TLSのエロについて・第5週

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1秋山のぞみ
携帯にも進出したが、その先はどうなる?!
トゥルーラブストーリーシリーズのエロ妄想をぶちまけるスレッド。
完走した4.1週を受け継いで第5週に突入だ

- 前スレ -
TLSのエロについて・第4.1週
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058865835/
TLSのエロについて・第4週
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058546275/
TLSのエロについて・第3週
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1032124837/
TLSのエロについて・第2週
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1010/10100/1010085816.html
TLS3のエロについて。
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/991/991325206.html

関連・過去スレは>>2-5あたりに。
2秋山のぞみ:04/03/17 21:06 ID:FKfftKJK
- 関連スレ -

トゥルーラブストーリー☆☆総合スレッド・その27
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1078500256/
★.。.: 青葉台高校スレッドその7 :・°`☆
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1078488518/
トゥルーラブストーリー 後藤育美スレッド
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1034245818/
トゥルー・ラブストーリー 天野みどり
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1011474074/
【すくすく】TLS2 中里佳織仕様・2mm【成長】
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1038462714/
★☆TLS3 里佳タンの(・∀・)シュラーバ!! 3回目☆★
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1039197452/
かなめたん、ハァハァ…5日目の朝
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1050079834/
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http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1051799160/(dat落ち)
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http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1061514462/
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http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1021293068/
トゥルーラブストーリーのリメイクが欲しい
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1032187648/
【襲うね。6】
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1055608045/
3秋山のぞみ:04/03/17 21:07 ID:FKfftKJK
- 関連過去スレ 1 -

♪TLS総合ネタフリパロスレッド♪
http://game.2ch.net/gal/kako/1010/10108/1010861308.html
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http://game.2ch.net/gal/kako/1010/10101/1010165094.html
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http://vip.bbspink.com/ascii2d/kako/1029/10291/1029157361.html
4秋山のぞみ:04/03/17 21:07 ID:FKfftKJK
- 関連過去スレ 2 -

★☆TLS3 柳瀬里佳タンのビンータ!! 2発目☆★
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★☆TLS3 里佳タンの(・∀・)シュラーバ!! 3回目☆★
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【すくすく】TLS2 中里佳織仕様・2mm【成長】
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トゥルー・ラブストーリー 天野みどり
http://game.2ch.net/gal/kako/1011/10114/1011474074.html
☆★〜青葉台高校ALLキャラスレッドその3〜★☆
http://game.2ch.net/gal/kako/1029/10296/1029650746.html
5名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:13 ID://3/+sNF
乙。
6名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:17 ID:djjTjnGq
おつ
7名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:18 ID:kErcoAFb
otu
8名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:32 ID:K+IAIrF6
>1
おつ彼のこと知らないくせに!!
9名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:34 ID:1uBvYr3V
即死防止用のSSってのが前スレで言われてたね
10名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:52 ID:2nFztJD/
>>一
おつかれ
11名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:58 ID:xiPuDZJE
前スレのかおりんのSSよかったですほしゅ
12名無しさん@ピンキー:04/03/17 22:01 ID:Ts5CV7A4
めんて
13名無しさん@ピンキー:04/03/17 22:08 ID:aLSsYZmm
乙彼サマーde伊豆
14名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:08 ID:nOlHf1fq
こんなスレあったんか…
15名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:36 ID:O5FyLtAX
即死回避たん、

襲うね。
16名無しさん@ピンキー:04/03/18 00:20 ID:J+DwDxzi
>>1
17名無しさん@ピンキー:04/03/18 00:30 ID:8e1Owc26
>>1
乙かすみ〜
18名無しさん@ピンキー:04/03/18 01:14 ID:vrz3mZio
乙から揚げ
19名無しさん@ピンキー:04/03/18 03:13 ID:1prTXcsc
オツ胡瓜
20名無しさん@ピンキー:04/03/18 03:18 ID:9VpSdkQo
きつねうどん
21名無しさん@ピンキー:04/03/18 03:33 ID:ZrSlDMmc
とりあえず、マーボー丼をぶちまけてみた


店員さんに怒られた
22名無しさん@ピンキー:04/03/18 05:19 ID:3xhZcL47
>>1


ちょっとぉ〜、私を忘れたって言うのぉ〜
23名無しさん@ピンキー:04/03/18 06:54 ID:bPDQzxIk
おお新スレできたんスか。
ということで即死防止。
24名無しさん@ピンキー:04/03/18 09:55 ID:HOX5nk2Z
即死はいやずら
25名無しさん@ピンキー:04/03/18 13:10 ID:6kC3QiQs
>>1 乙彼
26名無しさん@ピンキー:04/03/18 15:39 ID:ZrSlDMmc
はっちゃけてみた

あやよさんだった
27名無しさん@ピンキー:04/03/18 17:12 ID:p+IvH+op
いよいよ転校・・・

>>1
28乙!:04/03/18 19:15 ID:xNeocWso
>>26
何歳だよ、おまえはw
29名無しさん@ピンキー:04/03/18 21:24 ID:jsZDvRfj
>>26じゃないけどネタの分かった俺は26歳(今年27歳)
30名無しさん@ピンキー:04/03/18 22:32 ID:1prTXcsc
回避
31名無しさん@ピンキー:04/03/18 23:45 ID:zzNIIVYs
即死判定クリア?
32名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:40 ID:NujUrCm4
のりきれていればいいけど
33名無しさん@ピンキー:04/03/19 07:37 ID:ywHQ8974
七瀬かすみSS投下していいですか?
鬼畜陵辱系で四肢切断ありです。
スレ違いなら適当なスレ教えてください。
34名無しさん@ピンキー:04/03/19 07:42 ID:3Abb1Tih
かもーん!
35名無しさん@ピンキー:04/03/19 08:43 ID:Qo5+vNbz
>>33

陵辱はまだしも、達磨はパス。
出来れば別の何処かに逝って呉。

TLSのエロは、純愛ゲロ甘ラブラブえっちなのキボン。
36名無しさん@ピンキー:04/03/19 08:45 ID:g+tXYGEe
>>33

ちょっとまったーーー!!
四肢切断はまずい!!
ヒロインの血が出て許されるのは処女喪失の時だけだから、そのSS投下はやめたほうがいいです。
投稿は反対です!!
3735:04/03/19 08:51 ID:g+tXYGEe
慌ててたので、追記。
四肢切断とか脳液が飛び散るようなSSは、分類的に残虐SSだと思います。

激甘、純愛、凌辱、鬼畜、近親、ロリとかは個人的にOKだと思うけど、
残虐は明らかに問題ありです。
テンプレにも残虐系SSは禁止って明記したほうがいいんじゃないかな??
38名無しさん@ピンキー:04/03/19 08:52 ID:g+tXYGEe
ごめん、慌ててたので間違い。
35じゃなくて、36でした
39名無しさん@ピンキー:04/03/19 09:26 ID:+wXtOvUN
即死は嫌なので、香坂さんドリンクで保守。
40名無しさん@ピンキー:04/03/19 10:32 ID:NxkyjjWi
>>33
よそでやれ。TLSにあわないし、客層も全然違うぞ。
41 ◆TLS/Gzl6Ls :04/03/19 12:05 ID:RaXTbmHC
>>33
我々も21歳以上の大人だ。君の意思は尊重しよう。
どうしても載せたいというものを止める権限など誰にもない。
ただし、NGワードに指定するのでコテハンを名乗るかトリップを使ってくれ。

俺個人としては鬼畜、凌辱、触手、残虐、SM、スカトロは大の苦手だ。
42名無しさん@ピンキー:04/03/19 12:08 ID:brncJ28s
(´-`).。oO (スカトロOKな私は一体…)
43名無しさん@ピンキー:04/03/19 13:09 ID:WmG9t+dk
>>33
【ゲーム】二次元存在猟奇創作スレ第2章【アニメ】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1075018775/

こういうスレもありますので、こちらに投下してリンクを貼り、
「四肢切断ものです。興味及び耐性のある方はどうぞ」
みたいな感じにしては?
44名無しさん@ピンキー:04/03/19 13:52 ID:NxkyjjWi
>>42
漏れはおしっこまでだな。
45名無しさん@ピンキー:04/03/19 15:14 ID:uY85+FT/
いいじゃねーか、ケチくさい事言うな。
せっかく書いてくれた人に、あれはダメこれはダメなんて言ってたら一瞬で過疎化するぞ?

書き手さんもコテハンやトリップ付けたり、最初に一言入れてくれればクール。
46名無しさん@ピンキー:04/03/19 17:17 ID:NxkyjjWi
つーか、グロをはるのは、荒らしと同じ。

グロ目的のスレじゃないからね。
47名無しさん@ピンキー:04/03/19 19:11 ID:1zKI5Okm
人の性癖はいろいろあるわけで
グロに欲情する人だっている。
46氏の意見の方が視野狭窄。
45氏の意見でいいと思う。

俺はグロいの大っっっ嫌いです。
48名無しさん@ピンキー:04/03/19 21:08 ID:N5N5/YAe
ぶっちゃけてみた


ありえな〜い
49名無しさん@ピンキー:04/03/19 21:52 ID:brncJ28s
↑それは日曜朝だけに許された俗語
5033:04/03/20 03:58 ID:Bmy4ILgK
ご迷惑をおかけしました。
「主人公に従順な幼馴染」ものとして
固有名詞を変えて他所に投稿します。

名前を変えても通用するダメSSですね。
51名無しさん@ピンキー:04/03/20 07:12 ID:i1F0uOop
>>50
貼った後で教えてね。
52名無しさん@ピンキー:04/03/20 10:01 ID:e/Q9W4Ot
↑漢だな
53名無しさん@ピンキー:04/03/20 13:23 ID:lHV19sBM
足に魂込めてみた


外れるのはカズ、三浦カズ   ・・・・泣いた


どうでもいいが、SS挙げるかもしれないから宜しく
54名無しさん@ピンキー:04/03/20 14:15 ID:e/Q9W4Ot
「うん、待ってる…
55名無しさん@ピンキー:04/03/20 16:16 ID:rhmpQfoG
大久保君にはハットトリックを期待してしまった

こっちもまってるよん
56名無しさん@ピンキー:04/03/20 18:33 ID:zMkujDny
>>50
あちゃ〜。いま書いてるのがまさにそれ。
固有名詞変えても通用するダメSSだ。
そのキャラである必然性がまったくといっていいほどない。
ま、それでも書くわけだが。
57名無しさん@ピンキー:04/03/21 01:35 ID:EFxF1OFu
・・・従順な幼なじみを刻むのでつか?

ウープsやっぱりTLS向きじゃねえとおもうよ
58名無しさん@ピンキー:04/03/21 01:36 ID:dPa/C9mJ
最初はしょうがないよ、そのうちキャラが自然に動き出すって言うし
59名無しさん@ピンキー:04/03/21 14:14 ID:sTtMnX+d
前スレ、まだ埋まってないね
60名無しさん@ピンキー:04/03/21 18:23 ID:RzKIKIqY
>>59
無理して埋めなくていいでしょ。
どこぞのサイトは保管してくれないみたいだし、
980行ってないからdat落ちもそう簡単にしないだろうしで、
読みたくなったらいつでも過去SS読めるしね。
61名無しさん@ピンキー:04/03/21 20:01 ID:lA2k7YRX
>60

専用ブラウザを入れればその手の問題は即効解決だ
というか、みんな入れてるだろ

前スレで、即死防止のSS書いてくれてた方
途中でいいのでうpしてくだしあ

飢えてます。
62名無しさん@ピンキー:04/03/21 20:05 ID:FSqCz4G6
>>60&ALL

もう一度、今度は住人の同意の上でってことで依頼してきて良い?
収蔵お断りの書き手もいるので配慮してくださいと添えて。
63名無しさん@ピンキー:04/03/21 21:11 ID:dPa/C9mJ
依頼しなくてもいいし、依頼してもよいってとこかな。

要はこれからも書いてくれる人が現れればいいわけで、
保管庫に収めることが目的ではないな。
64名無しさん@ピンキー:04/03/21 21:55 ID:GSg4WdML
>62
 収録しちゃいけないのがどれかわかんないから、収録依頼は受け入れてもらえないでしょう。
っていうか、そんな依頼はしちゃかわいそうだ。
 収蔵お断りの人がどれが自分のやつか申告してくれればいいんだけど、
それは面倒だからしないとか言ってたし、厳しいんじゃない?
65前スレ965:04/03/22 01:03 ID:psPs+SYo
>>61
風間さんSSのことでしょうか?
私はストーリー展開(えっちする経緯と行為)を先に考えます。
その後は書けるシーン、書きたい描写から始めて、最後につなげて推敲します。
ですから途中まで、というものが存在しないんですよ。
今回のも濡れ場はあらかたできているのですが、その前段階がほとんど手付かずです。
せっかくご要望いただきましたのに申し訳ありません。
なるべく早く完成させます。もう少しだけお時間をください。
6661じゃないけど:04/03/22 02:35 ID:zU/cXf7m
>>65

「うん…待ってる……」
67名無しさん@ピンキー:04/03/22 03:22 ID:sauINev7
>>64
見てきたけど依頼を出したみたいだね。
どうなるかわからないけど、例えして貰えるにしろ、
「収蔵します、収蔵できました」なんてすぐにはできないだろうから気長に待とうか。
68名無しさん@ピンキー:04/03/22 06:41 ID:zGgi5hs0
>>65
健太の目の前でこだちを犯す!

という話かな?
でもこの作者さんラブラブ系だから違うか?
どっちにしても期待して待ってまつ
69名無しさん@ピンキー:04/03/22 11:47 ID:kozwbsSd
>>健太の目の前でこだちを犯す!
どこが非ラブラブであろうか( ´ー`)y-~~
70名無しさん@ピンキー:04/03/22 12:54 ID:/gyzJNdY
ラヴラヴだな。
71名無しさん@ピンキー:04/03/22 16:24 ID:Zy8uFxyL
4.1週、埋まりました。
完走までがんばろう!
72SS保管人:04/03/22 22:20 ID:P6Eh8YUj
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html

職人の皆様、
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?

収蔵お断りのSSに関しては事前に指定していただくか、出来上がった保管庫でファイル名を指定して貰えれば削除しますので。



73前スレ961:04/03/22 23:37 ID:Lwyro1Me
おいら的にはぜんぜんOK っていうかお願いします。
#おいらは職人っていうような立派なモンじゃないですが
74SOZ ◆dge4QXzOKA :04/03/22 23:55 ID:JFcejaA9
 私としてはOKです。
(第3週の本多さんとかバサ子とか書いた者です)
75前スレ965:04/03/23 00:09 ID:Y4A/thAG
私の書いたものでよければ、ぜひ収蔵お願いします。
収蔵不可のものはありません。
76名無しさん@ピンキー:04/03/23 22:53 ID:XJqr/DLb
今後の投稿は収録可のひとは
前か後に申告するようにしよう

77 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:09 ID:hyRxbN/j

風間さんSSの筆が進まず、気分転換に書き始めたSSが先に完成してしまいました。
予告とは順番が異なりますが沢田さんのSSを投下します。

高3の秋の話で、ストーリー中、沢田さんは主人公より前に経験があり非処女です。
物語には赤面もののクサいセリフがガンガン出てきます。
なにより挿入がありませんのでエッチなシーンもぬるめです。
トリップを付けましたので、以上の点がダメな方、苦手な方は飛ばしてください。

保管庫への収蔵は可です。


>>68
健太の登場もシチュエーションも、すべてご想像にお任せします。
78 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:10 ID:hyRxbN/j

高2の夏、沢田璃未が卒業まで青葉台にいられることが決まった。
それまで人を拒むかのように孤高を持していた彼女は一転して明るく社交的になった。
それが真の姿だったことをそのときまで気付かなかった俺は次第に彼女に魅かれ始めた。
以来、彼女に積極的に話し掛け、なるべく多くの接点を持とうと努力した。
素っ気なくされても俺は何度も何度も彼女にぶつかっていった。
そのかいあってか、秋の学園祭の頃には彼女はすっかり打ち解けた様子を見せた。
スケッチに行く彼女についていくこともできるようになった。
秋の虫についての彼女の知識を知って驚かされたこともある。
やがて彼女は冬の球技大会の頃には俺に心を開くようになってくれた。
学年が変わる直前、クラス替えで離れてしまうことを恐れた俺は彼女に告白した。
いったんは返事を保留されたが、彼女は俺の思いに応えてくれた。

俺はいま璃未と付き合っている。3年でも同じクラスになれた。交際は順調だ。
初夏までに俺たちはキスを済ませた。夏前には胸まで進んだ。
だがそこから先は頑として許されなかった。
俺のたぎるような性欲は璃未を自分のものにしたいとはやっている。
その気持ちもはっきりと、そして何度も伝えた。
しかし璃未はどうしても俺に体を委ねてはくれなかった。

秋の気配が色濃くなってきたある日、俺は璃未の家に招待された。
仕事柄留守の多い璃未のお父さんはその日も家にいなかった。
璃未がいつものように手料理でもてなしてくれる。
その後は身を寄せ合い、抱き合うようにしてのんびりとした時間を過ごす。
それだけで十分に幸せだった。心は満たされていた。
だがその一方、若い性欲ははけ口を求めていきり立っていた。
79 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:11 ID:hyRxbN/j

璃未と口づけを交わす。胸をまさぐる。
俺の手がスカートの裾に伸びたとき、璃未は俺の手をつかんで拒絶した。
「いや!」
「璃未、俺どうしても璃未が欲しい!」
「………ごめんなさい」
璃未が身を固くする。いつものことだ。
「今日もダメなの?」
「………」
黙ったまま答えない。
「俺のこと嫌いなの? そうならちゃんと言って。俺、璃未の負担にはなりたくないから……」
「違う! 誰よりもあなたが好き!」
璃未が即座に否定する。
「だったらどうして……」
「あなたには……雅人くんにだけは嫌われたくないから」
「? どういうこと?」
「………」
「璃未……」
「……ちゃんと理由、言わなくちゃいけないわよね」
ためらうように璃未が口にした。
「璃未が言いたくないことは無理に言わなくていい」
「でもあなたには嘘はつきたくない……」
「………」
「ごめんなさい……私、初めてじゃないの……」
「!」
「前に付き合ってた人と……したの」
80 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:12 ID:hyRxbN/j

「……それってここに来る前の人?」
「ううん、もっと前。三つ前の学校」
「中学?」
「……うん」
「璃未……」
「私はこんな女だから誰も好きにならないようにしてた」
「……璃未」
「転校して裏切られるのはいや。汚れた女だって知られて嫌われるのもいや!」
「………」
「でもあなたが好き。どうしようもないぐらい好きなの!」
「璃未……」
「ずいぶん迷ったの。本当のこと言ったら嫌われるんじゃないかって」
「………」
「でも私思った。雅人くんには本当のことを言わなくちゃいけないんだって」
「璃未が経験あると俺が嫌がると思った? 璃未のこと嫌いになると思った?」
「え?」
「璃未の最初の男になれなかったのは残念だけど、だからって璃未を嫌いにはならないよ」
「本当に?」
「当たり前だろ。経験があってもなくても璃未は璃未だよ」
「………」
「璃未が処女だから好きになったと思ってた?」
「でも……」
「俺、璃未の性格とか考え方を好きになったんだよ。体で好きになったんじゃない」
「嫌われるの覚悟したのに……ありがとう」
璃未の瞳から大粒の涙がこぼれた。そして俺の胸に顔を埋めて泣きだす。
「ばかだなぁ……泣くなよ」
優しく璃未の背中をさすりながら俺は答えた。
81 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:13 ID:hyRxbN/j

その後、璃未は当時のいきさつを語ってくれた。
璃未が処女を捧げた相手は以前の学校の同級生だったこと。
璃未が好きになった男は転校が決まった璃未を、『思い出を作りたい』と言って抱いたらしい。
そして『どんなに離れても好きでい続ける』。そう言ったそうだ。
璃未はその男に何度も抱かれた。その男にいろいろなことをされたし、したという。
だが転校後しばらくして男からの連絡は途絶えたことも教えてくれた。

「手紙の返事が来なくなって、電話しても出てくれなくて……」
「………」
「そうなって初めて『終わったんだ』ってわかったの」
「璃未……」
「遊ばれたなんて思いたくないけど、そうなのかもね」
「璃未…信じてはもらえないかもしれない。でも俺、璃未のこと本気で思ってる」
「………」
「いい加減な気持ちで璃未と一つになりたいって言ってるんじゃない!」
「信じてもいいの? もう傷つくのはイヤ……」
「璃未!」
「こんな汚れた私でもいいの?」
「汚れてなんかない! 璃未はきれいなままだ!」
「……雅人くんにあげたかった」
璃未が泣いた。
「璃未……。璃未の心の初めて、俺にくれる?」
「え?」
「璃未が初めてじゃないことはちっとも気にしてない」
「………」
「璃未が俺のこと好きだって言ってくれることの方が嬉しいから」
「うん…もらってくれる?」
「ありがとう、璃未」
「うん」
82 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:14 ID:hyRxbN/j

「璃未、俺……初めてなんだ」
「うん」
「その……リードしてくれる?」
「え?」
「俺、上手くやれる自信ないんだ」
「……うん」

璃未が服を脱ぐ。
18歳を迎えたばかりの璃未の体はすべてが美しかった。
女神のようでもあり、天使のようでもある。俺はそう思った。
「そんなに見ないで……恥ずかしいから」
83 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:15 ID:hyRxbN/j

俺は急いで服を脱いだ。
すでに痛いほど勃起している。璃未に射精したい!
あせっていたこともあり、ズボンとパンツを脱いだだけで璃未にむしゃぶりついた。
「璃未…璃未……」
「平気よ……どこにも行かないから。ね?」
「璃未……好きだよ璃未ぃ……」
俺は熱に浮かされたように璃未の名前を呼び、剛直をなすりつけた。
「ちょ、ちょっと待って」
「璃未…」
出したい一心で璃未の声も耳に届かず股間を押し付ける俺。
「もう出ちゃいそう?」
ガクガクとうなずく俺。
「じゃあ一回出す?」
璃未はそういうと俺の怒張を握った。そしてそのまま上下にしごきだす。
強からず弱からず、絶妙の力加減が俺の勃起に加わる。
さらに璃未は手のひらを亀頭にかぶせた。
右手で竿をしごき、左手で亀頭を揉む刺激に俺の腰が自然に動く。
急速に高まる射精感。
「あぁっ! 璃未っ! イクぅ!」
びゅびゅっ! ずびゅっ! どびゅっ!………
耐え切れずに発射される精液。璃未の手が俺を射精に導いた。
84 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:16 ID:hyRxbN/j

指先を汚した白濁を拭き取ると、璃未は
「ごめんね……慣れてるみたいでイヤでしょ?」
そう聞いた。
「またその話? 俺は気にしてないから」
「……うん」
「それより俺の方こそごめん。なんか動物みたいだったんじゃない?」
「ううん、大丈夫」
「ありがとう。ごめんね璃未」
「なんか二人で謝ってばかりね」
「そ、そうだね」
「うふふふ、おかしい」
「あ、あはははは」
引きつった笑いの俺。璃未には絶対勝てないな……。
85 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:17 ID:hyRxbN/j

射精によって落ち着きを取り戻した俺はそのまま璃未を抱きしめた。
璃未と見つめ合う。璃未の耳や頬、髪を撫でながらキスをする。
「璃未、キスマーク付けてもいい?」
「だ、だめよ」
「璃未が俺のものだって印をつけたい」
「そんなことしなくても私はあなたのものよ」
「だめなの?」
「だってお父さんに見つかったら……」
「タートルネック着るってのは?」
「まだそれほど寒くないわ」
「じゃあ見えないところならいい?」
「……どうしてもしたいの?」
「うん」
「仕方ないわねぇ……いいわ」
「ホントに?」
「うん。その代わり雅人くんにも付けるわよ」
「え? 俺にも?」
「おあいこよ」
「うん、いいよ」
俺たちは互いの首筋、それも外からは見えない位置にキスマークを付けた。
「二人だけの秘密だね」
「なんだかドキドキするわね」
「うん」
そうして璃未と恥戯に耽っていると、俺の股間は再び熱を帯びだした。
86 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:18 ID:hyRxbN/j

全裸の璃未に対し下半身だけ裸の俺。脱ぐタイミングを逸したままここまで来てしまった。
そして今、すでに準備が整った状態のモノは白濁を吐き出したくてうずうずしている。
脱いでいる時間すら惜しいほど俺の気持ちは昂ぶっていた。
「璃未、入れてもいい?」
「……うん」
そこで俺は気が付いた。
「だめだ……俺、コンドーム持ってない」
「あ、あのね……今日、危なくない日なんだ」
頬を染め、璃未が答える。
「それって?」
「うん。着けなくても……できにくい日」
「絶対に出来ないってわけじゃ…ないんだよね?」
「うん…可能性は……ある」
「もしものときは俺、責任取る」
心を決め、きっぱりと宣言する。
「え?」
「高校卒業したら働く。璃未と俺たちの子供、頑張って養う!」
「ま、まだ赤ちゃん出来るって決まったわけじゃ……」
「その覚悟がないなら璃未は抱けないよ」
「雅人くん……」
「しばらくは俺の親にも援助してもらうかもしれないけど……」
87 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:19 ID:hyRxbN/j

「ね、えっちするの、もう少しだけ待ってくれる?」
「え?」
「ゴムないならある時にしよ」
「璃未……」
「雅人くんに変な心配かけたくない」
「………」
「私は雅人くんの赤ちゃん欲しい。でも、まだ私たち高校生なのよ」
「だから責任は取るよ!」
「違う。私のために雅人くんの夢や将来を犠牲にはできない」
「俺は璃未のために生きていく!」
「そんなの私がいや! 好きな人には自分の人生を歩んでもらいたい」
「俺の人生は璃未のためにあるんだよ」
「本当にそう思ってる? ヘンな気分でそう思ってない?」
「璃未……」
「私、男の人のイヤな面や自分勝手なところいっぱい知ってるわ」
「………」
「雅人くんより大人なの。男の人がどういう気持ちで女を見るか……知ってるの」
「俺は璃未のこと……」
「本当に私が好きなら、今日はやめてくれるわよね」
「………」
「安心して赤ちゃん産めるようになるまでは避妊して。ね」
「……わかった」
「避妊してくれたら、私いつでも雅人くんのものになる」
「……ごめん。俺、自分が出すことしか考えてなかったかもしれない」
「いいのそれで。雅人くんが気持ちよくなってくれれば私は嬉しいのよ」
「璃未……」
88 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:20 ID:hyRxbN/j

「出さないと……苦しいわよね」
「え?」
「雅人くんがイヤじゃないなら……口でしてあげる」
「璃未……」
「じっとしてて」
璃未はそう言って俺を横たえると、勃起を握り静かに咥えた。
舌先を器用に使い、カリや裏スジをねぶる。
口をすぼめ、頭を上下させて茎を摩擦する。
横からはさむように全体をこすりあげる。
「うぁあっ……んっ!……」
璃未の知るすべての技巧を凝らした攻めに俺はうめいた。
初めてのフェラチオ。しかも、最愛の璃未がしてくれている。
決してきれいとは思えない部分を唇と舌で丹念に愛撫する璃未。
いけないことをさせている。そういう思いが俺を興奮させた。
だが一度射精しているため、今度は時間がかかる。
俺は璃未の整った顔を見ながら快楽をむさぼっていた。
89 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:21 ID:hyRxbN/j

「……気持ちいい?」
肉筒から口を離し璃未が尋ねる。
「うん、すごくいい。璃未がしてくれてるって思うとよけい感じる」
「いっぱい気持ちよくなってね」
そう言って璃未はフェラを再開した。
璃未は右手を茎に添えると軽くしごく。
そして左手を俺のシャツの裾から差し入れると乳首に触れた。
俺は今まで男の乳首が感じるなどと考えたこともなかった。
しかしそれが誤解だったことを璃未の手によって知らされた。
下半身の疼きと胸を愛撫される快感。
それらが一緒くたになって俺を絶頂へいざなおうとする。
頭の奥のほうがじんじんするような陶酔感。
さらに背すじを電流に似たしびれが走る。
頭の中が真っ白になる。もう何も考えられない。
だめだ、出る!
「璃未っ…璃未っ……イクよ!」
せめて口の中にだけは出すまい。そう思った俺は璃未の肩に手を当て合図した。
だが璃未は口を離さなかった。
「璃未っ! 璃未っ! あああっっ!!」
どびゅっ! ずびゅびゅっ! どくっ! びゅっ!………
目もくらむほどの快楽の中、俺は璃未の口内に精を放った。
射精の最中、璃未は舌先を使って裏スジに圧を与える。
それは結果として俺からより多くの精液をしぼり取った。
90 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:22 ID:hyRxbN/j

これまでのすべての射精の中で、もっとも時間の長い放出が終わった。
大量の精液を射出したことにより、さしもの律動も収まる。
腰が抜けたような脱力感に襲われ、俺は身動きできずに横たわっていた。
璃未は陰茎を咥えたままだ。
口の中には俺の精液が入っているはず。
「はぁはぁはぁ……璃未」
俺の萎えた肉棒を口に含んだまま、璃未が見上げた。
「ありがとう璃未……こんな気持ちいいの、俺初めて」
璃未はやっと顔を離す。頬が膨らんでいる。
このふくらみの中に俺の精液が……。
「璃未ちょっと待ってて、今ティッシュ取るね」
俺の言葉が終わらぬうち、璃未はのどを反らした。
と、
こくん
音がして細いのどが上下する。
「けほんっけほんっ……飲んじゃった」
「り、璃未!」
「おいしくな〜い……けほっけほっ……」
「璃未!」
「初めて飲んだけど、こんな味なんだ……けほん」
「大丈夫? なんで飲んじゃうの?」
「だって雅人くんのだから」
「璃未ぃ……」
俺のためにそんなことまでしてくれた璃未。
愛しさが増した俺は璃未を強く抱いた。
91 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:23 ID:hyRxbN/j

今日は俺だけが満足を得た。璃未にもイッてもらいたい。
そう思った俺は璃未に声をかけた。
「璃未、今度は璃未をイカせたい」
「ううん、いいの。雅人くんが気持ちよくなってくれれば私はそれで満足だから」
「それじゃ俺が不満だよ」
「……うん。でももうすぐお父さん帰ってきちゃうから」
「そ、そうなの?」
「日曜出勤だから5時ごろには帰るって言ってたわ」
「あと30分ぐらいか……」
「ね、私には今度してくれる?」
赤くなり、小さな声で璃未が言う。
「う、うん。もっとゆっくりできる時に璃未をイカせてあげるね」
「う、うん……」
「あ、璃未、そろそろ服着ないと」
「そうね」
璃未が脱いだ服を身に着けはじめた。
「今度はアレ用意しとくよ」
「え? あ……」
とっさに何のことかわからなかったのか、怪訝な顔をした璃未。
だがその頬が見る見る染まった。
「男の子ってそんなことしか考えてないのね!」
軽くにらむような目をすると、璃未は手を挙げて俺を叩くまねをする。
「あははは、ごめん璃未」
「えっちなんだからぁ」
「だって璃未のこと大好きなんだもん」
「もう……ねぇ、ホントに私なんかでいいの?」
「違うよ。璃未『で』いいんじゃなくて、璃未『が』いいの。璃未じゃなくちゃだめなんだ」
「……ありがとう」
92 ◆E1VeW/3Dls :04/03/24 00:23 ID:hyRxbN/j

俺は璃未を抱きしめた。そして髪を撫でる。
「ギュッてされると……うれしいな」
「そうなの? じゃあもっと強く抱いてあげるね」
俺は璃未が苦しがらない程度に力を入れて抱きしめる。
「雅人くん……好き。大好き」
「うん。俺も璃未が好き。大好きだよ」
「……うん」
「俺、俺の全存在を賭けて誓う。いつまでも一緒だよ。離さないからね」
「………うん。信じるわ」
「璃未」
「雅人くん」
俺たちは見つめあい、口づけを交わした。

                 おわり
93名無しさん@ピンキー:04/03/24 03:11 ID:lBflGuKe
非処女反対、、、
94名無しさん@ピンキー:04/03/24 03:14 ID:NJ9DJQPt
>>93反対……
95名無しさん@ピンキー:04/03/24 07:57 ID:wdJEbpzG
SSが投下されたことに意義がある。乙
96名無しさん@ピンキー:04/03/24 10:02 ID:9Px+FTQ4
◆E1VeW/3Dls よ、一言だけ言わせてくれ











グッジョーーーーーーーーーーーーーーーーーーブ!
97名無しさん@ピンキー:04/03/24 10:29 ID:9HjB9quf
SSに関しては乙。

だが、漏れのりみりみは、騙されるような女ではなく、生娘である。
これだけは譲れない。
が、喪前は喪前で好きな設定で書くよろし。
98名無しさん@ピンキー:04/03/24 14:00 ID:O97O1jiA
SS乙で〜す。
璃未りん好きな者なので楽しく読ませてもらいました。

処女か非処女か?
璃未りんの様に大人っぽい雰囲気&一人で行動できるタイプは
ひっそり、しっぽり男女関係も経験してそうな気がします。
でも、Hレベルはあまり高くない、がオレの脳内設定です。
99名無しさん@ピンキー:04/03/24 16:04 ID:/+gJ+bRv
とりあえず乙。

りみりみの処女は漏れが貰うんだぁ!!!!
中学の同級生なんかに弄ばれてたまるかぁ!!!!
とは漏れも思うが一言。

キャラが違うという意見は慎重にやろうな。>ALL
この職人さんは完結してからうpする人みたいだからいいけど、
第2週の「陽炎」のように作者が萎縮して未完という事態はもう見たくない。
漏れら読者は気に入らなければスルーできるんだからさ。

>>77
あなたのエロ&ラブSS好きです。
今後も自分の思った通りのSSを書いてください。
次回作のこだっちゃん?楽しみにしています。
100名無しさん@ピンキー:04/03/24 17:07 ID:9HjB9quf
2chにうpする段階で、何か言われてへこたれるようじゃダメと思われ。
何でもかんでもマンセーする必要は感じない。
SS用のスレではないのだし。
101名無しさん@ピンキー:04/03/24 21:32 ID:VcaVQ7qM
このセリフには飽き飽きしている
102名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:21 ID:wdJEbpzG
( ´ー`)y-~~マターリ
103名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:42 ID:lBflGuKe
まぁ、意見の強要はやめよう。
書くも言うも自由で自己責任さ。
104名無しさん@ピンキー:04/03/24 23:25 ID:O97O1jiA
みんな璃未たんが好きなのさ。
105名無しさん@ピンキー:04/03/24 23:31 ID:udNTwnh/
>>103
非処女がいやなら飛ばせと書いてあるのにケチつける藻前はどーよ?
106名無しさん@ピンキー:04/03/25 03:41 ID:o9Xs31c5
SS職人をマンセーする必要はないが、わざわざ貶す必要もない。
スルーしろ、スルー。
107名無しさん@ピンキー:04/03/25 05:14 ID:pFuIE3Jd
>>105
自分だけ書き込んで、相手には書き込むな、ってのは良くないな。

自分が独自の設定で書くことができるのと同じように、
相手が意見を書くことだってできる。

マンセーの強要や、書き込み制限の強要はやめようや。
108ID:hyRxbN/j:04/03/25 07:54 ID:Tzq4wP2P
あぁ、変な設定のせいで何か大変なことに……。
レスを付けてくださった皆さま、ご感想ありがとうございます。

私も人間ですから罵倒よりは賞賛のほうがうれしいのが本音です。
ですが、どんなものであれ反応があるだけで大変ありがたいと思っています。
具体的にご指摘いただいた分で改善できるものは次回以降に活かします。
どうせならより多くの人に納得していただけるものを書きたいですので。
109名無しさん@ピンキー:04/03/25 10:12 ID:xiDx9+EQ
>>108
まあ、そう気にしなさんな。

風間さんのSS待ってるよ〜ん(でも、焦ることはないからね
110名無しさん@ピンキー:04/03/25 11:49 ID:oUDm9Imz
フェラした女とキスするのは抵抗がある
まして口内発射なんかしたら、うがいするまで絶対キスなんかできない
みんなはどうよ?
111名無しさん@ピンキー:04/03/25 14:06 ID:g9GthwFm
このスレって男率高いと思うが、女性っているのか?
女性の書いた女性視点のエロも読んでみたいんだが、無理かな?

>>110
漏れは気にならないな。
好きな相手ならできる。
112名無しさん@ピンキー:04/03/25 15:12 ID:RHQadU9D
>>110
それはTLSとはちょっと離れると思うが、

自分、チェリーなんでわかりません( ・_ゝ・)
113名無しさん@ピンキー:04/03/25 16:45 ID:CMIn9aKW
>>110
ねっとり全液混ざり合いたいので大歓迎。
114名無しさん@ピンキー:04/03/25 18:36 ID:IYa2m8VE
>>112
璃未たんSSのことじゃないのか?
115名無しさん@ピンキー:04/03/25 20:55 ID:OtJNhrMt
>>110
書き手スレに行って聞いてみたら?
ねっとりじっくり語ってくれること間違いない。
116 ◆XBp4Xs8HJk :04/03/26 00:15 ID:WgEFC0oH
風間さんほったらかしで早苗ちゃんSSです。
挿入はありません。トリップ付けましたので苦手な方は飛ばしてください。
今回は全5レスです。

収蔵は可です。
1171/5 ◆XBp4Xs8HJk :04/03/26 00:16 ID:WgEFC0oH

「さ、早苗ちゃん……やっぱり恥ずかしいよ」
「先輩がしてくれるって言ったんですよ」

カメラを構えて俺のオナニーを見ている深山早苗ちゃん。
俺のかわいい後輩であると同時に、この世でいちばん大切な人だ。

ひさびさのデート。
何度か来たことのあるホテルで俺たちは愛し合った。
たっぷりと精液を射ち出し、満ち足りた気分で抱き合っていたときだ。
「先輩が射精するところ見たいです」
そう言って早苗ちゃんは精液の出てくる瞬間の写真が撮りたいと言った。
「え?」
「考えたら私、先輩が射精するところって見たことないんですよね」
「いやぁ…そうかもしれないけど」
「ダメですかぁ?」
「どうしてそんなの撮りたいの?」
「先輩のことなら何でも知りたいんです!」
「で、でもさぁ、そんな写真焼いてくれるとこないよ。だから無理、ね?」
「写真部の暗室があるから平気です」
「そ、そうなんだ……」
「先輩いやなんですか?」
「い、いゃあ……イヤっていうより、ちょっと抵抗が……」
「君子には絶対に見せませんから!」
「あ、当たり前だよ。そんなの君子に見られたら俺何言われるか……」
「せんぱ〜い……」
「……わかったよ。早苗ちゃんが撮りたいって言うなら……いいよ」
「ありがとうございます! すみません、わがまま言って」
1182/5 ◆XBp4Xs8HJk :04/03/26 00:17 ID:WgEFC0oH

早苗ちゃんが俺を射精させるため手でしごき始める。
ファインダーを覗いての手コキは難しいらしい。
どちらかに意識を集中させるとどちらかが留守になる。
悪戦苦闘する早苗ちゃんを見かねた俺が
「俺が自分でしごくから、早苗ちゃんは撮ればいいよ」
と言ってしまったのが失敗だった。
「いいんですかぁ? じゃあ先輩、お願いします!」
嬉々としてカメラを構え、ああでもないこうでもないとアングルを決める。
「はい、いつでもいいですよ先輩!」
「さ、早苗ちゃん……やっぱり恥ずかしいよ」
「先輩がしてくれるって言ったんですよ」
「な、なんか見られてると思うと緊張しちゃって……」
「え? じゃあこういうのはどうですか?」
そう言うと俺の興奮をあおるため、淫らなポーズで挑発する早苗ちゃん。
後ろを向いてお尻を突き出し、そのまま足を少し開く。
足のつけ根にある秘部はぬらぬらといやらしく光っていた。
いい眺めだ……。勃起がピクンッと脈打った。
「あ!」
あわてたような早苗ちゃんの声。
「ど、どうしたの早苗ちゃん!」
「……これじゃ写真撮れないです」
そう言って早苗ちゃんは前を向いた。
「そ、そうだね」
ちょっと残念。そう思った。
「どうすればいいのかなぁ……」
小首をかしげて思案する早苗ちゃん。
「よし!」
そう言うと早苗ちゃんは俺に向けて足を開いた。
1193/5 ◆XBp4Xs8HJk :04/03/26 00:19 ID:WgEFC0oH

「先輩、イクときは教えてくださいね」
そう言って自ら指で秘唇をこねまわす早苗ちゃん。
何度も触ったし、その中に剛棒を差し入れたこともある亀裂。
だがまだ少女といってもいい早苗ちゃんの自慰はかつてない興奮をもたらした。
「さ、早苗ちゃん……自分でしたことあるの?」
「はい……先輩のこと思って……何度もしてます……」
早苗ちゃんは右手を股間にあてたまま左手を胸に這わせた。
まだ発展途上で膨らみきっていない胸。
その頂にある小さな蕾をコリコリと揉みほぐしながら、切なげな視線を俺に送る。
「先輩……好き……」
「さ、早苗ちゃん……」
「気持ちいいです……気持ちいいです先輩……」
肉のひだをこする早苗ちゃんの右手の動きが激しさを増す。
クリをこすったかと思うと、ためらいがちに指を膣に埋没させる。
「ひんっ! ふぁ……んんっ! 先輩ぃ……」
潤んだ目元がたまらなくいやらしい。
俺と交わるときとはまた違う早苗ちゃんの媚態に腰の奥が熱を持っていく。
少しずつ性感が高まる。
お互いの体を見ながらのオナニー。
何度も体を重ねた俺たちだが、初めて味わう種類の興奮に包まれていくのを感じた。
「早苗ちゃんっ! そろそろイク!」
「あ、先輩待ってください!」
オナニーを中断し、カメラを手にファインダーを覗く早苗ちゃん。
「早苗ちゃん……早苗ちゃん……うぅっっ!」
「先輩、いいですよ。イッてもいいですよ」
「うっ! イクっ!」
ぴゅっ! ずぴゅっ! どぴゅぅ!………
「うわぁ〜出たぁ!」
早苗ちゃんの歓声を聞きながら、俺は白濁を何度もふりまいて果てた。
1204/5 ◆XBp4Xs8HJk :04/03/26 00:19 ID:WgEFC0oH

自分の手で出したにもかかわらず、とても満足のいく射精だった。
早苗ちゃんが飛び散った粘液を処理しながら言う。
「こんなふうに出るんですねぇ」
「いつもは早苗ちゃんの膣中に出してるからね」
「そうですね。だから見えないですよね」
「初めて見た感想は?」
「う〜ん……すごく飛ぶなぁって思いました」
「だったら早苗ちゃんの口に出すときもすごいでしょ。苦しくない?」
「それは平気です。口の中に出してもらうときは舌で勢い押さえてますから」
「そうなの?」
「最初のとき、のどの奥まで飛んでむせちゃって大変だったんですよぉ」
「そ、そうだったね。ごめん」
「あ、先輩が悪いんじゃないです。でも、その時から私も少し考えました」
「?」
「どうやったら口に射精されても苦しくないか……です」
「早苗ちゃん勉強家だね」
「えへへぇ……テストの成績もいいとうれしいんですけどね」
「あはははは」
「えへへへへ」
「でもあんなに飛ぶんじゃ、ゴム着けてても破けちゃうかもしれませんね」
「そ、それはないと思うけど」
「先輩の生命力みたいの感じました」
「そ、そう?」
「また、あの力強さで私を抱いてくださいね」
真っ赤な顔で俺を見上げる早苗ちゃん。守ってあげたい女の子だ。
どんなものにも優る早苗ちゃんの笑顔。
俺はこの子をずっと守ろう。そう心に決めた。
1215/5 ◆XBp4Xs8HJk :04/03/26 00:20 ID:WgEFC0oH

ティッシュを捨てると早苗ちゃんが俺の横に並んで横になった。
「先輩」
「なに?」
「大好きです。愛してます」
「うん。俺も早苗ちゃんのこと、愛してる」
「あ!」
「ど、どうしたの?」
「えへへへぇ……先輩怒らないで聞いてくれます?」
「なに?」
「あのぉ……フィルム入れるの忘れてました」
「そ、それじゃ……」
「はい。せっかく先輩が出してくれたのに撮れませんでした……」
「そ、そうなんだ……」
脱力する俺。
「先輩、よかったらもう一度出してもらえますかぁ?」
「さ、早苗ちゃ〜ん」
早苗ちゃんに振り回される日々はまだ続くだろう。
だがそれすらも俺にとっては幸福だった。
122名無しさん@ピンキー:04/03/26 00:32 ID:JrUGW51G
えろい早苗はいいな。
123名無しさん@ピンキー:04/03/26 06:38 ID:7zbDh0uF
>>◆XBp4Xs8HJk

他の椰子がどう言おうと、あえて漏れは叫ぼう。

  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )
   ヽ___ ̄ ̄  )   Goooooood Job !!!
     /    /
124名無しさん@ピンキー:04/03/26 13:42 ID:zfRg6MWk
猥雑なシチュでもどこかほのぼのしてるのは早苗ちゃんの“らしさ”だろなあ・・
なかなかオモロかったス >117-職人氏
125名無しさん@ピンキー:04/03/26 20:37 ID:SIeYiGly
TLSはSしかやったことがないので正直SSの面白さが分からない。
立ったんでその意味では楽しめたんだけど、2もやった方がいいのかな?
1、2、3はどの順でプレイするのがいいですか?教えてエロい人。
126名無しさん@ピンキー:04/03/26 20:59 ID:OcCPtSmF
>125
1→R→2→F→R→2→F→R→2→F→R→2→F→R→2→F→
#いや、3は3で面白いんだけどね、ベクトルが違うような気がする。
127名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:08 ID:MW4q4vdd
↑やりすぎ(w

3は別ものなシステム、2が1からの正統進化版、忘れちゃいけないのがfことファンディスク・別名「妹ディスク」
128名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:24 ID:wxdN5nRv
2は、ある意味でTLSシリーズの集大成だからね。
1とRの不満点はあらかた解消されてるし。

という事で香坂先輩モノ、激しくキボンヌ
129名無しさん@ピンキー:04/03/26 23:13 ID:TLPWBI3f
ゲームやってるとムカツクだけの早苗だが、SSは萌えた。
130名無しさん@ピンキー:04/03/27 09:07 ID:vdLj7lSM
TLSFってポケステないと面白くないかな?
131名無しさん@ピンキー:04/03/28 00:11 ID:SVB3HDUH
>>130

 みさき or 君子への愛があるなら大丈夫(笑)
 でも、ポケステのミニゲームも結構楽しい(ものもある)から、遊ばないのは損という気も。
(個人的にはテニスのゲームが面白かったです)
132名無しさん@ピンキー:04/03/30 05:32 ID:Z3trqu1u
まぐままぐままぐま
133名無しさん@ピンキー:04/03/31 04:08 ID:nfybC29Y
圧縮に耐えて生き残った記念age
134名無しさん@ピンキー:04/03/31 14:41 ID:xaZDR0i0
まずはめでたいとしておこう
135名無しさん@ピンキー:04/04/02 06:37 ID:bpR3Zmsh
おはよう、今日もエロエロがんばろうね
136 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:23 ID:5VUV3hyX

ようやくまとまった風間さんSSです。
物語は卒業から12年後。30歳になった主人公たちです。
風間さんは結婚していますが、主人公は独身です。
トリップ付けました。この設定に違和感を覚える方は飛ばしてください。

保管庫への収蔵は可です。
13701/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:24 ID:5VUV3hyX
青葉台高校を卒業して12年。今年、10年ぶりに同窓会が開かれることになった。
高校時代に仲のよかった連中とももう何年も連絡を取っていない。
懐かしさから俺は出席の返事をした。
今は遠くの町で暮らす俺。青葉台に行くのは久しぶりだ。
前の晩は子供のように胸が高鳴り、なかなか眠りにつくことが出来なかった。

同窓会に参加を決意したのには理由がある。
高校生のときに木地本と取り合った風間こだち。
彼女は木地本を選び、俺は失意のうちに高校時代を終えた。
だが俺は今でも彼女が好きだった。

俺は風間さんへの思いを引きずり、未だに独身だ。彼女に会いたい。
何人かと付き合った。だが風間さんの面影を追う俺は誰とも結婚できなかった。
……風間さんはもう結婚しているのだろうか?
そうだとして、その相手は木地本なのだろうか?

同窓会の会場。
微妙に老けてはいるが、懐かしい顔がそろっている。瞬時に高校生の時の気持ちに戻った。
立食形式なのであちこちに移動しながら旧交を温める。
と、突然背後から声をかけられた。
「小笠原くん?」
懐かしい声。まさか!
振り向く。
「…風間さん?」
目の前にあれだけ焦がれた風間さんがいた。
昔と変わらず、優しさをたたえた瞳が俺を見ていた。
13802/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:25 ID:5VUV3hyX

「風間さんはまだ独身なの?」
「今は『木地本』なのよ」
「それじゃ……」
「そう。私たち、結婚したの」
「そ、それはおめでとう……」
「ありがとう」
「あ…木地本は?」
「出張なの」

風間さんは木地本と4年前に結婚したこと、子供はまだいないことなどを語った。
もともと筆不精なあいつからは年賀状も来ない。
だから二人が結婚したことを俺はまったく知らなかった。
式は友人も呼ばず、親族だけでつつましく挙げたそうだ。知らなかったのも無理はない。

商社に勤める木地本は仕事の都合で出張が多いそうだ。
国外へのものはともかく、国内のものは急に決まることがよくあるとのこと。
今日も参加する気でいたが突然の仕事が入ったことを風間さんに聞かされた。

「木地本にも会いたかったなぁ……」
「今度遊びに来て。歓迎するわ」
「ありがとう。こっちに来ることがあったら、そのときは寄らせてもらうよ」

風間さんは夫の悪友であった俺に対して親しげに誘ってくれた。
人妻になってしまったが、風間さんにまた会うことができる。
それだけで俺は素直に嬉しかった。
13903/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:26 ID:5VUV3hyX

「じゃあこれからは木地本さんって呼ばないといけないな」
「風間でいいわ。今日は高校の時に戻って楽しみましょ?」
「いいの? よかった。『木地本さん』なんて呼び慣れてないもんな」
「私もここでは風間の方が呼ばれなれてるわ」
「木地本がいないんなら今日はゆっくりできるんだ?」
「三次会ぐらいまでなら平気よ」
「いっそのこと朝帰りしちゃえば?」
「うふふ、それはダ〜メ。あの人かならず家に電話するのよ」

あの人……。その言葉に嫉妬する俺。

「風間さん…木地本に愛されてるんだな……」
「どうかしら? 嬉しいんだけど、ときどき重荷に感じることもあるわね」
「え?」
「あら、私ヘンなこと言っちゃったかしら。うそよ、そんなことないわ」

風間さんはじっと俺の目を見て話す。
高校の時もまっすぐな気性の人だと思っていたが、こんなに見られたのは初めてだ。
それも真剣に見つめてくる。俺の方がドキドキする。
しかも風間さんは話しながら俺の袖をつかむような素振りもする。
(嫌われてはいない。むしろ好感を持たれている?)
だが相手は人妻だ。ましてや旧友の妻。勘違いはできない。
下手なことを言うと木地本との友情にヒビが入る。
俺はためらった。
だがそんな俺の逡巡をよそに、風間さんはニコニコと話し続ける。
懐かしさも手伝ってか、呑むペースも速い。
14004/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:26 ID:5VUV3hyX

気がつくと俺たちはずっと二人で話していた。
何度か他の友人とも言葉を交わしたが、しばらくするとまた二人で話している。
俺は天にも昇るような気持ちだったが、風間さんはどう思っているのか?
彼女の真意が図りかねた。

そろそろ終会という頃には風間さんはかなり酔っていた。

「酔っ払っちゃった……小笠原くん、送ってくれる?」
「風間さんは今どこに住んでるの?」
「実家の近くよ。駅と反対側のマンション」
「だったら誰か……健太くんにでも迎えに来てもらえば」
「私を送るのはいやなの?」
「そういうわけじゃない。むしろ送りたいぐらいだよ」
「だったらお願い」
「……わかった。いいよ」

同窓会は近いうちの再会を約して終わった。
何人かが『二次会に行くぞー』と気勢をあげているのが聞こえる。
俺たちはそれを尻目に会場をあとにした。

風間さんは酔っているのか、足元がおぼつかない。
自然に俺は風間さんの肩を抱くようにして歩いた。
俺も酔っていた。本来なら人目を慮るのに、まったく気にならない。
しばらく歩くと風間さんたちのマンションに着いた。
部屋の前まで連れて行ったら帰るつもりだった。
だが風間さんに勧められるまま、俺は部屋に上がった。
このまま帰るのがしのびなかったのだ。
14105/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:27 ID:5VUV3hyX

風間さんと木地本の部屋に入る。
家庭的な風間さんらしく、部屋はどこも掃除が行き届いていた。
センスのいい調度品や趣味のいい家具類。ちょっとした小物は手間のかかった手作りのようだ。
決して派手ではないが、温かみのある家だと思った。

「いまお茶淹れるわね」
「お構いなく」
そう言って風間さんを見る。
風間さんは微妙にふらふらしていた。
危なっかしいと思った俺は、ヤカンを火にかけようとしている風間さんの手を取った。
「危ないよ。俺、ほんとにお茶いいから」
「……ごめんなさい。少し酔っちゃったかも」
「うん。早く横になったほうがいい。俺、帰るけどあとは自分でできるよね?」
「ベッドに連れてってくれる?」
「え?」
「ダメ?」
「……わかった。部屋どこ?」
こんな状態が長く続いては間違いを犯す。
風間さんを寝かせたらすぐ帰ろう。そう決めて風間さんを支えて寝室に向かった。

清潔感にあふれた寝室にダブルベッドが一台あった。
他には枕元のサイドテーブルとその上の電話の子機。
暖色系の部屋はスッキリとまとめられており、本当に寝るためだけの部屋となっていた。
俺の目は自然とベッドに向いてしまう。
(このベッドで木地本が風間さんを!)
なんともいえない悔しさ、屈辱感に俺は見舞われた。
「風間さん、じゃ俺帰るね」
そのとき、枕元の電話が鳴った。
14206/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:28 ID:5VUV3hyX

「はい。……そう。ええ、とっても。……気をつけてね。うん……はい」
「木地本?」
電話を切った風間さんに尋ねる。
「そうよ」
「風間さんの隣に俺がいたって知ったら、木地本なんて言うかな?」
「……何も言わないかも」
「え?」
「私に関心ないみたいだから」
「そんなことないでしょ? だって今も電話くれたし」
「私の行動は気にしても、私の体には興味ないみたい」
「え?」
「………3年以上セックスレスなの」
長い沈黙のあと、風間さんがためらいがちに言った。
「!」
「あ、ごめんなさい。お酒のせいか変なこと言っちゃったわね」

「風間さん……いま幸せ?」
「どうかしら? 表面上は幸せよ。でも家庭内別居みたいな感じ」
「二人でここに寝てるの?」
「うん。でもあの人、私の手も握らないわ」
「………」
「私に魅力ないのかな?」
「そんなことない! 風間さんは今でも十分魅力的だよ!」
「……ありがとう」
「また木地本から電話が来たら、『風間さんと別れてくれ』って言ってもいい?」
「そんなのダメ!」
「でも俺……」
「………」
「ごめん」
「ううん、ありがとう」
14307/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:29 ID:5VUV3hyX

「ね、どうして『別れてくれ』って言おうとしたの?」
「え?」
「どうして?」
「俺、今でも風間さんのこと好きだから」
「高校のとき、私はあなたを振ったのよ」
「うん……」
「そんな私を今でも?」
「……うん」
「あの時、小笠原くんを選べばよかった……」
風間さんが涙声でそう言った。
「風間さん!」
俺は思わず風間さんを抱きしめた。
一瞬身を固くした風間さん。だがすぐに力を抜き、俺に身を預けてくれた。

「風間さんいい匂い」
「やだ…」
「香水?」
「……うん」
「どこの? やっぱり外国の有名なのとか?」
「ううん、国産。そっちの方が私の肌に合うみたい」
「そうなんだ」
「どうしてそんなこと聞くの?」
「風間さんのことなら何でも知りたいから」
「そんなこと聞いたの…小笠原くんが初めてよ……」
「え?」
「私に関心持ってくれたの、小笠原くんだけ」
「風間さん……」
「あ、ごめん。変なこと言っちゃったわね」
14408/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:30 ID:5VUV3hyX

「風間さんが欲しい」
「………」
「だめ?」
「どういうこと言ってるのか分かってる?」
「うん」
「私は木地本の妻なのよ」
「分かってる」
「………」
「風間さん?」
「一度だけよ」
「ありがとう」
何かが吹っ切れたような風間さんの顔。
俺は風間さんの頬に右手を添えると左手で腰を抱き寄せた。
そのまま唇を重ねる。風間さんのにおい……風間さんの味……。
火照ったような熱い吐息に俺の理性が吹き飛んでいくのを感じた。

「ねぇ、シャワー浴びさせて」
唇が離れると風間さんが言った。
「一緒に……」
「だ〜め」
俺の胸を手で押すようにして身を離すと、風間さんが
「ここで待ってて」
そう言って部屋を出て行った。

風間さんがシャワーを使っている。俺は所在なさげに部屋を見回した。
ベッドとサイドテーブルのほかは家具がない。
クローゼットがどこかにあるのだろう。部屋数も多そうだ。
木地本の奴、いい暮らししてるんだなぁ……。

しばらくするとバスタオルをまとった風間さんが戻ってきた。
14509/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:31 ID:5VUV3hyX

「俺もシャワー使うよ。場所どこ?」
「いいわ、それより」
風間さんは俺の手を取ると自分の胸に持っていった。
(シャワー浴びてないけどいいのか?)
そう思ったが、風間さんがいいと言うなら俺が気にするのはやめよう。
俺は手早く服を脱いでいった。

全裸になる。
風間さんが手を伸ばし、すでに限界まで張りつめた一物を握る。
「うわぁ〜…こんなに固くしてる……」
「そ、そう?」
「なんだかドキドキするわ」
「俺もドキドキするよ」

風間さんの体を覆うバスタオルに手をかける。
「驚かないでね」
そう言う風間さん。
何かあるのか?
少しだけひるんだ俺に、風間さんが恥ずかしそうに笑って言った。
「ないの」
「?」
疑問を感じつつ、俺はバスタオルを取り去った。

風間さんのそこは無毛だった。
最初からなかったというわけではなく、明らかに剃られたそこ。
「風間さん……」
「浮気防止だって。……あの人に剃られたの」
「………」
「浮気されたくないなら、もっとかまってくれてもいいのにね」
風間さんは寂しそうに微笑んだ。
14610/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:32 ID:5VUV3hyX

「風間さんを抱かないってことは木地元はどこで発散してるんだ?」
「浮気はしてないと思うわ」
「どうしてそう思うの?」
「あの人、自分でしてるから……」
「見たの?」
「直接は見てないわ。でもお風呂でそういう気配がするの」
「機能的には問題ないのか……」
「今は……私のことだけを考えて」
「ごめん、そうだね、風間さんのことだけ考えるね」
俺は風間さんにだけ集中することにした。

本来なら生えているはずの陰毛がないそこ。まるで子供のようだ。
だが童女のような外観に似合わず、成熟した女性を感じさせる秘裂。
そのアンバランスさが俺の情欲を誘った。
静かに触れる。熱いぬめりに満たされた陰裂を俺の指先が感じた。

俺は風間さんを立ったまま抱きしめる。
そしてキスしたまま濡れた秘唇を指で割り、固くしこった突起をさすった。
風間さんも俺の勃起に手を伸ばす。
カリに親指を、残りの指を裏スジに当てると絶妙の刺激が与えられた。
「んっ!」
唇をふさがれ、声を出せない俺がうめく。
俺が感じているのが分かったらしく、風間さんはそこをさらに攻めてきた。
そうして陰茎をなぶったまま、風間さんが俺の乳首に指を這わせる。

主導権は完全に風間さんに握られてしまった。
俺は風間さんの舌を甘噛みしながら唇を押し当てる。
続いて舌先を口内に伸ばし、上の歯列をなぞったあと上顎に触れる。
そのあいだは風間さんの舌が俺の舌の裏側で妖しく這い回る。
キスだけで達してしまいそうな快感! 我慢できなくなりそうだ。
14711/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:33 ID:5VUV3hyX

「風間さん、どうしてほしい?」
唇を離し、額をつけて静かにささやく。
「んふぅ…」
目元を潤ませた風間さんが切なげな声を出す。
「教えて。俺、風間さんに気持ちよくなってほしいんだ」
耳たぶをもてあそびながら続ける。
「ぁん……」
感じるのか、風間さんが鼻にかかった声を上げる。
「その声かわいい。もっと聞かせて……」
右手を下に伸ばし、ひざから太ももにかけてを撫でる。
「いやぁ……」
口ではそう言いながら、決して嫌がっている感じではない風間さんの声。
「もっと声出していいよ。風間さん……好きだよ」
耳たぶを唇ではさみながらそっと告げる。
「あふぅ……」
のどを反らした風間さんから快楽のうめきがあがる。
勃起を握っていた風間さんの力が抜ける。
俺の愛撫に感じてくれている! だがまだイカせない!

足を攻めていた手を上へと動かし、胸に持っていく。
すでに乳首は固くしこっていた。
乳房を優しく揉みほぐしながら乳首を押し込む。
「ひゃん!」
風間さんがなまめかしい声を上げる。
14812/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:33 ID:5VUV3hyX

もう一度キスをする。
今度は先ほどとは違い、少しだけ荒々しく口付ける。
舌を絡ませて強く吸う。
右手を胸に置いたまま、左手で背すじを上からなでおろす。
さらに俺は腰をかがめ、勃起を小陰唇に当てる形で押し付けた。
水平に近い角度で固定された勃起の反発力が陰核に刺激を与える。
それらの複合した感覚が風間さんを襲うのか、唇をふさがれてなお嬌声を上げる。
風間さんは俺の首に腕を回すと力一杯すがり付いてくる。
俺は左手をお尻に下ろし双丘をもみしだいた。同時に股間を前後に揺する。
カリの出っ張りが陰唇の間を動くと、そこから濡れた音が響いた。

呼吸が苦しくなったのか、風間さんの口が離れる。
「イッちゃう! イッちゃう!……」
目を閉じて、泣きそうな声であえぐ風間さん。
どうする? このままイカせるか?
俺は動きを止め風間さんを見た。
「もうダメ……イキたい……お願い、イカせて……」
風間さんが濡れた瞳で俺を見上げている。
「だめだよ、まだイカせてあげない」
無情にそう告げると、俺は風間さんと一緒に倒れこむようにベッドに横になった。
14913/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:36 ID:5VUV3hyX

俺はベッドで風間さんを攻めながら彼女の感じやすい部分を探った。
クリか中か、そのどちらかだろう。まずはクリだ。
軽くキスしたあと、少しずつ体を下に移動させる。
首筋、わきの下、胸、へそと舐めて来て恥丘に到達した。
舌先にざらざらした剃り跡が感じられる。しばらくそこを舐めまわした。
続いて腿を抱え、陰部を上向けると舌の腹を使ってクリを舐め上げる。
「ひん!」
風間さんの声が聞こえた。
俺は舌先を尖らせるとクリを転がすように愛撫した。
唇ではさんだり、軽く歯を立てたりといった刺激に反応し、膣口からは愛液が分泌される。
舌を尿道口や膣口にも這わせ、こんこんと湧く液体を音を立ててすすった。
クリに口を当てたまま膣に中指を入れる。
腹側のコリコリとした感触を楽しみながら親指でクリをつぶすように力を加える。
風間さんは声を上げつづけ、快楽に浸っている。
だが風間さんが切迫した様子になると俺は愛撫を止めた。
一度イカせることも考えたが、とことんまで乱れる風間さんが見たかったのだ。

絶え絶えの息の風間さん。
だが風間さんは身を起こし、体勢を入れ替えるように俺の下半身におおいかぶさってきた。
「私も…小笠原くんの……してあげる」
そう言うと勃起を手でしごき、固さを確かめるようにしたあとで口に含んだ。

風間さんのフェラチオはそれほど上手ではなかった。
ただ強く吸っているだけで、とくに技巧的に凝っているわけではない。
イク経験はオナニーでも積めるが、オトコを悦ばせるのは相手がいなければ無理だ。
結婚してすぐにセックスレスになった風間さんは基本的にテクニックが未熟だった。
(こっちは開発されてないんだな……)
少しだけうれしかった。
15014/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:37 ID:5VUV3hyX

ずっと好きだった風間さんを攻めていることに興奮した俺は先走りで亀頭がヌルヌルだった。
しかし不思議なことに射精感はそれほど高まっていない。
信じられない幸福に感覚が麻痺しているのか、一向に射精しそうにない。

風間さんが勃起を放す。
そして
「小笠原くん……」
潤んだ瞳で俺を見上げ、懇願するように足を開いた。
そうだ。俺は風間さんと一つになりたいんだ。風間さんを抱こう。
俺は風間さんを抱きしめると、これ以上ないほど固くなった性器を押し付けた。

そのまま腰だけを動かし、適切な位置にあてがう。
入れる直前、俺は風間さんを見た。
「入れるよ」
「うん…来て……」
その言葉を合図に、俺は風間さんの中にゆっくりと沈みこませた。
「ぁあッ!」
風間さんがのけぞる。
同時に俺のモノに断続的な締め付けが与えられた。
俺の背中に回した腕に力を込め、何度も細かく体を痙攣させる風間さん。
と、風間さんは体から力が抜き、悩ましげな息をついた。
「イッちゃった……」
「え?」
入れただけでイッてしまったのか?
「だって……久し振りなんだもん」
目元を赤く染め、恥ずかしそうにしている風間さん。
愛おしさが増した。
15115/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:38 ID:5VUV3hyX

「もっとイカせてあげるよ」
俺はそう告げるとストロークを開始した。
正常位でゆっくりと、しかし力強く出し入れする。
「あァっ……こ…こんなの…初めて……」
風間さんが俺にしがみついてくる。
「え?」
「んっ……こんな突かれ方……されたこと…ないっ!」
「風間さん……」
俺はゆっくり深く、時には浅く早くとリズムを変える。
「あんっ!…気持ちいい……この突き方好きぃ!」

何度か突いたあと、俺は風間さんの奥深くに入れたまま動きを止めた。
「ずっと…ずっとこうしたかった……」
風間さんの頬に唇をつけ、万感の思いで口にする。
「……うん」
風間さんが本当にうれしそうに俺に微笑み返してくれた。
胸が熱くなった。
「風間さん…風間さん……こだち!」
たまらずに腰が前後する。
自分の意志とは無関係に快感を求めてこだちの中で動き回った。
こだちの膣壁が俺を締め付けているのが分かる。
こだちを俺のものにした。そう感じた。

何度か動いたあと、こだちが腰を押しつけるようにして俺にしがみつく。
「あダメ……イク! イッちゃう!」
突然こだちの中が収縮した。
精液をしぼり取ろうとする膣の蠕動。俺はとっさに肛門を締め、射精をこらえた。
俺にしがみついたまま、ビクンッビクンッと体を痙攣させ、こだちは達した。
15216/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:39 ID:5VUV3hyX

俺を締め付けていたこだちの肉壁の動きがおさまる。
満足したのか、大きく息をついて横たわっているこだち。
こだちの瞳には涙が光っていた。
半身を起こすと、
「いろんな女の子、泣かせたでしょ?」
俺の目を見ながら笑って言った。
「そんなことないよ」
「ウソばっかり……小笠原くん、えっち上手なんだもん」
「こういう場合、ありがとうって言った方がいいのかな?」
「うふふ、こんなに気持ちよかったの初めてだわ」
こだちはそう言って再び横になり目を閉じた。

こだちをイカせた。
精神的にはこれ以上ないほど満足だった。
だが俺の股間は解放を求めて猛っていた。
「俺、まだイッてない」
こだちの肌に指を触れさせて言った。
「私はイッたわ」
『イッたばかりで挿入されるのはつらい。感覚がぼやけ、何をされても感じない』
以前付き合っていた彼女にそう教えられていた俺は、
「俺もイキたい。こだちの裸見ながら自分でするね」
そう言ってしごき始めた。
「それはダメ……」
こだちが俺の手を止めると、
「少しだけ休ませて、ね」
と言って唇を合わせてきた。

こだちはキスしながら最初と同じように俺の勃起を攻めてきた。
セックスレスを解消しようと、こだちからいろいろ仕向けたのだろう。
その名残か、いくつかは絶妙のテクニックだと思った。
この手コキも数少ないそのひとつだった。
15317/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:40 ID:5VUV3hyX

「抱いてくれる?」
こだちがそう言って横たわった。
「うん」
俺はこだちにのしかかり、勃起の位置を合わせた。
勃起を握り、こだちの秘裂のヌルヌルした液体をなすりつける。
「いじわるしないで……」
目元を染めたこだちが言った。
「もう入れてもいい?」
「……来て」
「行くよ」
静かに勃起を押し込む。
かすかな抵抗のあと、沈み込むように膣内に収まっていく。
「くぅん!」
こだちが目を閉じて気持ちよさそうな声を出す。
何度もこだちを愛してきた。
そのため少しずつ性感の高まっていた俺はそれだけでイキそうになった。
勃起にしびれたような感覚がまとわりつく。頭の奥に甘い感覚が広がる。
ダメだ、我慢できそうにない!
あまりにも早く絶頂が訪れようとしていた。
こだちを完全に俺のものにしたい! 俺の精液をぶち込みたい!
もし許されるなら、こだちの中に射精したい!
「こだち…こだちっ……イクよ!」
「ぁん、中はダメぇ!」
「こだち!」
俺は寸前で引き抜いた。直後、何発もの白濁液が射ち出される。

「っっ!」
ずびゅぅ! びゅっ! びゅびゅっ! どびゅぅぅっ!………
こだちの顔を見ながら俺は射精しつづけた。
「あ、熱い……。小笠原くんの精液……」
俺のほとばしりを身に受け、こだちが浮かされたようにつぶやいた。
15418/18 ◆mPA7gUsFbM :04/04/04 03:41 ID:5VUV3hyX

満足しきって大きく息をつく。
見るとこだちの下腹部から首筋まで、俺の想いが詰まった粘液が一直線に飛んでいた。
「精液……いやらしいオスのにおい……」
俺の精液にまみれたこだちがつぶやいた。

ティッシュを取るとこだちは俺の股間に手を伸ばし、ペニスを拭き清めてくれた。
(これも木地本に仕込まれたことなのか?)
くやしかった。
俺を拭き終えると、こだちは自らの体を汚した精液を処理する。俺は黙ってそれを見ていた。
「いっぱい出たわ」
「うん」
「溜まってた?」
「ちょっとね」
「……ねぇ、溜まってたから私を抱いたの? セックスできれば誰でもよかった?」
「違う! こだちじゃなきゃこんなことしないよ!」
「………」
「さっきも言ったろ。ずっと好きだったって」
「でも私は人妻よ」
「うん」
「ごめんね」
「こだち……風間さん、また会いたいって言ったら困る?」
「ごめんなさい、主人との生活は壊せない……会うだけなら」
「そうだよな……分かってる。今日のことは俺も思い出にするよ」
「ありがとう……ごめんね」
「………」
「ね、もう一回思い出作ってくれる?」
「風間さん……」
「こだちって呼んで」
「こだち!」
俺はこだちを抱きしめると唇を重ねた。二人の新しい思い出を作るために。
155 ◆H7OYo9aMPE :04/04/04 03:42 ID:5VUV3hyX

続けて香坂さんです。
トリップ付けましたのでよろしく。

収蔵は可です。
15601/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/04 03:43 ID:5VUV3hyX

「……お姉さん、本気にしちゃうゾ」
「本気にしてくださいっ!」
俺は香坂さんを抱きしめた。


発端は家庭科室の前を通りかかったときだった。
いつものように放課後の校内をうろついていた俺。
家庭科室の扉が少し開いていたのを見つけた俺は、何の気なしに中を覗いてみた。
「あら、君子ちゃんのお兄さん。ちょうどよかったわ」
香坂さんの声。
「お、お兄ちゃん!」
続けて、少しだけあせった感じの君子の声。
「ちょうどよかったって何がですか?」
そうか、この時間は家庭部が活動してるんだったな。

香坂麻衣子さん。
家庭部の部長の3年生で、君子も何かとお世話になっている。
その縁で俺も顔なじみとなり、家庭部のお茶会に呼んでもらったことも何度かある。
今日は部活でクッキーでも焼いたのかな?
香坂さんに好意以上の感情を持っていた俺は浮き立った気持ちで家庭科室に入っていった。
157名無しさん@ピンキー:04/04/04 06:44 ID:PIFxEl++
sienn
?
158名無しさん@ピンキー:04/04/04 09:48 ID:o5zui+1+
人妻こだっちゃん堪能させていただきました。

サカマイにも期待!
159名無しさん@ピンキー:04/04/04 10:01 ID:xi+a3JQE
>人妻こだち
珍しい視点ですね。堪能しました。
もう木地本を正視出来ない…

>>サカマイ先輩
ジャムは、ジャムはあるのか!(パタ
160名無しさん@ピンキー:04/04/04 16:52 ID:pJI2YXrx
もし裏設定か何かで木地本がセクスレスになった理由が考えてあるなら教えてつかぁさい!
161名無しさん@ピンキー:04/04/04 19:18 ID:Lj4hNxdt
風間さんハアハア
先輩ハアハア
162名無しさん@ピンキー:04/04/05 02:47 ID:ef+IsnqR
>160
そこがよくわかんないんだよなー
忙しくて家にいる時間が少ない、てのはわかるが
あの木地本が・・他でうあきでもしてるんじゃろか・・
163名無しさん@ピンキー:04/04/05 08:51 ID:ezgFmUk+
私も浮気に一票。
164名無しさん@ピンキー:04/04/05 10:20 ID:aDZoxPXF
最近は寝取られ属性のヤシが多いのだな。
165155:04/04/05 10:44 ID:zhynZJpl

投稿中にフリーズ、再起動かけたら立ち上がりません!
フロッピーすら読みにいかない状況で、完全にお手上げでした。
友人連中に片っ端から聞いて回り、自宅にも招き、先刻ようやく復旧しました。
昨日が日曜で助かりました……。

Cドライブのパーテーションが壊れていました。
SSは複数箇所にバックアップを取っていたのが不幸中の幸いでした。
遅くなりましたが香坂さんの続きです。
16602/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:45 ID:zhynZJpl

「新しい飲み物ができたの」
「新しい飲み物?」
「お、お兄ちゃ〜ん……」
君子が泣きそうな声を出す。今ひとつ事態が飲み込めない俺。
ま、ちょうどのども渇いていたところだ。ありがたく頂戴しよう。

「どうぞ召し上がれ」
香坂さんの手のソレを見る。
(げっ!)
毒々しく紫色に光る液体がグラスに注がれていた。
もう一度液体をよく見る。
(な、なんかうごめいてるし……)
暗い音のない世界で三つに増殖した正義の魂を持った粘体のようだ……。
(こ、これを飲むのかぁ?)

