落ちてたのを再建しました。
◇建立の経緯
シャア専板のあるSSスレッドから派生したサイトで
行っていたリレーSSが思わぬ事故にあってしまい、
リレーSSの行き場がなくなってしまった。
なのでスレッドを立てることに。
せっかくエロパロ板なのでこの話だけではなく
SS書きの良い発表の場になれば最高。
◇約束事
・できるだけファーストガンダムのキャラをメインで
・エロ推奨でも面白ければプラトニックでもOK
・リレーSSは開始した人がタイトルを決めること
・SSを新たに始めるときは連載またはリレーかを前もって宣言すること
・リレーおよび連載の場合名前欄にタイトルと通し番号を入力する
・続きうpする場合は前作のリンクを入れるとなお良い
・連載の場合はコテハンまたはトリップをつけると間違いが起こりにくいかもしれない
・好みは人それぞれ、お互いを尊重 感想も常識の範囲内で書き込むこと
・sage進行で!(メール欄にsageを入れる)
前スレで行われてたアムロ×セイラのリレーSSの最後をペーストします
詳しくは前スレを読んでください
41 名前:勝手に妄想 アムxセラ編 :03/11/07 00:30
セイラは両手をアムロの肩にあて、押し返すことで逃れようとするがアムロはそうはさせまいと
更に抱き締める腕に力を込める。
『アムロに、こんな力があるなんて・・・』
この数カ月の間にアムロはセイラが思う以上に心身とも逞しく成長していた。思う様に動けない
セイラは、アムロの腕の中で身じろぎするしかなかった。
「・・・嫌ですか?なら、離します」
アムロは悲し気にくぐもった声を出す。
「えっ?・・・」
セイラは思いがけないアムロの言葉に身体を強張らせてしまう。
『そんなこと無いわ・・』
本意では無いものの、アムロと決別するつもりだったセイラはここで気を許しては駄目だと喉まで
出かけた言葉をぐっと飲み込んだ。
「――お願いします。もう少しだけ、このままでいさせて下さい・・・」
「アムロ・・・」
自分の事を必要としてくれるアムロの気持ちが嬉しくて切ない。
(僕が守りますから・・・)
セイラはアムロの言葉を思い出していた。セイラは今し方、アムロの寝顔を見つめている時に
誰かを守りたいという気持ちを初めて知った気がした。今はそれを教えてくれたアムロにその言葉を
贈りたいと思う。
『部屋に来る前の決意がこうも脆く崩れてしまうなんて・・・』
セイラは自分の弱さを笑いながらも今はただ、自分の心に素直でありたいと思うのであった。
42 名前:勝手に妄想 アムxセラ編 :03/11/07 00:33
『――もっと、強く抱いて。そして私を離さないで・・・』
セイラは抵抗する力を緩める。そして、その願いを込めてアムロの首に腕を絡めると、
きつく抱き返すのだった。自分にもそんな情熱的なところがあったことが少し照れ臭い。
しかし、それ以上に女としての悦びがセイラの心を満たしていくのであった。
寄り掛かるセイラとアムロの重みが椅子に掛かり『ギィ』と背もたれが軋む音が静かな
部屋に響く。アムロは先程まで全身を強張らせて自分を拒んでいたセイラが、今は自分を
受け入れてくれている事に嬉しみを感じずにはいられなかった。緊張が解けたセイラの身体は
しなやかで暖かい。
『もっと、あなたを感じたい・・・』
更なる欲望がアムロの頭を擡げ始めていた。
その身体の線を確かめるべくアムロは、廻した手をゆっくり、且つ慎重に背中から引き締まった
腰へと滑らせていくのだった。
セイラはその手の動きがこそばゆく、身を捩る。もっと触れて欲しいと思う気持ちと裏腹に身体
が勝手に逃げようとしてしまうのだった。その行為が自分を避けるものでは無いと確信するアムロ
はその背中を再び抱き締めると、少し首を内側に捻り、セイラの豊かで麗しい金髪に顔を埋めてみる。柔らかいその金髪から仄かに良い香りが漂い、アムロの鼻腔を甘くくすぐる。アムロはセイラの髪に
手を伸ばすと優しく指で梳かしつけながら、その官能的な感触と香りにすっかり心を奪われていた。
43 名前:勝手に妄想 アムxセラ編 :03/11/07 00:38
「セイラさん・・」
アムロの吐息混じりの柔らかい声がセイラの耳を甘く擽る。セイラはアムロの呼び掛けに
応える様に頭を擡げると、潤んだ蒼い瞳で間近にあるアムロの横顔を捉える。アムロもまた
首を動かし、セイラの薄桃色に紅潮した顔を正面に捉えると熱を帯びた額をセイラの額へ
押し当てた。セイラは息遣いが掛かる程に接近したアムロの顔をまともに見る事が出来ない。セイラは更に頬を上気させると恥じらいの表情を浮かべるのだった。
『セイラさん、可愛いな・・』
アムロはいつも凛としたセイラの意外な一面を知って素直にそう思った。口に出すとまた『生意気よ』とたしなめられるのだろうと想像するとつい、口元が緩んでしまう。
――僕だけが知っているんだ・・・。こんなセイラをみんなに知らせたい様な、誰にも
知られたく無い様な不思議な気分にアムロの胸は一層、ときめくのだった。そしてアムロは
まだ伝えていなかった言葉を口にする。
「――あなたが好きです・・・」
言いながら、アムロは澄んだ瞳でセイラの瞳の中を覗き込む。アムロの瞳の眩しさに
セイラは直視し続けられずに少し俯くと瞳をそっと伏せる。 眼を閉じていても感じる
アムロの熱い眼差し・・。それに応えなくては・・・。
『答えは解っているのでしょ・・』
セイラは自分自身に喝をいれる。意を決するとゆっくり瞼を開く。ちらりと上目遣いに
アムロを見た途端に視線がぶつかるのだった。今度はセイラも視線を逸らす事無く、アムロ
の真直ぐな瞳を受け入れる。絡み合う視線が、離れかけたふたりの心を再び近付けていく。
セイラは白い手の平をアムロの頬に宛てがうと細く長い指をつたわせ、愛おし気に愛撫する。
『私も、あなたが好きよ・・』
セイラは言葉の代わりに熱く火照った唇をアムロの唇に押し付けるのだった。
↑続きを切望します。
前スレで連載して途切れていた連載SSの最後あたりをペーストします
ブライト×ミライです
159 名前:提案(34) ◆dLceq1HdyU :04/03/01 22:13
一時間後、静まり返った廊下のとあるドアの前でミライは深呼吸して、部屋のベルを鳴らす。
「ブライト、私だけど、入ってもいいかしら?」
すぐに部屋の扉が開いた。ブライトは、少し慌てた様子でミライを部屋に迎え入れる。
彼はどうやら入浴直後だったようで、髪の毛が濡れており、Tシャツの上にいつものジャケットを羽織っただけだった。
見慣れないブライトの格好に、ミライは緊張する。
手を後ろで組みながら、何気ないように話を振る。
「いつまで皆と騒いでいたの?」
「ついさっきまでだ。カイのやつが酔っ払ってハヤトと喧嘩を始めて、介抱するのが大変だったよ。
マサキに後は頼んで、やっと戻ってきたんだ」
「そうなの。じゃあ、お酒もたくさん飲んだだろうし、疲れているでしょう? こんな時間にお邪魔して悪かったかしら」
「いいや。そんなことないさ。酒はほとんど飲んでいないし。君から訊ねてきてくれて嬉しいよ」
そう言ってブライトは微笑んで、椅子を勧める。穏やかにミライを受け入れてくれるのが嬉しかった。
ミライは、椅子には座らずに話を切り出す。
「昼間の話の続きを言おうと思ったのよ」
「…そうか」
ブライトが息を詰めるのがわかった。
「さっきも言ったけど…」
いったん言葉を切った。何となく気恥ずかしい。でも、伝えたい。
「ブライトは、私にとってかけがえのない存在なの」
ミライは一歩進み、ブライトに近寄る。そっと左手をブライトの目の前に持ち上げた。
左手の薬指には、ブライトから渡されたリングが光っている。
「あなたと、結婚したいわ」
>1
重 複 ス レ 立 て ん な よ
一 体 い く つ ガ ン ダ ム ス レ が あ る と 思 っ て ん だ ?
/'´\
/´ ̄``>-ァ' /:::::: ヽ 目からビーム
l / / /::::::::::: ヽ _ 氏ねにょ。
_| / i 〈::/ ̄``ヾ<``
/ l. ' / ヽ.\ +
l、 ヽ レ, ヾ、 !|ヽ|
lヽ | \ |l ,イリ ′
\_,ゝ.___.. -`ァ‐i)"ヽ ==- _ ,. '⌒⌒ヽ
. _レvv ,、,、_,-一Z'L. イ  ̄ ==- ___∧∩'⌒ヽ
┌-く >' 」ニ┐ ,、_〉、〉「 ,.-、′ `Д´)/
>>1 | , 、ヽ_/ | 〈. 〉ヽ ( ( ⌒ / ) ヽ
i⌒i. / Y_jニ、 ヽ.レ┘_f_.ノ ゝ_ ゝ ' '
164 名前:提案(35) ◆dLceq1HdyU :04/03/14 01:06
「ミライ」
気がつくと、ミライはブライトに強く抱きすくめられていた。
苦しいほど強くブライトの腕に抱かれていた。
「…ありがとう。必ず、幸せにするから」
声を絞りだすようにブライトは言う。礼を言いたいのは自分のほうだ。ブライトが、こんなにも自分を大事に想ってくれるなんて
嬉しくてたまらなかった。
「こちらこそ、ありがとう。あなたの気持ち、嬉しいわ」
ブライトの目を見て言いたかったが、彼は腕の中からミライを開放する気はないようだ。
抱きしめられた力の分、ミライを想ってくれている。しかし、受け止めるだけではなく、自分からも気持ちを伝えたかった。
そっと身体を動かすと、抱かれる腕の力が緩められた。ミライはここぞとばかり身体を少し離して、ブライトの目を見上げる。
「あなたのこと……」
いとおしそうに見つめられていると、なんだか、胸が詰まって続きの言葉が出なかった。
ブライトはわかっている、というように微笑を浮かべ、顔を近づけてきた。二人の唇が、重なる。
ブライトとの口づけは、二度目だった。触れ合うことで、愛を確かめるかのように何度も口づけを繰り返す。
思いあうような口づけは、次第に激しくなり、舌を絡め、相手の唇を自らのそれでそっとはさむ。
ブライトはそのまま、唇をミライの頬にそして首筋へと移動していった。彼の手はミライの背を優しく撫でてくる。
165 名前:提案(36) ◆dLceq1HdyU :04/03/14 01:07
「どれだけ君をこんな風に抱きしめたかったろう…」
ブライトが苦しげな息とともに吐き出す。
もう片方の手が、服の上からミライの乳房に触れた。
触れられたことのない領域に踏み込んで来るような感じに、ミライは身体を少しだけ強張らせた。
しかし、ブライトは、ミライの身体の硬直には気づかないようで、さらに深く、首すじに口付けられる。
右の乳房をそっと撫でまわされると、ぞくりとした。硬直した時とは違う身体の反応に、ミライは熱いため息をついた。
──結婚するまでは、セックスはしないつもりだった。考え方が古いと友人に笑われたりもした。
結婚すれば、好きなだけできるじゃない。と言ってさらに笑われたのは、いつのことだったろうか。
──でも。ブライトの自分を抱いてくれる腕の力強さから、火傷しそうなくらいに熱く伝わってくる彼の想い。
それを受けとめたいと思った。彼の想いに絆されたと言ってもいいかもしれない。
ミライは、そのまま身体の力を抜き、ブライトの背を抱いた。ブライトに応えたい。同じだけの愛情を彼に返したいと思った。
微妙にタイトル間違ってました。ごめんなさい。
即死せずに生き延びることができるか難しそうです。
覚えている方が居るかは分かりませんしたどり着いてくださるかも分かりません。
しかし途切れたままでばっくれてしまうのは心苦しいためスレッドをたてました。
スレ建て規制されてたりしてこんなに時間が空いてしまってもうしわけないです。
生き延びることができるか分かりませんがSSの続きを少しずつですが
あげさせていただこうと思っています。
皆さんもぜひSSの参加お待ちしています。
以下2レスにブライトとミライのSSの続きです。
二ヶ月もあいてしまいました・・・。
エロエロにすべく頑張りすぎたのが空回りです。
よろしかったら読んでください。
>14
──ミライの裸体はブライトの想像を超えていた。想像以上に美しいと思った。
自分を受け入れてくれたミライがいとおしくてたまらなかった。あれだけ焦がれていたミライが今こんなに近くにいる。
ミライの魅力的な肢体にブライトの欲望ははちきれそうだったが、かろうじて抑えて、ゆっくりと事を進める。
ベッドの中でブライトはミライの身体の隅々まで確かめる。明るい中で彼女の身体を確かめたかったが、
恥ずかしがるので、毛布をかぶったままだ。それでも充分にミライの身体を見ることができた。
彼女の左の乳房には小さなほくろがあるのを見つけたし、乳房の大きさには不似合いなほど
小さな乳輪。思ったよりもずっと華奢な腰周り。それでいて思わずすがり付きたくなるような安心感のあるヒップ。
こうなるまで知りえなかったミライの秘密のひとつひとつに、ブライトは感動していた。
ミライの耳朶にキスをし、乳首を指でそっとつまむと、反応してあげる声がかわいらしい。
乳房の弾力を手のひらで心行くまで堪能する。
顔の位置を徐々に下に降ろしていき、乳首を口に含むと、ミライはブライトの髪に指を入れ
掻き回した。頭を撫でられ、乳首に吸い付いているとなんだか自分が赤ん坊に戻ったような気分になる。
ミライを独占できる幸せをかみ締めるのだ。
吸い付くような肌の感触を指で確かめつつ、下腹部の茂みを探り当てる。
「ブライト……恥ずかしいわ」
見ると、ミライは本当に恥ずかしそうに横を向き、口元に指をやる。
その恥じらい方がブライトの情欲をくすぐることが彼女にはわからないだろう。
彼女の秘密をもっと探りたくて、下腹部の茂みの感触を味わう。その奥までもすぐに確かめたいのをこらえて、
茂みから手をミライの太ももに滑らせた。適度に柔らかくて、はりのある肌を確かめる。下から上に辿り、
また下に向けて指を這わせる。肝心の箇所は意図的に避けて、愛撫する。
「ああ、ブライト…」
かすれた声で自分を呼ぶミライがとてもいとおしくて、ブライトは顔を上げて彼女にキスをする。
しかし手は、焦らすように彼女の秘密の場所の周辺を丹念に愛撫した。
いきり立ったブライトのペニスは、ミライの太ももにあたっている。その肌の感触に、ブライトは一刻も早く
ミライの中に包み込まれたくなる。
しかしはやる気持ちをどうにか押さえ、ミライをゆっくり、丹念に可愛がる。
まだ、肝心のミライの秘密を探り当てていないのだ。
>>1 乙です。お待ちしていました〜!続きが読めて嬉しいです。
頑張ってください!
ついにキター!
待ってました
首を長くしてお待ちしておりました・・。
ハァ・・やっぱりイイ・・。
一応保守
復活オメ
ブラミラの続きが読めて嬉しいぞ。アムセラの続きも期待しとります。
復活してた──!! 激しくウレスィデス☆
ミライたんはカワイイなぁ。毛布の中で、もぞもぞ探索しているブライトにチビト藁〜でも萌えました。
この調子でどんどん弄ってホスィ(;´Д`)
>>1
アリガdです!!どんなにブラミラの続きが読みたかったか!!
このスレを復活させたかったけど同じくスレ規制のせいで立てられずですた。
もう読めないかと思っていたので激しくウレスィ〜
ここ、ファースト以外は駄目なのか。
ガンダム総合スレも落ちちゃったから、総合スレとして立て直して
くれれば良かったのに。
ガンダム系総合スレならとっくにあるぞ。
もっとも、あそこはプロ級の神がいるから敷居が高いが。
あれはZのスレでしょ。
スレタイがそうだし、アオリ文も死文化してると書いてある。
そっちじゃなくて、このスレの前のスレと一緒に落ちちゃった
総合スレのこと。
このスレの前のスレも総合スレも落ちちゃったんだから、
両方を一緒にすれば今度は落ちにくくなっただろうにって。
規制食らってなかったら自分でやったんだけどね。
あそこ、ちょっと荒れてたような・・。
わーい!ウレシー!
やっと、やっと読みに来れました。
ミライたんカワイイーしブライトたんもエロくてイイです。
◆dLceq1HdyU さま、ありがとー!
続きがんばってくださいね。
34 :
33:04/05/19 00:59 ID:7IAEvfkO
◆dLceq1HdyU さまのSSをこちらにペーストしてくださった
ID:IXphnK8y さまにお礼を言い忘れました、
改めてありがとうございました。
何レス位で即死をまぬがれるんだろうか?
>>29 できるだけ1stのキャラをメインでとテンプレにあるから
1st、Ζ、ΖΖ、CCA は キャラ次第でオッケーでは?
『富野ガンダムで〜』とかの方が良かったのかも?
トリアエズ、復活オメ!
恥ずかしながらスレッド建てたのも自分です。いつの間にか(すごいタイミングですが)ID変わってました。
他のガンダムスレとの統合などの配慮がなくて申し訳ありませんでした。
それから感想ありがとうございます。また素晴らしいお絵かきまで頂いて
本当にうれしいです。
以下2レスにミライとブライトのSSの続きです。
>21
「ブライト……」
ブライトにされるがまま、じっとしていたミライは、やがて脚を動かし身もだえしはじめた。
熱い息を吐き出しながら、ブライトの背に腕をまわし、ぎゅっと抱きついてくる。
「どうした? ミライ」
ブライトは耳元に唇を寄せて尋ねる。
「なんでもないわ……」
小さな声でミライは答える。
「そうか?」
焦らしているのが効いてきたのだろう。本当はミライも秘密の場所に触れて欲しくてたまらないはずだ。
それでも、ミライは自分からはねだらない。そんな彼女の初々しさが可愛らしい。
ブライトは手を下ろして再び茂みに触れる。
「ああ…」
ミライから恥じらいと喜びが混ざった溜息が漏れる。
自分でも意地が悪いと思いつつも、茂みの感触だけを味わおうと指を動かすと、
そこはすでにしっとりと湿っていた。ブライトは被っていた毛布をはがして起き上がる。
彼女の膝を立てて脚を広げ、秘密の場所に顔を近づけた。
茂みからはふわりと石けんのいい香りが鼻をくすぐった。手をやり、秘密の場所の扉を開くと、
今度は湿りけのある懐かしさを覚えるような匂いがした。
その匂いをかいだ途端、ブライトは我慢できなくなった。はちきれそうな欲望を頭の隅に追いやって
ミライの身体を探検していたが、もうだめだった。
秘密の場所に唇をよせ、溢れていた蜜を味わう。片手は伸ばしてミライの乳房をつかむ。舌で舐めあげて
形状を探るように指で辿る。
ミライの喘ぎ声が大きくなる。脚を閉じてブライトの頭を挟んだ。耳に触れる弾力のある太ももが
なんとも言えずに気持ちよかった。
それでもブライトは再びミライの太ももを倒し、秘密の場所の突起部分に吸いつく。
「そんなこと……。恥ずかしいわ」
掠れた声でミライはつぶやいているが、ブライトは無我夢中だった。
力の入っていた太ももが脱力して、ミライはしきりに喘ぎ、身をよじらせた。
「ブライト、だめ、よ」
ミライの肌が汗ばみ、いっそう強く香気がただよう。
ブライトとミライの興奮具合が伝わってきます。
キ、キタ―(;゚∀゚)=3
いけっ!そこだブライトぉぉぉ
もう、続きが!!
ミライさん、色っぽいなぁ、堪りませんです
クンニ、キ、キタ〜〜〜〜〜〜〜〜(;´A`)ハァハァハァ
本当、ボキャ貧でスマソ・・・
感想ありがとうございます。
色々たてこんでまして、少ししか続きがかけませんでした。
終盤ですので一気に終わらせたかったのですが…。
というわけで、以下1レスにミライとブライトのSSの続きです。
>39
ブライトは自制がきかなくなった。
上体を起こしてペニスをミライの中心部にあてがう。場所を確かめると身体を前に進めた。
押し戻すような抵抗を感じるが、少しずつ進入していく。ミライは少し苦しそうにうめくが、されるがままになっている。
ミライのあたたかく湿ったその場所はブライトを徐々に受け入れ、やがて根元近くまで収まった。
「苦しいか?」
顔をしかめているミライにブライトは心配になる。
「ええ。……でも、だいじょうぶ」
ミライはそう言いながら腕を伸ばしてブライトにしがみついてきた。ミライが少し上体を起こしたことで、ブライトへの締めつけが
いっそう強くなる。
自身を切ないくらいに締めつけてくるミライ。彼女はブライトを優しく包み込み、この上ない幸せに導いてくれる。
そっと腰を引き、動かしてみる。まだ顔をしかめているミライに、済まないと思いながらキスをすると、すがりつくように応じてくる。
そんな彼女がいとおしかった。ミライの中にいる快感は何物にも換えがたいものだ。
徐々に腰の動く回数が増す。一旦退いて、また突き進む。
ベッドの軋む音とミライの喘ぎ声が部屋に響く。
「あんっ、ブライト……」
ミライはブライトにいっそうしがみついてくる。両の乳房が、ブライトの胸に強く押し付けられる。
なぜ彼女はこんなに自分を惹きつけるのだろうか。
一生離すものかと思った。
ペニスを締めつけ、絡み付いてくるような快感にブライトはひきこまれる。
「ミライ、もう……」
限界だった。自身のすべてをミライの中に解き放ち、ブライトは果てた。
ブライトとミライたん、やっと…よかったね。(涙
でもブライト最後が早いぞ!もう一回戦がんばってホスイ!
◆dLceq1HdyU さまもお忙しいようですが頑張ってください!
気持ち良さそうだなあ〜ウットリ
たまりませんです。ブライト、よかったなぁ。
>>46 > でもブライト最後が早いぞ!もう一回戦がんばってホスイ!
禿同!
続き期待ホシュ
遅くなって申し訳ありません。
やっぱり、ブライト、早いですよね。念願のミライさんだったので、こうなってしまったのか・・・。
以下2レスにミライとブライトのSSの続きを、そしてプラス1レスをつけさせていただきます。
>45
「……ミライ」
「……?」
自分を呼ぶ声がして、ミライは目を覚ます。いつのまにか眠ってしまったようだ。
カーテンの隙間から差し込む薄明かりの中、すぐ横にブライトの寝顔があった。今のは寝言だったのだろう。
どんな夢を見ているのだろう? ブライトの夢の中で私は何をしているの?
そっと彼の頬を撫でてみるが、熟睡しているようだった。そういえば任務を片付けるため、寝ていないと言っていた。
疲れているのだろう。
彼を起こさないようにそっとベッドをでて、ミライは服を着る。
ブライトとの結婚を決めて、そして、彼に抱かれた。
まだ身体の中心部に違和感があって痛かった。初めてしたセックスのことを思い返すと恥ずかしい。
身体の隅々までブライトに見られて、色々なところを愛撫されて、すごく乱れたような気がする。
でも、愛された実感があった。
ミライは床に散らばったブライトの服を畳んだ。
始業時間の一時間前に起床のアラームが作動するようセットする。これで彼が寝坊するようなことはないだろう。
ブライトが寝返りをうって、ベッドからずり落ちそうになった毛布をきちんと肩口までかけ直す。
こんな風にブライトの世話ができることが嬉しくて、幸せだった。すぐにでも彼と結婚して、家庭というものを作りたかった。
ブライトとの子どもが欲しかったし、温かい家庭を築けると確信できる。
これが、自分の生きる道だと思った。平凡で何の華やかさもないけれど、ブライトを支えて、家庭を持つことが自分の幸せなのだ。
自室に戻るためにドアに手をかけたが、ミライはもう一度振り向いて、ブライトの寝顔を見つめる。
初めて見る彼の寝顔は普段の生真面目な表情とは対照的で、無防備だ。なんだかかわいらしい。
あと少しで起床時間だ。彼とともに目覚める朝。それはとても幸福感で満たされたものであるだろう。
そう思ったらなんだか待っていられなくなってきた。
ミライは思い直して引き返し、下着姿になるともう一度ベッドにもぐりこむ。
そっと身体を寄せると、ブライトは眠っているのに、当たり前のようにミライを抱きしめてきた。
安心できるぬくもりに包まれながら、ミライはまぶたを閉じる。彼の腕の中で、深い眠りにつけると思った。
そして朝には、誰よりも早く、一番にブライトに「おはよう」とあいさつをするのだ──。
これでおわりです。
いつも感想をありがとうございます。
エロが少なくて、申し訳ないです。
またミライとブライトの話も書けたらなと思っています。新婚夫婦のエロも書いてみたい・・・。
長い間お付き合いくださって本当にありがとうございました。
◆dLceq1HdyUさま、ブラxミラSS完走お疲れ様でした。
素晴らしいブラxミラありがとうございました。
ブライトさんもミライさんもイメージを壊す事無く
読んでいて楽しかったです。結末も素敵でした。
エロも萌えました。
>念願のミライさんだったので、こうなってしまったのか・・・。
ブライトはずーと待っていたんですものね、納得です。
>新婚夫婦のエロも書いてみたい・・・。
◆dLceq1HdyUさまの新婚ブラxミラSSぜひ読んでみたい…。
楽しみにお待ちしています。
お疲れです。
いつもながら素敵ですた。ありがとうございます!
