1stガンダムで目指す自分至上最高SS 3

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315名無しさん@ピンキー:05/02/22 04:43:27 ID:8aWOeMv0
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

職人さん、どことなくエロ表現に照れフィルターかかってませんかw
通常の3倍やらしくねちっこくても罰は当たらな(ry


…大人しく待ってますスンマセンスンマセンスンマセン
316名無しさん@ピンキー:05/02/22 12:30:15 ID:RQSEqLvL
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。


・・・・・・。
317 ◆char9WR1fU :05/02/22 15:20:01 ID:qjiSkduz
>>315
相手が15歳処女なのでシャアも遠慮している…ことにしておいてくださいw
最初はもっとねちっこく、と思ったんですけど、エロおやじっぽくなりそうで。
シャアはああいう話し方ですが実はまだ若い青年ですから…
つーか、表現力の引き出しが少なくてスミマセン
もっと精進します…

>>316
・・・・・・。
318 ◆char9WR1fU :05/02/23 12:08:15 ID:MRd562W/
3レス投下します。
>>315さんのご期待に沿えるかどうかわかりませんが…
話自体はもうちょっと続きますんで生暖かく見守ってやってください。
319Going up the stairs 27 ◆char9WR1fU :05/02/23 12:09:12 ID:MRd562W/
>>314
 手早く後始末を終え、シャアはまだ夢心地でいるフラウの横に滑り込む。
静かに上下するフラウの肩にそっと口付け、栗色の髪を優しくなでてやりながら、
『フラウの初めての男がジオンの赤い彗星だと知ったら、木馬の奴らはさぞかし驚く
ことだろうな…殊にアルテイシアは…。目をむいて怒り出すに違いない』
そんなことを考えて、低く笑った。
「?どうしたの…?」
「ふふ…。いや、…妹のことを、考えていたのさ」
「妹さん?」
「ん…。もう何年も前から別れて暮らしていたんだが…」
「……」
「少し前に、ちょっとしたきっかけで再会できて…。優しくて、泣き虫だった彼女が、
真っ直ぐに前を見る芯の強い女性になっていた」
言いながらシャアはフラウの背中越しに抱きしめる。
「女っていうのは何故成長するのが早いのだろうな。男はいつまでも夢ばかり
追い続けているというのに」

フラウは黙って話を聞いていた。考えてみると、この男のことを何一つ知らないまま
自分は抱かれたのだった。“初めての時は好きな人とロマンティックなシチュエーション
で”なんていう夢想をしたこともあったけれど…。
かといって、こうなったことを後悔しているわけではない。…たぶんこれからもずっと。

「妹のことを誰かに話すのは初めてだ…」
シャアは、胸中に滞っていた澱が半減したような気分であった。
そのつもりはなかったのに、相手が妹の近くにいるフラウだったことで、心の掛け金が
つい緩んだのかもしれない。

互いのぬくもりに心穏やかな気持ちになったのか、いつしか2人は眠ってしまった。
320Going up the stairs 28 ◆char9WR1fU :05/02/23 12:09:55 ID:MRd562W/
>>320
 シャアは夢を見ていた。フラウにアルテイシアの話をしたせいなのか、小さな頃の
自分と妹、そして母親が出てきた。母の夢を見るのは何年ぶりだろうか。
生涯で一番幸せだった頃の、歓声を上げながら庭を駆け回る兄妹と、それを優しく
見守る母----。
夢の中の妹は、笑顔をほころばせて自分の後を追いかけてくる。
『兄さん、キャスバル兄さん、待って----』

 先に目覚めたのはフラウだった。
横を向くと、静かに寝息を立てる男の顔があった。
『寝顔もきれいだわ…』
彼女はうっとりとみとれていた。特に、金色の長い睫毛には感嘆してしまう。

「……」
ふと何事かを思い付き、フラウは低く含み笑いをした。
そっと頬に口づけし、彼が目を覚まさないことを確認する。
そしておもむろにシャアの裸体にそろそろと手を伸ばした。
まず頬に手をあて、ゆっくり首筋へ。
古代の彫刻のように滑々で逞しい胸をたどり、乳首を指で押すと、それはぷくりと
立ち上がった。
『男の人の乳首も立つんだ…』
それから、均等に割れた腹筋を指で静かになぞる。
へその窪みのまわりをゆっくりとなでると----そのすぐ下には、先刻フラウの身体に
侵入してきたモノが---あった。
 フラウは思わずごくり、とつばを飲み込んだ。
手を伸ばしかけ---ためらう。

