【まも姉】アイシールド21のエロパロ【王城マネ】

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1名無しさん@ピンキー
アイシキャラならなんでもこい!
むしろ頼みまつ
2名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:20 ID:7BC6/RJz
>>1
   n                n
 (ヨ )              ( E)
 / |    _、_     _、_    | ヽ
 \ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ / グッジョブ!!
   \(uu     /     uu)/
    |      ∧     /
3名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:34 ID:Zs26/IHu
>>1
前スレ
【幼馴染】アイシル21のまもり姉ちゃん【姉】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031684712/l50

これぐらいは書こうよ。重複と間違えられるだろ。
4名無しさん@ピンキー:04/02/13 02:57 ID:mJu7Sonl
「セナなんて虚弱で貧弱で脆弱で最弱なんだから!」
こういってからどれだけの時が経っただろう。
どれだけ?いや、まだ数週間のはずだ。そうまだ数週間。
なのに何故だろう、もう何ヶ月もたったようなこんな気持ちは
いじめられてぼろぼろにされて
「私がマネージャーになる」
なんていったね…
雨の日トレーニングもしてたね?
キミは主務のはずなのに泥まみれになって
おかしいよね…
私には何も教えてくれないの?

「セナなんて虚弱で貧弱で脆弱で最弱なんだから!」
こういってからどれだけの時が経っただろう。
まだ数週間…もう数週間…
セナ、君は変わったよね。

私は…喜んでいいのかな?

初SS
なんか改行変だけど 続ける?

5名無しさん@ピンキー:04/02/13 04:25 ID:kGifehOo
>>1
6名無しさん@ピンキー:04/02/13 15:41 ID:add2esT5
>1
乙カレー
71:04/02/13 16:30 ID:Pe10J8ZY
>>3
スマソ、テンパってました…
8名無しさん@ピンキー:04/02/14 01:01 ID:SU6um5rh
ドン(゚∀゚)マイ!!
もつ華麗。

>3
ナイスフォロ

王城マネも賊学マネも好きだけど、
如何せん名前もわからんのがつらい所だなー。
9名無しさん@ピンキー:04/02/14 01:57 ID:pqHiYICL
バッチコ〜イ
10名無しさん@ピンキー:04/02/14 08:01 ID:OI9TKtvF
>1
11名無しさん@ピンキー:04/02/14 20:35 ID:7mRrHgKi
待ち
12ヘタレ書き手:04/02/14 21:28 ID:+coe/EtK
●ヒル魔×まもり(サドヒル魔)
●進×まも(前スレ続き/まもりに主導権)
●桜庭×王城マネ(甘め)
●進×王城マネ
●岡婦長×ミラクル
 
この中どれか読んでみたいものありますか。頑張ってみます。
13ヘタレ書き手:04/02/14 21:31 ID:+coe/EtK
あ、前スレのラストで文晒してた書き手です。
14名無しさん@ピンキー:04/02/15 16:26 ID:ai4QeRrG
まもり姉ちゃんネタなら何でもコーイ
15名無しさん@ピンキー:04/02/15 23:18 ID:96Wa5Fge
 ●ヒル魔×まもり(サドヒル魔)
 ●進×まも(前スレ続き/まもりに主導権)
 ●桜庭×王城マネ(甘め)
 ●進×王城マネ
→●岡婦長×ミラクル
16名無しさん@ピンキー:04/02/16 01:23 ID:wdCp9L/E
→●岡婦長×ミラクル


17名無しさん@ピンキー:04/02/16 02:26 ID:BmW2fjVR
岡婦長×ミラクル ノシ
18名無しさん@ピンキー:04/02/16 13:43 ID:a/lEzkyw
岡ミラキボン
19名無しさん@ピンキー:04/02/16 14:15 ID:j7ZzqwZe
>>15-18
本気か?
20ヘタレ:04/02/16 21:09 ID:6qEnpGBs
そんなにリクされたら本気で
書 い ち ゃ う ぞ ?
21名無しさん@ピンキー:04/02/16 21:26 ID:5ufFQQAR
エロ妄想はできそうでむずかしげなとこがよさげなオカミラに萌え
22名無しさん@ピンキー:04/02/17 14:45 ID:Bwt5kwJn
萌えの基準がわからん
23名無しさん@ピンキー:04/02/17 15:17 ID:dsOQTDlA
オカミラでナースプレイきぼん
24名無しさん@ピンキー:04/02/18 14:31 ID:GAiwZwCj
あげ
25ヘタレ:04/02/18 18:19 ID:Tf4x//5m
それでは、ご要望に応えて『岡婦長×ミラクル』です。
頑張って書いてみますが、途中で絶えられなくなったら休載するかもしれません…ご勘弁を。
26ヘタレ:04/02/18 18:20 ID:Tf4x//5m
「さっくらばちゃぁ〜ん、お仕事持ってきたよー!!」

バーン!!

勢い良く病院の個室のドアを蹴り開けたミラクル。
その両手には高そうなポラロイドカメラ、若者向けの雑誌、カラフルな書類やお菓子等が抱えられている。
しかし、室内は桜庭はおろかトラ吉さえおらず、無人のまま静まりかえっていた。
カーテンは全開、窓は半分開いており、初夏の心地よい風が、青空の光と共に部屋に舞い込んでいる。

2人のベッドの周りにはアメフトのボールや(あんなに『仕事意外の時はムヤミやたらと何にでもサインをするなと桜庭に言っておいたのに、そのボールには桜庭のサインが入っていた)
アメフトの雑誌、ファンからの手紙等が散らばっているが、ベッドのシーツはキレイにセッティングされており、皺ひとつないまっさらなシーツが眩しい。
27ヘタレ:04/02/18 18:21 ID:Tf4x//5m
「あっれぇ、どこ行ったんだ?さっくらばちゃぁ〜ん?」
 一瞬、ベットの隙間にでも隠れているのかと思い適当にキョロキョロ見まわしてみるが、やはり桜庭はどこにもいない。
「ちっ、インタビューのポラ撮るって連絡してあっただろうに…」
 途端に不機嫌な顔になると、ドカリと桜庭のベッドに腰を下ろし、胸ポケットから手帳を取り出して、今後のスケジュールのチェックを始めた。

 泥門との試合で怪我した鎖骨が完治せず、未だに入院中の桜庭だったが、それでもジャリプロに仕事のオファーは来る。
ティーン向けのファッション雑誌数社から、『是非ゼヒ、我が社の雑誌に入院中の桜庭君のインタビュー記事を!!』との依頼が入ったため、ミラクル自らが病院に出向いて、桜庭の入院風景、インタビューを作る予定だった。
 もっともインタビューに関しては、当の桜庭本人が何と言おうとも、毎回ミラクルが勝手に修正を入れて『かっこいい桜庭像』を作ってしまうのだったが。
28ヘタレ:04/02/18 18:47 ID:Tf4x//5m
「うーん、今から1時間内に桜庭ちゃんを探し出してボラ撮って…そうだな、ベッドに腰掛けてるショトと、お見舞いの花を抱えて笑っているショット、それから、包帯でぐるぐる巻きなんてのもマニア受けして良いかもしれんな。」

一人でブツブツと呟きながら、思いついた案を手帳にメモする。

「メンズモンモに載せるのは『かっこ良いパジャマ特集〜スーパーモデル桜庭はこう着こなす』だったよな…桜庭に着せるパジャマも持ってきたし…
そうだ、これはポラじゃなくてちゃんとしたカメラマンを呼んで…いや、入院先がバレちゃまずいから俺がやるか?うーん…」

 基本的にミラクルは社長兼、桜庭専属のマネージャー。桜庭の仕事の受け付けからカメラマン、衣装まで何でもこなす。
 ジャリプロは小さくないプロダクションなのだから、カメラマンや衣装の人間を雇えば良いものを、と、周りの人間は言う。
 しかし、少しでも無駄金を使いたくないミラクルは、コストを削れるところはとことん削って利益を増やすのだ。
29ヘタレ:04/02/18 18:48 ID:Tf4x//5m
「女の子向けの雑誌には『大怪我して可愛そうだけど頑張っている健気な桜庭君』像をアピールしておきたいな。パジャマをはだけさせて、胸あたりにも包帯を適当に巻き足して、腕にもギブスつけて撮るか…」
 桜庭本人が聞いたら『カンベンしてくださいよ』と言いそうな事を平気で次々と予定していくミラクル。
「そうだな、じゃぁ桜庭ちゃんが戻ってくるまでに看護婦さんに包帯と予備のギブスを借りておくか!!」
そう言って、ベッドからぴょこんと立ち上がった。

その時。

ヒュル〜ルルル…

 ひやっとした冷たい風邪がミラクルの頬の辺りを吹きぬけた。
「!!??」
 はっとして辺りを見まわすと、さっきまで開いていた窓とカーテンがいつのまにか閉まっている。
 薄暗い、ジメジメとした部屋。
「な、何だ!?」
 ゾクゾクっ
 全身に鳥肌が立つミラクル。
「…桜庭君なら今、トラ吉君と一緒にお風呂に入っています…」

後ろから、今にも消え入りそうな、それでいで妙に存在感のある、女の声がした。
30名無しさん@ピンキー:04/02/18 20:04 ID:orbb6SCM
オカミラ、ホントにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

いい!いい!このままどんどんイっちゃってください!!
31名無しさん@ピンキー:04/02/18 21:37 ID:80QCoCVz
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
32へたれ:04/02/18 23:36 ID:Tf4x//5m
恐る恐るふり返るミラクル。

 伸び放題の長い黒髪、か細い手足、青白いくらいに白い肌に、それとは対照的な真っ赤な紅を引いた唇。。

「あ、あなたは…」
ドアの前に立っていたのは、都立城下町病院の看護婦長である『オカルト婦長』こと岡婦長だった。
初対面の時、首をしめられて気絶させられた事のあるミラクルはこの婦長が苦手だ。
 片手に救急セットを持った彼女は、俯き加減でミラクルを上目遣いに見つめている。
いや、見つめているというよりは睨んでいつと言った方が正しいかもしれない。メデューサそような鋭い眼差しに、ミラクルは動く事が出来なかった。

「桜庭君に何かご用でしょうか?」
カツン…とヒールを鳴らして、ミラクルに一歩近づく。
眼差しは相変わらず、ミラクルを捕らえて離さない。

ゴクリと喉を鳴らし、生唾を飲み込もうとしたミラクルだったが、口の中がカラカラで唾など出ない。
「あ…いや、ちょっと仕事の事で相談をしようと思ったんだけど…いないみたいだから、また今度出なおして来る事にします!!」
 また首を締められたらたまらない。
一刻も早く、この状況から逃れたい。
 目を泳がせて早口でそう喋ると、
「じゃぁ、そういう事で!」
そう言って、部屋を出るべく出口に急いだ。

その時。
33へたれ:04/02/18 23:37 ID:Tf4x//5m
「まってぇぇぇぇぇええぇえ!!!」
「ひゃいっっ!!??」

 突然、岡婦長が叫んだかと思うと、ガシッとミラクルの腕を掴んだ。
ギリギリギリ…腕に力が篭る。
「なななななななな何でしょう???」
腕を振り解こうと試みたミラクルだったが、どうもうまく力が入らない。この女、何か不思議な魔力でも持っているのだろうか?
掴まれた腕が痛い。力が入りすぎていて、血が止まっているような感じがする。

「ここであなたと2人きりで出会えた運命……それもこれも、全てラバーバ神様のお蔭です!!」
「へぇ?」
 青ざめるミラクルを気にする事なく、婦長は続ける。
「以前お会いした時も思っていたのですが…あなたは10年前に死んだ私の夫にそっくり…その顔も!声もっ!!金歯もっ!!」
「い、いいいいや、それは他人の空似じゃ…」
 ミラクルに、冷や汗が流れる。
34へたれ:04/02/18 23:38 ID:Tf4x//5m
近くで見る婦長の口元はワナワナと震えており、目は赤く血走っていた。
「そんな事はありません!!私は夫が死んでから今まで、毎日欠かさずラバーバ神様に『夫が生まれ変わって、また巡り会えますように』とお願いし続けてきたのです!!
霊魂召還の儀式だって終わらせたし、今日はカパラ式天文術でも黒星のクレッセントムーン!!出会うには最適!!
星占いでも乙女座は今日素晴らしい出会いがあるとマドンナ優梨子先生がおっしゃっていたわ!!」
ものすごい勢いでまくし立てる婦長。
(こ、この女かなりヤバイんじゃ…)
『危険!!危険!!』
ミラクルの中の本能が叫ぶ声が聞こえる。

ガシャン!
婦長は片手で持っていた救急セットをその場に落として、その手でがっしりとミラクルの肩を掴んだ。

「よしおさんっ!!会いたかったわ!!」
ぎゅーーーーーーっと力を入れてミラクルを抱きしめる岡婦長。
「お、俺の名前は伊藤ナリカネだぁぁぁ!!」
35名無しさん@ピンキー:04/02/19 20:25 ID:zNVLp7TN
本当に来るとは…
36名無しさん@ピンキー:04/02/20 14:21 ID:oH1UYZk2
(・∀・)イイヨーイイヨー
37名無しさん@ピンキー:04/02/20 20:11 ID:lXI9ERx5
あげ
38名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:43 ID:aFTvyal+
アッパーにまもり姉ちゃんの乳画像が・・・
39名無しさん@ピンキー:04/02/21 16:25 ID:I5Tqlt4R
●進×まも(甘々) ●ハァハァ3兄弟×まも(4P) オカミラの次(・ε・)きぼん
40へたれっこ:04/02/21 18:52 ID:Bp1ZYOZO
今から続き書いてきます。
熟女と中年男のおいたなんて誰もハァハァしないと思うので、まぁギャグとして読んでやってください。

>>39
了解。どっちか挑戦してみます。
ところで4Pって、2人まではいいとして、他の1人は何をしてるんでしょう…??ま、いっか。
41へたれっこ:04/02/21 19:40 ID:Bp1ZYOZO
「知ってます!でも、よしおさんです!!」
 言っている事がめちゃくちゃである。 

 腕から逃れようとモゾモゾと体をよじるミラクルだったが、婦長の力には敵わない。
もともと小柄で華奢な体だが、まさか力勝負で女に負けるとは。
「ひひひ人違いだと思いますが…」
「いいえ!あなたの前世は岡良男!私の夫です!!タロット占いでも、『職場で運命の人と出会う』と出たんですから、間違いありません!!」
「そ、そんなムチャクチャな!!」

 (こ、この婦長、結婚していたのか。しかも未亡人。そして、何故だか分からないが、自分を亡き夫の生まれ変わりだと信じている…??)
 そんな考えがミラクルの頭をよぎる。しかし今は思考を巡らすよりも何よりも、この女の腕から逃れる事が先である。
42へたれっこ:04/02/21 19:40 ID:Bp1ZYOZO
「い、痛い…離して…」
「よしおさん…あなたが逝ってしまってからもずっと、あなたの事を愛し続けていました…インカ術も試してみたし、霊魂をこの世に呼び戻す儀式だって…あぁ、ようやく私の努力が実ったのですね!!」
スイッチの入ってしまった岡婦長は、ミラクルの言葉など聞いてはいない。
「愛しています……」
 腕に力を込める。
バキベキボキッ!!
「ぎょぁぁっ!!」
ミラクルの体から鈍い音がした。

「ほ、ホントに人違いですって!!私はジャリプロの社長のミラクル伊藤!今年で45歳!あなたとは桜庭が入院するまで会った事ありませんし!!あなたの旦那さんが亡くなる前から生きてましたから!!」
 このままじゃ命が危ない。そう悟ったミラクルは必死で岡婦長を説得しようと口を動かす。
「ホントに!!あんたの事なんて知らないんだ。思い込みもいい加減にしてくれ!!」
 すると、ミラクルを捕らえている腕の力がゆるんだ。
「ぷはっ!!」
43へたれっこ:04/02/21 19:41 ID:Bp1ZYOZO
ゆらりとミラクルから離れる。
窓の外から、小さく雨の降る音がする。いつの間にか降り出したらしい。


「よしおさん、あなた、私の事を思い出して下さらないのですか!?」
 伸び放題の黒髪の隙間から、悲しそうな瞳がミラクルを見つめる。
バサバサの睫が、婦長がまばたきをする度にゆらゆらと揺れた。

「あ、はい…ってか元々知りませんし…」
「そう、ですか……」
 いきなりしょぼんとしてしまった婦長に少し戸惑いながらも、ミラクルはとっととこの部屋から退散すべく、ドアに一歩近づいた。
44へたれっこ:04/02/21 19:41 ID:Bp1ZYOZO

「それじゃぁ、私はこれで…」
乱れた髪を撫でつけ、ドアに手をかけたその時。

「分かりました。もう一度、契を結べば…あなたはきっと、思い出す筈です!!」
「へ!?」

ドスッ

突然、ミラクルのみぞおちに鈍い衝撃が走った。
「っ!!??」

一瞬遅れて、婦長が腹部にアッパーを食らわせたという事を悟った。
45へたれっこ:04/02/21 20:02 ID:Bp1ZYOZO
「………?」



 意識がはっきりした時、ミラクルはベッドの上にいた。
視界に入るのは、無機質な天井、そして…

「気がつきましたか。」
ナースキャップを外し、黒い髪を振り乱してミラクルを覗き込んでいる岡婦長。
「え?何?どういうこ……むぐっ」
言い終わらない内に、婦長の真っ赤な唇がミラクルの口を塞いだ。
「んんっ……!!」
 生暖かいものがミラクルの口に侵入してくる。
そのままミラクルの舌を絡めとって、起用に動く。
最初は舌先。だんだん奥まっていき、歯茎まで器用になぞっていく。
「んーっ!!」
 突然の不意打ちに驚いて、そして、婦長の舌遣いが予想外に上手くて、ミラクルは目を白黒させて身悶えた。
「っはぁっ!!」
46へたれっこ:04/02/21 20:02 ID:Bp1ZYOZO

婦長は名残惜しそうに唇を離すと、ひらりとベッドに飛び乗り、ミラクルに馬乗りになった。
思わずミラクルが自分の唇を拭うと、婦長の赤い口紅が付いていて手がよごれた。

「ど、どういう事です…」
息を切らしながら、ミラクルが問いかける。
 視界を巡らすと、どうやらここは先ほどの桜庭の入院部屋で、今自分が寝ているのは桜庭の横のベッドであるらしい。
「手荒い真似をしてすみません。あなたはここで、私と契を結ぶのです。」
「な、なんで!?」
「もう一度関係を持てば、あなたは全ての記憶を取り戻す筈だからです。」
 そう言いながら、婦長はナース服の前ボタンをプチプチと外していく。
次第に、なまっ白い肌があらわになっていき、真っ赤なブラジャーが露出した。
47名無しさん@ピンキー:04/02/22 01:09 ID:JU+SZ00r
凄…岡婦長、前世信者だったのか…。真っ赤な口紅とブラジャーがいかにも婦長らしいです。

実は>15です。リクエストして良かった!お腹抱えて笑い転げながら拝読しております。
続きを楽しみにしております。
4839:04/02/23 01:12 ID:FhuD93vY
>へたれっこ神様
4Pで残り一人がなにしてるかなんてシタことないから…てか普通にわからんw
長男次男で3Pでもなんでも神のお好きに(*´ε`)

オカミラも展開がおもろい!応援してます頑張って下さい
49へたれっこ:04/02/23 17:32 ID:uK2P8Epi
応援どうもありがとうございます。
何とか書き上げました。最後までばっちり描写する勇気はありませんでした…(;´Д`)
今から投下します。
えっと、ちょっと下品なので注意してください。
50へたれっこ:04/02/23 17:33 ID:uK2P8Epi
 婦長が小さく動く度に、たわわな胸は揺れる。 
他の場所と同じようになまっ白い。巨乳の部類に入るのだろうが、悲しいかな、小さな皺が多所に見られた。
「!!!」
(このままじゃ犯される…!!)
身の危険を感じたミラクルは、逃げ出そうと必死で体をよじらせるが、何故だろう、腰から下に力が入らない。
「逃げようとしても無駄です。あなたには、歩けなくする呪いをかけました。」
 妖しく微笑む婦長。
近づける顔には、鬼気迫るものがある。
「の、呪い!?」
そのままミラクルの胸元に手を伸ばし、ネクタイを外してYシャツのボタンに手をかける。
「ひっ…はっ…!!」
いつもは饒舌なミラクルだが、恐怖故か驚き故か、それとも先ほどの口付けのせいか、上手く舌が回らない。
51へたれっこ:04/02/23 17:34 ID:uK2P8Epi
「ふふふ、可愛い人。そんな恐がらなくてもいいんですよ。」
そう言うと、婦長ははだけたYシャツの下から手を入れて、ミラクルの腹を直に撫で回した。
ひんやりとした手の感触に、思わずビクッと体を仰け反らせるミラクル。
「大人しくしていれば、私がリードしてあげますから…昔みたいにね、うふふふふ」
(いや、『昔みたいに』とか、違うから!!勘違いだから!!たーすーけーてー!!)
 頭の中で叫ぶも、声に出せないミラクル。
「やめ…て…」
辛うじて動く両腕に力を込め、婦長の体を引き剥がそうと試みるが、婦長はミラクルの細い腕を取り上げると、そのまま両手首を一まとめに掴みあげ、ミラクルの頭上に固定した。

 ニヤリと笑う婦長。
「口では嫌がっていても、知ってるんですよ、下半身は正直ですから。ほら、こんなに………アラ?」
 ズボンの中に手を伸ばし、ミラクルの一物をガッシリと掴んだ婦長。
52へたれっこ:04/02/23 17:34 ID:uK2P8Epi

しかし、婦長の予想に反して、それは小さく縮こまっていた。

 つまり、ミラクルは思いっきり萎えていたのである。
赤いブラジャーも唇も、ねっとりとしたキスも、ミラクルの感じる恐怖の前にはとるにたらないものだったのだ。

「あらら……?」
違うものを掴んだのかと思った婦長は、ミラクルの『大きく膨れ上がっているハズのもの』を探してパンツの中で手を無作法に動かした。
「痛っ!!ぎゃー!!」
婦長の長く伸びた爪が下の毛に絡まって引っ張られ、ミラクルは悲鳴をあげた。
「痛い!!痛い!!抜ける!!死ぬ!!やめてくれ!!」
「!!」
ミラクルの暴れっぷりを見て、婦長は慌てて手を引っ込める。
53へたれっこ:04/02/23 17:36 ID:uK2P8Epi
「………。」
目に涙を浮かべて、ゼェゼェと息をしているミラクルを、馬乗りになったまま見つめる婦長。
 外の雨の音は大きくなっており、時々雷の轟く音が聞こえた。
あかりのついていない部屋は薄暗く、2人とベッドの長く伸びた影が、白い壁にくっきりと映っている。

「分かりました。」
 婦長は固定していたミラクルの両手首をそっと離す。
ミラクルの顔に近づけていた上半身を上げて、もとの体制に戻る。
ようやく、諦めてくれるのか。そう思い、ミラクルが小さくため息をついたその時。

「あなた…EDだったのですね!!」  (注:ED→更年期性勃起障害)
54へたれっこ:04/02/23 17:37 ID:uK2P8Epi
何かにとりつかれたように、婦長は声を高らかに叫んだ。
「!!!」
「分かりました…辛かったでしょう?でも、もう大丈夫。看護婦長である私が、責任を持って治療してあげますからねっ!!」
ミラクルの返事を聞かずに、一人でベラベラと捲くし立てる婦長。

何でこうなるの!?
ミラクルがそう思うか思わないかのうちに、婦長はがばっと向きを変えると、ミラクルのズボンを腰の所まで下ろしてしまった。
そして、縮こまっている彼のモノを手にする。
「!?」
妙に優しく温かい声で、婦長はもう一度繰り返した。
「私が、治療してあげます。」
55へたれっこ:04/02/23 17:38 ID:uK2P8Epi


そして、赤い唇を近づけると、手にしていたモノを一気に咥え込んだ。

雨は降り止む事なく、シトシトと音を立て、午後の病院をひっそりと被っていた。




56エピローグ:04/02/23 17:39 ID:uK2P8Epi
「あー、楽しかったねぇ。」
トラ吉の乗った車椅子を押しつつ、ほくほくと病院の廊下を歩く桜庭。
「せや、風呂場ではしゃいだのなんてめっちゃ久しぶりやわぁ。」
 二人は、病院の風呂場から戻る途中だった。
 二人のいるこの病院は、小さな子供も多く入院しており、そのため風呂場やリハビリ室などには多くのおもちゃが置いてある。
 浴槽に置いてあった水鉄砲にハマった二人は、童心に帰って、時が経つのも忘れて風呂場で遊び込んでしまったのだった。

「あっはっはー思わず長風呂しちゃったよね。もう5時だよ。」
「せや、早く部屋に戻らんと、また婦長に呪いかけられるでぇ。」
「そ、それは恐いなぁ。…って、うわっ!!」
57エピローグ:04/02/23 17:40 ID:uK2P8Epi
 人の噂をしている時に限って、当の本人に出くわしてしまうものである。
廊下の向こう側から、颯爽と岡婦長が歩いてきたのだった。
「桜庭君、トラ吉君、遅かったですね。」
心なしか、頬がほんのりと紅潮している。
「え、あはは、風呂場で遊んでたら時間が経っちゃって。」
婦長のご機嫌を損ねないように、桜庭は愛想笑いをして通り過ぎようと試みる。
その時、桜庭はある事に気づいた。
「あれ…?婦長、そのネームプレート…」
58エピローグ:04/02/23 17:41 ID:uK2P8Epi
ナース服の胸に輝くネームプレート。
いつもなら『下科・看護婦長・岡』と書いてあるのに、今彼女が付けているプレートに書かれているのは『伊藤』という文字だった。
「伊藤て…?」
突っ込む寅吉。

途端、婦長の顔がポッと赤くなった。
「うふふ、子供にはまだ早い話です。うふふふふ」
そう言うと、婦長はニヤケ顔のまま、フラフラと看護部屋に入っていってしまった。
59エピローグ:04/02/23 17:41 ID:uK2P8Epi
「…………。」
「…………。」
取り残される二人。
(『伊藤』って…もしかして…いや、でも、よくある名前だしな……??)
一瞬考え込む桜庭。
「変なの。。。岡婦長、何かあったんかなぁ?」
「え?あ、何だろうね。」
「まぁええわ、桜庭、部屋に戻ろう」
「うん、そうだね。」

部屋に向かって歩き出す桜庭。
雨は何時の間にか止んでいて、病院の窓からは夕方の赤い光が降りそそいでいた。

60へたれっこ:04/02/23 17:45 ID:uK2P8Epi
 終了です。
スレが読めない人もいるみたいなんで若干小分けして投下したら無駄にスレ消費してしまってすみません。
今回イロモノ作品だったので、次は無難な普通の作品に挑戦できればと思っています。
それでは。
61へたれっこ:04/02/23 19:02 ID:uK2P8Epi
ちなみに、4Pについて調べてみたんですが。
私が読んだものがアレだったのかどうかは分かりませんが結構ヘヴィーな描写になるようですね。。
まぁ、気が向いたら4Pでも8Pでもチャレンジしてみますw
62名無しさん@ピンキー:04/02/23 19:13 ID:JXzsMcS/
お疲れ様でした
63名無しさん@ピンキー:04/02/24 11:09 ID:lFPqibFk
へたれっこ神様お疲れ様でした!
面白かったです。正直オカミラの濃密なエロ描写があったらどうしようと思っていましたが、
後味スッキリで楽しめました!
引き続き神に期待しとります(・ω・)

64名無しさん@ピンキー:04/02/26 22:44 ID:p4wFVJ/e
あげ
65名無しさん@ピンキー:04/02/26 23:12 ID:Ry7suRJn
おまいらまもりねぇちゃんの浴衣はスルーでつか
66名無しさん@ピンキー:04/03/01 10:31 ID:L9oBKtFZ
新しい話読みたいな。。
67名無しさん@ピンキー:04/03/02 00:00 ID:MOTJdOdQ
今週のまもりタンの持ってる皿の上のチキンに噛り付いてるヒル魔を見て
何か二人にハァハァした。
68ヒルまも……??:04/03/02 23:35 ID:JaHqaa9u
ちとキャラ掴めてるか自信無いです
けど途中まで書けたんで投下します

この二人恋人にしかみえん……
69ヒルまも……??:04/03/02 23:36 ID:JaHqaa9u
ちとキャラ掴めてるか自信無いです
けど途中まで書けたんで投下したいんでつがいいでしょうか?

この二人恋人にしかみえん……
70名無しさん@ピンキー:04/03/02 23:36 ID:gj/jroNt
バッチこーい
71名無しさん:04/03/03 01:16 ID:V8rkXFmv
期待age
(屮´∀`)屮カマーン
72ヒルまも(もどき):04/03/03 09:00 ID:rxz2oZYi
 普段ならば人のいない時間。部室では卑猥な音の響きと共に二人
の人影があった。
 一人は、学校中にその悪名を響かせる男ヒル魔。
 もう一人は、学校中の男子から羨望と尊敬の眼差しを集める美少
女まもりだった。
「お?まだ射れてもいないのに濡れてるなぁ?糞マネ」
「うるさい……馬鹿……っ」
 ぴちゅっ、ぐちゅっ……。
 左手で泌部をかきまわしながらヒル魔が笑う。
「……卑らしい体してんな、お前。ま〜、一人でがっついてるくら
いだから当然か?」
「しつこいわね!ほっといてよ馬鹿ぁっ、――あんっっ!!」
 声をあげたまもりに、ヒル魔は素早く右手で乳首をつまむ。
 今まで放置されていた箇所を突然つままれ、まもりは思わずその
身を剃らした。
「無理して喋ると舌噛むぞ〜♪」
「……〜〜!!」
 彼女は机に両肘をついて体をささえ、腰を突き出すという実に卑
猥な体制をとっていた。
 腰を突き出されているのは、無論、彼女といるもう一人。ヒル魔
だった。
73名無しさん@ピンキー:04/03/03 09:01 ID:rxz2oZYi
 彼女のショーツはすでに降ろされており、めくられたスカートが、
彼女の腰の動きに合わせて揺れた。
 また、ブラウスのボタンは外れ、ブラジャーも何故か上へとずれ、
その豊かな胸はあらわとなっている。
 素肌のほとんどが外気にさらされたまもりの格好。
 まもりがそんな格好をしているのは、勿論、理由があった。



「あ、そうだ。今日って休みだー」
 今日、まもりは、部活が休みという事を忘れて一人部室へとやっ
てきてしまった。
(どうしよ……って言っても帰るしかないか)
 まもりは、小さく溜め息をつくと、素早く帰ろうとした。
 だが、その目があるロッカーで止まった。
 何故かそのロッカーは扉が僅かに開いていた。風に合わせてカタ
カタと扉が揺れる。
 ヒル魔のロッカーだった。
(ヒル魔……閉め忘れたんだ、珍しい)
 まもりは思わず足を止め、ロッカーへと近付いた。
74名無しさん@ピンキー:04/03/03 09:02 ID:rxz2oZYi
 辺りを見回す。だが、無論誰もいる筈がない。
「……」
 まもりは恐る恐る手を伸ばすとその扉を開けた。
 キイー……という音が、室内に響く。
(……)
 中に入っていたのは着替数着とヘルメットだった。特にこれとい
ったモノがあったわけでは無い。
 だがまもりは、それらを見て一瞬目を見開いた。
 着替の中にあった一着。
 それは紛れもなくまもりが以前ヒル魔に借りたものだった。
(わぁ……)
 気付いた瞬間、思わずまもりはその一着を手に取っていた。
 微かに残る、石鹸の匂い。
 まもりの顔が、耳まで赤くなった。
(……そういえば、最近全然してないもんなぁ)
 そう思うと、体の中心にうずきを感じる。まもりは思わず手を股間へ沈めた。
 そこは既に、下着越しからでもわかるほどにしっとりと潤っていた。
(やだ、私ったら……)
75名無しさん@ピンキー:04/03/03 09:05 ID:rxz2oZYi
今投下できるのは
ここまででつ

文章未熟でスマソ
76名無しさん@ピンキー:04/03/03 14:41 ID:RM8bsKcD
ヒルまもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!ハァハァ!
全然未熟じゃないですよ。ガンガッテ下さい。
77名無しさん@ピンキー:04/03/03 16:55 ID:rxz2oZYi
>>76さま〜!!
ありがとうございまつ
この二人のキャラ、本気で自信が無いんでつよ
何をしてても恋人にしかみえなくて……
恋人前提で書いてまつ


腐女子と変わらないよ自分
つД`)*:゚.・゚*

78ヒルまももどき:04/03/03 18:30 ID:rxz2oZYi
連投スマソ



 ただ思い出しただけで濡れてしまうなんて。
 どうやら、処理せずにいるのも限界のようだ。
 まもりは、辺りを見回すと再度誰もいない事を確かめ、その場に
座った。膝を床につけたまま足がM字型に広がる。正座をくずした
座り方だった。
 そして、パンティーを太股のつけ根まで降ろした。
 それは、広がったスカートで隠す事の出来るぎりぎりの位置。
(誰も来ませんように……!)
 まもりは心の中でそう呟くと、再度、股間に手を伸ばした。
 ぐちゅ、くちゅっ……。
 卑猥な音が室内に響く。
 そして、それに合わせて響くまもりの声。
 誰かに聞かれないように、とそれは押し殺されたものになってい
た。
「は……っ、あっ……!」
 まもりは泌部に指を抜き指しして快感を得ようとしていた。
 だが、体勢が体勢だけに、どうも最も感度の高い位置まで指をい
れる事が出来ない。
 何より、例えいれる指を二本三本と増やしたところで、生身の男
のそれを射れた時と同じ快楽が得られるわけがない。
(ヒル魔……っ……)
 次第にまもりは、体中のほてりと、物足りなさを意識せざるを得
なくなった。
79ヒルまももどき:04/03/03 18:31 ID:rxz2oZYi
 まもりの右手が、ブラウスの襟元へと伸びる。
 左手では泌部をかきまわしたまま、まもりは器用にも、左手だけ
でブラウスのボタンを外していった。
 やがて全てのボタンが外され、はだけたブラウスから、真新しい
白いブラジャーがのぞいた。
「ん……!はあ……んっ!あん……っ!」
 泌部への愛撫だけでは足りない。
 まもりはブラジャーを上にずらし、あらわとなった胸を愛撫しは
じめた。
 豊かな胸が揉みしだかれ形を崩す。しばらくして両胸の先端にあ
る桃色の突起が、固くとがりはじめる。
 ――絶頂が近い。
 まもりは床につけていた両膝をあげて身を剃らした。
 体勢が変わり、泌部で抜き指ししていた指が、より奥へと指し射
れられる。
「……――!!」
 まもりが絶頂に声をあげようとした瞬間だった。
「何してんだ?糞マネ」
 背後からの聞き慣れた声に、まもりの表情が凍った。
80名無しさん@ピンキー:04/03/04 01:25 ID:YtBI04Wu
(;゚∀゚)=3 ムッハー!!
81名無しさん@ピンキー:04/03/04 19:47 ID:iUW3nmOg
くはーー!(;゚∀゚)=3
82名無しさん@ピンキー:04/03/04 20:20 ID:2zIV5fT9
早く早くぅ!(;゚∀゚)=3
8376:04/03/05 02:24 ID:boLTiAs7
>>77さま
「何をしてても恋人にしかみえない」
禿同でつ…。いや今週号の肉食ってるコマはそうとしか。(67さんのコメントのやつ)
それよりもヒルまも+セナの部室エッチを夢に見た漏れは死刑でしょうか。


かなりハァハァしてまつ!!
このスレは職人さんが多くて良スレの予感。ガンガレ…!!イヤガンガッテクダサイ
__| ̄\○__ドゲザ
84ヒルまももどき:04/03/05 10:55 ID:1cn0/GO9
「何してんだ?糞マネ」
 背後からの聞き慣れた声に、まもりの表情が凍った。
(ヒル魔……何で……っ!)
 まもりの顔からざぁっと血の気が引く。
「?」
 何も答えないまもりを不思議そうに見つめながら、ヒル魔はまも
りの元へと近付いていった。
 一歩、二歩。
 自分に近付いてくるヒル魔の気配。まもりに一瞬遅れて自らの痴
体を見られた事への羞恥心が生まれた。
「……!」
 青ざめた顔に血の気が戻りみるみる赤くなっていく。
「お前――……」
 ヒル魔の呆れた声はまもりのすぐ耳元で聞こえた。
「……こんなとこで発情してんのか?」
「――ひぁんっっ!!」
 言葉と同時にヒル魔がまもりのそのとがった乳首をつまみあげた。
ヒル魔は左右の脇の下から両腕をまわし、まもりの両胸を激しく揉
みしだく。
85ヒルまももどき:04/03/05 10:57 ID:1cn0/GO9
 強い力で揉みしだかれ、まもりの両胸はまるで何かの生き物のよ
うにぐにぐにと形を変えた。
「あっ……はあん……っ! んっ……んぁっ、あぁっ! ああぁん
っ……っ!!」
 たまらずまもりの口からは甘い声が漏れその体からは力が抜けた。
 ヒル魔がそのまま立ち上がると、まもりの体はヒル魔に支えられ
る形で立ち上がった。
 まもりの首が力を無くしてかくん、と後ろに倒れた。視線が上に
向き、まもりは僅かな高低差から自分を見下ろすヒル魔と目があっ
た。
 その顔に張り付いた、自身を嘲るような微笑み。
「相変わらずいい声出すな?お前は」
「……それはどーもありがとう」
 揶揄するヒル魔に、まもりは無愛想に答えた。



「はんっ、あっ……はあぁああ……っ、あん……っ」
 ヒル魔の秘部への執拗な愛撫。
 あと僅かで絶頂まで昇りつめられる、まもりがそう思う度に指は
抜かれ、まもりの秘部から愛液が滴り落ちた。
86ヒルまももどき:04/03/05 10:59 ID:1cn0/GO9
 屹立した陰核は、その高慢な態度からは想像の出来ない、優しく
丁寧な動きでつままれ、愛でられる。
 だけれど物足りない。もっと奥へといれて欲しい――。
「ん……っ、はあ……っ……」
 まもりは上体をより低く机に押し付け、より高く腰を突き上げた。
 何を求めているのかがすぐにわかるその体制。だが、ヒル魔はま
もりのその本能を剥き出しにした雌そのものの姿勢を目の前にして
も、今だまもりの求めに応じようとはしなかった。
 ヒル魔はチャックを開け自分の逸物を取り出すと、そそりたつそ
れでまもりの陰核に触れた。
 決して秘部を貫く事はせず、ただ、割れ目をなぞり陰核をつつく
。粘膜の擦れる音が微かに響いた。
「あ……っ、……あっ、ああぁん……っ!ヒル魔……っ!」
 さすがのまもりも、この攻めには耐えられず、ヒル魔の名を呼んだ。
 体中を駆け巡る激しいうずきに、室内に充満しはじめる淫臭に、
思考がかきまわされる。
87ヒルまももどき:04/03/05 11:00 ID:1cn0/GO9
理性が飛ぶ。今まで必死に保ってきた、僅かな、最後の理性が。
「ん……ぁ……っ、ヒル魔――……っ」
 まもりは全て忘れて哀願しようとした。
 だが、本当に理性の飛ぶすんでの所でまもりは最後の理性を保っ
た。
「――何だ? 糞マネ。言ってみろ?」
 まもりの耳に届いたヒル魔の声。
 その声にはまもりの痴体を楽しむ響きがあり、とたんにまもりは
我に帰った。
 だが体中を駆け巡る激しい疾きが収まるわけではない。
 まもりは一瞬躊躇したが、その滑稽な口調を改めると、普段の会
話のように毅然とした口調で言った。
 それは、抵抗と言うよりは意地に近かったかもしれない。だがそ
れは、まもりが今この状況に置いてヒル魔に出来る精一杯の抵抗だ
った。
「とっとと射れなさいよっ! この変態……っ!」
「……――面白い答えじゃねぇか。糞マネ」
 ヒル魔は小さく呟くと、まもりの腰をつかんだ。
88ヒルまももどき:04/03/05 11:16 ID:1cn0/GO9
>>80-83さま
大変ありがとうございます。
かなり長くなってしまったのですが次で終りになる……はずです。
ただ私用で遅くなるかもです。
書き終えてから投下した方がよかったかなー

話変わってヒル魔のは焦らしプレイwwを意識してるんでつがどうでしょう?
あと、まも姉は哀願口調が似合わない感じがしてやめたんでつが……哀願口調の方がヨカッタかなー'A`)
この二点カナーリ不安なので余裕ありましたらご指摘願いまつ…。


>>83さま
同意ありがとうございまつ!
あのシーンはもう
ハアハア(〃´Д`)メラ萌えですた。
ヒルまも+セナ……いいでつなあ

自分は三兄弟×まもの輪姦とか見てみたいんでつが……(和姦でも可ww)
凌辱モノはアイシルにはむかないかな?


では失礼しまつ
89名無しさん@ピンキー:04/03/05 22:24 ID:NjG2iwT6
女子中学生まも姉…萌え。テニスしてるとこ見てえ
90名無しさん@ピンキー:04/03/06 18:25 ID:cVYAgQZw
こんなまもりも見てみたい
「セナ…あなたには私だけがいればいいの…だから他の女の子と話す必要無いのよ…」
意外とまもりって独占欲ありそうな気がしたんで
91名無しさん@ピンキー:04/03/06 18:47 ID:NhE1LFFW
作品がサイコサスペンスに移行してしまう。
92名無しさん@ピンキー:04/03/07 09:55 ID:FWZgA0rB
age
93名無しさん@ピンキー:04/03/07 11:44 ID:RbE6/qvu
>>89
しかもシュークリームマニアで女子中出身
きっと後輩からお姉さまとしたわれ先輩からいろいろ教わったんだろうな〜
それで女ばかりの女子校がいやになったのとセナと高校は、一緒にいこうねって約束してたのかも
94名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:44 ID:1uEjU+EU
やっぱ、セナとまもりは一緒の高校行こうねって約束してたのかもしれんね
あんだけ頭良かったら、もっと良い高校入れるはずだしね
しかし中学時代テニス部だったんなら高校でもやれば良かったのにね
何故にWhy!?
95名無しさん@ピンキー:04/03/07 23:23 ID:1Pb4o1Oq
>>94
いや、描写がないだけでぺニスやってたんだよ。
セナを護るためにペニスやめて糞マネになったんだよ。
96名無しさん@ピンキー:04/03/08 01:19 ID:b2I30S4P
おまいら今週のジャンプ読んだか!?どうだよあれは。このスレ的に
97名無しさん@ピンキー:04/03/08 14:44 ID:6j8V55n7
あ…ちょ、何もう… や、ちょっと……もう…







今週のまもり姉タンのセリフ
嘘偽り、改変一切なし!!
98名無しさん@ピンキー:04/03/08 15:22 ID:TjSvBkCA
>>88
ちとウザー
自分ねSSに対して
いちいちレス求めるのはどうかと思うぞ

SS自体はまあ読めるがナー
99名無しさん@ピンキー:04/03/08 22:09 ID:9rRrE1uf
今週は来た・・・
100名無しさん@ピンキー:04/03/09 04:39 ID:7RZmtTkM
俺はたいして萌えも萎えもしなかったな。
基本的にまもりタソに萌えられたらそれでいいんだが、今回は蛭まも厨がどうにもたまらん。腐女子と同じ臭いがするんだが。
蛭まも自体は駄目なわけじゃないが、どうもなぁ…。
話は変わるけど、まもりタソは師匠とやらにセクハラされてそうだ。
何号か読んでないからそういうシーンが既にあったらスマソ。
101名無しさん@ピンキー:04/03/09 08:22 ID:9MZkFjxk
>>98
まあ、イイジャナイか
>>88
続きマダー??
102名無しさん@ピンキー:04/03/09 09:14 ID:UMvHB4Zu
あの服装、あのアングルで
なぜ谷間が見えんのよ!
103名無しさん@ピンキー:04/03/09 13:14 ID:RUHuhIDp
蛭魔の膝ケガを胸ではさむかと思った。
104名無しさんピンキー:04/03/09 18:18 ID:s+jqYPsg
まもりたん遊ばれてる…ハァハァ
10588:04/03/09 19:01 ID:9MZkFjxk
>>98
申し訳ありませんでした……以後気を付けます(本当に)
>>103
ありがとうございます!



……続き投下しても良いでしょうか?
106名無しさん@ピンキー:04/03/09 19:16 ID:Fs7cuLQD
>>105
おねげーします。
107名無しさん@ピンキー:04/03/10 02:54 ID:5pDHPXO+
今週でヒルまも確定だね!
まもり姉ちゃんにとってセナは弟みたいな存在だが、
ヒル魔は好きになれないけど何故かほっとけない男性。
ヒル魔もあそこで糞マネとか茶化さなかったという事は
まもりの存在を素の自分を晒けだせる女性と見ているということなんでしょうな。
108名無しさん@ピンキー:04/03/10 02:59 ID:Yrc7FdxU
ヒルまも厨ウゼエ

まもり姉ちゃんからすればあれは当然の行為であって、
例えそれが十文字だろうがどぶろくだろうがその行動に変わりはない、ということが何故理解できない。
それがまもり姉ちゃんの魅力なんだよ。
109名無しさん@ピンキー:04/03/10 04:47 ID:yNnA7w/p
だがしかし、昼間は男だ。
あのアングルからの胸ぷにゅ攻撃にズキューンとなったに違いない!

まもりたんは特に意識してないと思うけどな。
110名無しさん@ピンキー:04/03/10 07:55 ID:sjebd45d
>>109
胸は押しつけてなかったような・・・・。
111名無しさん@ピンキー:04/03/10 23:45 ID:7v97g7gx
>108
ヒル魔からすれば、自分の不調に唯一気づいたのがまもりたんなんだがね。
112名無しさん@ピンキー:04/03/11 01:43 ID:OpHrWLb7
ヒル魔とまもり姉ちゃん
かなりイイ雰囲気だったよね。
もしかしたら過去にも色々あったのかも。
113ヒルまももどき:04/03/11 07:58 ID:zDIAAmwH
これでラストです
見苦しいところ多々あるかと思いますが……

お目を通していただけたら幸いです
114ヒルまももどき:04/03/11 07:59 ID:zDIAAmwH
――ずぷっ、ぬちゅっ……
 ゆっくりとそれは、まもりの中を貫いていった。
 ヒル魔は、勢いよく腰を打ち付けることをしなかった。
「ぁ……ふぁ、あ……っ……!」
 最も、それがまもりを焦らすためなのか、それだけではないのか。
 それはヒル魔自身もわからなくなってきていた。
 まもりの肉の襞は僅かにでも気を抜けば、逆にヒル魔自身が先に
達してしまいそうなほどに、きつく吸い付いてくる。
 勿論それは散々焦らされた所為もあるだろうが、それだけの為で
ある筈がない。まもり自身の質によるものが大きいのだ。
「オイ糞マネ……名器って言われた事、あるだろ?」
115ヒルまももどき:04/03/11 08:01 ID:zDIAAmwH
「な……!無いわよっ!!へ、変なこと言わな……あんっ!……い、
言わないで……っ!――あぁんっっ!」
 ヒル魔は自分に反論するまもりのいささか必死な反応に軽く笑っ
た。だが、それは今までのまもりに対しての笑みとはどこか違って
いた。
 室内に満ちる淫臭、あえぎ。ただの雌に成り下がっていくまもり
の姿。そして――……自身の中から生まれてくる激しいうずきに。
 ヒル魔の笑みはまもりを嘲るものからどこか自嘲的なものに変わ
っていった。
「はっ、そうかよ……っ!なら……言っとくぜ糞マネ……お前みて
えなのは他に、いねえよっっ!!」
「あん……っ!な、何よ、それえ……っ!あん……っ!!――んあっ!!?」
 するとヒル魔は、中ほどまでしか進んでいなかったそれを、突然、
激しく突き射れた。
「――あぁあっ!!?」
 そしてほとんど同時に腰を動かす。
116ヒルまももどき:04/03/11 08:15 ID:zDIAAmwH
 突然動きを変えたヒル魔に、まもりの体が大きくバランスを崩し
た。
(糞マネ、てめえのには……この俺が溺れそうになんだよ……っ!)
「――ヒ、ヒル魔っ、何いきなり――……!んっ、あんっ!ああぁ
っ!あぁあっあぁんんっっ!!!」
 まもりはバランスを崩す中で、必死で机にしがみついた。だがヒ
ル魔は、そんなまもりに構わず、なおも激しくまもりの中を突き続
ける。
 机がガタガタと激しく揺れ、擦り合う淫液が辺りに散った。
「んっ……ああっ!!やっ!はあっ!ヒル魔ぁっっ!!」
「……とっとと……っイけ……っ!この糞マ、ネ……っっ」
「ん……あ、あぁあぁあああぁあ―――――っっっ!!!」
「――!」
 一際高い声を上げて、まもりは達した。
 同時にヒル魔は、素早く自身の陰茎をまもりの中から引き抜いた。
 白濁色の液体が散り、室内を生臭い臭いが満たした。
117ヒルまももどき:04/03/11 08:18 ID:zDIAAmwH
 シュッ!シュ――――ッッ!!
 まもりは衣服の乱れも十分に直さないまま、私物の消臭スプレー
を室内に吹き付けていた。ピンク色のそれの、濃厚な薔薇の香りに
ヒル魔が顔をしかめる。
「……オイ、糞マネ。お前、ここをトイレにでもする気か?」
「明日気付かれたらどうするのよっ!……ほら、早くそっちかたし
て!」
 ヒル魔の言葉にまもりは顔を赤くしながら、ヒル魔を顎で促した。
軽い溜め息を突きながらも、ヒル魔はそれに従う。
118名無しさん@ピンキー:04/03/11 08:18 ID:zDIAAmwH
 散らかった室内を、ヒル魔は手際よく片付けていった。
「……」
「……」
 その背を見ながら、ふとまもりは気になっていた事を訊いてみた。
「……ねえヒル魔」
「何だ?」
「今日休みでしょ?なんでここにきたの?」
「あ? 忘れてた私物取りに来たんだよ。ロッカ―空いてただろう
が。今更何言ってんだ」
 ヒル魔の言葉に、まもりは今日こうなったそもそものきっかけを
思い出した。
 カタカタと音を立てて開いたロッカー。
 そこから取り出してしまったTシャツ。
 そして――。
(……ロッカーが開いてた時点で気付けば良かった)
 自身のした事を思いだし、今更ながらもまもりはうなだれた。
 そんなまもりを見てヒル魔が呆れたように声を出した。
「まさかてめえ……俺がいた事に気付いて無かったのか?」
「気付いてたらあんな事してないわよっ!……あっ、あんな事!!」
119名無しさん@ピンキー:04/03/11 08:19 ID:zDIAAmwH
 まもりの顔が耳まで赤く染まる。
 ヒル魔がそれを見てニヤリと笑った。
「……誘いに来たんだと思ったぜ」
「〜〜っ!!そんな訳無いでしょ〜〜!!」
 あんまりといえばあんまりな言葉に、半ば反射的にまもりはヒル
魔に飛びかかった。だがヒル魔は易々とそれを交わすと、まもりの
頭に小さな包みをのせた。
「!」
「ケケッ。まあ、俺だったんだからいーじゃねえか淫乱女」
「な、何?」
 まもりがそれを手にとると開ける前にヒル魔が言った。
「ピルだよ。妊娠されちゃたまんねーからな。他の奴なら持ってね
ーぞ」
「ああそっか……って、ヒル魔!あんたまたつけないで……!」
「じゃ〜な」
 まもりが声を荒げたが、ヒル魔は悪びれる様子もなく去って行っ
てしまった。
(全く……大体どこで買って来てるのよ?)
 まもりは小さく溜め息をつきながら、渡されたピルを飲み込んだ。
120人間界の萌えキャラたち。:04/03/11 19:42 ID:hXmxCs3Z
井上織姫=一護のクラスメイト。天然で巨乳。後に超能力に目覚める。
有沢たつき=織姫の親友で一護の幼馴染。高校空手全国2位。
黒崎遊子=一護の妹。可愛い物好きで家事担当。
黒崎夏梨=遊子と双子で一護の妹。気が強い。高い霊感を持つ。
紬屋 雨=浦原商店の気の弱い女の子。戦闘力も意外に高い。
本匠千鶴=一護のクラスメイト。パーフェクトレズビアン。
越智美諭=一護のクラス担任。放任主義。
黒崎真咲=一護の母親。故人。
国枝 鈴=一護のクラスメイトで秀才。100mは12秒フラット。
小川みちる=一護のクラスメイト。引っ込み思案で一護が苦手。
マハナ=一護のクラスメイト。苗字は不明。影が薄い。

121名無しさん@ピンキー:04/03/11 19:43 ID:hXmxCs3Z
ごめん誤爆。
122名無しさん@ピンキー:04/03/11 23:01 ID:yOhaIA2+
ヒルまももどきさん乙!
そしてマハナは夏井真花だと誤爆にレスしてみるテスト。
123名無しさん@ピンキー:04/03/12 15:16 ID:nw7bxNPY
職人降臨キボーン
124名無しさん@ピンキー:04/03/13 01:28 ID:lh9YZXjo
ちょっとヒル魔が喋りすぎで性格違う気がする。あと
>(糞マネ、てめえのには……この俺が溺れそうになんだよ……っ!)
ここちょっと余計な気がする
125名無しさん@ピンキー:04/03/13 01:57 ID:Z7Suzt3R
王マネ=若菜
さすが、八百屋の娘さんだね
126名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:51 ID:fQpzPKZO
>ヒルまももどき
乙〜萌えたYO
127名無しさん@ピンキー:04/03/13 10:09 ID:7qm7B1qB
>>ヒルまももどき

思ったんだが
ヒルまももどきさんはまも姉単体つーより
ヒルまも二人、セットで萠えなのかな?
もしそうなら二人のやり取りには萌えたよー。
違和感無くもないがな。

まあ何にせよ乙!
次のSSも待ってまつよー(´∀`)
128ヒルまももどき(仮):04/03/14 19:47 ID:bD70sm+i
皆さんどうもありがとうございます。

キャラ掴むために今日漫喫で全巻読み返してきました。
だけれど読めば読むほどSSでキャラが一人歩きしてしまう……。
つД`)*:゚.・゚*精進セネバ


精進目指して
アゴン(漢字忘れました)まもり凌辱→ヒルまも
のSS書いてみたい。
……需要はありますか?
129名無しさん@ピンキー:04/03/14 19:58 ID:5HTwUDrn
GO
130名無しさん@ピンキー:04/03/14 21:22 ID:eqow3/Xp
>>128
お願げーします
131名無しさん@ピンキー:04/03/15 19:03 ID:bhms8EO/
ついに名前がでてきた若菜ちゃんもなー
132名無しさん@ピンキー:04/03/15 20:06 ID:rRmyQ8Qw
若菜人気あるからどんなキャラかと思って
全巻読み返しの際意識したけど誰とからませればいいのか……??




書き手カマーン
133試し若菜:04/03/15 21:06 ID:rRmyQ8Qw

 背中に何かの熱を感じて目が覚めた。起きた直後の為か思考が上
手く働かなくて、瞼が重い。半分しか開かない瞼に邪魔されて、視
界がいつまでも暗い、辺りがよく見えない。
 ――違う。
 見えない事に気が付いて覚醒した。
 そう、見えない。辺りが真っ暗だから。目が開いていないからじ
ゃない。
 目を見開いて彼と目があった。真っ暗で、見えないけれど、今、
自分が見ているのは彼の瞳だ。それは間違いない。見えないけれど、
それは確信できる。
 その証拠に、ほら。
 自分の背中にある何かの熱を意識する。僅かに離れた二箇所にあ
るそれは、紛れもない彼の膝で、自分の額をなでる同じ温度のそれ
も、紛れもない彼の手で。
 何故、自分が額はともかく背中のそれを感じとれるのかというと、
今、自分が裸だからで。
 ――これは、夢じゃない。
 その証拠に、ほら。
「……大丈夫か?若菜」
 自分を呼ぶのは紛れもない、彼の優しい声。
「うん、大丈夫……」
「……良かった」
 答えて手を伸ばせば、優しく握り返してくれる。


134名無しさん@ピンキー:04/03/15 21:08 ID:rRmyQ8Qw
エロくも何とも無いのは試しという事でお見逃しを。;´Д`)
若菜……こんな感じかなー。
相手は思い付かなかったんで名無し。
135名無しさん@ピンキー:04/03/15 22:56 ID:UE2xQhSs
まもりたんお風呂とかどうすんだよ…
王道「湖で水浴び」とかか?
136名無しさん@ピンキー:04/03/16 06:49 ID:2ngM9PKj
濡れたタオルで念入りに吹けば
体の汚れはどーにかなるかも
けど、やっぱ洗わないと気持ち悪いだろうから
休む際ヒッチハイクか何かで風呂まで行ってるんじゃないかな
銃器類ヒル魔から借りれば結構安全に出来るかと


気になるんだがここってsage進行??
人呼びたいから上げたい。
137名無しさん@ピンキー:04/03/16 20:10 ID:gIRgkqvH
それはヒッチハイクじゃなくてカージャックでは・・・
138名無しさん@ピンキー:04/03/16 23:05 ID:lyKhqonT
>>133ー134
乙です。やっぱ若菜は、怯えた描写は、ほしいなぁ
今週の「やめてくださいよぉ」は、つぼ
139名無しさん@ピンキー:04/03/17 07:17 ID:7ALlve3V
進×若菜が書きたい……

けどシチュが思い浮かばん
誰か何かシチュを下さい
140名無しさん@ピンキー:04/03/17 07:34 ID:E9QNzKpA
本編の現在進行ストーリーのパラレル設定。
樹海での特訓に明け暮れる進に差し入れを届けにいく若菜。
しかし居るはずの場所に進がいない。
しばらく探すと、遭難した自覚の無い進と遭遇。
自分のGPSを渡すが速攻で壊される。一緒に遭難。
後は野となれ山となれ。
141名無しさん@ピンキー:04/03/17 10:43 ID:kz/As/AJ
進若読みたい!!
楽しみにしてまつ。
142名無しさん@ピンキー:04/03/18 14:38 ID:Lj+xFq8X
141様、どうもありがとうございます!シチュいただきました!
(さすがに、全部いただくのは書き手としてまずいかと思ったので少し変えました)

では、途中までですが進若投下します。
神が訪れるまでの繋ぎになれるといいんですがww
143進×若菜(原作IF):04/03/18 14:40 ID:Lj+xFq8X
 朱と橙、境目が明瞭とは言いがたいこの二色は、揺らぎ、混ざり
合いながら、暗闇の中の二人を照らしだしていた。
 パチパチという薪のはぜる音を響かせ、それは明々と燃える。到
底消えそうにはない。にも拘らず若菜は、今にもそれが消えてしま
うのではないかという不安が消えないでいた。
 背後に、鬱蒼と茂る木々の気配を感じる。自分より遥かに齢を重
ねたそれは、深く深く広がって全てを飲み込みそうだ。ちらと視線
だけ動かして空を見れば、夜の濃紺より遥かに大きな面積を、樹々
の深緑が支配している。月はどこへいってしまったのだろうか。
144進×若菜(原作IF):04/03/18 14:41 ID:Lj+xFq8X
 ――もしも。
 もしも、目の前のこの光が消えてしまったらどうなるのだろう。
木々の生み出す暗闇に飲み込まれて、そのまま、どこかへ――。
 そこまで考えて、若菜は思わず身を震わせた。隣に座る進が、そ
の事に気付いた。進は薪を投げ込む手を止めた。
「どうした?」
「あ……ちょっと、怖くなって……」
 若菜は口ごもった。
 初めての山中。
 監督に進についていくように言われ、それを二つ返事で引き受け
たのがつい昨日のようだ。
 実際はもう、山に篭ってから、一週間が過ぎている。
 持って来ていた食糧も、先に食べたチョコレートが最後だった。
 ――怖い。
 若菜は進にそっ、としがみついた。その肩が微かに震えていた。
「先輩……救助、来ますよね……?」
「……動かずにいれば、必ず助けは来るだろう。……大丈夫だ」
 進はそれだけ答えると、若菜の肩をだいた。
145名無しさん@ピンキー:04/03/19 22:08 ID:RZA9RUMQ
つ、続きは…??
146名無しさん@ピンキー:04/03/19 22:18 ID:lAEQSxJb
精進目指して
アゴン(漢字忘れました)まもり凌辱→ヒルまも
のSS書いてみたい。


書いてください
147進×若菜だったはずが……:04/03/20 13:38 ID:dXprkffa
スイマセン。何か書いてたら展開が進若から若進にかわってしまいました。
↓に続き投下しますが嫌いな方スルーして下さい。

>>146
今試行錯誤;してるんで待ってて下さい。
若進終ったら必ず書くので(書きたいし)。
148進若×→若進○:04/03/20 13:42 ID:dXprkffa
 若菜はその手に、自分の胸の奥に湧きいでた不安が消えていくの
を感じた。
 常に静かで、何事にも動じる事のない進は、若菜にとって憧れの
存在だった。
 若菜以外の一年女子からは「何を考えているのかわからない」「
怖い」などと言われている進だけれど、そんな事はない。
 むしろ、優しすぎる位だ。
若菜の肩に置かれた手は、本当に置かれているだけで、何もする
気配がない。
 若菜は首をもたげてじっと進を見つめた。だが進は全く気付くこ
と無く、ただ黙って焚き火を見つめている。
 贅沢な不満が若菜の胸に生まれた。
(もう少し、何かしてくれてもいいのにな……)
149進若×→若進○:04/03/20 13:43 ID:dXprkffa
 夜の樹海に二人きりになれる事なんて、おそらくはもう二度と無
い。もともと二人きりになれる事もめったに無いのだから。
 ――それなのに。
 それなのに、このまま終わってしまうのだろうか。
 この仕事を頼まれた日の事を若菜は思い返した。富士の樹海に行
って欲しい、と唐突に監督に言われ、躊躇し、だがその後で。
 ――来てもらえるか?若菜。
 そう、進に言われ、とても嬉しかった事。
 ――せ、先輩となら行きます!行かせて下さい!
 躊躇っていた返答をその場で出し、そして、ついてきた。今この
場所へ。
 ――このまま、終わってしまいたくない。
 若菜はそう思うと、進にしがみついていただけの腕を進の背中に
まわした。
 抱きつく。ピッタリと体が密着する。
(先輩……!)
「若菜?どうした?」
 予期せぬ若菜の行動に、進が困惑した様子で尋ねた。
150進若×→若進○:04/03/20 13:44 ID:dXprkffa
 ただ不思議そうに若菜を見つめる以外、進には何の動揺もみられ
ない。
 どうやら、若菜の意図も決心も全く読み取れていないようだ。―
―さすが進、とでも言うべきだろうか?
「……〜〜っ!」
 羞恥と怒りと混乱と、その他自身でも掴みきれない感情で、顔が
赤くなるのが若菜はわかった。
 だけれどもう、引き返せない。
 若菜は進の背中にまわした手に力をこめた。
 ――そして、言った。
「……先輩、キスして下さい……っ!」
「……!」
「……できればその……、その、先も……」
 若菜は、勢いに任せてはっきり口にするつもりだったが、やはり
恥ずかしさが残り、最後の方はかなりか細く、くぐもったものにな
ってしまっていた。
 だがそれでも、進には聞こえているはずである。
(……聞こえない振りとかされたらどうしよう)
 若菜は顔から火が出そうになりながら、進の返答を待った。
151名無しさん@ピンキー:04/03/21 18:39 ID:Wr4se7Mk
若進萌えage

若菜たんハアハア;´Д`)
152名無しさん@ピンキー:04/03/22 02:49 ID:o+yoxYJw
おっぱいの森(゚∀゚)イイ!!
153進若×→若進○:04/03/22 09:59 ID:lpRribk1
 進は今の状況を信じることが出来なかった。いや、わからなかっ
た。
 普段こうして隣に座るとき、先のように寄りかかってくる事はあ
ったけれども。
 進の方から手を繋ぐだけでも、赤面して震える若菜なのだ。
 それが、突然自分に抱きついて。
「……先輩、キスして下さい……っ!」
 ――こんな、言葉を。
「……できればその……、その、先も……」
――言うなんて。
 抱きつかれて、胸に押し付けられて、顔は見えない。だが、この
体制からでも見える耳とうなじは紅い。普段よりも、ずっと。
 堪えようとしているのだろうが、その肩は紛れもなく震えている。
 そして、衣服越しにだが伝わってくるその鼓動は激しく脈打って
いる。
154進若×→若進○:04/03/22 10:00 ID:lpRribk1
 おそらく、それは同じ理由。羞恥と恐怖から、くるもの。
(何故、こんな事を……震えているのに)
 進は若菜の髪をそっ、と撫でた。
 若菜の震えが微かに落ち着いたようにも見えた。
 そのまま、右手で髪を撫で続ける。幾ばくかが過ぎていくのと共
に、若菜の震えと緊張が収まっていくのがはっきりと見てとれた。
 進はゆっくりと語りかけた。
「落ち着け……どうした? ……お前らしくない」
「……!」
「……こう言う行動は、お前には似合わん」
 そう言うと、進は空いていた左手でポンポンとその背をはたいた。
まるで母親が、だだをこねる子供にするように。
(……落ち着いたか?)
 進が、そう思った時だった。
「……進先輩の馬鹿ぁっっ!!」
 ――バチーンッ!
 若菜の怒鳴り声と共に、進が若菜に頬を叩かれる音が辺りに響い
た。
 
155進若×→若進○:04/03/22 10:01 ID:lpRribk1
慌てて進が前を見れば、隣に座り、自分に抱きついていたはずの
彼女が、いつの間にか立ち上がって自分を見下ろしている。
 そして、くしゃくしゃに歪んだその瞳からは大粒の涙がボロボロ
と溢れていた。
(な……!!?)
 驚きのあまり、言葉を失った進に、若菜は泣きじゃくりながら必
死で自分の想いをぶつけはじめた。
「……進、先輩の……っ、馬…鹿あ……っ!!」
「……!?」
「わ…私にこういうのがっ……、に、にあ、似合わないっ……事く
らいっ……よく、分かって、ます……っ!
 だけど……だから……私、は……っ……。
 これ位しないと、先に……進めなっ……そう……思ってっ! ひ
っぐ……ぅ、うぁあああぁんん……っ」
 若菜はそこまで言うと、力無く崩れおち、その場にペタンと膝を
ついた。
「……!」
 若菜のその姿にさすがに進も、自分の態度がいかに無粋だったか
を悟った。
156進若×→若進○:04/03/22 10:02 ID:lpRribk1
「……ひぐっ……ぐすっ、ぐすん……っ」
 若菜はただ、泣きじゃくっている。
 進は、ゆっくりとそんな若菜のもとへ近付いた。そして、その背を抱きしめた。
 それは、先のあやすような慰める様な物とは異なっていた。
 それは、若菜の望んだ若菜を女と見たうえでの、抱擁だった。
「……若菜」
「……!」
「すまない……」
「先ぱ――……んん……っ!」
 若菜が反射的に、進の名を呼ぼうとすると、進はその口を自分の唇で塞いだ。
 やがて、進は唇を離すと、驚きに目を見開く若菜の瞳を覗きこん
で尋ねた。
「……いいのか?」
「!」
 進の言葉に、若菜が一瞬視線をそらしてうつ向く。だが一瞬の後、
微かに震えた声で若菜は答を返した。
「お願い……します……」
 その言葉を聞くと、進は、若菜の体をそっと押し倒した。
157進若×→若進○:04/03/22 10:11 ID:lpRribk1
ここまできて致命的(?)というほどでもないけどw
考えの浅い部分に気が付きました。

樹海って制服のままじゃ登れませんよね……私服?ジャージ?
;´Д`)嗚呼……
脳内でタイツ脱がすトコ夢想しちまってたってのに……。

158名無しさん@ピンキー:04/03/22 20:11 ID:Fesmiqxo
もう舞台が何処かなんて気にしませんて(;´Д`)
159名無しさん@ピンキー:04/03/23 20:35 ID:5CtTxxhf
若菜たんカアイイ
続きキボンage
160名無しさん@ピンキー:04/03/24 15:08 ID:Ehr3YfxX
まねもえ
161名無しさん@ピンキー:04/03/24 16:38 ID:t2O9ZnIc
マネの衣服、
職人が書きやすいのでいいと思いますよー

原作のあれは樹海にこもれる服じゃないしww
162名無しさん@ピンキー:04/03/27 11:59 ID:Bh9zKIIl
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1080304287.jpg
ネタバレで新キャラ(´-`).。oO

苺みたいだ・・・
163名無しさん@ピンキー:04/03/29 14:20 ID:W0C+W/K7
ロラスケ娘と一緒にセナ合流
まも「あっセナ…」
ロラ「こんにちわ」ぺこり
セナ「いやさっき…」しどろもどろ
まも「セナ…あの…こちらこそ」
ロラスケ「セナちん…」ぐいっ
まも「あっセナ!あとは、私にまかせて…くっつかないでよ」
ヒル「おーおージェラシーか〜?」
まも「違うわよも〜う」ぶすっ
164名無しさん@ピンキー:04/03/30 01:24 ID:S52jpiTy
鎖骨がイイ!
165名無しさん@ピンキー:04/03/31 02:55 ID:Bqnq0RON
ここの住人さんの好みは、ヒルまも?セナまも?高マネ?進マネ?新キャラ?
俺はヒルまもだけど、他はどんな人か気になる。
166名無しさん@ピンキー:04/03/31 06:55 ID:jCVScLsp
ヒルまも>>十まも=阿まも>>進若>将若>桜若>(越えられない壁)>>>>セナまも

自分はこんな感じ。
SSで読みたい順だと
阿まも=十まも>>進若>ヒルまも

セナまもは設定上本編でくっつくだろうから萌えない。
新ヒロインはキャラによる。元気系だと本スレで言われてるが今週読んだ限りじゃ全くそう見えないからなあ。

ところで進若の続きはまだ?
167名無しさん@ピンキー:04/03/31 22:07 ID:0J1deipW
>>165
まもりたんなら相手は誰でもいいけど強いて言うならヒルまも。
168名無しさん@ピンキー:04/03/31 23:59 ID:B4Gd6/yL
>>165-167
ヒルまも好きならもしかして、
おすすめのサイトとか知ってたりしませんか?
アイシ歴短いので、教えてください
169名無しさん@ピンキー:04/04/01 00:13 ID:8bUYMSY0
>168
アンタほんとに21歳以上?
170名無しさん@ピンキー:04/04/01 00:51 ID:ZvnXUkuC
>>169
年齢は越えてるけど、
今まで漫画は興味がなかったジャンルだから、
全然分からないのです。
初心者ですいません・・・
171名無しさん@ピンキー:04/04/01 01:11 ID:aCnW0Puw
いや、それ以前に2chやそれに並ぶようなところで個人サイトなんて
とてもさらせない。管理者さんに迷惑をかけかねないからね。
サーチやリングを地道に回って、自分好みのところ見つけなよ。
ツボを押さえてる所を見つけると喜びも倍ですよ。

つーわけで、自分はヒルまも。でも栗田くんとお菓子語りをしまくるときの
幸せそうな笑顔のまもりタンも好き。
172名無しさん@ピンキー:04/04/01 01:45 ID:ZvnXUkuC
>>171
そうですね・・・、ここで聞いてすいませんでした。
頑張って個人サイトを探し回って、行きつけのサイトを作りたいです。
173名無しさん@ピンキー:04/04/01 10:39 ID:PkbuWxkk
一つ良いところ見つけるとそこのリンクたどって 自分好みのサイトがポンポン見つかるよ。 ただ、その一つが難しいが……。 個人的にサーチエンジンのランクとかはあんま当てにならんとオモ。
174名無しさん@ピンキー:04/04/01 20:57 ID:qiIYkMCC
進若期待age進若期待age 個人的に阿まも職人降臨も期待
175進若または若進:04/04/02 00:48 ID:7X7mdflz
続きができたので投下させていただきます。
本当はもう少し(ていうかかなり……)先まで進んでいたのですが
操作ミスで消滅しました。

.;*。(ノД`);。*・.