「お、お兄ちゃん……無理しなくていいんだよぉ……」
俺が固まっているのを見て取った君子が助け舟を出す。
その声音がおろおろしているのがよく分かる。
(君子も心配してるってことか?)
いくらなんでも毒ってことはないよなぁ……。
香坂さんを見る。
心の内面が表れたかのような澄んだ笑顔を絶やさずに俺を見ている香坂さん。
信じて……いいよな?

よし、俺も男だ!
俺は不気味な液体で満たされたグラスを取ると一息にあおった。
16703/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:46 ID:zhynZJpl

…………
ここはどこだ? 俺は何をしてるんだ?
そうだ、香坂さん特製の紫色の謎の物体?を飲まされ、もとい飲んだんだ。
その後は……ダメだ、思い出せない。でもアレ、不味くはなかったよなぁ……。
「お、お兄ちゃ〜ん……」
「君子ちゃんのお兄さん」
誰だ?
見回すと、香坂さんと君子が俺の顔を覗き込んでいた。
「あ……香坂さん」
ここはどこだ?
どうやら保健室のようだ。俺はベッドに横になっていた。
「大丈夫? 体はなんともないかしら?」
「お兄ちゃん平気なの?」
「あ……大丈夫みたいです」
「お腹痛いとか気持ち悪いとかもないの?」
言われて少しだけ感覚を澄ませてみる。
「はい、なんともありません」
「そう……よかったわ」
「ふぅ……」
君子が安堵のため息をついた。
「俺、どうしちゃったんですか?」
「ドリンク飲んだあと、急に倒れちゃったのよ」
「はぁ……」
どうやらそういうことらしい。
命に別状はなかったが、倒れるようなものはもう飲みたくないなぁ……。

俺に異常のないことが分かると君子は
「じゃあ私、うち帰って夕飯の支度するね。香坂先輩、あとお願いします」
と帰っていった。
ちょっと無責任だぞ、君子。
16804/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:47 ID:zhynZJpl

「ありがとうございます、もう大丈夫です」
そう言ってベッドから降りようとした。
「はい、これ。……あらぁ……」
俺の上履きを揃えようとしゃがみこんだ香坂さんが頬を赤らめ、視線を反らした。
(? なんだ?)
香坂さんが見ていたあたりに視線を送る。
(げっ!)
ズボンの前が不自然なほどに突っ張っていた。
自分の意志とは無関係な上に、勃起している感覚もない。
思わず触って確認してしまったが、まぎれもなく硬直している。
昨夜も寝る前にオナニーしている。そんなに溜まっているとは思えない。
ま、まさか、あのドリンクのせいか?

香坂さんは体を斜めに向けて困ったような顔でもじもじしている。
「こ、香坂さん……」
「な、なぁに……」
ほんのりと目元を染めた香坂さん。とってもきれいだと思った。
違う! 邪念を払い、聞きたいことを聞く。
「さっきのドリンク、中に何が入ってたんですか?」

香坂さんが言うには、
『滋養強壮に効く成分をいくつかと、ある種の麻酔薬のようなもの』
だそうだ。
仕事が続いて疲れているお父さんを体力的に補助しようと作ってみたという。
もちろん今日初めて作ったもので、言うなれば俺が実験体だったわけだ。
君子が『最近お兄ちゃん疲れてるみたいなんです』などと言ったらしい。
それを聞いた香坂さんが親切心から俺にも飲ませてくれた、というのが真相のようだ。
ドリンクにはさらに飲みやすくするための甘味料や調味料の類も入れたとのこと。
どうやらそれらが化学反応のようなものを起こしたのだろう。
16905/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:48 ID:zhynZJpl

目が覚めてしばらくしたせいか、体の各器官が感覚を取り戻してきた。
それにつれ、目の前の女性、香坂さんに対してよこしまな欲望が湧いていくのを感じた。
女の人なら誰でもよかったわけではない。
君子を通じて知り合った香坂さんに俺はいつのまにか魅かれていた。
綺麗で、女性らしい優しさに満ちていて、物腰が優雅な香坂さん。
育ちのよさを感じさせる立ち居振舞いと、聡明さがにじみ出た言葉遣い。
実際に良家のお嬢さんだということを君子からも聞いていた。
それでいて、おっとりした温かみのある性格は親しみも感じさせてくれた。
俺はそんな香坂さんと、もし許されるなら真剣に将来を見据えた交際がしたかった。
もちろんそんなことは一度として口にしたことはなかった。
君子を仲立ちとした今の関係を壊すのが怖かったのだ。
だが、ほんの少し沸き起こった欲望が俺に歯止めをなくさせた。

「香坂さん、好きです。ずっと前から香坂さんが好きでした」
「もう…君子ちゃんのお兄さんったら……年上をからかうものじゃないわ」
「からかってなんかいません。俺、本気です!」
「……お姉さん、本気にしちゃうゾ」
「本気にしてくださいっ!」
俺は立ち上がり、香坂さんをこちらに向かせるとそのまま抱きしめた。
「あっ……」
突然の俺の行動に対し、戸惑いを隠せない香坂さん。
「ね、君子ちゃんのお兄さん……」
「俺には小笠原雅人って名前があります」
「あ…ごめんなさい。そういうつもりじゃ……」
「香坂さんにとって俺は君子の兄というだけの存在なんですか?」
「ううん…とっても大切な人……」
「……え?」
「君子ちゃんは家庭部に大切な人。でも、雅人くんは私にとって大切な人……」
「香坂さん!」
17006/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:48 ID:zhynZJpl

夕日に染まる保健室。
学内に残っている生徒はいないのか、いつもの喧騒が嘘のように静かだった。
「香坂さん」
「はい」
「いま言ってくれたこと……本当ですか?」
「……はい」
ためらいがちに、だがはっきりと香坂さんはそう言った。
俺の片思いじゃなかったんだ!
「香坂さんが好きです」
「……私も……雅人くんが好きです」
俺は香坂さんをさらに強く抱きしめた。

香坂さんはスタイルもいいし背も高い。
男の俺のほうが少しだけ背が高いが、必然的に同じような高さに顔が来る。
見つめ合う俺たち。と、香坂さんが目を閉じた。
俺はそっと唇を重ねた。
柔らかい感触といい匂いがする。
初めてのキス。
どうしていいのか分からず、俺は唇を合わせたまま動けずにいた。
「ん……」
香坂さんが身じろぎをする。
あわてて離れる。
「はぁはぁ…苦しかったわ。いつ呼吸すればいいか分からないわね」
「こ、香坂さん息しなかったんですか?」
「あら? してもいいの?」
「しないと死んじゃうじゃないですか!」
「そうね……そうよね。う〜ん……」
なにやら考え込んでしまった香坂さん。
……待てよ、ということは今のが香坂さんのファーストキスなのか?
17107/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:49 ID:zhynZJpl

「雅人くんはキスしたことあるの?」
「いいえ、今のが初めてです」
「あらぁ、私とおんなじね」
やっぱり……。
「すいません、俺、香坂さんのファーストキスを……」
「いいのよ。好きな人とするのが女の子の夢なんだから」
「え?」
「雅人くんこそ私でいいの?」
「はい! 俺、こんなうれしいことありません!」
「まぁ……」
「あの…もう一回いいですか?」
「え?」
香坂さんは一瞬ためらったのち、頬を染めて目を閉じた。

香坂さんを抱き寄せる。
さっきと同じように唇を合わせる。
今度は香坂さんも呼吸をしているようで、俺の頬に柔らかい息が当たるのが感じられる。
長くキスできる。それだけで天にも昇るような心地だった。
だが迷いもあった。知識としては舌を使うと知っているが、タイミングがつかめない。
どうしようか?
このままじっとしていても始まらない。
意を決した俺は軽く唇を開き、そのすき間から舌を伸ばしてみた。

香坂さんの唇に舌が触れる。
香坂さんは唇を閉じていたが、そっと舌先でさするように動かしてみた。
と、香坂さんの唇が動き、こわごわといった感じで舌が差し出されてきた。
お互いの舌先が触れる。電気が走ったようなしびれる感覚がした。
たまらず香坂さんを強く抱きしめた。
「ん!」
香坂さんの鼻が鳴った。
17208/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:50 ID:zhynZJpl

俺は体中の神経が鋭敏になった気がしていた。
香坂さんに触れているすべての部分から甘い感覚が立ち上る。
とくに股間は快楽を与えてくれる器官のせいか、そこからの刺激はどこよりも強かった。
俺の意思とは関係なく、肉体が快楽を求めていた。
香坂さんに股間を押し付ける。
ちょうど下腹部のあたりに俺のこわばりを感じているのか、香坂さんが身をよじった。
その刺激が男に快感を与えるとは知らない香坂さんの動きに俺の情欲があおられる。

体を反転させ、香坂さんをベッドに押し倒す。
一瞬身を硬直させた香坂さんは、それでも抵抗することなく俺に身を委ねていた。
「香坂さん! 香坂さん!」
むしゃぶりつく俺の頭に手が置かれると、香坂さんの優しい声がした。
「我慢しなくてもいいのよ」

その一言が俺を冷静にさせた。
俺は香坂さんが大好きだ。
大好きな香坂さんだからこそ傷つけてはいけない。
香坂さんが望まない形での行為は絶対にしてはならない。
自分の欲望だけで突っ走るわけにはいかない。
「香坂さん……」
身を離す。
香坂さんはいつもと変わらぬ笑顔で俺を見ていた。
17309/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:50 ID:zhynZJpl

「男の子って衝動が強いって聞くけど、ほんとね」
「違います……香坂さんだからです。誰でもいいわけじゃありません」
「あら……」
「香坂さんが好きです。大好きです」
「私も雅人くんが好きよ」
「ありがとうございます。……でも、香坂さんが好きだからこそ大事にしたいんです」
「まぁ……」
「ごめんなさい、俺……」
「私がしてって言っても?」
「はい?」
「あなたが好きだからして欲しいって私が思ってもダメなの?」
これ以上ないほど真っ赤になった香坂さんが、やっとそれだけを口にした。

「香坂さん!」
「……いいのよ」
「本当にいいんですか?」
こくりとうなずく香坂さん。
「女の子にそんなこと、何度も言わせるもんじゃないわ」
小さな声。
「俺、初めてなんです……」
「私と一緒ね」
香坂さんが微笑む。
だがその笑顔が少しだけ引きつっているように俺には見えた。
17410/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:51 ID:zhynZJpl

保健室に鍵をかけ、念のためカーテンを閉める。
俺は服を脱ぎ、香坂さんの前に勃起をさらした。
驚いて目を丸くしている香坂さん。
「うちは弟がいるのよ」
唐突な物言い。
「そ、そうなんですか?」
「いま中3なの」
「知りませんでした」
「うふふ、いま初めて教えたのよ。知らないのも無理はないわ」
「そうですね」
「あの子もあなたみたいになっているのかしら?」
「え?」
「5年生まで一緒にお風呂入ってたのよ」
「香坂さん中2じゃないですか!」
「違うわ。私が5年生のときまでよ」
「あ……すいません、勘違いしました」
「男の子がこんなになってるの、初めて見たわ」
「エッチな気持ちにならないとこうなりませんから……」
「ねぇ、触ってもいいかしら?」
「え?」
「だめ?」
俺が黙っていると、香坂さんが手を伸ばしてきた。
たおやかな指が勃起に巻きつく。
「触ってもいい?」
「……香坂さん、もう触ってます」
「あら…ほんと」
17511/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:52 ID:zhynZJpl

しばらく肉茎をいじったあと、香坂さんは袋をさわった。
くにっくにっ
「こ、香坂さん!」
香坂さんが玉を静かに揉む。
「あらぁ……左右が入れ替わったりはしないのねぇ」
「え?」
「二つあるのは知ってたんだけど、こうなってるのね」
そう言いながらなおも玉を優しく揉む。
軽い痛みと同時に快感が沸きあがってくる。
「くっ!」
香坂さんの指に力が加わり、俺は痛みに声をあげた。
「あら?」
「香坂さん痛いです。大事なところなんで、もっと優しく……」
「あら……ごめんなさい、こうかしら?」
再び香坂さんがやわやわと揉みほぐしだした。

ひとしきり玉を触った香坂さんは、次にビクビクと脈打つ肉茎に指をからめた。
そして上下にしごいたり、指先で亀頭を摩擦する。
先端の割れ目を広げ、指の腹で撫でるような愛撫を加える。

ベッドに腰かけた俺の股間を香坂さんがまさぐる。
いつもは笑顔を絶やさない香坂さんだが、今日は真剣な眼差しだ。
香坂さんの淫靡な指使いに射精感が高まる。
精液がこみ上げてくるような感覚がずっと俺の体を支配していた。
このままでは射精してしまう。
「香坂さん……そんなにされたら……イッちゃいます」
「イク?」
本当に知らないのか、あどけない仕草で首をかしげる香坂さん。
「出ちゃいそうです……」
「あ……射精するのね……いいわ、出して」
そう言って香坂さんは勃起にさらなる刺激を与えた。
17612/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:52 ID:zhynZJpl

香坂さんの手になぶられた俺に限界がきた。
「あっ、あっ……出る!……うっっ!」
ぴゅっ! ずびゅっ! どぴゅうっ!………
極限まで高められた性感が一気に解放される。
根元にたくわえられたまま放出の瞬間を待っていた淫液が飛び散る。
白濁は香坂さんの整った顔に何発も降りかかっていった。

射精の快感に放心していた俺だが、急いで意識を戻すと香坂さんを見た。
驚いて目を見開いたままの香坂さん。
鼻の横や頬、口元からあごにかけていやらしく精液が垂れている。
垂れた精液は襟元からスカーフ、そして制服までも汚していた。
「ご、ごめんなさい!」
放出後の気だるさも吹き飛んだ俺はあわててティッシュを探す。
香坂さんは自分の顔を汚した粘液を指で拭うとまじまじと見た。
「これが精液……男の子ってこういうふうに出すのね」
そのまま指を口に含んだ。
「こ、香坂さんっ!」
「あら、変な味」
「え?」
「う〜ん……美味しくはないけど不味くもないわね」
「………」
「雅人くんは舐めたことないの?」
「……ありません」
「そう……」
不思議そうな香坂さん。
いや、普通は自分から舐めたりはしないと思うけど……。
17713/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:53 ID:zhynZJpl

香坂さんが制服を脱ぎ始めた。
「これってシミになったりしないかしら?」
脱いだセーラー服の上着を手に俺に聞く。
精液はすでに布地に染み込んでいた。
「下着に着いたのが乾くとパリパリになるのは知ってますが、セーラー服はちょっと……」
「あら、セーラー服に射精したことないの?」
「ありません!」
「君子ちゃんに聞いたら分かるかしら……」
「君子もそんなこと知りません! っていうか知ってたら俺が許しません!」
「あらぁ……」
香坂さんは俺や君子がどういう人間だと思ってるんだ?
……天然なんだろう多分。いつもそうだし。

「どうしましょう……」
真剣に悩んでいるのか、ただ言ってみただけなのか分からない口調の香坂さん。
「水で落ちることは知ってるんで、とりあえず濡らしてみましょう」
俺はハンカチを水道で濡らすと、軽く絞って精液を拭き取りはじめた。
香坂さんは黙ってそれを見ていた。
家庭部だからシミ抜きのやり方は俺より知ってるよな。
ただ、普通の女子高生の生活で付く汚れじゃないし、人にも聞けないもんなぁ。
そんなことを思いながら作業を続ける。
おかげで青葉台のセーラー服の構造に詳しくなってしまった。

次の機会があれば、誰にも聞かずに脱がせられるな。そんなことも思った。
……でも香坂さんのセーラー服、いい匂いがしたなぁ。
17814/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:54 ID:zhynZJpl

だいたいの処理を終わらせる。
「これでいいでしょう」
そう言って振り向くと、香坂さんがショーツを脱ごうとしているところだった。
「わっ! こ、香坂さん!」
「どうかしたの?」
「な、なに脱いでるんですか!」
「だって雅人くんだけ裸だったから」
「いや、それはそうなんですけどね」
「それに……」
「え?」
「裸にならないとできないわ」
香坂さんが赤い顔で言った。

香坂さんがショーツを脱いだ。
体を隠すわけではなく、かといって誇示するわけでもない。
いつものように右手の人差し指を頬に当てる姿勢で立っている。
「このあとはどうすればいいのかしら?」
緊張感のない香坂さんの声。
この場にはそぐわない感じがしたが、かえって俺は安心できた。
「香坂さん、ベッドへ」
「そうね」
香坂さんがベッドに腰を下ろす。
「失礼します」
俺はそう言うと隣に座った。
そして香坂さんを抱き、口づけを交わす。
香坂さんの長い髪を片手に寄せ、肩口から前に垂らす。
そのまま静かに香坂さんを倒し、ベッドに横たえた。

香坂さんと一つになる。
そう考えたら射精したばかりの陰茎がムクムクと頭をもたげ始めた。
17915/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:55 ID:zhynZJpl

香坂さんの胸に手を伸ばす。
重力の影響で少しつぶれ気味だが、それでもはっきりと存在を見せつけるふくらみ。
そっと触れる。
ピクンッ
香坂さんの体が震えた。
経験のない俺は触り方すら分からない。
どうすれば香坂さんは気持ちよくなってくれるのか?
「香坂さん、どう触ればいいんですか?」
「雅人くんの好きなように触ってくれていいのよ」
「香坂さんは自分で触ったりしないんですか?」
「そうねぇ……私の場合は……あら」
「?」
「女の子にそんなこと聞くもんじゃないわ」
香坂さん、自分でしてるな……。
「すいません、軽率でした」
「ううん、いいのよ。そうねぇ、全体をソフトに押し上げるような感じで揉んでくれる?」
「はい」
言われたとおりにやってみる。
「あんまり強くすると痛いから、丁寧にね」
「はい」
俺は指先で乳輪をグルグルと軽くなでたり、乳首をはじくような感じで触ってみた。
ふもとから頂上にかけ、強弱を変化させながらもみ上げてもみた。
女性の張りのある乳房。
俺は憑かれたようにそれを触りつづけた。

香坂さんの息がだんだんと乱れていくのが分かる。
感じているんだ。
少しだけ自信を持った。
「胸だけじゃなくて、他も……」
香坂さんが絶え絶えの息で言葉を継いだ。
18016/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:55 ID:zhynZJpl

香坂さんの両ひざに手をかけ、ゆっくりと開く。そしてその部分に目をやる。
女性の裸は母親と君子、かすみのものしか見たことがない。
このうち、なぜか母親の裸はぼんやりとしか覚えていない。
頭や体を洗われるだけで、風呂場で戯れる時間がほとんどなかったせいかもしれない。
記憶が鮮明なのは君子だ。
君子とはお互い話題にしないようにしているが、恥ずかしい思い出がある。
風呂場でそれぞれの性器をいじりあったのだ。
もちろん性に目覚めていない子供のころで、純粋な生物学的興味からだった。
その「遊び」がどういう危険なものだったかを今は分かっている。
だから俺たちは意識してそのことに言及するのを避けた。
忘れることはできないが、思い出す必要もない幼児期のあまりよくない思い出だ。

よせばいいのに、俺は君子で得た知識をかすみで試したこともある。
意味がわからなかったのだろう、かすみも嬉々としてそれに応じた。
すべては幼稚園の頃のことだ。
……忘れてるといいなぁ。無理かな?

ともあれ、成長した女性の裸をまじまじと見るのは初めてだった。
写真やビデオですら見たことのない女性器、それが目の前にあった。
保健の教科書に載っている図解を思い出す。
簡略化されたそれとは違い、本物は複雑な形状をしている。そう思った。
ひくひくとうごめいている肉のひだ。そこは光を反射してぬめぬめと光っていた。
肉の合わせ目のところのぷっくりとしたふくらみ。これがクリトリスだろう。
その下の小さな穴は尿道口だと思う。
さらに下の穴が膣か。こんなに小さいのに本当に入るのだろうか?

そっと指で触れる。
ヌルヌルとした、そして熱い粘体が指にからみついた。
これが愛液なんだ……。
18117/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:56 ID:zhynZJpl

女性はクリトリスが性感帯だと聞いたことがある。
ぬめりをまとった指をそこに進める。
「そこは力を入れないで……」
俺がクリを目指しているのが分かったのだろう、香坂さんの声がした。
「はい」
俺は返事をし、羽根が触れるような力の入れ具合で押してみた。
「はぁん!」
香坂さんの艶を帯びた声がした。ここを攻めればいいんだ。
頂を指の腹でこするように動かす。
前後運動から回転運動へ。速度や力にも緩急をつける。
「あぁんっ……ふんっ…あっ、はぁ……んっ!」
香坂さんは白いのどを反らして首を振っている。
感じているんだ。
いったんクリから指を離すと、中指を溝に沿って上下させる。
何度か動かして愛液を指に絡ませ、再びクリを揉む。
「いやっ! そんなにしたら……おかしくなっちゃう!」
香坂さんの声に追い詰められたような響きが入った。

このまま続ければいいのか? それとも膣を攻めた方がいいのか?
どうすれば女性がイクのか判断できない俺はクリへの愛撫を中断した。
そしてこれから俺が入るであろう膣に指をもぐりこませた。
ぬるりっ
何の抵抗もなく指が沈む。
中は熱く、指一本をもきつく締め上げていた。
(指でこんなにきついのに、俺のが入るのか?)
その一方、この締め付けに陰茎が与えられる快楽を想像し胸が高鳴る。
香坂さんが一度射精させてくれたとはいえ、たぎる性欲は次の絶頂を求めている。
入れたい。
その思いが強くなった。
18218/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:57 ID:zhynZJpl

「香坂さん、入れます」
「……いいわ、でも、やさしくしてね」
「分かりました」
香坂さんの股間にひざをつく。
分身に手を添えると、肉のひだの間を上下させてぬめりを塗りたくった。
陰茎が香坂さんのヌルヌルの吐液に包まれる。
俺は手で角度を調節し、膣口にあてがうと静かに腰を突き出した。
「んんっ!」
香坂さんの体が上にずり上がる。はずみで俺の欲棒が抜ける。
もう一度、今度は香坂さんの腰を押さえて肉筒を挿入しようとする。
ベッドの縁につかえ、それ以上は逃げられない香坂さんの体に俺のこわばりが入っていった。

抵抗のあった肉穴だが、
プチンッ
音がしたような感じがしてなめらかになった。
俺は少しずつ少しずつ勃起をくり出し、ついには根元まで香坂さんに収めた。

香坂さんと一つになった。俺は思いを遂げた。
「香坂さん、大丈夫ですか?」
香坂さんは眉を寄せ、それでも薄目を開けると俺に微笑んだ。
「ちょっと痛いけど平気よ。雅人くんは痛くないかしら?」
「俺は大丈夫です。ごめんなさい、痛いですか?」
「ううん、気にしなくてもいいのよ」
「気にします。香坂さん、やめますか?」
「やめないで……続けて」
香坂さんは俺の背中に手を回すと、俺が離れられないように力をこめた。
「香坂さん……」
「あなたの喜ぶ顔が見たいの。だから続けて」
「……分かりました」
18319/19 ◆H7OYo9aMPE :04/04/05 10:57 ID:zhynZJpl

香坂さんに負担をかけないようにゆっくりと前後させる。
あんなに濡れていたはずなのに、香坂さんの中は信じられないほどきつかった。
狭い膣壁を戻るときのカリが引っかかる感触、進むときの裏スジが引きつれる感触。
そのいずれもが俺に今まで体験したことのない快感をもたらした。
香坂さんの処女を俺がもらえた喜びと、肉茎に加えられる圧力が俺の興奮をあおる。
精液がこみ上げてきているのが感じられた。
もうそんなには持たない。
どうする?
このまま中に出してもいいのか?
「香坂さん、俺……イキそうです」
「中はダメ……お願い、外に!」
「……はい」
香坂さんを妊娠させるわけにはいかない。まだ俺には責任が取れない。
快楽のために混濁する意識の中でそれだけがこだまする。
絶頂が近い。
精液が根元まで来ているのが分かった。
もうダメだ!
「香坂さん……俺……もう我慢できない!」
ギリギリで引き抜く。
直後、熱いものが尿道を駆け抜けていった。
どぴゅっ! ずびゅう! びゅびゅっ! どぴゅぅぅ!………
香坂さんに白濁を飛ばせて俺は射精しつづけた。

けだるいが心地よい疲れの中、俺たちは抱き合っていた。
「私のほうが年上なのよ。それでもいいの?」
「年なんか関係ありません。俺は香坂さんが好きなんです」
「本気にしちゃうわよ」
「本気にしてくださいよ。俺、嘘なんか言いません」
「……ありがとう」
「お礼を言うのは俺のほうです。これからもずっと、香坂さんのそばにいます」
涙を浮かべた香坂さんが俺にキスをした。俺もそれに応えた。
184名無しさん@ピンキー:04/04/05 11:04 ID:zhynZJpl
>>160
木地本は風間さんを心から愛しています。
それが昂じて、ある種神格化したような思いも抱いています。
セックスすることによって汚してしまうのでは? そうも考えています。
結婚前に性交渉を持ちながら開発しなかったのは、今ほど顕著ではないにせよその考えが根底にあったからです。
また、一緒に暮らすことによって愛情にも変化が生じました。
愛情から情愛、そして情という変化です。
「女性」としてではなく、パートナーとしての部分が大きくなっていき、抱けなくなった、というのが物語の設定です。
風間さんは「女から言い出すのは……」というためらいもあり、自分の気持ちが伝えられません。
そのあたりが二人の感情的なすれ違いになっています。

物語後、主人公がそれとなくアドバイスすることにより風間さんが本心を木地本に打ち明けます。
その後はお互いの誤解や思い込みがなくなり、木地本夫妻は円満になります。
結局、主人公は一度だけ思いを遂げたものの、結果として二回振られるのです。
185名無しさん@ピンキー:04/04/05 15:05 ID:3U1+UDu7
>>184
風間さんもやっぱりオナニーしてるんですか?
何か、それっぽい描写がありましたけど。

良かったら教えてくらはい。
186名無しさん@ピンキー:04/04/05 18:30 ID:xW142CrO
>>156
>>166-183
香坂先輩はやっぱイイ!!読んでると自然に皆◯声で脳内再生してしまいました
187名無しさん@ピンキー:04/04/05 20:18 ID:ORXdUMb7
↑(´-`).。oO (間違っても秋子さんなんて呼ぶんじゃないぞ、お兄さんとの約束だ)

ジャム(・∀・)イイ
188名無しさん@ピンキー:04/04/05 23:47 ID:JDX+qHsl
>>184
おーやっぱりそういう展開でしたか。
何か木地本ってこだっちゃんだけ別扱いしてるからねー
189風間さん編の作者:04/04/06 00:41 ID:IGvniBgg
>>185
しているかそうでないかはあえてぼかしてあります。

一人称形式なので、すべて主人公が思ったこと、感じたことだけで物語が進みます。
「風間さんは欲求をオナニーで解消しているはず」というのは主人公の思い込みです。
主人公はそれを確認しませんし、風間さんも「している」とは言明しません。
主人公が分かったのは、彼の経験した女性と比べ「あまり上手ではない」ということだけです。
真相は読者がそれぞれ判断していただければ、と思います。

個人的にはしている、と思っています。というより、そのつもりで書きました。
ですが、くり返しになりますが、しているかどうかは風間さんしか知りません。



>>188
自分の考えた木地本像は、好きな相手に自分を表現するのが下手な奴、というものです。
本当に好きになった相手には不器用に接することしかできない男だと思っています。
具体的には、気の利いた誉め言葉の一つも言いたいのに言えない、そんな男です。
風間さんは「遊び人」のイメージとの差異で木地本が「自分に関心がないのでは?」と思ってしまいます。
ただ、言葉にはしないが態度で愛情を精一杯表現するので、風間さんも本心がわかりかねている、といった感じでしょうか。

そんな感じが文章に出せればいいな、と思ったのですが、私の力量では難しすぎたようです。
190162:04/04/06 04:02 ID:ca3w1Ogp
>184
ナルホドウそのほうが納得いくよ。漏れも「うあき」なんて書いといてなんだけど
木地本が今更こだっちゃん裏切ってどうこうするとは思えんのだよなー
191185:04/04/06 07:49 ID:ht+jfKWj
>>189
レスありがd。
漏れの下らない質問にも真面目に答えてくれて嬉しかったです。
作者様の人柄が伺えますな〜。
192名無しさん@ピンキー:04/04/06 09:13 ID:Rl+Idr/a
作家さんってのはそこまで設定作ってSS書くのか・・・。
すごいね、ビックリだね!

軽く読み飛ばしていた文章にも実は意味があるんだろうなぁ。
今度から「実用的でないシーン」もちゃんと読みますわ。
193名無しさん@ピンキー:04/04/06 09:25 ID:AzoLlVVI
( ´ー`)y-~~ そのうち「いたしてる」以外のシーンで抜けるようになる差
194名無しさん@ピンキー:04/04/06 11:12 ID:dJRrsjqk
サカマーイ イイ!
195ここまでのまとめ:04/04/06 13:00 ID:Gjwb+sTC
沢田璃未 手コキ、フェラ
>78-80 >81-83 >84-86 >87-90 >90-92

深山早苗 相互オナニー
>117-118 >119-121

風間こだち 本番
>137-139 >140-142 >143-145 >146-148 >149-151 >152-154

香坂麻衣子 手コキ、本番
>156 >166-168 >169-171 >172-174 >175-177 >178-180 >181-183
196名無しさん@ピンキー:04/04/06 20:41 ID:SDhgl1it
TLS2キャラ全制覇してホスィでつ。>神
197名無しさん@ピンキー:04/04/07 10:02 ID:Ytw3W6C3
イメージを壊さない設定でならいいけどな。
独自が過ぎると反発も出るぞ。
198名無しさん@ピンキー:04/04/07 14:30 ID:0DDbFyXv
ここがSSスレでないのを踏まえて一言。

SS書いてくれるのは歓迎。例えそれがどんな設定でもだ。
スレの最初に予告されたかすみの切断SSでも構わん。
最初に明記してくれれば読まないだけの話。

197が言うのは沢田、風間SSのことだと思うが、
 他の職人なら文句付ける前にお前が書け。
 ROMならNGワードに指定しろ。

キャラに愛があるほど脳内設定と違うSS来たら腹立つのはわかる。
沢田、風間の職人もその辺りは気を配ってほしい。
199名無しさん@ピンキー:04/04/07 15:32 ID:Ytw3W6C3
>>198
漏れはSS自体は歓迎だが。
SSを書く気は無い。NGワードを指定する必要性も感じない。

相手を妄想するのは勝手だが、迷惑だぞ。
200名無しさん@ピンキー:04/04/07 18:51 ID:AZGx1cSP
201名無しさん@ピンキー:04/04/07 18:55 ID:AZGx1cSP
ごめんなさい、書き込みミスしました。


>>198
沢田さん、風間さんのSS書いた者です。

ご指摘ありがとうございます。
私は完成させてから投稿します。
そのため、キャラの性格とかシチュエーション、ゲームと設定が違う等のご批判も当該SSでは修正できません。
その点はご理解いただきたいと思います。
無論、そのあとで新しく構想するものについては少しでも原作に近づけるよう努力します。
力が足りず、結果としてご期待に沿えないものとなってしまった場合はどうかご容赦ください。

現在TLS1のSSを構想中です。こちらはなるべくゲームの世界観を壊さない設定で書きたいと思います。
発表の際、もし許せない部分がおありでしたら、そのときにもご教示ください。

あと、私の統一設定として「転校がない(なかった)世界」を描いています。
このあたりもゲームとは違いますので、変更したほうがいいでしょうか?
202名無しさん@ピンキー:04/04/07 20:18 ID:KeM77dFm
>>201
冒頭でその旨の注意書きをしておけばOKと思う。
名前欄にタイトルなりコテハンなりを書いておけば、嫌な人はスルーできるのだから。
203名無しさん@ピンキー:04/04/07 20:29 ID:JsV5oMGU
SS書くヤシもそれに反応するヤシも好きに書けばOKと思われ。

良ければ良いなりの意見が書かれるし、
悪ければ悪いなり、
気に入られなければ気に入られないなりの意見が書かれるだけ。
迷惑をかけないようにしつつ、自由にすれば良い。

独自設定イヤって反応されたくなければ、独自設定をやめればよいし、
独自設定をやりたい時は、そーゆー反応は前もって覚悟しておく。

それだけの話さ。
強制しなければ良いのさ。
204198:04/04/07 21:22 ID:kCJUxzgr
>>199
それは済まんかった。謝るよ。


>>201
気にするな。好きに書け。
205名無しさん@ピンキー:04/04/07 22:53 ID:JsV5oMGU
大事なのは、愛とおっぱいと汁。
206名無しさん@ピンキー:04/04/07 23:01 ID:DwI9zjR0
おれは、おっぱいかな
207名無しさん@ピンキー:04/04/07 23:19 ID:7vv1W6R8
ふとももが好き
適度にお肉が乗ったのが好き
208名無しさん@ピンキー:04/04/07 23:29 ID:JsV5oMGU
娘たちのあのまんまるいお尻を眺めながら、
バックから責めるのが最高に萌えまつ。
209名無しさん@ピンキー:04/04/07 23:54 ID:FQAXkABW
荒らす意図はないから念のため。

>>201
書かない奴の意見なんか聞く必要はない。無視しろ。
読む読まないも自由だし、褒める貶すも自由というが、
わざわざケチつける奴に合わせる必要はない。

ROMもSSに不満があるなら黙殺しろよ。
文句ばっか言ってると誰もSS書かなくなるぞ。
このスレからSS一掃したくってやってるなら別だがな。
210名無しさん@ピンキー:04/04/08 01:21 ID:Vei98nEi
そこで安桃-Rですよ
211名無しさん@ピンキー:04/04/08 01:48 ID:tQ170OWJ
>>195
これらのSSってみんな同じ人の作品だよね?
なんでみんなトリップが違うんだろうw
212名無しさん@ピンキー:04/04/08 02:45 ID:jl9TKye8
>>209
SSのためだけのスレじゃないし、マンセーのためのスレじゃないよ。
他人の行動を自分の好みの通りにしようとするなって。
213名無しさん@ピンキー:04/04/08 10:10 ID:NW/vmyAZ
>>201
自分が良いと思う道を進めば良いのですよ。

どんな道を選んでも、ぶつかるものはある。
だから、自分の想いを大事にしなさい。
自分の責任を大事にしなさい。
214名無しさん@ピンキー:04/04/08 13:12 ID:oRnl6+nc
ここは人生について語るインターネットでつね。
215名無しさん@ピンキー:04/04/08 14:08 ID:vynU7vhJ
>>201
万人を満足させるのは不可能です。
だから誰が何を言おうが気にしないことです。

賞賛だけが欲しいなら2chは止めた方がいいかも知れませんね。
216名無しさん@ピンキー:04/04/08 15:06 ID:HIsbzVQ/
TLS1のSSを執筆中ですとー!

是非、綾音っちを!
217名無しさん@ピンキー:04/04/08 17:44 ID:mTGiJtGK
えっ、後藤さんじゃないの?
218201:04/04/08 18:39 ID:stNDSIJL
ご意見をお寄せくださった皆さま、どうもありがとうございました。
何によらず、自分をしっかりと持つことが大事だと改めて認識しました。
私は私にできることを精一杯やりますので、その節はまたよろしくお願いします。


>>211
41さんのご発言を参考にしました。
読みたくない方はNGワードにできるように、ということのトリップです。
同じものにするとすべてのレスが消えてしまうのでSSごとに分けています。


>>216-217
まだ書き始めていません。申し訳ない。
その二人もいずれ書きたいと思っています。
219125:04/04/08 20:38 ID:XeS8/g2t
TLSSしかやったことがないと書いた者です。
2をやりました。森下茜ちゃんに惚れました。

どうして彼女はスットコと呼ばれてるんですか?
まだ見てないCGがあるんですが、そこで呼ばれるんですか?
220名無しさん@ピンキー:04/04/08 20:47 ID:/6tE4l1d
>219
げーむちゅうに呼ばれることはないでつ。
だがしかし唐揚げを略奪したり鉄山靠かまそうとしたり
意外と子供っぽいリアクションに戸惑わせられたりして、
すっかり参ってしまったヤロー共の付けた名がスットコだったのれす

茜チョップは拳力,黄色いリボンは○○○の証
221名無しさん@ピンキー:04/04/08 21:11 ID:w6+FNUIj
>219
「スットコ」は「ぷに」や「にょ」みたいなTLSスレでの愛称でつ。
学園祭のお化け屋敷で嬉々としてお化けメイクをしてる等のメインヒロインらしからぬとんちぶりから
すっとこどっこい→スットコ、ストーコと呼ばれるようになりますた。
222SS保管人:04/04/08 23:03 ID:wcwevlLG
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html

収蔵を完了しました。
収蔵お断りの書き手様、ファイル名等で指定して貰えれば削除しますので。
223名無しさん@ピンキー:04/04/08 23:08 ID:hu2L/iAT
>>222
SS保管人様
ご苦労様でした。
これからじっくり拝見しますね!
224名無しさん@ピンキー:04/04/09 06:41 ID:O4SkqDow
>>222
at the end of the summer... はブルーさんだと思うよ〜。
HPでそういってるし。
225名無しさん@ピンキー:04/04/09 14:07 ID:NEsK4W0r
HPだと「02 TLSクラブ 〜森下茜〜 」「セクシーストレッチ 」しか公開してないね。
226名無しさん@ピンキー:04/04/09 15:02 ID:8x5f+T8Y
>>225

セクシーストレッチ……ストレッチマンがセクシーコマンドーを繰り出してくる様を
連想してしまったというのは駄目すぎますかそうですか
227125:04/04/09 16:24 ID:4y3JuvnZ
>>220
>>221
ありがとうございました。
すっとこどっこい・・・。
228名無しさん@ピンキー:04/04/09 21:24 ID:UJDXcmi4
>>227
過去スレの森下茜スレッドを読んでみてもスットコで面白いよ。
229名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:21 ID:ra6lHyB6
( ´ー`)y-~~そういやTLSのキャラスレも時代のあだ花のように沢山あたっな…
230名無しさん@ピンキー:04/04/10 09:33 ID:CUzg38nY
香坂さんSSよかった……。
231221:04/04/10 19:51 ID:iB/gu9gq
>227
せっかくなんで過去ログどぞ。

http://game.2ch.net/gal/kako/1003/10032/1003217995.html

TLS2 森下茜スレッドでつ。
232名無しさん@ピンキー:04/04/11 20:34 ID:zsHKE55H
このスレ、激しくいいな!
漏れは無印、R,、2しかやってないから今のSSはモロツボでつ。
233SS保管人:04/04/12 02:46 ID:AzKFHyX/
御本人からの申し出により、ブルー様名義の作品を外しました。
ご了承下さい。
234名無しさん@ピンキー:04/04/12 05:17 ID:NV3xZdFs
>>233
純愛スキーの漏れからすれば、ブルーのはどうせ読まんし
235名無しさん@ピンキー:04/04/12 05:52 ID:nHrA3AUR
な、なんだって〜!!
しまった補完しとけばよかった〜
236 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:17 ID:JAXyqMGM
丘野陽子のSSです。
突発的に書いたのでゲームでの丘野の一人称が未確認です。
また主人公は「丘野さん」と呼んでいたと思いますが「丘野」にしました。
挿入はありません。

トリップつけました。
以上の点に違和感や嫌悪感を抱く方は飛ばしてください。

収蔵は可です。
2371/7 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:18 ID:JAXyqMGM

「小笠原ぁ、男って毎日オナニーするの?」
「げほっげほっげほっ………」
俺はちょうど飲み込もうとしていたキュウリにむせた。

昼休みに校内を歩き回っていたときだ。
見慣れた特徴的なおさげ髪の少女を発見した俺はそぉ〜っと近づいていった。
「だ〜れだ」
後ろから目を隠す。
「小笠原!」
うれしそうな声音で即答が返ってきた。
「やっぱりわかる?」
「当たり前じゃん!」
振り向いた丘野の手に、学校で見るのは違和感のある物体。
キュウリ? なんでこんなものが?
「丘野ぉ、それ…なに?」
「キュウリ知らないの?」
「知ってるよ。そうじゃなくてなんでキュウリがあるの?」
「お弁当のおかずだよ」
「丸のまま?」
「うん!」

俺が丘野陽子と付き合いだして4ヶ月。
一緒にいて楽しいし、自分の知らない世界や価値観を知る喜びもある。
だが丘野の突拍子もない行動にはまだまだ慣れそうにない。

「小笠原も食べなよ、おいしいよ」
そう言ってかじりかけのキュウリを俺に差し出した。
「じゃあいただこうかな」
何事も自然体でのぞむ丘野。俺はそんな丘野も大好きだった。
2382/7 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:19 ID:JAXyqMGM

丘野とは何度もキスしたし、それ以上の関係もある。俺は差し出されたキュウリにかぶりついた。
「小笠原ぁ、男って毎日オナニーするの?」
「げほっげほっげほっ………」
俺はちょうど飲み込もうとしていたキュウリにむせた。
「だ、大丈夫?」
「な、なに? いきなり!」
「あ、うん……兄貴がさぁ……」

丘野は四つ上のお兄さんと同居していた。
お兄さんの留守中、丘野の家に何度かお邪魔したことがある。
アパートだと聞いていたが、兄妹とはいえ年頃の男女のためか部屋は別々だった。
その丘野の部屋で半月前、俺たちは初めてのセックスをした。
童貞だった俺は自分勝手なセックスをし、丘野に痛みだけを与えてしまった。
そのせいか丘野は一種のセックス恐怖症となってしまった。
それ以後丘野は俺に抱かれることにためらいを見せた。すべては俺の責任といえた。
しかし、男の生理を知っているのか、丘野は手や口で俺を満足させてくれている。
水泳部の練習のない日は丘野と一緒に下校し、たびたび抜いてもらっている。
昨日もそうだった。
2393/7 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:20 ID:JAXyqMGM

「お兄さんがどうかしたの?」
「なんかオナニーしてるみたいなんだ」
「そりゃ男だったらするだろうっていうか……しないほうがおかしいと思うよ」
「今までそんなこと気にしたこともなかったんだけどさ、なんか気配がするんだ」
「……うん。ま、丘野も気が付かない振りしてあげなよ」
「そうなんだけど、小笠原とえっちしてからなんかそういうの気になっちゃってさ」
「丘野の勘違いじゃない? だって隣の部屋に妹いるのにするかなぁ?」
「『はぁはぁ……うっ!』って音がするからやってると思うよ」
「う〜ん……」
「小笠原も毎日してるの?」
「……いや、俺は丘野がしてくれるから毎日ってわけじゃ……」
「ねぇ、今日もあたしん家来なよ。今日もしてあげる!」
「えっ! いやぁ、ありがたいっていうかうれしいんだけど、今日練習は?」
「休みだよ」
「……行ってもいいの?」
「うん!」
その日起こるであろうことを想像し、俺の股間がビクンッと脈打った。

放課後、俺たちは丘野の家に行った。
「お邪魔しまぁす……」
「兄貴いないから平気だよ」
「う、うん」
丘野の部屋に通される。
昨日もここで丘野と……。俺は股間に血液が集っていくのを感じた。
2404/7 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:21 ID:JAXyqMGM

丘野との初体験は処女を顧みる余裕のなかった俺の一方的なもので終わった。
自分だけ満足を得るのは心苦しい。そう思った俺は丘野にも愛撫を与えた。
俺たちは互いの体や性器を刺激し合い、性の愉悦を味わった。
しかし童貞だった俺には女性の体は奥が深すぎた。
丘野に肉体的な満足を十分に与えられているかというと非常に心もとない。
それが不満だった俺は後日、丘野に正直に気持ちを伝えた。
「女はね、イカなくても満足できるんだよ」
「そうなの?」
「うん。小笠原がイッてくれたらそれだけでうれしいんだ」
「丘野……」
「あとね、あたしを気持ちよくさせようと一生懸命してくれるのもうれしいよ」
「俺、最初のとき自分だけ気持ちよくなっちゃったし、丘野をイカせられてる?」
「ううん、その気持ちがうれしいの。そういうもん」
「……そうなんだ」
「うん! だからまたしてあげるね!」
………
2415/7 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:22 ID:JAXyqMGM

丘野との初めての時、そしてそのあとの甘い日々を思い起こしていると自然と頬が緩む。
それに気付いたのか、丘野が
「あっ! やらしいこと考えてる!」
そう指摘した。
「ち、違うよ! まじめな俺がそんなこと考えるわけないじゃん」
「じゃあこれはなに?」
そう言うと丘野は俺のズボンの前をさすり始めた。
さっきからの一連で興奮したのか、固くなっていたモノに刺激が伝わる。
「ううっ!」
思わず快楽の声が出る。
「感じる?」
いたずらっぽい目つきで俺の顔を見上げながら丘野が聞く。
俺は息を荒くしてうなずくのが精一杯だ。
「窮屈だよね。……出しちゃおっか」
丘野はそう言うとベルトを緩めようと手を伸ばした。
俺は丘野の手をどけると、何かに衝き動かされるように自分からベルトをはずした。
そのまま下着ごとズボンを下ろし、最大に膨脹した一物を丘野の前にあらわにする。
「すっご〜い、カチカチ」
丘野の指に握られ、勃起がビクンッと震える。続けて手をスライドさせる丘野。
「うぁっ!」
思わず声が出る。熱を持った剛直にひんやりとした指が気持ちいい。

何度か手でしごいて俺の反応を楽しんでいた丘野が、静かに下半身に顔を寄せる。
俺は期待に胸を高鳴らせ、丘野の次の行動をじっと見守った。
と、丘野は動きを止め、俺の瞳を覗き込むようにして言った。
「口でしてほしい?」
「お願い!」
見えも外聞もなく懇願する俺。
丘野はいつもの人懐っこい笑顔を浮かべると、そっと一物を口に含んだ。
2426/7 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:22 ID:JAXyqMGM

くちゅくちゅと音をたてて丘野がほおばる。
最初は亀頭を中心に唇でしごくようにするのが丘野の手順だった。
何度かフェラをするうち、丘野は俺の性感帯を把握していった。
俺は先端の割れ目が弱いと知っている丘野はそこを尖らせた舌先でこじ開けるように舐めた。
最も弱い部分を重点的に攻められ、俺は歓喜の声を上げつづける。
丘野の頭に手を置き、髪を撫でながら愛撫に身をゆだねる。
俺の声や態度で時期がわかるのか、俺が絶頂を迎えそうになると丘野は手を緩めた。
そして何度も俺を昂ぶらせ、限界近くを行ったり来たりさせて性感をあおる。
「丘野……もうダメ……出したいよぉ」
懇願する俺に耳を貸さず、丘野は愛撫を続けたり休んだりして俺をじらす。
そうした苦痛とも快楽ともつかない時間が過ぎていく。

たっぷりと時間をかけて俺を身悶えさせた丘野が、フィニッシュさせるためにペースを上げた。
手も使い、今まで以上のスピードと力で勃起に刺激を与える。同時に袋も優しく揉む。
急速に高まった俺についに限界が来た。
「丘野…丘野ぉ……イク、イクよ! うっっ!」
びゅくっ! ずびゅっ! どぴゅっ! どぷっ!………
精液が奔流となって噴出した。俺は丘野の口内を汚して射精を続けた。

何度目かの脈動が止み、丘野の口中を占領していた剛直が柔らかくなった。
しばらくそのままでいた丘野は顔を上げると口を開け、たまった精液を見せる。
丘野の口の中は白くドロッとした液体でいっぱいに満たされていた。

ティッシュを手に丘野に声をかける。
「ここに出して」
丘野は胸の前あたりにティッシュを持ってくると、口から垂らすようにして精液を出した。
銀の糸を引き、丘野の口から出てくる俺の精液。淫靡な眺めだと思った。
丘野がこんなことをしてくれるのは世界中で俺だけだ。俺はそれがうれしかった。
2437/7 ◆TLS2/XbQ9g :04/04/12 10:23 ID:JAXyqMGM

「いっぱい出たよ! 昨日したのにこんなに出るの?」
ティッシュからあふれんばかりの白濁に、驚いたような丘野の声がする。
「ほんとだ。丘野のフェラ、すっごく気持ちよかったからね」
「えへへぇ。そう? ふふ、褒められちゃった」
「うん。丘野はかわいいしエッチも上手だし、俺、世界一の幸せ者かもしれないな」
「えへへぇ……小笠原」
「なに?」
「大好き!」
丘野が俺に飛びついてきた。
「俺も丘野が大好きだよ」
俺はそう返すと丘野を抱きしめ、何度もキスをした。
244名無しさん@ピンキー:04/04/12 10:58 ID:AzKFHyX/
リアルタイムできたー!

そしてトリップがTLS2のX指定だw
245名無しさん@ピンキー:04/04/12 21:25 ID:t6F15Izg
移転age
246名無しさん@ピンキー:04/04/13 20:13 ID:tZ2a7GmG
丘野はやっぱり隠微な雰囲気よりこういう明るいエッチの方が似合うなー
247名無しさん@ピンキー:04/04/14 21:36 ID:svsgJpaX
>>243でティッシュに出した精液を小笠原になすりつけた丘野んに萌えw
248html化済み:04/04/16 05:47 ID:lWLrG8zg
249名無しさん@ピンキー:04/04/17 18:13 ID:AjtzL//9
不快だ。
青葉台スレから誘導されたが、ムカツく!
キャラをそういう目で見るな!
250名無しさん@ピンキー:04/04/17 18:42 ID:+9DhS1bk
>>249
ageんな。
後、そういう目ってどんな目だよ?
251名無しさん@ピンキー:04/04/17 18:43 ID:WIb+9TXT
>>249
何を期待して21禁板に来たんだか
252名無しさん@ピンキー:04/04/17 19:30 ID:9abZ3gmR
喫煙所にわざわざ入ってきて、煙たい煙たいと愚痴る嫌煙家なんか放っておけ。

家庭科部にわざわざ入ってきて、謎ドリンクを飲んだやつは勇者としてあがめてもよし。
253名無しさん@ピンキー:04/04/18 00:59 ID:LBKdLeLh
後半の文、せめてチャレンジャーどまり
254名無しさん@ピンキー:04/04/18 02:11 ID:/m8AxSF1
255名無しさん@ピンキー:04/04/18 10:15 ID:J4jPCGRr
>>235
飲むだけならチャレンジャー、生きのびたら勇者ですか?
おそるべし自然淘汰(?)

# 天然淘汰、かも……
256 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:18 ID:b3y1LV1N

天野みどりSSです。
ゲームではお互い「さん付け」「くん付け」で呼んでいますが、呼び捨てに変更しました。
SS内には天野さんとの性行為の描写があります。
これらの点に嫌悪感や違和感を覚える方はお読みにならないでください。
トリップ付けましたので、以上の点に納得いかない方は飛ばしてください。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

収蔵は可です。
25701/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:19 ID:b3y1LV1N

俺が天野みどりと正式に交際を始めてそろそろ半年になる。
その日、俺たちは屋上に通じるドアの内側、階段を上りきった踊り場にいた。
使わない机や椅子が何脚か置かれているだけの場所。
そこで俺たちはいつものように身を寄せあっていた。

四季を通じ、放課後の屋上は天野みどり専用という感があった。
施錠されているわけではない。しかしほとんど誰も近付かない。
いきおい俺たちが二人だけの時間を過ごす場所として定着していった。

学年末も近いこの時期、吹きっさらしの屋上に出ようという物好きなど誰もいなかった。
直下の3階は3年生の教室があるが、卒業を控えた今、登校日以外は学校に来ない。
家族と同居する俺たちにとり、屋上への出口は格好の「二人だけになれる場所」だった。

隣り合わせて座る。抱き合う。抱擁の合い間に口づけを交わす。
何度も味わった天野の柔らかい唇。甘い吐息。艶を帯びた声音。
さらに、意識はしてないのだろうが腕をからませてふくよかな胸を押し付けてくる。
それらは俺を興奮させるのに充分だったが、学校という場所が俺をためらわせていた。
これまで機会がなかったわけではないが、俺は一線を超えられないでいた。
天野はどう思ってるんだろう……。

「ねぇ早川ぁ」
「どうしたの?」
「海であたしの胸見たでしょ」
たしかに去年の夏、水着を流された天野の胸を見た。だが事故だ。狙ったわけではない。
触ったことも何度かある。だがすべて服の上からで直接見たのは夏以来ない。
「な、なに、いきなり?」
「ううん、言ってみただけ」
「なんだよ、気になるじゃん」
「なんでもないったらぁ」
そう言って天野は下を向いた。他にも何か言いたそうだ。
25802/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:20 ID:b3y1LV1N

「また見たい?」
「え?」
「だからぁ……わたしの胸」

めったに見たことのない真っ赤な天野。かなり恥ずかしい思いで口にしたに違いない。
天野が誘っているのか? 勇気を出せないでいた俺をもどかしいと思ったのか?
心に天野への愛おしさが湧いた。

「天野、愛してる」
俺は何度もささやいた言葉を天野に告げた。
「え? う、うん。わたしも……愛してるよ」
「俺でいいの?」
「……早川じゃなくちゃイヤだよ」
「ありがとう。俺、すごく嬉しいよ」
天野を思いっきり強く抱きしめた。
「く、苦しいぃ〜」
「あ、ご、ごめん」
「もぅ、もうちょっとやさしくしてよね!」

胸を見せてもらえるだけでいい。
そう思った俺だが、淫らな雰囲気に飲まれたのか、性的な感情が沸き起こった。
「天野が欲しい」
「こ、こんなところで?」
「いや?」
「だ、だって……誰かに見られたら……」
「俺、もう我慢できないよ」
「……わかった。いいよ」
逡巡のあと、天野が小さくうなずいた。
25903/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:21 ID:b3y1LV1N

「わたし、遊んでるように見られてるけど……初めてなんだよ」
最後のほうは聞き取れないほど小さな声。
「天野の本当の姿、俺は知ってるよ。それより……俺も経験ないんだ」
「そうなんだ……てっきりしたことあるのかと思ってた……」
「どうしてそう思うの?」
「大須賀とエッチな話してるじゃん。それも結構具体的に」
「話だけだよ。俺もあいつも、そんなにもてないって」
「大須賀がもてないのはわかるけど、早川は人気あると思うよ」
「そうなの?」
「だってわたしが好きになった人だから……」
「あ、天野……」
温かいもので心がいっぱいになった俺は、天野を抱き、キスをした。

「天野、脱がすよ」
ブレザーのボタンに手をかける。上着を脱がし、丁寧にたたんでそっと置く。
次はジャンパースカートだ。でも脱がし方がわからない。一瞬手が止まる。
「ちょっと寒いね」
天野が腕を抱きながら言った。
春は目の前とはいえ、この季節はまだまだ寒い。
ことに屋上に通じる踊り場は校内のどこよりも気温が低かった。
「全部脱ぐのはキツイか……。それに誰かに見られたらマズイし。」
「うん……」
「天野、胸はまた今度見せて。もっとあったかくなったらでいいから」
「う、うん」
天野を脱がせるのをあきらめると、俺はズボンのベルトに手をかけた。
26004/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:21 ID:b3y1LV1N

ズボンを下ろす。寒くて我慢できないほどではないが、たしかにスースーする。
俺も全部脱ぐのはさすがにつらかった。
それに、天野が服を着ているのに俺だけ全裸というのは余計に誤解されるだろう。
「寒いからこれでいい。天野もスカートめくってくれればいいから」
ひざのあたりまでズボンを下ろすと、俺は天野に声をかけた。
「うん」
天野が安堵の表情を浮かべて答えた。

「今日かわいいパンツはいてるんだよ」
スカートをまくって俺に見せながら天野が言う。
「ごめん。俺、女の子の下着のことよくわかんなくて」
「もぅ! 種類や名前は知らなくてもかわいいかどうかならわかるでしょ!」
「あ、う、うん。……かわいいと思う」
「やっぱりぃ? ねぇ、どこがどこが?」
「色……かな?」
パステルイエローの、なんという種類かわからないがかわいいデザインのショーツだった。
「他にはぁ?」
「形も……」
「でしょでしょ〜。ここらへん『せくしぃ』じゃない?」
そう言って天野はレースに縁取られた腿の部分を指差した。
何の気なしに視線を送った俺は、その横のふっくらと盛り上がった恥丘に心を奪われた。
俺の態度に気付いたのか
「やだ……」
そう言ってスカートを戻す。のみならず、身をすくめるように天野がしゃがみこんだ。
26105/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:22 ID:b3y1LV1N

そんな天野にふと我に返った俺は、急いで話題を戻した。
「俺に妹いるの知ってるだろ?」
「うん。一年生だよね?」
「子供のころ妹の下着姿見たことあるけど、それに比べれば大人っぽいなって思う」
「そりゃそうだよ。だってこれ子供のパンツじゃないもん」
「うん。……なんていうか、大人っぽくてキレイ、かな」
「早川のパンツだって弟のと違うよ」
「天野弟いるんだ」
「うん。あの子もブリーフだけど早川とは違うな」
「どこが?」
「アソコの形がはっきりわかってスケベだよね」
天野が俺の股間のふくらみのあたりにチラチラと視線を送りながら言う。
俺は痛いほど勃起していた。ウエストゴムからは亀頭が覗きそうなほど張りつめている。
「わたしとえっちしたいんだよね」
「うん……」
「わたしも……早川とえっちしたいよ……」
目元を朱に染め、天野が言葉を継いだ。
色っぽい。そう思った。

天野の視線に晒されたまま、俺はゆっくりブリーフを下げた。
今まで感じたことのない興奮が体を包んでいる。
あせったせいか布地に勃起が引っかかり、反動で勢いをつけて上下する肉棒。
本来なら笑ってしまうほど滑稽な動作だったが、俺も天野も笑わなかった。
笑えないほど二人とも緊張していた。
今まで誰にも見せたことのない俺のもう一つの姿を天野の前にむき出しにする。
天野は魅入られたように勃起から目を離さなかった。
26206/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:23 ID:b3y1LV1N

「ねぇねぇ、これってホーケーっていうんでしょ?」
沈黙を破り、皮をかぶった俺のペニスを指差して天野が言う。
「……うん」
「皮剥けるの?」
そう言うと、ためらいもなく肉棒を握り皮を根元に動かす。
俺は毎朝の入浴が習慣だった。今朝も登校前に風呂に入っている。
しっかりと洗っているおかげで恥垢はないし、においもしないはず。
それがせめてもの救いだった。よかった。そう思えた。

「わぁっ! ほんとに剥けるんだぁ!」
キャッキャッとうれしそうに笑う天野。
「天野ぉ、いやじゃないの?」
「なにが?」
「包茎は女の子がイヤがるって聞いた……」
「早川のって仮性でしょ? ちゃんと洗ってるならいいじゃん」
「………」
「わたし、処女だけど知識だけはあるよ」
「………」
「もぉ! 暗くならないでよぉ!」
「だって……」
「……好きな人のなら、どんな形でも平気だよ」
「………」
26307/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:24 ID:b3y1LV1N

「わたしのこと、相手の体の特徴を知って好き嫌い選ぶような女だと思ってる?」
「まさか! 天野がそんな子じゃないのは俺、よく知ってる!」
「だったらぁ、いつもみたいに笑ってよ、ね!」
「ごめん。そうだよね。俺、どうかしてた」
「ふふふ、でも、男の子ってそういうこと気にするんだ……」
「まあね……」
「子供作るのに不都合はないんでしょ? だったらいいじゃん!」
「天野、もう子供欲しいの?」
「違うよ、たとえばの話!」
「そうだよな、俺たちまだ高校生だし。でも俺、天野に俺の子供産んでもらいたいな」
「早川……」
「あ、もちろんもっと大人になってからだけどね」
「……うん。わたしも早川の子供産みたいな……」
「天野……」
俺は天野を抱きしめると、そっとキスをした。

結婚。
そのとき俺は初めて意識した。
天野を人生の伴侶としてともに生きていく。
漠然とではあったが、俺はその姿を想像した。
悪くはないな。
心からそう思った。
26408/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:24 ID:b3y1LV1N

「ねぇ、おちんちんいじってもいい? 興味あるんだ」
「あ、うん……」
「へぇー、こうなってるんだぁ……」
袋を持ち上げて裏側を見たり、袋の皮を伸ばしたりといたずらが続く。
俺の股間をオモチャに、いろいろな角度から観察する天野。

そんなことをされているうちに我慢の限界が近づいてきた。
「あ、天野ぉ……」
「なに? きゃっ!」

『イキそう』。そう告げる前に暴発した。しゃくりあげるようにして何度も射精する。
手で角度を固定された陰茎は、天野のあごのあたりに精液を放った。

「やだぁ〜、なにこれぇ!」
「ご、ごめん」
「あ、ううん、びっくりしただけ。……これが精液、なんだ」
あごを拭い、俺の出した白濁を手で受けた天野。続けて
「あぁ、ヌルヌルしてるぅ〜。それにベトベトぉ〜」
と、かなりイヤそうな感じの声。
「ご、ごめん」
「初体験が顔射ってのはわたしも想像してなかったなぁ〜」
「ほんとにごめん、我慢できなかった……」
「謝らなくていいよ。イッちゃうぐらい感じたんでしょ?」
「うん。天野にしてもらうの、すごく気持ちよかった」
「……バカ」
まんざらでもない顔をした天野が制服のポケットからティッシュを取り出した。
26509/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:25 ID:b3y1LV1N

指、そしてあごを拭く。
事を処理すると、天野は汚れたティッシュをポケットにしまおうとした。

「天野、それ……」
「へへへ、二人の記念品」
「よせよポケット濡れちゃうって。それにそんなの、天野が望めばいくらでも出すから」
「わかってないなぁ、最初に出されたものだから価値があるのに」
「いや、天野に出したのこれが最初じゃないし……」
「え?」
「あ、いや……天野のこと思って何度も自分でしたから……」
「……あっ!」
一瞬の間のあと、俺の言葉の意味を解したか、天野が紅潮した。

「そんなにわたしで何度も?」
「……うん」
「……えっち」
上目遣いでにらむように俺を見る天野。
「ごめん」
「もうそんなことしないでよね!」
「………」
「わたしがしてあげるから……」
そう言って天野はにっこりとした。
26610/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:27 ID:b3y1LV1N

「天野、今度は天野のが見たい」
「……うん」
これまでビデオでしか見たことのない女性器。それを直接見ることができる。
普通の状態だったらそれだけで興奮しきって言動がおかしくなってしまう恐れがある。
だが、暴発とはいえ精液を射ち出したことで俺は落ち着いていた。
これなら天野に嫌な思いをさせず、女性の体の構造を堪能できる。そう思えた。

天野がスカートの中に手を入れる。ショーツを下ろすのだろう。
「天野、俺が脱がしてもいい?」
「え?」
「脱がしたい」
「ダメ! ……恥ずかしいぃ」
「いいでしょ?」
「どうしても?」
「うん」
「……しょうがないか」
天野はあっさり折れた。
「スカート押さえててくれる?」
「えぇ〜!」
「だってスカート押さえながら脱がせられないし」
「それじゃあ早川の目の前で脱がせられるわけ?」
「そうなるね」
「やっぱダメ」
「なんで!」
「恥ずかしいから」
「天野ぉ〜」
「……わかったわよぉ」
26711/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:28 ID:b3y1LV1N

天野がスカートをたくし上げ、
「早くしてね」
そう言って顔をそむけた。
天野の顔を見る。
よかった。嫌がっているわけではなさそうだ。単に恥ずかしがっているだけのようだ。
俺はショーツに触れた。

先ほど目を奪われた恥丘のふくらみ。それが目の前にあった。
柔らかな曲線を描き、はっきりと自分を主張する陰阜。
ブルマーやスクール水着を通して何度か見たことのあるこんもりとした丘。
内側から持ち上がり、天野のオンナを意識させるずっと憧れていた秘密の場所。
それが今、一枚の布を隔てるだけですぐ近くにあった。
指先に全神経を集中させ触る。
張りのある、しかし柔らかい肉の抵抗。胸とは違った手触りだった。
心に淫欲の火がともった。他にもっと触ってみたい場所がある。
俺は恥丘の部分を経、クロッチに指を滑らせた。

濡れている。
最初に感じたのはそれだった。
まるで失禁したかのように水分を含んだ布地は俺を驚かせるのに充分だった。
「天野……」
「恥ずかしいから触らないで……」
俺との行為で天野も興奮している。感じている。
それがうれしく、また俺の自信にもなった。

何度か股間で指を前後させる。
湿った布の中で、一ヶ所だけコリコリした突起があるのを指が探りあてた。
そこを指が通過すると天野の息が荒くなるのもわかった。
間違いない。ここがクリトリスなんだ。
26812/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:31 ID:b3y1LV1N

実物が見たくなった俺は天野のショーツに指をかけ、静かに引き下ろした。
目の前に恥毛が姿を見せた。
淡いかげりが見えた瞬間、俺の中で何かが弾けた。
俺は思わずそこに顔を寄せた。そして胸いっぱいに香りを吸い込む。
「やだっ!」
途端に視界が暗くなる。あわてた天野がスカートを離してしまったようだ。
そのまま身を引いて俺から逃れようとする。
だが腿まで下ろされたショーツが天野の動きを封じる。
俺は天野の腰を押さえると、そのまま構わずに匂いをかいだ。
心の奥底から情欲が揺さぶられるような香りがそこからした。
初めてかぐ天野のメスのにおい。
射精したばかりの陰茎に血液が集まっていくのを俺は感じた。

涙声になり激しく抵抗する天野の声が俺を現実に引き戻した。
天野の嫌がることをしてしまったのか? 俺は後悔した。
スカートから出、天野の顔を見る。
目にいっぱい涙をため、しかし責める様子もなく天野が俺を見た。
申し訳なさでいっぱいになった俺に天野が声をかけた。
「いきなりそんなことしたら驚くよ」
「怒った?」
「ちょっと怒った……」
「ごめん」
「もうしないなら許してあげる」
「うん。天野にだけは嫌われたくないから、天野の許しがなければしない」
「……ありがとう。ごめんね」
「俺の方こそごめん」
俺は立ち上がって天野を抱きしめた。
天野が俺の唇を求める。俺たちは激しいキスをした。
26913/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:31 ID:b3y1LV1N

剛直が熱を帯び、痛いほどそそり立っている。
もう出さないかぎりおとなしくなりそうもない。
天野を抱こう。そう決意した。

いつかはこんな日が来るかもしれない。
そう思った俺はコンドームを準備していた。
財布に入れ、いつでも使えるように用意していたゴムを取り出す。
自分で着ける練習も何度もした。そのせいか滞らずに装着を済ませられるはずだ。

「ねぇ、着けさせてくれる?」
「天野、着けたことあるの?」
「ないよ。でも興味あるのそういうの。……だめ?」
「……いいよ」
つい今しがた天野の手で射精させられた。
しかしそれ以外に人に触ってもらったことはない。もう一度天野に触ってもらいたい。
その衝動も手伝い、俺は天野にコンドームを渡した。

天野は興味津々といった感じで四角いビニールの上からゴムの感触を味わっている。
「雑誌で読んだだけだから、間違ってたら教えてね」
そう言って袋を破ると中からゼリーで覆われたゴムを取り出す。
何度か裏返し、どちらが表か確かめると精液溜めを指でつまんで勃起にかぶせた。
(ちゃんと知ってるんだ……)
「えっとぉ、」
そのままクルクルと根元までゴムを戻していく。
天野の指の感触が心地いい。さっき射精していなかったらまた暴発していたかもしれない。
それほどの快感だった。
27014/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:32 ID:b3y1LV1N

と、突然あわてたような天野の声。
「あっ!」
「どうしたの?」
「破けちゃった……」
「え?」
見ると茎胴の真ん中あたりのゴムが裂けている。
「爪立てちゃったみたい」
「そうなの?」
「ごめんね、代わりのある?」
「……ない」
「……そっかぁ」
「今日は出来ないのか……」
「ねぇ、早川がいやじゃなかったらそのままでもいいよ」
「え? そんなのダメだよ。天野妊娠したらどうするの?」
「今日ね、安全日……」
「そう…なの?」
「……うん」
「でも……」
「早川は着けないとイヤ?」
「俺は構わない。っていうかそっちの方がうれしい。だって天野を直接感じられるから」
「わたしもだよ」
「ほんとにいいの?」
「うん」
「わかった」
27115/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:33 ID:b3y1LV1N

破れたコンドームをはずすと俺は天野を抱き寄せた。
椅子に腰かけた俺にまたがる形で天野が腰を下ろす。
俺の勃起を握り、固さや手触りを確かめるようにしごく。
すべてはスカートの中で天野の手で行なわれているため、俺には目視できない。
それでも女の子の手でいじられる快感はこれまで味わったことのないものだった。
先端が熱くヌルヌルしたものになすりつけられる。
天野の陰唇だ。そう思った。
天野が俺を握ったまま腰を浮かせる。
いよいよ天野の中に入っていくんだ。

心臓が激しく脈打つ。こんなに興奮したのは初めてだ。
自分で角度を調節すると、天野はゆっくりと腰を落とした。
「んんっ!」
くぐもった天野の声。
俺のモノがきついものの中に入っていく感触があった。
「はぁ〜ん」
泣き声にも似た声が天野の口から漏れる。
「天野、痛いなら無理しなくていいぞ」
「平気……」
あまり『平気』じゃなさそうな天野。

抜いたほうがいいのか? だが椅子があるため、俺は自分の意志で抜くことができない。
それにいま腰を動かしたら天野の中により深く食い込むだろう。
ダメだ、動けない。
俺は天野に任せるしかなかった。
27216/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:33 ID:b3y1LV1N

天野が少しずつ腰を落とす。ついに俺は根元まで天野の膣に収まった。
「天野、平気? 痛くない?」
「痛い……」
「抜いてもいいよ」
「だめ」
「天野の痛そうな顔見てらんないよ」
「痛くないから続けて」
「痛いんだろ?」
「痛くない……」
虚勢を張る天野。すべては俺を満足させるためなのか?
胸が熱くなった。

少しでも天野の痛みを和らげるには早く射精するしかない。
「天野、動くよ。痛かったら言えよ」
「……うん」
天野に負担をかけないように少しずつ腰を動かす。
とはいえ、天野が俺の上に乗っているため俺の動きは制限される。
ペニス全体が強く握られたような軽い痛みの中、俺は天野の中で動きつづけた。

何度か動かすうち、俺の性感も高まっていった。
射精したい。その欲求が強くなった。
腰が快楽を求め、自然に上下する。そのたびに天野の顔が苦痛にゆがむ。
少しずつ高まっていく射精感の中、たびたび俺は天野への気遣いを忘れそうになった。
その都度、意志の力で腰を止めようとするが、気が付くとまた腰が動いていた。

限界が近付く。
もういつ射精してもおかしくないほど俺は甘い感覚に包まれていた。
天野が腰をよじった。
それが最後だった。
突き上げてくる快感に耐え切れなくなった勃起が悲鳴をあげた。
27317/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:34 ID:b3y1LV1N

「天野、天野っ! ……うっっ!」
びゅくっ! どくっびゅっ! ずびゅっ!………
尿道を快楽の塊が通過していく。俺は天野の最奥で白濁をまき散らした。
待ちわびていたように発射されたこってりした精液。
「ひゃん!」
俺のほとばしりを感じたのか、天野がしがみつく。
意識が遠のきそうな快感の中で俺は天野を抱きながら何度も精液を送り込む。
尽きることのない快楽の余韻が俺の体を満たした。
長い長い射精だった。射ち出された精液は天野の胎内に染み込んでいった。

天野は大きく息をつくと、俺の首に回していた腕をゆるめた。
「気持ちよかった?」
「うん」
「そっか……うれし」
「天野……」
「ね、ティッシュ取って」
「あ、うん」

天野にティッシュを渡すと、股間に当てて立ち上がる。
スカートの中に手を入れたまま情交の跡を処理する。
「俺が出したの感じた?」
「うん。おちんちん、ビクビクッて動いたよ。それでイッたんだってわかった」
「初めてなのに中で出しちゃってよかったのかな……」
「わたしの最初がゴムなんて悲しすぎるじゃん。いいんだよ、これで」
「うん。ありがとう」
「でもさぁ、中で熱いものを感じるってのはウソだね〜」
「そうなんだ」
「うん。それは感じなかった」
「なるほどね」
27418/18 ◆TLS1/ZapCM :04/04/20 02:35 ID:b3y1LV1N

「あ……」
無意識に汚れたティッシュを見た天野が声を上げる。俺もつられてソレを見た。
血の赤と、精液の白とに彩られたティッシュ。天野の処女の証が付いていた。
「わたし、えっちしちゃったんだね」
「後悔してる?」
「するわけないじゃん。いちばん大好きな人にあげられたんだよ。うれしいって」
「天野……」
「でもずるいよね、早川は気持ちよかったんでしょ?」
「うん……」
「わたしは痛いだけだったよぉ。大好きな人とじゃなかったら二度としない!」
「ごめん……」
「あ〜ん、まだ足の間になんか挟まってる感じがするぅ……」
「ごめんね」
「早川のおちんちん大きすぎるんじゃないのぉ?」
「そ、そうかな……」
「わたし、壊れちゃうかと思ったよ。今度は…やさしくしてね……」
天野はそう言うと俺の胸に顔をうずめた。
275名無しさん@ピンキー:04/04/20 06:12 ID:w406TDQA
うは〜、エビテールの新作SSを読むの何て、何年振りやら…。
「マリみて」のアニメを見ながら、天野の事を思い出していた1ファンとしては
何と言うか、感動の極みデス。

ゴーゴー天野、イケイケ天野
(「マリみて」のアニメを観ていない方、ワケ分からない一文でスミマセン)♪

そして、感想を書かせて頂ければ、
敢えてお互いを呼び捨てにしたのは
逆に天野っぽい?感じが出て、個人的にはイイと思いました。
あと、着衣Hというのも、やはり個人的趣味ですが
よりエロっぽくて、素晴らしいです。

ただ、早川視点での描写なので、致し方ないとは思うのですが
天野の細かい動き
(例えば、H最中の痛みを示す表情の変化や
「ウン」などといった、うめき(喘ぎではなく)声、
行為後の会話の最中にも、ティッシュを見た際の複雑そうな顔など)を、
セリフの合間に加えると、よりイメージし易くなるのではないでしょうか?