「きゃっ!」
突然、シャアの手が、伸ばしかけたフラウの手首をつかんだ。
そしてフラウが驚いている間に、かまわず彼女の手を股間へと導く。
シャアは依然目をつぶっているので、フラウには彼が目覚めているかどうかわからない。
321Going up the stairs 29 ◆char9WR1fU :05/02/23 12:11:05 ID:MRd562W/
>>320
 フラウが戸惑っているのを、シャアは薄目を開けて見ていた。
乳首を弄られた時点で目が覚めたのだが、初めて見る男の裸体に興味津々なフラウの
様子に、あえて眠ったふりをしていたのである。
そうして、しばらくこのままフラウの反応を楽しむ事に決めた。

 フラウは、促されてシャアの自身に触った。それはフラウをからかうように、ぴくり、と
動いたので、彼女は驚いて手を引っ込めようとした。しかしまだ手首を掴まれたままで、
尚且つシャアが押し付けるようにしたおかげで、観念してそれを---手で包み込んだ。
ここまでくれば、シャアが目覚めていてわざとそうさせていることにフラウは気づいて
いたけれども、まだ彼が無言で目を閉じたままである以上、彼女も恥ずかしくて何も
言えず---指示に従っていた。
 次にシャアはフラウの手を上下に動かすよう、促した。
恐る恐る小さな手でしごいてみる。初めはぎこちなく、途中からは大胆に。すると、
手の中のモノが徐々に硬さを増して、大きく隆々と立ち上がってきた。
『あ…大きくなった…』
不思議な気持ちで見ていると、身体の奥が熱くなってくるのを感じた。

「…悪戯娘にはお仕置きが必要だな…」

ハッとして、フラウが仰ぎ見ると、シャアは意地の悪い笑みを浮かべてこちらを見ている。
「男の身体をこんなふうにした責任をとってもらおうか…」
フラウは真っ赤になって、それでも果敢に答えた。
「だって…貴方がそうさせたんでしょ…」
「ほう?しかし先に仕掛けたのは君のほうだろう?」
ぐうの音も出なかった。そう言われては返す言葉がない。
楽しそうに、フラウの手を弄びながらシャアはまず最初の一矢を放つ。

「舐めて」

322名無しさん@ピンキー:05/02/23 22:14:11 ID:0RVv1IED
>「舐めて」


      巛彡彡ミミミミミ彡彡 
       巛巛巛巛巛巛巛彡彡 
   r、r.r 、|:::::           | 
  r |_,|_,|_,||::::::     /'  '\ | 
  |_,|_,|_,|/⌒      (・ )  (・ )| 
  |_,|_,|_人そ(^i    ⌒ ) ・・)'⌒ヽ  ハァ? 
  | )   ヽノ |.   ┏━━━┓| 
  |  `".`´  ノ   ┃ ノ ̄i ┃| 
  人  入_ノ´   ┃ヽニニノ┃ノ\ 
/  \_/\\   ┗━━┛/|\\
323名無しさん@ピンキー:05/02/24 00:59:25 ID:fNyhqFaJ
>>316>>322か?
324名無しさん@ピンキー:05/03/15 08:01:09 ID:MwnNWTOY
とりあえず保守しておく
325Going up the stairs 30  ◆char9WR1fU :05/03/20 08:45:24 ID:aheybp0/
>>321
 一瞬、フラウの思考が固まる。
『うそ…』
恥ずかしくてたまらなかった。いやだ、と言いたいところだが多少の負い目もある。
先刻自分の中に入っていた男自身は赤黒く聳え立って彼女を誘っていた。
シャアはほくそえんで、困惑するフラウの様子を興味深く見守っている。

