聖闘士星矢の女性キャラ8

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952名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:06:53 ID:h9GRAAmk
だらだらと…スマソ('A`;)
953名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 12:40:01 ID:sektMsd9
>>952様乙です。
双子神の冷酷さとパンドラの悲劇が鮮明に描かれていてよかったです。
954名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 01:30:18 ID:+6r5jFiV
うおー、久し振りに来たら、神降臨!
3Pいいっす、それぞれそのキャラらしくてGJ!
955名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 23:54:51 ID:RtJNFD4H
うまい書き口ですねえ・・・
双子神ならほんとにやりかねない展開だ。
ていうかほんとにやってそうだ。
最悪だ双子神・・・
いや、最高だ双子神。

・・・952様GJでした(*´д`*)ハァハァ
956名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 23:10:34 ID:SvdaO7G9
落とすには惜しい名作だ・・・∩(゚∀゚∩)age
957952:2005/10/26(水) 06:20:29 ID:3CL5vGEP
此処は美穂×沙織や
三巨頭×パンドラとか有り?
958名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 14:06:28 ID:f8mmmSf+
>>957
スレタイのタイトルに鑑みればありでしょう
959美穂×沙織:2005/10/27(木) 13:05:12 ID:m/fR9UoA

贅沢なんて出来なかった。
・・・自分の自由な時間すらなかった。
けど、たった1人。
たった1人、あの人だけいれば良かった。
私はあの人のことが好きだった。
ううん・・・今でも好きなの。
私の希望の人。
けれど、あの日から全てが終わった。
そう・・・星矢ちゃんが連れて行かれてあの日から・・・



「美穂ちゃん、突然どうしたんだ?」
「ううん・・・ただ、星矢ちゃん・・・最近怪我してばかりだから心配になって・・・」


日が沈むのが早くなってきたとそう思う。
夏のうっとおしいような暑さや射てるような陽射しもいつの間にか存在しない。
代わりにあるのはやや肌寒い風が身体を震わせる。
子供達に着せる服もそろそろ長袖にしないとダメかしらなどと思い描きながら美穂は星矢に語りかける。
最近忙しいらしくあまり姿を出さない。
仕方ないのだけど・・・と内心思いながらもやはり寂しいという気持ちが無い訳ではなかった。
960美穂×沙織:2005/10/27(木) 13:09:04 ID:m/fR9UoA

「大丈夫、大丈夫!沙織さんだって頑張ってるんだし俺だって頑張らないとさ」
「そう・・・」


また『沙織さん』。
美穂は星矢と会話をしているとよくその言葉を耳にした。


「そういえば聞いてくれよ、沙織さんったらまたさぁ・・・」


星矢自身、自分が沙織さんという名を口にすればする程、
美穂を苦しめているということを知らない。
知らない故に沙織の話を美穂に告げる。
星矢の想い人が誰かというのは目に見えて明らかだった。
だが、美穂にも女として、人間として、好きな人が自分以外の人間を好きだということを認めたくなかった。


「星矢ちゃん・・・・・・沙織さんのことを嫌っていたんじゃ・・・?」
「まぁ、前まではそうだったんだけどさ・・・やっぱり女の人だし、守らないといけないだろ?」


ポリポリとちょうどいい具合に日焼けをした頬をかきながら、星矢は照れ臭そうに言葉を漏らした。


「女神ってのもあるけど・・・沙織さんは俺の大切な人なんだ」


他の奴には言うなよ!美穂ちゃんにだけの秘密なんだから!
照れ混じりの星矢の告白。
それは美穂自身にあてた言葉ではなく慈悲深く、美しい女神にあてた言葉。
美穂は星矢の言う女神という意味を知らない。
961美穂×沙織:2005/10/27(木) 13:15:46 ID:m/fR9UoA


だが、確実に理解を得ていることは星矢にとって美穂以上に沙織が特別な存在だと言うことだった。


「そう、星矢ちゃんにとっては・・・」


女神みたいな人、女神以上の存在なのね。
心の内で静かに呟きながら。


「沙織さん・・・沙織さん・・・沙織さん・・・沙織さん・・・沙織さん・・・沙織さん・・・沙織さん・・・さ、沙織・・・沙織・・・沙織・・・沙織・・・沙織・・・女神・・・女神・・・女神・・・女神・・・女神・・・」


