>>776ー786
GJ!
つーか面白れぇー! 超面白れぇー!!
今回登場しなかった女の子も加えた続編激キヴォンヌ!!!
おもろかった。
789 :
:04/08/23 11:18 ID:kOPdIgqO
まじでワロタw
続きキボンヌ
できればエロも・・・
TLSのエロについて2
「それでは第六回編成会議をはじめます」
タイトミニのスーツを華麗に着こなした麻生優子が立ち上がって開会を宣言した。
「あれ、三上先生はどうされたんですか?」
3のメンバーに混じっても違和感のない南弥生が不思議そうに尋ねた。
「三上先生なら、今日こそはコウノトリが二人目を運んできてくれそうだって、意気込んで帰られました。
今頃、旦那さんとアツアツなんでしょう」
麻生がやれやれといった感じで説明した。
「三上先生、子供がいるのにスタイルが崩れてないから。
結婚相手がほっとかないのよね〜」
天野みどりがうらやましそうに呟いた。
「うちも早く欲しいんだけど、あの人の仕事が忙しいから……」
麻生優子がポツリと不満を漏らした。
それを、TLS全ヒロインが興味津々に眺める。
中にはヒソヒソと話し声が聞こえてきた。
「ゴホン。脱線しましたね。それでは副議長、お願いします」
はい、と綺麗な声で返事をし、桂木綾音が立ち上がった。
いつも変わらぬ清楚な美貌に会議室内の空気が清らかに染まる。
「今日の議題は、前回から引き続き、“TLSのエロについて”です。
みなさんの活発な発言と有意義な意見交換をよろしくお願いします」
綾音が正しい姿勢で座る。
入れ変わるように麻生優子が再び立ち上がった。
「みんな、レポートありがとう。
先ほど読まして頂いたけど、色んな意見が出てて、先生とても感動しました。
みんながTLSシリーズの事をどれだけ大切に考えているか、すごく伝わってきたわ。
さっそくだけど、その中の一つを紹介したいと思います。
議題の性質上、提出者の氏名は非公開としますね」
「はーい」
ヒロインズが素直に返事をした。
「TLSシリーズの18禁化賛成です。
だって、そうすれば大好きな彼に全てを捧げる事が出来るから……」
麻生優子が手元の紙を読み上げると、会議室にどよめきが沸き起こった。
「いきなりの大胆な意見にみんな動揺しているようね。
でも、これは一教師として言わせて貰うわ。
TLSシリーズのアダルト化は絶対しちゃいけない事だと思うの。
だって、あなた達はまだまだ穢れ無い天使でいるべきですもの」
「そうでしょうか……」
その声に場にいる生徒達が一斉に振り返る。
声の主は、小学生の女子児童とも見紛う佐伯梢だった。
「クラスにはもう経験している子がいます。
わたし達だけ、いつまで経ってもバージンのままって不自然じゃないでしょうか……」
大人しい梢が物怖じせず主張した。
「風紀が乱れてる!規則は守る為にあるのよ!
わたし達には早すぎるわ。結婚するまで綺麗な体のままでいるのが当たり前なの!
