【GBから】サガシリーズでエロパロ【アンサガまで】

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1名無しさん@ピンキー
スクウェアのRPGサガシリーズの、
GBからアンサガまで全てをカバーするエロパロ総合スレッドです。

SS投下前には出典作品やカップリング、
特殊な嗜好ありの場合はその旨も、一言添えて下さるとありがたいです。

関連スレ他。
ロマサガ3女キャラの下ネタ限定すれ(実質前スレ)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1034532287/
アンリミテッドサガで萌えつくす 2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054195742/
サガフロシリーズで萌えるスレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073972833/
全板サガスレへのリンク集はこちら
ttp://fire_emblem2ch.at.infoseek.co.jp/saga.htm
2名無しさん@ピンキー:04/02/25 19:16 ID:EWNVUVRL
即死防止に何か書き込まないといけないんだっけ。
何もネタがないぞw
3名無しさん@ピンキー:04/02/25 19:19 ID:EWNVUVRL
1に入れるべきだったかな? うさがの絵掲です
http://hpcgi1.nifty.com/Dokoiya/oekaki/bbsnote.cgi
4名無しさん@ピンキー:04/02/25 19:33 ID:EWNVUVRL
じゃあロマサガ3のミカエル×カタリナキボンヌと言ってみる。
正統派の筈なのに全然見掛けない気が。
5名無しさん@ピンキー:04/02/25 19:52 ID:2kT352N+
漏れもミカエル×カタリナきぼん。
あとフォルネウスたんも。
6名無しさん@ピンキー:04/02/25 20:00 ID:kUtjHdbG
アイシャ×ひとさらいorモンスターキボンヌ
7名無しさん@ピンキー:04/02/25 20:07 ID:81rzc1bW
乙です。即死回避
8名無しさん@ピンキー:04/02/25 20:18 ID:7lfkeCCR
グレイ×クローディアとかもキボンヌ
9名無しさん@ピンキー:04/02/25 20:30 ID:KHX+SD9d
>>1
乙!
では、諸侯から破廉恥な辱めを受けるヌヴィエムきぼん
10名無しさん@ピンキー:04/02/25 20:35 ID:7lfkeCCR
ヌヴィエムたんは後が怖そうでんな・・・
11名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:18 ID:CcxVLVAT
sageるなバカものどもめ!
sageるのは5kbをクリアしてからだ!


ってなことを言いつつ、
アルベルト×シフきぼんぬ。
ナニは鋼の如く鍛え上げた貴族の息子に弄ばれる女戦士ハァハァ
12名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:36 ID:p1eU42Ub
sagaるなと見えてしもうた。
ユリアン×エレンと王道を主張してみる。
13名無しさん@ピンキー:04/02/25 23:09 ID:jHIUXaQs
俺はあまりカップリングとかはこだわらないな・・・
レベッカさんやミシェルたんがエロエロしたりされたりすれればそれで(・∀・)イイ!!
14名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:02 ID:x+Kgro1n
専ブラでデフォルトで下げてるから上げ下げなど気にしてなかった。
お休み前のage
15名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:16 ID:/E/Brlic
>>1
お疲れ様です
新スレになってもちょくちょく書かせてもらいます

>>12
なんだかサガ関係を書きたくなりましたので
そのカップルを書かせてもらいます(w)
一週間ほどあれば出来ると思いますので
あとかなり長くなると思うのでウザイと思う方はスルーをお願いします
16サガスレ@やたがらす99:04/02/26 00:18 ID:/E/Brlic
ついでに>>15はあのやたがらす99です
いつもご迷惑おかけしますです
17名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:43 ID:/BDHyuEM
サガ3で肉を食べてモンスターになった仲間に犯される女の子キボンヌ!
18名無しさん@ピンキー:04/02/26 03:11 ID:vz9L5LJu
ミカエル×カタリナは一つあったが、未遂で終わってたもんなぁ
きっちり本番まで読みたいっす

あと1とGBものとかもそろそろ…
個人的にはホーク×シフでマッシヴなのを∵・(Д゚ )   ーt(´  ) フッ
19名無しさん@ピンキー:04/02/26 05:31 ID:c1J+QPgu
喉が乾いた。精液のませろ!とか言い出す姉さんキボンヌ。
20名無しさん@ピンキー:04/02/26 08:01 ID:3DOIo2U4
即死ってレス数だと20未満だったっけ?
21名無しさん@ピンキー:04/02/26 10:52 ID:fkqtrQu1
アンサガイラネ
22名無しさん@ピンキー:04/02/26 11:54 ID:ZSsnaPQJ
>>21

いまの あんたが いちばん みにくいぜ!!
23名無しさん@ピンキー:04/02/26 13:01 ID:/BDHyuEM
ねんがんの>2をてにいれたぞ!

     ,、ijノ ''''''''' ''''弋     グ>>0      グレイじゃないか!
    <         ≧,    ア>>1シャ    だめだ!! いくらつまれても ゆずれん
    ≦ W   ト    フ    ジャ>>3ル   そういわれてもなー
    ヽ.| `リソ '´不.ノ     >>4フ       この剣をてにいれるのには そうとうくろうもしたし・・・・
     { i`t;;;:i t:;イ.| }、     ク>>6ーディア では おれもいっしょにいくというのはどうだ?
    /`t  〈|_,.  jイ、\    >>8ーバラ   そのフレイムタイラントにあってかんがえよう
 > ´/: ::ト ニ ‐ /|/,イ   ホー>>9     じじょうは わかった
Y´   |: : :/< ̄`…'´ / ヽ、_ アルベル>>10 きさまのような 悪人に この剣をわたすわけにはいかない!
f二⌒ヽ::/   }    /: : : : : :> ,.‐-、   >>21アンタガイラネ
   ヽレ \/  ,  ': : :/ヽ: : : : /   \
     t /  /: : : , ' /ノ : :/  : :   } >>11-1000  な なにをする きさまらー!
24名無しさん@ピンキー:04/02/26 18:44 ID:N8Keejs2
だから5はどうしたんだとw
25名無しさん@ピンキー:04/02/26 21:21 ID:CSIQT3Cu
かみ×にんげんおんな
あたりが見たい。
26名無しさん@ピンキー:04/02/27 00:22 ID:XnJT5Q01
かみ の エロ を のぞむ とは
これも にんげん の サガ か
27名無しさん@ピンキー:04/02/27 02:45 ID:cf+t2AA7
ちちおやにおいてかれて以来火照る身体を鎮める手段を失い
悶々とした日々を送るははおやキボンヌ
28名無しさん@ピンキー:04/02/27 11:34 ID:Kh71yH3X
シャール×ミューズをキボンしてみる
29名無しさん@ピンキー:04/02/27 12:41 ID:+1CNIoKn
前スレ落ちたか・・・
30名無しさん@ピンキー:04/02/27 19:02 ID:+wPqFpmG
ほんとだ。
見返すのが辛いのが載ってたのでちょっと安心w
31名無しさん@ピンキー:04/02/27 20:06 ID:MI4RpMl3
あげ
32名無しさん@ピンキー:04/03/02 02:32 ID:0URzZiHm
>>19
イイ
33名無しさん@ピンキー:04/03/03 08:17 ID:ZP16Vcxj
マイスとパーティーメンバーの8Pキボンヌ
34名無しさん@ピンキー:04/03/03 12:00 ID:2S8HxfrG
2のエスパーガールにセクハラするスライム&茸
35名無しさん@ピンキー:04/03/05 01:43 ID:LnhZPRLx
>>34
蛸も加わって凄いことに
36名無しさん@ピンキー:04/03/07 15:18 ID:4PJulr6B
パーティーの女性全員に手を出し毎晩違う相手とギシギシアンアンなマイス。
今宵のお相手はマリー。

マイス「脱いだらどうだ?」
マリー「お手柔らかにね」

     ・
     ・
     ・

マイス「はぁっ、はっっ、……ウッ(ドピュ)! ……ふっ、時間の無駄だったな」
マリー「あら〜? もう終わりましたの〜?」

二人「…………」
37名無しさん@ピンキー:04/03/07 15:19 ID:4PJulr6B
あ、下らんネタの上何かタイプミスしてるし・・・。
38名無しさん@ピンキー:04/03/12 06:08 ID:dgB/bbvt
ほっしゅ?
39やたがらす99:04/03/12 22:19 ID:YMnT7GzO
>>15で予告したやたがらすです。遅くなりましてすいません。
めったくそ長いので、幾度かにわけて見るか。スルーしてください。

カプはユリアン×エレン【処女開通】です。
(処女膜は存在しないらしいんですけどね(汗))
題は『ふたり』で。リアルじゃないって言われたのでエレンは気持ちよくなってません。
誰かの要望でハマるものがあれば、また来ます。
 それは突然のことだった。
「ユリアン、ヤーマスへ行かない?」
 ユリアンの部屋の中に不意に入ってきたエレンが話し掛けてきたのだ。だがそのエレンの一言にユリアンは驚く。普通なら別に驚くような事でない。
 普段から仲の良い二人の事だ。気分転換や楽しむ為に二人きりでたびたび外出したり遊んだりという事はよくあった。だが、この時なぜ驚いたか。
 それはエレンの妹のサラがアビスゲートに捕われ皆が悩んでいた時だったからだ。
「何いってるんだよ!エレン。そんな事できるわけが無いだろう」
 ユリアンが怒るのももっともだった。四魔族たちとの激戦、その後やっと全てが終わったかと思うと今度はサラがアビスの犠牲になりまた新たなる敵の存在も明らかになったのだ。メンバーはもとい、ユリアンも苦しんでいた時だった。
 そんな時に、姉であるエレンが何も考えないようにあっけらかんと「遊びにいかないか?」と誘ったのである。
 そんなユリアンの怒りを知ってか知らずかエレンはさらに手前勝手な言葉を続ける。
「ね、いいじゃん!そうだ、あさっては空いてるんでしょう?」
「そ、そりゃ空いてはいるけど…でも!」
「よし!じゃあ、あさっての昼にヤーマスで遊ぼう!いろんな荷物や珍しいものが運ばれてるんだって。あとヤーマスの教会も見たいしね。じゃあ、あさってにまた。バイバイ」
 それだけを矢継ぎ早に言ってしまうと、エレンはすぐに部屋から出て行ってしまった。ユリアンの反論など聞いていないようだ。昔からこうやって一方的に遊びだの買い物だの何だのを決められてきた。
 ユリアンは、しばしの間じっとしていたがとうとう怒りが収まらなくなったのか壁に向かって振り上げた拳を思い切り突きたてた。大きな音が部屋全体に鳴り響く。その後、ユリアンは手を押さえうずくまったのだった。
 当日はひどい天気だった。ユリアンがヤーマスについた時、空は灰色に染まり雲が全てを覆っているように見えた。どしゃぶりの雨は耐えることなく、延々と降り続いている。荷物を運んできた人たちもそうそうに切り上げ避難を始めていた。
 ユリアンと同じく遠い町から来た人たちも数件立ち並ぶ宿に身を寄せ寒さに凍えている状態だ。ユリアンは後悔した。
41名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:30 ID:YMnT7GzO
(だから俺は来たくなかったんだよ。ヤーマスは山に近いからすぐに天候は変わるし。こんな事やってるぐらいなら魔物征伐でもやればいいのに。大体エレンのやつはどうしたんだ?まだ来ないな)I
 やきもきしながらいくら待っても一向にエレンの姿が見られない。イライラと靴のかかとを何度も何度も地面に打ち付ける。約束をすっぽかされたのかと思ったが、あれだけ笑顔で誘ってくれたんだから、それもないだろうと思った。
 大体、昔からいくら軽口を叩いてもエレンは約束を破った事がない。
 むしろ破るのは、いつもユリアンの方であった。そんな無責任なことをしても、謝ればすぐにエレンは、あっけらかんとして許してくれた。だからこれはただ単に遅れているだけだ、と自分に言い聞かせた。
「しかし、それにしても遅いな。どうしたんだ?」
 カウンターに腰掛け目をつぶって待っている。時々、マスターらしき男が酒を進めてきたが断った。ふとその時、隣の席で二人の男が安酒を飲みながらなにやらブツブツと話し合っていた。
「おい、知ってるか?きょうかいの事を」
「協会?ヤーマス協会がどうかしたんかい?やっこさん潰れちまったり買収されたりで今はもうないだろう」
「そりゃ『協会』だよ。俺が言ってるのは『教会』の事さ。あのヤーマスのはずれにある教会だよ。あそこ今もあるんかなぁ…」
「そりゃ、あるさ。あそこはヤーマスの名物のひとつなんだから」
 たわいもない会話だったが何かが引っかかった。
(教会?)
 自分の記憶を少しずつ辿る。何とか思い出そうとするがうまく思い出せない。だが何度もがんばってみる。そうすると最後にエレンの言葉にたどりついていた。
 あの時はうまく聞こえなかったがエレンは「教会もみたいよね」といっていたはずだ。そうであればエレンはそこにいるかも知れない。そう考えるといてもたってもいられない。ユリアンはマスターに酒を一杯頼んだ。
 そのついでとして教会の場所を聞くと一秒足らずで、グラス酒を飲み干し宿を飛び出していった。
「そりゃ、場所を教えてもらってないけどさ。でもそんなところにいるのか?」 
42名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:35 ID:YMnT7GzO
 悩みながらもヤーマスのはずれにある小さな教会に向かって走り出した。どしゃぶりの雨が絶え間なくユリアンの髪や衣服をぬらしていく。
 足元にある水溜りが靴やズボンをべちゃべちゃにしていく。気がめいりそうになりながらも走りつづけるととうとう教会についた。
 この教会は、ヤーマス協会が買い取ろうと画策していたが聖王の関係であるため、手を加える事もましてや取り壊しに使用とすることも難しくそのまま放置されていた場所である。
 ピドナの人間たちに忌み嫌われ、安く売られている魔王殿とは大違いだった。だが聖王が死んでから何百年も立つ。
 こんなに歴史がたった後ではだれも後を継ぐ者はおらず半分廃墟の模様を呈し始めていた。まわりは誰も手入れをしていないのか草が生えっぱなしになっていたり、壁の石が欠け壊れている。
「ひどいもんだな。こんな所にエレンの奴はいるんだろうか」
 独り言を呟きながら教会の扉を開く。扉の外見は木で覆われているがは鉄を組み合わせているのか妙に重い。しかも腐りかけており手をひっつける泥を握ったときのような音がする。
 気分が悪かったがなんとか力をこめ押すとガラスをこするような嫌な音を立てながら開いた。外見がこんな風だから中もさぞ汚くホコリくさいのだろうと思っていると予想のままでずいぶんと掃除がされていないような汚い場所だった。
 目の前にはステンドガラスを前にした十字架と聖王の銅像がたっていた。だが誰かの悪戯かガラスは壊され十字架と銅像は半分から上がない状態だ。両側には長椅子がいくつも並んでいた。
 そんな内部の様子に苦笑いを浮かべながら歩いていく。銅像の前まで来た時ふいに言葉をかけられた。
「遅かったじゃない。何してたの?」
「…お前を探してたんだよ。なんでこんな所にいる?なんで教えてくれてなかったんだ?」
 声をかけたのは探していたエレンだった。ポニーテールの髪に、いつも来ている赤い服装だ。
 並べてある椅子のひとつに座っていたらしい。手でスカートの汚れをふいている。その姿を見ていると、あっけらかんとして悪びれた様子はない。ユリアンは頭が痛くなりそうだった。
43名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:36 ID:YMnT7GzO
「何って?一緒に見にこようってあの時言ったじゃない。だから先に来てあげてたんだよ。外は凄い雨だし。現にあんた来たでしょ?」
 いつもこうだった。ちゃんと約束は守るのだがすぐにフラフラとして何一つコントロールできないでいる。エレンとサラの次に長く付き合っているユリアンならわかる事だったのだ。
 なのにわざわざあんな宿で待ってしまっていた自分を馬鹿に思った。そうすると同時に、怒りも芽生えてくる。
「お前な!いいかげんにしろよ。人を誘ったと思ったらすぐにこんな風にフラフラ、フラフラ。それでなくても大変な時なのに。…サラのことも!」
 ユリアンの怒りは収まらない。大声でつばを飛ばしながら叫ぶ。そのせいなのか、ボロボロの壁が揺れたようにもみえた。そんなユリアンの勢いに少しも動じることなくエレンは落ち着いたままだ。
「ユリアン、あんた気張りすぎだよ。もうちょっと落ち着きなよ」
「落ち着けだって?これが落ち着いてられるかよ。四魔貴族を倒してやっと世界が平和になったと思ったら今度はアビスかよ。しかもサラが…もう誰も失いたくないんだよ」
 掌を汗でいっぱいにしながら言葉を吐き出す。胸にたまっていた想いが口からどんどん出てくる。叫びつづけるうちにいろいろな事が頭の中を巡る。子供のころのこと、大人になる前のこと、騎士団でのくらし。
 トーマスたちと一緒に笑いあっていた平和な日々。
 だがそれはもう帰ってこない。ユリアンの近くの人たちもずいぶん死んでいった。ハリードやウォードといった戦士たちの死も見てきたのだ。
 つらく苦しかった。己の胸が痛んできた。こんな時に言う言葉ではなかったのに、なぜか関をきったように溢れ出してくる言葉を止める事は出来なかった。涙もいっしょに流れてくる。
「あんた…つらかったんだね。ごめんね。あたしが守ってあげればよかったのに」
 涙を流しながら立ち尽くしているユリアンの前にエレンがたった。背が足りない為、どうしても見上げる格好になってしまう。
「でもあたしも冗談であんた誘ったわけじゃないよ。昔からの腐れ縁だからって事でもない。あんたじゃないと駄目だから。あんただったらあたしのこの苦しい気持ちを少しでも消し去ってくれそうだったから」
44名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:39 ID:YMnT7GzO
「…?」
「あたしもつらい。サラがいなくなって。戦いが続いて。みんなが死んでいって。…だからこんな時だからこそあんたといっしょに楽しみたかったんだ。でもこれはあんたにとって重荷だったんだね。ごめんね」
 透き通るような声で言葉を続けている。だがひとつひとつ搾り出すようでそれでいて重い言葉だった。ユリアンは自分の涙を拭くこともせずエレンの言葉を聞きつづけている。
「ごめん…本当にごめん」
 ついには言葉は途絶え何も喋らなくなってしまった。それでも少しずつ漏れるのは「ごめん」という謝る言葉だけのみだった。あんなに気の強いエレンが子供のように怯え、小さくなっている。
「あれ、なんだか悲しいや。ごめんね。すぐ止まるから」
 胸の内を告白したという安心感が出たせいでエレンの目のはしからどんどん涙が出てきた。何度止めよう止めようと思い手でぬぐってもあふれてくる涙は止められなかった。
 むしろ手の動きは、目に刺激を与えているようでどんどんとひどくなる。ついにはホコリがたまった床にひざをつき泣き出してしまった。
(エレン…)
 ユリアンは涙を流すのをやめた。乾ききらない目で泣いているエレンを見る。こんなエレンの姿を見るのは何年ぶりだろう。ユリアンには昔、大喧嘩をして一度泣かした事がある。そのときも今のように大きな声で泣いていた。
 あの時もくだらない喧嘩だったように思う。理由が思い出せないのだ。意味もなかったのだろう。
 昔ならこのまま無視をしていたかもしれない。だが今は違った。なぜか泣いているエレンを守ってやりたく思えてきたのだ。
 少しずつエレンの方へ足を進める。どんどんエレンの方へ迫っていく。
 スッとエレンの影の上に影が重なる。何かと思って顔を上に上げると目の前にいたのはユリアンだった。そのまま見ていると緑色の髪が茶色の髪に交差する。ユリアンが口を静かにくっつけ、唇を開くと舌を絡めてきたのだ。
 エレンは驚いせいで歯で進入を拒んでいたが、ゆっくりと唇を濡らされるうちに力が抜けてくるように思えた。そして開いた口の中へとうとうユリアンの舌が入ってきた。
「……あっ」
 思わず声が漏れる。エレンにとって男性から受ける二度目の口付けだ。はじめてのキスは違う男だった。若くキザっぽい青年に、つい口説かれいい気になってキスを許してしまったのだ。
45名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:41 ID:YMnT7GzO
 だがそのときは男が不慣れな事もありベタベタして気持ちが悪いだけだった。それ以来、男性とキスをする時はなかった。だが今日、やっと二度目のキスにめぐり合った。相手がユリアンだったのは計算違いだったかもしれないが。
 その間もキスは続いている。目をけっして閉じる事はない。エレンの顔をしっかりと見ていた。ユリアンの目はとても美しかった。子供のように純粋で、それでいて何か強く猛々しいものを感じる目だ。
 力強い眼差しはエレンのとろんとした目を見つめて離さない。このまま永遠に口付けを交わしていたいと思っていたエレンだがハッと目を開くと両手で胸を押し離れようとした。そのことを抵抗と感じ取ったのか、ゆっくりとユリアンは離れていく。
「ごめんな。こんな事して。でも、お前が泣いてたから…」
 しばしの間なにもいえなかった。エレンが怒って殴ってくるかもしれない。そのときは甘んじて受けようと思っていた。だがエレンはまったく起こっていなかった。ユリアンの考えとは違う事を考えていたのだ。
(キス…嫌じゃなかった。そうか…そうなんだ) 
 エレンはわかった。なぜ、あの時ユリアンを誘いたかったのか。なぜユリアンでなくてはいけなかったのか。その答えは今もドキドキと熱い鼓動を繰り返す心臓が答えてくれる。
(ああ…あたし、こいつの事が好きなんだ。だからあの時あんな事になってもユリアンと一緒に遊びたかった、楽しみたかったんだ…)
 両指をいじりながら頭を下げてうつむいているユリアンにエレンは自分からキスをした。ユリアンは驚いたようだったが、すぐにキスを返した。二人はまるで磁石のように引っ付きながら抱き合いお互いの肌のぬくもりや感触を確かめ合っていた。
 数十分後、二人は宿の一室にいた。数件並ぶ宿の中でもっとも大きく豪華な宿だ。その中の一室を二人は選んだ。他の安宿ならもう満室だがこうも豪華なつくりで大きいと、他のものたちは躊躇するらしく空きはたくさんあった。
46名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:44 ID:YMnT7GzO
 薄暗い一室だが壁にはご大層にやわらかい布と高級そうな木材を使用している。地面はフカフカとしたじゅうたんだ。まるで貴族が泊まる部屋のようでもある。
 ユリアンが自分の財布から全て出しこの高級そうな一室を借りてくれたのだ。エレンと自分のこの少しの時を楽しむ為に。
「エレン…俺は、これが最初じゃない。でもだからって、初めてのお前に優しく出来ないかもしれない。いいのか?」
 お互いに向かい合いながら二人は話し合う。ユリアンはいつもより妙にぎこちないようだ。自分から言ったとおり、これが初めての体験ではなかった。
 初めては騎士団に入った後、先輩たちに誘われ酒を飲んだ帰りに娼婦を買った事がある。その時が最初だった。だが酒のせいか、それとも別の何かのせいか。
 とても満足に楽しめたとは言えず、二日酔いで気分が悪いまま朝を迎えたのだった。しかも女を買ってしまったという恥ずかしさ、後ろめたさからこのことをかくしていた。
 しかし、こうして今、エレンの前で自分の恥ずかしさも考えず言った。なんだかおかしくもあったが少し自分を誉めたくなったユリアンだった。
「ナニ言ってるんだよ。馬鹿だな。…来てよ。もう我慢できないんだろう」
 初めての経験を前にするのにエレンには物怖じというものがまるで感じ取れない。移住者の娘としても遺伝的な気風のよさだろうか、それとも男勝りの性格のせいだろうか。
 どちらにしても恐怖はほとんど無いようだ。ただ少々緊張の気はあるらしく自分の股をお互いの太ももでズリズリと擦っている。すべりでも良くしようと考えていたに違いない。
「じゃいかせてもらうぜ。くぅ、緊張すんなぁ」
 ユリアンの独り言が聞こえたのか、口を曲げ笑うエレン。そんな無邪気なエレンの肩を抱きベッドに押し倒した。
 だが優しく力をこめたせいと、柔らかな太陽の光を吸収したベッドのせいで、エレンにはまったく痛みや衝撃は感じ取れなかった。むしろ気持ちよい感覚が走った。
47名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:45 ID:YMnT7GzO
 そのまま二人は数分ほどベッドに横たわっていたが、とうとう耐え切れなくなったのかユリアンの手がエレンの服の胸元に伸びる。指を胸元に近づけると優しく触れた。
 ピクピクと小さいながらも振動は指に伝わってくる。その官職がなんとも心地よく思えた。
 エレンの服はボタンで閉められていた。焦ることなくボタンをひとつひとつていねいにはずしていく。
 下からは光をうける美しい胸全体が顔を出した。けして大きいとはいえないがそれでも中々の大きさである。
 ピンと張り出した胸は体にちょうどあっているといえた。体全体も小柄なはずなのに常に戦いに身をおき鍛えているせいで均衡がとれている。筋肉がうまくバランスをとっている格好だ。
「綺麗だな」
 ついふと言葉が漏れた。けしてお世辞で言っているわけではなかった。己の正直な気持ちが口を開かせたのだ。言葉を受けたエレンは恥ずかしいのか、怒ったように目の前にあるユリアンの胸を叩く。
 だが、けして痛くは無い。からかう程度のものだ。やはりうれしかったのだろう。
 上半身があらわになり、下半身にうつろうとしたがエレンは脱がせるのが嫌なのか、すぐに自分から脱いでしまった。
 ユリアンはすこし口惜しい気持ちもしたが、そんなことで別に焦る事もないと自分に言い聞かせた。
 脱いだ服を壁沿いに投げ自分も服を脱ぎ始める。昔から農作業や開拓のため働いてきただけある。それに加えロレーヌの由緒正しい騎士団で鍛えられているのだ。
 とてもたくましく若々しい肉体が顔を見せた。エレンはその体を自分の服を脱ぐ途中にもチラチラと横目で見ていた。
「ナニ見てんだよ。もしかして興味あるのか?」
「そんなんじゃないよ。ユリアンはガキだな」
48名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:46 ID:YMnT7GzO
 視線に気づき、ユリアンがからかう。平気そうに言葉を返したエレンだが内心ではどきどきと驚いていた。
 二人は全てを脱いでしまうとさっきのようにお互い向き合う。二人の目は愛し合う相手しかうつさなかった。お互いの鍛えぬかれた体。
 子供の頃はよく見ていたのに大人になるともう見なくなった。それは当然の事だったが二人ともさびしく思えたのも確かだ。
 上から下へ見ていくとお互いの視線は一部を見たまま動かなかった。それは相手の下半身である。
 ユリアンの男は肌の色と違い少し黒ずんでいるようにも思えたがたくましい。天井を高く見上げている。子供の頃、父親のものを見た以来だった。
 エレンのほうはというと自分の女を隠しもしない。薄い毛に覆われている。その下には美しいピンク色のモノが見えた。
 二人は近づき、ゆっくりと抱きあった。相手のぬくもりがとても心地よい。エレンの胸がユリアンにあたりやわらかく潰れる。
 しばしの間ふたりは抱き合っていたがエレンは自分の腰にぶつかるものに気づいた。下を除いてみるとそれはユリアンのモノだった。
「あんたのもんがもうこんなに大きくなってる」
 そういうとエレンはユリアンの男を握った。改めて握って見ると堅くてとても大きい。男をみたのは父親以外では初めての事だが、父よりも大きかった。やさしく親指で先端をなぞってやるとピクピクと震えている。
 不思議だったのはこんな汚らしくグロテスクなものが妙にかわいらしく思えた事だ。
「うっ」
 ユリアンの声が漏れた。いきなりエレンに触れられたためだろう。気持がいいらしく顔を天井に上げはぁはぁと息をしている。
「そのままこすってくれないか。エレンに握られてるだけで出せそうだけどもっと気持ちよくなりたいんだ」
49名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:48 ID:YMnT7GzO
「ああ、わかったよ。うまく出来ないかもしれないけどがんばってみる」
 最初は握っているだけだったが、上下に少しずつ擦っていく。するとさっきよりもむくむくと大きくなっていくのを感じた。
「き、気持ちいい。もっと、もっと頼む」
 目をつぶり快感の波に耐える。ユリアンのそんな可愛い姿をもっとみたくなり手はどんどんと速度を増していく。もう片方の手は下の玉をコロコロと転がす。そのせい快感は増しもう耐え切れなくなっていく。
 息遣いも荒くなる。そしてついに握っていた先端から白い液が放出されていった。
「うううっ!い、いくっ」
 精液は噴水のように大量に吹き上がりエレンの下半身や手に降りかかっていった。粘々とした精液は指の間を流れていく。そして落ちた精液は地面のじゅうたんに溜まった。
(こんなに出るんだ。お、男って凄いな) 
 エレンは目を白黒させて驚いている。そんなエレンの様子を満足そうに眺めている。
「お前の手の動きがあんまり気持ちよかったせいで我慢できなくなったんだ。へへへっ、今度は俺の番だな。寝ててくれないか」
 少年のように笑うと、ユリアンは指の精液を拭い取っているエレンを無理やりにベッドへ寝かす。エレンは急にベッドへ横にされてしまった。
 おかげで十分に拭い取れていない。何をするのか眺めていると掌を裸の胸の上へ置いた。そしてゆっくりともみ始める。
 そんなに大きくは無いが小さくも無い適度な大きさの胸だ。とても揉みがいがある。最初は軽くもむ程度だったが次第に大きな動作へ移っていった。指をつかい乳首をもち右に左にとこねる
 。たまには少し強めに握ったり押しつぶしたりひねったりという事も欠かさない。そのたびにエレンの口元から小さな悲鳴が聞こえてくる。
 そうして何分か続けているとエレンの乳首が少しずつ硬くなっていくのがわかった。それに調子をよくしたのか撫でたり、つまんだりといった動作をいっそう激しくする。
「うう。…気もちいい」
「そうか?じゃ、こうしてやる!」
50名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:49 ID:YMnT7GzO
 ピンと天井を向いた乳首にユリアンがむしゃぶりつく。エレンは驚いたが、別に抵抗はしない。なすがままにされている。
 慣れないのか乳首を舐めつづけているままだが、何度か繰り返すうちにコツというものをもう掴んでいく。右手でエレンの左の胸を撫で、顔で右の胸を優しく舐める。
 ふたつの場所を同時に責められる快感がとても心地よかった。べちょべちょに濡らした胸がひかっていた。
「よし!今度は反対側だ」
「反対側?」 
 ふと体を起き上がらせると今度はエレンを逆さにする。つまり足をつかみそっちのほうから引っ張ったのである。引かれた体はベッドの上をバウンドし、頭側とは反対のほうへ向いた
 。胸を責められていて気持ちよかったのに、いきなり中断されてエレンが少々不満足であった。
 顔を上げ文句をいおうとしたが、ユリアンの好奇心いっぱいの表情に何もいえなくなってしまった。
(なんで、あんなにあいつはガキなんだろうかなぁ?)
 ユリアンの悪戯心は止まる事がなく自分の方へ来た足首を両方の手で掴むと一気に端へ開いた。ユリアンから見た場合ハの字になる格好だ。これはエレンも恥ずかしかった。
「なにしてんのよ!や、やめてよ。恥ずかしい」
「恥ずかしくなんかないぜ。綺麗だよ。ほらピンク色でキラキラ濡れてるんだから」
 ユリアンが言ったとおりエレンの秘所は濡れていた。それは興奮の為だ。長い間、いっしょに抱き合っており体がずいぶん準備できてきたのだろう。
「大丈夫だよ。もっと気持ちよくさせてやるから」
 今度はなんと口を秘所にもっていきいきなりペロンと舐めた。
「ひっ」
 味はあまりない。だがどちらかというとしょっぱい感じだと思った。だが悪くは無かった。気に入ったのか、何度も何度も舐める。あまりに全体を舐めすぎて少々肛門のほうまで舌がいってしまった。
51名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:51 ID:YMnT7GzO
 ユリアンになすがままにされていたエレンだったが今度はなんとか反撃をしてやろうと精液にまみれているユリアンのモノを手にとった。ユリアンの体がビクリと震える。
(何をする気なんだろう?)
 考えているとなんともいえない感触に見舞われた。生暖かく柔らかなものに自分の男が包まれたのだ。首をまわすとエレンが自分の男を口にくわえていた。
 これには流石のユリアンも少々驚いた。たしかに農村、開拓村育ちでがさつとは言え自分からあんな汚らしいものを口にくわえるなんて思わなかったからだ。
 だが止めはしなかった。エレンは自分を愛する気持ちから、フェラチオを始めてくれたのだからそれで満足だった。
 自分はエレンを、全力で気持ちよくさせようと再度、秘所に唇を寄せた。
 目の前になにやら不思議なものがある。小さな豆のようなものだ。これが何かわからず口でくわえてみる。ビクッと大きくエレンの体がバウンドした。それはエレンのクリトリスだった。
 女性にはクリトリスを責められるのが妙に気持ちよく感じると聞いた事があった。
 エレンもやっぱり女性だから同じなのだろう。ユリアンは秘所とクリトリスを同時に責めて見ることにした。
「いい…。ユリアン。そこいい。もっと、もっとお願い」
 そう寂しそうなとても可愛い声と顔で哀願されてはたまらない。ユリアンは一層速度と力を込め励む。そして何度か繰り返した時、なんと秘所からねばねばとした液が溢れ出してきたのだ。エレンがイったということだろう。
 エレンはシーツで顔を隠しながら、恥ずかしそうにこちらを見ていた。ユリアンも笑顔で答える。二人は笑顔になりながら再度お互いをくわえた。
 そうしてお互いが男と女を何度も舐めつづけていると、ユリアンが顔を上げる。エレンはフェラを中断しは足の間で真剣な顔をしているユリアンをみた。
「なぁ、エレン。そろそろ…いいか?」
 ユリアンは不意に一言を漏らす。最初は言っている事がよくわからなかったようだが何度か聞いているうちに言っている事がわかってきた。つまりエレンの中に入っていいかときいているのだ。
52名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:52 ID:YMnT7GzO
 ユリアンにしてみればもう耐え切れないのだろう。確かにそこまでいかないといけないという空気でもあり、ここまできて逃げたくも無い。だが恐怖もあった。
「………」
 いよいよ処女を喪失するのかと思うとエレンの背中に寒いものがはしる。恐怖心なのか、好奇心なのか、それらが入り混じったものがエレンの心を支配する。だが、ここで物怖じするわけにはいかないと自分で決心しユリアンの方へキッと向いた。
 腰を両手で持ち上げると位置の確認をする。舐めて濡らしたもののそれだけでは十分といえないかも知れない。場所を確認し入りやすくさせる事が一番のはずだ。ユリアン自身も緊張している。背中から汗がどんどん出てきておりベッドのシーツへしみをつくる。
 何度かちゅうちょしそうになったが、エレンが受け入れてくれようとしているのだと決めついに女への挿入を開始した。グイッと腰を密着させて押し込める。
「いたあぁぁぁぁぁ!」
 部屋全体に響き渡りそうなほど大きい悲鳴が鳴り響く。声の主はエレンだ。入ってきた男をうまく受け入れることが出来ず痛みが走っている。ユリアンはというと小さなエレンの中へうまく入らせる事が出来ずに四苦八苦していた。
 途中まではなんとか力技で入れることが、出来たがそれからが難しかった。経験の不足が災いしているのかもしれない。
「ご、ごめん。だ、大丈夫か?痛くないか?」
「いたいに決まってるよ!くうぅぅ、大きすぎるんだよ。あんたのは!」
 涙を流しながらせいいっぱいの抗議をする。しかしどんなに抗議してもエレンの痛みはなくなることが無い。歯を食いしばって耐えようとする。だがもうこの痛みを受けるのは嫌だった。
 エレンは決意したかのように、ユリアンに向けて目で変事をする。「一気にこい」と言うような目を。
 ユリアンもそのつもりだった。きつく閉めてきてもう耐えられそうにもないのだ。それにきつさだけではなく気持ちがとても良かったせいもある。
 まわりは生暖かい柔肉で覆われており、次から次へ押し寄せる快感のせいで、自分のモノが耐え切れなくなっていくのがわかるのだ。
 もう今度こそ本当に躊躇はしなかった。さっきよりもっと奥に力をこめて押し込める。女性には膜があると聞いたがこんな状態では確認も出来ない。ただ自分のやるべきことをやり遂げるまでである。
「ひっ!」
53名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:54 ID:YMnT7GzO
 男が最後の場所まで到達した時エレンの息が止まった。女からは血が垂れている。その血がシーツの上に落ち赤い斑点を作った。
 だがその赤い点もすぐにエレンの動く足のせいで見えなくなる。
「痛い、痛い」
 美しい顔が苦痛にゆがむ。血が流れ出たということはもう内部まで侵入しており膜も破れたという事である。だがやはり最初の経験で苦痛から逃れる事は難しい。
 エレンも痛みに苦しんでいた。内部をえぐられるような痛み。エレンが初めて経験するものだ。
「くっ!」
 ユリアンも焦っていた。痛くさせないと誓ったのにどんどん血は流れ、エレンの涙も多くなる。焦れば焦るほどどうしようもなくなるのがわかった。
 これではいけないと思い、まだエレンの暖かく気持ちの良い内部にすぐに放出してしまおうと決意した。
「…エレン、出していいか?」
「いいっ。いいから早くお願い。…痛っ」
 一応聞いてみたもののエレンは痛みの方ばかりに気がいっているようで
 限界にきていたユリアンの男は、ついに溜まりたまっていたものをエレンの中へ放出した。ビクビクと震えながら次から次へとドロドロに濃い精液を送りつづける。
 エレンはそれを受け息も出来ないのか、天井ばかり見ている。手はユリアンのたくましい背中に以前として巻かれていたが爪が食い込み血が流れ出していた。
 あまりに多かった為か、女の中へ収まりきらず端やまわりから溢れ出してくる。ただその色は、白くなく赤い血と混じりピンクに染まっていた。
「はぁ、はぁ」
「…うう」 
 声が漏れていく。力いっぱい抱きしめあい離そうともしない。ユリアンは快感を、エレンは痛みをのりこえやっと二人はひとつになれたのだった。
 二人は言い様の無い満足感に襲われゆっくりとベッドへ横になっていった。
 ふたりが目を開けたときにエレンは少々怒りを込めた声でユリアンを責めていた。
「あんなに痛いなんて思わなかった。…ユリアン、あんたへたくそなんじゃないの?傷でも作ったのかと思うほど痛かったんだから」
 エレンが涙混じりの顔でつぶやく。男のプライドを刺激されたのか、焦りながらユリアンは反論する。
「そ、そんな事ない。俺は下手じゃないぜ。お前が初めてだったから痛かっただけさ!…うまくも無いかもしれないけど」
 最後に小言でボソッとつぶやく。だが何をいってもエレンは納得してくれない。へたくそへたくそと連呼され、どんどんユリアンは落ち込んだ。
「ま、気にしなくていいよ。今度するときは気持ちよくさせてもらうからね」
 いたずらっぽくエレンは笑う。そんなエレンにユリアンも笑いかけながらベッドに横になった。
 「気持ちよくさせてやる。何回だって」と言葉を残して。いい気持ちでウトウトしだした時、エレンの声が耳元に届いてきた。
「ユリアン…あんたと一緒になれて本当にうれしい」
「…ああ、俺もさ。お前とは兄弟みたいだったのにこんな事になっちまったな。でも後悔してないぜ」
 暖かい言葉をお互いに掛け合う。天井でランプがゆらゆらゆれ二人を照らしている。
「今日はもう終わりだけど…今度いっしょに行こうぜ。またいつになるかわかんないけど」
「いいよ。今度いこう。いっしょに遊びにこよう。…そのときはサラもいっしょだよ、ユリアン」
「ああ。一緒に行こう。そのときには本当の平和がきてるから…」
 二人は目を閉じ柔らかなベッドの上で心地よい眠りにつく。口元からはスヤスヤと静かないびきが聞こえてくる。
 朝起きた時は暗く染まっていた空は青く青く光っている事だろう。そして二人は旅立つ。
 はるか遠い世界、アビスを封じ込めるために。どんなに苦しい事やつらい事があったとしても負けはしないはずだ。
 サラを助けようとする誓い、世界を守ろうとする決意、そしてなにより二人がお互いを愛しどんな困難にも立ち向かおうとする勇気があるのだから…。
55名無しさん@ピンキー:04/03/13 01:15 ID:yGA52Rn+
チンコ━━━(゚∀゚)━━━ッ !!!!!
56名無しさん@ピンキー:04/03/13 02:16 ID:J9CIdtta
長編乙!


>ハリードやウォードといった戦士たちの死も見てきたのだ。

ステキ。
57名無しさん@ピンキー:04/03/18 16:26 ID:R9rWhFtp
>>39
GJ!

LP15のウォードを死なすとは……プレイヤーは一体どういう進め方してきたんだ(w
58名無しさん@ピンキー:04/03/20 16:16 ID:go3iPxNI
規制解けたら書き込みたいことがあったのに忘れた。
59名無しさん@ピンキー:04/03/23 23:18 ID:dSErrTnT
春なのに穏やかなスレだ

落ちませんように、と
60名無しさん@ピンキー:04/03/24 21:39 ID:QQRv4LjP
落ちはしないだろ。ゆっくり行けばいいんだし。
ただ人は少ないよなぁ。
ここ見てる人、何人いるのかね。
サガからアンサガまでって書いてるのに
一向に職人さんが来てくれる様子が無いよー。
…やっぱり作りづらいんだろうか。
初期のGBサガシリーズなんか特に難しいよなぁ。
61名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:20 ID:Fm8mFgCt
保守
62名無しさん@ピンキー:04/03/28 04:25 ID:O8TKtd1o
ここでモニカ様を希望
63名無しさん@ピンキー:04/03/28 13:29 ID:N5dhOvHi
ビューネイ×フォルネウスたんマダー
64名無しさん@ピンキー:04/03/28 14:59 ID:AqYwV4UM
アラケス×ミューズ
65名無しさん@ピンキー:04/03/28 17:15 ID:/qqt3keH
サガフロってだめですかー?

ヘヴンダンサー×トラップバインとか
66名無しさん@ピンキー:04/03/29 02:47 ID:oXJXnWjk
>>65
もちろん許可。楽しみにしてます
6765:04/03/29 11:33 ID:c3hLcYQU
>>66
いえ、自分はそういうのを希望しているのであって、
決して職人だったりはしないので・・・スミマセン
68名無しさん@ピンキー:04/03/31 05:03 ID:OxOYxWDm
カタリナたん少ないよママン…
69名無しさん@ピンキー:04/03/31 12:20 ID:Ger9xIr8
やっぱエスパーガールで
70名無しさん@ピンキー:04/03/31 22:40 ID:x9OuLsj9
>>65
サガフロスレあるから
そこでキボンヌしてみれば?
71名無しさん@ピンキー:04/04/01 08:35 ID:/aSaz5uu
今そんな流れじゃないんだよね・・・そこ
72名無しさん@ピンキー:04/04/01 23:21 ID:GaZHBpux
じゃあきらめなさいと突き放してみる
73名無しさん@ピンキー:04/04/02 23:01 ID:89WIMaTX
ひといねぇな…
サガ人口ってエロの場合すくないんだろうな
74名無しさん@ピンキー:04/04/03 01:36 ID:9FxTSasS
誰か過去ログうpしてくれー
75名無しさん@ピンキー:04/04/03 02:17 ID:Qg9EAhqM
HTMLとJaneのdatどっちがいい?
76名無しさん@ピンキー:04/04/03 15:41 ID:TlHtsiCH
エクセルサーガ
77名無しさん@ピンキー:04/04/08 01:28 ID:aMTZgH19
保守
78名無しさん@ピンキー:04/04/10 03:16 ID:kv8B1zlG
このスレには妄想力が足りない
79名無しさん@ピンキー:04/04/10 10:51 ID:w08gjA6U
人がいるのかもわからんからね
意外と話がなくなるもんだなぁ
アンサガ職人やらロマサガ職人はどこいった?
80名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:37 ID:Q2dVlPJs
ドラゴンルーラーを無理やり犯してスマウグを奪い取るノーラ
81名無しさん@ピンキー:04/04/11 05:27 ID:GUgEhHne
>>80
落ち着け
82名無しさん@ピンキー:04/04/11 13:09 ID:yjhqoFRd
あえてロマサガ2で萌えたい
宮廷魔術師とか
83名無しさん@ピンキー:04/04/12 00:21 ID:GaKEtTA8
あえてサガ2のせんせいで
84名無しさん@ピンキー:04/04/12 22:55 ID:v34OkFmL
あれ移転?
85名無しさん@ピンキー:04/04/13 01:11 ID:1N+JPsjY
みたいだね
86名無しさん@ピンキー:04/04/15 21:53 ID:zUKSGYih
>>75さん
74じゃないが、htmlでよろしゅうです
87名無しさん@ピンキー:04/04/15 22:29 ID:zqmYpui7
ん、忘れた頃にレスが…… ちょっと待ってね。
88名無しさん@ピンキー:04/04/15 22:34 ID:zqmYpui7
89名無しさん@ピンキー:04/04/28 20:43 ID:tY304tLd
ダレモイナイ……
90名無しさん@ピンキー:04/04/28 20:49 ID:3uyHPbNG
そうでもないよ
91名無しさん@ピンキー:04/04/28 20:53 ID:MJIIzweD
いまだに前スレのビューネイ様×フォルネウスたんを待っている
92名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:07 ID:BtzBw1m4
>91
お前は俺か?
93名無しさん@ピンキー:04/04/30 23:32 ID:irTbuUaY
サガか
94名無しさん@ピンキー:04/05/02 19:16 ID:vuJ4fd/2
>>91
本体?それとも影?
本体なら俺も賛成
95名無しさん@ピンキー:04/05/03 18:45 ID:OcBtPzrW
確かビューネイお姉さまに女の子フォルネウスたんが捕まって
あんなこともこんなことも!な奴だったと思う
96名無しさん@ピンキー:04/05/04 23:22 ID:aSg2pfyb
97名無しさん@ピンキー:04/05/08 16:25 ID:Habg00wT
>96は何だったんだろう
98名無しさん@ピンキー:04/05/17 13:33 ID:O78t0YIh

99名無しさん@ピンキー:04/05/20 14:24 ID:pcYvaote
はいーきょ
100名無しさん@ピンキー:04/05/20 20:12 ID:XxUlCQW8
だな……
101名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:18 ID:WEISr9RO
GBサガ2のイラスト見てたら(人間女)
ムラムラしてキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
描いてみるか。
102名無しさん@ピンキー:04/05/24 03:59 ID:NLCV9MFy
とりあえずアリエスが男というのは嘘だと信じたい。
103名無しさん@ピンキー:04/05/24 22:53 ID:NKCEGDz/
>102
やらないか。
104名無しさん@ピンキー:04/06/09 00:48 ID:l2+2wfnu
保守がてらにアルシフでも…

自分は物心ついた時から村の男達と狩りに出かけ、剣を振るい…
バルハラのシフは女より前に戦士であり、自分も女という性を自覚したことが無かった。
年頃になり男の腕に抱かれ、家に入るという村では当たり前の事さえも考えつかなかった。

『少々大柄に生まれてしまったがせっかくの村1番の美人なのに…』
『剣とは結婚できないぜ。早くしないと嫁の貰い手がないぞ。』
『好きな人はいないの?宿屋の息子のガラはあんたの事が好きみたいよ。』

なんで皆に口々にそのような事を言われるのかが分からなかった。美人?結婚?好きな人?
考えた事もない。自分は女として着飾り、恋をし、結婚をして男の腕に抱かれるべきなのか…
それはどういう事なのか…

どういうことなのか…こういうことだったのか?
違う…シフはハッとするように青い瞳を見開くと、上から馬乗りになる青年の体を突き飛ばそうとした。だが、いつの間にか屈強になっていた青年の体はぴくりともしない。
「やめろ…やめるんだ!」
たまらずシフは叫ぶ。生まれて始めての味わった事のない恐怖に引きつらせながら。今まで散々もう駄目だと死を覚悟した事もあった。恐怖も味わった。だが、こんな恐怖は始めてであった。
「怯えるあなたの顔は始めて見るけど…想像通り綺麗ですね。…ねえ何をそんなに怯えてるんです?別に生娘でもあるまいし。」
外観と比例する優しげな声色の青年…アルベルトはその表情を変えないままシフの肢体を抑え付けながらつぶやく。
「……」
シフは何も答えずに鮮やかな朱色の口唇を噛みしめる。今のこの状況は…まさに男に手込めにされるという状況であろう。村1番の戦士であったシフを手込めにしようという男など今まではおらず、その始めての恐怖、体を諦めなくてはならないという恐怖にシフは肩を震わせた。
105名無しさん@ピンキー :04/06/10 11:43 ID:4qTA5XEt
>104
萌える組み合わせだなあ。続きよろしこ。楽しみです。
106名無しさん@ピンキー:04/06/11 02:37 ID:5pbvv3Ru
あげ
107名無しさん@ピンキー:04/06/11 03:09 ID:MTh8+VKI
>>104
あひゃ〜〜
続き激しくキボン!!!
108名無しさん@ピンキー:04/06/11 06:43 ID:+OqrNs6i
>>104
鬼畜アルベルトというのは初めて見るなぁ。
他キャラなら十分有り得るとは思うが
コイツだと新鮮な心持ちになるから不思議なもの。
続き期待してます
109名無しさん@ピンキー:04/06/11 08:16 ID:92CCSQgg
アルシフ!!
すんげー好きなんだよぉー。
なんせ1回目の主人公がシフで2回目がアルベルトだった。

続き待ってまーす
110名無しさん@ピンキー:04/06/11 23:42 ID:gV7sBPJw
ユリアンとモニカのグレートアーチでのバカンス話なんてどうだろう?
111名無しさん@ピンキー:04/06/12 03:07 ID:Zf+OZMHG
>>110
いいね、是非書いてくれ。
112名無しさん@ピンキー:04/06/13 00:34 ID:s9+UsQQ8
ロベルト×ジニーも希望。
113名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:40 ID:eP1fIi22
漏れは鬼畜ジャミルの方が想像できんがね…。
114名無しさん@ピンキー:04/06/19 17:44 ID:9DtqqML7
アルシフまだかなぁ?
115名無しさん@ピンキー:04/06/19 19:33 ID:fatvKhuS
我々にできることは待つことだけだ。
116名無しさん@ピンキー:04/06/19 21:09 ID:h1GKnDcR
何のセリフだっけ……
117名無しさん@ピンキー:04/06/19 22:09 ID:G2mV7CZu
た、たかしくんが犯ろうっていったんだよ…。
118名無しさん@ピンキー:04/06/25 22:02 ID:I7wru7C/
保守がてら聞こう。
エレンXサラありか無しか。
119名無しさん@ピンキー:04/06/25 23:30 ID:HE9erUcx
ari
120名無しさん@ピンキー:04/06/26 00:35 ID:slSBwqKl
むしろサラ×エレンでいこうじゃないか
121104の続き:04/07/04 02:23 ID:0HxoCZf9
「凄い振るえている…こっちまで振動が伝わるほどですよ。」
薄く笑ったアルベルトはからかうように、シフの黒いアンダーウェアをたくしあげた。ブルン…と音を立てながら豊満な白い胸が露になると同時に、アルベルトは賞賛を示すように目を細めた。
「…!や、やめろ!」
カァッ…と耳たぶまで真っ赤にさせながら、シフは露になった胸を庇おうとするが、それもままならない。アルベルトは暫し首を傾げる。
「あなたは…まさか…」
少々呆気にとられながらも、アルベルトは黒いスパッツに指を滑り込ませ、素早く下着をかき分けながら、いきなり湿った内部に指を侵入させた。
「ひっ…!痛っ!」
思わず喉を引きつらせて叫ぶシフに、今度こそ驚きで瞳を見開くが、やがてクスリと笑う。
「…処女なんですか?これは意外ですね。」
シフくらいの年齢の女性が未婚とはいえ処女というのは予想だにしなかったことである。貴族の娘ならばありえない話しではないが、田舎の方が性に対して比較的緩やかであろうという考えであったからだ。
「予想外ですけど…悪い気はしませんね。」
自分以外の男にこうして触らせた事もなく、今指を侵入させている熱いほともまだ誰にも触れられた事がない…それはアルベルトをさらなる興奮に導く。
「やめろ…こんな…」
シフは生まれて始めての懇願をする。貞操を守ろうと決意して今まで処女だったわけでもないが、こんな形で、しかもアルベルトいうのが絶望を与える。
「なんで…なんで…」
これが敵の武骨者とかならばまだよかった。戦う身とはいえ女性なのだからこういうこともあると諦めもついたし、そこまでショックではなかったろうと。だがアルベルトとなれば別だ。
家族と城を一瞬にして失った可哀相な青年、貴族であるがお高いところもなく純真で優しい青年…守れねばならぬと思っていた青年だった。
それがいつの間にか天性の才能を発揮しだし、今ではシフくらい、あるいはそれ以上の強さになり、寂しさと感無量が入り交じった思いで眺めていた青年だからだ。
それが今、突然何かの化物が乗り移ったように優しい外観だけは変わらずに変貌しているのだ。
122名無しさん@ピンキー:04/07/04 02:38 ID:2jmUHKqO
>>121
             ___, 、
            /∧_∧∩)
スバラC━━━━━|( ´∀`)━━━━━━!!!!!
            ヽ、   ⌒ヽ、_,('J)
              |   ,ヘ.__/
             ノ 、  )
            / / _ノ__
              (__(_____ | <二:彡
                 ∪ ∪
123104の続き:04/07/04 02:42 ID:0HxoCZf9
「なんでって…あなたのような綺麗な方と2人きりで何も思わないわけないでしょ。まあそろそろ頃合いかなと思っていたまでですよ。」
その表情を嘲笑に近い歪め方をさせるなり、一度離していた指を、今度は一気に奥まで侵入させた。
「いたっ…痛い!」
「処女相手は久しぶりというか…あまり経験無いんですけど…なるべく痛い目に合わせませんから。」
十五の年を迎えた時、お付きの侍女を愛し、その侍女が始めての相手であった。責任は取るつもりではあったが、身分違いだと両親は首を縦に振らず、侍女も恐れ多いと城から逃げるように去っていった。
その時の喪失感と悲しみ、裏切られたという気持ちは自分はそういう立場に生まれたのだから仕方ないと諦める事でしか解決できなかった。その後抱く女はそれを商売とした高級娼婦のみであった。
アルベルトはそっとシフの白く豊かな乳房に手をかける。思わずシフは身をよじろうとするがそれもままならない。アルベルトは指を乳房の頂点に這わせると、いきなりキュッと軽く摘んだ。
「あぁっ…んっ…ちょっ…やめっ!いやぁ…」
乳首を弄ばれるシフは、気恥ずかしさと同時に、ゾクゾクする快感を覚え始め、拒絶とも喘ぎともつかない声を漏らす。
「ちょっといじっただけなのにもうカチカチになって…ここ、弱いんだ。」
「し、しらな…っ!あっ…あふっ…あ、あっ…」
続くアルベルトの責めに声にならない喘ぎを漏らす。だが、今度はスルリと入ってきた指に痛みとは違うのけ反り方をする。
「さっきと比べて…よく濡れてる。ほら、分かる?」
邪魔なスパッツを一気に下着と共にはぎ取ると、アルベルトはさらに深く指を入れる。
「ひぁっ…んっ…」
まだ異物感はあるが、先ほどの刺さるような痛みは薄くなっていた。アルベルトはシフの既に濡れ始めた内部から一旦指を引き抜き、ぬるついている指を潤滑油の代わりにするように、ゆっくりと顔を見せ始めたシフの肉芽を摘んだ。
「はぁあああっ!」
シフの体に電撃が貫き、大きな喘ぎ声が発せられる。他人に弄られるのは勿論始めてであり、その快感の源とさえ言える肉芽はプクリと大きく膨れ上がり、さらにアルベルトの責めを受ける。
124104の続き:04/07/04 03:00 ID:0HxoCZf9
「ぁあん、はぁっ、ああっ…いやぁっ…ふぁっ…」
アルベルトに犯されようとされる怒り、絶望、恐怖が薄れてくるような強すぎる快楽に、シフはただ声を漏らすしかなかった。トロトロと蜜が溢れだし、その濡れぼそってキラキラと光る鮮やかなピンクの秘口に、アルベルトは目を細めた。
「これなら…そろそろ大丈夫かな?」
親指で肉芽をぬるぬると弄りながら、空いている人さし指を秘口にツルンと滑り込ませると、丁度肉芽の裏側の位置を内部からクリクリと弄り始める。シフは新たな強烈な快感…弱点を責められ再び体を逸らせる。
「はぁっ!んぁ、ぁあっ…もうっ…だめっ…そ、そこっ、いやぁっ…」
肉芽と内部のコリコリした部分を責められ、シフは生まれて始めての多大な快楽に為す術がなく、涙を流しながら叫ぶ。
「女性なら喘ぐ姿は大抵は素敵なものだけど、あなたは別格ですね。」
普段は勇猛な戦士であるゆえに、弱点を責められ、喘ぐその姿のギャップにアルベルトはじっとりとした熱い眼差しになる。
「じゃあ…いきますよ。」
「ひいっ…!」
既にガチガチに固くなったアルベルトの物が容赦無く、シフの中に侵入してきた。生まれて始めて男を受け入れた場所は貫かれ、シフは大きく目を見開き、口をパクパクとさせた。
「さすがに…キツいかな。さあ、息を吐いて。」
痛みと異物感で長い手足をバタ付かせるシフを宥めるようにアルベルトはつぶやくと、乳首を口に含み、吸い上げ、転がしながら、空いている指で大きく膨れたままの肉芽をぬるぬると摘みあげた。
125104の続き:04/07/04 03:28 ID:0HxoCZf9
「ひぁっ、あうっ…んっ…くぁあっ…!」
ゆっくりながらも膣中を摩擦するアルベルトの物での痛みと圧迫感、同時に沸き上がる乳首と肉芽の快感がドロドロに混ざり合う感覚に、シフは何とも言えない声を上げた。
「いやぁっ…あふっ、あっ…いやっ、だっ…あ…あ…」
今、シフは生まれて始めての絶頂を迎える前の…ザワついた、疼く感覚に否定と快楽の声しかでなかった。
「あぁっ…ふぅんっ、うぁっ…い、いやっ…な、なにっ…も、もうっ…」
頭まで痺れはじめ、思考が働かなくなってきた。圧迫感と激痛であった膣中の摩擦も、すっかり快楽を生みだすものに変わり、肉芽への擦り挙げられる快感と重なり合うように大きく押し寄せ、シフは戸惑いの悲鳴を上げた時であった。
「…あ…あっ…ぁあああああっ!」
さらに大きな悲鳴が漏れたと同時に…アルベルトの白濁もシフの中へ弾け、シフはそれを受け止めながら、ガクガクと体を震わせ、絶頂を迎えた。
ズルリ…とアルベルトはシフの中から引き抜くと、一仕事成し遂げたような、軽い動作で素早く衣服を身に付けると、まだ始めての絶頂でブルブルと震えたままのシフに手を伸ばす。
バシッ
状況を把握できてない、恍惚に近い呆けた顔つきであったシフだが、この微塵の罪悪感さえなく自分を犯す形で奪ったアルベルトを睨みつけると、その手を振り払った。
「そんなに痛かったと思えませんけど?」
アルベルトのなんで怒ってるか分からない、といった様子にシフは怒りを通り越して呆れ…さらにそれも通り越して微妙な顔つきになる。
「あんたは…本当に坊やか?あのアルベルトなのか…」
どことなく頼りなさ気ではあるが純粋で真っすぐなお坊ちゃま、家族を一瞬にして失った裂かれるような辛さを普段はじっと隠し、朗々と笑っているあのアルベルトは今、一かけらも見当たらない。
今、目の前にいるのは淡々とした、寒気さえ感じる酷薄な美貌と化した見知らぬ青年のようだ。
「何を言ってるんだか。バルハラの地で始めてあなたと出会ってからずっと共に旅してきた僕じゃないか。」
くすりと笑い、シフに衣服を投げ掛けるアルベルトはやはりほんの一瞬の隙に何者か…抗いようのない底知れぬ美貌の魔物に入れ替わってしまったようである。
126104の続き:04/07/04 03:50 ID:0HxoCZf9
「…あんた…どうしちゃったんだよ。」
もはや犯され、処女を奪われた事よりもただ…目の前のアルベルトに怯えるようにシフは思わず後ずさる。アルベルトはじっとシフを見るが、やがて軽いため息と共にひらりと側の岩に座る。
「何て言えばいいのかな…シフさん。あなたは今、あの暢気で純粋な僕はどこへ行ったんだ、と思っているんでしょう?今目の前にいる僕は見知らぬ非情な男だって…まあ自分でも驚いてますよ。こういう一面もあったんだなって。」
軽い世間話をするような調子のアルベルトをシフはポカンと眺めるだけである。
「少し休んだ方がいいですよ。今日はここらへんで野宿だろうから何か食料でも探してきますよ。その間に頭を冷やすといいです。」
「なっ…」
まるでこちらが一方的に言いがかりをつけるように怒っているようではないか…そんな理不尽さにシフは声をつまらせるが、アルベルトは飄々とした様子のままスルリと暗い茂みの中へ消えていった。
「……」
アッサリと怒りの対象が消えてしまったことで、シフは暫し絶句していたが、やがてどこへぶつけていいか分からない怒りと…それを上回るショック、悲痛を紛らわせるようにまず剣を地面に叩きつけ、鎧も叩きつける。そして当たり散らす物が無くなると地面を叩きつけた。
「くそっ…ちくしょうっ…」
小さく叫ぶと、シフはじっと地面にうずくまるのであった。
127名無しさん@ピンキー:04/07/04 04:06 ID:gDzhSpPb
どきどき、わくわく
128名無しさん@ピンキー:04/07/05 00:06 ID:i30Z6/Gl
わ〜〜〜い!!!
神が来なすった!
アリガタヤ アリガタヤ・・・
129名無しさん@ピンキー:04/07/05 03:17 ID:9cf8sp5Z
前スレのログ無くした…
130名無しさん@ピンキー:04/07/05 07:31 ID:vDdH7rMR
>129
>>88
Janeのdatファイルもあるけど……
131129:04/07/05 22:22 ID:9cf8sp5Z
Live2ch…
もういい、もういいんだ…
132名無しさん@ピンキー:04/07/05 22:33 ID:qRdVbgrM
133名無しさん@ピンキー:04/07/09 10:28 ID:DxhxyRat
黒アル×シフGJ!!
皆の前では今まで通りのおぼっちゃまーな感じなんだけど、
二人っきりになったとたん黒化してシフをじわじわと虐めまくるアル・・・。
いいよねー。
134名無しさん@ピンキー:04/07/09 16:12 ID:z9PCM2tb
>104 >121 >123-126
GJ!続きキボンヌ!
135名無しさん@ピンキー:04/07/12 01:50 ID:OVIPX0pd
おお!アルシフだ!すんげぇ好きな組みあわせだった!
鬼畜おぼっちゃまイイ!続きまってまつ。
136名無しさん@ピンキー:04/07/13 00:34 ID:VWcbpkWs
下がりすぎだわな
137アルシフ続き:04/07/18 02:16 ID:Llw/KqEH
「一応、山鳩を数羽獲ってきました。たき火の前で待機してるグレイさん達もお腹空いているでしょうから。」
戻ってきたアルベルトは、衣服こそ着替えたものの暗い瞳のままのシフに話しかけるが何も答えはなかった。
「まだ怒っているんですか?」
呆れた声色のアルベルトに、シフはぴくりと肩を動かすと、何とか抑えていたものを一気に解き放つように立ち上がった。
「お前…!何だ…何なんだよ!あ、あたしにあんな事をして何で平然と…おかしいと思わないのか!」
「おかしい?なんでですか?とにかくまぁ、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。早く戻らないと心配かけてしまいますよ。」
「なっ…」
シフは絶句する。まるでさっきの事など無かったようにさっさと歩き出すアルベルトに唖然とする。
「ま、待て!」
怒りの声をあげるが、アルベルトは振り返りもせずに足を早める。シフはアルベルトに掴みかかろうとするが、ここで騒いでしまってはそこまで遠くない場所である。
騒ぎを聞きつけ駆けつけたグレイ達に知れる事となってしまうかもしれない…それに耐えられる意味での強靱な精神は持ちあわせていないシフはきつく拳を握りしめると無言のままアルベルトの後を歩きながら戻る。
「遅かったな。何かあったんじゃないかと心配していたんだが…」
クローディアと共にたき火の前に座っているグレイにシフは小さく頷く。
「すまなかった…」
「いや、無事なら…って、おい。」
グレイに視線を合わす事無く、大股歩きで裏の茂みに姿を消してしまっったシフにクローディアも目を見開いた。
「何か…あったの?」
「ちょっと…まぁささいな口論ですよ。心配かけてしまいましたね。」
すまなそうに詫びるアルベルトにクローディアは首を振った。
「あなたとシフさんが喧嘩するなんて…珍しいわね。」
「珍しいというより始めてじゃないか?どうしたんだ?姐さんの尻に敷かれている坊やが…」
「いえ、本当にささいな事なんですよ。本当、なんであんなに怒っているんだか分からないほど。」
シフが聞いていたらそれこそ剣を抜かれかねない事を言いながらアルベルトは山鳩を火にくべる。
「ついでに食料捕獲しておきました。シフさんの事なら心配しないでください。後で僕が行きますから。」
これ以上の詮索は無用だろうとグレイとクローディアは小さく頷くのであった。
138アルシフ続き2:04/07/18 02:23 ID:Llw/KqEH
「…まだ…」
体の中…膣内に鈍い痛みがある。シフは舌打ちしながらグイ、と携帯している酒を煽った。星が良く見える空の下…やや肌寒い木陰にもたれながら。
「手酌酒ですか…随分荒れていますね。」
のんきな口調で足を踏み入れるアルベルトに、シフは鋭い睨みをきかせる。
「…向こういけ。今はお前と顔を合わせる気はない。」
「あなたが拗ねるのは勝手だけど、あんまりグレイさん達に心配かけちゃいけないでしょう?」
「…拗ねている…だと?」
ゆらり、とシフは立ち上がると、アルベルトに詰め寄る。
「お前、あたしを馬鹿にしてるのか?あたしみたいな普通の娘とは違う大女の戦士になら何してもいいって…」
「馬鹿になんて。ただやりたいようにやったまで…それだけですよ…城主の息子だった頃の僕はずっと色々と我慢してきた。その結果が…全てを失ったわけです。我慢した結果がこれならもう…」
そこで一旦言葉を切るアルベルトは一瞬、あの出会った頃の打ちひしがれた痛ましい姿の青年であった。
「馬鹿馬鹿しくなったまでです。もう僕は欲しいものは我慢しない、そして絶対に手放さない…もう…失うのは沢山だ。」
「……」
先ほど、自分を汚した相手だというのに、痛ましい表情になるアルベルトを見ると怒りは消え、悲痛になる自分は思ってた以上に甘いのか、それとも…シフは首を振った。
「自分でもまぁ…よく分からないんですよ。これほど自分の思うままに動こう、それについての善悪を考えたりしない、ということが無かったものでね。」
一気に色々な事が起きたシフは混乱を通り越してもう何も考えられない…そんな脱力感に飲まれるように立ち尽くしたままである。
「あなたのような勇ましい戦士でもそんな途方に暮れた顔をするんですね。いつもの力強い表情も良いけど、そういう顔も良いですけどね…とにかく戻りましょう。」
アルベルトはシフを一瞥すると、背を向けグレイ達のいる場所へ向うべく茂みをかき分け、去っていく。シフはただ呆然としたままその姿を眺めるだけであった。
139アルシフ続き3:04/07/18 02:33 ID:Llw/KqEH
「あれ?シフさんは…?」
宿の広いロビーで本を読んでいるクローディアにアルベルトは尋ねる。長い野宿だらけの旅を終え、やっと街に辿り着いた一時であった。
「グレイと武器屋に行ったわ。夕飯は要らないと宿の方に言ったそうだから戻りは遅いでしょうね。」
「…わかりました。」
しょげるように肩を落とし、背を向けるアルベルトにクローディアは視線を移す。
「またグレイさんとですか…いつもそうですね。」
「気が合うようね。私もあなたもお酒など窘めないから、やっと飲める奴がきた、なんてグレイは喜んでいたけど…」
言いかけたクローディアは首を傾げる。まるで目の前のアルベルトは置き去りにされた子供のようにしょげかえって黙っているからである。
「アルベルト?」
「ああ、ぼんやりしてしまって…じゃあ僕は行きますね。お邪魔してすみませんでした。」
「いいのよ。じゃあね、アルベルト。」
笑い返すクローディアを背にするアルベルトの瞳はついさっきまでの明るく屈託ないものと大きくかけ離れたものであった。