何度も星矢に聞こえない程度の本当に小さな声で、
自分の大好きな特別な人の特別な人の名を囁いた。

残酷すぎた星矢の言葉に美穂の心に闇が射す。
962美穂×沙織:2005/10/27(木) 13:18:54 ID:m/fR9UoA

「沙織さん。こんにちは・・・わざわざありがとうございます」
「こんにちは、お邪魔します」


城戸沙織は孤児院を訪れていた。
その姿は気高く、神々しい女神としての姿ではなく。
まだ年も幼い方に部類されながらも立派に己の仕事に勤める、若きグラード財団の総帥でしかない。
純白のドレスではなくキャリアウーマンらしい高級感溢れるグレーのスーツとスカートに身を包んでいた。
地味な色であるにも関わらず、上品に着こなす沙織。
それに対して素朴なありきたりなTシャツとスカート、その上に多少の汚れが目立つエプロンを身にまとっている美穂。
あまりにも対称的すぎる現実に美穂は劣等感を感じずにはいられなかった。
だが、首を小さく横に振ってそのような考えを忘れようと努める。


「私に用事とは・・・?」


そのような美穂の考えを全く知らずに沙織は美穂を真っ直ぐと見据えながら尋ねる。
彼女の目は真剣そのものだ。
美穂は一瞬躊躇した。
だが、ここまできて諦める訳にもいかない。
意を決して、やんわりと笑顔を返して孤児院の奥へと案内した。
女神は乙女の誘いに応えた。
・・・その誘いが彼女を陥れるものとは知らずに。
963名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 19:46:25 ID:ZIlJ/WCV
おお、美穂たんがんがれ!
964名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 21:23:17 ID:TrTVUCnn
続きは?ねえ続きはまだ?

・・・にしても、キャラよくつかんでるなあ、感心。
セリフや描写に違和感がない・・・
965美穂×沙織:2005/10/29(土) 23:01:37 ID:8U/SoyiZ

「本当にこんな場所に呼び出してごめんなさい、本当は私が行きたかったのですけれど」
「いえ、気にしないで…私も前から此処に興味があったのだし…」

美穂が沙織を通した部屋は幼年期を迎えた子供達が一団となって寝る部屋だった。
いつもは騒がしい子供達の声は聞こえず、
布団もすみに積み上げられて決して広いとは言い難い部屋の中心には小さなテーブルがあった。
テーブルとやや小さな椅子に沙織を座らせつつも、美穂は前もって用意しておいたポットとカップを取り出す。
ポットの中身はコーヒーや紅茶などではなく安っぽいココアであるのだが。
ポットからカップにココアを注いでいる合間も沙織は今か今かと美穂の話を待ちわびている。

「どうぞ」
「え…えぇ、ありがとう」

カップを受け取り、ほんの一口、口をつけたがすぐに離す。
やはり安物のココアだと口に合わなかったのかしら…などと冷ややかな、嫌味に近い考えを思い浮かべた。
実際のところ、話を待ちわびるあまりの行動なのだが。

「それで大事な話というのは?」

一度は持ち上げたカップを再び下ろすとなかなか話を打ち明けない美穂に沙織は尋ねる。
同じようにカップを持ち上げ、わずかに口に含むと美穂もカップを下げた。

「最初にお伝えした通り、星矢ちゃ……星矢のことなんです」

今まで呼び親しんだ呼称ではなく、わざと相手を挑発するように言い直した。
ちらりと顔色を伺えば沙織の形のよい眉がわずかに寄った。

「私は正直に言うと貴女のことが嫌いです」
「!」

正直に告げた。
隠そうにもいずれはバレてしまうこと。
様々な企業を持ち、仕事に手を出す頭の良い相手ならばなおさらのことだと判断したからだ。
言われた沙織の方は面と向かって言われたのは初めてらしく呆気にとられていた。

「貴女は星矢…に何であんなに酷いことをするんですか?」
「それは―――」
「確かに星矢は貴女のことを守らないといけないみたいだけれど…いつもボロボロでしょう!?」