次回作、心よりお待ち申し上げます。
◆dLceq1HdyU さま
お疲れ様でした!毎日、毎日続きが楽しみで、ここにくるのも楽しかったです!
次回作、お待ちしております!
本当に、出てくるキャラクターのイメージを壊さないのがすごいです!
だからこそ、本当に萌えるんだなって思います。
いつも、素敵なSSをありがとうございます!
これからもがんばってください!
あのーそろそろどなたか次のSSを…お願い致します。
私は書けません。ゴメンナサイ
保守
ガンガレ、職人さん!
マキシ、キボーヌ………と声を小さくいってみル
↑
イイカモ・・・キシリア様ハァハァハァ
SSを書こうとしたのですが、1stではなくターンAになってしまった上、
最初の2レスだけ・・・
でも呼び水になることを期待してUPしてみます。
イラネな方はスルーをよろしくお願いします。
First Night 〜 ハリーのユニヴァース日記w 〜
「キエル嬢」
「はい」
「その……」
邪気の無い視線が眩しくて口篭もる。
「何でしょう?」
「今宵、私の妻になっていただけませんか?」
「ハリー殿!?」
「月の治安が落ち着くまでは、正式な結婚は出来ないかもしれません。それでも私はキエル嬢を妻にしたい。我ながら不実と思いますが……」
「……はい、喜んで」
「ほ、本当によろしいのですか?」
自分で持ち掛けたにも関わらず、信じ難い思いがする。意味が分かっているのか心配だったが、目許を赤く染めている様からするに、どうにか伝わったようだ。
「ええ。正式に結婚できなくても構いません。ハリー殿と私が知っていれば、それで良いのです」
直向きな瞳が見上げ、自分の選択が間違っていなかったことを知らせる。
キエルはベッドの上に座る――後で知ったのだが「セイザ」と言うらしい――と、膝の前に手をついて深々と頭を下げた。
「不束者ですが、どうぞよろしくお願いいたします」
「い、いえ……こちらこそ、よろしくお願いいたします」
押し倒して獣のように、と考えていた計画は、初っ端から狂ってしまった。困り果てて場繋ぎに聞く。
「どこでこのような挨拶を教わったのですか?」
「母が申しておりました。きちんとご挨拶するように、と」
「はぁ、そうですか……」
(自分とこういう関係になるかもと、親に話したのだろうか?)
気勢を削がれて戸惑い、いつもの癖で人差し指で頬をかく。
「うふふ、ハリー殿はよくその仕草をしますね」
無邪気に笑うキエルを少しだけ恨めしく思った。
以上です。スレ違い、失礼しました。
>>62-
>>63氏
GJ!!!!!
しかし、この情景を想像してみるとハリーの行動がなんか笑えるというか、
キエル嬢があまりにウブな処が微笑ましいな・・・・
>>64 ありがとうございます。ラブコメ風味でいってみようかとw
続きが書けたので、今日も2レスほどUPしてみます。
1stの職人さんが降臨なさるまでの場繋ぎということで、お許しください。
>>63の続き
一息吐いて気合いを入れ直し、肩を抱き寄せる。嬉しそうに目をつぶり、軽く唇を突き出す姿が可愛らしい。
啄ばむような口付けを繰り返した後でそっと舌を入れ、出迎えてくれたキエルの舌に絡めると、微かな戦慄が伝わってきた。
「怖いのですか?」
「少しだけ……なんだかドキドキするのです」
「大丈夫です、大丈夫……」
自分でも何が大丈夫なのか分からなかったが、呪文のようにその言葉を繰り返し、再び唇を重ねた。ぷくんとした膨らみが心地良く、下唇を自分の口で挟んで軽く甘噛みする。
「ん……んんっ……」
鼻にかかった甘い声に誘われて、瞼にも念入りに口付ける。ムードを高めたつもりだったのだが、何故かクスクスと笑われてしまった。
「何か?」
「くすぐったくて」
「……」
(おかしいな、これでいい筈なのに……)
だが、愛らしい笑顔を見られたのは嬉しかったから、気を取り直して次の行為に移る。
胸元に手を這わせ、感触を確かめた。柔らかく、仄かな温もりさえ伝わってくるような、瑞々しい宝珠。
もうすぐ直接見て、触れることも出来るのだと思うと生唾が湧いてきたが、辛うじて静かに飲み下す。がっついていると思われては困るからな。いや実際はそうなのだが。
ふと気が付くと、キエルは顔を強張らせて硬直していた。
「キエル嬢?」
「は、ハリー殿、何をなさるのですっ!?」
「何をって……その、夫婦になろうと――」
「夫婦はこんなこと、いたしません」
「はぁ!?」
「父と母はしておりませんでしたわ」
「いや、それはですね……」
やはり分かっていなかったのだ。目眩がして倒れ込みそうな自分を支えながら、必死に考える。どうやって説明したら良いのだろう? 下手な説明は命取りだ。厭がられてしまっては元も子も無いぞ。困った……
【続く】
保守代わりのUPに、今回も2レスお借りします。
>>66の続き
落ち着け、と自分に言い聞かせ、情報収集をする。
「誤解があるようなので聞きますが、妻になるというのは、どういうことだと思っていたんですか?」
「殿方と、同じベッドで眠ることではありませんの?」
最初の時と同じく、目許をほんのりと赤く染めて答える。
「では子どもが出来るのは?」
「キャベツ畑から母親のお腹の中にやって来るのでしょう?」
自分と同じ顔の赤子――しかもバイザーまで付けた!――がキャベツからワラワラと出てくる所を想像して、頭が痛くなった。どうせ想像するなら、キエルと同じ顔の赤子にしておけば良かった……いや、そういう問題ではなくて――
「それは間違った知識です。子どもは……その、『とあること』をしないと、一緒のベッドで眠っていても出来ません」
「『とあること』ですか? 父と母も、していたのでしょうか?」
「あなたとソシエ嬢が生まれたのですから、なさっていたのだと思います」
親の性生活を教えていいものか?と思ったが、話の流れでやむを得なかった。次に母親に会った時、見る目が変わらないことを祈ろう。
「私、知りませんでした」
「無闇に話せることではありませんから、致し方無いでしょう」
「……そういえば、先程した挨拶を教わった時、母は『この後は、殿方にお任せするのですよ』と言ってました」
「そう! それです」
勢い込んで言う。もう少し具体的に教えておいて欲しかったが、あの控え目そうな貴婦人にはそれが限界だったのだろう。
「私、殿方が布団を掛けてくださるのだとばかり思ってました。何か特別な掛け方が、あるのだろうと」
(布団は邪魔物でしかないのだが……)
「誤解が解けて何よりです。ということで、私に任せてもらえますか?」
「はい、よしなに」
「……」
ディアナ様の口癖を言われ、気持ちが一気に萎える。何かこう、自分の劣情が恥ずかしいというか、邪(よこしま)で申し訳ありません、お許しくださいという心境。
キエルが勘違いしていた通り、今夜は一緒に眠るだけにしておいた方が、いいのかもしれない……ユニヴァース!
【続く】
職人さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>>69 ありがとうございます。
今日も2レスお借りします。
>>68の続き
「ハリー殿、どうなさったのですか?」
項垂れている自分にキエルが声をかけた。
「……今日は、止めておこうかと思いまして」
「私を妻にしたくない……と?」
「いえ、そうではなくて……したいのですが、して良いのだろうかと迷い出したのです」
「して良いのです。私も望んでいるのですから」
キッパリと答える。ディアナ様にも劣らない凛とした態度は大層魅惑的で、自分の中のやる気ゲージが再び急上昇する。
「キエル嬢……」
「妻になるのですから、これからは『キエル』と呼んでください」
「分かりました。では私のことも『ハリー』と」
「ハ…リー」
目許を薄紅色に染めて、恥ずかしそうに口にする姿に我慢出来なくなり、抱きしめて口付ける。
「うぅん……んんんっ……」
たっぷり時間をかけて口内を味わった後で、耳の縁から首筋、鎖骨へと指を滑らせ、後を追うように同じ箇所に唇を這わせる。
(よし、この調子だ。久し振りで忘れているかと思ったが、身体は覚えていたようだな)
「あ…あっ……あぁんっ!」
甘い呻き声に誘われて再び唇を重ねようと顔を寄せると、キエルは目を丸くしていた。
「私、なんて声を……」
自分の出した声が信じられないようで、頬を赤くしている。
「可愛らしい声でしたよ」
「……」
もう一度耳に顔を寄せ、掛かっている髪を後ろに押しやって、剥き出しになった耳たぶを口に含む。髪の匂いも楽しみながら、マシュマロのようなそれを舌で軽く弄った。
「んっ……あぁ……」
泣き声のような声はしかし、口に当てられた手によって何分の一かに遮られている。耳を解放して囁く。
「手を外してください。声が聞きたいのです」
「駄目です。とてもお聞かせできません」
首を強く横に振る。先程の声に、余程驚いたのだろう。
「構いません。私だけが聞く声なのですから」
「ハリーど……ハリー、だけが?」
「ええ。夫婦の間だけの秘密です」
(「夫婦」という響きは良いものだな。純粋でありながら猥褻だ)
「でも、きっと呆れてしまいます」
「大丈夫ですよ。そんなに心配なら、私も似たような声を出します。それでお相子でしょう?」
キエルがぷっと吹き出した。
「ごめんなさい。でも、ハリー…が私の声だけを真似するなんて、おかしくて……うふふふふ。私をリラックスさせるために、そんなことを言ったのですね?」
「……笑顔が見たかったので」
「どうして、あなたはそうも天然なの!?」という昔聞いた声が、脳内に響く。
ディアナ様一筋で、他の女性には興味が無いのだろうと言われてきたが、そんなことは無い。こう見えても、恋人が居た時期もあるのだ。ただ親衛隊に入ってからは、余りにディアナ様、ディアナ様と言い過ぎたので、愛想を尽かされただけだ。
いや、そんなことはどうでもいい。敬愛するディアナ様の理想を受け継ぎ、瓜二つな外見も持っている愛しい女性を、自分は今この腕に抱いているのだから。
しかし、気持ちがズーンと沈んできてしまった。これからという時に黒歴史を思い出すなんて、縁起でもない……
【続く】
乙です
二人とも可愛いなぁ
敬語な二人がいじらしいです
がんばれハリー!
>>72 ありがとうございます。
ハリーの応援団が増えると嬉しいですw
ターンAのSS「First Night」を書いている者です。
スレ違いなUPばかりで申し訳ないので、前にリクエストのあった
マ・クベ×キシリアSSもUPしてみます(一応エロありですが、
リクエストした方たちのお好みに合うかどうか・・・/汗)。
以下、6レス使わせてください。
秘密通路の途中で、ふと足を止めた。
突撃機動軍の本部がグラナダに移ってから、幾度となく通ったこの道、キシリア様の寝室へと続く道を辿るのも今夜で最後となる。地球降下作戦を控えて明日には本国に向かう身を思うと、柄にもなく感傷的な気分になってきた。
オデッサ基地の司令官を命じられたのを厭うている訳ではない。それどころか、連邦軍の本拠地で鉱物資源を発掘しながら基地運営をしていくという難しい任務には、心踊るばかりだ。ギレン様に気付かれぬよう資源の一部を秘匿する行為も含め、腕が鳴るというものだ。
唯一の不満は、そこにキシリア様がおられないこと。いただいた大佐の地位も専用MSも欲しくはない、ただあなただけを連れて行きたいと言ったら、あの方は何とお答えになるだろう? 子どものような戯言をと叱咤されるだけかもしれないが。
* * * * * * *
「マ・クベ、遅いぞ!」
部屋に入るなり声が飛んだ。ベッドの中で資料を読んでいらしたようだ。赤味がかった髪を背に解き流し、艶めかしく身体(からだ)の線を映すクリーム色の寝衣を着ていらっしゃる。私の軍服と同じ色……
「そんなに私を待っていてくださったとは、嬉しい限りです」
軽く受け流してベッドの端に腰掛け、有無を言わさず抱きすくめて口付ける。今は時間が惜しかった。
キシリア様も同じ想いだったらしく、剥ぎ取るような勢いで私の服を脱がそうとする。こちらも負けじとキシリア様の寝衣を。互いに一糸まとわぬ姿になり、ベッドの上に倒れ込む。
私は全身をぴったりと密着させた。ああ、このお肌……滑らかなそれはどんな衣服よりも優しく私を包み込み、至福の悦びをもたらしてくれる。
私の頬を両手で挟み、顔に視線を当て続けるキシリア様。いつものきついまでの眼差しが、今夜は切なくも物狂おしく感じられる。
「キシリア……様?」
「……何でもない」
言い捨てるとご自分から唇を重ねてこられる。そのまま激しく口内を貪り合い唾液を交換して、腰に回した手の力を強めた。
早くもいきり立ち、深部で結び合いたいと訴え出す私自身。まさかそうもいかず、むっちりとした太腿に押し当てるだけに留めて、真珠色の光沢を放つ乳房に手を這わす。痩せ型なのにそこだけは小高く盛り上がり、私を誘うように輝いている場所――
「はぁあんっ!」
悩ましい声が耳朶を掠め、普段は控え目な先端が尖って色を濃くし、自己主張を始める。
乳房全体を掌で押し包み柔らかさと弾力性とを楽しみながら、指の間から顔を出す乳首の甘さを味わう。唇で咥えては離す動作を繰り返し合間に舌先で転がすうちに、嬌声が一段と高くなった。
「あっ、ああぁっっ!」
愛撫の度に敏感に反応する様に、私はしばし夢中になる。白乳が手に吸いつくように馴染むのも心地良く、唾液がぬらぬらと光るまで交互に舐め尽くす。
「マ・クベ、焦らすな」
キシリア様が私の手をもどかしそうに秘所に導く。そこはいつもにも増して熱く潤っていた。触り慣れた箇所も、すぐ分かるほどに膨らんで次なる刺激を待っている。
「どうされたいのですか?」
わざと惚(とぼ)けて聞く。この様子なら或いは――
「掻き回して、目茶目茶に……」
余程求めていらしたのだろう、いつもなら怒られかねない質問に素直な答えが返ってきた。誇り高いこの方の口から淫らな語句が吐かれたのだと思うと、情欲が強く煽られる。見上げる目付きの色っぽさ……
「お心のままに…」
耳元で言い、私の指を押し返しそうな勢いの花芯に熾烈な振動を与える。
「あぁっ、あーっ!」
最初の波に襲われ、髪を振り乱して達するのを目をこらして見つめる。この艶姿も暫くは見られなくなるのか……いや、まだまだこれからだ。
昂ぶりの収まり切らないうちに秘所に顔を近付け、舌で愛でる。太腿を撫で擦って素足の感触を堪能し、芳醇な香りのする蜜を心ゆくまで味わい飲み下した。
「ああぁっっっ!」
足の筋肉を強張らせ、二度目の波に攫われるキシリア様。上気したお顔が肢体の火照りを告げている。胸乳を伝い落ちる珠のような汗に唇を寄せ、僅かな塩分を口にする。
肩で息をする姿も顰(ひそ)められた眉も悩まし気で、私を誘って止まない。猛り狂う熱を放出したい、深奥に入り込み想いの全てを浴びせたい!
身体を上方にずらして望みの体勢に入ろうとした時、キシリア様が身を起こして私の胸に手を置き、止めるような仕草をなさった。指が動き出し、胸や腹を余すことなく触れて回る。まるで私の存在を確かめるかのように。
戸惑っていると、左乳首の少し上をきつく吸われた。赤い花びら状の刻印を満足そうに眺め、ご自分の左胸を私の方に突き出す。意を察し同じ箇所を吸い上げる。口を離すと、私に付いたものより一回り大きい跡が残された。
無言でそこを見ていたキシリア様が、ぷいと横を向く。睫毛を微かに震わせる様は少女の頃の表情にも似て、初めてお会いした日を思い出さずにはいられなかった。
あれから十年以上の月日が過ぎたなど、到底信じられない。私は昔も今もキシリア様に夢中だ。極上の愛らしさと威厳ある支配者の顔を併せ持つ、このお方に――
物悲しい想いが込み上げてきて、髪に額に瞼に頬に唇に、口付けの雨を降らせた。
「何という顔をしている!? 司令官はもっと厳めしい顔をするものだぞ。練習しておけ」
瞳をくるりと動かしながらおっしゃる。私をからかわれる時のキシリア様の癖。
「では餞別は鏡にしてください。それを使って練習しましょう」
「図々しい奴だな。ザクでは足りないというのか?」
「全然足りません。キシリア様の居ないところへ行くのですから」
「子どものような戯言を言うでない!」
想像した通りの答えに思わず笑みを漏らしてしまった私を、睨み返すキシリア様。
「何がおかしい!? 『全ての責任を身に背負い、その重さに耐えて昂然と頭(こうべ)を上げ前を見据えるのが為政者だ。支配は責任にも通じるのだから、自分一人の欲にかまけてはならぬ』……そう教えたのは、おまえではないか!?」
「私がお教えするまでもなく、キシリア様はご自分の責任を弁えておられましたよ」
かつて聞いた声が甦る――「ちゃんと教えていただかないと、私の指針にはなりません!」。
「私の心と実力を信頼し、政治的に重要な意味を持つ土地の司令官を命じてくださったことには、深くお礼申し上げます。命に代えてもご命令を果たしてみせましょう。けれど、そこにキリシア様は居らっしゃらない。あなたさえ傍に居てくださるのなら……」
別離の感傷が私をいつもより正直にさせていた。キシリア様の家庭教師を辞め副官になってからは、一度も言えなかった言葉……
「言うな、マ・クベ! 私が決めたのだ。おまえといえども口を挟むことは許さん!」
私の声よりも、なお哀切な声が叫ぶ。瞳がうっすらと透明な幕で覆われていて、お心のうちを偲ばせる――
「……」
押し黙ったままの私に業を煮やされたか、キシリア様は二人の身体を強引に入れ替えて、私の上にお乗りになった。
「キシリア様……!?」
私自身を口にお含みになるキシリア様。そして、驚く私を尻目に、唇で先端を咥えて傘の裏側をちろちろとお舐めになる。
「ふん、餞別…んっ……代わりに…っんんっ……してやる」
「うぅっっ!」
ほんの数回しかなさったことのない行為なのに、なぜこうもお上手なのか。根元を握り締めた手は忙しなく上下に動き、反対側の手は周囲を這い回る。目眩がするほどの甘美な感覚が全身に広がっていった。こちらの反応を探る眼差しの艶(あで)やかさ。
あっという間に勢いを取り戻したそれは、膨らみを増して唇をぐいぐいと押し広げ、キシリア様のお顔を苦しそうに顰(しか)めさせるまでになってきた。
耐え切れずに言う。
「駄目…です。これで、は――」
込み上げてくる想いを振り切るために首を横に振り、再び身体を入れ替える。キシリア様は泣き笑いのような顔で微笑んで、足を開いて膝を曲げ、迎え入れる体勢を取ってくださった。
秘所に触れた指先はつるりと滑り、有り余る潤滑油の存在を教えてくれる。まるで目の奥に湛えられていた雫が、こちらに回ってきたかのような……
太腿の後ろに手を当てて花芯を上向かせると、痛いほどに屹立したものを突き立てた。キシリア様の唾液で光り煌くそれを、じんわりと根元まで埋め込む。今日だけは、初心に返ってこの姿勢で――
「あぁっ……マ…クベ……」
「キシリア…様っ」
「凄…い……んぁっ……」
溢れんばかりに潤っていてきつく締め付けもするその場所は、私を捕えて離さない。甘い痺れが背筋を走り、快感が競り上がってくる。避妊薬を飲んでいてくださるので、何にも遮られずに内奥に触れられるのが嬉しい。初めての時もそうだった……
貫く度に上がる嬌声が空気を震わせる。枕やシーツから匂い立つキシリア様の香りも私を桃源郷へと導く。普段寝ておられるベッドの上で秘奥まで侵入する行為はどこか背徳的で、いつも私を支配しておられる方を、逆にこちらが支配しているような錯覚に陥ったりもする。
再び私の頬を両手で挟み、口付けをねだるキシリア様。
「ん……んふっ……」
下半身を繋げたまま溜まっていた唾液を送り込むと、美味しそうに飲み込んでくださった。白い喉が上下し、豊満な乳房も扇情的に揺れ動く。長い時間をかけ、丁寧に慈しみ育ててきた肢体が美しい輝きを放つ様に、深い満足感を覚える。
「あぁ……あああっ…んっく……」
切なげな声を聞いていると、いつも我慢できなくなる。内部の蠢きに翻弄され、私自身はみるみるうちに限界に近付いていった。脳髄が蕩けそうな心地良さ。
鳴り響く粘着音に励まされて腰を力強く打ちつける。キシリア様も私の背に両足を絡め手で抱き寄せて、より深く結び付こうとなさる。
「はぁっっっ!」
シーツの上で所狭しと暴れ回る髪を掻きやって、美しいお顔が見えるようにし、腰を振ってさらに突きまくる。
「あぁっ、いくっっ……ああああああっーーーーー!!!」
一際高い声と共に起こる激しい収縮。煌く汗を伝いキシリア様の全身に光が走ってゆく。私だけが知る、光り輝く宇宙(そら)……
身を反らせて貪欲に私を求めながら達するキシリア様の胸元に、赤い印が息づいている。双方の同じ箇所に跡を残そうとされたお気持ち――意地っ張りなこのお方が示してくださった精一杯の情愛を思うと、湧き出る想いに突き動かされて抑えが利かなくなった。
「キシリア…様、私…も……」
一瞬遅れて達する。心と身体をことごとく解き放ち、最奥に熱い飛沫を迸らせた。
ふいに閃く。オデッサにも、あれと同じ通路を作ろう。私の居室から貴賓室へと続く秘密の通路。そして必ずや基地にキシリア様をお迎えし、それまでの成果を報告してお誉めの言葉をいただき、夜には今日と同じに忍んで行くのだ。その日を心待ちにして私は……
地球降下作戦も、ギレン様への挑戦も、私の想いまでもが全て前夜に過ぎなかった。この夜が明けた時、朝はどんな姿を見せるのか?
キシリア様がお望み通りの朝をお迎えになれるように、私は地球に降り立とう。互いの左胸の痕跡から伸びる糸が、二人の間を繋いでくれるのだから。
身を伏せて口付け、私は律動を再開した。光り輝く宇宙をもう一度見るために―― 【Fin】
職人さん、ありがとう!!
キシリア様 ハアハア
なにはともあれGM降臨
82 :
名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:34 ID:FTQlbPj+
a
>>80 ありがとうございます。気に入っていただけて良かったです。
それではまた、保守代わりのUPを2レスほど。
>>71の続き
枕元のパネルを使って部屋の明かりを落とす。本当は明るい中でしてみたかったが、最初から飛ばし過ぎて引かれても困る。それにバイザーを外したので、暗い顔色を気付かれないためにも、この方が好都合だった。
動作を見守っていたキエルが口を開く。
「ハリー、今気が付いたのですが、『とあること』をして子どもが出来たら困ります。いずれは欲しいのですが……」
「大丈夫です。出来ないやり方でしますから、ご安心を」
(求愛を受け入れてもらえた時に、ダッシュで取りに行って来たからな)
そうだな、いずれは子どもも。今度はキエルに似た可愛い女の子を思い浮かべた――勿論バイザーは抜きだ――小キエルから「お父たま」と回らぬ舌で呼ばれ、頬に口付けなどされたら堪らんな……フッフッフ。
「そういうやり方があるのですか? 『とあること』は奥が深いのですね」
「そうです、奥が深いのです。これから二人で極めていきましょう」
(あんなことや、こんなこと、アレやソレもしてみたいものだ…いかん、また生唾が……)
「はい」
素直な生徒よろしく返事をする姿に、こういう先生役も悪くないと心中に笑みを漏らす。
「では、まず服を脱ぎます」
「ふ、服をですか!?」
「はい、脱がないと駄目なのです」
(一部脱いだだけでするのは、中級編までとっておこう)
「……分かりました」
自分で釦を外そうとするのだが、手が震えてうまくいかないようだ。
「私がやりましょう。いいですか?」
言う傍から手を伸ばして外し始める。これ以上、待ちきれない気持ちで一杯だった。
「……」
俯いて戸惑ったように視線をさ迷わせている姿に誘われ、途中で手を止めて口付ける。舌で応えてくれるのが嬉しい。
寝衣だけなので簡単に脱がせられそうだ。アレを取りに行っている間に、着替えていてくれて助かった――そのせいもあって、こちらの言った意味が通じていると思い込んだのだが――ディアナ様が着ていたのと同じ服を脱がせるのは、気が引けてならない。
上半身の釦を全て外し終えると、胸元を押し広げて肩から寝衣を滑り落とす。次第に見えてくる肌は想像以上に肌理細やかで、真珠色の光沢をまとっていた。柔らかく温かそうでもある。股間が通常の三倍増しになった。
レースで縁取りされた薄い水色の下着だけを残して全て脱がせると、キエルの身体をベッドの上に横たえる。
左腕で上体を支えて体重がかからないようにし、上から見下ろした。金色の長い髪がシーツに広がる中、あどけない中にも不安を宿した蒼い瞳が、自分を一途に見返している。微かに震えている身体……
首から肩への華奢な線や、ほっそりとした二の腕とは裏腹に、胸は小高く盛り上がり存在感を主張していた。そしてその下には再び華奢な胴があり、ふくよかな腰と太腿へと続く。
(美しい……)
この世のものとも思えぬ素晴らしい造形を、自分だけが眺め、触ることも許されたのだと思うと、身体の奥底から深い悦びが湧いてきた。
【 続 く 】
>>1 >1stガンダムのキャラで萌えるSSが読みたい。
このスレ、もう総合スレにしたら?