「……」
深夜のやや肌寒い宿の一室で酒で火照った体をベッドに投げ出したシフはぼんやりと宙を見る。その心中で思う事はアルベルトの事であった。
『あんたとアルベルトはどういう関係なんだ?』
酔ったグレイに単刀直入に聞かれた事を思いだす。返事は自分でも分からない、と答えた。
(…本当に何なんだろうね…)
本当に分からないのである。あれからアルベルトは当然のようにシフを求めてくる。
最初は抵抗こそしたが、あの底知れぬ何も読み取れない瞳と、驚くほどに罪悪の意識を感じとれないアルベルトの態度に、次第に流される…
シフのような生粋の武人からすれば考えた事さえない明瞭としない状況なのである。
「やめた、やめた!もう寝よう。」
これ以上は考えたくない…固く目をつぶるがドアを叩く音がする。
140アルシフ続き4:04/07/18 02:42 ID:Llw/KqEH
「…僕です。起きてますか?」
シフはガバリと身を起す。アルベルトの声であった。そして同時にドアが開く。こうして深夜にアルベルトがやってくるのは今や驚く事でもないのだが、それでもやはり抵抗感くらいはある。
「起きているけど…入っていいなんて言ってないんだけどね。」
そんなシフの言葉など耳に入らぬ様子で笑いながらアルベルトはスルリとベッドの側の椅子に座る。
「随分と飲んだようですが…飲みに行くな、とまではいいませんけど…気に入らないな。」
穏やかな笑顔が一転し、あの何も読み取れない冷めた目つきに変わるアルベルトにシフは本能的に怯えるように身構えた。
「…何が、だ?」
かろうじて声を出す。こういう目をするアルベルトは常に自分を求めてくるのだが、その快楽への追いつめ方が執拗であり、それを思いだすと震えが走る。
「何が?毎晩のように他の男性と飲みに行く事を面白いと思う男なんてそういないと思いますが?」
シフを犯して以来、アルベルトはこのようにお前は自分のものだ、と言うような所有権露な発言をする。
それはシフにとって嫉妬されているというより、やはり何も読み取れない、本当の気持ちはどこかという心理が読み取れない方が先に来てしまう。
それは未だ穏やかなお坊ちゃまのアルベルトと体温を感じさせないような冷たいアルベルトの差を感じさせ、ただ怖くなるのである。
「仕方ないだろ…お前もクローディアも飲めないんだから…んっ…」
突然、かすめるような軽いキスをされたと同時に、その体をベッドに押し倒される。
「は、離せ。」
だがシフの体はぴくりともしない。既にアルベルトはその華奢な体から想像できないほどの力を、シフと同格くらいの力にまで成長しているからだ。
そして今シフはかなり酔っている状態であり、これでは押しのける事は不可能である。
141アルシフ続き5:04/07/18 02:51 ID:Llw/KqEH
「ちょっ…ま、待て!」
伸縮性のある白いシャツを鎖骨までたくしあげられ、大きな白い乳房がぶるんと飛び出る。
露になった胸…筋肉によって張りがある大きな白い乳房は、垂れ下がる事無く上向いている。
逃れようともがく為、プルプルと揺れる乳房に、アルベルトは目を細める。
「シフさんのここは本当に綺麗ですね。」
外気に触れた事で立ち上がったシフの淡いピンクの乳首を、アルベルトは両方とも軽く摘んだ。
「あぁっ…」
ビクリとシフは体を逸らす。乳首に弱いため、軽く摘まれただけでもじわり、と下まで疼いてくる。そんな快感に首を振った。
「…あっ、あはぁっ…いやっ…」
シフの反応を楽しむようにアルベルトは小刻みに乳首に振動を与える。
「あぁ…あっ…やめて…も、もうっ…はぁんっ…!」
「やめてほしいんですか?じゃあこれから声を出さなければ止めてあげますよ。」
愉快そうに笑いながらシフの大きな乳房の割に小さめの乳首を指で挟み込み、人さし指の腹で先端をこすりつける。
「はぁぁっ!あっ、あぁんっ…」
激しくなった乳首への攻めに、シフは頬を蒸気させ、喘ぐ。抵抗しようにも快感の為、力が抜けてしまう。
「やっぱりこらえ切れなかったようですね。じゃあ止めるわけにはいかないかな。」
分かっていた事だけど、とさらに笑いながらアルベルトは強めに乳首を引っ張る。
「いやぁ…あうっ…あぁっ…ふぁっ…」
くりくりと乳首を摘み上げられ、さらに喘ぐシフの股下にアルベルトは右乳首から離した指を滑らす。そして既に湿っている、サイドで止めるタイプの下着も器用に取り外す。
「…あっ」
「うわぁ。凄い濡れてるなぁ。ちょっと乳首弄ったくらいなのに。」
アルベルトの無邪気を装ったからかいの言葉にシフはこれ以上赤くなりようがない、という程赤くなる。アルベルトはそんな反応を見ると薄く笑いながら、ぬるぬるになったシフの内部に指をツルンと差し入れる。
「ここはまだ弄った事無かったっけな…」
シフの内部…奥のコリコリした感覚の部分を擦り当てると、擦るように指先を動かす。
142アルシフ続き6:04/07/18 03:02 ID:Llw/KqEH
「ひぁっ!な、何っ…あっ、あはぁっ…はうっ、やぁっ…んっ!」
膣内の奥…触れられた事のないしこった部分を弄られるといういきなりの大きな快感に、シフは白い体をビクビクさせながら身もだえる。
アルベルトはそんな姿に熱っぽい視線を送りながら指を引き抜くと、ぷっくり膨らんだ肉芽をキュッと摘んだ。
「ぁあああっ!」
快感の源とさえ言える場所を摘まれ、シフは大きく体を逸らせ、嬌声を上げた。
「相変らず大きいなぁ。ほら、こうやって摘み上げながら、こすりつけられるのが好きなんでしょ?」
「あっ、あぁっ!ふうんっ!いやぁ…あうっ…だ、だめっ…ぁあっ…」
からかいの言葉を投げられても、シフはただ嬌声を上げる事しかできなかった。熱く痺れるような波がじくじくと攻められる肉芽に押し寄せ、下半身がたまらなく火照り始める。
「そろそろイクのかな?凄くやらしい顔になってきてるからね。」
焦点のあわない瞳の端から涙を流し、閉じることができない口からは嬌声だけが漏れるシフを緩やかに笑いながら眺めると、アルベルトは肉芽を速く、小刻みに指先で弄る。
「そ、んなっ…はぁっ!だめっ!んぁっ、いやぁ…はぁあっ!」
見事な金髪を振り乱し、青い瞳から涙を永氏ながら快感に身悶えし、嬌声を上げるシフの姿にアルベルトは息を荒くさせながらもさらにシフの肉芽を執拗に弄る。
「ぁあ、ふぁっ…あ、あっ、ぁああああっ!」
かつてないほど大きな嬌声を上げた途端…シフは腰を大きく浮かしながら絶頂に達した。
口の端から唾液を、そして秘口からは大量の蜜を流しながら、まだ絶頂に達した感覚が抜けきらないように、ビクビクと体を震わせる。
アルベルトは濡れるという表現じゃ追いつかないほど、ドロドロに熱くなったシフの内部に一気に二本の指を埋め込んだ。
「ひぁ!あぁんっ、あ、ああっ…いやぁっ…も、もうっ…」
イッたばかりの過敏な体には、内部への攻めは苦痛に近い快楽であった。シフは否定混じりの嬌声をあげる。
だが、突然…既にカチカチに立ち上がったアルベルトの一物が内部にズリュズリュと音を立てながら侵入するなり、ユノーは大きく目を見開いた。
「ぁあっ!ひっ…ふぁ、あーっ!」
「ん…そんなに強く締めつけないでくださいよ。」
143名無しさん@ピンキー:04/07/18 03:08 ID:aL0Vtn/i
ユノーって誰だよ。
144アルシフ続き7:04/07/18 03:27 ID:Llw/KqEH
そう言いながらもアルベルトはシフの肉芽を再び弄りだす。イッたばかりの肉芽をまた弄られるのは、それこそ地獄の快楽に近いものがあり、シフはガクガクと体を激しく揺らす。
「あぁあっ!そ、そこ、だめぇっ…も、もうだめっ…ああぁあっ…」
先ほど弄られた内部のこりこりした部分…丁度肉芽の裏側辺りをアルベルトのモノによって摩擦され、肉芽もくりくりと弄られる。
シフにとっては許容範囲を越えた快楽にもはや自分でも自分の体を理解できない、どうしていいか分からぬと喘ぎながら髪を振り乱した。
内部が小刻みに痙攣するようにひくついてくる。
「ああ…あ…ま、またぁっ…く、くるっ…も、もういやぁっ…こ、これ以上っ…あぁ、はぁあ…」
このままではおかしくなってしまう…膣内を擦り付けるアルベルトの一物での熱い塊が押し寄せるような快楽、肉芽へのダイレクトな快楽が同時に沸き上がり、シフは虚ろな、それでいて熱を帯びた視線を浮かせながら、うわ言のように喘ぐ。
「つっ…僕もそろそろ…」
アルベルトも限界であった。動きが一段と激しくなる。
「ぁあ、はぁあっ…あ、ああっ…ふぁあああああっ!」
ビュッ、ビュッと透明の液体が秘口から飛び散るなり、シフはブリッジするように大きく腰を浮かせると、再び絶頂に達した。同時にアルベルトの引き抜かれた一物からもシフの大きく白い胸目掛けて大量の白濁が飛び散った。
「……」
酔った体に立て続けに絶頂に達するというダメージは相当なものであった。シフは大きく息継ぎするのが精一杯であり、焦点の合わない瞳をぼんやりと宙に向ける。
「すみません…よごしてしまいましたね。」
シフの胸に飛び散った己の白濁を、アルベルトはサイドテーブルに打ちかけてあったタオルで優しく拭う。
「酔った体には少々きつかったかな?」
暗にグレイと飲みにばかり行っている事に対してイヤミをいうアルベルトにもう抵抗する気力さえないようにシフはただ宙を見遣るだけであった。
145名無しさん@ピンキー:04/07/18 05:08 ID:ssMRMhJG
You know ?
146名無しさん@ピンキー:04/07/19 15:11 ID:KLp3y6Z3
GJ!
147名無しさん@ピンキー:04/07/19 18:14 ID:At/dp3QU
ユノーって誰よ。気になってしかたないんだが。
打ち間違いにしては不自然だし。

まさかキャラの名前だけ挿げ替えたパクリじゃないよな?
148名無しさん@ピンキー:04/07/19 19:32 ID:X0abw4k4
…実は、自分もそう思ってた<パク
149名無しさん@ピンキー:04/07/19 22:00 ID:PPeePCJC
自分もそれを疑ったがぐぐっても引っ掛からなかったんだよな。
避けてるのかも知れんけど
150名無しさん@ピンキー:04/07/20 00:52 ID:21NlAIlg
たまに自分がするんだが、
自分の別作品からエロシーンだけ引っ張ってきて
間を繋ぐと言う手法・・・。
一杯書いてるとネタも無いし、エロ描写が面倒くさくなってくるw
まぁ、これは良心的な解釈ですが・・・
パクリで無いことを祈ります。
続き読みたいし・・
151名無しさん@ピンキー:04/07/20 00:55 ID:1At23Ns+
良心的か〜?w
152名無しさん@ピンキー:04/07/26 15:12 ID:rR4sFefF
当然の様に止まってしまった訳ですが・・・

ほしゅほしゅ
153名無しさん@ピンキー:04/07/30 22:30 ID:aeG4ut/b
保守
154名無しさん@ピンキー:04/08/04 20:38 ID:B1FhKa0o
ふたなり化したエスパーガールたんの何かをキボンニュ
155名無しさん@ピンキー:04/08/05 22:19 ID:V8gJ9wyA
ボッキアゲ
156名無しさん@ピンキー:04/08/06 07:28 ID:YZMuC1r2
むらいちばんのびじんたんの何かキボンヌ
157名無しさん@ピンキー:04/08/06 19:12 ID:Tl8VYFKB
スライムか……エロいな
158名無しさん@ピンキー:04/08/06 21:36 ID:M1ncAKHN
鎧の王と一発以上はヤっちゃったらしいしな。
うーん、これは新たな属性に目覚めるかもしれんw
159名無しさん@ピンキー:04/08/07 15:57 ID:Y0z2WrS8
キャッシュとジーン・ムーアを・・・・
160名無しさん@ピンキー:04/08/07 23:46 ID:WnLMnL0+
キャッシュのケツ顎を陵辱するジーンたん
161名無しさん@ピンキー:04/08/10 21:43 ID:iEtbJ7st
サルーイン×破壊するものを見たい
162名無しさん@ピンキー:04/08/10 21:47 ID:iEtbJ7st
sage忘れスマン
163名無しさん@ピンキー:04/08/11 17:37 ID:jaFP80En
ムシケラに倒される定めなのかと心配する公爵ビューネイを優しく包み込む侯爵フォルネウスキボソ
164名無しさん@ピンキー:04/08/11 20:22 ID:W/Q1Ds90
見世物小屋でソウルサッカーに犯されるようせいたんキボン
165名無しさん@ピンキー:04/08/12 01:07 ID:60+ZwS+t
600年もの間一緒に居るうちに、次第にフォルネウスの事を気になってきている、という事が分かるビューネイ。
最初に意識し始めると、もう止める事は出来ず、毎夜フォルネウスの事を考えるようになってしまうビューネイ。
次第に、ビューネイはフォルネウスの事を考えながらオナニーをするようになっていってしまった。
少し年下で、自分よりも身分の低いフォルネウスの事を考えながらイッてしまう自分に妙な背徳感を感じながらも、ひたすらオナニーに励む毎日。
そしてある日、ビューネイがフォルネウスの事を考えてオナニーしている場面を、フォルネウス本人が目撃してしまう・・・!

みたいな感じでビューネイ×フォルネウスキボソ。
166名無しさん@ピンキー:04/08/12 10:30 ID:GSES97YE
フォルネウスたんは牝。 間違いない
167名無しさん@ピンキー:04/08/13 18:42 ID:EAX22O1Y
ビューネイ様×牝フォルネウスたんの続きマダー
168名無しさん@ピンキー:04/08/28 19:13 ID:gCOeIsag
ロマサガ2のなんかのクラスにいなかったか?
ユノーって・・
169名無しさん@ピンキー:04/08/28 22:10 ID:646DO0F8
>>168
いたね。
インペリアルガードの女のうちの一人で。
170名無しさん@ピンキー:04/08/31 07:05 ID:FVmBnWt9
インペ女はローマ神話の神々系から取ってた希ガス
だからユノーはヘラのことっしょ
171名無しさん@ピンキー:04/09/03 09:29 ID:EvG9Aa7I
海女に萌える漏れは間違っているだろうか…
172名無しさん@ピンキー:04/09/03 21:10 ID:fYSxqJ30
いや全然。
173名無しさん@ピンキー:04/09/03 21:54 ID:d8EIz36s
age
174名無しさん@ピンキー:04/09/05 00:14 ID:Q29nEB+M
アニーたん可愛いよアニーたん……!
175名無しさん@ピンキー:04/09/05 04:00 ID:cVQ/kBKs
やっぱりこういう時期に必要なのは小ネタだな
「で、でかい!」はワロタ
176名無しさん@ピンキー:04/09/05 05:25 ID:dB2xMCGl
「別世界!」
177名無しさん@ピンキー:04/09/06 21:47 ID:PlDSNhKU
>>144
とりあえず完結してもらわないと気になって仕方が無いわけだが
178名無しさん@ピンキー:04/09/07 02:32 ID:ea/nfxCP
上に同じく
179名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:10 ID:SOKsUSj0
さらに上に同じく。

まあ…書き込みにくいだろうけどさ。
すんごい寸止め状態なんて続き希望。
180名無しさん@ピンキー:04/09/13 23:22:04 ID:0C8AB9ts
フォ ル ネ ウ ス た ん マ ダ ー?
181名無しさん@ピンキー:04/09/15 22:41:46 ID:HM7TZtt/
http://photo1.dudu.com/displayPic.jsp?u=b4fb5744a65536880a941c429d4e8a44e858a2a276f1d61e1bed337aa9a2e9478c57ddb9692a40997d90ff1d67c43ffe&cid=798573

   /\___/ヽ    ヽ
  /    ::::::::::::::::\ つ
. |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
 |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
  |    ::<      .::|あぁ
  \  /( [三] )ヽ ::/ああ
  /`ー‐--‐‐―´\ぁあ

モデリングやデザインがアンサガ酷似・・・
これのどこが「ロマサガ1」?
キャラデザやっぱり小林智美じゃなくて直良有祐か・・・
せめて音楽はイトケンで・・・

・闇のブラックダイヤ
・ねんがんのアイスソード→な、なにをするきさまらー
・キャプテンキャプテンホーク
・にどめはゆるさないっていったのに→リセット
これくらいは再現してくれ。せめて
182名無しさん@ピンキー:04/09/15 22:44:23 ID:cWFFy0EM
マルチウゼえ……
つうか何で同人板やここに
183名無しさん@ピンキー:04/09/18 02:28:20 ID:JUrhubKn
秘宝伝説のエスパーガールたん
184名無しさん@ピンキー:04/09/20 14:39:38 ID:20z35JDB
を激しく攻める蛸&スライム
185名無したちの午後:04/09/21 06:36:43 ID:A4XXGa9O
ヤパーリ人間男の和姦でしょ?
186名無しさん@ピンキー:04/09/21 11:16:42 ID:Ay8bHiaB
サガ2で人間男、人間女、エスパーガール、タイタニアで
パーティー組んで妄想してた
187名無しさん@ピンキー:04/09/21 19:10:30 ID:eoZRdEAh
>>186
なに かんがえてんだ!
188名無しさん@ピンキー:04/09/23 05:10:53 ID:toWXT1zg
サドボスを出てすぐだった。樹海に迷い込んだジュディは突然男達に囲まれた。
「え?なに、あなたたちは」
その言葉と同時だった、男達は一斉にジュディに襲い掛かった。1人で攻撃力の
ない女の子にはとてもかなうはずがなかった。体の自由を封じられ必死にもがくが
全く動けない、やがて服を破られていく、あっという間に裸にされてしまった。
「へへへ、久しぶりだぜ、じっくり楽しませてもらうぜ、お嬢ちゃん。」
「い、いやあぁー!!!」
1人はまだ膨らみかけの胸を乱暴に揉み、さらに小さな乳首を舐め始めた。1人は脚を
強引に開き幼い無毛のワレメを舐め始めた。
「・はあぁ、いやぁ、舐めないで・・」 ジュディの声が虚しく樹海に響く。
「3ヶ月ぶりだぜ、たまらねー!」 男の欲望は容赦なくジュディを襲う。
もう、抗う力は残っていなかった。ひたすら男達の性欲の餌食になるしかなかった。
さらに、1人の男がいきり立ったモノをジュディの口の中にねじ込んだ、イマラチオ
で激しく腰を動かす。溜りに溜ったザーメンが口内で爆発した。
「うっ!ん!んんー!!」 ジュディがむせる。
(な、何、生臭い、吐きそう・・)
だが、男は口をジュディの口をおさえ吐くこと許さなかった。
「さあ、お嬢ちゃん飲まないと帰してやらないぜ」ニタニタしながら男は言った
「ん、んー、んぐ、んぐんぐ、はあぁ、あぁ」
男の生臭いザーメンを飲んだジュディ。(いや、どうして私がこんな目にあうの・・)
「・・お、お願いです、飲んだからお家に帰して・・・」 目に涙を浮かべ懇願するジュディ
「い〜や、お楽しみはこれからだぜ、お嬢ちゃん」
ジュディの冒険はまだ始まったばかりである・・・。
                                       つづく
189名無しさん@ピンキー:04/09/23 05:32:25 ID:toWXT1zg
189つづき
男達はまだ2人いる。1人がいきなりジュディを四つん這いにさせると、幼いワレメにチンポをねじ込んだ。
「きゃあああぁぁ!!痛い!!痛いよー!!!」
これまでで最音量のボリュームでジュディの悲鳴が響き渡る!!
男は容赦ないピストンで膣の奥まで貫こうとしていた。
「いや!いや!!いやあぁー!!抜いてー!!抜いてー!!!!!」
膣からは夥しい血が流れたが、愛液を微量に流れていた。もう1人が
ジュディの前に立ち、肉棒を口にねじこんだ。
「・・・いや、もう白い汁出さないで・・・」
そんな心の声などおかまいなしに、男達はジュディの膣と口を激しく
犯し、大量のザーメンを射精した。ジュディはもう無抵抗で2人のザーメン
を飲み込んだ。その後交互に輪姦され悪夢の時間は終わりを告げた。
それから、3ヶ月後、ジュディの体に異変がおき、ついに、10歳で出産した。
                               おわり

190名無しさん@ピンキー:04/09/24 18:39:27 ID:GBLicfLc
さが
191名無しさん@ピンキー:04/09/25 02:05:03 ID:qavzNKTA
それから、3ヶ月後、ジュディの体に異変がおき、ついに、10歳で出産した。
                               おわり
192名無しさん@ピンキー:04/09/25 02:48:03 ID:f7R4SRhW
サファイアとルビーと3P
193名無しさん@ピンキー:04/09/25 15:42:09 ID:V84Uf2L2
10歳で妊娠出産できるのかよ…
194名無しさん@ピンキー:04/09/25 16:28:45 ID:4+Q7QVax
お赤飯が早かったんだろ。
195名無しさん@ピンキー:04/09/25 19:24:27 ID:TBrh62dq
何だ、皆シカトしてたんじゃないのか
196名無しさん@ピンキー:04/09/25 20:42:47 ID:5LGmzBv2
どっかのエロ小説サイト思い出したな・・・なんだったっけな。
197名無しさん@ピンキー:04/09/26 15:14:41 ID:dH/8ycwd
まあ…最近の餓鬼はお赤飯が早いからね
198名無しさん@ピンキー:04/09/28 06:24:03 ID:zDe8mhHP
アンリミテッドサガで萌えつくす 2 のログ持っている人いたらうぷきぼん。
199名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:02:27 ID:/Kz2L1kS
JaneのログファイルとHTMLとどっちがいい?
200名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:26:23 ID:hBrxXNHU
それから、3ヶ月後、ジュディの体に異変がおき、ついに、10歳で出産した。
                               おわり
201名無しさん@ピンキー:04/09/28 13:49:28 ID:ArCFOR5J
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

職人の皆様、
このスレに投下されたSSを当方の保管庫に収蔵させてもらってよろしいでしょうか?


>>198
”エロパロ板ガイド”の中の”dat落ちログ保管庫”に置いてありますよ。
202SS保管人:04/09/30 02:07:30 ID:V4hHdme9
収蔵させてもらいましたが、問題があれば削除しますので。
203198:04/10/01 18:55:10 ID:Ik6f+sfj
>>201
サンクス。助かりますた。
204名無しさん@ピンキー:04/10/08 03:22:01 ID:5HbEGFox
ホシュ
今 誰も待ってないヒューズ×エミリア書いてるんですが
こっちのスレに投下してもいいですかね?
205名無しさん@ピンキー:04/10/08 07:21:04 ID:ZzboQDJF
カモン!

倉庫見てみたら王道であろう筈のマイスと銀たんの話が一編もないんだな……w
206204:04/10/09 00:26:02 ID:X6WnpWQN
ではシリアスめのヒューズ×エミリア投下開始します。
愛のある行為が好きなのでそんなかんじで。
ひたすらに長いだけです。
ウザければ前半読み飛ばしてくださいw
207ヒューズ×エミリア1:04/10/09 00:28:10 ID:X6WnpWQN
そもそもヒューズはジョーカーの担当ではなかった。
だが、成果の上がらない捜査本部を見ていられなかったのと、「捜査官の第六感が働い
た」とかなんとか言って、上層部には内密に、個人的にジョーカーを追っていた。
グラディウスの連中がジョーカーを追っていることを突き止め、あわよくば一石二鳥の大
手柄だ、と奮闘していたのだが。

合法的に脱獄をしてのけた犯罪者、エミリア。彼女がグラディウスの中にいた。
ヒューズは冷静になってから、彼女をディスペア送りにしたことを後悔していた。
レン殺害の真相はまだ闇の中ではあるが、ヒューズはジョーカーにある可能性を見出
していたのだ。これこそ「第六感」ではあったのだが。
エミリアの証言を、心のどこかで信じ始めていたのかもしれない。
取調室で向かい合った時、あんな状況にも関わらず、彼女の瞳は真っ直ぐだった。
そのエミリアが今、犯罪組織に見を投じてまで、ジョーカーを追っている――。
胸の内に渦巻くよくわからない感情を押し潰し、ヒューズはグラディウスの追跡を続けた。

そして、ヨークランドの山岳地帯。
古びた聖堂に、乾いた銃声が響き渡った。

純白だった、血塗れのウェディングドレス。
ブーケを持つべき手には拳銃が握られていた。
足元には仇であり恋人であったらしい、男の死体。
花嫁には決して似つかわしくない状況。
しかし、炎上する教会を背負ったエミリアは、酷く刹那的な美しさを纏っていた。
彼女もこのまま教会と共に消えてしまうように思えた。
それを止める為に、駆け寄って彼女をつかまえなければ、などと思った。

こんな詩的な感情は、自分らしくねェ―――そんな場違いなことを考えたのを、
今でもよく覚えている。
それでもヒューズの身体は、エミリアの元へと向かっていた。

近距離で見る花嫁は――無表情に一筋の涙を流していた。
208ヒューズ×エミリア2:04/10/09 00:29:51 ID:X6WnpWQN
背景には、燃え盛る古びた教会。
この中には、グラディウスの連中がまだ残っているのだろうか。
地面に横たわる男に一瞥をくれた。銃弾を受けた位置と出血量からして、既に絶命して
いる事は明らかだ。ヒューズは小さく舌打ちをし、すぐにエミリアへ視線を戻した。
やはり表情はなかった。
「――ッオイ、しっかりしやがれ!」
エミリアは正気を失っているようだった。赤を射し込んだ瞳は、ヒューズを捕えていない。
震える肩を揺すると、拳銃が地面に落ちた。
「私、私――」
「仲間はまだ中にいるのかッ!?」
「…みんな ……あぁ」
エミリアの身体から力が抜け、ヒューズの腕にくたりと寄り掛かった。
気を失ったようだった。

圧倒的な炎から発せられる熱が、ヒューズたちを覆う。火の勢いは止まらない。この草
地もすぐ火に侵されるだろう。教会の中から、天井が焼け落ちたような大きな音がした。
早くこの場から離れなければ。
ヒューズは意識のないエミリアを抱き上げ、走った。
見知ったグラディウスの面々を思い浮かべながら。
あいつらは、そう簡単には死なない。

振り向いた。遠ざかる炎の中に黒い影が揺れたのを、ヒューズは見た。

「良かったな。お仲間は…生きてるぜ」
エミリアを安全な場所まで運ぶと、ヒューズはそのままその場を去った。


その花嫁がどうなったのかは知らない。
数日後、腐れ縁の幹部の男から、彼女がグラディウスを辞めた事だけを聞いた。
209ヒューズ×エミリア3:04/10/09 00:31:13 ID:X6WnpWQN
あれからもう一週間が経つ。

ヨークランドの聖堂炎上事件の捜査を行っていたところ、身元不明の焼死体が発見され
たという。この火事の原因は火元がないことから術による放火と見られ、IRPOは殺人放
火の容疑で犯人を捜索するらしい。手がかりはまるでなく、迷宮入りは目に見えている。
ジョーカーの捜査本部は、既に亡き人物を追っていることになる。
近いうち、彼らも解体されるだろう。なんだか馬鹿馬鹿しかった。

ヒューズは事件の一部始終を目撃していたのだから、捜査官として報告の義務はあった
のだろう。ただ、彼にその気はなかった。何故だかはわからなかった。

現在午後十時過ぎ。ヒューズは今日の仕事をとうに終え、本部内の、隊員用簡易宿舎と
して設けられた個室のベッドに横になっていた。妙なだるさが体を襲う。
自宅に帰るのも面倒になり、今夜はここに泊まろうと思っていたのだ。
天井は低い。完全防音の狭い部屋。無音空間。
目を閉じて暗闇が訪れると、冴えた脳では強制的に思考が展開される。

暗闇に浮かび上がる、圧倒的な赤。白い花嫁。手には拳銃。足元には死体。
そして、彼女の表情は―――。

あれから一週間。ふとした瞬間にあの日の情景が鮮明に甦り、ヒューズの脳を支配する。
その度にどうしようもない衝動と、くすんだ感情が沸き起こる。
その感情は、薄れていくどころか日に日に増幅しているような気すらする。
炎上する教会と花嫁の情景も、あの時のまま、はっきりと思い浮かぶ。
彼女は――今何をしているのだろう。

ヒューズは体を起こし、首を振った。どうにも自分のペースが取り戻せないでいる。
「……飲みにでも行くか」
とりあえず思考を止めたかった。
210ヒューズ×エミリア4:04/10/09 00:32:30 ID:X6WnpWQN
「丁度良かったヒューズさん、お客様がお見えですよ」
1Fでエレベーターを降りてホールに出ると、受付嬢に声をかけられた。
妙に弾んだその高い声に、自分に来客?ありえねえ、っていうかなんで今なんだよ
面倒くせェ――と思いきり不機嫌な顔を作って、客人を見遣ると。

「ああ、その顔。変わりないわね」

見覚えのある豊かな金髪、整った体躯。主張する青の瞳。
――エミリアが、微笑みを浮かべて立っていた。
「……お前、なんで」
彼女が自分に笑顔を向けるのはこれが初めてだ、とヒューズは思った。


もしかしてこれから飲みにでも行くの、と訊かれたので頷くと、私も行くと言い出した。
金も無いことだし、半分以上水で薄めたような酒しか出さない酒場で手を打とうと
思っていたのだが、エミリアが一緒となるとそうもいかない。口には出さなかったのだ
がどうやら表情を読み取ったらしく、お酒ならあるわ、うちで飲みましょ、と言われた。
腕を引かれ、後はされるがままだ。受付嬢の不気味な笑顔を思い出し、ドールに告げ
口されないといいな――などと無駄に思考を巡らせた。
211ヒューズ×エミリア5:04/10/09 00:34:55 ID:X6WnpWQN
行動が読めない。表情も読めない。笑っているのに笑っていないようにも見える。
彼女の笑顔はひどく不安定だ。
「脱獄してから、グラディウスに入ったの。 IRPOなら知ってるでしょ、グラディウス。
…もう、やめちゃったけど」
全部知ってるよ。ヒューズは心の中で呟いた。
オレンジ色の間接灯が、真夜中の部屋を灰明るく照らしている。床に座ったエミリアは
クッションを抱きかかえてソファに寄り掛かり、右手にグラスを遊ばせている。
もう氷しか入っていない。床には空き瓶が何本も転がっている。
「あ。この犯罪者め、またディスペア送りだ!とか言い出すんじゃないでしょうね」
「言わねぇよ」
「あそ」
エミリアはつまらなそうにそう言うと、空のグラスを煽った。勿論口内に流れ入るのは
氷が溶けた僅かの水だけだ。それでも喉を動かして飲み干すと、漸くグラスをテーブル
に置いた。そして大きく溜息をつくと、クッションを両手で抱き締めて顔を埋めた。

ヒューズはベッドの上で胡座をかいて、その様子を見ている。酒は殆ど飲んでいない。
沢山あったアルコール類はエミリアが次々と空けてしまったし、とにかく飲む気がしない。
感情が表に出易いタイプ(らしい)ので、部屋が暗くて助かったとヒューズは思った。
彼は困惑、焦燥していた。

――― 一体こいつはどういうつもりなんだ?

最初本部に押しかけてきた時は、冤罪の恨みを晴らしに来たのかと思った。
どうやら、違うらしい。しかし、ヒューズは他に理由を見つけることができずにいる。
数時間こうして飲んで話しても、だ。
話――と言っても、ほぼエミリアが一方的に喋ってるだけなのだが。
モデル時代の話や、ディスペアから脱獄しグラディウスに入り、あれこれ任務をこなして
――そういう内容を、延々と喋っている。その上かなり酔っているらしく、話がループしている。
ペースを崩されて大人しく聞き役に回っていたヒューズも、いい加減うんざりしてきた。
こんなの、壁に話してればいいじゃないか。
212ヒューズ×エミリア6:04/10/09 00:35:53 ID:X6WnpWQN
「おい」
「何よ」
「お前が苦労したのはわかったからさ。何で俺のとこに、IRPOになんか来たんだ?
目的を言え目的を。気持ち悪ィ」
「…目的?」
エミリアはクッションから顔を上げ、ヒューズを見た。エミリアの色素の薄い瞳に間接灯
のオレンジが緩やかに差し、不思議な色を作り出していた。揺らいだ光を携えて。
ヒューズは少し怯んだ。

「目的」

エミリアが、反復しながらゆっくりと立ち上がる。ヒューズが見下ろされる形になる。
灯りを背にして立っているため、ヒューズにエミリアの表情は判らない。
見えたところできっと解らない。
ベッドに歩み寄る。
近づく。
ぼんやりと顔が伺えた。目が合っている。エミリアはヒューズの目を見つめている。
ヒューズは自分が今どんな顔を見せているのかわからなかった。
勿論、エミリアが何を思っているのかも。
近づく。
手を伸ばせば触れられる距離にまで。

ベッドの前まで来て、エミリアが足を止める。
顔が、近づく。大きな瞳が潤んでいる。
さすがに整った顔だなぁ、と場違いなことを思う。
目の前の、潤んだ瞳が閉ざされる。

―――唇が、触れた。

「まさか――言わないとわからない?」

声は掠れていた。
213ヒューズ×エミリア7:04/10/09 00:45:51 ID:X6WnpWQN
ヒューズとて、経験が浅いわけではない。そこまで鈍感なわけでもない。
エミリアの瞳の訴えと熱を孕んだ声、何より触れた唇からして、彼女の意思は明らかだ。
ただ、エミリアが自分に求める理由だけが見えなかった。
「…わからねぇな」
「意地悪ね」
「いや…だからなんで俺なんだ?」
「うるさいわね。男なら黙って据え膳喰らいなさいよ」
「男をなんだと思ってんだお前」
「黙って」
再度唇が塞がれる。今度は触れるだけのキスではなく、鳥のようにしっとりと啄ばむキス。
ジンの香りが移される。唇が離れると、エミリアが小さく息をついた。
「…抱きなさい」
至近距離で見るその瞳は情欲に濡れていた。

「――仕方のねえ女だ」

ヒューズはその色に誘われるがまま、エミリアを乱暴にベッドに押し倒した。
噛み付くように口づけてやると、エミリアはそれを待っていたように激しく応えた。
舌を入れ、絡め合う。アルコールととエミリアの身体が放つ甘い香り、そして自分の煙草の
苦味が混じりあい鼻腔を突き、それはヒューズの情欲をひどく掻き立てた。
とどまることは、とうに叶わなかった。
214ヒューズ×エミリア8:04/10/09 00:48:21 ID:X6WnpWQN
「……んッ、ぁ」
迷彩のジャケットを脱がし、キャミソールをたくし上げて手早くブラジャーを外してやる。
エミリアの身体は酔いからか既に熱を帯びていて、僅かな感触にも敏感に反応し、声を
上げる。求めて首に回される腕は強く、ヒューズは思わず笑ってしまった。
それを誤魔化す為に胸元に顔を埋めて、鎖骨の窪みを舐め上げてやる。そのまま首筋を
なぞるように上へと舌を移動させると、エミリアの身体がビクビクと反応を返した。
登りついた先の耳を食むと同時に、右手で、露わになった丸い胸に触れる。
「ふぁッ、――やっ」
「嫌?」
また笑い、手を止めてエミリアを見ると、閉じていた瞼から不機嫌そうな瞳が覗いた。
「…やっぱり、意地悪ね、あなた」
「そうかなぁ。どっちかっつーと意地悪される方が好きなんだけど」
「変態」
「よく言われるぜ」
「うわ、サイテー、…アッ!」
胸の中心を指でつねると、一段高い声が上がった。
「ちょっと…黙っててもらえる?」
「あっ、待っ…ゥン」
右手で柔らかな胸を撫でながら、キスで唇を塞いでやる。優しく舌を絡めながら、手は激
しくエミリアを犯し続ける。緩急をつけて揉みしだき、時折胸の飾りを強く刺激する。
唇を離すと、小さな唇から甘い嬌声が漏れた。

(…それにしても…)
まるで処女のような反応だ、とヒューズは思った。もちろんレンという婚約者もいたのだ
し、それはあり得ないのだけど。チャラチャラした女だと思っていたが、見た目とは違って
身持ちが固いのだろうか。もしかしたらレン以外に身体を許したこともないのかもしれない。
(……レン)
かつての後輩の姿を思い出す。無邪気で、真っ直ぐな性格の好い青年だった。
その純粋さが災いしたのか、悲しい末路を歩んでしまった青年。
自分は今、その後輩に振り回された不幸な女に触れている。
215ヒューズ×エミリア9:04/10/09 03:09:49 ID:X6WnpWQN
エミリアの整った体のラインを確かめるように手を動かしながら、ヒューズは思考する。

思えば――エミリアはあの日、全てを失ったのだ。
愛する婚約者の復讐の為に手にした拳銃で、かつての婚約者を殺め、
それと同時にグラディウスという居場所も奪われた。
勿論今でもアニーたちに会いに行けば、きっと暖かく接してくれるだろう。
でも、きっとそれだけだ。同じ世界には戻れない。出来てしまった壁はもう越えられない。
そして誤りだったとはいえディスペア送りにされたエミリアに、世間はこれまで通りに接し
てはくれないだろう。彼女がどんなに胸を張って生きようとしても、人々は目を逸らす。
人間がそうした生き物だということは、ヒューズはわかっている。

(――独りきりなんだな、こいつ)

自分の手の中で乱れるエミリアを見下ろしながら、ヒューズは気が付いた。
彼女をここまで追い詰めたのは誰だ。
勿論レンでもあるし、エミリア自身にも原因はあるのだろう。
でも、自分が後輩の死にあそこまで動揺しなければ。
あの時――エミリアの話を真摯に受け止めていれば。
きっと彼女がここまで傷つくこともなかったのだろう。

ヒューズの脳裏に、あの映像が再生された。
――無表情の花嫁。
目の前のエミリアの顔と重なる。

「エミリア、」

何を言うつもりなんだろうか。名を呼んでから、しばらく逡巡する。
自分を見上げるエミリアは、愛撫によって息を荒げ頬を染め、次の言葉を待っている。
ゆらりと揺らぐ瞳の色が、ひどく危うげに輝いて。

「その、俺に――何ができる?」
216ヒューズ×エミリア10:04/10/09 03:11:50 ID:X6WnpWQN
――なんて気の利かないセリフだろう!言ってからヒューズは頭が痛くなった。

売女を相手に甘い睦言を囁くのには慣れている。
その場を高め楽しむためだけの、薄っぺらな嘘を吐くのには。
だが、本当に恋愛と呼ぶに値する経験は――ほとんど積んでいないに等しいのだ。
こんな状況で女にかける言葉を、ヒューズは持ち得ていなかった。

しかしその情けない問いに、エミリアは一瞬戸惑いを見せた後、微笑んで見せた。
それは今日自分に見せた初めての笑顔だ――何故かヒューズはそう思った。

「…全部…終わった後にね。ホントは私、グラディウスに残ろうと思ってたの。
でもルーファスに、お前はもう使い物にならないって言われちゃった」
ヒューズは、その幹部の男のすかした面を思い浮かべる。
エミリアがもう戦えなくなったのは、戦う理由を失ったからであろう。
誰だって、理由がなくては銃は握れない。剣も振るえない。
ヒューズも、ルーファスらも同じだ。
「自分でもわかってた。だから、全部忘れて、新しい人生を楽しもうって、そう思ったの。
でも――」
エミリアの顔がまた無機質なものに変わる。
217ヒューズ×エミリア11:04/10/09 03:13:04 ID:X6WnpWQN
俺に――何ができる?

そう言って自分を見下ろす男の瞳を覗いた瞬間、エミリアは眩暈に襲われた。


全てを失い、未来への希望も奪われ、底なしの闇に足を踏み込んで。
――私は、このまま闇に呑まれてしまうのだろうか
そう思った瞬間、とてつもない悪寒に襲われた。
嫌、そんなのは嫌――!
どんな障害があっても、自分には乗り越えられるだけの力があると信じていた。
誰かに頼ることなく、自分の足で歩けるはずだと。
なのに、実際にその状況に陥った自分は、もう闇しか見えなくなっている。
そこは冷たい。

誰か――助けて。

闇に足をとられながら、必死に手を伸ばす。その手は真っ赤に染まっている。
縋るものを探した。何でも、誰でもいい、どうかこの手をとって。
凍えてしまう。温度を分けて。

彷徨う体が動いた先は、ひどい思い出だけがあるはずの場所だった。
218ヒューズ×エミリア12:04/10/09 03:15:22 ID:X6WnpWQN
何かを言おうとするエミリアの瞳は不安げだ。
これまで、光の中だけを歩いてきたのだろう。
初めて知った暗闇は、容易に彼女を飲み込んでしまったのだ。
虚ろな瞳は闇と光の間で揺らいでいる。その色から、ヒューズは全てを汲んだ。

行くべき場所を失ったエミリアがヒューズのもとを訪れたのは、ほんの一欠片でも、
自分を頼りにする気持ちがあったのかもしれない。ただの偶然だったのかもしれない。
自分を選んだ理由などどうでもいい。
エミリアが自分の身体を求めて来たというのは、強ち間違いでもないのだろう。
彼女は人の温度を欲している。応えてやりたい。
自分に彼女が救えるのなら、どんなことでもしてやりたい。

「もういい」
ヒューズはそう言うと、エミリアの髪を撫で、額にキスを落とした。
「――わかってるから」
自分が今してやれることは、彼女を抱くことだけだ。
自分の存在を彼女に刻み付けるように、強く。

大きな瞳に、朧な光が宿った。
219204:04/10/09 03:18:14 ID:X6WnpWQN
長すぎる…お、終わらない…
多分以下諾々とエロだけです。明日の夜なんとか完結させます。
見てる人いるのか?_| ̄|○
220名無しさん@ピンキー:04/10/09 07:56:07 ID:br/7XCWl
がんがれー
1スレにもっと詰め込んでもいいとおもうけどね。倍近く入るぞ
221名無しさん@ピンキー:04/10/09 13:21:03 ID:9PbWqHMz
1レスは32行までだったと思う。

文章や台詞回しが上手い人は,かなり詰め込んで書いている。
222名無しさん@ピンキー:04/10/09 13:24:54 ID:gw4eV0a9
ああ、倍近くってのは容量の話。
223ヒューズ×エミリア13:04/10/09 21:20:30 ID:X6WnpWQN
二人はもう何も身に付けていなかった。
お互いの肌がぴたりと触れ合って、熱を分かち合っている。
繰り返される激しいキスと乱暴なほどの愛撫が、エミリアを高めていく。
「ふ、…ゥんッ」
ヒューズは、淡い桃色に染まる乳首を舐めたり甘噛みしながら、エミリアの膝に手を移し
足を開かせた。力の抜けた足は容易に開き、秘部が露わになった。そこは仄かな照明を
受け艶かしく輝き、既に求めていることをヒューズに示していた。
膝から、内腿を撫で上げるようにして徐々に中心へと向かう。
柔らかいそこに行き着いたヒューズの指に、熱い液体がとろりと絡んだ。
「濡れてンな」
甘い液が絡む指を確かめるように舌で舐め上げ、再び秘所へとあてがう。
「……ッ、ア」
撫でるように触れてやると、嬌声と共にエミリアの身体が小刻みに震えた。
ヒューズはエミリアの閉じられた目蓋に口付けを落とした。
「…ヒュー、ズ」
目蓋がゆっくりと開けられると、透き通った涙が一筋零れ落ちた。長い金の睫毛に縁取
られた瞳は変わらず濡れていたが、先刻までの不安定さは消えているように思えた。
暖かい安堵と純粋な昂ぶりが呼んだ涙だった。
「ヒューズ、ヒューズ」
己を呼ぶ高い声にキスを返し、ヒューズは潤みに満ちた秘所を指で開くと、
朱に染まった突起の先端に触れた。
「は、アアん…ッ!」
一際高く甘い声を上げてエミリアの身体が痙攣し、透明な水が溢れた。
その水は、突起を弄りひくつく襞をなぞる度に、ヒューズの指を濡らしてゆく。
「ふっ、あっ、ア――」
乳房を揺らし淫らに喘ぐエミリアの姿に、ヒューズ自身も高まりを覚えていった。
224ヒューズ×エミリア14:04/10/09 21:22:51 ID:X6WnpWQN
エミリアは、体中から伝わるヒューズの温度と匂い、そして訪れる感触に、
えもいわれぬ感情が湧き上がるのを感じていた。
何か、善くないものが落ちて行くような。暖かいものが沁みこんで来るような感覚。
忘れていた――求めていたもの。満たされる。

ただ抱いてくれればいいと思っていた。娼婦と同じような扱いでも構わないと。
ほんのひと時でも、誰かが自分を求めてくれればそれで満足だと思っていたのだ。
しかしヒューズはそうしなかった。自分の闇を暴き、まるで恋人のように触れてくれる。
それがひどく嬉しくて――錯覚すら起こしてしまう。
例えそうだとしても、エミリアはその甘い錯覚に溺れることに決めたのだった。

「んッ、ふ…――ッ!」
ヒューズの指がエミリアの中に割り入った。十分に湿っていたそこは、無骨な指の侵入を
容易に許した。すぐに二本に増やされ、息を吐く暇もなくエミリアを掻き乱す。
その度にくちゅくちゅと鳴り響く淫らな水音に、恥ずかしさと興奮が湧き起こる。
「イヤッ、あン、…あ、あっ」
指の動きに合わせて嬌声が上がる。くらくらする。酔いのせいではない。
ヒューズの熱の篭った吐息が、エミリアの首筋をくすぐる。

こんな刺激じゃ満たされない。
もっと、もっと。
早く、早くヒューズが欲しい。
信じられない自分の想いに気付いて、エミリアはまた眩暈を感じた。
225ヒューズ×エミリア15:04/10/09 21:24:37 ID:X6WnpWQN
ヒューズは普段の姿からは想像できないような、優しい触れ方をしてくれる。
愛撫が弱いとかではなくて、エミリアの心と身体を思い遣りながら抱いてくれているのが
伝わってくる。それは…それはとても嬉しいのだけれど。


「あ、ンッ、――はぁっ」
指の動きが激しくなる。来たるべき侵入を容易にするための、準備の指使いとは違う。
このまま自分だけを先に達させるつもりなのだろうか。
嫌だ。――早く、一緒に――いきたい。

敏感な箇所を執拗に攻めたてる指に登りつめてしまいそうになるのを堪えながら、
エミリアはヒューズの肩を押して身体を起こさせた。
彼の下腹部に、既にそそり立っているものが見えた。
「……指じゃ、なく、ッて」
途切れ途切れになる声は甘く掠れ、既に限界が近いことを示していた。
「…来て。早くッ、もう、私―――」
「――了解」
ヒューズは余裕のなさそうな笑顔を浮かべた後、キスをくれた。
声も少し上擦っていて、それが更にエミリアの情欲を掻き立てた。
二人分の汗の匂いが鼻をつく。
早く早く早く。
226ヒューズ×エミリア16:04/10/09 21:26:55 ID:X6WnpWQN
(ヤバいな)
ヒューズは唇を下へと滑らせ、ぴんと立った乳首に音を立ててキスを落とした。
そして糸を引く指を抜き、既に体積を増した自身をエミリアの入り口にそっとあてがった。
その熱さにびくりと身を震わすエミリアを、ヒューズは心底愛しく思った。
はじめはもっと、自分の存在を刻み付けるように激しくしてやろうと思っていたのだが、
不安定なエミリアをいたわる気持ちが行為を優しくさせていた。
ヒューズとて、エミリアの身体の感触や息づかい、声、彼女の全てに煽られて、
そういつまでも紳士的に振舞える自信はなかったのだが。
(……持つかな)
ヒューズのものは、指などとは比べ物にならないほど大きくなっていた。
つまりもう限界が近いのだ。早く突っ込んでしまいたい衝動に駆られたが、そんなことを
してはエミリアが痛いだけだ――と、残った理性が止まらせた。

「……いくぜ」
「―――ふぁッ」

ゆっくりと進み、まずは先端だけを飲み込ませる。
愛液にまみれ物欲しそうにひくつく入り口は、小さな音を立ててヒューズを迎え入れた。
首に回されたエミリアの腕に力がこもる。顔は伏せられ、表情は伺えない。
震えながら小刻みに漏れる熱い吐息が、ヒューズの胸元をくすぐる。

しかしどうやら快感で震えているのとは微妙に違うようだ。
肩が上下し、苦しげな呼吸が繰り返されている。ヒューズは焦った。

「わ、悪い、もしかして痛い――」
「違ァ――うッ!」
227ヒューズ×エミリア17:04/10/09 21:34:36 ID:X6WnpWQN
エミリアの顔が上げられた。
その頬は濃朱に染まっており、震える瞳からは涙がぽろぽろと零れ落ちた。
体中を駆け巡る熱が行き先をなくし、彼女がとうに限界を迎えていることは明らかだった。

「エミ――」
「もっと…もっと乱暴にしてよッ!
痛くしたっていい、ううん、痛くして。もっとあなたを感じたい、の…」

ぷつり、何かの糸が切れた音がした。

「――バカバカバカッ、もうッ、こんなこと――言わせないでよこの鈍感!」

最後まで言うが早いか。熱い塊がエミリアの中を一気に突き上げた。

「ふぁァ――……っ!!!」
その声が含むものは、痛みだろうか。快感だろうか。
入り口に対して大きすぎるヒューズのそれは、半ば裂くようにしてエミリアの最奥まで
飲み込まれた。ぎちり、という音が聞こえた。
ヒューズはエミリアの中の狭さと締め付けに驚き、背中に立てられた爪の痛みが、
快感で完全に破壊されかけた理性を呼び戻した。
「ちょっ、やっぱ…」

「う…ごいて、」

か細い声で下された命令は本能の火を煽る。
「動いて、動いてぇッ、早くッ!ヒューズが欲しいの―――!!」
「――――!!」

決定的な哀願は、理性の枷を塵と化すのには十分だった。
228ヒューズ×エミリア18:04/10/09 21:36:49 ID:X6WnpWQN
「いあっ、あふッ、う――あぁっ」
繰り返し繰り返し、最奥まで激しく突き上げられる。
それに合わせて体中に電流が走るような痛みを伴う快感がエミリアを襲う。
「ンっ、あ、あぁ、」
圧倒的な質量が自分の中に出入りしている。そこに隙間はなく、裂けるような痛みが
下腹部にもたらされているのだが、今のエミリアにとってはそれすらも最高の快感に摩り
替わってしまう。ヒューズとひとつになっている。私たちはお互いを求め合っている。
お互いの体液がもたらすぐちゅ、ぐちゅり、と耳を犯す淫靡な音と共に、
エミリアは登りつめて行った。
「はァ、あっ…も――ヒュゥ…ズッ」
「…なぁ」
エミリアは何度も波に呑まれそうになる意識を必死で留めながら、
耳元で囁く熱く低い声を聞いた。
「名前、呼べよ」
「、ッ、ヒュ――」

「俺は――ロスター、だ」

「ロ…スタ…ぁ、ロスタ―――!」
初めて知った。私に光を分けてくれた、彼の本当の名前。
仕事上の、捜査官としてではなく、彼は今、ひとりの男性として私と繋がっている。
それを証明する愛しい名をエミリアは何度も呼んだ。
彼も自分も一気に限界に近づいていくのを全身で感じた。
「…ッ、俺、もう――」
「ね…ぇ、私もッ、呼んで――」
「――エミリアッ」
「ロスター、ロスタ―――」

名前を呼び合いながら、二人は貪るようにキスをした。
そして、どくり、どくり、と自分の奥でヒューズが弾けるのを感じると同時に、
エミリアも頂点に達した。
中がヒューズの熱いもので満たされてゆく痺れに――エミリアは強い光を視た。
229ヒューズ×エミリア19:04/10/09 21:39:37 ID:X6WnpWQN
エミリアが意識を取り戻したとき、ヒューズは彼女を抱き締めて柔らかな金の髪をいじっていた。
目が合ったが、相変わらずかける言葉は見つからなかったのでとりあえず笑って見せると、
エミリアも自然に零れた笑顔を返してくれた。
そこには本来の光が宿っていた。

「…どん底で浮かんだのがその憎らしい顔だなんて。
訳がわかんなくて泣きたくなったわよ」
「そりゃあ光栄でございます」
「あなたって、ほんっとに、バカ」
「バカなほうが長生きするんだぜ?」
「…その通りかもね」

ちょっとだけ見習うわ、と笑いながら、エミリアはヒューズの腕の中からすり抜けた。
ヒューズは逃げていった温度に少し名残惜しさを感じながらも、ジャケットを羽織る白い
背中を見つめた。その凛とした姿に、密かに笑った。
もう―――大丈夫かな。

カーテンの隙間からは既に白んだ空が伺えた。


「ありがとう」

去り際、白い陽光を受けてエミリアは綺麗に笑った。
ああ。彼女はやっぱりこうして――光の中で笑っていなければいけないのだ。
ヒューズはまた、彼らしからぬことを思った。


それから。
彼女が自分に会いに来ることはなかったし、ヒューズから行くこともまた、なかった。
230ヒューズ×エミリア20:04/10/09 21:43:47 ID:X6WnpWQN
後日同僚から、クーロンのイタメシ屋に新人の美人ウエイトレスが入ったという話を聞いた。
すっげえスタイルよくてさ。金髪の明るい良い子なんだよ。彼氏いるのかなぁ。
そわそわと話す同僚を横目に、ヒューズはその制服姿を想像して独りごちた。

「……そのうち、行ってみるかな」

でも、もう彼女に闇祓いは必要なさそうだ。
そう思った瞬間胸に穴が空いたような気持ちを自覚して、
ヒューズは苦笑いを零した。


end



尻すぼみでおわりです。
初投下でした。1レスの分量調節も難しいですね。
231名無しさん@ピンキー:04/10/10 01:10:09 ID:4u62G3ET
>>230
GJです。

私は1レス当りの分量は少なすぎると思いませんでしたから、
自分のやりやすい量で区切って構わないと思いますよ。
232名無しさん@ピンキー:04/10/10 05:09:55 ID:L3hdf3R9
>>230
グッジョブ!すげー良かったッス。

俺は量云々でなくてここで一区切りつけたい、
という部分で切れるように心掛けてるんで、
長くなったり短くなったりしますよ
233204:04/10/10 23:02:13 ID:LClFKzo9
ありがとうございます。
小説自体ちゃんと書いたの初めてなんで、勉強になりました。
皆さんうさがの絵掲も覗きに来てくださいね(つД`)
234名無しさん@ピンキー:04/10/10 23:08:51 ID:+LMOXVcj
あー……
235名無しさん@ピンキー:04/10/11 20:22:42 ID:Q3nyvDc3
お疲れさまでした。よかったです
236名無しさん@ピンキー:04/10/13 22:11:29 ID:bll27Lv8
>>233
良かったです。乙です。
237名無しさん@ピンキー:04/10/14 01:01:32 ID:Q9txOf6F
壁]_・)…質問なんですが。
ロマサガ3の需要なんてあったりします?
あと百合ってこの板平気なんでしょうか??
238名無しさん@ピンキー:04/10/14 01:04:58 ID:Dyt487f/
イネイブラー×インヴォーカー?
どっちがどっちか区別つかんが是非
239名無しさん@ピンキー:04/10/14 04:32:22 ID:NdWUcMZs
エレン×サラだとうれしい
240名無しさん@ピンキー:04/10/14 07:59:38 ID:NtcXwCdf
カタリナとモニカと見た
241名無しさん@ピンキー:04/10/14 15:45:46 ID:kmXEh7eC
>>240
何気に美味そうなカプじゃないの
242名無しさん@ピンキー:04/10/22 05:22:25 ID:1WkAW98R
ウンディーネ×ミューズだったりして
243名無しさん@ピンキー:04/10/23 22:20:21 ID:slpTRLKI
>237
百合ネタは考えつかなかったかな
244名無しさん@ピンキー:04/10/24 17:39:39 ID:A0tslctD
アンサガの需要って少ないの
245名無しさん@ピンキー:04/10/24 17:52:32 ID:faMvpdi3
単独でスレがあった位だからそうでもないんでは
246名無しさん@ピンキー:04/10/26 01:38:29 ID:5WlhWbsO
>>244
保管庫で見たらアンサガが一番SSが充実してるな。
247名無しさん@ピンキー:04/10/27 21:48:31 ID:QdjFoUjF
せめてエロで活躍しようという魂胆か
248名無しさん@ピンキー:04/10/30 01:48:20 ID:p0SQa3sP
つーかあのスレには神がいらしたからなぁ。
是非再び光臨して頂きたいもの
249名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:53:36 ID:GA+GiFvR
”油断した”三人はそう思った、主不在のダグル・ボース城、楽勝のはずだった、それが崩れたのは
城の奥に入った時だった、そこを守っていたのは牛頭人身の獣人ミノトンだ、この三匹が打撃の連携を仕掛け
キャッシュ、ゴージュ、ロイ、ヌアージを倒してしまい、残っているのはレベッカ、マリー、ジュディの三人だけ
しかも、レベッカは二人を庇い負傷している、ミノトンは出口を塞ぎ三人を壁際に追いこむ、その股間は大きく膨らんでいた。
ジュ「・・ああ・怖いよ・・お母さん・・」股間を膨張させ荒い息遣いで迫るミノトンにジュディが怯える。
レ「お前たちこの子たちに手をだすんじゃないよ!」
ミノ「いいだろう、だがお前が俺たちの慰みものになるならな」
レ「・・いいよ・ただし、絶対あの娘たちには手を出すな」
その言葉に頷きミノトンがレベッカの防具を引き裂き、押し倒す。
ジュ「いやああ、おかあさーん!!」
ジュディが悲鳴をあげ、マリーは涙を流して俯いている。
ミノトンは熟女と思えぬレベッカの張りのある乳房を揉み解し、巨大な舌で乳首を舐め回した。
さらにもう一匹は脚を拡げ熟女の蜜壷を舐め回した、レベッカはその舌技にひたすら耐えている。
ジュ「・・・おかあさん・・おかあさん・・・」
ミノC「うるさいぞ、黙ってみてろ」泣いているジュディに仲間のミノトンが怒鳴る
レ「ジュディに手を出すな」黙っていたレベッカの声がとぶ
ミノA「まだ元気じゃないか、じゃあそろそろ本番といこうか」
そう言うとレベッカを持ち上げ仰向けになった仲間のモノに蜜壷を押し付けた。
レ「・・くっ・あっ・大・きすぎ・・・・」
ミノB「おら、しっかり動け!!二人がどうなってもいいのか!!」
レ「・や・やるわ・あの娘たちには手を出さないで」
レベッカの腰使いが激しくなり、ミノトンがレベッカの蜜壷に精液を放出する。
ミノB「おおう!すごい!すごいぞ!このアマ!!」
満足げな表情を浮かべる仲間を羨みながらまだ犯っていない二匹が頷きあう、その視線の先には・・・


250名無しさん@ピンキー:04/11/03 15:15:34 ID:6Sb5tJrY
その時、男が部屋に侵入した。
「強盗だ!・・・おう!」
251名無しさん@ピンキー:04/11/03 15:15:43 ID:GA+GiFvR
目の前で母親の強姦を見せつけられたジュディとマリーに二匹の大きな影が近づいてきた、興奮し荒い息遣いを
しながら二人の目の前に立つ、そしてAがマリーをCがジュディの防具を引き裂いた。
ジュ・マ「きゃあああぁぁぁ!!!やめて!!やめてぇぇ!!!」
レ「やめろォ!!あの娘たちには手を出さないといったはずだぞ!!」
B「ふん、人間との約束など守るわけがないだろう、さあ、俺に犯られながら娘が犯られるのをじっくり見るんだ」
マ「・・ああ・いや・やめてくださいぃぃ・・」
ジュ「・・うわ〜ん・・やだ・やめて・やめてよォォ・・」
Aがマリーの美乳をCがジュディの膨らみかけの胸を舐めてベトベトしている、さらに顔、腋の下、足の先まで二匹とも同じ
ところを同じように舐め回した、そしてBはレベッカにパイズリを強要していた。
やがてAとCは二人の蜜壷へ舌を這わせた。
マ「・い・いや・あぁ・あぁ・あ・い・痛い・いや・・痛い・・」
ジュ「・・いやぁ・だめぇ・・きたないよぅ・・やめてぇ・・拡げちゃいやぁ・・」
Aはマリーのヘアをむしって食べながら舐め、Cは無毛の割れ目を拡げながら舐めた、Bの巨根にレベッカの熟乳が絡まる。
そして三匹はお互いに頷きあい、三人を四つん這いにして巨根を構え狙いを定めた。
雄叫びとともに三匹は同時に三人の膣を貫いた、さすがにジュディには手間取り半分しか挿入っていない。
マ・ジュ「いやああぁぁぁ!!痛い!痛い!痛ーーいぃぃ!!!」
ミノB「どうだ娘たちの処女喪失の感想は、なんとか言えよ」
レ「・・・マリー・・ジュディ・・・・・・」
ミノA・C「おら!初体験をしっかりお母さんにみてもらえよ、もっともお母さんは気持ち良くてそれどころじゃないようだがな」
ミノA・B・C「よし!イクぞ!イクぞ!イクときは全員いっしょだぜ!!」
三匹が同時に三人の膣に射精した、大量の精液のためジュディの膣からは収まりきらず溢れかえっている。
ミノA「やっぱり俺たちの連携は最強だな!」
ミノB「当然だ!!!」
ミノC「親子丼はうまいぜ!!!」
                                               終






252名無しさん@ピンキー:04/11/04 21:39:54 ID:RFW7d2bj
ひさびさキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
253名無しさん@ピンキー:04/11/04 21:53:36 ID://q2sEf2
いや、来たのは来たけどなあ・・・
254名無しさん@ピンキー:04/11/06 02:19:15 ID:fINXC27R
>>28
それ書きたい…。
ちょっとロマサガ3やりなおしてくる。
255名無しさん@ピンキー:04/11/06 02:19:47 ID:q5O+dysd
がんがれヽ(´ー`)ノ
256名無しさん@ピンキー:04/11/06 02:23:04 ID:fINXC27R
うわ即レス。
ありがとう頑張ります。
257名無しさん@ピンキー:04/11/06 18:04:37 ID:NHOD2aEo
シャールとミューズ
よく使ったなあの二人は
258名無しさん@ピンキー:04/11/10 12:00:52 ID:5+oWUU0I
これからは初代ロマサガキャラは脳内でどちらに変換すればいいのだろう?
259名無しさん@ピンキー:04/11/10 13:25:10 ID:iHRlI18F
好きな方。
自分はいつまでも小林。
260名無しさん@ピンキー:04/11/10 18:54:07 ID:xRi/wg4A
デザインが、ってことかな?
新しい方も小林女史の絵もあるけど。
261名無しさん@ピンキー:04/11/10 20:00:12 ID:ShwVE8Eh
新しい方ってあれ変わりすぎだろ
クローディア、ホークが特にウボァー
262名無しさん@ピンキー:04/11/10 20:10:15 ID:xRi/wg4A
服変わっただけの同一人物にはとてもじゃないが見えんわなー。
263名無しさん@ピンキー:04/11/10 23:10:12 ID:hXK1nrEp
無理がある
264名無しさん@ピンキー:04/11/11 21:12:10 ID:QnR4EGxn
ポリゴンじゃなくて、2か3クラスのドット絵でよかったのに…
ポリゴンでの勝利ポーズとか萎え萎え
265名無しさん@ピンキー:04/11/11 21:45:37 ID:a4hzx0G6
何故264があぼーんになってるんだろう……と思ったらメル欄のせいか。
266名無しさん@ピンキー:04/11/11 22:03:24 ID:QnR4EGxn
素でミスってた…orz
267名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:16:50 ID:LUvnL/Tc
「今日もサドボスはいい天気、お店番も終わったし、またスパイクさんのところへ遊びにいこ〜っと♪」ジュディは笑顔で駆け出していった。
スパイクは放浪者でワンダやチャパ、イスカンダリアにも行ったことがある。この村から出たことのないジュディにとって彼の話はとても楽しいものだった。
村の宿ペンタグラムのスパイクのいる部屋に入り、いろんな街の話をせがむ−ガデイラの港や湖の美しいラークバーンの街のことに目を輝かせて聞いている。
「すご〜い、わたしも行ってみた〜い」話を聞くたびに興味津々でジュディはうなずいた。
「なに大人になればいつだって行けるさ」スパイクはそう言ってジュディの髪を撫でた。
「ね〜、スパイクさんは放浪してて一番困ることって何なの」ジュディが尋ねる。
「う〜ん、まあ、あれだ、子供にはまだわからないことさ」
「もう、わたし子供じゃないもん、レディだもん」ジュディはふくれて詰め寄った。
「わかったよ、つまり、あれだよ男と女の・・・」仕方なくスパイクが大雑把に答えたが、ジュディは意味が分からずキョトンとしている。
「男と女って、ね〜、あれって何なの、ね〜」ジュディがさらにせがんで詰め寄った。
「やっぱりまだこの話はジュディちゃんには早いよ、他のことを話そう」
「いや〜、絶〜対いや、聞くまでここ動かないんだから〜」子供扱いされたジュディが頬を膨らませてだだをこねる。
完全に根負けしたスパイクはジュディに男女の交わりを教えてあげる羽目になった。
やがて、話を聞き終えたジュディは胸をドキドキさせ耳まで真っ赤にさせていた。
「子供には刺激が強すぎたかな・・」スパイクは困った顔で呟いた。だが、ジュディはさらにこう言ったのだ  
「わたしもそれやってみたい」と・・
スパイクは困惑した。しかし何ヶ月も女とはご無沙汰で溜っていることは溜っている、問題は相手が相手ということだったが
結局は本能が理性を上回ってしまった。そしてジュディに対してこう言うのだった。
「それじゃ、しようか」と・・・
268名無しさん@ピンキー:04/11/14 03:53:44 ID:LUvnL/Tc
「まず服を脱いで裸になって」そう言うとジュディは言われた通りに裸になった。膨らみかけの胸やまだ毛の生えていない割れ目が露になる
スパイクも服を脱ぎ、暴発寸前のモノをジュディの目の前に突きつけしゃぶってと言った。
「え、これをおしゃぶりするの」あまりの大きさにジュディが驚く。
「そうだよ、大人なら誰でもすることだよ、でも無理ならいいんだよ」まるで挑発するようにスパイクが言う。
「できるもん、わたし子供じゃないもん」ジュディが大きく口を開けてチンポをしゃぶり始めた。
だが初めてのことでテクなどない、スパイクがジュディの頭を掴み腰を動かした。
「・・ふぅん・んん・んん・くぅぅ・うぅぅ・・」ジュディはむせて息苦しそうになる。やがてスパイクが絶頂を迎えた。
「・イクよ、出すよ、大人なら全部飲まなきゃダメだよジュディちゃん」スパイクがジュディの口の中で爆発した。何ヶ月分かの
大量の精液がジュディの口に注がれた。ジュディはむせながらもその精液を全部飲み干した。
「・・うぅ・ぬるぬるして・・にが〜い・・」
「でも、これが大人の味なんだよ、慣れればおいしく感じるよ」とスパイクが諭すように言うと
「ほんと〜、じゃあ、にがいけどお〜いしい♪」ジュディが笑顔で答える
「さあ、今度は本当に大人になろうね」スパイクがジュディを抱えベッドに乗せる、そしてジュディの膣を貫いた。
「あぁ・痛い・痛いよ〜・いやぁ・あぁ・」破瓜の痛みに耐えるジュディだがまだスパイクのチンポは半分しか入っていなかった。
少しずつ勢いをつけて根元まで入れる。締め付けがすごい、スパイクが二度目の絶頂を迎えジュディの膣の奥へと射精した。
「・・ひあぁ・・あつい・あついぃぃ・おなかになにか流れこんでるぅぅ・・」ジュディが体の違和感を覚え身悶えた。
「ジュディちゃん、大丈夫かい」スパイクが優しく声をかける。
「うん、平気、これでわたしも大人になれたよね♪」笑顔で頷いて答える。もう外は夕方になっていた。
服を着て家路につくジュディ「今日のことは皆には内緒、だってもう立派なレディだもん」


                                                     





269名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:48:02 ID:FhzyKv6a
その時、偶然にもスパイクのチャックは開いていた。
270名無しさん@ピンキー:04/11/14 17:50:51 ID:H8Qj1629
>>269
それがオチなのかw
271名無しさん@ピンキー:04/11/20 21:26:40 ID:PBnQsU4B
ジュディのネタが多いな
漏れも書くか
272名無しさん@ピンキー:04/11/21 06:36:05 ID:/fC7lcRZ
ジョーゼフの防衛術によりマリーはロングシャンクへ飛ばされた。突然の出来事なので所持金もなかったがその美貌による役得で      
宿や衣服、食べ物などを提供してもらい一ヶ月が過ぎようとしていた。宿の主人やブティックの店主たちが滞っている代金に頭を痛めていた。
「困ったな、まさか一ヶ月分も滞るとは・・」宿屋の主人が溜息まじりに呟く。
「だったら、働いてもらえばいいじゃないですか、人手不足なんだし・・」従業員がボヤく。
「溜まった金額を考えろ、全部合わせれば40000Krくらいあるんだぞ、それともお前の給料から差し引くか」主人が従業員に言った。
「う〜ん、じゃあ、金がないなら肉体で払ってもらったらどうなんです。町の男たちに声を掛ければ集まりますよ、それで金を取ればいい」
主人たちは顔を見合わせ、その提案を採りいれた。マリーのあの美貌なら採算は大きく黒字になるとニヤつきながら・・・
翌日、午後のお茶を飲んでいるマリーの耳に聞き慣れた声が届いた。ジュディとロイが仲間三人と共にロングシャンクに到着したのだった。
町を歩くジュディたちにマリーが窓越しに声を掛けて宿の部屋に招き入れた。
マリーの部屋は宿で一番上等で広い部屋だった、六人が入ってもまだ余裕がある。
一ヶ月ぶりに再会した姉妹が邂逅を喜び合う。
「ジュディ、無事で良かったわ本当に」
「うん、お兄ちゃんもいたし、他の人も助けてくれたから、それにしてもスゴク広い部屋だね」
「町の方々が親切にしてくれるものだから、ついそれに甘えちゃって」マリーがそう言うとジュディは姉の相変わらずの性格に少し呆れる。
彼女たちの談笑を部屋の外で聞きながら従業員が主人に尋ねる
「どうするんです、身内が来たようなんですが」
「今更中止できるか前金でもらってるんだ、いいか仲間の男共は別室に入れて一服盛って眠らせておけ、夜になったら客を入れるからな」
「妹はどうするんですか・・ちょっとまさか・・」
「当然だ身内なんだからな、それにそういうのが好みの奴もいるだろう」主人が嫌らしい眼つきで姉妹を眺めた・・・



