『「仔犬のワルツ」で妄想してみるスレ』

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279名無しさん@ピンキー:05/02/01 13:40:04 ID:iRv1SD7p
>279

ごめんなさい違う者です・゚・(ノД`)・゚・

あんな素晴らしいものは書けない・・・orz
280278:05/02/01 14:53:16 ID:pNj7q+6j
>>279
ギャアッ!!早とちりして申し訳ありません〜〜〜!!_| ̄|○

楽しみにしてますので、どうかお願いします!
281名無しさん@ピンキー:05/02/07 15:35:39 ID:NcDZe8sz

282名無しさん@ピンキー:05/02/15 00:45:49 ID:+K/iTQyF
ほしゅ。
283琴子:05/02/15 01:41:49 ID:RETD9LG+
ほしゅがてら急遽書いた唱吾×歌乃を投稿しようと思ったんだが、間のプロセス全部すっ飛ばしていきなり「事後」です(ニガワラ
・・・・・・漏れには真っ最中は書けんorz
284名無しさん@ピンキー:05/02/15 01:45:28 ID:RETD9LG+

「どうしてこうなったか」と問われれば、自分自身でもその理由を上手く説明出来ないに違いない。
何となく相手に背中を向けながら、歌乃は小さく溜息を零した。
どうやら、気まずいのは向こうも同じらしい。
何も遮る物が無く触れ合った背中だけが、未だ冷め切らない熱を共有していた。

きっかけは、「マザー」による試験の後。
あまりに残酷なマザーの裁定にとても和やかに話すような雰囲気ではなくなってしまった他の面々が帰っていく中、ふと仕事に戻ったはずの唱吾の事が気になって様子を見に行った歌乃は、すぐにその異変に気付いた。
殴られでもしたのか口の端が切れてアザになっていたし、服も髪も乱れていて明らかに誰かと争った様子を示している。そしてそれ以上に、何があったか尋ねる自分に「何でもない」と答えた彼の酷く追い詰められた表情が、不安を駆り立てた。
だから咄嗟に「送ってほしい」と頼み込んたのだが――――

(こう考えると、なんか最初からその気で誘ったみたいじゃない)
記憶を辿るうちに今更ながら羞恥心が湧いてきて、思わず身体を丸める。
ちゃんと布団は掛かっているのだが、何も着ていないというのは想像以上に心許ない。
身体の一番奥を苛む鈍痛が自分を責めているような気がして、歌乃はまた1つ溜息を零した。
何か会話でもあれば少しは気が楽になるのかもしれないが、広く薄暗い部屋には時計の秒針の音だけが響いている。痛いぐらいの静寂だ。
相手が何も言わない理由に大方見当が付いている歌乃は、勇気を振り絞って自ら沈黙を破る事にした。
285名無しさん@ピンキー:05/02/15 01:46:26 ID:RETD9LG+
「・・・・・・もしかして、何話したらいいか分からない?」
唐突な問いかけに、触れていた背中が一瞬強張る。あからさまなその反応に、歌乃は思わず笑みを浮かべた。
相手も戸惑っているだけだとはっきり分かって、気持ちが少しだけ軽くなる。
「見た目だけは貫禄充分のくせに」
「・・・・・・僕をからかうのがそんなに楽しいのか?」
からかうような言葉に、憮然とした掠れがちの声が返ってきた。その言葉に、歌乃は更に笑みを深めて即答する。
「うん、とっても」
呆れたような深い溜め息の後、ピッタリとくっついていた背中が離れた。
床に脱ぎ捨てた服から何かを探す気配がした後、ライターに火を灯す微かな音。
身体を捻って背後に視線を向けると、視界の端を紫煙が掠めていく。
「寝煙草は火事の元だよ?」
「へぇ、君の口からそんな言葉が聞けるとは思わなかったな」
すっかりいつものふてぶてしい物言いに戻った唱吾は、さっきのお返しとばかりに嫌味の込もった言葉を返す。
いつもならムキになって反論する所だが、歌乃は怒る様子も無く身体ごと唱吾の方を向いた。
邪魔な羞恥心はとりあえず心の隅に押しやる。どうせ散々見られているのだから、今更恥ずかしがっても仕方が無い。
「変に気を使わなくたってそうやっていつも通りにしてればいいのに。・・・・・・それとも、今更後悔してる?」
うつぶせになって気だるそうに煙草を吹かしていた唱吾は、その反応が予想外だったらしく目を丸くして歌乃の目を見つめた。
「・・・・・・この状況で『後悔してる』なんて言えるわけないだろう?」
気まずそうに目を逸らして、ポツリと呟くように言う。
歌乃が何も言わないでいると、何か勘違いしたのか慌てた様子で「別に、本当は後悔してるとかそういう事じゃないんだけど」と付け加えた。
自分が傷付かないように気を使ってくれたらしいが、やけに必死なその様子がおかしくて、歌乃はクスクスと笑う。
286琴子:05/02/15 01:47:46 ID:RETD9LG+
「分かってるよ」
ふと表情を曇らせ、歌乃は手を伸ばして唱吾の頬に触れた。
親指で唇の端をなぞると、傷に染みたのか少しだけ眉が寄る。
「でも、大事な事は何も教えてくれないんだね」
怪我の理由も、どうしてそんなに追い詰められた顔をしているのかも。
「・・・・・・なんか悔しいな」