 フラウは意を決して、反り返っているそれを握り、おずおずと先端を口に含んだ。
意外にもそこはつるつるとして、舌で探ると割れ目のような場所に当たった。
「んっ…。そうだな、アイスキャンディーを…食べるときの要領だ…。そら、早くしないと
キャンディー、が、溶けてしまうぞ…」
聞き分けのよい生徒であるフラウは屹立したモノを根元から舐め上げ、カリに舌を這わせる。
「ぅ…んんっ…、その調子だ…歯を立てるなよ…」
 言いながら、シャアはフラウの尻をややこちら側に向かせ、自らの指を秘所にのばした。
そこはしっとりと潤いを帯びて、熱い。
中指をずぶり、と入れるとフラウが小さく悲鳴をあげた。
「ふあっっ」
──ぬちゃっ、ぬちゃ、ぬちゃ…──
いやらしい水音が、静まった部屋に響く。たまらずフラウは口を離し、身体を捩った。
「あんっ、あ、あぁ、うぅ…んっ…」

「やめていいとは言っていない」
穏やかな声での命令口調に、フラウはびくっとし、慌てて怒張を頬張り、必死に吸いたてた。
──ちゅば、ちゅばっ、ちゅっ、──
シャアの男根はフラウの口腔に収まりきらず、ともすれば喉を塞ぎそうであった。
「んっ、、ぐ…んんっ…」
苦しげに頬張るフラウの目には涙が溜まっている。
それは嗜虐趣味の傾向があるシャアにとって非常にそそられる光景であり、海綿体に
血液がどんどん送り込まれて行く。
今すぐにでも彼女の中に押し入って、ぐちゃぐちゃにしたくなるのをかろうじて抑えた。
326Going up the stairs 31  ◆char9WR1fU :05/03/20 08:48:51 ID:aheybp0/
 後ろから掻き回されて溢れた雫が、シャアの指を伝って滴り落ちる。
フラウは、シャアをくわえながら、指から逃れるように身を捩った。
「んんっ…ん゛っ……ふぅぅっ」
そこで、シャアは身体を起こし、フラウを奉仕から開放させると自分と向かい合う形で
膝の上に座らせ、その目をじっと見つめた。
子犬のように濡れた瞳で自分を見上げるフラウに、征服欲をかきたてられる。
そしてフラウの額にかかった前髪を片手でかきあげ、紅潮した頬をそっと撫でると
さっきまで己を含んでいた唇を激しく貪った。
 シャアの熱い口づけは、圧倒的な力を持ってフラウを襲う。
身体の芯が何かにきゅぅっと掴まれるような甘い快感を伴って、フラウの中心からは
また更に愛液が溢れだしてくる。縋りつくように男の首に腕を回し、胸を押し付けると、
彼も押し付けられた胸のふくらみを丹念に愛撫した。
 角度を変え、何度も重なる唇。絡まる舌。胸に触れる熱い手の感触。行為の最中だと
いうのに、フラウはふと考える。出会って間もない、素性も何も知らぬこの男に、何故
抱かれたかったのだろうか。心の信号で警報が鳴っていることに気づきながら──。
たしかに初めはアムロやセイラへの対抗心から──多少、自暴自棄になっていたと
いえなくもない。けれどその実、他人の情事を覗き見てしまったことで、自分の奥に
密かに芽生えていた欲望の扉を開けてしまった、そのきっかけとなったのはこの男の
身体なのである。いってみれば、シャアがフラウを“道具”として活用出来るかどうかを
考えたのと同様に、フラウにとってもシャアはある意味欲求を満たす“道具”であった。

 ──あたし…、こんなにエッチな子だったの…かな…
シャアの愛撫によってもたらされるめくるめく快感に、フラウの膝ががくがくと震え、
後から後から尽きることなく湧き出る愛液はシャアの腿をもべっとりと濡らしている。
もっと触れて欲しい、もっと、強く、激しく。フラウは無我夢中で男の背中を抱き締めた。
 シャアはというと、初めて男に抱かれたはずのフラウがこんなにも貪欲に自分を
求めてくることに内心驚いていたのである。
 『これだから女はわからんのだ…』 さっき拭き取った一筋の血を思い浮かべた。
327Going up the stairs 32  ◆char9WR1fU :05/03/20 08:50:41 ID:aheybp0/
 「あうっ……!」
 シャアはフラウの身体をうつぶせにし、尻を高く上げさせると、背中に覆いかぶさり、乱暴に
胸を揉みしだく。尖らせた舌で背骨に沿ってつーっと舐めた瞬間、フラウがびくっと身を震わせた。
「感じやすいんだな…ここが」
悪魔的な微笑を湛え、シャアはフラウの背中を執拗に愛撫する。シャアの荒い息がかかるたび、
唇が触れるたびにフラウの身体がくねくねと揺れる。
「あっ…!んっ、やっ、やん…ぁん…ぁ…」
フラウの背のあちこちには紅い薔薇の花びらのような印がつけられた。もしも見る人が見れば、
それとわかるくらいの──小さな痣が。
 腿の内側に硬く熱いものが何度も当たって、フラウは切ない気持ちになった。先ほどの痛みを
忘れたわけではない。現に入り口のあたりはまだ少しひりひりしている。またこの大きなものが
入ってきたら、きっとまだ痛むだろう。
けれども、初めて受け入れた時の怖さは今度は全く感じなかった。早く自分を充たしてほしい、
錯覚かもしれないが、そうしたら心も充たされるような、そんな気がした。

