新規参加ガイドライン
・まずは役作り
役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄・名前(メイド以外は名無しも可)・屋敷との関係・大まかな性格を決める。
容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。あとで付け足しても良し。
今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁
・最初から飛ばす必要は無い
屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。
・時間合わせがカギ
参加時間を前もって伝える、早めに待機する等で、開始・終了時間も早くできます。
待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。
【無名で待機するときはメアド欄に役名・新人の旨等を忘れずに。これで手間がかなり省けます】
・破綻しない程度の裏設定は可
実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。部屋の創作も自由。
ですが、それにより住人の続行が難しくなる(あるいは立場が大きく変わる)ようなものは、当人に確認してからで。
・技量は問わない。連携ができるか否か
最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが、早さ・緻密さなどはさほど問いません。(あればなお良し)
それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
自分が考えた展開に無理に向かせるのではなく、場の流れに乗った行動を心がけてください。
・私信はメアド欄で
役を介して私信をすることができない素の内容は、メアド欄で行って下さい。雑談は他でやって下さい。
プレイの可否、制限時間、状況説明他、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に。
自分が参加できるかどうか、一度「名無しの宿泊客」として、屋敷の門を叩いてみてはいかがでしょうか?
役職ガイドライン
役割は(常識の範囲内で)重複可能。メイド以外は「名無しの○○(屋敷との関係)」も可能。
・屋敷の住人
血縁関係又は養子縁組、居候、執事等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。
屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます。(致命的なプレイは当然不可)
ただし、ご主人様は「名無しの」ですので、近い家族(同じ苗字)の場合は苗字は付けられません。
・お客様
関係は何でも。住人やメイドの友人、取引先関係、公的な仕事などなど。
住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対しての発言にもある程度強制力が働きます。
お仕置き部屋など特別な設備は、基本的に屋敷の住人の許可が必要です。他人の家だし。
・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
屋敷に一夜の宿を求めに来た宿泊客。アポ不要。宿泊費無料。もれなくメイドさんのご奉仕が待ってます。
基本的に発言に強制力は働かず、ソフトプレイ中心です。どうしてもという時は、脅迫などを併用してください。
ただし、メイドによっては無理な要望(アナル・SM・イメージプレイ・女王様etcetc)を聞き届けてくれることも……
・メイド
屋敷で、ご主人様のお世話とお客様の応対をする、このスレのもう一人の主役。
できる限り名前を設定し、性格・セクース時のスタンスもできるだけ決めて下さい。そのほうが格段にやりやすいです。
基本的に、入った翌日には新しく入った旨が他の住人に伝わります。が、しばらく引っ張ってもかまいません。
採用云々を飛ばして、初日から仕事をしてもいいですし、住人や客人からメイドに変わることもまた可能。
典型的な「メイド」として以外にも、主人に言い寄る、スレに反して嫌がって強姦役になるなども可能。
最低限の情報さえあれば参加できます。不必要な設定を作ると、逆に泥沼にはまります。深く考えずに気軽にどうぞ。
スレの趣旨は「関係を楽しむ」ことで、設定は余興です。通常は匂わす程度、他人に聞かれたら明かす、といった感じで。
※素の話はメール欄でお願いします。
(だからといって、素の話をし過ぎないように)
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰する場合はその折に自己紹介をお願いします)
名無しの御主人様
言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
客人
御主人様の友人伯爵
主人の旧友。屋敷を密かに訪れ、訪れるたびに屋敷の様子を傍観し、
その淫らな欲求を満たしては帰途につく。
安藤 五月@伯爵家使用人
友人伯爵家のメイド。御主人様である友人伯爵に好意をよせているが
関係が進展しないことに悩む。
綾峰 雫@他の屋敷の女主人
自分の気に入らないメイドに対しては冷たく、無理難題を言いつけては悦に浸る。
だがこの屋敷のメイドである奏には優しい。というより、一方的に溺愛している。
桜庭 俊@奏の弟
奏の義弟で私立小学校に通う11歳の美少年。
家庭の事情で姉の働くお屋敷でしばらくお世話になることに。
東風 潮
若干12歳の男爵。この屋敷に社会勉強に来た。
若さゆえの挙動がまだ目立つ。
廣川 未来@紺野家メイド
紺野家のメイド、名無しの家で修行をしていた。
たまに遊びに来るらしい。
使用人(メイド)
里村 志保
幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
特に料理が得意なため、厨房を任されているメイド。妊娠中。
萩野 瑞葉
伯父である主人を慕い、実家の子爵家を飛び出してメイドとなった娘。
しかし同年代の瀬名とも半ば恋仲になってしまい、二人の間で揺れ動く。
留萌 みかさ
元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。
桜庭 奏
真面目で勉強熱心だがまだまだ新人気分が抜けないメイド。
大学中退の経歴があり、まだ勉学への未練がある。
星野 凛香
屋敷に、住み込みでバイトをしている明るさが取柄の女子高生
口では違うと言っているが悠斗の事が気になるらしい。
白河 貴子
大学を卒業後、屋敷で働くことに。 一生懸命だがちょっと抜けている天然系。
長身色白で身は細く、胸も控えめ。視力が悪く、コンタクトレンズを着用。
来宮 このみ
元バレーボール選手で身長185センチの新人メイド
エッチは楽しむものという主義
赤城 冬果
事故で話せなくなったメイド。リハビリを終えてすぐこの屋敷へ来た。
連れ添っている愛犬は、グレートピレニーズのボーセ。
使用人(メイド以外)
名無しの執事
謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。
柏葉 瀬名
屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。
三条 望
屋敷専属となった医師。 一見温和で誠実そうに見えるが、
某メイド曰く「変態セクハラ破廉恥陰湿ドスケベエロヤブ医者」とのこと。
神川 悠斗
凛香の事が好きな屋敷のギャルソン、裏表が無く楽天家
最近杏樹にポチと命名され、みんなのペットと化し始めている。
葦名 由依
主人の傘下の葦名家の娘。主人と父との約束により、屋敷の見習い執事及び秘書となる。
幼少の頃より主人を慕っており、その初めても主人に捧げた。
飯塚 正哉
名無しの執事の下で修行中の執事見習い。
敬語は後付。精神修行も技術も、屋敷の水準と比べるとまだまだ幼い。
山城 雄児
お屋敷専属のコック。
料理の腕は確かなのだが、屋敷に来る前の出来事せいか性格にやや問題あり。
丹波 大
お屋敷の専属植木職人だが、謎が多い
どうやらどこかの御曹司のようだ。
児玉 智子
公認会計士の資格を持つ、年若い弁護士見習い
名無し中央法律事務所から、お屋敷の管財人として派遣されて来ている。
名前の読みはサトシ、紛らわしいが男性である
ガチャ
真新しい鍵をあけて新しい屋敷に入る
「わ〜い、一番のり〜」
新しい屋敷に到着すると、すぐに荷物を元に戻し始める。
「少なくとも、智子さんの仕事は早く再開できるようにしておかないとな……」
12 :
山城 雄児:04/02/09 00:46 ID:/4KZL2Ld
前スレ
>>893 「……あ、お疲れ様」
何やら微妙な雰囲気で、出会った奏と挨拶する。
>手伝いましょうか?
「…じゃあ、せっかくだし頼むよ。…でも、その前に」
ひょい、と奏に向けておにぎりをひとつ差し出す。
「一応…味見してもらえるか?…奏」
13 :
椿 杏樹:04/02/09 00:46 ID:c+8wTjg9
新館に入って荷物を解く。
「♪〜」
14 :
神川 悠斗:04/02/09 00:47 ID:aqx7klcd
ふと顔を上げると目の前にはお花畑と大きな川が。
「(わぁ〜綺麗だなぁ〜、あっはっはっはっは〜)」
ふわふわと心地よい感じに身を任せていると、川の向こうに天使立っているが。
「お〜い、俺もそっち行ってもいいか〜?」
『はぁ?冗談じゃねぇよ、俺たちゃ恋の仲立ちとか色々忙しいんだよ
お前みてぇな、野郎と遊んでる暇はねぇんだよ!』
「何だとー!誰が行くかバーカ!この糞天使が!バーカバーカ!」
『バカバカうっせぇぞ!!このバカバカ星人が!!!」
背中に担いでいる筒から一本の矢を取り出すと、悠斗を目掛け躊躇なく射る天使。
「うあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ガバッ!!と起きるとそこは何時もの屋敷の廊下。
「はぁはぁはぁはぁ………よかった…夢か………」
15 :
里村 志保:04/02/09 00:50 ID:DBm6fLKi
「ん〜、また新しい日々の始まりですね」
新築の家独特の香りを胸いっぱいに吸い込み、瞳を閉じて和んでいる。
16 :
椿 杏樹:04/02/09 00:51 ID:c+8wTjg9
>>14 悠斗の様子を屈んでじーっと眺めている。
「あ、起きた。…ぷ。うふふっ、おかしいポチ、おもしろい」
その慌てた様子がツボだったらしく、お腹を抱えてくすくすと笑う。
「……そういえば……」
ふと、埋め立て末期の時を思い出す。
「一瞬、例の連中の声がしたような気がしたが……気のせいだよな」
よもや、遅れて駆けつけたとは夢にも思っていないらしい。
18 :
白河 貴子:04/02/09 00:54 ID:HQUROYcj
「しかしこうして眺めてみると、お屋敷のお引越しって面白すぎ…」
至る所で繰り広げられるドタバタに、ニヤけた顔が引き締まらない。
「思い返せば、いろいろ……いや、やめよう、似合わない」
なんとか落ち着こうとするが、また思い出して笑ってしまう。
19 :
桜庭 奏:04/02/09 00:54 ID:CldbJT4S
>>12 おにぎりを受け取り、やっと赤面が落ち着いてきたのか雄児を見上げてふわりと微笑む。
「ん、いいですよーいただきます。」
人前だというのに大きな口を開けてかじりつく。
もぐもぐとあっという間に食べ終え、指についたご飯粒を舐めながら雄児を見上げる。
「えへへ、とってもおいしい。」
おいしいものを食べるとお腹が満たされてになって幸せな気持ちになるからか、
ついとろけそうな笑顔になってしまう。
20 :
引越し業者:04/02/09 00:56 ID:cseApUwu
「…」
冷たいつむじ風が木の葉を舞い上げる中、寂しげにお屋敷を眺める漢達が佇んでいた。
「次こそは…」
漢の1人がそう呟き思いを馳せる。
まだ見ぬ次回の引越!!
その時には…
メイドさんの家庭用品…
メイドさんのエプロン…
メイドさんの頭のアレ…
メイドさんのあの洋服…
様々なメイドさんグッズに囲まれ恍惚の表情を浮かべる時を夢に見て!!
ちゃかり旧館の廊下で拾ったメイドさんのものだと思われる下着をポケットの中に忍ばせる!!
頑張れ僕等の引越業者!!
負けるな僕等の引越業者!!
21 :
赤城 冬果:04/02/09 00:57 ID:Kq1AOwPU
新しいお屋敷に着くと、遅れてボーセが台車いっぱいの荷物を引いてくる。
「……!?」
そんな事をさせた覚えはないので、慌てて駆け寄って見てみると一枚のメモをボーセが加えていた
──スレストおめでとう冬果、プレゼントフォーユー 名無しの御主人より
それは台車いっぱいの御主人様からの贈り物のようだった。
「……?」
新しい屋敷の敷地外に、どこかで見たような姿を見かける。ちなみに視力は両眼2.0。
「……あれれ? まさか……ううん、そんなわけ、無いよね。
麗センパイは…侯爵家に帰っちゃったんだから」
その遠くの人影を見つめるが、どうしても浮かんでくる感情が抑えられない。
「行ってみようかな…」
メイド服のスカートを再び捲り上げると、走る。
コックと話す姉を見かけ、つい警戒心たっぷりでそのコックを眺めながら
そこを通り過ぎる。
「みかささん?」
新館近くにさしかかったとき、走って何かを追いかけるみかさを見かけ、
首を傾げながら新館の玄関をくぐる。
25 :
山城 雄児:04/02/09 01:04 ID:/4KZL2Ld
>>19 奏の微笑みにつられて、つい表情が緩む。
「良かった。…それじゃ、これを他のメイドや執事さん達に配ってもらえるか?」
皿を渡しつつ、少し悪戯っぽく奏に言う。
「あ、食べたいならもう一個食べてもいいぞ。……太るかもしれないけどな」
にやっと笑うと、奏を見送ってから新館の厨房へと向かう。
26 :
神川 悠斗:04/02/09 01:05 ID:aqx7klcd
「いててて、それにしてもリアルだったなさっきの天使」
実際問題軽い臨死体験をしているのだが、そこはスルーで。
改めて辺りを見回して見ると、まったく人気が無い。
「うわ、何か出てきそうだなぁ〜……」
放置されている荷物を担ぐと、駆け足で旧館を後にする。
27 :
秋山 麗:04/02/09 01:06 ID:+HZs52tX
>>22 ふと、自分の後ろから駆けて来る足音に気付く。
「……? あら、最後の最後で見つかっちゃったわね……」
振り向いてみれば、自分を追いかけてくるみかさの姿が。
「どうしたの? 引越しの後にも仕事はあるんじゃなかったかしら?」
と、いつもの笑みで、いけしゃあしゃあと言ってのける。
28 :
椿 杏樹:04/02/09 01:08 ID:c+8wTjg9
「あー面白かった…ポチって面白い子ねえ。やっぱり」
笑いながら、涙を拭き拭き風呂にでも行こうかと用意をする。
が、さっきまで衣類ダンボールの一番上にあった黒のニーソックスと
同じ色のガーターベルトが無い。
「?飯塚さんかなぁ。まあいっか、どうせあんまり履いてなかった物だし」
さして気にせず、パジャマとお風呂セットを用意して、浴場へと向かう。
「……ん?」
新しい屋敷で慌しく動き回っていると、早速手紙が届いている。
「えっと……これは……」
宛名と差出人を見てから、手紙を主人へと届けに行く。
30 :
三条 望:04/02/09 01:09 ID:cseApUwu
「もう引越か…」
感慨深げに新館を見上げた後で、ゆっくりと真新しい門をくぐり、
新しい医務室へと辿り付く。
「そろそろ春の身体検査の時期だな…」
医務室につき道具を整理しながらそう小さく呟いた。
31 :
児玉 智子:04/02/09 01:10 ID:Kq1AOwPU
メイドの持ってきてくれたオニギリを片手に頬張りつつ
逆の手で忙しなく印鑑やノートPCを器用に使って、引っ越しにめげずに煩雑な手続きをこなしていく。
「なかなか…美味いオニギリだな…っと」 もぐもぐ
持ってきてくれたメイドさんが握ってくれたのかなー、とちょっと嬉しい想像に浸るが
実際にぎったのは山城だったりする。
現実はこんなものである。
>>27 「れ、麗センパイ……っ!!」
平然としている麗に、慌てたような、ちょっと怒ったような口調でまくしたてる。
「いきなりいなくなっちゃうなんて酷すぎますっ! 私だけじゃなくて、瑞葉さんも志保さんも杏樹さんも奏ちゃんも凛香さんも貴子さんも……
ああもう、とにかくメイドや使用人の皆がびっくりしちゃったんですよっ!」
麗につかみかからんばかりの勢いで、そう言い切る。
「……いつか、こうなるって分かってたけど…いくらなんでも急すぎて」
言いながらしゅんとなって、少し俯いた。
33 :
桜庭 奏:04/02/09 01:14 ID:CldbJT4S
>>25 雄児と新館まで一緒に歩き、途中で分かれる。
「うん、任せて!」
皿を渡されそれをカートの上に乗せつつにっこり微笑んで小さく拳を握ってみせる。
>……太るかもしれないけどな
「……!!もうっ、べーっだ。」
最後にそんなことを言って去っていく雄児に、思わず頬を膨らませ、舌を出して
不細工な表情を作る。
そこで雄児と別れ、カートを押しながら誰かにおにぎりを渡そうとうろつきはじめる。
34 :
引越し業者:04/02/09 01:21 ID:cseApUwu
トラックに揺られ家路につく漢達…
今回は戦利品がほとんどなかった為、皆一様に押し黙っている。
トラックの中に充満するむさくるしい漢達の汗! 鼻をつく体臭!
ある者はすすり泣き…またある者はくやし涙を浮かべていた。
そんな中…ある漢だけは1人ニヤニヤと頬を緩ませている。
かねてから思いを寄せていた巻き髪のメイドさんのニーソックス!!ガーターベルトっ!!しかも黒!!
大事に使おう…そう思い、ただただ漢は頬を緩めているのだった。
35 :
星野 凛香:04/02/09 01:21 ID:aqx7klcd
「む、またブラが無い……」
悠斗より二足も三足も先に部屋に入り、荷物の整理をしている。
自室にたどり着き、明日の学校の用意をはじめる。
もうこの時間だからか、適当に済ませてベッドに潜り込む。
37 :
秋山 麗:04/02/09 01:26 ID:+HZs52tX
>>32 「わかったから、落ち着いて。こんなところで大声出さないで」
半ば予想していた展開に苦笑しつつ、なんとかみかさを宥める。
まあ、なりゆき上黙って帰ったことは悪いと思っているし、別れを告げにこっちに戻るのもどうかと思っていたのだが。
>言いながらしゅんとなって、少し俯いた。
「ほら、笑いなさい。笑顔を保つこともメイドの仕事、よ」
みかさの肩に手を乗せ、優しく言う。
>>37 「麗センパイ……」
目を潤ませながらも、麗の言葉にうんうんと頷く。
>ほら、笑いなさい。笑顔を保つこともメイドの仕事、よ
「はい…はい。でもぉ…」
無理に笑おうとするのだが、こみ上げる感情がそれを邪魔してしまっているらしい。
「もう、会えないんですか…?」
さながら卒業式の先輩と後輩のような雰囲気である。
40 :
秋山 麗:04/02/09 01:39 ID:+HZs52tX
>>38 >もう、会えないんですか…?
「そんなわけないでしょ?
この前も言ったけど、手があいている時ならいつでも来れるし、ね」
みかさに対して、麗の表情は笑顔のまま揺るがない。
「笑って見送って頂戴。やっと胸を張って帰れるんだから」
吹き抜ける風が、麗の長い髪を揺らす。
41 :
三条 望:04/02/09 01:40 ID:cseApUwu
「まさか男だけを担当しろなんていわれないだろうな…」
ふとよぎった考えを振り払うように頭を振る。
「下着姿の執事様だなんて…
我ながら嫌なものを…疲れているようだもう寝るか…」
42 :
桜庭 奏:04/02/09 01:41 ID:CldbJT4S
おにぎりを全部配り終えると、お皿を持って厨房へ向かう。
さっとお皿を洗い、水切りカゴに置く。
「お疲れ様ですー、おやすみなさい。」
食料庫のほうから物音が聞こえ、雄児か瀬名が仕事をしているのだろうと
思い声を掛けると、厨房を離れ、カートをごろごろと押してやっと自室に戻る。
「ふぁ〜…お風呂にもう一回入って寝ようかな。」
荷物をとりあえず自室に置き、ピンクのアヒルのガアちゃんを乗せたお風呂セット
を持って浴場へ向かった。
>>40 「良かった……。私、もうてっきり会えないかと」
麗の笑顔を見て、ようやく表情も落ち着いてくる。
>笑って見送って頂戴。やっと胸を張って帰れるんだから
「…そうですね。麗センパイ、やっと大切な御主人様の所に戻れるんだから」
自分の立場に置き換えれば、麗の状況も良く分かる。
「…侯爵家でも、頑張ってくださいね。私も、頑張りますから」
ようやく微笑みを浮かべつつ、続けてこう言う。
「それと…私がまた何か悩んだりした時に、電話とかででもいいですから、相談に乗ってくれるとうれしいな…なんて」
45 :
秋山 麗:04/02/09 01:52 ID:+HZs52tX
>>44 >相談に乗ってくれるとうれしいな…なんて
「いいわよ、あたしでよかったら」
そう言うと、にっこりと微笑む。
「……ただし」
突然、みかさの額をコツンと小突く。
「故郷の彼氏を悲しませるような結果にだけは、しないようにしておきなさいよ」
ある意味、もう遅いような気もするが、改めて念を押しておく。
>>45 「ひゃん!?」
いきなり額を小突かれ、素っ頓狂な声を上げてしまう。
>故郷の彼氏を悲しませるような結果にだけは、しないようにしておきなさいよ
「……はい。その事は、ちゃんと考えてますから」
少し真顔になってそう言ってから、微笑む。
「大丈夫ですよ。私、麗センパイと出会えてとっても大人になれたと思います。
最初は大人ってなんだろうとか思ってたけど、少しわかってきたみたい。
……だから…本当にありがとうございました、麗センパイ」
そう言って、柔道の礼のようにぴしっとした態度で頭を下げる。
47 :
秋山 麗:04/02/09 02:06 ID:+HZs52tX
>>46 「しっかり考えているなら、それでいいわ」
よし、といった感じで頷く。
「それじゃあ、またね。みかさ」
最後まで『さよなら』とは言わずに、身を翻して歩いていく。
さり気なく、名前を呼び捨てにしていたり。
>>47 「はい! それじゃ麗センパイ…。また、いつか」
長い髪をなびかせて去っていく麗を、小さく手を振って見送る。
「さよならは言わないです。…また、きっと会えると信じてますから」
麗の姿が完全に見えなくなった後で小さく呟いてから、屋敷の方へ足を向ける。
姉のように慕った、心から頼れる─そして身体を何度も交えた、優しい先輩との思い出。
それを胸の奥に大事にしまい直して、また屋敷の門をくぐった。
49 :
?? ?:04/02/09 02:22 ID:+HZs52tX
「えっと、手紙は朝出したからもう届いてるはずだし……
荷物は全部纏めたし、書類も全部書いたし……っと、よしっ!」
荷物整理に使ったメモを見直してから、元気に大きく頷く。
「住み込みかぁ……まさか本当に受け入れられるなんて……言ってみるものねぇ」
などと言いつつ、ベッドにごろんと横になる。
50 :
三条 望:04/02/09 12:51 ID:cseApUwu
「静かだな…」
真新しい医務室で論文を読んでいたのだが、不意に立ち上がり窓辺に近づくと、
穏やかな光が差し込む庭をぼんやりと見つめていた。
51 :
里村 志保:04/02/09 13:23 ID:myQpiseU
「コンコン、失礼します」
医務室を軽くノックした後、小さめのダンボールをひとつ抱えて中に入っていく。
「まだ運ばれていないお薬があったんですが… どこに置いておきましょう?」
52 :
三条 望:04/02/09 13:31 ID:cseApUwu
「…里村さん?」
突然部屋の扉を叩いた志保の姿をまじまじと見つめる。
「貴女はそんな身体なのですから、こんな物持ってはいけませんよ」
あきれたようにそう言うと、志保が抱えていたダンボールを奪い、
まだ整理が終わっていない医務室の片隅に置くと、振り返り志保のお腹に視線を送る。
「そんな身体なのにまだ仕事をなされているのですか…?」
53 :
里村 志保:04/02/09 13:41 ID:myQpiseU
「いえ、そんな大きいものじゃないですし… このダンボール、高さが10pぐらいしかないですよ?」
窓を覆っているアルミ製のブラインドの隙間から覗く陽光。
それが外界の明るさを感じさせ、逆に医務室の中は薄暗く見えた。
「でも中はアンプルとかのガラス瓶みたいなので、まぁちょっと重い、ですけど…」
必要以上に気遣ってくれる三条に少々口を尖らせて呟く。
54 :
三条 望:04/02/09 13:51 ID:cseApUwu
>「でも中はアンプルとかのガラス瓶みたいなので、まぁちょっと重い、ですけど…」
「こうみえても一応はお医者さんですから…
病人や妊婦さんにはそれ相応に優しくしないわけにはいけないのですよ…」
志保のお腹はすでに服の上からもそのふくらみがはっきりと認識できる。
「貴女はもう御自分1人だけの身体ではないのですから…あまり無理はされないでくださいね…」
そう言いながら志保に近づくと、視線の高さが丁度志保のお腹と同じくらいの位置になる様にその場でしゃがみこむと、
突然の行動に為す術なく立ちすくむ志保のことなどお構いなしで、
お腹にそっと手を宛がう。
「もう安定期に入ったようですが…夜のお勤めの方はちゃんとお休みされているでしょうね?」
上目遣いで志保を見やり、意地悪くそう尋ねた。
55 :
里村 志保:04/02/09 14:02 ID:myQpiseU
三条の行動に初めは戸惑うものの、いつものことだと自分に言い聞かせて心を落ち着かせる。
「はい、たまに同僚の指導とかも行ったりしますが、私自ら仕事をすることはありません」
こちらへ向けられる妖しい視線に物怖じすることなく答える。
「…でも、朝の御奉仕はまだ続けています」
しゃがみ込んでいる三条を立たせ、どこか適当な椅子へと座らせる。
「お腹に負担の掛からないことは、できる限り手伝わないと」
今度はこちらがしゃがみ込んで三条の股間へと顔を埋め、
ズボンのチャックを唇で摘んで引き下げていく。
56 :
三条 望:04/02/09 14:18 ID:cseApUwu
>ズボンのチャックを唇で摘んで引き下げていく。
跪き下半身に顔を埋める志保の姿…
「私はまだ何も言っていないのに…里村さんは『職務に忠実な素晴らしいメイドさん』という訳ですか…」
志保の突然の行動にもうろたえず片方の頬をあげ満足そうに微笑み、
妊娠の為か、さらに豊かに実った志保の胸へと手を伸ばすと、その質感溢れる胸を下からすくうように一撫でする。
「案外、職務の為と心を偽ってこのいやらしい肢体を慰めているのではないですか…?」
志保の姿を見下ろし淫蕩な笑みを浮かべると。
より深く志保の舌使いを味わうように両足を開き、逸物を志保の美貌の前に突き出した。
「身重の里村さんの折角のご奉仕…では存分に楽しませてもらいましょう…」
57 :
里村 志保:04/02/09 14:36 ID:myQpiseU
「ん」
眼前でいきり立つ剛直に舌を這わせ、ひと撫でする。
「そうかも知れません。仕事だからと言いつつ、心の奥では楽しんでいるのかも」
そう言い切ると亀頭を口内に含み、口の中で膨張していく逸物の肉感を楽しむ。
「んぅ、んん…」
飴玉を舐めるようにして逸物に唾液を絡ませて、次に竿の部分までも口内に埋めていく。
根元まで飲み込むと、逸物が喉奥で脈打っているのが感じられる。
本来なら物を食べる器官である口が性器となっている背徳感。
「先生のすごいおっきいです。とても食べきれない」
真っ赤に染めた頬で言い、自分の胸元を肌蹴させて乳房を外気に晒す。
58 :
三条 望:04/02/09 14:47 ID:cseApUwu
>飴玉を舐めるようにして逸物に唾液を絡ませて、次に竿の部分までも口内に埋めていく
「さすが里村さん…素晴らしいご奉仕ですね…」
まるで妊婦とは思えない妖艶な仕草を浮かべながら、
その美貌にうっすら汗を浮かべ逸物に舌を這わせる志保の姿を見つめると、
その舌使いからの快感と共に恍惚感がこみ上げる。
暖かい口内の感触を味わいながら、志保自らさらけ出したその白く豊かな二つの膨らみに手を伸ばす。
ブラと乳房の間に巧みに手を滑り込ませると、その暖かく柔らかいふくらみを愛し気げに一撫でする。
「こんなの張って…苦しいでしょう?
火照ったいやらしい貴女の肢体を冷ます為に…私が協力して差し上げましょう…」
白く透きとおる胸を歪めるように力を加えて揉みこみながら、
足元の志保に身体を預けるように覆い被さり、もう片方の手をスカートの中へ忍ばせ、
既に潤んだ花園のもっとも敏感な部分を探り当て、そのまま二つの指で擦りあげる。
「久しぶりの快感…たっぷり味わってくださいねっ!」
59 :
里村 志保:04/02/09 15:05 ID:myQpiseU
「あ、せ、先生ダメっ… そんな、集中できなくなっちゃいます」
突如生まれた快感に身を震わせ、三条の逸物を手に握ったまま動きが止まってしまう。
「ん、あぁっ、もう……」
三条が乳房を強く握ったせいで、硬く尖った先端から染み出して飛び散る純白の乳液。
彼が着ているのが白衣だったのが幸いだろうか、服についてもそれほど目立たなかった。
「熱い。先生、熱い…」
潤んだ瞳で三条の身体を抱いて悶えていると、さっきまで自分が奉仕していたことを思い出す。
(続き、やらなきゃ)
再び三条の逸物を口腔内に埋めて奉仕を再開する。
股間と胸元から断続的に生まれる快感と息苦しさで気を失いそうになるが、
それをバネにして口元を動かして力強く奉仕する。
60 :
三条 望:04/02/09 15:15 ID:cseApUwu
>それをバネにして口元を動かして力強く奉仕する。
湿り気を含んだ志保の生々しい舌使いに徐々に射精感が高まり、
逸物がさらに震えるように昂ぶり熱を帯びる。
志保の胸と紅い真珠を刺激しながら限界が近いことを本能的に理解すると、
より深くより強い快感を得るために、禍々しく荒ぶった逸物を志保の喉奥に叩きつける。
見下ろせば視界に口内で奉仕をする志保の痴態が飛び込んでくる。
揉みこまれる度に飛沫する志保の母親であるという証…
髪を汗で濡らし、うっすらと紅がさしたその白い美貌…
そんな志保の痴態がより興奮を呼び、限界の時が訪れる。
「里村さんっ…いきますよっ!」
片手で志保の紅い真珠を強く摘みあげながら、
片方の手で頭を掴むと腰を引き最後に大きく下半身を叩きつける。
「うッ…くぅ…」
逸物が志保の喉深くに触れた瞬間微かな嗚咽と共に白い欲望が断続的に飛び散った。
61 :
里村 志保:04/02/09 15:31 ID:myQpiseU
「んっ、…!?」
喉奥に亀頭が叩きつけられたのと同時に、下半身から湧き上がる激しい情動。
上も下も劣情の虜になってしまっている自分。
そんな厭らしい自分を実感しながら絶頂を迎える。
数秒意識が飛んで、我に返ると小さく咳き込む。
粘り気の強い液体が喉に絡まっているのだ。
「けほっ、けほっ、…ん、んっ、すいません」
落ち着いて絡まったものを嚥下し、後始末のために再度三条のものを口に含む。
そうして尿道内に残った残滓までも丁寧に吸出し、逸物を元通りズボンの中に納めた。
「では先生、お仕事頑張って下さい。失礼しました」
着衣を簡単に直すと何事も無かったように医務室から出て行く。
ただ頬に朱が混じり、淫魔に魅入られたかのような瞳ににってはいたが。
62 :
三条 望:04/02/09 15:52 ID:cseApUwu
快感の余韻に肩を微かに上下させながら、
なにかに魅入られた様な足取りで志保が部屋を出て行く一部始終を見つめていた。
医務室のドアが閉まり、再び医務室の中に静寂が訪れと、乱れた白衣の裾を手で払い、
気だるい身体を椅子に深く預けると、ゆっくりと瞼を閉じそのまま睡魔に身を任す。
「愛する者の子を宿しながらも、このお屋敷で奉公する…か」
心地よい睡魔の誘惑に囚われながら一言そう呟いた。
「……う〜……」
唸りつつ、目の前の伝票の山を纏めている。
どうにも数字関係は苦手らしい。
64 :
赤城 冬果:04/02/09 23:28 ID:zf/lSTIK
自室で数日前にお屋敷に送られて来たエアメールに目を通している。
内容は知人の死を知らせるものだった。
読み進める程に涙で文章を追うのが困難になり、ついには手紙を取り落としてその場で嗚咽を始める。
伝票を纏める手が止まり、はっと気付く。
「……おかしくないか? 管財人が増えて、なんでこっちに回ってくるこういう仕事が増えるんだ?」
そうは思うが、とりあえず謎は消えなさそうなので、黙って作業を再開する。
「……ふぅ……そういえば新しいメイドが来るって言ってたなぁ……
秋山さんの穴が少しでも埋まるといいけど……」
だんだんと現実逃避したくなってきたらしい。
「うーん…アレはどこへやったのかな?」
引っ越しの後、見当たらなくなった愛用品を探して部屋中を引っかき回している。
確かに荷物には入っているのを見たのだが、どこにやったものやらさっぱり見つからない。
70 :
木村 香:04/02/10 00:03 ID:RRpYbFlM
「……はい、今日…………はい、はいわかりました」
玄関で応対に出たメイドと一言二言話すと、案内されたとおりに屋敷の中を歩いていく。
悪いとは思いつつも、高級な内装の続く廊下をあちこち見回しつつ――
先ほどのメイドに言われた部屋へたどり着くと、その扉の立派さに一瞬唖然とする。
「……さすが……というか……」
今までいた環境と違い過ぎているので、もう何も口から出てこないらしい。
扉の前で深呼吸をして、小さな鏡を取り出して髪型を見直す。まるで面接前である。
「……あの、失礼します」
準備を終えてから、小さく扉をノックする。
>>70 <「……あの、失礼します」
ノックされて、愛用品を探す手を止めて「ふむ」と顔を上げる。
扉の外に居るのが誰か気づかず、メイドの誰かだろうと思い込んで
「入ってきなさい」
用事が済んだら一緒に捜して貰おうと思って、声をかける。
ガチャ、キィ
扉の開く音が聞こえ、誰かが部屋に入ってきた様子だったが
相手の方を向かずに、そのまま捜し物を続ける。
「や、ちょっと捜し物をしていてな。気にしないでくれ」
72 :
木村 香:04/02/10 00:19 ID:RRpYbFlM
>>71 「……えっ? えっと……」
部屋に入ってみたものの、すっかり面接を受ける気でいたため、この状況に困惑する。
「(気にしないでと言われても……)」
「あ、あの! あた…私、今日からここに置かせていただける…はずの者なんですけど……」
緊張からか、状況に困惑しているからか、微妙に文法がおかしい。
自室でチョコレート菓子の本を読んでいる。
「ふ〜ん……色んな種類のお菓子があるんだ〜。チョコレートっていっても
奥が深いんだね〜……」
ベッドでごろりと寝返りをうちながら、レシピの部分を何度も読み返している。
74 :
星野 凛香:04/02/10 00:28 ID:Jo7tKNBF
自室で雑誌を読んでいる。
黒張りの皮鞄を持って、名無しの主人の屋敷前に現れる。
「確か、今日の約束だったはず……」
スケジュール帳を確認しようと胸ポケットを探るが、肝心の物が見つからない。
「……まぁ、いい」
結局確認せずまま、屋敷へ入る。
>>72 <「……えっ? えっと……」
(はて?)
返ってきた要領を得ない返事に振り返ると、そこには馴染みのない顔の女性がたっていた。
「君は…? 誰だ」
思った疑問を口にすると、困った表情のその女性は緊張した口調で話し始める。
<「あ、あの! あた…私、今日からここに置かせていただける…はずの者なんですけど……」
それを聞いてようやっと、抜けたメイドの後任が今日来るのを思い出した。
引っ越しの忙しさに追われ、ついつい忘れていた自分の額をペチンと叩く。
「ああ、っとこれは失礼。すまないね、誰か家の者かと勘違いしていたよ。」
苦笑いを浮かべつつ、相手を中に招き入れて椅子を勧める。
「待たせてしまったね、そこにでも腰掛けてくれ…ええと、名前を教えてくれないか」
相手が腰を下ろしたのを見てから、コホンと咳払いする。
「ええと、私がこの家の主の名無しの御主人です。これから宜しく頼むよ」
やや緊張している風な相手を気遣って、怖くならないように優しい口調を意識して自己紹介し
相手ににっこりと微笑む。
77 :
星野 凛香:04/02/10 00:37 ID:Jo7tKNBF
雑誌を捲りつつ、すぐ側にあるお菓子袋に手を入れる。
「あ、もう無くなっちった」
お菓子の袋をゴミ箱に捨て、お菓子入れと化している机の引き出しを開けるが
何時もはこれでもか!というくらい入っているのに、今日に限って全く入っていない。
「うぅー……寒いけど…」
途中で執事や主人に会った時の為に私服からメイド服に着替えお菓子の置いてある休憩室へと向かう。
ふと、約束が来週だった事を思い出し、その場に立ち止まる。
「……どうする。せっかく主人に見てもらいたかったのだが……」
鞄をちらりと見て、考え込む。
その時、
>>77の凛香の姿が遠くで見える。
「……試すだけ、試してみるか」
そう呟くと、凛香につかつかと近付き、背に声を掛ける。
「君、この屋敷のメイドだね。少々良いかね?」
79 :
木村 香:04/02/10 00:43 ID:RRpYbFlM
>>76 ようやく顔を見せた主人を見て……主人の顔を見たまま、ぽーっとしたまま何の反応も示さない。
>すまないね、誰か家の者かと勘違いしていたよ
ぽーっ
>そこにでも腰掛けてくれ…ええと、名前を教えてくれないか
ぽーっ
>ええと、私がこの家の主の名無しの御主人です。これから宜しく頼むよ
主人が挨拶してから、やっと我に返って、真っ赤になって慌てて挨拶を始める。
「あ、あああの、あたし、奈々志野家政学園二年、木村香と申しますっ!