それでは、長文感想でスレ汚しをしてしまって、スミマセンでした〜。
276名無しさん@ピンキー:04/04/20 15:35 ID:b/cr3Lde
乙海老。
277名無しさん@ピンキー:04/04/20 17:10 ID:UToK98H8
ここはあんた専用のSSスレじゃない。
もう書かんでいいよ。
278名無しさん@ピンキー:04/04/20 17:24 ID:gXYgcobc
>>277
まぁ>>200前後の記事を読んでおけ
279名無しさん@ピンキー:04/04/20 19:21 ID:5FFUFa4+
わけわからん人は放っといて、エビテール(・∀・)イイ
280名無しさん@ピンキー:04/04/20 22:16 ID:ePf8Wxys
スレ住人構成率 予想
一般ROM   :■■■■■■■■ (80%)
SS書(軽)   :■(10%)
SS職人    :□(5%)
DeepROM   :‖(3%)
薔薇十字(仮) :|(2%)

一般ROM 一般的な読み手、ダメだと思うのはスルー。
    レスは[藁タ][乙][神]等簡潔な肯定系が多い。
    正直、荒れはじめると早く終わってほしいのでレスしなくなる。
SS書(軽) 時々小ネタを書いて反応の良し悪しで次のネタを書くか消えるかする。
    入れ替わり多し。
SS職人 定期的に長編を書き、投入するが、叩かれて消えることも多い。
DeepROM SSを読むために生まれた。
    すべてのSSを読んで、一言でもレスを付けないと気がすまない。
薔薇十字(仮) 高潔な魂の持ち主
    このスレを清浄に保つために(自分だけの基準で)不適切なSSを断罪し
    (自分だけの意見だと気付かずに)スレの住人の総意を代弁する。
    (粘着と言われようが)何事にもくじけない強い意志をもつ。

#某所の電波文を貼ってみるテスト
281ID:b3y1LV1N:04/04/21 06:40 ID:0cjIQok+
>>275
詳細なご感想、どうもありがとうございます。

自分の記憶の中では二人は呼び捨てしあっていました。
それで書きはじめたのですが、調べてみたら違っていました。
ですが二人の関係がゲーム本編よりも進んでいる、という設定なのでそのまま通しました。

二人のエッチシーンは最初から着衣で、と考えていたわけではありません。
服を脱がせなかったのは、天野さんを冷たく固い床に裸で横たわらせるのがかわいそうだったからです。
服を着ていても床はちょっと……と思い座位に変更しました。

細かい描写をセリフの間にはさむというご教示いただいた手法ですが、今後はもっと活用しようと思います。
技術や技巧的な面でのご指摘は大変ありがたいと思っています。
もし他にお気づきの点がございましたら、どうぞお教えください。



>>277
私自身、専用などと思ったことは一度もありません。
トリップを付けておりますので、お気に召さないようであれば飛ばしてください。
282名無しさん@ピンキー:04/04/22 00:57 ID:i23+ET6r
blue氏のサイトのアドレスキボリ
283名無しさん@ピンキー:04/04/22 03:12 ID:L6aNSdKN
284282:04/04/22 08:27 ID:i23+ET6r
感謝
285名無しさん@ピンキー:04/04/25 23:24 ID:Nz3wORki
避難所開設
ttp://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/13544/1082534092/
あんまり関係ないかもしれぬが
286名無しさん@ピンキー:04/04/27 09:54 ID:s/q7sSMU
ほしゅほしゅ
287 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:50 ID:YhTae9t1

中里佳織SSです。
傾向はラブラブ系で、エッチシーンは全体にぬるめです。
物語は学園祭の前日〜当日の朝です。
君子が青葉台高校にいると都合が悪いので時代を高1に設定しました。
また学園祭をクラスとは違う教室に変更しました。
服を脱ぐ関係上、日程も10月中旬〜下旬あたりにしています。
それ以外はゲームに準拠しています。
SS内には中里さんとの性行為の描写がありますが挿入はありません。
トリップ付けましたので、以上の点が許容できない方は飛ばしてください。
読まれる方は自己責任でお願いします。

収蔵は可です。
28801/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:51 ID:YhTae9t1

明日は学園祭だ。
高校に入学して初めての学園祭とあり、すべてが手探りだった。
うちのクラスは喫茶店をやることになっている。
学園祭実行委員の中里佳織さんが発案した郷土研究を否決しての喫茶店。
中里さんの案も乗り気とは言いがたかったが喫茶店とは……。
正直、他と代わり映えのしない喫茶店には俺は否定的だった。
が、決まった以上やるしかない。

だがみんなは非協力的だった。
面倒な仕事はすべて中里さんに押し付け、誰も手伝おうとしない。
こつこつ努力するタイプの中里さんは、それでも嫌な顔一つ見せずに準備に励んだ。
俺はそんな中里さんに魅かれていった。
最初は同情だったのかもしれない。だがいつしか俺は彼女の人柄が好きになっていた。
中里さんと少しでも多くの時間を過ごすため、俺は積極的に彼女を手伝った。

いよいよ明日は学園祭だ。
俺たちの喫茶店が活況を呈すればこれまでの苦労が報われる。
そのためにやれることは全部やった。今日はゆっくり休もう。
風呂も入った。メシも食った。あとは寝るだけだ。
ベッドに横になりながら、俺は今日のことを思い出していた。

客席と厨房、その他の準備スペースのレイアウトに最後まで迷った。
下校時間も近付いていたため切り上げて帰ったのだが、本当にあれで良かったのか?
レイアウトに用いた図面を出して眺めていると、さらに動線を活かす配置が浮かんだ。
なぜこれに今まで気がつかなかったのか?
明日の朝、早めに登校しても机や椅子を動かすのには時間がかかる。
いま頭で考えているものが、実際に並べてみるととんでもない的外れなものかもしれない。
どうする? 今から学校に行くか? 並べ替えてダメだったら戻せばいい。
そうだ、今から行こう。
時計を見た。10時か……。徹夜仕事になるかもしれない。
俺は制服に着替えるために立ち上がった。
28902/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:54 ID:YhTae9t1

高校に通った経験を持つのは家族で俺と両親だけだ。
両親が高校生だった頃とは時代が違う。今の学園祭とはそういうもんだ。
そう言って家族に承諾させ俺は夜の街に出た。
両親を納得させるのには青葉台高校の自由な校風も説得力を持っていた。
一例だが、クラブ活動も生徒の自主性が重んじられている。
なにしろ3組の剣道部の女子はテストの日も防具を持って登校していた。
話によると3学期の球技大会の日も練習があるらしい。ある意味それはすごいことだ。
ともかく、俺は堂々と抜け出すことに成功した。

学校に着く。
青葉台高校は宿直の先生も置いていないし、警報システムも導入していない。
いくら治安のいい街とはいえすこし無用心だと思うが、今日はそれがありがたかった。
侵入路は一階の男子トイレだ。窓の鍵が壊れていることを生徒の何人かは知っている。
そこから入れるはずだ。

校門を乗り越えようとしていたとき、
「小笠原くん?」
誰かに声をかけられた。
ドキッとして振り向く。
「中里さん?」
「なにしてるの?」
門扉にまたがった俺をいぶかしげに見ているのは、やはり制服の中里さんだった。

一旦は上った門から降りると、浮かんだアイディアのことを手短かに話した。
「あ、あのね。私も同じこと考えたの。それで、試すのは今晩しかないって……」
中里さんも俺とまったく同じことを考え、そして来たのだと言う。
「なんで学校にいるとき思いつかなかったのかって、俺ちょっと自己嫌悪しちゃったよ」
「私だってそうよ……でも、喫茶店のこと真剣に考えてくれてうれしいわ」
中里さんが本当にうれしそうに言った。
俺はこの笑顔のために頑張ってきた。この笑顔をずっと見ていたい。その思いが強くなった。
29003/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:54 ID:YhTae9t1

「中里さん、まさかうちの人に黙って出てきたわけじゃないよね?」
「大丈夫。ちゃんと言ってきたわ」
「俺は男だからいいけど、女の子がこんな時間に出歩いちゃダメだよ」
「何かあったら小笠原くんが守ってくれるでしょ?」
そう言って中里さんが微笑んだ。
俺を信じきったかのように見上げる中里さん。ちょっとドキドキした。
中里さんはどんなことがあっても俺が守る。そんなことを思った。

「昇降口は鍵がかかってるわよね、どこから入るの?」
「一階の男子トイレの窓が開いてるはずだよ」
「え?」
中里さんは男子トイレと聞いて一瞬表情を曇らせた。
「こんな時間、誰もいないから気にしなければ平気だよ。それとも他に入るとこ知ってる?」
「ううん。学校に来たのはいいけど、どこから入ろうかずっと迷ってたの」
「じゃあ決まりだね」
「……そうね」
俺たちは校舎の裏手に回った。

「大丈夫、開いてる。ここさぁ、カギが壊れてるんだ」
「そ、そうなの」
緊張気味の中里さんの声。
街灯の明かりがほの暗く差し込むだけの場所。男の俺だってちょっと不気味だ。
一人だったら逃げ出していたかもしれない。中里さんがいてよかった。
29104/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:55 ID:YhTae9t1

「よいしょ」
掛け声とともに窓枠に飛び乗る。
タイルの床に着地すると、中から中里さんに手を差し伸べた。
「つかまって」
「う、うん」
平均より身長の低い中里さん。
手を引っ張るだけでは上げきれないと判断した俺は
「ちょっとごめんね」
一言謝ってわきの下に手を入れ、抱えあげた。
「きゃっ!」
小さな悲鳴をあげて、それでも逆らわずに中里さんは俺に持ち上げられた。
顔が接するほど近付く。だが意識していては中に入れることが出来ない。
多分いま俺は真っ赤になっているはずだ。周りが暗いことに感謝した。

中里さんと夜の校舎に入る。
非常灯のグリーンのライトと、火災報知器の赤ランプしかない一階の廊下を抜ける。
階段を上がって俺たちのクラスのために用意された3階の空き教室に向かう。
3階まで来ると塀や民家でさえぎられていた街灯の光も届き、廊下は明るくなった。
今夜は満月なのだろうか?
ほぼ真円の月が頭上に輝いているのに俺はそのとき初めて気付いた。

月明かりに照らされた校舎は、見慣れた場所なのにいつもとどこか違って見えた。
深夜の学校。
本来なら恐怖心が優るはずだが、中里さんが一緒のせいかちっとも怖くなかった。
それどころか神々しい感じさえした。月の魔力……。そんなことをふと思った。

喫茶店の飾り付けが施された教室に入る。
蛍光灯を点けないと作業できないのではという心配は杞憂に終わった。
月や街灯の明かりで俺たちが作業できるだけの明るさは確保されていた。
これなら外部から発見されることもないだろう。
29205/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:56 ID:YhTae9t1

二人で協力して机や椅子を動かす。
配置が変わることにより、壁の飾り付けも架け替える必要が出てくる。
俺たちは作業に没頭した。

いくら月が明るいとはいえ、それにだって限界はある。
図面を見るときなど、自然と俺たちは顔を寄せ合って覗きこんだ。
中里さんから石鹸の香りが漂った。いい匂いだった。

作業が終わる。
俺たちの考えが果たして正しいのか、実戦を想定して動いてみる。
これがダメならまた元に戻さなくてはならない。
……結果は大成功だった。交差していた動線がスッキリまとまり、効率が上がった。

「やったね」
「うん。でも小笠原くんがいてくれなかったら出来なかったわ」
「違うよ。俺が最初考えたのだとダメなところあったじゃん。中里さんのおかげ」
「私一人だったらまだ終わってないわ。ううん、中に入れなくて帰ってたかもしれない」
「……ま、とにかくちゃんと出来てよかったよ。明日みんな驚くだろうな」
「そうね、ふふふ」
その様子を想像したのか、中里さんが楽しそうに笑った。つられて俺も笑った。

「ちょっと疲れたね、休もっか」
「うん」
椅子を引いて中里さんが腰を下ろした。
一つのことをやり遂げた達成感が俺たちにはあった。

俺は見るともなしに中里さんを見た。
月の光に照らされた中里さんの横顔は幻想的なまでに美しかった。
気高ささえ感じられる美しさに、俺は直視できなくなって正面を向いた。
29306/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:56 ID:YhTae9t1

「学園祭が終わったら、私たち話すこともなくなっちゃうのね……」
少しの間を置き、つぶやくように中里さんが言った。
「え?」
「あ、ううん、なんでもないわ」
「……俺はそんなのいやだな」
「え?」
中里さんがこっちを見たのがわかった。だが俺は正面を向いたまま続けた。
「学園祭が終わっても中里さんとの関係は続けたい。終わりにしたくない」
「小笠原くん?」
戸惑いを含んだ声。
「俺、中里さんを手伝うことでいろんなことを知った」
「………」
「どんな考えの人なのかとか、どういうものに心を動かす人なのかとか」
「……どういうこと?」
「俺、自分の気持ちに気付いたんだ。中里さんが好きだってことに」
中里さんの顔をまっすぐに見据え、俺は自分の気持ちを告げた。
「っ!」
中里さんが息を飲むのが聞こえた。
「いきなりこんなこと言って迷惑かもしれない。でも俺、本気なんだ」
「………」
拒絶とも受容とも判断できない表情で中里さんが俺を見ている。
「中里さんのことが……誰よりも好きです」
言った。どんな結果になろうと後悔はしない。
このことで中里さんに嫌われ、避けられてもすべて自分の責任だ。
「私のどこがいいの? 私なんかのどこを好きになってくれたの?」
「そんなこと言わないでくれよ。『私なんか』じゃない。中里さんだから好きなんだよ」
「私……私……」
俺をじっと見つめたままの中里さんの瞳から涙がこぼれた。
「中里さん……」
「私なんか好きになってくれるはずないって思ってたのに……」
あとは言葉にならなかった。
29407/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:57 ID:YhTae9t1

「中里さん……」
俺は立ち上がると中里さんに近付いた。そして椅子の後ろから中里さんに腕を回した。
中里さんは俺の腕に頬をすり寄せ、
「ありがとう」
そう言ってまた泣いた。

ひとしきり泣き、落ち着いたらしい中里さんが立ち上がった。
「私、言われるだけでまだ自分から言ってなかったわね」
振り向いてそう言った。
俺たちはだいたい25センチほど身長差がある。自然と中里さんが俺を見上げた。
「私も……小笠原くんが好きです。初めて逢ったときから、ずっとあなたが好きでした」
そのまま俺に体を預けてきた。
俺は中里さんを抱きとめる。そして背中に手を回しやさしく抱きしめた。

どれぐらいそうしていただろう。俺たちはずっと抱き合っていた。
と、中里さんが顔を上向け、背伸びをして目を閉じた。
(これって……)
中里さんの肩を抱くと、俺は目を閉じて唇を合わせる。
初めてのキスだった。
29508/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 10:58 ID:YhTae9t1

唇が離れる。
「私のファーストキス、小笠原くんでよかった」
月明かりでもはっきりわかるほど頬を染めて中里さんが言った。
「俺も初めてだよ」
「そうなの?」
「女の子と付き合ったこともないよ」
「波多野さんや4組の……七瀬さんだっけ? あの人たちは?」
「あいつらは同じ中学ってだけで、彼女でもなんでもないよ」
「……そうなんだ」
はにかみ、うれしそうに答える。
「俺が好きなのは、中里さんだけ」
「……ありがとう」
「ねぇ、もう一度キスしていい?」
「そんなこと聞くもんじゃないわ」
「……ダメってこと?」
「もぅ……」
今度は中里さんから俺にキスした。

キスしただけなのに、俺の股間はそれ以上の関係を求めいきり立っていた。
おそらく中里さんのお腹には異物感が伝わっていることと思う。
だが中里さんはずっと俺に密着していた。
そうされることが俺にとってつらいなど、おそらくまったく気が付かないのだろう。
俺の心に邪悪な欲望が芽生えた。

俺は唇を合わせたまま中里さんの胸に手を伸ばした。
中里さんは一瞬ビクッと身をすくめたが、抵抗せず俺のなすがままになっている。
スカーフをよけ、セーラー服の合わせ目から右手を入れる。
唇をふさがれた中里さんが声にならない声を上げる。
俺はそれを聞きながらブラウスのボタンをはずした。
29609/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:02 ID:YhTae9t1

唇を離す。中里さんの顔を見る。
中里さんは瞳を潤ませ、だがしっかりとうなずいた。よし、続けよう。
指先にブラジャーが触れた。下から押しあげ、直接胸に触れる。
ほとんど隆起が感じられない中に、一ヶ所固くしこった突起が見つかった。
それを人差し指と中指で転がすようにしながら、親指や手のひらで全体を揉む。

鼻を鳴らすような声を立てて中里さんが身もだえする。
感じているのか、それともくすぐったいだけなのか……。
「中里さん、気持ちいい?」
「……ごめんなさい、わからないの」
「え?」
「……男の人に触られたことないからなんか変な感じで」

女性の胸を触るなんて母親の乳房以来だ。十何年振りになるのか?
力の加減も攻めるべきポイントもわからない。中里さんに快感を与えているとは思いがたい。
「どうすれば中里さんは気持ちよくなってくれるの?」
おずおずと切り出す。
「え……小笠原くんがしたいようにしていいわよ」
「中里さん、自分で触ったりしないの?」
「……うん。私、したことないの」
『したことがない』ってのはオナニーの経験はないってことか?

そんなことが浮かんだ途端、射精の衝動が強くなった。
何もかもメチャクチャにしたい欲求に駆られる。
中里さんを犯したい! 膣中に精液をぶちまけて俺のものにしたい!

性欲に負けそうな心をギリギリ理性が押しとどめる。
レイプなんて出来ない。中里さんの笑顔は消せない。消したくない。
29710/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:03 ID:YhTae9t1

ともすれば朦朧としそうな意識の中、中里さんの手をズボンのふくらみに持っていく。
「あ……」
引っ込めようとする中里さんの手を押さえて勃起に押し付けた。
俺の手をかぶせたまま、中里さんの手で剛直をこする。
「ごめん、ちょっとでいいからこうして……でないと、中里さんに何かしそうで怖い」
事態が把握できないのか、中里さんは困惑した表情のままだ。
だが無理に手を振り払うことはなく、俺に従って手を動かしている。

間接的とはいえ、中里さんの手で愛撫してもらっている。
直接ではないため、モノに伝わる感覚は物足りないものがある。
だが中里さんの小さな手のひらが牡の器官を刺激してくれていると思うとひどく興奮した。
すでにパンツの中は先走りの液体でヌルヌルだった。
ズボンを濡らすまでには至っていないが、下着にはシミが出来ているはずだ。
「中里さん……ごめんね……」
それには答えず、無言の中里さん。
しかし手を引き剥がそうともせず俺に合わせて手を動かす中里さん。
きっとどうしていいかわからずに混乱しているのだろう。

性の衝動は腰の奥で渦巻いたまま放出の瞬間を待っていた。
すでに俺の股間は限界まで張り詰めていた。
だめだ、イク。
その瞬間、亀頭の先端から感電したような衝撃が走った。
「っっっ!」
俺はビクビクと体を痙攣させながらドクドクと熱い精液を噴き出しつづけた。
29811/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:04 ID:YhTae9t1

パンツの中を汚して射精が終わる。荒く息をつき、俺はすべての動きを止めた。
突然の俺の変貌に驚いた中里さんが
「ど、どうしたの? 大丈夫?」
不安の色を隠さず聞いた。
「……イッちゃった」
「え? ……あっ……射精…しちゃったの?」
「ごめん……」
「ううん、いいの。……私こそごめんね、もっとちゃんとしてあげればよかったわよね」
「あぁ、気にしないで。俺の方こそごめん、中里さんに嫌な思いさせた」
「イヤじゃないから……私は平気」
「ありがとう」

しばらくの沈黙のあと、中里さんが口を開いた。
「ごめんね……今日、女の子の日なの……」
「そうなの?」
「うん。だから今日は許して」
「許すだなんて……。中里さんがいいって言ってくれなきゃ、俺しない!」
「……ありがとう」

もし生理でなければ、中里さんは俺に体を許してくれたのか?
そう言っていると気付いた俺は
「中里さん、いやじゃないの? 俺でいいの?」
恐る恐る聞いてみた。
「……うん。でも、今日はだめ」
月明かりでもはっきりわかるほど紅潮した中里さんが答えた。
射精したばかりの陰茎が一瞬ピクンと反応した。
29912/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:04 ID:YhTae9t1

パンツの中に射精してしまった。下着を通して外に湿った感じが広がる。
ズボンの中はベタベタだったが、処理のためにトイレに行くのはやめにした。
一人で行くのが嫌だったのと、中里さんを一人残すのが気がひけたからだ。

俺は中里さんに対し、これまで以上に愛情を注ぎたい気持ちを抱いた。
中里さんを優しく抱き、そっと口づける。
お互いの気持ちを確認し、思いを遂げることも約束できた。
俺たちはこれからなんだ。そう思った。

唇を離すと中里さんは俺の胸に額をつけたまま
「ねぇ……えっちしないなら、他は何してもいいのよ……」
と聞こえないぐらいの声で言った。
「え?」
「男の人って、ちゃんとしないと我慢できないんでしょ?」
静まり返った深夜の教室でも注意しないと聞き漏らしそうな声。
「あ……うん。でも俺、いま中里さんにイカせてもらったから大丈夫だよ」
「そう…なの?」
「うん。しばらくはエッチな気持ちにならないと思うよ」
「じゃあまた少ししたら……」
「あ…そ、そうかもね」
「えっちな女の子だって思わないでね……」
中里さんがこれまで以上に小さな声で言った。
「そんなこと思わない。俺の方こそ、エッチなことばかりでごめんね」
「ううん、平気よ」
初めて顔を上げ、俺を見た。吸い込まれそうなほどきれいな瞳だった。
30013/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:05 ID:YhTae9t1

さっきの愛撫で俺がはだけた胸元が見えた。中里さんは何をしてもいいと言った。
「中里さんの胸が見たい」
「大きくないから……恥ずかしい」
「だめ?」
中里さんは黙ってスカーフをはずすと、セーラー服を脱いでいった。

かすかなふくらみを持つ両の乳房を隠すように腕を胸に置き、俺の前に立つ中里さん。
月の光に浮かび上がる中里さんの裸身は女神のように美しかった。
「きれいだ……」
思わず言葉がついて出た。
「やだ……」
中里さんがうつむく
スカートを身にまとい、上半身は裸という奇異な恰好ながら何者にも優る美しさだった。
一歩近付く。
ビクッと身を震わせ、しかし逃げようとせずに俺が近寄るのを中里さんは待っていた。
「こわい?」
「ううん、そうじゃないの。ごめんなさい……緊張してるのかな」
「俺もだよ。心臓が破裂しそうなぐらいドキドキしてる」
「私も……」
「ほら、触ってごらん」
そう言うと中里さんの手を取り、左胸に持っていく。
「本当……鼓動がすごく早いわ」
「だろ」
そのまま中里さんを抱きしめる。
中里さんも俺の背中に手を回すとしがみついてきた。
俺たちはそのまま抱き合った。
柔らかく、いいにおいのする中里さんの体。体温や息遣いが官能を刺激する。
俺はそのとき、ズボンの中で肉茎に力がみなぎっていくのを意識した。
30114/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:06 ID:YhTae9t1

「中里さん、俺も脱ぐね」
ズボンの中で体積を増しつつある物体をくびきから解き放ちたくなった俺は声をかけた。
そうして体を離すとベルトに手をかけ、ズボンを下げる。
淫筒はまだ完全には回復していないものの、下着はやや突っ張りを見せていた。
先ほどほとばしった液体のせいで全体が湿っている。不快感が湧いた。
下着を下ろすとむっとする青臭いにおいがした。欲望にまみれたオスの匂い。
俺にはかぎなれたにおいだが、中里さんはそうではなかった。
「精液ってこんな匂いがするの?」
「……うん」
「知らなかったわ。白いっていうのは聞いたことがあったけど……」
中里さんは静かに手を伸ばし、淫液にまみれた肉棒にそっと触れた。
そして指先に白濁をからめる。
俺は中里さんの手を取ると勃起から離した。
「汚いよ」
「小笠原くんのなら汚くないわ」
中里さんは指を口に運んだ。
「変な味……」
「な、中里さん!」
「ほらね。あなたのなら平気よ」
「……だめだよ、そんなこと」
俺の口調から困惑を感じ取ったのか、中里さんは顔を曇らせる。
そして
「……ごめんなさい。私もどうかしてたわ」
と頭を下げた。
30215/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:07 ID:YhTae9t1

俺はティッシュを取り出すと一物を拭った。
下着にせき止められての発射だったため、行き場を失った精液はそこら中に広がっていた。
陰毛の間に入り込んだ粘液をこそぐように拭き取る。
陰嚢の方にまでしたたり落ちた欲液はしわを伸ばすようにして清めていく。
中里さんはそれらの行為を興味深そうな面持ちで眺めていた。
注目されていることが恥ずかしかった。
「ねぇ、小笠原くんの……触ってもいい?」
「え?」
もちろん直接触ってもらいたい、それも中里さんに。
しかしそんなことを言い出すのに若干のためらいがあった。
「だめ…かな?」
断られるのを恐れている。そんな表情と控えめな声が続く。
「……いいよ」
「ありがとう」
そう言うと笑顔になった中里さんが
「興味はあったんだけど、今まで機会がなかったから」
と言いながら少しずつ硬度を取り戻していた肉筒に指を巻きつけた。

動かすわけではなく、ただ固さや手触りを確かめているだけのようだ。
中里さんに握られている。それを見た途端、力がみなぎりだした。
ピクン!
中里さんの手の中で勃起が跳ねた。
「きゃっ!」
小さく悲鳴をあげ、思わず手を離してしまう中里さん。
支えを失ったにもかかわらず、自らの意思で天を指して屹立する剛直。
完全に勃起した。
30316/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:07 ID:YhTae9t1

「お、小笠原くん……これ」
かすれた声で中里さんが聞く。怖いのか? 緊張しているのか?
「うん。男って興奮するとこうなるんだよ。……中里さん怖い?」
「こんなに大きくなるなんて思ってなかったから……」
「ごめん、びっくりした? でもこれが男なんだよ」
「……うん」
中里さんが少し引きつった顔で勃起を見ている。
「こんなに大きいのが……ほんとに入るの?」
「前ね、木地本たちとビデオ見たことあるんだ。エッチなやつ」
「うん」
「それだとちゃんと入ってた」
「そ、そうよね。私も知識はあるけど、でもなんか信じられないわ」
「中里さんが許してくれるまで、俺絶対にしないからね」
「え?」
「中里さんが怖くなくなるまで、セックスはしないよ」
「……ありがとう」
「ね、また触ってくれる?」
「あ、うん」
中里さんの手が再び俺の勃起を握った。
30417/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:08 ID:YhTae9t1

「こんなに固くなって……痛くないの?」
静かに力を入れないように把持して中里さんが聞く。
「痛いぐらいに勃つことはあるけど、普通はちっとも痛くないよ。気持ちいいから勃つんだし」
「そうなんだ」
「だからもっと力入れて握っても平気。強く握られる方が気持ちいいかな?」
「じゃあこれぐらい?」
中里さんが手のひらに力をこめる。
「うん、気持ちいい。中里さんなら力いっぱい握っても痛くないよ、きっと」
「そ、そう?」
「女の子の中ってもっとすごく力がかかると思うんだ。それに耐えられるだけの固さはあるよ」
「そんなに強く握ったら、私のほうが痛くなっちゃうわ」
「ははは、そうだね」

俺たちは淫猥な行ないを続けた。
中里さんは興味のままに俺の男性器官をいじり、質問する。
俺はそれに答え、自分が感じる部分を教え、刺激してもらう。
少しずつ射精感が増していくのを俺は感じていた。

「中里さん、ティッシュかぶせて」
射精の瞬間は中里さんを抱いたまま迎えたかった。
俺は中里さんを抱き寄せるとキスした。もういつイッてもおかしくないほど高まっている。
そのことが伝わったのか、中里さんの手の動きに熱がこもった。
舌を絡めながら俺の感じる部分を適確に愛撫する中里さん。
俺の我慢も限界に来た。
射精の衝動が勃起を究極の固さにした。
イク!
どぷっ! ずびゅっ! どぴゅぴゅっ! どくぅ!………
目もくらむ快感の中、俺は中里さんの手の中で爆発した。
何度も精液が射ち出される。
自分でも信じられないほど大量に白濁を吐き出し、俺は果てた。
30518/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:08 ID:YhTae9t1

……………
「……ろよ。おい、起きろよ小笠原」
誰かの声がする。体が揺すられる。なんだ?
目を開けた俺の前に波多野が立っていた。
「波多野? なんでお前こんなところにいるんだ?」
「小笠原、お前バカだろ? 今日は学園祭だぞ」
「あ!」
思い出した。
身づくろいを整えた俺たちは抱き合ったままいろいろな話をした。
そのうち眠ってしまったようだ。
気がつくと朝になっており、波多野が目の前にいた。
「ゆうべはなかなか熱い夜を過ごしたようで」
ニヤニヤしながら波多野が言う。

教室の時計は7時を回ったばかりだ。さすが寿司屋の娘。朝はめっぽう強いらしい。
……そんなことはどうでもいい、中里さんは?
あわてて隣に目をやる。
中里さんは安心しきった顔で俺の横で寝息を立てていた。
俺は中里さんを抱きかかえるように眠っていたようだ。
マズイ。俺がいぎたなく眠る姿だけならまだしも、中里さんも見られた。
「おい、波多野……」
「子供だけは出来ないように注意しろよぉ〜」
中里さんを起こさないように小さな声で、しかしにやけた顔で波多野が言う。
「なっ! なにを証拠に!」
あせる。
だが波多野は動じた様子もなく、
「いいっていいって。うち兄貴と弟だろ、ソレが何か知ってるよ」
と汚れて丸まったティッシュを指差す。ソレからはまだかすかに精液の匂いがした。
30619/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:09 ID:YhTae9t1

そんな遣り取りに目を覚まされたのか、中里さんが起きたようだ。
「は、波多野さん!」
半分泣きそうな声。
「ありゃ、起こしちゃったかぁ〜。じゃあ邪魔なあたしは消えますか」
「ちょ、ちょっと待て波多野!」
「心配するなよ、おまえたちのことは誰にも言わないよ」
中学から一緒だった波多野の性格は把握しているつもりだ。
こいつが黙っていると言ったら、どんなことがあっても絶対に漏らすことはないだろう。
そう思うと少しだけ安心できた。
俺はどうでもいい。中里さんの名誉さえ守れれば……。

俺は中里さんと黙って顔を見合わせていた。
そんな俺たちを気にする風でもなく波多野が続ける。
「今日はあたしが日直なんだよ。それにお祭りだろ、血がうずくって!」
いつもと変わらぬ波多野にようやく俺も安心できた。
「バカかお前、学園祭と町内会の祭りをいっしょにするなよ」
軽口を返す余裕も出来た。
「でもさぁ、これやるために忍び込んだのか?」
波多野がそう言ってぐるりを見回す。
「ああそうだよ、こっちの方がいいかなって思ってな」
「うん、いいかもな。みんな驚くぞぉ!」
「波多野さん……」
「中里さんは顔洗ってきなよ。もうしばらくしたら早いやつは来るよ」
「悪いな、恩に着るよ」
「小笠原にはあとでなんかおごってもらうか」
「お手柔らかに……」

その日の喫茶店は大成功だった。
レイアウトの変更は俺が深夜に一人でやり、中里さんが朝来た時には終わっていたことにした。
そして波多野は宣言どおり誰にも俺たちのことを言わなかった。
30720/20 ◆TLS2/fC.82 :04/04/28 11:10 ID:YhTae9t1

学園祭は終わった。ただ一点を除き生活は日常に戻った。
あの一夜があってから、中里さんが俺を一途に見ていることに最近よく気付く。
微笑みかけると、あわてて視線を逸らして下を向く。
級友たちとしゃべっているとまた視線を感じる。
中里さんに笑顔を向けると赤い顔でうつむく。
俺はそんな初々しい感じに好感を持った。

波多野はたしかに誰にも言わなかったが、俺たちの雰囲気はすぐにみんなに伝わった。
俺たちはいつしかクラス公認となっていった。
いまでは中里さんが隣にいるのが当たり前になった。
将来のことはまだわからない。破局が来るかもしれない。
だが俺は中里さんと一緒に人生を歩んでいく。そう予感していた。
308名無しさん@ピンキー:04/04/28 12:51 ID:dXp7kAbq
中里さんキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
是非処女喪失編もおながいしますm(_ _)m
309名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:49 ID:wYa4B7xg
中里さんイイ!

>中里さんなら力いっぱい握っても痛くないよ
あ〜そうかもしんないw
とか思ってしまったり。

なにげに波多野も、漢を感じさせてよかった(ぉ
310名無しさん@ピンキー:04/04/29 21:16 ID:HA3jcrxo
非常にとってもGJにつき大満足なんですが
舞台が1年生なのが何でしょ。
そこら辺裏があるなら教えてもらえるとすっきりします。
311中里さん篇の作者:04/04/30 01:36 ID:cCghk1eQ
>>308-310
レスありがとうございます。反応をいただけて大変うれしかったです。


>>308
書いてみようと思いますが、何かご希望のシチュエーションはございますか?
せっかくリクエストいただいたので反映させたいと思います。
全体の流れでも特定のシーンでも構いません。希望がおありでしたらお聞かせください。
それと、二人が初めて結ばれるのにふさわしい場所はどこがいいでしょうか?


>>309
帰宅部で小柄な文学少女ですから力は強くないと思いました。共感していただいて嬉しいです。

波多野や安藤に力の限り握られたら悶絶ものでしょうね。
波多野の男っぽいところが気に入っています。その中で垣間見せる女らしさも大好きです。
私事ですが、波多野は「うちわをパタパタ」まだ見てないんですよ。それが残念です。


>>310
『学園祭の前の日に泊り込んで準備なんかしない』と君子が言い出すと計画が崩れます。
そこで青葉台高校に在籍させない、イコールまだ中学生、と設定しました。
打ち合わせて君子に話を合わさせるというのも最初は考えました。
ですが、イベント「なにやらゴソゴソ」でのあわてぶりから没にしました。
君子は隠し事ができ、それを続けられるような人間ではないと私は解釈しているからです。

主人公を小笠原雅人にしない、ないし妹がいないとすれば2年生でもよかったと思います。
そうなるとオリキャラになってしまい、自分が感情移入できないのでご覧の設定としました。
中里さんは木地本の名を知っているのか?という疑問もありますが、これはそのままにしました。
むしろ木地本の名前は出さなくてもよかったな、と今にして思います。
練りこみが足りなかったことを反省し、次はもう少しきちんと構築します。ご容赦ください。
312名無しさん@ピンキー:04/04/30 21:10 ID:B433FYNe
>>311
308です。作者さんに希望なんておこがましくて申し訳ないんですが、
取り敢えず会話の中に牛乳絡みの話は是非入れて下さいw
313名無しさん@ピンキー:04/05/01 15:25 ID:GI2B1PcI
310です。合点がいきました。ありがとうございます。
個人的に波多野がいい味出してると思います。
314 ◆TLS2/pyR0M :04/05/02 18:01 ID:ilX0gECH

君子のSSです。
主人公は童貞ではありません。過去にある程度の数の経験をこなしています。
SS内には君子との性行為の描写があります。
君子は処女です。非現実的ですが初体験から快感を得、絶頂も迎えます。
トリップ付けました。以上の点が承服できない方は読まないで飛ばしてください。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

収蔵は可です。
3151/6 ◆TLS2/pyR0M :04/05/02 18:02 ID:ilX0gECH

「お兄ちゃん、誕生日おめでとう!」
「こ、このマグカップは……君子、ありがとう!」
俺の17回目の誕生日。君子は俺が前から探していたレアなプレゼントをくれた。
「気に入ってくれた?」
「もちろん! 君子はいい妹だなぁ。俺、君子の兄で本当によかったよ」
「そ、そんなに褒めても何も出ないよぉ〜」
「いいからいいから。お兄ちゃん、君子のことが大好きだぞ!」
「あ、ありがとう……じゃあオヤスミお兄ちゃん」

学校では誰からもプレゼントもらえなかったけど、君子にもらえたから善しとしよう。
それにしても、何度見ても味のあるイラストだ。いいなぁ……。


「お兄ちゃん起きてる?」
マグカップを眺めていると君子の声がした。
「起きてるぞ。なんだ?」
「えへへぇ、実はもう一つプレゼントがあるんだよ」
そう言って君子が部屋に入ってきた。
「? なんだその恰好?」
君子は水着だった。この前買ったとかいう黄色い水着を着て、しかも手ぶら。
プレゼントなんか持ってないじゃないか。
「もう一つのプレゼントって?」
「あのね……わ・た・し」
そう言うと君子は水着を脱ぎだした。

目の前で起きていることが理解できず、固まったままの俺。
君子は全裸になると
「お兄ちゃんを気持ちよくしてあげるね」
と俺に抱きついてきた。
3162/6 ◆TLS2/pyR0M :04/05/02 18:02 ID:ilX0gECH

現実にこんなことが起こるはずはない。夢だ、夢に違いない。
だがその一方、あまりにもリアルすぎる感覚に俺は戸惑っていた。
まさか、これって現実?

君子の裸は子供の時分に何度も見た。もちろん成長してからは見たことはない。
俺の目の前の君子は子供のときのままの姿だった。
もう高校生になっているのに下腹部には翳りもなく、少しも大人びていなかった。
しかし股間は成熟した女性のものだった。
昔付き合った子と俺はセックスを経験していた。
いろいろあって今は別れたが、その子とは何度も体を重ねた。
君子の女性器は、かつて何度も見たその子のものとそっくりだった。

君子が手馴れた感じで俺を脱がす。
Tシャツに短パンだった俺はあっけなく全裸にされた。
「お兄ちゃん……大きくなってきたよ」
潤んだ瞳で俺の股間をまさぐる君子。俺は股間が熱を持っていくのを感じていた。

「勃ったね。……最初は口でするね」
俺の体を押して横にすると、君子が小さな口を目いっぱい開けてほおばる。
標準よりも少し大きいと自負する俺のこわばりは君子にはきついのか?
そう思ったが、君子は難なく咥えると唇と舌とで絶妙の刺激を与えはじめた。
「お兄ちゃん、気持ちいい?」
俺を見上げて聞く君子。
「うっ! ……気持ち…いい……君子、お前……」
どこでこんなテクを? あまりの快感にその部分は言葉にならなかった。
俺の困惑をよそに、君子はフェラチオを続ける。
3173/6 ◆TLS2/pyR0M :04/05/02 18:03 ID:ilX0gECH

「お兄ちゃん好きぃ……」
君子が俺の分身を咥えたまま顔をまたいできた。
そして俺に見せつけるように君子は何度か腰をうごめかす。
ほどよく発達した陰唇はすでに肥大して充血していた。
お尻のすぼまりから膣口、恥毛に覆われた恥丘といった女の部分が俺を興奮させる。
俺が欲情したのがわかったのか、君子が腰を落とす。
充分に潤い、ぬめぬめといやらしく光る股間が俺の顔に押し付けられた。
むわっとオンナの香りが俺を包む。……理性が麻痺した。

俺たちはお互いの股間に顔を埋め、むさぼるように相手の性器を舌で、唇で舐めまわした。
君子がカリ首を甘噛みする。軽い痛みを含んだ心地よい刺激が伝わる。
さらに尿道口を舌でこじ開けると、全体を強く吸引する。
唇は竿や亀頭を自在に這いまわり、手は休むことなく袋の中のものを転がしていた。
手でしごきながら袋を口に含む動きも君子は時折混ぜた。
これまで味わったことのないような強烈なフェラチオだった。

少しでも気を抜くと射精してしまうほどの快楽が間断なく襲う。
一瞬、このまま君子の口内を汚したい誘惑にかられたがその思いを振り切る。
君子の口の中に射精するのも魅力だったが、やはり膣で存分に精液を発射したかった。
「君子……出したい」
「あむ…ちゅっ……じゅる…いいよ、お兄ちゃん……」
君子が俺をイカせるためペースを上げた。まずい、このままではイク!
「君子待って! 君子の、君子の中に出したい!」
「え?」
「君子とセックスしたい! 君子を犯したい!」
「……いいよ、いっぱい出してね」
そう言って俺のモノから口を離し、ひざで前進すると腰の位置を合わせた。
3184/6 ◆TLS2/pyR0M :04/05/02 18:04 ID:ilX0gECH

「私の初めて、お兄ちゃんにあげるね。入れるよお兄ちゃん」
俺に背中を向けた君子が勃起を握り、自らの亀裂にあてがう。
そして少しずつ腰を落としていった。
「あふぅん……」
俺の剛直が狭いものに固定される。同時に悩ましげな声を出して君子がのけぞる。
君子と一つになった。その瞬間、俺は妹と男女の関係になったことを意識した。
「ん…ぁふ……んん…ぅふ…ぁん……」
君子は自分から快感を得ようと俺の上で腰を振る。
俺は上体を起こし、君子の肩に手を置くとそのまま後ろに倒した。
君子の体重が俺にかかる。心地よい重さだった。
左手を君子の胸に、右手を結合部分のすぐ上にある突起に持っていく。
両手を使い、君子の「オンナ」の部分を俺は攻めた。

俺の上で身をよじり、快楽に身をゆだねる君子。
「お兄…ちゃん……あんっ…ぁふ……ぅあ…」
淫らな声を上げ悶える君子が手を伸ばし、俺のふぐりを触ってきた。
セックスしながらその部分を触られるのが俺はなによりも好きだった。
だがそのことを君子は知らないはずだ。
他の点でも君子は俺がこれまで抱いたどんな女よりも俺の好みを熟知していた。
なぜだ?
疑問が湧いたが、快楽にしびれた俺の頭は思考をほとんど停止している。
俺はそのままセックスに没頭した。

ここ何日かオナニーをしていなかった俺はすぐに高まっていった。
射精の欲求が強まる。君子に射精したい!
一方、この感覚を少しでも長く味わっていたい俺もいた。まだ射精はしたくない……。
俺の上で腰を振っている君子。
他人のペースで動いているため、ややもするとじれったい思いだった。
が、そのもどかしさがこの場合は射精を引き延ばしている。それはありがたかった。
3195/6 ◆TLS2/pyR0M :04/05/02 18:05 ID:ilX0gECH

もっと君子とつながっていたいという思いが腰の奥でくすぶる欲望に負けた。
「君子!」
体勢を入れ替え、俺は正常位になった。そのまま腰を振る。
突くペースや強さを変え、君子とともに激しく求めあった。
「ぁん、ぁん……お兄ちゃん好き…あッ…ン……だめだ…よぉ…」
普段のセックスやオナニーならとっくに精液を吐き出していたはずだ。
しかし今日の俺は違った。イク寸前なのになかなか達せず、君子を突きまくった。

「お兄ちゃん……お兄ちゃん…ぁだめ…んっ……イッちゃ…うっ……」
初めて聞く君子のあえぎ声が俺の情欲をあおる。
君子はこんな声でもだえるのか。こんな声でよがるのか……。
いつまでもこの声を聞いていたいが、そろそろ俺の限界も近付いていた。
「お兄ちゃっ…んっ……好き…大好き……だよぉ…っ! ぁん!」
君子の声に官能が揺さぶられた。艶を帯びた君子の声に俺の中で何かが弾けた。。
「君子、イク! 君子……うっっっ!!」
どぴゅっ! ずびゅっ! びゅびゅっ! どびゅぅ!………

腰が抜けるのでは。そう思えるほどの快感とともに精液がほとばしる。
「ひゃぅ!」
悲鳴にも似た君子の絶頂の声。
俺の精液を射ち込まれ、君子の膣は収縮しビクビクと痙攣した。
その刺激と君子の色っぽい声に精嚢はさらに白濁を吐き出す。
どくっ! どぷっ! ずびゅぅ!………

無限に続くかと思われる射精。俺は君子を組み敷いたまま至上の快楽に酔っていた。
初めて見るオンナの顔をした君子。
その顔を見ながら俺は何度も精液を送り込んだ。
恍惚とした表情の君子は俺の精液を膣中に受けたまま
「お兄ちゃん…好き……お兄ちゃん……」
いつまでも俺を呼び続けた。
3206/6 ◆TLS2/pyR0M :04/05/02 18:05 ID:ilX0gECH

と、突然はっとして目が覚めた。
うつ伏せで、枕を抱くようにしている自分に気付く。
君子は?
あわててあたりを見回す。自分の部屋。もちろん誰もいない。
枕元には君子にもらったマグカップが転がっていた。
夢?
いつのまにか眠ってしまって夢を見たのか?
現実との区別がつかず、頭が混乱する。
……俺は君子を犯した。妹なのに欲望の対象として犯した。
禁忌を冒した夢を見たことで心が沈んだ。
ふと股間の不快感に気付き、パンツの中を見る。
夢精していた。萎えた陰茎にべっとりとした精液がまとわりついていた。


翌朝も君子はいつもどおり俺を慕って話しかけてきた。
だが俺はそんな君子の顔がまともに見られなかった。
それとなく自分を避ける兄の態度に怪訝そうな顔をする君子。
君子は妹だ。君子の幸せを望むのが俺の本分だ。
これからも兄として接していくしかない。俺はそう自分に言い聞かせた。
321311:04/05/02 18:06 ID:ilX0gECH
>>312
行為のシーンはあらかたまとまりました。牛乳も採り入れました。
あとは導入やその後の展開など、全体を肉付けしてからの執筆になります(発表時期は未定です)。
ただ、やはり二人の初めてにふさわしい場所が浮かびません。
いまのところ、ホテルで、と考えているのですが、より適した場所がありましたらお申し付けください。
322名無しさん@ピンキー:04/05/02 19:35 ID:fwBnTix4
>>321
個人的な希望ですが、下校時バスで痴漢されてるのをハケーン→助ける
→中里さんの家まで送る→(゚д゚)ウマーなんてのがいいです。
ベタですがw
323名無しさん@ピンキー:04/05/02 23:43 ID:OFg/cKac
>>320
夢オチいくない! と思う次第であります。
なので、この夢の後、君子を意識しだしてリアルでやっちゃう続編をキボンしてみたり
324名無しさん@ピンキー:04/05/02 23:48 ID:MI6hwEIY
>>315-320
君子萌へ〜〜〜〜〜〜〜〜(ごろごろごろごろ)
確かに君子ってバスト控えめだし、いやそれでも、茂みはあってもよかろうかと。
もしかして、自分の事を幼い幼いと思っている兄へのサービスとして自ら剃(ry

夢オチは残念ですが、そのぶんあれこれと妄想して楽しもうかと思います。
325名無しさん@ピンキー:04/05/03 00:22 ID:5QV5ujET
次は君子側からのネタもキボン
夢オチでも可w
326名無しさん@ピンキー:04/05/03 01:44 ID:b2LrTq57
漏れのお兄ちゃんは、かすみと茜たんを可愛がりつつ、
優子と関係を結び、君子も愛してしまう、駄目お兄ちゃんです。

君子は最高!
327名無しさん@ピンキー:04/05/03 23:34 ID:U8pkdiYL
>>326
そこで「かすみを泣かせるなあああ!」と波多野に殴られたところを、
丘野のMTBで轢かれて、とどめにこだっちゃんの竹刀で一刀両断で
すよw
328名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:07 ID:6fAK+tc5
かすみを泣かせたりなんかしませんよ。
鳴かせはしますが、、、くひひ。
329君子篇の作者:04/05/04 03:52 ID:KCO4kPfl
>>323-325
反応ありがとうございます。レスをお寄せくださいまして、本当にうれしかったです。
最初に夢オチと断った方がよかったですね。もしくは6/6は覚悟を持って読むように付け加えるとか。
そのあたり、今後は考慮します。


>>323
実の妹との関係はリアルでやるとレイプになりそうで書けないんですよ。
君子の兄に対する「好き」は恋愛感情ではないと思いますので、君子は兄との行為を望まないのでは、とも思います。
ちょっと暴力的な味付けはしてあっても、和姦でないとどうしても書けないものでして、申し訳ないです。


>>324
子供のころの印象と、かつての恋人の女性器が混合したものを夢見ました。
そのため最初は無毛だったのに、69では毛が生えています。
この矛盾点やそれ以外にちりばめたいくつかの描写も「夢」を示唆させたつもりでした。
上手くお伝えしきれなかったのはこちらの未熟さゆえです。精進します。


>>325
書くとしたら、君子のちょっとした仕草(性的なものでなくても可)に兄が欲情して悶々とする話になると思います。
たとえばフリルの付いたハンカチで勝手に妄想する、のようなものでしょうか。
やはり実妹だと合意の上で関係するのは個人的に抵抗があって書けないんですよ。
ご期待に沿えず、申し訳ありません。
330名無しさん@ピンキー:04/05/05 01:09 ID:z8iTM9yE
熱意は買うが、長過ぎる。無駄な言い回しが多くて読む気が失せる。

せめて半分くらいまで圧縮してくれ。
331名無しさん@ピンキー:04/05/05 01:11 ID:z8iTM9yE
君子編じゃなくて、それ以前のTLS2のSSがね。
332名無しさん@ピンキー:04/05/05 04:08 ID:i5c4miLA
>>330-331
言葉使いはともかく、簡潔な表現が良いという希望も有るだろう。

だが、過去の感想には>>275みたいなのも有るし
様は個人の好き好きだと思われ。
333名無しさん@ピンキー:04/05/05 05:34 ID:BcfEOD1L
君子との愛でそっちに逝くという主張の押し付けはイラネ。
余計なことを書かないが吉。
334名無しさん@ピンキー:04/05/05 10:38 ID:aRkDEDM9
君子相手にベッドシーンに雪崩れ込む妄想もまたよし、
敢えてそうしないことで却って妄想を高めるもよし(笑)

いろいろあっていいんじゃねーの??
335名無しさん@ピンキー:04/05/05 12:27 ID:PPFzPrgI
賛否や好悪はともかく、定期的にSS書く貴重な作家ではある。
336名無しさん@ピンキー:04/05/05 12:31 ID:E46erh2i
うむ。
個人的には好きな作風なんでガンガッテほしい。>君子篇の作者
妄想挿入編でいいからキボーン、と敢えて言ってみるw
337名無しさん@ピンキー:04/05/08 20:21 ID:A5gJ7OsU
ほしゅー
338名無しさん@ピンキー:04/05/09 10:29 ID:7Zf8++If
保守ついでに、

TLSの18禁画像サイトの話題はここで話していいのでしょうか?
339名無しさん@ピンキー:04/05/09 11:28 ID:x9epPzgd
他のみんながどう思うか分からないが、漏れはぜひ聞きたい
ここはSS専用スレじゃないんだし。
340名無しさん@ピンキー:04/05/09 11:35 ID:j2VMrZMf
サイトのURLを直リンして、迷惑をかけたりしなければ多少はいいかも、とは思う。
サイトの入り口ではなくて画像へのリンクは止めたほうがいいかなとも思う。

まぁあまり度が過ぎたら、半角へ行けってことになるのでは。
341名無しさん@ピンキー:04/05/09 11:55 ID:7Zf8++If
半角は今でもあるのかな?立っては消え、立っては消えを繰り返してるという認識です。
342名無しさん@ピンキー:04/05/12 12:00 ID:7YPoqk/x
ほす
343名無しさん@ピンキー:04/05/12 22:29 ID:C+t13BZj
のぞみ、誕生日おめでとう。
君と結婚してもうすぐ1年。そろそろ子供作ろうか。

ということで今からのぞみとハァハァしまつ。
344名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:35 ID:dCDtiItu
このスレも終わったな
345名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:42 ID:k/L6v83c
>>344
そうでもないよ〜。
今までだって流れが速くなったり遅くなったりしてるし。
いつものこと。
346名無しさん@ピンキー:04/05/16 01:39 ID:dxuhgJc9
エロ妄想もめっきり出なくなったし、
一時に比べて勢いが落ちていると感じる。

そんなわけでネタ振り。
今日はかすみの誕生日、プレゼントのお礼に俺の愛をお返ししまつ。
俺からのお返しは身ごもるほどたっぷりのアレ。受け取れ、かすみ!
347名無しさん@ピンキー:04/05/16 03:39 ID:477WmG0y
生クリームのポイップでつね
348名無しさん@ピンキー:04/05/16 22:32 ID:+OUEAdfS
夜の調理実習、クリーム付きですか
349名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:48 ID:T91vzXGi
萌え話もなく、SSの投下もない・・・
ほんとーに寂れちゃったね
350名無しさん@ピンキー:04/05/17 02:57 ID:Dm7wyo1c
何もできないのに批判することしかできないヤシしかいないからね…
351名無しさん@ピンキー:04/05/17 10:06 ID:cwDCpGz4
マンセーを強要するヤシもうざかった。
352名無しさん@ピンキー:04/05/17 10:10 ID:cwDCpGz4
>>349
あと、TLS自体に新規ネタがないのも理由と思われ。
TLSスレ全般が廃れ気味だから。

新作欲しいね。
353名無しさん@ピンキー:04/05/18 21:03 ID:75Bj5Vm9
ほす
354名無しさん@ピンキー:04/05/19 19:30 ID:pKOJs7BG
SS投下されてるじゃん。
355名無しさん@ピンキー:04/05/19 22:44 ID:LuCGs+cG
>>354
ほぼ週一で定期的に投下されてたのに2週間以上投下がない・・・
という意味じゃね?
356名無しさん@ピンキー:04/05/20 10:04 ID:mvPmKckK
都合や飽きだってあるだろうに。
無い時はネタでもふって盛り上がれば良いじゃん。
357名無しさん@ピンキー:04/05/20 20:47 ID:sN7dLdoA
無意味にお気に入りを挙げてみるテスト
SOZ氏の本多嬢SS
 ttp://adult.csx.jp/~database/game5.html
358名無しさん@ピンキー:04/05/21 12:32 ID:JwtX9j9q
本多はエロくて良いよな。
359名無しさん@ピンキー:04/05/21 12:55 ID:cP5Y/qXW
あの水着姿のギャップがエロい
360名無しさん@ピンキー:04/05/21 16:45 ID:JwtX9j9q
たまらん。

夜、妖艶に化けた本多の、あの豊かで淫靡な体と心を、
とろとろのねとねとにこねまわしてぇ。
361名無しさん@ピンキー:04/05/24 21:41 ID:cZMafmC9
ほっしゅ
362 ◆TLS2//10WY :04/05/25 03:56 ID:pdEKWXcN

君子のSSです。夢落ちの評判がよくなかったようなので別の展開を用意しました。
前作とのつながりはなく、まったく独立した物語です。
SS内には君子との性行為の描写があります。傾向としては和姦です。
関係は君子から誘う形で持ちます。主人公から積極的に求めるわけではありません。
トリップ付けました。以上の点が不満な方は飛ばしてくださるようお願いします。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

連続投稿規制対策で一レスの文章量、行数は多くなっています。
エッチシーンは3/9からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や描写の方法については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
3631/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 03:57 ID:pdEKWXcN

「あぁ、つっかれたぁ〜」
今日は体育祭だった。うちのクラスは準優勝。まずまずの成績といえよう。
今年も木地本と一緒だった。女の子たちを見て回るだけの体育祭。……むなしい。
4月から3年だし、今年こそは彼女欲しいなぁ……。もう少し積極的になってみるか……。
とにかく今日は疲れた。君子にマッサージでもしてもらうか。
あいつ、そっちの素質があるらしく、なぜか上手いんだよなぁ。

君子の部屋。
コンコン
ノックする。
「君子ぉ〜」
「なぁに、お兄ちゃん」
「マッサージしてくれないか?」
「いいよ、ちょっと待ってて。あとで部屋行くね」
「うん、頼んだぞ」

君子が来るまで横になっていよう。そう思った俺はベッドに身を横たえた。
しばらくするとノックの音と君子の声。
「お兄ちゃ〜ん、入るよぉ」
「お、待ってたぞ。早速頼む」
「……そんなに活躍したってわけじゃないのに」
不思議そうに君子がつぶやく。
運動はしなくても、木地本とブルマー姿を見て回るのが忙しかったんだよ!
「君子ちゃん、何か言いたいことでも?」
「う、ううん、なんでもないよ。……で、どこをマッサージするの?」
怯えながらあわてて話題を逸らした君子が俺に近付きながら言う。
「足とか背中を頼む。あと腰のあたりも」
「うん」
君子はベッドの脇に立つと俺の体側に手を当てる。
「あぁ、腰のあたり凝ってるよぉ〜」
そう言いながら絶妙の手つきで揉んでいく。ほんと上手いよな君子は。
3642/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 03:58 ID:pdEKWXcN

ベッドに乗ると、君子はうつぶせになった俺の足元にひざ立ちする。
「お兄ちゃん足開いて」
俺が足を開くとその間に身を移し、腰を強く圧迫する。
「き、効くぅ〜」

俺が足を開かなくても君子がまたがればいいだけの話だ。
しかし君子はその体勢が恥ずかしいらしく、腰を揉むときはいつも俺に足を開かせた。
「気持ちいい?」
「ああ、すごくいい。君子はほんと上手だよな」
君子の手が腰の各所を押す。ムズムズした刺激が腰の奥の疲れを取っていく。
と同時に、そこで生まれる妖しい快感。
(ま、まずい。妹相手に変な気持ちになるわけにはいかないぞ……)

そんな俺の気持ちも知らず、君子は腰を丹念にマッサージする。
(や、やばい、勃ってきた……)
仰向けにさえならなければこの状態を悟られることはない。なんとかなるだろう。
「お兄ちゃん、こっちもこってるでしょ?」
そう言うと君子はうつぶせた俺の腿を抱え、腰を浮かせた。
「え?」
自分の腿の上に俺の腿を固定する。
そうして俺の短パンの裾から股間に手を伸ばすと竿を触ってきた。
「ほら、こんなに固くなってるよ」
「き、君子!」
とがめるような俺の声に構わず、君子は睾丸と竿をやわやわと揉みほぐす。
言葉に出来ないほどの快感がその部分から立ちのぼる。
「き、君子!」
もっと続けてもらいたい快感と、妹がしているという人倫に背く畏れとで俺の動きが止まる。
それに構わず、君子は
「我慢しなくていいんだよ」
そう言いながら俺の性感帯を的確に刺激してきた。
……理性が吹き飛んだ。
3653/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 03:59 ID:pdEKWXcN

「君子」
君子の手を止めさせると、俺は仰向けになり自ら下着ごと短パンを下ろした。
半勃ちになっていた肉茎がみるみる硬直していく。
それを見ると、君子は
「何もしてないのに、どうして大きくなってるの?」
そう言って楽しそうに微笑んだ。いやらしい笑みだった。
「君子が、君子が触ったから……」
「ビクンビクンいってるよ。あ、先っぽからヌルヌルが出てきた……」
先端の割れ目を指先でつつきながら君子が笑う。俺は16歳の少女に翻弄されていた。
「お兄ちゃんまだイッちゃだめだよ……ふふっこんなに固くなってるよ」
限界まで張り詰めた肉棒に君子の指が巻きついた。
固さを確かめるように握ったあと、手を何度か上下に動かす。
そのたびに得も言われぬ快感が茎全体に走る。
「ふふふ」
君子は妖しく笑うと陰茎から手を離し、ゆっくりと自分の衣服に手をかけた。
そして俺に見せつけるように脱いでいく。
俺は呆けたようにそれを見ていた。

君子はショーツに手をかけると、一旦動きを止めた。
「お兄ちゃん、脱ぐよ」
そう言って、俺の目を見ながら静かにショーツを下ろす。
君子の股間とショーツとの間に粘り気のある糸が引いたのが見えた。

全裸になると、君子は俺の股間にひざまずき、
「お兄ちゃんの精液が飲みたいの」
そう言って頭を下げた。
熱を持った剛直が君子の唇に飲み込まれる。
俺は魅入られたように動けなかった。
3664/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 03:59 ID:pdEKWXcN
君子は舌と唇、そして時には歯も使って俺を適確に刺激した。
未だ体験したことのないような快感が股間から沸きあがる。
「あっ……う……はぁ……んっ」
快楽に呻きを上げ、君子の舌技に身を任せる。
「ヌルヌルがいっぱい出てきたよ。……妹にこんなことさせて、お兄ちゃん興奮してるの?」
君子が顔を上げ、少し舌足らずな口調で尋ねた。
すでに俺の思考は麻痺していた。

妹。
性的な対象として見たことなどこれまで一度としてなかった君子が俺のモノを口で。
しかもそのことに俺は興奮さえしている。
禁忌。
一瞬そんな言葉が頭をよぎった。だが這い上がる快楽がすぐにそれを打ち消す。
「おちんちん、すごく熱いよ」
袋を捧げ持ち、竿に頬ずりしながら君子が浮かされたようにつぶやいた。

その瞬間、突然に限界が訪れた。
「君子っ君子っ……イク!」
筋肉の痙攣に伴って、腰の奥に蓄えられた欲望が一気に解放される。
あわてたように口を寄せた君子の口内に、俺は何度も白濁をぶちまけた。
「んぐっっ」
君子はのどの奥をしたたかに叩く粘液を、落ち着いた様子で一滴残らず受け止めた。
3675/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 04:00 ID:pdEKWXcN

放出が止む。
君子は俺のモノが完全に射精を終えるまで咥えたままだった。
「はぁはぁはぁ……」
大きく息をついて射精の快感を味わっていた俺が君子に目をやる。
と、ちょうど君子が口を離したところだった。
頬をハムスターのように膨らませた君子。
小さな口腔には収まりきらなかったのか、こぼれた精液があごに伝っていた。
それをすくった指を舐め、のどを仰向けると
こくん
小さな音がして細いのどが上下した。
「美味しかったよ、お兄ちゃん……」
君子は唇の端から舌先を覗かせ、上唇をなぞるように動かして淫らな笑みを浮かべた。
そして再びモノに唇を寄せると、尿道に残った液体をしごくように吸い取る。

射精したというのにまったく衰えない。
俺の陰茎は力をみなぎらせ、再度の吐液を求めていきり立っていた。
「うふふ。お兄ちゃん、あんなに出したのにまだ出し足りないの?」
いやらしい声音でそう言うと、君子が勃起をしごきながら笑う。

萎えていないどころか、射精感すら感じる勃起に俺は戸惑っていた。
たった今射精したばかりだというのに、これほど興奮しているとは……。
もう一度出さないと収まりそうもなかった。
「君子……入れたい」
理性はとうに消え去っていた。今はただ、一匹のオスとして君子を犯したかった。
「いいよお兄ちゃん」
君子はそのままひざで前進すると、二人の性器を合わせた。
俺の怒張を右手に握り、秘裂の分泌液をまぶしながら君子は左手でクリをいじる。
「んふぅ……」
感じているのか、鼻にかかった声を漏らす君子を見ていると勃起がさらに硬度を増した。
3686/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 04:00 ID:pdEKWXcN

「入れるね」
そう言って君子は俺にまたがってきた。
君子の中に少しずつ埋没していく……。
そのたびに背すじがゾクゾクするような官能の愉悦が起こる。
「くっ! 気持ち…いい…君子ぉ……」
「お兄ちゃん感じてるの? どこが気持ちいいの?」
腰をうごめかせて君子が聞く。一瞬でも気を抜くと射精してしまいそうだ。
「ぅあ! くっ……」
括約筋を締めてなんとか射精をこらえる。それほど君子の膣は締まった。
「ふふ…もっと気持ちよくしてあげるね」
君子は俺の肩を押さえて動きを封じると、淫靡な腰使いで俺を攻め立てた。
だが、先ほど君子の口の中に精液を吐き出したおかげでかろうじて持ちこたえられた。
それでも性感の頂に何度となく登りつめそうになる。
が、なんとか絶頂をやり過ごし、反応の鈍くなる時期を待つ。

根元までこみ上げていた射精感がようやく遠のいた。
これで攻守交替だ。今度は君子の好きなようにはさせない!
俺は君子の腰を押さえるといきなり腰を突き上げた。
「んぁあん!」
不意をつかれた君子が甘い声を上げて身悶えた。
今度は腰を密着させ、回転させながらクリのあたりに刺激を与える。
「あふっ…んッ……あぅ…お兄っ…ちゃん……」
感極まったような君子の顔に、俺の中の残虐な心が煽られた。
「君子、イキたい?」
「あんっ…イッても、イッてもいい?」
「だめ、まだイカせてあげないよ」
そう言って腰の動きを止める。
3697/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 04:01 ID:pdEKWXcN

俺が責めないため、君子が自ら快楽を得ようと腰を動かす。
君子の腰を押さえてそれを止めると
「ダメだって言ったろ」
俺は言い放った。
「んふっ…いじわる……しないでぇ……」
泣きそうな君子はオンナの顔をしていた。

「お兄ちゃぁん!」
君子が唇を合わせてきた。そのままむさぼるように激しくキスを交わす。
舌が絡み合う。君子の口腔から甘い唾液が流れ込む。
俺はそれを音を立ててすすり、君子の舌を甘噛みする。
「んぅ…む……」
唇をふさがれ、声にならない呻きを上げる君子。
君子は顔を上げると俺の顔の横に突っ伏した。
「お兄ちゃんのオチンチン、気持ちいいよぉぅ……」
耳元でささやくような君子の声に俺の中の欲望がさらに猛った。

「君子!」
腰を突き上げるように君子の中をかき回す。
「ひゃぁ!」
のどの奥から絞り出すような声を上げて君子がのけぞった。
君子は俺の胸に両手をついて自分のペースを取り戻そうとするが、すぐに崩れ落ちる。
俺は君子の肩を抱き、起き上がれないようにするとさらに腰を上下させる。
「だめっ! だめぇ……」
泣き声にも似たよがり声を上げて君子が俺にしがみつく。
(すこし激しすぎたか?)
腰の振幅を落とし君子が落ち着くのを待っていると、やがて君子の息が整いだした。
「はぁはぁ……お兄ちゃん…凄すぎぃ……」
濡れた瞳で俺の目を覗きこんで君子がやっとそれだけを口にした。
3708/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 04:02 ID:pdEKWXcN

「そんなにいじわるすると……お兄ちゃんイカしちゃうよぉ」
そう言って君子は身を起こした。
そして結合部を中心にゆっくりとグラインドを始める。
「あぁっ!」
思わず俺の口から快楽の叫びがあがる。それほど君子の中は気持ちよかった。
(まずい、このままではイク!)
何とか主導権を握ろうと君子の股間に手を伸ばす。
そして小さな肉芽をつまむと、軽く力を入れてひねった。
「ふわぁ!」
腰の動きが止まる。君子が反応した。そのまま突起を攻める。
「お、お兄…ちゃん……そこ、だめぇ……」
「いやなの? やめる?」
「いやぁっ……んッ…やめちゃ…いやぁ……」
「君子かわいいよ」
「ん…んぅ……んふぅ…ぁアんっ! ……ん…」
クリをなぶられ、君子は嬌声を上げ続けた。
「あッ…お兄ちゃ…ッんっ! ……おかしくな…っ…ちゃうよぉ〜……」
涙声の君子が不安そうな目で俺を見た。
自分がこのままではどうなるのかわからない、といった感じの怯えた目。
君子はここまでの快楽を味わったことはまだないようだった。
(俺が君子の最初の男だ! 俺が君子をここまで感じさせた!)
確証もないのにそう考えた途端、腰の奥の疼きが限界を訴えた。
我慢できない! 出す!
俺は君子を抱えたまま体を入れ替え正常位になった。そして力のかぎり腰を振る。
恥骨がぶつかり合う激しい抽送。
「ぁん、あん、ぁあ…ン…お兄ちゃ……ん…あぅ…」
君子の声に興奮が頂点に達する。もうダメだ……イク!
「君子! うっっっ!」
ドピュッ! ずぴゅぅっ! びゅくっ! びゅびゅぅ!………
俺は煮えたぎった欲望のエキスを勢いよく噴出させた。
3719/9 ◆TLS2//10WY :04/05/25 04:02 ID:pdEKWXcN

膣奥の若い子宮にドクドクと牡の原液を注ぎ込む。
「ぁあっ!」
俺に強く抱きつくと、自分から下腹を打ちつけるように君子は絶頂した。
「君子…君子……」
君子の名を呼びながら最奥に一滴残らず白濁をぶちまけ、俺も果てた。
……精も根も尽き果てた心地よい疲労の中、俺はいつしか眠りに落ちていった。


翌朝、目が覚めると君子の姿はなかった。
あれは夢だったのか? あれほどリアルな感触の夢なんてあるのか?
あっ!
あわててトランクスの中を確かめる。夢精は……してなかった。
俺、本当に君子を抱いたのか?