スイマセン今現在かなりショック受けてるんで立ち直り時間かかりそうです……。
頑張って消えたのより良いものをかきたい。
176進若もしくは若進:04/04/02 00:49 ID:7X7mdflz
 同時に進は後頭部に手を回して邪魔になる髪の結び目をほどく。束縛を説かれ
た若菜の髪はさらりと降りて、そのまま寝かせると敷き布のように地面に広がっ
た。
 ほのかに香るのは洗髪料か何かだろうか。引き寄せられ倒れ込むように顔を埋
めた。甘さの強い柑橘類の匂い。夢見を誘う様に甘い其れに意識が浚われそうに
なって、進は若菜の声に呼び戻された。
「あの……先輩、どうしたんですか?」
 進が声のした方を横目で見ると戸惑う若菜と目があった。
「いや……良い香りがするものだと思ってな」
「え…――ひゃっ」
「思わず……何をしているのか忘れそうになった」
「! ぁ……ふあっ……!?」
177進若もしくは若進:04/04/02 00:50 ID:7X7mdflz
耳元で囁きながら進は若菜の耳を舌で舐めあげていく。生まれて初めての感触
に耳を蹂躙され、若菜の口からは甘い声が漏れた。
 耳を舐め終えて進が若菜を見下ろすと、若菜は、今しがた自分の漏らした声が
信じられないとでも言うように驚きに目を見開いて口に手を当てていた。頬が赤
い。
 其の顔が普段照れたときに見せるものと何ら変わらない事に不意に愛しさがこ
み上げてきて、進は若菜の体を再度抱きしめた。
「あっ……!!」
 着衣越しに伝わる彼女の体温と鼓動。
 次第に高く速くなっていくそれに、進も自分の体が熱を帯びていくのを感じた。
 若菜の背中に当てていた手を衣服の中に滑り込ませる。そのまま背筋に沿って
指を這わせ衣服をずりあげる。
 露わになった肌に外気が滑り込んで若菜は反射的に声を上げた。
「きゃっ……!!」
 先の声とは違う甘さのない声。ただ子供が動物に驚いてそうするような、そん
な声。
178進若もしくは若進:04/04/02 00:51 ID:7X7mdflz
だが逆に其れは進の理性を外す手助けとなって、進は両手で若菜の頭部を引き
寄せた。
「! ん――…っ!」
 強引に唇を貪る。舌を絡ませて歯茎をなぞる。
突然の性急な攻めに困惑して、若菜が進の体を押したが進は構わず若菜の口内
を犯し続けた。唇から卑猥な水音と共に混ざりあった互いの唾液がこぼれはじめ
る。
「んんっ……!せ、先輩……っ!」
その時、僅かに生じた隙間から自分の名前を呼ばれ進は我に返った。
慌てて手から押さえつけていた頭をはなす。若菜は解放された唇に手をあてて
俯いた。
 その姿は先に見せたものとは違っていた。ただの戸惑いが羞恥と恐怖に変わっ
て潤んだ瞳が愛らしい。進は自分の心臓の鼓動が一瞬速くなったのを感じた。
 このまま彼女を自分だけのものにしてしまいたい――今まで覚えた事のない葛
藤が進の中に生まれた。だがそれを、進はどうにか抑えた。
179名無しさん@ピンキー:04/04/03 21:54 ID:sLH4KeZS
応援アゲ
180名無しさん@ピンキー:04/04/04 11:24 ID:FUd/PCj3
ヒル魔が進に手ほどきしながら3Pってのが一番萌える
181名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:18 ID:1lk2OvX8
>>180
あと1人は?
182名無しさん@ピンキー:04/04/05 07:58 ID:8zZSrd4e
おいおい、セナと鈴音の恋愛フラグが立っちゃったぞ。セナまもが好きなのになぁ…
183名無しさん@ピンキー:04/04/05 10:39 ID:M1CrUnDt
>>182
なんだか悲しいね・・・、まもりちゃんの子離れっていうかさ。
大人になったねセナって感じで。
俺はヒルまもが好きなので、そこまでショックではないが。
184名無しさん@ピンキー:04/04/05 12:10 ID:OFDWsS/O
なんかまもは母親で、鈴音の方が姉さんっぽいポジションみたいだとオモタよ。
ツリ目ハァハァ
185名無しさん@ピンキー:04/04/05 15:21 ID:+neOaWuV
>>182
いいたい事をいってくれた
兄貴がうかっていれば高一なら鈴音は、中学かいや年子だろうな、だとしたら実は、泥門生でマネとしてこじゅうとまもりにいじめられる展開もありか
エロパロ的には、鈴音とセナが部屋でH?してる音をきいたまもりが我慢できなくなってヒル魔と…
自分は、若菜派ですけどね
186名無しさん@ピンキー:04/04/06 08:24 ID:XdE0Cc8H
>>185
> エロパロ的には、鈴音とセナが部屋でH?してる音をきいたまもりが我慢できなくなってヒル魔と…

我慢できなくなって―― までは同意。しかしヒル魔とは絡んで欲しくないなぁ…(あくまで俺の嗜好でね
俺的にはその後覗きながら我知らず自慰に耽るまもり、軽く達すると声を出してしまい鈴音に気付かれてしまう。
性に開放的な鈴音に強引に仲間に引っ張り込まれてまもりと鈴音と3Pでセナ( ゚д゚)ウマー


なに真剣に語ってんだろ…俺_| ̄|○
187名無しさん@ピンキー:04/04/06 10:00 ID:4taJwMhU
鈴音と絡むセナを見てまもりが云々……っていうの
激しく読みたい。

職人さん光臨アゲ。
188名無しさん@ピンキー:04/04/08 03:34 ID:KYf3pX2j
鈴音→セナっぽい描写があったからといってセナ鈴でおさまるとは限らないと思うが。セナが鈴音を気にする描写は今のところないわけだし。鈴音も感謝されて照れただけかもよ。
まぁそんなことはどうでもいいけどな。3Pきぼんぬ。
189名無しさん@ピンキー:04/04/08 06:09 ID:573OClN6
>>188
+ヒルまも要素も・・・
190名無しさん@ピンキー:04/04/08 10:19 ID:jItR5vBp
>>189
3Pゆってる時点でヒルまも要素はあっちゃ駄目だろ。
ヒルまもやるならおそらく単独シチュでないと難しくないか?(キャラ的に
191名無しさん@ピンキー:04/04/08 17:14 ID:N1Twfe92
ヒル魔がすでにまもりを奴隷化してる設定なら?
いい働きをした褒美に3兄弟に貸してやるみたいな……
……無理あるかw
192名無しさん@ピンキー:04/04/08 19:01 ID:IFNN9Uff
十文字→まもり←ヒル魔が良いな。
こっちも無理あるけど・・・
193名無しさん@ピンキー:04/04/08 21:43 ID:N1Twfe92
ヒルまも前提なら
いける気がしなくもない>>十まも

片思いのすえ無理矢理……なんかキャラ違うか。

ってかここ職人いないの?本スレから召還してえ……
194名無しさん@ピンキー:04/04/08 22:29 ID:3OOIhyZ8
桜まもと若まも若に萌えといってみる(´・ω・`)
195名無しさん@ピンキー:04/04/09 16:13 ID:esiPEnUp
>>194
同じく!
でも俺はまもラバ派だな。
196名無しさん@ピンキー:04/04/09 16:23 ID:g74ptiZI
セナ若菜をちょっと期待してました。
ライバルチームのエースとマネ。
197名無しさん@ピンキー:04/04/09 16:56 ID:COs6trlf
>>195
IDがちょっとおもろい・・・
職人さん来てくれないのかな。
198名無しさん@ピンキー:04/04/09 19:22 ID:ISQ3k4GA
>>143-144
>>147-148-149-150
>>175-176-177-178
の若進職人はもう降臨しないのかな。
まあ、誰もレスつけてないし(自分も)……ちとウザかったからな
199名無しさん@ピンキー:04/04/09 19:33 ID:n+Nf1kPI
>>198
俺的には来て欲しいが・・・、話が王城から離れてしまったもんな。
ちょっと残念だよ。
見てるなら、降臨してほしい。
200名無しさん@ピンキー:04/04/10 10:39 ID:cbBGEvdR
単に書き倦ねてるだけじゃないのかなー
きっと降臨してくれるよ。アゲ

ただレス無しはちと酷かったかもしれん……
(´・ω・`)
201名無しさん@ピンキー:04/04/10 20:36 ID:c6RpbV8Q
少なくとも連載当初からセナまもでないことは予想されていた。
202名無しさん@ピンキー:04/04/10 22:26 ID:nQq4xsRM
でも最初はヒルまもだとも思わなかったな・・・
今はヒルまもが1番好きだけれども。
203名無しさん@ピンキー:04/04/10 23:04 ID:UAERR2lh
今でも思わないけど
このマンガでカップリング云々言う奴って
テニプリでハァハァしてる奴と同類だろ?
204名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:46 ID:DKcwaVPH
>>203
テニプリは嫌いだが・・・
205名無しさん@ピンキー:04/04/12 01:22 ID:CgWAnBb4
あんなクールクール言ってるマンガはおいといて、
誰か鈴セナをタッチダウン。
206名無しさん@ピンキー:04/04/12 01:33 ID:frZ/8bEK
ヒルまも・・・誰か書いて。
この際、何でも良いから職人さんきて・・・。
207名無しさん@ピンキー:04/04/12 03:48 ID:0QDcHrhM
アメリカ横断中トラックでみんな雑魚寝なんだし、
寝てる間にコソーリいたづらとかされないかな、まもり姉ちゃん。

モン太あたり横で寝てる憧れの人の寝息でハァハァとか。
208名無しさん@ピンキー:04/04/12 19:50 ID:VAVEL2KM
まも姉ちゃんは、トラックのときはしょうがないにしろ、
宿でも普通にみんなと一緒に寝る!とか言い出しそうだもんな。
それを、ヒル魔がちょっと心配したりすれば萌え。
209名無しさん@ピンキー:04/04/13 11:23 ID:w3dBx5NP
>>208
「常識が無ぇにも程があるぞ糞マネ!!」…言葉の裏に男の本音が、ってやつですか?
210名無しさん@ピンキー:04/04/13 16:45 ID:FkqJh/di
>>208
俺もそれ良いな。
となりがモン太でも、まも姉ちゃん関係なら。
211名無しさん@ピンキー:04/04/13 19:07 ID:QFBF/M4o
100 マロン名無しさん sage 04/04/08 06:04 ID:???
セナとまもりは、少年漫画では珍しくお互いの感情がはっきりしていない。
だから、読み手にとった倒錯的な愛と思われても仕方のないことだ。
甘え依存しあっているので、
あまりよくない関係として恋愛感情は否定されなければならない。
結局、擬似親子関係である。

よって、俺はヒルまもと十まも派。
212名無しさん@ピンキー:04/04/13 20:08 ID:ey5WXdFc
大好きなヒルまも系日記中心で、
更新が多いサイトが休止になって、悲しいよ。
毎日行ってたのに。
213名無しさん@ピンキー:04/04/14 00:44 ID:7V0LhHme
>>212
私のお気に入りのサイトも休止になってた
同じとこかな?
214名無しさん@ピンキー:04/04/14 01:31 ID:SjeEl1eX
そんなとこあるんか。
アイシルファンは腐れ女子が多くて、そういうの捜しづらいんだ。
もしよかったら、教えてくれないかい。
215名無しさん@ピンキー:04/04/14 14:40 ID:re/q0Dp7
教えていいのかな?結構有名だけど・・・
私も、日記を見るのが日課にだった。
毎週ジャンプ感想とか見てたし。
ちなみに掲示板等は外してあるみたいだから。
216名無しさん@ピンキー:04/04/14 22:21 ID:fbd+KzUS
質問。
ヒルまも、セナまもはわかるんだが…、十まもは本編のどこらへんに
妄想の余地がある? なんか気になって気になって。
217名無しさん@ピンキー:04/04/14 23:34 ID:2GUtrPpb
まだ雪まものほうがわかるな
218名無しさん@ピンキー:04/04/15 07:25 ID:fsidrFEp
十文字に「いつでも、もどってきて。待ってるから」
みたいなことを言ったからじゃない?
219ドドメー:04/04/15 20:56 ID:Nyx6hnen
リンセナ前提ヒルマモセナ投下します。 とかくめちゃくちゃ暗い上痛いんで苦手な方スルーお願いします。
220ドドメー:04/04/15 20:58 ID:Nyx6hnen
 その日、聞いてしまった声がどうしても耳からはなれない。
 戸の向こうから、小さく、だが確かに漏れてきた声。
『はっ、あぁ…んっや、ぁ……っ』
 甘ったるい雌の喘ぎ。
 同時にその香も私は嗅いだ。
 確かめるまでもない。今、扉越しに何が行われているのか、私は悟り、戸の前
で足を止めた。
(……離れなきゃ)
 戸に背を向けてそこを去ろうとした。
 その時、あの子の声さえ聞こえてこなければ。
『鈴、音……っ』
 去ろうとした足が止まり私は硬まる。
膝が笑う。体が震える。
 それが何から生まれたかを考えたくはなかった。
一瞬歪んだ視界から立ち直って私は駆け出す。
鼓動は早鐘の様に鳴ったが、逆に体温は冷えていった。
それはまだ、戻っていない。

 今までずっと隠し通してきた。
目を背け気付かないふりをしていた。
自分の中の愛情の歪み。


ねえ、セナ。
私があなたの手を引いていたのはあなたの為なんかじゃない。
あなたはその事に気付いてた?


221ドドメー:04/04/15 20:59 ID:Nyx6hnen
雨が降った日は部活は休みだ。
 今日は雨だった。
 それも土を溶かし、えぐるほどの激しい雨だ。
誰もいない筈の部室の戸に手をかける。
あれから三日、休んだ。
ああ、だけど。
それでもどうしようもなく気分が悪い。
あの日この部屋に充満していただろう臭いが、扉越しにでも伝わってきて思考
が狂いそうになる。
……嫌、それは違う。
 考えて訂正する。
狂っているのは元からだ。
今まで、ずっと。
戸を開けて、目が見開いたのがわかった。
三日。
さすがに三日も掃除しないのはまずい。
そう考え、自由にしがたい足を運んできたのに――。
「何よ、これ……?」
驚嘆は意識せずとも口をついて出てきた。
戸を開けて、視界に飛び込んできたのは美しく整頓された部室内の情景。
 誰がやったのかは明白だ。私以外にこんな事をできる部員など一人しかいない。
昨日も一昨日も、この中に仲間達はいたのか。
自嘲的な笑みが私の口に浮かぶ。
(何よ、もう……)
「私の居場所なんて……もう、どこにもないじゃない……」
222ドドメー:04/04/15 21:03 ID:Nyx6hnen
「サボってんじゃねえぞ。糞マネ」
「!?」
突如背後から降りてきた声に私は振り向く。
そこには、機関銃を構えた見知った男がいた。
一体何時からいたのか。
……今の呟きを、聞いていたのだろうか。
私の全身にどっ、と汗が噴き出した。
「三日も何してやがった」
「……委員会と、日直よ」
「適当な事言ってんじゃねえ。テメエはこの三日何もねえはずだ」
「……」
あの子につく筈だった嘘を目の前の男はあっさりと見破る。
カチャリ、と男の機関銃が音をたてた。だが、彼はそれをつきつけてはこなか
った。
 何故?一瞬逡巡したが、そんな事する暇はなかった。
「……これ、誰がやったの?」
 突き詰められる前に話を逸らした。答えは、わかっていたけれど。
「……鈴音の奴だ」
「……そう」
 主語も何もない私の意図を、彼は即座に読みとった。

「三日間、無断で休んでご免なさい。明日からはちゃんと来るわ」
心にも思っていない事を私は言って、彼の横を素通りする。
だが、次の彼の言葉が私の足を止めた。
「……チビの親離れがそんな不満か?」「――!」
思いがけず確信を突かれ私は硬まる。
まずい――と気付いた時にはもう遅い。
223ドドメー:04/04/15 21:04 ID:Nyx6hnen
この男は、他人の見せた微かな動揺を見逃すほど愚かではない。
「……っ!痛い!離して!」
気がつけば私の手首はしっかりと捕まれ、絞められていた。
この男には珍しく、ややムキになっているようで私の動きを止めるだけにして
は必要以上の力がこもっていた。
「……離すかよ」
 小さな声で答え、男はさらに力を込めてきた。骨が軋む。
「ガキじゃねえなら甘えんな。子離れくらいできねえのか」
 男は私の目を見据えて鋭く言葉を紡いできた。その一語一語に、私の中で苦々
しい思いがこみ上げてくる。
具合の良い事を言わないで。あんたに何が分かるって言うの。
「……離して」
「子離れする気になったか?」
「っ、離して!」
「……甘ったれてんじゃねえ!この糞女!」
「!」
(――――バンッッ!)
答えを渋る私に男が激高した。
戸のまわりの壁に勢いよく叩きつけられ、一瞬息が止まる。
「か、は……っ!」 捕まれ、抑えつけられた肩が痛い。
「テメエはずっとそうやって、あのチビに依存してく気かよ!?」
男が喚く。肩を抑えられているから耳は塞げない。男からの情報を僅かでも遮
断したくて目を瞑る。
関係ない。あんたには関係ないじゃない。放って置いてよ、お願いだから。
 頭が痛い。
224ドドメー:04/04/15 21:10 ID:Nyx6hnen
「――離してよ!」 私は叫んだ。だが彼は逆にさらに声を荒げた。
「いいか!?あいつはもう、てめえのもん――元々、誰のもんでもねえんだ!な
のにそんな依存しててどうすんだ!?」 ――その通り。
 あの子は誰かのものではない。
 ましてや、私のものである筈もない。
 ああなんて、図々しい勘違い。それは目の前の男の言うとおり。実に尤も。
 だけれど。
 自分で自分に言い聞かせるのと、他人が言い聞かせてくるのでは次元が違う。
「それがあなたに何の関係があるの!?」
「!」
男の表情が曇る。
 当然だ。私が関係ないと言えば、この男に私に関わる必要性は無くなる。
これは私の問題だ。
他人がとやかく関わってくる物ではない。
「そんなの、私の勝手じゃない!」
「っ、それは……!」
 男の答える声が、掠れた。肩を抑えつける力が、緩んだ。
 終わった。この男はもう関わってこない。そう、思った。
 ――だが。
 視界がぶれた。
「!?」
それが、男の手が自分の頭を引き寄せたからだと理解するのに、一瞬を要した。
何故、引き寄せたか?それは――
「んんっ!」
唇が、重ねられる。
225ドドメー:04/04/15 21:11 ID:Nyx6hnen
不意の事に唇を塞げず、隙間から舌がのびてきた。
舌が口内を蹂躙していく。
 あまりの気色悪さに全身に鳥肌がたつ。
(嫌!)
思い切り舌を噛んだ。
「ぐっ!」
 口を手で抑えて彼が離れる。その端から、赤黒い滴がこぼれ落ちた。
 知りたくもない鉄の味を私は味わった。
「っ、な、んのつもり……よっ……!」 呼吸を整えながら私は尋ねた。
「……ああ?」
「いきなり……っ、どういうつもりなの!?」
私の問いに彼が顔をあげた。
 その顔に、ある筈のない形容を覚えて私は戦慄する。
まさか、そんな――。
「……言わなきゃ、分かんねえのかよ」
「……!」
私が、彼の視線に覚えた形容。それは切なさ。
 密やかな中で澄み切った柔らかな狂気。
 必死でその形容を否定する。そんな事、ある筈がない。この男は、彼は、いつだってあの子を、自分を、罵倒してきたではないか?
 だが、今私に向けられた彼の視線には、紛れもなくそれが宿っていた。
 一体何時から――いや、そんな事もうどうでもいい。
 彼が、一歩二歩と近づいてくる。
 まるで、その視線に魅入られでもしたかのように、私は動けずにいた。
 彼が、顎に手をかけてきても。
226ドドメー:04/04/15 21:15 ID:Nyx6hnen
「……っ!」
「一人で子離れ出来ねえってなら……」 顎が、持ち上げられる。
 普段のように嘲りも罵りも含まれていない、静かな眼で、彼は私を見ていた。
「……手伝うぜ?」
 言って、彼は再度唇を重ねてきた。先のように頭を抑えつけてはいない。払お
うと思えば払える。
 だけど、私はそれをしなかった。
(……手伝うぜ?)
 手伝い。何故彼がそんな事を言い出したのかはどんなに愚かな私でも分かる。
 これは契約。ギブアンドテイク。
 彼は私の体と引き替えに、私の望みを叶えようとしている。
 いや、正確には望みを叶えられないため生まれた、この歪みを消そうとしてい
る。
 二、三秒の迷いの後。
(……これでいいわよね?ヒル魔くん?)
 私は、腕を彼の首に回した。ゆっくりと、瞳を閉じる。
 これは受諾、割譲との合図。
 彼にこの歪みは消せない。それだけははっきりしている。
 彼だって分かっているだろう。賢さも強さもある彼は、私に手を引かれるだけ
の子には決してなれない事を。
 だけれど。
 一時で良い。この歪みを埋めて欲しい。
 熟れすぎて腐った感情の行き場。
 受け止めてくれていたあの子の手はもう無いから。
 一時で良い。吐き出させて。
 彼の腕が私の腰と背中にまわる。
 舌が唇を割って口内を蹂躙していく。
 薄く開いた視界の端、転がる機関銃が見えた。

体温はまだ冷えきったまま。
あの時から戻らない。
227ドドメー@補足:04/04/15 21:24 ID:Nyx6hnen
……というか言い訳です。
これはパラレルつーか原作の今後で、鈴音がデビルバッツに入部してる事になってます。
んでリンセナ前提ヒルマモセナ……て書いたんですが間違いです。
正しくはセナ←マモ←ヒルです。

続きは近日中に投下します……。
228名無しさん@ピンキー:04/04/15 23:47 ID:GD/W33si
>>ドドメー様
GJ!
続きを楽しみにしてます
229名無しさん@ピンキー:04/04/16 07:00 ID:TQxrvT+H
漫画サロン板の人ですよね?
続きも頑張ってください。
230ドドメー@サロン板住人:04/04/18 10:12 ID:NzQ4ocY+
レスありがとうございます。続き投下します。

>>229さん
あい。(´ー`)ノ
そうです。すれ違いにレスありがとうございました。
データを整理したらまたケイタイから書き込めるようになりました。完投までがんばります。
231ドドメー@セナマモヒル:04/04/18 10:13 ID:NzQ4ocY+
しばらくそうして唇を重ねた後、彼は私の体を抱えて室内へ入った。
 視界に飛び込むのはロッカーとパイプ椅子、ベッドて呼ぶにはいささか高いテ
ーブル。タイル地の床。
「……どこがいい?」
腕の中の私に、声だけで彼が尋ねてくる。
どこか場違いなその問いかけに、私は口の端で笑う。
「ソファー、欲しいね」
「……欲しいんなら買ってやるよ」
「花柄か、水玉が良いな」
「んなもん置けるか、無地だ」
「……じゃ、床に」
私の言葉に、彼が私の体を床に置く。
普段からはとても想像できない。優しく、丁寧な扱いで。
 ブレザーを脱いで、シャツだけになって、私の体を覆うように膝と手を付く。
タイル地の床は、肌を直接置くには冷たく硬い。最も、冷えきった今の私の体
温には最適かもしれない。
「……姉崎」
彼が私を見つめる。
 焦燥か羨望か。彼の瞳の奥に覗くのは、今の私には形容しがたい感情。
 おそらく、少し前の私も持っていた。
 私は彼の頬を包んで引き寄せる。呼ばれた声には答えず唇を重ねる。
 彼も私の求めに応じて私の頭部を抑えて瞳を閉じた。
 思っていたより彼の睫が長い事に気がつき私は驚く。
232ドドメー@セナマモヒル:04/04/18 10:16 ID:NzQ4ocY+
タイル地の床に爪をはしらせるわけにはいかない。
瞳を閉じて腕を回して、しっかりその背を抱えて。
衣服越しに、彼の筋肉を感じた。
しばらくして、彼の唇が私の唇から離れ、首筋へとのびてきた。
私は首をそらして視線を外す。彼の姿は、見ない。
部室についた小窓から、雨が見えた。
外は、雨。
土を溶かし土を抉る激しい雨は、土を打って激しく鳴る。
この音は、決して外には聞こえない。
「ぁ……っ」
私は彼の舌に合わせて声を上げた。
彼は器用にも右手だけでリボンをほどき、ボタンを外していく。
ブラウスをスカートからはなし、裾から腕を入れて。
 直接肌に触れてくる。
 長い指だ。
 ボールを掴む手に以前そう思った事を思い出す。触れられている今、再度そう
思った。
 あの子とは、まるで違う。
あらわにされた胸に、舌がのびてくる。
「! ふ、ぁっ……!」
体が、跳ねる。
鼓動が、高鳴る。
 肌を這う手は、決してあの子のものではないけれど。
あの日から返らない体温。
一時でいい。
 忘れさせて。
この体に熱が戻るように。
「んあっ…――!」
乳首を口に含んで甘く噛まれる。
233ドドメー@セナマモヒル:04/04/18 10:17 ID:NzQ4ocY+
空いたもう一方の胸は彼の手の中で形を変えた。
体の奥、体の中心が、熱を覚えて疼き出す。
冷えた体温に熱が戻っていく。
それは間違いなく、この一時で消えてしまうのだろうけれど、そんな事は問題
じゃない。
 セナ。
体が熱に溶かされていく中で、逆に思考は冷えていった。
――セナ。
空中にさまよわせた視線に、あの子の姿を夢見る。
何時だって私に手を引かれ、何時だって私に縋ってきたあの子。
涙を手で拭いながら、一人では歩く事も出来ない。
何時までも変わらないのだと。あのままなのだと。そう、思っていた。
何て、愚かな空想。
そんな事、ある筈ないのに。
「セ……ナッ……」
喉の奥で幾度も反芻した名前は、感情の高ぶりに合わせてすんなりと口を出て
きた。
「……!」
彼の動きが、一瞬ぎこちないものになる。だが、私を咎めたりはしない。
 そう、これはギブアンドテイク。
私はあなたに体を提供した。逆に私があなたの体で誰の夢を見るのか、それは
自由。
例えそれがあなたの知る、お気に入りの少年であっても、それは変わりはしな
い。
234ドドメー@セナマモヒル:04/04/18 10:23 ID:NzQ4ocY+
「セ、ナ……」
さまよわせた視線に、あの子の姿を見る。可能な限り、鮮明に。
あなたは何時までも私の手に縋って、私だけ視ていればいい。
口にはしなかった。だけど今までずっとそう思っていた。
(……姉ちゃん)
呼んでよ、セナ。
(……まもり姉ちゃん)
私の名前を呼んでよ。
 空想の中のセナが、私に縋って手を伸ばす。
そう。私の差し伸べた手に縋って。私だけを見て歩いて。
何時までも変わらなくていい。泣いて縋る幼い子供のままでいて。
そしたらあなたは、私無しではいられないから。
これは愛情なんかじゃない。醜く歪んだ私の欲望。
私無しではいられない。そんなあなたが欲しかった。
幾年月。有る筈のない妄執。
「…姉、崎……っ!」
彼が、私の名を呼ぶ。息が荒くなっているのは、決して気のせいではないだろ
う。
低い声だ。ハスキーでもある。
手は大きく、指は長くて、体のつくりは私のものとはまるで違う。
あの子と、比べようもない。だけど私は比べていた。
あの子の手は私よりも小さい。
身長だってそう。私よりもずっと小さくて。
背中にまわしている腕に力を込めた。
体のつくりも、まるで違う。
235ドドメー@セナマモヒル:04/04/18 10:23 ID:NzQ4ocY+
あの子は、私が抱きしめたら折れてしまいそうで。
私を受け止める体も強さもなかった。それで良かった。
私が手を引いてゆっくりと育てて。
私の腕の中で、愛していたかった。
冷え行く思考の中で、幾度回想する。
私が腕を引いて歩いたあの子の姿を。
もう、どこにもない。
 私が手を引いて歩いた、あの姿はもう、どこにもない。
 瞬間、ぴくんと体が跳ねた。
 熱に溶かされていた体に、針が刺さった。そう、思った。
「! 痛っ……!?」
何が起きたのかわからず体がこわばる。
夢から引き離された思考に、卑猥な音が滑り込んだ。
(くちゅ……っ)
 ――!
それが何かにようやく気づき、血の気がひいた。
ぞわり、と例えようもない悪寒が背中を走り抜ける。
 ……指が。
あの、あの子とは似ても似つかない細長い指が。
「……姉崎」
「っ……!」
「……力、抜け」
入ってきていた。私の中に。
236名無しさん@ピンキー:04/04/18 13:31 ID:wYhznipV
ドドメーさんGJ
237名無しさん@ピンキー:04/04/19 00:09 ID:MQL/pt5F
連載中に割り込みスマンです。
>>218
あ、やっぱりそこか。コミクス派だからてっきり本誌で十文字と何かあったのかと
思ってた。
つーかね、>>216書いてから本当に気になって、コミクス読み返したり、今回の
本誌見たら表紙とか中表紙で反応しちゃって手が付けられなくなってきた……
238名無しさん@ピンキー:04/04/20 18:43 ID:SPgDmU5o
う、上手い。
続きかなり楽しみにしてます。
239ドドメー@ヒルマモセナ:04/04/21 21:58 ID:l+5pQXze
嫌だ――と、思った。
嫌悪感が衝動となってこみあがる。今すぐ、この男の腹を蹴り上げたい。喉を
踏みつぶして醜く嗚咽させたい。けれど、それは出来ない。
 払うことはもとより、逃げる権利も私にはないのだ。
 それは彼が、私に尋ねる権利が無いのと同じで。
ギブアンドテイク。
 ぎり、と奥歯を噛みしめながら、その言葉の意味を反芻する。そう、これはギ
ブアンドテイク。夢を見た、その代償。
 すう、と一つ息を吸って膝を軽く曲げる。力を抜く――と言うのはよくわから
ない。ただ、ぬちゅ、と言う粘膜の擦れる淫猥な音とともに指がより深く入って
きたのが分かった。
「……っ!」
軽い、痛みを感じた。嫌、初めての経験に体中が違和感を覚えているだけなの
かも知れない。どっちにしろ――よく分からない、どうでもいい。
セナ。
 私は夢を見たいだけだ。端から見たら、実に滑稽で無様な夢を。
「…おい」
「何?」
「……初めて、かよ?」
「ん…っ、そう……だっ、たら、何?」
(クチュ……っ、)
ゆっくりと、指が出し入れされる。彼は随分と気を使っているらしくて、指の
動きは緩慢としたものだった。
240ドドメー@ヒルマモセナ:04/04/21 22:00 ID:l+5pQXze
 それでも、次第に指は増え、慣れ出した其処は彼を受け入れようとより蜜をこ
ぼしはじめた。同時に、今までとは比べものにならない濃厚な雌の匂いが辺りに
満ち始める。
 あの日と同じ――そう思うと、口は自然と自嘲的な笑みを形作った。
 私は、あの子の前ではこんなふうには笑えない。何時だって私は、あの子の前
ではマリア像を気取るのだ。
「ねぇ……」
 彼の髪を鋤きながら私は囁く。
彼が顔をこちらに向けた。上気した肌は桜色に染まっていた。
 私も、こうなのだろうか?鏡が無いので確かめようもないが。
「何だ? 姉――…」
『姉崎』、と呼ぼうとした彼の口に、私は人差し指を押し当てて止める。微か
に眉を寄せ、困惑した彼と目があった。
「――…何だよ」
「姉ちゃん、って……呼んで?」
彼の表情が曇る。
これがもし、今と違う状況であったら、彼は普段するように私に銃を突きつけ
てきたに違いない。
ややあって。
「……『姉ちゃん』」
掠れた声で、忌々しげに彼は私の注文を吐き出す。
恋敵――と言う事になるのだろうか?彼にとって、この呼び名は。
『姉ちゃん』
 これは、あの子の呼び声。
 幾年月。親しんできたもの。
241ドドメー@ヒルマモセナ:04/04/21 22:04 ID:l+5pQXze
その時、慣れ親しんだ呼び名はあの子以外の声では何の意味も成さないのだと、
私は知った。
「ふふっ……」
乾いた笑いが喉の奥、転がる。何故だろうか、その時私は、諦めが満足にとて
も似たものの様に錯覚した。
次の瞬間、ぐいっと膝が持ち上げられ体の芯を熱い塊が貫いた。
「――ん、ぁ…っ!」
衝撃に、目が眩む。
一瞬、視界がモノクロームに染まったのが分かった。
痛みに奥歯を噛みしめていると、目の端から涙がこぼれた。
「――っ!」
単なる悲鳴になりそうな声を必死に飲み込む。
 自然と腕には力が入って、爪が肉に食い込むのが分かった。
「……今ので、満足かよ?」
(ズッ――)
「っあっ!?」
彼がより深く自身を私の中に入れてきた。激しい痛みが次第に熱となって体の
奥からはいあがる。
「ん――…んんっ」
その熱が疼きとなって体をかき回してくるのに大した時間はかからなかった。
「ぁん……あ、あ……っ」
無意識に、体が快楽を求めて腰を揺する。だが彼にそれを押さえつけられた。
「テメェが勝手に、動くなよ…っ!」
「あ…んっ…!」
242ドドメー@ヒルマモセナ:04/04/21 22:06 ID:l+5pQXze
 自分から求める事が叶わなくなってさらに体の奥が疼く。 ヒル魔く――…
 名を呼び懇願しそうになって、はっと息を飲み込む。呼び名を決めるのは私だ。
これは私の夢なのだから。
「セ、ナ……ッ」
 名を変えたら終わってしまう。
 私が呼んだ瞬間、根本まで入っていたそれが、ほんの僅かな先端を残して引き
抜かれた。そしてすぐに――再度奥へと貫かれる。
「ぁ――、んぁあうっっ!!」
 それが幾度も繰り返される。
彼はもう名前を呼びはしなかった。只体を求めてきた。
 今までの丁寧さが嘘の様だ。いや、嘘だったのだろう。
彼は私の我が儘にはもう十分付き合った。次は、私の番なのだ。
「ひあっ――ぁっ、んんっ!ぁああっっ!!」
 押さえつけられた体に腰が打ちつけられる。グチュグチュと音をたてながら互
いの粘膜が擦れ合う。吐息が軽くかかっただけで肌が熱を持って喘ぐ。
呼吸するのに精一杯で開いたままの口からは涎がこぼれた。
舌先に感じた塩気は、おそらく先に流した涙のもの。
体が――熱い。
体が芯から溶けて無くなりそうだ。こんなの、単なる粘膜の擦りあいだという
のに。
 物足りない、もどかしい――…もっと、奥まで――
243ドドメー@ヒルマモセナ:04/04/21 22:11 ID:l+5pQXze
「――ん、あぁうっっ!!?」
瞬間、体の芯を、今までの比でない灼熱が貫いた。
 いや――広がって、染み渡っていく。といった方がいいかも知れない。体の熱
が霧散していく。
 ……何、コレ?
それ迄とかけ離れていく感覚に意識が追いつかない。
 腕に込めていた力が――いや、体中の力が抜けて――…
「――っ!…ぁ……!」

 ……視界が暗転した。


目が覚めて、失神していたのだと気づいた。
「……起きたか?」
「!」
体を起こし、声のした方を向けば見知った人の姿。
一体何を――
していたのか、と疑問が続く前に自分のした行為を思い出す。
 熱を持った床。はだけた衣服。その上から掛けられた毛布。
…――そうだ。私は、彼と関係を結んだのだ。
 毛布の下の、自分の体を確認する。赤い鬱血が幾つか残ったそれは、自分の物
では無いようだ。……いや、様に、ではなくそうだ。この肌はもとより、体だっ
てもう自分のものではない。
 微かに、下腹部が痛んだ。
244ドドメー@ヒルマモセナ:04/04/21 22:12 ID:l+5pQXze

「飲むか?」
そう言うと彼はブラックコーヒーを差し出した。霧がかかった様にはっきりし
ない思考には丁度いいかもしれない。
「……一口、頂戴」
断って、彼の差し出したコップに口をつけた。余り苦いと思わなかったのは舌
が麻痺していたのか。或いはこの間に味覚が変わったのか。
 あれから、どれほどがたったのだろうか。
「……今、何時?」
「八時。テメェが寝てから二時間弱だ」
「そう……」
乱れた衣服を整えながら、窓の外を見る。いつの間にか雨はやみ雲ははれて、
空には満月が浮かんでいた。
「……ねえ」
「何だ」
「……何時から、だったの?」
 帰り支度をする傍らで尋ねてみた。答えたくなかったら答えなくていいよ、と
付け足して。
初めからあったこの問い。そう、一体何時から彼は私の事を?
 何時から好きに、というのには興味はなかった。だが、私のセナへの感情に一

体何時から気付いていたのかが気になった。
 感情を隠すのは下手では無い。
 例え相手が誰であったとしても、あの子に対してするようにマリア像を気取る
事は、私には決して難しい事ではない。
 微かな沈黙が流れる。
245ドドメー@ヒルマモセナ:04/04/21 22:16 ID:l+5pQXze
 変わるか、と思ってその表情を眺めたが、変化は見られなかった。
「……テメェが、ちびしか見てねえ事に気づいた……だからだ」
「……そっか」
発覚と自覚が同一の物であったことに安堵する。彼は部で最も賢い。彼が気付
かなかったのなら、他の部員もおそらくは気付いていないだろう。
 それでも念のため確認した。
「あなた以外に、気付いてる人いると思う?」
「……いねぇな。チビも含めて」
「そう……ありがと」
彼の答えに、私は今度こそ本当に安堵し胸をなでおろした。
気付かれるわけにはいかない。あの子自身には勿論、部員達にも。……彼女に
も。
外は真っ暗だった。月の出る時刻なのだから当然といえば当然なのだが、電灯
も何もない夜の学校は足下さえ朧気だった。
小さな段差につまづきそうになって、彼に手を引かれた。
「……どこまで送る?」
「駅まで、お願い」
学校から駅までの僅かな道程に、会話はなく、私は彼に手を引かれながら体に
残る幾つかの赤い鬱血を思った。それは間違いなく、明日の朝には紫がかってい
るのだろう。
……欺く手間を思うと、明日の体育は見学か。
それは、紛れもない自身の事でありながら、その時私には他人事のように思え
た。



〜〜end〜〜
246ドドメー@:04/04/21 22:28 ID:l+5pQXze
コレでラストです。
痛かったり暗かったりで救いよう無い話ですが、
一人でも目を通していただけたら感激です。
次はライトな話を書きたいなぁ……。

>>238
ありがとうございます!(感涙)
エロssには最近手を出したばかりで修行中の身なのですが、
そう言っていただけて大変励みになりました。
精進します。

それでは失礼しました。
247名無しさん@ピンキー:04/04/22 00:54 ID:2RlKrFUb
ドドメーさんマンセー!!
うまいなあ、痛々しいけども繊細なかんじだよー。
また書いてくださいね!!
248名無しさん@ピンキー:04/04/22 17:38 ID:6wKF8Sk8
ドドメーさんGJ!
文章上手ですね〜、すばらしいです。
もう、全然修行の身なんかじゃないですよ。
気が向いたら、また書いてくださいね。
楽しみにしてまつ(*´∀`*)
249名無しさん@ピンキー:04/04/23 11:32 ID:ylICsAvd
人大杉解除記念age
250トドメー:04/04/24 21:27 ID:m8042ZG3
>>247-248
ありがとうございます!
初投下でその様な言葉をいただけて感謝感激です。
根が単純なんで現在すげー浮かれて
なんかネタないかとコミック見返してます。

またの投下の時も良かったらよろしくお願いします。
251ドドメー:04/04/24 22:35 ID:m8042ZG3
↑名前間違えました;
トドメー→ドドメーです。
252名無しさん@ピンキー:04/04/25 08:39 ID:y0lIQsRT
SS書いてみたいけど、まだいまいちどのキャラも
性格とか思考が掴みきれないんだよね。
ヒルまも好きだけど、ヒル魔なんか特に謎が多いし・・・
253名無しさん@ピンキー:04/04/25 16:11 ID:gMfnl86R
すでに完結している作品でも、キャラのとり方は作家それぞれ。
自分はSS読んで解釈を変えたキャラなんかもいたりww

いろんな解釈がみたいんでぜひ書いてください!
254名無しさん@ピンキー:04/04/25 16:46 ID:ER/6R1aC
ヒル魔に嫉妬する十文字とか、SS読んでから解釈変えたな・・・
ヒルまもが1番好きです。
255名無しさん@ピンキー:04/04/25 19:47 ID:gMfnl86R
解釈っていうのとは少し違うが
まもりが卒業後アメリカに、ってパラレルさり気に多くないか?

読んだ後切なくなったな〜…

256名無しさん@ピンキー:04/04/25 22:12 ID:O+T1vDZa
ヒル魔バージョンもよくあるよ・・・切ない。
257名無しさん@ピンキー:04/04/26 05:19 ID:vuTvhFSO
六巻で桜庭がバテてるとき
飲み物を若菜が差し出していることに気づいた。
進若萌えなのに……
進と若菜って本当絡んでないなあ……
258名無しさん@ピンキー:04/04/26 21:37 ID:EZP8egcL
まも鈴はアリですか?
259名無しさん@ピンキー:04/04/26 21:45 ID:vuTvhFSO
>>まも鈴
ありでしょう。
ふざけてじゃれあってる内に…ww

まもりのズボンのボタンが外れてたのは誰の為でしょうか。
260名無しさん@ピンキー:04/04/26 22:26 ID:K7qK0ubV
ヒル魔が外せと命令してると、思ったが・・・
まも鈴があったか?!
261名無しさん@ピンキー:04/04/27 11:48 ID:rxIv0aKd
十まもが書きたいんだがエロにならねぇ……

ヒルまももエロにするのが難しい(´・ω・`)

262名無しさん@ピンキー:04/04/27 21:56 ID:ndTHI7sB
個人的には、さわやかエロも好きかも…
263名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:17 ID:2izTicho
>>261 十まも激しく激しくきぼん。 待ってます。 できれば甘めで(´・ω・`)
264名無しさん@ピンキー:04/04/28 02:46 ID:KAyuphJD
ここの住人さんは単品のまもり萌えで、カプールにしたら怒られそうだな。
しかしSE描写はカプールにしなけりゃ描き様が無いという矛盾…。
エロSSがあんまり無くて雑談が多いのも、その辺が理由なんじゃないだろうか。
もう少し様子を見てから投下したほうが良さそうですな。
265名無しさん@ピンキー:04/04/28 05:22 ID:xV4eHELy
書き手の一人として思うのは

アイシって漫画は演出と理屈で描かれててキャラが薄い。
キャラが立ってはいるんだけど、キャラというより
作品の駒として立っている。

この辺もーちょいどうにかして欲しい。
266名無しさん@ピンキー:04/04/28 05:54 ID:cZcIoG1T
十まもですか…どっちかてとーまも十の方イメージしやすいかも
悩んでいる後輩の悩みを聞くお姉さんて感じ
鈴音とセナの急接近に意地になってしだいに大胆になってゆくまもりもいいかな
ま「セナ喉乾いてない?」
コップに茶をそそぎながら
鈴「セナお茶のむ?」
と自分が口つけた水筒を渡す
夏「おっ鈴音サンキュー」ごくごく
鈴「兄貴!…セナごめん」
267名無しさん@ピンキー:04/04/29 09:11 ID:1aV0Zh4h
オイ!おまいら!
8巻の目次イラストは必見ですよ!
特にまもり姉タン!!(このスレではいわずもがなか…)
俺は萌え狂った。
エロッぽいよ〜〜〜ッ!!ヽ(´▽`)ノ

いや、まだまだまも姉の時代だね(´ー`)y-┛~~~ 
268名無しさん@ピンキー:04/04/29 13:08 ID:Vm5VKLsa
(風呂場にて)

高見「桜庭……あれ、どう思う?」
(高見、壁を指さす)
桜庭「え、なにがですか?」
(桜庭、何のことかわからず困惑)
高見「あの穴だよ。多分、女湯に繋がってると思うんだが……」
桜庭「穴?あ、本当だありますね……。って、高見さん!?なにする気ですか!」
(桜庭のうなづきと同時に穴に向かう高見)
高見「なに言ってんだ、覗くに決まってるだろ!ほら、桜庭!お前も来い!」
桜庭「若菜ちゃんに気付かれたらどうするんですか!」
高見「大丈夫だ!若菜からは見えん!」
桜庭「っ!見、見えないからって……!」
高見「……こんな機会二度とないぞ?見たくないのか?」
桜庭「(そ、そういわれればそうだけど……!)」
(迷ってしまう桜庭)
高見「少〜しなら大丈夫だって!」
桜庭「す、少し……。本当に少〜し……ですね?」
高見「この穴小さいから、本当少ししか覗けないって!」
桜庭「じゃ、じゃあ少し……」
(桜庭、高見とともに穴を覗こうとする)
(……が)

(ザバ〜〜〜ン!)
高見・桜庭「!? つ、つ、冷たい!」
(突如、二人の体に冷水がかかる。)
(かけたのは……)進「……二人とも。一体、何
269名無しさん@ピンキー:04/04/29 13:11 ID:Vm5VKLsa
ちと思いついて……

ゴメンナサイ
*。*・;゚(ノД`)・。*:。
270名無しさん@ピンキー:04/04/29 13:14 ID:FR4+pAP/
続きは?|∀・)ジー
271名無しさん@ピンキー:04/04/29 14:31 ID:Vm5VKLsa

高見・桜庭「!? つ、つ、冷たい!」
(突如、二人の体に冷水がかかる。)
(かけたのは……)
進「……二人とも。一体、何をしているんですか?」
桜庭「し、進!」
高見「こっ、これは出来心で……!」

進「……(ゴキキッ)」

高見・桜庭「〜〜〜!!」

272名無しさん@ピンキー:04/04/29 14:33 ID:Vm5VKLsa
三つ上のなんか変な位置で切れてますね……
本当は上で終わるはずでした
273名無しさん@ピンキー:04/04/29 14:53 ID:cEk/3p0Y
>268&271
野郎しか出てないけど(・∀・)イイ!!
覗き成功編も書いてホスィ…
274名無しさん@ピンキー:04/04/30 11:48 ID:ZU+aQOeD
コミック、目次イイ!
将軍若菜萌え!
275名無しさん@ピンキー:04/04/30 20:26 ID:l+7rqy27
コミックスで若菜のフルネーム出たね。
おまいら赤丸も買えよ。
まもりタン・若菜タン・スズナタン・発情彼女・賊学マネ、その他女子キャラが
カラーで拝めるぞ(;´Д`)ハァハァ
276名無しさん@ピンキー:04/05/01 13:10 ID:mF4WNIk/
どういうシチュが需要あるか教えて下さい。
アイシはシチュが全然思いつかん
277名無しさん@ピンキー:04/05/01 14:23 ID:oIleS89p
絶対服従ってどうですか?
評判悪いけど・・・
278名無しさん@ピンキー:04/05/02 01:04 ID:xLj8SHMY
>277
絵がダメ話がダメ萌えが無いむしろ萎える。ちなみにヒルまも陵辱。
同人誌購入を検討しているなら止めた方がいい。
279名無しさん@ピンキー:04/05/02 04:47 ID:vuJ4fd/2
>>276
確かにアイシは難しいね
個人的に若菜総受けが欲しい
280名無しさん@ピンキー:04/05/02 06:15 ID:w0zQkJ1z
>>278
表紙の絵がちょっとな・・・って嫌だと思ってたけど、
やっぱり、購入やめます。
281名無しさん@ピンキー:04/05/02 23:52 ID:aTUH3/AQ
俺は表紙は良いと思ったけど
クリムゾンは全体的に絵がのっぺりしてて好みじゃないな。

なんかこう・・重厚感がほしい。
282名無しさん@ピンキー:04/05/03 00:42 ID:HEgFLWu7
アイシルの女キャラの絵って
少女マンガっぽくていいなーと思う。
とくに線を意図的にかすませてる(様に自分には見える)絵が好きだ。
一巻の「子供じゃないんだから……」とか、
三巻のモンタに「直してあげるから」とかスゴくいい!

最近の絵も嫌いでは無いが……線がはっきりしてきてて鬱。
柔らかいままでいて欲しい

関係ないが進と若菜が読みたい。
283名無しさん@ピンキー:04/05/03 01:27 ID:YMvk44XE
>>282
最近はデフォルメが激しいから。
ヒル魔や、鈴音の足の離れがすごかったし・・・。
意図的にかすませてるって、言いにくいことを言ってもらった感。
284名無しさん@ピンキー:04/05/03 03:10 ID:l2kQoM26
夕方のグラウンドに大きな声が響く・・・・・・・・・
「もうっ、フットワークの練習にはコーンが必要なのになんでないの?」
マモリは少し怒りながら泥悶高校の門を出て行った。
そして、桜庭の父親が経営しているスポーツショップへと向かった。



「こんにちは、アメフト用のコーンあります?」
「ん、御宅は泥門のマネージャサソのマモリちゃんだね?いつもウチの息子が世話になってるなぁ〜」
「いえ、とんでもないです。あのっ、コーンなんですけど、20個、えっとコレくらいの・・・・・」
とマモリは両手を15〜20cmに広げた。
「ああ、それか。ちょっと待ってってくれ。」
親父は奥へ取りに行った。そしてコーンを手に持ってきて、
「20個だから800円×20で1万6千円だな。」
「えーもう少し、負けてくれませんか?」
285名無しさん@ピンキー:04/05/03 03:12 ID:l2kQoM26
「う〜ん、しょうがねえなぁ。じゃあコレより大きいのもう1本付けてやるよ」
「ありがとうおじさぬん〜〜っ。いや、や、やめて〜〜んいっ」
そう、もう一本とは桜庭の親父のマグナムだった。
「いいぞ、いいぞマモリちゃん、」
「いやぁ〜、だめ〜、ぁあんっ、はぁんっ、ぅあんっ、ああ〜〜」
「若い子のは締め付けがいいなあ、よし頑張るぞお!」
ブースターがオンになった様にスピードが上がった。
「はぁっ、はあっ、いぃっ、いい〜、いくっ、いく」
「やっぱり体は正直だな、このまま中に出すぞ。」
「だめっい〜い、んぁああっ〜いくっ、いっちゃうーーーー」
ドクドク、ドクドク、
「はぁ、はぁ、良かったよ。・ ・ ・ もう1本付けてやろうか?」
「はぁっ、はぁっ、お、お願いします。。」
マモリは桜庭和志の虜になってしまい、それからと言うもの毎日通い続けた
286名無しさん@ピンキー:04/05/03 11:07 ID:6WVZlOdI
( ´,_ゝ`)プッ
287名無しさん@ピンキー:04/05/03 12:34 ID:Fe6mCme/





   ('A`)万毒世。
288名無しさん@ピンキー:04/05/03 17:02 ID:mN/2LPY0
イタイよぉぉぉぉl
289名無しさん@ピンキー:04/05/03 22:15 ID:HEgFLWu7
>>84-85
同じノリでひるまもキボンw
290名無しさん@ピンキー:04/05/04 06:50 ID:KfyiAYhb
小春タソハァハァ
291名無しさん@ピンキー:04/05/04 12:42 ID:LQdc9O7d
>276
電車で痴漢ネタはどうだろう?まずされたら
どうするかっていうのもキャラによって分かれそうだし。

まもりならハッキリ言って駅員に突き出す→恨まれる→後でレイープとか
若菜なら何も言えないまま最後まで…とか

でも攻め側が原作内のキャラじゃないとつまらないか…?
292名無しさん@ピンキー:04/05/04 12:55 ID:KfyiAYhb
>>291
イイね。それ
293名無しさん@ピンキー:04/05/04 13:01 ID:g2oeZCWF
女体化ここあり?
一休やセナあたり女体化すればおもしろいことになる気がする。
294名無しさん@ピンキー:04/05/04 16:23 ID:ouRP2Y6/
>291
レイープされる前にヒル魔に犯人が捕まりそうだなw
ヒル魔にやられるか、犯人にやられるか選択って感じでも良いが。
295名無しさん@ピンキー:04/05/05 00:03 ID:aCJyB2Xs
ageておく。
ここ書き手いなさすぎだよ〜
週漫の萌えすれに貼りにいきたい
296名無しさん@ピンキー:04/05/05 00:19 ID:aAb5am0t
>295
まもりさんに癒されるのとこ?
297名無しさん@ピンキー:04/05/05 09:24 ID:aCJyB2Xs
そう。それから若菜と鈴音の所

人呼びたいよ
298名無しさん@ピンキー:04/05/05 18:01 ID:vLy2hDmV
そう、今日は土曜日、夕方6時の学校。
薄暗いグラウンドの真ん中で、マモリは一人、ボールの手入れをしていた。
「は〜あ、せめて私がもう3人いればなぁ〜」
などと、くだらない冗談を言いながら手際よく作業を進めていく。
ふと、部室に目をやると灯りがついていた。
--- あれ、まだ誰かいたんだ。手伝ってもらおうかな。
そう思い作業を中断して、部室に向かって歩いていく。
コツ、コツ、コツ、コツ、あと数メートルで部室のドアだという時、
横の窓がわずかに開いていた、
そこから見えたのはノートパソコンの前に座ったヒルマだった。
--- なあ〜だ、ヒルマじゃ手伝ってくれなさそうね。
グランドへ戻ろうとしたが、こんな時間まで何をやっているのか気になってしまい
好奇心から、窓の外から覗くことにした。物音を立てないようにそーっと近づいていく。
なんと窓の向こう、部室の中ではヒルマがパソコンの画面に映った私、
マモリの写真を見ながら自慰行為にふけっていたのであった。
蛇に睨まれたカエルのように動けなくなったマモリ、しかし
--- へ〜、ヒルマの弱みを握っちゃった〜、
その弱みで脅してやろうと静かにドアへ向かい、ドアをそーっと開ける。
ヒルマは画面しか見つめていなく、こちらには気づいていない。
スッと背後に立つが、まだ気づかない。
しかし、マモリはふと肉棒に目をやると、つい言葉を漏らしてしまった、
「おっ大きい、」
ヒルマは驚いたのか固まってしまい動かなく、一瞬の静寂のあと静かに口を開く
「何でお前がここにいるんだ〜〜〜〜Ah〜〜」妙なテンションで話し始める。
ここでマモリは「私の写真でココをこんなに大きくしちゃって何のつもりよ」
棒をさすりながら言葉を浴びせる。
「でも、あんたがこんな良い者持ってるなんて知らなかったわ、ちょっとやらせなさいよ」
「なんで、俺がお前に命令されなきゃいけないんだよ、Ah〜〜」
女に命令されるのはプライドが許さなかったらしい。
だがマモリは無理やり棒にしゃぶりついた。
299名無しさん@ピンキー:04/05/05 19:38 ID:h7+DkOKM
なんで最近イタイ奴ばっかなの?
300名無しさん@ピンキー:04/05/05 21:18 ID:e3J2vU7O
女体化は勘弁してください・・・受け付けない。吐く。
あと298はネタかと思ったらマジで書いてんのかよ。
301名無しさん@ピンキー:04/05/05 22:22 ID:aCJyB2Xs
スマソ。女体化そんなに嫌われてるとは思わんかった。
アイシだと阿含が一番書きやすそうなんだよなあ。自分は。


にしてもここってSSに求めるレベルが高すぎじゃないか?
リクは多量にあるけど書き手へのレスが凄い少ないし……
単に住人不足なだけか?
投下する上では不安だよ、ここ
302名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:06 ID:axnqZdUP
ここのスレ…と言わずアイシスレのやつは何でも蛭まもにもっていこうとするのが多くてウザいから書き込む気がしない。
いくら書き手さんのSSがよくても、スレの流れについていけないんだよな…。
何で蛭まもはこんなに腐女子に受けるんだ。
303名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:11 ID:axnqZdUP
あと、298はネタじゃないならもにょるが、基本的には書き手さんがレベルが低いとは思わない。
さっき書いたとおり個人的にはふいんき(なぜか変換できない)と、現実的には300も言う人の少なさのせいだろ。
板自体が人少ないしな。
304名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:31 ID:qcav/c0m
>302
ならばお前が新しい流れを作れ。
めちゃくちゃ萌えて萌えて抜けるSSをうpして住民の思想を変えてみろ。
305名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:36 ID:TvneRzNZ
アイシは全体的に萌えなんだけど。
やっぱ、ヒルまもが一般的だからじゃないかな・・・
302さん、我々のネ申になってください。
ほら、デスノートあげるからw
306名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:38 ID:axnqZdUP
300じゃなくて301だしな…。300スマソorz
307名無しさん@ピンキー:04/05/06 17:56 ID:iSPtMojc
進若書きかけてるんですが、
進は二年、若菜は一年だっけ?
呼び方は進先輩でいいのかな。
308名無しさん@ピンキー:04/05/06 18:25 ID:Ztn44tVU
>>307
GJ!!!期待してます!!!
309名無しさん@ピンキー:04/05/07 15:34 ID:9WvbxLe+
>307
学年はあってる…はず。
呼び方は公式のものはないけど先輩(・∀・)イイ!!
楽しみにお待ちしてますー。
310名無しさん@ピンキー:04/05/07 21:55 ID:qz6yhW3k
ひどく遅筆でごめんね(´・ω・`)
週末には書き上がる・・・と思います・・・たぶん
311名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:01 ID:6YYYQDWo
テスツ
312名無しさん@ピンキー:04/05/08 12:23 ID:DuYmPKyu
進若期待age
あの二人は手繋ぐのにもすれ違ってそうだ
313名無しさん@ピンキー:04/05/08 12:40 ID:lkRTFUkI
            .,∧、                  .,∧、
         .r-‐i'''''''''''i''''‐-、             .r-‐i'''''''''''i''''‐-、
        o| o! .o  i o !o            o| o! .o  i o !o
       .|\__|`‐´`‐/|__/|           .|\__|`‐´`‐/|__/|
        |_, ─''''''''''''─ ,、 / _           |_, ─''''''''''''─ ,、 / _
      , '´         `     ‐、      , '´         `     ‐、
    / //     ‐ー  くー     ヽ    / //     ‐ー  くー     ヽ
    | ! !       ,r(、_>、      .|    | ! !       ,r(、_>、      .|
   .| ! j        ト‐=‐ァ'     .|   .| ! j        ト‐=‐ァ'     .|
    |         ` `二´'       |    |         ` `二´'       |
    'i                _ ノ'     'i                _ ノ'
     `''─ _      _ ─''´        `''─ _      _ ─''´

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 皇太子さまが 二匹あらわれた!                              ┃
┃                                                    ┃
┃                                                    ┃
┃                                                    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
314名無しさん@ピンキー:04/05/08 22:01 ID:Qs6PpbPA
>315
デスノートで何をどうしろと、君は!(w
315314:04/05/08 22:02 ID:Qs6PpbPA
すいません…>305でした…('A`)
316名無しさん@ピンキー:04/05/08 22:12 ID:DuYmPKyu
ここってエロ無しは投下しちゃ駄目かな?
(・ω・)
317名無しさん@ピンキー:04/05/08 23:54 ID:e6rlH39/
OKだと思うよ。微エロでw
318名無しさん@ピンキー:04/05/09 03:17 ID:RF/mpVKa
>>316
全然OK
期待してるよ
319名無しさん@ピンキー:04/05/09 04:14 ID:2PUUJBRW
えろマンセー
320名無しさん@ピンキー:04/05/09 16:31 ID:yjcjqOD4
でもここ『エロパロ板』だよ…
321名無しさん@ピンキー:04/05/09 18:32 ID:tOXsjjQS
話題ないしエロトークでも。

アイシキャラって誰が非童貞・非処女だと思う?
322名無しさん@ピンキー:04/05/09 18:45 ID:nYmEgwxV
3月24日、卒業式・・・・・・
一緒に戦った仲間達とも、もう、お別れ・・・・・・
そして、まもりの最後のマネージャーの日・・・・・
校庭の隅の桜の木の下に、セナを呼び出す・・・・・
「セナ、私は今日で卒業、最後にマネージャーとしてしなくてはいけないことがあるの」
まもりの目は潤み、頬を赤く染めている。
「えっ、もう十分頑張ってくれたじゃん。もう、何も心配いらないよ、僕は立派になったんだから」
鍛え上げられた胸を張り、彼女に言葉を返す、しかし
「ち、違うの、そう言うことじゃなくて」
彼女の顔はもう、限界を超えてしまいそうなほど赤く染まっている、
「わ、私の最初をセナに、セナの最初を私に ・ ・ ・ ・ ・ ・、
  エ 、 エッチがしたい」
桜の舞う中、卑猥な言葉が彼女の口から出たのに驚きを隠せない。
声を絞り出すように、震えた口調で
「僕でいいの?、」
そうたずねると、彼女はゆっくりとうなずき、
「本当はセナの、セナの事が好きでたまらなかった、でも、頑張っているセナを邪魔したくなかった
でも、もう耐えられない。ここで、、わたしと、セナとひとつになりたい・・・・」
目は充血していて、目に涙を貯めている。
セナは何も言わず彼女の白く細い手を引き体育倉庫へと向かった。

(以下略)

そして、セナのキャプテンとしての新たな日々が始まった。
323名無しさん@ピンキー:04/05/09 20:01 ID:RF/mpVKa
>>322
不覚にもワロタ
324310:04/05/09 22:39 ID:cS2z9f+0
ごめんナサイ、無理くさいです・・・
忘れたころに投下すると思うんで、
気長に待っててください・・・
325名無しさん@ピンキー:04/05/09 23:33 ID:tOXsjjQS
無理せず、書き手さんが楽しいって思えるペースで
執筆してて下さい。
気長にまってまつよ
326名無しさん@ピンキー:04/05/10 04:50 ID:PUXONWFj
なんとなく
鈴音ってモン太と並ぶとつりあいそうな気がするのは
漏れだけなんだろうか

鈴音が泥門に入るかどうか知らないけど
セナ・モン太と3人でじゃれあってる姿とか
ちと見てみたい
327名無しさん@ピンキー:04/05/10 08:17 ID:29M2Nah2
>322
GJ
センスあるな
328名無しさん@ピンキー:04/05/10 08:38 ID:67OJr4Kc
ていうか鈴音とセナがつり合う気がしない……
鈴音、キャラ薄くないか?
期待されてたまもりとの絡みもまるでないし……
329名無しさん@ピンキー:04/05/10 10:04 ID:sPTjJADZ
>>328
ビジュアル的には非常に強いと思うんだが、確かにキャラ的にはまだまだ
薄いかな…。まあそれはこれからに期待ってことでいいんでないの?
半年経ってもこのままじゃアレだが…
330名無しさん@ピンキー:04/05/10 19:52 ID:67OJr4Kc
>>321
非童貞→阿含、桜庭、ヒル魔、十文字
童貞→他
ってとこじゃないか?
雲水は童貞には見えないが非童貞にも見えないんだよな……
331名無しさん@ピンキー:04/05/11 00:13 ID:X4MY8CV0
 
332名無しさん@ピンキー:04/05/11 10:41 ID:X4MY8CV0
十まもを書こうとしてるのですがちと十文字からの呼称がわからず……
ヒル魔→ヒル魔(呼び捨て)
栗田→栗田先輩
雪光→雪先輩
まもり→姉崎

……でいいのかな?
ちと誰か教えて下さい
333名無しさん@ピンキー:04/05/11 15:44 ID:VDl4tiq9
放課後の校舎裏、二人が向かい合って立っている
「よ、呼び出してごめん。じ、実は言いたかったことがあって・・・・・」
言葉を言い終わらないうちにマモリは言いかえす
「えっ、なに〜?」
不思議そうな表情をし、彼女は顔を近づけてくる。
緊張して体中から汗が吹き出す。
ドクン、ドクン、心臓の音が聞こえるみたいだ。
自慢の大きな胸を揺らしながら、
「あ、姉崎サソの事好きだったんだ」
そう静かにつぶやく。しかし、
「でも、私はあなたみたいに胸もおっきくないし・・・・
でも、これからもいいお友達としてがんばりましょう!」















栗田の初恋はそよ風とともに去っていった。
334名無しさん@ピンキー:04/05/11 16:44 ID:hhHXIA1+
栗田は愛嬌があって好きだ。
栗まも、いいんだけど・・・エロはきついねw
335名無しさん@ピンキー:04/05/11 19:09 ID:Muayhou4
漏れは雪まもも読んでみたいな〜

今週のラストコマのまも姉
髪アップ&胸あきドレスハアハア
来週が楽しみだ…
336名無しさん@ピンキー:04/05/12 11:45 ID:qtKM7Vyd
まもりってさりげに露出度高いよねぇ。
足は見せないんだが肩は……w
作者の理想という事か?
337名無しさん@ピンキー:04/05/13 09:45 ID:7iowQgjO
ヒル魔の部屋にそっ、と忍び込んで甘えるまもりたんSSキボンヌ
338名無しさん@ピンキー:04/05/13 13:46 ID:QQy7s5Dd
>>330
ヒル魔は明らかに童貞だろう
339名無しさん@ピンキー:04/05/13 16:32 ID:s6SmmLx2
酒に飽き、女に飽き、そこでアメフトですよ
340名無しさん@ピンキー:04/05/13 19:39 ID:A9ge/a9t
親に捨てられ、女にも捨てられ、そこでアメフトですよ
341名無しさん@ピンキー:04/05/13 20:25 ID:7iowQgjO
何でも出来るってキャラなのに童貞だったら激しく萎える。

自分は桜庭が童貞wと思うんだが。
あと神龍寺の面々
342名無しさん@ピンキー :04/05/13 22:24 ID:5AIgsoc0
>>338
同意。
あれで経験豊富だったら激しく萎えるw
何でも出来るってキャラかなぁ?
意外と人間関係に関しては不器用っぽいよ。

進は童貞だと思いまーす!
343名無しさん@ピンキー:04/05/13 23:50 ID:5MInNqkE
ヒル魔が童貞…。非童貞な気がするが。
あと、高見とキッドとルイと武蔵は非童貞っぽい。
進が非童貞でないのは間違いない。
344名無しさん@ピンキー:04/05/14 00:03 ID:zOSgUksG
雲水は微妙だが、周りのように若菜に反応しなかったところをみると、
非童貞なんだろうな。
同理由で一休も。

桜庭が謎だ…仕事のこと考えれば非童貞なんだが
キャラ的に……w

進は童貞だなw若菜苦労しそうだ
345名無しさん@ピンキー:04/05/14 01:50 ID:t4cCPpC3
鈴音はかなり好みなんだけれど
まだキャラクターが定着してこないよね。
もっとエロスを!!もっとエロスを!!もっとエロスを!!
346名無しさん@ピンキー:04/05/14 10:13 ID:zOSgUksG
鈴音は今後まもりとどう絡むかによるなあ。
てっきり米横断中に何かあると思ってたのにスルーだしw

他校生で時折チアしに泥門にくる、だと嬉しい。
347名無しさん@ピンキー:04/05/15 19:31 ID:i6p+IgJo
このスレとか前スレって、倉庫に入ってないのかな〜…
前スレにあったSSが読みたい
348名無しさん@ピンキー:04/05/16 23:41 ID:sFUkFzNi
話題ないね〜…
カバーでピックアップされてた名無しキャラの話題をしてみる。

気絶する子と賊学マネが好きだ。
好きなヤシいない?
349名無しさん@ピンキー:04/05/17 10:17 ID:XKnNB575
人いなさすぎ
age
350名無しさん@ピンキー:04/05/17 15:31 ID:wpmxkDZf
名前が出てないときの方が、わくわくするけど、
もしかしたら、来週賊マネは名前出るかもな。
気絶する子は可愛くて好き。

よくこのスレ見るけど、人が少ないからあまり書き込む気にはなれん。
最近、アイシサイトさんは銀魂に移行してるとこ多いし。
銀魂も好きだけど、ヒルまもはもっと好きなのに・・・
351名無しさん@ピンキー:04/05/17 16:04 ID:bHxMoDis
まも姐さまと尊敬の眼差しで見上げる鈴音
実は、昨夜ホテルでまもりに開発されました
「鈴音ちゃん明日にしてあげて今夜は、わたしと一緒に過ごしましょう」
352名無しさん@ピンキー:04/05/17 18:28 ID:4A7CivWi
>348
どっちも好き。

賊マネってエロ萌えできそうでできない感じがするのは何故だろう…
353名無しさん@ピンキー:04/05/17 20:42 ID:MVaf6O4x
>>352
そうか?賊学連中にやりまくられてる気がするが。
それか鞭叩いて「練習しな、てめえら!」とどやして
部員ハアハアな気もする。
354名無しさん@ピンキー:04/05/17 20:53 ID:XKnNB575
今週読んで一つSS書き上げたら
保存ミスった〜〜〜!!
…もうしばらく書けねえ
355名無しさん@ピンキー:04/05/17 21:34 ID:EDhmni2U
どんまい
356名無しさん@ピンキー:04/05/17 21:56 ID:4A7CivWi
>353
後者ならアリかなーとは思う
賊学はマネの立場強そうだ。

阿含にボコられた場に賊マネがいたらレイープされてたかもな…(;´Д`)ハァハァ
357名無しさん@ピンキー:04/05/18 21:34 ID:1Zg6D2JA
神様神様、鈴音たんとまもりたんの百合百合しいSSが読みたいです
358名無しさん@ピンキー:04/05/20 07:24 ID:t+lVHVSq
ここってパラレルものとかって需要ある?
なんだか六巻の王城VS神龍寺、の表紙みてたら

将軍→王様
桜庭→王子
若菜→侍女
進→騎士

あるいは

若菜→姫
進→騎士
桜庭→隣国の王子


…な図が浮かんでしまったw
これなら進若にも桜若にもできるし…どうだろ?
359名無しさん@ピンキー:04/05/20 09:55 ID:TQOck/VL
カジノで2000万儲けたあの晩に、ヒル魔は盛装したまも姉を
そのまま後ろから突いたに違いないよハァハァ.(*´Д`)
デスマーチ中は禁欲してたんだろうしハァハァ.(*´Д`)
・・・って疲れてセクースどころじゃないかー
360名無しさん@ピンキー:04/05/20 10:08 ID:8PMsoqjC
疲れているときは生存本能が働き、かえってビンビンになったりしまつ。
「疲れ魔羅」という現象でつ。

まあそこだけ元気でも身体が動かんかもしらんナー。
361名無しさん@ピンキー:04/05/20 10:25 ID:t+lVHVSq
男が女に服を与えるのは脱がす為だとか言うしねw

362名無しさん@ピンキー:04/05/20 11:43 ID:+LMEIhQn
昼間が倒れる回でも、まもりは薬箱持って部屋に入ってるよ。
363名無しさん@ピンキー:04/05/20 21:54 ID:GWmXiYjs
ここでは高見マネは話題に上がらんね
あまりエロは似合わんかね
個人的にはバッチコーイなんだがね
364名無しさん@ピンキー:04/05/20 23:38 ID:/fdsfi+w
>>363
高マネってかんか良いよね・・・
365名無しさん@ピンキー:04/05/20 23:39 ID:/fdsfi+w
かんか→ 訂正 なんか
366名無しさん@ピンキー:04/05/20 23:42 ID:kA/HH4BR
若菜単体萌えなので絡みなら何でもよかったりする。
エロは似合わないとは思わないけどどうしても
和姦のイメージしかない…でもメガネは鬼畜も合いそうだな。
367名無しさん@ピンキー:04/05/20 23:53 ID:/fdsfi+w
話違うけどさ・・・、
ふとチャンネル変えたテニプリで若菜ちゃん出ててビックリした。
変えちゃったから分からんけど、あれは何だったんだろ。
368名無しさん@ピンキー:04/05/21 02:21 ID:fkf6wG/H
高見「おい進!お前若菜と付き合ってるって本当か!?」
進「事実ですが何か問題でも」
高見「いや…」
(問題でもじゃねぇぇぇ!激しく問題だろうが!!
お前だけは裏切らないと思ってたのに仲間だと思ってたのに!
くそぉぉぉ!)
進「練習に差し支えるような事は無いので心配無用です」
高見「あ、そう」
(その余裕はなんだよ!練習に差し支えない程度にヤってるよって事かよ!
若菜が処女じゃないなんて部活の楽しみが半減しちまうだろボケ!)

