までへし折られ
ない限り、それはその人物を辱めたことにはならない。相手
がどんな下衆野郎だったとしても――りすかを『辱める』こと
ができる奴なんて、想像できないな」
「…………きなのが、そういうとこなの」
「ん? 何か言った、りすか?」
「ううん、なんでもないの」

 キズタカの答えにほっとしたのがわたしで――でも恥ずか
しくてちゃんと言えないのもわたし。不審そうだったのがキズ
タカの視線。
 だから、前よりも怖くはないのがツナギ。……思わず同情
しちゃうのが、食べられちゃった『眼球倶楽部』だけどね。



                    《Vagina Dentata》 is Q.E.D.
908やる気のないSS書き ◆K05j0rAv6k :05/03/06 21:21:13 ID:vU+/5mzb
いやはや、予定よりもはるかに長くなってしまいました(汗
これにて、ツナギの話は終了。お目汚し失礼しました。

では、またいつか。ノシ
909名無しさん@ピンキー:05/03/07 00:42:14 ID:QI7nmb3l
すごい、GJ!
惹き込まれて読んでたよ
910名無しさん@ピンキー:05/03/07 03:27:22 ID:bJyp5ZtA
上手いなあ……。感服。
911名無しさん@ピンキー:05/03/09 01:29:44 ID:op2AlZMk
貴兄が乾きしときには我が乳汁を与え、
貴兄が飢えしときには我が口移しで与え、
貴兄の棒は我が咥え、貴兄の穴は我が塞ぎ、
貴兄の鞭は我が受け、貴兄の縄は 我が捕われ、
我が肉体の全てを貴兄に献上し、
我が性生活の全てを貴兄に奉納し、
マゾとして貴兄と共に歩き、
サドとして貴兄と共に生き、
貴兄の興奮を共に興奮し、
貴兄の萌えを共に萌え、
貴兄の疲弊した折には全身でもってこれを支え、
この手は貴兄の手となり得物を擦り、
この脚は貴兄の脚となり足コキを摺り、
この目は 貴兄の目となり痴態を捉え、 
この全力を持って貴兄の情欲を満たし、
この全霊をもって貴兄に奉仕し、
貴兄のために処女を捨て、
貴兄のために童貞を捨て、
貴兄のために後ろの処女を捨て、
貴兄を愛し、貴兄を敬い、
貴兄以外の何も感じず、
貴兄以外の何にも捕らわれず、
貴兄以外の何も望まず、
貴兄以外の何も欲さず、
貴兄の許しなくしては失神することもなく
貴兄の許しなくしては達することもない、
ただ一言、貴兄からの言葉のみ理由を求める。
そんな惨めで 情けない、貴兄にとってまるで取るに足らない
一介の下賎な肉奴隷になることを―