スレが立てられてからウプされたのは◆dLceq1HdyU氏のSSだけ。
氏の連載が終わった後、◆AZZEMc9Dfs氏がリクに答えてくれるまでの
3週間の間、ウプされた1stのSSは一つも無し。
1stだけに拘ってたら前スレと同じように落ちるのが目に見えてると思う。
どうだろう?>皆の衆
でも1st以外のSS興味無いし、そればっかりアップされたら
1st好きにはスレが落ちたも同じなのでは?…と。
自分としては1stに限定しておいて欲しいんだけど、
だからといって、自分じゃ書けないんだよね。情け無い…。
とにかく、保守してくださっている方々には感謝です。
1stでは無いが、今現在書いてくれてる職人さんがいるのに、
スレが落ちたも同じなんて失礼なこと言ってら。>87
今いる職人さんを大事にしないスレには、新たな職人さんも
来ないぞ。
自分も1st好きだが、スレが本当に落ちたのと、スレは他の作品の
SSで続いてて、そのうち1stのアップがあるかもと期待できるの
とでは、大きく違う。
‘保守’の文字だけ続くより、1stじゃなくてもSSがあるほうがいい。
>>86 スレッド維持について心を砕いてくれているのはよく分かる。
◆AZZEMc9Dfs氏が降臨されても拒絶は無いようだし他ガンダムのSSが
書きたいならアップしてみればいいんでない?
>88
今、書き込してくれている人には感謝してると書いてあるんですが。
1stに比べたら他のガンダムSSのほうが盛り上がるに決まってるし
そういった意味で「落ちたのと同じでは…」と自分の意見を書いただけ。
書き方も悪かったかもしれませんが
誰も非難している訳ではないのでその辺を読み取って欲しかったです。
漏れも1st専門のほうがいい。
保守がわりに1st以外かいてくれているのもそれはそれでいいと思う
>4にの約束に、なるべくなら1stとかいてあることだしね。
1st以外のSSでも閑古鳥が鳴くよりはいい。
個人的には富野ガンダムか宇宙世紀ものがありがたいけどな。
でも、そうもいってられないのが現実だわな
あ、種は専用スレがあるから除外で!
>>90は読み手の読解力にケチつける前に己の文章力をどうにかせい。
「保守」の羅列よりは1st以外でもSSが読めた方がいいって点では
ほぼ全員一致なんじゃないの?違うの?
今だって別に、1st以外のSSがスレタイ通りのSSの邪魔をしてるわけじゃないんだしさ、
(スレタイにはっきり「1stで」と明記してあるんだから、
それ以外のSSが邪魔になるほど大量投入されるとも思えないし)
この議論て続けてる意味あるのかね。
つか、この議論が職人さんの邪魔をしてるような気がしてならないんだが。
シリーズはどうでもいい。 問題はエロいかどうかだ。
…というのは半分冗談で、煽りと保守だけで埋まるよりかはSSで埋まる方がずっといいと思う。
96 :
90:04/06/30 10:25 ID:dP8Cf1Ej
>94
あ、そう?94もわかんなかった?わかると思ったんだけど、それはスマソ。
(だからケチは付けてないんだってば)
どにかくSS職人さん待ってるよ。
まとめると、こんなとこか?
総合スレに変えてしまうのは反対。スレの方向性としては1st重視で。
でも1st以外のSSもウプ可。てか歓迎。「保守」の羅列よりSS(1st以外でも)。
◆AZZEMc9Dfs氏、他の職人さん、遠慮せずドゾーってことで。
98 :
名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:14 ID:z1ZpxLns
以前、ZのSSがキョヒされて職人がこなくなった。
>97 同意
ターンAのSSを書いている者です。
昨日は規制?のようなものに引っ掛かり、レスが遅れてしまいました。
申し訳ありません。
物議を醸すようなものをUPしてしまい、こちらも申し訳ありませんでした。
これきりにすることも考えたのですが、皆さんの寛大なお言葉に甘えて、
保守代わりのUPを続けさせていただこうと思います。
一応、1回に3レス以内にする、連日のUPはしない、1stのSS投下が
始まったら極力邪魔にならないようにする、などを自己ルールにして
やっていこうかと。
UPの時は名前欄に必ず「First Night」と入れるようにしますので、見たく
ない方はお手数でしょうが、NGワードに指定していただければと思います。
では、また2レスお借りします。
>>84の続き
「ハリーも脱いで……」
「えっ!?」
驚いて見返すと、キエルは耳まで真っ赤にして俯いた。
「私、なんてことを」
「脱いだ方がいいですか?」
「その……私だけ、こういう格好なのは…恥ずかしくて……」
「それもそうですね。では――」
興奮して汗をかいたのと下半身がきついのとで、本当は早く脱ぎたかったから、これ幸いと行動に移す。着慣れた軍服なので、短時間で下着姿になることが出来た。アレも枕の下に忍ばせて……と。
「ハリーは、着痩せして見えるタイプなのですね」
毛布の中に潜り込んでいたキエルが、こちらをチラチラと見ながら言った。
「そうでしょうか?」
「思っていたよりも……その、逞しくて…筋肉質なので――」
「なので?」
「胸がぎゅっと苦しくなりました」
視線を逸らして呟く姿が愛しくて、肩を抱きしめ顔中に口付けの雨を降らせる。始めて直に触れた肌は想像以上に柔らかくて、ふわっと包み込まれるような錯覚をもたらす。
「キエル、私もです。あなたを見ていると胸が苦しくなる」
手を取り、自分の左胸に導く。早鐘のように鳴る心臓を知られるのは気恥ずかしかったが、触れてもらいたいという欲望の方が強かった。
「凄く早い……」
「……」
未来を予言されたような気がして、大いに焦る。
(そんなに早く、出しはしないと思うが……)
頭を振って不安を振り落とし、囁く。
「これを和らげることができるのは、キエルの柔肌だけです」
「私の?」
「ええ、そうです。これからすることは、驚くことも多いかもしれませんが、私を信じて身を委ねてください」
「あの、足に硬いものが当たりますが、何か身に付けているのですか? 洋服は全て…脱いだのでは?」
「こ、これはですね……男だけが持つものです」
キエルの性知識を危ぶんでいたが、予想以上に知らないようだ。
「殿方だけが!?」
「ええ。女性を愛しいと思った時に、このようになります」
キエルの太腿に押しつけてみる。
(この感触、温かさ……堪らん!)
「硬い方が想いが強いということでしょうか?」
「まあ概してそうですね」
太腿の感触が大いに気に入り、腰を動かして尚も擦り付ける。
「それでは、ハリーはこんなにも、思っていてくださるのですね。嬉しい!」
無邪気な笑顔が胸を打つ。これが中に入っていく時に痛がらせてしまうのだと思うと、とても後ろめたい気持ちになってきた。
「あら? 急に柔らかくなったような……?」
「……色々と変化するのです」
「殿方は不思議なものを持っているのですね」
「……」
今からこんなで、本当に最後まで行きつけるのだろうか? 男心は繊細なのだ……
【 続 く 】
103 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 01:00 ID:SY44udcO
礼儀正しい人だ。
保守
>>103 ありがとうございます。何やらこそばゆいですが・・・
>>102の続き
とはいえ、ここで諦めるぐらいなら、男を辞めた方がマシだ。
毛布をめくり、腕と背筋で支えながら身体に覆い被さる。足を絡めて素肌の触感を楽しみ、甘やかな体臭を胸一杯に吸い込んだ。
「キエルの匂いがします」
「え!? シャワーは浴びたのですが」
「それでもするのです。ああ、いい匂いだ……」
言葉と共に漏れる息さえもが、甘酸っぱい香りを放つ。触れている所から伝わってくる温かさにも酔い、キエルの上で暫し静止した。
視線はどうしても胸元へと流れていく。上部を少しだけ覗かせている宝珠――緊張ゆえだろうか、谷間には汗の粒がいくつも噴き出ていて、その一つを口に含んだ。
「あ……」
声の篭もり方で、再び口に当てられている手に気付き、上から自分の手を重ねてそっと剥ぎ取る。
「夫婦の間だけの秘密と言いましたでしょう?」
「でも――」
「手の位置はここです」
自分の背に置かせ、抱き付く姿勢を取らせた。やはり、こうでないとな。
身体が動いた拍子に、胸がぷるんと美味しそうに揺れる。凝ったデザインの下着も、今の自分には邪魔物でしかない。背中とシーツの間に手を入れてホックを外し、上半身を露わにした。
「ハ…ハリー!?」
「これも『とあること』の一環なのです」
今や護符ともなった言葉を口にしてキエルの抵抗を封じ、まろび出た宝玉をしっかりと目に焼き付ける。
下着を取り去ったことで、ほんの少し外側に広がった、豊かな白い胸乳。滑らかな肌と織り成す美しい曲線は、名工の作った陶器を思わせる。先端の淡い蕾が可憐に色付いていて、恥じらいながらも密やかに誘っているように見えた。
「そんなに見ないでください……」
「恥ずかしいのですか?」
「ええ、とても」
「それなら、もっと見ましょう」
「ハリーっ!」
咎める口調に笑いながら答える。
「自分がどれだけ魅力的な表情をしているか、分かっていないのですね」
「魅力的、ですか?」
「ええ。恥じらう女人というのは、男心をくすぐります」
だから自分は、恥じらうキエルを想像して毎晩のようにシコシコと……はいいとして、その姿をリアルで見られたのは感激だった。それも、思っていた以上の麗しさだ。
これからは、この姿を元に……ではなく、これからはずっと生で見られるのだ。生…生…ゴクン……
「私は、そういうつもりでは……」
首を横に振って懸命に否定する姿もいじらしく、紅潮した頬に、潤みがちな目尻に、汗ばんでいる額に、順に口付ける。花のように綻ぶ笑顔が愛おしい。
【 続 く 】
自分正直、1stとZしか見てないんですが…。
キャラ知らないのに、面白いですよ。
次も待ってます。
>>100 貴方のSSも好きですが
貴方自身も好きです
今回も素敵でした。楽しみにしています。
貴方のSSも好きですが
貴方自身も好きです
恥ずかしいな、コイツ(ノ∀`)アチャー
温かいお言葉をありがとうございます。凄く励みになります。
>>106の続き
片方の宝玉を掌で包み込んでみる。ちょうどピッタリな大きさで、自分のための身体であることを強く信じられた。
陶器を連想したせいか、冷ややかにも見えた第一印象とは違って、しっとりと手に馴染み触り心地が良い。少し力を入れて揉むと、ふにふにと押しつぶされる。それでいて内部に芯を秘めているのだ。この強かなまでの弾力性!
中心にある桜色の果実に指を当て、円を描くように動かす。
「あっ……」
その声が合図であったかのように、頂が大きく立ち上がり、しこり出す。周囲の色付いた箇所も、瞬く間にぎゅっと縮まる。
(感じやすい身体なのだな。先が楽しみだ)
指での愛撫を続けながら、もう一方の先端を舌でチロチロと刺激する。
「あ…あぁっ……」
右の下乳に小さなホクロを見付けた。クリームのような滑らかさと色彩を持つ肌に、ポツンと浮き出る黒色が微笑ましくて、乳房を下から持ち上げ、それが見えるようにしながら頂を舐める。
「んぁっ…はぁぁんっ」
なおも続けると、キエルの身体が震え出した。ホクロの周囲がほんのりと赤くなってきて、大層艶めかしい。
揺れる胸乳に吸い寄せられ、顔を埋める。最初に触れた時より固くなっていたものの、しなやかさは健在で、鼻や頬はふんわりと包み込まれた。
キエルがおずおずと後頭部に手を回し、髪を撫でてくれたのが嬉しくて、何度目かの口付けを交わす。絡めている足に感じる、温もりと柔らかさ。自分の身体とは全く違う肉体の魅力に酔いしれる。
「キエルの肌は最高です。触れていると、とても気持ちがいい」
再び宝玉に手を這わせながら、耳元で囁いた。
「ハリー、私も…です。それに……」
「それに?」
「さっきからの…も、気持ちが……良くて……」
耳たぶまで赤く染めている愛くるしい姿に微笑み、言葉を返す。
「これから、もっと気持ち良くなりますよ」
(髪の香りが強くなった。この匂いは、もしかして――)
手を下腹部に移動させた。滑らかな腹と小さな窪みを通り、下着の縁に辿り着いて、布の上から探りを入れる。かなり湿っぽい。中に手を滑り込ませると、キエルがびくんと身体を震わせた。
「ハリーっ!?」
「大丈夫です、大丈夫……」
自分にも言い聞かせるように呟きながら、草叢を掻き分けて目的地へと急ぐ。思った通り、そこは沸騰し熱いぬめりを湛えていた。
花弁を下から上へと擦り上げ、小さく膨らんでいる箇所をそっと押す。
「あぁぁっっ!」
目を細め、首をすくめるように振って身悶えするキエル。明らかな反応と耳朶をくすぐる甘い吐息に、鼻息が荒くなってくるのが、自分でも分かった。
(興奮し過ぎている。落ち着かなければ――)
袖を引っ張ろうとして、自分が裸だったことに気付く。
「……」
動作の意味に気付いたキエルがクスリと笑う。いかん、またやってしまった。けれど、その笑顔さえも眩しくて、股間が熱く滾る。
【 続 く 】
ガンガッテください
>>112 ありがとうございます。感謝、感謝です。
>>111の続き
白い芙蓉のような顔(かんばせ)に浮かぶ、叡智と茶目っ気。冬の空を思わせ、深い知性を感じさせもする、澄み切った蒼い瞳。そして薄紅色の、食べてしまいたくなるような、愛くるしい唇。少女から大人の女性へと変わりゆく途上の、危ういばかりの清らかな美!
キエルの色々な姿を、もっと見たいと思った。聞いたことのない声も、さらに聞きたい。全身で自分を感じ、とろとろに溶けて欲しいと願う。木の葉隠れの恋ゆえに、燃え上がる想いは強烈だった。
今や第二の邪魔物となった下穿きに、手をかける。
「ハリー……」
「キエルの全てを見せてください」
返事を待たず下にずらすと、眩いばかりの草叢が見えた。
キエルが身悶えしながら言う。
「ハリーは、私を恥ずかしがらせることばかりして、喜んでいるのですね……卑しいお方」
「今日はバイザーを外していますから、卑しくはありませんよ」
「でも、守るべきご婦人は、何人も居るのでしょう?」
「今は役職でもプライベートでも、一人だけです」
あの時には言えなかった本心――
「物色はお止めになった?」
「最高の相手に巡り会えましたので」
嬉しそうに微笑むキエルに、こちらまで幸せな気分になる。
一糸まとわぬ姿にしたくて、下着を足首までずり下げ、完全に脱がせてしまう。
何か言いたげな様子に気付かない振りをして、火照る欲望と烈しい恋しさとが乗り移った指で、花芯を攻め始めた。
「ハリ…あぁっ……はぁぁんっ……」
(優しく、どこまでも優しく……)
丹念な愛撫で泉を沸かせ、くちゅくちゅっという愛らしい音を、濁音混じりの淫猥な音に変化させる。それに連れて、キエルのよがり声も高くなり、顔には恍惚とした表情が浮かび始めた。汗ばんだ額に前髪が乱れかかり、艶っぽさを醸し出す。
太腿に置いた手に力を込め、少し広げるように促す。花芯に顔を近付け、もつれていた花襞を舌でほぐし始めると、キエルが慌てて起き上がろうとした。
「ハリー! 汚いですわ」
「夫婦の間に、汚いものなんてありませんよ。大丈夫です」
舌先で捏ね回すように舐め、蜜をさらに溢れさせる。キエルの身体が強張り、花蕾が切なそうに震え出す。肢体も仄かに朱を帯びた桜色に染まり出した。
「あぁっ……ぁはん……んっあっっ」
大きくなる一方の嬌声に、身体が芯から燃え上がってくる。きっと今の自分は熱情を瞳に宿し、情欲さえもみなぎらせているに違いない。
(内部への侵入は止めておこう。最初に入れるのは、コイツにしたい)
手をやり、パンパンに張っていることを確かめる。あともう少しで、キエルの中に入れるのだ……
猛る気持ちを抑え、なおも口での愛撫を続けると、キエルの声が今までとは違う色を帯び出した。
「あぁんっ……ぃやぁんっ!」
今までになく固さを増す突起を感じ、期待に胸を膨らませながら声をかける。
「キエル、どうかしましたか?」
「ハリー、身体が…変なのです。こ、これは…?」
「もっと気持ち良くなる前兆です」
早口で告げ、指で強めの刺激を送り込む。
「……んあぁぁーーーっっ」
煌びやかな黄金の髪を舞い踊らせながら、キエルが達する。張り詰め朱色に染まる裸体の美しさと、その瞬間の表情の色っぽさは言いようも無かった。どっと溢れ出る粘液も、今までのものとは違って、芳醇な味を醸し出している。
「酷いわ」
「え!?」
慌てて顔を見ると、キエルは目に薄っすらと涙を浮かべていた。
「キエル……?」
「こんなに気持ち良くさせるなんて、酷い……」
ぎゅっと抱き付かれ、こちらも力の篭もった抱擁と口付けで返す。
(可愛い……可愛らし過ぎる!)
初めてのことだらけだというのに、必死に付いてきてくれる姿に深い感動を覚える。
これが地球人の逞しさなのかもしれない。彼らはムーンレースより遥かに遅れた文化しか持っていないのに、全てを吸収してしまおうという貪欲さがあって、生物としてのエネルギーを失いつつある我々とは大きく違っていた。
自分がキエルに惹かれたのも、直向きさと共に併せ持つ生命力の輝きと、強かなまでの芯の強さだった……
【 続 く 】
今回も乙です!
いつもはよ続きが読みたくて、楽しみにしてます…。
素敵です!
がんばってください。
ハリーxキエルいい!!
スレ違い承知でギャバンxソシエなんかも読みたい。
気の強いお嬢さんをギャバンが慣れた手つきで・・
1stSSも読みたいな。意外性でウッディxセイラあたりは?
>>116-118 ありがとうございます。あと一息ですので、ハリー共々w頑張ります。
>>115の続き
全身に欲望がみなぎる。下着の中の膨らみも、これまでに無く大きくなり、痛さを感じるほどだった。もう、我慢出来ない――
「待っていてください」
キエルに背を向けて裸体になり、避妊具を付ける。練習しておいた甲斐あって、手早く出来た。
(幸先が良いぞ、フッフッフ)
キエルの腰の下にクッションを入れ、足を開かせてその間に身を置く。
真っ白な太腿を広げ、金色の草叢と薄紅色の秘所を露わにしているキエルの姿は、大層淫猥だった。そして、それとは反対に、顔を真っ赤に染めて恥じらい、目のやり場に困って視線を泳がせている様は初々しくも愛らしい。
(いかん、見ているだけで迸ってしまいそうだ)
深呼吸を繰り返し、どうにか昂ぶりを抑えた。膝を立てた状態にさせ、蜜で潤った入り口に先端をあてがう。
「最初は痛いかもしれませんが、少しずつ楽になると思います。私の動きに身を委ねてください」
「は、はい」
「……キエル…あなたに出会えて、本当に良かった」
「ハリー、嬉しい……」
瞳が潤み出すのを見守りながら、肉洞に入っていく。
「くぅっっ」
ほんの僅か入れただけで、呻き声を漏らしてしまった。自分にこれだけの負荷がかかっているということは、さぞや――
キエルは固く目をつぶり、全身を強張らせていた。口に押し当てられた手が、ワナワナと震えているのが痛々しい。
「声を…声を出して構いません。その方が楽になるでしょうから」
「……い、いえ……大…丈夫……です」
搾り出すような声で訴える。当惑したが、処女を抱くのは初めてで、全く勝手が分からない。
(ええと、こういう時は確か……)
動きを止めて頬に手を当て、念入りに口付けを交わす。目尻に溜まった涙を吸い取り、僅かに表情が和らいだのを見届けて後(のち)、身体の位置を動かして角度を変えてみる。
そして再び挿入を開始。今度は突いては休み、突いては休みを繰り返して、無理に押し入らないようにした。
「これなら、どう……ですか?」
「だいぶ…良く、なりました。はぁ……」
息を吐き、目を細めて小さく微笑むキエル。中に入ってから受け続けた刺激に、すぐにも放出しそうになっていたが、その笑顔にもっと頑張らねばという気になった。
身体の力を抜いてくれたせいか、後半はスムーズに挿入でき、遂に最奥まで達する。行き場を無くした愛液が、太腿に滴り落ちた。結合部分を見やり、深い感慨に浸る。夢にまで見たこの日!
「キエル、これで一つになりました。私たちは結婚したのです」
ディアナ様も黒歴史も、全て自分の中から消え去り、キエルだけがしっかりと根を下ろす。鼻腔いっぱいに広がる、汗の匂いさえもが愛おしい。
「ハリー!」
キエルの目から涙が零れ落ちる。辛いのかと焦ったが嬉し涙だったようで、手を差し伸べて抱き付こうととした。背中を丸めて身を伏せ、彼女の手が届くようにする。
手を肩に置いて自分から口付ける姿は、優しさと愛に満ちていた。繋がっている所から身体の振動が伝わってきて、えもいわれぬ快感を覚える。
「これで『とあること』は終わりなのですね」
意味を取り違えた様子に、慌てて答える。
「いえ、まだあります」
「まだ、ですか?」
「ええ。結婚式の場合でも、誓いの後でライスシャワーを受けますよね? ああいったものが、まだあるのです」
「今は二人しか居ませんから、ハリーが私にライスシャワーをかけるのでしょうか?」
「!」
無邪気過ぎる問いに別のことを連想してしまう自分が、酷く汚れた存在のような気がした……
【 続 く 】
>>121の続き
(そういう行為をするつもりは無いのだが……)
否定しつつも何故か目の前に浮かんでしまった映像を、頭を振って払い落とす。この麗しい髪や滑らかな肌、美々しい顔――愛しいこの存在自体を汚すような真似は、したくなかった。
「ライスシャワーというのは例えです。とにかく、まだあるということで、いいですか?」
「はい、分かりました」
頷くのを待って、そうっと下半身を動かす。キエルの顔が一瞬強張ったが、すぐに元通りになったところを見ると、これぐらいの動作なら大丈夫のようだ。
腰を回すようにして、ゆっくりゆっくり動かすうちに新たな泉が湧き出し、内部の摩擦が減っていく。痛みが和らいだらしく再び声を上げ始めたキエルに、漸く自分の快感に神経を向けられるようになった。
熱く、狭く、魅惑的な空間。ぬめりを湛えた粘膜は肉棒をすっぽりと咥え込み、強烈に締め上げてくる。
「あ……んんっ……」
掠れ声で喘ぐ喉を、汗の伝い落ちる首筋を、柔らかな耳たぶを舌で舐め尽くす。そうでもして気を散らさないと、迸ってしまいそうだった。
手をクッションとの間に差し入れ、むっちりとした尻を撫で回した。刺激を受けたキエルの身悶えによって、柔肉が微妙に蠢き、怒張を虜にする。
「ハリー、あぁ……」
官能を漂わせる声と、匂い立つ香気。自分の中のオスが刺激され、もっと深く結び合いたい欲望が渦巻く。
(あまり激しくしなければ、大丈夫だろうか?)