沙織は返答に困った。
自分が女神アテナの化身であるから聖闘士であるから聖闘士である星矢は自分を守らなければならない。
頭ではそう理解していた。
だが、聖闘士である者や聖域関連の者達に常識であっても民間人である美穂に説明がつかなかった。
まさか自分が女神だと言っても彼女は信じることが出来ないだろう。

「星矢は…私の大切な人です……星矢にとっても私は『特別』な人だと思います・・・」

嘘は言ってない。
決して嘘ではない。
彼の口からはっきりと告げられた言葉。
揺るぎない事実。
だが、その特別という言葉は大切な人ではあるが、せいぜい仲良く育った異性の友達。
あるいは家族程度である。
大切な人であれど、異性として、2人の男女として想いあっている仲とは言い難い。
966美穂×沙織:2005/10/29(土) 23:04:44 ID:8U/SoyiZ

「貴女が、星矢の……」
「…沙織さんは確かに星矢にとって護るべき人なのかもしれません」

けれど、と言葉を付け足した。
後ずさってはダメ。
今ここで止めてしまえば星矢は目の前の女性のものになってしまう。
ぎゅっと震える手でスカートを握る。
汗をかいているのがすぐにわかった。
それをスカートで拭いながら真っ直ぐに沙織をみつめる。

「これ以上、星矢を傷つけないで下さい」

もう他のものは何もいらない。
何もいらないから、だから…相手に縋るかのように訴えた。

「………それは、星矢自身が決めることです」

しかし、沙織は容赦なく現実を告げる。
これだけの言葉で相手が諦めれる筈がないと分かっていた。

「私に星矢を縛れる権利はありません。ですが、星矢が私を護ってくれるのであれば私はそれを喜びとして受け止めるつもりです」

その言葉が美穂の心に芽生えた闇をさらに拡大させる。

「そう…ですか。貴女も星矢のことを…」

どす黒い感情を否定している自分がいる。
だけど、受け入れようとしている自分もいる。
美穂はこれ以上自分を抑えることが出来ずにいた。

「………仕方ない、わよね」

自嘲気味に大きく溜め息を吐きながらもカップを下げた。
カタンとテーブルに置いた際に手を伸ばして沙織の腕を掴む。
沙織は咄嗟に腕を引っ張られてバランスを崩した。
ガシャンとテーブルを突き飛ばし、組立て式の簡易なテーブルは無残にも床に倒れる。
勢いよく立ち上がった美穂は椅子を倒したのも気にしなかった。
無論、テーブルに乗っていたカップも。
967美穂×沙織:2005/10/29(土) 23:08:58 ID:8U/SoyiZ

「!」
「受け入れてもらえないのなら…」

沙織の華奢でありながらもほどよく柔らかな女性らしい体躯。
同性だと分かりきっていてもドキドキするのを否めない。
だが表面上はそれを表さずに押し倒した相手の身体に馬乗りになった。
素早く前持って用意していた紐で相手の手を束縛する。
我ながら慣れている手つきに苦笑してしまった。
手慣れているのは幼いやんちゃな子供達相手に手を焼いていた美穂だからこそできる芸当なのだが。

「美穂さん!?」

凜としていた沙織だがその表情が困惑したものに変わる。
相手の困惑した表情を見るのは初めてだった。
元々親しい訳でもなく、面と向かって話したのも初めてなのだが。
このようなことをやってしまっていいのかとやはり自問する。
本来は穏やかな性格である彼女だからこそ良心が痛んだ。
しかし、その考えを振り切るように手を沙織の胸元へ忍ばせた。
子供や同じ年の少女を束縛することは何とか出来ても、
それは彼女が器用であるから故にできたとしても本来、美穂は非力な女の子だ。
スーツを破るさることなんぞ出来ずに素早く胸元にある金色に輝くボタンを外した。
脱がせば真っ白なシルクのYシャツがあった。
スーツの上からでも十分に分かりきっていたことなのだが、
やはり同い年の美穂から見ても沙織の胸は豊満だった。