273名無しさん@ピンキー:04/11/21 07:17:04 ID:/fC7lcRZ
姉妹が再会を果たしたということで宿屋では一行を存分にもてなした、酒と料理が出されそれを男達は平らげ部屋へと戻った。
ジュディはマリーと同室、男達は他のお客がいるのでということで別館になった。その客が何なのか一行は知る由もない。
部屋に戻ったジュディとマリーは一緒に入浴していた、そこへ合鍵をもった従業員が部屋を開け10人ほどの男達を招きいれた。
浴室を出てタオルを巻いたままの二人が驚いて叫ぶ。
「きゃあああ!!えっちいい!!出てってえ!!」ジュディが男達に向かって叫ぶ
「な、何なんですか一体どうして、早く出て行ってください」マリーが従業員に命じる。
「いえね、ここの代金を支払って頂こうと思いましてね、ただお金がないようなのでその肉体で払ってもらいます」
「そ、そんな、それに妹は関係ありません・・・」
「いやいや、身内なら当然連帯保証人ですから、それに妹さんのも追加料金ということで皆様にお金を頂きましたので」


274名無しさん@ピンキー:04/11/21 08:14:06 ID:/fC7lcRZ
「おい、いつまで待たせるんだ、もういいだろ!!」後ろで男達が苛立ちの声を上げる。
「お待たせしました、皆様どうぞごゆっくり」従業員はそう言って部屋に鍵をかけて立ち去った。
十人の男達が二人に一斉に襲い掛かった、押さえつけ、二人の肉体を弄ぶ。
「いやあぁぁ!やめてぇ!お願いぃぃ!!」美乳の型が崩れるほど強く揉まれたマリーが悲鳴をあげる。
一方、恐怖のあまり声も出ないジュディは柱に縛られて二人の男に乳首と割れ目を舐め回されている。
「へへへ、お嬢ちゃん、挿入りやすいようにしっかり濡らしてやるからな」
ジュディの割れ目を弄ぶ男の舌がさらに勢いを増すが怖さでなかなか濡れない。
「ほら、お嬢ちゃん、しっかり濡らさないとあとでツライのは自分だぜ」
下卑た笑い声が後に続き、見ていた男の一人が棚に飾ってある壺を持ちジュディの前に置いた。
「なかなか濡れないねぇ、それじゃあ、お嬢ちゃんここでオシッコしようか、俺達が手伝ってあげるよ」
「・・えぇ・いや・いや・いやぁ・・」ジュディが体をよじって抵抗するが脚を拡げられ、さらに男がお腹をさすり押す。
“シャーージョボジョボジョボピチャピチャ”男達の目の前でジュディが耐え切れず放尿する。恥ずかしさと怖さで涙が溢れていた。
「お嬢ちゃん、いっぱい出たね、さあ、舐めてきれいにしてあげるからね」そう言うと放尿したばかりのジュディの割れ目を再び舐め始めた。
「これで挿入りやすくなったな」別の男が準備を始めた・・



275名無しさん@ピンキー:04/11/21 08:45:04 ID:/fC7lcRZ
マリーには七人の男が群がった、顔、左胸、右胸、わき腹、膣、右足、左足に一人ずつという配分だ。
ロングシャンクに来てから町の憧れの女になっていたマリーとヤレることで男達は興奮しきっており
どうしても力が強く入ってしまう、すでにマリーの自慢の美乳は型崩れするほど揉まれ真っ赤になっていた。
さらに顔は唾液でベトベトになり、膣は拡げられ指を何本も入れられ血が滲んでいる。
「ああ、たまんねえよマリー」左胸を鷲掴みしながら男が呟く。
「こっちもかなりほぐれてきたぜ」膣を舐めていた男が仲間に言う。
「・・あぁ・・もうやめて・・やめてくださぁい・・・」マリーは哀願したが、それが男達に劣情を一層燃え上がらせた。
「へへ、何言ってんだよ、俺達がお前のツケを払ってやったんだぜ」
「だから、その分はしっかり払ってもらうぜ、お前と犯りたくてしょうがねえんだ」
「・・だからって・こんなこと・・ジュディまで・・・」
「妹もあとでじっくりいただくぜ、お前を犯ったあとにな、向こうもそろそろだな」
276名無しさん@ピンキー:04/11/21 09:19:21 ID:/fC7lcRZ
男達はマリーを四つん這いに、またジュディの縄をほどきマリーの隣に座らせた。
そしてマリーの腰を持ち上げチンポをあてがい一気に貫いた。
「いやぁぁぁ!!痛い!痛い!いやぁぁ!!!」
マリーが悲鳴をあげる、悪夢の処女喪失だった。
さらに男達はマリーの結合部分をジュディに見せ付けていた。
「・・お・お姉ちゃん・・」
「・・ダメよ・・ジュディ・・見ないの・・見ちゃダメ・・・」
妹の目の前で処女を散らすマリー、だが今度は妹の処女喪失を見せられる。
「さあ、ジュディちゃんもお姉ちゃんみたいにしようね」そう言うと男はジュディを四つん這いにする。
「俺の挿入れたらジュディちゃんの膣が壊れちまうかもな、だが一気にいくぜ」
ジュディの膣に狙いを定め一気に貫く。
「いぃぃやあぁぁぁ!!!いたーーい!!いたい!いたい!いたいぃぃぃ!!!」
ジュディが苦悶の表情で絶叫し泣き叫んだ。マリーが今さらながらに男達にお願いする。
「お願い、ジュディは許して、お願い・・・」


277名無しさん@ピンキー:04/11/21 10:21:01 ID:/fC7lcRZ
「ふん、もうおせーよ、それより待ち切れねーから、口でやってくれよ」そう言うとマリーの口にねじりこんだ
さらに二人がマリーの両手にチンポを握らせしごかせる。
「もっと舌つかえよ、下手だな、しょうがねえ」男がマリーの頭を掴み自分で腰を動かした。
「・・んんん・・くぅぅ・・はむふぅ・・・」初めてのフェラに息苦しくなり、生臭さで吐き気もしてきたがそれを必死に耐えていた。
「くっ、イクぞ、イクぞ、うぉー」男達が射精し、マリーの顔、口、膣に熱い精液が注がれた。
「・・うぅぅ・・うっ・うえぇぇ・・かは・かは・・」あまりの気持ち悪さに口の中に出された精液を吐き出す
「何吐き出してんだよ、ちゃんと飲めよ!」苛立った男がマリーに怒鳴る。
「まあ、いいじゃねえか、あとでじっくり飲むことになるんだからよ」別の男が意味深げにたしなめ、マリーに命じる
「おい、今度はお前が妹のSEXをみてやりな」そう言ってマリーの髪を掴んだ。

ジュディは三人に完全に嬲られていた、後背位から背面座位に体位を変えられチンポを根元まで挿入られた、さらに痛さと恥ずかしさで
泣き叫ぶ力も残っておらず男達にとって都合がよくなった。
「おい、フェラさせるからバックに戻すぜ」男達はジュディを軽々と持ち上げ後背位に変えた。
「さあ、ジュディちゃんミルクの時間だよ、おチンチンを舐めるとミルクが出るからね残さず全部飲むんだよ」
ジュディの口にチンポがねじ込まれる、その大きさ故にあごが外れるくらい口を開けなければならなかった。
「・・・んくぅ・・んん・・んん・・ふぅぅ・・」ジュディはチンポを舌で押し返そうとしたが逆に男を悦ばせることになってしまった。
「おお、ジュディちゃんが舌つかってるよ、い〜よジュディちゃん、そんなにミルクが欲しいんだね、いっぱい射精してあげるからね」
「・・(ちがうぅ・きもちわるいの〜・くちからぬいてぇ・・・)」ジュディの心の声が聞こえるわけもなく、男が口の中に大量の精液を放出した。
「・・んんんん・・(な・なんなの・・ぬるぬるして・・に・にがいぃぃ・・こんなのミルクじゃないよぅ・吐きたいよぅ・早く口からぬいてぇ)・・」


278名無しさん@ピンキー:04/11/21 11:05:04 ID:/fC7lcRZ
しかし男は射精の余韻に浸っていて、一向にチンポを抜く気配がない、息苦しくなったジュディはとうとう精液を飲んでしまった。
ジュディが飲むのを確認すると男はチンポを口から抜いて満足げにジュディを見下ろした。
「気分爽快な顔をしているな、俺もイクぜ」そう言うと男はジュディの膣の奥に射精した。
「!!はぁぁ!あぁ・なに・おなかになにかはいってくるぅ・・」ジュディの膣に精液があふれ太腿にこぼれた。

その光景をマリーは見せ付けられていた。
「どうだ妹のSEXは、なかなか見れねーだろ、おい、何か言えよ」
「妹の方がすごいぜ、姉のくせに負けんなよ」
「な〜に、今度は俺達が相手をしてやるからよ、姉としてがんばってもらうぜ」
順番が後になった男達がマリーを押し倒し、犯し始める、また、ジュディも二回戦が始められた。
後背位でマリーを犯す男が、急に動きを止めた。
「どうした、もうイッたのか、早すぎだぞ」フェラさせていた男がなじる。
「そうじゃねえよ、どうせならもっと過激にやらねえか」
「過激って何すんだよ」
「二穴するってことだよ、お前に前の穴やるからよ、俺はこいつの後ろの穴をもらうぜ」
「う・後ろの穴って・そ・そんなやめて・・おしりなんて・・」
「うるせーんだよ、妹に負けてんだからここで勝たねーでどーすんだよ、おら、挿入るぞ」

279名無しさん@ピンキー:04/11/21 11:49:59 ID:/fC7lcRZ
「きゃあぁぁ・・はぁ・あぁ・・いやぁ・・」前後の穴を犯されたマリーが悲鳴を上げる。
「おお、キツキツだがすげーいいぜ、お前のチンポが挿入ってる感触があんのが面白れー」前の穴に挿入ている男が感心する。
「ああ、こっちの穴もいいぜ、すげー締りだ。おいマリー気持ちいいだろ、もっとよがれよ」
「・・気持ち・よく・・なんて・ないです・・」
「強がりやがって、妹の方も始まってるみたいだぜ、あっちもよく見てろよ」

一方ジュディはさっきと同じ体位で犯されている、後背位で突きまくられ、強制フェラで口を塞がれている。
「後引きだから処女は奪えなかったけどさすがに、すげーキツキツだな」お預けを喰っていた男が今までの
鬱憤をはらすかのように激しく突きまくっている、その激しさに見ていた男がからかう。
「おいおい、そんなにしたらお嬢ちゃんの壊れちまうぜ」
「うるせーな、チャパの運びから昨日戻ってきて10日ぶりなんだ、こんなお嬢ちゃんとSEXできるとはツイてるぜ」
「10日も溜まってんのかよ、このお嬢ちゃんツイてねーな」
「ウォー、よし、射精るぞ!射精るぞォ!」そう言うと運び屋の男はジュディの膣内に特盛の精液を放出した。
ジュディはもう人形のようになっていた。そこへ2回目の口内射精、言われるままに精液を飲むと続けざまに3回戦が始まった。
280名無しさん@ピンキー:04/11/21 12:56:00 ID:/fC7lcRZ
「おら!妹の方が早く3回戦いってるぞ、お前も気を入れろ!!」前の穴に入れている男が怒鳴りつける
「お前ががんばらないと全員で妹を壊しちまうぞ!!」
「もう、もうジュディには手を出さないで、私がみなさんの精液を受け止めますから、だから・・」
「だったらもっと気持ちよくさせろよ、しっかりケツを動かせ!!」
「・は・はい・やります・・こ・これでいいですか・・」マリーが前後上下に腰を動かすと男達がその良さに呻いた。
「マリー、俺のチンポ、どこに行けばいい、妹の膣かそれとも口か」回復した男が嬲るように尋ねる。
「わ・私の口にください、今度はこぼさず飲みますから」
「何を飲むんだ、あァん、何が飲みたいのか大きな声で言ってくれねーとあっちに行っちまうぜ」ジュディの方を見ながらいたぶるように言う。
「・・せ・精液を!!あなたの精液を飲ませてください!!!」腰をくねらせながらマリーが答える。
男がマリーの口元にチンポを近づけるとマリーは舌を絡ませながら咥え込んだ、最初と違い必死に舐め回すと男から溜息が漏れた。
「おい、こっちも休むんじゃねーぞ」後ろの穴に突っ込んでいる男がマリーに命じる。
するとマリーの腰使いがさらに激しさを増し、全身をくねらせて男達の精を吸い出そうとする。
やがて後ろの穴に挿入れていた男がマリーの腸内に射精した。腸内射精され戸惑うマリー、そこへフェラをしていた男が口の中へ射精した
「・・・んん・・くふぅ・・んん・・コク・・コク・コク・・コク・・」マリーが出された精液を飲み干し、男に笑顔を向ける。
「どうだ、マリーうまかったか」
「はい、とてもおいしいです、わたし精液が大好きです」笑顔でマリーが答えると男は満足した顔を見せた。
「マリー、まだ終わってねーぞ!!早くケツ振れ」膣に挿入れていた男が命じる。
「ご、ごめんなさい、今すぐにやります」マリーが急いで腰を振る。
「すげーな、さっきまで処女だった女が自分からケツを動かしてるぜ」下卑た笑いがマリーを叩く。
「おお、すげー、もう、イクぞ!イクぞ!」
「あァァん、出して、私の膣にいっぱい出して〜」
男が射精しマリーの膣内を白く染めた。
281名無しさん@ピンキー:04/11/21 13:37:19 ID:/fC7lcRZ
ジュディの方は3回戦を終え、男達は一息ついたところだった。マリーの淫乱ぶりを見物し、悦に浸っている。
マリーの所が終わると、一人が全員に話しかけた。
「さすがにいったん休憩だ、だが面白い見世物をあの二人にやってもらおうぜ」
「あの二人にか、百合かよ」
「すぐに回復するんだ、長いものはよせよ」
「別に長くはしねえよ、ただもうあの二人の膣は俺達のでいっぱいだ、お互いにきれいにさせてやるのさ」
そう言うが早いか男はジュディを起こしてマリーの上にうつ伏せに乗せた。
「さあ、二人共、お互いの膣を舐め合ってきれいにするんだ、よし、始めろ!!」
手拍子や口笛でからかう男達が見ている前で余興が始まった。
マリーがジュディの脚を開き、可愛いおしりをさすりながら、膣内を舐め始めた。
「ジュディ・・ひどい・・ベトベト・・こんなにいっぱい・・」膣内に溢れかえる精液を丁寧に舐めて吸い取っていく。
「・う・・う・お姉ちゃん・お姉ちゃん・」ジュディが泣きながらマリーの名を呼ぶ、そんなジュディに男が声をかける。
「さあ、ジュディちゃんもお姉ちゃんのを舐めて、ミルクを吸い取ってあげるんだ、でないとお姉ちゃん妊娠しちゃうよ」




282名無しさん@ピンキー:04/11/21 13:59:06 ID:/fC7lcRZ
「・・え・なんで・なんでお姉ちゃんに赤ちゃんできちゃうの」男の言葉にジュディが驚く
「知らないのかいジュディちゃん、あのミルクはね赤ちゃんの種なんだよ、ジュディちゃんにも赤ちゃんができるかもしれないよ」
「・・い・いや・そんなのいや・・・」
「だったらジュディちゃんもお姉ちゃんといっしょにお互いにアソコに溜まったミルクを全部吸いだすんだ」
ジュディがマリーの膣の中を舐め始めた、だが真夜中で体力はなくなっている。それでも懸命に舐めて吸い取った。
「ジュディ、無理しなくていいのよ、元はといえば私のせいなんだから・・」
「・・・いや・・赤ちゃんできちゃうなんて・・いや・・・」
「大丈夫よジュディのは私が全部吸い取ってあげるわ、安心して・・」
「・・お姉ちゃんのは・わたしが全部吸い取るから・・わたしが・・・」
二人はお互いに舐め合い姉妹の絆を再確認した、しかしそれは賽の河原で石を積むようなもの
鬼のような男たちはそのあとでまた二人の膣に精液を注いでいくのだった。
                                         終
283名無しさん@ピンキー:04/11/21 15:05:15 ID:BqJtVrPO
抜刀ぬるぽ返し
284名無しさん@ピンキー:04/11/23 20:27:11 ID:CMi5ptM1
太陽ガッ光線
285名無しさん@ピンキー:04/11/28 00:43:06 ID:7UJcXxCW
昔はアルベルト×シフが好きだったんだが、味噌じゃ萌えられそうにない…。
あのアルベルトは何だorz
286名無しさん@ピンキー:04/12/01 23:27:13 ID:uHMOKLO1
ジュディタン萌え
287名無しさん@ピンキー:04/12/03 20:49:14 ID:T1BBFEab
正直、GBシリーズでエロ妄想してたんで記念マミコ。
288名無しさん@ピンキー:04/12/04 12:00:59 ID:Chsm7mjt
ジュディ×ヌアージで
289名無しさん@ピンキー:04/12/04 14:41:24 ID:OczFOjsn
ロマサガ2の皇帝ハーレムとかは無いの?
290名無しさん@ピンキー:04/12/04 21:19:41 ID:xOWEntN3
俺は女皇帝輪姦が欲しい
291名無しさん@ピンキー:04/12/05 16:21:27 ID:bAbhyVQ/
モニカ、サラ、エレン、ミューズ、カタリナの輪姦ものをキボン
292名無しさん@ピンキー:04/12/05 17:35:27 ID:3xLnf8z5
モニカ、サラ、エレン、ミューズ、カタリナ、ウインディーネ、ツィーリン、ノーラ×ミカエルでFA
293名無しさん@ピンキー:04/12/05 17:53:53 ID:Z+2+Qv47
>>292
何故ようせいがいないのだ
294名無しさん@ピンキー:04/12/05 17:59:59 ID:1aRZfJzl
ゆきだるまに犯される娘たち・・・・・・・・・
295名無しさん@ピンキー:04/12/05 20:36:59 ID:KKA61pW+
ゆきだるま溶けないか?
296名無しさん@ピンキー:04/12/06 01:11:49 ID:cXPMLw5x
だからサガ2のエスパーガールたんを!!
297名無しさん@ピンキー:04/12/06 12:25:31 ID:Z60ALQW8
>296
おいおい、女神さまだろ
298名無しさん@ピンキー:04/12/06 13:11:46 ID:mIAoVt3F
カイたんに決まってるだろうが
299名無しさん@ピンキー:04/12/06 13:44:52 ID:kYJT5hRQ
ははおや(;´Д`)ハァハァ
300名無しさん@ピンキー:04/12/06 18:29:19 ID:Mxz8CguV
ちちおやに貫かれるしゅじんこう女
そ、その逆でも(;´Д`)ハァハァ
301名無しさん@ピンキー:04/12/07 00:05:59 ID:VDEdugq/
アイシャ アルベルトがいいな
302名無しさん@ピンキー:04/12/07 19:51:37 ID:32r6lizZ
その書き方だと愛車が攻?

邪見るも捨てがたい・・・。
303名無しさん@ピンキー:04/12/07 19:58:57 ID:87uEzwdh
伏せ字托
304名無しさん@ピンキー:04/12/07 22:07:26 ID:y1/nzcmN
ルビィ&サファイア輪姦で
305名無しさん@ピンキー:04/12/08 01:48:23 ID:2HXn+niq
輪姦属性の多いスレだなもし
無邪気な実験やら触り合いやらの話読みたい
306名無しさん@ピンキー:04/12/08 06:00:38 ID:X0+vKL2Z
>>302
ジャミルにはファラ

これは譲れん。
307名無しさん@ピンキー:04/12/08 09:17:57 ID:G2WMV2f8
ファラにはアフマド
アフマドにはジャミル
ここに三人の奇妙な三角関係が成り立つのです
308名無しさん@ピンキー:04/12/12 07:03:04 ID:oWoa39K+
輪姦ものなら
1、人間相手か
2、モンスター相手か
309名無しさん@ピンキー:04/12/12 14:55:16 ID:EtkYYOWW
2!2!
310名無しさん@ピンキー:04/12/12 19:05:40 ID:pSDpaqKB
はにわに犯られるわけだな
しちしとう・・・・(*゚∀゚)=3ハァハァ
311名無しさん@ピンキー:04/12/17 10:27:03 ID:d0a2vAUM
シャール&ミューズ…
312名無しさん@ピンキー:04/12/19 06:19:03 ID:fumPnLvE
モニカをキボン
313名無しさん@ピンキー:04/12/20 21:14:57 ID:UwqdR5BV
アニーたんで一つ……
314名無しさん@ピンキー:04/12/28 04:45:36 ID:lZ6zEwID
なにをするきさまらー
315名無しさん@ピンキー:04/12/28 17:50:43 ID:0XmAyQCM
ガルガルやろうと いいおんな
どっちがすきだ?
316名無しさん@ピンキー:04/12/28 19:34:08 ID:IVIV59ut
ガルガルおんなと いいやろう
どっちがすきだ?
317名無しさん@ピンキー:04/12/28 21:49:23 ID:ItKXlSRS
ガルガルおんなと いいおんな
どっちがすきだ?
318名無しさん@ピンキー:04/12/28 23:16:16 ID:aGrxGpkC
>315-317
まとめて
「きくまでも なかろうよ!」
319名無しさん@ピンキー:04/12/29 00:16:40 ID:XoA6f4IP
いや、316はどうなんだ
320名無しさん@ピンキー:04/12/29 07:03:42 ID:o7Z7F+RP
>>319
しりたがりやは わかじにするぞ
321名無しさん@ピンキー:04/12/29 12:54:36 ID:+6LaKBxh
シャールとミューズって読みたい人いるのかな‥。
322名無しさん@ピンキー:04/12/29 16:44:22 ID:ql3FCZUF
SS少ないなココ
323名無しさん@ピンキー:04/12/29 22:46:38 ID:462f89Lj
ハリードとかシャールあたりの
有り余ってるオッサン×サラが読みたい。
しかも純愛路線。好奇心で。
324名無しさん@ピンキー:04/12/29 23:29:47 ID:G2uEo+1W
>>321
щ(゚Д゚щ)カモォォォン!!! ぜひ!!!!!
325321:04/12/30 00:14:33 ID:r1ZVgS5U
>>324
う、うおっ!?
全然エロくなりそうにないですが、それでも良いですか?
326名無しさん@ピンキー:04/12/30 09:06:32 ID:NY7XkX4/
324じゃないけど
щ(゚Д゚щ)カモォォォン!!!
327名無しさん@ピンキー:05/01/04 09:06:50 ID:n/Qo1OuP
ツヴァイクへ行く途中の船でモンスターに襲われモニカはファルスに流れ着いた。ここではモニカを売ろうとする夫婦を
機転を利かせて欺きなんとか窮地を逃れたモニカだったがランスまで辿り着いた時にはすでに路銀はわずかになっていた。
「もう10オーラムしかないわ、どうしよう」途方に暮れるモニカは道具屋を訪れた。
「いらっしゃい、何にします」店の主人が愛想良く声をかける。
5「あ、あのこれを売りたいんですけど」モニカが腰のフルーレを台の上に置いた。
「普通のフルーレだね、これだと45オーラムだなぁ」ありきたりの武器なのでそんなに価値もないようだ。
「・・・45オーラムですか・・」モニカは落胆した。自分がロアーヌの公妹だとは言えなかった。
「どうする?それでも売るかい」主人が重ねて問う
モニカは迷った。せめて300オーラムあればロアーヌまでの旅費になるだろうがたったの45オーラムでは
10話にならない、しかもこれから武器なしということを考えるとそれは無謀だった。
「・・やっぱり、いいです・・」モニカはフルーレを腰に戻し店を出ようとした。
「あァ、ちょっと待ちなよ、見たところもう無一文みたいだな、話に乗るよ」
「え、本当ですか」
「ここじゃあれだから、店の奥で話そう」主人がモニカを奥へと誘った。
15「あの、どうすればいいのですか」モニカが主人に尋ねる。
「なにあんたの着ている下着なら高く買うよ」主人が下着フェチの本性をむき出しにして言った。
「え、今なんて仰いましたか」事情を飲み込めないモニカが問い返す。
「だから、あんたの身に着けているブラとパンティを売ってくれと言ってるんだよ」
「え、そんな、これはいけないです」モニカが顔を赤らめて拒否する。
「お金がいるんだろう、ブラとパンティで300出すからよ」主人の言葉にモニカは揺れたそれならロアーヌまで帰れる。
「・・わかりました・・・」モニカは呟くように小さい声で承諾した。

328名無しさん@ピンキー:05/01/04 09:57:09 ID:n/Qo1OuP
「それじゃあ、ここで脱いでもらおうか」主人がニヤけた目つきで言った。
モニカは戸惑いながらもその言葉に逆らえず服を脱いだ。白い肌が露わになり主人の鼻息が荒くなる。
主人に背中を向け白いブラを外すと小振りだが形の良い胸が飛び出してきたモニカは胸を隠したが主人のパンティを
脱げという言葉で下半身を覆う白いパンツに手をかけずり下ろした。素早くパンティを脱ぎ、パンツを履きなおしシルティークを着なおした。
着替え終わったモニカは脱いだブラとパンティを主人に手渡した。主人はブラとパンティを手に取るとモニカの見ている前で匂いを嗅いだ。
「・・・あの・お金を・・」真っ赤の顔でモニカが催促する。
「ん、ああ、そうだったな」妄想の世界へトリップしていた主人が現実に引き戻された。
主人はモニカに300オーラムを渡し、再び妄想の世界へと旅立った。

モニカは道具屋を出て船に乗るためもう1度ファルスへと向かった。
下着を着けていないため体がスースーする。道具屋で何か買うべきではあったが主人があれでは
もう買う気になれなかった。またハリードとエレンを見つけたが2人が仲良く話しているので声を掛けられなかった。
仕方なく今回も1人旅である。歩きながら仲良く話をしているハリードとエレンを思い出すと護衛をしてくれていた
ユリアンのことを思い出し心配になる。船からはぐれ無事でいるだろうか、彼とは短い期間にいろいろな出来事があった。
それを考えるとモニカは体が熱くなってくる。はしたないと思いつつもそれは止まらなかった。

日が落ちかけたそのとき、5人の野盗が現れモニカの行く手を塞いだ。
「な、何なのですか、あなた方は」
「へへへ、なあ姉ちゃん、俺達とイイことしようぜ」下卑た笑い声をあげる。
モニカはフルーレを持ち闘おうとした。



329名無しさん@ピンキー:05/01/04 10:31:43 ID:n/Qo1OuP
モニカがフルーレを持つと野盗達も手に武器を持った。さらに素早い動きでモニカを取り囲む。
モニカが正面の敵に突きを放ったがあっさりと受け止められた。さらに右にいた野盗がモニカの右手首を
棍棒で打ちつけたためモニカはフルーレを落としてしまった。落ちたフルーレを奪いモニカに迫る野盗達
モニカは逃げようとしたが背後にいる2人に捕まってしまった。
「い、いや!放してください!」モニカが必死に抗う。
モニカを掴んでいる男は体の感触に興奮した。
「おい、この女、下着着てねーぜ」
「なんだ痴女かよ、じゃあ、ゆっくり楽しもうぜ」
「男に餓えてんだろ、俺達が満足させてやるよ」野盗達は口々にモニカを嬲った。
「ち、違います、私は痴女なんかじゃありません」モニカが否定するが野盗達には聞こえていなかった。
「おい、ここじゃ犯りづらいから、いつものところへ行こうぜ」野盗の1人が提案すると全員頷いた。
そこはボロボロの小屋だった。モニカは野盗に担ぎ込まれ乱暴に下ろされた。
「おい、痴女、さっきお前は“私は痴女じゃない”って言ってたな。そんな恰好じゃ説得力ねえんだよ」
「どう見ても男を誘っている痴女にしか見えねえぜ」
「そ、そんな私は」そこまで言ってモニカは言葉を飲み込んだ。
「私はって、何だよ、言え!!」そう言うと同時に野盗がモニカを平手打ちした。
「・・・私は・・モニカです・・ロアーヌの・・公妹の・・」モニカがついに白状してしまった。
330名無しさん@ピンキー:05/01/04 11:12:39 ID:n/Qo1OuP
「へへへ、こりゃいい、それじゃあお姫様の肉体を拝ませてもらおうか」そう言うと野盗がモニカのシルティークをナイフで切り裂いた。
モニカの小振りな胸が野盗達に晒される。野盗達は嬌声をあげた。
「さすがお姫様、白い胸に可愛らしいピンクの乳首してますなあ」
「お願いです、見ないで下さい。もう放してください」モニカは哀願した。
すると野盗の1人がモニカの胸を舐め始めた。ネチネチした舌使いで乳輪を舐め、乳首に吸い付いた。
「おや、モニカ様、乳首が勃ってきましたよ、淫乱ですね、気持ちイイんでしょう」
「き、気持ち良くなんてありません、お願いです、やめて下さい」
「さあ、モニカ様、立って下さい、そしてパンツを自分で脱いでください」
逆らえずモニカはパンツを脱いだ。大事な所を手で隠そうとしたがとめられてしまった。
「モニカ様、脚を開いてください」野盗がモニカに命じた。
しかしモニカは恥ずかしさで開こうとしない、むしろがっちり閉められていた。
再三の野盗の命令にもモニカは従おうとしなかった。ついに野盗がブチ切れた。
「てめえ!こっちがやさしくしてやってんのにつけあがんじゃねえ!!」
モニカを強引に押し倒し脚を開かせる。さらにモニカの膣に指を乱暴にねじ入れた。
「痛いです、ごめんなさい、もう逆らいませんから、許してください」
野盗は膣から指を抜きモニカの顔をひっぱたいた。
「二度と俺達に逆らうんじゃねえぞ!!!」野盗がモニカに顔を近づけ凄んだ。
「・・はい・もう逆らいません・・」モニカが泣きながら返事をした。
331名無しさん@ピンキー:05/01/04 11:23:06 ID:R9zMa7fI
ぬるぽ
332名無しさん@ピンキー:05/01/04 11:56:58 ID:n/Qo1OuP
「よしそれじゃあ、俺達を気持ち良くさせるんだ」そう言うと野盗達はモニカをしゃがませ
自分達のチンポを顔に押し付けた。モニカが初めて見る男のチンポに戸惑い混乱する。
「おい、これを口に含んで舐めるんだ」野盗がモニカに命令する。
モニカは命じられたまま素直にチンポを咥えた。生臭さで吐きそうになるが必死にこらえる。
「よし、そうだもっと舌を使え、うゥ、出すぞ、飲めよ、飲めよ」野盗がモニカの口の中に大量の精液を注ぎこんだ。
「〜んん・ふぅ・んん・んぐ・んぐ・んぐ・んく・はぁ・はぁ・はぁ・・・」
逆らえば何をされるか分からないモニカは野盗の精液を残らず飲み干した。
「本当に飲みやがった、こいつ絶対淫乱だぜ、だがまだまだだぜモニカ姫」
モニカはすでに別の野盗のチンポを咥えていた。その男はモニカの頭を掴み激しく腰を突き上げていた。
雄叫びとともにモニカの口に精液を注ぎ込む。モニカはまた精液を飲み干した。
同じ事が残る3人にも繰り返されモニカの胃袋は5人の精液でいっぱいになった。
「全員終わったか、もうヘロヘロだなモニカ姫」野盗の1人が嘲笑う。
「そりゃ俺達5人の精液を全部飲んだんだからな」
「こうなっちまうとただの精液便所だな、おい、言ってみな、“わたしは精液便所です”って」
野盗がモニカに蔑んだ表情で命じた。
「・・わ・わたしは・精液便所の・・モニカ・・です」
333名無しさん@ピンキー:05/01/04 15:26:23 ID:IS0OB8Pz
モニカタンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 
334名無しさん@ピンキー:05/01/04 16:30:36 ID:oa75NU/e
文章が読みにくいのが(´・ω・`)
335名無しさん@ピンキー:05/01/04 18:26:03 ID:mb8/G9as
ガッ
336名無しさん@ピンキー:05/01/05 09:16:03 ID:xse/YWWC
「さあ、今度は俺達の精液を下の口でたっぷり飲んでもらおうか」
野盗達がモニカを押さえつけ脚を強引に開かせる。モニカの穢れを知らない秘所に野盗の汚いチンポが
あてがれ一気に貫かれた。モニカの膣から真っ赤な鮮血が滴る、それは処女を喪失した証であった。
「いやあぁぁ!!痛い!痛いです!抜いてくださいィィ!!」激痛にモニカが悲鳴をあげる。
「ハハハ、やったぜ!俺は今、ロアーヌの姫を犯してんだ!!」興奮しきった声で野盗が喚声をあげた。
「どうだ、お姫様のアソコの具合はよ」
「もうお姫様じゃねえだろ、精液便所だ」
「最高だぜ、すげー締りだ、うゥ、イクぞ、出すぞ!ウオォォォ!!」
「いやあ!だめです!出さないでください!やめてェェ!!」
モニカの願いも虚しく野盗はモニカの膣の大量の精液を注ぎこんだ。あまりのショックにモニカは白目を剥いて失神した。
だが野盗達は失神したモニカを容赦なく犯しまくった。モニカの膣からは野盗達の精液が溢れ破瓜の鮮血を白く染めた。
その後モニカは毎日5人の野盗の相手をしなければならなかった。ありとあらゆる方法で犯される性奴隷に成り下がった。
―数ヵ月後、ランスより差し向けられたロアーヌの野盗討伐隊がモニカを救い出した。そのときのモニカは全裸で縄で縛られていた。
また、口、膣、アナルから精液が溢れるその姿はとてもロアーヌのお姫様とは思えなかった。
この陵辱の話は各国にとび、ツヴァイクとの縁談は破談となり、どこの貴族からも縁談の話が持ち上がることさえなかった。


337名無しさん@ピンキー:05/01/05 12:11:00 ID:HO0hv5So

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 精液便所!
  (  ⊂彡    精液便所!
   |   | 
   し ⌒J
338名無しさん@ピンキー:05/01/05 13:50:14 ID:2Kn/g2oU
>>327
乙。GJ。
339名無しさん@ピンキー:05/01/05 20:50:37 ID:OaCk9TvM
重複スレはあっという間に落ちたな。
340名無しさん@ピンキー:05/01/08 01:48:30 ID:vR26c6EJ
>>327
乙!

やっぱり野盗とかそういうのにモニカやエレンがレイプされるのは(・∀・)イイ!!なー。
341名無しさん@ピンキー:05/01/08 04:17:02 ID:lP1vHRc+
   _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 精液銀行!
  (  ⊂彡    精液銀行!
   |   | 
   し ⌒J

精液銀行!倍になって帰ってくる!
342ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :05/01/08 18:09:38 ID:UxkAaxJS
>>269
ゴルァw
343ミューズ×シャール 1:05/01/10 02:02:28 ID:dDciAorD
鯖はもう大丈夫かな?
>>321ではないのだが、保守がてらひとつ。
とびとびの更新になりますがスマソ。

======================

「あ……っ」
 ミューズのやわらかな肌に、冷たい銀の感触が広がる。シャールの右手に装備した小手が、彼女の乳房を荒々しく揉みしだいている。

 それは昼下がりのことだった。
 ミューズは久しぶりの湯浴みを楽しんでいた。居間に大きな盥(たらい)を置き、湯を入れて身を浸す。もちろん全身は無理だが、足元だけでも浸していると心地良い。
 シャールはいま外出中で、そのこともミューズが一息つく要因となっていた。男性が家にいるとき湯浴みはやりにくい。
 狭いあばら家だが、居間にはクラウディウス家の栄華を偲ばせる、全身を映せるほどのりっぱな鏡がある。鏡は室内の景色と共に、ミューズの美しい裸体を反射させている。
 ここへ来て五年、マクシムスによる悪夢に苦しめられもしたが、克服してからは病魔も去り、健康な身体でいられるようになったミューズである。盥から出てあらためて鏡の前に立つと、五年前とは見違えるように変わった姿が写る。
 少女の名残を残していた肢体は、二二歳となった今では女そのもの。
 病魔に冒され衰弱しきっていたころに較べ、今は均整のとれた肉付きの良い体となっている。大きく熟れた胸元、引き締まった腰、そこから曲線がなだらかに流れ、細い足首につづく姿に、ミューズは自分でもうっとりせずにいられなかった。
「やっと元気になったのだわ」
 ミューズはそうつぶやいた。
 鏡の中のミューズは濡れた身体をさらけ出している。その熟れた乳房に、ミューズはそっと両手をあてがい、薄桃色の乳首に指を置いた。
344ミューズ×シャール 2:05/01/10 02:05:30 ID:dDciAorD
(ん……)
 乳首を右手で攻めたてながら、左手をゆっくりと下へおろしてゆく。髪の色と同じ青みがかった茂みを越え、左手の中指が秘所の尖りへ進んでいく。
(わたしったら、なんてはしたない)
 ミューズの理性は咎めるのだが、指がやめさせてくれない。
 病を退けてから、最近はよくこのような秘戯をするようになっていた。
 尖りをとらえ、もてあそぶ指の動きが早くなる。
 ミューズは目をとじ、快楽を全身に受けとめる。乳首が痛いほど硬くなり、さらなる快感を求めている。
 ミューズの指が、まるで意志を持つかのようにぬめぬめと動く。
 右手は、じらすように乳頭を撫で、ときおりクリュリュッと強く乳首をつまむ。
 左手は、つつましい腿間の尖りを小刻みなリズムでクチュッ、クチュッと弄りまわし、包皮にくるまれた肉芽を左右になぶる。
「あ……いい……」
 目をとじたまま、ミューズは快楽に身をゆだねる。
 名門クラウディウス家の令嬢が、二二歳の美しい女体が、性の歓びにうち震える。
 ふいに、背後から大きな手が胸に触れた。その片方の手は冷たく、金属の感触がある。
「えっ」
 ミューズは驚いて目をあけた。鏡には鮮やかな銀髪が写っている。
「……シャール」
345ミューズ×シャール 3:05/01/11 19:54:38 ID:5zlsQYVA
 それ以上何か言おうとするミューズの唇が塞がれる。
 いつの間に来ていたのか、ミューズの従者・シャールの長身が彼女に覆いかぶさるようにあった。舌を主人であるミューズの口内に乱暴にこじ入れる。
「んッ! んんっ!」
 ミューズは弱々しく抗うが、たくましいシャールにかなうべくもない。シャールの舌に荒々しく犯され、ねばつく絡みによって唾液が口端からこぼれ落ちる。
 シャールの厚い舌はミューズの口内の奥まで進み、息を止めんばかりにかきまわす。
「ん……んん……っ」
 くぐもったうめきをあげるミューズをしっかりと抱きしめながら、シャールは存分に唇をむさぼった。
 ようやく満足したのか、ちゅばっとねばつく音を立ててシャールは自分の唇をミューズから離す。
 力の抜けたミューズがその場にくずれ落ちそうになる。が、とっさにシャールが抱きとめる。二人の唾液の糸が間できらきらと光る。
 ミューズが悲しいほど哀れな声を出した。
「シャール……やめて……」
「なぜ? あなたもこうなるのを望んでいたのでしょう」
 シャールは自信に満ちた声音で答える。「あなたが一人で慰めているのは、以前から知っていたのですよ」
 ミューズは羞恥で消え入りたい思いがした。シャールに知られていたなんて。
「一人では味わえない快楽を教えてさしあげましょう」
 そう言うと、シャールは右手をミューズのたわわな乳房にあてがった。
「あ……っ」
346ミューズ×シャール 4:05/01/11 20:15:48 ID:5zlsQYVA
 ミューズのやわらかな肌に、冷たい銀の感触が広がる。シャールの右手に装備した小手が、彼女の乳房を荒々しく揉みしだいている。
「鏡を見て、ミューズ様」
 荒々しい猫なで声で、シャールがミューズの耳元にささやく。ミューズはそれに抗えず、顔を鏡に向けた。
 均整のとれた自分の肢体が、巌(いわお)のようにたくましいシャールに背後から抱かれている。
 銀の手が乳房を揉むたび、弾力で乳房がクニュクニュと押しつぶされるのが見える。
 乳首が見目でもわかるくらい尖っているのを見て、ミューズの頭の中に熱いうねりが膨れ上がる。
「だめ……だめ……」
「見るんだ、ミューズ様」
 シャールの言葉は命令だった。主従関係はすでに逆転している。もはやミューズはシャールの奴隷だった。
 シャールの左手が下にのび、ミューズの身体の中心をとらえる。肉門の柔らかなヒダをなぞり、割れ目に中指をそっと這わせる。
 クチュッ……クチュッ……
「いやっ……そこは……んっ」
 ミューズは自分で肉門の奥を慰めたことがなかった。はじめての感覚に身体が痙攣していく。
「やめて……そこだけは……」
「ご自分でされたことがないのですね」
 下卑た笑いをにじませながら、シャールがささやく。
 シャールの左手がゆっくりとヒダを押しひらきはじめた。誰にも触れられたことのない、女体の中心部分が外気にさらされていく。
「ああッ! やめて……やめてぇ」
347ミューズ×シャール 2:05/01/11 23:37:34 ID:A37q1C+y
 ミューズが哀願しても、シャールの動きはとまらない。ぴったり閉じているヒダを、ゆっくり、ゆっくりと指で広げていく。
 ついにヒダを開ききり、無骨な中指が秘穴へと進入した。
 ぬぷっ。ぬぷぷぷっ。
「いやぁぁ! 入ってこないでぇぇぇ!」
 涙声でミューズが叫んだ。彼女の意に反し、秘穴はじっとりと濡れ、はじめての進入をつつましやかに受け入れている。
「力を抜いて。鏡をよく見ているんだ」
 シャールの声音は催眠術のようだった。抗えないミューズの下腹部を、秘穴に入っている指がよく写るように突き出させる。
「ほら、見えるだろう。ミューズさまのお○んこは綺麗な色をしている」
「いや、見せないで……お願い……」
「本当はもっと見たいんだろう。ほら、よく見るんだ。ミューズ様のここはすごく締まって気持ちいいよ」
 秘所は純真さにふさわしい薄桃色をしていた。秘穴に入ったシャールの手が、小刻みに動いているのが写る。
「ああ……ああ……」
 ミューズがあえいだ。鏡の中のミューズは、ひどく淫乱な女となっていた。シャールの攻めを、くねくねと歓びながら受け入れている。
 シャールの指がミューズの体内でうごめく。ミューズの秘穴はその指をくわえこみ、動きにあわせるようにきちきちと締め上げる。
「これは……すごい、すごい締めつけだ」
 きゅっ、きゅっと指を動かし続けるシャールが感嘆の声を上げた。
「早くあなたが欲しいよ、ミューズ様」
「ああ……だめぇ……」
348ミューズ×シャール 2:05/01/11 23:38:29 ID:A37q1C+y
>>347
「ミューズ×シャール 5」の間違い。
349名無しさん@ピンキー:05/01/12 02:06:18 ID:mIPv0vdc
>>書き手
GJ!
このままのペースで最後までがんばれ!
350アイシャ:05/01/12 03:36:33 ID:lDi3w/Gx
あっ アルベルト…、あぁっ…
ウォーターガンを、そんなに当てないで…
351ミューズ×シャール 6:05/01/12 19:50:34 ID:Pg/JjmE+
>>349
thx! やはり応援してくれる人がいると、執筆もノります。
一応書き上がったのでupします。

=========================
 シャールの指の感触が、ミューズの全身に広がる。秘穴が敏感に反応し、さらに指をきつく締めつける。
「ん……指だけでもイッてしまいそうだ」
 シャールは秘穴からぬぷっと中指を出した。「ミューズ様のは名器だ。これからのことを考えると心が震えるよ」
 いま出したばかりの中指を、ミューズの口元へもっていく。
「ほら、くわえてごらん」
 ミューズは従うしかなかった。そっとシャールの中指をくわえこむ。
「舌をつかって、丹念に舐めるんだ」
 自分の愛液がたっぷりついたそれを、ミューズは音を立てて舐める。
 ちゅぷっ。ちゅぷっ。くちゅっ。ちゅぷっ。
「ご自分のエキスを、たっぷり味わうといい」
 シャールは指を口内でゆっくり動かした。ミューズの舌に指先を擦り付ける。くぷっ、くぷっと口内で淫靡な音が響いた。
「んっ……んんっ……」
 ちゅっ、と指を出すと、ミューズの口から唾液のアーチがだらりと垂れる。
「じゃあ、はじめようか」
 シャールは自らの下腹部に手をやり、堅くそそり立つ男性自身を取り出した。
「今すぐ、あなたを『女』にしてさしあげましょう」
 ミューズはすでにふらふらになっていたが、シャールの言葉を聞いて思わず鏡に目を向けた。
「ひっ」

352ミューズ×シャール 7:05/01/12 19:53:01 ID:Pg/JjmE+
 鏡には、シャールの一物が猛々しく写っていた。男性器を見たのは生まれて初めての経験だったが、それでも、シャールのは別格であると本能で感じ取る。
 シャールの睾丸は革袋のごとく黒々とし、いきり立った肉棒は赤黒く、いくつもの血管が稲妻のように浮き出ている。
 そして、フシがぼこぼことついている太い竿部の先は、拳かと思われるほどの亀頭が堅く怒張している。
「いや……いや……」
 ミューズの身体がわなわなと震え始めた。凶悪に勃起した一物を見て、下腹部が恐怖にキュッ、と萎縮する。
「私は槍使いですからね。自分の『槍』は自慢なんですよ」
 シャールが微笑した。「大丈夫ですよ、優しくしますからね。さあ、膝をついて」
 やんわりした口調で語りかけると、ミューズの背を静かに押していく。鏡の中で、ミューズの身体がゆっくりゆっくり下がっていく。
 膝をつき、尻をつきだした姿の自分を、ミューズは涙ににじんだ瞳で見つめた。
 なんとけだものじみた姿なのだろう。
 クラウディウス家の者である自分がこのような格好にさせられるなど、亡くなった父君にどう顔向けすればよいのか。
 ついにミューズは、しくしくと泣きだしてしまった。
「もう……もうやめて……許してください……」
 哀願するミューズの頬に、そっと冷たい感触がした。銀の手が涙をぬぐったのだ。
「そんなに悲観することはありません。男と女が一つ屋根の下にいれば、このようなことが起こるのは道理ではありませんか」
353ミューズ×シャール 7:05/01/12 19:56:18 ID:Pg/JjmE+
 シャールは彼女の秘穴に一物をあてがいながら言った。口調はあくまで優しい。
「亡くなったクレメンス様も、きっと承知してくださるでしょう」
 その言葉が終わるのと同時に、ぐっ! と一物が秘穴に押し込まれた。
「ひいっ!!!」
 ミューズの上体が反りかえる。
「力を抜いて。息を吐くんです」
 シャールの的確な助言が、かえってミューズの悲しみを増幅させた。自分は従者に強姦されている。そして、抵抗もできず受け入れている。
 シャールの熱い肉棒が、めりめりとミューズの体内に押し入っていく。
「あ……あ……」
 体内に脈々と感じる肉棒の太さに、ミューズは気を失いそうになった。肉棒の動きがふと止まる。
「ここから痛いですよ」シャールはそう言うと、「ふうッ!」と息を荒らげ一気に突き入れた。
 ズブブッッッッッッ……!!!
「ひいいっ!!! いたああああああい!!!」
 ミューズはいままで出したこともない絶叫を放った。それはドラゴンの武器・竜槍スマウグが体内深く突き刺さったかのような、あまりにも激しい痛みだった。ミューズの身体がびくんびくんと人形のように硬直する。
「『女』になりましたね。これで未通女(むすめ)ではなくなりました」
354ミューズ×シャール:05/01/12 19:57:23 ID:Pg/JjmE+
>>353
「ミューズ×シャール 8」の間違い。
355ミューズ×シャール 9:05/01/12 20:00:41 ID:Pg/JjmE+
 シャールの荒々しい低音が耳元に届いた。ミューズの身体を銀の手で丹念に愛撫している。ミューズの硬直が、彼の愛撫でしだいにほどけてゆく。
「さあ、これから楽しみましょう」
 シャールの腰の動きが、ゆっくりしたものに変わった。秘穴の奥深く、子宮口をほぐすような、緩慢とした動きである。
 ぐりゅっ……ぐりゅりゅっ……
「あっ……はあんっ……抜いて……お願い、抜いてぇぇぇ」
 ミューズがあえいだ。熱い肉棒は、なおも体内の奥深くで太くクチュッ、クチュッと息づいている。
 ぬちっ……ぬちっ……
 二人の結合部から、なんともいえず淫靡な音が奏でられる。
「いい音だ……悦楽を感じている音だ」
「あ……ああ……っ、ゆ、るして……」
 鏡の中のミューズが、快楽に溺れている。とろんとした、生気のない瞳。彼女の肩の上に乗っているシャールの顔も同じ瞳をしていた。性に堕ちた瞳はこういうものなのか。
 ミューズの理性はそこまでだった。次の瞬間、シャールが激しく腰を突きはじめた。
 ずぶっ! ずぶっ! ずぶっ!
「いやっ! はあっ、ああああぁん……!」
 ミューズの声がうわずる。シャールの肉棒が抜き差しを強めている。
356ミューズ×シャール 10:05/01/12 20:03:34 ID:Pg/JjmE+
 ずんっ!と肉棒が奥へ突き立てられるたび、ミューズの身体はびくっと反りかえり、「はぁあっ」と形の良い唇からみだらな吐息がもれる。
 ずぷぷっ! と抜き出すたび、秘穴の肉襞は収縮し、肉棒を外へ出すまいときちっきちっと締めつける。
 ずんっ! ずぷぷっ! ずんっ! ずぷぷっ!
「あんっ、はあんっ、だめえっ、だめぇぇっ!」
 もはやミューズはメスと成り果てていた。
 痛みと快楽に身を焼かれ、シャールのされるがまま身体をくねらせる。たわわな乳房がゆらゆらと揺れた。銀の手がそれを強く揉みしだく。
 ずんっ! ずぷぷっ! ずんっ! ずぷぷっ! ずんっ! ずぷぷっ! ずんっ! ずぷぷっ!
「ミューズ様……ずっと前から……私はこうなることを……」
 シャールがあえぎながら途切れ途切れに言う。
「ミューズさま……っ!」
「シャール……シャールぅぅぅ……!」
 ミューズとシャールが互いの名を叫びあう。シャールの律動が早まっていく。
ずちっ!! ずちっ!! ずちっ!! ずちっ!! ずちっ!! ずちっ!!
「はあっ……ミューズ様、イきますよォッ……!」
「シャール……ああ……もうしんじゃうぅぅぅ……」
 肉棒が体内でぐぐぐっと膨らむのを感じ、ミューズは白目を剥いた。口端からきらきらと涎がつたう。
「ああんっ! あああんっ!! 大きいッ! 大きいのぉッ!! シャールのがわたしのなかに……はああああんっ!!」
「いっしょにイこう……ミューズさまっ……!」
357ミューズ×シャール 11:05/01/12 20:06:55 ID:Pg/JjmE+
 ズンッ!! ズンッ!! ズンッ!! ズンッ!!
 シャールの抽送はゴール間近だった。ピッチがどんどん早まっていく。
 ズンッ!! ズンッ!! ズンッ!! ズンッ!! ズンッ!! ズンッ!! ズンッ!!
「おおおっ、ミューズさまぁぁぁ!!」
「あああああああっ、シャールぅぅぅぅっ!!」
 ビュルッ!!! ビュルルッ!!!
 ミューズの胎内にシャールの精が大量に送り込まれる。それを受け、びくんっ! びくんっ! とミューズの身体がはげしく痙攣する。
「ひぃんっ……!!!」
 白目を剥いたまま、ミューズが絶頂を迎えた。乳房を揺らしながら、上体をひくひくと小刻みに震わせている。
 おおおおお、とシャールが熱い息を吐いた。ミューズの中に、どくん、どくん、とシャールの精が溢れていく。
「ミューズ様……私の精を飲み干そうとしておられる……」
 ミューズの秘穴は収縮し、シャールの精すべてを受け入れようとキュッ! キュッ!と締めつけ続ける。
「素晴らしい……ミューズ様」
 シャールはミューズに口づけた。ミューズは動かない。あまりの快楽に失神してしまったのだ。彼女の口端から流れる唾液を、シャールは舌で念入りに舐め取った。
「夜になったら、またやりましょう。そのときは、口とアナルも存分に仕込ませていただきますよ」
 ミューズの快楽は終わらない。
358ミューズ×シャール:05/01/12 20:08:23 ID:Pg/JjmE+
以上、1〜11でした。長文・駄文失礼。
自分に余裕があれば、「夜〜口・アナル編」も書こうかと思います。
359名無しさん@ピンキー:05/01/12 21:26:20 ID:c0NjQb9W
えろい。
処女貫通なのにエロいよミューズ(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア
360名無しさん@ピンキー:05/01/12 22:24:40 ID:wQRBqgGh
うしゃー!銀…もとい淫の手キター!!
続き激しくキボン!!
361ミューズ×シャール改め>>343:05/01/14 12:03:35 ID:tDaJ4Diu
>>359-360
ありがとうございます。

真っ昼間のレスでスマソ。余裕できたんで続き書くことにします。
調教ものにするつもりが、なぜか純愛路線になってしまいました。それでもよければ。
またとびとびの更新になります。

すんません、勝手ですがageますね。
362ミュ×シャ 1:05/01/14 12:06:40 ID:tDaJ4Diu
 ギシッ……! ギシッ……!
 夜の寝室に、ベッドのきしみがみだらに響く。
 ベッドの上には睦み合う男女の姿がある。クラウディウス家の令嬢・ミューズと、その従者・シャールである。薄暗いランプに照らされ、絡みあう二人の影が床に長い尾をひく。
「あっ……! あっ……! ……いいっ! いいのぉっ!」
 シャールの両肩に脚をのせ、ミューズが喘ぐ。
「ミューズ様……すごいよ……」
 シャールが律動を繰り返しながらささやく。
「たった二度抱かれただけで、そこまで感じるとは……はぁっ……」
「あんっ! はぁん! だって……あぁんっ、シャールのすごいのおっ……!」
 なめらかな青い髪をふりみだし、ミューズが叫ぶ。
「はぁっ! はぁんっ! シャールっ……シャールぅぅぅ!」
 ミューズは快楽に溺れていた。いや、みずから快楽の底へ沈もうとしていた。
(もうどうなってもいい、このままで死んでしまいたい……)
 かすれた喘ぎ声を上げながら、ミューズはただシャールのされるがまま、ほそい腰をくねらせる。
(ミューズよ)
 ふいに、頭の中に低く穏やかな声がきらめいた。父・クレメンスの声である。
(今を生きるだけでなく、先をも見据えねばならん)
 それは、メッサーナの乱が起こる数週間前、父から聞いた言葉である。
(なぜ……どうしてこの言葉がひらめくの……?)
 シャールの抽送にゆさぶられながら、ミューズは思う。クレメンスの声は、かつて栄華を誇っていたクラディウス家の記憶を呼び起こす。
363ミュ×シャ 2:05/01/14 12:09:58 ID:tDaJ4Diu
−−お父様、おめでとうございます。
 そのとき、ミューズは父に祝辞を述べたのだった。クレメンスがピドナ王宮の主として、ほぼ確定されたときである。
−−ありがとうミューズ。しかし。
 父はミューズの瞳をまっすぐに見つめ、
−−人は皆、今を生きるだけでなく、先をも見据えねばならん。
−−どういう意味ですの?
−−この栄華がいつまで続くかわからない、ということだ。
 ミューズは目をみはった。この生活が失われるなど、生まれてから一度も考えたことがなかった。
−−世の中は麻のように乱れている。私の地位を脅かすものは、いくらでもいるのだ。
 クレメンスはミューズの手をとった。
−−よく聞きなさい、ミューズ。もしものことを考えて、旧市街に財産と隠れ家を用意している。クラウディウス家に何かあった時、真っ先にそこへ向かうのだ。
−−そんな、何かだなんて起こるはずありませんわ。お父様はピドナの王になるのでしょう?
−−もしもの場合だ。本当に、何もなければいいが。
 クレメンスの顔に、苦悶の表情が浮かんだ。
−−それから、もう一つ。
−−なんですの、お父様。
 もう不吉なことを聞くのは嫌、そう念じながらミューズは問いかけた。
−−私に何かあったら、シャールを頼りなさい。
−−シャールを……?
 クレメンスは大きく頷き、
−−あの男はクラウディウス家になくてはならぬ存在だ。お前のことも全身全霊で守ってくれる。彼を信じなさい。
 信じなさい、というクレメンスの言葉が、ミューズの身体を包んだ。シャールの律動がそれに被さる。
 ミューズの瞼から涙がながれた。涙は真珠のようにきらきらと、幾筋もミューズの頬をつたった。
364>>343:05/01/14 12:12:12 ID:tDaJ4Diu
今回はミュ×シャ2まで。つづきはまた後日。
365名無しさん@ピンキー:05/01/14 13:29:04 ID:lGxotnZw
おつかれ!

あとでゆっくり読みます。
366>>343:05/01/16 20:50:16 ID:9z6HCYT2
さーびーれーてーまーすーねー

他の人のも読みたいんですが…
とりあえずできたんでupします。本文は3レスあります。
純愛路線に乗せようとしたら、
前作とのつじつまあわせに四苦八苦してしまいました。
今回はエロ少なめなんでひとつ。
長い前置きスマソ。
367ミュ×シャ 3:05/01/16 20:51:39 ID:9z6HCYT2
 シャールの律動が止まった。
 銀の手が、ミューズの頬をやさしく撫でる。
「ミューズ様……」
 ミューズは涙ににじんだ瞳で、間近にあるシャールを見つめた。 愛しそうに自分を見つめ返す、シャールの瞳。わたしはこの男に処女を奪われたのだ。
 昼間、シャールの凌辱を抵抗もできず受け入れてしまったのは、そして今、理性をかなぐりすてて淫らに快楽をむさぼっているのは。
「……あなたの右手が使えなくなったと知ったとき……」
 ミューズは涙声で話しはじめた。
「わたし悲しくて……主人と従者としてでなく、本当に悲しくて……」
 嗚咽がもれ、ミューズはしばらく話せなくなった。呼吸を整え、
「お父様が亡くなった上に、大切なあなたの体が恐ろしい目にあったと知って……悲しくて悲しくて……動くこともできなくなって……ベッドに伏せるようになってしまったの……」
 薄明かりの中で、シャールの顔色が変わった。
 メッサーナの乱が起こる前までは、確かにミューズは健やかだった。ミューズが病魔に冒されたのは、クラウディウス家が没落してしまった故だとシャールは理解していたのだ。
「銀の手を賜ることができて、本当のあなたを取り戻したのを見てわたし、とても嬉しかった。病魔が去ったのは、きっとそのため」
 静寂が寝室をつつむ。
 ミューズは唇をうごかした。自分の気持ちに正直になるために。
「シャール。ずっと前から、あなたが好きでした。こんなかたちで、関係を結んでしまったけれど」
 発した言葉が、ミューズ自身の心にもひろがってゆく。気持ちを言葉に示したことで、ようやくミューズは自分の心をはっきりとさせたのだった。
 そしてミューズは悔やんだ。もっと前に、この気持ちをつかんでいれば。
368ミュ×シャ 4:05/01/16 20:53:57 ID:9z6HCYT2
「シャール。あなたは昼間言っていたわ。父もきっとこうなることは承知するだろうと」
 ミューズは思う。父はわたしの気持ちに気づいていたのだ。だからこそ、シャールをつかわしたのだ……このようなことが起こるのを承知で。
「……父は言っていました。あなたはクラウディウス家になくてはならぬ存在だと。わたしのことも全身全霊で守ってくれると」
 息をついで、ミューズはこう結んだ。
「そして、あなたを信じなさいと」
「ミューズ様」
 シャールがミューズをきつくきつく抱きしめた。「クレメンス様の邸で、はじめてあなたを拝したとき」
 シャールの低音がミューズの身体に響く。「世の中にこんなにも美しいひとがいるのかと思った。
「私もクレメンス様に言われておりました。クラウディウス家に有事があれば、あなたをお守りするようにと」
 シャールがようやく腕の力を抜く。ミューズのほそい身体が、空気を求めてわずかにあえいだ。
「私はクレメンス様の命を受け、五年間あなたをお守りし続けてきました。……それがどんなにつらいことだったか……」
 シャールがくるおしい表情をみせた。
「一つ屋根の下で、日に日に成熟してゆくあなたに、私は身を焦がす思いだった。あなたに触れることもできず、ただただお守りする毎日は、右手の腱を切られたよりもつらかったのです」
 ミューズは心臓がしめつけられるようだった。そして同時に、胸中に淫猥な想像がうかぶ。
 シャールはわたしのことを想い、どれだけ自分で慰めたのだろうか。
369ミュ×シャ 5:05/01/16 20:55:11 ID:9z6HCYT2
「ある日、私はあなたがご自身で慰めに耽っているのを見てしまった。その時から、私の中で何かが変わりました」
 シャールの肉棒が、ミューズの体内で膨張をとりもどす。
「私は……私は……」
 シャールの声が荒々しく震え出す。
「私はあなたが欲しかった。気高いあなたを、自分のものにしたかったのです。あなたが性を欲しているこの機を逃してはならない。
昼間、私があなたの背後にいたのは偶然ではありません。前々から、私はこの時をずっと待ち受けていました」
 シャールはそこまで一気に言うと、ミューズを抱きしめ唇を押しあてた。シャールの舌が猛々しく絡みつく。灼けつくようなキスだった。
 ミューズの舌が彼に応えた。互いに唇を離し、舌と舌だけを絡ませる。唾液がぽたりぽたりとベッドにしたたる。
 シャールの律動がふたたび始まった。
「ミューズ様……っ!」
「シャール……はあああっ!!」
 ぴったりと身体をかさね、リズムをひとつに合わせる。ベッドのきしみが激しくなり、はあっ、はあっ、という呼吸音と混じりあう。
「好きだ……ミューズさまっ……」
「わたしも……ああぁっ、好きよぉっ、シャールぅぅぅ」
 合わせたリズムが早さを増してゆく。
「いくよ……っ、はあっ、ミューズさまぁっ!!」
「きてぇ……わたしのなかに……はやくぅうう!!」
 シャールの身体が痙攣した。びくんっ! びくんっ! とミューズの上体が反りかえる。
「あああああん!!! いくううううう!!!」
 ミューズが甘い絶叫を放った。
370>>343:05/01/16 20:56:07 ID:9z6HCYT2
以上、ミュ×シャ3〜5まで。
続きはまた後日。
371名無しさん@ピンキー:05/01/17 23:29:30 ID:YMHgkVDg
続き、楽しみにしおります。
372名無しさん@ピンキー:05/01/18 00:30:52 ID:tnvADtCb

            ヽヽ  .,__、 //
               ゛(m)"
                 .|ミ|
                .`´   
              (`・ω・´ )

373名無しさん@ピンキー:05/01/18 01:18:55 ID:5n9vomte
ユリアンとエレンの純愛がみてみたいんだけど
なかなかないねぇ・・・
374名無しさん@ピンキー:05/01/18 07:53:45 ID:AxnAdBBp
前のスレであった希ガス
375>>343:05/01/19 01:15:53 ID:wTWbLBof
>>371
ありがとうございます!
> 続き、楽しみにしおります。
「しおります」になごみました(´▽`)
SS書きにとって、レスがなによりの励み。

続きできたんでupします。今回は4レス分です。
まだ終わりません。
この話が終わっても、また同シリーズで別物書きたいんですが
自分ばっかりじゃ気がひけます…

てことで、とりあえず。
376ミュ×シャ 6:05/01/19 01:18:01 ID:wTWbLBof
 官能の波のなかで、ふたりの動きがとまった。シャールの迸りが終えるまで、かさなったまま時を過ごす。
 深い吐息をつき、シャールが身体を離した。
 ミューズが首を向け、可憐な唇をシャールの首筋からひろい胸板へと滑らせる。
 銀色の茂みを越え、唇は抜いたばかりの肉棒へ移っていく。
「ミューズ様……」
 ミューズの湿った舌が、シャールの肉棒をとらえた。男女の性液がたっぷり滴るそれを、やんわりと舐めはじめる。
 ん……、とシャールの息がはずむ。
 交わり後の名残を確かめるように、ミューズは恍惚とした表情でぴちゃっ、ぴちゃっ、とシャールのものを舐めつづける。
「は……ぁっ……、ミューズ様……私のほうから、教えようと思っていたのに……」
「愛したいの……あなた自身をもっと……」
 肉棒から舌を離し、ミューズがとろける声を出す。「教えて、シャール。わたし、なんでもするから……」
「……手を添えて」
 シャールに言われるまま、ミューズは両手を肉棒に添える。精を放った直後の肉棒が、穏やかにそこにある。
「男性のものって、普段はこんなふうなの……?」
「そうですよ。……でもすぐに変わるでしょう」
 髪の色と同じ、銀色の茂みに顔をうずめて、ミューズは肉棒をやさしくつかんだ。しなやかな指で竿部の裏側を何度も撫でる。
 ミューズの尻がくねくねと揺らめくのを、シャールが潤んだ瞳でみつめている。
377ミュ×シャ 7:05/01/19 01:19:10 ID:wTWbLBof
「口に……」
 ミューズは睾丸を口に含んだ。陰のうのざらざらした感触を確かめながら、そっとあま噛みする。肉棒がぴくり、ぴくりとかすかに反応する。
 指を竿部の縫い目にはしらせ、そのまま亀頭へとやさしくしごく。
「ああ……素晴らしい……」
 シャールが目を閉じ、両手でミューズの頬を撫でる。「今度は舌を使って」
 その通りに、舌先で縫い目を舐め上げる。指のしごきを早くする。
 ミューズの行為によって、シャールの一物は早くも怒張をとりもどしつつあった。赤黒さが照かりを増し、稲妻のごとき血管が竿部に浮き上がる。
「ミューズさま……」
 シャールの両手がうごき、亀頭へとミューズを誘った。
 ミューズの濡れた唇が、膨れかけた亀頭をくわえる。「ん……う」と、くぐもった呻きがミューズの口から洩れる。
「……ゆっくり……深く含んで……」
 銀の手がミューズの頭を押していく。そのままミューズは深く深く肉棒を含んでいく。
 銀の手が頭を上下に押しはじめた。唇が肉棒をしごきだす。ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、と湿った音がミューズの口端からこぼれる。
「んっ、んっ、んんっ」
 喉元まで突かれ、ミューズは苦しげに眉根をよせる。
「苦しい……? もっと浅くしようか」
 シャールの問いかけに、ミューズはくわえたまま首をふった。自分から肉棒の根元まで唇を沈め、しごきたてる。
 ぢゅぶっ! ぢゅぶっ! と音が響く。ミューズの口端から唾液が泡立つ。
378ミュ×シャ 8:05/01/19 01:19:59 ID:wTWbLBof
 ミューズは奴僕のようにひざまずいたまま、シャールへの奉仕をつづけた。
「すごく巧いよ……素敵だ……」
 とろんとしたまなざしで、シャールはミューズの動きをみつめている。「先を舌で……そう」
 シャールの言うとおり、ミューズは舌を鈴口にあて、ちろちろとつついた。じんわりと先走った液を舌に感じる。舌先を鈴口のなかへと進ませ、ぴちゃぴちゃと液を舐め取る。
「はあっ……」シャールが、快楽に身をゆだねるように目を閉じた。
「ミューズさま……ああ……ミューズさま……」
 なやましげな喘ぎ声が大きくなっていく。と同時に、肉棒の怒張が激しくなる。
「んっ、うぅっ、……んぅ」
 ミューズのうめきが、それに合わせるように切なさを増していく。ミューズはなおも唇と両手で肉棒をしごきながら、カリの裏を舌でねぶる。
 ぢゅっ! ぢゅぶっ! ぢゅぶっ!
 淫靡な音が早さを増す。銀の手がミューズの手にそえられ、肉棒を激しくしごきたてる。
「ああっ……出るっ! いくよぉぉっ!!」
「んっ! んんっ! んんぅっ!!」
 ビュッ!! ビュルッ!!!
 シャールの肉棒から精があふれ、ミューズの口内にほとばしった。あまりの奔流に、ミューズの美しい眉根がゆがむ。
 ああ……とシャールが恍惚の喘ぎを上げた。ミューズの口のなかで、ビュクッ、ビュクッと肉棒がこまかく震える。
「ミューズ様……なんて淫乱なんだ……」
379ミュ×シャ 9:05/01/19 01:20:43 ID:wTWbLBof
 昼間、はじめてシャールに性の手ほどきを受けたばかりなのに、ミューズの性技は素晴らしいものだった。
 ミューズ自身、自分がこれほどまで淫らなことに驚く。しかし、ここまで自分を堕としたのは他でもないシャールなのだ。
 愛する男に堕とされたからこそ、ミューズは性に貪欲な女になっているのかもしれない。
 シャールは肉棒をミューズの口から出した。精はまだミューズの口のなかにある。
「飲むんだ。ミューズ様」
 ミューズは従順にうなずき、白いのどを反らせた。シャールがミューズを抱きしめ、のど元に唇を這わせる。
こくん、こくんと、はかなげにのどが鳴った。シャールが、精の行き場をたしかめるように、のどを舐めまわす。
「いま、私の精がこの内側を通ったのですね」
 存分になめまわした後、舌がのどを舐め上がり、ミューズの唇へたどりつく。口端についた精のしずくを確かめ、舌先でちろちろとつつく。
「美味しかったでしょう、ミューズ様。私の精の味は」
「美味しかった……とっても……」
 唇を重ね、舌をみだらに絡ませる。精と唾液の味をふたりで分かち合う。
「好きだ……今夜は眠らせないよ……素敵なプレゼントがあるんだ」
 シャールはキスをくりかえしながらささやいた。
380>>343:05/01/19 01:21:57 ID:wTWbLBof
以上、ミュ×シャ6〜9まで。
続きは後日。
381名無しさん@ピンキー:05/01/19 14:54:48 ID:P86NQ4tY
文章が巧くて羨ましいぞコンチクショー!ちょっとじぇらしーw

>素敵なプレゼントがあるんだ
は、ぁあん・・・・はやくっう、欲しいのぉぉお!
382名無しさん@ピンキー:05/01/20 06:35:22 ID:Z1dNgmIM
表現がいちいちエロいですよこの野郎!
プレゼントって言わせちゃったよこの野郎!