この先に待ってるのは、あたしの力じゃ変えられない流れ。もっと別の言い方をするなら、避けられない「運命」。
逃げる事は出来ないし、誰も助けてくれない。
それを分かってて自分の気持ちを押し付けたのは、ちょっと卑怯だったかな?

「・・・・・・歌乃?」

酷く追い詰められたあなたの目を見た瞬間、たった一瞬でも「届かない」って思ってしまった。
自分からもっと深い闇へ落ちようとしているあなたは、きっとあたしの手を振り払ってしまうって。
簡単に諦めてしまうつもりなんてないのに
――――なんであたしは、あなたと離れてしまう事ばかり考えてるんだろう?

「何でもない」
心配そうに自分の方へ身体を向けた唱吾にそう答えると、歌乃は尚も見つめてくる視線から逃れるように身体を摺り寄せ、彼の胸に額を押し当てた。
「・・・・・・だから、今はそばに居て」
不安に震えた声に、気付かれなかっただろうか。一瞬の沈黙の後、躊躇いがちに抱き寄せられた。

すぐそばまで来ているかもしれない別れになど、気付かない振りをして。

再び秒針の音が響くだけになった薄暗い部屋の中、目を閉じた歌乃は背中に触れた温かい腕の感触だけを感じながら深い眠りに落ちていった。
287琴子:05/02/15 01:48:31 ID:RETD9LG+
名前欄変え忘れたorz
というわけでほしゅでした。
288名無しさん@ピンキー:05/02/15 18:03:15 ID:ruhw0gVW
グッジョブです!!
289   どっちも:05/02/16 20:40:43 ID:fcXVuCre
「どうしよう......」
光は船を前に途方にくれてしまった。

290名無しさん@ピンキー:05/02/17 08:38:48 ID:e5bhgpzw
保守保守
291展開を予想:05/03/01 22:49:38 ID:zLTynTh7
「ありがとうございます!!」
律子に光は深々とお辞儀をしていた。そんな様子に
「おい。礼を言う相手を間違えてないか?」
光にあきれたように声をかけてきたのはノッティーだった。
「なによ」
光がキッと睨むとノッティは
「船を見上げてぼーっと突っ立ってたお前に声をかけたら、
 『ノッティお願い私をこの船に乗せて』ってワーって泣き出されてあせったぜ。本当」
そう、あの時船に乗り込む唱吾を見送るだけで、何も出来ずただ焦るだけの光に声を
かけてきてくれたのはノッティだった。そしてわらにもすがる思いで助けを求めたのだ
「感謝してるわよ」
「あんまり、感謝している気持ちが伝わらねーけど.....」
「まぁ、実際、手配に動いてくれたの律子さんだしね。それでもあなたがいてくれて助か
 ったよ。ありがとう」
「本当に、感謝されてないな」
「してるわよ」
「どうだか.....」
落ち込んだように声を出すノッティに律子が笑いながら声をかける。
「ホント、港の桟橋で泣いてる女の子に抱きつかれてるあなたを見たとき声をかけていいのか
 迷ったのよ。大事な試験の前なのにって」
「何だよ。それ」
「律子さん。本当にありがとうございます」
「だから俺にも感謝しろって」
「あ. り. が .と .う」
「ダーーーー」
「アハッ」「ウフッ」
そんなノッティをみて律子と光は声を出して笑いあった。



