涼宮ハルヒのシリーズのエロSS

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1名無しさん@ピンキー
ラノベの涼宮ハルヒでハアハアしようよスレです。
職人さん光臨キボン
ちなみに、私の好きなカップリングは
キョン×朝比奈
キョン×ハルヒです。
2名無しさん@ピンキー:04/04/17 01:43 ID:G4YqbRen
朝比奈さんは確かにいいよなぁ。
3名無しさん@ピンキー:04/04/17 02:31 ID:6+LtsQLG
おまいら長門有希たんを忘れてはいかんと。
4誘導:04/04/17 08:05 ID:vduoxeh2
ローカルルール
『キャラ』『カップリング』単独でのスレ立ては控えめに
に違反しているような気がします。
ライトノベルキャラで抜こう! 4th
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079917442/l50
でハァハァされてはいかがでしょう。
54:04/04/17 08:08 ID:vduoxeh2
ちょっと気になって検索してみたら
「涼宮ハルヒの憂鬱」
「涼宮ハルヒの退屈」
というシリーズ名のエロSSスレなのですね。
涼宮ハルヒというキャラクターの単独スレと勘違いしました。
前言撤回します。
ごめんなさい。
6:04/04/17 10:46 ID:RkwNPy+f
今月から少年エースで漫画化されてた。
読んだ。
第一話感想。

…個人的にワガママヒロインは嫌い。こんな女はSSとか同人誌とかでレイープされるべきだ

とりあえず復讐に燃えるパソ部の男達…だな。
7:04/04/17 10:47 ID:RkwNPy+f
追記。
あくまで原作には目ェ通してないし、漫画版第一話を読んだ時点での感想である。
8名無しさん@ピンキー:04/04/17 12:08 ID:dB6IzKSq
つーか、漫画化されてたのΣ(´Д`!?
9名無しさん@ピンキー:04/04/17 16:45 ID:oOfCroTu
>>6
俺は逆かな、少なくても都合がいいだけの女よりは好き。
俺がMってのもあるけど。最萌えは長門だけどエロスは感じないな。
10名無しさん@ピンキー:04/04/17 18:27 ID:WIb+9TXT
妹萌えですがナニか?
11名無しさん@ピンキー:04/04/17 20:14 ID:J3Btf1U2
とりあえず、age
このラノベって実はマイナー?
12名無しさん@ピンキー:04/04/17 20:36 ID:4zsAtIeD
みくるたんハァハァなんだけど誰か書いてくれないかなあ
13名無しさん@ピンキー:04/04/17 23:07 ID:2mHLBM42
ところで同じ作者の「学校を出よう」はどうよ?光明寺たん・・・ハァハァ
14:04/04/18 07:25 ID:38+bA6Uk
>>8
はい、そうですよ。ケロロと同じ少年エースで。
美少女満載→エロネタてんこ盛り→なんで板が立ってないのか不思議
な少年エースで。

私は板を立てようとしましたが、そのたび失敗しました…

>>9
まあ、私の好みの問題というのもあるし…
私がSというのもあるでしょうな。
15名無しさん@ピンキー:04/04/18 20:33 ID:j4pp0N5O
みくるたんをいじめて欲しい。
怯えた小犬のような眼にさせてやりたい。

でも最後にはギュっと抱き締めたい
16名無しさん@ピンキー:04/04/18 23:01 ID:qnAkaOGj
ちょっと書いてみました。全部書き終えてからアップしたかったのですが
即死回避がてらに。すげえ大変な文体だ。
タイトルに陵辱とあるとおり、この先の展開は陵辱にする予定です。
本当は萌えるようなものの方が喜ばれるんじゃないかと思いましたが、
こういうものしか書けなくてすみません。この先書けるか不安ですが。
嫌いな方は回避して下さい。

 少なくともあと二年ほど経てば思い出の母校となる学舎はごく普通の公立
高校らしい何の変哲もない鉄筋コンクリートの無骨な建物だったが、爽やか
な青空が広がっているというのに長い坂の途中からふと見上げたその姿がな
んとなく重苦しく近寄り難い雰囲気をまとっていたような気がする。
 校門をくぐって昇降口まで来ると、校舎内に漂う澱んだ空気がはっきりと
感じられた。こんな天気のいい朝の空気はもっとハツラツとしていて気持ち
いい筈なのになんなんだこの粘つくような厭な雰囲気は。
 今まで感じたこともない変なプレッシャーに首を傾げながら上履きになっ
て廊下に上がると、長門がまるで幽鬼のように下駄箱前の壁際に佇んでいた。
「うお、長門。お、おはよう……あれ?」
 俺は違和感に気付いた。
 長門は眼鏡をかけていた。この校舎のように野暮ったいあの眼鏡。久しぶ
りに見た。
「……原点回帰か?」
「おはよう。あなたを待っていた。そしてそれは違う」
 ここにも朝を感じさせない声があった。幽鬼と話した方がまだ潤いを感じ
るかもしれない。
「待っていた?」
「ええ」
 てっきりトウゴウなんたらとかいう存在と交信中だとばかり思った。その
方が納得できる佇まいだったし。俺を待っていただと?
 長門からのアプローチ。そこはかとなく不吉な予感がした。
 予感はすぐに実感に変わった。

「ハルヒの情報変動操作が限りなく百パーセントに近い確率で行われたと推
測される事態が発生した」
「……」
 俺は一瞬黙り込んだ。
「……つーことは、なんだ。ハルヒはお前が眼鏡少女に戻れと願ったわけか?」
「そうかもしれない。でも、問題はそこじゃない」
「問題……?」
 暗澹な気分になる俺。また問題が起きたわけだ。ハルヒによって。あああ、
また朝っぱらからアンニュイにさせやがってあのやろう。
「涼宮ハルヒはこの学校に限定して世界を修正した可能性がある。この眼鏡
と校内にまとわりついている昨日までとは違う空気がその証明と言える」
 あー。俺は周囲を見渡した。見た目は何も変わりはない。だが、目に見え
るぐらいベタベタして変に粘っこく重たいこの感じはまたまたあいつのせい
だったわけか。気付いた瞬間から何となく繋げていたけど。
 俺は溜め息をついた。
「で、今度はどんな風に変えたんだ?」
「それは本人に直接聞いてみないと分からない。私より前に登校してるよう
だけどまだ接触を果たせていない。状況はあまり芳しいとは言えない」
「あいつがしでかした事で良い方向に転がったものがあるか?」
「ない」
 まったく間隙のない即答。長門と会話が成立するだけでなく考えが一致す
るなんて滅多にないことだ。一生分の中の貴重な一回を使ったような気がし
て俺は近年稀に見る大いなる共鳴をおぼえ胸がスッとした。

「でも、今回のは重度としてはかなり上の方。世界再構築ほどのエマージェ
ンシーレベルではないけど」
 重度ね……。あいつの巻き起こす騒動は、重いにしろ軽いにしろ被る疲労
度は常にオーバーヘッドなんだよな。
「そんな目安をつけてるってことは、ある程度はもう判断できてるのか?」
「ええ」
 長門は頷いた。
「私の異変が起こったのは現時刻からおよそ四十六分前。突然、私は眼鏡が
掛けたくなって生成した。その次の瞬間から私の情報操作能力が消失した。
情報統合思念体とも交信不可能となった。あらゆる機能が完全消失し、現在
の私はただの人間と何一つ変わらない単なる有機体となっている。だからこ
れは推論に過ぎないのだが私が眼鏡を掛けた事変と学校が変容した事象の間
には涼宮ハルヒが情報を操作した際に結び付けた論理的結合があるはず」
 俺はしばしポカンとなった。
 ……と、いうことは……
「……要するに、お前はどこにでもいるただの眼鏡少女になったわけ?」
「そう」
 無機質な性格は健在らしい。どこにでもいるというのは当てはまらなそう
だった。
「そりゃ……また……どういうことなんだろうな?」
「現状ではまだ情報が少なすぎて推論不可能。情報収集もすぐには出来ない。
全機能が消失し情報統合思念体とも交信不能になった結果、今の私はフリー
ズしたコンピュータと実質変わらない」 
 要するに役立たずになったと言いたいわけか。しかしそのおそろしいまで
に論理的な思考回路がそのままなだけでも充分頼りになると思うけどな。
「それじゃあどうやって重度の目安を決められたんだ?」

 長門は返答せずに口を閉ざした。
「……?」
 怪訝な顔をする俺の後ろを登校してきた二人組の男子生徒が通り過ぎた。
「うお、可愛い眼鏡っ娘発見!」
「しかもショートヘアの無表情キャラだぜ。かなりポイント高いな……」
 ヒソヒソ声だったが、俺の耳に確実に届いた。
 首を曲げて見ると、そいつらは歩み去りながら長門を眺めていた。男の俺
から見ても気味が悪いぐらいニヤついた表情で舐め回すように。
 おいおい、こう言っちゃあ失礼だがこいつのどこにそんな目の色を変える
ぐらいの色香が漂ってるっていうんだ? だいぶ溜まってんのか?
 長門はどことなく冷気を覚えるすがめた目で俺を見た。
「聞こえたか? 随分と無礼な奴らだったな」
 俺は自分を棚の上に置いて言った。
「聞こえた。普段ならセクシャルハラスメントと告訴しても妥当な言動。だ
が今の学校内ではおしなべてあんな言動が横行しつつある。あの程度の卑俗
な言葉と卑猥な視線だけでは相対的にそれほど無礼には感じないほどにまで
ランクが下がる。私も気にしない」
「……なんだって?」
 さすがに俺もマジな表情になってきた。
「涼宮ハルヒを探して校内を歩き回ってみた。すると、色んな所で色んな無
礼行為が行われてたのを目撃した。今の卑俗な言葉と卑猥な視線よりも遙か
に重度が高い」

 色んな所で色んな無礼行為……重度が高い……
「た、例えば?」
「例。一つ上げると、ほとんどのトイレで単数あるいは複数の男子生徒によ
る女子生徒への大便小便の排泄を主軸にした羞恥プレイが──」
「わー! ストップストップ!」
 思わず長門の口に両手で蓋をしていた。長門は黙り、ひたすらじーっとこ
ちらを見つめている。
 幸い、下駄箱を通って教室に向かう奴らには長門の声は目立たなすぎて聞
こえなかったようだ。
 俺はホッと胸を撫で下ろした。
「あー、そのな。もっとこっちに来てこっそりと話そう」
 俺は長門を廊下の隅っこにずらした。大人しく従う長門。
 ここなら普通に喋ってもまず聞こえない。コホンと一つ咳払いをする。情
報収集は重要だ。物事を理解し解決するための基幹であると言っていいだろ
う。だから俺はもっと聞き出さねばならない。それがたとえ俺の精神を根底
から揺さぶるものであっても……!
「もうちょっと詳しく教えてくれないか。その目撃した無礼行為ってのを」
 表情一つ変えずにコクンと首を縦に振る長門。
 そしてよどみなく喋った。

「トイレの様子は先ほど言った通り。屋上はドアが何故か開錠していて、早
朝から青姦があちこちで行われていた。屋内でも状況は同様。生徒会室では
生徒会長の女子が会計の男子に生徒会運営費の着服横領の弱みを握られて体
を要求され泣く泣く捧げていた。美術室では美術教師の女性が彼女の不注意
で利き腕を怪我させて筆を握れなくなった男子部員に償いとして自分の体を
キャンバスに男子部員のペニスを筆にザーメンを白い絵の具と見立てなぜか
彼女が筆を握っていた。音楽室では吹奏楽部顧問の男性教諭が目を付けてい
たフルート担当女子生徒に早朝強化練習と称してコレで吹く練習をすれば上
達が早いとペニスをフェラチオさせていた。コンピュータ研究部ではUSB
バスパワーを利用したバイブレーターで猫耳メイドに扮した女子生徒が責め
られていた。日本伝統文化部の茶室では着物姿の女性教諭や女子部員があれ
無体なと叫びながら帯を解かれて回転していた。野球部やテニス部の部室で
は女子マネージャーがバットやラケットのグリップ部分を女性器に入れられ
て悶えていた。用務員室では用務員の中年男性が女子生徒を連れ込んで犯し
ていた。保健室では女性の保険医が童顔の男子生徒をベッドで玩具にして弄
んでいた。一部抜粋でざっとこんなところ。これら無礼行為には一定の特徴
がある。全て人目につかない裏側で行われている。表側つまり教室や廊下や
職員室など人が多くいる場所では一切このような行為は発生していない。そ
のため表面上は普段通りの学校生活が営まれている。だが歪な部分がないわ
けでもない。多数の生徒や教師が姿を見せないのに誰もそれを気にしていな
い。多数の部屋で同時に無礼行為が働いているというのに発覚してパニック
が広がるといった現象が一箇所たりとも起こっていない。無礼行為の発生源
に無意識的に人が近付かなくなるという法則が成り立っている可能性も考え
られる。でなければ不自然なほどに異常な状況」

「……」
 俺はしばらく言葉が出なかった。
 長門が語った目撃報告は到底信じられるものではなかった。夢の話をされ
ているようだった。夢にしても厭すぎるが。谷口だってここまで夢想しない
だろう。女である長門の口から紡ぎ出されたところが輪を掛けて救えない。
「残念ながら本当の話」
「……一体、この学校で何が起きてるんだ?」
「セックス」
 いやそれは充分わかったから。そうじゃないだろ。
「通常発生はあり得ないと容易に推測されるほどの異常事態。涼宮ハルヒが
そういう世界になるよう情報を操作した可能性が群を抜いて高い」
 俺は頷いた。つうかそれ以外にあり得ないだろ。
「なんてこった。あいつは何を考えてやがるんだ!? 性欲に満ち溢れた高校
男児でもケツまくって逃げ出すような太刀打ちできないヘンタイ・ワールド
だぞそりゃ。女のあいつが作ったっていうのか!?」
「涼宮ハルヒ以外にここまで構築できる能力者が地球上に存在しない」
 信じられなかった。まったくもって信じられなかった。ハルヒは性別を超
えてぶっとんだ奴だがそれでも女だと思っていた。しかもまだ高校生だ。女
子高生が普通そんな世界を作るか? あるとしたら変態か異常な奴しか思い
つかない発想だろう。ただ宇宙陰謀説とか超能力大戦とかを切望する変態と
強姦や暴行を願望する変態では意味合いが異なるという上で涼宮ハルヒは変
態ではない。異常というのは諸手を挙げて賛同できるが。非日常を望むあま
りついに気が狂って異常な暗黒面が発動したのか。変なものでも食って人格
が変貌したのか。何にしろ涼宮ハルヒ烈伝が作られたとしたらこの項目だけ
たとえ一文のみで済ませても即発禁処分決定になるようなダークヒストリカ
を作ってるんだぞ!?

 問題なんてどころじゃない。大問題だ。重度フルスロットルだ。下手をす
れば学校が崩壊しかねない事態だ。それ以上に女子にとってイラクにいるア
メリカ兵よりもある意味危険に晒されたデッドゾーンと化している。
 俺はハッとした。
「長門、お前は何もされてないか?」
「ええ」
 俺を見つめながらゆっくりと頷く長門。確かに着衣に乱れはなかった。
「能力は使用不能になったけど人目につく所を選んで停留し移動するように
している」
「そうか……」
 少しホッとする。しかしまだ安心できなかった。
 朝比奈さん。いたいけな彼女の姿が瞬時に脳裏に描かれた。
 何も言わないうちに長門は俺の心を察したようだった。
「この事も言いたかった。朝比奈みくるは登校してる。でも今のところ見か
けていない。私が観察できた限りの無礼行為現場には居なかったが教室や部
室にも姿は無かった。私が見落とした場所に連れ込まれてる可能性がある」
 俺の返事はなかった。
 長門の台詞が終わった頃にはもうすでに一階の廊下の半分を走っていた。
歩いてる奴にぶつかるのも構わず廊下を猛ダッシュで駆け抜ける。
 後ろから長門の声が追いかけてきたような気がしたが立ち止まって確認し
てる暇はなかった。
 ハルヒ、今度こそ洒落では済まないぞ。絶対に済まない。

                              (続く)
25名無しさん@ピンキー:04/04/18 23:23 ID:qnAkaOGj
あ……やばい。調子に乗って時事ネタ入れちゃった(死)
……その部分だけ流して下さい。
26SS保管人:04/04/19 00:02 ID:WwbYvpDz
GJです。
陵辱モノも相手がキョンなら許容範囲!
みくるたんを助けに行ったはずのキョンが、世界の法則に囚われてみくるたんを…って展開をキボンしてみたり。


んでもって、ついでにと言ってはなんですが、当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
(サーバーが重くて繋がりにくいです)


27名無しさん@ピンキー:04/04/19 00:12 ID:ILfEb1PG
やっぱり誰もが「涼宮ハルヒの陵辱」ってタイトルを思いつくのか……。

じゃぁ、僕が書くときは「涼宮ハルヒの欲情」にしようかなぁ。
28名無しさん@ピンキー:04/04/19 01:11 ID:9Ehfad4c
みくるタンが陵辱されてるのかなぁ……( ´・ω・`)
29名無しさん@ピンキー:04/04/19 14:51 ID:WwbYvpDz
>>27
もしかして二柱目の神降臨?
30名無しさん@ピンキー:04/04/19 19:27 ID:GaBhFuMT
部室で無防備に眠ってるみくるたんにイタズラしたい!
31:04/04/19 21:34 ID:wGbMlOXS
…良い。
世界修正とか漏れの知らない設定が出ているが…
漫画版しかないからそれ見直そう。出ていた気がするが、長門って人が思い出せないし。

漏れは漫画版がもっと進んでから書くかな…別板のSSとか表家業とかで忙しいから書けないかもしれないが。
32名無しさん@ピンキー:04/04/19 21:38 ID:A9XigTRx
>>31
気長に待ってますよ!


しかし、漫画版は進むことなく打ち切られそうで怖いのだがw
33名無しさん@ピンキー:04/04/19 22:38 ID:rNzxB21O
>>1
乙!単独スレを待っておりました!!

そして>>16様 気長にお待ちしております!
34名無しさん@ピンキー:04/04/20 01:12 ID:3a7IXVkr
>>16の人
続きが読みたい・・・
35名無しさん@ピンキー:04/04/20 19:07 ID:uj5EBELK
>>30
それを見ていたハルヒが次の日の部室で寝たふりと、
36名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:46 ID:BfwjZ21z
>>35
すばらしい!
37名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:51 ID:G7q+HJS1
>>30
>>35
誰か書いてちょうだい!
38:04/04/21 20:03 ID:pwMAuaFd
>>31

漫画版見て長門の外見・性格を把握。ツボかな?

16さん、頑張ってください。
39名無しさん@ピンキー:04/04/21 23:42 ID:cyoblGEa
いつの間にかハルヒスレが立ってる……
小説版買い集めた自分としても参加したいな。

…ということで気が向いたら(ネタが浮かんだら)書いてみたいと思った今日この日。
40名無しさん@ピンキー:04/04/21 23:43 ID:G7q+HJS1
>>39
頑張りなはれと声を掛ける今日この頃
41名無しさん@ピンキー:04/04/22 20:28 ID:C0vsuEK9
ハルヒのエロきぼん!
自分自身の”力”で自分を縛り付けるような展開で。

いつもみくるたんを庇うキョンを見て、M系が好みと判断。
潜在意識下で”力”が発動し、シチュエーションをお膳立て。
本人には自覚はないから本気で抵抗するが、無意識に発動している”力”は自分でも破れず…
4216:04/04/22 23:56 ID:R/plteOJ
陵辱書く免罪符というわけではないんですけど、
キョン×朝比奈さんのラブラブ書きましたのでこれで許して下さい。
43『朝比奈みくるの青春』 1/:04/04/22 23:56 ID:R/plteOJ

 春は最高の季節だ。それは間違いない。冬の寒さにひしがれた身体を慰める
ように励ますように暖かくなってゆく早春。体温にその生命活動を左右される
生物が悦びを覚えないはずがない。うららかな日差し、爽やかなそよ風、ほん
のりと温かい大地。暖かさとはすなわち生命の熱量だ。当たり前で誰も気にし
ないが、地球がこの気温を獲得しなければ俺たちは今こうしてここにいない。
地球という母なる揺りかごが計り知れない慈愛に満ち溢れるように一大たる暖
かさをもたらす時、俺たち生命の子どもはその甘露な母乳を思う存分に吸って
慈母神の大いなる優しさに包まれることができる。無上の幸せに浸れるのさ。
動物だってそこんとこがよくわかっててこの時期に繁殖活動するわけだ。
「あの……」
 なんでしょうか朝比奈さん。
「よく解らないんですが……それとこれとは……あの……どんな関係が……」
 朝比奈さんはおずおずと指さした。彼女のメイド服の上から豊かに張り出た
胸を覆うものを。動いている。ていうか揉んでいる。もみもみ。ハルヒの手で
はない。ハルヒは今、この部室にはいない。では長門か。違う、本の虫もいな
い。じゃあ古泉? あいつが触ったら問答無用でぶっ殺す。ではでは、いった
い誰のけしからん手が!?
 いやいやいや。いいんだ。俺の手だから。

 春の陽気が訪れたある暖かい日、生あくびを連発しながら部室まで来ると、
ドアをノックして何も反応がないのを確かめてから開けて挨拶する。
「ちわー……」
 しかしそれはすぐさま小さく萎んで消えてなくなった。別にドアを開ける途
中でついに陽気に負けて昏睡するなどという器用な事をしたわけではない。
 珍しいことに、部室の中は朝比奈さん一人だけだったのだ。もうすでにメイ
ド姿に着替えている。健気だ。誰に言われるまでもなく着替えているところに
そこはかとない哀愁も漂うのだけれど。
 だが、それが声を途絶えさせた原因ではない。
 春の暖かく優しい日差しは同好会にすらなっていない怪しげな団体の溜まり
場であっても分け隔て無く包み込み、室内の空気は常春の楽園からおすそ分け
されたようにポカポカとした気持ちよさであった。
 そんな中で朝比奈さんはテーブルに腕枕をしながらすやすやと寝ていたのだ。

 まるで春の妖精のようにあどけなく愛くるしい寝顔。マシュマロのように柔
らかそうな唇がわずかに開き、気持ちよさそうな寝息をたてている。すぐそば
にはお茶道具一式が置かれて給仕の準備も万端だ。
 たぶん息苦しくなるからだろう、首から下はテーブルの縁から外に出ていて、
ゆとりのあるメイド服からでも充分に突き出ている豊満な物体が、そこだけも
う収穫の季節を迎えたように双つ並んでたわわに実っていた。
 俺に気付いた様子はまったくない。
 ううう、なんて……なんて可愛いんだ!
 ただでさえ小中学生に間違えてしまいそうなほどの童顔だというのに、その
無邪気な寝顔は今生の汚れを一切しらない完全無垢な少女だった。神格を感じ
てしまうまでの別次元の美しさだ。春の妖精だ。それは言ったか。

 だから、その時の俺がどうにかなってしまったのも、ある意味必然だったの
かもしれない。目の前にいたのは生命を謳歌する会とでも言う強力な組織が差
し向けた春の刺客だったのだから。
 何の抵抗もなくふらふらと引き寄せられるように朝比奈さんの背後に近付く
と、熟した果実のように垂れていた胸を両手いっぱいにわっしと掴んでいたの
だ。
 そんな自分にびっくりする前に、朝比奈さんの(見たことはないがきっと宇
宙定理だ)美乳のたまらない感触が指いっぱいに伝わってきた。
 なんというみっちりとした重量感。それでいてブラをしているのにも関わら
ずとろけるようなこの柔らかさ。指を限界まで開いてもなお手に収まりきらな
いこの驚異が分かるか。一度魅入られたら二度と手放せない究極の宝石が確か
にここにある。

 もみもみもみもみもみもみもみもみ……

 何の遠慮もなく蠢く俺の手。
 この感動をなんと言い表していいかわからないな。オーマイゴッデス!と、
でも言っとこうか。
「……ん……んん……」
 さすがに朝比奈さんは起き出したようだ。
 だがそれでもやめない俺。手が、手が止まらないんだ。こいつめ。このいや
らしいスケベアームめ。と、俺は腕に力を籠める。もみもみもみ……
 朝比奈さんの寝息に熱いものが混ざってきた。
「あ……ん……んン……」

 揉み続けながら俺は考えた。俺ってこんなにスケベだったっけ? つうか犯
罪だよな、これって。それ以前の問題のような気もするが。まあ……朝比奈さ
んの乳が罪なぐらいあまりに気持ちよすぎるが悪いんだ。ということにしてお
こう。
「あ……ん……ん……?」
 やっと目を覚ましだるそうに頭を持ち上げた朝比奈さんの寝ぼけた顔が俺に
向き、そして下を向き、直下にある自分の胸が思いっきり揉まれているのを見
た。
「……ふえ?」
 信じられないように口が開く。
「おはよう朝比奈さん」
「あ、おはようございます」
 几帳面に挨拶を返す朝比奈さん。
「って、そうじゃなくて……あの……これは……」
 もみもみもみもみ。
「あ、ああ……これは一体……な、なにを……ああっ……!」
 そして冒頭のやり取りに行く。

「関係はあるんですよ。春といえば繁殖。繁殖といえば春。ほら、そう考えた
だけでなんだかカラダが疼いてきませんか?」
「き、きません!」
「ホントに?」
「ホントです!」
 もみもみもみもみ。
「ほんとぅにぃ?」
「あ、あ……あ……ほ、ほんとぅぅ……ですぅ……!」
 否定するわりには胸を揉まれるたびに反応が敏感になってきてて面白い。今
なんて、声を漏らすまいと人差し指を軽く噛んで必死に堪えようとしちゃった
りなんかしてて、うーん最高だ。
「や、やめてぇ……!」
 段々涙目になってくる朝比奈さん。
「いやいやこう考えればいいんですよ。マッサージですよマッサージ。あんま
りにも朝比奈さんの胸が重くて固そうで大変そうだったから、こんなに柔らか
く揉みほぐしときました」
「も、元からです!」
 それは失敬。これはマッサージだよ作戦失敗。でも続行。玉砕あるのみもみ
もみもみ。
「あ……あ……あ……! も、もう揉まないでくださいぃ……!」
 今にも泣き出しそうな朝比奈さん。
 ああ、泣かないで朝比奈さん! 悲しいなら俺が慰めてあげる!
 悲しみに暮れるお姫様は悦ばせねばなるまいと俺はさらに腕の動きを加速さ
せた。もみもみもみもみ。
「んあ、んあ、んああ……! や、やあ、やああ……! キョ、キョンさんひ
どい、ひどいですぅぅ……!」

 まあ確かにヒドイ事はしてるけど、でも身体は自由なんだよな……胸揉んで
るだけで。ハルヒみたいに別に無理矢理抑えつけてるわけじゃない。だのに離
れたり抵抗しないのは何故だろう。席も立たないんでは、やって下さいと言っ
てるようなもんではないですか。ハルヒに植え付けられた受動的気質のなせる
わざだろうか?
 などと考えてるうちにも俺の腕はまるで永久機関を兼ね備えたように動き続
けるのであった。

 もみもみもみもみ……

 そんなことを考えているうちに、徐々に胸の内側から熱が帯びはじめてきた。
心臓の鼓動がどくどくと鳴ってるのがはっきりと伝わってくる。
 ひときわ強く揉みしだくと、
「んひゃっ……!」
 朝比奈さんのからだが敏感に反応してびくりと震え、椅子がガタリと鳴った。
どうやら本格的に気持ちよくなりはじめたらしい。やっぱりここまで立派に成
長しているものが鈍かろうはずがない、と俺は一人合点した。
「ほ、本当に……やめてえ……!」
 朝比奈さんはついに涙を流し始めたが、そのつぶらな瞳は心なしか気持ちよ
さに潤んできているような気もする。
「やめられるわけないじゃないですか。朝比奈さんが悪いんだ」
「な、なんで私が……んっ……!……わ、悪いんですかあ……!?」
「襲って下さいとばかりに独りで無防備に寝てたじゃないですか」
「そ、それはたまたま一番早く来たからで……んんん……!」

 朝比奈さんのからだに力が入らなくなりつつあるのに比例して甘い吐息の回
数が増えてくる。ついには耐えられなくなって再びテーブルに突っ伏した。も
みもみもみもみ。乳肉ねぶり悶絶地獄の効果は絶大だ。
 俺は朝比奈さんの背に覆い被さると、細い首筋に顔を埋めた。春の陽気を吸っ
た栗色の髪の毛のたまらなく芳しい匂い。
 ああ、なんて春まっさかりなんだ。
 乳を揉みながら首筋や耳元に息を吹きかけると、
「あ……あはぁ……!」
 ゾクゾクとからだを震わす朝比奈さん。見たぞ、今、口元が緩んだ。
「ああ……ああぁ……! ほ、本当にや、やめないと……誰か来ちゃう……!
こんなトコ誰かに見られたら……!」
「晴れて公認カップルになれますよ」
 公認以前に付き合ってるなんて事実は何処にもないけど。そこは事後追認と
いうことで。
 俺はまるで力が抜けた朝比奈さんの体をひっくり返し、テーブルに寝かせる
形で向き合った。
 とびきり可愛い少女の泣き腫らした瞳がいっぱいに見開いてキラキラと輝き、
まるで追いつめられた子鹿のように俺を見つめていた。目元には遅咲きの桜が
咲き誇っている。
「だめぇ……だめですぅ……!」
 朝比奈さんは肩を震わせながら俺の体を押しのけようとした。空気ですら押
し返せないようなか弱い腕力。つーか朝比奈さんの体の方が押し返されてます。
「うええん……」
 ついに声を上げてぐしゅぐしゅと泣き出した朝比奈さん。

 俺は不覚にも萌えてしまった。普通、女の子を泣かせたら反省せねばならん
ところを、泣かせた罪悪感よりもその泣き顔や所作のあまりの可愛らしさに、
頭のどっかで緩んでいたネジがいよいよ弾けて吹っ飛んでしまったのだ。ダメ
だ、俺の全面敗北です。究極的にダメになることを許して下さい。
「ああっ朝比奈さん朝比奈さん俺ァもう我慢できねえ!」
「きゃああぁぁぁぁっっ!?」
 ということで、朝比奈さんのメイド服を脱がせることにした。
 朝比奈さんの背中に手を回して白いエプロンドレスの結び目をほどき、ガバッ
と頭をくぐらせて勢いで前に放り投げる。朝比奈さんの悲鳴はこの際気にしな
い。うーん俺って荒っぽい。
 次にブラウスのボタンを外していく。はちきれそうなほど盛り上がった胸部
から一つ一つ外すたびに元気よく左右にはだけていくブラウスの生地。ああ、
君たちも体格に見合わぬサイズに押されて苦しかったんだね。今、全員無事開
放してあげるよ。
 というわけで、百戦錬磨の対テロ特殊部隊もかくやという我が手の活躍でほ
どなくしてブラウスのボタンも全て外れ、純白に輝くブラジャーがあらわれた。
上品なレース刺繍で飾られ、谷間の中心に小さな赤いリボンがあしらわれた実
に女の子らしいブラジャー。ベスト・オブ・ベスト・セレクション、青空に向
かってバッチ・グーですよ朝比奈さん!

「おおー……」
 改めてこうして間近でまじまじ見ると、なんつう見事なバストでしょう。ど
れぐらいのカップがあるんだろうか。
 朝比奈さんは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、目を瞑っている。
 俺は更なる神秘の大地を踏破すべく、ブラジャーに手を掛けた。
「やあ……!」
 朝比奈さんは目を開け、悲痛な声を上げて俺の腕を掴んだ。弱々しいがはっ
きりと意志の籠もった力。
「も……もうこれ以上は……本当に……勘弁してください……」
「……」
「私は……この時間の人間ではありません……未来人なんです……」
 はい、知ってます。
「だったら……それでも私と……私と関係を持っても構わないんですか……?」
 俺は愛おしそうに目を細めた。その実、薄皮一枚の下には狼の如き嗜虐心が
渦巻いていたりするのだが。
 未来人だろうと宇宙人だろうと異世界人だろうと構わない。
 朝比奈みくるが欲しい。
「え……あ……あ……」
 へなへなと力が抜けるその隙に、一気にブラを押し上げた。

「やあんっ!」
 溜め息をつくぐらい魅惑的な美乳が、俺の視野いっぱいに広がった。細身の
からだに不釣り合いなほどの巨(おお)きさ。乳肉がプリンのようにぷるぷる
と揺れ動く。豊満な丘陵の頂には聖なる祭祀器のように鎮座している淡い桜色
の乳輪と乳首があった。
 嗚呼、なんという……なんというファンタジックかつエキサイティングかつ
エロチックな光景だろうか。ゲームのバランスを崩壊させかねないキラーアイ
テム。バグの産物でないことだけは確かだ。頭がくらくらする。鼻血でそう。
「やっ……見ないでえ……!」
 そんなこと言ったって、目が離せないですよこれは……。
 両の手がまるで自由意志を持ったように意識せず動き、究極の至宝にタッチ
した。これが人間の習性だ。本当に素晴らしいもの尊いものを手中にした時、
触れずにはいられない衝動が走るのだ。
 生々しい感触が俺の脳内で爆発した。
 な、生乳! 朝比奈さんの生乳! 生ですよマジですようそっこなしですよ
ダンナ! なんという感触……! 実はこっそりオナニーのネタにしちゃった
りしたこともある朝比奈さんの乳が、生出演で目の前に再現されております!
いや再現じゃないよコレ! 本生だよ本生! って、何を言ってるんだろうね
俺。
 でもこれ、マジに鼻血でそう……。

 まのびした日差しが差し込む放課後の部室。春の陽気は明るく穏やかすぎて
ムード満点とはとてもいえない。
 そんな中で俺は朝比奈さんの乳房にむしゃぶりついていた。朝比奈さんの肌
はほのかな甘みすらあった。きっとフルーツとかいっぱい食べてて肉の摂取は
控えめなんだろう。この世で一番の美味だなこれは。たとえ横に満願全席並べ
られても見向きもしないだろうね。
「あ……あ……あ……」
 俺が口の中でぷっくりとした乳首を転がしまた、どこまでも指が沈んでゆく
乳肉をこねるたびに、朝比奈さんはピクピクとからだを震わせ、切なく甘い吐
息を漏らす。
 新雪のような汚れひとつない白い肌にうっすらと汗をにじませ、頭を狂わせ
る芳香を匂わせる朝比奈さんのからだ。最高の女体が俺の腕の中でなすがまま
だった。
「ん……あ……あぁ……あぁ……あひぃ……!」
 さっきから乳ばかり責めているせいで、乳肉はすごく熱を帯びて汗と唾液で
ぐっしょり濡れ、乳首も痛々しいほどに充血していた。
「そんなに……そんなに胸ばかりぃ……」
 泣くように悶える朝比奈さん。
「あれ、もっと他のトコロを弄くって欲しいんだ。なんだあ早く言ってくれれ
ばいいのに」
「ひっ……ちが……ああ!」
 朝比奈さんの嬌声がひときわ高く上がった。俺の手がスカートの中に忍び込
み、ショーツの上から秘所をなぞるようにまさぐりはじめたのだ。
 指先に湿り気を感じる。それもくちゅっと音がたつほど。
「うわ……朝比奈さんのココ、すごい濡れてる……感じてるんですね……!?」
「ち……ちが……!」

 朝比奈さんは凄く恥ずかしそうに頭(かぶり)を振った。
「ち、違います……感じてなんていません……!」
 それはそれでちょっとショックだ。でも否定してるのは上の口だけなのは明
らかだった。この俺の指に絡まる粘着質の体液が何よりの証拠じゃないですか
朝比奈さん。
 目の前まで透明に濡れた証拠をつきつけられて、朝比奈さんは涙を流してイ
ヤイヤした。
「違います……違うんですぅ……」
「そうかなあ。じゃあこっちも味見してみよ」
「ひっ……!」
 俺はフレアスカートとペチコートを大きくめくり、ヘソまでたくし上げた。
ブラジャーとお揃いの純白のショーツとストッキングが無垢な朝比奈さんの肢
体を体現していて、くらくらするほど眩しかった。だが、ショーツの秘陰を隠
す部分はしっとりと濡れ、言葉よりも雄弁に物語っていた。
「ほらやっぱり。こんなに濡れてるじゃないですか。嘘はいけませんよ。でも
嬉しいなあ、しっかりと感じててくれてるんですね」
「ううぅ……」
 羞恥の涙に暮れる朝比奈さん。でもそれがますます俺の嗜虐性に火を点ける。
「それじゃあ、もっと頑張っちゃおうかな」
 以前、アホの谷口が勝手に喋ったことがあるが、パンツは尻からの方が脱が
し易いそうだ。ベッドの上で女性をリードする時に下着を脱がせるのにもたつ
いてたら見下されるからこういう知識は重要だと、やっぱりアホなほどに熱意
を籠めて口走っていた谷口の姿には呆れ返ったものだったが、俺は今、やつの
先走りすぎたエロマインドに感謝したい。
 その通りに実践すると面白いほどあっけなく脱げた。ストッキングはそのま
まにしておく。こっちの方が断然エロいね。

 なんつーか、もう。
 ひとつハッキリさせたいが、俺はこの形良い脚の付け根に存在する神秘の領
域をグロいとは決して思わない。朝比奈さんのだからってわけじゃなくて。グ
ロさ加減では男性器だってどっこいどっこいだし。
 だからもう、それを実際に間近にした今、俺は昂奮を通り越して感動してし
まった。本能があらん限りに喝采を叫ぶ。よくぞここまで辿り着いた、あと一
息ぢゃ! なにが、「ぢゃ!」なのかわからないけどね。
 まだ完全に生え揃ってないのか、それともこれが地毛なのか、おそらく後者
だと思うが、朝比奈さんのヘアーはまるで性格を表すようにうっすらと儚げに
茂っていた。厚みのある大陰唇に包み隠されるようにしてわずかに覗くサーモ
ンピンクの秘肉から、愛液がしとどに溢れていた。
「朝比奈さん……なんて綺麗なんだ……素敵ですよ……」
「あぁ……恥ずかしいです……」
「そんな事ないですよ。すごく、すごく綺麗で……。感じてくれてたんですよ
ね?」
 朝比奈さんは真っ赤になりながらも、コクンとかすかに頷き、またカーッと
さらに火照るのだった。
 くうう〜、か、可愛すぎる。ダメだ。とことんダメになりそうだ。
 俺はテーブルの下にしゃがみ込んだ。このテーブルは素晴らしくグットテイ
ストだ。両脚を持ち上げて開脚させると、朝比奈さんの秘貝がもろ眼前に迫った。
 芳しい薫りを放つ朝比奈さんのアソコに顔を埋める。そして、卑猥な音をた
てながら朝比奈さんのラブジュースを思う存分舐めすすり味わいはじめた。
「ひっ……あっ……いや、いやぁ……! そ、そんな汚いトコロ舐めちゃいや
です……ああぁ……!」
 新たなる刺激にからだをくねらせて悶え喘ぐ朝比奈さん。その顔が随喜に染
まり、悦びの雫がこぼれる。

「あっ……あっ……あああっ……!」
「汚くなんてないですよ。スゴク美味しい」
 俺はそう言いながら朝比奈さんの麗しい秘唇を実に情熱的にクンニした。大
陰唇の肉を舌で押し割るようにして中に侵入する。美味い。なんて美味いんだ。
乳も最高だがココも最高だ。つまり朝比奈さんは完全無欠に最高ってことじゃ
ないか。

 ピチャ……ピチャ……ピチャ……

 淫猥な音が部室に満ちていくにつれ、朝比奈さんのからだが甘い官能に悶え
た。俺の舌が肉ビラの中を蠢くたびに、目元の淫蕩が深まり、口元をいやらし
くほころばせるようになっていった。
「あっ……あっ……あっ……あっ……!」
「いいんですか、ココ弄くられるのいいんですか?」
「ああっ……は……はいぃ……いい……いいですぅ……気持ちいいですぅ……
スゴク気持ちいいですぅ……」
 さっきまで厭がってたとは思えない素振りで舌足らずに答える朝比奈さん。
何となく嬉しかった。口で言うほど俺を拒んでいたわけではないということだっ
たし、俺にこうして弄くられるのがそれほど気持ちいいってことなんだし。
 陰唇からほんの少しだけ頭を出しているクリトリスをソッとつつくと、
「ひぅんッ♥」
 面白いほどの反応が返ってくる。
 俺は秘貝を割り、クリトリスを剥き出しにすると、表皮を巻き込むようにそ
の付け根を軽くなぞりながら舐め沿った。
「ひぃっ、ひぃあっ、ひぃぅっ……! だ、だめぇ……だめなのぉ……♥」

 もう我慢できない風情で、目の焦点が定まらなくなり、さらに愛液を溢れさ
せる朝比奈さん。肉ビラはすっかりとろとろにとけるように熱く柔らかくなっ
ていた。
「そんなに気持ちいいんですか?」
「は、はいぃ……気持ちいいですぅ……」
「どこが気持ちいいんですか?」
 朝比奈さんの瞳に理性的な光がわずかに戻った。羞恥に染まる表情(かお)。
「そ、そんなのい、言えないです……」
「言わなきゃお仕置きしますよ」
 わざと意地悪く言うと、朝比奈さんは、「い、いや……」と被虐的に震えた。
こんな印象持っちゃ悪いかもしれないけど、すっごく色っぽかった。
「あ……あ……お仕置きはいやです……」
 それとも何か厭な思い出でもあるんかな。昔体罰受けたとか。だが俺は続け
た。朝比奈さんにはつい意地悪をしてしまう何かこう得体の知れない、誘い受
けと言ってもいいような魔性的なオーラが宿っている。
 俺は舌の代わりに指を動員し、朝比奈さんの秘裂を責め嬲った。
「あぁ、あぁ、ああぁ……♥」
「だったら言って。どこが気持ちいいのかを」
「あ……ああ……」
 諦めたような溜め息をつく朝比奈さん。
「は、はい……お、お、おまんこ……です……みくるのおまんこが……き、気
持ちいいですぅ……」
 羞恥に上擦った声で小鳥が囀るように言う。
「みくるのおまんこになにをして欲しいんだ?」
「あうぅ……あの……あの……もっと……もっと弄って欲しいです……みくる
のおまんこをもっと弄って欲しいんですぅ……う、うう……」

「よく言えました」
 俺は悪巧みを成功させたガキのように笑うと、ご褒美とばかりに再び朝比奈
さんの股間に顔を埋めてクンニの続きを始めた。もっともっと熱っぽく淫らに、
奥の方まで舌を潜り込ませて潤った媚肉をさんざんに嬲り回す。

 ピチャッピチャッピチャッピチャッピチャッ──

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ♥♥」
 朝比奈さんは俺の頭を抱え込みながら歓喜に悶えた。頭を振り振り、白い喉
を仰け反らせる。
「だめ、だめ、だめえぇぇ……! おかしくなる、おかしくなっちゃううぅ……♥」
 両脚を引き寄せて肩に乗せ、空いた手で肉ビラを左右に割り、さらに口を埋
め込んでいく。ラブジュースの洪水を掻き分けて奥を奥をと舐め回す。鼻がク
リトリスに当たって昂奮した鼻息が吹き掛かると、朝比奈さんはさらに気持ち
よさそうな声を上げた。
「はああん♥ 気持いい、気持いいですぅ、おまんこ気持いいですぅ♥」
「もっと弄って欲しいんだね」
「はぃぃ、もっと、もっと弄って下さい……♥」
 俺は要望に応えてさらに思うままに舐め、吸い、なぞり、噛み、存分に朝比
奈さんの麗しき花園を堪能した。舐めても舐めても、蜜が後から後から溢れ出
てきて俺の口の周りを塗りたくる。

「ああっ! ああっ!♥」
 朝比奈さんはどんどん膨れあがる快感に惑溺し、気持ちよさそうにうっとり
と目尻を下げる。羞恥を与えたことによって、反動で快楽を享受する度合いが
深まったようだった。
「気持いい、気持いいですぅ……!♥」
 女の園に眠っていた花々が一斉に蕾を開くように、湧き上がってくる快感に
頬が緩みほころんでゆく。太腿の間に俺を挟み込むことが苦にならなくなって
きてるようだった。
 そろそろかな。
 俺はすっかり濡れぼそった花弁から口を離し立ち上がった。
「あ……?」
 潤みきった瞳で俺を見上げる朝比奈さん。
 その前で俺はゴソゴソとズボンのベルトを外すと、一気に下着ごとずり下げ
て脱いだ。
「ひっ」
 朝比奈さんは思わず息を呑む。
 猛々しく屹立した怒張に目が釘付けになる。
 俺は逃げられる前に朝比奈さんの両脚を掴んだ。
「朝比奈さん、俺もう、貴方が欲しくて仕方ないんだ。……いいですよね?」
「あ……あ……」
「俺じゃ……ダメですか?」
「え……そ……その……あの……」

 朝比奈さんは真っ赤になってしどろもどろと目を逸らした。いいのか、ダメ
なのか、どっちなんだ。
 いや。そんな返事を待つ方が男としてダメなんだろう。ここまで来て。
 俺はそう一人合点すると、返事を待たずに朝比奈さんの両脚を持ち上げテー
ブルの上でM字開脚させた。白いストッキングが妙に昂奮を駆り立てた。
「あ……あ……あ……」
 怯えるような、恥じらうような、そんな風に震えた甘酸っぱい声。でも、決
していやそうではなかった。その奥底にかすかに期待するような響きが含まれ
ていると思うのは、俺の都合良すぎる解釈だろうか。
 だが何にしろ、俺は止まらなかった。だって、朝比奈さんは拒んでないから。
何より、俺がそう欲したから。
 一瞬、ハルヒの顔が脳裏に浮かんだ。
 朝比奈さんと目が合った。
 ……ああ。
 俺は理解した。
 朝比奈さんもそう思ってたんだ……。
 時が止まったようにじっと見つめ合う俺と朝比奈さん。
 空気が急に冷えたような、肩の当たりにまとわりつく感じがする。
 朝比奈さんの瞳に影が差し、黒く濡れたような気がした。睫毛の翳なのか。
 でも、何も言わなかった。
 俺も何も言わなかった。
 止めようとしなかった。止められなかった。
 それが答えだった。
 俺は熱に浮かされたように腰を動かし、蜜に濡れる秘園に照準を合わせる。

 ハッと気付いたように朝比奈さんは口を開いた。
「あ……あの……お願い……どうか……優しく……して下さいませんか……?」
 そう言って、朝比奈さんは涙をツーッ……と、頬に伝わせた。
 なんでそんな後ろ暗そうに言うんだ。
 だが俺は黙ったまま、しっかりと頷いた。勿論です。貴女が貰えるなら、世
界中のどんな願いだって聞き届けましょう。出来うる範囲で。そして貴方の願
いは、出来なければならない範囲に当たる特別なものです。
 朝比奈さんはホッとしたように、そして感謝するように微笑んだ。
「いきますよ」
「ッ……!」
 感極まった声にならない声を上げキュッと目を瞑る朝比奈さん。脚にも力が
入る。
 俺は腰を推し進め始めた。

 ズッ……ズッ……ズッ……

「ん……んん……あああ……!」
 朝比奈さんは髪を振り乱して苦悶の表情になる。顔にかかった髪の毛を噛み
ながら痛みに耐えた。
「うおぉ……!」
 処女膜らしききつい締まりが俺の侵入を阻んだ。朝比奈さん処女だったんだ
……そうじゃないかとは思ってたけど。俺が初めての男だと思うと嬉しかった。
そしてこれからも誰にも渡したくなかった。
 確かに狭いすぼまりに行き当たって進むのに難儀したが、それよりも柔らか
い秘肉に埋まっていく心地よい感触の方が遙かに大きかった。朝比奈さんの膣
内はとんでもなく熱く湿っていた。ギュウギュウと締め付けてくる媚肉を割っ
ていくだけで射精しそうだ。

 俺は感じ入った声を上げながら、必死に射精感を耐えて挿入していった。
 何かを押し拡げていくように、俺の分身は奥に奥にと入っていく。
「んく……んく……んうう……!」
 朝比奈さんは涙をポロポロとこぼしながら苦悶の喘ぎを上げる。痛いのだろ
う。でも抵抗せずにじっと耐えてくれている。俺を受け入れてくれているのか
もしれない。
 俺はそんな朝比奈さんがたまらなく愛おしくなり、キスを求めた。朝比奈さ
んは最初ためらったが、おずおずと震えながら唇を触れ合わせた。俺と朝比奈
さんのファーストキス。
「ん……あ……はぁ……」
 甘い吐息を交わらせているうちに、触れ合わせるだけでは飽き足りなくなっ
てきて、唇を割って舌を入れた。
「んん──」
 朝比奈さんは喉を鳴らすような声を漏らし、さらに深く求める俺を受け入れ
た。
「んちゅ……んむ……んむぅ……」
 次第に積極的にピチャピチャと音を立てながら舌を絡ませる。熱くなってい
く吐息。頭の中も徐々に靄がかるように意識がぼうっとなってゆく。俺はその
間にさらに腰を推し進めた。
「あああっ!」

 ズクン……ズクン……

 ──ついに俺の全てが朝比奈さんに包まれた。

「うお、おおお……」
 肉棒から全身に広がる朝比奈さんの脈動を味わう。なんて心地よい味わいな
んだ……!
「あ……あ……キョンさんのが……全部……私の中に入ったんですね……」
 白い喉を震わせながら、どこか嬉しそうに朝比奈さんは呟いた。
「痛くない……?」
「ん……大丈夫です……」
 儚げに微笑む朝比奈さん。全然大丈夫そうじゃないです。朝比奈さんの無理
してる顔は、辛い顔、悲しい顔、怒った顔、泣いた顔……数え切れないほど見
てきたからすぐに分かった。
 でも、今さら抜く気はさらさらなかった。
「朝比奈さんの膣内……熱くてとろけそうで……すごく気持ちがいい……」
「ああ……お願い……しばらくこのままで……」
 俺は頷き、動く代わりに朝比奈さんの上半身にキスの嵐を浴びせた。処女の
締まりはきつく、ちょっとやそっと動いても抜けそうにない。
「あぁ……んん……!」
 堪えられないように、だけど嬉しそうにあえぐ朝比奈さん。
「お願い……今だけでいいから……私のこと好きって言って……」
「好きだ」
 朝比奈さんの顔が幸せそうにほころぶ。
 好きだ。好きだ。好きだ。好きだ。好きだ。俺は朝比奈みくるが好きだ。死
ぬほど好きだ。大好きだ。
「私も……私もキョンさんのことが好き……」
 朝比奈さんは俺の首に腕を回し、ギュッと抱きしめた。俺も抱きしめ返した。
そしてキスした。

 上唇を触れ合わせながら、俺たちは熱く潤んだ瞳を交わし合う。
「好きよ……大好き……」
 いつから好きになってくれたんですか。
「もう……忘れちゃった」
 少し照れたように笑う朝比奈さん。
「でも、いつの頃からか貴方の事が気になり出したの……」
 俺は出会った時から好きでした。
「ありがとう」
 白く綺麗に並んだ歯を見せて笑ってくれる朝比奈さん。
「お願い……ばかりだけど……今だけ……みくるって言って……」
 俺は頷いた。そして再び唇を重ね、深く深く貪り合った。
 みくるはいつの間にか脚を俺の腰に絡みつかせていた。みくるの膣がギュウ
ギュウと締め付けてくる。キスで体がわずかにずれるだけでも下半身からたま
らない快感が湧き上がってくる。
 俺はみくるのからだに強く密着し唇を求めながら、体をくゆらせるように揺
り動かしてわずかずつ出し入れした。
 みくるにとっても、乱暴に抽送するよりもそっちの方がいいようだった。
 しばらくそうしていると、段々とみくるのからだの強張りが解けていくのが
分かった。
「ああ……いい……いいです……もう……あんまり痛くなくなりました……」
 緊張が抜けていくように息を吐きながら告げるみくる。
 昂奮にまみれた吐息を混じり合わせているうちに、みくるの表情からも次第
に痛みが消えていく。その瞳が快楽に霞がかるようにとろけていく。

「ん……あ……あぁ……あん……」
 俺を体内に感じるだけで気持ちよさが湧き上がってくるようだった。俺もそ
うだ。焦ったように動く必要が感じられなかった。みくるの表情が気持ちよさ
そうになっていくのを眺めるだけで言いようのない幸福感が胸に溢れてくる。
「みくる……みくる……!」
「んは……ああ……キョンさん……キョンさん……!」
 愛液がトロトロと流れる媚肉を弄くるように、球を描きながら腰をゆっくり
と回す。
 みくるのからだがビクビクと反応し、肉襞がまるで独自の生き物のようにギュ
ウギュウと締め付けてくる。
「んあ……んあ……んああ……!」
 うう……。
 しかし……さすがに、もう限界が近かった。
「あ……出るんですか……?」
「かなり……」
 一度意識してしまうと、こみ上げてくるのは猛烈に早い。
 俺は抜こうとした。が、みくるはそんな俺の後ろ首に両腕を回し、白いストッ
キングの生々しい脚をもっと深く絡めてきた。
「ちょ、ちょっと?」
「大丈夫です、から……このまま中に出して……いいですよ……」
 そう言って微笑んだ。無意識だったんだろうけど、ぞくっとするぐらい淫蕩
な笑みだった。
 背筋を何かが駆け抜ける。やばい。やばい。来る。来る来る来る。

 ええい、ままよ!
 俺は歯を食いしばって、みくるの胸の谷間に顔を埋めた。鼻腔いっぱいに広
がる甘い乳臭を嗅ぎながら、ラストスパートというにはあまりにものろい抽送
に精神を集中した。まるで大地をしっかり踏みしめる農民のように、一往復一
往復はっきり知覚しながら抜き差ししてゆく。勢いがそれまでなかったんだか
ら仕方ない。しかしこれはこれで無上の幸福だ。みくるも上擦ったような惚け
た顔でゆっくりとした抽送を深く感じていた。
「あっ……あっ……あっ……」
「くっ……で、出る!」
 俺は再びみくるの首筋に顔を埋めて隙間が無くなるぐらいからだを強く密着
させ、みくるの乳房も乳首も陰核も肉唇も押し潰しながら根元まで深く深く差
し込んだ。
「んんっ!!」
 みくるの腕が、脚が、俺の体をギュッと強く掻き抱く。みくるのからだもほ
とんど同じ瞬間に熱く痙攣し、鼓動が、呼吸が、からだがその一瞬のうちに溶
け合った。
 そして、
「みくるッッッ!!!!」

 ドクッ──ドクッ──ドクッ──ドクッ──

「あああ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 俺の押し潰しに負けずみくるの背がぴんと仰け反るようにしなる。
 途方もない射精感。みくるに、みくるの中に膣内射精している。根元まで挿
入して。俺の肉棒は力強く脈動し、ほとんどペースト状の生命の原液をどんど
んとみくるの胎内に流し込んでゆく。

「ん……ああ……あはぁぁ……熱い……熱いです……」
 みくるはうっとりしたように呟いた。
 今までこんなに出したことないほど大量のザーメンがドクドクと吐き出され
ている。しかもとびきり濃いやつだ。昂奮しすぎてコンデスミルクにでもなっ
たのか。そんな濃厚な精液がみくるの子宮に遠慮なしに打ち込まれてゆくのが
感じられる。これが俺の仕事だ文句は受け付けねえと言わんばかりに、俺のア
レなナニはみくるの胎内に夥しいザーメンを注ぎ込んでいくのだ。い、いいん
だろうか本当に。なんか六つ子ぐらい作れそうな勢いだけど。
 射精中は目を開けていられなかったが、それでも何とか薄目を開けて見てみ
ると、みくるは俺の射精を体奥に受け止めながら、俺の顔を愛おしそうに見つ
めていた。キラキラと朝露に濡れる薔薇のように。
「感じます……いっぱい……私の中が貴方で満たされていく……」
 みくるは瞳を閉じ、唇を差し出した。
「好き……大好き……」
 …………。
 まあ……いいか……。
 俺も顔を近づけた。
 そして、濃厚な口づけがいつまでもいつまでも飽くことなく続いた。
 この時間が終わることを懼れるように。
 春の暖かさにまた包まれるまで。

                                (終)
6816:04/04/23 00:34 ID:PIkCSLCU
改めて読んでみるとラブラブじゃないような……愚夫。

>SS保管人様
はい、私のものに関しましてはどうぞよろしくお願いします。
ただ、>16-24に関してはキャラの性格や一部表現に若干間違いがありますので、
後日修正したものをメールにて送らせて頂いてよろしいでしょうか?

>鱸さん
もし書かれるなら原作読んだ方がいいと思いますよ。
漫画の方と全然違いますから。
69SS保管人:04/04/23 00:42 ID:G5iPmsPP
>>68
リアルタイムでキター!
やっぱみくるたんは流されるのが似合いますねw
個人的ツボな眠ってるのをいたずらもありましたし。

あと、収蔵許可ありがとうございます。
メールの件も了解しました。
70名無しさん@ピンキー:04/04/23 01:05 ID:Hn1zFgDR
16の人またキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!!
おおむね無問題っすよ!! やっぱしみくるタンは(・∀・)エロイ!!
71名無しさん@ピンキー:04/04/23 01:37 ID:eHxBVCD/
みくるたん萌え〜ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノハァハァですた
72名無しさん@ピンキー:04/04/23 01:46 ID:qLs2g+0u
>>30がかなえられたなら、
>>35も欲張ってしまうわけで…
73名無しさん@ピンキー:04/04/23 11:51 ID:lJDuVwST
16さん、充分らぶらぶだと思います。
ああ、私も背後からもみもみしたい……。
敏感で流され易いみくるタン萌え。
大変ぐっじょぶでした!
74名無しさん@ピンキー:04/04/23 21:44 ID:4+jk84Jd
スレがたっていきなり神がキターーーー!!
75名無しさん@ピンキー:04/04/25 13:48 ID:xmi8xqsT
ハルヒ×みくる
長門×ハルヒ
長門×みくる
小泉×キョン

わっちゃあ、みくるタソ総受け長門総責め。
76名無しさん@ピンキー:04/04/25 19:46 ID:ZJUP8+kH
>>35

ハルヒのタヌキ寝入りまだ〜?
77名無しさん@ピンキー:04/04/26 20:51 ID:NNDvexgM
新作まだかなage
78名無しさん@ピンキー:04/04/28 15:33 ID:AY63VfRq
保守
79名無しさん@ピンキー:04/04/28 15:56 ID:cZcIoG1T
鶴屋さんといきなり消滅した朝倉さんも忘れないでね
あとシャミセンに身体をなめられてもだえるみくる
谷川流的比喩もいれてみては?自分では、思いつかないけど

学校シリーズの希望者が多ければ2スレ目以降は、谷川流総合ーエロパロ支店にでもした方がいいですね
80名無しさん@ピンキー:04/04/30 21:59 ID:vFgml+As
保守
81名無しさん@ピンキー:04/04/30 22:50 ID:V+NTwkb8
神光臨を願う
82名無しさん@ピンキー:04/05/01 06:28 ID:YC4a5ekf
ttp://www.korder.com/pickup.asp?html=index.html&path=haruhi
裸Tシャツエロスギ!!(゚∀゚)!!ハァハァ
とくに有紀たんのふとももーー
83致命的存在:04/05/02 01:13 ID:ngJ8BmRz
テスト
84長門ユキの休日:04/05/02 01:21 ID:ngJ8BmRz

 俺は今、図書館にいる

 と言っても別に一人寂しく読書にふけっている訳ではない。
 だいたい今の自分に読書をする暇はまったくと言っていいほど無い。
 その原因は、あの常識というものに砂漠の氷山くらい縁のない女のせいだ。
 月曜から金曜まではSOS団と言うあの女が作った理解不能、用途不明の部活に費やされ。
 あげく土曜は、不思議探索パトロールとやらに付き合わされる始末だ。
 その暇のない俺が何で日曜日の真昼間から図書館に居るのかというと、
 俺の隣で黙々と本を読む自称宇宙人製有機アンドロイド
 長門ユキ
 彼女のためだ。

 始まりは三日前、
 元文芸部部室、現SOS団アジトでの話だ。
「こんちわー」
 いつもどおりノックをしてドアを開ける。
 もしノックをしないでドアを開ければどうなるかというと、
 ――――想像中――――
・・・まぁ、俺が幸せになれそうな気がするが、そこはフェミニストなので我慢しておく
 部室を見回してみるとそこには長門ユキ一人しかいなかった。
 朝比奈さんは掃除か何かで遅れているのだろう、古泉の野郎事など知りたくも無い。
 ここでいつもならパソコンでネットでもするのだが、その日は趣向を変えてみた。
「何読んでんだ?」
 つまり、自称宇宙人とのコンタクトである。
 僅かに本を傾け表紙を見せてくれる
 ほんのタイトルは「量子力学におけるウサギと重力の関係」
「おもしろいのか?」
 ウサギと重力の関係なぞ知りたくもないが一応聞いてみる。
85長門ユキの休日 作者:04/05/02 01:23 ID:ngJ8BmRz
すみません省略されたようなので最初からやり直します
86名無しさん@ピンキー:04/05/02 01:26 ID:vD0ONjbS
>>85
ちょっとまて!
冷静になれ、
そして2chの仕組みを良く理解しろ
87長門ユキの休日1:04/05/02 01:27 ID:ngJ8BmRz

 俺は今、図書館にいる
 と言っても別に一人寂しく読書にふけっている訳ではない。
 だいたい今の自分に読書をする暇はまったくと言っていいほど無い。
 その原因は、あの常識というものに砂漠の氷山くらい縁のない女のせいだ。
 月曜から金曜まではSOS団と言うあの女が作った理解不能、用途不明の部活に費やされ。
 あげく土曜は、不思議探索パトロールとやらに付き合わされる始末だ。
 その暇のない俺が何で日曜日の真昼間から図書館に居るのかというと、
 俺の隣で黙々と本を読む自称宇宙人製有機アンドロイド
 長門ユキ
 彼女のためだ。

 始まりは三日前、
 元文芸部部室、現SOS団アジトでの話だ。
「こんちわー」
 いつもどおりノックをしてドアを開ける。
 もしノックをしないでドアを開ければどうなるかというと、
 ――――想像中――――
・・・まぁ、俺が幸せになれそうな気がするが、そこはフェミニストなので我慢しておく
 部室を見回してみるとそこには長門ユキ一人しかいなかった。
88長門ユキの休日2:04/05/02 01:29 ID:ngJ8BmRz

 朝比奈さんは掃除か何かで遅れているのだろう、古泉の野郎事など知りたくも無い。
 ここでいつもならパソコンでネットでもするのだが、その日は趣向を変えてみた。
「何読んでんだ?」
 つまり、自称宇宙人とのコンタクトである。
 僅かに本を傾け表紙を見せてくれる
 ほんのタイトルは「量子力学におけるウサギと重力の関係」
「おもしろいのか?」
 ウサギと重力の関係なぞ知りたくもないが一応聞いてみる。
コクッ
 ほんの僅かに首を縦に傾ける
「・・・・」
「・・・・」
以上、コンタクト失敗
 僅か数秒で会話のネタが尽きる、というか長門は一言もしゃべってない。
 なんとなく悔しくなり、脳内から話題になりそうな物を検索する。
 視線を部室内さまよわせて一つの物が目にとまる。
 ハッ、と脳内にひとつの単語が浮かび上がる。
「図書館・・・。」
 思わず口から声が漏れてしまった。
 長門が何事かと視線で問い掛けてくる。
 俺の視線の先にあるものはパソコン
「いや、ほら、あの夜、長門がパソコンでメッセージを送ってきた時。」
 あの夜とはもちろん、涼宮ハルヒが世界を変えようとした夜のことである、
 今でも思い出すだけて自殺したくなってくるな。
89長門ユキの休日3:04/05/02 01:31 ID:ngJ8BmRz

「あの時最後に確か、「また図書館に」とか言ってなかったか?」
「覚えていたの?」
 そこで今日始めて長戸ユキが声を出す。
「わすれいでか。アレはやっぱりアレか、もう一度俺と図書館に行きたいなーとか言おうと思ったのか?」
「えぇ。」
 多少うろたえるとか頬を赤らめるとか期待した俺に平然と答える。
「そうかー、長門がねぇ。」
 俺も男だ、電波系とはいえ綺麗な部類に入る長門からそんな事言われればうれしい
「なら今度の日曜行くか?図書館に。」
 軽い気持ちで聞いてみる
「いいの?私と言っても退屈するだけじゃない?」
 ぐっ、確かに前のときは退屈に負け寝てしまったな。
 だがここまできて引き下がるのみっともない、逆に聞いてみる。
「長門は俺と行きたくないのか?」
 長門は少しだけ考えた後、
はっきりと「―――行きたい。」と答えた。
「じゃあ朝の十時にこの前の駅前公園で。」
 コクッ、長門が首を傾ける
 とそのまま数秒間だけ見詰め合っていると、
「遅れましたー。」と朝比奈さんが部室に入ってきた。
 どう沈黙を破ろうか考えていた俺は少しホッとして長門を見ると、なぜか朝比奈さんを睨んでるように見えた。
 それが世間一般でいうデートだと気付いたのは家に帰ってからだった。
90長門ユキの休日4:04/05/02 01:32 ID:ngJ8BmRz

 そして話は冒頭に戻る。
 待ち合わせ場所には10分前に到着したが長門はすでに公園のベンチにいた
 まぁ、セーラー服姿は半ば予想していたがまさか本を読んで待っているとは思わなかった。
 今からどこに行くのか、わかっているのだろうか?
 それから即この市立図書館にやってきた。
 隣を見るといつもどおり辞書みたいな本を黙々と読んでいた
 どことなくいつもより幸せそうに見えないことも無い
 もしかして、俺と図書館に来れて嬉しいのか?
・・・ありえないな、うん。
 しかしこうて見るとやっぱり長門は綺麗だ、
 いつもどおりの短めの髪に白い肌、そして闇色の瞳その全てが美しく感じた
 それにくわえて今日の長門からはとてもいい匂いがした
 谷口のAマイナスの評価は低すぎるともおもえてくる
91長門ユキの休日5:04/05/02 01:33 ID:ngJ8BmRz
 ぐぅーー
 そこで自分の腹の音が小さく聞こえた、
 時刻を見ると12時半、もうそろそろ昼飯にしようと長門の方を見ると、
 既にこちらを見ていた、どうやらは腹の音が聞こえていたようだ、恥ずかしいなチクショウ!
「お昼にする?」
 いつもどおり必要最小限の言葉で聞いてくる。
「あぁ、そうだなマックでもいくか。」
 コクッと頷いて長門が席を立つ、俺もそれに習い席を立つ。
 少しだけ伸びをすると背骨がバキバキ音を立てた、
「やっぱり退屈?」
 長門が聞いてくる。
「んーー?いえいえ、長門を眺めていたら楽しかったよ。」
 少し歯の浮くようなせりふを言ってみる。
「そう。」
 その言葉の中に安堵が含まれていたように感じたのは俺の錯覚だろうか?
92長門ユキの休日6:04/05/02 01:34 ID:ngJ8BmRz

 パクパク、モグモグ
 そんな可愛らしい擬音が聞こえそうな食べ方をする長門
 そして音ともに消えていくビッグマック、ポテト(L)、チキンナゲット、ウーロン茶(L)
 その細い体のどこに入っていくのだろうか?やはり胃袋は宇宙なのか?
 俺が考え込んでいる間にも黙々と食べていく長門、その表情に満足とかいった色は見えなかった。
「おいしいか?」
 一応聞いてみた。
「・・・わからない。」
 少し考えてから長門が呟く
「あーー、わからないってアレか?味覚神経を切ってるとかそういう感じか?」
「味覚神経はつながっている。ただ、おいしいという感覚がわからない。」
「じゃあ、例えばスパゲッティとかカレーとかは?」
「スパゲッティはスパゲッティの味、カレーはカレーの味しかしない」
 なるほど、正論だ。
 しかし、なんか寂しいよな俺なんかおいしい飯を朝比奈さんのコスプレの次の次ぐらい楽しみにしてるし
 そう思い、なんとなく思いついたことを言ってやる。
「よし、じゃあ今日は俺が長門においしいご飯というのをご馳走しよう。」
「?」
 あっ、長門が疑問符を浮かべている。レアなもん見ちまった
「だから今日は俺がお前のメシを作る、って言ってんだ。」
「なぜ?貴方がそんなことをする理由は無い。」
 はっきりと断言してきた。
93長門ユキの休日7:04/05/02 01:35 ID:ngJ8BmRz
「いやあるぞ、前に一度命を救ってもらった事がある。いわば、命の恩人。」
「あれは私のミス、貴方が気にすることは無い。」
「そうか?うーんそれじゃあ、・・・かわいいから。」
「?」
「長門がかわいいからじゃダメか?」
「――――――」
 完全にフリーズしたな、今日はなかなかレアな体験が多いな。
 つーかなんで今日の俺はこんなにも本音なセリフが言えるのだろう?
 まぁ、長門相手に見え張っても疲れるだけだろうし、別にいいかな。
「わかった好きにして。」
 説得をあきらめたのだろうか、トレイを持って長門が席を立った。
「うし、それじゃあ買出しに行かないとな。」
 長門が何故といった視線を送ってくる
「だってお前、食事ほとんどコンビニ弁当だろう?材料買って行かないと何もできんぞ。」
 そう言って長門にならびマックを出る、めざすはスーパーマーケットだ。
「ついでに服も買わないか?休日もセーラー服ってのも変だろう。」
94長門ユキの休日8:04/05/02 01:36 ID:ngJ8BmRz

 それからいろいろあって俺は今、長門の豪華分譲マンションのエレベータの中にいる
 俺の右手には今日の夕飯の材料、左手には今日買った長門の私服3着。
 夕飯の材料の方は簡単だったが、服の方が曲者だった。
 何せ長門は一度も服を買ったことが無い、おかげでいろいろな店を見ることになった
 3着中2着はデザインよりも動きやすさに重点を置いた長門らしい服、配色が暗めなのを含めて。
 残りの1着は俺が長門に似合うと思って進めた服だ。
 長門は終始無言で、黙々と服を選んでいた。
 もしかして怒らせてしまっただろうか。うー―ん、わからん、あの表情から喜怒哀楽を読み取るのは至難の業だ
チンッ
 小気味いい音を立ててエレベータが停止する
 長門が先頭を歩き部屋の鍵を開け、俺を招き入れる
「入って。」
「お邪魔しマース。」
 部屋の中は以前きたときとまったく変わっていなかった
 まるで生活感の無い部屋、幽霊屋敷のほうがまだ人気があるのではないだろうか?
「よし、じゃあとっとと作っちゃいますか。」
 袖をまくり、キッチンへと向かう。
「私は何をすればいい?」
 長門が聞いてくる
「別に好きにしていていいぞ、いつもどおり本でも読んでろよ。」
「わかった。」
 長門は素直にテーブルについた。キッチンが見渡せる位置、控えめに言って俺を監視できる位置に座った。
95長門ユキの休日9:04/05/02 01:37 ID:ngJ8BmRz
 
 作るのはミートスパゲッティ、それもトマトを煮るところから始める本格派
 家では何度か作ったことがあるので、まぁ大丈夫だろう
 作り始めて十分ほどたったち、俺はもうそろそろ我慢の限界だったので言っておく。
「後30分ぐらいは時間がかかる、だからこちらをちらちらと見るのはやめてくれ。」
 先ほどから10秒に一回の割合で感じる視線、長門らしくないな、
 いつもの長門なら例え目の前で核戦争が起きようとも読書を続けるだろうに。
 長門を見ると、コクッと頷いてどこかに行ってしまった。
 ホッとしながらも俺の耳は忠実に長門の後を追っていた。
 そしてそれは、とんでもない音を拾った、
 どこかのドアを開ける音、なぜか聞こえる衣擦れの音、どうしてか聞こえるシャワーのノブを回す音、
 そしたナニかに弾かれ、滴り、滑り落ちる水の音
 えーと、つまりあれですかね。長門さん
 軽く汗を流すためにシャワーを浴びてるとかそんな感じですか。
 そこで俺は思いだした、ここは長門部屋、長門は一人暮らし、外は薄暗くシャワーと料理の音以外何も聞こえない
 そのすべてが今、自分のいる状況を俺に教えたつまり、「夜、若い男女が二人っきり」という状況を!
 自分の天然さに呆れかえる。長門は気付いていたのだろうかこの状況に、
 まぁ、長門なら気付いたとしても平然としているだろうが。
 これはあれか、おいしい状況とか、据え膳食わぬは男の恥じとかいわれるやつなのか?
 はっ!いかんいかん、危うく夕飯をだめにするところだった。
 今は料理に集中しなくては、心頭滅却すれば火もまたすずし、色欲退散、焼肉定食、煩悩退散。
 途中になんか混じった気がしないでもないが心を静め最後の仕上げをして皿に盛り付ける。
96長門ユキの休日9:04/05/02 01:39 ID:ngJ8BmRz