半信半疑のまま起き出しダイニングに向かう。そこには君子がいた。
「おはよう、お兄ちゃん」
いつもどおりの笑顔で俺に挨拶する君子。
やはり夢だったのか? それとも、まさか俺は君子と……。
真実を知るのは怖いが、確かめないわけにもいかない。そう思って切り出した。
「君子、ゆうべさぁ……」
「あぁっ、ごめんお兄ちゃん」
「え?」
「早苗から電話があって、話してるうちに遅くなって寝ちゃったの」
「………」
「……怒ってる?」
「……いや」
「ほんとにごめんね、よかったら今晩でも……」
「いや、いい」
君子をさえぎり、それだけ答える。やっぱりあれは夢だったのか。
安堵とも失望ともつかない奇妙な気持ちで君子に背を向けようとしたそのとき、俺は見た。
君子が唇の端から舌先を覗かせ、上唇をなぞるように動かして淫らな笑みを浮かべたのを……。
372中里さん篇の作者:04/05/25 04:04 ID:pdEKWXcN
>>288-307の続編である処女喪失篇はもうちょっとかかりそうです。
もう少しお時間をください。
373名無しさん@ピンキー:04/05/25 06:36 ID:wpQgrWm/
>>363-371
GJ!
子供っぽい君子、ではなくて兄を翻弄する責め君子ってのがなんか新鮮。
374名無しさん@ピンキー:04/05/25 10:56 ID:FnHShhDb
こういう君子もいいな。


君子はお兄ちゃんにだけえっちなのでつよ。
375名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:21 ID:/2vzQ9Uq
早朝にキテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
376名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:25 ID:U+A9UccP
>>363-371
グッジョブ!
けど兄より先に経験済み?って所が引っかかる…orz
377名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:32 ID:eCSV6g5h
>>376
もしかしてお相手は香坂先輩かもw
378名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:42 ID:yoWM8Blc
たった一つの真実愛貫く、見た目はホワイト(KIMIKO)、頭脳はブラック(KIMIKO)、 その名は・・・!
379名無しさん@ピンキー:04/05/25 20:28 ID:G9i8wt+t
調教済みの君子キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
相変わらずGJですな!
380名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:10 ID:sKsd5PgD
>>376
君子はお兄ちゃんとしかしない!!

自分でいじってたのと、あんまり痛くないタイプだったのでつ。
381名無しさん@ピンキー:04/05/26 19:18 ID:bPiDD3yL
否!対お兄ちゃん戦を想定しての予行演習がバッチリだったのではないであろうか!
382君子篇の作者 ◆TLS2//10WY :04/05/26 22:33 ID:I9QYwb22
レスをくださった皆さま、どうもありがとうございました。


>>373 >>374
最初は「性格パラメータ1の主人公とやっと関係したものの、消極さに業を煮やして攻めるヒロイン」で構想しました。
急に君子が書きたくなってキャラを変更したのが>>363-371です。
そのため、ちょっと「らしくない」部分も出てきてしまったようです。


>>376
お読みになった方の判断に委ねます。すべてにおいてお好きにご想像ください。
383名無しさん@ピンキー:04/05/29 02:32 ID:xQW7cMDb
名スレ保守
384名無しさん@ピンキー:04/05/31 21:34 ID:7Qcfhr8L
保守あへ
385名無しさん@ピンキー:04/06/04 22:00 ID:iRgKtxfC
ほしゅ
386名無しさん@ピンキー:04/06/06 11:17 ID:hxbg6ck/
保守
387名無しさん@ピンキー:04/06/06 18:57 ID:+93swA6o
萌え語りもないし、エロ妄想も本スレがあるしで、SS専用スレにしてもいいんじゃないの?
っつーか、本スレでエロ妄想するなってなによ?
388名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:02 ID:e+CnV6LJ
SSスレでも良いかもなー。
389名無しさん@ピンキー:04/06/07 00:58 ID:mlQaYQhY
実際問題SSスレになってるよな。現行スレに書き手は一人しかいないみたいだが。
新作もないし話題も出尽くしてる以上、SS専用になるのも無理はない。
保守も「保守」だけでネタ振るわけじゃないしな。

SSスレ化が不満な住人は積極的に話題を振ってくれ。
SSスレ化するなら作家もできる範囲で頑張って書いてくれ。

このまま消えていくのが運命だとしたら、それは悲しいよ・・・。
390名無しさん@ピンキー:04/06/07 18:48 ID:2NMLq9Bo
保守
で、ネタフリ
 ttp://www.xy-lovestory.org/column-06.shtml
なゆさまのブックマークにこれを発見する弟君
391名無しさん@ピンキー:04/06/08 00:39 ID:n2B3pBc/
屈曲位、腰高位、前座位、騎乗位、肘膝付位でおながいしまつ。
392名無しさん@ピンキー:04/06/09 01:26 ID:tcphNxP5
人大杉解除記念age
393名無しさん@ピンキー:04/06/09 11:34 ID:Ryv/rj+C
ぎゅっと抱きしめられるのが最高でつ。
394名無しさん@ピンキー:04/06/09 21:04 ID:mDgmsZUs
かすみに「イギリスのネス湖の怪物はネッシー チベットのプーマ湖の怪物は?」
とか、くだらないクイズをだして赤面させたい。そして言わせたい。
395名無しさん@ピンキー:04/06/09 21:13 ID:QE4ma4vH
逆だろ
かすみに「イギリスのネス湖の怪物はネッシー チベットのプーマ湖の怪物は?」
とか、くだらないクイズをだして言わせたい。そして 赤面させたい。
396名無しさん@ピンキー:04/06/09 21:20 ID:mDgmsZUs
>395
 いや、さすがに高校生ともなれば口に出しそうになったところで気づくはず。
 そこで口篭もって真っ赤になったところで、それを口にだすかすみの
かわいいことといったらもう

#ダレカトメテ
397名無しさん@ピンキー:04/06/09 21:45 ID:4weDK+n2
そこで波多野登場ですよ
398名無しさん@ピンキー:04/06/09 22:06 ID:3Txrt9+a
かすみだったら言ってから気付いて赤面、だと思う。
399名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:40 ID:RRXgUh5n
丘野あたりはデカい声で
「ねーねー小笠原ーっ、オナニーって何ーーーっ!?」
とか尋ねてきそうで、違う意味で恐い(笑)

400名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:48 ID:IIiCicqc
>>396
いや、かすみはプッシーなんて言葉を知らないから、
素でいって、周りの反応に困惑するであろう。
401名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:57 ID:269i51Q6
>>399
そんな陽子には、男の生理や体の仕組みを
俺がみっちり教育しときますよ。
402名無しさん@ピンキー:04/06/10 00:50 ID:buNfo0JJ
その日は帰宅したら、
かすみに色々と実地で教えてるお兄ちゃんでした。
君子の協力も得まつ。
403名無しさん@ピンキー:04/06/10 17:26 ID:el0L2r84
学園のアイドルだった綾音も今では俺の奥さんだ。
誕生日おめでとう!
プレゼントを中にたっぷり出してあげるね。

結婚式の写真が出てきたんで、皆さんにお目にかけます。
tp://pink.sakura.ne.jp/~tls/img-box/img20040314042743.jpg
404名無しさん@ピンキー:04/06/10 23:28 ID:buNfo0JJ
>>403
おめでとう。
美しい奥さんですな。

漏れとかすみと君子、3人の結婚式には是非きてくれ。
405名無しさん@ピンキー:04/06/12 03:21 ID:EVw+Hoa/
>>403
おめでとう。
今度、俺と茜、それに俺と葵の子供たちと遊ばせましょう。
406名無しさん@ピンキー:04/06/13 23:59 ID:erfJ5Wc0
早苗ちゃんとの理科室での出会い。
写真をバラまいた彼女のお尻のラインで抜いたことあります。
407名無しさん@ピンキー:04/06/14 01:23 ID:aRc9xlhp
早苗の体はえっちだからなぁ。
408名無しさん@ピンキー:04/06/14 02:53 ID:EKgcdYzR
体はエロいのに、なぜか人気ないよねぇ〜
409名無しさん@ピンキー:04/06/14 02:56 ID:aRc9xlhp
まにあっく だしな。
410名無しさん@ピンキー:04/06/14 03:51 ID:vsY708tN
あゆみは体もエロくないから好かれてないのか・・・・
411名無しさん@ピンキー:04/06/14 03:56 ID:3CUdnGWE
漏れは好いてるんだけどな。触らせてくれたし。
412名無しさん@ピンキー:04/06/14 10:10 ID:J018jMf8
>>410
あの黒タイツを見てもそう思うなら

表へ出ろ、と
413名無しさん@ピンキー:04/06/14 11:11 ID:O/Vuv4LG
あゆみは しゃぶらせたくなるな。

黒タイツは引っ張って、穴を開けたくなる。
ぶっかけて、白と黒のコントラストを楽しみたくなる。
黒髪にも。
414名無しさん@ピンキー:04/06/14 13:50 ID:lJvzuQxB
最近このスレを知りました。
4.1週はどこかで読むことは出来ますか?
SSは保管庫で読んだのですが、
雑談の部分が読みたいのです。
どなたかご存知の方おられましたらお願いします。
415名無しさん@ピンキー:04/06/14 15:17 ID:AZHh/x5s
●を買わないと見れない
416名無しさん@ピンキー:04/06/14 16:05 ID:enkePAs5
TLSのエロについて・第4.1週
http://eroparo.e-city.tv/1058865835.html
417名無しさん@ピンキー:04/06/14 21:35 ID:jLkSnwtr
第12回(嘘)TLS選手権
 ペニバンの似合う女の子
 エントリー/推薦理由の形式でどうぞ↓
418名無しさん@ピンキー:04/06/14 21:38 ID:jLkSnwtr
森下茜 / あのあかるいエッチなノリで言葉攻め+後ろから突かれたい
419417:04/06/15 00:32 ID:fIDg7Ci2
#とりあえず言い出しっぺで書いたはいいが、この、空回りっぷりはどうよ…… つД`)
420名無しさん@ピンキー:04/06/15 02:03 ID:KvLC6QSi
ごめん、ペニバンとか好きじゃないんだ。

漏れは長机にかすみ、君子、ストーコと並べて(略)
421名無しさん@ピンキー:04/06/15 02:44 ID:MulfA9bf
>>419
場を盛り上げようとする藻前の意気を買う!


ごめん、漏れもペニバン苦手……。
422414:04/06/15 03:04 ID:V9Hpgx7l
>>416
ありがとうございました。
これから読みます。
SSもいいですけど、
合い間の萌え話もいいですね。
自分も少しでも参加できるよう頑張ります。
423名無しさん@ピンキー:04/06/15 07:28 ID:NL59tGLb
ペニバンって事はタチだよなぁ?
1の春日さん、2の香坂先輩、Sのルリ姉ぇはガチ。
3は…バサ子?
424名無しさん@ピンキー:04/06/15 09:57 ID:i6CF+JP9
るり姉は弟クン一筋のべたーり包み込む愛だから、
それはない。
425名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:13 ID:w7A+tmLm
安藤が付けて波多野に迫れば良いんじゃないの?
426名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:37 ID:Irpd1wMT
逆もまた可なり
427名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:52 ID:EuTeEz+i
そこに現れる一人のジェントルマン、その正体はペニバン装備のかすみ
肉奴隷波多野を賭けて安藤とチンコフェンシングで勝負。
428名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:32 ID:qzqZ0+n0
>>427
なんか、「ボクは王子様になるんだああ!」とか言い出しそうなかすみを連想して少し鬱
429名無しさん@ピンキー:04/06/16 03:23 ID:X5JalE8M
>>427
謹んで却下させていただきます。
430名無しさん@ピンキー:04/06/16 03:50 ID:Qsv4jMLK
>>427
夜中に笑わせるんじゃないw
431名無しさん@ピンキー:04/06/16 06:22 ID:RAbQhVNQ
1や2のSSはもうお腹いっぱい。
職人さん、Sで書いてくれ!
432名無しさん@ピンキー:04/06/16 10:17 ID:QbbJewy3
それは職人の自由で気分次第だろうな。
433名無しさん@ピンキー:04/06/16 22:53 ID:Fw/gVKVH
>>431
3は?
434417:04/06/16 23:17 ID:LjRZQrMF
ううむ、ぺにばんはちょっと偏りすぎだったか……

というわけで
第13回(嘘)TLS選手権
 ダイソーで電池式マッサージ器をかってそうな女の子
 エントリー/推薦理由の形式でどうぞ↓

#いやもうやめとけって
435名無しさん@ピンキー:04/06/16 23:41 ID:X5JalE8M
電動バイヴなら、隠したんを語らないわけにはいきません。
436名無しさん@ピンキー:04/06/17 07:39 ID:He3JGK4r
>>433
3に限らず、丸くて下ぶくれの顔じゃ立たないよ。
だからS以外のSSは読んでないです。



あまり文章上手いと思わんし。
437名無しさん@ピンキー:04/06/17 11:25 ID:dk0P47Dc
わざとらしい荒らし&1〜3とSの離間工作だな。
438名無しさん@ピンキー:04/06/17 17:23 ID:SwuSgI5c
本スレに湧くのと同種だな

電池のマッサージ器
なんでもためしてみたいニョが噂を確かめるために・・・・ってのはどうだい?
439417:04/06/18 23:37 ID:Q4XLwR7h
#ぬう、↑からSで書くつもりで設定確認しようと攻略本を探したんだが見つからぬ……
#困ったときのかすみネタ

 クーラーのきいた図書室から出ると、廊下はむっとしていた。
 校門前の道路のアスファルトは、影が長く延びるこの時間になってもまだ熱気を放っているような気がする。
「あ、ねぇ、いっしょにかえらない?」
 校門を出てすぐのところでフルートケースを抱えたかすみが待っていたのか偶然なのか声をかけてくる。
「そうだな」
 ふと空を見上げると、茜色の空に一番星が輝いていた。
 たわいない会話。かすみとおれにはごくあたりまえの時間。
 なにがあるわけでもなく、このまま10年でも過ぎてしまいそうな感覚。
「そうだ、ちょっとスーパーに寄っていっていい?」
 半歩後ろのかすみを振り返ると、にっこりと微笑んでいる。
「それは、つまり、荷物を持ってという意味か?」
 おれのセリフにかすみが何もいわず、『だめ』とでも言うように小さく首をかしげる。
「シチューがいいな」
 かすみが半歩の距離をつめて俺の腕を取ってうんと小さく微笑んだ。
 ……
 一つ持つからというかすみを抑えて、スーパーの袋を両手に下げる。
 かわりにほとんど空のカバンをかすみに預ける。
「今日はかすみが料理当番なのか」
 ごめんねとあやまるかすみの気をそらすように話を振ってみる。
「ううん、今日お母さん遅くなるって言ってたから」
 じゃぁ、いっしょに食べていこうかなというといいよとかすみが笑う。
「あれ? ここって喫茶店じゃなかったかな」
 かすみが指したのはオレンジや緑のカラフルな外観に塗り替えられた店だった。
「ホントだ。いつのまにこんなところに百円ショップが。ちょっと見てくか。」
 でも荷物おもいんじゃというかすみの背中を押すように店に入る。
 こんなのまであるんだといいながら店をぐるりとまわる。
「そうだ、そろそろプールの授業があるし、めんぼうでも買っていくかな」
 両手のふさがったおれのかわりに取ってもらおうと、かすみに声をかけようとすると、なにやら真剣そうな目で棚を見つめている。
440あ、こて消し忘れ:04/06/18 23:39 ID:Q4XLwR7h
「うん?どうした、かすみ。」
 ひゃぁなんて声をあげるかすみがみていたのはマッサージ器だった。
「え、ううん、吹奏楽部のセンパイが、これが、その……」
 かすみがなにやら口篭もる。
「ホルンとか肩こりそうだもんな」
「う、うん、そう。そうなの。フルートも気がつくと力はいっちゃって、たいへん」
 あわてた顔で言葉を取り繕うのも良くわからない。
「よし、晩飯の後で、俺のフィンガーテクニックを披露してやろう。」
「ちょ、ちょっと、そんな大きな声で……」
「うん? 君子をあそこまで仕込んだのは俺だぞ?」
「う〜ん、もう、しらない。これ買ってくから。」
 妙に顔を赤くしたかすみがそのマッサージ器を手にとって歩き出す。その背中に、めんぼうも一緒にとあわてて声をかけた。
 ……
「ごちそうさまでした」
「おそまつさま」
 食器を片付けるかすみの背中をみながら、百円ショップの戦利品をあさる。
 勝手知ったる他人の家、居間の引出しから電池を取り出してきてセットする。
 ぶぶぶぶ
「お、これは、なかなか……」
 自分の肩に当ててみると、おもったより効く。
「百円もなかなかあなどれんな」
 ぶぶぶぶ ぶぶぶぶ ぶぶぶぶ
 ひとしきり堪能したところで、ずるいといいながら後片付けを済ませたかすみがやってきた。
 タイミングよく鳴り出した電話にかすみをおいやり、今度は背中から腰にかけてを『ぶぶぶぶ』する。
「電話なんだって?」
 電話から戻ってきたかすみの手からマッサージ器を守りつつ、聞いてみると、おじさんも遅くなるということだった。
「ん、もう、いじわる。」
 わかったわかったとかすみをソファーに座らせると、後ろに回り、首筋のツボにそれを押し当てる。
「ひゃん」
 かすみが変な声をあげる。
「どうだ、なかなかだろう。」
 くすぐったいのかちょっと身をくねらせる肩をおさえつけ、首筋から肩、背中とそれを這わせる。
441あ、こて消し忘れ:04/06/18 23:41 ID:Q4XLwR7h
「く、なんかくやしい。よし、俺のフィンガーテクニックと、このマッサージ器、勝負だ。」
 マッサージ器で左肩を、自分の右手で右肩をマッサージする。
 この黄金の右手にかけて負けられない。
 しばらくつづけると、かすみがちいさく息をつめた。
「どうだかすみ、どっちが気持ちいい?」
 うん、どっちもという優柔不断な返事にも、まぁかすみがいいならいいかとおもった。
「ひゃう」
「あ、すまん」
 首筋をなぞっていたマッサージ器が手から滑った。
 かすみが部屋着にしているトレーナーを滑って、腿の上に落ちる。
びくっと動いた拍子にそれがスカートの中に入った。
思わずそれをとろうと手を伸ばしかけてやめる。
「か、かすみ?」
「ん、ん」
 その腕をかすみが両手でぎゅっと抱きしめるように自分の体に押し付けた。
引っ張られた体が、ソファーの後ろからかすみを抱くような形になる。
 手がスカートの上から、震えるそれに押し当てられる。
 かすみの体が震えた。そして、力が抜けた。
 腕をそろそろと抜こうとすると目を開け振り向いたかすみと目が合う。
「!!」
 ふぃっと目をそらしたかすみが立ち上がって逃げようとする。
 思わずその手を取ると、かすみがソファの上に倒れる。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
 床の上で震えるマッサージ器と、肩を振るわせるかすみを前に、何も出来ずにいた。
 かすみをソファに座らせ、横に座って肩を抱く。おちつくまで何もいわず、じっと待つ。
 やっと落ち着いてきたかすみのクチから、彼女らしからぬ大胆なセリフが飛び出した。
「わ、わたし、あなたといるのに、こ、こんなので、いっちゃった。
せ、せんぱいに、あ、あの、オンナのセンパイにからかわれて……
 そ、その、む、胸が大きいから肩がこるんじゃないかとか、
肩こり用のマッサージ器で、お、おな、にぃ、すると、その、ぃぃとか、その……
 で、でも、きもちいいのは、アナタがしてくれたからで、これだからじゃなくて……」
442あ、こて消し忘れ:04/06/18 23:42 ID:Q4XLwR7h
 かすみがとてもかわいいと思った。くちびるをあわせる。
「あ、え、えっと。うれしい。ふぁーすと、きす、だね。」
 まだ涙が乾いていない瞳でかすみが笑った。
「あれ、2回目かな、ほら、小学校の頃『結婚の約束』した時に……」
 忘れかけていた記憶がよみがえる。『わたしをお嫁さんにしてくれる?』なんていってたっけ。
「じゃぁ、今日は、また、お願いしてもいいかな。」
「それは、つまり、……」
 おれのセリフにかすみが小さく首をかしげる。
「わたしを、あなたのものに、してくれる?」
 俺は何も言わず、もう一度くちびるを重ね、ぎゅっとかすみをだきしめた。
〜END〜

#いや、あいかわらずへたっぴですまん
443名無しさん@ピンキー:04/06/19 00:49 ID:NJcxo8lL
ごめん。実は3回目だ。

ケコーンの約束の時と、
修学旅行の夜にかすみの部屋に忍び込んで寝てるところをこそーり。

間接なら、かすみのリコーダーや給食のスプーンとか、
数え切れないくらい。
444名無しさん@ピンキー:04/06/19 02:40 ID:Fs4ZarNt
442の続きのシーンを是非!
445名無しさん@ピンキー:04/06/19 08:17 ID:HQUndU7T
 じつにイイです!かすみちゃん可愛いー寸止めなんでエロ分は薄いけどその分萌えまくりますた。
 良い物を見せていただきありがとうございます。
 ところでともぞうさんってかすみちゃん系の役って他になんかやってたっけ、どうにも元気系のキャラばっかやってるイメージが強くて。
 緒方さんもそうだけど演技力のある人なんだからもっといろんな役やればいいのにとかいつも思ってる。
446名無しさん@ピンキー:04/06/19 09:09 ID:2KKSjIWe
|name     | 乳 | 腰 | 尻 | 身長
|森下茜    | 84 | 59 | 83 | 162
|七瀬かすみ | 85 | 58 | 83 | 156
|波多野葵   | 81 | 60 | 86 | 167
|深山早苗   | 81 | 60 | 80 | 158
|沢田璃未   | 82 | 55 | 80 | 160
|丘野陽子   | 77 | 60 | 79 | 155
|香坂麻衣子 | 86 | 58 | 84 | 166
|中里佳織   | 80 | 58 | 81 | 149
|瑞木あゆみ | 78 | 56 | 79 | 154
|風間こだち  | 83 | 57 | 83 | 163
|藤川さつき ..| 85 | 57 | 82 | 159
|安藤桃子   | 87 | 56 | 86 | 165
|君子    . | 76 | 59 | 78 | 154
|麻生優子   | 88 | 58 | 86 | 167

 上のような公称スペックと、上記表では表現できていない部分を妄想してみる。

 表では香坂さんの乳が安桃よりも1センチ小さいとなっているが、運動部の
安桃と天性の運動音痴と思われる香坂さんでは筋肉と骨格の発達の差から、
カップサイズは香坂さんのほうが大きいと想像される。
 さらに、コーカソイドクォーターの香坂さんは全身の色素が薄めなので、当然、
乳首の色も薄いピンクであろう。
 まあ、なにが言いたいかというと、香坂さんの柔らかくてたわわに実った白い
オッパイ(;´Д`)ハァハァってことだ。

 あと、おそらくカップサイズが一番大きいのはかすみかさつきではないかと思われる。
 巨乳幼馴染(・∀・)イイ!!

 ついでに、最貧乳は波多野っぽい。デカ尻も調教しがいがあって(・∀・)イイ!!
447名無しさん@ピンキー:04/06/19 09:28 ID:wPrwiUMN
>>446
貧乳なら、バタフライで胸の筋肉が
発達しているはずなのに、それでも
77しかないカッパが最強

そういうカッパ大好きさ(;´Д`)
448名無しさん@ピンキー:04/06/19 10:58 ID:ee9IP4Ah
>>442
>#いや、あいかわらずへたっぴですまん
下手とは思わんが抜きどころが欲しかった
449名無しさん@ピンキー:04/06/19 13:49 ID:oiaDlyUh
>>439-442
情景というか体位、位置関係かな?が浮かびにくかった。
サクサク読んできてそこで滞ったのが痛かったな。
出来は悪くない。むしろ好きな部類かもしれない。
次回作も期待!
450名無しさん@ピンキー:04/06/19 20:58 ID:IviVr6Eb
やはりTLSの本質は寸止めなのか。
451名無しさん@ピンキー:04/06/19 21:16 ID:sNAkwQNn
寸止めが新たな妄想を呼ぶと思いたひ
452名無しさん@ピンキー:04/06/20 11:53 ID:NNd+LIiG
寸止め出来ずに出してしまう話大好き
453名無しさん@ピンキー:04/06/20 12:49 ID:9mAnV4XN
>>452
寸止め出来ずに出してしまうって早漏かよw
454名無しさん@ピンキー:04/06/20 14:49 ID:K1BllKDl
早漏は種として優秀。
数を沢山だして、沢山の娘につけるのです。
455名無しさん@ピンキー:04/06/20 14:59 ID:AflMvzYJ
|name     | 乳 | 腰 | 尻 | 身長
|森下茜    | 84 | 59 | 83 | 162|主人公一番のお気に入り美乳
|七瀬かすみ | 85 | 58 | 83 | 156|小さい頃から主人公が育てた愛着乳
|波多野葵   | 81 | 60 | 86 | 167|喧嘩に負けると、主人公がモミモミしてきた
|深山早苗   | 81 | 60 | 80 | 158|起こすさい、さりげなくモミモミ
|沢田璃未   | 82 | 55 | 80 | 160|寂しいところを慰めながら揉んでいる
|丘野陽子   | 77 | 60 | 79 | 155|水着モミモミ
|香坂麻衣子 | 86 | 58 | 84 | 166|主人公パイズリ用
|中里佳織   | 80 | 58 | 81 | 149|手伝うふりしてモミモミ
|瑞木あゆみ | 78 | 56 | 79 | 154|主人公の注目株
|風間こだち  | 83 | 57 | 83 | 163|先端をクリクリ
|藤川さつき ..| 85 | 57 | 82 | 159|ネットリチュバチュバ
|安藤桃子   | 87 | 56 | 86 | 165|主人公甘噛み用
|君子    . | 76 | 59 | 78 | 154|現在主人公の手で成長中
|麻生優子   | 88 | 58 | 86 | 167|主人公悪戯用

全部、主人公のモノでつw
456オレ用まとめ:04/06/21 15:14 ID:bYokXrMB
沢田璃未 手コキ、フェラ
>78-80 >81-83 >84-86 >87-89 >90-92

深山早苗 相互オナニー
>117-118 >119-121

風間こだち 本番
>137-139 >140-141 >142-143 >144-145 >146-148 >149-150 >151-152 >153-154

香坂麻衣子 手コキ、本番
>156 >166-167 >168-169 >170-171 >172-174 >175-176 >177-178 >179-180 >181-182 >183

丘野陽子 フェラ
>237-238 >239-240 >241-242 >243

天野みどり 手コキ、本番
>257-258 >259-260 >261-262 >263-264 >265-266 >267-268 >269-270 >271-272 >273-274

中里佳織 手コキ×2
>288-289 >290-291 >292-293 >294-295 >296-297 >298-299 >300-301 >302-303 >304-305 >306-307

君子 本番(夢落ち)
>315-316 >317-318 >319-320

君子 本番(夢落ち?)
>363-364 >365-366 >367-368 >369-370 >371

七瀬かすみ 電池式マッサージ器
>439-440 >441-442
457名無しさん@ピンキー:04/06/22 18:22 ID:aFFYbGYq
>>456を見ただけで(;´Д`)ハァハァ
458名無しさん@ピンキー:04/06/23 08:26 ID:1uwOGJli
>>457
若いね(;´Д`)ハァハァ
459名無しさん@ピンキー:04/06/26 11:55 ID:mkmVW/iZ
hosu
460名無しさん@ピンキー:04/06/26 13:08 ID:jlqbPQ79
>>459
だから保守だけじゃなくてなんか話題書けよ
461名無しさん@ピンキー:04/06/26 16:42 ID:0UltNAS4
なんか話題
462名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:04 ID:CiiCXqhK
TLSSのれんか番がでる、とか
463名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:16 ID:/8gJ6Jgq
一瞬「TLSS暖簾か番」と読んでしまった(汗)
464名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:22 ID:A3TsTvX5
>>463
俺も読んだ。
Sだけじゃなくて2も廉価版欲しいよなぁ。
465名無しさん@ピンキー:04/06/26 19:40 ID:oQF/NjK+
確かにTLSSは流通量を極限まで絞ったせいか今でも全く
値段下がらないからねぇ。
466名無しさん@ピンキー:04/06/27 14:53 ID:Tv6BbC44
2廉価版出す体力がもしあるなら、2Rを

安桃が一緒に下校してくれる、2Rを
467名無しさん@ピンキー:04/06/27 15:00 ID:dBdsblj1
君子との下校もしたいぞ

まぁ、fで多少は満たされたが
468名無しさん@ピンキー:04/06/27 15:59 ID:ae/EIrjk
2のハーレムエンドきぼーん
茜とかすみと葵が、主人公のチンポを奪い合うシーンとか。
469名無しさん@ピンキー:04/06/28 00:08 ID:qXS5mifY
>>468
漏れのソフトでは、
葵ではなく君子だ。
470名無しさん@ピンキー:04/06/28 01:25 ID:eEQck944
さらに漏れのバージョンだと、
茜、かすみ、葵と揃った上で正妻として安桃が隣にいるだ。
471名無しさん@ピンキー:04/06/28 06:09 ID:GmT+fPls
二階堂さんが好きだ。おでこをぺしぺししたい。

そのためだったら睡眠時間を削って定期テストの点とるためだけに勉強してもイイ
472名無しさん@ピンキー:04/06/28 10:14 ID:HbUfCLZU
あんな真面目な時子も、
月に一度、姉さんと弟クンの手で乱れ咲くのですから、
女というものは恐ろしく魅惑的なものです。
473名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:02 ID:HjvnRD+a
保守がわりに
 第14回(嘘)TLS選手権
 さくらんぼの枝が口の中で結べる女の子
 エントリー/推薦理由の形式でどうぞ↓
#いや、しつこいって
474名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:33 ID:GuXRRLfb
かすみと君子/二人とも全然無理なので、お兄ちゃんとキスの練習中です。
475名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:34 ID:1spv7M8l
>>473
沢田璃未/友達を作らないよう一人で過ごす時間の多い彼女。
       たまたまテレビで見た「技」を、暇つぶしがてらひそかに習得。
       その頃の彼女は、それが将来の恋人(俺だ、俺)を歓ばせることになるとは夢想だにしなかった。
476名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:51 ID:O6zoD/pS
>>473
丘野陽子/なんとなく
477名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:11 ID:trzwNGEg
>>473
安藤桃子/とにかく波多野に挑んで負かせたい、そのために必死こいて練習して会得


逆に絶対エントリーできない奴
工藤翼子/さくらんぼ本体を喰うことしか考えてないから
478名無しさん@ピンキー:04/07/02 12:05 ID:a4LwS2KH
>>475
触発されて、ちょっとSS(もどき)にしてみました。
他の職人さんみたいに上手くないし、へたれで申し訳ない。



「璃未…す、すごいよ……」
「気持ちいい?」
「うん……」
「ふふふ、もっとしてあげる」
ぴちゃ…くちゅ…じゅる…あむ………
璃未のフェラチオに高まる性感。
「あっダメ! イク!」
僕はあっけなく璃未の口内に精液をまき散らした。

「どうして璃未こんなに上手なの?」
「小学生のときにね、テレビで見たの」
「フェラチオを?」
「まさか。さくらんぼの枝を口の中で結ぶやつ」
「ああ……」
「それでね、私にも出来ないかって何度も練習したの」
「それでか」
「ね、そんなに気持ちよかった?」
「なんか璃未の舌、別の生き物みたいだったよ」
「なにそれぇ!」
「あ…それだけ気持ちよかったってこと」
「ふふふ……ね、またしてあげよっか」
「……いいの?」
「うん、大好きな雅人くんのだもん。もっとしたいな」
「う、うん」
璃未は僕の肉棒を再び口に含んでいった……
479名無しさん@ピンキー:04/07/02 17:56 ID:VYhJcDPE
甘^2 ラブ^2 キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
480名無しさん@ピンキー:04/07/03 00:16 ID:A8x6z2+z
478氏につづいて、おいらもいきます。へたっぴですけど。

 初夏の太陽が照りつける噴水広場に、不意に心地よい風が吹いた。
 昼食を食べる生徒はみんな木陰に避難しているから、日のあたるベンチはがら空きだ。
 かといって、そこに座る気力はない。日陰を求めて校舎の裏に回る。案外穴場だったようで、人はほとんどいない。
「おーい」
 声をかけられて振り返った先には、かすみと波多野がいた。植え込みの影にある芝生にピクニックマットを敷いて座っている。
声をかけられなければ気付かず素通りしていたかもしれない。
 近寄ってみると、そこにはいっぱいのさくらんぼ。
「親戚がさぁ、山ほど送ってきたんだけど、腐っちゃうから持ってきたんだ」
 店で出せば良いのにというと、波多野はそれでも余ってるんだとすこしげんなりした表情だ。きっと、毎食後に"ノルマ"でもあるのだろう。
「そんなわけでさ、ちょっと助けてよ」
 贅沢よねといいながらまたひとつかすみがさくらんぼを口に運ぶ。まったくだといいながら、おれも遠慮なくそれに手を伸ばした。
……
「しかし、あまりたくさん食べると、さすがにちょっと……」
 もう10個ほど食べたというのにまだ、タッパには半分ほど残っている。
もちろん、二人の手も止まっている。
 互いに顔を見合わせ、はははと笑う。知り合いでも通りかかれば"処理"を手伝わせるところだが、あいにくそんなに都合よくは行かない。
「そういえば、そんな遊びもあったっけ」
 なんとなく手のひらでもてあそんでいたそれを口に含む。しばらくもごもごやって、手のひらに受ける。
「ほら、こーゆーのできるか?」
 口の中でさくらんぼの枝を結んで見せると、わぁすごいとかすみが素直に驚く。
 しばらくそれを見ながら考え込んでいた波多野が、おもむろにひとつ口にほおりこむ。
俺とかすみの視線を気にするようすでもなく、口の中に集中していた波多野が、意を決して手のひらに受ける。一見まとまっていたそれが、とたんにほどけ、元に戻る。
「あぁ、だめか……」
481名無しさん@ピンキー:04/07/03 00:17 ID:A8x6z2+z
「なにが、だめですって!?」
 波多野の落胆の声をどこで聞きつけたのか、気が付けば安藤がそこに立っていた。
「あ、できたよ」
 空気を読めないかすみが、口から結べたさくらんぼの枝を出す。
「あら、それなの? たしか、できる人は、キスが上手だって言うわね」
「そうなの?」「そうなのか、かすみはキスが上手なのか?」
 二人の質問が、同時に俺に向けられる。
「…… それより安藤、できるのか?」
 答えづらい質問を無理やり流して安藤にさくらんぼのタッパを差し出す。
 …… 一瞬無言になった安藤がおもむろにひとつつまみ、口に含む。
 全員の視線にちょっと照れながら、安藤が口をもごもごと動かす。
ぷぺ
「なんだ、だめじゃん」
 波多野のセリフに、安藤がキッと目をむく。
「なによ、アナタだって出来ないじゃない」
「なんだと」
「勝負よ」
「望むところだ」

「じゃぁ、おれたち行くから」
 声をかけたところで、二人に腕をつかまれる。何気に教室に戻る準備を済ませていたかすみは、がんばってねと教室に戻っていった。
 見上げる木の葉の隙間から見える青い空に流れる雲がまぶしい。
 次こそ、これでどうだ、そんなセリフがむなしく流れる。
「これでラストだな」
 最後の二粒が、波多野と安藤の口に消える。
ぷぺ ぽぺ
 でてきたそれは、ただ、折れ曲がっていただけだった。
「ドローだな」
 これで開放されると思った俺に、信じられないセリフが掛けられた。
「こんなもので、キスの上手さなんてわからないわよ!!」
「となれば、実際のキスで勝負だな!!」
482名無しさん@ピンキー:04/07/03 00:18 ID:A8x6z2+z
 目の前で、信じられない光景が繰り広げられている。
ふぐぅ…… んっ…… ぅ……
 波多野と安藤が口を重ね、舌を互いに挿し入れ、絡ませあっている。
 ポジションを替えようとした安藤の手が、波多野の太ももに触った。
「は、反則だろ、それ!」
 口を離した波多野が叫ぶ
「ちょっと当たっただけでしょ。だってしょうがないじゃない」
「ふーん、じゃぁ、何でもありなんだ……」
「そっちがそのつもりなら、受けて立とうじゃない」
 おそらく、酸欠で、二人とも状況判断がつかなくなっているのだと思うが、再び口を合わせた二人が、互いの体をまさぐりあっている。
 二人の体が、ピクニックマットに崩れ落ちた二人の体が、腿と腿を絡ませ、ポジションを争う。
 んっ…… ぅ…… んっっんっ…… んっ……
 徐々にペースが上がり、そのたびにセーラー服がはだけていく。
 互いの手がスカートの中で何かを探り、反対の手は胸元でうごめいている。
 「「ん!!」」
 二人の体が同時にビクビクっと震えた。
 全身の力が抜けたように肩で息をする二人の顔は、ほんの数センチしか離れておらず、互いのくちびるは、互いの唾液でテラテラと光っている。
「ど、どっちが、先だった?」
 波多野が搾り出すように聞いた。
「…… 同時…… かな」
「……、き、キスは、互角ね。でも、ほかの舌使いは、はぁ、負けないわ」
 のそりと起き上がった安藤が、俺の方ににじり寄る。
 二人の放つ濃密で淫猥な空気が、蛇のように絡みつき、身動きが取れない。
「どっちが、先にイかせられるか勝負よ」
 安藤の手がズボンにかけられる。波多野の手が、シャツの隙間からもぐりこむ。
 初夏の草の匂いを孕んだ熱い空気が、シートの上に押し寄せ、3人を包み込んだ。
-end-
483名無しさん@ピンキー:04/07/03 00:23 ID:irG6XekW
安桃だけならまだしも 波多野も イラッシャッタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
484名無しさん@ピンキー:04/07/03 09:32 ID:yDrIBw7a
485名無しさん@ピンキー:04/07/03 10:29 ID:irG6XekW
うん。
486名無しさん@ピンキー:04/07/03 13:41 ID:7Diz7gEV
487名無しさん@ピンキー:04/07/04 21:12 ID:ToBjBtZu
保守がわりに
 第15回(嘘)TLS選手権

……
ネタが尽きたので↓ヨロ
488名無しさん@ピンキー:04/07/05 00:32 ID:WJKSn/oZ
総合 新スレ
トゥルーラブトーリー統合スレッド・その30
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/gal/1088949485/
489名無しさん@ピンキー:04/07/05 22:25 ID:b0lD6rrF
      キ        //   /::::://O/,|      / これは……
      ュ     / |''''   |::::://O//|     /   半ば 無駄レス
      .ッ       \ |‐┐ |::://O/ ノ   ヾ、/
       :       |__」 |/ヾ. /    /  だが 半ば……
         ヽ /\  ヽ___ノ / . へ、,/          良レス…!
        /  ×    /  { く  /
        く  /_ \   !、.ノ `ー''"
  /\        ''"  //
 | \/、/           ゙′
 |\ /|\ ̄
   \|


>>487
裸エプロンの似合う子なんてのは?
490名無しさん@ピンキー:04/07/06 03:36 ID:mIdbir4I
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/gal/1086541282/974-
本ヌレ埋め立ての続きでもやってみるか?
このスレっぽくもっと掘り下げて
491名無しさん@ピンキー:04/07/06 12:07 ID:E96QsLmS
>>478
なんとなくイメージに近いかな?
見つけたので張ってみました。
ttp://tls18.s1.x-beat.com/cgi-bin/phpbbs/tls18k/img/1055917350041.jpg
492名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:00 ID:x+jLxT3X
これかなめ姉さんだろ?
493うんこ姫:04/07/08 03:59 ID:nNx2gzPm
Cum sperm sex with me.
494名無しさん@ピンキー:04/07/09 18:47 ID:Woc/veI2
保守がわりに
 第15回(嘘)TLS選手権
「髪の毛が伸びるのが早い女の子」
ttp://www.google.com/search?hl=ja&inlang=ja&ie=UTF-8&q=%E9%AB%AA%E3%81%AE%E6%AF%9B%E3%81%8C%E4%BC%B8%E3%81%B3%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8C%E6%97%A9%E3%81%84&lr=
(ry
495名無しさん@ピンキー:04/07/10 00:52 ID:b2RVxwWh
>>494
489は無視ですか。そうですか。

あんたに仕切る資格はない、なんて言ってみたりなんかしちゃったりなんかして。
496名無しさん@ピンキー:04/07/10 08:03 ID:th47Kjhk
>495

いや、各人が好きなようにやればいいんでない?
497 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:49 ID:2w0JoOSl

後藤育美のSSです。
SS内には後藤さんとの性行為の描写があります。傾向は和姦です。
トリップ付けましたので、キャラを性的な対象とすることが不満な方は飛ばしてください。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

連続投稿規制対策で一レスの文章量、行数は多くなっています。
エッチシーンは04/12からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や描写の方法については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
49801/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:49 ID:2w0JoOSl

「後藤さん!」
「ダ、ダメだよ! いまボク汗臭いから!」
俺たち以外誰もいない更衣室。そこで俺は後藤さんを強く抱きしめた。


後藤さんと一緒に帰ろうと、その日も俺は陸上部の練習を見ていた。
健康的に躍動する後藤さんの肢体。走るたびになびく黒髪。ゴールの瞬間見せる輝いた笑顔。
しなやかで、でも力強さに満ちた若い肉体を見ていた俺は次第に胸が苦しくなっていく。
後藤さんと付き合い始めてそろそろ3ヶ月。キスはした。……でもそこまで。
もっと触れ合いたい。もっと深い関係を持ちたい。そんな気持ちが高まるのを俺は感じた。
女の子らしく適度に丸みを帯びた腰つき。そしてそれを包むブルマー。
俺の目は自然とそこに、中でも足の付け根の部分に釘付けになっていった。
(あの中を見たい! 後藤さんと一つになりたい!)
気付くと痛いほど勃起している。さりげなく位置を修正し、気付かれないようにする。

練習が終わる。部員が解散するが後藤さんはまだ残っている。
俺に近付いた後藤さんは
「ごめんね、もうちょっとだけいい?」
と言った。
「うん。後藤さんが満足するまで練習しなよ」
「ありがとう。でも遅くなるかもしれないから先に帰ってもいいよ」
「それは俺が断る。ずっと待ってるよ」
「そんな……」
「だからって適当に切り上げちゃだめだよ。自分が納得するまで練習すること。いいね」
「……うん、ありがとう。じゃあボクもう少し走ってくるね」
そう言うと元気に駆け出していった。
49902/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:50 ID:2w0JoOSl

あたりが夕闇に包まれ、校庭が暗くなるころに後藤さんの練習が終わった。
「お待たせ、ごめんね」
「気にしないでよ。俺、自分の意志で残ったんだし」
「……うん」
「さ、帰ろ」
「じゃあボク着替えてくるね。……それでさ、悪いんだけど」
「いいよ、付き合うよ」
更衣室は蛍光灯が切れかけていて、点滅したり長く消えたりする。
それに気付いたのは昨日だが、今日になってもまだ直されていなかった。
後藤さんはそれが気味悪いらしく、俺に更衣室の外にいてくれと頼んだ。

パチッ
スイッチを入れる。しばらく待っても反応がない。
「あれ?」
ちょっとあせりが感じられる後藤さんの声。
「点かない?」
「そうみたい」
「う〜ん……」
「あ〜あ……ボクがもっと早く練習やめてればなぁ」
校舎の影に位置する更衣室は普段でも薄暗い。蛍光灯が点かないのでは心細いだろう。
幸い戸口の電灯は生きている。その光がほの暗いながら室内にも届く。
「これのおかげで少しは明るいね。大丈夫? 着替えできる?」
「うん……」
「なんなら俺、中に入ろうか?」
「そ、それはダメ!」
「冗談だよ。じゃあ俺ここにいるから、何かあったら呼んでね」
「う、うん」
いつもの活発さはどこへやら、おどおどした様子で後藤さんが更衣室に入っていった。
50003/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:51 ID:2w0JoOSl

どれぐらい過ぎたろう? 1分も経っていないと思う。
ガタンッ
中で何か音がした。と同時に
「ワァーーーー」
後藤さんの悲鳴。
「どうした!」
俺はとっさに中に飛び込んだ。

上半身は裸で、下半身にブルマーを穿いただけの後藤さんがうずくまっている。
「どうしたの? 平気?」
「そ、そこの影が動いた」
震える声で部屋の一隅を指差す。
「え?」
後藤さんのそばに寄り、安心させるように肩を抱いてからその方向を見た。
光が射さず陰になっている部分はあるが、怪しい気配はまったく感じられない。
(後藤さんの勘違い? 痴漢は怖くないのにお化けは怖いのかなぁ?)
「なんともないよ」
「で、でも」
「怖いと思うからありもしないものが見えるんだよ」
「だって……」
そのとき、点かないと思っていた蛍光灯が灯った。
「あ、点いた」
安心した表情で俺を見上げた後藤さんが、半裸の自分に気付いて胸の前で腕を交差させた。
「やだ!」
「ご、ごめん」
あわてて背を向け部屋を出ようとしたとき、再び蛍光灯が消えた。
「わぁっ! 早川くん待って!」
後藤さんの悲鳴と切迫した声が響いた。そして俺は後ろから後藤さんにしがみつかれた。
50104/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:51 ID:2w0JoOSl

抑えていた欲望が頭をもたげる。俺の中で抑制されていた本能が一気に解放された。
「後藤さん!」
振り向きざまに唇を合わせる。
そのまま胸のふくらみに手を当て、直接柔肌に指を這わせた。
「ダ、ダメだよ! いまボク汗臭いから!」
俺から逃げるように身体をひねって抵抗する。
両腕で後藤さんの肩をしっかりと押さえ、もう一度口付ける。
俺たち以外誰もいない更衣室。そこで俺は後藤さんを強く抱きしめた。

唇を割り舌を後藤さんの口腔に差し入れる。
歯を食いしばる後藤さんの歯列を舐め、肩を抱いていた手で耳たぶを優しくくすぐる。
もう片方の手を腰に回し、力強く抱き寄せる。
そうこうするうち、腕を縮めて抗う後藤さんの体から少しずつ力が抜けていった。

唇が力を失い、歯のすき間から舌が差し出される。
俺はその舌を強く吸い、からませ、唾液をすすった。
後藤さんの腕が俺の背中に回される。のどの奥で甘いうめき声を上げ抱きついてくる。
むさぼるような熱いキスだった。

たっぷりと時間をかけたキスが終わり、俺たちは顔を離した。
「……後藤さん、後藤さんが欲しい」
性の衝動に理性がマヒした俺が思いを告げた。
「早川くん……」
見つめ合う。
沈黙。
永遠ではないかとさえ長く感じられた時間のあと、
こっくり
後藤さんがうなずいた。
「愛してる」
愛をささやいた俺は再び後藤さんを強く抱きしめた。
50205/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:52 ID:2w0JoOSl

手を後藤さんの後ろに回し、お尻のふくらみを手のひらで撫でる。
「やだ……」
小さな声で身じろぐ後藤さんの女の子らしい仕草に興奮が煽られる。
左手で腰を抱き寄せたまま右手の4本の指をブルマーの中に忍び込ませる。
指に少し湿り気を帯びた薄手の布の感触があった。
(そういえば汗をかいたって言ってたっけ……)
少しだけ隙間の空いた場所に左手の指先も進ませる。
そして両の手でショーツの上から後藤さんのお尻の肌触りを感じ取るように動かした。
「ぅん…ふ……」
鼻を鳴らすような声を立て、後藤さんがすがりつく。
「後藤さん?」
「ボク、怖いよ……」
「大丈夫、俺が付いてるから。ね?」
後藤さんの長い髪に顔をうずめ、安心させるようにささやく。
「……うん」
小さな声が答えた。

(まるで吸い付くようだ……)
ショーツを通しても、みずみずしく張りのある肌が感じられた。
俺は手首を立て、両手を曲線に沿う形で下にずらしてブルマーを引き下ろした。
「後藤さん」
声をかけ、一旦身を離すと少しだけしゃがんでブルマーをさらにずり下げる。
ひざを通過し、ふくらはぎのあたりまで下りると後藤さんが足を上げて協力してくれた。
そうして足元から抜き取る。

立ち上がった俺はもう一度、ゆっくりと後藤さんを抱きしめる。
そっと指先で後藤さんの唇を撫で、頬を静かにさする。
そのまま後頭部に手を滑らせると少しだけ顔を上向け、唇を合わせた。
50306/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:52 ID:2w0JoOSl

俺はブレザーを脱いで床に敷くと、その上にそっと後藤さんを横たえた。
後藤さんにのしかかるようにして体を重ねる。
「早川くん…早川くん……」
何度も俺の名が呼ばれる。
「ここにいるよ」
抱きしめながら、俺はそれに答える。
「うん」
恥ずかしそうに、だが嬉しそうに後藤さんが微笑んだ。

普段はブラに隠されているふくらみが今は俺の目の前にある。
仰向いているせいか、後藤さんの二つのふくらみはそれほど大きいようには見えなかった。
だが、鍛えられ締まった体の上でそれはしっかりとした存在感で自己を主張していた。
その双球に手を伸ばす。
指を押し返す弾力と、見た目から感じる以上の重量感が伝わる。
「ぁ……」
小さな声で身をよじる後藤さん。
後藤さんの顔を見る。
目を閉じているが、嫌がったり不快を感じている様子はない。よし、続けよう。
頂の小さな蕾と、それを取り巻く少し色の濃い部分を重点的に攻める。
と、蕾が固くしこるのが分かった。
「ん……」
艶を帯びた声が後藤さんの唇から漏れる。
(感じているのか?)
「気持ちいいの?」
「……うん」
後藤さんは薄く目を開けると、俺の目を見て肯定の意を示した。
50407/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:53 ID:2w0JoOSl

「後藤さん、お尻持ち上げて」
ショーツのウエストに指をかけ、静かに引き下ろす。
足元から抜き取ると、それは小さく丸まった。
(女の子の下着ってこんなに小さいのか!)
先ほどまで後藤さんの恥ずかしい部分を包んでいた布きれを少し離れた場所に置いた。
そうして俺も脱いでいく。程なく俺も全裸となった。

後藤さんの「女の子」の部分に目をやる。
淡く翳った下腹部。毛のあることは分かるが、部屋の暗さのせいでその奥がよく見えない。
(後藤さんの全部が見たいけど、今日は我慢だ)
「ボク…恥ずかしいよぉ」
泣き出しそうな声で後藤さんが言った。
「さわるよ」
後藤さんの声には返事をせず、しかし断ってから股間に手を伸ばした。

成熟した女性のそこは見たこともないし、さわったことも当然ない。
子供のときに見た妹の女性器の記憶をたどりながら静かに指で秘裂を割っていった。
ぬるりっ
思った以上に湿り気と粘り気をたたえた柔らかな部分が俺の指を包んだ。
「んんっ!」
同時になまめかしさを含んだ後藤さんの声があがる。
濡れた溝の中に一ヶ所、くぼんだ部分があることを指が探りあてた。
(膣か?)
少しだけ指を中に入れてみる。
「ぅあっ!」
のどを反らして後藤さんが艶っぽい声を出す。
(感じている?)
指を奥に進めると、思ったとおり抵抗もなく指がうずまっていく。
(ここだ!)
「はっ…はぁっ…んっ!」
俺の知らない後藤さんの濡れた声。やはり感じているんだ!
50508/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:54 ID:2w0JoOSl

指を抜いてさらにその周辺を撫でまわすと、今度はぷっくりと膨らんだ小さな突起が見つかった。
「あぁっ!」
指が触れた瞬間、今まで以上に淫らな声で後藤さんがうめく。
(クリトリス?)
思い切ってそこを重点的に攻めることにする。
いやらしい粘液を指にまぶし、力を入れずに小さな芽を転がす。
徐々に力を加え、ある程度までいくと指先でつまみ、こするように摩擦する。
引っかくように弾き、軽く爪も立ててみる。
その間、後藤さんは俺の官能を刺激する声を出して悶えつづけた。

何分ぐらい攻めたろうか?
「どうかなっちゃうよぉ! ボクはどうしたらいいの? どうすればいいの?」
荒い息でうわ言のように後藤さんがつぶやく。
「そのまま感じてて」
俺はそう言うとさっきよりも力を入れてクリをなぶった。
「んはぁ!」
強く息を吸い、声にならない声を上げて後藤さんがよがる。
俺は後藤さんの頭をそっと胸に引き寄せる感じで抱き、そのまま額にキスをする。
「ダメダメダメ………」
後藤さんは俺にしがみつくと、初めて聞くような淫らな声を上げた。
「ちゃんと掴まって。イクときは教えてね」
俺の身体にしっかり腕を回すと、後藤さんは激しく腰を振った。
「イク、イク、イク、ぁあああ!!」
突然後藤さんの体が跳ね上がった。
腰を突き上げたまま動きを止め、そしてゆっくりと崩れ落ちた。
「はぁはぁはぁ……」
あたりには後藤さんの荒い息だけが響いていた。
50609/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:54 ID:2w0JoOSl

恥ずかしい話だが、快楽に悶える後藤さんの姿に俺は軽く精を放ってしまったようだ。
下着を汚した粘液の感触が不快感を伴って股間に張り付く。
「後藤さん、俺も脱ぐね」
そう言ってから下着を脱ぐ。
陰茎が解放される。かすかに漂う精液の香り。やはり漏らしてしまったようだ。
だが、剛直は痛いほどそそり立っていた。
射精してなお衰えないほどの興奮が俺を支配していた。

後藤さんと一つになる。
「後藤さん」
名前を呼び、足の間に入る。
「……うん」
小さくうなずくと後藤さんは大きく足を開いた。軽くひざを立て、插入が容易な体勢を取る。
後藤さんを抱きしめると、俺は勃起を静かに後藤さんの股間にあてがった。
そしてここだろうと思う場所を何度か突く。
だが入っていかない。
柔らかな肉の感触はあるが、入るべき場所が見つからなかった。
「そこ…違う」
俺の目を見て後藤さんが首を振った。
「え?」
「もっと下……」
「そ、そうなの?」
「……うん」
「わかった。ごめんね」
再開する。
だが依然として後藤さんの中に入らない。
と、勃起が握られる感触があった。見ると後藤さんだ。
そしてかなり下だと思える場所に先端を誘導すると
「ここ」
そう言って目を閉じた。
50710/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:55 ID:2w0JoOSl

「わかった……いくよ」
目を閉じたままの後藤さんがうなずく。そのまま俺の背中に手が回された。
(行くぞ!)
ぐっ
腰を突き出す。
「んんっ!」
こわばりが狭い空間に固定される感覚と同時にくぐもった後藤さんの声。
入った!
「くぅっ!」
眉根を寄せ、歯を食いしばる後藤さん。
「ごめん、痛い?」
「……平気!」
抜こうにも、俺の上半身は後藤さんによってしっかり抱きとめられている。
「ボク平気! だから、奥まで入れて!」
「でも……」
「お願いだから!」
「……うん」
さらに腰を突き出す。
メリメリ
「ぅあぁっ!」
のどを絞るような悲痛な叫び。
「後藤さん!」
「好き! ……だから…ボクを……早川、くんの……ものに…して!」
途切れ途切れの後藤さんの懇願。途中でやめるわけにはいかなかった。
そのうち、先端が奥にコツンと当たった気がした。根元まで後藤さんに収まっていた……。
50811/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:55 ID:2w0JoOSl

「入ったよ。全部入ったよ。後藤さん、分かる?」
「……うん」
涙をいっぱいにためた目で俺を見上げ、しっかりうなずく後藤さん。
「ごめんね、痛い?」
「……大丈夫」
「無理しないで。後藤さんの涙は見たくない!」
「違うよ……痛いから泣いてるんじゃない。ボク嬉しいんだ!」
「!」
「早川くん……好き、大好き!」
「俺も、俺も後藤さんのこと、愛してる!」
「! …うれしい!」
背中の回された腕をほどくと、その腕を俺の首に回して後藤さんがすがり付いてきた。
俺も後藤さんを強く抱きしめる。
そうして何度も愛をささやく。
「好きだよ。大好きだよ後藤さん!」
「ボクも、ボクも好きぃ!」
温かいものに心が満たされる。
それに呼応したか、急速に射精感が高まっていった。
「ぅあっ! イキそう……」
根元に精液が押し寄せる。限界が近付く。
そのとき後藤さんが俺の顔を両手ではさんだ。そして
「イクとき、ボクの目を見て」
ささやくように言った。
それが決定打となった。
「あっ…後藤さん! 育美っ育美っ……くっっっ!」
最後の瞬間、意志の力を振り絞り育美の中から引き抜く。
直後、
どびゅっ! どぴゅっ! ずびゅぅっ!……
育美を見つめながら俺はイッた。ガクガクと腰を痙攣させて何度も射精する。
俺の首に回した腕に力をこめ、育美が俺にしがみついた。
50912/12 ◆TLS1/4vAbs :04/07/10 18:56 ID:2w0JoOSl

「はぁはぁはぁ……」
波が引くように快感が収まる。
見ると育美の下腹部から胸元あたりに白い粘液が飛び散っていた。
「ボクのこと、初めて『育美』って呼んでくれたね」
「そうだね」
「ね、これからもずっと『育美』って呼んでくれる?」
「うん」
「うふふ。ボク幸せだぁ」
そう言うと育美が唇を重ねてきた。

『閉門時間です。校内に残っている生徒は……』
「あっ!」
「あっ!」
放送を聞いた俺たちは同時に声を上げた。
「マズイよ育美、早くしないと門が閉まっちゃう」
「うん……あ、ボクのパンツどこ?」
「え? あ、ここ」
俺が置いた育美のショーツを手渡す。
下着を穿き、シャツに袖を通し、あわてて制服を身に着けていく。
「せっかくいいムードだったのにね!」
ちょっとふくれた顔の育美がぼやく。
「そうだな。……ねぇ、今度はもっとゆっくりできるところで……ね?」
「は、早川くんのえっちぃ!」
「はははは。あ! ホントに急がないとマズイぞ!」
「う、うん」
身支度を整えると俺たちは見つめあい、キスを交わした。
「行こう!」
「うん」
手をつないで更衣室を出る。光に満ちた外の世界へ。
育美。大好きな育美。とっても大切な育美。
今日が俺たちの新たな始まりの日になった。
510名無しさん@ピンキー:04/07/10 18:57 ID:2w0JoOSl
中里さんの続編、もうすぐ完成の予定です。
気分転換で書き始めた後藤さん篇が先に完成してしまいました。
リクエストいただいたのになかなかお応えできず申し訳ありません。

他に3篇を同時進行していますので、4本同時投下が出来たらいいな、と思っています。
511名無しさん@ピンキー:04/07/10 20:05 ID:pf84roVz
わ〜〜い、後藤さんSS〜☆
なんか久々に「R」立ち上げたくなってきた。
どうもありがとうございました。
512名無しさん@ピンキー:04/07/11 00:04 ID:hKJax/Pj
後藤さんいいっすねー。
ブルマ後藤さん(*´д`)

制服後藤さんもいつか読みたいです
513うんこ姫:04/07/11 00:36 ID:VR/Oy7Uj
あほかー。
514 ◆TLS1/4vAbs :04/07/11 03:17 ID:roiboBJn
推敲不足で矛盾する箇所がありましたので訂正します。

>>504
× そうして俺も脱いでいく。程なく俺も全裸となった。
○ そうして俺も脱いでいく。程なく俺もトランクス一枚を残し裸となった。



タイプミスの結果、誤解を生じそうな箇所も訂正しておきます。

>>508
× 背中の回された腕をほどくと、その腕を俺の首に回して後藤さんがすがり付いてきた。
○ 背中に回された腕をほどくと、その腕を俺の首に回して後藤さんがすがり付いてきた。


ご迷惑をおかけしました。以後、充分に気をつけます。
515名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:03 ID:aYpjIZY7
とてもよかった!森下茜のも読みたい。
516名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:27 ID:DKEPtXAd
◆TLS1/4vAbsさん
ベリーメロン!!
517 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:02 ID:nZA8uAVM

南弥生のSSです。
設定はゲームの約2年後で、弥生ちゃんは3年生になっています。
二人はすでに経験を済ませており、弥生ちゃんは性の歓びも知っています。
SS内には弥生ちゃんとの性行為の描写があります。傾向は和姦です。
トリップ付けましたので、キャラを性的な目で見ることが許容できない方は飛ばしてください。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

連続投稿規制対策で一レスの文章量、行数は多くなっています。
エッチシーンは04/14からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や描写の方法については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
51801/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:03 ID:nZA8uAVM

「先輩、早いですね」
「弥生ちゃんもね」
「先輩に少しでも早く会いたくて……」
 南弥生ちゃん。
 俺の後輩で、青空高校の3年生。
 弥生ちゃんと付き合って、そろそろ2年が経とうとしている。
 今日は久し振りのデート。待ち合わせた駅に、30分も前に弥生ちゃんは来ていた。