「……ズルい」

ぽつりと本音を漏らした。
シルクのYシャツをスーツと同じように脱がせばピンク色のブラジャーと白い素肌が曝される。
スーツとYシャツの合間から見える豊満な乳膨とそれを覆い隠しているピンク色のブラジャーが色っぽくてまだ触れてもいないと言うのに、
ましてや触れて相手を恥ずかしらめるというのに不覚にも美穂は興奮した。

「こんな姿を見たら…星矢……は何ていうのかしら?」

女である自分も酷く興奮するのであるならば男である星矢が興奮しない筈がない。
ましてや、星矢が星矢の想い人である沙織の身体を見たとなったら…なおさらのことである。
唇を強く噛みながらピンク色のブラジャーをめくり上げる。
豊満な乳膨の中心にツンと立っている淡いピンクと赤の中間のような綺麗な乳首がある。
美穂は一旦腰を上げ、沙織に覆いかぶさるような体勢へ変えるとおもむろに豊満な胸を鷲掴み、唇を胸の中心に寄せた。

「あぁっ!」

舌先でツンと立っている中心の突起を転がせば沙織は声を上げる。
舌で弄ばずにいる乳膨は指先で突起を押したり弾いたりとしてみる。
ちゅっと音をたてて吸ってやれば甘美な色を含んだ声を上げる。
その反応が面白く、何度も繰り返した。
繰り返せば繰り返す程、口に含んでいる突起は固さを増していく。

「ふぅ…んっ…」
「本当に……貴女は綺麗なのね……」

声を我慢しているつもりであっても鼻にかかった声がどことなく色っぽく、身をよじる姿が妖艶であった。
皮肉と嫉妬を込めて告げる。
快楽を感じ初めている沙織が綺麗で全てを魅せるような気がしてならなかったからだ。
968美穂×沙織:2005/10/29(土) 23:11:12 ID:8U/SoyiZ

「美穂さん…?」

不安、疑問などの色がわずかに見せつつ沙織は自分に覆いかぶさっている美穂を見上げた。
そのような表情に美穂はハッとして我に返る。
本心を悟らせてはいけない、本心を紛らわすために美穂は沙織のスカートのファスナーに手をかけた。
手をかけ、ファスナーを下ろす。
ファスナーを下ろした勢いでスカートも勢いよく下ろした。
ストッキングで覆われてはいるものの美しい脚が姿を現す。
ここまで完璧な身体を見れば美穂は泣きたくなった。

「綺麗な顔、綺麗な身体…」

顔、身体、家、大切な人…。
自分がどんなに望んでも手に入れられないものを目の前の彼女は全て持っている。
嫉妬してしまう自分が恥ずかしい。
だが、羨ましくて仕方がなかった。
止められるものならば止めたかった。
美穂はそのままストッキングに手をかけて力を入れる。
さすればストッキングは伝線してすぐに破れた。

「こういうこと、慣れているんですか?」

せめて、彼女に特異な性癖でもあれば…と願わずにはいられない。
完璧すぎる彼女に一つでも欠点があれば、と。
下着の上から下半身の女を象徴する場所に触れた。
ビクッと身体をわずかに反応させたがさして拒絶することなく沙織は受け入れる。
だからと言って反応は見せるものの、快楽を自ら望んでいる風でもない。
奇異な相手の様子に今は疑問を覚えはしなかった。
何故ならば美穂にそのような余裕はなかったからだ。

「……私も女です」

ぽつりと呟いた言葉を美穂は肯定として受け取り、
自分のすらなぞったことのない他人の場所を擦りあげる。
擦りあげれば、沙織は溜め息を漏らす。
その溜め息が呆れ混じりのものではなく、快楽に震えるものに聴こえる。
969美穂×沙織:2005/11/01(火) 15:12:09 ID:oKLss1pj

「すごい、ビクビクしてる……」
「美穂さ…ん……」

ゴクリと喉が鳴る。
震える女性性器が、沙織の妖艶な姿が、美穂をそうさせた。
スッとショーツの隙間から指を侵入させる。性に関する知識は多少なりとあった。
だが、実践はこれが初めて。いきなり中心に触れてしまい、指をどのように動かして良いのか分からずに中心の花弁を開いた。
開いた際に沙織のそこはぬるぬると愛液が染みだしている。
それを感じ、美穂自身までもが興奮して腰を小さく動かしてしまう。
痒いような、苦しいような、ムズムズするような味わったことのない不思議な感覚。
どうすればこれが治るのだろうかと、指を相手の入り口で擦りながらも乳房に顔を埋めて舌先で突起を転がす。
胸と下半身への攻めに沙織も腰を揺らした。