自分で書いといて何だがこんな高見は嫌だ…。
進と若はコバルト文庫なみの純愛希望。
369名無しさん@ピンキー:04/05/21 04:43 ID:EjagGKP6
心中おだやかでない高見ワラタ。
進に若菜をかっさらわれたらダークホースだけに悔しいよな。
大田原にとられた方がまだマシかもな。
しかしネト上では高見と若菜がまだなにも絡んでないころから、
高若ちゅうカプがあって、原作で最近高見と若菜がいきなりいい感じ?に
描かれてたの見て、稲垣はそのあたりのウケ狙ったのかなーと思ってしまった。

>>360
そういう時のために騎乗位という体位があるわけだが。
体が疲れて動けなくても言葉責めはご健在のキャプテソとみた。

370名無しさん@ピンキー:04/05/21 17:48 ID:Hw0LAt4U
>>コバルト文庫並の純愛。
ハゲドー!!


個人的に、最初は若菜が進の無表情さに
(嫌われてる…?)と思って苦手意識持って、
けど進にはそんなつもりなくて、
ふとした時に若菜がその事に気づいて…

あとは桜庭あたりに(じれった〜)と思われながら
少しずつ近づいていく感じかなあ
371名無しさん@ピンキー:04/05/22 10:41 ID:FQBRrEbX
ここって桜若は人気ないのかな?

まあ、かく言う自分も進若が一番好きなんだが
372名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:26 ID:lsLrDCd7
高見はぼんやりと若菜を見つめた。
くるくるよく働く小さい体はまだ幼さが残っている。
特に…隣に進がいると、余計その華奢な体が目立った。
(どんなふうに喘ぐんだろう…)
暖かな風が若菜の髪をゆらす。高見の視線にはまだ気付いていない。
(もうあの体は男をくわえ込んだのか)
高見の想像の中で、若菜が淫らに乱れていく。
手の平で胸を優しく包み口に含めば小さく声をあげる。
しかし、その相手は――
「先輩!何ぼーっとしてるんですかぁ」
はっと現実に引き戻される。目の前には若菜がいた。その脇に、進。
「あ、ああ。ごめん」
ふと視線に気付く。睨みつけるような…
「進、どうした」
「…いえ」
373名無しさん@ピンキー:04/05/22 20:40 ID:FQBRrEbX
続きキボンヌ!
374名無しさん@ピンキー:04/05/23 03:03 ID:LN2fqDDo
イイ!
漏れも激しく続きキボンヌ!!
375名無しさん@ピンキー:04/05/23 18:29 ID:wzNbf4PW
ここって倉庫に収録はされないのかな?
して欲しいよage
376名無しさん@ピンキー:04/05/23 18:43 ID:V29une9p
今週もヒルまもだから、ヒルまもも書いて欲しい。
>>375
そういえば、倉庫ないな。
377名無しさん@ピンキー:04/05/23 19:24 ID:bgRCjduq
前スレのログは持っているんで、いつでも提供できます。
378名無しさん@ピンキー:04/05/23 23:34 ID:wzNbf4PW
>>377
前スレにあった
進まもが読みたいんだが貼ってくれんか?

おながいします
379名無しさん@ピンキー:04/05/24 06:50 ID:LdEl/n1t
   
380名無しさん@ピンキー:04/05/24 20:03 ID:d7nMxchs
346 :名無しさん@ピンキー :04/05/14 10:13 ID:zOSgUksG
鈴音は今後まもりとどう絡むかによるなあ。
てっきり米横断中に何かあると思ってたのにスルーだしw

他校生で時折チアしに泥門にくる、だと嬉しい。




大当たりおめでとう!
泥門のチア服ってヘソ出しだったっけ?
381名無しさん@ピンキー:04/05/24 20:33 ID:e2gy7zJj
ヘソだしだよん。一巻参照
382346:04/05/24 22:10 ID:LdEl/n1t
ありがとうw





密かに
鈴音×モン太or鈴音×ヒル魔萌え
といってみる……
383名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:59 ID:LY9WVC1H
>382
(・∀・)イイ!!

対ヒル魔なら鬼畜路線がいいなー、虐め甲斐がありそう。
夏彦と無理矢理ヤらされたりとか…ああ見てみたい…
今週初めて鈴音に萌えを感じたよ…チア服上はノーブラっぽくて(*´Д`)ハァハァ
もしニプレス代わりにバンソーコー貼ってたら更に(;´Д`)ハァハァ

なんか自分ものっそマニアックかも…orz
384名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:23 ID:jawr2Uac
漏れも今秋初めて鈴音に萌えました〜
漏れは×モン太派だな…
385名無しさん@ピンキー:04/05/27 19:08 ID:M0mdaHGZ
進若
桜若
高菜w

…どれが一番需要ある?
若菜でなんか書こうと画策中です。
386名無しさん@ピンキー:04/05/27 19:15 ID:1ybzlphW
進若一票〜
387名無しさん@ピンキー:04/05/27 19:39 ID:BiJPIjHD
高菜。
w付いててw具合が気になるから。
388名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:17 ID:8qPdWiCf
漏れも進若に一票〜
389名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:12 ID:dXEI2B+8
高菜漬で一つ…(メシ ウマー(゚д゚ ))
390名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:14 ID:dXEI2B+8
高菜漬で一つ…(メシ ウマー(゚д゚ ))

>383
チア服…一瞬腹出しかと思った…_| ̄|○
391名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:16 ID:vZ3jByhU
進若きぼんぬ
392名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:28 ID:xuinSbk8
高菜で。

高見がねちねちねちねちイビリ倒しそうで怖いけど。
393名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:41 ID:xuinSbk8
高菜で。

高見がねちねちねちねちイビリ倒しそうで怖いけど。
394名無しさん@ピンキー:04/05/27 23:28 ID:0Xss0qmm
神若で。

あの筋肉に怯えて欲しい。
395394:04/05/27 23:30 ID:0Xss0qmm
誰だよ、神って!?

進若お願いします。
396名無しさん@ピンキー:04/05/27 23:45 ID:eOEygLJn
進若がイイナァ…(´ー`)
397389,390:04/05/28 00:53 ID:PvqRNj38
あーー投稿失敗ィィイ すみません一票で計算してください
398名無しさん@ピンキー:04/05/28 01:06 ID:ScCsUNzd
桜若に一票!!
399名無しさん@ピンキー:04/05/28 05:53 ID:v6QWp6b2
アワワワワワ……ま、まさか一晩でこんなに返事がくるなんて
(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

一番需要あるのはどうやら進若のようなので書き始めようと思います
…けど、その………_| ̄|〇自分トンデモナク遅筆ナノデ

再来週前後まで待って下さい(つДT)
400名無しさん@ピンキー:04/05/28 21:22 ID:SCiQekzh
>>399
マターリ待ってまつ
401399:04/05/29 14:37 ID:+uoMCXxj
聞き忘れたんですが途中途中で連投するのと
完成してから投下するのと
どちらが良いでしょうか
402名無しさん@ピンキー:04/05/29 18:56 ID:kIDrfHr1
どっちでもいいと思う、好き好きで。
403名無しさん@ピンキー:04/05/29 19:11 ID:Yr0hGvWf
そして王城高校抱かれたくない男、2年連続NO.1!
(主な理由 くさそう 壊されそう 男らしいを超えて、獣っぽい)
ラインマン、大田原誠!

そして、そんな俺にぞっこんのマネージャー

高見「それが信じられないって!」

ファンロードにあった「富樫義博先生のアイシールド21」のネタ
404名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:18 ID:j18s/bVZ
けど、若菜って大田原嫌いじゃないよな〜
(っていうか↑の理由で嫌うような子なのは嫌だ)
ちょこまかと駄目男のフォローにまわるの得意そうだし
進についで大田原と若菜は
結構お似合いなんじゃないかな〜と思ったりw
405名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:19 ID:j18s/bVZ
けど、若菜って大田原嫌いじゃないよな〜
(っていうか↑の理由で嫌うような子なのは嫌だ)
ちょこまかと駄目男のフォローにまわるの得意そうだし
進についでなら大田原に若菜は
結構似合う組み合わせじゃなかろうかw
406名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:20 ID:j18s/bVZ
ageちまった。スマソ
407399=ドドメー@進若(諸注意):04/05/30 17:59 ID:j18s/bVZ
票入れてくださった方々ありがとうございました。
まだ完成していないのですが、ちょっと諸事情で完投するのが遅れそうなので
自分が忘れないうちに投下しておきます。
今回はエロにいたるまでです。


以下はちょっとした諸注意です。
まず第一にこの話はIF設定(パラレル?)になってます。
進が樹海にて遭難の回から発想して、部員全員で富士に合宿に来ている、という設定です。
(本筋に余し関係はしていませんが…)
そして意図した訳ではないのですが桜庭が無闇に出しゃばります;
桜庭が嫌いな方は飛ばした方が良いかもしれません…


…それでは、票入れてくださった方々に少しでも楽しんで
頂けたら幸いです。

408ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:02 ID:j18s/bVZ
 廊下にスリッパを踏み鳴らすパタパタと言う音を響かせながら、若菜はロビーに向かっていた。
 入浴はすませたが、時計はまだ九時をさしていた。窓の外は濃紺で、夏とはいえ夜と呼べる時刻
である事は間違いないが、それでも眠るには少し早い。かといって、一人しかいない部屋で百円払
ってTVを見るというのもかなり躊躇われた。
 曲がる必要の無い真直ぐな廊下に終わりが見えてきた頃、来客用に開け放たれたそこから響く談
笑を若菜の耳は捕らえ、若菜はほう、と胸を撫で下ろした。
「あ、若菜ちゃん」
「あ、桜庭先輩」
 廊下から若菜がそっと顔を出すと、すぐその存在に気付いた桜庭が声をかけてきた。スラリ、と
した長身に端整な顔立ち。芸能活動が出来るほどに恵まれた容貌を持つ彼は、今ここに集まってい
る部員たちがみなそうである様に、ホテルの浴衣を着ていた。サイズが合っていないのだろう、い
ささか袖が短かった。
 多分に、この姿をおさめた写真があれば買い求めようとする少女が幾千もいるのだろうが、本人
にはそんな自覚はまるで無いらしく、ごく自然な所作で部員たちの中に溶け込んでいた。
 桜庭の声に若菜の存在に気付き、談笑をやめ振り返る顔が二つ三つ。お、と笑って声をかけてき
た。
409ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:05 ID:j18s/bVZ
「若菜! 風呂はどうだった?」
「良かったですよ〜。すぐ側をリスが走ってて」
「へぇ、そういうのは俺たちのほうにはなかったな」
「そりゃあ人数が多いですもん」
「トランプやるかい?」
「ごめんなさい、遠慮しておきます」
「若菜ちゃん浴衣にあうね〜」
「やめてくださいよぉ〜」
 部員たちの他愛無い言葉に笑って応じる若菜だったが、その実目線はある一人を探していた。

 …可笑しいな、いない……?
 きっと彼も、ここでみなと共にいるのだと思っていたのに、(話しているかは別として)何故だ
ろう、彼の姿が見当たらない。

 そんな若菜の当惑した表情にいち早く気付いたのか、桜庭がこそりと若菜に耳打ちした。
(……進なら外。 涼みにいってくるって)
「! ――ありがとうございます、桜庭先輩!」
 聞くや否や、若菜はタッとロビーから立ち去っていく。長い髪と浴衣の裾が、その勢いにはらり
と舞った。
(わっかりやすい子だなぁ……)
 その後姿を見送りながら、桜庭はクスリ、と微笑んだ。



 外に出ると、その姿は一目見てわかった。
 ホテルの裏手、ホテルから大分離れた処に進は佇んでいた。
 腕を組み、背筋を地面から垂直に真直ぐ伸ばししたその後姿は、それだけでも良くわかるほどに、
白地に青の縫い取りの浴衣が映えていた。とても似合う。
410ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:08 ID:j18s/bVZ
「進先輩!」
 若菜は大声で叫ぶと、進に走り寄っていった。その声に然したる驚いた風もなく進はゆっくりと
振り向く。……が、駆け寄ってきた若菜の姿が目の前に来ると、進は僅かに困惑した様相を見せ、
一瞬の間を置いて口を開いた。
「……若菜、か?」
 その声にああ、と頷くと若菜は手で髪を一つに束ねて見せた。見せ付けるように首をかしげてか
ら、若菜ですよぉと言って笑んだ。
「……すまん」
「今まで髪下ろしたところ、見せてませんもんね。……どっちが、似合ってると思います?」
 そう言いながら手を離す。束ねられた髪は一瞬にして先のようにおろされた。
 若菜の問いに進は暫く逡巡し――
 やや、か細い声で答えた。
「……両方、だな」
「それ、答えになってませんよぉ」
 途端に口元を押さえて若菜はくすくすと笑い出す。仕方ないだろう、本当にそう思うのだから。
と、表情こそ変わらないがどこかしら不服そうに進が答えると、そうですね、と言って、若菜は口
元を押さえる手を離した。そのままゆっくりと、顔を動かし進を見上げた。目が合った。
「ごめんなさい。……ありがとうございます、先輩」
 そう言うと、照れたのか恥ずかしそうに俯き、若菜は顔に浮かぶ笑みを深くした。
 ……いや、実際は変わっていない。深くなど、なってはいない。
 だが、不思議と、進にはそう見えた。
 前よりも今よりも、目の前の若菜がより、幸福そうに微笑んでいるように見えたのだった。
411ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:13 ID:j18s/bVZ
「そういえば」
 ふと、思い出したように若菜が切り出す。何だ、と進が応じた。
「進先輩、何でここに立ってたんですか?」
 いや、立ってるんですか?ですね。 言い終えるとそう訂正し、若菜は進を見た。若菜の言うと
おり、進は、若菜が来てからも来る前も、腕を組んだまま今この場所を微動だにしていなかった。
 その問いにああ、と進は上を向いた。つられて、若菜も上を向く。
「あっ……!」
 その瞬間、感嘆に震える声が若菜の口から漏れた。
「涼むついでに、星を見ていた。山の夜空は美しいからな」
 進の言葉の通りだった。見上げた夜空は例えようもないほど美しく、瞳を眩ませるほどの沢山の
星々が散らばって瞬いていた。
 とても地元では、見られない夜空だろう。
 この富士山の麓、多くの自然が残り、汚されていない、ここだからこそ見える風景だった。
「凄い……! 凄いですね! 先輩!」

 感動に震えていたのもどれ程か。
 夜空を埋め尽くすその存在に気付いた途端、若菜は進の腕を掴み、興奮してその腕を引っ張った。
 そんな若菜の余りの驚愕振りに、進は一瞬、口の端を僅かに上げて可笑しそうに微笑んだが、夜
空に見惚れていた若菜は、その事に気付かなかった。
「……ああ」



 それから暫くの間、興奮する若菜に問われ、進は星座の名を教えていった。
 あれがカシオペア、あれが双子、あれが羆――指し示すついでに知っている星座に限りその所以
も進は語った。立っているうちに疲れてきたのでその場に座った。若菜は、余り星座について知ら
なかったらしく、一つ語るたびに一つ聞いてくるので珍しく進も饒舌になっていた。おそらくこの
様子をチームメイトが見たら、会話の種になっていただろうほどに。
412ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:17 ID:j18s/bVZ
 悪くない時間だった。一つ語るごとに隣に座る若菜が微笑む。視界の端に写るその横顔。軽く寄
りかかられた肩から伝わってくる重みまでもが心地いい。
 ふと進は思った。滑稽な事だとは思ったが、それでも。
(このまま夜をすごす事が出来たら……悪くは無いだろうな)
 進は、若菜の体をそっと抱き寄せてみた。「!」驚いたのか若菜の体が微かに強張ったが抵抗し
ているわけではない。
 そのまま若菜の上体を捻り、向かい合う形にして抱きしめた。
「し、進先輩……っ!?」
 跳ね上がった心臓の音が聞こえる。若菜のものだろうか自分のものだろうか。どちらにしろ、わ
からないのだから考えたても仕方がないのだけれど。
 甘いにおいがする。一瞬何だと思ったが直ぐに解かった。洗髪料だった。もう大分乾いている髪
の、それでも僅かに残った匂いだった。隣にいるだけでは気付かない、抱き寄せて初めてわかる、
微々たるもの。
 ……心地よかった。
 髪を梳いてみる。あやすように、愛しむように。さらさらと音を立てながら若菜の髪は進の掌を
攫い、桜色に色づいた項が隙間から覗いた。
 咽喉の奥が熱くなるのがわかる。触れたい。無性にそう思った。
「……若菜」
「! んっ……」
 進は若菜の顔をそっと起こすとゆっくり、唇を重ねた。舌先で歯茎を舐るとその体が微かに震え
た。甘く苦しげな吐息が隙間から漏れる。
 進が若菜と唇を重ねるのはこれが初めてではない。だが、この口付けは普段と為す意味が違うも
のだとは互いに気付いていた。
「今夜――…」
 やがて唇を離すと、進はその唇を若菜の耳元へ運んで尋ねた。
 ――――部屋に、いってもいいか――――
 若菜がその問いの意味を解せないほど幼い筈はなく、一瞬の間の後、若菜はこくりと頷いた。
413ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:36 ID:j18s/bVZ
 真夜中の十二時。進は同室の三人(高見・桜庭・大田原)を起こさないよう、そっと体を起こし
た。
 三人が、眠っているかを確かめる。大音量のいびきをかいている大田原はもとより、高見も桜庭
も両の目を閉ざしており、進が体を起こした事にも気付いていないようだ。
(これなら、大丈夫だな……)
 小さく、安堵の溜め息を漏らす。同室の三人とは学年も同じであり親しい仲だったが、それでも
これから彼女の部屋に忍んでいくのを知られるのは憚られた。自分はともかく、合宿中に男を部屋
に招き入れるなど、彼女にとって、良い事の筈がないのだ。
 最も、そう考えたところで抑えられないものが出来てしまったわけだが。
 悟られぬよう、進は細心の注意を払いながら、気配を殺して立ち上がった。動く際に起こる、僅
かばかりの衣擦れの音も出来る限り抑えるようにしながら。
 あの後、ロビーに帰る傍らで、一言二言言葉を伝えた。同室の三人が寝静まったところで、おそ
らく12時過ぎだろう――に、部屋に行くから、戸の鍵を開けたままにして欲しい、と。
 他の部員たちが四、五人で一部屋なのと違い、若菜の部屋は一人部屋だった(他に女子部員がい
ないためだ)。同時に、位置も他の部員たちからはいささか離れた所にあり、他の部員たちに気付
かれぬよう忍んでいくのはそう難くないだろうと思われた。
 問題は隣が監督の部屋だという事だったが、その懸念を打ち消す言葉は進の言葉に耳の端を紅く
して俯く、若菜の口から紡がれた。
414ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:39 ID:j18s/bVZ
(監督は……私に朝起こしてくれって言ってましたから、起床時間より少し早く起きれば、気付か
れないと思います……)
 自分が定めた起床時間を自分は守っていないのか。その事に一瞬府に落ちないものを進は感じた
が、今回に限ってはありがたい事だったので余り深くは考えない事にした。
 三人の体と布団をよけて足を運び、部屋を出ようと続く襖に手をかける。音を立てぬように気を
つけながら、ゆっくりと引いていった。
 ――が。
(進〜 どこ行くの〜?)
 愉快そうに響く桜庭の声が進の耳に届いた。驚いて振り向く。最もそれで音を立ててしまうよう
なうかつな真似はしなかったが。
 振り向いた視線の先に、体を起こし胡坐を掻く桜庭の姿があった。
 暗がりゆえ、その表情までは見えないが笑っているのだろう。気配と雰囲気で、それ位は読み取
る事ができた。
(……起きて……いたのか?)
 数秒の間を置いて、ようやく出た声は掠れていた。
 そんな進の様相にいささか戸惑った様子で頭を掻きながら桜庭が答えた。
(て、言うか、寝てない)
(何……!?)
(いつ行くのか気になっちゃってさ〜。けど、進が狸寝入り見抜けないとは驚いた。 相当緊張し
てるんだねぇ)
(……!)
 顔が赤くなるのが自分でも分かった。自分は、そんなに動揺していたのか。
 進はがっくりと肩を下ろし、うなだれた。
(日頃の鍛錬が、足りないのだな……)
(いや、そんな落ち込まれても困るから)
 桜庭は軽く苦笑すると、(それだけ若菜ちゃんが好きって事じゃん、いい事だよ)と言った。
415ドドメー@進若パラレル:04/05/30 18:42 ID:j18s/bVZ
(……うむ)
(あ、けど彼女の前で動揺するのはやめなよ、女の子の方が怖いんだから。ま、進なら心配ないか
な)
(……うむ)
(じゃ、ハイこれ)
 飄々とした声音で、桜庭は進に忠告をすると、何かを進に向かって投げた。
 片手でそれを受け取る。暗がりでよく見えないが、ビニールの小さな包みのようだった。中身が
わからず首をかしげると桜庭がその名を呼んだ。聞こえた単語に進が再度顔を赤くする。
(それ渡そうと思って起きてたんだ。進持ってないでしょ? 駄目だよ〜、それじゃあ。……これ
からは、ね)
(……!!)
(じゃ……、行ってらっしゃい)
 そう言うと、桜庭はパタン、と布団に倒れた。どうやら今度こそ本当に眠る気らしい。困惑した
進だったが、確かにこの包みは必要なものでありがたかった。
 恩にきる。進は内心でそう呟くと、そっと部屋を出て行った。
416ドドメー:04/05/30 18:43 ID:j18s/bVZ
今回の投下はここまでです。
続きは来週以降になると思いますができる限り早く投下します。
417名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:02 ID:TyVguy4E
あー。良いですね進若!
続き楽しみにしてまつ!
418名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:42 ID:VpBqreDr
グッジョブ!気長にまっとります。
419名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:38 ID:9DjgSCZ7
(*´д`*)ハァハァ
420名無しさん@ピンキー :04/05/30 23:27 ID:1BgTqIi9
乙です!続き楽しみにしています。

桜庭に興味なかったけど、これを切欠に好きになりそうです。
421名無しさん@ピンキー:04/05/31 19:22 ID:huQnkhy8
進若期待age!!
422名無しさん@ピンキー:04/05/31 20:50 ID:nAW1hfAQ
今週もヒルまものかほり
423名無しさん@ピンキー:04/06/01 15:59 ID:5CB/nPJw
424名無しさん@ピンキー:04/06/02 00:36 ID:yIQu+Jas
↑のなに?
425名無しさん@ピンキー:04/06/02 01:35 ID:KH2S/We3
鈴音
426名無しさん@ピンキー:04/06/03 05:43 ID:a5LxUFUP
保守age
427名無しさん@ピンキー:04/06/04 22:35 ID:GsQtFQaV
ネタバレがホントなら来週は久々に若菜が拝めそうでつよ〜
428名無しさん@ピンキー:04/06/06 05:31 ID:/5gSub28
来週若菜登場age
429名無しさん@ピンキー:04/06/06 15:05 ID:2G6TIccb
桜庭が殴られた後のコマの進が、若菜の方を向いてる。
びっくりしてるのを楽しんでいるんかな。
430名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:17 ID:/5gSub28
来週号、そんな場面があるんだ!
うわー。結構楽しみかも


進若で一番好きなのは
(といっても進若といえるかが微妙な絡みなんだけど)
桜庭の見舞いで、花を抱えてる若菜の後ろに進がいるところ。
なんかかばってるように見えて萌えた。

あとやっぱ大根かなぁ
若菜「体に良いですから、持っていって食べて下さい!」
進「…そうか。では、持っていこう」
みたいなやりとりしてたら萌える。
431名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:26 ID:kd+N+UL2
高見はいつも思い出す。

おろしたての制服に身を包んで、緊張の面持ちで部室に入ってきた女の子の姿。
さらさらの髪を揺らして、ペコリとお辞儀した時に仄かにした甘い匂い。
『マネージャーになりたいんです、ホワイトナイツの!』
しっかりした意志を持った凛とした声。

それだけじゃない。全て覚えている。
初めて部室に来たときの若菜の仕草ひとつひとつ。全部。
部活はその日休みだったが、
高見は、前三年の引退でかなり減退した戦力をどうにかして補えないかと一人データを整理していた。

突然入ってきた女の子に、動揺する前に目を奪われていた。
なんとかして声を出して平静を装う。
『あ…、今日は部活休みなんだ。入学式だったから…』
『ええっ、そうなんですか!?』
『それと仮入部は明後日からだから、その時来ると良いんじゃないかな』
『す、すみません!』
あたふたする少女に自然と笑みがこぼれて、同時に胸が高鳴った。
『じゃ、明後日また来ます、失礼しました』
くるりと振り返る彼女を、君、と引き留める。
『…ようこそ、王城ホワイトナイツへ』
そう言うと、パっと顔を輝かせて、笑った。

その記憶が、高見を支えていた。
誰も知らない、あの時の若菜は自分だけのものだ。
例え今、彼女の隣にいるのが進だったとしても。
432名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:27 ID:kd+N+UL2
「高見先輩、聞いて下さいよぉ」
「でかい図体でくっつくな。暑苦しい」
部活後のクラブハウスで、ひっついてくる桜庭を適当にあしらう。
「ひどいなー高見先輩、いや、進のほうがもっとひどいかな」
「…進がどうかしたのか」
進、という言葉に反応して静かな口調でさりげなく先を促す。すると、桜庭は大げさな口調で話し始めた。
「夏ですよ、夏」
「ああ、夏だな」
「いくら部活漬けって言っても、俺たち血気盛んな10代ですよ」
「ああ、10代だな。…お前は一体何が言いたいんだ?」
「だから、夏、10代、ときて、する事は一つじゃないですか。普通は」
「……なんだ?」
視界を一巡して素直な返答をすると、桜庭はため息をついた。
「高見先輩、進と気が合うんじゃないですか?
 …進のやつ、夏休みはずっとトレーニングするから誰とも遊ばないって宣言したんですよ」
「結構な話じゃないか。お前も進を見習えよ」
言うと、恨めしそうな目で一瞬唇を噛みしめ、それでも言葉を続けた。
「あーもう先輩鈍いなぁ。進のヤツ若菜に言ったんです。
 夏休みは部活以外では会わないって言ったんです」

 可哀想ですよねぇ、若菜が。

桜庭の言葉を受け流して、高見の視線はもう若菜に向かっていた。
部室の端でちょこんと椅子に座り選手の基礎データチェックしている。
俯いているのでその表情がわからない。高見は密かに舌打ちした。
433名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:30 ID:kd+N+UL2
進と若菜が付き合っている。このことはもはや部の暗黙の了解となっていて、いまさらはやし立てる者もいない。
若菜がホワイトナイツのマネージャーに正式決定してから間もなく、二人は付き合い始めた。
高見が初めてそれを知ったのは五月上旬の晴れの日だった。

青い空が、落ちてくるんじゃないかと思った。

高見は、そこを通りかかってしまった偶然を憎んだ。
教師に頼まれて、備品を倉庫に仕舞いに行った帰り。校舎裏に佇む二つの影を見た。
よくよく見れば、それは見知った二人だった。進と若菜だ。
顔を寄せ合って話している。
何故か足が地面に張り付いて動けなかった。
見てはいけない。頭のどこかで警鐘が鳴る。
しかし、それとは裏腹に、視線は二人を追い続けた。

進の表情は見たことがないぐらい穏やかで、正直驚いた。
若菜も小さく微笑んでいて、見とれた。
そして。

(…あ)

進が若菜の手をひいて。
口付けるのを、見た。
434名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:31 ID:kd+N+UL2

「…ぱい、先輩!どうしたんですか?」
顔をのぞき込んでくる桜庭に、この気持ちが気取られていないか瞬間不安になる。
「ん?ああ、なんでもないよ」
とっさに平静を取り繕う。
「ほんと、進って老成しきってるっていうか…
 高見先輩も、今度アイツに言ってやってくださいよ?このままじゃふられるぞー、なんてね」
じゃ、お先失礼しまーす。そう言って帰っていく背中を見送った。
どうやら何も気づいてはいないようで、高見はほっと胸をなで下ろした。

高見は漠然と、この気持ちを誰かに悟られるわけにはいかないと思っていた。
(そうだ…大会があるんだ。俺たちには。最後の大会なんだ)
(…こんな事でもめ事は起こせない)

バッグの取っ手を、拳が白くなるぐらい強く握った。
435名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:33 ID:kd+N+UL2
取り敢えずここまで投下します。
2、3日中には全部落とせるように努力します。

他の職人さんが連載中なのにすみません。
ドドメーさんの作品、とても好きです。
期待してます。
436名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:38 ID:20OdkT03
イイヨイイヨー!
437ドドメー@感涙:04/06/07 06:00 ID:qK3exfKy
素敵な進若前提高菜
キタ――――(゚∀゚)――――!!


……と思ってたら最後に
・+・゚:(つДT)'*,・:。 アリガトウゴザイマツ>>345さん


自分のほうこそ>>345さんの続き楽しみにしております。
高見が切ないですね。
そしてコチラでも桜庭は道化w

……では、失礼いたします。
438名無しさん@ピンキー:04/06/08 00:05 ID:ao9lJjFg
>435
今週の展開並みに切ない高見…(・∀・)イイ!!
続き楽しみにしてます。
439名無しさん@ピンキー:04/06/08 19:23 ID:artGy4ZR
>>429
あれを見てる、っつうのはかなり無理が……


進若好きだけど、全然絡んでないんだよなぁ。
440名無しさん@ピンキー:04/06/08 20:03 ID:aJnQKCsO
かなり遅レスかつマジレスで申し訳ないが

>>429 ネタばれイク(・A・)ナイ!(まだ日曜午後)
言おう言おうと思って言いそびれてたんですよ
今後気をつけてくださいね
441ドドメー:04/06/09 19:47 ID:EsNVkMrF
い、今更気付いた……
>>345、ではなくて>>435でした……


>>435さん、申し訳ありません!!
442こんな私はまもセナ好き:04/06/10 02:13 ID:F+4piTxT
ドドメー さんのSS凄い(・∀・)イイッ
独占欲の強い黒いまもり最高です!

進若は和服が似合いそうなカップルだと思うんですが、
皆さんどうですか?
443名無しさん@ピンキー:04/06/10 07:18 ID:jv96D6OQ
あああ〜いいねえ!
小説は書けないけど和服エロ絵描こうかな〜
444名無しさん@ピンキー:04/06/10 15:09 ID:PjQbWSHj
あと少しで夏だし浴衣なんか(・∀・)イイかも?
後先考えずヤってしまって胸元も裾も
乱れまくった姿が見たい…(;´Д`)ハァハァ
445名無しさん@ピンキー:04/06/10 17:00 ID:2jAX/i5a
>>443
描いて、描いて〜。
見てるだけの自分だけど、期待してますよ。
446名無しさん@ピンキー:04/06/11 00:37 ID:fqA222br
>>443
神ですか?期待してます
447443:04/06/11 01:13 ID:PHgqZnOA
ttp://sobchan.no-ip.com/cgi-bin/wc/source/unko20040611011118.jpg

あい。エロはあんまり描きなれてないのでエロくないかも・・・ゴメンネ
ろださんのログ保持数が少ないので、たぶん三日ともたずに消えるとおもいます。
448名無しさん@ピンキー:04/06/11 02:22 ID:i5DKhwLf
>>443
も、萌えますた!(;´Д`)ハァハァ
無茶苦茶可愛くてエロいッス…
上手過ぎて神かと
今度は是非、進若でも見たい(;´Д`)
449名無しさん@ピンキー:04/06/11 10:09 ID:lGpVOq3C
>447
おおー!ももも萌え(;´Д`)ハァハァ
表情が色っぽくて(・∀・)イイ!! 好みの絵だ〜…
保存させていただきますた。
450名無しさん@ピンキー:04/06/11 10:45 ID:KzbbYRzS
絵師が来るの初めてだよね?w

>>447
めっさ萌えますた(;´Д`)ハアハア
腰紐がほどかれてないとこが(・∀・)イイ!!

>>448と同じで、進若描いて欲スィかも…
451名無しさん@ピンキー:04/06/11 13:50 ID:L1FHlX+E
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

443氏ありがとうございます。保存させていただきました。
表情が激しくエロ萌えです(;´Д`)ハァハァ
452名無しさん@ピンキー:04/06/11 23:43 ID:A9zx7iPP
>>847
イイ!!
気が向きましたらまたお願いいたしまつ。

>>450
前スレではいらっしゃいましたよ。<神絵師さん
453443:04/06/12 00:39 ID:Bx+UKbT9
うわーみんなありがd。こんなに反応くるとはおもわなかた。

ttp://cgi25.plala.or.jp/q9wfz3/up/img-box/img20040612003607.jpg
で、やっつけ仕事ですが進若を。縁日の路地裏みたいな。。
野郎が下手だからこないだ描かなかったんだけど、やっぱ下手でスマソ。
誰かSS書いて〜w
454443:04/06/12 00:41 ID:Bx+UKbT9
な〜んか忘れてると思ったら浴衣の模様だ・・・_| ̄|○
ねぼけとるね。
455名無しさん@ピンキー:04/06/12 02:20 ID:hlvG93kw
マタキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
433氏、進も十分らしさがでてると思いますよ。微妙に必死そうなとことかw
そして今回も若菜萌え(;´Д`)ハァハァ
もしかして立ちバ(ry
456名無しさん@ピンキー:04/06/12 02:21 ID:hlvG93kw
間違えた443氏だったorz
吊ってきます・・・スイマセン
457ドドメー@長い前置き;:04/06/12 07:26 ID:Q0FJ/IZS
気がついたら前の投下から10日すぎちゃっててスミマセン
これ以上遅れるのもどうか〜と思うので、出来ているのからキリのいいとこまで投下しておきます。
では遅ればせながら前の投下に感想レスくれた方々本当にありがとうございました。
以下は個人的に

>>420
自分でも何故こんなに桜庭がでしゃばるのかわからないんですが、
そんなお言葉いただけるとパロSS書き冥利につきます。アリガトウゴザイマス
>>442
あの脚色しまくり捏造しまくりSSにどうもアリガトウゴザイマス。
黒まもは色々と突き詰めていきたいのでまた書くこともあると思います。
その時はもしよろしかったらまたお願いします。
>>443
も、ももも萌え〜〜!!!
(;´Д`)ハアハア
進の表情がらしくて、イイ!!(・∀・)
背景色も優しくて素敵だ〜、めっさ好みです!!
また書いて下さいね!!



では、↓から投下いきます〜
458ドドメー@進若パラレル:04/06/12 07:34 ID:Q0FJ/IZS
>>409->>415から続き



 進は若菜の部屋へと向かった。
向かう途中、他の部員に会ったらどう言おうか、とも考えていたのだが、幸いその心配は杞憂に
終わり、進は、誰と会うこともなく若菜の部屋へとつくことが出来た。
開けておくように頼んではおいたがそれでも念のため部屋の戸を叩く。
(……)
 返事はない。
だが、戸のノブを引いてみると動いたので、鍵はかかっていなかった。先の言葉の通り、鍵は開
けておいたようだ。進はゆっくりと戸を引いた。
 すると、部屋の中から廊下に洩れてきたのは明かりではなく陰りだった。僅かに困惑する。部屋
の電気が、すでに消されているようである。
「? 若菜?」
暗がりの中に呼びかけてみるが、返事がない。
目を凝らして見てみると、布団が一つ敷かれており、不自然に膨れていた。考えるでもなくそこ
に彼女がいることは明白である。
 ……眠って、しまったのだろうか。
ここ五日続く合宿で彼女だって疲れていたのだろう。それは、攻められる事ではない、仕方のな
いことなのだが――どこかやりきれなさがこみ上げてきて、進は小さくため息をついた。
459ドドメー@進若パラレル:04/06/12 07:38 ID:Q0FJ/IZS
 その際、一瞬逡巡し
(……寝顔くらい、見てもよいだろう)
と思うと、部屋に入って電気をつけた。パッと部屋の蛍光灯がともり、一瞬暗がりに慣れた目が
眩む。
その時だった。
(――きゃっ)
「!」
それはどこかくぐもったような、だが、間違いなく人の声――、が部屋の奥から進の耳に届いた。
無論、それは――
「 若菜?」
(…あ、あの先輩…、……電気……消して下さい…)
「!」
ぼそぼそと、か細く続くその声の方を見れば、若菜が布団の中から顔だけを覗かせていた。その
声の響きに、彼女の懸念に気付き、進は慌てて電気を消した。
 途端、部屋の中が再度暗がりに包まれる。


「…ノック、聞こえてたんですけど……なんか、恥ずかしくなっちゃって……」
 起き上がって布団の上に正座した若菜は、そこまで言うと言葉を切り、答えなくてごめんなさい、
と言ってうつむいた。
「いや……俺の方こそ、配慮が足りなかったな。…すまん」
 詫びる若菜に自分も謝ると、進はその脇に座った。暗がりでその顔ははっきりとは見えないが、
それでも気配でその瞳と表情はわかる。
 桜庭の言葉が思い出された。
460ドドメー@進若パラレル:04/06/12 07:41 ID:Q0FJ/IZS
(――彼女の前で動揺するのはやめなよ、女の子の方が怖いんだから――)
「……若菜」
「! ハ、ハイ! 何です……、――っ!?」
 進は名を呼ぶと同時に素早くその体を抱き寄せた。
 若菜の顔が赤く――なっているのだ、と思う。暗がりの中、そこまでは見えない。また、明るか
ったとしても、その顔は自分の体に押し付けているので見えないだろう。
 進の腕の中で若菜の体は強張り、呼吸は一瞬とまってから吐き出される。
(落ち着け……)
 自分も一瞬息が止まりそうになるのを進はどうにか抑え、言葉を紡いだ。
 ――この状況は誰が呼んだ? 紛れも無い自分だ。
 動揺を表に出さず、彼女の安堵が誘えるように。
「若菜、俺は……」
「!」
 出せた声は、普段の自分と変わっていなかった、と思う。
 耳元で囁かれた言葉に若菜の体は普段以上に大きく震え、緊張の露になった声を震わせながらな、
何ですか……?と返してきた。蝶の羽音のようにか細かったその声が、それでも進の耳に届いたの
は、抱き寄せている。この距離があるからに他ならない。動揺を表に出さないように理性を総動員
し、急いで進は言葉の続きを紡ぐ。
「俺は……、こういうことの勝手が分からない……だから……」
461ドドメー@進若パラレル:04/06/12 07:47 ID:Q0FJ/IZS
 進のその声は、声こそ平生のままだったが、言いよどむ事等はありえない事だった。だが進は焦
りと混乱にその事までは気付かず、自分が平生と変わらないでいると錯覚していた。
「……だが…、俺は……」
「……先輩」
 そうして言いよどんでいる進の語尾を、若菜が攫った。
 背中に回された進の腕を払い(というより元から余り力が入っていなかった)自由になった腕で
若菜はそっ、と進の頬を掴んで引き寄せた。
 そしてそのまま、唇が重ねられた。
「!」
 予期せぬ若菜の行為に、瞼を伏せることも叶わず進は固まっていた。視界を覆いつくす若菜の顔
の、その両の瞳はしっかりと閉じられている。
 暫くして唇を離すと、若菜は自身のした事に(今更ながら)照れたのか、殆ど同時に俯いてしま
う。
 だが、俯いたその唇から漏れた言葉はか細く――恥じらいを含んでいる中でハッキリと進へと向
けられていた。
「私……、先輩の今の言葉で…十分です……」
「……!」
「…ええと、だから……」
 そこまで言って若菜は言葉を濁し、お願いします、じゃ変ですね。と言って苦笑した。
「……いや」
「!」
「俺のほうこそ……、だな」
 そう言ってその失笑を否定し、進は若菜の額に軽く口付けると、その体を押し倒して今度は唇に
口付けた。
 暫くして唇が離されると、お願いします、と言うか細い若菜の声が進の耳に届いた。

462ドドメー@進若パラレル:04/06/12 08:28 ID:Q0FJ/IZS
それでは、次の投下こそはなんとしても完投にこぎ着けたいと思います。
何か文体が変わってるのは見逃して下さい……
ホントはもっと純少女漫画っぽくしたかったのに(つДT)
463名無しさん@ピンキー:04/06/12 16:30 ID:j1INqXLI
きた!!
464名無しさん@ピンキー:04/06/12 20:43 ID:exTCeKWv
御二人もキテルワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・* !!!!!
どちらもGJです!!ハァハァ(*´Д`*)ハァハァ
465名無しさん@ピンキー:04/06/12 21:39 ID:prc62eiR
原作はヒル魔×まもりなの?
466名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:41 ID:+lijQfUp
ドドメーさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
次回ついに!ですね期待してます
467名無しさん@ピンキー:04/06/14 00:44 ID:h7H5FtwE
イイ!!つ、つ、続きを―――!!!
・。+"・(η゚∀゚)η。*;゚,
468名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:58 ID:PkCBzqMv
朝っぱらからこんなもん作ってるたあ。
余程の暇人だな?
469名無しさん@ピンキー:04/06/15 01:11 ID:baz9fxg8
ここしばらくここも原作も王城つづきだね。
今週は女の子萌え〜はそんななかったけど高見が好きになった。
というわけで431氏の高見SS期待待ち。
470名無しさん@ピンキー:04/06/18 05:11 ID:mhfxe3Mv
スレ止まってらー
471名無しさん@ピンキー:04/06/21 04:52 ID:y/Yx23eP
     /!   ,.::'::::::::::::::::::::::::::::::ヽ            ヽ、:::::::::::::::::::::|
     ,.イ  | /::::::::::::;: ‐''"´ ̄ ̄``'、ヾヽ     ,,..      `''‐、_::::::::|
      /::|  レ':::::::::::/      ___. ゙、、_ノ7/,/::(_      ,. -‐''"::::i
     ,'!::::!  ヽ:::::::/       ,.ィ':::::::::::゙,``'i、;;;;ノノハ;__::::`‐...,,_', \::::::::::/  
    .!|::::::゙,    \    /   !::::::::::::i.  |/   /ヘ'''  '=、-、ヽ ヽ:;ノ、  
    l l::::::::ヽ    `''‐-r'′   l:::::::::::::| l7    /    ̄     /rへ,i 
    .i '、:::::::::\     |     |:::::::::::::| !  _,.`         /f i } ||. 
    ゙, ヽ::::::::::::`ヽ.、_,l     !::::::::::::;' / `トヽ ̄         /ィ ノ ,.ノ 
     ヽ \:::::::::::::::::::/     /:::::::::::// ノ/ニニ二ヽ      /、_,.r'"  
      \  `ヽ:、:::/   /:::::::::::/ /_``   'ゝヽ    /        
       ` 、,../    ,/::::::::;:∠-‐'′ ``'ー-‐'゙`   ,. /
            ` ‐-;-'--‐ <.  ヽ、       ,.. - '" /    
__ ,,.. -─一¬ヾ´ヽ、;;;;;;;;;;;``;;;.、 `''ー---‐ ''"´   /ヽ、  
   このレスを見た人間は十三日以内に死にます。
     ※あなたに訪れる死を回避する方法が一つだけあります。
     それはこのコピペを一時間以内に7つ、別のスレに貼り付ける事です
472ドドメー@前置き:04/06/23 22:00 ID:CUmTeVK/
前の投下からまた大分間が空いてしまって申し訳ありません。

スレ止めてるし…・。+"・(ノД`)。*;゚,


悪戦苦闘したんですが今回で完投です。
もの凄い長さになってしまったので……次の投下は短くする事を念頭に置いて書こうと思います。
では、また投下後に。
473ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:03 ID:CUmTeVK/
 それを合図に進は若菜の浴衣の袂に手をかけた。下に何もつけていなかった若菜の半身はそれだ
けで露わになる。
「っ……!」
ずっと想っていた相手に自分の半身がさらされている。
 若菜は反射的に目を閉じた。だが、それが羞恥からなのか、期待からなのか。判別がつかない。
 一瞬の内に体は敏感さを増して、微かに肌を撫でる吐息にまで反応してしまう。
進は、ゆっくりと唇を若菜の首筋へと運んだ。軽い口づけを幾つも肌へと落とし、それからそっ、
と舌を這わせていく。
「ふ……っ」
初めての感覚に若菜の体が一瞬ビクリと強ばる。だが、それが緩むと、甘い声が唇から漏れはじ
めた。
「あっ…、ぁ…んっ……」
 それを受けて進の指と唇は両胸の曲線へと降りた。まだ幼いそれを、進は丁寧に掌で愛撫し、突
起を唇で吸い上げる。
「ふぁ…あぁっ、はあぁんっ!」
 同時に、今までの比ではない感覚に若菜が大きく身を震わせた。
「ぁ…はぁっ、…ふ、あ、あんっ!」
 背をしならせ、甘く喘ぐ。
 若菜のはじめてみるその姿態に、常には抑えられている自分の獣性が煽られていくのを進は感じ
た。直に触れ合う肌に、彼女の体を感じる。
474ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:09 ID:CUmTeVK/
 進の意図を知り若菜はぎゅっ、とその背にしがみついた。ぴたりと密着する肌に、互いの鼓動が
跳ねる。そして再度、進は若菜の中に指を進めていった。
「あ…っ、んん……っっ!」
 体制的にある程度和らいだろうとはいえ、あくまである程度、だ。若菜の顔はひきつり歪み、そ
の痛みがいかほどかを進に伝えた。
 だが、それでも指を進め、動かす内に抵抗は緩みはじめた。奥からこぼれる愛液は指の動きを滑
らかにし、痛みを快楽へと昇華させていく。
「ん…っ!ぁ、あぁ、ひあ…っ!――んあ、ぁんっ」
 絶えず漏れる声に混じり、微かに粘膜の擦れる音がした。溢れた愛液は若菜の腿を伝って落ちて
いく。
 同時に若菜は進にしがみつく腕の力を強くし、その耳元で喘ぎ続ける。
「ふ、ぁ……あっ、あんんっ……!!」
その姿勢が、体が跳ねる度直接触れる唇と、耳朶への吐息を進に与えている事に若菜は気付いて
いないらしい。いつまでも密着する肌に、尋常ではない気を覚えるのは、むしろ進の方だ。進はい
ささかためらったが、それでも限界を感じつつあったので小さく彼女に囁いた。
「すまん…いいか?若菜」
475ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:10 ID:CUmTeVK/
その言葉が一瞬何の事かわからず戸惑う若菜だったが、自分に押し当てられる感触に気づき、意
図を悟る。
「ぁ…っ。……はい」
今更だが恥ずかしくなって頬が赤くなった。
 進はそれを聞くと密着していた体をはなし布団に寝かせた。
 そしてその時、行為が始まってから自分が彼女の顔を見る余裕がなくなっていた事に気づく。
 紅潮した頬、焦点の合っていない瞳、涎で僅かに濡れた口許、乱れた呼吸。
それはどれも妙に艶があって、今落ち着けようとしている呼吸も、どこか卑猥なものの様に聞こ
えた。
 どくん、と取り出した自分が脈打ち、質量が増すのを感じる。
ふと、若菜は進の手にあるそれがびくびくと脈打つ様に、何かの生き物のようだ、と思う。暗が
りの中でも、ある程度慣れた目は、それ位の判別は出来た。
そして――、気づいた。
「あっ…あの、先輩っ!」
 いささか焦ったように若菜が切り出す。
「…何だ」
「その…っ、つ、つけて下さい……っ」
「!」
若菜のその言葉は、何を、が抜けていたが、だからと言って意図が分からぬ訳はない。
(確か…この辺りに)
476ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:14 ID:CUmTeVK/
布団の側に置いたはずだった。探せばそれは存外早くに見つかって、進は袋を開けて中身を取り
出す。
見るのを不味いと思ったのか若菜が顔を背けた。
 ――が。
(これは…どうやってつけるものなんだ?)
手にした避妊具を前に、進は考えてしまう。
 何しろ、初めて見るものだから意図以外、勝手が分からない。他の同年代の男子と違い、雑誌な
どでそうした知識を得たことも無い進にとって、それは、未知の物体とでも言うものだった。
 袋を見れば使い方は書いてあったのだが電灯のない室内、そんな文字の判読など出来る筈もなく、
また、その事も知らないから電灯をつけることもない。
(一体、どう――)
「あ、あの、先輩?」
「!」
進の様子がおかしい事に気づいたのか、若菜が体を起こした。だがどうやら、進の様子から直ぐ
にその理由に気づいたらしい。はっ、とした様子で俯いてしまう。
 ある意味珍妙な、だが、この二人にはぴったりのような――何とも言い難い空気が幾ばくか流れ
――ややあって、若菜が切り出した。
「…せ、先輩。私、つけましょうか……?」
「!? な……」
477ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:15 ID:CUmTeVK/
「ぁっ…ま、前に……雑誌で…見た、事、があって……あ、その…と、友達に見せられたん…、で
す、け…ど……」
よほど恥ずかしいのだろう。最後の方はぼそぼそとくぐもった声になっていた。
なんと答えていいか分からず進が沈黙すると、それに耐えられなくなったのか若菜が進の手の避
妊具に手を伸ばす。
「あ、あの、じゃあ…つけますね!」
「!」
もともとさして力を入れて持っていたわけでは無いのでそれは即座に若菜の手に落ちる。
といっても、若菜自身実際使うのは初めてなのだろう。一瞬、戸惑い――だが、前見たという知
識を思い出したのか、確認するように何かうなづきがら進に避妊具を近づけた。
 若菜の指が、避妊具越しとはいえ進自身に触れる。
「…っ……!」
「……う、動かないで、下さいね」
動く事なんて、出来る筈がない。
ともすればそのまま果ててしまうる、自身を抑えるのに精一杯だ。
「んっ、と……」
自身の前に身をかがませる若菜を見下ろしながら、進はたった数秒のことが数時間のように感じ
られた。
(…こうした知識も…多少は……学んでおくんだったな……)
478ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:19 ID:CUmTeVK/
「あ…お、終わり、まし、た……」
そう言うと、若菜は進から手を離した。確かに、避妊具はしっかりと着けられている。
(…成る程。こうしてつけるものなのか)
「多分…それで大丈夫だと、思うんですけど……」
ぽつぽつと話す若菜の前で、進は思わず見入ってしまう。
 答えない進に若菜が尋ねた。
「あの…だ、大丈夫ですか……?」
「! …ああ」
その声にようやく気づき、進がうなづくと若菜がほぅ、とため息をついた。それを見、進がすま
ん、と呟く。
「? えっ…」
「…若菜と付き合うようになって大分たつというのに……こうした知識を、俺はまるで仕入れてい
なかった」
そして再度すまん、と繰り返した。
進のその態度に、若菜は一瞬惚けたように目を見開く。だか、次の瞬間にはくすり、と笑ってい
た。
「…その方が、先輩らしいですよ」
「む……」
「…私……」
そこで、若菜は何かを噛みしめるように言葉をきった。俯いたその顔を長い髪が覆う。表情がよ
く見えない。
(? …何を言おうとしているんだ?)
 黙る若菜の真意がはかれずつられる形で進も押し黙った。
 数秒の沈黙、若菜が一つ深く息を吸って、顔をあげた。
479ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:20 ID:CUmTeVK/
 隠れていた表情が露わになる。やや、ぎこちなく、だが微笑んだその顔は、戸惑いと緊張からだ
ろう、頬が、熱を帯びて赤い。
 目が、あった。
「私……先輩が初めてで良かったです」
「!」
「! …あっ……!」
瞬間、進は衝動に任せて若菜を押し倒していた。
 息つく間も与えず唇を奪う。
 舌を絡ませ咥内を蹂躙する。
愛しさがこみあげてきて抑えが効かない。
「ん…!は、あ…っ、せん、ぱぃ……っ!」
唇が僅かに離れる間を縫って若菜が進を呼んだ。だが進は辞めずに咥内を犯し続ける。
「ん…、んん……っ!」
息が出来ない、苦しくて意識が霞む。
だが、若菜は――それでも体の奥で今までの比ではない、今までのものとは異なる――何か、を
感じていた。
何か、何かが足りない――何かが、欲しい――
(!)
その時、若菜の体の中に何かが押し当てられた。それは痛みを伴って若菜の中へ入ってこようと
する。
(痛っ……!)
それが何かは既に知っている。若菜は先の様に進の背中に腕を回した。
ぴたりと密着した体――耳元で囁かれたのは、今まで聞いた事のない、冷静さをかいた進の低い
声。
「…悪い、もう抑えがきかん……」
480ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:24 ID:CUmTeVK/
その言葉に若菜は思わず苦笑する。
この、いささか変わっていて不器用で。
 だけど、自分の事を誰よりも大切にしてくれて――

答えなんて、決まっている。
「…きて下さい……先輩」


進が、若菜の片膝を持ち上げた。多少でも楽になるように、とし――ゆっくりと自身を進めていく。
そこは、先に指で十分に慣らしたとは言え、指と男根では当たり前だが勝手が違う。
若菜の秘部は再度抵抗を見せ――やがて膜に突き当たると、若菜の顔が苦しげに歪んだ。
「……!!」
息もつけない痛みとは、この事を言うのだろう。進の背に回した腕に力が籠もり、爪がその背を掻く。
 若菜は全身を引き裂く様な痛みを、目を閉じ歯を食いしばって耐えた。
 腿に愛液に混じって血が伝う。
全てが終わった時、若菜の瞳からは一筋の涙が伝いおちていた。
進はその涙を舌で舐めとりながら瞼に唇を運んだ。優しく触れるそれに瞼が弛緩する。
「ん…っ」
「っ、若菜……息を吐け…」
「…っ、…は……っ」
痛みを堪える際に止めていた息を、進の言葉に従って若菜は吐き出す。何度か繰り返す内に、若菜は僅かに、だが確実に痛みがひいていくのを感じた。
481ドドメー@進若パラレル:04/06/23 22:29 ID:CUmTeVK/
「っ、もう…、大丈夫です、先輩」
「…そうか。なら……動いていいか?」
「…はい」
頷く若菜に、進は輸送を開始する。
若菜の体がビクンと震えたが、それは先の痛みからくるものとは違い単なる圧迫感からのものだ。
先に指で慣らした所為でもあるのだろう、一度落ち着けば若菜の体は抵抗を止めていた。
 進に合わせて律動し、吸いついて、互いを絶頂へと誘う。
 元々さして余裕のなかった進は、それだけで限界を感じた。
 二三度腰を動かし――だがそれだけだった。
「…若、菜っ……!」
進は彼女の名を呼ぶと、最奥へと突き上げ、果てる。
同時に、瞬間膨張したそれに快楽を得、若菜も達した。
「――!!! んあっ、あっひあ、ああんっっ!!」



行為が終わり、恥ずかしいのか背を向ける若菜を進は引き寄せた。手に馴染む、肌の感触が心地良い。
 難色を示し、若菜が体を離そうとする。
「ヤだ…、汗くさいですよぉ」
「…構わん」
だが進は有無を言わせずその体を抱き締める。
「下らんことを気にするな」
若菜は戸惑ったようだったが――結局承諾したのか、緊張を解いて体を進に預ける。
「…おやすみなさい、先輩……」
腕の中で囁かれた言葉はごく当たり前の言葉だったけれど。
「……ああ」
満足げに微笑んで、進は共にまどろみにおちていった――。



482ドドメー@終わった…:04/06/23 22:38 ID:CUmTeVK/
これで終わりです。

本当はあと少しあったのですが余りにも長いんで省略します。


遅ればせながら前回レスくださった方々、ありがとうございました。
もっともっと修行wを積むので又の投下にはよろしかったらお願いします。




高菜SS書きさま
長い間占領しちゃってすみませんでした。
続き待ってますのでお願いします!!

……それでは一住人に戻ります。

483名無しさん@ピンキー:04/06/24 04:56 ID:TsM62o1f
ドドメーさん待ち望んでました!!
不器用カポー進若カワ!(・∀・)イイ!!!
またの投下楽しみに待ってます!
484名無しさん@ピンキー:04/06/25 00:29 ID:sAG7uNw1
ドドメー様、乙です!
進、たしかにこっち方面の知識乏しそうw
でも抑えきかなそう、獣性が煽られそう!
この2人のセカンドエチーも見てー!とさらに先を想像までしてしまいました!w
セナマモヒルもすごく好きだったんですけどラブ進若もごちでした!!

自分アイシにはまったの最近なもんで、前スレも見てー!
485名無しさん@ピンキー:04/06/25 17:15 ID:RLXin7rv
人少ないage

大会始まったら沢山チアがでるだろうから楽しみだw
とりあえず戦国サプライズのチアに期待


芸者さんキボンヌ
486名無しさん@ピンキー:04/06/26 04:05 ID:iTkBB1Zj
 |ハ,_,ハ
      |´∀`';/^l
      |u'''^u;'  |
      |∀ `  ミ  ダレモイナイ・・・
      |  ⊂  :,    モサモサ スルナラ イマノウチ
      |     ミ
      |    彡 
      |    ,:'
      |''~''''∪


               l^丶            
        もさもさ   |  '゙''"'''゙ y-―,     
               ミ ´ ∀ `  ,:'     
             (丶    (丶 ミ     
          ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ
              ;:        ミ  ';´∀`';,  
              `:;       ,:'  c  c.ミ  
               U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J


            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   もさもさ
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';
      ';      彡  :: っ ,っ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u
487名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:45 ID:YUzhYcec
ギャーッ!!
ドドメーさんキテタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
若菜が・・・若菜が・・・(落ち着け自分)
ともあれ完結おめでございます。
高校生になってもそっちの知識の全くない進に笑いましたw
488名無しさん@ピンキー:04/06/27 12:00 ID:DtNzgJ/x
>>487
腐女子か??
性別は隠せ
489名無しさん@ピンキー:04/06/27 12:28 ID:75JdHIzQ
>>488

そういうお前は男なわけだな。
人の事つつくならば、自分も気をつけろ。
490名無しさん@ピンキー:04/06/27 13:34 ID:cjUZvXNL
さすが週刊少年漫画のスレだ。
定期的に 荒らし目的の香具師が乱入してくるな
くだらねぇ因縁つけたがってよ…( ´_ゝ`)
491名無しさん@ピンキー:04/06/27 14:15 ID:cfwF/Nc6
だが不快なのには違いないな>腐女子書き込み
492名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:04 ID:BArg2pcK
>>487-490
不快だなぁ・・・・


ところで柱谷ディアーズのマネに萌えてしまったのは俺だけ?
493名無しさん@ピンキー:04/06/28 18:39 ID:K5zmEg41
自分はアミノのマネがいいな、白ナース服に何故か黒タイツなのが(;´Д`)ハァハァ
494ドドメー:04/06/29 17:00 ID:qPxDveg5
遅くなりましたが
>>483-484>>487
ありがとうございました!!
進に関してはかなり遊ばせてもらいましたが概ね好評のようでホッとしてますw

たがしかし本当長いばかりでエロ全然無くてスミマセン……_| ̄|〇


いつになるやもしれませんが、次の投下では今回の反省もかねて
思いっきしエチーのにできれば…と考えてますw
またお付き合いいただければありがたいです。

それでは…

495名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:39 ID:zQjbMS3g
さっさっさっさくらばァア!?
496名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:29 ID:wARGNGpC
>>484
ハゲドウ。
自分も前スレ見たい。
何でか倉庫にも収納されてないみたいだし。

誰かログ持ってるヤシウプしてくれないだろうか。


ついでにもっと人来てくれ。ageage


(´-`)。о0(週少漫の各萌えスレにこのスレ貼っちゃ駄目だろか)
497前スレより:04/06/30 01:56 ID:TWkcyFlJ
「ん・・・ああ・・・ふぅん・・・あ、あん・・・」
あぁ‥気持ちいい‥。
私おかしくなっちゃったのかな?こんな朝から・・。夢に出てきたアイシールド‥うぅん、セナ‥のせい?

****************************************

セナの夢を見た。アイシールドのヘルメットを外したセナが微笑んでいた。
夢から覚めて、自分でも「馬鹿な夢を見るものだ」って笑っちゃった。
虚弱で貧弱で脆弱で最弱なセナが、あのアイシールド21な訳無いのにね。

でも‥どうしたんだろう、顔がぼーっと火照っているのが自分でもわかる。ドキドキが
止まらない。
とりあえずベットから抜け出し着替えを始める。でもモタモタとして何かいつもの感じ
じゃない。スカートを履いたところで、何となく胸に手が伸びていく。
夢で見たセナの姿を思い浮かべながら‥。
「う‥ぁ」
な、なに?今まで感じたことのない衝撃が体を駆けめぐった。
498名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:57 ID:TWkcyFlJ
‥今まで自慰は余り好きじゃなかった。
アイドルやクラスのちょっと気になる男の子なんかを思い浮かべながら何度か試してみ
たけれど、どうもしっくりこなかった。雑誌で見たような快感もなかったし、それに何
となく罪悪感あるし。でも、今日は‥。
「ふ‥ぅ、‥セナ、あぁっ」
セナの手が私の胸を触っていると想像するだけで自分でも信じられない位感じている。
駄目、もう立っていられない。
時計をちらりと見る。うん、まだ大丈夫。私はフラフラと起き出したばかりのベットに
倒れ込む。
右手で左の、左手で右の乳房を揉んでみる。
「はぁぁ‥、はぁ、はぁ‥」
見ると、先端が根元から盛り上がってカチカチになっている様子がTシャツの上からあ
りありとわかる。そのまま中指と薬指に挟んでつまみ上げる。
「んあっ、あぁっ!」
気持ちいい、止められない。直接触りたい‥触って欲しい、セナ‥。
左手をTシャツの中へ滑り込ませる。そして右手は下へ‥スカートを捲りあげ私自身へ
と向かう。
「っん、あああぁっ」
布地の上からでもよくわかる位、私自身が‥裂け目が開いて、そしてしっとり濡れている。
私の‥ううん、セナの手を求めて腰が自然に動いてくる。恥ずかしい‥でも止まらない。
「はぁ、はぁ、はぁ、あ…はぁ、はぁ…」
セナ‥セナ、もっと速く‥もっと強く‥。
「んあ、…あ、あん。」


499名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:58 ID:TWkcyFlJ
自分の腰の動きがどんどん速くなっていく。
あぁ、あぁ、気持ちいい。知らない、こんな快感。セナ‥セナ‥。
「セナ…あ…き、きちゃう…だめ…」
自分でも何を言っているのかわからない。意味をなさない言葉がどんどん唇から漏れて
いく。気持ちいい、気持ちいい‥、もっと、もっと、あぁ‥セナが‥欲しい!
「セ…セナ…」
腰が大きく動いている、私自身からクチュッ、クチュッと恥ずかしい音が漏れている。
なにか大きなうねりがやってくる。これが「イク」ということなんだろうか?
気持ちいい‥気持ちよすぎて‥怖い!セナッ!!
「あ、…あぁぁあ…セナ…駄目…、やだ…あ、あぁ」
来る、なにか来る、来ちゃうっ!?っ‥私イクの?うぁ‥イクッ‥イクッ!!