ガチャ
「できた?」
 ちょうど長門が入ってくる
「あぁ、ちょうどいm・・・・・・・」
 瞬間、俺の意識は地球を遠くはなれ木星まで飛んでいった。
 そこには長門がいた、いるにはいたが格好がヤヴァイ、
 大きめの白地のTシャツが一枚、・・・以上!
 Tシャツのすそは股下数センチの世界、新世界!
 胸の先端にある二つの突起からしておそらくブラすら着ていないのだろう。
 髪は濡れ、頬はほのかに赤く、シャツは軽く肌に張り付いている。
 これを見てどうにかならない男は男として失格だ。
 そしてその姿でも無表情を崩さない長門
 男として意識されてないどころの話ではない、むしろ存在自体が意識されてないのではないだろうか?
「いただきます。」
 硬直する俺を無視してテーブルについて手を合わせる長門、
 そのようすに俺は硬直が解け、急いで席に付きいただきますと手を合わせる。
 長門が口にスパゲッティを運び、租借する
「・・・・・・」
「・・・・・・」
 沈黙が場を支配する、
 そこで俺はここにきた当初の目的を思い出した。
97長門ユキの休日11:04/05/02 01:40 ID:ngJ8BmRz

「・・・・・長門、おいしいか?」
 長門の目を見つつ恐る恐る聞いてみる。
「わからない。」
 その言葉を聞いてがっくりとうなだれる
「でもコンビニで買う食べ物とは違う、この感情はなんだろう。」
 その長門自身が困惑する言葉を聞き、再び長門の目をみる
「この感情は嫌いじゃない、これじゃだめ?」
 その闇色の瞳は宇宙そのもの、真摯な輝きで俺を目を見つめ返していた
「それでいいんじゃないか、おいしいも人それぞれだし。」
 俺は笑顔で答える。
「そう」
 会話はそれで終わり、後は黙々と食べる長門。しかし、その頬はかすかに赤い
 よし俺も食べるかと思いフォークを取ろうとし失敗、テーブルの下へ落としてしまった。
「よっと。」
 テ−ブルの下に潜り込みフォークをキャッチした。
 そして顔を上げる瞬間、何気なく長門の方を見た、本当に何気なく、何の悪意も無く
 瞬間、俺の意識は冥王星軌道に達した。
 そこにはあるべきものが無かった、もちろん長門は男の子ではなく女の子なので無いのは当たり前だ、
 問題はそれを隠す布が無いこと、つまりこの女はブラどころかパンツすらはいていないのだ。
 長門のそこは綺麗だった薄く広がる陰毛と縦の一本線。
 微塵のいやらしさなど無く、それはそこにあった。
98長門ユキの休日11:04/05/02 01:41 ID:ngJ8BmRz

「?」
 下から出てこない俺を不審に思ったのだろう、長門が顔を出してきた。
 自分の体勢に気付き、立ち上がろうとしてテーブルに頭を打ち付けた
「ぐへっ!」
 なんとか体を起こしテーブルの下から這い出る。
 そのまま席に付き手、あかい顔とバカみたいに脈を打つ鼓動を悟られないために
 手に持ったスプーンでがつがつとスパゲッティをかきこむ。
 途中喉が詰まったが水で流し込む。
 先ほど見たものを忘れようと集中するがよけいに俺の脳裏に焼きついた映像は思考を支配する
 俺が食べ終わるのを待っててくれたのだろうか、全てを飲み込むのと同時に聞いてくる。
「体温心拍数が異常に上昇してる。」
 無駄な努力だったみたいだ。
「あ、あぁ、風邪気味なんだ。」
 苦しいとは思いつつも嘘をつく。
「あと、・・・・性器が勃起している。」
「あー、えーと、その・・・・。」
 今度は言い訳すら出来ない。
 そう確かに俺の息子は今やる気満々の状態だ、仕方ないだろう健全な青少年があれを見てこうならない方がおかしい。
「交尾したいの?」
「・・・・はい?」
 思わず聞き返す。
「私とSEXしたい?」
 いつもどおりの無表情、しかしその言葉は過激極まる。
99長門ユキの休日13:04/05/02 01:42 ID:ngJ8BmRz

 答えはYESに決まっているしかし、長門は嫌だろう。
「私は別にいい」
 まるでこちらの考えを読んでいるかのごとく長門は言う
「なにいってんだ長門がそんなことする理由ないじゃないか。」
 ボロボロになりながらも理性は懸命に反抗を試みる
「ある、料理を作ってもらった」
 きっぱりと、長門は言い切った
 一瞬絶句して言い返す。
「それは命を救ってもらった礼だ、別に他意があったわけじゃない。」
 長門が黙り込み、俺も口を閉ざす。
「・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
 沈黙を破ったのは長門
「・・・・・私じゃ、嫌?」
 ハッとして長門を見つめる、その目はいつもどおり無表情だった。
 だが俺にはその目が少しだけ潤んでるように見えた。
 心を決める、女の子にこれだけ言わせたんだ、男の俺が覚悟を決めないでどうする。
「いいのか、俺も男だ、ここまできたら後には引けないぞ。」
 長門の目をまっすぐ見て問い掛ける
コクッ
 長門は目を逸らさず頷いた。
100長門ユキの休日14:04/05/02 01:43 ID:ngJ8BmRz
 始めは触れる程度、次第に深く、長く唇を求める。
 場所は長門の寝室、ここはテーブル以外何も無いリビングと違いベットと多数の本棚があった。
 他にも和室があるらしいが、今は先客がいるらしい
「何か飼っているのか?」
 と聞くと
「似たようなモノ、ソレの観察が今の私の趣味。」
 といっていた、長門に読書以外の趣味があるとは驚きだが今は目の前のことに集中しよう
 長門は先ほどと同じく大きめのTシャツ一枚だけだ
 俺達は今ベッドの上で向かいあいながら、相手の唇を貪っている。
 始めは目を瞑っていた俺も今では、長門の表情を観察しながらキスをしている。
 長門はまぶたを閉じいつもどおりの無表情で俺のキス受け入れている。
 微かに頬を赤らめ、
 唇からは「・・ん、・・ふっ」と声が漏れる。
 その小さい口の中に舌をねじ込む
「―――っ」
 ほんの一瞬、硬直しながらも俺の舌を受け入れいれ、俺の舌を導く長門
ピチャピチャ
 お互いの舌が妖しく絡み合い、唾液を交換する
 二人のあごが唾液に濡れて光る
ゴクンッ
 長門の唾液を飲み込む、その味に俺の体の芯は熱くなる
 「はぁっ」
 唇を離し数分間忘れていた呼吸を再開する
101長門ユキの休日15:04/05/02 01:44 ID:ngJ8BmRz

 長門は正座を崩した感じですわり、やや焦点があってないトロンとした瞳でこちらを見ていた。
 恐る恐る長門の胸に手を伸ばし、形のいい小ぶりの胸に触れる
「―――っ」
 長門は微かに熱い意気を吐き出し、熱い視線で長門が俺をみつめる。
 少しの間、そのまま胸を揉んでいたが姿勢が悪いことに気付き長門の後ろに回りこむ。
 長門の黒髪からはシャンプーの匂いがした。
「?」
 長門が少し不思議そうな顔をしたが、お構いなしにわきの下に両手をとおしシャツ越しに両胸を揉む
 長門の胸は調度俺の手のひらに納まるぐらいの大きさだ
 少し力をこめて揉むと長門の胸は面白いように形を変え俺を愉しませる
 今度は胸の先端、乳首を重点的に責める、つまみ、こすり、押しつぶす
「・・・・・んぁ、・・・はぁっ、・・・やぁ」
 その度に長門は体を震わせ、かみ殺した喘ぎ声を漏らす
 長門って感じやすい方なのかな、と少し余裕のできてきた俺は感じた。
 その時、長門の短い髪の間からでた耳が目に付いた、いたずら心で噛み付いてみる。
「――――あぁっ!」
 ビクッと長門が震える
「そこは、・・・ダメェ」
 まさしく哀願と言った感じの長門の声、その声に俺は耳が長門のウィークポイントだと直感した
 長門の耳に息を吹きかけ、耳たぶをやさしく甘噛みし、耳の穴奥ふかくまで舌を差込む
「んっ、・・・ダメェ、そこはぁ、はぅっ」
 先ほどの胸を揉んだ時は比べられないくらいの反応を見せる長門
 その姿があまりにも可愛いく耳を重点的に攻める
102長門ユキの休日16:04/05/02 01:45 ID:ngJ8BmRz

 その隙に俺はシャツの下から手を入れじかに長門の胸に触れる。
 長門の白い肌は見た目どおりとてもきめ細やかで、すべすべしていた。
 俺の手が長門の乳首にたどり着く、そこは既に起立していた。
 長門の胸の頂点、その桜色であろう突起はすでに勃起していた。
 そのことに少し興奮しつつも続けて攻撃する
 先ほどと同じく、そして優しく乳首つまむ、
ビクンッ
「―――んっ!」
 長門の体全体がえた
 その様子に満足しつつも少しづつ力をこめていく
「気持ち良いか?」
 快感に震える長門に意地悪く聞く。
「ふしぎなぁっ・・・感じ。つッ!」
 長門が応えるあいだも耳と胸の攻撃の手は緩めない。
「つづけて欲しいか?」
 背後から、俺の唾液でビチョビチョになった耳に問い掛ける
コクッ
 長門は耳を真っ赤にして素直に頷く
「よし、じゃあこっちもな。」
 そう言って右手を肋骨、へそ、下腹部へと進める
「・・・・ッ」
 微かに生えた陰毛をなでてやると長門が息を呑むのが聞えた
103長門ユキの休日17:04/05/02 01:46 ID:ngJ8BmRz

 俺の右手は長門の割れ目に到達する、割れ目に沿って指を這わせるとそこは既に濡れている事がわかった
「・・・・濡れてる。」
 ささやきかけると長門の耳がさらに赤くなった
 人差し指を少しだけ割れ目の中に差し込む、それだけで長門の腰は跳ね上がる。
「ふぁ、そこ・・は」
 かすかに抵抗を見せる腰を後ろから腰を押し付け動けなくする。
「――――なにこれ?、・・・あつい」
 長門に俺の息子をその可愛い尻にこすりつける
 動けなくなった長門の秘部を重点的に愛でる。
「っあ、・・はぁ、・・んっ」
 体をのけぞらせ、口から嬌声が漏れないように下唇を噛む長門
 もはや秘所からは愛液があふれており、肉芽はプックリと膨らんでいた。
「・・・うぁ、・・・いぁ、・・・ひぃ」
 押し寄せる快感の波に戸惑いを感じているのか、腕を動かし掴める物を探しているようだった
 その普段から想像できない姿に愛らしさが浮かんでくる、もっと感じて欲しい。
 そう思い、肉芽の膜を剥いて人差し指と中指で思いっきりつまんでやる。
「――――――――――ッ!!!」
 長門がそれ以上は折れるんじゃないかというほどしなり、声にならない叫び声をあげる
 その状態が数秒間続いた後、がっくりと力を抜いて背を俺に預けてきた、
104長門ユキの休日18:04/05/02 01:47 ID:ngJ8BmRz

 どうやら軽く達したらしく振り向いた顔にある瞳は光を失い、軽く開いた口からはよだれがたれていた。
 おそらく人生で初めて達したであろう長門のその陶然とした姿は、
 俺の理性を奪い取るには十分すぎるほどに、淫靡で、妖しかった。
「長門、おれもう・・・。」
 その言葉だけで俺が何を言いたいのかわかったのか、
 長門は背を離し、もはや何の機能も果たしていないシャツを脱ぎ捨て俺と向かい合う形でベッドに寝転んだ
 月の微々たる明かりが長門の体を青白く浮かび上がらせていた、
 いつもの無表情では無く、どこかほうけた顔に、小さく自己主張する乳首、そしてグチョグチョにぬれた性器
 その全てが美しく、俺の鼓動を跳ね上げ、理性を消し去る。
 俺は急いで服を脱ぎ捨て、長門の上に覆い被さる。
 俺の息子はもういつ暴発してもおかしくないほどにそそり立っていた。
 俺の醜いモノと長門の熱く火照った秘部が触れる。
 クチョ、・・ヌチョ
 愛液と先走り汁が触れ淫靡な音を立てる。
 そして長門を見る、そこにはいつもの顔に不安と期待を混ぜ合わせた長門の顔をがあった、
「・・・・長門、いくぞ。」
 ここまで来てはもう止まることなど不可能だ、ただ最終確認を済ませる
コクッ
 長門はいつもどおり少しだけ首を傾け、俺に応えた
 その答えだけで十分だった、もはや俺に優しくできるような理性はなく長門を一気に貫いた
105長門ユキの休日19:04/05/02 01:48 ID:ngJ8BmRz
ズプププププッ!!!
 一瞬の抵抗、その後は一気に奥まで到達した
「あああぁぁぁっっ!!!!」
 体中を串刺しにされても無表情だった長門のはじめて聞く悲鳴に似た絶叫
 体の中にある異物感に必死に耐えている様が見て取れた。
 陰茎を熱く包み込む長門の膣は、俺をきつく追い出そうとするかのように締め上げてくる
 おそらく処女だったのだろう結合部からは、愛液に混じって赤いものが流れる
 だが俺はそれも見ても腰の動きを止めない、貫いたのと同じくらいの速度でカリまでを引き抜き、
 そしてまた挿入する。
「ぐっ!、あぁっ!」
 俺が少し動くだけでも長門の体には痛みが走るのだろう、その眉間に皺が寄っていた。
 だが俺にソレを気にする余裕は無い、理性など俺の中には微塵も残ってない。
 ただ獣の如く欲望のまま腰を一心不乱に振るだけだ。
「ぎっ!、はぁっ!、んっ、はげっ、しっ、すぎる、っ!」
 長門が悲鳴に混じって抗議の声をあげるが、
 今の俺には長門の苦しむ声にですら快感を与えることしか出来ない。
「ぐっ、んっ、ああぁ、またっ、おおきくっ、なったっ、ふぁ」
 際限なく高まる快感は俺を溺れさすには十分すぎるほどだ
 長門の腰をあげさせ打ち下ろすように強く挿入しまた引き抜く
「ひっ、ダメェ、あっ、ふぁ、んっ、あんっ、うあぁ!」
 だが少しずつ声に甘い物が混じってくる、どうやら感じ初めているようだった。
106長門ユキの休日20:04/05/02 01:49 ID:ngJ8BmRz

 長門も初めての快感に戸惑いつつも受け止めているようだ
 その声にあわせて俺もピストン運動を早める
「はぁ、だめっ!、そんな、はげっしいぃ、と、とんじゃうぁ!」
 長門が何を言っていたがもはや理解できない、限界が近いのだ。
「ながとぉ、俺、もう、限界だ!」
 目の前で喘ぐ長門の瞳にかすかに理性の色が宿る
「うっ、うんっっ、わたしもっ、げんかい!」
「くっ、長門っ、ながとぉっ!」
 叫ぶように長門の名を連呼する
「いやっ、ユキっ、ユキって、よんで!」
 繰り返されるピストン運動の中長門ユキが哀願する
 そのすがるような瞳を見たとき、俺の中の最後の線が切れた
「――――うっ、ユキィーーーーー!!!」
 その一言で俺は溜め込んで欲望を開放した、
「―――――――――!!」
 俺が逝くと同時に長門も達し、膣が俺のものを締め上げる
ビュクッビクッドプッドク
 生々しい音を立てて長門の中に白濁したものを注ぎ込む、長門の膣も一滴でも多く搾り取ろうと煽動する。
107長門ユキの休日21:04/05/02 01:50 ID:ngJ8BmRz
 「はぁ、はぁ、はぁ」
 息を荒げ、ぐったいと長門の上に倒れこむ、長門の胸に熱い息を吹きかける。
 顔を上げ、長門を見ると快感の余韻を味わいぴくぴくと震えていた。
 そのいつもからは想像も出来ないよう長門を見て、
俺はある種の達成感とキレイなものを汚した時に感じる背徳感に酔っていた。
「・・・・」
「・・・・」
 長門はようやく平静を取り戻したようでこちらを睨んでいる。
「なんだよ。なが・・・ユキ」
 視線に気圧され、聞いてみる。
 すると長門は少し頬を赤らめ、
「ケダモノ」
 と言った。

 それが第二ラウンド開始のゴングになった。
108長門ユキの休日22:04/05/02 01:51 ID:ngJ8BmRz

・・・・・チュンチュン
 朝すずめの泣き声で目が覚めた。
 カーテン越しに見える太陽は黄色く、体には情事の後の匂いがこびりついていた。
「さすがに、抜かずに8発連続はヤリすぎたか。」
 しかも少し前まで処女だった女にすることじゃないな、
 ソレもこれも長門が悪い、普段あんなに仏頂面の長門が快感に震える姿はあまりにも可愛すぎる。
 鉛のように重い体を起こし、時計を探して視線を走らせる。
「―――げっ」
 時刻は午前の9時半、そして昨日が日曜なのだから当たり前に今日は月曜日。
 つまり学校がある、もちろん遅刻だ。
 急いでシャワーを浴びて学校に行けば昼からは間に合うかもしれない。
 そう重い隣で眠る長門を見ると―――

 そこにはいつもの無表情では無い、満足げに眠る長門ユキの姿があった 。

 その無防備さに一瞬我を忘れて見入ってしまった。
 まあいいか、学校なんぞいつでも行けるし、
 今はこのスリーピングビューティが起きるまで、その寝顔をじっくり堪能してやろう

 了
10985:04/05/02 01:56 ID:ngJ8BmRz
恥ずかしい、ラヴラヴモノを載せようと思ったのですが、しょっぱなから失敗、
穴があったら入りたい。
あと9と10、それから11と12がかぶってますすみません。
内容的には笑って許していただけたら嬉しいです。
今度までに2chの仕組みを勉強しときます。
さいなら
110名無しさん@ピンキー:04/05/02 02:24 ID:vD0ONjbS
>>109
GJでした。
無表情から垣間見せる女の子らしい仕草や感情に萌えました。
また何か思い付いたら書いて下さい。


ちなみに>>84は全て書き込まれてますよ。
TOPページは長すぎるレスは省略して表示されるだけで、実際には全て書き込まれています。
「すべてを表示するには”ここ”をクリック」という”ここ”をクリックすれば全文が表示されます。
111名無しさん@ピンキー:04/05/02 03:38 ID:eIvugnDe
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!!
神って呼べば来るものなんですねえ・・・GJっす!
新世界ワラタ
112名無しさん@ピンキー:04/05/02 09:46 ID:kq0aRIQ0
長門キタ―────ッ!!!
無表情に裸Tシャツというのが長門ツボにはいりました
GJ!
113名無しさん@ピンキー:04/05/02 17:32 ID:xfYx47mX
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ハァハァハダカTシャツ…(*´д`)
長門は無表情の中の微妙なはじらいがいいですな
114名無しさん@ピンキー:04/05/03 13:58 ID:KxKu8A/t
みくる、長門と来たのでハルヒを・・・・・・!
しおらしくなったハルヒが見たいっス。
115名無しさん@ピンキー:04/05/03 14:46 ID:mrR6+Jp9
ぐ・・・グッジョブ!!ブラボー!
長門キターーー!!


ところで疑問なんだが、キョンとみくるが長門の部屋で寝ていた3年間、
長門は二人に何もしなかったのだろうか・・・?
116名無しさん@ピンキー:04/05/03 19:15 ID:Z4jXtbVN
>>115
寝てたというのは比喩的な表現で、完全に時間の流れから切り離されて手は出せないのでは?


などとマジレスはどうでもよくて、
学術的探求心から二人の身体を弄り倒す長門SSキボン!
117名無しさん@ピンキー:04/05/03 19:37 ID:OWcJTUVy
ところで、アナザーみくるが星型のほくろについて話した時、
キョンがそれを発見したのはナニをしてた時か!?
と期待した奴はいるか?
118名無しさん@ピンキー:04/05/03 19:51 ID:K5zcVr3p
>>117
実際には見てなくて、大人みくるたんに教えられただけだよね。
119こんなんどうでしょう?:04/05/03 20:00 ID:C1XNXRmK
『朝倉涼子の暴走』

 下駄箱に入っていたノートの切れ端。
 丁寧な、それでいて可愛らしい女の子の文字。

 ――放課後誰も居なくなったら、一年五組の教室に来て――

 淡い期待と大いなる疑心をこの胸に宿して、のこのこ教室に来てみた若さゆえの過ちな俺。
 そこには、微笑みながら艶のある長いストレートヘアを耳の後ろにかき上げるクラスメイトの姿。
 教壇から降りて、曰く。

「あなたを犯して涼宮ハルヒの出方を見る」
120名無しさん@ピンキー:04/05/03 20:43 ID:K5zcVr3p
あれ?
続かないの?
121名無しさん@ピンキー:04/05/03 22:33 ID:7sMbXKZ1
朝倉涼子キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
122致命的存在:04/05/04 00:06 ID:QGS08kUr
前に >>87-109 を書いたモノです。
なんかキョン×ハルヒの需要が高そうなので皆さんに問います。

文化祭前日の部室でハルヒと…、涼宮ハルヒの徹夜(ミヤケ班)

三年前の七夕で厨房のハルヒと…、涼宮ハルヒの昔日(セキグチ班)

今夜のご注文は…ドッチ!?

ちなみに私的にはセキグチ派、熱いシャウトはポイント高いです。
123名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:09 ID:fE/RthpI
>>122
おお! 2連作ですか! 期待していますw
124名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:27 ID:ilbQj4kF
漏れはミヤケ班で!
厨房ハルヒも捨てがたいがやっぱりキョン×ハルヒ党のもれとしては工房バージョンがイイ!
125名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:38 ID:SlNIYRPz
とりあえず文化祭のほう大希望
126名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:53 ID:SQmFDrbS
涼宮ハルヒの昔日をキボン!!
特選素材は厨房ハルヒで♪
127名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:00 ID:TEygPyb4
このスレの39ですけど、ハルヒ×キョン一つ作っちゃいました。
でも何か変なので>>122氏が書くなら上げないほうがいいかも…
128エロの精霊:04/05/04 01:08 ID:ilbQj4kF
〉127
勇者よ、立ち上がりなさい
129エロの悪魔:04/05/04 01:10 ID:fE/RthpI
>127
汝の為したい様に為すが良い
130名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:31 ID:fE/RthpI
>>122
文化祭前日ということは、
映画の編集作業 → キョン、みくるたんの映像でハァハァ → 嫉妬したハルヒが「私も撮りなさい」とヌードに

なんて妄想が浮かんだ
どっちにしても、ハルヒには強気のままでいて欲しいな
131名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:34 ID:fE/RthpI
しかし、
>>119さん、
>>122さん、
>>127さん、

3人の4作品が出番待ちとは、なんと恵まれたスレだ
132名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:39 ID:ilbQj4kF
>>130
しかしキョンが強気の態度に出ると俄然しおらしくなるハルヒもまたイイ!
133名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:51 ID:fE/RthpI
>>132
そして弱気になってしまった自分に腹を立ててしまい、逆切れ気味にさらに強気にw
134名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:11 ID:ilbQj4kF
>>133
でもまともな返答はできず主導権は握られたまま
そんな状況にイライラしながらも言葉攻めに負け体を許してしまうハルヒ

「ハルヒ、もうこんなにいやらしくなってる」
「ん、ふぅっ。キョン、うるさ、い。すけべ、変態っ・・・・・」
「スケベで変態なのはお前のほうだろ。
それにお前口ではそういいながら・・・・・」

「ん、、ひゃうん!!」
「ほらみろ、体は正直だ」

みたいな展開いかが?
135名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:13 ID:fE/RthpI
良いではありませんか。

しかしハルヒって性的なことをどれ位知ってるんだろう?
男子の前で平気で着替えをするわけだが
136名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:21 ID:fE/RthpI
怪現象多発

長門曰く「ハルヒの潜在的性欲が”力”と結びつき暴走云々」

眠らせたハルヒを愛撫し倒してスッキリさせる
137名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:22 ID:ilbQj4kF
072はしてるのかも?
確か一巻か二巻でそれっぽい発言をしていた
まあ漏れとしてはハルヒはエロ知識皆無説を禿しく推したいがな〜
138名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:25 ID:fE/RthpI
そこで性知識皆無の中坊ハルヒですよ!
139名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:36 ID:ilbQj4kF
>>138
そうか!ハルヒは厨房の時に開発されたんだよ!
他でもないタイムスリップしてきたみくるとキョンに!


ぐうっ、しかし工房ハルヒも譲れない・・・・・・
140名無しさん@ピンキー:04/05/04 08:49 ID:KWHhjXs9
嫉妬したハルヒがポニーテールにメイド服を着てみたらキョンのハートに直撃。
そしてキョンは・・・・・・とか。
141127:04/05/04 10:41 ID:TEygPyb4
取り合えず先頭を切ってうpします
谷川流風に書くのって難しい…
ところどころ変なところありますが気にしないで下さい。
142涼宮ハルヒの恋愛1/10:04/05/04 10:43 ID:TEygPyb4
涼宮ハルヒの恋愛

  夏が過ぎ去り、後は寒くなってくだけの秋。俺たちSOS団は相変わらず何もせず、
同好会以下の扱いで文芸部に居座っている。SOS団団長こと涼宮ハルヒは、
ここ数日機嫌が芳しくない。機嫌が悪い時のハルヒに近づくのはよくない、
そのとばっちりは必ず俺に来るのだから。
「…………」
 あいつが部室で沈黙しているだけでなぜこう部室がピリピリするのだろうか。
「彼女、何かあったんですか?」
 この人畜無害そうなスマイルで俺に尋ねてくる古泉もやはり気になるのだろう。
 この雰囲気で気にならない方が人間ではないか。
「…………」
 いや、一人だけ何にも気にせずに本を読んでる奴がいたか。
まぁあいつならどんな状況でも本を読み続けるだろうが。
パタン
 突如、長門の本が閉じられ、今日の部活は終了となった。
 ハルヒが帰ったあと、俺たち4人は急遽話し合う事にした
「涼宮さん、いつもより明らかに機嫌悪いです… キョンくん、何かしました?」
 SOS団のアイドル、朝比奈さんまで俺に聞いてくる。
 いや、俺に聞かれてもあいつの事何でもわかるって言うわけじゃ…
それに朝比奈さん。何かしたって何ですか、俺ってそんな奴に見えるんですか。
「あう… そ、そんなわけじゃないです。あそこまで不機嫌なのも珍しいので、
何かされたのかなって」
「普通はそう考えますね。約半年一緒にいましたが、あそこまで不機嫌なのは
初めてじゃないでしょうか。」
 いや、そんなことを言われてもだな、俺が見る限り別に何も変わったことは無かったぞ?
「このままだと、またあの空間が発生してしまいそうです。しかもこの調子だとあと数日中に確実に」
 またあんなことをしないといけないのか!?あんなことはもう勘弁なんだが。
「今度は帰って来れないかもしれないですよ。今回は発生させないようにしなくては」
143涼宮ハルヒの恋愛2/10:04/05/04 10:44 ID:TEygPyb4
「そうは言われてもだな、今度はなぜあんなことになってるんだ?」
「…自分の周辺に何も起きないことにフラストレーションを感じている。
 このまま何も起きなければきっとまたあの空間が発生、今度はもう脱出できない程の
 規模になる」
 たんたんと今の状況を語ってくれる長門。
「それはまずいですね。ということはこの世界は後数日の命って言う事ですか」
「厳密に言うとあと2日」
「何も起きないだって? あいつが考えた事は実際に起こるんじゃないのか?」
「今回はそういうわけではないんです。彼女の思ったとおりにならないもの。それがあった」
 つまりどういうことだ? お前の言い方はいつも遠まわしでさっぱりわからん。
「今回の事は僕たちではどうしようもないということです。これはあなた一人で
解決しなくてはいけない。と言うよりも、あなた一人にしか出来ないことです」
「明日、私たち部室には来ないようにします。キョンくん、頑張ってね」
 そんな応援されても…今のあいつと二人きりになると何をされるのか分かったもんじゃない。
「では、また明日。いや、明後日かな? 無事に会えることを祈ってますよ」
 そう言いながら古泉は帰っていった。
「涼宮さんは今、一歩を踏み出せないでいるの。その一歩を踏み出させてあげればきっと
大丈夫、キョンくんなら出来ます」
 そして、朝比奈さんも帰ってしまった。長門もいつの間にかいなくなっていた。
 俺は部室で少し考えようとしたが、空腹に負けて取り合えず家に帰る事にした。

  翌日、気が引けるものの、教室に入った。
 俺の席の後ろ、いつもの場所にハルヒは昨日よりも不機嫌そうな顔で座っていた。
「よう、今日も機嫌が悪そうだな」
「そう思うならほっといて」
 俺が話し掛けたことによってさらに機嫌が悪くなったような気がする。
 …本当に俺にしかこいつの機嫌が治せないのか?
逆に機嫌を損ねるだけのような気がするのだが。
144涼宮ハルヒの恋愛3/10:04/05/04 10:46 ID:TEygPyb4
  考え事をしているとあっという間に1日が過ぎていった。
 そして、運命の放課後に入ってしまった。う〜、気が進まないが仕方ない。
 朝比奈さんに応援してもらっているんだ、これで家に帰ろうものなら男がすたるってもんだ。
コンコン
 一応ノックしてみる。どんな時でもマナーは守るものだ。
「…どうぞ」
 ぼそっと声が聞こえた。何か違和感を感じたが取り合えず入ることにしよう。
 中に入ると、ハルヒ一人しかいなかった。当たり前か、昨日3人とも来ないって言ってたし。
「今日俺たちだけらしいぞ。用事で3人とも来れないってさ」
「そう」
……………沈黙が続く。俺たちはそれから一言も発せずに。10分くらい経った。
 これで向かい合っていればもっと気まずい事だろう。このまま黙っていては何も変化
はない。昨日、朝比奈さんはあと一歩を踏み出せないと言っていた。
それを俺が手伝えとも。それはいい。だが、ハルヒは何にあと一歩踏み出せないで
いるのだろうか。それが分からない事には俺にはどうしようもない。
「…誰も来ないんじゃ今日はもう終わりにするわ。それじゃ、もう帰るから」
 その言葉に俺は違和感を覚えた。いつものハルヒなら俺に何かさせようと
 するはずだ。だが、今日はそそくさと帰ろうとしている。まるで俺から逃げるように。
「おい、ちょっと待て。お前何かおかしいぞ? どこか悪いのか?」
「!! ほっといて! 今日の部活はもうおしまい! さっさと帰れ!」
 そう言いながらも俺の方を見ない。おい、人の顔を見て話せ。それは最低限のマナーだろう。
「あんただから別にいいの! それより、そこどいて。そこにいられると帰れないじゃない」
 俺は今、入り口の前に陣取っている。ここでこいつを帰らせてしまうと朝比奈さん達に
 顔を向ける事が出来ないような気がしていたからだ。
「いい事あるか! 何か悩んでるんだろ? 俺に話してみろよ、それとも俺は信用できないか?」
145涼宮ハルヒの恋愛4/10:04/05/04 10:47 ID:TEygPyb4
 俺もいつもらしくないようだ。こんな恥ずかしい台詞よく言えるもんだ。
「! ……あんただから言えないんじゃない…」
 ボソッと何かを呟いた。俺には聞こえなかったが。そして、顔を少しうつむけ段々と
顔が真っ赤に染まっていく。う、そ、そのしぐさは。何てこった、俺がハルヒに
ときめいてしまうなんて。今日のハルヒはいつものハルヒと少し違って見える。
何て言うか、その、とてつもなく可愛く見えてしまった。それも朝比奈さんと
いい勝負ができるくらいに。
「へ!? あたしがかわいい!?」
「え!?」
 こ、声にしっかりと出てしまっていたのか!?俺とした事が何て失態を…
「……ありがと」
 やはり今日のハルヒはどこかがおかしい。いつもなら、あんた頭がおかしくなった?
とか言ってくる筈だ。そんな普通な反応をされると、意識しちまうじゃないか。
「いや、ほんとのことだ」
 変に嘘をついてもしょうがないのでぶっちゃけることにした。今のハルヒはほんとに
かわいい。
「…何回も言わなくても分かったわよ」
 前言撤回。やはりいつものハルヒだ。普通の女の子、例えば朝比奈さんならパニック状態に陥るだろう。まあ彼女とハルヒを比べるのもどうかと思うが。
「実際のところ、お前はおとなしくしてればかわいいんだ」
 うん、それはずっと前から思っていた事だ。
「ねぇ、キョン。あたしのことどう思う?」
「ん?どう思うってさっき言ったとおりだが」
「外見じゃなくって中身のこと」
「それも言わなかったか?」
 いったいこいつは何を言いたいのだろうか。
「もう! 鈍いわね。 あたしの事好きかって聞いてるの!」
「は!?」
 今度は俺の思考が止められる番となった。今、あいつは何て言いやがった?
「…聞き間違いで無いなら、今好きかどうかって聞こえたのだが」
146涼宮ハルヒの恋愛5/10:04/05/04 10:48 ID:TEygPyb4
「そういったもの。で、どっちなの?」
 む、どことなくいつものハルヒに戻りつつある。ただ、今あいつの顔はトマトみたい
に真っ赤に染まっているのだが。
「まあ、嫌いではないな」
「もっとはっきり言いなさいよ。好きか嫌いか」
「……好きだ」
「…………」
 その言葉を聞いてまたうつむいてしまった。そういや朝比奈さんはあと一歩を踏み
出す手伝いをって言ってたが、まさかこのことか!?
「お前はどうなんだ?俺のことどう思う?」
 何て事を言っちまった。もう後戻りは出来ない。ええい、なるようになってしまえ!
「………よ」
「は? よく聞こえなかったんだが」
「だから、……って言ったのよ」
 重要なところだけ以上に小さい声で呟くから聞こえなかった。が、その雰囲気から大体
 何を言いたいのかはわかった。
「そっか、好きか」
「!! こ、声に出さなくてもいいでしょ!」
 そう叫びながら、真っ赤になってそっぽを向いた。まずい、口に出して言ったせいか、
 あいつの事をかなり意識するようになっている。あいつのそんな珍しい行動も重なり
 もうどうしようもないくらいかわいく見えてしまった。
「ハルヒ…」
 そう言いながら、俺はハルヒに後ろから抱きついた。
「きゃ?! ちょ、きょ、キョン!?」
 そして俺は、あの日のようにハルヒにキスをした。もうこんな事するもんかと思っていたし、思い出したくもなかった。だが、今日のことは忘れたくない。可能なら、何度でもしてもいい。そんな思いでのキスだった。
「……ぷはっ」
「ぷっ!」
 俺は笑ってしまった。ハルヒはキスの間息を止めていたようだ。
147涼宮ハルヒの恋愛6/10:04/05/04 10:49 ID:TEygPyb4
「…何がおかしいのよ、いきなりき、キス、なんかして」
「いや、悪い。嫌だったか?」
「ううん、嫌なんかじゃない。もっとして…」
 そして、俺たちはまたキスをした。
「ん…んむ…」
 今度は舌を滑りこまし、長く続けた。そして、ハルヒの胸に手を伸ばした。
「ん! ちょ、いきなり…」
 俺はハルヒの抗議を無視し、制服の上から胸を揉んだ。
「んん!んむ、ん〜」
 キスをしながら、ハルヒの形の整った胸を揉む。制服の上からだが、それはきれいな形をしている事がはっきりとわかった。
「服、脱がすぞ」
「そ、それくらい自分でする!」
 ハルヒは俺から勢いよく離れ、距離をとって胸のリボン(ネクタイか?)を外し始めた。
 残念、俺が脱がせたかったのに。
「何ぼーっと突っ立ってんのよ。あんたも早く脱ぎなさいよ」
「俺も脱ぐのか?」
「当たり前じゃない! あたし一人恥ずかしい思いさせる気?」
 それもそうか。俺だけ着てるのも何か悪い気もするしな。
 俺たちは、文芸部室で裸になって抱き合った。
 ハルヒの胸は、思っていたよりも大きく、整っていた。
「前にバニーの衣装着てた時より大きくなったか?」
「そんなことまだ覚えてたの? ん〜、そう言えばちょっと大きくなったかも。
 あたし自身よくわかんないのにあんたよく分かったわね」
 本当によく分かったもんだ。なんだかんだでハルヒの事を気にしてたのか。
 そんな考えを払うかのように、俺はハルヒの胸を揉み始めた。
「ん……はぁ、ちょっと気持ちいいかも」
ハルヒの胸は結構揉みごたえがあった。指で押してみると、その分押し返してくる
弾力があるし、そのさきっぽに付いている乳首も、きれいだった。
「はう……ん…やぁ」
148涼宮ハルヒの恋愛7/10:04/05/04 10:51 ID:TEygPyb4
 気持ちよさそうに俺に抱きついてくるハルヒ。俺はそれに答えるように、もっと激しく
 手を動かした。
「きゃ、あん、ちょ、キョン、は、激し…んむ」
 ハルヒの口を塞ぐようにキスをした。
「んむ、んふっ、ん……はぁ…はぁ、キョン。胸だけじゃ…いや……」
「どうして欲しいんだ?」
 分かっていながらも聞いてみた。その言葉をハルヒに言わせたかったからだ。
「…いじわる。わかってるくせに。」
「…ここだろ?」
 俺は、ハルヒのその表情に負けて、言わせることも出来ずに秘所に手を伸ばそうとして、
 やめた。
「え? ちょ、ちょっと。キョン?」
 このまま普通に手で秘所を触るだけでは面白くない。ちょっとでもハルヒに日頃の
仕返しと言うものをしてみたいと思う。ハルヒを団長のソファーに乗せ、足を開かせた。
体育ででも使ったのだろう。丁度いいところに落ちていた縄跳びを使ってハルヒの足を
閉じれないように固定。ついでに手も後ろでくくってしまおう。
おお!絶景かな絶景かな。
「や、こんなの恥ずかしい……降ろしてよ…」
「どうせ俺しか居ないしいいじゃないか。大丈夫だって」
「そ、そんな問題じゃない! きゃ!?」
 股を全開に開いて動けないハルヒ。その普通では見られない、扇情的な光景に俺は
 とてつもない興奮を覚えた。ハルヒの無防備な秘陰。そこを舌で突っついてみた。
「ひゃぁぁ、な、舐めないで…あぅ……ん!!」
「やっぱりここが気持ちいいんだな」
 ハルヒのクリを中心に、入り口周辺を少しずつ舐め、じらすようにした。
「んん!…ふぅ、あう! はぁ、やん!」
 緩急をつけてじりじりと性感を高めさせていく。そうしていくうちにハルヒの秘所は
 涎と愛汁で洪水になっていた。
「ひゃう、んん、じ、じらさないで…」
「そうか? じゃあこれでどうだ」
149涼宮ハルヒの恋愛8/10:04/05/04 10:52 ID:TEygPyb4
 その言葉のあと、右の乳首とクリ、左の乳房の三点を同時に攻め始めた。
 今度は、じらす事などせずに激しく愛撫した。
「あ、あっ! んんー! ひゃう、やっ」
 段々ハルヒの声が高く、激しくなってきた。そろそろイクのだろう、秘部もビクビクと痙攣し始めている。
「あん、な、何かくる! や、あぁぁぁぁ〜〜」
ビクビクビクっ
 ハルヒは全身を震わせ、絶頂を迎えた。秘所からは愛液が絶えど無くあふれ出てくる。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 息を整えている間、俺はハルヒの事をじっくりと観察していた。端整な顔立ち、
 小さくなく、大きすぎない整った胸。そして、今まで攻め続けていた秘所。
 どの場所も非の打ち所の無い綺麗さだった。ただ、もっと普通の性格だったらなぁ。
「ちょっと、キョン。ぼーっとしてないで早くこれ外してよ。身動き取れないって
 結構苦痛なのよ」
 体力が回復したのだろう、もういつものハルヒに戻っていた。
「何言ってるんだ? まだ終わってないぞ」
「へ? もしかしてこのまま……?」
「ああ、そのつもりだが」
「ちょ、そんなの嫌よ! あたしでも初めてはきちんとしたいの!」
 それもそうだ。初めての経験が縛られてなんていい思い出にならないか。
 しょうがない、縄跳びを外そう。
「ふ〜、ちょっと痛かったのよ、手が」
「ちょっときつかったか?」
「痣になったらどうしてやろうかと思ったけどなってないから許してあげる」
「そりゃどーも」
 俺たちはいつものやり取りをした。やっぱりこっちの方が俺達っぽいだろ?
「それじゃ、入れるぞ」
「……うん、今更だけど優しくしてよね」
 そんなことは十も承知だ。俺は紳士だからな。マナーと言うものは心得ているさ。
「…それならさっきもそのマナーっていうのを見せて欲しいものね」
150涼宮ハルヒの恋愛9/10:04/05/04 10:53 ID:TEygPyb4
「うるさい、もう入れるぞ」
「…うん。つっ!!」
 ハルヒの入り口は思っていたより狭かった。亀頭を少し入れただけでもの凄く
締め付けてくる。入れる側としてはとてつもなく気持ちいい。
「ああっ! ひぐっ、うう〜」
 ハルヒは耐えてくれている。少しでも彼女の負担を減らしたい。それにはこのまま
 ゆっくり進入するべきか、一気に奥まで突っ込むべきか。
「んん!、と、とまらないで…」
 俺はその声に我に帰った。止まることが一番きつい、なら早く終わらせた方が
いいだろう。
「一気に行くぞ、力抜いとけよ」
「うん……あう!!くうぅぅ…」
 一気に奥まで貫いた。途中、何かに引っかかったが止まる事はしなかった。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「大丈夫か?ハルヒ」
「うん…何とか。もうちょっと待って」
「お前がいいって言うまで待つよ」
「ありがと……」
 そして俺たちは、つながったままキスをした。
「ん、もう大丈夫かも。動いていいよ」
「無理はするなよ、痛いならすぐ言えよ」
「うん、わかってるわよ」
 ちょっとずつ、腰を前後に動かし始めた。
「くぅぅ、んん! あぅ…」
 辛そうなハルヒの声。その声を聞いて俺の肉棒は更に大きくなる。
「はう! まだ大きくなるの!?」
 緩い前後運動を繰り返しているとハルヒの声にも変化が現われ始めた。
「んん、あ、気持ち…や、ん…よく、なってきた…かも」
 その声を聞いて俺は少し動きを速くしてみることに。
「あっ、ああっ、あっ、くうぅ、ひゃぁ、あっ…」
151涼宮ハルヒの恋愛10/10:04/05/04 10:55 ID:TEygPyb4
 感じている。声だけでもわかるが、愛汁がたくさん出始め動かしやすくなった。
 それにしても、ハルヒの中はとても気持ちいい。俺の肉棒全部を均等に包み込み、
 絞るように絡み付きにくる。気を抜くといつでも果ててしまいそうだ。
「ああっ!あう、んんっ!も、もうだめ…」
「ハルヒ、もうイクのか?」
「うん! も、もう、もう!! んんんんん〜〜〜〜」
どくどくどくっ
 俺はハルヒの絶頂と共に果てた。とっさに抜く事が出来なかったので、思いっきり
 中で出してしまった。
「ハァ…キョンの、あったかい」
「ハルヒ…」
 俺たちは最後にもう一度キスをした。

 次の日、教室にハルヒの姿はなかった。流石に昨日の今日で顔をあわせるのは
恥ずかしいのだろう。実際、俺もかなりの勇気を出して登校してきたのだ。
こういうとき、後ろの席に居られるのは辛いものがある。
「なに教室の入り口でぼさっと突っ立ってんのよ」
「は、ハルヒ!?」
「な、何よ。あたしがここにいちゃいけないって顔してるけど」
「いや、席に居ないから今日は休みかと思ってた」
「は? そんなことで休む訳ないじゃない。」
 ……せっかく付き合い始めたのに。…と誰にも聞こえないような声で呟くのを俺は
聞き逃さなかった。はぁ、放課後にどう説明すればいいのだろうか。

                              ―――完―――
152名無しさん@ピンキー:04/05/04 11:29 ID:ilbQj4kF
乙華麗!
あっさり風味でよろし。神トンクス!!
153名無しさん@ピンキー:04/05/04 23:08 ID:nLvy6xxI
>127氏GJ!
真っ赤になったハルヒ萌えー。
154名無しさん@ピンキー:04/05/04 23:28 ID:yq3iUD9i
127の人GJ!!
やはりハルヒという基本を押さえておかないといけませんよ。
155名無しさん@ピンキー:04/05/04 23:57 ID:H3w9Z3SW
>>127様、GJです。
強気としおらしさのバランスが絶妙!

156名無しさん@ピンキー:04/05/05 00:23 ID:QASuZAJN
7年前の七夕の夜、それまで生理の無かったハルヒに初潮が訪れる。

脚をつたう血を見て、キャトルミューティレーションだと騒ぐハルヒ
何かをインプランティング(埋め込み)されたのかも、と言って保健室に行って検査を…
157名無しさん@ピンキー:04/05/06 22:13 ID:1EzrAktl
>>119さんの続きを待つ!
158名無しさん@ピンキー:04/05/07 02:23 ID:kzPwM7Ju
やべぇハルヒがこんなにも萌えられるキャラだったとは・・・
おみそれしました。
159致命的存在:04/05/07 08:43 ID:eoe3JqJ6
テスト
160致命的存在:04/05/07 08:49 ID:eoe3JqJ6
一昨日からキョン×ハルヒのSSは完成していましたが
ずっと「もうずっと人大杉」状態で書き込めませんでした。
今は専用ブラウザを読み込んで何とか行けそうです。
それではお待たせしました。ハルヒ×キョンです。
161涼宮ハルヒの昔日1:04/05/07 08:51 ID:eoe3JqJ6

 涼宮ハルヒの昔日

「ふー、やっと終わったーーー。」
 俺は体育用具倉庫に背を預けて座り、グラウンドに目を向けた。
 そこには白線で作られた、良くいって幾何学模様、悪くいって子供の落書きが描かれていた。
 グランドいっぱいに描かれたソレは俺がたった今、30分かけて描いたものだ。
 さらに目を凝らすと、その落書きに微調整を加えようとグラウンドを走り回っている人影が見えた。
 涼宮ハルヒ
 北高に知らぬ者などいない誉れ高き変人は俺の知るその姿より微妙に小さい
 それもそのはずだ、彼女は俺の知るハルヒの3年前の姿なのだから。

 俺の隣では自称未来人、朝比奈ミクルがすやすやと眠っている
 俺の知る時代のさらに未来から来た朝比奈さんに眠らされた彼女の寝顔は無防備で、ついつい悪戯したくなる
 顔は童顔なのに体のプロポーションは大人の女性というアンバランスさが彼女の魅力だ。
 実年齢は知らないが、多分俺よりも年上なのだろう彼女の寝顔は、綺麗と言うよりも可愛いといった感じだ。
 わざわざ俺が、三年の年月を遡ってのは彼女に頼まれたからだ。
 なぜ俺がと聞くと「禁則事項です。」としか返ってこない。
 まぁ、俺としては朝比奈さんのお願いなら過去だろうが異次元だろうがどこだって逝きますがね。
 そしていざ三年前に来て見ると朝比奈さん(少)が朝比奈さん(大)に眠らされ、
「ここから南に下ったところにある中学校、その校門の前にいる人を助けて。」
 という指令を頂戴し、その中学校に忍び込もうとしていたハルヒを見つけ今に至る。
 そいえば、報酬としてキスしても良いって朝比奈さん(大)から言われていたっけ。
 うーん、と俺の頭の中で本能と理性がルール無用の金網デスマッチを繰り広げようとしている所に声がかかった。
「ナニうなってんのよ。その人を襲うつもり?キチクよ、キ・チ・ク。」
162涼宮ハルヒの昔日2:04/05/07 08:52 ID:eoe3JqJ6

 どうやら落書きが完成したらしい、ハルヒはこちらに向かって歩いてくる
「そ、そんなわけあるか、バカ。」
 内心を見破られて動揺しつつ立ち上がり、服についた砂を払う。
「どーだか、飢えた獣みたいな顔してたわよ。ていうかバカって何よ。初対面の人に向かって。」
 俺は初対面じゃないんだけどな。
「お前こそ年上に向かってタメ口だろうが、ってそんなことよりも完成したのか落書き?」
 危険なネタは避けて話を逸らす。
「もちろん、見てわかんないの?」
 さも偉そうに仁王立ちするハルヒ、わかるかばか者め。
 が、こいつの性格は十分過ぎるほどわかっているので何も言わない。
「これはね、メッセージなのよ。」
「どこ宛だ?まさか彦星と織姫宛じゃないだろうな?」
 多少の皮肉を交えて聞く。
 するとハルヒは、少し驚きに目を見開く。
「どうして解ったの?」
「・・・・まぁ今日は七夕だしな。あと似たような事している奴がいたからな。」
 というかオマエ。
「へぇ、ぜひ知り合いになりたいわね。」
 そういって下を向き考え込むハルヒ、絶対無理だと思うが。
「ねぇ、あなた宇宙人ていると思う?」
「あぁ、いるんじゃないか。」
 長門を思い浮かべる。
「それじゃあ、未来人は?」
「きっと、すぐ近くにいるぞ。」
163涼宮ハルヒの昔日3:04/05/07 08:52 ID:eoe3JqJ6

 まさしくお前の目の前にな。
「じゃあ、超能力者」
「配り歩くくらいるだろ。」
 いつかの赤い球体を思い出す。
「異世界人は?」
「それはしらん。」
 はっきりと答える。
「そう。」
 何かまぶしい物を見るように俺を見るハルヒ。
 それからしばらくたって考えがまとまったのか、顔を上げ自分の体を見回す。
 夜といっても気温は高く、ハルヒは汗で服が濡れていた。
「ふぅ、汗かいちゃった。」
 そう言って上着の裾に手をかけおもむろに脱ぎだす・・・っておい!
「な、な、な、何してんだオマエ!」
「何って服脱いでるんだけど。」
 応えながらも脱ぎ続ける、一枚しか着てこなかったのだろう服の下からブラがちらちらと見える。
 当たり前のように応える、くそっ、こいつと話してると自分の常識の方を疑っちまう。
「ふぅ」
 軽く息をついて一気に服を脱ぐハルヒ
「別にいいじゃん、こんなに暗いんだし。だいたい、水着着てるのと変わんないし。」
 なるほどハルヒの露出癖は中学からだったのか。
「いや、そうじゃなくてな。お前の目の前には俺がいるんだぞ、男の俺が!」
 なぜ俺がこんなに慌てなくてはならないのか悲しくなってくる。
 俺の言葉を聞いてハルヒは目をそっと細めて、悪戯っ子のような笑みを浮かべる。
164涼宮ハルヒの昔日4:04/05/07 08:54 ID:eoe3JqJ6

「へぇー、オニイサン、私に欲情・し・た・の?」
 甘えるような、誘うような口調で俺の頬をなでる
 その言葉に少しだけカチンときた、頬をなでる手を強くつかむ。
 一瞬ビクッとなりながらも俺の瞳を見つめるハルヒ。
 その瞳に少しばかりの不安と恐怖を見つけた俺は、冷ややかな目でみつめ返す。
「あまり、男をなめるなよ?歯止めがきかないことだってあるんだから。」
 そう言いつつブラの上から胸を強めに揉む。
 いまだ未発達の胸はそれでも柔らかく俺の手にされるがままだ。
 掌をとおしてハルヒの鼓動と体温が俺に伝わる。
 そのハルヒを怯えさせる事が目的だった行為が、俺を興奮させ、本能が高らせる
「・・・・」
「・・・」
 そのまま数十秒間にらみ合いが続いた。
 俺が本能が理性抑えきれなくなるギリギリの所まで来たとき、ハルヒが呟いた。
「・・・・・いいよ。」
 その一言で理性のブレーカーが落ち、

 俺はハルヒを体育用具倉庫に押し込んだ。


「・・・っ、・・・ぷはぁ、・・・・んっ、」
 ・・・クチュ、・・・チュ、・・・ピチャ
 薄暗い体育用具倉庫に俺とハルヒのキスの音が響く
 ハルヒは今、マットの上で寝転んでいる。
165涼宮ハルヒの昔日5:04/05/07 08:54 ID:eoe3JqJ6

 俺はハルヒに覆い被されるように上からハルヒを攻める
 倉庫に押し込みマットの上に寝かせると同時にキスを開始した。
 おそらくファーストキスであろうソレを俺はもう一分以上している。
 最初は硬く閉ざされていた唇になかば強引に舌を差し込み口内を蹂躙する。
 最初のほうは少しばかり抵抗していたが、今では自ら舌を絡め、もっとして、とせがむように俺の舌を刺激する。
 顔を離すと二人の唇と突き出した舌に唾液でできた糸がかかる。
 ハルヒを見ると、陶然とした顔に焦点のあってない瞳、だがその瞳の中にまだ理性が残っている気がした。
 もはや本能で満たされつつある俺の心はその理性すら奪い取ろうとハルヒの胸への攻撃を開始する。
 ハルヒの胸にフィットしたブラをずらし桃色の乳首をあらわにさせる。
 これから育つであろう小ぶりの胸を舐め上げる。
「ひぅ」
 自分の体を、しかも胸を舐められるという未知の感覚に戸惑い、怯えの混じった声をあげるハルヒ
 俺はその声に満足しつつ、片胸を口で、片胸を手で責め上げる。
 稚拙で幼稚な俺の愛撫は目の前の処女に簡単に快楽を与える
「あっ、・・はっ、・・・つっん、・・・だめぇ、・・・・ひっ」
 手が揉み、つねり、さすり、押しつぶす。
「はぁっ、・・・ひぃ、・・・くぁぁぁ、いやっ、・・・そんなにっ、・・・・あ、あぁぁぁ」
 口が舐め、、息を吹きかけ、吸い上げ、噛みつく。
 俺の一挙一動にハルヒは身をよじり、震わせ、声をあげる。
 特に乳首を強く噛みされるのがお気に入りのようで高い嬌声をあげる。
「んあぁぁぁぁ、ひぅぅぅぅ、あっ、あなたはっ」
 意を決してハルヒが何か言おうとしている、そう感じ取った俺は少しだけ攻撃の手を休める。・・・少しだけ
「んっ、あなたはっ、あなただけはっ、うっあ、わたしの話をきっ、ん、聞いてくれたっ。」
 それはハルヒの告白
166涼宮ハルヒの昔日6:04/05/07 08:55 ID:eoe3JqJ6

「だれもっ、誰もわたしの話をっ、はぁっ、聞いて、くれない、ふぁっ」
 想像してみる、まるで自分の言葉が相手に理解されない世界。
 例えそこに人がいても会話が成り立たなければ一人でいるのと変わらない、絶対の孤独。
「だからっっ、だから、あなたなら、あなただから。」
 その一人ぼっちの空間に、突然現れたのが俺か
 理解する、人一倍元気で常に騒がしいこいつは、いつも一人だったのだ。
 理解と同時に胸の奥に広がるものがあった、それは愛しさ。
 いつのまにか止まっていた愛撫を再開する、ただし、先ほどよりも優しさをこめて。
「・・・ぅん、・・・はぁ、・・・ん」
 言いたい事を言い終えてすっきりしただろうハルヒは目の端に涙をタメながら視線を俺の下腹部に向け
「これ、何?、とっても、熱い」
 と聞いてくる。
 先ほどからズボン越しにハルヒの肌に密着していたそれは限界ギリギリまで膨張していた。
 俺は一度体を離すとチャックを開け自分の陰茎を外気さらす。
「わぁ。」
 ハルヒが驚きの声をあげる。
「こんなに、おおきいんだ。」
 マットの上に座りなおし、俺のモノを凝視する。
 おずおずといった感じで俺の欲望にハルヒの手が触れる。
「くっ」
 そのあまりにもぎこちない手の感触に思わず声を上げる。
「いたかった?」
 上目づかいに聞いてくる。
「いや、大丈夫だ。そのまま擦ってくれ。口でしてくれるならさらに良い。」
167涼宮ハルヒの昔日7:04/05/07 08:56 ID:eoe3JqJ6

 少し調子に乗り、ハルヒに冗談半分で無茶な注文を言う
「そう、・・・・わかった。」
「へ?」
 俺が間抜けな返事を返すと、おもむろにハルヒが俺の息子に顔を近づける。
 片手で俺の肉棒をしっかりと握る。
「あつくて、かたい。それになんかビクン、ビクンってしてる。」
 そう言ってハルヒは一度ゆっくり深呼吸をして俺の肉棒を口に含んだ。
 ハルヒの決して大口とはいえない口を大きく広げ俺の腰の部分に顔を押し付ける。
 俺に視界にはハルヒの後頭部しか映らないがその様子を想像するだけで逝ってしまいそうになる。
 肉棒は唾液とハルヒの口内の柔肉に包まれながらも少しづつ進入する
「んぐっ・・・んっ、げほっ、けほっ」
 喉の奥に突き当たり、むせたハルヒが肉棒から口を離す。
「ふぅ、なんか、・・・・・へんな味。」
 口の中に残る肉棒の味を確かめるように口をもごもごとする。
 俺としては自分の肉棒の味になんぞ興味など無く、ただ早く再開してほしいだけだ。
「一気にやるからむせるんだよ。ちょっとづつアイスキャンディーを舐めるみたいにやるんだ。」
 軽くアドバイスする。
「うん、わかった。」
 素直に反応するハルヒ、いつもこうなら可愛いんだけどなと苦笑しつつも俺の腰に顔をうずめるハルヒの髪を撫でる。
「ん、・・ふぅ、・・・はぁ」
 始めは恐る恐る、慣れてくると手の動きを交えて俺の一物を愛撫してくる。
 ピチャ、クチャ、ヌチョ
「くっ、うっ」
 その初めてとは思えないハルヒの口撃に思わず声が漏れる。
168涼宮ハルヒの昔日8:04/05/07 08:56 ID:eoe3JqJ6

 俺の声に俺が感じているのだと悟ったのだろうハルヒはより激しく責めあげる。
 睾丸を軽く愛撫しつつカリの部分をなめ上げる。射精感を抑えるのも限界ギリギリだ。
 気を紛らわせるために視線をはずして見ればハルヒの長い髪、白い背中、短パンが目に映った。
 スッ
 短パンと背中の隙間に両手を滑り込ませる。
 ハルヒがぴくっとしたのが肉棒に越しに伝わる。
 背中をなでるように短パンと背中の間を這いまわる俺は手を進めハルヒの尻に到達する。
 ハルヒの尻は熱く火照り、すべすべとしていた。
 俺は思いっきりつねるようにハルヒの尻両手でつかんだ。
 とたんに、「んあっ!」と短い悲鳴を漏らす。
 一度手を離し、もう一度もむ、今度は優しく丁寧に撫でるように全体をもむ、
 ハルヒはそれだけで感じているらしく、時々俺への愛撫が止まる。
 俺はそのまま揉みつつも少しづつハルヒの内側へと指を動かす。
 やがて右手が尻の穴に、左手が秘部に到着する
 ハルヒは短パンはいたままなので手の動きには制限があるがそれでも愛撫を続ける。
「はぁぁ、だめぇ、そんなぁ、・・・っそこは!」
 少し刺激するだけで甘い声を出すハルヒ、特に菊座を愛撫されると異常に反応する。
 両手で皺を伸ばし、穴を広げる。
「だめぇ、そんなとこ・・・汚い。」
 ハルヒの抗議の声を無視して菊座をせめる。
「うあっ」
 ビクッと体全体が震える。
 完全に主導権を握った俺は菊座と同時に秘部を責める。
169涼宮ハルヒの昔日9:04/05/07 09:02 ID:eoe3JqJ6

「ん、はぁぁ、ふぁ、んっ」
 だいぶ菊座になれてきたところで一気に膣と同時に指を差し込む
「はぁっふああぁぁぁぁぁぁ!」
 体を仰け反らせ、甘い悲鳴をあげるハルヒ、どうやら軽く達してしまったようだ。
 ハルヒは体を軽く痙攣させた後、少し余韻に浸りながらも俺の肉棒をつかむ。
 やられっぱなしが気に食わなかったのかハルヒは再度俺の肉棒を含もうと挑戦する。
 ゆっくりと肉棒を半分までを口に含み、そしてカリの部分までをはきだす。
 今度はむせることも無く、何度も繰り返す。
 ジュプ、ズプッ、ジュプ
 俺の肉棒はハルヒの唾液と先走り汁でグチョグチョになりいやらしい音が鳴り響く
 余裕が出てきたのかハルヒは途中で舌を絡め更なる快感を俺に与えようとする。
「くっ、ハルヒ、・・・もう、でる。」
 さっきのと合わせ早々と射精感が高まる。
 だがハルヒは何を思ったか、口の動きがより速く、そして丁寧に俺を責める。
 ずっ、じゅっ、ずちゅっ、くちゅっ
 俺は我慢するのを止め欲望に身を任せハルヒの頭をつかむ。
「くっ、・・でる!」
 ドピュ、ピュッ、ドピュ、ビュッ
 そのままハルヒの喉奥に白濁液を吐き出す、あまりの開放感に目の前が白くなる。
「!、んーーーー!」
 ハルヒが目を見開き、抗議の声を漏らすので頭を離す。
「ぷはぁっ、けほ、ごほっ」
 ピュッ
 竿に残った精液がさらにハルヒの顔を汚す。
170涼宮ハルヒの昔日10:04/05/07 09:03 ID:eoe3JqJ6

「ハァ、ハァ、ハァ」
 ハルヒが荒い息をつきつつ顔についた精液を舐め取る。
「・・・・・なんか苦い、それに喉に絡みつく。」
 いったいどんな味を期待していたのか不満を漏らす。
「頭つかむなんてひどいじゃない、窒息するかと思ったわ。」
 眉間にしわを寄せ、俺に抗議してくるハルヒ
 いまだ精液に汚れるその顔に迫力は無く、ただ俺を興奮させることしか出来ない。
「わかった、じゃあお返しに俺もしてやろう。」
 そう言うが早いか再びハルヒをマットの上に横たえ、短パンに手をかける。
「えっ、なに?」
 状況が理解できていないのかハルヒは場違いな声を上げる。
「だから、”おかえし”だ。」
 ハルヒに向かって優しく言い放ち、下着ともども一気に脱がせる。
 
 そこには一本の陰毛の無い秘所と一筋の線があった。
 その未発達さに今更ながら相手が中学生であることを思い知る。
「だめっ、見ないで!」
 身をよじり身体全体で抗議するハルヒ
「お前にも恥ずかしいという感情が合ったのか?」
「当たり前じゃない、バカ!、見るな!」
 意地悪く聞く俺に真っ赤になって応える。
「おかえし、がすんだらな。」
 そう言って股の間に頭を割り込ませ顔を秘部に近づける。
「―っ」
171涼宮ハルヒの昔日11:04/05/07 09:04 ID:eoe3JqJ6

 ハルヒが息を呑む声が聞こえたがかまわずに鼻を押し付け、匂いをかぐ
 そこは甘酸っぱいような、男を誘うフェロモンの匂いがした。
「んっ、匂いを、嗅ぐな、ばかぁ。」
 ハルヒが小さく、そして甘く文句を言う。
 次に俺は舌を出し、つんつんと味を確かめるかのようにつつく
「はっ、ひっ、うっ」
 そのたびハルヒが短く声をあげる。
 ハルヒが慣れてきたところで舌を使い線の周りを舐め始める。
 ゆっくりと次第に割れ目に沿って舌を走らせる。
「そんなっ、ところ、きたないっ」
 丁寧に、優しく舐めあげていると割れ目から少しずつ蜜が漏れ始めてきた。
 その蜜を舐めると口と鼻いっぱいにハルヒの味が広がる。
 もっと、そうせがむようにハルヒの割れ目に舌を差し込む。
「ひっ」
 ハルヒが身体に侵入する道の物体に軽い悲鳴を上げる
 両手を使い俺は割れ目を押し広げ、ピンク色の内部をさらけ出す。
 そのまま入り口に舌を這わせる。
「・・・あぁ、・・・んっ、・・・ふぁ」
 にじみ出る愛液を舐めあげ吸い尽くす。
 最初、体内の異物感に戸惑っていたが、身体から力が抜けると共に愛液の量も増えてくる。
 ぴちゃ、くちゅ、ちゅぱ、くちょ
 いやらしい音が体育倉庫内にこだまする
「・・・はぁ、・・くぅ、・・あんっ」
 ハルヒの割れ目のからプックリとクリトリスが顔を出す。
172涼宮ハルヒの昔日12:04/05/07 09:05 ID:eoe3JqJ6

 俺はすでに充血しきっている肉芽の皮を剥いてやり、軽く歯にはさむ。
「―――――――!!!」
 それだけでハルヒは身体に電流でも走ったかのように身体を仰け反らせ、声にならない悲鳴をあげ快感に耐える。
 一気に増えた愛液がハルヒがイった事を教えてくれた。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
 とろんとした瞳で荒い息をつくハルヒ、身体は脱力しきっていた。
 その表情を見ているだけで俺の息子は力を取り戻しそそり立つ。
「ハルヒ・・・・いくぞ。」
 ハルヒの性器に俺の性器を押し付ける、ハルヒはどこまで理解をしているのかコクンと頷いた。
 それを見た俺はゆっくりと挿入を開始する。
 ずぷっ、ずぷっ
 濡れているとはいえ、相手は処女だ。少しづつ、緩急をつけながら虫の這う速度で挿入を続ける。
 だが、それでもハルヒには苦痛らしく、硬く閉じた口から悲鳴が漏れる。
「くっぁ、ぎ、うぅ、うあぁ」
 ぎちぎちと肉を裂いて進むような感触が肉棒に伝わってくる。
 当たり前だ、相手はまだ13歳かそこらの少女なのである。
 やっとのことでカリの部分までが進入を果たした。
 そこで一息つくと、ハルヒが「全部入った?」と聞いてきた。
「まさか、まだ最初のカリの部分だ。」
「うそ、もうわたしの中、アンタでパンパンだよ。」
 潤んだ目で俺を見つめるハルヒ、それだけで一気に貫いてしまいたい衝動に駆られたが我慢する。
「少しづつ入れるから我慢しろ。」
「・・・うん。」
 再度挿入を開始する。
173涼宮ハルヒの昔日13:04/05/07 09:06 ID:eoe3JqJ6

 少しづつ、それでも着実に挿入していくと先端に触れる膜のようなモノがあった。
 それが処女膜だと気付きハルヒに最終確認をする。
「ほんとうに、いいのか?」
 ハルヒは少しだけ呼吸を整えると、はっきりと言った。
「きて。」
 その一言で俺は残りの部分を一気に押し込んだ。
 ギチギチチィ
 処女膜のかすかな抵抗と肉が裂ける感触、そしてハルヒの一番奥に俺の肉棒が到達する。
「うああぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」
 ハルヒが耐え切れずに叫び声をあげる。
 結合部からは愛液に混じって破孤の血が流れる。
 おれはつながったまま動かずに、ハルヒの膣の中の感触を味わう
 俺の肉棒の全てが納まりきらないハルヒの膣は俺をきつく締め上げる。
 生暖かい感触とハルヒが呼吸するたびに蠢く膣内、それだけで射精してしまいそうになる。
「全部、入ったぞ。」
 俺はいまだに苦痛と戦っているハルヒに告げる。
 ハルヒは荒い息を吐きつつも健気に応える。
「うん、アツいのがおなかいっぱいだよ。」
 潤んだ目とその言葉の内容に不覚にもドキッとさせられる。
「くぅ、また大きくなった。」
 呼吸するのも苦しいのだろう、ハルヒはかすれた声で呟く
「なぁ、動いて・・・いいか?」
 無理な注文と知りつつ聞く。
「はぁ、・・・はぁ、・・・・・・・・いいよ。」
174涼宮ハルヒの昔日14:04/05/07 09:06 ID:eoe3JqJ6

 健気にうなづくハルヒ、それを見て俺はゆっくりと動き出す。
 ゆっくりと腰を引き、埋没した物を引き上げる。
 そしてカリの部分まできたら、またゆっくりと差し込む。
 少しずつスピードを速めながらピストン運動を繰り返す。
 俺の一挙一動にハルヒが苦痛のうめきを漏らす。
「くぁっ、ひぃっ、ふぁあ、ぎっ、うぅ。」
 最初に比べ血と愛液で少しずつは動きが滑らかになっている。
 それでもハルヒの中では快感よりも苦痛のほうが強いらしく、眉根を寄せて耐えている。
 俺の肉棒を受け止めるにはハルヒの膣はあまりにも未発達だ。
「ぐうぅっ、んあぁっ、なんかっ…ヘンな感じっ、んっ」
 だがそれでも痛みに慣れつつあるのかハルヒ少しだ余裕が出てきたようだ。
「はぁっ、ひぁっ、おなかのっ、おくにっ、あぁっ、ごつごつあっ、あたってるよぉ」
 子宮の一番深いところに突っ込まれてよがり始めるハルヒ、その姿が俺の理性を溶かしていく。
 俺は一刻も早く終わらせるために腰の動きを一気に加速させる。
「うぁあっ、そんっ、なぁっ、はっ、はげしっ、すぎるぅっ!」
 ハルヒは突然の加速に混乱し俺の背中を爪を立てる。
「だっ、だめぇっ!もってっ、いかれちゃうぅ!」
 抗議の声を無視して一心不乱に突き上げる。
 一気に射精感が高まり、目の前が白くなる
「んっ、ぐっ、あっ、あっ、いっ、あああああああああぁぁぁぁ!」
 ハルヒが逝くと同時に肉棒を引き抜きハルヒの身体に向けて白濁液を吐き出す。
 びゅ、ぴゅうっ、びゅくっ、びく
 目の前がちかちかと明滅し、とても二回目とは思えない量をハルヒの白い身体に振りまく。
 下腹部から胸へと吐き出し、やっと全てを出しおえる。
 そのまま倒れこみたい衝動を抑えつつハルヒを見る。
175涼宮ハルヒの昔日15:04/05/07 09:07 ID:eoe3JqJ6

 ハルヒは焦点の合っていない目で身体に飛び散る白濁した物を見つめ、
「・・・・・アツい」
 と呟き、そのままハルヒは気絶した。

 その後、俺はハルヒの体を拭いてやり服を着せマットに寝かしておいた。
 そのうち目が覚めるだろうと思いつつ外に出ると、そこにはあい変わらず眠ったままの朝比奈さんがいた。
 その姿に苦笑しつつも、肩をゆすり起こす。
 「みゅう・・・、ふぇ?」
 と寝起きもかわいらしい朝比奈さんに事情を説明した。(もちろんハルヒとの事は言わないでおく)
 どうやら帰る手段が無いらしいので、昼間に長門から渡された短冊に望みをたくし
 後ろ髪引かれながらも中学校を後にする。

 その途中で朝比奈さんに、軽い冗談のつもりで聞いてみた。

「朝比奈さん、途中から起きて覗いていたでしょう?」
 
 朝比奈さんの顔がみるみる真っ赤になるのを見て、俺は苦笑するしかなかった。

 了
176致命的存在:04/05/07 09:11 ID:eoe3JqJ6
このとき体育用具倉庫は開いていなかったとかいうツッコミは無しの方向で…
あと、良いオチが浮かばなかった本当にスマソ。
内容的には頑張ってエロ増量中です。
次回SSは未定です。さいなら
177名無しさん@ピンキー:04/05/07 09:15 ID:Nq7beuug
>176さん
超グゥレイトゥでした。

乙!
178名無しさん@ピンキー:04/05/07 15:24 ID:Yq5lpjDO
>>160の人、と呼ぶべき?
GJ!!
オニイサン(;´Д`)ハァハァ
179名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:06 ID:omMAJroP
>119の中の人ではないですが、続き書いてみました。
180『朝倉涼子の逆転』 1/24:04/05/07 23:07 ID:omMAJroP

 下駄箱に入っていたノートの切れ端。
 丁寧な、それでいて可愛らしい女の子の文字。

 ――放課後誰も居なくなったら、一年五組の教室に来て――

 淡い期待と大いなる疑心をこの胸に宿して、のこのこ教室に来てみた若さゆ
えの過ちな俺。
 そこには、微笑みながら艶のある長いストレートヘアを耳の後ろにかき上げ
るクラスメイトの姿。
 教壇から降りて、曰く。

「あなたを犯して涼宮ハルヒの出方を見る」
181名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:08 ID:Vxua1/Tu
おお!本日二柱目の神が来た!!
182『朝倉涼子の逆転』 2/24:04/05/07 23:08 ID:omMAJroP