あなた、まだ中学三年生でしょ?」
TLS1の春日千晴が思わず立ち上がった。
風紀委員という役職柄キツイ口調で問いただす。
ずり下がった赤い眼鏡を指でツッと押し上げた。
「でも……ユーザーの皆さんが望むのなら……それに応えるのが私達ヒロインの役割だ
と思うんです。
それにこの中にだって、すでに経験してる人はいるだろうし……」
梢の衝撃発言に場が水を打つ。
間をおいて、私はまだよ、私もまだなのという声がザワザワとうねりたった。
そんな中、桂木綾音・森下茜・蒼月たかね・楠瀬緋菜のメインヒロイン4人だけは肩身
の狭そうな顔をしていた。
ゲーム上のメインルートに当たる彼女達は、それぞれハッピーエンドの後、意中の男子
と結ばれていたのだ。
「静かに、静かにしなさーい」
女教師の声に落ち着きを取り戻す。
「先生もあなた達の気持ちはよくわかるわ。
ちょうどそういう事に興味を持ち出す年頃なのよね。
先生も堅い事は言わない。
ちゃんと考えた上で、本当に好きな人とならそういう事をしてもいいと思うの。
でも、避妊だけはしっかりしなさい。
あなた達の将来はまだまだ長いんですから。
特に森下茜さんと、楠瀬緋菜さんね」
「ええ!?」
「は、はい??」
「二人は抜けてる所があるから自分で管理しないとだめよ。
男の子に押し切られるタイプでもあるし」
茜と緋菜は離れた席で、顔を真っ赤にして下を向く。
否定する事さえ出来ないのだ。
「副議長はその辺お姉さんだから大丈夫ね。蒼月さんは……末恐ろしいわね……」
「ほへ?たかねちゃん、何か悪い事でもしたの?」
状況の掴めていないかなめがほがらかに尋ねた。
「本当、鈍感ね〜。あんたの双子の弟がたかねの中に直接……」
たかねが紺野遊季の口を急いで塞ぐ。
遊季はフガフガと口を動かしていた。
「な、なんでもないの、かなめちゃん。これは弟くんと私の問題だから」
「そうなんだ。困った事があったら私に言ってね。あいつ、まだまだ子供だから」
その発言に二階堂時子がガリ勉ちっくな眼鏡を光らせた。
「知らぬは姉一人だけか……」
「くぅーーー!!
あんな、中学生まで経験してるって言うのに、なんでこの私にはいい男が寄ってこないのよ!!」
いつもと変わらずTLSSヒロインズの中央に腕組みして陣取ったルリが歯軋りした。
ライバル心剥き出しで、蒼月たかねの方を睨みつける。
隣では、楠瀬緋菜がアセアセと居心地が悪そうにいた。
「ルリちゃん、大人げないわよ」
親友の有森瞳美が優しくたしなめた。
「瞳美は悔しくないの?あんな子供に先を越されて!!」
「全然、だって私は……」
それだけ言って、大人びた有森が頬をポゥと染め子供のようにモジモジとした。
ルリは頬をヒクヒクと引き攣らせる。
「ま、まさか、瞳美までうちの弟と……」
「近い将来、ルリちゃんをお姉さんと呼ぶ日が来るかも」
「きゃーーーーー!!」
椅子に座ったままの姿勢で、ルリがバタンと後に倒れた。
「どうやら、思わぬ抜け駆けがあったようね。
まあアダルト化の話しは棚上げしましょう。
怪我人も出たようだし……。
いまは一般ゲームという枠組みの中でのアイディアを探しましょ。
その方が建設的だわ。
アダルト化は私達だけでは決めれない問題ですしね」
そう、麻生優子が無理矢理締めた。
「続いて、これなんだけど。
これは面白いわ」
麻生の言葉に全ヒロイン達が身を乗りだす。
「主人公の血の繋がった妹もしくは姉を、義理の間柄にして隠し攻略可能ヒロインにし
てはどうでしょうか?っていう意見よ。
どう、かなり改革的な意見だと思わない?」
自信のありげな麻生が辺りを見回すと、見るからに乗り気と言った君子・みさき・ルリ
・かなめの4人を除くヒロイン達が、まっすぐ椅子に座り直し、興味無さそうにそれぞ
れ髪の毛をいじったり、携帯電話のメールチェックなどをしていた。
本多智子などは眠たそうにあくびまでした。
「あれれ??どうしたの、みんな??すごくいい意見だと思わないの?
ユーザーの方々からも、是非、主人公の妹や姉を攻略したいってメールやお葉書はたく
さん届いてるのよ」
焦りを隠せない麻生の言葉に方々から声があがった。
「却下。不要だわ、先生」
「ナンセンスの一言ね」
「笑えないわ」
「これ以上、ライバル増やしてどうするのよ」
「またヒロインの座が危うくなります」
「古典的すぎますね」
「いらないー」
「時代錯誤」
「議題とずれてるんじゃ?」
「スリーサイズでも負けてるのに」
「困ります」
「そ、そうなの。それじゃあ、仕方ないけどこの意見は却下としましょう……」
君子がえーっ!!と言って机に顔を伏せて、わあわあ泣き出した。
離れた席からルリが駆け寄り、ヨシヨシと慰める。
みさきとかなめも寄り添っていた。
「悪魔よ、あんたら血も涙もない悪魔だわーーー!!」
みさきが涙ながらに訴えた。
「まあ、みさきちゃん程度なら別にいいんだけど」
天真爛漫らしい天野みどりの一言が、みさきの胸にグサッと突き刺さる。
その場に両膝を着いて崩れ落ちた。
「また怪我人が……。
衛生兵が必要ね……まあいい、次よ、次。
恋路に障害はつき物です。男の子でライバルキャラを作るのはどうでしょうか?