ここに誓います
912名無しさん@ピンキー:05/03/10 20:59:54 ID:gKXQ/Ir6
>>911

ものっそ嫌だ
913名無しさん@ピンキー:05/03/11 23:05:22 ID:g0pde/4R
エロとは呼べない上小粒ですが投下します。
題材はりすかです。
914<1>:05/03/11 23:07:25 ID:g0pde/4R
「キズタカに、触って欲しいのが、わたしなの」
 まだあどけないという表現の方が遥かに似合う少女
であるところのりすかの口から、そんな言葉が紡ぎ出され
たという事実は、少なからずぼくを動揺させた。
「興味のある女の子には、エッチなことをしたいのが、
男の子だって聞いたの」
 他者と接触する機会が極めて少ないりすかが、誰から
聞いたというのだろう。まさかチェンバリンがそんなこ
とを吹き込むとも思えない。テレビででも得た情報なの
か。こんなとき、疑問を疑問のままにしておけないのが、
ぼくという人間だ。
「誰に聞いたんだよ」
「お兄ちゃん」
 とんでもない男だと、ぼくは内心溜息を吐いた。幾ら
「運命干渉系」の魔法を使うからといって、ぼくたちの
運命に直接干渉なんてして欲しくは無い。そして、そん
なぼくの心中に、りすがが当然気付く筈もない。軽く首
を傾げた格好で、彼女はぼくに軽く詰め寄った。
915<2>:05/03/11 23:09:02 ID:g0pde/4R
「好きなのが、キズタカだから、触って欲しいのが、わ
たしなの。それとも――わたしに興味ないのが、キズタ
カ?」
 困ったことを聞いてくる。ぼくは確かにりすかに対し
て、他の手駒の誰よりも深い繋がりを感じている。だけ
ど、それが一般的に恋愛感情と呼ばれるものであるのか
どうか、それはぼく自身にもわからないのだ。「興味が
ないわけないさ」取り合えず、ぼくは答える。それは嘘
じゃない。その言葉にりすかは、嬉しそうに頬を染めた。
「いつか君は言ったよね。もう少し自分の気持ちも考え
て欲しいと」
 ぼくの言葉に、りすかがこくんと首を振る。
「今君は、ぼくに触れて欲しいと願っている。そして、
君に興味のない訳じゃないし、人並みには好奇心もある
ぼくとしても、それに応じることはやぶさかじゃない」
「……いつも難しくてわからないことを言うのがキズタ
カなの」
「まあ、結論だけ言えば」りすかが唇を尖らしかけたの
で、ぼくは慌てて言葉を続ける。「ぼくが君に触れるこ
とに関しては、何ら問題はないってことさ」
 その言葉に、りすかの顔が再び明るい色を取り戻した。
「それで――りすかは、ぼくに何処を触って欲しいんだ
い?」
916<3>:05/03/11 23:09:53 ID:g0pde/4R
 ぼくの問い掛けに、逡巡するように視線を宙にさまよ
わせた後、りすかは消え入りそうな声で「胸」と呟いた。
ぼくは正直拍子抜けした。もっと、こう――とんでもな
い要求を突き付けられるのではないかと、そんな風に考
えていたのだ。だけど今の10歳のりすかなら、それで
すら十分と言うべきか。そう。27歳の、あの最強で最
凶で最狂な『赤き時の魔女』ならいざ知らず、ぼくの目
の前で、何処か萎縮するような表情を浮かべている彼女
は、ただ魔法が使えるというだけの、当たり前の女の子
なのだ。
「構わないよ」
 ぼくは鷹揚にうなずく。りすかは嬉しそうに、服をぺ
ろんと半分だけめくり上げた。その裾から、ぼくは手を
滑り込ませて、りすかの温かい肌に触れる。直接触って
みると、それは予想以上に存在感のある代物で、もちろ
んぼくが唯一知る女性であるところの、記憶の中の母親
のそれとは比べ様もないのだけれど、それでも確かに膨
らみを感じるものだった。
「気持ちいいのかな」
 問い掛ければ、微かにかすれた声が、「よくわからな
いの」と返った。
「でも、感じるのが、キズタカだから、嬉しいのが、わ
たし。――動かしてみて」
「こうかい?」
 そっと指に力を込めて、そこを掴めば、りすかは体を
びくんと震わせる。そのまま軽く手を揺らす。りすかは
頬を紅潮させて、目を閉じた。

=了=
917名無しさん@ピンキー:05/03/11 23:11:49 ID:g0pde/4R
改行が妙な状態になってました。
すみません。
918名無しさん@ピンキー:05/03/11 23:32:17 ID:5lfEmLoW
え? これで終わり!? 終わり!?
もっと触っていこうよ!w

でも初々しい感じがそれっぽくていいな。素直にGJ。
919名無しさん@ピンキー:05/03/12 05:06:05 ID:mw1mWGD/
そろそろ次スレについて考える時期ではなかろうか
次立てるなら戯言シリーズ、とくくるのではなくて
西尾維新パロスレとして立てたほうがいいと思うのだがどうだろうか
920名無しさん@ピンキー:05/03/12 09:45:13 ID:3/fw8K23
>919
同意。
921MIKE:05/03/12 10:45:11 ID:Hv3WopfH
流れはりすかですかね。作者の皆さん乙ですノ

次スレもうそろそろですね。このスレもどうせならどこかに補完して欲しいもんですねー
922テンプレ案:05/03/12 12:04:44 ID:Vs3dHuBj
●スレタイ

西尾維新エロパロスレ

●テンプレ

ここは西尾作品の登場人物によるエロパロ作品発表スレです。
「戯言シリーズ」「りすか」「きみぼく」等々、西尾作品関連ならば何でもOK。

前スレ
【戯言シリーズエロパロスレ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1092519561/

