梅雨が近付いてきているある日の午後、肌に汗がじんわりと浮き上がってくるのを
感じながら、蓉子は聖の腕の中にいた。窓の外からは本格的な梅雨の訪れを前にして
降る小雨の音が、ぱらぱらと遠慮がちに室内にまで聞こえてくる。
室内は微かに蒸し暑く、二人の肌の触れ合っている個所から発せられた熱が、周りの
空気に溶け出しているかのようだった。
あれから何度か聖と身体を重ねた。あの日と同じように蓉子の部屋で、また別の日は
聖の部屋で。蓉子は自分の部屋で聖と肌を重ねる時には、決まってあの写真立てを伏せていた。
だったら引出しの中にしまってしまうなり、元から離れた場所に置いておけばいいのだと、
心の隅では分かっていたのに。蓉子は何故だか三人で映っているその写真を、机の上の
同じ位置に置いておくことにこだわり続けた。
ベッドに入る前にそれとなく伏せ、ことが終わって聖が帰るとまた立て直す。
聖が蓉子のその行動に気付いているのかは分からなかったが、特に何も言ってはこなかった。
「ん……」
蓉子の胸元に顔を埋めていた聖の唇から、吐息と共に声が漏れる。聖のことをもっと近くに
感じたくて、蓉子は瞳を閉じて自ら暗闇へと包まれていった。
(私は……)
聖と一線を越えた後でも蓉子が求めていた答えは結局得られず、何を求めていたのかも
今となっては分からなくなってきている。
関係を持ったからといって何かが劇的に変わるわけでもなく、何かが変わったのだと無意識の
うちに思い込めるほどには、蓉子もおめでたくはなかったのだ。
(まったく、笑いぐさよね……)
二人で口論していた頃から一年ほどしか経ってはいないはずなのに、それは
何故だか遠い昔のことに思えた。
「あっ」
堪えていた声がつい漏れてしまった反動なのか、閉じていた瞳が薄く開かれた。
聖は胸元から首筋へと唇を移している。そんな聖から視線を外すように頭を横へ
向けると、机の上に伏せられている写真立てが蓉子の視界をかすめていった。
写真の中の昔の自分に見られるのは嫌だったし、昔の聖に見られるのは何故だか
悲しかった。
あの中には、もう一人。
ねえ、江利子。今の私たちを見たらあなたはなんて言うかしら。それとも――
こんな臆病な関係なんかに、あなたは興味を示したりはしないのかしら。
「聖……」
「え?」
「……なんでもないわ」
蓉子は聖の頭を抱き寄せ、その色素の薄い髪に顔を埋めた。
「欠片」 完
928 :
919:04/08/13 22:49 ID:5IKjzLsA
完結です。ありがとうございました。
マッテマシタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
乙!!ナイスです!!!!
キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
江利子さまも絡めての続きキボン。
今頃、由乃ちゃんは開会式見ながら興奮してるのだろうか?
いやむしろミーハー祐巳たんの方かな?
んで明朝眠そうな顔で祥子お姉さまに叱られる、と♪
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
>>917 コミケかよ・・・
いいなそんなもんがあって
朝っぱらから投稿します。
カプ:祐巳・志摩子・由乃・乃梨子×瞳子
NG:瞳子総受け
「待っていたよ。瞳子ちゃん。」
彼女…松平瞳子はある日、私と志摩子さんがえっちしている時に、部屋に入ってきてしまったのだ。
だから、二人でで犯し…もとい、おしおきしてあげたのだ。
あれ以来、私は瞳子ちゃんにスキンシップをしてあげている。
でも、瞳子ちゃんはまだまだ素直になってくれない。
だから…今日は私の家に招待して、たっぷり調き…もとい、スキンシップしてあげようという事なのだ。
「ゆ、祐巳さま。な、なんで三人がいるんですか!」
瞳子ちゃんが、少し怒り気味に訊ねてきた。
「二人だけでするより楽しいと思ったから。だから由乃さんと志摩子さんと乃梨子ちゃんも誘ったんだ。」
瞳子ちゃんは顔が少し青くなり、帰ると言いながら、立ち去ろうとした。