「気持ち、いいんですか…?」

多少の冷静さを取り戻して。
だが、未だ自分の行動に抵抗を持っているのかおずおずと尋ねる。
沙織は身体を震わせながら頭を小さく上下に振った。
何も口に出さなかったのは羞恥を感じているからか。
だが、快楽を感じていること自体、沙織は認めている。
相手の対応に気をよくした美穂は指で花弁を開いて、奥へと進めた。
傷つけないよう、ゆっくりと進める。
進めれば進めるほど、相手の中は美穂の指をもっと深い場所へと誘うように水音が響く。
その音がかえって2人を興奮させた。
性器を弄られている沙織も沙織であるが、弄っている立場である美穂ももっと触りたいと強く願う。

「あぁっ、ん……」
「沙織……さ…」

転がっているテーブルの柱を美穂は股に挟んだ。
スカートが捲れるのも気にせず、股の、丁度美穂の女性の中心の辺りを柱で挟む。
そして前後に腰を動かせば、自分の秘部も擦れた。
もどかしい感覚はさらに深まったが、それでも酷く気持ちよく、ますます腰の動きを早めた。
同様に沙織の中をぐちゅぐちゅと動き回る指も動きを増していく。
沙織が強く反応を示す場所を重点的に。沙織も美穂も喘いでいた。
外では子供達が遊んでいる筈だった。もしかすると誰かが戻ってくるかもしれない。
だが、最早止められることは沙織にも美穂自身にも不可能であった。
970美穂×沙織:2005/11/01(火) 15:14:29 ID:oKLss1pj

「ん、あぁ……っ」
「…はぁん……ぁ…」

嫉妬、憎悪、それらの感情に占められていた美穂の心は快楽の一点を目指していた。
確実に早くなっていく鼓動。増していく熱。
それらが美穂の心の闇を掻き消していたのかもしれない。
簡単には掻き消すことが出来ない、と。
分かっていても今は達することの一点だけをただひたすら見ている。
沙織の中にもう1本の指を入れ、抜き差しを早め、確実に大きく反応する場所を突く。
その度に媚声を上げる沙織と共に美穂も声を荒げた。

「イッ、イッちゃ……」
「私も……もう、だめぇ…っ」

途切れ途切れの言葉を吐き出しながら、沙織は腰を振って、より深く、美穂の指を受け入れる。
美穂も腰を振って自分の秘部がテーブルの柱に擦られる感覚をより求める。
寸前に、2人は顔を見合わせた。

「沙織さ……私っ……」

快楽に捕らわれても、なおも澄んだ瞳を真直ぐに向けている沙織を見て、
美穂の中に後悔という念が生まれてきた。
何故このようなことになってしまったのかと。
自分の愚かさを今になって後悔する。
一度後悔の念に駆られれば、堕ちていくのは早かった。
快楽を強く求めながらも、それでも、後悔せずにはいられない。
だからと言って、止められないのだが。
そのような美穂に勘付いたのか、沙織は未だ縛られたままの手首をゆるゆると動かす。
当初は押さえつけられ、完全に動きを拘束されていたが。
ゆっくり動かしていけば紐は次第に緩くなり、ふわりと床に落ちた。
拘束されていた手首を見ればうっすらと赤くなっている。
しかし沙織はそのようなことを気に止めず、腕を伸ばして美穂の額を撫でる。

「……………大丈、夫…」

そう言って、再び腰を振り始める。
美穂もそれに合わせ、指の動きと腰の動きを速めた。

「んあぁっ!」
「あん!」

やがて、沙織が先に達し、挿入している指がきゅうきゅうと締め付けられた。
ほんの少し、間を空けて美穂も達する。
下半身がビクビクと熱くなった。
ふと、沙織と顔を合わせれば彼女は薄く微笑んだ。
『大丈夫』と、安心させるように。
971美穂×沙織:2005/11/01(火) 15:16:53 ID:oKLss1pj