キエルの表情に注意しながら、腰を前後にそろそろと動かす。抜き差しする都度、傘の裏側を心地良く擦られ、生々しい電流が背筋を走った。
蜜が淫靡な音色を立て始める。片手を胸元に這わせ、宝珠を強く揉みしだいた。右の下乳にあるホクロは、目も綾に色付いている。
「あっ……あぁぁん!」
「もっと…声を……聞かせて…はぁっ…ください」
息を荒くしながら、耳に息を吹き込むようにして囁くと、肢体を慄かせて反応する。
「ぃやぁん、ハ…リー」
キエルの手を強く握り締め、さらに奥深く楔を打ち込む。子宮口に突き当たった時、秘窟が大きく震え、肉棹を強くしごいた。危うく放出しそうになり、ギリギリのところで踏み止まる。先走り液は幾らか漏れたことだろう。
「キエル……キエル!」
脳が白く濁り、もはや名を呼ぶことしか出来ない。
「あっ、あぁっ、はぁぁん!」
声を上げる度に絡み付いてくる肉襞に翻弄されながら、これで最後と深奥部まで突き刺し、全てを解き放つ。
「うぅぅぅぅっっっ!」
自分のものとも思えない獣のような呻き声と共に、陰茎が大きく脈打ち、怒涛の勢いで精液が噴出する。深みを増す蒼い瞳――
最後の一滴まで出し切った後で息を整え、繋がったまま身を伏せてキエルに口付けた。
「素晴らしかったですよ」
「ハリー、嬉しい……」
心に染み入るような飛び切りの笑顔に、再び欲望が湧き上がる。
(このままもう一度といきたいところだが、キエルのためには休息を取った方がいいだろうな)
未練を残しながら、枕元の薄紙をあてがって引き抜く。避妊具の中を見ると、凄い量が出ていた。
(こんなに溜め込んでいたのか……)
自分でも些か呆れながら取り外して捨て、別の紙でキエルの花芯を拭った。出血は殆ど無かったようでホッとする。二枚や三枚ではとても足りないほどの濡れ方に、うまく感じさせたものだと、内心でほくそ笑んだ。
(これで目覚めてくれるといいのだが……そうなったら、次はアレをしてみよう。いや、アッチも捨て難い)
ふと、キエルが自分を睨んでいることに気付く。さっきまで、あんなに幸せそうに微笑んでいたのに……?
「ハリー、私を騙しましたね!?」
「は?」
「ハリーは『とあること』に慣れ過ぎています。他の女性と結婚したことが、あるのでしょう?」
「!」
「既婚者でありながら、私とも結婚するなんて酷い! 重婚になってしまったではありませんか!? あなたが、そんな節操の無い人だったなんて……」
「……」
くらくらと目眩がした。最初の説明がマズかったのだ。けれど、今更何と説明したら良いのだろう? 「とあること」は結婚と無関係にすることもあると? しかしそれでは、別の意味でキエルを騙したことになってしまう。
最高の瞬間の直後に、最大の難問が待ち構えていようとは、人生は侮れないものだな……ユニヴァースっ!!!
【 終 】
「ハリーのユニヴァース日記 First Night」は、以上で終わりです。
スレ違いなSSにも関わらずUPを許してくださった住人の方たちと、応援して
くださった方たちのお蔭で、最後まで楽しみながら書かせていただきました。
心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
乙かれさまでしたー!面白かったです!
ほくろとか香りとか細かい描写に凝ってて、
エロが下品でないのにとてもいやらしい所が素敵です。
前のキシリア様も良かったし、
今度はまた1stネタで落としてください。是非!
お待ちしてます。
乙でした!!
次回作も期待しています。
巛彡彡ミミミミミ彡彡
巛巛巛巛巛巛巛彡彡
r、r.r 、|::::: |
r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ |
|_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )|
|_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ ハァ?
| ) ヽノ |. ┏━━━┓|
| `".`´ ノ ┃ ノ ̄i ┃|
人 入_ノ´ ┃ヽニニノ┃ノ\
/ \_/\\ ┗━━┛/|\\
>>126-127 温かいお言葉を、ありがとうございます。凄く嬉しいです。
エロには程遠いのですが、別の超短編SSを書いたので保守代わりにUPを。
1stのククルス・ドアン×ロラン・チュアンで、ポエムっぽい感じなため、
好きでない方はスルーをお願いします。2レスお借りします。
【Rolland side】
子どもたちを寝かしつけた後で、私はドアンのいる居間へ行った。
寄り添うように隣に腰を下ろすと、ドアンが少し困ったような顔で私を見る。気が付かない振りをして、肩に頭を置く。しばしの沈黙。ドアンはふうっと息を吐くと、左手で私を抱き寄せてくれた。
ごつい腕。でも、肩に加わる力はとても柔らかで、持つ力の一部しか使っていないのが分かる。
そのまま何も語らず、私たちは虚空を眺めていた。
「ドアン……」
耐えきれなくなった私が声をかける。掠れてしまって、おかしな声。
ドアンは私を見て物哀しそうな顔をする。その瞳に映る私はどんな姿なのだろう? 初めて出会った、あの日のままの姿なのかもしれない。過去の私が憎らしい。その姿のせいで、ドアンは今でも私のことを。
目をつぶり心持ち顎を挙げる。キスをねだる姿勢。
少しの間を置いて、ドアンの唇が私の唇に降りてくる。優しいキス。決して唇を割ることのないフレンチ・キス。
私がそれ以上を望んでいると知ったら、あなたは軽蔑するかしら? 誰にも見せたことのない姿で、あなたと――
ドアン、あなたは私をまだ、いたいけな少女だと思っているの?
だとしたら、それは女を知らなさすぎるわ。恋する人ができた時、少女は女になるのよ。昨日までの自分に軽やかに別れを告げて。
あなたの知らないうちに、私はひそやかに大人になった……
【Doan side】
ロランが部屋に入ってくる。辺りがふわっと温かくなり、俺の心にも凪いだ風が吹く。
隣に座ったロランの髪から、涼やかな香りが流れてくる。困るよ、ロラン。それなのに、肩にもたれかかられて、俺はロランを抱き寄せてしまった。
その細い肩を馬鹿力で痛めてしまわないように、細心の注意を払いながら。
静かな時が過ぎる。
「ドアン……」
ロランが俺を呼ぶ。いつから、そんな声を出すようになったんだ? 心臓を鷲掴みにされるかと思ったじゃないか。
じっと見つめる。胸が苦しくて、どうしていいのか分からなくなる。蛹が蝶に羽化するように、近頃の君は美しくなった。初めて会ったあの時の、健気な少女そのままに、凛として侵しがたい姿――
目を閉じたロランが、微かに色付く唇を俺に向ける。
迷った後で軽く口付ける。欲望の気配を感じさせない、微かな触れ合い。
君は知っているか? ねだられる度に、俺の中に情欲が渦巻くのを。瀬戸際で食いとめているけれど、本当の気持ちを知られたら――
ロラン、君は大人なのか? それとも少女なのか?
子どもたちの世話をして俺にも優しい気配りをする大人の女と、あどけない微笑みを見せる少女の間で、俺はいつも混乱する。
翼を広げて静かに飛び立とうとする君を、自分の元に留めたいと願ってしまう身勝手さ。いつか君の翼を折ってしまう日が来そうで、もう間近に迫っていそうで、俺は戸惑うばかり……
【 終 】
素敵!
でもフレンチキスってディープキスのことですよ。
誤解してる人多いけど。
>>132 感想とご指摘、ありがとうございます。
アメリカではそうみたいですね。<ディープキス
ただ、日本では「軽いキス」の意味合いで使われることが多いので、
敢えてああいう形にしました。説明不足で申し訳ありません。
>132
フレンチキスってそうだったのかー。
保守 職人さん投下御願いします。
次のSSを書いたのですが、今度は1st以外の作品で長編物の続きです。
そのため、以前連載させていただき、その後dat落ちした総合スレを再建
してUPすることも考えました。
でも、500スレを越えたら圧縮されるpie鯖で現在476まで来ていて、
新規スレが次々に立っていること、保守代わりにはなることなどから、
こちらにUPさせていただこうかと。
ただ、今回は1回当たり、15レスほどお借りすることになります。
その分、UPの間を1週間ぐらい空けるようにして、1st職人さん降臨の
邪魔にならないようにしますので、お許しいただければ幸いです。
合計3回(3章分)で完結する予定で、一応、毎回エロありになります。
作品UP時は名前欄に「◆ZAxBErybqE」を必ず入れるようにしますから、
スルーしたい方はお手数でしょうが、NGワードに指定してくださいませ
(考えるところがあり、今回は違うトリップにします)。
「どういう風の吹き回しですか? あなたが私の部屋に来るなんて」
「……今夜は一緒に…過ごしたくて……その、暫く離れ離れに……なってしまうから」
ザビーネに厳めしい顔で問われ、狼狽して答えるベラ。ベッドから酷く離れた場所にあるソファを勧められたのにも、戸惑っていた。
条約締結祝賀パーティの夜を共に過ごしたものの、その後は再び関係凍結を続けてきた自分。ふと絡み合う視線が、以前とは違う熱を帯びているのを自覚しながらも。
出立を前にして二度目の解凍を願う身勝手さは分かっていても、ザビーネに向かう気持ちの方が、それ以上に強かったのだ。
つい最近完成したクロスボーン・バンガードの艦――地球侵攻の折には旗艦となる予定だったバビロニア・バンガード――で、明日から地球に行く予定だった。
先日、クロスボーンの解散・武装解除を行ったことで、後はフロンティアIVを連邦政府に返し、ブッホ・コロニーに退去するのみとなった。
「その際は、バビロニア・バンガードを使って、地球経由で行くのが良いでしょう。連邦に対して親善航海を行うのです」と、言い出したザビーネ。
バビロニア・バンガードを平和のために使おうとは考えていたけれど、フロンティアIV退去に使ったり地球まで行ったりする話には、当初乗り気ではなかった。仰々し過ぎると思ったし、連邦に「戦争を続けるつもりか?」と疑われそうな気がしたからだ。
しかし、ザビーネに「敗れはしましたが、スペースノイドが独立を求めるのは正当な要求です。クロスボーンを支持してくれたスペースノイドたちに希望を残しておくためにも、威風堂々と撤退する必要があるのです」と説得され、考え直した。
出航前に連邦政府の役人に臨検してもらい、武装が殆どないのを確認してもらえば疑われはしない筈だ、とも言われた。
とはいえ、当の本人は、別の小型艦で直接ブッホ・コロニーに行くという。かつて軍隊を指揮していた自分、マイッツアーの側近中の側近だった自分がベラと最新鋭の軍艦に同乗すると、連邦からあらぬ誤解を招くだろうから、と。
ザビーネと離れるのは不安だったが、為政者としては個人的な感情を封じ込めなければならなかった。バビロニア・バンガードの操艦にはベテランの艦長を当ててくれたので、こちら方面には何の心配もない。あるのは、寂しいと感じる心だけ……
「話をして過ごそうと?」
「……ザビーネがそうしたいなら、それでもいいわ」
離れた位置に座ったザビーネは、固い表情を緩めずに尚も言う。
「では、あなたの居間に行きますよ。私のむさ苦しい部屋より、その方がいいでしょう?」
「私は、ここの方がいいの。ザビーネの体臭が感じられるから。この匂いに包まれて朝を迎えられたら、一緒に居られない時間も耐えられるような気がして……」
明日からを思うと、物悲しさと心細さが胸から溢れ出して止まらなくなる。距離を置こうとしてきたのに、心はいつの間にか、こんなにもザビーネに囚われていた。
クロスボーンと馴染みがなく、死んだとされてきた自分がロナ家の後継者になったことには、反対する勢力もあった。コスモ貴族主義を再建させるために、従兄妹に当たるディナハンやシェリンドンを担げ上げようと。
情報を手に入れ、陰謀を直前で阻止してくれたのもザビーネだった。彼が居なかったら、今ごろは殺されていたかもしれない。
潤みがかった眼で見詰めて一途に訴えるベラの姿に、ザビーネの心も溶けてゆく。元々、頑なだった彼女への皮肉と悪戯心から、とぼけて見せたのだ。気弱そうに答えるのを内心で面白がってもいた。
「あなたという人は、どうしてそうも男心をくすぐるのがうまいのか……降参しましたよ」
傍に行き、強く抱きしめる。
「気持ちを正直に言っただけだわ。ザビーネが好きで好きで堪らないんですもの。こんなに意地悪な人を――」
怨ずる眼差しの艶っぽさに見惚れているうちに、ベラの顔が近付いてきた。唇が深く重なり、隙間から舌が侵入してくる。 愛らしい蠢きを味わいながら、背に置いていた手を前に回し、胸の膨らみを撫で擦る。
「ベッドに移りますか? …んっ……このソファでするのも、一興ですが」
鎖骨を口でそっとなぞると、小さな震えが伝わってきた。
「ベッドがいいわ。ザビーネが、いつも眠っ…あぁっ……ている場所…で、愛されたい……」
ベッドの上で二人は、瞬く間に互いの服を脱がせ合い、一糸まとわぬ姿になる。
ザビーネはベラが避妊薬を飲んでいるのを確認すると、横たわった自分の上に抱き上げて肌を密着させ、久しぶりの触れ合いを楽しんだ。
豊満な乳房が抱きしめた拍子にむにっという音を立てて潰れたのを、眼を細めて喜ぶ。背中から下半身に手を滑らせて双丘のまろみを堪能し、口内を縦横無尽に嘗め回した。
「あっ……うぅん…っ」
ベラの鼻にかかった甘い声が、続きをせがんだ。髪の中を指が荒々しく這い回り、身体(からだ)の中に生まれた、やるせない疼きを訴えている。
上半身を上にずらさせて、胸に愛撫を加え出した。乳首をちゅっと吸い、貪って舌で転がす。もう一方は掌で包み込み、やんわりと揉みしだいた。温かく豊満で弾力性に富んだ、この宇宙で一番美しいと断言できる、秀麗な宝玉――
「あっ、あぁんっ、いやぁんっ!」
髪を振り乱して身悶えするベラ。両腕で支え、胸がザビーネの顔に覆い被さらないように上体を反らしてきたが、力が次第に保てなくなってくる。
「はぁ…んっ……力が…入らな…あぁっ……い」
「駄目ですよ、ベラ。私を窒息させる気ですか?」
重量のある乳房を押し当てられては、さすがのザビーネもお手上げだった。
「だって――」
「焦らし抜いた罰です。そのまま頑張ってください」
涼しい顔で宣告するザビーネ。舌先でなぞった先端が、唾液でぬらぬらと光る様を確認してほくそ笑み、宝玉の感触を掌全体で味わった。そして、掬い上げて手を離し、ぶるんぶるんと大きく揺れるのを面白そうに眺める。
「あんっっ! もうっ、悪戯ばかりして」
ベラはザビーネを睨み付けて身体から降り、隣りに横たわる。本当は彼のこういう稚気も好きなのだが、甘い態度を取っていると際限なくやられそうな気がして、牽制してみせたのだ。
「ザビーネにばかり、好きにはさせませんからね!」
勇ましく宣言すると、手をザビーネの乳輪に置いて輪郭をそっとなぞった。描く輪を狭めていき、最後に行き当たった乳首を小刻みに震わせる。
「んっく……あぁ……」
ザビーネの呻き声と共に、小さな先端が眼一杯固くなる。反対側にも同じ仕草をしながら、胸や腹を愛し気に撫で擦る。いきり立つ分身にも触れ、これからを思って胸をときめかせた。
「こうしてザビーネの匂いを嗅ぎ、触れてもいると、頭の中がザビーネで一杯になってゆくわ」
「もっと一杯にしたい。私しか見えないように……私しか想えないように……」
「それなら、もうずっと前からそうよ」
骨も砕けよと抱きすくめるザビーネ。
「ベラ…ベラ……可愛い」
情熱的な口付けとは裏腹に、手は膝頭から太腿へゆっくりと辿る。ベラはぞくりと身を震わせた。
手を自分から花芯に導きたいぐらいの強い欲望が、蜜を更に溢れさせる。肌を伝う指は遂に目的地に達し、茂みの奥へと分け入ってゆく。ぐちゅっという音とザビーネの指の滑りが、激しい溢れ具合を教えてくれた。
「やっ……あ、あっ……んあっっ!」
甘く痺れるような感覚が背筋を這い登ってゆく。ザビーネにかかると、いつもこうなる。自分で触る時の何倍も何十倍も感じてしまい、恥ずかしいほどに乱れてしまう。
分身への愛撫も滞り勝ちで、顎を反らせ腰を突き出して続きを催促している。官能に支配され、一匹の雌になっていく……
ザビーネが股間に顔を埋め、舌で舐め始めた。
「あふぅんっっ! いい、の……もっと…して……」
花蕾と花襞を丹念に攻められ、波が急速に押し寄せてくる。どこまでも淫乱になってゆく自分への羞恥も、快感を加速させた。
「い…くっ……あっ…あぁぁぁっっっ!」
最初の絶頂が訪れ、全身を震わせて達する。駄目、もう、溺れてしまう。
ザビーネは恍惚とした表情を満足気に見守ると、再びベラの股間に視線を落とした。唾液と愛液が交じり合って、花芯を妖しく煌かせている。
「また湧いてきましたよ。こちらは?」
内奥に差し入れた舌を固く尖らせ、入り口付近を刺激する。これからもっと固いものが来ると、予告するかのように。
「んぁっ、いい…わっっ、あぁぁんっ」
ベラのむせび悶える声に、胸をかきむしられる。いつもは気高く輝いている顔が、頼りなさげな気弱さを見せるのも絶品だった。情欲が一気に膨れ上がり、分身に流れ込んでゆく。
「ベラ、そんな顔をされたら……いいですか?」
「あぁ、ザビーネ待っていたわ。来て……」
金の髪と蒼い瞳に彩られた白い顔がほんのりと上気し、自分を見下ろしている。ああ綺麗だ、とベラは思った。男の人を綺麗だと思うなんて他ではないのに、ザビーネのことだけは繰り返し思う。苦しいまでの想いも込み上げてくる。いつも、いつも……
ザビーネは甘酸っぱい匂いの源に、滾る分身を突き立てる。やんわりと咥え込み、吸い込んでゆく秘奥。
「あぁっっ!」
「こんなに奥まで入りましたよ」
繋がった箇所をまじまじと見詰めると、ベラは頬に朱を散らして身をよじった。
「……見ない…で……」
「恥じらうあなたは、何度見てもいい……フフフ」
一旦抜き出して、今度は素早く挿入する。ずぶっという音が室内に響き、辺りの空気を淫猥な色に染める。勢いに押された内奥がきゅっと絞まり、先程とは違う快感を与えてくれた。
「あぁぁんっ! 凄く…逞し……い……」
「まだまだ、これからですよ」
高まる喘ぎ声に誘われ、欲望の赴くままに腰を激しく振るザビーネ。自分の動きに従って、豊かな乳房が揺れる様を余すところなく眺める。
ベラも両腿でザビーネを絞め付け、下半身を前後させて応じる。双方のタイミングが合うと、狂おしいまでの快感がザビーネを襲った。身体が宙に浮くような感覚さえもたらす。力強く打ち付け、肢体を悩ましげにうねらすベラを陶酔の極みへと導く。
ザビーネはベラの両脚を肩に乗せ、身を沈めてより深く結び付こうとする。理屈や計算ではなく、より快感を得たい、ベラをも悦ばせたいと願う。
「いやんっっ! 駄目っ、駄…あっあぁぁーーーーーっっっ!」
角度を変えた刺激に、淫靡な音を身にまといながら、身をしならせて達するベラ。うねる波が全身を襲い翻弄する。本人と、そして枕やシーツから漂うザビーネの体臭に、心からの安らぎを感じる。
それ自体、別の生き物であるかのように蠢く内奥と艶を含んだ嬌声が、ザビーネをも悦楽の園に誘う。ねっとりとした柔襞が分身のそこかしこを締め付け、甘い疼きが腰骨と脳の間を何度も走っていった。衝動に駆られつつも眉を顰めて耐え、一層の律動を繰り返す。
「ザビーネ……あぁんっ、あんっっっ!」
「あなたの声を…うっ……もっと…聞きたい。私…だけが……っんっ…知る…声を……」
ベラに名前を呼ばれると、それだけで新たな活力が沸き、分身が熱く滾る。
「ザ…ビーネ……私…もう……はぁぁんっ!」
肩の上の脚が小刻みに震え始め、ベラが再度昇り詰めていることを告げた。ザビーネは残る力の全てを使い、深奥へ分身を打ち込み続ける。
「ベラ、一緒…に……うぁああっっ!」
脳髄まで痺れる恍惚の中でベラに溶け果て、脈打つ分身から昂ぶりを存分に放つ。
「あぁぁぁああっっ……っ!」
最奥に浴びせられた飛沫に導かれるように、ベラも達した。胸に溢れる哀しいまでの熱情……
繋がったまま口付けを交わす。唇を貪り舌を絡め合い、唾液を深部まで交換する。再び分身が膨らむのを感じたが、ザビーネは敢えて引き抜いた。白濁液と愛液の混じり具合を眺めたかったのだ。ベラの股の下に敷いた薄紙に、どろどろとした粘液が流れ出てくる。
満足そうな笑みを浮かべる姿を呆れた想いで見返しながら、ベラはザビーネのしてくれる後始末に身を任せた。一段落したところで起き上がり、包んであった薄紙で分身を丁寧に拭き始める。
「まだ、こんなに大きいわ。ザビーネったらエッチね」
「ずっとお預けを食らっていたのです。一度で満足できる筈もないでしょう?」
付いている液の粘性が高過ぎて、薄紙が皮の部分にくっついてしまうためベラが苦労しているのを眺め、この紙も自分一人に使ってばかりだったなと内心で苦笑する。
「ないでしょう?って言われても、本当にお預けだったのかしら? その、他の…女性(ひと)と……」
ザビーネの心も知らず、気になっていたことを聞くベラ。言葉にしただけで、胸が苦しくて堪らなくなる。そういう人ではないと知っていても、本人にキッパリと否定して欲しかった。
「そんな浮気者だと思われていたとは心外な……報われない恋もあったものですね。ところで、そういうベラは一度で満足なのですか? とても、そうは見えませんがね」
流し目を向けられ、薄紙をゴミ箱に捨てて口を尖らす。誠実さを確かめられて嬉しかったけど、すぐ意地悪を言うんだから!
「喉が乾いちゃったから、答えられません」
「世話がやけるお姫様ですね。この部屋には、ミネラル・ウォーターしかありませんよ」
「いいわ、飲みたい」
「はい、はい」
気乗りしない口調とは反対に、ザビーネは身軽にベッドを下りた。部屋の隅にある小型冷蔵庫からボトルを持ってくるとキャップをあけ、一人でさっさと飲んでしまう。
「ザビーネっ!」
怒声を浴び、ニヤリと笑う。
「もうっ、いいわよ。自分で取ってくるから!」
行こうとする後姿を抱きとめ、耳元で囁くザビーネ。
「からかっただけですよ。さあ――」
もう一度口に含むと、向きを変えさせたベラに口移しで飲ませようとした。もがかれたため最初の分は零れ、彼女の喉から胸元へと伝い落ちてゆく。
「んんっ……ぅうん……」
ミネラル・ウォーターを満たし、顔を離して見守ると、ベラは白い喉を大きく動かして飲み込んでゆく。
蠢く喉仏に強烈な色香を感じる。情事の後を偲ばせる色付いた肌を水滴が下降してゆく様も、大層魅惑的だった。ボトルをベッドサイドに置くと、膝立ちしているベラの首に唇を当て、雫の道筋を忠実になぞり始める。
「ザ…ビーネ?」
「……」
無言で乳房を揉みしだく。片腕で下半身を抱き寄せ、屹立した分身で花芯を刺激しながら。
「あぁっ、駄…んっっ……」
言いかけた口を自分の唇で塞ぎ、内部を思う存分犯す。手を下ろし火照りを残す箇所に触れると、そこは再び沸き立っていた。
「答えてくれないなら、ここに聞いてみましょうか?」
花蕾を揺さぶる指と尻肉を撫で回す掌との間で、ベラの股間が微妙に揺れ動く。
「あっ……いいっ、感じ…る……」
いつしか喘ぎ声を上げ、とろとろに蜜を溢れさせるベラ。強引な仕草に自分への滾る欲望を感じ取り、心ごと燃え上がってゆく。
「今度は…んっ……どうします…か?」
膝立ちしていられなくなり、しなだれかかってきたベラに短い口付けをすると、柔らかくベッドに押し倒して聞く。細めた眼と半開きの唇が何とも艶っぽく、待ち切れない想いで一杯だった。
「後ろから……して。もっと乱…いやぁんっ……れたい…の」
ベラはうつ伏せになり、自ら尻を突き出して待つ姿勢を取った。望んでいた以上の答えに相好を崩し、胴に手を回して引き寄せると、一気に貫くザビーネ。
「あぁあぁっっ!」
「くぅっっ……」
激しく腰を振って求めるベラに、ザビーネも下半身を叩きつけるように応じ、情熱の限りを返す。久しぶりなせいか、ベラが積極的に応じてくれるのが好もしかった。
一度目と違い、切迫感が薄れている。これなら、ベラを好きなだけ悦ばせられそうだ。勿論、自分も。
愛と情欲に満ちた別れの宴は、いつ果てるとも知れず続いてゆく――
* * * * * * *
同じ頃、シーブックは自室で眠れぬ夜を過ごしていた。バビロニア・バンガードの親善航海に同乗するため、フロンティアIVで過ごすのも、今夜で最後だった。
自分たちが暮らしていた頃とは様変わりしていたものの、再びこのコロニーがクロスボーンの手を離れるのは嬉しい。今度こそ、平和な地に戻ってくれますように……
想いはセシリーとザビーネのところへ戻ってゆく。明日から暫くの間、二人は別れることになる。関係を凍結中とはいえ、今ぐらいは一緒に過ごしている筈だという想いが、胸に強い痛みをもたらす。
プラトニックな時を送っているとは、とても思えなかった。あの抜け目ない男は、別離というチャンスに絶対に乗じている。もしかしてセシリーの方から……!? いや、それはない、断じてない!