攻略を失敗すると、そのヒロインはライバルキャラと恋に落ちるっていうのです。
これはどうかな?
先生、こういうのすごく面白いと思うんだけど。
あなた達の好きな少女漫画とかでもよくあるでしょ?」
議長の麻生優子が場を盛り上げるように話題をふった。
「興味なーし」
「絶対反対」
「彼が一番」
「弟くん以上の男子なんていないし」
「お兄ちゃんが大好き」
「わたし、幽霊だし」
「君子ちゃんのお兄さん以外目に入らないわ」
「私もダメ。他の男子なんか見る目がいやらしー」
「あいつ大人気だ」
「幼馴染じゃないとやっぱり……」
「いらない」
「存在価値ゼロ」
今回は全ヒロインが否定に回った。
「てか、誰なのよ、こんな詰まらない意見を出したのは」
ヒロイン達が辺りを見回す。
そんな中、瑞木あゆみは一人しくしくと泣いていた。
「あら、これも反対意見が多いわね。
じゃあ……。
通学路があるんだから、痴漢イベントとかどうでしょうか?
ヒロインがエッチな目にあって、それを彼が助けにくるというイベントなどです。
いいわね。やっと、議題に見合う意見が聞けた気がするわ。
セクハラ教師に狙われるってのもどうかしら。
これなら一般ゲームとしても可能だし、ユーザーの受けも最高だと思うわよ」
「えええええええーーーー!!」
ヒロイン達が甲高い声で否定した。
「いやです。痴漢にあうなんて」
「アカデミックハラスメント絶対反対!」
「そうそう。痴漢もセクハラも犯罪ですよ。一般ゲームだとアウトじゃないのかな」
「でも、一般ゲームの中には人を殺すゲームも発売されてるし、直接表現を抑えて、最
後までしなかったらセーフのような……」
「あちゃー……」
「私の胸をお尻を知らない男の人に触られるの??そんなのイヤ!」
「この体は、全部、彼だけの物なの!!」
「わたし、幽霊だし」
「確かに男子達は喜ぶかも知れないけど」
「また笑えない……」
再び、論議は紛糾した。
「そうよね、女の子なんだもの。
主人公との純愛以外は抵抗あるわよね〜。
じゃあ、この意見はどうかしら。
ヒロイン同士のライバル関係からの恋愛関係への発展。
いがみ合う二人の女の子が、主人公をきっかけに次第に惹かれあうってお話ね。
シェークスピアもびっくり。男1女2による三角関係になるわ」
「最高、素晴らしいわ!すぐに採用しましょう、先生!!」
いつもは高飛車な安藤桃子が水を得たように飛び上がった。
隣に座る、波多野葵の顔からサーッと血の気が引いていく。
「どうしたの葵ちゃん、顔色悪いわよ」
かすみが心配そうに葵の顔を覗きこむ。
「大丈夫。ただ、いやな寒気がしただけだから……」
そう言いながら、葵は頭を抱えていた。
「良かった。
これは反対意見は無いようね。
じゃあ、これは採用しましょう。
男の子も喜ぶわよ。
美少女どうしのレズは人気抜群だから。
食いつきいいわよー」
引きとめようとして葵は立ち上がり、空気を掴むように右手をパクパクと動かした。
その手を安藤桃子がガツっと掴む。
「ふふふふ、逃がさないわよ、葵。これで決着がつけれそうね」
葵はばったりと机へ倒れ込んだ。
「何れかのヒロインとハッピーエンドを迎えた場合、エンディングで、その後を描く。
その中で、少しエッチっぽいイベントを組み込むって意見もあるわね。
これはどうかしら?」
「賛成」
「ナイスだわ」
「ユーザーの人も攻略を頑張ってくれそうですね」
「わたし、幽霊だし」
「やる価値あり」
「彼とのエンディングなら何をされても我慢します!」
「すごい事されるかもよ」
「それでもいいもんッ!!」
「あたし、ウェディングドレスシーンがいいな」
「いきなり、子供抱いてるかも」
「あら、珍しい。
全員積極的賛成じゃない。