「先輩はいつまで経っても私のこと『弥生ちゃん』って子ども扱いするんですからぁ」
「そういう弥生ちゃんだって俺のこと未だに『先輩』って呼ぶだろ?」
「だって先輩はずっと先輩ですから」
「名前で呼んでくれてもいいんじゃない?」
「『みさきちゃんのお兄さん』って呼びましょうか?」
「それは勘弁」
「うふふふ」
「あははは」

 初めて会った頃に比べ、身長も伸び、女性らしい体つきになった弥生ちゃん。
 だが俺の中ではいつまでも守ってやりたい存在の『弥生ちゃん』だった。
51902/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:04 ID:nZA8uAVM

 俺は八台から電車で一時間半ほど離れた遠くの町で暮らしていた。
 今年の春から大学生になった。
 家から通えない距離ではないが、講義の時間が不規則でもあり、俺は一人暮らしを選んだ。

 高校を卒業すれば今までどおりには弥生ちゃんと会えなくなる。
 その思いから俺たちは求め合い、結ばれた。
 弥生ちゃんと一つになったのは今年の3月のことだった。

 卒業し、会う回数はたしかに減った。だが俺たちは積極的に二人の時間を作った。
 仕送りとバイトとである程度金が自由になる俺は無駄遣いせず貯金した。
 その金はもっぱら弥生ちゃんとのデートに費やした。
 八台の街から俺の住む町に少し行った大きな街で俺たちはデートを重ねた。
 遊園地、動物園、映画、テニス、プール………。
 そして何度か俺たちは体を重ねた。

 ここしばらく弥生ちゃんに会えなかった。
 高校最後の大会を控え、弥生ちゃんはテニス部の練習に励んでいたのだ。
 その大会も終わり、弥生ちゃんは部活を引退した。
 そして俺の通う大学を目指し、勉強に精を出していた。
 今日はそんな中の息抜きでもあった。

 久し振りに弥生ちゃんを抱く。そのことは電話で話し合っていた。
 俺たちはホテルに向かった。
52003/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:04 ID:nZA8uAVM

 部屋に入るなり、
「先輩の赤ちゃんが産みたいです」
 改まった感じで弥生ちゃんが切り出した。
「え? それって……」
 とっさに返事が出来ず、言葉を濁す俺。
「あ、今すぐってわけじゃありませんよ、将来ってことです」
「………」
「……ごめんなさい、重過ぎましたね。忘れてください!」
 弥生ちゃんはあわてた様子で顔の前で手を振った。
「なぁ弥生ちゃん、あと3年待ってもらえる?」
「え?」
 今度は弥生ちゃんの動きが止まった。
「俺が卒業したら、『早川』になってくれる?」
「……え…あの……」
 弥生ちゃんは困惑の表情のまま固まっている。
「結婚……しようね」
「せ、先輩!」
 相好を崩すと俺の胸に飛び込んできた。
 弥生ちゃんに押されるように壁に背をつける。
「先輩、好きぃ! 大好きですぅ!」
 そのまま唇が重なった。
52104/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:05 ID:nZA8uAVM

 抱きしめると折れてしまいそうなほど華奢だった弥生ちゃん。
 だが今は女性らしい丸みを帯び、肉感的な姿態に俺の中のオスが昂ぶる。

 キスをしながらお互いの服を脱がしていく。
 時折下半身に手を伸ばし、軽く性感を煽る。
 ズボンの上から勃起を撫でさする弥生ちゃん。俺は下着の上から湿った溝で指をうごめかす。
「ぃゃぁ……」
 身もだえして俺の手から逃れ、手をつなぐとまた唇が合わさる。
「先輩、あせらないでくださいぃ…」
「だって、弥生ちゃんとずっとこうしたくて、俺オナニーも我慢してたんだよ」
「そ、そんなこと言われても困りますぅ!」
 目元を赤く染め、弥生ちゃんがうつむいた。
「だから、今日はいっぱいしよ。……ね?」
「……はい」
 何度も交わるうち、弥生ちゃんは「オンナ」の歓びを知っていった。
 今では積極的に快楽を享受している。そうしたのは俺だ。俺はそれが嬉しかった。

 ついには俺たちは下着一枚を身に付けただけの姿となった。
「先輩……」
「最初はどうして欲しい?」
「先輩はどうしたいですか?」
「弥生ちゃんのイクところが見たい」
「そ、そんな! 恥ずかしいですぅ……」
「ダメ?」
「で、でも……先輩のそれ、苦しそうですよ」
 下着を突っ張らせてたぎる欲棒を見ながら弥生ちゃんが言う。
「弥生ちゃんはこれをどうしたい?」
「………です」
「聞こえないよ。何?」
「精液いっぱい出してあげたいです」
 そう言って俺のトランクスを下ろした。
52205/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:06 ID:nZA8uAVM

 そのままフェラチオが始まった。
ぴちゅ、くちゅ…はむ……あむ、じゅる……ちゅっ…んむ、んぐ………
 淫猥な音を立てて弥生ちゃんがほおばる。
 ひざまずいた弥生ちゃんの髪をなでながら俺は快楽に浸っていた。
 袋を捧げ持ち、鼠蹊部をなめ、玉を口の中で転がす弥生ちゃん。
 一通りの奉仕が終わると、弥生ちゃんは顔を上げ、
「先輩、ベッド行きましょ。もっとじっくりしてあげますね」
 そう言って淫らに笑った。

 ベッドに移動する。
「お口でするの、最初はいやだったんですけど、先輩にしてあげるのは好きです」
 そう言うとむしゃぶりついてきた。
 弥生ちゃんは俺のモノを咥えたまま頭を上下する。
 そうして唇を使ってしごきたてている間に自分の下着を脱いでしまった。
「や、弥生ちゃん…それズルイよ……」
 きょとんとした目で俺を見る。
「俺が弥生ちゃん脱がしたかった!」
 怒った振りをして、ちょっとだけ語気を強めて抗議する。
「また穿きますか?」
「いや、脱いだまんまでいい……」
 穿かれては困る。そう思い元気なく答える俺。
「ふふふ、先輩いやらし〜い」
 笑ってそう言うと、続けて
「そんなにえっちな先輩には罰をあげます」
 とペースを上げて肉棒を刺激しだした。

「弥生ちゃん、弥生ちゃんのも舐めたい」
「だめです。えっちな先輩の言うことは聞いてあげません!」
 そして絶妙な力加減で俺の性感帯が刺激される。
「弥生ちゃん……うっ!」
 俺の口から快楽のうめきが漏れた。
52306/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:06 ID:nZA8uAVM

「だめですよ。まだイカせてあげませんからね」
 俺の剛直から口を離すと弥生ちゃんは非情に告げた。
 くりっとした大きな目で俺を見ると、そのまま頭を下げる。
 弥生ちゃんは俺の目を見ながら尖らせた舌先で裏筋をぺろぺろとリズミカルに舐めた。
 顔を傾けて横咥えすると、唇で竿をはさんでしごきたてる。
 局部だけでなく、太ももの内側にも舌を走らせる。
 指に陰毛を巻きつけると、決して痛くない程度の力で引っ張ったりもする。
 ……いつ発射してもおかしくない快楽が俺を襲う。
 中でも亀頭を口腔に含み、強い力で吸引されたときは暴発しそうになってしまった。
 だが弥生ちゃんは俺の状態がわかるのか、射精だけはさせてくれなかった。
「弥生ちゃん……もうダメだよ……出したい……」
 苦しい息でそれを伝える。
 だが弥生ちゃんは指の腹で尿道口を摩擦したまま
「だめです……まだ舐めてたいぃ……」
 そう言って再び屹立を飲み込んでいった。

 何度も何度もじらされ、勃起はしびれたようになっていた。
「はぁ、はぁ、うっ、はぁ……」
 俺は弥生ちゃんの頭に手を置き、さらさらした髪を指に感じながら身悶えていた。
 このままでは精神的におかしくなる。そう覚悟したときだった。
「待たせてごめんなさい。先輩、イカせてあげますね」
 天使にも似た弥生ちゃんの声が響いた。
「弥生ちゃん、いいの? イッてもいいの?」
 情けないほどの声を出し、俺は快楽に身をゆだねた。
 次の瞬間、官能の堤防が決壊した。
「ぐっっっ!!」
どびゅっ! びゅくっ! ずびゅびゅっ! どぷっ! どびゅぅぅ!………
 背すじを電流が走った。頭に真っ白な光がひらめく。
 俺は弥生ちゃんの口の中に濃いオスのエキスを大量にぶちまけて果てた。
52407/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:07 ID:nZA8uAVM

「はぁはぁはぁ……」
 放出からかなりの時間が経った。だが息はまだ整わない。
 その間も弥生ちゃんは萎えた一物から口を離さなかった。

 さらにしばらくして、
「先輩、溜まってたんですか? すごくいっぱい出ましたよ」
 ようやく口を離したのか、弥生ちゃんの声がした。
「はぁはあ…え?」
「一回じゃ飲みきれませんでした。出しすぎですよ、先輩」
「や、弥生ちゃん飲んじゃったの?」
「はい……おいしかったですよ」
「そんなことしなくてもいいのに……」
「うふふふ。先輩、大好きです!」
 そう言って俺の近くに這いより、キスをしようとして弥生ちゃんは動きを止めた。
「あ!」
「な、何?」
「先輩いやでしょ? うがいしてきますね」
 俺はベッドから降りようとした弥生ちゃんの腕をつかむと、そのまま口づけた。
「んぐっ」
 目を白黒させて弥生ちゃんが身体を突っ張らせる。
 それに構わず、俺は弥生ちゃんの口内を舐めまわした。

 キスが終わる。二人の唇に銀の糸がかかった。
「先輩ぃ、いいんですかぁ?」
「何が?」
「だって先輩、自分で出したものを……」
「それを弥生ちゃんは飲んでくれたろ?」
「え……だって、先輩のこと好きだから……」
 それをさえぎり、俺はもう一度キスをした。
52508/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:07 ID:nZA8uAVM

「今度は俺の番だよ」
 そう言って身を起こし、弥生ちゃんの股間に移動しようとする。
 それを弥生ちゃんが止めた。
「あ、待ってください!」
「待たない」
「ち、違うんです。……その…手で…してください」
「え?」
「先輩の顔を見ながら感じたいんです!」
「え?」
「ダメ…ですか?」
 俺は弥生ちゃんの女の部分を口で味わいたかった。
 だが弥生ちゃんはそれを望んでいない?
「口でされるのはイヤ?」
「あ…いやってことじゃないんです。でも先輩にずっと会えなかったから顔が見たい……」
「うん。わかった。俺も弥生ちゃんの顔が見たいからね」
「……ありがとうございます」

 俺は弥生ちゃんと一緒に横になると左手で肩を抱き、右手を胸に這わせた。
 まだ芯に固さの残る若い乳房をゆっくりと揉む。
 見つめあう。額をつけたまま愛をささやく。そのまま唇を重ねる。
 軽く口付けてから耳たぶを唇ではさんだ。そのまま首筋を舌先でなぞる。
「んっ、ぁ、ン……」
 弥生ちゃんの口から淫らな声が漏れた。
 俺は右手を滑らせ、おへその周りに円を描くように動かす。
 弥生ちゃんがのけぞる。その隙にあごの下にキスをする。
「ひゃんっ!」
 慣れない感触に弥生ちゃんがブルブル震える。
 手をさらに下へ向かわせると指先に恥毛が触れた。指に絡めてまさぐる。
「あふぅ…あぁん」
 かわいらしい声を出して弥生ちゃんがよがる。
 俺はその声をふさぐように唇を合わせると、濡れた秘唇に指をもぐりこませていった。
52609/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:08 ID:nZA8uAVM

 そこはすでに充分にぬめっていた。
 最初にお互いの服を脱がせながら触ったときはこれほど濡れてはいなかった。
(弥生ちゃんは俺を口でイカせながら興奮していたんだ!)
「弥生ちゃん、どうしてこんなに濡れてるの?」
 その瞬間、弥生ちゃんの頬が染まった。
「いま触ったばっかりなのに、もうこんなになってるよ?」
「いやぁ……」
 いやいやするように首を振る。
 俺はねばつく液体を指先に絡め、それを弥生ちゃんの顔の前に持っていった。
 そして指を開いたり閉じたりして粘度を確認させる。
「ほら、見てごらん?」
 弥生ちゃんはこれ以上ないほど紅潮した。
「弥生ちゃんってこんなにえっちだったっけ?」
 わざと意地悪く言う。
「先輩ぃぃ……」
 泣きそうな顔で俺から目を背ける弥生ちゃんに、
「俺の顔を見ながら感じるんでしょ?」
 そう言って再び股間に手を持っていき、肉の襞をつまんだ。
「いやぁぁぁ……」
 弥生ちゃんの声に合わせ、指先に熱い液体が分泌したのを俺は感じた。
52710/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:09 ID:nZA8uAVM

 その媚態に興奮があおられた俺は弥生ちゃんを攻めた。
 恥かしがり屋だが感じやすい弥生ちゃんは必死に声を押し殺している。
 その表情がかわいい。
 だが俺は攻めて声を出させようとする。
 必死に耐える弥生ちゃんだが、少しずつ
「あっ、んっ…あん……」
 と小さな声が漏れてくる。
「弥生ちゃんのエッチな声、いっぱい聞かせて」
 クリに当てた指を振動させながら耳元でささやく。
「いや…恥ずかしいです……ぁんっ! うん、ぁあ!」
 弥生ちゃんが快感に耐えきれなくて声を出し始める。
 俺は膣に中指を差し込むと上側のコリコリしたひだを撫でた。
 同時に親指でクリを潰すような感じで強く揉む。
「ひゃう! せ、先輩……イ…イキそうです」
「いいよ、イッてごらん……見ててあげるよ」
「いや、いや……だめ、見ちゃだめ!」
「弥生ちゃんかわいいよ。大好きだよ弥生ちゃん」
 キスをし、耳元で愛をささやき、股間に当てた手を激しく動かす。
「もうだめ…イッちゃう、イッちゃう! ごめんなさい先輩! ごめんなさい!」
 次の瞬間、弥生ちゃんの目がきつくつぶられ体中が突っ張った。
「っっっ!」
 声にならない声を上げ、弥生ちゃんの体がガクガクと痙攣する。
 ……そして静かに力が抜けた。
52811/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:09 ID:nZA8uAVM

「イッちゃったね」
 俺は笑いながら弥生ちゃんの顔を覗き込んだ。
「ぃゃ…」
 恥ずかしそうに小さな声を出し、弥生ちゃんが横を向いた。
「とってもかわいかったよ」
「恥ずかしいです……」
「弥生ちゃんのエッチな姿、俺にだけ見せてくれてありがとう」
「先輩、そんなこと言わないでくださぁい……」
 恥ずかしそうな真っ赤な顔で頬をふくらませて抗議する弥生ちゃん。……か、かわいい!
「ねぇ、今度は俺がイキたい」
「あ、はい」
 弥生ちゃんが力をみなぎらせた俺の股間を見てうなずいた。
「また…口でしますか?」
「ううん、入れたい。いい?」
「いいですよ」

 体勢を入れ替え、弥生ちゃんの足の間に移る。
「今日は着ける?」
「う〜ん……お願いします」
「いいよ」
 枕元のコンドームを取る。
「あっ! 待ってください!」
「?」
「私が着けてあげます」
 そう言って袋から取り出すと、弥生ちゃんがクルクルと装着してくれた。
52912/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:10 ID:nZA8uAVM

「じゃあ行くね」
「はい」
 弥生ちゃんの充血して肥大した陰唇の間で肉茎を何度か上下する。
 そうしてからゆっくりと膣の中に沈めていった
「んんっ!」
 切なげな息をついて弥生ちゃんの体が震える。
「はぁぁ……」
 奥まで入れ俺も息をつく。……俺たちは一つになった。

 そのまましばらく動かずに膣の締め付けを堪能する。
 ただ入れただけなのに、根元から先端に向かって肉襞が収縮するのが感じられる。
「はぁ…はぁ…」
 頬を上気させた弥生ちゃんが何か訴えたげな目で俺を見た。
「うん」
 返事の代わりにうなずくと、ゆっくりと引き抜く。
 抜ける寸前まで戻すと、また同じぐらいの速度で沈み込ませる。
「ぅんっ!」
 俺のこわばりに肉穴が押し広げられ、弥生ちゃんがうめく。
 一番奥まで差し入れ、そこで腰を左右に振って感触を楽しんだ。
 恥毛がこすれ合う。潤んだ目で俺を見、弥生ちゃんが
「先輩……大好きぃ……」
 やるせなさそうな声でつぶやいた。
53013/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:10 ID:nZA8uAVM

 またゆっくりと膣道を戻る。
 今度は途中で止め、そこで何度か小刻みに前後させた。
「はぁ、はぁ、んっ、ン!」
 弥生ちゃんの呼吸が気ぜわしくなる。
 もう一度根元までねじ込み、奥のほうをゆっくり「の」の字を書くようにかき回す。
 そうしながら不意に肉棒をクッと抜く。
「あんッ」
 声とともに、「?」という顔で弥生ちゃんが俺を見る。
 俺は弥生ちゃんの目を見て微笑みかけると、いきなり、今度はグッと一気に奥まで突き刺す。
「あぁーんっ!!」
 膣に深くぶち込まれ弥生ちゃんが声を上げた。
「先…輩……それ、すごい…です…」
 絶え絶えの息の弥生ちゃんを見下ろし、俺は再び奥に固定したまま腰をひねった。
「はぅっ! いやぁ…ンっ……ぁん…先輩ぃ…」
 微妙な回転運動が快感を与えるのか、目元を染め弥生ちゃんはあえいだ。
「だめっ……あっ、やぁっ…んッ……先輩っ先輩ぃっ!」
「いやなの? 抜く?」
 わざと意地悪く聞く。
「いやぁ…抜いちゃいやぁ!」
 そう言って弥生ちゃんがしがみついてきた。
53114/14 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/12 00:11 ID:nZA8uAVM

 弥生ちゃんの淫らな声音に俺の興奮も最大限にあおられる。
 思わず腰が激しく前後する。
「あんっあんっあんっ!」
 短い間隔で、切羽詰まった嬌声を上げる弥生ちゃん。
 イクのか?
 だが俺も我慢できそうにない。
「弥生ちゃん……俺、イキそう」
「ぁイク…私も…イッちゃう、イッちゃうぅ……」
「一緒に、一緒にイこうね……一緒にイこうね弥生ちゃん!」
「先輩、先輩! イク! イッちゃうぅ〜〜〜!」
 その瞬間、弥生ちゃんの膣がビクビクと痙攣し俺の欲棒をきつく絞った。
「うっっっ!」
びゅびゅっ! ずびゅっ! どびゅぅ! びゅくっ! どぴゅぅっ!………
 溜まりに溜まった精液が何度も発射される。
 先ほど弥生ちゃんの口内にしぶかせたとは思えないほどの大量の射精。
「あぁぁぁぁぁ!」
 思わずうなり声を出してしまうほど強烈な快感と共に俺は白濁を発射しつづけた……


 俺たちは行為後の甘く気だるい感覚に包まれていた。
 性の満足を得、充実した気持ちで過ごす二人だけの時間。幸せだった。
「先輩……とってもよかったです」
 愛の営みの処理を終えて抱き合っていると、弥生ちゃんが恥ずかしそうに言った。
「俺もだよ。弥生ちゃんの中、すっごくよかった……」
「! ……恥ずかしいですぅ!」
 頬をふくらませて抗議する。
「あはははは」
「うふふふ」
 ひとしきり笑ったあと、俺たちは何度目かのキスをした。
 そうしながら、俺は弥生ちゃんの笑顔を独り占めできる幸福をかみしめていた。
532名無しさん@ピンキー:04/07/12 05:41 ID:5ZN1VVhW
>517 ◆TLS1/5QgAQ氏

うひょー弥生ちゃんのフェラーリかあー
もうグンゼのぱんちゅは卒業でつね?
533名無しさん@ピンキー:04/07/12 07:42 ID:GlyiDFKv
>>TLS1/5QgAQさん

おおおお、弥生たん相手にお口とナカに!
一際幼く見える彼女だからこそ、疑似的に背徳感もバッチリでエエでんな。

でも、後でみさきに報告とかされているんだろうかとガクブル
534名無しさん@ピンキー:04/07/12 16:26 ID:CXENNk0Y
すっげえ〜〜。エロエロですな、立ちますた(*´д`)
ところで>>527の弥生にゃんは何に謝っとるのでつか?
535名無しさん@ピンキー:04/07/12 19:08 ID:k8hQ8r8h
>>534
ご主人様より先にいったらペット失格だからじゃ?
536 ◆TLS1/5QgAQ :04/07/13 00:20 ID:ksiCEUFK
>>534
・一人でイッてしまうこと
・先輩のモノでイカせてほしいのに、指でイッてしまうこと
の2点に対しての「ごめんなさい」です。

その意味でこのセリフを言わせたのですが、上手くお伝えできなかったようです。
表現や構文の技術が稚拙で申し訳ありませんでした。


>>535
二人の関係はラブラブなので、「ペット」は適切な表現だと思いませんw
537弥生ちゃん補遺篇:04/07/13 00:45 ID:ksiCEUFK
ご質問をいただいたこともあり、補遺的にその部分を書き足してみました。
>>528
 恥ずかしそうな真っ赤な顔で頬をふくらませて抗議する弥生ちゃん。……か、かわいい!

 「ねぇ、今度は俺がイキたい」
の間に入れてみてください。


「ねぇ弥生ちゃん、さっきはどうして謝ってたの?」
 俺は先ほどの行為中に気になったことを聞いてみた。
「え?」
「イクとき『ごめんなさい』って言ったでしょ? 俺、何か悪いことした?」
「せ、先輩はなんにも悪いことなんかしてません!」
「?」
「……あのぉ……先輩と一緒にイキたかったのに…私だけ……」
 小さな声。
「…そんなの気にしなくていいよ。俺だって弥生ちゃんのお口で一人でイッちゃったし」
「でも……」
「弥生ちゃんがイクところ見たいって言ったの俺だよ? 見られて嬉しかったよ」
「あ、それに…指じゃなくてぇ……先輩の……おちんちんでイカせてほしかったですぅ!」
「弥生ちゃん……」
「やだっ! 恥ずかしいぃ〜〜〜」
 そう言うと弥生ちゃんは枕に顔を伏せてしまった。
 俺は弥生ちゃんの髪に口付けて
「じゃあ今度は一緒にイこうね。俺も弥生ちゃんの中でイクからね」
 そうささやいた。
「……はい」
 枕から顔を上げた弥生ちゃんがそう言って微笑んだ。

なるべく前後と整合するように心がけましたが、いかがでしょうか?
この作業により、付け足すより改訂のほうが楽ということが分かりました。他に手を入れたい箇所も出てきますし。
今後はこういった説明不足や不確かな表現は慎むよう努力します。申し訳ありませんでした。
538534:04/07/13 11:19 ID:/HZPQn4c
馬鹿な私のせいで付け足しまでしてもらって嬉しいです。
どうもありがとうございます。
弥生ちゃん萌え〜〜ですね。

先輩のをごっくんして
「占いで白い飲み物が今日のラッキーアイテムだったんです」
なんて弥生ちゃんを妄想してます。
本当にありがとうございました。
539名無しさん@ピンキー:04/07/13 19:38 ID:47KD6Bt5
TLSSってエロいでつね
540名無しさん@ピンキー:04/07/13 19:58 ID:9lM4QB7e
>>539
そう思うならそのエロさを書け!
541名無しさん@ピンキー:04/07/13 20:01 ID:47KD6Bt5
>>540
現在、プレイ中なりよ
マグマが溜まったら書くかも

542名無しさん@ピンキー:04/07/13 23:48 ID:5vCKVhTr
久しぶりにSS読もうと思ったら
保管庫トンでやがるw

木地本エンドのような心境だショボーン
543名無しさん@ピンキー:04/07/14 00:36 ID:BjRBEs6t
>>542
飛んだんじゃなくて移転したようだよ。
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
544542:04/07/14 19:03 ID:p3fLF+Yt
>>543
おお、海より深く感謝。
545名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:50 ID:7uAczjD7
>>541
我々が求めているのは
「書くかも」という可能性ではない。
「書いた」という現実。そして
「発表する」という行為だ。
かりに邪神でも書いた人が神!
546名無しさん@ピンキー:04/07/15 02:12 ID:jwPcTL7C
神でも邪神でもいいからSで書いてくれよぉ!!
Sのエロを読ませてくれよぉ!!
547名無しさん@ピンキー:04/07/15 20:17 ID:ps4AWjFT
個人的には緋菜キボン
548 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:03 ID:VKiJajP8

中里佳織の処女喪失篇SSです。>>288-307の続編となります。
物語は前回の後日談になるため設定はそのまま引き継ぎました。
SSには中里さんとの性行為の描写があります。傾向はラブラブです。
前作と同じトリップを付けました。
キャラを性の対象として見ることが我慢できない方は飛ばしてください。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

エッチシーンは14/25からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や描写の方法については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
54901/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:04 ID:VKiJajP8

 学園祭の前の日に学校で一夜を過ごしてから、俺と佳織に新しい関係が始まった。
 あれから半年近く経ち、俺たちは1年生を終えようとしていた。
 結局あの晩から肉体的な関係は進展していない。胸までが俺たちの上限になっていた。
 その代わり精神的な結びつきは強まったように感じる。
 俺は『中里さん』から『佳織』と呼ぶようになった。
 佳織は恥ずかしがって名前では呼んでくれない。依然として『小笠原くん』のままだ。
 だがその中に甘い響きがあるのを俺は感じていた。より親しみを込めた『小笠原くん』だった。

 デートは休日に少し離れた大きな街に行くことが多い。
 人目を気にしたわけではなく、大きな本屋がその街にあったからだ。
 佳織が本を好きなのは知っていた。しかしそれは俺の想像以上だった。
「ごめんね、いつも付き合わせちゃって……」
 申し訳なさそうに佳織が言う。
「気にしなくていいよ。本当にいやなら俺ちゃんと言うから」
「……うん」
 本心だった。
 もともと本が嫌いではなかった俺は、佳織に付き合いながら自分でも楽しんでいた。
 探していた本にめぐりあったときなど、俺のほうが熱中することもあった。
 そんな時、佳織は本当にうれしそうな笑顔を俺に向けた。

 春めいた日々が続いている。今日もぽかぽかと暖かい。絶好のデート日和だ。
 本屋を出た俺たちは、いつもそうしているようにあてもなく歩く。
 時にはいかがわしい雰囲気の場所に迷い込むこともあった。
 ホテルの看板が目に付く。……意識するなという方が無理だ。
 だが俺には佳織をホテルに誘う勇気はなかった。
 佳織は俺のものになってもいいと言ってくれた。だが断られたら……。それが怖かった。
 俺たちは、少しぎこちない会話を交わしながらその場を離れるのが常だった。
 佳織が欲しい。
 そんな晩は自分で処理することで悶々とした欲求を解消していた。
55002/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:05 ID:VKiJajP8

 そんなある日、
「小笠原くんと一緒のところ、友達に見られちゃった」
 佳織が言った。
「友達ってメガネかけた東女子の子?」
「佐和子を知ってるの?」
「名前は知らなかった。でも佳織と並んで歩いてるの見たことあるよ」
「そうなの? 私、全然気が付かなかったわ」
「俺と一緒のところ、見られたくなかった?」
「ううん、そうじゃないの。ただ、佐和子に言われたことがあるから……」
「何を?」
「あのね、私が小笠原くんの事しか見てないって」
「?」
「自分のことしか考えてなくて、小笠原くんの負担になってるんじゃないかって……」
「俺は負担だなんて思ってないし、頼ってもらって嬉しいけど?」
「……ありがとう。でも、重荷になるようならちゃんと言ってね」

 たしかに佳織は一つのことに集中するきらいがある。
 本を読みながら歩いていて、赤信号に気付かなかった佳織を見たこともある。
 悪いことではないが、度が過ぎるようなら注意が必要だろう。
 俺がそばにいて守ってやらねば……。

「俺のほうが迷惑かけてない?」
「小笠原くんは、私がそばにいて欲しいって思うときにいつもいてくれた……」
「え?」
「それがうれしいの……」
 佳織はそう言って笑顔になる。
 俺はこの笑顔をいつまでも守っていけるのか?
 付き合いはじめた頃に感じた不安。今も心のどこかにそれはある。
 俺が佳織にできる最善のことはなんだろう?
55103/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:05 ID:VKiJajP8

 俺はクラブに入っていない。授業が終わればあとは帰るだけだ。
 これまではそうだった。だがすぐに帰ることは今はほとんどなくなった。
 佳織が図書委員の仕事を終えるのを待ち、一緒に下校するからだ。
 当番制のため毎日ではないが、佳織が担当の日は最後まで学校に残っている。

 青葉台高校の図書室はあまり利用者も多くない。
 ために佳織と静かに二人の時間を過ごすことが出来たのもその理由だった。

 人のいないときを見計らい、何度か口づけを交わした。
 制服の上から佳織の胸を愛撫したこともある。
 佳織は自分の胸が小さいことを気に病んでいるようで、
「ごめんなさい。私の胸、小さいでしょ?」
 何度も俺に謝った。
『そのままの佳織が好き』。
 俺は何度もそう伝えた。俺が好きになったのは佳織の人柄だからだ。体が目的ではない。
 ましてや胸の大きさなんかにまったくこだわりはない。
 だが佳織は胸の小さいことが気にかかるようで、しきりにそれを詫びた。

 ……たしかに標準よりは小ぶりかな?
 でも他の女の子の胸、知らないから比べられないなぁ。
 それに、胸の大きさに関係なく佳織が魅力的なことは変わらなかった。
55204/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:06 ID:VKiJajP8

「どんな女の子を彼女にしたい?」
 クラスでたまさか豊乳の話題が出ていた日に佳織が聞いてきたことがある。
「佳織」
 即答した俺だが、佳織の真意は別にあったようだ。
「もぅ、そうじゃなくて……どんな子が好みなの?」
「だから佳織」
「……スタイルがいいとか明るいとか元気とかあるでしょ?」
「う〜ん……」
 何かを期待する目で俺を見ている佳織。何を求めてるんだ?
「ねぇ、どういう子が好きなの?」
「だから佳織だってば。……どうしてそんなこと聞くの?」
「……じゃあ私に求めるとしたらどういう感じがいい?」
「今のままで何の不満もない。というより、今がベスト」
「………」
「その答えじゃ不満?」
「………」
 何か言いたげな佳織。……な、何か答えないとまずいな。
「そ、そうだなぁ、男はスタイルのいい子が好き、かな?」
「……スタイル。それって背が高いってこと?」
「いや、胸の大きい子って意味。そういう子といっしょだと自慢できるっていうか……」
「胸……」
 何か物憂げな表情で佳織が去っていった。
「あ、一般論だから……」
 その部分は聞こえなかったと思う。俺は佳織に不満はないのに……。
55305/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:07 ID:VKiJajP8

 昼休み、混雑する学食で俺は誰かとぶつかった。
「あ、ごめんなさい、大丈夫……佳織?」
 そこには大量の牛乳パックを床に落とした佳織がいた。
「ずいぶんたくさんの牛乳だね……あ、拾うの手伝うよ」
「あ、ありがとう」
「ごめんね。でもそれ、どうしたの? あ、佳織……」
 佳織は牛乳を拾うとそそくさと立ち去ってしまった。
(まさかあれ、一人で飲むつもりじゃないだろうなぁ? ……まさかな)

 放課後、顔色の悪い佳織とすれ違った。
「佳織! どうしたの? 顔色が優れないけど」
「ちょ、ちょっとお腹壊しちゃって……」
「まさかさっきの牛乳、全部飲んだんじゃないよね?」
「………」
「佳織?」
「だって…胸を……大きくしたかったから」
「もしかして俺が言ったこと気にしたの?」
「………」
「バカだなぁ、あれは一般論だって言ったろ?」
「小笠原くんはどうなの?」
「え?」
「小笠原くんも胸の大きい子のほうが好きなんでしょ?」
「それは誤解だって。俺が好きなのは佳織。さっきもそう言ったろ?」
「……」
「俺が好きなのは佳織の人柄だよ。胸なんか関係ないから」
「でも、大きい方が……」
「佳織はまだ高校生だろ? 成長段階だと思うよ」
「……そうかしら?」
「揉むと大きくなるっていうから手伝おうか?」
 冗談めかした俺の発言に真剣な表情で考え込んでしまう佳織。
 それほど悩んでいたのか?
55406/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:07 ID:VKiJajP8

 佳織の乳房はセーラー服からほんの少しだけ存在を主張していた。
 大きいわけではないが、まったくないわけでもない。
 男がモノの大きさに拘泥するのと似たようなものなのか?
 正直なところ、佳織が悩むのが俺には理解できなかった。
「とにかく、俺が好きなのは今の佳織。いいね! はい、もうこの話はおしまい!」
「……うん。ありがとう」
 その後、佳織が牛乳を暴飲することはなくなった。
 そんなことしなくても佳織は充分に魅力的だし、俺は佳織に夢中だよ。


 その日、図書委員の当番を終えるのを待ち、俺たちは一緒に学校を出た。
 佳織はバスで通学している。
 いろいろな通学手段を持つ俺は、佳織に付き合ってずっとバスで通っていた。
 今日も一緒にバスで帰る。俺の降りるバス停の方が手前だが、しばらくは一緒にいられる。
 バスが来た。……いつも以上に混んでいる。
 街の中心部を抜ける路線の関係で、混む混まないは時の運だった。
 一本待てば空いているバスが来ることもある。もちろん続けて混んだのが来ることもある。
「一本待とうか?」
 佳織と少しでも長くいたい俺が聞く。
「そうね、待ちましょうか」
 佳織も賛同し、俺たちは次のバスを待った。

 取り留めのない話をするうち次のバスが来た。
「これも混んでるなぁ」
「今日ははずれかしら」
「乗る?」
「そうね」
 前のバスの方が空いてた気がする。そんなことを考えながら乗り込む。
55507/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:08 ID:VKiJajP8

 背の低い佳織は人の中に埋もれてしまう。
 そのため、いつも俺が守る形で佳織のために空間を確保している。
 しかし今日はそれも出来ないほど混んでいた。
 押された佳織が密着してくる。決して楽ではないだろうが、佳織は俺を見上げて微笑んだ。
 自然とそういう状況を作ってくれた混雑すら楽しんでいるかのように佳織はうれしそうだった。

 俺たちはぴったりとくっついたまま揺られていた。
「……小笠原くん」
 泣きそうな、そして消え入りそうな声で佳織が俺を呼ぶ。
「どうしたの?」
 それには答えず、下を向いて肩を震わせる佳織。
「お腹でも痛いの?」
 ふるふると首を振り、俺にしがみつくように身を寄せる。
(こんなこと初めてだ。どうしたんだ?)

「佳織?」
 そこで気が付いた。佳織のお尻に誰かの手がある。
「!」
 バスは混んでいる。偶然かもしれない。意に反してそういう体勢になったのかもしれない。
 血が昇った頭を冷静に保ち、その手の動きを観察した。
55608/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:09 ID:VKiJajP8

「!!」
 その手はまぎれもなく意志をもって動いていた。
 俺ですらまだ触れていない佳織の下半身を這い回る手。痴漢だ!
「佳織?」
 間違いないか佳織に確かめる。
こくん。
 佳織がうなずく。
 許さない!
 その手をねじりあげ、男をにらむ。
 男は観念したように黙って下を向いた。
 痴漢を告発すれば佳織が恥ずかしい思いをするかもしれない。
「佳織、どうする?」
「………」
「突き出す?」
 佳織が静かに首を横に振った。……許すのか?
「わかった」
 佳織にささやくと、男にだけ聞こえるように言った。
「今日は許す。だけど、次にこんなことしたら絶対に許さない!」
 男が一瞬顔を上げ、すぐに下を向いた。
 俺は男を解放した。男はちょうど停まった停留所でそそくさと降りていった。
 佳織に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった俺は、そっと佳織を抱きしめた。
「ごめんね、俺気付いてあげられなかった。佳織を守れなかった」
「ううん、ごめんね。私が不用心だったから……」
「佳織……」
55709/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:09 ID:VKiJajP8

 この一件で佳織が怯えてしまったようだ。俺の制服の裾をつかみ、離そうとしない。
「佳織?」
「なんでもない、平気」
 そう答える佳織の声は緊張が色濃くあふれていた。
(ちっとも平気じゃないじゃないか)
 俺の降りるバス停が近付くにつれ、佳織がますます強く握りしめる。
(佳織を一人で帰すわけにはいかない)
 裾を握る佳織の手に俺の手を重ねる。
 振り切られると思ったか、佳織がビクッと身をすくませる。
「佳織、今日はずっと佳織と一緒にいるよ」
 努めてやさしく声をかける。
「え?」
「あんなことがあったんだもん、佳織を一人では帰せない」
「………」
「佳織がいやじゃなかったら家まで送っていくよ。……だめ?」
 佳織が強く首を振る。そして俺の胸に額をつけた。
「ありがとう」
 小さな声で佳織が言った。
55810/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:10 ID:VKiJajP8

 佳織の家に行くのは二度目だった。
 学園祭の準備で買い込んだ多すぎる荷物を持っていったのが最初。
 あれ以来行ったことはない。もちろん中に入ったこともない。
「もう大丈夫? じゃあ俺、帰るから」
「待って!」
 そこまで言ったものの、そこから先の言葉が出ず、黙る佳織。
「佳織?」
「今日は本当にありがとう……」
 佳織はそれだけを言うのにかなり手間取っている様子だった。
 精神的に参っているのがうかがえた。
「俺、もう少しいようか?」
「……いいの?」
「うちの人、いないの?」
「お父さんとお母さんは仕事で、お姉ちゃんは学校」
「じゃあ誰か帰ってくるまで佳織といるね」
「ありがとう、ごめんね」
 俺たちは佳織の家に入った。

 佳織の両親が遅くなることは前日から聞かされていたそうだ。
 姉からは大学の仲間と飲み会があるとの電話が来た。
 佳織は夜遅くまでこの家に一人きりなんだ。今日だけは不憫に思った。
 俺は佳織に断って電話を借り、遅くなることを家に伝えた。
55911/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:10 ID:VKiJajP8

 自宅にいることで安心したのか、佳織が少しずつ落ち着きを取り戻す。笑顔も出るようになった。
(これで一安心だな)
 そう思うことで俺にも余裕ができた。自然と頬が緩む。

「紅茶淹れるわね」
 そう言って佳織が立ち上がった。
 佳織は学園祭のとき、ケーキの作り方とともに紅茶の淹れ方も勉強していたっけ。
 そんなことを思った。
「レモンがいい? それともミルク?」
「あ、レモンで」
「うん」

 何の気なしに佳織を目で追っていると、偶然冷蔵庫の中が見えた。
 ……大量の牛乳。
「佳織、まだ牛乳飲んでるの?」
「あ……健康にいいから」
 少しばつが悪そうな声で佳織が答える。
「ほんとに?」
「………」
「佳織」
「ごめんなさい。ほんとはそうじゃないの」
「胸?」
こくん。
 佳織がうなずいた。
56012/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:11 ID:VKiJajP8

「佳織」
 俺は立ち上がると佳織のそばに寄った。
 そしてそのまま抱きしめる。
「気にしないでって言ったでしょ?」
「……うん」
 静かに佳織の胸に手を伸ばす。
 ふくらみを手のひらで包むようにして
「ほら、俺はこれぐらいが一番好きなんだから。ね?」
 そう優しく声をかけた。

 ただ触っただけだった。その後の展開を求めたわけではない。期待したわけでもない。
 しかし俺の頭に先ほどの光景が浮かんできた。
 知らない男が佳織に触れた。佳織の体をまさぐった。
 おかしな話だが、そのことが俺を興奮させていた。
「佳織!」
 思わず強く抱きしめ、唇を重ねてしまった。
 誰もいない二人だけの密室。その気になれば佳織を力ずくで奪える。
 股間に血液が集まっていくのがはっきりと自覚できた。
 だが一方、あんな目に遭った佳織を暴力で支配することは絶対に出来なかった。
 そんなことをしようとする俺自身が許せなかった。
56113/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:12 ID:VKiJajP8

 ともすれば誘惑に負けそうになる心を押さえつけ、俺は佳織から身を離した。
 にもかかわらず、佳織が自分から俺の胸に飛び込んできた。理性が保てなくなりそうだった。
「佳織、ダメ……やめて」
 苦しい思いでそれだけを口にする。
「どうして?」
 不思議そうに俺を見上げて聞く佳織。
「襲っちゃいそうだから……俺、すごく我慢してるんだぞ」
 声がかすれた。
「! ……ぃょ」
 驚いた顔のあと、しばらくの間があって佳織が何かをつぶやいた。
「え?」
 よく聞こえなかった。聞き返す。
「襲って……いいのよ」
「佳織……」
「……うん」
 静かに、だが力強く佳織がうなずいた。
「本当に嫌なら……本気で抵抗してくれ」
「……」
「そうしないと……俺、もう止まらなくなるぞ」
 佳織はじっと俺の目を見、
「うん」
 再び首を縦に振った。
「初めての人が小笠原くんなら……幸せ」
「! 佳織!」
 佳織を抱き寄せる。ほんのりとした思春期の髪の匂いを感じた。
56214/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:13 ID:VKiJajP8

 ふっくらとした柔らかい唇を吸うと、佳織が舌を伸ばしてきた。
 舌を絡めあう。
 舌の根がしびれるような濃厚なキス。
 佳織の舌を、唇をむさぼる。耳たぶを噛み、甘い言葉をささやく。
「佳織、好きだよ。誰よりも佳織を愛してる……」
 首筋に舌を這わせ、頬に口付ける。再び舌を絡ませ、互いの唾液を交換する。
 俺たちは激しいキスを交わした。

 唇が離れる。
 うっとりした表情で佳織は俺に体重を預けている。
「佳織」
 一言声をかけ、ほんのりと自己主張する佳織の胸に手を伸ばす。
 初めて触った頃に比べ、心持ち容積を増したように感じられる半球を静かに撫でまわす。
 ブラジャーを押し上げると、ふくらみを持った乳房が俺の目の前に現れた。
 頂に小さく突き出た可憐な蕾を転がす。俺の指に薄紅色の乳首がツンとしこる感触があった。
 ……佳織は感じている。
 何度か佳織の胸を愛するうち、俺はそれを刺激する方法を会得していた。
 芯に若干の固さを残し、それでいて全体に柔らかさと弾力とを併せ持つ佳織の胸。
 小柄な佳織からすれば豊かに見える丘を俺はもみしだいた。
「佳織、気持ちいい?」
「……うん」
 恥ずかしそうに、しかし嫌がらずに俺に乳房をゆだねる佳織の声が艶を帯びた。

「佳織の部屋行ってもいい?」
「あ、うん。……こっちよ」
 俺は佳織に先導されて廊下を進んだ。突き当たりのドアを開けるとそこが佳織の部屋だった。
 天井まで届く大きな本棚。そこに入りきらず、積まれたままの本、本、本……。
 話には聞いていたが、佳織の本好き、そして蔵書の量には圧倒された。
「女の子らしくない部屋でごめんね……」
 佳織は申し訳なさそうに言ったが、俺は佳織らしさに本心から安堵した。
56315/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:14 ID:VKiJajP8

 佳織をそっとベッドに横たえる。
 再び唇を合わせる。耳の後ろから後頭部を手で梳き、髪をなでる。
「佳織」
 名前を呼びながら佳織の首筋に顔をうずめ、耳たぶを甘噛みする。
「小笠原くん……」
 鼻にかかった甘い声で俺の名を呼ぶ佳織。羞恥による佳織の甘い体臭が俺の性欲を刺激した。
 俺は佳織から身を離すと、トランクスを除いて手早く着ているものを脱ぎさった。
 付いているだけになっていたセーラー服のスカーフをはずしながら、佳織が
「見ないで……」
 耳まで朱に染めて言う。
 俺は後ろを向いた。後ろで衣擦れの音がする。
(佳織が脱いでいる。裸になっている)
 心臓が破裂するのではないかと思うほど激しく脈打っていた。

「小笠原くん、いいわよ」
 佳織の声に振り向く。
 装飾の少ない純白のショーツ一枚の佳織がベッドの脇に立っていた。
「佳織」
「うん」
 静かに、しかし力強く佳織がうなずいた。

 ベッドに近付く。
 佳織の前に立った俺は、その場でトランクスを下ろした。
「!」
 息を飲む佳織。最大限に膨脹した一物は佳織に恐怖を与えたのか?
「どうしたの?」
「前見たときより大きくない?」
「いや、変わらないと思うけど……」
「そ、そう……」
 俺は佳織の手を取ると、勃起に導いた。
56416/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:14 ID:VKiJajP8

 急角度で屹立するグロテスクな肉棒に、恐る恐るといった感じで佳織が触れる。
 そしてカリ首のくびれに指を這わす。
「ずっと思ってたんだけど、これって中に骨入ってないの?」
 固さを確かめるように力を入れて握りながら佳織が聞いた。
「入ってないよ。海綿体っていう組織が固くなるんだ」
「不思議……」
 佳織が俺のモノをいとおしげに撫でながら言った。

 素直な興味からか、佳織が勃起を撫でまわしている。
「佳織っ…そんなに……したら…うっ……出ちゃうよぉっ!」
 あの夜は佳織の手で性の絶頂を得た。
 俺はそれを思い出し、幾度となく自分で欲望を処理していた。
 その記憶がよみがえり、思いもかけず射精感が募る。このままではイッてしまう!
「あ! ご、ごめんなさい!」
 佳織があわてて手を離す。
「佳織ぃ…今日は…佳織の中で……」
「……う、うん」
 こわばった表情の佳織が、ぎこちない笑顔を浮かべてうなずいた。
 そして、大きく深呼吸するとショーツを脱ぐ。
 俺の前に女神のように美しい裸身が現れた。
565 ◆TLS2/fC.82 :04/07/17 19:26 ID:VKiJajP8
野暮用で急に外出することになりました。続きは帰宅後に投下します。
旧友と数年ぶりに飲むので、今晩中には帰れないかもしれません。
申し訳ありませんが、ご理解ください。
566名無しさん@ピンキー:04/07/17 19:31 ID:i6AZ5Bva
工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工
ここまで来て寸止めはキツイっす_ト ̄|○
567名無しさん@ピンキー:04/07/17 21:03 ID:V2zE6Tqg
面白いオチだ。
568 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:03 ID:Mx6WeA/o
遅くなりました。中里さんの続きです。
日が昇ってから帰ってきましたが、先ほどまで寝ていました。
ここからはエロシーンのみです。
56917/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:04 ID:Mx6WeA/o

 佳織をベッドに掛けさせ、その隣に俺も座った。
「好きだよ」
 そうささやいて口づけを交わす。
 頭では手順を踏むことは分かっているが、股間の一物がそれを邪魔するようにいきり立つ。
 さっきの佳織の愛撫で射精の一歩手前まで追い詰められた肉棒ははちきれんばかりだ。
 出したい! 正直、それ以外のことは考えられなかった。
 それに、もしこのまま佳織に挿入してもあっという間に射精してしまうだろう。
 処女の佳織を気遣うなら、なるべく早く終わった方がいいことはわかる。
 だがあまり早すぎるのも男の沽券にかかわると思えた。
 唇が離れる。
「佳織、ごめん……やっぱり一度手でイカせてくれる? 我慢できそうにない……」
「うん。……いいわ」
 佳織がうなずいた。

「えっと……ここが感じるのよね?」
 あの晩、簡単にだが俺は性感帯を佳織に教えていた。そこを佳織は重点的に攻めてきた。
「覚えてるの?」
「だって、小笠原くんに少しでも気持ちよくなってほしいから……」
 そう言ってにっこり笑う。
「佳織……うっ! 気持ち…いいよぉ……っ!」
 高まっていく射精感。
 佳織は俺の勃起を刺激しながら片手でティッシュを広げた。そして亀頭を覆う。
「出したくなったら我慢しなくていいのよ」
 俺の瞳を覗き込むようにして言う佳織。興奮が頂点に達した。
「うん、うん……あっ! イクっイクよ佳織! うっっっ!」
びゅっ! どぴゅっ! どぴゅっ! どくっ!………
 あっけなく限界がきた。
 ティッシュを破るのではないかと思える勢いで精液が射ち出される。
「あ……すごい。いっぱい出てる……」
 佳織の声を聞きながら俺は射精しつづけた。
57018/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:05 ID:Mx6WeA/o

「はぁはぁはぁ……」
 たっぷりと精液を吐き出し、ようやく俺は落ち着きを取り戻した。
「大丈夫?」
 俺の様子を心配したのか、佳織が声をかける。
「はぁはぁ……ありがとう、平気だよ。あんまり気持ちいいんで…ちょっと意識飛んだ……」
「そんなによかった?」
「うん。佳織、ありがとう」
 そう言って俺は佳織を抱きしめた。
「うふっ」
 嬉しそうに佳織が笑った。

「ティッシュここ捨てて平気? うちの人に見つからない?」
 ベッド脇のくずかごを見つけて聞く。下手に捨てると佳織に迷惑がかかる。
「大丈夫よ。私の部屋のくずかご、誰も見ないから」
「そう……。佳織、ちょうだい」
 受け取る。持った感じでも相当の量が出たことが分かるそれを、俺はくずかごに捨てた。

 俺は何度か触った胸よりも、未知の場所である佳織の「その部分」を見ようと思った。
「佳織…佳織のあそこ、触ってもいい?」
「……うん」
 静かにうなずく。
 佳織の声に後押しされた俺は、佳織の目を見たままそっと足の合わせ目に手を持っていく。
 やわらかく煙る和毛を指先が感じた。
 そのまま指を下に進める。だが指はそこで止まった。佳織の足に力が入っていた。
「佳織、力抜いて」
「う、うん」
 抵抗がゆるむ。そろそろと、左右の太ももをかき分けるように溝に沿って指を送る。
 ……そこは熱くぬめっていた。
びくっ!
 佳織が肩を震わせ、唇を噛んだ。
 俺もそのまま動きを止めた。
57119/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:06 ID:Mx6WeA/o

「佳織?」
「あ、大丈夫……」
「いやだったら言ってね」
「……いやじゃないわ」
「佳織……」
 意を決し、指をさらに奥に潜りこませた。

 粘度を感じる液体に指が包み込まれる。その中をくちゅくちゅと音を立ててかき混ぜる。
「んっ、んんっ!」
 俺をまっすぐに見据え、佳織が鼻にかかった声で鳴く。
(佳織が感じている!)
 確信した俺は、さらにひだの中で指を動かした。
 少しずつ佳織の足が開く。それにあわせて俺の手の自由度も増した。
 何度か溝の中で指を動かすうち、上のほうに小さな突起があるのに気付く。
「ひゃぅっ!」
 そこに指が触れると、佳織はひときわ高く声を上げた。
「佳織?」
「そこ……気持ち…いい」
 クリトリスだ!
 敏感が故、刺激が強すぎると苦痛を感じる。そう思い出した俺は力を弱めた。
 一方、今は佳織が快感を訴えている。場所は間違っていない。
 そう決意した俺はその場所を静かに、そして重点的に攻めることにした。
57220/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:08 ID:Mx6WeA/o

「痛かったら言ってね」
 佳織に声をかけ、指の腹でそっと揉んだ。
 雑誌や木地本たちとの猥談で得た知識を総動員する。
 円を描くようにゆっくり動かす。上下に揺する。そして軽く押し込んでみる。
 指の側面ではさんで静かにこする。かすかな力で叩くような刺激を送る……。
 その間も佳織の耳元で愛をささやく。息を吹きかけ、耳たぶを甘噛みする。
「ぅんっ、ふんっ…あ……ンっ、あ……」
 初めて聞く佳織の淫らな声!
 たしか佳織はオナニーの経験がないって言っていた。なのにこんなに感じやすいのか?
「佳織? 気持ちいいの? 感じたことあるの?」
 疑問が思わず口をついた。
「っ…あれから…小笠原くんのこと…思って…んっ、一人で……するように…なったの……」
「!」
 佳織はオナニーをしている! それも俺を思って!!
「小笠原くん……好きぃ…大好きっ!」
 俺の名前を呼びながら、佳織が胸に飛び込んでくる。
「佳織!」
「うん……」
 唇が重なる。舌を吸いあい、唾液をすすりあう。俺たちは激しく求めあった。
 佳織はすでに性の満足を知っていると知った俺は、キスをしながらより強くクリを攻めた。

 少し強めにクリを揉みこむ。爪で引っかくようにこする。指先で弾くように何度か叩く。
 指先でつまむと引っ張るように動かす。ぐっと力を入れて皮膚の中に押し込む……。
 唇をふさがれ、それでものどの奥から快楽の声を響かせて佳織が悶える。
(感じている。佳織が感じている!)
 秘唇は濡れたいやらしい音を立て続ける。その分泌液でさらにクリをくじった。
 呼吸が苦しくなったのか、佳織が俺から唇を離すと大きく息を吸う。そのまま嬌声を上げる。
「いや…だめ! おかしくなっちゃう! 小笠原くん、小笠原くん……うぅっ! あぁっ!」
 佳織の絶頂が近いと感じ取った俺はクリを回し揉みながら、えぐるように強く押し込んだ。
「ひゃぅうっ!」
 佳織の身体が突っ張る。……俺の胸に顔をうずめたまま、佳織がイッた。
57321/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:09 ID:Mx6WeA/o

「はぁはぁはぁ……」
 まだ息の荒い佳織を抱きながら髪をなでる。
 しばらくそうしていると、呼吸を整えた佳織が俺の胸から顔を上げ、
「えっちな子だって思わないでね」
 赤い顔で言った。
「どうして? そんなこと思うわけないでしょ?」
「………」
「ひとりエッチ? そんなの誰だってしてることだよ。もちろん俺だって佳織のこと思って毎日してる」
「………」
「それより、佳織が俺のこと思ってくれてるってことのほうが嬉しい。幸せだよ、俺。」
「……ほんとに?」
「うん!」
「えっちな子だってわかって、嫌われたらどうしようって思った……」
「佳織の本当の姿を教えてもらって、むしろ感謝してるぐらいだよ」
「もう!」
 そう言うと佳織はこぶしを丸めて俺を叩くまねをした。
 その佳織の腕を取り自分のほうに引き寄せると、そのまま抱きしめる。
「あはははは」
「うふふふふ」
 抱き合いながら俺たちは笑った。

 佳織の痴態を見ていた俺の股間はすっかり硬度を取り戻していた。
 お腹に当たる感触でそれを知った佳織が
「小笠原くんのものになるのね」
 勃起を見ながら静かな口調で言った。
「うん。佳織を俺の……俺だけのものにする」
 その言葉に、俺の目を見て
「うん」
 と佳織がうなずいた。
57422/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:10 ID:Mx6WeA/o

 俺は立ち上がると財布からコンドームを取り出した。
 いつか佳織とこうなるときのため、事前に買い求めておいたものだ。
 着ける練習もすでに何度もしてある。今日その成果が試されるんだ……。

「小笠原くん……ありがとう」
 俺の持っているものに気付いた佳織が言った。
「まだ俺たちに子供は早いもんな」
「……うん」
「いつか……俺の子供、産んでほしい」
「!」
「……ダメ、かな?」
「私で……いいの?」
「私『で』じゃない。佳織『が』いいんだ。佳織でなくちゃダメなんだ」
「……ありがとう。いつか…私たちの子供……産むわ」

 佳織の目の前でコンドームを着ける。
 あれだけ練習したはずなのに、いざ佳織に見られると手が震えた。……緊張していた。

 すんなりとはいかなかったが、勃起に正しく装着できた。いよいよ佳織と……。
「佳織」
 名前を呼んで抱きしめ、そのまま横になる。
 もう一度、今度は插入のために佳織の秘裂に手を伸ばす。
 さっきはクリを攻めることにだけ集中し、膣にまで手が回らなかった。
 どこに入れればいいのか。それを確かめるため、俺は佳織の股間に顔を寄せた。

 ひくひくとうごめき、粘り気のある液体にまみれた佳織の女の部分。
 そこからはなんともいえない芳しい香りが漂っていた。
 オスの本能を刺激する香り。淫らな気持ちを高める香り。射精を引き起こしそうな香り……。
 ぼってりとした肉のひだの間に膣口を見つける。
(ここだ。ここに入れるんだ!)
 佳織と結ばれるため、俺は佳織の股間にひざをついた。
57523/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:11 ID:Mx6WeA/o

 怒張の極限にある肉棒を握りしめると佳織に告げる。
「いくよ」
 佳織が静かにうなずく。ついに俺たちは一つになるんだ。
 俺は佳織の腰をひきつけると秘裂にこわばりをあてがった。
 陰唇の溝に肉棒をなすりつけ、吐液をまぶす。そして熱い肉茎を静かに押し込んだ。
「ぁあう!」
 佳織の悲痛な叫びが響く。
 処女の本能か、腰を必死に引き、俺から逃げようと体をずり上げる。
 たぎる欲望で獣と化した俺は佳織を押さえつけると、そのままえぐるように剛棒を押し入れた。
「ひぐっ! 小笠原…くん……。ぅあぁ!」
 佳織の表情がゆがみ、閉じたまぶたからは涙がこぼれ落ちる。
 叫びながら俺の体を押しのけようと両腕を突っ張る。

「痛いっ! 痛いよっ! 裂けちゃうっ!」
 佳織の声や態度に俺の中の獣性が霧散した。
「佳織! 大丈夫? 抜くからね!」
「いい、続けて!」
「でも……」
「小笠原くんが好きなの! だから大丈夫!」
「佳織……」
「小笠原くんの赤ちゃん産むときはもっと痛いと思う。だから平気よ……」
 佳織は俺との将来まで見据えて今日のことを決意したんだ。……胸が熱くなった。
 自然と涙が出てきた。涙でかすむ瞳で佳織を抱きしめ、そっとキスをした。
「小笠原くん……泣いてるの?」
「……ありがとう。俺……すごく嬉しいんだ、俺……」
 俺の頭に佳織の手が添えられたのが分かった。そして優しく撫でられる。
 佳織の顔を見る。その笑顔は慈愛に満ちた女神のようだった。
「私も……私も嬉しいわ。小笠原くん、動いて……」
「うん」
57624/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:11 ID:Mx6WeA/o

 俺は佳織に痛みを与えないよう、注意して腰を前後させる。
「くっ……」
 佳織の食いしばった歯から苦痛をこらえる響きが漏れる。
 痛いんだ。小柄な佳織の、しかも処女の膣は決して大きくない。痛くないわけはないんだ。
 だが俺のために、俺だけのために激痛に耐えてくれている佳織。

「佳織、見てごらん。俺たち一つになってるよ」
 佳織の頭の後ろに手を添えて少し持ち上げ、二人がつながっている場所を見せる。
「恥ずかしい……」
「俺、佳織と本当に愛し合えた……うれしい、うれしいよ佳織」
「……うん」
 苦悶に似た声で佳織が答える。
「佳織、佳織はもう俺のものだ!」
 佳織を一生大切にする。俺が守る!

 佳織の処女をもらえた喜び。初めてのセックスの興奮。愛する佳織と抱き合う幸せ。
 それらが渾然となり、あまりにも早く俺は高まっていった。
 ……そして限界が訪れた。
「イク、イクよ佳織っ………うっっっ!!」
 佳織の中で登りつめる。
どびゅっ! どぷっ! どぴゅっ! ずびゅっ! びゅびゅぅぅ!………
 熱い塊が尿道を走り抜ける。そのたびに快感で目の前が真っ白になる。
「うっ! 佳織っ! うぅっ!」
 うめき声を上げながら俺は何度も精液を射出した。
57725/25 ◆TLS2/fC.82 :04/07/18 19:12 ID:Mx6WeA/o

 夢にまで見た佳織とのセックスは大きな満足とともに終わった。だが佳織は……。
 コンドームが外れないように佳織から抜くため、二人の結合部を見る。
 血がにじんでいたが、大きな傷はないように見えた。
「佳織、平気? 痛くない?」
「ヒリヒリするけど、平気よ」
「ほんとに?」
「最初だから痛いのは当たり前だわ。……小笠原くんは痛くない?」
「うん。俺は……気持ちよかった……ごめん」
「小笠原くんが気持ちいいなら私は幸せよ」
 そう言うと佳織は俺にキスをした。

 初めての証をティッシュで拭うと並んで横になる。抱き合い、キスを交わす。
 いとおしい佳織を胸に抱き、ぬくもりを感じているうちに股間が熱を帯びていくのが感じられた。
「また…勃っちゃった……」
 下腹部に当たる感触に、佳織も赤い顔でうなずく。
「佳織、またしてもいい?」
「そんなこと言わないで……」
「ごめん、やっぱり痛かったよね? ……俺、我慢するね」
「もう!」
 佳織が俺にしがみついてきた。
「小笠原くんの好きにしていいのよ……」
 真っ赤な顔でそう言う佳織。そしてそのまま唇が合わさった。
578名無しさん@ピンキー:04/07/18 19:23 ID:1iw1M7Gw
ぐるーびー!!
579名無しさん@ピンキー:04/07/18 19:37 ID:FgI3LPk2
>>TLS2/fC.82 さん

香織ボンバイエ!
じゃなくて、うんうん、香織エエです。本当。
580名無しさん@ピンキー:04/07/19 01:08 ID:ze/0aRgl
天野みどりの小ネタSSです。えっちシーンはありません。

収蔵は可です。
5811/3:04/07/19 01:09 ID:ze/0aRgl

シャカシャカシャカ………
(あれ? 何の音だ?)
 家庭科室の前を通りかかったときだ。中から奇妙な音が聞こえてきた。
(誰かいるのか?)
 俺はそっと中を覗きこんだ。

「天野さん!」
「あ……」
 天野さんはかき氷を食べていた。
 見つかって「しまった!」という顔をする。
「それ……どうしたの?」
「家から持ってきたの」
「氷も?」
「ここ冷蔵庫あるよ」
「………」
 どう反応していいのか分からず黙ってしまった俺に構わず天野さんが続ける。
「冷たくておいしいよぉ〜。早川くんも食べる?」
 そう言ってスプーンを差し出す。
 やれやれ、かなわないなぁ、天野さんには。
「じゃあ一口もらおうかな」
ぱくり
 口の中に涼味が広がる。
「あっ! ほんとに冷たくておいしい!」
「ふふ〜ん、これで共犯だからね。みんなには内緒よ」
「えぇ〜! ……ま、いいか」
「わたしたちだけの秘密だからね」
 そう言ってウインクする。
5822/3:04/07/19 01:10 ID:ze/0aRgl

「それにしても暑いわよねぇ〜」
「いくら夏だからってこれは暑すぎだろ」
「なんでこの学校エアコン入ってないのよぉ〜〜」
 不満を漏らしながら二人でかき氷をつつく。
 異常気象ともいえる今年。そのおかげで俺は天野さんと秘密を共有した。

(考えたら俺たち、間接キスしてるんだよなぁ……)
 ふとそんなことに気付く。
 天野さんを見る。
 イチゴのシロップに赤く染まった舌が妖艶な印象を与えている。
 俺はスプーンを咥える天野さんの口元を無意識のうちに見つめていたようだ。

「ねぇ、何見てるの?」
「え?」
「わたしの口、ずっと見てたよ?」
「うそ?」
「ホントだって。……あっ! やらしいこと考えてたなぁ!」
「ち、違うよ。きれいだなぁとは思ったけど……」
「……え?」
 天野さんが見る見る赤くなる。
「あっ! 天野さんじゃないよ、唇。……あっ違う、天野さんもきれいで…その……」
 自分でも何を言っているのか分からなくなり、しどろもどろに答える。

「きれいな唇に何しようとしたの?」
「え?」
 そのまま天野さんの顔が近付く。
 見つめ合う。
 どちらからともなく、自然に唇が触れ合った。
 ……俺のファーストキスはイチゴの味がした。
5833/3:04/07/19 01:11 ID:ze/0aRgl

「やだっ! わたしったら何しちゃったのぉ〜!」
 天野さんがあわてたように飛びのく。
 そして唇を手の甲で拭おうとして動きを止めた。
「あ……。ごめん。こんなことしたら失礼だよね」
「俺こそごめん。天野さん見てたら、なんか変な気持ちになっちゃって……」
「……ううん」
 二人の間に気まずい沈黙の時間が流れた。

「まっいっかぁ!」
 突然あっけらかんとした天野さんの声。続けて
「しちゃったものは仕方ないよ。えっちじゃなくてキスなんだから、早川くんも気にしないで!」
「う、うん」
 女の子は強いなぁ……。そんなことを思った。

「そういえばわたしたち、ときどき一緒に帰るじゃない?」
「うん」
「それでさ、噂になってるんだって。そんなこと全然ないのにねぇ」
「………」
「でもさぁ、キスしたこと分かったら、早川くんのこと好きだって子に怒られちゃうよ」
「え? 誰? そんな子いるの?」
「……ちょっとぉ〜、気が付いてないのぉ?」
「……うん」
「あ〜あ、ほんっとに鈍感なんだね」
「ま、まさか天野さん?」
「あははは、残念でした。わたしも早川くんのこと嫌いじゃないけどね」
「?」
「早川くんのこと、もっととっても好きって子がいるんだよ」
「ねぇ、誰なの?」
「わたしがそんなこと言えるわけないじゃーん。…ぁゃ……ゃん……そう」
(え? 今、『綾音ちゃんかわいそう』って聞こえた? そんなまさか桂木さんが?)
 それっきり、俺が何を聞いても天野さんは答えてはくれなかった。
584あとがき:04/07/19 01:12 ID:ze/0aRgl
氷や暑い飲み物などで極端に温度が違う状態の口でしてもらうと気持ちいい、というネタです。
学校でそこまでは、と思いエロなしにしました。
585名無しさん@ピンキー:04/07/19 02:47 ID:iDhwfUix
苺氷のあとのふぇら。
586名無しさん@ピンキー:04/07/19 23:43 ID:4xwHtOmV
>585
食紅でナニが真っ赤に染まりまっせn
587名無しさん@ピンキー:04/07/20 00:11 ID:X71RbLeW
してほしい。
588名無しさん@ピンキー:04/07/20 16:48 ID:E4K7pi2G
このスレ会社で読むもんじゃねぇな…ヴォッキが止まらん(;´Д`)
589 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:46 ID:3Ko5dY7b

天野みどりのSSです。>>581-583の別バージョンになります。
せっかくですから天野さんに口でしてもらいました。
SSには天野さんとの性行為の描写がありますが、挿入はありません。傾向はラブラブです。
トリップ付けましたので、キャラを性欲の対象にすることが承服できない方は飛ばしてください。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

えっちシーンは4/7からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や描写の方法については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
5901/7 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:46 ID:3Ko5dY7b

シャカシャカシャカ………
(あれ? 何の音だ?)
 家庭科室の前を通りかかったときだ。中から奇妙な音が聞こえてきた。
(誰かいるのか?)
 俺はそっと中を覗きこんだ。

「天野さん!」
「あ……」
 天野さんがかき氷を食べていた。見つかって、一瞬「しまった!」という顔をする。
「それ……どうしたの?」
「家から持ってきたの」
「氷も?」
「ここ冷蔵庫あるよ」
「………」
 どう反応していいのか分からず黙ってしまった俺に構わず天野さんが続ける。
「冷たくておいしいよぉ〜。早川くんも食べる?」
 そう言って自分が使っていたスプーンを俺に差し出す。
 やれやれ、かなわないなぁ、天野さんには。
「じゃあ一口もらおうかな」
ぱくり
 口の中に涼味が広がる。
「あっ! ほんとに冷たくておいしい!」
「ふふ〜ん、これで共犯だからね。みんなには内緒よ」
「えぇ〜! ……ま、いいか」
「わたしたちだけの秘密だからね」
 そう言ってウインクする。
5912/7 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:47 ID:3Ko5dY7b

「それにしても暑いわよねぇ〜」
「いくら夏だからってこれは暑すぎだろ」
「なんでこの学校エアコン入ってないのよぉ〜〜」
 不満を漏らしながら一本のスプーンで交互にかき氷をつつく。
 異常気象ともいえる今年。そのおかげで俺は天野さんと秘密を共有した。

(考えたら俺たち、間接キスしてるんだよなぁ……)
 ふとそんなことに気付く。
 天野さんを見る。
 イチゴのシロップに赤く染まった舌が妖艶な印象を与えている。
 俺はスプーンを咥える天野さんの口元を無意識のうちに見つめていたようだ。

「ねぇ、何見てるの?」
「え?」
「わたしの口、ずっと見てたよ?」
「うそ?」
「ホントだって。……あっ! やらしいこと考えてたなぁ!」
「ち、違うよ。きれいだなぁとは思ったけど……」
「……え?」
 天野さんが見る見る赤くなる。
「あっ! 天野さんじゃないよ、唇。……あっ違う、天野さんもきれいで…その……」
 自分でも何を言っているのか分からなくなり、しどろもどろに答える。

「きれいな唇に何しようとしたの?」
「え?」
 そのまま天野さんの顔が近付く。
 見つめ合う。
 どちらからともなく自然に唇が触れ合った。そのままキスに変わる。
 ……俺のファーストキスはイチゴシロップの味がした。
5923/7 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:48 ID:3Ko5dY7b

 唇が離れる。
「キス……しちゃった」
 上気したような、すこしぼーっとした感じの天野さんの声。
「ご、ごめん。俺なんかとキスするの嫌でしょ?」
 とっさに謝る。
「ううん、ちっとも嫌じゃないよ。だって、早川くんのこと……ずっと好きだったから」
 天野さんは上目遣いで俺を見ている。これって告白なのか?
「俺……」
「あ、ううん。別にわたしのこと好きになってくれとかそういうんじゃないよ」
「………」
「ただ、自分の気持ちを伝えたかっただけ。……そう、それだけ」
「天野さん……」
「あははは……迷惑だよね、わたしみたいな女じゃ」
「俺、ずっと前から天野さんのこと好きだった」
「え……」
「先に言われちゃってちょっと残念だけど、俺、天野さんのこと本気で好き」
「!」
「天野さんも俺のこと好きだって分かって、俺すっごく嬉しい」
「わ、私に気を遣ってくれなくていいんだよ……嘘つかなくていいんだよ」
「嘘なんかじゃない。早川大輔は天野みどりが真剣に好きです!」
「! 早川くん!」
 天野さんが胸に飛び込んでくる。そのまま首に腕を回し、天野さんがすがりつく。
 俺たちの唇が再び重なった。
5934/7 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:48 ID:3Ko5dY7b

 心の準備が出来ていなかった先ほどとは違い、今度はたっぷりと思いを込めたキスになった。
 天野さんを抱きながら激しく求め合う。
 舌を互いの口の中でうねらせる。上あごや歯の裏を舐め、舌の下を攻める。
 唇をはさんでしごく。舌を甘噛みする。唾液をすすりあう。
 そんな熱のこもったキスをしながら、俺は股間が熱くなっていくのを感じていた。
 放出の欲求か、俺は自然と下半身を天野さんに押し付けた。
 それを感じたのか、天野さんの手が俺の股間に伸びた。
 そしてズボンの上からこわばりを撫でるようにさする。
ビクンッ
 股間が震え、さらに硬度を増した。

 名残惜しそうに唇が離れる。二人の唇にキラキラ光る糸がかかった。
「早川くん、これ……」
 手のひら全体を剛直に押し付けた天野さんが目元を染めて言った。
「ごめん……天野さんとのキスに興奮した……」
「えっち……」
「ごめん。俺、最低だよな」
「男の子は仕方ないんでしょ? そう聞いたことあるよ」
「天野さん……」
「ね、どうしたい? わたしはどうすればいい?」
「……出したい」
「脱ぎたいってこと?」
「いや……その……射精したい」
「!」
「ご、ごめん……忘れて」
「……いいよ。してあげる」
「え?」
「大好きな早川くんのためなら、どんなことでもしてあげる」
 そう言うと天野さんはズボンを脱がせるためにしゃがみこんだ。
5945/7 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:49 ID:3Ko5dY7b

 ベルトを緩めた天野さんは続けてホックをはずす。ファスナーが下ろされる。
 中から不自然に突っ張ったトランクスが姿をあらわした。
 天野さんはそれも下げると、天を指す肉棒がついに解放された。
「天野さん……」
「何?」
「口で……してほしい」
 一瞬、びっくりしたように俺を見上げたが
「いいよ」
 そう言って顔を伏せた。

 ズボンを足首まで下ろした俺は椅子に腰を下ろした。足の間に天野さんが入る。
 そっと勃起を手で握る。そのまま何度か上下すると、頭を静かに下げた。

 だが動きが途中で止まる。
「緊張でのどカラカラ」
 そう言って天野さんが半分融けかかったかき氷を口に運んだ。
こくん
 のどが上下する。
 唇を湿らせたことで少し落ち着いたのか、再度勃起を握ると、今度は頭を股間にうずめた。

 勃起がひんやりとした湿った空間に固定される。
「あ……冷たくて…気持ちいい……」
 その言葉が聞こえたのか、熱心に
ぴちゃ…ぴちゅ……じゅる、あむ…はむ、ちゅっ……くちゃ…くちゅ……
 いやらしい音を立てて天野さんが勃起を舐める。初めての経験に興奮が高まる。
 だがここは校内だ。いつ誰が来るか分からない。
 そういった緊張からか、痛いほど勃起しているのに射精感がこみ上げてこなかった。
5956/7 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:49 ID:3Ko5dY7b

 天野さんのフェラチオはぎこちなかった。
 時折歯が当たるし、舌の動きはアイスクリームを舐める時のように単調だった。
 どこを刺激すれば男がイクのか、どうすれば効果的なのか、そういうことがわからないようだった。
(天野さん、遊んでるように見えるけど経験ないんだ……)
 自分の好きになった女の子が遊び慣れていないのが嬉しかった。

「ねぇ、どうすれば気持ちいいの?」
 行為を中断して天野さんが聞く。
 俺が自分の性感帯を教えると、天野さんはそこを重点的に攻めだした。
 途端に高まる射精感。さっきまでの平静が嘘のように腰の奥が熱を持っていく。
「あっ! 気持ちいい……気持ちいいよ天野さんっ!」
 天野さんの髪に手を置き、快楽を味わう。だがそれを長く堪能することは出来なかった。
「あっ! イク! イクよ!」
 俺の勃起を咥えたまま天野さんがうなずいた気がした。
「うっっっ!」
ずぴゅっ! どぴゅっ! どぴゅっ!………
 熱を持った弾丸が尿道を通過する。精液を天野さんの口内に何発も射ち込む。
「うぅっ! くっ! おぉぅ!……」
 俺は律動のたびにうめき声を立て、天野さんの口を汚しつづけた………
5967/7 ◆TLS1/6.rRA :04/07/21 01:50 ID:3Ko5dY7b

 射精が終わる。
 完全に出なくなったのを確認して天野さんが口を離す。
 少し涙目になった天野さんはポケットからティッシュを取り出すと、そこに白い粘液を出した。
けほっけほっ……
 咳込む。
「大丈夫?」
「……大丈夫じゃない。あんなに勢いよく出るなんて知らなかったぁ……」
「ごめん……」
「あんなに固かったのに、出すと柔らかくなることも初めて知った……」
「う、うん……」
「それに苦〜い、生臭〜い、ネバネバしてる〜」
「ご、ごめん……」
「早川くんのだけど飲めなかったぁ!」
「飲まなくていいよぉ……。ありがとう、こんなことまでしてくれて」
「気持ちよかった?」
「うん。天野さん、すごく上手いね」
「……わたし、初めてなんだよ」
「変な風に聞こえたらごめん。俺、初めてだからすごく感じちゃったって言いたかったんだ……」
「こんなこと、早川くんにしかしないよ」
 そう言うと天野さんが俺に抱きついてきた。
「ねぇ。順番おかしくなっちゃったけど、改めて俺からお願いがある」
「……何?」
「俺と……付き合ってほしい」
「……え?」
「天野さんときちんとした形で交際したい。……ダメ?」
「ううん! うれしい! わたし早川くんの彼女になってもいいの?」
「是非お願いしたいんだけど……」
「うん!」
 そのまま俺たちは口づけを交わした。
597名無しさん@ピンキー:04/07/21 04:31 ID:Bnnh5VsE
黄薔薇の蕾って感じで(・∀・)イイ
598名無しさん@ピンキー:04/07/21 21:04 ID:piu8q+Bb
(・∀・)イイヨイイヨー
599名無しさん@ピンキー:04/07/22 11:53 ID:WJavqne9
ぬるぽ
600名無しさん@ピンキー:04/07/22 11:54 ID:R10SWA0M
ガッ!(波多野パンチ)
601名無しさん@ピンキー:04/07/22 17:43 ID:k1oDa/Mj
みんなが大好きなSの廉価版が発売になったぞ!
新規ユーザーも増えるし、エロ妄想に股間をふくら
ませてこのスレに立ち寄る人も増えるだろう!