でも素敵です(;´Д`)ハァハァハァハァ
383>>343:05/01/20 20:55:56 ID:BVIGzI6v
>>381-382
ありがとうございます(照れっ)。
書き上がったのでupします。今回は5レス分です。
これでこの物語は終わりです。
こんなに長々書くつもりはなかったのですが、だんだんノってしまい…。

では、よろしければ。
384ミュ×シャ 10:05/01/20 21:00:03 ID:BVIGzI6v
「プレゼント……?」
「そうです……きっと気に入りますよ」
 シャールはベッド脇から何か取り出した。
「ツヴァイクのはずれに、面白い道具屋があってね」
 ミューズの頬が赤くそまった。シャールの手にした物は、男性の張り型だった。一物をかたどった底に細いコードがあり、小型のスイッチに続いている。
 この張り型、西の森の教授が開発にかかわったとか。
 ……教授がどのように開発、実験したのかは別の話になるので割愛。
「女性が開発したので、使用感が良いらしいんです」
 ミューズは恐る恐る、しかし興味深げに張り型を受け取る。
 人工物特有の冷たさはあるが、弾力は『本物』に近い。一度入れたら抜けにくそうな、うねうねとした形状である。
「自分で入れてみて……ミューズ様」
 シャールに耳もとで囁かれ、ミューズは狼狽の色をみせた。
「え……そんな……はずかしい……」
「だいじょうぶ。きっと気持ちいいよ」
 シャールに重ねて言われたことと、淫楽の思いがミューズを大胆にさせた。シャールの目の前で、張り型をそっと下腹部にもっていく。
 指で膣口をさぐりあて、張り型をあてがう。
「ん……っ」
 ずぷっ、と張り型の亀頭が収まっていく。
「よく見せて……」
 シャールによって両脚が大きくひらかれた。
「すごい……ミューズ様の蜜壺が張り型を味わってるよ」
 膣口はひくひくと蠢き、張り型を奥へ奥へいざなおうとしている。ミューズは羞恥と快楽のあまりうつむいた。
385ミュ×シャ 11:05/01/20 21:01:27 ID:BVIGzI6v
「ん……はぁあああん……っ」
 シャールに手伝われ、張り型がずぶずぶと沈む。そしてついに、張り型は根元近くまで体内に埋め込まれる。
「あ……あん……っ」
「まだイかないで。これからだよ」
 シャールがスイッチを入れた。ヴィィィ……と膣口からくぐもった音が洩れる。
「あぁっ! はぁああああん!」
 ミューズがびくんびくんと身体をくねらせた。張り型の振動が彼女をくるわせる。襞の奥深くを執拗にえぐるような、卑猥で的確な振動なのだった。
「あっ! あっ! こんなの……はじめて……!」
 シャールがミューズの乳首を舐める。はあっ、はあっとミューズの胸もとがのけぞる。
 こりこりと乳首をあま噛みすると、「あああああん」と甘い悲鳴がミューズの唇からこぼれる。
 シャールが悲鳴を接吻でふさぎ、スイッチを調節して張り型の振動を大きくする。
「んんんんんんっ!!」
 ミューズのほそい身体が弓なりにたわんだ。快楽のあまり涙をこぼしながら、うわずった悲鳴をあげつづける。
「もっと楽しもう……ミューズ様」
 シャールがベッド脇からもうひとつのアイテムを出した。小瓶に入ったローションだ。
 片手で器用に蓋をあけ、中身を指にとる。
「背を向けて」
386ミュ×シャ 12:05/01/20 21:02:31 ID:BVIGzI6v
 ミューズを押し倒すと、尻を上げさせる。張り型によってわなわなと震える尻が、シャールの目の前にあらわれる。
 まるい尻を愛しげに撫でると、シャールはローションのついた指をアナルに差し入れた。
「ひぃん……!!」
 ミューズの白い背中がしなる。「あああっ! だめぇっ!!」
 シャールの指が、アナルの中でぐりゅぐりゅっと妖しくうごく。そのたびに、ミューズの身体がびくんっ! びくんっ! と反りかえる。
「いい具合だ……ミューズ様は前も後も名器だな」
 ひとしきりうごかすと、シャールは指をずぷっと抜いた。ミューズの唇から息がもれる。
「張り型の振動が、指にまで伝わってきましたよ。この分なら、私もたっぷり楽しめますね」
 興奮を抑えた口調で言うと、シャールが自分の下腹部をミューズの尻にあてがった。
「シャールっ……まさか……だめっ」
 ミューズの喘ぎが止まぬうちに、シャールの肉棒がぐぐっとアナルに突き刺さった。
「はあぁああああっ……!!」
 ミューズは唾液をあふれさせ絶叫した。
「あなたを抱いていると、何度射精してもすぐに勃ってしまう」
 荒々しい猫なで声でささやきながら、シャールが肉棒を押し込んでいく。
387ミュ×シャ 13:05/01/20 21:03:21 ID:BVIGzI6v
「あひぃいいいいっ! だめえっ! こわれちゃうぅう!!」
 膣とアナルの両方を攻めたてられ、ミューズが身悶える。
 ヴィィィィィン……
 ずぶっ! ずぶぶぶっ!!
「あああああっ!! 熱いっ!! あつぅいいい!!」
 尻を持ち上げた格好のまま、ミューズの身体が小刻みに痙攣する。
「あはぁあああん……!! はあぁあああっ……!!」
 ミューズはけだものと化していた。二つ穴の刺激に理性を剥ぎとられ、快楽に溺れるメスと成り果てていた。
「もう……どうなっても……いい……このままで、死んで……しまいたい……」
 前々から感じていた言葉が口をついて出た。
「いいよ……このまま……私があなたを……」
 シャールの律動がはじまった。張り型と肉棒が壁襞を激しく圧迫する。
「あああぁあああっ!! はあああぁあああっ!!」
 白目を剥いてミューズが悶絶した。快楽のほかは何もみえない。
「素晴らしい……ミューズ様、これで完全に堕ちましたね……」
 恍惚とした律動をくりかえしながら、シャールがとろけるような声を出す。
 しかし、ミューズの耳にはもう届かない。
「あひぃいい……!! ひぃいいいん……!!」
 ミューズの絶叫は、いつまでも止まなかった。
388ミュ×シャ 蛇足:05/01/20 21:04:45 ID:BVIGzI6v
 朝、ミッチとゴンがやって来た。
「ミューズさまぁ。シャールさぁん」
 ドアをノックしても返事がない。ミッチが不安げにつぶやいた。
「ミューズちゃま……ゆめのおくすり、またのんじゃったのかな……」
「ばかっ! そんなことあるはずないだろっ!」
 ゴンは怒鳴ったが、心はミッチの意見にかたむいている。
「……そうだ、新市街のトーマスさんをよんで相談しよう!」

「……で、何もなかった訳ですね?」
 ゴンたちに呼び出されたトーマスが問うた。
「ああ、夜更かししていてね……少し寝坊したんだ」
 シャールがドアにもたれながら答えた。身だしなみの乱雑さで、慌てて起きたのがわかる。
 家の奥に位置する寝室は、外にいるトーマス達の死角になっている。ベッドの上ではミューズが、あられもない姿で死んだように眠っていた。
「ともかく、すまないな。ミューズ様はまだしばらくお起きにならないから、また後で来なさい」
「はぁい」
 おとなしく帰路につくゴンとミッチを見やってから、トーマスがシャールに向きなおった。
「では、俺もこれで」
「ああ、迷惑かけてすまない」
「シャールさん」
 トーマスが、しばしシャールを見つめた。そして、すべてを呑み込んだような表情でつぶやいた。
「首すじにキスマークついてますよ」

おしまい。
389>>343:05/01/20 21:11:20 ID:BVIGzI6v
以上です。長々ありがとうございました。

また続編書きたいので、その時はよろしくお願いします。
シャールの外出中にウォードに犯されるミューズ。
それを知ったシャールとウォードとの戦い。
竜槍スマウグvs氷の剣!
ってな感じの話を書きたいんです。(構想だけはデカい)。

では、失礼しました。
390名無しさん@ピンキー:05/01/21 00:09:58 ID:VrYsypWW
>>389
おつかれさまです。楽しませていただきました。
続編も期待してます。
391名無しさん@ピンキー:05/01/25 03:04:45 ID:ayD3untC
(;´Д`)すばらしー!!!!!!!!
392>>343:05/01/27 22:46:12 ID:fUHq84sf
艦長! さがってます
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ∧ ∧   ∧ ∧
       ___( _冂二冂(,,゚Д゚)
      ∧⊂/ ̄|二| ̄\つ∧二ヽ
      ι匚|_/_\_匚i_|∪∪i]
      \/∠ / / \_/二/
      /∠ / /
     /∠ / ∧_∧___    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /∠ / /7´Д`;) / |  < 上昇しろ!!
  /∠ /   ○ =i|= ~)/ |   \_______________
/∠ /  i'''√√ i'''i ̄ ,,,,/
∠ / /__(_(_)/ ̄    ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 / /  \\\/      (・∀・ )< 全速上昇!
          ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄\ )  \____________
               |        |   |
393ミュ×シャ続編1:05/01/27 22:49:33 ID:fUHq84sf
すみません>>343です。勝手ですが上げさせてもらいました。
いつぞやの続編できたんで投下します。
またとびとびの更新になります。

=======================
 扉を叩く音がする。
 留守居のミューズが開けると、見上げるような大男が立っていた。
「いよう、しばらく」
 ユーステルムに住むウォード。モンスターハンターとして名を馳せているが、この男、実は聖王12将フェルディナンドの血をひく貴族である。
「まあ、ウォード卿」
「『卿』なんてしけた称号はいらん。堅苦しい貴族の語らいなぞ、だいぶ昔にしたくらいでな」
「そういえば、最後にお会いしたのは5年以上まえでしたわね」
 ミューズは苦笑しながら彼を通した。この男の豪胆なところが好ましい。
「遅くなったが、快気祝いだ。受け取ってくれ」
 ダン! とテーブルの上にハンマヘッドの巨体が乗る。「見た目は悪いが味は美味い。保証する」
「ありがとうございます」ミューズは獲物の姿に驚きながらも「こんなに大きなものは、ご近所の人たちにもたくさんお裾分けできるわ」
 嬉しげに答えた。
 その笑顔を見つめながら、ウォードが低い声で訊く。
「ところで、シャールは」
「シャールなら買い出しに。少し遠出するらしいの」
「それを聞いて安心した」
 ウォードの口元がわずかに綻んだ。
394ミュ×シャ続編2:05/01/27 22:51:28 ID:fUHq84sf
「ミューズ、綺麗になったな」
「え……?」
「クレメンス卿の愛娘がどんないい女になったか、見たくなった」
「……そんなことをおっしゃるためにいらしたの?」
「ミューズ。ロアーヌ侯女モニカを凌ぐ美貌、という評判にいつわりはない。お前に惚れられてるシャールが憎いよ」
 ウォードにあごを持ち上げられ、唇を押しあてられた。髭の感触が伝わる。
 ミューズは首をそむけた。
「何をなさるのっ」
「キスだよ。昔はよくやったじゃないか」
 確かに、メッサーナの乱以前の穏やかなクラウディウス邸で、挨拶代りの軽いキスはウォードと交わしたこともある。
「昔と今とは違います。失礼なことなさらないで」
 ミューズはウォードが嫌いではなかった。その性格を好み、心を許しかけたこともかつてはあったのだ。
 しかし、歳月はシャールという伴侶をミューズに与えた。
「わたしはもう少女ではありません。たしかに、昔はあなたとよく一緒にいたけれど」
「そうだ。共にいたのに、メッサーナの乱以降おまえはいなくなった」
 ウォードの大きな体が、覆いかぶさるようにミューズの前にある。
「俺は探したんだぜ。てっきりおまえはピドナから脱出したと思ってな。だが違った」
「ええ。シャールと」
 ウォードに両肩をつよく掴まれた。
395ミュ×シャ続編3:05/01/27 22:53:25 ID:fUHq84sf
「俺があの時ピドナにいれば、もっと安全におまえを守ってやったのに」
「ウォード……痛いわ、放して」
 ウォードは放さない。
「いまさらと思うかもしれんが、あの時のことが心残りでならん」
「ウォード……」
 唇をふさがれた。抗うが、身体を押さえつけられ動けない。声を出そうとしても、うめく音となって口端から洩れるだけだ。
 獣性を露わにしたウォードに、ミューズはなすすべがなかった。壁際へ押しつけられる。ウォードがミューズから唇を離した。
「あの時、俺がピドナにいれば。おまえといま暮らしているのは、俺だったはずなんだ」
「ウォード……やめて……」
 胸元まで服を裂かれた。恐怖と羞恥とで血の気がすうっと引く。
 ウォードがはだけた胸に顔をうずめた。
「やめてっ! いやっ!」
 ミューズは動けないまま、それでも首を左右に振りながら必死に抵抗する。
 ウォードの唇が、それに構わず乳房の頂点をめざす。可憐に尖った乳首を探り当て、唾液のたっぷりついた舌で舐めまわす。
「いや……っ、だめ……」
 ミューズのむなしい抵抗が続いた。しかしウォードにはかなわない。
「ミューズ……もっと前におまえをこうしておくんだった」
「あ……はあぁっ!」
 乳首に歯を立てられた。官能的な痛みにミューズは悲鳴をあげる。
396ミュ×シャ続編4:05/01/27 22:56:02 ID:fUHq84sf
 腰をつかまれ、持ち上げられた。細いミューズの身体を、ウォードは難なく扱う。
 ふとももに大きな手が添えられ、ひらかせられた。下着を剥ぎ取られる。
 これは夢だ、とミューズは思いたかった。頼りがいのある友人だと思っていたウォードに、こんな辱めを受けるとは。
 ウォードが自分の股間をまさぐった。棍棒のように剛直なモノがそそり立つ。
「いやっ! お願い!」
 この先のことを察し、ミューズは悲痛な声をあげた。
「お願いウォード! もうやめて!」
「やめるものか。俺はこのために来たのだから」
 湿りけのない中心部に、ウォードの肉棒が当たった。ミューズは必死に腰をふりほどこうとしたが、無駄だった。
「ああっ……!」
 ウォードの肉棒が、ゆっくりと入ってきた。蜜のない中心部に、棍棒のようにごつごつと堅いモノが押し入ってくる。
 引き裂かれるような痛みがミューズを襲った。
「いやあああぁ……」
 ミューズの悲鳴が、哀れな涙声に変わった。痛みは絶望感を共に連れてきた。ミューズの身体から力が抜けた。
 肉棒がミューズの中へ完全に埋め込まれる。ウォードの律動がはじまった。
 立ったまま、ミューズは犯されていた。ウォードの動きにあわせて、ほそい腰とは対照的な、豊満な乳房がゆさゆさと揺れていた。
 はあっ、はあっ、と息を荒らげながら、ウォードはミューズの腰をしっかりと抱きしめた。突き上げる動きが激しさを増す。
397ミュ×シャ続編5:05/01/27 22:58:26 ID:fUHq84sf
 ミューズはされるがままだった。たわわな乳房が揺れている。焦点の定まらない瞳から、一筋の涙が伝った。
 ウォードは律動をくりかえしながらミューズに口づけた。そして、いくよ、いくよ、と太い小声でささやき続ける。
 その言葉の意味を肌で感じ取り、ミューズは放心状態から脱した。
「いやっ! はなしてっ! 中に出さないでぇ!」
 半狂乱でウォードの身体を叩く。
 どくん! と体内で肉棒が息づいた。
 ミューズはするどい悲鳴をあげていた。脈打つように、肉棒が体内で痙攣をつづける。
「ああ……」
 汚された、という思いがミューズの中にあふれた。ウォードの精が体内に流れている。
 ウォードが愛しげにミューズの髪をなでた。身体を弛緩させながらも、なお精を放ちつづけている。
 ミューズに反応はない。強姦されたという事実が、彼女に動く気力を失わせていた。
「ミューズ……」
 ウォードはゆっくりと彼女を床に寝かせた。男女の繋がりを解くと、溢れた精がミューズのふとももへ伝っていく。
 ミューズは声を殺して泣いた。なぜこんなことになってしまったのか。
「綺麗になったな……ミューズ」
 ウォードが満足げに言った。
「おまえの身体は想像以上だった。素晴らしい」
 ウォードが何度もミューズの髪をなでる。これで終わったのなら早く離れてほしい。ミューズは祈るような気持ちだった。
398ミュ×シャ続編6:05/01/27 23:00:37 ID:fUHq84sf
 ウォードの唇がミューズの首すじにとまった。そのまま強く唇を押しあてる。ミューズはどうにか声をあげずにいた。
「おまえの身体に、俺の印をつけておいてやる」
 首すじに、バラの花びらのような模様が散った。ウォードとの交わりのあかし。ミューズにとってあってはならないものだった。
「ウォード……っ、もうやめて……」
 ミューズはふたたび弱々しく抗った。ウォードの唇は首すじから豊かな乳房へと移っていく。
 何度も唇を強く押しあてられ、ミューズの胸元にバラの花びらがいくつも散る。
「い、や……っ、だめ……」
 床に寝かされたまま両手を掴まれ、ミューズは身動きもできない。ウォードの重みが彼女の上にのしかかる。
 ウォードの唇が印をつけながら降りていく。乳房の裏側から臍(へそ)へ、そして青みがかった茂みを越え、女の中心部へと。
 ミューズは手足を懸命に動かして抵抗した。しかし、ウォードの力は圧倒的だった。
 ウォードはたった今自分が精を放ったばかりの中心部に舌を入れはじめた。
「はああっ……!」
 ミューズが身をよじらせて喘ぐ。
 ウォードの舌は蜜壺を這いあがり、敏感な突起をねぶる。
 突起の包皮を舌先でめくりあげ、丹念に舐めまわした後、下方の蜜壺から蜜がこぼれているのを確認するように、舌全体でそこを舐めあげる。
 びくん! びくん! とミューズの身体が痙攣した。涙を流しながらも、ウォードが送り込む快楽に反応してしまう。
399ミュ×シャ続編7:05/01/27 23:03:08 ID:fUHq84sf
 ウォードの唇がミューズのふとももに移った。脚の付け根近くを舐め、口を大きく開けてきりきりと噛みつく。
「いやあああああ!」
 激痛にミューズは身をよじらせた。ウォードの歯が、左側のふとももにがっちりと食い込んでいる。
「いたい! やめてええ!」
 ウォードはなかなか離そうとしなかった。唾液をだらだらとふとももにつけ、なおもえぐるように噛みつづける。
 ミューズは白目を剥いて悶えた。先程の快楽と痛みとが交じり合い、気も狂わんばかりに彼女を攻めたてた。
 ようやくウォードは口を離した。ミューズの左ふとももに、おおきな歯型がはっきりと残る。
 ミューズの腰が浮いた。ウォードが自分のものをふたたび彼女に入れはじめたのだ。
 今度の結合は滑らかだった。放出したばかりのウォードの精と、ミューズの蜜が潤滑剤となり、肉棒は難なく体内の奥深くへ進入した。
 もう抵抗することもできず、ミューズはウォードのなすがままにされていた。
 ウォードがふたたび律動をはじめた。今度はゆっくりと味わうような動きである。
「ミューズ……いい具合だ……素晴らしい……」
 恍惚としたうめき声をあげながら、ウォードの律動はつづく。二度目だからか、体内の奥まで掘りすすむような、執拗な突きなのだった。
 ミューズの身体がウォードの突き上げにあわせて揺れた。屈辱と快楽が彼女を支配した。
400ミュ×シャ続編8:05/01/27 23:05:28 ID:fUHq84sf
「はぁあ……」
 ミューズの唇から、なまめかしい喘ぎ声がもれた。凌辱されながらも、反応してしまう身体が哀しかった。
 ミューズは泣きながらよがり声をあげていた。ウォード、ウォードと何度も強姦者の名前を呼んだ。
 ウォードがミューズに口づけた。それが射精の合図だと、ミューズは悟った。もう抵抗はしなかった。
 ウォードの両手がミューズのほそい腰にまわった。律動が早くなる。ミューズはウォードのひろい背に両腕をまわした。
 おお、ミューズ。
 ウォードが太い声でうめいた。
 その言葉は父・クレメンスを装った夢魔が誘惑してきた時とまったく同じだった。
 ミューズはふたたび抵抗をはじめた。こんな誘惑に負けてはいけない。
 しかし、夢魔の時とは違い、ミューズの身体はどうにもならないのだった。
 おお、とウォードがふたたびうめいた。肉棒がビキビキッと体内で膨れ上がるのを、ミューズは感じた。
「いや……いや……」
 それが最後の抵抗だった。
 肉棒が体内で爆ぜた。どくっ! どくっ! と、ウォードの精が蜜壺を満たした。その瞬間、ミューズの身体は小刻みに痙攣していた。
401ミュ×シャ続編9:05/01/27 23:07:11 ID:fUHq84sf
「あ……ああ……」
 ミューズの唇から、か細い悲鳴が洩れた。それはウォードに屈したあかし、みずから快楽の底へ沈んだあかしだった。
 ウォードが身体を震わせ、深い息を吐き終えるまで、ミューズの悲鳴はつづいた。
「ミューズ……俺は」
 ウォードが口をひらいた。
「おまえを一度抱けば、自分の想いを遂げればそれでいいと思っていた。だが、いまは違う」
 ミューズをかたく抱きしめ
「おまえが欲しい。なんとしても、おまえを俺のものにする」
 唇を重ねた。
 ミューズは荒々しい接吻には応えなかった。ウォードの舌だけは拒み続けた。
 ウォードが苛立たしげにミューズから離れた。
「快楽に溺れたくせに、そこだけは貞操を守るつもりか」
 乱暴に身なりを整え、
「あいつがいなくなれば、馬鹿馬鹿しい貞操は必要なくなるだろう。待っていろ、ミューズ」
 来たときと同じように、粗野そのものに扉をあけて出て言ったのだった。
 あとには、服をめちゃくちゃにされ、こわれた人形のように打ち捨てられたミューズが残った。
402>>343:05/01/27 23:07:55 ID:fUHq84sf
以上、1〜9まで。続きは後日。
403名無しさん@ピンキー:05/01/29 00:37:58 ID:sPHvZASC
ウォードめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!が、まじ萌えた。グッジョブ!
あー、ウォードむかつくー!!!!!!!!
404名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:04:25 ID:pJo/pP/o
ついにシャール対ウォードの闘いが!!!
リングサイド席で観ます。超期待!!
405名無しさん@ピンキー:05/01/30 19:16:41 ID:O3G4Q8Jc
おもしろすぎる。どんな戦いになるんだ…。
406名無しさん@ピンキー:05/01/30 19:47:56 ID:weOVUset
シャール かざぐるま
ウォード ブルクラッシュ かざぐるまカウンター
ウォード LP-1
407>>343:05/02/05 20:24:07 ID:MT2Z8L2P
ここ…ほんとにさびれちゃって…
すみません、いままで流感に罹ってて執筆がおもわしくありませんでした。

>>403-406
ありがとうありがとう、でもまだ戦いに入らないんです。
もひとつシャールとミューズの絡み入れたいんで…
とりあえず、1レス分だけ書いたんで投稿します。
408ミュ×シャ続編10:05/02/05 20:25:26 ID:MT2Z8L2P
 世界最大の規模を誇る都市・ピドナ。港には各地方へ出る舟がいくつも停まっており、行き来する人々の足が途絶えることはない。
 ここにシャールはいた。食料や雑貨を買い込み、荷物を手に旧市街へ戻るところである。
 ――喧騒にのまれ、つい新市街に長居してしまった。早くミューズ様の元へ戻らねば。
 そう考えていたシャールの背後に、鋭い殺気が走った。
(誰だ)
 身をひるがえし辺りを窺う。近衛隊時代に培われた姿勢で、殺気の主を探すシャールの目に大きな男が映った。
「……ウォード卿」
 ロブスター族の外殻で作られた、赤い甲冑を身につけた男。無精髭を生やした勇猛な顔つきが、こちらをぴたりと見据えている。
 シャールとウォード。二人の距離は遠い。その距離を人々が、何も知らずに通りすぎていく。
 ウォードの殺気が、一瞬激しくうごいた。
 シャールは身構えた。ここで一戦に及ぶつもりか。しかし何故。
 殺気が、消えた。やはり人込みのなかではやりにくいとおもったらしい。ウォードの唇がわずかに何かを伝えた。
 ミューズによろしくな。
 シャールがその意味を問おうと走り出す前に、ウォードは雑踏に紛れ、舟のタラップを登っていた。

=======================
今回はここまで。続きは後日。
409名無しさん@ピンキー:05/02/06 09:47:19 ID:nHgPs1E4
うぉぉぉぉぉぉ!続きかもーん。楽しみにしてます
410>>343:05/02/09 20:23:28 ID:JvlpA2Gz
保守がてらageます。
まだまだ執筆がままなりませんが、2レス分だけできたので投下します。
小出しですみません。

======================
 旧市街の階段を駆け降り、シャールは帰路を急いだ。ウォードの言葉が、頭の中で大きくなっていく。
 ――もしや。
 ウォードとミューズが旧知の仲だということは、昔から知っていた。メッサーナの乱以前は、親しげな二人を見たこともたびたびある。
 メッサーナの乱が起こっていなければ、彼女はウォードと共に歩んでいたのではないか。
 シャールの不安は膨らみつづける。
 家が見えた。もう夕刻なのに灯が点っていない。
 シャールは扉を壊さんばかりに開けた。暗い室内に目が慣れない。
「ミューズ様――」
 大声で呼んだ。
 部屋の奥にうずくまる人影が、かすかに動くのが見えた。近寄ろうとするシャールに
「こないで……」
 弱々しく拒絶の声を落とす。
「ミューズ様」
 シャールがまず感じたのは、ミューズが居たことへの安堵であった。
 足早にミューズに近寄る。拒むしぐさをする彼女の手を掴んだ。ミューズはうつむくばかりである。
 ミューズを立たせ、ベッドまで連れていく。ランプに燈を灯そうとするシャールを、彼女は涙声で止めようとした。
 ランプが灯った。ミューズの、ぼろぼろになった衣服が露わになる。
411>>343:05/02/09 20:24:40 ID:JvlpA2Gz
 シャールは何も言わなかった。黙ったままミューズの身体を見つめた。
 彼女の首すじから、紅い印が点々と続いている。
 息づかいが激しくなっていくのを、シャールは止められない。
 ウォードのあかし。ミューズによろしくと言っていたのは、このように下衆なことをした故か。
 白い肌に、生々しくついた紅い跡。唾液の乾いた臭いまでが感じられる。
 シャールはミューズの服をひらいた。ミューズはいやいやをして抗ったが、シャールの力にはかなわない。
 かたちのよい乳房からほそい臍(へそ)の張り、そして青みがかった茂みへ至るまで、紅い跡は余すところなくつけられていた。
 ウォードの、ミューズへの恋着がまざまざとわかる印だった。
 シャールはゆっくりとミューズをベッドに寝かせた。両脚をひらかせようとする。
「おねがい、だめ……」
 ミューズは哀願した。「シャール、それだけは……」
「私は知らなければ。あなたがどうなったのかを」
 シャールの手が内腿をひらいた。左側に、おおきな歯型がくっきりと見えた。
 その時の状況が、手に取るようにわかる。
 弱々しく抗うミューズの両脚を広げ、中心部に顔を埋めながら歯をたてるウォードの姿が、シャールの脳裏にありありと映った。
 シャールは憎悪した。ミューズにこのような仕打ちをしたウォードを。むざむざウォードに犯されてしまったミューズを。
 そして、ミューズを守れなかった自分自身を。
 ミューズのすすり泣く声が聞こえてきた。愛する男にこのような姿を晒すなど、到底耐えられることではないだろう。
412>>343:05/02/09 20:31:00 ID:Evqx7MHz
以上。続きは後日。
413名無しさん@ピンキー:05/02/10 23:42:17 ID:6xik4GoF
続き期待しております。
414>>343:05/02/12 13:26:12 ID:FHPzaV8K
続き書きました。
>>409>>413 さん
ありがとうございます。まだまだ話は続きますが、どうかよろしゅう。

==========================
 シャールはきつくミューズを抱きしめていた。ミューズに、唇をかさねる。彼女のほうから舌をうごかしてきた。二人で舌を絡ませる。
「いま、私が清めましょう」
 シャールの唇が、紅い印の上を伝う。ウォードの不埒な印を、シャールの舌が舐めまわす。
 ミューズが身体をくねらせる。両腕をシャールの頭にのせ、はぁあ、と喘ぎを洩らす。
 シャールは汚れた印の上に唇を押し当て、強く吸う。バラの花弁のような印が、一層鮮やかになる。
 そのたびに、ミューズの身体がぴくん、ぴくんと震える。あらたにつけられたシャールの印に、ミューズの愛欲が狂おしく応えだす。
 シャール、シャール、とミューズがなまめかしい涙声で名を呼ぶ。
 シャールの唇が、豊満な双乳を這い、痛々しいほど赤らんだ乳首にかぶりつく。
 両手で柔らかな双乳を揉みたてながら、舌で先端を代わる代わるぴちゃぴちゃとなぶる。
「ああ……」
 ミューズの腰が、それ自体別の生き物のようにくねくねとうごめいた。
 シャールはミューズの欲するまま、唇を移した。
 余分な脂肪のない、美しい形のみぞおちを下り、青みがかった繊毛の艶をたっぷりと確かめる。
 その下、先程までウォードの剛直を受け入れていた秘裂に唇が到達した。
 ミューズの身体がしなった。
415>>343:05/02/12 13:27:27 ID:FHPzaV8K
 強姦者に弄ばれた恥辱と、愛する男に翻弄されたい欲望とがないまぜになり、彼女の身体を切なく燃え立たせているのだろう。
 シャールはミューズの両脚をおおきく開かせた。花開いた肉から、蜜が滴りおちている。
 この蜜には、ウォードの精も含まれているのか。
 そう思った瞬間、シャールの全身を憎しみが突き抜けた。自分だけのものであった女体が、他の男に蹂躙される屈辱。
 ミューズが、シャールの憤怒を察して身をこわばらせた。白い喉をひくひくとさせながら、小刻みに震えだす。
 脚をつぼめようとするミューズを押しとどめ、まだ熱さの残る中心部へ顔をうずめる。淫蕩な香りが、中心部からこぼれ落ちる。
 その香りを吸いこみながら、ウォードの歯型に唇を移し、きりりっ! と噛みついた。
「はぁあああああっ!」
 ミューズが絶叫した。シャールは構わず歯をつき立てる。
 透き通るような内腿の肌が、薄桃に染まっていく。さざ波のごとく、内腿がぴくぴくと痙攣しはじめている。
 シャールが歯を離した。内腿の痙攣は止まない。
 自らのそそり立つ肉棒を取り出し、そのままミューズの秘裂にあてがい、一気に貫いた。
「はあぁんっ!」
 ミューズの背中が弓なりにのけぞる。と同時に、ほそい腰のうごめきが強くなる。
 熟れた果肉が、シャールの逞しい肉棒を食いしめている。奥深くまで突き入れられたモノを、うねうねと咥えこみ締めつける。
 噛まれた内腿に熱を持ちながらも、淫靡な喘ぎを上げ続けるミューズに、シャールは溺れた。
416>>343:05/02/12 13:30:09 ID:FHPzaV8K
 怒りとも愛とも判らぬ激情に動かされるまま、果肉をえぐるように激しく腰を衝きあげる。
 ずちっ、ずちっ、と、結合した部分から湿った音が溢れ出る。
 男二人に抱かれたミューズは、もはや淫乱な女と成り果てていた。
 シャールの律動に身を任せ、口端から涎を流し快楽に浸りきっている。さかりのついたけだものの如く、よがり声を唇から洩らし続ける。
 シャールの律動が激しさを増す。二人の噴き出す汗がシーツをじっとりと濡らし、体温で部屋中に熱がひろがる。
 シャールが達することを告げると、きて、きて、とミューズがほそい声で応えた。艶やかな髪が顔にかかり、美貌に凄味が加わっている。
 シャールの抽送が限界に達する。ミューズの声がうわずっていく。
 びゅるっ! と精を放出した瞬間、ミューズの身体が淫らにしなった。絶頂の悲鳴を上げる彼女の瞼(まぶた)を、きらきらと光る涙が伝った。
「シャール……ゆるして……」
 劣情に溺れたミューズの、償いの言葉だった。
 その言葉を射精の余韻とともに受け止めながら、まさにこの時、シャールはウォードを屠(ほふ)ることを決意した。
 ミューズをこのようにしたウォードを、赦すべきではない。決して。

==================
以上。続きは後日。
いよいよシャールvsウォードに入ります。
417名無しさん@ピンキー:05/02/15 00:14:42 ID:jUGmO4IN
おっ、待ってました。
次はいよいよ血を見るのでしょうか。
愛憎の結末や如何に。
418名無しさん@ピンキー:05/02/15 00:24:23 ID:dE0lvPgq
シャールが銀の手を装備してるかどうかだな。
ま、ひたすらかざぐるましてればそうそう負けないのでは?
419>>343:05/02/16 15:35:06 ID:AUdwD57T
続き書きました。

○すいません、エロ無しです。
○執筆上、実際のゲームバトルとは違う設定になっていますが
(セルフバーニング、無刀取り等)勘弁してやってください。

この2点、どうか了解していただけるとありがたいです。
今回は4レス分です。
420>>343:05/02/16 15:36:03 ID:AUdwD57T
 風さえも凍っていた。
 氷湖にモンスターの姿はない。今はまだ繁殖期ではないのだろう。白一色の景色にはただひとつ、赤い甲冑だけが映っている。
 ウォードである。
 冷たい光を放つ大剣を持ち、氷原の中に佇んでいる。彼の表情は固い。理由は勿論、ある人物が来るのを予想してのことである。
 ウォードの表情が変わった。遠くから、人影が見える。
 人影は無骨な斧槍を身に持ち、ゆっくりとこちらに向かってくる。
「……来たな」
 ウォードが笑った。苛烈な笑みだった。
「待ちかねたぞ、シャール」
 言葉を投げかけられた人影――シャールは、しかし答えない。鮮やかな銀の髪が、氷原にとけ込むように輝く。
「シャール。名将クレメンスの片腕。ピドナの守護神とまでいわれた男。お前とは、ぜひ一度渡り合ってみたいと思っていた」
 ウォードは声を振り立て、そして自嘲するように続けた。
「しかし、実際に渡り合う原因が女でとはな」
 シャールは答えない。ウォードは目をすがめ、
「ミューズはいい女になった。お前があそこまで仕込んだのか」
 シャールが足を止めた。ウォードとはまだ距離がある。
 ウォードの太く、低い声が氷原を渡り、シャールに届いた。
「あの身体。俺が初めから抱いておくんだった」
「横恋慕はよせ」
 シャールが口を開いた。声が怒気を孕んでいる。
421>>343:05/02/16 15:37:19 ID:AUdwD57T
「ウォード卿。聖王12将フェルディナンドの血をひく身で、なぜ獣じみた真似をする」
「堅苦しい生き方なぞ、ロアーヌの優男に任せてある。俺は俺の道を行くだけだ」
 ウォードが大剣を構えた。氷河の結晶をまとった刃が陽にきらめく。
「シャール。お前の持つ槍、あの竜槍スマウグか。眼福だ」
 シャールもまた斧槍を構えた。長い柄から、禍々しささえ漂う大きな刃が伸びている。
「ウォード卿。貴様のは氷の剣だな。噂通り、美しい大剣だ」
 憎悪すべき相手の得物に賛辞を呈するのは、武術家としての性だろう。
 竜槍スマウグと氷の剣。どちらもドラゴンを斃(たお)さねば手に入らぬ武器。この武器を持っていることこそが、二人の力の証といえる。
「だが、ウォード卿」
 シャールが不敵な笑みを洩らした。
「私のスマウグの方が、攻撃力が高い」
 ウォードが歯を剥いた。
「力は俺の方が上だ。この勝負は互角。いくぞ、シャール!」
 二人が氷原を駆けた。距離が縮まる。
 最初にうなったのは竜槍スマウグだった。氷の剣がそれを受け止める。
 キィィィィィン、と重い轟きが響きわたった。衝撃波が空気を切り裂く。
 戦いの始まりだった。
422>>343:05/02/16 15:38:14 ID:AUdwD57T
 スマウグの柄を伝って、鋭い冷気がシャールの腕に巻きつく。かろうじて、銀の手がダメージを遮る。
 シャールが舌打ちをした。「これがフリーズバリアか。なるほど、ならばこちらも手を打たねば」
 ウォードを見据えたまま、呪術を唱える。シャールの体が、炎に包まれたように赤らむ。
「セルフバーニングか。術戦士の名の通りだ。では来るがいい」
 ウォードが誘うように氷の剣を構える。シャールがスマウグを振るった。氷の剣が、くるりと旋回した。
「くっ……!」シャールはその旋回に気付いた。「無刀取りか!」
 打ちかかる武器を奪い、その武器で攻撃する技。これを受ければひとたまりもない。
 シャールが構えを避けて飛び上がった。スマウグを光の矢のごとき気勢で投げつける。
 ウォードもまたシャールの技に気付いた。「流星衝!」
 この技をまともに受ければ、地面に縫い付けられ麻痺してしまう。構えを解き、かろうじてスマウグの穂先から逃れる。
 光の矢がウォードをかすめた。氷の地面に突き刺さり、辺りを急激に溶かす。水蒸気が音をたてて上がる。
 ロブスター族の外殻で作られた、赤い甲冑の左肩がピシ!とひび割れる。ウォードが手をやった。
「この甲冑が割れるとは……さすがスマウグだ」壮絶に笑う。かけていたサングラスまでもがひび割れ、荒々しくそれを投げ捨てる。
「麻痺しないだけ幸運と思うことだ」シャールが居丈高に言葉を放った。「卑劣な手しか使えない身が」
「銀の手がなければ何もできん役立たずに言われたくはない」
 ウォードが氷の剣を構えなおす。「ここからが勝負だ!」
423>>343:05/02/16 15:39:44 ID:AUdwD57T
 氷河の刃の輝きが増した。冷気がセルフバーニングを唱えたシャールにさえ伝わってくる。
「これは……」
 氷の刃から白い霧が立ちのぼった。違う。それは霜の集まりだった。霜は周囲に広がり、シャールの視界をあまねく覆った。
「霧氷剣か!」
 霜のすべてからウォードの影が出現した。魔の化身のごとく、幾多ものウォードがシャールを取り囲み、刃を振るう。
 ウォードが吠えた。「逃げ場はないぞ、シャール!」
 シャールはスマウグを旋回させた。数多くのウォードの影に向かって、あえて突き進む。
 大車輪の発動。ウォードの影が、スマウグの凶刃によって塵芥と化していく。
 しかし、咄嗟に出した大車輪の技は甘かった。ウォードの刃がきらめき、次々とシャールをかすめる。
 シャールの体に裂傷がついていく。鮮血が滲む。
 影がすべて消えた。本体であるウォードがシャールの前に立ちはだかる。
「手傷を負ったようだな、やはり役立たずゆえか」
「黙れ、下衆野郎」
 シャールが初めて粗野な言葉を吐いた。
 氷の剣と竜槍スマウグが、ふたたび対峙した。
424>>343:05/02/16 15:41:52 ID:AUdwD57T
以上。続きは後日。次で最後になります。

>>417 >>418 さん
ありがとうございます。アクション描写どんなもんでしょうか。
稚拙ですが何とか書き上げますのでよろしくお願いします。
425名無しさん@ピンキー:05/02/16 19:02:24 ID:NzPgsQtq
バトル描写もイイヨ(・∀・)イイヨー
426名無しさん@ピンキー:05/02/19 16:00:14 ID:qmMoyBrQ
ノエル×ロックブーケキボンヌ
427>>343:05/02/20 14:36:55 ID:XivQ67iG
沈んでいるので上げます。書き上げました。5レス分です。

===================
 戦いは続く。
 ウォードの豪快な乱れ雪月花が炸裂すれば、シャールはスマウグの特殊技ラウンドスライサーで返す。
 シャールが鮮烈な無双三段を浴びせれば、ウォードは居合技、地ずり残月で苛烈に斬り上げる。
 だが、いつまでも勝負はつかない。
 二人のいる地面は氷がすべて溶け、黒い土肌が広くさらされていた。蒸発気が、ユラユラと辺りに濃くたちこめている。
 二人ともに服が引き裂かれている。体中から血が滲み、地面にぽたりぽたりと痕をつくっていた。
 両名とも技を出し尽くし、背で息を吐いている。
「ウォード、貴様、もう技力が無かろう」
 シャールが威嚇するようにスマウグの穂先を向けた。動くたび、腕から、脇腹から、鮮血がしたたり落ちる。
「お前もな、シャール」
 同じく、ウォードが氷の剣の刃先を向ける。ぺっ、と血に染まった唾を地面に吐いた。ロブスター族の甲冑は、もはや用をなさない。
「シャール。俺はお前が大嫌いだ。お前の生真面目すぎる性格が。
メッサーナの乱。お前はルードヴィッヒに降伏することを良しとせず、右腕の自由を失った」
 ウォードが憎悪に顔をゆがませた。
「だが、抜け道はいくらでもあったはずだぞ。右腕の腱をルードヴィッヒなぞに切られんでも済む方法がな。
偽りの降伏をしても、クレメンス卿は咎め立てせん。頑固なお前の性格が、自らの右手を奪い、ミューズの体を毀(こわ)したんだ」
「黙れ」
 シャールが叫んだ。
428>>343:05/02/20 14:37:51 ID:XivQ67iG
「貴様に何がわかる。組織というものに馴染めぬ貴様が。
私も貴様が大嫌いだ。日和見で自分のことしか考えない、貴様のような独りよがりは、反吐がでる」
 言い終えるなり、ウォードに飛び掛かった。スマウグと氷の剣の刃がぶつかりあう。
 迫り合いになった。
 ギリギリと、刃と刃がきしむ。
 シャールとウォード、ともに退けぬ。退いたときは死あるのみ。
「シャールよ」
 ウォードが笑った。
 なぜこの場で笑えるのか、シャールにはわからない。
 ウォードが声を潜めた。淫らな声音だった。
「ミューズは何度も絶頂に達したぞ。俺の名を呼びながらな」
 怒りで視界がかき消えた。
 ウォードはそれを見逃さなかった。氷の剣を振り上げる。
 竜槍スマウグが、シャールの手から離れた。
 宙を飛び、スマウグが地面に深々と突き刺さる。雄叫びを上げウォードが氷の剣をシャールに突き出した。
「あばよ、シャール!」
 これで、終わりか。
 エアスラッシュも間に合わない。腹に氷の剣を受け、それまでだ。
 シャールはウォードを凝視した。勝利を確信したウォードの顔に、せめて最期の拳を叩き込もうと身構えた。
 氷の剣の切っ先がまさにシャールを突き通そうとしたとき、
「おやめなさい!」
429>>343:05/02/20 14:39:17 ID:XivQ67iG
 遠くで声が響いた。
 虚を突かれたウォードの動きが止まった。シャールはすばやく身をひねり、スマウグの位置へ抜け出る。
 ウォードが体勢を立て直し、ふたたびシャールに襲いかかる。
「ウォード、もうやめて!」
 今度は声の主がはっきりと判った。
 ミューズであった。美しい肢体が、氷原をよろよろとこちらに向かってくる。
「ミューズ様」
「ミューズ」
 二人の男は同時に名を呼んだ。
 ミューズがどうにかシャールの元まで辿りついた。血まみれの体にすがる。
「シャールを殺すのなら、わたしも死にます。ウォード、わたしのことはもうあきらめて」
 鈴の音のような、しかし毅然とした声音で言った。
「ウォード、体だけで自分のものになったと思わないで。わたしの心はシャールのもの。もう変えることはできません」
 勝負が決まった。
 それは果たし合いではなく、互いが想う女の一言で決まった。愛する男に殉じるミューズの意志が、死闘に勝敗をつけた。
 ウォードが茫然とした顔をさらけだした。手に持った氷の剣が震え出す。
「ミューズ……俺のしたことは……」
 氷の剣を振り上げた。
「ならば……二人とも死ぬがいい!」
430>>343:05/02/20 14:40:00 ID:XivQ67iG
 激昂したウォードの刃が、シャールとミューズを真っ二つにしようと迫る。
 その刃に炎が巻きついた。
 シャールがエアスラッシュを放ったのだ。ウォードの手から氷の剣が落ちた。
「勝負はついたのだ、ウォード」
 ミューズを引き離し、スマウグを持つ。その場にくずおれるウォードに穂先を向ける。
「死ぬのはお前だ」
 スマウグを突き出す。しかし、ミューズがしがみついてきた。
「やめてシャール、お願い」
 美しい眉根をふるわせ、声を上げる。
「人死には見たくない。お願いよ、もうやめて」
 愁色をたたえた美貌に目を向けながら、シャールは惑う。ここでウォードを殺さなければ、きっと後悔することになるだろう。
 だが、お願い、お願い、と何度も哀願するミューズに、どうしてもスマウグを振るうことができないのだった。
 ウォードが心の苦しさを吐き出すように、息をついた。
「つまらん。こんな結末だとは」
 氷の剣を持ち、ゆらりと立ち上がる。
「ミューズ、俺はあきらめんぞ。五年前のこと、まだ憶えているからな」
 ミューズがウォードに向いた。シャールの位置からはミューズの顔が見えない。
 ミューズと向き合ったウォードに、さざ波のような表情が浮かんだ。泣き出すのをこらえている少年のような、無防備な顔だった。
431>>343:05/02/20 14:47:11 ID:XivQ67iG
「じゃあな」
 ウォードはうつむき。背を見せるとそのまま歩き出した。戦いで受けた傷のためか、歩みがぎこちない。
 その姿がかき消えるまで、シャールとミューズは抱き合ったまま佇んでいた。
 シャールは知りたかった。ウォードと向き合ったときのミューズの顔を。彼女がどんな表情をウォードに投げかけたのかを。
 しかしまた、知るのが怖かった。自分を愛するといったミューズの、別の顔は見たくなかった。
 シャールはミューズの細いあごに手をやった。寒さにふるえる美貌が、目の前にある。赤い唇が、白い肌に映えていた。
 唇を重ね、舌を絡ませた。ミューズの舌はあたたかかった。ぬくもりを存分に確かめながら、シャールは思った。
 彼女には、これからも狂おしいほど悩まされることになるのだろう、と。

=====================
以上です。長々すみませんでした(>>425さんありがとうございます!)。

しかしまだまだ書き足りない。
決闘後の夜、シャールとミューズの閨をみっっちり書き込みたい。もちろんエロエロで。
ウザくない程度にまたこちらに出入りさせてください。

では、他の書き手さんが大勢出ますように。 
432名無しさん@ピンキー:05/02/20 15:39:39 ID:Tuwgmvuf
イイヨイイヨー
433名無しさん@ピンキー:05/02/21 12:34:27 ID:96xmUieQ
>>431
こんな話し読んじまったら…
この3人一緒にパーティーに組めないじゃんかよ(#゚Д゚)ゴルァ!


…冗談さておき、久々にいいものが読めた。乙ですた。
434名無しさん@ピンキー:05/02/21 19:32:28 ID:GdnQAmPo
subarasi
435名無しさん@ピンキー:05/02/21 22:57:04 ID:I/f6qsej
投下おつかれ様でした。
ミューズが留め女で、勝負が痛み分けで終わってホッとしました。

次回の二人の睦言はどんな風になるか、楽しみにしております。
436名無しさん@ピンキー:05/02/21 23:47:40 ID:lKbPf5lN
力作で大変すばらしいとは思うのだが、
出来れば数字でないコテを名乗っては頂けないだろうか。

文章も好みだし投下も早いし、大変勿体ないとは思うのだが
いかんせん、カップリングが受け付けないんだ……_| ̄|○
個人的な好みなので、大変申し訳ない。
437名無しさん@ピンキー:05/02/25 12:45:19 ID:MMy/B6OY
343氏
相変わらず濃いですね(* ´∀`)これからも書かれるのであれば
楽しみのひとつとして心待ちにさせて頂きます。

>>436
前半と後半の意味が全くつながらないのは自分だけだろうか。
しかも、この板で一番言ってはならん台詞を…

正直カプ厨は問答無用で萎える。失せれ。シッシッ
438名無しさん@ピンキー:05/02/25 22:39:14 ID:QG9MgbNW
IDまとめてあぼんすりゃいいだけだろうに
439>>343:05/03/02 20:15:13 ID:TE+DT/1z
保守がてらに。
確かに>>436みたいなこといわれると、ここで長編投下するときは
「受け付けない人のために」わざわざコテ名乗らなきゃいけないのか、
ってことになるよな。
そんなことしてたらますます書き手がよりつかなくなっちゃうyo

ともかく書き手さんщ(゚Д゚щ)カモォォォン!
440名無しさん@ピンキー:05/03/06 17:38:18 ID:mb9Naoty
ロマサガ3 タチアナものキボン
441321:05/03/09 19:08:12 ID:HOeiRDiK
>343氏のお話、迫力があって面白かったです。
途中で投下するとお話がぶちこわしになると思い、今まで黙って見ておりました。

というわけで、またもシャールとミューズのお話です。
ただ、>343氏と異なり、とんでもなく枯れております。
二人してモール族の住みかを訪れそうな勢いです。

======================
「ねえ、シャール、あなたは雪を見たことはあって?」
香草茶を淹れるシャールの背中越しに、涼やかな声が投げかけられる。
シャールは振り返らずに、言葉を返す。
「いいえ、ありません」
「そう。私もないの」
陽の当たる窓辺に置かれてあるテーブルと二脚の椅子。
その椅子の片方にミューズは腰掛け、革張りの小さな本を読んでいる。
柔らかな銀色の髪をゆるく編み、深緑色のリボンで結わえてある。
テーブルの上に香草茶の入ったカップを二つ置き、シャールは向かいの椅子に座った。
ミューズは本から顔を上げ、「ありがとう」と微笑んだ。

旧市街でひっそりと暮らし始めて、どれくらい経ったのだろう。
夢魔との戦いから季節は巡り、ミューズは見違えるほど元気になった。
蒼白い顔をして屋敷の窓から外を眺めていた儚げな少女の姿を思い出し、
目の前の、薔薇色の頬の乙女に重ねてみた。
442名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:13:02 ID:HOeiRDiK
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

クラウディウス家に仕え始めて間もない頃、シャールはしばしば雑用を任されていた。
料理番に頼まれて食材の買い付けに出かけたり、
庭師と共に剪定や雑草取りをしたり、
修理工の横でタイルの貼り替えやガラスをはめ込む作業を手伝ったり、
司書の代わりに蔵書を管理したり、等々。
生来の器用さで、大抵の事はこなしていた。
後にその経験が旧市街での暮らしの役に立とうとは、全く思いもよらなかったのだが。

「ペパーミントキャンディってどんな味がするのかしら」
というのが、ミューズからかけられた最初の言葉だった。
中庭の金木犀の剪定の最中、窓越しに幼い少女が顔を見せたのだ。
白い寝間着姿と顔色の悪さがまるで幽霊のようだったが、
華奢な腕にずっしりとした大きな本を抱えており、そこに妙な現実味があった。
この小さな令嬢の唐突な問い掛けに、どう答えたものかと迷っていると、次の問い掛けが来た。
「シャール、食べたことはあって?」
「いいえ、ありません」
「そう、私もないの」
残念そうなため息を一つつき、ミューズはじっとシャールを見つめた。
シャールは再び剪定の手を休めて、顔を向けた。
443名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:14:49 ID:HOeiRDiK
「‥‥どうなさいましたか?」
「このお屋敷の外には、キャンディ屋さんがあるんでしょう?」
「ええ、ありますよ」
「行ったことは」
「ありません」
「そう‥‥」
ミューズは何か言いたげな顔をしていたが、それをシャールは遮って、言った。
「あなたのお付きの女官にお訊きになられた方が良いかと。
 それに、窓を開け放していると、お身体に障りますよ」
「‥‥そうね、シャール、あなたの言うとおりだわ」
寂しげな微笑みを浮かべ、それきりミューズは何も言わなかった。
抱えている本を脇に置くと、窓枠に両手を掛けてがたがたと窓を引き下ろした。
そして、窓ガラス越しに小さく手を振って、部屋の奥へと姿を消した。

その後、日没と共に剪定をやめて、シャールは自室に戻ったが、
ミューズの寂しげな顔が、気に掛かって仕方がなかった。

「今日は非番だから、ちょっと出かけてくる」
翌日、上着を着込み、革靴の紐を結んでいると、背後で同僚たちのからかう声がした。
「珍しいな、シャール、おまえが外出するなんざ」
「剣術の修行も悪くないが、町娘の良さにもやっと気づいたのか」
相手をするのも面倒なので、返事もそこそこに、屋敷を後にした。
444名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:18:55 ID:HOeiRDiK

キャンディ屋に入るのには勇気が要った。
同僚がこの様子を見ていたら、キャンディ屋の売り子に懸想している、
と、勘違いも甚だしい噂を流されたことだろう。
意を決して、店の扉を開けた。
甘い匂いがふわっと鼻をくすぐった。
店内には赤毛の娘がいた。どうやら売り子のようだ。
「いらっしゃいませ、何にいたしましょう?」
オレンジ色の灯りに照らされた店内には、壁一面に棚が何段も設えられており、
大きなガラス瓶が所狭しと並んでいる。
ガラス瓶に貼ってあるラベルを見ると、一つ一つ、飾り文字で名前が綴られている。
−−苺、葡萄、檸檬、蜜柑、林檎、水蜜桃‥‥。
どうやら、瓶の並べ方に決まりはないようだ。
<薄荷>は一体どこにあるのだろう。

こんなに多くの種類のキャンディが存在するとは思いもよらなかった。
これでは、自分で探し出すのは不可能に近い。
赤毛の売り子に訊いてみた。
「ペパーミントキャンディ、は、ありますか」
445名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:20:09 ID:HOeiRDiK
「ええ、どれくらいお要りですか?」
上着のポケットから銀貨を一枚取り出し、売り子に渡す。
売り子は銀貨を受け取ると、薄緑のふたの付いたガラス瓶を棚から出した。
カウンターに置いて、ふたを回して開ける。
瓶の中には、ガラス玉のような透き通った小さなキャンディが、六分目くらいまで詰まっている。
売り子は、小さな木のスコップでそのキャンディをひとすくいし、ざらりと茶色い紙袋に流し込んだ。
それを数回繰り返した後、鈍く光る銅の秤に乗せて、さらに二粒追加した。
それから紙袋の口をきゅっとひねり、色とりどりのリボンを示した。
「何色のリボンにいたしましょう?」
慣れない状況に目眩がしそうで「おまかせします」と言いかけたが、
ふと、幽霊のような少女の、美しい銀色の髪が浮かんだ。
「‥‥この、深緑のリボンを」
売り子は光沢のある深緑色のリボンを手に取り、
鋏でちょんと切って、手慣れた様子で見栄え良く結んだ。

町から帰ってくると、中庭に面した窓は閉まっていた。
今日は体調が思わしくないのだろう。
シャールは窓辺に紙袋をそっと置いて、立ち去った。
446名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:25:45 ID:HOeiRDiK

それから三日後、中庭の木々の剪定をほとんど終わらせ、
シャールは最後の金木犀の剪定を黙々としていた。
「ねえ、シャール、キャンディは要って?」
声のした方を見ると、ミューズが窓からちょこんと顔を出していた。
蒼白い手に、茶色い紙袋を大事そうに抱えている。
シャールは剪定の手を休めずに、返事をする。
「結構です。私は甘い物は食べ付けていないので」
「残念ね。でも、それほど甘くはないと思うのだけれど」
がさごそと紙袋の中からキャンディを一粒取り出し、口に放り込んで、ミューズはにっこりした。
淡い銀色の髪に、カチューシャのように深緑のリボンがくるりと巻かれてある。
「あなたが買ってきてくれたんでしょう? ありがとう」
「さあ、誰でしょうね。で、どんな味ですか」
「それが、上手く言えないのだけれど、夏至祭みたいな味」
「‥‥夏至祭?」
「ごめんなさいね、シャール。私、言葉をよく知らないの」
447名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:27:09 ID:HOeiRDiK

「ところで、何故、ペパーミントキャンディなんですか?
 店にはいろいろな種類のキャンディがあるようですが」
シャールが訊くと、ミューズはきょろきょろと辺りを見回し、何故か落ち着き無く手招きをした。
剪定鋏をベルトに引っかけ、窓のそばに出向くと、ミューズはシャールの耳に両手を当てて、声をひそめた。
「口づけと同じ味がするんですって」
思わずシャールはのけぞった。
「なっ、どこからそんな話を聞きつけてきたんですか」
すると、蒼白い頬をほんのり赤くして、ミューズは答えた。
「リアナが教えてくれたの。
 お話の中に<甘い口づけ>と書いてあったから、どんな味がするのかしら、って訊いたのよ」
リアナはミューズ付きの女官の一人だ。
呆気にとられるシャールに構わず、ミューズは続ける。
「甘いというから、ふわふわのクリームケーキみたいな味を
 想像していたのだけれど、全然違うみたい」
−−からかわれたんですよ。
と言いたくなるのをのみ込むので精一杯だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
448名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:28:10 ID:HOeiRDiK
<八つも年下の病弱な令嬢>が、随分とたくましくなったものだ。 
日々、薔薇を手入れし、雑草取りをし、害虫取りまでする。
「これは私の仕事なの。あなたがする必要はなくてよ」
生き生きと庭仕事に励む姿など、あの頃は想像すらできなかった。
先日、ピドナに流れ者の盗人が現れて、旧市街に逃げ込んできたことがあったが、
それをあざやかな一撃で仕留め、取り押さえたのは他ならぬミューズだった。
ミューズが子どもたちと広場で遊んでいたときの事件だったため、
シャールはその場におらず、後で人づてに話を聞いて頭を抱えた。
子どもたちの話によれば、
「悪いヤツがミッチをつかまえようとしたら、
 ミューズ様がすっと前に出て、ヤツは倒れてたんだよ」
「ミューズ様のグーの動きが見えなかった」
「こう、あいつのパンチをミューズ様は片手ではらって、
 同時にもう片方の手が、あいつのお腹にめり込んでた」
「ミューズちゃま、ステキー」
だそうだ。
ミューズに問いただすと、
「ごめんなさいね、シャール、本当は目をつぶすべきだったんでしょう?
 けれど、子どもたちがいたから、できなかったの」
と、落ち込んだ調子で返され、何かが違うと思いつつも何も言えなかった。
−−相手の復讐を防ぐために、まず狙うべきは目。
以前、そうミューズに話して聞かせたのは、確かにシャールだったのだが。
449名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:31:56 ID:HOeiRDiK
クレメンス公−−ミューズの父親が暗殺されてから、ずっと今までミューズを護り続けてきたが、
今となっては、もう護る必要はないのではなかろうか。
そう思うと、どこか寂しい気持ちになった。

日だまりで本を読むミューズの横顔を眺めつつ、香草茶を飲む。
「どうしたの、シャール、ぼんやりして」
シャールの視線に気付いたのか、ミューズが声を掛ける。
「いえ、ミューズ様のリボンを見て、昔のことを思い出しただけです」
シャールが答えると、ミューズは深緑色のリボンに目を向け、そっと触れた。
「昔のあなたは、どこか他人を寄せ付けないところがあったわ」
「そうかもしれませんね」
シャールは軽く頷き、香草茶をまた一口飲む。
リボンを見ながら、ミューズは続ける。
「けれど、誰よりも真摯で高潔だった。だから、私は話しかけてみようと思ったの」
「‥‥」
「今のあなたも、誰よりも真摯で高潔。それは変わらないわ。
 ただ、顔つきがどことなく穏やかになったような気がする」
静かな部屋の中、ミューズのささやくような声だけが響く。
「昔の私はどうだったのかしら、あなたから見て」
「世間知らずのお嬢様でした。
 外見は吸血鬼の城の幽霊、頭の中はグレートアーチ、といったところです」 
「そうかもしれないわね」
くすっと笑い、ミューズは本をテーブルに置いた。
「では、今の私はどうかしら、あなたから見て」
450名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:34:10 ID:HOeiRDiK
真っ直ぐな、射るような視線。
答えをはぐらかせない、強い目をしている。
あの頼りなげな少女はもういない。
ここにいるのは、気高き心を秘めた一人の女性なのだ。

シャールはカップを置いて、真っ直ぐにミューズを見返した。
「今も昔もミューズ様は、私の心の糧です」
銀の手を着けた右手を伸ばし、リボンの端を引くと、するりと結び目が解けた。
ミューズの淡い銀色の髪がほどけて、ふわりと広がる。
ゆるやかに波打つ髪の上を陽光がきらきらと踊る。
「しかし、あなたはもう、私がお護りせずとも、立派にやっていけると思います」
きっぱり言うと、ミューズの柔らかな髪を左手でゆっくりと梳いた。
指の間から月の光がこぼれ落ちるかのように見える。
と、ミューズは両手を伸ばし、その左手を包み込んだ。
「私を護る必要はなくてよ、シャール。あなたを束縛したくはないもの。
 けれど、お互いがお互いの心の糧であれば、これ以上望むものがあって?」
そう言って、悪戯な少女のように目をきらめかせ、にっこりする。
シャールは何を言われたのかとっさに理解できず、ぽかんとした。
それからややあって、苦笑し、首を横に振った。
「いえ、ありません」
451名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:36:03 ID:HOeiRDiK

「せっかくお茶を淹れてくれたのに、冷めてしまったわね。
 私が淹れなおしてくるわ」
二つのカップを持ち、ミューズは台所に向かった。
銀の手には先程の深緑色のリボンが握られている。
ふと、<甘い口づけ>の一件を思い出し、急にどぎまぎした。
慌てて邪念を振り払おうと、テーブルの上の本を手に取った。
ミューズが読んでいた本だ。
表紙には<雪町奇譚>と銀文字が押されてある。
「ランスに行けば、雪が積もっているそうですね」
ポットの香草を入れ替えるミューズの背中越しに、言葉を投げかける。
ミューズは手を休めて振り返る。
「シャールは雪を見たい?」
「寒いのは苦手です」
「そう、残念ね」
「しかし、あなたがご覧になりたいのであれば、仰せのままにいたします」
452名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:40:51 ID:HOeiRDiK
=======================

以上です。

「わたし しあわせよ。
 あのひとの こどもが おなかのなかにいるの」
「それは おめでとう!」

となるのはいつの日か‥‥。
453名無しさん@ピンキー:05/03/10 10:43:02 ID:zeThtELq
GJ! エロなしだけど、ほのぼのしててよかった。
454名無しさん@ピンキー:05/03/10 17:38:27 ID:pyjy1NmP
>>453
読んで下さってありがとうございます。
エロくしようとがんばってはみたのですが、
バイクなしで都市世界をうろつくのと同じくらい
無謀だったようです。
455名無しさん@ピンキー:05/03/11 01:47:49 ID:Emkr17A1
ほのぼの萌えー
456名無しさん@ピンキー:05/03/11 12:04:45 ID:goNLubF5
>455
「やあ ありがとう うれしいよ!
 エロパロをかきに ここにきたんだが
 このざまだ!