292名無しさん@ピンキー:05/03/06 10:25:56 ID:1glDg5Ei
展開を予想さん、待ってました〜!!(の割にはレス遅いですが)
続き楽しみにしております、がんがってください!
293展開を予想:05/03/07 00:22:57 ID:xj/dsbOP
「もう、いいよ。オレ試験会場に様子見に行ってくるわ」
ノッティーは肩をすくめドアに向かう。そんなノッティに光は声をかける
かつてはライバルでもあり厳しい試験をくぐり抜けてきた仲間であり大切な
友達だった。そして今回も私に救いの手をさしのべてくれた。
「ノッティー。本当にありがとう
 ノッティが声をかけてくれなかったら私どうしていいか分からなかった」
「水くさいこというなよ。
 マザーもあの試験の時いってたぜ。お前が俺に惚れてるってな。
 まぁ、そんな女の子を泣かせておく訳にはいかないしな」
ノッテイーなりの照れ隠しと光を気遣った言葉に
「はぁ?あんたやっぱり馬鹿だわ」
光流に切り返す
「なんだと!!」
そういってノッテイは光を睨むがすぐにお互いの顔に笑顔が浮かぶ
「試験、頑張ってね!優勝できる?」
「たりめーだ。オレ以上のピアノが弾けるやつなんていない
 オレは世界一だぜ」
ノッティは振り返ると律子に微笑み、手を挙げ光に答えて部屋を出て行った。
294展開を予想:05/03/07 00:24:50 ID:xj/dsbOP
部屋には律子と二人きりになった。光に律子が声をかける
「あんな弟のためにこんなに必死になってくれる女の子がいるなんてね
 どこがいいの?あんなの」
「え、どこだろ、アハ、ハ」
「教えてくれないの?」
「恥ずかしいですよ
 そうだ私が教える代わりに、私にも一つ教えてください」
「何を?」
「律子さんは、律子さんはどうして試験を続けるんですか?」
光には唱吾や譜三彦や水無月家の人が何故こんな試験を続けているのか
理解できない部分もある。光はその答えが知りたかった。
「そうね。あなたが今ここにいるのと同じ理由かもしれない」
律子は遠くを見つめる目になる
「私と一緒........?」
「前に進むため.....かしら」
「前に進むため?」
それ以上は律子は何も言おうとしなかった。前に進むため、それを光と
同じ理由といった律子の顔に迷いはなかった。
律子も何かの重い決意を持ってこの試験に臨んでいるのだと、過去では
なく未来のために戦っていこうとする決意を光は感じていた。
295展開を予想:05/03/07 00:26:52 ID:xj/dsbOP
「で、唱吾のどこが好きなのよ?」
突然律子が話題を変える。光がまた話題を戻されて目を白黒させるのに
「えー教えてよ。約束でしょ」
「.............」
「は や く」
律子が強い口調で言うと、もうしょうがないなぁという感じで、でもどこか
嬉しげに
「一番は優しいところかな、私のことをとっても大切にしてくれるとことか
 本当に本当に優しい人なんです」
「そうなの」
「私の守るために危険なとこにもとびこんできてくれたし」
「唱吾が?」
「そうなんですよ!!悪い奴らから私を助け出してくれたんですから
 あのときのあの人むちゃくちゃカッコ良かったですよ!!
 傷ついた私を優しく慰めてくれたし」
「へーー唱吾がね」
「あ....それに私が作った料理をとってもおいしいって食べてくれるんです
 食べてる顔がとっても幸せそうで私うれしくなっちゃうんですよ
 それに私が叱るとシュンとしちゃってでもその顔がまた可愛いし
 それに」
「待って!まだ続くの?」
「えっ、もう聞いてくれないんですか?」
きょとんとした顔の光に律子が笑顔で
「もう勘弁してよ」
「えー、まだまだあるんですけど」
本当に嬉しげな様子でそう言う光の様子を見て律子も笑顔になる
「ありがとう」
「何がですか?」
「弟を、唱吾をこんなに思ってくれて」
律子は光の手を優しく握る。
296展開を予想:05/03/07 00:30:49 ID:xj/dsbOP
「あと、すこしですべてが終わる
 私は自分自身の手で決着をつけるわ」
「律子さん」
律子の顔に強い決意を光は読み取った。
「これがすべて片づいたら唱吾とあなたと一緒に食事でもしましょうよ
 うれしいな、こんな可愛い妹が出来るなんて」
「妹???」
「そうなるかもしれないでしょ?」
『妹ってことは私,,,あれ』今までそんなこと考えたことなかったんだけど。
光は自分で顔が赤く耳が熱くなってきているのがわかる。
「わかりやすいわね。あなた」
「そ、そんなこと」
誰かにも言われたな。『私ってそんなにわかりやすい??みたいよね』
自分でもそう思う。特に唱吾のことでは自分でも不思議なくらい正直に
なってしまう自分がいる。
「もうすぐ試験だわ。行きましょうか」
「はい、律子さん」
律子はおかしそうに
「もう、お義姉さんって呼んでくれてもいいのよ」
「な、何を言ってるんですか!!」
二人の間に笑顔が浮かぶ。初めて出会ったときはあんなにも衝突しあった二
人なのに今笑いあえている。
光にはこのような時間がいつまでも続けばいいと願わずにはいられなかった