こ、このたびは、実地研修をお受けくださいましたのでありがとうございますっ!」
よほど緊張しているのか慌てているのか、またもや文法が変。
80 :
星野 凛香:04/02/10 00:52 ID:Jo7tKNBF
>>78 旧館と違い人気はあるとはいえ、深夜の御屋敷はどこか異様な雰囲気を醸し出している。
「な、何も出ませんように、出ませんようにっ!」
必要以上に警戒しながら屋敷を進んでいると
>「君、この屋敷のメイドだね。少々良いかね?」
「!!!」
と、声を掛けられ声にならない悲鳴をあげる。
そして、急いで逃げようとするのだが膝に力が入らずカクンとなってしまい
その場にベタッと倒れこんでしまう。
>>80 けたたましい悲鳴と共に床に崩れ落ちた凛香を、目を細めて見つめる。
「……大丈夫かね?」
取りあえず凛香を気遣うよう声を掛け、片手を引っ張り上げて立たせる。
「その様子だと勤務中ではなさそうだな。少し私に付き合っていただきたいのだが」
以前、凛香と顔を合わせた事があったが、全く記憶に残っておらず
凛香の慌てふためく態度から新人のメイドだと思い込む。
>>79 <「あ、あああの、あたし、奈々志野家政学園二年、木村香と申しますっ!
ぽーっとしていたままの彼女が、急にマネキンに魂が籠もったとでも言わんばかりに
生気に満ちあふれた可愛らしい慌て方で、一気に自己紹介をまくし立てる。
「…ぷ、くくく」
相手のその様子と、変なしゃべり方がツボに入ってついつい笑い出してしまう。
「いや…す、すまない、えと、君が可愛い…いや違う、くくく…いやぁそのなんだ」
目の前にいる相手にちょっと待ってくれと言った感じで片手を突き出して、笑いが収まるのを待った。
「はぁー、うん…木村香さんだね。よろしく。君みたいな楽しい子なら大歓迎だよ、ふふ」
漸く峠を越した笑いを押しのけて、主人らしい顔を見せて話し始める。
油断すると今度は吹き出してしまいそうだったが、何とか顔を引きつらせないように努力する。
83 :
木村 香:04/02/10 01:04 ID:RRpYbFlM
>>82 「す、すいませんっ! あの、ちょっと緊張してしまって……」
当然といえば当然だが、やはり笑われてしまい、赤かった顔がさらに赤くなる。
>君みたいな楽しい子なら大歓迎だよ、ふふ
「はい、短い間ですけれども……よろしくお願いしますっ!」
恥ずかしさを紛らわせるためか、必要以上に大きな声でそう言うと、深々と頭を下げる。
「(短い間……かぁ……)」
元気に言ってみたものの、内心ではちょっと残念そう。
84 :
星野 凛香:04/02/10 01:05 ID:Jo7tKNBF
>>81 「す、すみませ……Σ」
立たせてもらい顔を上げる、すると目の前にいたのは前に思いっきり怒られた伯爵。
「わわわわ、す、すみません!」
また怒られてしまうと思ったのか、急いで立ち上がると膝が痛むが平気な顔をする。
>「その様子だと勤務中ではなさそうだな。
しかし伯爵の方は自分の事を覚えてはいなかったらしい。
「ふぇ?えーと、私は別に構わないですけどどうかなされたんですか?」
こんな時間になんだろう?と首を傾げながら尋ねる。
>>84 凛香が膝を痛めた事に、まだ気付いていない。
「ここでは少々話しづらい。こちらに来てもらえるかな」
微笑みを浮かべつつ凛香の肩に手を回し、手近な空室に凛香を導く。
「……さて。早速だが、今着ている服を全部脱ぎたまえ」
扉を閉めてからあっさりとそう言うと、持っていた鞄の中を探り出す。
「……何をしている? 早くしたまえ」
ちらりと凛香を見て、再び鞄の中に視線を移す。
>>83 <「す、すいませんっ! あの、ちょっと緊張してしまって……」
緊張で青ざめていた顔が赤くなり、そして今又、更に顔を赤くする香を見て
ますます可愛い子だなぁ、と内心感心するように微笑む。
<「はい、短い間ですけれども……よろしくお願いしますっ!」
そう元気良く言って、頭を下げる彼女を見てちょっと悪戯したくなる。
すっと立ち上がり、間にある机を回り込むようにして歩いていき
「短い間…ね」
ちょこんと所在なげに座っている彼女の横。
ワザと近い位置に腰を下ろして、赤い顔をこちらに向ける彼女を覗き込むようにする。
「残念だな…君が望むなら、長い間居てくれてもこちらは構わないのだけど、ね?」
そう言って、首を傾けながら両手を鷹揚に広げて見せる。
87 :
星野 凛香:04/02/10 01:20 ID:Jo7tKNBF
>>85 「(話づらい事ってなんだろう?えっちな事かな?)」
などと考えながら素直に伯爵と一緒に部屋に入る、意外と鋭い。
部屋に入ると寒さでブルッと身震いをする、暖房がまだ効いていないようだ。
>「……さて。早速だが〜 「……何をしている?
「へ…・・・?」
少なからず予想はしていたのだが、突拍子も無く脱げと言われ
何がなんだかわからないと言った表情になるが
「は、はい!」
早くしろと言われ急いで服を脱いでいく。
「えっと、その、下着もです……よね?」
無駄だとは知りつつも、一応聞いてみる。
>>87 探している物がなかなか見つからず、少し苛立ち始める。
「……着ているものは全て脱げ、と最初に言ったはずだが?」
睨み付けるように視線を凛香に向けると、鞄を探っている手の指先に
ようやく目的の物の感触が当たる。
89 :
木村 香:04/02/10 01:24 ID:RRpYbFlM
>>86 「え……っ?」
思いがけない事を言われ、一瞬きょとんとする。
「……でも、学校もありますし……嬉しいには嬉しいんですけど……
あっ! 卒業したら、真っ先にここの採用試験受けてもいいですか?!」
少し考えて、思いついた事をいきなり言う。
主人が近くへ寄ったことも無警戒である。
90 :
星野 凛香:04/02/10 01:28 ID:Jo7tKNBF
>>88 「そう……ですよね?あははは……(うぅ、怖いよぉ…)」
半ベソ気味で渋々身に付けていた下着を脱いでいく。
「あ、あの〜、脱ぎましたけど次どうすれば…?いいのかなぁ〜、なんて…」
前回の事もあり伯爵の事が怖いのか、とても態度がよそよそしい。
>>89 <「……でも、学校もありますし……嬉しいには嬉しいんですけど……
「なるほど、今は学校に行ってるのか。うん、勿論歓迎だよ。是非来てくれ賜え」
無警戒に(顔は赤いけど)嬉しがる風の彼女を見て、もちょっと悪戯できそうだな等とほくそ笑む。
ひょっとしたら…逃げられちゃったりするかもしれないなー、と思うが。
今のところ、本気でそれを咎められて怖い相手は居ない。
「そうそう、着てみるかい?」
悪戯するために、話題を変える。
不思議そうに首を傾げる相手に話を繋ぐ。
「メイド服だよ。まだ袖も通してないだろう?」
そう言って、隣の衣装室へと案内する。
(よし、誰もいない、な…)
>>90 目的の物を鞄から取り出すと、鞄をそのまま床に置く。
「どうすれば良いのかは、これから説明していく。君は私の言う事に従って
動けば良い……理解したのならば、必ず返事をしたまえ」
戸惑う凛香にゆっくりと近付き、そっと目的の物を凛香の首に付ける。
「これは見ての通り『首輪』だ。だが、内側に少々仕掛けがある……。
その仕掛けが君の命を脅かす事はないので、心配はいらない」
笑みを浮かべながら淡々と説明していく。
「まだこれは試作品だが、ほとんど完成品と言っても過言ではない。
君には……これの実験に付き合ってもらう。良いかね?」
そして、首輪についている輪に鎖の留め金をはめると、リード部分を片手に巻く。
「さて、そのままの体勢では不自然だな。どうすれば良いか……説明はいらないな?」
93 :
木村 香:04/02/10 01:42 ID:RRpYbFlM
>>91 >まだ袖も通してないだろう?
「はいっ! 制服とかはこっちで渡されると聞いてたので」
先程応対に出たメイドの服装を思い出しつつ、隣の部屋に向かう主人のあとを追って、自分も衣装室へと向かう。
主人に促され、先に部屋に入ってみると、被服の講義でしか見られなかったような服さえもずらっと並んでいる。
「うわぁ〜……凄いですね」
まだ主人が電気をつけていないため、部屋の中はかなり薄暗いが、主人に背を向けたまま服に見入っている。
94 :
星野 凛香:04/02/10 01:48 ID:Jo7tKNBF
>>92 「は、はぁ……じゃなくって、はい」
正直よく分かってはいないのだが、返事をする。
何をすれば良いか分からずオロオロしていると、自分の首下に何かが巻かれるのを感じる。
「(仕掛けってなんだろ?まさか爆発するとか!?……でも命を脅かす物じゃないって言っるし…
あー、そういえば麗さんの首に付いてたのどうなったんだろう?ちゃんと外してもらったのかなぁ〜)」
伯爵の話も聞かずこんな事を考えていると、首輪だけで無く、リードも付けられてしまう。
>「さて、そのままの体勢では不自然だな。
ここまで言われてやっと自分が今どういう状況に置かれているのかを悟る。
「こ、こう……ですよね?」
ゆっくりと四つん這いの格好になり、上目遣いで伯爵を見上げる。
>>94 抵抗する事もなく、素直に四つん這いになった凛香を見て、微笑みを浮かべる。
「よろしい。それでは行こう」
鎖で出来たリードをぐいっと強く引っ張ると、犬を散歩させるように歩き出す。
「ここに居ても仕方がない。早速、ここから出てみるか」
扉の向こうに誰がいるのか確認もせず、いきなり扉を開ける。
「さ、歩きたまえ。どちらに行こうか……」
凛香を見る事もなく、左右をゆっくりと見ると顎に手を当てて考え込む。
「君に風邪をひいてもらっては困る。外へ出るのはやめておこう。
取りあえず、屋敷内を歩いてみるか」
>>93 <「うわぁ〜……凄いですね」
嬉しそうにメイド服をアレコレと品定めしている彼女の後ろから、部屋の明かりを付けながら質問する。
「ところで、このお屋敷での業務がどんなものか聞いているかね?」
少し、硬い口調で強めに聞く。
「まあ、気に入ったらサイズが合うのに袖を通してみなさい。私はここで見てるから」
そう言って衣装室の扉を閉めて、音を立てないように鍵をかける。
当然、衣装室には着替え用の個室なんてものは付いていない。
このまま、ここにいれば、彼女は肌を晒して着替えなければいけなくなる。
(ふふふ、さて彼女はどんな反応を見せてくれるかな?)
子供が気になる相手にちょっかいをかけてみたくなるような
そんな幼稚な衝動に心が動かされているのを心地よく感じながら、声を出さずに笑った。
97 :
木村 香:04/02/10 02:04 ID:RRpYbFlM
>>96 >このお屋敷での業務がどんなものか
「……えっ? えっと……
学園からは、学んだこと全般に少し毛色がついたくらい、と聞いてますけど?」
他に何かあるのかな、などと思いつつ、そう答える。
>気に入ったらサイズが合うのに袖を通してみなさい。
「はい、わかりました。……って……えっ?」
答えてしまってから、試着室のような所はなく、入口は主人によって阻まれていることに気付く。
「えっと……もしかして、ここで……ですか?!」
戻りかけていた顔色が、再び真っ赤に舞い戻る。
98 :
星野 凛香:04/02/10 02:06 ID:Jo7tKNBF
>>95 「えへへへ」
伯爵の微笑みを見て内心ホッとし、微笑み返すが
「あぐっ……ぐっ…」
強く引っ張られた事によって軽く首が絞まってしまい、苦しげな声を上げる。
講義の声の一つでもあげようかと思うが、次の言葉で言葉を無くしてしまう。
>取りあえず、屋敷内を歩いてみるか」
「えぇぇぇ!!!そ、そんないくらこんな時間だからって……誰かいたらどうするんですか!?」
いくらオープンな性格とはいえ、仲良くしている同僚にこんな姿を見られるのは嫌だ。
>>98 顎に手を当てたまま、ギロリと凛香を見下ろすように睨む。
「……質問等は一切禁じる。君は私が質問した事だけ答えればよろしい」
首輪の締め付けを緩めるよう、リードの中間部分の鎖を床に垂らす。
「どちらでも良いか。さ、歩いてみたまえ」
そのまま自分は動かず、笑みを浮かべたまま腕を組み、凛香が動き出すのを待つ。
>>97 <「……えっ? えっと……
ふむ、さすがに全部知って来る者は少ないか…
相手に聞こえないように呟いて
(それならそれで反応が楽しめそうだ)
などと後半は、声に出さずに悪党のような事を思ったりする。
<「はい、わかりました。……って……えっ?」
<「えっと……もしかして、ここで……ですか?!」
まるでリトマス試験紙のように、顔をドンドン赤くする彼女の反応に満足して、頭の中でガッツポーズをする。
(ホント可愛い子だな、なんというか、こう…恥じらいのなんたるかが備わっている…!)
少々喜びの余り興奮しすぎて、自分でも何を考えているのか分からなくなってきたが
このまま脳内で暴走していても仕方がないので、更に悪戯を続ける事にした。
ようは待てば良いのだから──
「うむ、早く着替えてくれ賜え」
そう言って促し、にこにこと朗らかに笑ってみせる。
101 :
木村 香:04/02/10 02:21 ID:RRpYbFlM
>>100 ――本来なら、この状況になったら怒るなりなんなりという反応を示すが――
「(ええっ?! でもでも、この人……あっ、メイドになるんだから御主人様? それとも旦那様?
じゃなくて、御主人様になら見られてもいいかな〜、何て思ったりもするけど)」
別の感情が頭の中を駆け巡り、ついには主人を見て入られなくなり、顔を伏せる。
やがて、決心がついたのか、それでもできるだけ体を隠すように無駄な努力をしつつ、服を脱ぎ始める。
「……そ、そんなに、見ないで下さい……」
主人の視線が気になり、ちらちらと主人のほうに視線を走らせながら、主人とは反対向きになってメイド服を着ていく。
>>99 「そ、そんなぁ……」
誰がどう聞いても理不尽な言い分に抵抗を試みるが、やっぱり怒られるのは恐い。
仕方なく歩き出そうとするのだが、ドアに差し掛かった所で止まってしまう。
「(うぅぅ……行かなきゃ、行かなきゃっ!!)」
このままだと、伯爵に怒られた上に主人に報告され、最悪クビそして
それが原因で屋敷の評判が落ちてしまう、などと色々頭の中でぐるぐると渦巻く。
「だめぇ、やっぱり私にはできませんっ!!」
>>102 躊躇している凛香に、次第に苛立ちが募る。
「……仕方がないな」
冷たくそう言って、凛香の前に片膝をつく。
そして、自分の持つリードの先の部分を凛香に見せるように手のひらを広げてみせる。
「先程説明したように、その首輪には仕掛けがある。
ペットを上手く躾けるための仕掛けだ……今の君のように、飼い主の言うことを聞かない
場合に、ここの部分を押す」
手のひらの中にある小型リモコンのようなものを凛香に見せて、そのリモコンの中心にある
ボタンを、人差し指で強く押し込む。
「……すると、この鎖の内部を通じて、そちらの首輪に微弱ながら……電流が流れる」
>>103 「いやぁ……」
自分の目の前でしゃがんだ伯爵から、逃げようと後ずさりをするが
リードで繋がれているせいで、逃げることができない。
>ボタンを、人差し指で強く押し込む。
「何?何をしたんですか!?」
ボタンが押されると同時に、ピリピリとした痛みが首筋を駆け巡る。
「───っ!!!」
今まで経験した事の無い痛みに、気を失ってしまう。
>>104 「おやおや。これくらいで気を失ってしまうとは……」
にやり、と余裕げな表情で鎖を引っ張り、凛香の顔をこちらに近付ける。
「起きたまえ。こんなところで眠ってしまってはだめだ」
少し大きめにそう言って、手の甲で凛香の頬を叩く。
「それとも、このままの姿で廊下に放置されたいかね」
凛香の意識を覚ますよう、更に反対の頬を叩く。
>>101 <「……そ、そんなに、見ないで下さい……」
後ろ向きなり、恥じらいながら着替えをし始める香を見て、脳内での暴走が一層増していく。
(メイド大原則、その一 最後は従順であるべし…)
でっち上げの草稿を読みながら、目の前にいる彼女が肌を晒しながらメイド服に着替えていくのを愛でる。
ちなみに大原則その二はさっきの『恥じらい』云々である。
(さてと…)
完全に着替え終わりそうになった頃、ゆっくりと彼女に近づいていく。
勿論、こちらを何度も確認するようにしながら着替えているため、近づいているのはバレバレだったろうが
そっとと彼女の肩越しに手を回し、後ろから抱きすくめる。
驚く彼女が手の中から離れないように、優しく、しかし力を込めて抱きすくめる。
(どうかな…ふふふ?)
相手の反応を見るために、それ以上何もしない。
>>105 「……ぅぁっ…」
頬の痛みにより、意識を無理やり呼び戻される、気絶する事も許されないのか…。
意識を取り戻すと、ここまでされても何も出来ない悔しさからか、目尻一杯に涙が浮かぶ。
そしてゆっくりではあるが、言われた通り四つん這いで歩き始める。
>>107 目を覚ました凛香の様子を窺いつつ、すっと立ち上がる。
「それでは歩いてみたまえ。そう、それで良い」
のろのろと動き出した凛香に、満足げな笑みを浮かべて自分も歩き出す。
「……止まれ」
廊下の曲がり角に差し掛かった時、立ち止まるようリードを強く引っ張る。
「ここでしばらく待っていたまえ」
そう言ってにやりと笑みを浮かべると、持っていたリードとそれに付属する
小型リモコンを廊下に置き、鞄を置いた部屋へと戻る。
109 :
木村 香:04/02/10 02:58 ID:RRpYbFlM
>>106 「えっ?! えっ、ちょっ……っ!」
だんだんと近づいてきたため、慌ててメイド服を着てしまう。が――
「えっ……御主人様っ?! いきなり……?!」
抱かれるとは予想しておらず、主人の腕の中で思いっきり体を硬直させてしまう。
だが、時間が経ってくると、だんだんと体から力が抜けていく。
「……あの……えっと……あたし……」
どこかウットリとした顔のまま、すぐ後ろの主人の方を振り返ってみる。
急いで
>>108 「ぐすっ……」
泣き顔のまま屋敷の廊下を歩いている、その目には何処か光が無い様にも見える。
>「……止まれ」
「うっ……っぐ…」
リードを引っ張られ再び苦しげな声を上げ、その場に座り込む。
「えっ?そ、そんな……こんな所で…」
もう抵抗する気も起きないのか、誰にも聞こえない程の大きさで呟く。
ぼぉーっと伯爵の後姿を見ていたが、リードとリモコンを離したのを思い出し
急いでリモコンとリードの先を拾うと、立ち上がり辺りを伺う。
「逃げるしか……無いよね!」
一人頷くと、先程の部屋とは反対の方向へと向かう。
>>109 <「……あの……えっと……あたし……」
漸く、彼女が落ち着いて来たのが手の内から伝わってくる。
だが、その振り返ってきた表情からは、緊張とは別の感情が見て取れた。
(おやおや? 本当に面白いお嬢さんだ…)
熱を帯びた眼差しを誘導するように、そのまま肩越しの手を、ふっと姿見の方に差し出して促す。
「やあ、思った通りだよ。見てご覧…」
素晴らしい発見をした。とでも言うように嬉しそうに声をだす。
姿見の中にあったのは、綺麗にアイロンのかけられたエプロンドレス。
丹念にワイヤーがずれないように干されたヘッドドレス。
そして、艶やかな絹の光沢が織り込まれ、キメ細かい猫の様な布地で作られたメイド服に包まれた。
可愛らしいメイドの姿だった。
「ようこそ名無しの館へ。 可愛いメイドさん」
そう言って肩に回した手を外すと、横に立って彼女の唇をそっと奪う。
え、? と彼女が気づいた時、もうその唇は何事も無かったように離れていた。
「歓迎するよ」
そう言って、また、嬉しそうに姿見に見える彼女に向かってにこにこと微笑んだ。
>>110 鞄を持って部屋を出て、考え込むようその場で立ち止まる。
そして、薄笑いを浮かべながら曲がり角のところまで戻る。
案の定、凛香の姿はなく、周辺を探るよう見回すが、やはり凛香の姿は見当たらない。
「逃亡する、とは思っていたが……」
先読みしてリードを手放したので、笑みを浮かべたまま息を吸い込む。
「その首輪はそのままでは決して外れない。逃げ出した罰だ。君には当分の間
そのままでいてもらう」
まだ近くに凛香がいる、と踏んで、少し大きめの声でそう言うと再び周辺を見回す。
「……衣服を取りにまたあの部屋に戻るだろうが、そこに私はもういない。
首輪を外せるよう、せいぜい足掻くことだ……ふふ」
怪しげに笑いながら、その場から離れ、屋敷を出て行く。
114 :
木村 香:04/02/10 03:26 ID:RRpYbFlM
>>112 既に香は何も自覚できていなかった。
気がつけば鏡に映った自分を見ており、気がつけば口付けされており、気がつけば既に主人は離れていた。
夢中になるとはこんな感じかな……などと漠然と思いつつ――
しばらくして、ようやく事の次第が頭の中で整理されると、取り返しのつかない事をしたかのような顔になる。
「……っ!! あ、あああの、御主人様っ!? そ、その、あの……し、失礼しますっ!!」
まるで熱病か何かのように顔を真っ赤にしながら、恥ずかしさに耐えられなくなり、
逃げるようにその場を立ち去ってしまう。
>>114 <「……っ!! あ、あああの、御主人様っ!? そ、その、あの……し、失礼しますっ!!」
言うが早いか、その後、顔を真っ赤にして走り去っていく香を見送り。
残された部屋の中で、心底可笑しそうにくっくと笑う。
そして、自室に戻ると雇用名簿を引っ張り出し、新人の欄に◎を付けた。
内線で執事に電話を通し、新人の採用決定と、印象を伝える。
「新しいメイドについてだがね。良いね、きっと彼女は良いメイドになるよ」
そこで一言区切り、視線を宙に投げかける。
「何というか、飽きないね」
電話の向こうの相手が、要領を得ない返事をするのを聞きながら
そこでまた楽しそうに彼女の事を思い出しながら、笑った。
>>113 逃げたといえば逃げたのだが、その場所というのが曲がり角すぐ横の空部屋だったりする。
両手を口に当て、文字通り息を殺し部屋のクローゼットに隠れていると伯爵の声が聞こえてくる。
>「その首輪はそのままでは決して外れない。
この言葉を聞き目を大きく見開き、口に当てていた手を首輪に持って行き触ってみるが
何処にも外す金具などが付いていない。
「(うそ……そんなぁ………)」
ドンとクローゼットの壁?に背中がぶつかりそのままずるずると落ちていく。
目からは再び大粒の涙が零れ始める、自分でも何の涙かわからない…。
しばらくして、泣き疲れてしまったのと緊張の糸が切れたのとで意識がなくなってしまうのだった。
117 :
木村 香:04/02/10 03:49 ID:RRpYbFlM
>>115 慌てて飛び出したため、自分の部屋がどこかわからなかったが、
偶然近くを通りかかった他のメイドに聞いて、あてがわれた部屋へと入る。
思わずベッドまで一直線に飛び込み、しばらく布団に埋まっていたが、
「うわー、うわぁ〜、初対面なのに〜
あのまま一線越えちゃったりしたらどうしようとか……きゃ〜!」
恥ずかし過ぎる先ほどのやり取りを何度も思い出しつつ、笑顔のまま一人で恥ずかしがり続けるのだった。
無知とは至福の悦びと言うが、事実らしい。
名無しの主人へ電話を掛けている。
「……主人か。私だが……昨晩、そちらの屋敷を訪ねた際、例の物を
そちらのメイドに装着していただいた……勝手なことをして済まない」
「……そうだ。例の首輪だ。試作段階ではあったが、使用するのに問題は無い。
それについての説明は不要だな。先日、主人も研究所にいらっしゃったのだから……」
「当然、首輪の外し方もご存知のはず……なに、憶えていない?
やれやれ……いや、鍵などは必要ない。必要なのは……主人自身だな。
私でも外すことは可能だが……本当に憶えていらっしゃらないのか?」
「そうか、まぁいい。それについての説明はまたいずれ。
……その間に思い出していただけると、こちらとしては好都合なのだが。
昨晩、それの性能を少々試してみたのだが、思いのほか刺激が強いようだ。
……装着したメイドが、慣れていないだけなのかもしれないが……ふふ」
「では、また……失礼」
119 :
三条 望:04/02/10 23:15 ID:QhAItWGe
「飛び降りるってお前の方だったのか…」
暇つぶしに見ていたドラマだったが、
終盤の意外な展開に思わずテレビに向かって呟いていた。
何か迷っている様子で廊下をウロウロしている。
「どうしましょう……やっぱり自分から行くのは……
でもこのままだと不安ですし……」
121 :
三条 望:04/02/10 23:32 ID:QhAItWGe
「今晩はもう仕事もないようだな…」
屋敷の中は夜もふけてひっそりと静まり返っている。
こんな時間に医務室を尋ねてくる者もいないだろう…
「そろそろ…寝るか…」
そう呟いてテレビを消して立ち上がった。
122 :
椿 杏樹:04/02/10 23:33 ID:lnUQ1/NM
「ああんもう。ハイポーションが1個もないよー」
悠斗から借りたゲーム機で遊んでいる。
「うん、やっぱり行きましょう。はっきりさせておかないと、いつまでも不安なままですし」
エプロンの布地をギュッと握り締めて
真剣な顔つきで頷くと、医務室の方へ歩き始める。
124 :
三条 望:04/02/10 23:42 ID:QhAItWGe
「………?」
いつものように患者用のベッドに向かう途中…
不意にドアの方から人の気配を感じて立ち止まる。
「気のせい…か?」
126 :
椿 杏樹:04/02/10 23:54 ID:lnUQ1/NM
「ケアルが使える人がいればいいのに〜…お姫様いないんだもん…ああうう」
敵にバリバリ倒されてゆくゲームのキャラを見て、ぱったりと横に倒れこむ。
>>124 医務室の扉を小さくノックして中へ入る。
「三条先生? 失礼します……」
「あの、今日はご相談があって来たのですけれど……」
部屋に入った後も、しばらくもじもじとしていたが、
やがて三条とは直接目を合わせないようにしつつも告白する。
「実は……以前の事件の時のことで……
その、妊娠していないかどうか、検査していただきたいんです」
128 :
三条 望:04/02/11 00:04 ID:+/QvkJBC
「貴女は確か…萩野さん?」
このお屋敷の御主人様の血縁にあたる瑞葉の事はカルテによって知ってはいた…
が初めて目にする彼女の白い肌…その容姿に思わず一瞬息を飲む。
>やがて三条とは直接目を合わせないようにしつつも告白する。
恥かしそうに頬を染め、俯いた瑞葉の姿を微かに好色の色を浮かべた視線で見つめながら
「妊娠ですか…妊娠されるような行為をされた心あたりはおありですか?」
羞恥心を煽るように問いかけた。
>>128 >妊娠されるような行為をされた心あたりはおありですか?
「え……で、ですから……」
助け出された後、ここで治療を受けたのは確かなのに
わざわざ聞いてくる三条に恨みがましい視線を向ける。
「あの事件のときと、帰ってきてから数日は
お薬を呑んでいませんでしたから、それでもし……と思いまして」
行為があった、ということを認めざるをえないので、
羞恥のあまり瞳が涙で潤んですらいる。
130 :
三条 望:04/02/11 00:16 ID:+/QvkJBC
>羞恥のあまり瞳が涙で潤んですらいる。
「そうですか…一見深窓のお嬢様といった感じですが…
萩野さんのような方でも…そのような行為をされるのですね…」
瞳を潤ませる瑞葉に微かに好色の色を浮かべて頬を緩ませる。
「わかりました…それではあちらに腰掛けていただけますか…?」
そう言って視線を送った先には、以前志保の検診の際に使用した分娩台の禍々しい姿…
「そうそう…もちろんスカートと下着は脱いでくださいね…」
冷静を装ってはいるが、その声にはこれから始まる検診への期待の色が浮かんでいた。
>>130 >萩野さんのような方でも…
「……〜〜っ!」
知っているくせに、と、鼻を啜り上げながらも三条を上目遣いに睨む。
>それではあちらに〜スカートと下着は脱いでくださいね
「え? い、いえ、私は自分ひとりで検査できるものをいただければ、それで……」
検査薬だけを貰っていくつもりだったので驚き慌てている。
その瞳がやがて分娩台へととまり、恐怖に凍りつく。
132 :
三条 望:04/02/11 00:30 ID:+/QvkJBC
>>131 >その瞳がやがて分娩台へととまり、恐怖に凍りつく。
「だめですよ…妊娠検査薬には誤診も多いですから…恥かしいかもしれませんが、こうみえても私は医師です…」
有無を言わせぬ低い声。
両足を支える支柱が禍々しく伸びた分娩台に視線を送った後でもう一度目の前で震える瑞葉を見やる。
「ぼんやりしてると朝がきますよ。 さぁ…早く…」
>>132 >妊娠検査薬には誤診も多いですから
「えっ!? そ、そうなんですの?」
せっかく勇気を振り絞ってきたのにそれでは……と、
分娩台と三条の顔をしばし見比べていたが、
「わ、分かりましたわ。では……」
分娩台へ近づくと、エプロンを外し、ワンピースを脱いで傍らのテーブルにかける。
さらに三条に背を向けたままでショーツも脱ぎ、
ヘッドピースとブラジャー、ソックスだけの姿になる。
「こ、これで……ここに寝ればいいんですの?」
134 :
三条 望:04/02/11 00:44 ID:+/QvkJBC
>>133 「そうです…やればできるじゃないですか…」
医師とはいえ見知らぬ男性の前で一枚一枚服を脱ぎ去り、その白い肌を徐々に露にする瑞葉の姿。
ほっそりとした下半身がさらけ出されると満足そうに微笑んだ。
>「こ、これで……ここに寝ればいいんですの?」
「ええ…そうです。」
ひとつゆっくりと頷くと、
「恥かしがらずにちゃんと両足を開いてくださいね…」
そう冷淡に付け加えて、不安の色をうかべた瑞葉に分娩台に上がるよう促した。
>>134 左右の腕でそれぞれブラジャーに覆われたままの胸と
すっかり外気に晒されている秘所とを隠すようにしながら
分娩台にあがる。震える脚をそっと開くと手の間から秘唇が見え隠れする。
「は、早く、お願いします……」
屈辱的な姿をしていることに耐えられずに
そんなことを言うが、かえって誘っているようにもとれる。
136 :
三条 望:04/02/11 00:51 ID:+/QvkJBC
>>
分娩台からのびた二本の支柱…
その支柱にか細い両足をあずけた為、その下半身は大きく開き、
瑞葉の高貴な花園の造形一つ一つが手に取るように見て取れる。
「これは流石に美しい…」
嘆息する様に小さく一言漏らした後で、
白衣のポケットに手を入れ、そこから鈍い銀色の光沢を浮かべたクスコを取り出す。
「いいですか…?これはあくまで診察ですからね?」
怯える瑞葉の潤んだ瞳を見つめながら一転優しく囁くと、その冷たく輝く銀色の物体を紅く色づく花園に宛がった。
>>136 >これは流石に美しい…
「いや……っ!」
小さい悲鳴を漏らすと下半身をよじらせるが、
>これはあくまで診察ですからね?
三条の言葉に、すぐ観念したように大人しくなる。
が、クスコが花弁に宛がわれると、また声が上がる。
「ひぁっ!? つ、冷たい……っ!」
押し広げられた花弁からクスコの内側へ愛蜜が一筋伝い流れる。
138 :
三条 望:04/02/11 01:06 ID:+/QvkJBC
>>137 >押し広げられた花弁からクスコの内側へ愛蜜が一筋伝い流れる。
「萩野さんどうかされたのですか…?」
冷たい金属の感触に敏感に反応した瑞葉にわざとらしく問いかけると、
「まさか…感じたりなんかしてませんよね?それではちょっと失礼しますね…」
クスコの先端で瑞葉の花弁をツゥーっとなぞるように花園の中心に移動させ、
花弁を押し開くようにクスコをその奥底まで突きたてた。
>>138 >まさか…感じたりなんかしてませんよね?
「っ! し、してません、絶対……っ!」
大きく首を横に振って、クスコのヒンヤリとした感触に耐える。
が、それがさらに巧みに花弁をかき回し始めると、たまらず声を漏らす。
「〜〜っ! ……んっ、ぁう……は、あ……っ! ん、むぅ……っ」
喘ぎ声を殺そうと、人差し指を口に咥えて必死になるが、
クスコが蠢くたびに太腿がビクリ、ビクリとわななくのはとめられない。
その間も淫らな蜜がいくつもクスコを伝って流れ落ちていく。
140 :
三条 望:04/02/11 01:20 ID:+/QvkJBC
>>140 >「っ! し、してません、絶対……っ!」
「そうです…これはあくまで検診ですから…」
指を噛みしめながら、その白い陶器のような肢体をくねらせて抵抗する瑞葉の様子などお構いなしに、
侵入する異物を押し戻すように蠢くその柔らかい花弁を割ってさらに奥底までクスコを突き刺すように侵入させる。
「ちょっと我慢してくださいね…」
花弁の奥深くにようやくクスコが到着すると、妖しく濡れた瑞葉の花弁の中でクスコの口を大きく開けた。
>>140 「ん……く、はぁぁっ……!」
奥まで冷たい器具に貫かれ、さらに襞を大きく広げられて悲鳴を漏らす。
「は、はや……くぅ、せん、せい……、見て、確かめてっ!
はやく、なさってぇ……っ、おねがい、しますぅっ!」
嗚咽混じりに懇願するが、どこか切なげな調子も混じったその言葉は、
まるで三条に情けをかけてくれるように頼んでいるかのようである。
142 :
三条 望:04/02/11 01:39 ID:+/QvkJBC
>>141 >嗚咽混じりに懇願する〜
「ええ…ちゃんと診てますよ…」
クスリと笑うと、大きく開かれた瑞葉の下半身に顔を寄せ、クスコを覗き込むように身をかがめる。
一瞬厳しい眼差しでその奥底を観察し、思案するように目を閉じる。
しばらくの間押し黙るように、なにやら思案した後で、ようやく目を開け軽く溜息をはく。
「超音波等専門の機器でも調べた方がいいかとは思いますが…さしあたって妊娠の兆候は見られませんね。」
涙混じりにこちらを見上げる瑞葉に視線をなげそう言った後で、
再びクスコが杭のように打ち付けられたその花園へと目を向ける。
「ようく頑張りました…これは頑張った貴女へのご褒美ですっ」
そう言うと先端部分を残してクスコを突然引き抜くと、さらに間髪いれず奥深くまで挿入し…
さらに瑞葉の胎内の花弁を掻き乱すようにクスコを激しく抜き差しする。
「ここからは検診ではありませんから…心行くまでご褒美を堪能してくださいねっ!」
>>142 >さしあたって妊娠の兆候は見られませんね
「あ……よか……った……」
フッと体から力を抜いて、グッタリと横たわる。
「これで安心して、バレンタイ……あっ!?」
>これは頑張った貴女へのご褒美ですっ
突如激しく花弁をかき回し始めたクスコの感触に、鋭い悲鳴があがる。
「あうっ!? ひ……くぅぅぅっ!! だ、ダメぇっ!
三条、先生ぃっ! やめて……やめてくださいませっ!
あっ、あんっ、こ、こわれ、ちゃうぅっ!」
クスコが抜き差しされるたびに太腿がうねり、喉から嬌声が迸る。
「御褒美、なんて、いりませんからぁっ! それなら、最後まで……あふぅっ!
最後、まで、ちゃんと……検査、を……きゃあああっ!」
淫らな水音を秘所から響かせながら、器具を突き立てられる感触に
徐々に昂ぶっていく。
144 :
三条 望:04/02/11 01:55 ID:+/QvkJBC
>>143 「御褒美、なんて、いりませんからぁっ! それなら、最後まで……あふぅっ!