早速、杉ぽんに伝えておくわね」
「杉ぽんじゃー、ダメかも」
「普通のおっさんだしね」
「そうそう」
少女達がキャーキャーと笑い声を上げた。
「それじゃあ、次は……」
麻生優子が次の紙を読もうとして、ガタッと椅子から立ち上がる音がした。
それまで、黙ってノートパソコンをカタカタと動かしていたTLSSの神谷菜由だ。
如何にもわがままそうな菜由がキッと麻生の方を見た。
「どうしたの、神谷さん?」
「先生。
今日の議論に見合う、最適なスレッドを見つけました。
このスレッドが私達をより良き未来へと導いてくれでしょう」
いつもの乱暴な言葉遣いとは打って変わり、わざとらしく丁寧な口調を使う菜由の目が
勝ち誇るように輝いた。
「ライトユーザーとディープユーザーの一見水と油にも思える両極のニーズに応えること。
それこそが、さらなるTLSシリーズの進化へと繋がる近道だと、あたしは信じてます。求めるエロはそこにあるのです。
その為なら、ここにいるみんなは、惜し気もなくその若い肉体を差し出す事でしょう。
だって、あたし達は選ばれたヒロインなんですから……」
麻生の一言に、全ヒロイン達が菜由のノートパソコンの周りに黒山の人だかりとなっ
て覗き込む。
離れた位置からディスプレイを見るヒロインが目を細める。
そこには、こう書かれていた。
TLSのエロについて・第5週――――。
Fin
>>803は投稿ミス
「あら、それはいい機会だわ。
ちょっとみんなで見てみましょう。
ユーザーの生の声を聞くのはとても大切な事なのよ」
麻生の一言に、全ヒロイン達が菜由のノートパソコンの周りに黒山の人だかりとなっ
て覗き込む。
離れた位置からディスプレイを見るヒロインが目を細める。
そこには、こう書かれていた。
TLSのエロについて・第5週――――。
Fin
805 :
名無しさん@ピンキー:04/08/24 01:08 ID:4cEzkiuJ
480KB超えたね。7日間書き込みないと自動でdat落ちだが、次スレどうする?
500KBじゃないん?
なあブルー、どうでもいいが
True Love Story
at the end of the summer...
の続きをさっさと書けよ
沢田璃未 手コキ、フェラ
>78-80 >81-83 >84-86 >87-89 >90-92
深山早苗 相互オナニー
>117-118 >119-121
風間こだち 本番
>137-139 >140-141 >142-143 >144-145 >146-148 >149-150 >151-152 >153-154
香坂麻衣子 手コキ、本番
>156 >166-167 >168-169 >170-171 >172-174 >175-176 >177-178 >179-180 >181-182 >183
丘野陽子 フェラ
>237-239 >240-241 >242-243
天野みどり 手コキ、本番
>257-258 >259-260 >261-263 >264-266 >267-268 >269-270 >271-272 >273-274
中里佳織 手コキ×2
>288-289 >290-291 >292-293 >294-295 >296-297 >298-299 >300-301 >302-304 >305-307
中里佳織 手コキ、本番
>549-550 >551-553 >554-556 >557-559 >560-562 >563-564 >569-570 >571-572 >573-574 >575-577
君子 本番(夢落ち)
>315-316 >317-318 >319-320
君子 フェラ、本番(夢落ち?)