あの男の腕の中で、彼女はどんな声をあげるのだろう? 一度も聞かせてもらえなかった声。
二人が別れていた五年の間、一線を越えられないでいた自分が情けない。もっと強く迫れば、セシリーは頷いてくれたのではないか、そうすればあいつと再会しても――
そこまで考えて首を横に振る。そういう関係になっていたとしても、きっと同じだったろう。認めたくはないが、それが真実だ。これは自分とセシリーの間の問題ではなく、ザビーネとセシリーの間の問題なのだから。
寝返りを繰り返す間に、クロスボーンに来てからの日々を順に思い返す。
「セシリーの身を守る」という目的こそ達成できたが、「相談相手になり、セシリーの行動を助ける」の方は、殆どできなかった。それは専らザビーネの役割だったから。
心を取り戻す方は更に絶望的だった。二人が深く結び付いてゆくのを、指を咥えて見ていただけ……
条約締結祝賀パーティを思い出さずにはいられない。ザビーネはセシリーをずっとエスコートしていて、会場のそこかしこで、「お似合いの二人だ」という囁き声がしていた。
圧巻は二人のダンス。並び立つだけで絵になる華やかな容姿、見事なフォームと息の合ったステップは、会場中の賞賛と拍手を集めていた。気障な奴だと思ってみても、嫉妬心から来ている想いなのも確かで、深い自己嫌悪に襲われた。
ダンスを終えた直後、左手をセシリーの腰に回したザビーネが、右手で彼女の手を取って甲に口付けた時は、殺意すら覚えた。
突然の行為に驚き眼を丸くしながらも、すぐに蕩けるような笑みを浮かべたセシリー。その愛らしさ! あんな表情をさせられるのは、あの男だけだ。自分に見せてくれたことは、一度もなかった顔。
セシリーはあいつと居る時だけ、いとけない少女であり、それでいて酷く大人びても見える。
パーティの終わり近くなって、ザビーネは姿を消した。代わりにセシリーをエスコートできたのは嬉しかったが、あれは何だったのか? さすがに辛い気持ちになったせいか?
どう取り繕おうと、クロスボーンが連邦政府に負けたのは確かで、直接関わってきた者には複雑な想いがあるだろう。戦争と距離を置いてきたセシリーと違って、あの男が素直に平和を喜んだとは思えない。挫折感、虚無感、屈辱感……どんな感情に襲われたものやら。
けれどあれ以来、二人はより強く結び付いたらしく、ふとした折りに独特の視線を交わすようになった。周りにどれだけ人が居ても、特別なオーラが二人を包み込んでしまう。自分など当然蚊帳の外だ。
それまでは、第三者が居る場所でそれらしい雰囲気を漂わすことはなかったし、セシリーから関係を凍結したとも聞いていた。なのに、その本人が切ないまでの眼差しを向け、ザビーネも熱の篭もった瞳で見返す。
考え過ぎかとも思ったが、警護仲間も似たような話をしていた。「ベラ様は一段とお綺麗になって、眩しいほどだ。ザビーネ様の、あれほど優しい顔も初めて見る。ベラ様が愛しくて仕方がないのだろう」と。
もうじき二人は、長かった春に終止符を打って結婚するのではないか、とも。
分かっている。愛し合っている二人の間で凍結なんて、長続きする筈もない。だが、このままセシリーと別れ、ザビーネの思う通りにさせてしまうのは厭だった。
地球に着くまでの間、自分も艦に同乗する。「旧クロスボーン・バンガードの指導者ベラ・ロナと、かつてレジスタンス・パイロットだったシーブック・アノーとが手を携えて親善航海を行い、地球連邦政府を表敬訪問する」という和平パフォーマンスのためだ。
コスモ貴族主義否定演説の時と同じく、脚本家と演出家はザビーネ。あの男のことだから他にも何か目的があるような気がするが、それが何なのかは分からない。セシリーを危険な眼に遭わせはしない、それだけは安心しているけれど。
航海中こそ邪魔者抜きでセシリーと一緒に居られるものの、その後は別れなくてはならなかった。
地球に降り立った後のバビロニア・バンガードがブッホ・コロニーへ行く途中で、母や妹の待つコロニーで下ろされる予定なのだ。ご苦労様、ということだ。ザビーネにとって「シーブック・アノー」の利用価値は、もうないのだから。
母と妹が連邦政府の人質みたいになっているのを、酷く気に病んでいるセシリーからも、帰った方がいいと説得された。これ以上、あなたに甘えられない、と。
ザビーネの奴は厄介者払いができて清々しているだろうが、そうはさせるか。航海中にセシリーを口説いて、なんとかブッホ・コロニーまで連れていってもらう。それが無理なら、一度母親たちの元に戻った後でブッホ・コロニーへ行く約束を。
我ながら諦めが悪いとは思うが、それゆえにここまで来た。こうなったら最後まで食い下がってやる!
* * * * * * *
ベラは運転席との間の仕切りを上げ、隣に座るザビーネと二人だけの空間を作り出すと、ポツリと呟いた。
「私、ザビーネが傍に居てくれれば、それだけでいいのに……」
バビロニア・バンガードの待つ港口まで、リムジンで移動する途中の出来事だった。あと僅かな時間で離れ離れになってしまうという寂しさが、ベラの心を苛んでいた。
「急に、どうしたのです?」
気持ちは理解しつつも、唐突な呟きに、ザビーネは何か不穏なものを感じた。
「分からないけど、何か不安で……離れるのが寂しいから、かも……」
「可愛いことを」
抱きしめて口付ける。潤み始めた眼尻と瞼にも、二つ、三つ。外からは内側が全く見えない仕様になっているため、周りを気にせずに戯れることができた。
「しかし、涙は反則ですよ。あなたに泣かれると、どうしていいのか分からなくなる」
「ザビーネにも苦手なものがあるなんてね、ふふふふふ」
「笑い事じゃありません。他の男の前で、そんな顔をしないで欲しいものですね。魅力的過ぎて危険極まりない」
「大丈夫です。私を泣かせるのなんて、ザビーネぐらいだもの」
また焼き餅が始まったわ、と思っていたが、顔には出さない。
「憎まれ口を叩ける元気があるなら安心です。ブッホ・コロニーで待っていますよ。寂しいのは私も同じですが、これ以上、連邦を刺激する訳にもいきませんし」
「そうね。我侭を言ってごめんなさい」
「いいのですよ。その代わり戻ってきた時は――」
ベラの太腿に手を置き、軽く撫でる。
「いけない手だわ。お行儀が悪いんだから」
横眼で睨みつけ、ザビーネの手を自分の手で押さえ込む。
「行儀良くした方がいいですか?」
「駄目……うふふ」
愛らしい言い方にザビーネも笑みを返す。手をそのまま持ち上げて、上に乗っているベラの手の甲に口付けた。
「ザビーネ……」
肩を抱き寄せて、もう一度深い口付けを落とす。
「口紅…んっ……が取れ……んんっ……ちゃうわ」
言っていることと裏腹に舌を侵入させてくる姿に笑いながら、ベラが呻き声を漏らすほどにまでに絡める。口内をたっぷり堪能した後、自分の膝にベラの身を横たえさせた。
「私、ザビーネの制服姿が一番好きだわ。とても良く似合っていて、いつも見とれてしまう」
うっとりと見上げ、ベラが言う。
「嬉しいことを……けれど、一番好きなのが昨夜のような姿だと、もっと喜べるんですがね」
「もう、ザビーネったら本当にエッチね。昨日だって、あんなに何度も……」
その度に乱れに乱れ、最後は殆ど意識が無かった自分を思い出して赤面する。ザビーネに翻弄されて二度目以降を受け入れ、声を出すのもままならないほどに感じてしまった。時間の感覚さえ、なくなるほどに。
「否定はしませんが、ベラがそうさせている部分もあるのですよ」
「私が!?」
「ええ。あなたに出会うまでは、こんなではありませんでしたから。別々に暮らしていた五年の間なんて、精錬潔白を絵に描いたような生活だったのに、今は自分でも驚くぐらい溺れている」
片手で頬を包み込み、反対側の手で唇をそっと辿った。灼熱の時間をもっと思い出させたい。
「ザビーネ……うぅん……」
仰ぎ見る眼差しに篭めた、直向きな想い。ザビーネの言葉一つ一つに胸が踊る。普段は取り澄ました顔に浮かぶ情動を、ずっと眺めていたい……
「ベラ……」
ザビーネの心にも物哀しい想いが満ちてくる。本当は自分の傍から片時も離したくない。車を帰させたい気持ちを、理性で懸命に抑えていた。私情より理念を優先させなければ……
「んっく…んんっっ……っんっ」
唇に触れる指を口に含むベラ。手を添えて指の腹を舐め、先端をしゃぶる。まるで分身自体を愛撫するかのように。
肉欲を刺激されたザビーネが、もう一方の手をベラの下半身に這わす。探し当てたそこは既にしとどに濡れていた。軽く花蕾を押す。
「あっ……はぁんっ」
息が荒くなり、身体の奥に小さな火種が灯った様を伝える。
ベラは口内の指に軽く歯を立て、甘噛みした。清冽だった頬に艶が浮かび、無言のうちに続きをねだっている。別離の寂しさと不安とが、いつもだったら働く羞恥や気遣いを、いとも簡単に吹き飛ばしていた。
ザビーネは手を小刻みに動かし、快感の高波にベラをさらわせた。抑えた声でそれでも悦びを表し続ける姿に、春情を抑え切れなくなってくる。
ベラの軍服と下着を下ろし自分もそこだけ脱ぐと、背後から抱きかかえて膝の上に座らせる。意を察したベラも積極的に動いて協力した。一旦尻を上げさせ、隙間に分身を入れて膣口にあてがい、そのまま腰を下ろさせる。
くぐもった声が漏れ、後は衣擦れの音と荒い息遣いだけが、車内の空気を震わせる。こちらからだけ一方的に見える車外の風景は、人々の生真面目な日常を余すところなく映していて、そんな中で情痴に溺れている後ろめたさが行為を加速させた。
運転席との間に距離があるため、ベラだけが身を前に倒したり二人で一緒に反りかえったりして、微妙な角度の違いを楽しむ。車の振動によって思わぬ衝撃を与えられることも、互いを夢中にさせる。
やがて、急速に上がった室温に包まれ、快感が弾け飛ぶ――
* * * * * * *
バビロニア・バンガードに到着したシーブックは、先着していたベラに迎えられた。傍に行った時、ふいに彼女のものとは違う匂いが漂う。
「!」
「シーブック、どうかして?」
「いや、何でもない」
湧き上がってきた感情を封印する。邪魔者が居なくなるまで、もうすぐだ。
連邦政府との無用な摩擦を避けるため、バビロニア・バンガードの武装は最小限のものにしてあった。しかも、前日と出航直前の二度に渡り、政府の役人を艦内に入れて臨検を受けている。
モビールスーツも艦外作業用のものが殆どで、戦闘に使えるものは三機しか乗せていない。スペースノイドが力を付けつつあり、連邦政府の隙を掻い潜って宇宙海賊まで横行し始めた現在、この程度の武装は政府も容認せざるを得なかった。
マスコミ向けに、艦内の大広間でベラとシーブックが握手してみせ、写真撮影を行う。シーブックは着慣れないスーツが息苦しくて堪らなかったが、久し振りに触れた柔らかい手には胸が弾んだ。こっちの「お勤め」は悪くない。
一方のベラは、にこやかに笑ってみせながら、先日以来気になっていた一件をふと思い出していた。クロスボーンの残務整理をする中で知った、マイッツアーの深慮遠謀の中に一つだけ、見過ごしにできない物があったのだ。
帰ってきたら、あの件についてザビーネともう一度話し合ってみよう。できれば連邦政府にも伝えて注意を促しておきたい。まだ差し迫った事態ではないようだけど……
* * * * * * *
その第一報がザビーネの元に届いた時、彼は信じられない思いで呆然と立ち尽くした。
バビロニア・バンガードからの通信が途絶えた。直前に大きな爆発音と悲鳴が聞こえたため、艦員の生存は絶望的と思われる、と。
まさか、奴らが!? 今回の親善航海は、連邦政府やスペースノイドたちへの示威行動の他に、もう一つの目的を秘めていた。艦長や主だった者には思惑を伝え固く口止めしておいたのだが、嗅ぎ付けられたのか?
激しい後悔が心を襲う。ベラを乗せなければ良かった! 胸が張り裂けそうだった。彼女の居ない人生――自分の半身が居ない人生――など、考えられない。それに彼女なしでは、クロスボーンの再興もコスモ貴族主義の世の中も、全てが霧散してしまう。
身体中から匂い立つベラの香りが、昨夜の、そして車内での情事を思い起こさせる。あれが最後だったと!? そんな馬鹿な! ベラ、どうか、どうか生きて……
第6章は以上です。
読んでいただき(又はスルーしていただき)、ありがとうございました。
(´-`).。oO(…うわぁ、また始めちゃったよこの人…)
(´-`).。oO(…保守っていう大義名分があればなんでもするんだなあ…)
(´-`).。oO(…あとは自作自演で擁護か…)
(´-`).。oO(…∀の時も自作自演で大量の誉めレス付けてたしなあ…)
(´-`).。oO(…書き癖が全部同じだから一目で判ったよ…)
(´-`).。oO(…あんなつまらない話を誉める住人はいないって…)
(´-`).。oO(…前の話し合いも
>>87>>90>>96以外は自作自演だったよなあ…)
(´-`).。oO(…まじめに相手してた87氏が気の毒…)
(´-`).。oO(…◆dLceq1HdyU氏が続きを書かないのはこの人がいるせいだろ…)
自サイトの日記によると5日までいないそうだから我慢。
とは言えそろそろ自分のところのみでやってくれないか?
今までのSSも全部自分とこにうpしてるんだろ?
これじゃあエロパロ板での感想乞食と言われても仕方がないぞ?
気軽に「じゃあ自分の名前はNGワードで〜」とか言ってるが、する方の手間もそろそろ考えてくれ。
・◆AZZEMc9Dfs氏を叩き続けてる四十○たち私怨厨の一派
・シーブックとセシリー以外認めん!なカプ厨
・夏厨
どーれだ!?(゚∀゚)アヒャ
///////
///////____________
///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
/////// (~) チリンチリン
/////// ノ,,
/////// ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/////// ( ´∀`)( 厨 ) )) < 夏だなー
/////// (つ へへ つ \_____
/////// //△ ヽλ ) ) 旦
////// l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/////  ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
//// ^^^ ^^^
称賛レス&自作自演レスには
「ありがとうございます。感謝、感謝です。」
批判レスには
「スルーしたい方はお手数でしょうが、NGワードに指定してくださいませ。」
=自分に都合の悪いレスがついた時には「スルーしろ」と名無しで強制。
正直、フェアなやり方ではないと思う。
ここは掲示板なんだから、一方的にコミュニケーションを否定している
◆AZZEMc9Dfsは、自己満足厨と言われてもしかたがないだろう。
人間らしい羞恥心と回りの人間の気持ちを気遣える常識があるなら
◆AZZEMc9Dfsは二度と書き込むべきではない。
私怨厨キタ
このスレは
>>154,155,156,157,159が認めた人間しか
作品ウプできないスレになりますた(藁
…あんまし荒れないでホスィ・・・せっかくdLceq1HdyU氏が立ててくれたスレなんだから。
また、ミライさんにSS書いてくれないかな〜。
こ ん な ス レ で 言 わ れ て も な あ
-― ̄ ̄ ` ―-- _
, ´ ......... . . , ~  ̄" ー _
_/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、
, ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
(´__ : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
 ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: :●::::::::::::::::::::::: : : :_>
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(__  ̄~" __ , --‐一~ ̄
>162
ああ、よかったねえ。ブラミラ………。
作者さん、ちがうけどマキシもよかったなあ………。
また、降下して欲しいです。
うん、ブラミラ良かった。
ブライトの頑張りがチト足らなかったから、新婚編に期待しようw
◆dLceq1HdyUさま、続き気長に待ってまつ。
ハリキエも好きだったな。エチィに目覚めてくキエルさん(*´Д`)ハァハァ
今のもエロくて気になるが、F91は見た事なくて善く判らない。残念…
お久しぶりです。居ない間に色々あったようで、驚いています。
住人の方たちには、お騒がせして申し訳ありませんでした。
又、フォローしてくださった方、サイトに励ましのメッセージをくださった
方たちには、深く感謝しております。本当にありがとうございました。
>>166-167 誉めていただけて嬉しいです。
今のSSが完結したら、別のマ・クベ×キシリアや、ハリー×キエルの続き
なども書いてみたいと思っています。大分先のことになりそうですが。
保守
テスト
職人さん、降臨お待ちしとります
おひさしぶりです。
また懲りずに妄想SSを晒させて頂こうと思います。
今回はホワイトベースの中でのカイの話です。
ミライさんの話は、申し訳ないですが次回にさせてください。
マイナーなカップリングですし、エロ要素が希薄かつ遅筆ですが
よろしかったらお付き合いください。
以下2レスです。
「何で死んじまったんだよ。ミハル!」
──自分の声でカイは目が覚めた。
目の前のディスプレイには好成績を示すスコアが点滅していた。シミュレーション・ルームでいつのまにか眠っていたらしい。
ディスプレイのスイッチを切り、カイは頬を両手で叩く。
このところいつもそうだ。眠ると必ず夢を見て、そこにはミハルが出てくる。
なぜあの時彼女をひとり危険な場所に行かせたのか。
残された彼女のきょうだい達は今どこでどうしているのか。
気を抜くと頭の中にそんな問いが延々とまわる。
「まいったな。ちくしょう」
彼女のことを考えてもどうにもならないのはわかっていた。自分にはジオンを叩くことくらいしかできることがないと結論付けた。
けれど、頻繁に彼女が夢に出てくると辛いものがある。
なんとか眠らずに済む方法は無いものか。しばらく、彼女の夢は見たくない。
カイはシミュレーション・ルームを出る。目にとまった近くの空き部屋に入り、流しに頭をつっこんで蛇口を盛大にひねって
水を浴びた。目を覚ましたかった。
しかし水道から放たれた水は生ぬるく、頭を冷やすどころか不快な気分になった。急いで水道を止め、頭を上げて思い出す。
タオルを持ってきていなかった。
「まったくついてないぜ。どうかしてる」
毒づいて、カイは頭を振って水滴をあたりに散らした。
「汚さないでくださいよ。掃除したそばから」
後ろから、あまり聞き慣れない声がした。
振り向くと、マサキがモップを手にして立っていた。短めに切った髪に、やや細めの切れ長の目。それに相まってどこか
突き放した言い方をする彼女は、どちらかというと人に冷たい印象を与えかねない。
間抜けな姿を見られてしまったと思ったが、しかたない。カイは努めて明るく返す。
「ああ、悪い悪い。眠気覚ましにちょっと水浴びしたんだけど、何か拭くものない?」
「……これでいいですか」
マサキがそう言って、差し出したのはなんと掃除に使う薄汚れたダスターだった。
「こんな汚ねえ雑巾で顔を拭けって? 本気で言ってんのか?」
顔を伝って滴り落ちる生暖かい水滴が、いっそうカイを苛立たせる。
「冗談ですよ。これでよければお貸ししますけど」
カイの怒りに動じもせず、淡々とダスターをしまってマサキはポケットからハンカチを取り出す。
「なんだ。あるならそう言ってくれよ」
カイはひったくるようにマサキの手からハンカチを奪い、顔の水滴を拭った。
乾いたハンカチから、ほのかに良い匂いがした。花の匂いだろうか。カイは詳しくはわからないが、
それだけのことで苛立っていた気持ちが落ち着いてくるのが自分でも解った。
マサキがハンカチに香りをつけるなどという、女性らしい事をしているなんて意外だった。
「サンキュー。洗って返すから」
カイはハンカチをひらひらと振って礼を言う。
「別にいいですよ」
マサキは見向きもせずにカイが散らかした水滴をモップで掃除している。
「なんでそう、そっけないかなあ。そういうところ、直したほうがいいんじゃない?」
「ご忠告はありがたいですが、余計なお世話です」
「やれやれ。とにかく、これは洗って返すよ。また掃除させちゃって悪かったな。じゃあな」
これ以上マサキと話すと調子が狂いそうになるので、カイはハンカチをポケットに突っ込んで部屋を出る。
顔を拭く為にと雑巾を差し出したマサキは、それを冗談だと言った。しかも、真顔で。
「変ったやつだなあ」
カイはもう一度ハンカチを取り出してしげしげと眺める。それは、水色の無地で何の洒落っ気も感じさせないただのハンカチだった。
もう匂いはほとんどしなくなっていた。どんな匂いだったかも思い出せない。少しだけ、カイは残念な気がした。
◆dLceq1HdyU さまー
ワーイ、お待ちしておりました
今回はカイさん&マサキさんのSSと言う事で
自分の中では、意外と萌えなカップリングなので期待してます。
カイxマサキさんですか!
どんな展開になるのか、楽しみです!
どうもありがとうございます。
以下2レスに短いですがカイの話を。
艦内のダイニング・ルームでカイは食事を受け取り、席を探そうと周りを見回す。メカニックたちの休憩時間と重なったようで
ただでさえ狭いダイニング・ルームのテーブルはほとんど埋まっていた。
一人静かに食事を済ませたかったが仕方ないと思い直す。
「ここ、いいかな」
断りを入れて、適当に空いている席につくと、周りには顔を知っている程度のクルーばかりだった。
「ええーっと、確かおたくはガンダムのメカニックだったよな?」
トマト味のスープを一口飲んでから、向かいに座るクルーに話を振ってみた。
「い、いや、特に決まった機体についているわけじゃないです」
「ふーん、そう」
なんだかよそよそしい。周りのクルーたちも、黙々と食べているだけだ。
ミハルの一件以来、周囲がカイをどう扱っていいのか困っているのは何となく気づいていた。
艦長であるブライトにはしょうがないので事情を話したら、不問に付してくれた。
しかし周囲には密航者を手引きしたとでも思われているのだろう。それでも詳細をカイは話す気はなかった。
皆にとってはこんな些細なこと、放っておけば戦いの中で忘れ去られるだろう。
カイはあえてさらに話を振る。聞きたいと思っていたことだった。
「あのさあ、マサキってどんなやつなんだ?」
「マサキ…軍曹? 看護の?」
少しの沈黙の後、困ったようにメカニックの一人が答えた。
「ああ、そうだ」
ゆっくりパンをちぎりながらカイは続きを促す。ぎこちない空気から皆を開放するには黙ってさっさと食べるのが一番だろうが、そんな気にはならなかった。
「あの人は言い方がきつい。こっちは何にも悪いことしてないのに怒られてるような気がしてさ。なるべくなら医務室へはサンマロ軍曹が居るときに行きたいね」
横から別のクルーが言うと、同意の声があがった。あちこちから雰囲気を変えようとする意図が感じられると思うのは意地悪な見方だろうか。
「そうそう、何か暗いんだよな。僕はフラウ・ボゥが居るときに医務室に行きたいけど」
「そりゃいいなあ」
「……へえ、そうなのか」
マサキについてのあまり良いとは言えない評判に、聞くんじゃなかったとカイはなんだか気分が滅入る。
「おいおい、好き勝手なこと言ってやがるなあ」
突然隣のテーブルから、スレッガーが話しに割り込んできた。スレッガーはつい数日前にホワイトベースに加わったクルーだった。ちょっとくどいくらいの西洋的な顔のつくりが印象的な男だ。
「マサキ軍曹はいいぞ。医療クルーとして優秀だ。おれの持病をぴたりと当ててきたぞ」
「まあ、確かにもらった薬は効き目がありましたけどね……」
メカニックの一人がスレッガーに答える。
「いや、マサキはできた女だと思うよ。お前ら見る目がないなあ。ホワイトベースのウェッブはすべて上物ぞろいだ。ここに来れておれは幸せだなあ」
それだけを言うとスレッガーは立ち上がり、空になった食事のトレイを持って去っていった。
「好き放題言っているのはスレッガー中尉の方じゃないか」
「でもすごいな。ここに来て間もないのにもう女性クルーのチェックは済ませてるのかよ」
「面白い人だなあ。さすが女好きなのは伊達じゃない」
少しだけ滑らかになったクルーたちの会話を聞きながらカイは小さくため息をつく。
マサキって結構厄介なやつなのかもしれない。スレッガーは例外にしても、むしろ予想通りの周囲の評判。別に期待していたわけではない。
しかしなぜ彼女のことが気にかかるのか、自分でも分からなかった。
「とにかく、あれを返さなきゃいけないな」
つぶやくとカイはそれきり黙って食事を続けた。
さすが、スレッガーだ。解ってるな!オリジンのマサキさんは(・∀・)イイ!!
先が読めないだけに、続きが気になります。
もうちっと書き溜めてからウプしてくれないかな。
せめてエロ直前までの話をまとめてウプするとかさ。
エロパロ板なのに、エロのかけらもない話を細切れで
のせるのはイクナイ!