ほのぼのしつつも、>452までお話をつなげたいです。
せっかくのエロパロ板ですし。
457名無しさん@ピンキー:05/03/11 23:43:16 ID:F/SHV6Ei
この板に投票してきた。
458>>343改め ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:24:01 ID:zmeXe9fC
おひさしぶりです。前作への感想をくださった皆様、本当にありがとうございます。
こちらへ書き込みをはじめてからSSづくりの楽しさを教えてもらいました。
続き書きました。>>321氏に続いて、またまたシャール×ミューズです。
459>>431の続き  ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:27:10 ID:zmeXe9fC
 シャールはうめき声すら上げなかった。
 ミューズのしろい手が、シャールの頑健な肌に包帯を巻いていく。体の至る所に盛り上がった、鈍色の傷口がひどく生々しい。
 巻かれた包帯の上からも、血がうっすらと滲んでいく。
「包帯がきつかったら言ってね」
 弱々しくたずねるミューズに
「大丈夫です」
 シャールが短く答える。
 ひろい背中を抱きしめたくなる衝動を抑えつつ、ミューズは包帯を巻き続けた。氷湖でのことを思うと心が乱れる。
 二人の猛者の戦いぶりは、見ていて身が凍った。激闘の凄まじさを思い出すと、いまでも包帯を持つ手が震える。
(ウォード……)
 ミューズの脳裏に浮かぶ影。彼もまた、ひどい傷を負っていた。
 いまごろはユーステルムの地でたった一人、傷の手当てをしているのだろうか。
「何を考えておられます」
 シャールの低い声に、我に返った。
「いいえ……別に何も」
 ミューズはそう答えるしかなかった。結果的に戦いに敗れ、氷の湖を去ったウォードの姿がいつまでも残る。
「巻き終えたわ。しばらく無茶はしないでね」
 話を逸らそうと、手を脇腹に添え包帯がしっかり留まっているか確かめる。
 その手を掴まれた。体を引きよせられる。
460 ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:28:39 ID:zmeXe9fC
 シャールの瞳が、ミューズの心の中を覗きこむように見つめている。ミューズはおもわず視線をはずす。
 ウォードに心を移したわけではない。けれど、シャールのまなざしを受けとめることもできない。
 死闘の場で、シャールを殺すなら自分も死ぬとミューズは言った。その言葉に嘘はない。
 しかし去り際のウォードの顔が、ミューズの胸を波立たせるのだ。泣き出すのをこらえている少年のような、無防備なウォードの顔に。
「ウォードは」
 シャールが口を開いた。
「……え?」
「ウォードは私に言いました。戦いの最中に」
 憎しみの表情がシャールに浮かんだ。
「……あの言葉がなければ、私はあそこまで追いこまれなかった」
 シャールの憎悪の意味はミューズにもわかる。おやめなさい、とウォードに叫んでいなければ、彼は霜刃に呑まれていた。
 ウォードに敗北しかけた屈辱が、心に深くくすぶり続けているのだろう。
 けれども、ウォードの言葉とは。
「シャール、聞いていい……? ウォードはあなたに何と言ったの……?」
 掴まれた手が痛い。シャールが力を込めたのだ。ミューズは悔やむ。やはり問うべきではなかった。
 シャールは眉根をしかめ、唇を開いた。言葉を紡ごうと、唇が動く。しかし、その言葉はミューズのへの答ではなかった。
「私もあなたにお聞きしたいことがあるのです」
 自らを奮い立たせるような、強い口調だった。薄青の瞳がミューズを捉える。
461 ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:29:51 ID:zmeXe9fC
「ぜひ答えていただきたい。いいですね」
 ウォードと命のやり取りをした昂りが抑えられないのか、朱鳥の術師そのままに、何もかも焼きつくす炎が彼の肉体を燃え立たせているのだろうか。
 今夜のシャールは、いつもとは何かが違っている。
「……答えます。質問を」
 ミューズはしずかに言った。彼を愛する者として。
 シャールがそっとミューズの頬にふれた。大きく温かな手だった。
「あなたは美しい」
 ミューズは目をとじた。シャールの手の温かみを、肌で確かめる。
 しかし、そんなミューズに次の言葉が投げかけられた。
「私は、ウォードがあなたをどのように抱いたのか知りたいのです」
 一瞬、何を言っているのか理解できなかった。
 ミューズは目をあけた。薄青の瞳が彼女をみつめている。
「あなたがどのようにしてウォードに犯されたのか、答えていただきたい」
 まるで平手打ちされたようだった。
 愛する男が、自分がどうやって凌辱されたのかを知りたがっている。
「……正気なの……?」
 震える声で、そう返すのが精一杯だった。
 頬が熱い。シャールの掌が、ミューズを罰するように離れない。彼の声もまた潤んでいた。
「あなたが答えることで、私の心は嫉妬に狂うでしょう。ウォードとあなたとの行為は、いま考えることさえ怒りで心がふさがれる」
 シャールの掌が、頬を撫で下ろし、首すじへと移る。ミューズのほそく白い首を、ゆっくりと這いすすむ。
「私は確かめたいのです、理性ではない、自分の本当の気持ちを。あなたの答に、自分がどうなってしまうのかを」
462 ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:31:14 ID:zmeXe9fC
 このまま、大きな掌で首を絞められるのだろうか。シャールの掌の熱さを感じながら、ミューズは思う。そうなってもいい、と、ふと思う。
「……答えるわ。あなたが望むのなら」
 シャールの手を、自らの両手で包んだ。力を込め、首に強く押しあてる。シャールの手にも力が加わる。圧迫された呼吸が苦しい。
「……断ってほしかった」
 ぽつりとシャールが呟いた。首から手を離す。
「シャール……」
 ミューズの視界がさえぎられる。シャールが紐布を彼女の両目に巻きつけたのだ。暗闇の住人となった耳元に、低い声が届く。
「ウォードがあなたに何をしたのか、最初から教えてくださいますね」
 ミューズはこっくりとうなずく。これは罰なのだ。ゆらゆらと定まらない、自分の心への。
 そして、シャールもまた自分への罰を与えているのだ。愛する女を護れなかった罰を。
「ウォードは……私にキスを……」
 ミューズは小さな声で語りだした。視界が遮られたことによって、その時の情景がありありと脳裏によみがえる。
 シャールがミューズに唇を押しあてた。ウォードが彼女にしたように。あごを持ち上げられ、音をたてて唇を強く吸われる。
 両肩を掴まれ、動けないよう身体を押さえつけられる。
「それから……?」
 たっぷりと唇を奪ってから、シャールがふたたび訊く。掴まれた肩が痛い。まるであの時のように。
「壁際に……」
 壁際に押しつけられた。獣性を露わにしたウォードと同じように。
 壁板の冷たい感触とともに、ウォードの言葉を思い出す。あの時、俺がピドナにいれば。おまえといま暮らしているのは、俺だったはずなんだ。
463 ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:32:15 ID:zmeXe9fC
「それから……?」
 シャールの問いが続く。
「服を……」
 それ以上、言えない。胸元まで服を引き裂かれ、熟れた乳房を晒されたなどと。
 考えを読み取ったかのごとく、シャールが服を引き裂きはじめた。布地の破れる音が、夜の室内に反響する。
「シャール、やめて……!」
 ミューズは抵抗した。あの時と同じ、恐怖と羞恥とに身をすくませながら。
「ウォードに、このようにされたのでしょう。服を裂かれ、無理やりに身体を求められたのでしょう」
 荒々しい低音が、抵抗する力を失わせる。
「やめて……いや……」
 はだけた胸に、顔をうずめられる。柔らかくみのった乳肉を、唇が這い回っていく。
 ウォードがしたように、唇は乳房の頂点をめざす。可憐に尖った乳首を探り当て、唾液のたっぷりついた舌で舐めまわす。
「いや……っ、だめ……」
 あの時のままだ。ウォードにかなわなかったように、今のシャールの行いにもどうすることもできない。もっと前におまえをこうしておくんだった。ウォードの声が脳裏に映る。
「あ……はあぁっ!」
 ウォードの行為をそのままなぞるように、シャールが乳首に歯を立てた。官能的な痛み。
 ミューズの悲鳴もまた、凌辱を受けたときと同じ声音だった。
464 ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:34:00 ID:zmeXe9fC
「それから……?」
 シャールの詰問は続く。
「……もう……もう許して……」
 ミューズは涙声で哀願した。現実のシャールと記憶のウォードが溶け合っていく。目隠しによって、感覚だけが鋭利に研ぎ澄まされていく。
「言うんだ、ミューズ様」
 灼けつくように怒張した肉棒が、腿(もも)に押しつけられる。
「ウォードはいつ、あなたの中に入ってきたのですか」
「……このまま……立ったままで……」
 ミューズはすすり泣くように答えた。シャールの低音が、直接頭の中で響いている。
 自分を抱いているのはウォードで、命令を下しているのがシャール。ああ、とミューズは喘ぐ。暗闇と、身体を嬲られる感触にずるずると堕ちていく。
 ランプの灯った薄暗い部屋で、ぼろぼろになった着衣を纏ったミューズの姿。
 ほそい腰や手足とは対照的な、たっぷりとした乳房と腿が灯光を艶やかに受けている。
 細腰をつかまれ、持ち上げられた。あの時のままに、内腿に大きな手が添えられ、ひらかせられる。
 熱い剛直が女肉の接吻をねだるように密着し、そして一気に突き入ってきた。やめるものか。俺はこのために来たのだから。
 ウォードの言葉が記憶の中で踊る。
「ああっ……!」ミューズは喉を反らし、悲鳴をほとばしらせた。「いやあああぁ……」
「ウォードのときも、こうやって迎え入れたのか。熟れた中心部で、男を咥えこんだのか」
 埋め込まれた剛直が、ミューズの身体を責めたてる。奥底深くまで押し入り、激しく衝き上げる。
「あッ! あッ! あッ!」
 ミューズの喉が細く鳴った。
465 ◆0EE6v7kR6A :05/03/18 11:34:50 ID:zmeXe9fC
「あいつにも、そんな声を上げたのか」シャールの律動が激しさを増す。「あいつに入れられて、よがり声を上げたのか。そんなにもあいつのモノはよかったのか」
「そんなこと……はあッ……!」
 腰がくだけんばかりに抱きしめられ、ずちっ! ずちっ! と衝き立てられる。その細腰とは対照的な、豊満な乳房がゆさゆさと揺れる。
「あんッ! あんッ! もうゆるしてぇッ!」
 ミューズは泣き叫んだ。はあっ、はあっというせわしない喘ぎが、耳元で聞こえる。シャールの喘ぎなのか、記憶の中のウォードの喘ぎなのか、もうわからない。
「あの男にも、こんなにも締めつけたのか。中の肉をきつく巻きつけたのか」
「ああ……ごめんなさい……ごめんなさい……はあぁっ……」
 ミューズの身体が、がくがくと痙攣しはじめた。体内の剛直が硬さを増し、律動の速度が上がる。
 ドクンッ!
 剛直が体内で息づいた。
「はあぁあああああッ……!!」
「あいつにも……そんな悲鳴を上げたのか」
 絶頂の中心にいながら詰問される。汗みずくの身体が、室内に熱を放つ。
「シャール……ゆるして……」
 灼けつく余韻に、意識が水底へ落ちていくようだった。

===================
続きは後日。
466名無しさん@ピンキー:05/03/19 00:10:28 ID:Re+036DC
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!
467 ◆0EE6v7kR6A :2005/03/28(月) 16:11:52 ID:1bMFCCuU
 目隠しをむしりとられた。奥底へ沈みかけたミューズの意識が引き戻される。ランプの柔らかな灯と室内の眺めがミューズの目にふたたび映った。
 すぐ前に、シャールの顔がある。彼の表情には見覚えがあった。泣き出すのをこらえている少年のような、無防備な顔。
 ああ……。
 うつろな意識のまま、ミューズは悟った。
 力づくで征服しても、心までは捕らえられない。屈強であるがこそ、思うままにできぬ苛立ちと虚しさがつのる。
 男というものはこういうものなのか。愛しさと哀れみが、ミューズの心に満ちた。
「まだ、全部聞いていない」
 シャールが荒々しく言う。「あなたの身体につけられた印を、まだ聞いていない」
「ウォードは……わたしを床に寝かせ、髪を何度も撫でた……」
 ミューズがかすれた声で答えた。「シャール……もっと聞きたいの……?」
 その問いに応えるように、床の上に臥された。シャールの指が髪を梳(す)く。
「続けて。ミューズ様」
「ウォードは、首すじから唇を押しあてて……」
 シャールの唇が、言われたとおり首すじにとまる。はあっ、とミューズの喉が反る。
「それから……ゆっくりと下に……」おまえの身体に、俺の印をつけておいてやる。ウォードの声がありありとよみがえる。
 シャールは濡れた舌で柔肌を舐めながら、唇をゆっくりと這わせていく。銀色の髪がランプの灯を受けてきらめき。肩と背の筋肉が波打つ。
468 ◆0EE6v7kR6A :2005/03/28(月) 16:13:06 ID:1bMFCCuU
 唇はミューズのはかなげな鎖骨から、たかく盛り上がった胸元へ。舌先がぷっくりと膨らんだ乳首を撫で、そして乳房の裏側からみぞおちへ、かたちのよい臍(へそ)へとうごめく。
 ミューズの息がはずむ。はあぁ、と喉をふるわせ、甘い喘ぎを絞りだす。
「そんなにもウォードはよかったのか」
 ふいにシャールが声を上げた。大きな手が胸元に伸び、爪を立てて一気に臍下まで引掻いた。
「ああああああっ!!」
 ミューズが絶叫した。乳房から臍へと、太いみみずばれが痛々しく浮き上がっていく。
「その後に、内腿を噛まれたのだろう。あの男の歯が、あなたの肌に食い込んだのだろう」
 内腿を、ウォードとシャールがつけた生々しい歯型の上を撫でられる。撫で上げるのと同時に、きりりっ! と強くつねられる。
 ひいっ! とミューズがするどい悲鳴を立てる。身体がびくびくと反りかえる。
「それから……ウォードは歯を立てた後どうしたのですか」悋気(りんき)の虜となったシャールが、ミューズの腰を抱きかかえた。「あの男は、あなたの中にもう一度入ってきたのですか」
「……そうよ……」ミューズは答えるしかなかった。「ウォードは……もう一度私の中に押し入ってきたわ……」
 シャールの腕が怒りのあまり震え出すのがわかった。
「……二度までも……」
 声が憤怒にわなないている。
「そうよ……彼に、ウォードに二度抱かれたわ」ミューズが言い放った。「だって、あなたがいなかったから……あなたがわたしを護らなかったからよ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
dat落ち防止。続きは後日。
469名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:27:39 ID:KD39ZepN
投下どうもです。
次回を楽しみにしております。
470 ◆0EE6v7kR6A :2005/04/09(土) 13:04:21 ID:9byrtQUG
 ミューズの腰を抱くシャールの腕が、宙にとまった。
 主(あるじ)と護衛。ねじれた様相になりながらも決して失うことのできない絆が、その姿を二人の前にまざまざと現したのだった。
 シャールがきつくミューズを抱きしめ、首すじに顔を埋めた。肩がわなわなと震えている。
「……従者失格だ……私は……」
 5年前、クラウディウス家が没落した時から張りつめていた二人の均衡は、脆(もろ)く崩れた。ミューズの白い首すじに顔を埋めたまま、シャールが苦しげな声を洩らす。
「あなたを愛したときから、私は護衛という責務を果たせなくなった……護ることよりも、あなたを自分だけのものにすることばかり考えているのですから」
 ミューズ自身もまた、発した言葉に押しつぶされそうだった。胸につけられたみみずばれがキリキリと痛む。それはウォードにつけられた紅い印よりも激しい感情の発露。2人の5年間の重みと苦悶を露わにした印なのだった。
「シャール……5年の間、あなたはいつもそばにいてくれた……」
 ミューズは弱々しくつぶやいた。
「わたしが病弱なために、利き腕がうごかないのを無理して、あなたはいろいろな雑事をしてくれたわ。近衛隊の時とは無縁だったことばかりを。
わたしは本当に申し訳なく思っていた。あなたは父の部下。わたしには過ぎた人だと思い続けていたから」
 シャールの背が、そのやわらかな声を聞いている。
(シャール……泣いているの……?)
 逞しい背中が時折わずかに上下する様を、ミューズはぼんやりと見つめる。首すじに埋められた彼の顔が、涙にゆがんでいるようにふと思われた。
471 ◆0EE6v7kR6A :2005/04/09(土) 13:05:02 ID:9byrtQUG
「鏡の前ではじめてあなたに抱かれた時、わたしは結局あなたを受け入れた……とても恥ずかしい行為だったけれど、あなたのことをすべて受け入れたわ。
ウォードとのことも、口にするのがどんなに屈辱か、あなたならわかってもらえると信じたからこそ言えた……」
 シャールの背中が滲む。ミューズの瞳から涙があふれ、頬をつたい流れる。
「……あなたが好き。だから、あなたになら、どんなことでも……」
 それ以上、言えなくなった。シャールが唇をつよく押し当てる。ミューズの唇が彼の求めに応えた。互いの唾液が絡み合い、溶け合っていく。
「もう、放さない。絶対に」
 唇を解き、シャールがささやく。「私をずっと見つめていてくださいますね」
 シャールの瞳がゆらめいている。それは彼が泣いているためか、それともミューズの涙がみせる浸潤なのか。
「見つめているわ、ずっと」
 ミューズが答えた。
 
 シャールの肉棒がふたたび猛りを取り戻した。ミューズをきつく抱きしめたまま、下腹部が灼けつくほど強くそれを押しつける。
「目を閉じないで。ずっと私を見て」
 言われるままミューズは彼を見つめる。瞳の潤みが、涙だけではない欲情と重なっていく。
「ああ……」
 快楽を欲するあまり目を閉じようとするミューズを、シャールが優しくゆさぶる。
472 ◆0EE6v7kR6A :2005/04/09(土) 13:05:42 ID:9byrtQUG
「ずっと私を見ていて……ミューズ様」
 ズンッ! と肉棒が体内に突き入ってきた。はああっ! とミューズは声を上げる。反りかえる彼女の肢体を押さえつけ、シャールが脈動する肉塊をずぶずぶと内臓近くまで埋め込んでいく。彼の愉悦に満ちた表情が、ミューズの身体の昂ぶりを増幅させる。
「ミューズ様……綺麗だ……素敵だよ……」
 瞳をとろめかせ、シャールが何度も喘ぐ。彼に見られている、そう思うと体内の昂りが激しさを増し、両脚をひきしめ一層深く彼自身を導こうとうごめかしてしまう。
 ズプ……ッ
 肉棒が根元まで到達した。ミューズの両脚を肩に乗せ、シャールが腰にしっかりと体重をかける。二人の肉体と視線がひとつに結ばれる。
(シャールがわたしの中にいる……シャールとわたし、ひとつに繋がっている……)
 彼を見つめ、何度も名を呼びながら、ミューズは欲望のぬめりの只中へ堕ちていく。
「そうだよ……私が入っているのを存分に確かめるんだ」
 シャールが腰の力を込め、ミューズの身体を衝き上げはじめた。肉のはじける音とともに、ずちっ! ずちっ! と湿ったきしりが響きだす。
「あ……ああん……っ、シャールのが……シャールのがなかにぃっ」
 ミューズの瞳がとろんとうつろな輝きを放つ。濡れた唇から、はああっ、はああっと切ない悲鳴が絞り出る。
 シャールの両肩の上で、ほそい足首が律動のたびにビクン、ビクンとしなっている。足指が淡いピンクに染まり、かたちのよい爪がランプの灯を受けてつやつやと光る。
473 ◆0EE6v7kR6A :2005/04/09(土) 13:06:26 ID:9byrtQUG
 ミューズは上体をのけぞらせて弾む乳房を押しつけ、シャールの顔に甘い息を吹きかける。シャールがそれに応えるように何度も接吻し、腰を深く送り続ける。ずぷっ! ずぷっ! という響きがリズミカルに二人の耳朶を打つ。
 彼の切れ長の瞳が欲望にたぎり、せわしない息が唇から洩れている。その表情に反応するように、ミューズの極上の蜜壷はひくひくと肉棒を食い締めつづける。甘い蜜壷にみっちりと締め上げられ、シャールは涎を垂らさんばかりに恍惚とした顔をさらす。
「ああ……ミューズさま……もう爆ぜてしまいそうだ……」
「シャールの……大好き……ああ……もうこわれちゃう……」
 堪えきれなくなったミューズが、白目を剥いてあごを上向かせた。ビキビキッ! と体内で肉棒がいよいよ拡がる。女の内壁を押し割りそうなその猛々しさに、ミューズの四肢が痙攣を起こす。
「あああ……いいっ……いいのおぉおシャールぅぅぅ」
 理性の吹き飛んだ声に、律動の響きが重なる。互いに見つめ合い、激しく身体を絡ませ合う。
 ズチッ!! ズチッ!! ズチッ!! ズチッ!!
「ミューズさま……あなたは私のものだ……!!」
 その叫びが、二人を絶頂へと導いた。
 ドクッ!!
「はぁあああああああ!!」
 ミューズが甘い断末魔の悲鳴を上げた。蜜壷が歓喜にうち震えながら男精を飲み込んでいく。ドクン! ドクン! と白い奔流が体内の奥底に繰り込まれるたび、彼女の身体がびくっ! びくっ! とつよく跳ね上がる。
「シャール……ああ……愛してる……」
 最愛の男と見つめ合い、共に絶頂へ駆け上がった悦びに、ミューズの瞳からふたたび涙がこぼれ落ちた。悦楽の頂(いただき)に達したときも涙は流れるのだと、彼女はこのとき骨の髄まで思い知った。
474 ◆0EE6v7kR6A :2005/04/09(土) 13:07:15 ID:9byrtQUG
「ミューズ様……」
 シャールの舌が丹念に頬を、涙を舐め取っていく。彼の舌の湿った温かさが、ミューズの肌に快(こころよ)かった。
 手に、湿りけがあった。シャールの肩ごしに見てみると赤い。彼の包帯から、血が滲み出しているのだ。激しい行為で傷口が開いたのだろう。
 悦楽の余韻が解けた。
「いけないわ、包帯を巻き直さなくちゃ」慌てて上体を起こす。「シャール、大丈夫? 傷は痛くない?」
「大丈夫です。傷口はもうたいしたことありません」
「本当に? でも出血しているのに」
「たいした出血ではないのですよ。私の体はそんなに柔(やわ)ではありません」
 シャールがふいに、くすくすと笑い出した。「……ミューズ様、やはり、あなたはあなたなのですね」
 意味を判りかねてきょとんとするミューズに、彼が穏やかなまなざしを向ける。
 主従という関係を越えて、いや、ミューズは初めから自他の上下など頓着していない。そのおおらかさと優しさが人々に慕われ、またウォードがそうしたように固執される元となるのだろう。
475 ◆0EE6v7kR6A :2005/04/09(土) 13:08:02 ID:9byrtQUG
「質問をよろしいでしょうか、ミューズ様」
 先程、ウォードとの行為を問うた時とはあきらかに違う口調なのだった。心の内に秘めていたものをさらけ出したこと、そして5年の重みを確かめ合ったことが、彼に平穏を与えたに違いない。
「なあに……? シャール」
 ミューズが問いかえす。彼女の顔を見つめ、シャールが口を開いた。
「先程あなたは、私になら何をされてもいいとおっしゃいましたね。本当に、よろしいのですか?」
 ミューズの頬に赤みがさした。うつむいて、いいわ、とちいさく頷く。その答を待っていたようにシャールが腕をのばした。
 ぬくもりに包まれる。我が身を傷つけ、また護る男の腕に抱かれ、ミューズは瞳をとじた。シャールの低い、だがきっぱりとした声を聞く。
「好きだ……あなたを誰にも渡さない。絶対に」
 ミューズは彼の背に両腕を絡めた。シャールの宣言を、彼女は身体の奥でしっかりと受けとめたのだった。

−−−−−−−−−−−−−
 以上です。どうもありがとうございました。
476名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 03:27:17 ID:ZU1owe/8
乙!!
エロかったし読後感もイイ!
前半、ウォードにマジむかついたw

ハリード×サラのラヴカップル読みたい…

477名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:12:38 ID:NEU8OuNV
乙age
478名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:30:10 ID:gRvbX7aF
乙でした!
ミューズの心が動いていなくて、シャール共々安心しました。
二人に幸多かれ。
479名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 11:17:07 ID:uXOOVeZo
滅茶苦茶萌えます。貴方は神だ…。
480名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 11:30:41 ID:JjSUYxPu
乙です。すばらしく繊細な描写に萌えました。
闘いの結末、なぜだか『赤神と黒神』を思い出したよ。
このままだとウォードが可哀相なんで、何とか幸せにしてあげて欲しい…。
481 ◆0EE6v7kR6A :2005/04/13(水) 22:08:57 ID:SeDEz8iR
感想ありがとうございます! 感激です。
『赤神と黒神』、検索して読みました。萌える!!
ウォードは『当て馬』として登場させたので(ウォードファンの方々申し訳ない)
彼を幸せにする設定は思いつけず…
でも思い入れたっぷりに描けて作者としても良い経験でした。
482名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 00:43:58 ID:6nKtWlOl
あー、シフ×アルベルトがよみてぇ
両方旧バージョンで。
483名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 20:08:20 ID:SPsOBlqL
自分はアルベルト×シフが読みたい。
484名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 20:32:14 ID:Iorv2y3l
俺はどっち上位でもいいからアルベルトとシフが読みたい。
もちろん旧式で。
485名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 22:13:30 ID:iVuePC3s
グレイ×クローディア読みたいー
ここはあえてミンスト仕様で。
いやどっちでもいいんだけどw
486名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 20:07:08 ID:KcmROn9W
グレクロはミンサガでもあまりイメージ変わらないな。
OPでも一緒にいる率が高くて地味に萌え。

カッパセリフのせいでホーク×アイシャが密かに気になる件。
487名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 23:58:29 ID:hlGOWKif
>>486
ミンストでどうなったかは皆目知らないが(手をつける気もないし)
旧版だと最後にクリスタルシティにキャラが終結する直前は
男女2組で各地に散ってるんだけど
シフ×アル、グレ×クロという定番組み合わせに
残りがバー×ジャミ、ホー×アイってのなんだよな
ハーレムイベントの関係でジャミ×アイとなりがちなんで意外

バーバラとジャミルはダウト関連で固有イベントのフラグになるカプだし
意外と初期の構想にはホー×アイもあったのかしらん、と思う
488名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 10:25:52 ID:6H+rbNuB
黒い鎧の人で姉さんじゃない女子キャラで
なんかやりたいと思ってしまう‥
489名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 14:44:34 ID:6WJu3bRJ
>>487
海賊ならアイシャの好奇心を十二分に満足させてくれそうだな>ホーク
子供っぽいけど一応大人だし、トカゲの友達いるし
アイシャ一人くらいならブツクサ言いながらも連れてってくれそうだ。

……って考えるとヤバい位に萌えるじゃないのさ……
490名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 15:36:07 ID:JHRLbaaR
ミンストのOPでも地味に一緒にいるしな。>ホークアイシャ
491名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 16:31:32 ID:lBadbWYh
>>488
あの人、一応世界征服という野望を持ってるんだよね、
帝国皇女と政略結婚くらいは謀りそうだな…と思ってしまう。

>>489
海賊不良中年と好奇心旺盛な女の子とゲッコ族の愉快な三人旅(*´Д`)モエ
492名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 01:01:45 ID:TDFFalLj
>>491
ナイトハルト、その世界征服の野望と共に、実はアイシャを愛人?に云々ってのも載ってたなあ。
それ見てコソーリ萌えてるけど、
流石にヤバいか…それいったらホークもヤバいだろうけど、
こっちはほのぼのっぽいイメージが。
493名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 03:23:37 ID:DXydc5dy
>>487
PUBに出現する組み合わせ、アルシフ、グレクロ、ジャミアイ、ホーバーだったと思うが?
ホークとバーバラなんかは席は離れてたけど、ジャミルとアイシャは同じ席+バーバラも同席だったり。
しかし数年やってないから、記憶違いかもな。間違ってたらすまん。

アイシャは何故かお相手が沢山いるね。
ナイトハルトにジャミルにホークにアルベルトあたり?グレイは見たことないが。
漏れは無難にジャミルかな。シナリオに絡んでるキャラ同士な割にいまいち人気ないんだな…
494名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 19:07:20 ID:6fFu2KK9
新verバーバラモエス
495名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 18:58:40 ID:Hc6XgFKr
覗き見皇帝&女騎士に萌える
496名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 19:26:33 ID:2bu/U+fn
ジャミルとアイシャ少ないん?
けっこう好きなんだが
497名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 21:54:02 ID:jLvG4JWI
バーバラいいな、読みたい
498名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 14:59:56 ID:hRQomWMX
アルベルトはねーちゃんだろ、と思っている俺ガイル。
499名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 18:32:19 ID:06HUPbac
やっぱグレクロかな。
500名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 02:35:05 ID:16nXI4MY
新バーバラ×旧アルベルトで。
501名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 07:25:31 ID:nqQX0jr7
>493
アイシャの相手を選ぶ傾向として
素直にアルベルトから始めた野師→アルベルト
アイシャたん(;´Д`)ハァハァ→皇帝
それ以外→ジャミル
な気がする。
因みに自分は初回兄のプレイを見てたので(ry
…他のシリーズを考えても、無難とかそういうのはあんまり無い筈だが…

それにしても486辺りから見てたら民サガの内容が(というかホーク×アイシャの出所が)
激しく気になって夜も眠れませんよこの野郎
502名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 09:22:46 ID:JJuR6tFf
民サガなら俺はジャミル×シフ(逆か?)とか
あとアイシャたんハァ(ry
なのでアイシャたんと皇帝か
声はキニシナイ
503名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 09:27:10 ID:TRMUzeMZ
>501

不良中年×無垢なロリータ+(歳の差+身長差コンボ)=萌え
504名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 09:44:50 ID:Vhb62Anv
せんせいでなんか書いて
505名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 19:40:42 ID:Y4VwNOsY
キャプテンシルバーでエロ
506名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 20:06:18 ID:KTlorBay
アルベルト×バーバラ
↑のカップリング、OPにちょろっと出てたよね。
新作ではアルベルトの筆下ろしの相手は、
バーバラに変更されたのか?

つか、敵つえよ…
507名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 21:27:18 ID:De86925g
むしろ、ディアナだろ。>アルベルトの筆降ろし

>敵強い
数回ヒットの技を閃けば、後はごり押しで行ける筈…
ウチのアルベルトは、金のトロイメライとかいう技を閃いて、
一気に主力キャラになったよ。
508名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 02:36:36 ID:M1EUhvt7
誰かジャン使って書いてくれ
509名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 04:33:23 ID:LhHN9dv7
ジャンいいねぇ。
ジャンクロきぼんぬ。和姦じゃなくてもおk
グレイとジャンとクロで3Pもいいなあ
510名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 09:13:05 ID:xF3kV6og
ジャンいいなあ
モニカでもいいよ
511名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 09:32:58 ID:mmS9XSic
きずをなおしましょう
ハイ! オワリ!!
512名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 11:02:24 ID:JbdYsZSW
パトリックをクローディアと絡ませたい俺ガイル。特殊嗜好か・・・
513名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 23:28:32 ID:zAW/KKcR
漏れのPTでは細剣と刀使いで2000オーバーだせる技
いくつも覚えたアルベルトが最強ですた。

それはそうとまだ子供のアイシャにイケナイ遊びを教える
バーバラお姉さまに萌え。誰か書いてくれないか(*´Д`)
514名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 05:17:50 ID:grYXJvkH
初めてカキコするんですが、ここsage進行ですか?
携帯からの投下は読みにくいからダメ??
515名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 06:00:12 ID:gavirV5Z
sageさえすれば何だって良い
516名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 14:38:44 ID:nS+EdsFi
読みにくいような投下の仕方をしなければ無問題
何を投下してくれるおつもりなんでしょうか。期待!
517名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 17:06:56 ID:bNaR4k8d
アルベルト×クローディアなんてのは異端審問ですか。そうですか…。
518名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 18:56:49 ID:fM0bjX/E
(゚Д゚)ノアリだと思います
519名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 21:22:08 ID:q8OPitms
>>517
アリだ! ヽ(^-^)人(^-^)丿
520名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 21:25:13 ID:TACgAh1Y
なるほどいいセリフだ
521名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:41:46 ID:srMbKOHu
>517
アリだ!
そういえば悪名高いコミック版はそのカプに取れる内容だったな。
少なくとも自分はそう取った。
522名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 03:15:40 ID:jYnVWVhS
>>517
似た者同士萌え
523名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 03:22:10 ID:BwXKJ+yB
>>521
自分もそう見えた。
直接的な描写はないが、そう見えた。
ラストのアルベルト+女性主人公キャラ4人の絵を見て特にそう感じた。
524名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 04:16:00 ID:1teOdrWQ
アルシフ、グレクロきぼんぬ
どちらも旧作イメージで…
525514:2005/05/09(月) 05:29:40 ID:0+AeBHgV
じゃあ投下します。
初書きなのでぐだぐだだったらごめんなさい(汗
改行など、見にくい点があれば教えてください。ちなみにホーク×アイシャです。

バファル帝国の首都メルビル―。
昼間は賑やかな町も夜になればやがて静寂が訪れる。
だが、今夜はいつもとは違った。
折からの嵐に見舞われ、外は暴風雨となり凄まじい雷の音が響き、
建物の窓はみなガタガタと揺れ風の音と重なり不気味な音を立てていたていた。
そんな中、ホークは宿屋の自室でゲッコ族から買った古文書を開き、
図書館で見つけた辞典と照らし合わせ念入りに明日の計画を立てていた。
ふいにドアがコンコンと小さく鳴り、
「誰だ?」
とホークが言うと、ノブがカチャリと回り
「えへへ、あたし…まだ起きてる?‥みたいだネ。」
とひょっこり顔を出したのはアイシャだった。少し驚いて
「どうしたんだ?こんな夜中に。」
とホークが尋ねると、アイシャは遠慮しがちに
「雷と風の音が恐くって…ここで寝てもいい??」
526514:2005/05/09(月) 05:34:29 ID:0+AeBHgV
「な"っ…!」
これにはさすがに驚いて、思わずむせてしまった。ゴホゴホと咳をした後、
「…っわざわざ俺のとこに来なくっても、シフがいるだろう。」
と言った。
しかしアイシャは首を振り、
「最初はシフのとこにいたんだけど…シフ、寝相が悪くて私つぶされちゃいそうになっちゃったの。」
ああ、なるほど。とホークが一人で納得していると、
「アルベルトはきっとこんな時間に女の子を部屋に入れたりしないだろうし、
ジャミルは…今ちょっとケンカしてるから…」
そう言ってアイシャはしゅん、とうつむいてしまった。
ホークは小さなため息をつくと、
「分かったよ。入りな。」と声をかけた。
アイシャの顔がパアッと明るくなり、
「やったぁ、ありがとうホーク!」
と無邪気に笑った。
527514:2005/05/09(月) 05:40:27 ID:0+AeBHgV
ここまでしかできてません(汗)できれば今日中に続き投下したいです。
しかし全然エロくないなぁ…orz
528名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 13:13:16 ID:2N/rKAg9
がんばれー。
しかし前衛多そうなパーティだな。
529名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 17:25:19 ID:/7y1c7r3
おお、ついにホーク×アイシャが目の前に…
続きも楽しみにしてるよ
530名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 01:24:22 ID:00h1ngfJ
そういやサガフロスレが容量オーバーで落ちちゃったけど、ここに合流するの?
531名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 01:37:16 ID:dp+deFQq
え? と思って確認したら落ちてて驚き。
容量オーバーだったのか……気づかんかったよ。
あのスレの進行ペースを考えるに、合流でいいと思う。
532名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 01:50:37 ID:WMCaQqTb
>525
土地柄的にありそうで妙な所に燃え
風はともかく雷なんて相当恐いだろうなぁアイシャ

>528
そういやホークに槍持たせてる時があったりする
(仮想、銛)
533514:2005/05/10(火) 03:17:03 ID:EpQo6jzO
続きです。がんばります。



「ただし、嵐が止んだら自分の部屋に帰れよな。」
とホークが付け加えると
「はぁい」
とアイシャは少し不服そうに言い、ベッドの上にころんと横になった。
すぐ横で古文書とにらめっこしているホークを見上げ
「ホークはまだ寝ないの??」
と聞いてきた。
「あぁ、もう少しこいつを調べてからだな。」
と目線を反らさず答えた瞬間、

ガカッ!ドシ――――ン!!

「キャアアアッ!!」
まるで地割れのような音を立てて神鳴りが辺りに鳴り響いた。
アイシャはとっさにホークにしがみつき、すぐに耳を塞ぐと、必死に目をつぶった。
「こりゃあ近くに落ちたな。おい、大丈夫か?」
ホークがアイシャに目をやると、アイシャはふるふると震えて顔をふせている。
534514:2005/05/10(火) 03:21:56 ID:EpQo6jzO
天候の変わりやすいサンゴ海を海賊として生きてきたホークにとって、神鳴りは聞き飽きたようなものだった。
しかし、この小さな遊牧民の娘にすれば恐ろしいものなのだろう。ホークがポンポンとアイシャの頭をなでてやると、
今にも泣きそうな顔のアイシャがこちらを見てきた。
「すごい音…恐いよぅ…」
尚もゴロゴロと鳴り止まない音に、さっきまでにこにこと笑っていた顔はこわばり、目には涙をためてホークを見上げている。
ホークはアイシャの頭をもう一度軽くなでてやり、傍にあったふとんをかけてやると、
アイシャはホークの服をつかんだままうずくまってしまった。
嵐が止めば帰れとは言ったものの、アイシャが寝れば自分はアルベルトの部屋にでも行こうと思っていたが、
この分じゃ行けそうにないな、とホークはまだ震えているアイシャを見ながら思っていた。

535名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 15:57:33 ID:bPeCyzqF
ホークアイシャ超期待(*´Д`)
自分のペースでガンガッテクレ〜
536名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 20:58:56 ID:Nu6z147t
サガフロスレ落ちたのでこっちに統合ってことかね
537514:2005/05/11(水) 03:31:26 ID:zCvZ4CwN
ありがとうございます(´∀`#)続きできたんで投下します。



あれから何分たっただろうか、
ふいにアイシャが臥せていた顔を上げ、おそるおそる辺りを見渡した。
依然として外は強い風と雨が吹きつけているが、あれから大きな神鳴りは鳴っていない。
相変わらずホークは平然とした顔で古文書を見ていたが、アイシャに気付くと

「おぅ、大丈夫か?」

と声をかけた。アイシャはハッと我に返り、

「うん…もぅ平気。ごめんネ!大きな声出しちゃって。」

と無理に笑顔をつくってみせたがやはりまだ恐いのか、ホークの服を離そうとせず
ホークの横にピッタリとくっついたままだった。
538514:2005/05/11(水) 03:33:23 ID:zCvZ4CwN
さらにそのまま数分の時間が経過し、アイシャがすこし落ち着いてきた頃、
アイシャの心の中に恐怖とは別の感情が生まれてきていた。

(ホークは嵐が止んだら帰れって言ってたけど、帰りたくないな…。)

神鳴りは恐いけれど、ホークの隣はアイシャにとってすでに居心地のいい場所になっていて、
また神鳴りがなってもいいからもう一度頭をなでてほしいな、とそんなことを思っていると、
ホークが口を開いた。

「そういやぁお前、なんでまたジャミルとケンカなんかしちまったんだ?」

ドキッとしてアイシャは思わず飛び起きてしまった。

「え、えとネ、それは…」

アイシャが少しうろたえていると、それを察したのか

「まぁ、言いにくかったら無理して言うこたぁねーけどな」

とホークは言い、アイシャの肩をポンと叩いた。
539514:2005/05/11(水) 03:35:56 ID:zCvZ4CwN
「ちがうの!言いにくいとかじゃなくって…」

ホークになら言えるかもしれない、
と思い、アイシャはすかさず話し始めた。

「あのネ、今日ジャミルと部屋で二人で話してたら、いきなり、えと、その…」
「? いきなり、どうしたんだ?」
「………キス、されちゃったの」

ガタッとホークが体勢を崩した。
ジャミルがアイシャに好意を持っていることは知っていたが、まさかそこまでするとは思ってなかったからだ。

「それで、…おもいっきりほっぺた叩いて逃げてきちゃったから…」

気まずそうにしているアイシャを見て、ホークはフゥ、とため息をついた後、

「やれやれ、しょーがねぇな、あいつは。」

と、少しあきれ半分で言い、またアイシャの頭をポンポンとなでてゃった。
540514:2005/05/11(水) 04:03:42 ID:zCvZ4CwN
「お前も16とはいえ、まだまだ子供なんだからちったぁ気を付けろよ。」

とホークが言うと、アイシャは少しムッとして

「タラール族では16歳になればもぅ大人の仲間入りだもん!」

と言ってみせた。

「ほー。どの辺がだ?」

と少しアイシャをからかってみると、アイシャはますますムッとしてしまい、くるりと後ろを向いてしまった。
ちょっとからかいすぎたかな、と思い、ホークがアイシャの肩に手を掛けようとした瞬間、
アイシャはパッとホークの懐に飛び込んで唇に軽いキスをした。

「ね、子供じゃないでしょう?」

そう言ってアイシャはにっこり笑った。
541名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 09:42:59 ID:u449s0PV
(;´Д`)ハァハァハァハァハァ
次プレイする時はアイシャたんとホーク仲間に入れよう。
職人さん続き期待してます
542名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 21:32:47 ID:Ra8a/XM2
萌 え 殺 す 気 か !
ホークを仲間に入れてきます。
(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァ、続きを首を長くしてお待ちしております!
543名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:24:50 ID:bHwQ4FJF
ホークとアイシャのカプはSFCのときはまったく頭になかったのに
激しく(゚∀゚)イイ!
最年長と最年少カプ良すぎ
544名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:51:48 ID:s8Pi4sPa
アイシャx馬

砂漠に放置プレイ
545名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 19:02:34 ID:nRsByo1u
ホークとアイシャ萌えますなあ。
マイペースでがんがってくだされ
546名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 01:17:09 ID:3vCq/Zhw
続きすげーーーーーー気になる、神様お願いします
547名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 01:54:02 ID:5eS+TTBX
うわぁ楽しみ!
548514:2005/05/13(金) 06:08:11 ID:BKi1DlCS
こんなにレスが…ジーン(´TωT`)
やっとエロくなってきた(汗)ので、続き投下します。


突然の出来事に、ホークは一瞬何が起こったか分からなかった。
ただ、唇に残る柔らかな感触だけが、今起きたことが決して気のせいではないと物語っていた。

「お前なぁ、一体なんのつもりだ。」

ホークは目の前のアイシャをじろり、と見て言った。

「だってホークが私のこと子供ってバカにするんだもん。
だから子供じゃないってこと、見せようと思って。」

そう言うアイシャの顔は、恥ずかしがる様子も悪びれた様子もなく、
にこにこと無邪気な顔でホークを見上げていた。
549514:2005/05/13(金) 06:10:58 ID:BKi1DlCS
そんなアイシャの様子を見て、
ホークはハァ、と深くため息をつくと、

「じゃあ、文句言うなよ。」
「え?キャアッ?!」

そうホークがが言い終わらない内に、ドサッと音を立ててアイシャはホークに押し倒されていた。
腕を掴まれて下になったアイシャの首に、ホークが口をつけていく。
ピクン、とアイシャの体が反応すると、それを楽しむかのように首筋を辿っていく。

「んっ…」

思わずアイシャがビクッと体を震わせ声を洩らした。
ホークは首から口を離すと、今度はアイシャにキスをして、ゆっくり舌をからめていく。

「ん、ふっ…」

アイシャが苦しそうな声を出すと、ホークは掴んでいた腕を離し、

「これでおあいこだろ?」
と言ってみせた。
550514:2005/05/13(金) 06:13:52 ID:BKi1DlCS
ハァ、ハァ、と息をしながら、アイシャは起き上がり、
ドキドキしている胸を押さえ

「…全然、おあいこじゃないよ…」

と小さく言った。ホークはこりゃあジャミルの様にひっぱたかれるな、と思っていたが、
アイシャはホークに顔を近付けると、もう一度唇を重ねてきた。
くちゅ、と音をたて、舌をからめる音がする。その行動に一瞬驚いたものの、
ホークは何も言わずそのままアイシャを後ろに倒し、さらに激しく舌をからめた。

「んッ、ふっ…」


時折漏れる甘い声に誘われるように、腕が自然とまだ成長しきってない胸へと伸びてゆく。
ゆっくりと服の上から胸の上をなぞると、アイシャの体はまたピクンと反応した。
551名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 11:04:56 ID:hnCRLGjO
駄目だ・・萌え死ぬ⊂⌒〜⊃*。Д。)-з
年の差カップル(・∀・)イイ!!更なる続きに期待age!
552名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 23:54:50 ID:WNMiTPQQ
なにをするきさまー

激しく萌えたじゃないか!!
553名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 00:19:30 ID:qgtwQiZG
やべぇ、顔のにやけが止まらないぜ…
早く続きを(つД`)
ヨミタイ
554名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 01:16:09 ID:ghVbfBpv
神よ…!マイペースで!と思う一方、本心ではあっ…、もう、もっと早くっ…。
と焦がれている僕がいます。
(;´Д`)アイシャタンもえー。
555名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 01:44:31 ID:+vpwRBYe
娘ッコのアイシャにジャミルはまだ子供すぎたんだな。
実は大人の男、ホークに魅力を感じていたのか…!
そういえばおじいちゃんはいるけど親はいないから
少しファザコンの気もあるかも。年の差カプ、結構いいぞ!
ホークも年のわりに、湊の商売女以外とは経験なさそうだ
寝首かかれそうだし。
先が楽しみ(´∀`*)
556名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 01:48:52 ID:Qd/11wKt
>>555
な、なるほど…!
萌え。
557名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 02:16:07 ID:e7L3AxiC
流れ無視して悪いが
誰かギュスターヴ×レスリー書いてくれる香具師いないかな?
558名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 02:54:29 ID:BcXo6rrW
>>557
流れ無視しすぎだぞw

アイシャタン&ホーク萌え!
イイヨーイイヨー!萌え死ぬるかとおもたよー!
神光臨激しく希望!!
559514:2005/05/14(土) 05:52:21 ID:Q02Crw8o
投下が単発ですいません(´・ω・`)続きできたのでお目汚しですが読んでください。



外は依然として強い風が吹き荒れ、雨足も一向に衰えていない。
時折アイシャが出す、か細い声もその中にかき消されてしまうようだった。
もう寝るつもりだった部屋のなかは暗く、
ベッドの脇のランプだけがぼんやりと淡いオレンジの光で、重なる二人を照らしていた。

ホークはアイシャの服の下に手を伸ばし、やわらかな身体をゆっくりと撫で上げ、徐々に服を捲くし上げていった。
あらわになった白い肌の上には、やや小振りだが形の良い二つの乳房が並び、
アイシャは少し恥ずかしそうにホークを見ていた。
ホークはそのまま片方の乳房を手でゆっくりなぞり、もう一方の先端に丹念に舌を這わせていった。
560514:2005/05/14(土) 05:57:14 ID:Q02Crw8o
ビクン、とアイシャの身体が大きく反応し、

「あっ、やっ…」

と切なそうな声が漏れ、それ以上の愛撫を拒むかのように片手をホークの肩に当て、無意識にぐっ、と押していた。
ホークは手の動きを止め、自分の肩にあるアイシャの腕を取り、
ベッドへと押しあてると今度はもう片方の先端に軽く吸い付いた。
掴んでいた腕に力が入り、アイシャの身体はまたビクッと反応すると、

「んっ、や、ダメぇ…」

と小さくつぶやいた。しかしホークは胸への愛撫を止めず、そのままふとももの方へと手を伸ばしていく。
柔らかな肌が手にからみつき、撫で上げるごとに小さな反応を示す。
561514:2005/05/14(土) 06:01:32 ID:Q02Crw8o
ホークはその反応を楽しむように上へと指を這わし、
するりと下着の中に手を入れた。

「あっ、やぁっ!」

アイシャがそう叫んでも、ホークの指は止まらず、アイシャの秘部をゆっくりなぞり出した。
そこはすでにしっとりと湿っており、指を動かす度にくちゅ、くちゅと音を立て、アイシャの敏感な部分を刺激した。

「やっ、んっ、ダメ…」

ハァ、と甘い声を出しながら、アイシャは潤んだ目でホークを見つめた。
その行動がさらにホークを高ぶらせ、ホークの指はアイシャの中へと入り込もうとしていた。
ぐっ、と力を入れ、その入り口に指を入れると、

「あっ!い‥たぁぃ…」

とアイシャの顔が苦痛に歪んだ。

562514:2005/05/14(土) 06:06:24 ID:Q02Crw8o
ホークが驚きアイシャの中からとっさに指を抜くと、
まだ苦しそうな表情のアイシャを見つめ、

「お前、まさか初めてなのか?」

と聞いた。アイシャは目にうっすら涙を浮かべ、

「…うん。」

と弱々しくうなづいた。それを聞いてホークが躊躇していると、

「だから、お願い、やさしくして…」

と言い、ホークの服をギュウッと握った。
ホークは掴んでいた腕を離し、アイシャの頭をなでると、

「…本当にいいのか?」

と念を押して聞いた。アイシャがこくん、と頷き、

「ホークがいいの」

と言った瞬間、ホークはアイシャの口にむさぼりつく様にキスをして、
一旦外へと出した指をまたアイシャの中へとすべりこませていた。
563名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 07:09:26 ID:+vpwRBYe
「こっちの方は本当に好きな男ができるまでとっとくんだな」

なーんてホークたんも萌えですが(*´Д`)ハァハァ
564名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 07:14:49 ID:gwylFUYK
朝から神様キテター!!神様自分のペースでガンガってください。
帰ってきてからゆっくり読ませていただきます(*´Д`)シゴトニテガツカナイヨママン
565名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 01:14:11 ID:BKjzlvFp
(・∀・)イイ!!
今、神の小説が生活の楽しみの一つです。
566名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 01:49:37 ID:DBNeU9kF
>>539見て、ジャミルとのも見たいなーと思った!
神様、こっちもよろしく(´Д`*)
あ、でも今のもじっくりゆっくり長めに書いて下さい(´Д`*)
567名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 03:21:23 ID:qJXyqsgl
>563
普通にアリでしょう(;´Д`)ハァハァ

>>557
タイミングが阿呆だが自分もそれ読みたい
風呂2自体が貴重やね
書ける人がいるのならお目にかかってみたい
568名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 16:55:41 ID:E82yDwvl
ホーク×アイシャマジ萌えです。
潤いをありがとうございます、神。
569514:2005/05/16(月) 04:59:47 ID:Aa08Zqhp

「あ…!」

アイシャはまたビクン、と身体を大きく震わすと、ギュッ、とホークに抱きついた。
大きくごつごつしたホークの指は、ゆっくりとアイシャの中で動かされ、奥へと進んでいる。
鈍い痛みに耐えながら、アイシャは次第に下腹部に痛みとは別の感覚が芽生えてきたことに気付いた。
やがてそれはじんわりと、快感となりアイシャを襲った。

「ん、ふっ、や、ダメ…」

ハァッ、とホークの耳元でアイシャが喘ぐ。
ホークはさらに奥へと指を進ませ、アイシャもそれに反応して甘い声を出した。
先程の痛みはすでに消え失せ、じわじわと迫る快楽に、アイシャは身をまかせていった。

570514:2005/05/16(月) 05:03:54 ID:Aa08Zqhp

「や、はんっ、んんっ!」

今まで出したことのない声を出しながら、アイシャの身体はビクビクと反応し、
迫りつつある絶頂の瞬間を本能的に感じ取っていた。
指をかき回される度に、辺りにはくちゅ、くちゅ、と卑猥な音が聞こえ、
アイシャの中はとろりとした愛液で満たされ尚もとめどなく溢れだしていた。
ふいにホークの指の動きが止まり、ゆっくりとアイシャの中から引き出された。

「……?」

アイシャが息を切らしながら、不思議そうな顔でホークを見つめた。
――もっとして欲しいのに。
アイシャはそう思ったが、恥ずかしくて言えなかった。
571514:2005/05/16(月) 05:15:49 ID:Aa08Zqhp
相変わらず単発ですいません(´・ω・`)楽しみと言われて、めちゃうれしいです(ノд`*)゚。
あと少しでできそうなので、もう少しお付き合いください。
…やっぱエロは難しい…orz
572名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 10:33:26 ID:hKwpekKg
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア・・・・ウッ
朝起きてこのスレチェックするのが日課になりつつあるなw
職人さんガンガレ超ガンガレ
573名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 12:10:28 ID:oCuhG6xJ
(;´Д`)もえまくりんぐw
574名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 19:59:21 ID:AccV5K1m
グッヂョブ!d(゚∀゚d)ゴッドヂョブ!毎回萌えまくりです。
個人的に旧verのデザインの方が好きなんだけど、なぜか今回はミンサカ"verでハァハァしとります。
575名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 21:34:49 ID:DUJgSljr
ミンVerで読んでハァハァしたあと旧Verでもハァハァしてます
576名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 22:18:02 ID:htEJgM9y
旧×ミン

ごめん、なんでもない
577名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 22:47:05 ID:SapllUYD
俺のイメージも旧×ミンだw
旧ホークとミンアイシャw
578名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 23:54:35 ID:DoCWhydF
ミンサカ"verのが年の差空いてるような
579名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 00:16:29 ID:si7AUpuz
アイシャで盛り上がっているようですが、クローディアってのはいかがですか?
580名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 00:34:11 ID:82KfZDoa
>>579
大好物
581514:2005/05/17(火) 01:42:19 ID:ciRfMHnF
行き場を失った快感を、自分ではどうすることもできないとアイシャは分かっていた。
ますます身体の芯がじん…と熱くなり、止められない。
そんなアイシャの気持ちを知ってか、ホークの手が閉じられているアイシャの両足をぐっ、と開かせた。

「キャッ!」

いきなりのことにアイシャが軽い悲鳴をあげた。
その顔からは恥ずかしさが込み上げている。だが、拒もうとはしなかった。
あらわになったアイシャの秘部は、白い肌に薄紅色がよく映えて、
まだ男を知らないながらも十分なほど潤い、ホークを受け入れる準備を終えていた。
ホークは着ていた上着を乱暴に脱ぎ、アイシャに覆いかぶさると、
再度アイシャの中へと指を入れ今度は激しくかき回した。
582514:2005/05/17(火) 01:44:12 ID:ciRfMHnF

「………!!」

行き場を無くしていた快感が、いっきにアイシャの中をかけめぐり、アイシャは声にならない声を出した。
必死にホークにしがみつき、頭の中が真っ白になりかけた次の瞬間、
ものすごい痛みがアイシャの中を電流のように走り抜けた。

「痛いッ!!ダメェ!」

悲鳴に似た声を出し、アイシャは叫んだ。
涙がぽろぽろとこぼれ落ち、苦痛に顔が歪んでいる。
一瞬自分の身に何が起こったか分からず、
ホークが自分の中へ入ってきたのだということに気付いたのはその後だった。
ホークが涙を手で拭ってやると、アイシャは泣きながら

「こんな…痛いものなの…?」

と聞いてきた。
583514:2005/05/17(火) 01:46:32 ID:ciRfMHnF

「ああ、最初の内はな。」

とホークが言い、アイシャの頭をやさしくなでる。
こんなに痛いのに、痛くなくなるなんて本当かな、とアイシャは泣きながら思っていた。
気付けばまだホークのモノは先端しか入っておらず、
入っているというよりは、むしろ当たっている、といった方が正しいくらいだった。
ホークはアイシャの頭をなでながら、耳元で

「身体の力を抜け、余計しんどいぞ。」

と言った。アイシャは泣きながらこくん、とうなずくと、
大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出した。
ぐっ、とまたホークが力を入れ、アイシャの中へ進んでいく。
アイシャの苦しそうな声が漏れ、ホークの背中に回された手に、力が入った。
584名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 05:22:10 ID:n3cHeA1J
神様、今日もお疲れ様です!
寝る前にいいモン見させてもらいました!!
妄想止まらなくて眠れなくなりそうです!
585名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 22:43:03 ID:Ph5tgST7
萌えをありがとう!
この先も楽しみで‥ハァハァ
586514:2005/05/19(木) 07:18:31 ID:vH12QXHF
最後まで書けましたので、投下します。



ホークの背中に爪を立て、痛みに耐えながらアイシャはホークを受け入れようと必死だった。

「あ…!んくっ、痛ぅ…!」

我慢できない痛みに声が震え、必死にすがりついてくるアイシャは、
大柄なホークからすると細く、華奢で、力を込めただけで簡単に壊れてしまいそうだった。
ホークはゆっくりと、しかし確実にアイシャの中へと進み、やがてそれは根元まで到達した。
誰も知らないアイシャの中は、思った以上にきつく、
先程の愛撫で満たされた愛液はホークのモノにからみつき、
まるでそうすることを最初から知っていたかのように締め上げていた。

「…くッ」

思わずホークが洩らし、今度はゆっくりと腰を動かしだした。
587514:2005/05/19(木) 07:20:39 ID:vH12QXHF

「ひっ、あ、んっ!」

アイシャの声が上がり、身体がピクンと跳ねた。
痛みはまだあるが、段々と身体の中が熱く火照り始め、
さっきまで指で刺激されていた部分から新たな快感が生まれてきていたのが自分でもよく分かる。
アイシャの頭の中は次第に何も考えられなくなり、
そしてそれはホークが動くたびに増していった。

「あ!はんっ!や…っ!」

徐々にスピードを上げるホークに対して、アイシャの声も大きくなる。
ズッ!クチュ!
と、肉がこすれ合う音が激しくなり、辺りに卑猥な音が響き渡る。

「あっ!ダメェ!んんっ!」

588名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 07:24:57 ID:K9iMWcho
年齢差カポーたまりませんなぁ(*´Д`)ハァハァハァ
思わずアイシャ主人公ホークと二人旅プレイ始めちまった
589514:2005/05/19(木) 07:32:12 ID:vH12QXHF
ビクン、とアイシャの身体が大きく揺れ、
アイシャの頭の中は真っ白になり、まるで高いところから落ちたような感覚に襲われた。
それとほぼ同時に、ホークも小さく呻くと、白獨の液体をアイシャの中へと吐き出していた。
ハァ、ハァとお互い肩で息をしながらそのまま軽いキスをすると、
ゆっくりホークは自分のモノをアイシャの中から引き出した。

「んっ…!」

忘れていた痛みがアイシャを襲い、どろりとした液が血と混じり流れ出てくる。
ホークがそれをシーツで拭ってやると、アイシャが恥ずかしそうにし起き上がろうとした。
が、身体に力が入らずベッドにぽすんと倒れるだけだった。

外はすでに嵐が通り過ぎ、雲の間からは星空が顔を覗かしていた――。
590514:2005/05/19(木) 07:34:24 ID:vH12QXHF
翌朝、昨日の嵐が嘘のような快晴に見舞われ、予定どうりメルビルを発つこととなった。
アイシャはあの後自分の部屋へ帰り、昨夜の一件は二人しか知らない。
宿屋の外でアイシャがシフと昨日いつの間に帰ったんだい?
などと話をしていると、アルベルトと気まずそうにしたジャミルが出てきた。

「おはよー!ジャミル、アルベルト!」

アイシャは元気よく声をかけ、丁寧に挨拶をしかえすアルベルトと呆気にとられているジャミルを横切り、そのまま大あくびをしていたホークのもとへかけてきた。
591514:2005/05/19(木) 07:38:13 ID:vH12QXHF

「おはよう、ホーク」

とアイシャはにっこり笑うと、服の袖をくいっ、とひっぱり、小声で

(ね、今日の夜も行っていい?)

と聞いてきた。ホークがゴホッとむせて、アイシャを見ると相変わらずにこにことホークを見上げている。
ホークはやれやれといった感じでため息をつき、

「好きにしな。」

と言うと、アイシャはまたにっこりと笑い何も言わず向こうへかけて行った。
するとアルベルトが不思議そうな顔でこちらに来ると、

「アイシャさん今日すごい機嫌がいいけど、何かいいことでもあったんですかね?
ジャミルさんはジャミルさんで朝から落ち込んでるし…」

と聞いてきた。ホークは不思議そうな顔で二人を見つめるアルベルトを見て少し笑うと、

「さぁな。」

とだけ言った。



END
592514:2005/05/19(木) 07:48:03 ID:vH12QXHF
やっと初めてのSS全部書けました(っД`)最後長い上にエロくなくて申し訳ないです(´・ω・`)
感想書いてくれる方にめちゃくちゃ励まされました。調子に乗って上で出ていたジャミル×アイシャもまた書いてみたいです。
長々とヘタなSSにお付き合い下さりありがとうございました。
593名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 08:05:31 ID:EjPYrhGJ
GJ! お疲れさま!!
初挿入なのに萌え萌えのアイシャたんハアハア。
是非また書いてください!!
594名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 11:01:48 ID:ej/XQdGf
(;´Д`)神よありがとう、素敵でした!
595名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 14:31:37 ID:5taVl2Qz
うーむ、やっぱこのカプええなぁ。
事後もあっけらかんとしてるアイシャたん可愛いよアイシャたん
この後の二人ってどうなったとしても
あっさり周りを納得させられちゃいそうな気がする。
勿論最後は必ず笑顔で。
596名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 17:35:44 ID:tnUZ+MYl
GJ!
お疲れ様でした&とても良かったです。
次回作が出来たら是非お願いします!
597名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 21:28:18 ID:sAXzUL7q
神様GJ!激しく萌えました。キャラ描写もよかったですよ。
次のSSも心待ちにしています
598514:2005/05/20(金) 04:08:20 ID:kzph7yDI
たくさん感想ありがとうございます(´TωT`)やる気出てきます!
次ジャミル×アイシャで行こうと思うのですが、
設定はそのままか、新しくするか、どちらがいいですかね?
そのままだとジャミルがアイシャを無理矢理…てな感じになりそうですが…(汗
599名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 05:55:48 ID:bZxTBXZ3
神様、超GJ!萌えまくりでした

次はジャミアイですか!
むちゃくちゃ楽しみですわ。
600名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 11:03:18 ID:8bzvSEww
そのまんまがいいかも。
無理矢理、だけどアイシャもスキモノ、結局…みたいな。

そしてシフに犯されてるジャミル(アル☆でも…)読みたい
601名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 11:19:52 ID:dXHPyBln
自分も設定はそのままがいいなー。
ジャミアイ楽しみにしております!
602名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 11:23:48 ID:K9rsl0Da
神様お疲れ様でした。良かったですよー!
悶えさせていただきました。

もう次回作まで!ジャミアイ楽しみにしてます。
個人的には設定新しい方が嬉しいです。無理矢理はかわいそうでイヤン。
603名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 11:25:12 ID:C0d1tUC8
神の書きやすい方でおながいします>設定
無理やりはジャミルもかわいそうかも
604名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 11:45:50 ID:uIvO1wiH
514たま乙です!
せっかくだから設定続いてもいいかな、と…
完全に無理やりじゃなくって、途中から和姦っぽくなれば
お互いに救われるとオモフ
600さんの意見にイピョウー
605名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 13:03:51 ID:OILgO+He
ホークに食って掛かるジャミル、全てをのみこんで2人を祝福するホークおじさま…
ホークは仲間を外れ、ゲラハと共にシルバーの財宝に挑む。
そしてそこには新たなる出会いが…(;´Д`)ハァハァ
606名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 14:15:09 ID:hKEkoJLv
>>603に激しく同意
ただでさえ先にキスしたのはジャミルなのに
その後泥沼になったら一番辛いのは奴の方だと思う

というかね、今回の設定をムダに暗い方向へ持ってかないでくれ。
新しい設定きぼん
607514:2005/05/20(金) 16:43:14 ID:kzph7yDI
そうですね!自分も暗いのや無理矢理はちょっと嫌なので、
今の設定でなるべくほのぼのとしたのを書こうと思います。
ご意見ありがとうございました!できたら今晩にでも投下したいと思います(`・ω・´)
608名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 21:32:34 ID:SbyRfIww
まままま待ってますハァハァ…(´Д`;)
609514:2005/05/21(土) 00:51:32 ID:O8ymrkd/
ジャミル×アイシャ途中までですができました。まだ最初でエロ無しですが(汗)



雪原の国バルハラント――。
一年中が雪に覆われたこの厳しい土地にひっそりとあるガトの村。
その村唯一の宿屋に、今日はめずらしく客が入っていた。
パチパチと燃える暖炉の灯りに照らされるのは、
呼吸も荒く苦しそうにベッドに横たわるアイシャと、それを心配そうに見つめるジャミルだった。
ことの始まりは、氷結湖の凍った城に邪のデステニィストーンがあるという話を死の王から聞いたことだった。
刺すような寒さのなかを一行は順調に進んでいたが、途中、寒さと疲労でアイシャが熱を出し倒れてしまった。
そこで一番足の早いジャミルが、アイシャをおぶさり一足先に村に戻ってきたのだ。
610514:2005/05/21(土) 00:53:45 ID:O8ymrkd/
薪をくべて額におかれたタオルを替え、まだ意識が戻らないアイシャを見ながら、
ジャミルは何故もっと早くアイシャの異変に気付かなかったのかと自分を責めていた。
こんな小さな村では医者はおろか、ちゃんとした薬さえ置いていない。
宿の主人が気を遣って毛布を余分にくれたが、焼け石に水のような感じがした。

「くそっ!どうすりゃいいんだ!」

何もできずにいる自分に腹が立ち、ジャミルが頭を抱えていると、

「……ジャミル…?」

バッ、と声がした先を見ると、アイシャが目を覚ましていた。

「アイシャ!気が付いたのか!?」
「…ここ、どこ…?みんなは…?」
「お前、熱が出て途中でブッ倒れたんだよ。それで、俺達だけ先にガトの村に帰ってきたんだ。」
611514:2005/05/21(土) 00:55:23 ID:O8ymrkd/

「…そぅ、だったんだ。ごめんネ…ジャミル」

熱が高いせいか、虚ろな目でアイシャが答える。

「気にするなよ。あいつらだって心配してたぜ。それより、何か欲しいものあるか?」
「うん、ありがと…お水、欲しいな…」
「ああ、ちょっと待てよ。」

ジャミルはゆっくりアイシャの体を起こすと、傍にあった水差しに手を伸ばし、
アイシャの口元までもっていった。服ごしからでもアイシャの体温が高いことがよく分かる。
こくこくと水を飲むアイシャを支えながら、ジャミルはこの前の様なことは絶対しないと心の中で誓っていた。
あれから二人ともその話には触れないし、アイシャも普段どうりに接してくれる。が、傷つけたのは確かだ。
612514:2005/05/21(土) 00:59:03 ID:O8ymrkd/
水を飲み終えたアイシャを横にし、タオルをしぼり額に乗せながら、

「少し寝ろよ、ここにいるからさ。」

と声をかけた。アイシャは力なくジャミルを見ながら、

「…ジャミル、この前のこと、怒ってる…?」
「へ? この前のことって?」
「私が、ほっぺた、たたいちゃったこと…ごめんね。」

ジャミルの心臓がギクッとした。
まさかこのタイミングで言われるとは思ってなかったからだ。

「お、怒るも何も、あれは、俺が…悪いんだし…」

しどろもどろになりながらジャミルが答えていると、
アイシャは少し笑い、そのまま目を閉じて静かに寝始めた。
613名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:26:34 ID:WvUC4/1k
神の手、514タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

予想以上のイイ展開です!!
つつつつつつつつ続ききぼーんぬ!
でも、あまり無理せんといてくださいな〜〜
ゆっくり待ってますね(*´∀`)
614名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:32:27 ID:8KICoALe
(*´Д`)ハァハァ
学生同士のような青いお二人がカワエエ
615名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 05:13:14 ID:8T6x0B5v
萌え死にそう。。
616名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 09:07:25 ID:xyztFquz
神!これだけで相当萌えます…ハァハァ
ジャミルの余裕のなさがカワイイ…

しかしアイシャはすでにホークとギシアン
しかも自分がキスした直後に…例え好きな子とエチーできたとしても
すでに仲間に貫通させられてた事知ったら…漏れなら耐えられん
がんばれジャミル

続きを激しく期待してます!
617名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 18:33:19 ID:hYkvzRrj
アイシャはヤリマンか
618名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 21:52:34 ID:xoJN7zz+
萌えました。続き楽しみです。
619名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 22:07:04 ID:an0Hwqy5
ジャミル若さ溢れててかわいいな…
魔性の女アイシャシリーズ
620名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 20:32:31 ID:NJk5OV4b
魔法少女アイシャ
621名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 21:45:24 ID:BN4a6AQJ
ワクワクテカテカ
622514:2005/05/23(月) 02:05:13 ID:WjSpaczs
続きできました。が、予想以上に話が長くなってしまいまだエロくないので、
軽く読み飛ばしちゃって下さい(´・ω・`)スイマセン…
623514:2005/05/23(月) 02:06:52 ID:WjSpaczs
まだ心臓がドキドキして、落ち着かない。アイシャは寝呆けていただけかもしれないが、
ずっと心に引っ掛かっていたものが取れ、少し楽になった気がした。

それから数時間後、日が陰り、寒さもいよいよ増してきた頃、ジャミルはハッと目を覚ました。
部屋の暖かさと疲労も重なり、ついうとうとと寝てしまったのだ。
暖炉の火は小さくなり、部屋の温度は下がっていた。
ジャミルは慌てて薪をくべると、ずれたふとんを直し、タオルを替え、
それらが一通り済んだところでため息をつきながら椅子に腰掛けた。

「駄目だな、俺…」

つい口から言葉が洩れ、自己嫌悪に陥ってしまう。
もやもやした気分を落ち着けるため、ジャミルは残り少なくなってきた薪を取りに部屋を出た。

624514:2005/05/23(月) 02:10:31 ID:WjSpaczs
廊下は冷たく、ジャミルの頭の中を少しすっきりとした気分にしてくれた。
薪を取り部屋に戻ると、いつのまにかアイシャが目を覚ましていた。

「あれ?もう起きたのか?具合は?」
「うん…さっきより良くなったよ。今頃みんな、大丈夫かな…?」

そう言って心配そうな顔をしているアイシャを横目に見ながら、
暖炉の脇に薪を置き、ジャミルはついぽろっと、

「そんなに心配しなくても、ホークのおっさんなら大丈夫だろ。」

と言ってしまった。
あっ!と思った時にはすでに遅く、おそるおそるアイシャの顔を見ると、
案の定驚きを隠しきれてなかった。ジャミルはハァ、とあきらめた様にため息をつき、

「…お前がホークのおっさんを好きなのなんか、バレバレだぞ。」

625514:2005/05/23(月) 02:14:02 ID:WjSpaczs
ちら、と目をやったアイシャの顔は、
熱のせいなのか恥ずかしさからなのか、頬が紅潮している。

「…な、なんで…?」
「お前の態度見てたら分かるよ。それに……部屋に行ってるのも知ってる。」
「!!」

ビクッ、とアイシャの体が震え、顔には動揺の色が濃く浮き出ていた。
(…言っちまった…)
ジャミルはひどく後悔したが、ここまで言ってしまったならもう後には引けない。

「安心しろよ、シフやアルベルトは知らねぇからさ。」
「…いつから…知ってたの?」
「さぁーな。ただ、俺は盗賊だからさ、耳はよく聞こえるんだぜ。
例えば、夜中に廊下をこっそり歩く音とかな。」

わざと明るく言ってみたものの、やはりショックだった。
626514:2005/05/23(月) 02:22:16 ID:WjSpaczs
例え分かっていても、いざアイシャの口から言われると、思った以上に辛いものがある。
恥ずかしさと動揺が入り交じった様な表情を浮かべるアイシャを見て、

「…ごめんな、言うつもりはなかったんだ。けど、俺はお前のこと、好きだから…」

アイシャの顔をじっと見て、ジャミルは少しくやしそうに言った。そう言わずにはおれなかった。
次に出るアイシャの言葉を、ドキドキしながら待っていると、

「…え?だって、ジャミルはファラが好きなんじゃないの…?」

ガクッ、とジャミルの態勢が大きく崩れ、
声を出そうにも、口がぱくぱくとなり出てこない。

「おまっ…まさか気付いてなかったのか!?」

一気に全身の力が抜けた。
627514:2005/05/23(月) 02:28:17 ID:WjSpaczs
アイシャは顔をさらに紅くさせ、戸惑いの表情を浮かべながら

「ち…違う…の?」

と聞いてきた。
鈍い、鈍すぎる。ジャミルはハーッとため息をつき、
(だからこいつ、こんな隙だらけなのか…)
と一人今までのことを回想していると、ケホケホと咳が聞こえた。
我に返り、ジャミルがとっさにアイシャの額に手をやる。
―熱い。
ちっとも良くなっていない気がする。

「おい、大丈夫か?」
「うん…でも、ちょっと寒い…夜だからかな…?」

コンコンと咳をするアイシャに、ジャミルは不安を覚えた。
―さっきまで咳は出てなかったのに。

「他に余ってる毛布がないか聞いてくる」

椅子から立とうとしたジャミルを、アイシャが服の端を持ち止めた。
628514:2005/05/23(月) 02:34:10 ID:WjSpaczs

「…大丈夫だから…ここにいて」

その言葉に思わずジャミルがドキッとする。

「さっきね、恐い夢見ちゃった。誰もいない…私だけ取り残されちゃう夢。一人は…もう嫌なの…」

そう言ってジャミルを見るアイシャは、泣いている様に見えた。
ジャミルは黙って椅子に座り、アイシャの手を握りながら、落ちたタオルを額に乗せた。
きっと、村のみんながいなくなったことを思い出したのだろう。

「…そっち行ってやろうか…?
い、言っとくけど、やましい気持ちじゃないぞ。お前が、その、寒そうにしてるから…」

自分でもなんでこんなこと言ってしまったのか分からない。
ただ、熱によって苦しそうにしているアイシャが、ひどく寂しそうに見えたのだ。
629名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 02:45:49 ID:f20jlpar
待ってました〜!!(;゚∀゚)=3
エロがなくても萌えられる、いやあって欲しいが!
長くておk牧場!!!!!!!!!!!!!!
630名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 04:07:42 ID:qUsHY80X
うおー しばらく来ないうちに早速ミンサガssもアプされとる!
ステキなミューズシャールまで!
レベル高いなぁ
631名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 10:42:34 ID:p2J9reiT
萌えました。
ジャミルもいいなぁ‥
632名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 11:19:27 ID:eCGSyz3w
すげー…エロなしで、ここまで萌えさせるとは、かなりテクニシャンですな。
ジャミルが切なすぎてきゅんとした。
…神!ジャミルも幸せにしてやっとくれ!

例の主人公の雑談話聞いて、ジャミアイ好きになった。
子供がじゃれあってるようでかわいいな。
633名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 00:47:49 ID:F1GLEgoj
今ちょうどホークアイジャミの3人PTなんだよな…
ノンストップ妄想だぜ。
634名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 02:48:58 ID:d39Z1w4U
今日も…そろそろ来るかな?ワクワク
635芋っ娘アイシャ:2005/05/24(火) 03:29:47 ID:ALcUa7KL
はぁ…これからどうやってガレサステップに帰ろうかなぁ?

私はタラール族のアイシャ!
つい今朝までウハンジさんの館に監禁されてたんだ。
でも何とか逃げ出せたし、もう安心よね。

今はエスタミルのPUBで暇つぶしをしているの。
一番端の席、私の背丈ではちょっと高めのテーブルでオレンジジュースを飲んでいるんだ。
お酒はダメなの。すぐに熱くなっちゃうんだもん。

すると、後ろから肩を叩かれたの。トントンって。
振り返ったら知らない男の人が立ってたの。
体大きいなぁ…私の倍くらいおっきい…

どうしたんですか?って聞いたんだけど、その人は
「女の子に出来る良い仕事があるんだけど」
って言われたの。

なんだろう?お掃除とか風船配りとかかな?
すごい気になったし、こうして都会に来てるんだから、せっかくだし
お仕事してからおじいちゃんのところに帰ろうかな。
帰ったら皆に自慢しちゃお!
そう思って男の人についていったの。
636馬鹿っ娘アイシャ:2005/05/24(火) 03:30:37 ID:ALcUa7KL
…そしたら暗い路地裏に連れてこられて、ちょっと怖かった。
どんなお仕事なの?って聞いたら…男の人は言ったの。

こういう仕事さ、って

それと一緒に私の体を掴んで、いきなり私のパンツを下ろしはじめたの!
それだけじゃないの!その人は自分のズボンも下ろして、おちんちんを取り出すと、私の股に当ててきたの!

昔、お風呂や川で見たおじいちゃんのおちんちんより大きかった。
おじいちゃんが小さかったのかなぁ?