>363-364 >365-366 >367-368 >369-370 >371
七瀬かすみ 電池式マッサージ器
>439-440 >441-442
沢田璃未 フェラ
>478
波多野葵、安藤桃子 レズ
>480-481 >482
後藤育美 本番
>498-499 >500-501 >502-503 >504-505 >506-507 >508-509
南弥生 フェラ、本番
>518-520 >521-522 >523-524 >525-527 >528-530 >531
南弥生 補遺篇
>537
天野みどり キス
>581 >582-583
天野みどり フェラ(別バージョン)
>590-591 >592-593 >594-596
水谷由梨香 手コキ、本番
>611-612 >613-614 >615-616 >617-618 >619-621 >622-623 >624-625 >626
広瀬のぞみ 手コキ、本番
>645-647 >648-649 >650-651 >652-653 >654-655 >656-657 >658-659 >660-662 >663-664 >665-667
「おていれ 〜ルリ編〜」
>675-677 >678-680 >681-683 >684
「おていれ 〜瞳美編〜」
>686-688 >689-690 >691-692 >694-696 >697-698
森下茜 キス
>709-710 >711-712 >713-714 >715-716
森下茜 フェラ、本番(エロありバージョン不完全版)
>729-730 >731-732 >733-734 >735-736 >737-738 >739-740 >741-742
深山早苗 本番
>768-769 >770-772
「TLSのエロについて」
>776-777 >778-779 >780-781 >782-783 >784-785 >786
「TLSのエロについて2」
>790-791 >792-793 >794-795 >796-797 >798-799 >800-801 >802 >804
楠瀬プニタソ可愛すぎ!
ア〜イ ワズボーン トゥ〜ラビュー
会議の会話、全作しっかりプレイしたことが伺えるのが素晴らしい。
>>814 つーか、正直これまでの全作品の中で一番面白い。
全然ヌけないけど。
>815
結局エロスもマグマも単独で「良いネタSS」を凌駕するには至らなかったか・・
817 :
名無しさん@ピンキー:04/08/31 17:02 ID:dzMVvODL
そろそろエロいSS読みたいなぁ〜
新スレ立ったら投下するよ
819 :
名無しさん@ピンキー:04/09/02 03:16 ID:I3l2YCuN
>>814 SS書いた香具師の偏った主観をTLSキャラに喋らせてるだけの内容だったな。
そのせいでキャラのイメージから逸脱してるのもいるし、正直キモイ。
まるでエヴァの最終回のような勝手な自己完結で、書いた香具師だけのオナニー
だから
>>815じゃないが他人は全く抜けないw
次スレマダー?
822 :
名無しさん@ピンキー:04/09/06 08:58 ID:S3RllbZo
>>821 いきなり立てて、誰にも知られず即死もなん
だから、今週の土曜の20時に立てるよ。その
時は回避に協力頼む。テンプレは>806でい
いかな?関連スレはいる?あと何か付け足
すことあったら書いといてくれ。
>>820 っつーか、抜かせる意図なんか端っからないだろ
保守489kb
825 :
822:04/09/11 19:01:17 ID:5P43wz5o
826 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:17:55 ID:il2fyklS
「んあ…首痛ぇ…」
「なによ、これくらいで。だらしないわね」
「…いいよ、もう二度とモデルなんて頼まれてやらねぇ」
「はいはい」
放課後の美術室から聞こえてくる会話。一言々々から長年の馴染みが滲む。
俺は、その暖かさが憎い。暖かいそれが憎い。
「一緒に帰らないか?」
「んー…いい。もうちょっと、やってく。ごめんね」
「そか。じゃな」
「うん」
美術室の扉を開けて、あいつが出てくる。
その背中を見送る俺の手は、知らず知らず、固く握り拳をつくっている。
俺は憎い。嫉ましい。
生まれた時から彼女のそばに居続けたおまえが。
生まれた時から彼女がそばに居続けたおまえが。