 惚けているヒマはなかった。後ろ手に隠されていた朝倉の右手が一閃、さっ
きまで俺の首があった空間を鈍い金属光が薙いだ。
 猫を膝に抱いて背中を撫でているような笑顔で、朝倉は右手の警棒を振りか
ざした。
「これ、警棒タイプのスタンガンなの。たぶん素直に応じてくれないだろうか
ら、無理矢理犯すわ」
 俺が最初の一撃をかわせたのはほとんど僥倖だ。その証拠に俺は無様な尻餅
をついて、しかもアホ面で朝倉の姿を見上げている。マウントポジションを取
られたら逃げようがない。慌ててバッタみたいに跳びすさる。
 なぜか朝倉は追ってこない。
 ……いや、待て。この状況は何だ? なんで俺が朝倉に警棒を突きつけられ
ねばならんのか。待て待て、朝倉は何と言った? 俺を犯す? ホワイ、なぜ?
「冗談はやめろ」
 こういうときには常套句しか言えない。
「マジ危ないって! それが本物じゃなかったとしてもビビるって。だから、
よせ!」
 もうまったくワケが解らない。解る奴がいたらここに来い。そして俺に説明
しろ。
「冗談だと思う?」
 朝倉はあくまで晴れやかに問いかける。それを見ているとまるで本気には見
えない。笑顔でスタン警棒を向けてくる女子高生がいたら、それはとても怖い
と思う。と言うか、確かに今俺はめっちゃ怖い。
「ふーん」
 朝倉は警棒で肩を叩いた。
「犯されるのっていや? 犯されたくない? わたしにはこんなに可愛い女の
子が迫ってるのに厭がって避ける男の気持ちがよく理解出来ないんだけど」
183『朝倉涼子の逆転』 3/24:04/05/07 23:09 ID:omMAJroP

 俺はそろそろと立ち上がる。冗談、シャレだよな、これ。本気だったらシャ
レですまされんが。だいたい信じられるわけないだろ、別に泥沼化したあげく
こっぴどく振った女でもなく、クラスでもロクに喋りゃしない真面目な委員長
にスタンガンを喰らわされそうになるなんて本気の出来事だと思えるわけがない。
 だが、もしあのスタン警棒が本物だったら、とっさに避けなければ俺は今頃
首から何十万ボルトの電撃を喰らって陸に揚がった小魚のようにピクピクと床
にのびていただろう。
 迫るにしてもやり方があるだろうに。
「意味が解らないし、笑えない。いいからその危ないのをどこかに置いてくれ」
「うん、それ無理」
 無邪気そのもので朝倉は教室で女子同士かたまってるときと同じ顔で微笑んだ。
「だって、あたしは本当にあなたを犯したいんだもの」
 警棒を腰だめに構えた姿勢で突っ込んで来た。速い! が、今度は俺にも余
裕があった。朝倉が動く前に脱兎のごとく走り出し、教室から逃げだそう──
として、俺は壁に激突した。
 ?????
 ドアがない。窓もない。廊下側に面した教室の壁は、まったくの塗り壁さな
がらにネズミ色一色に染まっていた。
 ありえない。
「無駄なの」
 背後から近づいてくる声。
「この空間は、あたしの情報制御下にある。脱出路は封鎖した。簡単なこと。
この惑星の建造物なんて、ちょっと分子の結合情報をいじってやればすぐに改
変出来る。今のこの教室は密室。出ることも入ることも出来ない」
 振り返る。夕日すら消えている。校庭側の窓もすべてコンクリートの壁に置
き換わっていた。知らないうちに点灯していた蛍光灯が寒々しく並んだ机の表
面を照らしている。
184『朝倉涼子の逆転』 4/24:04/05/07 23:11 ID:omMAJroP

「ムード作ろうかしら」
 朝倉がそう言うと、蛍光灯の昼白色がけばけばしいピンクの光に変わった。
 嘘だろ?
 濃い影を床に落としながら朝倉がゆっくりと歩いてくる。
「ねえ、あきらめてよ。結果はどうせ同じことになるんだしさあ。別に命をと
ろうってわけじゃないのよ」
「……何者なんだ、お前は」
 何回見ても壁は壁でしかない。立て付けの悪かった引き戸も磨りガラスの窓
も何もない。それとも、どうかしちまったのは俺の頭のほうなのか。
 どちらにせよ、愛の告白タイムを演出するには程遠い異様な空間だ。
 俺はじりじりと机の間をぬって朝倉から少しでも離れようとする。しかし朝
倉は一直線に俺に向かってきた。机が勝手に動いて朝倉の進路を妨害しないよ
うにしているのに比べ、俺の下がる先には必ず机が一団になっている。
 おっかけっこは長く続かず、俺はたちまちのうちに教室の端に追いやられた。
「な、なあ朝倉」
「なあに?」
「愛の告白に警棒とか密室はいらないんじゃないかな」
「あら、愛だなんて」
 英国あたりにいそうな上流階級の貴婦人のように口に手を当てて上品そうに
笑う朝倉。
「理解出来ない概念だわ。でも、セックスすることを愛し合うって言うことも
あるわよね。そういう意味では理解出来るかしら」
「俺はハルヒの恋人でも想い人でも何でもないぞ。俺なんかと関係を持ったっ
てハルヒが何かするとは思えない」
185『朝倉涼子の逆転』 5/24:04/05/07 23:13 ID:omMAJroP

「それはどうかしら。ここ最近のあなた達の関係を見ているとそうは思えない
わ。あなたを涼宮ハルヒから奪い取ることによって、彼女に劇的な変化がもた
らされるのはそう低い確率じゃない。そう計算したから、わたしはこうしてあ
なたに迫ってるんですもの」
 口での説得は無理か。こうなったら。
 椅子を持ち上げて思い切り投げつけてやった。ちょっと手酷いかなとも思っ
たが、スタンガンを振り回されての逆レイプなんて御免蒙る。だが、椅子は朝
倉の手前で方向転換すると横に飛んで、落ちた。そんなアホな。
「無駄。言ったでしょう。今のこの教室はあたしの意のままに動くって」
 待て待て待て待て。
 何だこれは。何なんだこれは。冗談でもシャレでも俺か朝倉の頭が変になっ
たわけでもないとしたら、いったいこれは何だ。
 あなたを犯して涼宮ハルヒの出方を見る。
 またハルヒか。人気者だな、ハルヒ。
「最初からこうしておけばよかった」
 その言葉で俺は身体を動かせなくなっているのを知る。アリかよ! 反則だ。
 足が床から生える木にでもなったみたいに微動だにしない。手もパラフィン
で固められたみたいに上がらない。それどころか指一本動かせない。下を向い
た状態で固定された俺の視線に朝倉の上履きが入ってきた。
「あなたを奪えば、必ず涼宮ハルヒは何らかのアクションを起こす。多分、大
きな情報爆発が観測出来るはず。またとない機会だわ」
 知らねえよ。
「じゃあ諦めて」
 朝倉は警棒を投げ捨てた。確かに最初からこうしておけばそんなものいらな
いわな。
186『朝倉涼子の逆転』 6/24:04/05/07 23:15 ID:omMAJroP

 俺の視界に朝倉の顔が入ってきた。足許にしゃがみ込んだのだ。覗き上げる
ようにして赤ちゃんに対するような微笑み方をする。
「そんなに緊張しないで。男性を悦ばせるあらゆる手段をインプットしといた
から。女性としての身体的特徴も最高の状態だと思うし。絶対にあなたはわた
しの虜になるわ」
 別に緊張したくてこうしてるわけじゃないけどな。
 朝倉は視線を水平にした。つまり、俺の股間。ズボンのチャックを下ろし、
中をゴソゴソと探る。感覚は生きているので、朝倉の指の動きが実によく解る。
何ら羞恥することなく、朝倉は俺のイチモツを握ってズボンからはみださせた。
「ふふ、柔らかくて温かい。素の状態ね」
 当たり前だ。たとえどんな美少女に握られても、こんな異常な状況で昂奮す
るほど俺は変態じゃない。
「でも、人間の男性はどんな状況でも性的刺激を与えられれば色欲を抑えられ
ないって話だけど」
 朝倉は俺のイチモツを持ち上げると、大好物なエクレアを食べるようにあー
んと口を開いた。エクレアが好物かどうかは知らんが、ま……まさか……。や、
やめてくれ。そんな破廉恥な。うわ、息が直に。うわわわ。
 その時。
 天上をぶち破るような音とともに瓦礫の山が降ってきた。コンクリートの破
片が俺の頭にぶつかって痛えなこの野郎! 降り注ぐ白い石の雨が俺の身体を
粉まみれにして、このぶんじゃ朝倉も粉だらけだろう、しかし確認しようにも
身体がピクリとも動かない。下を向いているおかげで顔に直接降ってこないの
がせめてもの救いだった。
 だが、白い靄が晴れると、俺の足元に朝倉の姿はなかった。
187『朝倉涼子の逆転』 7/24:04/05/07 23:17 ID:omMAJroP

 頭の向こうから声がした。教室の中央辺りだろうか。
「一つ一つのプログラムが甘い」
 長門だった。平素と変わらない無感動な声。
「天井部分の空間閉鎖も、情報封鎖も甘い。だからわたしに気づかれる。侵入
を許す」
「邪魔する気?」
 対する朝倉の声も平然たるものだった。
「この人間が奪われたら、間違いなく涼宮ハルヒは動く。これ以上の情報を得
るにはそれしかないのよ」
「あなたはわたしのバックアップのはず」
 長門は読経のような平坦な声で、
「独断専行は許されていない。わたしに従うべき」
「いやだと言ったら?」
「情報結合を解除する」
「やってみる? ここでは、わたしのほうが有利よ。この教室はわたしの情報
制御空間」
「情報結合の解除を申請する」
 言葉のやり取りはそれで終わったらしかった。それからは、女同士の喧嘩に
してはやたら派手な音が交わされはじめた。いや男の喧嘩だってこんな音はさ
せないだろう。まるで戦争物やアクション物の映画の効果音のような破裂音や
切り裂く音が立ち、ドカドカドカと床が鳴り響いた。おいおい、いったいどん
な争いをしてるんだ。さっき机を投げた奴の台詞ではないが、なんというか女
だったらもうちょっと穏やかな方法で決着をつけないか。つーか俺はこのまま
無視ですか。いやその方が有り難いけど。
188『朝倉涼子の逆転』 8/24:04/05/07 23:19 ID:omMAJroP

「この空間ではわたしには勝てないわ」
 まったくの余裕な朝倉の声に対し、小説の朗読をするような口調で長門は何
か呟いた。こう聞こえた。
「SELECT シリアルコード FROM データベース WHERE コー
ドデータ ORDER BY 攻性情報戦闘 HAVING ターミネートモー
ド。パーソナルネーム朝倉涼子を敵性と判定、当該対象の有機情報連結を解除
する」
 床が湾曲し、渦を巻いて踊る。見ていると酔いそうだ。悲惨なことにまぶた
すら閉じようがないので実際酔った。最悪だ。せめて目だけでも自由にしてく
れ。うっぷ気持ち悪い。まるで遊園地のビックリハウスに乗っているような視
覚効果。目が回る。助けてくれ、これじゃ拷問と変わらない。
「あなたの機能停止のほうが早いわ」
 聴覚もおかしくなったようで、朝倉の声がどこから聞こえてくるのか全然解
らない。
 ヒュン、と風切り音。割と近いような気がした。
 何だろうと思っていると、
「そいつを守りながら、いつまで持つかしら。じゃあ、こんなのはどう?」
と、朝倉の声。俺を守りながら?
 次の瞬間、ドスドスドスと、いやな音がした。まるで、柔らかい肉を固い何
かが貫くような──続いて、カツンと固いものが床に落ちたような乾いた音。
 嫌な予感がした。
 俺の視界に向こうから誰かの影が滑るように入ってきて覆った。続いて後ろ
足が。長門。生真面目にも上履きの横に小さく名前を書いているのがこいつら
しい。
「長門!」
「あなたは動かないでいい」
 長門は平然と言った。
189『朝倉涼子の逆転』 9/24:04/05/07 23:21 ID:omMAJroP

 今のいやに生々しい音が気になった。不吉な胸騒ぎがする。何が起こったん
だ?
 すぐに解った。
 眺めていた長門の上履きに、足をつたって鮮血が流れ落ちてきたのだ。足か
らだけでなく、上半身からもボタボタと。大流血が。
 つまり、朝倉は俺と長門に向かって同時に多方向から攻撃を加え、そのうち
のいくつかを防いだものの、迎撃しきれなかった分が俺を襲い、俺を守るため
に長門は自分の身体を使用した、ということだったのだが、この時の俺にはそ
んなこと知るよしもなかった。
 鮮血が長門の足許に小さな池を作り始めている。
「へいき」
 いや、ちっとも平気には見えねえって。
 長門の身体から何かを引き抜く音がし、周りの床に茶色い槍が落ちてくる。
これで攻撃されたのか。乾いた音を立てて転がった血まみれの槍は、数瞬のの
ちに生徒机へと姿を変える。槍の正体はそれか。
「それだけダメージを受けたら他の情報に干渉する余裕はないでしょ? じゃ、
とどめね」
 朝倉の笑っているような声。長門の身体の向こうから後光のようにまばゆい
光が届いた。朝倉がどんな攻撃をしようとしているかは窺いようもないが、最
後の一撃に相応しい大技であることだけは解った。
「死になさい」
 長門は動かなかった。いや動けないんだ。くそ、眉毛一本すら動かせねえ。
彼女たちが人知を越えた戦いをしていることは認める。俺の出番なんかないだ
ろう。だが、それでも為す術なく結果が出るのを待つしかない今の自分を呪っ
た。目の前で窮地に立たされている長門を助けることも出来ないなんて、最悪
にくそったれな状況じゃねえか。
190『朝倉涼子の逆転』 10/24:04/05/07 23:24 ID:omMAJroP

 ドス、ドス!
 さっきの槍よりも太いものが貫通したような、耳を覆いたくなる音が立て続
けに二回、した。長門の足が揺れ、俺の顔に赤くて温かい液体が飛び散った。
 その直後、腕のようなものが恐ろしい速さで俺の頭の左右を空気を切り裂い
て通過し、後ろの壁をぶち抜いてやっと止まった。
 小さな上履きがぶらぶらと宙に浮いたまま。
 長門の身体から吹き出した血が白い足をつたって床の血溜まりの幅を拡大さ
せていく。
「終わった」
 ポツリと長門が言う。何も起こらない。
「終わったって、何のこと?」
 朝倉は勝ちを確信したかのような口調。
「あなたの三年あまりの人生が?」
「ちがう」
 これだけの重傷を負いながら長門は何もなかったように言った。
「情報連結解除、開始」
 いきなりだ。
 教室のすべてのものが輝いたかと思うと、その一秒後にはキラキラした砂と
なって崩れ落ちていく。俺の視界の中にあった机も細かい粒子に変じて、崩壊
する。
「そんな……」
 今度こそ朝倉は驚愕の声音だった。
「あなたはとても優秀」
 長門の足許にできた血溜まりにも砂が落ちる。
「だからこの空間にプログラムを割り込ませるのに今までかかった。でももう
終わり」
191『朝倉涼子の逆転』 11/24:04/05/07 23:26 ID:omMAJroP

「……侵入する前に崩壊因子を仕込んでおいたのね。どうりで、あなたが弱す
ぎると思った。あらかじめ攻勢情報を使い果たしていたわけね……」
 俺の視野の左右を塞いでいた腕のようなものも結晶化していく。おそらく朝
倉の腕なんだろう。
 朝倉は観念したように言葉を吐いた。
「あーあ、残念。しょせんわたしはバックアップだったかあ。膠着状態をどう
にかするいいチャンスだと思ったのにな」
 次の言葉は俺に向けたものだった。
「わたしの負け。よかったね、貞操守れて。でも気を付けてね。統合思念体は、
この通り、一枚岩じゃない。相反する意識をいくつも持ってるの。ま、これは
人間も同じだけど。いつかまた、わたしみたいな急進派が来るかもしれない。
それか、長門さんの操り主が意見を変えるかもしれない」
 俺は……何も言えなかった。硬直がまだ解けてないからだ。
 なにかがおかしい。
 戦いはどうやら長門に軍配が上がったようだ。朝倉の作り上げた空間は覆さ
れていく。なのに、なんで俺は自由にならないんだ? 一番後回しになってる
のか?
 その時、視界の隅で動くものがあった。じっと見つめるしかない床に積もっ
てゆく砂の下を、もぐらのように何かが潜ってくる。途中で砂の量が足りず、
その姿が現れた。
 警棒。
 まさか……くそっ、長門ッ! 朝倉はまだッ……!
 ──声が出なかった。
 それは長門の死角から、つまり俺の目の前でワイヤーアクションのように飛
び上がった。長門の生の足めがけて。
「長門ッ!」
192『朝倉涼子の逆転』 12/24:04/05/07 23:28 ID:omMAJroP

 やはり声は出なかった。相変わらず何一つ動かせやしない。だが、長門の足
が俺の心の呼びかけに気づいたように、こちらに踵を返そうとする。
 遅かった。
 長門のふくらはぎに警棒の胴体が触れた。スイッチがひとりでに入る。
 バチッ! 青白い電光。
 まばたきも出来ずに、俺はその鋭すぎるフラッシュを網膜に焼き付けるしか
なかった。
「──ッ!!」
 長門の声にならない声。
 バチッ! バチイッ!
 続けて何度も残酷な発光が起こり、その度に長門の足がビクンビクンと激し
く痙攣した。
 肌が、肉が焦げる嫌な匂いが漂ってくる。
 電気を放出し尽くすと、警棒型スタンガンは力を失ったように血と砂が混ざ
り合った上に落ちた。
 そしてさらにその上に、長門がドサリとくずおれた。
 やばい倒れ方だった。
 華奢な身体が小刻みに痙攣し、天井を仰いだ目が虚ろに見開いている。力を
使い果たし、ダメージが蓄積した身体ではスタンショックに耐えられなかった
ようであった。
 長門の身体は穴だらけの血だらけで、眼鏡もなくなっていた。さっきの乾い
た音の正体が解った。
 本当に今度こそ、朝倉の勝ち誇った声が教室内に響き渡った。
「情報連結解除処理を中断。情報連結再構成」
 再び教室が光り輝き始め、その中で真の終結宣言が高らかに声明される。
「わたしの勝ちよ」
193『朝倉涼子の逆転』 13/24:04/05/07 23:31 ID:omMAJroP

 ピンク色に染まる視界。その中にある長門の身体をつま先でのかし、朝倉が
またしゃがみ込んで俺を覗いてきた。異様な戦いを繰り広げた後とは思えない、
黒板の前で俺を待っていたあの時と何ら変わらない清らかな姿と上機嫌な笑顔。
「危なかった。さすが長門さんね。わたしがバックアップに回ったわけがよく
理解出来たわ」
「長門は……どうなるんだ」
 長門の身体の端はまだ見えていた。血がまだ止まっていない……って、俺喋
れてるな。
「さっき、私の腕が砂粒状になっていくのを見たでしょう? ほっといてもあ
あなるわ。なんなら今とどめを刺してもいいし」
「やめろ」
「だめよ」
 まるで恋人と戯れの会話をするような朝倉の可笑しそうな表情。
 長門の代わりにお前がメインストリートに踊り出るってか。そりゃ機嫌も良
くなるわな。
「そうよ」
 朝倉は鈴を鳴らすような声で言う。
「わたしが勝ったのよ。今後はわたしが主導権を握ることが出来るの。嬉しく
て仕方がないわ」
「なあ、朝倉。ひとつお願いがある。それを聞いてくれたら、俺はお前の言い
なりになってもいい」
「あら、本当?」
 目を輝かせる朝倉。運勢曲線絶頂だね。
「無理矢理する面倒が省けて助かるわ。で、お願いってなあに?」
「長門を助けてやってくれ」
「だからそれはダメ。助ける理由がないわ」
 まるで純情少年の一世一代の告白をあっさりふるように朝倉は即答する。
 俺は食い下がった。このままでは長門が死んでしまう。
194『朝倉涼子の逆転』 14/24:04/05/07 23:33 ID:omMAJroP

「長門を無力化した上だったらどうだ? お前が勝ったんだろう、そうするこ
とは出来ないのか? せめて命を獲ることだけでも勘弁してくれ」
「命?」
 朝倉は痴呆老人を見るような哀れさを宿す目で俺を見上げた。
「わたしたちは単なるインターフェースよ。都合上あなたたちと同じ有機構造
を取ってるけど、あなたが言うような『命』は有してないわ」
 そういえば長門も同じような話しをしたっけ?……って、そうじゃなくて。
「それでも何とか出来ないか? 確かに長門はお前を亡き者にしようとした。
殺し殺されようとした敵に助いの手を差し伸べるのが愚かな行為ってのは解る
気がする。だが、それでもお願いだ。長門を助けてくれ。俺はどうなってもい
いから……このとおりだ」
 俺は頭を下げようとして身体が動かないことに再び気づいた。馬鹿か俺は。
「自分を引き換えにしようっていうんだ」
 朝倉の目に疑いがありありと浮かんだ。
「あなた、もしかして長門さんが好きなの?」
「いや、好きってわけじゃないが、嫌いでもない」
「ふうん……じゃあ、そこまで長門さんの助命嘆願をする理由はなに?」
「死にそうだからに決まってるだろ。お前らが何と言おうが、俺はお前らの姿
を同じ命を持つ者として認識している。ましてや、身を挺して自分を守ってく
れた奴が死にそうになっているのを見捨てることなんて出来るかよ」
「そう……じゃあ、わたしがさっき死にそうになった時、あなたはわたしが助
かってくれ、死なないでくれって……そう思った?」
「……」
 どう答えればいいのか、俺は一瞬迷った。人道主義者や博愛主義者のように
その通りだと言えばいいのか。朝倉は表情があるような、でも奥底には何も宿
らず──だがしかしさらにその奥になにかが微かに揺らめいてるような光彩を
湛え、俺を凝視した。
195『朝倉涼子の逆転』 15/24:04/05/07 23:35 ID:omMAJroP

 嘘をついても仕方がない。そう感じた。俺は正直に吐露した。
「いや、思わなかった。お前は長門を殺そうとした。そして実際に殺す寸前だ。
すまんが、そういう奴が助かってくれとは思えない。だけどもし、朝倉と長門
の立場が逆だったら、俺はお前を助けてくれって長門に頼んだだろう」
「正直な回答ね……そうね」
 朝倉はしばし思案に耽ったが、なにかひらめいたようにパッと顔を輝かせた。
ハルヒよりはだいぶ大人しいが。
「いいわよ。助けてあげる。でも、その代わりの条件として今あなたが約束し
たことを厳守して貰うわ。今からあなたはわたしの言うことを何でも聞く奴隷
になって、わたしの計画に従うのよ。それを破れば即刻長門さんを砂に変える。
いい?」
 奴隷かよ……でも、死ぬよりは断然いい。俺は固い表情で頷いた。それで長
門が助かるなら構わない。クサイ演技と嘲笑されるかもしれないが、命の恩人
を見捨てる事なんて出来ない。砂になるっていうのは、つまり、存在が消えち
まうって事だろう。それは命を失うこととどう違うんだ? 俺を助けてくれた
長門が殺されるのをただ見ているほうがよっぽどどうかしている。
 そうだ。朝倉は……朝倉は何ら躊躇することなく長門を殺そうとした。計画
とやらに俺の殺害が含まれていれば、ベルトコンベアに流れる製品にパーツを
組み込むような具合に俺も殺すんじゃないのか。あの警棒がもしナイフや拳銃
だったら、今頃俺は床に散乱する砂の一部になってたかもしれない。そんな奴
に同情は出来ない。
 だが、ふと思った。長門もそうなんだろうか。朝倉が言ったように、長門の
操り主とかいうのがいたとして、もしそれが心変わりしたら、ハルヒや俺をな
んらためらいもなく殺そうとするのだろうか。
 ……やめよう。そんなこと考えても仕方がない。
 朝倉は長門の脇に移動すると、無惨な姿で床に転がる長門を見下ろし、なに
かぶつぶつと呟く。
196『朝倉涼子の逆転』 16/24:04/05/07 23:36 ID:omMAJroP

 長門の身体に変化が起き始めた。傷口が次々と塞がって破けた制服が元に戻
り、血のりが跡形もなく消えていく。意識こそ覚まさないが、どうやら朝倉は
俺の願いを聞き届けたようだ。
 俺はホッと胸を撫で下ろすように息を吐いた。撫でられないけどな。
「さてと」
 朝倉は俺に振り向いた。
「長門さんのボディは修復したわ。これで消滅は免れたわけね。じゃ、あなた
にも協力してもらうからね。ていうか有無は言わせないけど」
 俺はためらいがちに頷いたが、同時にこうも言った。
「犯られるのはいいんだが……こうなった以上、俺はお前に逆らえなくなった
わけだし、別に無理してヤらなくてもいいんじゃないか?」
「いいえ、肉体的結合はしっかり果たすわよ。口だけだったら何とでも言える
しね」
 そりゃそうですね。ハア……嬉しいやら悲しいやら。
 朝倉は眉をひそめた。
「なんか会話が微妙に食い違ってるわね。まあいいわ。実際に行ってそこで説
明すれば解るだろうし」
 なにが、と言う間もなく、俺の周囲の景色が劇的に変化した。薄紅色の靄が
鼻の先の様子すら解らなくなるほど立ち籠め、薄まるのも同じく急激だった。
 すっかり靄がなくなった時にはもう、俺たちのいる場所は教室ではなくなっ
た。その間わずか数秒。まあ今さら何が起こっても驚かないがな。
「……どこだここは」
 左右を見渡す。あれ? 首が……いや、身体が動く。今さら安堵の溜め息も
出ないが、ようやく全身の自由も取り戻せたわけだ。
197『朝倉涼子の逆転』 17/24:04/05/07 23:38 ID:omMAJroP

 ホテルの一室のようであったが、窓はなく、四方の壁は一面総鏡張り。赤青
黄色の原色電球が柱や梁にけばけばしく並んでいて光ってないのが何よりだっ
た。天井には無駄に豪華なシャンデリアが吊されているがそのきらびやかな姿
に見合う目映さは微塵もなく、陰気にすら感じる低照明を放っていた。
 そして……おいおいマジかよ。部屋の中央にあるのは何だと思う?
 回転ベッドだぜ。回転ベッド。やたらとでかいし。
 長門が横たわってゆっくりと回っていた。すげえ、回ってる。いやそんなア
ホな感想抱いてる場合じゃねえ。
 俺は長門に駆け寄った。ベッドの端から様子を覗き込む。気を失ったままで
あった。しかし、もうどこにも争ったような形跡はない。穏やかな息をしてい
る。ふと気づいた。長門の寝顔はあらゆる煩悩から隔離された純真無垢な少女
そのものだった。
 朝倉が俺の横に立ち、部屋を見回しながら長いストレートヘアをかき上げて
言う。
「ラブホテルの典型的な一室を模してみたんだけど。ちょっと違ったかしら」
 ちょっとどころかだいぶ。いや、俺も実際に見たことなんてないがな。でも
なんでラブホテルなんだ?──って、ああ……俺を犯すんだっけ。女に強姦さ
れるのか。考えてみれば凄い美味しいシチュエーションだが、ちっともワクワ
クしてこないな。
 朝倉は俺の顔を見やり、フフッとイヤに可笑しそうな笑みを浮かべた。
「いえ、まずは長門さんをレイプして貰うわ」
 は?……なんだって。
 俺は一瞬、耳を疑った。
 それこそ、冗談か幻聴だよな?
「大まじめよ。長門さんの機能をロックするのは、力を使い果たして消耗して
る今しかないの」
198『朝倉涼子の逆転』 18/24:04/05/07 23:39 ID:omMAJroP

「それがどんな関係があるってんだ」
「いたって単純明快よ。あなたが長門さんを犯せばロックがかかるようにした
の。頑張って長門さんを女にしてね。絶対、経験ないはずだから」
 そう言うと朝倉はコロコロと底抜けに朗らかな声を上げて笑った。女友達と
歓談に興ずる時と何ら変わらない笑い。
「これはあなたの忠誠を試す儀式でもあるのよ。口では何とでも言えるから。
さあ、新しいご主人様の命令よ。長門さんを犯しなさい。たっぷりとね」
「……くそっ……!」
 どうすりゃいいんだ。朝倉の勢力下であり逃げ場などない空間。戦いに敗れ
気絶している長門。殺しをまったく厭わないクラス委員長。無力な俺。
 ……どうしようもないじゃないか。
 例えば、後先考えない無謀な蛮勇を発揮して朝倉に殴りかかったとしよう。
そして万が一にも無いと思うが、朝倉を殴り倒せたとしよう。その後はどうす
る? こっからどう逃げる? それよりも確率が高く遙かに想像しやすい状況
がある。殴りかかった次の瞬間、俺は何らかの形で殺され、そして長門も殺さ
れる。
 エニアックよりも劣る性能だろう俺の頭で考えてみても、そんな最悪なケー
スに結果は終わるとしか弾き出せない。
 殺されるよりはマシだった。
 その一念だけで俺はネクタイをゆるめ、ベッドに上がろうとした。
 すまん、長門。生きるためだ。
 朝倉が口を挟んできた。
「あら、服を脱がないの? せっかく誰の目も気にせずにやれるんだから、あ
の涼宮ハルヒに見初められた身体を拝ませてみてよ」
 別に見初められてなんかねえよ、この痴女め。
199『朝倉涼子の逆転』 19/24:04/05/07 23:41 ID:omMAJroP

 俺は朝倉に振り向くと、のろのろと服を脱ぎ始めた。男のストリップなんて
くそ面白くもなんともない。だが朝倉涼子は興味津々といった風に俺の動きを
眺めていた。お前本当に人間とは違うのか。
「ふうん、暇な部活に入ってるわりにはまあまあの体つきね」
「そりゃありがとさん。お陰様で運動するのは嫌いじゃない方なんでね」
 いよいよ最後の一枚を降ろそうかというところまでくると、女の目の前で言
われるがままに全裸になろうとしている自分にかなり情けない恥ずかしさが湧
いてきた。だが、一度は見られているモノだ。それに、この常軌を逸した異常
事態に半ばやけっぱちにもなっていた。しっかとパンツを掴むと、勢いよくず
り降ろす。
 俺の股間にぶらさがるものを見て、朝倉はニヤニヤと笑みを浮かべた。なん
てやらしい顔つきだ。辛うじて保っていた最後の幻想が砕けた。俺の憧れの品
行方正クラス委員長朝倉涼子よさらば。本当におさらばしたい。
「だいたい平均的ね。それとも大きいって言って欲しいかしら?」
 どっちでもいいわい。
「じゃ、長門さんも脱がせなさい」
「……俺がか?」
 真っ裸の俺はマヌケの生き字引のような反応を返した。
「当たり前じゃない」
 今さらなに言ってるの、といった調子で朝倉は呆れ顔になった。だろうなあ。
 女の服の脱がし方なんて知らねえよと心の中で毒づきながらのそのそとベッ
ドに上がる。長門は未だ起きる様子を見せない。この場合、意識があるのとな
いのとじゃどっちが幸せなんだろうか。どっちもぜんぜん幸せじゃないな。
 俺はもくもくと長門の服を脱がす作業をこなした。気が乗らない。自然、自
分の時のように手は遅くなった。
 後ろから少し苛ついたような朝倉の声。
「なんか身が入ってないようね」
200『朝倉涼子の逆転』 20/24:04/05/07 23:44 ID:omMAJroP

「いやそうは言っても……うわ!」
 俺はびっくりして飛び上がった。背後に首を曲げた俺が見たのが朝倉の全裸
だったからだ。なんて見事に整ったプロポーションなんでしょうか。いやだめ
だだめだなに考えてるんだ俺。こいつは非情のライセンスを持つ女だぞ。職業
殺し屋だ。外見に惑わされちゃいけねえ。だから反応するなって俺のムスコよ!
 まるで年季の入った娼婦のような妖艶な笑みをこぼすと、髪を手で梳きなが
ら胸を張り、匂い立ちそうな肢体を見せびらかすようにベッドに上がってくる
朝倉。たわわに育った果実が……こんな近くに……うわ凄え。
 俺は──硬直した。すわ、また動けなくされたのか。いや……単に体が言う
ことを聞かないだけだ。
 女のしかも女子高生でこんないやらしそうな素っ裸なんて慣れてないんだか
ら仕方ねえだろ! と、いもしない嘲りの観衆に言い訳がましくまくし立てる。
 朝倉は人差し指で俺の顎を撫で上げ、視線を絡み合わせてきた。
「やっぱりムードって大切なのね。あなたも気分が盛り上がらなくちゃ頑張れ
ないってことなんでしょう?」
 こんな状況に陥ってムードはこの上なく満タンですよと答えようとしたがそ
れは果たせなかった。
 朝倉の唇が俺のと重なったわけで。
 裸同士で。

 なんていうかもう。
 世界が吹っ飛んだ。
 それが正直な感想だった。
 キスだけで? そう。たかがキスだけで。
「…………!?」
 体奥でなにかが閃(はし)ったように火が灯った。熱い火が。
 朝倉の唇が……気持いい。とろけるような感触。絡みついてくる舌。情熱的
なディープキス。気持いい。気持ち良すぎる。
201『朝倉涼子の逆転』 21/24:04/05/07 23:46 ID:omMAJroP

 俺の意識の荒野に理性と本能が相対した。どちらも大群。いや、よく見ろ。
理性の兵士達が次々と武器を放って本能の陣に寝返っていくではないか。なん
という無様なていたらくか。沸き返る本能軍。瓦解してゆく理性軍。理性大将
軍が馬上で動揺している。おい帰って来いよ! マジお願いだからさ!
 朝倉はぐいぐいと唇を押し付けてきた。俺を長門の上に押し倒し、からだを
寄せてきてなお濃厚なキスを強いる。

 んちゅ……くにゅちゅ……

 うおお、し……新世界が見えそうだ!
 それほどの快感が俺の全身を駆け巡りあらゆる箇所を次々と支配下に置いて
いった。
 理性が……最後のもののふ達が……荒野の果てに敗れ去ってゆく……待って
くれえー。

 ちゅぱあ……

と、世にも卑猥な音を立て、淫らに粘つく糸を引きやっと朝倉は唇を離した。
 上気し赤らんだ顔で淫蕩に笑うと、
「どう……? わたしのキス……」
 俺は答えられなかった。呆然と天井を見上げていた。
 それを見て朝倉はフフと笑う。
「お楽しみはこれからよ……」
 そう言って、悠然と手を伸ばす。俺の股間に。
 そこも、もう天を衝かんばかりにカチコチになっていた。
202『朝倉涼子の逆転』 22/24:04/05/07 23:49 ID:omMAJroP

「こんなに固くしちゃって……凄いガチガチね……それに熱くて……」
 朝倉は本当の痴女になったように艶笑しながら俺の上にまたがって股を広げ
ると、俺のすっかりケダモノと化した欲棒を握り、余裕の手つきでおのが秘裂
の下まで誘導した。
 これから起こる事を想像し、ごくりとつばを飲む俺。
 やめろ──と、どこからか遠い声が聞こえたような気がした。
 朝倉の瞳が婉然と輝いた。
「天国に連れてってあげるわ……」
 そして、腰を落としていった。ずぶずぶと朝倉のアソコに埋め込まれてゆく
陰茎。
 言葉通り、そこは天国だった。
 声は遠く霞んで消えた。

 汁気もたっぷりにねっとりと吸い付いてくる朝倉の膣道。とろけるように熱
く柔らかく、どこまでも俺を呑み込んでゆくぬれぬれの淫肉。
 あ、あ、あ、と情けない声を上げながら、三分の二ぐらい埋まったところで
俺は射精してしまっていた。朝倉の膣内にビュクビュクと青臭い精子をほとば
しらせる欲棒。
 朝倉のからだがビクンと震える。その唇が上擦るようにいやらしく開き、獲
物を手中に収めた肉食動物のようにうっとりと微笑んだ。
「んんっ!……ああ……わたしの体内で精液を出してるのね……フフ、随分と
早いわね……」
 いや……あんまり良すぎるから……
「でも……まだ固いわ……」
 ホントだ。一発抜いたら萎えるのが普通なんだが、今は何回でもできそうな
最高の気分だ。
203『朝倉涼子の逆転』 23/24:04/05/07 23:52 ID:omMAJroP

「やれそうね……」
 朝倉は笑みを深くすると、さらに腰を落としてゆく。みっちりと俺を呑み込
んだ秘裂からひとすじふたすじと白い体液がつたい流れたが、その部分もすぐ
に呑み込まれ、ぶちゅぶちゅと結合部が白く泡立つ。ついには彼女の内腿が俺
の腰に着地した。根元まで淫肉に埋まった俺の欲棒の先端にいきどまりの感触。
子宮を、朝倉の子宮を思う存分突き上げたい。欲棒が肉の悦びにたぎり立って
歓喜に武者震いする。
「あぁ……深いところまで感じる……んんっ♥」
 朝倉の嬌声が上がる。俺が下から突き上げ始めたからだ。

 ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ──

「あ、あ、あ、だめ、だめぇ……♥」
 俺をいよいよ昂奮させるあえぎ声を出しながら、朝倉は俺の動きに合わせて
自らも腰をくねらせた。俺の頭の両脇に手をついてかがみ込み、形のよいバス
トを俺の視野いっぱいに淫らに揺らす。
 俺は腰を激しく打ち上げ続けながら朝倉の胸に手を伸ばした。朝倉は俺の手
を取って導き、双乳を揉みしだかれると気持ちよさそうな声を上げてからだを
わななかせた。
「ああぁ……上も下も嬲られて……すごい気持いいわ……!」
 うあ……うああ……なんて……なんて快感なんだ……!
 俺が情事に没頭するのにそう時間はかからなかった。
 あれ、何か忘れてる気がする。背中に感じるベッドとは違う感触とか。
 だが理性が崩壊して意識の全てが淫らな欲望と朝倉のからだに向けられた今、
それが何だったのか、おかしなぐらい思い出せなかった。
 朝倉の、朝倉の肢体から目が離せない。
 俺は朝倉の腰をがっしと掴んで強く押し込むように密着させると、せわしな
く小刻みに出し入れする動きに変えた。ズンズンと朝倉の子宮を突き上げる。
204『朝倉涼子の逆転』 24/24:04/05/07 23:54 ID:omMAJroP

「ああっ! 感じるっ! 子宮が突き上げられてるうぅっ♥」
 朝倉は喜悦の涙を流し始めた。
「またっ! また出るのねっ!?」
「出る、出すぞ! 膣内に出すぞッ!」
「いい、いい、いいわ! 出して! 全部わたしの膣内に出してぇっ!」
 その言葉と同時に、俺は朝倉の膣奥に夥しい精を放っていた。

 ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ!

「アアアアッ!!」
 朝倉のからだが膨大な歓喜に仰け反り、膣壁がギュウギュウと締め上げてく
る。エクスタシーに打ち震える朝倉。
「んあああ……! 出てる……! あなたの熱い精液がわたしの膣内にどくど
く流れ込んでるよぉ……!」
「うお、うおお!」
 俺は放出しながら腰を動かしていた。 
 まだ、まだだ……。
 さっきとは逆に、俺は起きあがって朝倉を押し倒すと、休む間もなく第三ラ
ウンドに入った。朝倉も手足を絡みつかせて俺を歓迎する。
 女の甘い体臭を胸一杯に吸い込み、ただひたすらにガシガシと腰を突き動か
す。汁気が満ち溢れた膣がうねり、たまらない心地よさで絞り上げる。快感は
後から後から際限なく沸き上がってきた。
 背中にあった感触は消えた。朝倉のからだしか見えない。
 何もかもが泥沼のような淫欲に没した。

                               (続く)
205名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:17 ID:4f7brvzs
>>179
と、呼ばせていただきましょう!
マーベラスっ。しかも続くんすか・・・この世の春が来た感じだ。
206127:04/05/08 00:36 ID:0DCF6RWA
新作いぱーいキター!
うぅ…自分エロ書くのもっと勉強しなくては…
今、頑張ってハルヒ×みくる執筆中。
みくるの言葉使い難しい…

>>160氏のように上手くなりたいなぁ…
>>179氏みたいな構成力も欲しい…

お二人ともGJです!!
207名無しさん@ピンキー:04/05/08 02:22 ID:Epdgmytz
神キター!激しくGJ
しかも>>127氏がさらに新作を!!
ぜひともお願いします。
208名無しさん@ピンキー:04/05/08 03:40 ID:Ig+dsCvF
あと、使われていない女性キャラは
鶴屋さん、キョンの妹、メイドの森さんだね
職人さんに期待!
209名無しさん@ピンキー:04/05/08 20:32 ID:14Kb7uRx
職人の皆さんGJ!

漏れもキョン×長門で純愛気味のモノに挑戦して140行ほど書いては見たものの…どうしてもエロにならんorz
つうわけで、179氏の続編でおそらく大変なことになってしまうであろう長門に期待


210名無しさん@ピンキー:04/05/08 20:53 ID:tKRbVRf1
>>209
エロくなくていい
萌えがあればいい
211名無しさん@ピンキー:04/05/08 21:32 ID:V8FxGM8p
萌えSSでも一向にかまわない
212119の中の人:04/05/08 23:31 ID:Nw93kcOG
いやー、まさか先に続きを作っていただけるとは思いもしませんでした。
その上、自分が作っていたのよりも遥かに出来がいいので、ひとり○| ̄|_しております。
でもまあ、私も折角作ったので、恥ずかしながらうpさせていただきます。
213『朝倉涼子の暴走』1/18:04/05/08 23:32 ID:Nw93kcOG
 下駄箱に入っていたノートの切れ端。
 丁寧な、それでいて可愛らしい女の子の文字。
 ――放課後誰も居なくなったら、一年五組の教室に来て――
 淡い期待と大いなる疑心を胸にして、のこのこ教室に来てみた若さゆえの過ちな俺。
 そこには、微笑みながら艶のある長いストレートヘアを耳の後ろにかき上げるクラスメイトの姿。
 教壇から降りて、曰く。

「あなたを犯して涼宮ハルヒの出方を見る」

 ……って、ありえないだろ、普通?
 委員長気質の真面目な優等生の美少女にいきなり「あなたを犯します」なんて迫られるなんて、
俺の常識の範疇の出来事ではない。
 ……尤も、高校入学以来、俺の世界認識はコペルニクス的転換を繰り返しているがな。
 まあ、それも全て俺一人を嵌めるための性質の悪い冗談でしたってのもまだ期待しているけど。
「冗談だと思う?」
 ぜひ、そう願いたいね。そうでなければ、ちょっぴり不器用な愛の告白ってオチを期待したい。
「やっぱり、涼宮ハルヒ相手がいいわけ?」
 んなこと一言も言ってねえよ。寧ろこっちから願い下げだ。
「ふーん」
 朝倉は小動物のように愛らしく小首をかしげながら薄く微笑む。
「レイプっていや? たかが性交するだけじゃない。その辺の心理ってよく理解できないんだけど」
 その可憐な桃色の唇から、ある意味萌えるセリフを紡ぎだす朝倉。
 俺はというと、古泉を真似たニヒルな笑みを浮かべながら、軽く肩をすくめて言い放つ。
「人にもよるだろうが、俺は断然ラブ&ピースだな。犯し犯されて喜ぶめでたい性格はしてないね」
 ふっ、クールだぜ今日の俺。……クラスメイトの女子とすべき会話じゃないって事も十分承知さ。
214『朝倉涼子の暴走』2/18:04/05/08 23:34 ID:Nw93kcOG
 そう、確かに自分のおかれた状況に多少驚いてはいたが、この時点ではそれなりに余裕もあった。
 だってそうだろ? 
 いくら俺が色男だからって、こんな華奢な女一人にそう簡単に組み伏せられたりしないさ。
 第一、まだ谷口のアホが廊下の陰から、プラカードとピコポンハンマー持って「大・成・功!!」と
言って飛び出してくるタイミングを見計らっているって可能性もあるからな。
 ……そのときはハンマーの柄を鼻の穴に突っ込んでやる。

 そう思って背後を確認してみると、いつのまにか、立て付けの悪い木製の引き戸はのっぺりとした
コンクリートの壁に衣替えしていた。廊下に面した窓も一緒に。
「………………へ?」
 時計を持ったウサギを追いかけて不思議の国に迷い込んだ少女のように一瞬にして現実感覚が狂い、
バカみたいにあんぐりと大口を開ける俺。
 その後ろで、鈴の音色のような軽やかな声が響く。
「逃げられないよ。この空間はあたしの情報制御下にある、つまり全てあたしの意のままなんだから」
 いや、別に逃げるつもりは無かったけど……情報制御下? 意味わかんねぇよ。
 続けて、『この惑星の構造物は』だとか『分子の結合情報を改変』だとか言い出してる。
 長門並にアンビリバボーでエキセントリックな奴だ。もしかしたら同種の人間なのかもしれない。
 いや、そうなると……こいつも人間じゃないのか? ……長門の話を信用するとすればの話だが。
 そうこう言ってる間にも、背後に迫ってくる気配。
 振り返る。
 その先にあるべき夕焼け光線を通す校庭側の窓も、既に無骨なコンクリートに変わり果てていたが、
それ以上のインパクトを提供する存在が、俺の目の前で普段と変わらぬ微笑を浮かべていた。 
215『朝倉涼子の暴走』3/18:04/05/08 23:36 ID:Nw93kcOG

 裸だ。
 全裸だ。
 朝倉の全裸だ。
 裸の朝倉様だ(なんだそりゃ)。
 いつの間に服脱いだんだろう、なんて野暮なことも考えられなかった。 
 正直に言おう。まじで眩暈がするほど綺麗だった。
 古伊万里も泣いて謝りそうな滑らかな肌。
 落花生も泣いて謝りそうな腰のくびれ。
 キリンも泣いて謝りそうなすらりと伸びた手足。
 ……あーもう、なんの捻りも無い比喩しか出ないのが悔しい。
 それぐらい、本当に綺麗なのである。
 胸なんて朝比奈さんほどは無いにしても、コイツの場合スタイルとのバランスが素晴らしいのだ。
 所謂、黄金比って奴だ。すげえぜ、朝倉様。しかも、健康的に万有引力に逆らうお椀型。
 きっとこれから20年ぐらい経っても同じ形をキープするに違いない。俺の鑑定書をくれてやる。
 その上、何よ。
 秘部を覆うと思われるアレが全く無いって言うのはどういうこった? ツルツルじゃないか。
 盲腸の手術する前とかにするアレかと思ったが、そんな傷全く見当たらない。じゃあ……
 そうか、きっと俺が間違っていたんだ。本当はあんな見苦しいのは無いもんなんだぁー。ガッテン。
 ……なーんて再び俺の常識を覆そうとしてしまうぐらいの、作り物でもこうはいかない神々しさだ。
 そして、我が眼前に降臨したヴィーナスが、アルカイックスマイルを口元に湛えながら、
 俺にゆっくり近づいてくる。みごとな和洋折衷。天晴れなり、朝倉涼子。
 俺は誘われる夢遊病者のように、その白い肌へ手を伸ばし――
 
216『朝倉涼子の暴走』4/18:04/05/08 23:37 ID:Nw93kcOG
 ……いや、待て待て待て。いやマジでお願いだから待ってください朝倉さん、そして俺もちつけ。
 いくら超常的現象と美味しすぎるシチュエーションに現実感覚を狂わされたからといって、ここで
情欲の波に身を任せてしまっては猿と同じじゃないか。そん時はプロゴルファーにでもなるしかない。
 しかも、相手は人間じゃないかもしれないときてる。それでいいのか俺の初体験?
 ここは一つ、的確な現状認識をした上で、傾向を分析、対策を練るべきであろうそうだろう。
 そのためには……情報だ。そう、今の俺には情報が足りなすぎる。情報を制する者は世界を制すだ。
 あ、それは朝倉の方か。くそう、負けるか。
「朝倉、ちょっといいか?」
「ん? なぁに?」
 まだ自分の日本語は通じていることにひどく安心する。異文化コミュニケーションは苦手なんでね。
 極力朝倉の首から下を見ないように、蜘蛛の糸並に細くなった理性で視線を吊り上げて、尋ねる。
「まず第一に、お前が一体何者なのかということ。第二に、お前の目的は一体何なのかということ。
 第三に、その目的と俺の貞操に一体どう関係があるのかということ。以上三点を善良なる一般市民
 である俺にも十分理解できるように、400字詰め原稿用紙10枚以内にまとめて提出してくれ」
「イヤ」
 じゃ、3枚にまけてやってもいいぞ。
「却下」
 そうですか。ショボン。
 朝倉は両手を真上に向けて肩をすくめ、屈託無い笑顔。
「ねぇ、無駄な足掻きやめて諦めなよ。結果はどうせ同じことになるんだからさぁ」
 ……まだだ、まだ終わらんよ!
「じゃあせめて、何で俺を犯すのかぐらいは教えてはくれないのかね?」
「うるさいわね……最初からこうしておけばよかった」
217『朝倉涼子の暴走』5/18:04/05/08 23:38 ID:Nw93kcOG
 ん? 何言っているんだ朝倉……あれ、口が動か……いや、手も、足も、うおう全身動かねぇ!
 なんじゃこりゃ!? そんなのありかよ!
 うろたえるリアクションも取れないまま、裸の朝倉が歩み寄ってくるのを眺めるしかない俺。
「それっ」
 何が起こったのかは分からなかったが、突然眼前の景色がスロットのように下へと回転すると、
白い天井を映して止まった。要するに俺が仰向けに倒れたっつー事だな。
 動けなくても痛みは感じるなんて、なんとも世知辛いね。リノリウムの床がチメタイ。
 と、視界の隅からひょいっと朝倉の白い顔が現れ、真正面で俺の間抜け面を瞳に映した。
 鼻先が触れ合うくらいの距離で。
 笑ってる。
 それは前に、ハルヒとどうやって話すようになれたか、尋ねてきた時と同じような。
 さらさらと肩口から豊かな碧なす黒髪が零れ、俺達の顔を覆い、教室の無機質な蛍光を遮る。
 ほの暗い朧の中、瞳を閉じる朝倉。その顔が、ゆっくりと視界を塞いでゆき、
「んっ」
 唇に生まれた、温く柔らかな感触。はじめてのチュウ。朝倉とチュウ。レモンの味はしなかった。
 こういう時は、瞳を閉じるのが作法だと思うのだが、それすら出来ない。
 朝倉の睫が震えた。見えないが、唇に笑みを浮かべているんだろう。多分、そんな気がする。
 俺の頬に、雪のように冷たい両の掌を添えられた。冷え性なんだな、朝倉。
 完全に上りきっていた血液が、潮が引くかのごとく頭から下っていった。
 それを合図に、朝倉は俺の上下の唇に自分のそれを押し付け、挟み、舐め、噛み、吸いついてくる。
218『朝倉涼子の暴走』6/18:04/05/08 23:40 ID:Nw93kcOG
「んぅ……んんっ……んーっ」
 朝倉の舌が俺の唇に割り入り、歯茎をねっとりと舐め回す。歯の付け根一つ一つまで丁寧になぞる。
 どうやら、唇の隙間から自分の唾液を垂らしながら、それを擦り込んでいるようだ。
 今日はお昼に何食ったっけ、歯垢が溜まってたらどうしようなんて青少年らしい心配事していると、
その唇の間から朝倉の指が差し込まれ、俺の意図せず閉じたままだった歯がこじ開けられた。
 そして、全く抵抗できないままに俺の舌が絡め取られ、根元まで吸い込まれる。
 その間も絶えず朝倉の唾液が俺の口の中に流し込まれ、ぬらついた感触が喉奥に伝い落ちていった。
 母猫の乳房に群がる子猫のように口内を貪り続ける朝倉から、俺は目をそらす事すら出来ない。
 揺れる髪から仄かに漂う芳しい柑橘系の香りの中、俺が自分の意識を白濁した靄へと手放しかけた時、
朝倉はゆっくりと顔を離した。
 唇と唇の間に生まれた唾液の糸を、全く別の生き物のように真っ赤な舌で舐め切る。
 艶かしい仕草の中で、細い頤を軽く上げ、人差し指を当ててシンキングポーズ。
「んー、なんか違うなぁ。あんまり、犯してるって感じがしないかも」
 そりゃそうだ。
 お前がやってるのはダッチワイフ相手のロンリープレイ同然だからな。
「よし」
 朝倉は俺の腹に馬乗りになったまま、俺のネクタイを外した。
 それを興味のなくなったおもちゃのように投げ捨てると、次はワイシャツのボタンに手をかける。
 一つ一つ外されていくその様を見つめ……ていて、自分が首を曲げている事に気付く。
 おお、何だ動けるんじゃない……か? あれ? 
 しかし、小人の国にたどり着いたガリバーよろしく、何故か両手足は磔の刑にされたままだ。
 ボタンを全て外し、中に着ていたTシャツを巻くりあげ、俺の上半身をあられもない姿にさせた朝倉が、
子供向け教育番組に出演するお姉さん風の笑顔で俺の疑問に答えてくれた。
219『朝倉涼子の暴走』7/18:04/05/08 23:43 ID:Nw93kcOG
「逃げられると面倒だから。それに……」
 必死に首をブンブン振り回す俺の股間に、朝倉の魔の手が忍び寄る。あん。
「こっちまで固めてたら、レイプできないもんね?」
 ズボン越しに、俺の形を確かめるかのように指先に力を込め、下から上に向かって撫で上げてくる。
 そのもどかしくも切ない刺激は、ペニス君の身長を越えて脳天までロケットで突き抜ける勢いだ。
 慣れているのに初めての感触に、オナ禁3週間目ぐらいに、やばいくらいに感じてしまう俺。
 くそう、昨日の晩、朝比奈さんの下着姿をおかずに抜いたばっかだっつーのに。
 俺の胸や腹に舐めるように唇を這わせ、両足に跨った朝倉は慣れた手付きで俺のベルトとズボンの
ホックを外すと、何の躊躇いも無く足首まで引き下ろした。
 そしてトランクスの中でこんもりと自己主張を始めた第二反抗期の我が愚息を掴み、その頂上部分を
円を描くようにして掌で撫で回し、少し不思議そうに小首をかしげる。
「ふ〜ん? 何だかんだ言って、ちゃんと勃起するんだぁ」
 あー、そうだよ。哀しい男の性(さが)だ。
「やっぱ、女相手なら誰でもいいんじゃない?」
 教えてヤンナイ。
 俺が黙っていると、トランクスはあっけなくひっぺがえされ、守るべき我が愚息は世間の冷たい風と
好奇の視線に晒される嵌めとなった。
 それでも我が息子は、力強く天空に向かって雄雄しくも堂々と真直ぐに屹立しているのだった。
 頑張れ、マイサン。負けるな、マイサン。
「答えなよ。誰でもいいんでしょ?」
 そんな健気な一物を、朝倉がリレーのアンカーで受け取ったバトンの如くぎゅっと握る。痛いです。
「その割には気持ち良さそうな顔してるけど?」
 んなこと……あっ…とない!!
「ふーん」
 朝倉は、血管が浮き出た俺のモノをしげしげと眺め、突然、
220『朝倉涼子の暴走』8/18:04/05/08 23:44 ID:Nw93kcOG

「……ぐぎゃあああああああああああああああああ!!!」

 絹を引き裂くような(?)悲鳴。
 発生源は……俺。
 情けないって言うなよ?
 男なら誰だって、自分のお宝にガブッて噛み付かれたら同じような悲鳴を上げるさ。
 フェラチオさせている時に、「歯を立てるな」っていう意味が身に染みてわかったよ。
 次回の参考にしよう。
 できれば、メイドスタイルの朝比奈さんに教え込みたいところだ。
 さて、頭の上で盆踊りを始めたヒヨコを振り払い、涙目になりながら見てみると、朝倉はといえば
悪びれた気色のかけらも無い笑顔で、俺の亀頭につけた自分の歯形の窪みに舌を這わせていた。
 俺の視線に気付いたのか、上目遣いで俺に視線を返す。
 笑みを崩さない。崩れない。崩しません。
 カリの先を細い指先で摘んで少し斜めに倒し、棹の部分に浮き出る血管を時になぞり、時に横切り、
俺に見せつけるようにして唾液の跡を刻んでいく。
 さらに、カリの周囲の窪みに舌先を抉りこんでくる。
 その間中、朝倉はずっと俺の顔を見て反応を確かめているみたいだった。
 朝倉の残った方の手が、マイアヌスから睾丸にかけて指先を滑らせた。
「うぁ……」
 思わず、色っぽい喘ぎをもらしてしまった。しょうがないだろ。気持ちいいんだから。
「気持ちいいんだ?」
 フフフと笑いながら、俺の愚息を左右に振り回す朝倉。
 たのむから、もうちょっと、優しく扱ってくれ。
「いいよ」
221『朝倉涼子の暴走』9/18:04/05/08 23:45 ID:Nw93kcOG

 言うが早いか、ジョーズに襲われた観光客にように俺の愚息は頭からぱっくりと咥え込まれた。
 高い湿度と熱気に包まれ、そこだけ東南アジア地方へと一人旅している感覚。
 そうか。きっと、朝倉の口はどこ○もドアなんだな。熱帯もしくは亜熱帯地方限定の、うん。
 そして、亀頭全体を撫で回す、柔らかくもざらついた感触は舌腹か。間違いない。
 長い髪をかき上げ、再び俺を上目遣いに見る朝倉。
 その口元の微笑にギュッと肉茎が締められる。
 それだけで逝っちまいそうな風情ではあるが、その表情はお楽しみはこれからだと言わんばかりだ。
「んちゅ、んっ、ちゅ、んんっ、ぬふぅ」
 朝倉が、前髪を揺らし、胸の双丘をプルプルさせながら、頭をリズミカルに上下させ始めた。
 濡れた唇をすぼめ締め付けつつ、同時にOの字にした指が緩急をつけながら棹をクチャクチャ音を
たてて根元から扱きたてている。
 そこに、俺の若き青春の先走りと、朝倉の唾液が混じった粘度の高い液が泡立ちながら絡みつき、
その動きをより滑らかに、より淫猥に彩っていく。
 口内ではニトロを搭載した危険なナメクジのような舌が俺の亀頭をねぶり、窄めた頬の滑る粘膜で
優しく包み込みながら、その奥へ奥へと激しく吸引してくる。
 朝倉の唇がカリを擦るたび、舌が鈴口にねじ込まれるたび、唾液を絡ませた指が俺の乳首を擽るたび、
理性という名のダムが決壊の際に立たされる。それを、奥歯を噛み締めて何とかやり過ごす俺。
 それでもだめそうな時には、古泉のコンビニスマイルを思い出し、強制的に萎えさせる。
 こんな時でもなけりゃ、あいつの顔なんざ思い浮かべたくも無いが、効果抜群なのが返って悔しい。
 だが、何となく、そんな俺の涙ぐましい努力も、全て朝倉の思惑通りのような気もしなくもない。

 ……つーか、俺はそこまでして、一体ナニを我慢しているのだろう……
222『朝倉涼子の暴走』10/18:04/05/08 23:47 ID:Nw93kcOG

「……え?」
 不意に、陰茎を蹂躙していた刺激が消えた。
 射精感に耐えるためきつく閉じていた瞳を恐る恐る開けると、また朝倉の白い顔が正面にあった。
 朝倉は俺に覆い被さるようにして、四つん這いを崩したような姿勢になっている。
 肘で上体を支え、俺の顎を人差し指で弄りながら、弾力感に満ちた乳房を俺の胸板に擦りつけてくる。
 完全には胸を密着させないのは、その先で固く勃起している乳首をわざと意識させるためか。
 肌と肌を合わせているだけでも十分なのに、朝倉は上半身をくねらせて更に俺の性感を煽る。
「……ああっ……」
 朝倉の薄桃色の乳首が俺のそれを掠めた感触に、局部から全身へと放射状に痺れが走る。
 思わず仰け反ってしまった俺の耳元に、朝倉の温い吐息が掛かった。
「……ふぁ……」
 ……そして、濡れた唇が、最後の問いをする。
「ねぇ……そろそろ、入れたいんじゃない?」
 気がつけば、俺の最も敏感な部分が、朝倉の熱い愛蜜が溢れる秘部の入り口に添えられていた。
 それどころか、腰を丸く揺らしながら、自分の媚肉の感触を俺のモノに伝えようとするではないか。
 亀頭は朝倉の中に既に半ば近くまで埋もれ、朝倉の愛液にしとどに濡れている。
 ……ああ、俺、もうダメかも……
「返事は?」
 ………………………………………………はい。
「よろしい」
 朝倉の表情が満足げな色に染まり、目を細めた。……ああ、天使の微笑だ……
「じゃ、ご褒美に一つ教えてあげるね」
 俺の股間の上に膝立ちになる朝倉。今、正に繋がりつつあるそこから目を離せない俺。
 白く緩やかな丘の真ん中に位置するピンクの秘裂を、肉柱の上にゆっくりと下ろしながら、
223『朝倉涼子の暴走』10/18:04/05/08 23:49 ID:Nw93kcOG

「あなたを犯せば、必ず涼宮ハルヒは何らかのアクションを起こす」
 ……ちょっと待て。今なんて言った? ハルヒ? ハルヒだって? そう言えば、最初にも……
「多分、大規模な情報爆発が発生するはずなの。あたしの目的はその観測。そのために――」
 言ってることはよく分からんが……つまりアレか?
 俺はハルヒのためにこんな目に遭ってるっていうわけか?
 ……冗談じゃねぇ! そんなふざけた理由で貞操奪われてたまるか! やめろ!
「うん、それ無理」
 朝倉は相変わらず微笑を絶やしていなかったが、この時だけは、少しだけ違ったような気がした。
 潤んだ瞳。頬に、ほんのりと上気した色が浮んでいたから。
「だって、あたし、本当にしたくなっちゃったんだもの」
 一瞬。
 頭の中がホワイトアウトする。
 朝倉が小さく息を吸った。丸い胸元が微かに膨らむ。
 そして、

「やめろおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 ……こんな大声を出したのは、お袋の腹の中から出てきた時以来なんじゃないだろうか。
 何しろ、耳鳴りがそれから30分は止まなかったほどだからな。
 だから、その時は本気で、自分の声が超音波になって天井に亀裂を入れたのかと思った――

224『朝倉涼子の暴走』12/18:04/05/08 23:50 ID:Nw93kcOG
……
 それから、教室で起こった出来事について、俺は説明する事が出来ない。
 長門の言葉を借りれば「うまく言語化できない」ってところだろうか。
 まあ、要点だけまとめれば、 
『天井を突き破って飛び込んできた長門が、死闘の末朝倉を見事撃退。朝倉は光る砂になった。
 そして、俺の貞操は無事守られ、マイチェリーデイズは暫く続くのだった。めでたしめでたし』
 ってとこである。
 長門と朝倉の戦闘風景は俺の理解の遠く及ばない所にあるので、今回は省かせてもらおう。
 ただ、一つだけ。
 後ろの方で呆然と腰を抜かした俺が、上半身ははだけて下半身はチ○コ丸出しという戦闘シーンは、
どこまでも緊張感に欠けたものだったに違いなかっただろうね。
 どんな気持ちで長門は俺を守っていたのだろう。……いや、何も考えてないだろな。
 そうであって欲しい。
 

 さて、長門の体にできた戦闘の傷はみるみる塞がってゆき、制服までが再生された。
 極彩色に彩られた空間も、夕焼け色の見慣れた教室に戻り、戦いの痕跡一つ無くなって行く。
 ほんと、コイツらは一体なんなんだ? って、自分で言ってた通りか。
 ヒューマンノイド・インターフェース……あまり深く考えない方がよさそうだ。
 ま、要するに、コイツは大丈夫なんだろ。それならそれでいい。
 どうせ理解できないのが分かってるんだから、考えるだけ時間と労力の無駄ってもんだ。
 と、上体を起した長門が俺の方を……俺の下腹部の方に視線を集中させていた。
 全く顔色が変わらず無表情でいるのが、微妙に悔しいね。見慣れてんのかこんにゃろめ。

225『朝倉涼子の暴走』13/18:04/05/08 23:52 ID:Nw93kcOG

 ……とか呑気に言ってる場合じゃないだろ俺。
 しかも、ナニゆえ、いまだにそんなに元気ハツラツオフコースなのだマイサンよ?
 通行人に水鉄砲をかけたいたずらっ子を苦笑いしながら家に引きずり込む母親のように、こそこそと
トランクスを上げようとしたところ。
『むんず』
「ひっ」
 俺のモノを掴んだ長門が、能面のような面にくっ付くほど引き寄せて、それを凝視している。
 そんな長門の手の中で、びくんびくんと力強い脈動を続けている我が愚息。
 な……なんなんだ? もしや、コイツまで俺の貞操を……
 と、その唇からモールス信号のような感情の欠けた音声が生まれる。
「亀頭部から朝倉涼子によって、交感神経への干渉による半永久的な勃起状態の維持と射精管閉鎖筋
 の収縮強制をプログラムされたナノマシンが注入されている。このままでは血液の過剰集中による
 毛細血管の異常拡張及び陰茎海綿体の破壊が進行し、男性器の機能不全もしくは壊死が始まる。
 それに、永続的な射精抑止状態の継続が強度な精神的抑圧感を引き起こし、脳神経系統のホルモン
 作用に悪影響を及ぼす可能性がある」
 そこまで言うと、いつものダンマリに入る。どうやら、俺のリアクションを待っているようだ。
 ただ、視線は相変わらず俺の亀頭に注がれたままだけどな。
 ここまできたらもう、羞恥心の基準を大幅に引き下げたって、誰にも文句は言わせねぇ。
 コイツ相手に恥ずかしがってても虚しいだけだしな。
 相変わらず難解な長門の話の中で、理解できた単語を繋ぎ合わせ、自分の言葉に変換してみる。
「……要するに、朝倉のナニのせいで、俺のナニが一大事ってことか?」
 一つ瞬きをして、こくり。
 肯定の仕草。
 おお、なんだ、案外意思の疎通ができるもんだな。
226『朝倉涼子の暴走』14/18:04/05/08 23:55 ID:Nw93kcOG
「朝倉涼子は性交渉による肉体的刺激を断続的に与えると同時に、射精を禁ずることによる精神抑圧を
 行うことによって、あなたを一種の洗脳状態にすることを予定していたと思われる」
 なるほど、俺を肉奴隷にでもしようって魂胆だったってわけか。
 あのアマ、清純そうな顔してとんでもねぇ食わせモンだったってわけだ。
 ……砂になる瞬間、「惜しいことしたな」なんて頭の隅で思ってやるんじゃなかったぜ。
 しかも、消滅してもこんな素敵なプレゼント残してくれるなんて、靴の下についたガム並のたちの悪さだ。
 必死に我慢していた俺も情けないほどに滑稽だ……が、
「……どうすりゃいいんだ? 俺はインポかニューハーフになるしかないのか?」
「大丈夫」
 長門は凭れていた手を押し返して俺を立たせると、俺の前に膝立ちになった。
「注入されたナノマシンを早期に無効化すれば、影響は最小限で済む」
 おお、それは有難い。
 この年で息子と死に別れたら、俺の人生の楽しみが80%引きの大安売りになっちまうからな。
 それも間接的にハルヒが原因だと思ったら、機能不全になる前に俺はアイツに襲い掛かりかねん。
「それは困る」
 俺もだよ。
「というわけで、無効化とやらをちゃっちゃとやってはくれないか?」
 こくり。
 同意の仕草。
 長門は俺のモノの先を顔の正面に向けると、口を開い……
「……ちょっと待て長門!」
 ……たまま、目だけ俺のほうに向けた。
「もしかして、噛み付こうとしてないか?」
 こくり。
 肯定の仕草。
227『朝倉涼子の暴走』15/18:04/05/08 23:57 ID:Nw93kcOG
 朝倉に噛み付かれた瞬間を思い出した。あんな痛みはもう沢山だ。
 だから俺は、初めての行為に期待と不安を入り混じらせた、恋人を見つめる少女の瞳で、
「痛くしないで」
 長門の表情に迷い(呆れ?)が浮んだ……ように見えた……ような気がしている間に、
 こくり。
 同意の仕草。
 そしてポツリと付け加える。
「その分、少し時間が掛かるけど」
 ホッと胸をなでおろし、もう自棄だとばかりに股間を長門に向けて突き出してやった。
 一瞬ピクリと顔を引いたが、すぐに長門は先走ってばかりの愚息を咥える為、口を開けた。
「……あむ」
 やわやわと、長門の薄い唇に頭を挟まれた愚息。
 病人みたいに青白い長門の顔と血のように真っ赤な亀頭の微妙なコントラスト。いいね。
 そのまま亀頭の表面を滑らせるようにして肉棒をくわえ込んでいく。
 ……ああ、長門の口もどこで○ドアだったのか。再び亜熱帯地方へと一人旅立つわが息子。
 可愛い子には旅をさせよとはよく言ったものだ。
 両手を棹の部分に添えたままというのもなんとも趣深く、結構な御手前だ。
 なんて、俺が侘寂の世界へと一人思いを馳せている間にも、長門は口内にすっぽりと含んだ亀頭に、
その鈴口に、ちろちろと舌を這わせていた。
 決して朝倉のような巧みなフェラとはいかないが、そのたどたどしく拙い動きでも既に膨張しきった
亀頭には十分な刺激であり、寧ろ焦らされているかのような感覚が堪らなく俺の獣欲を高める。
「長門」
 動きを止め、上目遣いに俺を見る長門。
「先に謝っておく。すまん」
228『朝倉涼子の暴走』16/18:04/05/08 23:59 ID:Nw93kcOG
 俺は相変わらず無表情な長門の側頭部を両手で押さえつけ、腰を前にぐいっと突き入れた。
 先っぽが、ぬめっとした喉奥の粘膜にぶつかった。
「んぐっ」
 一瞬、苦悶の声が聞こえたような気がしたが、それは気のせいだったに違いない。
 そういうことにしておく。
 腰の動きを前後だけでなく上下左右に変化をつけ、長門の口内の粘膜全体を激しく嬲る。
 さらさらとした髪と小さな耳の感触を掌に感じながら、肉茎に走る快感美に酔いしれる俺。
 長門はというと特に抵抗することなく、健気にも俺の動きに合わせて亀頭に舌を絡めてきていた。
 何度も絶頂感に至りながらもその度に抑え込まれてきた欲望が、マグマのように煮え立っている。
 やばい。
 イイけどヤバイ。
 いいのか? 本当にイっていいのか?
 視線を下げる。
 この期に及んでも無表情な長門の眼鏡が、激しい動きのためか、少し斜めにずれていた。

 ……チクショウ!! イってやる!! 