297展開を予想:05/03/07 00:32:37 ID:xj/dsbOP
客船のホールはオーケストラが3人のピアニストを待ちかまえていた。
そして中央に3台のピアノ。
そこにつながる音響機器はある種の禍々しささえもっている。そしてそれら
はこの試験の真の審判者につながっている。
ANGEL,DEVIL,GOD、決戦の幕が切って落とされようとしていた。
298名無しさん@ピンキー:05/03/10 21:43:14 ID:9VPllHX6
展開を予想さん、続き楽しみにしてます。
299展開を予想:05/03/13 16:02:21 ID:RABMAfOG
すでにノッティと幸子はホールへ向かい、そして今ワルツと葉音が
ホールに向かっている。
とワルツが小さく鳴き声をあげる。
「誰?」
目が見えない葉音はワルツが吠えた方に顔を向ける
「もう、ワルツたら」
小さく『メッ』とワルツ笑いながら言うと、しゃがみ込む
「光?」
「久しぶりだね。
 うーん、でもあの試験からそうはたってないか?」
光がワルツを撫でると嬉しそうにワルツは吠える。
「葉音、どうかしたの?体、具合悪い?」
光は静かに試験に臨む友を見守るつもりだったが、ワルツに見つかって
いや、葉音の様子に声をかけずにいられなかった。
「なんでもないよ、大丈夫」
葉音はそう光に答えながらも自分を不安にさせるついさっき芯也とのや
りとりを思い出す。
『もうすぐ君のそばから....』と言う芯也に
『試験が終わってもずっと一緒にいて
 もう一度約束して』
芯也と交わした指切りを
それでも不安が葉音を突き動かす。芯也がいない世界を。一人ぼっちで
取り残される不安を。隠しようのない不安が葉音を押しつぶされそうだった
でもそれを口に出し説明することも出来ない
それは誰にもわかってもらえない孤独だから
300展開を予想:05/03/13 16:04:31 ID:RABMAfOG
「なんでもない。大丈夫」
「葉音、ワルツが心配してるよ」
「ワルツが?」
「そうだよ。だからワルツは私のことよんだの」
ワルツと葉音の強い結びつきは光には感じられた。ワルツは葉音のただならぬ
様子を心配して、それで私に助けを呼んだのだと光は感じた
「ごめんね。ワルツ」
葉音もしゃがみワルツの頭を撫でる
「そうだよ。ワルツにあんまり心配かけないで
 それに心配してるのはワルツだけじゃないよ
 葉音の今みたいな顔見たら私だって心配だよ」
「光......」
「葉音は一人じゃないよ
 私は葉音を応援してる。一番に」
「私には二つしかないから?
 ピアノと芯也さんへの思い、だから」
「違う、あのとき確かにそう思った。
 でもね。今は違うよ
 葉音は自分で掴もうとしている。未来を、自分の夢を」