「あの、その……沙織、さん……ごめんなさい!」

衣服を着直している沙織に頭を深く下げながら美穂は言った。
目を瞑り、スカートをぎゅっと握りしめながら。
沙織はそのような美穂の様子を見ながらもほんの少し皺になってしまったスーツを着終えた。

「…………確かに、貴女のしてしまったことは、あまり良いこととは言えませんね」

分かっていた。
確かに自分はとんでもないことを仕出かしてしまったのだから。
責められて当然で。
相手から何かを言われてもしかたのないこと。
おまけに相手は自分とは身分の違う、グラード財団の総帥という地位の女性。
全てを覚悟しながら相手の言葉を待つ。
スカートを握る手に力が入った。
沙織は、「ですが」と、言葉を付け足し、言葉を続ける。

「……貴女も苦しんだのでしょう?」

沙織は美穂の肩に手をかけ、優しく問いた。
発せられた言葉に、驚きのあまり、顔を上げればすぐ目の前には全てを魅せるかのような笑みがあった。
何故だか、昔、本当に昔に忘れかけていた母親を連想させるような…否、母親よりも、もっと神聖な慈悲深い、優しい笑み。
それを見て、美穂は星矢が言っていた『女神』という意味を何となく曖昧に悟ったのだった。
途端に、美穂の目尻から涙が止めどなく溢れる。

「わ、私、沙織さんに…酷い、こと…っ」

脚に力が入らず、そのまま膝を着いた。
沙織も膝を着き、大人しく美穂の言葉に耳を傾ける。
慈悲深い瞳で美穂をみつめながらも。

「私、むかし、から……何も、手に、入らなく…て……」

家族とは引き離され、
同じ年代の子のように自由な時間もなくて、
欲しいものも手に入らない。

「沙織、さ…んが、羨まし……くて…っ…」

そんな自分とは対称的に、沙織は望めば何でも手に入る。
生まれもっての美しさ、気高さ。
この世の全てから祝福されているような彼女が羨ましくて仕方がなかった。
最も、それは美穂の観点からなのだが。
972美穂×沙織:2005/11/01(火) 15:21:05 ID:oKLss1pj

「星矢…ちゃん、だって―――」
「私は、貴女が思っている程、何も持っていません」
「………え…」

沙織は美穂の言葉を遮ると、その瞳を何処か遠くへと向けた。
そこには慈悲に溢れていたその姿、女神アテナではなく。
城戸沙織の顔があった。

「私は貴女が羨ましい……私は一緒に育った家族は、もういません。それに……貴女のように周囲と容易く溶け込めるような器用さもない。」

女神アテナの素顔である城戸沙織は美穂と何ら変わらぬ1人の少女だった。
美しさと気高さや、財は持っていたとしても。
美穂のような一緒に育った家族という名の友人達や、
同年代の子と仲良くなれる器用さも持ち合わせていない。

「それに、私は星矢達のことを知らなさすぎる………何が好きで、何が嫌いで、どのようなことをして、どのように日々を過ごすのか…」

美穂は、彼が何を好み、何を嫌い、どのように日々を過ごすのか…それを知っていた。
だが、沙織はそれを知らない。
知りたくとも、彼のプライベートまで目を向けていいのか。
その境界線が分からずにうろうろするばかり。
彼の領域に入っても良いのか、否か。
そのようなものを気にせず、容易く彼の領域に入ってしまう美穂が、沙織は羨ましいと何度思ったことか。

「私達は、同じなのですね……きっと、貴女がこのようなことをしなかったとしても。もしかすれば私が貴女にしてしまったかもしれない」
「沙織、さ……」
「だから、泣かないで?」

沙織は美穂を抱きしめ、子供をあやす母親のように背中をさすってやる。
美穂もその心地よさにうっとりと目を細める。
未だ後悔の念は消えることはない。
だが、彼女に抱きとめられるだけで美穂は全てを許されるような…そのような気がしてならなかった。