 全身の神経を脈動するペニスに集中し、腰の律動運動を最大速度まで上げた。
 下半身の筋肉があげる悲鳴を無視し、涎すら垂らしながら長門の顔に下腹部を打ち当て、
 その小さな唇に何度も何度も欲望の化身を突き立てる。
 そして、
 
「いくぞおぉ!! 長門おぉ!!」
229『朝倉涼子の暴走』17/18:04/05/09 00:01 ID:xwAtK6RD
 こんなことしている場合ではなかったのである。後々俺は、とことん悔やむことになる。
 痛くてもいいからすぐに終わる方を選び、さっさとこの場を立ち去るべきだったかと。
「ういーす」
 ガサツに戸を開けて誰かが入ってきた。
「わっすれーもの、忘れ物ー」
 自作の歌を歌いながらやって来たそいつは、よりにもよって谷口だった。
 俺たちがいるのに気付いてギクリと立ち止まり、しかるのちに口をアホみたいにポカンと開けた。
 まあ、正常な反応だろう。
 放課後の人気の無い教室で、クラスメイトが他のクラスの女子に肉棒を咥えさせて腰振っているのを
目撃したら、俺だって全く同じリアクションをするだろうからな。
 しかもタイミングが悪いことに、突然の闖入者に驚いた俺が思わず手を離してしまったため、
長門の口からズルリとナニが抜け出てしまったわけで……

『どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ〜〜〜!!』

 出た。出した。もう、誤魔化しようが無いくらいに。通常の3倍の性能でぶっ掛けている。
 何にって? そりゃ長門の顔面に決まってるだろ。
 お世辞にも、まるで白いベールを被ったようだね、なんて言えなかった。
 被ったのは我慢に我慢を重ねて100%濃縮還元された生臭い俺の男汁なんだからな。
 特に眼鏡がヤバイ。表にも裏にも、ブリッジは勿論、ツルのところまで精液塗れだ。
 にも拘らず、長門は表情無く、全く微動だにしない。
 重力に従い滴り落ちる俺の精液だけが、今の長門を彩る唯一の動きだ。
 ただ、その様はとても扇情的で、眼鏡属性の無い俺でも心臓を鷲掴みにされそうだ。
 一方、俺は完全に硬直していた。
 ……歓喜の涙を流しながら、未だに熱くツイストを踊る愚息は別人格だ。俺じゃない。
230『朝倉涼子の暴走』18/18:04/05/09 00:02 ID:xwAtK6RD
「すまん」
 聞いたこともない真面目な声でザリガニのように後ろへ下がり、戸も閉めないで走り去った。
 追うヒマもなかったが、追った所でどんな言い訳も出来ない状況なのは間違いないわけで。
 俺は盛大な溜息をついた。
「どうすっかなー」
「まかせて」
 長門は精液塗れの眼鏡の奥から俺を見上げた。
「精液の付着した部分は情報分解と再構成で処理できる。洗濯の必要は無い」
 そっちかよ! とまあ、心の中で突っ込んではみたものの、実際この強烈な精液の匂いをプンプン
させた長門が帰り道に警察官に保護されないか心配なので、ひとまずそれはお願いしておこう。
 さっそく、長門の『分解』と『再構成』が始まる。なるほど……まずは下からか。
 プリーツスカートの染みが消え、リボンについた精液がとける。
 セーラーカラーから立ち上る匂いが無くなり、顔を覆っていた精液がモザイク状になった。
 やがて、いつもと同じような愛想のかけらも無い長門のデフォルトの表情が現れる……が、
「あれ? 眼鏡は?」
 長門が俺を見る。その目は眼鏡越しじゃないのに、絶対零度の冷たさを感じた。
 一瞬。精液に塗れた長門(眼鏡付き)の姿がフラッシュバックする。
「……あ、ああ、そうだな。してない方が可愛いと思うぞ。俺には眼鏡属性ないしな。はっはっは」
「眼鏡属性って何?」
「あ、た、ただの妄言だ。はっはっは」
 そう、とだけ言って長門は立ち上がり、乾いたカラ笑いを続ける俺をおいて教室の出口に向かう。
 開いたままの戸の所で一度俺を振り返り、その口元がこう言った……ような気がした。

「ケダモノ」
                                      (完)
231119の中の人:04/05/09 00:05 ID:xwAtK6RD
うお! 番号間違えてる! ……慣れないことやるもんじゃないなぁ。
あと、オチのパクリ申し訳ない。でも、凄く気に入っちゃったので……w
それにしても……エロは難しいよママン○| ̄|_
まあ、ネタが浮んで時間があったら、また書いてみます。それでは。

PS 『朝倉涼子の逆転』の続き、期待して待ってます。
232致命的存在:04/05/09 02:00 ID:+DAnjFYF
前に >>87-108>>161-175を書いたモノです。

GJ! >>179
GJ! >>231

萌えさせてもらいました。
これは私も負けて入られない、と頭の変な部分に火が点きました。
ということで、次回作 キョン×朝比奈ミクル(大)
「朝比奈ミクルの未来」
期待しないでお待ちください。
233名無しさん@ピンキー:04/05/09 02:02 ID:Bd2UDYmi
長門分投入キタ−−−−−−ーー。
ええ萌えました。萌えましたとも、サンクスです。
234名無しさん@ピンキー:04/05/09 02:03 ID:gAUTiM70
>>232
嫌なこったい
大いに期待して待ってやるw


しかし神がいっぱいだなあ。
総合スレの時代は何処にお隠れあそばしてたんでござりますか
235名無しさん@ピンキー:04/05/09 02:05 ID:K3aPz0kP
大人みくるたん期待!

天然成分が増量されてそうでハァハァ
236名無しさん@ピンキー:04/05/09 03:01 ID:ViZKkRNt
ヽ(´▽`)ノ
237名無しさん@ピンキー:04/05/09 03:43 ID:2PUUJBRW
あげ
238名無しさん@ピンキー:04/05/09 03:47 ID:Q3UW/6YD
またもおもろい作品登場してるし━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
長門編だったとは。GJ!!
239名無しさん@ピンキー:04/05/09 11:16 ID:ykSIBavb
ネ申..._〆(゚▽゚*)
このスレ良スレだなー
240名無しさん@ピンキー:04/05/09 17:10 ID:+TKpVwYI
レイープものとかはないのでしょうか?
神様お願い!あ、でも無理強いはしません。
241127:04/05/09 23:21 ID:psB8uCfa
前に言っていたハルヒ×みくる断念しましたorz
みくるの性格がいまいちよく掴めないのでちょっと無理が生じてきました(;´Д`)
そこで気持ちをすぱっと切り替え、新しいSSつくり始めたのでうpします〜
242127:04/05/09 23:22 ID:psB8uCfa
 古泉一樹の野望〜準備編〜

  事は夏休み前。僕、古泉一樹はとある本屋で涼宮さんとばったり遭遇。
 彼女は片手にUMAの本、もう一方に日本地図を広げ格闘していました。
 …夏休みにUMA探しに行くのでしょうか。涼宮さんだと本物を見つけてしまうかも
 しれない、ここは一つ……
「おや、涼宮さんじゃないですか。どうしたんです?地図なんて広げて」
「何だ。古泉くんか…いえね、せっかくの夏休みだし、いつものように部室や町内探索で
 時間を使うのももったいないと思わない?」
「それはそうかもしれないですね。2ヶ月近くある夏休み、いつもと同じように過ごす
 というのも興がないかもしれません」
「そうでしょう? それで、せっかくだからSOS団合宿を開こうと思ってるのよ」
「それで地図と格闘中ですか。それなら丁度いいところがありますよ」
「え!? どこどこ? 比婆山脈にUFOが出たとか? それとも富士樹海にツチノコ?」
「残念ながらそういうモノが出たりとかはないです。僕の知り合いが
 別荘に来ないかって言ってきてるんですよ」
「別荘か、それって何処にあるの?」
「海です。」
「ん〜、普通ね。何か面白いモノとかあったりしないの?」
「それが、海は海でも無人島を買い取ってそこに別荘があるんですよ。
 で、せっかく建てたので招待客を募集してるんです」
「無人島…か。それって結構遠くにあったりする?」
「もちろんです。フェリーで片道六時間強の場所にある孤島です」
「…孤島かぁ。それってクローズドサークルじゃない……」
 何とか涼宮さんが興味を持ってくれたみたいです。
「うん! じゃあ第一回SOS団夏合宿は海に決定!!
 このことは今度の部活であたしが言うまで誰にもナイショよ!」
「はい、わかりました。ではまた部室で」
 さて、これから忙しくなりそうです。どうせなら一芝居打たないと面白くないですよね。
243古泉一樹の野望:04/05/09 23:23 ID:psB8uCfa

  それから僕は組織に連絡をし、多丸氏兄弟に別荘に行く事を伝えその時の執事と
 家政婦さんを雇って貰う事にしました。と言っても、全員組織の者ですが。
 そして、その事件のための打ち合わせに全員が顔合わせをしました。
「皆さん、ご多忙だと思われますが、お集まりいただきありがとうございます。」
「いや、涼宮さんの事となると話は別だよ」
 こう言ってくれたのは多丸圭一氏(兄)。その言葉にうんうんと頷いているのは弟の裕氏。
「それで、本日はどうしたのでございますか?」
 とても丁寧な物腰で尋ねてきたのは、執事役の新川さん。
「あの…私達にもお話があるってお聞きしたんですけど…」
 ちょっと不安そうなのは今回の家政婦役に抜擢された森さん。
「はい、その事なんですが。向こうで一事件を起こそうと思っているんですよ」
「一事件? なぜそんなことをするんだい?」
「それはですね………」
 今回の計画を全員に伝え、反応を見てみることに。
「「「そ、そんなことを!?」」」
 その案に僕以外の男性が驚きの声を上げました。そして、
 ここに一人しか居ない女性の森さんは…
「え? え?」
 と、未だに混乱しているようです。やはり、女性にいきなり言っても混乱しますよね。
「と言う事で、皆さん。当日、よろしくお願いしますね。」
「う、うむ…やれるだけやってみよう」
「そ、そうだね。が、頑張ってみるよ」
「私に出来る事は精一杯させていただきます」
 男性3人はいい答えをくれました。でも、また……
「え? あ、あの…それって、もしかして……」
「はぁ、まだ分からないんですか、森さん?」
「ひ!? ちょ、な、何を!?」
「いえ、今回のことは失敗を許されません。なので、頭で覚えられないならその身体に
 覚えさせるだけですよ」
244古泉一樹の野望:04/05/09 23:25 ID:psB8uCfa
 そう言いながら森さんに近づく僕。ちなみに今回の事件と言うのは…
 まあ、おいおい分かると思うのでここでは省略しましょう。
「当日に抵抗されて、涼宮さん達にばれる訳にはいかないんですよ…
 すみませんが、これも仕事と思って我慢してくださいね?」
 僕はそう言いながら、出来るだけ優しく微笑みました。
「そ、そんな事言われても!? ひゃう!」
「ふふ、当日と同じ事をしますからね…ちゃんと覚えてくださいよ?」
「んん! や、ああ…や、やめてく、ださいぃぃ」
 この後、数時間ほどかけて森さんに当日の予行練習を行いました。
 これだけ同じ事を繰り返せば、きっと当日に失敗なんてしないでしょう。
 あ、もちろん多丸氏兄弟や新川さんにも当日の練習をしてもらいました。
 別に当日はふりだけでもいいんですが、もし演技だと見破られてはいけませんからね…
 さて、後は当日を迎えるだけですね…
 本番のときに、彼女達がどんな反応をするのか楽しみです。

                              〜続く〜
245127:04/05/09 23:27 ID:psB8uCfa
一番最初のタイトル抜けてた……
今回のは、導入編ということで短いです(という言い訳)。
一応元ネタは、退屈参照と言う事で。
246127:04/05/09 23:32 ID:psB8uCfa
さらに訂正。
上の文、古泉の言葉で全部組織になってますが、
機関の間違いと言う事に気付きました・゚・(ノД`)・゚・
脳内変換しといてください……
247名無しさん@ピンキー:04/05/10 02:41 ID:NA0qnVmT
裏孤島症候群乙ー
248名無しさん@ピンキー:04/05/10 16:51 ID:5fdp1KVA
乙です。
249名無しさん@ピンキー:04/05/10 21:57 ID:yibHdLrC
古泉がキテター!!
男もほら、キョンだけじゃなくてとか思ったからさ。

森さん(;´Д`)ハァハァ
250名無しさん@ピンキー:04/05/11 02:00 ID:XES2gE13
このスレの神々のSSにGJ!

そして個人的には学校シリーズの光明寺たん(宮野×光明寺とか?)SSの降臨をこっそり期待してみる。
251名無しさん@ピンキー:04/05/11 03:35 ID:zjCdVapc
>>250
そんなことされたら、萌え死んでしまいます・・・
252名無しさん@ピンキー:04/05/11 09:01 ID:OeGDa+U9
学校シリーズまだ読んでない(汗
早速読むので神光臨を期待
253名無しさん@ピンキー:04/05/12 02:03 ID:JbHBCf+j
孤島で、雨に濡れて体に張り付いたシャツを着て、キョンの手をつかんで歩くハルヒに萌えるので
それ関連のSSおながいします(;´Д`)ハァハァ
254名無しさん@ピンキー:04/05/14 22:49 ID:ize4Orju
保守。
キョン×ハルヒがもっと読みたかったり。
255名無しさん@ピンキー:04/05/15 00:07 ID:T6vErK/R
>>254
おれも・・・でもそういうやつ少ないんだろうなぁ・・・
256名無しさん@ピンキー:04/05/15 00:12 ID:8clPDaHe
>>255
それは初耳
257127っぽい人:04/05/15 00:14 ID:1dldC9Nl
…数少ないであろうハルヒ萌えですが何か?(ぉ

 裏孤島はもうすこしお待ちください。
 様々なシチュエーションを用意する予定なので次にまだ掛かりそうです。(言い訳)
 (あくまでも予定なので期待はしないで下さい、むしろするな)

 神の降臨キボーン!!
258名無しさん@ピンキー:04/05/15 01:35 ID:NudLYQtC
漏れもハルヒ好きよ
そんでもってハルヒとキョンのつかず離れずな関係が好き
259名無しさん@ピンキー:04/05/15 02:54 ID:JE7wZ4P+
ところで大本の大仕掛け。
ハルヒが神であるって前提――にしてはキョンが唯一不随意存在だったりやっこさんにとっていい目が降りかかってることを考えると、
実はキョンこそがかの世界の神なのだというのは裏読みのしすぎですかそうですか。

エロ関係ないとかいわんでくれよう、電波なんだ、仕方ないんだ。
260名無しさん@ピンキー:04/05/15 02:58 ID:T6vErK/R
>>259
いや、おれもそう読んでる
261名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:50 ID:LTIPX4/N
>>259
俺も思ったよ。誰もが一度は考える事じゃないかな?

キョンとハルヒってツンデレでも良さそうだなあ。
262名無しさん@ピンキー:04/05/16 09:04 ID:9yb3c7dq
>>259
それは俺も考えたな。
あと初めの自己紹介で募集してた変人候補?のうち
未来人(みくる)、超能力者(古泉)、宇宙人(長門)はそろったのに
今のところ異世界人が登場してないのは実はキョンが・・・・・とか。
263名無しさん@ピンキー:04/05/16 12:43 ID:YdcIIvV9
異世界人=読者と邪推してみる。
264名無しさん@ピンキー:04/05/16 15:30 ID:EBt3/7Gg
>>263
新しいなw
265名無しさん@ピンキー:04/05/16 16:06 ID:3hkdXlNg
>>263
じゃあいずれ「絶句」のラジオドラマみたいに作者の谷川流颯爽登場か
266263:04/05/16 19:34 ID:YdcIIvV9
異世界人=作者=神
と夢のないことを邪推したこともありますがダメですか。ダメですね。
267263:04/05/16 19:34 ID:YdcIIvV9
異世界人=作者=神
と夢のないことを邪推したこともありますがダメですか。ダメですね。
268名無しさん@ピンキー:04/05/16 19:57 ID:EBt3/7Gg
というか、物語の話は本スレですべきですね。
スマソ
269263:04/05/16 20:00 ID:YdcIIvV9
↑ 失敗。逝ってきまつ_| ̄|○
270名無しさん@ピンキー:04/05/17 22:27 ID:Z4pUperO
保守挙げ
271名無しさん@ピンキー:04/05/18 01:34 ID:ewxo/Qwq
神がこない・・・見放されたか・・・?
272名無しさん@ピンキー:04/05/18 02:25 ID:TGAZ7p9H
>>17−24
の続きを読みたい……
273名無しさん@ピンキー:04/05/18 14:04 ID:rH106laE
禿同
274名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:17 ID:dVKKJKoj
ええい!保守ageだッ!!
275名無しさん@ピンキー:04/05/21 02:17 ID:Q7QdVh42
ちょっと前に出てたけど、学校シリーズってこのスレ的にOKなの?
いや、まだ何にも書いてないんだけどさ。
276名無しさん@ピンキー:04/05/21 03:32 ID:PoURt08r
この際OKにしたいねえ。読みたい。
特に黒いかた。
277名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:32 ID:nPW56OFw
閉鎖空間に再度ふたりっきりになって、キスしても戻れないのでエチーしてみるってのを希望。
278名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:10 ID:dB8Nq/6f
>>277
おお、それナイス!
279名無しさん@ピンキー:04/05/25 20:40 ID:8bwWgF/8
280名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:13 ID:PxrQ8o4h
ハルヒがキョンを逆レイープってのも捨てがたい。
281名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:15 ID:QQ4F+MDx
>>253が地味に読みたい
282名無しさん@ピンキー:04/05/26 12:18 ID:uYWmJ2Mj
昼間から神光臨願います
283275:04/05/27 00:37 ID:xXdzlVrq
特にダメっていう意見が出なかったので、半ビビリになりながら
学校シリーズのSSを投稿してみることにします。
カプは宮野×光明寺で。
特にネタバレとかはないと思いますが、一応お気をつけください。
284knock some sense into 1:04/05/27 00:40 ID:xXdzlVrq
 事前に得ていた情報でこうなることは半ば予想できていたことですので、特に驚いたということ
はございませんし、その存在が元より腹立たしいという以外の理由で此度のことを裁断する気は
毛頭ありません。しかし、ドアの向こう側から無意味な明瞭さで投げかけられる戯言を受諾する
義務も責任も必要も感情も道理も他の何においても全くの絶無であり、わたくしの返答は、
「ここはわたくしと若菜さんに宛がわれた部屋であり、たとえどこの誰であっても余人を泊めなけ
ればならないという義務は発生いたしません。しかも、歴とした男性であり度し難い変態であり
この上なく鬼畜外道であるところの班長を泊めるともなれば、わたくしの貞操は究極的な危機に
陥るのですから、そのような申し出は唾棄されて当然至極のことと言えましょう」
「ご挨拶だな、茉衣子くん! キミの照れ隠しに付き合ってやりたい気持ちはなきにしもあらん
やといったところだが、今はとにかく中に入れてくれたまえ!」
「お断りします。わたくしは今から床に就こうと思いますので、とっととお引き取りください。
それと、先の言葉は照れ隠しなのではなく、わたくしの偽らざる真なる感情なのですから、
即刻訂正を要求いたします」
 この会話に漂う不毛さは、最初のコンタクトの瞬間から明瞭に理解されてしかるべき事柄なの
ですが、ドア向こうの奇人変人の類にはそれが判らないようです。それを理解できるようにしな
ければならないわたくし労力は誰が補ってくれるというのでしょう。
「その要求を飲めば中に入れてくれるかね!」
 アホとしか言いようがありません。何故そのような回答を寄越してくるのか理解に苦しみます。
「しかし、茉衣子くんが何と言おうとも、本日より少しの間、私には帰る場所がないのは厳然たる
事実なのだ! いつぞやのように寮長殿の部屋に間借りしようにも、妹君と帰省されてしまってい
てはどうにもならん! だからこそ私の従順な部下である茉衣子くんを頼ってきたという訳なの
だから、畏まって受け入れるべきだとは思わんかね!」
285 knock some sense into 2:04/05/27 00:43 ID:xXdzlVrq
 垂れ流される妄言から察するに、このアホ班長は自分のことをドイツ軍総司令か何かのように
勘違いしておいでなのではないでしょうか。このまま放って置くとフライハイトがどうのとか
言い出しかねません。
「一向に。ついでに言うと何故そのような事態になっているのかにつきましては既に聞き及んで
おりますので、説明せず、その足でお帰りください」
「うむ、フッ素樹脂製造プラントにおいて配管から原料の三フッ化塩化エチレンのガスが噴出して
しまってな、男子寮全体が化学災害区域に指定されてしまったのだ。私の部屋が発生源であるから
して、検疫が完全に済むまでは帰るに帰れんのだ。という訳で、茉衣子くんの部屋を逃せば本日の
野宿は決定的な事項となってしまうのであり、それだけは避けねばならん。然るに、ここで私が
退く道理はない」
「班長の都合などわたくしの知るところではございません。むしろ野宿の末に呼吸器系の急性炎症
でも患って鬼籍に入って頂ければ、わたくしの本願は達成されたも同然です。是非そのように
なさってください」
「話は平行線だな。それというのもドア越しの会話に終始しているからに相違あるまい。
よって対面式に切り替え腹蔵なく話し合おうではないか」
 その声に続く展開にわたくしは一瞬、呆然といたしました。鍵穴から金属の擦れ合う音、
カチリと鍵の開く音、ノブが回されギイとドアの開く音が一緒くたになってわたくしの耳に届き、
開いたドアの向こうには洗剤の匂いのする白衣をはためかせ、遥かなる高みから見下ろすような
視線をわたくしに投げかける不届き千万な輩が嫌らしい笑顔を浮かべて立っているではありませんか。
286knock some sense into 3:04/05/27 00:45 ID:xXdzlVrq
「な、何故、班長がわたくしの部屋のスペアキーをお持ちなのですか。紛うことなく犯罪です。
ああっ、これ以上わたくしの部屋に侵入するのはお止めください、汚染領域が
拡大します、ああっ、乙女の神聖なるベッドに腰掛けるなど、神をも恐れぬ所業ですわ」
「茉衣子くん、お茶を淹れてくれたまえ。コーヒーでも構わないが」
 秘書を顎で使う社長のように踏ん反り返る班長をトリカブト溶液入りコーヒーで葬った場合、
わたくしは罪に問われるのでしょうか、いや、そのようなことはないと確信いたします。
「茉衣子くんの匂いがする部屋だね。いや、結構」
 そこにあった椅子を引き寄せてへたりこんでしまいました。頭部に充満していた血液が腹部辺り
を目指して一気に下がっていくのが手に取るように判ります。神など信じてはいませんが、今は
問うてみたい気持ちで一杯です。わたくしはもう汚されてしまったのでしょうか、と。
 そのようなわたくしの感情を遡行することなど永劫ありえない班長はというと、持ち込んだ鞄
から2、3の書類を取り出して眺めておいでありました。真剣な表情、かと思えば、急にニヤニヤ
し出したり。班長に何かを期待するなどわたくしの感情としては不適当でありますから、
その姿を見てため息をつくこともまたありえないのです。
「どうしたね、茉衣子くん。ため息などついて」
「見間違いでしょう。わたくしが班長の前でため息をつくなど絶対にありえないことです」
 わたくしは薄く笑ってしまいました。悲しい笑みであったような気がいたします。
 見終わった書類を鞄に片付け、
「さて、このまま寝てしまうという選択肢、アンナコトやコンナコトをしてしまうという選択肢、
私はどちらでも構わないが、茉衣子くん、どうするかね」
287knock some sense into 4:04/05/27 00:47 ID:xXdzlVrq
「何ゆえにそうなるのですか。わたくしは先ほどからお帰りくださいと何度も申し上げている筈。
対魔班において班長の下に付くのは特別業腹とは言えギリギリ許容範囲内と出来ぬことはないです
が、このような仕打ちはわたくしのリミットを遥かに振り切っています。このまま班長と同じ部屋で
寝てしまうなど、自分のことを大事に思うわたくしには絶対に出来かねます」
 ベッドから立ち上がった班長はトレードマークである白衣をハンガーに掛けようとしていた手を
止め、わたくしに視線を向けました。
「強情だな、茉衣子くん。キミが私にホの字であるということは私だけでなく学内の者なら周知と
して差し支えのないことだというのに、表面上の否定をキミは何故繰り返すのだ」
 身体ごと向き直った班長は、ネクタイを少し緩めました。その奥にある、ハンガーに掛けられた
白衣の存在がひどく不快に思えてしまうのは一体全体どういうわけなのでしょうか。
「この上ない侮辱をどうも、と言いたいところですが、その前に問いましょう。もう、この世に
未練はございませんか。言語の前に暴力を振りかざすなど反吐が出るほどわたくしの信条に
背くということは今も変わっておりませんが、此度のことは特例として処理することに
いたします。訂正なさい。でないと実力で排除することになりますわ」
 班長は両手を腰に当て、首を振りました。先輩が後輩を諭すような表情がその顔に
浮かんでいます。
「一つ、侮辱などでは決してない。二つ、私ほどこの世に未練のある人間はいないと自負
している。三つ、真実を直視せよ、茉衣子くん。そして、四つ」
 班長は、そこで言葉を切り、右の手の平を差し出しました。そこには幾粒かの錠剤が乗せられて
います。
「虚構だと言うのであれば、それが真実であることを証明して見せよう」
 錠剤が虚空へと浮かびました。ゆらゆら、と。まるで舞を踊るかのように。
288knock some sense into 5:04/05/27 00:48 ID:xXdzlVrq
「この錠剤、ここで使用する場合においては、自白剤ということになろうな。しかし、人口膾炙
される自白剤とは、チオペンタールナトリウムなどを主成分とする所謂麻酔薬の類の事を指し、
被飲者を睡眠状態や錯乱状態に陥れる、つまり頭の中をぱっぱらぱーにしておいて自白させる
という流れが取られるが、コレはそれらとは大きく異なる。概念、手法、方向性、その全てが
違うと言っても良かろう。何故なら、この薬は、擬似的に解離性同一性障害を引き起こす事を
主たる目的とするからだ。この薬によって作り出された二次的人格は元の基本人格と記憶を
共有しているが、しかし、感情的目的が決定的に異なる。共有している記憶は二次的人格に
とってはただの情報の集合体に過ぎず、感情的遡行を行うことができない。過去にあった
アンナコトやコンナコトに対して我が事のような感情を抱けない。茉衣子くんも、全くの他人で
あるところのAさんが同Bさんのことを好きだとしても嫌いだとしてもどうでも良かろう。
そのことはただの情報として認識されるのみだ。それと同じことが二次的人格の中で起こる。
つまるところ、茉衣子くんの記憶を共有している二次的人格茉衣子くんが何らかの質問を
受けたとき、その回答を感情によって歪曲させる可能性は皆無なのだよ。さらに、
――――今回の場合はこの点が最も重要なのであるが――――薬を飲み、二次的人格が前面に
出てきた時、基本人格は睡眠状態に移行するのではなく、二次的人格が喋る言動をその後方で
リアルタイムに知覚する存在となるのだよ。判るかね、茉衣子くん。キミが、今ここで、
幾ら嘘をつこうとも、キミの本心は二次的人格のキミが全て喋ってくれるのだ。
キミが見ている前で、な」
 この誇大妄想家はどこまで度し難いのでしょう。そのようなパラノイアのみに生じるような薬が
現実に、
「そう思うのなら、試したまえ」
289 knock some sense into 6:04/05/27 00:49 ID:xXdzlVrq
 突き出される錠剤。
「わたくしは班長の話を全く信用しておりませんので、わたくしにとってその錠剤は得体の知れぬ
モノに過ぎません。よって、その錠剤を飲用するということは全く以ってありえないことなの
です。まあ、仮にその錠剤が先のような効能を発揮するものだとしても、わたくしが飲まなければ
ならない道理はありませんけど」
 わたくしの言葉を聞いたであろう班長は、何事もなかったかのような表情で鞄をごそごそと
探り、その中からずるずると引き出した毛布を片手に、
「茉衣子くんがこの上ない侮辱だと言うから、私は自身の言葉を証明する為の案を出しただけ
なのだがな。まあ、飲まないのであればそれで構わん」
 と微笑みました。
「いざ夢の国へと旅立とうではないか、茉衣子くん!」
 思わず、ため息が出てしまいました。
「部屋から出て行ってください、と何度申し上げれば理解していただけるのですか」
「断る、と何度言えば理解してくれるのかね」
 また、振り出しに戻ってしまいました。いえ、班長が毛布を召喚してしまったことを考えると
状況は刻一刻と悪化していると考えるのが妥当なのかもしれません。
「わたくしが、班長に対して、…………懸想しているとの妄言を証明できなければ、
大人しく出て行ってくださいますか」
 ああ、辛すぎます。何故このような言葉を口にしなければならないというのでしょう。
悪夢です、絶望です。これというのも班長がさっさと出て行かないからに相違ありません。
「無論である。もしそうなれば、即刻出て行くことを約束しようではないか」
「では、その薬が真実そうである証拠を示してください。それが出来ないのであれば
飲むことは適いません」
290knock some sense into 7:04/05/27 00:50 ID:xXdzlVrq
「ふむ、そうだな、では、私が被検体となろう。私がこの薬を飲むから茉衣子くんが
質問するといい。何を問うかは茉衣子くんに任せる。基本人格である私が回答しにくいような
問題であればあるほど良いことは言うまでもあるまい」
「嘘をつく知恵のない班長はいついかなる時も馬鹿正直に回答してしまうのではないでしょうか。
ええ、そうに違いありません。よって、いくら班長の存在意義がモルモット然としていようとも、
この錠剤の前においては全く被検体たりえないのです」
「もう飲んでしまったが。二分後に効き目が顕れ、それから三分後に切れるように作られている。
そのように心得たまえ」
 こめかみに鈍痛が走るのですが、これはわたくしのせいでしょうか、否、そうである筈が
ありません、もうわたくしは疲れました。疲労困憊です。人の話を聞く気が初めから欠落している
であろう班長に対しての愛想など尽きて尽きて尽き果てまくりだったのですが、此度めでたくモホ
不連続面並びにグーテンベルグ不連続面及びレーマン不連続面を突き破り内殻まで
到達してしまいましたわ。
291knock some sense into 8:04/05/27 00:52 ID:xXdzlVrq
「そろそろ2分――――――――」
 確かに、あの薬は班長の妄言通りの代物なのかも知れません。不本意なことですが、入学直後
からボケ班長に付き従っていたわたくしが、一瞬とは言え、眼前に立ち尽くす班長を班長として
認識できなかったなどと、まさしく怪異に他なりません。わたくしはわたくしの観察力に絶対の
自信を持っておりますから、たとえ一度しか目通ししなかった相手についてもその場で
出来る限りの観察を行い、情報としてストックしていく癖があります。未来に対する投資の
一環とでも言えばいいのでしょうか。無論、投資にならぬと判断した場合は綺麗さっぱり忘れて
しまいますけれど、そうでない場合はわたくしの深遠なる脳細胞のどこかに貯蔵され活躍の時を
待つ、ということになります。存在そのものから忘れてしまいたい人間筆頭である班長のことは、
嫌悪しながらもそれらを欠かさず行わなければなりません。班長の奇矯なる行動に対しての耐性を
身に付けるにはそうするより他ありませんでした。ぶっちぎりのマイナス方向にですけど、これも
投資、というわけです。それを積み重ねてきたわたくしが呼吸を止めてしまう程の変貌。
いかにすれば可能であるというのでしょうか。このような無表情。班長が保有している輪郭に
これもまた班長の物である髪と眉と目と鼻と口と耳を置いてみた、そんな感じがします。
決定的に、表情が、欠落しています。
「あと、2分30秒。いいのかい? ボクに質問しなくて」
 ボク? この目の前の人間は一体、
「誰だというのですか」
292 knock some sense into 9:04/05/27 00:55 ID:xXdzlVrq
「基礎人格の記憶では頭脳明晰、容姿端麗、傲岸不遜なところが玉に瑕、とあるんだけど、
買いかぶり過ぎかな」
 急に誰でも良くなりました。どうせ後数分で消え去る人格です。今はただネームレスワンと
定義しておけば良いだけのこと。わたくしを軽んじる発言は業腹ですけれど、それによって大局を
見失うほどわたくしは愚かではありません。
「時間もないことですし、質問に移らせて頂きますわ。なお、質問には全て簡潔に答えて
ください」
「了解」
 もう随分と長い間わたくしも班長も視線を互いの目から外していないような気がいたします。
どうでもいいことですけど。
 さて、
「あなたは何者ですか?」
「宮野秀策の二次的人格。あと二分で消滅する存在」
「たったの三分で消滅することをどう思いますか?」
「どうとも思わない」
「そう、では」
 一呼吸置いて、
「緑茶、コーヒー、プーアル茶、飲むなら?」
「プーアル茶」
「382×586÷12+1.5−1=?」
「27982」
「スリランカの首都は?」
「スリジ―――」
「三好長逸、三好政康、あと一人は?」
「い―――」

「班長が好きな女の子は?」
「光明寺茉衣子」
293 knock some sense into 10:04/05/27 00:57 ID:xXdzlVrq
 思考が、呼吸が、意思が、心臓が、わたくしの全てが、止まりました。何故? 何故止まる
のです? 止まる必要など認めません。班長がわたくしに入れ上げていたことなど予想されうる
展開であり、今更瞠目するに値しません。だというのに、何故、何故、何ゆえに、わたくしは
馬鹿みたいに固着しているというのですか!
「あと三十秒切ったよ」
 相変わらずの無表情を貼り付けて、淡々と語る班長の二次的人格。
「……今の気持ちは?」
「特に何も」
「そうですか」
 彼の意識はそこで事切れたようでした。切れ伏せていた顔が起き上がると、見飽きた表情が、
久しぶり、と言外に匂わせ、復活したのです。
「どうかね、茉衣子くん。納得してもらえたかね」
 納得するとかしないと、認めるとか認めないとか、最早そういうことはどうでもいいのです。
目の前に立ちはだかる倣岸なる輩を排除できればそれでいいのです。
 わたくしは無言で手を突き出しました。班長もまた無言で錠剤を渡してきました。
 鈍色に光る錠剤。逡巡などいたしません。
「んくっ」
「水なしで飲むとは、キミも豪快だな! 言ってくれれば私の飲みかけのミネラルウォーターを
呉れてやったというのに」
「わたくしが、そのような、ことを、くっ、もうしでる、はずが、あると、おおもい、ですか」
294knock some sense into 11:04/05/27 00:57 ID:xXdzlVrq
 身体が熱くなっていくのが判ります。心臓の鼓動がやけに耳障りで鬱陶しくもあり、そうかと
思うと聴覚を奪われたかのようにシンと辺りが静まり返る、そんな状況が去来し続け、次第に
後者の時間が長っていきました。
 昏い沼の深淵へと沈んでいくようにわたくしの意識は大きく後退し始め、いつしか暗闇の
遠くに誰かの存在を強く感じるようになっていったのです。
「二次的存在茉衣子くん、私から三つ、質問がある」
 語りかけられた声は、茫漠としていて、ただの音の羅列にしか聞こえない、それなのに意味は
解することができる、そんな感じでした。わたくしがそうを考えていると視界が縦に揺れました。
わたくしの二次的人格が頷きでもしたのでしょうか。
「まず第一に、今、基本人格茉衣子くんに決定的な影響力を及ぼすことのできる人間を唯一
選出するとすれば誰がそれに該当するかね」
「宮野秀策」
 くっ、そう容易く班長の名前を口にするなどと、
「ついで第二に、その影響力は全体から比してどれくらいの割合を占めるかね」
「67.963%」
 その数字が示すところの意味合いを理解することをわたくしは永久に放棄いたしました。
所詮は戯言夢物語妄想の類ですわ。深く考えた方が負けなのです。
「では、最後の質問だ」
 数瞬の間が空き、
295knock some sense into 12:04/05/27 00:59 ID:xXdzlVrq
「好悪の二つの志向性で私を断じた時、基本人格茉衣子くんの真なる感情はどう回答するかね」
「好き」

「もう一度、言ってくれたまえ」
「好き」

 ……わたくしの、わたくしの終着点はこのような人道を踏み外した輩に愛の告白じみた真似を
してしまうような、そんな詰まらぬものだったというのですか……。
 ひとつのセカイの終末。
 最悪の分岐を選んでしまった自分の愚かしさを嘆いていると、目に映る景色がぐらりと傾ぎ、
わたくしはいつしか天井を見上げる格好を取っていました。そして、わたくしの顔のすぐ傍に、
班長の顔が存在しているではないですか!
 嫌な悪寒しかいたしません。この接近具合は、もしかしなくても、背中と膝の後ろ付近及び
太ももにそれぞれ手を当てられ抱き上げられる、通称お姫さま抱っこという奴なのでは
ないでしょうか。現象そのものに嫌悪感を抱いてしまうことは当然なのですが、それよりも、
班長がどのような意図でわたくしを抱き上げているのかが非常に気になって仕方がありません。
まさかまさかたまさかにもあってはならないことが? ああ、早く薬の効果が切れてくれることを
祈るばかりです。このままではわたくしは班長の手によって、あああっ! その先は
想像もしたくありません!
「ふむ、このベッドは至極狭いな!」
 ああ、普段わたくしが横たわるベッドの底が視界に入ります。すなわち、若菜さんがいつも見て
いる風景ということになるのですが、今際ではそのようなことはどうでもよいのです。
296knock some sense into 13:04/05/27 00:59 ID:xXdzlVrq
 そんなことを考えている間にも鬼畜外道の変態が窮屈そうに体を入れ替え、わたくしの上に
覆い被さろうとしているではないですか! 早く、早く動いてください、このままでは、
わたくしの貞操が、ああっ!
 想いが通じたのか、薬が切れたのか、右手がわたくしの意思通りに反応しました。殺意を込めて
鬼畜外道の顔面にストレートを突き出し、しかし、スルリと躱された挙句、虚空を突くに
とどまった右手を頭の上へと押し上げられ、起死回生のビンタを放った左手もついでのように
押し上げられ、共々封殺されてしまうという痛恨の展開。
「こ、これは歴とした犯罪です。嫌がる婦女子を押さえつけ、己の獣欲を満たそうとするなど畜生
にも劣りまくりです!」
「好き合う者同士が一夜を共にする、とは須らくこのような甘く切ない時空に身を浸すことと
同義なのだ。であるからして、この行為は何の問題もないのだ。まあ、あのように茉衣子くんに
"告白"されたのは初めてであるからして、少しばかり興奮している感は否めないがな!」
「目の前の現象に即して、んっ!」
 続くはずの言葉は打ち消されました。嘘です。まだ誰にも許したことのない唇をこのような、
このような男に奪われるとは。信じたくありません。唇を汚らしい舌先で舐められるという事実。
心が挫けそうになります。しかし、今は我慢するしかありません。今は我慢して、それよりも
これから先に進ませない、そのことの方が重要なのです。そう、調子に乗って舌先を口内に
侵入させてきた瞬間にそれを噛み千切り、
「―――んっ、んんんっ!? んんうんううん!」
297knock some sense into 14:04/05/27 01:00 ID:xXdzlVrq
 パジャマに着替えていたことをこれほどまでに後悔したことはありませんでした。わたくしが
平生身に付けているゴシック服であったならば、こうも簡単にいくなどありえなかったに
違いないのです。
 班長の左手はわたくしの両手を抑え込んでいますけれど、右の手は自由でありました。その空白
の右手によって、あろうことか、わたくしはブラジャーと上着を一緒にたくし上げられ、む、胸を
露出させられてしまったのです。体格の差というものを痛感させられます。片手で両手を
封じるなど随分と不公平ではありませんか。
「実に綺麗なピンク色をしておるね! 私は大変嬉しい!」
 この上なくアホな台詞とともに、
「な、何をっ! して、んっ、いるのですっ!」
 舌でチロチロと舐められる感触。続いて熱い口内に含まれ吸い上げられる感触。
 も、最早一刻の猶予もなくなりました。このままではっ、んくっ、……あっ、遠からず
わたくしの貞操は外道の手に堕ちて、はっ…うん、しまうでしょう。何に代えてもその野望を
打破、あん…っすること、それがわたくしに残された唯一の道なのです。
 執拗に、愛撫している今こそが、……っ、好機。自由になりつつ、…んっ…、ある両足で、
鬼畜の後頭部を打ち据えようと足を、
「迂闊だな! 茉衣子くん。キミの考えることなど私にはお見通しなのだよ!」
 何ということでしょう、足を振り上げた瞬間、股の間に手を差し込まれてしまいました。慌てて
太もも閉じることで秘部を直接的に触れられることは何とか防ぎましたが、
「私としてはどちらでも構わぬよ。手も足も封じている以上、茉衣子くんの乳首を舐め放題なのだからな!」
298knock some sense into 15:04/05/27 01:02 ID:xXdzlVrq
 また、胸への愛撫が再開されてしまいました。
 自分のEMP能力が想念体破壊専門であり、対人撃滅能力を有していないことを今日ほど悔しく
思ったことはございません。このイカレトンチキの頭部を粉砕する能力さえあれば、
この危機的状況を脱出できるというのに。
 胸の先端を嬲る気配が濃くなって、
「こ、このっ、わざとらしく…ん、ああっん、みずおとっをっ、……たてるのは、はあんっ…、
おやめくださいっ…」
 わたくしが置かれた状況というのは、ひどく、絶望的なのではないでしょうか……。
 
 
 あれから何分が経過したのでしょう。胸元で鳴る水音と荒々しい愛撫によってもたらされる
火のような感覚は止む気配を一向に見せません。
「ぁああ、っはぁ…」
 胸だけでなく、腹や脇、首筋までに活動範囲を広げた口舌によって、わたくしの身体はべたべた
に汚されてしまいました。
「股の力が緩んでおるぞ、茉衣子くん。キミはヴィギナやクリトリスも私に委ねるのかね」
 時折発せられるその言葉に操られるように、
「んっ………」
 わたくしは股の力を篭めるのです。
 認めがたいことですが、班長がその気になれば、わたくしの秘所は簡単に堕ちてしまうのです。
しかし、かの者は決して触ろうとはいたしません。出来るのにしない。悪夢のようですが、
わたくしは班長の掌で玩ばれているに過ぎないのです。
299knock some sense into 16:04/05/27 01:02 ID:xXdzlVrq
 しかしそのような状況にあって、胸への愛撫は続けられるのです。既に勃ってしまった乳首を
 舌先で舐めては時折甘噛みし、飽きもせず吸い上げる。延々と続く行為に、
「いっ、つまで、……はあぁあんっ、このよ、うなっことをつづけっ…っ…んっ、るのですっ」
 わたくしの胸から顔を上げ、
「茉衣子くんが私を満足させられるまで、とでも言っておこう」
「どう、すればっ」
「自分で考えたまえ」
 その言葉と共に、班長はわたくしの唇を啄ばみ始めました。唇を舌で舐め上げられ、歯茎を
刺激され、やがて口内に侵入され、どれがどちらの舌なのか判らなくなるくらいに
絡み合いました。わたくしには班長の舌を噛み切る意思など最早ありません。
容赦なく流し込まれるねとつく唾液すらも回避できず終には飲み込んでしまうのです。
「ぷはあっはあっ、んあ…はぅ…ああぁ……」
 股の間から手を抜かれ、額から発する汗と絡みついた髪の毛を綺麗に選り分けられます。
そして、頬を優しく撫でられます。
「私のことが好きかね」
「……嫌いです」
 再度のキス。
「んぅ……ちゅっぱ、…っんは、ぷあ」
 囚われた両手から広がる痺れを感じながら、
「手をお離しください。……班長の破廉恥な行為によって濡らされた下着が大変気持ち悪いので、
それを脱ぎたいのです」
 言葉の途中で、思わず視線を逸らしてしまいました。わたくしが敗北したとすれば、この瞬間に
相違ありません。
300knock some sense into 17:04/05/27 01:03 ID:xXdzlVrq
「それには及ばん。茉衣子くんのぱんつなら私が喜んで脱がしてやるとも!」
 何を戯けたことをと班長の邪まな野望を打ち砕こうと思っても、先ほどからの愛撫で
 根こそぎ体力を奪われたわたくしには抵抗らしい抵抗ができる筈もなく、あっさりと、
「ふむ、凄まじい濡れようだな! いや、良い。未だ生えそろわぬ恥毛、
誰にも蹂躙されたことのない縦スジ、排泄に使用されているとは思えないほど綺麗な菊座、
これらを膳に据えられ堪えられる男など男ではあるまい!」
 ああ、耳を塞ぐ力も残っていない自分が腹立たしくてなりません。簡単に火照ってしまう頬すら
も今は憎くて憎くて、
「ひゃうっ!」
 私の胸と口を蹂躙した舌が今度は秘唇を舐め上げます。
「、…っんはっあ、…はっ……ああっ」
 穿るような突くような動きも加えられて、声を抑えることなど出来ず、わたくしは、
はしたない声を上げ続けました。
 はだけられた胸に薄くパジャマが被さり、その一方で下半身は身に付ける物ひとつなく、
あまつさえ大きく足を開かされ、中心を吸われたり舐められたりそれはもう想像を
絶するほどの恥辱であり責め苦でありました。
 このような屈辱的で変態的な構図を班長は何ゆえ好むのでしょう。
 わたくしが恥ずかしさの余り足を閉じようとすると、
「足を閉じてよいと言った覚えはないぞ、茉衣子くん」
 と無理やり大きく開き返されるのです。
301knock some sense into 18:04/05/27 01:04 ID:xXdzlVrq
「ふむ、そろそろか」
 ジイイという恐らくジッパを下げたと思われる音が耳に届き、わたくしは身を強張らせました。
「挿入しようと思うが、覚悟はいいかね、茉衣子くん」
 耳朶を舐めるよう甘噛みするように声が吹きかけられます。
 わたくしは、……返答する余地を持っていません。肯定など出来るはずもないですし、
かといって否定してもどうにもならないことを思い知らされてしまいました。
「私は茉衣子くんに回答を求めているのだよ。答えたまえ」
 この男は、と罵ったところで詮方ないことなのでしょう。わたくしは今際となっては、
怨むような視線を向け、
「……今さらわたくしの意思を問う必要などなく、……班長が思うようにいたしてしまえば
良いではないですか」
 と言うより他ないのです。
 瞬間、胸と腰に手が伸びてきて、
「―――きゃっ」
 抱き起こされて体を入れ替れてしまいました。この格好は……、
「何ゆえ、わたくしが四つん這いになどされなくてはならないのです!」
「無論、その方が興奮するからである!」
「ひゃっ、ん、……はあっ、…ん」
 班長の手が秘唇の回りを這うのに合わせて断続的に緩い刺激がもたらされ、わたくしはまた声を
上げてしまいました。
 準備万端整ったのか、班長は自分のモノをわたくしの入り口をこすりつけてきます。
ぬちゃぬちゃといやらしい音が耳朶を打ち、わたくしは、侵入の恐怖を感じるよりも、
恥ずかしさに身をよじりました。
302knock some sense into 19:04/05/27 01:05 ID:xXdzlVrq
「…あ、はっ……は、んちょうが、…へんたいっ…んんっ……、であることはっ、…もう…わかり
まし、たっからっ……」
 わたくしの必死の訴えも無視され、
「茉衣子くん、もう少し尻を高く上げてくれたまえ! この高さでは挿入しづらい」
「………んっ」
 抗う気力の残っていないわたくしはどこまで堕ちてしまうのでしょうか。平生なら絶対に承諾
することのないような命令でさえも、抵抗なく受け入れてしまう今の自分が怖くてなりません。
 入り口付近をこすり上げられる感覚が消失して、代わりにそろそろと押し込まれるような
感覚が発生し、わたくしは手を握り締めました。
「安心して良いぞ、茉衣子くん。決して。悪いようにするつもりはない」
 今度は実際に耳朶を舐められ甘噛みされながら声を吹きかけられました。加えて、班長は
わたくしに覆い被さるようにして抱きしめてくるのです。本来的には忌避すべき行為をされながら
も嫌悪するどころか本当に安心してしまうなど、わたくしはどうしてしまったというのでしょう。
 ぐいぐいと押し込まれる度に下腹部から強烈な痛みが発生し、
「んんああっ――――――――」
 身を引き裂かれるような強い痛みを感じた瞬間、目の前が真っ白となり、鮮烈な光が射し込んで
くるような感覚に襲われました。
「私と茉衣子くんの関係性において今回のことは当然の帰結であることは
明白至極なのだけれども、やはり、茉衣子くんの純潔を頂いたという厳然たる事実は深い喜びと
共に突き抜ける快楽を私にもたらすのである!」
 班長が何を言おうとも今のわたくしの耳に届く筈もなく、
 抉るように突きこまれては、
「んんはああああっ――――――――」
 と声を上げ、
 鋭く引き抜かれては、
「んうっ、んうっ、ああっ、…はああっ……」
 と呻くような声を出し続けました。
303knock some sense into 20:04/05/27 01:06 ID:xXdzlVrq
 初めての時は痛い、というのは嘘ではなく、想像していて以上の痛みをわたくしの身体に
刻みつけたことは変わらぬ事実であったのですけれど、痛みと、他方の名状しがたい感覚とが
ないまぜになっていくにしたがって、痛みで声を上げているのか、
その名状しがたい感覚で声を上げているのかが判らなくなっていき、
「尻が大分下がってきておるぞ、もう少し上へと突き出したまえ」
「わたくしっのっ…、…はあっ…んんんっふっ、おしりをっ、たたくのはっ、はあっはあっ
はあっ、…おやめ、っ…くださいっ…」
 身体に火のような熱を伝導させる班長の行為のみを知覚するに至っては、胸の奥の甘い疼きに
身を委ねてしまうというのも道理なのではないでしょうか。
「はあっ、うああっ……あぁはっぁあ……んん……」
 胸を揉みしだかれたり、背中を舐め上げられたり、とアクセントが加えられていく内に身体から
力が抜け落ちて、終には意識さえも堕ちていきそうになるのですが、それに気づいているかの
ようなタイミングで激しくなる班長の突き込みに意識を強引に固定され、それが許されない
ということを思い知らされるのです。
「茉衣子くんっ、気持ち良いかねっ!」
 班長のモノで大きく広がった秘唇の周りをこすられたり、剥き出しにされたクリトリスに
刺激を加えられという段に至っては、是非もなく、

「…………きもち、いいっ、です」

 はっ! わ、わたくしは何を口走っているのと言うのでしょう。ああっ、途轍もなく不味い
事態を自ら引き起こしてしまったような気がいたします。前言撤回です。それしかありません。
「撤回などされては困るな。というより茉衣子くんの偽らざる本心はしっかりと私の脳内メモリに
記録されたのだから撤回のしようなどないと心得てくれたまえ!」
 わたくしの腰を掴み、一心不乱に突いたり抜いたりを繰り返し始めた班長を様子は、忸怩たる
思いに胸を引き裂かれそうになっているわたくしを恐怖で塗りつぶすのに十分でした。
304 knock some sense into 21:04/05/27 01:07 ID:xXdzlVrq
「もうすぐだよ、茉衣子くん!」
 何がもうすぐなのですかっ! いえ、それを問う積もりなど毛頭ございません。
言わないでおいてくださって結構です。ですから、
「なかっにぃっ、…だすっのだっ、あひぃん、いっ、くぅん、おやめっ…やっはあ、
……あっはっ、くだあ…さいぃっ…んんぅ」
「出そうが出すまいが孕む確率など殆ど変わらぬのだよ。ならば最奥に注ぎ込みたいという私の
感情を優先してはいけない理由が何処にあるだろう、いや、ないと私は確信する!」
 わたくしの一番奥に突き込まれて、
「んんっはあはああああああぁぁぁ――――――――」
 熱い精液がどろどろと注ぎ込まれる感覚が判りたくないというのに判ってしまいます。
びくんびくんと互いに繋がっているところが震えてるのもまた同様に。
「はあ、はあ、ふぁ、はっは、はっ」
 白濁とした精液が注ぎ込まれるのも終わりを迎え、一連の行為も幕引きと思ったのも束の間、
「第2ラウンド開始のゴングが打ち鳴らされたぞ、茉衣子くん! 私の頭の中で、だがなっ!」
 薄く上下する胸を示すまでもなく、多量の酸素を必要としているわたくしがそれをもおして
反論しようとした瞬間、
「うむぅっ? ん、んっんんんっ! んんっ〜」
 無残にも口は塞がれ、わたくしの身体にまたしても班長の魔の手が伸びてくるのでありました。
305 knock some sense into 22:04/05/27 01:09 ID:xXdzlVrq
 計7回。
 けだもののような班長に蹂躙され、その全ての精を中に注がれたわたくしは、疲れ果て
動くこともままならず、班長の腕の中で抱かれながら頭を撫でられるという屈辱から未だ逃れる
ことができていません。
 たまに思い出したようにキスを求められ、応えてしまうということも、仕方のないことであり、
決して本心からではないこと、それらは全て今夜限りの出血大サーヴィスであることを念頭に
置き、わたくしと恋仲になったなどというありえない思い違いをし、明日からも今夜と同じような
態度を取らないようお願い…………。
 明日。
 明日?
 明日!
 あ、明日は、即ち今日は、……若菜さんが帰って来られる日ではありませんかっ! 
こ、このような姿で班長と一緒にいるところを目撃されでもしたら、仲を誤解されるだけでは
到底済みません。しかも、今わたくしたちが横になっている蒲団は若菜さんの所有物であり、
あちらこちらに班長の精液とわたくしの略がこびりついているという悪夢のような現状を
鑑みるに、
「一刻の猶予も残されておりませんわ」
 そう現状を確認すると、「もう少し余韻を楽しむ余裕というものを持とうではないか」などと
馬鹿げたことを縷々述べる班長を部屋から叩きだし、部屋の雰囲気を正常なものへと戻す為に
動き始めたのです。
306275:04/05/27 01:18 ID:xXdzlVrq
>>284-305
「knock some sense into」

えち中、宮野に喋らせるとどうがんばってもエロくなくなってしまう
というワナにめげそうになりましたがどうにかこうにか。
光明寺らしさが余り出なかったところが唯一の心残りですけど、
ちこっとでも楽しんでもらえれば是幸い。
307名無しさん@ピンキー:04/05/27 01:36 ID:11dygw6Q
リアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
また一人、神が舞い降りた。
308名無しさん@ピンキー:04/05/27 03:05 ID:bP8w6k6N
>>275の人
ガンダム実況してた裏で神降臨とは・・・GJ!
やはり茉衣子はカワイイ。この組み合わせはいいなあ。
でも鍵穴はまずいんでは・・・生徒手帳兼用IDカードちゃうかった?
309名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:57 ID:+EyQtha8
うおおおお!GJ
凄い萌えました!
310名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:58 ID:+EyQtha8
GJ!
茉衣子かわいい……マジでかわいい……
311275:04/05/28 20:31 ID:4hlqeewE
>生徒手帳兼用IDカード

_| ̄|○ ヤッチマッター! 

そうならないように所々読み返してみたんですけど、足らなかったみたいですね。
既刊熟読してきますです。
312275:04/05/28 20:32 ID:4hlqeewE
>生徒手帳兼用IDカード

_| ̄|○ ヤッチマッター!

そうならないよう所々読み直したんですけど、足らなかったみたいですね。
既刊を熟読してきますです。
313名無しさん@ピンキー:04/05/29 10:35 ID:018a9EB2
>>306
 うおお、苦労の跡がしのばれる大作ですねっ!
 良かったです…ありがとうございましたっ
314名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:11 ID:k0aPM3QY
古泉×みくる
高崎×茉衣子
高崎×真琴
神田×サナエ

を期待してみたり。
315名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:45 ID:018a9EB2
 高崎兄が女を襲うってのは想像できんなー

 むしろ女性化した高崎兄が、ESPか薬か何かで暴走した若菜に
処女奪われちゃうのキボン
316名無しさん@ピンキー:04/05/30 13:21 ID:XI3gHcrS
襲うのが前提かよ(藁

真琴萌えなんで、佳由季と真琴がいいな。
逆レイープかワカーンで。
317名無しさん@ピンキー:04/05/30 17:34 ID:nyKWosp4
それもいいなあ。
真琴のしゃべり聞きたい<そっちかい
318名無しさん@ピンキー:04/05/30 20:33 ID:MwRh0Wtz
真琴って非処女かなぁ?やっぱ。
319名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:13 ID:VrNoo9Dw
耳年増って可能性もあるけどな。
みんなはどっちキボン? >処女・非処女
320名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:38 ID:bdMLAi6t
そりゃまあ、あんな事言ってても、実は処女ってのが良いけど。
でも、一巻で「一回くらいロハで寝てやろうかしら」ってのがあったからなあ。
321名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:56 ID:TufYkR3S
非処女で構わないぞ。
322名無しさん@ピンキー:04/05/30 23:01 ID:PVlp9bME
ここに来てキョン×ハルヒに萌えました。
323名無しさん@ピンキー:04/05/30 23:05 ID:cTugPf6N
佳由季とする時だけ純情になる。
324名無しさん@ピンキー:04/05/31 21:48 ID:mx/8us17
>>322
それは良い事だ。
俺もキョン×ハルヒ萌えだ。

ユキちゃんは何で真琴の唇の感触を知っているのだろう?
325名無しさん@ピンキー:04/06/02 00:37 ID:lb8Xs9Vv
>>275
遅レスですが。
(*^ー゚)b グッジョブ!!
萌え萌えでした! 文体もすげぇ・・・。

ただ思ったことが一つ。
茉衣子たんって対人撃滅能力、持ってなかったですか?
二巻辺りではぐれEMP能力者をボコにしてた気がするのですが。
326名無しさん@ピンキー:04/06/02 22:48 ID:l3mHPW4p
キョン×ハルヒで書いてみました。
ネタバレというほどのものはないと思いますが。
とりあえず、自分的にはこの組み合わせが好きだなー。
327部室にて その1:04/06/02 22:49 ID:l3mHPW4p
 部室に入ると珍しくハルヒの姿。パイプ椅子に踏ん反り返って座っている。
 まあ、俺が掃除当番だったせいもあるけど、大抵ハルヒの奴は真打の如く遅れて登場してきて、さも当然のように「宇宙人を探しに行くわよ」と部室の扉を開いた瞬間にのたまうわけだ。
 それとか、部室に集合とか言っておきながら自分だけ来なかったりとかな!
「部室に入ったら、まず挨拶するのが基本でしょ? あんた、体育会系に向いてないわね」
 いつからこの部は体育会系に分類されるようになったんだ。確かに野球大会に参加したことはあったけど。
「何してるんだ?」
 その昔パソコン部からふんだくったラップトップ型のパソコンを前に、ハルヒは難しい顔をしていた。むくぅと何かを詰め込んだように頬を膨らませ、おもむろにマウスを動かす。
「ホームページの更新よ。こうして、みくるちゃんの体操着姿を……」
 マウスをクリックしようとした瞬間に俺は水面下の魚を狙う鷲を思わせる瞬発力でハルヒに飛び掛った。
 いろいろあって阻止(飛びついたはいいが、胸を掴んでしまったせいでボコボコにされた。でも、気を逸らすことには成功)。
 結果、オーライだ。身を犠牲にしたけど。
 たぶん、俺の顔は真っ赤だ。明日の朝には真っ青になっているに違いない。
 くそ、自分の体操着姿でもアップロードしやがれ。と、言ったら本当にやりそうだから言わないでおく。とりあえず朝比奈さんの体操着姿の写真はハルヒから盗んでおいた。
328部室にて その2:04/06/02 22:51 ID:l3mHPW4p
「そうだわ、キョン。超能力者をその辺で捕まえて実演させなさい。それをホームビデオ
か何かで撮影して、ここにアップロードすれば……アクセス増加間違いないね! そうだ
わ、ビデオカメラが必要ね。よし――パソコン部へ借りに行きましょう」
 妙案でも何でもない最初っからまるっきり出鱈目のハルヒ理論が狭っ苦しい部室内で展
開していた。借りに行くとか何とか言って、はなから強奪するつもりだ。腕なんか捲くっ
てるし。そもそも、超能力者ってのはどこにいるんだ?
 古泉を連れてきても「はぁ?」ってな顔つきで超能力者の何たるかを事細かく説明され
るのは目に見えている。
「なによ、その目は? 反抗的ね、団長命令よ! さっさと取材に行ってきなさい!」
 ハルヒの双眸が見開き、目がつりあがり、俺を睨む。
 超能力者を見つけて……そこがまず無理なんだ。くそ、いい加減、腹が立ってきた。
 文芸部を乗っ取り、強引にメンバーを集めて、無理矢理部を成立させ、活動方針さえ
あやふやなSOS団の部活動は、言ってみればただの暇つぶしみたいなもんだ。
「うるさい」
 キャンキャン犬みたいに騒がしい奴だ。俺はドスを効かせて睨み返した。
 険悪になるかと思ったが意外にもハルヒは顔をビクつかせた。
 俺の反応が予想外だったのだろう。自分でもそう思う。
 だって、普通ならここで「はいはい」と従うのがセオリー、いつものパターン。
 ハルヒの表情が親に怒鳴られた子供みたいにしゅんとなる。
 俺はと言うと、どういうわけか気分が高揚してきた。主導権がこちらに傾きかけていた。
329名無しさん@ピンキー:04/06/02 22:52 ID:ToalC9np
蜩を弄ぶ多鹿をきぼん
330部室にて その3:04/06/02 22:52 ID:l3mHPW4p
「……だ、だいたいやる気が感じられないのよ。いつもいつも、ボーッとしちゃって。
ちょっと、キョン? 聞いてるの?」
 すぐにハルヒは勢いよく捲し立て反撃に出たが、変化のない俺の表情に気づいたのか
黙り込んでしまった。苦笑を浮かべ、ハルヒに近づく。ハルヒはパイプ椅子に座ったまま動かない。
「いつも考えてたよ」
「……な、なにをよ」
「どうしたら、上手い具合に収まるかをだ」
 奇行に走るハルヒ。それを阻止しろと煽る部員三名。
 えらい板ばさみだな。普通、こんな面倒な役回りを引き受ける酔狂な奴はいない。
「どうしてだと思う?」
 強気で問う。
「…………」
「どうしてだと思う?」
 黙殺するハルヒに二度問う。
「……一体、何の話をしてるのよ?」
「俺がお前の命令に従う理由」
「……ふ、ふんっ! あんたがマゾだからでしょ!」
 明らかに気負いしながらもどうにかいつもの調子で喋り出す。
 まるでいつもの展開に流れを戻そうとする思惑でもあるかのように――しかし、ハルヒの顔から
は焦りが見て取れた。
331部室にて その4:04/06/02 22:54 ID:l3mHPW4p
「違うよ」
「…………」
「お前がいるからだよ」
 抑揚なく言ってのけると、ハルヒの表情は途端に豹変した。
 恐れているような、戸惑っているような、雑多に混在する感情でごったがえしているように――。
 まるで金縛りにでもあったかのように、身動きの取れないハルヒの肩を両手で掴む。
 許可なしに口を塞いでしまう。
「……んんん!?」
 乱暴に抱擁し、そのまま唾液を流し込んでやる。
 さて、そろそろ殴られる頃か。そんな予感を覚悟し、身を離すとハルヒは恍惚とした表情でこちらを見ていた。
 うっとりしちゃってるな。
 思わぬ展開に悩む。
 冗談のつもりだったんだ。悪ノリしすぎた、すまん謝る、助けてくれー。っと、言うつもりだったんだけど、
ハルヒは気の抜けた表情で椅子から滑り落ちた。
 慌てて支えるとハルヒが耳元で何か呟いた。怒っているわけでもなく、泣いているわけでもなく、何故か
ハルヒは俺に謝った。ごめんなさい、と。
 謝られるような覚えはまるでない。いや、あるにはある。
 けど、それをハルヒが認めるなんて一体、どういう夢だこれは? ていうか、また夢ですか?
 分析中――。
 つまり、いいように俺を扱き使うハルヒにも一応、罪悪感はあったんだな。別の感情かもしれないけど。
 このまま部室から逃げ出そうとも思うが、無意識のうちにハルヒを逃がさんと両腕で捕まえていた。
 ハルヒは逃げも隠れもせず、為すがままに俺の腕の中におさまる。二人で床に座り込む。
 後ろから抱きすくめると、香りの良いシャンプーの匂いが鼻を刺激した。
 空気が振動する。耳鳴りがする。窓の外で蝉が鳴きだす。
 ハルヒの抱き心地はその辺の抱き枕なんて比較にならないほど柔らかく、めちゃくちゃ心が落ち着いた。
 やや時間が流れ、よく分からない密着状態の中でハルヒが神妙に呟く。
332部室にて その5:04/06/02 22:55 ID:l3mHPW4p
「……ねえ……するの?」
 胸の奥で何かが弾け飛ぶ、音を立てて。これは、同意したと見てよろしいか?
 思うが瞬間、ハルヒを床に押し倒していた。
 部室のねっとりとした空気の中、制服姿のハルヒが仰向けで寝ている。これだけで、もう現実にはありえない
展開なのだが――まさかハルヒの願望が反映しているとか? そんなわけないか。すぐにそう結論付けた。
「……あ……んん! やだ、何してるの?」
 パンツの中に顔を潜ませています。隊長、素晴らしい世界が広がっています! 隊長って誰だよ(ノリツッコミ)。
 舐めて、吸って、また舐めて、そんな行為を十度繰り返す。
「ん……はぁぁ……ふぁぁぁ!!」
 ハルヒの両足が俺の体を固定する。身動きが取れない。けど、俺は行為を続ける。
 下着をするっと下ろして足にひっかけたまま、スカートをたくしあげる。
 セーラー服の上を剥いでブラジャーを外さず、これもたくしあげる。そして、胸を吸い上げていく。
「だめぇ、そんな……あんっ……はぁぁぁ……ふぁぁっ!!」
 おねだりするハルヒが可愛くて唇を何度も愛撫する。
 そろそろ頃合いだろうか。
 かちゃかちゃとベルトを外す音に、ハルヒがきょとんとした顔で現実的な作業に没頭する生々しい俺の姿を見つめ、
ズボンを脱いで出てきたこれまた生々しいモノを見つめ、ぎょっとして顔を逸らす。
 免疫なさそー。
 入学当初は男子生徒にもてはやされていたハルヒも、今はただの変人女として学校中に認知されているわけで、
こんな女に近づく俺はやっぱり、変わってるのかもしれない。
 何やってんだろうね、俺は。
 ざわつく心を鎮めるためにハルヒの体にむしゃぶりつく。よく分からないがこれでいい。
333部室にて その6:04/06/02 22:55 ID:l3mHPW4p
「いいか?」
「……うん……お願い」
 こんな言われちゃやるしかないわけで、
「……くっ……ううううあああぁぁぁぁ!!」
 情け容赦なく一気に貫いた。ハルヒは痛いなどとは決して言わないが、滴る赤い液体を見るに――
どう考えても痛いに決まっている。床に赤い鮮血がぽたりと零れ落ちた。
「あっ……あっ……あっ……あっ……あぁぁぁん!!」
 一定のリズムで挿入を開始するとハルヒは断続的に喘ぎ、ひとたび強く突けば、泣き叫ぶように声
を上げる。しかし、そのうち徐々に声色にも変化が訪れる。
「……あぁぁぁ!! あん、あん、あん……んあぁぁ!! もっと……強くしていいから」
「なあ、ハルヒ……はぁはぁ……今、誰か来たらどうする?」
「……えっ!? あん!! や、ちょっと……あああぁぁぁぁ!!」
 ちょっとした悪戯心に火がつく。
「朝比奈さんが来るかもしれないな。長門なんか、隙間から覗いてんじゃないのか?」
「やだ……やだぁ!! ちょっとキョン、放して……んあああああぁぁぁ!!」
 やっと我に返ったのかハルヒが慌てる。
334部室にて その7:04/06/02 22:56 ID:l3mHPW4p
「焦るなって。もうすぐ、イクから」
 どうせ、誰も来やしない。ハルヒが来て欲しくないと考えさえすれば、俺としては安全だ。
 未だに胡散臭いとは思っているが、ハルヒの願望は高確率で再現される。だから、誰も来ない。この部室には。
「あああああっ!! やだぁ、なんか……来る……なに……これ……んあああっ!!」
「イクのか……?」
「……イク? ……うん、イク……もう、もう私……イク!!」
 ハルヒが腰をひくひくと揺らす。俺もハルヒの腰を掴み、出し入れのテンポを上げていく。
 フィニッシュに向けて乱暴に体を揺るってモノを奥へ差し込む。
「んあああああっ!! だめ……もう、イクイクイク……イクゥゥゥゥ!!」
 搾り取るような収縮。膣が俺のモノを強く締め付ける。
 ――ドクゥ!! ドクゥ!!
 膣で吐き出される精液、やばいと思って抜くが殆ど膣で出していた。
 ねばっこい残滓がハルヒのスカートの上にポタリポタリと滴り落ちた。
 ハルヒは俺の体を離すまいとしがみ付いてはぁはぁと声を荒げる。
335部室にて その8:04/06/02 22:57 ID:l3mHPW4p
「大丈夫だったか?」
「……死刑」
 うげ、なんかいつもの調子に……。
「……あんた、この私に膣出しをしたのよ? そこんとこ、判ってんの?」
 声がでかい。隣の部は何部だったっけな。
 ハルヒは俺にここまでやられたわけで、もう恐れるものは何もない状態になっているわけで……。
 ハルヒは施錠時間になるまで、俺に罵声を浴びせ続けた。
「……あんたは一生、私の奴隷よ」
 帰り際にそんな意味深なことを言い残し去っていった。その時のハルヒの表情は、悪意の抜けきった覇気の足りない、
だけどちょっと可愛い顔をしていた。
 明日、全員が揃った部室であいつが俺にどのような態度で接するか見物だ。
 ……まあ、どう考えても危ういのは俺の方だが、実は携帯カメラで写真を撮っておいたので脅迫されたらこいつを
突き出してやれば問題ないだろう。うあ、俺は鬼畜ゲームの主人公ですか。
 何はともあれ、これぐらいじゃあハルヒも部の活動方針を考え直したりしないわな。
 逆に、今まで以上の奇行に走る可能性は否定できない。
 ま、ハルヒのあんな表情が見れたことだし、いいことにしよう。
 いや、いいんだって。

 −The End−
336326:04/06/02 23:00 ID:l3mHPW4p
最初の改行してなくてスマソ。
シチュエーションに関してはありきたりだと思いますが
この二人はこういう微妙な関係が理想系だなぁ。
と、また何か思いついたら書きます。以上。
337名無しさん@ピンキー:04/06/02 23:02 ID:GLhqdl02
GJ!
リアルタイムで読んでました。
隊長、素晴らしいSSでした! 隊長って誰だよ(ノリツッコミの上パクリ)。
338329:04/06/02 23:12 ID:ToalC9np
割り込んですみません。
そして326氏グッジョブ!!
普段とヤる時ギャップがいいですねえ。
339名無しさん@ピンキー:04/06/03 02:49 ID:4ZiAjK0v
>>326
GJ!
写真撮ってたんかいw
>>329
多鹿は真琴ほどじゃないにしろ、台詞が難しいです・・・
340名無しさん@ピンキー:04/06/03 13:48 ID:R/r2F4tQ
しおらしくなったハルヒがツボにはまりまくり
341名無しさん@ピンキー:04/06/04 18:03 ID:pptbt6yS
そうだ!
普段は強気一辺倒なハルヒが弱気になる、それだけで萌える!
342名無しさん@ピンキー:04/06/04 20:41 ID:7XguqTOT
うむ!
それは真琴にも言えるぞ!
343名無しさん@ピンキー:04/06/07 22:55 ID:0+7GXS14
age
344名無しさん@ピンキー:04/06/10 13:18 ID:khiqfjsW
保守だっ!
345名無しさん@ピンキー:04/06/11 17:06 ID:2kc+f64+
急に閑散としてきたな
神乞い神乞い
346名無しさん@ピンキー:04/06/12 02:01 ID:/xm5/9yC
んじゃネタ

ラ抜きスレにてハルヒのSSが投下されてる
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079917442/
>>330あたりから
347名無しさん@ピンキー:04/06/12 10:47 ID:PcaeB2UX
おお、情報サンクス。
漏れの中のみくる分補給完了でつ
348名無しさん@ピンキー:04/06/12 12:06 ID:vi3R8Mf9
そこの神たまに転載or続編書いてもらいたいねー
(もしかしてここみてる?)
シャミセンに全身を舐められて悶えるハルヒ
「なかなかよい感度しとるのー娘っ子や」

突然身体機能が停止した長門の体をまさぐる。
まさぐっているうちに長門は、復活するがそのままだまってさわられている。

うーこれ以上思いつかん
349名無しさん@ピンキー:04/06/13 05:16 ID:yKWDi/Sm
>>348
見てたらこっちに投下しそうな気がする。

っていうか、その素晴らしい妄想をお前が書き起こせ
このエロ野郎!!(・∀・)
350326:04/06/15 19:27 ID:gsP7Lsp4
閑散としてますね。
キョン×ハルヒでまた何か一つ書こうかなー
とか思ったんですが……前の続きだけど。
人いないのかな(´・ω・`)
351名無しさん@ピンキー:04/06/15 20:04 ID:JcH5QQlJ
>>350
います!みんな神の出現を静かに待っているんだよ
352名無しさん@ピンキー:04/06/15 20:11 ID:huSxFakC
>>350
静かに待っておるんです!
353名無しさん@ピンキー:04/06/15 20:24 ID:xFuqIjxr
いやここに一人いますよー。
キョン×ハルヒは大好きですよー。
354名無しさん@ピンキー:04/06/15 21:59 ID:aOvbB4hN
前回の続き…(・▽・)!!
激しく読みたいです!!
355名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:26 ID:bmKXg5aC
ハルヒ×キョンといえばキョンの背中をシャーペンでつんつんとつっつくハルヒに萌える。
356名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:31 ID:Qsv4jMLK
>>350
ぜひ、おねがいしやす!
357326:04/06/16 00:32 ID:txe3c7EA
では、日曜日ぐらいを目標に書いてみようかのー(´ω`)
次は教室・体操着とかそんなこんなの。
358名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:49 ID:8aQl8qyU
着替えのときですね!期待
359名無しさん@ピンキー:04/06/16 10:31 ID:bmKXg5aC
なぬ!教室で体操着ですと!当然ブルマなんでしょうな。
対朝倉戦のように教室が異界空間になってるんですな。そこには、ハルヒの想像力が生み出した玩具がそこかしこに…
朝比奈「うゎあなんかおもしろそ…ふぇ私なんかへそだしちゃってます。」
いきなりチアガール姿にかわった朝比奈さんが自分の服をみて驚く。
古「さすが涼宮さん。彼女にとっては、朝比奈さんは、おもちゃなんですね。」
鼻眼鏡をかけた古泉が関心する。
長「…教室は、彼女に支配された。彼女が満足するまでこの状態は、つづく」
扉をあけて逃げるキョン。なにかやわらかいものにぶつかってとまった。
ハ「キョン!なんであんたが外からくるの?」
長「だから逃げられないといった」