それなのに葉音の顔には強い不安が浮かんでいる
それが光には心配だった
「光」
「葉音は一人じゃないよ」
光は葉音の手を力を込めて握る
「頼りないかもしれないけど、私も力になるからね」
「ありがとう」
葉音もまた光の手を握り返す
301展開を予想:05/03/13 16:06:17 ID:RABMAfOG
「私、そろそろ試験会場にいかなきゃ.........」
「そうだね。がんばって」
「うん」
立ち上がりワルツに声をかけ行こうとする葉音に光は
「葉音、一つお願いがあるの
 幸子に,DEVILには絶対勝ってね」
「どうして」
「それは、あの......その
 唱吾さんにこの試験から降りてもらいたいの
 終わりにしてもらいたいの」
「唱吾さんに?」
「まぁ、説明すると長くなるからさ」
光は恥ずかしそうに鼻の頭をかく
「好きだから?」
「え」
どうして葉音はこうも人の心が読めるのだろう。そう思っていると
葉音は微笑みながら
「光、今顔が赤くなってるでしょう?」
「どうして」
光はさっとほほに手をやる
目の見えない葉音が何故わかるのだろう
「だって、声の調子が変わったもの」
葉音は本当に鋭い。怖いくらいに
でも葉音はポツリと
「私、幸子さんには勝つことも出来るかもしれない
 でもDEVILには勝てないかも」
「どういうこと」
葉音は光に答えようとはせず廊下を試験会場に向かって行く
光には大きな何かをを抱えたまま廊下を行く葉音がとても痛々しく見えた
302展開を予想:05/03/13 16:07:25 ID:RABMAfOG
光も葉音の後をついてホールへ向かう
ホールの端で光は葉音やノッティをそして幸子を見る。
準備はすでに整えられているようだった。
学長の声が響く。今回の試験は「祈り」
「奇跡を起こしたまえ」
水無月奏太郎が告げ、オーケストラの音が響く。
『チャイコフスキー、白鳥の湖か』
ANGEL,DEVIL,GODの決戦には相応しいのかもしれない
光は3人のピアノに神経を集中していく
3人がそれぞれ美しい旋律を刻む。
光も動かぬ指をおして3人の旋律を追う。
確かに3人の音は変わった。単に技量が上がっただけではない。
何か、本質の部分で。
『もう、追いつけないかな』
それは光には淋しい現実だった。
オーケストラとピアノが旋律が光の中に染み込んでくる。
しかし、それは何か違和感を光に覚えさせる。
『何?』
3人の音は、そしてその奥にあるもの、それは光の予想を裏切る
そして強い衝撃を光に与える。
それはノッティが崇高で残酷なGODだったからでも、葉音が
暗い絶望を抱えたDEVILだったからでもない。
幸子が人を希望を支えるANGELだったから
303展開を予想:05/03/13 16:07:57 ID:RABMAfOG