細切れでもウレスィ・・・・
ジサクジエン(・∀・)カコイイ!!
>179〜>180
エロが無くてもワクワク、面白いです。
スレッガーまで登場!!
この先楽しみです。ガンバッテ下さい。
>182 >184
読みたくないならスルーしたらどうでしょうか?
エロが出てくるまで、他のエロ板でガマンしましょう!
ジサクジエン乙。
コメントどうもありがとうございます。
たしかに>182さんのおっしゃるとおりです。
いくらエロまでの過程も大切にしたくても、エロパロ板なのにエロが全く出てこないのはおかしいですね。
エロがないなと思いつつスレッドの住人の方々のご好意に甘えてしまっていました。
非常に遅筆なのでスレッドの維持も兼ねて、書きあがった箇所だけでもとうpしていました。
しかしこの話は今後もエロが薄い予定です。これから増やすことも申し訳ないですが自分の力量では難しいです。
板違いになってしまうので、この話はここで休止して他のエロを自分なりにふんだんに盛り込んだ話をあげさせて頂こうかと思い始めています。
少しだけ考えさせていただけますか?
勝手で本当に申し訳ないです。
エロが出てくるまでマターリ待てよ。気が短い香具師だなぁ。
と思ってたが、今後も薄いんじゃ庇い様が無い…
ついでだから書いちゃれ。
◆dLceq1HdyU氏のは、キャラがいかにもな書かれ方をしてて
好きなんだが、エロがもう一つ。
前の時も、あれだけ長くエロ前を書いてて本番はすぐ終わり。
正直ポカーンだった。ソリャナイダロって。
引張れば引張る程、読んでる側のエロへの期待は膨らむ。
っつーこと判ってる?
厳しいなあ
挿入よりお互いの指からませるほうがエロい場合もあると思うんだが・・
それは板違いになるのか〜
そう言われればそうなのか・・・
微エロを読むにはシャア板に行くしかない?
>挿入よりお互いの指からませるほうがエロい場合もある
心から同意。
だが、それを表現するにはそれなりの文章力が必要なのも事実。
失礼だが、◆dLceq1HdyUさんの描写の拙い(情感が乏しい)文章には似合ってないと思う。
直接的な展開の速いエロには似合っているシンプルな文章だと思うが。
>>189 個人的には微エロも好きだよ。
んでも◆dLceq1HdyU氏の前のは、微エロも全然無いまま本番に
なってあっという間に終わっちゃった。
ずーーーっとエロ無しだったからエロに飢えてたんだよね。
期待が大きくなってた。で肩透かしにあってポカーン。
本番までの間に微エロがイパーイあれば飢えてなかったから、
違う感想になったとオモ。
前回がこんなで今回も薄いんじゃ意見の一つも言いたくなった。
けど勝手に言ってるだけだからスルーも可。
職人さんは書きたいように書く。読者も言いたいことを書く。
でイインジャネーノ?
読ませて貰う立場で職人に文句言うのはどうかと思うよ。
連投スマソ
>>190を読んで自分の感じてた物足り無さが判った。
◆dLceq1HdyU氏はエロや恋愛以外のとこでは、すっごくうまいと思う。
世辞抜きで。
でもエロや恋愛になると淡々とし過ぎてて微エロさえも感じ難い。
ファンサイトに載ってるのを読めば面白いんだろけど、エロパロでは
他の人のが濃厚エロだったり微エロがウマーだったりするから(ry
191とこのレスは=188。
◆dLceq1HdyUさん
楽しみにしている住人もいると思うので、なんとか続けて頂きたい。
このまま、続きが読めないのはツライです。
皆さん、飽くまで「要望、意見」を述べているだけだと思うので、
それはそれで、今後、考慮して頂くという事でひとつ。
>>195 ドウイー(・∀・)
是非続きが読みたい。頑張ってほしいです
>>192 >>194 文句と、アドバイス・意見は違うだろ
ココはマンセー意見しか書けない信者専用スレだったのか?
色々な意見がでるのは期待してるからでしょう。
職人さんがやる気なくすようなレスはどうかと思うが
文句あるやつはスルーしろで、マンセーレスオンリーになるのは
気持ち悪いね。
文句じゃなくて「こんな感じでお願い!」と希望を言ってみる。
「書きためてから投下して」「小出しでもいいよ」という
意見ぐらい読み手が交わしてもいいんじゃない。
それで職人さんが書きづらくなっちゃうのはやだけど。
素で疑問なんだが、エロの薄い話をなんでここで書こうとする?
書かせようとする?
ここは◆dLceq1HdyUの専用スレ?
スレ立て人は何をしてもいい?
自分のホムペでやればいいじゃん。
信者たちも、そっちのほうが雑音が入らなくて(・∀・)イイ!だろうに。
ここはエロパロ板。
◆dLceq1HdyUと信者のための板じゃない。
微エロでもイイ=信者
ってそりゃないだろ
カイxマサキさんが読みたいんですけど....
折角職人さんが作品書いているのだから、まずは最後まで読みましょうや。賛否両論あるのはごもっとも。
職人さんもここまできたらカイ×マサキを最後まで書いてほしいなぁ。楽しみにしている人もいるのだから。
いや、あぁまで言われたら書けないでしょ。
本人もスレ違い自覚してるし。
つか、◆dLceq1HdyUさんがカイ×マサキで
エロエロな話を書けば無問題なんじゃ?
エロが下手だの描写が拙いだの言ってる
馬鹿どもを見返してやってほしい。
(´`ω'`)ショボーン
◆dLceq1Hdyu氏の 話・文章いいと思うよ。ブラミラも良かったし。正直ちと物足りないとこもあったけど、キャラの性格も生きてたと思う。
また頑張ってほしい
208 :
sage:04/09/15 00:08:13 ID:5fXtnbm7
でもご本人の言によれば、今の話、板違いは否めまい。
別の場所に移動する?
エロパロにあげてもいいエロの基準ってなんだよ〜
>>208 移動するとしたらどこだろう?
シャア板?
ここは誰が書いても文句言う人が居るスレですね。
ここに書くなら批判も覚悟すべきでしょ。
嫌なら個人ホムペにでもあげればいい。
じゃあ読むな、じゃあ書くなって言うのやめない?
好みじゃないSS読まされたり、良くない感想もらうこともある
場所だってわかってるじゃん
>213
じゃあ言うなってのもやめない?
書くのも読むのも自由なら、それに対して何か言うのも自由でしょ。
都合の悪い意見は聞きたくないってのは、
気に入らないSSあげるな、って言うのと同列。
215 :
213:04/09/15 22:17:56 ID:z/M/LL16
都合の悪い意見って・・・
皆好んでこのスレに集ってるのに
何かあったら読むな、書くなじゃ、何にもならないでしょ・・・・・
ナケル
一回目の投下の時は一週間で
>>176,
>>177のレス2つのみ。
二回目の投下で、批判ともいえないようなレスがついた途端
どこに隠れてたんだというばかりに擁護レスが噴出。
しかも、援護意見はAA使いまくりで、くどいくらいに反論をする。
信者(もしくは自作自演)が胡散臭いと思われてもしかたないかと。
いや、だから…
読解力ないなぁ
>216
普通に楽しく読んでいるのに、エロエロ言う奴に、けなされたから
普通に、「楽しく読んでます。がんばれ」って書き込めば
隠れてただの、信者だの、自作自演だの、
じゃどうすれば良いのか教えてけださいよ。
話にならないから、移動したらどうでしょう。
>>216 トミノ的同意
◆dLceq1Hdyu氏よりも信者がウザイ
読みたくないならスルーしろ
エロが出てくるまで、他のエロ板でガマンしろ
読ませて貰う立場で職人に文句言うな
最後まで読め
エロエロ言う奴に、けなされた
意見は一切許さない、聞かない
ジサクジエンじゃないなら痛すぎ
だから都合の悪い意見は聞きたくないんなら
個人ホムペにあげろって。
ここに書いてる以上何言われてもしょうがない。
もう、しつこいよ。
要は、もっと腕を上げろってことでしょ。
ここに書くならさ。
そんなに敷居の高いとこだったの?ここ。
プレッシャーばっかりかけてると、ただでさえ最近この板過疎化してるんだから
誰も投下しなくなっちゃうと思うんだけどなぁ。
皆さまたくさんのご意見ありがとうございます。
自分が書いている話へのコメント、特に批判のご意見(と言う訳でもないと思うのですが適当な言葉が出てきません)は、
むしろすごく有難いです。参考になりました。ありがとうございます。
現在連載させていただいているカイの話は自分でもエロが少なすぎると自覚してしまった以上、
板違いは否めませんので撤退してどこか他の場所で晒させていただこうと思います。
板違いで未熟な話を晒してしまって申し訳ありませんでした。
もしカイの話が読みたいとおっしゃってくださるご奇特な方がいらっしゃいましたら、
とりあえず急いでしたらば掲示板を借りましたので以下にいらしてください。
まだ何もありませんが近いうちになんらかの書き込みを致します。
ttp://jbbs.livedoor.com/otaku/3117/ (現在したらばがライブドアに吸収されたあおりの整備で非常に重くなっています)
もっと研究を積み、精進してエロな話が書けるようになりましたら、再びここで晒させていただこうと思います。
そのときはまた読んでいただけたら幸いです。
自分の至らなさから揉めるような次第になってしまって本当に申し訳ありません。
この話題は終結して、このスレッドでエロエロな話を読めるようになることを祈っています。
でも、「過疎だから」とか「保守だから」とかを大義名分にして
好き勝手なことやられても困るでしょ?
スレを良くしてゆくのはみんなの向上心しかないわけで
そのためにはレベルが低い職人を批判することを恐れちゃいけない。
それは負け犬の考え方だよ。
別に負け犬も勝ち馬もないじゃん。
エロが少ないぐらい過疎より遙かにましだ。
”もう少しやらしくしてね”と書けばいいものをまた大げさに・・・・・・と思わないでもないかな。
>好き勝手なことやられても困るでしょ?
>レベルが低い職人
これって誰の事?自分はここの書き込み読んできたけど
そんな職人さん一人もいなかったと思う。
それとも、エロ無しは、レベルが低いんですか?
それに批判と批評は違うと思うけど?
この板に限ってはエロ無し・エロ低はレベルが低くいと言われても仕方ないよ。
発端は
>>182で、ウプについて自分の意見を書いただけ。
そういう意見もあるかもねーで流せば良かったものを、
信者が阿呆な擁護するから話がこじれた。
本人の対応もまずく、
>>187の後騒ぎになってるのに
全く出てこようとしなかった。
信者の擁護を期待してたのか、ジサクジエンに忙しかった
のかは判らないけど。
小火ですらなかったものに、油を注ぎ続けた信者と
本人の対応ミスでしょ。馬鹿馬鹿しい。
信者なんているのかな?
自作自演だと・・。
スレをずっと読むと馬の足がチラリ
>>231 IDを見てもよくわからんとオモウガ、俺は前スレのスレミラからの住人ですが。
俺自身稚筆だもんで、読んだ後に感想を書き込んだことはなかったんだが
いくらカキコミが無くったって、ROMってるのは結構いるのではないのか?俺みたいにさ。
・・・エロ要素が薄くても細切れでもSSが読みたいというのは信者だからかな。よくワカランが。
煽るような内容でスマソ
>>232 ROMはいただろうけど、ROM=信者として庇うにはならないとオモ。
読みたい=ファンか信者かジサクジエン
我慢しろと他人に要求し、都合の悪い意見は聞きたがらない=
信者かジサクジエン
なんじゃ?
(゚听).。oO(…どうせいなくなるなら、黙って消えればいいのに…)
言いたいこと言い合って、このスレはよくなったのかなあ。
良いSSが読みたいから意見するっていうのは素晴らしいと思う。
作者−読者の関係と言うよりは、作者−編集者の関係みたくさ。
でも、そんなふうにならなかったね。
>>235 意見をどう受け止めるかは作者次第でしょ
エロ信者?
このスレは常駐でなく巡回スレの一つでしたが、
こんなに荒れてるスレみたことありません。
もう終わったことなんだから、このスレで◆dLceq1Hdyuさんの話題はやめようよ。
語りたい人はしたらば掲示板?とやらへ行けばいいんだし。
こうして職人の卵をつぶしていくんだな・・・・・・・
作品を幾つも発表してる人を卵扱いとは嫌味なレスだな・・・・・・・
あーあ。終わっちゃった。
はいはい、終了。
好き勝手は事をされなくなって良かったね。
まだ終わらんよ
ならSSうpしる!
もう終わりだね
そんなこたぁ〜ない!
>247
君が、小さく見える。僕は思わず・・・
君を 抱きしめたくなる私は泣かないから
このままひとりにして君の頬を涙が・・・・
流れては落ちる・・・・・・・
やっぱり、
さよなら〜さよなら〜さよなら〜あぁー
ですね♪
もうすぐ外は白い冬ー
です。
(´ρ`)
愛したのは〜、確かに〜、キミだけ〜
まだあるのかな?
じゃあ、次は尾崎でも・・・・・
また逢う日まで、あえるー時までー
258 :
名無しさん@ピンキー:04/11/02 12:07:00 ID:JKRE0DjZ
259 :
名無しさん@ピンキー:04/11/06 12:41:57 ID:Vhbv9ROs
別れのそのわけは話したくない。
面白そうと思って来てみたら議論の挙げ句荒れて廃れたか。
ツマンネ
まあ、文句を言ってスレが良くなることは絶対ないという良い例だったね。
嫌いな物を追い出せばすべてがいなくなるという。
セイラとかハモンとかの話を読みたかったけどしょうがないや・・・・・
>>225の掲示板にレスが1個しかつかないんだから、
こっちでファンを装って擁護してたのはジサクジエンだろ
そんなことどうでもいいことさ。
ただ、SSの投下もしない奴の信者だか自演だかの騒ぎで
作家が誰もよりつかなくなったってだけのことさ。
「そんなことどうでもいい」というのは、自演がバレた時の定番のいいわけだから
気をつけたほうがいいですよ。
別にアナタが◆dLceq1HdyU氏だとは言いませんが。
それに、あの騒動は「SSの投下もしない奴」が起こしたというより
自作自演がバレそうになったので、同情をひきつつスレから撤退するために
◆dLceq1HdyU氏が起こしたと見ることもできますよね。
ともかく、そんなことをわざわざ蒸し返すのは無意味なので
以後その話題はやめて下さいね。
余計に「誰もよりつかなくなっ」てしまいますからね。
誰かよりつくと思ってるんだ・・・・・
SSの一つでも投下したらどうですか?だれかくるかもよ。
ほしゅ
このスレまだ落ちてなかったんか。
もう存続してる意味ないと思うけど。
ミネバ×シャアとか…
いやなんでもない
保守
270 :
名無しさん@ピンキー:04/12/22 01:46:03 ID:jTtRgu+w
ほしゅ
撃つぞぉ
hosyu
ほっす
ageてみたりして
ほしゅ
初めてSS書いてみますた。
まだ途中ですがひそかに投下します。
ホワイトベースはジャブローへ向かう途中、南米のとある街に降りていた。
既に軍規違反を犯して警告を受けていた彼らが、ジャブローに着いてから
どんな扱いを受けるのか。何かしらのペナルティは確実とみて、ブライトが
クルーに“つかの間の休日”を与える事にしたのだ。
クルーのみならず、彼自身も度重なる疲労とプレッシャーから一息ついて
おきたかった、というのが正直な理由である。
4〜5日の間、停泊する事になったWBの艦内は久々に浮き立っていた。
惰眠を貪る者、街へ繰り出す者、ボーっとする者…しかしそんな中、1人だけ
心が晴れないらしく、眉間にしわを寄せている者がいる。
「なんだよフラウ・ボゥ、ふくれっ面して」「おっかねぇのー!」
フラウ・ボゥは朝から溜息をついては子供達に八つ当たりをする、というのを
繰り返していた。原因はアムロである。
>>277 休日が与えられると発表された日の夜、彼女はアムロを買い物に連れ出そう
と考え、アムロの個室に赴いた。「アムロったら、どうせシミュレーションか
ごろ寝かどっちかなんだから、たまには気分転換させないとね」
そんな事をひとりごちて、通路を曲がりかけたその時。前方に人影を認め、
フラウは思わず足を止めた。
ドアの内側に吸い込まれて行く金色の髪が見えた。
「セイラさん…?」
フラウは足音を忍ばせ、ゆっくりと部屋へ近づいた。間違いない、アムロの部屋。
素早く辺りを見回し、誰もいないことを確認すると、フラウはドアに耳をつけ、
中の様子を伺った。
話し声は聞こえない。『あたし、何してんだろ』そう思った直後。
“ん…あっ、あん…ふ…ぅ、あっあっ…や…ん…”
それはすすり泣きとも悲鳴ともつかぬ細い女の声であった。
「やだ…何よ…」 この声、これってもしかして…。胸の奥がズキズキ痛む。
脳裏に、セイラの白い肌に唇を這わせるアムロの姿が浮かび、言い知れぬ
嫌悪感が襲ってきた。
「バカ…!」
誰に言うともなく、フラウはその場から急いで走り去った。
>>278 翌朝の食堂にはアムロとセイラの姿は無く、カイやハヤト、ジョブ・ジョンらが
他愛もない噂話をしていた。
「マジかよー、アムロとセイラさんが?」
「大きな声出すなよ、そうそう、よろしくやっちゃってるんだってさー」
-----みんな知ってるんだ…。
また胸がズキンと痛んだ。
-----アムロはますます私から遠くなっていく。この数ヵ月、瞬く間に戦争に
巻き込まれ、アムロは変わってしまった。そう、知っている。マチルダ中尉を見る
彼の目には私は映っていなかった。そして今度はセイラさん…。
たしかに私は彼女達から比べれば子供っぽいかもしれない。でも…。
唇をかみしめ、フラウは外に飛び出した。
「あら、フラウ・ボゥ、出かけるの?」 背後からミライの声がした。
「ええ…ちょっと街へ」
「そう、気を付けてね。暗くなる前に戻ってくるのよ」
-----私はまた子供扱いされている。
悲しい気持ちを抱え、フラウはエレカに飛び乗った。
>>279 街の喧騒の中を、フラウは当てもなく彷徨っていた。店先には珍しい品物が
溢れていたが、どれも彼女の心を捉えはしない。
アムロが自分の事を妹のような存在、としか見ていないことは薄々感づいていた。
それでも、誰よりもアムロを理解しているのは自分であり、家族を失ったフラウ
にとって彼は家族同然の存在、心の拠り所となっていた。
それに、幼い頃から“大きくなったらアムロのお嫁さんになる”と勝手にではあるが
ひそかに決めていたふしもあった。
その夢はどうやら脆くも崩れてきつつある。心に小さな綻びができたように感じた。
「ねえ、お姐ちゃん、ちょっと見ていきなよ」「安くしとくからさ、お買い得だよ!」
次々と差し伸べられる手をすり抜け、押されるように人混みを出ると、1軒の
店先に出た。目の前に絵が飾ってある。何の変哲もない風景画。フラウは
山や家並みが描かれているそれを見て、ふとサイド7を思いだした。
「母さん…」
涙が出そうになったので、フラウは空を見上げた。と、不意に眩暈が襲い、
彼女の視界は白い光に包まれていった…
>>280 どのくらいの時間が経ったのだろうか。「ここは…どこ…?」
「気がついたのか?気分はどうだ?」
声がした方向を見やると、男がソファにゆったりと腰掛け、こちらを見ていた。
「あたし…?」
「貧血を起こしたようだな。ほら、水だ。ゆっくり飲みたまえ」
男からグラスを差し出され、我に返ったフラウは、自分がベッドに横たわって
いることにようやく気づいた。
「あの…あなたは…」
「君が俺の目の前で急にひっくり返ったんでね…とりあえずここに連れてきた」
「そうだったんですか、…ありがとうございました」フラウは礼を言い、グラスを
受け取った。
「どういたしまして」男はそう言うと、かけていたサングラスを外し、背を伸ばして
立ち上がった。
見知らぬ男と二人きり、しかも自分はベッドの中。慣れないシチュエーションに
フラウはどぎまぎし、慌てて水を飲んでむせ返った。
サングラスを外した男の、澄んだ蒼い瞳に心を読み取られそうな、そんな気が
した…
>>281 「君の名前を聞いていいかな?」
「…フラウ・ボゥといいます…。あなたは?」
「俺か?俺は、そうだな…“ブランカ”とでも呼んで貰おうか」
「ブランカ…」
ブランカと名乗る、金色の髪に蒼い瞳をした長身の男、シャア・アズナブルは
目の前にいる少女をさりげなく観察していた。
『連邦軍の制服を着ている…もしや、木馬のクルーでは?それにしては、こんな
幼い少女までいるとはな…』
シャアはジャブローの潜入口を捜すため、この街に潜伏していたのである。
フラウに名を聞かれ、咄嗟に“ブランカ”と名乗ったのは、単にテーブルの上に
あったジンのボトルにそう書いてあったからに過ぎず、無論フラウがそのことに
気づくはずもない。サングラスを外したのは彼女の警戒心を和らげるためであった。
うまくいけば木馬の情報を得られるかもしれない。それにアルテイシアの消息も。
そんな下心も手伝っている。
>>282 「君はいくつ?軍属なの?」
「え…15歳です」
「(若い!)それは制服だろう?」
「ああ、これ…」 フラウは何と答えれば良いか一瞬迷った。
一応彼女は軍属である。だからWB内部のことは話すことができない。
でも、この男に嘘はつけない、本能でそう感じてもいた。
「私はサイド7でジオンの攻撃にあって…家族みんないなくなって…今は医療
ボランティアをしています」
「サイド7…」
そうか、とシャアは思った。あの時、自分が指揮した作戦でこの娘は家族を失った。
因縁?いや、それが戦争というものだろう。
「そうか…」そう言ったきり、シャアはふっと口をつぐんでしまった。
フラウはそのシャアの横顔をとても美しいと思った。穏やかな口調、優雅な物腰、
紳士的で余裕のある態度、どれもがフラウの周囲の男達とは異なっていた。
もしかしたら、思春期の感傷というものも余計に作用していたのかもしれない。
なにしろ、窓際で『フラウからどう情報を引き出すか』を考えているシャアを見て、
『あんなに遠い目をして…サイド7に思い出でもあったのかしら…寂しそうな人…』
などと、胸をキュンとさせてしまっていたのだから!