だがしかぁし!
書かれてる内容はなんだ?バカじゃねーの?
Sのエロ書けよ、Sのエロ!
旧作なんざ誰も求めちゃいねーんだよ!!
時代を見抜けない職人はいらねーんだよ!!
いい加減そこんとこ気付けや!

このスレの住人のほとんどは大人しいから言わない
だけで絶対にそう思ってる。俺だけじゃないはずだ!
このスレ、ひいてはTLS発展のためにSのエロを!
602名無しさん@ピンキー:04/07/22 17:47 ID:R10SWA0M
クレクレ厨はきらわれるぞっ
603名無しさん@ピンキー:04/07/22 19:05 ID:h+aOobS1
夏休みに入った途端これ。わかりやすいね。

ここの年齢層から見て、若い子来るとは思わなかったんで、
ちょっとだけ嬉しい。
604名無しさん@ピンキー:04/07/22 21:38 ID:dpm9WWLb
若いっていいねー。
605名無しさん@ピンキー:04/07/23 03:08 ID:0wcqUp7P
みんなの穏やかなマグマがいとおしいよ。おまいら仲謀じゃらすのうまいな・・・
606名無しさん@ピンキー:04/07/23 04:28 ID:+TpQjosT
リア工の実生活に基づいたTLS観なんて聞きたいなぁ。
俺らオジサンには中高時代なんて遠い昔の出来事で、
美化された思い出しかないからね。
実体験に即したSのエロ書いてくれると、
常駐の住人も大喜びなんだけど、一考願える?
607名無しさん@ピンキー:04/07/23 11:02 ID:IUAabGTC
つーか、TLSSユーザーの評判を落とすための
クレクレ工作荒らしでしょ。
相手にしちゃダメよ。
608名無しさん@ピンキー:04/07/23 16:02 ID:6i2BUk+r
このスレのエロ萌えSS好きの住人なんだけどさ、
作家さんが書き込みしにくくなる発言は控えてくれよ
Sしか読みたくないならスルーしろ。文句は付けるな!

作家さんを追い出す意図なら、お 前 が 書 け !
609名無しさん@ピンキー:04/07/23 22:20 ID:4QHB5M4R
書けって言って猟奇モノの力作書かれても困るけどね。
610 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:23 ID:etZeKgLw

水谷由梨香のSSです。旧作キャラですので苦手な方は飛ばしてください。
青空高校の水泳部は登場させることが困難だったため活動停止の設定としました。
SS内には水谷さんとの性行為の描写があります。傾向はラブラブです。
最近は>>581-583以外TLS*/*****というトリップを付けて書き込んでいます。
お目汚しでしたらNGワードに指定してください。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

エロシーンは09/16からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や表現、描写の仕方については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
61101/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:24 ID:etZeKgLw

 水谷由梨香さん。白百合女子学園水泳部の部長だ。
 白百合水泳部が青空に来校しているため、校内でその姿を見かけたことが何度かある。

 白百合の水泳部は全国大会常連の強豪校だ。その白百合のプールは今、改装工事中だそうだ。
 夏の大会が終わったのを機に、さらに設備を充実させるため工事しているのだという。
 しかし練習は一日も休めない。そのため、うちのプールで練習している。
 女子高がなぜ共学校に? しかも電車で一時間はかかる距離にある。
 その理由は青空高校は近隣にはない温水プールが完備されているからだった。
 理事長同士が知り合いだというのも関係しているらしいが、詳しくはわからない。
 ともかく工事終了までの約1ヶ月、水谷さんたちは青空に通ってきていた。
 幸か不幸かうちの水泳部は不祥事のため活動停止中だ。練習も禁じられている。
 プールを白百合が独占することに問題はない。そのあたりも理由の一つなんだろうな……。

 寸暇を惜しんで練習を続ける水泳部。お嬢様学校のうわさどおり、気品ある物腰だった。
 偏差値も高く、男女交際も校則で禁じられていると聞く。まさに高嶺の花だ。
 しかも水準以上のかわいい女の子ぞろいときている。
 その中にひときわ目を引く美少女がいた。
 そのときは名前を知らなかったが、それが水谷さんだった。

 きれいな人だなぁと思った。それは認める。
 だが俺には縁のない人だと最初からあきらめていた。
 大須賀はなんとかきっかけをつかもうと頻繁にプールに足を運んだ。
 そんな下心に満ちた態度が警戒されたのか、あいつは出入り禁止を喰らった。
 一方、俺はといえば一ヶ月もすれば接点がなくなることを思って近付かないようにしていた。
61202/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:25 ID:etZeKgLw

 放課後の校内を歩いていると、見慣れないセーラー服がうろうろしているのに気が付いた。
「君、誰? どうしてこんなところにいるの?」
 振り向いた少女は一瞬安堵の表情を浮かべたように見えた。
 が、ややもすると冷厳に聞こえる口調で聞いてきた。
「わたしは白百合女子水泳部の水谷由梨香。職員室はどこかしら?」
「あぁ、プールの……。職員室はここをまっすぐ行って突き当たりを……」
 簡単に説明する。
「ありがとう」
 素っ気ない感じで答えると水谷さんは歩いていった。
(あのきれいな人、水谷さんっていうんだ……)
 なんとなく目で追っていると、水谷さんは教えたのとは逆に突き当たりを折れた。
「あっ! 水谷さん、そこ違う!」
 あわてて追いかける。人の話聞いてないのかなぁ……。
「俺も一緒に行くよ。ついてきて」
「そ、そう。……ありがとう」

 俺たちは並んで廊下を歩いた。何人かがすれ違いながら興味深そうな視線を送る。
 水谷さんはそんな視線がまったく気にならない様子で胸を張って堂々と歩いていた。
「あなた、名前はなんておっしゃるの?」
「早川大輔っていうんだ。この学校の2年生」
「ふふふ、この学校の生徒でないのはわたしのほうよ」
「あ、そうだね」
「わたしも2年よ。早川くん、よろしくね」
「うん、こちらこそよろしく」

 その一件が俺たちの知り合ったきっかけだった。
 知っている人が一人もいないよその学校。水谷さんも心細かったのだろう。
 困っていたのを結果として助けたことになった俺は、その後も何度となく頼りにされた。
 誰もが目を止める美少女の水谷さんに頼られて、男として嬉しくないはずがない。
 『かわいい子が多い』と巷間言われる青空の中にいても、水谷さんの美しさは際立っていた。
61303/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:25 ID:etZeKgLw

 その後、ときどき一緒に下校するほど俺たちは親しくなっていった。
 ゲームセンターや駅前通りなど、まったく予期しないところで水谷さんに会ったこともある。
 成績の掲示を見られたこともあるし、神社で願い事をしているのを見かけたこともある。
 水谷さんのいろいろな面を知った。普段人には見せないだろう姿も知ることができた。
 高飛車なお嬢様は誤解だということを俺が知るのに、それほど時間はかからなかった。

 そんなある日、俺たちはいつものように一緒に下校していた。
「早川くんは付き合ってる人、いるの?」
「いないけど、どうして?」
「な、なんでもないわ。あなたなら恋人ぐらいいてもおかしくないと思っただけよ!」
 怒ったような口調で水谷さんが言った。
「水谷さんは彼氏はいるの?」
「うちは女子高よ。男の人と知り合うきっかけなんてないわ」
「じゃあ一人なんだ」
「わ、悪い?」
「いやぁ、意外だなあと思って。なんかもったいないよなぁ……」
(そうか、付き合ってる人はいないんだ。俺にもチャンスはあるな)
「ねぇ、早川くん好きな人っているの?」
「どうだろうね」
(水谷さんだよ、とは言えないよなぁ)
「秘密ってわけ?」
「ま、いいじゃないか」
「わたし、立候補してもいいかしら?」
「え?」
 俺はドキンとした。
 俺の表情がこわばっていることに気付いたのか、水谷さんは
「なぁんてね、本気にした?」
 といたずらっぽい目で笑った。
 やっぱり脈なしなのかなぁ……。
 そのうち俺たちは駅に着き、そこで別れた。
61404/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:26 ID:etZeKgLw

 白百合が青空で練習する最後の日、俺は水谷さんに告白した。
「そんなに真っ直ぐわたしのことを見つめるの、あなたが初めてよ」
 そう言って、水谷さんは俺の思いを受け止めてくれた。
「ほんとはね、早川くんが何も言わなかったらわたしから告白するつもりだったのよ」
「え?」
「なんでもないわ、うふふ」
 そう言って水谷さんはまぶしい笑顔になった。

 俺たちの交際が始まった。
 校則の厳しい白百合は男女交際にもうるさいらしい。俺たちは白百合から離れた町でデートした。
 映画、スケート、温水プール……。いろいろなところに行った。すべてが楽しかった。

 初めてのキスは街が一望できる高台だった。
「わたし、初めてなのよ……責任とってもらうわよ」
 そう言って水谷さんはいたずらっぽい目で笑った。

 交際が順調に続いていたそんなある日、俺たちはデートでプールに行った。
 水谷さんの華麗な泳ぎはいつ見ても目を見張るものがある。
 実際、周りの人たちも感嘆の目で水谷さんを見ていた。
 そんな水谷さんと付き合っていることが俺は晴れがましくもあり、誇りでもあった。

 プールを出た俺たちは、冬にしては暖かい陽だまりの中で河原で楽しく語り合う。
 他愛もない話に声を立てて笑う。そんな小さなことが俺には何物にも替えがたい幸福だった。
61505/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:26 ID:etZeKgLw

 一匹の猫が近付いてきた。
 家で飼われているのか、やけに人懐っこい猫は何の警戒心も抱かず俺たちのそばに寄る。
 そのまま俺の足元に身をすり寄せてきた。
「慣れてるなぁ。どこかの飼い猫かな?」
 抱き上げる。首の下をくすぐるついでに首輪が見えた。
「やっぱりそうだ。ほら水谷さん見てごらん、可愛いよ」
 水谷さんはこわばった表情で固まっている。
「? 水谷さん?」
「あ、ああ、何かしら」
「ほら、この猫可愛いよ」
「そ、そうね」
「? 水谷さん、もしかして猫キライ?」
「そ、そんなことなくってよ」
「じゃあ恐い?」
「そ、そんな…こと……」
「水谷さん?」

 そのとき、猫が水谷さんのペンダントにじゃれついたらしく、水谷さんに飛びついた。
「きゃっ!」
 あわてて飛びのいた水谷さんがバランスを崩す。そして変な体勢で倒れた。
「痛っ!」
「み、水谷さん大丈夫!?」
 あわてて駆け寄る。
「大丈夫よ、心配かけてごめんなさい」
 そうは言ったが、足首に手を当て苦しそうに顔をゆがめる。
 転んだ拍子に足首をひねってしまったのか?
「痛いんじゃないの?」
「……ちょっとね」
61606/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:27 ID:etZeKgLw

 その騒ぎで猫はどこかに行ってしまった。
 俺は水谷さんのそばにしゃがむと
「ちょっとごめんね」
 そう断って足首を診てみた。
「う〜ん、腫れてはいないなぁ。捻挫なのかな?」
「ちょっとひねっただけよ。しばらく冷やしておけば痛みも引くわ」
「そうなの?」
「心配かけてごめんなさい。本当に平気だから」
「でもここじゃ冷やすったって水道もないし、川は護岸工事と堤防のせいで降りられないし」
 そう言いながらあたりを見回す。
 俺の目がホテルの看板を捉えた。

「どうしたの?」
 黙ってしまった俺の視線の先を見た水谷さんも絶句する。
「……早川くんもそういうことに興味があるのかしら?」
 抑揚のない、怒りを抑えているようにも聞こえる声で水谷さんが告げる。
(マズイ、怒らせた! ……あれ? 今『早川くんも』って言った?)
 やや混乱した頭で恐る恐る水谷さんの顔を見る。
「あそこなら水道はあるでしょうし、きっと氷もあるわね」
 感情がまったく読めない無表情な水谷さんが続けた。
「……水谷さん」
 俺の方が躊躇する。
「手当てするために入るだけよ」
「そうだね。うん、そうだね」
「あなたはわたしが好きになった人よ。……信じるわ」
 そう言って、やっと微笑む。
「ありがとう。歩ける?」
「ええ、痛いけど、歩けないほどじゃないわ」
「じゃあ俺につかまって」
 水谷さんに肩を貸すと、俺たちはそのホテルに入っていった。
61707/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:28 ID:etZeKgLw

 部屋に入る。
 大きなベッドがいやでも目に入る。……意識するなという方が無理だ。
 俺は水谷さんをベッドに掛けさせるとバスルームに行った。
 洗面器に水を汲み、冷蔵庫から氷を取り出すとタオルを浸す。それを水谷さんの足首にあてがう。
「冷たくて気持ちいい……」
 水谷さんが気持ちよさそうな声を上げた。

 何度かタオルを交換し、しばらく冷やしているうちに腫れも引いたようだ。
「ありがとう、だいぶ楽になったわ」
 水谷さんの表情も幾分和らいできた。俺にもあたりを見回すゆとりが出てきた。
 興味深そうにあたりを見回す俺に、水谷さんが
「そんなに気になるの?」
 少し笑いを含んだ声で聞いてきた。
「いや……別にそういうわけじゃ……」
 図星を指されてちょっとだけうろたえる。
 声にそんな響きが入っていたのだろう、水谷さんが笑う。
「女だって興味はあるのよ」
 目元を染め、それでもまっすぐに俺を見据えて水谷さんが言う。
「そんな女の子、キライ?」
 続けて、少し不安そうな声音で上目遣いになる。
「え……」
 なんと答えたらいいのか……。
 黙っていると、
「こういうところに入るからは……覚悟は出来てるわ」
 水谷さんはそう言うと俺の顔を見てにっこりと微笑んだ。
61808/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:28 ID:etZeKgLw

「水谷さん……いいの?」
「……ええ」
「ありがとう。俺、水谷さんのことが好き。だから、ずっと大切にする!」
 精一杯の思いを込めて自分の気持ちを伝える。いい加減な気持ちでは水谷さんを抱けない。
「わたし……初めてなの。その……」
「うん。……優しくするね」
「……ありがとう」
「だけど俺も初めてなんだ。上手く出来なかったらごめん……」
「……ううん」
 そのまま口づけを交わした。

 押し倒すようにベッドに横になる。
 服の上から水谷さんのふっくらした胸を触る。ロングスカートのひざのあたりを撫でまわす。
 脱がしたいとは思うが、女の子の服の構造も手順もよくわからなかった。
「早川くん、わたし自分で脱ぐわね」
 そんな俺の考えを察したのか、水谷さんがそう言って身を起こした。
 そのまま服を脱ぎだす。
「う、うん」
 つられて俺も脱いでいく。そうして
「よかった。どうやって脱がそうか困ってたんだ」
 と素直に自分の気持ちを伝えた。
「うふふふ、あなたらしいわ」
 水谷さんが笑った。まぶしいばかりの笑顔だった。

 俺たちは下着を残して裸になった。ベッドに座ったまま見つめ合う。
 お互いに牽制しあい、その一枚が脱げずにいたというのが正解だろう。
「俺、脱ぐね」
 ブリーフのため、脱がなくても形がはっきりわかるほど一物は隆起していた。
 そう水谷さんに声をかけたが、さすがに恥ずかしく後ろを向く。
 後ろから水谷さんの視線を感じる。俺は大きく深呼吸するとブリーフを下ろした。
61909/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:29 ID:etZeKgLw

 俺の後ろにいた水谷さんが、背後から手を伸ばしてモノを握った。
「えっ!」
 そのまま固まる。
 何が起きたのか、どうなっているのかがわからず頭は思考を停止したままだ。
 背中に水谷さんの豊かな乳房が当たる感触がある。
(な、何が起きているんだ!?)

 自分でするのと同じ角度だが、自分とは違った感触でモノがいじられる。
「どうすれば気持ちいいか教えて……」
 恥ずかしそうな水谷さんの声。
 ようやく頭が動き始めた。同時にそれを楽しむ余裕も出てきた。
(水谷さんが俺を……)
 俺は水谷さんに手を重ね
「ここが気持ちいいから、こんな感じで触ってくれる?」
 と性感帯を伝えた。
「うん……こんな感じ?」
「あぁ…気持ちいい……水谷さん、袋も触ってくれる?」
「え、ええ」
 右手でしごきながら左手は袋を優しく揉む。玉を転がし、竿を刺激する。
 自分で触るのではないもどかしさが徐々に快感へと変わっていく。
(くっ! こ、こんなの初めてだ……)
 ひざ立ちしていられなくなった俺はベッドに手をついて前かがみの姿勢になる。
 口からは自然と快楽のうめきが上がる。
「早川くん、感じるの?」
「あぁ! すごいよ、すごいよ水谷さん!」
「由梨香って呼んで」
「由梨香、由梨香ぁ……」
「早川くん……」
「あ、イク! イクよ由梨香!」
 由梨香が左の手のひらを亀頭にかぶせた。
62010/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:29 ID:etZeKgLw

「っっっ!」
 その瞬間、淫液がほとばしる。
どくっ! どぷっ! ずびゅっ!………
 由梨香の手にせき止められ、行き場を失った精液はそれでもあとからとめどもなく発射される。
 小さな手のひらに収まりきらない粘液がポタポタとシーツに落ち、しみを作った。
「はぁはぁはぁ……」
 長かった射精もようやく終わった。精嚢が空になるかと思えるほど俺は大量に放出していた。

「由梨香……」
 やっと落ち着いた俺が振り向く。
 由梨香のような美少女が、これほど積極的な態度を取るなど夢にも思わなかった。
 指を汚した白濁をじっと見ると、由梨香はその指を鼻先に持っていった。
「プールの匂いがする……」
「え?」
「カルキ……塩素の匂いに似てるのね」
「あぁ、そうかもね。俺、当たり前すぎて考えたこともなかったよ」
「早川くんは何度もかいだかもしれないけど、わたしには生まれて初めての匂いよ」
「……そうなんだ。俺、なんかうれしいよ」
「え?」
「だって、由梨香にこんなことできる男って俺だけだもんな」
「……そうね。ふふ。あなただけよ。……でも、男の子の体って不思議なのね」
「俺からすれば女の子の体だって不思議だよ」
 そう言って由梨香にキスをした。
62111/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:30 ID:etZeKgLw

 由梨香の指を汚した粘液を拭き取ろうとティッシュを取る。
 細く美しい由梨香の指。これが男の醜悪なものを握り、射精までさせてくれた……。
 そんなことを考え、手を握ったまま感懐に耽っていると
「どうしたの?」
 由梨香が不思議そうに聞いてきた。
「あ……なんでもないよ」
 そう言って由梨香の指を拭う。
「早川くん、おかしい」
 声を立てて由梨香が笑った。

「びくびくってして、勢いよく出てきたわ」
 先ほどの行為だろう、由梨香が感想を述べる。
「は、恥ずかしいよ……」
 改めて解説されると羞恥心が増す。
「気持ち…よかった?」
 不安そうに由梨香が聞く。
「うん、最高。こんなに気持ちよかったの初めて。俺どうかなっちゃうかもって思った」
「そ、そうなの?」
「うん。すごくよかった。由梨香ありがとう!」
「う、うん……」
 満更でもない顔で由梨香がうなずく。
 本当に気持ちよかった。今度は由梨香の番だ。そう思った。
62212/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:31 ID:etZeKgLw

「今度は由梨香を気持ちよくしてあげるね」
 そう言って静かに横たえる。
「早川くん……あの……」
「コンドーム着けるからね」
「……ありがとう」
「でも俺、着けたことないんだ」
「え……」
「ということで今から練習!」
 俺は枕元のコンドームを取ると袋を破いた。

 射精して間もないのに、すでに半分ほど硬度は戻っていた。
 由梨香がそれを何度か手でしごくと、たちまち弾くと音を立てそうなほど張りつめた。
「じゃあ着けてみるね」
「ねぇ、わたしがしてもいい?」
「いいけど、由梨香着けたことあるの?」
「ないわ。でも保健で習ったからやり方はわかるわ」
「白百合ってそんなことも教えるの!?」
 正直、ちょっとびっくりする。
「避妊は女にとって大切なことよ。相手が着けなければセックスさせないわ」
「そ、そう……」
 微妙に気後れする。
「だから早川くんが『着ける』って言ってくれたときは嬉しかったわ」
 そう言って少し潤んだ目で俺を見た。
「あ、ありがとう……」
「うふふ。えぇと…たしか……」
 由梨香は何度かしくじったが、ようやくコンドームを装着し終えた。
 あとで掃除に来た人、俺たち7回もえっちしたって思うのかなぁ……。
62313/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:31 ID:etZeKgLw

「わたしも……脱ぐわ」
 そう言うと由梨香はショーツを下ろした。
 足先から抜くと、俺の目に付かないようにすばやく隠す。
 そうして横になるとそのまま目を閉じた。
 かすかにカチカチと音がする。見ると由梨香の唇が震えている。
 歯の根が合わないぐらい震えている。まさか恐いのか?
「由梨香、怖いならやめるよ」
「違うわ、緊張してるだけ。心配しなくても大丈夫よ」
「でも……」
「本当に平気」
「……うん」
 由梨香を信じるしかない。
「ダメだと思ったらいつでも言ってね」
 そう伝えて俺は愛撫するために由梨香の股間に顔を近づけた。

 水着を着るためだろう、手入れされた恥毛が俺の鼻先でそよぐ。
 くっきりとしたビキニラインが劣情を催す。
 初めて見る成熟した女性の「そこ」に心が躍る。
 そっと舌を伸ばす。
 ひくひくとうごめき、粘り気のある液体が湧き出る由梨香の「女」の部分に舌先が触れる。
 その途端、由梨香の腿に力が入り、俺の頭を締め付ける。
 両手で腿をこじ開けるようにして頭を押し込み、もう一度そこを舐めた。
 そこはプールの塩素のにおいとともにかすかに塩気がした。
 興奮で何も分からなくなる。俺はその部分を必死に舐めまわした。
「あぁっ!」
 ただ舐めているだけという稚拙なテクニックだが、由梨香が声を上げる。
(感じている?)
 確信は持てなかったが、少なくとも嫌悪や忌避ではないらしい。俺はそのまま続けた。
62414/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:32 ID:etZeKgLw

「あぁ、くっ……うんっ、あっ……」
 あとからあとから分泌される液体を俺は必死に舐め、すすり、飲み込む。
 抵抗感は少しもなかった。愛しい由梨香の体から出るものならどんなものでも愛せた。
「ふぁっ! ううんっ、あぁア! あンっ……ンっ」
 由梨香の匂いやひだの微妙な舌ざわりといった初めての感触に興奮が高まる。
 俺は膣口をチロチロと舌先で味わい、さらに奥へと浅く潜りこませた。
 なめらかで柔らかい内部で舌をうごめかす。
 すると、ひだの収縮と新たな愛液が感じられた。同時に由梨香の嬌声が激しさを増す。
「あぁン…き、気持ち…いい……ンっ! ぁ……」
(由梨香が感じている。)
 陰唇を唇にはさんだまま鼻を恥丘に押し付ける。コリコリとした恥骨を弾力の中に感じる。
 とらえどころがなくトロトロと潤う膣からの分泌液で、俺は口の周りはおろかあごまで濡らしていた。
 それがシーツにしたたり、新たなしみを作っていた。

 そのまま今度はクリトリスを攻める。
 小粒でありながら自分の存在を主張する肉芽を強く吸う。
「きゃん!」
 と、由梨香が声を上げ、張りのある太ももがギュッと俺の顔をはさみつけてきた。
(気持ちいいんだ!)
 他人に愛撫を与えられることのなかった由梨香が身悶える。
 ビクンビクンと腰を跳ね上げて反り返る由梨香から離れまいと懸命に押さえつける。
 そうしてクリを必死に伸ばした舌で転がすように揉みこんで刺激する。

 舌の根が疲れ果てるまで、俺はクリをこすり、生あたたかい愛液をすすった。
 そのとき、
「ひゃうぅ!」
 のどの奥から絞り出すような声を上げ、由梨香の体が大きくのけぞった。
 その反動で俺の顔が由梨香の股間から外れる。
 俺が見たのはパクパクと口を開け、ぜいぜいと声を漏らしている恍惚とした表情の由梨香だった。
(由梨香がイッた!)
 そのまま力が抜ける。性の絶頂に達した由梨香はぐったりと身を横たえた。
62515/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:32 ID:etZeKgLw

 すでにこれ以上はないというほど勃起している。
 高々とした屹立は由梨香の前ではじめて裸になったときよりもはるかに硬度を増していた。
 そして由梨香の秘唇を目指し、恐ろしいほど隆々とそそり立っていた。
(由梨香を俺のものにする! 一つになる!)
 そう決めて足の間ににじり寄る。
 その雰囲気を察したか、いまだ性感の頂付近に身を置く由梨香がぼんやりと目を開ける。
 そして俺を見るとしっかりとうなずいた。
「入れるよ」
 そう声をかけ、雄々しく突き立つ肉茎を膣口に押し当てる。
ぐっ!
 充分すぎる愛液が由梨香の破瓜の痛みを軽減させたのか、顔をしかめた程度で俺を受け入れる。
 俺はひくつく肉ひだの感覚を味わいながら少しずつ勃起を挿入していった。

 狭い内部に勃起が締め付けられる。快感が全身に広がる。
 ひとりでに収縮をくり返す熱い柔肉に包み込まれたまま、俺は由梨香に体を重ねた。
 由梨香が俺の背中に手を回す。
「ぅっ! ぐっ…早川…くん……痛…い……」
「痛い? ごめんね!」
「ううん、痛くないわ。わたしそんなこと言ったかしら?」
 薄目を開けて由梨香が首を振る。
「いま言ったよ、痛いって言ったよ?」
「平気。きっとそういうもんだと思って言っただけだわ。苦しいけど我慢できないほどじゃないわ」
「由梨香……」
「信じて。本当につらかったらちゃんと言うわ」
「……わかった」
 俺は腰を押しつけるようにして由梨香と密着した。
 前後運動することは頭ではわかっているが、動かし方がわからなかったのだ。
 少しだけやってみたが、どうも腕立て伏せのようになってしまいうまくいかない。
 それに大きく動かない方が由梨香に与える苦痛も少ないだろうと思ったからだ。
62616/16 ◆TLS1/I7p7A :04/07/24 19:33 ID:etZeKgLw

 密着したまま唇を重ねる。
 甘く湿り気のあるあえぎを吸い込みながら少しだけ腰を動かす。
「ぅあっ!」
 由梨香が眉根を寄せ顔を反らせる。その反動で唇が離れた。
 その瞬間、由梨香のナカが波打つように引き締まった。
「っっっ!」
 同時に俺の一物に刺激が伝わり、信じられないほど早く限界を迎えた。
どびゅっ! どびゅっ! どぴゅっ!………
 由梨香を抱きしめたまま何度も精液を発射する。
 目もくらむ快感の中、俺は由梨香に射精しつづけた。

 激情が去る。
 性の満足を得て大きく息をついた俺は、そこで初めて由梨香との結合部を見た。
 ……血がにじんでいる。由梨香の太ももにも血が伝っていた。
「由梨香、血が出てるけど平気? 痛くない?」
「思っていたほど痛くはないわ」
「ほんとに?」
「ええ。……心配してくれてありがとう」
 そういって微笑むが、笑顔が少し痛々しく感じる。
 だが由梨香がそれ以上言わないのならば俺にはどうしようもない。

 忘れていたもう一つの懸案を思い出す。
「由梨香、足は?」
 言われて何度か動かす由梨香。
「かなり楽になったわ。この分なら明日には完全に治るわね」
「そうか……よかった」
「ねぇ、重いわ……」
 恥ずかしそうに由梨香が言った。俺は由梨香に乗ったままだった。
「あ、ごめん」
「それとも……またするの?」
 笑って言う由梨香。中で少しずつ硬度を取り戻しつつある肉棒を俺たちは感じていた。
627名無しさん@ピンキー:04/07/25 17:31 ID:kLJNKbdQ
GJです!
でも今回設定が引越しありなんですよね。
それを前提で読んでると切ねーなーおい・゜・(ノД`)・゜・
628名無しさん@ピンキー:04/07/25 18:41 ID:rv4pyf9V
ベリーメロン!!
グレイトジョブです!!
>>627
引越しアリってどっかに書いてる?
漏れは分からんけど・・(´・ω・` )
629名無しさん@ピンキー:04/07/26 01:00 ID:25RvLZPP
旧作って部分が引っ越しありを連想させてるのかな?
630名無しさん@ピンキー:04/07/26 22:02 ID:jNhRyzSU
>だが俺には縁のない人だと最初からあきらめていた。
ここでもってそうだとばかり
631名無しさん@ピンキー:04/07/26 22:35 ID:dB27mRqe
>630
白百合側の都合かなとおもいつつ
「一ヶ月もすれば接点がなくなることを思って〜〜」というのが元ゲーの転校ネタを想像させるね

>611◆TLS1/I7p7A氏乙でふ
632 ◆TLS1/I7p7A :04/07/26 23:35 ID:P/nVzNxQ
>>627-631
毎度のことながら主人公の転校の設定はありません。

白百合が青空に来るのは一ヶ月だけ。男女交際も禁止されている。
ならば最初から仲良くならない方がいいだろう。だから近付くのはよそう。
と主人公は思っている、という流れです。

転校というゲームの最も大事な設定を盛り込まず、申し訳ありません。
633名無しさん@ピンキー:04/07/27 00:10 ID:EV6KXP0u
>632
ストーリー、エッチ両方とも凄く良かったです!由梨香がカワイイ。
綾音や2の茜辺りでもぜひ書いて欲しいです。
634名無しさん@ピンキー:04/07/27 19:18 ID:TfK4wy+R
つまらん。
何だ、このスカした女。
ヒロインがなんか偉そうな感じで、全然萌えなかった。
会話シーンでの、態度のでかいことでかいこと。
読み進めていくうちに、興味が段々冷めていくのを感じた。
>>「避妊は女にとって大切なことよ。相手が着けなければセックスさせないわ」
決定的である。
Hシーンまで萎えさせてどうしようというのか?

作者は、いったい何を考えてこのヒロインをチョイスしたのだろうか?
635名無しさん@ピンキー:04/07/27 19:28 ID:lP7/iZXv
水谷さんを知らないとはS厨でつか?
636名無しさん@ピンキー:04/07/27 19:45 ID:PcrpGG+M
1をやってない子は夏休みをいい機会に是非やってみてねー。

水谷さんは容姿と本性のギャップ、
言葉使いと声(何か妙に可愛らしい)のギャップが萌えるんですよー。
637名無しさん@ピンキー:04/07/27 22:22 ID:rRZ7Bgfi
>636
うむ、声はとってもかわいい。
あとちょびっと間抜けな場面で主人公と出くわしたときのリアクション(いいわけ)が、たまらなくいい
638名無しさん@ピンキー:04/07/27 23:36 ID:jWUf4dMa
神に是非ともお願いしたいのでつが、
草薙先輩のSSは陵辱ありでひとつお願いしまつw
今や伝説となった、あの攻略本のインタビューを読み返してムカムカしてるのでw
639名無しさん@ピンキー:04/07/28 00:43 ID:4uMEnjdp
>>635
つまらん工作やめれ。
640名無しさん@ピンキー:04/07/28 10:28 ID:1McCduci
クソSS
641名無しさん@ピンキー:04/07/28 22:25 ID:tguZj5hP
スカはおいら得意じゃないなぁ
642名無しさん@ピンキー:04/07/30 01:54 ID:9YDSbei0
もね
643名無しさん@ピンキー:04/07/30 06:15 ID:3vTcMXjb
夏の気分が少女を淫らに変えた。
「勇次くん、えっちに興味ある?私と・・・してみない?」
森下茜17歳。少女の奔放な性が今花開く・・・・

なんて感じのSSを誰か書いてくれませんか?
エロい茜ちゃんにボクも精液搾り取られたいです。
644 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:52 ID:kHq8VouH

広瀬のぞみのSSです。
旧作ゲームのキャラですので、興味のない方は飛ばしてくださるようお願いします。
全体の傾向はラブラブですが、SS内にはのぞみとの性行為の描写があります。
キャラを性の対象とすることが我慢ならない方はお読みにならないことをお勧めします。
お読みになる場合は自己責任でお願いします。

エッチシーンは12/23からです。展開が冗長と感じられる方は参考になさってください。
文体や表現、描写の仕方については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
64501/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:53 ID:kHq8VouH

「私たちって相性いいわよね」
「んあ? 俺とのぞみの場合は相性っていうより腐れ縁だろ?」

 下校時、校門のところでのぞみに『一緒に帰ろう』と声をかけた。
 一人で帰るのがつまらなかったし、何より方向が同じだ。本当の理由は別だが……。
 ちょっと考え込む様子を見せたのぞみだが、結局一緒に下校している。

「昔から知ってるってだけで一緒に帰ったりしないでしょ?」
「一緒に帰るから相性がいいとも限らないだろ?」
「大輔は私と帰るのイヤ?」
「いやだったら誘わないって」
「……え?」
 一瞬のぞみの表情がほころぶ。
「ま、気が合うのは事実だけどな」
「大輔……」
「のぞみと帰っても噂にならないし、その意味じゃ安全パイかな」
「……私と噂になるのはイヤ?」
 あまり見たことのないのぞみの不安そうな顔。
ドキン!
 心臓が高鳴る。
 だが俺はそんな素振りはおくびにも出さずに続ける。
「噂になりたかったらもっと素直になれよ。お前、俺に遠慮なさ過ぎ。誰もそんな目で見ないぞ」
「………」
 何か言いたそうに口を開くが、そのまま黙ってしまうのぞみ。
64602/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:53 ID:kHq8VouH

「ま、まさかのぞみ、俺と噂になりたいのか?」
 驚く。あせる。戸惑いが心に広がる。鼓動が早くなる。
「私のこと、嫌い?」
 真剣な眼差しで俺を見つめるのぞみ。
(ま、まずい。なんと答える?)
 と、一転
「なぁんてね!」
「へ?」
 拍子抜け。と同時に軽い失望感。
「大輔には恋愛感情持てないわ」
「は?」
 とどめを刺すように続けるのぞみ。
「大輔だってそうでしょ? 私のこと、女として見てる?」
「いや、全然」
「もう! 大輔そういうこと他の子に言える?」
「まさか」
「それが相性いいってことなのよ」
「そんなもんかねぇ」
「そんなもんよ」
 などと話しているうちにのぞみの家の前に着く。
「じゃあな」
「うん。また明日ね!」
 そう言ってのぞみは家に入っていった。
(俺、本当はのぞみのこと好きなんだけどな……)
64703/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:54 ID:kHq8VouH

 胸ポケットから生徒手帳を取り出す。開くと中を見る。
 俺はそこにのぞみの写真をはさんでいた。
 中学の修学旅行で撮られた一枚。もちろんのぞみしか写っていない。
 無防備な瞬間を狙った。そのためにもっとも自然な笑顔が焼き付けられている。
 俺のお気に入りのベストショットだった。
(のぞみ……)
 写真に呼びかける。
(どうして俺は自分に素直になれないのかなぁ……)
 俺は手帳を閉じると自分の家の門をくぐった。

 翌日、今度はのぞみから『一緒に帰ろう』と誘われた。
 俺が断る理由はない。それどころかこちらからお願いしたいほどだ。一も二もなく賛成した。

 宿題の話や部活動の話、二人の共通の思い出など話題は尽きない。
 先ほどから手が、指先が触れ合うのを感じていたが、俺に手をつなぐ勇気はなかった。
 と、のぞみが手を伸ばす。そして俺の人差し指と中指を握るように手がつながれる。
 そのまま、やんわりと握ったり力をゆるめたりしてくる。
「!」
 それとなくのぞみの顔を見るが、のぞみはニコニコして前を向いているだけだ。
(無意識にやってるのかなぁ?)
 指を握られているため、俺としては手を握り返せない。
 振りほどいてつなぎ直せばいいのだろうが、さすがにそれは気が引ける。
(ま、いいか……)
 俺たちはそのまま歩いた。
64804/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:55 ID:kHq8VouH

 曇り空からパラパラと雨が落ちてくる。と見るや一転して強い降りになった。
「うそ! 天気予報で降るなんて言ってなかったわ」
 駆け出す。
 家まではまだ距離がある。俺たちは近くの軒先で雨宿りすることになった。

「あ〜あ、ついてないわねぇ」
「のぞみ、傘は?」
「持ってないわ。大輔は?」
「俺が持ってると思うか?」
「あんたに聞いた私がバカだったわ」

 スコールを思わせる降りは俺たちの制服をしとどに濡らした。シャツまで水が染みている。
「くっそ〜、なんて雨だ。……ずいぶん濡れたな。のぞみ、寒くないか?」
「大丈夫」
 のぞみはハンカチを取り出すと額や顔、首筋を拭く。
 几帳面なのぞみらしく、ぴしっとアイロンのかかったハンカチだった。
 続いてブレザーを脱ぐ。そうして背中側の水滴も拭き取っていく。
 雨に濡れたブラウスが肌に張り付き、のぞみの腕の線をくっきりと際立たせている。
 それどころか、大きく開いた脇からはやはり濡れたブルー系のブラジャーが透けて見える。
 女らしい曲線や下着の線を目の当たりにし、目のやり場に困った俺もブレザーを脱いだ。
(……でも、のぞみってこんなに綺麗だったか?)
 濡れた髪が魅力的に映るのか、その時ののぞみは今まで見たことがないほど美しく見えた。

「いくらこの季節でも、濡れたまんまだと風邪引くぞ」
 恨み言をつぶやく。
 独り言のつもりだったが
「もうちょっと待って小降りになったら帰りましょ。ほんとに風邪引いちゃうわ」
 自分に話しかけられたと思ったか、のぞみが応じた。
64905/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:55 ID:kHq8VouH

 雨が小降りになってくる。
「大輔、行きましょ!」
 そう言うとのぞみが雨の中に一歩を踏み出す。
「まだ少し降ってるぞ!」
「もう濡れてるから同じよ。このままじゃ風邪引いちゃうよ。さあ」
「そうだな、家まで突っ走るか」
 俺も遅れまいとブレザーを小脇に抱えたまま後を追う。

 走り出そうとした勢いで胸ポケットから何かが滑り落ちた。
パサッ
 生徒手帳だ。
(ヤバイ!)
 あわてて拾おうとするが、それより先にのぞみが拾いあげた。
 渡そうとして、俺の必死な顔に気付いたらしくのぞみが意地悪く聞く。
「何あせってるの?」
「あ、あせってなんかないぞ」
「ふぅ〜ん」
 そう言って中を見るような素振りをした。

「いいから返せよ!」
 手を伸ばす。
 それより一瞬早く、のぞみはさっと手を後ろに回し俺の手から手帳を隠した。

「あっ!」
「え?」
 勢いあまり、手帳のあった場所、のぞみの胸を鷲づかみにする。
 ……そのまま時が止まった。
65006/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:56 ID:kHq8VouH

「ご、ごめん!」
 急いで手を引っ込める。顔が熱い。間違いなく赤面しているはずだ。
「な、な、なにすんの大輔ぇ!」
 一拍遅れてのぞみが叫ぶ。
「ま、待てっ、わざとじゃないっ!」
「わざとされてたまるもんですかぁ!」
「じ、事故だ事故!」
「バカ! スケベ! 変態! 最低っ! 何よっ、大輔なんか大っキライっ!」
 機関銃のように浴びせられる罵声。
(何もそこまで言わなくても……)
 だが黙って耐えるしかない。
「そんなにこの手帳が大事なの!?」
 そう言ってのぞみが振り回す。その勢いで中から写真が舞い落ちた。
 自然と目で追ったのぞみがそれを見る。そのまま動きが止まる。

「……え」
(まずい、見られた……)
「どうして……私の写真」
「……イヤか?」
「え……」
「俺がお前の写真持ってたら……イヤか?」
 のぞみは黙って下を向いた。
 構わず続ける。
「そうだよ、のぞみの写真だよ。それがいつのかのぞみもわかるだろ?」
こっくり
 下を向いたままのぞみがうなずく。
「中学のころから……違う、もっと前からのぞみが好きだった。そういうことだよ」
「……ごめんなさい」
 小さな声でそう答えると、俺に手帳を突っ返してのぞみは走り去ってしまった。
(振られたか……。終わったな)
 自嘲気味の笑みが浮かぶ。泣きたいが、涙は出てこなかった……。
65107/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:56 ID:kHq8VouH

 その晩は久し振りに泣いた。布団に入ると自然に涙が出てきた。
 大人だったら酒でも飲んで忘れるんだろうが、あいにく俺は高校生だった。

 眠りながらも泣いていたらしく、起きると枕は濡れ、目は腫れていた。
(もう今までみたいにのぞみとは話せないんだな……)
 朝から憂鬱な気分だった。

 みさきが俺の様子のおかしいことに気付いたらしく、珍しく優しい言葉をかけてくる。
 理由もわからないくせに俺を励まし、元気付けるようなことを言う。
 そんな心遣いが嬉しかった。いつもはムカつくだけの妹が、今日は愛らしく思えた。

 のぞみに会いたくない。正直そう思った。
 同じクラスであることを今日ほど呪ったことはない。
 それでも学校を休むわけにはいかない。思い足取りで登校する。

 教室に入るとのぞみがいた。
 きっとあいつも俺と顔を合わせづらいだろうなぁ……。ぼんやりと考える。
「大輔、おはよう」
 だがのぞみは今までと一つも変わらない態度で俺に接してきた。
 それどころか俺に笑顔を見せる。軽口を叩く。……どういうつもりだ?
 のぞみにとっては俺の告白など些事なのか? 俺はそれだけどうでもいい相手なのか?
 息苦しいほどの絶望が俺を包んだ。

 それからも俺たちの日常は変化なくくり返された。
 二人の関係を悪化させまいとするのぞみの精一杯の優しさ。そう俺は理解した。
 ならば俺も今まで通りに振る舞うべきだ。そう考え実行した。
 俺たちの関係は元に戻ったかに見えた。
65208/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:57 ID:kHq8VouH

 自分を殺す生活の続いていたある日、俺は自室でぼんやりと時を過ごしていた。
 何とはなしにベッドに寝っ転がり、天井を見る。
 だが目がそこに向いているというだけで、実際には見てはいなかった。
 と、
「大輔ぇ、入るわよぉ」
 ノックもせずドアが開けられた。
 のぞみだ。
 なぜここに? 疑問が湧いたが、それを聞く前にのぞみが続ける。
「相変わらず散らかった部屋ねぇ〜。少しは片付けなさいよ」
 幼なじみで、お互いをよく知っているからこそのあけすけな物言い。
 いつもなら心地よいのぞみの口調も、今の俺には厳しいものがあった。

「何か用か?」
 寝たまま、顔すら向けずに聞く。
 自然に俺の口調もよそよそしい感じになる。
「うん……」
 むこうから用事があって来たはずなのに、言葉を濁す。
 のぞみが言わないかぎり、俺としてはそれを待つしかない。

「大輔ぇ……あの、さ……」
「なんだよ」
 自分でも突き放した口調とわかる。自己嫌悪……。
「……今日ね…柳沢くんに『付き合ってくれ』って言われたわ」
「……え?」
 思わず上半身を起こす。
 心が波立つ。心臓の鼓動が早くなる。しかし……
 俺はのぞみに振られた。のぞみが誰と付き合おうと俺に止める権利はない。
「何か言ったら?」
 のぞみが聞く。
 俺は屈辱で胸がいっぱいになった。
65309/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:57 ID:kHq8VouH

 それでも可能なかぎり笑顔を作って答える。
「……おめでとう。柳沢はいいやつだよ。きっとのぞみのこと、本気で大切にしてくれる……」
「どうして?」
 のぞみが俺の言葉をさえぎる。
「え?」
 のぞみは何を言ってるんだ?
 理解できずにそれ以上の言葉が出てこない。
「どうして『そんなの断れ、俺だけを見ろ!』って言ってくれないの?」
 珍しく激昂したのぞみが言葉を継ぐ。

「のぞみ……」
「私は大輔が好き!」
「え? だって俺……のぞみに振られた」
「何それ? 私そんなことしてない! 大輔を振ってなんかない!」
「だって、生徒手帳の写真のとき、のぞみ『ごめんなさい』って……」

「……あっ!」
 記憶をたどるようにしばらく考えていたのぞみが声を上げた。
「違う! 大輔の気持ちに気付かなくてごめんなさいって言ったの」
「……え?」
「うれしかった……だって…私も大輔のこと……好きだったから……」
「のぞみ……」
「最近大輔の態度がちょっと変だなって思ってたけど……誤解させてた?」
「……うん」
「あの時、私恥ずかしくて自分の気持ちをちゃんと伝えられなかった……」
「それで逃げるように走って行ったってこと?」
こっくり
 のぞみが首を振る。
(すべては俺の思い込みか? 俺の今までの苦労はなんだったんだ?)
 乾いた笑いが唇から漏れた。そしてそれは徐々に泣き笑いになっていった。
65410/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:58 ID:kHq8VouH

「だ、大輔……」
 俺の様子にまごついたのか、のぞみが心配そうに聞く。
「あぁ、大丈夫。安心したら…力抜けた……」
「ごめんね、私がはっきりしなかったから……」
「いや、もうどうでもいい。のぞみの気持ちがわかったからそんなのどうでもいい」
「大輔……」
 のぞみは俺に近付くと、慈母のような笑みを浮かべて俺の頭を抱きしめた。

 のぞみに抱かれたまま目を閉じる。
 かすかに響くのぞみの心臓の鼓動、そして呼吸とともに上下する胸を感じる。
 そのまま少しだけ頭を動かすと、のぞみの胸のふくらみがより強く感じられた。
 俺はそっとそのふくらみに手を伸ばす。
びくっ
 一瞬のぞみの体が震えたようだが、そのまま俺に身を任せている。
「今日は……怒らないのか?」
「……何が?」
「俺、今わざとのぞみの胸さわってるぞ」
「……バカ」
 小さくつぶやき、一層の力を入れて俺の頭を抱き寄せるのぞみ。

 のぞみに対してわだかまっていた感情はすでにない。
 こうしてのぞみの気持ちが確かめられた今、俺の心の中に別の感情が芽生え始めていた。
(のぞみが欲しい)
 だが、たった今お互いの気持ちが確認できただけで俺たちは付き合っているわけじゃない。
 キスどころか、意識して手をつないだこともない。デートに行ったこともない。
 性急すぎるのではないか?
 そんな考えもあったが、それを邪魔するように性の欲求は高まっていった。
65511/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:59 ID:kHq8VouH

「のぞみ」
 名前を呼んで腕から逃れる。
 見つめ合う。
「のぞみ」
 もう一度呼ぶ。
 俺はのぞみの上腕を両手で抱いた。
こっくり
 のぞみがその意味を理解したのか、うなずくと静かに目を閉じた。
 そっと口づけを交わす。
 唇が触れるだけの優しいキス。
「大輔……」
「いいのか?」
「……初めてなの。……優しくしてよね」
 俺から少しだけ視線を逸らして小さな声で答える。
「ずっと……ずっと好きだった……」
 返事の代わりにそう言うとのぞみを抱きしめる。
「私も……大輔、大好き!」
 俺に抱かれたのぞみが涙声で答えた。

 机の引出しから大須賀たちとふざけて買ったコンドームを取り出す。
(まさか本当に使う日が来るとはな……)
「大輔、それ……」
「うん、コンドーム」
「……どうして持ってるの?」
 固い声。
「前に興味本位で買ったことがある」
「そう、なんだ……」
 沈んだ感じでのぞみが答える。
「俺、初めてだからうまく出来なかったらごめんな」
「う、ううん。……そっか、大輔も初めてか……」
 少し安心したような笑みをのぞみが浮かべた。
65612/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 18:59 ID:kHq8VouH

 のぞみとセックスする。そう考えただけで冷静ではいられない。
 破裂するのではないか。そう思えるほど心臓が激しく脈打つ。
「のぞみ」
 声をかける。そうして俺は自分のシャツのボタンに手をかけた。
 だが手が震えて普段のようにうまく外せない。
 ようやくボタンが外れ、シャツを脱ぎ捨てる。
 それを見ていたのぞみも服を脱ぎはじめた。
 シャツを脱ぎ、ブラをはずし、ジーンズを下ろす。

「大輔……あんまり見ないで」
 赤面したのぞみの声に我に返る。俺はのぞみが脱ぐ姿を凝視していたらしい。
「ご、ごめん……」
 そう言って俺も再開した。

 下着一枚を身に着けただけの姿となった俺たちは見つめあった。
 のぞみを優しく抱きしめると、そっとキスをする。
 キスをしながら、初めて見た胸のふくらみに右手をあてがう。
 曲線に合わせて指を曲げ、重量感のある丸い乳房を静かに揉んでみた。
「ん……」
 のどを鳴らしてのぞみがうめく。
「痛い?」
「ううん、平気。でも、あんまり強くしないで……」
「わかった」
 のぞみの髪に頬ずりするように抱き寄せ、左手で腰を引き寄せる。
 勃起がのぞみの下腹部に押し付けられ、そこから快感が立ちのぼった。
 指の腹で胸の頂にある小さな突起をそっと転がす。続けて軽く押してみる。
 人差し指と中指で乳首をはさむと、わざとそこを避けて周りの色の濃い部分をさする。
 すると、最前までは感じられなかったポツポツと粟だった感触を指が知覚した。
「んふぅ……」
 鼻にかかった甘い声でのぞみがむせぶ。
 その声に性感が急速に高まった俺は、さらに腰を強く押し付けた。
65713/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:00 ID:kHq8VouH

 腰に回していた左手でのぞみの手を取る。
 のぞみから腰を引き、二人の体の間に隙間を作ると、俺はその手を剛直に持っていった。
ぐっ
 こわばるように体に力を入れるのぞみ。俺はそのまま手を動かし、のぞみの手で刺激させる。
ビクンッ
 肉棒がさらに硬度を増し、それに合わせて何度も脈打つ。
「大輔ぇ……」
 戸惑いを含んだのぞみの声。
 俺はウエストゴムから手を滑り込ませると、そのまま勃起をのぞみの手に触れさせた。
「んっ!」
 声にならない声を上げてのぞみが固まる。
「のぞみ……さわって……」
 のぞみの髪に顔をうずめてささやく。
 しばしのためらいのあと、のぞみの指が俺の肉茎に巻きつけられた。

「熱い……やけどしそう……」
 注意しないと聞き漏らしそうな小さな声でのぞみが言う。
「のぞみのことが好きだからこんなになるんだよ」
「……うん」
 のぞみは小さくうなずいてそう答えた。

 胸をまさぐっていた手を下におろす。
 そうして両手でのぞみのショーツの腰の部分をつかむと、
「脱がせるよ」
 そう伝えて静かに引きおろした。

 手が届く範囲までショーツを下ろす。するとのぞみが足をすぼめたのがわかった。
ふぁさっ
 かすかな衣擦れの音とともにショーツが足首まで落ちる。
 のぞみは足を交互に上げてショーツを足先からはずした。
65814/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:00 ID:kHq8VouH

 そうしている間ものぞみは俺の肉棒を握っていた。
 それだけではなく、やわやわと揉みほぐすような動きやかすかに前後もさせていた。
 無意識なのか、何かで知識を得ていたのかはわからない。
 だがのぞみのそれらの動きは俺を高まらせるのに充分だった。
 のぞみの背中に手を回し、俺はしばしその感触を楽しむ。が、
「くっっっ!」
 俺にいきなり限界が訪れた。
どひゅっ! ずびゅっ! びゅっ!………
 のぞみの手に握られた肉棒が何度もしゃくりあげ、そのたびに熱を持った白濁が発射される。
「え?」
 驚いたような声を出し、のぞみが身を固くする。
「うっ! うぅっ! うぁぁ!」
 精液が尿道を通過するたび、あまりの快感に自然とうめき声が漏れる。
 のぞみを抱いたまま、俺は下着とのぞみの指とを汚して射精を終えた。

「はぁはぁはぁ………」
 呼吸が荒い。立っているのがやっととも感じられるほどの悦楽の境地。
 今の射精はそれほどの快感を俺にもたらした。
「だ、大輔……」
 心配そうなのぞみの声。
 俺の様子や顔を見ようと身じろぐが、俺に抱きすくめられたままで動くことができない。
「あぁ、平気だよ。のぞみありがとう、すごくよかった……」
 腕の力をゆるめ、のぞみの顔を見ながら言う。
「ほんとに平気?」
 俺の言葉を聞いても、なおも心配そうに尋ねる。
「射精は知ってるだろ?」
「知ってるけど、あんなに苦しそうな声出すんだもん、そんなの知らなかった。心配しちゃった」
「ごめん、いつもは俺もあんなにならないよ。……それだけのぞみの指、気持ちよかったんだ」
「……え」
 頬を染め、とっさに俺から視線を逸らす。
 そしてそのまま恥ずかしそうな様子で下を向いた。
65915/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:01 ID:kHq8VouH

 射精はしたが、どちらかといえば暴発に近いもので完全な満足は得ていない。
 そのせいか陰茎には水平方向を指す程度の固さがまだ残っていた。
 処理のために下着を脱ぐ。むっとする青臭い匂いがあたりに漂った。

 粘液にまみれたのぞみの指を最初に拭こうと手を取る。
「いいわ、自分でやる」
 そう言って俺からティッシュを受け取ると、のぞみは指を拭いた。
 そうしながら
「これ、精液の匂い?」
 なんともいえない微妙な表情でのぞみが聞く。
「くさい?」
「……変な匂い」
 指を鼻先にかざし、ためらいがちに言葉を継ぐ。
「だろうな」
「匂いがあるのも知らなかったわ」
「まぁ、そこまでは教科書にも書いてないしな」
「……うん」
 そう言いながら、のぞみは俺が精液を処理するところを見ていた。

 のぞみに見られていることは恥ずかしくもあったが、なぜか興奮もした。
 徐々に角度が急になっていく。同時に硬度も増していく。……充分に勃起した。
 俺は用意したコンドームを取り出すと、先端をひねって肉棒にあてがう。
 そのまま根元までかぶせはじめたとき、
「私に着けさせて」
 のぞみが言いながら手を伸ばした。
「構わないけど……やりたいの?」
「何事も経験よ」
 そう言うと、見よう見真似で丁寧にはめていった。
66016/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:01 ID:kHq8VouH

 コンドームは装着した。いよいよのぞみと……。
「のぞみ」
 俺はのぞみを横たえて唇を重ねると、濃厚に舌を絡ませた。
(のぞみの処女をもらうんだ!)
 その感激に呼吸が震えた。
 息が苦しくなった俺は唇を離し、のぞみの額に口付ける。
 そしてのぞみの瞳を見る。恥ずかしいのか、のぞみは
「ぃゃ……」
 小さく言うと目を閉じた。

 期待と興奮で胸が苦しいほどだ。コンドームの締め付けだけで達してしまいそうになる。
 何度か深呼吸して気持ちを落ち着かせると、俺はのぞみの下腹部に手を伸ばした。

 女性らしい丸みを帯びたすべらかな曲線に手を這わす。
 そのまま下に手を進めると、しゃりしゃりした陰毛の手触りがあった。
 その場所を手のひらで撫でる。弾力に富むこんもりと盛りあがった丘をしばらく堪能する。
 再びのぞみに口付ける。するとのぞみから舌を絡ませてきた。
 甘い声で鳴くのぞみ。小さくあえぐのぞみ。かすかに身を震わせて俺にしがみつくのぞみ。

 恥丘から下に指先を進める。ねっとりした熱い空間が俺の指をくるみこむ。
「んんっ!」
 のぞみの舌の動きが止まった。
 構わず舌を動かし、唾液を送り込む。
 音を立てて唾液を吸い、のどを鳴らしてそれを飲み込むのぞみはメスの顔をしていた。

 蜜壺に指を少しだけ差し入れる。熱くトロトロした粘液がさらに強く感じられた。
 そのぬめりを指先にまとうと、肉のひだの中を静かにかき混ぜる。
「あぁっ……んっ…っ…ン……んん! あんっ……あッ…んッ! んんッ……」
 首を振った拍子に俺たちの唇が離れた。そのまま声を立てて悶えるのぞみ。
 のぞみの痴態に射精欲が高まる。放出の欲求に胸が苦しくなる。
66117/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:02 ID:kHq8VouH

 俺は身を起こすとひざでのぞみの股間に進んだ。
 屈み込んで片手を突き、もう片方の手で肉茎を支える。

「あっ……」
 先端を膣口にあてがうと、のぞみがあえいでピクンと震えた。
「いい? 力を抜いて。初めては痛いっていうから俺につかまってて」
 のぞみにささやく。
 両手で俺の腕をつかむとのぞみが力を入れる。
「いくよ」
 そしてのぞみがうなずくのを確認すると俺は腰を押し出した。

「くっ……!」
 のぞみはのけ反ると、息を呑んで身をこわばらせた。
 そして痛みのためかずり上がろうとする。その体を俺は押さえた。

 そのまま腰を進める。
 強靭な膣の抵抗に逆らい、カリ首がもぐりこむ。
「うっ! ぐぅっ!」
 のぞみが歯を食いしばる。
 汚れを知らない陰唇が押しひろげられ、亀頭の半分がくわえ込まれる。
66218/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:02 ID:kHq8VouH

 俺は一旦のぞみを休ませようと動きを止めた。
「お、終わった?」
 熱くせわしい息でのぞみが尋ねる。
「まだ。……先の方しか入ってない……」
「んっ…」
 苦しそうな息をつくのぞみ。
「やめる? 今ならまだ処女膜は残ってると思う」
「ううん、いい。……続けて。大輔にあげたいの……」
「わかった。……じゃあ行くよ。もっと痛いと思うけど我慢してね」
「うん」
 のぞみが唇を噛んだ。

 俺は右手でのぞみの左足を持ち上げ、腰をわずかに挿し入れた。
「くぅっ! ぐ……」
 のぞみがうめく。
 処女の膣はきつく、なかなか奥に入っていけない。
 俺は一気に貫くのではなく、少しずつ出し入れをくり返してのぞみに入っていった。
66319/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:03 ID:kHq8VouH

 ようやく根元までのぞみに収まる。
 だが、ペニス全体を押しつぶそうとする圧力が感じられ俺は少しも動けなかった。
「のぞみ、わかる? 全部入ったよ。のぞみの処女、俺がもらったんだよ」
「……うん」
 涙をいっぱいにためた瞳でのぞみが見上げる。
「のぞみ、ごめん。痛い?」
「ううん、嬉しいの。……心配しないで」
「……うん」

 俺はのぞみに苦痛を与えまいと動かずにいた。それでも膣の蠕動が快感として伝わる。
 このままでも射精してしまうかもしれないほどの甘美な感覚に包まれる。
 すると
「動かないの?」
 のぞみが荒い息で聞いた。
「え?」
「動かないと……射精……できないんでしょ?」
「……のぞみ」
「私だってそれぐらい知ってるわ」
 目元を染めたのぞみが言った。
「痛いんだろ?」
「平気」
「無理するなよ……のぞみの顔見てれば痛いってことはわかる。出来ないよ……」
「大輔……私はいいから大輔気持ちよくなって。ね?」
「のぞみ……」
「お願い」
「……わかった。じゃあ動くけど、本当に我慢できなくなったら言えよ」
「うん」
66420/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:03 ID:kHq8VouH

 ゆっくりとしたペースで前後する。
「くぅっ! んんっ!」
 俺の動きに合わせてのぞみがうめく。
 苦悶に満ちた表情から痛みの激しさが感じられる。
 だが俺はのぞみを気遣う余裕がなくなっていた。
 じわじわ高まる射精感。それに伴って自然と腰が動いてしまう。
 快感を得ているとは思えないのぞみだが、その膣壁は俺の肉棒に絡みつき快感を与える。
「くっ!」
 快楽のあまり、俺の口からは思わず声が漏れる。
「大輔……気持ちいい?」
 涙を流しながらのぞみが俺に声をかける。
 俺はのぞみの顔に口を近づけると、その涙をすすった。
「うん、気持ちいい。ごめんね俺だけ気持ちよくなって……。のぞみ、好き、大好き!」
「大輔…大輔!」
 熱に浮かされたように互いの名を呼ぶ。

 のぞみがしがみついたとき、耐えていた俺に限界が来た。
「のぞみ、出るっ、出るっ!……うっっっ!」
 射精の瞬間、俺はのぞみの首筋に顔を押し付けた。
 甘い体臭をかぎながら絶頂に達する。
どぴゅっ! どぴゅっ! ずぴゅっ! びゅびゅぅぅ!………
 激しい快感に貫かれ、俺はのぞみの中ですべてを放出した。
66521/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:04 ID:kHq8VouH

「私、大輔のものになったのね」
 射精を終え、膣中で硬度を失ったモノを収めたままのぞみが言う。
「ああ、もう誰にものぞみは渡さない。絶対に」
 本心から誓った。

 二人の愛の行為の処理を終え、横になって抱き合う。
 のぞみがポツリと言う。
「明日、柳沢くんに断るね」
 のぞみが吹っ切れたような笑顔になった。
「うん……ってお前、最初からその気がないなら告白されたときに断れよ!」
「違うわ、『今晩ゆっくり考えて、明日返事を聞かせてくれ』って言われたのよ」
「そうか……でも俺がのぞみのこと好きなの知ってるだろ?」
「でも大輔最近なんかよそよそしかったから、あの告白は嘘なんじゃないかって疑っちゃった」
「ま、俺も勘違いしてた部分はあったからな」
「……私たち、やっと素直になれたね」
「ああ」
「ねぇ大輔」
「ん?」
「好き……キスして」
 のぞみのあごに手を添えて少し上向けると、そのまま唇を重ねる。

「幸せ……」
 唇が離れると、うっとりした声音でのぞみが言った。
「のぞみ、遅くなっちゃったけど帰らなくて大丈夫か?」
 ふと気付き、尋ねる。
「え? あっ! 大変!」
 時計を見たのぞみはあわてて服を身に着けはじめた。
 俺も服を着ていく。
「ばたばたしちゃってごめんね。明日また学校でね!」
 身繕いを終えたのぞみはそう言うと、自分の家へ帰っていった。
66622/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:05 ID:kHq8VouH

 のぞみが帰ったあとも俺は今しがたの行為の余韻に浸っていた。
 俺に処女を捧げるため苦痛に耐えたのぞみ。何度も俺の名を呼んでしがみついたのぞみ。
 一糸まとわぬ姿を見せてくれたのぞみ。俺の勃起に指を回し感嘆の声を上げたのぞみ。
 はにかんだ笑顔で俺を受け入れるために足を開いたのぞみ。のぞみの喘ぎ声。甘い吐息。
 そしてのぞみへの愛と思いの丈をこめた白濁をしぶかせたフィニッシュ……。

 ティッシュを染めた処女の証。拭っただけの陰茎からのぞみの匂いが立ちのぼる気がする。
 肉茎に力がみなぎり始める。のぞみの膣で果ててからまだそれほど時間は経っていなかった。
(のぞみ……)
 完全に勃起する。
 あまりにも鮮烈な体験だったため、思い出すだけで興奮が限界近くまであおられる。

(ダメだ……抜かないと収まらない……)
 オナニーしようとズボンを下ろした。そこに
コンコン
 ドアがノックされる。
「お兄ちゃん、入っていい?」
 みさきだ。
 急いで剛直をしまいこむ。

「いいぞ」
 みさきは入ってくるなり、大げさにため息をついた。そして
「あのさぁ、少しは気を遣ってくれないかなぁ、隣りに年頃の女性がいるんだけど」
 と恐ろしいことを言う。
66723/23 ◆TLS1/8jxyY :04/07/30 19:05 ID:kHq8VouH

「な、何のことだ?」
 動揺が声に出る。
「とぼけなくてもいいわよ。のぞみお姉ちゃんとエッチしたんでしょ?」
「な、な、なにを言うんだお前は!」
 声が裏返る。
「あれだけ大きな声出してれば聞こえないほうがおかしいわよ」
「!」
「ちゃんと避妊したみたいだからいいけど、もし子供できたらお兄ちゃん責任取れるの?」
 いつになく厳しいツッコミをしてくるみさき。
 しかしそんなところまで聞こえていたのか?