だが、逃がす訳にはいかない。
瞳子ちゃんの腕を掴むと、私の方に引き寄せ、そのままキスをしてあげる。
「ん、んんぅ、んんっ!」
たっぷりと舌を絡ませる淫らなキス。瞳子ちゃんは私の身体をきつく抱いてきた。
たっぷりキスをしたあとは、瞳子ちゃんを由乃さんに廻す。
由乃さんの次は、乃梨子ちゃん。乃梨子ちゃんの次は、志摩子さんと。そして私、由乃さんと…
四人で瞳子ちゃんをキスで輪姦していく。
数回りした所で、解放してあげた。その頃になると、瞳子ちゃんはすっかり抵抗しなくなった。
そして、スカートを捲り上げると、ショーツは濡れていた。
「瞳子ちゃん…びちょびちょだよ。みんなからキスされて感じちゃった?」
「うん…瞳子は…淫乱なのかも。」
「かも。じゃないでしょ。淫乱なんでしょ?瞳子は。こんなに‥‥濡らしてさぁ。」
「そうだね乃梨子ちゃん。瞳子ちゃんは淫乱だね。」
私と乃梨子ちゃんで瞳子ちゃんを言葉攻め。
すっかりネコ化した瞳子ちゃんは、ただただ受け入れるだけ。そんな瞳子ちゃんも可愛い。
だからたっぷり攻めてあげたい。
私は手際よく瞳子ちゃんの服を脱がすと、膝のうえに座らせる。
そして、自分の腕で瞳子ちゃんの太股を広げさせた。
瞳子ちゃんは何とかして恥ずかしい所を隠そうとするが、腕と腿を固定しているので、どうにもならない。
「瞳子ちゃん…。割れ目がくっきり出てるし、クリトリスが膨らんでいるのが見え見えだよ。」
由乃さんは、そう言いながら、ショーツの上から肉芽を指で突く。
突かれるたびに、瞳子ちゃんは可愛い声で悶えながら、愛液を染み出させている。
本人は目に浮かぶ涙で、抵抗をアピールしているが、こんな体たらくじゃ全く無効果なのにね。
そのうちに、ブラジャーをずらされ露出した瞳子ちゃんの乳首を乃梨子ちゃんがきゅっと摘む。
「ひゃん!いたい!」
瞳子ちゃんの身体が電気ショックを受けたように跳ね上がる。
「瞳子の乳首、凄く硬いよ。吸ってほしくて、硬くなってたんじゃないの?」
「ち、ちが…ひゃっ!す、吸わないで…。」
乃梨子ちゃんは瞳子ちゃんの胸を吸い始めた。
そして、由乃さんは瞳子ちゃんのショーツを剥がすと、露になった秘所に指を挿入した。
「だ、だめぇっ、い、いくぅ!」
瞳子ちゃんはそう叫ぶと、絶頂を迎えた。秘所から蜜が溢れ、目から涙が零れた。
「はぁ、はぁ…」
瞳子ちゃんの顔はすっかり上気し、息も乱れていた。
「ゆぅ、ゆみさまぁ…。」
涙目涙声で、私の身体に寄り掛かってくる瞳子ちゃん。すっごく可愛いんだけどね。
「私に何してほしいのかな?」
「し…、して…くだ…ひゃん!」
瞳子ちゃんが喋っている間にも、乃梨子ちゃんは乳首を。由乃さんは秘所を。志摩子さんは首筋を愛撫している。
愛撫の刺激によって瞳子ちゃんの言葉は度々遮られた。
「瞳子ちゃん。よく分からないよ。」
私はそう言いながら、太股の付け根を撫で回していった。
「はぁん!もっと…敏感な…とこを…弄って…あああっ!」
瞳子ちゃんの身体がぴくんと震え、潮を吹きながら絶頂した。
「これでイッたの四回目だね。あそこがひくひくしているよ。」
「はぁ、はぁ…許してぇ…。」
「ダメ。今日は四人で一晩中たっぷり可愛がってあげるから。」
「いやぁ…死んじゃうよぉ…。」
「大丈夫。優しくしてあげるから…。」
私は、怯える瞳子ちゃんに優しくキスをしてあげた。そして、他の三人も、瞳子ちゃんの身体にキスをした。
たちまち瞳子ちゃんの身体には紅いキス痕が描かれていった。
場所を私の部屋に移すと、ベッドの上に瞳子ちゃんを寝かし、その腕をベッド端にそれぞれ括り付けた。
瞳子ちゃんはさすがに諦めたらしく、抵抗らしい抵抗もしない。
唯一着ているショーツは吹き出した愛液で、びちょびちょで、今にも溢れそうだ。
そして由乃さんは、バックから色んな道具を取り出した。
さらに、一枚の紙とサイコロ。紙には出目に対応した道具が書かれていたのだ。
「このサイコロの目の通りに、瞳子ちゃんを責めていくのよ。これは時代劇で良くあるやり方。」
(どんな時代劇なんだそれ…?)