関連スレ
【2chエロパロ板SS保管庫】
ttp://s1.artemisweb.jp/sslibrary/
923名無しさん@ピンキー:05/03/12 18:50:35 ID:KpLBM2aa
折角だから、本スレのごとくスレのサブタイ入れたいなあ。

……なんて言ってる俺にも案があるわけじゃないんだけどな。
924名無しさん@ピンキー:05/03/12 21:30:27 ID:jK8B+6OQ
SS→読みきり+スレではSSが続いていく
=「ヨミキリサイクル」

なんてな。
925名無しさん@ピンキー:05/03/13 00:20:58 ID:4zjCOtgf
スレタイは検索を考えて
【戯言】西尾維新エロパロスレ【りすか】
の方が良くないか?
926名無しさん@ピンキー:05/03/13 03:04:08 ID:+K4my/Gg
個人的にはスレタイに【】が付くのは好きじゃないなぁ。
927名無しさん@ピンキー:05/03/13 13:52:57 ID:ORpmQ2oQ
個人的にはスレタイに【】が付くのは別に構わないなぁ。
928名無しさん@ピンキー:05/03/13 15:32:32 ID:ZAnYqcEn
【】はどうでもいいが、検索用に「戯言」を入れるのには賛成だなぁ。
929名無しさん@ピンキー:05/03/13 16:16:43 ID:7M6ihci4
自分も【】はどうでもいいが、戯言の文字は入れた方がいいにイピョーウ。

とにかく、このスレは続いて欲しい。SS作家さんたち、いつも乙です。
930MIKE:05/03/13 21:40:11 ID:sJ19YmKz
924に一票ノ[一票]
928にも一票ノ[一票]
931名無しさん@ピンキー:05/03/13 22:39:33 ID:1d2wOQMn
「戯言」「りすか」「西尾維新」の3つは重要だと思うな

950を踏んだ御仁にスレ立てをお願いして、それまでは雑談とスレタイ考えるって流れでいいんでないか
(自治房ぽくてスマン)
932名無しさん@ピンキー:05/03/14 01:56:28 ID:FoGim9UQ
新戯言魔法少女りすか〜西尾維新は使えない〜
933名無しさん@ピンキー:05/03/14 03:23:03 ID:MqPi9dx7
新戯言作家西尾維新〜初めまして、俺のエロス〜

すまん
934名無しさん@ピンキー:05/03/14 08:01:41 ID:YrE0BlR+
新本格魔法作家西尾維新〜やさしい戯言は使えない〜
935名無しさん@ピンキー:05/03/14 17:37:59 ID:f+Um4Fwd
「西尾維新」が入ってればいいんじゃないかな?あとは「戯言」。