それは唱吾が裏切ったと思っていたANGELを結局は選び取って
いたから、単に歌乃から幸子に移っただけで、決してANGELを
裏切ってなどいなかった。

304展開を予想:05/03/13 16:08:40 ID:RABMAfOG
光の膝から力が抜け、座り込んでしまう
唱吾の本当にANGELを求めている
そしてもし唱吾の前に再び歌乃が現れたら......?
唱吾は決してANGELを裏切れない
私はそのとき.....
唱吾の選択はきっと
305展開を予想:05/03/13 16:56:54 ID:RABMAfOG
光は気分が沈んでいく。その心の孤独に葉音の旋律が沈み込んでくる
葉音の孤独が、暗き不安が染み込んでくる。
光は頭を振り耳を押さえ音を防ごうとするが、それでもあとからあと
から音は押し寄せる。
よろよろと立ち上がり、何とかホールから出て扉を閉める。
光の頬に涙が流れる。
葉音が光に突きつけたもの、それを自分は受け止められるだろうか
不安が心の中をうずめいていた。

光は船のデッキに上がり透き通るような青い空を見上げる。
まばゆいばかりの太陽の陽がさんさんと降り注ぐ。
ここまではオーケストラの音もピアノの音も届かない。
海のきらめきと優しい潮風は光の心に何とか落ち着きを取り戻さ
せてくれる。
306展開を予想:05/03/13 16:58:26 ID:RABMAfOG
あれからどれくらいこうしているだろう。今頃はたぶん決着はついている。
たぶん、「奇跡」を起こす幸子はこの試験には残れないだろう
あのピアノを聞いてわかった。
この試験の意味が、学長のねらいが
あのピアノを聞いてわかった
葉音は言った言葉の意味がやっと分かった。
『DEVILには勝てないかも』
葉音自身がDEVILであったから
その言葉の意味が、重みが、そして痛みが伝わってきた。
『私はなにを葉音にいったんだろう』
抜けるような青空の下ますます気分は沈んでいく
307展開を予想:05/03/13 17:01:30 ID:RABMAfOG
「どうしたよ」
光に声がする方に顔が向けるとノッティがたっていた。
「あんたは?
 早すぎるんじゃない?こんな所にいるには」
「律子さんにピアノの前から引きずりおろされた」
「そう」
「そうって、それだけかよ、感想は」
「うん」
「あーあ、どうしちまったかな。
 オレはただ世界一になりたいだけなんだけどな
ややこしすぎるな。なにもかも」
「そうね」
本当にそうだ。どこでこんなにこんがらがってしまったのだろう
「今日は無事におわりそうね
 律子さんに挨拶して私も帰るわ」
「そっか」
ノッティと光は律子の部屋の前までやってくる
光がノックするが答えがない
「あれ、とっくに戻ってるはずだけどな」
不思議そうにいうとドアのノブを回すとスッとドアが開く
ノッティが部屋の中へ入っていく。それにつずいて光も入
っていくと突然立ち止まってしまったノッティにぶつかる
「なによ。もう」
文句を言うがただノッティは呆然と立ちすくんでいる
光はノッティの向けている視線の先にあわせる
するとすごい悲鳴が聞こえる
どこから?誰が?
それが自分の上げた悲鳴だと気づくのにこんなにも時間がかかるなんて
思いもしなかった。
洗面所の流れ出す水の中に真っ白のドレスを着て顔をうずめて動かない
律子を見たからだった
308名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 08:37:57 ID:AxnXF6fi
期待age

気づくのめちゃ遅れて申し訳ありません…
309名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 12:08:10 ID:N3XM8mWH
本スレがなくなっちゃったよう・・・
310名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 17:47:03 ID:ejupHM0s
ならばここを本スレに!
age
311名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:47:00 ID:Ru9enSO7
懐ドラ板に立てたいよ。
312名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 21:50:35 ID:rwwNd1mK
それもそうだね。
ならたてる?
313名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:35:06 ID:hgfX4hxd
立てたい。
314名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 20:24:59 ID:r0mcIC3i
ビデオ見なおしたらまたはまってしましました!!
誰か器一兄さんの話をかいてください!!!
なんでもいいです!!
どんな話でもいいです!!