 シャアはフラウの入り口の周りを、自身の先端で弄び始めた。そこにある肉芽は既に朱く尖り、
はちきれんばかりになっている。蜜をすくって、それを突付くとフラウが細い声をあげた。
「ぅぅっ、あぁん…や、やん…っ、だめ…」
シャアはますますぐりぐりと押し付ける。それでいてまだ中には入れない。
愛液がひと筋、ふた筋とフラウの内腿を伝う。これだけ濡らしていれば、さっきよりも挿入は
しやすいだろうとみて、
「フラウ…入れるぞ…」
シャアがフラウの耳元でそっと囁いた。

 「んっ……!」
 片手でフラウの腰を支え、
ゆっくりと自身を沈めるシャア。一旦は押し出されそうになるが、
少し強めに進むと、充分濡れているせいで先刻より入れやすくなっていた。
「ぁぁ…んっ…あっ…んっ、んっ…ぁんっっ…や…っ」
ベッドの上でうつぶせになり、尻だけを高く上げているフラウは、シャアのものが入ってくる刹那、
思ったとおり少し痛みを感じた──が、それが出たり入ったりを繰り返し始めると、身体が勝手に
反応し、動きに合わせて自然と声を上げてしまうのだった。
328名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 18:52:38 ID:5cwltXmt
>>327
乙!
意外性のあるカップルを上手く魅せていていいですね
今後の展開が気になります
329名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 00:28:57 ID:yEnnZeMv
>>327
ガンガレガンガレ(゚∀゚)
330名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 06:56:14 ID:v/2OQP45
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。

>うれしいこと言ってくれるじゃないの。


・・・・・・。
331名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 08:37:21 ID:7dtj87Mx
>>330
しつこい。(゚д゚)カエレ!!
332Going up the stairs 33 ◆char9WR1fU :皇紀2665/04/01(金) 05:20:21 ID:Xuf3Vguw
>>327
 ギシッ、ギシッときしむベッドの音、シャアとフラウが交わる場所から発せられるいやらしい水音、
フラウのあげる啜り泣きのような声、シャアが漏らす低い呻き声──
それらが全て昼下がりの、この殺風景な部屋で交差している。
「ぁっ…お…願い…もう……、や、めて…」
「だめだ…」
フラウは眉根を寄せ、いやいやをするように首を振る。
『……!』
その瞬間、フラウは飛び上がるほど驚いた。無意識に首を巡らしたその先に、ベッドに手をつき
男に貫かれている浅ましい自分の姿が見えたのである。
フラウが見ているものに気づいたシャアは、フラウの腰を抱え、そのまま後方に尻餅をつくような
体勢をとった。下から彼女の膝をすくいあげ、足をM字の形に開かせる。
「!…いや…っ!」
大きな鏡には、男のモノが刺さっているフラウの朱い花弁ばかりか、その下の窄まりまでありありと
映っている。それはグロテスクでありエロティックでもあった。肉の交わりをまざまざと目の当たりに
したフラウには少々刺激が強かったらしく、泣きそうな表情である。