「せなくぅん。まもり起きてた〜??」
お母さんの声‥セナ?‥セナッ!?
「えっ?」
セナが来てるの?嘘!!ガバッとベットから飛び起きる。
まさか‥まさか‥。服を直しながらドアへと向かう。まさかっ!
500名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:59 ID:TWkcyFlJ
ガチャ…。

セナと私の目があった。
「!」
嘘、なんで、セナ‥頭が真っ白になって何も考えられない。セナ、見ていた?
「セ…セナ…いつから、いつからソコに…?」
セナは目線をそらして何も言わない。でも顔が真っ赤だ。
間違いない、セナに見られた!私の恥ずかしい姿‥。

何か言わなきゃ、でも何も考えられない。
あ‥ぁ?セナ、何かを凝視している?私の‥右手‥!?
セナが見ているものに気が付いたとたん、私はそれ‥私自身が出したモノで濡れている
右手を隠した。もうヤダ‥恥ずかしい‥死にそう‥。

501名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:00 ID:TWkcyFlJ
「まもりぃ〜」
お母さん‥私を呼んでいる?
「…は、はあい」
すっかり乾いて粘ついている喉を絞り上げ何とか返事をする。
「今、降りるからぁ」

何とか返事はしたけれど、相変わらず頭は真っ白‥でも何か‥何かセナに言わなくちゃ‥。

「セナ…‥‥‥セ、セナ、あのね。あのね。」

考えも、そして言葉も縺れたままだった‥。

セナは相変わらず俯いたまま目を合わせてくれない。
これは夢だ、悪い夢だ。そう思いたかった。セナに・・セナに嫌われちゃう?
セナを失ってしまうかもしれない。その考えに思い至った時、ものすごい恐怖を感じた。
私・・こんなにもセナが好きだったんだ・・セナを必要としていたんだ・・。

「・・きらわないで・・」
ほとんどつぶやきのように唇から漏れた言葉・・。
セナはハッと私の方を向く。心配そうな、泣きそうな、怒っているような・・そんな
セナの顔を見たとたん、どっと涙が溢れ出た。

「ごめんね・・ごめんね・・セナ、きらわないで、私を嫌いにならないで・・」
途端にセナは私を真っ直ぐ見返して

「ぼ、僕がまもり姉ちゃんを嫌いになる訳ないじゃないか!」
いつもからは考えられない位キッパリとそういった。その言葉がジワジワと心に沁みて
きて、堪らないほど嬉しくて、でも同じ位恥ずかしくて、考えがグルグル回って感情が
爆発した。私は声を上げて泣いていた。


502名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:00 ID:TWkcyFlJ
「ま、まもり姉ちゃん・・?」
セナが戸惑っている。おずおずと手を差し伸べてくる。その手の袖口を私は右手でしっ
かり掴む。そうしてまた感情が爆発する。恥ずかしい・・でも何年ぶりだろうこんな風
に泣くのは・・。

「休みだからっていつまで待たせるの、お母さん出かけられないじゃない・・まもり、
どうしたの?」
待ちきれなくなったのだろう、お母さんが階段を上がってくる、そして、泣いている私
を見て怪訝な顔をする。

「ヒック・・すごく怖い夢を見て・・ヒック・・でもセナがいてくれて・・安心したら
涙が出てきちゃって・・ヒック」
しゃくり上げながらお母さんに話し続ける。最初は心配そうな顔していたお母さんも、
私がセナの服の袖をしっかり握っているのを見て、セナが何かしたわけではないという
ことを悟ったようだ。

「あらあら・・この頃はやっとしっかりしてきたと思っていたけれど・・まだまだ子供
だったのね。セナ君に笑われるわよ。」
「いいわ、ご飯は台所に用意しているから、落ち着いたら降りてきて食べなさい。じゃ、
お母さん出かけてくるから、しっかり勉強しておくのよ。」

「ヒック・・うん・・ヒック・・ヒック」

「じゃ、セナ君、まもりをよろしくね。」

「えっ?・・は、はい」
いきなり話を振られてセナがビックリしながら返事をする。
その様子がおかしくて、その言葉が嬉しくて、また涙があふれてきた。
でも今度は、不思議なくらい安らいだ幸せな涙だった。
結局お母さんが家を出るまで涙もしゃくり上げも止まらなかった。
503名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:01 ID:TWkcyFlJ
「セナ・・どうぞ中に入って」
セナを部屋へと招き入れる。
「ご、ごめんなさい。覗くつもりはなかったけれど・・その・・まもり姉ちゃん見ちゃったらドキドキして体が動かなくなって・・。」
そうだ、セナに見られたんだった。私の・・シテいるところ。
またカーッと頭に血が上ってくるのが判る。恥ずかしくてクルッとセナに背中を向けて
しまう。
「ま、まもり姉ちゃん・・」不安げなセナの声。
でも、でも自慰で初めてイク寸前まで登り詰めていた余韻だろうか?セナに自慰を見ら
れてしまったという開き直りだろうか?
それとも・・私が「本当にセナのことが好き」ということに気がついてしまったからだ
ろうか?
背中を向けたままだったけれど、いつもの私からは考えられないような大胆なことを口
にしていた。
「セナ・・セナはエッチなことに興味ある?」
セナが息を呑んで固まっている。振り返らなくても気配で分かる。
間髪入れずに私は続ける。

「私、セナとエッチなことがしたい・・セナのことが・・好き」
504名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:02 ID:TWkcyFlJ
そう言って私は振り返り、セナを抱きしめた。

「うわっ・・っぷ、まもり姉ちゃ・・」
セナの頭を私の胸のあたりに押しつけた。セナ、ジタバタしていたけれど、しばらくし
たらゆっくり私の背に手を回し、そっと私を抱いてくれた。

不意にセナが私から離れた。どうして・・?私じゃ駄目?

セナの顔は赤くはなっていたけれど、何か決意に満ちて引き締まって見えた。
今朝の夢に出てきたセナとダブる。胸がまた熱くなってくる。
「まもり姉ちゃん、僕からも言わせて」
「えっ?」
「僕も・・僕もずっと好きだったよ。まもり姉ちゃんのこと、大好きだよ」

視界がぼやけた。私また泣いてるみたい。どうしたんだろ?今日は涙腺が緩みっぱなし。
「セナ・・うれしい・・!」
そして私たちは再び抱き合った。さっきのように一方的にではなく、今度はセナも私の
背中から肩へと手を回し・・そっと髪に触れてくる。
私は今まで感じたことのない安らぎに包まれた。

505名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:02 ID:TWkcyFlJ
「僕だって・・僕だってまもり姉ちゃんと・・シタい」
「えっ?」
「僕だってまもり姉ちゃんのこと考えて・・ひ、一人でシ・・」
途中でセナの唇に人差し指を押しつける。
「おあいこ・・だよね、セナ」
「まも・・、うん、そうだね」
お互い見つめ合って微笑んだ。そして目を閉じてゆっくりと唇を重ね合う。

最初は単に唇を押しつけ合うだけだったキス、何度も何度も繰り返しているうちに・・
何時からともなく、どちらからともなく、お互いに舌を絡ませ合っていた。
クチュッ、チュバッ・・静かな部屋にお互いの唇を吸い合う音が響いている。
セナの舌の表面のちょっとざらざらした感じとか、歯の裏側のすべすべした感じとか、
ほっぺの内側のフワフワした感じとか、舌が吸い出される感じとか、全部初めての感触
だったけれど嫌な感じはしなかった。

うれしくて・・うれしくて・・気持ちよくて・・頭がボーっとして力が抜けてくる。
もう立っていられない。
「うわっ?・・っと、まもり・・姉ちゃん?」
ガクッと膝が崩れた。でも転ばないようセナが支えてくれた。
立ち膝でセナに捕まりながら呼吸を整える。
「はぁ、はぁ、はぁ・・」
「だ、大丈夫?」
セナが心配そうに上からのぞき込む。私はセナの顔を見上げている。
身長は私の方が高いから、こんなアングルは新鮮だった。
「はぁ、はぁ、セナ・・好き」
その状態でキスをする。静かな部屋に再び湿った音が響き始める。

「ぷ・・ふぁ・・はぁ、はぁ、はぁ、セナ・・ベッドに行こう・・はぁ、はぁ」

506名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:04 ID:TWkcyFlJ
セナに手伝ってもらいながら起きあがり、二人でベッドに倒れ込む。
そして私は・・セナの手を取りそっと自分の胸へと導いた。
「まもり姉ちゃん・・」
「ん・・セナ・・触って・・」
想像じゃない。夢でもない。現実のセナが私の胸を触っている。
その事実に興奮し体がものすごく敏感になっている。セナの手、気持ちいい・・。

「はぁ、はぁ、セナ・・もっと強く・・んぁ!・・そう、気持ち・・いいよ・・」
「まもり姉ちゃん・・先尖っている、固いよ・・直接見ても・・いい?」
セナも息が荒い。胸の先端を摘んだり押し込んだり・・その度に私の体は跳ねまわる。
「んぁっ・・だ、だめ!あぁぁっ、はぁ、はぁ、そんなに強くされたら・・はぁ、はぁ、
こ、答えられない・・じゃない・・あぁっ!」
「まもり姉ちゃんの裸見たいよ、見せて・・ね、まもり姉ちゃん」
そういってセナは私のTシャツに手をかけ、そして一気に捲りあげた。

「あっ・・ちょっ、ちょっと。セ、セナ恥ずかしい・・」
あっという間に私の胸は剥きだしになる。シャツは頭と腕を通ってベッドの脇へと落ち
ていく。
「まもり姉ちゃん・・きれい・・」
そういってセナは私の胸に手を伸ばす。
「あっ、ああぁっ!」
セナは、私の胸を愛撫しながらキスを求めてくる。私もそれに応える為に唇を合わせる。
セナも私も荒い息で夢中になってお互いの舌を絡め合う。
「んっ・・ふっ・・ふぁぁ、セナ・・はむっ・・はぁ、はぁ、ふっ・・」
「うっ・・んっ・・はぁ、はぁ、まもり姉ちゃん・・胸にもキス・・させて」
「あぁぁ、セナ・・いいよ、私の胸にも・・キス・・して・・気持ちいい・・の」

507名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:05 ID:TWkcyFlJ
セナはそうっと胸に顔を近づけ、先端をそっと口に含み、そして・・唇で挟み込んだ。
「あぁぁぁっ、あぁ・・ふぁ、セナ・・」
ちゅっ、ちゅっ、とセナが胸を吸う度、私の喘ぎと荒い息が吐き出される。

「はぁ、はぁ、セナばかり・・ずるいよ。今度は、はぁ、はぁ、セナも脱がせて・・あ
げる」
そういって私は体勢を入れ替える。セナを仰向けにして服のボタンに手を伸ばす。
興奮しているからだろうか、手が震えてうまくボタンが外せない
そうして剥きだしにしたセナの胸にキスをする。小さな乳首に吸い付く、舐めまわす。
「うわぁぁ!ま、まもり姉・・うあ、うわ・・」
「セナ・・気持ち・・いいの?」
「駄目だよ・・これ以上気持ちよくなったら・・僕もぅ・・あぁっ、イ、イッちゃうよ」

イク・・?セナ・・イッちゃうの?私はセナのズボンの膨らみに気がついた。
手を伸ばしそっとそれに触れてみる。
「うわっ駄目・・恥ずかしいよ、駄目・・まも・・駄目・・」

「セナ・・気持ちいいのね。私、セナの・・見たい」
口に出した自分の言葉でさらに興奮してしまう。恥ずかしい・・恥ずかしいけれど・・。
セナのズボンに手をかける、ボタンを外しチャックを降ろす。そして布地の向こうでビク
ンビクンと脈打っているセナに出会うため、ズボンとパンツを引き下ろした。

508名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:06 ID:TWkcyFlJ
ブルンッ!
セナのペニスが目の前に屹立した。
これが、男の人・・これが・・セナの・・。
「うぁぁ、まもり姉ちゃん!・・はぁ、はぁ、恥ずかしいよ・・」

セナが顔を真っ赤にして目のあたりを押さえている。私だって・・私だって恥ずかしい
んだから、でもこれがセナの・・。おずおずと手を伸ばし触れてみる。
「あぁっはっ!まも・・駄目・・だよ、あっ、あっ、あぁ!」

熱い、ビクビクッと動いている。大きい・・のだろうか?片手には余るみたいだけれど、
先が真っ赤でツヤツヤしてて・・なんだかスモモみたい。
セナと・・セナと一つになる時は、これが私の中に入るんだ。こんなに太くて・・熱くて
ビクンビクンしているものが・・。

ゆっくりと手を動かす。
「やぁっ、やめて!まもり姉ちゃん・・っ!出ちゃうよ、やだよ・・」
セナは息を荒げて苦しそうにも見えた。
セナ?ほんとに嫌なの?気持ち・・よくない・・の?
509名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:06 ID:TWkcyFlJ
「あぁっ!だめだよ、あぁぁっ!」
セナの腰がガクガク動いたかと思ったら、ひときわ大きく熱く膨らんだ先から勢いよく白
いものが飛ぶのが見えた。
白くて・・粘つく液体はセナのお腹、胸、そして顔にまで飛んでいる。
セナ・・イッたんだ・・。
私はボーッっとしながらその光景を見ていた。

「・・はぁ、はぁ、ひどいよ・・まもり姉ちゃん・・僕、恥ずかしいから・・出ちゃう
から、やめてって言ったのに・・」
セナが半ベソになって訴えかけている。

「あっ、セナ、ごめん・・ごめんね。どこか痛くしちゃった?」
ハッと我に返って、セナの飛び散ったモノをタオルで拭いていく。ぬぐっちゃ駄目みたい。
摘むように拭いていかないと・・。
息が詰まるような・・でも決して不快じゃない不思議な匂い・・これがセナ・・精液の匂
い。ペニスはお腹の上に横たわっている。

510名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:07 ID:TWkcyFlJ
「はぁ、はぁ、はぁ」

セナ、腕で目のあたりを隠したまま・・荒い息はまだ収まっていない。
セナの顔に付いているものを拭こうとして、でもタオルは置いて顔を寄せた。

「その・・・・気持ちよく・・なかったの?」
そして、そのままセナの・・精液の付いたほっぺたにキスをする。
「ま、まもり姉ちゃん!?駄目だよ、汚い・・あぅ・・」

かまわず舌でぬぐい取る。口の中に精液のにおいが拡がった。味は・・よくわからない、
わからないけれど、セナの精液の味に興奮し、自分のしていることに興奮している私に気
が付く。
「うぁ・・あぁ・・まもり姉ちゃん・・」
セナ息がまた荒くなる。

「さっきはごめんね、でもわからなかったの。そんなに・・嫌だった?」
「・・はぁ、はぁ、い、嫌じゃ・・なかったけれど、恥ずかしかったんだ。我慢できなくて、
まもり姉ちゃんの目の前で・・恥ずかしかったんだ」

セナ・・セナ・・あぁ、我慢なんかしなくていいのに・・もっと気持ちよくなって・・。
511名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:08 ID:TWkcyFlJ
「・・嫌じゃなかったのね・・じゃこんな事しても嫌じゃ・・ないよね」

私は向きを変え、さっきと同じくらい大きくなってビクンビクンしているセナのペニスを
手に取り・・そっとキスをする。そしてゆっくりと飲み込んでいく。
「あ、あ、あぁぁ!」

セナの叫びを聞いて口を離す。
「セナ・・ここ綺麗にしてあげる・・」
そして再び口に含む。
どうしたらセナが気持ちよくなってくれるかわからなかったけれど、優しく舌を這わせたり、
吸ったり、しごいたり・・。

「やめてっ!まもり姉ちゃん、僕、また出しちゃうよ!嫌だよ、駄目だよ!」
セナが激しく抵抗している。
セナ・・どうして?私はセナに気持ちよくなってほしいのに・・。

「僕、まもり姉ちゃんと・・まもり姉ちゃんとセックスしたいよ!まもり姉ちゃんのオマンコ
に入れたいよ!一緒に気持ちよくなりたいよ!ま、まもり姉ちゃんっ!」

512名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:09 ID:TWkcyFlJ
・・セックス・・?・・オマンコ・・?
言葉が頭に届くまで、意味が脳に染み込むまで、随分と時間がかかったような気がした。
そして全身の血が一気に頭に逆流する。
あぁ、恥ずかしい・・でも、セナ・・わ、私もセナとセックスしたい。私自身へ、私の
オマンコへ、セナの・・セナのおちんちんを入れてほしい!セナ・・セナ!

私は息を荒くして崩れ込んだ。
「はぁ、はぁ、セナ・・セナ・・私もしたい・・よ。セナと・・セックス」

「まもり姉ちゃん!」
セナが私に飛びかかってきた。乱暴に一気にスカートとパンツがおろされ外される。
「きゃっ!駄目!・・あぁっ!」

そして時が止まる。・・何・・?
513名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:10 ID:TWkcyFlJ
おそるおそる目を開けてみると、セナが私の足を開いて・・見入っている。

「まもり姉ちゃん・・ここ、すごく濡れているよ・・。すごくいやらしいよ・・」

自分でも気が付かなかった。
パンツはお漏らししたようにビチョビチョで、私の裂け目・・オマンコがバックリ口を
開けている。そして・・それがセナの目の前に晒されている。

「いやぁっ!」
悲鳴を上げて足を閉じようとしたけれど、一瞬早くセナに腕で押さえられる。
セナの頭が差し込まれる。そしてセナは、私に・・オマンコにかぶりつく。

「あっ、あっ、あぁぁぁぁっ!」
クチュッ、チュバッ チューッ、クチャッ・・
「あっ、あっ、セナッ、あぁぁっ、あぁぁぁ!」
チュバッ、チュバッ、クチュッ・・

湿った音と、私の喘ぎが静かな部屋に響いている。
いつしか・・いつしか私はセナの頭を押さえ込み・・腰を動かしていた。
514名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:11 ID:TWkcyFlJ
セナの指が私の裂け目をこじ開ける。
セナの舌が私の膣(なか)へと差し込まれる。
セナの鼻で剥き出しのクリトリスが嬲られる。
「ひぃあっ!あう、あぁぁぁっ、はっ、はっ、あぁぁぁぁっ!」

首を振る度、涎が口の端から垂れている。
身悶えながらも私の手はセナの頭を離さない、私の腰はいやらしく動いて止まらない。

朝方感じた大きなうねりがやってくる。うねりの中に飲み込まれる。
イク?私イクの?・・イク・・イク・・イク、イクイクイクイクッ!!
セナ!セナ!気持ちいい、気持ちいいっ!うあぁぁ、あぁ、あぁぁぁ、セナァッ!!

「あぁっ、セナ!セナ!・・ひあっ!ひぃっ!・・ぅあぁぁぁぁっ!」

515名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:11 ID:TWkcyFlJ
ガクッガクッと腰が震える、四肢が突っ張る。そして・・
「プシュッ!、プシッ、ピュッ!」

私の膣(なか)から何かが吐き出される・・・・。
「まもり姉ちゃん・・イッたの?、イッて・・くれたの?」

セナが顔を上げて私を見ている。
あっ・・セナ、顔がベチャベチャに汚れてる、拭いて・・拭いてあげないと・・。
「はぁ、はぁ、はぁ、うぅ・・、はぁ、はぁ・・」
頭ではそう思っていても、息が荒い、体が動かない。
半開きの口からまた涎が流れ出る。そこで自分の顔も涎でベチャベチャになっていること
に気が付いた。
「やぁ・・はぁ、はぁ、恥ずかしい・・」

「・・まもり姉ちゃん・・僕うれしいよ、イッだんだ、イッてくれたんだ」
そういってセナは私のおオマンコに手を伸ばす。胸の突起にキスをする。

「あ、あぁっ・・だ、だめ、もうだめよ・・」
再び快感が盛り上がる。信じられないくらい体が敏感になっている。腰がゆっくり動き出す。
いや・・私またイッちゃったら、だめになっちゃうよ。

あぁぁ、一つになりたい、一緒にイキたい、私のオマンコにセナの・・お、オチンチン
が欲しいっ!
516名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:13 ID:TWkcyFlJ
「あん・・いや、セナ・・セナ、一つになりたいの、セックスしたいの、あぁ、あぁ・・」
さっきとは逆の立場でセナに懇願している。セナも・・こんな感じだったのかな?

「うわっ?」
何とかセナを押しのける、力を振り絞ってゆるゆると起きあがる。
まさかこんなに早く使うことになるとは夢にも思わなかったけれど・・前にお母さんからもらったいたコンドームを枕元の小物入れから取り出した。

「まもり姉ちゃん、それ・・」
「セナ・・セックス・・しよ。これ・・付けてあげる」
震える手で封を切り、セナの・・オチンチンを手に取った。
セナがびくっと反応し、うめき声を漏らす。

一つになろうね、セナ・・。
先の方に軽くキスをし、コンドームを取り付ける。
熱い・・ゴムの上からでも熱が伝わってくる。

トロンとしながらセナにまたがった。
私も・・セナもすごく息が荒い。

「はぁ、はぁ、セナ・・」
セナのオチンチンを掴み、私の入り口・・オマンコの入り口へと導いていく。
517名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:14 ID:TWkcyFlJ
「はぁ、はぁ・・あ、あ、あ・・」
入り口のところでしばらく腰を揺らす。
クチャッ、クチャッと、セナのオチンチンと私のオマンコの・・キスをしている音がする。
すごく痛いと聞いている・・体が引き裂かれるような痛みだとも・・。
でも、不思議と恐怖心はなかった。
私の頭の中は・・
セナに対する愛おしさ、セナと一つになれる喜び、そして・・後から後から湧き出てくる快感で一杯だった。

ゆっくり・・ゆっくり・・腰を沈めていく。
私の・・私のオマンコがセナのオチンチンをどんどん飲み込んでいく。

「はぁっ、はっ、はっ、は・・ヒッ、ハヒッ・・ヒッ・・」
挿入ってくる・・挿入ってくる・・挿入ってくる・・
い、痛い・・?これが・・痛み?
体中が絞られているみたい・・苦しい・・。
吐き出すばかりで息が出来ない、口が空気を求めてパクパクしている。

セナが何か叫んでいる。しかし全く耳に届かない。

「ヒッ・・クッ・・ふはぁっ、んっ、んあっ、あああぁっ」
根本まで飲み込んで・・私はセナの上に崩れ落ちる。

「・・はぁ、はぁ、挿入っちゃった・・んんっ、イッ!」
セナがギュッと抱きしめてくる。
あぅ・・お願い、まだ・・まだ動かないでいて・・。
私は来るであろう突き上げに耐えるため体を堅くする。
518名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:14 ID:TWkcyFlJ
・・フワッとセナの手が髪を撫でる。私の頭を優しく撫でる。

「痛いんでしょ・・?まもり姉ちゃん、僕・・僕もう大丈夫だから・・」
「セ・・ナ・・?」
「大丈夫だから、今日はもう終わりにしよう。ね、無理・・しないで」

・・セナ・・優しいセナ!
視界がゆがむ、本当に今日は何度目の涙だろう。
セナが初めての相手で本当に良かった。セナが初めての相手で本当に幸せた。
今日のことは忘れない。この先どういうことがあろうとも、この日のことを後悔はしない。

私は息を整え、セナに口付ける。
「まも・・ん、んんっ」
「ぷふぁ、セナ・・心配しなくていいよ、大丈夫・・大丈夫だから・・、セナのこと大好きなんだから・・」
519名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:15 ID:TWkcyFlJ
私の膣(なか)に確かにセナを感じている。
余計な力が抜けたせいか、だいぶ楽になってきた。

身体を起こし、ゆっくり・・ゆっくり私はセナの上で動き出す。
きつい・・痛い・・、でも、セナの・・熱い。・・セナ大丈夫・・かな?

「あ・・あぁ・・う・・セ、セナ、痛く・・ない?・・んっ・・はっ、あぁ」

「まもり・・姉ちゃん、うぅっ、気持ち・・いいよ、まもり姉ちゃんの膣(なか)、熱くて
ヌルヌルで・・あっ、すごく気持ちいいよ・・うあっ・・」

胸がキュッとなる。・・良かった・・セナ、気持ちいいんだ。
繋ぎ目からは湿った音が聞こえてくる。
私が流しているものと、私の初めての証が溢れている。
そして・・ゆるやかにゆるやかに快感が満ちてくる。

「はっ、ふっ、うぅ・・あ、あぁ・・、んっ、セナ・・あんっ、ああっ!?」
「まもり姉ちゃん・・!、まもり姉ちゃん・・!」

セナが起きあがって私を抱きしめる。私の胸にむしゃぶりつく。
ベッドの上で繋がったまま、抱きしめあう。
セナが腰を突き出している。
ジュブッ!ジュブッ!と水の音が大きくなっている。
私はセナの上で翻弄される。

「ふわぁ、ああっ、セナッ、セナッ!んんっ、ひぅぅ、っ・・ああぁっ!」

520名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:16 ID:TWkcyFlJ
セナを感じる。私の膣(なか)で熱く大きく・・そして愛おしいセナを・・。
揺れがシンクロした瞬間、私の奥に深く激しく突き刺さる。

「ひぁぁっ!!」

大きく仰け反り、手をついて支えることも出来ないままベットに倒れ込む。
ジュプンッ!
濡れた音を立ててセナが・・オチンチンが抜けてしまう。

「はぁ、はぁ、セナ・・セナ、セナ・・」
腕をセナに差し伸べる、うわごとの様にセナを呼び続ける。

「まもり・・っ姉ちゃん!」
間髪入れずにセナが覆い被さってくる。
私は全てを晒してセナを迎え入れる。再びセナのオチンチンが差し込まれる。
521名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:16 ID:TWkcyFlJ
「あぁぁぁぁっ・・あぁ・・あ・・」
背中に腕を回しギュッと抱きしめる。セナの身体が心地いい、セナの重さが心地いい、

ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ・・
再びセナと繋がっているところから、水の音が響き出す。
あぁ、セナ・・私、気持ちいいよ。
もう余り痛みは感じない。
セナを受け入れたくて、セナが欲しくて、セナと繋がっていたくて・・いつしか自分からセナに足を絡めて、自ら腰を振っていた。

快感のうねりがやってくる。
「ひぁぁぁっ!あぁっ、あぁっ、セナ、セナぁっ!」
同時にセナもうめいている。
「まもり姉ちゃん!僕、僕、イ・・イキそうだよ、我慢できないよ・・んっ、んっ、あっ・・」
セナもイキそうなんだ、セナも気持ちいいんだ、一緒に・・イキたい!セナッ・・!
「セナッ、セナッ!い、一緒に・・私も一緒に、・・っいいの、気持ちいいのっ!ああっ、来て・・来てっ!」

「うわぁぁ、まもり姉ちゃんっ!まもり姉ちゃんっ!出る、出る、うわぁぁっ!」
セナが激しく腰を突き出してくる。私にしがみついてオチンチンを深く差し込んでくる。

あぁぁぁ、奥まで・・奥まで来てるっ!・・離したくない・・離さない!
奥深くまで差し込まれたオチンチンをくわえ込んで、私の膣(なか)がギュッとしまる。
私の頭で何かが弾ける。イク、私イクんだ、セナと・・セナと一緒にっ!

「イク、イクよっ!まもり姉ちゃんっ、うああぁぁぁっ!」
「いいっ!いいっ!セナ、セナぁっ!ああっ!あああああぁぁぁっ!!」
522名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:17 ID:TWkcyFlJ
セナがガクガクと震えている。
私もセナにしがみついてビクビクと震えている。
お互いに・・繋がりを痛いくらいに押し付け合いながら・・。



日の光が眩しくて目を開ける。
セナが私の上で寝息を立てている。
さっきまでの出来事を思い出して、かぁーっ頭に血が上る。
自分でも顔が赤くなっていることがわかる。
私、セナと・・すごくエッチなこと・・でも、幸せ・・。

・・あれ、でもほんとに赤い?
窓からカーテン越しに赤い夕日が射し込んでいる。
「えっ?」
首を動かして時計を見ると・・5時を廻っている。
えっ?、えっ?、なんで?どうして?
パニックを起こしながら私の上のセナに声をかける。

「セナ、セナ!起きて、セナ!もう夕方だよ、お母さんが帰って来ちゃうよ」
「ん・・ん?まもり姉ちゃん・・?えっ?夕方!?」

セナもガバッと身を起こす。
「えっ?なんで?あれ・・?」
523名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:18 ID:TWkcyFlJ
「とにかく服着て!私、お洗濯してくるから・・勉強の用意しなきゃ!そこのテーブル出しておいて、セナお願い!」
あわてて服を着ながらセナにいう。

「うわぁ、明日テストなのに、何もやってないよう・・!」
セナは半泣きで服を着ている。
ベッドのシーツを引っ張り出しながら・・そんなセナの様子を見てクスリとする。
良かった、いつも通りのセナだ。いつも通りの私だ。

「じゃ、こっちの部屋のことはお願いね。やれるところまで頑張ろう、ね。私、これ洗ってくるから」
「う、うん」
私は扉を開けて部屋の外へと駆けだした。
そして扉を閉める直前に、部屋を覗き込み

「セナ、好き・・大好きだからね!」
「えっ?」

バタンと閉めて一階に向かう。
まずいなぁ・・明日からのテスト、どうしよう。今日は勉強進むかなぁ。
私はシーツに顔を押しつけながら、でも全然困っている様に見えない真っ赤な顔で、ニコ
ニコした顔で、洗濯場へと駆け込んだ。

                             【 終 了 】
524名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:19 ID:TWkcyFlJ
525名無しさん@ピンキー:04/06/30 04:12 ID:wARGNGpC
ウオオオオオオオ!!神!!!
ありがとう!!乙です!!


……前スレは今より職人いたんだな〜何だかカナスィ
526名無しさん@ピンキー:04/06/30 08:44 ID:QXW1X8hF
>>497氏ありがとうございました。
527名無しさん@ピンキー:04/06/30 10:02 ID:wARGNGpC
>>497
前スレの他のも貼っていただけないでしょうか…
528では再び前スレより:04/06/30 16:22 ID:BIUcZinm
セナも栗田君も帰ったあと急にヒル魔君に呼び止められた。
マネージャーにだけ必要なことだと、彼は言う。
ちょっと警戒しながらも私は彼について部室に戻った。

ガチャリ。
「…何で鍵をしめるの?」
「あ?そんなものじっくり話すために決まってんだろうが。
 途中で邪魔されちゃ困るからな。」
ニヤリとイヤな笑い方をする。
やっぱり、引き返した方がよかったかもしれない。
そう後悔したけれどもう遅い。
529名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:23 ID:BIUcZinm
「で、何よ?マネージャーに必要な話って?」
「オー急ぐねぇ。」
「!ッん…」
唇を塞がれる。
舌が進入して、荒々しく動いて気持ちが悪い。
壁に押さえつけられて動けない。
「んんッ…ぷはッ!」
「ズバリこういうこった」
楽しげに、嘲け笑うように言う。
「なにす…!」
パシッ!
振り上げた手を捕まれてしまった。
「離して!何なのよ私帰る!」
「そうはいかねえなぁ。この部に入ったヤツはみんなオレの下僕だって決まってんだよ」
「なッ!なによソレ!?それなら私セナと一緒にやめるわ!」
「ハッ!そんなこと出来ると思ってんのかよ?」
小さなノートを私の顔に押し付ける。
「コ・レ・を!セナの野郎に知られてもイイかぁ?」
「何ッ!?なんでアンタこんなこと…!」
「弱みを握ることはオレの得意中の得意分野だ。厭だったらおとなしくしてるんだな」
「くッ…」
ニヤリと、本当にイヤな顔をする。
530名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:23 ID:BIUcZinm
両手を一緒に捕まれ、壁に固定された。動けない。
ゆっくりとボタンとはがされる。
「ッ…!」
羞恥と、怒りと、後悔と…。いろいろな感情が入り交じる。
「へぇ。イイ体してんじゃねぇか。」
何かをしゃべると涙が出てきそうで、ぐっとこらえた。
「そんなに睨むなよ」
ブラをめくられ、ピンクの突起があらわになる。
そこに口をつけ、思い切り吸い上げる。
「んあッ!」
満足そうに見上げてきたヤツと目が合った。
じわりと、涙がにじむ。
ヒル魔はそれを舌で舐め取り、また突起へと口をやった。
舌でころがされ、カリと噛まれる。
ものすごく厭なのに、体に電撃が走るように感じる自分がいた。
片方ももう一つの手で荒々しく揉まれる。
「う…ああッ!…ん!」
どのくらいそうしていたのか、わからない。
声を抑えることも忘れかけていたとき、ヒル魔の手がスカートの中に入った。
531名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:24 ID:BIUcZinm
「!!」
「もうべちゃべちゃじゃねぇか!」
耳まで顔を赤くして、ぷいとそっぽむいた。
指が、下の突起をとらえもて遊ばせる。
さっきよりもずっと強い刺激が走った。
「ああ〜んッ!はぁっ…」
どうして私がこんな目に遭わなければいけないのだろう。
…もう、どうでもいい。
声を抑えることが出来ない。
手がするりと動き、1本の指が入ってくる。
「はッ!あぁ…あん」
「キッツイな…こんなキレイな体、誰にも挿れさせたことがないのか?」
そんなこと、あるわけがない。
セナを守りたくて、男なんて寄せ付けなかったもの。
激しく、指が動く。
そのたびに私は自分でないような声が出る。
いつの間にか指が2本3本と増えていた。
「ああん…はん!うう…」
532名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:25 ID:BIUcZinm
いきなり指が抜かれた。
それでも呆然としてて、息は荒いまま。
床に押さえつけられても抵抗する力など残ってなかった。
下着を足まで脱がされ、ヒル魔の顔が首筋に埋もれてきた。
「挿れるぞ…」
ヒル魔の息も荒くなっていることがわかった。
ゆっくりと、大きなモノが入ってきた。
「い…痛いッ!」
私の声などおかまいなく、どんどん入ってくる。
「ああッ…やぁん」
痛い。本当に。でもどこか気持ちよくて…。
もう自分で自分がわからなかった。
既に両手が解放されていることさえ、気がつかなかった。
「はぁ…ああん!」
何度も、出しては入れられる。
液体の音と共に。
だんだん痛みも感じなくなってきて、快楽が満ちてきた。
「あぁぁッ!!」
達した。
それと同時に彼のモノが解き放たれる。
533名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:26 ID:BIUcZinm
「はぁ…はぁ…」
だんだんと意識が戻ってきた。
犯された。ヒル魔に。
くやしい。
彼はもう起きあがって私の服を集めていた。
「ほらよ。とっとと着ろ。」
ギロリと睨んで服を奪い取った
服を着る姿をジロジロと見られる。
「…何よ」
「てめぇはこれからもずっとオレの下僕に決定だ!」
「!!?」
「かなり気持ちよかったぜぇ。またな。早く帰れよ」
と言ってさっさと部室を出ていってしまう。
腰が痛くて、起きあがれたものじゃないのに。
「バカッ!」




文才無くてスマソ〜。
534ヒルまも:04/06/30 16:40 ID:BIUcZinm
部活の時と違って二人きりの時の彼はとっても無口で
私と目すら合わせないことも多い。
厄介な人を好きになってしまったなあ、と思う。
「ねえ、キスして」
付き合って3ヶ月、キスをねだるのもいつも私。
最初のキスは強引で思わず泣いてしまった。
休日には彼の部屋で二人きりで過ごすのがあたりまえには
なってきたけど、一緒にいればいるほど寂しくなってくる。
もっと私のほうを向いてほしいの。
「いいよ」
無表情で静かに読んでいた雑誌を閉じて
腕を肩にまわしてやさしいキス。
丁寧に舌を絡ませて、唇を軽く吸われる。
こんなとき、私の胸にこみあげてくるものを、あなたも感じているのかな・・
よくわからない。
聞きたいことはたくさんあるんだけど言葉が見つからない。
問いかける勇気もない。
いつも涙が出そうになる。
535名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:41 ID:BIUcZinm
もっと・・・一緒にいたい・・」
「一緒にいるだろ、ここに」
「そうじゃなくて・・・もっと・・・」
「・・・・・・」
何を言っているんだろう。自分でも顔が赤くなっているのが解る。
彼はじっと私を黙って見つめていた。

「あ、う、ううん・・・ごめん・・何でもな・・・」
目をそらしてそう言いかけた時、唇を再び塞がれた。

「んっ・・・・!」
さっきとは違うキス・・思わず手を彼の肩に回してしがみついたら
すごい力で抱きしめられて気が遠くなりそうだった。

「・・・好き」

震える、小さな声で思わず言ってしまった。
その言葉は、意地でいままで言わなかったのに。
返事もなく、彼は私の首に顔を滑り込ませた。
536名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:42 ID:BIUcZinm
「あ・・」

プリーツスカートの中に彼の手がゆっくりと入ってくる。
片手で器用に背中のブラジャーのホックをはずされて我に返った。
「や・・・っ・・」
慌てて抵抗しようとしたけど逆に押し倒されてしまった。
力ではかなうはずがない。・・・・どうしよう・・。
掴まれた腕が少し痛い。

・・・・・・怖い。
シャツの中の肌に冷たい感触。体温の低い彼の手が私の背中を這う。
首筋に指が触れてぞくりとした。
いつのまにか掴まれていた手は解放されていた。
私の体のあちこちが、なにか、たまらなく熱くなってくる。

「あっ・・!!」
乳房の突起にその指が触れた瞬間、思わず大きな声が出てしまった。
・・・恥ずかしい!!
537名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:42 ID:BIUcZinm
「嫌!!」
叫んで、恥ずかしさと怖さと後悔で身を固くした。
その瞬間、抱えられて体が宙に浮いた。

「ちょ・・・ちょっと!何するの?降ろして!」
「ダメ」
彼はちょっと意地悪く笑ってそのまま隣の部屋のドアをいつものように足で開ける。
薄暗い部屋。大きいベッドの上にゆっくりと降ろされた。

「大丈夫だから」
シャツのボタンを外されているのは解っているけど、なぜか抵抗できない。
もう、頭が混乱してなにがなんだかわからない・・・。
上半身を起されて私の体を撫ぜるようにシャツとブラジャーを脱がされた。
慌てて乳房を隠そうとするとそれより先に両腕を片手で拘束される。
あらわになった2つの膨らみが揺れて自分でもいやらしい、と思った。
片手で彼は私のスカートのジッパーを既におろしていて
あっという間にハイソックスとパンティーしか着けていない状態にされてしまった。
彼はしげしげと私の体を眺めている。たまらなくなって目を閉じた。
「可愛い」
・・・どんな顔で言ったのかわからなかった。
私の息だけはこんなに荒くなってて、私ばっかり恥ずかしくて。こんな格好で。
・・彼は上着まで意地悪くきちんと着ている。
そう、意地悪なの・・この人は・・。

「・・・ずるい・・私ばっかり・・・・・こんな・・」
「お前が脱がせてくれるの待ってんだよ」
「・・・え・・・・?」
538名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:43 ID:BIUcZinm
もう・・・ホントにこの人は・・・
両手を解放されてシーツをサッと手繰り寄せた。
彼は座り直してこっちを面白そうにじっと見ている。
・・私が困ってるのを面白そうに。
「・・・・もう!」
とりあえずシーツから両手を出して上着に手をかけて脱がす。
・・・ドキドキする。
シャツのボタンを外そうと手をかけた時、ぐっと両方の乳房を揉み上げられて
シーツの中から露になった乳首を指で摘ままれる。
「やっ・・・!ひあ・・・あんっ・・・!んんっ・・・!」
必死で声を押し殺した。もちろんボタンを外すどころではない。
「ほら、頑張れよ」
「やめ・・て・・んっ!・・ん・・やだ・・もう・・」
彼の指は器用に、そして優しく私の硬くなった乳首を指で転がす。
「んっ・・・んんっ・・・んあっ・・」
なんとかしてその手を離そうとしても離れない。
抵抗しようとするたびにぎゅっと指の力が強くなる・・
目をとじていても、彼は私の反応を面白がっている視線を感じて
うつむいた。

下半身の一点が熱を持ったように甘く、けだるくなって・・
さっきから・・・パンティーの中に
じゅわっと熱いものが溢れているのが解る。
539名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:44 ID:BIUcZinm
きっと・・すごく恥ずかしいことになっているんだろう。
これを彼に見られたらどうしよう。どうしよう・・・。
もうこんなになっちゃってて・・・きっと・・・笑われる・・
胸がつかえて、たまらなくなって彼に抱きついた。
首筋から、甘くてスパイシーな男の子の匂い。

「あっ・・・あ・・・ん・・・・!」

ふいに彼は私の肩を掴んでベッドに押し戻して覆いかぶさる。
唾液を交換するような、とろりとした甘いキス。
なんとかしてシャツのボタンを全部はずすと
肌が密着した。冷たくて、さらりとした感触。
また・・・私だけがじっとりと汗ばんでいるのがわかった。

彼の舌が私の汗ばんだを這う。
乳首を軽く噛まれるたびに体がビクッとすくむ。
漏れてしまう声を必死で押し殺す。
涙がちょっと滲んで、心臓の鼓動がますます激しくなって
このまま死んじゃうんじゃないかって思った。
540名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:44 ID:BIUcZinm
下半身へ冷たい感触が滑り落ちる。

「あ・・・・!だめ・・・!や・・・やだ・・!」
いきなり強い力で両ひざをぐいっと持ち上げられて・・・
すごく恥ずかしい・・・格好をさせられる。
びっくりして目を一瞬薄くあけると
・・目の前に私のパンティーがぐしょぐしょに濡れそぼって・・・
すこし透けているのが見えた。

「凄いね」
「やめ・・やめて・・・見ないで・・いやぁ・・・」

たまらなく・・・恥ずかしいんだけど・・・
でももう全身の力がぬけたようになって・・
体が火照ってどうしようもなくて。
目をぎゅっと閉じたら溜っていた涙がこぼれた。

足をおろされて、彼の指がわたしの・・・あそこに
するりと入ってきた。
不自然なくらい冷たい感触に体が硬直する。
そして・・・ゆっくりと・・・わたしの・・
あの部分・・割れ目の、その中のひだの溝の形を
確かめるようになぞってゆく。
芯に、指が触れるたびに体が溶けてしまうような
快感が襲う。
541名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:45 ID:BIUcZinm
もう私は自分の声を押し殺すので精一杯で
訳がわからなくなっていた。
彼が私の愛液を指ですくって私の口に指を入れて含ませる
「んん・・・」

「自分でする時もこんなになるのか?」
いやらしい、意地悪な質問に首を小さく横に振って答えた。

腰を抱えられてうつぶせにされる。
背中を押さえられて動けない。
ぐしょぐしょになったパンティーを剥がされる。
ふともものあたりにまで粘液がまとわりついていて
透明な糸を引いていた。

「いやぁ・・やだ・・」

そのまま腰をぐっと後ろに引き寄せられた。
自分でも、もちろんいままで他の人にも見られた事のない
部分を見られた。

「やめて、やめて・・」
542名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:45 ID:BIUcZinm
力なく訴えても容赦なく彼の手がお尻の割れ目に伸びてきて
私の一番の・・・敏感な部分をこりこりといじられる。
「んあっ!!あ・・・んん!んっんっ・・!」
「気持ち、いい?」
大きな声が漏れると思うと息ができなくなる。

「声、出していいぜ。どうせ俺しか聞こえないから」
事もなげに彼が言う。
「イイ声、聴かせてよ」
「あっ・・・・!!」

入り口に軽い痛み。

彼の冷たい指が一本・・・2本と私のからだに
ぬるりと入ってきた。
543名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:46 ID:BIUcZinm
「やっ!・・・ぁはあ・・・んっ!んん・・・」
そのままぐりぐりと私のなかの肉壁をまんべんなく
こするようにいじられ、掻き回される。
「あっ!あっ!ん・・・あはあ・・・いっ・・・!」

「どのへんが、いい?」
そんなこと、わからない。もう私おかしくなってる。
背後でカチャカチャとベルトを片手で外す音がした。

「あんまり痛かったら言えよ」

からだを返されて、目の前に彼がいる。
そして、指とは違う熱い感触。

「あっ・・!」

ぐい、と押し込もうとするそれは私の許容範囲を越えている。
思わず危険を感じて体を縮めるけど
ぐいぐいとそれはわたしの中に入ってこようとする。
怖い・・・こんなの、無理・・!
震えて、大粒の涙がこぼれる。

「・・・・ちょっと、キツい。力抜いてみて」

そう言われて、よっぽど全身を硬くしていたのか
シーツを握り締める掌がびっしょりと濡れていて
足のつま先までもが緊張で張り詰めていた。
544名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:47 ID:BIUcZinm
彼がやさしく私を抱きしめる。
「大丈夫だってば」
耳元でそうささやかれて、力が抜けてゆくのがわかった。
少し彼の息も荒くなってる気がした。

「ああっ!!あ!あっ・・うっ!・・あ・・はぁ!!」
彼のそれが、ずぶりと侵入してきた。
ぶつぶつと肉の裂ける感触がした。
痛いけど・・・
すごく痛いんだけど、我慢できない痛みではなかった。
それよりも、体の一部がこうやって繋がることができると
いうことのほうが不思議に思えた。
下腹部に未経験の違和感。
私の足りなかった部分を満たされているようなきもち。
そしてこの瞬間に私の何かが壊れてしまったということも
わかった。

「全部、入ってるのわかる?」
「ん・・・うん・・・っ・・」
545名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:47 ID:BIUcZinm
彼は挿れたまま器用に私の腰を抱えこむと
私を上に乗せた。
「あっ・・・」

「そこに、手を載せて」
言われるままに彼の頭の後ろのベッドの枠に手を載せて掴んだ.
目の前に彼の金髪。
胸の辺りに彼の熱い、かすかな吐息がかかった。
私の肢体が、まる見えになっている。
・・・恥ずかしいけれど・・・・
なんだか、言いようのない気持ちが高まる・・。

「そう・・・それで、痛くない程度に動かしてみて」

・・・・よく、わからないけど・・
彼のペニスが抜けないように、少し腰を浮かして、沈める。
軽い痛みでビクッと少し彼を締めつけた。
じゅる、といういやらしい音がして少しまた恥ずかしくなる・・

「こ・・・こう・・かな・・・?」
「・・・・うん・・・もう少し前に」

両手で腰をぐいっと引かれると、
彼の一部が私の中に入っていることがよりはっきりと解った。
「あっ・・・ん・・・・!」
546名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:48 ID:BIUcZinm
・・・・・
この人は、いつ、どこで、誰と、こんなことを覚えたんだろう。
そんなことが頭をよぎって、さっきよりも少し早く腰を動かす。
「ああっ・・・!」

動かしていくほどに募ってゆく、
下半身が抜け落ちてしまいそうな快感。
気がつくと彼も私のペースで腰を動かしてくれている。
彼の息が荒くなっているのが
・・・・嬉しい・・・

「あっ!あん!あん!・・・う・・・は・・・っ・・」
「・・・続けて」
「ん・・・・。
・・・・ね、・・・き・・・・きもち・・・いい・・?」
「・・・・お前のは・・・凄く、いいよ。」
「んっ・・・・・!!!」

彼が上半身を起こしてより激しく腰を動かす。
振動に堪え切れなくてベッドの枠から手を離して、
彼の硬い肩にしがみついた。

「ああんっ・・!!」
547名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:49 ID:BIUcZinm
突然乳房にむしゃぶりつかれ乳首を思いっきり吸われてびっくりした。
粘液と唾液のいやらしい音が部屋に響く。

「あはぁ・・・んん・・・あんっ!あああ・・」

私の腰に痛いほど食い込んでいた指が動いて茂みをまさぐる。
そして・・・わたしの・・
小さな一番敏感な部分を見つけて強く上に擦りあげられた。
むきだしになったその部分を容赦なくいじめられる。

「ひぁっ!!・・・・あっ!!あ・・はっ・・ああん!」

もう腰を動かすどころではなくて・・・・・
私の半身はまるで自分のものじゃないような・・・・
溶けてなくなってしまったように熱く、麻痺してくる。
なにか、熱いものが体の下の方から上へ昇ってきた。

「あ・・・あんっ・・あんっあ・・・はあぁ・・・
・・・・・・・・・・ひっ!!」

ガクン、と腰が落ちてその時突然、
全身の神経が一気に快感に満たされた。

「あっ・・・あはぁっ!!!」
548名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:50 ID:BIUcZinm
意思とは無関係に、体が、大きくのけぞった。
彼のペニスが大きな音を立てて抜けてしまった。


彼にしがみついたけど・・・
力が・・・抜けて・・・・・・倒れ込んだ。
何が私の体に起こったのかわからない。
信じられないほど愛液があふれ出ている割れ目のあたりが
ひくひくと不規則に痙攣しているのだけが解った。

彼が小さな、疲れたようなため息を一つついて
無言でぐったりとした私の上に再び覆いかぶさって来る。
片手で腕を強く掴まれて、もう一方の腕で
私の頭を強く抱えこまれた。
苦しい・・・。
そして、私の中に、突然、
強引にそれが肉を分け入って入ってきた。

「いっ・・・痛・・・・!!!」
「我慢しろ」
549名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:52 ID:BIUcZinm
打って変わってものすごく、激しく、速く私の中を突く。
無意識に痙攣しつづけて壊れている私のあそこが
ますます悲鳴をあげて彼を締めつけている。

「いっ・・!いやっ・・ああっ。。。あ!ああん!あん!あん!!!」

じんわりと、ではなく
神経に直接に伝わるような快感と痛みに歯をくいしばった。
セックスって、こういうものだったんだ、
頭の片隅で思った。
膝がガクガクと震えて失神しそうに目の前が白くなってゆく。
耳のそばの彼の荒い息の音と
ピアスがぶつかるかすかな軽い音だけが頭に響いた。

「・・・姉崎」

ふいに、自分の名前を呼ばれてドキリとした。

「中に出すぞ」

朦朧として返事が出来ない。
このまま体も溶けてなくなっちゃえば
いっそのこといいと思った。
もうなにもかもどうでもよくて・・・

どくん、と何回か脈打つ感覚がして
彼がため息をつきながらゆっくりと重くのしかかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
550名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:52 ID:BIUcZinm
・・・・・・・・・・
気がつくと、もう外は真っ暗になっていた。
目で時計を探したら8時すぎ。
少し寝てしまったのか、
そのままぼうっとしていただけなのかわからなかった。

「あ・・・・!!!!」
どうしよう・・どうしよう!!
こんなに遅くなって!
お母さんになんて言い訳をすればいいの?
きっと携帯には着信履歴が山のように・・・
ああん!!
焦って言い訳を考えるけど、思いつかない!

はっと隣をみると見たこともない無防備な寝顔で
スースー寝息を立てている彼。
しかも私が腕枕をしていて、重さで少し手が痺れている。

「はぁ・・・・・。」

もういいや、とちょこっと開き直って
あと5分だけここにいよう、と思った。
シーツを取って洗うために彼を起さないと・・・。
どんなヒドイ起し方をしてやろうかな、と考えた。

=======おわり=======
551ヒルまも:04/06/30 16:55 ID:BIUcZinm
まったく・・なんだって俺の周りにゃ善人しか寄ってこねぇんだよ。
糞デブといい、チビといい、猿といい・・極めつけにゃこいつかよ。

「類は友を呼ぶ」?
冗談じゃねぇ。俺が善人だとでもいいたのか?
「朱に交われば赤くなる」?
ふざけんな。俺が優しくなっただと?あり得ないね。

心の中で毒づいてみるが、現実には俺の隣でシーツにくるまって眠るこいつの・・姉崎まもりの頭の下から、
そろそろしびれ始めてきた腕を引き抜くこともできやしない。

「ま、惚れた弱みってのはあらぁな」

自嘲気味につぶやいて、眠る姉崎の髪を梳く。

552名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:57 ID:BIUcZinm
**************************************

あの日・・。
アイシールドの正体が「セナ」だとこいつにばれた時。
茫然自失から我に返ったこいつは・・姉崎は、誰もいない部室で泣いていた。

私がずっとセナの足を引っ張ってきたんだ、と。
セナのこと何でも知っているつもりになって、実は一番理解していなかったのは私だったんだ、と。

なんで自分を責めるんだよ。

チビをアイシールドの仕立て上げたのは、この俺だ。
おまえに正体を隠すよう指示したのも、この俺だ。
ばれそうになっても陰で手ぇ回して隠し続けてきたのも、この俺だ。

判っているんだろ?だったら、俺を責めるのが筋ってモンだろ?
泣いている姉崎に言ってやった。

「セナを守るために始めたアメフトのマネージャーだ、理由がなくなったんなら続ける必要もないだろう?
・・・・もう、解放してやるよ」
553名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:58 ID:BIUcZinm
仕方ないんだ、いつの間にかこいつの存在が俺の中で大きく育っている。
奪いたい。俺のものにしたい。
そんな感情が日に日に大きく強くなってやがる。

今だったら、まだ間に合う。今だったら、今までの俺でいられる。
こいつのことは諦めるんだ。嫌われて、憎まれて別れた方がいっそ未練も残りゃしない。

「・・辞められる訳ないじゃない」

なに?

「・・アメフトも、部員のみんなも、そして・・貴方のことも好きになってしまった今の私が、今更辞められる訳
ないじゃない!」

俺のことを・・好き?
バカ、そんな目、そんな顔で俺を見るな。

「好きなの・・貴方のことを好きになってしまったの」

やめろ!俺が俺でなくなる、なくなってしまう。
554名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:58 ID:BIUcZinm
体が勝手に動いてしまう。俺は姉崎をしっかり抱きしめる。

「バーカ、お前みたいな女を簡単に手放すと思っているのか?この俺が」

乾いて粘つく舌を動かす。

「続けろよ。マネージャー・・これからも・・」

姉崎もしがみついてくる。胸に顔を押しつけて咽び泣く。

「うん」

そして俺たちは唇を重ね合わせた。

**************************************


「ん・・?ヒル魔・・くん?」

なんだ、起きたのか。

「・・ずっと、起きていたの?」
555名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:59 ID:BIUcZinm
姉崎が身を起こして俺を覗き込む。
髪は手で梳いているウチに殆ど戻ってしまったが、さっきまでの姉崎の乱れぐあいを思い出す。

「そんな大した時間じゃねーよ、ただまぁ、なんとなくあの日のこと思い出していたりしてな」
「あの日?」
「チビの正体がお前にばれた日」
「もう、セナのこと、そういう風に呼ぶのはやめてって言っているのに」

チビに反応して姉崎がむくれる。
相変わらず、セナは特別かよ。その態度がどれだけ俺を妬かせているのか気が付いて・・・・妬いている?
俺が?
ハッ、俺も相当まいっちまっている訳だ。

「お前が庇うからだろ。いい加減に子離れしろっつーの」
「子離れってなによ!・・って、もしかして・・妬いてくれているの?」

図星を指されて内心あわてる。面に出さないように努力する。

「バーカ、そんなわけ・・う?んむ・・」

姉崎が唇を押しつけてくる。
離れた時、名残惜しげに唾液が糸を引く。

556名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:00 ID:BIUcZinm
「ん、ん・・ふぅ・・、うれしい・・。ヒル魔君、好きよ・・っあっ!?」

腕を掴んで引き寄せる。そのまま抱きしめる。

「や、やだ、さっきのでベタベタになっているんだから・・シャワー浴びさせてよ・・ね?」
「別に俺は気にやしねぇよ」

自分から俺を挑発しておいてなに言ってやがる。

「私が気にするの!って・・ちょっと・・あ・・あぁ、う・・あ・・や、やぁ・・」

姉崎の耳を軽く噛みながら胸を愛撫する。
そのまま舌で耳孔内を犯しながら胸の先の突起を摘む。

「あっ耳は・・ああっ!・・はぁ・・はぁ・・や、お願い・・シャ・・シャワーを・・うぁっ、ふっ」

うだうだ言い続ける唇を俺の口で塞ぐ。
舌を入れると躊躇いながらも絡ませてくる。
557名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:01 ID:BIUcZinm
「・・ふ・・ぅ、ずるいよ・・。私だって我慢できなくなっちゃう・・のに」
「俺は構わねぇっていっているのに」
「お願いだから、その・・アソコにキスはやめて・・ね。さっきの時の後始末もしていなくて、ホントに恥ずかし
いんだから・・」

アソコって何処だよ、という言葉が喉まで出かかったが、何とか飲み込む。
ここで機嫌損ねられたら元も子もねぇもんな。

「じゃ、許しがでたとこで遠慮なく」

胸を揉みしだきながら先端を口に含む
ワザと大げさに淫らな音を立てながら乳首を吸う。
チュッ、チュバッ・・

「あぁう、ああ・・あ、恥ずかしい・・でも、いいよぉ・・あぁ」

右手を下へと這わせていく。
茂みに触れる。そこから更に下の方へと手を滑らせる。

「あぁ、あ・・う、はぁぁ・・」

姉崎の裂け目はすでに熱い液が溢れている。

558名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:02 ID:BIUcZinm
「濡れているぜ・・」
「っ!! や、やぁ・・さっきの・・分だよぉ・・」
「そういうことにしておいてやるよ」

予想通りの姉崎の反応を楽しみながら、裂け目に指を入れる。
すでにトロトロに蕩けているソコは難なく俺の指を飲み込んでいく。

「っ、きゃぅ、あ、はぁぁ・・ああ、はぁ、はぁ、・・ああぁ!」

蕩けきっている部分を見たくて、胸に埋めている顔を下にずらしていく。

「あっ、やぁ、だめっだめぇ、お願い、恥ずかしくて死んじゃう、いやぁ!」
「痛て、いてて!、髪引っ張るなっ、さっきもシタだろ、いいじゃねーか」
「さっきしたから、今はダメなのぉ・・お願い、恥ずかしい、あぁっ!」

俺は気にしねぇって言っているのに、難しい女だ。だったら・・
俺は人の悪い笑みを浮かべて考えを実行に移す。
姉崎の腰に手を入れひっくり返す。うつぶせにした姉崎の腰を持ち上げる。

「!」

ベッドに膝をつき、目の前に姉崎の臀部が、そして全てが晒される。
溢れ出た陰液が太股を濡らしている。喉を鳴らして唾を飲み込む。すげぇ・・。

「いや、後ろからはいやぁ、恥ずかしいから・・やめて」

今までは姉崎が嫌がって出来なかった体位なわけだが、素早く俺の肉棒を淫蕩な裂け目に押し当てる。

「ココへのキスがダメなんだろ、だったらこれは我慢しろよ、いくぜ・・」

いきり立つ怒張は、吸い込まれるように姉崎の中に収まっていく。
559名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:04 ID:BIUcZinm
クチュッ、ズリュッ・・

「あ、あ、あ・・・んああああああああぁ―――っ!」

肉襞が俺自身を熱く締め付ける。
くっ!やべぇ、なんだこれは。
快感に突き動かされるように腰を動かす。

「やっ、やっ、なに?んあっ、あああっ、いつもと・・いつもと違う!あぁっ、ああっ!」

髪を降り乱して姉崎が啼く。確かにいつもと違う。
眺めも、肉の締め付けも、快感も、そして姉崎の乱れぶりも・・。

「ふぁぁ、お、奥に・・あっ、あぅ、当たるよ・・あっ、いっ、いっぱい、ヒル魔くん・・あぁっ!」

腰を動かすたびに湿った水の音が溢れでる。
腰を動かすたびに溢れ出る水が糸を引いて落ちていく。
肉棒を引き抜くたびに姉崎の下の唇が逃すまいと捲れながら追いかけてくる。
姉崎の言葉に、喘ぎに、姿に、そして肉襞を通して脳髄を灼く快感にリミッターが外れる。

「あっ!あっ!あっ!あぅ!あぅぅ!ふか・・深い――っ!あぁっ!ああああっ!」

どうしてこいつは、姿も、喘ぎも、乱れ方も、こうまで俺を煽るんだ。
ガバッと姉崎に覆い被さる。腰を押さえていた手で胸を揉みしだく。
そうして腰を打ち付ける。
獣になって、俺の持つ獣性を解き放って。
560名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:05 ID:BIUcZinm
「ひ・・ぃっ!はげし・・過ぎるよ、あっ!あっ!こわ、怖いっ!あぅっ!あっ!あっ!」

「うっ、クッ・・怖いことなんてっ、ねぇよ、俺はここにいる!」

枕に頬を押して付けて啼く姉崎の口に吸い付く。
キスなどというモノではない、舌で口内を蹂躙する。唾液を流し込む。

「ん、ん・・くぅ、ふぁっ、んんっ!」

姉崎も首を捻らせ必死に俺の口を求めてくる。
涎はだらだら溢れまくり、涙を浮かべた目の焦点は合っていない。
そんな姉崎の表情に欲情と快感が加速する。

「んむっ、うあ、あああああ―――っ!!」

深く入れた突きに耐えられなくなった姉崎が仰け反る。
獣のような悲鳴が響き渡る。

「だめっ!あっ、あっ、ひぃっ!だめぇっ!あああぁぁぁぁぁっ!!」

561名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:07 ID:BIUcZinm
絶叫が迸る。姉崎・・もう、イッたのか?
姉崎の痙攣に併せて、俺を包みこんでいる肉襞が締め付けながら激しくうねる。
恐ろしいほどの刺激に意識が飛んでしまいそうになる。

だが・・クッ!まだだ、まだ足りねぇ!
胎内の収まりも待たずに再び腰を突き動かす。

「ひぃっ?!ひぃっ!や、また・・だめ、だめぇ!ひぁぁぁぁぁっ!!」

四肢を突っ張らせ、喉を反らせて、再び姉崎は俺の下で痙攣する。
しかし、それでも俺は突き続ける。

「えぅ・・あぁ・・しん・・じゃう・・よぉ・・っ、また、またぁっ―――っ!」

すぐに姉崎が悲鳴を上げる。
汗と、涎と、繋がりから吐き出される液体で、身体もベッドもグシュグシュに蕩ろけている。
三度訪れる肉襞の蠢きに絡め取られる。限界が急速に盛り上がる。

「くっ!あ・・、イク・・ぞ、うっ・・クッ!」

高まりを姉崎の膣(な)かに解き放つ。
今日は2度目の射精だというのに驚くほど大量の欲望が吐き出される。
ビュルッ!ビュルビュルビュルビュルッ!!

「うぁああああああぁっ!あつい・・あつい――――――っ!!・・あぁ・・・あ、あ・・」
562名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:08 ID:BIUcZinm
絶叫の後、虚ろな声を残して姉崎が崩れ落ちる。
体中弛緩している状態で、それでも膣は思い出したように収縮し俺の欲望の残滓を搾り取っている。


「もう、ほんとに死んじゃうかと思った」

グシャグシャに濡れたベッドの中で、二人でまどろむ。
火照った体が急速に冷えていく。

「凄かったぜ、後ろから突かれた姉崎」
「なっ、馬鹿ぁ!」

ジャレついて振り下ろした手を受け止める。

「・・恥ずかしかったんだから・・、嫌いになったり・・しない?」
「バーカ、良かったんだよ。おまえが嫌だといったって、手放したりしねーからな。覚悟しておけよ」

そうして唇を重ねる。
さっきまでの激しい繋がり・・肉欲では埋めきれなかった。
ゆっくりゆっくりお互いを味わい、心の繋がりを思い出すかのような静かなキス。

563名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:09 ID:BIUcZinm
「ふ・・ぅ、ヒル魔くん・・好き」
「ああ・・俺もだ」
「うれしい・・・・」

姉崎が微笑む。
昔の俺だったら・・多分目をそらしてしまうような・・邪気のない安らかなる微笑み。
それを、しっかりと受け止めて静かに髪を撫でる。

やがて・・俺の頬に添えられた姉崎の手が力を失う。
目は閉じられ、呼吸(いき)が規則正しく刻まれる。

さて・・と、俺も眠りに落ちる前に、濡れきったこのベッドを何とかしないとな。
二人で仲良く風邪でも引いたりしたら洒落になんねぇ。

起きあがり、眠る姉崎を抱き上げる。

「・・う・・ん・・」

起こさないようソファに横たえ毛布を掛けてから、ベッドに染みつく情事の残滓を片づける。
なんで、俺はこんなことしてるんだ?

564名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:10 ID:BIUcZinm
デブとチビと猿の言葉が何気ない言葉がフラッシュバックする。

「ヒル魔・・優しい・・」
「ヒル魔さん、ど、どうしたんですか?」
「先輩、ありがとっっざいますっ!」

・・俺が優しい?こいつの・・せいか?