私のコネタは、軽く流してください。SSというケーキを食べるための紅茶です。
ハルヒは、男子がいても気にせず着替えだす人!期待 期待
360名無しさん@ピンキー:04/06/17 00:02 ID:oDgC9FEy
ところでハルヒシリーズって
「」が付くときと付かないときとあって読みづらいなぁと思うの俺だけ?
361名無しさん@ピンキー:04/06/17 00:30 ID:iQnNil9s
キョンは大体思っていることも言葉に出しているんでしょう。
362名無しさん@ピンキー:04/06/17 08:02 ID:EyPFIr/q
なるほど、サンクス
363名無しさん@ピンキー:04/06/19 17:28 ID:01rf2dRz
もうそろそろ
364326:04/06/19 23:34 ID:u0F7QOBy
意外に早く書けたのでうpします。
前の続きですので327からのを読んだほうが解かりやすいかと。
もちろん、キョン×ハルヒです。
365教室にて その1:04/06/19 23:36 ID:u0F7QOBy
 俺は常々思っていた。周囲の目を気にしないということは、周囲の人間を人間だと認識
していない証拠なんだと。それこそイモかカボチャ程度の認識。
 数学の授業がもうすぐ終わる。次の体育で午前中、最後の授業となるわけだが、俺た
ち男子はこの授業が終わると同時に隣のクラスに走らなければならない。
 ハルヒが服を脱ぎ出すからだ。ストリップ嬢ですか。
 しかし、毎度の事とはいえ面倒だ。本来、遣う必要のない気を遣わなければならないん
だからな。このクラスにいると過度に神経をすり減らしてしまう。もとい、ハルヒの側にいる
とだな。
 だが、ここに秘策があった。数日前に撮影したハルヒの大股開きの画像だ。俺はこいつ
をパソコンに転送して印刷して大事に家で保管している。もちろん、携帯にも保存したまま
だ。と、脅迫するわけではないんだが、ハルヒに何らかのリアクションを期待しているのは
確かだ。あれから数日が経っているが、今のところ目立った変化は見られない。
 チャイムが鳴り、教師が慌てて話をまとめ、そそくさと出て行く。一般的なクラスであれば、
ここで生温い空気が流れ出すのだが、俺たちのクラスは今こそピリピリしている。
366教室にて その2:04/06/19 23:37 ID:u0F7QOBy
「なあ」
 俺はやおら振り返りハルヒに話しかけた。
「……なによ?」
 ハルヒは体操着の入った可愛らしい袋を手にしたところだった。こいつは、その内面の突飛
さを考慮しなければルックスに関しては文句なしだ。あまりじっと見ているとこちらも緊張してくる。
「男子が出るまで着替えるな。少しは待ってくれてもいいだろ?」
「そんなの私が知るわけないでしょう? キョンの指図は受けないわよ」
 相変わらずの毒舌だ。
 ハルヒがセーラー服を脱ごうとするので、俺はハルヒの耳元でこう囁いた。
「あの時の写真、よく撮れてるぜ?」
 ハルヒの顔が強張り手を止める。その後、
「……さ、さっさと行きなさいよ」
 それだけ言うとハルヒは、自席に踏ん反り返った。
367教室にて その3:04/06/19 23:37 ID:u0F7QOBy
「一体、どんな魔法を使ったんだ?」
 教室を出て谷口が感心したように言った。
「まさか脅迫でもしてるんじゃないだろうな?」
 国木田がまさに真実を言い当てる。俺はそんな二人に笑いかけながら、
「あいつを脅迫って、どうすりゃ実現するんだよ?」
 そう言うと二人とも「そりゃそうだ」と首を縦にふり納得していた。
 写真のことを仄めかしてやるとハルヒは存外、反論しなかった。
 俺の予想では「勝手にすれば?」とか「やれるものならやってみれば?」みたいな強気な
構えを期待していたのだが、ハルヒは俺の脅迫に恐れをなしたのだ。
 羞恥心の欠片も見られないあいつがである。
 奇妙に感じながらも俺は、その違和感の正体を掴めなかった。
368教室にて その4:04/06/19 23:38 ID:u0F7QOBy
 放課後――部室で朝比奈さんの入れたお茶をすすっていると、ノックの後にドアが
開いて、剥きだしの白い歯を煌かせながら古泉が入ってきた。ちなみに、長門は部室
の片隅で広辞苑みたいに分厚い本を異常なまでのスピードで読んでいる。
 ページのめくられる間隔がどうにもうそ臭い。
「あれ? 涼宮さんは?」
 朝比奈さんに手渡された湯飲みを「どうも」と受け取り古泉が俺の隣まで歩いてきた。
「さあね」
 部室に行こう、と誘うと「一人でいけば?」と冷たくあしらわれた俺は一人でこの部室
を訪れていた。
「あ……そういえば、最近の涼宮さんって変なんですよねぇ」
 朝比奈さんが指を口元に当てながら思い出したように呟いた。
「また何か企んでいるのでしょうか?」
 古泉が唸りながら考え込む。
「長門はどう思う?」
 俺が訊くと、隅っこでじっと身動き一つしない長門がロボットのように頭だけを上げた。
「……特にイレギュラーは見られない。いたって平穏」
 それだけ言うと再び何千ページあるかも判らないハードカバーに視線を落とした。
「ちょっと教室見てきます」
「そうですか? じゃあ、お願いしますね、キョン君」
 微笑む朝比奈さん。いつだって彼女は可憐だ。
「くれぐれも、おかしなことは吹き込まないでくださいよ?」
 古泉に念を押された俺は部室を出る前にこう言ってやった。
「何があいつに影響を及ぼすのか、俺が知りたいぐらいだよ」
369教室にて その5:04/06/19 23:40 ID:u0F7QOBy
 窓の外には赤い空。薄い青と薄い赤が曖昧な色合いで重なり合っていた。それなりに
時間が経っていたので廊下にはもはや人の気配はなくなっていた。
「おい、何やってんだ?」
 ハルヒは自分の席に座り、肩肘をついて窓の外を眺めていた。どこかの少女漫画の
主人公みたいなセンチメンタルな後ろ姿――だが振り返ると仏頂面のハルヒ。
 俺が脳内に構築した儚い少女のイメージは僅かな時間で崩れ去った。
「部室に顔も見せないで何やってんだ? 白馬の王子様でも待ってんのか?」
 ハルヒは「馬鹿じゃない」と冷たくに言い放ち、席を立った。乱暴に鞄を掴み、歩き出そ
うとしたので俺はハルヒの腕を掴んだ。
「……なによ……ううんんん!?」
 教室内には俺たちしかいないわけで……だから、心の表面がぞくりと震えた瞬間、
ハルヒのやかましい口を塞いでいた。こういう感情を何と言うのだろうか。ともかく、舌を
捻じ込み、逃げ出そうとするハルヒの体を両手で掴んで抱え込んで、同じように逃げ出す
ハルヒの舌を自分の舌でからめとる。
「……ん……ん……ふあぁぁん……」
 解放してやるとハルヒは床にへたれこんだ。
 いけない。またやってしまった。
 だけど、衝動的に体が動いてしまうんだ。それにハルヒだって嫌がってなかったし。
370教室にて その6:04/06/19 23:40 ID:u0F7QOBy
「……どうして……こんなことするの?」
 おかしな質問だと思った。ハルヒの表情にはまだ余裕みたいなものが残っていた。
 思えば、冗談から始まったような気がする。
 けど、それに乗じたハルヒが今更何を言っているのやら。
「とりあえず、体操着を着てくれ。話はそれからだ」
「……何言ってんの? 気でも狂った?」
「いいから、それ着ろよ。いつも平気で着替えてるだろ?」
「今、着替える必要なんてないでしょ」
 朝比奈さんには平気でコスプレさせるのにな。
「だいたい、こんなの着てどうしようっていうの?」
 ハルヒが袋から体操着を取り出し机の上にばらまいた。
 上は紺色のラインが入っただけのノーマルな作り、下はスパッツだ。
「着たままやるに決まってるだろ?」
「……や、やるって……そ、その……って何言わせる気よ!」
 言わせようとした覚えはないぞ。勝手に暴走するなよ。
371教室にて その7:04/06/19 23:41 ID:u0F7QOBy
「四の五の言わずに着替えてくれ。こっちも暇じゃないんだ」
 ズボンから一枚の写真を取り出す。密かに携帯してたりする。
「……卑怯者!」
 何とでも言ってくれ。
 俺は口を閉ざし、黙殺を決め込んだ。
 徐々に無言の圧力が効果を発揮し出す。ハルヒは今にも逃げ出しそうな弱気な表情
で――しかし、体操着に手をかけた。こちらを上目遣いに見ている。
 これだ……この表情が見たかったんだ。ハルヒに対して覚えるこの優越感がたまらない。
 ハルヒを屈服させることが、これほどの快感を伴うなんてな。この前の部室での一件で
感じた、背筋のゾクゾクする感情の正体はこれだったのだ。
「ん?」
 ハルヒがスカートを穿いたままスパッツに手を伸ばそうとしたので、俺は片手でそれを
制止した。ハルヒはこちらを睨んで「……何よ?」と低い声で呟いた。
 着替える作業に没頭する余り、自分の立場を忘れてしまったようだ。
「スカートをちゃんと脱いでから穿けよ」
「……わ、わかったわよ……」
 俺の言葉に従うハルヒの表情はまるで捨てられた猫のように悲壮感に満ちていた。
 スカートがするりと床に落ちる。
372教室にて その8:04/06/19 23:42 ID:u0F7QOBy
「白だな」
 俺はどこかのマンガの主人公みたいなセリフを吐いた。ハルヒの顔が赤く染まる。
ついでに上も脱ぐように命令する。下着姿+黒ハイソというマニアックな格好になった
ハルヒは俺の次なる命令を待っているようだった。
 窓の外でカキーンという金属音が響いた。野球部の掛け声も教室まで届く。
 とりあえず体操着を装着させた。そう、装着なんだ。
「よし」
 放課後の教室に体操着姿の女子高生。もう、これ以上のシチュエーションはあるまい。
しかも、こちらの命令どおりに動くのだから信じられない話だ。
 考えてみれば妙だった。目の前で繰り広げられる現実が脅迫の恩恵だとは到底思えない。
ハルヒならこの程度の辱め、なんとも思わないはずだから。どういう思惑があるのだろうか?
それとも単に何も考えていないだけ? 答えはどこにもなかった。
 余計な思考を排除し、ハルヒに手を伸ばす。俺は椅子に座ってハルヒをそのまま招き寄せた。
ハルヒが俺の膝の上に乗っかり、またがる格好になる。お互い向き合った状態でさらに密着する。
 そこで重大なことに気づく。
 Q:スパッツでどうやって挿入すればいいのデショウカ?
 どこからか片言の外人が俺に質問を投げかける。
 ふむ、確かにスパッツでは挿入が難しい。うちの学校のスパッツは膝まであるから、俺の
モノをそこから挿入したって絶対に届かない(つーか、物理的に不可能だ)。
373教室にて その9:04/06/19 23:43 ID:u0F7QOBy
 しばしの勘考――だが、難局打開の妙案は浮かばない。
 ハサミで切ると後々困ったことになるし(やけに現実思考)、かといって俺の息子は、
これ以上の成長は期待できない。
 ……ああ、閃いたぞ。
 A:そこでブルマーですよ。
 どこぞの掲示板風にグッドアイデアが浮かぶ。
 確か、谷口の野郎がブルマーを所持していたはずだ。しかも、俺はその隠し場所さえも
知っている。谷口は馬鹿なので、不用意にも自分のロッカーにそれを仕舞っている。
 俺は素早く谷口のロッカーを漁った。鍵も机の中にあったので拝借。
 え? やけに強引な展開だって? まあ、気にするなって。
「……そ、それ……」
 ハルヒが驚愕の表情を浮かべ、俺が右手に持つブルマーを見つめていた。
「よろしく」
 万遍の笑みを浮かべそう頼んだ。ハルヒは青い顔でこくりと頷いた。逆に不気味に映った
らしい。結果オーライだ(ブルマーの妄想にふけってニヤけていただけなのだが)。
 ――選手の交代をお知らせいたします。スパッツに代わりましてブルマー、ブルマー。
 俺の頭の中だけで木霊する選手交代を告げるコール。
 ここまで来たら、やるところまでやるしかない。
374教室にて その10:04/06/19 23:44 ID:u0F7QOBy
 再びハルヒの体を持ち上げ、膝の上に持ってくる。
 腕の中にすっぽりおさまるハルヒは目を細めてこちらを見上げていた。体操着越しでも、
体の起伏が分かる。
 こいつの穴は俺のモノを挿入するためにあるのではなかろうか?
 そんなとち狂ったエゴと支配欲が俺を操作する。
 体を一度持ち上げ、ブルマーの隙間から挿入を試みようとする。
 あ、前戯なしだけど――ま、いいか。
「……あ、ちょっと、まって……!」
「なに?」
 止まる。そのままの体勢でハルヒに訊くと、
「きょ、きょうはやっぱり……」
 今更、拒否? どういう了見だ?
 ……いや、待てよ。
 俺は一旦ハルヒを椅子から降ろし、立ち上がった。その椅子にハルヒを座らせる。
 さらに、無理矢理足を開かせる。
 その開けた空間に俺は突撃した。竹やりを持った日本兵のごとく!
「……きゃ……なにっ!?」
 股間を調査する。すぐに判明した。
 隊長、タンポンを発見しました!
 心の隊長が親指を立てて俺に向かってウィンクしたように思えた。
375教室にて その11:04/06/19 23:45 ID:u0F7QOBy
「……だ……から、嫌だって……」
 ハルヒがマジ泣きしそうだ。さすがのハルヒも男に生理的な(つーか、生理だけどな)一面を見られたことに対するショックは大きいらしい。
 そりゃそうだ。俺だって、誰かにオナニー覗かれたら死にたくなるだろうし。
「白けたな」
 そう呟くと曇っていたハルヒの表情が僅かに晴れたような気がして――だから、
俺は再び思考を歪めた。
 歪め、閃き、歩み、微笑みかけた。
「なあ、ハルヒ……これさ、途中で切ったらどうなるか知ってるか?」
「……え? 途中って……なに……を?」
「だから、これ」
 ひょっこり顔を出すタンポンの先――つまり紐の部分。
「これさ、切ったら面白いことになるんだよなー」
 引き抜くために必要なこいつを途中で切ると――。
「……だ、だめ! そんなことしたら……」
 自力じゃ抜けなくなるんだよ。病院に行って「タンポン抜いてください」ってな羽目になる。
 想像しただけで笑える。
「冗談だよ。けど……それじゃあ尚更、つまんねーよな?」
 ハルヒの耳に手を伸ばす。そのまま指を滑らせ頬を撫でる。
376教室にて その12:04/06/19 23:46 ID:u0F7QOBy
「ど、どうすればいいの……?」
 逃げることも選択肢の一つにあるというのに、ハルヒはそれを実行しようともせず、
ただ俺からの言葉を律儀にも待っている。
「後ろで」
「……う、う、うしろで!?」
 こいつ一言で意味を察しやがった。わりと性知識は蓄えているのかもしれない。
「ば、ばかじゃないの! そんなこと出来るわけじゃないでしょう!」
「……するんだよ」
「――んんんん!?」
 唇を強引に塞ぎ、舌も捻じ込む。唾液を交換し合いながら、ハルヒを窒息させる
ぐらいの心持で数分間、夕暮れの教室で貪りあう。
 至福の時とはまさに今、この瞬間だろう。
 それにしても、俺ってだいぶキャラ変わってきたな。ま、その辺は気にするなよ。
 後背位でやることに決めた俺は、ハルヒを机に覆いかぶせ、尻をこちらに向けさせた。
ブルマーを剥いで下着も剥いで、おもむろに挿入を開始する。
「……い、いったああああぃ!! ちょっと、やっぱり……むり……だって……」
 あー、前戯してねー。やはりというべきか不都合が生じた。
 止める。代わりに人差し指を突っ込む。一本ぐらいなら平気そうだ。
「……あっ……なんか……変な感じ……」
 そりゃ変だろ。アナルだし。
377教室にて その13:04/06/19 23:46 ID:u0F7QOBy
 徐々に馴染んできたようなので中指を追加してみる。ハルヒは体が柔らかいのか抵抗感が薄い気がする。他の女がどうなのかは知らないけど。
「……あっ……あっ……あっ……ああああっ……イク!!」
 一際高い声で絶叫したハルヒは――どうやらイったらしい。
「うわ、マジで? もう? しかも、尻でイった?」
 薄ら笑いを浮かべながらハルヒに訊くが、気が高ぶっているのか、荒い息を教室中に
響かせながら、もはや机に突っ伏した。
「……へばるな、これからが本番だぞ」
 床に垂れる愛液と紅い雫が生々しい。俺はハルヒを机の上に仰向けに寝かせた。
 ちょっと微妙に位置は違うが狙いを定めて挿入開始。
「……あぅ……ん……ん……はぁぁぁっ!!」
「今日は……誰も来なきゃ……いいけどな……」
 部室に置いてきた三人が気掛かりだった。一応、ハルヒは監視されている身だし、俺も
要注意人物らしいからな。あれから三十分は経過している。施錠のため見回りに来る教師
だっているかもしれない。ま、関係ないけどなぁぁ!!(壊れ気味)。
「……あんあんあんあぁぁあんっ!!」
「そろそろか……?」
「……う、うん……お尻で……お尻でイっちゃうー!!」
378教室にて その14:04/06/19 23:48 ID:u0F7QOBy
 パンパンと肉のぶつかる音が俺の興奮をさらに高める。
 ハルヒの妖艶な絶叫は隣のクラスどころか、学校中に響き渡っているのではなかろうかと
心配になるほどだったが、その艶かしい声がまた俺を勢いづけさせる。
「あっ……あっ……あっ!! イクイクイクイクゥーーー!! イクゥゥゥ!!」
 どうやら先に絶頂に達したらしい。ちなみに俺はまだだ。さらに畳み掛けていく。
「……キョン……私、もう……ああああ……また……またイクぅぅ!!」
 ハルヒはイった直後で敏感になっているのか、すぐにまた絶頂に向かう。
「……そ、そろそろだ!」
「あっあっあっ……イクイクイク……イックゥゥゥゥ!!」
 白濁液を注ぎ込む。止め処ないその勢いにハルヒが体を震えさせ同時に何度も達する。
 ハルヒの腕がぎゅうっと強まる。暑苦しいが悪い気分ではない。
 だが――理性が遠のくと、急に罪悪感が立ち込めてきた。
 これが俺の望んだことなのか、と。
 ハルヒが制服姿に戻る。
 日常が戻ってくる。
「……私、帰るね」
 表情は暗くもないが明るくもなく、一言で表現するならば無いと言ったほうが正解だろう。
 去っていくハルヒ、その背中がやけに寂しく思えた。
 誰もいなくなった教室で自分の奇行を思い返し、何故ハルヒが怒りも泣きも笑いもしな
かったのか、それを考えた。けど、答えは見つからない。
 ここにハルヒがいないからだ。

 −たぶん続く−
379326:04/06/19 23:49 ID:u0F7QOBy
続きを欲する声があれば書きます。
書くとしたらあと二話ぐらいになります。
以上、何かあったらどうぞ。
380名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:27 ID:aExxKV32
326さん、夕暮れの教室で体操服プレイ、良かですよ!
タンポン見られて嫌がるハルヒがしおらしくて萌え。
勿論続きキボンしますとも、ええ。
381名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:29 ID:YHnJMULM
乙、そしてGJ。
やはりキョン×ハルヒはイイ!
続きも楽しみにしています。



――選手の交代をお知らせいたします。スパッツに代わりましてブルマー、ブルマー。
もうサイコー
382名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:05 ID:WGlIZzsw
部室、教室と続いたら次は”自室”かな?

そういえばハルヒの家族に関する記述ってあったっけ?
383名無しさん@ピンキー:04/06/20 12:12 ID:er4s3zbL
326さん、GJです!
続編希望しています!
384名無しさん@ピンキー:04/06/20 22:27 ID:W/uP8309
そんなことより、聞いてくれよ>>1
このあいだ、学校の文芸部に行ったんです。文芸部。
そしたら部屋の中が騒がしかったんです。
で、よく聞いたらなんか「や、やめてくださぁ〜い」と甘い声が聞こえてくるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、俺が居ない時に美味しいことじゃねーよ、ボケが。
炉利で巨乳だそ、炉利で巨乳。
なんか興奮して服を脱がせてるんですよ。お前も同じ女だろ。おめでてーな。
「私の言うことを聞いていればいいのよ!」、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前な、ニヤケ面超能力者やるからその役を交代しろと。
文芸部ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
無口な美少女宇宙人とメイドちっくな未来人が、主人公に対しいつでも奉仕する、
忠実でエロ、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。我侭女は、すっこんでろ。
で、やっと終わったかと思ったら、我侭女が、次は何着せようか、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、コスプレだけなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、何着せようか、だ。
お前は本当に先輩の価値を分かっているのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、コスプレ見たいだけちゃうんかと。
エロ通の俺から言わせてもらえば今、エロ通の間での最新流行はやっぱり、
コスプレをさせて、ご主人様へご奉仕、これだね。
様々な服を着せてデジカメに撮り、最後は奉仕させる。これが通のやり方。
エロいコスプレを視姦したあと、その素晴らしいボディを堪能する。これ。
で、ネットなどにそれらの行為を流す。これ最強。
しかしこれをすると自分の存在がこの世から消滅してしまう可能性がある、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
385名無しさん@ピンキー:04/06/20 22:28 ID:W/uP8309
「ええ、昨日の夜ネットを見ていたら、そのような書き込みを見つけたんです。
何か頭に引っかかって、明日キョンにでも聞いてみようかなと思いました。
しかし、当日キョンは学校に来ていなかったんです。いや『いなかった』んです。
誰に聞いても、そんな奴知らないっていうんです。その時恐怖を感じました。
もう、あれから一週間経ちます。キョンの記憶も薄れかけています。
でも、その方が幸せかもしれないと思っている今日この頃です」

国木田君の日記より



…正直スマソかった。
386名無しさん@ピンキー:04/06/20 22:47 ID:GWvt8me8
ワロタw
387326:04/06/21 01:07 ID:nH/zAxG9
>>380-383
皆さんどもです。
あと、気に入らないと部分なんかを指摘してくださると
割と嬉しいかも(むしろ罵倒してくれ←M)

>>384
確かに諸刃の剣だね。俺も気をつけよう(何をだ)

では、続きを書くことにします。
ところでカップリングで一番人気があるのって誰と誰だろ?
388名無しさん@ピンキー:04/06/21 03:56 ID:vwSkGYnS
>>ところでカップリングで一番人気があるのって誰と誰だろ?

個人的には長門×キョンで
389名無しさん@ピンキー:04/06/21 04:17 ID:0D5bHMY0
キョン&鶴屋のタッグでみくるたんを弄って欲しい
390名無しさん@ピンキー:04/06/21 07:25 ID:41V1kS8u
1番人気かどうかは知らないがキョン×みくるは加虐心をそそられる
391名無しさん@ピンキー:04/06/21 19:03 ID:OsjK6z23
>>382
家族の記述といえば子供の時に親父につれられて野球を見にいった時かな。
甲子園のナイターをイメージした。
ハルヒなら自室となると妄想するのは、オナry
392名無しさん@ピンキー:04/06/21 20:07 ID:yThvbP3I
個人的にキョン×ハルヒは好きだが。

あと、学校〜は佳由季×真琴。
393名無しさん@ピンキー:04/06/21 21:36 ID:YvOc6ZRB
>>392
漏れと嗜好がまったく同じだ
394名無しさん@ピンキー:04/06/21 22:16 ID:yThvbP3I
>>393
おまいは俺か。BかNか
395名無しさん@ピンキー:04/06/21 22:33 ID:YvOc6ZRB
>>394
俺はBだ
396名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:12 ID:FFstp3cQ
あとはNの登場を待つばかりか。
397名無しさん@ピンキー:04/06/22 01:59 ID:RJyiH3a1
ってことは俺がNか。
398名無しさん@ピンキー:04/06/22 04:04 ID:0XJcos+/
なんでみんな趣味が一緒なんだよ・・・
あ、でもオレは真琴×佳由季でもいいぞ。
399名無しさん@ピンキー:04/06/22 17:05 ID:DAt6bF3a
>>398
というか○○×○○とか言う順番とか深く考えてなかったよ。
要するにどっちも好きなんだ
400名無しさん@ピンキー:04/06/22 21:19 ID:afyeAkjG
佳由季×真琴が好きなの結構いるのね。

真琴×佳由季だと、1巻で言っていたように部屋に拉致してコトに及ぶのかな。
401名無しさん@ピンキー:04/06/23 21:50 ID:f7oZhGoS
誰か佳由季×真琴で書いて下さい。
402名無しさん@ピンキー:04/06/24 02:35 ID:4T0n8jy5
真琴×佳由季の気運が高まりつつあるな。ここはひとつ…。
403名無しさん@ピンキー:04/06/24 02:41 ID:tdUnW0NH
ここはひとつ?
404名無しさん@ピンキー:04/06/24 02:53 ID:4T0n8jy5
祈るしかない!




それか期待せずに待っていてくれ。
405名無しさん@ピンキー:04/06/24 03:00 ID:tdUnW0NH
>>404
祈る!そしていつまでも待つよ。
406名無しさん@ピンキー:04/06/24 20:54 ID:lLw0Rx0+
>>405
俺も祈る。そして待つ!




真琴×佳由季なのか。真琴攻めなのか。
いや、どっちでも良いのだが。
407名無しさん@ピンキー:04/06/27 19:39 ID:H0seGkYI
待つために、保守あげ
408名無しさん@ピンキー:04/06/27 22:31 ID:Z0sTzDqr
本スレで真琴論議が盛りあがっとる。
真琴スキーが多いんだな。
いや、漏れも好きなんだけど。
茉衣子もサナエたんももちろん好きだが。
409名無しさん@ピンキー:04/06/27 23:09 ID:vxoXD1KL
いつもの様に誘惑してたら佳由季が本気になってしまい内心動揺する真琴。

妄想するだけで書けん…… _| ̄|○
410名無しさん@ピンキー:04/06/28 00:49 ID:9Rw2vbbH
>>409
そのシチュ激しく萌える
411名無しさん@ピンキー:04/06/28 08:51 ID:aSGr437Z
”教室にて”の続きまだ〜〜〜?
412名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:30 ID:eNPwTR02
保守
413名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:38 ID:t962F4s/
期待age
414127っぽい人:04/07/02 22:55 ID:Eol0VHeu
  学校を出よう! LITTLE LOVE STORY

 あの第3EMP学園の全校生徒を巻き込んだ事件は、僕の妹の消滅という結末で
 幕を閉じた。その日以来、あの甘ったるい紅茶も、飛んでくる目覚まし時計も、
 常に頭の中に響いていた舌ッ足らずの声も一度になくなった。そう、僕はもう変
 な能力を持っていない、ただの高校生に戻ったのだ。
「……元から持ってなかったんだけどな」
 自分の考えに声を出して突っこむ。その行動に相打ちを打ったり、注意する声は
 聞こえなかった。
(これが普通なんだよな……流石に何年も有ったものがなくなると寂しいか)
 そうして、僕、高崎佳由季は特にする事もなく自室で過ごしていた。
「はぁ、急に事件が起き過ぎなんだよ……」
 整理する側にもなってくれ、そう呟いた。丁度その時、何者かの手によってドア
 が開かれた。もちろん、ノックも何もなしに。
「ちわーす、デリバリーでっす。宅配に来ちゃったよーん」
 真琴だった。まあ、ノックもせずに部屋に入ってくるのはこいつか、宮野くらい
 だろう。
「ノックくらいしろ、僕が取り込み中だったらどうするつもりだったんだ」
「取り込み中? もしかしてオナニー? そんならどんぞー、目の前でやってくんさい」
「バカか。そんな事言いに来たんだったら帰れ」
「ほんとは寂しいくせにー、あたしの前くらい素直になっちゃいなさいな」
 こいつの前では隠し事なんて出来ない。こいつの感応能力は一級品だ。
「そういう褒め言葉は口に出す。あたし以外にゃわかんないわよん」
 解って欲しくないんだけどな。と、考えてもダメだったか。僕は気持ちを切り替えた。
「で、一体何の用なんだ? こんなとこ、用件もなくこないだろ」
「せっかくの客人、飲み物だそうとか思わないの?」
「あいにく、こっちはお前を客とは思ってないんでね」
「そ。じゃ、本件。あんた、もう学校から出てもいいわよ」
「…そうだろうな」
415127っぽい人:04/07/02 22:56 ID:Eol0VHeu
 そう、僕はもうただの高校生なんだ。こんなとこに居なくても、外の普通の学校に
 編入できる。だが………
「若菜ちゃんが心配なんしょ?」
「………」
 僕は、返事をしなかった。それは、僕自身答えが解らなかったからだ。
「まあ、あんたら兄妹、異様なくらい仲いいかんね〜」
 確かに、妹(若菜の方だ)を一人残してここを去るというのもどうかと思う。
 だがそれ以上に何かが僕をこの学校に留める理由がある。それは、まだ僕には解らない。
「…そうだな」
 だから、そんな曖昧な答え方しか出来なかった。まあ、真琴の前で、考え事をしようものなら
「はぁ、あんた変な事考えすぎ。もっと楽にしないと死んじゃうわよん」
 と、考えてることに突っ込んでくる。放っといてくれ、僕は一人で考えたいんだ。
「じゃ、あたしの居ない時にしんさい。で、あんたは学校をまだ出ないの?」
「……まだ決めてない。」
 と言うよりも決めたくないと言う方が正しいかもしれない。
「ん〜。そっか、ま、いきなしだったかんね〜。ま、好きにしんさい」
「そうさせてもらう」
「じゃ、今日のところはこれで退散っと」
「ああ、早く出てけ」
「つれないわね〜、一人で寂しいくせに。なんならあたしがお春ちゃんのかわりしたげるわよ」
「はぁ。さっさと行ってくれ……」
 無理矢理の形で真琴を追い出した。これ以上あいつの顔なんか見たくなかったし。
416127っぽい人:04/07/02 22:57 ID:Eol0VHeu
 それからおよそ一時間。一応だが、今回の事件を頭の中で整理し終わった。
「一人で寂しいくせに、か…」
 真琴の言った事は間違いではない。確かに春奈が居なくなって、僕の周りは静かになった。
 それは普通の生活に戻った証なのだろうが、それはそれで何か寂しいものが僕の心にこびりついているのだ。
「…………」
 そして、何をどう思ったのか、僕は一つの結論に達した。
 ―――真琴の部屋に行ってみよう、と。

 真琴の居る場所は大抵ここ、自治会長室だ。下手すると、自室よりもここの方が居る時間が多いんじゃないか
 と思うくらい、ここにいる。
「ったく、何で僕はここに入ろうとしているんだ。せっかくの一人での自由時間なのに、この学校内で
 一番うるさいやつのところに行こうとしているなんて…」
 自分でも不思議だった。まるで、何かに引き寄せられるかのようにその部屋の中に入る。
「ん?どったの、ユキちゃん。やっぱりあたしの胸借りたくなった?いいわよ、貸してあげても」
「いや、そういうわけじゃ……」
「じゃ、あたしがあんたの胸を借りよっかな」
 真琴はそう言うと同時に僕の精神に侵入してくる。
「な!?」
 次の瞬間、もう僕は身体を自由に動かせなくなっていた。
「くくく。こ〜んなこともしちゃったりして」
 僕の手は、真琴の制服を脱がそうとしている。
「く…や、やめさせろ……」
 全力で腕を戻そうとするが、全く動かない。脳が指令の出し方を忘れたかのようだ。
「んー…じゃ、次いくわよん」
「は!?」
 もうすでに遅かった。次の瞬間、僕は……
 真琴の行動を全て目で追うようになってしまっていた。
「くくく」
 この変な笑い方も魅力的に聞こえる。この音が出てくる唇を奪いたくなってきた。
417127っぽい人:04/07/02 22:57 ID:Eol0VHeu
「ふふ、まだダメ。いくらあたしが魅力的だからっていきなりって言うのもどうかと思うわよ」
「そんなこと言っても僕をこうしたのはお前だろう」
「あら、まだ自覚あるん。今回はお春ちゃんのばりやー無いのにねぇ」
 そう、前回は春奈が精神防御をしていてくれたおかげで多少はしのげて(?)いたが、
 今回は普通の一般人である僕しか居ない。勝ち目は初めから無いのだ。
「っと、これは禁句だっけ? シスコンお兄ちゃん?」
「…うるさい」
 かなり汚染が進んだのだろう、真琴にそう言われても嬉しく感じてきてしまった。
「何? 声がちっこくて聞こえないわよ?」
 解って言っているんだろう。こんなやりとりはもうゴメンだ。
「はぁ、もう知らないからな」
 僕は、そう言い放つと真琴の唇を奪った。
「んん…ぷは、ずっとお春ちゃんと暮らしてたから溜まってんじゃないの?
 あ、お春ちゃんとそういう事してたんだっけ?」
 僕は答える代わりに彼女の服を脱がし始めた。
「んーんー、今日はそんな気分じゃないんよ。残念だけどここでお終い。はいさよなら」
 真琴がそう言って、僕に向けていた感応力を止めた。
 だが、僕の手は止まらずに真琴の服を脱がせていく。
「ちょ!? あんた、今日は終わり!」
 真琴がちょっとずつ焦ってきているのが解る。感応力なんて無い奴でも解るほどにまで。
「こんな気分にさせたのはお前だ。こうした責任はとってもらう」
 なんとかブラウスを脱がす事に成功し、今真琴はブラにスカートという姿。
「あ、あたしにこんな事してただで済むと思ってんの?」
 震えた声で言われて誰がびびるのだろうか。僕は気にせずにスカートに手をかける。
「ひっ」
 が、スカートを脱がさずにそのままショーツを脱がす。
「やっぱり変態…」
 もうあきらめたのか、見た目はいつも通り。
 何故か悔しかったので、いきなり胸を揉む事に。
418127っぽい人:04/07/02 22:58 ID:Eol0VHeu
「ひゃ! もう、ユキちゃん、そんなに焦んなくてもあたしは逃げないわよ」
 段々いつもの真琴に戻っていく。その事に安堵を覚えつつも悔しさは隠し切れなかった。
 だが、この状況にまだ混乱しているのか、真琴は僕の精神に干渉してこなかったようだ。
「…………」
「…………」
 突然に口数が減った。耳を澄ますと、真琴の息遣いが聞こえてくる。
 いつもより、少しばかり荒い気がする。通常の真琴の息なんてよく分からないが。
 時折、「んんぅ」とか「はふぅ」なんて声が聞こえたりもした。
「真琴……そろそろ、入れるぞ」
「せめてもっとロマンティックに言えないもんかしら。
 『愛しい真琴さま、どうぞ僕の卑しい肉棒をその中にお納めください』みたいな」
 ……それの何処がロマンティックなのだろう。
 返事をすると長引きそうなので無視してスカートをめくる。
 そして、僕のモノを真琴の入り口にあてる。
「…せめて何か反応欲しいなぁ。やっぱりあんたにはお春ちゃんが必要だわ」
 無視して挿入。が、思うように腰が進まない。苦労しつつも一番奥まで到着する事が出来た。
「はぁ…ユキちゃんの、結構おっきいわね」
「お前のなかもあったかいぞ」
 最初は馴染ませる為にゆっくりと動き始める。
「んん……なんか焦らされてる気がすんだけど」
 少しずつ腰の動きを速めていく。
「あぅ。んぅ。こ、こすれる…」
 ずんぱんずんぱんという音が聞こえてくるくらい、激しく出し入れできるようになった。
「ちょ、ゆ、ユキちゃん? きゅ、急にぃ、はげし!」
「こうされたかったんだろ? 僕をずっと誘っといてさ」
「んん、あん、も、もうちょっと、や、優しくぅ」
「十分感じてるくせに」
「こ、これでも、あたし、初めてなのよ」
419127っぽい人:04/07/02 22:59 ID:Eol0VHeu
「は!?」
 その言葉で僕は動きを止めた。
「ハァ…ハァ…だから、あたし、今脱バージン」
「いや、あのさ…膜、無かったし…」
「ああ、そんこと。いやぁ、まいっちゃったわよ、オナニーしすぎて自分で破っちゃうなんて」
「…………」
 僕は言葉をなくした。こいつ、本当に女か?
「失礼ね。あんた、誰の膣内に入れてるのか解ってる?」
「いや、それはそうなんだが」
「もう、あんたがそんなんだから、もう冷めちゃったわよ。ほら、しっかり動きんさい」
 …せっかくペース掴んだと思っていたのに。
 最終的にはしっかりとこいつのペースに乗せられるのか。
「ん、そうそう、しっかり動きなさいね」
 何か悔しい。だが、もう僕は限界に近いようだった。
「ちょ、い、いきなり…ペースぅ、あげすぎぃ」
 不意にペースが上がったからだろう。さっきよりも真琴が感じているような気がした。
 これなら、何とか先に果てる事はないだろう。
「あん、や、んん、あ、あたし、もう…」
「真琴……真琴!」
「ユキちゃん…」
420127っぽい人:04/07/02 23:00 ID:Eol0VHeu

 ―――数分後
「まっさか、そのまま膣に出すとはねぇ〜」
「……悪かった」
「え? 何? 聞こえないわよ」
 この性悪女。今日は僕が悪いが次に会った時にどうしてやろうか。
「ん〜、ユキちゃんをどうにかするのも楽しいかも」
 こいつの前で考え事をした僕がバカだった。
「はいはい、そういう事にしておきましょ。で、結局何の用?」
「これからの事なんだが」
「あんたもう一般人だかんね。お家に帰りたきゃ、帰っていいわよん」
「…なら、真琴のそばに居てもいいか?」
「は? あんた、正気? ……みたいね。頭ん中も全部その考え。急にどったの? どっかにぶつけた?」
「いや、こんな女世の中に放って行ける筈無いって思ったんだ」
「むか。そんな言い方って無いっしょ」
「そっか、悪い」
 そう言いつつ、俺たちはキスをした。
 終わりと始まり、二つの意味をこめて―――
                                     〜END〜


およそ2ヶ月ぶりに書きました。
それと言うのも学校シリーズ全制覇に時間掛かったから'`,、('∀`) '`,、
真琴の口調難しいです。取り合えず↑で我慢してください。
変なところは脳内変換ヨロシクですw
421名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:19 ID:YosVKxbt
>>420
God Job!
422名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:40 ID:aAeNCc4S
>>420
萌え!!
423269:04/07/03 00:46 ID:SAdSWtuG
>>420
(・∀・)イイ!!
424名無しさん@ピンキー:04/07/03 12:25 ID:Jj8Voa02
真琴可愛い〜。
やはりこういうのが萌えますな
GJ!!
425名無しさん@ピンキー:04/07/05 22:13 ID:nnuIF5iR
保守がてらにティッシュ置いておきますね

  _,,..i'"':,
  |\`、: i'、
  .\\`_',..-i
   .\|_,..-┘
426名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:41 ID:A4XISysG
最近誰も来ないな・・・・・・
427127っぽい人:04/07/08 23:19 ID:RoIA7754
今日中にレスくれた人で一番早い人のカップリングで
SS書いてみると言ってみる。
目標は月曜日完成で。
428名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:33 ID:ngH4kz/4
ハルヒ×キョン
ハルヒのほうから積極的にお願いします。

いけるか!?
429名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:33 ID:gZhbKKuE
佳由季と真琴(←既にあるだろ)
430名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:34 ID:ngH4kz/4
ああ、スマン429。
だがここは譲れないんだ。
431名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:56 ID:9NAek5fn
>>428
GJだ!
432名無しさん@ピンキー:04/07/09 00:54 ID:6dUxP28j
127氏頑張ってください。
433名無しさん@ピンキー:04/07/09 01:03 ID:aQG4AXan
>>428
ないす。
434名無しさん@ピンキー:04/07/09 01:04 ID:xiGnRxQP
>>428
ブラボー!
435429:04/07/09 21:22 ID:vvyd7gob
いやいや、俺はキョン×ハルヒも好きだからいいんだけど。
佳由季×真琴と迷ってた差かな。

>>427
がんがってください。
436127っぽい人:04/07/13 00:50 ID:JjqLVFAp
   涼宮ハルヒの要求

  夏の日差しが厳しい今日この頃。俺達SOS団は文芸部室でたむろしていた。
「ふ〜。やっと涼しくなってきたわね…。今年の太陽は元気すぎるんじゃない!?」
 と、団長ことハルヒ。うるさい、叫ぶな。また暑くなるだろうが。
「まあまあ。涼宮さんの気持ちはあなたもよく解っているでしょう?」
 それとこれとは問題が違う、口に出して言うと余計に暑くなるだろ?
「キョン! あんたの方がうるさいわよ! せっかく涼しくなって来たってのに
 また暑くなってくるじゃない!」
 …その言葉、そっくりそのままお前に返す。
「…………」
 その横で一人静かに読書を続ける長戸。お前には、暑いとかそういう感情も無いのか。
 便利だな…。こういう時は少し羨ましく感じるよ。
「…………」
 俺の視線に気付いたのか、ページをめくるついでにチラッとこっちを見る自称宇宙人。
 目が合ってしまった。何か気まずい…と思う暇もなく読書に戻ってしまった。
「キョン君、冷たいお茶はいかがですか?」
 と、この暑い中、律儀にメイド服を着て尋ねてくる我がアイドル、朝比奈みくる嬢。
 ああ、その格好を見るだけで汗が引いていくようだ。
 まあ、実際に引くわけでもないので、ありがたくお茶は戴くが。
「みくるちゃん! あたしにもお茶!」
「は、はいっ」
 うむ、けなげに働くメイドを見るこの一時。これが無ければこの無駄な集まりには来ないだろう。
 ずずずず、と熱いお茶を啜る様な音を立てて冷たい麦茶を飲むハルヒ。
 暑さがあまり引かないため為か、かなり機嫌が悪そうだ。こういう時は放っておくに限る。
 なのに、何故こっちを睨む。俺は関係ないだろう。
 パタパタ…古泉の扇子(いつ出してきたんだ?)の音と、長門のページを送る音だけが
 部室内で聞こえていた。
437127っぽい人:04/07/13 00:50 ID:JjqLVFAp
  ぱたん。
 長門が本を閉じ、今日の部活動は終了。
 やっとこの暑い部屋から抜け出す事が出来るのか。
 さあ、さっさとこの部屋を出て、エアコンが効いた自分の部屋でくつろがなければならない。
「待ちなさい、キョン!」
 何だ、今日はもう終わりだろ? なら早く涼しい部屋でくつろがせてくれ。
「明日、部室で待ってて」
 と、それだけを告げ、さっと部室を出て行ってしまった。
 おい、明日の何時にここに来ればいいのかを言ってから行ってくれ。
 その間、古泉は、にこにこと我関せず、といった笑みを浮かべていた。
 何故か長門は興味深そうにそのやりとりを見ていた。
 朝比奈さんいつものように(?)おろおろとしていたようだ。
 何故だろう。俺がこの三人に同情されているような気がしてしょうがない。
 首を傾げつつ、明日、本当に待つかどうか、そしてそれは何時なのかを考えながら帰路の途についた。

  翌日。俺は、朝一番に文芸部の部室に立っていた。
「俺は一体何をしているんだ…」
 誰か教えてくれ。どうして、俺はこんな暑い中、クソ暑い教室でぼーっとハルヒを待っているんだ。
「あ、本当に待ってたんだ。てっきり来ないかと思ってたわ」
 と、ハルヒが唖然とした顔で部室をのぞいていた。
「よくあの呼び出しでこの時間ってわかったわね。もしあたしが来なかったらどうしてたの?」
 さあな。その時はその時だろう。それに、俺自信ここに来た事を驚いていたくらいだ。
「で、こんな時間に呼んだんだ。何か用があるんだろ?」
 と、ハルヒに向かって言う。これで、『ん、ほんとに来ると思わなかったわ、冗談だったのに』
 なんて言い出したら俺はどうなるか知らないぞ。
「そっか……本当に来たんだ…」
 左手をアゴに当て、何か思案し始める。おい、俺はほったらかしか。
 俺の言葉に何の反応もせず、何か考え込む。
438127っぽい人:04/07/13 00:51 ID:JjqLVFAp
 そして、結論が出たのだろう。ハルヒが俺の方を向き、近づいてくる。
 無言で俺の目の前まで移動し、ハルヒは俺の両肩をがしっと掴んだ。
 おい、暑い。離れてくれ。
「…………」
 俺の訴えをさらに無視する。いいかげんにしろ。こんな暑い時にこんな……んむっ!?
 さらに続けようとした俺の必死な訴えは封じられてしまった。ハルヒの唇によって。
「は…ハルヒ?」
「来てくれたってことは、いいってことよね…」
 そう一言だけ呟いた。いいって何がだ? もっとくわしく説明…
 と、この言葉も最後まで発する事が出来なかった。ニ撃目が俺に発せられ、
 抵抗も出来ずに俺の口は塞がれてしまった。
「んん…んむ……」
 しかも、今回は舌のオマケ付きで。
「ぷはぁ…はぁ、ねぇキョン……あたしじゃ、だめ?」
 俺の唾液を口から垂らし、そう言ってくるハルヒ…
 鼓動が速くなる…頭の中が真っ赤になり、もう何も考えれなくなっていく。
 今のハルヒは、いつものハルヒとは違い、大人の雰囲気がある。
 いや、それも違う気がする。一言では表すことの出来ない、妖絶な色気を醸し出している。
 誰が今のこの状況になったとしても、断る事は出来ないだろう。
 もちろん、俺もその中に含まれているわけで…
 返事に、言葉の代わりに、ハルヒに熱いキスを返した。
「んむぅ…んん…」
439127っぽい人:04/07/13 00:52 ID:JjqLVFAp
 
  どれくらいキスしていただろうか。もうどっちの唾液か解らないくらいに。
 そろそろキスだけじゃなくてもいいだろう。そう判断し、ハルヒの後ろに回り、手をハルヒの胸に持っていく。
「んん…」
 着やせするタイプなのだろう。ハルヒの胸は見た目よりも弾力があり、大きかった。
 服の上からだけではなく、片手を上着の下から手を差し込み、直に揉んでみた。
「ひゃう…ちょ、ちょっと…!」
 流石に焦ったのか、いつもの様な声になるハルヒ。
 だが、もう遅い。両手を制服の中に突っ込むことに成功。両手でその乳房を堪能する。
「んん! も、もっとやさしくぅ…」
 あきらめたのか、慣れたのか。抵抗は無かった。
 ハルヒの制服の中は、少し湿っていて、生暖かった。朝早くとはいえ、夏にあの坂を登ってくると言うのは
 誰でもきつい事ということを改めて実感してしまった。
 だが、その汗の匂いがまた、ハルヒの匂いを濃厚にしていた。
 ハルヒから漂ってくる匂い…それを嗅ぐと、異様な程興奮してくる。
 ああ、この行為は夢ではなく、現実だ……。
 と、ハルヒの胸を揉みながら悦に浸っていると、
「…変態」
 ハルヒが呟いた。
 いや、誘ってきたのはお前だ。俺は致し方なくしているんだぞ?
 と、両手をハルヒの服から出し、肩をすくめた。この行動がまずかった。
 ハルヒは、自由になると共に、俺の方に向き直ったかと思うと
「隙あり。まだ甘いわね」
 と言いながら、俺を押し倒し、その上に座っていた。解りやすく言うなら、マウントポジションと言うやつだ。
「さて、今度はあたしの番よ…」
 言うが早いか、ハルヒは俺の制服を脱がしに掛かった。
 な!? しょ、正気か? お前!
「今更何言ってんの? あんたも同じ様なことしてたくせに」
 いや、するのとされるのは全然違うと言うか…
 そうこうしているうちに、俺は上着を全部剥がされた。
440127っぽい人:04/07/13 00:52 ID:JjqLVFAp
「いやぁぁ、えっち〜」
「……何言ってんの? あんた。頭おかしくなった?」
 ち、俺の切り札が通用しないとは。やるな、ハルヒ。
 俺の言葉を無視し、ハルヒは俺の胸板(筋肉なんてないが)に顔を近づけた。
「ひゃあぁぁ」
 何と、ハルヒは俺の乳首を舐めに来た。くそ、そこは男だって弱点なんだぞ…
「あら、いいこと聞いちゃった。じゃあ、これはどう?」
 乳首を甘噛みしたり、舌の先でころころと転がされる。
「くぅぅぅ……」
 俺は必死に我慢した。こんなことでこの女に屈してはいけない。後がどうなるかわかったもんじゃない。
「我慢しなくていいわよ。どうせ、こんなとこ誰も来ないし」
 ハルヒの誘惑。だが、俺はまだ我慢。ここで一線を超えてしまってはダメだ!
 頑張れ、俺の理性!
「ん〜、結構しつこいわね…じゃあこれならどう?」
 と、ハルヒは俺の股間をズボン越しに擦ってくる。
「ぐあ…その刺激は……」
「もう出しちゃうの?」
 その一言で、俺は必死に踏ん張った。ここで達してしまって何が男だ。ここで我慢してこその漢だ!
「くぅぅ…」
 何とか、第一波を凌ぐ事に成功。
 いつの間にかズボンを脱がされ、パンツ一丁になっていた。
「うわ、もうパンツもべっとべと……」
 声に出して指摘された…無意識に顔が赤くなっていくのを感じる。
「キョンの…結構大きいわね……これ、入るのかしら」
 冷静に俺の逸物を観察される。そして、何気にハルヒの爆弾発言。
「は、入る!?」
「ん? 何か変なこと言った?あたし」
 いや、変と言うか何と言うか。まさかそこまでするとは思ってなかった。
「何を今更な事言ってるのよ。ここまでしといてこれで終わりって言う方が変だと思わない?」
 それもそうなんだが。
441127っぽい人:04/07/13 00:53 ID:JjqLVFAp
「なら、つべこべ言わない」
 ハルヒは、言いながらショーツを下ろしていく。
 スカートで隠れていてよく見えないが、もう準備は万端のようだった。
「じゃあ、行くわよ」
 ああ、情けねぇ。童貞を捨てるんじゃなくて取られるなんて…
「んんん……はぁ、や、やっぱりちょっと大きすぎるかも」
 いや、俺のはまだ普通だと思うが。
「あ、あたしにすれば、んん、十分以上に大きいのよ…」
 息も絶え絶え、少しずつだが、確実の俺のモノはハルヒの中に埋まっていく。
「はぁ…はぁ…ちょ、ちょっと休憩…」
 今がチャンス。さっきまで、手玉に取られていたようなものだから、今度は俺の番だ。
「ひ!? あああぁぁ!? ちょ、きょ…キョン!!」
 さっきまでハルヒの中に少ししか入っていなかったので、腰をハルヒに向かって軽く突き上げる。
 もちろん、動かないように、ハルヒの腰は両手で固定している。
「ひ! い、っった、いいぃ…」
 それと同時に突き破る感覚。お前、初めてだったのか。
「あ、あたり、前、じゃない…」
 必死に呼吸を整えながら、答える。
「だから、痛く、無いようにゆっくり、してたのに」
 涙を耐えながら呟くハルヒから俺は目を放すことが出来なかった。
「悪い。ちょっとした仕返しのつもりだったんだが…」
 ものすごい罪悪感に包まれる。こんなに弱いハルヒを見たのは初めてだった。
「…………」
「…………」
 お互いに沈黙が続く。その間も俺の肉棒はハルヒの中に入ったままだったが、その事はすっかり頭に無かった。
「ん、だいぶマシになったみたい」
「なら、軽く動くぞ。痛かったらちゃんと言えよ」
「うん」
 と言ったものの、今の状態は騎乗位。軽く動いたとしても思いっきり振動はハルヒに伝わるだろう。
 ちょっとがまんしろよ。そうハルヒに言うと、俺は身体を起こし、正上位の形になる。
442127っぽい人:04/07/13 00:53 ID:JjqLVFAp
「な、何か、こっちの方が恥ずかしいんだけど…」
 いや、普通は逆だと思うんだが。
「こっちの方が恥ずかしいって言ったら恥ずかしいのよ!!」
 と、顔を真っ赤にしてまで訴えてくる。まあ、別にどっちでもいいけど。
「じゃ、今度こそ、動くぞ」
「ひゃあぁ、こ、こすれる…」
 さっきまでの体位での挿入は正に貫通と言えるようなものだったので、今の状態はかなり優しいはずだ。
「んん…こ、声が…あぅ…勝手にぃ」
 うわ、何だこれ……ハルヒのが、肉棒を離すまいと絡み付いてくる。
 さっき、我慢していたので、第二波がもう訪れてしまった。
 く……まずい。このままだと、先にイってしまう。ここも、必死に我慢しなくては。
 腰の運動量を減らし、全神経を集中。頑張れ、俺。頑張って我慢するんだ。
「あぁ、もっと…速く動いて……お願い」
 その言葉で俺の理性はどこかへ行ってしまった。我慢していた事も忘れ、全力でピストン運動。
 先に果ててしまっても構わない。こいつがイクまで抜かずに何連続でもやってやる。
「あ! んん! い、いい! キョン!」
「ハルヒ!」
「あ、あたし…もう……!」
「あああぅぅぁぁぁ〜〜………」
 ハルヒが絶叫すると共に、膣がものすごい収縮し始めた。
 それに身を任せ、俺は、溜めに溜め込んだ白い欲望をハルヒの中に吐き出した。
「はぁ、あったかい…」
443127っぽい人:04/07/13 00:54 ID:JjqLVFAp

  俺たちはそのまま、何回も連続でハルヒと事を致した。
「はぁ…やっぱり変態だったわね」
 ハルヒはもうすでにいつもの調子に戻ったようだ。
「なぁ、ハルヒ」
「ん? 何よ?」
「今日、俺を呼んだ理由って何だ?」
 まさか俺とセックスしたいからと言うわけではあるまい。
「…ナイショよ」
 ここに来て、今更秘密かよ…。
「そんなことより、今何時?」
「えーと、げ…」
 10時半を廻った頃だった。学校に居るのに遅刻か…
「あんたがしつこく何回もするからじゃない!」
 いや、お前がだな………って言い合ってる暇あったら言い訳考えるぞ。
「言い訳? なんでそんなの必要なのよ」
 お前な。今まで皆勤だったお前がいきなり俺と一緒に遅刻だぞ? 普通の奴ならなんて思うか…
「別にいいじゃない。ほっとけば」
 ハルヒはそう言い切った。
「別に間違いじゃないし、それにあたしはそう言われても嫌じゃないしね♪」
 その時のこいつの顔は今までに見た事の無い、額に入れて飾っておきたいほどの可愛い笑顔だった。

                                                〜いちおう完〜
444127っぽい人:04/07/13 00:57 ID:JjqLVFAp
何とか月曜に完成させる事が出来ましたw
ハルヒ受けの方が書きやすいことが判明してしまった_| ̄|○
最初書いてた案は全消しで一から書き直したので
ところどころ変なところがあったりします(⊃дT)
ので、いつものように脳内変換ヨロです(´・ω・`)

445127っぽい人:04/07/13 00:58 ID:JjqLVFAp
〜追記〜
 ハルヒがキョンを部室に呼んだ理由は各自の脳内で補ってください。
 (手抜きじゃないよ'`,、('∀`) '`,、
446リクエストした人:04/07/13 01:34 ID:6r6kaoQp
GJ!
こんなすばらしいSSを書いていただきありがとうございます。
しかも無理なリクエストで。
しかし得意なカップリングが判明したということは、次はハルヒ受け?楽しみにしてます。
攻めなハルヒも萌えでした。
特に最後の笑顔萌え。
447名無しさん@ピンキー:04/07/13 03:19 ID:i9+AEirZ
127さん乙。
今回も素晴らしいSSでした。キョンがおされてるのが笑えましたw
448名無しさん@ピンキー:04/07/13 04:07 ID:ldvRJPIm
127の人ナイスー
ハルヒが実にカワイイ。
キョンの地の文だか会話文だかよくわからんところがうまく表現できててうらやましい・・・
449名無しさん@ピンキー:04/07/13 22:39 ID:OBb1DdOk
乙age
450429:04/07/13 23:03 ID:VLVYM9/y
127氏乙彼ー&GJ!
積極的なハルヒがいいですねえ。
押され気味なキョンも面白いし。
451127っぽい人:04/07/14 23:49 ID:TkVx/WqI
思ってたよりも反響があって嬉しいですw
SSを書くようになってから、妄想力がダントツにLVアップしてしまった_| ̄|○
どんなシチュでも妄想できそう……

次書くなら、このスレでまだ出番の無いあの人でも書こうかと。
(あくまでも予定、実際に書くかは未定)

452名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:33 ID:Cok7xAYY
まさかキョンの妹か!!!w
453名無しさん@ピンキー:04/07/15 14:48 ID:SZkneJFV
まさか鶴屋さんがぁッ!?(;゚Д゚)
454名無しさん@ピンキー:04/07/15 19:48 ID:IvIeBJ97
ま、まさか女体化古泉かッ?!
455名無しさん@ピンキー:04/07/15 21:21 ID:qqncKhCX
ま、まさかみくるちゃんとみくるさんとで3Pかぁッ?!
456名無しさん@ピンキー:04/07/16 00:56 ID:yfhp6+Hs
>>455
それヤベェ!!
457名無しさん@ピンキー:04/07/16 03:35 ID:VYymudMw
もうこの際全員で!!
458名無しさん@ピンキー:04/07/16 09:25 ID:/Xm2WZS1
青玉×赤玉で。
459名無しさん@ピンキー:04/07/16 11:31 ID:I6jl6MPA
>>455
それはやば、やばすぎ。
何しろみくるちゃんはみくるさんの存在を知ってはならないわけですからして。
つまり

「……あーあ、とうとうこうなっちゃった……キョンくんのスケベ♪」
ちょっとまて。俺はあなたがこうしなくてはならないって変に思い詰めたまなざしで迫ってくるから、泣く泣くみくるちゃんをこうしたわけでですね、なんでそんなこと言われなく
「あっ、あのっ、きっキョンくん、言うとおりにしましたけど……そっ、そこに居るんですよね?ねえ?」
……ごめんなさい、認めます、耳栓してごつい革のアイマスクかぶせた時不覚にもときめいてしまいました。
今だって、不安にかすれた声で俺のことを呼ぶ朝比奈さんがいじらしくて可愛らしくて、そのくせどっか期待してる風な様子が唇を舐める舌だとか真っ赤に火照ったほっぺだとかから伺えてどうにもたまらない物があります。
「ふーん、そっかぁ、じゃあこのときの私の考えてたこと、やっぱり正解だったんですね」
どのようなことをお考えで?
「あら、予想ついてるんでしょう?そこ、そんなに元気にさせちゃってますし……」
ええ、そりゃまあ男ですし朝比奈さんみたいに可愛らしい娘の目隠しメイド服姿なんて見るとよからぬ事を考えてしまうのは事実ですが。
その、朝比奈さん?やたら潤んだ目で胸にしなだれかかってあげくそこを撫でるのは慎みある女性としてどうかと思うんですが?
「あら、いやなんですか?」
くすくす含み笑いしながら手を止めない朝比奈さん。
そりゃ嫌じゃないですよ、でも俺としては事情を説明して貰いたいですね。
「――んー、多分私の返答は分かっていると思いますけど」
あー、はい、そうですかそうですね。
『禁則事項です』と。
それはもう諦めました、取りあえずこれから何を?
「ん、そうですね、まずは……」
460名無しさん@ピンキー:04/07/16 11:33 ID:I6jl6MPA
たっぷり俺の股間を揉みしごいていた朝比奈さんは、必要もないほど辛さらに一段上の臨戦態勢になったのを確認してからスーツを脱いで朝比奈さんの――ってええいややこしい。
この際だからみくるちゃんと呼ぶ、その後ろに回り込んだ。
……あの。
「なんですか?」
えーと、下着は?そのブラウスにぽっちりと浮かんでしまったりしてるピンクの葡萄粒は俺の気のせいですよね?
「……禁則事項です♪」
意味深に笑った後でタイトスカートの脇をなぞって見せた……パンティーラインが出てないってそう言うことですか?
そのままがちがちに固まったみくるちゃんの背に廻ると、つい、と首筋を撫でくすぐった。
「ひゃぁう!?きっ、キョ、くん、なにを」「やだ、ぞくぞくしちゃう……別にいやらしいことをしようというはず無いのに、期待しちゃダメ」
……は?
俺が何か言うまもなく、朝比奈さんは艶やかな唇をみくるちゃんの耳に寄せると、ふぅ、と息を吹き込む。
「ひや!?やっ、やめっ、いったい何を、くすぐったいです!」「やっぱりエッチなことを?そりゃあ覚悟するように通達来てたけど!そんな、それだけでどうしてこんなにしびれちゃうの?」
いやですから朝比奈さん、その副音声じみた甘い声は何ですか、正直そんな声聞かされると冷静保つの無理っぽいんですが。
「さっき聞いたでしょう?このとき私が何を考えていたのかって♪」
脚色入ってますよね?
「きん……ううん、ご想像にお任せします♪」

う。
しもうた時間切れ――その、続きとか欲しい?
正直1シーン妄想をまともに話に仕上げるにはそれなりに時間かかりそうなので何なのですが。
461名無しさん@ピンキー:04/07/16 12:24 ID:p2iuRdz0
>>459-460
もっちろぉん♪
急がなくてもいいよん。
462名無しさん@ピンキー:04/07/16 12:43 ID:yYR+wj6N
ああああああヤバイヤバいよ>>459-460マジヤバい
ヤバすぎるので>>460は妄想をしっかりと形にして下さいお願いします
みくるたんマンヽ(゚∀゚)ノセー
463455:04/07/17 01:53 ID:BSnXG+H0
いやっはー、言ってみるもんだなぁ。
>>460
もちろん続き欲しいですよ、ええ。
じっくり待ちますんでよろしくお願いします。
464名無しさん@ピンキー:04/07/17 02:04 ID:VHUG12YN
>>460
もちろん続きも欲しいし、そこに至るまでの前振りも欲しい
465名無しさん@ピンキー:04/07/19 21:46 ID:bvnVONNV
宮野と茉衣子(水)と茉衣子(桃)と茉衣子(優)の4Pで。

佳由季とニセ佳由季と真琴の3Pで。
466名無しさん@ピンキー:04/07/20 08:30 ID:lT6ydwt2
>>459
>何しろみくるちゃんはみくるさんの存在を知ってはならないわけですからして。

後でみくるさんがみくるちゃんの記憶を消すとかは駄目ですか?

…妄想引っ掻き回すみたいでスマソ。
467名無しさん@ピンキー:04/07/20 19:35 ID:HUJDUe+3
>>460
続きまだ〜?
468名無しさん@ピンキー:04/07/22 16:15 ID:ALgBNeIm
誰も見てないのかな?
漏れはテスト2時間前なのにこうやって
見ているのだけど(´・ω・`)ショボーン
神光臨を祈ってます。
469名無しさん@ピンキー:04/07/23 00:25 ID:29/vFsbv
ちょっと質問が。
学校を出よう!シリーズって3巻で終了ですか?
470名無しさん@ピンキー:04/07/23 00:37 ID:29/vFsbv
調べ不足でスマソ。
自己解決いたしました。
板汚し改めて謝罪します。
471名無しさん@ピンキー:04/07/23 04:30 ID:u+PQYenY
>>468
オレ夜中か早朝にしかみれないぞ・・・
まぁマターリ待つのだ。
あとテスト前はよしとけ。
472名無しさん@ピンキー:04/07/25 14:28 ID:vd0XgTYW
鶴屋×ハルヒ×キョン

で色々と考えてみたがこんなのはどうだろうか。

「溜息」で池での撮影のシーンで池に落ちたのは谷口だったが
この役所をキョンに変え、キョンが溺れてしまって鶴屋さんの屋敷に運び込まれた
ということにする。

キョンは浴衣に着替えさせられ、何十畳もある屋敷の一室の中心に敷かれた布団の上で
気絶し、鶴屋さんとハルヒが看病をするが、浴衣の裾から垣間見えるキョンの下半身に
興味津々の鶴屋さんがいたずら心からキョンの分身を弄び始めて、

「ホラホラっ、涼宮さんも触ってみなよ。面白いよっコレ。」

ってな感じでハルヒをいい感じに誘導っていうか唆し、ハルヒもその勢いに乗せられて
恥じらいながらもキョンの下半身から目が離せず、恐る恐るながらキョンの分身に触れる。

その時キョンが目を覚まして――。

ってな感じで鶴屋さん主導で3Pとかとりとめもなく考えてしまった。

しかし、俺の腕ではコレを文章化できそうにないのが悔しいw
473名無しさん@ピンキー:04/07/25 21:49 ID:rD7cibgk
多鹿×蜩
真琴×佳由季

の様な男を攻める女性陣をきぼん。
474名無しさん@ピンキー:04/07/29 00:26 ID:654X6GNW
>472
そこまで書けたのなら、後は一歩を踏み出すだけ。
自分で書いてみよう。
475名無しさん@ピンキー:04/07/29 00:29 ID:654X6GNW
ようやく夏コミ原稿が終った―――っ。
後は当日発行用のコピー誌原稿だけ。
>27で予告した「涼宮ハルヒの欲情」書きます。
それでは早速一巻から読み返すことにしましょうか。
476名無しさん@ピンキー:04/07/29 21:47 ID:5D1sCzSI
>>475
がんばってください
477名無しさん@ピンキー:04/07/30 22:50 ID:3sWSAzUh
最近ここの板の漏れのお気に入りスレに神が降りてこない。
鬱だよ・・・
478名無しさん@ピンキー:04/07/30 23:36 ID:d0nUYTzs
このスレは覗いてるんだけど、ハルヒ自体は読んでないんだよね…
479名無しさん@ピンキー:04/07/30 23:40 ID:9MLJ7acq
学校の方は読んでるのかね?
480名無しさん@ピンキー:04/07/31 00:35 ID:ogNpEigx
>>478
8月1日にハルヒ新刊がでる(予定)なので、これを機に読んでみたら?
481名無しさん@ピンキー:04/07/31 01:45 ID:x2ZDs2tj
学校は1巻だけ、ハルヒは2巻止まりでつ。

どうにも忙しくて読む気が、ね。
エロSSは描きたいんだけどなー。
482名無しさん@ピンキー:04/08/01 02:16 ID:Qv4epfee
折角の機会だから、憂鬱読み返してみたのだが……。
175ページの後ろから三行目くらいから萌えたよ。

>あたしだってねー、たまーにだけどそんな気分になったりするわよ。
>そりゃ健康な若い女なんだし身体をもてあましたりもするわ。

そーか、そーか。身体をもてあましているのかハァハァ……。
483名無しさん@ピンキー:04/08/01 13:06 ID:8/AFTm/B
4巻読了。
長門かわいいよ長門
484名無しさん@ピンキー:04/08/01 13:43 ID:FwhwBYQK
真琴ももてあましてる発言があったよーな。疼きが何とか。
男どもはなにをやっとるんですかね、まったく。
485名無しさん@ピンキー:04/08/01 23:46 ID:DfMs5ZDy
俺ならほっとかないのになぁ・・・
いや俺たちか・・・w
486名無しさん@ピンキー:04/08/02 00:06 ID:jGNTnChY
体の疼きを止めてと佳由季にせがむ真琴。
って、いつも通りだ。
持て余しているんでキョンを誘うハルヒ。
良し。
487名無しさん@ピンキー:04/08/03 00:54 ID:HtXh6xHe
いっそのことパラレルしてキョンと真琴で
488名無しさん@ピンキー:04/08/03 04:14 ID:ngdSnxUz
クロスオーバーはちょっと面白そうだな。
489名無しさん@ピンキー:04/08/03 22:02 ID:JaBoToAf
朝倉×偽長門(#゚∀゚)=3
490名無しさん@ピンキー:04/08/04 00:35 ID:cSNLaoii
>>475に期待して待っているのは自分だけではあるまい
491名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:23 ID:LRLFCUDy
>>490
あ た り ま え だ ろ
492名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:33 ID:j8qCAGiB
長文の投下が途絶えているこのタイミングなら行ける!
209で話に出すだけ出して続きが上手くまとまらずに放置しっぱなしだったものを投下します
非エロな上に、タイトルも決まってませんがorz
493名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:33 ID:j8qCAGiB
「それにしてもさー」

ここ半年弱の経験から、その言葉を聞いた瞬間に俺の身体に緊張が走る。
こいつが何かを思いつくと厄介事が起こり、その後始末は例外なく俺たちに回ってくるからだ。
ちなみに朝比奈さんはハルヒにマンツーマンで振り回されたせいなのかぐったりとしていてそれどころではなく、
長門はカップに手をつけることもなく、午前中に図書館で借りてきた(例によって手続きは俺がやったんだが)本を読み耽っている。
…俺の財布が軽くなる一因であるところのなんとかっていうハーブティーが冷めるぞ。
小泉は機関とやらの用事で欠席している、朝方に電話があった。
そんなことを考えている俺に気がつくこともなく、
そいつ――言うまでもないだろうが我らが団長である所の涼宮ハルヒ――は
すでに氷しか入っていないグラスをスプーンでガチャガチャと乱暴にかき回しながら

「有希ってばなんで休みにまで制服を着てるの?」

などと言い出した。
…そのことを話題にするには半年ほど遅いんじゃないのか?
この貴重な休日をつぶして毎週行われる集団での徘徊は5月から始まっており、すでに両手の指では数え切れないほど行われている。
そして、朝比奈さんは毎回俺の心を潤してくれる可憐な服装で、長門は何時でも制服だ。

「合宿のときは制服じゃなかったじゃないの」

そういえばそうだったな…あの時のノースリーブは新鮮でよかった、うん。
冒頭からここまでページをめくる以外は微動だにしていなかった長門がここでようやく顔を上げた。
と、既に湯気もたっていないハーブティーを音も立てずに飲む。話に参加するわけじゃあないのか。
ハルヒと長門の間に微妙な沈黙が漂い、机に伏せている朝比奈さんが居心地が悪いのかもぞもぞと動いた。
放っておいたら話が進まないので横から口をはさむことにする。

「長門のことだから校則を守ってるんだろ?」
「明文化されていながら有名無実な規則なんて守る必要性は感じられないわっ!」
494名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:34 ID:j8qCAGiB
お前はどんな規則だろうと守る気はないだろ。
そう言った俺にハルヒがきつい視線を向けてくる。
それから逃げるように視線をさまよわせると他の席の客と目が合った。

ここで確認しておこう。
見た目だけは抜群に良いハルヒと見た目も中身も良い朝比奈さん、
さらにランクAマイナーとやらで無表情ながらも隠れた人気があるらしい長門…
まあ、この面子が目立つなんて言うことはいまさら確認するまでもないことではあるのだが、
それで目立っているのならばまだ良い、今回確認するのは別のことだ。
先にも言ったが、今日は小泉が欠席なので男は俺一人だ。
黙々と本を読んでいる長門はともかく、俺に向かって大声を張り上げているハルヒと、机に突っ伏している朝比奈さんとは…
なんというか意味深に見えちゃったりするんじゃないのか?
そう思うと急に周囲の視線が痛く感じられてきた、緊張のせいか喉が乾く。
その視線から逃げるように、渇きを癒すようにコーヒーカップを持ち上げるが、中身はすでに空だった。

出来ることならば今すぐ店から出たいところだが朝比奈さんはグロッキーだし長門は読書中だ。
朝比奈さんを起こしてもハルヒに対抗できるとは思えん。
やはり、長門に読書を中断させて話に参加させるべきだろう。

「で、長門、本当のところはどうなんだ?」
「…………」

長門は俺に顔を向け…何か言えよ、話を聞いてなかったのか?