 シャアはゆっくりと腰を動かした。フラウの視線はどうしても鏡から離れず、ぱっくりと口を開けた
自分の孔に男の怒張が飲み込まれては吐き出される様を凝視している。
「あんっ…あ、あっ、あん…やっ…や、んんっ…」
すごくいやらしい格好をさせられた恥ずかしさを、フラウは親指を咬んで耐えていた。
 そんなフラウの様子に刺激され、シャアの興奮も最高潮に達しようとしていた。
一度大きく息をつき、フラウの髪に、頬に、背中に優しく口づけ、耳元で囁く。
「フラウ、私は優しい男だろう…?」
「……優しく、ないわ……」
「私なりに努力したんだがな…しかし、君がいやがるようなことはしていない。違うか?」
「……」
恥じらいで無言になったフラウに苦笑しながら、シャアは彼女の右足を自らの脇に抱え、激しく突く。
「あっ、あ、あんっ…んっ、あっ」
「くっ…はぁぁっ…っ…」
内部の襞が一瞬きゅぅっと締まり、シャアは咄嗟にとったフラウの両手で、間一髪抜け出した自身を
覆った。勢い良く放たれた白濁の液体が、小さな手をべっとりと汚した──。
333Going up the stairs 34 ◆char9WR1fU :皇紀2665/04/01(金) 05:21:59 ID:Xuf3Vguw
>>332
 ───抱かれにきたのだろうか……。

 煙草に火をつけながら、シャアはフラウがここに来た目的を考えていた。
そうと考えれば、なんとなく辻褄が合う。何しろ、話らしい話をほとんどしていなかったのだから。
「ずいぶんと都合のいい話だな……」
ただ、それは男の身勝手な発想かもしれぬ──とも思えた。
 それよりも、これからどうするべきか。
フラウを自分の元に置くとすれば、自らの正体を晒さねばならない。
ジオンのシャアに抱かれたとわかれば、彼女はどれほど驚くことだろうか。
拒絶されることだってありうる。むしろその可能性のほうが高いのだ。
自分の側に取り込み、改めて木馬に戻して情報を流させることができれば、フラウはこの上ない
手駒となるに違いないのだが……。
果たしてフラウに承諾させることができるのか。とにかく今は時間がない。
紫煙をくゆらせ、シャアは目を閉じた。

──どちらにしても、全てはフラウ次第──
 シャアがとりあえずの結論を出したところで、バスルームの扉が開く音がした。
ぶかぶかのバスローブを羽織り、濡れた髪をタオルで拭きながら出てきたフラウは、はにかんだ
様子で彼に歩み寄ってくる。
シャアは冷水の入ったグラスを手渡してから彼女の額に軽くキスをし、入れ替わりにバスルームへ
向かおうとした。その背に、フラウがふわりと頬を寄せ、抱きつく──。
どうした、と言おうとして口を開きかけたシャアを制するように、フラウが言った。
「…ごめんなさい、少しだけこのままでいて…」
「……」
背中に押し付けられた頬の火照りを感じながら、シャアは腰にまわされた手に自分の手を重ねた。

 少したって、フラウの手が解かれた。
「…大丈夫か、フラウ?」
「何でもないの…ただ、なんとなくこうしたかっただけ…」
「……フラウは可愛いな…」
振り返ったシャアはそう呟いて微笑むと、フラウの頬に軽く触れてからバスルームの扉を開けた。
334名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 18:11:41 ID:pZinln65
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  (⌒)    ピ
/ ̄ ̄|        ∧_∧ キモイ妄想、もうええわ
| ||.  |     ━⊂(・∀・ )
\__|    ========  \
 |   |   /※※※※ゞノ,_)
   ̄ ̄   ⌒~⌒~⌒~⌒~⌒
335名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 01:29:18 ID:oDyYBAW9
>>334
過疎スレの保守乙
336Going up the stairs 35 ◆char9WR1fU :2005/04/08(金) 16:22:01 ID:CyNczJp2
>>333
 熱いシャワーをゆっくりと浴び、シャアが室内に戻った時、そこにはもう人の気配がなかった。
「フラウ……?」
見回しても、やはりフラウの姿はどこにもない。
「帰った…のか?」
釈然としない気持ちのまま、シャアはソファに腰を下ろす。と、サイドテーブルに走り書きを見つけた。

 『 ありがとう   さよなら 』

 簡単に書かれた別れの言葉にちょっと脱力し、シャアは溜息をついた。
フラウの残して行った空のグラスには木洩れ日が反射している。
きらめくグラスを目の高さに持ち上げ、彼は呟く。
「本当に女の考えることはわからんな…。利用するつもりが利用されたような気もするが」
それでも、嫌悪や不快は感じなかった。フラウの度胸の良さ、そして共寝の際に久々に味わった
安眠(しかも母の夢まで!)による満足感を得たことが大きかったのであろうか。