「そうですか…ご褒美はいりませんか、それなら…」
淫蕩な笑みを浮かべてそういながらも、さらにクスコを動かす手の動きを止めることはなく、
むしろさらにその動きを早めていく。
「検診中にも関らず、ここをこんなにしてしまういやらしいメイドさんには…」
片方の唇をあげ意地悪そうにそう呟くと、瑞葉の胸のふくらみを乱暴に掴みもみしだく。
「お仕置きをしないとね…」
身体を預けるように分娩台の上の瑞葉に覆い被さり耳元でそう囁くと、クスコをさら激しく突き立てた。
>>144 >お仕置きをしないとね
「そ、そんな……あぁぁっ!?」
胸を掴まれるとブラジャーがズレて、白い膨らみと
既に目立ちはじめた桜色の蕾が晒されるが、それを気にかける余裕はない。
のしかかるようにしてクスコの抽挿を続ける三条に
怯えた視線を送りながらも、やがて裸身を突っ張らせて達してしまう。
「あ……あぁ……あ……あ……っ」
口をパクパクと開閉させると、ふと瞳から力が無くなり、ぐったりとなる。
どうやら気を失ってしまったらしい。
147 :
三条 望:04/02/11 02:46 ID:+/QvkJBC
>>145 まるで手のひらが沈みこむかと思うほど柔らかいその胸を強く揉み、
クスコを淫猥に蠢く花弁達の奥底に突き刺した瞬間、瑞葉の肢体が大きく震え脱力した…
体を起こし気を失った瑞葉から離れると、
分娩台の上ではしたなく両足を開いた瑞葉の痴態を満足そうに見下ろすと、
溢れ出した蜜がポタポタと分娩台から落ち、真下にいやらしい水溜りが出来ていた。
「意識がなくては興がありませんしね…さて…」
顎に手を当てしばらく考え込んだ後で、不意に踵を返すと、デスクの棚の中からデジカメを取り出した。
「診察記録に貼り付ける資料が必要ですからね…」
そう1人呟くと、次々とシャッターをきっていく。
もの足りなさそうにヒクつく瑞葉の花弁…
白いふくらみ…
汗がうっすらと浮かんだその表情…
力無く倒れこんだままのその肢体…
とり終えたその画像を見返して満足そうに微笑んだ。
「この画像…誰かに見せたらどうなるだろう…」
悪戯っぽく呟いた後で、瑞葉の肢体を医療用のベッドに移し、軽く着衣を調え毛布をかける。
「起きたら勝手に出て行くでしょう…」
そう言い残して部屋の明かりを消すと、来客用のソファーへと身体を預け目を閉じた。
148 :
椿 杏樹:04/02/11 12:16 ID:uhKkJ7tq
本を読むついでに、書庫の整頓をしている。
150 :
椿 杏樹:04/02/11 13:08 ID:Rp/zpQmU
梯子から転げ落ちないよう、足元を見ながら慎重に降りている。
「時間も空いたことだし、読書でもするかな」
部屋を出て書庫へ向かう。
152 :
椿 杏樹:04/02/11 13:17 ID:Rp/zpQmU
>>151 片づけが一段落したので、読む本を机に積み
厨房から持ってきた器具でコーヒーを淹れる準備をしていると
誰か来たような気配がし、扉のほうに声をかける。
「あのー。どなたですか〜?」
>>152 「杏樹か……」
ノブに手をかけたところで中から声がかかったので、
返事をして入ろうとするが、ふと悪戯を考え付いて動きをとめる。
「……よし」
待つこと数十秒、今度はそっと扉を開けると
ちょうど背を向けている杏樹に忍び寄り、両手で目をふさぐ。
154 :
椿 杏樹:04/02/11 13:29 ID:Rp/zpQmU
>>153 「?誰もいなかったのかな」
(瀬名くんに作ってもらっちゃあ意味がないのよねきっと。
でも味はおいしいんだろうし…。うーん。
…バカみたい、バレンタインの事ばっかり考えて。まずお仕事が第一だってば)
軽くふうっと溜息をつきつつ、当日男性陣に配るチョコレートの事を考えている。
「きゃっ、な、何!?」
突然背後から目を塞がれて、手にしていたペーパーフィルターを机に落としてしまう。
振り返って悪戯をした人物に気付き、苦笑しながら胸を手で押さえる。
「あ〜、御主人様だったんですか…。もうびっくりしましたよう」
>>154 「おっと……そうか、びっくりしたか」
上機嫌そうに笑うと、フィルターを床から拾う。
「しかしどうせなら、ここを攻めた方がよかったかな?」
杏樹の可愛らしい仕草に魅かれたのか、
指で胸のふくらみを、つんと押す。
156 :
椿 杏樹:04/02/11 13:46 ID:Rp/zpQmU
>>155 「あん、もう」
胸に触れられて軽く身を守るように背中を屈め、少し声を上げる。
でも拒絶しているような素振りはまったくない。
「触られたら敏感なんですから、あんまり意地悪なさらないで下さい…御主人様ぁ。
寂しがりだから私、また子供みたいに甘えてしまいますもの……」
顔を赤らめて呟くと、コーヒー豆をコーヒーメーカーに入れてお湯を注ぐ。
「少し待ってくださいね〜。御主人様にもコーヒー、お淹れしますから」
にっこり微笑む。
「古いからかなあ。少し時間がかかっちゃうんですコレ」
>>156 「いいさ」
コーヒーを作りはじめた杏樹に再び後ろから挑みかかる。
「甘えてくれてもいい。私は杏樹の主人だぞ?
たまには可愛がらせて欲しい」
真剣な口調で言うと、首筋に唇を這わせながら胸をまさぐる。
「時間がかかるんだろう? 少しの間、な?」
158 :
椿 杏樹:04/02/11 14:04 ID:Rp/zpQmU
>>157 >たまには可愛がらせて欲しい
「そんな…勿体無いです。私だってずっと御主人様に、ぎゅうってしてほしかった……。
でも、わがままだと思って…ご遠慮してたんです」
首筋への感触に悶えつつ、胸を這う主人の手にそっと自分の手を添える。
「ん…、はい。…御主人様の手、大きくてごつごつしてる…」
うっとりとした表情で目を閉じる。
「御主人様、こっちにも…いい子して。撫でてくれますか…?」
少々恥ずかしがりながら、スカートを軽く指で持ち上げて黒タイツを履いた足を見せる。
>>158 「すまんな。なかなか相手をしてやれなくて」
杏樹の導くままに、スカートの中へと手を伸ばし、
太腿を撫でつつ徐々に上へ上へとすべらせ、ショーツに触れて引っ張る。
「脱がしていいか、杏樹?」
耳元で優しく囁く。
「まだ明るいうちに……杏樹の大切なところが、見たい」
160 :
椿 杏樹:04/02/11 14:17 ID:Rp/zpQmU
>>159 >脱がしていいか、杏樹?
「…あっ……は、はい、どうぞ…。
……こんな時間だとすこし恥ずかしいですけれど、御主人様なら全然だいじょうぶ…」
ニーソックスのような形のタイツはそのままにショーツをずり下ろされて、直に秘所へと
冷たい空気が触れる。
「!やぁ…」
その感触にすら感じて、びくっと反応してしまう。
>>160 「よし、では……」
ショーツを引き下ろすと、杏樹をテーブルの上に座らせて開脚させる。
「まだよく見えないな」
薄暗い書庫の照明では満足できずに、カーテンを開けてしまう。
「うむ。これなら杏樹の恥ずかしいところが、よく見えるぞ」
秘唇を指で押し開けるようにして、しげしげと観察する。
「整っていて、ピンク色で、熱く潤っている……可愛いな、杏樹」
わざと口に出して言うと、杏樹をチラリと見上げる。
162 :
椿 杏樹:04/02/11 14:34 ID:Rp/zpQmU
>>161 「あっ」
テーブルの上に上げられ、足を開くだけでも十分恥ずかしいのだが
それ以上に光が射し込むようにされ、思わず主人から目を逸らしてしまう。
胸元に手を当てメイド服をぎゅっと握り、次第に息が興奮で荒くなってくる。
「あ……。そんなに見たら、私…」
侵入してくる指のせいで、すぐに内部から愛液が滲んでくる。
「すぐ、あんっ、はぁ…。…濡れて……」
主人と目が合い、とろんとした目つきで上から見下ろすようにして言う。
肉襞は既に、ほんの少しの愛撫だけで主人を求めるようにぴくぴくとしている。
「あっ、…溢れちゃう…。やだぁ…、私……」
>>162 「指に絡み付いてくるな……」
挿入した指を締め付ける熱い肉襞の感触を愉しみながら呟く。
「それに、本当にたっぷりと杏樹のエッチな汁が溢れてくる」
杏樹の愛液が指の先から手首まで伝うようになると、
立ち上がるってズボンのファスナーを下ろし、肉幹を取り出す。
「もっと欲しいものはないか? 杏樹……たとえば、これとか」
そして杏樹の秘裂に宛がう直前で止めて焦らす。
164 :
椿 杏樹:04/02/11 14:52 ID:Rp/zpQmU
>>162 昼間なので大きい声が漏れないように、時折両手で口を押さえて喘いだりしている。
「ん、んっ…。御主人様に…触ってほしかったから、いっぱい出てるのかも…
…ふぁっ、しれない、です…っ」
が、結局は快楽でそれもおぼつかなくなり、声が書庫内に響いてしまう。
>もっと欲しいものはないか〜
逸物をちらりと目にすると、溜まりかねたように主人にぎゅうっと抱きつきキスをする。
「…!」
焦らされたままで、秘裂に擦れる感触に反応しながらも、舌を差し込むようにして
何度も唇を激しく重ねる。
「んう…。んー、ん…っ。…ぺろっ。ちゅ…」
ようやく唇を離すと、切なげに潤んだ瞳で主人の目を見てねだる。
「…ちゅっ…」
「……いじわる…」
>>164 「我慢しなくていい。もっと声を聞かせなさい」
杏樹の手を口から退けて、そこから漏れる声を心地よさそうに聞く。
>……いじわる…
「……ふぅ、分かったわかった……悪かったな、杏樹。
今すぐあげるからな……」
そう言うと、また唇を激しく重ね、強く杏樹を抱きしめながら
熱く潤った秘所へと剛直をすすめ、一息に貫く。
「さぁ……あとは、どうするかな」
ゆっくりと腰を使いながら杏樹の顔を見つめる。
166 :
椿 杏樹:04/02/11 15:07 ID:Rp/zpQmU
>>165 >今すぐあげるからな
「えへへ」
主人の言葉に嬉しそうに微笑む。が、直後に入ってきた膨らんだ逸物のせいで
少し眉をしかめる。
「……ひゃあんっ!」
奥までずっぷりと入った逸物が出し入れさせられる度に、甘い声で喘ぐ。
こちらもしっかり抱きつき、主人の首筋に頬を摺り寄せるようにくっつける。
「きゃ、んっ、御主人様…わたしも動くから……んふぅ…っ。んんっ…!」
自分からも主人に喜んで貰おうと、腰を擦り付けるように動かし始める。
「いっぱい…あんっ、この体で、感じてください…」
耳たぶを軽く噛んだりと責めつつ囁く。
>>166 「好きなようにしなさい。私もそうする」
その言葉どおり、杏樹をテーブルの上に押し倒すと
のしかかるようにして激しいピストン運動を開始する。
>いっぱい…あんっ、この体で、感じてください
「ああ、愉しませてもらうぞ……」
エプロンを肩から外し、胸を押し広げると、こぼれ落ちた白い膨らみに
指と舌を這わせ始める。
「杏樹、少し胸が大きくなったか? 柔らかくて気持ちがいいな……」
谷間に顔を埋めながら、やわやわと揉みしだく。
168 :
椿 杏樹:04/02/11 15:28 ID:Rp/zpQmU
>>167 「はいっ、んあっ、御主人様、好き…。好きですっ。
あぁ…んっ」
ぐちゅぐちゅとはしたなく響く水音と共に、主人の動きに負けないよう
夢中でしがみついて快楽を貪る。
「御主人様の大きいのが…きゃうんっ、すごく…気持ちよくて…とんじゃいそうなの…」
頬を染めて、いつの間にやら口の端から少しだけキスの名残の唾液が零れている。
>杏樹、少し胸が大きくなったか?
「うふふ、御主人様にどきどきしすぎて…んっ、大きくなったのかもしれないです…。
ん…あぁ、そこだめっ…」
感じるポイントを突かれて軽く痙攣するが、胸に顔を埋める主人の頭を
乳房を押し付けるようにして手を巻きつけて抱く。
「…やわらかい…?じゃあもっと、くすっ…。えいっ、ぽよぽよ攻撃」
じゃれるように胸を、円を描くように主人の顔に擦り付けて遊ぶ。
「あ…ふ…っ」
>>168 杏樹の口の端からこぼれる唾液をペロリと舌で舐めとっては
また胸の感触を愉しんでいたが、
>じゃあもっと、くすっ…。えいっ、ぽよぽよ攻撃
「む……おおっ、窒息するかと思ったぞ」
尖りきった蕾にしゃぶり付いて舌で頂点を転がしながら
腰を使い続けていたが、やがて奥まで貫き通したところでぶるりと震える。
「お……ぅっ」
杏樹の身体を、抱き潰してしまいそうなくらいに強く抱きしめながら
大量の白濁を内部に放って、果てる。
170 :
椿 杏樹:04/02/11 15:52 ID:Rp/zpQmU
>>169 「うふふ、……いじわるのお返し、です」
くすくす笑い、主人の瞼や頬にも軽いキスをしていたが
動きが激しくなったので余裕がなくなり、腰も動かせなくなる。
「きゃ、あっ、あぁん!あはぁんっ…」
机を軋ませる程に突かれ、その小刻みに打ち付けるような主人のラストスパートに
途切れ途切れだった切なげな声も、繋がったものへと変化していく。
「んっ、あ、御主人様っ。…んう、んん〜〜〜……!」
そのせいか主人が果てる直前に、自分が先に達してしまい
「もうだめです、わ…わたし、いくぅっ…!」
いやいやをするように首を横に振り、一際膣を締め上げて絶頂の声を上げる。
「…っ、あぁぁん…っ!!」
長く注ぎ込まれる白濁の温かさにうっとりとしながら、主人の髪を撫でる。
「……御主人様。コーヒー…」
コーヒーメーカーの中のコーヒーは既に出来上がっているが
「…冷めちゃいましたね。」
夢中で交わっていたせいだとわかっているので、嬉しそうだがやや照れた顔で、呟く。
>>170 >…冷めちゃいましたね
上気した顔でポツリと呟く杏樹の頬に口付けをする。
「ああ……もう一度淹れなおすか。
今度はここじゃなくて、ちゃんとマナーを守って食堂で、な」
逸物を中から引き抜くと、自分と杏樹の恥部を始末し、
手を貸して立たせる。
「さ、行こうか……」
そして杏樹の手を引くと、コーヒーメーカーを持って書庫を出て行く。
172 :
木村 香:04/02/11 23:12 ID:4pgUOtcH
「え〜っと…」
買ってきた材料をテーブルの上に並べていく。
「バレンタインまでもうあまり日はないし……」
どうやらチョコレート作り関係らしい。
今日は休日だったため友達とスケートに行ってきた。
心地よい疲労感からか、休憩室でこの前のテニスの試合の録画をテレビで
流しながらうとうとしている。
児玉から渡された書類に目を通している。
内容は知人の死を知らせる物だった。
つい数日前に知らされて以来、何度も読み返し、その度に泣いてしまっている。
176 :
木村 香:04/02/11 23:37 ID:4pgUOtcH
「えっと、カカオマス、ココアバター、ココアパウダー、脱脂粉乳……」
並べた材料を確認している。一体どこから手作りにするのやら。
自室で「手作りチョコのレシピ50選」と言う本を読んでいる。
「うーん…どうしよう、明日にでも瀬名に作り方とか、レシピのアレンジのアドバイスでもしてもらおうかな」
ベッドの上に置いてある携帯電話。そのディスプレイに映る文字を見直しつつ、困った顔。
「でも、それだと完全手作りとは違うし…」
178 :
桜庭 奏:04/02/11 23:40 ID:rvYY23rG
お風呂上りで髪の毛を乾かしている。
最近のお屋敷の中でのバレンタインのチョコレート手作りブームが気になり、
自分だけ受験を理由に誰にもあげないのはどうかと思い始めてしまう。
「うーん…とりあえず、手作りでプレゼントは試験が終わった後とか思ってたんだけど……。」
カレンダーを見ながら、今日おつかいの帰りにデパートに寄ってもらってきた
チョコレートのパンフレットをちらりと見る。
179 :
木村 香:04/02/11 23:45 ID:4pgUOtcH
「よし、材料はばっちり。次は……あれ? えっと……あれ?」
服のあちこちに手を当ててみるが、用意しておいたはずの作り方メモが見当たらない。
何時の間にか、気が付くと泣き疲れてベッドで書類を握りしめたまま眠ってしまっていたようだった。
ふう、とため息をついて、気分転換にお茶でも飲もうと自室の外に出る。
休憩室につくと、中からTVの光りが漏れていたのでそっと様子を窺うと
俊がソファでうとうとしているのが見えた。
(疲れてるのかな…? 起こさないように…)
物音を立てないように静かに部屋の中に入り、お茶の準備を始める。
自室で経済誌を読んでいる。
「…むう、喉が渇いたな……。誰かに持ってこさせるか」
本を閉じて立ち上がると、厨房へと向かう。
>>179 「おや、そこに居るのは香かな?」
厨房に居た、真新しい制服を着たメイドに声をかける。
183 :
木村 香:04/02/11 23:56 ID:4pgUOtcH
>>181 びくっ!
「えっ、あご、御主人様っ?!」
突然主人に声をかけられ、材料を慌てて背中に隠して振り返る。
……もっとも、今だ原材料の状態では、あえて隠す必要などないのだろうが。
「ど、どうかしましたか?」
>>180 急須にお湯を注ぐ音で目が覚める。
「…?あれ?……俺、寝てたのか」
目を擦り、まだ寝ぼけ眼で冬果を見上げる。
「……冬果さん、だっけ。」
人前だと言うのに口も隠さず大きくあくびをしてしまう。
「今日は、いないの?あの白くて大きな……」
名前を思い出せず首を傾げる。
よくボーセが彼女と歩いているのが見慣れているので、いないと何だか
変な感じがしてしまう。
「おー、寒い寒い……」
屋敷の玄関の前に佇む男。寒さにかじかむ手を摺り合わせながら、その扉を見上げる。
そして、鼻で笑うように息を吐き出すと、扉の横の呼び鈴を鳴らす。
>>183 「おいおい、何を驚いているんだね?」
慌てる香の反応に、思わず笑みを浮かべながら近づいていく。
彼女の後ろに回って、隠しているものを見る。すると、大体何をしているかは理解できた。
「……何かコーヒーでも貰おうかと思ってきたのだが…。香はチョコでも作っていたのかな?」
最近はメイド達がこぞってチョコ作りをしている事を思い出し、さらにこう言ってみる。
「それとだ。香は誰の為に『それ』を作るのかな?」
188 :
椿 杏樹:04/02/12 00:09 ID:bWb7Iumi
>>186 玄関の花を新しいものに変える途中で、呼び鈴に気付く。
「あ、お客様」
花の束を抱えたまま、片手だけエプロンで水に濡れているのを拭くと
慌てて駆け寄り玄関の扉を開ける。
「お待たせしてごめんなさい。こんばんは、いらっしゃいませ。
ええと…?当家に何か御用の方でしょうか〜」
189 :
木村 香:04/02/12 00:10 ID:z0GKIZnm
>>187 >香はチョコでも作っていたのかな?
「うっ……!」
図星を突かれ、背中から材料がボロボロとこぼれ落ちる。
>香は誰の為に『それ』を作るのかな?
一瞬、今ここで言ってしまうか、なんとかごまかして当日に渡すかを迷う。
「……それは……当日になったらわかります」
顔をほんのり赤くして、上目遣いにちらちらと視線を向けながらそう答える。
>>188 「夜遅くにすみませんね。……あーっと、こちらの近くまで来たんで、旦那さんにご挨拶を、とでも
思ったんですがね。やっぱり、こんな夜更けじゃご迷惑ですかね? 特に約束をしていた訳でも
ないですし」
そこまで言って肩をすくめ、笑ってみせる。そして……
「へっくしっ……。ああ、綺麗なお嬢さんの前でとんだ失礼を。いや、とりあえず、また出直すと
しますよ」
突然のくしゃみ。そのくしゃみにばつの悪そうな笑みを浮かべると、そう言ってその場を後にしようと
する。
>>184 後ろで声がする。
どうやら俊が目を覚ましたらしい。
慌ててシンクに映る自分の顔を見て、泣き跡残っていないか確認する。
(……平気ね)
思ったよりも平常の顔に戻っていた事に安堵して、振り返る。
<「……冬果さん、だっけ。」
大あくびをしながらの問いに、頷く。
「…貴方は、俊さん…でしたね」
ぎこちない感じはするがどうにか一年ぶりに声帯を使って声を出す。
先日の恥ずかしい行為を思い出しながらだったので、それもあった声が上擦る。
<「今日は、いないの?あの白くて大きな……」
言われて初めてボーセがいないのに気づいた。
「…ボーセ…。多分ご飯を貰いに行ったの、賢いから」
正確にはご飯を上げるのを忘れたのだが、適当な返事を返してじっと俊を見つめる。
「…俊さんは、何してらっしゃるの?」
まだ俊を客人だと思ってるのでついつい敬語を使ってしまっている。
>>189 (いやいや、志保のようなしっかり者も良いが…こういった娘もまた…)
慌てたり恥らったりと、何かと分かりやすい香を見てまた笑う。
>……それは……当日になったらわかります
「そうか。では私も貰えるように祈っておこうかな。…ところで、コーヒーでも淹れて私の部屋まで運んでくれんか? 少し喉が渇いてな」
香にそう指示すると、部屋で待っていると告げてから厨房を後にする。
193 :
木村 香:04/02/12 00:21 ID:z0GKIZnm
>>192 「あっ、はい、わかりました」
そう答えて、主人が立ち去るのを見届けると、大急ぎで材料を片付けて、コーヒーを淹れる。
「御主人様、コーヒーをお持ちしました」
ノックし、主人の部屋のドアを開けると、主人の前へとコーヒーを運ぶ。
「……実際に他人に出すのは初めてなので、口に合うといいですけど」
そう言う顔は、不安げというよりも得意げである。
194 :
椿 杏樹:04/02/12 00:24 ID:bWb7Iumi
>>190 「御主人様なら、さっき見かけましたからたぶんお手すきだと思います。
大丈夫ですよ〜」
と声をかけるが、客人が帰ろうとするので首を傾げる。
「?」
(御主人様のお知り合い?なのかな。…何やってる人なんだろう。
もし大事な御客様だったら大変だし……うーん)
一瞬考えた後、客人を呼び止める。
「あのっ。何でしたらお泊まりになれる暖かいお部屋でもご用意いたしますので〜。
そちらでお待ちいただいてもよろしいですか?」
「夜ですし、あの…もしかしたら御主人様も、やっぱりまた色々お忙しいかもしれませんけど…。
とりあえずどうぞー」
中へと促す。
「折角来ていただいたんですから、ね?」
>>191 >「…貴方は、俊さん…でしたね」
「うん、そうだよ。」
と普通に返事をするが、そう言った直後に違和感に気付く。
そういえば、自分は彼女が話すのを、手の甲に文字を書いてもらって
理解していたはず……。
「!!冬果さん、声!どうしたの?」
もはやボーセ云々の話はすっかり頭から抜けて驚く。
「きれいな声だね。前も、冬果さんに声が出たらどんな声が出るんだろうと
思ってたんだ、俺。」
そう言って素直に冬果の声が聞ける事を喜びニッと笑う。
「あ、俺?俺は……えーと、何してたんだっけ。
あ、そうだ。テレビ見てたんだ、この前録画してたテニスの試合。」
テレビを指差しながら冬果を振り返る。
「『俊さん』じゃなくていいよ。他のメイドさんも、『俊君』って呼んでるし。
『俊さん』って、なんだかこそばゆい。」
本当にどこかがかゆそうな顔を作る。
>>193 「うむ、入りなさい」
香を招き入れると、彼女が持ってきたコーヒーを口に運ぶ。
独特の薫りを楽しみつつ、カップを空けていく。
「ふむ…。初めてと言う割には、なかなか美味しかったぞ」
昼間飲んだコーヒーと比較するとやや劣る部分はあるのだが、実際に中々の味わいだったようである。
「さて、折角香が美味しいコーヒーを持ってきてくれたのだからな…。何かお礼でもしようか?」
冗談めかしてそう言うと。
「……ふふっ」
香の後ろに回り、壊れ物を扱うかのように優しく抱きしめる。
>>194 >「折角来ていただいたんですから、ね?」
「そうですか? でしたら、折角ですし」
振り返りながら、杏樹の呼び止める声に答える。
「まぁ、旦那さんも忙しければ、それはそれで仕方ないと思いますから、その時はその時と言うことで
今はお言葉に甘えさせて頂くとしますよ」
そして、羽織っていたコートの前をアタッシュケースを持っている手で合わせ閉じながら、杏樹の方へと
歩み寄っていく。
198 :
木村 香:04/02/12 00:34 ID:z0GKIZnm
>>196 >香の後ろに回り、壊れ物を扱うかのように優しく抱きしめる。
「えっ……?」
優しく抱かれただけ――なのだが、身動きが出来なくなってしまう。
それでもたっぷり主人の温もりを味わってから、
「あ、あの……お礼って?」
振り向き、主人に尋ねる。
>>198 「ふむ。香の髪はいい匂いがするな…」
身体を固くしている香の反応を愉しみつつ、わざとらしく匂いを嗅いでみたり。
>あ、あの……お礼って?
「ん? そうだな、お礼と言うよりはご褒美と言うか…まあ、なんだ」
振り返った香の唇を軽く奪い、その勢いでそっと囁く。
「香……私だけのメイドに…なってくれんか?」
200 :
椿 杏樹:04/02/12 00:42 ID:bWb7Iumi
>>197 客人をそのまま客室へ案内し、備え付けの内線電話で
主人の部屋に連絡を入れるが出ない。
「あら?…どうしましょう〜」
どうしたら良いかわからず、他のメイドに片っ端から連絡を取ってみる。
「もしもし瑞葉さん?うん杏樹でっす。あのねー。御主人様が出ないのですけど、
お部屋の外にいらっしゃるんでしょうか」
客人に背を向けて、前屈みになるようにして電話台に手をつき、電話を架けている。
「……え〜?今さっき香さんと一緒にいた?それじゃあどこにいたって出られないかぁ…。」
(うう、間違いなくじゃあ『お取り込み中』だわ。居場所もわかんないし。うーん……)
受話器を持ったままで弱ってしまう。
>>195 <「きれいな声だね。前も、冬果さんに声が出たらどんな声が出るんだろうと
「…ありがとう」
何故か褒められて顔が赤くなる。
この少年の前だと、どうも落ち着かない。
胸が少し苦しい気がするが、原因は分からなかった。
<「『俊さん』じゃなくていいよ。他のメイドさんも、『俊君』って呼んでるし。
「…お客様が望むなら、そうさせて頂きます」
今更だったが少し距離を取るように、他人行儀に返事をする。
そんな事で胸の動機が収まりはしなかったが
この年齢の子供特有の遠慮の無さは苦手なので、少しでも相手のペースに飲まれまいとしての事だった。
「俊君も、よければお茶を如何ですか?」
そう言って、沸騰しているやかんをコンロから取り上げる。
202 :
木村 香:04/02/12 00:45 ID:z0GKIZnm
>>199 >香……私だけのメイドに…なってくれんか?
主人に言われたことが、頭の中で反響する。
「そ……それは……」
こみ上げてきた嬉しさが、表情にも表れてくる。
「もしかして……愛の告白、と受け取っていいんですか?! うれしいっ!」
そう言って振り返ると、今度はこっちから主人を抱きしめる。
>>200 >受話器を持ったままで弱ってしまう。
着ていたコートを部屋のハンガーに掛け、手にしていたアタッシュケースをテーブルの脇に置きながら
そんな杏樹の様子を垣間見る。
「……ああ、まぁ、お忙しいようでしたら、それは仕方ないですよ。ほら、元よりお忙しい人なんですから。
ですから、あまり気にしないでくださいね」
そう言いながら、客室の椅子にどっかりと腰を下ろし、締めていたネクタイを少しゆるめる。
「そうだ。すみませんが、喉が渇いたので水か何かもらえるとありがたいのですがね」
そう杏樹に頼んでみる。
>>202 (あ、愛の告白だと!?)
自ら抱きついてきた香の言葉に、表情こそ変えないものの少なからず驚く。
(奏の時はこんな反応はしなかったのだが…まあいいか)
「ふふふ…」
敢えてその言葉には答えず、香にキスする事で応える。
そのまま舌を少し入れてみたり、同時に彼女の胸に手を伸ばす。
「香の胸は柔らかいな……」
そっと離してから、香のその唇を撫でる。
>>201 >「…お客様が望むなら、そうさせて頂きます」
「……お客様?」
再びテレビの画面に視線を移しかけたが、その言葉が聞こえて
振り返り、片眉を神経質そうに上げる。
「俺、お客様なの?
おねえちゃんは、メイドさんで、その弟なのに?」
特別扱いされているのかと思ってしまい、いつかみかさにそう思われているのでは
とちょっと気に掛かっていたときのようにイライラしてしまう。
「あ、でも、…確かに、働かないでここで生活させてもらってるから、
お客様なのかな。」
イライラを鎮めようと考え込むが、自分の頭の中から結局こんな結論が出てしまい
髪をかき上げる。
「お茶?貰う……けど、……ありがとう。」
どこか不機嫌な様子でテレビの方を向く。
「お客様じゃなくていい、そう言うの、なんかヤだ。
冬果さんも、他のメイドさんが俺のことをそう思ってるように、" 同僚の弟" って
思ってくれるほうがずっといい。」
そう言ってから気付く。
自己主張ばかりしてしまい、自分が我侭な気がしてしまって少し落ち込む。
206 :
椿 杏樹:04/02/12 00:59 ID:bWb7Iumi
>>203 「……え、あーううん。大丈夫です〜。どうもありがとう、ではねー」
電話を切るとまた悩んでしまうが、客人がさほど気にしていないようなので
「…ごめんなさい」と苦笑する。
>喉が渇いたので水か何かもらえると〜
「あっっ、はい。ちょっと待っててくださいね、すぐ何かお持ちしますので」
一旦部屋を出て厨房に行くと温かいコーヒーが残っていたので
カップに注ぎトレイに乗せて再び客室へ。
(なんか今日はコーヒーに縁がある日だなあ。不思議)
「どうぞ〜」
ソーサーを座っている客人に手渡すと、空のトレイを手近な棚の上に置く。
207 :
木村 香:04/02/12 00:59 ID:z0GKIZnm
>>204 「んっ……は……ひゃっ!?」
キスまでは問題がなかったが、胸を触られて反対にこちらが驚く。
「えっ、ご、御主人様?」
とは言え、突き飛ばすわけでもなく、イヤイヤするように体をよじらせる。
「あ、あああの、あたしたち、その、まだ知り合って少しですし、その……
こういうことは、もっと段階を踏んで、確かめ合って、その……嫌じゃないんですけどぉ」
なんのかんのと言いつつ、抵抗しないで身を任せているあたり、満更でもないらしい。
>>207 胸を触られただけで強く恥じらう香。そんな彼女の仕草を見て、さらなる征服欲に駆られる。
「大丈夫だ、すぐに嫌ではなくなるさ」
優しく、それでいてツボを確かめるように、香の性感わ呼び覚ますような愛撫を続ける。
「香の気持ちはわからんでもない。…だが、私はそんな香が今欲しいのだよ」
少しずつ反応を見せる彼女。その制服を少しはだけさせ、手をその胸に入れる。
「ほら、段々体が熱くなってきただろう?…慣れていないのなら、もっと優しくしてやるぞ」
>>206 >「どうぞ〜」
「ああ、ありがとう」
杏樹の置いてくれたカップを手に取り、中のコーヒーを一口。
「いい豆を使っている。このお屋敷は、なんでもいいモノを揃えているみたいだねぇ……。ところで、
君の名前は?」
トレイを棚に収めている杏樹の背中に向かって問いかける。
そして、杏樹の答えを待つ間に、身に着けていたよれ気味のスーツのポケットからカプセルを1錠取り出し、
それを自分の舌の下へと忍ばせた。
210 :
木村 香:04/02/12 01:12 ID:z0GKIZnm
>>208 「あの……慣れるも何も……初めて…なんです……」
どこに置いたらいいかわからない自分の手を、落ち着きなくあちこちに置きながら、小さくそう答える。
こういうことは悪いこと――という意識はあったはずだが、今はそんなことは微塵も見せない。
「確かに、何か……熱く…体の中から、何か……」
表現しにくいことを、片言の言葉で表現しようとしてみる。
>>205 <「俺、お客様なの?
少し怒気の籠もったような俊の口調に、しまった。と思う。
奏や俊の身上を敢えて聞かないつもりだったが、逆効果だったらしい。
慌てて言い訳めいた言葉がいくつも頭をよぎるが
口に出す前に、俊が自問自答しているのに気づいて言い出せなくなる。
「…そんなつもりじゃ無いですけどね」
自分ながら、もう少し気の利いた言葉は無かったのだろうか、と思う言葉が口をついて出る。
恥ずかしさ故にぶっきらぼうになっている事に気づいてはいるが、自分でも制御できなかった。
<「お客様じゃなくていい、そう言うの、なんかヤだ。
(だったら…そう思うなら…一番初めにあんな事をさせないで欲しい…!)
俊の一言に、怒りがわき上がってしまう。
だが、発端が自分のミスであることと、断り切れなかった自責の念から、何も言えずに押し黙った。
ポットにお茶を入れ、暫く蒸らして踊る間、相手も自己嫌悪に陥ってる事も分からずに
踊る茶葉をぼう、と見守る。
(…取り敢えず、頭を冷やさないとね)
頃合いを見て、ポットを持って振り返った時、何かが足にぶつかった。
白い毛並みに、垂れた耳の───ボーセ。
何時の間に部屋に来ていたのか、気づく前にバランスを崩す。
「きゃ!?」
ポットを持ったまま、盛大に転んでしまう。
212 :
椿 杏樹:04/02/12 01:15 ID:bWb7Iumi
>>209 >君の名前は?
「杏樹っていいます。今日でたぶん一年経ったくらい…かな?うん、それくらいいます。
ここで色々メイドのお仕事させていただいてるんです」
背を向けたままで答えると、適当に棚の上を拭き
改めて客人の方を振り返る。
「あ、でも本当どうしましょう…今日はこちらでお泊りになられますか?
お邪魔でなければ私も、お話相手くらいならできますし。その…」
「もしお望みでしたら、あの…夜のお相手でも、だ…大丈夫ですし〜」
さすがに言うのが恥ずかしいのか、エプロンを握ってもじもじとしつつ言う。
>>210 「そうか、初めてか……」
ほぼ予測はついていたが、改めて彼女の身体を舐めるように視る。そして。
「いい身体だな。…勿論、香は性格もいいと思うが」
ブラに包まれたその奥にまで手を滑り込ませ、直に愛撫を加えながら言う。
「さて香……ベッドに、行くか?」
耳元に息を吹きかけつつ、最終確認ともとれる質問をする。
>>212 >「もしお望みでしたら、あの…夜のお相手でも、だ…大丈夫ですし〜」
その一言に面食らったような表情を浮かべながら、まだ中身の残っているコーヒーカップを手に取る。
「……まぁ、とりあえずはこのカップを空けてしまうから、これを下げちゃってもらえるかな?」
取り繕うようにそう言うと、残っていたコーヒーを口にし……それを飲み込まずに口の中に止めておく。
215 :
木村 香:04/02/12 01:21 ID:z0GKIZnm
>>213 「…んっ……あぁっ…!」
自分の胸元をもぞもぞと主人の手が這い回る。その刺激に、吐息混じりに声を上げ、反応する。
>さて香……ベッドに、行くか?
「……ん……はい」
一瞬躊躇してから、小さくコクリと頷くと、主人に付き添われてベッドへと向かう。
そのまま、促されるままベッドに仰向けになると、続く主人の動きを待つ。
216 :
椿 杏樹:04/02/12 01:26 ID:bWb7Iumi
>>214 ちら、と客人の様子を見て軽く後悔する。
(しまったわ、普通の御客様だったのかなぁ…。呆れられちゃったのかも)
>これを下げちゃってもらえるかな?