なによりも、何も知らないおまえが。
ともすれば腐臭を放つその澱を、かなぐり捨てるように頭を一振りする。
そして俺はドアノブに手を掛ける。
827 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:18:28 ID:il2fyklS
ショートに切りそろえた髪。薄い肩。まぶしいV字を描くうなじ。
丸椅子に腰掛けて絵に向かう彼女は振り向かない。
「大輔?」
畜生。
「…違うよ」
「…柳沢くん?」
「ああ」
声で俺と分かってくれた。嬉しい。こんなことが。
おまえには分からないだろう。求めずともそこに有ったおまえには。
俺がこう言った時、おまえはどう言うだろう。
『女のコが向こうから寄ってくるおまえが、なに言ってんだよ』
俺は憎い。何も知らないお前が。何も知ろうとしないお前が。
「…なに?」
「…気持ちは、変わらないか」
「うん…」
「あいつは何も知らない。広瀬の気持ちも、俺の気持ちも。」
「分かってる。」
彼女は絵に向かったまま、話す。
「いいのか?それで。」
「このままでいいなんて、言ってない。その時が来たら言うわ。大輔に」
「いつだよ、その時って。」
「わかんない。でも、必ず。」
828 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:18:57 ID:il2fyklS
畜生。
「そんなにあいつが好きなのか」
「うん」
「…なんでだよ」
「なんで、って。ふふ、わかんない。ずっと一緒だったからなぁ」
畜生。
「…クッ…あんなヤツのどこがいいんだよ…!」
「…柳沢くん。それは、違うよ」
畜生。
畜生。
俺は、俺がいつのまにか彼女のすぐ後ろに建っていることに気付いた
ぎゅ…
「え?…ちょ…痛いよ、柳沢くん?」
「…ちむけよ…」
「え?」
「こっち向けよォ!」
無理矢理立たせて正面から抱きすくめる。
腕にあらん限りの力を込める。彼女の細い骨の軋みが聞こえた。
それと、髪の、いい匂い。
829 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:19:34 ID:il2fyklS
「…痛い…!」
俺の左肩に頬を押されながらも彼女は言う。
右腕の力を緩めることなく、俺は左手を彼女の後頭部に添える。
なにをされるのか気付いた彼女が顔をそむけるよりも早く、俺の唇は彼女の唇を捕らえた。
が、舌先に感じられるのは鼻の下の産毛。
見下ろすと、彼女は目を堅く瞑り、唇を噛み締めていた。
畜生。
「ッ!」
下腹に当たる堅い感触に驚いたのだろう、彼女は腰を引き、抵抗の力を強める。
しかし、男と女だ。俺は鯖折りの姿勢のまま床に膝をつく。
「…」
何分が経ったろう。
彼女の腰にまたがり、両の手首を冷たい床に押さえつける俺に、
バンザイをした彼女は、窓を見つめたまま何も言わない。
誰のことを考えている?
あいつのことか?
何も知らないあいつのことか?
ここにいる俺ではなく?
こんなにもお前を思っている俺では無く?
誰よりもお前を必要としている俺では無く?
830 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:20:00 ID:il2fyklS
「…畜生ッ!」
どっ
「げゥッ!…ッカ…ハ…!」
みぞおちを突いた。胸を押さえて身をよじる彼女。
俺は荒々しく彼女のスカートを捲り上げ、
青のストライプの小さいパンティをずり下ろしながら、
畳の上でもがく瀕死の金魚を連想し、嫌悪する。
なにに?わからない。
彼女の、かすかに小便の匂いのする秘部に顔を突っ込む。
俺の顔を引き剥がそうと頑張る彼女の右手を気にも止めず、
水気を無くして粘り気を増した唾をたっぷり絡めた舌を秘裂に挿し入れる。
処女だ。
薄く、柔らかい陰毛に鼻をくすぐられながら、尖らせた舌先で丹念にひだを撫でる。
広瀬の匂いがする。
広瀬の味がする。
「ック…ヒック…ぅぅ…」
広瀬のしゃくりあげる声が聞こえる。
「ッうぅ…んね…ごめ…ね…大輔…」
831 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:20:30 ID:il2fyklS
畜生。
「黙れ…」
「ぅ……大…輔ぇ…」
「黙れッ…つッてンだろォ!!」
ごきっ
「あ"ぅッ!」
「なんでだよ!なんでなんだよ!
俺はあいつより優れてるのに!
広瀬が好きなのに!
広瀬が必要なのに!