──フラウが帰ってくれてよかったのかもしれない。あの娘に戦場は似合わない…
   本来、あれは普通に恋をし、結婚して子供を持つような平凡な暮らしをするべき娘なのだ。

 そんな生活はシャアが求めたとしても決して手に入らないものであった。これから修羅の道を
歩まんとする自分の元に置くことは、彼女にとって幸せにはならないだろう──。
「フッ…自分自身に言い訳したところで、何もならんな」 シャアは自嘲の言葉を漏らす。

──フラウもアルテイシアも、艦を降りてくれればいいが……このままでは心置きなく木馬を攻める
   ことができないではないか。
成り行きで抱いただけのフラウを特別な存在と認識したわけではないが、やはり係わり合いをもった
相手だけに、気にかかるのはやむを得まい。
ただ、女のために足元をすくわれるのだけはごめんだった。

「そんなことになれば、ガルマを笑えんよ…」
 左手でグラスを弄びつつ、シャアはまだ濡れている前髪にくるりと人差し指を絡めた。
337Going up the stairs 36 ◆char9WR1fU :2005/04/08(金) 16:26:08 ID:CyNczJp2

 -*- 時間は少し遡る -*-
 シャワーに打たれながら、フラウは迷いを振り切ろうとしていた。
旅の途中でたまたま立寄ったこの街で、たまたま出会った男に行きずりで抱かれた。
ただそれだけのことなのに、男の言った一言に惑わされている自分がいる。
“…このまま君を攫ってしまおうか……”
そんな冗談を鵜呑みにするほど子供でも馬鹿でもないつもりでいたのに。
あの蒼い瞳にじわじわと絡め取られていくようだった。
熱い水滴をはじく身体のあちこちに残された、彼に抱かれた証である薔薇色の痣が先ほどの
行為を思い出させる。フラウは改めてまだひりつく下腹部に残留する異物感を感じ、赤面した。

 結局自分は優しさに飢えていたのだ、とフラウは自己分析した。
戦渦に巻き込まれ、身寄りを失い、アムロだけに縋って今日までを送ってきた。そのアムロと自分
との間に見えない隔たりができ始めたのに、いつからか気づいてしまった。
年上の女性を憧れの目で見つめるアムロにやきもきし、苛立ち──寂しかった。
寂しさを埋めるために、ブランカと名乗る彼─恐らく偽名─を優しさにつけこんで利用した。
よくも自分にこんな大胆な事ができたものだと思うけれど、それを受け止めてくれた彼に余裕が
あったからこそ、後悔せずに済んだのだ。あの甘く切ない口づけ…。
 いけない、とフラウはかぶりを振った。このままここにいればきっと彼を好きになってしまうだろう、
そんな予感がした。だが、彼は果たして自分を愛してくれるだろうか?
たぶん、そんなことはありえない。優しい人には違いないけれど、あの蒼い瞳の奥底には何か
仄暗い意思のようなものが横たわっており、誰もそこには立ち入ることができないような気がした。
それに、もうこれ以上届かぬ想いだけを持ち続けるのは耐えられない。
 無理に彼についていっても幸せは待っていないと本能が告げている。フラウの求める幸せは、
平穏な暮らし、平凡な家庭に他ならない。彼の漂わせる雰囲気には危険な感じこそあれ、そうした
平穏さは皆無なように思われた。

 明日になればホワイトベースは出航してしまう。もう残された時間はわずかであった。
「…子供達を置いてはいけないわ」
フラウに残されたただ1つの砦。ようやくそれを思い出した彼女は、冒険の幕を閉じる決意をした。
338Going up the stairs 37 ◆char9WR1fU :2005/04/08(金) 16:27:36 ID:CyNczJp2
 フラウがホワイトベースに帰ってくると、もう夕方であった。
彼女が戻ってくるのを首を長くして待っていた子供達と共に、慌しく夕食の準備をしたものの、
何をするにも上の空だった彼女は皿やコップをたびたび取り落とし、はじめは「何やってんだよぉ」
などと注意した子供達も、しまいには「フラウ・ボゥ、大丈夫か?」「熱でもあるの?」と心配する
始末である。
「うん…ちょっと調子悪いみたい」
彼らが心配してくれるのをいいことに、フラウは自室に引き上げることにした。
食欲はほとんどなかったし、何より一人になりたかった。
 途中でセイラと話しこんでいるアムロを見かけたけれど、彼らに対して不思議なくらい何の感情も
湧いてはこなかった。しかし、そのまま通り過ぎようとしたはずのフラウの足が無意識に止まる。
セイラの絹糸のような金髪と蒼い目を認めた刹那、フラウはひどく狼狽した。
懸命に抑えていた感情が堰を切ったように流れ出しそうになる──