「!は、はいー」
カップを受け取り、トレイの上に持って行こうと背を向ける。
>>211 冬果がどんなことを考えているかなんて全く蚊帳の外で
試合観戦に熱中してしまう。
が、途中で聞こえた悲鳴めいた声に驚いてそちらの方へ
顔を向ける。──と、熱いお茶の雫がこちらにまで少し飛んできて、
膝の部分に掛かる。
「あちっ……」
思わず身体を後退させるが、既に遅し。
彼女をずっと見てたわけではないので、ただ彼女が前回と同じように
ミスをしたことだけしか分からない。
「…冬果さんってドジなんだね。そんなでも働けるんだ、ここ。」
一気に表情が冷たくなり、鼻で笑うと、テレビのリモコンを持ってテレビを消し、
先ほどまで静かに響いていたテニスボールのバウンド音やラケットに当たる音が
なくなって静けさが広がる。
ビデオデッキからビデオを取り出すと、扉の方へすたすたと歩いていく。
「俺、冷やしてくるよコレ。じゃあね」
冷たくそう言うと、休憩室を出て行こうとする。
>>215 「よし……もう後戻りは出来んからな」
香を抱くようにしながら、彼女をベッドに横たえる。
「さて…とりあえず、服を脱ぐか?」
最も、確認を取る前に香のメイド服を脱がせにかかっているのだが。
そうして彼女を下着姿にすると、感嘆するように呟く。
「綺麗だな。咲きかけの名花と言うか…」
そんな事を口走りつつ、既に乱れていたブラを外し、露わになった乳房にキスの雨を降らせる。
さらに下半身へと、這うような動きで片手を滑らせていく。
「肌にも艶があって、なかなか可愛らしいぞ?」
219 :
木村 香:04/02/12 01:32 ID:z0GKIZnm
>>218 胸元に降るキスの雨。その刺激が、こそばゆいやら恥ずかしいやらで、だんだんと直視できなくなる。
「…あっ! ……ひゃぁ…くすぐった…ぁっ……」
だがそれも、不快ではなくどこか心地いい。
初めての刺激に酔いしれているからか、主人の手の動きには気付かないまま、寝言のように呟く。
「あぁ……もうこのままどこまでも堕ちていきたいですぅ……」
……もっとも、『快楽に』ではなく『恋に』という意味だが。
>>216 杏樹が背中を向けた瞬間、それまで座っていた椅子から気配を悟られぬように静かに立ち上がり、
弛め気味だったネクタイを外しながら、無防備な杏樹の背中へと静かに、そして素早く歩み寄った。
そして、左腕で杏樹の腰をしっかりと抱き寄せ、右手で杏樹の顎を引いて自分の方へと顔を向けさせ、
その唇に自らの唇を押し当てると、口の中に残していたコーヒーとカプセルを強引に杏樹の喉へと
流し込んでいく。
「……なぁに、夜は長い。そう焦らなくても、って俺の方が焦っているように見えるかな?」
野趣を感じさせる顔を邪な笑みで歪めつつ、手早く杏樹の両手をそれまで顎を掴んでいた右手で
捉えると、杏樹の身体を抱き寄せていた手を離し、その手に持っていたネクタイで両手首を器用に
縛り上げてしまう。
「もっとも、俺は一方的に好き勝手に楽しませてもらう方が好みなんだが……それじゃあ、可愛い
杏樹ちゃんに悪いしな」
そう言うと縛り上げた杏樹の両手を右手で持ち上げ、再び杏樹の腰を左腕で抱え込み、そのまま
抱き上げるようにして部屋の壁へと位置を動かす。
「さぁて、じっとしててくれよ、杏樹ちゃん」
そのまま縛り上げた両手のネクタイを、壁に設えられた頑丈そうな帽子掛けに引っかけ、まるで
杏樹が壁の帽子掛けから吊されているような体勢にしてしまう。
「それじゃあ、お楽しみと行こうか?」
そう言って杏樹の顎を掴み、そのまま杏樹の頬をゆっくりと嘗め上げてみせる。
>>219 「そうかそうか。では…私が香を存分に堕としてやるさ」
勿論主人の解釈としては『快楽に』なのだが。
そうして、伸ばしていた手をショーツへと掛ける。
「……いいな?」
多少躊躇いがあるだろう事を予測して、そのまま有無を言わさずショーツを引き下げた。
「…ほう。香は、此処も綺麗だな」
まだ固い蕾のような秘所。申し訳程度の湿り気しか帯びていないそこを、指の腹で撫でる。
「さ、脚を開きなさい」
指で秘所を愛撫しつつ、太腿を性感の中心へ向かって舐めていく。
そうして、陰核を一舐めした。
>>217 (いたた…もう、ボーセ…!)
起きあがりながら、俊の前だというのも忘れてボーセを叱りつけたくなる。
だが
<「あちっ……」
それよりも先に、俊の声が部屋の中に響く。
え? と思う暇もあればこそ
顔を上げると、そこにいた俊に酷く冷たい眼差しで見つめられている。
<「…冬果さんってドジなんだね。そんなでも働けるんだ、ここ。」
「…あっ… ご、ごめんなさい!」
何が起こったのかを理解して、慌てて謝ろうとする。
だが、俊はこちらには目もくれずにデッキからビデオを取り出して部屋の外に出て行こうとしている。
冷やしてくる。何て言っているが休憩室にも冷蔵庫はあるのだ。
明らかに呆れた様子で、外に出て行こうとする俊。
冬果は冷蔵庫から氷とタオルを湿らせて物を持って、俊の後を追った。
部屋を数歩出た廊下で追いつき、冷たい眼差しで睨む俊に何も言えず。
只、熱湯のかかった部位に、上から氷をくるんだ濡れタオルを押しつけた。
「…ごめんなさい…ごめんなさい…熱かったでしょう…ごめんなさい…」
まるで呪文の様に繰り返して謝るが、俊の視線にいたたまれなくなる。
どうしようもない自己嫌悪に、涙が流れ、俊に取りすがって言う
「……お願い許して…何でもするから…私を…許してください…」
223 :
木村 香:04/02/12 01:46 ID:z0GKIZnm
>>221 主人の手がショーツにかかると、反射的に手を伸ばす――が、時既に遅し。
「あっ!」
小さく悲鳴を上げて、伸ばした手で恥ずかしいところを手で隠してしまう。
だが、それも少しの間で、主人に目で諭され、少しずつ手をどける。
>さ、脚を開きなさい
「ぅ……は、はい」
恥ずかしさに耐えながら、ゆっくり足を広げて(M字開脚の形にして)いく。
>そうして、陰核を一舐めした。
「ひゃぁっ?!」
太腿を舐められていた間は何とか耐えられたが、敏感なところを舐め上げられ、
悲鳴とともに主人の顔を挟むように股を閉じてしまう。
224 :
椿 杏樹:04/02/12 01:51 ID:bWb7Iumi
>>220 軽く溜息などをついたりしていると、突然唇を奪われ、抱きすくめられて驚く。
「!んっ、ん…!」
『そういう事』の嫌いな客とばかり思っていたので一層驚きが大きいようである。
「お、お客様?いっ……痛、痛いです…」
あっと言う間に手首を拘束されて身動きが取れないままに、吊るされるような格好にされ
不安で鼓動が早くなる。
(やだ、さっきまでとなんか違う感じが……んっ)
「……っ!」
かなり恐れる気持ちが湧き上がってくるが、身体はなぜか何も声が出せず、困惑する。
>>222 出て行こうとしたところを止められ、仕方なくという感じで立ち止まる。
「……いいよ、もう。」
何度も謝る冬果に、呆れたようにそう言う。
が、それでも涙を流して『何でもするから』という冬果を見て、再びイライラしてしまう。
(なんだよ、そんなに俺がひどいことしたのかよ。)
大きく溜息をつく。
「何でもする、なんて簡単に言わないほうがいいよ。
さっき言ったよね?俺を『お客様』扱いしてほしくないって。
まあ、俺がこの前あんなことしたのもいけなかったんだろうけど……」
弱ったように髪をかき上げる。
「泣いてまで、俺に許してほしいわけ?」
今まで、みかさや麗のようにお姉さん風を吹かせてくれるメイドさんばかりだったからか、
内心激しく困惑する。
>>223 「こら香、脚で私の顔を挟むんじゃない」
予想していたとは言え、わざとムッとしたような口調で言う。
「主人の顔を挟むいけない脚はこれか?……お仕置きでもするか」
自分の顔を挟んだ部分を舐め、所々には強く吸い付いて痕を残す。
そうしながらも、指で秘所を刺激し、唾液も絡め潤滑剤代わりにして愛撫を続ける。
「どうだ香、何だか変な気分になってきただろう?…もうぬるぬるだ」
身体を動かして香の耳元で囁くと、何か言おうとする彼女の唇をキスして塞ぐ。
「そろそろ…頃合かな?」
自身の衣服を手早く脱ぎ捨てながら、香に向けてそう言う。
227 :
木村 香:04/02/12 01:59 ID:z0GKIZnm
>>226 >こら香、脚で私の顔を挟むんじゃない
「そんな事…ぅっ! …言われても…あっ…やっ、あぁっ!」
まだ『お仕置き』の意味が分かっていないためか、それとも日が浅いからか、すぐには謝罪の言葉は出てこない。
>何だか変な気分になってきただろう?
「はい……なんか、んっ……」
反射的に、素直に感想を言おうとしたが、主人のキスで塞がれる。
>そろそろ…頃合かな?
主人の言葉に、これからの展開を想像して、複雑な顔をする。知識としては知っているらしい。
「あの、御主人様? 最初は……痛いって……」
>>224 >かなり恐れる気持ちが湧き上がってくるが、身体はなぜか何も声が出せず、困惑する。
「……なんだ、縮み上がっちゃったのかい、杏樹ちゃん? その割りには……」
それまで吊されるような恰好になっている杏樹の姿を、手の指先から足の爪先までを嘗め回すように
眺めていたのを止め、おもむろに左手を杏樹の豊かな胸へと伸ばす。
「……ここは縮み上がる、には程遠いなぁ。おお、柔らかい」
そう言いながら、杏樹の胸を力一杯揉みしだきはじめ、そのまま、布越しの蕾を力を込めている指の
間に捉える。
「いいねぇ。この柔らかい感触。そして、この慎ましい乳首。たまらなくなるよ」
そのまま杏樹の胸を弄んでいた左手をずらし、リボンタイとブローチの揺れる襟元へと伸ばし……
おもむろに右手も添えて、そこから杏樹のブラウスを引き裂いた。
「……いいねぇ。杏樹ちゃんの柔らかそうな真っ白い肌を、こんないやらしいモノが包んでいたなんてね」
引き裂かれたブラウスの合間から、黒いレースのブラが包んでいた杏樹の胸の重みでまろび出た。
そして、ブラ越しに再び胸を左手で乱暴に揉み込みはじめる。
「……そうそう、さっき、杏樹ちゃんにあげた俺のコーヒーの残りだけど、あの中には身体が正直になる
お薬が入っていたんだよ。杏樹ちゃんも是非楽しんでくれよ」
そう言って力一杯胸を握りつぶすように揉み上げ、獲物を前にした狂犬のように歯をむき出しにして
笑ってみせる。
>>225 <「泣いてまで、俺に許してほしいわけ?」
自分がみっともなく泣いてるのは分かっている。
だが、涙が止まらないのにはワケがあった。
一年前の「事故」に巻き込まれ逃げる最中、自分のミスがもとで死なせてしまった人々。
大きな炎に巻かれた、小さな小さな妹と弟。
俊に不思議と心揺り動かされるのは、その死者への罪悪感故か。
それを口に出そうとして、噤んだ
言ってどうなる事でもない。
死者に言うことは出来ない。
俊に言うことも無意味。
「…ごめんなさい、熱かったでしょう…ごめんなさい…」
今は只、目の前の俊に謝る事しか出来なかった。
>>227 「そうだな。おそらく痛いだろう。……だが安心しなさい、その後はすぐに気持ちが良くなるからな。痛いのは最初だけだ」
暗示を掛ける意味で『気持ちが良くなる』事を強調し、香を安心させようと努める。
ゆっくりと香の身体を開き、その上で臨戦態勢になった逸物を露出させる。
「今から、コレがお前の中に入っていくからな…。大丈夫だ、しっかり大人の女にしてやるぞ」
香が身体を固くしているのを見越して、最初は逸物で秘裂を、そして陰核をなぞってやる。
「さあ香、力を抜いて深呼吸しなさい。息を大きく吸って…吐いて」
時折胸を弄りながら、そう促す。
231 :
木村 香:04/02/12 02:13 ID:z0GKIZnm
>>230 先ほどまで安らいでいた心が、痛くなると気付いて不安になり、主人の言葉で落ち着き、主人の逸物を見て不安になり…
しかしそれも、主人に『気持ちよくされている』という認識だけで再び落ち着きを取り戻していく。
「はい……んっ…あたし、がんばります」
力強くそう言ってもやはり怖いのか、目を瞑って主人の愛撫に身を任せておく。
「はぁ……んふ……ご、御主人様…早く……」
痛いのなら早く済ませたい……という意味で言ったのだが、傍から見ればおねだりにしか聞こえない。
232 :
椿 杏樹:04/02/12 02:15 ID:bWb7Iumi
>>228 胸を掴まれ、揉みしだかれているだけなのに何故かすぐに感じてしまう。
「…!、あんっ…!」
顔が赤くなって顔を背けるが、客人の手によって服を引き裂かれてまた驚く。
「――きゃっ!!
い、いやぁ…。御客様、乱暴になさらないでください…。
御奉仕ならちゃんとわたし、いっぱい…んんっ、しますから…」
消え入りそうな声でわずかに抵抗する。
>こんないやらしいモノが包んでいたなんてね
「あっ、ご…っ。ごめんなさい……んっ、こんなの、着けてて…」
他にどう言ってよいのかわからず、無意識にそんな言葉が口をついて出る。
そうこうしているうちに薬の事も告げられ、ようやく感じやすくなっている
自分の身体の状態に気付く。
「楽しむって…あ…ふっ…」
天井に顔を向け、息も荒くなってくる。
>>229 「…もういいってば。今度は気をつけた方がいいと思うけど。」
まだまだ経験が少ないので、自分が泣かせて冬果が泣いている
ような気がしてしまい思い切り困惑する。
「ごめん、お湯がかかっただけで不機嫌になって、…俺、ホント子供だよな。」
泣いている冬果に、おずおずと手を伸ばして髪を撫でる。
「はい。」
ポケットに入っていた深い緑のハンカチを冬果に渡す。
「……泣かせてごめんなさい。…俺、……。」
すっかり参ってしまい、先ほどあんな行動をとった自分を後悔する。
>>231 「ふふ…早く欲しいだなんて、香はエッチな娘だな」
わざと煽るように言いつつ、香の呼吸と波長を合わせていく。
「……」
そうして、香の身体から力が抜けた瞬間、一気に半分ほど逸物を挿入した。
「くっ…きついな、さすがに初めてだと…」
内部では少なからぬ抵抗があるのだが、痛みを長引かせるよりは…と、未開発な中を一気に最奥まで突き破る。
そしてようやく動きを止め、香の髪を撫でてやる。
「大丈夫か? …頑張ったな、香」
香の目尻に溜まった涙。それを静かな目で見据えつつ、しばらくは腰を動かさずに各所への愛撫を続ける。
235 :
木村 香:04/02/12 02:26 ID:z0GKIZnm
>>234 「ひぃっぐ……ぅっ……」
一気に突き入れられ、反射的に力を込めてしまう。
だが、力を入れたら余計に痛い、と直感して意識して力を緩めたとたん、主人からのニ撃目が来る。
同時に、体のどこかが切れたような感触がする。
「ぐぅっ……あ…あああ……」
しばらくきつく目を閉じて耐えていたが、一時的に痛みが引くにつれて、顔や体の力が抜けてくる。
「……御主人様……あ、あたし……」
>>232 「いや、別に気を遣ってくれなくても結構だよ」
そう言って杏樹の頬を一舐め。
「……それにこいつも……」
ブラの下縁に指をかけ……
「とても似合っていて……中々にそそるよ、杏樹ちゃん」
そのまま、指を上に持ち上げ、ブラの中の胸を露出させる。
「こんなにたわわなのに、張りがあっていい形をしている……いや、実にいいねぇ」
杏樹の胸を左手の平で持ち上げ、その指先で色づき硬さを増しはじめている突起をこね回す。
「……さて、上がこれってことは、下はどうかな?」
そう言うと、右手を杏樹のスカートへと差しのばし、膝の下から太股に掛けて撫で上げるようにスカートを
持ち上げていく。
黒いストッキング……その先に、瑞々しい太股の雪のような肌と、そのストッキングを繋ぎ吊すガーター
ベルト、そして黒いレースのショーツが姿を現す。
「……やっぱり、な」
スカートの裾を杏樹の背中に押しやり、杏樹の左足と、その付け根を覆う黒いショーツを空気に晒してしまう。
そして、左手で杏樹の胸を弄びながら、右手の指先をストッキングやストッキングの縁、ガーターベルト、
更にはショーツのレース地の上を這わせ蠢かせはじめる。
時折、その右手の指先が布地越しに杏樹の淫裂の縁を掠めるが、あえてその先を触れないように指を
運んでいく。
>>235 「香……我慢するな、痛いなら痛いと言って良いぞ。…無理はするな」
そう言いつつ、本能的に動きだしたくなる腰を、理性で抑え続ける。
>……御主人様……あ、あたし……
「……動くぞ?」
早く自分が達した方がいいかとも思いながら、ゆっくりと腰を動かしていく。
労わるように、大事に大事に突いていった。
238 :
木村 香:04/02/12 02:38 ID:z0GKIZnm
>>237 「……は、はい……っ…!」
動いた瞬間に走った痛みに、一瞬顔を歪めるが、何とか平静を装う。
「(すぐに……気持ちよくなる……)」
先程主人に言われた事を心の中で繰り返しつつ。
次第に、痛みが消えていった……というか、別の何かでかき消されていくような感じになってくる。
「んんっ……あれ、何か……あぁっ……」
239 :
椿 杏樹:04/02/12 02:44 ID:bWb7Iumi
>>236 「そうですか〜…?んうっ、んっ」
黒いブラがずり上がったまま乳房を弄ばれる。
寒いからか黒い下着ばかりをたまたま身につけていたのを、じっくりと
客人に見られ、より羞恥で顔を赤らめる。
「御客様、いやですー…こんな恥ずかしい格好…。あぁ…、んっ」
既に胸の突起は愛撫によって主張し、硬くなっている。
>杏樹の左足と、その付け根を覆う黒いショーツを〜
「きゃ…。あん、なんか…つめたい……。はぁっ…」
客人の焦らすような指使いに、縛られたまま悶えているが
物足りなくなってきたのか自分で太股を無意識のうちに擦り合わせようとしてしまう。
(まだ怖いのに…お薬のせいで、…っだめ…。頭がぼーっとしてくる…)
客人の指を挟むような格好になるが、最早気にする余裕も無くなっているらしい。
>>238 「どうだ…? 少し楽になってきただろう?」
過剰なまでの締まりが少しだけ緩んだ事で、香に変化が訪れた事を感じる。
陰核を刺激したり、乳首を弄ったりして、少しでも感じられるようにしてやった。
>んんっ……あれ、何か……あぁっ……
「ふむ? 香も感じてきたかな?」
ストロークをゆったりとしたものに変えつつ、香と身体を密着させる。
>>233 <「ごめん、お湯がかかっただけで不機嫌になって、…俺、ホント子供だよな。」
俊が何事か話しかけてくるが、激情に心乱された状態では良く聞き取れなかった。
だが、優しく髪を撫でられて、初めて俊の顔に困惑するような表情が浮かんでいるのに気づく。
涙で滲む視界から見ると、先程の鋭くこちらを拒否するような視線はその顔からは消えていた。
<「はい。」
俊に差し出されたハンカチ
何故か触れるのが怖かった、が
ゆっくりと、濡れタオルで冷え切った手で受け取ると、乾いたハンカチは温かく感じられた。
<「……泣かせてごめんなさい。…俺、……。」
俊のハンカチを受け取って溢れる涙を拭くと、少し心が落ち着いたのか
ひっくり返したままのお茶や、割れたかもしれないポットの事を思い出した。
「…ありがとう、俊君…色々ごめんなさい… 私、後かたづけしてくるから…」
そう言って、体を起こしてハンカチをエプロンのポッケにしまう。
「ハンカチ…洗って返します。」
それ以上喋ると、また涙が出てきそうだったので、慌てて顔をそむけて歩き始める。
(ごめんなさい俊君…今度ちゃんと、謝るから…)
自分がとても24の大人とは思えなかった。
まるで小さな子供になったような、休憩室までの道のりが遠く感じられた。
242 :
木村 香:04/02/12 02:51 ID:z0GKIZnm
>>240 「んっ…ああぁ……何…? なんなの、これぇ……あふっ…」
主人の逸物が中を動くたびに、何か痺れるようなものが生まれる。
それが体の中を駆け上がってくるようで、同時に何かが満たされるような満足感も得られる。
だんだんと先ほどの痛みも忘れ、刺激にあわせて繋がっている部分に力を入れる。
「あっ、あはぁっ…んっ、御主人様……これが、結ばれる、ということなんですね……」
気を良くしたのか、ウットリとした表情でそう言う。繋がっている、の間違いである。
>>241 「うん…おやすみなさい。」
結局最後まで様子が違う冬果に、罪悪感が募る。
なんだかやりきれない気持ちになりながら自室まで戻っていった。
>>239 > 客人の指を挟むような格好になるが、最早気にする余裕も無くなっているらしい。
「おやおや、杏樹ちゃんは欲張りさんだねぇ。もっと欲しいってかい?」
杏樹の太股に挟み込まれ、布越しに杏樹の淫裂へと添うようになってしまった右手の指をまさぐらせ、
湿り気を帯び始めてきた部分を幾本もの指先でぐちゃりぐちゃりと揉み混ぜるように弄る。
やがて、自分の指先までもが濡れ滴るような状態になってからその手を引き抜き、杏樹の目の前で
その濡れた指を1本、ゆっくりと嘗め上げてみせる。
「……杏樹ちゃんの、濃い美味しい味がするぜ……ほら」
そして、他の指を杏樹の唇の間へと押し込み、その指先を杏樹の下へと触れさせる。
「どうだい? 自分の味ってのも、乙なモンだろう?」
ひとしきり、杏樹の唇の奥へと差し入れた指を前後左右させて、杏樹の口内と舌を弄ぶと、その指を
ゆっくりと引き抜き、そのまま、その糸引く指先を自分の口へと運ぶ。
「こっちも悪くない。なんて言うか、とってもまろやか、って感じかな? 杏樹ちゃんの見た目、そのまま
って感じがするよ」
そう言ってニヤリと笑ってみせる。
「さて、こんなにぐちょぐちょにしているんだから、これをお待ちかねなんだろう?」
スラックスのベルトを取り、前を開けてその中から既にいきり勃っていた肉棒を取り出し、そのまま、
身体を杏樹へと寄せると、右手を杏樹の太股へとかけ、そのまま乱暴に引き上げ、杏樹に片足を
持ち上げて股を開いているような姿勢を取らせる。
そして、その根本、黒いショーツの縁に自分の肉棒を宛うと、その先端でショーツの布地を押しのけ、
そのまま、熱く濡れそぼった杏樹の淫裂へと一気に押し込んでいった。
「……これが……こいつが欲しかったんだろう? なぁ?」
腰を押し込みきり、ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、杏樹へと問いかける。
>>242 「…怖がる事は無い。それが感じるという事なのだからな」
わずかに感じてきた香のペースに合わせて突きつつ、二三度軽くキスもする。
>あっ、あはぁっ…んっ、御主人様……これが、結ばれる、ということなんですね……
「むっ……まあ、そうだな…」
厳密には少し違うのだが、初めての快感に酔いつつある彼女に水を差すのもどうかと思い、言わないでおいた。
そんな時に、射精感が高まってくる。
「……さて香っ…。そろそろ出すが、どうして欲しいかな?」
初めてくらいは彼女の好きにさせてやろうと思い、耳元で囁いて聞いてみる。
246 :
木村 香:04/02/12 03:06 ID:z0GKIZnm
>>245 「膣内に……膣内にお願いしますっ!」
送られて来る快感に身悶えつつ、躊躇なくそう答える。
「あはぁ…御主人様ぁ……んっ…はあぁっ!」
主人が体を近づけたのをいいことに、手を主人の背中へと回す。
やがて、快楽と状況に酔いしれたからか、絶頂の予兆を感じ取る。
「んっ、やっ…何か…あぅっ、ふぅん……あっ、ああんっ!」
247 :
椿 杏樹:04/02/12 03:10 ID:bWb7Iumi
>>244 >他の指を杏樹の唇の間へと押し込み〜
「んむ…、んー、んちゅっ…。…っ…」
無理に愛液を舐めさせられ、ぼうっとしたまま瞳が潤んでくる。
唇を閉じようとするも指で口内を弄られる。
「おつなんかじゃ…ないですよう、全然。恥ずかしいだけです…」
そして唾液と愛液混じりの指を舐める客人を、不安そうな目で見つめる。
戸惑っていると、強引に足を持ち上げられて客人の硬くなった逸物を
下着の脇からぐっと押し込まれてしまい、痛さに少し息を飲む。
「…―あっ!!やっ、もっと優しくなさってください…っ」
>……これが……こいつが欲しかったんだろう? なぁ?
「違います、違うの…。そんなことないんだからぁ…」
声を震わせて答える。
身体は求めているが、荒く扱われるのに恐怖感があるのか
精神的に若干抵抗しているような素振りを見せる。
>>246 「よし…膣内でいいんだな…!?」
身体を密着したまま、強めに腰を振ってラストスパートをかける。
手を背中に廻されると、その動きを邪魔しないように突き続けた。
「くっ…もう出すぞっ! くおっ…!」
中の締め付けに耐えられず、大量の白濁を香の中にぶちまける。
「……ふぅ。初体験の感想はどうだったかな、香?」
一息ついた後で、様々な液体にまみれた逸物をゆっくりと抜き取った。
249 :
木村 香:04/02/12 03:16 ID:z0GKIZnm
>>248 「んっ、ふぁっ、あっ、ああっ!?」
膣内に出された、と思った瞬間、一瞬目の前が白くなり、体が硬直する。
その一瞬後に気がつくと、中に入っていた逸物が抜き取られる。
「あ…あはっ……痛かったけど、気持ちよかったです……
なんか、飛んじゃいました……」
未だ夢心地、といった顔のまま、主人の問いにぼそぼそと答える。
>>249 どこか意識がふわふわとした状態になっている香と、至近距離で会話を交わす。
「…ふむ。初めてであんなに感じられるとは…ひょっとすると香はエッチな素質があるのかも知れんな」
冗談めかしてそう言いつつ、少し汗ばんだ彼女の髪を撫でる。
「明日の午前中はおそらく仕事になるまい。…ぐっすり眠って、身体を休めなさい」
と、そこまで言ってから思いついたようにこう言う。
「それとも…身体を洗ってから、私と一緒に眠るかね?」
>>247 >「違います、違うの…。そんなことないんだからぁ…」
「そうかい。それは悪かったな。じゃあ、こっちは好きにやらせてもらうとするよ」
相手を思いやるなどと言うことは微塵も考えず、ただただ快楽を貪ろうと乱暴に腰を打ち付けるように
杏樹への抽送を繰り返す。
「ええ、いい感じに締め付けてくれるじゃないか……。『夜の御奉仕』なんて口走るもんだから、てっきり
使い込まれてユルユルかと思っていたら、どうしてどうして……」
自分の肉棒を締め付けてくる快感を正直に口にしながら、さらに抽送を激しくしていく。
やがて、胸を弄び続けていた左手を胸から放し、そのまま、床に爪先でついていた杏樹の右足も
持ち上げ、そのふくらはぎを自分の肩に掛け、首で力強く戒めてしまう。
「ほぉら、ご開帳だ。黒いレース地の横にはみ出している杏樹ちゃんのが、ぷりぷりしてるぜ」
先程まで右足を持ち上げていた左手をショーツの縁へと差しのばし、布地をずらして淫猥に形を歪めている
杏樹の淫裂を剥き出しにしてみたり、淫裂の頂点で慎ましく自己主張をしている陰核を弄んだりしてみせる。
やがて、続けられていた抽送の速度が速くなり始める。
「……ああ、そうそう……。さっきの薬な、ちょっと困った副作用があってなぁ……」
更に抽送の速度が速められ、杏樹の身体が激しく揺さぶられる。
「……身体のホルモンバランスをくるわしちまって、ピルなんかの効果を打ち消しちまったり、次第によっちゃ
身体がちょっとした勘違いをしちまうことがあったりするんだよ……」
自らの肉棒で杏樹の類い希なる膣口の締め付けを味わい、そのまま、奥のコリコリとした子宮口の感触を
楽しんだりするように、変化を付けた抽送へと切り替えていく。
「……その、生理がきちまった、排卵しなきゃ、ってな……」
そう口にして、それまでの数々の笑みを越えるような邪悪な笑みを浮かべて見せ、自分の鈴口を杏樹の
子宮口に擦りつけ、小刻みに刺激するような腰の動きをはじめた。
……それは、射精を予告する動物としての身体の動きだった。
252 :
木村 香:04/02/12 03:26 ID:z0GKIZnm
>>250 「そんな……そんなんじゃないです……」
だんだんと意識がはっきりしてきたらしく、呼吸を落ち着かせてから、ゆっくりと半身を起こす。
>それとも…身体を洗ってから、私と一緒に眠るかね?
服を着なおし、既に帰る気分だったのだが、この一言にピクッと反応する。
「えっ、あっ……それは……はい、そうします!
じゃあ、あたし、お風呂に行ってきます!」
服を着終え、溢れんばかりの笑顔で元気にそう言うと、部屋を出る挨拶すらもせずに、主人の部屋から走り去ってしまう。
>>252 「やれやれ、せっかちな娘だな……」
慌てて出て行った香を視て苦笑を浮かべながら、しばし先程の情交の余韻に浸る。
(だが、ああいう娘をメイドとして育てて、自分色に染めるのもなかなか……ふふっ)
少しにやけつつ、一旦ベッドに横たわった。
254 :
椿 杏樹:04/02/12 03:41 ID:bWb7Iumi
>>251 >使い込まれてユルユルかと思っていたら
「そんな事、あっ、言わないで下さい…んんっ。あうっ…あぁんっ」
強く乱暴に突き入れられて動かされ、更に恥ずかしい体勢にされるが
客人の力に勝てず、ただ喘ぐしか出来なくなる。
「きゃんっ…だ、だめぇ。あっあっ、お客様ぁっ…」
判断もあまりつかずに、(もうこのまま犯されるのでもいいか)などと
考えていたが
>排卵しなきゃ〜
「やぁ…あぁ…え、えっ!?」
客人の話を聞き、さすがに焦りの表情になる。
(排卵ってなに…そんなところに中に出されたら、わたし…)
混乱し、喘ぎながら首を振り哀願する。
「…やぁっ!いや、やめて、お願いだめっ、中に出しちゃ…。
他のところならどこでもいいですから…んっ、中にはやめてぇ、…あんっ!
…やめてください……!!」
声を荒げ、必死で抵抗し始めるが客人の動きは既に絶頂に向かって
腰の打ち付けも早くなっている。
(妊娠なんか嫌…絶対、絶対いやあ…っ!)
>>254 > …やめてください……!!」
杏樹の悲鳴にもにた懇願が耳をつんざく。しかし、その声に返されたのは……
「……すまんな。出物腫れ物所嫌わず、って言ってな……くうっっ! さ、さぁ、受け取ってくれよっ!」
そう言うのと同時に小刻みな腰さばきが止まり、その動きに取って代わって全身が痙攣したように
跳ね始める。
その身体の跳ね突きに合わせて、まるで杏樹の子宮口の奥底にねじ込もうとでもするように肉棒の
先端部が押し付けられ、その残酷な脈動と共に杏樹の子宮口からその奥底目掛け、濃くドロつくような
熱い精液が情け容赦なく流し込まれていった。
256 :
椿 杏樹:04/02/12 03:58 ID:bWb7Iumi
>>255 >……すまんな。出物腫れ物所嫌わず、って言ってな
「いっ、意味がよくわかんない…です、けど、ああんっ!
んっ…だ、出しちゃうんですか……!?や…やだやだぁっ!!」
子供のように駄々をこねて抵抗するが、結局聞き入れられず中に
射精されてしまう。
不安で達する事もできず、一気に血の気が引き無言になる。
「……!!出っ…」
(あ……)
肉棒から注がれる大量の白濁が足を伝うのを眺めつつ、諦めに似た表情を浮かべる。
「…失礼します」
客人の後始末までさせられ、やっと部屋を出ると沈んだ顔でふらりと廊下に出る。
破れたブラウスをきゅっと握り、寂しくならないように独り言を呟いたりし始める。
「こわかった…。はじめてこわい御客様、当たっちゃった…。
やだな、妊娠なんかするわけないじゃない〜。あはは、あんなのハッタリ……」
が、ぽろっと涙が零れたのをきっかけにぼろぼろ涙が出る。
「…っ。ぐすっ…、うっ…ひくっ」
両手で何度目を擦っても、涙が止まらなかった。
「どうしよう、ほんとだったら…。っ、こわいよう…」
>>256 最後の一滴までをも杏樹の胎内に放ち切り、快感と恍惚に包まれた表情を満面に浮かべる。
そして、フックから解き放ち、半ば放心状態にも近かった杏樹に、自分の精液と杏樹の愛液にまみれた
肉棒の後始末を終わらせる。
「いや、よかったよ、あ・ん・じ・ゅ・ち・ゃ・ん」
そう言って最後に、乱暴に杏樹の唇を貪った。
やがて……
「さぁて、うまく録れてるかな……と」
テーブルの上に置いていたアタッシュケースを開け、その中に仕込んであったデジタルビデオカメラを
取り出すと、備え付けの液晶画面に目をこらす。
暗い部屋の中で淡い光を放つその画面には、乱暴に身体を揺さぶられている杏樹の姿や、ことを終えて
肉棒を抜かれ、その状態で足を割り広げられて白い粘液を黒いショーツの間から見える淫裂から
滴り落ちさせている姿などが鮮明に映し出されていく。
「……んー、いい感じだ。さてと……」
そう呟いて手早くデジタルビデオカメラをアタッシュケースの中に戻すと、乱れていた着衣を整え、
杏樹の手首から外したネクタイを締め、ハンガーに掛けていたコートに手を伸ばす。
「……こいつで一稼ぎしてもよし、こいつを種に又、ここに遊びに来てもよし、いやいや、まだまだ
楽しめそうだなぁ……。いい感じだねぇ……」
そして、コートを羽織り、テーブルの上のアタッシュケースを手に取ると、屋敷の外へ、闇の中へと
姿を消した。
執務室で主人と話をしている。
「私は大丈夫だと思います。児玉さんの指摘があったとしても、問題化する前にその部分を改善すれば良いだけだと思いますし」
どうやら、屋敷の財務管理や子会社系列で所々不備があったらしい。
「…ええ、問題無いと思います。…はい、その辺の手回しはもう……蛇の道は蛇と言いますし、私も一応執事の端くれですから」
怜悧さと言うよりは冷徹さを交えた表情で話していたが、最後にふっと表情を緩め、笑顔でこう言う。
「いざとなったら御主人様の為に…由依が何もかも背負い込む覚悟ですよ?」
慌てた様子で厨房を駆け回っている。
「明日の夜には完成させませんと……」
「とりあえず、これでよし……」
昨夜の件の関係で、杏樹に薬を手渡してから、自分の部屋へと戻ってくる。
「あんな杏樹、初めて見た気がするな……」
首輪を隠す為、首元まであるセーターを着ている。
面倒そうに書庫の整理をしている。
「あーあ…なんか面白い本でもないかなあ?」
オーブントースターから焼きあがったクッキーを取り出し、
温めたチョコレートに浸けこんでコーティングしている。
「色々と作りすぎですかしら……?」
264 :
木村 香:04/02/12 23:43 ID:z0GKIZnm
昨夜は結局作れなかったので、現在瑞葉と共に厨房でチョコ作り中。
「えっと、ここで……あれ? えっと……」
材料やら料理器具やらでごった返した厨房で、せわしなく手を動かす。
「??どったの凛ちゃん、最近その服だけど」
一番身近にいるくせに、凛香の首輪の存在は知らないようだ。
「うん……この調子でしたら明日の休憩時間も使えばなんとか……」
とりあえずラッピングまで終わらせる算段が付いたらしく、一息つく。
>>264 「ええと、香さんはいかがです?」
267 :
木村 香:04/02/12 23:55 ID:z0GKIZnm
>>266 「うぅぅ……かなりギリギリです……」
大急ぎで作っているものの、最悪の場合、当日に完成ということにもなりかねない状況らしい。
「厨房が騒がしいな……」
自室で外国の料理誌を読みながら、ふと呟く。
「ま、バレンタイン関係ではあいつの方が専門だろうからな。…俺の出る幕じゃないだろうけど」
269 :
木村 香:04/02/13 00:09 ID:gJSXTAHv
学校でそれなりに学んではいても、手の遅さが遅れの原因らしい。
「よし、これで一段落……っと」
それでも、下準備はあらかた終えたらしい。
主人の部屋から出てくると、何となく廊下をぶらぶらと歩いている。
「厨房が少し騒がしい…かな?」
274 :
木村 香:04/02/13 00:19 ID:gJSXTAHv
ちらっ、と瑞葉を見て少し考え込むが、目が合いそうになって慌てる。
「あっ、瑞葉さん、あたしはちょっとこれで……」
乾いた笑いをしてごまかしつつ、厨房を出る。
「(彼女でもいいんだけど、忙しそうだし……)」
>>270 廊下を歩いていると、由依と鉢合わせになる。
「(執事の由依さん……か……もしかしたら)」
「あの、由依さん……これから、少し時間あります?」
>>274 「? はい……」
何やら誤魔化すように笑って厨房を出て行った香りに首を傾げる。
バレンタインが近いからか、屋敷中甘い匂いがする。
「(という事は……)」
昨日の香のように、誰かがいるだろうと思い厨房へと向かう。
>>274 (チョコレート…かぁ)
瑞葉の事は知っているので、頑張る彼女を見ていると何だか複雑な気持ちになる。
「ううん、物より気持ち。私は執事なんだから、仕事と態度で示さないと」
多少無理をしながら思考を断ち切り、自室へ帰ろうとする。…と。
>あの、由依さん……これから、少し時間あります?