「…ないから」

ない…服を持っていないって事だろうか。
確かに長門の住んでいる家は服どころか普通必要であろう生活雑貨が揃っているかも怪しかったが…
と、猛烈なプレッシャー、宇宙で生まれるかもしれない新しい人類よりも性質が悪い。
その発生源に顔を向けると、案の定プラズマ放電のように瞳を輝かせたハルヒが居た。
495名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:35 ID:j8qCAGiB
「服を見に行きましょうっ!」

まぁ、言い出すだろうとは思ったけどな。
朝比奈さんという例があるだけに長門が今まで着せ替え人形にされてなかったのが不思議なくらいだ。
と、ここで今回は自分に被害が及ばないらしいと察知したのか朝比奈さんがおずおずと顔を上げ、長門のことをすまなそうな目で見た。
が、ハルヒのことだ、朝比奈さんの服も同時に見たてそうな気がするがね。
自分で着てみりゃ良いのになあ、黙ってりゃ見てくれは良いんだから。

思い立ったら即行動を地で行くのが我らが団長であり、普段はそれが疎ましいのだが今回に限ってはありがたくないこともない。
ハルヒはまだ残っていた朝比奈さんのレモンティーを勝手に飲み干し、長門のカップにも手を伸ばしたが中身は空だった。
…さっきの一口で全部飲んでたのか?長門よ

長門も俺と一緒に集合に遅れたのにも関わらず俺が支払いを済ませ、4人でデパートへと向かうこととなった。
なんだかんだでいっつも俺なんだよな、金だすの。

しかし…服を選ぶんなら俺はもう帰っても良かったんじゃないのかね?
婦人服のフロアだなんて俺は立ち入りたくはなかったぞ。
という俺の台詞を聞きもせず、ハルヒは俺達が売り場に入るなり寄って来た店員さんを完全に無視して長門の服を選び始めた。
この店にブラックリストというのがあるのなら、間違いなく俺達は書き加えられることだろう。
俺は婦人服なんぞ買う機会もないから構わないのだが朝比奈さんあたりは困るんじゃないのかね。
そう思って朝比奈さんを見ると、ハルヒを気にしつつも服が気になっているようだ。
うんうん、あなたならどの服でもオーダーメイドにように似合うと思いますよ、朝比奈さん。
まぁ、長門の服を選んでるのかもしれんがね。
その長門は、と見るとエスカレーター脇のベンチで我関せずと本を読んでいる、どんな場所でも構わず読書をするやつだな、本当に。
他の階を見に行くことをハルヒに禁じられた俺は、しかたない、自販機でコケコーラでも買ってから長門の横に座ることにした。
本が積んであるせいでベンチが狭いぞ、長門。
コーラを一気に半分ほど飲み干し、ようやく一息つく。
496名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:36 ID:j8qCAGiB
ふと缶から長門に視線を向けると、長門は本を閉じこちらを見ていた。
正確には俺の飲んでいる赤い缶の炭酸飲料が気になっているようだ。

「………コーラ、飲んだことないのか?」
「………」

微妙な角度の首肯を確認。
そういえば喫茶店でも飲む物全てが初めてのような感じだったな。
こいつに炭酸飲料を飲ませたらどんな反応をするんだろう。
いくらこいつでも初めてなら少しは表情を変えるんじゃあないだろうか?
そんな悪戯心が湧き上がってくる。

「飲んでみるか?」

俺のそんな言葉に缶に集中していた視線が俺の顔に向けられる。
俺の悪戯心なんか見透かしていそうなほど真っ直ぐにこちらを見据えてくる長門の黒い瞳…
白皙の肌と相俟って美形と言って差し支えないであろう顔が、しかし表情を浮かべていない事によって冷たい雰囲気を放っている。
ほんと、人形みたいなヤツだよなあ…
数秒見詰め合った後、長門はまた微かに頷くと持っていた本を脇に置く。
俺が缶をベンチに置き、長門のコーラを買うために立ちあがると…
長門はその俺の飲みかけのコーラの缶を手に取り流れるような動作で口に運んだ。
一瞬眉を顰めた後白い喉が動き、ああ、飲みこんだんだなあと分かる。

「あ〜…」

こいつなら俺の飲み掛けでも気にするようなことはまあ無いだろうと分かっては居たんだが…まぁ、良いんだけどな。
で、初めての炭酸の感想はどうだったんだ?

「……刺激が強かった」
497名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:40 ID:j8qCAGiB
まんま状況のみ、だな…
さて、一口で好奇心が満たされたらしい長門が俺に缶を返してくれたわけだが…飲んでもいいもんかね、これは
そう考えつつ缶を両手で挟みこむように持っていたところ、ハルヒがフロア中に響き渡りそうな声で長門を呼んでいる。
どうやら服を選び終えたみたいだな。
長門は俺を一瞥してからハルヒの声がするほうへと歩いていく、俺にも来いってのか?

ま、ついて行ってみるとしようか。
コーラの缶も後生大事に抱えてたところでしょうがねえし、
下手に持っていけばハルヒに奪われるような気がしてならねえ。
一気に飲み干してゴミ箱行きだ

温まって炭酸の抜けかけたコーラはただひたすらに甘かった。


---------------------------------------------------------------
というわけで、ここから先がまとまりません
ハルヒが選んだ長戸に着せる服も思い浮かばないし…
どうやってもエロにもっていけそうにもない orz
続きを書いてくれる神様とかキボン
498名無しさん@ピンキー:04/08/04 02:05 ID:iDCoT0LB
あぁっ続きがっ気になるっ
499名無しさん@ピンキー:04/08/04 03:02 ID:LRLFCUDy
気になって眠れないよぅ
500名無しさん@ピンキー:04/08/04 03:47 ID:IHYh3tER
眠いけど続きは気になる・・・
501名無しさん@ピンキー:04/08/04 10:46 ID:BvIeanSB
>>497
よーしパーツはくれてやる

つ[夏場][薄着][高原のお嬢様][一寸大胆風味][偽長門]

後は自分で考えるんだな、いや、というか考えてくださいplz
502名無しさん@ピンキー:04/08/04 19:35 ID:afb3GuNQ
>>501
ひょっとして最後の1つが言いたいだけじゃないかと。
503名無しさん@ピンキー:04/08/04 23:46 ID:ltOBtnQ/
>>497
エロは無しでいいから続きキボン
504名無しさん@ピンキー:04/08/04 23:52 ID:Rl8uJKEI
長門ファンの俺としてはこれで十分
505名無しさん@ピンキー:04/08/04 23:53 ID:iDCoT0LB
>>497
503に同意。マジで気になる
506492:04/08/05 00:10 ID:5N8WGgT8
>498-501
まとめてですんません、でも暖かい言葉ありがとう
エロがまったくない上に半端なところで終わってるもんで批判がきてるかなあ、とか思ってびくびくしてますた
実は酔ってないと筆が進まないもんで、酒とつまみと酒に回せる金が切れてる今は牛歩のような状況です
申し訳ないですが続きはあまり期待しないでくださぃ

高原のお嬢様+夏場+薄着というと…
風の吹き抜ける高原、日の当たる緑の海の中で真っ白なワンピースにピンクのリボンのついた白い帽子の長門が笑顔で…
鼻血でそうですね、はい
507492:04/08/05 00:13 ID:5N8WGgT8
レス書いてる間に3件も増えてたΣ(゚д゚lll)

続き、チマチマと頑張ってみることにします
やっぱりだめだったらすまんです
508初心者1:04/08/05 03:23 ID:duBMJu1o
いた…やっと見つけた…そこにはセーラー服を着た長門有希が一人佇んでいた。

「長門、探したぞ」

長門が俺の方を振り向く。いつも無表情なはずの長門の目にはうっすらと雫が溜まっている。


「どうして…」

少しでも風が吹いたら消えしまうような儚げな声で長門は言う。

「どうして…ここにいるの?」

どうして?当たり前だ。俺が長門有希を、おまえを探していたからだ。

長門は世界を改変したせいで情報統合ナントカ体とか言う奴のためにマジで姿を消されちまった。
そこで俺はハルヒに本当の事を打ち明け情報統合ナントカ体をこの世から消してもらった。もちろん長門だけは残るようにさせて。
いつもむちゃくちゃな奴でマジで困っていたがこんな時は本当に頼りになる。流石は古泉曰わく神、長門曰わく自律進化のための可能性様だ。突然の打ち明け話し信じてくれたハルヒにはこれから1ヶ月は足を向けて寝れないだろう。

「私は消されたはず…」

長門が言う。

「ハルヒに本当の事を話した」

長門が目を見開いた。こんなに表情を見せる長門は普段ではなかなかお目にかかれない。とてもレアな表情だ。記憶のファイルに保存しておこう。

?
509初心者2:04/08/05 03:25 ID:duBMJu1o
「…どうして?」

今日の長門はどうしてが多いな。長門はどんなことでも知っているはずだろう?

「俺がおまえのことを…長門有希のことを好きだからさ」

後から思い出したら絶対恥ずかしくて悶絶しそうな言葉も散々コイツのために駆けずり回った今ならはっきり言える。

510初心者3:04/08/05 03:29 ID:duBMJu1o

「えっ…」

俺は長門の肩に両手を乗せ、こう続ける。

「長門、俺にはおまえや古泉みたいな不思議な能力はない…けどな、こんな俺にもたった一つだけ使える能力を、いや魔法を持ってるんだ」

長門は意味が分からないとばかりに少し頭を横に傾け俺の方をじっと見つめる。

「それはな…」

俺は唐突に長門の唇を奪った。

「んっ!?」

長門が小さく声を上げる。長門とのキスはとても甘かった。長門の唇から顔を離す。

「これが俺の魔法だ」

長門、俺はおまえにキスするたび必ずおまえを以前より幸せにする、必ずだ。もう決して離したりしない。いつまでもずっと一緒だ。

長門の顔から涙と共に笑顔が零れる。いつまでも守っていこう。この笑顔を…



    完
511初心者:04/08/05 03:37 ID:duBMJu1o
初めてパロディと言う物を書いてみました…

やっぱり皆さんがおっしゃっていたようにキョンの口調は難しいですね…orz

こんな低レベルな話しですがどうか皆様勘弁してやって下さい。
512名無しさん@ピンキー:04/08/05 05:59 ID:Fz9gRnPa
GJ!
513名無しさん@ピンキー:04/08/05 10:17 ID:AQRxndQp
GJです!

あなたが神になられることを期待してますね!
514名無しさん@ピンキー:04/08/05 11:07 ID:dHbudZSx
GJ!!
続けて二度も長門メインのSSが見れるとはな……。
長門ファンとしては嬉しい限りだ。
515名無しさん@ピンキー:04/08/06 00:23 ID:X0N+ek4X
GJ!!!
長門最高ぅーーーーー!
516初心者1:04/08/06 12:20 ID:rA0s1dda
夏休み初日、涼宮ハルヒ率いる我らSOS団は古泉の親戚の別荘に合宿にきていた。しかもこの別荘と言うのが大平洋に浮かぶ孤島にある。
嫌な予感がするのは俺だけだろうか?古泉が言っていたがクローズドサークルだっけ?そんな逃げ場のない所で何かが起こるのは非常に困る。
ハルヒのアホが何か変なことを考えないと良いのだが。
しかし、合宿をするために合宿に行くってなんだよ…意味不明だ。誰か助けてくれ。

そんな夏休み初日の夜、事は起こった。その兆候は海で遊び終え、俺が朝比奈さんの水着姿を瞼の裏に焼き付け別荘に帰る準備をしている頃からすでに見え始めていたらしい。
「あら、雨が降ってきたわね。明日の天気は大丈夫かしら」
ハルヒが手のひらを広げ空を見上げている。雨が少しポツポツと降り出してきていた。
「おそらく通り雨ですよ。すぐにやむでしょう」
古泉がいつものスマイル100%で答える。
517初心者2:04/08/06 12:22 ID:rA0s1dda
一体何を根拠にそんなことを言っているんだおまえは。
その隣りで長門がもくもくと荷物を片付けている。
「まあ、とにかく別荘にもどりましょう。ほらキョン!クズクズしないで荷物を片付けるのよ!」

適度な肉体的疲労を覚えながら別荘に戻り、一風呂浴びて部屋で休んでいたら益々天気の方は悪化していた。そんな時、森さんが我々を食堂に案内してくれた。晩餐の時間である。
よくよく考えて見るとその時からハルヒの様子はおかしかった様な気がする。
せわしなく何度も何度も窓の外の様子を伺っているのだ。その時は明日の天気でも気にしているのだろうと思っていたがハルヒの顔が少し青ざめていたのが気になった。

その後、深夜に起きるまで俺の記憶は定かでない。アルコールによってすっかり酩酊してしまったらしい。醜態を演じていないと良いのだが
窓の外は激しい雨と風、しかも雷まで鳴っている。
518初心者3:04/08/06 12:23 ID:rA0s1dda
どうやら外は嵐らしかった。
そんな事を考えていると部屋の入り口の方でガチャとドアが開く音が聞こえた。俺は部屋に施錠していない。皆が寝静まってから朝比奈さんが何らかの理由で忍び込んでくるかもしれないからだ。しかしこんな深夜に誰が…?まさか、本当に朝比奈さんじゃないだろうな?
だが部屋に入ってきた人物の顔はほの暗くてよく確認できない。

「ちょっと…キョン起きてる?」

俺の部屋に入ってきた人物はどうやらハルヒのようだ。こんな夜中に何のようだ?
「キョン…お願いがあるんだけど…今日だけ一緒に寝ちゃ…ダメ?」
何を寝ぼけているんだコイツは…
なぜにおまえと俺が一緒に寝むらにゃならんのだ。
そう言おうとした瞬間窓の外がピカッと光った。それに続いてものすごい轟音。どうやらすぐ近くに雷が落ちたらしい。
「ヒィッ!?」
ハルヒが小さく悲鳴を上げたかと思うと俺のベッドの中にいきなり入ってきた。
おい、いきなりベッドの中に入ってくるな狭いだろうが。

ハルヒが俺にくっついてくる。引き剥がそうとした時俺はそれに気がついた。ハルヒの両肩が小刻みに震えていることに
「お願い…キョン、もう少しこのままでいさせて」
519初心者4:04/08/06 12:28 ID:rA0s1dda
こんなしおらしいハルヒを見るのは初めてだった。いや、なんっーかこんなハルヒも良いな。女の子らしくて実に可愛い。いつもこの位だとちょうど良いのだが…
「なんだハルヒ、ひょっとして雷が怖いのか?」
「し、しょうがないでしょ!子供の頃から苦手なのよ…」
俺の胸に顔をうずめていたハルヒが上目遣いに俺を見てくる。
やばい…可愛いすぎる…何か理性のタガが外れそうだ。
いや、何を考えているんだ俺は!!せっかく俺を頼ってきたコイツにいきなり欲情してどうするよ!?
でも…この状況は物凄くおいしい状況なんではないでしょうか?ごめん、ハルヒ。俺は我慢できそうにない。だっておまえ可愛いすぎるんだもの…
「なあ、ハルヒ…していいか?」
「えっ…何?」
ハルヒの吐息が胸に当たってこそばゆい。
「して良いかって聞いたんだ」
「何を…?」
ハルヒはまた上目遣いに俺の方を見る。
520初心者5:04/08/06 12:30 ID:rA0s1dda
その上目遣いは反則だ。
「だから、おまえのことを抱きたいって言ってるんだ」
「……キョンは…私を…抱きたいの?」
「ああ」


「…うん…い、いいよ…」
「あっ…でも待って…最後にこれだけ聞かせて…キョンは…私のこと好き?私は…私はキョンのこと大好きだよ…」
あぁ俺は女の子に何を言わせてるんだ。これは男の俺から言わなくてはいけないことだろうに
「好きだよ…俺はハルヒのことが好きだ」
そうだ、いつの頃からか俺はハルヒのことが好きになっていた。それはいつの頃からだったろうか?出会ってすぐの頃からだったような気もするし、つい最近からのような気もする。とにかく俺はハルヒのことを好きになっていた。

それではごめんなさい。俺は今から俺を頼ってきた女の子を犯します。それではさようなら倫理。もう二度とお目にかかることはないでしょう。今までありがとう道徳。本当にお世話になりました。
521初心者6:04/08/06 12:30 ID:rA0s1dda
俺は、ハルヒを、愛します。

まずハルヒの背中に両腕を回しギュッと抱きしめる。ひとまず雷に怯えるハルヒの震えをおさめてやりたかった。
「あっ…キョン…んっ…」
次にハルヒの唇をふさぐ。ハルヒの震えがおさまるまで間しばらくこうしておこう。
「はむっ…うん…はぁっ…んでもない…続けてキョン」
「そう。ならいいんだけど」
紅潮した顔を俯けて、俺の視線から逃れようとするハルヒ。そんなハルヒの姿に加虐心と庇護欲を同時にかきたてらる。俺はハルヒを抱き寄せるとハルヒの髪に何度もキスをする。ハルヒの髪は触っているとサラサラとしていてとても気持ちがいい

「うわっ!?何か変な感じ」
「嫌か?」
「ううん、大丈夫…どちらかと言うと気持ちいい気がする」
俺はハルヒの耳元で囁くように言葉を続けた。
「大好きだよハルヒ…しかしハルヒが雷苦手とは…可愛いところあるな」
522初心者7:04/08/06 12:37 ID:rA0s1dda
「うぅ〜しょうがないじゃない、怖いものは怖いのよ」
「そうだな」
ハルヒの胸は俺の手の中で自由に形を変える。メチャクチャ柔らかくてとても気持ちいい。
「はうっ…んんっ」
あれ?今気がついたがハルヒはブラジャーしてないのか?
「当たり前でしょ?眠る時は外すわよ。だって苦しいもの」
クソー下着を脱がすのを楽しみにしていたのに…そんな事を思いながらパジャマの下に手を入れ直接ハルヒの胸を揉む。ハルヒの肌はしっとりと汗ばんできていた。おそらく興奮して体温が上がって来ているのだろう。
「きゃっ!?きょ…キョンちょっと強すぎるよ」
少し手に力が入り過ぎたらしい。
「あっ、ごめんなハルヒ」
俺はハルヒのパジャマをたくし上げ胸に吸い付く。
「ふわっ!?こら、キョン…ダメっ…ん〜っ」
ハルヒが可愛い嬌声をあげる。ハルヒの胸はハチミツのようにとても甘い。
523初心者8:04/08/06 12:38 ID:rA0s1dda
俺は身を起こし、ハルヒからパジャマのズボンを脱がす。パジャマの上をたくし上げられショーツ一枚となったハルヒの姿はマジで綺麗だった。
もうそろそろいいだろうか?俺はハルヒの下半身に手をのばしてショーツの上からそこに触れた。
「あっ、そ…そこはダメ!?」
「濡れてるな…」
ハルヒのそこはすでに湿っていた。中指でショーツの真ん中の部分を往復するとどんどん湿り気が増してくるのがわかる。
「んっ〜バカァ…」
準備はもういいだろう。俺はハルヒの片足からショーツを抜き取るとハルヒの大事な部分が露わになった。
「うぅ〜恥ずかしい…」
「ハルヒ、とっても綺麗だぞ」
今のハルヒの顔は明るい所で見たらきっと完熟トマトのように真っ赤になっているだろう。
「なぁハルヒ…そろそろ入れていいか?」
もう、俺は我慢できなかった。さっきから下着の中で息子がパンパンに張っていて痛いくらいになってる。
「いいよ…来て」
524初心者9:04/08/06 12:39 ID:rA0s1dda
俺は急いで服を脱ぐと息子をハルヒの大事な部分にあてがった。
「じゃあ、ハルヒ本当に行くぞ。痛かったらちゃんと言うんだぞ」
「う、うん」
俺はハルヒに覆い被さるとハルヒの腰を手で固定して少しずつ腰を進めていった。おそらくこの正常位が一番ハルヒには負担が少ないだろう。
「うっ…はぁっ!い、いたっ…」
小さな突きを繰り返しながらハルヒの中に息子を進めて行くがなかなか思うように中へ進んで行かない。
「ハルヒ、深呼吸して力抜け」
「わっ、分かった」
ハルヒが深呼吸をして力が抜けた瞬間俺はハルヒを一気に貫いた。それと共にハルヒとの結合部分から何かが破れるような感じが息子に伝わってきた。ハルヒの純血がシーツに少しついてしまったがまあいいだろう。
「うわっ…いっ、いっ…いたいっーーーーっ!」
「痛い……痛いよ……」
「あっ、ごめんなハルヒ、すぐ抜くから」
抜こうとするとハルヒは俺の腰に足を絡めてきた。
「ダメ…抜いちゃダメ…私は大丈夫だから…少し痛かっただけだから…キョンは気にしないで」
「でも…本当に大丈夫かハルヒ…」
「うん、私は大丈夫だよ…痛みよりもキョンと一つになれた事の方が嬉しい…もう少ししたら動いても大丈夫だよ」
525初心者10:04/08/06 12:43 ID:rA0s1dda
ハルヒの中は暖かくてとても気持ち良かった。肉の壁が息子をキツく締め蠢いている。気を抜くとすぐに果ててしまいそうだった。


「キョン…そろそろ動いてもいいよ。だいぶ楽になってきたから」
「ああ、ゆっくり動くな」
俺はハルヒを愛しむようにゆっくり揺するようにして動いた。
「うんっ…はぁっ…ふぁっ〜キョンーッ…何か、変な感じに…なって…きた」
俺は息子を入り口まで引いてはまた奥まで突き入れる。
ハルヒの声もどんどん甘いものに変わっていく
「ハルヒの中は暖かくてメチャクチャ気持ちいいぞ」
「うん、私もキョンの気持ちいい…よ。ハァァァァァ、ウンッ…イヤッ!?そこは…ん〜っ」


どれくらい出し入れを繰り返したろう…俺はもう限界が近かった。
「ハルヒ、俺はもうそろそろ限界だ…抜くぞ?」
「きょ…キョン、中に出しても…いいよ…今日は大丈夫…だから」
「分かった」
526初心者11:04/08/06 12:44 ID:rA0s1dda
俺はラストスパートに入り腰をより一層激しく動かす。
「は、ハルヒ!!行くぞ!!」
「うんっ!」
ハルヒのアソコがメチャクチャな力で俺の息子を締めつけてくる。ハルヒもイキそうなのだろう。
「くっ、出る!?」
「ファァァァァァァァァァッ!何か来る!?」
ビュッピュピュドクドクドクドク…

こんなに出したのは初めてと言うくらい大量に出した…気持ちよすぎて目を開いていられなかった。
「はぁはぁ…キョン…いっぱいだしたね…お腹の中が暖かいよ」
ハルヒはそう呟くと眠るように目を閉じた。
俺は余韻を楽しむようにハルヒをギュッと抱きしめる。朝までまだだいぶ時間がある。もう少しこのままでいよう。ふっと窓の外に目をやると嵐がやんだのか空が白みはじめていた。


     完
527初心者:04/08/06 12:50 ID:rA0s1dda
今回はキョン×ハルヒを書いてみましたが…俺文才なさすぎ…orz
しかもハルヒの性格変わってような気がするし

修行して出直してきます。
528名無しさん@ピンキー:04/08/06 13:31 ID:zjKkGoIO
まったく真っ昼間から
529名無しさん@ピンキー:04/08/06 16:39 ID:1UvtLmiO
ホントに昼間っからまったくw
GJっすよー。
いたしてる最中が外の天気とリンクしてるともっと笑えたかもしれない。それじゃ地球子か・・・
530名無しさん@ピンキー:04/08/06 16:51 ID:yXImmsGP
GJ!
いい感じでした。
ハルヒ(・∀・)カワイイ!
531名無しさん@ピンキー:04/08/06 17:38 ID:ZUutfREo
ハルヒカワイイヨー
532長門派:04/08/07 00:10 ID:BlWO6oW2
>>467の続きキボン
533名無しさん@ピンキー:04/08/07 11:19 ID:V6e+TTAi
ハルヒの性格が・・・・でもGJ
534名無しさん@ピンキー:04/08/07 12:28 ID:gnTUFI8h
・・・だがそれがいい
GJ!
535名無しさん@ピンキー:04/08/08 00:08 ID:6Ya3VBwq
何かオチがあると思ったのに無かったので寂しい
536長門マンセー:04/08/08 00:35 ID:ulp3k7Sx
長門SSщ(゚▽゚*щ)カモン
537127っぽい人:04/08/08 10:40 ID:VaX9VDWw
『涼宮ハルヒの消失』発売&読破(ぉ 記念。
今まで書いてたSS中断して、偽長戸SS書きました。
消失読んでない人、またはこれから読もうとしてる人には軽い
ネタバレがある可能性があるので要注意です。

なお、要望があれば続きがあるかも。
538127っぽい人:04/08/08 10:41 ID:VaX9VDWw
  長門有希(偽)の日常


 朝。私は低血圧なので、目が覚めるのには時間が掛かる。
 いつも目覚ましだけでは必ずといっていいほど、起きられない。
「………もう、こんな時間」
 そして、走らなくてもいい時間ぎりぎりに家を出る。
 その時間だと、いつも………
「おはよう、長門さん。今日もいい天気ね」
「……おはよう」
 朝倉涼子と一緒になる。まるで狙い済ましたかのような高確率で。
「今日もさっきまで眠ってたんでしょ? ダメよ? ちゃんと朝食をとる時間くらい取らなきゃ」
「………わかってる」
「本当に解ってるのかしら。なんなら毎日起こしに行ってあげようか?」
「いい。そんな迷惑はかけれないから」
「同じマンションなんだし、そんな心遣いはいらないわよ」
 と、彼女は笑いながら語りかけてくる。
 実を言うと、この会話のおかげで目を覚ましていることは彼女には秘密。
「にしても、夏にこのきつい坂は登りたくないわね」
 首を少し縦に振り、肯定する。
「あ〜あ、こんなことなら光陽園学園に入っていたらよかったかも」
 首を少し横に振り、否定。
「長門さんは北校の方が好きなの?」
 また、肯定。
「まあ、確かにおもしろい人達が多いわよね」
 そういうやりとりをして、今日の登校時間は終わった。
「じゃ、ここでね、長門さん」
「………また」
 朝倉涼子と別れた後、少し周りを見回してみた。
 今日は、あの図書館で会った人には会わなかった。たまに、靴箱で会う時があるのに。
 少し落胆した後、自分の教室へと足を運ぶ。
539127っぽい人:04/08/08 10:42 ID:VaX9VDWw
―――キーンコーンカーンコーン。
 午前の授業終了の鐘の音。つまり今から昼休憩。
 いつも私は文芸部の部室で昼食を取る。
 あそこは、静かだし、読みかけの本もある。
 そこでいつものように時間をつぶそう。

―――キーンコーンカーンコーン。
 今日の授業全てが終わった合図。私はまた、文芸部の部室に向かう。
 ここで、部活終了の時間まで本を読む事が私の日課だ。
 でも、今日はいつもと違うことが起きた。
ガチャ!
「…………!!」
 いつもは誰も訪れる事の無い、部室のドアが誰かの手によって勢いよくあけられた。
 本を読む事を中断し、その人物を見て、さらに驚いた。
 なんと、図書館で私を助けてくれた彼だった。
「いてくれたか……長門」
 彼はそう言って部室に入ってくる。
「なに?」
「教えてくれ、お前は俺を知っているのか?」
 いきなりそう問われ、少し驚きつつも私は
「知っている」
 と、簡単に答えた。彼は、
「俺の知っている長門は…………」
 と、何か説明をし始めた。彼が言っていることを簡単にすれば、私は宇宙人らしい。
「違うか?」
「ごめんなさい…」
 私は彼に謝った。彼の言っている事はよくわからない。
 けど、私が彼の期待に沿うことは出来なかったみたいだから。
「私はあなたが5組の生徒だと言う事は知っている。時折見かけたから。
 でも、ここで話をするのははじめて」
540127っぽい人:04/08/08 10:43 ID:VaX9VDWw
 彼は、すごく落胆したようだった。まるで、母親に裏切られた子供のように。
 この部室を注意深く見ていた彼は、最後に私を見た。
「…………」
 わたしは、彼の行動に少し驚きつつも彼から目を離す事は無かった。
 いつも、彼を見てはいたが、こんなに話をする事は初めてだったから。
「長門」
 いきなり名前を呼ばれて少し驚く。
「あのパソコンを見せてくれないか」
「パソコン?」
 彼は、隣の机に置いてあった旧式のパソコンに興味を持ったようだ。
 でも、あの中には………
「ちょっと待ってて」
 これを彼に見られるわけにはいかない。解り易い位置にあるものだけでも
 深い位置にあるフォルダにしまわなくては。
「どうぞ」
「悪いな」
 彼は、マウスを手に取り、色々な箇所をクリックしていた。
 その行動は手馴れており、まるで自分のパソコンのようだった。
はぁ。
 彼は、深い溜息を一つ吐いた後、
「邪魔したな」
 といって、出て行こうとする。でも、
「ちょっとまって」
 何故か私は彼を引きとめていた。
「ん?」
 彼は少し驚きつつ、こちらに振り返る。
「これ……よかったら」
 そして私は何も書かれていない、入部届を彼に手渡した。
541127っぽい人:04/08/08 10:43 ID:VaX9VDWw

 夜。学校から家に帰ってきた私は、放心して、座り込んだ。
 ―――彼と、初めて話をした。
 その事実を今更になって実感した。
 胸の鼓動はいまだ高鳴り、顔も赤く染まっているだろう。
 入部、してくれるといいんだけど。
ピンポーン―――
 その音に身体をびくっと震わせ、訪問者の対応にでる。
「はい」
「長門さん? あたし、朝倉」
「………入って」
 彼女がこの時間に来る事は結構ある。
 夕食を余分に作っては私に渡しにくるのだ。
「おじゃましまーす」
 と、彼女が部屋に入ってすぐに
「どうしたの? 長門さん。熱でもあるの?」
 と、私に尋ねてきた。
「別に。なんでもない」
「嘘。だって顔、真っ赤よ?」
 やっぱりまだ、落ち着けてはいないようだった。
「ほら、早く横になりなさい。風邪は引き始めが肝心なんだから」
 無理矢理、私を布団に横にさせると
「じゃあ、おじやでも作るわね。ちゃんと横になってるのよ?」
 と、念を押してから台所に。
「ふんふんふーん♪」
 鼻歌を歌いながら、おじやを作っている彼女に申し訳なく思いながら
 布団を抜け出す。別に風邪などは引いていないので問題はないのだけど。
「お風呂に入ってくる」
「…仕方ないわね。まあ、お風呂に入らないと気持ち悪いし」
「うん」
542127っぽい人:04/08/08 10:44 ID:VaX9VDWw
 比較的短い髪を洗っていると、突然浴室のドアが開いて
「長門さん、一緒にはいろ」
「!?」
 と、朝倉涼子が私の身体を心配したのか、お風呂にまで入ってきた。
「もう、大丈夫だから。心配しないで」
「ダメ。あなた、いつでもそう言うでしょ? だから余計に心配なのよ」
 今日は本当に何も無いのだけれど。
 でも、これ以上彼女に何を言っても聞かないだろう。
「………今日だけ」
「ん、それでいいわ」
 高級マンションといっても、流石に洗い場に二人で座るのは狭かった。
「長門さん、背中流してあげる」
 いつ手にしたのか、ボディソープのついたスポンジを持って私の後ろに座る。
 私はまだ、髪の手入れをしていたので素直に任せる事に。

「長門さんの肌ってスベスベなんだ…羨ましいなぁ」
 私の背中をスポンジでこすりつつ、心底羨ましそうに言う彼女。
「そんなことない。あなたの肌も綺麗」
「あなたにそう言ってもらえると嬉しいわ」
 髪の手入れを終え、手持ち無沙汰になりどうしようかと悩んでいると、
「ついでに前の方も洗ってあげる」
 という彼女の提案。
「……いい。遠慮しておく」
 流石にそこまで任せる訳には行かない。何より、恥ずかしいし。
「いいっていいって。ほら、病人は甘えた甘えた」
「…………」
 と、前に廻ろうとする朝倉涼子。
 それをやんわりと邪魔する私。
「むー。じゃあ、後ろから洗うからいいわよ」
 そう言うと、彼女は私を後ろから抱きしめ、前の部分を洗い始めた。
543127っぽい人:04/08/08 10:45 ID:VaX9VDWw
「あは、長門さんって抱き心地いいんだー」
「……///」
 背中に、彼女の豊かな膨らみを感じる。
 その感触に顔が熱くなってきた。
「長門さんのって、小ぶりだけど形いいね」
「んん……」
 じっくり見られていると思うとさらに恥ずかしくなる。
 一通り洗い終わったのか、彼女の手が止まる。
「洗い終わったなら、もういいと思うのだけど」
「まだ洗い終わってないわよ。ほら、じっとしてて」
 彼女は、スポンジを置き、手に泡をため素手で身体を擦りにきた。
「……くすぐったい」
「サービスでお肌のマッサージもしてあげる。まずは……ここから」
「…んん!」
 いきなり、私の胸を揉みにきた。いきなりで驚き声が少しでてしまった。
「こう、回すように揉むのがポイントなの。これでボリュームアップ効果が期待できるわ」
「そ、そうなの、ひゃう!」
 きっと彼女は本気でマッサージしてくれているに違いない。でも、自然に声が出てしまう。
「…気持ちいいでしょ? これでバストアップも出来るから一石二鳥なの」
「ん、あう……」
 返事する余裕もなかった。彼女の手は、的確に私の感じるところを触っている気がする。
「長門さん、胸、弱いんだ」
「はぁ…ん、そ、そんなこと……きゃ!?」
 今まで、乳房をずっと触っていたのに、急に乳首を触れられ、驚きとともに、
 まるで電撃が走ったかのような感覚が身体を走りめぐった。
「くす、気持ちよかったでしょ」
「い、一体何をしたの?」
「これといって何も。一つ理由をあげるなら、あなたの身体が求めているっていうこと」
「…………」
544127っぽい人:04/08/08 10:46 ID:VaX9VDWw
 彼女は、私の無言を肯定と取ったのかどうかは解らない。でもその間に、
 またマッサージという名の愛撫が始まった。
「ひゃあぁ、ふわあぁ」
 焦らしては攻め、攻めては焦らす。そのもどかしさで完璧に私のスイッチは入ってしまった。
「…焦らさないで……おねがい」
 その言葉を待っていたかのように、彼女は左手を私の下腹部に伸ばしてきた。
「!!」
 クリトリスと乳首の2箇所の同時攻め。長い間、焦らされていたせいもあり、
 その急な刺激は強すぎて…
「んんんん!!!!!」 
 一瞬で達してしまった。脱力して彼女に身体を預ける。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「くす、よかったでしょ? 次はあたしの番…って言いたいとこだけど、
 少しのぼせてきたし、シャワーを浴びて出ましょうか」
 こくん。首を少し縦に振った。

 夕食に作ってもらったおじやは少し冷めていたけど、よく味がしみておいしかった。
「じゃあ、今日はこれくらいで。きちんとあったかくして寝るのよ」
「………わかってる。また、明日」
「うん、じゃあね」
 彼女、朝倉涼子は少し寂しそうに部屋を出て行った。
 彼女には悪いけど…今日はそういう気分ではなかったので、早めに帰ってもらった。
 明日も学校がある。朝、起きられないと困るのでもう寝ないと。
 明日、彼が部室に来てくれるといいのだけど。
 そんな淡い期待を抱いて、今日という一日を終えた。

                                  〜終わり〜
545名無しさん@ピンキー:04/08/08 11:28 ID:lM7plYKg
萌えー萌えー。
偽長門さんに萌えました。
カップルだとキョンハルヒ萌えですが、単体ならやはり長門蝶萌え、本物とのギャップも最高。
127っぽいお方、これからも楽しみにしてます。
546名無しさん@ピンキー:04/08/08 20:14 ID:n/HJ1j1h
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
547名無しさん@ピンキー:04/08/08 20:21 ID:Sd2f/KO9
ヤバイ、こういう本編遵守系大好きだ。神。
ただ欲を言うと触られてる最中に何故かキョンの事が頭に浮かぶ描写が欲しかった。
548初心者:04/08/09 09:07 ID:2oQi/nKH
127っぽい人氏GJです!

私も127っぽいのようにSSが書けるようになりたい…

ひとまず、またキョン×ハルヒを書いてみたのですがエロシーンが思いつかず…
549初心者1:04/08/09 09:09 ID:2oQi/nKH
「徹夜ですれば間に合うんじゃないの?」

 はて?こんな台詞を言ったのは誰だっただろうか?
 俺の記憶が正しければ今俺の隣りで眠りかけているコイツが言っていたような気がするのだが…気のせいだろうか?
 コイツは続けてこうも言った。

「ここに泊まり込んでやればいいじゃない、あたしも手伝うから」

 しかし、そんなことを言った張本人は一時間もしないうちに俺の隣でスヤスヤと机に突っ伏して寝息を立て始めている……って!?寝てるのかよ!!
 おい、ハルヒ寝るな!!おまえに寝られるとこっちは困るんだよ!絵コンテも脚本もないこの映画を編集するにはおまえの指示が不可欠なんだ。
 脚本はおまえの頭の中にしかないんだからな!

「うっさいわね〜編集はキョンに全部任せたわ。絶対素晴らしい作品に仕上げなさい。何たってあたしが監督してるんだからね…あたしは少し眠るから、あたしが起きるまで起こさないでちょうだい。起こしたらグーで殴るわよ」



 ……という訳で、只今編集作業を行っているのは俺一人しかいない…
 朝比奈さんや長門は自分のクラスの準備に行っちまったし、古泉も演劇の打ち合わせでいない。
 
550初心者2:04/08/09 09:11 ID:2oQi/nKH
 果たしてハルヒが撮ったこの朝比奈さんのプロモ動画をどのようにして映画の様に見せかけるのかは、俺のセンスにかかってきたと言うわけだ。
 しかも明日が学園祭当日、つまり映画の公開日だ…本当に編集作業は間に合うのか?

 確かに俺も「この映画は絶対成功させよう」なんってこと言っちまったが、あれはあくまでその場のノリと言うか勢いというやつで谷口に啖呵をきった手前引き下がるわけにはいかなかった。

 大体にして誰も映画作りのノウハウを持ってないのに、いきなり映画を作ろうと思うのが間違いなのだ。
 こんなのは普段着でエベレスト登山に挑戦しようと言うくらい無謀な行いに違いない。
 黒沢やヒッチコックに怒られるぞ?

 考えたらどんどん腹が立ってきた。
 どうして俺がこんな貧乏くじを引かなくてはならんのか、これも全ては思いつき程度の事で企画を考えたハルヒに責任はある。
 一人だけ気持ちよさそうに寝やがって…
551初心者3:04/08/09 09:12 ID:2oQi/nKH
 イタズラでもしてやろうか?

「んっん〜…」

 ハルヒの寝息が聞こえてくる。いつもはホントうるさいが寝顔は天使っーか、って俺は何言ってんだ。

 ………んっ?よく考えるとここは密室で…その中には男女が一組。
 いつもはうるさすぎて気がつかなかったがハルヒはない。
 悪いのは男と二人きりだと言うのに無防備に寝ているハルヒと子孫を繁栄させようという人間の本能だ。
 誰も俺を責められやしない。

 それではさようなら倫理。もう二度とお目めにかかることはないでしょう。 今までありがとう道徳。本当にお世話になりました。俺は、ハルヒを、犯します。
552初心者:04/08/09 09:21 ID:2oQi/nKH
うわぁぁぁぁぁ!!よく見ると3番目の書き込みが失敗してる…
やはり携帯からやるとダメですね。
正しくは↓です。


イタズラでもしてやろうか?

「んっん〜…」

 ハルヒの寝息が聞こえてくる。いつもはホントうるさいが寝顔は天使っーか、って俺は何言ってんだ。

 ………んっ?よく考えるとここは密室で…その中には男女が一組。
 いつもはうるさすぎて気がつかなかったがハルヒの容姿は平均以上って言うか、かなり可愛い部類に入る。
 しかも学園祭前日とは言え既に周りの部室の奴らは全員帰っちまって…部室棟に残っているのは俺とハルヒの二人だけだ。

 ヤバイ意識しだすと我慢が出来なくなってきた。

 ここで明言しておくが悪いのは俺ではない。
 悪いのは男と二人きりだと言うのに無防備に寝ているハルヒと子孫を繁栄させようという人間の本能だ。
 誰も俺を責められやしない。

 それではさようなら倫理。もう二度とお目めにかかることはないでしょう。 今までありがとう道徳。本当にお世話になりました。 俺は、ハルヒを、犯します。

553名無しさん@ピンキー:04/08/09 09:46 ID:m3foj65M
リアルタイム来たー
支援支援ー
554127っぽい人:04/08/11 07:49 ID:FGBQGN8V
保守ついでに一つ質問。
偽長門SSの続きって需要ある?
あるなら明日中に投下できそうだけど…
ないならこの前中断したSS投下予定。


自分にとってみくるは鬼門ですorz
あの娘の口調…わかんねぇ。みくるSS書きたいのに…
555名無しさん@ピンキー:04/08/11 08:25 ID:HNV1u+AF
需要も何も……偽長門SSをいらないという奴は人間じゃないです(言い過ぎ)
ぜひ頑張って下さいまし。
556名無しさん@ピンキー:04/08/11 20:37 ID:nTf86KTb
>>554
両方、連ちゃん、波状攻撃キボン
557名無しさん@ピンキー:04/08/11 23:54 ID:cQS8YyVK
>>555
いやいや、言い過ぎじゃ無いです。人間じゃないです。
超キボン
エロ無し可
558名無しさん@ピンキー:04/08/12 02:19 ID:hClGLhIl
>>554
みたいですよー
でも無理して急がなくてもいいから。
559127っぽい人:04/08/12 09:20 ID:I4I2N6qz
了解しました。
じゃあ今日明日中に偽長門SS投下します〜。

本編に忠実に書くのって結構楽だから執筆も早いので
気長にお待ちください。

中断した方(みくるSS)はまだまだ掛かりそうですorz
みくる嬢が……書けねぇ_| ̄|○
変なもんになったらすみません
560475:04/08/12 23:11 ID:m0lr051Q
夏コミ新刊コピー誌できた―――っ!
「涼宮ハルヒの欲情」
ハルヒ×キョンで成人向け小説誌です。
会場で見かけたら買ってくださいね。
561475:04/08/12 23:23 ID:m0lr051Q
「ちょっと、キョン。そこ座んなさい。セックスするのよ、セックス」
 はぁ、突然何を言い出すんだコイツは。ついにお脳が腐って発酵したらしい。
 それも目を潤ませて雰囲気たっぷりで言うのならともかく、いつもどおり腰に手を当て仁王立ちでは情緒もへったくれもないだろう。
 涼宮ハルヒである。
 黙っていれば美人のカテゴリに分類されて図鑑に載せられてもおかしくはないのだが、どちらかというと珍種の部類だろう。それも学者が大喜びしそうな。顔もスタイルもよくて成績優秀、運動神経抜群だというのに勿体無い話である。
 ハルヒは視線で人が殺せると信じているような妙に挑戦的な目つきで、いや、お前の場合はシャレにならんからよせ。
「アンケートによると日常に変化を求めてセックスする男女が二十八パーセントもいるのよ。セックス程度で日常が変化するのなら是非とも経験しておかなくてはいけないのよ」
 どこから来た数字なのか。問い質す気力もわかない。だがちょっとまて。『経験しておかなくてはいけない』だと。
 ひょっとして処女か。ま、こんな性格じゃ容易に推測できるが。
「なによ! 何が悪いっているの!」
 頬を赤くして主張する。照れているのだろうか。そんな感情を見せるハルヒは出現率極希少のウルトラマグナムレアなような気がする。
 ちょっと可愛いかも。
 そんな感情を抱く時点で彼女の意図に嵌っているのかもしれない。
562475:04/08/12 23:23 ID:m0lr051Q
と、いうわけで冒頭部分をアプ。
続きは会場でどうぞ〜
563名無しさん@ピンキー:04/08/13 00:25 ID:PyxS9xs3
続きキボヌ〜
564名無しさん@ピンキー:04/08/13 01:00 ID:bS1fh0F+
>475

サークル名とは言わないが何日目かだけでも教えてくれ_| ̄|○
565名無しさん@ピンキー:04/08/13 01:07 ID:v3StsAKD
万が一初日だったら泣く
566名無しさん@ピンキー:04/08/13 01:14 ID:Ubn97UbX
>>562
まずは虎の穴に卸せ、話はそれからだ。


おれのお盆休みは1日だ、参ったか(涙
567127っぽい人:04/08/13 01:40 ID:FsDepVoE
まだ長くなりそうなので、偽長門SS、数回に分けて投下します。
短くまとめる技術も必要だなぁ……

>>475
 ぜひ、通販も出来るようにしてください!
 夏コミ行かないし、近所に大手同人ショップもないものでorz
568127っぽい人:04/08/13 01:42 ID:FsDepVoE
長門有希の恋心

 翌日、いつも通り目覚まし時計の音では起きれず、徒歩で登校可能な
 ギリギリの時間に目が覚めた。なので、また
「おはよう、長門さん。 昨日はちゃんとあったかくして眠った?」
「………うん」
 朝倉涼子と出会い、一緒に登校。
「そう言えば、昨日………」
 彼女は、またいつもの様に笑顔で私に話し掛けに来る。
 今日の話は、昨日部室に入ってきた彼の話だった。
 彼女が言うには、彼女が教室に入った時、彼に
『なぜ、お前がここに居る』
 といきなり問い詰められたらしい。
 問い詰められる理由もわからない彼女(その周りの人達全員もだけど)は
 終始?マークが飛び交っていたようだ。
「…昨日、私の所にも来た」
「え? そうなの?」
 こくん。
「文芸部の部室で。いきなりでびっくりした」
「文芸部の部室…か。彼、今までそんなとこ行った事無かったのにね」
 数秒の間の後、私は首を縦に振った。
「あ、そんなとこってそういう意味じゃないわよ?」
「…いい。気にしてないから」
 今日の朝の話は、ここでお終い。この時に丁度、校舎に辿り着いた。
「じゃ、今日もここで」
「……うん」
 朝倉涼子と別れた後、少し立ち止まり、周りを見回す。
「…………はぁ」
 やはり、彼の姿は無かった。
569127っぽい人:04/08/13 01:43 ID:FsDepVoE

―――キーンコーンカーンコーン。
 今日も一日の授業が終わり、今から部活動の時間となった。
 彼、今日も部室に来るのかな。
 教室を出る前、ふとそんな考えが頭をよぎった。
 そして、あっという間に部室の前。
 何故か一瞬、部室のドアを開けるのを躊躇ってしまった。
「…………」
がちゃ。
 静かに開けて中をのぞいてみても、そこはいつもと同じ、こじんまりとした文芸部部室だった。
 落胆と安堵が同時に訪れ、少し混乱しつつも自分の椅子へ。
 後はいつもと同じ。読みかけの本を開いて、文字の海の中へ潜っていくだけ。
 一度本を読み始めれば、周りの音はもう何も聞こえなくなっていた。―――が
コンコン。
 ドアをノックする音。その音で現実の世界に帰って来た。
「……はい」
がちゃ、ばたん。
「よ」
 彼だった。私は、普段通りを装うように、本に目を戻した。
「また来てよかったか」
 こくん。いつものように少しだけ首を縦に振る。
 彼は、鞄を置き、部室の本棚に目を向けていた。
 顔は本の方を向いているが、目線と頭は彼の方に釘付けだった。
「これは、全部お前の本か?」
 彼の純粋な疑問。それに私はすぐ答えた。
「前から置いてあったのもある。でも、これは図書館で借りた本」
 そう言って、今私が読んでいる本の表紙を彼に見せる。
「小説、自分で書いたりはしないのか」
 彼にそう聞かれ、ドキッとなり、パソコンの方を見る。
 昨日、確かに『あのフォルダ』は隠した。大丈夫、彼はまだ見ていない。
570127っぽい人:04/08/13 01:44 ID:FsDepVoE
「読むだけ」
 私のその言葉に納得したのか、彼はまた本棚の方に目を戻した。
 そして、一冊の本を抜き、パラパラとめくり始めた。
 彼の興味を引く本があったらしい。その事が少し嬉しく、彼も本を読んでいるのなら、
 ということで私も本に戻る事にした。
 数分後、彼は私に何か細長い紙切れを持ってきた。
 そこには、誰かの字で何か書かれているようだった。
「これは、お前が書いたのか?」
「確かに似ている。でも、私は知らない」
「そうか……」
 少し落胆したようだった。が、何か気付いたのか、すぐにいつもの顔に戻った。
 そして、近くの椅子に座り込み、何か考え始めた。 
 私は、また読書にもどった。

  二時間くらいたっただろうか。
 私は、顔は本の方に向けたまま、目だけで彼の方を見てみた。
 彼もこっちをじっと見ていた。
 その事に気付いた途端、顔が少し熱くなった。
 一度その事に気付いてしまったら、もう本に集中する事は出来なかった。
 段々、顔が熱くなっていく。きっと今私の顔は苺とまでは行かないが、
 それくらい赤く染まっている事だろう。
 少しずつ、胸が苦しくなり、鼻だけで呼吸をするのは厳しくなってきた。
 何もしていないのに、息切れなんて、一体どうしてしまったのだろう。

571127っぽい人:04/08/13 01:45 ID:FsDepVoE
 さらに時間が過ぎ、彼が、
「もう帰るよ」
 と言った。
「そう」
 なら、私も帰ろう。時間も早くは無いけど、遅くも無いいい時間だし。
 そして、部室を出てすぐに彼が私に聞いてきた。
「なあ長門」
「なに?」
「お前、一人暮らしだっけ」
「………そう」
 なぜ、知っているのだろう。まだ、彼と話すようになって一日しか経っていないのに。
 校舎を出るまで、彼がネコの話などしてくれた。
「ペット禁止」
 そう私は言って、少し後悔した。
 せっかく、話題を振ってくれたのに。
 少し考えた後、私は決心した。
「来る?」
「どこへ?」
「……私の家」
「……いいのか?」
 こくん。首を少し振った。
「いい」
 誘った。
 彼を私の家に誘ってしまった。
 今日の私はどこかおかしい。いつもはこんなこと出来ないのに。
 彼の顔を見ると意識してしまうので、顔を見ない先頭を歩く事に。
 彼は『やれやれ』と言う意味(だと思う)溜息と苦笑(私は見ていないけど)をしていた。

572127っぽい人:04/08/13 01:45 ID:FsDepVoE
 学校から私の家までは、二人とも無言だった。
 私は、いつも自分から話し掛けにいくタイプではないし、彼を意識してしまい、
 何を話していいかもわからなかったから。
 もくもくと歩き続け、すぐに私の家に到着。
 いつものように番号入力、鍵が開くのを確認してから中に。
 彼を無言で促して、エレベーターに乗り自分の部屋のある7階に。
 そして、私の部屋に入ると、彼が突然私に襲いかかり―――
 ということも無く、しげしげと部屋の間取りなどを見ていた。
 そして、一つの部屋の前で止まり、
「ここ、見せてもらってもいいか?」
 と聞いてきた。
 別に何も置いてない、ただの空き部屋だったので、断る理由も無かった。
「どうぞ」
「ちょっと失礼する」
 彼は、ふすまを開き、中に入って隅々まで見渡した後、少し落胆して出てきた。
 ………一体何を期待していたのだろうか。

 居間に二人向かい合って座り、彼にお茶を注いだ。
 二杯目のお茶を入れたとき、私は彼に話を持ち出した。
「私は、あなたと学校外であったことがある」
 と。今まで話をしていないのに、いきなりこんな話をされては彼も驚くだろう。
 思ったとおり、少し面食らった顔になりつつも、私に
「どこでだ」
 と、場所を尋ねてきた。いつもなら私はここで

573127っぽい人:04/08/13 01:46 ID:FsDepVoE
『図書館』
 と、一言で話を終わらせていただろう。しかし、今回は自分から振った話。
 それで話を切ってしまっては何のために話し掛けたのか解らない。なので、
「覚えてる?」
 と、遠まわしに言ってみた。少しは長引き、さらに彼の思い出になっているかどうかも
 確認できる、まさに一石二鳥の質問だと思った。
「何を?」
 だけど、彼は私に聞いてきた。それは、つまり何のことだか解らないという事―――
 少し悲しくなりながらも、初めから彼に説明することに。

「…………」
 私の説明が終わり、彼の言葉を待つ。
 もう私には話す事もない。後は彼が覚えているかどうかだけ。
「…………」
 無言のまま、時間だけが過ぎていく。
 彼の言葉を待っていると、指先から振るえがやってきた。
 やはり、私何かの、ことは、覚えて、いなかったのだろうか。
「…………」
 それでも時間は過ぎていく。あまりにも長い時間が過ぎたような気がしたけど、
 実際に時計を見てみると、まだ数分しか経っていなかった。
 彼の方を盗み見してみる。
 本当のことを言うか、それとも……
 そんな風に、悩んでいるように私には見えた。
 私の視線に気付いたのだろう。顔をふと上げ、目が合う。
 顔が少し熱くなり、俯く。
 忘れてくれていてもいい、今はただ、このこう着状態から抜け出したい―――
 そう思うようになる程、時間が過ぎていった。
 
574127っぽい人:04/08/13 01:47 ID:FsDepVoE
 実際の時間にして、およそ15分くらいたったころ、彼が、
「俺の記憶では……」
 と、何か決意した表情で、恐る恐ると言った感じに話し始めた。
「確かに図書館でお前にカードを作ってやった。それは同じだ」
 その言葉を聞いて、彼が覚えていてくれていた喜びを感じる。
 きっと、今私は少し微笑んでいる事だろう。
 そんな私の顔を見て、少し顔色が曇った彼は続けて
「だが、やっぱりお前の記憶とは少し違うんだ」
 私は、聞いた。
「どう、ちがうの?」
「……俺は、お前と、図書館に行った」
「…………」
 私は唖然となった。あの時、私は確かに一人で図書館に向かった。
 でも、彼は私と行ったと言っている。
 一体どちらが正しいのだろう。でも、その事よりも……
「私と、図書館に……?」
「ああ。俺がお前を連れて行ったんだ」
 彼のいう事が本当だとしたのなら、その時私は…
「で、デートしていたの?」
 デート、という単語に顔が赤くなる。
「い、いや…そうじゃなかったけど…」
 けど、何なのだろう。
「二人きりで行ったのは確かだ」
 彼はそう、はっきりと言い切った。
575127っぽい人:04/08/13 01:48 ID:FsDepVoE
「…………」
 また、沈黙が部屋を包み込んだ。
 でも、この沈黙は、さっきのとは違い、あまり、嫌ではなかった―――
 何か聞こう。そう思ったけど、言葉に出来ない。どうすればいいかと悩んでいると、
「長門」
「?」
 いきなり名前を呼ばれ、少し驚く。
「俺は、多分だけど…」
「何?」
 そこで彼の言葉が途切れる。この後、何て言葉が続くのだろうか。
「お前の事が………好きだ、と思う」
「…………」
 三度目の沈黙。
 彼の言い方はあやふやで、違ったとも気のせいだったとも言いなおせる言い方だ。
 でも、それでも私は、彼に告白されたのだ。
「お前は、俺のことが、嫌いか?」
「…………」
ふるふる。
 言葉に出来そうに無かったので、首を振って返事。
「俺は、お前の言葉で聞きたい」
「…………」
 顔が熱い。きっと真っ赤に染まっているのだろう。

576127っぽい人:04/08/13 01:49 ID:FsDepVoE
 この場から逃げ出したい。でも…今逃げると全てが台無しになってしまう。
「………好き」
 声になっているかなっていないか。そんな微妙な声しか出なかった。
 それでも、彼は満足したようで…
「…長門!」
「きゃ!?」
 私を強く抱きしめてきた。少し息苦しい。でも全然嫌ではなかった。
とくん。とくん。 
 心臓の音がいつもより大きく聞こえる。
とくん、とくん。
 耳を澄ませば、彼の鼓動も聞こえてくる、そんな気もした―――


以上、前編投下終了。
明日明後日くらいに後編(予定、中編になる可能性もあり)を投下予定。

細かい突っ込みは抜きでお願いしますw
577名無しさん@ピンキー:04/08/13 01:59 ID:F/qr1RSc
某灼眼もそうだが、いとうのいぢ先生のイラストはスバラシイ!しかし、「消失」の偽長門は
文中では眼鏡かけてたはずなのに、イラストでは裸眼になっている…。
ちょっとネタばらしになっちまったか?
578名無しさん@ピンキー:04/08/13 02:03 ID:iFA+jzua
神の再降臨キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
感想とか書きたいけど先読みすると書き辛くなるだろうからとりあえずGJ!
579名無しさん@ピンキー:04/08/13 02:17 ID:T2aPyv6F
偽長門最高だよ。127っぽいひとさん乙です。
580名無しさん@ピンキー:04/08/13 17:47 ID:aD9IshEJ
我が家にはパソコンが一台ない。家族全員で使っている。
で、両親が大抵家にいるのでパソオナをした事がなかったわけだ。
しかーし、起きると二人ともいないではないか!ラッキー!MIKURUフォルダでこける!っと喜ぶ暇も惜しんで、パソコンルームへ!
当然男らしく下半身スッパオナニーだ!
ああ、、、バニー、メイド服かわいいよお、などとお気に入り画像で盛り上がる俺
そして、いよいよ大詰めが近づき、フィニッシュに選んだのは朝比奈サンタ!
もうテンション上がる事山の如しで、ほとんどブリッジ状態でしごきまくり!
誰もいないので、「ああ〜!朝比奈さん!朝比奈さんぁああ、垂れ目かーいいよーーー!かーいい〜!」
等とほぼ絶叫しながら逝こうとしていたとき、、、、
「キョンくん、うるさい〜」と笑いながら小5の妹が入ってきやがった。
俺は時々一人で大声を上げることがあるので、そんな感じだとおもったみたいだ。
しかしそこには、下半身裸でティンポを握る兄の姿が、、、
半泣きで部屋を出て行く妹。親がかえって来るまで、部屋から出てこなかった。
2週間会話していない。。。
以前は一緒にお風呂に入るほど仲の良い兄妹だったのに、、、
学校の出来事などを嬉しそうに話してきてくれたのに、、
すまん、兄は変態なのだ。。。
581名無しさん@ピンキー:04/08/13 21:57 ID:ujml1UM9
アイナブリッジ大佐か・・・
582127っぽい人:04/08/13 22:44 ID:FsDepVoE
SS執筆中、パソコンフリーズ……
10k近く書いてたのに白紙に戻っちゃったよ・゚・(ノД`)・゚・
どんな事書いたかも覚えてないし…

今日中に完成は無理そうです_| ̄|○

>>580-581
 アイナブリッジ大佐でぐぐって納得。
 これは痛い…
583名無しさん@ピンキー:04/08/14 00:20 ID:+kEicHRP
偽長門SSの為なら今日明日と言わず何年でも待ちますとも。
時間など気にせず書きたいものを好みのペースでやって下され。
584492:04/08/14 21:03 ID:cVMcJ4fL
127氏、初心者氏、GJです
その執筆速度の早さ、マジで尊敬します。

ハルヒ、長門ときたところで朝比奈さんを書くべきなのかもしれませんが、書きかけのものもありますし、
その書きかけのものよりも消失読んでて思いついた長門話(非偽長門)のプロットが進んじゃったりしてます orz

朝比奈さんの神様降臨しないものでしょうか…
朝比奈さん(大)×キョンとか希望
TPDDを無くして現代から帰れなくなった朝比奈さん(大)、
朝比奈さん(小)が居る家に行くわけにいかずキョンの家に居候する朝比奈さん(大)とか

書いてたらキリがないのでとりあえず>493-497改め『SOS団の休日(仮)』の続き投下します
タイトル入れますのでスルーな方はそれでよろしく
585SOS団の休日(仮):04/08/14 21:03 ID:cVMcJ4fL
長門に遅れること一分とちょっと、くらいだとはおもうんだが、そこにはすでに長門の姿もハルヒの姿も見当たらなかった。
…見当たりはしなかったが、その店の前に来た俺は、どこにハルヒと長門が居るのかが分かってしまった。
3つある試着室のカーテンが全て閉まっているにも関わらずだ。
何も透視能力なんていうわけじゃない、何度も言うが俺は正真正銘、何の特殊能力も怪しげな経歴もない一般人だ。
そういうのは小泉にでも任せておいてくれ

超能力者でもなんでもない俺が何故二人の居場所がわかるのか、というと…まあ、単純な話だ。
目の前でもぞもぞと動いているカーテンの向こう側から、ハルヒの声が聞こえてくるからというだけのことだ。
一つの個室に二人で入っているということらしい…例によって着せ替え人形にしている、ということか。
朝比奈さんだったら大騒ぎするところなんだろうが、さすが長門というべきか、ハルヒが独り言を言っているようにしか聞こえんな。

ハルヒの声と怪しい動きをするカーテンに気を取られて試着室の前に来るまで気が付かなかったが…
この店はどうにも…ハルヒらしいチョイスといったところか、確かに長門なら似合うかもしれないがな。

待つこと数分、レールから金具が弾けとぶような勢いでカーテンが開かれ、ハルヒが飛び出してきた。
カーテンの開いた試着室に残された長門の予想通りの、しかし予想以上に似合う姿をみて、俺は言葉を失ってしまった。

「どう、似合うでしょう」

などと誇らしげにいうハルヒの顔が目に入らず、何故か社長秘書、という言葉が俺の頭をよぎる。
そう、ハルヒが長門に着せたのは落ち着いた雰囲気のあるスーツだった。
小柄な長門にはミスマッチなはずのスーツが何故かしっくりくる。
確かに似合ってる、毎度の事ながらマニアックなチョイスではあるが、魅力をきっちり引き出せる服を選ぶヤツだな。

「ふん、これならみくるちゃんがどんな服をもってこようが勝ちはもらったわ!」
586SOS団の休日(仮):04/08/14 21:04 ID:cVMcJ4fL
俺の賛同を得たことに気を良くしたのかハルヒは満面の笑みを浮かべ朝比奈さん探しの旅に突っ走っていってしまった。
いったいいつの間に勝負になっていたんだろうか、勝ち負けの基準はなんなんだろう、
そして勝負にまけた朝比奈さんはいったい何をさせられるんだろうか…まあ、またろくでもないことだろう…
等とぼやいたところでハルヒには聞こえないわけだし、朝比奈さんの心の平和を祈りつつ長門で目の保養をするとしようか…

「長門、買うにしても買わないにしても制服に着替えてスーツを店に戻しとけ」

値札の桁をみて俺は背筋に冷たい物が走った。
0が5つほど並んだその数字に、目の保養どころか俺の心が擦り切れてしまいそうだ。

俺の言葉に長門はいつものように2度ほどの角度で頷き、
ボタンを外し始め…たところで俺はカーテンを先ほどのハルヒと同じような速度で今度は閉めた。
なんでうちの団員は揃いも揃ってこうも無防備なんだろうか。
長門に遅れること一分とちょっと、くらいだとはおもうんだが、そこにはすでに長門の姿もハルヒの姿も見当たらなかった。
…見当たりはしなかったが、その店の前に来た俺は、どこにハルヒと長門が居るのかが分かってしまった。
3つある試着室のカーテンが全て閉まっているにも関わらずだ。
何も透視能力なんていうわけじゃない、何度も言うが俺は正真正銘、何の特殊能力も怪しげな経歴もない一般人だ。
そういうのは小泉にでも任せておいてくれ

超能力者でもなんでもない俺が何故二人の居場所がわかるのか、というと…まあ、単純な話だ。
目の前でもぞもぞと動いているカーテンの向こう側から、ハルヒの声が聞こえてくるからというだけのことだ。
一つの個室に二人で入っているということらしい…例によって着せ替え人形にしている、ということか。
朝比奈さんだったら大騒ぎするところなんだろうが、さすが長門というべきか、ハルヒが独り言を言っているようにしか聞こえんな。

ハルヒの声と怪しい動きをするカーテンに気を取られて試着室の前に来るまで気が付かなかったが…
この店はどうにも…ハルヒらしいチョイスといったところか、確かに長門なら似合うかもしれないがな。
587SOS団の休日(仮):04/08/14 21:05 ID:cVMcJ4fL
待つこと数分、レールから金具が弾けとぶような勢いでカーテンが開かれ、ハルヒが飛び出してきた。
カーテンの開いた試着室に残された長門の予想通りの、しかし予想以上に似合う姿をみて、俺は言葉を失ってしまった。

「どう、似合うでしょう」

などと誇らしげにいうハルヒの顔が目に入らず、何故か社長秘書、という言葉が俺の頭をよぎる。
そう、ハルヒが長門に着せたのは落ち着いた雰囲気のあるスーツだった。
小柄な長門にはミスマッチなはずのスーツが何故かしっくりくる。
確かに似合ってる、毎度の事ながらマニアックなチョイスで、魅力をきっちり引き出せる服を選ぶヤツだな。

「ふん、これならみくるちゃんがどんな服をもってこようが勝ちはもらったわ!」

俺の賛同を得たことに気を良くしたのかハルヒは満面の笑みを浮かべ朝比奈さん探しの旅に突っ走っていってしまった。
いったいいつの間に勝負になっていたんだろうか、勝ち負けの基準はなんなんだろう、
そして勝負にまけた朝比奈さんはいったい何をさせられるんだろうか…まあ、またろくでもないことだろう…
等とぼやいたところでハルヒには聞こえないわけだし、朝比奈さんの心の平和を祈りつつ長門で目の保養をするとしようか…

「長門、買うにしても買わないにしても制服に着替えてスーツを店に戻しとけ」

上から下まで眺めたところで目に付いた値札をみて俺は背筋に冷たい物が走った。
0が5つほど並んだ上にさらに2桁が乗っている、目の保養どころか俺の心が擦り切れてしまいそうだ。

俺の言葉に長門はいつものように俯角3度ほどの角度で首を振り、
ボタンを外し始め…たところで俺はカーテンを先ほどのハルヒと同じような速度で今度は閉めた。
なんでうちの団員は揃いも揃ってこうも無防備なんだろうか。

試着室の前で長門を待ち続ける俺に店員さんと他の客の視線がたっぷり突き刺さって居たたまれなくなった頃、長門が試着室からでてきた。
ほら、そのスーツを店に戻して、ハルヒを探しに行こうぜ、俺にはここは居辛いんだ。
588SOS団の休日(仮):04/08/14 21:06 ID:cVMcJ4fL
そう言って長門の手を引っ張るものの長門はいつぞやの図書館のように動きやしない。
その車さえ買えてしまいそうなスーツを買うつもりなのか?
まさかと思って言った俺の言葉に長門はゆっくりと頷き、薄っぺらで飾り気のない財布から分厚い福沢さんの束を無造作に取り出した。
店員さんが固まるのが見える。
今時の学生の懐事情に驚いたのだろうか、それとも手品師もビックリのその光景に驚いたのだろうか。
でも、気にしないでやってください、この程度の不条理ならよくあることです。

清算を終えた長門と二人、ハルヒと朝比奈さんを探してフロアをうろつく。
世間の目が痛いので本と服とは俺が持っている、長門に限って荷物持ちなんかは必要ないことだとは思うけどな。
なあ、長門、頼むからその服で土曜の集会にこないでくれよ、世間の目がさらに冷たくなりそうだ。
しかし、部室で着る分には一切問題はない、というかそれなら大歓迎だ。
スーツ姿の長門とメイド服姿の朝比奈さん、ついでにバニーでポニーなハルヒがいたらそこは世界中で一番華やかな部室だろうよ、きっと。
どんな部活かはわかりゃあしないが、気にすることはない。そんなことは初めからだ。
589492:04/08/14 21:15 ID:cVMcJ4fL
と、今回はここまでです、もう少し先まで書いてあるんですが、そこは書き直す可能性が高いので…
中途半端ですが、ここで切らせてください

では、お目汚し失礼しました
590名無しさん@ピンキー:04/08/14 22:21 ID:Fr1PHH6X
GJだ!