「まさかのぞみお姉ちゃんにかぎってこんなお兄ちゃんをねぇ……」
 そう言ってジト目で俺を見る。
「とにかく! のぞみお姉ちゃん泣かしたら、私が承知し・な・い・わ・よ!」
 みさきは真剣な表情でそう告げると、自分の部屋に戻って行った。

 のぞみとみさき。最も手ごわい二人に俺は一生頭が上がらないんだろうなぁ……。
 一人になった俺はそんなことを考えていた。
668名無しさん@ピンキー:04/07/30 19:06 ID:kHq8VouH
SS保管人さま
◆TLS1/6.rRAで発表した天野みどりSS(>>590-596)は>>581-583のバージョン違いとして書いたものです。
貴保管庫で>>257-274の別バージョンとして扱われていますが、それは誤りですのでお暇な折にでも訂正をお願いします。
発表は名無しですが、>>581-583も私が書きました。
669名無しさん@ピンキー:04/07/30 21:14 ID:zLktw+6e
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。   
      +    。  |  |
   *     +   / /    >> 乙!
       ∧_∧ / /
      <´∀` / / +    。     +    。   *    
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |
        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――
670名無しさん@ピンキー:04/07/31 00:28 ID:e60VMF6L
>644
ありがとう、君は漏れ達の希望だ!GJです・
671名無しさん@ピンキー:04/07/31 01:18 ID:s5xdE1M4
のぞみが!とうとうのぞみが!
常に心の1番人気キャラだけに嬉しさもひとしおですわ。
672名無しさん@ピンキー:04/07/31 18:12 ID:2tAATBMF
ヨカタヨー!! GJ!
673名無しさん@ピンキー:04/08/01 10:30 ID:IF+sDQdF
>>644

    _,,イ´   _
    ─/─   `
    /    __,,,/
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     ─/─、   ─/─   `
     /   |   /    __,,,/

になりますた
674SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:06 ID:tFwm2r8S
TLSSから、るり姉さんSSです。
保管庫への収蔵は可です。

タイトルは『おていれ 〜ルリ編〜』ってことで。
675SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:07 ID:tFwm2r8S
「ただいま〜」
「お帰り、ルリ姉」
 帰宅したるりのダレきった声に返事をする勇太。クラブ活動のせいで帰りが遅くなりがちな彼女は、先に帰宅している彼がこうして応じないととたんに不機嫌になる。だから勇太は、今日も律義に返事をするのであった。
「あ〜、暑いわね〜」
 ずかずかとリビングに入ってきたるり。ソファに鞄を投げ出すと、勇太が独占していた扇風機の前に立ってスカートをめくり上げた。
「あ〜、極楽極楽」
 ぱたぱたとスカートをひらめかせ、太股にまとわりつく熱気を払う。弱めにかけられた冷房によって冷やされた風が汗ばんだ肌を撫でる快感に、るりが甘い声を漏らす。
「ちょ、ちょっとルリ姉、はしたないってば」
「ん? いーじゃない、あんたしかいないんだし」
「もうちょっと恥じらいってものがさ」
「何あんた、私のパンツ見たいの? 見たいなら見せてやるぞ、ほれほれ」
 背中を向けていたるりが勇太の方に振り向き、つまみ上げたスカートの裾ををひらひらと揺らして見せつける。
「ちょ、ちょっとルリ姉!」
 慌てた勇太は、それでもるりのスカートの中から目を逸らす事ができなかった。いや、姉の下着姿など風呂上がりなどで見慣れてはいる。しかし今回ばかりはそうもいかなかったのだ。
676SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:08 ID:tFwm2r8S
>>675 続き

「な、何だよそれ!!」
「ん? 何?」
 顔色を変えて叫ぶ勇太に、全く動じず微笑むるり。その微笑みは余裕の笑みというよりは、してやったりという顔である。
「そ、そんな小さいぱ、パンツ、学校に履いていったのかよ!?」
 そう。それは小さな小さなショーツだった。ごく小さな白い逆三角形の布が、るりの秘丘を隠している。いや、隠しきれてはいなかった。彼女の下叢の一部は、完全に露になっていたのだった。
「ブーーーッ、これはパンツじゃなくて、水着で〜っす」
 ルリが身に付けていたのは、マイクロビキニのボトムだったのだ。
 今年の流行はまるでリオのカーニバルで見かけるような大胆なデザインのものが多く、デパートに寄ったるりもまた、そんな小さな水着の一つを購入した。
 そして彼女は買ったばかりのそれをデパートのトイレで身につけて、わざわざ勇太に見せつけていたのだった。
「だ、だったら、せめてちゃんと手入れしろよっ! は、はみ出てるだろっ!」
「あ、やっぱり見える?」
「ま、まる見えだよ!!」
「ん〜、そう?」
 アンダーヘアを見られていると言うのに、恥じらいもせずニヤニヤと微笑むるり。そんな彼女が何を考えているかを想像した勇太の背中に冷たい汗が走る。
「だったら、剃って」
「誰が?」
「あんた以外に誰もいないじゃない」
「え、え、ええ〜〜〜〜〜〜っ!?」
 二人きりしかいない森崎家のリビングに、勇太の悲鳴がこだました。
677SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:08 ID:tFwm2r8S
>>676 続き

(ど、どうしてこんなことに……)
 勇太は混乱の極みにいた。
 ここは勇太の部屋。
 部屋の中には勇太とるり。
 制服姿のままのるりは彼の目の前でショーツ……ではなく水着を脱ぎ、ベッドの上にちょこんと座っている。
 そして勇太の手元には、安全剃刀と小さな鋏。
「それじゃ、布で隠せないところは剃刀で剃って、残りは短めにトリミングしてよね」
「じ、自分でやれば……」
「嫌。もう決まってるの」
 そう告げると、ぴったりと閉じて立てていた膝をおずおずと開いてゆくるり。さすがに恥ずかしいのか頬を真っ赤にしている。
「言っとくけど、全部剃ったりしたらあんたも同じ目にあわせるからね」
 本気だ。勇太はそう思った。思いつつも彼の視線は、るりの脚の付け根に釘付けになっていた。彼の見つめる先では、彼女の全てが露にされてしまっていた。
(子供の頃とは……違うんだ……)
 この年頃の少年にとって、女性の裸体、特にグラビア写真などでは見る事のできない部分への興味は並大抵ではない。
 勇太にしてもそうであった。最も身近な異性であるるりの下着姿であれば、見慣れている事もあって平静でいられただろう。だが、その部分が剥き出しになっているとあってはそうもいかない。
 ごくり、と生唾を飲み込む。
678SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:09 ID:tFwm2r8S
>>677 続き

「それじゃ、とっととやっちゃって」
「う、うん……」
 るりの声に操られるかのように、ふらふらとベッド際の床に座り込む。彼女の花園が、勇太の目と鼻の先に花開いている。
 鋏を床に置いて、右手に剃刀を持つ。左手を伸ばしかけて、とある事に気付いた勇太が、視線をあげる。
「さ、さわる、から」
「当たり前じゃない。触らないとできないでしょ」
「う、うん」
「言っておくけど、余計な所触ったりしないでよね。必要な所だけよ」
「うん」
「あと、綺麗なお姉さまを見て興奮するのはわかるけど、変な事しちゃや〜よ」
「……」
「我慢できたらご褒美あげるから」
「……ご褒美って」
「内緒。でも約束したげる。あんたが泣いて悦ぶご褒美」
「……」
 無言のまま、視線を戻す。左手をるりの下腹部に添える。
(うわ……)
 柔らかい、しっとりとした肌。運動部員であるるりは、比較的筋肉質であるはずなのだが、それでもその肌はもっちりと柔らかく、触れているだけで心地よいとさえ感じられた。
679SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:10 ID:tFwm2r8S
>>678 続き

 右手に持った剃刀を、生え際に当てる。先程リビングで目にした水着の形状から想像してはみ出しそうな部分を思い浮かべる。
「言っておくけど、傷つけたりしないでよね」
「う、うん」
 ゆっくりと右手を引く。剃刀が通り過ぎた後は、ヘアの大半が剃り上げられていた。
 剃り残りがないよう、二度、三度と右手を動かす。
 るりの丘の部分に生える叢は、勇太から見て右側の部分が斜めに剃り落とされた。
 そして、同じように左側の部分も仕上げてゆく。
 やがて彼女のそこは、綺麗なVの字型に整えられた。
「こ、こんな感じ、かな」
「水着当ててみればいいっしょ」
「そ、そうだね」
 ベッドの上で丸まっていた水着を手にして、それを当ててみる。
「……上がはみ出すかな」
「んじゃそこも剃って」
「……う、うん」
 丘の上部も剃り上げてしまう。これで、完全な逆三角形型になってしまった。
「あ、あの、さ」
「何?」
「さっき、その、し、下の方も、ヤバそうだな、って」
 恥丘の部分だけではなく、大陰唇の部分にもヘアは生えている。あまり極端なハイレグではないとはいえ、これだけ小さな水着だと少しでも食い込もうものならその部分もはみ出してしまうことは必定だ。
「あっそ。だったら、剃ってね」
 るりは非情だった。
680SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:10 ID:tFwm2r8S
>>679 続き

 剃刀を手にしたまま固まってしまう勇太。それもそうだろう。これまでは、るりの太股の付け根のあたりの下腹部を剃るだけで済んだ。
 だが、陰唇の部分を剃るとなると、これまで意識して見ないよう見ないようにしていた部分を目の当たりにしてしまう。
「ん? どうした? ほれほれ?」
 真っ赤になって固まっている弟をからかうるり。面白がってそう言っている彼女自身も真っ赤なのであるが、視線を動かせない勇太はそれに気付かない。
(……い、いいん、だよね?)
 おそるおそる伸ばした左手が、先程よりずっと際どい場所に触れる。右手に持った剃刀を当てようとして左手に少し力を入れたら、かろうじて閉じていた花弁が開いてしまった。
「あっ!」
 肌色の蕾に隠されていたピンク色の花弁。そのコントラストが、勇太の視線を引き寄せて離さない。
 蠱惑的な色。見られ、触れられることで感じているのか、るりの漏らした滴によって潤ったそこはしっとりと濡れ、扇情的な香りを漂わせていた。
 ぶるっと身震いする勇太。野獣になってしまいそうな自分をやっとのことで抑え込む。
(あ、相手は、ルリ姉なんだっ……!)
 そして、あらん限りの理性を総動員して、任務を全うする。まず右側から。そして次に左側を。
 ルリの花園の周囲のヘアを、やっとの思いで掃討した。
 それに比べれば、最後に残った逆三角形の部分を長過ぎないようにトリミングするのはどうということのないことであった。
681SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:11 ID:tFwm2r8S
>>680 続き

「お、終わった、よ」
「ん。ごくろーさん」
「じゃ、じゃあ、もういいだろ」
「あ、待った」
 立ち上がろうとする勇太を、るりは呼び止めた。
「な、何さ!」
「ふふ、どこへ行くのかな?」
「……」
「トイレでスルんでしょ?」
 図星だった。実の姉とはいえ、異性の局部を間近に見せつけられ、彼のそこは破裂寸前であった。
「いいわよ。このまましちゃえば」
「ルリ姉!」
「ふふ」
 両膝に手をかけ、勇太の手によって剃り上げられた局部を開いて見せつけて妖しい微笑を浮かべる。
「うふふ、オカズにする位ならいいわよん。こんなチャンス滅多にないぞ?」
「……!」
 その一言で、勇太も開き直った。たとえトイレに逃げ込んで始末しても、そのことをルリに知られているのであれば、今ここでするのと大差はない。だったら、彼女を視姦することでせめて一矢むくいてやる。
 勇太はズボンのファスナーを開け、先程のようにベッド際の床に膝をついた。
682SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:12 ID:tFwm2r8S
>>681 続き

「ふ〜ん」
「な、何だよ」
「なんでもな〜い」
 るりの視線がペニスに注がれるが、堂々と見せつけてやった。そして、彼女の見ているまえで右手をシャフトに添え、ゆっくりと扱き始めた。
 それは奇妙な光景であった。
 まだ日も沈んでいないというのに、姉弟が互いの性器を見せ合い、一方は自慰に耽っている。
「そういう風にするんだ」
「あ、ああ」
「週に2、3回シてるよね?」
「!」
「わかっちゃうって」
 クスクスと笑うるり。どう隠しても一つ屋根の下、わからないはずがない。
「る、ルリ姉は、どうなんだよ」
「ナイショ。してないわけじゃないけどね」
 ぺ、と舌を出す。
「じゃ、じゃあ、今、ルリ姉もしてよ」
「お?」
「僕だけ、スルところを見られるなんて、ふ、不公平だっ」
「ん〜、じゃ、特別にね」
 るりの右手が下腹部に伸びる。一度下の方に延びた指が、溢れた蜜に指先を浸す。
 そしてその指先が、ぷっくらと膨らんだ突起に触れた。
「んっ……」
「そ、そこって」
「わかってるんでしょ……女の子の、一番気持ちいい場所なんだから……覚えときなさい」
683SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:12 ID:tFwm2r8S
>>682 続き

 勇太の右手が上下に動き、硬い肉柱を扱き上げる。
 るりの指先が円を描くように動き、感じやすい雌蘂を転がす。
「あ、あっ、……ああっ……」
「ん……んっ……んんっ」
 弟は姉を。
 姉は弟を。
 互いの淫らな姿を見ながらの自慰行為。
 勇太の荒い息が、るりのそこに浴びせらる。
 視線と、吐息による愛撫に震えるるり。
 そんな彼女の花園から立ち上る牝の香りが、勇太の鼓動を高ぶらせる。
(ルリ姉……ルリ姉!!)
「あああっ!」
 限界だった。
 勇太の先端から、熱い白濁が飛び散った。
 るりに見られながらオナニーして、そして、射精してしまった。
 まだ力を失いきっていないモノに手を添えたまま、勇太はぺたんと床に座り込んだ。
 そんな勇太を見つめるるりは、ほんの少しだけ不満そうな顔をしていた。
684SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:13 ID:tFwm2r8S
>>683 続き

「んじゃ、おしまい。ありがとね」
 オナニーを中断して、跳ね上がるようにしてるりは立ち上がった。
 脱いだ水着を手にして、そのまま立ち去ろうとする。
「あ、そうそう」
「……なに?」
「ご褒美の件だけどね、合格」
「……そう」
 勇太はまだぼんやりとしている。
「ふふ、この水着さ、あたしと瞳美でおそろいのを買ったんだよね」
「……え?」
「あたしが白で、瞳美が黒。んで、あたしだけじゃなくて、瞳美もはみ出しちゃうみたいなのよね。だから、明日あんたがお手入れしてやんなさい」
「え? え? ええええええ?」
 驚いてるりの方を向き、頓狂な悲鳴をあげる勇太。
「ふふ、この魅力的なルリお姉様を見ても襲いかかったりしないだけの理性のあるあんたなら、瞳美相手にもオオカミになったりしないでしょ。んじゃ、よろしくねぇ〜ん」
 右手の指に引っかけた水着をクルクル回しながら去ってゆくるり。
 残された勇太は、ただ呆然とするしかなかった。

〜瞳美編に続く〜
685SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:14 ID:tFwm2r8S
矢継ぎ早に続編も。

TLSSから、有森さんSSです。
保管庫への収蔵は可です。

タイトルは『おていれ 〜瞳美編〜』ってことで。
686SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:15 ID:tFwm2r8S
 その日、勇太は朝から何か落ち着きがなかった。まるで瞳美のことを避けるかのように、三年の教室や図書館へ足を運ばないようにしていた。
 しかし、下校時。
 校門の前で、彼が憧れ、そして恋して止まない人の姿を見つけてしまった。
「あっ、森崎くん」
「あ、あ、有森さん」
 頬を染めながら声をかけてくる瞳美に、勇太は裏返った声で返事をするのが精一杯だった。
「い、今、お帰りですか?」
「ええ。あなたを待っていたの。一緒に帰りましょう」
「え、ええ、よろこんで」
 ダラダラと汗を流しながら、勇太は瞳美に応えた。
 いつもと同じ帰り道。いつものように二人で歩く。
 そしていつもの分かれ道。
「あ、あの、有森、さん」
「なぁに?」
「あの、その、」
「るりちゃんから……聞いているわよね?」
「は、はいっ」
「よろしくお願いするわね」
 僅かに頬を染め、しかし視線を反らす事なくにっこりと微笑んで、瞳美は勇太の退路を絶った。
687SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:15 ID:tFwm2r8S
>>686 続き

「おじゃまします」
「ええ、どうぞ」
 最初彼女をリビングに通そうとした勇太であったが、しかし瞳美は彼の部屋を見たいと告げた。いや、部屋を見るというのは目的ではない。昨日るりから与えられた『ご褒美』のためというのは明白であった。
「で、で、でも、本当に、い、いいんですか?」
「さっきも言ったでしょ?」
 うっすらと頬を染め、熱い視線を向ける瞳美。
「あなたにお願いするの。あなたにお願いしたいの。……あなただから」
「……はい」
 こうなれば覚悟を決めるしかない、勇太はそう思った。もっとも、校門の前で逃げ出さなかった時点で、あるいは昨日るりの要求にこたえた時点で彼の運命は決まっていたのであるが。
「そ、その、有森さんも、あの水着を?」
 瞳美を部屋に通し、よく冷えた麦茶を出した勇太がそう切り出す。
「ええ。今年の流行なんですって。るりちゃんが選んだのよ」
 何もそこまで付き合わなくてもよかろうにと思い、勇太は頭がくらくらするのを感じた。
 昨日るりが着ていたあの小さな小さな水着。あんな破廉恥なものをこの楚々とした佳人が身に付けるのかと思うと、それだけで体温が2、3度上昇してしまう。
「見てみる?」
「え?」
「ふふ、見てみないと、綺麗にできないでしょう?」
 そう囁き、瞳美は立ち上がった。
688SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:16 ID:tFwm2r8S
>>687 続き

「……」
「……」
 真っ赤な顔をした瞳美が、スカートの裾を摘んでそろそろと持ち上げる。かつて学校で、彼女のスカートが風にまくれたところを見た事があったことを思い出しながら、勇太はごくりと生唾を飲み込んだ。
 やがて、真っ白な太股の付け根まで、完全に露になった。
「……あ……」
 小さな……小さな水着。るりが身に付けていたものとおそろいのそれは、しかし対照的に黒く、それゆえに瞳美の白い肌にこれ以上ないほどよく似合っていた。
 そして、やはりというか、るりの時と同じように、隠すべき物が隠しきれずにはみ出してしまっていた。
「私って、るりちゃんより濃いみたいなの。だから……ね?」
「は、はい……」
 スカートを摘んでいた手を離し、そのまま水着に手をかける瞳美。一瞬躊躇った後、思いきり良くそれを脱いでしまう。その態度が、彼女にしても一大決心の上での行為なのだと勇太に理解させた。
(ル、ルリ姉の仕掛けた手の込んだ悪戯なのかもしれないけど、す、据膳……)
 勇太が、昨日ルリのそこを手入れした後で片づけ忘れていた安全剃刀と鋏を手にした時には、瞳美はベッドの上に腰掛けて彼を待っていた。
 さすがに堂々と脚を開く事はできないのか、真っ赤になって視線も反らしてしまう。
「も、森崎くん」
「は、はい」
「おねがい……」
「……わかりました」
689SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:17 ID:tFwm2r8S
>>688 続き

 自ら脚を開けない瞳美。そんな彼女の両膝をそっと掴む勇太。
「……いいですか?」
「ええ……」
 ごくりと生唾を飲み込んだのはどちらであろうか。そして、勇太の手が瞳美を、瞳美の脚を割り開く。
「ああ……」
「……」
 恥ずかしさのあまりに目を閉じてしまう者。
 そして、目の前に拡がる光景に視線を奪われる者。
「あんまり……見ないで……」
「……とても……綺麗……です」
 そして、勇太は瞳美の前に膝をつく。すぐ目と鼻の先に、恋しい人の全てが露になっている。このまま貪ってしまいたいという衝動を必死に抑え込んで、彼は剃刀を手に取った。
「い、いきます、よ」
「ええ」
 二人とも声が震えている。おずおずと伸ばされた勇太の左手が太股に触れた瞬間、瞳美が身を堅くする。
「あ、あぶないから、動かないで、ください」
「え、ええ……」
 珠のような肌を傷つけたりしないよう、細心の注意を払いながら剃刀を当てる勇太。ゆっくりと刃が滑り、瞳美のヘアが剃り上げられる。
690SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:17 ID:tFwm2r8S
>>689 続き

「……」
「……」
 無言のままの二人。
 瞳美は、恥ずかしさのあまり瞼をきつく閉じてはいるのだが、それゆえに鋭敏になってしまった感覚は、勇太の視線がどこに注がれているかを感じてしまう。
 刃で触れての一撫でごとに、瞳美のそこが脱がされてゆく。一枚、また一枚と薄衣をはぎ取るかのような行為で、自分が脱がされてゆく。そして、露になった肌を確かめるかのように注がれる熱い視線。
(ああ……)
 羞恥が、瞳美の鼓動を高める。
 そして、勇太の鼓動もまた、これ以上無いほどに高ぶっていた。実の姉であるるりとは違う異性。憧れの対象であり、恋焦がれる相手である瞳美の……。そう思うだけで、そこを見ているだけで、ズボンの中のものが弾けてしまいそうだった。
(だめだ、絶対にだめだ……)
 ともすれば野獣になってしまいそうな自分自身を必死で抑えながら剃毛を続ける。
 瞳美のそこは、昨日のるり同様に綺麗な逆三角形型に整えられ、残すは、その下の部分だけであった。
「こ、こっちも、剃ります、から」
「……ああっ!」
 勇太の左手が、瞳美の大陰唇を確かめるかのように撫でる。その瞬間、羞恥のためか、あるいは快楽のためか瞳美がびくんと跳ねる。勇太の指先が、溢れ出した蜜に濡れた事は、二人とも口にする事ができなかった。
691SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:18 ID:tFwm2r8S
>>690 続き

「あ……ああ……」
「…………」
 それは、当事者二人ともにとって甘美な拷問であった。
 勇太は、指先に触れる肌の感触、そして左手で引っ張る事によって開く花園、その美しい花弁と、立ち上るオンナの匂いの誘惑に耐える事が。
 一方の瞳美は、その部分を見られ、触られる羞恥と快楽に耐える事が、これ以上ないほどの責め苦であった。
 コップに注がれた水が溢れんばかりになり、表面張力でぎりぎり零れずに済んでいるようなそんな感覚。何か一言口にすれば壊れてしまいそうな緊張感の中、いっそ厳かと言えるほどの調子で『儀式』が執り行われてゆく。
 そして、勇太の手にした鋏がトリミングを終え、仕上げにそこをティッシュで拭って……『ご褒美』は終わりの筈であった。
 だが、二人とも動けずにいた。
 勇太は、瞳美の太股を掴んで大きく広げたまま、その中心に見取れて心を奪われていた。
 瞳美はと言えば、羞恥に真っ赤になりながらも、その部分を手で覆い隠そうともしなかった。
「有森……さん」
「……なあに……?」
「ごめん……なさい……僕……もう、もう、我慢……できない……」
「……ええ……いいわ……」
 その言葉に、勇太の心臓が跳ね上がった。
692SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:19 ID:tFwm2r8S
>>691 続き

「あなたが……欲しいのなら……奪って……私が、あなたのものだという証を、刻みつけて……」
「あ、あ、ああああ!」
 勇太は、瞳美のそこにむしゃぶりついた。恋しい人の大切な所に唇を押し付け、舌を這わせ、その味と匂いを貪った。
「ああんっ!」
 既にこれまでの羞恥責めで濡れきったところにしゃぶりつかれ、瞳美が甘い声を上げる。稚拙な愛撫も、しかし今の彼女にとっては最高の快楽であった。
「あっ、あ、ああんっ」
 勇太の手が花園を広げ、こんこんと蜜を溢れさせるその中心に舌が潜り込む。生まれて初めて味わう淫蜜の味と匂い。それが彼の獣欲に火をつけ、さらなる行為へと駆り立てる。舐め、しゃぶり、啜り、吸い付く。そのたびに甘美な歌声が響き、それもまた勇太の劣情を煽る。
『女の子の、一番気持ちいい場所なんだから……覚えときなさい』
 るりの言葉を思い出す。彼の鼻先に当たっている突起。るりに比べて幾分大きなそれは、充血しきってピンク色になっていた。
 かわいらしい雌蘂を包む薄皮をそっと剥きあげる。
「あああああっ!」
 強過ぎる刺激に、反射的に脚を閉じようとする瞳美。だが勇太はそれを許さず、彼女のそこに吸い付き、強く吸い上げた。
「きゃああああああーーーーっ!!」
 勇太の頭を挟み込む太股が、まるで万力のような力で締めつけられる。制服に包まれた肢体がびくっ、びくっ、と痙攣し、やがてがっくりと崩れ落ちた。勇太は理解した。瞳美がイッたのだと。自分が、彼女をイかせたのだと。
693名無しさん@ピンキー:04/08/02 00:19 ID:l3QET7vZ
最後は3Pでよろ。
694SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:19 ID:tFwm2r8S
>>692 続き

 勇太は、腰に手を回すとベルトを緩め、制服のズボンを脱いでしまう。
 そして下着も脱ぎ去ると、堅くそそり勃ったモノを手で抑えるようにしながら、瞳美の上に覆い被さった。
「ああ……」
 重なる身体と身体。絶頂の余韻から抜けきっていない瞳美は、敏感になった全身で勇太を感じてしまう。擦れ合う肌と肌、制服ごしでさえも、それは甘美なものであった。
 まして、じんじんと痺れたように疼くその中心に、熱い熱い切っ先を感じたとあっては。
「……有森さん……」
「ええ……いいわ……でもその前に……」
「え……?」
「キスして」
「え?」
「ロストバージンよりも、キスの方が後だなんて、なんだか可笑しいわ」
「そ、そう、ですね」
 欲望のままに彼女を貪ろうとした自分を恥じながら、勇太は腕で唇をぬぐうと、瞳美の唇を奪った。
 だた唇を合わせているだけのキス。しかしそれは、勇太のに落ち着きを取り戻させ、そして瞳美への想いを何倍にも高めていった。だから、荒々しく奪うようにではなく、優しく、そっと、舌を差し出す事ができた。
 そして、瞳美もまた、うっとりと瞼を閉じたまま、彼を優しく迎える事ができた。
 絡み合う舌と舌。交じり合う滴が、互いの喉を潤してゆく。
 ただ、ただ、愛しくて。
 だから、勇太は、手探りで狙いを定め、瞳美もそれに応じて、そして二人は一つになれた。
695SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:20 ID:tFwm2r8S
>>694 続き

 溢れ出した蜜のせいで滑りがよかったのか、それは驚くほどするりと侵入を果たした。先端が熱いぬめりにつつまれたことを感じた勇太は、そのまま一思いに腰を突き入れた。
「!!」
 声を上げまいと歯を食いしばる瞳美。
 勇太にもそれはわかっていた。
 だが、以前悪友に借りて読んだ本のなかでは、ここで止めると却って苦しみを引き伸ばすだけだとか何とか書いてあった。それが本当かどうかわからないけれど、今の彼にはそうするしかなかった。心の中で瞳美に詫びつつ、己自身を、根元まで突き込んだ。
「ああああっ!!」
 背中に回された腕に力が入り、制服の上から爪が食い込む。やがてその指先から力が抜け、弱々しく抱きしめるだけとなった。
「……」
「……」
 しばらくの間、二人とも身じろぎ一つ出来なかった。
「……勇太くん……」
「!! はい、ひ、瞳美……さん」
「あなたが、いるのね」
「……はい」
「……嬉しい……」
 ぎゅっ、と勇太を抱きしめる瞳美。その目じりには、僅かに涙が浮かんでいる。
「……もう、いいわ」
「え?」
696SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:21 ID:tFwm2r8S
>>695 続き

「あなたの、好きに、動いて……私は、もう大丈夫だから」
「でも」
「いいの。あなたを感じさせて」
「……はい」
 たとえそれが苦痛であったとしても受け入れてくれるという瞳美に、勇太は従う事に決めた。彼女の願い通りに、己の全てをもって、彼女を貪る決意をした。
 突き入れたままの腰を二、三度ゆさぶってから、ゆっくりと前後させる。
「あ……!」
 まだ多少痛むのであろう、瞳美が声を漏らす。だがそのまま、抜けない事を確かめるかのような前後運動を続ける。たっぷりと湛えられた蜜が滑りをよくしてくれたおかげで、思ったよりは楽に動かす事ができる。
 だが、トロリと融けた柔らかな肉洞は、内側に複雑な凹凸が幾重にも重なり、前後に出し入れするだけでこれ以上ないほどの快楽を勇太に与えてくれる。そして、彼のモノを食いちぎらんばかりの締めつけが、彼の欲望の全てを絞り取ろうとする。
(すごい……っ)
 一突き、一突きごとに増してゆく快楽。愛しい人が与えてくれる悦びに融けてしまいそうになる。
「ああ……ひとみ……ひとみ、さん……」
「気持ち、いいの……?」
「は、はい……ぼく……もう……ああ……」
697SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:22 ID:tFwm2r8S
>>696 続き

 そんな勇太の唇を奪い、言葉を遮る瞳美。
 互いの性器が一つになっている上に、こうして唇で、舌で絡み合い、勇太は身も心も融けてしまうと思った。このまま、融けて一つになってしまいたいと思った。
「いいわ……きて……あなたのすべてを……ちょうだい……」
「はい……ああ……」
 再開される前後運動。
 下手くそだった腰の動きは、慣れてきたのか次第にリズミカルなものへと変わってゆく。瞳美も、苦痛のピークは去ったのであろう。優しく、勇太の全てを受け入れるかのように脚を開き、彼の欲しいままに全てを差し出している。
「ひとみ……ひとみ……」
「ああ……あなた……」
 何度も求め合い、重なる唇。ギシギシと軋むベッド。
 激しく出し入れされる肉柱。
 開ききった花弁から滴る淫蜜。
 そして迎える限界。
「あっ、あっ、もう、もう、ああっ」
「いいわ、ああ、きて、きてっ」
「あああーーーーっ!!」
 ドクッ!!
 一際強く、深く打ち込まれた肉楔、その先端が弾けて、熱い熱い濁流を解き放った。
 ビン、とのけ反った勇太が、やがて力なくくずおれる。瞳美は、そんな彼の頬に手を当てて愛しげに撫でると、もう一度唇を重ねた。
698SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:22 ID:tFwm2r8S
>>697 続き

「……転校……するんですか……?」
「……ええ……」
 しばし抱き合ったままでいた二人であったが、勇太が理性を取り戻したところで、瞳美がその話題を切り出した。
 今回、こんな性急な形で彼を求めた理由は、自分が彼の物だと言う証が欲しかったからだと。
「……ルリ姉に何か吹き込まれたでしょう?」
「……ええ……」
 まったく、とむくれる勇太。
「でも、るりちゃんには感謝しているわ。こうして、あなたが私を求めてくれた……」
「……」
 瞳美は、勇太をもう一度抱き寄せて、そして二人はまた唇を重ねた。


 終
699SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:24 ID:tFwm2r8S
 以上です。
 一応、事前にTLSSをプレイしなおしてるり姉や有森先輩の口調とかを確認したつもりですが、それでも違和感のある人には、ごめんなさいとしか言えないです。ごめんなさい。

>>693さん
 その予定はありません(汗)
700名無しさん@ピンキー:04/08/02 00:29 ID:l3QET7vZ
じゃあ、テンパイを愛した後、公平にるり姉も愛す線でよろ。
701SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 00:34 ID:tFwm2r8S
>>700
 申し訳ないです。
 私としては投稿前にひとまとめで書き上げて、そこで終わりというイメージな
もので今回は書いたものですから。
 続編とかそういう予定はない、ってことです。
702ここまでのまとめ1:04/08/02 04:08 ID:fGXerZcv
沢田璃未 手コキ、フェラ
>78-80 >81-83 >84-86 >87-89 >90-92

深山早苗 相互オナニー
>117-118 >119-121

風間こだち 本番
>137-139 >140-141 >142-143 >144-145 >146-148 >149-150 >151-152 >153-154

香坂麻衣子 手コキ、本番
>156 >166-167 >168-169 >170-171 >172-174 >175-176 >177-178 >179-180 >181-182 >183

丘野陽子 フェラ
>237-239 >240-243

天野みどり 手コキ、本番
>257-258 >259-260 >261-263 >264-266 >267-268 >269-270 >271-272 >273-274

中里佳織 手コキ×2
>288-289 >290-291 >292-293 >294-295 >296-297 >298-299 >300-301 >302-304 >305-307
中里佳織 手コキ、本番
>549-550 >551-553 >554-556 >557-559 >560-562 >563-564 >569-570 >571-572 >573-574 >575-577

君子 本番(夢落ち)
>315-316 >317-318 >319-320

君子 フェラ、本番(夢落ち?)
>363-364 >365-366 >367-368 >369-370 >371

七瀬かすみ 電池式マッサージ器
>439-440 >441-442
703ここまでのまとめ2:04/08/02 04:09 ID:fGXerZcv
沢田璃未 フェラ
>478

波多野葵、安藤桃子 レズ
>480-481 >482

後藤育美 本番
>498-499 >500-501 >502-503 >504-505 >506-507 >508-509

南弥生 フェラ、本番
>518-520 >521-522 >523-524 >525-527 >528-530 >531
南弥生 補遺篇
>537

天野みどり キス
>581 >582-583
天野みどり フェラ(別バージョン)
>590-591 >592-593 >594-596

水谷由梨香 手コキ、本番
>611-612 >613-615 >616-617 >618-619 >620-622 >623-624 >625-626

広瀬のぞみ フェラ、本番
>645-647 >648-649 >650-651 >652-653 >654-655 >656-657 >658-659 >660-662 >663-664 >665-667

「おていれ 〜ルリ編〜」
>675-677 >678-680 >681-683 >684

「おていれ 〜瞳美編〜」
>686-688 >689-690 >691-692 >694-696 >697-698
704名無しさん@ピンキー:04/08/02 21:22 ID:7BuPweiH
GJでごんす!
思わず取り出して扱いていい気分になってしまいました。
エロス万歳
705名無しさん@ピンキー:04/08/02 23:47 ID:Axj+mHEP
神降臨!
SOZ様ありがd。
706SOZ ◆dge4QXzOKA :04/08/02 23:52 ID:tFwm2r8S
>>704-705さん

 楽しんでいただければ幸い。
 ルリ姉は、親友のために一肌脱いだってとこなんでしょうなあ。
 ルリ姉パートしかなかったら、あのまま足コキくらいはあったんでしょ
うけど(^_^;
707名無しさん@ピンキー:04/08/03 11:30 ID:ucEKYdM8
神キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

もっかいTLSSやりたくなりました。
708 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:46 ID:9WW6Ro3B
森下茜のSSです。旧作ゲームのキャラですので、旧作に興味のない方は飛ばしてください。
SS内で森下さんとキスと胸への愛撫は行いますが、插入も発射もありません。
いわゆるエロシーンはありませんので、その点はご留意ください。

収蔵は可です。
7091/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:47 ID:9WW6Ro3B

 森下さんの子供のころのつらい思い出、サイレンを聞くと出てくる涙のわけを知ったのは最近だ。
 高林に聞くと、あいつは『茜ちゃんに聞け』とだけ言い詳細を教えてくれなかった。
 小さな胸の奥にずっとしまってきた秘密。俺に心を開き、それを教えてくれた森下さん。
 俺はいま森下さんと付き合っている。

 森下さんを『茜ちゃん』と呼ぶのは高林だけだ。俺も『茜ちゃん』と呼べるほど親しくなりたい。
 同時に『雅人くん』と呼んでもらいたいとも思う。森下さんが名前で呼ぶのも高林だけだ。
 俺たちの間にそういう空気はある。だがお互い恥ずかしいのか、なかなか思い切れなかった。

 今日もいつものように一緒に下校する。
 昇降口まで来たとき、白衣姿の高林が森下さんを呼び止めた。
「茜ちゃん、この間言ってた観望会だけど、茜ちゃんの参加も許可されたよ」
「勇次くんホント? 私も参加していいの?」
「茜ちゃんは科学部員じゃないけど、入部希望者ってことにしておいたからね」
「うれしい! 勇次くんありがとう!」
 森下さんは本当にうれしそうだった。

「ねぇ、もう一人誘ってもいいかな?」
 少し遠慮がちに森下さんが言う。
「そう思って、ちゃんと小笠原くんの件も話してある。二人とも大丈夫だよ」
 わかっている。そう言わんばかりに高林が即答した。
 森下さんは俺の顔を見るとにっこりとした。そして高林に
「ありがとう勇次くん!」
 そう言って手を握った。
 一方俺は、二人が何を話しているのかが理解できず呆然としていた。

「おい高林、俺が行ってもいいものなのか? そもそも『かんぼうかい』ってなんだ?」
「観る望む会って書くんだけど、簡単に言うと天体観測だよ」
「へぇ〜、科学部って天体観測もやるんだ」
「この学校は天文部とか生物部とかないだろ? 科学部が理科全般を扱ってるんだよ」
7102/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:47 ID:9WW6Ro3B

 高林の話では観望会は夏休み中に学校に一泊して天体観測をするのだという。
 夏の代表的な星座である狼座やアンタレスといった星を見るのだそうだ。
 クラブ活動の扱いなのだが、顧問は同席せず生徒だけで宿泊合宿が執り行われるらしい。
 すべては先輩たちが築き上げた信頼と、高林たちの真摯な活動の賜物だろう。
 実際、毎年何らかの観測データや実験レポートが学園祭で発表される。
 学校側も高林たち科学部を絶対的に信用しているからこその特例措置ということだった。
 俺と森下さんはその集まりに参加することになった。

 当日は朝から蒸し暑かったが、夕刻を過ぎる頃になると風が涼しくなった。
 台風の接近による気圧の変化がどうとか高林が解説してくれたが、俺にはよくわからなかった。
 ただ、風があるせいで雲が吹き飛ばされ、星空を観察するには絶好の天気だという。

 今日集まったのは1年生から3年生まで11人。男7、女4という構成だ。
 森下さんは星についての知識はあるし、他の部員もそれなりに詳しかった。
 つまりまったくの初心者は俺だけということになる。
 他のメンバーはただ観測するだけではなく、データを集めたり写真を撮ったりの作業がある。
 漠然と星を眺めてロマンチックな思いに浸れるのは俺と森下さんだけだった。
 俺たちは高林に断り、他のメンバーの邪魔にならない場所へ移動した。

 満天の星空。
 決して都会とは呼べない青葉台の空は、まさに降るようなという形容がしっくり来る星空だった。
 一面の星、星、星……。どこを見ても星しか見えない。そんな世界が俺たちの前に広がる。
「青葉台にずっと住んでるけど、こんなに星が多いなんて知らなかったな……」
 あまり夜空を見上げたことのない俺には信じられない光景だった。
「綺麗よね。……なんか見てるだけで吸い込まれそう……」
 隣で森下さんも息を飲んで空に見入っている。
7113/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:48 ID:9WW6Ro3B

 星の中に一人で放り出されたような錯覚に陥る。
 いいようのない不安感にさいなまれた俺は森下さんの手を握った。森下さんも強く握り返す。
 そのまま森下さんを引き寄せ、肩を抱く。ポニーテールが揺れ、森下さんの髪が甘く香った。
「森下さん……茜ちゃん」
 自然にそう呼んでいた。
「小笠原くん……」
 俺たちは肩を寄せ合い、一面の星の中で二人の息遣いだけを感じていた。

「茜ちゃん」
 名前を呼んで茜ちゃんを見る。
「小笠原くん」
 茜ちゃんと見つめ合う。
 地上の明かりはほとんどない。新月の光も地上を照らしてはいない。
 かすかに表情が読み取れる程度の暗さが俺を大胆にした。
ぎゅっ
 茜ちゃんを抱きしめる。
「あ……」
 突然のことに驚いたのか、茜ちゃんは声を立てたが抵抗せずそのままにしている。
「好きだよ」
 俺は茜ちゃんを抱く腕に力をこめ、そっと耳元でささやいた。
「……私も」
 茜ちゃんが小さな声で言った。

 もう一度見つめ合う。
 今度はさっきよりも顔が近い。あまり顔が近すぎ、恥ずかしいほどだ。
(茜ちゃんとキスしたい……)
 俺の心がそれを訴える。俺はそのまま顔を近づけていった。
 薄着の茜ちゃんは柔らかく、いい匂いがした。
7124/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:48 ID:9WW6Ro3B

 軽く唇が触れる。触れただけでまた離れる。
「茜ちゃんの唇、やわらかい……」
「やだ……」
 恥ずかしそうな声。
「小笠原くんの唇もやわらかい。……それに熱い」
「茜ちゃんがそうさせてるんだよ」
「……キス、しちゃったね」
「……うん」
 俺たちのファーストキスだった。

 手を伸ばし茜ちゃんの頬を撫でる。
 その手を茜ちゃんの耳元から後頭部にあてがう。親指が茜ちゃんの耳たぶに触れる。
「茜ちゃんも熱くなってるよ」
 その言葉が終わるか終わらないかのうちに、今度は茜ちゃんから唇を寄せてきた。

 唇が重なる。
 ただ唇を合わせるだけのキスだが、二度目は長く続いた。
 俺は舌で茜ちゃんの唇をなぞってみた。
 茜ちゃんは唇に力を入れ体を震わせたが、抵抗はしなかった。

 舌を戻し、また唇だけのキスをする。
 すると今度はためらいがちに茜ちゃんの舌が俺の唇に触れてきた。
 唇をわずかに開く。
 探るようにゆっくりと茜ちゃんの舌が中に入ってきた。

 舌先が触れ合う。一瞬
ビクンッ
 と身を縮こめた茜ちゃんだが、俺の首に両腕を回すと積極的に自分の方に抱き寄せてきた。
 それに応え、俺も茜ちゃんの腰を抱く。
 二人の舌が絡まった。
7135/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:49 ID:9WW6Ro3B

 舌を強く吸う。
「んっ……っ!…んん……」
 茜ちゃんが苦しそうな声になる。
「そんなに強く吸うと……痛い」
 顔を離すと茜ちゃんが言った。
「ごめん、経験なくて加減がわからなかった」
「ううん。私も初めてだから……」
「茜ちゃん、またキスしよ」
「……うん」
 恥ずかしそうに茜ちゃんがうなずいた。

 唇の横。下唇とあごの間。のど。チュッと音を立てるような軽いキスをいろいろな場所に降らせる。
 茜ちゃんがいとおしくてたまらない。茜ちゃんに唇を押し当てるのがうれしくてたまらない。
 首筋。耳たぶ。頬。鼻の頭。まぶた。額。そのまま何ヶ所も口づけていく。
「くぅ…んッ……ふん、んん……」
 茜ちゃんは俺に抱きつき、のどを鳴らして小さな声であえぐ。
 さらさらした洗いたての前髪から、シャンプーなのか甘い匂いがする。
 官能的な気分に満たされた俺は茜ちゃんの唇を再び求めた。

 下唇を唇ではさむようにしごく。少しだけ強く噛んでみる。
 同時に耳のあたりの髪を指先に取り、手触りを味わう。
 ゆっくりゆっくりと舌先を茜ちゃんの唇でうごめかす。その舌を押し込むように挿入する。
 歯に沿って舌を動かす。唇の裏側を舐め、唾液をすする。
 力が抜け、かすかに開いた歯から舌をもぐりこませると歯の裏に当てる。
 歯の裏や舌の裏を力を入れた舌先でなぶるように蹂躙する。
「んっ…んっん……んんっ……」
 唇をふさがれた茜ちゃんが声にならない声を出して悶える。
 茜ちゃんの腰のあたりを抱きながら俺は何度も茜ちゃんを攻めた。
7146/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:49 ID:9WW6Ro3B

 唇が離れる。
「小笠原くん、なんでこんなにキスうまいの?」
 荒く息をつきながら茜ちゃんが聞く。
「雑誌で見たやり方を必死に思い出してるんだ」
「そう、なの?」
 少しだけ疑っている感じの茜ちゃんの声。
「俺、そんなに上手かった?」
 大好きな女の子を感じさせてうれしくないわけがない。喜びをにじませて聞く。
「ドキドキする。ほら」
 そう言って茜ちゃんが俺の手を自分の胸に持っていった。
 夏の薄手のセーラー服を通してふくよかなふくらみが手のひらに当たる。
(茜ちゃんって意外と胸が……)
 俺は手のひらと指を曲線に沿って自然に曲げた。
 手から少しこぼれる感じの大きさがはっきりと感じられる。
「茜ちゃん……」
 茜ちゃんの胸をまさぐる。服の上からとはいえ、初めての経験に心が打ち震える。
「んんっ……」
 俺に触られることで興奮するのか、茜ちゃんの声も甘い響きを帯びる。
(直接さわりたい!)
 セーラー服の前を開け、かわいらしい白の下着を上へとずらした。
 そこは白く柔らかな双丘が小さな突起を携え、茜ちゃんの呼吸に合わせて優しく上下していた。
「きれいだ……きれいだよ茜ちゃん!」
 とっさに手が伸びた。頂で尖った桜色の小さな出っ張りを指先でつまむ。
「あっ! そこは…ぁっ!」
 切なそうな声を漏らす茜ちゃんに欲望がたぎる。
「茜ちゃん」
 少し汗ばんだ茜ちゃんの肌を俺の指が這いまわる。
 豊かなふくらみを付け根からやさしく揉みあげる。
 俺はふくらみに口を寄せると舌先で突起を転がし、周りを舐めるように口に含んだ。
 茜ちゃんはそれに反応するが、指を口元に当てて声を出さないようにする。
7157/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:50 ID:9WW6Ro3B

(もっと茜ちゃんを知りたい! もっと茜ちゃんと経験したい!)
 茜ちゃんのスカートの裾をから手を忍ばせる。そのまま太ももの内側を撫でるように奥へと進む。
 だがその手は肝心なところにたどり着かなかった。なめらかな太ももにぎゅっとはさまれたのだ。
「こわい……」
「茜ちゃん……」
 すでに我慢できないほど俺の分身は猛り立っている。自分を抑えられる自信がない。

「茜ちゃん、小笠原くん、どこだい?」
 そのとき、突然高林の声がした。
 俺たちは我に返り、あわてて飛びのいた。森下さんがはだけたセーラー服を直す。
 その直後高林が顔を出した。
「あ、こんなところにいたんだ。お腹空かないかい? 先輩が夜食作ってくれたから食べようよ」
 のんきな声で高林が言う。
 暗さのせいで俺たちの表情までは判別できないのか、少しも不審がらずにしている。
「あ、ああ。ちょうど腹減ったかなって思ってたんだ。茜ちゃんも食べるだろ?」
「……小笠原くん、『茜ちゃん』って呼ぶようになったんだね」
「!」
 一瞬ドキリとしたが、平静を装って言う。
「お前がうらやましかったからな、真似して呼んでみた」
「小笠原くんだって七瀬さんのこと『かすみ』って呼ぶだろ? 昔から知ってる仲なら普通だよ」
「そ、そうよね。私も名前で呼ぶのは勇次くんだけだし」
「そういえば俺、『雅人くん』って呼ばれたことないな……」
「こ、今度から呼びましょうか?」
「のろけ話はそのくらいにして、みんな待ってるから行こう」
 そう言うと高林は校舎に入っていった。
7168/8 ◆TLS2/.ocws :04/08/04 09:50 ID:9WW6Ro3B

 茜ちゃんと顔を見合わせる。
「行こうか」
「うん」
「……高林が来なかったら、俺たち……その……経験…しちゃったのかな……」
「えっ……私はそれでもよかったわよ」
「茜ちゃん……」
「なぁんてね。冗談よ、冗談」
 そう言いながら茜ちゃんはキスしてきた。
 唇が離れる。
「雅人くん……今度は誰も来ないところで二人きりになろうね」
 そう言うと茜ちゃんは校舎に向かって駆け出していった。

「い、今のってもしかして……」
 もしかしたらこの夏、俺たちはもう一歩進んだ関係になるのかもしれない。
 そんなことを俺は考えていた。
717名無しさん@ピンキー:04/08/04 10:03 ID:adsSamB8
ストーコヘラ。
718名無しさん@ピンキー:04/08/04 14:44 ID:uzXB5Ite
もうちょっとで「科学部が築き上げてきた信頼」をぶちこわすところだった若さがステキです。
「夏の代表的な星座」がおおかみ座というマイナーな星座なのはわざとですか?
719名無しさん@ピンキー:04/08/04 18:53 ID:lG1XHofu
だぁ〜〜〜、高林タイミング悪過ぎ!
ハッ!まさか茜ちゃんの処女を守るために
わざわざその瞬間まで待っていたとか…。

「我慢できないほど猛り立っている」のは僕の分身も同じです。
ぜひ「高林の来なかった(遅れて来た)」バージョンを!!
720名無しさん@ピンキー:04/08/04 19:01 ID:TuOdEqBp
>>719

池や噴水のある公園とか、あと海とかはデートスポットとして危険ですね。
「これから」という時に、ゴム長靴装備の高林がやってきそうな気配濃厚
ですぞw
721名無しさん@ピンキー:04/08/04 21:02 ID:jEXvaKnD
っつか全く気付かないイノセント高林萌え
722名無しさん@ピンキー:04/08/04 21:03 ID:jEXvaKnD
ごめんageてもた
723名無しさん@ピンキー:04/08/04 21:13 ID:SXfTANhf
http://m.z-z.jp/?daredemo
ここの管理人死んだらしいよ
724名無しさん@ピンキー:04/08/05 04:45 ID:pTvVlLxV
>716
念願の茜ちゃん!文章もすごく良くて面白かったです。
それだけに自分も最後までしたところもぜひ読みたいです。
725 ◆TLS2/.ocws :04/08/05 18:56 ID:guphgGyk
感想をお寄せくださった皆さま、本当にどうもありがとうございます。励みになります。


>>718
本番は難しくても、それ以外の何らかの行為で主人公を射精させようかと思ったのですが、あえてエロなしにしてみました。
あと、今回は主人公の勉強パラメータを低く設定してあります。基本的に物を知らない主人公にしました。
いくつか名前を聞かされた観測対象の中で、覚えられたのが狼座(とアンタレス)ということです。狙いすぎましたでしょうか?


>>724
過分にお褒めいただき、ありがとうございます。
>>719さんも希望しておられるようなので、エロありバージョン書きます。
しばらくお時間をください。
726名無しさん@ピンキー:04/08/07 01:25 ID:+NsCkS7p
ttp://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20030222/image/tooth4.html
#とあるところで発見した画像。いや、なんとなく……
727名無しさん@ピンキー:04/08/07 17:25 ID:DQXZ1Zj+
>>726
えっちだな。

森下茜のSSです。>>709-716のエロありバージョンになります。
旧作ゲームのキャラですので、旧作に興味のない方は飛ばしてくださるようお願いします。

本SSは>>709-716のエンディング違いです。>>714後に本SSに分岐します。
細部の改訂(主にてにをは)や、いただいたご意見も勘案させた完全版として加筆しました。
その結果24レスになりましたが、投下は11/24以降とし、前半部は省きました。

SSの傾向はラブラブで、本作には森下さんとの性行為の描写があります。
内容を不快と感じる方は閲覧をご遠慮ください。お読みになる場合は自己責任でお願いします。

このスレ投下分は前半部未掲載のため収蔵は不可です。
72911/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:31 ID:OSMoxCIH

承前

 茜ちゃんの胸を悪戯する。
 まるく円を描くように、薄紅色の乳輪から乳首へと舌でなぞる。
 乳首をほんの少しの力で軽く噛んでみる。そしてわずかな力で引っ張ってみる。
 いちごグミのようだった茜ちゃんの乳首が見る見るうちに固くなっていく。
(感じている!)
 本で得た知識だが、俺はそう確信した。

(もっと茜ちゃんを知りたい! もっと茜ちゃんと経験したい!)
 そう思った俺は、胸に当てていた手をスカートの裾から忍ばせた。
 そのまま太ももの内側を撫でるように奥へと進む。
 だがその手は肝心なところにたどり着かなかった。なめらかな太ももにぎゅっとはさまれたからだ。
「こわい……」
 そう言って茜ちゃんが俺の手を押しとどめる。
「茜ちゃん……」
 すでに我慢できないほど俺の分身は猛り立っている。自分を抑えられる自信がない。

 俺は茜ちゃんの太ももに手をはさまれたまま、彼女の頭を抱えるようにして胸に抱いた。
 そして
「ずっとそばにいるから。……茜ちゃんのことだけをずっと見つづけるから」
 ささやく。髪に頬ずりし、抱きしめる。
「……うん」
 茜ちゃんの手が離れ、太ももから力が抜けた。

 左手でうなじをなでる。右手は太ももをゆっくりさする。
 すぐにでも茜ちゃんの大切な部分をさわりたかったが、我慢してそれを続ける。
 俺の手が這い回るたびに茜ちゃんがわななく。俺の胸に抱かれたまま切なげな吐息を洩らす。
(茜ちゃんが感じている!)
 ひざから太ももの奥近くまでを丹念に愛撫した俺は、いよいよその奥に手を滑らせた。
73012/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:31 ID:OSMoxCIH

 布地に手が触れる。
ビクンッ
 茜ちゃんが跳ね上がるように身をすくませた。
 ……そこはすでにたっぷりと湿っていた。

 そろそろと指先で湿った部分を撫でる。そしてクロッチの布地越しに中心を揉みほぐす。
 そこは微妙な起伏があり、くちゅくちゅと柔らかく、俺の指に従って形を変えた。
 初めての経験に陶酔しきった俺はその部分を触りつづける。
 ずっと触っていると、俺の指に小さな出っ張りが捉えられた。
「んんっ!」
 茜ちゃんが声を上げる。
(ここがクリトリスだ!)
 そのあたりに攻めを集中させる。
 布地でひだをはさんで揉んだり、クリトリスをつまんだりといった動きを続ける。
「あぁっ……んッ…んん……」
 感じていることがうかがえる茜ちゃんの小さな喘ぎ声。
 俺はクロッチをずらし、すき間から直接茜ちゃんの「女の部分」に触れた。
「ひゃぅ!」
 息を飲むような声を上げ、茜ちゃんが硬直した。そして「はぁはぁ」と荒い息で俺にしがみつく。
 たっぷりの水分を帯びたヌルヌルの熱い空間が俺の指にまとわりつく。
 ぬめぬめとしたひだの感触と、コリコリした肉芽に感情が昂ぶる。
 自分で欲望を処理する際、何度も夢想してきた場所をいま俺は触っている!
 あまりの興奮に思わず暴発しそうになる。すでに先走りで先端はヌルヌルになっている。

 深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
 再開して溝をなぞっているうち、少しへこんだ部分があることを指が探りあてた。
(膣だ! ここに入れるんだ!)
 それを理解した途端に急速に高まる射精感! まずい、イク!
 あわてて茜ちゃんから身を引く。空を見上げ、大きく息をつく。
 ……どうにか暴発を免れることに成功した。
73113/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:32 ID:OSMoxCIH

 急に愛撫が中断したせいか、茜ちゃんがすがるような目で俺を見ている。
「……ごめん」
 茜ちゃんのえっちな部分をさわっただけでイッちゃいそうになった。
 恥ずかしくてそんなことは言えない。俺は一言だけ詫びてまた茜ちゃんに身をすり寄せた。

 右手は茜ちゃんの股間を進み、くぼみの奥へ。……熱いしずくが指先を伝わる。
 先ほど場所だけ確認した膣に、今度は指先を静かに沈み込ませた。
「あぁっ!」
 茜ちゃんがあえぐ。
「茜ちゃん……茜ちゃん……」
 何度も名前を呼ぶ。
 そうして乱暴にしないように、傷をつけないように注意して指をもぐりこませる。

 奥の方にコリコリする肉のひだが見つかった。
 その部分を摩擦すると茜ちゃんが嬌声を上げる。
(ここが気持ちいいのか?)
 そこを刺激したまま、クリトリスにも指を持っていく。
 中指を膣内の上壁へ、親指の腹は外側の突起の上へ。
 時々指と指を絡ませ茜ちゃんの潤滑油をまぶす。
 指と指で内と外から突起と肉壁をこすり合わせるように刺激する。
 右手全体で強めたり弱めたり、時には膣奥へ微妙な振動を加えたりする。
「んっんっ、はぁっ! ……くぅ…っ! っっ! ……んんっ!」
 茜ちゃんの息がせわしなくなり、声にならない声を上げて俺にしがみつく。
 そして
「あぁっ! なんか来る、来るっ……イッちゃうぅ〜〜〜!」
 押し殺したような声を出して茜ちゃんの体全体が突っ張った。
 きつく目を閉じ、ビクビクと痙攣し、口を開けたままガクガクと震える。
 次の瞬間、がっくりと俺に体を預けて動かなくなった。

 イッた。茜ちゃんが俺の指でイッた。
 俺はなんとも言えない幸福な気持ちになっていた。
73214/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:32 ID:OSMoxCIH

 茜ちゃんを抱いたまましばらくじっとしている。
 そのうち、ようやく息が整いだした茜ちゃんが
「こんなになったの初めて……」
 小さな声で言った。
「茜ちゃんはオナニーしたことあるの?」
 茜ちゃんの耳元に口を寄せ、ささやくように聞く。
「下着の上からアソコ全体をさわるの。あと胸も」
 恥ずかしそうに、それでもしっかりと答える茜ちゃん。
「イッたことは?」
「ううん。気持ちよくなってきたら、怖くなってそこでやめちゃう」
「じゃあ茜ちゃんがイッたのって俺の手が初めて?」
「……うん」
 そう言うと俺の肩に頭を乗せ、そのまま目を閉じた。

 イッた余韻に浸っているらしい茜ちゃん。
 だが俺の欲棒は放出を求めてズボンを突き破らんばかりに屹立していた。
 出したい。その思いが強くなる。
「茜ちゃん……俺もイキたい……」
「え? うん……どうすればいいの?」
 まだ力が入らないのか、茜ちゃんがぼーっとした感じの声で聞く。

 茜ちゃんが拒絶しなかったことが俺の意を強くした。
「出したい……」
 素直に自分の想いを伝える。
「射精?」
「うん」
「いいよ、してあげる。小笠原くん、イカせてあげる……」
 茜ちゃんの言葉を聞いた俺は、立ち上がるとベルトを緩め、下着ごとズボンを下ろした。
73315/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:33 ID:OSMoxCIH

 茜ちゃんの前に膨脹しきった一物をさらす。
「こんなに……大きくなるものなの?」
 恐怖なのか緊張なのか、俺の顔を見上げる茜ちゃんの声に震えが混じる。
 それに答えず、俺は茜ちゃんの手を取ると勃起に導いた。

 俺のモノを握ったが、茜ちゃんはそのままだった。自分の手を添えて茜ちゃんの手を上下させる。
 しばらく続けてから手を離すと、茜ちゃんは自分の意思で勃起をしごいてくれた。
「うっ! 気持ちいいっ!」
 たどたどしい動きながら、初めて味わう感覚に自然と悦楽の声が上がる。
「小笠原くん……雅人くん、好き!」
 そう言うと、茜ちゃんがいきなり俺の下半身に顔を寄せた。
「えっ?」
 次の瞬間、俺の剛直は茜ちゃんの口の中に収められていた。

 茜ちゃんがフェラチオしてくれている!
 一気に興奮が高まる。
 しかし茜ちゃんは口に咥えただけで動かない。
 処女の茜ちゃんには全部を口に含んでストロークするのは苦しいのだろう。
 やがて茜ちゃんは亀頭を口に含んだまま舌を絡ませた。それが信じられないほど気持ちいい。

 さらなる快感を求めた俺は茜ちゃんに指示を出した。
「あぁっ、すごくいい。……裏側の段になってるところが特に感じるんだ」
 茜ちゃんが俺の言うとおりに舌をうごめかす。舌だけではなく、茎にも手が添えられる。

 柔らかな手に握られ性感が増す。茜ちゃんはソフトクリームを舐めるようにモノに舌を這わせる。
「そのまま口を上下に動かしてくれる?」
 柔らかくて温かい唇が勃起にまとわりつく。
「これでいいの?」
 淫らな顔の茜ちゃんが俺を見上げた。
「うん、そのまま袋も揉んで」
 茜ちゃんの柔らかい指が俺の袋を揉む。精液をしぼり出すような揉み方だ。
73416/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:34 ID:OSMoxCIH

 すでに限界近くまで高まっていた俺が一連の口撃に耐えられるわけもなかった。
「あっ! イクっ!」
どくっ!
「むぐっ!」
 最初のほとばしりをのどの奥に受け、茜ちゃんが思わず口を離す。
「けほっけほっ……」
 咳込む茜ちゃんに容赦なく精液が発射される。
びゅびゅっ! どぴゅっ!……
 続く二撃、三撃はそのまま顔に。
「んっ!」
 いきなり起こった出来事に驚いた茜ちゃんは、すくんでしまったのかとっさには動けない。
ずびゅっ! びゅっ!……
 そこに何発もの白濁が降りかかる。茜ちゃんの顔を汚して俺は最後の一滴まで出し尽くした。

 俺はすべてを解き放った満足感と快感に力尽き、へなへなとその場にくず折れた。
「はぁはぁはぁ……」
 荒い息をつく。
 一方の茜ちゃんは何が起きたのか理解できないようで、呆然とした顔で横座りしている。
 顔を伝い、あごからしたたり、胸のあたりやスカートにしみを作る粘液にまみれる茜ちゃん。
 と、我に返り
「ひっ!」
 息を飲む。
「ご、ごめんっ!」
 急いでポケットからティッシュを取り出し茜ちゃんの顔を拭う。
「けほっけほっ……ごめんなさい。突然だから…けほっ……びっくりしちゃった」
 茜ちゃんはそう言うと、俺からティッシュを受け取って口元や顔を拭く。
 そして
「男の子がイクって……こういうことなのね」
 実感した様子で茜ちゃんが言った。
73517/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:34 ID:OSMoxCIH

「ほんとにごめん。出す前にちゃんと言わなきゃいけないのに」
 もう一度謝る。
「ぴゅっ、ぴゅっ、って出るのね……けほっ……私、おしっこみたいに出るんだと思ってた……」
 咳込みはするものの、怒っていないのか茜ちゃんは別の話題で答えた。
「う、うん。何度かに分けて出るんだ」
「知らなかったわ……けほん」
「ごめん、顔、洗わなくて平気? うがいは?」
 気持ち悪くないかな? そう思って聞く。
「うん。拭いたから大丈夫よ」
「茜ちゃん……」
「ちょっと飲んじゃった。けほっ……。あ…射精すると小さくなるの?」
 茜ちゃんが萎えた一物を見ながら言う。
「う、うん」
「そうなんだ……」
 これも知らなかった。そう言いたげに茜ちゃんが言った。

 性の満足は得た。思ってもいなかったことだが、茜ちゃんに口でしてもらえた。
 だが俺の中ではまだ不完全燃焼気味の部分があった。
 茜ちゃんは口でしてくれた。だが俺は茜ちゃんに口でしていない。
「茜ちゃん、俺も茜ちゃんのを口でしたい」
「え……いいわよ私は」
「俺がしたいんだ。だめ?」
「どうしても?」
「うん」
「雅人くん……恥ずかしい」
 そう言ったが、茜ちゃんは結局俺の思いを受け入れてくれた。
 足元に絡まって動きの邪魔になるズボンを、俺は下着ごと脱ぎすてた。
73618/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:35 ID:OSMoxCIH

 茜ちゃんを立たせると柵に寄りかからせる。
「スカート、めくるね」
 断ってスカートをまくり上げる。そしてさっきまで触っていた部分に目をやる。
 淡い水色の下着のクロッチの部分が濃いブルーになっていた。
「茜ちゃん、スカート押さえてて」
 声をかけると茜ちゃんが恥ずかしそうにしながらもスカートをまくった状態で保持してくれた。
「脱がせるよ」
 たっぷりと水分を含み、重くなったショーツに手をかけると静かに引き下ろす。
 夜目にも白い下腹部があらわになる。
 そのままショーツを下ろし、片足を抜く。もう片方の足からも抜き去る。
 恥ずかしそうに唇を噛み、俺から目を逸らして立っている茜ちゃんの顔を見上げる。
 そして俺は、今までショーツに覆われていた部分に静かに顔を寄せていった。

 こもっていた熱気なのか、熱い空気が顔に感じられる。
 間近で見ると、茜ちゃんの肌は小麦色と白とに区分けされていた。
 スクール水着の日焼けのあと。
 淫靡な感覚にとらわれた俺は、日焼けしていない白い部分との境目を舌でなぞってみた。
「ひゃっ!」
 そんなことをされると思わなかったのか、不意の刺激に茜ちゃんがびっくりした声を上げる。

 そのまま手を離してしまったようで、俺の頭がスカートの中に入る。一瞬で暗闇に包まれた。
 だが俺は構わず、茜ちゃんが動かないように太ももを押さえ顔をこすりつけた。
 そして恥丘に鼻を押し当て、思いっきり息を吸う。……茜ちゃんのオンナの匂い。
「ぃゃ……」
 小さな声。だが本気で嫌がっているわけではなさそうだ。
 今度は恥丘全体に口を当て、舌で舐めまわす。……しゃりしゃりした恥毛の感触。
 と、太ももを押さえる手に温かい液体の感触があった。股間から垂れた愛液が腿に伝っている。
(茜ちゃんが感じている。愛液がしたたるほど濡らしている!)
 口でしながら腿を抱える俺の手にそれが感じられる。
(よし、俺の愛撫は間違っていない。ここを攻めればいいんだ)
73719/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:35 ID:OSMoxCIH

 そのまま舌をずらし、クリトリスの周りで円を描くように這わせる。
 指で時折中心のくぼみに触れながら恥丘を揉む。さわさわとした陰毛の感触が心地いい。
「うふぅ……くぅ…ンっ! ……あぁ……雅…人…くん……」
 クリが感じるのか、茜ちゃんの声が艶を帯びる。
(茜ちゃんはオナニーはクリ派みたいなこと言ってたな)
 先ほどの会話を思い出す。外陰部を中心に攻めた方がいいのか?
 膣に指を入れてみる。
「あぁっ!」
 茜ちゃんがのけぞる。
 膣に入れた指を動かしてみる。中でかき混ぜ、振動させる。
「ひゃうぅ!」
 より大きな反応で茜ちゃんの体がわなないた。
 俺は両方を攻めることにした。

 クリトリスを唇で押しつぶしながら舌でしずくをすくい取る。
 続けてクリを唇にはさみ、筒状にすぼめた舌の先で根元をくすぐるように舐める。
 茜ちゃんの匂いを感じながら、ふっくらとした恥肉のかたまりに吸い付く。
 俺は中心から流れてくる粘り気のある液体を音を立ててすすった。
「くぅ……っん! んッ……」
 茜ちゃんが身をくねらせて悶える。
「ぃゃ……吸わないで! 恥ずかしいぃ〜……」
 自分の体から出てくる液体を俺に吸われるのが恥ずかしいようだ。

 腰をガクガクと痙攣させた茜ちゃんは、立っていられなくなったのかお尻をついた。
 俺はそこにのしかかるようにして股間を舐めまわす。茜ちゃんが俺に押される形で横たわった。
 息苦しくなった俺はスカートから顔を出し大きく息を吸い込む。
「いっ……」
 その時ゴツゴツしたコンクリの感触が不快なのか、茜ちゃんが顔をしかめたのが見えた。
 が、止められない。
73820/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:36 ID:OSMoxCIH