他はなんでもおkですノ
936名無しさん@ピンキー:05/03/15 09:59:40 ID:Gd6p9+j5
【西尾維新】崩子ちゃんに(;´Д`)ノθ゙゙ブイィィィンするスレ【戯言】
937名無しさん@ピンキー:05/03/15 13:54:55 ID:48Pd7IjP
>>936
その線で。
938名無しさん@ピンキー:05/03/17 10:27:16 ID:9sxojP6N
レス止まってる・・・w
次スレ立たないw もう立てるのは>>940でよくない?
939名無しさん@ピンキー:05/03/18 00:16:32 ID:axaRlEJ8
あんまはやいのもなぁ
940名無しさん@ピンキー:05/03/18 00:22:54 ID:As5v9omP
遅いのは別に悪いことじゃないから。
むしろ新スレを立ててこのペースだと即死する。
立てるのは>>970くらいで良いと思う。そんなペース。
941名無しさん@ピンキー:05/03/18 10:00:48 ID:k9SC3bY3
【西尾維新】姫ちゃんで(;´Д`)ハァハァ足コキするスレ【戯言】
942名無しさん@ピンキー:05/03/18 12:44:27 ID:k9SC3bY3
【西尾維新】赤い人に(;´Д`)イタイのはイヤ殴打されるスレ【戯言】
943名無しさん@ピンキー:05/03/18 12:45:38 ID:k9SC3bY3
【西尾維新】崩子ちゃんに(;´Д`)ノθ゙゙ブイィィィンされるスレ【戯言】
944名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:01:29 ID:4U5aL28I
きずなさんと一緒にお風呂に入るスレ
945名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:27:29 ID:rcpZiTCm
【西尾維新】みいこさんに|Φ)ジー 視姦されるスレ【戯言】
946名無しさん@ピンキー:05/03/19 03:05:13 ID:vEgDQ8FG
【西尾維新】りすかと共にエロを乗り越えて行くスレ【戯言】
947名無しさん@ピンキー:05/03/19 15:53:14 ID:K1xGsb54
【西尾維新】崩子ちゃんが(;´Д`)ノθ゙゙ブイィィィンしちゃうスレ【戯言】
948名無しさん@ピンキー:05/03/19 17:24:13 ID:SIAbI9kZ
【西尾維新】ツナギさまに(((( ;゚Д゚)))ガクブル甘噛みされるスレ【戯言】
949名無しさん@ピンキー:05/03/19 18:15:31 ID:/QqQLkIK
950名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:07:53 ID:U6zPpaWX
【西尾維新】>>1乙だがΣ( ̄□ ̄;)スレタイが無愛想【戯言】
951名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 13:05:36 ID:2kUhzMe9
新スレ>9に同意なのだが、どうか。
952名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 14:56:58 ID:nZs8a+n9
俺漏れも
953名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 19:57:36 ID:wmY8wvSI
同意。
954名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 23:31:43 ID:qh0o8QQZ
んじゃスレ立てなきゃかな?
955名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 23:42:03 ID:Lic/Jz8B
テンプレ考えなきゃかな?
956見様見真似:2005/03/24(木) 17:16:53 ID:AY/4oZDE
・次スレについて
 >>900頃、もしくは400kbを越えたあたりからテンプレ、タイトルを準備して、立てる。
 立てられなかったら宣言の上、有志が立てる。
 宣言無く立てられたスレは削除。重複時は早い方を使い、残りは次スレに活用。
 スレタイには、『西尾維新』の他に『戯言』『りすか』『君と僕〜』など検索しやすい言葉と、スレ番号を入れてください。
 >>950を超えても次スレが立っていない場合は、書き込みを控えるようにしてください。

@荒らしはスルー

前スレ
戯言シリーズエロパロスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1092519561/

ss収録先
【2chエロパロ板SS保管庫】
ttp://s1.artemisweb.jp/sslibrary/

西尾維新@2ch カコログオキバ
http://gigantica.ifdef.jp/ISIN/

ラノベ板
西尾維新その36<「にゃるろ!」>
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1111393940/l50


足し引きヨロ。
957名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 19:41:37 ID:jXDNu4Hu
アホ
重複だっての
普通に削除されるっての
958名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 19:44:01 ID:jXDNu4Hu
 >宣言無く立てられたスレは削除

こんなルールは削除ガイドラインのどこにもない。
自分が削除するわけでもないのにいい加減なことを言うなよ。
959名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 19:46:18 ID:jXDNu4Hu
6. 連続投稿・重複

(ry

重複スレッド
 同じ事象・人物に関するスレッドは、個々に多少の違いがあっても原則的に削除対象になります。
その場合、立てられた時期・時間、1に書かれている内容、レスがどれだけついているか、という優先順位で総合的に判断します。
 客観的な判断が難しい時は、利用者同士の話し合いを待つか、立てられた時間の遅いものを停止処置をすることとします。
 同一掲示板内ではない重複スレッドは、内容にほぼ変化のない場合は悪質なマルチポストと判断し、板の趣旨に合った真面目な議論が続いた場合を除き、全てを削除対象とします。


5日も経ってから立てたスレは重複以外の何者でもない。
960名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 20:13:59 ID:MpijfUYE
>>957-959のように莫迦が騒ぎ出すとよくないので、早いとこ正規の次スレを立てるべきかと。
テンプレは、>>956の一番上に「西尾維新の小説全般を扱うエロパロスレです。」とでも付け加えればよいでしょう。
961名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 20:18:53 ID:jXDNu4Hu
あのなあ
理屈で反論しろよ、そのスレを立てる正統性は何だ?
962名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 20:20:48 ID:dF4F9Y5S
963名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 21:22:35 ID:DVyImb9u
なんかこういうことで揉めて欲しくないなぁ……。
まだ構想段階だけど、なんか萎える。書きあがる頃に投入先はあるんだろうか。