再び抱き上げて、ベッドに静かに静かに横たえる。
その隣へ身体を滑り込ませ、毛布で覆う。

・・まっ、いっか。
別に人類すべてに優しくなっている訳じゃねーもんな。
顔見知りくれぇには、気が向いたら優しい言葉でもかけてやるさ。

自分を納得させながら、俺の意識は急速に落ちていった。


終わり
565名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:21 ID:BIUcZinm
あとヒルまも(鬼畜肉奴隷)とセナまもが1つずつあるけどいりますか?
ちなみにセナまもは未完みたいで、続きが見当たりません。
それでよければ夜またコピペに来ます
566名無しさん@ピンキー:04/06/30 19:28 ID:wARGNGpC
あんた神だ!!神だよ!!
・。+"・(ノД`)。*;゚,

是非貼ってくださいおながいします。



ただ、ちょっと気になるんですが…
進まも、ってなかったでしょうか??前スレで見た気がするんです……
567名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:33 ID:UQGhcbJf
うまー!どんどん張ってくだせい
568565:04/06/30 23:36 ID:L+rBvT0Z
>進まも
すいません見落としてました
たしかにありますがこれも未完です。
じゃ以下コピペ続きます
569肉奴隷ヒルまも:04/06/30 23:37 ID:L+rBvT0Z
「ふう・・んふ、・・ふぅ、ふっ、んぐっ!」
 くちゅっ、ちゅばっ、ちゅっ・・・

ルーレットやコイン板が設置され、カジノと見間違わんばかりにギャンブル用具が充実した部屋の中、
一組の男女が暗い隅でうごめいている。
女は・・全裸で男の前に跪き、その股間に頭を埋め荒い息と湿った音を部屋の中にまき散らしていた。

「うぅ・・ふう、あぁ・・ん・・ふぅ・・」
じゅるっ、ちゅばっ、ちゅちゅっ・・

「よーし・・そろそろ出してやる。コボすんじゃねーぞっ・・うくっ!」
男・・蛭魔妖一は、そういって自分の欲望を濃縮した液体を解き放つ。

「っ!!・・んっ!・・ん・・コク、コク・・ん・・あぁ・・」
女・・姉崎まもりは、喉の奥を打ち付けられて咽せないよう出る瞬間に頭を仰け反らせ、打ち出された
ヒル魔の欲望を受けとめ飲み込んだ。
570名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:38 ID:L+rBvT0Z
ぺちゃ・・ちゅ・・
そうして陶酔しきった顔で再びヒル魔の肉棒に舌を這わせる。
熱に浮かされたように赤みが差す肌と、暗く快楽に濁ったその目は、普段のまもりを知る者には到底
信じることが出来ない淫猥な姿であった。

「けっ、いつまでシャぶってやがる。俺の気は済んだ、後は帰っていいぞ」

ヒル魔が吐き捨てるように言うと、まもりが顔を上げる。
その表情には、不安、恐れ・・そして隠しようがないくらいヒル魔に対しての「媚び」「諂い」の表情が混じっ
ている。
「えっ?・・そん・・な、私、ヒル魔君に・・まだ、シテもらってない・・」

まもりのその答えを聞いて、ヒル魔の形相が変わる。
「アぁっ!?「シテもらって」だと?てめぇ何様だ?んなもん俺ァしらねーよ」
「てめぇで勝手に何とかすりゃいいだろーが、それにもうすぐ昼休みは終わりだ。午後の授業に出なくて
いいのかよ、あ?糞優等生っ!」
571名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:39 ID:L+rBvT0Z
ヒル魔の言葉は容赦なくまもりを打ち据える。
しかしどんなに打ち据えられようと、まもりの中で荒れ狂っている疼きを押さえられるのは、目の前にいる
ヒル魔しかいない。

「そんな・・お願い・・これじゃ・・このままじゃ午後の授業に出られないよ・・」
まもりはそう言いながらヒル魔に縋り付く。目にはうっすらと涙が浮かんでいる。

それを見てヒル魔は心の中でほくそ笑む。しかし面では、これ以上無いような沈痛な表情でため息をつい
てみせる。

「・・おめーもいつまでたっても頼み方一つ出来ねぇ女だな・・前に俺の好みを教えたろ?俺が気に入る、
その気になるように頼んで見せろ。もしかしたら俺の気が変わるかもしれねーぞ?ん?」

ヒル魔君・・こう呼ぶことがまもりの現在の・・ヒル魔の性奴としての境遇に対して出来るただ一つの抵抗
だった。
しかしヒル魔が与えてくれる快楽の前には、そのような抵抗も、プライドも、尊厳も、なんの役にも立たない
些細な障壁でしかなかった。

「・・わかり・・ました」
まもりがノロノロと這い出して、ヒル魔の前で身体を開く。
左手は乳房の形が変わるくらいに強く激しく揉みしだいている。右手は淡い茂みの・・その付け根で陰液
を垂らしながらヒクつく割れ目を大きく押し開いている。

「お願い・・します。・・妖一様の熱くて・・大きくて、素晴らしい、オ・・オチンチンで、私のこの妖一様が欲し
くて・・欲しくて、いやらしい涎を・・垂れ流し続けているオマンコを・・私の堪らなくいやらしいオマンコを、
つ、貫いてくださいっ!あぁ・・お願いしますっ・・お願い・・うっ・くぅ・・」
572名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:40 ID:L+rBvT0Z
言葉を発しているうちい興奮に耐えられなくなったのであろうか、まもりは自らの指を裂け目の中に埋没
させ、いやらしく腰をくねらせる。

「欲しい・・欲しいんです。ここに・・オマンコに、ひぁっ・・っください!差し込んでくださいっ!
あぁっ・・ほ、欲しい・・ああ・・」

「くっくっくっ・・はははっ、YA−−−−−HA−−−−−!!わかった、やってやろうじゃねーか」

まもりの顔が輝く。しかしそれは淫猥の輝きと言うべきものであろうが・・。
「あぁぅ、ほんと?ほんとですか?う・・うれしい・・!」

次の瞬間、ヒル魔はそんなまもりを絶望へと追い立てる。
「なんてさっき程度ので、この俺が満足すると思うか?やめだやめだ!とっとと出て行け、この糞女!」
見る間に顔色が変わっていくまもり。
「そんな・・ひどい、ひどい・・」

期待した・・期待してしまった快楽に身体が反応する。行き場のない欲求はまもりを責め立てる。
大粒の涙がボロボロと溢れ出る。
「うぅっ、うっ、うっ・・お願い・・欲しいの・・欲しいの・・」


「ちっ!うっとーしーな、よし最後のチャンスをやろう。「1分以内」に自分でイッてみせろ、潮吹くくらい
に激しくな。イク事が出来たら・・オメーの糞マンコにぶち込んでやってもいいぜ」

この状況でまもりに選択する権限はない。
ヒル魔の肉棒が貰えるのなら、自分でする事なんてどうってことない。

「・・あぁ、イキます、すぐにイキます!イキますから今度こそお願い・・おかしくなっちゃう・・」
573名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:40 ID:L+rBvT0Z
そんなまもりを見ながらヒル魔は笑みを浮かべる。

「ただしテメーの糞マンコに触ることは禁ずる、いいなっ!?」
「え?そ、そんな・・それじゃイケない・・」
反論しても、狼狽しても、事態は全く動かない。

「5秒経過、YA−−−−−HA−−−−−!!オラオラ、時間が無くなるぞぉっ」

ヒル魔が・・肉棒が貰えない!その事実がまもりの頭に耐えられない恐怖となって押し寄せる。
「いや・・いや・・イク・・必ずイキますから・・欲しいの・・欲しいの・・あぁっ!」

10秒経過ー・・遠くでヒル魔の声を聞きながら、まもりは絶頂を迎える為の努力を始める。
「・・うんっ、あっ、あっ、ひっ!!・・あぅ・・あぁっ!」
形が変わるくらい激しく胸を揉んでみる。乳頭を押し潰し・・あるいは千切れるくらい引っ張ってみる。

体は十分に火照っている。わずかな切っ掛けさえあれば容易に絶頂を迎えることも出来るであろう。
しかしその切っ掛けを与えてくれるスイッチ、まもり自身の裂け目を触ることはヒル魔によって禁止され
ている。

− イキたい・・イキたい・・イカせてっ! −

まもりは無意識に両手をアナルへと運んでいた。
左手でアナルを押し開き右手を差し込む。
「ひっ・・ !」
初めての経験に恐怖を感じる。
しかしその一方でとろけるような快感にしびれもした。
574名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:41 ID:L+rBvT0Z
− イケる・・ここならイケる! −
・・あと20秒、YA−−−−−HA−−−−−!!・・
ヒル魔の声が遠くに聞こえる。

− ここでイクんだ、これでイケるんだ。 −
「おぉぉ・・あひっ、ひぃ・・痛・・いい、いいの・・気持ちいいのっ」

指を入れて子宮を中から刺激する。初めての行為と初めての刺激に異常な興奮を覚えている。
そしてそれはまもりの中に激しい快感を導き出した。

「いひっ、ひぃぃぃ、イクっ!イッちゃうっ!ああっ、ああっ!ひあぁぁぁっ!」
まもりの頭の中に火花が弾ける。腰をガクガク揺らしながら、まもりの裂け目は熱く淫蕩な液体を吹きだ
していた。

「5秒前・・間に合ったか」
ヒル魔は壁の時計に目を走らせてニヤリと笑う。

「うぅ・・ご褒美を・・オチンチンをください・・。あぁ、欲しいの・・」
「おーし、よく頑張ったな、オラ、そこの台に手ぇつきな、オメーの欲しいヤツをぶち込んでやるからよ」

− やっと、やっと・・うれしい・・ −

まもりはノロノロと立ち上がり、指示された台に手をついて挿入を待ち焦がれる。
淫液はすでに内また全てを濡らしている。

− 早く・・早く・・頂戴!欲しいの・・オチンチンが欲しいの −
575名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:42 ID:L+rBvT0Z
キーンコーンカーンコーン・・

「おぉっと、予鈴が鳴っちまったな、時間切れだ」
ヒル魔は剛直した肉棒をサッサとズボンの中にしまい込む。
「・・えっ?」

「さて、午後の授業が始まっちまうぜ、とっとと戻んねーとな。な、糞風紀」
「YA−−−−−HA−−−−−っはっはっはっ・・・・」

消えていくヒル魔、遠ざかっていく笑い声を聞きながら、まもりは崩れ落ちた。
声を押し殺してむせび泣きながら・・ゆっくりゆっくり・・割れ目へと手は伸びていった。満たされない
空虚な疼きを少しでも癒せるように・・。


-----終了-----
576セナまも:04/06/30 23:43 ID:L+rBvT0Z
カリカリカリ…ペラ
ノートに書き込む音と参考書をめくる紙擦れの音が静かな部屋に響く。
まもり姉ちゃんの部屋の座卓にテキストを広げ、解らないところはまもり姉ちゃんに
教えてもらう。昔っから続いている僕とまもり姉ちゃんの勉強風景だ。

ただ、ちょっと前から変わったことは…角を挟んで90度だった座る位置が今は隣。
真横に並んで肩と肩、腕と腕が触れている。

ふぅ〜,ちょっと一休み。
体を起こして隣のまもり姉ちゃんの横顔を伺う。
サラサラの少し茶色がかった髪が頬を隠していて、その代わりに現れているうなじが
何処までも白くて透き通っていて、ついボォ…っと見とれてしまう。

「セナ、どうしたの?解らないところあった?」
書く手が止まっている僕に気が付いたまもり姉ちゃんが振り向いて声をかける。

「あ、ううん。そんなんじゃないよ」
あわててノートに目線を戻す。言えないよ、見とれていたなんて。

「ふぅん、じゃ何していたのかな〜?」
まもり姉ちゃんが、そういいながら僕に身体を押しつけてきた。

「わわっまもり姉ちゃん,倒れちゃうよ」
慌てる僕の声にクスッっと笑いながら,まもり姉ちゃんは顔を寄せる。
唇が僕の頬に軽く触れ、そのまま耳元で囁く。

「ね、今日はね…大丈夫な日なの」
「ま、まもり姉ちゃん?」
「セナ…しよっか」
577名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:43 ID:L+rBvT0Z
あの日…僕がまもり姉ちゃんのオナニーを見てしまった、そして僕とまもり姉ちゃんが
初めてセックスをした日から、僕たちはもう何度も抱き合っている。

僕をずっと色んな事から庇ってくれていたまもり姉ちゃん。
僕より背が高くて、なんでも出来て、みんなに好かれていて、ハキハキしていて…そして
凄く綺麗で。
ずっと僕が甘えている側で、ずっと僕が守られている側で、そしてずっと僕だけが憧れて
いるままでいて…こんな関係がずっと続くと思っていた。

「セナ? 嫌…なの?」

不安そうなまもり姉ちゃんの声,ハッとして顔を向ける。
僕に届いた声以上に不安げな表情…。

…あの日以来、勉強風景の他にも変わったことがある。
二人だけの時,まもり姉ちゃんに時折こんな表情が現れる。
それまでは見たことがなかったんだ,こんな弱々しいまもり姉ちゃん。
僕が頼りないから,安心できないのかな。

「ううん、そんなこと無いよ。ちょっと考え事していて…ごめん」

僕の一言で安心したのかまもり姉ちゃんの表情が和らぐ。
それを確認した上でそっと唇を重ねる。ふれあうだけの軽いキス。
離れてまもり姉ちゃんの顔を見てみると,真っ白だった頬が赤い。息も少し上がっている。
…多分今の僕も同じなんだろうけれどね。
578名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:44 ID:L+rBvT0Z
「まもり姉ちゃん…」
僕の両手はまもり姉ちゃんの肩を掴む。
まもり姉ちゃんの両手は僕の頬に優しく添えられる。
そのまま互いにゆっくり近づいて、互いにゆっくり目を閉じて、唇が触れる瞬間を感じ取る。
触れるだけのキスを繰り返した後、互いに唇で唇を啄み合い、そして…。

クチャ…ジュル…ペチャ…
舌と唾液を吸い合う水音が響き始める。
互いの舌を絡め合い、互いの唾液を注ぎ合う深いキス。

「好き、セ…ナぁ、あっ、う…むぅ、ぷっ…うぅ、ふぁ…」
ペチャ…ペチャ…チュルル…チュ…
吸いきれなかった唾液がまもり姉ちゃんの赤く火照った頬から顎へと伝わり流れている。
すごくいやらしい。でも…だからこそすごく興奮する。まもり姉ちゃんも興奮している?

「ぷはっ,はぁ,はぁ,セナ…セナぁ,ふぷっ,ふぅん,ん,んっ」
荒い息を付きながら,まもり姉ちゃんが僕の頭を抱え,強い力で唇を押しつけてきた。

「んむっ? わっ? まもり姉…っ! んーっ!」
うわっ!? そんなに押されたら支えきれなくなっちゃうよ!
ポフッ…!
覚悟していた衝撃が柔らかいもの吸収される。よかった,クッションあったんだ。

「ぷふぁ,はぁ,はぁ,ぁあ…ん…」
まもり姉ちゃんが唇を離す。でもまだ唾液の糸が繋がったままだけれど。

「ふぅ… あ 」
思わず吐きだした息で糸が切れる。
…なんかおかしい。何となくだけれど、いつものまもり姉ちゃんじゃない。どうしたんだろう?
とりあえずわざと明るい声で笑ってみる。
579名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:44 ID:L+rBvT0Z
「ははっ,クッションあって良かったよ…え,ど,どうしたの?まもり姉ちゃん…」
え,なんで…? どうしてそんな泣きそうな顔…

「ねぇ,セナ,私…大丈夫かな?」
「えっ?」
な,何が大丈夫? まもり姉ちゃん,どうしたの?

「あのね,セナのことが好きで自分でも止められないの。二人っきりでいる時は,いつも
すごくドキドキしちゃって…」
それは僕だって同じだよ?

「キスなんかしちゃうともう止まらないの…,セナが欲しくておかしくなっちゃうの」
「まもり姉…ちゃん?」
僕だって同じだって! なんでそんなに悲しそうに…涙浮かべて言っているの?

「自分でもいやらしいと思っている,でも止められないの」
見る間に涙が溢れ,そして僕に落ちてくる。

「怖いの,セナに軽蔑されているんじゃないかって。私の方からおねだりして、いやらしい
なんて思われているんじゃないかって。怖いの…セナ,嫌いにならないで…お願い…」

「嫌いになるわけないよ!」
初めての時にも言ったセリフ。また言わなければならなくなるなんて…。
こんなこと言うのは恥ずかしいよ。でも、僕がまもり姉ちゃんを不安にさせているとしたら,
少しでも僕の気持ちを伝えたい。安心させてあげたい。

「僕がまもり姉ちゃんを嫌いになるわけないじゃないか。僕じゃ全然頼りにならないかも
しれないけれど…でも,まもり姉ちゃんのこと好きなんだ,大好きなんだ」

伝えたい気持ち少しでも届いてくれればいいんだけれど…。
580名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:45 ID:L+rBvT0Z
「私…本当にいやらしいんだよ,それでもいいの?」
まもり姉ちゃんは僕を見据えて言葉を続ける。

「それは僕だって…同じだよ。ついついエッチなこと考えちゃって…それでね,あの…僕
エッチなまもり姉ちゃんも大好きなんだ」
「セナ…」
息をのんだ後、まもり姉ちゃんやっと笑ってくれた。まだまだ泣き笑いみたいだけれど…
うれし泣きかな? なんて思うのは僕の自惚れかな。ついつい調子に乗ってしまう。

「本当はね,僕,まもり姉ちゃんのいやらしい姿もっともっと見たいんだ。すごく興奮するし,
それにすごく綺麗だって思うし。…ねぇ、見せてっていったら見せてくれる?」
…なんか方向がずれてきたような気がするけれど、勢いがついてしまい止まらない。

「そんな…こと…は,恥ずかしいよ…」
消え入りそうなまもり姉ちゃんの声,でもどこか嬉しそう。
ちょっとだけ意地悪な事を聞きたくなってくる。

「あの時…僕を想ってシテたの?」
「え?あの時?」
「初めての日こと,まもり姉ちゃんが僕の名前を呼びながら…」
「あっ…あっあっあの時はっ!」

まもり姉ちゃん,言葉の意味を理解した途端真っ赤になって焦っている。
そんな姿に,恋しい,愛しい,メチャメチャにしたい,泣かせたい,頼られたい,喘がせたい
…色んな感情が噴きあがる。普段の僕からは考えられない,僕じゃないような言葉が口から
勝手に溢れ出る。
581名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:46 ID:L+rBvT0Z
「見たいんだ,まもり姉ちゃんのエッチな姿…ねぇ,あの時の続きやって見せて」
「そんな…」
「僕を想ってエッチな事するまもり姉ちゃんにすごく興奮するんだ,僕のことを想いながらイク
ところ,見たいんだ」
「や、やだ、セナいつもと、違うよ」

っと,気が付いたらまもり姉ちゃん困っている。
もしかして僕,相当変なこと言っているんじゃ…安心させるどころかこれじゃ僕が変態っぽく
て嫌われちゃうよ。
頭に上っていた血がサーッっと引いていくのがわかる。…わかりたくなんか無かったけれど。

「…あ…,ついなんか変な事…。ぼ,僕の方がエッチでおかしいのかな…はは…」
今はもう完全に我に返ってる。僕,何言っていたんだろ。
まもり姉ちゃんの顔,まともに見られない。変態に思われたよ,絶対!

「あ,そ,そんなこと無いよ」
まもり姉ちゃん無理してる。あ〜暴走しちゃった,馬鹿な事言わなきゃ良かった…
後悔に押しつぶされそうになったその時,信じられない言葉が届く。

「…恥ずかしい…恥ずかしいんだけど,でも…ぅん,いいよ」
「…え? 今…なんて?」

ポカンとして顔を上げる。目の前で真っ赤になっているまもり姉ちゃんがモジモジしながら
言葉を続ける。

「ね,セナ,その…今着ているシャツ,貸して欲しいな」
「い,いいけれど,どうするの?」
急展開に戸惑いながら上擦った声で尋ねかえす。

「あのね…セナの…セナの匂いが好きなの…」
582名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:46 ID:L+rBvT0Z
…フー…フー…ン…ンンッ…

荒い息の切れ間に,漏れてくる押し殺した声。
ベッドの上で左足を折りたたみ,うつ伏せになって…僕のシャツを左手で顔に押し当て,
右手で胸を揉んでいる。
未だに目の前の光景が,どこか絵空事っぽくて信じられないんだけれど…間違いなく
僕の言葉を受けて,僕の目の前で行われている現実。
自分で自分を慰めているまもり姉ちゃんの痴態。

…ウゥ…ン…ン…

僕のシャツを噛んで声を抑えている。
ショートパンツのホックが外されて,下着の中に左手が伸びていく。

…ンンッ…ンンッ…

太股に隠れてて,まさぐっている部分はよく見えない。
でも,まもり姉ちゃんの腰がユラユラと動き始めている。漏れ出てくる息も声も荒く大きく
なっている。

まもり姉ちゃん…感じているんだ。
いつの間にか,僕も荒い息をしながらまもり姉ちゃんの行為を食い入るように見つめて
いた。
まもり姉ちゃんの喘ぐ声が聞きたい,まもり姉ちゃんの柔らかいオッパイを見たい,まも
り姉ちゃんが自分で弄っているアソコ…オマンコを見たい。

ねぇ,隠していないで全部僕に見せてよ。
583名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:47 ID:L+rBvT0Z
「まもり姉ちゃん…」
僕はゆっくり傍に歩み寄り髪に触る。ビクッと身を縮ませ動きが止まる。
まもり姉ちゃんは,おずおずと顔を上げ僕を見つめる。

「まもり姉ちゃん…」
もう一度くりかえす。
そうっと頬っぺたを撫で,それを合図に銜えているシャツを引き離す。

「あっ…ん」
まもり姉ちゃんが銜えていたところはべっとりと濡れていた。
シャツを拡げて確かめる。

「ほら,まもり姉ちゃんの涎で…僕のシャツにこんなに大きなシミが出来てる」
「っ!? や…やだっ!」

まもり姉ちゃんは目を逸らして布団に突っ伏す。
いつもと違う弱々しさ,セックスとは違う自慰で欲情しているいやらしい姿…現実味の
ない空間に引きずられ,僕自身もいつもの僕じゃなくなっていく。ベッドに腰をかけ,
再び優しく髪を撫でながら耳元で囁く。

「まもり姉ちゃん,すごく…いやらしくて…綺麗だよ」
肩を押して仰向けにし,真っ赤になっている顔を覗き込む。

「や,やぁ! 恥ずかしい…見ないで…見ないでぇ…」
いやいや,と首を振りながら抵抗するまもり姉ちゃんを押さえつけキスをする。
強引に唇をこじ開け舌を突き入れた途端,僕の舌はまもり姉ちゃんの舌に猛烈な勢い
で絡み取られて吸われる。
584名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:48 ID:L+rBvT0Z
ジュルルッ!チュルルッ!チュバッ!チュッ!
唾液を流し込みながら,右手を這わせて足の付け根を探る。下着に潜り込み、柔らか
な毛をかき分け、その先へと手を伸ばす。

…じゅぷ
秘かな水音と共に,指先に触れる熱く濡れた襞,そしてバックリと開いた下の口…まもり
姉ちゃんの熱く潤ったオマンコ。激しいキスを続けながら,躊躇うことなく其処に指先を
突き入れる。

ぐちゅるっ!じゅぶっ!じゅぷっ!
耳元で響くキスの互いに唾液を吸いあう音とは違う,はっきりと聞こえる別な水音。

「んっ!あっ,あっ,ああっ!」
まもり姉ちゃんは、堪らずに唇を離して啼き声を上げている。

不思議だ…。一連の行為の中で僕は信じられないほど落ち着いている。

おちんちんも痛いくらいに脹らんでいて,間違いなく興奮しているんだけれど、こんな
まもり姉ちゃんをもっと見ていたい………違う,まもり姉ちゃんをもっと乱れさせたい,
いやらしい姿を引き出したい,もっと激しく啼かせたい,と強く願うもう一人の僕が意識
の隅でゾッとするほど冷静にまもり姉ちゃんを見据えているんだ。

2本の指でかき回し,程良いところで右手を引き抜く。

「ああっ…あぁ……あ…」
2度3度,まもり姉ちゃんの腰が上下に揺れ動き、力尽きたかのように崩れる。
荒い息が吐きだされている半ば開かれた口,涎にまみれた頬,そしてどこか熱っぽい
ような潤んだ目,そんなまもり姉ちゃんに,もう一人の僕が声をかける。
585名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:49 ID:L+rBvT0Z
「まもり姉ちゃん…僕が触る前から,すごく溢れていたよ,ほら」
指先に纏わりついている少し濁った粘液を見せつける。指を開くと糸を引きながらまも
り姉ちゃんの顔に滴り落ちる。

「あ……あ…」
滴り落ちる粘液を拭う事も避ける事もしないまま惚けたように顔で受け止める。

もう一人の僕がそんなまもり姉ちゃんを追い立てる。
ショートパンツと一緒にぐっしょり湿った下着をひき下ろす。

「まもり姉ちゃん…続けて,ね?僕すごく興奮しているんだ。もっと見たいよ。声も聞き
たいよ。ほら,手伝うから…」
まもり姉ちゃんの左手を取って,一緒に足の付け根へと導く。
手と手を重ね合わせながら,未だに熱い粘液を吐きだしヒクヒク震える肉襞に持って
いく。

「あぅ…!」
僕の右手とまもり姉ちゃんの左の手,人差し指には薬指,中指で中指,そして薬指には
人差し指…そうして二人で重ねた中指で開いた口に突き入れる。

「…ひぅ!あっ…あっ,あっあうっ,あぁっ,ああっ!」
ぐちゅるっ!じゅぶっ!じゅぷっ!…
再び響き渡る濡れた音。
まもり姉ちゃんの腰が動き出したのを確認してそうっと重ねた右手をひきあげる。

「あぅ! はぁ,はぁ,セナ,あぅう,んっ,んんっあっ!」
じゅぶっ!じゅぷっ!ぐちゅっ!…
586名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:50 ID:L+rBvT0Z
もう僕の手は必要ない。
まもり姉ちゃん自ら右手では胸を揉みしだいている。
さっき導いた左手の中指と薬指を激しく突き入れながら腰を上下に振っている。
抑えるものの無くなった口からは喘ぎ声が溢れだし声のトーンはあがっていくばかり。

「あぁっ!あ,あ,セ,セナ!」
「気持ちいい?まもり姉ちゃん,僕が見ている前でオナニーして…気持ちいいの?」
見ていれば判るはずなのに、もう一人の僕がまもり姉ちゃんを容赦なく追いつめる。

「い…やぁっ!あっ,あっ,そんな…こと、っう、だめぇ!」
「嫌なの? 気持ちよくないの?」
今の興奮とは裏腹の、もう一人の僕のひどく残念そうな声が出る。

「…じゃ、こんな事…もう止めよう」
僕はそういいながら、まもり姉ちゃんの…足の付け根をまさぐる左の手首を掴んで
押さえる。

「…あ……あ……セ…ナ…」
まもり姉ちゃんは目を潤ませながら荒い息で僕を見る。腰は失われた刺激を求めて
震えながら僅かに上下に動いている。

「…ホントは気持ちいいの?」
コクッコクッ…っと激しく頷く。
「口に出すのは恥ずかしいの?」
コクッコクッ…っと再び頷く。見る間に目から涙が溢れてくる。

「僕…まもり姉ちゃんのいやらしい姿にこんなに興奮しているんだよ」
まもり姉ちゃんの顔前でズボンとパンツを下ろし、今までにないくらい大きく膨れあがっ
たオチンチンを見せつける。
587名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:50 ID:L+rBvT0Z
「僕は嬉しいんだ。僕の目の前で,いやらしい事しているまもり姉ちゃん,夢みたいだよ」
そういいながら、押さえていたまもり姉ちゃんの左手を解放する。僅かな間をおいて、
再び喘ぎと濡れた音が響き出す。
それを見ながら、ビクンビクンと震えるオチンチンをゆっくりと扱き出す。

「あぁっ…あぁっ…恥ずかしっいっ,うぁっ!」
「僕、今だったらまもり姉ちゃんがいやらしいことを言うだけで…うっ…イクと思うよ」
「あぅぅぅ…はぁ、はぁ、セ、セナァ…ぃ、ぃぃ…あぁっ!」
「はぁ、はぁ、まもり姉ちゃん…気持ちいいって言ってみて、「見られて気持ちいいっ」って」

もう一人の僕が言わせるとどめの一言。

「はっ,はぁっ! セナァッ、ぃぃっ、気持ち…いいっ!」
「セナに見られて気持ちっ、いいのっ! っ…あっ、ああっ!」

その言葉…待ち望んでいたその言葉に僕は無意識に腰を突き出した。
握りしめたオチンチンがまもり姉ちゃんの頬に触れる、ヌラヌラと先走ったものがまもり
姉ちゃんの頬とオチンチンを繋ぐ糸を引く。
それを見た瞬間、もう一人の僕の存在など一瞬のうちに消し飛んで…暴発した。

588名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:51 ID:L+rBvT0Z
「うわっ、まもり…姉…あ…ああぁぁっ!」
ビュルルッ!ビュビュッ!ビュルッ!ビュルッ!
信じられないくらい勢いよく、信じられないくらい沢山の精液がまもり姉ちゃんの顔に降
り注ぐ。

「ひあぁ、セナッ、あ、あつ、熱いよぅ…あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
僕の精液を顔で受け止め、絶叫と共に腰を浮かせて震える。
まもり姉ちゃん…イッたんだ…僕にオナニーを見られながら…いやらしいことをいいな
がら…僕の精液を浴びながら…イッたんだ…。

「…う…うぅぅ…」
精液の最後の残滓がオチンチンの先から零れ、それが合図であるかのように体から
力が抜け…僕はまもり姉ちゃんの隣に崩れ落ちた。

崩れ落ちる直前に見た僕の精液で汚されながらも快感に打ち震えるまもり姉ちゃんは、
今までで一番綺麗でいやらしくて…そして愛おしいと感じた。
589名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:53 ID:L+rBvT0Z

以上未完。

↓以下王マネ
590名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:53 ID:L+rBvT0Z
 机に押し倒されて、目の前に部室の天井が広がった。
 怖くて逃げようともがいても、無理矢理脱がされた制服が邪魔でうまく動けない。
「や、嫌ぁ……」
 不安で声が震える。
 ―――さんの手が、スカートのホックを外した。
 腰を抱えられてたやすく脱がされると、キャミソールとお揃いのショーツが露わになった。
 ウサギの絵でも付いてるかと思った。と―――さんが意外そうに言った。
「そんなのっ……」
 いつも皆が子供扱いするから、下着くらい高校生らしいのを選んでるっていうのに。
 わたしの考えなんてお構いなしに―――さんはショーツの上から大きな手でお尻や、前を、撫で回す。
 くすぐったいような、不思議な感じに身を捩る。
 ショーツの端から指が入り込んでくるのが分かって、思わず声を上げた。
「いやぁ!駄目っ……」
 慌てるわたしの様子を―――さんはすぐに手を引っ込めて、楽しそうに眺めていた。
 恥ずかしくなって横を向くと、―――さんはわたしを跨ぐように、机の上に膝をついた。
 ファスナーが下ろされ、目の前に突きつけられる。
「……っ」
 顎を掴まれて、口を開かされる。
 怖くて、でも抵抗したらもっと怖い目に合うかもしれないと思って、されるがままに口を開いた。
 もっと開けないと。と―――さんは言いながら、唇の感触を楽しむように先端を押し付ける。
 おそるおそる大きく口を開けると、待ちかねたように押し入ってきた。
 顎が外れそうになりながら、出し入れされるうちにそれはますます大きくなっていく。
「んぐ、ぅ……ふぅ…っ」
 息苦しさに、目尻に涙が溜まってくる。口の端からは引き抜かれる時溢れた唾液が伝っていた。
 やがて、さすがに辛そうに見えたのか―――さんはようやく動きを止めた。
 唾液に濡れた―――さんのが、光る糸を引きながら抜き出される。
591名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:54 ID:L+rBvT0Z
「けほっ、けほ……はぁ、はぁっ」
 息をつく暇もなく、今度はわたしの頬や胸に押し付ける。
 唾液やそうでないぬるぬるで滑る肌を好き勝手に―――さんは擦り上げた。
 擦られすぎて胸が熱くなってくる。
 ときどき特に敏感な部分にも―――さんのが当たって、そのたびにわたしは声を我慢した。
「―――さん……もう、やだ……ぁ」
 わたしを見下ろす―――さんの息が、だんだん荒くなっていく。 
 頭がぼうっとなって、体に力が入らなくなってきた。
 と、急に何だかむずむずする感触に内腿を擦り合わせる。
 ショーツの中が気持ち悪い。
「ん……」
 やがて―――さんが押し殺した声で呻いて、胸に押し付けられたモノから生温かい、どろっとした感触が伝わる。
 思わず目を向けると、それはまだびくびくと蠢きながら白い糊みたいなものを吐き出していた。
 最後に吹き出した飛沫が顔にかかる。
「やぁ、これ……」
 手で拭うのもためらわれて、どうしようもなく―――さんと天井を見上げる。
 するとしばらくわたしを跨いだままだった―――さんが、机から降りた。
 ようやく終わったとほっとした……のも束の間。
 どうしたんだ?と、―――さんが言った。
 何度も擦り合わせた内腿の間を、覗き込まれていた。
 とても、近い距離で。
592名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:55 ID:L+rBvT0Z
「や……!」
 思わず声を上げて、飛び起きた。
 はねのけたタオルケットが手に絡む。
「…へ?」
 自分でも間抜けだなあと思う声を上げて、わたしは辺りを見回した。
 暗い部屋の中。いつもの、自分の部屋。布団の上。
 枕元の目覚し時計を振り返る。
 AM3:48。真夜中だ。
「……夢、か」
 布団に座り込んだまま、ぼうっと天井を眺める。
 部室じゃない、自分の部屋の天井。
 ―――さんも居ない。
 …あれ?
 ―――さんって、誰。
 思い出せない。
 すこし考えてみたけど、やっぱり思い出せない。けど。
「部室って事は……」
 アメフト部の誰かだったんだろう。
 そう思うと、恥ずかしいような申し訳ないような気分に思わず唸ってしまう。
 どうしてこんな夢を見てしまったのかは、大体思い当たる。
 昨日クラスメイトが学校へ持ってきていた女の子雑誌のせいだ。
593名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:56 ID:L+rBvT0Z
 女の子雑誌は見た目こそ可愛いけど、中身はかなり過激。確か特集は『夏のH』とかなんとかだった。
 男の子が見たら女性不信になるような記事の中、思わず読み耽ってしまった話があった。
 夏休みの部室でHしてしまった、運動部のマネージャーをやっている、女の子の体験談。
 他の記事も見るふりをしながら何度もそのページをめくっていた。
 貸してあげるよ、と笑うクラスメイトに慌てて突き返したものの、頭の中はそれで一杯になった。
 昼休みが終わる前にこっそりトイレへ行った。
 ショーツを下ろすと、案の定小さな染みが出来ていた。
 用を足してもいないのにトイレットペーパーを巻き取って拭うと、ぬるりとした感触。
 粘ついた糸を引く液体が絡み付いていた。
 学校で、こんな。
 恥ずかしくて、午後からは授業も部活も上の空だった。
「……うぅ」
 ある予感に、布団の上で膝立ちになる。
 おそるおそるパジャマとショーツを一緒に下ろすと。
「やっぱり……」
 濡れていた。
 夢の中でしたように内腿を擦り合わせていたのか、ショーツは押し付けたような染みができていた。
 情けなくて、暗い部屋で一人、私は深く溜息をついた。
594進まも:04/06/30 23:57 ID:L+rBvT0Z
「…最後まで、全部やったわ。」
小さな声で、自嘲するようにまもりは呟いた。
「キスはもちろんしたし…抱き合ったり、体を触ったり…」
感情を押し殺したまま、声を搾り出すようにして続ける。
「だって、好きだったのよ。彼の事……口には出せないような恥ずかしい事だって、全部……何でも、したの。」
目を伏せたまま一人で喋り続けるまもりに、進は返す言葉が思い浮かばず、ただただまごつくばかりだった。
「姉崎……おまえは」
「進君!!」
進の言葉を遮るように、まもりはぱっと顔を上げ、彼を睨む。
琥珀色の大きな瞳は大粒の涙で潤んでいた。
「あなた、私の事を真面目でお固い泥門のマネージャーとしか思ってないでしょ?」
「それは…」
「そんな事ないのよ!私ね………汚れちゃってるの、もう!あなたが好いてくれたような、真面目で清楚な姉崎まもりなんて、もう何処にもいないのよ!!」
595名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:58 ID:L+rBvT0Z
泥門のマネージャーが、蛭魔と付き合ってると言う噂は聞いていた。
進自信も、試合等の折に二人が楽しそうに会話をしているのを(正確にはいつも楽しそうに『口喧嘩』をしていたのだが)幾度となく見てきたし、トレーニングで泥門近くを走っている際、下校中の二人に出くわす事もあった。

はじめのうちは、全く気にも止めなかった。
進自信、アメフトに熱中するばかりで女にはほとんど興味を持たなかったし、更衣室で桜庭や高見がどこの誰が可愛いだのイイ体してるだのという話をしていても聞き流すばかりで会話に参加する事もない。
敵校の生徒、しかも既に他の男と付き合っている女の事など、全くどうでも良い存在であり、『いつもアイシールドと一緒にいる』くらいの認識しかなかった。

なのに。
「いっつもトレーニング、偉いですね。お疲れサマ。」
「でも、うちの選手だって、頑張ってますから!秋の大会では負けないわよ?」
偶然、河原でで彼女と出くわした時。
にっこりと微笑んで話しかけて来る彼女に、進は自分でも気がつかないうちに引かれていたのだった。


そして今日。
小雨の降りしきる薄暗い夕方。
いつものように河原を走っていた進は、傘のささずにびしょ濡れのまま1人で立ち尽くしているまもりに出くわした。
「…別れちゃったんだ。ヒル魔君と。」
開口一番、弱々しく笑いながら、彼女はこう呟いた。
596名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:58 ID:L+rBvT0Z
「姉崎…??」
「…えへへ、ごめんね、進君にこんな事言っても、何の事だか分かんないよね。」
(いや、付き合っていたのは知っている)
そう言いたかったが、口から言葉が出ない。
まもりの頬は紅潮し、目はうさぎのように赤くなっていた。
きっと長い間泣いていたのだろう。
ひっきりなしに雨が降っているので、頬を伝う雫が涙なのか雨粒なのかは分からない。
自分の泣き顔を見つめられるのが嫌なのか、まもりは目線を落として下を向いた。

夏服のブラウスが、濡れてべったりと肌に張り付いている。
小雨が気温を閉じ込めて、蒸し暑い夕方だった。
それなのに、彼女が小さく震えているのは、果たして雨で服が濡れて冷えたからなのか?
それとも、感情が高ぶっているからなのか?
597名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:59 ID:L+rBvT0Z
こんな時、桜庭なら何と声をかけるだろう。

とっさに、進はそう思った。
目の前で女が泣いている。傷ついている。
しかも、半ば無意識に、自覚もほとんどないとは言っても、進が初めて「女性」として意識した人が。
別れたのか?ヒル魔と?
泣いている。悲しいのか?奴に何を言われた?
まだ、奴が好きなのか?
その事実だけでも、進の思考回路を混乱させるに十分だった。
何か言わなければ。何か。

「姉崎、……傘は?」
見れば分かる。まもりは傘など持っていない。
まもりは声を出さず、力なく首だけ横に降った。

そして、はっと気が付いたように顔をあげる。
「…そうだよね、こんな所に立ったままだと進君だって濡れちゃう。…変なトコ見せちゃってごめんね!!」
598名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:00 ID:/7Lmzn8Z
まもりは自分の弱い所を人に隠そうとする人間だった。
しかし、途方にくれて雨の中迷い歩いていた時、進を見て何故だかほっとした。
こんなボロボロな自分を見せたくないと思ったのに。

『悪い。やっぱり無理だ。もう、お前に前みたいな感情は抱けねぇ。』
あの時、ヒル魔に言われた一言。まもりの心に刺さった一言。

無意識のうちに、誰かに、この受け取りがたい事実を一緒に受け止めて欲しいと思ったのだった。
それは、『弱い自分を見せたくない』というまもりの信念を曲げるほどに切実で。

思わず別れた事を進に報告してしまったまもりだが、目の前で当惑している彼を見て、甘えてはいけない、そう思いなおした。

「………」
「んじゃ、またね、バイバイ!!」
無理やり笑顔を作り、進の横を通りすぎようとするまもり。
「!」
その瞬間、進は思わずまもりの腕を掴んでいた。
599名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:00 ID:/7Lmzn8Z
進は、アメフト以外は全てにおいて不器用な男だ。
桜庭のように、女に上手な事は言えない。
それでも、雨の中、ボロボロになった女を、それも惚れた女を一人で放っておく事など出来ない、したくないと思った。

「……進君?…」
「雨にあたってばかりいると、姉崎、あんたも風邪をひく。」
そのままぐいぐいとまもりの腕を引っ張って歩く。
「え、ちょっ、…進君!!どこ行くの!?」
まもりの質問には答えずに、進は無言で歩いていく。

そして、着いたのは、近くの橋の下。
薄暗く、じっとりと湿った空気が辺りに満ちていた。
雨の日に河原に来る者など他には誰もおらず、二人の気配以外感じない。
「雨が止むまで、しばらくここにいればいい。」
「え…?だって、あなたトレーニング中でしょう?」
600名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:01 ID:/7Lmzn8Z
「かまわん。」
「そんな」
「俺が一緒にいるのは嫌か」
「そうじゃないわ。でも、他の学校の選手の練習を妨害しちゃ悪いもの。」
「…あんたは今、落ちこんでいるのだろう。凹んでいる時に一人でいるのは辛い。」
「っ………!!!」

その言葉を聞いた途端、まもりは堰を切ったように泣き出した。
しゃがみ込み、声をあげて、まるで小さな子供のように。
今まで腹の中に溜め込んできた辛い気持ち、悲しい気持ちを全て吐き出してしまうかのように、大きな声をあげて泣いた。
そこにいるのはいつもの優等生ではなく、優しいお姉さんでもなく、只一人の少女。

「………。」
それを見て、進はまもりから少し離れた所に腰掛け、目を伏せる。
きっと彼女は泣き顔を見られたくないだろう、そう思ったからだった。
601名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:02 ID:/7Lmzn8Z





どれくらい時間が経っただろう。
辺りはいよいよ薄暗くなり、雨は止む様子もなかった。
まもりが泣きはらした顔をあげると、進はまだ、無言でもといた場所に座っていた。

何も言わずに、ずっと側にいてくれた…
進が自分を気遣ってくれる気持ちが嬉しかった。

しかし……同時に、自分は女の涙を武器にして、彼の気持ちを引こうとしているのではないか、そんな考えが頭を過った。
そんなの、卑怯だ。
自分は今、ヒル魔と別れたばかりで、でもまだ彼をキライになれなくて。
悲しいけど、それは自分一人で受けとめなきゃならない。これ以上、誰かに甘えて悲しみを紛らわしてはいけない。
602名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:02 ID:/7Lmzn8Z
「…どうして進君、そこまで私の心配をしてくれるの?」
声を振り絞って、聞いた。
「……分からん。」


「そっか……ん!ありがとう!!泣くだけ泣いたら、大分楽になったみたい。」
にっこりと、笑ってみせる。
「だから、もう大丈夫。」
ゆっくりと立ち上がる。
「進君にいっぱい迷惑かけちゃってごめんね!もう、大丈夫。だから、帰ろう。」
「………。」
「大丈夫!!」
もう一度繰返した。
本当は、まだまだ『大丈夫』なわけではなかったけれど。これ以上、彼を足止めするわけにはいかない。
603名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:03 ID:/7Lmzn8Z
「姉崎……」

普通に試合で会ったなら、または道端で出くわした時なら、奥手な進には絶対、にこのような事は出来なかっただろう。

振りつづける雨が周囲の音を消していたからか。
湿気を帯びた空気が、彼の心を惑わせたのか。

その瞬間、進はまもりを抱き寄せていた。

「『大丈夫』とばかり繰返すやつが本当に大丈夫なわけないだろう。」
腕に力を込める。
「俺は……あんたの事が、気になるんだ。」
「え?」
「放っておけない。」
「それって」
「………」
604名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:03 ID:/7Lmzn8Z
突然の出来事に、まもりは驚きを隠せなかった。
今、自分は進の腕の中に収まっている。どうして?
心臓が大きく波うつのを感じた。
顔がどんどん熱を帯び、火照っていくのが分かる。
濡れた服を通して、進の温もりが伝わってきて、それが余計に頭を混乱させる。
「進君!?」
「………」
「い、痛いよ…」




以上、未完です。
605名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:05 ID:/7Lmzn8Z
コピペは以上です。
ごゆっくりご堪能ください&改めて職人さんに感謝!
606名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:24 ID:5pTXvKX/
ありがとうございました。謝謝
607名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:41 ID:LAgFna1s
  ┏┓     ┏┓
┏┛┗┓ ∧∧ ┗━┓
┗┓┏( つ ゚Д゚)┏┓┃┏━━┓
┏┛┗ \ y⊂ ) ┛┃┗━━┛
┗┓┏ /    \┓┃
  ┗┛∪ ̄ ̄ ̄\) ┛

>497=605氏
ありがとう…ありがとう…前スレの職人さんの技、堪能させていただきました。
セナまも至上主義なんで、求めていたものを読むことができてスゲー嬉しかったぁ。

それにしても未完物の続きが気になるよぅ…。
608名無しさん@ピンキー:04/07/01 02:06 ID:2xfwZ3mH
ありがとうございました!!
じっくり堪能させていただきました!!


が、
進まもの続きがめっさ気になるんですが……
職人さん戻ってきてくれ〜
609484:04/07/01 20:53 ID:qfTGgjDt
うおおおおお!
497さん本当にありがとう!!
大量のコピペお疲れ様でした。
感謝の気持ちでいっぱいです!
610名無しさん@ピンキー:04/07/02 04:32 ID:mXIyeRlr
柱谷マネでかいてくれる神はおらんかなage
611名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:54 ID:mXIyeRlr
原作で萌えが無い昨今……
若菜のチア姿とかみたい
612名無しさん@ピンキー:04/07/03 04:38 ID:lwbCvIr3
俺は制服希望
613名無しさん@ピンキー:04/07/04 00:45 ID:cMhCaRz3
人来いage
網野マネ柱谷マネで語りたい
614名無しさん@ピンキー:04/07/04 21:46 ID:cMhCaRz3
ここって住人いないのかな……??
今週の萌えキャラ祭りにも無反応とは……



今だったらなんか書き逃げできるかなw
615名無しさん@ピンキー:04/07/04 23:57 ID:T013L+YC
コスだけじゃ萌えられん・・・
深いエピソードが何もないんだよなぁ、女性キャラ全員・・・

てか実のところ、これまで一番掘り下げられてるのって桜庭じゃないか?
セナ・ヒル魔以上に過去話とか出てる希ガス。
616名無しさん@ピンキー:04/07/05 00:55 ID:BHr6oaGJ
あ"ー確かに女キャラに限らずみんなキャラ薄いね。

初期の頃はその辺がまだ出てなかったから妄想しようがあったのかな。


とりあえず今となっては…
まもりのアイシばれIFの妄想は出来ないもんなw
617名無しさん@ピンキー:04/07/05 06:02 ID:XBIGrmEL
       
618名無しさん@ピンキー:04/07/05 23:53 ID:drqf2rZb
あの〜、
 
ヒルまも投下しても良いですか?
エロパロ書いことなくて、
しかもエロに突入するまで前振りが長いのですが。

ぶっちゃけ、エロ書きたいというよりここ最近の夫婦みたいなヒルまもじゃなく
キャプテンとマネの関係が前提にあるヒルまもを書いてみたかったもので、
正直エロくもないと思われるのですが、
それでも宜しいでせうか?
619名無しさん@ピンキー:04/07/06 02:30 ID:nt2LzWKj
宜しい!
ってゆうかお願いします。でもがんばってエロくして下さい。
620名無しさん@ピンキー:04/07/06 06:55 ID:80F001i4
>>618
わあ期待。がんがれ〜
621名無しさん@ピンキー:04/07/06 07:06 ID:dZep1m4v
エロ少なめでも全然可です!!がんがって下さい!!
622名無しさん@ピンキー:04/07/07 00:19 ID:94pBRIYn
失礼しまっす。
時間軸としては秋大会直前です。
レギュラー発表を頭に置いておいてもらえるといいかも。
623ヒルまも:04/07/07 00:24 ID:94pBRIYn
 時計の針が7時を追い越した。
 人気のなくなった学校内で活動しているのは、大会までの日付け3日を切ったアメフト部のみだった。
「部誌なんてちゃっちゃと終らせろノロマ糞マネ。」
「ノロマじゃありません〜! ちゃんと書かないと延長届けもう認めてもらえなくなっちゃうことだってあるのよ!」
 といっても、すでに迫った秋大会。
 ここまできて疲労蓄積するわけにもいかない。一定の練習を終えた部員たちは、着替えを終えてそれぞれ既に帰宅の途へとついていた。
 着替えも済んだというのに尚まだ部室に残っているのは、この二人だ。
「そんなもんより仕事は山のようにあんだかんな。」
「わかってます、」
 パソコンのキーボードを叩き続けるキャプテン蛭魔妖一と、書き物から目線を上げないマネージャー姉崎まもり。
624ヒルまも:04/07/07 00:26 ID:94pBRIYn
「ハイ、これで終りました。」
 かたんとシャーペンを置き、部誌を閉じるとまもりは蛭魔の隣からその手元のパソコン画面を覗き込んだ。
 画像が動いている。動画、という単語はパソコンを使わないまもりの頭にぱっと浮かばなかったが。
「…この動きはえっと、ゾーンブリッツね?」
「さすが優等生サマ。暗記はお得意デスネ〜。」
「んもう!茶化さないで!」
 素直に正解って言いなさいよ、そう頬を膨らますまもりを無視して蛭魔はちゃかちゃかキーを操作し画像を変える。 映っているのは数個の○と△、スクリメージラインを示す線を挟んで対峙しているプレイヤーを表したコマだ。
 チームカラーの赤でデビルバッツのフォーメーションが隊列されてある。
「てめーが覚えんのはこれだ。」
 ディスプレイの中でフォーメーションが変動する。まもりがその守備の動きを頭に叩き込もうと食い入ると、蛭魔は場所を空けてテーブルから席を立った。
 まもりの背後でかちゃかちゃと茶器が触れ合う音がする。部室の隅にあるサイドボードの上に置かれた、まもりが作り置きしている麦茶か、それともアイスコーヒーかを蛭魔が注いでいるのだろう。
 こぽこぽこぽこぽ。一拍おいて、蛭魔は言った。
「サイン間違えたらぶっ殺すかんな。」
625ヒルまも:04/07/07 00:27 ID:94pBRIYn
まもりが今まで触れることのなかったアメリカンフットボールという部活のマネージャーなって思ったことは、アメフトとは他のスポーツとは毛色が違うな、ということだ。
もちろん個々その他の競技、ルールに乗っ取っているのは当然だ。
ただ、アメフトは机の上で計算された理論が大きな割合を占める、という点において、やっぱり一種変わっていると思う。
まもりは片手にシャーペンを持ち、ノートを広げて画面に見入った。
季節は未だ日が長い。
網戸にした窓から見える空はようやく薄暮になってきたところで、この時間になっても視界に不自由はなかった。
それでも吹き込んでくる風はまもりの髪を柔らかに揺らし、昼間の暑さを払拭してくれる心地よさを感じる。
画面のフォーメーションが一番始めに見たのと同じパターンを繰り返す。一巡したのだとまもりは悟った。まもりはテーブルの上にボードとフィギアを用意した。
「ヒル魔くん、確認しましょ。このパターンは、ここでプレイコールね。そして…」
蛭魔はまもりが動かすフィギアのフォーメーションを眺め、時々、ヤッパリ優等生デスネ〜など茶々を入れ、時々、このフォーメーションの場合は…と指示を出しそのたびまもりはノートにメモを取った。
626ヒルまも:04/07/07 00:31 ID:94pBRIYn
デビルバッツには監督がいない。
たまに、「ヒル魔と付き合ってるの?」と訊かれることがまもりにはあった。
それは友達だったり、顔覚えくらいはある男子生徒だったりしたけど、なんにせよそんな時、まもりは少し心外な気持ちを抱く。
確かに蛭魔とまもりが校内で共にいる姿を見られる機会は少なくない。
こんな風に放課後二人だけで居残って、試合の作戦立てをするのも一度や二度ではない。
帰り道が暗くなっていると意外なことに蛭魔はまもりを送ってくれたりするものだから
(はじめてそうされたとき「てめーみてえな女襲って返り討ちに合ってもそのヘンタイが不幸だからなぁ。」ケケケケと蛭魔は笑ったのだけれど、まもりもまもりで「…何か企んでるの?」と疑いの目を向けたものだから言い争いになった。)
二人で下校、なんてそれが男子と女子だった場合カップルと思われても当たり前だとわかっているのだけれど、
それでもいい気がしなかった。
だって、蛭魔と話す内容といえば常に部活のことなのだ。
軽くそんなんじゃないわと笑顔で返しながら、邪推はしないでほしいなあと僅かに思うことだった。
627ヒルまも:04/07/07 00:33 ID:94pBRIYn
監督もコーチもいないということは、それも生徒が補わなければならないということだ。
必然的にすべてを請け負うのが、蛭魔妖一。
一通りのパターン確認をし終えところで、蛭魔は先ほど飲みかたカップを取るのに再びまもりの背後に回る。
麦茶かコーヒーか。
まもりは蛭魔に尋ねなかったけれどコーヒーだろうなと勘で思った。
「ヒル魔くん。ガムシロップ入れたほうがいいわよ。」
「ああ?んな甘くせえコーヒーなんざ飲めるか。」
勘は当たり。まもりは戦術ノートをまとめるのにシャーペンを走らせたまま言った。
「疲れてるでしょ、身体は甘いもの欲しがってるわよ。糖分摂取したほうが頭の回転もいいんだから。」
「へ。んじゃあてめーの頭が能天気なのは糖分過剰のせいだな。」
口の減らない。まもりは僅かに溜め息を吐いた。
「…じゃあこれは、ただのマネージャーとしての言葉、」
「あ?」
「サイン間違えたら、本当に殺していいわ。」
ノートをまとめ終えて、シャーペンの芯をしまい込む。
まもりは、くるりと蛭魔に顔を向けた。蛭魔は胡散臭そうにまもりを眺めたが、別に構わなかった。構わずにまもりは蛭魔の顔を見上げた。
628ヒルまも:04/07/07 00:36 ID:94pBRIYn
本当に言いたいことは、別にあった。
でもそれは、言い出したいと思っているくせに言葉にしてみようとすると、ひどく的外れなセリフになりそうだった。
悪かったわごめんなさい余計なことを口出したわ、
どう言っても不適合に思える。
何より、まもりは蛭魔に詰め寄ったことに心から謝罪を感じていないので、意味がない。
雪光をレギュラーから外す決断は、おそらく間違いじゃない。
でもただただ黙って受け入れるには、まもりの本能はあまりに母性が強かった。
嫌なことは遠ざけてあげたい、弱き者は守ってあげたい、頑張りは称してあげたい、と、まもりは人に対して切実にそう思う。
まもりに備わった本質はどこまでも女で、なんでもかんでも与えたくなるのは性だった。
だからと言って蛭魔の葛藤を感じ取らないまもりでもない。
尋ねたことなんてないけれど、蛭魔はおそらく、雪光が主務へと転じてくれることを頭のどこかで願っている節があった。
レギュラーもメンバーのアメフト経験量も時間も何もかもが足りないデビルバッツで、監督がいないことも圧倒的不利に働いている。
蛭魔が雪光をベンチでの頭脳として考えなかったはずはない。
でも、口にしたことはなかった、ただの鱗片たりとも。それは雪光が、フィールダーとしてピッチを走りたいと心から望んでいたから。
事実、根性が巨木のように深いのは誰より実は雪光だと見抜いていたから。
この、デビルバッツで。
蛭魔がどんなにか勝ちたいを願ってやまないデビルバッツで。大切なデビルバッツで。
629ヒルまも:04/07/07 00:49 ID:94pBRIYn
「ヒル魔くん、」
勝つことより大事なことはないと蛭魔は言いきった。
蛭魔がこの言葉を翻すことは、絶対にないだろう。
まもりはその心理を完全に理解することができない。
考えてみたところで、蛭魔とまもりの相違の違いはこれからも平行線を辿る気がする。
だから蛭魔に口出ししたことをまもりは謝れない。
まもりが罪悪感を覚えるのはその部分ではない。
「わたし、誓うね、」
蛭魔に対して向けられる言葉をまもりは持っていない。どこを探しても見つからない。
それでもこの男に対して、誰が言葉をかけるのだろう?そう思うとまもりは切なさを禁じ得ない。
レギュラー発表の後の背中を追いかけて、蛭魔の内面をまもりは突いた。
責めたかったわけじゃない。怒りたかったわけでもない。なのにまもりは、蛭魔に問いたい言葉を間違えた。
言わせたかったのはあんなセリフじゃない。自分の心のもやだけをぶつけて、なんてことだろう、まったくの的外れ。
ただ、まもりはただ蛭魔に。蛭魔に…
かたんとまもりは椅子から立ち上がった。目線が高くなって、ピンクグレープフルーツみたいな日暮れの名残が西に沈もうとしている色が見えた。
「わたしは、全力でデビルバッツ選手をサポートし、全身でこれを助け、全霊でこれを応援すると誓います。」
デブルバッツマネージャー、姉崎まもり。
630ヒルまも:04/07/07 00:51 ID:94pBRIYn
聞こえてくる車の走行音は遠く、パソコンの微弱な起動音だけが部室の中をうねる。
「…結婚式の誓いの言葉みてえだな。」
ケケっと馬鹿にするみたいに蛭魔は笑った。
彼にしては甘くさいジョークを言うものだから、まもりはつい小さく噴き出す。
「そうよ、」まもりはわざと、つんと胸を張って、言った。「だって、好きになったんだもん。」
胸を張って、サイドボードの横で壁に寄りかかっている蛭魔の正面にまもりは向き合う。
「好きになったわわたし、アメフトが。こんなに好きになるだなんて思わなかった。」
事実、そうだった。
アメフトは分類すれば、格闘技要素を含む競技だ。暴力的なものをまもりは好きではない。
はっきり言って大嫌いだ。ボクシングもプロレスも、テレビで放映されていたとしてまもりはチャンネルを変える。
勉強のためアメフトの試合を見ても、タックルでダンプカーに衝突された人形みたいに空に舞う選手を見ると、背筋が凍るほど身が竦む。
なのに、だけど、まもりは言える。
「アメフトが好きよヒル魔くん。好きよ。好きよ、大好き。」
蛭魔は呆れたような顔をした。
「何度も言ってんじゃねー、糞マネ、」
 
何度も言うわよ、ヒル魔くん。
 
蛭魔とまもりが唯一間違いなく共通する想いをまもりは蛭魔にぶつける。
まもりに言えることは何もない。これは単なる真実だ。
言ってよ、と、言いたい。
ヒル魔くんも言ってよ、何よこんなことも言えないなんてあなた実は馬鹿なんじゃない?となじりつけてやりたい。
蛭魔は一瞬、してやられたといったような顔をしたのをまもりは見逃さなかった。けれど追求はしないでおいてあげよう。
「好きよ、ヒル魔くん。」
631ヒルまも:04/07/07 00:52 ID:94pBRIYn
蛭魔が抱える葛藤もそこから生じる矛盾も、まもりにはとても馬鹿馬鹿しい。
しょうがない。どうしようもない。それがとても、いとしい。
助けたいとか自分にも何か出来ることがあるんじゃないだろうかとか、そういうものは全部甘い幻想だと言わんばかりに蛭魔はまもりを叩きつける。
だけど、情を見せないことでしか情を表わせない蛭魔を、やはりまもりはほんの少し手助けたい。
そう思うのだからまもりも大概ばかげている。
「…やっぱ能天気だテメーは、」
「そうね。」本当にそう思う。「でもあなたも賢いなんて、言えないわよ。」
壁から背中を離した蛭魔が一歩まもりに近づく。
部室の中はだいぶ暗くなって、距離を縮める蛭魔の鼻や頬の凹凸に影が深く折り重なっていた。
蛭魔はまもりの身長の高さに身を屈める。
今日という日の最後の光りを金色の髪が吸収して、赤い燐光を発しているかのようにも見えた。
きれいだな、とまもりは思った。そう思いながらまもりは目を閉じた。
…かもしれねえな、という低い声が鼻の先から聞こえて、それからその声の主の唇がまもりの唇に重なった。
それはどこか、とても不器用な仕草のように感じられた。
吐息を重ねると言葉ではない伝達機能が働くものなのね、ヒル魔くん…、だから人はキスをするのだろうか。
考えたのはそんなことで、これが自分のファーストキスだと思い至ったのは唇が離れた後だった。
632ヒルまも:04/07/07 00:54 ID:94pBRIYn
男の子の唇も柔らかいんだ…、
聞き覚えがあるような月並みのことをまもりは思った。
再び目を開けたとき空間は既に闇色に統一されていた。
暗くなった視界に映る、会話をするには不自然な距離に、蛭魔の顔。
「…どうしてキスしたの?」
「…てめーはどうして避けねえ。」
避けるわけがない。
でもそれを、蛭魔はまもりに言わせようというのだろうか?まもりはすでに叫んだ。
「てめーは人の領域にどかどかと踏み込んできやがるな。無礼な女だ。」
心底憎々しいと言わんばかりに蛭魔は言う。
言っている間にも蛭魔はまもりに口付ける。
「じゃあどうしてキスなんてするのよ?」
まもりはもう一度同じことを蛭魔に浴びせた。まもりはこだわった。
何故ならまもりは蛭魔という人物にこだわりたいからだ。
「おい…、」蛭魔はまもりを睨みつける。「抱きつきやがれ、おれに。」
633ヒルまも:04/07/07 00:58 ID:94pBRIYn
この三白眼で睨まれたら大半の人間は逃げ出すだろう。
けれどまもりは逃げない。逃げてなどやらない。
この目が真剣みを帯びた光りを宿していると知っている。
視界が暗くてもまもりはその光りを見逃さない。
「どうして?」
緊張して、少し声が震えた。
さっきから、実は自分の心臓の音がうるさい。
不安とか恐れとか、それ以上に期待をこの男に寄せているなんて滑稽だ。
そんなことわかっているのに、それでもまもりは蛭魔に対してこんなにも感情のベクトルが向いてしまう。
蛭魔はまもりの唇に触れる。
額がくっついてまもりの亜麻色と蛭魔の金色の前髪が紛れ合い、近すぎてお互いの表情に焦点が定めきれないぶれた視界で蛭魔は言った。
「おれが…っ、そうして欲しいからだッこの糞マネ。」
まもりが蛭魔の背中に手を回すと、蛭魔はまもりの腰を支えて身体を引き寄せ、態度とは裏腹な優しいキスをした。
それがとても嬉しくて、まもりはちょっと泣きそうになった。
優しかったからというよりは、蛭魔の中にきちんと優しさが潜んでいると実感できた事実が、切なくてなお嬉しかった。
でもそんなの悟られたくない。
嬉し泣きをするシーンは、きっとここより相応しい場面がわたしたちには用意されている、そうなんでしょヒル魔くん?
いや違うまた間違えたもう間違えるのは許されない。
そのシーンに勝ち向かって行くんだね?そうだと言って、ヒル魔くん?
代わりにまもりは、笑顔を見せた。
幸福が溢れ出た笑顔になった。
まもりを見ると蛭魔は眉を歪めて、ちょっと困ったような顔をする。
この男からはめったにお目にかかれないだろう、力の抜けた笑顔だった。
その目の細め方に蛭魔の喜びが確かに存在していて、まもりはまた、嬉しくなった。
634名無しさん@ピンキー:04/07/07 01:03 ID:94pBRIYn

−−続きます。

改 行 の 仕 方 へン で す み ま せ ん!

読み憎くてごめいわくを
精進します…_| ̄|○

635名無しさん@ピンキー:04/07/07 01:56 ID:ycClou+8
情景描写が本当に綺麗だなあ。文章上手いね。
続きも楽しみに待ってます。
636ヒルまも:04/07/07 05:03 ID:94pBRIYn
蛭魔がまもりの顔を覗き込む。キスをする。
顔の位置を変えて、唇をついばむ。それを繰り返す。
どきどきしている自分の心音がひどく心地よいものとしてまもりの身体を流れている。
キスってこんなに気持ちいいものだったのか、
知らなかったな、なんだか知らなかった今までの人生損していたキブン、
でも今こんなに気持ちいいから、ま、いっか…、
ぐにゃぐにゃした思考がまもりの頭の中に満ちる。
何度も何度も反復し、やがて蛭魔はまもりの腰に力が込めた。
(うっ…、ん…ッ?!)
ぼんやりしていたキスの間を割ったぬめりのある感触に、まもりは正直に肩をそびやかした。
(…ディープキス……って、やつ…)
蛭魔と。この蛭魔妖一と。
「ヒル…っま、くぅ…」
息が、息の仕方がわからない。
それを蛭魔に訴えたいのだけれど唇を解放してくれやしない。
鼻で呼吸すればいいと理屈ではわかるが、果たして本当にそれが正解なのか、通常なら意識もしない日常の営みが頭から飛び去って行く。
思わず奥へと逃げたまもりの舌を追いかけて蛭魔はさらに侵入してくる。
まもりの歯列を確かめるようにぐるりと撫でまわし、舌を捕らえて絡み合わせる。
蛭魔の舌は強引さを増していき、何かを探し出すようにまもりの口内を漁っている。
637ヒルまも:04/07/07 05:03 ID:94pBRIYn
どう対応するべきなのか判断つかず、何かにすがりつきたくてでも今まもりに残されたのは蛭魔で、濃厚な口付けを送り込む張本人である蛭魔の背中を懸命にまもりは抱いた。
単純に、不思議な感触だというのがまもりの感想だ。
ぬめぬめしてぐにぐに動いて、まるで蛭魔の舌は別の意思を持った生き物であり口の中からまもりを溶かして食べるのかもしれない。
不意にその食感をまもりも知ってみたいと好奇心が頭をもたげた。
蛭魔の動きにわけもわからぬまま合わせてみる。
さっき蛭魔が飲んだコーヒーの苦味が香るこの唇と、こんな柔らかいとろけるプリンみたいはキスをするなんて思わなかった。
体温の低そうな男に見えていたけど、舌は間違いなく熱い。
まもりと蛭魔の二枚のシャツを隔てて感じる皮膚も、発汗してるのがわかる。
638ヒルまも:04/07/07 05:05 ID:94pBRIYn
蛭魔はまもりの頭の後ろから髪に大きな手を差し入れた。指が首筋をすべって、ぞわっとした感覚が背筋に走った。
蛭魔が覆い被さってきてまもりの背中は弓なりに反り返る。
そうなるとますますまもりの口は開放され、蛭魔の唾液が流れ込み、まもりは喉を鳴らした。
舌の裏側を引っ掛けるように舐め上げられ、ぴくっと震えた。
(あ、や、ちょっと……)
まずいのではないだろうか…、と思った。
具体的に何がと問われれば上手く答えられないけど、考えるより先にまもりはそう思った。というか、考えられなくなってきている。
思考能力が澱む。
脳髄にびりっとした電流のような、それでいてとろかされてしまうような、甘い熱を与えられてまもりの身体はぴくぴく反応を示してしまう。
歯茎を軽い調子で舌先で突つき、かと思えばいきなり吸い上げる。
「ぁん…っ」
声にならないうめきが鼻から抜けて、まもりは顔が熱くなった。
でも、否定できない――気持ちいい。
すごく気持ちいい。とけそう。本当にキスって、気持ちがいいものだわ…――
頭がくらくらする。身体が発熱して、熱くてどうしようもない。
蛭魔にしがみつく指先がしびれる。
膝裏ががくがく震えて、まもりの身体が崩れ出す。
一気に倒れないよう背中を支えながら、下がっていくまもりの唇を追いかけて蛭魔もしゃがみ込んだ。
639ヒルまも:04/07/07 05:05 ID:94pBRIYn
冷たい床にまもりの尻が着地したところで、ようやっと蛭魔の唇が離れていった。
はあ…、とまもりは深い溜め息をついた。心音がこめかみから響いている。
目はまだ開けられない。瞼がくっ付いてしまったみたいだ。
身体の機能が思うとおりに動いてくれない。正確に言えば、動けと命令を出すはずの脳がショートしてしまったみたい。
「おい」
蛭魔の声が頭の上から降ってきて、緩慢な動きで瞳の蓋をまもりは開けた。
焦点がぶれている。
目を開けても周りは闇だったけど、窓から差す光りを集めるのに何度か瞬きをした。
「…なぁに?」
「床は汚くねえか?」
「え・・?」
倒れないよう掴んでいたまもりの二の腕を蛭魔は解いた。
親指でちょっとまもりの下唇をぬぐってから、立ち上がる。
「てゆうか、臭え」
「う?うん」
蛭魔の言うように、部員達の嗅覚にはすでに慣れたものだけど、部室は皮ボールと汗により独特のにおいがある。
毎日の整頓と床のモップがけをまもりは欠かさなかったが、運動部に染み込んだにおいというのは拭えないものだ。
特に今こうしているように床に近いと沈殿している埃と交じり合って臭気を強く意識する。
それは、事実だが。でもそれがどうしたというのだろう?言われるままに同意したが蛭魔が言いたい本質をまもりは見えない。
640ヒルまも:04/07/07 05:07 ID:94pBRIYn
蛭魔の背中はロッカーへと向い、『ヒル魔』とプレートに書かれた下で荷物を取り出している。
(帰るのかしら…?)
そう思いながらもまもりの身体は立とうとしない。
ぼんやりとした視界を、壁に立てかけられている機関銃へと意味もなく向けた。
蛭魔とキスをした。嘘だと言われれば、もしかしてそうかもと思えるほど真実味がない事実。
真実味はないのに実感は確かにある。なんだか、奇妙。ちょっと笑いたいかも。
にじんだ汗に吹き込んでくる微風を感じて心地よい。
641ヒルまも:04/07/07 05:08 ID:94pBRIYn
影が戻ってきたことに気が付いて、まもりは顔を正面に戻した。
制服のズボンが、すぐ目の前。予想外に距離が近くて、まもりは目をしばたかせる。
すると次の瞬間、蛭魔の長い足が振り上げられた。
「きゃあ!!」
 ――ドカッ!!がっしゃーん!
反射的に頭を低めたまもりの後ろで、蛭魔に蹴り飛ばされたボードとフィギアが派手な音を立ててテーブルから転げ落された。
びびびびびっくりしたぁ蹴られるのかと思ったわ!!…てそうじゃなくて!
「ちょっと、何してるのよヒル魔くん!」
怒鳴られても何処吹く風だ。
さすがに蹴らなかったパソコンをよけて卓上にスペースを蛭魔はつくる。
まもりの目線に、転がったメンバーの人形。
あーあ、本当にもう…、
まもりが床に散らばったフィギアを拾おうと――、するより早く、しゃがんだ蛭魔がまもりを抱いた。
「わ、ちょ…」
「動くんじゃねえよ、クソ重てえ」
「なんですって?!きゃ!」
叩く憎まれ口ほど重さを感じている様子はまるでなく、蛭魔はまもりの身体を浮遊させる。
お姫様だっこ、というものではなく、脇の下に手を差し入れて小さな子供を抱き上げるみたいに。
まもりはすとんとテーブルの上へと移動させられた。
642ヒルまも:04/07/07 05:09 ID:94pBRIYn
座ったまもりの横に蛭魔が手をつき、そうすると目線の高さが同じになり、どきっとした。
テーブルの端から放り出された足がぷらぷらして、不安定。
ふと尻の下にさっきはなかったタオルが敷かれていると気が付いた。
大きなバスタオル。蛭魔の私物だ。バックをごそごそやっていたのはこれかとまもりは思った。
でもなんで?帰るのではなかったか。この状況はなんだろう。テーブルは座るためのものではない。
蛭魔は左手に重心をかけ、空いた右手でまもりの頬を包み込むように触れる。
長い指が、耳をかする。
キスによって呼び覚まされた甘い兆しに再び着火しそうな疼きを覚え、まもりは思わず洩れそうになった声を寸でで飲み下した。
くんと上下したまもりの喉に蛭魔が近づく。
「や、え…、ちょっと…。何?……」
こそばゆさと、そこから微弱にしかし確かに生じる快感にまもりは肩をすくめた。
「あ、あの、あの、ヒル魔くん?」
まもりの髪の芳香を嗅ぐように鼻先を埋め、舌を伸ばして首筋から耳の後ろを舐め上げた。
「あン」
まともに出てしまった自分の甘ったるい声にまもりはカッと羞恥が走る。
643ヒルまも:04/07/07 05:11 ID:94pBRIYn
蛭魔の手が耳から首、肩を滑ってまもりの身体をまさぐる。
「ちょ、ちょっと!ヒル魔ッ…!」
長い指が制服のリボンにかかって、引っ張られた。
「!! きゃー!ちょっとヒル魔くんっっ!!」
本格的に叫ばれた色気のない声に、やっと蛭魔は顔を上げた。
「なんだよ?」不機嫌そうな表情。
この状況、さすがに、わかる。
それでもまもりは言った。
「な、なにするのよ?!」
解かれたリボンの胸元を両手でかばう。
それで蛭魔は、算数の問題を解けずに頭を抱える小学生を教える大学生というか、
買ったばかりの新機種の携帯を一度も使わないまま水溜りに落した人間を目撃したというか、
つまり心底ああこいつどうしようもねえなぁというような、
「なにって」馬鹿にした目でまもりを見た。
「ナニだろが」
蛭魔の目つきとその言いぶりにまもりの顔は一気に赤くなる。
「な、ナ、なに、をなにを……!」
(――ナニって何を言ってるのよ!わかってるわよそんな言い方ないでしょう!だいたいなによその馬鹿にした目は!)と、言いたい。
644ヒルまも:04/07/07 05:11 ID:94pBRIYn
蛭魔が次になんの展開に持っていくのか、まもりだって察する。
察するが、素直に受容するかとなれば話は別だ。
男女関係には性行為があると当然まもりもわかっている。
優等生だ風紀委員だと周囲に言われるほどまもりにカマトトぶるつもりもない。
しかし、今までまもりの日常に、男女間の性が組み込まれる機会がなかったのだ。
生まれて17年目でファーストキスの経験はついさっきだ。
とりあえず展開の早さに軽くパニックがおきても許して欲しい。
まもりは口を尖らせプイっと横を向いた。
蛭魔はテーブルから手を離して、いったん距離をおいた。
「いやなのか?」
蛭魔は深い溜め息を吐いてから、言った。
いやか、と問われて、まもりは嫌ではないとはっきり思った。
蛭魔の唇や手の感触に、この曖昧な快感の更に先を感じてみたいと思ったのも事実だし、
帰るのかとロッカーに向かう蛭魔の背中に置いてきぼりを食らったような物寂しさを覚えて、離れた身体とまだまだ一緒に抱き合っていたいと願ったのも事実だ。
それとも恐怖を感じているだろうか?まもりは自問してみた。
しかし、そうでもないと思った。
まったくないと言えば未知の世界に対して嘘になるけれど、
それでも、自分にそんな場面が廻ってきたらきっと逃げ出したくなってしまうんじゃないかしらと空想していたほどの混乱は覚えない。
ではこの感じる垣根はなんだろうか。
「…ヒル魔くんは……」
まもりは、上目遣いでおずおずと蛭魔を見る。
「恥ずかしく、ないの…?」
645ヒルまも:04/07/07 05:13 ID:94pBRIYn
それで蛭魔はまたも馬鹿じゃねぇかこいつと言わんばかりの顔をした。
わかってるそういう顔するだろうって思ったわよ!
恥らう蛭魔妖一なんてそんなの悪い冗談だ最大級のそれこそ悪夢だけどこっちは恥ずかしいのよ!!
そうだ、恥ずかしい。すごく恥ずかしいんだ。
肌をさらけ出すとか、快楽をむさぼるとか、蛭魔と、そういう行為をする事態が恥ずかしい。
加えて蛭魔の方はというと平然とされたら、そこに差異を感じて悔しさも混じる。
まもりは赤い頬を手の甲で抑えて目線を反らした。
「やりてえんだから、しょうがねえだろ」
ストレートな物言いにまもりは反発を上げようとしたが、それより早く蛭魔は立て続けた。
「まあいいや。てめーが決めろ」
蛭魔はそう言うと同時にまもりに向かって左手を振った。
掌に握られていた物体が小さな放物線を描いて、まもりのスカートの上にぱさっと落ちた。
危険物、――この男の場合それも冗談じゃ済まされなさそうだがそれにしては小さく平べったい物体だ。そうではないらしい。
暗がりにまもりは目を凝らす。
「まかせる」
コンドームだと判別できた。
646ヒルまも:04/07/07 05:13 ID:94pBRIYn
「…わたしがやだって言ったら、やめるの?」
矛盾する身勝手な想いだと自覚はあったが、蛭魔が恨めしくなった。
正直な気持ちは、――やりたい。まもりは蛭魔とやりたい。
しかし、踏みり方がわからないから戸惑っているいるのだ。
嫌なら否と言うが、快諾は言い出せないから恥ずかしいと訴えたのだ。
いっそのこと、奪ってくれるならいいとすら思ってしまう。
「やめるな」
蛭魔はきっぱりと言う。
「おれはオメーとやりてえが、拒否するオメーとはやりたくねえ」
まもりは、ちらっと蛭魔を覗き見た。その言い方に、何か、なんらかの引っかかるものを感じた。
「…訊いてもい?」
怒るかもしれない。怒るだろうか。これを言ったら。
「なんだよ」と応じる蛭魔にまもりは尋ねた。
「――拒否されたくないってこと?」
間を空けて、蛭魔は応えた。
「まあそうなる。やりてえから」
少し調子に乗ってまもりは続けた。
「わたしと?」
「…なに嬉しそうなツラしてやがる糞マネ?」
だって嬉しい、そうだったら。とりあえずまもりはそうだ、蛭魔に拒絶されたら悲しいし、蛭魔とだからまもりはやりたい。
自分はひどく単順に創られたのだろうとまもりは思った。
こんなにもすとんと落ちた。
647ヒルまも:04/07/07 05:14 ID:94pBRIYn
まもりは腕を伸ばして蛭魔の顔を両手で包み引き寄せた。
蛭魔の薄い唇を見る。
オンナノコからキスするのって、ほんと結構勇気がいる。いざまもりにその場面が廻ってきて、恋人のいる女友達や少女漫画で言われるセリフが本当だと痛烈に思った。
でもこれから行なう言動はもっと勇気が必要だ。しかも相手はあの蛭魔妖一だ。
白状すれば心の中で「えい」と掛け声をかけてまもりは蛭魔に唇を合わせた。
するとすぐに蛭魔の舌が差し入れられてまもりは慌てながらもそれに応えた。
まもりの唇と蛭魔の唇が同じ温度になってきて、一度止めて、蛭魔が言った。
「いいか?」
無粋な声だった。
囁いたなどと甘いものではもちろんない。強要と言っても通じそうだ。いいか?
いいなんてもんじゃない。だってあの蛭魔妖一なのだ。
まもりは言った。ひどく恥ずかしいと思えるセリフだった。でも言った。
「抱いて」
(わたしも抱くから)
方法なんてわからないまままもりは蛭魔に手を伸ばす。
まもりの腕が蛭魔の首の絡みつき、口付けを交わしながら蛭魔はまもりの襟首のボタンを外した。
648名無しさん@ピンキー:04/07/07 05:20 ID:94pBRIYn

−−つづく。

ホント…長くてすみません。
次でやっとエロです。
上手く書けるかわかりませんががんがります。
近日中に投下…したい(と希望)

>635さん
レスありがとうございます!!
お褒め頂けたほどのもんでもありませんが嬉しいです。
次も楽しんで読んでくれたら幸いなので、がんがるつもりです。
649名無しさん@ピンキー:04/07/07 18:45 ID:XB9/b6bM
おお〜原作準拠のテンポいい掛け合いが
読んでてとても楽しいというかニヤけるというか
エロも楽しみにしてるょ〜遅くてもいいょ〜
650名無しさん@ピンキー:04/07/07 20:25 ID:yA6Vdf3C
ウウウウウ・マ―――!!!(;゚Д゚)
二人のやりとりがめっちゃ「らしい」!ですね。
こういう、甘さはないのにラブい二人を待ち望んでいました!!
良くも悪くも部内で唯一対等な戦友、故に成り立つ信頼関係…みたいな……あぁ上手くいえない・。+"・(ノД`)。*;゚,



今回に限らず
是非このスレに神として長く光臨して欲スィですw
(まだ終わってもないのに気ぃ早いな;)

では神様(コテ無いようですので仮で)続きお待ちしておりますです〜〜
(η'∀')η
651名無しさん@ピンキー:04/07/07 21:14 ID:JvyZ8kqK
進若 ━キョロ━(゚∀゚≡゚∀゚)━キョロ━マダ━?
652名無しさん@ピンキー:04/07/07 23:08 ID:cKBCvn0H
セナ鈴 ━キョロ━(゚∀゚≡゚∀゚)━キョロ━マダ━?
653名無しさん@ピンキー:04/07/07 23:41 ID:6lqD8CSl
アメリカで調達したチアは、ヒルマの身体で釣ったのか?
思わせるのに十分であります。
そういや鈴音も「アメリカで調達」だな
654名無しさん@ピンキー:04/07/08 00:52 ID:A3OsTq7n
高菜
マダ――(゚∀゚≡゚∀゚)――??
>>435さん待ってまつよ〜
655ヒルマモ623-647=壱八:04/07/08 03:07 ID:bt9eh2uT
>623-634
>636-647
↑のヒルまも書いてるモノです。
投下じゃないのに現れてすみません。

レス下さった方ありがとうございます。
カキコにもチト不慣れでお見苦しい点も多く不安だったのでほっとしてます。
>649さん
原作基準を書きたかったものでそう言って頂けてとても喜んでます!
この二人の掛け合いはすげえ好きでっす。
2巻のHIRUMA VS MAMORIがいっちゃん好きだ。
>650さん
>甘さはないのにラブい
禿同!!
でーすーよーねー!
実は部でヒル魔と対等なのはまもりだけだと思う。(栗田くんはちょっとそれとは違う)
実質面でもまもりが入部してヒル魔のデスクワーク負担は間違いなく減ったろうしな。
今週号の『全員で必ず行く!!』のシーンとか
 ま も り も 円 陣 に 入 れ て く れ や 村 田 ネ申
とおもた。
651さんもおっしゃってるけどほんと女キャラ浅いんだよなあ…(ノД`)
セナ鈴 も興味あんだけどシチュが思いつかない…
>長く光臨して
ぎょえ!そこまで気に入って頂けて照れてんですけど(w)嬉しいです。
実はベガスでのあの正装はウマー!だと思ってるんですけど・・・
自分じゃ書くかわからんので誰か職人さん書いてくれんでせうか?