どうでもいい話だけど、>>584で朝比奈さん(大)が朝比奈さん(犬)に見えて犬耳&しっぽのみくるタンが…
591名無しさん@ピンキー:04/08/14 23:06 ID:OJpT070e
長門のコスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJ!GJ!
592名無しさん@ピンキー:04/08/14 23:58 ID:pIE9yKYp
『ハルヒ』で活気付いていますな。
そんな中で『学校』シリーズも欲しいと言ってみる。
まあ、『ハルヒ』の新刊が発売されたばかりだし、『学校』は9月10月に期待。
593127っぽい人:04/08/15 03:02 ID:UtFkdari
    長門有希の恋心   〜中編〜
 どれくらい抱きしめられていただろう。
 ふいに、彼が私を解放した。
「悪い。急に抱きしめたりして」
「気にしなくてもいい。……私も、嫌じゃなかったから」
 比較的無表情な(朝倉涼子によく言われる)私に出来る、精一杯の微笑み。
 彼の顔が少しずつ、朱に染まっているような…
「キス、してもいいか…」
こくん。
「んん…」
 唇を重ねるだけの軽いキス。それでも、身体が少しずつ火照っていくのを感じる。
「ぷは」
 少し、息苦しかった。
「はは、悪い」
「どうして笑うの?」
「いや、すげえ可愛いなぁって」
「…///」
 少し俯いて、照れる。
 今、彼とまともに目を合わせられない。こんな顔、見せたくないから。
 そう言って、頭をなでる、彼。
 くしゃくしゃと、少し髪型が崩れてしまった。
 まぁ、いつも特にセットなどしてはいないのだけれど。
「長門。眼鏡、外してもらってもいいか?」
 少し悩む。眼鏡くらい外しても何の問題もない。
 けれど…。私は極度の近眼なため、
 眼鏡を外すと彼の顔が全くと言っていいほど見えなくなってしまう。
 …それでも彼が望むなら。眼鏡を外そう。
 別に一生見えなくなるわけでもないのだし。
 少し躊躇したあと、眼鏡を外し、コタツの上へ。
「うん、やっぱり眼鏡が無い方がいいな」
594127っぽい人:04/08/15 03:03 ID:UtFkdari
「…そうなの?」
「ああ。俺には眼鏡っ娘属性はないからな…っと、これは聞き逃しておいてくれ」
「…眼鏡っ娘属性?」
 なら、今度コンタクトに変えてみよう。
 それなら、眼鏡をかけずに彼の顔も見れるし。 
 不意に、彼は私に再度キスをした。
 この距離なら、彼の顔もはっきりと見える。
「顔、すごいまっか」
「う、うるさい! そういう長門も真っ赤だぞ」
「「…………」」
 急に二人共無言に。
 そしてどちらからとも無く
「…くす」
「…はは」
 笑い出してしまった。
 
 十分に笑い終わったあと、彼は、私の後ろに回りこんで抱きしめに来た。
 私は、それを拒まずに受け入れた。
 抱かれる側としても、気持ちよかったから。
「長門って、抱き心地いいんだな」
「…………」
 つい最近も、その言葉を聞いた気がする。
 少し考えている間に、彼は、あくまで自然に、私が触られるまで気付かなかったほど自然に、
 私の胸を揉み始めた。
「んん!」
 いきなりの感触に私は驚いて声が出てしまった。
「うん、ここの感触も最高だ。柔らかくてとてもきもちいいよ」
「………///」
 触られているこっちの側としては、何とも言いがたい、言葉だった。
595127っぽい人:04/08/15 03:04 ID:UtFkdari
 数分間、彼は私の胸を揉み続けていた。
「長門って、あったかいな」
「…人並みだと思う」
「髪、いい匂いするし」
「…毎日、きちんと洗ってるから」
 彼は、思った事全部きちんと声に出しているようだった。
「こういう事されるの、実は嫌いじゃないだろ」
「…………」
 言い辛い事には無言。
「…なぁ、長門。無言ってのはな、肯定と一緒なんだぞ」
 図星だった。
「…………」
 なぜ彼はそういう事までわかってしまうのだろうか。
 そう考えていた時だった。
 彼の右手が私の制服の中に入ってきて、直に私の胸を揉み始めていた。
「きゃ!?」
「悪い、びっくりしたか?」
 彼は謝りつつも手の動きは止めなかった。
「む、制服の上からじゃ解らなかったが…」
「なに?」
「長門って、着やせするタイプだったんだな」
 …喜んでいいのだろうか。
 それとも悲しむべきなのだろうか。
「ん? どうした、そんな顔して」
 私の顔色が曇ったのがわかったのだろう。彼はそう尋ねてきた。
「一応褒めたつもりだったんだが」
「…褒められてたの?」
 一種の嫌味にしか聞こえなかったけど。
「そう取れなかったのなら悪かった。言い換えよう。長門って、結構胸、あったんだな」
「……あまり、変わってないと思う」
596127っぽい人:04/08/15 03:04 ID:UtFkdari
「むぅ…ま、まあ、俺としてはいい事だと思うぞ」
 それでも、まだ彼の手は止まらなかった。
「んん…はぁ」
 …少し、声が出てしまった。
「気持ちいいのか?」
「…………」
 また無言。それを彼は、
「そっか、気持ちいいか」
 と、肯定していると思ったようだ。
 …否定は出来ないけど。

 段々と、彼にスイッチが入っていったのだろう。
 彼は、私の制服を脱がそうとした。
 でも、私はそれをやんわりと制した。
「長門?」
 彼は、そんな私の行為に不安になったのだろう。
 恐る恐ると言った感じに聞いてきた。
「嫌ならやめるぞ」
 と、少し残念そうにいう彼。
ふるふる。
 私はゆっくりと首を横に振る。
「……脱がされるのは、恥ずかしい」
 と、小さな声で彼にそう答えた。
「…自分で、脱いできてもいい?」
 寝室を指差しながら私は彼に問った。
「あ、ああ。もちろん、いいぞ」
 と、彼はずざざざざ、という効果音が聞こえそうなくらいの勢いで後退していった。
 私は立ち上がり、寝室の戸の前に立つと
「…覗かない?」
「もちろんだ。この命にかえても」
597127っぽい人:04/08/15 03:05 ID:UtFkdari
「…くす」
 安心して部屋に入る。

 取り合えず、一休憩。学校からずっと、彼と一緒に居るので気を張っていたのだろう。
 ベッドに座ると、自然と溜息がでた。
 少しずつ、服を脱ごう。
 上下共、制服を脱ぎ、ハンガーに掛ける。
 下着姿になり、下着はどうすればいいか少し悩む。
 下着を脱いでいけば、彼にとっては手っ取り早くていいだろう。
 でも、そのためには全裸になって彼の前まで行かなくてはならない。
 残念ながら、この部屋には裸の私を包み隠してくれるようなものは、何一つ置いてなかったから。
 なら、答えは一つ。
 下着姿のままでいよう。
 さて、脱衣も終わった。後は彼のところへ行くだけ。
 でも、まだ心の準備は終わっていなかった。
 ベットの縁へ腰掛け、少し落ち着く事に。
すー、はー。すー、はー。
 胸に手を当て、大きく深呼吸。それを数回繰り返す。
 何故か深呼吸をすればするほど、私の鼓動は高まっていった。
 取り合えず、状況確認をしなおそう。
 今、私は彼と二人っきりで自分の家に居る。
 そう言えば、昨日まで、話した事もなかったのに…
 今では、彼に抱かれようとしている。
 何か、都合が良過ぎるような気もするけど…その事を考えると、胸がさらに熱くなった。
 このままだと、彼のところに行けそうにもない。
 仕方ないので、彼をこの部屋に呼ぼう。
 部屋の戸から顔だけを出し、彼の方へ向き、
「…入って」
 と、彼を呼んだ。
598127っぽい人:04/08/15 03:06 ID:UtFkdari
「…いいのか?」
「うん」
 眼鏡を掛けていなくても、彼の顔が赤く染まっているのが確認できた。
「じゃあ、入るぞ」
 律儀にドアの前でそう確認を取る彼。
「…どうぞ」
「それじゃあ失礼して…」
 彼は、部屋に入ってすぐ、固まった。
「「…………」」
 その視線は、私の身体に向いているようだった。
 まさか、本当に制服を脱いで、下着姿で座っているとは思っていなかったのだろうか。
「やっぱり、結構胸あるんだな」
「…………それはもういい」
「だろうな。悪かった」
 彼は私の隣に腰を下ろした。
 そして、どちらからと無くキスをした。
「んん…んむぅ」
 それは、さっきまでのとは違い、舌もからめる、深い、愛情のこもったキスだった。
 彼の舌は、私が想像していたものよりも暖かく、柔らかかった。
 まるで、違う生物のように私の口内を動き回っていた。
「んむ…あふ……はふぅ」
 彼の唇が離れても、私はその感触を忘れる事が出来ずにぼーっとしていた。
「……くすぐったい」
 いつの間にか、彼の口は私の首筋まで下がっていて、
 首筋に、無数のキスの嵐を浴びせていた。
「んん…」
 彼の左手が私の右胸に触れる。
 それも、直に。
「ひゃ!?」
 いきなりの強い刺激に驚いてしまった。
599127っぽい人:04/08/15 03:06 ID:UtFkdari
「悪い、びっくりしたか?」
 こんな時でも気遣ってくれた。
「ううん、だいじょうぶ」
 その言葉を聞いて安心したのか、彼はまた行為を再会した。
 いつの間にかブラを外されていた私は、彼の頭を子供をあやす母親のような気持ちでなでた。
「なんか、変な感じだな」
「…そう?」
 私はそうはおもわないけど。
「そうされるとさ。とても落ち着くんだ」
「それは私も同じ。こうすると、とても落ち着く」
 少しの間、そうしていると、彼はまるで本当の子供のように私の胸を吸い始めた。
 最初、舌で軽く舐めたあとに口に含んで甘噛み、最後は音を立てて吸う。
 この3つの動作を繰り返していた。
ぺちゃぺちゃ、あむあむ、ちゅぅぅ。
ぺちゃぺちゃ、あむあむ、ちゅぅぅ………
「あ、はぁ、ひゃ、んん、や…」
 一つ一つの行為ごとに律儀に声が出た。
 今、彼は私の左胸を吸ったりしながら、右胸を左手で弄っている。
 つまり、両胸を刺激されているわけで、私にはもう彼の頭をなでる余裕はなかった。
「…長門って、胸、弱いんだな」
「言わないで…」
 また、どこかで聞いたような台詞。
 でも、それも考える暇も無く。
「や、ああ、はぁ、ん…」
 彼の私の胸に対する愛撫は止まらない。
 完全に私のスイッチが入ってしまった。もう、ここでやめることなんて出来ない。
「…胸だけじゃ、いやぁ」
 と、あまり呂律の回らない声でそう彼に訴えた。
 その言葉を待っていたかのように、彼はすぐに胸への刺激を止め、
600127っぽい人:04/08/15 03:07 ID:UtFkdari
 私の下腹部へ向かっていった。
「すげぇべとべとだ」
「/////」
 私のあ、あそこ…はショーツの上からでもわかるくらいに濡れていた。
「そんなに気持ちよかったんだな」
「はずかしい…」
 身体は彼の下にあって身動き取れないので、首だけ彼からそむける。
 もちろん、顔は真っ赤に染まっている事だろう。
 まぁ、そんな行動をしても何の解決にもなっていないけど。
「………」
 不意に彼が無言になった。
「?」
 不思議に思って彼の方を見てみる。
「隙あり」
「あ……」
 その瞬間。彼は、もう何度目かわからないキスを私にした。
 
「そんなに緊張しなくても大丈夫だ」
 彼は、いつもと同じ位(それ以上かもしれない)優しい声で言ってくれた。
 今、私達は二人共衣服を全て脱ぎ去っている。つまり全裸と言うこと。
 その状態で抱き合っている。その状態では、誰でも緊張はすると思う。
「………うん」
 でも、彼に優しく言われてしまったら、もう緊張なんてする余裕は無かった。
 さっきまでの胸への愛撫。それだけで、もう私の準備は十分だった。
「じゃあ、入れるぞ」
「…………」
こく。
「くうぅ…」     
 彼のモノが、少しずつ膣内(なか)に入ってくる。
 身体の力を出来るだけ…出来るだけ抜く。
601127っぽい人:04/08/15 03:08 ID:UtFkdari
 そう意識していても、自然と全身に力が入ってしまう。
 力が入れば入るほど、痛みが大きくなる。
「はぁ…はぁ…」
 まだ…入って来るの?
 そう思ったときだった。
ぶちぶちぶちっ
「っ!!」
 彼が、私の膜を破った。
「長門、今、完全に入ったぞ」
「はぁ、はぁ、はぁ…………」
 あまりの痛みに、答える余裕も、首を振る事さえも出来なかった。
「長門…」
 彼は、私を優しく、包み込むように抱きしめてくれた。
「はぁ、はふ、ふぅ…」
 彼の暖かさを感じる。そう思っただけで、自然と息が整っていった。
「長門、大丈夫だったか」
「………うん、ぜんぜんへーき」
 口で言うのは簡単だった。
「無理だったら、すぐに言うんだぞ」
「わかってる」
 彼の細かい気配りが、すごい嬉しかった。
「っ! んく…は、うぅ」
 まだ、痛かった。流石にそんなすぐに痛くなくならないらしい。
「く……」
 それは、彼も同じだったようで。
 私はまだ、力を抜く事が出来ていない。きっと、痛いくらいに締め付けているのだろう。
 そう思った瞬間、考えるよりも先に
「私のなか、きもちいい?」
 と、聞いてしまっていた。
「ああ…最高だ」
602127っぽい人:04/08/15 03:08 ID:UtFkdari
 と、彼は微笑みながら言ってくれた。
 その表情を見れば、きっと誰でもわかるだろう。
 その言葉は、本当なのだと―――
「…嬉しい」
 心の底から、この言葉が出てきた。
 彼は、何故かバツが悪そうに頬をかいている。
 ……どうしたのだろう。私が何か変な事でも言ったのだろうか。
「どうしたの?」
「いや…ちょっとした罪悪感が」
「なぜ?」
「………のかなって」
「…聞こえない」
「ま、まあいいじゃないか、そんなこと」
「気になる」
 一度言っているなら、何度言っても同じ事だと思う。
「気にするな。俺はもう何も言う事はない」
 開き直ってしまった。絶対に聞き出す。そう決意する前に
「ひゃう! んんん…」
 彼は、腰を動かし始めた。
 何故か、もう痛みはあまり感じなくなっており、8割快感、残りはじんわりとした痛みだった。
 しかし、そのゆるい痛みが余計に感じさせているような気がする。
「長門? 感じてるのか?」
「あ、んん、ひゃ、くぅ……」
 返事は、出来ない。そんな余裕なんて私にはなかったから。
「や、ああ、は、ん……」
 彼の腰の動きもゆっくりと優しかったものから、徐々に速く激しいものに変わってきていた。
「!! あ、あ、あ、んん、や、ちょ、はや…」
 もう意味のある言葉を出す事も難しかった。
603127っぽい人:04/08/15 03:09 ID:UtFkdari
「長門、むちゃくちゃかわいいぞ…」
「や、じ、じっく、りぃ、み、みなぁ…!」
 彼の腰の動きがまた速くなる。
「長門、長門!」
「な、名、前で…よ、んでぇ」
「有希ぃ!」
「んんんんん〜〜〜〜」
びくびくびくっ
 身体が痙攣を起こした。第三者的に言えば、私は達したのだろう。
 それと同時に、おなかの中が暖かい液体に満たされていく……
「「はぁ、はぁ……」」
 二人して、息を整える。
 息が整った後、彼は私のなかから、彼の肉棒を引っ張りぬいた。
 今、初めてじっくりと見たけど、あんなものが私のなかに入っていたの?
 次に自分の下腹部を見る。
 ピンク色の半液体の物質が私の太腿を流れていた。
 それを見て、初めて、
―――ああ、今、彼と一線を越えてしまったのか。
 ということを実感した。
 
 数分後、私は自分の下腹部の処理(と言ってもティッシュで拭くだけなのだけど)を
 終え、ぼーっと座って彼の方を見ていた。
 彼は、一仕事を終え一服しているサラリーマンのようにくてっっとなっていた。
「くすっ」
 その姿を見ると、なぜか笑いがこみ上げてきた。
「何だ? 何がおかしかったんだ?」
 身体を起こして、彼が私に問い掛けてきた。
「ないしょ」
 私はそう言って、ベッドから立ち上がった。
「そっか、ならしょうがないな」
604127っぽい人:04/08/15 03:09 ID:UtFkdari
「……意外と潔い」
「意外は余計だ」
 私と彼の距離が近づいていく。そしてまたキスを―――
 交わそうとした時だった。
―――ピンポーン。
「「!!?」」
 いきなり、インターホンが鳴り響いた。
 私は、近くに落ちていた服を羽織ってインターホンの受話器の方へ。
「ゆ、有希!!」
 彼が何か言っている。
 でも、取り合えず客を待たせるのはまずいと思ったので先に応対をすることに。
「はい」
「あ。わたし。朝倉です」
 それは、同じマンションに住んでいる同級生だった。
「今日もお夕食持ってきたわよ」
「いまはちょっと…」
 今、この部屋に入られるのはまずい。たとえそれが親しい仲の友人だったとしても。
「何? 誰か部屋に来ているの?」
「…………」
 何て返せばいいのだろう。少し悩んでいると
「そう。でも大丈夫。あなたの知り合いならわたしとも知り合いの可能性だってあるんだし」
「でも………」
「それってわたしの知り合い?」
「うん」
 これは本当。
「やっぱり誰かいるんだ」
 あ。しまった。私はまだ誰か来ているなんて一言も言っていないんだった。
「ならいいじゃない。いっしょに夕食食べれば」
「…………」
605127っぽい人:04/08/15 03:10 ID:UtFkdari
 少し考える。
 確かに彼女が来れば、まだ彼と一緒に居られる時間が増える可能性が高かった。
「待ってて」
 取り合えず、入るだけ入ってもらおう。そういう結論に到った。
『長門! ……長門さ〜ん。おーーい』
 彼が呼んでいるみたいだけど……もう玄関にいるので、先に彼女に入ってもらおう。
かちゃ。
 鍵を外し、扉を開く。
「よいしょ……っと。ふぅ〜。さすがにお鍋丸ごとは重かったわ」
 そう言いながら、部屋の中に入ってくる、朝倉涼子。
「こんばんわ〜………あなた!? 何でそんな格好をしてるの!?」
 彼女が私を見てすぐ、そう叫んだ。
 私は、彼女が言い終わった後すぐに自分の服装を確認。
「あ………しまった」
 私は、気が動転していたのだろう。
 今の私の格好は、北校の男子の制服(上のブレザーのみ)という格好だった。
 もちろん、下着は何もつけていない。
 この服は彼のものなので、袖はぶかぶか、手も指の先しか出ない、服の裾も長く、
 ブレザーしかないのに膝上まであった。
『だからずっと呼んでたのに……』
 彼の悲しそうな声が部屋の奥から聞こえていた。

                                         〜まだ続く〜
606127っぽい人:04/08/15 03:14 ID:UtFkdari
やっぱり中編になっちゃいましたorz
だんだん書いてて長門らしくなくなってきてるような気がして
しょうがないんですが……

まあきっとあと1回で完成予定なのでもうしばらくご辛抱を。

>492氏
 長門のスーツ姿に萌え萌えです!
 続きも期待しております。

>>592
 学校シリーズの新刊。
 自分のツボにはまれば何か書きたいですねw
607名無しさん@ピンキー:04/08/15 03:25 ID:z6ANP8su
127っぽい人最高でした!
608名無しさん@ピンキー:04/08/15 10:44 ID:OgiFfoqa
GJ!!
当方長門萌えなのでもう最高です!!
609名無しさん@ピンキー:04/08/15 13:01 ID:lpxR1m5k
ネ申..._〆(゚▽゚*)
610492:04/08/15 21:16 ID:lKBqN+Mp
うあ…今になって気が付いた、投稿ミスしてた…

586の『なんでうちの団員は揃いも揃ってこうも無防備なんだろうか。 』かの次の行から
587の同じところまでをさくっと読み飛ばしてください
酔ってたとはいえ、情けない orz

>127氏
修羅場ってか、キョンの危機キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
偽長門はなんというか…本物とはちがって迂闊ですな(笑
続きすごく気になります、頑張ってください

>590
朝比奈さん(犬)…色々と妄想が広がる響きだ…
しかし、精神も犬なのか、あくまでコスプレで中身はいつもの朝比奈さんなのか…
611名無しさん@ピンキー:04/08/16 02:06 ID:jDXKe4KX
>>610
>しかし、精神も犬なのか

みくるたんはかなり犬チックな性格だと思うがどうよ!
「お手!」とか言ったら、戸惑いながらもおずおずと手を出してきそうな気がしないか?
そ、そして首輪をつけたら…
612127っぽい人:04/08/16 02:52 ID:JSKUddG3
  長門有希の恋心 〜後編〜

「さて、どこから説明してもらいましょうか」
 朝倉涼子は、両手に抱えていた鍋をコンロの上に置き、
 居間に私達を集めてそう言った。
「えーと、つまりこれはだな…」
 彼が説明をし始めた。
「かくかくしかじか…というわけなんだが」
「あのね…本当にかくかくしかじかで通じると思っているの?」
「…やっぱりダメか?」
 何故かとても残念そうだった。
「当たり前じゃない! ……もういいわ。長門さん、あなたから教えて」
「…………というわけ」
「………なるほど。って言うとも思ってる?」
「…やっぱりだめ?」
「はぁ…。『……というわけ』、だけじゃ解らないわよ……」
 何故か心底疲れているようだった。
「あなた、彼に毒されてきてるわよ」
「その言い方はないだろう。…というよりも、あの長門が冗談を……」
「あなたがしこんだんじゃないの?」
 二人の目がこっちを見る。
「………?」
 それに首をかしげて返す私。
「「…………はぁ」」
 何故か二人して溜息。
「もう一度だけ聞くわね。どうしてこうなったのかしら」
613127っぽい人:04/08/16 02:52 ID:JSKUddG3

 最終的には、彼が説明してくれた。
「ええとだな、長門とは帰り道が一緒になって…で、文芸部に入ろうかと
 悩んでいる俺はこいつに相談をしながら帰ってたんだ。そしたら、いつ
 のまにかこのマンションの前まで来たからさ、まだ話も終わってなかっ
 たもんだから、お邪魔させてもらってたんだ。もちろん、こいつに同意
 は取ってあるぞ」
 本当に文芸部に入りたいのだろうか。
 それなら、相談も何もしないで前に渡した入部届を出すだけなのに。
「本当かしら」
「本当だって。なあ長門」
「…………」
―――こくん。
 話を聞いていなかったけど、取り合えず頷いておいた。
「そう。なら、何故それだけで彼女はこんな格好になるのかしら?
 それも聞いてみたいものね」
「ぐ………」
「……///」
 言葉が詰まる彼と、少し俯く私。
 今は、彼にブレザーを返して、部屋着兼寝巻きを着ている。
 眼鏡もちゃんとかけているし。
 彼はもちろん、いつもの北校の制服だ。
 それにしても、流石にブレザーだけで玄関に出たのはまずかった。
 いくら眼鏡をかけていなかったからといって、男物と私の服、さらに
 下着を付け忘れるなんて……
 せめて、上下だけでもきちんとした格好だったならここまで問い詰められなかったのに。
「まあ、今はいいわ」
 彼女は、そう言って立ち上がり
「せっかく夕食の用意も持ってきたんだし、はやくいただいちゃいましょ」
 と、さっき持ってきた鍋のところに向かった。
614127っぽい人:04/08/16 02:53 ID:JSKUddG3
 なら、私も用意を手伝わなければ。一応彼女もお客なのだ。
 お客に準備を任せっきりにするのは気が引ける。
 それに、彼も居るし……。彼の前で何もせずにぼーっとしていたくはなかった。

「あら、食べていかないの?」
 準備をしていた最中、朝倉涼子が彼にそう聞いていた。
「?」
 どうしたのだろうか。
 気になったので、持って行こうとしていた食器を出すのを中断し、
 居間の方へ向かった。
「あ」
 彼とぶつかりそうになった。彼の手には、鞄が持たれていた。
「帰るよ。邪魔になるだろうしさ」
 そう言って、玄関に向かおうとする彼。
 ここで、彼と別れてしまうと、何故かもう会えなくなるような気がした。
 そう思ったとき、自然に、私の手が彼の袖を摘まんでいた。
 私には、これ以上彼を引き止めることは出来ない。
 これでも彼が帰るなら、今日はもうあきらめるしかないだろう。
「と、思ったが喰う。うん、腹が減って死にそうだ。
 時間もいい時間だしな。何か腹に入れないと帰れそうにない」
 私は、内心溜息を吐きつつ、食器を取りに台所に戻った。
 その光景をにやけているのか、呆れているのかよく分からないような
 顔で見ていた朝倉涼子の横を通り過ぎて。

「―――って言うのよ。おかしいでしょ?」
「ああ、そうだな……」
「…………」
 三人での夕食が始まった。
615127っぽい人:04/08/16 02:54 ID:JSKUddG3
 彼女は、いつものように楽しそうにおしゃべりしている。
 彼は面倒臭そうに相槌を打っていた。
 私は、そのやりとりを見聞きしつつ、彼女のつくってきたおでんを食べていた。
 そんな状況で約一時間。  
 彼女が作ってきてくれたおでんは2割ほどを残してなくなった。
「長門さん、余った分は別の入れ物に入れて冷凍していおいて。
 鍋は明日取りに来るから。」
 そう言って、彼女は立ち上がった。
 それと同じく彼も立ち上がり、玄関に向かった。
「それじゃあな」
「またね、長門さん」 
 二人は、同時にこの部屋を出た。
「あ、長門」
 彼は、部屋を出る前に私の耳に顔を近づけ、
「明日も部室に行ってもいいか?放課後さ、ここんとこすることなくてさ」
 彼の言葉を聞いて、私は少しその意味を考えた後、
 彼に今までで一番の笑顔で答えを返した。

―――次の日
ぴぴぴ、ぴぴぴ、ぴぴぴ。
 目覚し時計の音がなっている。
ぴぴぴ、ぴぴぴ、ぴぴぴ。
 早く消して、学校にいかなくちゃ。
 そう思いつつも深い意識の海の底に居る私は、現実と言う海面まで浮き上がって
 来るまで、まだ時間が掛かりそうだった。
かちゃ。
 と。不意に目覚ましの音が消えた。
 いつもなら後数分はなりっぱなしなのに。
616127っぽい人:04/08/16 02:54 ID:JSKUddG3
 でも、ちょうどいい。これで、ゆっくり眠れる………
「こら〜、おきなさ〜い!」
「っ!!?」
 誰かに怒鳴られて、一気に覚醒する。
 辺りを見回すと、
「おはよう、長門さん」
「……………」
 なぜか、私の部屋に朝倉涼子がいた。
「………おはよう」
「よろしい」
 そう言って、彼女は台所へ向かっていった。
「???」
 何故、彼女がここにいるのだろうか。
 昨日、あの後どうなったのだっけ―――

 夕食のおでんの鍋を片付け終わった、丁度そのときに
ピンポーン
 また、インターホンがなった。
 今日は、よく客が来る日。とおもいつつ、対応に。
「はい」
「何度もごめんなさい、長門さん」
 それは、朝倉涼子だった。
「ちょっと忘れ物しちゃって。入ってもいい?」
「…どうぞ」
―――でも、忘れ物何てあっただろうか。
 玄関の扉を開きつつ、考えていた。
「あ、もう鍋洗い終わってるんだ。じゃあ丁度いいから持っていくわね」
「うん。……忘れ物はあったの?」
617127っぽい人:04/08/16 02:55 ID:JSKUddG3
「…………」
 いきなり黙る彼女。
「?」
 不思議に思い彼女の顔を覗く…
「っん!?」
 彼女がいきなり口付けをした。もちろん私の口に。
「………急にごめんなさい」
「…………」
 あまりに突然だったので、まだ頭は働いていなかった。
「あなたが彼の服を着て出てきたとき、とても驚いたわ」
「…………」
「いつもかけてる眼鏡もかけてなかったし、下着もつけてなかった」
「……///」
 その時の事を思い出し、ちょっと顔が赤くなった。
「でも、それ以上にあなたの部屋に彼が居る事が驚いた」
 それはそうかもしれない。
 昨日まで、私と彼は話もした事がなかったのだから。
「なぜあなたなの? どうして彼なの?」
「…………」
 一体何がいいたいのだろうか。
「わたしは、あなたが好き。友達として、ううん、それ以上の感情も
 持っているかもしれない。そして、彼のことも、異性として意識していた」
 ……そう、だったの?
「あなたが誰か男子と付き合うなら彼にアタックするつもりだった。
 逆に、彼に彼女が出来たならあなたと居る時間を毎日少しずつ増やしていく
 つもりだった。休日にも一緒に出かけたり、そういう事をしようと思ってた」
「…………」
 声を出す事が出来なかった。
618127っぽい人:04/08/16 02:55 ID:JSKUddG3
「まさか、あなたと彼が付き合うことになるなんて考えた事もなかったなぁ」
「付き合ってなんか…」
 そうなればいいとは、思っていたけど……
「さっき、帰りに彼に確認を取ったの」
「……何て?」
「彼に、長門さんの事、どう思ってるか」
「……………」
 どう、思っているのだろう。さっきははぐらかされた様なものだし。
「彼、あなたのこと、本当に好きみたいよ」
 彼女はその時の事を詳しく話してくれた。

―――帰りのエレベーターの中
「ねぇ、あなた。長門さんのこと好きなの?」
「な!? 何をいきなり!?」
「……そんなに動揺するなんて、やっぱり好きなんだ」
「……………」
「いい事教えてあげる。沈黙は、肯定と同じ意味なのよ」
「それは……」
「でも、おかしいなぁ。あなたの趣味って変な子なんでしょ?」
「……何でそんな事知ってるんだ」
「国木田君が言ってたのを小耳にはさんだんだけど…違うの?」
「あの野郎…それはあいつの勘違いだ。聞き流しといてくれ」
「……そう。じゃあ、長門さんみたいなのがタイプなんだ」
「…そういうわけでもないんだが。それよりも、どうしてお前が
 長門の世話を焼くんだ? クラスが同じ訳でもないし、中学も別なはずだろう?」
「……………同じマンションのよしみよ。
 彼女を見ていると、危なっかしくて。つい、手を差し伸べたくなっちゃうの。」
「そうか……」
619127っぽい人:04/08/16 02:56 ID:JSKUddG3
「彼女と付き合うんでしょ? なら、もっとまじめに考えなきゃダメよ。
 ああ見えて彼女、精神の脆い娘なんだから」
チーン
「じゃあ、ここで」
「……ああ」
「あ、最後に。気になるのは彼女だけじゃなくて、あなたも同じよ」
「………え?」

―――ここで、エレベーターのドアが閉まり、会話が終了したらしい。
 私には、イマイチ彼が誰が好きって言うのがよくわからなかったけど…
 彼女がそういうのならきっとそうなのだろう。
 それにしても、この会話で私でも解ることがあった。
 彼女は、すごく他人優先な性格だということ。
 例え、それが自分ひとり損して、他の人が喜ぶ事なら、喜んでそれを実行する。
 その後に何の見返りも無くても……
 彼女は今までずっとそうしてきたのだろうか。
 そして、それは、何て悲しいことなのだろう。
「…………」
 私は、背伸びをして、彼女の頭をなでた。
「な、長門さん?」
 彼女はいきなりの事ですこし驚いているようだ。
「…自分の感情を押し込んじゃダメ。時には我慢しなくてはいけない時もある。
 でも、今はその時じゃない。今、感情を押し込んでいると、きっと後で後悔する」
「……長門さん」
「今、あなたはどうしたい?」
「…わたしは―――」

620127っぽい人:04/08/16 02:57 ID:JSKUddG3
―――といった流れになったと思う。
 そして、そのまま彼女をこの部屋に泊めたんだっけ?
 ……どうもその辺りがはっきりとしない。
 まあ、どうでもいい事だろう。今は、取り合えず登校の準備をしなくては。
「あ、朝ごはん。ここに置いてあるからね」
「わかった」
 久しぶりに食べる朝食。それをじっくりと味わって食べる…
「そんなゆっくり食べてたら遅刻しちゃうわよ!ただでさえ少し時間ギリギリなのに」
 …ことも出来なさそうだ。残念だけど、可能な限り急いで食べることに。
もぐ…もぐ…
 それでも、後から食べ始めた彼女の方が先に食べ終わってしまった。
「それじゃあ、学校にいきましょ。忘れ物、ないわよね?」
「…たぶん」
「…何か心配だなぁ」
 そう言いつつ、マンションを後に。結局時間はいつもとほぼ同じ時間だった。
「結局この時間になるのね…」
「…………」
 朝から彼女は少し疲れたようだ。
「えっと、ドタバタしてて言い忘れてたんだけど…」
「なに?」
 彼女が不意に立ち止まり、いきなり頭を下げた。
「不束者ですが、ヨロシクおねがいします」
 と。
「………え?」
 どうしてそんな事になっているのだろう。
 昨日の夜に、一体何が起きたと言うんだろう。
「って、変な言い方よね。今のって」
 と笑いながら、彼女は自分の言葉で言い直した。
621127っぽい人:04/08/16 03:02 ID:JSKUddG3
「…………」
 ああ。思い出した。
 彼女は、昨日の夜。確かこう言ったんだった。
『わたしは、あなたと一緒に暮らしたい』と。
 その言葉にどう言う意味がこもっているのかはよく分からなかった。
 けど、せっかくの彼女のわがまま。これ位ならいくら聞いても構わなかった。
 彼女が私のことを気にかける位、私も彼女のことを気にかけているのだから。
―――それはもう、彼のこと以上に。
 長い坂を登り始めるその前に、私は彼女にこう言った。
「こちらこそ、よろしく」

                              


長門有希の恋心はこれで一応は終了です。
ここに投下してる最中に気付いたけど、エロなくてすんません_| ̄|○
(当初、3P予定してたのはナイショ)
気が向けば、その予定してた部分追加するかもです。

なお、今回は『涼宮ハルヒの消失』に沿わせて進んでいるので
『消失・第3章』へ続いたりもします。
622名無しさん@ピンキー:04/08/16 03:17 ID:2oFgTcm9
乙です!
623名無しさん@ピンキー:04/08/16 03:18 ID:/xZYSpCW
む、リアルタイム更新乙
たしかに刺すまで行くならこのくらいのことするかもなあ・・・。
ところで、ひょっとして次のヒロイン(大)のひと!?
624名無しさん@ピンキー:04/08/16 04:52 ID:lEvplU3U
別に無理してエロ入れる必要はないと思うのですよ。
それはともかくGJ! 次も楽しみに待ってます。
625名無しさん@ピンキー:04/08/17 00:09 ID:8f3qqdyc
神!!
エロ無しオケーイ
626名無しさん@ピンキー:04/08/18 23:05 ID:JwSIfqFj
>>621
 結局キョンは偽長戸にフラれたのでしょうか?
627名無しさん@ピンキー:04/08/19 00:26 ID:v+vEXMpX
あ、そうか。こっちの話だと振った振られたが逆転しちゃうのか・・・
628名無しさん@ピンキー:04/08/19 01:44 ID:Kxtxg8/p
>>626
振られたんでなく二股(っていうのかこの場合)なのでは?
629名無しさん@ピンキー:04/08/19 23:17 ID:pdclZ+y7
>>626
 偽長戸さんと朝倉とキョンの三人で3Pの後、三人で偽長戸さんの部屋に
同居するというのはどうでしょう?
 凄い楽しそうな日常が・・・
630名無しさん@ピンキー:04/08/21 00:19 ID:FUmbp3Um
ハルヒ×みくる×キョンの3Pがデフォだと思ったんだが
そういう人はあまりいないのか…
631名無しさん@ピンキー:04/08/21 00:40 ID:42gO8dNx
偽長門の破壊力がきっかけとなって革命が起こったと思われ。
もともと、潜在的な長門萌えの兆候は大きかったが、消失で爆発したような。
632127っぽい人:04/08/21 02:20 ID:UpR0OWqL
>>631
偽長門は反則だと思います!
あれは破壊力高すぎだろ…(;´Д`)
633名無しさん@ピンキー:04/08/21 02:58 ID:eF98nvtb
偽長門も好きだけど…
比べれば偽じゃない長門の方が好きな漏れは異端なんだろうか…
634名無しさん@ピンキー:04/08/21 05:02 ID:s7FCt80t
>>633
安心しろ。
少なくとも俺とお前は真の長門スキーだ!!
635名無しさん@ピンキー:04/08/21 11:47 ID:PC95/Kyv
>>633
>>634
俺を忘れてもらっちゃあ困るな!!
636名無しさん@ピンキー:04/08/21 12:39 ID:hhj2/2rU
アダルティー朝比奈さんが好きな俺はハイパーマイノリティ…_| ̄|○
637名無しさん@ピンキー:04/08/21 13:22 ID:NkVNXlQU
妹が…
638名無しさん@ピンキー:04/08/21 19:57 ID:Pzk51TXg
妹じゃないと萌えねーよ
639名無しさん@ピンキー:04/08/22 07:41 ID:MXPvx6T7
偽長門と本物とで3P…
640名無しさん@ピンキー:04/08/23 13:58 ID:izGaZjuS
じゃあ俺はアダルティー朝比奈さんと朝比奈さんで3Pを
641名無しさん@ピンキー:04/08/23 14:24 ID:367g1dAV
谷口と国木田とで・・・
642名無しさん@ピンキー:04/08/23 17:49 ID:rrmJALnr
ハルヒを陵辱するわけだな。

もしくは長門をキョンをエサに連れ出して輪姦とか
みくるちゃんを奴隷化するとか。
643名無しさん@ピンキー:04/08/23 18:49 ID:xllvFL4D
ハルヒに瞬殺されるか長門に滅殺されるかみくるにポカポカされる希ガス。
644名無しさん@ピンキー:04/08/23 19:37 ID:BrH/hXU4
みくるちゃんにポカポカキボンヌ
645名無しさん@ピンキー:04/08/23 21:58 ID:VWmCyDt0
緩やかだが強烈なポカポカだろうな
646名無しさん@ピンキー:04/08/24 00:34 ID:4CBER2JH
>>643
>ハルヒに瞬殺されるか長門に滅殺されるかみくるにポカポカされる希ガス。
こうやって3つ並べると、みくるタンが一番萌えるんだが、
なぜ萌キャラとしての役割が有希タンに取って代わられてしまったんだろう?
647名無しさん@ピンキー:04/08/24 03:36 ID:cVMQs6Ay
>634-635
すごく心強い言葉をありがとう
少数派でも頑張ろう!

>639
なんか二重人格な長門を連想した
普段は偽だけど一度問題が起これば真長門になって問題を解決、とか

>646
押し倒したのがキョンの場合の反応が
ハルヒ=照れが入りはするだろうが、やはり拳や蹴りが出る、態度としては変わらない
朝比奈さん=反応は違うだろうがやはりポカポカ、やはり変わらない
長門=無抵抗っぽい

といった風だからだろう

実際、長門はキョンになら押し倒されても拒否しないと思うんだがどうだろうか
未来との同期、とかのせい(?)で何時からかは分かりにくいけど1巻の頃から長門にとってキョンは特別だと思う
信頼を寄せているというか…
同朋であるはずの朝倉でさえああだった長門にとって、信頼できる相手ってのはキョンだけなんじゃないだろうか
人に何かをしてもらったのとかもキョンに図書館のカード作ってもらったのが初めてっぽいし、刷り込みの類とかかもしれんが…

…妄想たっぷりの長文レススマソ
648634:04/08/24 05:17 ID:JGBBq/CZ
やっぱりお前は真の長門スキーだったよ…(´д⊂

あとはその勢いでSSを書けば神になれるぞ!!

649635:04/08/24 12:21 ID:bAdG1Pzy
>>647
おれも無抵抗だと思う。マグロ状態に萌え。
650名無しさん@ピンキー:04/08/24 12:38 ID:8op/Wnjy
ときどき蚊の鳴くような声で「あ…」とか「ん…」とか言ったりな。
651名無しさん@ピンキー:04/08/24 19:01 ID:/qwQlpqR
>>650
ハァハァ
652名無しさん@ピンキー:04/08/24 23:46 ID:EVuHNMR/
いつの間にかキョンの背中に手を回してる長門に萌え
653名無しさん@ピンキー:04/08/25 00:17 ID:ObqOi7t+
フィニッシュ時に抜けない様、足でロックされそうだが
654名無しさん@ピンキー:04/08/25 00:55 ID:j7schiQ5
おいおめーら!

起 っ ち ま っ た じ ゃ ね ぇ か !!
655633=492:04/08/25 01:02 ID:blCr/4Ja
>634
すんません、上記の通り実はすでに書いてますorz

>649
してくれといえば色んな事をしてくれそうだけど言わないとされるがままっぽいな

>650
頬を赤く染めて、ちっさい子供がむずがる時の仕草をしつつ、でおながいします
656名無しさん@ピンキー:04/08/26 01:35 ID:rUeyoYUL
気が付けば、もう日は沈みそうだった。
俺は小泉とのゲームを終わらせて、片付けた。
「じゃ、お先ーす。と、そうだ長門」
「うん」小さく頭が振られたのを見た後、部室の外に出た。
続いて長門も部室をでる。


奇妙な緊張感が残る部室に3人はいた。
「何か、怪しいわね」
ハルヒが小声で呟く。
「何がです?」とみくる。
「あの2人よ」
そういって、ハルヒはキョンと長門が据わっていた席を軽く指差す。
「キョン君と長門さんですか?」
「確かに、最近なんか妙な雰囲気ですね」
古泉も話題に加わる。

ハルヒは眉毛を寄せながら、言う。
「面白いじゃない、つけるわよ、みくるちゃん、小泉くん」
みくるは動揺しながら尋ねる「つ、つけるって...」
「面白そうじゃない、みんなでつけよう」
ハルヒは顔こそ笑っていたが、目が笑っていなかった。このことに
朝比奈さんは自分がとんでもないことに巻き込まれていると実感した。
657名無しさん@ピンキー:04/08/26 08:47 ID:z7O+f3DB
”古泉”
658名無しさん@ピンキー:04/08/26 10:08 ID:Umkguilq
関係ないが長門と古泉がキョンの名前を呼んだ事ってあったっけ?
雑誌の方は読んでないのでわからないが。
しかしどちらも「キョン」とは言わない気がする…
659名無しさん@ピンキー:04/08/26 13:18 ID:4Uc3Eqet
「あなた」とか代名詞でなら・・・
660名無しさん@ピンキー:04/08/26 18:24 ID:N4HItV8y
>>656
続きキボン
キョンはナニをするんだろ?(*´Д`)ハァハァ
661名無しさん@ピンキー:04/08/28 10:30 ID:v8t5w1QI
保守
662名無しさん@ピンキー:04/08/30 01:04 ID:RS2w+KIL
犬みくるちゃん(*´Д`)ハァハァ
刷り込み長門(*´Д`)ハァハァ
弱気ハルヒ(*´Д`)ハァハァ
663名無しさん@ピンキー:04/08/30 18:29 ID:hQCsXGdx
鬱鶴屋さん(*´Д`)ハァハァ……ハァ?
664名無しさん@ピンキー:04/08/31 16:20 ID:51XMFH4U
長門(*´Д`)ハァハァ
665名無しさん@ピンキー:04/08/31 16:50 ID:RlOgJmLQ
キョンの昔の女ハァハァ
666名無しさん@ピンキー:04/08/31 18:12 ID:/iqieY/4
キョン妹(*´Д`)ハァハァ

ザ・スニ2月号古本屋でゲットしたんだが、一言言わせてくれ。
ブルマ長門たん…うおおおぉぉぉーーー
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
667名無しさん@ピンキー:04/08/31 18:16 ID:RlOgJmLQ
ど こ の 古 本 屋 だ ?
668名無しさん@ピンキー:04/08/31 22:24 ID:6hNXgCS3
古本屋じゃ売れた後聞いてもしょうもないんじゃ…
669名無しさん@ピンキー:04/09/01 11:47 ID:jmtzRROH
>>666
うpキボン
670名無しさん@ピンキー:04/09/01 14:22 ID:NdK3Ent+
>>666
俺も見てぇーーー! と思ってたら

・・・持ってた
671名無しさん@ピンキー:04/09/01 18:50 ID:qWu4I5FY
>>669
文庫版に収録されるのを祈るべし
672名無しさん@ピンキー:04/09/01 22:33 ID:lx73OGJj
学校を出よう!って何デスか?
673名無しさん@ピンキー:04/09/01 22:48 ID:t9YIN/VS
>>672
偽長門に匹敵する、否、それ以上に萌えるサナエたんの物語でつ。
674名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:41 ID:UucjcG85
>>672じゃないが明日買う
675名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:42 ID:YTvM+5+n
真琴を忘れるな。
676名無しさん@ピンキー:04/09/02 00:17 ID:bYYNcsJr
消失を読み返してみているんだが、偽長門はサナエ+真琴でも
敵わない萌えっぷりを発揮している気が...
P.60の「やめて……」とか、P.97の袖をそっと指でつまんでいるとか、
P.99の薄く、だが、はっきりと微笑んだ。とか、とか。

 〃∩ _, ,_    /)    〃∩ _, ,_    /)    〃∩ _, ,_    /)゛
⊂⌒( `Д´)ミ( ⌒ヽつ⊂⌒( `Д´)ミ( ⌒ヽつ⊂⌒( `Д´)ミ( ⌒ヽつ
 `ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ

偽長門たん、偽長門たん、偽長門たん、ハァハァハァハァl \ァ l \ァ

677名無しさん@ピンキー:04/09/02 08:04 ID:JPQxYOow
同期しているということを踏まえて最初から読み直せば真長門にはさらに違った味わいが
678名無しさん@ピンキー:04/09/02 19:58 ID:q0Br6svi
これまで漫画作品のSSしか書いたことないんだけど、小説のパロだとやっぱり文章も似せた方がいいんでしょうか?
679名無しさん@ピンキー:04/09/02 21:28 ID:bGsOr60t
>678
「ハルヒ」は特にキョンの一人称が売りだから
似せないと「ハルヒ」である意味がないと思う
のだが…
いや書いてくれるんならどんな物でも歓迎する
けどね。
680名無しさん@ピンキー:04/09/02 22:01 ID:kbuWlF2V
>678
文章を似せるとカップリングがキョン×○○か○○×キョンしかできないから
特にこだわらなくてもいいと思うなぁ。
あくまで、キョン一人称のほうが似ているということで
681名無しさん@ピンキー:04/09/03 18:09 ID:zpuecU6B
他のカップリングでもキョンがデバガメして実況中継風にした方が萌える希ガス。
682ネタ出し人:04/09/03 20:03 ID:OoLMYLrC
古泉の別荘の夕食で出された酒(ワインだっけ?)でベロベロになった朝比奈さん。(ハルヒでも可)
介抱する為に部屋につれていったはいいが乱れた着衣にムラムラきてしまい……
というネタはあるが語彙力と文章力が無いから漏れでは文章にならない。
683名無しさん@ピンキー:04/09/03 20:12 ID:q4dL/pN3
>>679
127氏は偽長門たん視点で書いてるけど、グッジョブだったジャナイカ(*´∀`)
684名無しさん@ピンキー:04/09/03 22:51 ID:r7dEZjQJ
さんざん既出だろうけど、いきなり「一人暮らしだっけ」って聞かれた偽長門、内心かなり驚いてただろーなー。
もちろんキョンにしてみればただの確認だけど、偽長門はそんな事情知らないわけで。

ほとんど話したことも無いのにどうして知ってるのか→もしかして自分に興味があるのか→
そういう相手に一人暮らしかどうか確認するなんてもしかしたら→そんなの恥ずかしい→
いや自分の早とちりかも

そんな風に逡巡した挙句、自分から家に誘うという暴挙に出る。
そこまでの思考経過を想像すると結構萌えるような。
685名無しさん@ピンキー:04/09/04 18:13 ID:xNGpamlH
>684
でも偽長門のそういうシーンはもう見れないんだよな…
あの時だけの特別な存在だから。
686492:04/09/04 19:49 ID:RpSEN1u1
真長門がキョンの伝言を統合体に伝えたところ、
統合体がキョンの思考を読み取って長門の感情が少しずつ豊かに成っていき…

という話のプロットができていたりする

その前に完結させなきゃいけない話があるわけですが…orz
687名無しさん@ピンキー:04/09/04 21:41 ID:qJOgRrSv
>>686
最優先事項です!
688名無しさん@ピンキー:04/09/04 22:05 ID:2hgraJvg
>687
セリフが違(ry
689名無しさん@ピンキー:04/09/04 23:10 ID:C7x9Mj1t
>>688
 禁則事項です♪
690名無しさん@ピンキー:04/09/04 23:10 ID:6M2l5Tih
>>688
言われるまで気が付かなかった(w
691名無しさん@ピンキー:04/09/04 23:21 ID:/J3r/Ff3
「最優先事項です!」は長門+みくる(大)風のキャラのセリフだな。
692119の中の人:04/09/05 21:55 ID:7QSSHcfT
お久しぶりでつ。何となくこんなもん作ってしまいました。お暇な方、暫しお付き合いください。
なお、今回うp分にはエロはありません。続きは……新刊が出る前には出来ればいいなぁ……w
693『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 21:57 ID:7QSSHcfT

『第一章』


 氷を直に気化したかのように凍える空気は、太陽光を通した後も酷く冷たく感じた。それは気分的な
問題なのかもしれないが、目の前に横たわる住宅地特有の中途半端な雪景色に、やはりそう思う。
 ここ数年この辺りには滅多に降らなかったくせに、「利子をつけて返してやるぜ」と言わんばかりの
集中豪雪が年明けから続き、季節感を無暗に尊ぶごく一部の馬鹿以外の人間を辟易とさせていた。
 勿論俺もその一人なのだが、ごく身近にいる馬鹿が楽しそうに俺達を引き摺り廻した際の事の方が
よっぽどダメージが大きかった。その辺のことは…………………………今は思い出したくない。
 また増えたトラウマものの思い出にテンションを下げつつ、日曜の早朝から雪かきをしてくれた
どこぞの奇特な方々に感謝を捧げてから細い街路を進むと、やがて北口駅前へと続く大通りに出た。
 ここで方向転換、駅へと向かう。数日振りに顔を見せた太陽が、えらく眩しい。
 駅に近づくにつれ、疎らだった人通りも休日に相応しいほどに増えてきた。ここ数日ろくに外出も
出来なかったフラストレーションを一気に発散させようというのか、結構な賑わいである。
 仲睦まじく寄り添うカップルを横目で見ながら、ふと思う。そのぬくもりを俺にも分けてくれ、と。

 チャリで10分の所をたっぷり30分かけて、ようやくたどり着いた北口駅の北側改札口。
 我らが(?)SOS団の記念すべき初活動の際の集合場所だ。微妙に感慨深いね。涙は出ないけど。
 腕時計を確認する。11時5分前。予定より少々時間を食ったが、何とか遅刻はしていない。
 ひとまず安堵しつつ周囲を見渡し、待ち合わせ相手を探す……までもなく見つかった。
 スタイルがいい分遠目でも結構目立つ、見慣れた薄茶のハーフコートに見慣れないロングブーツ。
濡れたような艶の黒髪を肩ほどでそろえ、その勝気な瞳で俺の方を見ている。珍しくポシェットらしき
黒いものを肩に引っ掛けて待ち構えていたそいつは、歩み寄る俺が挨拶する間もなく開口一番こう言い
放った。

「遅いわよ、キョン。今日はあんたの奢りだからね」
694『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 21:59 ID:7QSSHcfT

 両手を腰に当てて仁王立ちするハルヒの、仏頂面でもさほど怒っていない方の表情に、 
「今日はSOS団の集まりじゃないんだから、その罰金ルールは無しでいいんじゃないか?」
「何言ってんのよ。SOS団員たるもの、いついかなる時でも団員魂を忘れてはいけないの」
 フンと鼻を鳴らすハルヒ。……なんだよ、団員魂って。学ラン鉄下駄応援団の精神世界か?
 悪いが、拳で語り合う物語に俺は出演予定は無い。出演依頼があってもその場で断らせてもらおう。
「それと、『今日は』って言っても、いまだかつてお前が俺に奢った事なんて無いぞ」
「うっさいわね。そんな細かいこと気にしてたら大人になれないわよ。それにあんたは人に奢る事を
 喜びに生きているんだから、心痛む所をわざわざ奢られてあげているあたしに少しは感謝しなさい」
 心痛んでいたのか。そいつは初耳だ。つーか、俺はいつの間にそんな偏った慈善活動家になったんだ? 
 そりゃあ今日は全部俺の奢りになるんじゃないか程度の覚悟はしていたけどさ、感謝されこそすれ、
お前に感謝しなきゃならんというのは理不尽極まりない話だと思うんだけどね。
 そう言うと、ハルヒは担任の女教師に決め台詞を言わせた悪戯坊主のようなニンマリとした顔になり、

「だって、 ア ン タ が あ た し を誘ったんじゃないの」

 ……待て。俺はお前を誘った記憶は無い。あれを誘ったと言うのなら―― 
「そんなこともういいじゃない。さっさと行きましょ。電車賃くらいは割り勘にしてあげるわ」
 そう言って身を翻すと、カモシカのような軽快な足取りでさっさと駅の改札に向かってしまう。
 こうなってしまうともう取り付く島がないという事は、経験上俺はよく理解しているし、実際、
こんなあほらしい事で言い争って余計な時間を食うのも馬鹿馬鹿しい。しかし……
「……やれやれ」
 俺は不承不承、ハルヒに倣い切符販売機に並びながら、それでも自分の疑問を未だ反芻していた。
695『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:01 ID:7QSSHcfT

「キョン……これ、やる」

 新学期初日の朝一番からサヨナラホームランを打たれたリリーフエースの様相でのそのそ歩いていた
谷口が、そう言って俺に二枚の紙切れを差し出した。
 少しでも足を滑らそうものなら人間雪だるまがお手軽に作る事が出来そうな坂道を、思わず雪山賛歌
でも口ずさみそうな気分で上りながら、受け取った派手な色彩のそれを見やる。
「ん? 映画のチケット?」
 確か正月映画の一つで、割と有名な俳優が出てるそこそこ話題の純愛映画だ。
 CMで頻繁に宣伝しているもんだから、そのうちレンタルで見てみようかぐらいには思っていたが、
「いいのか? お前が彼女と――」
 と言いかけて……俺は理解した。
 返事の代わりに谷口の吐き出した真っ白い塊が、冬の透明な空気に吸い込まれていく。
 俺はそれ以上何も聞かずに、谷口の肩をポンポンと叩いてやった。それが友情って奴だろ?
 ……あれ、いつの間に、コイツと友情を育んでいたのだろう……ま、いいか。合掌。

「さて……どうしようかね」
 クラスメイト達が正月の過ごし方なぞを報告しあっている教室で、俺はそのチケットを目の前に
掲げてその処分方法を考えていた。まあ、正確には、「誰を誘おうか」考えていたと言うべきか。
さすがに俺も、一人で恋愛映画を見に行くような豪気は携えていないのでね。
 で、一番最初に思いついたのは(何故か)ハルヒだったのだが、入学当時の言動から考えれば、
こういう「ありがちなコース」は彼女が毛嫌いする最たるものではないかと思われた。誘った所で
謂れ無き罵倒を受けて断られるのがオチだろう。というわけで、却下。
 二番目には(これまた何故か)長門が浮んできた。アイツならまず断りはしないだろうな。
だが、あの基本的無感動女と映画を見に行って、一体何が楽しいというのだろうか。ましてや、
ラブストーリーなどアイツの存在と最もかけ離れている内容のような気がするぞ。却下。
696『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:03 ID:7QSSHcfT

 おおっ、論理的帰結として、誘う相手としてはもう朝比奈さんしかいないではないか。これはもう
俺と朝比奈さんを結ぶ赤い糸の運命だとしか言いようがないね。ありがとう、ロマンスの神様。
(ちなみに野郎どもは古泉も含めて一片の考慮にも入れていないし、入れる必要も無い。以上。)
 目を閉じて想像してみる。
 映画館へと向かう途中、クレープなどかじりながら俺と談笑する朝比奈さん。
 映画の上映中、手摺に置いた手が触れ合い、慌てて手を引いた後、頬を染める朝比奈さん。
 ラストシーンでそのつぶらな瞳からハンカチが塗れそぼるほどに涙をポロポロ零す朝比奈さん。
 そして、感情移入のあまりに、映画のヒロインになりきってしまった朝比奈さんは俺に――

「あれ、キョンなにそれ?」

 その声に妄想の世界から現実に引き戻された俺が顔を上げると、つい半秒ほど前まで俺が右手に
持っていた紙切れは、いつの間にか俺の隣に立っていたハルヒの指の間に挟まっていた。
 おのれ、勝手に人の物を取っちゃいけないと親に教わったことは無いのかお前は。取った者勝ちとか
ぼうっとしている方が悪いとか、お前の物は俺のものってのが教育方針なのかお前の家は。
 そんな俺の八つ当たり気味の義憤を余所に、ハルヒはその大きな瞳をニ三度パチクリさせながら、
チケットに書かれた文字を目で追っていた。読んでるよオイ。何か「ふむふむ」とか言っちゃってるし。
 その姿を見ながら、何故か段々と後ろめたい気分になってきた俺は、気がつけば言い訳めいたことを
口走っていた。
「いや、それはな、谷口がな、やるって言うから、俺は貰ってだな、で、えっと……」
 オイオイどうしたんだ俺、何を焦っているんだ。冷静になれ冷静に。ほら、早くこう言ってやれよ。
何しやがる返せこのバカハルヒそれは俺が――
「いいわ。付き合ってあげる」
「…………は?」
「どうせ誘う相手がいなくて困ってたんでしょ? あたしが付き合ってあげるって言ってるの」
697『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:07 ID:7QSSHcfT
 
 その日の夜、ハルヒは横柄にも待ち合わせ場所やら時間やらを電話で伝えてきた挙句、
『来なかったら、その場で死刑だから』
 などと、物理的に不可能なはずなのにコイツなら本当にやりかねない予感のする物騒な脅し文句を
のたまいやがったのだった――。

 さて、どうなんだろう。
 これって世間一般では俺が誘ったってことになるのだろうか……否、ならん。なってたまるか。
 どちらかと言えば、ハルヒが俺を無理矢理に誘ったようなもんじゃないか。
 全く、このどっかの小説家のようなちっとも有難くない巻き込まれ体質はどうにかならんものか。
 だいたい、俺は朝比奈さんを誘おうと思っていたところだったんだ。それを横から現れて勝手な
思い込みねじ込みやがって。親切心だかなんだか知らんがふざけんなっての。

 電車内にて俺は車扉の縁に凭れかかり、同じく車扉の窓に張り付いているハルヒの姿を視界の端で
捉えながら、車窓の外を眺める。目に映る景色は、中途半端な田園風景からいつしか無骨なコンクリ
ートのビル群へと変わっていた。ただ、屋根や屋上やらに被った雪のため、全体的に白っぽいままだ。
 一人澱のように憤懣を腹の底に蓄えながら、何気なくふと、横目でハルヒの顔を見る。
 その時ハルヒは、車窓の向うで流れていく景色を、目を細めながら眺めていて――。

「……ん? どうかした、キョン?」
「……いや、なんでもない」俺は視線を外し、再び窓の外を見る。
 ……ちっ。反則だ。ハルヒの分際で――そんな面するんじゃねぇ。

 清涼飲料水のばかでかい青と黄色の販促用看板が目の前を横切る。
 だが、俺の脳裏には、ハルヒの横顔が焼きついて離れず――さっきまで俺のどっかに溜まってた
何かが知らない間に、そう、晴れ間の雪のように消えていたことにも、その時は気付かなかった。
698『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:10 ID:7QSSHcfT

『第二章』


「ところでだ」俺はお冷の最後の一口を喉奥に流し込んだ。
「何だってお前、映画なんざ見に行こうって気になったんだ?」
「…………」
 ハルヒは……なんか知らんが頬杖つきながら、つい5分ほど前までオレンジジュースが入っていた
グラスの中で融けかけた氷を、ストローの先で黙々とつついていた。
 場所はファミレスの一角。俺とハルヒは窓際の席で向かい合って座っていた。俺達の目の前には
二人分のランチセットの亡骸が横たわり、店員さんのお迎えが来るのを静かに待っている。
 映画館のある駅に到着したはいいものの、午後の上映時間にはちょっと早いこともあって、俺達は
丁度下車駅の目の前にあったこのファミレスで昼飯としゃれこんだ次第である。ただ、俺がこの店を
指差し、「ここでいいか?」と訊いた時にハルヒが一瞬だけ見せた、チャンスでスクイズのサインを
出された4番バッターのような表情が妙に印象的だった。一般庶民の高校生に何を期待してたんだか。
奢る方の身にもなってみろっての。まぁ、わざわざ俺が頼んだ一番安いランチセットに注文を合せた
辺りは、多少評価してやっても構わんがな。
 いや、まあ、それはどうでもいいんだ。今は。
「おいハルヒッ」
 待てど暮らせど返事をしないハルヒに、少し語調を強くして呼びかけてみる。
「……へっ!? な、何?」  
 弾かれたようにストローから手を離し、顔を上げるハルヒ。
 なんだ、やっぱり聞いてなかったのか。いくら俺の話を聞かないことを習慣にしているからって、
真正面に座る人間を置いて一人遠い世界に思いを馳せるのは感心しないな。
「わ、悪かったわよ。で、何よ」
 お約束のアヒル口になるハルヒ。何逆ギレしてんだお前は。
「……何で、映画なんざ見る気になったのか、と訊いたんだ」
699『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:12 ID:7QSSHcfT

「あたしが映画見ちゃ悪い?」
 そうは言わないけどさ、何となくお前の趣味じゃないような気がするのさ。
「勝手に人の趣味、決め付けないでよ」
 そうかよ。そりゃ悪かったな。
 俺は近くにいたウェイトレスさんを呼んだ。「はーい」と小気味よい返事をしてきた彼女に、食器
類の片付けとお冷のお代わりもお願いする。手際よく食器をまとめその細い両手に載せると、嫌味の
無いよくできた接客スマイルを残して一礼するウェイトレスさん。ポニーテールがちょこんと揺れる。
 それから二呼吸ほどの間を置いて、ハルヒは
「ま、あんたには話しといてもいいかしら。いい? 耳の穴かっぽじってよく聞きなさいよ」
 背凭れのクッションにふんぞり返った。なぜ、そこで偉そうになる。
「来年の……じゃないわね、今年の文化祭のためよ」
 イヤな予感。
「前回出展した映画は、結局オスカーへの招待もハリウッドからリメイクの打診も無かったわ。
 それどころか、文化祭の人気投票でも選外という業腹ここに極まれりという結果に終わったわね」
 当たり前だ。
「でも、あたしはこの結果を真摯に受け止めるべきだと思うの。この経験と教訓を次に生かすために」
 いや、受け止めなくてもいいから、生かさないでくれ。
「考えてみたんだけど、SFってのはいまの時流に合ってなかった、つまりニーズが無かったのね」
 いや、そんなことはないと思うが。
「だから、あたし達の作った映画にも食いついてこなかった。そう、そうよ、間ぁ違いないわ!」
 いや、それ以前に、あの映画の出来をもっと客観的に見て欲しいのだが。それとモノマネもイラネ。
 ……あーもう、最初から最後まで、しかもマンツーマンディフェンスでツッコミ続けなきゃならない
俺の苦労を誰か分かち合ってくれ。頼む。昼飯ぐらいなら奢ってもいいから。ドリンクバーつきで。
 
「そこで……次回はラブコメで攻めるのよ!」
700『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:15 ID:7QSSHcfT

 テーブルに身を乗り出しグッと拳を握り締める自称超監督ハルヒ。その瞳には地獄の業火もかくや
という勢いで情熱の焔が赤々と燃え盛っている。分ったから、唾飛ばすな。
「他にも色々考えたんだけどね。思春期の若者をターゲットとするなら、ラブコメが一番食いつきが
 いいと思うわけ。ま、その参考までに、今流行の映画を分析するというのも一つの手かなって。
 尤も、SOS団プレゼンツの作品なんだから、更なるプラスアルファを用意はしてあるけどね」
 コメカミの辺りをつんつんとつつき、全ての謎を解いた少年探偵のような笑みを浮かべるハルヒ。
 言いたいこと言って満足したのか、髪を軽くかき上げると腰を下ろし腕を組んだ。
 ……ラブコメねぇ。
 恋愛を気の迷いと言い切るお前が作るラブコメなんざ、あのSFもどきの出来より酷くなる確率は、
太陽が東から昇って西へ沈むのとどっこいどっこいだと思うけどな。ただ、主演女優が目から怪光線
を出すことも、俺が猫と禅問答をする必要も無さそうな分、俺達の苦労は幾分か軽いかもしれん。
 ま、勝手にどこへとでも攻め入ってくれ。火攻めでも水攻めでも兵糧攻めでも好きにするがいいさ。
 ……ただな、
「また、朝比奈さんが主演女優で、古泉がその相手役か?」
「ま、そういうことになるかしら」
「なら、俺は降りさせてもらう」
「バカ言わないでよ。あんたがカメラまわさないで誰がまわすのよ」
 折角貰ったお年玉を親に問答無用で没収された親戚の子供ような面のハルヒに、
「古泉にでもやらせりゃいい」と、俺。
「そしたら男優がいなくなるじゃない。女の子同士のラブストーリーなんて撮れる訳無いでしょ」
 いや、俺としては下手な恋愛映画よりも興味をそそられるね。なんなら脚本書いてやってもいいぞ。
「……あんた、それ、本気で言ってるの?」
 ふん……ジョークだよジョーク。ジャスト・ア・ファニージョーク。文法間違ってないよな?
「とにかく、古泉が恋人役のラブコメなぞ、俺は参加せんぞ」
 その時丁度、ウェイトレスさんがレモン風味の氷水で満たされた魔法瓶を持って現れた。
701『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:19 ID:7QSSHcfT

 去年の映画撮影の時も、ちょい前のヒトメボレ事件の時もそうだったのだが、いつの間にか俺は、
朝比奈さんだろうが長門だろうが、他の男と睦みあった姿を想像するだけで霧消に腹が立つ性格を
獲得してしまったらしい。それは相手が古泉であっても同じである。なんつーか、俺も随分とケツ
の穴が小さい男だったんだなとも思うのだが、これが思春期における青少年の標準だと自分に言い
聞かせて自己完結することにした。その思いは同年代の連中と共有できるのでないかと思う。尤も、
目の前で腕組みする超監督様には、そんな甘く切ない青少年の性なぞゾウリムシの繊毛の先ほども
ご理解いただけないだろうが。
 ハルヒは必要以上に突き出した唇に差し込んだストローで、氷水をじゅごごーと飲み干した。
 しかる後、ストローを咥え目を伏せたまま、ポツリと言う。
「……じゃあ、あんたが代わりにみくるちゃんの相手役やる?」
 ……そいつは考えなかったな。俺が朝比奈さんの恋――
「百億年早いわ」
 オイオイ、妄想する間ぐらいはくれよ。まあ谷口の言葉じゃないが、全校生徒の半分を敵にまわす
のは気が引けるな。
「ほんじゃ、長門がヒロインならどうだ?」
「有希に恋する女の子の演技なんて出来るわけないじゃない」
 一理ある。でもな、極度の照れ屋で酷く臆病なのに時々ちょっぴり積極的な無表情系萌え文学少女の
役なんてやらせてみたら、アイツの人気はビックバン並に膨れ上がると思うぜ。
「バッカじゃないの? あんたの妄想には付き合いきれないわ」
 お前は男の萌えっつーものをまだ理解し切れていないみたいだな。男には自分の世界があるのだよ。
例えるなら空を駆ける一筋の流れ星みたいな。……ま、どちらにせよ長門をブレイクさせるのも確かに
抵抗がある。お気に入りのインディーズバンドがメジャーデビューしないで欲しいのに通じる気持ちだ。
「となると……」俺は注がれたばかりのお冷を一口含み、

「お前しかいないよな」
702『涼宮ハルヒの期待』:04/09/05 22:23 ID:7QSSHcfT

 からん。ハルヒの唇からストローが離れ、季節外れに涼しげな音を立てた。
 ハルヒは何か言いたげに見えたが、その意味を考えるよりも早く、俺の口は次の言葉を紡いでいた。

「けど、お前は監督だしな。だめだな」
 
 そして、何気なく窓の外を眺めて、もう一口お冷を喉に通す。店の目の前にあった横断歩道の信号が
赤に変わり、道路を前にして通行人達が立ち止まった。大して面白くともない、良くある風景。
 しかし、そこから正面に目を戻すと、えらく珍しい景色を見る事が出来た。
 ――目を丸くしたハルヒが、人間の足と交換に言葉を失った人魚姫のように口をパクパクさせていた。
 おい、どうしたハルヒ。お前は叶わぬ想いに悲観した挙句、海の泡になるようなタマじゃないだろ。
どちらかと言うと、魔女から人間になる薬を強奪して、他の国のお姫様と婚約した王子様を逆上して
ぶっ飛ばすような、唯我独尊傍若無人なヒロインの方がよっぽどお似合いだぜ?
 見かねた俺が飲みかけのお冷のグラスを目の前に差し出すと、ハルヒはぶん取るようにして受け取り
一気に飲み干した。
 そして、だんっ、とグラスを机の上に叩き置くと、

「そうよあたしは監督よ! ほいほい画面の中になんて出てきたりしないの! 悪い!?
 あたしの仕事は下僕のような俳優とスタッフに指示出すことなの! でっ、下僕の中でも
 最下層のあんたなんかに俳優なんかやらせないからね! あんたにはパシリがお似合いなのよ!」

 そう言って、傍らに置いてあった伝票を俺の顔面に叩きつけた。
 「下僕下僕って、何様のつもりだお前」というセリフを言う相手は、俺の視界を遮っていた紙切れが
重力に従って落ちる頃にはとっくに店のレジを通過していた。
 何て言うか――とりあえず、ウェイトレスさんの刺す様な視線が、心に痛かった。

                                       (続く)
703119の中の人:04/09/05 22:27 ID:7QSSHcfT
今回はここまでです。
続きの展開は……ほとんど考えてましぇんw
704名無しさん@ピンキー:04/09/05 22:29 ID:63Xjc6hW
>>693-703
乙!
705名無しさん@ピンキー:04/09/05 22:44 ID:g39Draj6
リアルタイムキター!
お約束はこのままホテルインか、相手役やって映画とってたら愛が芽生えてその後レッツゴーか…
706名無しさん@ピンキー:04/09/06 00:16 ID:CRgx4Gg+
乙です。いいもの見せていただきました。
非常にハルヒ&キョンらしい会話で、良かったです。
地の文章も上手いですね。続きがとても見たいです。

・・・というかエロっちい部分が見たいです。
707名無しさん@ピンキー:04/09/06 00:33 ID:Bx8/pkv2
こんな寸止めが許されるものだろうか!