二つ目のスレもなんかスレタイおかしいし……。【】の中身が意味不明w
議題にあった検索用ワードを押さえてるのはいいんだけどさ。
964名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 10:43:21 ID:kbbmw/xH
俺テンプレ作った……正直先走ってゴメソ。もうみんなどっちか移っちゃった?
【】に笑ったけど、スレ番あるし二個目のスレを推したいんだが。職人さんが
どっちに投下するか迷って困ってる気がする
965名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 10:47:35 ID:nW+2cPPG
俺としては「vol.2」の方でいきたいが。
職人さんがどっちに投下するかで流れが決まるよ、多分。
966名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 12:58:57 ID:yMJjSbld
vol.2のほう、重複スレ扱いされて削除依頼出されてる。('A`)

しかし、先に立てられたスレが完全に放置され、後発のスレのほうが活気づいている場合は削除されないこともあった気がする。
>965も言っているが、職人さんがどちらにSSを投下するかが今後を決めそうだ。
967名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 13:09:55 ID:qu4gs0NK
正直、先に立った方のスレは使いたくない。
賛同者はvol.2の方に何か書いてくれないか。
968名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 23:13:16 ID:+LKsQJh3
>>964
お前が書けば?
969名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 23:13:53 ID:dVwNFRFs
もう投下されてるやん。
970名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 00:35:03 ID:bzvjh0Gp
確かに最初のスレは素っ気無さ過ぎだが、俺には新しいスレのスレタイのが不快だ。('A`)
971名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 00:36:02 ID:aNFGGwYW
奇遇だな。俺の意見は正反対だ。
972名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 00:57:34 ID:4BFxG8OF
Vol2を立てた方、なにゆえに【】の中身をアレにしたのか聞かせて欲しい
元ネタともスレの流れとも関係ねーじゃん。かなり偏ったマイナー趣味だし。職人へのリクエストのつもりか?
一部の人が好きな嗜好ってのは知ってるが、そーゆーのはそーゆー奴で集まってるスレでやれって感じだ。


てか、足コキが大嫌いなのって俺だけ? M属性ないからマジムカツクし不潔そうだし大して気持ちよくなさそうで嫌。
SSの一本二本なら笑ってスルーするけど、スレタイに置かれてるとなんか嫌だ。
なんというか……夕食の食卓に汚れた靴下も一緒に置かれてるような気分、って感じ?
973名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 01:40:25 ID:iWPBcrpV
あなた、今日のメインディッシュは汚れた靴下アメリケーヌソース温野菜添えよ。
974名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 02:54:38 ID:5fZeXTlJ
>>972
関係ないとか言い出すなら、一つ目に張ってある終わクロスレのリンクとか何なんだ?
あと、嫌なら見なければいいだけの話だよ。
975名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 07:35:56 ID:9NRqkTmI
>>972
要するに、自分が足コキ嫌いだからスレタイ我慢ならん、と。
藻前、本当に21歳以上?
976名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 08:53:02 ID:GWXppVlr
それはむしろ後のスレ立てた人間に聞きたいんだが。
削除ガイドラインは知ってるかどうか知らないが、
後のスレが何となく気にいらなかったから重複立てるってまともな神経してないだろ。
977名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 08:55:00 ID:GWXppVlr
×後のスレが
○前のスレが


結局誰一人後のスレを立てる正統性を説明できてないぞ。
自分の言ってることそっくり自分にあてはまってること気づかんのか。
978名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 09:19:23 ID:yUwI1Z4D
>>976-977
藻前の言う「正統な」スレで、藻前自身が

>そう言っても平行線だろうからどうでもいい。

って言ってるじゃん。
そう言明した以上、黙っとけば?
どうせ結論なんか出ないよ。削除人の裁定が出るまでは。
979名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 09:43:52 ID:YYavwmTY
スレが2つあるのはおかしいと思ったらここで揉めてたわけか

先に立った方を良スレにすれば良いじゃないか
スレタイとか気にすんなよ
980名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 06:46:24 ID:KMe1LdfO
SSお待ちしてるんです…


戯言エロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1111223677/
981名無しさん@ピンキー