>>283 「ここに来たのは何か用事があったんじゃないのか?」
シャアは優しく尋ねた。もちろん計算ずくではあるが、この男は本来フェミニストである。
その問いに、フラウは昨夜からの出来事を思いだしてしまった。
「いえ…」
答えながら、無意識に涙が溢れてきた。
「?フラウ…」
「ごめんなさい…」
泣きじゃくるフラウに少々戸惑いながらも、シャアはそっとフラウの栗色の髪に
触れ、頭を撫でてやった。『またしても子供扱い!』と、泣きながら思ったフラウでは
あるが、このところ優しさに飢えていたせいか、それともこの男の優しい声に好感を
抱いたせいなのか、とにかくシャアの掌の感触は心地よいものに感じられた。
フラウが落ち着いたのを見計らって、シャアは彼女を食事に誘った。
フラウは朝から何も食べていなかったので、素直に従った。
>>284 フラウの寝かされていた部屋から階段を降りると、そこは軽食の出るバーのような
店であった。この店の前で彼女は倒れ、2Fを隠れ家にしていたシャアに助けられた
のである。
食事中のシャアはフラウの気持ちをほぐすことを第一に考え、ポツリポツリと話す
(少しぼかすだけの分別は彼女にもある)彼女に時折相槌を打ったり、黙って聞いて
やることに専念した。聞き上手なシャアがフラウの話からわかったことは、
・木馬(彼女は単に“ふね”と言った)は4〜5日、この地に滞在する
・兵士ではなく、毎日3人の小さな子を世話している
・サイド7からのBFがいるが、この頃避けられている気がしている
今回のところは大した収穫はなかった。軍属とはいえ兵士でなければ重要な軍事
機密など知るはずもないのは仕方がないだろう。
ただ、BF(アムロというらしい)の話に出てきた“セイラ”というウェイブは、おそらく
アルテイシアのことだと思われた。
『アルテイシア…知らぬ間に大人になっていたのだな…』
ほろ苦い思いをかみしめながら、シャアは別れて久しい妹の事を思った。
とりあえず今回はここまで。続きは書いてる最中で、まだ清書してない。
エロありです。
次は早ければ今夜にでも。
…って誰も見てないか…。まあいいや。
見てますよ。
つづき楽しみにしてます。
久しぶりの投下が嬉しい。続きを待ってます。
わざわざ過疎スレを選んで投下しておいて
「…って誰も見てないか…。まあいいや。 」とは自意識過剰で萎えるな。
しかも、厨房の象徴のまえがき&あとがきつきかよ┐(゚〜゚)┌
あまりイタタだと叩かれるから注意しろ。
一応、「久しぶりの投下が嬉しい。続きを待ってます。」w
>>287-289 ありがとう。反応があって嬉しい。
叩かれそうなんでこのへんで。
4レス投下します。エロは難しい…
>>285 夕方、送って行こうかと申し出た“ブランカ”に丁重に礼を言って、フラウは1人で
街を出た。ブランカ(シャア)は尾行しようかとも考えたのだが、どうもその必要は
なさそうだった。それはフラウがおずおずと「また来てもいいですか?」と尋ねた
からである。
『おやおや』と思ったものの、特に断る理由はなく、しいて言えば時折連絡員が来る
ことはあったけれど、フラウが来たら下で待たせておけばよい、と判断して「いいよ」
と答えた。何故フラウがまた来たい、と言ったのかわからなかったが、おそらく艦外に
話し相手がほしかったんだろう、そう思うことにした。
エレカを駆ってWBに着く頃には、日がだいぶ傾いていた。
「フラウ・ボゥ、どこ行ってたんだよぅ」「フラウボ・オソイ・フラウボ」「うわーん、人形の
足とれちゃったぁ〜!」
戻った途端に夢がさめてしまったような、そんな感覚に陥って、フラウは嘆息した。
「結局いつもこうなのよね…」
それから手のかかる子供達の世話や、細々した用事に追われ、漸く今日の出来事を
振り返る余裕が生まれたのは夜もだいぶ更けてからのことだった。
「ブランカ…」
透き通るようなブロンド、じっと見つめる蒼い瞳、優しい声…。大人の男とはああいう人
のことを言うんだろう。同じ大人でも、いつも苛立って怒鳴っているブライトさんとは
大違い、などと考えていると、向こうから来たアムロと視線がぶつかった。
「今日、どこ行ってたんだよ」
「…街よ」
「一人で?」
「そうよ。いけない?」
「いや、別に…」
アムロがいけないんだから、口の中でそう呟いて、フラウはまだ何か言いたそうな
アムロを残して部屋へ戻った。
>>291 翌日、フラウはまた街へ向かった。
子供達は当初ぶうぶう不平を漏らしたけれど、レツの
「たまには“かあちゃん”も息抜きしてえんだよな」という寛大なる一言で、<育児>からも
休暇をとることができたのである。
今度は昨日より遅い時間に出たので、それほど混雑しておらず、露店をひやかしたり、
小物やちょっとしたアクセサリー類を手にとって値切り交渉をしてみたりと、楽しい時間を
過ごすことができてフラウは久々に気分が晴れやかになった。
しばらくしてどこかで休憩しようと思い立ち、昨日のバーに行ってみることにした。
バーには5,6人の客がいた。フラウはちょっと迷いながら端のテーブル席を選んだ。
カウンターの中では年老いたマスターがカクテルを作っていたが、フラウを見つけると
にっこり微笑んで、グラスを目の前に置いてくれた。
フラウはぺこりと頭を下げ、オレンジジュースを飲みながらきょろきょろと店内を見渡した。
ブランカのことが気になっていた。
『もう一度、会いたいな…』
一旦そう思い始めるといてもいられず、カウンターに代金を置いて、店の隅にある階段を
フラウはゆっくりと上った。
>>292 ブランカのいる部屋の前に立ち、ノックをしようとしたその時。
「あっ…あんっ…いいッ、いい、あっあっ…もっとちょうだい…」
女のあえぎ声。ぎしぎしときしむスプリングの音。
「やだ…また…」
フラウは手を下ろし、その場に立ち竦んだ。胸が轟いて、顔が熱くなってくる。
なんでこういう時に居合わせてしまうのか。まして昼間から…
「どうしよう…」
とはいうものの、足が床に貼り付いたかのごとく、動けなかった。
フラウとて、男女の営みについて全く知識がないわけではない。早熟な女友達の
“体験談”を興味しんしんで聞いた事すらある。
しかし実際の行為を目の当たりにするのは初めてであった。
好奇心が徐々に首をもたげてくる。
とうとう彼女はドアに手を伸ばしてしまった。
ごくり、とつばを飲み、音を立てないよう細心の注意を払って、未知の世界を覗きこむ。
>>293 ベッドの上では、目隠しをされた女が男の躰の上で狂ったように腰を動かしていた。
この女は、シャアと情報提供者との間を結ぶ連絡員である。互いに素性は知らぬ。
この日初めて女のほうから誘いをかけてきたのであった。
女の豊満な乳房が、男の突き上げるリズムにのって揺れる。シャアは上半身を起こし、
女の躰を反転させると、後ろから乳房を揉みしだいた。
「あぁんっ、そこ…んっ、んっ、つまんで…」
その要求にわざと応えず、長い指で、硬く尖った突起のまわりをなぞった。背中に唇を
這わせ、うなじから首筋にかけて軽く吸うと、女は一層切なげな声を漏らす。
「いじわるね…」
じらされ、さらに目隠しをしていることが、女の興奮をより高めていた。
シャアは両手で女の足を大きく広げさせると、腰を引き、自身を引き抜いた。天井に向け
そそり立っているそれは、女の露に濡れてぬらぬらと光っている。
男のモノが出て行き、名残惜しげにしている女の耳元に囁いた。
「まだだ…」
背後から左手で乳首を弄び、右手を秘所に伸ばした。
そこはもうぐっしょり濡れ、男の愛撫を待ちわびているようだった。
>>294 ---ぴちゃ、ぴちゃ、ちゅぷ、、、
淫靡な水音が女を官能の坩堝へ誘い込む。
「はぁぁんんっ!やっ、あっ、あんっ」
シャアは中指と薬指を使って女の中を掻き回し、親指で時折最も敏感な部分に触れた。
女はもっと触ってほしくて、我知らず腰を自分からシャアの指に寄せてしまう。
「んっ、あっ、あっ、だ…め…。あっ…い…きそう…」
シャアの指の動きはますます速くなる。
「指…はいや…おねがい…ほしい…の…」
シャアは口の端を上げてニヤリと笑うと、女の躰を前に倒し、自身を深々と挿入した。
「あぁぁっ…!」
待ち望んでいたものがきて歓喜に震える女を見下ろし、シャアはゆっくりと腰を動かす。
「あっ…あっ、あ、んっ、ん、あ、もっと、もっと…きて…」
女の声に今度は応え、シャアは動きを速めた。女の腰を両手で引き寄せ、攻め立てる。
「あぁーー、い、いっちゃう…あん、あ…」
その声と同時に、自身がぎゅっと締め付けられるのを感じ、シャアにも限界がきていた。
女の背中に白い飛沫が散った。
途中、改行エラーが出たんで1レス増えました。
4レス投下します
>>295 フラウは、一部始終を見ていた。
“ブランカ”の金色の髪が汗で濡れている様に、女の乱れた息遣いに、興奮していた。
他人の情事を盗み見ているスリルと、性に対する好奇心が『ここにいてはいけない』と
いう罪悪感に打ち勝っていた----2人の動きが止まるまでは。
『!』
その瞬間ようやく我に返ったフラウは、そっとドアを閉じ(音をさせないよう慎重に)、
あたふたと退散したのであった。
『…誰かいるのか?』
シャアはなんとなく気配を感じて戸口のほうを見たが、ドアは閉まっていた。
気のせいだったか、と首をかすかにひねり、煙草に手を伸ばす。
“ブランカ”ことシャアには、現在恋人はいない。つくるつもりも毛頭なかった。
彼とてかつて愛を憶えたことがないわけではない。しかしある目的のために邁進する
彼にとって、今はそういう存在は邪魔なだけ、そう考えていた。
とはいえ、シャアも生身の若い男である。
その時々に欲望を満たすことができれば、それで十分だった。
そのため、己の素性を詮索することのない、後腐れのない女だけを選んでいた。
付け加えるなら淡白な女のほうが好ましかった。
だから、このあと貪欲な女が再戦を臨んで己のモノを唇で包み込んだけれど、
それに鼻白んだ彼は冷たく「帰還命令」を言い渡したのだった。
>>299 翌日、ホワイトベースではフラウが猛然と掃除をしていた。
「こういう時でないと、徹底的に掃除するヒマってなかなかないでしょ?」と、至極尤も
らしいことを言っていたが、実は昨日見た光景を頭から振り払うためである。
少しでも気を抜くと、すぐにぼーっとしてしまうのだ。
おまけにアムロやセイラを見ると、『あんなこと、してるんだ…』と想像してしまう。
---だけど、アムロに比べたらあのひと…ブランカ…の躰はもっと逞しくて…背中も…
「やだ、あたし!何考えてるんだろ!」
思わず口にして、顔が真っ赤になった。ブランカを思いだしているうちに、脳裏に浮かぶ
映像がいつしか<彼の腕に抱かれている自分>になっていたのである。
『ほんと…どうしちゃったのかな、あたし…』
---あのひとのことばかり考えちゃう。
夜になって、ベッドに入ってもブランカのことが頭から離れなかった。
恋?とは違うような気がする。では何故なのだろう。
煩悶するフラウだが、答えは容易に見つからない。
---初めて男の人の躰を見たから…?まさか。その前からまた会いたかったもの。
今朝、休暇は明日まで、とブライトが各員に告げていた。
だから、街へ再度出かけるチャンスは明日しかない。
明日限りで、彼にはもう会えない。
考える事が多すぎて、フラウはなかなか寝付けなかった。
>>300 「やあ、フラウ。昨日も来てたんだって?会えなくて残念だった」
街のバーのカウンターで、入ってきたフラウにシャアが声をかけた。
「こんにちは…。昨日は、買い物ついでにちょっと寄っただけですから…」
「そうか。休暇はいつまでだ?」
「明日、出港するんです」
カウンターの、隣の椅子にちょこんと腰掛けたフラウの様子が、ちょっと
沈んでいるように思えて、シャアは優しく尋ねた。
「どうかしたのか?元気がないようだな。…アムロ君とやらと、喧嘩でもしたか?」
「…いいえ、アムロは全然関係ありません」
「セイラとかいう女に意地悪でもされた?」これは故意に名前を出したのである。
「セイラさんは、そんなことする人じゃありません…。いつもきりっとしていて、何でも
はっきり言うから男の人にはちょっと煙たいところもあるかもしれないけど、
いい人です」
---アルテイシアは昔から正義感が強かったっけ…
シャアはひそかに苦笑した。
黙ってうつむいているフラウを見つめながら、シャアはふと
『もう少し時間があればこの子は“使える”ようになるか?』と思いついた。だがすぐに、
『いや、この子はまだ純粋すぎる…。もっと強かな“女”でなければ』と打ち消した。
---私が強かな“女”にすることができればいいんだがな…
このままこの子を攫っていこうか。それも一興?…酔狂の間違いか。
しかし彼女がスペースノイドであること、また戦闘員でないにせよ、自らが今まで度々
苦汁を舐めさせられた木馬のクルーであるならば、“可能性”はある…
そんなことを考えつつ、シャアはここで<釣り糸>を垂らしてみることにした。
「私に何か話があるのか?それなら、上の部屋に行こう」
>>301 果たして、フラウはシャアに付き従い、階段を上っていた。
『食いついてきたとはな…』 とは思ったものの、シャアはあまり意外には感じなかった。
<釣り糸>とは「相手を試すために誘いをかける」意味の、ジオンの符丁である。
この時、まだシャアはフラウがついて来た理由を深くは考えていなかった。
誘ったのも、この男には珍しく、単なる思いつきでの行動だったのだから。
一方のフラウにとっては、男の部屋へ向かって一歩一歩階段を上ることが何だか
『覚悟の』だとか『決死の』という形容詞がつきそうな勢いであった。
自分でも何をしに、何のためにここに来たのか、うまく説明がつかないのである。
だから、シャアから「話があるのか」と聞かれて、なりゆきで頷いたのだ。
一晩考えても結論は出なかった。だから、今は『なるようになれ』 ただそれだけだ。
「適当に座って。今、コーヒーを淹れよう」
フラウはソファに腰を下ろした。続いてシャアが“節度を保つ距離”を置いて隣に
腰掛けた。
コーヒーを啜りながら、互いに思惑を抱える2人はしばし無言で座っていた。
沈黙を破り、先に口を開いたのはシャアである。
「今日は制服を着ていないんだな」
その言葉にフラウの気持ちが少しほぐれた。「せっかくのお休みだし、たまには、ね」
この日の服装は、白いブラウスにミニスカート、そして素足にサンダルを履いていた。
いつもは首にはスカーフを巻くのだが、この日は意識的にペンダントだけをつけていた。
「君にはこっちのほうが似合うな」
サングラスの向こうから見つめられているのに気づき、フラウはどぎまぎした。
---ああ、私はあの蒼い瞳を見たかったんだ。
3レス投下します。
>>302 先刻からフラウを支配していた説明のつかない感情の正体は、実は<欲情>であった。
依然としてフラウはその事実に思い当たっていなかったけれど、シャアの髪や手、
さらに唇を見ると、どうしても例の光景を思い出さずにはいられず、そのたびに胸が
きゅんとするだけでなく、身体の奥が熱く火照ってくるのを感じた。
『あの髪に、胸に、触れてみたい』
だがそんなこと、自分の口から言い出せるだろうか?
シャアは、目の前の少女が自分に対してそんな感情を抱いているとは夢にも思わない。
彼はフラウをこのまま攫うことができるかどうか、という思い付きを実行に移すべきか
そうすべきでないか、未だ逡巡していた。
『しかし、この娘は無理に事を運ぼうとすれば心を閉ざしてしまうだろう。女だし、難しい
年頃だ…なにしろ、アルテイシアよりも年下なのだから…』
---アルテイシア。
妹のことを思い浮かべると同時に、フラウから聞いたアムロという少年との関係をも、
シャアは思い出していた。
『アルテイシアをモノにした少年のガールフレンドを、戴くのも悪くないか?』
腹いせか。八つ当たりではないか。…私も大人気ないな。
多分に自分勝手な、子供じみた考えに、自嘲的な笑みを浮かべる。
「あの…あたし、何か変な事言いましたか?」
シャアの突然の微笑に、フラウは、
『もしかして無意識に思ってたこと喋ってた!?』 と動揺した。
ところが次の瞬間、シャアが言った言葉には、フラウをもっと動揺させる効果があった。
>>304 「いや…君を、このまま攫ってしまおうか…と考えてた」
「え…?」
『今なんて言った?』 攫う?あたしを?どうして?
「あの…冗談ですよね?」
「さあ?どうだろうな」
フラウの胸は早鐘のように鳴っていた。バクバクする心臓音が、隣にいるシャアに
聞こえてしまうのではないか、と心配になり、思わず両手で胸を押さえてしまうほどに。
シャアはそんなフラウの様子を興味深く見ていた。
自分が思わず言ってしまった本音に、ものすごくうろたえているのが可愛い、と思う。
悪戯心がむくむくと芽生えてきた。
そこでフラウとの間隔を少し詰め、耳元にこう囁いた。
「そんな格好で、男の部屋に1人で来るなんて、“攫ってください”と言っているような
ものだろ?それとも、私を人畜無害だと決め付けているのかな?君を食べようと狙って
いる狼かもしれないぞ…」
フラウは「からかわないで!」と言ったきり、うつむいてしまった。
---初心な女の子をちょっとからかいすぎたかな…
シャアはそう思いはしたものの、彼女の困った様子を見ると何故か嬉しくてしかたがない。
こんなことは昔、アルテイシアをからかって泣かせた時以来だった。
しかし、いつまで待ってもフラウは顔を上げない。
泣いているのか、と少し心配になって、シャアはフラウの顔をのぞきこんだ。
>>306 フラウは、シャアが顔を近づけてきた瞬間、パッとサングラスを奪った。
「!」
意表を突かれ、絶句しているシャアを見て、フラウはクスクス笑っている。
「…だましたな…」
『赤い彗星ともあろう者が、小娘にしてやられるとは!』
ジオンのエースは不覚をとられ、口惜しく歯噛みした。
その様子を見て、フラウはしばらく笑いを止めることができなかった。
『してやったり、ね』
ようやく思い焦がれた蒼い瞳を見ることができて、満足であった。
不意に、シャアの右手がサングラスを持ったフラウの手首を掴んだ。
フラウの身体がびくっと反応し、硬直する。
視線が絡まる。
そして。
どちらからともなく、まるで引力に引き寄せられるように、唇が重なった。
シャアは、優しくフラウの背中に腕をまわして彼女の身体を支え、そのままソファに
ゆっくり押し倒す。
シャアの髪からはかすかに煙草の匂いがした。
フラウは、心のどこかでこの展開を待っていた---のかもしれない。
フラウたん、小動物から小悪魔へ進化かw
続きが楽しみだ。
>>307 うれしいこと言ってくれるじゃないの。
さて、ようやく佳境を迎えた4レスを投下します。
>>306 キスがこんなに甘く切ないものだとは、フラウは知らなかった。
シャアの唇は、フラウの唇を優しくついばみ、時々軽く吸ってから、頬を伝って耳へと向かう。
耳たぶをそっと咬むと、フラウの身体がまたびくっと反応した。
フラウは潤んだ目でシャアを見上げている。
耳から首筋へ、少しずつ唇が移動している間に、シャアの右手はブラウスの上から
フラウの胸を軽く揉む。そしてボタンを外しにかかった。
「……!」
身体を硬直させるフラウに、シャアは低く押し殺すような囁きを投げる。
「引き返すなら今のうちだ…。嫌がる女を抱く趣味はないのでね…。」
欲望が理性に打ち克つ前に、言っておかなければ。今ならまだ間に合う。
“自分を大事にしろ”だの、そんな陳腐で分別くさいことを言うような年齢ではないし、
彼女が拒否するならここで帰してしまってもよい。
正直言って、半分くらいは『拒んでくれればいい』とさえ思っていた。考えてみれば、
これから妹よりも年若い少女の処女を奪うことになるのだ。
フラウは、無言で首を振った。
それを見て、シャアは畳み掛けるように言う。
「…少しばかり、痛い思いをするぞ?だが、私は謝らない。後悔しないのだな?」
するとフラウはシャアから目をそらし、恥ずかしそうに横を向いて、答えた。
「優しく、してください」
----度胸がいいのか、無鉄砲なのか。…木馬攻略もこのくらい容易であればな。
フラウの腹を括った返答に、シャアは微笑を誘われた。
「ン…、努力しよう」
抱いた女に後悔させるのは己のプライドが許さない。
>>310 シャアはフラウを横抱きにして、ベッドへと運んだ。
ブラウスをはだけさせると、フラウは無意識に両腕を掻き合せるようにして胸を覆った。
それを強引に腕を広げさせ、彼は胸元に唇を寄せていく。
「あ…っ」
思わず出してしまった声に、フラウは自分で驚き、顔を赤らめた。
「声を出してもいいのだよ…」
そう言って、シャアはフラウのブラジャーを外し、自分もシャツを脱ぎ捨てる。
すべすべした逞しい胸がすぐ目の前にきて、フラウは目のくらむ思いがした。
本当はこの胸に抱かれるのを夢見ていたのだ。
シャアは両手でフラウの身体の線を何度もなぞった。華奢な体つきに、張りのある肌。
下からすくいあげるように撫で上げ、ふくらみを手で包み込むと、かすかに身をよじらせる。
頂上の蕾は、すでに固く尖って、シャアの愛撫を待っていた。
「んっ…い、やっ、や…ん…、、あんっ」
舌をとがらせ、蕾の先端をつついてやる。同時に右手の指でもう一方の蕾をつまみ、
軽く引っ張りあげる。フラウは悩ましげな声を出し、シーツを掴んだ。
「あ…ん…やんんっ」
痺れるような快感がフラウの身体を突き抜けた。
シャアは、空いているほうの手でミニスカートから突き出た太股を押し上げると、
ショーツの上からフラウのクレバスをなぞる。そこはもう既にしっとりした感触がした。
「悪い子だな…こんなに湿らせて」
「いやっ…恥ずかしい…」
その言葉に反応し、シャアの分身がさらに硬くなった。
>>311 フラウのスカートを取り払ってから、シャアは着ている物を素早く脱いだ。
フラウはショーツ一枚のあられもない姿でシャアを見上げていた。
男の分身は既に天を突くようにいきり立っている。フラウはどきどきして目をそらした。
シャアはフラウをこちらに向かせると、唇を合わせた。さっきよりも深く、濃厚なキス。
「んっ、ん…」
合わせた唇の隙間から、シャアは舌を侵入させる。<侵入>はいつでもお手の物だ。
フラウもあえぎながらシャアの舌の動きに懸命についていく。
その間、シャアの片手は胸をまさぐり、もう片方はショーツの内側を探索し始めていた。
茂みをかきわけ、洞窟の入り口を発見すると、そこからは泉が湧き出て、侵入者の
指を濡らした。
「んんっ…!ん…ん…」
塞がれた唇から声にならぬあえぎが漏れる。ここで漸くシャアはフラウの唇を解放し、
かわりに小高い山の頂にある桃色の蕾を強く吸った。
「はぁんっっ」
激しい快感がフラウを襲った。男の舌は執拗に蕾を根元から舐め上げ、転がす。
長い指は洞窟の入り口へ易々と侵入し、水音をたてながら内部を探検していた。
舌が、指が触れるそのたびにフラウの身体の中心がきゅっと収縮するような、
今まで感じた事のない感覚がこみあげてくる。
「あ…いや…ん…や…っ」
「こんなになってて、今更『いや』なはずないだろう?」
シャアは意地悪く囁くと、1枚だけ残していたショーツも片手で脱がせてしまった。
その瞬間、フラウは身を硬くした。初めて『怖い』と思った。
シャアは肌から直に伝わるフラウの“恐れ”を敏感に察知し、彼女を優しく抱き締める。
「何も怖いことはないのだよ…。それに、望んだのは君のほうだ」
>>312 少しの間そうして抱き合っていた。シャアの胸の鼓動が間近で聞こえ、フラウは
『この人もあたしと同じにどきどきしている!』と思い安心すると、その胸にそっと
頬を摺り寄せ、口づけた。
シャアはそれを再開の合図と見てとった。
フラウの足の間に潜り込み、太股の内側に唇を這わせる。そして指でフラウの秘境を
広げ、たわわに実る赤い果実に触れた。
「やんっ!」
フラウの身体が弓なりにしなる。
泉からこんこんと湧き出る水にたっぷりとひたした指で、シャアはさらに果実を弄ぶ。
「あ…あん…あっあっ…だ…め…」
苦悶の表情であえぐフラウを、シャアは笑みを浮かべて見上げている。
さらにもう一方の手の指を、洞窟の奥へと入れると、壁が侵入を阻むように吸い付いた。
負けじとシャアは指をもう1本加え、出し入れを開始する。
「あんっ、いやっ、あっ、あっ、あっ」
ぴちゃぴちゃ、という淫猥な水音に、フラウの身体の奥はどんどん熱くなる。
突然、果実を弄っていた指のかわりに、ざらりとした感触がした。
「んっ…あん、あっあ…ん」
シャアはフラウの両足を己の両肩にかけると、舌で果実を舐り、軽く歯を立てては
また舐る。空いた手で上の蕾を探ると、それはピンと張ってはちきれんばかりだった。
「あっ、やっ、やっ、だめ、だ…め、あん…変に、なっちゃ…う…」
そんな悩ましい言葉を聞いて、奮い立たない男がいるだろうか?