 慌てて駆け込んだ自室のベッドで毛布を頭から被り、フラウは昂ぶる気持ちをようやく解き放った。
とめどなく溢れる涙が枕に染みを作っていく。
声を忍ばせ、彼女は泣いた。
何のための涙なのか。もう会えぬ男を想ってか、それとも破瓜のための感傷なのか──
それを考える事すらもうどうでもいい。今はただ泣きたかった。
フラウの脳裏には、階段を1歩1歩上って男の部屋へ向かった時の光景が鮮明に映し出されている。
まさにこの時が、昨日までの自分と訣別した瞬間だったに違いない。
それは即ちアムロとの訣別も意味していた。
アムロはもう彼女の庇護者であることをとっくに辞めていたというのに、しがみついていた自分が
哀れで、彼女はますます泣けてくるのであった。

 あの時の悲壮感と階段を上る時に見た情景を、一生忘れる事はないだろうとフラウは思う。
きっと破瓜の痛みや切ない気持ちと連なってそれは繰り返し取り出され、再生されるのだ。
いつまでも色褪せない記憶として、熱帯の熱い風、街の喧騒、そして──蒼い瞳と共に。

Fin.
339名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 16:50:39 ID:OM8ZXncx
>いつまでも色褪せない記憶として、熱帯の熱い風、街の喧騒、そして──蒼い瞳と共に。


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        ! |ハト〈  ,r''"゛  ,       リイ)|
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         `'' へ、   ` ‐ '゜   .イ
              `i;、     / l
                〉 ` ‐ ´   l`ヽ
340名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 20:50:17 ID:87hwUEl+
>>338
乙カレー
途中多少違和感のあるセリフもあったけど、良かったとオモ。フラウがかわいらしかった。
341名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 20:15:43 ID:H6KHWS7j
乙です。ほんと面白かった。
確かに、フラウがハヤトとくっついた動機は必要だw
342名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 22:06:50 ID:3JsU3YCQ

343名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 02:35:00 ID:geDklrTe
 
344名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 17:15:54 ID:4sKAEidA
職人さんщ(゚Д゚щ)カモーン
345名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 19:36:29 ID:YWYvJmD5
 
346名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 05:18:26 ID:OpQg3qpn

347名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 09:42:08 ID:cVljOnCq
誰かきてー
348名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 11:22:46 ID:YGxg9SNC
ホス
349名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 12:56:12 ID:fziXlmti
職人さん降臨待ち
350名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 00:46:00 ID:eJCoGIo5
職人さん来るまで雑談でもするか
またはリクエスト

自分はブライト×ミライが読みたい
351名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 01:01:44 ID:GN4q3yjg
難局条約のスレッガー×ミライよかったなー。前振り部分もエロ部分も。
作者の「dLc」氏、どこかで書いてくれてないかなー。
352名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 02:26:30 ID:vgQawmap
南極って1stネタ少ないよね…ってしょうがないんだろうけど。
353名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 18:01:10 ID:tvgRg8oa
やらせはせん!
354 :2005/06/30(木) 23:16:40 ID:4bbCT4G/
てれーれーででん


セイラ凌辱
355名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 02:59:44 ID:y/rrWVNt
test
356名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 03:48:42 ID:cGhCMsHb
職人さん降臨キボンage
357名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 18:13:08 ID:pQO+oU/q
hosyu
358名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 15:31:35 ID:Nf0R2qAf
ハモンさん凌辱きぼん
359名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 02:01:38 ID:Ur8de10k
セイラさんに足コキされたい(;´Д`)
360名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:12:42 ID:ZTBjgdXy
久々にガンダムV観た。
最近のアニメの女の子に全然萌えんのに
セイラやミライの制服姿に萌えている俺って
一体・・・。
361名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 19:34:10 ID:wn/X/i9E
正常な反応ですよw
362名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 10:49:25 ID:KtQM5BEV
ほしゅ
363名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 20:09:23 ID:O52GRoyu
保守
364名無しさん@ピンキー
ホシュ