「あら…木村さん」
新人メイドである香と鉢合わせて、何やら話を持ちかけられる。
「ええ、いいですけど……ここじゃなんですし、休憩室でも行ってお話しませんか?」
こちらとしても彼女と色々話をしておきたいのか、香の提案を快諾する。
コンロの火を落として鍋を洗い始める。
「ひとまずは片付けてしまっていいですわよね?」
>>276 と、足音が厨房に近づいてくるのが聞こえたので
入り口の方を振り返ってみる。
「どなたで……おじ様? こんばんは……」
さり気なくチョコレートやクッキーを身体の後ろに隠しながら頭を下げる。
280 :
木村 香:04/02/13 00:30 ID:gJSXTAHv
>>277 「あっ、休憩室はちょっと……こっちに来て下さい」
由依の手を引いて、近くの部屋に連れ込む。
廊下に誰もいない事をしきりに確認してから、扉を閉めて、由依の前へ。
「……これからお願いすること、絶対に誰にも言わないで欲しいんですけど……」
なぜか顔をほのかに赤らめながら、ぢっ、っと由依の目を見てそう言う。
厨房から甘い匂いがして、知らず知らずにそちらへと足が進む。
「な〜に? 何作ってるの?」
数人の同僚が立つ間から、顔を覗かせる。
「うわ〜、美味しそう〜♪」
小さなチョコレートケーキが並んでいるのを見て、目を輝かせる。
>>280 「……?」
香の言動と行動に、頭の中で「?」が飛び交う。
とりあえず彼女の言われるがままに部屋に入り、彼女の話を聞いた。
>……これからお願いすること、絶対に誰にも言わないで欲しいんですけど……
「……はい。見習い執事の私などでよければ、いくらでも聞きますけど?」
香の表情を見てますます困惑しつつ、話に応じる。
>>279 厨房に着くと、案の定甘ったるい香りが充満している。
「ふむ、今日は瑞葉か……どうだうまくいっているか?」
驚く瑞葉を尻目に、ゆっくりと椅子に腰を掛ける。
「ふふふ、なぜ分かった?という顔をしているな
この時期にコソコソ隠れてする事と言ったら一つしかあるまい、違うか?」
284 :
木村 香:04/02/13 00:37 ID:gJSXTAHv
>>282 由依の答えに、一瞬笑みを浮かべるが、同時にさらに顔が赤くなる。
「……あの、えっと……
き、気持ちよくなると、ここ……が濡れますよね……?」
突拍子も無くそう言って、自分のスカートを目で示す。手で示す度胸は無いらしい。
「あたし……その液が欲しいんですっ!」
ポケットから取り出した小瓶を勢い良く置くと、いたって真剣な顔で由依に言う。
>>283 「え? ええ……」
仕方なく、お菓子を背後に庇うのを諦める。
「あ、おじ様のもきちんとご用意してありますわ。
お渡しするのは当日になりますから、まだ差し上げられませんけれど」
実は内容は相手によって吟味するつもりなので、慌てて付け加える。
>>284 「…………はい?」
目の前に居る香が言い放った言葉の意味を理解できず、しばし硬直する。
ようやく思考が追いついてくると、まず彼女がいきなりこんな事をする理由に疑問を持った。
そしてつられるように、一気に頬を染める。
「あの……確かに性的に興奮するとそうなりますけど…木村さんはご自身の…その、液が欲しいのですか?」
小瓶へちらちらと視線を流しつつ、戸惑った声で聞く。
「それに…どうして『それ』が欲しいんです?」
一応、これでも平静を保とうとしているらしい。
「まあ給料泥棒とか言われなきゃいいんだけどさ。
みんなちゃんと厨房の掃除してくれるのかなー…」
メイド達のバレンタイン作業の為に邪魔扱いで厨房を追い出されたらしく、
苦笑しながら庭でリフティングなどして遊んでいる。
>>285 「ほう、そうか、楽しみにしているぞ瑞葉」
本命では無いだろうとは思いつつ、貰えるのはやっぱり嬉しいのか
思わず顔が綻ぶ。
「そうそう、最近あの若造とはうまくいってるのか?
うまくいってないのならいいぞ、何時でも私の元に戻ってくるといい」
ふと瑞葉の本命(瀬名)の顔が浮かび、意地悪気に聞いてみる。
289 :
木村 香:04/02/13 00:46 ID:gJSXTAHv
>>286 「そうです、あたしが欲しいんです。……理由は……ちょっと……」
そう言って、困ったように彼女から視線を外す。
「自分でもやってみたんですけど……一人じゃどうにも上手くいかなくて……
メイドの皆も、チョコ作りとかに忙しそうで……」
で、由依にお願いしたということらしい。
「お願いっ! 時間がないの」
そう言って、パンッ!と両手を合わせて由依を拝み倒す。
>>288 「……っ」
主人の言葉を真面目に受け止めてしまい、
咄嗟に何も言うことができずに、気まずい沈黙がおちる。
「……あの……そ、そうですわ。
ここのお掃除しなくてはいけませんから、モップをとって参ります」
それに耐え切れず、主人の横を通り抜けて厨房を出て行こうとする。
「あ、これってバレンタインの……って、なんで私だけ仲間はずれ〜?」
じと目で同僚を見るが、あんたがいると失敗する確率が高くなるからと言われ
それもそうだと、しょんぼりする。
「うう〜……私だって、負けないんだからっ!」
>>289 「え、えーと……」
正直な話、同性同士の絡みは勿論、主人以外には例外を除いて性行為に及んだ相手もいない。
(でも……)
執事としての責務やら自分も仕置きの一つくらいできないとなどと思っていた事もあり、ようやく覚悟を決める。
「わかりました。……じゃあ…」
いつも主人が自分にするように、彼女の後ろに回って胸に手をやる。
「私が責任を持って、香さんを手伝いますね」
主人とする時は恒例のキスは出来ないのだが、とりあえずはソフトに胸を揉みしだいてみる。
>>290 「(むっ、まさか本当にうまくいっていないのか…?)」
まさかこんな雰囲気になるとは思っておらず、内心焦りまくりなのだが平静を装う。
「まぁ待ちなさい」
横を通り過ぎようとした瞬間、瑞葉の腹部に手を添えると
ヒョイと持ち上げ、自分の膝の上に座らせる。
「冗談に決まっているだろう、お前はお前のやりたい様にすればいい
態々私の態度など伺う必要など無いのだぞ?」
子供の頭を撫でるように、ゆっくりと瑞葉の頭を撫でる。
294 :
木村 香:04/02/13 00:57 ID:gJSXTAHv
>>292 「お、お願いします……」
断わられなかったことに内心安堵しつつ、由依に身を任せる。
任せっきりも悪いと思い、自分も片手を由依の手に乗せて胸を揉み、もう片方の手でショーツ越しに秘所をなぞってみる。
「……んっ……ふぁ……」
目を瞑って快感に身を任せ、先日主人とやった時の事を思い出して、高まろうとする。
>>293 「あっ……!」
抱き上げられて驚くものの、主人の手から逃れることはできない。
>お前はお前のやりたい様にすればいい
「でも……」
別段、瀬名との仲が上手くいっていないわけではないのだが、
むしろそれだけに気が咎める。
(それなのに、なんだか……安心できるような……)
主人のがっしりした身体の温かさに心地よさを覚えて、つい寄り添ってしまう。
296 :
椿 杏樹:04/02/13 01:02 ID:kLaGtp8Q
テラスの柵に腰掛け、ぼーっとしている。
昨日の夜はかなり混乱して泣いてばかりだったが、徐々に落ちついてきたらしい。
「…おなか大丈夫かなぁ。ちゃんと効いてねお薬」
心配そうに腹部をさする。
>>294 「どうですか? 気持ち良い部分があったら言ってくださいね……?」
主人がしたように、あるいは杏樹らに弄られた時のように、香への愛撫を続ける。
(御主人様……木村さんともしたのかな…?)
そう考えるだけで胸が痛むのだが、その感情を封じ込めて今の行為に没頭しようとする。
(木村さんの胸、柔らかいな……。私より大きいかなあ…)
微かに嫉妬心を感じて強く揉んだりしながらも、出来るだけ自然に彼女をベッドへと引っ張り、横たわらせる。
「次は……その、あそこを弄りますね…」
まだ少し躊躇いつつも、小瓶を手に取ってそう言う。
298 :
木村 香:04/02/13 01:07 ID:gJSXTAHv
>>297 「……ひぁっ?!」
胸を強く握られると、少しの痛みと同時に気持ちよさがこみ上げてくる。
>次は……その、あそこを弄りますね…
「うっ……は、はい……」
自分から言い出したにもかかわらず、いざ実際にその時になると、こちらも躊躇してしまう。
それでも、自分でスカートをたくし上げ、由依の前にショーツを晒す。
>>295 「まだそんな事を言う悪い口はこの口か?」
顔を自分の方に向かせると
まだ何か言おうとしている、瑞葉の唇を自分の唇で無理矢理塞いでしまう。
>主人のがっしりした身体の温かさに心地よさを覚えて
寄り添われた事により、チョコレートとは別の匂いを感じ取る。
「相変わらず瑞葉からはいい香りがするな」
スーっと大きく息を吸い込みその香りを楽しむ。
すると若い女のエキスに反応したのか、逸物が徐々に大きくなってくる。
>>299 「んんっ!? ん……んふぅ……ふぁ、むっ」
唇を奪われて舌を絡めるうちに、陶然となっていく。
>相変わらず瑞葉からはいい香りがするな
「あ……ありがとうございます……あっ?」
と、尻の辺りを押し上げる硬いものに気づく。
それが何かすぐに分かってしまい、居心地悪そうに身じろぎしつつ赤面する。
その動きがかえってそれに快感を与えてしまうことまでには思い至らずに。
「悔しい〜〜っ! 絶対見返してやるんだからっ!!」
自室に戻るやいなや、鞄にエプロンやらお菓子の本やらを詰め込んで自屋敷を出て行く。
「……こういう時は、あちらのお屋敷で相談した方がいいよね」
そして、名無しの主人の屋敷に到着して、呼び鈴を鳴らす。
「こんばんは〜」
>>298 「……ええと」
不慣れな様子を見せればこれからの仕事の上下関係にも支障が出ると思い、毅然とした態度のふりをする。
「木村さん、脱がしますよ…?」
そう言って、静かにショーツを下ろしていく。
「……っ」
見慣れない、しかし自分にもあるそれが目の前に現れた。
(自分のもどうかと思うけど…やっぱり…何か…)
複雑な思いを抱えながら、とりあえずはいつも自分がするように、唾液で濡らした指を陰核に這わせてみる。
303 :
木村 香:04/02/13 01:17 ID:gJSXTAHv
>>302 「うっ……うぅっ……」
覚悟はしていたはずなのだが、いざ実際にまじまじと見られると恥ずかしくてたまらない。
>唾液で濡らした指を陰核に這わせてみる。
「あっ、やっ!」
由依に触れられた瞬間、反射的に手を伸ばして、由依の手を押さえ込んでしまう。
「……あっ、ご、ごめんなさい!」
慌てて手を離すが、まだ抵抗が強いのか、度々由依の手を押さえてしまう。
>>300 「おっと、まったく瑞葉はそんなに私のものを大きくしたいのかな?」
偶然だと知りつつもワザと羞恥心を煽るような事を言う心境はさっきみたいにならないかドキドキしているのだが…。
瑞葉を、クルッと回転させ向かい合わせになるようにする。
「今日は私の相手をしてもらおうかな?」
そう言うと、今まで何度も脱がしてきたメイド服を高速で脱がし、露出した胸をやわやわと触り始める。
305 :
椿 杏樹:04/02/13 01:20 ID:kLaGtp8Q
>>301 「!」
呼び鈴の音が聞こえ、また昨日の客人が来たのかと心配するが
誰も出る気配がないので仕方なく応対に出る。
「……こ、こんばんは〜…。」
びくびくしながら、ゆっくりドアを開けると相手はメイドだったので
安心してほっと胸を撫で下ろし、目の前の五月に微笑みかける。
「ごめんなさい遅くて…。えっと、何か急な御用の方ですか?」
>>304 「ち、違っ、やぁ……っ」
手馴れた様子ですぐに服を剥がれてしまう。
「は、ぁんっ、ダメです……ここ、すぐに誰かいらしてしまいます……っ」
バレンタインデー前ということもあって、
メイドたちの出入りが激しいことを訴える。
「お相手なら致しますわ、だから……」
胸をまさぐる主人の手を止めて懇願する。
>>303 「っ!?」
急に手を押さえ込まれ、思わずこちらも驚いてしまう。
その後も度々抵抗されるうちに、ふとこんな疑問が浮かんだ。
「木村さん……ひょっとして、性的な経験は少ないほうですか?」
もちろん、あまり人の事は言えないのだが。
そうして、次第に上手に愛撫していく中で、彼女の秘裂からじわりと液体が滲んでくる。
(もうすぐかな……?)
小瓶の蓋を開き、確認がてら改めて香りにこう聞く。
「もう一度聞かせてください。木村さんは…どうしてこの液が欲しいんですか? …ちゃんと教えてください」
上気した表情の香に、優しく囁くようにして聞いてみる。
>>305 ふわふわの髪型のメイドが現れて、一瞬ぽかんとなる。
「あ、あの、えーと……私、伯爵様のお屋敷でメイドやっている安藤五月って言います。
今日は約束とかしていないんですけど……ちょっと、遊びに来ちゃいました」
言いながら鞄を後ろに隠し、杏樹に微笑み返す。
「えっと……新しく入ってきたメイドさんですか?」
>>306 「来たら見せ付けてやれば良いだろう?」……と言おうとしたが
目撃者が瀬名だった場合、それは余りにもアレだと思い素直に応じる。
「ふむ、それもそうだな、では私の部屋へと行くか」
瑞葉を軽々とお姫様抱っこすると、服が乱れたまま厨房を後にする。
部屋に着くまでの間も、器用に片手をスカートに潜り込ませ、秘烈を弄っている。
310 :
木村 香:04/02/13 01:32 ID:gJSXTAHv
>>307 >木村さん……ひょっとして、性的な経験は少ないほうですか?
「はい。この前まで、ぜんぜん……」
>木村さんは…どうしてこの液が欲しいんですか?
再び口ごもってしまうが、『言わないとこれ以上やらない』と言われているような気がしてしまう。
「その……チョコに……
バレンタインのチョコにこれを混ぜると、相手は渡した相手しか見えなくなる……って聞いて……」
一体何処から仕入れてきた情報なのやら。だが本人はかなり本気で信じているらしい。
ふと、何かを思いついたように辺りを見回し、小さなタオルを見つける。
「あの……あたしの手をこれで縛っちゃって下さい。邪魔なら、足も何かで止めちゃっていいですから……」
またもや飛びぬけた要求をする。そうまでしても愛液が欲しいらしい。
311 :
椿 杏樹:04/02/13 01:34 ID:kLaGtp8Q
>>308 伯爵家のメイドと聞き、すっかり安心した様子。
>新しく入ってきたメイドさんですか?
「いいえ?もうかれこれ一年ほどいるんですよ〜。あんまり私、こういう応対に
出ないからかしら。
ふふっ、そう思われても不思議じゃないですよねえ」
多少心配事があっても笑える性格なので、何も悩み事がないかのように見える。
「どうぞー。お茶でもお飲みになります?……あ、でも」
中へ促し、五月を厨房あたりにでも通そうとするが
「バレンタインでみなさん忙しくて落ち着けないかも…。
私ね、さっきまでテラスでお菓子食べてたの。
五月さんさえよければですけど、そっちでも宜しいですか?」
>>309 主人に廊下に連れ出されて、慌てて前を掻き合わせるが、
運ばれる間も巧みに秘所を弄られて、そのたびに身体を悶えさせている。
「あん、ん、ふぁっ、く……ぅんっ!」
廊下に響く声に、どんどんと羞恥感を高めていくうち、
ふと主人の手が秘豆に触れてしまい、その途端体を突っ張らせる。
「あ……あぁぁぁっ!」
知らぬ間に焦らされて敏感になっていたそこから軽い絶頂に貫かれ、
主人の腕から転げ落ちそうになる。
そのせいでスカートはまくれ上がり、主人の目の前に
ヒクヒクと息づく秘裂が晒される。
>>311 「あ、そうなんですか〜。やだ、私ったら……ごめんなさいっ」
杏樹に頭を下げると、ごまかすように頭をかきながら笑ってみせる。
「え、いいんですか? あの……ご迷惑なら帰りますけど……」
そこまで言った時、お腹がぐぅっと鳴り、途端に真っ赤になってお腹を押さえる。
「!! や、やだっ、は、恥ずかしい……」
杏樹が食べていたお菓子を無意識に想像してしまい、急激に空腹感を感じる。
「……えへへ。ごめんなさい」
取りあえず謝ってみる。
>>310 「そうですか。この前まで、ぜんぜん……全然?」
どうも何かが引っかかる。
>バレンタインのチョコにこれを混ぜると、相手は渡した相手しか見えなくなる……って聞いて……
「はあ…そうですか…」
おそらくは迷信だろうが、そこまで彼女が好意を寄せる男性がいるのかと考えてしまう。
(でも…木村さんはあの学校出身者だし…確かあそこは女性ばかりの所だし…)
こういう時に勘がいいとあまり良い事は無いのだが、それはひとまず保留して、香のぶっ飛んだ要求に対しても素直に応じておく。
「そこまでして……欲しいんですか? 相手は…木村さんの意中の相手はどんな方なんですか?」
秘裂を撫でながら、少し冷たさが混じった声色で言う。
>>312 「こらっ!!大人しくしていないと危ないぞ」
バランスを崩した瑞葉を支えながらそんな事を言っているが、原因はあんただ。
「む、これは困ったもう既に反応してしまっているではないか」
廊下の壁に手を付かせると、後ろに回り込みじっくりと秘所を観察する。
「ん〜、こいつは弱った、こんなにべとべとになっているのを放置しても良いのだろうか?
しかし、ここは何時誰が通るか分からない廊下だしなぁ〜、いや、実に困った」
白々しくそんな事を言うと自分の逸物を露出させるが、それ以上何もしない。
>>315 「い、イヤっ、ダメです……こんなところで、なんてぇ……っ!」
怯えた様子で身をよじらせるが、
かえって腰を振って誘うような仕草になってしまう。
「あ……」
そして主人が逸物を晒すと、口を虚しく開閉させるだけで
何もいえなくなってしまう。その代わりのように、
下の口からは愛蜜が幾筋も流れ出しているのだが。
317 :
木村 香:04/02/13 01:48 ID:gJSXTAHv
>>314 >相手は…木村さんの意中の相手はどんな方なんですか?
「……素敵な方です。んふっ……もう一目見た瞬間に、この人だと思ったんです。
んはぁ……つい先日、その方に処女を捧げたばかりで……ぁっ、あぁっ……」
由依に秘所を弄られながら、まるで夢見るように、ウットリしながらペラペラと喋る。
「いきなり、『私だけのものになってくれないか?』とか告白されちゃって、もぅそのまま済し崩しに……」
手足が拘束されているのが嘘のような陶酔っぷりである。
「あぁ……御主人様ぁ……」
318 :
椿 杏樹:04/02/13 01:51 ID:kLaGtp8Q
>>313 「あ。名前言うの忘れちゃってた…ごめんなさい、
私、椿 杏樹っていいます。よろしくどうぞ〜」
とろい口調で、ぺこりと軽く頭を下げる。
>お腹がぐぅっと鳴り、途端に真っ赤になってお腹を押さえる
「……おなかすいてたの?うふふ、おもしろい」
苦笑し、五月をテラスに通す。
先ほどまで自分がいたところは吹きさらしなので、物を全部
ガラスで覆われ温室のようになっている温かい場所へと移動させる。
「こ、こっちもごめんなさい…なんか考え事してたから、こんな寒い場所にいたの。
もうバカですよね。あったかいとこにいればいいのに」
紅茶を注ぎ、他のメイドの作った試作品チョコレートが大量に余っているのを
五月にすすめる。
「……とか言って、こういうものしかないのですけど。チョコなんか食べ飽きちゃってるかしら」
>>316 「そんなにここがいいのか?仕方ない可愛い可愛い姪の為だ
私も人肌脱ごうじゃないか」
溢れ出る愛液と、腰を振る仕草を見て完全に誘っていると思い込み
今まで我慢してきた、突き入れたい衝動を開放する。
「ほら、お待ちかねのものだ、よく味わうといい」
秘所に逸物を宛がうと、ゆっくりと膣内へと埋めてゆく。
>>319 「あっ、あぁぁぁぁぁっ!」
背を反り返らせ、目を大きく見開いて
嬌声とも悲鳴ともつかない声をあげる。
「はっ、ぁんっ、イヤっ、イヤぁぁっ!
こんな、ところでぇっ、誰か……見られて……しまいますぅっ!」
しかしその状況に、逆に興奮を覚えているのか、
秘所の締め付けはいつもよりも強く、水音も淫らに響いて
主人を早くも高みへと誘っている。
>>317 「…………ごしゅじん…さま?」
早く愛液を溢れさせようと、香の言葉はほとんど話半分で愛撫していたのだが、最後の一言で完全に硬直する。
言うなれば、落雷でも受けたかのような衝撃。
「御主人様に…処女を捧げて…告白された…ですって?」
瞬時に声の質が変わり、まるで噴火寸前の火山のように感情が抑えきれなくなってくる。
「…冗談じゃありません。御主人様は…御主人様は…っ!」
急に陰核を押し潰すように刺激すると、かなり強めに乳房を揉む。
「あなたは主従関係という物を分かってるんですかっ!? …研修扱いの癖に…よくそんな事を…」
最早理性を抑えきれなくなったのか、語調がどんどん荒くなり、目も潤んでくる。
>>318 「つばき……あんじゅ、さん? 杏樹って変わった名前ですね〜」
ニコニコと笑いつつ、お腹が鳴った事を恥ずかしく思う。
「……私ったら、物凄く食いしん坊みたいですよね……。
バレンタインのチョコだって、自分のために作るようなものみたいだし……」
ぶつぶつと独り言を言いながら、杏樹の後をついて行く。
「……って、ここにいたんですか……?」
寒空の下に設置されている椅子やテーブルを見て、驚いたように口を開く。
「考え事って……」
気になりつつも、温室へと移動する。
「あ、チョコレート! 食べていいんですか? いっただきまーすっ!」
杏樹の言葉をあまり聞かず、勝手に取って口の中へ放り込む。
「美味しい! これって杏樹さんが作ったバレンタインの練習品ですか??
すっごいな……私もこれくらい、美味しく作れたらなぁ……」
324 :
木村 香:04/02/13 02:05 ID:gJSXTAHv
>>322 雰囲気が豹変した由依に、目を白黒させる。
>急に陰核を押し潰すように刺激すると、かなり強めに乳房を揉む。
「んひぃっ?! 痛…痛い、痛いっ! やめ…ああっ?!」
突然の刺激に身もだえ、反射的に逃げようとするが、縛られていてはもがくのがせいぜい。
>あなたは主従関係という物を分かってるんですかっ!?
「そ、それは……でも、恋にそんなもの関係ないでしょ?!」
こちらは単に痛みで涙を滲ませながら、反論する。
鋭い人ならこの時点で由依の気持ちが分かったかもしれないが、香は執事としての発言と解釈したらしい。
>>321 「こらこら瑞葉、そんなに大きな声を出すと嫌でも誰かが来てしまうぞ」
激しく腰を動かしつつ、耳元で呟く、もちろん胸への愛撫も忘れない。
「嫌という割りにここは、こんなになってしまってはいるがな」
瑞葉の乱れる姿を、ニヤニヤと鑑賞しながら徐々に襲ってくる射精感に堪えている。
が、激しい締め付けに我慢できなくなってしまい、秘所から逸物を引っこ抜くと背中から髪目掛けて
ドクドクと欲望を爆発させる。
326 :
椿 杏樹:04/02/13 02:10 ID:kLaGtp8Q
>>323 「え?ううん、私も作ったんだけど、もう皆に食べてもらっちゃったんです。
だからこれは……あれっ、誰が作ったんだっけ…?」
思い出せず、しばし考え込んでしまう。
「まあいいか」
>私もこれくらい、美味しく作れたらなぁ…
紅茶のカップを口にしていると、五月がそんな事を言うので
「……おいしくなくても、とりあえずは気持ちを伝える日ですから。
大丈夫ですよ〜。ありがとうとか、大好きとかの気持ちがメインのプレゼントなんだし。
チョコはおまけみたいなものだと思います。」
と、フォローをしてやる。
「私、ここに来るまでバレンタインってしたことなくって。よく解らなかったんですけど…。
どうもここの他のメイドさんを見てると、そんな感じがするんですよね…。
五月さんも、きっとどなたかに差し上げるんでしょう?チョコレート」
笑って問いかけてみる。
>>325 「あ……あっ……んぁぁっ! 奥、当たってぇ……っ!」
主人の方を涙の滲む目で振り返る、その表情は
既に少しずつ快楽に蕩けはじめている。
やがて主人が一際大きく突き上げたかと思うと、
勢いよく引き抜かれた剛直から白濁が迸る。
「あっ! はぁぁ……ん、あぁぁぁっ!」
顔も髪の毛も背中も、べっとりと精に汚された状態で
その場にへたり込み、啜り上げながら息を整え、涙を拭う。
>>324 涙を滲ませる香。いつもならここまでしたら我に返るはずなのだが、今夜は状況が違いすぎる。
「御主人様は誰にでも優しいお方だからあなたが勘違いしたのかもしれないですけど…」
キッと香を見据え、続ける。
「それに恋ですって? 仕えるべき人に恋も何も無いでしょう!?」
価値観の相違なのだが、自分にとっての主人への感情は、あくまで恋ではなく忠誠らしい。
「私も執事ですから、約束は守りましょう…ただし!」
小瓶を一度秘裂に宛がい、燃え上がるような響きの声でこう言う。
「ただであなたなんかの汁を採取させるなんて由依には出来ません。ましてや御主人様の口に入るものに混ぜようだなんて…覚悟してください!」
秘所に指を突き入れ、乱暴に掻き回す。どうやら、愛液採取には協力するが、気持ち良くさせる気は毛頭ないらしい。
>>326 「気持ちを伝える日、か……わかってはいるんですけど、でも……
やっぱり口に入る物だし、美味しく作りたいじゃないですか〜」
杏樹の淹れてくれた紅茶を一口飲んで、チョコレートを平らげていく。
「それに、私の場合は見た目もかなりやばくなるんですよね……。
この間、猫の形をしたクッキーを作ったら『これなに? 新種の珍獣?』って
からかわれたんです。酷いと思いません?」
言いながら、次第に表情が落ち込んでくる。
「……一応、チョコレートは……さし上げますよ。とある方に……。
気持ちが伝わるとか、その他もろもろ、全然自信がないですけど……」
笑う杏樹とは対照的に、ため息をついてしまう。
>>327 「ふぅ……」
暫く行為後の余韻に浸っていたが、目尻に光る涙を見て焦る。
「ど、どうした?髪に掛かったのがダメだった?ん?」
自分がぶちまけた精液をティッシュで拭うが、中々綺麗にならない。
「よ、よし、今から風呂に入ろうか?たまには私が身体を洗ってやろう」
再び瑞葉をお姫様抱っこすると、浴場へと向かう。
が、しかし、この主人が身体の洗いっこだけで終わるわけも無いのは言うまでも無い。
331 :
木村 香:04/02/13 02:22 ID:gJSXTAHv
>>328 「(何よ……ちょっと、職場恋愛禁止なんて聞いてないわよ?!)」
香的にはこういう解釈に落ち着いているらしい。
>秘所に指を突き入れ、乱暴に掻き回す。
「ぅっ……ああっ?! や、やめ…そんな、やぁっ…!」
こういうことに慣れていないためか、快楽よりも先に、おなかの中で何かが動くような気持ち悪さが出てきてしまう。
「あぅぅっ…ぅあっ、はぁっ、やめてぇ…! そんなに…ぐっ、うぅっ……やぁぁ…!」
体をのけぞらせることぐらいしかできないが、動かせる場所をできる限り動かして抵抗する。
だが、実際には抵抗らしい抵抗にはならず……逆に、変な気分に突き動かされているような気になる。
「(嘘……違う、気持ちいいわけない! こんなのっ!)」
>>330 主人に抱えられ、半ばぐずり泣きしながら浴場へ運ばれていく。
(なんで……? なんでこんなに悲しくなったんですかしら?)
自分でも持て余す感情を疑問に思いながらも。
>>331 「やめてですって? 御主人様に自分の恥ずかしい汁を飲ませようとしているはしたないメイドの癖に…」
そう言いながら、わざと音を立てて愛液を掻き出す。
「こんなに濡らしちゃってるでしょう? …いやらしい。木村さんは、こういう風に縛られたままされて感じちゃうのね」
香の抵抗など無きに等しいので、淡々と愛液を掻き出し、小瓶に収めていく。
相手が動けない事をいい事に、濡れた指で乳首も強めに摘まんだり。
「……っ」
その顔つきは、完全に嫉妬心に支配されているようだった。
やがてある程度の愛液を瓶に入れると、ぐったりとしている香の拘束を解く。
「瓶にはあなたが出した液が充分入ってます。これをどう使うかは勝手だけど…御主人様に迷惑だけはかけないで下さいね?」
念を押すようにそう言うと、香を見下すように睨んでから足早に部屋を出て行く。
334 :
椿 杏樹:04/02/13 02:34 ID:kLaGtp8Q
>>329 (すごい見たい、新種の珍獣)
五月に今度クッキーを持ってきて貰おうかな、などと考えていると
>全然自信がないですけど……
と言うので、
「やってみなくちゃわからないわ。堪えて黙ってても、何も伝わらないもの。
……私なんかもそれで前に失敗したから、よく身に染みてるんです。」
少しだけ目を伏せ、憂いのある表情になる。
(まあ、元々こっちを向いて欲しいなんてほとんど、思ってなかったけど…)
「…そうやって差し上げようとする気持ちがある、五月さんが羨ましいです」
「うちの御主人様も、最近は特に色んな方に好かれているみたいだから
私のチョコなんか迷惑かなあって、思って…。
練習はしたけど、もう作るのもやめよっかなって…実は私、何も用意してないの」
335 :
木村 香:04/02/13 02:40 ID:gJSXTAHv
>>333 >木村さんは、こういう風に縛られたままされて感じちゃうのね
「やっ、違うっ! そんなこと…ぅっ…あっ、んはぁっ!」
口でいくら反論しようと、ぐちゅぐちゅと聞こえる音だけは隠しようが無い。
>相手が動けない事をいい事に、濡れた指で乳首も強めに摘まんだり。
「んんっ?! ゃ…ぁ…ぁぁっ……!」
ピクン、と香が身を震わせると、多くの愛液がこぼれだす。軽くイったらしい。
>念を押すようにそう言うと、香を見下すように睨んでから足早に部屋を出て行く。
もがいていたためか、主人とした時よりもかなり全身が気だるく、由依が去ってかなりしてからようやく半身を起こす。
「うぅ……何も、ここまでしなくたっていいじゃないの……
……! そーよ、由依さんは執事なんだから、あたしと御主人様の中が公認になっちゃえば大丈夫!」
一人で勝手にそう結論付けると、消えかけていた炎が再び燃え上がる。
結局、最後まで由依の気持ちには気付かなかったらしい。
自室に戻るが落ち着けず、お茶でも点てて気を静めようと茶室に向かう。
と、そこで不運にも瑞葉を抱いている主人を目撃してしまった。
「ぁ……御主人…様っ…」
できるだけ音を立てないように、その場から立ち去る。
目尻からは悲しみが雫となって止め処なく溢れ、頬を流れ落ちた。
「わかってたのに…こんなに、こんなに私、嫉妬しちゃうなんて…」
茶室の畳に突っ伏して、声をかみ殺して泣きじゃくる。
「木村さんにも萩野さんにも…メイドのみんなに嫉妬して、私……なんて駄目な執事なの?」
主人への想いが高まれば高まるほど、他のメイドへの妬心も高まっていく。
そして、目を閉じれば先程の主人と瑞葉の情交の光景が思い浮かんでしまった。
どうする事も出来ないまましばらく肌寒い茶室に居てしまい、翌日風邪をひいてしまうのだった。
>>334 「羨ましい……? そうですか? うーん……プレゼントする気持ちだけは
誰にも負けませんけどね……それだけじゃ、なんか、複雑……」
再び大きなため息をついて、最後のチョコレートを食べる。
「御主人様は特別ですからね。御主人様が嫌いな人っていないと思いますよ〜?
だから、メイドさんの数だけチョコレートを貰うだろうけど……」
瑞葉に、奏に……と、指を折り曲げてつい数を数えてしまう。
「杏樹さんのチョコレートが迷惑だなんて、絶対思いませんよ。
だって、ここの御主人様、すっごく優しいし……だから、ちゃんと用意した方が
いいですよ〜? 不器用な私だって、好きな人のために一生懸命作るんですし」
言いながら伯爵の事を思い出し、真っ赤になって顔を伏せる。
338 :
椿 杏樹:04/02/13 02:55 ID:kLaGtp8Q
>>337 >ちゃんと用意した方が
「…そうかなあ。今から作って、間に合うかしら」
本当はまだ自分の身体のほうが心配なのだが、チョコもまた
作ってみようかななどと思い始める。
「……でも。うん、私やっぱりがんばってみます。間に合わないかもしれないけど…。
明日にでも作ってみよ。」
五月の手を握り「五月さんもがんばって」と応援し、空の皿を片付け始める。
「やだもうこんな時間。時間大丈夫〜?
今から戻るのは危ないし、空いたお部屋にでも泊まって行きます?」
時計を見て五月にそう尋ねてみる。
「私のお部屋でも構いませんけど…たまに変な人も来たりするから、
安全とは言えないんですよねえ」
のんびりした口調でそう言い、五月にまた苦笑して見せる。
>>338 「……そう。まだ明日がありますよね。まだ間に合う……っ!」
決心したように顔を上げて、自分の両手を握り締める。
その手を杏樹に握られて、表情を輝かせる。
「はいっ! 私、頑張ります! 杏樹さんも……義理とはいえ、一生懸命作って
あげてくださいねっ」
当然、御主人様へは義理だと思っているので、そう言ってしまう。
「え、今……何時? あ、うそっ、もうこんな時間……」
時計を見て、杏樹の誘いを受けるか迷う。
(そうだ。杏樹さんにいろいろと相談に乗ってもらおうかな……)
持ってきた鞄をちらりと見て、実際に作ることは難しいだろうと思い
レシピについて相談しようと思う。
「……良かったら、杏樹さんのお部屋に泊めてください。
まだ、話したいこと……たくさんあるし……えへへっ」
変な人? と気にかかるが、自分の事をからかっているのだと思い、すぐに忘れる。
そして、片付けを手伝った後、鞄を抱きかかえて杏樹と共に彼女の自室へ向かう。
340 :
三条 望:04/02/13 22:46 ID:M9iQ3EPe
「なんだかなぁ…」
イスに深く腰掛けながら、録画してあった試合を見ていたのだが、.