 尖らせた舌を膣内に差し込む。
「あぁあ! んっ……はぁ…はっ……っん! んっ……雅人…くん……」
 入口の付近しか舐められないが、それでも充分に快感を与えているようだ。
 腰を前後に揺するように動かし茜ちゃんがよがる。クリが大きくなったのもわかった。
(茜ちゃんが感じている。イクのが近いのか?)
 俺の頭に手を置き、自分の股間に押しつけるようにして茜ちゃんが体を反らす。
「だめっ! だめぇ……イクっ……イッちゃう!」
 もう少しだ!
 クリを舐めながら膣に入れた指でコリコリするひだを押しつぶすように強く揉んだ。
「っっっ!」
 茜ちゃんの体が硬直した。足をピンと伸ばし、腰を跳ね上げるようにして動きが止まる。
「あぁ……」
 そして静かな吐息とともに力が抜けた。

 乱れる茜ちゃんの痴態に股間が反応していた。すでに限界近くまで張りつめている。
 ここまで来たらもう最後まで行くしかない。
 俺はこわばりを握ると茜ちゃんの足を開き、女の部分にこすりつけた。
「あ……」
 茜ちゃんが目を開け俺を見る。
 未だ朦朧とする意識の中で、しかし俺の行動の意味がわかったのかしっかりとうなずく。

「茜ちゃん」
 名前を呼んでひざでにじり寄ったが、屋上のコンクリは足に痛みを与えた。
(俺でも茜ちゃんでも、下になった方はお尻が痛いかもしれない)
 そう考えた俺は立ち上がる。
「茜ちゃん、立って」
 茜ちゃんを立たせると後ろ向きにした。そして柵につかまらせ、お尻を突き出す恰好にさせる。
「え……」
 ためらいを口にする茜ちゃん。
「好きだよ」
 茜ちゃんの声を聞き流すと、俺はそう言って後ろから抱きすくめた。
73921/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:36 ID:OSMoxCIH

 スカートをまくる。
 股間に手を伸ばす。
 そして人差し指をそーっと奥まで挿入し、やさしく中を愛撫した。
「あぅ! ……んッ」
 茜ちゃんの濡れた声が俺の官能を刺激する。
「いくよ」
 指を目印がわりに中に入れたまま、指と入れ替わりに剛直を挿入していく。
「いっ!」
 顔をしかめ、茜ちゃんが柵にすがりつくようにして俺から逃げる。
「大丈夫だからね」
 やさしく抱き寄せて元の位置に戻す。
「雅人くぅん……」
 涙声。
「うん」
 安心させるようにうなずくと、俺は茜ちゃんの中に入っていった。

「ぐうっ! 雅人……くんっ!」
 のどの奥から苦悶の声を出して茜ちゃんが逃げるように身をよじる。
 ポニーテールを振り乱し、愛らしい顔をゆがめてうめく。
「茜ちゃん……茜ちゃん……」
 名前を呼びながら剛直を押し込む。
 前に逃げられない茜ちゃんの腰を抱えると、ついに俺は根元まで茜ちゃんの中に収まった。

 根元まで入った時点で俺は動きを止めた。
 もはや声も出さず、茜ちゃんは柵にもたれてぐったりしている。ただ息だけが荒い。
 茜ちゃんの中は温かく、俺の剛直をきつくきつく締め上げた。

「茜ちゃん、動くよ」
 そう言って腰を前後させる。
「うぐっ! ひっ! あぁっ!」
 俺の律動に合わせるように茜ちゃんは悲痛な声を上げた。
74022/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:37 ID:OSMoxCIH

 柵につかまらせて後ろから攻める。
 合意の上でのセックスなのに、茜ちゃんを無理やり犯しているような感覚にとらわれる。
 もっとも、破瓜の痛みに耐える茜ちゃんからすれば犯されているのと変わらないのかもしれない。
「くっ……んんっ! ……あ…っ! ……っ!」
 それでも茜ちゃんは一度も『痛い』と言わず、俺に抱かれていた。
「茜ちゃん好きだよ。愛してる……大好きだよ」
 少しでも茜ちゃんの苦痛が軽減することを願い、自分の想いを言葉として伝える。
「……うん……雅人くん……好きぃ」
 苦しい息の下から茜ちゃんがそれに応じる。

 後ろから深々と茜ちゃんに差し入れたまま上体を重ねる。
 茜ちゃんの背中から腕を回して、はだけたセーラー服の間から胸に手を伸ばした。
 胸をこねるように揉む。耳元に熱い息を吹きかける。軽く耳たぶを噛む。
 汗ばんで甘い匂いを発するセーラー服の首筋に顔をうずめ、キスをする。
「好きだよ、大好きだよ茜ちゃん……茜ちゃん」
 何度も何度もささやく。ささやきながら少しずつ腰を振る。

 何度目かに腰を打ちつけたとき、限界近くまで性感が高まるのを感じた。
 だめだ、イク。
 俺は茜ちゃんの腰を押さえると、最後の一突きとばかりに根元まで押し入れた。

 イク!
 達する一瞬前に引き抜く。茜ちゃんの背中を避け、角度を下に向ける。
「茜ちゃんっ! うっっ!」
 直後、背すじから腰、さらにモノにかけて強烈な感覚が走った。
びゅっ! どぴゅっ! ずびゅっ! どくっ!………
 茜ちゃんの白いお尻を見下ろしながら俺は何度も精を放った。
「うっ! ぐっ! うぅっ!」
 うめき声を発し、先端から白濁を何度も吐き出す。
 飛び散った精液がコンクリートの床に散る。
 ……俺は長い射精を終えた。
74123/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:37 ID:OSMoxCIH

 行為後の気だるい感覚の中、俺たちは後始末をし、服装を整えた。
 やはり『ここが学校であること』を頭のどこかで意識していたのだと思う。
 茜ちゃんを抱く。そのまま口付ける。
 唇が離れたあとも俺たちは強く抱き合っていた。

「茜ちゃん、小笠原くん、どこだい?」
 しばらくそのままでいると、高林が俺たちを探す声が聞こえた。
 身を離す。
 そして高林の声の方向に叫んだ。
「ここにいるぞ。なんだ?」
「あ、こんなところにいたんだ。お腹空かないかい? 先輩が夜食作ってくれたから食べようよ」
 のんきな声で高林が言う。
 さっきまでの淫靡な、そして甘い雰囲気がたちどころに消えていく。
 そういえば少し腹減ったな。俺は空腹を覚えた。
「いいねぇ、ちょうど腹減ってきたところだ。で、メニューは?」
「おにぎりだけど、いいかな?」
「もちろん! 茜ちゃんも食べるだろ?」
「小笠原くん、『茜ちゃん』って呼ぶようになったんだね」
「!」
 一瞬ドキリとしたが、平静を装って言う。
「お前がうらやましかったからな、真似して呼んでみた」
「小笠原くんだって七瀬さんのこと『かすみ』って呼ぶだろ? 昔から知ってる仲なら普通だよ」
「そ、そうよね。私も名前で呼ぶのは勇次くんだけだし」
「そうか? さっきは何度も『雅人くん』って呼んでくれたじゃん」
「そ、そうだった?」
 動揺しきった調子で茜ちゃんが答えた。
「はははは、二人は本当に仲がいいんだね。さ、みんな待ってるから行こう」
 それに気付かなかったのか、高林が笑う。
 俺たちは屋上をあとにした。
74224/24 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:38 ID:OSMoxCIH

 校舎に入り、周囲が明るくなった。
 おかげで、経験してから初めて明るいところで茜ちゃんの顔を見ることができた。
 ……なんとなく恥ずかしい。
 茜ちゃんを見ると、同じことを考えているのか顔が見る間に赤くなっていくのがわかる。
「あ、私先に行ってるわね」
 やはり恥ずかしかったのだろう。茜ちゃんはそう言うと一人で行ってしまった。
「茜ちゃーん、場所は家庭科室だよぉー」
 その背中に高林が声をかけた。

 俺と高林が残される。
 と、
「茜ちゃんと深い関係になったみたいだね」
 高林が淡々と言った。
「! ご、ごめん。俺……」
 茜ちゃんと初体験したことは誰にも恥じることはないと信じている。
 だがそれを高林に言われると、詫びの言葉が最初に口をついた。
 しかもとぼけることも出来たのに、なぜか素直に白状してしまう。
「責めてるわけじゃないよ。茜ちゃんも子供じゃないし、彼女が自分で決めたことなんだろ?」
「……うん」
「茜ちゃんを幸せにしてやってくれよ」
 そう言って高林は俺に微笑みかけた。
「高林……。誓うよ。茜ちゃんは絶対に俺が幸せにする。どんなことがあっても泣かせない!」
「はははは、君になら茜ちゃんを任せられるな。よし、次は僕の番だ。波多野さんに告白するよ」
「……お前、まだ言ってなかったのか?」
 俺の問いに高林はさわやかな笑顔を向けると、そのまま清々しそうに窓から星空を仰いだ。
743 ◆TLS2/.ocws :04/08/07 18:42 ID:OSMoxCIH

森下茜SSの完全版を2ちゃんねるアップローダーの18:41:14に上げておきました。
重複が多いためこのスレでは省いた前半部分も収録されています。
txtファイルですが、興味のある方はそちらもごらんになってください。
展開の都合上波多野の扱いがよくない箇所もありますが、その点はご容赦ください。
passは「ここのスレタイ」です。

そちらの収蔵は可です。
744名無しさん@ピンキー:04/08/07 20:22 ID:h62R+gXg
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。   
      +    。  |  |
   *     +   / /    >>743 乙スットコ!
       ∧_∧ / /
      <´∀` / / +    。     +    。   *    
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |
        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――
745名無しさん@ピンキー:04/08/08 01:13 ID:0TOtqCRh
ストーコはバックに限る。
746名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:51 ID:LrQcPnTO
高林・・・。・゚・(ノД`)
747名無しさん@ピンキー:04/08/08 17:48 ID:0tvwZHsa
2回もイクわバックで処女喪失だわエロすぎます!先生!
748名無しさん@ピンキー:04/08/08 22:48 ID:HCpzxUMU
たしかに>>1には
>トゥルーラブストーリーシリーズのエロ妄想をぶちまけるスレッド。
って書いてあるよ。だけどさぁ、エロすぎ。
SS1本読み切る前にスッキリしちまったよ(;´Д`)
  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )
   ヽ___ ̄ ̄  )   Goooooood Job !!!
     /    /
749名無しさん@ピンキー:04/08/08 23:16 ID:03TG1Bgg
>>743
落とせないんだけど‥
750名無しさん@ピンキー:04/08/09 22:41 ID:plWzKHCQ
しばらく見ないうちに、SOZさんが来てたり、エロい茜が
投下されたりしているとは思わなかった。
どちらも良すぎ。
751名無しさん@ピンキー:04/08/12 10:33 ID:ix5jJvfl
保守age
752名無しさん@ピンキー :04/08/12 21:52 ID:M5yh7yKh
勝手ながらリクエスト 楠瀬と主人公 もしくは ルリ姉と主人公おねがいします。
753名無しさん@ピンキー:04/08/12 22:53 ID:v/LJsz/l
>>752
イイね。
漏れも緋菜と弟クンの新婚生活ネタとか見てみたいッス。
754名無しさん@ピンキー:04/08/13 02:22 ID:Ygkt14sk
755名無しさん@ピンキー:04/08/14 02:06 ID:TiwsTZWr
私もSSを書いてみたくなりました。でも妄想が文章化できません。
話が作れてエロシーンも書ける職人さんって偉大だと思います。
自分で書こうとして、初めて職人さんの凄さや大変さが判りました。
756名無しさん@ピンキー:04/08/14 18:51 ID:oVbgYrVO
ほす
757名無しさん@ピンキー:04/08/14 21:45 ID:QIHS/w2N
>>755
自分が楽しむのが一番だと思いますよ。
自分のために書く。ついでだからそれを人にも読ませてあげる。
それぐらいの考えで気楽に行きましょうよ。

最初は文章が上手くなくても当たり前でしょう。
このスレの第1週の1氏も少しづつ上達しましたし、
たくさん書くことで上手くなっていくと思います。

エロに関しても「抜かせること」を目的にせず、
自分が燃える(萌える)描写や好きな表現、
シチュを書けばいいのではないでしょうか。

とにかく、「実際に書いてみる」ということが大事だと思います。
758名無しさん@ピンキー:04/08/15 00:51 ID:DEKJdusq
>>755
自分の頭の中にあるこ〜んなシーンや
あ〜んなえっちを箇条書きにしてみては?
それを職人さんがふくらませてくれるかもよ?
759名無しさん@ピンキー:04/08/15 02:40 ID:QRllieq5
760名無しさん@ピンキー:04/08/15 07:30 ID:OvZxS2lY
がんばれ!
「保守」しか書けない能無しの役立たずなんかより、
君の方がよっぽど有用だ。

できれば新作は3かSでね。
761名無しさん@ピンキー:04/08/15 08:01 ID:6cqQKq0Z
762第1週1氏:04/08/15 12:56 ID:LVU1e1Hd
ヽ(`д´)ノ ボッキsage
763名無しさん@ピンキー:04/08/15 22:59 ID:iljKm2f1
トゥルーでラブなエロ同人誌の収穫はありましたか?
764名無しさん@ピンキー:04/08/17 19:23 ID:O0d8PVe/
ほしゅあげ
765名無しさん@ピンキー:04/08/21 09:35 ID:sckC292q
投下がないと萌え話題も出ないんだからこのスレもうSS専用でいいだろ?
次スレは
「トゥルーラブストーリーシリーズのエロSSを中心に、萌え妄想をぶちまけるスレッド。」
とでも改訂するか?
もちろん職人が頑張って書くのが前提だがなw
766名無しさん@ピンキー:04/08/21 12:53 ID:GEulwc2q
まー、ギャルゲ板のスレで十分エロ話してるからな。
767 ◆TLS2/4okL2 :04/08/21 13:15 ID:OfzVVAdl
>>765
SSを書く側から言えば、発表できる場があればスレのルールにはこだわりません。
ただ、>>1の表現だと「SSは想定していない」とも読めますので、個人的には改定案に賛成です。
このスレでSS書いてもいいのかな?という思いがしばらくありましたので。

SSはエロシーンだけならすぐ書けます。ためしに一本書いてみました。所要時間は60分弱です。
「物語」にすると導入や展開を考える分時間がかかりますが、行為のシーンだけなら比較的早く仕上げられると思います。
実際のところ「主人公もヒロインも家族と同居、どこでエッチすればいいんだ!」というのが毎回の悩みの種だったりしますしw

そんなわけで深山早苗のSSです。行為のみです。
旧作ゲームのキャラですので、旧作に興味のない方は飛ばしてください。
全体の傾向はラブラブですが、今回は少しだけ乱暴な感じを入れてみました。
凌辱ではありませんが、早苗ちゃんの意に(ちょっとだけ)反して性行為を行なう、というものです。
内容を不快に思う方は閲覧をご遠慮ください。お読みになる場合は自己責任でお願いします。
文体や表現、描写の仕方については私の個性ということでご寛容ください。

収蔵は可です。
7681/5 ◆TLS2/4okL2 :04/08/21 13:16 ID:OfzVVAdl

 淫唇に当てた指を小刻みに前後させる。
「あっ! んんっ…あんっ、あんッ!」
 嬌声を上げて早苗ちゃんがよがる。
 もう片方の手で成長の途中を感じさせる小ぶりな胸をまさぐる。
「あっ、んんッ……あん!」
 先端のふくらみをつまみ、こねるように指の腹で撫でまわす。
「先っ……輩っ! うっ、あん! ダメぇ……」
 ピクビクと反応する早苗ちゃんは胸だけでイッてしまうかに見える。
 股間を刺激していた指で勃起した陰核をくじる。
 時折溝に手を滑らせ、ぬめりを指にまぶすと再び淫蕾を攻めた。
「んんっああっ……ひうっ! んんん!」
 左右のひだを指先で弾くように揉む。
 熱を帯びた谷間から早苗ちゃんの牝の匂いが芳しく香る。
 俺は衝動的に膣に指を挿し入れていた。

ぬちゃっ
 いやらしい音を立てて指が埋没する。
「んんっ! ああァっ!」
 そのまま指を抜き差しする。だんだん動きを早くする。
「あ、あ、あ……っ!」
 それに呼応するかのように早苗ちゃんの声が上ずる。
(イキそうだな)
「あっ…あっ、んっ、んんッ! あっ、ああ!」
 絶頂が近いことをうかがわせる早苗ちゃんの声。
 だが俺は手を止めた。そして指を引き抜く。
 早苗ちゃんから抜いた指は白く泡立つ愛液にまみれていた。
7692/5 ◆TLS2/4okL2 :04/08/21 13:17 ID:OfzVVAdl

「先輩ぃ〜」
 一瞬「?」という顔で俺を見た早苗ちゃんだが、俺が動こうとしないのが分かったのか、
「やめないでください……」
 切ないような、じれったいような顔の早苗ちゃんが小さな声で哀願した。
 俺は唇でその口をふさぐ。
「ん…んん……」
 舌を絡ませる。
「んんっ……ん!」
 早苗ちゃんがうっとりした声を上げ俺に身を任せる。
 俺はその隙に早苗ちゃんの首の後ろに手を回してリボンをほどく。
 そしてそれで両手首をベッドのヘッドボードの飾り金具に縛り付けた。
 ただしあくまでもゆるめにし、早苗ちゃんに恐怖や嫌悪感を与えないよう注意してだ。

「……せ、先輩?」
 リボンを解かれたときは黙っていた早苗ちゃんだが、さすがに手首を縛られると小さく抵抗する。
 俺はその抗議を再び唇を重ねることで黙らせた。
「んぐぅ……」
 舌を絡められた早苗ちゃんは、なんとか俺の舌から逃げようと首を振り、舌をうごめかす。
 それがかえって俺には快感として伝わった。
 早苗ちゃんのあごに手をやり、首が動かないようにして本格的に攻める。
 何度も舌で口腔を攻めるうち、早苗ちゃんの抵抗が力を失っていく。
 そうしておいて眼鏡を外した。
 これで早苗ちゃんは身動きできず、視界もぼやけたままだ。
7703/5 ◆TLS2/4okL2 :04/08/21 13:17 ID:OfzVVAdl

 唇を離す。
「先輩……どうして縛るんですかぁ?」
 震える声の早苗ちゃん。
 その表情は怯えきっていた。
 俺のほうを見てはいるが、俺の顔ははっきりとは見えないはずだ。
「怖い?」
「……はい」
 俺はそれに答えず、早苗ちゃんの胸に指を這わせた。
「ひゃんっ!」
 性感をあおるだけあおって、途中で中断したせいか早苗ちゃんの体は敏感になっている。
 胸に口を寄せ、頂の蕾の周りを舐めまわす。
「んんっ! あっ、あ……はんっ…んッ」
 小さな蕾を口に含む。
「うぐ、んん……」
 抵抗なのか、体をくねらせるようにして早苗ちゃんが身悶える。
 腕を上げたまま固定されているため、体を隠すことも出来ないでいる。
「ほ、ほどいてくださいぃ……」
 そんな早苗ちゃんを見ているうちに俺は嗜虐的な興奮に包まれるのを感じた。
7714/5 ◆TLS2/4okL2 :04/08/21 13:18 ID:OfzVVAdl

 股間の一物はこれまでのどんなときよりも固く、大きくそびえ立っていた。
 そのまま早苗ちゃんに近付くと、腿を抱え一気に奥まで貫く。
「んあああぁぁ!」
 充分に濡れていた早苗ちゃんだが、性急な行為にのどを反らしてうめく。
(くっ! 膣中は熱くて狭い。それにとろとろだっ!)
 早苗ちゃんが泣きそうな顔をしているのが見えたが、腰が止まらない。
 そのまま無言で、しかも力強く前後させる。
「先輩……激し…すぎます……」
「あぁっ! 気持ちいいよ早苗ちゃんっ!」
 強烈な快感に自然に腰が動いてしまう。自分の体なのに制御できない。
「あっ、あっ、んっ……くぅっ」
 俺のストロークに合わせ、早苗ちゃんが声を洩らす。
「あぁっ、早苗ちゃんっ……すごいよっ!」
 お互いの吐息、そして性器のこすれ合う音だけがあたりに響く。
7725/5 ◆TLS2/4okL2 :04/08/21 13:18 ID:OfzVVAdl

 早苗ちゃんに深く差し入れたまま俺は乳首を口に含んだ。
 固くしこった乳首を舌先で転がす。軽く歯を立てて噛む。唇ではさんでしごく。
「あっ、先…輩っ! ぅんッ!」
 乳首を、さらに胸全体を強く吸いながら腰を前後させる。
「あっ、んんんっ…はぁあっ!」
「くっ! あぁっ、早苗……ちゃんっ、うっ!」
 胸を攻められるたび早苗ちゃんの膣が締まる。
 そしてそれが快感として伝わり、背すじがゾクゾクする。
「はっあぁっ……ああっはぁっ!」
 結合部が濡れた音を立てる。ぬちゃぬちゃといやらしい音がする。
「ふぁっ…んっ、先輩……ああ!」
「早苗ちゃん……早苗ちゃん」
 切迫した感じの早苗ちゃんの声。イクのか?
 俺のほうも限界が近い。
「んんっ……あ、ん、はぁん! 先輩……イクぅ!」
 その声をきっかけに、突然膣がきつく締まった。
 収束した内部は、精液をしぼり取るようにモノを根元から先端に向かって刺激した。
「っっっ!」
 同時に俺も達する。
びゅくっ! どびゅっ! ずびゅびゅっ!………
 猛烈な勢いで白濁が発射される。
「ん! んああぁぁぁぁ!」
 朦朧とした目で俺を見る早苗ちゃんはビクビクと痙攣し、腰を俺に押しつけて絶頂していた。
「早苗ちゃん……」
 俺は射精の余韻に浸ったまま唇を合わせた。
773名無しさん@ピンキー:04/08/22 08:26 ID:UJOxFkBx
TLSかつ早苗である意味は無いな。それ。
774名無しさん@ピンキー:04/08/22 19:02 ID:V4A2rS5L
>◆TLS2/4okL2氏
以前から思ってるんだけどHシーンがワンパターン過ぎのような気が・・・
775名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:11 ID:Mm6FtBqc
>Hシーンがワンパターン過ぎのような気が・・・
それはそれでいい
776名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:23 ID:rT4ce/XN
TLSのエロについて


「それでは第五回編成会議をはじめたいと思います」

議長である女教師が会議室を見渡した。
黒板の前、長方形に並べられた机。
制服姿で椅子に座るTLSシリーズの全ヒロイン。

「それでは、今日の議題は副議長の方からどうぞ」

はい、三上先生、というハツラツとした返事をし、隣の桂木綾音が立ち上がった。
如何にもお嬢様といった容姿だ。

「今日の議題は”TLSのエロについて”です」

突拍子も無い議題に周囲に座っていた少女達がざわめきだす。

「エロって……そのエッチって事よね……」

おっとりした感じの七瀬かすみが隣に座る波多野葵を見た。

「ば、ばか、それ以外に何があるってーぇんだよ」

ショートカットの葵が慌てたように肯定する。

「ついに18禁化なのかな」

「やだー。私、裸見られるの?」
777名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:24 ID:rT4ce/XN

「でも、彼なら初めてをあげてもいいかも……」

根も葉もない憶測が飛び交う。
特にTLS3のヒロイン達は、他のヒロイン達よりも年下だけにキャー
キャーと騒いで、議論どころではない。

「静かに。皆さん静かにしてください」

三上冴子が立ち上がった。
途端に場がシーンと静まりかえる。

「こうして、忙しい中、ヒロインの皆様に集まって頂いたのは、
今後のTLSシリーズを以下に発展させるかという重要な議題を話し合う為です。
雑談をしたり、決して杉ぽんが投げ出したわけではありません」

「異議があります」

沢田璃未が鋭い眼差しで手を上げた。
TLS2ヒロインズの中、一人だけ違う制服を着ている。

「沢田さん、どうぞ」

「はい。TLSシリーズの最大のコンセプトは純愛です。
エロは必要ないと思います。
したがって、今日の議題は論議するに値しない無価値な物だと、私は思います」

それだけいうと、沢田瑠未は何事も無かったように座りなおした。

「甘いわね。そんな甘っちょろい考え。今時のゲーム業界は生き残れないわ」
778名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:25 ID:rT4ce/XN

TLSSヒロインズの中央で腕組みしたルリ姉が豪放に言い放つ。
チラッと沢田瑠未の方を見ると、フッと笑って立ち上がった。

「いい、これからの時代はエロなのよ。
勿論、純愛や萌えは大切よ。
でもね。それだけじゃ、ユーザーはついてこない。萌えの上に健康的なエロス。
それこそが、これからのTLSシリーズが進むべきじゃない。
そして、私達は成功を手にいれたわ」

ルリ姉は政治家が演説するようにコホンと咳をした。
その豪快な態度にパチパチと拍手が起きる。

「何よ偉そうに!」

いつもは冷静な沢田瑠未が、反論しようと立ち上がる。
それを手をだして、森下茜が制した。

「落ち着いて、沢田さん。
ここで挑発に乗ったらこちらの負けよ。
あちらさん、ちょっとネットで評価を得たからっていい気になってるのよ。
ここは私に任せて。ッネ」

にっこりと笑うと、ポニーテールの少女は立ち上がった。
古典的なセーラー服とアイドルのような容姿、スタイリッシュな身体に、他のヒロイン
達もうっとりと見惚れてしまう。

「確かにユーザーはエロを求めてるかもしれない。
でも、それでいいのかしら?」

「いいに決まってるでしょ」
779名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:25 ID:rT4ce/XN

「そうかしら……。転校を軸に純愛を前面に押し出した正統派後継シリーズの2。
片や、なんのコンセプトもなく、スクール水着に体操服姿の連発。
女子高生の健康的な太腿という萌えエロを狙ったS。
結果としてどちらが売れたのかしら」

森下茜が口元押さえて笑う。

「茜ちゃん、挑発に乗っちゃダメって言っときながら、しっかり、自分がのってるじゃん」

頭の後で両手を組んだ、丘野陽子があっけに取られた。

「本数が問題じゃないわ!ユーザーにどれだけ評価されたかが問題なのよ!!」

痛い所を突かれた、ルリ姉がドン!と机を叩いた。
有森瞳美が「まあまあ」となだめる。

「はい、そこまで。
沢田さんの意見は貴重だわ。
先生もTLSの根幹は純愛であるべきだと思うの。
だから、描かれる恋愛は主人公とヒロインの誰か。
その事に誰も異論を挟まないと思うわ。
でもね……悲しいけれど、ゲームも経済活動の一環なの。
綺麗なモノを作っていればそれで済まされない側面もあるって事を覚えておいてね。
そうでなくとも、開発サイドは経営陣か詰まらない圧力を加えられているものなんですから……」

「はい、先生……」

780名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:26 ID:rT4ce/XN

沢田瑠未がシュンとしたように項垂れる。
ルリ姉はプンっと横を向いた。

「そうね〜。じゃあ、ちょっと若い子達の意見も聞きましょうか。
TLS3の皆さんはどう思うのかな」

互いにキョロキョロと見回し、背中を押されるように青月たかねが立ち上がった。
中学三年らしく幼いが、抜群の将来性を感じさせる美少女だ。

「えっと、私は……いえ、私達は、お金を払ってゲームを買ってくださるユーザーの方
々には出来る限り楽しんでいただけるよう……ある程度のシーンは仕方ないと思います
……」

「ある程度?それって、どの程度なのかしら。
たしか、3にも神風イベントはあったわよね。
あれじゃあ、不十分なの?
もっと過激なシーンっていったらどんなのがあるかしら」

「そ、それは……えっと……」

たかねは顔を真っ赤にして下を向いた。
指をモジモジと動かしている。

「はーい、先生!
たかねが、いっつも弟くんと隠れてしている事を、そのままイベントシーンにすればいいと思いまーす」

紺野遊季がピョンピョンと飛び跳ねた。

「それはダメ!」
781名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:27 ID:rT4ce/XN

たかねが大声で叫んだ。

隣では、弟くんの双子の姉である、かなめが事情が掴めてないように、にこにこと笑っている。

「はー。今時の中学生は進んでるんだー」

記念すべき初代シリーズの広瀬のぞみが驚いたように瞳を見開いている。
ショートカットが似合う、初代シリーズのメインヒロイン桂木綾音と人気を二分する美少女だ。

「どこまでしてるんだろ……まさか……」

元気娘の後藤育美まで目を白黒させた。

「そんな事だから、シリーズの評判を凋落させるのよ」

みさきが冷やかに言い放つ。
TLS3のヒロイン達が一瞬で凍りついた。

「実売及びネット評価は最低。
同じ、シリーズのヒロインの一人として恥ずかしいの一言だわ〜」

実妹という立場上、主人公と深い間柄になれないみさきにとって、たかね達のキャーキ
ャーという黄色い態度が癪に障ったのだ。
さらに追い討ちをかけた。

782名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:28 ID:rT4ce/XN
「たかねさん、でしたっけ。
あなた、ヒロインとしての自覚というか、存在感が薄すぎるんじゃないかしら。
いい。
純愛と萌えを至上命題とするTLSシリーズにとってメインヒロインというのは言わば精神的支柱なの。
ユーザーが寝食を惜しんで攻略するようじゃないとダメ。
そのメインヒロインが、よもやサブヒロインである姉にとって食われるなんて……わた
しなんて……わたしなんて……」

下を向いたままのみさきの握り拳がプルプルと震えた。

「もう少し、もう少し、私に胸があって、ほええーとか、にゃーとか可愛い語尾があれ
ば……綾音ちゃんなんかに……綾音ちゃんなんかにお兄ちゃんを……」

副議長席の桂木綾音が冷や汗を流した。

「あははは、あの人、かなめに焼き餅やいてるよ。
自分は目立たなかったからって」

工藤翼子があっけらかんと言った。

「ムッ!聞こえてるわよ!ソコッ!!」

翼子はギクッと椅子から滑り落ちた。
783名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:30 ID:rT4ce/XN

「まあまあ、みさきさん、冷静に。
あんまり怒ると、ユーザーから批判のメールが届きますよ。
それにTLS3が駄作だったのは彼女達の責任じゃないわ。
むしろ、キャラクター自体においては、TLS3のヒロイン達は他のシリーズのヒロイ
ン達よりもいいという声もあるぐらいなのよ。
ただ、あまりにもシステムが悪すぎた。
悲しいけど、それだけの事よ。
計画性の無い企画。
そして、修正を申し出る勇気の無い開発陣。
全ては運命の悪戯だったのよ。いいえ、通るべくして通る荊の道ね」

「あ、あの〜。神風イベントについてなんですけど……」

楠瀬緋菜が控え目に手を上げた。
ツインテールが似合う美少女だ。
あどけない顔をしながら立ち上がるだけで揺れる巨乳に、胸に自信の無いヒロイン達が
羨ましそうに眺めている。

「発言をどうぞ」

「私はその……神風イベントは転校という基本的コンセプトを廃止してまでも生き残っ
た重要イベントなので……思い切ってアニメーションにするの手だと思います」

「素晴らし。とても発展的なアイディアだわ。先生もその考えに賛成よ」

会議室に拍手が響いた。
784名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:30 ID:rT4ce/XN

「みんなも知ってると思うけど、現在主流であるPS2はTLS1が発売されたPSと
は比べ物にならないくらい高性能よね。
そして、来るべき次回作が発表される頃には、さらに高性能なPS3が発売されてるかもしれないわ。
そうなれば、技術的に見てイベントのフルアニメーション化も無理ではない。
いえ、資金と製作会社の熱意があれば可能なはずよ」

「その資金に問題があるんじゃ……」

君子がポツリと言った。
三上冴子の額がピクピクと動く。
続いてガックリと机に両手をついた。

「そうなのよね……世の中、結局お金なのよね……」

「働き蜂のように働くアニメーターもご飯を食べてますから……

瑞木あゆみが元気なく息をはいた。

「イベントじゃなく、ヒロインでもない。主人公の方に問題があるんじゃないのかな」

その何気ない発言に、三上冴子はハッと顔をあげた。

「その先を続けてちょうだい、七瀬さん」

七瀬かすみはあわわと両手を振って嫌がりながら、波多野葵に背中を押されしぶしぶ立ち上がった。
785名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:31 ID:rT4ce/XN

「えっと……シリーズを通じて言える事だと思うんですけど……
主人公の男の子達はみんな受け身っていうかあまりにも消極的なんじゃないでしょうか
……こうすればいいのにって思う場面でも、そうしない主人公にユーザーの人達はスト
レスを感じているような気がするんです……」

「ああー。そういえば、私も彼と保健室で二人きりになった時、真面目に包帯巻いてく
れただけだったわ。
その時、私は部活で無防備なブルマー姿だったのにな〜。
普通なら襲われてても仕方ない状況よ。
まあ、彼は私の事が”一番好き”だから、大切にしてくれたんだろうけど〜」

森下茜が顎先に人差し指を当てて過去を振り返る。
その言葉にTLS2のヒロイン達がムッとして無言の怒気を立てた。

「ふ〜む。確かにそれは由々しき問題だわ。
イベントは結局、主人公の積極性によって起される物だもの。
その場面で主人公に茜ちゃんを押し倒す勇気があれば、ユーザーの食いつきも変わって
来たはずよね……男の子なんだから、せめて胸ぐらいは揉まないと……」

「そうなんですよ。
彼ったら人の見てない所では、すごく積極的に求めてくるのに。
イベントだと人が変わったように大人しくなっちゃって……キャッ、やだ、もう何を言
わせるんですか、先生ったら」

茜が両手で赤くなった頬を押さえながら、イヤイヤと頭を左右にふった。
TLS2の他のヒロイン達が額に怒りマークを浮ばせながら、それぞれ肩を震わせた。
786名無しさん@ピンキー:04/08/22 20:32 ID:rT4ce/XN

「若いっていいわね〜。
それこそ、メインヒロインの特権ね〜。
私ももう少し若ければ……男の子達をつまみ食いして……ジュルル」

「先生、涎、涎」

綾音がハンカチを差し出す。

「私とした事がはしたない。ホホホホッ」

三上冴子がハンカチを綾音に戻すと、下校時刻を知らせるチャイムが会議室のスピーカーから告げられた。

「あら、もうそんな時間なの。
それじゃあ、今日はここまで。
続きは次回編成会議へと持ち越すことにしましょう。
各自それまでに面白い意見をまとめてちょうだい。
そうだ、レポートにまとめて提出することにしましょう。
それでは、第五回編成会議をこれで終了します」

一同が礼をして立ち上がる。
こうして、TLSのエロについてを話し合う会議は終了した。



787名無しさん@ピンキー:04/08/23 00:03 ID:ASzoxquN
>>776ー786
GJ!
つーか面白れぇー! 超面白れぇー!!

今回登場しなかった女の子も加えた続編激キヴォンヌ!!!
788名無しさん@ピンキー:04/08/23 00:07 ID:1V1sxHEb
おもろかった。
789 :04/08/23 11:18 ID:kOPdIgqO
まじでワロタw

続きキボンヌ

できればエロも・・・
790名無しさん@ピンキー:04/08/23 21:57 ID:5CY/HLM9
TLSのエロについて2



「それでは第六回編成会議をはじめます」

タイトミニのスーツを華麗に着こなした麻生優子が立ち上がって開会を宣言した。

「あれ、三上先生はどうされたんですか?」

3のメンバーに混じっても違和感のない南弥生が不思議そうに尋ねた。

「三上先生なら、今日こそはコウノトリが二人目を運んできてくれそうだって、意気込んで帰られました。
今頃、旦那さんとアツアツなんでしょう」

麻生がやれやれといった感じで説明した。

「三上先生、子供がいるのにスタイルが崩れてないから。
結婚相手がほっとかないのよね〜」

天野みどりがうらやましそうに呟いた。

「うちも早く欲しいんだけど、あの人の仕事が忙しいから……」

麻生優子がポツリと不満を漏らした。
それを、TLS全ヒロインが興味津々に眺める。
中にはヒソヒソと話し声が聞こえてきた。

「ゴホン。脱線しましたね。それでは副議長、お願いします」
791名無しさん@ピンキー:04/08/23 21:58 ID:5CY/HLM9
はい、と綺麗な声で返事をし、桂木綾音が立ち上がった。
いつも変わらぬ清楚な美貌に会議室内の空気が清らかに染まる。

「今日の議題は、前回から引き続き、“TLSのエロについて”です。
みなさんの活発な発言と有意義な意見交換をよろしくお願いします」

綾音が正しい姿勢で座る。
入れ変わるように麻生優子が再び立ち上がった。

「みんな、レポートありがとう。
先ほど読まして頂いたけど、色んな意見が出てて、先生とても感動しました。
みんながTLSシリーズの事をどれだけ大切に考えているか、すごく伝わってきたわ。
さっそくだけど、その中の一つを紹介したいと思います。
議題の性質上、提出者の氏名は非公開としますね」

「はーい」

ヒロインズが素直に返事をした。

「TLSシリーズの18禁化賛成です。
だって、そうすれば大好きな彼に全てを捧げる事が出来るから……」

麻生優子が手元の紙を読み上げると、会議室にどよめきが沸き起こった。

「いきなりの大胆な意見にみんな動揺しているようね。
でも、これは一教師として言わせて貰うわ。
TLSシリーズのアダルト化は絶対しちゃいけない事だと思うの。
だって、あなた達はまだまだ穢れ無い天使でいるべきですもの」
792名無しさん@ピンキー:04/08/23 21:59 ID:5CY/HLM9

「そうでしょうか……」

その声に場にいる生徒達が一斉に振り返る。
声の主は、小学生の女子児童とも見紛う佐伯梢だった。

「クラスにはもう経験している子がいます。
わたし達だけ、いつまで経ってもバージンのままって不自然じゃないでしょうか……」

大人しい梢が物怖じせず主張した。

「風紀が乱れてる!規則は守る為にあるのよ!
わたし達には早すぎるわ。結婚するまで綺麗な体のままでいるのが当たり前なの!
あなた、まだ中学三年生でしょ?」

TLS1の春日千晴が思わず立ち上がった。
風紀委員という役職柄キツイ口調で問いただす。
ずり下がった赤い眼鏡を指でツッと押し上げた。

「でも……ユーザーの皆さんが望むのなら……それに応えるのが私達ヒロインの役割だ
と思うんです。
それにこの中にだって、すでに経験してる人はいるだろうし……」

梢の衝撃発言に場が水を打つ。
間をおいて、私はまだよ、私もまだなのという声がザワザワとうねりたった。
そんな中、桂木綾音・森下茜・蒼月たかね・楠瀬緋菜のメインヒロイン4人だけは肩身
の狭そうな顔をしていた。
ゲーム上のメインルートに当たる彼女達は、それぞれハッピーエンドの後、意中の男子
と結ばれていたのだ。

「静かに、静かにしなさーい」
793名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:00 ID:5CY/HLM9

女教師の声に落ち着きを取り戻す。

「先生もあなた達の気持ちはよくわかるわ。
ちょうどそういう事に興味を持ち出す年頃なのよね。
先生も堅い事は言わない。
ちゃんと考えた上で、本当に好きな人とならそういう事をしてもいいと思うの。
でも、避妊だけはしっかりしなさい。
あなた達の将来はまだまだ長いんですから。
特に森下茜さんと、楠瀬緋菜さんね」


「ええ!?」
「は、はい??」

「二人は抜けてる所があるから自分で管理しないとだめよ。
男の子に押し切られるタイプでもあるし」

茜と緋菜は離れた席で、顔を真っ赤にして下を向く。
否定する事さえ出来ないのだ。

「副議長はその辺お姉さんだから大丈夫ね。蒼月さんは……末恐ろしいわね……」

「ほへ?たかねちゃん、何か悪い事でもしたの?」

状況の掴めていないかなめがほがらかに尋ねた。

「本当、鈍感ね〜。あんたの双子の弟がたかねの中に直接……」

たかねが紺野遊季の口を急いで塞ぐ。
遊季はフガフガと口を動かしていた。
794名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:01 ID:5CY/HLM9

「な、なんでもないの、かなめちゃん。これは弟くんと私の問題だから」

「そうなんだ。困った事があったら私に言ってね。あいつ、まだまだ子供だから」

その発言に二階堂時子がガリ勉ちっくな眼鏡を光らせた。

「知らぬは姉一人だけか……」

「くぅーーー!!
あんな、中学生まで経験してるって言うのに、なんでこの私にはいい男が寄ってこないのよ!!」

いつもと変わらずTLSSヒロインズの中央に腕組みして陣取ったルリが歯軋りした。
ライバル心剥き出しで、蒼月たかねの方を睨みつける。
隣では、楠瀬緋菜がアセアセと居心地が悪そうにいた。

「ルリちゃん、大人げないわよ」

親友の有森瞳美が優しくたしなめた。

「瞳美は悔しくないの?あんな子供に先を越されて!!」

「全然、だって私は……」

それだけ言って、大人びた有森が頬をポゥと染め子供のようにモジモジとした。
ルリは頬をヒクヒクと引き攣らせる。

「ま、まさか、瞳美までうちの弟と……」
795名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:02 ID:5CY/HLM9

「近い将来、ルリちゃんをお姉さんと呼ぶ日が来るかも」

「きゃーーーーー!!」

椅子に座ったままの姿勢で、ルリがバタンと後に倒れた。


「どうやら、思わぬ抜け駆けがあったようね。
まあアダルト化の話しは棚上げしましょう。
怪我人も出たようだし……。
いまは一般ゲームという枠組みの中でのアイディアを探しましょ。
その方が建設的だわ。
アダルト化は私達だけでは決めれない問題ですしね」

そう、麻生優子が無理矢理締めた。

「続いて、これなんだけど。
これは面白いわ」

麻生の言葉に全ヒロイン達が身を乗りだす。

「主人公の血の繋がった妹もしくは姉を、義理の間柄にして隠し攻略可能ヒロインにし
てはどうでしょうか?っていう意見よ。
どう、かなり改革的な意見だと思わない?」

自信のありげな麻生が辺りを見回すと、見るからに乗り気と言った君子・みさき・ルリ
・かなめの4人を除くヒロイン達が、まっすぐ椅子に座り直し、興味無さそうにそれぞ
れ髪の毛をいじったり、携帯電話のメールチェックなどをしていた。
本多智子などは眠たそうにあくびまでした。
796名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:03 ID:5CY/HLM9

「あれれ??どうしたの、みんな??すごくいい意見だと思わないの?
ユーザーの方々からも、是非、主人公の妹や姉を攻略したいってメールやお葉書はたく
さん届いてるのよ」

焦りを隠せない麻生の言葉に方々から声があがった。

「却下。不要だわ、先生」

「ナンセンスの一言ね」

「笑えないわ」

「これ以上、ライバル増やしてどうするのよ」

「またヒロインの座が危うくなります」

「古典的すぎますね」

「いらないー」

「時代錯誤」

「議題とずれてるんじゃ?」

「スリーサイズでも負けてるのに」

「困ります」

「そ、そうなの。それじゃあ、仕方ないけどこの意見は却下としましょう……」
797名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:04 ID:5CY/HLM9

君子がえーっ!!と言って机に顔を伏せて、わあわあ泣き出した。
離れた席からルリが駆け寄り、ヨシヨシと慰める。
みさきとかなめも寄り添っていた。

「悪魔よ、あんたら血も涙もない悪魔だわーーー!!」

みさきが涙ながらに訴えた。

「まあ、みさきちゃん程度なら別にいいんだけど」

天真爛漫らしい天野みどりの一言が、みさきの胸にグサッと突き刺さる。
その場に両膝を着いて崩れ落ちた。

「また怪我人が……。
衛生兵が必要ね……まあいい、次よ、次。
恋路に障害はつき物です。男の子でライバルキャラを作るのはどうでしょうか?
攻略を失敗すると、そのヒロインはライバルキャラと恋に落ちるっていうのです。
これはどうかな?
先生、こういうのすごく面白いと思うんだけど。
あなた達の好きな少女漫画とかでもよくあるでしょ?」

議長の麻生優子が場を盛り上げるように話題をふった。
798名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:05 ID:5CY/HLM9

「興味なーし」

「絶対反対」

「彼が一番」

「弟くん以上の男子なんていないし」

「お兄ちゃんが大好き」

「わたし、幽霊だし」

「君子ちゃんのお兄さん以外目に入らないわ」

「私もダメ。他の男子なんか見る目がいやらしー」

「あいつ大人気だ」

「幼馴染じゃないとやっぱり……」

「いらない」

「存在価値ゼロ」

今回は全ヒロインが否定に回った。
 
「てか、誰なのよ、こんな詰まらない意見を出したのは」

ヒロイン達が辺りを見回す。
そんな中、瑞木あゆみは一人しくしくと泣いていた。
799名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:06 ID:5CY/HLM9
「あら、これも反対意見が多いわね。
じゃあ……。
通学路があるんだから、痴漢イベントとかどうでしょうか?
ヒロインがエッチな目にあって、それを彼が助けにくるというイベントなどです。
いいわね。やっと、議題に見合う意見が聞けた気がするわ。
セクハラ教師に狙われるってのもどうかしら。
これなら一般ゲームとしても可能だし、ユーザーの受けも最高だと思うわよ」

「えええええええーーーー!!」

ヒロイン達が甲高い声で否定した。

「いやです。痴漢にあうなんて」

「アカデミックハラスメント絶対反対!」

「そうそう。痴漢もセクハラも犯罪ですよ。一般ゲームだとアウトじゃないのかな」

「でも、一般ゲームの中には人を殺すゲームも発売されてるし、直接表現を抑えて、最
後までしなかったらセーフのような……」

「あちゃー……」

「私の胸をお尻を知らない男の人に触られるの??そんなのイヤ!」

「この体は、全部、彼だけの物なの!!」

「わたし、幽霊だし」

「確かに男子達は喜ぶかも知れないけど」

「また笑えない……」
800名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:07 ID:5CY/HLM9
再び、論議は紛糾した。

「そうよね、女の子なんだもの。
主人公との純愛以外は抵抗あるわよね〜。

じゃあ、この意見はどうかしら。
ヒロイン同士のライバル関係からの恋愛関係への発展。
いがみ合う二人の女の子が、主人公をきっかけに次第に惹かれあうってお話ね。
シェークスピアもびっくり。男1女2による三角関係になるわ」

「最高、素晴らしいわ!すぐに採用しましょう、先生!!」

いつもは高飛車な安藤桃子が水を得たように飛び上がった。
隣に座る、波多野葵の顔からサーッと血の気が引いていく。

「どうしたの葵ちゃん、顔色悪いわよ」

かすみが心配そうに葵の顔を覗きこむ。

「大丈夫。ただ、いやな寒気がしただけだから……」

そう言いながら、葵は頭を抱えていた。

「良かった。
これは反対意見は無いようね。
じゃあ、これは採用しましょう。
男の子も喜ぶわよ。
美少女どうしのレズは人気抜群だから。
食いつきいいわよー」

引きとめようとして葵は立ち上がり、空気を掴むように右手をパクパクと動かした。
その手を安藤桃子がガツっと掴む。
801名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:08 ID:5CY/HLM9
「ふふふふ、逃がさないわよ、葵。これで決着がつけれそうね」

葵はばったりと机へ倒れ込んだ。

「何れかのヒロインとハッピーエンドを迎えた場合、エンディングで、その後を描く。
その中で、少しエッチっぽいイベントを組み込むって意見もあるわね。
これはどうかしら?」

「賛成」

「ナイスだわ」

「ユーザーの人も攻略を頑張ってくれそうですね」

「わたし、幽霊だし」

「やる価値あり」

「彼とのエンディングなら何をされても我慢します!」

「すごい事されるかもよ」

「それでもいいもんッ!!」

「あたし、ウェディングドレスシーンがいいな」

「いきなり、子供抱いてるかも」

「あら、珍しい。
全員積極的賛成じゃない。
早速、杉ぽんに伝えておくわね」
802名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:09 ID:5CY/HLM9
「杉ぽんじゃー、ダメかも」

「普通のおっさんだしね」

「そうそう」

少女達がキャーキャーと笑い声を上げた。

「それじゃあ、次は……」

麻生優子が次の紙を読もうとして、ガタッと椅子から立ち上がる音がした。
それまで、黙ってノートパソコンをカタカタと動かしていたTLSSの神谷菜由だ。
如何にもわがままそうな菜由がキッと麻生の方を見た。

「どうしたの、神谷さん?」

「先生。
今日の議論に見合う、最適なスレッドを見つけました。
このスレッドが私達をより良き未来へと導いてくれでしょう」

いつもの乱暴な言葉遣いとは打って変わり、わざとらしく丁寧な口調を使う菜由の目が
勝ち誇るように輝いた。

「ライトユーザーとディープユーザーの一見水と油にも思える両極のニーズに応えること。
それこそが、さらなるTLSシリーズの進化へと繋がる近道だと、あたしは信じてます。求めるエロはそこにあるのです。
その為なら、ここにいるみんなは、惜し気もなくその若い肉体を差し出す事でしょう。
だって、あたし達は選ばれたヒロインなんですから……」
803名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:10 ID:5CY/HLM9

麻生の一言に、全ヒロイン達が菜由のノートパソコンの周りに黒山の人だかりとなっ
て覗き込む。
離れた位置からディスプレイを見るヒロインが目を細める。
そこには、こう書かれていた。



TLSのエロについて・第5週――――。



Fin
804名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:11 ID:5CY/HLM9
>>803は投稿ミス

「あら、それはいい機会だわ。
ちょっとみんなで見てみましょう。
ユーザーの生の声を聞くのはとても大切な事なのよ」

麻生の一言に、全ヒロイン達が菜由のノートパソコンの周りに黒山の人だかりとなっ
て覗き込む。
離れた位置からディスプレイを見るヒロインが目を細める。
そこには、こう書かれていた。



TLSのエロについて・第5週――――。



Fin
805名無しさん@ピンキー:04/08/24 01:08 ID:4cEzkiuJ
480KB超えたね。7日間書き込みないと自動でdat落ちだが、次スレどうする?
806名無しさん@ピンキー:04/08/24 01:35 ID:04hTCWTQ
新スレの1はこんな感じ?ところで容量の上限っていくつ?


続編を求める声いまだ止まぬ中、果たして新作はあるのか!?
トゥルーラブストーリーシリーズのエロSSを中心に、萌え妄想をぶちまけるスレッド。
容量超過で1000前に終了した5週を受け継ぎ、第6週に突入だ!

─ 前スレ ─
TLSのエロについて・第5週
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079525136/

─ 過去スレ ─
TLSのエロについて・第4.1週(未html化)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058865835/
TLSのエロについて・第4週(html化済み)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1058/10585/1058546275.html
TLSのエロについて・第3週(html化済み)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1032/10321/1032124837.html
TLSのエロについて・第2週(html化済み)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1010/10100/1010085816.html
TLS3のエロについて。(html化済み)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/991/991325206.html

TLSのエロについて・第4.1週はまだhtml化されていませんが、ここで読めます。
ttp://eroparo.e-city.tv/1058865835.html

過去SSを収蔵したエロパロ保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
807名無しさん@ピンキー:04/08/24 10:04 ID:LfCN6qlh
500KBじゃないん?
808名無しさん@ピンキー:04/08/24 11:43 ID:OX3cFood
なあブルー、どうでもいいが
True Love Story
at the end of the summer...
の続きをさっさと書けよ
809名無しさん@ピンキー:04/08/24 11:45 ID:gw7IgAa3
810このスレのまとめ その1:04/08/24 12:08 ID:HNpafV/o
沢田璃未 手コキ、フェラ
>78-80 >81-83 >84-86 >87-89 >90-92

深山早苗 相互オナニー
>117-118 >119-121

風間こだち 本番
>137-139 >140-141 >142-143 >144-145 >146-148 >149-150 >151-152 >153-154

香坂麻衣子 手コキ、本番
>156 >166-167 >168-169 >170-171 >172-174 >175-176 >177-178 >179-180 >181-182 >183

丘野陽子 フェラ
>237-239 >240-241 >242-243

天野みどり 手コキ、本番
>257-258 >259-260 >261-263 >264-266 >267-268 >269-270 >271-272 >273-274

中里佳織 手コキ×2
>288-289 >290-291 >292-293 >294-295 >296-297 >298-299 >300-301 >302-304 >305-307
中里佳織 手コキ、本番
>549-550 >551-553 >554-556 >557-559 >560-562 >563-564 >569-570 >571-572 >573-574 >575-577

君子 本番(夢落ち)
>315-316 >317-318 >319-320
811このスレのまとめ その2:04/08/24 12:09 ID:HNpafV/o
君子 フェラ、本番(夢落ち?)
>363-364 >365-366 >367-368 >369-370 >371

七瀬かすみ 電池式マッサージ器
>439-440 >441-442

沢田璃未 フェラ
>478

波多野葵、安藤桃子 レズ
>480-481 >482

後藤育美 本番
>498-499 >500-501 >502-503 >504-505 >506-507 >508-509

南弥生 フェラ、本番
>518-520 >521-522 >523-524 >525-527 >528-530 >531
南弥生 補遺篇
>537

天野みどり キス
>581 >582-583
天野みどり フェラ(別バージョン)
>590-591 >592-593 >594-596
812このスレのまとめ その3:04/08/24 12:10 ID:HNpafV/o
水谷由梨香 手コキ、本番
>611-612 >613-614 >615-616 >617-618 >619-621 >622-623 >624-625 >626

広瀬のぞみ 手コキ、本番
>645-647 >648-649 >650-651 >652-653 >654-655 >656-657 >658-659 >660-662 >663-664 >665-667

「おていれ 〜ルリ編〜」
>675-677 >678-680 >681-683 >684

「おていれ 〜瞳美編〜」
>686-688 >689-690 >691-692 >694-696 >697-698

森下茜 キス
>709-710 >711-712 >713-714 >715-716
森下茜 フェラ、本番(エロありバージョン不完全版)
>729-730 >731-732 >733-734 >735-736 >737-738 >739-740 >741-742

深山早苗 本番
>768-769 >770-772

「TLSのエロについて」
>776-777 >778-779 >780-781 >782-783 >784-785 >786
「TLSのエロについて2」
>790-791 >792-793 >794-795 >796-797 >798-799 >800-801 >802 >804
813名無しさん@ピンキー:04/08/25 19:44 ID:XwU5QXTW
楠瀬プニタソ可愛すぎ!
ア〜イ ワズボーン トゥ〜ラビュー
814名無しさん@ピンキー:04/08/25 23:39 ID:ZJigW/IH
会議の会話、全作しっかりプレイしたことが伺えるのが素晴らしい。
815名無しさん@ピンキー:04/08/27 23:03 ID:HZaJwRjr
>>814
つーか、正直これまでの全作品の中で一番面白い。




全然ヌけないけど。
816名無しさん@ピンキー:04/08/30 01:51 ID:eG5yOfxP
>815
結局エロスもマグマも単独で「良いネタSS」を凌駕するには至らなかったか・・
817名無しさん@ピンキー:04/08/31 17:02 ID:dzMVvODL
そろそろエロいSS読みたいなぁ〜
818名無しさん@ピンキー:04/09/02 02:47 ID:9zpPFy1m
新スレ立ったら投下するよ
819名無しさん@ピンキー:04/09/02 03:16 ID:I3l2YCuN
>>818
自分で立てたら?
820名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:22 ID:an+UelST
>>814
SS書いた香具師の偏った主観をTLSキャラに喋らせてるだけの内容だったな。
そのせいでキャラのイメージから逸脱してるのもいるし、正直キモイ。

まるでエヴァの最終回のような勝手な自己完結で、書いた香具師だけのオナニー
だから>>815じゃないが他人は全く抜けないw
821名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:16 ID:JZM048ET
次スレマダー?
822名無しさん@ピンキー:04/09/06 08:58 ID:S3RllbZo
>>821
いきなり立てて、誰にも知られず即死もなん
だから、今週の土曜の20時に立てるよ。その
時は回避に協力頼む。テンプレは>806でい
いかな?関連スレはいる?あと何か付け足
すことあったら書いといてくれ。
823名無しさん@ピンキー:04/09/06 09:11 ID:nr4WDDLm
>>820
っつーか、抜かせる意図なんか端っからないだろ
824名無しさん@ピンキー:04/09/09 18:06 ID:JGorOcur
保守489kb
825822:04/09/11 19:01:17 ID:5P43wz5o
新スレ立てました。

TLSのエロについて・第6週
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1094896744/
826名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:17:55 ID:il2fyklS
「んあ…首痛ぇ…」
「なによ、これくらいで。だらしないわね」
「…いいよ、もう二度とモデルなんて頼まれてやらねぇ」
「はいはい」

放課後の美術室から聞こえてくる会話。一言々々から長年の馴染みが滲む。
俺は、その暖かさが憎い。暖かいそれが憎い。

「一緒に帰らないか?」
「んー…いい。もうちょっと、やってく。ごめんね」
「そか。じゃな」
「うん」

美術室の扉を開けて、あいつが出てくる。
その背中を見送る俺の手は、知らず知らず、固く握り拳をつくっている。
俺は憎い。嫉ましい。
生まれた時から彼女のそばに居続けたおまえが。
生まれた時から彼女がそばに居続けたおまえが。
なによりも、何も知らないおまえが。

ともすれば腐臭を放つその澱を、かなぐり捨てるように頭を一振りする。
そして俺はドアノブに手を掛ける。
827名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:18:28 ID:il2fyklS
ショートに切りそろえた髪。薄い肩。まぶしいV字を描くうなじ。
丸椅子に腰掛けて絵に向かう彼女は振り向かない。

「大輔?」

畜生。

「…違うよ」
「…柳沢くん?」
「ああ」

声で俺と分かってくれた。嬉しい。こんなことが。
おまえには分からないだろう。求めずともそこに有ったおまえには。
俺がこう言った時、おまえはどう言うだろう。
『女のコが向こうから寄ってくるおまえが、なに言ってんだよ』
俺は憎い。何も知らないお前が。何も知ろうとしないお前が。

「…なに?」
「…気持ちは、変わらないか」
「うん…」
「あいつは何も知らない。広瀬の気持ちも、俺の気持ちも。」
「分かってる。」

彼女は絵に向かったまま、話す。

「いいのか?それで。」
「このままでいいなんて、言ってない。その時が来たら言うわ。大輔に」
「いつだよ、その時って。」
「わかんない。でも、必ず。」
828名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:18:57 ID:il2fyklS
畜生。

「そんなにあいつが好きなのか」
「うん」
「…なんでだよ」
「なんで、って。ふふ、わかんない。ずっと一緒だったからなぁ」

畜生。

「…クッ…あんなヤツのどこがいいんだよ…!」
「…柳沢くん。それは、違うよ」

畜生。
畜生。
俺は、俺がいつのまにか彼女のすぐ後ろに建っていることに気付いた

ぎゅ…

「え?…ちょ…痛いよ、柳沢くん?」
「…ちむけよ…」
「え?」
「こっち向けよォ!」

無理矢理立たせて正面から抱きすくめる。
腕にあらん限りの力を込める。彼女の細い骨の軋みが聞こえた。
それと、髪の、いい匂い。
829名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:19:34 ID:il2fyklS
「…痛い…!」

俺の左肩に頬を押されながらも彼女は言う。
右腕の力を緩めることなく、俺は左手を彼女の後頭部に添える。
なにをされるのか気付いた彼女が顔をそむけるよりも早く、俺の唇は彼女の唇を捕らえた。
が、舌先に感じられるのは鼻の下の産毛。
見下ろすと、彼女は目を堅く瞑り、唇を噛み締めていた。
畜生。

「ッ!」

下腹に当たる堅い感触に驚いたのだろう、彼女は腰を引き、抵抗の力を強める。
しかし、男と女だ。俺は鯖折りの姿勢のまま床に膝をつく。

「…」

何分が経ったろう。
彼女の腰にまたがり、両の手首を冷たい床に押さえつける俺に、
バンザイをした彼女は、窓を見つめたまま何も言わない。
誰のことを考えている?
あいつのことか?
何も知らないあいつのことか?
ここにいる俺ではなく?
こんなにもお前を思っている俺では無く?
誰よりもお前を必要としている俺では無く?
830名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:20:00 ID:il2fyklS
「…畜生ッ!」

どっ

「げゥッ!…ッカ…ハ…!」

みぞおちを突いた。胸を押さえて身をよじる彼女。
俺は荒々しく彼女のスカートを捲り上げ、
青のストライプの小さいパンティをずり下ろしながら、
畳の上でもがく瀕死の金魚を連想し、嫌悪する。
なにに?わからない。

彼女の、かすかに小便の匂いのする秘部に顔を突っ込む。
俺の顔を引き剥がそうと頑張る彼女の右手を気にも止めず、
水気を無くして粘り気を増した唾をたっぷり絡めた舌を秘裂に挿し入れる。
処女だ。
薄く、柔らかい陰毛に鼻をくすぐられながら、尖らせた舌先で丹念にひだを撫でる。
広瀬の匂いがする。
広瀬の味がする。

「ック…ヒック…ぅぅ…」

広瀬のしゃくりあげる声が聞こえる。

「ッうぅ…んね…ごめ…ね…大輔…」
831名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:20:30 ID:il2fyklS
畜生。

「黙れ…」
「ぅ……大…輔ぇ…」
「黙れッ…つッてンだろォ!!」

ごきっ

「あ"ぅッ!」
「なんでだよ!なんでなんだよ!
 俺はあいつより優れてるのに!
 広瀬が好きなのに!
 広瀬が必要なのに!
 わかんねぇよ!」
「…そうじゃ、ないでしょ?」
「黙れェッ!」

がきっ

「…ッ!」

長い睫毛を伏せ、涙を流し、唇に血を滲ませる彼女は、無表情だった。
俺は、俺の中で広瀬を抱く時よりも、硬く、大きく、色濃く、痛々しいほどに怒張していた。
俺の中で俺に抱かれる広瀬は、俺を好きだと、何度もささやいてくれるのに。
俺の中で俺に抱かれる広瀬は、俺を求めて、俺の背中に腕を回すのに。
俺の中で俺に抱かれる広瀬は。
832名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:21:00 ID:il2fyklS
ばりっ、と、俺の肉牙が広瀬をえぐる。
彼女は一瞬息を止めて体を反らせ、力を抜いた。
目を閉じたまま。諦めたように。呆れたように。俺を赦すように。

動いた。とにかく、動いた。目を瞑って。歯を食いしばって。
それしかできなかった。
いつものように優しい声を掛けることも出来ず。
血まみれの、俺と彼女の下腹を想像することも出来ず。
声も無くあいつの名を呼ぶ彼女の震える唇を正視することも出来ず。
声も無くあいつに赦しを乞う彼女の震える唇を正視することも出来ず。

長い射精だった。永遠とも思われた。
俺の種が広瀬を満たしてゆくのが分かった。

広瀬は帰った。
びっこを引きながら。
涙の痕の残る頬で。
青のストライプのパンティを血と精液に濡らして。
俺は泣いている。
夕闇に冒された美術室で。
油絵の具の匂いを嗅ぎながら。
くしゃくしゃのレシートのようにうずくまって。
俺は泣いている。
何も出来なかった非力な自分に。
しかし本当に広瀬が好きだった自分に。
833名無しさん@ピンキー:04/09/12 12:52:20 ID:PB/J3my/
「ぷは…どう?きもちいい?」
根元をつまんで口からペニスを引き出し、君子は聞く。
「ああ、すげえいい…」
「うれしい…」
幸せそうに頬を染めて微笑む君子は、
可愛らしい手で唾液に濡れそぼった俺のペニスを優しくしごき、
淫嚢に舌を這わせ、両の睾丸を口に含み、舌で転がすように愛撫する。
あまりの快感に目の前が暗くなる。うなじのあたりが引きつる。
俺は左手を後ろに付き、右手で君子の綺麗な髪を撫でる。
君子は、再びペニスを口に含んだ。

こうして風呂上りに処理してもらうようになって1週間が経つ。
君子の初潮以来、習慣になっていた風呂上りの自慰。
毎日、洗濯籠から拝借した君子のパンティを嗅ぎながらそれをしていた。
横になり、顔全体にパンティを擦りつけるようにしながらペニスをしごく。
目を硬く閉じて君子の細い四肢と甘く薫る秘所を夢想する。
俺はうめく。
「君子…!」

「おにいちゃん」

目を閉じたまま、俺は硬直した。背中を冷たい何かが走る。
小さい頃、留守番をしていて何か大きなヘマをやらかした時の感じだ。
俺は、少し目を開いた…。
834名無しさん@ピンキー:04/09/12 12:52:55 ID:PB/J3my/
君子は、ベッドに横になった俺の目の前に、ぺたんと座っていた。
君子は泣くでもなく、怒るでもなく、じっと俺を見つめていた。
我に返った俺が慌てて身を起こす、と同時に、君子は俺のペニスに手を添えた。
「君子…?」
「知ってたもん…いつもドアに耳あてて、聞いてた。
 すっごくうれしい…。だから、手伝わせて…?」

どうしたらいいか分からなくなった俺は顔を伏せて黙った。
間違いなく耳まで真っ赤になっていただろう。
「こう?」
君子は左手で、俺の、屹立したままのペニスをしごき始めた。
俺は横になった体勢なので、親指側から入って小指側に抜ける形になった。
初めて自分以外に、それも以前から想っていた妹にしてもらう手淫は気持ちよかった。
快感に体を震わせ、しらずしらずシーツを握っていた俺の右手に、
君子はそっと空いていた右手を添えてくれた。
切羽詰っていた俺はそれを思い切り握り返した。変な形に歪む君子の手が見えるようだった。
痛かっただろうに、君子はなにも言わず、淡々と俺のペニスをしごき続けた。

「うっ…!」

堪らず、俺は射精した。
射精の瞬間、腰を引いてしまったせいでペニスは君子の手から外れ、
勢いよく飛んだいつもより多めの精液は、君子の顔と髪に、少し床にも、降りかかった。
少しの沈黙があった。

「またね」

と、相変わらず顔をふせたまま肩で息をする俺に君子は言って、小走りに部屋を出ていった。
835名無しさん@ピンキー:04/09/12 12:53:29 ID:PB/J3my/
あれから今日までの6日間、俺は君子に俺の知りうる舌技、口淫術の全てを教えた。
そのたびに君子は真剣に聞き、熱心に練習し、見事に実践してみせた。
手では強くしごきすぎないこと、歯を立てないことから始まり、
唾を十分に溜めてから咥えること、唇はカリ裏にひっかけるようにすること、
舌先で尿道口を回すようにえぐること、ペニスを横に倒して根元を甘噛みすること、
肛門も指と舌で愛撫すること、へそも意外な弱点であること…。

「うっ…!」

回想は途切れ、俺は限界を迎えようとしていた。
手の中の睾丸の蠢きと、口の中でペニスが硬さを増し、ほんの少し大きくなるのを感じた君子は、
3日前に俺が教えたとおり、亀頭を喉でくわえ込み、強く吸い込んだ。

ベッドに腰掛けている俺は、声無き叫びを上げると同時にびくんと前かがみになり、
両手で君子の頭を鷲掴みにして思い切り抑えつけた。
俺のペニスは、君子の食道の中で、ありったけの、やや黄ばんだ濃厚な精液を、
例えるなら、そう、散水機のジェットモードよろしく、
その、真紅に腫れ上がった亀頭の尿道口から勢いよく、かつ力強く噴き出した。
君子は頭を抑えつけられたまま、俺の固い陰毛に鼻をうずめてそれに耐えている。
いや、耐えているのかは分からない。俺からは見えない君子の表情は至福のそれであるかもしれない。

精通した時のような、長く、激しく、そして恐怖にも似た凄まじい快感を伴なう射精は終わりを告げた。
君子は、おとといまでのようにむせることもなく、最後まで舌全体で裏筋を優しく愛撫し、射精の律動をうながしてくれた。
俺は、しばし放心しつつ余韻を味わい、体を起こして両の手を後ろに付き、天井を見上げてなおも荒れる息を整えた。
それが口から抜いてよい合図であると、きのう教えた。
君子は、尿道に残った精液を搾り出すためにと、これも俺が5日前に教えたとおり、
抜くときは根元をつまみ、舌先で裏筋の根元を強く押さえ、そのまま引き出し、唇を締め、最後まで吸いつづけ、
ちゅぽんと音を立ててペニスを口から引き抜いた。
836名無しさん@ピンキー
いくらか硬さを失って、てろんと左に首をかしげる俺のペニスを虚ろな目で眺めながら、
俺のせいで髪がくしゃくしゃになってしまった君子は喉を動かしている。
食道に残った俺の精液を反芻して口に戻し、味わおうとしているのだろう。
これは、俺の教えたことではない。

君子は目を閉じて、俺の脚の間で、可愛い顎をゆっくりと動かしている。
「…うまいか?」
乾いた声で尋ねる俺に、君子は満面の笑顔で、淀みなく答えた。

「おいしいよ」

俺は初めて君子とキスをした。
猫背になって、両手で君子の頭を持ち上げるようにして。
君子が驚いた目をして、涙ぐんで、目を閉じて、その涙が長い睫毛を濡らして落ちていくのを見届けてから、俺も目を閉じた。
鼻息がかかるのも構わずに、俺は君子の口の中を荒々しく、まんべんなく舐めまわした。しょっぱい味がした。
おずおずと、俺の舌に、君子は舌を絡めてきた。俺はそれに応えた。君子の舌は柔らかかった。君子の味がした。
目を閉じたまま、互いの舌を、絡め、甘く噛み、先を吸った。くしゃくしゃの髪を手で梳いた。薄い肩をにぎりしめて引き寄せた。
鯖折りをするようにして、手の平で背中を愛撫した。指をかみあわせて強く手を握りあった。
俺の頬が濡れた。君子は涙を流しつづけているらしい。時折しゃくりあげる。

キスを終えると、君子は手で顔を隠してそそくさと立ち上がり、部屋を出ていった。
昨日までは俺に感想を聞いたり、新しい舌技を教えてくれとせがんでいたのに。
ふと、涙の意味はまさか、と、考え込んで、不安に駆られて青ざめる俺に、君子がドアの向こうからくぐもった声をかけた。

「またね」