あの、このヒルマモ長引くかもしれないヨカーンがあるのでコテ付けようと思います。
壱八と名乗ります。
ちょっと次の投下がいつになるかわからないので他の職人さん降臨の邪魔にもなりたくないので。
職人降臨キボーン
長レスになってしまってすみません。投下でもないのに失礼しました。
656名無しさん@ピンキー:04/07/08 17:23 ID:Ndkgsm11
ひさしぶりに来たら、職人が!
自分も、2巻のvs好きです。銃で狙われてるコマも・・・ラブい。
頑張ってくださいね。私は、完結まで待ちますよ。
657ヒルまも:04/07/08 18:17 ID:Mlx8z4Iw
「ううっ」
口付けの感触を目をつぶって感じている間にまもりは上着を脱がされ、
白いブラジャーに包まれたたわわな果実をあらわにした。
「いい胸だ。」
蛭魔は小さな声でそう呟くと焦らすようにまもりの首の辺りに丁寧に舌を這わせる。
ゆっくりと、時には早く、その繰り返しにまもりは声を漏らす。
「あぁっん、」
蛭魔はニヤリと悪魔の微笑みのごとく微笑み下半身に手を伸ばす。
まだ、胸には手を出さない。自分自身もその我慢の感覚を楽しんでいるかのように。
蛭魔は決してあせらない。彼女から求めて来るのを待つために。
パンティーの上から撫でる。ボール磨きで培った指先のテクニックを駆使して撫でる。
湿ってきた。聞かずとも感じているのが分かるくらいに身を悶えはじめた。
ついに、まもりが我慢できなくなった。
「ど、どうして、・・・は、早く」
まもりの訴えかけるような強いまなざし、猫のように弱々しい口調、
蛭魔の心の奥底で興奮が最高に達しようとしている。
658650:04/07/10 00:46 ID:Cnurf0UJ
>>壱八さま
多分>>651ではなく>>615だと思うのですが…
その発言も私です。

アイシ、大好きなんですが好きになればなるほど良くも悪くも
演出とテンポの漫画だなぁ……と思えてしまってw
キャラが薄いんですよね!!
まぁ、そのおかげで色々作れる部分もあるにはあるんですけど…力足らずで物足りない。

が、壱八さんのヒルまもは原作に足りない部分を作る、というより
おぎなってる!!感じでスゴいしっくりきます!!
本当、こういう話を原作でやって欲しいです。

>>長く光臨
ちょっと私的な部分もありますが、本心です!!
壱八さんのキャラの解釈(自分はSSをキャラの解釈と考えてます)をもっと読んでみたいです!!
是非長く光臨して下さい。


……それでは長レス失礼しました。
659615:04/07/10 11:31 ID:CILYKmOS
>>658
いやいや誰ですか?615は俺だよ?(´Д`;)
660名無しさん@ピンキー:04/07/10 18:52 ID:Cnurf0UJ
うわ〜ゴメンナサイ!!自分
>>616です!!!

本当にゴメンナサイ……_| ̄|〇
661名無しさん@ピンキー:04/07/11 00:52 ID:SrDcp6A9
>>659-660
ワラタ。どんまーいw
662615:04/07/11 12:29 ID:cnPm7Qpk
>>660
いや俺こそ動転してキョドってすまそ;
気にせんでくれ
663ドドメー:04/07/12 09:23 ID:ynbMbHbC
前と同じく出来たのでまた進若投下させていただきます。
またも途中までなんですが……
壱八さまのお言葉(>>651)に甘えさせていただきます。

ただ、今回の内容なんですが…大した文才ないのに凄い遊んでいます。
地を出したというか意図的に書き殴ったというか……

とりあえず前二つとは全く違ったものになってます。
前二つが好きだと言って下さった方々、申し訳ありません。

尤も、こんな書き方をするのは今回だけだと思いますが。


それでは投下します。
664ドドメー@進若:04/07/12 09:27 ID:ynbMbHbC
 一体、何故こうなってしまったのか。 進はもう何度めになるかわからないため息をついて目の前の光景を眺めた。
 目の前では、突如開かれた宴に、仲間達がみな酒を片手に、飲めや歌えやの大騒ぎをしている。
(未成年だというのに――)
元来、堅物の進は視界に入るそれに、鼻腔を荒らすそれに、大きく顔をしかめた。

 今、進含む王城ホワイトナイツの面々がいるのは小さくはないがそう大きくもない民宿だった。私立王城高校のかなり近くに位置し、宿屋の主人と監督が古くからの知り合いであるここは、王城ホワイトナイツ御用達の宴会場となっているのである。
何でも、今のこの状況は監督により一週間ほど前から予定されていたものらしい。
 一泊付きの宴会。
 もともとこういった事に興味の無かった進は「宴会がある」という事実すら今日まで知らずにいた。(今も何の宴なのかという肝心な事を知らない)よって本来ならば、こんな不快になる場に進はいる事もなかった筈なのである。
が、しかし。
「しーんー、飲まないのぉ??」
高校生男子にしてはいささか幼さの残るかん高く間の延びた声が響くと供に、進の目の前に熱燗が差し出された。
665ドドメー@進若(?):04/07/12 09:30 ID:ynbMbHbC
差し出してきたのは、進の長年の友人(一応)、かつ、この宴会に進をかり出した張本人、桜庭である。
 桜庭は進が宴会の事を知らないというと半ば強引に進を連れ出したのだ。
「桜庭……未成年の飲酒は禁止だ」
今更無意味だ、という事はわかっていたがそれでも進は注意する。すると案の定、桜庭は口を尖らしただけだった。
「ぶ〜。ホント進はかったいなぁ、みんな飲んでるよぉ〜?」
「…周りに流されて自らの規律を歪めるわけにはいかん」
「全く…そ〜んなんじゃ、若菜ちゃんに愛想尽かされちゃうよ!進!」
「そぉですよぉ〜先輩!私、愛想尽かしちゃいますよぉ?ふふ」
「何をおかしな…――!?」
桜庭との応答に突如割り入ってきた声に進は俯いていた顔を上げた。
その目が驚きに見開く。
 桜庭の後ろで一つに束ねられた長い髪が揺れていた。赤く上気した顔が覗く。
 それは、紛れもない彼女だった。
「若菜…っ!?」
「うふふ〜っ、せーんーぱーいーもぉ、飲んでいい気持ちになりましょうよぉ」
「!」
 言って、若菜は進の席にあったグラスにビールを注いでいく。どこか不安定な注ぎ方に、ビールは見る間にコポコポと音を立ててグラスからあふれだした。
666ドドメー@進若(?):04/07/12 09:34 ID:ynbMbHbC
 が、若菜は溢れさせた事に気付いていないらしい。にっこりと微笑んで進を促す。
「はーい先輩、美味しーいビールですよぉ?のんでくださ〜いっ!うふふ」
ろれつが回っていない。
 かなり、酔っている。
「…桜庭」
「いやいやいや俺じゃない俺じゃない」
かなり怒気のこもった進の声に桜庭がぶんぶんと大きく首を振る。
「…誰が飲ませた」
「しょーぐん」
即答する桜庭に進はこめかみを押さえた。
視界の端では将軍こと、監督が大田原となにやら談笑しているのが見える。
 瞬間進は『監督!指導者が未成年に酒を飲ませるとは何事ですか!』と怒鳴ってやりたい衝動に
かられたが普段世話になっている身としてはそういう訳もいかず、また進を除いた部員全員が飲ん
でいるというこの状況ではやはり大変今更だったので、進は仕方なくただ黙って、ともすればこの
場にいる全員にぶつけてしまいそうな殺気をどうにか落ち着けようと、大きく息を吸った。

667ドドメー@進若(?):04/07/12 09:36 ID:ynbMbHbC
「だ〜いじょうぶですかぁ?せんぱーい」
(若菜…)
進のその様子を具合が悪くなったとでも思ったのか、若菜は不安気に進の顔を覗く。その顔は酒
の所為で紅く染まってはいるものの普段と変わらず、あどげない。
「いや…大丈夫だ、若菜」
 いささか疲れた声にはなっていたが、若菜のその表情に進は平静を装った。若菜は安堵したらし
くぱっとその顔を輝かせた。
「そ〜ぉですかあ?よかった!…じゃあ先輩っ」
「? 何だ」
「キスして下さ〜い!」
「――――」
進、硬直。
進が若菜と口づけを交わしたのはもう既に一度や二度ではない。というか既にその先にまでいっ
たりするので行為自体は何を今更といった感じではあるのだけれど。
「わ、若菜……」
――今、なんと……?
 呆然、といった言葉が似合うだろう。ピシッと背後に効果音が描かれそうなほどに進の表情が固
まった。
「…何を、って……『キスして下さい』って、言ったんですよぉ?」
 というと若菜は聞こえませんでしたかぁ?とつけたし、首を傾げた。
668ドドメー@進若(?):04/07/12 09:40 ID:ynbMbHbC
 先に言った通り、進と若菜の間ではその行為自体は初めてではない。というかその先の、さらに
いうならその先では既に色々済ませていたり試していたりするので、行為自体に動じたりは本来し
ないわけだが、いかんせんその主導権は今まで知識や何かでは劣りながら、それでも本能というか
男子と女子の力の差と言うか比べればどちらかと言えば進のほうが押しが強かったとか単に誰かの
好みだとかそういう理由で、一応全て進のほうにあったりしたのである。視線や何かでふっと若菜
の方からアプローチをする事も幾度かあったのだが、それでも最後主導権を握るのは進のほう。ま
してや、若菜の方からねだる――それも、口に出して、など。こんな事、普段の若菜なら決してあ
りえはしない。
 しかも、それだけならまだしも。
「ね、先輩? してくださぁいっ」
 上目遣いで自分を見上げしなだれかかる、その、櫻色に上気した頬。熱を帯び潤んだ瞳。間延びした甘ったるい口調。
669ドドメー@進若(?):04/07/12 09:43 ID:ynbMbHbC
 無論、それが酒のせいだとは進もわかっているのだけれど、今現在の若菜から嫌と言うほど感じ
られる艶というか色気というか妖艶というかそもそもどれも同じだというか、何にせよそれらが酒
による作り物だという事はそれらを感じるのと同じ位、嫌と言うほど進にはわかっていたのだけれ
ど、それでもやはりそうしたものに至近距離で見つめられてしまうというのはさすがの進も、そう、
有りあらゆる部分で人間離れしていて、親指で逆立ちが出来たり片腕で懸垂が出来たり挙句素手で
猪を倒せたりする進ではあっても、一応設定上では一介の男子高校生の以上でも以下でもないとい
う事に、どれほどありえないと突っ込みたくてもなっていたりするわけだから、普段は何考えてる
かわからないちょっとミステリアスで変わった男の子だけど好きな女の子には弱いのよ。などとい
う一体何時の時代だよそれは的な少女漫画のヒーローに時としてなってしまったりなんかするわけ
で。
「……〜〜っっ!」
 進は動揺した。
 これ以上ないと言うほどに、大きく。
670ドドメー@進若(?):04/07/12 09:47 ID:ynbMbHbC
「先輩?どぉしたんですかぁ?」
自分のお願い(…)に答えないまま、手で顔を覆ってしまった進を、若菜は不思議そうにのぞき
こんだ。
 そしてその際運がいいというか悪いというか、今日若菜が着てきていたのはいつもと同じボーダ
ーのキャミソールだったのだが、その衣服のデザイン上あらわになった若菜の胸元が、進の視線の
先にちょうどきてしまったのである。その瞬間進の中に生まれた感覚は今更説明すべくもない感覚
ではあるのだが、いかんせんそれは行為の前には常に生まれてくるという感覚ではあっても何故だ
か慣れるということはない感覚であるため、それが今こんな人のいる場で生まれたという事に進は
もうさらに動揺してバッと上体を若菜からそらした。
「せんぱい〜?」
若菜がぱちりと目をしばたたかせる。
 どうやら若菜は進が何に動揺しているのかというか、自分が動揺させているという事実にまるで
気付いていないようである。まあ、酔っている人間というものは得てして自分以外の人間の意図す
るところに気付けなくなるものだからそれは当然だったかもしれない。
 進はその事に安堵し、素早く自分を落ち着けようとしたが、おかげで一つ盲点があることに気付
かなかった。
671ドドメー@進若(?):04/07/12 09:48 ID:ynbMbHbC
「先輩?どぉしたんですかぁ?」
自分のお願い(…)に答えないまま、手で顔を覆ってしまった進を、若菜は不思議そうにのぞき
こんだ。
 そしてその際運がいいというか悪いというか、今日若菜が着てきていたのはいつもと同じボーダ
ーのキャミソールだったのだが、その衣服のデザイン上あらわになった若菜の胸元が、進の視線の
先にちょうどきてしまったのである。その瞬間進の中に生まれた感覚は今更説明すべくもない感覚
ではあるのだが、いかんせんそれは行為の前には常に生まれてくるという感覚ではあっても何故だ
か慣れるということはない感覚であるため、それが今こんな人のいる場で生まれたという事に進は
もうさらに動揺してバッと上体を若菜からそらした。
「せんぱい〜?」
若菜がぱちりと目をしばたたかせる。
 どうやら若菜は進が何に動揺しているのかというか、自分が動揺させているという事実にまるで
気付いていないようである。まあ、酔っている人間というものは得てして自分以外の人間の意図す
るところに気付けなくなるものだからそれは当然だったかもしれない。
 進はその事に安堵し、素早く自分を落ち着けようとしたが、おかげで一つ盲点があることに気付
672ドドメー@進若(?):04/07/12 09:52 ID:ynbMbHbC
「進、耳赤い〜、ホラ見てみなよ若菜ちゃん!」
「えっ??あ〜ホントですねぇ」
 若菜の隣というか進の隣には酒を飲みながらも正気を見失うほどには酔いつぶれていない桜庭が
いたという事を進は見落としていた。あろうことか桜庭は進が手で隠せなかった耳が紅潮する様に
気付いて、それを若菜にばらしたわけである。
 進は自分の理性がブツリと音を立てて切れるのを聞いた。
(――ゴキキッ) 
「こいつさ〜、嬉しいんだよだからこうやって…――ぐふっ!?」
「桜場…貴様はもう寝ていろ……そして、起きるな……!!」
 尚も口上を続けようとした桜庭に進は容赦なくスピアをかました。猪すら吹き飛ばすそれに、桜
庭が口から泡を吹いて倒れる。肋骨の一つや二つ折れたかもしれない。もしそうならば再度入院で
ある。ご愁傷様です。色々可愛そうな彼は本当にアイドルなんでしょうか。だけどまぁ進を怒らせ
たのは彼自身なのだから自業自得なのかもしれません。
ちなみに、実はこの宴会は桜庭の退院を祝うものだったりしたので、桜庭は気ののらない進を強引
につれてきたのでした。
「…せ、先輩……」
673ドドメー@進若(?):04/07/12 09:54 ID:ynbMbHbC
 さすがの若菜もいくら酔っているとはいえ、進から発せられる只ならぬ怒気を察したのか座った
状態のままいくらかあとずさる。進はその様子を見、ふぅ、とため息をつくと素早く若菜を背負っ
た。
「え…?」
 予期せぬ進の行動に若菜が呆けた声を出す。それに答えるように進はため息交じりの声でぼそり
と言った。
「……酔いすぎだ、部屋に運ぶから寝ろ」
「え…そ、それじゃあ、怒んないんですか…?」
 ちら、と若菜は横目で桜庭を見やって尋ねる。倒れた桜庭の回りには既に人並みが出来ていたり
するのだがそれは別の話なので省略する。
「アイツは正気が残っていた。だが…お前は酔っているだけだ」
 ――だから怒る必要はない。
 進の言葉に若菜が大きく目を見開く。
「あ、ありがとうございます……」
「……」
 若菜のそれは、心底安堵したというよりは単に驚いただけといったほうが、しっくり来る返事の
仕方だった。だが、とりあえず自分を脅かすようなものではないようなので、進は特に気にせず素
早く歩を進めた。早く若菜を部屋に運んで、眠らせてしまいたかった。
 だがその進の思いは、部屋の扉を前に開かれた若菜の唇によって無残に砕かれる事になる。
674ドドメー@進若(?):04/07/12 09:58 ID:ynbMbHbC
「…あの〜っ、せんぱいっ」
「………なんだ?」
 口調にどこか蠱惑的なものが加わっている。進は嫌な予感がした。
「さっきの言葉なんですけど…あれって…つ・ま・り〜」
「?」
 声の最後が歓喜に揺れている。嫌な予感が濃くなる。不味い。早く、彼女を部屋に。進は急いで
扉を開けた。
 だが、キイッという甲高い音と、若菜がその言葉の先を紡ぐのは同時だった。
「『酔ってる私は何をしてもいい』ってことですよねっ!?」
 言うと同時に嬉しい!と言って若菜は進の首周りに抱きつく。
「違う!!」
「違いません!」
「何を馬鹿な――…!!!」
 進が声を荒げたが、その声が途中で途切れた。
 若菜が、項から進の耳たぶを舐めたのだ。
「……!」
 ぞわり、という説明のできない感覚が進の中を這い上がる。
 いくら進とはいえ生理的な反応に逆らえる筈がない。
 一瞬、体の力が抜けてバランスが崩れたところに、若菜が足を引っ掛けた。
「――!!」
 否応もなく進は前のめりに倒れた。
(ドサァァッ)
「痛っ……」
 ややあって痛む体を進が起こすと、その上に若菜が素早く馬乗りになった。
「――な、若菜っ!」
「ね〜…せ、ん、ぱ、い…」
675ドドメー@進若(?):04/07/12 10:00 ID:ynbMbHbC
 甘えた声に視線。
 普段なら、理解できる筈のそれが今の進には理解できていなかった。状況に思考がついていって
いないのだ。

 困惑する進の胸元に若菜は手を伸ばし、グッ、とその半身に身をのりだし囁いた。
 ――しましょ?先輩。

 そしてその瞬間。
 実にタイミングよく二人の部屋の扉が閉まった。
676ドドメー:04/07/12 10:18 ID:ynbMbHbC
今出来ているのはここまでです。
……本当、遊びすぎててゴメンナサイ。


この後入れられそうだったら69を入れようかと思ってるんですがw


需要はありますかね……?
677名無しさん@ピンキー:04/07/12 17:51 ID:M7OxDb3d
前、若菜ちゃんのイラスト保存し忘れた・・・
だれか69で描いてくださいw
とりあへず、ドドメーさん。供給してくださいな。楽しみにしてます。

本命はヒルまもですが。
678名無しさん@ピンキー:04/07/12 19:11 ID:rQgQnyFV
キターーー(・∀・)ーーー!!
こういうエロなしの掛け合いもかなり好きです。ニヤニヤします。
エロも楽しみに待ってます!69〜

ああ俺、エロじゃなくて萌え目的でここにいるのかもしれないと今気づいた。
そりゃエロは激しく萌えですが。

>>677
あー振袖と祭りのならまだ残ってるYO。要る?
夏は忙しいんだけど、暇ができれば69とかヒルまもも描きたいなあ。
679名無しさん@ピンキー:04/07/12 20:00 ID:DEMYYmw2
>>678
677じゃないけど、できたら自分もほしいです。
そのとき、このスレの存在知らなかったんだよ・・・
というかみんな!暇を見つけてこのスレに萌えを投下してくださいな。
ヒルまもも他校も、基本的に好きなんで。
なんか、絵師さんに描いてもらえるアイシ絵板とかあると良いのに。
680名無しさん@ピンキー:04/07/12 20:22 ID:wS3y7CnF
絵板あるといいですねぇ。
絵師さんここにいるのかな…
需要があるなら、エロOKそうな絵板をてきとうにレンタルしてきますが。
681壱八:04/07/12 21:19 ID:40t5wdXl
ドドメーさんキター! 実はヒルマモセナ好きでした。
つーわけで俺は明日投下させてもらお(よろしカナ?)
>656さん
応援ありがとうです!嬉しィ!
あのコマ、大人気ない問題を出すヒル魔がラブいが、ボクシンググローブひとつで悪魔に立ち向かうファイティングガールまももラブい!(w
615さん
実は俺、桜庭なら ×気絶少女 が萌えます。(エロにゃならんけど
650=>658さん
あ〜…、おそらく同じ価値観とアイシ見解を持っているとオモワレ。
ちなみに>良くも悪くも部内で唯一対等な戦友、故に成り立つ信頼関係に禿同しようと思たのですが間違えた。
「甘さはないのにラブ」は俺が今書いてるヒルまもに書きたいことなんで、
お嫌いな方はスルーで。

…こうオモテらっしゃる方けっこう多いのではと感じるので思いきって書かせていただくが、(ビクビク
チトアンチに近いこと書くので嫌な方スルーよろしく。↓
682壱八:04/07/12 21:27 ID:40t5wdXl
アンチっぽいのでスルーよろしく。

アイシって面白さに隙がないのに 原作設定に穴がある!! …という、
物語が進むにつれて その穴が目立ってくる!! …という、
すべてはヒーローの顔がないせいなわけなですが、
深く好きになればなるほど『ある種の諦めを持って読まないと辛い』!!という、…なんともフシギな漫画だ (´Д`;)
例えるなら『内装の凝ったレストランで注文したピラフが実はファミリーレストランと同じ味』みたいな。
ピラフはキャラクタ。しかも女キャラに到っては添え物の『パセリ』です。
まもりですらせいぜい『プチトマト』なんですよ。
アメフトという幅広く多種多様な人間を扱える題材なのに、ヒル魔は「フィールドではひとりだ」と言いきってしまう。
ほんと、読んでてマジ微妙に気分悪くなることも多くて、
この歯がゆさはもはやテメーでテキストにしてみなけりゃ解消できねーな!! ――と。

俺、そういう感じでこのヒルまもを書き始めちゃったもんで、
本来ならエロパロ板に投下させていただくのチト心苦しかったりしなかったり…
ちょっと658さんには見抜かれたので(w、暴露させていただきました。
こういう奴お嫌い方にはほんとに申し訳ない。…コテ名乗ってるのにいいのかな?(ビクビク
でもなるべく皆様に楽しんでいただけるよう書くつもりなので、
生あったかい目で見ていただければ幸いです。
…と言いつつそんな大層なモンは書けないが。
小生意気なこと長レス本当にスマソ。
( ´_ゝ`)フーン とスルーしてやってクレ 
683678:04/07/12 22:34 ID:rQgQnyFV
>677>679
アイヨ-。へたくそでゴメンネ、たぶん期待はずれ。
ttp://www.togiushi.com/upload/source/up3316.jpg
ttp://www.togiushi.com/upload/source/up3317.jpg

>680
ひとりめ挙手〜。
絵板なら気軽に描けるし、あるといいなあ。

>壱八さん
はげどう。アイシはキャラ薄いよね、基本的に。
だから原作で不足してる萌えをここで補うというw
684名無しさん@ピンキー:04/07/12 22:34 ID:odezfBRk
>>680
エロも普通の絵もOKの絵板が良いな。だって、普通の萌え絵も見たいし。
とかいって、絵師はどうなんでしょうね・・・軽く参加できそうならば増えそう。
自分はまったく書くも描くも苦手なもんで、いっつも見てるけどw
685名無しさん@ピンキー:04/07/12 22:44 ID:odezfBRk
>>678
うpありがとう。今度はしっかり保存しておきました。
めっちゃ可愛いよ。もっと描いて欲しい・・・
アイシルは、キャラが駒みたいな存在だから薄くなっちゃうのかな。
話をうまく進めるために使われてるみたいな感じあるし。その欠点を繕うのがこのスレでw
686名無しさん@ピンキー:04/07/13 00:20 ID:cwjO3DBC
コソーリロムで楽しませて貰ってます。ここはなんだか居心地が良くて。
私もアイシ好き故に>>壱八さんに同意です。

私的な印象ですが、良くも悪くも看板作品に近いポジションを
獲得してしまったが為にキャラを増産せざるを得なくなった…
ような大人の事情が垣間見える気もするんですが、勘ぐり過ぎかな。
出だしの数話分は本当にグッと来まくってたんだけど…。
軌道修正を期待しつつ今後も読み続けます。
やっぱり読ませる魅力があると思うし。
雪光さんとか頑張って欲しいなー。

絵板あったら参加してみたいです。たいしたものは描けないけど…。
桜庭×気絶少女に食指が……(w
687名無しさん@ピンキー:04/07/13 00:28 ID:8nASdVyc
>>683-684
ぉぉ。絵師さまが。
絵師さまいるとわかれば、さっそくレンタル絵板探してきますね。

投下していただく絵は、普通の絵からエロまでOKということで。
ただし激しいエロ絵はちゃんとモザイク処理御願いします。
(そんなハードなもん描く気マンマンの絵師さまがいればの話w)
801も禁止の方向で。


今の話題に便乗すると、キャラが薄いという意見が圧倒的に多いんですが
(このスレに限らず、他の愛汁スレでもそう言われてますよね〜)
自分はそう感じたことないので、ちと不思議・・・・。
自分的には濃い人と薄い人の落差が激しいって感じっすかね。
セナとかヒル魔が薄いってのはよくわかるんですよ。何考えてるのかいまいち読めないっつーか。
でも桜庭とかパンサーって人間くさい。
688ドドメー@658:04/07/13 01:17 ID:m/g89jEA
えっと…最初に謝ります。>>658は自分です。
書き手としてここに居づらくなるのが嫌で、名無しで好き勝手書いて逃げるつもりでいました。
本当にごめんなさい。

名前をだした上で全部吐き出してしまうと
壱八さんとほとんど同じ考えです。例えや何かも凄くしっくりきます。

いかんせんアイシはキャラの立て方は上手いのですが
運び方に失敗してると自分は感じてます。

ヒル魔の発言もそうですけど、
まもりに栗田、セナ…初期のキャラに成長がまるで感じられないというか
話に動かされていて成長が見えてこないというか……

一番書き込まれているといわれる桜庭も、
甘えてるだけだろ、と言ってしまえばキャラが終わってしまうし。

立て方も配し方も悪くないのに、読み込めば読み込むほど粗がでてくる……
アイシって、ある意味斬新な漫画だなと思った事も一度や二度じゃなかったりしますw

その辺りの鬱憤を思いっきり吐き出したのが
(ご厚意いただけてるようで感激してます)
ヒルマモセナでした。

また書きたいなとも思うんですが、
鬱憤のままとことん捏造すると泥門にしろ王城にしろ、
このスレに申し訳ないので、
ここ暫くは鬱憤と離れたところに置くことも出来る進若で萌えようと思っ てます。
689683:04/07/13 07:53 ID:Q9eV+EUd
>687
わざわざスマンねえ。
でも今レンタル出来るかなあ。絵板って人気だし・・・
俺も探してみますね。

>688
案外みんな思ってることみたいだね。
俺としては、アイシにいくつか不満点がある人だって、
ここにいる時点でやっぱり好きな部分もあるんだと
割り切れるから、怯えんでも平気ですよ。
690壱八:04/07/13 13:01 ID:CRTyY8rU
>688 
ギャ!! そうだったのですねドドメーさん!!
名乗りあげさせちゃってごめんなさい。俺のせいですね(汗 
いいよいいよダンゴはいいよという気持ちでいっぱいです。(ワケワカラ
>686さん
桜庭×気絶少女に同士が!! ぜひぜひ(η'∀')η なんかいいですよこの組み合わせ。
今後これからの桜庭を気絶しないで正面から見て応援してほしーなーと思ふ。
でも桜庭のカコイイ!!とこ見たらやっぱり気絶して欲しいなあとも思ふ。(w
絵師さんたちが盛り上がってて嬉しいですね。楽しみ! 
俺も雪さん応援シタイ!!です。このコの根性強さは敬意を表する。
活躍を描かれることあらば俺は彼に惚れそうです。
691壱八:04/07/13 13:05 ID:CRTyY8rU
>687
セナは物語の主格(つまり進行役を担わせているのだと思う)だし、
顔が見せられないヒーローだから現段階で作者が描くことができない、という理由もあるのだと思ふ。
ヒル魔は作者がアメフトの象徴としてるのかな。(ソイツに「フィールドではひとり」トカ言ワセナイデ頼ム…)
だからあえてキャラ内面はない、あまり持たせない、と。
あーゆーキャラポジションだと逆に描かれない方がずっと効果的でしょうし。
今後もヒル魔は描いて欲しいとも個人的には思わないところです。
だからそれらはそれで(・∀・)イイ!!と思ってる部分です(…思ってない部分もあるが)。

桜庭エピソードとか俺も好きです。
ダレル・ロイヤルの手紙とか、あれは実は桜庭を暗示していたんだなあ、と。
並の選手である桜庭を少しばかり遅く、でも敗者のまま横たわらせないできちんと立ち上がらせてくれたんだなあ、と。
ありがとう村田神!!という気持ちでいっぱいです。…モデルのヤメ方はどうかと思わないこともないが(苦w
…どう取り繕っても憐憫を払拭できない女キャラ、というだけで。
                         …ゴメン全部個人的見解だから。
                         こんなこと長々と掘り下げてゴメンヨ。
>689さんが良いこと言った! 
好きな部分があるからこそってことで。ドドメーさん誠意あるカキコお手数でした。
692名無しさん@ピンキー:04/07/13 13:19 ID:S9RzV8vt
>688
自分も同じような事を思ってますが>689の絵師様の言う通りだと思いますよ
いつもロムですがドドメーさんの進若を楽しみにしてます 69楽しみだ〜!
693名無しさん@ピンキー:04/07/13 13:42 ID:DUdBsTsl
久しぶりにきてみたら職人様が降臨なさってる。感謝感謝。

自分的には春季大会で王城に負けたあと、雨の中練習しているセナの姿に重ねて
ダレルロイヤル(だっけ?)の手紙が紹介されている話までは隙の無い完璧な漫画と思ってました。
でもモン太→小結&雪光→夏彦って新キャラ登場するたびにどこかオヤ?って思うところが増えてきて・・・
いつからか思ってるんですが、この作品はなんか生き急いでいるって印象があるんです。
もっと話数をかけてもいいんじゃないかと思うとこがいくつか見受けられて(デスマーチとか特に)

こんなこと書いてますがアイシー大好きですし、今でもおもしろいとも思ってます。でもそれ故に苦しくて・・・
駄文&スレ違いスイマセンでした。
694名無しさん@ピンキー:04/07/13 13:46 ID:9VH7ZI/J
王道+とんでもが入り交じってるから変に思うんだよね。
でも、キャラ的には好き。
695名無しさん@ピンキー:04/07/13 17:51 ID:m/g89jEA
>>壱八さん
いえいえいえお気になさらないで下さい!!
むしろ名無しで逃げずにすんでよかったと思います。
単なる萌えだけでなく同じSS書きとしての見解でも話せるのはありがたいです。
>>689>>692さんも、暖かいお言葉ありがとうございます。

それでちょっとお言葉に甘えて…前々から突っ込みたかったことを突っ込ませて下さい。

アイシの見せ場といったらまず、みなさんも言ってらっしゃるダレルロイヤルが一つ。
次に、失敗した感もあるがそれでも物語的にデスマーチのラストが二つめ。
そして三つめに、大方好評な桜庭の慟哭があるわけですが……

雨  降  ら  せ  す  ぎ



ゴメンナサイ!!こんなの気にしてるの私だけかもしれませんが本当に気になります!!
だってこの調子でいったら……


(試合中に雨が)
まもり「つけてたら前が見えないわ!!外して、アイシールド君!!」
セナ「あっ!!」
まもり「セ…ッ、セナ!?」


みたいになる可能性も否定出来ない……様な気が。

イヤスギダソンナノ_| ̄|○

他に気にしてるかたいますかね…??
696ドドメー:04/07/13 18:10 ID:m/g89jEA
>>69
もし、需要があったらやらせる方向で運ぼう、と思っていたのですが
どうやらあるようですので頑張ってやらせる方向に運ぼうと思いますw
もともとの遅筆がさらに酷くなりそうですが頑張るので
待っていただけるとありがたいです。

>>絵板
盛り上がってますね〜!!絵師さん方よろしくお願いいたします!!
てか自分も書きたいかもw

>>桜庭×気絶娘
自分も大好きです。彼女は桜庭の変貌ぶりに当初は狼狽えながらも
最後は他のファンがいなくなった中で一人応援してくれるといいなぁ。
あと、今では考えられませんが初登場時、進と彼女をちょっと考えてましたw
抱えあげてる絵に萌えてw


では失礼します。
697ドドメー@(殴):04/07/13 18:16 ID:m/g89jEA
ゴメンナサイ、>>695は自分です……。
しかもsageまで忘れてる(馬鹿)

進のスピアで行ってきま〜す。
698名無しさん@ピンキー:04/07/13 18:46 ID:8nASdVyc
>自分的には春季大会で王城に負けたあと、雨の中練習しているセナの姿に重ねて
>ダレルロイヤル(だっけ?)の手紙が紹介されている話

このシーン、いままでの連載のなかで一番好きなシーンです。泣いた。
このへんまではセナのキャラにまだ人間味があった。
でも脇が固められていくにつれてどんどん存在が薄く・・・
699名無しさん@ピンキー:04/07/13 19:32 ID:Q9eV+EUd
>696最後は他のファンがいなくなった中で一人応援してくれるといいなぁ
(・∀・)イイ!! 原作でもこういう展開があったらイイ・・・けど・・・無理かなw
700名無しさん@ピンキー:04/07/14 15:08 ID:c8w2o1RQ
絵板が話題にのぼってるけど出来たら倉庫も作って欲しいなぁ…。
保管庫にはこのスレ入ってないみたいだし
701名無しさん@ピンキー:04/07/14 19:07 ID:HBuubbj4
自分が倉庫ほしいなら自分でやればいいじゃん。
そんな手間かかる作業を他力本願にしちゃダメ(まもり風に)
702名無しさん@ピンキー:04/07/14 22:26 ID:NnAu4/dn
評判悪そうだが、ラバまも(まもラバ?)でなんか書こうと思ってるんだけど、
桜庭ってまもりのことなんて呼んでた?
703名無しさん@ピンキー:04/07/14 23:13 ID:DiyyWMSM
まもりさんでいいんじゃない?
てか接点あったっけ?
704壱八:04/07/14 23:19 ID:j0/tWecW

ごめんなさいお邪魔します。

昨夜はアクキンに巻き込まれまして本日投下させて頂きます。
>623-634  >636-647の続き ヒルまも
…エロ、ムズカシィ。
さっぱり話しが進みません。
この後も続き物です。
エロ度はおそらく低め。すまん、書けない。かったるくてごめんな。
705ヒルまも@壱八:04/07/14 23:21 ID:j0/tWecW
片手が背中にまわる。
まもりの胸の上で蛭魔の手が動く。
ボタンの全てを外されて、スカートに差し込んでいたブラウスの裾を引っ張り出される。
「…椅子にかけておいてよ」
ブラウスを床へと落され汚いでしょと抗議する。
毎日飽きもせずモップかけてんのありゃサボリかと言うのでそんなことないと反発するとじゃあいいじゃねえかと流された。
「溜め息付いてんじゃねえよ」
「付かせるヒル魔くんが悪い」
ブラジャーの中に手を差し入れられた。
「ん…はぁ…」
今日は体育があったのでフリルが控えめにあしらわれた真っ白いので、ちょっとお気に入りのやつで良かったなんて思ったのだけれど。
この人にはそんなの関係ないだろな、とも思い、肩ひもが腕から滑って落ちてくブラジャーにちらちらこんなこと考えている自分がどうにも照れくさい。
「あ…ん」
性的に感じている、かどうかは、はっきり言えばよくわからなかった。
むずがゆいようなこそばゆいような、気持ちいいような感じはあるが明らかな快感としてはうまく掴めない。
もしかして激しい動悸が邪魔をしているのかもしれない。よくわからない。
どちらかと言えば「触られている」という事実に対して吐息が洩れている気がする。
ただ、指の腹で擦り上げられ形を変えた自分の乳首が、人より長い蛭魔の指と指の間で踊っているのがひどく淫靡に目に映る。
弾力性のある日焼けてないまもりの胸に、色の違う蛭魔の指が柔らかく埋ずまる。
こめかみや耳元に寄せられる蛭魔の息に、乳房でうごめく蛭魔の手に、胸から頬へと熱がせり上がる。
706ヒルまも@壱八:04/07/14 23:22 ID:j0/tWecW
まもりは、首に絡ませていた手を蛭魔の肩に移動させ、さらに鎖骨の上を滑らせ、蛭魔のシャツのボタンに手をかけた。
「わ、わたしだけ脱ぐの、は恥ずかしい…っ」
その行動に蛭魔は何もコメントを寄せなかったのだが、照れ隠しが口をつく。
実際自分ひとりが肌を晒しているのは不安と不公平を覚えてより羞恥心を煽られ理由はそれだけだったのだが。
まもりの羞恥をお見通しで「何も言ってねえだろ」とくっくと喉を鳴らせた蛭魔は、動きの邪魔にならないようまもりの背中へと手を移動させ、皮膚や、時々髪の毛をいじる。
それにくすぐったい中の快感を覚え声を殺しながら、まもりは蛭魔のシャツのボタンを外していった。
どきん、と心音がひとつ飛び抜ける。
蛭魔は細い。
抱きついたとき自分の腕が回りきってしまう腰つきにも思ったが、肉がないのだ。
骨格からして肉のつきにくい体質のようにも思えるが、だからといって華奢とは違う。
薄皮の下に筋肉繊維だけを詰め込んで、余分なものが一切ない。
開いたシャツの間に見える、薄い胸に張りついたぴんとした皮膚。腹筋の隆起の流れ。
まもりは筋トレの補佐もするし着替えのときの上半身など見たことがないわけでもない。細かろうが軟弱な肉体ではないとは知っていた。
でもこんな風にどきどき感じたことあったろうか。なかったと思う。目の前に迫っているからだろうか。
「くすぐってー」
触ってみたい、と思うまま沿わせたまもりの手を、実際にはさしてくすぐったさを感じていないような口調の蛭魔が掴む。
まもりによってボタンを解かれ、中途半端に腕だけ通した蛭魔のシャツが青白っぽく揺れた。
707ヒルまも@壱八:04/07/14 23:24 ID:j0/tWecW
「あっ」
前で縮めていた腕を伸ばされ、開いた胸元の頂きに立つ乳首を口に含まれた。
「んんぅ!」
熱い舌に包まれ蛭魔の尖った歯を感じ、いきなり腰が震えた。
そのまま体重を寄せられ押し倒されてテーブルの上に仰臥する。
「すげえ心音」
まもりの胸の上に顔をうずめた蛭魔がケケケっと笑った。
胸の谷間に口を押し当てられてぺろりと舌で舐められる。脈の震源地。
「しょ、しょうがな…っあ!」
この不整脈な鼓動はとっくに蛭魔に知られているとわかっているが意地の悪い顔で指摘されてカっとなる。
だが蛭魔が与える感触に、急激に波に晒される。
唇が肌の上をすべって山形のてっぺんに届くとそこの突起を弄ばれた。
柔らかい舌に揺られて時に直裁的な歯の刺激を与えら、痺れる感覚に襲われる。
「あぁ…んぅ、はあ…っ」
もう片方の乳房は丸いカーブをすくいとるよう手をそえられて、指の腹で尖りを擦られ刺激される。
708ヒルまも@壱八:04/07/14 23:25 ID:j0/tWecW
「…んん…、あんぅ」
どうしようもなく鼻から甘い声が洩れるのを止められない。
快感が広がっていくのが、わかる。
広がっていくというか、溢れ出しそう。
じゅんと潤い腹の奥が熱を持つ。
どんどん自分の身体が敏感さを増していくのがわかって、少し恐い。恐いし、恥ずかしい。
「今は殺さねー」
「…え?…あぁ!」
鈍く熱くなっている頭に響いた蛭魔のセリフは、誰に聞かせるつもりもない独り言のような呟きで、まもりが聞き留めなかったら別にそれでも関係なかったのだろう。
だから耳に入ったのはほぼ偶然だ。何を言っているのか、一瞬わからなかった。
なお止まない愛撫に翻弄されながら、ぶれる思考でまもりは考える。と、ああさっきの会話かと思った。
ミスをしたら殺していいとまもりのセリフ、ミスをしなければ殺さない今は殺さない(だから今はまあ、安心しとけ、それなりに)
(――そういうこと、ね…) 
蛭魔の天邪鬼な表現法は、いつも僅かにまもりの涙腺を刺激する。それをこの男は、知っているだろうか。
蛭魔が与える甘い快感と眼球の奥に感じた鈍い波動に、まもりは眉間にしわを寄せてそれらを奥歯で噛み締める。
709ヒルまも@壱八:04/07/14 23:26 ID:j0/tWecW
蛭魔の頭を撫でようとして髪の堅さに気が付く。
日中あんなに運動してヘルメットまでかぶっているはずなのに、崩れることがないのは何故だろう。
かき乱してみたい。
「てめ…」
くしゃんと前髪を崩されてまもりの胸元から蛭魔が睨む。
髪を下ろすと顔立ちが幼く見える。
かわいい。蛭魔を純粋にかわいいと思ってしまった自分が我ながらおかしい。
でも本当、かわいい。
怒鳴りつけられそうだから言わないでおく。
手を放すとぴょこんと元に戻ってしまった。摩訶不思議な髪の毛だ。
これ以上やると怒られるかもしれないのでまもりは代りに蛭魔の首筋を撫で上げた。
まもりがてへへと誤魔化すように笑うと、蛭魔もほんの少し笑いながらまもりの乳房に柔らかく歯を立てた。
「…あ…はぁ…んん…っ」
蛭魔の右手がまもりの身体のラインをなぞる。
脇腹を通ってへそを掠り、スカートに伸びる。
ぴくん、とまもりは緊張した。
太腿に触れる。膝から足の付け根に向かって撫で上げられた。
「…おい」
蛭魔が言う。
「足開け」
緊張して、思いっきり下半身に力が入りこれ以上ないというほど股をぴっちり閉じていた。
まもりはか細い声で訴える。
「ど、どうやって?」
「……」
足の開き方を忘れた。
710ヒルまも@壱八:04/07/14 23:27 ID:j0/tWecW
「じゃー力抜け」
「どういうふうに…?」
「ふざけろてめー!ここまできて止めねえぞ」
「やだ、止めないで!したい!」
「……。じゃー開け」
「命令しないでよ〜!」
半泣きになる。
足を開かないことには事が進まないとわかっているが、抵抗感が大きい。
胸よりさらに他人に見せることなどない場所だ。
しかも蛭魔の愛撫で自分がちゃんと濡れていると自覚がある。なおさら晒したくなどない。
「ま、待ってよ…」
とりあえず、深呼吸してみる。
目をつぶって、息を吸い込み、吐き出そうとした、瞬間、
711ヒルまも@壱八:04/07/14 23:28 ID:j0/tWecW
「んきゃ!」
蛭魔の手が腰の下に滑り込んだ。
スカートがまくれ上がる。
思わず反射的に抑えようと手を伸ばすが、体勢が不利だ。スカートの中を外気に晒すこととなる。
すると蛭魔が、
「おまえ…」呆れたような声を出した。「コドモか?」
それから肩を震わせた。
「…なによ?」
あ、と思い当たることがあった。
それにしても、相手の顔がそれなりに見える程度の暗闇の中で、目ざとい男だ。視力いくつなのだろう?
「いったい今年で何歳デスカ〜?」
「いいでしょっ別に」
本日まもりが履いていたショーツはこれまたお気に入りのやつだった。
白いコットン地の右サイドに、ワンポイント。
商業キャラクターであるロケットベアがちょこんとプリントされたもの。
「好きなのよ、かわいいじゃない」
「へーへー」
蛭魔が笑いながら応える。
「どうでもいい。用があんのは中身だ」
そのショーツに蛭魔は手を差し入れて、引き下げる。
不本意ながらこんなことで緊張感を置いてきぼりにできてしまった。
抵抗はしなかった。
712壱八:04/07/14 23:29 ID:j0/tWecW

−−とりあえずここまで。

まもりのパンツはお約束かと。
713名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:02 ID:1wDsBJjC
>>702
ラバまもキタ――――――(゚∀゚)――――――!!?
自分、ラバまも大好きです!!接点ないけど、絡んだらさぞかしお似合いだろうこの二人はw

呼び名は公式で出てないからSSの雰囲気に合わせて捏造すればイイと思いますよ。
個人的には「姉崎さん」が一番萌えます。
714名無しさん@ピンキー:04/07/16 01:07 ID:m61HeZ0A
ttp://www.togiushi.com/upload/source/up3365.jpg

初めて+マウス(言い訳にならないのは承知です)で描いてみた。
エロじゃないって先に言っておきます。
イメージ的には、ヒル魔がまもりに応援用特製Tシャツをあげて、
まもりは着るんだけど、胸元や短さで気になって恥じらってるみたいなw
本誌クリスマスボウルこんな雰囲気じゃないのに投下。めちゃ下手なのにすいません。
まもり21%は気にしないでください。意味はありません。
で、でも1回くらい投下したかったんですよ。なんか読んだりもらってばかりじゃ悪い思って。
こんなん投下する方が迷惑でしょうけど・・・、もう描かないんで安心してください。

ここの神たちの大変さが分かったよ。今度からも応援しています。
715名無しさん@ピンキー:04/07/16 01:17 ID:5qujNmBO
絵板なかなかレンタルできません・・・
絵師さんがいるのになぁ。
716名無しさん@ピンキー:04/07/16 11:01 ID:jd1tm3WL
>714
というか絵板ができても、絵板に描くなよw
だって、見てる人は見てるだけで良いと思うし。
感謝の気持ちは忘れずにさ・・・
717ドドメー:04/07/16 12:36 ID:ToIgVUne
>>714
読んでるばかりで悪い、なんて事はないですよ。むしろそんな事思っている方がいるなんて書き手として恐縮です…
読み専がいるから書き手は書けているような(少なくとも自分は)モノなんですから…;
絵は自分が萌えた!書きたい!って時に是非また描いて下さい。

>>壱八さん
ロケットベアー笑いました!お約束ですね〜。もう少し色っぽいのつけてて欲しい気もしますがw
まもりの
「やだ!したい!」
の下りが凄い好きです。
ヒル魔無表情を装いながら実際凄い動揺してそうw
一瞬可愛いと思っちゃって、何考えてんだ!と焦ってるというか…
ああ巧く言えない(つД`)。*;゚,

続き楽しみしてます〜!
718名無しさん@ピンキー:04/07/16 14:31 ID:Zrninokp
とにかく、みんな頑張ってください。
私も読むのみ派ですが投下してくれる人が居るから、こんなに萌えられるし。
719名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:59 ID:RFbw883i
>714
正直おまいさんの絵ちょっと好きだ。
丸っこい顔がカワ(・∀・)イイ!!
自分もそう思ったことあるけど投下しようとまでは
思わんかったし、その気持ちはすごいと思う。
720名無しさん@ピンキー:04/07/17 00:12 ID:wlQ+xejv
>714
嫌いなタイプの絵じゃないYO!
頑張って腕を磨いてここの神になってくださいね。
自分は見てるだけだが・・・
721702:04/07/17 00:26 ID:Qciz5hWO
ラバまもできた分だけ投下します。
キャラ変わりすぎてて誰だかわかりませんな状態だが・・。
自分の書き方じゃエロ度は結構低目かも。(まだエロまで行ってませんが)
前置きというかダラダラした話長めです。スマソ。
722702:04/07/17 00:34 ID:Qciz5hWO
その日は、雨が降っていた。
ひどくつまらない日で、家にいても頭痛がするので外へ出てみた。
雨のにおいが充満していた。ただ何もせずに、時間だけを無駄に使っていると、
向こう側から彼女がやってきた。ゆっくりとした速度で少し濡れたスカートを揺らしながら。
彼女は、俺のこと、全く気付きもせずにすっと横切っていった。ちらりと見えたきれいな横顔。
その時、何を考えていたのかは分からないが、声をかけようとしていた。
とりあえず、彼女が遠くに行かないうちに声をかけた。
あ、泥門の、というと彼女はやっと足を止めて振り向いてくれた。
俺の顔をじっと見て、誰だか分かったかのように、にこりと微笑んだ。
上品な微笑み方だった。そして一言呟いた。桜庭くん、と。
723702:04/07/17 00:36 ID:Qciz5hWO
「さむい日だったの」
人気のない喫茶店でゆれるコーヒー。
小さな声で何かブツブツと独り言を呟く老人。魚のような目をしている中年の女の人。
全身が黒尽くめで、サングラスをかけてスポーツ新聞を読む男。
店内にいる客はそれだけだった。変な人たちだったが、誰も俺達のことを見向きもしなかった
のでそれはありがたかった。
あの雨の日から、俺達は時々こうして喫茶店で話しをしていた。
泥水のようなコーヒーを飲みながら彼女の言葉に耳を傾ける。
さむい日に近くの野良猫が死んだそうだ。ついでに、悪魔のような男も死んだらしい。
724702:04/07/17 00:38 ID:Qciz5hWO
「死んだって?どんな死に方だったの?」
「いや、実際に死んだんじゃないんだけれど。彼の人格が死んだというか」
「性格がまるっきり変わってしまったと」
「そうね。わたしと初めてセックスをした次の日だったわ」
「へえ」
そう言って彼女は視線を足元に落とした。
長いまつげと、特別大きいとも思わない澄んだ目。
やはり彼女はきれいなのだと再確認した。
そして、何故悪魔のような男が死んでしまったのかを考える。
彼は、死んでからどこの世界へ行ってしまったのだろう?
こんな、美しい彼女を置いていって。
725702:04/07/17 00:40 ID:Qciz5hWO
こんだけです。
改めて読み返しても随分未熟というか、エロパロに向いてないというか・・。
まあ嫌だったらスルーしてやってください。
726名無しさん@ピンキー:04/07/17 08:24 ID:E8/2Ehid
>>702
GJ!!
個人的に凄い好みの文です。
どこか鋭さを感じる、繊細で素敵な文章だと思いますよ〜
まもりの科白もかなり気になります。
がんがって下さい!!
727名無しさん@ピンキー:04/07/17 23:34 ID:gldQvZNY
豚斬り&スレ違いですまそ…
>>215で出たサイトが閉鎖してまつた
あまりに突然の事でショックで…。・゚・(ノД`)・゚・。
またどこかで再開してホスィ
728名無しさん@ピンキー:04/07/18 00:04 ID:l+AFwaRi
あーやっぱりあそこのことだったんだ・・・
残念だけど多忙な人らしいから仕方ないよね。
おつかれさまデスタ。
729名無しさん@ピンキー:04/07/18 00:14 ID:Tb0eWmXN
ここで晒したから閉鎖したとかじゃないの? 勘ぐりすぎかな。
2ちゃんに貼られると
すごい勢いでカウンターは跳ね上がるから怖いって(経験者談)
730名無しさん@ピンキー:04/07/18 00:21 ID:OqUNCOLm
あのサイト毎朝絵を見てから、仕事に行ってたのに。
楽しみがまた減っちゃう。でも、今度このスレでよろしくね。
晒したからじゃないと思うよ、忙しかったみたいだし。
最近絵も少なかったし、ジャンルも変わったから。
再開してくれると良いな・・・、そのときはこっそり教えてくださいw
731名無しさん@ピンキー:04/07/18 01:17 ID:tKSUyPIk
神が…_| ̄|○ナンテコッタ
732名無しさん@ピンキー:04/07/18 01:32 ID:7VVD7iA6
今週はヒルまもっぽかったから勇んで見にいったら閉鎖…_| ̄|○

あの方は元々ねらーだったし貼られたから閉鎖ではないとオモ
貼ったのだってだいぶ前だし叩きじゃないし。
733名無しさん@ピンキー:04/07/18 03:21 ID:S7OtyKW3
毎日の習慣のひとつがなくなってしまったようで寂しい・・・
コラボサイトはそのままだった。そっちに絵描いてくれたら万々歳なんだが。
アイシにはまるキッカケもそのサイトだったし

壱八さん続き楽しみにしてます。二人のやり取りがらしくて好きです。

原作は相変わらずひるまもですねー。そのうち阿含絡みそうな気がする・・・



734名無しさん@ピンキー:04/07/18 10:17 ID:h8IzMPt8
一瞬自分の行ってるとこかと思って焦ったら違ってて安心した…
けどそこも最近アイシに期待しなくなってきてる……

ああ、あのサイトがなくなったらアイシが楽しめない。
やめませんように。
735名無しさん@ピンキー:04/07/18 11:51 ID:xPm200JB
>732
ねらーだったんだ・・・。なんかたまにそれっぽいなとは思ったけど。
>734
それって黄緑色の所ですか。自分もみてる所かとちょっと気になって。
736734:04/07/18 12:59 ID:h8IzMPt8
いや、え〜っと黄緑というか…

支○○予


…さんです。
737名無しさん@ピンキー:04/07/18 13:40 ID:7y0MF/bH
>736
自分もてっきり黄緑の桃のところかと思った。
それは、知らないサイトだな・・・。頑張ってサーチ巡りしよっと。
738名無しさん@ピンキー:04/07/18 14:49 ID:l+AFwaRi
あー知っとる知っとるw
やっぱジャンル内だとスキなサイトって似通うんだなぁ。
739名無しさん@ピンキー:04/07/18 15:11 ID:gzBXjZiz
大好きなサイトはあまり、はっきり晒さないようにね。
だって、閉鎖されたら困るし。
自分は掲示板苦手だから、なかなか次サイトが見つけられないから。
740名無しさん@ピンキー:04/07/19 00:29 ID:qhH1qlkv
主人に、アイシルの進が大好きだと話した。
その日以来、
すれ違いざまに「スピアタックル!!」とか叫びつつ片手をボッと伸ばして
乳を鷲掴みしてくるようになった。
741名無しさん@ピンキー:04/07/19 10:12 ID:mw056x5W
なんか進が若菜たんにそうやってセクハラする姿を
思い浮かべてwarata
742名無しさん@ピンキー:04/07/19 14:32 ID:yioDWdA5
んで結局、絵板単体だとどこもレンタルしてなかったから、
垢ごと借りて倉庫つくってしまったよ。ついでなので。

ttp://f50.aaacafe.ne.jp/~eyeshi/

ここってどうなんだろ?2ch系とかエロ系は削除されちゃうかもね。
ということで暫定ですが、みんなお絵描き掲示板かきこんでね〜@
あと動作確認もよろしこ。俺のだとちゃんと動いたんだけど・・・
743名無しさん@ピンキー:04/07/19 15:58 ID:768fKq5H
>742
ありがd。毎日でも絵板を見に通うよ。
744名無しさん@ピンキー:04/07/19 18:05 ID:u4zvM7v4
神!!
お疲れ様です。
それではコソコソと通わせていただきます
745名無しさん@ピンキー:04/07/19 21:50 ID:sOw+L+E2
セナまも(まもセナ?)もっときぼんです!
746名無しさん@ピンキー:04/07/19 21:58 ID:s+S3YV/o
>742
乙!
バニーマネ可愛いな
747壱八:04/07/19 23:30 ID:xwRBa2Mc
>714
ちょっとネトオチして少しの間こられなかっただけなのに既に見れねーヨ!!
嗚呼、是非また描いてください。見たいです。
俺もおまいを応援するぞ。
>717
ドドメー さん、いつも温かいお言葉頂いちゃって感謝してます!
そだなヒル魔、実は動揺してたらオモロイ(w
描写しなかったんですけど「抱いて」と言われたとき(>647)も相当動揺したと実は思いつつ書きました(w
>一瞬可愛いと思っちゃって
ウンウン。ヒル魔ってまものことその程度に思ってて欲しいですよね!
>もう少し色っぽいのつけてて欲しい気も
実は…、ベガスの正装ウマー!!だと思った由縁はここにあります!

 下着は清純可愛い派のまもり(白多め)
 →でもドレスアップするには下着からしてそれなりのものを身につけなければならない(透けるしな)
 →んでもってその夜はベガス初体験で変なテンションになってるわけだ(賭け事なんかしたら精神的疲労がきます)
 →なんだかエチー突入(w
 →脱がせてみれば普段のまもりなら絶対つけないような下着なわけさタンガとか
 →で、すっげー 燃 え る 夜

――と。(w
エロエロ。自分じゃ書けないので誰か頼ミタイ!! 無許可でいいのでネタ拾ってくれる職人キボン。
つかその他にもベガスはどうにもオイシイと思うのだが。
748名無しさん@ピンキー:04/07/20 17:02 ID:IraCUhsi
誰かセナ×鈴音をかいてくれる職人さんはおらんかのぉ。
749名無しさん@ピンキー:04/07/20 18:10 ID:6qmwOw8R
個人的にヒル魔×鈴音とかも萌えれる
750名無しさん@ピンキー:04/07/20 18:59 ID:hY2oVvEz
ああ、セナ視点でヒルマハーレムか。
寝取られ魂がくすぐられるな。
751名無しさん@ピンキー :04/07/20 19:21 ID:ON7lPgjC
絵板の管理人さん上手いな〜しかも好みの絵だ
何気にここって上手い人多いんだなぁ
自分は描けも書けもしないので見てるだけで申し訳ないんですが
絵師様方もっと絵板描いてくだされ〜!
752壱八:04/07/20 20:17 ID:Dw059e0n
>702
文章雰囲気が素敵だ。
なんか、自分もラバまも書いてみたいものだと興味持たされたんですけど(w
続きも頑張ってください。楽しみにしています。
>733
レス頂けるとどうしてこんなに嬉しいんでしょうヽ(*゚∀゚*)ノ ありがとうございます!
それにしても原作は本当にヒルまもですね。
なんか…ここまでくると、どうにも、俺個人としては…、
もはやショッペーぜ!!
…って感じなんだが。ナハハ(苦w
今後どうなるんでしょうね〜?
>742
乙カレーです!!
俺も絵板を見にいこ。つか、若菜ちゃんかわいいよ!!
絵師の皆様がんがってくださいね〜!

>623-634  >636-647 >705-711の続き ヒルまも
投下させて頂きます。
…何故だかフェチっぽくなった(w
相変わらず続き物。
753壱八:04/07/20 20:22 ID:Dw059e0n
触れられると粘着質な音が立ったのがわかった。
「あぁ…っ!」
強い声。自分の口からこんな声が零れ出るなんて驚きだ。艶かしくいやらしい、あだっぽい声。
「あ…はぁ…ぁんあ…ふぅっ…!」
蛭魔の指が往復するほど嬌声が洩れる。
まもりの秘裂を蛭魔の中指が上下左右に撫でている。
その間も、胴体に覆い被さりまもりの乳房を蛭魔は唇で突つく。
蛭魔の頭を抱きながら衝撃的な甘い震えを身体の中心から貫かれるよう感じていた。
やめてほしいと思う。でもやめてほしくないとより強く思う。
理性と羞恥心が頭の中でマーブリング状態になり、それらを快感という強い波がさらってく。
こんなに気持ちいいだなんて反則ではないだろうかと思った。
何に対して反則なのかそんなの知らないが、反応したくないと抗いを覚えたところで脈打つ喉と身体が止められない。
「っああ…ぁん…はっ…いっぃ、っつ」
いじられるたび熱が溢れる部位の奥へと指が進んできて、まもりは眉間に小さく皺を作った。
生理用品なら挿入させた経験がなかったわけではないがその記憶など比較対象にならない。
第一関節が食い込んできてああこれは蛭魔の指なのだと実に生々しく思った。
「…くふ…ぅ…んん…」
「ナカのほうが感じんのか?」
少し身体を起こした蛭魔の問い掛けにまもりは首を縦に振る。
感じるかどうかというより、指の付け根まで埋め込まれて侵入の違和感よか弱いので無意識的にそうしたまでだ。
「あァ…あっ…!」
くいんと中で指を動かされた。
探る動きを繰り返えされ、奥まで入れた指を一旦引き抜き、また差し入れる。
754ヒルまも@壱八:04/07/20 20:24 ID:Dw059e0n
「あ…あ…うぁ」
内部から敏感な部分を執拗に漁られるという行為にゾワゾワする。
ボールを投げパソコンを操る蛭魔の手に長い指だと幾度も思ったが、それを自分が臓器の内から体感するなど思わなかった。
背中を丸めてしがみ付いていた蛭魔の肩が、手から離れていく。
空いていた蛭魔の左手が脱力していたまもりの膝裏にかかり、テーブルの上にその足を乗させた。
まもりは慌てて靴の踵を端でつっかけ、履いていたローファーを床へ落す。とさっと軽い音がした。
「はぁ…ん…、ね、ねえ…」
まもりは掠れた声を蛭魔にかけた。「あ?」と応える蛭魔に言う。
「ス、スカートに…ぁんん…靴下だけって、なんか、すっごく、…ああァ…、マ、マヌケ、じゃ、ない?…」
本当は、開かされた脚と甲高く響く自分の声を誤魔化したくて口をついた言葉だったが。
「マッパになりてえってことか?」
「…いいデス」
この場所でいくらなんでも全裸になるのは好ましことだと思えない。
「…あ…はぅん…」
蛭魔の身体が離れたことで余計に全てを覗き込まれているようで落ちつかない。手持ち無沙汰になった手の甲を前歯に当てる。
蛭魔の指が掻き回されるたび湿り気を帯びた淫らな音は大きくなる。
「…んう…あ…あ、きゃ…!」
唐突に、右脚を蛭魔の肩に担ぎ上げられた。
「え、やっ…?!なに…ッ?」
吃驚して蛭魔の顔を見てみると、蛭魔は右の指はまもりの秘部に突き入れたまま、肩に担いだまもりの脚を隠す靴下を人指し指で突っかけつつつと下ろす。
にやりと笑った、ような気がした。
「ひゃうん!」
脚首の一番細い部分をべろりと舐められた。
755ヒルまも@壱八:04/07/20 20:25 ID:Dw059e0n
腱に熱した蜂蜜を垂らされたみたいで背がびくんと浮き上がった。
そのまま唇はまもりのくるぶしの膨らみを捉え、咥え込まれてその丸みを確かめるよう舌が這う。
「や、やっ…ちょ…っ!」
まもりの白くその場所の薄い皮膚に青白く走る血管の上を舌がつたった。
筋肉が収縮する。そうなると、膣口がぎゅっとすぼまり、その隙を狙ったように(おそらく実際狙ったのだ)蛭魔の指が内部で曲がった。
「ひぁっァ!」
軽い火花が散ったように目の前がちばちばした。
「あくぅん…!やっ、や…ぁあ!」
脹脛に歯を立てられた。
指を二本に増やされる。
「んぅッ…っ…ァ」
「痛てえかよ?」
ちょっと歯を離した蛭魔が言う。
どっちが?歯が?それとも指?
蛭魔は大して顎の力を込めなかったけれどその尖りある歯に肉はしっかり食い込んだ。
てんてんてんと点で円を書いた傷跡として小さく残る。血を流さず内出血に留まった歯型を蛭魔はれろりと舐め取る。
「くぅ…っ、あァ…ッ!」
普通こんなことするのだろうか?(…しない気がする)
今なら蛭魔がカニバリズムだと言われても信じる。というか、むしろ似合う。
蛭魔の指。蛭魔の歯。どちらにより感じているのかわからなくなる。
脚を持ち上げられた角度がさらに蛭魔の指を収受する。
恥ずかしい格好のほうがより快感を集め易いなんて人体構成にした神様はいじわるだ。
速度を速めた指が膣壁をかき乱す。
唇がまもりの脚を滑って這い上がり膝頭にキスされた。
二本の指が愛液を吐き出させちゅくちゅくと音がする。
756ヒルまも@壱八:04/07/20 20:26 ID:Dw059e0n
頭の中心が痺れて心の底から溶け崩されていくようだ。
陸に上がった魚にように開いた口から「あ、あ、あ…!」と断続的な声が止まらない。
快感がぐるぐるぐるぐる急加速して、意思人格が遠心力で吹き飛んでしまいそうだ。
そう、飛ばされる。足先まで力が込もり指がくっと丸まる。
さ迷う手が蛭魔の肩にシャツの白さを見つけて握り込む。どこかに放り出されるこの感じをどうしたらいいのかわからない。
「ヒ…魔…ぅく…っ」
くぐもった声しか出ない。耳の良いこの男に届いてないわけでもないだろうが蛭魔の指は止まらない。
「あ…ああ…ッん!あはっ!…ァああん!」
得体の知れない緊張が、一気に大開放された。
手の先でびぃと糸がほつれる軽い音がしたがまもりの耳には届かなかった。
ひとりでに背筋が反り返り、瞑った瞼裏は真っ白だ。
全身が快感という痙攣を起こし息が喉の奥に張りついた。
757ヒルまも@壱八:04/07/20 20:29 ID:Dw059e0n
それから、潮が引いてくみたいに身体中の力が抜け落ちる。
「う、ぁ…ァぁ…」
身体の震えが完全に止まってから、最奥まで突き入れられた蛭魔の指が引き抜かれ、脚を下ろされる。
小さくひくついたけれど動くほどの気力は起きない。
吃驚もしていた。今のが所謂、そう表現されるモノなのか、と。
「おい」
汗の張りついた前髪を、左手の爪でそっと取り払われた。
「大丈夫かよ?」
乱れた呼吸を一度こくんと飲み下してから、ゆっくり瞼を開いて蛭魔の顔に目を向ける。
目線が合ったまもりの目の前に、蛭魔はその右手を掲げた。
瞬時にカアアっと全身が発火する。
蛭魔の右手はまもりの愛液にまみれて手の平まで光り、中指と人差し指の間につうっと架かった細い橋が室内の微光を集めて消えた。
「ちょっ!やッ…ぁ!」
慌てるまもりにニヤっと笑った蛭魔が、言い放つ。
「My DICK is as very big as it can't compare with this. Are you all right?」
「な…ッ!」
完璧に流暢な蛭魔の英語をまもりのリスニング能力はしっかり聞き取った。
「ぅ…」
唇を噛み締め眉を八の字にして蛭魔を睨む。どういう表情を作ったら良いのかすらわからない。
「……もぉう…っ、ばかぁ…!」
言い返したかったけど、鈍った思考では何も思いつかず。結局顔を腕で隠してそんなことしか言えなかった。悔しい。
ケケケと蛭魔が笑う声とベルトのバックルを外す金属音を聞いていた。
758壱八:04/07/20 20:31 ID:Dw059e0n

−−続く。
英文は翻訳プラザ使っただけなので間違ってたらスマソ。
759733:04/07/20 23:07 ID:TOjLjhms
>>752
いえいえ、こちらこそレスして下さってありがとうございますw
また続きが読めてうれしいです!
半端に脱いだ状態って燃え・・・!!