わかんねぇよ!」
「…そうじゃ、ないでしょ?」
「黙れェッ!」
がきっ
「…ッ!」
長い睫毛を伏せ、涙を流し、唇に血を滲ませる彼女は、無表情だった。
俺は、俺の中で広瀬を抱く時よりも、硬く、大きく、色濃く、痛々しいほどに怒張していた。
俺の中で俺に抱かれる広瀬は、俺を好きだと、何度もささやいてくれるのに。
俺の中で俺に抱かれる広瀬は、俺を求めて、俺の背中に腕を回すのに。
俺の中で俺に抱かれる広瀬は。
832 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:21:00 ID:il2fyklS
ばりっ、と、俺の肉牙が広瀬をえぐる。
彼女は一瞬息を止めて体を反らせ、力を抜いた。
目を閉じたまま。諦めたように。呆れたように。俺を赦すように。
動いた。とにかく、動いた。目を瞑って。歯を食いしばって。
それしかできなかった。
いつものように優しい声を掛けることも出来ず。
血まみれの、俺と彼女の下腹を想像することも出来ず。
声も無くあいつの名を呼ぶ彼女の震える唇を正視することも出来ず。
声も無くあいつに赦しを乞う彼女の震える唇を正視することも出来ず。
長い射精だった。永遠とも思われた。
俺の種が広瀬を満たしてゆくのが分かった。
広瀬は帰った。
びっこを引きながら。
涙の痕の残る頬で。
青のストライプのパンティを血と精液に濡らして。
俺は泣いている。
夕闇に冒された美術室で。
油絵の具の匂いを嗅ぎながら。
くしゃくしゃのレシートのようにうずくまって。
俺は泣いている。
何も出来なかった非力な自分に。
しかし本当に広瀬が好きだった自分に。
833 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 12:52:20 ID:PB/J3my/
「ぷは…どう?きもちいい?」
根元をつまんで口からペニスを引き出し、君子は聞く。
「ああ、すげえいい…」
「うれしい…」
幸せそうに頬を染めて微笑む君子は、
可愛らしい手で唾液に濡れそぼった俺のペニスを優しくしごき、
淫嚢に舌を這わせ、両の睾丸を口に含み、舌で転がすように愛撫する。
あまりの快感に目の前が暗くなる。うなじのあたりが引きつる。
俺は左手を後ろに付き、右手で君子の綺麗な髪を撫でる。
君子は、再びペニスを口に含んだ。
こうして風呂上りに処理してもらうようになって1週間が経つ。
君子の初潮以来、習慣になっていた風呂上りの自慰。
毎日、洗濯籠から拝借した君子のパンティを嗅ぎながらそれをしていた。
横になり、顔全体にパンティを擦りつけるようにしながらペニスをしごく。
目を硬く閉じて君子の細い四肢と甘く薫る秘所を夢想する。
俺はうめく。
「君子…!」
「おにいちゃん」
目を閉じたまま、俺は硬直した。背中を冷たい何かが走る。
小さい頃、留守番をしていて何か大きなヘマをやらかした時の感じだ。
俺は、少し目を開いた…。
834 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 12:52:55 ID:PB/J3my/
君子は、ベッドに横になった俺の目の前に、ぺたんと座っていた。
君子は泣くでもなく、怒るでもなく、じっと俺を見つめていた。
我に返った俺が慌てて身を起こす、と同時に、君子は俺のペニスに手を添えた。
「君子…?」
「知ってたもん…いつもドアに耳あてて、聞いてた。
すっごくうれしい…。だから、手伝わせて…?」
どうしたらいいか分からなくなった俺は顔を伏せて黙った。
間違いなく耳まで真っ赤になっていただろう。
「こう?」
君子は左手で、俺の、屹立したままのペニスをしごき始めた。
俺は横になった体勢なので、親指側から入って小指側に抜ける形になった。
初めて自分以外に、それも以前から想っていた妹にしてもらう手淫は気持ちよかった。
快感に体を震わせ、しらずしらずシーツを握っていた俺の右手に、
君子はそっと空いていた右手を添えてくれた。
切羽詰っていた俺はそれを思い切り握り返した。変な形に歪む君子の手が見えるようだった。
痛かっただろうに、君子はなにも言わず、淡々と俺のペニスをしごき続けた。
「うっ…!」
堪らず、俺は射精した。