「もっと…変にしてやる…」
シャアの猛攻が始まった。
>>313 舌でフラウの秘境を舐めまわす。完熟になった果実を露出させ、指をぐりぐりと
押しつけてやる。フラウは眉根にしわを寄せて、シャアの金色の柔らかい髪に指を
入れながら押し寄せる快感の波に必死で耐えていた。
『ああ…初めてなのに…すご…く…感じ…る』
波はどんどん高さを増して行くようだった。
「あっ、んっ、だ、め、あん、あっ」
身体の奥底から、得体の知れぬ何かが昇ってくる。それはフラウを包み込んで、
上へ上へと押し上げてくるのだ。
「あっ、あっ、んんっ、やっ、だめっ、あ、あん、あっあっあっ、あっ、あぁ、あぁぁーー!!!」
フラウの内側がひくひくと痙攣した。
シャアは顔を上げ、舌でフラウのへその周りをなぞるようにしてから、肩で荒い息を
している彼女の腰に手を回した。
そして先ほどから出番を今か今かと待っていた分身を、まだ痙攣し続けている場所に
侵入させていった。
「あっ…!!」
---入って、くる…
初めて男を受け入れるそこは、思いのほかきつくシャアを締め付けてくる。
「うっ…、ん…」
なんとか奥まで到達させて、始めはゆっくりと腰を動かした。
「あっ、んっ、んっ、い…たい…、や…んっ」
「…我慢…しろ…ハァッ、ハァ、ンッ、、アッ、…」
動きを速める。シャアの脳裏で遠くのほうに光が見えた。
「あっ、や、あ、あ、んっ、んっ」
「ハァッ、ンッ、ンッ、ン…」
光がどんどん近づいて、今にもシャアを飲み込もうとする。
「もう、少し…」金色の髪に汗が滴る。一瞬苦悶の表情を浮かべると、シャアは素早く
己を引き抜き、フラウに覆いかぶさった。
2人の身体の間で、どくん、どくんと動く何かを、フラウは感じた。
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
職人さん、どことなくエロ表現に照れフィルターかかってませんかw
通常の3倍やらしくねちっこくても罰は当たらな(ry
…大人しく待ってますスンマセンスンマセンスンマセン
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
・・・・・・。
>>315 相手が15歳処女なのでシャアも遠慮している…ことにしておいてくださいw
最初はもっとねちっこく、と思ったんですけど、エロおやじっぽくなりそうで。
シャアはああいう話し方ですが実はまだ若い青年ですから…
つーか、表現力の引き出しが少なくてスミマセン
もっと精進します…
>>316 ・・・・・・。
3レス投下します。
>>315さんのご期待に沿えるかどうかわかりませんが…
話自体はもうちょっと続きますんで生暖かく見守ってやってください。
>>314 手早く後始末を終え、シャアはまだ夢心地でいるフラウの横に滑り込む。
静かに上下するフラウの肩にそっと口付け、栗色の髪を優しくなでてやりながら、
『フラウの初めての男がジオンの赤い彗星だと知ったら、木馬の奴らはさぞかし驚く
ことだろうな…殊にアルテイシアは…。目をむいて怒り出すに違いない』
そんなことを考えて、低く笑った。
「?どうしたの…?」
「ふふ…。いや、…妹のことを、考えていたのさ」
「妹さん?」
「ん…。もう何年も前から別れて暮らしていたんだが…」
「……」
「少し前に、ちょっとしたきっかけで再会できて…。優しくて、泣き虫だった彼女が、
真っ直ぐに前を見る芯の強い女性になっていた」
言いながらシャアはフラウの背中越しに抱きしめる。
「女っていうのは何故成長するのが早いのだろうな。男はいつまでも夢ばかり
追い続けているというのに」
フラウは黙って話を聞いていた。考えてみると、この男のことを何一つ知らないまま
自分は抱かれたのだった。“初めての時は好きな人とロマンティックなシチュエーション
で”なんていう夢想をしたこともあったけれど…。
かといって、こうなったことを後悔しているわけではない。…たぶんこれからもずっと。
「妹のことを誰かに話すのは初めてだ…」
シャアは、胸中に滞っていた澱が半減したような気分であった。
そのつもりはなかったのに、相手が妹の近くにいるフラウだったことで、心の掛け金が
つい緩んだのかもしれない。
互いのぬくもりに心穏やかな気持ちになったのか、いつしか2人は眠ってしまった。
>>320 シャアは夢を見ていた。フラウにアルテイシアの話をしたせいなのか、小さな頃の
自分と妹、そして母親が出てきた。母の夢を見るのは何年ぶりだろうか。
生涯で一番幸せだった頃の、歓声を上げながら庭を駆け回る兄妹と、それを優しく
見守る母----。
夢の中の妹は、笑顔をほころばせて自分の後を追いかけてくる。
『兄さん、キャスバル兄さん、待って----』
先に目覚めたのはフラウだった。
横を向くと、静かに寝息を立てる男の顔があった。
『寝顔もきれいだわ…』
彼女はうっとりとみとれていた。特に、金色の長い睫毛には感嘆してしまう。
「……」
ふと何事かを思い付き、フラウは低く含み笑いをした。
そっと頬に口づけし、彼が目を覚まさないことを確認する。
そしておもむろにシャアの裸体にそろそろと手を伸ばした。
まず頬に手をあて、ゆっくり首筋へ。
古代の彫刻のように滑々で逞しい胸をたどり、乳首を指で押すと、それはぷくりと
立ち上がった。
『男の人の乳首も立つんだ…』
それから、均等に割れた腹筋を指で静かになぞる。
へその窪みのまわりをゆっくりとなでると----そのすぐ下には、先刻フラウの身体に
侵入してきたモノが---あった。
フラウは思わずごくり、とつばを飲み込んだ。
手を伸ばしかけ---ためらう。
「きゃっ!」
突然、シャアの手が、伸ばしかけたフラウの手首をつかんだ。
そしてフラウが驚いている間に、かまわず彼女の手を股間へと導く。
シャアは依然目をつぶっているので、フラウには彼が目覚めているかどうかわからない。
>>320 フラウが戸惑っているのを、シャアは薄目を開けて見ていた。
乳首を弄られた時点で目が覚めたのだが、初めて見る男の裸体に興味津々なフラウの
様子に、あえて眠ったふりをしていたのである。
そうして、しばらくこのままフラウの反応を楽しむ事に決めた。
フラウは、促されてシャアの自身に触った。それはフラウをからかうように、ぴくり、と
動いたので、彼女は驚いて手を引っ込めようとした。しかしまだ手首を掴まれたままで、
尚且つシャアが押し付けるようにしたおかげで、観念してそれを---手で包み込んだ。
ここまでくれば、シャアが目覚めていてわざとそうさせていることにフラウは気づいて
いたけれども、まだ彼が無言で目を閉じたままである以上、彼女も恥ずかしくて何も
言えず---指示に従っていた。
次にシャアはフラウの手を上下に動かすよう、促した。
恐る恐る小さな手でしごいてみる。初めはぎこちなく、途中からは大胆に。すると、
手の中のモノが徐々に硬さを増して、大きく隆々と立ち上がってきた。
『あ…大きくなった…』
不思議な気持ちで見ていると、身体の奥が熱くなってくるのを感じた。
「…悪戯娘にはお仕置きが必要だな…」
ハッとして、フラウが仰ぎ見ると、シャアは意地の悪い笑みを浮かべてこちらを見ている。
「男の身体をこんなふうにした責任をとってもらおうか…」
フラウは真っ赤になって、それでも果敢に答えた。
「だって…貴方がそうさせたんでしょ…」
「ほう?しかし先に仕掛けたのは君のほうだろう?」
ぐうの音も出なかった。そう言われては返す言葉がない。
楽しそうに、フラウの手を弄びながらシャアはまず最初の一矢を放つ。
「舐めて」
>「舐めて」
巛彡彡ミミミミミ彡彡
巛巛巛巛巛巛巛彡彡
r、r.r 、|::::: |
r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ |
|_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )|
|_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ ハァ?
| ) ヽノ |. ┏━━━┓|
| `".`´ ノ ┃ ノ ̄i ┃|
人 入_ノ´ ┃ヽニニノ┃ノ\
/ \_/\\ ┗━━┛/|\\
とりあえず保守しておく
>>321 一瞬、フラウの思考が固まる。
『うそ…』
恥ずかしくてたまらなかった。いやだ、と言いたいところだが多少の負い目もある。
先刻自分の中に入っていた男自身は赤黒く聳え立って彼女を誘っていた。
シャアはほくそえんで、困惑するフラウの様子を興味深く見守っている。
フラウは意を決して、反り返っているそれを握り、おずおずと先端を口に含んだ。
意外にもそこはつるつるとして、舌で探ると割れ目のような場所に当たった。
「んっ…。そうだな、アイスキャンディーを…食べるときの要領だ…。そら、早くしないと
キャンディー、が、溶けてしまうぞ…」
聞き分けのよい生徒であるフラウは屹立したモノを根元から舐め上げ、カリに舌を這わせる。
「ぅ…んんっ…、その調子だ…歯を立てるなよ…」
言いながら、シャアはフラウの尻をややこちら側に向かせ、自らの指を秘所にのばした。
そこはしっとりと潤いを帯びて、熱い。
中指をずぶり、と入れるとフラウが小さく悲鳴をあげた。
「ふあっっ」
──ぬちゃっ、ぬちゃ、ぬちゃ…──
いやらしい水音が、静まった部屋に響く。たまらずフラウは口を離し、身体を捩った。
「あんっ、あ、あぁ、うぅ…んっ…」
「やめていいとは言っていない」
穏やかな声での命令口調に、フラウはびくっとし、慌てて怒張を頬張り、必死に吸いたてた。
──ちゅば、ちゅばっ、ちゅっ、──
シャアの男根はフラウの口腔に収まりきらず、ともすれば喉を塞ぎそうであった。
「んっ、、ぐ…んんっ…」
苦しげに頬張るフラウの目には涙が溜まっている。
それは嗜虐趣味の傾向があるシャアにとって非常にそそられる光景であり、海綿体に
血液がどんどん送り込まれて行く。
今すぐにでも彼女の中に押し入って、ぐちゃぐちゃにしたくなるのをかろうじて抑えた。
後ろから掻き回されて溢れた雫が、シャアの指を伝って滴り落ちる。
フラウは、シャアをくわえながら、指から逃れるように身を捩った。
「んんっ…ん゛っ……ふぅぅっ」
そこで、シャアは身体を起こし、フラウを奉仕から開放させると自分と向かい合う形で
膝の上に座らせ、その目をじっと見つめた。
子犬のように濡れた瞳で自分を見上げるフラウに、征服欲をかきたてられる。
そしてフラウの額にかかった前髪を片手でかきあげ、紅潮した頬をそっと撫でると
さっきまで己を含んでいた唇を激しく貪った。
シャアの熱い口づけは、圧倒的な力を持ってフラウを襲う。
身体の芯が何かにきゅぅっと掴まれるような甘い快感を伴って、フラウの中心からは
また更に愛液が溢れだしてくる。縋りつくように男の首に腕を回し、胸を押し付けると、
彼も押し付けられた胸のふくらみを丹念に愛撫した。
角度を変え、何度も重なる唇。絡まる舌。胸に触れる熱い手の感触。行為の最中だと
いうのに、フラウはふと考える。出会って間もない、素性も何も知らぬこの男に、何故
抱かれたかったのだろうか。心の信号で警報が鳴っていることに気づきながら──。
たしかに初めはアムロやセイラへの対抗心から──多少、自暴自棄になっていたと
いえなくもない。けれどその実、他人の情事を覗き見てしまったことで、自分の奥に
密かに芽生えていた欲望の扉を開けてしまった、そのきっかけとなったのはこの男の
身体なのである。いってみれば、シャアがフラウを“道具”として活用出来るかどうかを
考えたのと同様に、フラウにとってもシャアはある意味欲求を満たす“道具”であった。
──あたし…、こんなにエッチな子だったの…かな…
シャアの愛撫によってもたらされるめくるめく快感に、フラウの膝ががくがくと震え、
後から後から尽きることなく湧き出る愛液はシャアの腿をもべっとりと濡らしている。
もっと触れて欲しい、もっと、強く、激しく。フラウは無我夢中で男の背中を抱き締めた。
シャアはというと、初めて男に抱かれたはずのフラウがこんなにも貪欲に自分を
求めてくることに内心驚いていたのである。
『これだから女はわからんのだ…』 さっき拭き取った一筋の血を思い浮かべた。
「あうっ……!」
シャアはフラウの身体をうつぶせにし、尻を高く上げさせると、背中に覆いかぶさり、乱暴に
胸を揉みしだく。尖らせた舌で背骨に沿ってつーっと舐めた瞬間、フラウがびくっと身を震わせた。
「感じやすいんだな…ここが」
悪魔的な微笑を湛え、シャアはフラウの背中を執拗に愛撫する。シャアの荒い息がかかるたび、
唇が触れるたびにフラウの身体がくねくねと揺れる。
「あっ…!んっ、やっ、やん…ぁん…ぁ…」
フラウの背のあちこちには紅い薔薇の花びらのような印がつけられた。もしも見る人が見れば、
それとわかるくらいの──小さな痣が。
腿の内側に硬く熱いものが何度も当たって、フラウは切ない気持ちになった。先ほどの痛みを
忘れたわけではない。現に入り口のあたりはまだ少しひりひりしている。またこの大きなものが
入ってきたら、きっとまだ痛むだろう。
けれども、初めて受け入れた時の怖さは今度は全く感じなかった。早く自分を充たしてほしい、
錯覚かもしれないが、そうしたら心も充たされるような、そんな気がした。
シャアはフラウの入り口の周りを、自身の先端で弄び始めた。そこにある肉芽は既に朱く尖り、
はちきれんばかりになっている。蜜をすくって、それを突付くとフラウが細い声をあげた。
「ぅぅっ、あぁん…や、やん…っ、だめ…」
シャアはますますぐりぐりと押し付ける。それでいてまだ中には入れない。
愛液がひと筋、ふた筋とフラウの内腿を伝う。これだけ濡らしていれば、さっきよりも挿入は
しやすいだろうとみて、
「フラウ…入れるぞ…」
シャアがフラウの耳元でそっと囁いた。
「んっ……!」
片手でフラウの腰を支え、
ゆっくりと自身を沈めるシャア。一旦は押し出されそうになるが、
少し強めに進むと、充分濡れているせいで先刻より入れやすくなっていた。
「ぁぁ…んっ…あっ…んっ、んっ…ぁんっっ…や…っ」
ベッドの上でうつぶせになり、尻だけを高く上げているフラウは、シャアのものが入ってくる刹那、
思ったとおり少し痛みを感じた──が、それが出たり入ったりを繰り返し始めると、身体が勝手に
反応し、動きに合わせて自然と声を上げてしまうのだった。
>>327 乙!
意外性のあるカップルを上手く魅せていていいですね
今後の展開が気になります
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
>うれしいこと言ってくれるじゃないの。
・・・・・・。
>>327 ギシッ、ギシッときしむベッドの音、シャアとフラウが交わる場所から発せられるいやらしい水音、
フラウのあげる啜り泣きのような声、シャアが漏らす低い呻き声──
それらが全て昼下がりの、この殺風景な部屋で交差している。
「ぁっ…お…願い…もう……、や、めて…」
「だめだ…」
フラウは眉根を寄せ、いやいやをするように首を振る。
『……!』
その瞬間、フラウは飛び上がるほど驚いた。無意識に首を巡らしたその先に、ベッドに手をつき
男に貫かれている浅ましい自分の姿が見えたのである。
フラウが見ているものに気づいたシャアは、フラウの腰を抱え、そのまま後方に尻餅をつくような
体勢をとった。下から彼女の膝をすくいあげ、足をM字の形に開かせる。
「!…いや…っ!」
大きな鏡には、男のモノが刺さっているフラウの朱い花弁ばかりか、その下の窄まりまでありありと
映っている。それはグロテスクでありエロティックでもあった。肉の交わりをまざまざと目の当たりに
したフラウには少々刺激が強かったらしく、泣きそうな表情である。
シャアはゆっくりと腰を動かした。フラウの視線はどうしても鏡から離れず、ぱっくりと口を開けた
自分の孔に男の怒張が飲み込まれては吐き出される様を凝視している。
「あんっ…あ、あっ、あん…やっ…や、んんっ…」
すごくいやらしい格好をさせられた恥ずかしさを、フラウは親指を咬んで耐えていた。
そんなフラウの様子に刺激され、シャアの興奮も最高潮に達しようとしていた。
一度大きく息をつき、フラウの髪に、頬に、背中に優しく口づけ、耳元で囁く。
「フラウ、私は優しい男だろう…?」
「……優しく、ないわ……」
「私なりに努力したんだがな…しかし、君がいやがるようなことはしていない。違うか?」
「……」
恥じらいで無言になったフラウに苦笑しながら、シャアは彼女の右足を自らの脇に抱え、激しく突く。
「あっ、あ、あんっ…んっ、あっ」
「くっ…はぁぁっ…っ…」
内部の襞が一瞬きゅぅっと締まり、シャアは咄嗟にとったフラウの両手で、間一髪抜け出した自身を
覆った。勢い良く放たれた白濁の液体が、小さな手をべっとりと汚した──。
>>332 ───抱かれにきたのだろうか……。
煙草に火をつけながら、シャアはフラウがここに来た目的を考えていた。
そうと考えれば、なんとなく辻褄が合う。何しろ、話らしい話をほとんどしていなかったのだから。
「ずいぶんと都合のいい話だな……」
ただ、それは男の身勝手な発想かもしれぬ──とも思えた。
それよりも、これからどうするべきか。
フラウを自分の元に置くとすれば、自らの正体を晒さねばならない。
ジオンのシャアに抱かれたとわかれば、彼女はどれほど驚くことだろうか。
拒絶されることだってありうる。むしろその可能性のほうが高いのだ。
自分の側に取り込み、改めて木馬に戻して情報を流させることができれば、フラウはこの上ない
手駒となるに違いないのだが……。
果たしてフラウに承諾させることができるのか。とにかく今は時間がない。
紫煙をくゆらせ、シャアは目を閉じた。
──どちらにしても、全てはフラウ次第──
シャアがとりあえずの結論を出したところで、バスルームの扉が開く音がした。
ぶかぶかのバスローブを羽織り、濡れた髪をタオルで拭きながら出てきたフラウは、はにかんだ
様子で彼に歩み寄ってくる。
シャアは冷水の入ったグラスを手渡してから彼女の額に軽くキスをし、入れ替わりにバスルームへ
向かおうとした。その背に、フラウがふわりと頬を寄せ、抱きつく──。
どうした、と言おうとして口を開きかけたシャアを制するように、フラウが言った。
「…ごめんなさい、少しだけこのままでいて…」
「……」
背中に押し付けられた頬の火照りを感じながら、シャアは腰にまわされた手に自分の手を重ねた。
少したって、フラウの手が解かれた。
「…大丈夫か、フラウ?」
「何でもないの…ただ、なんとなくこうしたかっただけ…」
「……フラウは可愛いな…」
振り返ったシャアはそう呟いて微笑むと、フラウの頬に軽く触れてからバスルームの扉を開けた。
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(⌒) ピ
/ ̄ ̄| ∧_∧ キモイ妄想、もうええわ
| ||. | ━⊂(・∀・ )
\__| ======== \
| | /※※※※ゞノ,_)
 ̄ ̄ ⌒~⌒~⌒~⌒~⌒
>>333 熱いシャワーをゆっくりと浴び、シャアが室内に戻った時、そこにはもう人の気配がなかった。
「フラウ……?」
見回しても、やはりフラウの姿はどこにもない。
「帰った…のか?」
釈然としない気持ちのまま、シャアはソファに腰を下ろす。と、サイドテーブルに走り書きを見つけた。
『 ありがとう さよなら 』
簡単に書かれた別れの言葉にちょっと脱力し、シャアは溜息をついた。
フラウの残して行った空のグラスには木洩れ日が反射している。
きらめくグラスを目の高さに持ち上げ、彼は呟く。
「本当に女の考えることはわからんな…。利用するつもりが利用されたような気もするが」
それでも、嫌悪や不快は感じなかった。フラウの度胸の良さ、そして共寝の際に久々に味わった
安眠(しかも母の夢まで!)による満足感を得たことが大きかったのであろうか。
──フラウが帰ってくれてよかったのかもしれない。あの娘に戦場は似合わない…
本来、あれは普通に恋をし、結婚して子供を持つような平凡な暮らしをするべき娘なのだ。
そんな生活はシャアが求めたとしても決して手に入らないものであった。これから修羅の道を
歩まんとする自分の元に置くことは、彼女にとって幸せにはならないだろう──。
「フッ…自分自身に言い訳したところで、何もならんな」 シャアは自嘲の言葉を漏らす。
──フラウもアルテイシアも、艦を降りてくれればいいが……このままでは心置きなく木馬を攻める
ことができないではないか。
成り行きで抱いただけのフラウを特別な存在と認識したわけではないが、やはり係わり合いをもった
相手だけに、気にかかるのはやむを得まい。
ただ、女のために足元をすくわれるのだけはごめんだった。
「そんなことになれば、ガルマを笑えんよ…」
左手でグラスを弄びつつ、シャアはまだ濡れている前髪にくるりと人差し指を絡めた。
-*- 時間は少し遡る -*-
シャワーに打たれながら、フラウは迷いを振り切ろうとしていた。
旅の途中でたまたま立寄ったこの街で、たまたま出会った男に行きずりで抱かれた。
ただそれだけのことなのに、男の言った一言に惑わされている自分がいる。
“…このまま君を攫ってしまおうか……”
そんな冗談を鵜呑みにするほど子供でも馬鹿でもないつもりでいたのに。
あの蒼い瞳にじわじわと絡め取られていくようだった。
熱い水滴をはじく身体のあちこちに残された、彼に抱かれた証である薔薇色の痣が先ほどの
行為を思い出させる。フラウは改めてまだひりつく下腹部に残留する異物感を感じ、赤面した。
結局自分は優しさに飢えていたのだ、とフラウは自己分析した。
戦渦に巻き込まれ、身寄りを失い、アムロだけに縋って今日までを送ってきた。そのアムロと自分
との間に見えない隔たりができ始めたのに、いつからか気づいてしまった。
年上の女性を憧れの目で見つめるアムロにやきもきし、苛立ち──寂しかった。
寂しさを埋めるために、ブランカと名乗る彼─恐らく偽名─を優しさにつけこんで利用した。
よくも自分にこんな大胆な事ができたものだと思うけれど、それを受け止めてくれた彼に余裕が
あったからこそ、後悔せずに済んだのだ。あの甘く切ない口づけ…。
いけない、とフラウはかぶりを振った。このままここにいればきっと彼を好きになってしまうだろう、
そんな予感がした。だが、彼は果たして自分を愛してくれるだろうか?
たぶん、そんなことはありえない。優しい人には違いないけれど、あの蒼い瞳の奥底には何か
仄暗い意思のようなものが横たわっており、誰もそこには立ち入ることができないような気がした。
それに、もうこれ以上届かぬ想いだけを持ち続けるのは耐えられない。
無理に彼についていっても幸せは待っていないと本能が告げている。フラウの求める幸せは、
平穏な暮らし、平凡な家庭に他ならない。彼の漂わせる雰囲気には危険な感じこそあれ、そうした
平穏さは皆無なように思われた。
明日になればホワイトベースは出航してしまう。もう残された時間はわずかであった。
「…子供達を置いてはいけないわ」
フラウに残されたただ1つの砦。ようやくそれを思い出した彼女は、冒険の幕を閉じる決意をした。
フラウがホワイトベースに帰ってくると、もう夕方であった。
彼女が戻ってくるのを首を長くして待っていた子供達と共に、慌しく夕食の準備をしたものの、
何をするにも上の空だった彼女は皿やコップをたびたび取り落とし、はじめは「何やってんだよぉ」
などと注意した子供達も、しまいには「フラウ・ボゥ、大丈夫か?」「熱でもあるの?」と心配する
始末である。
「うん…ちょっと調子悪いみたい」
彼らが心配してくれるのをいいことに、フラウは自室に引き上げることにした。
食欲はほとんどなかったし、何より一人になりたかった。
途中でセイラと話しこんでいるアムロを見かけたけれど、彼らに対して不思議なくらい何の感情も
湧いてはこなかった。しかし、そのまま通り過ぎようとしたはずのフラウの足が無意識に止まる。
セイラの絹糸のような金髪と蒼い目を認めた刹那、フラウはひどく狼狽した。
懸命に抑えていた感情が堰を切ったように流れ出しそうになる──
慌てて駆け込んだ自室のベッドで毛布を頭から被り、フラウは昂ぶる気持ちをようやく解き放った。
とめどなく溢れる涙が枕に染みを作っていく。
声を忍ばせ、彼女は泣いた。
何のための涙なのか。もう会えぬ男を想ってか、それとも破瓜のための感傷なのか──
それを考える事すらもうどうでもいい。今はただ泣きたかった。
フラウの脳裏には、階段を1歩1歩上って男の部屋へ向かった時の光景が鮮明に映し出されている。
まさにこの時が、昨日までの自分と訣別した瞬間だったに違いない。
それは即ちアムロとの訣別も意味していた。
アムロはもう彼女の庇護者であることをとっくに辞めていたというのに、しがみついていた自分が
哀れで、彼女はますます泣けてくるのであった。
あの時の悲壮感と階段を上る時に見た情景を、一生忘れる事はないだろうとフラウは思う。
きっと破瓜の痛みや切ない気持ちと連なってそれは繰り返し取り出され、再生されるのだ。
いつまでも色褪せない記憶として、熱帯の熱い風、街の喧騒、そして──蒼い瞳と共に。
Fin.
>いつまでも色褪せない記憶として、熱帯の熱い風、街の喧騒、そして──蒼い瞳と共に。
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)|
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃 そんなのどうでもいいよ
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
>>338 乙カレー
途中多少違和感のあるセリフもあったけど、良かったとオモ。フラウがかわいらしかった。
乙です。ほんと面白かった。
確かに、フラウがハヤトとくっついた動機は必要だw
343 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 02:35:00 ID:geDklrTe
職人さんщ(゚Д゚щ)カモーン
誰かきてー
ホス
職人さん降臨待ち
職人さん来るまで雑談でもするか
またはリクエスト
自分はブライト×ミライが読みたい
難局条約のスレッガー×ミライよかったなー。前振り部分もエロ部分も。
作者の「dLc」氏、どこかで書いてくれてないかなー。
南極って1stネタ少ないよね…ってしょうがないんだろうけど。
やらせはせん!
354 :
:2005/06/30(木) 23:16:40 ID:4bbCT4G/
てれーれーででん
セイラ凌辱
355 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 02:59:44 ID:y/rrWVNt
test
356 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 03:48:42 ID:cGhCMsHb
職人さん降臨キボンage
357 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 18:13:08 ID:pQO+oU/q
hosyu
358 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 15:31:35 ID:Nf0R2qAf
ハモンさん凌辱きぼん
セイラさんに足コキされたい(;´Д`)
久々にガンダムV観た。
最近のアニメの女の子に全然萌えんのに
セイラやミライの制服姿に萌えている俺って
一体・・・。
正常な反応ですよw
ほしゅ
保守
ホシュ