微妙な試合展開にポツンとそう呟いた。
341 :
木村 香:04/02/13 23:30 ID:gJSXTAHv
厨房でチョコレート作りの追い込み中。
「えっと、これであとは、デコレーションして冷して……よし、間に合う!」
これからの時間配分を計算して、ぐっ!と小さくガッツポーズ。
間に合う、と言っても当日中の話であるが。
342 :
三条 望:04/02/13 23:35 ID:M9iQ3EPe
「………」
期待はずれの内容に、後半終了を待たずにビデオを止めた。
343 :
木村 香:04/02/13 23:43 ID:gJSXTAHv
ひとまず厨房を片付けて、少し疲れた顔をして廊下に出る。
「はぁ……手作りチョコって、既製のチョコを買って作ってもいいんだ……
今日言われて初めて知った……」
チョコ自体を手作りしたため、余計に時間がかかっている。
相変わらず、恋愛関係になると突っ走っているらしい。
344 :
三条 望:04/02/13 23:48 ID:M9iQ3EPe
「………」
妙に落ち着かず、医務室を出て何処に向かうでもなく廊下を歩いていた。
「さてどうしたものか…」
345 :
木村 香:04/02/13 23:55 ID:gJSXTAHv
>>344 チョコのことはひとまず置いておくとして、次の件を片付けるために、医務室へと向かう。
すると、到着する前に三条と鉢合わせる。
「あっ、三条先生。少しお時間いただけますか?」
どうやら三条に用があったらしい。
346 :
三条 望:04/02/14 00:05 ID:Te12ggyN
>>345
突然目の前に現れてそう言った見覚えの無いメイドの姿に
最近新たにこのお屋敷にきたメイドがいた事に思い当たる。
これが最近ここにきた木村というメイドか…
「はじめまして…貴方は木村さん…ですね。
時間はありますが…私にいったい何の用でしょう?」
不審と困惑が軽く交じり合った表情を浮かべてじっと香の姿を見つめた。
347 :
木村 香:04/02/14 00:11 ID:yq7bhELc
>>346 なんか最近、毎日恥ずかしい事を人に話しているような気がするが――
「あの……実は、避妊薬の使い方を……ちょっと……」
お願いする内容が内容なので、尻すぼみになってしまう。
「このお屋敷では、そう言うこともするって言われて……」
昨夜の関係で、早速主人の所に行った時に、そう言われたらしい。
348 :
三条 望:04/02/14 00:20 ID:Te12ggyN
>>347 「避妊薬ですか…」
このお屋敷のメイド仕事は多岐にわたる。
掃除・洗濯等々日常の業務だけではない…時にはお客様に満足を与える仕事もしなければいけない。
そんなお屋敷の夜の仕事の為に避妊薬は欠かせない物。
『はやくもこのメイドも御主人様に…』
目の前で恥かしそうな仕草を見せる香の姿にそんな事を考えながらも、
「なるほど御主人様がそう仰ったのですか…
よろしいでしょうそれでは医務室までお越しください…」
白々しく一見優しそうな表情を浮かべてそう言うと、踵を返し医務室へ向かう。
「それでは、簡単に使い方を説明しますのでそこで横になってください…』
医務室に着く早々ベッドを指し示し、不安げな香に向かってそう指示した。
349 :
木村 香:04/02/14 00:26 ID:yq7bhELc
>>348 「は、はいっ!」
三条の浮かべた笑顔に少し緊張がほぐれたか、うっすらと笑顔を浮かべ返す。
医務室に到着すると、言われたとおり、ベッドに横になる。
だが、どうにも不安なのか、医務室の中をあちこち見回してみたり。
「あの……もう、脱ぐんですか……?」
気が早いというか、単に落ち着いていないだけか、赤い顔してそう三条に聞く。
350 :
三条 望:04/02/14 00:32 ID:Te12ggyN
>>349 >「あの……もう、脱ぐんですか……?」
妙にそわそわして落ち着かない香の仕草に頬を緩ませる。
「ええ…なにごとも習うより慣れろというでしょう?
それにお願い事をしてきたのは貴方のほうです木村さん…」
嬉しそうにそう言った後の一瞬の沈黙の後…
「さぁ…脱ぐんです」
それまでとは一転重々しい口調で香に向かってそう言い放った。
351 :
木村 香:04/02/14 00:37 ID:yq7bhELc
>>350 「(……恥ずかしいけど……かといって、できちゃうのも困るし……
そうよ、大事の前の小事って言うし!)」
などと自己完結して覚悟を決めるが、ことわざの意味が違う。
三条に促され、スカートの中に自分の手を入れ、ショーツをゆっくりと脱がしていく。
昨日の由依とは違い、やはり目の前にいるのが異性だからか、スカートで隠しつつ、ショーツを素早くポケットに入れる。
「ぬ、脱ぎました……これから、何をどうするんですか?」
352 :
三条 望:04/02/14 00:45 ID:Te12ggyN
>>351 >「ぬ、脱ぎました……これから、何をどうするんですか?」
「そうそう…それでいいのですよ木村さん…」
香がショーツを脱ぐ仕草…
そして一瞬垣間見えた普段はスカートに閉ざされて隠されているその雪のようなふとももに
まるで絡みつくような視線を注ぐ。
「やはり何度みても女性が恥ずかしがりながら着衣をはだける姿はいいものです…」
などと小さな声で呟いた後で、さらにベッドに横たわった香を嬲るように声をかけた。
「どうしました…?それでは何も見えなくて教えようがありませんよ?スカートを上までちゃんと捲り上げてくださいね。」
353 :
木村 香:04/02/14 00:48 ID:yq7bhELc
>>352 >やはり何度みても女性が恥ずかしがりながら着衣をはだける姿はいいものです…
「先生、それってセクハラ……」
聞こえてしまったので、思わずボソッとツッコミを入れる。
>スカートを上までちゃんと捲り上げてくださいね
「……はい……」
言われたとおり、ゆっくりとスカートをたくし上げ、足を開く。
気になってずっと足を開くところを自分で見ていたが、ふと三条と目が合いそうになり、慌てて横を向く。
354 :
三条 望:04/02/14 00:56 ID:Te12ggyN
>>353 >ふと三条と目が合いそうになり、慌てて横を向く。
まるで男の子と手をつないだ事がないような中学生のような初心な反応に、頬がまた緩んでしまう。
「はい香ちゃんよくできましたねぇ〜」
まるで赤子に向かって言葉をかけるようにふざけた口調でそう言った後、
「それではちょっと…失礼します…」
突然指を張りのあるふとももに向かってのばし、その肌の感触を確かめるように一撫でする。
「一般的に避妊の方法はいろいろあるのですが…」
いいながらも伸ばした指先を再び香の太ももに宛がう。
「さてどんな方法がよろしいでしょうか…?」
徐々にその付け根に向かってなぞるように進めはじめた。
355 :
木村 香:04/02/14 01:01 ID:yq7bhELc
>>354 >はい香ちゃんよくできましたねぇ〜
「そんな、子供みたいに言わないで下さい! ……ひぃっ」
勢い良く反論したものの、直後に腿を冷たい指で撫でられ、背中をぞくぞくしたものが走り抜ける。
>さてどんな方法がよろしいでしょうか…?
「どんな方法って……ぃっ……どんなのが、あるん、ですか……?」
腿を動く三条の手が妙にいやらしく感じてしまい、腰を引きながらそう訊ねる。
「(というか、この触診って意味があるの……?)」
356 :
三条 望:04/02/14 01:11 ID:Te12ggyN
>>355 >「どんな方法って……ぃっ……どんなのが、あるん、ですか……?」
「そうですね…例えばペッサリとか…」
そう言ってふとももに這わせた指をさらに進ませ、香の花弁を摘むとそのまま軽く擦り合わせる。
「簡単にいうと…」
さらに指が香の花園の中心部に向かって進みだす。
「ここの奥に蓋をするんですよ…」
いやらしく微笑みながら指をピンとのばすと、
まだ充分には蜜をこぼしていない香の花園の奥に沈めていく。
侵入した指を排除するように激しく煽動する胎内に咲き誇る香の花弁…
その一枚一枚を掻き分け最深部にまで指が達すると、円を描くように指を動かす。
「この方法なら…男性の精液が貴方のここに届く事はありませんよ…」
香の反応を楽しむように始終微笑みながらそう耳元に顔を近づけ囁いた。
357 :
木村 香:04/02/14 01:19 ID:yq7bhELc
>>356 「え……えぇっ、ちょ……!」
自分の秘裂に指が入ってくると、さすがに慌てる。
「ちょっと待……やぁ……やめてくださいっ!」
三条の手をつかんで止めさせようとするが、一度中に入り込んだ指は、変わりなく膣内で動き回る。
「やっ……やだ、掻き混ぜないで……ぅっ、やぁっ!」
もう三条の解説など聞いていない。
首を左右に振りながら、自分の秘所を弄る三条の手をなんとか止めようと、自分の手に力を込める。
358 :
三条 望:04/02/14 01:31 ID:Te12ggyN
>>357 >「やっ……やだ、掻き混ぜないで……ぅっ、やぁっ!」
両手で自らの花弁を嬲る動きをとどめようとするが、所詮年端もいかない女の力。
その抵抗が逆に男性の興奮を高めることにまだ気がつかないようだ。
「おや…これは御気に召しませんでしたか…?」
わざとらしくそう言いながら、さらに香の花園を責める指の動きは収める事はなく、
むしろさらに指の数を増やし、なおも香の花園を弄りだす。
「しかしお客様に避妊具をつけていただくというのも興を削ぎますね…
このままではこのお屋敷の評判を落とす事にもなるいかねません。」
雰囲気に飲み込まれたのか、それほど激しい抵抗を見せない香の対応に乗じて
香の耳に舌で舐めながら、空いたもう片方の手を胸のふくらみにあて擦りだす。
「お客様に迷惑をかけず…なおも避妊の可能性が少ない方法…教えてほしいなら…教えてあげなくもないですよ?」
胸…そして下半身の淫らな花園…言葉を発しながら複数の敏感な箇所をさらに強烈に責めたてた。
359 :
木村 香:04/02/14 01:41 ID:yq7bhELc
>>358 三条に弄られているだけで、昨晩聞いた激しい水音を思い出してしまう。
もっとも、実際に秘所は既に潤み始めているのだが。
>このままではこのお屋敷の評判を落とす事にもなるいかねません。
三条のこの一言に、ピクッ、と体を震わせて硬直する。
「(屋敷の評判を落とす……ご主人様に失望される……!?)」
そう思うと、胸に当てられた三条の手を払いかけた手を、寸前で押し留める。
>教えてあげなくもないですよ?
「ぅぅっ……ぁぅ……お、教えて下さい……」
今すぐにも三条を押しのけたい気持ちを抑えて、小さな声でそう言う。
360 :
三条 望:04/02/14 01:50 ID:Te12ggyN
>>359 >「ぅぅっ……ぁぅ……お、教えて下さい……」
快感に絶えながら必死にそう言葉を紡ぎだした香のその言葉に、
まるで血液が沸騰したかのように昂ぶる感情が込み上げてくる。
「ええ…教えて…差し上げましょう…」
白衣のポケットから数個の錠剤を取り出すと、そのまま自らの口に含み
香の瑞々しい口唇に渇いた口を押し当て、そのまま錠剤を香の口内に無理矢理に押し込んだ。
「さぁ木村さん…それを飲み込んで。」
おもちゃで遊ぶ子供のように微笑を浮かべながら、
下半身に伸ばした指で花園に隠された香の真珠の在りかを暴き、そのまま指でピーンと弾く。
361 :
木村 香:04/02/14 01:58 ID:yq7bhELc
>>360 「(錠剤……? ……じゃあまさか、こんな格好しなくてもよかったの……?)」
三条が取り出した錠剤を見て、そんな事を思う。
故に、三条に口移しをされた時も、キスに対する抵抗だけで、割と簡単に錠剤を口に含む。
>下半身に伸ばした指で花園に隠された香の真珠の在りかを暴き、そのまま指でピーンと弾く
「……っ! んぐっ……あはぁっ!」
錠剤を口に含んだまま躊躇していたが、秘豆をいきなり刺激され、反応したついでに錠剤を飲み込んでしまう。
「んく……けほっ、せ、先生……今のが……?」
362 :
三条 望:04/02/14 02:13 ID:Te12ggyN
>>361 >「んく……けほっ、せ、先生……今のが……?」
苦しそうにその整った顔を歪めた香の姿をみてクスリと笑う。
「いえいえ…今のはただの媚薬…避妊薬なんかではありませんよ」
愉悦の表情を浮かべ、冷淡な言葉で香にそう宣告する。
「何事もギブアンドテイクです…「避妊の方法を教えて欲しいなら、それ相応の代償をはらってくださいね…」
ズボンからすでに充分なほど硬直した醜悪な逸物を取り出すと見せつけるように香の眼前に近づけた。
「木村さん…貴方にもどういう意味かは勿論わかりますよねぇ…?」
363 :
木村 香:04/02/14 02:24 ID:yq7bhELc
>>362 「ぇ……嫌っ!」
一瞬あっけに取られたが、何を言ったのかを理解できると、反射的に身を引く。
もっとも、ベッド自体が壁寄りにあるので、逃げられはしないが。
「だって……逆じゃないですかっ! そういうことをしてもいいように、その……聞きに来たわけで!」
スカートで秘所を隠しつつ、入れるのは嫌とばかりに両手で押さえる。が、
「……百歩譲って、避妊した後なら……いいです……」
三条が怖くなったのか、妥協案を提示する。
364 :
三条 望:04/02/14 02:32 ID:Te12ggyN
>>363 >「……百歩譲って、避妊した後なら……いいです……」
「よろしいでしょう…」
口ではそう言うもののいっこうに逸物をしまう気配はない。
「今日のところはこれで我慢しておきます…」
またも白衣のポケットに手を差し入れ、四角く薄いものを取り出すと、
「まだまだ初心な貴方でもこれはしっているのでしょう?」
そう言ってコンドームを香に向かって放り投げた。
「貴方がつけてくださいまし…」
香を見下ろしながらその眼前に逸物を突き立て、意地悪く口元を歪め微笑んだ。
365 :
木村 香:04/02/14 02:38 ID:yq7bhELc
>>364 >またも白衣のポケットに手を差し入れ、四角く薄いものを取り出す
「(ポケット…って、何で常備してるの?!)」
香の中で、三条という人間の怪しさがさらに増したらしい。
>貴方がつけてくださいまし…
「……わかりました」
先ほど飲んだ媚薬は、今だ効果を表していないようだが、時間が過ぎるとどうなるかわからない。
そんな気分に後押しされて、急いでコンドームの袋を破ると、手でなんとか付けようとする。
「えっと……これは……」
366 :
三条 望:04/02/14 02:49 ID:Te12ggyN
>>365 >「えっと……これは……」
「おや、ちゃんとした付け方も知らないのですか…
そんな事ではご奉仕の際にも不手際をして御主人様にご迷惑をかけてしまいますよ…?」
呆れるような口調で香を見下ろしながらそう呟いた後で、顔をぐっと香の顔に近づけた。
「この先端にソレをあてて後は貴方の口を使って装着させればいいのです…
しかし、長々と焦らされたままというのも困りますからね、あと30数える間に装着させてください。
もしその間につけれないのであれば…このまま貴方をいただきますよ?」
そういって再び逸物を香の前に突き立てた。
367 :
木村 香:04/02/14 02:59 ID:yq7bhELc
>>366 「く、口で?!」
そもそも、こんな事自体初体験なのだが、抗議が受け入れられるような状況ではないらしい。
とりあえず、モノの先端にゴムを乗せて、口でそれを広げ(?)させようと必死に動かす。
「んふ……はっ、むぅ……んんっ……ん……」
モノの先端を半ば強引に包ませると、あとは舌でゴムを広げていく。
どうにも上手くいかず、時折逸物自体を舐めてしまうが、当人に気にしている余裕はないらしい。
「んはっ、はぁ、はぁ……できました……」
たっぷり時間をかけて、不恰好ながらもかぶせ終える。
368 :
三条 望:04/02/14 03:11 ID:Te12ggyN
>>367 >どうにも上手くいかず、時折逸物自体を舐めてしまうが、当人に気にしている余裕はないらしい
まだまだ手慣れていないその行為だったが、
時おり触れる舌の感触や一心不乱に逸物に口を宛がう新人メイドの姿に、逸物がますます硬直の度合いを強めていく。
>「んはっ、はぁ、はぁ……できました……」
「私は30数える間に…といいましたよね…もうゆうに10分は経っていますよ?
お屋敷の顔として客人にご奉仕するメイドがこんな事では本当に御主人さまに愛想をつかされてしまいますよ…」
手慣れぬ手つきで何とか逸物に避妊具をかぶせ終わった香を見つめ表面上は冷たくそう言い放つ。
「まだまだ職務に慣れていないとはいえ…こんなメイドにはお仕置きが必要ですね…」
そういうと香の抵抗もお構いなしに、香の両太ももの間に腰を割り入れ蜜を滴らせた花園に逸物を宛がうと、
「これは未熟な貴方へのお仕置きです…甘んじて受け入れて下さいね…」
両手で香の腰を掴みながら、一気に逸物をを熱く締め付ける香の胎内に埋め込んだ。
369 :
木村 香:04/02/14 03:19 ID:yq7bhELc
>>368 「そんな事言われても、あたしこんなこと……したこと……」
妙な迫力を伴った三条の言葉に、声がだんだん小さくなる。
>これは未熟な貴方へのお仕置きです…
「そんな、お仕置きって……やっ、そんな……ひぐぅっ!」
急に腰をつかまれ、有効な抵抗をする間もなく、一気に秘裂に突き入れられる。
「そんな、いきなり……やだ、気持ち悪……あぁっ!」
軽い錯乱状態になったか、まだ狭い膣に力を込めたまま、もがくように腰を動かす。
370 :
三条 望:04/02/14 03:32 ID:Te12ggyN
>>369 >「そんな、いきなり……やだ、気持ち悪……あぁっ!」
「気持ち悪い…?それはそうでしょう…気持ちよかったらお仕置きになりませんからね」
奥底まで突き立てられた逸物の感触に思わず漏らした香の一言…その一言に嘲笑する。
「お仕置きがいやなら…他のメイドさんのように立派なご奉仕ができるようになってくださいねっ!!」
激しく逸物を締め上げる香の胎内の花弁を掻き出すように逸物を引き抜くと、
再度花弁を抉るように香の花園の最深部までその逸物を叩きつける。
抵抗するように必死に腰を揺さぶって逃げようとするその動きが逸物に激しい快感をもたらし、
その快感をさらに高めるように腰の動きが早めていくと同時に、
必死にもがく香の涙を舌で拭いとるように舐めまわし、その胸を荒々しく掴みながら先端部分を指で擦りあげた。
371 :
木村 香:04/02/14 03:39 ID:yq7bhELc
>>370 「こんなの……ぅっ…ああぁっ!」
逸物が引き抜かれて安堵したのもつかの間、再び逸物が押し込まれ、甲高い声を上げる。
三条の顔が近づいてくると思わず目を瞑り、目尻が舐められると身を硬くする。
「やぁっ、胸痛いっ…痛っ、あっ、ああっ!」
痛みと快感の織り交ぜられた刺激に翻弄されながら、相手を悦ばせるとも知らずに腰をくねらせる。
「やだ……わかんない……なんか、もう……ああんっ!」
現実に聞こえ始めた膣の水音に、思わず耳を塞ぎつつ、体を駆け抜ける刺激に身悶える。
372 :
三条 望:04/02/14 03:50 ID:Te12ggyN
>>371 >「やだ……わかんない……なんか、もう……ああんっ!」
「おやおやお仕置きなのに、その様に気持ちよくなってしまうとは…」
嘲笑するようにそう言いながらも、
シーツを乱しながら一突きごとに肢体を敏感に跳ねさす香の痴態を満足そうに目を細める。
「さぁそろそろいきますよっ…」
まだまだ未開発故か…それとも天性のものなのか…
まるで逸物を引きちぎるように締め付ける香の胎内の暖かく濡れた感触に一突きごとに着実に昂ぶりが抑えきれなくなっていく。
限界が近いことを悟ると香の肢体を引き起こし、自らの体の上に座らせると
一気に抑えていた昂ぶりを解放するように激しく腰を突き上げた。
373 :
木村 香:04/02/14 03:58 ID:yq7bhELc
>>372 「ぅっ…あっ、はあぁっ、やあっ!」
腰を掴まれていては逃げることもできず、抵抗するのにも疲れたのか、成すがままに三条に揺さぶられる。
「……っ!」
一瞬、三条の逸物が跳ねたのを感じ取り、そろそろ出される、という考えに直結する。
「んっ、ぅっ…大丈夫…ぅん…あっ、大丈夫……ああんっ!」
自分自身を安心させるように、時折『大丈夫』を繰り返しつつ、出される覚悟を決める。
374 :
三条 望:04/02/14 04:07 ID:Te12ggyN
>>373 「それではこのまま出しますよ…コンドームの着装ミスによる避妊失敗というのはよくある話ですが…」
自らを限界に追い込むように香の腰を両手で力強く抱きかかえ逸物を抜き差しする速度を早め香の胎内を蹂躙する。
「さぁどうなるか…楽しみですっ!!」
いいながらそして最後に高々と逸物を打ち上げて香の子宮を叩きつけた瞬間、
逸物の先端から白濁した欲望が吹き上がり、ゴムの中に充満した。
375 :
木村 香:04/02/14 04:15 ID:yq7bhELc
>>374 >コンドームの着装ミスによる避妊失敗というのはよくある話ですが…
「……っ!? ぇ、ちょ、そんな…ぁっ、くぅっ!」
三条の脅しに律儀に反応しつつ、思わず身を硬くする。
そしてその瞬間、(ゴム越しに)熱いものが中に解き放たれる。
「……ひぁっ?! …熱……くぅぅ……」
いつの間にか三条と密着するように抱きしめていたが、終わってしばらくすると、その力がゆっくりと抜けていく。
376 :
三条 望:04/02/14 04:33 ID:Te12ggyN
>>375 ゴム越しに白濁を放出され、香が身を委ねるように脱力した。
未だ名残惜しそうに香の胎内で痙攣する逸物を引き抜いてゴムを外した。
逸物から引き抜かれ溜まった白濁が香の胸の上にポタポタと零れ落ちる。
「あ…そうそうさっき貴方に飲ませたアレ…
実はこのお屋敷のメイドさんが服用しているピルという避妊薬です。定期的に服用すれば妊娠の恐れはないですよ…」
零れ落ちた白濁を面白そうに香の胸に塗りたくりながら、力名く崩れ落ちた香に小さくそう言葉をかけると、
そのまま汗が染み込んだ服を直してベッドから離れていった。
377 :
木村 香:04/02/14 04:38 ID:yq7bhELc
「くしゅん…」
大きな体に似合わないかわいらしいくしゃみをしている。
「風邪かな?三条先生に薬もらおっかな?」
そう言って休憩室から医務室に向かうその足取りはなぜか軽い。
本当に薬をもらいに行くだけなのか?
379 :
椿 杏樹:04/02/14 22:50 ID:aaiaUtjT
「メリーバレンタイン〜。はいっ。つまらないものですが、どうぞ」
仕事が少ない時間帯になってきたので、屋敷の男性陣に
綺麗にラッピングした手作り生チョコレートを渡したりしている。
「先生います?」
医務室のドアをノックもせずにあけると部屋の中を覗き込む。
「あれ?先生いらっしゃいま…せんね…どこ行ったのかな?」
エプロンのポケットのふくらみを撫でながらつぶやいている。
381 :
椿 杏樹:04/02/14 23:25 ID:aaiaUtjT
「…ふう」
ほんのり体の疲れを感じ、軽く溜息をつく。
何人かのメイドから明らかに義理チョコ…といっても手作りなのだが…を
もらって、渋い顔をしている。
「チョコねぇ〜あんまり甘いものは…」
とか言いながらも、口元はにやけていたりする。
383 :
椿 杏樹:04/02/14 23:47 ID:aaiaUtjT
>>382 気を取り直して、チョコを配り歩いている。
「えーと、執事様に御主人様に…。大体配ったかしら。
少し余るほどに作ったから、あとは奏ちゃん凛ちゃんあたりにあげましょ」
と、箱を手に考えていると丹波に出会う。
「あ、こんばんは〜。丁度よかった、植木職人さんもチョコどうぞ〜」
チョコの赤い包みを笑顔で差し出す。
>>383 とりあえず、それまでにもらったチョコを自室の机に置くと
部屋の隅にあった、鉢植えを温室に入れようかと持ってでる。
>「あ、こんばんは〜。丁度よかった、植木職人さんもチョコどうぞ〜」
前から来た杏樹にチョコを差し出される。
「ありがとう…そうだ、椿さんこの鉢植え君の部屋に置かないか?」
真っ赤なツバキの花が咲く鉢植えを軽く持ち上げて見せる。
385 :
椿 杏樹:04/02/15 00:08 ID:1gppxdVC
>>384 >真っ赤なツバキの花が咲く鉢植えを〜
「わぁ。いただけるんですか?ありがとうー…。
御主人様のお花貰うなんて、なんだか悪いような気もしちゃいますけど。大丈夫かなあ」
ふふっと笑い、鉢植えの花を見る。
「後で御主人様にもちゃんとお礼言っておかないと、ですね」
「……。」
先日の事でどことなく元気が無いのか、それ以上話が続かず黙り込んでしまう。
「…ご、ごめんなさい。急に黙ったりして」
>>385 「大丈夫、花や庭の管理は俺の仕事だし
植物はいつ枯れるかも知れないから、余裕を持って育ててるから
鉢植え一つくらいで何も言わないはずだよ、御主人様は」
喜ぶ、杏樹を見る事で自分も喜んでいるのだが…
杏樹が急に黙り込み、不思議に思い顔を覗き込む。
「どうした?もし俺が力になれるような事なら相談に乗るけど」
387 :
椿 杏樹:04/02/15 00:28 ID:1gppxdVC
>>386 「ううん、何でもないんです。ほら、なんか今日のお仕事もバタバタしてて
疲れちゃったというか、明日は少しだけサボりたいなーとか思ったりして。
ダメな事考えてますよね、私」
そうおどけて、心にも無い言い訳を明るく言ってみたりする。
(……でも少しは本当かしら。今は誰にも抱かれたくない。こわい…)
目を伏せて俯く。
「ありがとう。お花も。……お礼の御奉仕、したほうがいいですか?
御主人様の夜伽も今はちょっとお断りしてるので…その…。
こちらからお口でするのしか、できませんけど…」
少し沈んだ声で言うと、空き客室のドアを開けて促す。
「廊下じゃできませんから、ここで…。」
>>387 「サボる?
ふ〜ん…
サボってそれで元気になれりゃいいんじゃないかな?」
落ち着かない杏樹の様子に、あまり自分がとやかく言うよりはと
さらっと返事をかえす。
>ありがとう。お花も。……お礼の御奉仕、したほうがいいですか?
「花のお礼なんて…チョチョット待てよ」
客室のドアを開けて入って行く、杏樹に続いて部屋に入る。
「俺だって男だから…据え膳食わぬはとか言うけど…
いいのか? バレンタインに俺なんかと」
389 :
椿 杏樹:04/02/15 00:48 ID:1gppxdVC
>>388 >バレンタインに俺なんかと
「? …ふふっ、やだなぁ。
いいんです。特に私、決まった人もいないですし。御主人様もお忙しそうだし。
やさしくしてくれる人には、お礼くらい……」
一瞬目をぱちくりさせた後、くすくすと笑って部屋の中に入り、絨毯に跪く。
丹波のズボンのジッパーに手をかけ、中のモノを取り出すと
指で握り、しごくように両手を擦らせる。
「…なんだかやさしくされたかったんです。たまたまそんな時に私の前にいたのが、
今日は貴方だった。
だから今日は貴方に御奉仕…させてください」
小さめの声で言うと、徐々に硬さを増してきた逸物を先端からゆっくり咥える。
「ん…」
>>389 「でも、好きな…」
好きな人くらいいるだろと言いかけて口をつぐむ。
足元に跪く杏樹が逸物を取り出すと、ぴくりと反応する。
>だから今日は貴方に御奉仕…させてください
「わかったよ、椿さん俺を気持ちよくしてくれ」
眼下にある杏樹の髪の毛をやさしく撫でると、すこし歩幅を広げ
仁王立ちになる。
391 :
椿 杏樹:04/02/15 01:10 ID:1gppxdVC
>>390 「……。」
これ以上話をする気を失くさせるためか無言で見上げ、また微笑んで見せる。
「ふ…」
「ちゅ、んちゅっ…。んんっ…はぁ…、んぅ……」
縋り付くような体勢で、逸物を唇に含んでは抜くのを繰り返す。
両手で握って支え、少しずつまた動かし刺激を与えつつ
口腔奉仕を続ける。
「っ…ぷ、あ…。ぴちゃ…ぺろっ」
角度を変えて裏筋を舐めて、唇だけでなく舌で刺激も与えてみたりする。
上目遣いでちらりと彼を見上げ、自分の胸元を片手で緩めさせ
「あの。胸とか…出したほうが興奮します…?
挿れること、させてあげられないから、私…これくらいしないと…」
乱れたメイド服の隙間から、臙脂色の派手めなブラと胸の谷間を露出させる。
「んん…っ」
再び胸を足に押し付けるようにさせると、口に咥えてしゃぶりだす。
>>391 杏樹の下からの目線に気付き黙ってしまう。
「……。」
そして、杏樹の微笑みに微笑み返す。
強弱緩急が入り乱れる奉仕に、逸物は天を指すほどの硬さになり
少しずつ先端から透明な液をあふれさせている。
>乱れたメイド服の隙間から、臙脂色の派手めなブラと胸の谷間を露出させる
豊かな胸のふくらみは血管が浮き出るほどの白い肌で視覚からも刺激を受ける。
太ももに杏樹の胸の柔らかさを感じると
「ああ、椿さん気持ちいいよ…」
そう言いながら、腰を前後させ杏樹の口を楽しみ始める。
393 :
椿 杏樹:04/02/15 01:32 ID:1gppxdVC
>>392 「良かった…です…、ん、んう…はむっ」
目をつぶって、一生懸命にしゃぶり続けていたが
口に突き入れられ始めたので一瞬動きが止まる。
「! んあ…ふ…っ。」
引き抜かれる度に、唇の横から唾液と肉棒から出た液が混じったようなものが
つうっと零れる。
「や…ん…」
手を添えていた逸物から指を離し、このままの体勢から崩れ落ちないように
ズボンの足部分をぎゅっと掴む。
口内の硬い逸物は、丹波が腰を前後すると同時に段々ぴくぴくと震え始める。
>>393 腰の動きに戸惑う杏樹がズボンをつかみ体を支えるのを見て
自分のペースで腰をグラインドさせる。
「うぅ、椿さん…ででる…あぅ…」
逸物の先端から白濁が勢いよく杏樹の口内を満たしていく。
白濁が出終わると、ゆっくりと逸物を引き抜きしゃがみこみ
杏樹の肩を抱き寄せる。
「椿さん、ありがとう…気持ちよかったよ」
そう言い終わると、自分の白濁がまだ含まれている杏樹の唇に
唇を重ねる。
395 :
椿 杏樹:04/02/15 02:04 ID:1gppxdVC
>>394 「ん、ん…!……でる…?……ん、うっ!」
達した逸物が自分の口内で弾け、口に含んでいる先端から白濁が
注ぎ込まれていくのを
「んく…んく。は、はぁ…」
少し戸惑いながらもなんとか飲み下していく。
>椿さん、ありがとう…気持ちよかったよ
「いいえー…。そんな、私なんかで……。あ」
口元と逸物の後始末をしていると、突然キスをされるが
気付かれないように身体が勝手に後ろへと引いてしまう。
(…キスもだめなの?…。…こわいから……?)
自分の行動の意味がさっぱりわからず、疑問だけ感じると服の乱れを直して立ち上がる。
「鉢植え、今は重くて持って行けないから…。明日にでも、お部屋の前に置いておいて貰えます?
ごめんなさいね。なんだかへろへろで〜」
苦笑してふざけるように言うと、「じゃあ、おやすみなさい」と挨拶をして部屋を出て行く。
「だめ…。だめよ私。頑張らなきゃ。…このままこんなのじゃあ…。
御主人様にも、誰にも。相手にされなくなっちゃうのに…」
溜息をついて、弱ったように額に手をやりつつ自室へ戻る。
>>395 キスの瞬間ほんのわずかに後ろに行く杏樹を見て
心の傷らしきものが垣間見える。
「……。」
先に立ち上がった杏樹から鉢植えを部屋の前に置くように頼まれると
「わかった、明日…うん、おやすみ」
と部屋を出て行く杏樹を見送る。
「ふう、大丈夫かな?何か…気になるんだよな…」
鉢植えに話し掛けるようにしながら立ち上がると
「おい、おなじ椿だろ…何とかしろよ…」と鉢植えにしゃべりかけながら
抱えあげ、自室に戻っていった。
397 :
木村 香:04/02/15 23:13 ID:Yn672uX5
厨房で、屋敷の男性陣を指折り数えている。
「う〜ん……全員に渡したはずだし……
ならなんで、一個余ってここにあるんだろう……?」
どうやら、作った義理チョコの数と渡したチョコの数が違ってたらしい。
「あ、もしもし……」
故郷の彼氏と電話をしている。
「…うん、でしょでしょ? 今年は思いっきり時間と手間を込めたんだからぁ…」
そんな調子でもう30分以上長電話をしているようである。
399 :
木村 香:04/02/15 23:39 ID:Yn672uX5
「……まあいっか、今度お客様が来たら……」
すでに処分法の検討に移っている。
自分で食べるという選択肢は薄いらしい。
書庫の本棚から、執事業務について書かれた古い本を引っ張り出している。
屋敷の前に止められた、黒いリムジンから降りると、屋敷へと入ってくる。
玄関の前で立ち止まると、小さな鞄を脇に置いて、呼び鈴を押す。
「ウォッホン!」
そしてやたらと偉そうに咳払い。
>>401 長電話をようやく終えると、広間へと向かう。
と、丁度そこで玄関からの呼び鈴が。
「…お客様、かな?」
急いで玄関に向かい、丁寧にドアを開けて客人を迎え入れる。
「お客様、いらっしゃいませ。……御主人様に御用でしょうか?」
深々とお辞儀をすると、とりあえず客を屋敷の中へと通す。
>>402 「ああ、夜遅くにすまんね。
こんな時間になってしまったが、主人はおるかね?」
みかさに続いて屋敷へ入ってそう聞くと、やおら笑い出す。
「はっはっは、いや、主人もわしと同じで多忙じゃからの。
手が離せんのならまたにするがね?」
>>403 応接間へと客を通すと、少し熱めのお茶を差し出す。
「……いえいえ、お客様もお寒い中ようこそいらっしゃいました。
只今御主人様に、現在ご多忙かどうか聞いてまいりますので…少しの間お茶でも飲んでお待ちいただけますか?」
一礼すると、早足で主人の部屋へと向かった。
─数分後、同じく早足で戻ってくる。
「お待たせしました。…あの…御主人様なのですが…その」
何故か微かに頬を染めつつ、それでもしっかりと客の方を見て言う。
「只今少々お取り込み中ですので、三十分程お待ちいただけますでしょうか…との事です」
困惑の色を語調に交えつつ、客にその事を伝える。
>>405 >三十分程お待ちいただけますでしょうか…との事です
「はっはっは、そうかそうか、ああいや、いつまでも若いのは良いことじゃよ、うん」
勝手に『取り込み中』の内容を決め付けると、そんな事を言う。
「しかし待つと言っても、何も用意しとらんからの……暇つぶしものぉ……」
そう言って、部屋の中をぐるぅりと見回すと、みかさに目を留め、じーっと見つめる。
>>406 「あのー…そ、その…」
客の決めつけが当たっていたのか、それとも単に恥ずかしかったのか、さらに赤くなる。
>しかし待つと言っても、何も用意しとらんからの……暇つぶしものぉ……
客の値踏みでもするような視線を感じ、少し迷った後で客にそっと近寄る。
「お客様、あの……ご迷惑でなければ、私がご接待致しましょうか?」
時折恥ずかしそうに視線を逸らしつつも、客に言う。
>>407 >お客様、あの……ご迷惑でなければ、私がご接待致しましょうか?