私はそう思いながら、志摩子さんの振ったサイコロを見た。
「三の目…筆ですね。」
「どこを擽っても良いけど。あんまりやり過ぎないでね。」
志摩子さんは右手に書道用の筆。左手に絵画用の細い筆を持ち、瞳子ちゃんの上にまたがった。
その目にはいつもの志摩子さんらしからぬ、妖しさ炸裂な輝きを持っている。
「あんな目つきな志摩子さん見た事ない。」
乃梨子ちゃんはそう口にしながら、唖然としていた。
志摩子さんは右の太い筆で、瞳子ちゃんの右乳首を、左の細い筆で左の乳首を愛撫する。
筆で乳首を執拗に擽られるたびに、瞳子ちゃんは身体をくねらせ、涙を流しながら、可愛い声で鳴いている。
志摩子さんも、左右で責めの手法を替えながら、瞳子ちゃんの乳首を擽っていった。
次は、乃梨子ちゃんの番だ。
乃梨子ちゃんは複数の洗濯ばさみを持ってきて、一番圧力の強い二つを選ぶと、ベッド横に座った。
「の、乃梨子さん…目が恐…ひあっ!」
少し怯えていた瞳子ちゃんの右乳首に洗濯ばさみが付いた。
「いやぁ…痛い…外してぇ…。」
「痛い?本当は気持ちイイんじゃないの?」
瞳子ちゃんの涙の訴えも、異常にクールな乃梨子ちゃんには通用しない。
さらに、もう一つの洗濯ばさみも、もう一方の乳首に付け、二個の洗濯ばさみをグイっと引っ張った。
さすがに痛いらしく、瞳子ちゃんは涙を流しながら、身体を揺らして、抵抗していた。
「いやっ!外してぇ!ち…千切れちゃうよ!」
「気持ちイイくせに…瞳子は素直じゃないね。」
そう言うと乃梨子ちゃんは、引っ張っていた洗濯ばさみを、今度はきゅいと捻りはじめた。
「ああああっ〜!」
瞳子ちゃんは一オクターブ高い嬌声を上げながら、身体をぴくんと震わせると、秘所から潮を吹き出した。
「はぁ、やぁ…シーツ…濡らしちゃった。」
「大丈夫だよ。洗えば良いんだし。瞳子ちゃんは、いっぱい潮とおもらししてイイからね。」
瞳子ちゃんの顔は真っ赤に染まっていった。
続きます。
エロいな。
えろい…グッジョブ!
ところで、そろそろ次スレの時期なわけですが。
よしのんさま、まだ〜? (´・ω・`)
まさか、このスレの保守をする日が来ようとは
エロいんだけど、やっぱ『マリみて』が読みたいなぁ。
>951
原作読みなされ。
次スレのタイトルは?
>5 を参考にするなら、原題は「波乱の姉妹宣言」から。ということで、こんなのは?
マリア様がROMってる〜淫乱の姉妹宣言〜
まだ一冊残っていますわ
マリア様がROMってる エロミアムブック
議論の余地はもともとあまりないんだよね。
ってな訳で次スレは「マリア様がROMってる エロミアムブック」に決定!
マリア様がROMってる プレミアムファック
マリア様がROMってる プレミアムエロ
マリア様がROMってる プレミアムエロ本(笑)
今日のアニみてはエロかった
志摩子エロ杉
ここでのりしまじゃなく、ゆみしまを書くのが通。
しまった。見損ねた
来週もエロさ四割増し(当社比)
表情がエロいんだよな
首から上だけでエロさを表現している
唇のアップなんか特に
きっとあれで聖や祐巳を食べてきたんだろうな。
スレ違いだが、釘宮はやっぱ演技の幅広いなあ。
マリみて読む前にここではまったカップルは祐巳乃梨子
だった。それぞれの姉を裏切る背徳感がよかったのだが。
原作読み始めチェリブロまで読み終えて思った。
祐巳乃梨子カップルありえない。
969 :
名無しさん@ピンキー:04/08/15 15:22 ID:Q1BIKN/T
今日のアニ見ては志摩子より
大学生聖さまのベリーショートな髪型に見とれてたよ
乃梨子の扱いはちょっと疑問だけど
見逃した・・・orz
ダレカタスケテ
コミケ3日目参戦の漏れは到底見ることなどできませんですた。
このスレ的には負け組でつか?orz
画像だけ見ると誘ってるようにしか見えませんな(;´Д`)ハァハァ
マリア様がROMってる プレミアムエロ本(笑)にいっぴょお