あはは。原作で十分なくらい、いちゃついてますからね例の2人。
原作者さまの狙うことは良く分かりませんね。
760名無しさん@ピンキー:04/07/20 23:54 ID:I9Y7pGIB
うわー続きが気になるなー。

とうとう”彼女”発言が出たしな…。言ったのドブロクだけど。
761名無しさん@ピンキー:04/07/20 23:57 ID:hY2oVvEz
>>742
あんま関係なくてもうしわけないけど、タイトルって手書じゃなくてフォントですよね?
何使ってるか教えてもらえませんか。
っつーかまもりんめちゃめちゃ上手くてハァハァ
762GTA3 ◆GTA30.14mc :04/07/21 09:42 ID:sZseoiXe
>761
あくあフォントですよ〜
てゆーかあっちに誰もこねえ〜w
763名無しさん@ピンキー:04/07/21 22:29 ID:/iykoR6F
>762
行ってます〜
見てま〜す。
764GTA3 ◆GTA30.14mc :04/07/22 20:25 ID:HhN3KOQj
>763
描いてよ〜う

今日からずーっとバイト。
思ったよりも忙しくて、ぜんぜん暇がなくなっちゃった・・・
許してくらさい・゚・(ノД`)・゚・
765702:04/07/22 22:22 ID:yQz8LsDc
続き出来たんで投下します。
つかまだエロ入ってません(スンマセンスンマセン)
これまたダラダラしてますが、気長に見てくださると嬉しいです。
766702:04/07/22 22:24 ID:yQz8LsDc
「家、来る?」
ちょっとした出来心だった。下心も少しだけ、あった。
一瞬間が開いて、これは断られるなあと思ったが、意外にも彼女はきれいな髪を揺らしてこくりと頷いた。
彼女と目があった瞬間、胸のあたりがじわりと熱くなったので慌てて目をそらし、伝票を持って席を立った。
彼女の分まで代金を支払おうとすると、今度は彼女が慌てて鞄から財布を取り出そうとしていた。
が、彼女が鞄から財布を取り出した時にはもう既に代金を支払っていた。
店を出ると、彼女は怒ったような、哀しんでいるような、とにかく納得のいっていない顔をして、俯いた。
そしてポツリと、いつもわたしの分まで払ってもらって、なんだか悪いわ、と言葉を漏らした。
俺は、それに対して大丈夫だよ、と笑ってその場をやり過ごすのだった。
767702:04/07/22 22:26 ID:yQz8LsDc
家の中はひどく静かな空気が漂っていた。彼女は緊張していた。
あがって、というと、彼女はそうっと靴を脱ぎ、それをゆっくりと揃えた。
そして、ひっそりとした声で、お邪魔します、と言った。
たったそれだけのことなのに、時間はとても長く感じられた。
とりあえず彼女を自室へ案内して、俺はリビングにある冷蔵庫を
あさり、ジュースと、適当なお菓子を持って部屋へ戻った。
彼女はそんなのいいのに、と言いながらちびちびとジュースを飲んでいた。
ふと、あの悪魔のような男が頭に浮かび、彼について詳しく知りたかったので、
だいたい予想はついていたが、あえて名前は出さずに彼のことを聞いてみた。
768702:04/07/22 22:27 ID:yQz8LsDc
「さむい日に死んだ悪魔のような男について、詳しく知りたいんだけど」

彼女はそれを聞いて、ジュースの入ったコップを唇から離し、
しばらく考え込むような仕草をしたが、やがて首を横にふった。

「駄目なの。彼と一緒にいたことは覚えてるんだけど、彼と何をしていたのか、
何を話していたのかは忘れちゃったの。ましてや、彼がどんな人だったのか、
それすらも。桜庭くんは、1週間前に食べたおかず、何か覚えてる?」
「覚えてないね」
「それと同じようなものなの。人はただ忘れて、失っていくだけだから」
「・・・セックスしたときのことも?」
「・・・・あれだけ鮮明に覚えていたはずなのに、彼がどんな息遣いをしていただとか、
どんな温かさだったのか、うまく思い出せないわ」
769702:04/07/22 22:28 ID:yQz8LsDc
助けてあげたいと思った。
彼女は苦しんでいる。こんな、ありきたりな日常に。こんな、普通の生活に。
少し手を伸ばせば届くはずなのに、手を伸ばせない。
彼女は苦痛のなかで、もがき、苦しんで、耐えつづけている。
彼が死んだ日から、ずっとだ。俺は、助けてあげたいけれど、助けられない。
方法がわからないのだ。俺には、何もできない。

「もう一度思い出せばいいよ」

「・・・・どうやって?彼はもう・・死んでいるのよ」
「俺とやればいい」

彼女は驚いて目を見開く。彼女の目のなかに俺がいる。彼女はちゃんと俺を見ている。
今彼女の視界のなかにいるのは、あのさむい日に死んだ男ではなく、俺なのだ。
770702:04/07/22 22:31 ID:yQz8LsDc
「俺はとても卑怯ものだ。こんな告白、彼が生きているうちにしなきゃならないはずなのに。
俺は前から姉崎さんのことを見ていた。
けれど、姉崎さんは彼のことしか見ていなくて、俺はそこで完全に負けていたんだ。
愚かで馬鹿な人間だけれど、俺は姉崎さんのこと恋愛感情として好きだし、
やっぱり男だから抱きたいと思ってる。彼の代わりで、十分構わないから」

それだけを一気に口から吐いてしまってから、急に恥ずかしくなって、顔を隠そうとして俯いた。
それを見た彼女は、何か笑ったような気がして、俺の頭を優しく抱きしめた。
余計に顔が熱くなる。まるで、親にあやされているようで、少しだけ、泣きそうになった。

「ありがとう。でも、あなたには彼の代わりは出来ない。
何故なら単純なことだけど、桜庭くんは桜庭くんで、彼は彼だから。
だからわたしは彼の代わりとして桜庭くんと抱き合う、っていうのは出来ないけれど、
彼の代わりでもなんでもなく、桜庭くんとして抱き合う、っていうことでなら出来るわ」

俺は顔を上げて、彼女を見上げた。
彼女は優しく微笑んでいた。どこまで優しいのだろう、彼女は。
好きでもない男に抱かれてもいいだなんて。どこまで優しいのだろう。
俺は彼女を少しだけ抱きしめて、ゆっくりと床に押し倒した。
彼女はまだ笑っている。震える手で服を脱がせていった。
本当に、ゆっくりと。彼女の白い身体を見て、俺は唾を飲み込む。
ゆっくりと喉を通る音がする。元の関係には戻れないと思った。それでもよかった。
771702:04/07/22 22:41 ID:yQz8LsDc
ヒイー短い・・!次からはちゃんとエロです。即エロです。(ヘコヘコ)
そんなにエロくないと思われますが・・。
がんがりまーす。

>>726さん
わー!ありがとうございます!
好みですか!こういうの好きな人いるかなーと不安だったのでよかったです。
繊細で素敵だなんて・・照れますエヘエヘ。
次が多分ラストですが、がんがります!!
>>壱八さん
わわ!ありがとうございます!
実はヒソーリ壱八さんのヒルまもに萌えております。
ヒルまもに萌えつつ、ラバまも書いてくださらないかとコーッソリ期待。(スイマセ)
お互いがんがりましょうー。
772名無しさん@ピンキー:04/07/23 00:16 ID:orAqzh60
絵板で何度も描こうとするんだけど。
いざ投稿しようとすると何となく描いたウィンドウ閉じてしまう(´・ω・`)
なんか絵を描いた所要時間が表示されるのがこっ恥ずかしいです。
773GTA3 ◆GTA30.14mc :04/07/23 08:11 ID:nTLc4NHW
30分には出なきゃいけないのに遊んでる俺w

>770
シリアス(・∀・)イイネ!雰囲気が好きだ。
続き待ってるょー

>772
消しちゃったの?もったいない!
時間非記録にしたよ〜
774名無しさん@ピンキー:04/07/23 15:04 ID:QxpXgz7m
770ではないけど非記録かThanks!!
管理大変かと思いますがどうぞよろしくお願いします。
みなさんがんがん書き込みに生きましょう。
775772:04/07/23 18:37 ID:cgsxTDak
向こうの絵板では名前が[ぽーぅ]の者です。
>>GTA3さん
時間非表示にしてもらってありがとうございますー!
さっそく向こうに投下しときました。
何もかもスイマセンorz
あんなんで良ければまたいつか描きにいきます。
今度は皆のまもりイメージに近いものを。。。
776名無しさん@ピンキー:04/07/23 23:37 ID:n5/aV+oe
萌えage
777名無しさん@ピンキー:04/07/24 23:39 ID:vw9VCmPb
絵板盛り上がってきたねー。
すげー。
778名無しさん@ピンキー:04/07/25 21:00 ID:FgLSJZv7
こちら(文)も負けずに盛り上がれ。(^▽^)/
779ドドメー@絵板万歳:04/07/26 01:34 ID:kIUOTYZv
では↑のお言葉に準じて進若の続き投下させていただきます!!
…と言っても現在ここ書き手が三名も同時に連載してて、
オエビに負けず劣らずにぎわってるかと思いますがw



またも途中までです…はじめは全部終わらせてからと思ってたんですが
どうも自分細切れに投下しないとテンションが続かないみたいです…


どうか多めに見てやってください

780ドドメー@進若:04/07/26 01:37 ID:kIUOTYZv
「…な、何を――」「やぁだぁ先輩っ!言わなくたって分かるでしょう?」
 胴体の上でしなを作って若菜が言う。確かに、分かってはいる。嫌というほど、わかっては、い
る。
 だが、これはそれをどうこうという問題ではなくて。
「…若菜、よく聞け」
「ハァイ?」

 不慮の事態に遭遇した時こそ人は冷静にならなくてはならない。
 どっかの簡易人生哲学書にでも書いてありそうな言葉を進は反芻しながら、目の前の少女に、と
いうよりはこの状況に、言葉を紡ぐ。
 まず、自分は仰向けに倒れていてその腹に彼女が足を広げてのっている。苦しいもしくは重いな
どはない。こういうときに備えて――、ではないが、鍛えているためだ。場所は今日彼女が泊まる
筈だった部屋で和室で、ここはちょうどその玄関。部屋と差異を付けるために用意された僅かな段
差はちょうど肩甲骨の辺りにあたっていて、こちらは多少痛みがある。負担を失くすために進はそ
っとひじで上体を浮かせた。それでも彼女の方が視線が高い。
「…良いか、お前は酔っている。酔い状態というのは感覚を麻痺させ人が自分自身の本心を気づき
にくくさせる作用がある。…だから今日のお前とは…」
「……」
「……しない」
781ドドメー@進若:04/07/26 01:40 ID:kIUOTYZv
 途中で間が開いたのは瞬間に生まれた僅かな恥じらい故。
 若菜は目を見開いたままその言葉に聞き入り――ややあって、進の体にかかっていた重さがふっ
と軽くなった。
 といってもそれは、彼女が退いたというわけでなくかける体重を控えたというだけだ。意識して
体重をかけないようにしようとすれば、例え背負われている状態でも人の体にかかる負担というの
は減る。
 どうやら、諦めたようである。
進はその事に安堵しどいてくれ、と若菜に言おうとした。が、しかし……
「…ひどいです、先輩……」
 か細い声が、その言葉を逃した。


「!?」
「私が…嘘付いてるって言うんですか?お酒で?したくないのにしたい、って言ってるって…?そ
んなの、そんな、の………ひどい、っ…」
 先ほどまでの勢いはどこへやら、突然手で顔を覆い泣き出した若菜に、進は今度は別の意味でう
ろたえてしまう。
 そうやってころころ表情が変わるのも、感情がころころ変わるのも、全部酒の所為と言ってしま
えばその通りで、だがそれでも進はうろたえずにはいられない。
「わ、若菜…っ分かった、分かったから、泣くな!!」
782ドドメー@進若:04/07/26 01:43 ID:kIUOTYZv
 進は慌てて否定する。すると若菜はゆっくりと手を退け、涙で潤んだ瞳で進をみつめた。
「…だったらしてくれます?」
「……! そ、それは……」
 ――それとこれとは話が別だ!!
 進は即座にそう叫びたかったが、泣かせそうになっている今そういうわけにはいかない。言葉を
詰まらせていると、若菜は逡巡するように目を伏せ、しばらくしてぽつりと言った。
「そんなに、したくないんですか……?」
 今度こそ泣き出す!進は冷や汗が流れるのを感じた。
「あ、い、いや…それは……」
 ――が、しかし。
「…じゃあ、いいです。………私が、勝手にやりますから」
 そこで、進の弁明は言葉になることなく途切れた。
783ドドメー@進若:04/07/26 01:49 ID:kIUOTYZv
み、短っ!!;
さんざん間空けたあげくこの量でゴメンナサイ〜ッ!!
続き…続きが、69になるように全力を尽くそうと思います……

ヤラセラレナカッタラドウシヨウ_| ̄|〇


では、この板と絵板の発展をいのりつつ失礼します。
784名無しさん@ピンキー:04/07/26 23:59 ID:EACRCA3I
ドドメーさん乙です!
前回投下から続き待ち望んでいたもので嬉しいです
押され気味の進と必死な若菜がいいですね
次回こそ69してくれますように〜ッ!!
785GTA3 ◆GTA30.14mc :04/07/27 06:09 ID:uqMgpeXJ
ドドメーさんおつ〜!
やっぱ進若はイイなぁ(´▽`*)
エロも待ってますよーん。
786名無しさん@ピンキー:04/07/27 20:20 ID:u2PpL4N9
本編だと普通にヒル魔とくっつきそうなんで、
セナとまもりの組み合せきぼん!
787名無しさん@ピンキー:04/07/30 17:04 ID:qxmvOGR2
保守ってみる
788名無しさん@ピンキー:04/07/30 23:35 ID:YVklhbFI
ドドメーさんや、絵板の名無しさんの作品の影響で進若に急激に萌え。
進若(・∀・)イイ!!
789名無しさん@ピンキー:04/07/31 16:53 ID:a8Aljcas
漏れも漏れも(´ー`)ノシ

最初は何故進??
って感じだったんだけど今ではこの二人が一番ピッタシのように思える。
本編で絡んでないのは苦手だったんだけどナー
790名無しさん@ピンキー:04/08/01 23:28 ID:3aPrzPlh
職人さん頑張れー

ヒルマモ前提←十とか需要ありますか。
791名無しさん@ピンキー:04/08/02 05:28 ID:MUQos1fO
ちょっち気になるんだがこのスレ、ってそろそろ落ちない??容量がなくなってる気がする…

>>ヒルまも前提十まも
需要ありますありますー(・∀・)ノシ
切な系ゴカーン(??)ものはかなーり好きだ
792名無しさん@ピンキー:04/08/02 12:06 ID:wOl8/hWQ
>>790
(・∀・)ノシ
793名無しさん@ピンキー:04/08/03 05:38 ID:nwdtco3Q
>790
あ、俺も好き。

>791
じゃあ800さんに立ててもらおう。
794名無しさん@ピンキー:04/08/03 05:51 ID:gj/GtVE+
オエビに描画時間4時間の作品を投稿しようとしたらエラーになって消えますた
_| ̄|○
795名無しさん@ピンキー:04/08/03 10:14 ID:2J7h945M
俺はセナまも(まもセナ?)が見たいっす!
796名無しさん@ピンキー:04/08/03 11:53 ID:Z7Qalyac
>>794
がんがれ!!
次は途中保存を忘れずに!!

楽しみに待ってますよー
797名無しさん@ピンキー:04/08/03 12:58 ID:gj/GtVE+
途中保存機能なんてあったんだ・・・(´・ω・`)
オエビサイトで勉強してきます
798名無しさん@ピンキー:04/08/03 14:52 ID:Z7Qalyac
あ、いやそうじゃなくて

コピー→アクセサリ→ペイント→ペースト

の事です。



あと長時間かかりそうならキリの良いところで一時的に投稿して
その続きからやるという手もある。

保存機能なんてないよー
わかりにくい言い方してゴメソ
799GTA3 ◆GTA30.14mc :04/08/03 16:57 ID:nwdtco3Q
バイト休み〜(´▽`*)

>794
ドンマイ!途中投稿もOKですよ。
その場合、アニメーションつけてないと
続きから描けなくなる場合があるので気をつけて。
あとパスワードも忘れないでね。
800名無しさん@ピンキー:04/08/04 01:01 ID:ZxDRayYu
>791>793
まだ377KBだよ。余裕余裕。
450KB超えてから心配しよう。
801791:04/08/04 10:00 ID:MYA6NDHO
あ、そうでしたか。
よかったー…のかな?



(´ー`)。оΟ(いつかはスレが900いく前に落ちるほどのSS量を持つスレになりたいなぁ)
802名無しさん@ピンキー:04/08/05 03:51 ID:azEF6Bn5
オエビ何度トライしても投稿できない・・・
きっと自分だけですよね?
サポートを見ていろいろ試してみてもダメだった_| ̄|○
いったい何が悪いのだろう。
803名無しさん@ピンキー:04/08/05 07:47 ID:adQZH87y
ここって進若多いのなー
高菜が読みたいんだが…誰か書いてー
804名無しさん@ピンキー:04/08/06 13:29 ID:yARkgDjW
自分も高菜好きだ。

9巻は賊マネとカバー裏に萌えた。
805名無しさん@ピンキー:04/08/06 21:22 ID:jY8g+WeR
ノシ ドウイー>高菜
しかし読みたいが書けん_| ̄|○
この二人で工口って難しい気が…

ところで若菜って何年生だろう
一年生だと萌え度うp
806名無しさん@ピンキー:04/08/06 21:54 ID:rYcbat2g
802は自己解決しました。ここで愚痴ってしまってすみません。

若菜タンはみんなに敬語使ってるんで一年生じゃないっすかね?

なんか高見さんのエロいところって想像できない・・・
進以上にむずかしい気がする。
807名無しさん@ピンキー:04/08/07 02:20 ID:kAv6Qwxy
個人的に高菜はほのぼのキボン。

ところで。表紙とカバー裏のデビルバッツバッチが気になる…。
お揃いなのか?と穿ってしまうよ。
808名無しさん@ピンキー:04/08/07 09:11 ID:DBRylkvX
高菜は部室で…、保健室で…、

ってのが似合いそうな気がするなぁ。


けどやっぱ、高見がどう誘うかヤルか分からん……。
進よりムズいというのに禿しく同意だ。
809名無しさん@ピンキー:04/08/07 18:08 ID:vQKbnzF9
自分は進のほうがわからないなあ
性欲全部アメフトで解消してそう
810名無しさん@ピンキー:04/08/07 19:39 ID:EiV4HR9d
>807
(゜Д゜)ホントだ、おそろいっぽ。

しかし村田センセーはいつもスゴイ量の描きおろしだよね。
描くのがすきなんだろうな。だからこんな上手いんだろうな。
811ドドメー:04/08/08 20:29 ID:hbioI4Wg

>>784>>785>>788>>789
 レスが大変遅れてしまって申し訳ありません。毎回毎回ありがとうございます!!
特に>>788-789様、進若好きが増えるだけでも嬉しいのに、自分のSSで、などと言ってもらえるなんて……!!
 余りのことになんと言えばいいのか分からないです。本当にありがとうございます。

 …しかし、皆様方には大変申し訳ないのですが、
今投下している進若SS、続きをいつ投下出来るかがちょっと分からない状況です。

 みっともない話になるのですが、ここのところオフの方でやや精神的にまいっていて、執筆に向かう時間がとれずにいます。
 意欲がなくなったわけではなく、むしろ続きを書きたくて仕方がないのですが、
こればかりは……ちょっと、どうしようもないです。
 …ので、待って下さっている方には申し訳ないのですが、
今現在投下中のSSについては、暫く投下打ち止めということにさせて下さい。
 いつになるかは分かりませんが完成した時に、また一から投下し直そうと思っています。


 こうした内容をかきこむ事には躊躇しましたが、
自分の投下が停滞する事で、他の書き手様が投下しづらくなるような場合を考えると、
今書き込んでおいた方がいいだろうと判断しました。
 不快になられた方がおりましたら、重ね重ね申し訳ありません。


 それでは…
812名無しさん@ピンキー:04/08/08 20:53 ID:1P+vMX1D
未完の大作が多いスレですね。
813名無しさん@ピンキー:04/08/09 01:02 ID:MrM/IUpJ
ドドメーさんどんまい。
実は自分も貴方のおかげで進若スキーになったクチです。
気長にお帰りをお待ちしてますよ〜ヽ(´ー`)ノ

自分にも文才があればなあ…トホリ
814名無しさん@ピンキー:04/08/09 20:17 ID:qBr0HoMv
壱八タン、次の光臨待ってますよ〜〜〜〜〜!!!
815壱八:04/08/10 00:49 ID:RZJdE/U+
すっかりご無沙汰であいすみません。

>811ドドメー さんホントどんまいです。
俺もいまオフがちと忙しかったり塚アチーよ!とかだったりするんですがそれで意欲がなくなったわけではないとおっしゃってるんだからエライもんだと思います。
どうか気を落ちつけて。がんがってください。

んで俺にレスつけてくださった方々ありがとうございます。
>759ですよな! 半端に脱いだ状態って燃え!!
部室エチーもシチュとしてウマー!!w(俺のコレではあんまそのウマサ出せてないけど
>814さんも、うお!こんなに間を空けてしまったにもかかわらずマジ嬉しいです。

エ〜ト。
実は現在すでに書き上げていると言えばちょっと前に書き終ってたと言えるんですよ。(曖昧…
ただねー、自分でもなんだか、…長っげーんだわコレが!!(苦w
791あたりから容量の話題が出てたので、あれこれってもしかしてやばい?
と次スレまで待とうかなあ、と。
他の職人の邪魔にならないかぎり一気に投下させていただきたいなと考えているもので。
容量についてよくわらないもので(初心者スマソ)迷ってました。(苦w
…まあ結局なにが言いたいかというと俺は完結させる気はあります、と。(w

わけのわからん長レスになって申し訳ありません。
あと最後に。
俺も>790 (η'∀')η 
816名無しさん@ピンキー:04/08/10 19:37 ID:y0a31t/X
うわあ!待ってます!待ってますよ壱八タン!
まだスレ800台だし……大丈夫なんじゃないかなあ。
つーか即読みたい気ムンムンなのですが。

(実は壱八さんのログ全部メモチョに保存してます!要保存ファイルの中に!)
817名無しさん@ピンキー:04/08/11 00:01 ID:RrGjwmJA
待ってます壱八さん。。。
818壱八:04/08/11 20:26 ID:j01DFKEO
つーかごめんなさい、
>書き終ってた、とかカキコされたら普通「お、投下すんのか?」と思われますよね。(汗
ごめんなさいごめんなさい!
もし「即投下か?」と勘違いさせてたらすみませんでした。
これで他の職人さんの投下妨げになってたらやだなあ…(汗
もしもいらっしゃたら俺のことは気にせんでね。
俺も職人降臨待ってる身だし。
つか自分のカキコが悪かったよ、バカバカ俺バカ…!

で、待ってくださっている方たち本当にありがとうございます。
なのに申し訳ないんですが、明日から二日間ほど出張でネトオチなんです…よ。
今日も準備が済んだらさっさと寝ます。
週末にはネット復活できそうなので投下できたらお邪魔じゃなければ投下します。(断言的には言えません、申し訳ない)
なので職人降臨いらっしゃったら、してくださいねー(これが言いたいw
ややこしいこと書いて本当にすみません。
>816
へ?!全部って、全部ですか?
あ…一瞬SS以外も全部か?!と思ったんですけど、ま、どっちでもいいや、恐縮です(w
気に入って頂けてほんとーーーに!嬉しいです。
>817
ありがとうございます!もうちょい待っていただけたら幸いです。
819名無しさん@ピンキー:04/08/11 21:50 ID:RrGjwmJA
了解でっす!!
820816:04/08/12 00:06 ID:1duotFNM
>>壱八タンへ

816です。
勝手にオエビへひるまもイメージ画を投稿しちまいました。も、萌えたんで…・・。
下手下手でごめんよー。せっかく貯めた妄想あれで瞬殺してたらごめん・・・。
821名無しさん@ピンキー:04/08/12 01:49 ID:4MC1LDNf
>>790です。
読みたいと仰る方が多いようで…!
悶々と妄想してみましたが、切な系であんまエロにならないかもしれないので
もう少し考えてみます〜。
どうしても十文字を鬼畜にしたくないというか。どなたか代わりに書かれても全然オッケーですので…。
壱八さん投下待ってます〜
822名無しさん@ピンキー:04/08/12 11:49 ID:8cwXpS4m
絵版の管理人さん1スレの過去ログ探してるみたいだけど
エロパロ板ガイド
http://hhh111.s4.x-beat.com/
ここの「dat落ちログ保管所」にあったよ〜。
823名無しさん@ピンキー:04/08/15 00:09 ID:DvGWL4vK
(^v^)/~
824名無しさん@ピンキー:04/08/15 18:43 ID:DvGWL4vK
ここの板、スレの所得出来なくなってません?
自分だけかな?
825名無しさん@ピンキー:04/08/15 21:43 ID:+or+f+CJ
ボード一覧の更新してみたりブラウザ再起動してみたり汁
826名無しさん@ピンキー:04/08/16 19:42 ID:0zxRjDOw
>825さん、ありがとう!一覧更新したらなおりますた。
827壱八:04/08/17 23:04 ID:abK1bvuV
>820
…な、なんですか、なんですかね、ちょっと、失語症に陥っております。。。
あ、いや、なんか、すげえびっくりすますた。
画面の前でちょっと赤面ぶっこいてしまいました。
エロ初書きの身としてはあのように文字を見せ付けられると、うっへえエロ書いてたんだなあジブン…と再確認したというか、ハハ。
えと、えーとなんかすいません、マジ嬉くって、上手く書けねえや。
感激したというか、むしろ感動した。
なんかねー…こう、自分書いたモンで読み手さんがさらに脳内妄想していただけるのって、俺的には、すっげえ嬉しいのね。
創作者としては、アレだ、自分書いた文字で別の妄想まで広げてくれるなんてのは俺は、すげえ嬉しいのよ。
うえー、ちょっと文章変すぎるごめんなさい。感激がでかかったです。
で、
オエビの方にもごちゃごちゃ書いちまったんで
こっちに感想書かせてください。
まもの白とヒル魔の肌の違いがエロい!エロいよ…!そしてまもカワエエ…
アッチに書いちまったラクガキで俺の方こそ816さんのイメージを
ぶっ壊してないことを祈る。
喜びのテンションのまま即興したんで、ゴメンな。
動画も見たんですけど、ヒル魔も描いてクレ!! 
や、別に俺の挿絵うんたらかんたらはまったく関係なく見たいっす!!
828壱八:04/08/17 23:06 ID:abK1bvuV
>821
この雑談したいで〜す。
>十文字を鬼畜にしたくないというか
つーのにすげえ同意、
モンジは真面目だし熱血だし、泥門の唯一って言っていい通常人だし、
本来はレイープなんて出来ないコだよ。
>切な系であんまエロにならないかも
むしろそっちの方が萌えるのは俺だけですかね?
790さんのSS読んでみたい、もしかして同意見っぽいカモ。
なんかちょっとこう…、頭ん中に俺的ストーリーが流れたんですけど
790さんの萌えを読んでみたいので書いてみて欲しいっす!
気長に待ってまーす。
そして俺へ応援ほんと感謝です。
829壱八:04/08/17 23:09 ID:abK1bvuV
で…
どこの誰ですか…
週末にはネット復活できそうとかカキコしたヤシは…
思いっきり予告やぶりしてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
実家に帰郷してしまい言い訳なんですけどお盆はやはりなにかと忙しかったです。
もしかして待ってくださっていた方には大変失礼なことを。
俺、マジで他の皆さんの邪魔してないよね心配になってきた…
ラバまも702さんとか密かに待ってるんだけど。。。

やっとだよ>623-634  >636-647 >705-711 >753-757続き ヒルまも

え〜と。すみません最初にちょっと書かせてください。
なんか、ちょこちょこカキコに洩らしてはいたんですけど、
俺このヒルまもに原作に対する個人的解釈を投影させているんですね。
最初に投下したときから「ああコレ書きてえなあ」という主張したい(んなえらいモンじゃないけど)みたいなコトあって、
でも流石にそこまでいったらこのスレの趣意から離れるよ、と自重しようと思ってました。
流石にこれでエロ書いて終ろうと思っていたんです、んが、、、
…すみません、やっぱ書きたかった。
つか、例の彼女発言デターーー!!でどうにもその欲求が肥大化した。
あれが出る前からなんとなくこのへんの俺的考えも持っていて、
実際>626でまもが否定するの書いちまってたしで、
ちょっとテメーの書いたことにも責任持ちたいしで、
エロから離れた表現が、結構、あります。
大目に見てやって頂けると幸いなのですが、心理描写6割くらいで見て頂ければいいかも。
つかスルーしてもらってもかまいません。
NGワード"壱八"でよろしく。
830ヒルまも@壱八:04/08/17 23:14 ID:abK1bvuV
少し沈黙の間があって、まもりは静かだなあなど思っていたら、前触れなく、顔の前で交差している腕を蛭魔に取られそのままぐいっと引っ張られた。
「ちょっと寝転がってねえで起きろ」
「う、っわ?!」
背中に片手を沿えられ強引に上半身を起こされる。
突然強制的な力で天井から壁へと視界が回ってまもりは慌てた。…が、直後これより慌てることになるのをこの瞬間はまだ知らない。
いや慌てるという形容を飛び越し、狼狽、動転、――戦慄したと言いきってまもりには過言じゃなかった。
蛭魔に左手首を取られながら肩を抱き寄せられ抱きすくめられた。
「わ、ど…」
「いじんじゃねえぞ」
どうしたの?とまもりが言う前に、蛭魔は掴んだまもりの左手を自分の下半身に持っていった。は?いじるって?と質問する暇もない。
「ゴム着けってから、ずれる」
つまりは男性器に触れさせた。
「――?!!!」
頭の中心に、巨大なクエスチョンマークが居座りその周りをイクスクラメーションマークが乱舞した。
その瞬間のまもりは、漫画だったら全身逆立つ表現で描かれただろう間違いない。目玉が真ん丸く飛び出たかもしれない。
「なー、なななななッ?!」
ついでに言語障害に陥った。
831ヒルまも@壱八:04/08/17 23:14 ID:abK1bvuV
一瞬、意識が遠いところへ旅に出る。
ごく幼い頃セナと入った風呂の記憶が蘇り、
ちっちゃい頃のセナってばホントかわいくて現在でも大好きだけどでもその『コレ』がどんなだったかなんて覚えてないわそれ以前に状況も状態も全然違うから!!と、
セピア色の想い出から現状況までが駆け抜け自己ツッコミを入れるに到った。
到ったところでどうしようもなかった。
まもりとしては知識としてわかっていても実物を目の当たりにするのは初めてだった。
肩に顎を乗せ耳横で互いの顔が交差しているので目線は壁で下に向かうことはなかったがそんなことは問題ではない
とにかく予告もなく触らせられるとは考えてもみなかったのでショックが貫いた。言うまでもないが予告あれば良かったという話しでもないが。
「いや落ち着け。手榴弾握らせてるわけじゃねえし」
まもりのパニックぶりに軽く喉を揺らせながら蛭魔が言う。
何このヒトからかってるの?!てか、なんで平気なの?!反射的に手を引こうとするが蛭魔がそれを許さない。
「まあ、息吐き出せ。んで吸え」
まもりの様子にまたひくひく蛭魔は笑いながら深呼吸しろということらしい。
それよりもとりあえず放して下さいと言いたいが(何故敬語なのか自分でも知らない)浮かぶ言語が声帯を震わすまでに到らない。
「は、は、は…」くしゃみではない。
「断る」
それでも通じたらしいまもりの意志に蛭魔はにべもない。
832ヒルまも@壱八:04/08/17 23:16 ID:abK1bvuV
蛭魔の手が背中を撫でて、硬直した身体がびくんと震えた。
でもそれは、官能的な意味合いの仕草には感じられず、回った腕にぎゅっと抱き締められる。少し痛いくらいだった。
そういえば性器に触れさせるというこの行為も、性ニュアンスを感じ取るものではなように思えた。いやもちろんそれは、大きく直立しているわけだが。
そうしているとバクバクいっている心臓と左手の平だけにしか自分の神経細胞は残っていないんじゃないかと思われた。
なんだかやけにべたべたする。
ゴム着けてるって言ったっけ、保健の授業でコンドームにはゼリーが付着しているという知識が思い出されてそれがこれかと思った。
そんなことを思い出せるくらいには、落ちついてきた。
「だから、いじんなってんだよ」
ちょっと指先を動かしただけのまもりに蛭魔が言う。
「いいいいい、いじってないわよ!」
言い返せるくらいには回復した。
「なあ、」鼻先で髪の毛を掻き分けられる。「お前わかっているか?」
すぐ耳元でしゃべられて小さく震えた、が、これも、性的アプローチではなく感じられた。
何が、と訊き返そうと思って、なんとなく、留まった。
何がしたいんだろう、このヒト?さっぱりわからない。蛭魔のすることなど、いつもわからない。
蛭魔の唇が動いて耳朶が揺れる。
「お前、わかってんのかよ」
同じ言葉が繰り返された。
蛭魔が二度同じことを言うなどとても珍しい。
珍しくて、蛭魔の身体が密着していて、わかってしまった。
どうしよう、と思った。
833ヒルまも@壱八:04/08/17 23:17 ID:abK1bvuV
どうしたらいいのだろう。気の利いた睦言のひとつ言うべきなのだろうか。世の中の男女はそうしているのだろうか。
でもまもりにとっては初めての場面だし元々男女関係に精通している方でもない。キャパシティがない。そして相手は蛭魔だ、へたなこと言えない。
こんなとき何て言えば良いのだろう。
何も言いたくなんてないのに。そして蛭魔にも何も言ってほしくない。本来なら蛭魔がこのまま突っ切ってくれるのが一番の近道なのに。
何も言わないでというは簡単で事実、蛭魔は何も言っていないし言わないだろう。
「…逆だったら良かったのにね…」
密着している蛭魔がまもりの言葉に「あ?」と言う。
「わたしが男で、ヒル魔くんが女だったら良かったのに」
言ってから、あ、やっぱりそれじゃ駄目だと思った。
自分はやはり蛭魔に言えることがない、と。
それじゃ蛭魔はアメフトが出来ない。あれは男のスポーツだ。
それは女だって、多方面からアメフトに関わるのは可能と言える。
チアのひとつにしたって声援をあれだけ盛上げるのは試合で敵のプレイコールを妨害するためという裏の意味もあったり、主務にしたってマネージャーにしたってそのプレイコールひとつを成り立たせるため深く作戦に関われる。
おそらくはベンチがこれだけ試合をも携わっていると実感できるスポーツはなかなかない。
だからまもりはアメフトが好きだと正々堂々言えるのだ。大きな和。能力が活かされると事実として手に残る。
しかし、蛭魔が望む形は選手としてアメフトをすることだ。
フィールダーであることを願った雪光とそれは気持ちは同じ。
それ以外の形を望んでいない。
アメフトをしていない蛭魔など、蛭魔ではないだろう。
それどころかはっきり言って、存在意義を見出せないと言っていいんじゃない?なんて思ってやる。
ではまもりが男なら良かったのだ。
834ヒルまも@壱八:04/08/17 23:18 ID:abK1bvuV
女だったから、あのファーストキスも蛭魔の感情に触れることであり、蛭魔の感情を引き出した結果であり、そういう意味では男女のキスというものとは少し違ってくる、のかもしれない。
親愛の形といったものか、しかしキスなんて元来親愛を込めるものなのだから具体的には上手く答えられないが、ただ言えるのはまもりが女じゃなかったらキスをいう形を取らなかったということなのだ。
まもりが女だったから、ここまで来てしまった。
そしてそれを忌々しく思っているのは、蛭魔なのだ。まもりはと言えばそんなことに迷っていない。
――ざまあみろ。まもりは思った。そうとしか思えなかった。
最中もずっと思っていたことだけれど、蛭魔は散々まもりをからかうし口では無慈悲みたいな宣言をしながら、それでも本気でまもりが否と言うなら、この後に及んでだろうがなんだろうが、止めるのだろうと。
それは蛭魔が持つ性根としての優しさと、それから実は、――これはたった今そうじゃないかなあと思った予想だが――優しさにはならない部分から発生しているものだった。
でも止めなかった。ここまで来てしまった。
握っていたまもりの手首を、蛭魔は放なす。
「何を言っていやがる。そりゃ随分と無気味な提案だな」
ケケっと笑う。止まっていた時間を動かしたのは、蛭魔だった。
「うん。わたしも言ってから、ぞっとしたわ」
放された手を代わりに蛭魔の腰に置く。まもりを抱き締める蛭魔の力も弱まって、まもりはちょんと肩を竦めた。
「寝ろ」蛭魔はとんとまもりの肩を押す。
「起こしたのはヒル魔くんでしょ」
言い返しながらも、身体を横たえる。
目の前に広がった暗い天井に、一度瞳を瞑った。
太腿を撫でられ持ち上げられて、ぶるっと身を震わす。
片手が伸びてきて前髪を大きな手で掻き上げられて、乾いている指先の体温は低いのか、とても気持ちいいと思った。
835ヒルまも@壱八:04/08/17 23:19 ID:abK1bvuV
「…っぁ」
あてがわれた蛭魔の堅さは手で触れたときよりも火傷しそうに熱く感じられて、ぴくりと驚き、何故だかきゅっと胸が痛んだ。
うっわまずいなこんなトコロで泣いたら絶対誤解される、そう思って目を瞑る。
実際、なんで自分が蛭魔の強固な熱で涙腺を揺さぶられるのか、説明つけられなかった。
恐怖とは違う。それを言うなら、まもりは我ことながらここに来ての恐怖心は薄い。
まるでないわけではないし緊張はしている。体感するだろう痛みに畏縮も消えないけれど、それらに対して腹は定まっているからなのか。
まあこの直前に無茶やられて内面的衝撃は体感済み、ということも作用しているのかもしれない、それが良かったなどは言わないが。
「力抜いとけ」
歪んだ表情にかけられた声のタイミングに、やっぱり勘違いさせただろうかと僅かに慌てた。
「あ、いや、別に、そういうんじゃ…」
具体的に止めるかとか恐いのかとか言われたわけでもないので上手く言葉が出てこない。
そうすると、ついうっかりとんでもない事を口にした。
「キモチイイ」
「……」
「……」
まだ入り口に触れただけだったしそれで撫で上げられたわけでもない。
実際気持ち良さの欠片も込もってないような棒読みした言い方だったので蛭魔も「頭ワイテんのか?」みたいな顔してた。
でも、ああそうなのかもとも思った。蛭魔の熱に反射した感受性は、よくわからないけれどこの表現が一番しっくりするような気が、なんとなしした。
まもりの内心など知る由もない蛭魔が言う。
「エロいよなおまえ」
とりあえずその尖鋭的な耳を引っ張った。
836ヒルまも@壱八:04/08/17 23:20 ID:abK1bvuV
「何しやがる!」
「なんてこと言うのよ!」
手を取り払い蛭魔はその指でまもりの鼻を摘み上げ、にやにやと笑う。
「期待してっとこ悪いけどよ、たぶんヨクなんねえんじゃねーかと思うぞ挿れても」
「きた…!」蛭魔の手を払い除ける。「してないっ期待なんて」
「あァ?」蛭魔の眉がひくりと吊り上がる。
「あっ!…ぃぅん!」
蛭魔の腰がぐっと近づいた。
「それはそれでムカツクこと言ってんじゃねー」
「くう…ぅ!」
圧迫感が襲いかかり身体に力が入る。鋭い痛みに顔を歪めた。
すると蛭魔との接着部のすぐ上に指先を当てられ、ぬめりを広げるみたいにゆるゆる動かされた。
「あッ、んん」
「すげえ濡れてっから挿んだろ。拒んでんじゃねえよ。力抜け」
その指が短い糸を途切らせ離れて、蛭魔は寝ているまもりの横に手をついた。
まもりの上に影が落ちる。この時になって、蛭魔のこめかみに汗が浮いていると気が付いた。
いつ汗などかいていたのだろう。
蛭魔も熱いのだろうか。自分が発熱しているので相手の温度はよくわからない。
簾みたいに垂れている蛭魔のシャツを両手で握る。
「…いたい、ヒル魔くん」
腰を押し進める蛭魔にまもりはか細く訴えた。
「あー?アタマ挿っちまえば後は楽になんじゃね」
知らねーけど、とどうでもいいみたいな言い方されて蛭魔の腰は沈んでくる。
アタ…、ってあとどれくらいよ一体?先ほど触れたものではあるがそこまで記憶に残っていないので検討がつかない。
だいたい、これってまだ全然入り口よね…?と不安は募る。
837ヒルまも@壱八:04/08/17 23:22 ID:abK1bvuV
蛭魔の唇や指はあんなに気持ち良かったのに、この痛みはなんと言うか、暴力的だと思った。
さっきのアレが入ってきてるんだもんなあそりゃ痛いよねと奇妙な納得を感じながらも、身体はまさに身を引き裂かれるという表現を体験している。
「…あ、ぐ、……いったぁい…」
痛いと訴えても蛭魔が止めないと信頼できた。
本来まもりは痛みや弱さを人に見せたくない性質だ。それはプライドの問題というより、それによって周りが自分のことで気遣いするのが兎に角嫌だという理由だ。
蛭魔に対して強がるときは、いつもプライドの問題だ。
そして今このときは、そのどちらも固執する必要がない、むしろ固執すべきではないのだろうと素直に思えた。
「ね…、さっきの、やっぱり、ちょっとウソ」
乱れる呼吸を呑み下しながら言った。
「…してる、ほんとは、期待。あなたに。…少し、ね……それなりに」
蛭魔に対して過剰を寄せるのは危険だ。言い方はそんなものになった。
「うるせえよ」
「あくう…、うんっ!」
糞生意気なんだよてめーは、そう言いながら蛭魔の身体が倒れてきて、膣口へずんと異物が埋まる感覚に苦痛の声が洩れた。
顔の真横に腕を付かれ、特徴的な長い指で頭をすっぽり掴まれてしまう。
「何がそれなりだこらァ」
まもりが腹の裡で物を言っていると蛭魔はもちろんわかっている。
「や、ちょっと、やめてよ」
髪をぐしゃぐしゃに掻き回わされた。
言われたら嬉しいのだろうか。どうなのだろう。嬉しいともそうじゃないとも言えばいいのに、蛭魔は絶対に言わない。
抗議を上げる唇に舌が伸びてきてなぞられる。
「ん…ふう…」
苦痛と甘さが混雑した声がまもりの唇と蛭魔の舌を通って洩れる。
どちらかと言えば圧倒的に苦痛の方が勝っている。
838ヒルまも@壱八:04/08/17 23:22 ID:abK1bvuV
「苦し…」
酸素を求める唇を離されて、髪の毛を掴んだままの額に蛭魔の顎が移動して身を乗り出される。
じわじわとした異物感に肉を切り開かれる痛み。息が詰まる。
「はぁ…、いま、どれくらい?…」
「半分」
先端が挿っても痛いじゃない、ウソツキと言いたくなったがそういうわけにもいかなくて唾をごくっと飲み下した。
身体中からどっと汗が噴き出し肌をてらてら濡らしていく。
「ちょっと、てめ離せ」
「…え?」
いつの間にか、自分でも知らぬうち蛭魔にしがみ付いていた。
しかもシャツの中に手を差し入れて肌に直接。
蛭魔はまもりに覆い被さっていた上体を起こす。湿った肉体が腹の指を官能的に滑って遠退のく。
「きゃぅ!」
角度が変化し違和感という痛みが下半身を駆け抜け、急に動かないで!と叫びたかったが小さな悲鳴にしかならなかった。
「あちー」
蛭魔は言うと同時に、既にボタンが外されて意味の成していなかったシャツを脱ぎ捨てた。
ばさ、と汗の吸い付いた布が風と絡んで放り出される。
その一連の動作を自分の身体の上に見上げるという一瞬に、まもりは、今まで感じたことのない種類の鼓動が胸を貫いた。
うひゃあ、と何か慌てて心臓が高鳴る。
蛭魔が、無茶苦茶に色っぽかった。男のヒトを色っぽいと思ったのは初めてだった。
上半身を晒した蛭魔は文字通り骨っぽい体つきなのだと見えるが、骨があって、強くて渋い種類の色気。
今更にこの身体と抱き合っていると思うと、どうしようもなくなって顔と頭に血が上る。
その反射は、子宮という部分に直結するらしい。
839ヒルまも@壱八:04/08/17 23:23 ID:abK1bvuV
蛭魔が、まもりとの結合部分を覗き込むよう目線を下げた。
「ばッ…!」
ばかっ、と言葉にならないままスカートを抑え込んだ、今更ながらとわかっていても。
物凄く嬉しそうに蛭魔はにやけて意地悪く一言。
「スケベ」
「……ッ!ヘ・ン・タ・イ!」
牙剥くまもりを意に介さずケケケと高笑いしながらまもりの脚を指で撫で上げ蛭魔は再び身を折る。
「ん…っ、く、…ねえ、さっき、あの噛まれたトコロ、脚、アトになったのかな?…」
ふと思い出して尋ねてみる。
「しばらくそのままじゃねー?」
キスマーク、というのなら話しはわかるが、いやキスマークでも十分困るが、歯型。
「まだ、水泳の授業が、終ってないって、わかってる?」
どれくらいで消えるものだろうか。赤い鬱血なら虫刺されとまだ言えるが、これは犬に噛まれたとも猫に噛まれたとも言えない。
ヒル魔くんに噛まれました、…シャレにならない。
「なら見学で一時間暇してんのもなんだからよ、対戦校スパイしてこい」
「…まさかと、思うけど、狙ったんじゃ…ないでしょうね?」
蛭魔は答えない。悪魔の笑いは止まらない。
肉体は苦痛を訴え続け汗は流れてきつくてたまらず。
その後も何かと故意にまもりを逆上させる蛭魔は心底腹立たしいのだが。
何故かわりと、楽しかった。
このときに楽しいという感情を思い起こせる自分の廻り合わせは、ラッキーなのだろうと憶測できた。
蛭魔もそうだったらいいのに、と思った。
標準時間などまもりは知らないので推測だが、挿入に長く長く時間を懸けたと思う。
蛭魔の動きはじりじりとした空気と時間の流れを作り出して、それがまるで、何も焦ることがありはしないと言っているみたいで、嬉しかった。
840ヒルまも@壱八:04/08/17 23:24 ID:abK1bvuV
そんなの蛭魔の性質に不釣合いだしまもりをからかい面白がることも常なので確信など見えない。
ただまもりはそうだったらいいのにと思っただけだ。
「……はぁ…」
脇から手を差し入れて右手で筋肉が入った丸い肩を左手で背骨の窪みに触れる。
姿態は大っぴらに開脚した無様なものだとしか思えないしつま先は張り詰めて一歩間違えれば攣ってしまいそうだし。
蛭魔が突き刺さった部分を中心にみぞおち辺りまでがしっかり痛くて、それが内部からの刺激であるせいなのか頭蓋骨まで響くようだった。
囲われた蛭魔の輪の中は少し息苦しさを意識せずにいられない。
でも、人と密着しているとどうしてこんなにほっとして、不思議なことに気持ちは楽なのだろう。
それが素肌であると、どうしてこんなに気持ちいいのか。
纏わり付いているスカート一枚の距離さえ邪魔だ。脱いでしまってもかまわなかったとこの時ばかりは本当に思った。
「足、おれに乗せろ」
痛みをやり過ごすため小刻な呼吸を繰り返す間にそう言われ、広げた脚を蛭魔の腰に巻き付けるよう誘導される。
「え…だって、…ハズカシイ」
「アホか」
捨てきれない羞恥心をアホ呼ばわりされて理不尽に思ったが、導きのまま脚を絡めた。蛭魔の腰に引っかかっているベルトが踵にひやりと掠る。
この方が体勢として疲れない。そして内からも外も蛭魔と触れる面積がまた少し増える。
片手を腰の下に置かれさらに互いの隙間をなくされる。
こめかみに吹き掛かってくる蛭魔の呼吸に表皮が火傷をしそうだと思った。でもどうせ自分の頬も負けぬほど熱いのだろう。
「っ……あ…」
股関節がぶつかり重なり合って、自然と今までより高いキイの吐息が滑り出た。
841壱八:04/08/17 23:25 ID:abK1bvuV

−−長いのでいったんここで切ります。続く。
842ワイロ(816):04/08/17 23:41 ID:zkXpecX0
ぬはー!!!
お 待 ち し て い ま し た よ !! 壱八タン!!!

ぬわー、これっ……これ、なんか……なんか、スゴッ……凄くないですかっ!
ヒル魔とまもりの掛け合いがHの最中なのに楽しィー!
……それって凄いよ!?ありえないよ!?
なんかエロなんだけど……エロなしの文章読んでるというか……いや、正真正銘エロなんだけども!
文章として読める!っていうか、読んでて面白いんだよ単純に!

……おっと、続きを期待しよう!待ってますよ!ワクワクして!
あ、あとオエビのほうも最高でした。まっすます妄想膨らみます!
また投下させてもらいまス!イエー!
843ヒルまも@壱八:04/08/18 00:05 ID:jjkOSipu
すべてがまもりの内部に沈んでから間を刻み、そして蛭魔の律動は緩慢だった。
それでも埋め込まれた物を再度引き出される感触に、血の気を吸い取られるみたいな心地悪さを覚える。
外れないよう一部分を残して、またまもりの胎内に戻ってくる。
「食いモン盗られたみてえなツラしてやがる」
と、首の後ろに手を入れられ苦笑いみたいな表情で言われた。
縦皺が寄るまもりの額を蛭魔の前髪の先が掠める。
その比喩表現は一体なに?と思ったけれど、どうしようもなくて、
「痛いのよ」
とセリフとは不相応にまもりは微笑して、とりあえず言った。
眉は歪むし鼻水が出てしまうそうな気配はあるしで、ああブサイクだろうなあと笑顔への程遠さを感じていたが、蛭魔に気を使ったつもりもなく表情筋は笑いを模った。
苦痛もあったが、どうしてか、子どもみたいに泣きじゃくりたいような高まりが沸き上がり、まもりは内心それを抑え込む。
しているのはこんなにふしだらな事なのに、大人になったというよりは、何か純な、もしくはそれに似た気持ちだ。恥ずかしい部分を晒してその弱さも出すからだろうか。
「…ぅん」
首の下にあった手の平が肩、鎖骨、乳房をいじり脇腹を這う。
愛撫というよりも輪郭を確かめるみたいで、手付きはくすぐったかった。
「…平気そうか?」
声を出すのが億劫で、蛭魔の問いかけに目だけで何?と訊き返す。
「動きてーんだけど」
「……」
抽送を休めないままに言われた。
「いきてえ」
まもりの顔を見て言う、二cm動くのに七秒くらいかけていた。
…え…と、つまりハゲシクしていいか、ということよね…、と察した。
勘弁願いたいのは、本音だ。現段階でもこれが快感に繋がるなんて嘘じゃないのかと肉体から抗議は絶え間ない。
844ヒルまも@壱八:04/08/18 00:07 ID:jjkOSipu
まもりの負担を蛭魔もわかってわざわざ尋ねてくるということは、…これは覚悟しなければならないということだろうなあ、と引き攣った笑いが内心で零れる。
正直なところは、――恐かった。
まもりはこれまで、蛭魔を恐れたことが一度もない。
これは意地でも何でもなく、本当にそうなのだ。
とんでもないなんてもんじゃなくて悪の根源だと本心から腸煮え返る思いは多々だが、だからとまもりに恐怖ではないのだった。
ああ恐いなあと思いながら蛭魔の首に手を伸ばす。
「う…」
上半身を起き上がらせると下半身に痛みが走る。上体を肘で支えて片手は蛭魔の首に抱き付けて、額を肩に乗せ、口から言葉が零れる。
「あ、く、…ヒ…ル魔くん、を、抱きたい…」
そうしたかった。
「ちゃんと…、ヒル魔くんを…抱きたい」
背中に腕を回される。
きんと何か金属のぶつかる音が耳につき、蛭魔の腰に垂れているベルトかと理解した。
「ッアア!」
叫び上がった喉に口付けられ後ろへ崩れる身体をそのままに、背中にあった手が細腰に移動して掴まれる。
「こっちゃあソッチの事情なんてわからねえからよ、限界は言え」
じわりと引き抜かれ、蛭魔の動きの大きさと速さが、変動していく。
「…うう…んっ、あはっ」
苦しさを堪えて酸素を求めるために声が出る。
擦り傷にわざわざ触れられそこから肉を裏返されるみたいな痛みだ。
正規の内蔵の位置を無理矢理どけて蛭魔を迎え入れている、そう思った。
強張る脚を蛭魔の両脇に抱き支えられ、力の入る手先の指を握って肢体を揺らさせていると、ふと、脚を放された。
いきなり、蛭魔は仰向けだったまもりの身体をぐいっと抱き起こした。
「きゃ?!ひ、っああぁう!」
奥の奥まで蛭魔が根深く串刺さり、悲鳴がほとばしった。
845ヒルまも@壱八:04/08/18 00:08 ID:jjkOSipu
臀部と腰を支えられてベッドの代理品としていたテーブルから離れて、繋がったままの身体で蛭魔に抱きかかえられていた。
「う、うそ…?!降ろし…ッ」突然の浮遊感と深い挿入感とが相交わりパニックになり、思わずがちりと蛭魔にしがみ付く。
「あー、降ろす降ろす」
そう言われて移動した先は、ロッカーの前に陣取っているパイプベンチだった。
蛭魔がそれに腰掛けて、その蛭魔の上にまもりが抱っこみたいに。実質は蛭魔の上にまもりが跨がり座ったちょうどその場所で繋がっているのだが。
「やり辛え、アッチ」
テーブル上で行なうピストン運動の不便さを既に忘れたみたいに、蛭魔はとっとと軽く腰を揺さぶった。
「ん…!クゥッ…」
まもりの方は心身共々衝撃に、正直この拍子で浮かんでいた涙を落してしまったほどだというのに。
蛭魔を睨みつけても無駄なこと。いつもの如く高笑いで終るだけ。
いつもだったならまもりもここで叱りつけるのだが、今は瞬時に言葉が出てくる状態じゃない。
じとっと睨みつけていると、目線の高さがほぼ同じにやけたままの顔が近づいて口を吸われた。かつんと前歯がぶつかり、舌が入ってくる。
弱く噛みついてやった。
「痛て…」
ごっ、と額をぶつけられて軽い頭突きを食らわされて、でも全然痛いものではなかった。
「痛いのはどこをどう考えてもこっちよ」と言ってやったけれど。
睨み合いのまま再び唇を合わせられて、腰の後ろに回した手で引き付けられて身体の前面が触れ合う。
じっとりとした汗が接着剤になり潤滑材になり皮膚下に潜む官能をぬるく摩擦した。
846ヒルまも@壱八:04/08/18 00:09 ID:jjkOSipu
「く…う、ん、ぅう」
この体勢で上下に腰を振られると、蛭魔が自分も知らないような深い内部に収まってくるとより認識した。
繋がった箇所はやはりまもりの身体に苦痛しか伝えない。
けれど粘液の分泌が渇くことは決してなく、ぢゅ、ぢゅと蛭魔の揺さぶりと同時リズムで音を出す。
合わせた唇は震動と唾液のぬめりでずれて荒れた息を吐き出した。
「は、っ…ア」
蛭魔の突き上げが苦しくて快感ではなく痛みによって声が洩れる。
知らず知らず無自覚に腰が逃げようとして蛭魔が押さえる。
頭部が揺れて天井に向けた目がじんじん滲み涙が飛び散りそうだ。
「ぃ…う…ぅア…あぁ…はっ…」
ぐ、と胸元に顔を埋められそのまま押されて身体が斜めになったかと思うと、パイプベンチに仰向けに倒された。
幅が狭くて、落ちそう。でも蛭魔がそうさせない。
太腿を抱え上げられ挿入部分から固定する。
「あっ」
一際ぐいっと穿たれた。
覆い被さる蛭魔に、まもりは眉を歪ませながら無我にその後ろ首へ手を掛ける。
蛭魔が息を吐き出して、もう一度深く突き上げ、抽挿する。
痛いし、背中も堅くて痛いしそう言えばわたしたち何で部室でやってんの?シャワーも浴びてない、と今更もってまったくどうしようもないことに思考は飛んだ。
激痛に自己防御装置が気を逸らそうと働いたのかもしれない、効果はほぼ無意味だが。
パイプベンチまで時折ががっと鳴く。
頭に白光の侵食が広がっていくようで、果たして意識を保ち続けられるのだろうかと心配を感じた。
眼膜に盛り上がる水分を瞼で堅く塞ぎ止める。
止めきれなかった痛覚による肉体反射がこめかみに流れて淡い筋を作った。
847ヒルまも@壱八:04/08/18 00:10 ID:jjkOSipu
耳につく。粘膜を擦り合わせる音、軋むパイプ音、時々床と擦れる蛭魔の靴裏の音、苦痛を吐き出す自分の喘ぎ声、蛭魔の呼吸音。
滲む焦点を蛭魔の顔に凝らしてみた。
まもりの上で律動する蛭魔は、射竦められそうな目をしていた。
苦しげに堅く瞼を閉じ開いてまもりを見詰める目は、まるで海の果てからまっすぐ向かって来る鮫の眼光だと思った。
指先が、ぴりぴりと震える。
震える指先で、皺を寄せる蛭魔の眉間に触れてみた。少し無理して上体を浮かさないと届かない。
「……ぅ、っ」
蛭魔が食い縛った奥歯の奥から小さく呻きを零し落す。
蛭魔の首に掛けていた手が震動の拍子に汗で滑って外れた。
まもりは濁流に流される人のように蛭魔の激しさに狭いパイプベンチから身がずれる。
させじと首の両脇に手をつけ、まもりの腹へ大きく突き上げ、さらに肩を掴んで押さえ揺り動かす。長い蛭魔の親指がまもりのこめかみを下から上に一瞬触れて離れた。
天に向けて蛭魔の顎が反り返り喉仏の膨らみが見えた。
強烈に男だと思った。
蛭魔は思いきり腰を沈め、まもりの内側をかき混せ、抉る。
その深い動きで更に際立った胎内に打たれた熱の塊のような楔に。
灼熱みたいな蛭魔に。
殺されるのではないだろうか、という一文が、頭の内のスクリーンに鮮明な文字で浮き上がった。
そして、そうされてみるのも良いんじゃない?…と思った。
それはひどく、甘美に思えた。
しかし不思議なのだが同時にその裏側で、死にはしないという自信もあった。確信を持っていた。
自分の身体は蛭魔を受け入れることで死ぬものではないのだ。
それが誇らしくもあった。
848ヒルまも@壱八:04/08/18 00:12 ID:jjkOSipu
肉体の痛みによって変に頭が澄んでいるらしい。
それでも度を越える激しい苦痛に歪む目を懸命に見開き、まもりは蛭魔を見上げていた。
肌を突き破って火を噴き上げそうなほど熱いのに、身体中から震えた。
それが畏怖なのか狂おしさなのかジレンマなのか愛しさなのか諦念なのか汗が滴る肉体的肌寒さなのか苦痛なのか、何がなんだかわからない。
「ん、く、…んァ、…ああ…ア…は…あ、ああ、ぁ、あ」
激痛に鈍った身体の中でそれでも蛭魔が脈打ったのがはっきりとわかった。
圧倒的な質量が更に増して、息が止まりそうになった。
蛭魔がどんな発音か聞き分けられないほどごく小さな空気震動を喉奥から出し、押えつけたまもりの肩をぐっと下腹部方向へ押しやる。
骨が軋んで一瞬本気で折れる、と信じた。
だが蛭魔の手はまもりを壊さず力の方向を変化させ、首の後ろの窪みに滑り込ませてその身体を寄せてきた。
まもりの額に蛭魔の鼻先がぶつかり身体が一番深い場所まで沈み込む。
蛭魔の目線の先を追いかけるのにまもりは自分の頭上に顔を反らせた。
蛭魔の終末だとわかったのは、本能、の成せるせいだと無意識に解する。
まもりの内部の薄い皮膜の向こうで蛭魔が熱い体液を吐き出すのに強く震えている。
まもりは本当に息を止めて、止めようと思ったのか自然にそうなったのかわからない、その数秒間に任かす。
首の後ろの手、強張った筋肉、詰めた息、それらがふっと緩和して。
自分の内部にある蛭魔の男根もあれほどの膨張はなくなったと気がついた。
蛭魔の、荒らい息遣い。
自分の呼吸もゼィゼィと掠れていた。
目の先で喉仏が上下に揺れている。
それがひとつ大きく皮膚の内へ引っ込み、ごくっという音がした。
蛭魔の手がまもりの頬に移動し、両手で顔を挟まれた。
息が弾み続ける二人の顔がはち合って、うっすらとだけ開けた蛭魔の目の上に生えた睫毛が近づき、まもりの目と目の間に口を押し当てられる。
849ヒルまも@壱八:04/08/18 00:14 ID:jjkOSipu
蛭魔、の。
濃密な呼吸の粒子が、ひとつひとつ目に見え出して、降り掛かってくるようだった。
それらはまもりの表皮を焦がすように張りついて毛穴へ溶け込もうとしてくる。
蛭魔の息だけじゃない。独特な部室のにおい。汗の香り。自分の二酸化炭素。自分や蛭魔が流した濃い体液も。蒸発したそれらが水蒸気となってそれより温度の低い夜気の中を飛び交っている。
蛭魔の白い濡れた尖った歯が離れていくのをまもりは瞬きもせずに見ていた。
涙さえ出ず、ずっと目を瞑らなかった。
「…っ」
「ぁ」
蛭魔が低い控えめな息と共にまもりの胎内から男性器を引き抜いた。
蛭魔の両腕を握っていた手が、力を失ってパイプペンチに乗るスペースのないまま糸の切れたようにぶら下がり、床に爪が当たりその冷たさを指先に浸透させた。
覆い被さっていた蛭魔が上体を起こす。身体を離す。
身体の上を空気が吹き入り、物凄く分かり易く、寂しさを感じた。
内側からどかどか暴れる心臓を感じ息がヒューヒュー乱れたまま、どうすることもなくて、天井を見上げ続けていた。
「…え、わ」
離れた蛭魔の身体が戻ってきて、まもりの上に先程の如く覆い被さった。
目をぱちくりさせる。
まだ心拍数が整いきらない蛭魔の身体(当然まもりも整っていない)がまもりの湿った肌(当然蛭魔も汗ばんでいる)に重なり、ゆるく抱き締められて、脱力される。
まもりの首や腰の隙間に手を差し入れてバランスと体重を調整しているのだろうけど。
細身といっても筋肉が詰まった蛭魔の身体は狭さのため不安定なパイプベンチの上で正直まもりに重かった。
でも、ちっとも嫌な重みではなかった。
850ヒルまも@壱八:04/08/18 00:15 ID:jjkOSipu
蛭魔が一旦離れたのはコンドームの残処理をするためだったとまもりが気がついたのはこの後服を着込んでからだ。
この時間は理由なんかどうでもよく、ただ頭をぼーっとさせていた。
蛭魔は達した虚脱感だろうし、まもりはぼろぼろなほど疲労感が大きく、何も発さない。
まもりはだらりと放っていた両手をやっと蛭魔の首にまわした。抱くというより乗っけた、という按配だ。
身を余韻にゆだねる。
互いの温度や湿度や心音と呼吸にたゆたい茫然と許すこの時間に、それから暫く二人とも浸り続けていた。

















851ヒルまも@壱八:04/08/18 00:17 ID:jjkOSipu
動き出したのは当たり前と言えば当たり前、当然蛭魔が早かった。
呼吸が落ちつき、心拍数が通常に戻ったならば蛭魔は身体を起こして「あっちーな」と呟いた。
それでまもりも、ああ終ったんだなあと感慨でもなく単純な区切りとしてすとんとそう思った。
ところが肉体の方はというと、まったくもって言うことを聞いてくれなかった。
蛭魔がサイドボード上のカップを手に取り口に含んでいるのをずるいわたしも喉渇いたとぼんやり見ていた。
「あの、ヒル魔くん…」しゃべったら喉がいがらっぽかった。
「あ?」
「ごめん、ブラウス取って…」
起き上がれなかった。
なけなしの力で床に落ちているブラウスに手を伸ばしてみようとして、すぐ止めた。
身体を捻ったところで、痛覚が下半身に波打った。
それでも終ってしまえばこんなところで半裸(ほぼ全裸と大差ない)になっている不自然さにブラウスは保持したかった。
蛭魔は大人しく拾い上げて、一緒に下着まで投げてよこすのにはどうしようかと思ったが有難いのは事実なので礼を言う。
それから蛭魔は、動けないまもりに何かと手を貸してくれた。
ぱちん、と電気のスイッチを蛭魔が入れて唐突に光りが目に刺し込み、眼孔を調整するのにちかちか虹色の粒が飛び散る。
部室の中が明るく全貌を暴いたことで、いつの間にどこか忘れていた羞恥心が急に呼び戻り、上体に掛けたブラウスの襟で口元まで隠した。
蛭魔の方は上半身裸のまま水道で濡らしたタオルを「先に身体拭けば?」なんてまもりに渡してくれるので、曖昧に頷いた。
今の今まで気付きもしなかったのだが、まもりとパイプベンチの間にはテーブルに敷いていたバスタオルがちゃんと――もっともそれは、まもりの腰下によれて固まって何か意味があるようには思えずちゃんとと言えるかどうかだが、あった。
なんだかんだ物凄く、実はまめだよねえ…とつくづく、しみじみ思った。
852ヒルまも@壱八:04/08/18 00:19 ID:jjkOSipu
そんなにまめなら、すっかり頭から忘れていたのだけど、蹴り飛ばして散らかしたフィギアもちゃんと片付ければいいのに、と光りに照らされて床に転がる人形たちに思う。
「飲むか?」と尋ねてくるので、
「…コーヒーじゃないほうがいい」
「てめ…。入れる前に言え」
普通はカップに注ぐ前に訊くべきだと思った。
「だってヒル魔くん絶対ガムシロもミルクも入れてくれないんだもん」
「んなもんコーヒーじゃねえだろ」
蝿も飲まねーよ、と自分の味覚のこだわりを人にまで押し付けないでほしいものだ。てゆーか蝿ってコーヒー飲むの?
麦茶を入れたカップをパイプベンチのまもりの頭上に置く。その隣には水を絞ったタオルもある。
蛭魔から渡されたは良いのだが、受け取るために腕を上げるのも本当にいやだった。
億劫でたまらない。
「…ごめん、起こして」
とブラウスで胸元を隠しながら蛭魔に向かって片手を差し伸ばして頼む。
まだ寝転んでいたいし光りの下でこんな格好を蛭魔にかなり見られたくもないのだが、どうにもなりそうもないので、仕方ない。
引き上げられるのを「…いったぁ…い」と呻きながら堪える。
「…乗ってたジェットコースターが、」どうにかパイプベンチに腰掛け眩む頭を押さえながら、蛭魔に聞かせるでもなく独り言として呟いた。「故障しちゃって連続三十往復もしちゃったカンジ…」
それで身体はともかく気持ちとしては、悪い気分ではないのだから自分そうとうすごんいんじゃない?と変な感心をしてしまった。
「頭が鳥の巣になってんぞ」
蛭魔が笑いながら言った。
「だ…」
誰がやったと、と言おうとして、そんなさらに蛭魔から言い返されたら妙な方向に話しがいくかもしれないこと言えないと押し留める。
「…誰がやったと思ってるのよ」口の中で呟いて、手ぐしで髪を梳いた。
853ヒルまも@壱八:04/08/18 00:19 ID:jjkOSipu
まもりが服を着る間、蛭魔が何をしていたかと言えはテーブルの椅子に座っていつものようにパソコンを操っていた。
いつもと違うのは熱いのか上半身を晒した格好のままだということだ。
それも汗が引いたらならシャツに袖を通し、再びタイピングを繰り返す。
その背中が気にならないわけでもないが、別室などない――あってもわざわざ移動もしたくないのでパイプベンチに座ったままさらに数分ぼーっとし、のろのろ時間をかけてまもりは身支度を整えた。
「復活か?」
靴下のまま硬い床をひたひた歩く奇妙さを感じながらテーブルの下に落ちている靴まで辿りつくと、画面から目を外さない蛭魔に言われた。
「復活…っていうか…、うーん…」
蛭魔に注いでもらったカップをテーブルの上にことりと置き、靴をつっかけながら曖昧に唸る。
椅子を引いて腰掛け、テーブルの端に両手を付いてその甲に額を乗せた。
「…ああ、うん、でも、歩けるみたいだから、ヘイキ」
あけすけに言えば、股の間が変だった。
未だ何かが入っているような気がする。身体を動かすと消えない異物感がいちいち腹を引き攣らせた。
でも、眩暈も消えたし動けないわけじゃない、歩ける。なんとかなった。
「タクシー呼ぶか?」
「…いらないわよ」
蛭魔御用達専用タクシーも、かと言って本物のタクシーも本当にそれで帰りたいくらいだがそこまでの所持金など持ち歩いてない。家に着いたところで親に支払ってもらう、というわけにもいくまい。
「…タオル、あの…買って返すから」
顔を突っ伏したまま言った。
「あ?」
「タオル。その、あの、さっきのハンドタオルもヒル魔くんのでしょ?アリガトね。…両方とも、買って返すから」
「別にいらねーけど」
タオルくれえ、と言う蛭魔に「いいから」と少し強い口調で言うとてめーあの変なクマとか買ってくんじゃねえぞと笑うので、心底ほっとした。
854ヒルまも@壱八:04/08/18 00:21 ID:jjkOSipu
いま絶対、耳まで真っ赤だ間違いないと、自分でわかる。
ボブカットの髪が表情を隠してくれるのが助かった。
いつもと何ら変わらない蛭魔の不遜な態度が今は本当にありがたい。蛭魔のふてぶてしさに感謝する日が来るなんて、思いもよらなかった。
と、さっきのセリフは暗にまもりのショーツを馬鹿にしているのだろうかと今更思い浮かび、本当にロケットベアのタオルを買ってやろうかと思った。
「…帰るの?」
パソコンの電源を切る電子音が聞こえ、顔を横にして僅かな髪の隙間から蛭魔を見上げる。
「ああ。おめーが大丈夫ってならそうする。つーか、もう十時だ」
「え?!」
思わず顔を上げて、部室の隅にある時計に目をやった。
「やだ、延長九時までなのに、大変」規則を思い切り破ってしまった。「警備員さん見回りに来なかったのかな」とまもりが言うと、
「暗いままやってたから気付かなかったんじゃねー?」あっさり言うので顔からボンと火が噴いた。むしろ規則よりよっぽどその危険を今更自覚し、どうにもならないのにあたふた感じる。
パソコンを閉じ、椅子から立ち上がったところで顔を赤くし固まっているまもりに気付き、蛭魔が言う。
「なんだ、明るいとこでやりたかったのか?」
「そんなわけないでしょ!!」
全然違う。声が裏返ってしまったほど全力否定。
「どうだか」
蛭魔はフンと鼻白む。まもりを見下げ、眉間を歪めて厭味に笑う。
「だいたいてめー、人のイキ顔まじまじと見ようとすんじゃねえよ」
「いっ、そ…ッ!」
そんなこと、それは、そうだったかも…しれないけど。でも恥ずかしげもなくそれをからかいネタに出来てしまう人に言われたくない。
第一蛭魔もまもりを見ていたではないか物凄く恥ずかしかった。女の子は見るべきではないのだろうか。そんなのなんだかずるい。
「だって綺麗だったんだもん、見てたかったのよ」
855ヒルまも@壱八:04/08/18 00:24 ID:jjkOSipu
ぷん、とそっぽを向き口がつるりと滑ってから、あ、これって男のコに対する褒め言葉じゃないと思った。
でもまあ蛭魔だしいいかと思ったのだけれど蛭魔が「は?」と言った。
蛭魔に「は?」と言われてまもりの方はへ?と思った。
吃驚して蛭魔の顔を見てみて、まずます吃驚した。だって蛭魔が吃驚した表情で固まっていた。
「は?」の口の形のまま、ちょっと呆けたような感じで、動かない。
それでまもりも固まった。だって、ちょっとこれってすごい。
蛭魔の呆けた顔、うっわー一体何人の人が見たことあるというのだろう?天然記念物に指定できないだろうか、あ、天然記念物ってそういう物じゃないか。じゃあなんだろう?いやいや、そういうことじゃなく…
それは五秒にも満たないような短い間だけだったけれど、まもりにはとても長く感じられた。
二人して凍った時間を解凍させたのは蛭魔の馬鹿大きな声だった。
「テメー!殺されてえか!!」
一瞬にして禍禍しいオーラを背後に背負い、三白眼を吊り上げながらいつの間に手にしたのか右手にベレッタM92(という名称のセミオートマチックハンドガンだったがまもりにそこまで知識はなくピストルだと思っただけだ)が握られていて照準をまもりの眉間に合わせる。
一瞬なんで蛭魔がそこまで怒るのか理解できなかった(後で考えてみたときもそれほど怒ることだろうかとしか思わなかった)が怒鳴られれば自分にさほど非があるわけじゃなし反射的に怒鳴り返した。
「なーにーよー!!」
アメフト部の一日はキャプテンとマネージャーの争い声で幕を閉じる。
856ヒルまも@壱八:04/08/18 00:42 ID:jjkOSipu

−−続き…ます。
スイマセン、続かせてください、どうしても書きたい、てか、書いちゃったんだけどナ。
どうしてもどうしても…この後のエロナシ話しを書きたいのです、いやもう書いちゃってるんですけど。。。
正確に言えば“ヒル魔とまもりがこの段階でHするってことはどういうことか”(ああ上手く言えない・・)、みたいなことを書きたい。
せめてセクースの中でそれを表現できりゃ良かったんですけど、
原作準拠にこだわると俺の力量じゃこの後を付け足さないとそれが出来ませんでした。
どうしても原作準拠を書いてみたかったのです。
>842 ワイロさんみたいに言って頂けてほんと感激しています。
それに甘えちまって、どうか投下することを許して頂けると幸いです。
つか、ワイロさんありがとな!
そんな風に感想言って頂けて今すげえ感激しています。
オエビの方も、お粗末様でした、ありがとうございます!
857ワイロ(816):04/08/18 01:41 ID:b80Y2pkQ
続くのですか!スゲエ!