「おお、そうかそうか、いや悪いねチミ」
素人目にも分かるほど、喜んで何度も頷くと、みかさを手招きする。
「ほれ、ならそんなところに立っとらんで、チミもこっちに来て座りなさい」
そう言って、ポンポンと自分の隣の席を叩く。
>>408 「いえ…お客様のお望みのご奉仕をするのも、メイドの勤めですから」
そう言うと、客人の手招きに従って示された席に座る。
(ごめんね幸希……。私……)
ごく一瞬だけ表情に翳が差すが、その後はすぐに「メイドの表情」になる。
どうやら、最近とある「センパイ」の影響が強く出てきているらしい。
>>410 「うむ、なかなか素直なメイドだねチミは。
最近は何を間違ったのか、生意気な者が多くて困るよ、まったく。うんうん」
一人で勝手に満足する。
「……おお、そうじゃ、こんな時間じゃし、もう一人くらい、手の空いたメイドがいるんじゃないのかね?
どうせなら、両手に華としゃれ込みたいもんなのじゃが……」
欲張りな事を言う。
先ほどから応接間の入り口近くで、
壁に隠れて固まってしまっている。
「ど、どうしましょう……このまま見て見ぬふりなんて、
みかささんに申し訳ないですし……」
>>411 「はぁ…」
客の言葉に何やら困った様子。
(そんな事言われても、皆忙しいし…)
>>412 と、そんな時に部屋の外から微かな物音が聞こえてくる。
「……あれ、誰か居るんですか?」
ついつい、思った事を口に出してしまった。
>>412-413 >……あれ、誰か居るんですか?
「……ん? おお、そうかそうか、もう手を回していたとは、あやぁ、こりゃわしも一本取られたわい。
ほれほれ、早く入ってきなさい」
外れたところで屋敷を過大評価すると、外にいるメイドらしき人を呼ぶ。
>>413-414 「う……は、はい、分かりました……」
みかさと客人に声をかけられて、仕方なく姿を見せる。
「こんばんは、お客さ……ま……?」
客人の顔を見ると、ふと訝しげな顔になるが、やがてあることに気づく。
(この方……昔、お父様のところへもいらしたことがあったような……)
咄嗟に素性を悟られないよう、顔を伏せつつ
客人に対してみかさを挟む形で回り込んでしまう。
>>414-415 「あ……瑞葉さん」
おずおずと入ってきた彼女に、何か悪い事をしたような気になる。
「……?」
と、瑞葉が座ったのは自分の反対側ではなく、隣。「両手に花」と言った客人の意思とは異なってしまう。
(どうしたのかな…?)
以前なら困ってしまう所だが、ここで黙っていては逆効果なので自分からそっと席を立ち、客を挟んだ反対側へと回る。
「お客様…これでよろしいでしょうか? ……それと、この先はいかがなさいますか?」
瑞葉の様子を気にしながら、上目遣いで客へと伺いを立てる。
>>415-416 「……ん? んんぅ……ああいや、すまんの……
どぉこかでチミとは会った気がするんじゃが……チミみたいな可愛いコは、忘れんはずなんじゃがの……」
眉をひそめて必死に思い出そうとするが、結局思い当たらないらしい。
>……それと、この先はいかがなさいますか?
「ん? ああいや、チミたちもメイドなら、色々とわかっておるだろうに」
ニタリ、といやらしい笑みを浮かべると、二人の肩を抱き、その手が早くも肩の下へと下がり、二人の胸を弄り始める。
「ほれほれ、もうちっと声を出してくれんかの」
>>416-417 「あっ、みかささん……」
みかさが自分から動いてしまい、結局客人と顔を合わせることになる。
>どぉこかでチミとは会った気がするんじゃが
「そ、そうですかしら……申し訳ありません、私には覚えが……」
何とか誤魔化そうとしていると、客人に抱き寄せられ、愛撫が始まる。
「や……んっ」
一瞬身をよじらせるものの、すぐに考え直し、
顔を見せなくてもよくなるように、客人の股間へ顔を沈め、布地上から頬擦りする。
「お客様……していただくだけでは申し訳ありませんので、御奉仕を……」
>>417-418 「んっ……」
客人の手が肩からその下へと降りていき、胸を弄っていく。
「っ…くぅ」
しばらくご無沙汰なせいか感じやすいのではあるが、この程度の刺激では声を上げて喘ぐまでには行かない。
>ほれほれ、もうちっと声を出してくれんかの
(そんな事言われても私…演技…苦手だし…)
それでも、時折ピクリと体を震わせつつ、閉じた睫を揺らす。
「…ぁ、お客様…私も御奉仕を…」
瑞葉に後れを取りつつも、彼女に続いて奉仕しようとするそぶりを見せる。
>>418 「おおっ! うむうむ、なかなか積極的じゃの、顔がよく見れんのは残念じゃが……恥ずかしいのかの? はっはっは」
顔を隠したがる瑞葉を不審に思うも、そのフォローは正解だったようで、気を良くする。
「なら、チミにはそっちをお願いしようかの」
そう言いながら、自分の足を開く。
>>419 >…ぁ、お客様…私も御奉仕を…
「そうかそうか、とは言え、下はこの娘に任せるのでな……チミは別のもので楽しませてもらうぞ」
言うなり、みかさを抱き寄せると、彼女の口にむしゃぶりつく。
おまけに、両手でみかさの胸を揉みしだき始める始末。
>>419-420 ひとまず追求が止んだようなので、ホッとしつつも
客人のズボンのファスナーを口で開く。
手で布地の上から睾丸の辺りを撫でながら
逸物を引っ張り出すと、口一杯に頬張って奉仕を始める。
「ふぁ……ぁむぅ……っ、んっ、はんっ、ひゃ、ふむぅ……っ」
そのまま客人からも、みかさからも顔をそらしながら
夢中で口淫を続ける。
>>420 「お客様っ……ぁんっ…んんんっ」
抱き寄せられると、そのまま唇を奪われてしまう。
「んんっ…んうううっ…ちゅっ、んん」
胸を揉みしだかれながら唇を蹂躙され、さらに口内にも舌が侵入してくる。
「んんっ…? …んふぅっ…ん」
次第に声にも甘いものが混じり、目も潤んでいく。
(やだっ…瑞葉さんの前なのに、私……)
瑞葉の前で乱れるのは、どうやら少し恥ずかしいらしい。
>>421 ふとみかさから瑞葉に視線を移すと、またもや頭に疑問符が浮かぶ。
「むぅ……この後姿にも見覚えがあるんじゃがの……はて……?」
などと呟くも、そんな心とは関係なく、逸物は瑞葉の口の中でみるみるうちに膨れ上がる。
>>422 再びみかさに視線を戻すと、潤んだ目でこっちを見つめている。
「おお、こりゃすまんかったの、どれ続きを……」
言うなり、みかさの服を手早く肌蹴させていき、両手での胸への刺激を再開する。
「む? おお、チミもだんだん感じてきたようじゃの?」
みかさの眼前で笑みを濃くしつつ、彼女の両胸の先端をギュッと摘む。
>>422-423 >この後姿にも見覚えがあるんじゃがの
「っ! お、おひの、へいれふわ(お気のせいですわ)……ふぁ、むっ」
膨れ上がった剛直を咥えたままで、首を横に振って否定すると、
客人の思考力を奪おうとして、さらに激しく頭を上下させ始める。
(みかささん、どんなことされてらっしゃいますの……?)
甘い声だけが頭上から聞こえてくるものの、
それを確かめるために顔を上げることはできないので、
想像だけが高まってきて、いつの間にか太腿に蜜がつたい出している。
>>423 「あっ……」
客人の言葉で、自分が物欲しげな目つきをしていた事に気付いて赤面する。
「くぅっ……ふぇ…んんっ…」
既に膨らみの先端は固く尖り、まるで刺激を待ち望んでいるよう。
さらに瑞葉の痴態が目に入る事も相まって、ますます興奮が増していく。
「んぁんっ…!」
その直後に客にそこを刺激され、つい大きな声が出てしまった。
「いけませんお客様…ぁっ…私ばかり、こんなに…ふぁんっ」
ふるふると首を振ってそう言うものの、身体は嫌がってはいない事をかえって示してしまう。
>>424 「うぉぉっ! や、やるねチミ……可愛い顔をして好き者だねチミも」
瑞葉の思いなどいざ知らず、勝手にそんな事を言う。
>>425 >私ばかり、こんなに…
「おお、こりゃすまんかったの。そういえば、さっきから下を頑張ってくれている娘には何もしてあげとらんかったの」
素なのか、意味を曲解して受け取ると、一度時計を見る。
「……ふむ、時間もそろそろじゃし、仕上げといこうかの?」
一人椅子に座ったまま、二人のメイドを目の前の床に座らせる。
「今度は、二人でこれに最後まで奉仕してもらえんかの?
できれば、空いた手でお互いを慰めてもらえるとなお良いんじゃが……まあ、そこまではせんでもいいぞ」
>>425-426 >可愛い顔をして好き者だねチミも
目を硬くギュッと瞑ったまま、涙をポロリとこぼすが、あえて何も言わない。
>今度は、二人で〜
「あっ……!」
口腔奉仕を止められ、客人の目の前に座らされたため、
口元を押さえるふりをして顔を隠す。
「あの……みかささんは、その……おちんちんの方をお願いしますわ。
私、その下をしますから……」
なんとか顔を見せまいと、みかさに竿の処理を任せると、
自分は睾丸にしゃぶりつき、さらに客の意識を反らせようと
みかさのスカートをまくりあげて太腿を露にさせる。
(ごめんなさい、みかささん……)
>>426-427 「ぁん……仕上げ、ですか?」
何となく予想は出来ているものの、聞き返すように言ってしまう。
>今度は、二人でこれに最後まで奉仕してもらえんかの?〜
「はい……わかりました、お客様」
瑞葉を気遣いながら床の前に座ると、そっと逸物に顔を寄せる。
「あ……もうこんなに…」
先走りの汁や瑞葉の唾液などが混ざり合った液体。それにまみれた逸物に、そっと口付ける。
(瑞葉さんが下の方やってくれるから…私は…)
「失礼、しまふ……んんっ、んぐっ…んちゅ」
得意の口での奉仕を始めると、瑞葉の手が自分のスカートを捲り上げてくる。
「んっ…? …ちゅうっ…んふっ…」
それを見てから、ならばとばかりに瑞葉の胸に手を伸ばし、空いている片手で揉みつつその先端とおぼしき場所を突付く。
>>427-428 >みかさのスカートをまくりあげて太腿を露にさせる。
「おおっ、サービス精神旺盛じゃの、いや結構結構」
二人からの奉仕に、一瞬快楽で身震いしつつ、口数だけは減る様子はない。
「んんっ……毎度毎度、ここのメイドたちの技術には恐れ入るわい」
まさに至福の時を満喫している顔になりつつ、逸物をピクピクと振るわせる。
「さて、そろそろ終らせんとな……もうひと頑張り頼むぞい」
>>428-429 「んっ! や、ぁん、はぁんっ! んふぅ……ちゅ、ぅんんっ!」
顔を隠すためとはいえ、客人の睾丸から尻にかけて
ほとんど顔を埋めるようにしてラストスパートをかける。
同時にみかさに胸を刺激されることで、甘い声をあげつつも、
彼女のショーツの中へと指を侵入させ、水音を立てるようにして
裂け目を擦り始める。
「……ぁっ、きゃ、ぅんっ、ふぅ……むぁっ、お、客様ぁっ、
イって……出してくださいませぇ……っ、私たちに、
お客様の白いのをっ! 下さいぃ……っ!」
>>429 「んっ……んくっ、んんっ」
羞恥心を煽るような客の言葉には答えず、ただ逸物を絶頂へ導こうと努力する。
「んんんっ…じゅるっ…んっ、んっんっんっー」
逸物の先端を咥えると、その引っかかる部分を刺激し、さらに口内で舌を転がす。
が、その間に瑞葉への愛撫が疎かになり、そのせいか積極的な秘所への愛撫に敏感に反応して、身体をくねらせる。
「んっ…ぷはっ。お客様…お好きなように……んはぅっ!」
先端から口を離すと、竿から逸物のくびれへ、ねっとりと舌を這わせる。
>>430-431 目の前で、二人して悶えつつ奉仕を続ける姿は、実に欲情をそそる。
「んっ、むぅ……チミたち、行くぞいっ! 顔を離すんじゃ!」
一瞬身を引くと、逸物に溜め込んだ熱いそれを、二人の顔へと弾けさせる。
竿を交互に向け、律儀に二人の顔に平等に飛ぶようにする。
その後、後始末まで一通り終えると、最初のように身なりを整える。
「ふぅ……満足したぞい。そっちの娘の事を思い出せなかったのは残念じゃがな……
まあ、主人を待たせるわけにもいかんしな。そろそろ案内してくれんかね?」
>>432 客人が達した瞬間、驚いてみかさの秘豆を押しつぶしてしまう。
「はぁ……ぁんっ! んっ、んん……」
二人の顔に撒き散らされたというのに、
それでも大量の白濁に顔や髪の毛を汚される。
みかさに目配せをすると、簡単な後始末を施し、
満足した様子の客人に頭を下げる。
(よかった……気づかれずに済んだようですわね……)
しかし、そのためとはいえ、随分と淫らな行為に走ったことで
激しい自己嫌悪に襲われ、みかさに案内を任せることになってしまう。
>>432 「んっ…あはぁっ!? …ゃあっ…」
敏感な部分を刺激され、身体を仰け反らすほどに感じてしまう。
それでも何とか言われた通りに顔を離すと、放たれた白濁が顔に掛かっていく。
「あっ……あああぁ……お客様の、とっても熱い…」
瑞葉と共に白濁に染められつつ、そんな溶けるような言葉を漏らした。
その後も丁寧に口での後始末をすると、何やら落ち込んでいる瑞葉を見送った後で、客を主人の部屋まで導く。
そうして一通りの仕事を終えてそこから下がると、壁を背にようやく一息。
「あー……やっぱり大変ですよ、センパイ」
仕事の主力だった麗が去り、頼れる志保も身重である以上、ますます自分に負担と責任が圧し掛かってくる。
「でも、頑張ります…私」
そう呟くと、浴室に向かって歩いていった。
自室で音楽を聴きながら、時折寝そべっているボーセのアゴを撫でている。
先日のバレンタインの事を思い出し、来年は自分もやってみようかな、などと思いを巡らせる。
欠伸をして、ふと時計に目をやると随分時間が経ってしまっていた。
ベッドにいるので、そのまま部屋の明かりを落として目を閉じる。
すぐには寝付けず、ベッドの中で暗い世界を彷徨っているが
何かもそもそとベッドに入ってくるのを感じて、目を開ける。
(ボーセ…? ベッドの中に入ってくるなんて…もう…)
しかし、その心地よい毛並みの感触に触れるうちに、ゆっくりと一人と一匹で眠りの気に誘われていった。
客が帰った後の広間の掃除をしている…のだが。
つけっぱなしのテレビに映し出されている映像についつい目が行ってしまい、あまり効率的に仕事を出来ていないようでもある。
夜食に出されたドーナツを、お行儀悪くもかじりながら
今日の日誌を書いている。
「ええと、特に問題は起きなかったと思いますけれど……」
不機嫌そうに調理器具の手入れをしている。
「けっ。…さっきの客、食わず嫌いで俺の料理にケチつけやがって……」
日誌を書き終えると、所定の場所に提出に行く。
「さ、そろそろ身体を温めて休みましょうかしら」
提出を終えたその足で浴場へ向かっている。
「でも。最近は少しだけ温かくなりましたわよね」
444 :
木村 香:04/02/19 23:49 ID:OrUeNN4b
「何よ〜! まったく……」
分かりやすく怒りながら、休憩室のソファにドカッと座る。
「何が『新人に御主人様のお料理はお任せできません』よっ!
あたしだって、ちゃんと勉強したんだし、それなりのもの作れるわよっ!
……まあ、作業が遅かったりはするけど」
"とある"執事にすっぱり言われたらしい。
445 :
椿 杏樹:04/02/19 23:53 ID:Pn1CZgYK
「うわぁ〜、なんとも奇妙な姿」
古い食器を片付けるついでに、悠斗に付け髭をつけて遊んでいる。
「えいっ。…それにしても付け髭だなんて、何でもあるのねえ ここのお屋敷」
ひと笑いした後、悠斗からぺりっと勢い良くはがし
その毛虫のようなヒゲを曲げたりしてやっぱり遊んでいる。
「にしても、ドカ雪が降らないって楽でいいなぁ。まぁ……雪かきしないと体なまっちゃうんだけど」
テレビを消すと、掃除を終えて広間を出る。
447 :
木村 香:04/02/19 23:57 ID:OrUeNN4b
浴室へ向かう途中、ふと気づいて立ち止まる。
「そういえば、お部屋にお洗濯物があったんでしたわ……」
クルリと踵を返すと、一度私室へ早足で向かう。
「まったくもう……御主人様の料理には細心の注意を払わないといけないのに…」
誰かと言い争いでもしたのか、多少苛立っている様子。
厨房にいた雄児とその件に関して話をすると、彼は彼でうざったそうに対応してから自室に引っ込んでしまった。
「うーん。そうなると後はパティシエと、調理補助のメイドに話を聞かないと…」
「ああ終わった…。こんな窮屈な格好、やってらんねーよ」
突然会食の席に主人の息子として出る羽目になったらしく、
ネクタイを緩めながら大広間近くの部屋に入り、ソファにごろんと寝転がる。
「眠…」
451 :
木村 香:04/02/20 00:14 ID:J4BpJcmL
しばらく休憩室で唸っていたが、名案を思いつき顔を上げる。
「……そうよ、食事がダメなら、おやつとかお茶とか、そういうもので攻めれば……!」
一人でそう納得すると、うんうんと、何度も頷く。
夕刻に換えたあと、運び出していなかったシーツを抱えて
廊下を歩いている。
「干すのは明日になりますけれど、一緒にお洗濯してしまいましょう」
>>450 「よいしょっ…と」
自作のリスト片手に勝手に厨房内を探索し、いくつかの食材やら飲み物等を箱に入れる。
「まったくもう。御主人様の健康に何かあったら、どう責任を取るのやら…」
ぶつくさ文句を言いながら箱を運んでいると、丁度通りがかった部屋で瀬名を見つけた。
「ちょっと柏葉さん! 何ですか、この食材は?」
部屋のドアを少し乱暴に閉めると、ベッドに寝転がっている瀬名に強い口調で話しかける。
>>452 「……あっ、荻野さん、いいところに……」
なにやら書類を片手に歩いていると、丁度シーツを抱えた瑞葉を見つける。
「すいませんが、仕事が一段落しましたら、あの部屋に来ていただけますか?」
早速話を切り出すと、廊下の先の部屋を一つ指差す。
>>454 「はい?」
とある部屋を指差されて首を傾げるが、そのまま頷く。
「なんでしょう? まあいいですわ。
早いところお仕事を片付けてお風呂に入りましょう」
パタパタと駆け足で洗濯機のところまで行くと、とりあえずシーツを放り込んで
飯塚に指定された部屋まで戻る。
「飯塚さん……? 何の御用ですかしら」
>>453 「!うわっびっくりした、だ、誰…?」
いきなり頭の上で大声を出されたので、若干眉を顰めつつ身を起こす。
「由依さん」
>何ですか、この食材は?
「食材?」
話の内容がまったく掴めず、由依を見て不思議そうな顔をする。
「え、何かあったんですか。今日は夜に厨房入ってないから、俺様子とかさっぱり…」
>>455 「いえ、執事長様から、ちょっとした要請がありましてね……」
そう言いながら、自分は椅子に座り、瑞葉にはなぜかベッドを勧める。
そして、手に持っていた書類を一枚彼女に手渡す。
『名無し家メイド 平成15年度末ご奉仕テスト』などと銘うたれ、その下にいくつもの項目が書かれていたりする。
「……つまり、そういうわけです」
呆れたのか驚いたのか、書類に釘付けになっている瑞葉に、にっこりとしたポーカーフェイスでそう言う。
「では、まず最初は自慰から始めてみましょうか」
>>457 >名無し家メイド 平成15年度末ご奉仕テスト
「こ、これって……?」
書類を上から下まで何度も読み通しては、顔を赤くしたり青くしたりしている。
>では、まず最初は自慰から始めてみましょうか
「い、飯塚さんっ!?」
正直なところ、あまり押しの強い相手ではないと踏んでいたので、
少し強めの声を出す。
「わ、私、こういうのはあまり……おじ様がどうしてもと仰るならともかく」
>>456 「夜とかそういう問題じゃありませんよ、柏葉さん」
わけが分からないといった様子の瀬名を前に、次々と食材をテーブルに載せていく。
「御主人様の健康を害するような食材は控えて欲しいんです。ほら、このリスト」
かなりぶ厚いリストには、外国産のみならず国内での環境や農薬問題が指摘されている食材がざっと載せてあった。
「ちょっと高い洋酒とかもありますから、勿体無いですけど……」
まくしたてるように言ってから、少し語調を弱めて。
「でも、御主人様の口になされるものは厳選して欲しいんです。使用人用ならともかく」
>>458 「ふむ……まあ、いいでしょう」
嫌がる瑞葉に、意外にあっさりとOKを出す。
「まあ、元お嬢様ですから、抵抗があるのも仕方がないでしょう。では、もうよろしいですよ。
……私も、全員分の成績をまとめて、"御主人様に報告"しないといけませんから」
そんな事を言って、半ば強引に書類…というかテスト用紙を取り上げると、軽快に丸を書いていく。
丸というか、言ってしまえば点数だが。
>>460 >"御主人様に報告"
「えっ!?」
書類を取り上げられて目を白黒させる。
「あ、あの、飯塚さん……」
さすがに自分から断ったために成績が悪くなるのは気が引ける。
「それは、困りますわ……ごめんなさい、勝手なことを言って……」
すっかり“しゅん”とした様子で深々と頭を下げる。
「テスト……して下さい。ただ、その……自慰、というのは……」
それでもやはり、自分から進んで痴態をさらすのは抵抗があるようだ。
>>459 由依の勢いに負けて、話を聞きながらいつのまにか正座してしまっている。
「はあ……」
(ていうかなんでここまで怒られてんの俺。小学校の時以来だ…)
思うがきっと今以上に怒られるであろうと考え、ちらちらと由依を見ながら
相槌を打つ。
「健康を害する?いや、でもそんな事細かく考えてたら何もできないっすよ。
いくらなんでも人に影響出るのは使わないし、屋敷にあるのは普通の物ばかりですけど」
神経質な程のリストと由依の態度にそう説明して納得してもらおうとする。
>でも、御主人様の口になされるものは厳選して欲しいんです
「ああ…究極に厳選するのなら簡単ですよ、でも。一食、炊いた米だけとか」
冗談のつもりなのか、悪気はない様子で笑いながら言ってみる。
「それは極端としてもさ。とにかく、今のところ問題は無い筈だから心配いらないよ。
厨房のことは厨房の人間で色々考えてますから」
>>461 まさにやれやれ、といった感じでため息を吐くと、手元の紙を新しいのに変える。
「ええ、ご自分で慰めて頂ければいいですよ」
椅子をベッドの側へと移動させ、そこに座りながら、
「えっと……自慰のアピールの仕方、声等を総合的に見るらしいです。
逆に言えば、それらを満たせば高得点、ということになりますね」
ポイントを教えるふりして、暗にそうするように言ってみる。
>>463 「ぅ……」
頼みは聞き入れられず、結局飯塚の目の前で自慰をすることになってしまう。
>自慰のアピールの仕方、声等を総合的に見るらしいです
「…………」
黙ってスカートをたくし上げると、立ったままショーツの上から
秘裂を撫ではじめる。
「んっ、ふぅ……ぁ、んぅ……っ」
チラチラと飯塚の方に目をやりながら指を動かすものの、
緊張が先に立ってか、あまり大胆にはならない。
>>464 「何も、立ったままやらなくても、ベッドに座りながらでかまいませんよ」
にっこりとしたポーカーフェイスはそのままに、より恥ずかしいところが見えやすいように誘導する。
「他にも、胸も同時に責めてみてはどうです……?
よい点が取れれば、御主人様からお褒めいただけるかもしれませんし」
>>462 「うっ…」
冷静と言うよりは、素のままで対応してくる瀬名の態度を見て、言葉を詰まらせる。
(確かに、そうなのかも…。今までは問題なかったわけだし、それに…)
自分がこんな事をするきっかけになったのは、あの"新人メイド"とのいさかいからである。
結局、主人を想う心だけでなく嫉妬心も混じった職権濫用のような気もしてきた。
「そう、ですよね…。ごめんなさい、こんなにたくさんの食材持ってきてしまって」
冷静になってくると、確かにそこまで気にする事も無い些細な事で食材を選別していたような気もする。
「…こんな箱に無造作に詰めちゃって…」
ダンボールに乱暴に詰めたせいか、食材の一部が傷んでいたり、洋酒のラベルがはがれていたり。
「このお酒なんか、輸入物なのに…瓶やラベルにまで傷つけちゃって…こんなのもう御主人様にはお出しできないし、
お客様も勿論…他の使用人に出すのも憚られてしまいそう…」
別に中身がどうなったわけでも無いのだが、瀬名に構わずどんどん勝手に思いつめてしまうと、不意にその酒瓶を空ける。
「御主人様ごめんなさいっ! 値段の高い食べ物を粗末にした分は、私が責任持って処分します!」
そのまま、勢いで瓶の半分ほどを飲み干してしまう。
>>465 スン、と鼻をすすりあげながら、飯塚の言葉にしたがって
ベッドに腰をおろし、胸にもエプロンの上から愛撫を加え始める。
「ぁん……っ、はぁ……はぁ、あっ、あ、はぁ……んっ」
半分ベソをかきながらも、少しずつ声は甘く高いものになっていく。
「こんなことで、いつまでも、お褒めいただいても……ぐすっ」
それでも反応してしまう自分の身体をみじめに感じながらも、
ついに指先がショーツをよけて、直接秘所に触れてしまう。
「っ! あぁぁっ!」
>>467 これから、というところでストップをかける。
「はい、もういいですよ。
最初は躊躇われていたようですが、その後はやはりなかなかのものですね」
それなりによい評価を付けつつ、次の項目に移る。
「では次は、私のこれに口でしてみて下さい」
言いながら、自分の逸物を取り出す。
「……中途半端で我慢できないのなら、自分で慰めながらでもいいですよ。
それはテストには関係ありませんから」
>>466 「いや、いいんですよ気にしなくて。置いといてくれたら後…で、って」
>勢いで瓶の半分ほどを飲み干してしまう
「……はあ!?ちょ、ちょっとおいおい待って待って!」
突然の由依の暴走気味?な行動に面食らい、慌てて彼女が一気飲みしていた酒瓶を
取り上げるが、中身は既に半分ほど減ってしまっている。
「あーあー…。だ、大丈夫!?こんなの一気に飲んだらえらい事に…」
心配そうに由依の顔色を見ると少々赤いようなので、
「なんか冷やすもの…冷たいもの…。そうだ、ほら。
御主人様には言わないから少し落ち着いて」
自分の掌を由依の頬に何度かぺちぺちと当てて、熱を冷ますようにしてみながら
(たいした事じゃない)と伝える為に優しく笑いかけてみせる。
>>468 「え……これで、いいんですの?」
ホッとしたような、物足りないような曖昧な表情で呟くが、
>では次は、私のこれに口でしてみて下さい
「う……は、はい……」
もう口答えはせずに、まだ硬くなっていないそれを手に取ると、
幾度かほっそりとした指先でしごくと、舌での刺激と接吻とを繰り返した後、
思い切ってしっかりと咥えこむ。
「ん、むぅ……っ!」
>自分で慰めながらでもいいですよ
「ほ、ほんなほとは、いはひませんっ!」
そんなことは致しません、といったつもりだが、言葉になっていない。
その代わりに、口腔内の逸物が粘膜と蠢く舌に弄ばれることになる。
>>470 彼女に口でしてもらっていると、いつぞやの時を思い出す。
「(今回は1対1、負けるはずが無い!)」
などと一人で内心燃え上がっている。
>口腔内の逸物が粘膜と蠢く舌に弄ばれることになる。
「んっ……やはり、上手いですね……この屋敷で長く働いているだけあります」
飯塚も感じているようで、時折逸物をピクピクと反応させる。
>>469 「ん……ふーっ……」
元々酒耐性と言うより経験が無いせいか、ぐいぐいっと飲み干してしまう。
そのせいか、顔に紅が差すのもすぐ。
>あーあー…。だ、大丈夫!?こんなの一気に飲んだらえらい事に…
「大丈夫ですよー。由依は執事なんですからあ」
と言いつつも、既に自称と語尾がもう大丈夫では無い。
>自分の掌を由依の頬に何度かぺちぺちと当てて、熱を冷ますように
「えっ……」
ひんやりとした手が当てられて確かに冷たいのだが、何故か次第にどくん、どくんと身体が昂ぶってくる。
「あれれっ…わ、わたし…?」
瀬名の笑顔にあてられたのか、そのままふらふらと倒れるように瀬名に倒れかかってしまう。
「やだ、柏葉さん……あっ」
まるで主人の優しさに触れているような感覚。
瀬名からも主人と同じそれを感じたのか、警鐘を鳴らす理性が火照った身体に追いついていかない。
かと言って跳ね除ける事も出来ず、ただ紅く染まった顔で瀬名を見上げるだけ。
>>471 (もう、こんなことで褒められても……)
涙を滲ませながらも、口内で逸物が震えるたびに
的確に快感を増すように舌と唇を動かす。
「ふぁ、むぅ……んんっ!」
すっかり唾液に覆われた逸物から口を離すと、上目遣いに飯塚を見る。
「い、飯塚さん……私は……」
その間も、半ば無意識的に指で肉幹を擦るのは止めていないのだが。
>>473 「……どうしましたか? そのような泣きそうな顔をして?」
今の評価を書きとめつつ、
「言いたいことがあるのでしたら、言ってもらってかまいませんよ?」
瑞葉の奉仕を耐え抜いた達成感はとりあえず横に置いておくとして、
できるだけ素っ気無く、そう瑞葉に促してみる。
>>474 「私は……もっと、夜のことだけじゃなくて……頑張りたいから……いえ」
言いたいことは言葉にならず、また仕方なく奉仕に戻る。
「なんでもありません。ごめんなさい……」
飯塚のそれに頬を擦り付けると、今度は意を決したように
大胆な行為を始める。
「ちゅ、ぁむぅ……はぁっ、あふっ、んんぅっ!」
自慰をしつつ激しく飯塚のモノを吸う。
>>472 >大丈夫ですよー。由依は執事なんですからあ
(絶対大丈夫じゃないな、この様子)
今までにこういう状態になった女の子を何人も見ているので
少々慣れた風に倒れ掛かってきた由依の背中をさする。
「大丈夫…?じゃあないか。いいよ、少し落ち着くまでこうしてても」
由依が昂ぶっているのにも気付かずに、背中から腰のあたりに手を這わせる。
火照った顔に少しドキドキしたりもするが、自分だけかと思い
理性を抑えて撫でるだけにしようと、しばし優しくさすり続けるものの
「……でもさ」
「まあ別に、落ち着かないなら落ち着かないで、それなりに楽しんでもいいんだけど」
口から勝手に意志に反したような言葉が出始めると同時に
由依の顎に手を添え、音を立ててキスをしてしまう。
「…ん」
>>475 「(……なっ!)」
一転して激しく責められ、一瞬動揺する。
「(ち、力をセーブしていたとでも言うのかっ!?)」
思わず引きたくなる腰を押し留めて、快感に耐える。
「……もうそのくらいでいいですよ、萩野さん」
ようやっと、行為を止めさせる権限は自分が持っている事を思い出し、寸前で止めさせる。
「それでは、次に行きましょうか」
今の今までほとんど傍観を決め込んでいた飯塚が、瑞葉を押し倒すように、彼女をベッドに横にさせ、その上に覆いかぶさる。
>>477 >もうそのくらいでいいですよ、萩野さん
その言葉に、黙って口から逸物を引き抜く。
唾液が糸を引くのを見て顔を真っ赤にしているうちに、
ベッドの上に押し倒されてしまう。
「あ……」
一瞬怯えたように震えるが、すぐに目を閉じると小さな声で言う。
「あなたの……お気の済むようになさって下さいませ……」
そしてエプロンを肩からはずし、自ら胸元を開いてみせる。
と同時に、わずかに脚も開いて、飯塚の膝が入りやすいようにする。
>>476 「あっ…柏葉、さん」
彼の名前を呼ぶ事で自分の理性を取り戻そうとするのだが、酔った経験が少ないので自制が効かない。
そのまま彼の胸の中で背中を擦られると、もやもやした感覚が身体を覆い始めてくる。
(変……こんなふうにされて、私…っ)
なぜか飯塚の時のような嫌悪感も湧き出ず、まるで主人に抱かれる時のような、落ち着きながら昂ぶるような感情さえも滲み出てしまう。
>まあ別に、落ち着かないなら落ち着かないで、それなりに楽しんでもいいんだけど
「えっ…? んんっ……!?」
そこで一瞬我に返りかけるも、顎に手を添えられ、キスされてしまう。
「んっ……んんっ…」
拒みたいのに、身体はなぜか拒んでくれない。むしろ主人を求める時のようにとろけていきそうである。
「っ……ああっ」
唇が離れると、つうっと一筋の糸がひいて、目が合う。
何か言わないと、と考える意識とは裏腹に、口は半開きのままで、まるで瀬名を誘うような視線を向けてしまっていた。
>>478 覚悟を決めたのか、ずいぶんと潔く体を開く瑞葉。
「……そんな事を言って、自分でも我慢が出来なかったのでしょう?」
そう言うと、口で奉仕していた最中、自慰をしていた彼女の手を掴むと、彼女の目の前に持っていく。
「そんなに怯えなくとも、酷いことはしませんから、安心してください」
瑞葉の涎で濡れた逸物を、彼女の秘所へと宛がうと、そのままゆっくりと挿入する。
>>480 目の前に自らの愛液で汚れた指を晒されて、ハッと息を呑む。
「……はい、そうですわ……感じていました、私……」
そしてまた目を強く閉じる。
「飯塚さんの前で、自分でして……飯塚さんのを、しゃぶらせていただいて……」
飯塚の声も耳に入らずに自涜の呟きを続けていると、
熱く潤った襞を割って、硬いモノが押し入ってくる。
「あ、あぁ……ぅっ」
小さく喘ぐと、飯塚の背に手を回し、ギュッとしがみつく。
「いいえ、これは御奉仕……御奉仕なんですから、ご遠慮はなさらずに」
>>481 「いえ、あなたも御主人様の大切なメイドの一人ですから、そうそう手荒な真似は出来ませんよ」
謙遜するかのように、そう言って優しく動き始める。
……もっとも、その裏には、激しく動いたら長くはもたない、という自覚があったりするのだが。
「ぅっ……くっ、萩野さんの中、ねっとりと絡み付いてきますね……!」
時折手で瑞葉の胸を弄りつつ、抽送を徐々に早めていく。
>>482 「あっ、あぅ、んっ! はぁ……気持ち、いいですかしら? 飯塚さん……」
徐々に早まる腰使いと、高まりつつある淫らな水音に、
そのことを確かめるように問う。
「それとも……もっと……?」
切なげな瞳で飯塚を見上げると、キュッと秘所をしめつけて
そのまま自分も腰を動かし始める。
「こんな風に、した方がいいですかしら……ぁんっ」
>>479 「…ふーん、さっきまでとはこうも違ってくるなんて、面白いんだね由依さんは」
自分と同様に態度がまったく180度変わってしまった由依へ、そう耳元で囁きかける。
胸元のボタンを外し、有無を言わさずがばっとブラウスを脱がせて
両胸を愛撫し始める。
その間も唇を奪うが、まるで自分を求めているかのような彼女の態度や
抵抗の様子が見られないのに気付いてしまい、ブラを上にずらして胸の突起を
弄りながら今度は首筋を責める。
「?なんだ、こういうのが好きなんですか。…もっとお堅い感じかと思ってたよ。
上は忙しいから、下は自分でいい具合に準備しといてくれないかな」
少し悪戯っぽい笑みでニヤリと笑い、由依の手を彼女のスカートの中へ導かせる。
「由依さんは御主人様が大事なんだっけ…ああわかった、それでか。
俺似てるだろ?別に血縁も何もないけど」
乳房をゆっくり、円を描くように揉みつつ話しかける。
「……『じゃあ由依、命令だ。私のが欲しいなら、言葉でも誘ってみなさい』…なんて」
主人のような口調でからかう。
>>483 「(うっ……!)」
誘い込まれてしまうような瑞葉の動きに、彼女に悟られないようにうめき声を上げる。
「……ええ、気持ち…いいですよ、萩野さん……!」
表面上は平静を装って答えるが、
「(くっ……おいおい、待てって!)」
瑞葉の膣内のあまりの気持ちよさに、取り戻しかけていた理性の箍が、早くも外れかかる。
>>485 言葉では平静を保っているものの、
自らの体内に取り込まれている逸物の反応から、
暴発が近いことを本能的に悟る。
「よかった……はぅぅっ、それなら、せめて今回の成績は……」
どこか安心した様子で微笑む。
「……お礼、させていただきますわね」
飯塚の手を乳房へと誘い、重ねた自分の手で揉みしだかせる。
と同時に耳に舌を這わせながら深く大きな動きで剛直を責め立てる。
>>486 成績に安堵しているのだろうが、こんな状況下では快楽に酔いしれているようにしか見えないのがいとをかし。
「ええ……よい成績を付けさせてもらいますよ」
誘われるがまま、瑞葉の胸を若干強めに揉みしだく。
「ぅっ、く……そろそろ、行きますよ、萩野さん……!