するとそのまま、私のお尻の穴とは別の…穴に、それを無理矢理押し込んできて…
私はあまりの痛さで泣いて、叫んじゃった。

何?私、何をされているの?
男の人は、私のソコから血が出ていることもお構い無しに出し入れしている。
ズン、ズン、って、強く。

心臓が破裂しそうなほどショックを受けている。バクバクバクバク強く高鳴って。
呼吸もうまくできないよ…苦しいよ、痛いよ、助けておじいちゃん…。

視界もまるで霧がかかったみたいに霞んで、私はそのまま気絶しちゃいました。
637お星様になったアイシャ:2005/05/24(火) 03:31:26 ID:ALcUa7KL
すると…
目の前は綺麗なお花畑が広がっていました。
わぁ、綺麗。
ていうか、ここどこだろう?
さっきまで私、路地裏で痛い事されてたのに…
気付いたらここに。
すごい痛かったはずなのに、もう体はどこも痛くない。

「なんだろうこれ、階段?」

気がつけば私の目の前には、
うっすらと半透明の長い長〜い階段がお空に向かってぐーんと伸びてて…

「私にも登れるかな?」

私はその階段に足を掛け、一段一段登っていき、私の視界はやがて白い光に包まれました…。
638名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 03:48:07 ID:d39Z1w4U
花畑=アサシンギルド
階段=試練??
639名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 21:35:52 ID:LWXWvIgx
黒灰が読みたいでつ
陰欝カップルハァハァ
…同士はいるんだろうか
640名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 21:35:55 ID:2usMLT4w
なんだかミンサガで盛り上がってるとこ申し訳ないが
空気読まずにミカ×カタとかよいですか?
>>4,5あたりでキボンしてるけど<一年前レス;;

書くのにロマサガ3のこと色々調べてたら、当時熱中した記憶もどってきた。
リメイクしないかな〜
641名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 22:00:16 ID:EHFBuhI2
>640
大好物
642名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 22:16:46 ID:74TNCy+p
>>640
読みたい!!!
643640:2005/05/25(水) 03:42:02 ID:VEwDKCTq
ではでは、まだ書き途中なんですが文章の様子見に投下。
ロマサガ3のミカエル×カタリナです。

ていうか得ろまだナシですが。
ミカエルてゲーム内で描写ほぼないから前置き長くなりますな;
二人をハッピーエンドにするために頑張ります。
644聖王の導き:2005/05/25(水) 03:43:50 ID:VEwDKCTq
――まさか、ロアーヌを出て世界を旅するだなんて。
ロアーヌ城に仕えているという誇りだけで満足だった頃の自分には思いもよらなかっただろう。

・・・・・・・・しかも、愛する人と一緒などと。



 東の国・玄城。

「ミカエル様、明日はこの宿で待機していてくださいませ。ロアーヌからの向かえの者が来ます。」
いつものようにアメジスト色の重い鎧を脱ぐのを手伝い終えると、侍女の口調でカタリナは言った。
「・・・・・なぜだ」
いつも硬く表情の変わらないミカエルの眉が、少し翳った。
「黄京へは危険すぎます。・・・最悪、生きて帰ってこれないかも知れないのです。」
主の目を見据えた。高貴な蒼い瞳が、静かに異国のランプの灯を映している。
「もうここまでですわ。貴方はロアーヌを治める身。なにかがあっては困るのです。」
強めの言葉を受けたのにも関わらず、ミカエルはわずかに口元を緩ませた。
「・・・困るだと?現にロアーヌは私がいなくとも機能しているではないか。
影を務めている者、あの者は体は弱いが私よりも立ち回るのが上手い。
わがままな臣下どももうまく扱っているぞ。
私の方は戦の役を担っているのだ、文句はあるまい。」
「・・・・・・・・・・っ」
思うよりも長くまくし立てられ、私は声を詰まらせて怯んだ。
645聖王の導き:2005/05/25(水) 03:45:43 ID:VEwDKCTq

 ミカエル侯爵としては決して感情を外に伝えず、余計な事も云わず。
だがそれは、領土を治める者の宿命であった。
不要な発言行動ひとつで臣下も民も惑わせ、しいてはロアーヌを傾かせる。

・・・だが旅を共にしてからというもの、前よりもご自分を推されるようになった。
といおうか、元々は意思の強く頑固なところのある方だ。そこに惹かれてもいるのだが。
実は、ロアーヌへ戻ってもらおうとしたのは1度や2度ではないが、
これも政策の一環、一部の者は了承しているからと納得させられた。

 ロアーヌを襲撃された時、民の不安を拭い威信を回復する為にビューネイ討伐に自ら参戦した。
――あの時からか。気づけばお忍びで共にモンスターを倒すのが当たり前になってしまった。私自身、ともに旅するという事に舞い上がり、強くお戻り願えなかったのか。
もちろんお側に居たいのもあるが・・・・・・・・
 
 私が、ロアーヌ貴族でいられるのもあとわずかなせいかも知れない。
マスカレイドを取り戻し晴れてロアーヌへ戻った日、信頼している叩き上げの大臣が教えてくれたのだ。
「主がお前をロアーヌから追い出さなかったら、審問責めにあって大変だったろう。」
「えっ・・・?」
「またあの派閥の大臣どもが騒いで大変だったのだよ、全く。
 聖王由縁のマスカレイドを身分も不明瞭な者に渡していたのがいけないのだと。
ミカエル様は耳を貸さなかったのだが、お前からマスカレイドを剥奪するのは内部で決定してしまった。というのも・・・・・・・」
 一息おいて、気まずそうに告げた。
「ミカエル様にも、何件か政略結婚の話がもちあがっているらしい。」

 だから、これで。この旅で終わりにしようと。
居場所がなくなっても別の地で生きられる事を、世界を回って悟った。
大儀の前で倒れるのも一興。
全て終わってロアーヌに戻る時、ミカエル様の元から去ろうと心に決めていた。
なのに。
ミカエル様の偽者にマスカレイドを奪われた時から成長していないのか、
知らぬ間にまた大事な主に迷惑をかけようとしている、不甲斐ない・・・。
646聖王の導き:2005/05/25(水) 03:53:22 ID:VEwDKCTq


「解ってくださいませ・・・・・・・・・貴方のためなのです。」
 渦巻く想いを抑え、そう云った。
また抗われるだろう、そう思ってはいたが。
「――解る、だと?」
 蒼い瞳とともに、ランプの灯も一緒に揺らいだ。
「何も解っていないのは、お前の方ではないか」

 腕をつかまれるなどと思ってもいなかったからか。
小さな悲鳴を上げ、よろめいて胸板にもたれてしまった。
「・・・ミカエル・・・様・・・・・?」
 鼓動が騒ぐ。伝わってしまうではないか。
火照った顔を上げて、ミカエルの表情をうかがう勇気はなかった。
離れようにもつかんだ力がゆるむ様子もなく、体も突然のことで思うように動かない。

「ロアーヌの政治がおもわしくないのは、知っているか?」
 声と耳にかかる吐息で、顔がすぐ近くにあるのがわかる。
知っているが返事はしなかった。だが、領土が潰れるほどではないはずだ。
「影武者もよくやってくれているのだがな・・・。批判する者も増えてきた。
どうも、私もモニカと同じ道を辿りそうだ。」
647聖王の導き:2005/05/25(水) 03:53:58 ID:VEwDKCTq

ズキ、と胸が痛んだ。
ミカエル様が他の姫君と一緒になることを悲観したからではない。
自分は望めば自由になれるのに、この方にはない。
そんな当たり前なことに今さら気づいてしまったのだ。

「だが心配するな、モニカには発破をかけた様なものだ。嫌ならば自ら道を選ぶだろう。
ガードにいる若い男が気になっていると、侍女から聞いている。
昔から二人ばかりでいたから、甘やかして自立させる時期を逃していたのでな。」
・・・では、貴方は?親しい者とロアーヌのことには懸命になさるのに、自らのことをいつも忘れている貴方は・・・
「わたしもな、このまま流れに流されるつもりはない。」
 そっと薄紫の髪に指の櫛をとおした。カタリナの肩がかすかに震える。
「自らの運命は自らで決めるつもりだ。そのために決戦に赴く。」
 ゆるぎない決意の言葉に押され、私は顔を上げた。

「世界を救うのだ。これ以上の大儀はあるまい。」

「・・・・・・・・・・・!!」
「そうすればロアーヌも発展し、不本意な相手に嫁ぐこともなかろう?」
 この人からこんな言葉を聞くとは。
だが、いつもこの方は最良の選択肢を選んだ。
今回もただそうだっただけなのか。
髪を梳いたあと、思うより無骨な指はカタリナの顎をとらえた。
「わたしは野心の強いほうでな。領土を手に入れ、――愛する女も手に入れる。」
648640:2005/05/25(水) 04:00:14 ID:VEwDKCTq
もう寝なきゃ
おやすみなさい〜

続きは数日でなんとか。
649名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 04:49:34 ID:VJhtIP7T
キテルー
650名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 17:14:38 ID:UPcUR0Mo
ホークが打槍、細剣、曲刀極めました
なぜか知らないけど水術と気術もレベル4で覚えてます
651名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 19:04:18 ID:EEgLh06Y
バーバラ×アルベルト物って何処かに落ちてないかな?
どれもシフばっかりで……
652名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 20:41:09 ID:+92iKKze
シフは顔だけ見れば美形
653名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 21:22:46 ID:fStY4S2M
>>648
お疲れ様です!
続きにも期待です!!
654名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 22:01:41 ID:er+9ngcM
ロマサガ3、ほとんど覚えてないけど読んだらまたやりたくなってきた…
当時まんまのやつGBかなんかで出てくれないかな…。

アイシャ×ジャミルの神様もお待ちしてます!!
続き読みたい…
655名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 22:20:53 ID:0Nf8uOpR
アルベルト×シフきぼん
656名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 22:31:36 ID:Ozn8XcOy
ミカ×カタ素晴らしいです。続きが楽しみです。
3はカタリナでしかクリアしていなくて、ミカエルとのEDだったのを思い出した。
今、ミンサガプレイ中ですが、3もまたプレイしたくなってきた。

ジャミアイの続きも楽しみだ!
657名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 23:00:14 ID:rEs21bev
がんがれ。でもミカエルの一人称は漢字で私だった希ガス
658640:2005/05/26(木) 00:13:23 ID:z2GgnjGR
はう!レスが。ありがとうございますマジで。糧になります。
軸なハズのエロ文章でつまってますw
ミカ×カタ少ないのが書いて分かりました・・・アンマエロイシチュガナイ・・・
ハッピーエンド目的なので頑張りますが。

>一人称漢字で私
うわーゴメンナサイ;カタリナも私だからと軽い気持ちで変えましたが
今読み返したら最初だけ私になってたりも・・・。私で統一しようと思います。

アイシャ×ジャミルわくわくしながら待っております。
新デザ好きなんですが、少数派なのかなー
659514:2005/05/26(木) 04:58:36 ID:ZZlMkB6M
遅くなりました。続き出来たので投下します。
自分の駄文が神やテクニシャンと言ってもらえるなんて、とんでもないです。
そしてまたエロくなくて(´・ω・`)ゴメンナサイ

自分もミカ×カタ気になりながらわくわくです。がんばって下さい!
660514:2005/05/26(木) 05:00:15 ID:ZZlMkB6M
アイシャは一瞬驚いたような表情を浮かべ、ジャミルはしまった!と思った。
ただでさえ自分には前科があるのに―。
しかし、そんなジャミルの気持ちを知ってか知らずか、予想に反してアイシャは少し咳き込むと、

「うん、ありがとう…」

と言い、ジャミルを見て少し笑った。
拍子抜けしたジャミルだったが、いざアイシャの横に寝るとやはり緊張する。
だが、隙間を作るわけにもいかないので、手を回しゆっくりアイシャの頭に腕を通すと、
まるで壊れ物を扱うようにやさしく抱き締めた。

「…苦しくないか?」
「うん…あったかい…。」

表情こそ見えないが、安心した様なアイシャの声が耳に響く。
661514:2005/05/26(木) 05:06:42 ID:ZZlMkB6M
小柄なアイシャは、ジャミルの腕のなかにすっぽりと収まり、静かにジャミルの胸に顔を埋めている。
相変わらずアイシャの体温は高く、ジャミルの不安は大きくなる一方だった。

「なぁ、」

しばらくして、声をかけたのはジャミルだった。

「言いたくないなら無理には聞かねぇけど、お前は…俺のこと、どう思ってる?」

こんな時に聞くべきことではないのは分かっている。ただ、こんな時にしか聞けそうにないのも確かだった。
ピクリと反応しおそるおそる顔を上げたアイシャの表情は、どこか辛そうな顔をしていた。
自分を見つめるジャミルと目が合うと、サッと視線を下に逸らした。
長い沈黙の後、アイシャが小さく口を開いた。

「…シフやアルベルトは好き。でもそれは仲間として、友達として、なの」
662514:2005/05/26(木) 05:14:48 ID:ZZlMkB6M

「…じゃあ、俺は?」

ジャミルは自分の心臓の音が早くなるのが分かった。

「…分からないの、ジャミルといると、すごく楽しいしホッとする。
けど、シフやアルベルトとの好きとは…違う感じなの…」
「違う感じ?」
「…ごめんね、こんなこと思っちゃ、ダメなのに…」

そう言って、泣きだしそうな表情をしたアイシャは、
また少し咳き込み顔を下へ向けると、ジャミルから離れようとした。
反射的にぐっ、とジャミルの腕に力が入り、離れようとするアイシャをきつく抱き締めた。
ジャミルの頭には、一瞬ホークのことがよぎった。
―確かにホークは、男のジャミルから見ても頼れるし、大人だと思う。
度々守ってもらっているアイシャが惚れるのも、くやしいが分かる気がする。

「俺はさ、お前が誰を好きでも、やっぱあきらめれねんだ。
ただ、お前が嫌なら、普通の仲間に戻るよ。」
663514:2005/05/26(木) 05:26:08 ID:ZZlMkB6M
そんなことできるはずない、ただ、これ以上アイシャを苦しめたくない気持ちも事実だった。
アイシャの顔がこちらを向き、答えを出せずに泣きだしそうな目でジャミルを見た。
そんなアイシャを見て、ジャミルは喉の奧がキュウッと締め付けられる様な気分になり、
耐え切れずアイシャの頬に手をやり、溢れる感情を押さえながら、

「ごめん、でも、お前が俺のこと少しでも好きなら、
今だけでいいから俺だけ見てくれねぇか?」

と言うと、アイシャの額にそっとキスをした。
アイシャは小さな驚きの声を上げ、何も言えずにジャミルを見つめた。
顔からは戸惑いの表情が強く現われていたが、拒絶の言葉はなかった。

664514:2005/05/26(木) 05:33:56 ID:ZZlMkB6M
ここまでです。続きはできれば今日の夜にでも…

>>650
す、すごい…(`・ω・´;)
665名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 15:37:18 ID:a2IvxFTQ
萌え…。続き楽しみにしてます。
ミカ×カタも楽しみです!
666 名無しさん@ピンキー :2005/05/26(木) 17:01:18 ID:humGSBcN
アイシャばっかのスレだな
667名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 18:02:44 ID:aSvbFQ7U
だがそれがいい。
続き期待してます。
668名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 18:16:58 ID:FQq8WzwG
神キテター!!
今回もすごく良いですね。ジャミルかわいすぎてヤバス
続き楽しみにしてます。頑張ってください。
669名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 21:08:33 ID:uogogPgj
>>666
じゃぁ666はシフのエロ書いてくれ!たのむよ!!

あぁ〜どっちも続き楽しみだよ〜
今一番の楽しみだよ〜俺の人生ヤバス
670640:2005/05/26(木) 21:11:21 ID:z2GgnjGR
投下しにきました。エロなくてしかも男キャラの心情です。ゴメンヨ
相手がミカエルなんで、エロシーンのタイミングは・・・お察しください

>>646の10行目修正忘れハッケン
伝わってしまうではないか→伝わってしまうのではないだろうか
今度はちゃんとチェックしたからダイジョブかな
671聖王の導き:2005/05/26(木) 21:12:38 ID:z2GgnjGR


夢にまで見た腕の中の温かさに酔いしれ、ミカエルの独白を受け入れていた
カタリナは、今耳にした言葉を反芻していた。
「・・・そ・・・それは、私・・・を・・・・・・・・」
 感情が昂ぶって声が出せない。
向かい合うのがいつもの冷静な表情であるのが、逆に追い立てる。

 ミカエルは、答える代わりに唇を自分のそれで優しく塞いだ。

 ・・・初めはなぞるような口づけ。
そのうち食むように重ね、序々に舌先で奥へと潤みを求めていく。
顔が無造作に擦り合うのもしだいにかまわなくなっていった。
「んんっ・・・」
 二人の舌が絡む音がするたび、カタリナは吐息をもらし身もだえる。
恍惚に支配されつくすのに耐えるため、主の衣服をつかむ。
いつのまにか、ミカエルはカタリナを両腕で縛るように抱きしめていた。
蒼い瞳は薄く開き、いたいけな反応を楽しんでいるようにも見えた、のだが。

   (・・・・・・・・・・・思い出したくはない、なのに。)
672聖王の導き:2005/05/26(木) 21:13:32 ID:z2GgnjGR
マスカレイドを奪われた三日後には、間者を捕らえた。もちろん剣は
すでに仲間に渡していて、口も割らずあとは侵入・窃盗罪で処刑するだけであった。
しかし兵がいうには、間者が牢の中でこぼしていたという。

 ――主の姿を偽って近付くだけで、簡単に遺物をくれる女を傍に置いている。
この城の主は、代々下賎な女を妃にする、と。
言いよどむ兵に聞き出したので、本当はもっと別の言い方をしたのだろうが。
ゴドウィンか、それとも他の私をこころよく思っていない者が外部に漏らしたのか。
・・・伝えたい者には伝わっていないのに、皮肉なものだな。

 心を読まれぬよう、自分を鉄のかたまりか何かのように暗示をかけた。
他人になど興味がないように振る舞い、冷徹な支配者を演じた。
自失を憶えれば、弱さをさらけだし敵のおもうままになる。私への想いを
利用したことを知った時、えもいわれぬ感情が走り――――そんな自分を蔑んだ。

 だが望まずとも、心は迷いに引き込まれていく。
柔らかく暖かな唇の感触が、いやがおうにも呼び起こすのだ。
罪人が奪ったのは、はたしてマスカレイドだけだったのか。この唇は?首筋は?
もしかすれば、二度と癒せぬ傷をつけられているかも知れぬ・・・!

 
「ああ・・・・はぁっ」
 力の加減を忘れたために苦しさを我慢しているカタリナに気付き、我にかえった。
償いに、頬をやさしく撫でつける。
673聖王の導き:2005/05/26(木) 21:14:41 ID:z2GgnjGR
 今ならば痛いほどわかる。どうして父上が本当に愛している母を侯妃にしたのか。
これは、血だ。
体をかけめぐり心の臓を司る、血。
聖王重臣がひとりの名から代々受け継がれている聖なる血脈。

 名残惜しく吐息を離すと、カタリナの唇の露を手でそっと拭った。
「――正式な契りは、戦果を挙げて無事帰ったときだ。」
「はい、ミカエル様・・・私、嬉しいですわ。」
 色香のないささやきだが、十分だった。まどろんだ瞳をうるませている。
「あさっての朝にはロアーヌと同盟国からの兵がこちらに来る。
だがアビスに突入できるのは、私達と、3人の戦友だけ。覚悟はいいか?」
信頼の激励に、はい、と強く頷いた。
闇を倒す理由があり、未来もある。カタリナは美しい騎士の表情で佇む。
「・・ではこれで失礼いたします」
「ああ、ゆっくり休め。」
 いつもの領主と従者の会話に戻る。今まではなかった温度をのぞいて。

 部屋から出ようとする際、マスカレイドがゴトン、と鈍い音を立て落ちた。
「ああっ!申し訳ございません、私としたことがっ・・・」
先ほど乱れたときのせいだろう。いやいい、私が拾おうと手をのばした。

 紅く、ルビーのごとく光る剣。見た目よりも軽くまるで装飾品のようだった。
――――だがこれはただの宝剣ではない。
聖王の臣下だった初代侯妃ヒルダが、王から直々に授かったといわれる聖剣。
それ故代々ロアーヌ候妃へと受け継がれてきた。
父フランツはそれと貴族の地位を、当時まだ幼いカタリナに渡したのだ。

 考えれば触れるのは久しいな、とその剣を持ち替える。
674聖王の導き:2005/05/26(木) 21:15:49 ID:z2GgnjGR
 上辺は、モニカ護衛のための契約。仮初の授与。
だがそれは、今は亡きロアーヌ侯が私に贈った、早過ぎる婚礼祝いだった。
貴族としてのたしなみとともに身を守る術も、幼き少女にたたきこんだ。
それは。
不慮の出来事で母親を早く亡くし、親しい者を失うことを恐れつつも隠していた
私の胸の内に気付いた父の、できるかぎりの愛情だったのかもしれない。

 慌てふためくカタリナをなだめながら、再び左腰に納めてやった。
薄紫の髪が顔の近くにふっ、っとかかる。
幼い頃、自室の窓からよく眺めたものだ、と思い出す。
稽古のため剣を振るたび、陽光を受けなびく。目を奪われたものだ。
私の言葉をおぼえていてくれたのか、旅立ったときから切らずにのばし続けている。
――あの頃と、同じくらいの長さか。

「長い道のりだったな、カタリナ。だが・・・この聖剣に誓って、お前を守る。」
「はい。どこまでもついていきますわ。」
 今一度だけ、と熱い抱擁をふたたび交わした。

 聖王よ示してくれ、我らの往く道を。


675640:2005/05/26(木) 21:19:20 ID:z2GgnjGR
とりあえず結婚→初夜まで書くつもりです。
感情描写ばっかでごめん。書いててすげぇたのしい・・・w

ジャミアイキテルー!切ない展開だなあ。二人可愛すぎだ。
676名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 21:59:34 ID:cW7NoN66
ミカカタGJ!
すごく楽しく書いていらっしゃるようで何よりです。
続き楽しみです。

ジャミアイの続きも楽しみ!
677名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 23:20:39 ID:hnkPlnMK
続き楽しみにしてますよ。

しかしカタリナが城に上がったのは確か15の頃で、
ミカエルは既に18……
678640:2005/05/27(金) 00:15:40 ID:Xc6VWdu1
>>677
幼い頃っていう言い方はちょっとアレでしたね・・・10代じゃ言わないか。
ネットで調べて、14の時に拾われた(でミカエルは三歳上)っつーのは知ってたんですが。
それでも1年足らずでさっさと好きになっちゃってる事になりますが;
あんまし長くならないように説明カットしちゃってるから、なんか色々と仇になってしまったかも。

あとでフォロー文章いれれたらいれようかと。
言い訳になっちゃいますが、こんな長い文書いたの生まれて初めてかも;
萌えパワァだけで書いとります。
679名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 01:36:02 ID:PzBAYDQV
>>678
俺の萌えパワァも受け取ってくれ
つ=○
680名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 02:22:16 ID:mmnGuR2K
神様まだカナ 楽しみすぎて眠れないヨォー(・∀・)
ジャミアイもミカカタもいいですね!続きが楽しみだー!
681514:2005/05/27(金) 05:54:30 ID:cPKTMp4+
夜…と言ったのに、朝になってしまった…orz
続きできたので、投下します。
640さんの後なんで、文章の稚拙さが際立って(´・ω・`)ハズカシー
けど、続き待ってます!
682514:2005/05/27(金) 05:57:06 ID:cPKTMp4+
外はすでに日が落ち、夜の闇が辺りをすっかり覆い、
窓の外をしんしんと積もる雪が今夜も気温が低いということを物語っていた。
暖炉の中でパチン、と薪が破裂し、明々と良く燃えている。
ジャミルは何も言わないアイシャの口に、ゆっくりと自分の口を重ねようとした。
アイシャはほとんど無意識にあごを引き、かすかな拒絶の意を示す。
それに気付いたジャミルは、アイシャの頬からゆっくり手を離し、

「…俺のこと、嫌いか?」

と小さく言った。アイシャの目に映るジャミルの顔は、いつもの陽気さはなく、真剣で、どこか悲しそうな顔をしていた。
683514:2005/05/27(金) 05:59:14 ID:cPKTMp4+
そんなジャミルを見て、アイシャの気持ちはますます不安定になっていた。
自然と涙がこぼれ、アイシャはジャミルの服をギュッと掴むと、小さく首を横に振った。
ジャミルは何も言わずアイシャを見つめると、もう一度アイシャの口に自分を重ねようとした。
柔らかな感触がジャミルの唇に伝わり、頭に浸透していく。
その感触を確かめるように、ゆっくりと舌で唇をなぞる。

「…ん」

アイシャの声が小さく洩れ、ジャミルの舌がアイシャの中へと入っていく。
クチュ、と舌の交わる音がし、耳に残る。
ジャミルはアイシャの肩に手をやると、そのままアイシャを仰向けにし、
小さなアイシャがつぶれないようにゆっくり上になった。
684514:2005/05/27(金) 06:02:29 ID:cPKTMp4+
そしてアイシャから唇を離すと、今度は首筋にチュ、と軽くキスをした。
唇も首も、体全体が熱のせいで熱く、その温度差にジャミルは少し心配になった。
けれど、もう止められない―。
そのまま首筋に舌を這わすと、ピクン、とアイシャの体が動き、かすかな声が洩れる。

「んっ…や…ッ」

ハァ、と出る甘い吐息は、さらにジャミルを高ぶらせた。

ジャミルは、女を抱くのは初めてではない。ただ、こんなに胸が締め付けられたのは初めてだった。
それが自分の手に入らないものへの嫉妬からなのか、純粋な恋心なのかは分からなかったが―。
685名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 07:08:04 ID:5KgQcFoH
ああああ朝っぱらからキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
全然稚拙じゃありません。なぜなら神ですから!
686名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 16:00:37 ID:+fSAP6gG
神キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ジャミルとアイシャの可愛いやりとり・・・・・
最高の萌え展開ですハァハァ
つっ続きキボンヌ。(でも、マイペースでおながいします。気長に待っとります。)
687名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 21:41:06 ID:iL3cFZm8
今のPTがアイシャ、ジャミル、ホーク、ファラ、グレイなんだよなあ
妄想せずにはいられねえ。。
688640:2005/05/27(金) 21:57:48 ID:Xc6VWdu1
ミカカタ投下します
いきおいだけで書いちゃったために自分の首しめて
話がデカくなってきちゃいました(戦い前夜にしたから・・・
歯がプカプカ浮くので注意してください;
689聖王の導きU:2005/05/27(金) 21:59:16 ID:Xc6VWdu1



 ひるがえる、旗の群れ。

それは果てまで続くかと思われた。

その色は散らばり、違う地の者が寄せ合っていることがうかがえる。
世界すべての兵が集っているわけではない。だが、ロアーヌが率先して
破壊するものを阻止しようとしているのを知り意思を同じくした者が、
一つの戦地へと導かれたのだ。

「ミカエル様に賛同して来てくださったのですね・・・」
 地を埋め尽くす人の波を、二人は崖の頂から見下ろしていた。

―――始めは内密だったが、旅先で完全に偽ることはできない。
そのうえ、世界に関わることのため広まるのにあまり時はかからなかった。

「世界を救う者にしては、あまりに勝手すぎるがな。」
「何をいっていらっしゃるのですか、そんな大儀を唱える者などいませんわ。」
 凛とした声に、ミカエルは顔を向けた。
「みな自分が愛する人を守るために、戦っているのです。」
 
 戦乙女に諭され、決意を新たにする。
「では行こう。我々の役目を果たしに。」
 
 ふたりの影は、いにしえの従者の姿にも似て。
690聖王の導きU:2005/05/27(金) 22:02:30 ID:Xc6VWdu1



 ―――かの戦いも、このような熾烈なものであったのか―――




 殺戮のみを行う、異形。

 それはあまりにも無慈悲で、生き物の全てを否定した。

「くっ・・・、破壊されるためにわざわざここまできたわけではないわ!」

 私達に残された道は、ただただ抗うことだけ。
それこそが、生きるもものの原理なのだから。

 自らの運命を決める者、それを人間というのだ・・・・・・!


 死力を尽くした槍撃。

 こじあけた傷穴からあふれる光が、アビスの闇を犯していく。


 ―――アビスの魅せた幻だろうか。

 光の広がる先で、二人の子供が抱き合う姿が映り、そのまま消えていった。

 自らもマスカレイドの輝きを頼りにし互いに手をたぐりよせ、
侵食が過ぎ去るのをいつまでも待ちつづけた・・・・・
691640:2005/05/27(金) 22:11:28 ID:Xc6VWdu1
これ以降は城に帰ってからの話です。
ほころび出ないようにラストまで書いてからチェックします。
ホント勢いだけですみません。間違ってるトコ教えてくれた方アリガトー

じぶんこそ、雰囲気だすためゴテゴテした文にしたら暴走して読みずらいモノに;
次はもちょっと切り詰めます。
おつきあいしてくださってる方ありがとうです。自分だけで楽しんでないか不安です;;

>>679しかと受け取りました!!
692640:2005/05/27(金) 22:32:08 ID:Xc6VWdu1
>新着ジャミアイ
たまらん・・・。ジャミル頑張れ!w
693名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 23:59:57 ID:p1C5olsz
神キーテールーーーー!!!!ハァハァハァハァハァハァ
両者共、雰囲気がまた違って良いですな…!

ジャミアイやばい。プレイ最中に妄想止まらなくなった。
とりあえず、ホーク アイシャ ジャミルでフォーメーションを
間に挟ませてみたぜ。
切な過ぎてもどかしくて泣きそうだ。がんばれジャミル…。
694名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 00:21:49 ID:GaELLCWN
今このスレが生活の一番の楽しみになってる私ヤバス
695名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 01:28:12 ID:Th8VJAzW
風邪ひいてるアイシャ襲うジャミル
なかなか鬼畜な妄想が止まらない…

>>691
なんであれSS投稿してくれる人は神様です!
696名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 01:29:02 ID:ylIx2QEt
よし同士発見
697514:2005/05/28(土) 03:02:58 ID:ZWT+uevK
続きできました。やっとエロくなってきた…(つД`)
こんな自分のSSを楽しみにしてくれるなんて…!やる気でます。(`・ω・´)ガンバルゾォー
698514:2005/05/28(土) 03:06:26 ID:ZWT+uevK

「…んっ…」

小さく反応するアイシャの身体は、次第に熱以外の火照りを感じ始め、
自然とジャミルの首に手を回していた。
ジャミルは首筋にキスをしながら、ゆっくりと服の上からアイシャの身体を撫で下ろし、
そのまま手を中へと滑り込ませた。
細く、柔らかな感触が手に伝わってくる。

「ぁ…」

ジャミルが指の腹で、アイシャの胸の先端を、ゆっくりとなぞる。
ピクン、とアイシャが反応し、背中に回した手に力が入る。口からは吐息混じりの切ない声が洩れ、
熱のせいでぼんやりとする頭のなかに、次第に痺れるような感覚が襲ってくる。
699514:2005/05/28(土) 03:09:52 ID:ZWT+uevK
ジャミルはいつの間にかアイシャの服をはだけさせ、
今度は舌を使って先端をなぞり、軽く吸い上げた。

「あっ…や…ッ」

アイシャの身体が大きく反応し、ジャミルの服をギュッと掴む。
ジャミルは顔を上げ、そのままアイシャに唇を重ねると、
確かめるように舌をからませながら、胸に置かれた手を徐々に下へと下ろしていった。
ジャミルの手が、腰骨を撫で、そのまま太股へとすべり、足の付け根へと向かっていく。
アイシャの肩がピクッ、と震え、口の端から小さな声が洩れた。
ジャミルは下着の上から敏感な部分をゆっくりと弧を描くようになぞり、刺激する。
700514:2005/05/28(土) 03:13:45 ID:ZWT+uevK
一応キリのいいとこまでできたので、できれば明日は最後まで書きたいと思います。
相変わらず単発ですいません。(´・ω・`)オヤスミナサイ
701名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 13:07:51 ID:I9ud7D8n
神…。ハァハァ
続き楽しみです
702名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 18:09:01 ID:QT2ihnjX
GJ
703名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 19:08:43 ID:Th8VJAzW
続き楽しみすぎる…
でも最後っていうと(´・ω・`)ショボーン
長いといいなハァハァ(´Д`;)
704名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 20:04:12 ID:CPWQDObZ
あああ、神ー!最高ですぞ神ー!!
続き楽しみすぎます。最後なのか…そうか…。
最後はどうなるんでしょう。ラブラブ展開キボン…って無理ですか(´・ω・`)ショボーン
705514:2005/05/29(日) 07:36:13 ID:SKoqjnhC
続きできましたので、投下します。




「…んッ…」

ハァ、とジャミルの頬に、熱い吐息がかかる。
ゆっくり、ゆっくり、じらすようにジャミルは指を動かしながら、
するりと下着の中へ手を滑り込ませた。
ビクッ、とアイシャの下半身が動き、思わず脚をきつく閉じる。

「…嫌?」

そう言うジャミルの顔は、叱られた子供のようにしゅん、としていた。
アイシャは一瞬、自分がいじわるをしている様な気持ちになり、無意識に脚の力を抜いてしまった。
その瞬間、待っていた様にジャミルの指がアイシャの中へと入り込んだ。

「あッ!んん…ッ!」

アイシャの脚がまたきつく閉じられ、首に回していた腕に力が入る。
706514:2005/05/29(日) 07:37:22 ID:SKoqjnhC
それでもジャミルの手は、ゆっくりとアイシャの中で動かされ、止まらない。
クチュ、クチュと次第に中が潤ってきた音が聞こえ、アイシャをますます刺激する。

「んっ、やッ、あ…ッ!」

段々とジャミルの手が激しく動くにつれて、アイシャの声も大きくなっていく。
脚に入れていた力は、とうにどこかへ消え、アイシャはジャミルがくれる快楽に身を任せていた。

「…んんっ…ふ…」

とろり、と愛液が溢れ、ジャミルの指にからみつく。
十分に潤ってきた事を確認したのか、ジャミルは手を止めると下着に手を掛け、
するりとアイシャの脚からはぎ取った。

707514:2005/05/29(日) 07:40:14 ID:SKoqjnhC
ビクッ、とアイシャの肩に力が入り、首に回していた手が離れる。
ジャミルはやさしくアイシャの頭を撫で、自分の上着を脱ぐと、めくれていた布団をかぶった。
ケホッ、とアイシャが軽く咳き込むと、

「…熱、大丈夫か?」

と、心配そうに聞いてきた。

「うん…平気…」

アイシャがそう言い終わると、ジャミルは軽くアイシャに口づけをして、また腕を下へと伸ばしていく。
布団にかくれて見えないが、とろとろになったアイシャの秘部は、誘うように蜜を滴らせていた。
ジャミルはゆっくり脚を開かせ、アイシャに覆いかぶさり、自身をあてがった。
708514:2005/05/29(日) 07:41:42 ID:SKoqjnhC

「んっ…」

アイシャが小さく反応し、側にあった布団の端を掴む。
ジャミルは首筋にキスをしながら、ゆっくりとアイシャの中へ進んで来た。

「あっ、や…ッ、んっ」

アイシャの背がピンと張り、瞳が潤んでいる。

「…あっ…ち…」

皮膚の温度とは比べものにならないような熱さが、ジャミルにまとわりつき、締め上げてくる。
自身の愛液により満たされたアイシャの中は、奥へと促すようにジャミルを受け入れ、
やがて最後まで到達した時ジャミルは小さく唸るとゆっくり腰を動かしだした。
709514:2005/05/29(日) 07:44:13 ID:SKoqjnhC
最後まで…と大きく出たのに予想以上に長くなってしまったので、
ここまでしかできてません(つД`)スイマセン
残りは今晩には必ず…!(´・ω・`)デキタライイナ
710名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 13:37:54 ID:1LTDGvkW
1はアルベルト×クローディア
3はユリアソ×サラ(モニカも好きだが)
な俺は負け組…。

実際、なんでサラのエンディング変化パターンはユリアンなんだろう。
711名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 15:53:27 ID:fA7jGgEw
このスレの前の方でも見掛けないと書かれてたグレイとアイシャに
ミンのあれこれで萌えてさらに負け組
712名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 16:24:13 ID:Nvjb8Aea
グレイとクローディアなんじゃねえのか
俺は暗殺者に勝てなかったからクローディア入れずに
シフ入れたが
713名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 16:28:34 ID:A4+NLbHC
王道のアルシフが読みたい。
714名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 16:30:42 ID:qvosb2iG
ジャミアイいいな(;´Д`)ハァハァ
職人さん乙!
叱られた子供って、ジャミルが優しいのになかなかヤリ手でイイ。
715名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 16:37:41 ID:VTdLntH2
ぬおおおおお!!!!!
今回もまた・・・神よお疲れ様です!激しく萌えた。
ジャミアイいいなー。今度はファラとか入れて三角関係で読んでみたい。
716名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 17:19:21 ID:zoiQOpVv
>>713
自分もアルシフ読みたい。
ロマサガでもミンサガでも普通に読めそうだw
717名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 17:53:02 ID:lxz8Aafy
神よ!!朝方まで気合入れて起きていて限界きて寝た直後に投下ですか。
起きてびっくり萌え死にそうでつよ。
悶々しながら待っております。(*´Д`*)
718名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 20:30:02 ID:GWO3/9lL
うほ!ジャミルやり手だな…w
どうしよう続きが楽しみで仕方がない!!!!!
719514:2005/05/30(月) 06:22:31 ID:W6rlMOR5
やっと最後までできました。
また朝になってしまいすいません(´・ω・`)



ピクン、とアイシャの身体が反応し、さらにジャミル自身を締め上げた。

「あっ、っふ…ッ」

徐々に早さを増していく動きに、アイシャの声も比例するように高く、大きくなる。
クチュ、ズチュ!
と繋がっている部分が卑猥な音を立て、お互いを上へ上へと押し上げていく。

「あっ…!やんッ!ダメ…ッ!」

込み上げてくるものを必死で押さえ、しかし抗う術もなく、
アイシャは布団から手を離しジャミルにすがりついた。

「…ッハ、ヤッ…ベ」

ジャミルの動きが限界が来ていることを知らせる様に一層早くなり、
到達する瞬間、勢いをつけぐっ!とより深く、自身をアイシャの中に突き立てた。

「ああっ!やッあ…ッ!」

アイシャの身体が、ビクン、と大きく反応し、
喉の奥から声にならない声が洩れ、頭の中が真っ白になった。
720514:2005/05/30(月) 06:26:08 ID:W6rlMOR5

―次の日。

ジャミルが目を覚ますと、横にいたはずのアイシャがいない。
あの後、お互い抱き合って眠り、自分の腕のなかにいたはずなのに。
まさかと思い、慌てて体をベッドから起こすと、
ドアがカチャリと音をたて、アイシャが入ってきた。

「やっと起きたの?もうお昼だよ」

そう言って笑うアイシャの顔は、昨日の熱はどこかへ飛んでいってしまった様にいきいきとしていた。

「…んだよ、脅かすなよ。」

ホッ、と安心し、胸を撫で下ろしたジャミルの頭が、急にズキッ、と痛んだ。
気付けば寒気もする。

「なんか、いっぱい寝たら、風邪治っちゃったみたい」

うれしそうに話すアイシャを見ながら、ズキズキと痛む頭でジャミルは思った。

(……違う、俺に移して治したんだ)

721514:2005/05/30(月) 06:31:48 ID:W6rlMOR5
げんなりした表情でジャミルはベッドから起き上がると、
窓からこちらに向かってくるホーク達に気付いた。

「おい、みんな帰ってきたぞ!」
「え!本当!?じゃ、私先に下行ってるね!」

と言い残し、急いで部屋を出ていった。
昨日のしおらしさはどこへやら、いつもと変わらない態度でアイシャは接してくる。
まぁそれは、恥ずかしさの裏返しなのかもしれないが。
結局、昨日は自分に対しての気持ちをアイシャからはっきりと聞けたわけではない。
ただ、ジャミルに一つの決心をさせた。
窓の外で話しているホークとアイシャを見ながら、ジャミルは少し笑うと、

「見てろよ、俺は欲しいものはなんだって奪うぜ。」

とつぶやき、ゆっくり部屋を後にした。


722514:2005/05/30(月) 06:40:46 ID:W6rlMOR5
以上です。
なんか最後意味不明ですいません(つД`)
なるべく幸せ(?)な終わりにしたつもりです。
次は今プレイ中のクローディアで書けたら(´・ω・`)イイナ

>>717
ぎゃあああ!すいませんでした!
嘘ついてごめんなさい!なんとお詫びしたらいいか…(´TωT`)

ミカカタの神様、続き待ってます!
723名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 06:48:28 ID:nGjH61S8
うおお、リアルタイムで神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
お疲れ様でした!大変良かったです。連載中は萌えっぱなしでした。
この終わり方だと、また続きを期待してしまう欲張りな俺。
どっちとくっつくんだー。大穴で棒読み降臨とか?w
とにかく、神よありがとう…!
また次回作に期待しています。
724名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 07:11:52 ID:M9QEweoL
出勤前にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
(;´Д`)ハァハァこれを糧に今週も乗り越えそうです
アイシャ、かわいいよ、アイシャ
次回作にも期待age!
725名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 15:31:12 ID:u/LM6lz6
おおおジャミルかわいいな!
神様萌えをありがとう!
次はクロ様ですか、楽しみに待ってます!!


この話の続きは、風邪引いたジャミルを襲うシフ
726名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 16:39:14 ID:C6vQ2Q2W
>>25
俺漏れも
727名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 23:06:27 ID:IsRm/uEN
クマーと犬がいなくなってふたりきりになったグレイが(略)で、「強引ね…っ… いいわ…一緒にいきましょう」なクロ様がみたい
728名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 23:09:03 ID:D6Pw07i4
何が略されてるのか気になる
729名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 00:31:52 ID:LQiZyc+P
(グレイがアルベルトと入れ替えられて、アルベルトがムラムラきちゃって寝ているクローディアに押し乗って色々しているうちにクローディアが目を覚まして泣きそうなアルベルトが可愛そうになったの)



それはそれとして、最終皇帝女×ソウジきぼんぬ
730名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 03:52:07 ID:V4EnXBw8
ジャミルいいねー
731名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 04:04:12 ID:d/NlBPrF
定番カプもいいけどちょっと意外なカプも見てみたいな
でもとりあえずクロ様ならまずグレイでお味見を
732名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 05:07:41 ID:hrPF9n6D
やはり民サガになってグラフィック大幅強化されたブラウを。
733名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 05:12:35 ID:0Cz9cl/9
ああー神よ。萌えをありがとうございました。
あージャミルかわいいよ、じゃみる。
これでこの一週間はのりきれそうでつ。
734名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 10:03:53 ID:4iXxbeOl
意外なのは見たい
主人公でも、銀とか他でも
735名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:36:47 ID:f9NAX/Yu
クロだったらエリス神とキボンヌ
736名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 22:08:49 ID:LFyVR5UB
勝気な銀を屈服させるホークが見たい
737名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 23:33:56 ID:V3n3sSqY
やさぐれてるサルミーン様を包容力でほぐしてゆくバーバラ姐さんが見たい
738名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 00:27:50 ID:VwGGO23v
さすがにそれは無理があると思う
739名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 00:55:27 ID:9O9phAmU
神の小説読んでたらますますジャミラーになった。

ところでサルミーンってなに?
740名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 07:44:57 ID:XJePBAND
サルーインの蝉形態
741名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 13:41:14 ID:eEJfUZWH
いっそ色つながりでグレイと銀
742名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 16:19:22 ID:m1tz9g7B
そういやバファル王やエリスって何であんなにやる気が無いんだろう
王は後継ぎ作らないし
エリスはエリスでクローディアさえいれば世界はどうでもよさ気な感じだし
743名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 17:45:40 ID:QZpYcO2W
わかった!
やっぱりクロ様がこれからバファルの女帝になるからだ!
744名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 21:57:13 ID:CxzfTiOP
ジニーの小説希望
745名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 23:56:15 ID:Hgp5wJjS
やっべーグレイでプレイしてるんだが
お前を護るさ。。でグレイとクロいいかもと思った
746名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 00:33:17 ID:vWKj6Ju0
エリスは人型時の外見のみ萌え
747名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 01:16:00 ID:NJ8Prl2y
どなたかグレクロお願いします
748名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 19:54:34 ID:ht/4LyJq
ミンサガはじめたばかりなんだけど、全員の一人称と二人称がいまいち不明…
アルベルトは「わたし」でいいんだろうか?ロマサガ時代はなんとなく「僕」だと思ってたけど違うのか…
749名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 20:05:27 ID:lHN+XcW2
めがみタン希望
750名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 22:10:57 ID:CdmUjS9y
>>748
イメージは僕だけど、今回「わたくし」じゃないかな?
アル☆はまだ使ってないのでわからんが…
751名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 23:13:07 ID:6wApVzH+
一人称リスト(うろ覚え)

俺→ジャミル(たまにおいら)・グレイ・ホーク・ダーク
私(わたし)→アイシャ・クローディア・禿・ゲラハ・棒読み殿下・テオドール・エルマン・詩人・フリーレ
私(わたくし)→アルベルト・ディアナ・ジャァァン(グレイにのみ俺)・パト様・ラファエル
あたし→バーバラ・シフ・シルバー・_アム
あたい→ファラ
おいら→ダウド

あくまでうろ覚えなので嘘ついてたらスマソ
752名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:00:11 ID:Lh95WG6y
せめてわたしだったらカコイイのになぁ
ワタクシって麿と同じくらいハズイよ
753名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:37:47 ID:WR/l3FFP
確認してきた。
アルベルトは親しい仲間内だとわたし、公式あるいは初対面だとわたくしになるみたい。
えらい礼儀正しいな…
754名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:54:08 ID:mNgXrWSv
格好は浮かれ過ぎだが。
755514:2005/06/03(金) 06:23:01 ID:Fagz2Iin
おはようございます。
次クローディアで…と言ったのですが、
クログレで書きたくても、まだグレイ
未プレイなことに気付きできそうにないです(つω;`)シマッタ
そのかわり、アルベルト×バーバラって需要ありますかね?(´・ω・`)
756名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 10:32:44 ID:Q+RRvMgd
アルベルトはディアナにだけは「僕」使ってたような…?
OPで一回きりだけど。
757名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 14:38:02 ID:OJLA0YGd
>>754
ポーズも酷いな。サタデーナイトフィーバーかと。
758名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 17:21:18 ID:1h8zQSnP
ある☆×ばばーらイイ!
バーバラがアルベルトに手取り足取り…ハァハァ
普段はいい子ぶってるアルが突然攻めだしてもハァハァ
神様お待ちしております!
759名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 18:39:47 ID:NL6GnsnI
ホーク×シルバー希望
760名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 22:08:25 ID:kIMHTgcY
>755
神!お待ちしてます!
761名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 22:23:19 ID:gV5TPuRy
アルベルト×バーバラは見たい!
OPでもちと萌えたし
762名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 00:28:57 ID:EcnT8Ubu
俺も萌えたぜ
763名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 00:56:18 ID:pE1weJI+
グレイバーバラとかは需要あるもんだろうか。
8人座談会を見てかなりムラムラ来た。
764名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 01:18:35 ID:IGHAZIo5
>763
おお、それもよさげなカップルですな。女性の方が年上てのは常に惹かれます。
神降臨キボン。
私はとりあえずアルシフ(シフアル?)に挑戦してみよう…まだクリア一回もしてないけどorz
765名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 01:28:04 ID:8PpjU6AA
シフ×アルだな。間違いない。
いや、でも、アル×シフも意外性があって良いかもしれない。
766名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 02:04:30 ID:nhBvJogw
神様沢山光臨の予感…?ワクワク
気になって日に何度も携帯からスレをチェックしてる俺ガイル
767名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 02:14:06 ID:Ac44z5Gv
アイシャ、は既に神がいらっしゃったか
768グレイ×バーバラ(ミンサガ仕様) 1:2005/06/04(土) 03:03:04 ID:pE1weJI+
基本はバーバラ視点。 のんべんだらりと、ぽつぽつ投下していきます。




(ああ…こんな男だったなんて。意外なもんだね…)
 バーバラは、自分を見つめる灰色の瞳の中に、意外と人間くさい感情がこもっているのを見て取り、
心の中でつぶやく。
 失望ではなく、純粋な感嘆だった。



 そこいらの凡百な男に体を許すような安い生き方はしていないし、
快楽だけをお手軽に求めて誰かとセックスするつもりもない。
 寡黙な男はバーバラのそういった気概を分かっているらしく、
また、彼自身の淡白さも原因にあったのだろうが、他の男にありがちだったベッドへの誘いを口にすることはなかった。
 そんな人間は、かえって彼女の関心を引く。 
 誘ったはバーバラの方だ。

 抱かれる前にバーバラは、この取りすました男は一体、自分をどうやって抱くのだろうかと、
やや下世話な想像をめぐらせてた。
 いつもと変わらぬ冷静な視線で見下ろした後は、何も言わずにベッドに押し倒すのか、
あるいは、互いに黙々と服を脱いだ後、そのまま、ただのセックスをするのか。
 いずれにせよ、毛先を染める赤以外のほとんどが寒色で占められている、
見た目どおりの淡々とした行為を想像していた。
 それが。

(参ったね。本当に予想外だよ)
769グレイ×バーバラ2:2005/06/04(土) 03:03:35 ID:pE1weJI+
 バーバラの隣に座ったグレイが最初に行ったのは、
無骨ではないがしっかりとした男の掌で彼女の頬をそっと包み、唇を寄せてくる事だった。

 予想もしなかった柔らかさと温かさを唇に感じ、バーバラは柄にもなく狼狽する。
 いつもならすぐにでもやり返してやるというのに、瞬間、驚きで体が硬くなった。
 グレイがそれをどうとったのかは分からないが、わずかに唇を離すと、
「バーバラ」
 いつもと同じ声でありながら、普段よりも高い温度で彼女の名を呼んだ。
 かすかに触れ合う唇がくすぐったくて心地よい。
 バーバラの背筋を、何かがするりと走りぬけた。

 耳から入ってくる声はバーバラのこわばりを解き、見開いた瞳をゆっくりと閉じさせる。
 そっと入り込んできた柔らかい物が、バーバラの舌を求めて口内を犯す。
 彼女はそれに不快感を感じることもなく、じんわりと熱を帯びはじめた脳が命じるまま、舌を差し出した。
 胸の中にある気配が柔らかくなったのを感じたらしく、グレイは再び唇を重ねてきた。

 バーバラがグレイの背中に腕を回すと呼応するかのように、
頬に添えられていた掌の片方が、彼女の白く柔らかい皮膚を上から下へとゆっくりと滑り出した。
 頬から首筋、形のよい乳房の脇をなでるようにすり抜け、腰へ回る。
 舐られるような感覚がグレイによって与えられた。
 離れることなく体を蹂躙していった掌の熱さと、口の中で絡み合う舌が同時にバーバラを満たしていく。
770グレイ×バーバラ3:2005/06/04(土) 03:05:47 ID:pE1weJI+
 わずかに開かれた唇からグレイの舌が出て行き、心地よい口付けはそこで途切れた。
 バーバラは我知らずそれを惜しんだが、グレイが空いて方の手で器用に自分の服を脱がせにかかると、
背中に回していた腕を前に戻し、焦り気味にそれを静止する。
 グレイの片眉がひそめられた。
 言葉にはしないが、何故拒否するのかと瞳が問いかける。
(何故って…ねぇ?)
 誰に語りかけているのかは本人にもわからないが、バーバラは誰かに同意を求めて首をかしげてみせた。
 が、グレイはバーバラの可愛らしい所作にかまうことなく、そのまま肩紐を落とし始める。
「ちょ…、ちょっと、まってよ。 ほ、本当に、このまま脱がせるつもりなのかい?」
「いかんのか?」
 灰色の瞳に、やけに人間くさい感情がこもっている。
 手馴れた口付けと掌の動きに反して、そこにあるものは年齢よりも幼く感じた。
「いかんわけじゃないけどさあ…」
 思わず釣られて、奇妙な言葉遣い。
(まさか、恥ずかしいからだなんて言えないしねぇ)
 脱がされるのは初めてではないが、今回はしょっぱなから不意打ちで甘く攻められすぎたせいか、感情がなかなか追いつかない。
 口付けを通して送られた熱は体を疼かせるが、それは同時に、バーバラに気恥ずかしさを抱かせるのだった。
 年上の矜持として、口に出して恥ずかしいなどというのは、なんとなくためらわれる。
(……あ…、服…)
 バーバラの瞳に、グレイの白いシャツが鮮やかに飛び込んできた。
 不意に思いついた、その行為。
 バーバラは本当のことを言う代わりに、
「あたしにもさ、あんたの服を脱がせてくれないかな?」
 一番の理由ではないが全くの嘘でもない考えを、ウインク付きで口にする。
 その顔は、グレイから見ればいつものバーバラそのままだった。
 よもや、バーバラが恥ずかしさを感じているとは思いもよらないだろう。
「………」
 一瞬だけ目を丸くしたグレイだったが、目元に柔らかさを湛えると、軽い接吻をひとつ唇に落とす。

「わかった。俺が脱がせた後でな」

〜〜続く
771名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 03:49:07 ID:Ac44z5Gv
おー、グレイ×バーバラすげー萌えました!
姐さんハァハァ
続きもマターリ待ってます
772名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 03:51:16 ID:68/QxulY
寝れねーとか思って覗きに来たら神降臨…!!
狼狽するバーバラ姐さんイイ!GJ!!
773名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 04:25:14 ID:nhBvJogw
神きてたー!
大人のエロだ…超期待してます!
774名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 18:07:14 ID:grO7Pnt3
自分は514神じゃないんですが、ミンストのアルベルト×バーバラ書いてます。
1周目が踊り子で、世慣れてる彼女の誠実さに燃え→
2周目は貴族で、意外なまでの漢っぷりに燃え→
没会話でのふたりにハゲモエスの三連コンボをくらって、彼らはいいよな〜と。

そんな思いを形にしてみたんですが、カップリングかぶっててスミマセン……。
エロ比率が4・5割くらいで、それまでが冗長なのがまた申し訳ないんですが、
全体の三分の一くらいを投下してみます。優しい気持ちで流してください。
775774@アルベルト×バーバラ:2005/06/04(土) 18:08:40 ID:grO7Pnt3
そして戦いがはじまる

「ぐ……っ」
今にもしゃがみこみたくなるような衝撃と、空気を切り裂いてしまいそうな苦鳴とを、
つよく奥歯を食いしばって抑える。モンスターの連撃で、青年と少年の境目にいる
ような彼の呼吸はたえだえになってしまっていた。
ぱっくりと割れた額からは血と泥と汗が混じった液体がだらだらと流れて、左右に
きっちり分けていた薄い色の金髪を乱している。次の攻勢のためにいったん退いた
相手を見つめる視線が、血まじりの咳とともに大きくぶれた。
「アル!!」
がっくりとくずれた彼の後ろで護られていた少女が、声を荒らげて叫ぶ。
その小さな手に携えられた弓が、数え切れないほどの矢を撃ち出した。
「心配しなくても、大丈夫よ、アイシャ」
「そのとおりだよ! 私らは、手加減出来ない性質だからねッ」
荒野を埋め尽くすような、矢の雨。光のなかをかいくぐるようにして、敵のふところ
に飛び込んだのは対照的な影を持つふたりの女性だった。
「いいかい……つなぐよ、バーバラ!」
叫んで飛び出したのは緻密な曲線を描く瞳、薄いが淡くいろづいた唇。端正なつくりを
している顔の下にあるのは、がっちりとした戦士の肩である。張りのある掛け声をあげた
一人目の彼女は、両手持ちの大剣を大上段から袈裟掛けに、勢いよく振り下ろした。
雷霆のごときその一撃は、魔物の動きを完全に縫いとめてしまう。
そして後ろに跳び退り、壁のように少年の前に立った彼女と対をなすように、なよやかな
肢体をもつ女性が、いつのまにか相手の背後にもぐりこんでいた。
「これで、十分だよね」
蒼い片手剣の一閃が、それまで死角にあって狙えなかった急所をするどく切り裂く。
刃を砕くほどに硬い皮膚をもった魔物の最期は、意外なほどあっけないものだった。
776774@アルベルト×バーバラ:2005/06/04(土) 18:09:48 ID:grO7Pnt3
『回復の術を使ったわ。ゆっくりでいいから、息を吸って。吐いて、吸って――深呼吸、
してみましょう。少しずつ、少しずつ、痛みがなくなってくるはずだから』

……慈愛と包容に満ちた響きのいい声が、一語一語彼にしみこんでいく。
息を、吸って、吐いて、吸って。そのリズムが彼女の掌から感じる鼓動と徐々に
重なるような気がして、少年は体の痛みを忘れ、きりきりとしたまぶしさを感じた。
しなやかな腕と柔らかな乳房が、自分を子どものように包み込んでくれている。
「アルベルト……大丈夫?」
決して無理はしないでと、優しく口にしているのは、薄い色をした髪の――

「――ねえ、さん?」
「あら、目が覚めた?」
夕闇にうかぶ銀色の髪が、起こした上体のすぐそばで揺れていた。
「あたしのことが、誰だか分かるかしら」
「バーバラさん、」
寸分のゆがみも見受けられない微笑みを目にした、アルベルトはいつもなら真正面から笑みを
返していただろう。だが今は、何故かうしろめたいものを感じて、彼女から視線を外す。
「あなたがそんなふうにするのは、珍しいけど。命に関わる怪我にならなくてよかったわ」
最終決戦のためにバファルからイスマスへ向かっていたが、強敵との戦いで消耗した体力を
癒し、装備を整えるためにクリスタルシティまで脚を伸ばしたのだと聞いて、彼の顔はくもった。
「すみません、私の未熟さで、また足踏みをしてしまって」
背けた顔が、熱かった。意識を失っていても革の鎧を伝わって感じた温もり、その柔らか
さが、覚醒した意識とともにアルベルトの思考を支配する。ほんとうにすまないと感じて
謝ってはいるものの、彼の肩はそんな感情とは無関係に細かく震えていた。
「なに言ってるのよ。アルはよく頑張ってるわ。いつも自分にまっすぐで、いつも自分に
出来ることを全力でやるから、みんながついてきてくれるんじゃない」
「私はまだ、そのように立派な人間にはなれていません」
「――あのねぇ。普通の人間は、それをやろうとするだけで精一杯なのよ?」
「けれど……」
ぽつりと紡いでしまった声に気づいて、バーバラがこちらに視線をやる。
「……いえ、何でもありません」
ずるい逃げ方をしたからではなく、アルベルトの胸はきつく締め付けられた。
777774@アルベルト×バーバラ:2005/06/04(土) 18:10:43 ID:grO7Pnt3
それは、少し前の話だ。太陽の祭壇から途切れなく続く階段を登り、神の与える
最後の試練と相対しているときに、バーバラが自分に問いかけた事があった。

『ねえ、アル。あんた、好きな人がいるの?』

自分の斜め、すぐ後ろ。耳に息がかかりそうでかからない距離からひびいた、
――好きな 人が いるの ?
最初は言葉同士のつながりが分からなかったのだが、意味を理解できた瞬間、頬に
熱が帯びるのを感じていた。それにつれて、頭にうすもやのようなものが漂いはじめる。
『……いきなり、こんな所で何の話なんです! い、今はそれどころではないでしょう!』
息を吸って、吐いて、吸ったと同時に吐く。そんなふうにせねば絞りだせなかった
言葉に対して、バーバラは楽しそうな笑みをうかべていた。
『その反応からして、いるんだね? それも、きっとこの中に』
円熟してはいるものの、どこか硝子のように澄み切った輝きをもつ彼女の瞳を、自分は
やはり、直視することが出来なかった。
『いませんッ! からかわないでください!!』
振り返ってみれば、仲間がみな笑っていた。ジャミルは茶化すように、アイシャは少し
だけ頬を赤らめながらくすくすと、シフは豪快に口をあけ、白い歯を見せている。
そして、この状況を作り出した張本人は、余裕たっぷりに片目をつぶってみせていた。
『ふふっ……ごめんなさいね。若い子をみると、ついいじりたくなっちゃうのよ』
――それに、いいガス抜きになったじゃない?
『え、ええ』
しゃっくりのような返事は、自分にだけ向けられた質問に対しては大きすぎるものだった。

……それからだ。
この姉というより、母親のような存在に目を向けると、胸が高鳴りだしたのは。
仲間たちの緊張を解くために自分を茶化した彼女から、目が離せなくなったのは。
彼女の近くに立つと二の腕がかるくしびれて、力が抜ける。すこしずつ息が、浅くなっていく。
明らかに緊張している状態であるはずなのに、その感覚は妙に心地よくて、正体が分からず――
やはりというべきか、アルベルトはこの時この感情を形容できる言葉を思いつかなかった。
778774@アルベルト×バーバラ:2005/06/04(土) 18:11:34 ID:grO7Pnt3
「なんだか、あたしがいるとよくないのかねぇ」
ふぅっと息を吐いた、彼女の呼吸が分かるほどに、自分は沈黙を保っていたようだった。
硬度を増した部屋の空気に耐えられなくなったのか、バーバラがぐっと伸びをする。
「あ、いや――そんなことは」
「ほらね。言葉の歯切れが、悪くなってる」
きちんと返事をするよう、父から厳しくしつけられていたのに。そんなことすら忘れて
しまった今の状態を指摘されて、アルベルトは二の句がつげなくなる。
「すみません」
「ううん、気にしないで。ただ、アルがいつもどおりでいないと、戦っているときに
後悔するかも知れないからね。うつむかないよう、今のうちに覚悟をきめときなよ」
「……はい」
ためらいながらも返事をした自分の様子を見て、彼女は立ち上がった。怪我人のために
わざわざ高い個室をとってくれたのだろう、広々とした空間を横切って、ドアへと向かう。
肩甲骨がうっすらと浮いた、なめらかな印象の背中を見て、アルベルトののどが鳴った。
「あ、あのっ!」
なにか球体のようなものに気管をふさがれたような状態を振り払った反動で、大きな声が出る。
「なぁに?」
向けられる端正な顔は、自分が望んでいたはずのものなのに、何故声が出せないのか。
「言いにくいことでもあるんなら、まず、深呼吸してみて?」
どこか心配そうな表情を浮かべているバーバラに従って、息を吸って、吐いて、吸う。
何度目かそれを繰り返して、アルベルトは彼女の眼を見た。じりじりとした思いに
ひきずられて、今にも逸らしたくなってしまう視線を、揺らがせながらもしっかり据える。
「ごめんなさいね、いつもの調子でまくしたてちゃって。気を悪くしたなら、謝るわ」
未熟で頼りない自分を支えようと、彼女が近づいてくる。
意識して、アルベルトはさらに深く息をした。背筋を伸ばして、強くのどに力を入れる。

「バーバラさん。あなたは、私に好きな人がいるかと問いましたよね。
質問の答えが今、よく分かりました。言えずに後悔しないよう、今のうちに答えを言います。
私の、私の好きな人は、バーバラさん――あなたですよ」
779774:2005/06/04(土) 18:14:37 ID:grO7Pnt3
こんな感じで続きます。
萌えのきっかけが没会話だったんですが、細かいセリフ回しは
変えてます。他のところも感覚主体で書いてたりしますので、
細かい間違いなんかはスルーして下さると嬉しいかもです。
780514:2005/06/04(土) 22:11:20 ID:YWOHXqBo
おぉ〜二人も神様がッ(´д`*)こちらこそカプかぶっててすいません(´・ω・`)
もう少ししたら自分も投下させて下さい。
続き楽しみにしてます!
781名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:28:11 ID:pAC4Xtx/
>>764
アルシフかなり期待してるっす!
頑張ってねん!!
782名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 01:12:44 ID:mHjuZcCM
>>708
釣られて妙な言葉遣いになっちゃうバーバラ可愛いな。
楽しみです。

アルとバーバラの続き、
514神のアルとバーバラ、アルとシフも楽しみだ。
なんか神だらけに…?
783名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 02:19:19 ID:w+CiekSS
神様いくらでもいらっしゃーい!
毎日が楽しみだ。
784名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 02:28:38 ID:mHjuZcCM
んっ?
>>782のは>>768-770の間違い。ごめん
785ホーク×シフ(ミンサガ):2005/06/05(日) 02:39:28 ID:LhsfQFwA
シフ「やるよ、ホーク!」(臨戦態勢)
ホーク「おっしゃあ、かかってこい!」(胸を拳でたたいてドンとこい!)

詩人「英雄たちの熱き戦いが、今始まる!」(ジャカジャン!)