ああん続きがヨミタイヨゥ
708名無しさん@ピンキー:04/09/06 01:45 ID:BgTZ6HDu
ムッハー
なんという厳しいおあずけ!死にそうです
709名無しさん@ピンキー:04/09/06 19:45 ID:1lRZFb2y
アンタ谷川氏本人だろ!? 本人に違いない!!
あ、それとも谷川氏の想念体とか、3日後の谷川氏とか(w
710名無しさん@ピンキー:04/09/07 04:24 ID:AUGxMYcK
本人キター!!w
続き期待してますね
711名無しさん@ピンキー:04/09/07 11:51 ID:byzzQou6
>>709
長門たんに改変された流たん
712名無しさん@ピンキー:04/09/07 14:05 ID:no3M0lwn
長門たんはエロいSSを書く流たんを望んだのか!!
713名無しさん@ピンキー:04/09/07 23:07 ID:QNEhST7V
学校シリーズにも期待したいっス。
714名無しさん@ピンキー:04/09/08 17:11 ID:yYIRrTID
>>693-703
いかん、ハルヒに(*´Д`)ハァハァしてきた。
俺は長門たん派のはずなのに…
715名無しさん@ピンキー:04/09/09 19:10 ID:xhvKUOfr
学校シリーズはとにかく茉衣子タンがいじめられてればなんでもイイ。
716中田氏 ◆SEXqaVbQwM :04/09/09 20:00 ID:fOhuC/3q
漏れはハルヒが複数の男に輪姦されるのがいいなあ 
717名無しさん@ピンキー:04/09/09 20:13 ID:xhvKUOfr
一人の男に輪姦されたら凄いw
いやハルヒなら有り得るかも…
718名無しさん@ピンキー:04/09/09 20:50 ID:PNhbMRQj
複数のキョンに輪姦されたら「一人の男」ってことになるのか?
和姦風味で
719名無しさん@ピンキー:04/09/09 21:59 ID:xBMB0hTE
神田A、B、Nみたいな感じが?
720名無しさん@ピンキー:04/09/09 22:03 ID:xhvKUOfr
そう言えばタイムトラベルと性転換によって自分とセクースして
自分を産んだ、っていうSFがあったな…
721名無しさん@ピンキー:04/09/10 00:33 ID:Knboh5wc
>>720

近親になるんだろうか・・・?
722名無しさん@ピンキー:04/09/10 01:05 ID:eiIOSgyA
ハルヒ攻めがいいな
723中田氏 ◆SEXqaVbQwM :04/09/10 03:17 ID:bgbzYxJi
クラスメイトの男子によるレイープキボン
724名無しさん@ピンキー:04/09/10 13:39 ID:Higf69ek
今回の学校、やっちゃってたな
725名無しさん@ピンキー:04/09/10 20:38:49 ID:eWfaKPIR
>>720
すごいナルシストだな。
726名無しさん@ピンキー:04/09/11 22:22:02 ID:CcDjwMH2
第三章・Aで佳由季に慰められる真琴キボン。
第三章・Bでそのままなだれ込む佳由季と真琴キボン。
727名無しさん@ピンキー:04/09/12 00:35:50 ID:hke7rp8M
平行世界には、三章Aのような感じの、常時不安げにユキちゃんにしなだれかかる
真琴もいるかと思うとハァハァ
728名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:11:32 ID:XP6Ayrwo
キョンの本名って何?
729名無しさん@ピンキー:04/09/12 04:36:31 ID:bNqYKkZJ
>>728
なんだ、そんなことも知らなかったのか。よっく聞けよ、奴の名前h
730名無しさん@ピンキー:04/09/12 07:39:29 ID:hke7rp8M
介入する。
実行。

終了。
731名無しさん@ピンキー:04/09/12 12:03:44 ID:TmrhSVFH
>>727
つーか4巻で出てきた、さらに性格の悪そうな真琴のいる世界の
ユキちゃんが不憫で不憫で…
それともユキちゃんに相手にされなくてあんな性格になったのか?
あっちは春奈が(条件付きで)生きてるそうだから。
732名無しさん@ピンキー:04/09/12 20:48:15 ID:FAZrjhJN
>>731
条件付きで・・・って
バリアー@若菜ってことかな。
だとしたらさらに性格荒みそうだが。
733名無しさん@ピンキー:04/09/12 22:16:13 ID:GEJUICr7
佳由季と真琴がデキデキでラブラブな平行世界もあるのだろうか。
734名無しさん@ピンキー:04/09/13 02:37:05 ID:hLR1nrAr
>733
あるだろ
4巻でキスしてった真琴の世界が
735名無しさん@ピンキー:04/09/13 16:33:03 ID:0uoxRJCU
春菜は事あるごとに若菜に憑依合体していたが、
茉衣子を乗っ取ることには興味がなかったのだろうか?
(若菜よりは乗っ取りやすいと想像)
たとえ中身が自分でも他人が兄に触れることは許せないとか…?
736名無しさん@ピンキー:04/09/13 17:49:52 ID:OqmzDJwY
>735
なぜ茉衣子なのかよくわからんが、憑依合体解除後、
間違いなく茉衣子がユキを殺すからだろ。
737名無しさん@ピンキー:04/09/17 00:00:33 ID:EHOJHaa4
保守
738名無しさん@ピンキー:04/09/17 16:59:21 ID:JKvhw9oC
長門たんはメガネない方がいいと思う人、挙手  (´・ω・`)ノシ
739名無しさん@ピンキー:04/09/17 17:29:06 ID:nmUt7fMO
>>738
いや…。
眼鏡っ子は、たまに外すからいいんだ…。
ここは、あえて挙手しないべきか…。

でも、やっぱり素顔ハァハァ (;´Д`)ノシ
740名無しさん@ピンキー:04/09/17 18:41:26 ID:fnvfLaOm
>>739
おまいはまちがってるっ!
741名無しさん@ピンキー:04/09/17 18:45:02 ID:kYYLsj3C
メガネぶっかけ
742名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:06:25 ID:MAmJkmqB
俺は眼鏡の有無なんて表面的な要素よりも
キョンに眼鏡は無い方がいいと思うと言われて眼鏡を再生させなかった事実の方に萌えるから無問題
743名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:13:11 ID:1at7p3xU
>742
同意
744名無しさん@ピンキー:04/09/18 00:21:35 ID:uIUe6GYI
>>742
うむ!激しく同意だ!
745名無しさん@ピンキー:04/09/18 03:35:31 ID:pb+uRRPP
>>742

全く以て同意であると判断する。
746名無しさん@ピンキー:04/09/18 03:46:38 ID:a4xZ4Sik
>>742
その通りだよ同志!
747名無しさん@ピンキー:04/09/18 04:19:20 ID:dgKwRUCq
こんなに賛成多いとひねくれたくなるなぁ
めがね復活きぼん
748名無しさん@ピンキー:04/09/18 18:12:29 ID:AfGopr0f
つまりキョンがメガネ属性を持てば、長門たんは再びメガネをかけると
そういうことか?
749名無しさん@ピンキー:04/09/18 18:17:23 ID:tx05XuHX
すべてキョンの言いなりに…
750名無しさん@ピンキー:04/09/18 20:55:04 ID:uxP7lUgI
ポニーテール萌えであることを知った翌日になんの説明もなく髪が伸びている長門
751名無しさん@ピンキー:04/09/18 23:38:51 ID:+QTpAxEa
>>750
急に髪が伸びた事に不信がるハルヒとハルヒに聞かれてキョンを見る長門が想像できてワラタ
752名無しさん@ピンキー:04/09/19 00:06:56 ID:Ihr3gW1v
ポニーテールといえば真琴ですよ。
753名無しさん@ピンキー:04/09/19 04:18:36 ID:sz0QecHD
真琴の問題は作者以外に文章化するのが困難なことにあるな・・・
754名無しさん@ピンキー:04/09/19 14:26:12 ID:YOGlHWyg
真琴の喋ってる言葉ってどこの方言?
755名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:27:02 ID:ff7gTglf
真琴星
756名無しさん@ピンキー :04/09/20 10:54:19 ID:rKGIVUfr
ところで>>702の続きは?
757119の中の人:04/09/20 21:45:23 ID:val1B2RO

あいすいません。残念ながら私は谷川氏本人じゃないのでw、筆が死ぬほど遅いのです。
しかも途中「介入」して全面書き直しなどやったのでw
拙作を待たれていた奇特な方々、申し訳ないです。
ちなみに、今回もまたエロは無しです。ゴメンナサイゴメンナサイモノハナゲナイデクダサイ……。
次こそは……次こそは!
758119の中の人:04/09/20 21:47:11 ID:val1B2RO

『第三章』


 映画館のほか飲み屋やアミューズメント施設を兼ねているらしき建物を出ると、空はいつの間にか
暗灰色のぶ厚いどんより雲に覆われていた。まだ午後4時前なのに周囲は仄暗く、俺がいつぞやの
閉鎖空間を思い出して一人繊細なハートを曇らせていると、隣でハルヒが慣れないパソコンでの作業に
疲れた中年のオッサンのようにぎゅっぎゅっと腰を捻ったり伸びをしたりした後、
「それにしても退屈な映画だったわね」
 などと映画館の目の前で呑気な声でのたまい、俺の鬱な気分に拍車をかけてくれた。
 デリカシーの欠片も無いヤツだ。映画の余韻に浸っていたであろう何人かから、殺気混じりの視線が
俺達に向けられているが、マントルより厚いであろうハルヒの面の皮には傷どころか触れた感触すら
与えられないだろうな。
 だから俺は、自分への流れ敵意を逸らす為にも、周囲の心の声を代弁してやることにした。
「お前、最初の20分過ぎた頃には爆睡してたじゃねぇか」
 ちなみに、その20分間は俺がご機嫌取りに買って来たポップコーンをバリバリ頬張っていた。
 と、ハルヒは俺の方を見向きもせずに歩き始め、俺も今だけは有難いとばかりにそれに続く。
 ……それにしても、どこに行くつもりだろう。駅とは逆の方向へとハルヒの足は向かっているぞ。
 俺が行き先を訊こうかと思い始めた時、
「あたしくらいになればオープニングを見ただけで、その映画の8割方を評価できるわ。そっから先
 なんてただの飾りね」
 何か、映画関係者が泣くか卒倒しそうなとんでもないことを言い始めた。
「今日の映画は全然ダメ。全然掴みがなってない。監督にはヨシモト芸人に学ぶように言いたいわよ」
 んなことしたら、作品のコンセプトとやらが変わりそうだが。
「というわけで、ちょっと寝不足気味だったから寝ることにしたの。時間は有効利用しなくちゃね」
 つまり、俺が貰ったチケットは全く有効利用されず、見事紙くずに変わったわけだ。すまぬ谷口。
759119の中の人:04/09/20 21:48:57 ID:val1B2RO

 1分後、ハルヒの足は駅前大通り沿いのファーストフード店の敷居を跨いでいた。
 当然のように「あたしBセット。席はあたしが取っておいてあげるから」と俺に向かって言うと、
入り口横の階段から二階へと姿を消す。
 どうやら、ハルヒの頭の中では俺が奢ることは既定事項らしい。苦虫を噛み潰したような顔という
ものを二三種類試してみて、店員さんに救急車かパトカーを呼びそうな顔をされたのでやめた。
 勘定を済ませてBセットと割高なウーロン茶を持っていくと、ハルヒはまだ話し足りないと見えて、
俺が席につくなり、堰を切ったように話し始めた。
「だいたいラブコメなんて、出会って別れて元の鞘に戻ってどっちか死ぬか結婚して終りなのよ」
「それじゃ4コマ漫画じゃねぇか」
「そうね。それぐらいのスピード感が無くっちゃ今の世の中では通用しないわ。なのに何よあの映画。
 2時間も意味無くダラダラ続けて。お陰で少し寝すぎたくらいね。その分お金返してくれないかしら」
 返すも何も、そもそもお前は電車賃以外、一銭の金も払っていない。
 ハルヒは、朝方にぼんやり顔のシャミセンが見せるような大あくびをして、目元を軽く指で拭うと、
「で、あんたは面白いと思ったの?」
 と、フライドポテトをもさもさ食っていた俺に訊いてきた。
 ほう。俺に意見を求めるのかね。珍しいこともあるもんだ。雨でも降らなきゃいいが。
「んー……俺は、そんな悪く無かったと思うけどな」
 俺は少々言葉を濁した。
 なぜなら、俺はハルヒと違って自分の身の程を十二分にわきまえているからさ。
 カマ言葉での解説もできずシベリアで超特急になることも無い俺が映画の批評をするなど、野球経験
もないオッサンが野球中継見ながらピッチャーの配球に難癖つける事並におこがましい事じゃないか?
俺達のような素人は、小学校低学年の通知表程度の評価区分を持っていれば上等だと思うぜ。まして、
わざわざ結構な金と時間を費やして映画館に足を運んで見た映画に対して、やれ脚本がだのやれカメラ
ワークだの重箱の隅をつつくようなマネす
760119の中の人:04/09/20 21:50:33 ID:val1B2RO

「そんなことはどうでもいいんだけどさ」
 介入された。
「あの程度の作品が流行るなんて、日本の映画文化荒廃も抜き差しならない所まで進んでるって事ね。
 全くもって由々しき事態だわ」
 ハルヒは、フェルマーの最終定理を解こうと悪戦苦闘する数学者のような神妙な面持ちになる。
 いつも思うが、お前は一体何様のつもりなんだ。
「キョン、あんた自分の本名は忘れてもいいけど、あたしの名前は覚えておきなさい。近い将来、
 日本映画界に……いえ世界の映画史上に燦然と輝くビッグネームになるんだから! 見てなさい!
 このあたしが日本映画再興の狼煙を上げてみせるわ!」
 ずどどどどーん。
 漫画ならこんな文字が、目に焔を燈したハルヒのバックで稲光とともに踊っていることだろう。
 ずごごごごー。
 そして、これは俺がウーロン茶を啜ってる音だ。
 どうでもいいが、立ち上がるな。ほら、あそこのアベックに慌てて視線を外されたぞ。
 ハルヒは無言で俺が親指で指し示した方を一瞥すると、大人しく席につきハンバーガーの包装紙を
躾のなってない野良あがりの飼い犬のような手付きでビリビリ破り始めた。
「まあそれはいいとして、結局のとこ、今日の映画は何の参考にもならなかったわけだな?」
「まーね」と大口を開けてハンバーガーにかぶりつくハルヒ。
 ったく、嬉しそうに言うなバカ。
 この様子じゃ端から参考にしようという意志があったのかすら怪しいな。ファミレスで流行の映画
を見て参考にするとか言ってた時には、ハルヒにしては殊勝な心がけだと思って感心していたのだが。
ま、結局ハルヒはいつでもどこでもハルヒっていうことなのだろう。分りきっていた事じゃないか。
 しかし、そうなると……まあ、なんだ。
 
 ――何で、俺と映画を見に行こうと思ったんだろうな?
761119の中の人:04/09/20 21:51:57 ID:val1B2RO

 何となく、そこから先は考えない方がいいような気がして思考活動を強制終了した俺は、ポテトを
一つまみずつ口に運びながら、ぼんやりハルヒの面を眺める。
 ハルヒは恐るべきスピードでハンバーガーを平らげていた。円形のフォルムがみるみる半月になり、
三日月になり、新月へと近づいていく。少しは味わって食え。俺の金で買ったんだぞ。
 それに、そんなに焦って食わなくてもハンバーガーは逃げやしないっての。もうちょっと品のある
食べ方をしてくれよ。それじゃ、うちの妹と大差ねぇぞ? 妹ならちっこいから笑って許せるが、
結構な図体したお前がそんなことじゃ、一緒にいる俺まで恥ずかしくなるじゃねぇか。
 ほら、頬にケチャップがついてるから――。

「…………え?」

 ……習慣と言うのは恐ろしい物だ。少し意識の手綱を緩めただけでひょっこり顔を出してくる。
 そのことに気づいたのは、ハルヒの顔が瞬間冷凍されたイエティみたいに硬直していたからだった。
 それまでは何気なくほぼ無意識のうちに手が動きファーストフード店の標準装備であるナプキンで
ペースト状の赤い物体を拭う事だけを機械的に行っていたのだがその作業を終えて相手の顔全体が
見えるよう視界をズームアウトしてまだその顔が完熟トマトのように赤くて拭いたばかりなのにと
違和感を認識した時にはその大きく見開いていた瞳がいつもの妹のものじゃない事実に脳波がバブル
崩壊直後の株価以上のブレを見せたに違いない程の動揺があったとか無かったとかでもうわけ分らん。
 ……待て、冷静になれ俺。冷静さを失うのは堕落への第一歩だ。
 そう、説明すれば分るはずだ。それまでに少し首を締められるくらいのことはあるかもしれないが、
ハルヒとて俺を本気で絞め殺そうとすることはあるまい。説明用のセリフを考えよう。いつも妹に
やってることだということを言えば納得するだろうか。よし、折角だから皮肉の一つも込めて――
 がたんっ。
 ハルヒは椅子を蹴飛ばす勢いで立ち上がり、反射的に身構えた俺を睨みつけると、
「…………!」身を翻して化粧室に突撃していった。
762119の中の人:04/09/20 21:54:42 ID:val1B2RO
 
 なんだ。なんなんだ今のリアクションは。おい、古泉解説しろ……ってここにいないやん。代わりに
古泉を真似て肩を竦めてみたが、無駄に長くて細かいのに核心がぼやけるセリフは俺の普通の脳みそ
からは生まれてこなかった。キャラクターに合わないことはやるもんじゃないね。
 仕方ないので、残っていたポテトを一本ずつカリカリ食い、その後ウーロン茶を啜ろうとしてもう
無くなっていた事を吸ってから思い出し、さすがに間が持たなくなってきた頃、ハルヒが戻ってきた。
 相変わらず怒った顔をしているが、もう立ち直ったのはさすがだと言っておこうか。
 ドンッと腹立たしげに椅子に腰をかけたハルヒに、さっきし損ねた説明をしようと口を開いて、

「付き合いなさい」

 今度は俺が絶句した。なんだ。なんなんだどういう事態だこれは。説明しろ古泉。長門でもいい。
朝比奈さんは……遠慮しておこう。説明下手そうだし的外れな気がする。いや、それはいいとして。
 ハルヒは俺の顔を上目に睨みつけているが、その目は泳いでいる。微妙に視線を合せようとしない。
両手はテーブルの下でコートの裾でも握っているようだ。これって、もしかして、本気で、いや――
「……待てハルヒ。まずは落ち着け。ほら、この指が何本だかわかるか?」
「うるさい。とにかく今日は映画に付き合ってあげたんだから、こっからはあたしに付き合いなさい。
 言っとくけど、これはお願いじゃないわよ。団長としての命令だから! 拒否権は認めないから!」 と、捲くし立てるように言うと、ハルヒは「ご意見無用」と言わんばかりの横顔を向け、腕を組む。
 ……どうもハルヒの言いたいことは、俺の桃色脳細胞が暴走して弾き出した妄想とは違いそうだな。
 というか、もう答えは出ている。後はそれを確認するだけだ。いろんな意味で脱力した俺は、
「で、何に付き合えって言うんだ?」と訊く。
「決まってるでしょ」
 俺の方に向き直ったハルヒの表情には、既にいつもの五月晴れのような笑顔が戻っていた。

「『不思議なことを探しに』よ!」
                      
763119の中の人:04/09/20 21:56:52 ID:val1B2RO

『第四章』


「こんだけ大きな街なんだから、地球人に成りすました宇宙人とか、時空間移動したばかりの未来人
 とか、一般人に紛れた超能力者がいる可能性は相対的に高いはずよ。まさに木を隠すなら森の中ね」
 とは、その後街を散策中に、一人得心したように頷いたハルヒの言である。自分で立てた仮説に自分
で同意しているなら世話は無いな。ま、それがハルヒらしさと言えばハルヒらしさかもしれないが。
 しかし、幸いなことに。
 エイリアンを籠に乗せたママチャリが空を飛ぶことも、殺人機械から未来人と一緒に逃げることも、
超能力者同士が帝都をかけた戦いをすることも無く、街は普通の街として、安寧とそこにあり続けた。
 というわけで――

 デパートの正面玄関から出たハルヒは、今まで練り歩いていた鉄筋の建造物を恨めしげに見上げ、
「あーもぅ! 何で何も出てこないのよ! 何のためこんなでっかい図体してんのよ!」
「少なくとも、お前の理不尽な要求にこたえるためじゃないさ」
「黙ってて! あんたには聞いてないでしょ!」
 そうかい。
 拒否権に続き発言権も剥奪された俺は、毛先を逆立てたハルヒから、ふと空へと視線を移す。
 元々暗灰色だった曇り空は日没の時間を過ぎて、今や完全な漆黒の帳に覆われていた。
 ちなみに、ファーストフード店を出て既に4時間を経過している。人波も少なくなってきた。
 さすがに俺も、寒さが身に堪えてきた。冬場の活動はコタツ布団が届く範囲内と決めている俺には、
これ以上の探索活動は命に関わる危険性があるような気がしなくも無い。
 俺は正面に目を戻し、真新しい外壁にげしげしケンカキックをくれてやっているハルヒを、警備員に
見つからないうちに羽交い絞めにして、速やかにその場から立ち去ることにした。
「邪魔しないでよキョン! もしかしたらこの壁の向うに魔法学校へと続く秘密の入り口が――」
 うるさい黙れ。下手したらホントにあるのかもしれなくなるじゃないか。……変な日本語だ。
764119の中の人:04/09/20 21:58:52 ID:val1B2RO

 いつの間にか俺達は、繁華街からは少し外れた怪しげな路地に足を踏み入れていた。道幅は俺達が肩
を並べて歩いても十分な余裕があるはずなのに、周囲の高くのっぺりとした建物の圧迫感でそう感じる
ことができないのは俺が小市民であるためか。俺は一人、「夜の大都会25時・繁栄の表と裏」なんて
ありがちな特番のタイトルを一文字ずつ頭の中に浮かべ、そこはかとない不安に駆られてしまう。
 一方、そんな俺の一メートルほど前では、古い街灯に照らされたアスファルトを、ハルヒがコートの
ポケットに両手を入れたままずんずん踏みしめている。ある意味、心強い。こいつがついていれば、
世の中の大抵の事は何とか出来るような気がしてくる。ただ問題は、ハルヒ自身が「大抵」では片付
かないトラブルを嬉々として運んできてくれるって事だ。ぶっちゃけ、それが来る前に早く帰りたい。
「ったく、キョンのせいで世紀の大発見のチャンスを逃しちゃったじゃないの」
 俺のせいかよ。学生達の平穏なスクールライフを守ってやって、俺は寧ろ誇らしいぐらいなのだが。
「ま、いいわ。次行くわよ次っ」
 ハルヒは少しだけ首を捻り、横目で俺の方を一瞥すると、またもやを軽快に歩調を速めた。
 何でコイツはこんなにクソ寒い中でも無暗に元気なんだろうな。もしかしたら体内で、重水素と
トリチウムの原子核が四六時中おしくらまんじゅうでもして、膨大な熱量を無尽蔵に発生させている
んじゃないか。だとしたら、お前のそのエネルギーはこんな非生産的な野外活動のためにではなく、
もっとグローバルでエコロジカルな分野に費やすべきではないかと俺は焚き火にでもあたりながら
無責任に主張したいね。
 そして、俺は永久機関のようなお前と違い、人並みに有限なエネルギーしか持っていないのさ。
「待てよハルヒ。今日はこれぐらいにしようぜ。もう陽もとっぷり暮れたことだしさ」
 ぴたり。
 ハルヒがいきなり両足を揃えて立ち止まる。
 俺もハルヒにぶつからない程度に少しつんのめりながら、何とか止まった。
 一呼吸置いて振り返ったハルヒは、時折点滅する街灯を背にしながら、ゆっくりと俺を見上げる。
 白い頬に影が宿り、一瞬、俺は息を飲んだ。
 そこに浮ぶのは随分昔に見た事があるような無感動な表情だった。……いつだっけ。
765119の中の人:04/09/20 22:00:49 ID:val1B2RO

 記憶を掘り起こそうと俺が頭のアナログ時計を猛スピードで半年ほど遡らせていた所、時間切れと
ばかりに、その表情はいつものアヒル口になっていた。
「何言ってるの。これからが本番じゃない。彼らは正体がばれないためここに住み着いたのよ。だから
 闇に隠れて生きる彼らにとって活動時間は夜しかないわけ。なら探すのも夜間に決まってるでしょ」
 じゃあこれまでの4時間は一体なんだったんだ。つーか、一体何時までここにいるつもりだ。

「何か手がかりを見つけるまでよ!」
 
 沈黙が辺りを支配した。恐らくこの街で、一番静かな空間、一番静かな瞬間だっただろう。
 ハルヒが何を考えていたのかなんて俺にはさっぱりわからなかったが、その時の俺は、ハルヒの
ワガママさに腹を立てるとか、計画性の無さに呆れるとかではなくて、ただ、何でそんなに必死に
この街に居たがるのかを疑問に思っていた。
 ……いや、本当は――

 ぽつり。

 頬に触れる冷たい感触に空を見上げた。
 星一つ無い墨汁を塗ったくったような空から、雲の欠片が一つ二つ零れてくる。
 やがて、それは数え切れないほどの友軍を引き連れて俺達の陣地へと降下してきた。
 そこで初めて「ああ、雨だ」と認識した。
「おい、ハルヒ。傘持ってるか?」
「持ってるわけ無いでしょ。朝、あれだけ晴れてたのよ?」と相変わらずブスッとした表情のハルヒ。
 俺もだ。となると、する事は一つしかないな。
 何をしたか。
 仲良く二人で、駅に向かって一目散に駆け出したのさ。
766119の中の人:04/09/20 22:02:23 ID:val1B2RO

 おかしい、と思い始めたのは、コートに染み込んだ雨の感触がセーター越しに感じられた頃だった。
 秒単位で強くなる雨脚に対し、俺達は一向に駅に着く事が出来ず、それどころが元いた繁華街へも
戻る事が出来ずに居る。胸の中でその輪郭を得つつある暗い予感を振り払うように、俺は叫んでいた。
既に土砂降りと言っていいほどの状態で、目の前もろくすっぽ確認する事が出来ず、焦りと不安で自然と
声も大きくなる。
「ハルヒ! この道で合ってるのか!?」
「知らないわよ! あんたこそ道覚えてないの!?」
 ……やっぱり闇雲に散策していたということか。まあ、今更って感じだが。
 足元に絡み付いてくる水溜まりを蹴散らしながら、しかし、とうとう着ていた衣類が全て濡れ鼠状態
になって、このままじゃジリ貧だという結論に達した。冬場に濡れた服を着たまま走り回るなどまさに
自殺行為に等しい。実際、俺の体は、脊髄の代わりにアイスノンでも突っ込まれたかのように悴んで
その運動機能を著しく失ってきていた。足元もおぼつかない。本来、俺に保温機能を提供する防寒具に
体温と同時になけなしの体力を奪われていく。今日ほど、人類が進化の過程で体毛を無くしたことを
恨めしく思った事は無い。やばいな。本気で。
 俺は、震える手を必死に伸ばし、隣で並んで走るハルヒの手を掴み、
「どこかで……雨宿りし……」
 思ったように言葉に出来ない。肺が萎縮しているのか、息の詰まりそうな声しか出なかった。
 もしかしたら、雨音に掻き消されてハルヒの耳には届かなかったんじゃないかと不安になる。
 だが、幸いなことに、ハルヒは俺の意図したところに気づいたようで、走りながらも辺りをキョロ
キョロする気配を感じた。俺も必死に顔を上げて、雨粒のブラインドの先に雨宿りできそうなものを探す。
 この際、あまり贅沢は言わないが、できれば、雨を避ける事が出来て、快適な室温を保っていて、
シャワーか風呂でもついていて、乾燥機があって、ルームサービスでもあれば――。
 ……いかん、マッチ売りの少女状態になってきたぞ……そんな都合のいい施設なんて……

「あ」
767119の中の人:04/09/20 22:04:47 ID:val1B2RO

 無意識のうちに俺は立ち止まっていた。雨の散弾が降り注ぐ中、口を半開きにしたまま立ち尽くす。
戦場だったら真っ先に死ぬような体勢だ。
「ちょ、っと! いきなり立ち止まらないでよ! 転びそうだったじゃない!」
 仲良く手を繋いでいた上官殿の怒鳴り声が聞こえ、壊れたブリキ人形の動きで首を捻りそちらを向く。
憮然とした面を曇った視界に捉え、また俺はギリギリと頭を戻した。
「……あ」
 ハルヒも、同じものを見たようだ。
 蜃気楼のような雨の中、俺達の頭のやや上の方で、蒼いネオンライトが「MERMAID」という
アルファベットを浮び出している。その下にはコンクリートの塀に囲まれた入り口があり、正面では
休憩と宿泊の区分に分けた白地の料金表が蛍光灯に照らし出されている。足元には淡い橙色の光が、
通路を挟んで来客を待ちわびるように続き、その先には擦りガラスの自動ドアが控えていた。
 あのー。これは。いわゆる一つの。ラブホテル、でしょうか。多分。ラブホテル、です。
 立ち止まってしまって、二人で確認した以上、今更無視は出来ない。うわ。どうしよ。
(A.「よしっ、入るぞ」と言って、自動ドアをくぐる。 )
(B.「他を当たろう」と言って、もう一度走り始める。)
 二つの選択肢が頭の中で浮び、その横で三角カーソルが点滅している。どっちを選択しても命懸けだ。
 よく考えろ俺。ここは大一番だ。この選択を間違えると、俺は一生を棒に振ることになりかねない。
 カーソルが目まぐるしい速度で上下を繰り返す。……止まらない。……まだ止まらない。
 あーもう、なんと言うか。自分の優柔不断さ加減がつくづくイヤになるね。仕方ないけど。
 俺がヤケクソになって、「神様の言うとおり」で決めちまおうかという決心を固めつつあった時、
「……へっ?……ええええわわわわ!?」
 俺の意志とは無関係に、俺の体は勝手に、そう何かに引っ張られるかのように、ラブホの入り口へと
飛び込んでいた。と言うか、実際引っ張られていた。……何にって、ま、訊くまでも無いだろ?
 この期に及んでも、まだ繋いでいたハルヒの手にさ。
768119の中の人:04/09/20 22:08:38 ID:val1B2RO

 入り口をくぐるとハルヒは漸く手を離し、その手で濡れた髪を拭いながら料金表とにらめっこする。
丁度料金表の上には人二人が入れる程度の廂があり、それがそのまま自動ドアまで続いている。 
「……休憩3時間で4500円……宿泊で1万2000……あ、休日割増があるの? 結構高いのね。
 キョン、お金の余裕ある?」
 入る気満々かよ! しかも、金払う気無しかよ!
「足りなかったら立て替えてあげるわ。じゃ、入るわよ」と、万引き少年を捕まえたコンビニ店長の
動きで、俺の腕を掴み自動ドアへと向かおうとするハルヒ。
 ちょちょちょちょっと待て!
 使い古したTVゲームのコントローラーのように思い通りに動かない体で、慌てて何とかハルヒの
手を振りほどくと、ハルヒは唇を水鳥型にしてご機嫌斜めを主張した。
「何よ、お金なら心配しなくてもいいって言ってるじゃない。それとも何か別の問題でもあるの?」
 ある。大ありだ。大ありなんだが……『お……お前はいいのか? ……その……俺と……で……』
なんて、自分にコンプレックスを持つ恋する乙女のようなセリフを吐くのは御免蒙りたい。それでは
まるで俺の方が意識しているみたいではないか。それで万が一、ハルヒの方に全くその気が無かったら、
俺は正に進むことも戻ることも出来ずに舞台に立ち続ける一人夢芝居状態だ。
 つーか、訝しげな表情で俺を見上げているハルヒを見ていると、純粋に雨宿りだけが目的のような
気がしてくる。それに、俺の体力ゲージは既にレッドラインだ。これ以上この場に立ち尽くすことは
状況を悪化させる以外の効果は期待できそうに無い。
 よし。決めた。
「……分った。入ろう」
 くそ。声が上擦った。
 だが、ハルヒは寒さのせいかと思ったのか特に何も言うことなく、俺の手首を引き自動ドアの正面に
立った。空気振動のような音が響き、運命のドアが開く。もう……どうにでもなれ。
 流されるのは、もう、死ぬほど慣れているのさ。

                                          (続く)
769119の中の人:04/09/20 22:12:18 ID:val1B2RO
申し訳ありません。ここまでで力尽きますた。
他の職人さんが降臨されることを期待しつつ……でわ。
770名無しさん@ピンキー:04/09/20 22:20:00 ID:likf5v2u
グッジョブっスよ!
ケチャップ拭かれて真っ赤になるハルヒに萌え!!
771名無しさん@ピンキー:04/09/20 23:37:54 ID:ZnlzBmzf
グジョーブ!
いや、上手すぎますよ、貴方。
772名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:02:48 ID:PkDssCxa
大作乙。楽しく読ませていただきました。
773名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:27:09 ID:R4trWxx4
GJGJ!!萌え死ぬかと思いましたよ
774名無しさん@ピンキー:04/09/21 04:10:28 ID:jo6V1VKn
素晴らしい。谷山流とか名乗っても許せるぞ
775名無しさん@ピンキー:04/09/21 04:47:14 ID:hZpt5nbm
良いです! 読んでてニヤニヤしちゃいました。
776名無しさん@ピンキー:04/09/21 04:50:57 ID:MzTtXUDt
「そうか!みんな考えてみろ。近頃の谷川流の執筆ペースの速さは異常だと思わないか?」
「た、確かにそうですが…。それがなにか?」
「一人であの量の文章を書けるわけがない、つまり…」
「…(ゴクッ」
「谷川流は二人いた!ここにいるのは暇つぶしにきたゴーストライターの方だったんだ!!」

「な、何だっ(AA略」


と彼も言ってるしで谷川氏を名乗ってもいいんじゃない?w
777名無しさん@ピンキー:04/09/21 18:52:08 ID:snJOLEEZ
谷川ナガレたんとかじゃないのか?
雨沢恵一(あめさわめぐみはじめ)のように。
778名無しさん@ピンキー:04/09/21 23:16:11 ID:L0k4ZPiO
あとがきに2人登場するんじゃなかろうな?
779名無しさん@ピンキー:04/09/22 00:47:47 ID:jpzuSTgA
谷川流#194みたいな感じ、とか。
780名無しさん@ピンキー:04/09/22 14:28:17 ID:+69VtPgX
>>779で思いついたんだが、上位世界にも平行世界は存在するのだろうか?
宮野の方眼紙世界観では存在するみたいだし、優弥のモルモット世界観では
存在しないような。
あるいは、どっかの人みたいに平行世界間で同期しているとか。
いずれにせよ謎だ。
781名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:40:28 ID:f/cKVKcN
X軸もY軸も無限に近いピラミッド型なんじゃねえの?
『上位世界の上位世界』から見れば上位世界もモルモットに過ぎん
782名無しさん@ピンキー:04/09/22 17:24:41 ID:c09Y/Z/9
>>796
おまいはすごいよ
>古泉を真似て肩を竦めてみたが、無駄に長くて細かいのに核心がぼやけるセリフは俺の普通の脳みそ
>からは生まれてこなかった。
とか、流たんじゃないと書けないからな。
783名無しさん@ピンキー:04/09/23 01:03:33 ID:/NJsCxXE
>>782
正直、未来予知ができるおまいも凄い
784名無しさん@ピンキー:04/09/23 12:23:20 ID:Hq8uNuOC
>>796

古泉を真似て肩を竦めてみたが、無駄に長くて細かいのに核心がぼやけるセリフは俺の普通の脳みそ
からは生まれてこなかった。

という書き込みをしなかったら、タイムパラドックスが起きて>>782は消滅する。
785名無しさん@ピンキー:04/09/23 16:19:57 ID:1D1jwdkr
谷川氏もとい>769の降臨予定が>796なのでは?
786名無しさん@ピンキー:04/09/23 17:35:41 ID:usKdOMtZ
あ〜あ、プレッシャーかけちゃったw
787名無しさん@ピンキー:04/09/24 03:35:08 ID:NB9xbgrN
お前らおもしろいなw
788名無しさん@ピンキー:04/09/25 11:18:07 ID:lo6DaBf2
めちゃ気になってるので、エロ臼でも言いから完結させて!
789名無しさん@ピンキー:04/09/25 16:43:44 ID:MaF2a34N
>>786
スマソ…そんなつもりじゃなかったのだが
790名無しさん@ピンキー:04/09/25 17:27:25 ID:NHMcBMjI
もうそろそろだな。
791名無しさん@ピンキー:04/09/25 18:27:33 ID:vseOZDnv
これで後5レスか…
予言実行なるか!?
792名無しさん@ピンキー:04/09/25 20:42:37 ID:tw2krW5C
残り4レス
クカカカカ
793名無しさん@ピンキー:04/09/25 22:27:00 ID:A9gMDAqv

キャハハハハ
794名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:56:52 ID:cVsEGHDx
残り2
>>782の運命やいかに
795名無しさん@ピンキー:04/09/26 00:51:27 ID:xPnOgdFg
ラス1?
796名無しさん@ピンキー:04/09/26 00:54:28 ID:hnHkPI6t
古泉を真以て肩を竦ぬてみたが、無駄に長くて組かいのに垓心がぼやけるセリフは庵の普道の悩みそ
からは生まねてこなかった。
797名無しさん@ピンキー:04/09/26 01:11:40 ID:xQWzChI2
>796
庵かよっ!!
798名無しさん@ピンキー:04/09/26 02:15:10 ID:itcUmsJ5
「退屈」を読んで思いついたんだが、
野球部から野球用具を奪ってくる際にゴニョゴニョ、とかどうよ。
799名無しさん@ピンキー:04/09/26 09:08:10 ID:j45dbEl0
792は消滅しました。
800名無しさん@ピンキー:04/09/26 09:36:17 ID:xsZ85jPf
遊びに来てくださいね!
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=yunoitigo
801127っぽい人:04/09/26 11:22:34 ID:4yXjrrBL
朝比奈みくるの受難

  私が涼宮さんにSOS団に連れてこられて、けっこうな月日が経ちました。
 涼宮さんは、私にいろいろな衣装を着せてくれます。…殆どがあまり来たく
 無い服ばっかりだったけど。でも、キョンくんもいるし、今日も頑張って部
 室へ行かなきゃ。
「そう言えば、今日は涼宮さんが大事な会議があるから遅れないようにって
 言ってたよね…」
 一体何をするんだろう。授業が終わった後、すぐに部室に直行。
 取り合えず、お決まりとなっている、今ではもう着慣れてしまったメイド服を
 着て誰か来るのを待とうかな。
 そう思って、私はメイド服に着替えました。
 丁度着替え終わったときに長門さん登場。
「あ、長門さん。お茶入れますね」
 私の言葉に無反応。でも、お茶は出します。他にする事がないもの。
 お湯を沸かしてる間にお部屋の掃除でもしようかな。
 うん、そうしよう。
 で、今度は掃除をしているときに、キョンくんと涼宮さんが部室にやってきました。
「あ………。こんにちは」
 二人一緒で来たからかしら、ちょっと涼宮さんが嬉しそう。
「すぐにお茶いれますね」
 ちょうどお湯も沸いた頃だろうし。
「キョン…見すぎ。ヘンタイの顔つきよ、今」
「へ、ヘンタイ…そんな顔してたか?」
「ばっちりと。警察に突き出してやろうかと思ったくらいよ」
 そうぼやきながら涼宮さんは団長の椅子に座りました。一気に機嫌が悪くな
 っちゃったような気が…
「みくるちゃん!お茶!!」
「は、はい!ただいまっ」
 やっぱり…う〜。キョンくん、恨みますよ。
802127っぽい人:04/09/26 11:23:16 ID:4yXjrrBL
「だからみくるちゃん、お茶を持ってくるときはつまずいてお茶をひっくり返せって
 言ってるじゃない! もう、そろそろ覚えてよね」
「え…で、でも…」
「でも何?」
「ひっ!な、何にもないです…」
 …いつか本当にこぼさなきゃいけないのかな。
 そう私が一抹の不安を感じていた時に、キョンくんが
「だから、何でわざわざドジをさせそうとするんだ」
 って替わりにつっこんでくれました。
 頑張って、キョンくん!
「前にも言ったでしょ? メイドはドジじゃなきゃダメなのよ!」
「はいはい…朝比奈さん? こいつの言う事は別に聞かなくてもいいですよ」
「は、はぁ…」
 でも、とても抵抗何かできないです…。
「こら、みくるちゃん! あとで教育してあげるわ。今日から部活終わった後、
 ここに残りなさい」
「ひぅ……わかりました」
 うぅ…一体何されるんだろう。変なことされなきゃいいんだけど。

 そして、その日の部活が終了し、涼宮さんと二人っきりになってしまいました。
「あ、あのぅ…一体、何をするんでしょうか」
「みくるちゃん、あなたを教育するって言ったでしょ?」
「へ、ほ、本気だったんですか!?」
「あたしは冗談は嫌いよ」
 そ、そうかもしれないですけど…。でも、教育って一体…
「んふふ。心配は要らないわよ。あたしにすべて任せなさい…」
「きゃ!? ちょ、や、やめてください〜」
 涼宮さんはいつものように私の服を脱がしに掛かってきた。もちろん私が抵抗する意味も
 無く、服は一瞬の内に脱がされてしまいました。は、はずかしいよ〜。
803127っぽい人:04/09/26 11:24:21 ID:4yXjrrBL
「ふぇぇ〜ん。な、何するんですか〜」
「あなたには立派なメイドになってもらうわ。今日からその特訓よ!」
「め、メイド…」
 何故そんなことが決定されてるんですか…。
「あなたには拒否権はないわ。さぁ。こっちに来なさい」
 そう言いながらじりじりと近づいてくる涼宮さん。いやぁ、誰か助けて…

「まず、メイドというのはね………」
 そして、涼宮さんのメイド指南が始まりました。最初は、メイドとは何たるか…
 って言うのを一から教えてくれるようです。
「ふぇぇ〜、そうだったんですか」
「そうだったのよ! 物分かりがよくていいわよ、みくるちゃん」
「は、はぁ…」
 ほ、ほめられてもあまり嬉しくないです…
 それに、涼宮さん。どうしてそんなに詳しいんでしょうか?
「じゃあ次の段階。みくるちゃん、こっち来なさい」
「? な、何するんですか?」
「いいから、早くこっち来る!」
「は、はい」
 そして、涼宮さんの近くに行く私。何かとっても不安です…
 そのあと、涼宮さんが私の後ろに回りこんでいきなり…
「ん〜、やっぱりおっきいわね〜」
「きゃあ! ちょ、や、やめ…!」
 いきなり私はおっぱいを鷲づかみにされました。ちょっと、いえ、かなり痛いですぅ…
「ん〜、でも感度は低い…と。うふふ、これは教育しがいがあるってものね」
「ふぎゃぁ」
 いたいよぉ〜。
「みくるちゃん。そんな声だしちゃダメよ。せっかくかわいいのにそれで台無しになっちゃう」
「そ、そんな、こと言われても…」
804127っぽい人:04/09/26 11:23:54 ID:4yXjrrBL
「ふぇぇ〜ん。な、何するんですか〜」
「あなたには立派なメイドになってもらうわ。今日からその特訓よ!」
「め、メイド…」
 何故そんなことが決定されてるんですか…。
「あなたには拒否権はないわ。さぁ。こっちに来なさい」
 そう言いながらじりじりと近づいてくる涼宮さん。いやぁ、誰か助けて…

「まず、メイドというのはね………」
 そして、涼宮さんのメイド指南が始まりました。最初は、メイドとは何たるか…
 って言うのを一から教えてくれるようです。
「ふぇぇ〜、そうだったんですか」
「そうだったのよ! 物分かりがよくていいわよ、みくるちゃん」
「は、はぁ…」
 ほ、ほめられてもあまり嬉しくないです…
 それに、涼宮さん。どうしてそんなに詳しいんでしょうか?
「じゃあ次の段階。みくるちゃん、こっち来なさい」
「? な、何するんですか?」
「いいから、早くこっち来る!」
「は、はい」
 そして、涼宮さんの近くに行く私。何かとっても不安です…
 そのあと、涼宮さんが私の後ろに回りこんでいきなり…
「ん〜、やっぱりおっきいわね〜」
「きゃあ! ちょ、や、やめ…!」
 いきなり私はおっぱいを鷲づかみにされました。ちょっと、いえ、かなり痛いですぅ…
「ん〜、でも感度は低い…と。うふふ、これは教育しがいがあるってものね」
「ふぎゃぁ」
 いたいよぉ〜。
「みくるちゃん。そんな声だしちゃダメよ。せっかくかわいいのにそれで台無しになっちゃう」
「そ、そんな、こと言われても…」
805127っぽい人:04/09/26 11:25:02 ID:4yXjrrBL
 ずっと、私のおっぱいを揉んでるから…痛みは引いてきたけど何かからだが熱く……
「はぁ…んん、あ…」
「あ、みくるちゃん。気持ちよくなってきたでしょ」
「そ…そんなことない、ん! です…」
「ばればれよ。じゃあ次、下の方ね」
「し、下ですか!?」
 い、いきなりそんな……
「そう、早く脱ぎなさい。もちろんメイド服は着たままよ」
「ど、どうしてもですか…」
「決まってるじゃない」
 そ、そんなはっきり言わなくても〜。
「さっさと脱ぐ!」
「うぅ…あの、やっぱり…」
「あ〜〜、もうじれったい! 脱げったら脱げ!!」
「うひゃあ!?」
 私がずっとごねていたら、涼宮さんがついに怒り出して私のし、ショーツを
 剥ぎ取られてしまいました… 何かスースーするよぅ。
「か、返してください〜」
「ダメよ。これからいいとこなんだから…」
 そう言いながら両手をワキワキと動かしながらにじり寄ってくる涼宮さん。
 だ、誰か〜!
「きゃうっ!?」
「ここの感度はいいみたいね。ん〜、やっぱり胸がおっきいと感度が低いっていうの
 ほんとなのかしら」
 考えながらも私の…あ、あそこを攻める事を忘れない涼宮さん。忘れてくれても結構なのに…。
「ふむふむ…」
「あ、あのぅ…ひゃ!?」
 何かを確かめるような動きになってきました…
 そろそろ本当に逃げないと危ないような気がするんですけど……
806127っぽい人:04/09/26 11:25:51 ID:4yXjrrBL
 後ろから涼宮さんに抱きつかれているので身動きが取れません。
「は、はなしてぇ」
「あ〜、うるさい! …あ、しょうがないわね。じゃあ放してあげる」
「へ?」
 てっきりまた暴れたバツとかでまた変なことされるのかと思ってたんだけど…
「そのかわり、これを使うわよ」
 と、何処から出してきたのでしょうか、涼宮さんの手には麻縄が握られています。
「え…? そ、それって…?」
「これ以外に何かある?」
 そ、そんな満面の笑顔で言われても…
「じゃあ、ちょっとだけおとなしくしててね? 暴れればその分痛いだけなんだから」
「そ、ちょ、まって…」
 私の悲痛な叫び(?)にも気にせずにどんどんと身体を拘束していく涼宮さん。
「よし、これで完成っと」
「あの…身動きが全然取れ無いんですけど……」
「何言ってるのみくるちゃん? そんなの当たり前じゃない! メイドを拘束よ?
 そんなの徹底的にしなきゃ全く意味なんてないのよ!」
 そんなに力説されても…
「にしても、本当にどんな格好も似合うわね。何かむかついてきちゃった」
「?」
 そう言って、何かを探し出す涼宮さん。一体何を探しているんだろ?
「あった! 最近使ってなかったからねぇ、探すのに一苦労しちゃったわ」
「ひ!?」
 それは、1学期のころ、パソコン部の部長をおどすのに使った、デジカメだった。
「さあ、みくるちゃんの全てをここに納めてあげる」
 パシャ! パシャパシャ!
 それから約10分間もの間、私は色んなポーズをさせられて、その写真をとられてしまった。
 だ、誰にも見せないで下さい……こんなの、他の人に、特に男の人になんて見られたらもう……
807127っぽい人:04/09/26 11:26:57 ID:4yXjrrBL
「うううう…………」
 それでもシャッターを切ることは止めない涼宮さん。
 お嫁さんにいけなくなっちゃう…
「泣いてる顔もいいわよー。でも笑ってる方がいいかな?
 うん、そうね、みくるちゃん、ほら、笑った笑った」
 丁度その時、なぜか部室のドアが開いていた。

「「「……………」」」
 その姿を確認して、私達3人は言葉を失った。
「キョ、キョンくん!? み、みないで!!?」
「どうしたの?キョン、こんな時間に」
「いや、ちょっと忘れ物したんだが……取り込み中だった見たいだな、失礼」
 そう言って、静かに出て行くキョンくん。
 あの、涼宮さんを止めて行ってください〜……

 キョンくんが来てから数分後。
「ん〜、何か興が削がれちゃったなぁ。今日はこれでおしまい!」
「え?」
 そうして、するすると私の拘束を解いてくれた。
 これもキョンくんのおかげなのかな?
 きっとさっき戻ってこなかったら行くところまで行き着いてたかも……
「じゃあ、明日からは、今日の教えた事きっちり行う事。わかった?」
「は、はい」
「じゃあ、また明日ね」
「はぁ…」
 そうして、涼宮さんは何事も無かったかのように帰っていきました。
「いったい、なんだったんだろう……」
 私は、そう呟くしかありませんでした。
 

808127っぽい人:04/09/26 11:27:33 ID:4yXjrrBL
―――次の日。
「キョンくん、お茶です……ってきゃあ!?」
 ばしゃーん。
「うわっ!?」
「ご、ごめんなさい! すぐに拭きますから!」
「いや、そんなに騒がなくてもそんなに熱くなかったから平気ですよ。
 それにしても珍しいですね。お茶をこぼすなんて」
「ちょっと手が滑っちゃいました」
「朝比奈さんに怪我がなければ問題なんてないですよ」
「ありがとう、キョンくん」
「みくるちゃん! あたしのお茶は!?」
「す、すみません! すぐいれます」
 昨日言われたとおりにお茶、こぼしちゃったんですけど……
 やっぱり涼宮さんの機嫌が悪くなってるのは私の気のせいなのでしょうか…………。 
 一体私、どうしたらいいの? 誰か教えてください……


                            <続かない>




809127っぽい人:04/09/26 11:33:51 ID:4yXjrrBL
119氏が谷川流氏風を完璧に書けるのに対抗(?)して、
キョンの一人称視点じゃないハルヒシリーズ、第2弾(ぉ
今回はみくる嬢の視点で書いてみました。
みくるっぽく見えてると嬉しいんですけど……
読み返すとエロくないし短い……orz


>796-797
 ちょっとおもしろかった。

>119氏
 うますぎです…やっぱり本人!?
810782:04/09/26 16:01:52 ID:76tuZQAZ
127っぽい人グッジョブ!! アアン(´Д+.゚+∵゚ サラサラー
811名無しさん@ピンキー:04/09/26 17:39:51 ID:0UkF7RZi
さらば、>>782・・・
812名無しさん@ピンキー:04/09/27 04:34:25 ID:JRuRZ5VZ
こうして782は長門たんの手によって砂へと化したのでした…
813名無しさん@ピンキー:04/09/27 16:22:04 ID:SerzIWWW
ミクルタン(・∀・)イイ!!
814名無しさん@ピンキー:04/09/28 12:55:15 ID:9UJ9fHVv
ミルクタンクかと思た…
815名無しさん@ピンキー:04/09/28 14:00:32 ID:cMgrpYEa
127っぽい人はいろんなキャラ視点で書けるからすごいな。
次はぜひ本物長門たんキボン!
816名無しさん@ピンキー:04/09/29 11:32:16 ID:2Lwgt9ST
鶴屋さんキボン!
817名無しさん@ピンキー:04/09/29 17:12:49 ID:nRsbHjGj
メイドさん且つ長門でキボンぬ
818名無しさん@ピンキー:04/09/29 17:32:31 ID:o3WM1z0X
鶴屋さんは真琴よりもさらに変な言葉使ってるから難しそうだな。
819名無しさん@ピンキー:04/09/29 20:55:28 ID:TJbMrAQl
>>768の続きマダー?
820名無しさん@ピンキー:04/09/29 21:05:32 ID:boIfZiNh
メイドさん且つ真琴できぼんぬ。
821名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:51:43 ID:XVTsrBX2
茉衣子(桃)×茉衣子(水)でぜひ。 リバ可。
茉衣子(優)との3P、茉衣子(メイド)との4Pでもいいけど。
822名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:55:47 ID:nRsbHjGj
鶴屋さんの萌えポインツってどこですか?
823名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:05:35 ID:XBnKl7l9
>>822
あの喋り方だす
824127っぽい人:04/09/30 00:05:55 ID:NuAz1uB1
 「あなたは、もうここまで」
  私は、体番号782番のヒューマノイドインターフェースに話し掛ける。
 「何を企んでいたのかは知らないけれど…情報集合体はあなたの存在を消去する
  ように意見が一致した」
  そう言いつつ、私は淡々とその準備を続ける。
 「逃げてもダメ。この辺りの空間を外界と遮断、一切の生物および無機物の移動
  および干渉はもう出来ない。つまり、この場所からもう出る事はできない」
  最後に、消去の為の準備。
 「情報連結、解除………さようなら」
  そして、彼は、光の粒となってこの世から姿を消した……。 (>>810

  今私は、彼との一戦(?)を終え自分の部屋に丁度到着したところ。
  朝倉涼子が過激派の一端として、彼に手を出そうとしてからおよそ半年の月日が
  流れていた。あれからだろう。今日の様な過激派、あるいは暴走を始めるインターフェース
  が増え出したのは。『世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団』のメンバーまで手が
  届く前に全て解決しているので、見た目には何も起きてないことにすることは思ったより大変。
  まあ確かに涼宮ハルヒが高校に入学して以来(いや、『世界を〜〜〜団』結成以来といった方がいい?)、
  あまり変化は無いように見える。
  過激派が行動を起こしたい事もわかる気がする。でも、私はあくまでも一インターフェース。
  私自信の感情は持っていないし、行動できるはずも無い。なのに……
  どうして……? この、胸の中にあるもやもやは何?


   ―――長門有希の異変―――
825127っぽい人:04/09/30 00:06:38 ID:NuAz1uB1
  ――次の日――
  午前、午後ともにいつもと何も変わらない時間を過ごし、放課後。
  つまりクラブ活動の時間帯となった。
  …私は本を開き、情報収集に努めるだけだけど。
 「あ、長門さん。もう来られてたんですね」
  未来人、朝比奈みくるも少し遅れて部室へ到着。
 こん、こん。
 「どーぞ、開いてますよー」
 がちゃ。
 「こんにちわ、朝比奈さん。よう、長門」
  律儀に二人別々に挨拶をし、部室に入ってきた彼。
 「こんにちわ、キョンくん」
  それに対しきちんと返事をする朝比奈みくる。
  私は、数秒の間彼の目を見つめ、それを挨拶のかわりにした。
  彼もわかっているのだろう、特に何も言わず、いつも座っているパイプ椅子に腰掛けた。
  
  それから遅れること約3分。
 「おや、まだ涼宮さんは来られてないようですね」
  ドアから顔だけ覗き込み、部屋の中を見回したあとに入ってきた古泉一樹。
 「今日はあいつ、掃除当番だ」
 「なるほど。それは納得です」
  そんなやりとりをしつつ、彼の向かいの椅子に座り込んだ。
 
  さらに遅れること5分。
 ガチャッバタン!!
  勢いよくドアが開かれ、勢いよく閉められた。
 「もっと静かに入って来れないのか? 埃が舞ってしょうがない」
 「うっさいわね。それぐらい我慢しなさい」
  あの短い間にどうやって入ったかは解らないが、涼宮ハルヒが団長用と
  書いてある席に座っていた。
 「取り合えず、これでも飲んで落ち着いてください……」
826127っぽい人:04/09/30 00:07:17 ID:NuAz1uB1
  こちらもいつ用意していたのか、暖かい煎茶を出す、朝比奈みくる。
 「ありがと、みくるちゃん」
  それを受け取り、ずずずずっ…という音を立てて飲み始めた。
  涼宮ハルヒは、煎茶を飲みながらずっと朝比奈みくるを見ていた。
  そして、次にわたしの姿を見て、一言。
 「ねえ、有希? あなたも着替えてみない?」
  と、わたしに言ってきた。
  その言葉に、わたしは涼宮ハルヒの方を向き、少しだけ首を横に捻った。
 「ん〜…みくるちゃんの着せ替えは楽しいけどもう飽きたって言うか……
  大体想像つくじゃない? でも、あなたは殆ど制服だし…
  っていうか制服しか見た事無いしね」
  と、何故か長々と理由を話し出す彼女。
 「それは、俺も思う」
  と、その意見に彼も同意する。
 「同意はするが、ここにある服をこいつに着せるのか?」
 「もちろんじゃない、他にどこに服があるって言うのよ?」
 「ぐ…それはそうなんだが。ここにある服っていったら…」
 「さあ、有希。こっちおいで。抵抗するといいことないわよ?」
  何故か満面の笑みでわたしを呼ぶ涼宮ハルヒ。
 「おい、俺の話を最後まで聞け」
 「まあまあ、いいじゃないですか。彼女もそんなに嫌がってるようには見えませんしね」
  そう言って、彼の説得をし始める古泉一樹。……今、どう見える顔になっているのだろう。
  別に着替えくらい別に何とも無いので、涼宮ハルヒに任せることに。
  彼女の元へ行き、胸元のリボンを解き始めた。
 「だから! 俺達がいる前で着替えるなって言ってるだろうが!」
  そう言いつつ、部室から出て行く彼と古泉一樹。
  ふと、朝比奈みくるの方を見ると、すまなさそうな顔をしていた。
  ……そのあとすぐに涼宮ハルヒと一緒に服を物色し始めてしまったが。
827127っぽい人:04/09/30 00:08:01 ID:NuAz1uB1
 「うん、最終的にはこの服になっちゃうのね。結局」
 「ふわぁ〜。 な、長門さん……ですよね? 本当に」
  二人は、わたしの格好を見てとても驚いているようだ。
 「ナース、バニー、ゴスロリ……色々な衣装を着せてみたけど。
  ここまでフィットしちゃうなんてね」
 「じゃあ、キョンくんたち、呼びますよ?」
 がちゃ。
 「「…………」」
  わたしの格好を見て、言葉が出てこない二人。
 「えーと……一つだけ確認したいんだが」
 「なに?」
 「お前、本当に長門か?」
  真顔で聞いてくる彼。
 「それはあたし達が保障するわ。ねえ、みくるちゃん?」
 「あ、はい!」
 「にしても……まさか長門がなぁ」
 「そうよねぇ。意外だったわ」
 「「こんなにも、メイド服が似合うなんて」」
  そう、今のわたしは、メイド服を着ていた。
  頭にはフリルのヘアバンドをつけて、後は朝比奈みくると全て同じ。
  なぜか、服のサイズもわたしにぴったり。
 「…………」
 「無口なメイドか。それもありかもね」
 「ふむ………」
  感慨深そうに首を縦に振っている涼宮ハルヒ。
  その隣であごに手を当て、何か考えている彼。
 「ねえ、有希? 一度でいいからメイドっぽく話してみてくれない?」
  涼宮ハルヒがわたしにそう頼んできた。
  ……データベースに接続。検索名。『メイド』あるいは『御世話係』
  …検索終了。データベースに数件のHIT有り。
828127っぽい人:04/09/30 00:08:39 ID:NuAz1uB1
  最有力候補を実行。
 「ご主人様……どこかお痒いところはございますか?」
 『…………』
  その場に沈黙が広がった。まさか、検索に失敗?
  今までの行動でわたしにおかしなところが無いかを確認しつつ、
  この場にいる4人の顔を確認。
  ―――涼宮ハルヒ。口をぱかっとあけ、放心状態。
  ―――朝比奈みくる。少し顔を赤らめつつも、放心状態。
  ―――古泉一樹。見た目はいつもと同じような笑顔、でも、よく見ると苦笑している。
  ―――そして、彼。彼の顔は……
 どくん。どくん。
  ? いきなり、わたしの鼓動が早くなった……?
  一体何故? データベースに検索……HIT数…なし。検索不可能。
  原因不明の症状? …
 「長門? どうしたんだ?」
 びくっ!
  彼にいきなり話し掛けられ、体が反射反応を起こした。
  こんな事、今まで無かったのに……なぜ?

  あのあと、いつもの様に椅子に座り、読書をして情報収集。
  そして―――
 「あ、もうこんな時間なの? じゃ、今日はもう帰るわ」
  そう言って、さっと部室を出て行った涼宮ハルヒ。
 「では、僕もそろそろ失礼します」
  あとを追うように古泉一樹も退室。
 「この服、一人だと脱ぎづらいんで、私、手伝います」
 「あ…じゃあ、お先に帰ります」
  そして、彼も帰り、部室にはわたしと朝比奈みくるの二人だけになった。
 
829127っぽい人:04/09/30 00:09:17 ID:NuAz1uB1
 「あ、えっと、長門さんって、意外と何でも似合うんですね。 
  あ、い、意外って変な意味じゃないですよ?! 誤解しないで下さいね?」
  今さっきまでのことを振り返りつつ、朝比奈みくるはこの服を脱ぐ手伝いをしてくれている。
  この服を着て、彼の顔を見ようとしたときの事を彼女に話せ、という意見が聞こえた。
 「一つ聞いていい?」
 「ふぇ? な、何ですか?」
 「…彼を見ると、胸が苦しくなる……この症状ってなに?」
 「え………? それって…」
  何かを言おうとし、本当に言っていいのかどうかを考えているよう。
 「えっと、それは…一般的には『恋』って言うんだけど……」
 「こい?」
 「はい…つまり、あなたはキョンくんが………」


  よく思い出そう。こんな症状が出始めたのはいつの事か。
  ……あれは、確か。朝倉涼子を消去した時の事。
 『眼鏡、してないほうが可愛いとおもうぞ』
  彼に、そういわれた時の事だったはず。   
  あの時は、朝倉涼子との一戦のあとだったので、きっとその所為だと思っていた。
  実は、そのときから………?

  自分の部屋に着き、思考をめぐらせる。
  昨日もここで考えた、最近の涼宮ハルヒに変化はない、ということ。
  それは、間違いだったようだ。彼女自身に変化が無くとも、
  彼女のまわりは、その本人が気付かぬうちに変化を遂げている。
  このまま変化が進めば、いつの間にかインターフェースではなくなっている。
  ということが起きるかもしれない。そのときが来るのが待ち遠しく思うべきなのか、
  それとも悲しく思うべきなのか。まだ一インターフェースである自分には全く
  想像のつかない世界………
  まだ、このことについての情報を集めなくては。 
830127っぽい人:04/09/30 00:13:17 ID:NuAz1uB1
  最終的にそういう結論にたどりつき、また今日という一日を終える。
  明日、部室に行った時、あの格好で本を読んでいたら、一体どんな反応をするのだろうか?
  そんなことを思いながら。

                                   <つづかない> 



 今回は、ネタなのでエロっぽいのも特にないです。
(いつもあまり無いけど。おまけに今回、山場っぽいものないか…)
 あまり遅くなると賞味期限が切れる(乗遅れる)ので、さくっと書いています。
 その所為で変な箇所が多々あるかと思いますがいつものように脳内変換よろw

最後に、このSSを>782氏に捧げます(ぉ
 
次回は、原点に戻ろうかと。
831名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:14:00 ID:XwS4pK81
リアルタイム
832名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:49:52 ID:Ki4D4mWQ
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
本物長門キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ぶっちゃけエロは無くてもいいと思う。GJ!
833名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:22:35 ID:Vns2IGxs
メイド長門たんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!
あなたは神ですか!!
834名無しさん@ピンキー:04/09/30 16:49:08 ID:HgYuUiWH
きっと>782も喜んでいるだろうな。とにかく今言えるのはこれだけだ。

グッジョブ━━━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(   .)━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
835名無しさん@ピンキー:04/09/30 17:41:27 ID:XBnKl7l9
グッジョウブゥゥゥゥゥ!!!!
あなたを、ネ申です。
836名無しさん@ピンキー:04/10/01 00:42:17 ID:KJ567+p3
ゴッジョォォォォォブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(ゴッド・グッジョブ)
837SS保管人:04/10/01 01:30:29 ID:3hR0Rrqx
スレ容量が残り13kbでピンチです!

次スレは、こんなのでどうでしょう?
【ハルヒ】谷川流でエロパロ 第2章【学校を出よう】
838名無しさん@ピンキー:04/10/01 02:20:17 ID:591ZeOZO
>>837
お任せします。
839名無しさん@ピンキー:04/10/01 03:19:47 ID:/Pf7cd9E
>>837
それでいいです・・・
840名無しさん@ピンキー:04/10/01 07:36:18 ID:dtttRWdI
127氏と119氏には次の夏コミきぼん

そしてメイド長門のイラストをお待ちしております
841名無しさん@ピンキー:04/10/01 20:46:29 ID:3hR0Rrqx
【ハルヒ】谷川流でエロパロ 第2章【学校】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1096631136/

立てました、即死回避をよろしくお願いします。
842名無しさん@ピンキー:04/10/02 19:48:31 ID:BRsMVxuw
はやすぎ
843名無しさん@ピンキー:04/10/02 20:01:34 ID:nVmbGhcN
立てたのはおれじゃないけど一応言っておくな。
現在このスレの容量は489KB。
480KBを超えたスレは1日レスがないとdat落ちするんだ。
だからこの時点でのスレ立てはしごく当然、レス数だけじゃないのだよ。
844名無しさん@ピンキー:04/10/02 21:42:12 ID:/BpVVojd
>>841
スレたて乙
>>843
説明乙
845名無しさん@ピンキー:04/10/03 18:49:29 ID:i3txgDGI
キョンの部屋に来たのが、偽長門なら良かったと思う人、挙手(´・ω・`)ノシ
846名無しさん@ピンキー:04/10/03 18:51:11 ID:Jb8MzwwG
ノシ
847127っぽい人:04/10/03 23:40:22 ID:0BxoKgU+
なんとなくこっちに。
>845
偽長門もいいけど、しとやかなハルヒもいいなぁと思った。
あと、カラーページの水着ハルヒに萌えつきました(´д`)ハァハァ
848名無しさん@ピンキー:04/10/03 23:50:41 ID:RF7W5dxM
カラーページのTシャツ神を着た長門はけつがはみ出てるように見える
849名無しさん@ピンキー:04/10/03 23:51:38 ID:RF7W5dxM
×Tシャツ神
○Tシャツ

orzどんな神だよ・・・
850名無しさん@ピンキー:04/10/03 23:53:42 ID:DhXAoKOq
>>847
ハルヒは適度に出る所はでて、引っ込むところは引っ込んでいる感じで、
バランスの良さでは最高な気がする。
有希たんはもう少し胸があればなぁ。慎まし過ぎる。

キョンを想って小さなムネをドキドキさせているところは萌えるんだけど>偽長門
851名無しさん@ピンキー:04/10/04 00:17:25 ID:iwsPT0t3
>>849
長門がTシャツを着ればそれはすでに神だ
852名無しさん@ピンキー:04/10/04 06:54:40 ID:O8jCDhOa
ある意味Tシャツ神が舞い降りたとも言える
853名無しさん@ピンキー:04/10/06 20:17:08 ID:AJfhVR84
>850
再登場キボン!!偽長門たん(*´д`)
854致命的存在:04/10/07 11:28:19 ID:5R9V/KVJ

昔に、
>>87-109
>>161-175
を書いた者です。
古い約束を果たしにきました。>>232
それでは、キョン×朝日奈みくる(大)
「朝日奈みくるの誘惑」を投下します。
855朝比奈みくるの誘惑:04/10/07 11:29:23 ID:5R9V/KVJ

「・・・・、・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・。」

俺の意識は今、現実と夢の境界を漂っていた。
家では妹、学校では我侭自己中心女のせいで俺の安息の場所は夢の世界だけだ。

「・・・っ、・・・・・・、ふぁ・・・・・・んっ、・・・・・・。」

その夢の世界からも見放されたようだ。
今、俺の意識は現実に向けて覚醒している。

「・・・・・・んぁ、こんなに・・・・・・ぴくぴく・・・・・・して、」

だがそんなことはどうでもいい、
一番の問題はこの熱さだ、体が熱病に犯されているかのように熱い。
特に、一部が。

「・・・硬くて、・・・・・・・・・とても熱い。」

そう、とても熱いんですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・え?

「きゃっ。」
856朝比奈みくるの誘惑2:04/10/07 11:30:02 ID:5R9V/KVJ

瞬間、驚愕に身を震わせたると、可愛い悲鳴が聞こえてきた。
この声、とても、とても聞き覚えがある。
今年度癒し系アイドルNo.1、主に俺の中で

「あ、朝比奈さん?」

「ふぁい?」

貴方わたしのペニス咥えて何してんですか。



               朝比奈ミクルの誘惑



「ふぁい?あんとれすぅれ。ふぉてもいいにくいことなんれすけろ。」

とりあえず咥えてるモノを離してください。
舌が当たるたびに頭の中がスパークするんですから。

「ん。」

カポッ
857朝比奈みくるの誘惑3:04/10/07 11:30:24 ID:5R9V/KVJ

「ぷはぁ、もう、おきすぎです。」

指で弾かないで下さい敏感なんですから。

「えぇーとですね、何でしたっけ。」

むしろ俺が聞きたいです。
だいたいここは何処ですか?
いえ、やっぱりいいです。なんとなくわかりました。
ピンクの照明、丸見えのバスルーム、今にも回りそうな丸いベッド
ここはいわゆるひとつのラブホテルという奴ですね。しかもなんか王道臭いですね。

「はぁい、正解です。」

先走り汁と涎にまみれた笑顔も美しいですよ、朝比奈さん。
でも、どうして俺はこんなところに?なぜに私は裸ですか?

「あーと、ですね。」

朝比奈さんが言いよどむ、俺はその姿にかすかに違和感を持った。
だがその疑問が氷解する前に、朝比奈さんが答えた。

「ラチっちゃいました。」
858朝比奈みくるの誘惑4:04/10/07 11:30:50 ID:5R9V/KVJ

とんでもないこと軽く言いますね、朝比奈さん
あぁ、思い出してきた。
今日、朝の下駄箱に入ってましたね可愛い手紙が朝比奈さんの名前入りで。
そして猿並みに学習能力のない俺がのこのこと人気のない所へと。

「ふふ、そんなところです。」

未来ではどうか知りませんけど現代日本ではラチはうるさいですよ。いろいろと、
多少の皮肉をこめて言う。
―――と、そこで朝比奈さんスーツ姿を見てをさっきの疑問が解けた。

「朝比奈さん、あなたは未来の朝比奈さんですか?」

「今ごろ気付いたんですか?キョン君て、時々抜けていますよね。」

何年たとうが変わらない童顔、それなのに身体は豊満な大人のもの。
相反する属性が混在する神の作りし芸術品、朝比奈みくる(大)
わき道を直進する思考を元に戻す。
それで、またハルヒが何かやらかしたんですね。
今度は何処で事件ですか?過去ですか?未来ですか?
いえ、まずここは現代ですか?

「疑問符が多いですね。」
859朝比奈みくるの誘惑5:04/10/07 11:31:11 ID:5R9V/KVJ

いつのもの子犬的な朝比奈さんはそこには無く、妖しく微笑む女狐を幻視した。
朝比奈さん(小)には無い魅力ですね、朝比奈さん(大)

「まず、ここは現代です。ちなみにここは市外にあるラブホテルです。
 それからハルヒさんはカンケー無いといえば無いです。」



ハルヒが関係ない?
それはおかしい、朝比奈さん(大)は必要なときにしか姿をあらわさない。
なぜならここには朝比奈さん(小)が活動しているから。
用事もなしに現れるはずがない。

「・・・でも、ちゃんと仕事できてますよ。今回の調査内容はキョン君、あなたです。」

俺?
自慢ではないが俺は良識あるまともな普通人ですよ。
未来人と宇宙人と超能力者、あとおまけに超自己中女の知りあいならいますが。
調査して得するようなこと無いはずですが?

「そう、あなたは何処の勢力にも属さない普通の高校生。」

そのとおりです。
860朝比奈みくるの誘惑6:04/10/07 11:31:31 ID:5R9V/KVJ

だが俺の答えを聞いて朝比奈さんの目が揺れる。

「でもその普通の高校生は、感情のないはずの有機アンドロイドを篭絡させ、機関一の切れ者と友情を結び、
 ハルヒさん心の氷をを溶かしていきました。」

・・・・・ハルヒだけ形容する言葉がないことを笑うべきなのだろうか。

「それにわたしも・・・・・。」

朝比奈さん(大)が熱く潤んだ目で俺を見つめる。
見詰め合った視線は口、あご、首と少しづつ下がっていく。

「上は、そんな普通の高校生に興味を持ちました。そして、わたしが派遣された。」

さらに胸、みぞおち、ゆっくりとゆっくりと下へ

「わたしの任務は、キョン君のDNAサンプルの採取。」

そして朝比奈さんの視線は、いまだに剥き出しの陰部へとたどり着く。
会話の最中に萎えてもよさそうな物だがいぜん硬さを保ったままだ。

「それも、なるべく新鮮で活きのいいのをね。」
861朝比奈みくるの誘惑7:04/10/07 11:31:51 ID:5R9V/KVJ

ゆったりとした動きで手を伸ばし、愛おしそうに竿を撫でる手
触るか触らないかの絶妙の感覚にゾクゾクする。

「いいんですか?任務のことをはなして、いつもなら――」

「――禁則事項ですか?大丈夫です。特例事項です。」

特例?と疑問を挟むまもなく俺の股間に顔を埋めようとする朝比奈さん

「と、いうわけでいただきますね。」

最後にハートマークがつきそうな笑顔を向けてくる朝比奈さん
ところで先ほどから体がうまく動かないし、熱いんですけど、一服盛りました?

「はい、弛緩剤と媚薬をたぁーっぷりと。」

・・・いい笑顔ですね輝いてますよ。
後遺症が残らないことを期待しますか。
ちなみにはあなたの顔も赤いのはもしかして?

「はい、試しに飲んでみました。」

潤んだ瞳で失敗しちゃいました、と笑う彼女。
相変わらずのドジッ娘ぶりになぜか安心する。
862朝比奈みくるの誘惑8:04/10/07 11:32:26 ID:5R9V/KVJ

「・・・・・・・・・だから、もう、がまんできません。」

その言葉が終わると同時に竿にむしゃぶりつく、一気にカリまでを口に含み、口内で裏筋を舐めまわす。
さらには頭に回転をくわえカリ裏を刺激する。
薬により徹底的に感度を上げられている俺はそれだけで果てそうになる。

「くっ、・・・・・・うぅ」

歯を食いしばって快楽の波に耐える、それを―――

「うわぁ、キョン君て感じてる姿、色っぽいですね。」

―――朝比奈さん(大)は許しはしなかった。
一瞬の隙に、尿道に舌が差し込まれる。
常時には痛みにしかならないような行為でも今の俺には激しい快感だ。
真っ白になりそうになる波を動かぬ体をゆすって快楽を逃がす。
一度口を離し艶美に微笑む朝比奈さん(大)

「ぷはぁっ、ふふっ、ぴくぴくしちゃって可愛いですよキョン君。」

今度はまるでアイスキャンディーでも舐めるようにぺろぺろと竿、カリ、鈴口を舐める。
朝比奈さんの小さな舌が醜悪な俺のペニスをなめている、その事実がさらに追い込む。

「・・・あ、朝比奈さん、・・・おれ、・・・もう」
863朝比奈みくるの誘惑9:04/10/07 11:32:44 ID:5R9V/KVJ

早漏というなかれ、こっちは童貞+お薬なのだ。
いうなればボクシングのヘビー級チャンプを二人同時に相手をするような物だ。無謀極まる
朝比奈さんはそれだけでわかってくれたのだろう、顔をあげて言った。

「ん、くはぁっ、わかりました、それじゃあ一気にいきますね。」

はい?と思う暇もなく朝比奈さんは行動に出た。
口を大きく開いて息を吸い込む、そしてそのまま一気に口におさめた。
気付いたときには先端が朝比奈さんの喉奥を犯していた。
ゴリゴリと喉に刺さる異物に朝比奈さんは涙目になりながらも、陰毛ごと根元まで飲み込んでいた。
少しだけその顔を観察する。
紅い健康的な唇は妖しく濡れ、桃色の肌には珠の汗、上気した頬はトマトを思い出させる。
中でも一番淫らしい光を放つのはその瞳だ、焦点のあってない蕩けた瞳が上目遣いにこちらを見上げる。
瞳には、歓喜と好奇心が一杯に詰まっていた。
尻を振り、俺の息子をくわえるその姿は朝比奈さん(犬)といっても差し支えなかった。
俺が失礼なことを考えてる間に、朝比奈さんはゆっくりと肉棒を吐き出した。

ジュプ

そしてカリのあたりで止まり、また飲み込む。
少しずつ、だが確実に速くなっていく。


―――ジュプッ、ジュプッ、ジュプッ
864朝比奈みくるの誘惑10:04/10/07 11:33:06 ID:5R9V/KVJ

スピードが上がるたびに確実に俺は追い詰められていく。

「くぅ、うわっ、そんっ。」

ジュッジュッジュッジュッ

それでも朝比奈さんのスピードは限界知らずに速くなる。
ピストン運動の間から見える陰茎には涎と先走り汁の混じった液体がてかてかとたれている。
朝比奈さんには限界がなくても、俺はもう限界が近かった。

「――あっ、あさひな、さんっ!、おれっ、おれもう!」

顔を離してくれというニュアンスをこめ、息も切れ切れに言う。
その言葉を聞いた朝比奈さんは、ペニスを咥えたまま妖しく笑うと―――

ずずずずずずずずずずっ

―――マックシェイクなら3秒で吸い尽くせるようなバキュームをした。

予想外の行動に自制心という箍が外れ、頭が真っ白になる。

「――――――でるっっ!!」

その言葉と共に白濁した液を朝比奈さんの喉奥に解き放つ。
865朝比奈みくるの誘惑11

ドピュ!、ピュッ!、ドピュ!、ビュッ!

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

放出された大量の精液、その全てを飲み干そうと必死に嚥下する朝比奈さん(大)。

ビュッドピュ、ビュッ

勢いを失いつつも射精はつづく、俺自身こんなに大量に出したことがないので不安になる。
朝比奈さんの口の隙間から精液が漏れ、あごを汚す。

ビュッ、・・・ビュ

ようやく、止まる。
射精の瞬間に伸びきっていた手足が緩み荒い息を吐く。

「はぁ、はぁ、・・・はぁ、・・・はぁ、・・・・・・あ、朝比奈さん?」

いまだ咥えたままはなさい朝比奈さんに声をかける。
ゆっくりと髪をかきあげつつ朝比奈さんが顔をあげる。

「ふぁい。」