「…………それに、気持ち良かったのだし、貴重な体験をさせてもらったわ」

慰めの言葉なのだろうか。
苦笑しながら、少しおどけた口調で言えば、美穂も釣られて苦笑した。

「まずは……ここら辺を何とかしなければならないわね?」
「そうですね」

体を離し、辺りを見回せば、
テーブルと椅子は倒れ、ココアのカップは割れ、ココアの液体が床にこびりついている。
事件現場のようにもとれる其処を一度見て、再びお互いに顔を見やれば小さく苦笑した。

「手伝いますよ」
「いいえ、沙織さんは…」
「あら、上に立つ者は色々な経験を踏まえて、上に立つ者として相応しい者になるんですよ?」

ぷっと、小さく吹き出せば、同様に沙織も笑う。
2人の少女が笑い合うと、部屋の掃除にとりかかった。
掃除にとりかかる際に、美穂はふと思うのだった。

星矢は、沙織のこのようなところが好きになったのではないか、と。
973名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 15:24:48 ID:oKLss1pj
色々とツッコミ所はあるがひとまず終了。











言い訳するなら……百合って難しい。
974名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 18:33:57 ID:GahJroCs
糞すぎvv
975名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 23:30:32 ID:6sxtZ8fJ
ラストが意外だったけど(和解するとは思わなかった)
それはそれでそれぞれのキャラらしくてGJ!
エロ可愛い二人でよかったよー。
976名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 01:37:40 ID:iPmT83ea
難しい2人だったけど、原作ストーリーからズレない、うまい展開ですな。
GJでした!
つつ、次は三巨頭×パンドラですか・・・4人?4人ですね!?
ワクワクワクワク(・∀・)
977名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 04:40:32 ID:50zxclqk
男が複数の女性に奉仕されるプレイも見たいなあ。
星矢・沙織・美穂・シャイナの4Pとか、
一輝・エスメラルダ・パンドラの3Pとか、
氷河・絵梨衣・フレア・ブルグラナターシャの4Pとか。
978名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 10:28:28 ID:gpr3HqT+
次スレたてるん?
979名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 06:59:27 ID:ls1dOOVY
誰か立ててくれ
980名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 14:15:27 ID:lcGc2rvH
でもここ過疎スレだから、990越えてからでいいんでないの?
981名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 14:27:29 ID:ls1dOOVY
それもそうか・・・
982名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 15:22:17 ID:/uA3dMQC
980過ぎたら24時間レス無いとdat落ちするんじゃなかったけ?
983名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 23:20:43 ID:w9EQbPqX
ナンダッテー
984名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 09:32:56 ID:ZxtbrMDN
じゃあ、朝っぱらから保守
985名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 22:23:55 ID:vM13eSDB
>>990次スレ頼むぞ
986名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 15:53:48 ID:GtJiwfpF
ほしゅ
987名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 01:21:02 ID:1ghbDg+B
人いないみたいだし次スレ無くてもいいか
988名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 06:51:59 ID:cINEcYX9
まぁまぁ……アニメも始まることだし。
989名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 09:06:31 ID:5uDFGouS
アニメに関してはいろいろあるけどそれはさておき。
次スレ準備しますかね?
990名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 09:16:15 ID:5uDFGouS
出勤前に一仕事。

次スレ
聖闘士星矢の女性キャラ9
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131668029/l50
991名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 00:45:56 ID:ShlM3OtU
産め!
992名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 02:08:47 ID:uT9Sjezx
>>990
993名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 11:04:50 ID:dvwk2nmY
乙梅
994名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 21:22:11 ID:nCmuhDpk
梅乙
995名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 14:46:55 ID:XgpMR0zI
梅乙乙
996名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 18:55:48 ID:kFCROH30
女王様沙織×一輝が激しく読みたい!
997名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 20:46:59 ID:S2pKZ68q
梅☆
998名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 21:20:12 ID:mgmtUrPU
1000
999名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 22:00:59 ID:K/A9YW/j
顔を見た相手を殺せなければ、牝犬奴隷としてその相手に飼われ
なければならない。とゆう設定で星矢にかわれる魔鈴とシャイナ
の話を次回スレでお願いします。
掟を拒否する星矢と守ろうとするシャイナ、牝犬生活を楽しむ魔鈴。
首輪にはブロンズ製の流星のペンダントトップ。
1000名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 22:10:25 ID:2SC8iUOO
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。