……スンマソン。
でも、真面目にホーク×シフキボンヌとか言ってみたりして。
ミンサガホーク×シフの最大の難関は、ホークのヒゲ。
786名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 03:44:50 ID:w+CiekSS
剃毛プレイからまず…

うそです、あのヒゲがチャーミング。
いつも自分で編んでるのかなぁ。
シフには若い子襲って欲しい。
ホークとバーバラは濃厚そう…。
クロは案外ホークみたいな男に溺れそうと言ってみるテスト
787774:2005/06/05(日) 06:14:04 ID:5AAWn3qg
温かいお言葉、ありがとうございます。
自分も、神々の作品を日々の楽しみにさせてもらってます。

今回も4レス分投下で、エロ導入部までいけました。
これでやっと、全体の半分かな(最初のは四分の一でしたね)。
エロ描写に苦戦してますけども、今日の夜か明日の朝
くらいには最後まで一気にいけると思います。
甘酸っぱいというか気恥ずかしい展開になってますが、それではどうぞ。
788774@アルベルト×バーバラ:2005/06/05(日) 06:16:49 ID:5AAWn3qg
「えぇ!?」
綺麗に整っていたはずのバーバラの顔が、一瞬だけ崩れた。大きく口を開け、目を見開いて
――あきらかに、予想外のことを言われたと分かる表情だった。
次の瞬間、彼女の顔はもとにもどり、いつものとおりに薄く笑みをうかべてかぶりを振る。
「アル……その、若気の至りっていうの? 気持ちはありがたいけど、あたしはしがない
旅の踊り子なのよ? 身分もなにも分かんない相手に、お貴族さまの息子が……」
いつもどおり、時にひとをからかって余裕を与えることができるだけの器の大きさをもつ
彼女の口調。けれどその声がうわずっているのは、気のせいだろうか。
その様子をみて、アルベルトの気持ちには少しだけ余裕が生まれた。『いつもどおり』
なんのてらいもなく、自分の思いをバーバラに語ろうと決心してみる。

「確かに、私は最初、バーバラさんのことを身分のあやしい者なのだと考えていました。
いまは仲間であっても、いつかジャミルの言っていたように、踊りや歌などのほかに、
後ろ暗いことをして生計をたてていたのではないかと思っていたこともあったのです。
しかし、一緒に冒険をしているうちに、それは思い違いだったのだと知りました。あなたの
仲間に対する気遣いや、さりげない親切は、貴族として生きていた頃には知らなかった、
知らなくてもよかったことでした。そして、それは私を芯から支えてくださいました。
だから私は、バーバラさんのことをもっと知りたい。あなたを、騎士として護りたい」

「――アル、」
……バーバラが、眼をぱちくりとしていた。
「すみません、少ししゃべりすぎました」
「いや、そうじゃなくって。普通、好きだっていう女の子に向かって『ヤバイ
ことやって生きてきたんじゃないか』なんて、口にするもんじゃないわよ?」
「……う……」
冷静に指摘されて、頭がくらくらとしてきた。
やはり、いまの自分は普通ではないのだろうか。失言を後悔しようにも、意志は
言葉になって、すでに相手に伝わってしまっている。
真っ白になった頭の中で、今はもう居ない姉が自分を叱責する様子がおぼろげに浮かんできた。
けれどその影はゆっくりと消え、蝶のようなバーバラの立ち姿に重なる。
彼女はリズムをとるように軽く上体を揺らしながら、アルベルトの瞳を見つめ返した。
789774@アルベルト×バーバラ:2005/06/05(日) 06:20:27 ID:5AAWn3qg
「今の言葉は、ちょっとデリカシーに欠けるかなって思ったけど」
少しだけ悪戯っぽい彼女の視線が、だんだんと真剣なものになる。
「でも、正直だね、アルは。そういうところ、あたしは大好きだよ」
「バーバラさん……」
好き、という言葉が、じんわりと胸に広がっていく。試練を受けていたときだけでなく、
家族を亡くしたという事実がもたらす緊張や心の痛みすら、今は完全に忘れていた。

「でもね、あたしはダメよ。今あなたがあたしを選んだって、それは錯覚だったり、
ただの好奇心だったり、あるいは逃げにつながってしまうかもしれない。
そうして、あなたが後で後悔してしまうかも知れないものなら――それは絶対、恋とか愛じゃない」
しかし、彼女の論理はじつに整然としていた。自分のことを未熟だと自覚し、家族の死を
一生消さぬことの無い記憶として刻みつけねばならない立場を決意したこの身において、
いま何かに対する恋慕に溺れてしまえば、それこそが致命的な迷いになるだろう。

「それに、あの場所であなたの決心を聞いたけど、あたしにはその生き方が正しいものだと
思えない。あたしはひとつの土地や物事に縛り付けられない、つねに危険と背中合わせの人種
だから、たとえ目の前で死んだ人間であっても、それをいつまでも覚えておくなんてことは
できない。そういうことは迷いにつながって、結局自分の足もすくってしまうものだから。
でも、私はこの生き方を今さら変えようとは思わないし、思えない。
――あなたを本当の意味で支えられるのは、地に足のついている人なんだと思うわ」
正しかった。聞けば聞くほど、彼女は正しかった。
決戦の後、生き残れたなら自分はやはり、ローザリアに戻るのだろう。そして、尊敬して
やまぬナイトハルト殿下のような人間を目指して、貴族としての生を選ぶのだろう。
しかしその生き方を、彼女が受け入れられないことは理解できていた。
理解した、その上で、思いを告げたつもりだったのに。

うめき声が、部屋に響いた。女性のまえで、自分は恥も外聞もなく泣いている。
「すみません……すみませんッ!」
少しでも涙を抑えようと、腕を鼻の下にやる。しかし、いくら泣いていても、うつむく
ことはできない。それが彼なりの礼儀であり、ささやかな矜持でもあった。
790774@アルベルト×バーバラ:2005/06/05(日) 06:22:59 ID:5AAWn3qg
「ごめんね、アル。ほんとうに、ごめんなさいね」
謝る彼女は無論、泣いてはいなかった。けれど、掛けられる声は少女のように震えていた。
「酔っ払いとかならともかく、あたし、ひとに踊りのこと以外で本気の気持ちをぶつけられた
ことがなかったから。だから、ごめん。嬉しくっても、素直に喜べないのよ」
彼女が近づいてきた。どうすればいいのか分からないまま、年上の女性はアルベルトの頭を
両腕でゆっくりとつつんだ。ふわりとした空気の動き、それと時を同じくして、柔らかな
胸から緊張を保ったまま据えられている鎖骨に、鼻のあたりが触れる。
「あなたが迷うなんて言いながら、あたしが迷ってちゃ、大人げないよね」
「…………」
切ない響きは、いつものアルベルトであれば否定していたはずだったろう。
『そのようなことはありません』などと言って、バーバラを元気づけていただろうに、
今はただ胸が痛くて、彼は何も言ってやることが出来ない。
彼女の手は少年をあやすように、金髪のはねた部分をゆっくりと撫でている。
「あなたの誠意は、よく伝わった。あたしはそれに何を返して、どうやってあなたと
あたしのなかにある迷いを、後悔しないように断ち切ったらいいのかな」
「そんな……そんなことなど、必要ありません。ただ、私は――」
胸にくちもとが押し付けられていて、息が苦しかったが、アルベルトはなんとか言葉を紡ぐ。
そんな彼の頭を離し、視線をあわせて、バーバラはもう一度、こんどは彼の背中に腕をまわした。

「……ねえ、最初で最後、一回だけよ。一回だけ、あたしはあなたの気持ちに応える。
こんなこと馬鹿げてるって思うけど、あたしはあなたになら、構わないわ」

「しかし、それは!」
反論は、硬い感触で押さえ込まれた。軽く歯と歯がぶつかりあった次の瞬間、唇が
こちらのそれに押し付けられていることを知る。半開きの状態だった唇の合間から、
彼女の舌がぎこちなく歯列をなぞり、ゆっくりと少年のなかに分け入ってきた。
かるく舌と舌がからみ、ほどけ、またからみあう。
「ん……はぁ、」
どれくらい、その姿勢でいただろう。苦しくなった口を離すと、アルベルトは信じられない
ものを見るような眼でバーバラの顔を、ほとんど倒れるようにしなだれかかった肢体を凝視した。
791774@アルベルト×バーバラ:2005/06/05(日) 06:27:04 ID:5AAWn3qg
重みのあるぬくもり、厳然とした肉と骨の感触が、体の上にあった。
その体に腕を回して応えるべきか、それとも突き放してしまうべきなのか。そのどちらも
選べずに動けないアルベルトに向けて、バーバラは唇の端をつりあげた。
「落胆した? それとも、失望した?」
「そんな、私は……」
私は、という単語に、一体どんな言葉をつなげたかったのか。理性を働かせるよりも先に、
胸の動悸がうつったように、腹の底がふるえて熱をもちはじめるのを感じた。
「私は、バーバラさんがどんな方であっても、人間として好きでいると思います」
「でも、アル。あなた、言葉もからだも、かたくなってるよ」
緊張をやわらげようとしてくれたのだろうか、胸元をくつろげながら言われた言葉が
核心をついた。それを意図したわけでは決してないのだろうが、自分の男としての部分が
反応していることを悟られたアルベルトが、背筋に氷を突っ込まれたような顔つきになる。
「あ……」
羞恥心と罪悪感が、アルベルトの胸をつく。頭の中ではこのような反応をしている自分に
警鐘を鳴らされているのだが、体は一寸たりと動いてくれない。
ただ、はだけられた胸に冷たい空気が触れていることに、どうしようもないくるめきを感じ、
感じたことを恥じ、腕が少したくましくなった胸を隠す。
「こわい? それとも、まだ傷のあとが痛む?」
ゆっくりと自分の服を脱ぎながら問う、バーバラの声もふるえていた。
「いえ、ただ――はずかしくて」
夜が近づいて寒さが増した部屋の温度に反して、アルベルトの体は熱い。人としての倫理に
反する、愛し続けることが出来ないひとの体を弄ぶべきでない。そんなお題目のような考えと、
下半身の衝動が、バランスのとれない机かなにかのようにぐらぐらと揺れている。
口から心臓が飛び出してしまいそうなほどに追い詰められた彼に向けて、彼女はそっと笑った。
「あたしも、恥ずかしいよ。いつも余裕たっぷりにしてても、こんなときはやっぱり恥ずかしい。
……ねぇ、アル。はじらいのある男は魅力的だけど、据え膳を頂かないのは、男じゃないよね」
「――はい」
そこに差し伸べられた声は、あくまでも深く、優しく。彼女の浮かべる表情に、長く感じて
いなかった安らぎを感じて、彼は憑き物がおちたように、自然にうなずいていた。
792774@アルベルト×バーバラ:2005/06/05(日) 06:29:29 ID:5AAWn3qg
自分では気をつけてるつもりなのに、長文規制をくらいまくり……。
行数はともかく、字数がつまりすぎみたいですorz

バーバラ、アオリ的には誠実担当(?)なんですよね。後ろ暗いことは
してないらしいですけど、こういうことに対してはどうなんでしょう。
じつは初心てのも萌えますし、年上らしく手馴れてるのもらしくてツボだなと。
自分は前者として書いてみてますが、色んな姐さんを見てみたいですー。
793名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 10:39:32 ID:MvfBXgOM
>>774
読み手だけでなく自分も楽しもうという気概が素敵過ぎます!
794名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 10:47:02 ID:dMJTmWzK
重複スレ落ちたか。
795名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 16:26:27 ID:5aFnGBv6
マジで>>774氏は神。
これからも作品よろしく
796グレイ×バーバラ:2005/06/05(日) 17:06:16 ID:08nTC1lj
>>768−770の続き


 結局。 
 唇の感触を楽しみあう口付けを繰り返しつつ、グレイはバーバラの服を脱がせていた。
 宥めのキスを途切れることなく与え続けられたバーバラには、それに文句を言うことなど出来ない。
 唇が離れた後も言われるままに腰を上げ、尻でずりあがり、
気がついたら下着まで全て取り払われてしまっていた。

 形良く豊かな乳房と、男の腕に抱かれれば折れてしまいそうな細腰、
下品なものを感じさせないしなやかな脚が、男の前にさらけ出される。
 それは、男なら誰しも“この体を乱れさせてみたいと”思う美しさと気高さだった。
 何も言わずにじっと見つめるグレイの瞳には、彼女にのみ向けられる情が宿っていた。
 今までとは違う色をそこに感じ、バーバラは思わず脚を閉じてしまう。
 グレイが首をかしげた。
「……あんまり、じろじろと見られるのもね?」
 閉じた部分の上に両腕を重ね置き、視線からそこを隠すようにして、
薄く紅潮した頬にそぐわぬ気丈さでバーバラが言う。
「なるほど」
 確かにそうだと、バーバラの心境を察した男は一つうなづくと、しかし、
承諾はしないと言わんばかりに、膝頭から上に向かって太ももをさわりとなで上げた。
 普段は冷たいグレイの手はもうずっと熱いままで、それは確実にバーバラの性感を刺激する。
(やば…)
 下半身の奥から沸き起こった、覚えのある甘い痛みにバーバラは眉を寄せ、唇を閉じた。
 ややうつむき加減になったバーバラの顔を覗き込んだグレイは、
彼女の耐えるような表情を見ると、口元に笑みを浮かべてその手をとった。
 バーバラの指先にグレイのシャツが触れる。
「どうした。 俺の服を脱がせるのだろう?」
「もちろん?」
低い挑発に微笑を返すと、熱のこもった指で釦を一つ一つはずしていく。
797グレイ×バーバラ5:2005/06/05(日) 17:07:19 ID:08nTC1lj
上はグレバーの4


 滑り落ちたシャツの下から出てきてのは、細身ではあるが、しっかりと筋肉のついた男の体だった。
 グレイがバーバラの裸をみつめたように、バーバラもグレイをまっすぐに見やる。
「本当に男だったんだね」
「…何を言ってるんだ」
 まさか俺を女と思っていたのでもあるまいと、やや呆れた声のグレイに、バーバラは首を横に振る。
 過剰なほどに胸筋をさらしているホークや、鎧からたくましい腕を出しているガラハドと違い、
指先までも手袋でしまいこんだグレイからは、普段、性的なものを連想する機会はない。
 あの少し変わった服の下にどのような躯体があるのかなどと、想像することもなかった。
 だが、今。 
 バーバラが暴いたグレイは、紛れもなく雄を感じさせる存在だ。
 幾多の冒険を潜り抜けてきた体は、衣服をまとっている時よりも生命力を感じさせた。
 指先で胸の筋肉を押すと、程よい弾力でそれを迎え入れ、同時に跳ね返す。
 再び、先ほど感じた甘い痛みがずくりずくりと奥から沸き起こった。
 体の中を通っていった痛みは、こらえ切れない吐息となってバーバラの唇から悩ましく零れ落ち、
グレイの肌に助けを求める。  
 バーバラはグレイの肩口に額を当てると、少し唇を突き出して軽く吸い付いた。
 グレイの指が、バーバラの髪の毛に差し込まれる。
 恋人同士のような行為に、バーバラは脳の奥が痺れるような感覚を覚えた。
「…今日は…あんたに驚かされて、…ばかりだね」
 吐き出す息に熱がこもっているのが、自分でもわかる。
「俺は何もしていない」
(嘘じゃないから始末に終えないのよね、この男は)
 グレイとしては当たり前の事をしているだけで、殊更バーバラを驚かせるつもりなどないのだろう。
 内心苦笑しながらも、バーバラは自分がグレイに付けた跡を満足げに確認し、
顔を少し上に向けて自分から唇を押し付けた。
 受け入れる側になった男はバーバラがそうしたように、温かく柔らかい舌を絡ませていく。
 そして、そのままゆっくり、彼女をシーツの上へ倒していった。
798グレイ×バーバラ6:2005/06/05(日) 17:09:00 ID:08nTC1lj
 右手で乳房全体を包むように優しくなで、時折、軽く揉みしだく。
 揺らすように弄んだかと思うと、刺激を欲しがって立ち上がりかける乳首には触れずに、
その周りだけを指先でソフトになぞった。
「ん…、は…ぁ…」
 焦らされる感覚に、バーバラの腰がわずかに動く。
 ゆっくりと首を左右に振り、じりじりと這い上がる心地よさに唇を震わせた。
 バーバラの体が先を求めているのを知り、彼女から見えない位置でグレイが口元をほころばせる。
 何度か円を書いたあと、人差し指でくすぐるようにピンク色の乳首をひっかき、爪先ではじいた。
「ふ…ぅ…、ぁ…」
「感じやすいのだな」
「…悪いことじゃ、ない…でしょう?」
 途切れ途切れの呼吸の中に混じる声が、男を取り込んでいく。
 グレイは何も言わずに、放っておかれたままだった右の乳房に舌を這わせ、愛撫を待っていた乳首を舌先で舐った。
 押し付けるように掘り起こすように何度も吸い、硬く立ち上がったそこを唇でついばむ。
 もう片方も人差し指と中指で挟み、すり合わせて引っ張った。
 両方を同時に責められたバーバラは、息をのんでかぶりを振る。
 柔らかい髪の毛が、うっすらと汗ばんだ皮膚にまとわりついた。
「…んん、ん…」
 いくら体をよじっても、グレイは胸への愛撫をやめてくれないどころか、
バーバラが声をもらした分だけ、ぷくりと赤くなった場所を更に責め立てる。
 グレイの肩を掴んでいた白い指は苦しげに折り曲げられ、次に灰色の豊かな髪に絡んだかと思うと、
先をねだるように拒絶するかのように彼の頭をそっと抱きかかえた。
 絶え間なく漏れ続ける声を抑えるため、手の甲を唇に押し当てたが、
何かを掴んでいないとますます与えられるものに流されそうで、最後は波打つシーツにたどり着いた。
 その間も、グレイは丹念にそこを育てあげていた。
 息を吹きかけられただけでも痺れが走るほどに、無防備な器官となっている。
 時々触れてくるグレイの髪すら、バーバラを責める道具となっていた。
799グレイ×バーバラ7:2005/06/05(日) 17:10:08 ID:08nTC1lj
 小さな場所から入ってくる大きな快楽は、血液の流れに乗って指先にまで染み渡り、
指一本触れられていない下半身を内側からずくずくと突き上げる。
 バーバラは、隠しておきたい場所がすでに濡れていることを自身の変化として、
グレイは、彼女の体から雌の香りがしてきたことによって、それぞれに気付いた。
「バーバラ」
 グレイが顔を上げ、バーバラを見つめる。
「な…によ…」
 まさか、グレイがそれを揶揄するような性癖を持っているは思わないが、囁かれた自分の名前に、
バーバラは熱に浮かされながらも体に緊張を走らせた。
「…いや。 なかなかいいものだな」
(な、何がいいって!?)
 真意を問おうとしたが、グレイの指先がバーバラの薄い茂みをかき分け更に奥へと入り込んだため、
開きかけた唇は言葉ではなくただの声を繋いだ。
 指で開いた中にある、小さな芽を中指で押さえつける。
「……っ、ん!」
 胸への快感以上に大きな痺れが、一気に背筋を支配した。
 バーバラは大きく体をのけぞらせる。
 グレイは体をわずかに離すと、今まで胸を責めていた唇で今度はバーバラの唇をふさいだ。
 バーバラの体を片腕で抱き込みながら、口の中も全て犯す。
 そして、ふさぎながらも、愛液にまみれた芽を押しつぶすように指先でこねくり回した。
「んん! ん…ん、ふ…!」
 遠慮のない仕打ちに、バーバラの腰は彼女の意識とは無縁に大きく跳ね上がった。
 グレイの肩や背中を拳でたたくが、彼女の口も体も、普段は隠されている場所も、
全てがグレイによって翻弄されている。
800グレイ×バーバラ8:2005/06/05(日) 17:20:21 ID:08nTC1lj
 指先が動くたび、クリトリスが押さえつけられるたびに突き上げられるような衝動が走る。
 あっさりと大きくなった芽は、もっと激しい刺激を待っていた。
 だが、望むとおりの快楽が与えられて苦しくなるのはバーバラの方だ。
 コリコリと回され続ければ、泣き出したくなるというものだが、
「ふぅ…、ん、ぅぅ…」
 唇をふさがれたままのバーバラには、その叫びをグレイの口中へ吐き出すしか出来ない。
 バーバラが声を出すたびに、つながった唇から痺れに似た振動が伝わった。
 体の叫びそのままの振動にグレイが何を感じたのか。
 ゆっくり唇を離すと、バーバラの目じりから伝い落ちていた一筋の涙を舐めとった。
「あ…、はぁ…、グレ…イ…! あ…。 グレイ、…グレ…」
 バーバラはグレイにしがみつき、何度も名を呼ぶ。
「だめだよ、グレイ、だめ…だって…」
「駄目なわけが、ない」
 掠れ気味の声で囁くとグレイは、透明な液を溢れさせている穴の中へ指を進めた。
 愛液でまみれた場所は濡れた音を立てつつ指を受け入れ、中へと引き込んでいく。
 一本、二本、三本と埋め込まれたグレイの指は、熱く潤った内壁を分け入りながら、バーバラの体内をグルグルとかき乱した。
「……ぃ…あ…! あ…はぁ…!」
 グレイの手首を掴んでなんとか止めようとするが、無防備な粘膜を蹂躙されるバーバラには声を上げて泣くしか出来ない。
 すがる物を求めて、結局、自分を狂わせる腕によりかかるしかなかった。
 好き勝手に動いているように思える指は、バーバラを悶えさせる箇所を責めていた。
 一見乱暴な動きだが、丁寧に、確実に彼女を頂点へと追い上げる。
「はあ、あ…、あ、あ…、グレイ…」
 喘ぎとグレイの名と、拒絶の言葉しか紡ぐことが出来なくなったバーバラは、快楽の中に放り込まれていた。
 目を開けようにも、息が苦しくなるほどの気持ちよさが全身を支配して、外界を見せることを拒む。
 体の中にあるグレイの指と、それが与えてくる波にだけ身を預けたかった。
 心臓の鼓動が聴覚を支配する中、それよりもはるかに静かで低い音がバーバラの耳に入り込んできた。
「バーバラ…」
 声にいざなわれて、涙に濡れたまぶたを開く。
 うっすらと見えた世界には、灰色の瞳があった。
801グレイ×バーバラ9:2005/06/05(日) 17:24:17 ID:08nTC1lj
「バーバラ…」
 もはや、彼女にとって特別な声となりつつあるグレイの声。
 うっすらと開かれた世界には、灰色の目と白い貌があった。
 だが、いつもと全く同じ貌では無く、バーバラと同じように苦しげに眉を寄せている。
 冷静な男の見慣れない表情に、今ある愉悦とは別の疼きがもっと奥のほうから溢れてきた。
 他者から与えられるものでなく、バーバラ自身が生んだものだ。
「グレイ…?」
「俺もだ」
 と、いって太ももに押し付けられた物は、見ずとも分かる、グレイの雄だった。
 硬くなったそれは、バーバラの中へ入りたいと主張している。
 バーバラを好きに泣かせつつ、この男は自分の熱を押さえつけていたのだろうか。
 あ、と小さな声を漏らしてから、バーバラといとおしげに指先をそれに絡めた。
 男の弱点である場所に触れられ、さすがのグレイも耐えきれずに吐息を漏らす。
 その様子は、バーバラの胸に、ある種の痛みを生んだ。
 さんざん自分を責め立てていた男が、再び年下らしく見えた瞬間でもある。
(愛しい)
 そんな、この二人の間に生まれるはずも無い言葉が浮かんだ。
 こっそりと、白い指先をその場で遊ばせてみる。
「!」
 グレイの眉が、ますます苦しげにゆがんだ。
(…面白い…かも…?)
 未だ、愉悦は体の中で渦を巻いているが、そんなバーバラにいたずら心が芽生えだす。
「…そろそろ…限界に近、い」
 バーバラが先端やら裏筋やらを弄び始めた事に何かを感じたのか、グレイは声をつまらせながら、
 バーバラの中で好き勝手に動いてた自分の指をずるりと抜き出した。
「……!」
 引き出される感覚に、太ももがわななく。
「かまわんだろう?」
「お互い、限界に近いよね…」
 汗ばむ体を寄せ合いながら熱にうかされた相手の瞳を見合って、二人とも唇を笑みの形に崩した。
802グレイ×バーバラ(しおり):2005/06/05(日) 17:31:31 ID:08nTC1lj
とりあえず、ここで一旦切ります。
残りはそう長くないので、もうしばらくお付き合いのほどをお願いします。

69を入れる隙が無かったので、この話が終わった後に
グレバー69を書きたいと思ってますが、
同じカプを何度か書くというのは、ここ的にはありなんでしょうか?
書けるカプが限られているので(グレバー、ジャミクロ、アルアイ、エロシェラ)
…すみません。
グレバーは、自分でサイトを作ってエロ話以外を書きたいくらいに好きです。

>>771>>772>>773>>782
楽しみといってもらえて、うれしいです。
ご期待に添えてるか不明ですが、少しでも楽しんでもらえれば幸せです。
803追加:2005/06/05(日) 17:40:31 ID:08nTC1lj
すみません、801に余計な文章が入ってました…

>「バーバラ…」
>もはや、彼女にとって特別な声となりつつあるグレイの声。
>うっすらと開かれた世界には、灰色の目と白い貌があった。

すみません、すみません、これは抜かしてください。
ダイビング土下座。
804名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 20:08:15 ID:U7IF7dKT
>同じカプを何度か書くというのは、ここ的にはありなんでしょうか?
全然okですよ。
むしろもっと読みたい、読ませるべきだ、読ませてくださいお願いしますorz
805名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 21:04:50 ID:Bez+eAqn
>>802
無理かもだけどグレクロをお願い・・・
802神のグレイがクロを抱いてるのを見たい・・・!
ずーっとグレクロを待っててるのに無いんだよ・・・
806名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 21:23:37 ID:mHjuZcCM
覗いてみたら神いらしてたー。
グレバー続き萌えまくりです。エロ描写が素敵だ。
期待してます!
同じカプ、いいと思います。69見たい…。
アルバーもこの先がまた楽しみに…どうしようハァハァ
807名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 21:55:03 ID:1fxBbqEM
>805
気持ちは分かるがとりあえずモチツケ。
きっとそのうち誰か神が来てくれるから、一緒にグレクロ待とう。
神が書きたいものを書いてもらうのが一番いいって。
808名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:16:59 ID:Bez+eAqn
>>807
分かってるんだけど
グレイがクロ以外を抱いてるのが続いたから・・・
ごめん
809名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:23:29 ID:JPWG7kdG
>>808
そういうことは言わないほうがいいな。
そういう時は黙っているのが大人のたしなみってもんだ
810名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:38:54 ID:Bez+eAqn
>>809
ホントにグレクロが好きなんだよ
神の文は好みだからクロが相手ならシアワセだな〜て・・・・
ゴメもうやめる
まじごめん
811名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:00:04 ID:fL4MO+5o
しつこいな。
812名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:48:45 ID:UE6+DkB7
まぁまぁ謝ってんだしソッとしといてやんなよ。
まったり神待ちといきましょうや。
813名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 01:19:38 ID:ZzIlkra4
ごめんとかやめるとか書くぐらいならレス自体つけるな。
814名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 01:25:36 ID:HZYOuwNY
>>802
エロというか、癒されてる感じを受けつつ読んでます。
バーバラが美しくてイイ

カプの好みが中々興味深いですな。
特にジャミクロ、身分的には萌えるがいかんせん材料が少ないから
もしサイトとか出来たら是非見てみたいかも。
815514:2005/06/06(月) 04:54:23 ID:0qV0BHe+
アル×バーバラできました。
といってもまだ最初で、エロなしですが…(汗)
なんか、あらためて見ると自分、設定とか背景に
こだわり過ぎてて無駄が多いなぁ(´・ω・`)
なので、また軽く流して下さい。

グレバーの神様の後だと、恥ずかしいです…(´・ω・`)
でもめっちゃ楽しみです!!姐さんいい女すぎ!
816514:2005/06/06(月) 04:55:38 ID:0qV0BHe+
南エスタミル―。
様々な顔を持つ賑やかでどこか憎めない、そんな町に今夜、バーバラ達は宿をとっていた。
宿をとると自然と皆が誰かの部屋に集まり、寝るまでの時間を談笑しながら過ごす。
いつしかそんなことが当たり前になっており、それは今日も例外ではない。
ただ一つ違ったのは、先程部屋を出ていったジャミルが、両腕に紙袋を抱えて戻ってきたことだった。

「ジャミル、あんたどこ行ってたのさ?…その袋は何?」

バーバラが不思議そうに尋ねると、ジャミルはにやにやしながら袋をテーブルに置き、

「へへ、この町は酒も美味いんだぜ。」

と言いながら出したものは、大小様々なビンに入った酒の数々だった。
817名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 05:00:01 ID:HloM2sNZ
・サルーイン×デス×シェラハ
・ワイル×ストライフ×ヘイト
・ニーサ×エロール
・母ちゃん×グレイ
・ジャミル×ファラ
・アルベルト×アイシャ

こん中からなら希望があったら書きます。
ただし文才はありません。
818514:2005/06/06(月) 05:00:28 ID:0qV0BHe+

「あら!いいわねぇ〜」
バーバラが声を弾ませ手を合わせ、顔をほころばせる。
「…お前にしては気が利くな。」
「こんなにたくさん、どこで買ってきたの?」

グレイがいつもの調子で答え、クローディアがまじまじと大量のビンを見ながら尋ねた。

「ま、ちょっとした馴染みの店があってね。」

ジャミルは得意そうな顔で酒を机にどかどかと並べながら、アルベルトの方に目をやると、

「アル!お前も飲むだろ?」
「い、いえ、私は、まだ成人の儀式を受けていないので…」

いきなりの事態に、うろたえながらアルベルトが大きく首を振った。

「っか〜、堅てぇこと言うなよ!今日くらいは無礼講でいいじゃねぇか、な!」
「ふふ、そうよ、今日はおめでたい日でしょ?」

ジャミルとバーバラに後押しされ、断るに断れなくなってしまったが、確かに今日はいつもとは違う日だった。
そう、今日は自分達が名誉騎士となった記念すべき日だ。
コンスタンツも無事救出し、テオドールに是非城で祝賀会をしたい、
と言われたが、それを丁重に断り今にいたっていたのだ。
819514:2005/06/06(月) 05:03:46 ID:0qV0BHe+
「お城でのパーティよりも、こっちの方が楽でいいわね。」

バーバラは楽しそうにビンの蓋を開けながら、机の上のコップに次々と酒を注いでいく。
困った顔をしていたアルベルトに気付いたクローディアが、

「アルベルトも、弱いお酒なら大丈夫でしょう?
 私もあまり飲めないから、気にすることないわ。」

そう言ってやさしく、淡いオレンジ色をした酒が注がれたコップをアルベルトに手渡した。

「…そうですね。では、ご一緒にいただきます。」

ふんわりと微笑むクローディアに、少し安心した様にアルベルトが答えた。
それぞれにコップが行き渡ったことを確認すると、

「じゃあ、乾杯!」

とバーバラが声を上げ、酒に口を付ける。
同時にグレイやジャミルが一気に酒を流し込むのを見て、
つられてアルベルトもコップの中のものを勢いに任せて飲み干してしまった。
820514:2005/06/06(月) 05:06:52 ID:0qV0BHe+
今まで公式の場で軽めのワインぐらいしか口にしたことのない
アルベルトにとっては、それはまったく未知の世界だった。
慣れない味に舌が痺れ、喉が熱くなり整った顔が思わず歪んだ。

「大丈夫?ゆっくり飲んだ方がいいわ。」

クローディアが少し心配そうにアルベルトを覗き込んだ。

「…ッ、大丈夫…です…」

喉が焼けるように熱く、それだけ言うのが精一杯だった。
なんだか急に顔が熱くなり、頭もぼんやりしてくる。


それからどのくらい経ったのか。
夜も深まり、それぞれが部屋に戻ろうと席を立った瞬間、アルベルトがバタッと音を立てて倒れた。

821514:2005/06/06(月) 05:13:38 ID:0qV0BHe+

「ちょっ!アル!大丈夫!?」
「あちゃ〜ちょーっと飲み過ぎたか?おい、大丈夫か?」
「アル、どうしたの?」
「…寝てるな。」

直ぐ様グレイがアルベルトを抱き起こすと、
アルベルトは苦しむ様子もなく、寝息をたてていた。
どうやら回りに回った酒のせいで、アルベルトはそのまま眠ってしまったようだった。

「ああ、よかった。グレイ、そのままここで寝かしてあげてよ。
 あたしが様子見ておくからさ。」
「分かった。」

そう言うとグレイはアルベルトをベッドに運び、
バーバラがそっとアルベルトにふとんをかけた。

「バーバラ、私も残るわ。アルに飲むよう勧めたのは私だし…」
「大丈夫よ。気にすることないわ。
 明日はゆっくりできるし、あたしもすぐ寝るから。グレイ、クローディアをお願いね!」
「ああ。」

まだ心配そうにしているクローディアの肩をポン、と叩き、バーバラはにこっ、と笑った。
822514:2005/06/06(月) 05:19:53 ID:0qV0BHe+
ここまでです。
なんかめちゃくちゃですいません(´・ω・`)

>>774の神様、グレバーの神様、
文がめちゃ綺麗で尊敬します。続き楽しみにしてます!(*・∀・*)
823名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 10:04:36 ID:zuXKIomo
早朝に>>514氏のアルバーが来てた!
背景や設定にこだわった作品って自分は読むの好きなので、
楽しみにしてます。

>>768氏のサイト自分も見てみたいかも、といいますか
氏の文で惚れたグレバーと、SFCから興味があった
>エロシェラ
がすごく気になります…神々のエロ?
824名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 10:06:25 ID:pwEQ8QQ/
くぅ、神々の作品の人物はなんてカワイイ奴らばかりなんだ…!
萌えまくりんぐ


>>817
純粋に興味があるのが
・ワイル×ストライフ×ヘイト
渇望してるのが
・ジャミル×ファラ


825名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 11:14:26 ID:zIy5uT2F
>817
母ちゃん×グレイにワロタ
確かに気になるのはワイル×ストライフ×ヘイト
826名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 13:50:36 ID:CHHSSZHp
>817
頼むよ神!
ニーサ×エロを書いてくれ!

妻に性教育を施されるエロ神が激しく見たい!
見たい。
見たい……
827名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 15:04:15 ID:fWhIEsTm
母ちゃんってダレ?
828774:2005/06/06(月) 15:09:03 ID:zQ+WVhwC
休みをいいことに惰眠をむさぼった774です。
アルバラの続きを、6.5レスほど投下させていただきます。
連投規制がコワいので、生殺し的にエロシーンの途中まで……。
旧作的には8歳差だそうですが、そんな年の差と自分の好みが
連携しちゃって、思いっきり女性上位の形になってます。
そういったシチュが苦手な方は、つ【警戒】スキルをどうぞー。
829774:2005/06/06(月) 15:09:27 ID:zQ+WVhwC
だが、いくらふっきれたといえど、体の硬直はすぐに解けるものではない。
「それじゃあ、服を脱がせてあげるから。――その間、あなたは深呼吸でもしてて?」
ひきつっているようなアルベルトの腕をとったバーバラは、甘苦く破顔していた。
ベッドに座ったまま、自分の体は思い通りにならず、上半身の服を脱ぎ去った女性に
腿をはさまれる形で乗られている少年のほうも、この状況には苦笑するしかない。
「……あなたは、いつもそれですね」
「うん、そうだね」
苦しまぎれの一言に対する反応は、意外なものだった。
「踊ってるときに、あがってるとダメじゃない。そういうときはさりげなく誰かの呼吸を
見て、それに合わせるのよ。そうしたら、周りに対して鈍感になるっていうか、自分の
やってる事だけに集中できる。そうすると、いつもいい結果が残せるの」
「そういうものなのですか」
状況にそぐわない真摯な答えを聞いて、自然と視線が彼女に向く。瞳に湛えられた輝き
にある、自分に対する気負いのなさに、アルベルトは吸い込まれてしまいそうになった。
「ほら、ね?」
……そうしていたら、片方の腕にひっかかっていた袖がぬけた。いつの間に硬直がとけた
のか、脱力したもう一方の腕からも、するりと布が脱げおちていく。
「やっぱり、若い子は素直だねぇ」
彼女の、わずかに目尻を下げるような笑い方は、少年なりのプライドを傷つけるような類の
ものではなかった。バーバラは決して急くことなく、アルベルトの肉体と精神をほぐしていく。
ふたたび背中にまわされた片腕は、どこまでも彼を許容するようだった。
「う、……っん」
そして鎖骨に触れた唇の、思いがけないやわらかさに、彼は思いがけず声をもらした。
さきほどの口づけでは感じる暇もなかった温もりが、ちりちりと彼の皮膚を焦がす。

――抱きしめられ、肩口から首筋へと唇を這わされ、これではどちらが女なのか分かったもの
ではないが、触れられる皮膚は彼女の熱を体躯に刻みつけようと、急速に鋭敏さを増していく。
皺のよりかけたシーツの硬さ、熱せられた空気のぶれ。普段感じないことが分かってしまう
ほどに、この素直すぎる自身の反応が、少年にはやはり恥ずかしく、わずかにうらめしかった。
830774:2005/06/06(月) 15:11:01 ID:zQ+WVhwC
そして、彼のそんな状態をみた彼女の感想は、なんらおかしいものではなかっただろう。
「アル――今のあなた、なんだか可愛いね」
「か、かわいい!?」
しかし、貴族の息子として厳しい教育を受けてきたアルベルトにとって、バーバラの
一言は自分自身に対するイメージを根底から揺るがすようなものであった。
「最初、シフが『ぼうや』なんて言ってた気持ち、分からなくもないなぁ」
「……こんなときにまで、からかわないで下さい」
確かに、自分の骨格はどちらかといえば華奢だ。普段は鎧の肩当てやマントで
隠されている体には年相応に筋肉がついているものの、いまだどこか頼りない。
二の腕から肘にかけてのなめらかすぎる曲線と、護るべきものの重みを支えられ
そうに見えない胸は、騎士を目指す彼にとって密かな悩みの種であったのだ。
「べつに、からかったわけじゃないさ」
彼のそんな思いを知っているのかどうか、バーバラは顔を離し、首をかしげた。
「そうだねぇ。なんていうか、いつも自分の限界まで頑張るアルはかっこいいだけど、
今みたいに無防備なアルも素敵だってことかな」
「バーバラ、さん?」
普段からよく言葉を発し、場の空気をほぐす事に長けている彼女ではあったが、今
共にいる少年には、いつも以上に口数が多いように思える。先刻言った『恥ずかしい』
という理由以外の部分で、言動にぎこちなさがにじんでいるような気がするのだ。
「ん、――っく!」
けれど、浮かび上がった疑問を押しながすほどに、襲ってきた感覚は甘美なものだった。
「ど、どうして……」
唾液でたっぷりと湿された彼女の指が触れているのは、アルベルトの乳首である。
普段は存在すら忘れてしまっていた部位に、たとえば乾いた手で触れられていたなら、
痛みやくすぐったさしか感じなかっただろう。だが、濡れた手でかるく愛撫されるその
部分は、うずくような心地よさを感じさせて小さく尖り、みずから湿り気を帯びていく。
「ここを触られて女の子が感じるっていうなら、それは男の子も同じじゃない?
ついでに、女の子は優しくされると感じるから、それは男の子も同じじゃないかなって」
先ほどの違和感は幻だったのだろうか。彼女の行動は、理路整然としている。
息苦しいほどにもどかしい感覚に、アルベルトは二の句がつげなかった。
831774:2005/06/06(月) 15:11:20 ID:zQ+WVhwC
『若い子を見るといじりたくなる』というのは、なにもこんな事を指しているわけでは
ないだろうに。頭の中は真っ白で、のどが、からからに渇いている。
「う、ぁ……」
ただ息を吐くことにすら、なんらかの声を伴わねばならない状況を、アルベルトは
戦い以外に知らなかった。
「声、我慢しないでいいわよ?」
ちゅ、と音を立てて、バーバラは左の乳首を吸っていた。そうしながら少しずつ彼の
上体を倒し、自由になった腕でもって、胸から腹へと愛撫の手を伸ばし始める。
腰が浮かされた。線の細い印象がある下半身を包む布はかたく丈夫なもので
あったのだが、バーバラは器用な手つきで腿から膝、足へと生地を抜けさせていく。

「あついね、アル」
「――ええ」

その台詞がなにに対して向けられたのか分からないまま返事をすると、彼女は少しだけ
蓮っ葉なものがみえる動作で下半身の衣服を取り去った。
「目的や行動は一本化すべきなのよね。リズムが悪くなるから」
もっとはやくに脱げばよかったとこぼしながら、彼女はアルベルト自身に手を触れる。
「ん……ッ!」
その動作はやや速く、無造作と言って差し支えないような動きに見えたのだが、秘部に
触れた瞬間の彼女の指先は、どこまでも軽く、柔らかかった。先刻の愛撫とおなじで、
与えられる刺激が軽いほどに、アルベルトの体は熱くじらされていく。
寄る波のような快感が砕ける先を求めるように、剛直がぴくりと動いた。
「だいじょうぶ。怖くはないでしょう?」
その瞬間にもれた、ひゅっと息をのみこむような声を聞きつけて、バーバラが笑った。
「べつに壊したりしないから、安心して……」
酒場で歌を歌うときよりも、少しだけ甘く解けるような響きが、耳に染み込んでいく。
そのまま彼女は寝そべるように少年の下半身に寄り添い、豊満とまではいかないが
形のいい胸を両手で支えつつ、彼のたかぶりをはさみこんだ。
832774:2005/06/06(月) 15:11:42 ID:zQ+WVhwC
「ふ……ッ!」
ふんわりとした感触のなかに、生硬なものが内包されている彼女の乳房。
先刻までも手に触れていなかったそれが、いきなり自分の局部に触れているという
のは、アルベルトには信じがたいことだった。どこまでが彼女の体から感じる鼓動で、
どこまでが自分の脈動なのかが分からないほどに、体が溶かされていく。
「アルは敏感そうだから、指だと痛いんじゃないかな。……そうだねぇ、なんか、
あんまり美しくないけど――もうちょっと潤ってたほうがいいのかねぇ」
首をかしげて言いつつ、バーバラは紅をひかずとも紅い唇を少年の先端にはわせた。
薄い舌に控えめなタッチで鈴口を舐められ、茎の部分に唾液を伝い落とされる。
「ん、っく」
「これは……いい感じ、かも?」
ぬめりを帯びて、先ほどよりも双方のからだが密着していた。彼女のほうも興奮
しているのか、霧のようにふいている汗と相まって、肌がしっとりとからんでくる。
「ぁ、うっ――」
何を考えていいのか、分からなかった。
彼女は自らの肌に伝わった感触に手ごたえを感じたらしく、剛直に乳房を擦り付ける
ようにしながら、ふたたび先端の部分をもてあそびはじめる。
張り詰めた裏側の筋や雁首の張った部分を、彼女の舌はかろやかに舞った。その動き
とはまったく別のリズムで乳房が触れ、離れ、絶え間なく性感を刺激される。
じわり、じわりと、自分の昂ぶりからにじむものがあった。
今まで感じていた恋慕の甘さや、夢におちるかのような感覚を洗い流すかのごとく、
肉体に与えられる感覚はあくまで鮮やかだ。突き上げられるような欲望に瞳がかすみ、
快楽は過敏な痛みすら伴ってアルベルトにひびいてくる。
「いいよ。我慢しないで、一回出しちゃっても」
「あ……ッ、あ!」
言われるまでもなく、耐える事などかなわなかった。支えを失ったような上体が反り
かえり、それとは逆に、尻からふとももにかけての筋肉に強く力がはいる。
自分の体が、自分のものでないと、自然に理解できた。絶頂に達した瞬間は情念も
思考も割り込む余地がなく、無軌道に欲望がぶちまけられる。
「ん、ん……」
それを引き込み受容するかのように、バーバラは口中に放たれた流体を飲み込んだ。
833774:2005/06/06(月) 15:13:48 ID:zQ+WVhwC
どんどんと追い詰められていった自分とは対照的に、バーバラにはなんの迷いも
ためらいもないようだった。人生経験の差というべきか、傍目からみて危なげがない。
けれど。
「……こんな冒険は初めてだったけど、どうやら正解だったみたいだね」
「はじ、めて?」
「うん。こんなことは初めてだったわ」
軽い口調でつむがれた言葉に、アルベルトの頭は急激に醒めていった。

――貴族の息子ともなれば、教養や武術のほかに、房中の術も知っておかねばならない。
褥にあるという最も無防備な瞬間は、後宮にやって来た女性だけでなく、自分のめとった
妻に対しても警戒を怠ってはならない。
その上で、もしも信頼のおける女性が現れたなら、彼女に恥をかかせてはならない。
言葉すくなにそう説明したアルベルトの父は、成人の儀式を迎える少し前から、
息子の部屋に一人の侍女をつかわすようになった。
しかし、自分は彼女に指一本も触れてやることが出来なかった。
自分が不能だというわけではない。年相応に、胸をつくものはあった。
侍女にとっては、貴族の手に触れられることで栄華への道を開き得るかも知れぬこと。
領土を拡大する政策をとるだろうローザリア王国の重要な地点を護るものとして、まずは
自らの命を護らねばならないことなどは、十分に理解できていたのだ。

……しかし、ただ、いやだった。愛も正義もないままに、生々しい行為をすることが。
『大義』という言葉の裏を理解できるほどに、少年は成熟していたが、それを自分の
行動にうつしかえて考えるに、いまだ彼の精神は青く、若きにすぎていた。
「バーバラ――」
「あら。『さん』が、やっと取れたんだね」
顔をあげ、こちらを見る女性にむけた声が、のどにつまる。
どことなく嬉しそうな彼女の言葉とは裏腹に、アルベルトは後悔の念をかくせなかった。
こんなにも、自分は快感を感じているのに。こんなにも、彼女は優しいというのに、
自分の方は彼女にどう触れてやっていいのかが分からない。
いくら剣が強くなっても、結局は何も出来ない、何も知らない自分がただ、悔しかった。
そして、たとえひと時といえど、相手に対して愛を持って向かえず、愛や正義という
『大義名分』をかさにきて、今まで何も知ろうとしなかった自分を心から恥じた。
834774:2005/06/06(月) 15:14:05 ID:zQ+WVhwC
「――アル、どうしたの?」
違う、あなたのせいではない。
そう思いながらも、アルベルトはバーバラに体を起こされ、その胸に抱かれていた。
心配そうな声音が、彼女の腕越しに耳朶をうつ。こうして受容され、甘やかされる
自分を視るのは久しかったが、それはとても後ろめたく、申し訳ないことだった。
「違い、ます、バーバラさん」
知らず知らずのうちに食いしばっていた歯の奥から、一語一語を喰いしめ噛み切る
ようにして、言葉がでていった。
「でも、あなたやっぱり……苦しそうよ?」
「そのようなことは、ありません」
こちらの迷いが気配で伝わったのだろうか、彼女はなにも言わなかった。
沈黙にありがたさを感じながら、アルベルトは考えた。

――彼女に、恥をかかせてはいけない。彼女の名誉に、傷をつけてはならない。

けれど、バーバラはそのどちらも気にはしないだろう。どう考えても貴族であった
彼自身の主観にしかなってくれない精神の未熟さに、少年はまた恥を感じる。
そして、理詰めで言葉をつむごうとするほどに、のどはふるえてくれなかった。
もどかしさが自分をなおさら縛っていくのを感じながら、彼は体を動かした。彼女の
抱擁からいったん離れ、眼を見ようとして――その手が乳房に触れる。
「あ」
濡れた胸に手のひらがすべり、体勢が崩れかけるのを防ごうと、思いがけず乱暴に
つかみあげるような形になった。呼吸に合わせてゆるやかに上下していたはずのそこ
から、意外なほどに激しい鼓動がつたわってくる。
驚きに表情を崩したアルベルトに向けて、彼女は照れまじりの笑みを浮かべた。
「年を、とるとね。どんなに不得手なことでも、こなし方が分かってくるものなの。
最初に恥ずかしいって、言ったでしょ? こんな時は、誰でも余裕がなくなるのよ」
835774:2005/06/06(月) 15:14:59 ID:zQ+WVhwC
……さわやかで、思い切りがよく、さっぱりとしている。
そんな印象しか抱いていなかった彼女の、端を吊りあげた唇に、今まで微塵も
感じなかったはずの情感や色っぽさがにじんでいる。
その様子を眼にするに至って、少年は『これは理屈ではない』と、強く感じた。
「――バーバラさん。私はまだ、若いです。若くて、いまだ未熟です。……何も
分からないというのは言い訳にもなりませんが、分からないなりに、やってみます」
「それでこそ、アルだよね」
今まで悩み、迷いながらも、着実に前だけを見据えて歩んできた少年の瞳にある
力を見て、バーバラはひとつうなずく。
「……でもね、アル。なにごとも基本が大事なのよ?
まずはその手に入ってる力を、抜くところから始めてみないかしら」
茶化すように言われて、瞬時に手が体から離れる。
両極端すぎる自分の反応に、アルベルトは口もとを気まずそうにゆがめた。


----------

な、名前欄変えておくのを忘れた……と思いつつ。
とりあえず、今回はこんな感じで区切りをつけました。
エロいシーンでかっこいい貴族というのは、私には無理かも知れません。
あと一回だけ続きますので、なるべく早めに投下できるよう頑張ります。

コメントのほうも、色々頂けていて幸せです。
読み手の方に楽しんで頂くのはもちろんですが、人様に向けてものを作る
からには、まず自分が楽しめないとなぁと考えつつ修行させてもらってます。
836名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 23:03:03 ID:snrHTDJH
神キテルー!
774神のアルバーは繊細で切ないし、514神のアルバーはここからどう展開するのか楽しみw
837名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 01:04:45 ID:1QRRmAHI
>>802
今覗いて一気読みして
>>768神の文章&グレバに
マジで萌え死にそうっす
元々姐さん贔屓なんがますます。。。
神のグレイもなんか好感持ちます
69読みたいですなー
エロ以外も喜んで見に行きまっせ!


>>817
ニーサ×エロール
女×男が読みてー
838名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 03:30:04 ID:Y4qAx3UX
「そうだ うまいぞー ディアナー すごく ぶじだったのかー」 
時と共に激しさを増すディアナの変幻自在に、殿下は水晶商会していた。 
正直、いまだ薔薇騎士のディアナでは充分満足できるキットンソックスは得られないと思っていたのだが、 
ディアナの激しい決戦!サルーインは思った以上のジャック・ハマー。 
ディアナ「殿下、お久しぶりです」 
ナイトハルト「アクアマリンを とってきてほしいのだー」 
自分の上で腰を挟撃陣するディアナのコル・スコルピオを愛撫する。 
ナイトハルト「おまえを わがつまに むかえたいー」 
アイシャ「は はい! 喜んで お受けいたします・・・わたし しんじられない・・」 
殿下はディアナのバルハルモンスターを舌で雲身払車剣し、ディアナはを更にサイコブラストする。 
殿下「おおー アルベルトー おまえもやるのかー」 
ディアナ「あぁ・・・ あぁ・・・(ドラゴン遭遇)」 
ディアナのガレサステップはもうクリスタルレイクだ。 
するといきなり像を狙う女が急に扉をパンチアウトした。 
J( 'ー`)し「みつけたよおおお!!! ・・・・・…ボチャーン!! 
839名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 03:46:09 ID:EsQEI6nQ
ジャック・ハマーにワロタ
840名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 03:49:28 ID:rXQOa0eO
>ディアナのガレサステップはもうクリスタルレイクだ。

微妙にエロスw
841名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 04:18:35 ID:P5R9+HUP
>>817
母ちゃん×グレイでお願いします。神様
842名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 05:19:10 ID:pyUgCF2a
今日仕事の休憩中にこのスレ見てニヤニヤが止まらなかったぜw

ミニオンは実は誰かおにゃのこだったりしたら萌え
843名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 10:14:47 ID:EsQEI6nQ
母ちゃんって「これで大金持ちダヨー」の母ちゃん?
844764:2005/06/07(火) 19:49:04 ID:QwknZKPv
764です…
導入部だけ書いて持ってきてみたら、神と激しくネタがかぶっているのに気付いたとです…orz
別のネタを書き直してきたら、そっちも別の神とかぶっとったとです…orz
またまた書き直して来るとです…お待たせして申し訳ないとです…
845名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 22:42:47 ID:JBQx63kB
か、かぶっててもいいって!
神様の好きなモノ投下してください!
なんでもお待ちしてますから!
846名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:24:15 ID:6XFAgb2T
>491読んでくすぶってたので書いてみた。
ナイトハルト×クローディア。とりあえず導入部分なのでエロなしです、スマソ。
847名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:25:56 ID:6XFAgb2T
「クリスタルシティ、ね」
 窓から見える景色を見ながら、クローディアは小さく呟いた。月明かりに照らされた街はその名に相応しく美しい。歴史ある、と言えば聴こえはいいが、古ぼけた感じの否めないメルビルに比べるとその差は歴然としている。現在の国力の差そのままに。
 軽く溜息をついて、真っ白なシーツの敷かれたベッドに座った。
 ローザリアの皇太子が臣下の為に用意した部屋も、外に劣らず美しく豪華だ。シーツのさらりとした手触りは絹だろうか。そのままとすんとベッドに体を預けると、柔らかく沈み込みクローディアの体を支える。これまでの宿とは大違いだ。瞳を閉じるとすぐに眠ってしまいそう。
 でも。
「ここは、嫌いだわ」
 つい、そう言葉が出ていた。ブラウとシルベンと別れても、彼らに話しかける癖はなかなか抜けきらない。直した方がいいのだろうが、クローディアはあまり気にかけてはいなかった。
「王宮なんて、大嫌い」
 漸くクリスタルシティに辿り着いたと言うのに、この旅を続けるとアルベルトは主張した。世界で起こる様々な事件、それをこの目で確かめたいと言うのだ。
 皇太子はその願いを聞き入れたが、せめて今晩くらいはクリスタルパレスに泊まって疲れを癒せと勧めたようだった。城育ちのアルベルトには有難い話だろうが、やはり私たちは外に宿を取ればよかったと今更ながら思った。
 同じように豪華な部屋を与えられて戸惑っているに違いないバーバラの所にでも顔を出そうか、それともこのまま寝てしまおうか、迷っていると。
 扉を叩く音がした。
848名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:28:25 ID:6XFAgb2T
「失礼する」
 返事を待たずにナイトハルトは部屋へと足を踏み込んだ。この時間に若い女性の部屋を許可もなく訪ねるなど、まず許されない振る舞いだ。この場所の主であるナイトハルト自身を除いては。
 中にいた女性は驚いたように目を見開き、まじまじとナイトハルトを見上げた。寝ていたのかその直前だったのか、ベッドの上で半身を起こして。
 そのままずかずかと歩み寄る。慌てて立ち上がった彼女の顔を見て、ナイトハルトは初めて見た時に感じた既視感の理由に気づいた。
「ああ」
 突然の出来事にまだ言葉も出ない程驚いているクローディアに、ナイトハルトは笑いかけた。
「お父様によく似ておられる。一目で解った」
「な……」
 クローディアは夢でも見ているのだろうかと、部屋に乱入して来た男を呆然と見上げていたが、その言葉を聞いて漸く我に返った。
「な、何の御用ですか、ナイトハルト殿下」
 一瞬、暗殺者に襲われた記憶が蘇り武器に手を伸ばしかけたが、声を聞いて先程ほんの僅か顔を合わせただけのこの国の皇太子だと気づいたのだ。
「驚かせたようだな、すまない」
 ほっと安堵の溜息を洩らし、それからまた気づく。いや、そもそも。こんな時間に一国の皇太子が部下の友人に会いに来るなんて、おかしいではないか。
 再びクローディアが問いかける前に、ナイトハルトは応えた。
「姫に会いに来た」
849846:2005/06/08(水) 00:30:49 ID:6XFAgb2T
 そう簡潔に言い切ると、じっとクローディアを見つめる。既に寝支度を済ませていたクローディアは、自分が薄手の夜着しか纏っていないことに気づいてかっと頬が染まるのを感じた。ナイトハルトはいっそ不躾と言っていいような眼差しでクローディアの全身を検分している。
 その視線の遠慮のなさに、漸く口が滑らかに動くようになって来た。
「姫、とは一体どなたのことでしょうか?」
 じりじりと後ろに下がるが、後ろにはベッドしかない。その様子を面白そうに眉を上げて見遣った後、ナイトハルトはクローディアの質問に淡々と答えた。
「勿論、そなたのことだ。バファル帝国皇女、クローディア」
 何故それを、と問うまでもない、アルベルトだろう。あの真っ直ぐな坊やは今まで知った全てのことを主君に洗いざらい話したに違いない。勿論、クローディアに悪いことをしているとはこれっぽっちも思わずに。
 アルベルトのあの真っ直ぐさはクローディアの密かに憧れる所ではあったが、それがこういう事態を招いたのかと思うと思わず歯噛みしてなってくる。
「……で、どういったご用件でしょう?」
 掠れた声で尋ねる。夜、男が女の部屋を訪ねる。秘め事には疎いクローディアでも、その意味は何となくわかっていた。それが碌なことではないことくらいは。
「結婚を申し込みに来た」
 ナイトハルトは、だが、クローディアの予想以上の返答を淡々と述べた。
「……は?」
 クローディアは思わず耳を疑った。今何と?
850846:2005/06/08(水) 00:32:47 ID:6XFAgb2T
「姫よ、我が妻となってくれないか?」
 ナイトハルトはもう一度、同じ言葉を繰り返した。クローディアはただただ呆然とナイトハルトを見上げた。見つめている内に部屋着も真っ黒なのね、とそんなどうでも良いことに気づく。
 そうこうしている内にナイトハルトは手を伸ばしクローディアの手を取った。クローディアがびくりと体を竦ませるのにも構わず、そのまま膝を付き優雅に口付ける。
「我が命、そなたに捧げよう」
「……」
 思わず見入ってしまったナイトハルトの青い瞳から、クローディアは視線を無理やり逸らした。大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出す。それからぴしりとその手を払った。ナイトハルトは面白そうに膝を付いたままクローディアを見上げる。
「殿下、殿下は何か勘違いをなさっておられるようです」
「勘違いとは?」
「殿下が私に求婚されるのは、恐らくバファルが目当てなのでしょう」
「その通り」
851846:2005/06/08(水) 00:33:31 ID:6XFAgb2T
 悪びれもせずナイトハルトは頷いた。やや気勢を削がれながらもクローディアは続ける。
「私はバファル皇帝に認められた身ではありません。私を娶った所で、バファルの跡継ぎの座が転がり込んでくる訳ではありませんわ」
 だから、こんなことをなさっても無駄です。そう言い終える前に、ナイトハルトは立ち上がりクローディアの細い体を抱き寄せた。油断していたクローディアは抵抗する間もなくその腕に転がり込む。
「私が認めさせる」
「で、殿下」
 クローディアの手首を掴み、もう片方の手を豊かな栗色の髪に差し込む。その瞳を見つめながら、ナイトハルトはゆっくりと囁いた。
「あなたにとっても、悪い話ではないと思うが?」
「なにを……」
 クローディアが抗議の言葉を発する前に、その柔らかな唇を塞いだ。
852846:2005/06/08(水) 00:34:41 ID:6XFAgb2T
とりあえずここまで。
シリアス目指してたのに微妙にコメディっぽくなってしまった……
853名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:43:28 ID:xqlAYt0X
夜は寝物語を語る詩人と特に何も疑わずについてくシフ、
経験はないけど耳年増なアルベルトが寝物語の意味を察してふじこって、
うっかり止めそこねてもんもんとした一夜を過ごす妄想が止まらない。
翌朝顔をあわせてみたら何故かシフの愛と魅力が上がってたり。
それ以来夜に酒場寄ることが増えて、そのうち詩人仲間に入って夜毎ギシアン(時々人数が増える)。
艶の良くなる女性陣と変わりない詩人、一人だけ元気のなくなるアルベルト。

シフはあんまり興味ないだけでそれなりに経験ありそう。
詩人は名前からして女好きと予想。
854名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:51:09 ID:JGdxi8qD
殿下×クロ乙です!流石は黒い悪魔カヤキス。
政略結婚としてもこのカプはありだよなぁ…
しかし生きてたディアナねーさんにどんな目に遭わされるのだカヤキス…

>853
そして奥さんにバレて折檻の末、地の底深く埋められる詩人、という図が浮かんでしまったw
855名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:16:51 ID:sda0anba
うわ、まさか自分の書き込みから殿下皇女が見られるとは!
なんともロイヤルな続きを楽しみにしております(*´Д`)
856名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 02:00:26 ID:Gwxxjbd0
おお、また新たな作品が…。

グレバー、アルバー、のんびり待ってます神々
857514:2005/06/08(水) 05:20:12 ID:o8x9ZhpN
アル×バーの続きです。



「ちょっと、やりすぎだったわね。」

それぞれが部屋を後にしたのち、バーバラはベッドの脇に座り、
悪乗りして度々アルベルトに酒を勧めてしまったことを反省していた。

「ごめんね、アル。」

さらり、と綺麗な金色の髪を撫で、バーバラが心配そうに
アルベルトを見つめると、静かに寝息をたてていたアルベルトの顔が急に曇った。

「……上、母上…!」
「?アル…?」
「…姉上ッ!うわあぁぁっ!」

ガバッと起きたアルベルトに、驚きながらもバーバラは咄嗟に抱き留めた。

「アル!?どうしたの?」

肩で息をし、混乱している状態のアルベルトに問い掛ける。
気付けば額には冷や汗が浮き出ており、目にはうっすら涙が浮かんでいる。

「…ッハァッ、ハァ、……あ…バーバラ…さん?」

やっと我に返ったようなアルベルトが、ゆっくり目線を合わせながら答えた。

858514:2005/06/08(水) 05:24:06 ID:o8x9ZhpN

「大丈夫?あなた、うなされてたわ。」

肩に手をおいたまま、バーバラはゆっくり、やさしく答えた。
長いこと一緒に旅をしていたけれど、こんなアルベルトを見たのは初めて、
いや、前に一度だけ、ナイトハルト殿下の前で泣き崩れたアルベルトを見て以来だ。
住む城をモンスターに襲われ、父と母を殺され、姉も生死すら分からない―。
普通では耐えられない過去があるにもかかわらず、
いつものアルベルトからはそんなことは微塵も感じさせない。
だが、きっとこんな風にうなされて起きるのは初めてではないのだろう。

「大丈夫、大丈夫よ、アル…」

バーバラはまるで子供をあやす様にやさしくつぶやき、
アルベルトをゆっくり抱き締めた。

「……バーバラさん…」

その温もりに安心したように、アルベルトはバーバラの肩へ顔を埋めた。
ふわり、と甘い匂いが漂い、先程の悪夢が薄らいでいく気がする。
859514:2005/06/08(水) 05:26:00 ID:o8x9ZhpN
バーバラの腕のなかは心地よく、アルベルトはしばらくそこから動けなかった。
まだ酒が回った状態の頭のなかは朦朧として、上手く考え事ができない。
だが、ゆくゆく自分の今の状況を理解すると、カッ、と顔が熱くなった。

「わっ、あっ、す…すいません!」

バッ、とバーバラから体を離すと、ますます自分の体が熱くなっていくのが分かった。
バーバラは驚いたように目を丸くし、すぐに口元を緩めるとくすくすと笑った。

「ふふ、そんなに嫌わないでよ。こんな時ぐらいは、甘えていいの。」

そう言うと、またバーバラの腕がアルベルトの頭をやさしく包み込み、頭を撫でる。
多少強引な抱擁に、アルベルトの顔はますます熱くなった。
860514:2005/06/08(水) 05:33:59 ID:o8x9ZhpN
またエロ突入できない…orz
こんな文でごめんなさい。(´・ω・`)

774神様、かなり萌えます!
同じカプでもここまで違うとは…続き楽しみにしてます(*´Д`)ドキドキ

殿下×クロすごく(゚∀゚)イイ!!です!
ほんとにありそうなとこがまた…。がんばって下さい(`・ω・´)
861名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 11:45:05 ID:hzmaoHGx
アルバーいいなあ…

グレイ×クローディアの触りだけ投下。
862名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 11:46:40 ID:hzmaoHGx
「あなたは、この戦いが終わったら何処へ行くの?」
「……何だ、突然」
一人の髪の長い銀髪の青年と、森のように緑の衣服を纏った、どこか気品のある顔立ちの女性が宿屋の一室で話していた。
その青年の名はグレイ、そして女性の名はクローディア。
「ごめんなさい、何だか気になったものだから。このマルディアスはもう、冒険しつくしたでしょう?」
名を馳せる冒険家、グレイに冒険する場所はもはやこの地には残っていまい、と彼女は考えた。
「……そういうお前こそ、どうする気だ?」
「わからないわ、でも……私は森の番人だから……」
「森に還る……か?」
「そうね……」
あえて帝国のことは触れなかったのか、必要以上のことを問いたださないグレイ。
煩い場所や人の苦手なクローディアには、他の人から見て近寄りがたいが、そんな彼の近くが
どこか心地よいものになっていた。
863名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 11:47:22 ID:hzmaoHGx
「もし森の近くまで来ることがあれば、貴方なら歓迎するわ」
「……ああ」
森の中に誰かが迷い込むだけで神経質になっていたのに、自分でも信じられない言葉だ。
それでも俯いているグレイを見て、クローディアが言葉をかける。
「あ……いえ、ごめんなさい。『絶対自由』を謳う貴方を縛り付けるような事を言って」
「気にするな、それに……そろそろ各地を歩き回る事にも疲れ始めている」
「え?」
「……どこか一つの場所でしばらく休むのも、悪くはないと思っている」
あまりにも意外な彼のその言葉に、ただ驚くしかない。
「グレイ……」
「俺はお前を護ると言った。だから、森を護っていくのがお前の役目なら、お前を護っていくのが俺の役目なのだろう」
本当は、嬉しくてしかたのないその言葉。
「でも、私は帝国に戻る気はないわ。あの依頼ならもういいのよ、ガイドさん?」
どこかおどけながら、彼に言葉を返すクローディア。
自分の事で誰かを縛り付けるのは、嫌だった。
だが、返ってきたグレイの答えは……
「……依頼など、本当はどうでもいいのかもしれん」
864名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 11:48:27 ID:hzmaoHGx
「グレイ?」
「俺は今まで、ここまで依頼に入れ込むことなどなかった。金さえ貰えれば、依頼などどうでもよかった。
誰かを殺すことも、依頼だと割り切れば厭わない。こんな思いなど初めてだ。
だが、あの時の言葉に嘘はない。クローディア、俺はお前を……護りたい」
突然、体を引き寄せられた。
その後、耳元で「ずっと……」と、囁くように言い放った。
ずっと、護りたい……?
クローディアの思考が、ぐるぐると回っている。
同時に、彼の唇が自分のものに重なり、傍にあるベッドにそっと唇を重ねたまま倒れこんでいく。
ようやく唇を離し、しばし見つめ合うと、クローディアはどこか気恥ずかしそうに瞳を逸らして呟いた。
「……強引なのね」
「嫌なら抵抗したらどうだ?」
「ううん……いいわ、あなたとなら……」
今度はクローディアからグレイの唇に自らのそれを重ねていった……
グレイが自分から女を抱きたいと思ったのは、初めてだった。


神々に触発されて未クリアの俺が試験的に書いてみたけど、なんて書きにくいんだこいつら。
設定、性格違っててしかも、エロなしですまん。続き思いついたら……書く、よ。たぶん。
865名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 12:35:19 ID:P11JxYiM
だからさわりってのは(ry
866名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 13:31:42 ID:ZZwZHgZ4
GJだが・・・GJだがっ・・・

我慢できるかー!(ちゃぶ台返し)
867名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:10:38 ID:Vdol0mk8
>>861
神キタ!!!
設定が違ってもキニシナイで続きを・・・
グロクレを待ってたかいがあったよー!!!
クローディアがいい!!!ゲームの声が聞こえてくるみたいでイイヨイイヨー。
868名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 18:02:45 ID:/6ofQ+6q
ついに来たな、これを言う時が。
>>861激しくGJ!
刮目して続きを待つ。
869名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 18:40:44 ID:VM4pcEWX
殿下クロもアルバーもグレクロも職人様方激しくGJ

>>867
もしお前が数日前にグレクログレクロ騒いで顰蹙買った奴なら
頼むからもう少しおとなしくしてくれ。
我侭言うほど肩身が狭くなることを理解してくれ。
違う奴だったら本気スマン。
870名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 19:14:59 ID:kTtqsMNG
>869
おまいも蒸し返すなよ……('A`)
871774:2005/06/08(水) 20:53:24 ID:Ar8HLZ3n
774です。なんで書いてるうちに長くなってくるのか、これが分か(ry
と思いつつ、アルベルト×バーバラ、ラスト8レスほどお付き合いください。

そして、長らくのお付き合い、ありがとうございました。
エロSSとしては完全に失格な作品に、エールを頂けて嬉しかったです。
そして、一行目(『そして戦いがはじまる』)が題名だったんですが、今見るとすごく間抜け……。
今後の展望は特に考えてませんが、また書きたくなったら、なるべく軽めに書いてみます。
872774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:53:43 ID:Ar8HLZ3n
横たえたバーバラの体は、思っていたよりもたくましかった。すらりと細い線は
感嘆に値するものだが、肌理の細かい肌の下には、引き締まった肉やまっすぐな
骨――今そこにある生命の存在を、たしかに感じ取ることが出来る。
「綺麗だ」
それを美しいと形容するのは何か違うような気がして、アルベルトは思わず声に
出してつぶやいた。自分の体の下で、年上の彼女がわずかに身じろぎをする。
蒼い瞳の視線が緊密に絡み合い、顔を近づけるにつれ閉じられていった。
「ん……」
ゆっくりと、あわてることがないように、唇を重ね合わせる。こちらを導くように
開かれた口内へ、アルベルトは舌を挿し入れた。細かにざらついた舌に自分のそれ
をからませ、温かく潤っている口蓋のかたちをなぞるように動かす。こちらが動く
だけ、バーバラの方も自分の舌を滑り込ませ、こちらの背に腕をまわしてくる。
蕩けそうなその感触は、されるがままの口付けでは分からないものだった。
双方ともに呼吸も忘れて、甘い行為にどんどんとのめりこんでいく。そのまま、
もう息も続かないというところまできて、ようやっと体が離れてくれた。
「……はっ、は……はは……」
「っふ……あはは……」
子どもの戯れのような行為に、自然と頬がくずれる。こみあがってきた感情か衝動か、
そのいずれも抑えずに、ふたりはしばらくの間笑みを止めなかった。
そして、必然としか形容できない間をおいて、少年の顔が真剣なものに変わる。
「――いきますよ、バーバラさん」
「ええ。どこからでも、かかってらっしゃい」
なまめかしさの欠片もない台詞の応酬に、彼の頬に再び笑みが訪れかけた。初めて
触れる女体への興奮は隠せないものの、紅潮した頬はこわばりもひきつりもしていない。
汗と唾液で濡れ光り、力を抜いていてもつんと上を向いている彼女の乳房を、彼は
広げた手のひらで受け止めた。一見しただけでは分からないだろう、剣を振るい続けて
出来たたこやひびわれが、ふんわりとした肌のそこここにひっかかる。
「あん……」
部屋の空気に溶け消えるような彼女の声に、アルベルトの指がふるえた。
873774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:53:59 ID:Ar8HLZ3n
それは酒に酔う感覚に、少しは似ているのだろうか。
目がくらむようなくるめきや、感動にも似た焦燥が、アルベルトを支配している。
その感覚を悟られまいと、掌は無意識に彼女の胸に密着した。吸い込まれるような
弾力に惹かれて、大きく開かれた五本の指が肌を押し、包みきれない部分がこぼれだす。
「ん――っん」
……敏感なのは、彼女もかわらないような気がした。
息を吐くのと変わらない大きさであふれるバーバラの声は、彼の鼓動をさらに
煽り立てるようだった。人の肌は安らぎをもたらすものだと思っていたのに、
いま彼女の肌に触れている少年の額には、ねばつく汗がふきだしている。
自身をとりまく緊張に心地よさを感じながらも、アルベルトははけ口を求めるよう
に、バーバラの胸もとへと鼻先を埋めた。音に聴こえるほど深く呼吸を繰り返し
ながらも、彼の手のひらはゆっくりと目の前にあるふくらみを揉みしだいている。
「ぁん!」
断続的に声をあげていた彼女が、一段階高い声をだした。驚いて手もとを確認すると、
指の付け根にできた剣だこが、いつのまにか肥大した乳首をさわっているのに気がつく。
「痛かった、ですか?」
――魔物に手傷を負わせて倒すのは、正義にかなうことだ。しかし、自分の周囲にいる
ひとを傷つけるのは、いかなる場合であっても怖い。恐ろしい。
おそるおそる問いかけた少年に、バーバラは苦しげなはかなげな表情で返事をした。
「ううん、なんか……いたいような……気持ちいい、ような」
へんな感じ、と付け足した彼女は、動きを止めていたアルベルトの手、繊細そうな
外見のなかで唯一無骨に節くれだった指の上に、自身の手を重ねあわせる。
そして、先刻まで彼が愛撫していた時よりも少しだけ強い力で、乳房をゆがめた。
「もっと、つづけて? あたし、今――感じてるから」
「……分かりました」
彼女が気持ちのよいと思う力や律動を、その動きは直に教えてくれる。アルベルトは
その通りに、あるいは乳首に触れた時のように機をずらして、手指をはわせはじめた。
もうずっと触れ続けていたふくらみは、全体に熱をもっていた。汗や熱気で湿りを帯びる
ほどに、触れ合う肌からは隙間がなくなり、自分と彼女との境界が曖昧なものになっていく。
874774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:54:15 ID:Ar8HLZ3n
優しく触れればこちらを包み込み、強く圧せば同じだけの力で抵抗する、女性の体。
ともすれば濃密な空気にのまれそうになりながらも、少年はそこから手を離せなかった。
陶然とぶれる彼の視界いっぱいに、彼女の体がうつっている。胸の間にほとんど
挟まれている状態の耳朶に、自分と変わらない速さで鼓動がひびいてきた。
とくん、とくんと、浅く繰り返される音を聴いたアルベルトの体が、一瞬だけ
固まった。大人の女性が自分の手で乱れるさまに、胸を締め付けてきた切なさを
振りはらい、そうすることが必然であるかのような動作で、彼女の左胸に顔を伏せる。
「はぁ……っは……ぁあん」
すでに充血し、硬さを増していた乳首を吸われて、バーバラがあえいだ。肥大して
薄くなった乳輪の皮膚は、舌のわずかなざらつきも鋭敏に感じ取っているようだ。
空いた右手が、揺れる女性の肩を抱いた。左手は変わらず、乳房に置かれている。
「あ、あ、あ……んんッ」
――手で胸をゆり動かせば、バーバラののどはひくりと鳴り、幼な子のように乳首
を吸えば、バーバラの声は鼻からぬけるようにふるえて伸びた。
そして、そんな彼女の声を耳にするほどに、アルベルトはこの行為にのめりこむ
自分を実感せざるを得なかった。もはや意識からは荒い呼吸を整えることすら失せ、
恋情以外にあった逡巡やかなしみを叩きつけるように、バーバラの体に『ふれる』。
優しさを、やわらかさを意識して触れるほどにひびいてくれる彼女の体が、心が
いとおしい。その思いがますます、少年の理性に火をつけていく。
形のいい胸を圧し上げるように揉みつぶし、同じ動作のなかで乳首をなであげ、軽い
接吻を繰り返しながら、焦がれるように反り返った彼女の背をささえる。