あー、あのね、なんか誉め殺しみたいになっちゃったけど、イイ?
ここ読んでる他の皆さん、壱八タンマンセーなワタクシの戯言許してね……。

正直ね、きっと真エロっつーか生エロっつーか、エロエロなぐちょぐちょな(?)エロ求めてる人には
このリアルなまもりちゃん視点の「処女喪失」はストライクじゃないかもしれないよね。
痛い感じがモロだし、まもりちゃん感じてないしね(笑
でもねーでもねー、これってすっげー個人的には「読みたかったエロ」なのよ。
実際ワイロはオンナなんだけども、もう読んでて凄い興奮した。うひょーってなぐらい。
なんかイイ!イイぞイイぞーヒル魔やれー!って応援しちまいました。エロなのに。

とにかくエロパロとしては冒険!な壱八タンのSSを応援しまつ。完結までがんばれ!

(で、性懲りもなくオエビに投下してきました〜イエーイ)
858壱八:04/08/18 15:21 ID:euFq7u3F
すいませ〜ん。。。
昨夜のうちにさっさと投下終わらせようと考えてたんですけど
やけにマジ長〜い!!・・んですよコレ。。。
ちょっとでも短くしようとて書き直ししてたらフリーズしやがってあぽ〜んにィ・・・!!
・・・でも見直したところで、ほんと、、、に長いですっスイマセン!!

もう良いや、、
断言します白状します、コレ・・・エロじゃねえや!!

「お前はエロパロ板にケンカを売っているのか?」
と取られて返す言葉はありません。

俺はちょっと、アイシに対してもはや「自分アンチなのか・・・??」と自問するほど不満、通り越して憤懣を抱いていて、原作はもうしがった目しか向けられなくなってるトコあんのね。
こういう展開をして欲しいかったもんだ、とか
こういう展開であって欲しい、とか
つまりこういうことなのか?、と個人的解釈とか
なんかそういうの、全部書き詰め込んじまった・・・ハハ(乾w
ああもう、本当にエロじゃありません、ほんとに、エロじゃないよ、うん。
ある意味エロ否定してます。(・・・イッチャッタ)
(でもまあ誤解はして欲しくないんだけどエロ嫌悪とかエロ排除とかのつもりも自分がそうだってわけでも全然ないっすよ)
原作を拾い上げてみるとこういう展開にしか、俺の場合は、ならなかった。そしてこうであって欲しいです、どうしても。
おそらくワイロさんみたいに、女性とかはそれなりに指示して頂ける可能性もあるかもな、つーよーな内容ですね(w、完全まも視点で書いてんし。
859壱八:04/08/18 15:25 ID:euFq7u3F
>857
つか、初体験物って個人的に俺の萌えポインツなんですけど(初々シクテスキ、
イカない展開って・・良くないっスか?
や、別にパロだってわかってるし現実にも処女でイク人だっているしモノスゴそれを上手く書く職人さんもいるしそれはそれでオモシレー!!と本当に思ってるんですけど。なんつーか・・・
簡単にイっちゃったら勿体無くねえ?!(w
なんかこう、イクのに努力なんかする描写とかもオツかなあ、とかさw(誰かセナスズとかで書いてキボン
ほんと、エロからすればストライクじゃないのは投下する前からじゅーーーぶん!!自覚はしていたんスよ・・・(苦w
そう言って頂けて良かったです!(むしろ助かってます・苦w

さらに、
今後エロナシ話しを投下すること、最初にお詫びさせてください。
これを投下することは、やはりこのスレでは凄く悩んだことなのですが、
↑に書いたようなことが俺の中で渦巻いてて、
この欲求をひん曲げて自分の主張からウソ書くよりも、ケリを付けたくなりました。
そしてエロナシのくせに長いしさ〜・・・数えてみたら19レスですた・・・
どこで切ったらいいかわからないので最後まで区切りません。
おまけになんかこう、チョットこっ恥ずかしいんだよね内容・・・(苦w
ほんと、破棄しようと思ってたもん。
まあフツーの文章だとして読んで下さい(スルーもちろんOK

応援して下さった方に感謝。
内心はウザかったけどスルーして下さった方にも感謝。
でも叩かれても文句はない(言えない)っすドンと来い。
↓投下するストーリーは期待を裏切るかもしれませんがもう腹は定まった!(w
この板を言ってしまえば自分の欲求に利用したことへ謝罪。
 これにて書き逃げ。
860壱八@ヒルまも:04/08/18 15:26 ID:euFq7u3F
部室の中も窓明かりだけで夜目が効いていたが、外に出てみれば夜空にぽっかり明るい月が座っていた。
「――とすると、ラインが勝負所になる?」
「わかり切ってんだろんなの。破られりゃ向こうは体格差に物言わせてきやがる」
帰り道がいつもと何か違うかと言えば牛歩の如くにしかまもりの歩幅が進まず、蛭魔のコンパスの幅が狭いというくらいだ。
まもりの鞄は蛭魔の手にあるが、まもりの手には大判のバインダがある。
ファイリングされたページひとつひとつをまもりが捲り、蛭魔が覗き込む。
住宅地の黒いアスファルト上に街灯が等間隔で白っぽい光りを落している。
少し以前までその灯で蛾がジジっと身を焦がす音が聞こえたものだが、ふと顔を上げてみて電灯の周りにはごく小さな羽虫しか舞っていなかった。
今年の夏は、なんとなく季節感が乏しく感じられた。
幼い頃から毎年セナと浴衣で行く近所の祭り、友達と行く人の混み合ったプール、ファッションセール、花火大会、うだる湿度の高さすら。
まもりの四分の一の血脈であるあの土地にそれらすべてを奪われたせいだろう。
光りに群がる羽虫に、ふと季節の変わり目を感じた。
まもりは口元でフフっと少し笑って、言った。
「でも、ちょっと楽しみだね。あの三人のパワーアップは、すごいもん。小結くんも元から基礎体力あったし」
楽しみ、だなんて、こんな強気の発言を自分がするなど蛭魔の強気が伝ったのだろうか、なんて思った。
「栗田くんは…」そこで少しだけ言葉を切り、苦微笑する。「うん、ちょっと、ピリピリしてたかな。網乃はほんと管理体勢が完璧で、ウチとは正反対だから」
861壱八@ヒルまも:04/08/18 15:27 ID:euFq7u3F
でも、東京スタジアムに行って、気合が入ったのかな、そうまもりが言うと、蛭魔は不意に、口を開いた。
「大物ほどよくビビる」
「え?」とまもりが見上げると、蛭魔は前を見たままだった。続けた。
「純粋さや真剣さのすべてを出し切る『試合』ってやつを、神聖なものと捉える。だからその気持ちがでかけりゃでかい分だけ、直前でビビる、礼儀みてえなもんでな」
「……」
ジュンスイ…シンセイ…レイギ……。まもりはちょっと目を丸くした。
プっと噴出してしまい、「や、やだヒル魔くん…」
笑い出したいのを慌てて噛み殺したのは、なにも蛭魔の口からそれらの似つかわしくない単語が出てきたから――まあ、まったくとは言わないが、ではない。
「誰も、栗田くんが信用ならない、なんて、言ってないよ?」
すぐ笑いを引っ込め、まもりは言った。
「わたし、わたしも誰も、栗田くんにそんな風なこと思ってない。みんな、信じてる。ヒル魔くんと同じようにね。みんなだよ?」
まもりが蛭魔を下から伺うと、蛭魔はやはり前を見たままだった。相も変わらず、不敵な顔。ぼつりと言う。
「たりめーだ」
それでまもりはまたファイリングを読み上げ、こっそり笑いたくなる頬を、下を向いてバインダに目を落すことで隠す。蛭魔は時々それに口を挟んだ。
ちなみに、時々いつの間にか口喧嘩に話しが流れた。
862壱八@ヒルまも:04/08/18 15:28 ID:euFq7u3F
蛭魔と同じように皆が栗田を信じているとまもりは言ったけれど、やはり蛭魔ほど栗田を信じている人はいないだろう。
馬鹿にされたくないのだこの人は、栗田のことを。
蛭魔は戦術プランに栗田を加入させない。どころか、試合の対戦校を目前になってようやく知らせたりすらする。
最初は、なんだってそうなのだろう、と思ったが、やがて理由は想像ついた。
メンタル面の弱い栗田が畏縮するからだ。
そしてそんなことになられるくらいなら、蛭魔はすべてのことを一人で片付けてしまう。
栗田が倒れれば、蛭魔も崩れ出す。
蛭魔がすべてを負担しているように一見思えて、しかしおそらく間違いない。蛭魔は栗田を頼っている。
純粋…ね、(そうだね、)とまもりは思った。
蛭魔のような男の側にずっと共にいた人が、栗田のような男で良かった。
まもりも栗田がすごく好きだ。
あっさりまもりのことを四人目の仲間と言ったのも栗田だったし、栗田は即座に自分の感情をそのまま全身で表現する。
気持ちを隠す術さえ持たない栗田は確かに純粋だ。そんな男が蛭魔みたいな人物を、すべて、信じている。
純粋、真剣、そうなのかもしれない。誰もが試合に対して不安を覚える。それまでの練習が純粋で真剣で真面目であればあったほど余計、逆に負の感情は大きくなってしまうものなのかもしれない。
蛭魔はそんな栗田を強引に引き上げる。
栗田で、本当に良かった。
そして、蛭魔は普段、己のなんの考えをも吐露するようなことを決してしない。ほんの微量たりとも、まもりに、おそらく誰にも、絶対に言わない。
ああ――秋大会が、近いのだなあ、そう思った。
863壱八@ヒルまも:04/08/18 15:29 ID:euFq7u3F
バインダを閉じた瞬間「おら」と鞄を投げられた。
慌てて両手で受け取って、
「痛いわね」と強がったけれど実は本当に痛かった。下半身に響いた。
優しくない男である。
部室を退室するときもそうだった。
散らかした床を「片付けなさい」といくら口を酸っぱくしても、無のつぶて。
じゃあわたしが床を片付けるからその間にせめてサイドテーブルのポットを濯いでと言うとますます拒否された。
「それはてめーの仕事だろう」
まあ、それはそうだったと言われて直後に思ったけれど。
結局まもりがポットの中身を捨てる間に蛭魔はフィギアを拾っただけだ。箱に揃えて位置に戻したのはまもりだ。それで十分進歩的だと思えるのだからどうしようもない。
「じゃあ、送ってくれてありがとう」
まもりの家の前で、いつものセリフ。
蛭魔はああと低く言って踵を返すか最後に必要事項の指示を出すか、それとも食いすぎで腹壊すなよなどと言ってケケケと笑い去っていくか、だいたい三パターン。
この日は、そのどれにも当てはまらなかった。
その予想だにない蛭魔の言動は、まもりをひどく困惑させた。
蛭魔は「ああ」と応えたのでそのまま帰るのかと、まもりが自分の家の敷地内に入るため見せた背中に、
「おい」と呼び止める。
「え?」まもりは無防備に振り返った。
蛭魔が、やけに真剣は表情をしていた。
なんだと、言うのだ。
とりあえず普段まもりに見せているような顔じゃない。
そんな顔でわかり切っていることを今更言うので、どうしたらいいのかわからなくなった。
「おれはおまえを利用している」
そんなことは、知っている。
864壱八@ヒルまも:04/08/18 15:30 ID:euFq7u3F
蛭魔はまもりとの間二メートルくらいの位置でスポーツバックを肩に担ぎ制服のポケットに手を突っ込みながら、じっとまもりの顔を見ていた。
真正面。
蛭魔の言ったセリフを、まもりは心の中で繰り返した。
そんなことは知っている。
蛭魔の方もまもりがそうだと理解していると当に熟知しているはずだ。
そして蛭魔はそんなことに罪悪感を覚える男では到底ないし、まもりもそうされて傷付いてなどいない。
二人とも全部わかっている、理解している、納得さえ、きちんとしているのだ。
では何故それを今そんな真摯な顔で言うのか、わからなかった。
無表情に近いような表情だ。
薄い唇を一文字にし、堅い眼光をまもりに、よこしている。
第三者が今このシーンを見たならまもりが金髪の男にからまれていると誤解を受けそうだ。
なんなのだろう。
蛭魔の言葉を吟味し、心に咀嚼し、その結果、まもりに応えられる答えはこれだけだった。
蛭魔がそれに何を言って欲しかったのかは知らない。いや、何かの返答を求めているのかどうかすら、正確にはわからない。
蛭魔の言い方はとても断言的で、あたかも宣言のようで、会話の応酬というより投げ付けられただけという感じ。
わからないけど。
でもまもりにはそんなこと蛭魔に真摯な表情で言われたらこの言葉しか思いつかなかった。
自然と口がついた。
『おれはおまえを利用している』
知っている。
「でも」わたしは、「都合のいい女にはならない」
まもりはずばりと応えた。
865壱八@ヒルまも:04/08/18 15:31 ID:euFq7u3F
体力と技術と狡猾と知恵と勇気。
それらが渦巻き攻ぎ合い受け合い剥き出しにするあの青いフィールドと同じ、蛭魔という人の生き方だ。
とんでもないと思う。
普通じゃないと思う。無茶だと思うし無茶苦茶だと思う。止めて欲しいと、時には本当に、思う。
でも行けばいいと思う。
蛭魔はその心と身体のすべてでそうしている。
そうとしか生きられずそれしかないというなら、どうすることもできない。
まもりはそれをすぐ側で見ていて、それで何かしら自分の力を貸せるというのならそうであればいいと思う。
そうであることを願っている。
それが蛭魔にすればもしかして利用という言葉の形になったのだろうか、よくわからない。
まもりの言葉を受けて、蛭魔はちょっと目を見開いた。それは、吃驚したような感じの、顔だった。
それはほんの一瞬で、次の瞬間、蛭魔は笑った。
笑い出した、声を出して、あの特徴的な笑い方だ。
ケケケケと。
「あ、あの、ヒル魔…くん?」
壊れたのではないだろうか、と少し心配になった。
だって閑静な夜の住宅街にその笑い声は少々大きくて、しかも何故だか楽しそうというか、嬉しそう、と、いうか。
「ああ、いや、なんでもねえ」
笑い声を収めた蛭魔が、少し歩み寄って間を縮め、まもりの頭に手を伸ばした。
「わ、ちょっ、なに?」
「なんでもねえ」
ぐしゃぐしゃっ、と髪をかき混ぜる。
「や、やだっ、止めてよ!」
「なんでもねえよ」
866壱八@ヒルまも:04/08/18 15:33 ID:euFq7u3F
会話が噛み合っていないのですけど?そう思いながら蛭魔の顔を見上げると、いつも通りの顔だった。
不遜で不敵でニヒルっぽくて皮肉げな、にやついた笑い顔。
でもどこかしらなんとなく、嬉しそうな感じにも、思えた。
「じゃあな」
まもりが「何するのよほんと!」と怒っている間に蛭魔はそう言って踵を返した。
「んもう!謝りなさいよっ」
謝るわけがない。その背中に溜め息を付いて、まもりは距離の離れていく蛭魔に再度声をかけた。
「おやすみなさいヒル魔くん。また、明日ね」
いつもと同じ、別れ際のセリフだ。
蛭魔は何も言わず振り返らず片手すら上げないのもいつもと同じ。
まもりもそれとわかりながらその背中が見えなくなるまで家の前で見届けるのもいつも通りだ。
別にこれは蛭魔に限らず、友達が遊びに来たりして帰っていくときも完全に姿が見えなくなるまでまもりは見送る。癖みたいなものだ。
友達だったならば見送るまもりに振り返って手を振ることもあるけれど、蛭魔がそんなことをしたことは一度もない。
今日もしない。
背中はブロック塀の角を曲がって、消えて行った。
まもりはその背中を送り届けて、僅かに、吐息のような溜め息を付いた。
なんだったのだろう、今のは。
もう一度今度は先程よりも深めに息を吐いて、鞄とバインダを少し抱き締め、後ろに向きを変え玄関に向かった。
「ただいまー」
光りが灯る家の扉を開ける。
867壱八@ヒルまも:04/08/18 15:35 ID:euFq7u3F
さすがに親の顔は見れなくて、自室に直行するとまもりはパジャマと着替えを引っ掴み、バスルームへと飛び込んだ。
まもりーお夜食はー?と尋ねてくれる母の声が聞こえたけれど、帰りにファミレス寄ってきちゃったんだ連絡もしないでほんとごめんなさいと断った。
実際は夕食を抜いているのだけれど、とてもじゃないが今何か喉を通る気分じゃない。
今更ながらと、わかっている。
ここに来て、まもりの顔は真っ赤になっていた。
蛭魔と対峙していたときは逆に意地を張っていたので良かった。
よ、よりによって――、蛭魔と、だ。
制服を脱いで裸になり風呂場に入る。
シャワーを頭から浴び最初は少し低めの温度が身体を冷やす。
はあ、と息を吐き出した。
真正面に設置されてある大きな鏡に背中を向けてわざとそれから目を反らす。
心臓の音が聞こえた。
考えるのは、別れ際に何故蛭魔はあんなことを言ったのだろう、ということだった。
これは蛭魔も間違いなくまもりと同じ考えだとわかっている。
まもりにとって蛭魔と寝たことは、例えば蛭魔の彼女になること例えば所謂セックスフレンドというポジションになること例えば蛭魔の女と呼ばれる位置に位置付くこと、そういった事柄に、驚くほど直結していない。
蛭魔と寝た、その事実だけを残して今までとの関係は変わらない。
自分にこんな貞操観念を持てるだなんて考えもよらなかった。
かと言って、これは蛭魔以外の人には適合しないだろう。
やはりまもりは恋人の関係にある人間同士がセックスというものをするのだろうと考えるし、今だってそう思うし、自分もそうだと思っている。
そんなまもりの固定観念の中で唯一の例外が蛭魔だ。蛭魔だけが違った。
868壱八@ヒルまも:04/08/18 15:36 ID:euFq7u3F
蛭魔と寝たこと、あの、ひとつになる、という行為で、強烈に実感したことがある。
それは自分たちは、どうしようもなく二つの固体だ、ということだ。
まもりは女で、蛭魔は男だということだ。
同時に自分たちは、それを否定することで成り立っている。
蛭魔はまもりを女にしたいと考えていない。
まもりだって、そんなこと考えられていてたまるか、と思う。
ただの女として蛭魔の傍らにいるくらいなら、まもりの能力などさして問題ではない。
でも蛭魔はまもりをそんな風には見ていない。これは自分の名誉だ、能力で掴み取った。
そしてまもりだって、蛭魔とキスや、ましてやセックスをしたいかどうかなどこれまでこれっぽちも思ったことがなかった(思っただけで未だに赤面する)。
では何故、蛭魔と寝る展開になってしまったかと言えば、あれは言わば――『勢い』だ。
その場の雰囲気と言ってもいい。
どこでスイッチが入ってしまったのかはまもりにはわからない。気付いたのは当然男の蛭魔だったし、まもりは言ってしまえばそれに流された。
この日に、あの時間、あの場所で、あの空気で、そういったものが流れて何故だかぴたっと揃ってしまった。
言わば偶然、まぐれ、みたいなもの。
すべて同じものを再び用意しろと言われても無理だと思う、二度と同じものはやってこないもの。
ここにきて、初めて思い浮かんだことがある。
自分は…果たして、蛭魔が欲しいのだろうか?、ということだ。
まもりそれについて、本当に考えたことがなかった。
869壱八@ヒルまも:04/08/18 15:38 ID:euFq7u3F
例えば、あのとき蛭魔とやりたいと思ったのは、もっとわかり易い。
あれは性欲だ。
蛭魔に欲情されてまもりの女が反応した。はっきりと蛭魔が欲しかった。
でも、まもりがたとえば積極性のある言葉を向けるほど逆に、躊躇、を募らせたのは、蛭魔だ。
おそらくそれは蛭魔が、まもりを抱く、という行為に対して誠実だった。
まもりを女にしたくないくせに抱く自分をどこかで止めたくて勢いがついたくせにそれを自覚してしまってまもりに止めて欲しくてでも実際は蛭魔が立ち止まるなどあり得ない。
だからあの直前で、引き返せないくせに、引き返すなど一番似合わないくせに、最大級に躊躇した。
ばかヒル魔…、と思う。
そんなところで放り出されてそれが優しさに繋がるもんか。その誠実さが腹立たしい。泣きそうだ。
まもりが男だったなら蛭魔を抱くのに。抱き締めて、撫でて、すごく大事にするのに。
そうまもりが思うのは蛭魔を欲しいと思う性欲という欲望からは違う、むしろ正反対のような場所から生じている。
まあなんにせよ、上手くはいかないのだろう。
そんな蛭魔をちょっとかき乱した自分を、せいぜいちょっと褒めたいくらいのものだ。
そして同時に痛感する、所詮そこまでだ、と。
蛭魔の心のコアは物凄く深い場所にあって。
それは誰も触れたことがなくて、誰にも触れさせなくて、見えない、わからない、共鳴できない。
そしてそのコアに自分は本当に触れたいだろうかというと、そこは正直、戸惑う。
へたに魅せられてあまつさえ無防備に飛び込んでしまえば、焼かれて喰らわれて終る、そんな結末が見えるようだ。
思い出すのは、アメリカの地で見た流星の夜空だ。まもりにとって蛭魔妖一というのは、そういう男だった。
870壱八@ヒルまも:04/08/18 15:39 ID:euFq7u3F
デスマーチが始まってあれは三十四日目の夜だ。まもりは個人データをはじめとして日誌的記録を書き留めていたので、覚えている。
忘れられない。
彗星の群れに出会った。
とにかくあの土地は、日本とは何もかもが違った。
湿気はなく乾いた風が吹き荒み、巨大な太陽が身を焦がした。
バーガーとコークのサイズに始まって、大地の広さ、空の高さ、すべてが大きかった。
遮断物が何も見当たらない昼間の雄大さもすごかったけれど、夜もすごかった。
毎夜が、日本では絶対に見ることが出来ないような、満点の星空。
それでも徐々にそれが見慣れたものになってきて、そして限界を超える肉体的精神的疲労によって夜空を見上げることもなくなっていた頃に、あの星空は、すごかった。
最初に叫んだのは黒木だったと記憶している。
――うお?!あれUFOじゃねえ?!
誇張じゃない。そう思えるほど大きな光りの礫が、混じりけのない黒の世界から、次々に、まもりたちに向かってきていた。
どうしてか皆そうすることが当然のように、自然と一箇所に集まった。
ふうっ、と溝六がカンテラの灯を吹き消した。懐中電灯は当然あったのだけれど、虫が寄ってくるので火の明りを使用していたのだ。
それさえなくなって、周りは人工光が一切なくて。
メロウ石のような、ピンクや、メロン色の帯を引いた塊が、絶え間なく、降り注いた。
まもりはあの地で、本当の闇というものを初めて知った。
例えば部屋の電気を消したとき、例えば、蛭魔と時間を共にしたあの部室の暗さも、あれは、本物の闇ではない。
自分の伸ばした手さえ見失う。黒という世界以外の何者もなくなる
そんな中で、漆黒のビロードにぶちまけたような光りの宝石がぼんと炎を噴き弾けて失墜する。
音が聞こえたわけではない。でも確かに聞いたような気がした。
871壱八@ヒルまも:04/08/18 15:39 ID:euFq7u3F
あれは星の命だ。
幼い頃に見たことがある黒いフェルトに銀色の針を落したような可愛いらしい流れ星ではなかった。
圧迫感さえ覚え、途方もない圧倒感。
誰かが鼻をすすり上げる音が聞こえた。栗田だったように思う。
はあ…、という溜め息を聞いた。三兄弟のうちの誰かか、それとも、三人ともかもしれない。
モン太が翌朝言っていた。
――おれ、なんでか知らないけど泣いちゃったぜ。
理由なんてなかった。涙が出た。自然と、物凄く、胸が熱かった、と。
あの暗闇の中でまもりは、セナの手を握りたいと思った。
でもこの真っ暗闇で、セナがどこにいるのかわからなかった。
セナは何を考えていただろう。セナも泣いていたのではないだろうか。
あの子は素直ないい子だ。
モン太とその会話をしていたのはセナで、セナが男の子同士の会話をするのが嬉しくて微笑えましくて、邪魔をしたくなくて聞かずに立ち去った。
セナは、あの闇と星で何を考えていただろう。
そしてまもりは、セナの手を握りたいと思ったその逆の左手で、蛭魔と、手を繋ぎたいと思った。
蛭魔がどこにいるのかは知っていた。
まもりの隣だ。
手を水平に上げればぶつかったかもしれない。
探せばその手を手で見つけられたかもしれない。でも、そうしなかった。
蛭魔はまもりなど頭から消え去っていただろう。
どんな表情をしているのかはわからないが、少なくとも泣いてないのは確かだ。
おそらく厳しい表情をしている。
じっと見上げている。
まもりは涙さえ出なかった。
どうしようもなくてどうすることもなくて、動けなかった。
872壱八@ヒルまも:04/08/18 15:41 ID:euFq7u3F
もしかしたら蛭魔は、あの世界を見せるためにメンバーたちをあの地へ連れてきたのではなかろうか、そんなことを思った。
蛭魔は闇という名の光りを見せる。
闇に流れる光明を見せる。
デビルバッツがクリスマスボウルに挑戦するのは、もしかしたら、人によっては無謀としかその目に映らないことだろう。
言う人がいるかもしれない、愚か者、と。
でも信じている。信じているだけじゃなく本気で立ち向かっている。
そしてメンバーの中で、そのことに疑問や、まして疑念を感じる者は、誰一人として、いない、のだ。
まもりは気が付いている。
そして蛭魔もわかっている、当然だ。
まもりと蛭魔の違いは、蛭魔は勝つと本心で公言してそれ以外を信じない許さない必要ない、まもりは勝つと本心で明言して同時にそうじゃない可能性も見ている、そういうことではないだろうかと思っている。
星のように走り抜けるというのなら、しかし燃え尽きさせたりは、決してしない。
失墜して燃え切る前に、防ぎ止めるのはまもりの役割だ。
それを出来るのは自分だけだと自負している。これは奢りではない。
蛭魔は、己がどれほど身勝手なのかをわかっていて。
望みのために周りのすべてを巻き込んで罪悪感はまるでない、まるで嵐。
でも自覚がある。自覚だけがあるからそれで弱さを出すことを良しとしないのだ。
馬鹿だなあと思う。
それでも、全力で前進するというなら、頑張ればいい。壊れる直前にまもりが全力で止めてやる。
たとえ止めるなと叫び拒否されてもそれは関係ない。
873壱八@ヒルまも:04/08/18 15:43 ID:euFq7u3F
キュ、とシャワーを捻って、お湯を止めた。
後ろを振り返って、曇っている鏡の水蒸気を手の平で拭き取った。
映り出す自分の肉体。
なんか、丸いな、と思った。
思い出すのは顔が赤くなるのだけれど、思い出す、蛭魔の身体は堅かった。
何も持たない潔さはまもりを強く魅了した。
自分は泣きたくなるほどどうしようもなく、女、で。蛭魔に惹かれて止まない。
でもこの想いを、恋、という言葉と気持ちで一括りにしてしまうことをまもりは恐れた。
されてしまうことも嫌悪した。
時々訊かれるヒル魔の彼女なのか?というセリフはまもりの心を僅かに痛ませた。
そうじゃない。そんなわけがない。そうなることもない。
たとえばもう、蛭魔とセックスをするようなこともないように思う。だいたいは本来それが正しいのだし。
いつの日か、大人と呼ばれるものになって、恋人なんかもできたりして、そういったときに、高校の頃の淡い恋として思い出すことになるには相手として蛭魔はあまりに強烈すぎる。
蛭魔との未来?――想像しないことも、まったくないとは、言わない。でもそれは、あくまで想像の範疇を決して越えない。
リアリズムがまるで感じられない。
夢を見るには蛭魔はあまりにセンチメンタリズムがなさすぎた。
あんな男の彼女になって何か楽しいだろうかとまもりにはそれこそよっぽど想像できない。
874壱八@ヒルまも:04/08/18 15:44 ID:euFq7u3F
蛭魔が自分を無視できないのは知っている。
まもりが蛭魔の片腕として機能しているからだ。
実質的に共有する時間も多い。二人でいることも多い。
おそらくは、蛭魔の右腕のポジションにまもりはいる、たぶんだけれど。
でもそれは、例えばパスを受け取ってくれる至福を蛭魔に与えたモン太、蛭魔のデスクワークを徹底的に補佐するまもり、どこか何か違うか、まもりには同じように思える。
その延長線上でまもりは女だっただけで、蛭魔とまもりがやった行為は、男と女としてのセックスだったのだろうか。まもりは他の男の肌など知らないので判断つかない。
蛭魔は…、どうだったのだろう。
とてもじゃないが、初めてには、思えなかった。仮に初めてだったとしてもそんなことが蛭魔の畏縮になるとは思えないけれども。
あのピアス、あれは、結構な値打ちものだ。まあ、携帯を三つも四つも持っている人間がそこらへんで買える安物のピアスなどしないか。
ひとつなど間近で見るとちょっと胸がときめくほど美しい細工が施されている品物だと気が付く。あともすべて本物のプラチナ。蛭魔の金髪によく栄えて、派手に輝いている。
女だろうかと思わないこともない。
実際そうだと言われようが違和感など少しも覚えない。そういった香りが似合うくらいの男だ。
まもりは、自分の手の爪を見てみた。
磨いてはいるので海に洗われた桜貝のように光っているが、邪魔になるので常に短く切ってある。
まもりのこの爪では、蛭魔の背中に掻き傷を残すこともなかった。
チクショウ、あのピアス、引き千切ってやれば良かったな、出来ないことを自覚しながらまもりはそんなことを思った。
まもりには、蛭魔を傷付けることが、出来ない。
蛭魔がまもりの脹脛に噛みついたみたいに、跡さえつけることも、出来ない。
まもりは蛭魔を傷付けることが出来ない。第一、傷付けるために寝たのではないし。
875壱八@ヒルまも:04/08/18 15:48 ID:euFq7u3F
蛭魔が今夜のベッドの中でまもりを思い出し眠れぬ夜を過ごす、なんてことは、まず、あり得ない(そんなことになっていたらむしろ可笑しすぎる、通りすぎて恐ろしくもある)。
それでもこれからもまもりの蛭魔への思慕は止まらず。
蛭魔へのいとしさは、消せないのだろう。
それはもう、諦めようと思う。
捨てられないのなら抱いていくしかないのだ。
蛭魔をいとしいと思うこの気持ちを、抱き締めて、むしろ忘れないで、大事にしようと思う。大事なことだと思う。
でもまもりは、蛭魔を恋しいとは思わない。
本当に思わない。その想いをまもりは拒否する。まもりが蛭魔を思うとき胸に感じるのは、仄かな温かさではないのだ。
蛭魔に対して募るこの切なさは、もどかしさ、だ。
常に一人でひた走ろうとする蛭魔に対しての、焦燥感だ。
誰が気付くだろう、実はデビルバッツは、ちっともまとまりのあるチームに育っていない、という事実。
当たり前だ、率いている蛭魔がまず高孤なのだ。そしてまだまだ幼いチームで、烏合の集だ。
本来なら時にぶつかり合うことも辞さない。でもそんな事態にならない、蛭魔が許さない。
蛭魔はすべてを許さないことによって突き進む。時間がない、そんな暇があるなら他にやることはいくらでもあると、生き急ぐ。
崩れなければいいな、と思う。あの背中が、倒れなければいいなと、蛭魔が強度な芯の通ったてんでやわじゃない人間だと十分わかって、でも拭えない危うさはなんなのだろう。まもりの目にはそう映る。
もしも倒れそうなとき、その背中を支える存在があると知らせるのがベンチなのだと思う。
今は溝六というトレーナーを得て、そしてまもりなのだ、と思っている。
まもりは常に、振り返らないあの背中に手を伸ばす。
でも、まもりが手を伸ばすのはその背中を手に入れたいためではない。
抱きつくためでもない。
振り向いて欲しいがためでもない。
876壱八@ヒルまも:04/08/18 15:50 ID:euFq7u3F
蛭魔にとってまもりと寝たことは、テンペストみたいなものなのだろうと予想する。
一時吹き乱されて、でもそれぐらい、風化する。
まもりじゃ蛭魔のコアに行きつけない。
自分じゃなくてもいいのだ、と思う。
栗田でも、ムサシでも、案外ノリと気が合っている鈴音でも、まもりが知らない誰かでも、蛭魔がまで出会っていない誰かでも、それが、女でも、いい。
本当にそんなものを目の当たりにすることがあらば、自分は叩き伏されるだろう。わかっている。
でも、だからどうしたというのだろう。どうできるというのだろう。
蛭魔の方はまもりに手を伸ばしていないし、裏切りという行為が成り立つ前提すら、自分たちの間にはない。
どうすることもない。
誰でもいいのだと思う。
誰か、あの男に自分は愛されていいのだと愛されていると、気付かせて。
愛されている至福に包ませてあげて。
蛭魔の身勝手さに巻き込まれてそれでも皆今は自分の足で歩んでいる。
願ってやまない。
滑稽だと、第一大きなお世話だし馬鹿らしいとわかっていてそれでも思うのは勝手だと。切に希う。
誰かあの男を愛して。
まもりと蛭魔が向き合うのは、見詰め合うためにではない。
火照る頬をタオルで拭って顔を抑える。
映る鏡に自分の顔を見た。蛭魔は、綺麗だ。蛭魔の目に映る自分はどうだったのだろう。もうすでに、赤い顔はしていられない。
まもりはその夜きちんと机に向かって、ノートを開き、シャーペンを握って、バインダの項目を指で追いかけた。
蛭魔が突き付ける銃口に対抗する術をまもりは持たなくてはならない。
まもりも今夜のベッドの中で蛭魔を思い出し恋しさに枕を濡らす、なんてことは、事実としてない。
蛭魔の夢など自分は見ない。そう思いながら、眠った。
877壱八@ヒルまも:04/08/18 15:51 ID:euFq7u3F





















本当に蛭魔の夢を見てしまって、まもりは目覚めた朝のベッドでしばし茫然となる。









878壱八@ヒルまも:04/08/18 15:54 ID:euFq7u3F
その朝方に見た夢を、パジャマを脱ぎながらまもりは、蛭魔に話そうと思った。
『わたし朝ね、ヒル魔くんの夢を見たわよ』言ってやれば、蛭魔はどんな顔をするだろう。
『ヒル魔くんはわたしの夢を見た?』これはちょっと言い難いかな、鼻で笑われて終ってしまいそう。
それともあの時みたいに、呆けた表情の蛭魔を見られたりするだろうか。
ハイソックスを足指に通したとき、小さい赤い跡が目に止まった。
まもりは靴下を膝下まで引き上げる。
きちんと服を着込むまもりのどこに傷跡があるかなど、気付く人はいないだろう。
やけに健全な気持ちだった。見た夢が健全だったからだろう。
まもりが見た夢の内容は、試合でまもりがベンチから出した守備のプレイコールがまんまと成功を収め、そしてその試合には大勝利する、というものだった。
蛭魔とこの話しをしよう。
『わたしはチームエリアに戻ってきたみんなと手を叩き、メットを脱ぎ捨てたあなたはフィールドの外に走り出して、用意していたお祝いの花火を連発させる』
夢の話しをしよう。
秋大会にあと一日が迫った今日にまもりは玄関のドアを開けて踏み出す。
出る前に鏡を見た瞬間、昨夜蛭魔のことをとても綺麗な男だとまもりは思ったのだけれど、そんな自分もまんざら「わるいカオ」ではないように思えた。
綺麗かどうかはわからないけれど、蛭魔に「いいカオ」の女だと目に映るくらいには綺麗になりたいと、こっそり思った。
間違いない、まもりの今の夢は遥かなるフィールドに向かっている。
セナと、栗田とエースのアイシールド21とモン太と十文字と黒木と戸叶と小結と雪光と瀧兄妹と助っ人の皆と溝六と、蛭魔と共にある。

end
879ワイロ(816):04/08/18 19:32 ID:b80Y2pkQ
ただいま帰ってきて、SS読ませて頂きましたー。
(なんか壱八タンと私の交換日記状態になってますが、他の方々、ス、スイマセン)

>>858
>「お前はエロパロ板に喧嘩売ってるのか?」と取られて返す言葉はありません。
あーいやー……、個人的にはこういうの新鮮ですごくイイ!と思いますよ。
私はすごーく楽しめましたよ。事後の話なんて、それこそ今まで省かれてた部分だったし、リアルでよいなと素直に。
後半の部分なんかはそれこそ創作文芸板にあってもおかしくないような感じなんだけども、
エロありきで話が進むんだから、書き込むトコはエロパロ板で間違いないw
それに「こうあって欲しい」と思って書くんだから、これってとっても愛あるパロディだ。
面白いよ。文句なく。

>つか、初体験物って個人的に俺の萌えポインツなんですけど
そりゃーおまいさん、私もですよ(w
お初は照れあり、失敗あり、妄想あり、涙あり、笑いありでもう頭ぐるぐるだしねっ!
お初でイカされる展開も嫌いじゃないけど(個人的にはありえねえ!と思うけど妄想だしw)
それこそ「頑張って努力」してみたり「下手な演技」してみたり「これってどうなのさ!?」と疑問符いっぱいだったりと
現実は結構大変なのです。つーかこんなんイってる場合じゃねーよッ、ってのが本音(w
なので「イク」前にいろんな段階がある!っていうのをこれでもか!って描写するのってスゲー楽しそう!私も書きたい!w

そういうのを全部除いても、壱八タンの筆力は全然「読める!」域だと(偉そうに)思っているので、
これからもドンドン投下お願いしまつ。個人的には「ひょんなことから二回戦」希望(w
開発してくのも楽しいゾー!!!
880 :04/08/18 19:52 ID:hfTQyny8
('A`)
881名無しさん@ピンキー:04/08/18 20:22 ID:8l8XxA7k
SSは好きだ。こういうまもりも自分は好きだ。
素直に面白かったし、また読みたい。長文、お疲れさま。
でもちょっとだけさっしてくれるともっとうれしい。
882名無しさん@ピンキー:04/08/18 20:33 ID:alKmt8v8
>>881
禿同
883ドドメー:04/08/18 21:41 ID:eQoHq6W+
ドドメーです。
皆さん、温かいお言葉本当にありがとうございます。
秋に戻るのを目指してオフどうにか整理してきます。
それまでここでは名無しに戻ってますね。
…ただ、絵板には時折出没するかもしれませんw




壱八さん、完結お疲れ様です!!

ラスト、まもりの心理描写の緻密さに圧倒されてしまいました……。
この二人にとって男と女である事が逆に障害になる、
というのは考えた事がなかったんですが
こうして読み終えると、そうかも…、と思えてなりません。
原作の読み方が少し変わりそうです。


それから、これは私の一意見ですが……
エロなし云々は、そう気にしなくていいと思います。
無論、全レスエロなしSSの投下は板違いですが、このSSはもう十分にエロが書かれてましたし、
後日談的(正確には違うと思うんですが、適切な言い表しが見つからず…スミマセン)に区切りがついているので、
1レス開けて注釈(ここからはエロなし〜云々)さえいれてもらえれば十分ではないかと思います。


わざわざこんな素敵なSSを投下してもらってるのに、そう自虐的になられると…本当、申し訳ないです。

アイシに対しての節々は、私も思い当たるところが多々あります。
884名無しさん@ピンキー:04/08/19 02:18 ID:yeP8BjfH
>>壱八さん
読み応えあって面白かった。
885名無しさん@ピンキー :04/08/19 18:34 ID:GaHNrPpd
このスレになってから特にそう感じるのだが、
腐女子の馴れ合いにはうんざりだ。
自分を出したいなら個人サイトでも作ってやってろ。

作品は素晴らしいのにな。次スレに期待。
弁解レスもヤメレ。

スレ汚しすまん。どうしても我慢できんかった。
886名無しさん@ピンキー:04/08/19 21:36 ID:W7u/KyyE
ドウイー

前置きとか注釈とかは他スレでもあるし構わんと思うが
アイシに対しての批判とか意見とか明らかに板違い。
自分語ウザー


SSは好きだからもっと空気読んでくれ(´・ω・`)
887名無しさん@ピンキー:04/08/20 00:50 ID:Qs5ZTi9d
自分も申し訳ないが同意。
壱八さんのSSはものすごく好きだ。ネ申扱いしてる。
今回の話も、後日談的エロ抜き部分も含めて大好きだ。

ただ、この場所で長文自分語り・作品語りはいらんと思う。壱八さんに限らず。
(原作における萌えシーンや萌えシチュの語りとかはともかく)
それこそ885のいうとおり自分でサイト作ってその中でやればいいことで。
ついでに、個人サイトではないのだからコテハンでの職人マンセーもかなり萎え。

きついこと言ったけど、他の住人同様次回作にものすごく期待してるよ。
嫌になったりしないでまた来てな。
888名無しさん@ピンキー:04/08/20 06:16 ID:xuEYIdLh
人様の創り上げたキャラ使わせてもらって
その原作批判する奴の気が知れん。
889名無しさん@ピンキー:04/08/20 12:33 ID:wYMXJnwe
壱八さん、SSとても素敵でした。萌え萌えでした。長文乙です!
文章とても上手いですね。次作品にも期待です!
原作に対しての意見などは、ここよりも少漫板のスレに書き込みする方がいいかと思いますよ。

ただ、
>こういう展開をして欲しいかったもんだ、とか
>こういう展開であって欲しい、とか

こういうのは「自分の希望」を押しつけてるだけだと思う・・・。


あと、上の方でキャラが薄いとか言われてるけど、そうかなあ〜・・・。
キャラに魅力があるからこそ、キャラにハマってるわけで。
アイシーのキャラづくりは割と濃いというか、リアルだと思う。見せ方は単純だけど。
性格的に浮き世離れしてるキャラが少ないから薄いって思われるのかな?
890名無しさん@ピンキー:04/08/20 20:43 ID:4zQ0bv6t
モン鈴好きなヤシいる??
エロには結びつけにくいがモン鈴がめっさ好きだ。

議論そろそろやめて萌え語りしよー
891名無しさん@ピンキー:04/08/20 21:09 ID:+zPvhl/v
>>890
無理、却下。
892名無しさん@ピンキー:04/08/20 22:44 ID:oK+zCCbC
まもり・鈴菜がセナといい雰囲気になった上でヒルマの寝取り&親の総取り。
893名無しさん@ピンキー:04/08/20 23:11 ID:ilxFj9fv
むしろヒル魔のハーレムキボン。
チアガール軍団もみんなはべらかしてヤーハー言っててほしい。
894名無しさん@ピンキー:04/08/20 23:12 ID:r5L+Xzp+
あ、それいいねー。
895名無しさん@ピンキー:04/08/21 18:05 ID:52Rbm/04
俺はヒル魔はもういいや
セナまもが見たい
896名無しさん@ピンキー:04/08/21 20:52 ID:0KNNQk07
ハゲドー。
セナまも見たい。
セナ→まも気味だと尚、(・∀・)イイ!!



…神様来てください
897名無しさん@ピンキー:04/08/22 11:57 ID:fWI3zPyH
>>895>>896
禿同。セナまもキボンヌ。
898名無しさん@ピンキー:04/08/22 19:05 ID:6GuIPc/U
セナ鈴も見たい。

神よ!!!!!!!!!!!!!
899名無しさん@ピンキー:04/08/23 00:06 ID:brJTQrYs
セナ鈴…自分の体型に落ち込む鈴音をフォローするセナ、とかか??
場所はどこがいいんだろ…部室だとヒル魔に隠し撮りされそうなんだが
900名無しさん@ピンキー:04/08/23 21:50 ID:20PYMQ8y
>>900
むしろその展開を希望。
901名無しさん@ピンキー:04/08/23 21:50 ID:20PYMQ8y
間違った…。
>>899じゃなねぇか、俺。
902名無しさん@ピンキー:04/08/23 23:13 ID:brJTQrYs
鈴「良いじゃない!!その方が楽しいわよ!!」
って感じか??>>901


遅れたが……>>980
ノン
漏れもモン鈴(鈴モン??)好きだ。
息合ってるというか似てるというか…
エロは浮かばんが見ていて自然だな、と。
903名無しさん@ピンキー:04/08/24 12:12 ID:59kxCIfg
そろそろスレッド建て替えますかね?
904名無しさん@ピンキー:04/08/24 14:13 ID:I9LtzGpy
そうだな。その方がいいだろう。
テンプレはこんな感じ??


アイシールド21のエロパロスレ〜part3〜

まもり、若菜、鈴音、各校マネ、その他モブ。
キャラ、CP問わず、萌え話で盛り上がりましょう。
 SSの投下は随時大歓迎。職人様、何とぞよろしくお願いします。

注:本編、CPに対しての議論はスレ違いです。該当スレがありますのでそちらに移動してください。

*CP議論→漫画サロン板
【セナまも?】アイシル恋の道標【ヒルまも?】 http://c.2ch.net/z/-/Q7/9bKY_/i
*本編に対して→週刊少年漫画板
■アイシールド21■66th down http://c-au.2ch.net/z.php/-/QM/ARYdb/i
905名無しさん@ピンキー:04/08/24 15:15 ID:59kxCIfg
>>904
part3だったっけ?
……まぁいいか、これでイイと思う。
906名無しさん@ピンキー:04/08/25 00:59 ID:8n9OsDq9
今週で雪まももいいかもしれん、とちと思ったのは自分だけだろうか?
907名無しさん@ピンキー:04/08/25 08:51 ID:0KMTieTl
908名無しさん@ピンキー:04/08/25 08:59 ID:YCw+RUvF
テンプレにお絵書き掲示板のこともくわえてください
909名無しさん@ピンキー:04/08/26 15:34 ID:nNrNa+62
壱八さん、この機会に自分のサイト作ってしまえ!
なんか続編もありそうな感じもするし、今の雰囲気じゃ出て来づらいと思うけど、がんがってください
壱八さんのヒルまも好きです。
910名無しさん@ピンキー:04/08/27 02:20 ID:pFklLeBW
なぜに携帯板??>テンプレ案
911名無しさん@ピンキー:04/08/27 02:53 ID:VrNVfpcm
ネ申 よどうか新スレにセナ→鈴→ヒル→まも→セナを…


と嘆願してみるテスト。
いや、あくまでテストだから…。
912名無しさん@ピンキー:04/08/27 19:07 ID:zFwg2OIO
>>909
ドウイドウイー。ノシ

ここでは壱八さんの語りはスレ違いになってしまうけれど、
壱八さんの語りやSSをもっと読んでみたいっす。

カキコしづらいでしょうが壱八さんのSS、自分は大好きなんで
これで去らないで欲しいっす
913名無しさん@ピンキー:04/08/28 10:02 ID:UHdZ/89s
人来いage
914名無しさん@ピンキー:04/08/28 13:21 ID:peOdgCLf
自分は元887だけど。
上できついこと言ってるくせに今更なにをと思うかもだけど、
また壱八さん及び他の職人さん達がまた次スレでも活躍して
くれることを願ってる。
空気読めなかったから注意された、ただそれだけのことだし。

顔出しにくかったら次スレで心機一転、名無しにでも戻って
新たにやり直してくれると嬉しい。
915名無しさん@ピンキー:04/08/28 17:24 ID:I02Rw0cS
俺はSSしか読んでないから良く分からんけど、
あんたのSSはまた読みたいと思ったよ。
こういう解釈もあったんだなぁと思ったし。
ただ漫画ってそんな構えて読むもんでもないし、作者もそんなに意図して書いてはいないと思う。
ただ読んで面白くなくなったら仕方ないけどね。
俺が言いたいのは、もっと軽い気持ちで読もうってこった。深いだけが漫画じゃないよと


的外れてるかも・・・_| ̄|○
916壱八:04/08/28 21:01 ID:5QtSTDy8
どうも。再度現れましてスミマセヌ。え〜とですね。。。
最初に言います、長レスになります。

まず、戒めの発言を書いて下さった皆様に深くお礼いたします。

当初はこんなに長ったらしくするつもりもまったくなかったのですが、
間も飛び飛びになったにも関わらず見守って下さった方々もありがとうございました。
(最終的にもしかしてヒルまもスキーの皆さん反論ありそうな内容カモナ、すみません)
917壱八:04/08/28 21:02 ID:5QtSTDy8
執筆していたうちスレ趣向とは差異のある方向に流れてしまい、
でもどうにも筆が止められませんでした。
で、破棄するかどうしようかと悩んだのですが。
、、、ええと。
これはまったく自分個人の考え方なのでこういう意見もあんのかと流してもらってかまわないのですが、
俺はエロでセクースに至る前提のストーリーがあるなら、
セクースに至った後の話し、があってもいいんじゃないかと思ってんですね。
俺が物語りがあった方より萌える人間なもんでまったくもって好みの問題の話しなんですけど。。。
ストーリーがエロに被っているならいいのではないだろうか、つーことです。(意味伝わってますカナ・・・)
その個人的好みの考え方に甘え頼って投下に踏み切らせて頂きました、あのエロナシは。
だからと、それにしたってスレ範囲を越すという認識が心中に付き纏っておりました(長っげ〜しよォ)。
そのため、自分の創作欲求の根底と心情、これを曝け出させて頂いたしだいです。
明らかにスレの範疇から蛇足なモノへどうワンクッション置くべきか、
え〜と・・・情けない話し、どうすべきかワカリマセンデシタ。。。
本来であるならば読み手様たちにとってはコッチのモチベーションなどどうでもよい話題であり、
塚、それが負から生じたものだっつーなら尚更「わざわざ言うなよ!!」という話しでして、
他に書き様があったはずだと現在は反省然りです。
雰囲気を荒らしてしまったこと、気分を害された方々、
本当に申しわけありませんでした。

それ以前にあんな作風を投下すんなよ、と言われればそれまでなのですが、
言ってしまいますとビビってたわりに「発表しちまった者勝ちだ」という心情も35%くらいありました。
ご声援やお褒めのレスを頂けて調子付いてたのは俺の身勝手なので、
その方たちに矛先を向けられると、どうにも心苦しい。
ましてやコテ名乗ってるお二方とかは作品投下してるしさぁ、
これで投下し辛くなったとかだったらチョットどうしたらいいやら・・・。
ほんとにこのスレのお邪魔になって申し訳ありません。
918壱八:04/08/28 21:05 ID:5QtSTDy8
批判的書き込みについて自分は「批判」だと受け止めてません、本当に。
激辛の内容を書かれてもなんらおかしくない作風と発言を自分はしているし、
どころか自分の言葉足らずな部分をフォローして頂いているようで最初に書いた通り感謝しています。
皆さん雰囲気戻してくれてありがとう、
俺が再登場したことで引き戻んなきゃイイんだけどさ。

あ、あと誤解されてるかもしれないんで言っときたいんですけど。
(誤解されてもしょうがない発言をしてるのは俺自身だけど)
俺、キャラ薄いと思ってねえや!!
うん、もう少し突き詰めて正確に言うと「薄い」っつーのとはちょっと違ってた、考えてみたら。
アイシに対して拭えない苛立ちやもどかしさは「キャラが薄い」という言い方とは違う、違いました。
前に書いた自分のカキコを翻してゴメンな。
んでもって、その払拭できない焦燥感は、やっぱ俺もキャラたちが好きだからこそ生じてんのよ。
じゃなきゃ小説なんて、まず、書かねえしな。

であと、>889さんにだけ反応して申し訳ないんだけど
>こういうのは「自分の希望」を押しつけてるだけだと思う・・・。
いやいやいや!まさか!!w(チョット噴いちゃったよ、笑わせようと思ったのか?
イヤ、俺がそういう書き方をしてしまったってことに問題があるんだろうけどサ。。。
だって、皆自分の見たい作風を形にするから同人が成り立ってるんだろ?(たぶん)
それが他人の目に触れて、気に入る人もいれば気に入らない人もいるよ。
889さんが俺の発言に含む想いを抱えても、作品事態はどっか琴線に触れて頂けたことが俺にとっちゃあ大事だし、
俺の発言は抜きにしても、作品が腹立たしかったって方もいると思うし、
その方々には申し訳ないなと思うし。それだけの話しだよ。
レス付けて下さった方々に感謝します。
付けなくても、気に入って下さった方に感謝、気に入らなかった方に謝罪。
919壱八:04/08/28 21:07 ID:5QtSTDy8
んでもって、言っておきたいような。。。
あの彼女発言デター!!も、発言事態はキライなわけじゃないですw。
言ったのがドブロクっつーのが、俺的には、オイシイ。
ドブロクって何気に、まもにセクハーラしてそうだ。

 ま「じゃあ、メニューはこれでOKですね?」  
 ド「ああ。よしくな、まも姐ちゃん」
  ペチン!(ドブロクがまもりのケツ叩いた音)
 ま「きゃあ!なにするんですかっドブロク先生ィ!!」
 ド「かっかっか!安産型だな」
  ドガガガガガガガガガ!!(マシンガンの射撃音)
 ヒ「練習中になにやってやがる糞アル中!!」
 ド「ヒィ!!スミマセン!」

・・・とかいうやり取りが成されていたら、オモシロイ。
あれはまもりのマネっぷりを目にしてだと俺的には信じている。
「こういうオナゴが俺っちの息子の嫁サンになってくれりゃあなー」
っつー発言だったら、更にウシレイ。
まもがシャーペン折るほど本気で嫌がっているのがナンカイイですな。
あんなに歪んだまもりの表情見たことねえよ、、、いっそ清々しかったです。

とまあ、こんな感じで、
俺が現れたことによって雰囲気が逆流しないことを祈りつつ。
920壱八:04/08/28 21:09 ID:5QtSTDy8
このカキコミでも言葉足らずだったり、反対に言葉多々だったりたりして、
皆様の逆鱗に触れることもあるやもしれません。
答えられる部分は答えるし、誤るしかない部分は心から謝罪します。
それしかできない自分が歯がゆくもあるのですが。。。
気を遣って気にかけて下さった方々にも心から感謝。
レスひとつひとつに答えたいくらいなのですが書き切れなくてすみません。
そのわりには長レスで、そのくせ文章に纏まりがなくて本当にすみません。
コッチの思惟が伝わっていると良いのですが。。
とりあえずはこれで。 かしこ。

ゴメ、カキコ前にリロードしたら発言があったので答えたいw
>915
うん、もちろん楽しんでますよ〜。
ちなみに関係ないのだがこのスレの最初の方にあったミラクル×婦長がすごいスキ。
あの職人さんまた現れないだろうか。
921名無しさん@ピンキー:04/08/29 00:00 ID:gAVu9XXk
>>916-920
……(;´Д`)
922名無しさん@ピンキー:04/08/29 00:19 ID:eXyF5kWr
≫916-920
…いやあの…こう言っちゃなんだが、あんた上の人達の言葉の意味
まったく理解してなくないか?

>雰囲気を荒らしてしまったこと、気分を害された方々、
>本当に申しわけありませんでした。

本当に全部のレス見てそう言ってるか?
作風が問題じゃないんだ、エロ後のシーンが問題じゃないんだ、
誰もそんなこと言ってないだろ? 100回読み直した方がいい。
923922:04/08/29 00:38 ID:IJRsFxla
繋ぎ直したからID変わった。スマソ

自分もスレ汚しのお節介だけど、次スレに引きずりたくないから言わせてくれ。

あのな、あんたが空気嫁って言われてるのは作品の内容じゃない。
>916-920みたいな長 文 自 分 語 り ウ ゼ ーってことだってわかってくれ。
作品について語るのは自分のサイトでやれって言われた意味を理解しろ。


あんたが男か女かはわからないが、創作する人間なら作品の言い訳ばかりせず、
次からは言いたいことはすべて創作したものの中で語れ。出し切れ。

これについての返信はいらん。
924壱八:04/08/29 01:50 ID:8ZCQPACe
返信いらん言われてるのに返してすみません!
>923
はい。
なんかすげえ、わかりました。
925名無しさん@ピンキー:04/08/29 02:00 ID:jgRLUldU
あのさ、他のエロパロスレ見て思うんだけどさ、
職人がSS書いて投下しても、あんま長くは続かないんだ。
それはきっと書いてても実りがないからだと思う。

自分のサイトに公開すんのとはまた違った意見が聞けるからね、ここって。
だから初めは新鮮なんだけど、自分を出し始めると段々「自分語りウザー」ということになる。
なので、あんまり長く常駐する職人っていないんだよ実際。辛くなって。
一生懸命書いてもコテウゼーとか、マンネリイラネ、とか言われちゃってさ。

だから、ここはあんまり固執するとこじゃないよ。皮肉じゃなく。自衛のために言ってる。
上で>>922は出し切れ、って言うけど、出し切るよーな場所じゃねーよ、ここは。
ならオマエが書けよ、とか正直言いたくなるし。モチベーション保つの大変だし。

以上、元職人からの私見。
926名無しさん@ピンキー:04/08/29 02:46 ID:IJRsFxla
*長文*自分語り・作品語りがうざい、空気嫁、と言われてるんだと思うがなー。

職人が作品中に自分の色や主義主張を盛り込むことの是非なんて問題じゃない。

ここはそもそも持論をぶちあげて賛同者集めたり議論したりする場じゃないから、
少しならともかく本格的にそういうことしたいならふさわしい場に池、ってことだとオモ。


つか、議論オナカイパーイ。
瀧兄妹ネタ見たいな。
927名無しさん@ピンキー:04/08/29 03:24 ID:AZcPWmYA
あー、自分も瀧兄弟ネタ見たい。

>919
長文はあれだが、どぶろくとまも姉のやり取りに萌え。
928名無しさん@ピンキー:04/08/29 09:00 ID:fteSgOuT
(´・Å・`)で?SSはマダなの?
929名無しさん@ピンキー:04/08/29 11:13 ID:caGyIY12
自分もそれは萌え>どぶろく&まもりのやりとり
930名無しさん@ピンキー:04/08/29 12:45 ID:SgT6t8wV
もう容量がギリギリだからSSの投下は危ないと思われ

外出のテンプレが何故かケータイだから誰かパソコン板に直してスレ立てキボン


自分やってみたけど無理だったよ…
931名無しさん@ピンキー:04/08/29 15:59 ID:989uoHYn
どぶろく×まもりでねっとりした奴を一発。
932名無しさん@ピンキー:04/08/29 16:53 ID:paMgxAlc
スレッドを建てましょう?
933名無しさん@ピンキー:04/08/29 19:05 ID:pKCedl5i
よし。たのみます。
934名無しさん@ピンキー:04/08/30 17:03 ID:h4kwNuv6
立てられなかった
誰か立て直しキボン
935名無しさん@ピンキー:04/08/31 21:20 ID:Ff+GtI+g
誰か建ててくれー
936名無しさん@ピンキー:04/09/01 03:49 ID:x+8yFvH5
>904のテンプレに+で使いますた。
937名無しさん@ピンキー:04/09/01 03:50 ID:x+8yFvH5
間違えた。
建てました

http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1093978073/

移転ヨロ
938名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:23:41 ID:+YraVOgq
う                                                
め                                                
た                                                
て                                                
ま                                                
せ                                               
ん                                                
か                                                
?                                                
939名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:26:50 ID:+YraVOgq
う                                                
め                                                
た                                                
て                                                
ま                                                
せ                                               
ん                                                
か                                                
?                                                
                                                  
                                                 
                                                 
                                                  


940名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:27:43 ID:+YraVOgq
う                                                           
め                                                       
た                                                          
て                                                
ま                                                      
せ                                               
ん                                                       
か                                                           
?                                                
                                                  
                                                     
                                                 
                                                  




941名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:28:36 ID:+YraVOgq
う                                                
め                                                
た                                                
て                                                
ま                                                
せ                                               
ん                                                
か                                                
?                                                
                                                  
                                                 
                                                 
                                                  




942名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:20:11 ID:VMmqf429
あんたいい奴だな

う                                                
め                                                
た                                                
て                                                


943名無しさん@ピンキー:04/09/28 10:55:22 ID:P9HCQp8q



944名無しさん@ピンキー:04/09/28 10:56:16 ID:P9HCQp8q

















945名無しさん@ピンキー:04/09/28 10:56:45 ID:P9HCQp8q






















946名無しさん@ピンキー:04/09/28 12:03:03 ID:cBLZ/ELR






947名無しさん@ピンキー:04/09/28 14:46:55 ID:P9HCQp8q


















948名無しさん@ピンキー:04/09/28 15:34:25 ID:k+2oQ2nl






949942:04/09/28 17:46:47 ID:a5T7eU4H
遅れてごめん

















950名無しさん@ピンキー:04/09/28 18:04:31 ID:a5T7eU4H





951名無しさん@ピンキー:04/09/30 20:17:41 ID:NHbqUqIZ
952名無しさん@ピンキー:04/10/01 18:30:38 ID:SkTWb1PS
uma
953名無しさん@ピンキー:04/10/01 21:42:39 ID:97af4ZcQ
954名無しさん@ピンキー
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