個人的には、兄弟×器一希望(笑)
315名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 03:11:11 ID:KZMYw2pN
ホモはいらん
316名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 13:49:24 ID:cEAzntf0
レズもいらん
317名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 12:36:14 ID:xTO2FbtZ
取り敢えず展開を予想氏宛てにセクシー光タンを燃料投下。

http://gazoubbs.com/3ji/img/1104776591/477.jpg
318名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 08:50:20 ID:GQuRWl4+
真っ暗な闇の中にピアノの音が聞こえている。
なにも見えてはいないのにピアノの音だけがはっきりと光の耳に響いている。
『そうだ、この旋律は』
光にはこのピアノの旋律ははっきりと聞き覚えがある。この曲は選抜試験の課
題曲。あの時の曲......。
光の指は自然にその旋律を指が追いかける。
『どうして?』
なぜだろう、ただその旋律が繰り返される。すると徐々に真っ暗だった視界に
徐々に明るさが取り戻されていく。
深く立ちこめた霧の中に旋律を紡ぎ出す自分の姿がテレビでも見ているように
見えてくる。そして周りに立ちこめた霧もだんだん薄らいで周囲もはっきりと
目に見える。
『私だ.....?どうして』
ピアノを奏でているのは他ならぬ光自身だから。
まるで幽体離脱でもしたかのように、ピアノを弾く自分の姿を外か
ら眺めている。本当に不思議な気分だ。
光が旋律を紡ぎ出す指の先には糸が繋がっている。その先にはご丁
寧に錘まで。そうあの時そのままに。
『これってまさか』
光が周囲を見渡すと、視線の先には器一がそして律子もいる。周り
には特Aクラスのメンバーがみんな揃っている。
319名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 08:51:32 ID:GQuRWl4+
もちろん唱吾もいる。第2回の選抜テストの会場。ピアノがずらりと並びあの
旋律を紡ぎ出している。
『夢....?』
違うよね。これ夢なの?
旋律と共に一人、また一人と脱落していく。
「ねぇーぇ、いつまでやっても同じじゃない。みんな一斉にやめようよ!」
歌乃が言う。
「そうね、みんな同時なら文句はないわ」
聖香が同調する。
「私もそれでいいよ」
ピアノを弾く光の口から言葉が出てくる。
『嘘!皆終わる気なんてないの!止めちゃ駄目!』
光はピアノを弾く自分自身に叫ぶ。しかしピアノを弾く自分には聞こえ
ていないようで、ただピアノを弾き続ける。
「いい。1.2.3!」
歌乃のかけ声と共にピアノの前の光とノッティがピアノを弾くのをやめる
が後のメンバーはかまわずピアノを弾き続けている。
「騙したのかよ!汚ねーぞ!」
ピアノを弾く私は怒鳴るが、歌乃はペロリと舌を出し笑っている。
「能登君、光さんご苦労様でした。試験終了です。」
ピアノを弾いていた光は怒って席を立ち、会場を出て行ってしまう。
そうだった。私はここで出て行ったのに.....
私はここに居なかったのに、幻を見ている私はここにとどまり続けて
いる。試験の行方を見守り続ける。
320名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 01:44:11 ID:xhZ54lhe
ほしゅ。
321名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 16:40:58 ID:btqhMqUs
ほす
322名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 20:13:59 ID:vV/EvRcG
保守がてら唱吾と光のSM画像でも貼ってみる。

ttp://gazoubbs.com/3ji/img/1117405063/103.jpg
ttp://gazoubbs.com/3ji/img/1117405063/104.jpg
323名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 06:08:10 ID:qP7SDy5i
  
324名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 22:09:14 ID:IC9VRQma
   
325名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 18:30:19 ID:rSXN8jN3
保守
326名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 18:39:19 ID:tpBs1GWj
327名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 16:13:55 ID:Q3+ZS9vM
保守
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