「あ、ぅっ……ア、ル――アルベルトっ」

ふいに感極まったような声をあげて、バーバラはアルベルトを引き寄せ抱きしめた。
血を吐くようにつむいだ名前に、先刻までの響きはみえない。
くるおしげな呼び声は年下の、性を感じない庇護者を可愛がるような愛称の少年
ではなく、対等な立場にある男をこそ求めているように、彼には聴こえた。
875774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:54:33 ID:Ar8HLZ3n
「バーバラ……さん……」
「は、ぁ、は……ぁっ、」
こちらの呼びかけに、明瞭な返事はかえらなかった。がっくりと力が抜けて、今にも
くずおれそうな体躯を、彼女はとっさに回されたアルベルトの腕に預けている。
無防備な、先ほどまでの余裕も諧謔もなにもない姿に、少年の心はあまく衝かれた。
「ん……あぁ……」
乱れきった呼吸の邪魔をしないよう、頬や首筋への口付けを繰り返す。彼女の体を
愛撫するうちに、アルベルトの体もまた昂ぶっていたのだが、くるしげに浅く息を
するバーバラの姿を前に、欲望は少しずつ静まってきていた。先刻体を支配していた
凶暴な焦燥感ではなく、彼女に対する思いを、今度はしっかりと捕まえる。
「バーバラさん」
呼吸が落ち着くのを待って、彼はもういちどバーバラに呼びかけた。

「あ、ああ……、ごめん。あたしなら、大丈夫よ」
「ええ。無理も、我慢も、しないでくださいね」

なんのてらいもなく、言えた。つと向けられた彼女の瞳に、強くうなずいてみせる。
……とまどいも、迷いも、ここまできたら関係はなかった。そう思う自分は、強敵を
まえに覚悟をかためた時とそう変わりない表情をしているのだろう。
バーバラは少しの間をおいた後、たのしそうに唇をほころばせた。
「うん、分かってる。あたしも……その、こっちのほうが、限界だしね」
抱き合ったまま言われたが、そこがどこなのかは、教えられるまでもない。彼女の
背中にまわした片腕を離しながら、体を横たえていく。膝がわずかに浮いた瞬間を
ねらって、アルベルトはバーバラの秘所に指をすべりこませた。
「あ……」
足が重力に従って、とんとシーツにつく。その瞬間、バーバラは快感に、アルベルト
は驚きのまじった声を同時にもらした。
反射的に見つめた彼女のそこはもう、十分以上に潤っている。やや肥大した粘膜が
開きかけて、その奥からはじわじわと透明な液体があふれだしていた。
876774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:54:55 ID:Ar8HLZ3n
だが、やはり――。
「ほんとうに、綺麗です」
指先でくつろげた肉襞に、色素の沈着はほとんどなかった。しとどに濡れ、夜闇の
なかでも淡い紅色があらわになったその器官の形状は、決して美しいといえるもの
ではないのに、そこは何故か胸に懐かしく、アルベルトの視線は引き寄せられた。
充血した陰唇をなぞる、指はゆっくりとすべっていく。
「そういうことは、面と向かって……言うもんじゃないわよ?」
内股を細かにわななかせながら、バーバラが抗議した。こづくように掛けられた
言葉に団欒のごときぬくもりを感じて、少年の頬は複雑にゆがむ。
そしてまず、彼女の形状を確認するように、そっと指を動かしてみた。申し訳程度に
入り口を隠していた襞をひらき、その内側にあるものを探ってみる。
そこここで彼女は反応を返してくれるものの、それは乳房を愛撫していたときの感覚
とさしたる変化がないようで、少年はいささか調子をはずされたような気分になった。
――こういう場合、どうすればいいのだろう?
「……バーバラさん、少し恥ずかしいかも知れませんが、許してください」
「うん。アルの、好きにしてみて」
少し考えた後に問いかけると、バーバラは真面目な顔でうなずいた。思い切って
下半身のほうへと顔を移していく彼にあわせて、少しだけ大きく脚を開いてやる。
「ん、あっ……ふぅ……」
ぬるついた感触からは、かすかに潮の味がした。無骨な指よりもずっと柔らかく、
面積も広い舌でもって、アルベルトはバーバラを愛撫することにしたのである。
こんな冒険をしている自分自身が信じられなかったが、今はとにかく拙さを工夫で
埋めることしか、彼には思いつかなかった。
「あ、っあ、ああ……ん」
裂け目のほとんどすべての箇所をくすぐられて、バーバラの声が高くなる。その
響きを悪くないと感じて、アルベルトは少しずつ緩急をつけて舌を使ってみた。
会陰のあたりから、入り口の部分に舌先をかるく圧しこむようにし、そこから蒼く
影をおとす茂みのあたりまで、つぅと素早く舐めあげる。
何度目かの動作のおわりに、バーバラの平らに緊張を保った下腹がひきつった。
877774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:55:10 ID:Ar8HLZ3n
「んぁッ、う……ア――ル、そこっ!」
「ここ、……ですか?」
顔を離し、指で触ってやると、バーバラは追い詰められたような表情でうなずく。
小さく皮膚にくるまれたそこは、なかば恥丘の盛り上がりに隠されていたものの、
よく見るとじんと充血して、その存在を主張していた。
「うん、そう……指でも舌でもいいから、ゆっくり――さわって」
半開きになった彼女の唇が、自然な白さをもつ肌が、興奮にひかっている。その
反応は、先刻までの愛撫に対するものとはまるでレベルの違うものだったが、
その理由は少年にもなんとなく理解ができるような気がした。
「あ、ああッ……ぁうっ」
乳房のように核心から離れた部分ではなく、快楽の中心に触れられて、バーバラは
こちらが攻めたてられた時と同じような声をあげている。肉の芽を指で転がす度に、
彼女の腰はなにかをねだるように浮き上がっていた。
そして、愛液をにじませていた入り口が、ひくひくと痙攣をしはじめる。
「ちょっ……と、待って」
それが絶頂に近づいた証だろうと思っていると、ふいにその手が止められた。
「なぜです?」
いぶかしげに問うアルベルトに向けて、バーバラは晴れやかな顔で息をととのえる。
「体と心の準備が、できたから。ひとりでいっちゃうより、アルと一緒に――いきたいな」
開いた脚の間に這うような姿勢になっていた相手を誘うように、彼女は彼の瞳を見つめた。
「ダメかな」
「ダメというわけではありません。……私も、そろそろ我慢がきかなくなってきましたから」
「やっぱり。そういうところも、若さよねぇ」
言いながら、彼女は悪戯っぽく片目を閉じる。
「アル。あたしが、上になろうか?」
「いえ。私が、あなたを抱きます」
問いかけられて、アルベルトはためらいの無い動作でバーバラを組み敷いた。長い
愛撫でとろけそうになっている襞の入り口に向けて、先端の狙いを定める。
「く――ぅ、」
一度は上手くいかず、亀頭の部分を秘裂の上部にまで滑らせてしまったが、深呼吸を
した二度目はまっすぐに、彼女のなかへと入っていけた。
878774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:55:33 ID:Ar8HLZ3n
「……気持ちいいよ、アル」
バーバラが、満ち足りたような声で言う。
いま、自身の根元までが、彼女のなかにあった。抵抗があったのかどうか、挿入に力が
入ったのかどうか。一瞬前のことも思いだせないほどに、包み込まれる感覚は甘美だった。
「そのまま、動いてみて」
彼女の言うとおりにしながら、『なるほど』と、今になって思う。
「あ……あ、そう、もっと奥のほうまで、きて――」
ぬめりをもった襞は生硬な感触をもって、彼のたかぶりを喰い締めていた。入った
瞬間は分からなかったが、やわらかさのない内部は明らかに慣れていないものだ。
腰をすすめるときよりも、抜く瞬間に無数のざらついた感触がこちらを引きとめ
ようとする。そんな抵抗とはうらはらに、双方の体からは潤滑がにじみだして、
少しずつ少しずつ、楽に動けるようになっていった。
そして、最初は穏やかだった動きが激しくなり、情熱のままに腰と腰がぶつかりあう
ような抽送を行いながら、アルベルトはすべてにおいて納得せざるを得なかった。

……たぶん、自分はもう少しも保たない。
いまのバーバラは快感にあえいでいるものの、愛撫による絶頂からもう一度と攻め
たてることは、とてもではないが出来なかっただろう。互いが溶け合うように
激しい行為による最後は、なにより彼女が考えていた結末にちがいなかった。

――そう感じても、悔しさやふがいなさは浮かばなかった。結局はこんな時にまで
気を遣われてしまうのだなと思いながらも、アルベルトの心は微塵もささくれだつ
ことがなく、彼女の行為をすんなりと受け入れている。
この慈しみを受け入れた上で、きちんと彼女へ誠意を返したかった。
「……バーバラさん、いきますよ」
限界がちかいのは、お互い様だったらしい。バーバラはこちらの動きにあわせて、
腰をゆすりあげるように動かしてくる。直線的な自分の律動と、変則的な彼女の
リズムが複雑に絡み合い、いびつなバランスの快感をもたらしていた。
「あ、――あ、あッ、アル……っ」
終わりそうで、終わらないと思っていたが、唐突な瞬間に、バーバラの中がびくんと
動いた。行き先を導くような蠢動に、アルベルトの下半身が弓のようにしなる。
終わりの瞬間は熱く、白く、彼をどこまでも引きこんでいくようだった。
879774@アルベルト×バーバラ:2005/06/08(水) 20:59:54 ID:Ar8HLZ3n
疲労感が、全身を心地よく支配していた。
荒くなっていた呼吸が部屋に響き、潮のように静まっていく。
「もしかして、初めて……だったんですか?」
いまだ彼女を見下ろすかたちのままのアルベルトが、遠慮がちに問いかけた。
「そうだねぇ、初めてってこともないけど、体はそれほど慣れてないし……
久しぶり、だったかな。風の吹くまま旅してるうちに、人によっては貴族さまの後宮に
招かれたりすることもあるみたいだから、こっちも嗜みみたいに言われてるみたいだけど。
でも、いくら好きで踊ってても、結局はそういう眼でみられるのは嫌だなって。
若いころに好きだなと思ってた人からも、『人より金がとれないんじゃダメだ』なんて
言われたし、そもそも所帯をもとうなんて考えたことも無かったし。
それで、踊りの腕だけはよくなったんだけど、こういうことは知らないままだったの」
彼を慈母のように引き寄せて、腕をまわしてやりながら、バーバラはゆっくりと息を吐く。
「――ありがとね、アル。こうしてたら、胸のつかえがとれた」
「私の方こそ……なんだか、いつも頼りないままで」
「なに言ってるのよ。そっちだって、こういうことには縁が無かったくせして。
正直言ってよくは分かんないけど、初めてであれだけできれば十分以上だわ」
先刻までのことが脳裏によぎったのか、耳のあたりまで赤面する少年を、彼女はゆっくりと
シーツの上にひきよせてやった。彼と入れ違いになるようにして、女性はすっと立ち上がる。
上から見下ろし、下から見上げてているものの、ふたりは対等な視線で見つめあった。

「明日は、決戦だね」
「はい」
「みんなと一緒に、勝てると嬉しいんだけどね」
「本当に」
「ぐっすり、眠りなさい」
「バーバラさんも、よく休んでください」
「もちろんよ。ボスさんの前で、冴えない顔を見せるわけにはいかないもの」

流れるような会話の最後で、ちいさな笑い声がもれた。軽く音をたてて部屋の扉が閉められる。
アルベルトは充足とすがしさを覚えながら眼を閉じ、穏やかな眠りへ引き込まれていった。
880774:2005/06/08(水) 21:01:47 ID:Ar8HLZ3n
最後の最後で連投規制……猛烈に動揺しました。
昔は10くらいいけたように思ってたんですが、記憶違いだったかな。
なにはともあれ、読んでくださった方はおつかれさまでした。感謝です。
881名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 21:35:05 ID:tuFZzMbA
>>774神キテター(・∀・)ー!
やらしいよアルベルトやらしいよ。
決戦前の一夜の秘め事が萌えです!
882グレイ×バーバラ10:2005/06/09(木) 00:20:01 ID:UCKy585R
 グレイはバーバラの太ももに手を当てると、体が間に入る程度に開かせて自身を濡れた場所へとあてがった。
 あふれ出る液体はグレイの先端を濡らし、粘着質な音を立てる。
 触れるだけで熱さが伝わる硬い物。 
 それがもうすぐ入ってくるという喜びに、バーバラは体の奥…女の本能がつまっているという場所が震えるのを感じた。
 グレイの肩に細い腕を回し、薄く笑うと“早く。 あなたを待っている”と、官能的にグレイを誘う。
「…そんな唇で、誘うか…」
 元から囁くような声の男が、色事に相応しい息遣いで苦く笑った。
 今日何度目かになるかわからない口付けを落とすと、太ももに宛がっていた掌を腰まで滑らせ、
そのまま腰を進めていく。
 こらえ性の無い子供のような激しい挿入ではないが、内壁を押し分けて入ってくる塊にバーバラは息を漏らした。
「あ…、は、ぁ……」
「く…、ぅ…」
 予想以上にバーバラの中は温かく、驚くほどねっとりと彼自身を包みこもうとする。
 あつらえられたような器官に、グレイはかすかに首を左右に振る。
「参ったな…」
(何が…?)
 グレイの一人ごちを疑問に思う前に、彼は己の存在と形をバーバラに教え込むように奥へ進めた。
「ぁ…、あ…、…、ん…ぅ…」
 完全にバーバラの最奥までを支配した、グレイ。
 そんなグレイが、どうしようもなく愛おしい。
 肩に回していた腕の力が、無意識に強くなる。
 内と外の両方から満たしてくれる男に、今、自分が抱いている気持ちを伝えたかった。
 グレイの頬を、口元を、顎を、小さな音を立てて軽く吸う。
「…バーバラ…」
 バーバラの熱さと、自身に纏わりついてくる粘膜に、グレイの声が完全に変質した。
 雌の性的な部分を刺激し、えぐる雄の吐息。
 飾り気のない情欲そのままの呼び声に、バーバラの内側が大きくひくつき、収縮する。
 それは彼女を犯しているグレイにも直接伝わった。
883グレイ×バーバラ11:2005/06/09(木) 00:20:31 ID:UCKy585R
「……!」
 普段なら他人に知られるはずもない変化を知られる。 
 肺の奥が、ぎゅうと締め付けられそうになった。
「バーバラ…?」
「…!!」
(また、そんな声で…)
 バーバラの中にある疼きと痛みと甘い衝動が、蔦のように絡み合いながら膨れ上がる。
 彼女の体は呼びかけに素直に反応し、そのたびにグレイの雄を締め付けては、彼に新たな愉悦を与えた。
 それはバーバラの意思で止めることは出来ない。
「バ−…バラ…」
 グレイの苦しげな声が続く。 
 硬くなっていた男の雄がバーバラの中で更に大きく成長し、腰をつかむ指に痛いほどの力がこもる。
「グレイ…、もう、あんたの好きなように…ね?」
「…そうさせて、もらう…」
 お前相手には普段どおりにはいられないようだと、観念したように呟き、
バーバラの腰を掴んだまま激しく揺さぶった。
「…っ、あ…ああ…!!」
 入って来るときとは正反対の、乱暴な動きにバーバラは背中をのけぞらせて声を上げる。
「あ、あ、あ…、ゃ、あ…、は…! そん、な…、」
「お前、が…言ったんだ、ろう…?」
 好きにしろと。
「んん…、ん! だ、って…こん、…な…!」
 上下に揺さぶられたかと思うと、突然、細かく綿密な動きになった。
 先ほどと違う場所を刺激され、バーバラは更に混乱する。
 呼吸を整えようにも、グレイが与える快楽はそれを許さない。
 浅く繰り返される呼吸もだんだんと追いつかなくなる。
884グレイ×バーバラ12:2005/06/09(木) 00:23:52 ID:UCKy585R
 グレイの背中にあった手が、救いを求めるようにせわしなくさまよい、決して厚いとは言えない背中に爪を立てる。
 細い腕で強く抱きしめ、あるいは頼りない力で突き放そうと悶えるバーバラをグレイは逃さない。
 冷静沈着が服を着て歩いているような男の激しすぎる衝動に、バーバラは押し流されそうだった。
「バーバラ…」
 細かく途切れる呼吸の中で繰り返される呪文のようなその言葉は、
彼女を今までと違うところへと連れ去ってしまう。
 このまま気をやってしまってもいいとすらバーバラが思った時、最奥をいじめていた雄が、不意に、一気に引き抜かれた。
 未練を残して纏わりつく粘膜を振り切りながら、
ずるりと音を立てそうな程の強さでそれは、入り口まで走り抜ける。
「――――っ!」
 その瞬間、気丈なバーバラが口にした、助けを求める切ない声がグレイの鼓膜から脳へと伝わる。
 冷静な判断力も強靭な理性も必要ない、相手を思う気持ちが大切とされるこの場所で、
グレイは己の気持ちに従って、バーバラの名を途切れる息の中に織り込んで呼び続けた。
 バーバラも名を呼ばれるたびに、全身でグレイに応える。
 入り口ちかくまで戻された雄が、鳴き喜ぶ体を更に追い詰めるながら、熱く潤った道を進む。
 最奥まで行ったかと思うと、今度は中ほどまで引き戻る。
 中に入ってくる感覚と中にあるものが外に出て行こうとする感覚を絶え間なく与え続けられ、
バーバラは幾度となく逃げを打ったがそれも叶わず、グレイが与えるものをその白い体でひたすらに受けとめ続けた。
 意識を全て持っていかれそうになる中でも、彼女をこんな風にしている男の声だけは聞こえる。
 さんざんバーバラを泣かせた男は、最奥の少し手前の、今、触れられては狂ってしまいそうな場所を力強く攻め始めた。
「あああ…、あ…、そ、こ…は…!!」
 痛みにも似た悦楽が、大きなうねりとなって彼女を突き動かす。
 一瞬の緩みもなく生み出される愉悦は、体の中をかけめぐる。
 上ずった声でグレイの名を呼んで少しでも快楽を外へ逃そうとするが、
それに覆いかぶさってくるように、グレイはバーバラを責めあげる。
 苦しげにもがく脚を抑え、自分の体を挟み込む形で伸ばしたまま固定した。
 ぴん、と指先まで伸びる体勢のせいで、より感じやすくなる。
885グレイ×バーバラ13:2005/06/09(木) 00:24:26 ID:UCKy585R
「はああ…!! っ、あ、あ…! ぃ、あ…っ! ああ…ぁ…!」
「…ぅ…、ふ…、んっ…」
 バーバラはグレイに攻められながらも、健気に腰を自分から動かす。
 締め付けるその動きは、またたくまに彼を追い詰めていった。
 グレイは、小さな喘ぎをもらして左右に首を振ると自らを外へ抜き出そうとしたが、
バーバラはそんな男を抱きしめ首を振って拒絶した。 
「いいから…、そのままで……っ」
「…バーバラ…」
「だい、じょうぶ…だって…、……っ、はぁ…っ!!」
 バーバラは、その後の言葉を続けることは出来なかった。
 遠慮なく突き上げてくる雄は、全てを性急に奪い去る。
 目を閉じているのに、外は夜だというのに、バーバラの瞼の中の世界は眩しく、白い。
 体の中で暴れている快楽が皮膚を食い破り、内側から出てきて彼女を食らい尽くしそうだ。
 自分が何を言っているのか、どのような嬌態をさらしているのか、バーバラには分からない。
 ただ、グレイが与える物を受け入れて彼に返すだけだ。
 二人の汗はシーツに飛び散り、銀色の髪は乱れ、男はひたすら彼女を追いつめる。
 濡れた音と女の香りがベッドを満たし、こぼれ落ちる涙と溢れる愛液と一筋の唾液が女を汚していく。

 快楽が呼吸を完全に上回った瞬間、自分の中でグレイが果てたのを、バーバラは感じた。
「あ――――…、あ…ああ…! …はぁ、あ……!」
「く…っぅ…!!」
 腹の中に熱い物が吐き出される。 子宮やら何からを突き刺されるようだった。
 伸ばしきった全身をそのままわななかせ、脳天まで槍に貫かれながらバーバラも果てる。
 それでも、体の疲労を無視してガクガクと腰は激しく揺れ、なおもグレイの精を吐き出させるようとする。
 バーバラの誘いに応えるように、痙攣する細い腰を掴むとグレイは背を丸めながら、更に彼女の体内を汚した。
 いつもより長い吐精の時だった。
 精液以外の物が、バーバラを満たしていく。
886グレイ×バーバラ14:2005/06/09(木) 00:25:36 ID:UCKy585R
 体を投げ出し余韻に浸っているバーバラの後始末をしたのは、グレイだった。
 自分ですると彼女は言ったのだが、軽い口付け一つで黙らせると汚れを拭いた。
 グレイの指がタオル越しに、愛液と精液にまみれた所に触れる。
 途端、バーバラはわずかに息をのんだ。
「もう一回、するのか?」
 からかうように口角を吊り上げてみせるグレイの唇を、人差し指の腹で軽く抑えると、
「馬鹿…」
 と、一言だけ返した。
 情事の名残は、体にもシーツにもまだ残っている。
 本来ならすぐに体を洗いに行くところだろうが、このまま眠りにつきたかった。
 グレイも同じらしく、
「…今日は、このままでいい」
 低い声でつぶやいた。
 どちらとが言うでもなく体をぴたりと密着させる。
 バーバラの体をグレイはゆっくりとなでていったが、それは、
再び彼女をあの嵐にいざなうためではなく、眠りと安堵を与えるためのもの。
 誰かの手に触れられながら心地よい疲労に身を任せるというのは、
言葉に出来ないほど満たされる行為だった。
 早く眠りにつきたい気持ちと、少しでもこの時間を感じていたいという思いが心の中でせめぎあう。
 バーバラはゆっくりと瞼を閉じた。
 グレイの鼓動が、皮膚を通して自分に伝わってくるようだ。
「ねえ、グレイ。 あんた、前に聞いたことがあるよね? あたしにとって踊りとはなんだって」
「…ああ…確かに聞いたが…」
 グレイの声に冴えが無い。
(眠いのかな?)
 そう思うと、なんとなく抱きしめたくなった。
 グレイの体へ回した腕に、力がこもる。
 バーバラの体をなでていたグレイの掌が止まった。
「どうした?」
 それが質問に対してなのか、腕に力をこめたことに対してなのか、バーバラには判断出来ない。
887グレイ×バーバラ15:2005/06/09(木) 00:26:52 ID:UCKy585R
「んー…。 なんで、そんなことを聞いてきたのかなって思ってね」
「ああ」
 グレイは薄手の上掛けを掴むと、それを肩まで引き上げた。
 昼は暑いとはいえ、やはり夜になると気温は下がる。
 少し肌寒いと思っていた彼女にとっては、二人の体温が逃げない今の状態は丁度いい温かさだった。
「そうだな…」
 少し考えた後、グレイが、
「踊っている時のお前が、綺麗だったからだ」
 淡々といつもと同じ声で告げる。
 あまりにもいつも変わらない調子なので、バーバラはそれがとても大きな意味を持つ事にしばらく気づかなかった。
「…………」
「…………」
 意味ありげな沈黙が、数秒ほど続く。
「って、…きれいって…!?」
 グレイの言った意味に気づいたバーバラは、顔を上げてその先を問おうとしたが、それを押しとどめるように、
「踊っている時のお前は綺麗で、お前をそれほど綺麗にする踊りとは一体なんなのか、気になった」
 だから聞いたのだと、グレイは続けた。
 あの冷静な面構えの下で生み出されていた“綺麗”という言葉は、
他の男から受けてきたどどの賞賛の言葉よりも、遥かにバーバラを揺さぶる。
 肺の辺りに、熱い塊を口移しで吹き込まれたようだった。
 踊っていない時はどうなのだろうかと思わなくもないが、今はそれを問いただす気にはなれない。
「聞きたいことはそれだけか?」
 バーバラは何も答えることが出来ずに、無言でうなづく。
「なら、寝るぞ」
 そう言ったグレイは、瞳を閉じて完全に眠りに入ることを決め込んだ。
 疑問には答えているが全てを吐露していないであろうグレイを、バーバラはじっとねめつける。
 が、これだけ間近から視線をぶつけられているにも関わらず、
グレイの瞼は震えることなく落ち着き払ったままだった。
(…絶対に目をあけないだろうね)
 形の良い鼻をつまんでフガフガ言わせてやろうかと思ったが、
さすがにそれは大人げないので、グレイの体に密着させていた腕はそのままにしておいた。
888グレイ×バーバラ16:2005/06/09(木) 00:32:12 ID:UCKy585R
 セックスをする前に想像したグレイと、実際に肌を重ねたグレイはあまりにも違いすぎる。
 自分たちが思う以上に、この男には色々なものがあるのかもしれない。
(もっとたくさん、この男と話をしたいもんだね…)
 バーバラは眠りに落ちる直前、無防備になった心の声を確かに聞いた。
 そして、夢か現か、今日もっとも耳にした男の声で、
『…お前の話をもっと聞いてみたいものだな…バーバラ』
 と、優しく囁かれたような気がした。

〜〜〜〜終


なんだよおまいら結構好きあってんじゃんねーかバーヤバーヤ という感じを
出したかったのですが…いかがでしょうか。
意識しあいつつ、肩を並べたり向き合ったり、絡み合ったりな二人で。
今度はグレイ側から見た話を書いてみたいです。 ジャミクロも。

>>804>>806
ありがとうございます。おかげで書く心づもりができました。

>>814>>823>>837
「グレバーがスキダースキナンダー(殿下風に)」という気持ちが伝わるといいな。

514神アルバー神の続きが楽しみです。
774神アルバーがエロさわやかでハァハァでした。
クローディア神たちの小説を楽しみにしてます。
889名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 00:41:18 ID:+OVPP4UQ
                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
                 〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
          〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"
           ,ゝ `</ /  〉 /  ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _- ちょっくらバーバラとグレイ入れてくる
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________
///////////////////////
890名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 01:44:10 ID:FefpMC7G
かかか神ー!!!
グレバー神、
俺にとっては大袈裟でもなんでもなくマジで神です
感想になってなくて申し訳ない・・・
次またバーバラでやろう。

あとアルアイ興味深いです
つか発売直後からずっと見たい。
大人絡みと違ったエロが見られそうだしなあ
891名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 01:47:44 ID:FefpMC7G
ってアルバーもキテター!
今日は最高だな
今から楽しんできます。
892名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 03:04:53 ID:8R2wfGSo
ただ書き手同士がお互いを神呼ばわりするスレは
少しの事で破綻をきたしやすいから、ほどほどの塩梅にしておくのが無難ですよ。
893名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 06:42:30 ID:cay+v/+F
>>892
だね。書き手同士が神神言ってると、馴れ合いの要素が強く
なりすぎたり、傍から見ると少人数で内輪受けしてるように
なったりして、個人的には非常に危うい状態になるなと思う。

なので、読み手としてレスするときは、なるべく名無しの状態に
しているんだが、きっちりレスを返して下さる方には見た目
素っ気無いので、非常に申し訳ない……。
そして、自分にとってはどの書き手さんも神としか言いようがなく。
日々作品を楽しみながら、思いっきり勉強させてもらっていますよ。
894764:2005/06/09(木) 07:11:15 ID:1YVUqkrF
764です。
お言葉に甘えてとりあえず出だしだけでも投下させていただきます。
なお、禁断の8人パーティものとなっておりますので、先にお詫びさせてください。
895764 8人パーティ編:2005/06/09(木) 07:16:31 ID:1YVUqkrF

古き歌、其は神々の物語。
今宵語るは新しき歌。
八人の勇者にまつわる言の葉、秘められし愛の物語。



                         …あるいは、悲喜こもごもの恋愛騒動劇。
896764 8人パーティ編1:2005/06/09(木) 07:17:49 ID:1YVUqkrF
旅暮らしを長く続けていると、たまたまタイミングのよくない日というのはあるもので。
宿屋に泊まろうとしたら、いつも利用する大部屋があいていなかったりして、
何人かに分かれていくつも部屋を取る羽目になり、宿代が割高になってしまうこともある。
今日もそんな日だった。
結局各々二人ずつで部屋をとることとなった。当然ながら男二人×2、女二人×2である。念のため。

「ふー、さっぱりした。風呂っていうのは中々悪くないね」
濡れてはりつく豪奢な金髪を無造作に拭きながら、シフは豪快に笑った。
極寒の地バルハラントでは、風呂を沸かす前に凍りつきかねない為、湯船につかるという習慣はない。
長身で体格の良い彼女には宿備え付けのバスローブは小さいのか、豊かな胸が布地を突き破りそうなほどに
押し上げている。丈の方も膝上と際どい格好だが、本人は気にした様子もない。
「…ええ。慣れないうちはどうしたらいいのか困ったのだけど」
柔らかなブルネットの髪の水気を丁寧にぬぐいながら、クローディアも控えめに述べる。
迷いの森で暮らしていた彼女も、水浴びが主で湯浴みの経験はそれまでほとんどと言っていいほどない。
こちらのバスローブは問題なく彼女の全身を包んではいるが、そこはやはり湯上りの乙女。
しっとりとした色香がすらりと伸びた足や白いうなじに漂っている。
そこにもう一人、砂漠の民でやっぱりあまり風呂というものを知らなかった少女が飛び込んできた。
「シフ!クローディア!いいもの貰ってきたよ〜」
いつもは複雑に編み上げている緋色の髪を、軽く上げるに留めてにこにこと微笑んでいるさまは、あどけない
彼女を更に幼く見せている。バスローブも生地が余って華奢な身体に巻きつけているような有様だ。
ただ、普段は隠れている細い首筋がアンバランスな色っぽさを醸し出していると言えなくもない。
897764 8人パーティ編2:2005/06/09(木) 07:19:54 ID:1YVUqkrF
「いいもの?」
クローディアの問いかけに答えて得意げに突き出されたものは、ルビー色の液体入りの瓶だった。
「綺麗な色のワインでしょ?ジャミルが後で飲もうって言ってたんだけど、いっぱいあるから皆にも分けて
あげようと思って」
「ワインねぇ…」
シフは瓶を眺めて唸った。『アムトの恵み』と流麗な書体のラベルが貼ってある。
バルハラントで酒といえば度数の高い蒸留酒が主で、果実酒などというものはまず手に入らない。
旅に出てからは何度か口にする機会はあったが、強い酒に慣れた口には合わなかった。
断ろうかとも思ったが、アイシャは既にグラスを三つとジョッキを一つ持参しており、うきうきと
並べている。協調性に乏しいクローディアも、今回特に異存はなさそうだ。
――まあ、たまにはいいか。
一人で悩んで一人納得したシフは、もう一人足りないのに気がついた。
「バーバラはどうしたんだい?」
「まだお風呂。美貌に磨きをかけるんだって。バーバラ、十分すぎるくらい綺麗なのにね」
「そうね」
「全くだね」
己の容姿に割と無頓着な三人娘は、顔を見合わせて頷きあった。
「上がったらここに来てって言っておいたから大丈夫。冷えてるうちに飲もうよ」
「アイシャ…あたしのはコレなのか?」
「だって、シフいっつもたくさん飲むでしょ?」
甘ったるい香りのするジョッキを渡され、シフは眉根を寄せた。
「ワインってのは少なくともジョッキで飲むモンじゃなかったと思うけどねぇ」
898764 8人パーティ編3:2005/06/09(木) 07:22:12 ID:1YVUqkrF
一口含んで、とろりとした甘さに顔を顰める。
「こいつは本当に酒なのかい?」
「甘くて美味しいよ。ちょっと強いけど」
「飲みやすいと思うわ」
シフ以外には好評のようだ。
もう一口だけがぶりとやって、ジョッキをテーブルに乗せようとしたその時。
部屋のドアを軽く叩く音がした。
「アルベルトです。…今、よろしいですか?」
「ああ、開いてるよ。入りな」
もしもこの場にバーバラがいたなら止めてくれたであろうが、いるのは世慣れているという言葉からは程遠い面々。
何も知らない少年は、扉を開けてしまう。
「失礼します。すみません、ちょっとシフにお願いがあ…って…」
言いかけたアルベルトの表情が凍りついた。
次の瞬間、一気に耳まで赤くなる。
湯上り美女達との対面は、他の男性陣ならばともかく、彼には刺激が強すぎたらしい。
「ししししし…失礼しましたっ!」
激しく音を立てて扉が閉まり、それに続いて。
何か硬いものがもっと硬いものに激しくぶつかるような――例えば人間の頭が壁にでも激突したような――鈍い音、
そして何かそれなりの重量のある柔らかめのもの――例えば人間の身体くらいの――が床に投げ出されたような音が
聞こえた。
「何やってんだか…」
こめかみを押さえながらシフは立ち上がった。
置くタイミングを失ったジョッキを手にしたまま。
899764:2005/06/09(木) 07:26:17 ID:1YVUqkrF
今回はここまでです。
エロにはまだ遠いかもしれません…
カプはアルシフ確定、あとはグレクロ・ジャミアイ・ホーバーになりそうです。
900名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 09:05:46 ID:/mybCxBO
グレバー神キテルー!
なにげにラブラブの二人に萌えます。
グレバー69も待ってます。
901名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 21:51:54 ID:zeuIU4rD
8人パーティか…座談会もあるし、想像はしやすい。
それにちょっとテイルズみたいね。悪い意味でなく。
それにしてもGJばかりですごいね…自分も久々に挑戦したくなってくる。
902名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:41:31 ID:e85ZXQNj
神様がいっぱい光臨してて、毎日見るのが楽しみだ
903名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:43:29 ID:6c+TK829
は・・・はちにん・・・ムフフムフフフフ。
続きが楽しみですなぁ(*゚∀゚)=3
アルシフ万歳!
904名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:48:35 ID:WGineUQp
アルシフを拝める日が来るとは…!
続き楽しみにしてます'`ァ'`ァ(*´Д`)'`ァ'`ァ
905名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 01:05:07 ID:Qnk0wDOq
>>774アルバー職人さん、
十二分にエロかったかと!
特に二人のやりとりが艶っぽくて、
萌えまくりで‥‥ハァハァ

>>768グレバー職人さん、
エロシーンや事前事後にめちゃ萌え(・∀・)
エロいし感情描写も印象的だし
次の?69に超期待!

御二方、心の底からGJですた!
職人さんイパーイで幸福‥‥
皆さん続きが楽しみ(*´Д`)
906名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 13:41:34 ID:rMSFj/k/
>846
電化のセリフが棒読みで脳内再生される…
だがそれがいい。続き待ってます。
907846:2005/06/10(金) 18:36:09 ID:ZraIkXfE
殿下×クロの続きー。ロイヤルな感じを目指してはみたのだが、いまいち別な方向へ……。
殿下がべらべら喋るので、棒読み警報出しときます(笑)。
908846:2005/06/10(金) 18:39:03 ID:ZraIkXfE
 腕の中の少女――少女と言うには相応しくない年齢のようだが、その反応は少女としか言い様がないほどに初々しい――の抵抗など、ナイトハルトにとっては無いも同然だった。
 多少の武芸に嗜みがあろうと、所詮は女性。武人である自分にかなう筈は無い。
 どころか口付けられた時、唇を閉じることすらしなかった。そうすることも思い浮かばなかったのだろう。ただ瞳を見開いたまま掴まれていない方の腕を無闇に振り回していた。
 悠々とナイトハルトの舌はクローディアの唇を割り、敏感な内部へと侵入を果たす。クローディアの瞳が更に大きく見開かれた。
(これは、何?)
 自分の口の中を他者に思う様に嬲られる。外部の者と交わることなくずっと森の中で暮らして来たクローディアにとって、初めての男性との口付けだった。ぼんやりと夢見たことがなかったわけではないが、あまりにもそれは想像とは違っていて。
 ぞろりと歯列を舐め上げられて嫌悪と羞恥で身が竦む。けれどその中には何処か甘さも潜んでいて、舌と舌が触れ合う度に体の一部が溶けていくようだった。応じることも拒むことも出来ずに、ただその感触に耐えた。
 この舌を噛み切ればいいと思いついた時にはもう遅かった。長い口付けが終わった時、クローディアはいつのまにかベッドの上に倒れこんでいる自分に気づいた。上に屈み込んでいる男の長い髪がさらりと頬を撫でる。
909846:2005/06/10(金) 18:41:16 ID:ZraIkXfE
「そう緊張なさるな」
 ナイトハルトは上気した頬で自分を見上げるクローディアに僅か同情した。
 バファルの跡継ぎが行方不明になったと言う噂がマルディアスを駆け巡ったのは、確か二十年と少し前のこと。
 つまりはこの少女の年齢だが、それにしてはあまりに何も知らないようだった。
「ただの儀式だ。すぐに終わる」
 勿論、その方が好都合だが。囁きながら、夜着の上から優美な曲線を抱く胸から腰にかけて軽く手を這わす。
 それだけでびくりと震えるクローディアを見て、ナイトハルトは微笑んだ。
「あまり辛い思いをせずに済むよう、私も努力しよう」
 そうしてもう一度口付けようと頬に手を当てた時。
「……失望しました」
 腕の中から、氷のように冷たい声がした。
 驚いてその顔を見る。赤く染まった顔はそのままに、燃えるような瞳だけがナイトハルトを射るように見つめている。
 その眼差しに一瞬、見蕩れた。
「失望とは?」
 頬をなぞりながら先を促す。触れた指先から微かに震えが伝わって来るが、怯えを気取らせまいとますます睨みつけて来るその態度が、好ましいと思った。
「ローザリア皇太子ナイトハルトは、武勇に優れその統治は公平にして無私、ローザリア全ての民の信を集めていると。アルベルトはよく言っていました、あなたが義兄となることを、心から誇りに思うと。私もどんな方かと楽しみにしていたのです」
 それが、とクローディアは今まで何とか冷静さを保とうとしていた声を荒げて、目の前の男を非難した。
「それが、このような卑劣な男だったとは。私がバファルの皇帝の娘である、ただそれだけのことで婚約者を裏切る。ローザリアの王子としての誇りはないのですか!」
910846:2005/06/10(金) 18:44:02 ID:ZraIkXfE
 クローディアは全て言い終えぬ内にはっと息を飲んだ。ナイトハルトが突然手首を鷲掴みしたのだ。
「”ただそれだけのこと?”」
 ナイトハルトはゆっくりとクローディアの科白を繰り返す。
 ぐいと体を引き起こされ、そのまま後ろから抱きすくめられた。
 がっしりと腰を抱かれ、クローディアの背中とナイトハルトの胸がぴたりと密着する。
 ベッドの上に座り込み後ろから抱かれた格好で、男の声がクローディアの耳を柔らかく嬲った。
「婚約者を裏切る、か。君は本当に父親によく似ている」
 低く囁くその声に今までなかった危険な物を感じ、クローディアは振り向こうとしたが、瞬間乳房を力任せに掴まれ、動きを封じられた。
 愛撫などではない、ただの暴力だ。
「知っているか? バファル皇帝は妻を亡くし世継ぎが行方不明となった後も、頑なに独り身を貫いた。愛妾すらも拒んだそうだ。妻を裏切りたくはないと」
 痛みに涙が滲んでくるが泣き出すのは絶対に嫌だった。
 クローディアが唇を噛んで耐えていると、掌に篭っていた力が緩み、やがて柔らかく揉みしだくような動きに変わっていった。
 痛みが和らいだと同時に、親指が薄手の夜着の上から乳首を探し出し形を確かめるようになぞり出す。じん、と甘い痺れが体を走った。
「や、やめなさい」
 掠れた声を上げるクローディアの首筋を甘噛みしながら、ナイトハルトは淡々と言葉と愛撫を続ける。
「皇帝が死んだ王妃との麗しい愛情を貫いた結果、どうなったか? 君も少しは見て来ただろう、故郷の有様を。跡継ぎがいないせいで皇帝が病に臥せっただけで大騒ぎだ」
 空いている方の男の指がクローディアの衣を捲り上げ、太腿を撫で上げながら徐々に上っていく。
 それでもナイトハルトの言葉に縛られ、クローディアは動けなかった。
911846:2005/06/10(金) 18:46:33 ID:ZraIkXfE
「今、皇帝が倒れたら間違いなくバファルは割れる。そして大勢の民が死ぬ」
 妻を裏切らなかった結果がこれだ、と。言ってナイトハルトは笑った。
「そうして、唯一の直系の君は自分の国のことなど何一つ考えず、敵対するローザリアの貴族に加担し、尚且つその王宮までやって来た。
君の存在を明らかにすることで、バファルに安定をもたらすことも可能だというのに」
 ナイトハルトの指は既にクローディアの秘められた箇所に辿り着き、下着の上から優しくなぞった。
 その動きの優しさとは裏腹に、ナイトハルトの声はあくまで冷たく、ただその呼気の熱さだけがクローディアの耳を焼いた。
「私には義務がある。ローザリアの民を守り国を栄えさせる義務が。君は、気にしたこともないようだが」
 クローディアは叫びたかった。
 私は、そんなことは知らないと。自分がバファル皇帝の娘であることを知ったのはつい最近のことなのだ。
 ナイトハルトの怒り――確かにこれは怒りだった――など、ただの森の番人である自分には理解できるはずもない。
 だが、口から洩れるのは甘やかな喘ぎだけ。自分でも触れたことのない場所を、男の指が這い回っている。
 なのに嫌悪よりも快楽の方が勝り、そんな自分の体に絶望を感じた。
 暖かく湿ったクローディアの中にゆっくりと指を差し入れながら、ナイトハルトはその喘ぎを吸い取るように口付けた。
 ねっとりと舌を絡ませると、恐る恐るクローディアが応じて来た。自分でも自覚がないままに。
 たっぷりとした口付けの後、ナイトハルトは漸く熱を帯びてきた声で囁いた。
「君が要らないというのなら、バファルは私が貰おう」
 君と共に。
 言葉と、指と。両方に犯されてクローディアは拒絶の言葉さえ上げることが出来なかった。
912846:2005/06/10(金) 18:48:24 ID:ZraIkXfE
ここまで。続く……予定ですが、たぶんかなり先になるかと。期待せずに待っててください。

>906
書いてる最中笑いがこみ上げて来ました。恐るべし棒読み。
913名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 20:18:49 ID:xc/PbMUj
846タン巧すぎ・・・この先どーなるのか、そしてディアナの立場は・・・ああ気になる!!!
914名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 20:58:02 ID:rr58UCtJ
ちょっとクローディアで殿下入れてきますね(*´Д`)'`ァ'`ァ
…グレイは残すか外すべきか…
915名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:01:23 ID:FiEC2pzM
ゴメソ。
神の前では実にどうでもいい質問なんだが
殿下って年いくつ?
916名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:08:09 ID:47ShSQwJ
ナイトハルトに求められてるクローディアハァハァ
クロが純粋でいい!
殿下とクロがケコ‐ンしたら超巨大帝国ができあがるね
み・・・見たい!
神よ、お願いします!
917名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:12:22 ID:UZM8KHSi
旧では設定なかったな。ミソではどうなんだか知らんが
918名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:13:07 ID:47ShSQwJ
>>914
殿下とグレイでクロを取り合えばいいよ
んで今回はグレイに泣いてもらう方向で
たまにはクロも違う相手と結ばれてもいいよね
919名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:25:53 ID:i/5n854o
>>917
あれ?設定なかったっけ?今までずっと28だと思い込んでた…
でもローザリアでは18のアルベルトがもうすぐ成人のようなので
10年前に成人したという殿下も大体それぐらいなんじゃなかろうか。

それはともかく殿下クログッドジャァァン略してGJ
読ませる内容で凄くイイヨイイヨーそして自分も脳内棒読み再生されてしまうワナ
920名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:58:59 ID:wNZ7750m
普段グレクロ好きだけど殿下クロ萌えてきた…
神グッジャン!
921名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:14:56 ID:VWA79+m2
>>914
最初はグレクロで
殿下が入ってきて
一波乱の後で殿下クロなんていい鴨。
ああー。でも、グレクロも捨てがたい〜〜〜!
神のおかげで
激しくカプ順位が入れj変わりそうです…。

>>846
クロを挟んで殿下VSグレイの
エロ恋愛模様をおながいします。
嫉妬にかられたグレイが
激しくクロを抱くのを見たいです。
922名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:26:51 ID:UZM8KHSi
ひつこい
923名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:28:16 ID:o6qoAtI1
痛い奴が多いのか同じ奴なのか…
924名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:36:32 ID:U5Qt94pF
>>920じゃないけどものすごい勢いで殿下クロの株が上がってる最中だ。
やばい…次にクロ主人公でする時はグレイを初めて外すかもしれない。
黒い虫(wから大切な姫を守るためにがんばるジャアンとパトリックは入れとくw
クロ・殿下・ジャアン・パトリック・アルベルトの両帝国パーティーにしとく。
925846:2005/06/10(金) 22:57:28 ID:WUcu1/Mb
有難いお言葉ありがとうございます。励みになります。
えーと、「助けてグレイ……ああ、私はどうすれば」ってな展開も確かに考えていたんですが、
当て馬設定苦手なのとそんな乙女なクローディアは書けないので数秒で却下w
この話ではクローディアとグレイは全くの他人ということでよろしくお願いしますー。

>915
>919と同じく28歳くらいで考えてました<殿下の年齢
926名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 23:21:38 ID:rr58UCtJ
ま、あんまり要素増やすと混乱しますしね。

殿下クロの神様、クロのパーティはアル以外は誰なんでしょう?
いえちょっと気になったもんで。
927名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 23:21:55 ID:irq3dXRm
>>921
お前浮いてるんだよ
いい加減引っ込め
928名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 00:36:24 ID:RudDERpP
a
929928:2005/06/11(土) 00:43:07 ID:RudDERpP
すみません。928は間違えました。
そいえば容量はどれくらいまで大丈夫だったっけ。
まだ次スレには早いかな。
930名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:01:51 ID:JQdp4daY
500KBまでだから950くらいで普通に移動で大丈夫では
931名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:05:19 ID:PVDa/T3y
スレタイやテンプレどうする?確か他のサガ系スレは落ちたんだよな。
サガ系総合スレみたいなものになるのかね
932名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:16:32 ID:JQdp4daY
同じでいいじゃん、元々統合スレ
933名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:32:05 ID:H13pXBDr
オレはお前たちとならどこへでも行ける。
934名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:46:12 ID:wFJvuC1X
>>888
どちらもワクワクテカテカしながらお待ちしてます

>>927
同意。801嫌悪者の犇くスレで
BLやら女体化やら言い換えただけの同性愛話した挙句
反対されると自演するようなものだ
嫌がらせは止めれ
935名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:59:35 ID:Zw86RYQ3
嫌がらせか?
俺には真性の厨房に見える。
総合カプスレだからどのカプに萌えてもいいわけだが
前の時は好みじゃないカプに嫌悪を見せたり自分の希望だけを通そうとしたり
>921ははしゃぎすぎてみっともない、しかも痛い。
これじゃグレクロ職人の方が居心地悪くなるだろう。
注意されたやつはロムに徹してろ。
自分で自分の首を締めているってことに気付け。
936名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 02:22:42 ID:X5dIHB+/
俺も>921の毎度の態度は餓鬼すぎてヤバいと思うが
>934の例えには腐臭を感じる。
937名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 02:27:23 ID:JQdp4daY
まあ何でもいいがスレタイ末尾の【アンサガまで】は
【ロマミソまで】とかのがいいのかな?
938名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 02:32:25 ID:3jL9UIlk
ついでに、サガスレリンク集のURLも直しておくべし。
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/saga.html
939名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 03:15:38 ID:H13pXBDr
女体化とか聞くともうそれだけで鬱になるな……。
まぁ言いたいことはよく判るんだが。ヤメテケレ。
>921はもうなんというか、うん……な?

それにしても確かにグレクロ職人は投下しづらくなりそうなヨカーン。
オノレー
940名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 03:18:51 ID:Oh0N/zZ+
2日見なかったらもう沢山投下が
ほんとに、GJばかりだね

文体、表現、雰囲気、すごく好きでしたグレバー
この二人また書かれるそうなので楽しみにしてます
アルシフも8人揃いぶみもどっちも大好物ですし期待しております
殿下クロもいい……あの味のある棒読みが浮かんできます
941名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 03:50:34 ID:CQcVm03E
まだ殿下の声を聴いたことが無い自分は幸せなのかもしれないw
942名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 06:01:40 ID:H13pXBDr
>>941
じゃあローバーン公で脳内変換すると良いよ。
943名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 18:17:02 ID:wFJvuC1X
>936
私がそうならさしずめお前は
イニD板乗っ取った馬鹿腐女子だ
944名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 19:24:59 ID:H13pXBDr
モチツケ
945名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 20:45:28 ID:M42QksTH
どんな煽りにも応じない、名無したちの姿があった!


……お前らわかってんな。
これは過剰反応するなという神からの最終試練だぞ〜
946名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 21:02:48 ID:X5dIHB+/
>>936
お前最高w
腹痛てーよ、俺を笑い死にさせる気かw

腐女子・ウザい女2ちゃんねらのガイドライン14
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1117194041/1-12
ここのテンプレどおりの反応だなw
イニDスレの件は俺もガイドラインで知ったので、ご愁傷さまと言ってやれるが
やってることはそこの腐女子と同レベルだな、腐女子さまよw
947名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 21:03:55 ID:bucKqjwL
<次スレテンプレ>

スクウェアのRPGサガシリーズの、
GBからアンサガまで全てをカバーするエロパロ総合スレッドです。

SS投下前には出典作品やカップリング、
特殊な嗜好ありの場合はその旨も、一言添えて下さるとありがたいです。

前スレ・関連スレ他
【GBから】サガシリーズでエロパロ【アンサガまで】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077703784/

サガスレリンク集
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/saga.html


こんな感じかな。注意書きとか付け足した方がいいのかな?
948名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 21:33:47 ID:X5dIHB+/
妙に自虐的な自演になってしまった
949名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 21:40:07 ID:SV5lFJkI
どさがの絵掲も入れておけば? 今どうなってるのか知らんが
950947改正:2005/06/11(土) 21:43:40 ID:bucKqjwL
<次スレテンプレ>

スクウェアのRPGサガシリーズの、
GBからアンサガまで全てをカバーするエロパロ総合スレッドです。

SS投下前には出典作品やカップリング、
特殊な嗜好ありの場合はその旨も、一言添えて下さるとありがたいです。

前スレ・関連スレ他
【GBから】サガシリーズでエロパロ【アンサガまで】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077703784/

サガスレリンク集
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/saga.html

Uサガ総合お絵描き板
http://hpcgi1.nifty.com/Dokoiya/oekaki/bbsnote.cgi


こんな感じで。
951名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:18:34 ID:PVDa/T3y
スレタイもテンプレもGBからミンサガ(ロマミン?)まで、にした方がいいのかな?
952名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 09:39:35 ID:rNpmiHDx
>>941
殿下が好きならば寧ろ萌えるよ。
棒読みはおいしい
953名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 10:16:29 ID:HlQP29wO
次スレテンプレ

【GBから】サガシリーズでエロパロ【ミンサガまで】

スクウェアのRPGサガシリーズの、
GBからアンサガまで全てをカバーするエロパロ総合スレッドです。

SS投下前には出典作品やカップリング、
特殊な嗜好ありの場合はその旨も、一言添えて下さるとありがたいです。

前スレ・関連スレ他
【GBから】サガシリーズでエロパロ【アンサガまで】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077703784/

サガスレリンク集
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/saga.html

Uサガ総合お絵描き板
http://hpcgi1.nifty.com/Dokoiya/oekaki/bbsnote.cgi


>>951
タイトルはミンサガでもロマミンでもミソでも立てる人の好きでいいんじゃないか。
954名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 10:43:22 ID:HlQP29wO
スレ立てしてこようか。
まだあと30KB容量あるけど、後はあっちに移動ってことでおK?
955名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 13:00:35 ID:2voEkCZG
980くらいまではいい、とも思うけどスレの終わりのほうって、職人様方はあまり投下したくないだろうし…微妙だな。
956名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 23:27:30 ID:sArUA5Qt
他スレのようなSS保管庫とかはあった方がいいのか?
957名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 23:31:36 ID:IcJGZl3r
この板全体のに保管してくれてたと思うけど
958アルベルト×アイシャ1(ミンサガ):2005/06/13(月) 00:34:35 ID:O1BynkKR
「アル、お願い。 やっぱり、私に優しくしないで」
 目の前のソファに腰掛けている少女は、済んだ緑色の瞳からポロポロと涙を流しながら、苦しそうに言った。
 いつもはタラール族特有の髪飾りでまとめられているアラゴンオレンジの髪が、今は肩まで下ろされている。
 アルベルトの指がその場で止まった。  
 喉の奥が凍りついたように痛む。
 彼が何も言えなかったのは、アイシャの言葉に衝撃を受けたからだけではなく、
それをいう彼女の瞳が、言葉とは裏腹にアルベルトを求めているからだった。
 相反するものを同時に見せられ、困惑した。
 何度もつばを飲み込んで、凍った部分を溶かそうとする。
「どうしてだい? 前にも言ったはずだよ。 私はアイシャのことが大好きだって…」
「でも、それは仲間としてでしょう!?」
 痛みをこらえ、なんとか声を出したアルベルトを遮ったのはアイシャの悲痛な叫びだった。
「…みんなみたいに……」
 緑の宝石からこぼれる涙は透明だが、膝上の拳に落ちて砕け散るしずくは、瞳と同じ色に思えた。
「他のみんなと同じみたいに、私もアルのこと仲間として好きだったら、それでもよかった。
アルが言ってくれた“好き”って…言葉だけでも…よかった」
 髪を下ろした少女はうつむくと、ふるふると力なく首を振って言葉を震わせる。
 ゆるやかに癖のついた豊かな髪はアイシャが首を振るたびに、ゆらゆらと不安げに踊る。
 いつもの、まっすぐに前を見て歩く少女とは正反対な不安定さがそこにはあった。
「でもね、私はアルのこと、仲間としてだけじゃなくて、好きなの。 アルは、特別なの…」
 うつむいたアイシャの表情は、前髪に隠れて見えない。
 それはまるでアイシャの心を守るかのように、アルベルトの視線から彼女を隠す。
 喜怒哀楽をはっきりとさせて、泣くときも子供のように泣いていたアイシャが、
今は、許されぬ恋に苦しむ乙女として涙していた。
959アルベルト×アイシャ2:2005/06/13(月) 00:35:02 ID:O1BynkKR
 せっかく溶けかけた喉の氷が、再び強固に張り付く。
 喉から立ち込める冷気は口内を強張らせ、そのまま唇も凍てつかせてしまった。
 アルベルトはかすかに口を開いたまま、そこに立ちつくす。
 ただ目を開いて、アイシャの細い肩が震えるのを見つめるだけだった。
(アイシャも私のことを…?)
 アイシャ“が”ではなく。
 アルベルトもまた、アイシャのことを憎からず思っていた。
 だが、生まれ故郷が崩壊し、姉の行方も分からない今の状態の中で、
個人的な感情、それも甘い恋愛事に気を向けるなど、彼の気性が許さなかった。
 だからアイシャに対しても、出来るだけ他の仲間と同じように接してきた。
「わかってる。 アルは、私のことを他のみんなと同じ意味で好きなんだって。
だから、これ以上、優しく…して欲しくない、の。 
で…でないと、私、もっと…もっとアルのこと、好きに…好きになって…ひっく…」
 アルベルトの沈黙を告白への拒否と受けって言葉を続けていたアイシャだが、
せりあがる感情に耐え切れなくなったのか、だんだんとしゃくりあげるようになってきた。
 膝に置いていた手を顔に当てて涙をぬぐおうとするが、切なさと苦しさの代弁者である涙は
アイシャのそんな行為を欺瞞だと言い捨てるように、次々と自らを解き放つ。
「わ…私…、仲間でいたい… アルの仲間でいたいから、これ以上…好きにさせないで…
お、おね…がい…。 こいび、と…じゃ…ひっく…なくて、いいから… 仲間に…」
 嗚咽を漏らしながら、彼女の内に存在する、決して綺麗ではない感情を吐露した。
 アルベルトの中にある恋情が、指を丸めてくしくしと涙を拭くアイシャの姿に反応する。
 深いところで押さえつけられていた火種は涙に反応して、激しい炎となって燃え上がった。
 炎は喉の氷を溶かしていく。
「アイシャ…」
 ようやく自由になった喉から、絞り出すような声で少女の名を呼んだ。
 震えていた肩が、一瞬、びくりとこわばる。
 瞬間だけ収まったアイシャの震えが、また、始まる。
 涙と悲しみのためではなく、決定的な言葉がやって来るのを覚悟してのものだった。
960アルベルト×アイシャ3:2005/06/13(月) 00:35:39 ID:O1BynkKR
(私は…)
 何を彼女に言うつもりなのだろう、と、紅蓮の炎の中でアルベルトは思う。
 運命に絡めとられるようにマルディアス全土を旅しているアルベルトだが、
ずっとこの旅を続けられるとは考えていない。
 いずれはローザリアに戻り、イスマスの再建に全力を尽くす。
 アルベルトは自分の人生を、そのように定めていた。
 アイシャと二人で誰も知らない場所へ旅立つなどという選択肢は選べない。
 そんな自分が、今、恋心を告げてくる少女に己の本心を言ったとして、どうなるのだろうか。
 愛があればどんな障害でも打ち破れると無責任に思える時期は、とうに過ぎ去った。
(…余計に、アイシャを苦しめるだけではないのか…?)
 アイシャのことを思うなら、炎と化した恋情を再び奥にしまいこみ、彼女が望むようにすべきなのでは、
彼女が自分への感情をただの思い出にするのを、黙って見守るべきなのではないだろうか。
 理性が告げる“正しい道筋”を理解はしている。
 ならば、それに従うのが今のアルベルトのあるべき姿のはずだった。
 はずなのだが。
(私は…私は…)
 光に導かれた道理は確かに正しくはあるが、アルベルトの炎は既に、光を散らしてしまうほどに激しくなっている。
(……私は…)
 最大まで燃え上がった炎が綺麗に消えたに残ったのは彼の真実だけだった。
 アイシャの告白に気圧されて一時はとどまっていた指先が、ゆるゆると細い肩に近づく。
「――――っ…」
 指に触れたアイシャの肩は見かけ以上に細く、かわいそうなほど頼りなげだった。
 他人の体温と皮膚の柔らかさが、少し触れただけの部分から染み渡る。
「アイシャ」
 呼ぶ声にはいたわりがこめられていた。
「…………」
961アルベルト×アイシャ4:2005/06/13(月) 00:36:07 ID:O1BynkKR
 思いもしなかった声色にアイシャがゆっくりと顔を上げる。
 アルベルトを見上げる瞳は相変わらず揺れていたが、そこに恐れの感情はない。
 だが、恐れが混じっていた部分には、新たにとまどいの感情が入り込んでいる。
 アルベルトは大きく息を吸うとゆっくり吐き出し、もう片方の手もアイシャの肩へとかけた。
 肩から掌の熱さが伝わる。
 普段から高いアルベルトの体温だが、いつもよりも格段に高い。
 アイシャは先を急がせずに、じっとアルベルトの言葉を待つ。
「アイシャは、私のどこが好きなのかな」
「え…?」
 開口一番、完全にあきらめざるをえない返事が来るだろうと覚悟していたアイシャには、思ってもみなかった質問だった。
 問いかけの意味が理解できなかったのと、それに対する答えを言葉にするのに、しばらく時間がかかった。
 目元から離れた指先は、どこを頼っていいのか分からないといった感じでしばらく宙をさまよった後、
再び、膝上を落ち着き先と定めてそおにたどり着いた。
 二人は目線をそらさずに、じっと見つめあう。
「わ、私…」
 アイシャの唇がふるりと動いた。
「私、アルの優しくて、真面目で…誠実なところが好き…。 
アルはいつもまっすぐで、人を騙さない。 悪い人には悪いって、ちゃんと言うでしょう。 だから、私…」
 今まで道程を思い出しているのだろう、時々、瞳がアルベルトから離れて違うところを見ている。
 もっとも、アルベルトから逸れた視線の先にも、過去のアルベルトの姿があるだが。
「誠実…」
 他者から受ける評価が、常にそれに似た言葉であるのはアルベルト本人も自覚していた。
 彼としては自分の気持ちに従って行動しただけなのだが、それが、人からは誠実、
たまに“世間知らずのおぼっちゃん”と評される。
 だが、アイシャに対してはどうだったのだろうか。
 アルベルトは苦しげに目を細めると、首を横に振ってアイシャの言葉を否定した。
962アルベルト×アイシャ5:2005/06/13(月) 00:36:51 ID:O1BynkKR
 アイシャの顔がきょとんとなる。
「どうして? アルは私にもあんなに優しくて…」
「アイシャ」
 ひた、とアイシャを見据える瞳には、いましがたの苦しげな様子は微塵も感じられなかった。
 アイシャへの呼びかけが魔法の言葉となったのか、毅然とした光彩が宿っている。
 少女の小さな胸がとくりとなった。
「私は、君に対しては誠実ではなかった。 その事を、今、正直に告白しよう」
 いつもの、親しみのある喋り方とは違う物言いにアイシャの小さな手が白くなるまで握りこまれ、
可愛らしい唇は哀れな力で引き締められる。
 愛しい少女の姿に肺を潰されそうな思いにとらわれながら、アルベルトは跪くと、
血の気を失った指に自分の指を重ねて行った。
 アイシャの上にあったアルベルトの瞳が、今度は下から見上げる形となる。
「…私は、ずっと君のことが好きだった。 好きなのに、そのことを言わなかった。
あえて、ただの仲間として接していたんだ…。 アイシャ。 私は、君を騙していたんだよ」
「―――…っ!」
 誠実ではないという言葉とは正反対の声で、アルベルトは告げる。
 その姿はまるで、守るべき女性に誓いをたてる騎士のようでもあった。
 突然降ってわいた告白…見上げてくる男からの告白なので言葉自体は
上から降っているわけではないが…に、アイシャはただただ、目を開いている。
「アルが…私のこと…?」
 最初に思いをやったのは、アルベルトが本心を隠していたことではなく、隠されていた本心そのものだった。
 自分ひとりが抱いていたはずの恋心を、実は、思い人も隠しながら持っていたという。
 心臓は嬉しさで満たされ、脳は驚きでいっぱいになる。
「え…? え…? え、え?」
 何を言っていいのか、どう考えればいいのか分からずに、思考もその場に留まるだけ。
 アルベルトはわずかに顎を引くと、アイシャの小さな手をとると両手で包み込み、そのまま自分の唇へと持っていった。
 アイシャの指が、唇の柔らかい感触を知る。
963アルベルト×アイシャ6:2005/06/13(月) 00:37:20 ID:O1BynkKR
「アイシャ」
「……」
 たったそれだけの短い言葉なのに、アイシャには、唇の動きがやけに生々しく感じた。
 目の前にいる青年が、いつもと違う人に見える。
 アイシャは、早鐘を打つような心臓の音がこの人に聞こえてしまわないだろうかと、恥じるようにもぞもぞと尻を動かした。
「アイシャ、私は君が好きだ。 君に今日告白されたからじゃない。 ずっと、君が好きだった」
「アル…」
(夢…じゃないよね?)
 思いを通わしあうことなど絶対にないと思っていただけに、その一言だけで涙があふれそうになる。
 だが。
「…そして、今まで君に対して不誠実だった私は、今もこうして、君に対して不誠実な真似をしている」
 今、跪いて行われている告白が不誠実だというアルベルトの言葉に、胸の早鐘は、一回大きく打ち鳴らされた。
 みぞおちの辺りが冷える。
「…え…? どういうこと…?」
「君のことを思うなら」
 アイシャの指に寄せていた唇を、ことさら感じさせるように押し付けた後、名残惜しそうにゆっくりと顔をあげた。
 その瞳は、告白を始めた時と同じく不誠実とは相容れない力強さだった。
 目の前にいる男が不誠実なら、世の中の人間は全て不誠実で大うそつきになってしまうと、
アイシャは泣きそうになりながら、心で思う。
「私は、私の気持ちを隠したままこの部屋を出て行くべきだった」
「…! ど、どうして!?」
 みぞおちの冷たさは鋭い手となり、アイシャの心臓をわしづかみにする。
 再び瞳を揺らし始めたアイシャをみつめながら、アルベルトは包み込んでいる手に力をこめた。
 自分の体温と気持ちを、密着した手に伝えるように。
「私はイスマスへ、ローザリアへ戻らなければならない。 アイシャとずっと一緒にいられない。
そして、アイシャも私とずっと一緒にいられない…旅が終わればニザム氏のところに戻る。
…そうだろう?」
 途端、アイシャは、どんっと、大きな拳で胸の辺りを殴られたような衝撃を覚えた。
 アルベルトがそうであるように、彼女もまた、故郷を捨てることなど出来ないのだ。

〜〜続く
964アルアイ(しおり):2005/06/13(月) 00:44:01 ID:O1BynkKR
アルベルト×アイシャです。 エロがないのでこちらに投下します。
グレバーよりエロはあっさりだと思います。

前回、グレバーに感想を下さった方々、ありがとうございます。
はげみになります。
また、グレバー書きたいです。

クロジャミも書いてみたのですが、どうも
「ジャミル…あなた、発情時期を迎えたの…?」
「種族を維持するためには必要だと、オウルが言ってたわ…」
「私と番になりたいの…?」
といったノリになってしまいました。
965964:2005/06/13(月) 00:45:26 ID:O1BynkKR
訂正。クロジャミではなくジャミクロでした
966名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 00:52:45 ID:o6OA7oGu
神キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
相変わらず読ませる内容で素晴らしい。
最近の神々の作品はエロ描写以外にもこだわりが感じられるものが多くて読み甲斐がありますなあ。

しかしそろそろ次スレ立てないとまずくね?
神が容量気にして投下ためらうようなことになったらやだし。
967名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 00:53:44 ID:cgInj1/c
きゃっほい!
続きを楽しみに待っております。
968テンプレはこんなもんかな:2005/06/13(月) 01:33:22 ID:MML0ElmP
【GBから】サガシリーズでエロパロ2【ミンサガまで】

スクウェアのRPGサガシリーズの、
GBからアンサガまで全てをカバーするエロパロ総合スレッドです。

SS投下前には出典作品やカップリング、
特殊な嗜好ありの場合はその旨も、一言添えて下さるとありがたいです。

前スレ・関連スレ他
【GBから】サガシリーズでエロパロ【アンサガまで】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077703784/

サガスレリンク集
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/saga.html

Uサガ総合お絵描き板
http://hpcgi1.nifty.com/Dokoiya/oekaki/bbsnote.cgi

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/
969名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 02:08:00 ID:sJC4A8E4
>>946
そうやって同じネタを持ってきて
責任転嫁するおまいはよっぽど腐女子臭い。
そもそも臭いと言い出したのは私じゃ無いしな。( ´,_ゝ`)プッ

グレクログレクロ言えないからってストレスぶつけんなよ、
厨の分際で。
970名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 02:12:55 ID:QIueAa0W
もうさ、どうでもいいし、いい加減ヤメロって…。
クソでも食ってモチツケ
971名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 02:44:23 ID:SXWEnnVB
一回だけに留めておけば傷も浅くてすむのに、こうも毎回必死すぎだとな。
1〜2日前のレスでも平気で噛み付く奴も普通は腐とか厨扱いされるだろ。
972名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 02:56:38 ID:o26wSfq8
とにかく新スレか
テンプレは>968のでいいな、エロパロ板の保管庫も貼ってあるし

姐御萌えな俺は
>768氏>774氏>514氏バーバラ>764氏シフが特にたまらん、大人はいい

…と思っていたがアルアイも期待
楽しみが増えた
973名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 10:06:04 ID:ikEkRsxl
新スレになったらグレクロの厨はもちろん、たとえが悪くて
腐女子っていわれて切れて粘着してる奴も引きずるなよ。
二人とも醜態をさらすのはこのスレで終わりにしとけ。
お前等のレスで周りがドン引きなことと空気が悪くなってることに早く気づけ。
グレクロに限らず職人さんも離れていくぞこれじゃ
974名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 12:27:46 ID:8oiEbjQ2
アルアイ職人は数字コテにしてほしい
975名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 19:44:41 ID:sWUL98Dj
自分を攻撃した奴=自分が攻撃した相手 に認定って……ポカーソ
もういいから。腐じゃなくてもう一方の方で厨だってことはよくわかったから。
だからもう痛々しいレスしないでください。
976名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:34:30 ID:j6gOLUmn
なんか誰がどれでどれが誰か判らん。
977名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:43:11 ID:iXYhFgcm
エロパロ板に限らず2ch各所で見られる光景だが、
あの手の馬鹿女は自分が攻撃されると
「私は何にも悪くないのに!」とばかりに反応せずにはおけないので、
そのうち何かの拍子で顔を出すだろう。そうすりゃすぐ分かる。
978風と木の名無しさん:2005/06/14(火) 00:44:46 ID:a0wR+34c
980で新スレでいいかな?
979名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:49:20 ID:6zYBj9qS
早いとこ新スレ立てて職人さんを待つほうがよさげ
980風と木の名無しさん:2005/06/14(火) 01:01:28 ID:a0wR+34c
じゃあ初スレ立て挑戦してみる
981980:2005/06/14(火) 01:10:20 ID:a0wR+34c
ごめん、無理だった……次の人頼む
982名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:11:37 ID:6zYBj9qS
言った手前、試してくるわ
983名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:15:02 ID:6zYBj9qS
立ったよ。
【GBから】サガシリーズでエロパロ2【ミンサガ迄】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118679206/

天プレ>>968で立てた。
サブジェクト長すぎが出たから「迄」を漢字にしたけど勘弁な。
984名無しさん@ピンキー
>976
実は一人の手による壮大な自(ry