射精の瞬間、腰を引いてしまったせいでペニスは君子の手から外れ、
勢いよく飛んだいつもより多めの精液は、君子の顔と髪に、少し床にも、降りかかった。
少しの沈黙があった。
「またね」
と、相変わらず顔をふせたまま肩で息をする俺に君子は言って、小走りに部屋を出ていった。
835 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 12:53:29 ID:PB/J3my/
あれから今日までの6日間、俺は君子に俺の知りうる舌技、口淫術の全てを教えた。
そのたびに君子は真剣に聞き、熱心に練習し、見事に実践してみせた。
手では強くしごきすぎないこと、歯を立てないことから始まり、
唾を十分に溜めてから咥えること、唇はカリ裏にひっかけるようにすること、
舌先で尿道口を回すようにえぐること、ペニスを横に倒して根元を甘噛みすること、
肛門も指と舌で愛撫すること、へそも意外な弱点であること…。
「うっ…!」
回想は途切れ、俺は限界を迎えようとしていた。
手の中の睾丸の蠢きと、口の中でペニスが硬さを増し、ほんの少し大きくなるのを感じた君子は、
3日前に俺が教えたとおり、亀頭を喉でくわえ込み、強く吸い込んだ。
ベッドに腰掛けている俺は、声無き叫びを上げると同時にびくんと前かがみになり、
両手で君子の頭を鷲掴みにして思い切り抑えつけた。
俺のペニスは、君子の食道の中で、ありったけの、やや黄ばんだ濃厚な精液を、
例えるなら、そう、散水機のジェットモードよろしく、
その、真紅に腫れ上がった亀頭の尿道口から勢いよく、かつ力強く噴き出した。
君子は頭を抑えつけられたまま、俺の固い陰毛に鼻をうずめてそれに耐えている。
いや、耐えているのかは分からない。俺からは見えない君子の表情は至福のそれであるかもしれない。
精通した時のような、長く、激しく、そして恐怖にも似た凄まじい快感を伴なう射精は終わりを告げた。
君子は、おとといまでのようにむせることもなく、最後まで舌全体で裏筋を優しく愛撫し、射精の律動をうながしてくれた。
俺は、しばし放心しつつ余韻を味わい、体を起こして両の手を後ろに付き、天井を見上げてなおも荒れる息を整えた。
それが口から抜いてよい合図であると、きのう教えた。
君子は、尿道に残った精液を搾り出すためにと、これも俺が5日前に教えたとおり、
抜くときは根元をつまみ、舌先で裏筋の根元を強く押さえ、そのまま引き出し、唇を締め、最後まで吸いつづけ、
ちゅぽんと音を立ててペニスを口から引き抜いた。
836 :
名無しさん@ピンキー:
いくらか硬さを失って、てろんと左に首をかしげる俺のペニスを虚ろな目で眺めながら、
俺のせいで髪がくしゃくしゃになってしまった君子は喉を動かしている。
食道に残った俺の精液を反芻して口に戻し、味わおうとしているのだろう。
これは、俺の教えたことではない。
君子は目を閉じて、俺の脚の間で、可愛い顎をゆっくりと動かしている。
「…うまいか?」
乾いた声で尋ねる俺に、君子は満面の笑顔で、淀みなく答えた。
「おいしいよ」
俺は初めて君子とキスをした。
猫背になって、両手で君子の頭を持ち上げるようにして。
君子が驚いた目をして、涙ぐんで、目を閉じて、その涙が長い睫毛を濡らして落ちていくのを見届けてから、俺も目を閉じた。
鼻息がかかるのも構わずに、俺は君子の口の中を荒々しく、まんべんなく舐めまわした。しょっぱい味がした。
おずおずと、俺の舌に、君子は舌を絡めてきた。俺はそれに応えた。君子の舌は柔らかかった。君子の味がした。
目を閉じたまま、互いの舌を、絡め、甘く噛み、先を吸った。くしゃくしゃの髪を手で梳いた。薄い肩をにぎりしめて引き寄せた。
鯖折りをするようにして、手の平で背中を愛撫した。指をかみあわせて強く手を握りあった。
俺の頬が濡れた。君子は涙を流しつづけているらしい。時折しゃくりあげる。
キスを終えると、君子は手で顔を隠してそそくさと立ち上がり、部屋を出ていった。
昨日までは俺に感想を聞いたり、新しい舌技を教えてくれとせがんでいたのに。
ふと、涙の意味はまさか、と、考え込んで、不安に駆られて青ざめる俺に、君子がドアの向こうからくぐもった声をかけた。
「またね」