何処に出されたいですか?!」
耐えるので精一杯なのか、口調が素に戻りかけてる。
>>484 >…ふーん、さっきまでとはこうも違ってくるなんて、面白いんだね由依さんは
「ぃゃ……やぁっ…」
抵抗できずにふるふると首を振っても瀬名は止まらず、胸への愛撫やキスが続けられていく。
(やだ…御主人様じゃないのにっ…なんでこんなに…)
「んっ、ひぁんっ」
ついに乳房を露出させられると、そのまま尖っている先端を責められ、喘ぎ声が出てしまう。
さらに促されるようにスカートの中に手を滑らせると、既に下着越しにでもそこが湿っているのがわかってしまった。
その事実に、ますます羞恥の色を濃くする。
>俺似てるだろ?別に血縁も何もないけど
「んぅっ…はぁっ、はぁ…ん、ゆ、由依は…」
じんわりと全身に広がっていく快感に身体を支配されると、もう形だけの抵抗しか出来ない。
ただ、瀬名が自分が幼かった頃の主人に似すぎている事だけは理解できる。
そうして、そんな「主人に似ている」瀬名に命令されると、日頃の主人との交わりの時のように、一瞬身体を硬直させる。
「あっ……あああ…」
違うと分かっていても、暴走でもしたかのように瀬名を求める身体は止まってくれない。
「御主人様…。由依はもう、こんなにここを濡らして、御主人様のが欲しく……きゃあんっ」
ふらりとバランスを崩すと、台詞の途中でベッドの上へと倒れこんでしまう。
>>487 >よい成績を付けさせてもらいますよ
「あ、ありがとう、ぅんんっ! ご、ございますぅっ!」
自分でも激しく腰を動かして高みへと向かう。
>何処に出されたいですか?!
「え……あっ」
僅かながらも思考力が戻り、薬を飲んでいるとはいえ、
膣内に注がれることに、生理的な抵抗を覚える。
「あの、できれば……外で……いえ、飯塚さん……飯塚様のを、
私にいっぱいかけてくださいませ……」
ねだるように言うと、飯塚の唇に己のそれを甘えるようにして重ねる。
>>489 「んっ……わかりました…それでは!」
意識して突き入れを激しくすると、散々押さえ込んでいたため、程なく限界を迎える。
急いで腰を引き、逸物に溜め込まれた白濁を、瑞葉の体へとふりかけていく。
全てを放出し終え、一息つくと、あらかじめ用意してあったタオルを瑞葉に手渡してから、自分の格好を整える。
「……ふぅ……お疲れ様でした。"今日の"テストはこれで終わりです」
>>488 >由依はもう、こんなにここを濡らして〜
「いつもそんな風に言ってるんだ。すごいよなー、メイドでもないのに…。
…そもそもあの人が手当たり次第なんだから当たり前か」
主人に小さく反発しつつ、感じて自分を誘う由依がベッドに倒れこむので
うつ伏せにさせ、覆いかぶさるようにする。
脇からまだ胸を撫でながら、丁度由依や自分の頭が向いている方向に
ドアがあるのに気付くと
「『由依、誰か来たらすぐ教えられるように、ちゃんと入口を見張っていなさい。
こんなやられ放題な状態をメイド達に見られるのは、お前としては避けたいんじゃないか?』
……あんま似てないな、まあいいや」
由依の顔をドアの方に向け、背後でそう囁く。
「……御主人様、ね…。ほら、じゃあ入れるよ」
既に自分をすっかり主人だと思い込んでいる彼女のスカートをたくし上げると
下着を下ろし、大きくなっている自身を後ろから挿入する。
「…ん、っ…」
腰を前後させ、少々荒く乱暴な様子で逸物を突き入れる。
>>490 「あんっ、は、や……あああっ! あっ、あん……ん……っ」
髪の毛や顔から胸、下腹部までを白濁に汚され、
ぐったりとして横たわる。
>"今日の"テストはこれで終わりです
「……今日の?」
奇妙に強調された飯塚の台詞に、身を起こして首を傾げる。
「ひょっとして、まだ何か……?」
>>492 「ええ、テストは二種類ありますから」
いとも平然と答えると、もう一枚の書類を瑞葉に手渡す。
『名無し家メイド 平成15年度末職務テスト』などと銘うたれ、その下にいくつもの項目が書かれていたりする。
内容は炊事・洗濯・掃除、などなど……
「それでは、そちらのほうのテストはまた後日、ということで」
再びあっさりとそう言うと、紙を持ったままの瑞葉を残して、部屋を出て行く。
>>493 >名無し家メイド 平成15年度末職務テスト
「っ! は、はい、よろしくお願いしますっ!」
まだ着乱れ、汚れたままの格好で慌てて頭を下げる。
その間に飯塚は部屋を出て行ってしまう。
「……はぁ……やっぱり普通のお仕事のテストもありますわよね、それは」
複雑な表情で呟くと、タオルで軽く身体を拭いて服装を整える。
「普通のお仕事でも、お褒めいただけるように……なりたいですわね」
微笑とも自嘲ともつかぬ笑みを浮かべると、そのまま浴場へ向かう。
>>491 「か、柏葉さ…きゃっ!?」
ぼやけた思考、とろけた身体。わけのわからないままにベッドに倒れている自分。
「んっ…ふぅっ…」
それでも胸を揉まれると、まるで主人に愛撫されているような気持ちになってしまう。
さらに瀬名が口真似をすると、また意識から理性が剥ぎ取られていく。そして、たま主人に愛撫されるような感覚に支配されていく。
「あっ……はい…はいぃ…ご、御主人様ぁ」
自分と瀬名のものが混じった唾液を垂らしつつ、ただ頷く。
>……御主人様、ね…。ほら、じゃあ入れるよ
「…えっ…ちょっ、あ…ああああぁっ!?」
その声で自分を抱こうとしている男が瀬名である事を強く意識した瞬間、既に少しきつめの秘裂を割り入るようにして逸物が挿入されていた。
「うっ……あ、ああ」
主人だけのモノであるはずの自分が、別の男に貫かれていると言う事実。
それほどの重大な事だと言うのに、膣内はまるで主人を迎えたかのように歓楽の意を示した。
「うそっ…こんなのっ、やっ、由依…気持ちよくて…ぇっ」
激しい動きにもう何も考えられなくなってしまったのか、与えられる快楽に酔いしれて喘ぎ、わずかに腰までもが動いてしまう。
>>495 後ろから由依の手を握り、貪るようにして彼女の膣内を味わう。
まだそんなに慣れた様子でもないのか、その締め付けに少し戸惑うも
そんなに早々とは達さないので冷静な態度で犯し続けている。
「…っ、う…」
いつの間にか上着も脱ぎ、夢中で由依を責めている。
>こんなのっ、やっ、由依…気持ちよくて…ぇっ
「御主人様だと思ってるからだよ。いいよ、その方が気持ちいいなら…。
あの人に抱かれてるとでも思って、感じても」
由依を誘惑するような言葉を言うと、動きを徐々に速めていく。
「『こことか…擦れると気持ちいいだろう?由依。お前の感じる顔が見られて、私も満足だ』
…こんな事とかも言いそうだな。羨ましいよ…っ」
腰まで動かして快楽を追い求め始めた由依を、少し嘲るように小さく笑う。
(…こんなに女の使用人にも慕われて、なのにメイドも沢山いて…。
それで瑞葉もだなんて)
突く間隔を短くさせながら、そんな主人への妬み感情が心にふっと沸き起こったりする。
その苛立ちを目の前の由依にぶつけるように、激しく腰を打ち付ける。
「ほら…っ、いいんだろ?御主人様のが……!」
彼女の事も考えずに、自分勝手に判断し、絶頂を迎えた逸物を深く入れると
中で射精してしまう。
「…っ!! ……。はぁ…っ、はぁ…」
肩で息をし、余韻を楽しむ事などもせずに由依からすぐモノを引き抜く。
>>496 「ぁっ…ひぅっ…んっ、んっ、あっ」
淡々と突いてくる瀬名に翻弄されながらも、徐々に性感は高まってきてしまっているようである。
時折突かれる角度が変わるたびに、ぴくんと体を震わせた。
>あの人に抱かれてるとでも思って、感じても
「いやっ、そんなこと言っちゃ…ふぁぁっ!」
瀬名の囁きを聞く事でそれを強く意識してしまい、段々と喘ぎ声も大きくなっていってしまう。
その直後の口真似にも、呆けたような顔をして反応してしまった。
「ああっ、御主人様ぁっ…ごしゅじんさまっ…」
後ろから何度も突かれながら、上半身をぺたんとベッドに這わせてしまい、その格好で交わり続ける。
>ほら…っ、いいんだろ?御主人様のが……!
「はい…由依は御主人様のが…いいんですぅ…あっ、ふぁっ」
やがて小さな波が身体を走り抜けて、ぶるぶると身体を揺らした。
しかし、悦楽に耽った顔も、瀬名が中で出した事に気付くと凍り付いてしまう。
「えっ…う、そ…」
荒い息をしながら自分から離れる瀬名。白濁と愛液にまみれたその逸物。そして自分の秘所。
「私……避妊薬なんて飲んでないのに…嫌っ……いや…。御主人様のじゃない赤ちゃん、できちゃうよ…」
ようやく理性が戻ってきたのか、青ざめた表情で膣内から白濁を掻き出そうとする。
>>497 身支度を直していると段々頭が冷静になり、目の前の状態に唖然とする。
(……やばい、またやっちゃったよ…どうしてこうなんだろう…)
冷や汗をダラダラ流していたが
>私……避妊薬なんて飲んでないのに…
「えっ…ええっ!!!?飲んでない!?」
更に一層ショックを受け、ベッドの上で由依に土下座する。
「すみませんごめんなさい!!もっ…もしできたら、責任でも何でも取りますんで…」
混乱しているらしく、ついとんでもない言葉まで口にする。
(ああもう耐えられない…ごめん由依さん)
「――おやすみなさい!お詫びに今度、絶対、何でも言う事聞きますから!」
立ち上がり食材のダンボールを抱え、屋敷一の俊足で部屋を出て廊下へ。
厨房の方へ走って逃げていってしまう。
>>498 「かしわばさん…」
どこかまだ呆然とした様子で、しかしそれでも感情的にはならずに、自分に土下座する瀬名を見る。
「私はそんな勢いだけの責任なんていらないです。だから、もっと萩野さんを大事にしてあげてください…」
そのまま走って立ち去る瀬名を見送ると、淡々と衣服を正し、ベッドの乱れを直して痕跡を隠す。
部屋を出ると、酔いも消えたのか正しい足取りで浴室へ。
すぐに一糸纏わぬ姿になって、温かいシャワーを浴びる。
効果は期待できない知りながらも、まずは秘部を洗い流した。
「どうして…?」
不意にこぼれ落ちる雫が、ぽろり。
「……どうして、柏葉さんを御主人様みたいに感じちゃったの?
なんであんなに簡単に、まるで御主人様に抱かれた時みたいに…」
シャワーの水流を一度顔へと持って行き、目を閉じる。
「御主人様…申し訳ありません。由依は…由依は…っ」
がくりと膝を折って、自分の軽率さと不明、理解しがたいあの時の感情、悔しさに咽ぶ。
「………っ!!」
シャワーのお湯だけでは無く、幾筋も頬を伝った雫が、無情なほどの大きな水音とともに排水溝へと流れていった。
500 :
椿 杏樹:04/02/21 22:42 ID:s7m4S3sT
「『平成15年度末ご奉仕テスト』…?ええ〜、自信ないなぁ」
偶然廊下に落ちていた一枚の紙を拾って眺めると、苦い顔をする。
「誰か落としたのかしら。休憩室にでも貼り付けておきましょ」
「…やっと片づいた」
春一番で吹き荒らされたお庭の掃除を終えて、一息ついている。
ボーセがどっからくわえて来たのか、テニスボールを嬉しそうに自分で転がしては追っかけ回しているのを
横目に見つつ、自分もたまには体を動かしてリハビリぐらいすべきかな、と思う。
「…スポーツ出来る人とかいれば良いけど」
年度末のテストが気になっているのか
いつもより緊張した様子で客室の掃除をしている。
「また抜き打ちかもしれませんし、慎重に慎重に……」
503 :
椿 杏樹:04/02/21 23:11 ID:s7m4S3sT
「ラーラー ラ ラーラーラー♪」
何かの応援歌を口ずさみつつ、浴室で洗濯済みバスタオルを
脱衣籠に入れていく。
棚の上の花瓶や壷をそっと退けて拭き掃除をする。
「……はぁっ」
我知らず息を止めていたらしく、吹き終わったところで
大きく息をつく。
506 :
椿 杏樹:04/02/21 23:28 ID:s7m4S3sT
「?…あ。」
脱衣籠の中に、なぜか誰かの置き忘れのブラを発見してしまい
恥ずかしそうに顔を赤らめてエプロンのポケットにしまう。
「や、やだぁ。もう〜」
507 :
桜庭 奏:04/02/21 23:29 ID:o4/ea8Fl
「♪〜」
鼻歌を歌いながら軽い足取りで休憩室に入るが、貼り付けてある
『平成15年度末ご奉仕テスト』の紙を見て硬直する。
また慎重に置物を元に戻すと
なぜか抜き足差し足で客室を出る。
「う……んっ!」
扉をそっと閉めたところで大きく伸びをする。
机仕事ばかりで鈍り気味の身体に渇を入れるべく、トレーニングルームでベンチプレスに
チャレンジしている。
やがて、持ち上げていたバーベルをスタンドに戻す。
「……140kgで手こずるとは、鈍ってますな、これは……」
何げに年(外見)相応とは思えない言葉を漏らし、台から立ち上がって額や首筋の汗を拭い始める。
※
続いてルームランナーへと移り、軽くジョギングを始める。
……が、よく見ると30kg程度のウェイトが取り付けられている。
しかも、そのペースは老人のジョギング、と言うにはほど遠い速さだったりする。
そして、トレーニングルームの中に、名無しの執事の漏らす規則的な呼吸音が静かに響く。
>>509 歴史を感じる作りのお屋敷の中に、一つだけ場違いのように存在するトレーニングルームを思い出し、行ってみる事にする。
「…トレーニングウェア無いけどどうしよう」
まさかメイド服でやるわけにもいかず、取り敢えず覗くだけ、と軽い気持ちで中に入ってみる。
と、そこに先客を見つけて驚く
「執事様? …あ…し、失礼しました」
だるそうにポケットに手を入れ、もう片方の手で屋敷の呼び鈴を押す。
自室でバレンタインにもらったチョコレートをひとつ口に放り込むと、厨房に向かい、
牛乳を飲みにいく。
>>517 廊下を歩いていると、呼び鈴が響き渡る。
「誰か来たのかな?」
クルッと方向転換をすると玄関へと向かう。
>>516 やや、ジョグのペースを落として、自分のペースへと調整し始めていた時、トレーニングルームの
ドアが開き、メイド姿の冬果が姿を現したのに気付く。
「おや、赤城さん。どうかされましたか?」
メイド服姿の冬果をチラと見、ルームランナーから降りて冬果の方へと向き直った。
「お身体の方は、もう宜しいのですか?」
火事の後、その後遺症で入院していた冬果の体調を気遣いつつ、問いかける。
「お掃除の次は、お料理の練習も必要ですけれど……
でも今から作ったら召し上がる方もいませんわよね」
厨房へと向かいつつ、ふと考え込む。
「明日のお昼にでもしましょうかしら」
522 :
桜庭 奏:04/02/22 00:09 ID:1Vth0ghz
しばらく不安げに壁に貼られた紙を眺めていたが、とりあえず書庫に向かってみる。
「ここに来た頃はしょっちゅう読んでたけど、最近はそういえばあまり……」
書庫の本棚の、メイドの仕事関係の本を久し振りに漁りはじめる。
>>519 応対を待たずに玄関のドアを開け、偶然目が合った凛香に声をかける。
上から下までじっと一瞥し一言。
「……メイド?」
(なんだこの屋敷、新手のイメクラか?)
「別にいいや。あのさあ」
若干横柄な態度で、上から凛香を見下ろしつつ話す。
「近くで急に車のバッテリー上がっちゃって、どうにも動けないんだけどー。
電話貸してくんない?
丁度携帯も電池切れちゃって」
>>520 <「おや、赤城さん。どうかされましたか?」
<「お身体の方は、もう宜しいのですか?」
「はい、最近、体の調子も戻ってきたようなので、少し動かしてみようかと思ってここに来たんです。
まさか執事様がおいでになるとは知らずに失礼しました。」
そう言って頭を下げるものの
普段のお仕着せ姿からは想像も出来ない執事の鍛えこまれた体に
目のやり場に困って、視線を逸らしながら話す。
「じゃあ折角ですから厨房のお掃除でも……」
と、厨房をのぞくと、ちょうど俊が牛乳を飲んでいる。
「あら、こんばんは……」
>>525 >「はい、最近、体の調子も戻ってきたようなので、少し動かしてみようかと思ってここに来たんです。
> まさか執事様がおいでになるとは知らずに失礼しました。」
「そうですか……。それはよろしゅうございました」
冬果の回復を告げる言葉に、思わず顔をほころばせる。
「とりあえず、最初は無理をしないように、徐々に慣らして行かれるとよいでしょう。動くように
なったからと言って焦って無茶をしては、かえって身体に差し障ることになることもありますしな。
まぁ、体調管理もお勤めの内、と言う所でございまして」
と話しかけながら腰や足首、腕などに取り付けられていたウェイトを取り外し、首筋や頬を伝う汗を
首に掛けていたタオルで拭う。
「……はて、どうかされましたかな?」
そんな中、自分から目を逸らしている冬果を不思議がりながら、その訳に思い当たらずに
いたりする。
>>526 「あ、こんばんは。」
牛乳を飲んでいたところでやってきた瑞葉に笑顔を見せる。
そのまま牛乳を飲み干し、コップをさっと洗いながら大きなあくびをする。
>>523 玄関に辿り着くと、そこには見たことの無い男が立っている。
>「……メイド?」
「はいメイドです、えと何か御用ですか?」
自分が、対応する前にバシッと目が合って暫く硬直するものの
いつも通りの笑顔で対応をする。
>「近くで急に車のバッテリー上がっちゃって、どうにも動けないんだけどー。
「電話ですか?いいですよ、はいどうぞ」
ポケットの中から自分の携帯電話を取り出すと、松田に手渡す。
「あ、出来るだけ早くお願いしますね、今月使いすぎちゃったから、えへへ」
思い出したように松田にそう伝えると、恥ずかしそうに微笑む。
>>528 俊が大あくびしたのを見てクスリと笑う。
「俊さん、もう眠いのでは? 後片付けなら私がやりますから、
もうそろそろお休みに……あ、でも明日は休日ですから
夜更かししても大丈夫ですかしら?」
牛乳パックを冷蔵庫にしまいながら微笑む。
>>529 >電話ですか?いいですよ、はいどうぞ
「おっ、ありがとう。すぐ済ますから」
凛香の携帯でどこかに電話を架け、車の件について話していたが
「…ええー?!明日の朝まで来れないのかよ!『事故があって全部出払ってるらしい』?
なんだよふざけんなよー ああわかった、じゃーな」
少々説明的な台詞を言いながら電話を切ると、凛香に返す。
「ほい、携帯」
「……聞いた?今の。なんか明日の朝まで身動き取れなくなっちゃったんだけど…
困ったぁー。よかったらここ、泊めてくれねーかな」
長身を少し屈めて、気まずそうな表情をしつつ凛香にお伺いを立ててみる。
>>530 「ありがとう。」
牛乳パックを片付けてる瑞葉に頭を下げる。
「うん、明日は休みだからまだ起きてても平気なんだけど……
テニスやってきたからだと思う、さっきからあくびが……」
洗ったコップを水切りカゴに置き、そう言いながら再びあくびがでる。
少し流しを見つめてぼーっとしていたが、思い出したように瑞葉を見上げる。
「あの、瑞葉さんって甘いもの好き?
俺、バレンタインにもらったチョコレートが大量で、食べきれなくて。
休憩室とかに置いておいてもいいんだろうかって考えてたんだけど……」
自室にまだたくさん置いてあるラッピングされた箱を思い出してうんざりした表情を浮かべる。
>>527 <「とりあえず、最初は無理をしないように、徐々に慣らして行かれるとよいでしょう。動くように
冬果の微妙な照れに気づいているのか、いないのか。
困ったことに名無しの執事は、男性としてほぼ完璧に近いプロポーションを隠すこともせずアドバイスを続ける。
メイドとして、相手の顔を見ないで話すのはもっとも失礼な事に当たってしまうが
「お気遣いありがとう御座います… ふーん、レディスサイズもあるのですね」
室内の運動器具に気を取られたフリをしながら、なるべく執事を見ないように返事をしている。
<「……はて、どうかされましたかな?」
だが、当の本人は気づかないらしい
「…ええと…執事様のお体が余りにも、ご立派でいらっしゃいますから…」
口に出すと、ますます照れくさくなった。
>>532 「チョコレート、ですの? 俊さんやっぱりもてますのね」
からかう風でもなくそんなことを言う。
「私もチョコは好きですけれど、あんまり食べると太りそうですから……
でも休憩室に置いたら皆さん、少しずついただくと思いますわ。
ただ、俊さん、どのチョコも一口くらいは食べてさしあげないと、
せっかく下さった女の子が可哀想ですわよ?」
俊の顔を覗き込んで、諭すように言う。
(そういえば、侯爵様のところのお嬢様からもいただいたんですかしら?)
そんなことも考えるが、聞いていいものか迷う。
>>531 電話している間、松田を上から下まで眺める。
(背高いなぁ〜、でもあいつの方が高いかも)
などと考えていると、通話が終わり携帯を返される。
>「……聞いた?今の
「え?あ、あぁ〜もうばっちりですよ、はははは……」
考え事をしていた性で、話はまったく聞いていなかったのだが
「聞いてなかった」と言ったら怒られるかもと思い、嘘をついたり。
「ちょっと待っててくださいね、御主人様に聞いて来ますから」
そう言って主人の部屋へと聞きに行き、松田の元へと戻ってくる。
なぜか少し服が乱れ、頬が紅く染まっている、どうやら少し悪戯をされたようだ。
>>533 >「…ええと…執事様のお体が余りにも、ご立派でいらっしゃいますから…」
「とりあえず、常日頃気を付けるようにはしているのですが、それでも幾分か鈍ってしまって
いるようで……」
と、そこまで言って冬果が照れていることに気付き、しばし、その反応に困惑する。
……そして……。
「ああ、これは失礼しました。ご婦人の前でみっともない恰好を」
トレーニングウェアのズボンに、歳不相応な筋肉で張りつめたTシャツ1枚だったのを
今更ながらに思い出し、慌てて近くのトレーニング機器に引っ掛けてあったウェアの
上着を羽織る。
「いやはや、面目ない」
流石にしまったと思ったのか、照れ隠しと言わんがばかりに頭の横を指先でポリポリと
掻き始める。
「あ、ああ、なんでしたら、更衣室の棚にお客様などに貸し出す為のトレーニングウェア
などが置いてありますから、好きに使われたら宜しいかと」
そう言って女子更衣室の方を指差す。
「……まぁ、トレーニングウェアを着ずとも、なんとでもトレーニングのしようはありますが」
思わずそう口にした名無しの執事にとっては、野戦装備・装具をつけてのトレーニングが
頭の中にあったりするのが微妙なのだが……。
>>534 「うーん、そうなのかな?よく分からないけど。」
自分で自分をモテると言うのもなんだか変な感じなので苦笑してしまう。
>〜ただ、俊さん、どのチョコも一口くらいは食べてさしあげないと〜
「うん、じゃあ休憩室に置いておこう。
俺も、一応そう思って手作りのヤツは、とりあえずほとんど食べたんだ。
おねえちゃんにも少し手伝ってもらったけど。でも、まだ残ってて……」
手提げの紙袋に手作りと分別して入れてあり、机の脇に置いてあるのを思い浮かべる。
「そうだ、瑞葉さんも、瀬名くんにあげたの?」
瑞葉が藍子の事を考えてるのも知らず、自分は思った事をすぐに口に出してしまう。
お屋敷のラブラブカップルのことが気になるのか、目を輝かせる。
>>535 とりあえずは客室に通してもらえたようなので、凛香の後について行くが
どうにも乱れた服に目が行ってしまう。
「ふーん…。」
御主人様に悪戯をされたメイドの姿など初めて見るのか、興味深そうな視線を注ぐ。
「悪いねメイドさん」
(いかがわしい店でもなさそうなのに…。なんか面白そうじゃん、ここ)
自分も何か悪戯をしてみたくなり、客室に入るなり壁に凛香を後ろ向きに押し付ける。
「それはいいとして…
ねえねえ。ところで、アンタ名前は?」
耳元まで顔を近づけて尋ねる。
「こんなにされちゃってさあ、御主人様にさっき何されてたの?教えてよ」
指を凛香の喉元からつうっと下げ、乱れた胸元から服の中に手を入れ
そのまま、侵入した大きな手で凛香の豊かな乳房を弄り始める。
>>537 >一応そう思って手作りのヤツは、とりあえずほとんど食べたんだ
その感心な態度に微笑みながら頷いていたが、
>瑞葉さんも、瀬名くんにあげたの?
「えっ? え、ええ。差し上げましたわ。あんまり綺麗なものが
作れなかったんですけれど……」
チョコを渡したあとのことまで思い出してしまったのか、頬を赤らめて答える。
<「いやはや、面目ない」
「…いえ、こちらこそ、押しかけてきたのは私の方ですし」
照れ隠しに頭を掻く執事を見返しながら、今更芽生えてしまった恥ずかしさは隠しようもなく
不自然な愛想笑いを返す。
<「あ、ああ、なんでしたら、更衣室の棚にお客様などに貸し出す為のトレーニングウェア
それを聞いて、何となく恥ずかしい空気から逃れたかったのと、トレーニングウェアが有ることに幸い。
借りてこの場を離れようとする。
「では、サイズの合うのを借りますね。初めはジョギングでもゆっくりやって、体を慣らすようにします」
そういって、部屋の扉の方に視線を向ける。
そっちの扉の向こうには、ボーセが冬果の出てくるのを待っているハズだ。
「ジョギングなら、ボーセと一緒にできますから。楽しみです」
一人で走るのはナカナカにしんどいけど、誰かと走ると退屈せずに済む。
>>539 「そうなんだ。でも瀬名くんバレンタインの次の日なんかすごい笑顔で機嫌よかったし。
瑞葉さんみたいな彼女がいてうらやましいよ。」
そう言いながら、赤らめる瑞葉を見てなんとなく何を考えているのか想像がついてしまい
こちらも少し赤面がうつってしまう。
「ねえ、手作りじゃなくても、『大好きでいつもおやつで食べてるチョコレート』を
あげるのって、瑞葉さんだったらたとえばどういう人にあげると思う?」
以前藍子にもらったチョコレートを思い出して、少し恥ずかしそうに自分の足を見つめながら
そう聞いてみる。
「なんかさ、女の子の気持ちってよく分かんなくて。」
>>538 服の乱れを直しつつ、松田を客室へと案内する。
(もう、御主人様のバカァ…まだお仕事中なのに〜…)
「じゃあこの部屋を好きに使ってもいいって事なんで、ここでお休みくださいね
あ、あと何かあれば内線を使ってくれればいつでも来ますから、なんでも言ってくださいね
じゃあ、失礼しま………!!!」
そう言っていると、後ろから壁に押し付けられ身動きが取れなくなる。
「きゃっ!!……や、やだ、何するんですか」
乱暴に扱われ、一瞬伯爵の顔が頭に浮かぶ。
「ひゃん……そ、そんな所触っちゃ駄目ですってば、はぅぅ…」
抵抗をするものの、与えられる刺激によって妨げられてしまい、徐々に甘い声が漏れ始める。
>>541 >瀬名くんバレンタインの次の日なんかすごい笑顔で機嫌よかったし
「あ……そ、そうでしたの?」
つい顔がほころんで、遠い眼になってしまう。
>手作りじゃなくても〜
「大好きなおやつ、ですの? そうですわね……
私もあまりお菓子作りが得意じゃありませんから、
昔お父様に差し上げる時には
いつもお母様が買ってきてくださっていたところから
チョコレートを取り寄せていましたし、それが当然だって思ってました。
チョコを自分で作るなんて考えたのは、ここでメイドを始めてからですわ」
だいたい俊が年頭に置いている相手の想像がついたようである。
「その娘……前にお話してくれた方でしょう?
世間知らずに育てられると、そんなものですわ」
自嘲の混じった苦笑を浮かべて答える。
>>540 >「ジョギングなら、ボーセと一緒にできますから。楽しみです」
>一人で走るのはナカナカにしんどいけど、誰かと走ると退屈せずに済む。
「そうですな。友人と楽しく走るのは悪くありませんな。苦楽を共にできる友人なら、なおのこと……」
ふとそう言って、自らが発した言葉にほんの少し表情を曇らせる。
そして、先程外したウェイトを再び身に着け、ルームランナーへと向かう。
やや俯き気味な顔は、先程までの笑みに翳りがさし、やや寂しげな雰囲気を醸し出している。
無言のまま、ルームランナーに足を起き、先程設定したペースの更に上をセットして
そのまま走り始める。
明らかに早く、どう見ても体力錬成の為の適度な負荷とは言いがたい速度で回るベルトの上で、
息を荒らげ、俯き加減の顔から汗を滴り落としながら黙々と走り続ける。
その目は思い詰めた沈み込んだ瞳が座り、なお息が荒くなり、足がもつれ気味になりながらも、
ただ無言で取り憑かれたように走り続ける。
「……駄目だ。このような状態では駄目なんだ……」
その絞り出されたような言葉をかき消すように、身体のあちらこちらにつけられたウェイトが
重い音を響かせる。
……そして、流れるベルトに足を取られ、もんどり打つように床に転げてしまう。
>>543 >「その娘……前にお話してくれた方でしょう?〜
「あ、分かった?……そうなんだ、よかった。育った環境って結構大きいんだね。
たまにすごい考え方をするから、少しよく分からなくなるけど……。
でも、藍ちゃん、とってもカワイイんだ。」
藍子を思い出して微笑む。
「少し瑞葉さんと似てる…かな、なんとなくお嬢様な雰囲気が。」
と、ここまで話して、この前自分がどんなことを瑞葉に話したか思い出してしまう。
「そういえば、この前瑞葉さんに話したことは……なんていうか、……」
自分の知らないところで姉やみかさがどうなっていたかなど知らないし、姉の忠告も
普通に聞き流してしまったし、この前藍子がここに来たときまた一夜を共にしてしまったし。
色々と考えながら少し顔を赤らめ、そういう事を思い出してしまったからか少し下半身に
熱が集まってしまう。
>>542 >や、やだ、何するんですか
「明日の朝まで暇なんだったの忘れてた。…折角だから、ちょっと遊ぼうよメイドさん。
そもそもお客様だし。俺」
ニヤニヤとからかうように微笑みつつ、凛香のスカートを捲り上げ
小さな下着の中へ手を入れる。
そして、脱がさないままでぐちゃぐちゃと秘所を指でかき混ぜる。
「あれー…もう濡れてんじゃん。御主人様に弄られたからかなぁ…」
上半身の服も脱がせ、腰あたりまでメイド服とエプロンをずり下ろしてしまう。
「ま、続きは俺がしてやるから安心して。疼いてるんだろ?」
秘所への愛撫を止めると、手が濡れたままで凛香の胸を揉み続けつつ
唇を奪う。
「ん…っ、んん、…っ」
空いた手で自分の逸物を取り出し、まだそんなに大きくなっていないモノを
凛香の股間に滑り込ませるようにして背後から擦り付ける。
「ほら…、欲しくない…?これ」
腰を少々動かしながら凛香にそう囁く。
>>545 「ええ、ですからね。きっと俊さんのこと、大切に……」
そこまで言いかけて、ハッと気づく。
「……あの、藍子さんとのこと、もう少しお聞きしてもいいですかしら?
私なら、少しはその娘の考えていること、分かるかもしれませんし」
俊の反応には気づかないまま、身を乗り出し、息がかかるくらいに
顔を近づけて言う。
「もしよろしければ、今、どんな関係でいるのかも……」
>>544 <「そうですな。友人と楽しく走るのは悪くありませんな。苦楽を共にできる友人なら、なおのこと……」
「…ふふふ、頑張ります」
執事の言葉に同意の微笑みを返しながら、更衣室に入る。
暫く、トレーニングウェアのサイズや色にあれこれ悩んでいたが
大差なさそうなデザインだったので、一番地味な色柄のモノを選ぼうとした時。
外から、何かをひっくり返すような音が響く
「…執事様!?」
更衣室の扉を開けて、トレーニングルームを見ると
名無しの執事が、どうしたことか床に倒れているのが見て取れた。
慌てて駆け寄り、その肩を揺する。
「大丈夫ですか?どうしたんです。」
>>547 >きっと俊さんのこと、大切に……」
「そっか、ありがと。」
少し照れて髪をかき上げる。
「ええ?瑞葉さん?
今、どんな関係って……」
そのまま言うのははばかられ、困ったように目を伏せ、しばらく考えながらちらりと
瑞葉を見上げる。瑞葉の顔のあまりの近さに、緊張してしまったからかもしくは別の
理由か胸がどきどきしはじめてしまう。
「えっと……」
その上この前のベッドの上での藍子の姿と瑞葉の姿を重ねて想像してしまい、
顔を赤らめて視線をさまよわせてしまう。
下半身が熱くなるのを止められず、瑞葉に気付かれないように椅子に腰掛け、
膝の上に手を置く。
>>548 >「大丈夫ですか?どうしたんです。」
「……あ、いえ……」
肩を揺すられ、やや顔をしかめ、ゆっくりと起きあがる。
そして、そのまま、またルームランナーへと歩み寄り、息を整えきらないままに走り始める。
「……その昔……友を救う為に……走り続けられなかった……男がいます。
……その男は……自分が幸せな環境の中にいて……その救えなかった友のことを
……忘れかけていたことに……気付いてしまったんです。……だから……だから
……次は……もし、次が起こってしまったら……その時に……そんな友を増やすことの
ないように……自らを戒めなければ……ならないんです……」
冬果の心配を余所に、又しても息を荒し、足捌きの切れも失いながらも走り続ける。
「……ご心配をお掛けしました……」
それだけを口にすると、又しても黙々と走り始めた。
ただ聞こえるのは、ルームランナーのベルトが周り擦れる音と足がベルトを踏む音。
そして、ウェイトがぶつかり合う鈍く重たい音。
……その音の連なりは、まるで低く呻くように漏れる悲鳴にも似ていた。
まるで、口から漏れ出ることが叶わず、さ迷い出てきた悲鳴のような……。
>>549 俊の反応から、二人の関係が、肉体的なものはおろか、
精神的にも引き返せないところに至ろうとしていることが分かる。
「俊さん……藍子さんのこと、誰よりも大切だって思います?
これからどんなことがあっても平気だって……」
心配そうな顔で、椅子に座った俊の腕に触れて目を合わせようとする。
と、俊の視線が落ちつかずにチラチラと下を見るのに釣られて
そちらを向くと、ズボンを押し上げているものに気づく。
「あっ」
ビクッとして身を離そうとすると、大きくぶれた手がその隆起を撫でてしまう。
>>546 「んあぁっ!あっ、あぁぁ……」
松田の愛撫に声を我慢する事ができず、完全に喘ぎ始める。
「ふぁぁ、そんなにしちゃだめぇ…だめなのぉ……」
絶頂が近くなり、身体が無意識のうちにぴくぴくと震え始めるが
もう少しという所で愛撫が止まってしまう。
「んんっ、ちゅ…んっ」
なんで?という表情で後ろを振り向くと唇を奪われてしまう
もう最初の頃のような抵抗の色は全く無い。
「ぁぅ……」
逸物で擦られ、秘所がさらに疼きだす、そしてついに我慢できなくなり
恥ずかしそうにこくんと小さく頷く。
>>551 真剣な表情で訊ねてくる瑞葉に戸惑う。
「今は、すごく大切だって自信を持って言える。
でも、俺も藍ちゃんも子供だし。藍ちゃんなんか、将来の相手は決まってるし……
俺だって、来年はおとうさんとおかあさんのところに行かないといけないかもしれないし……。」
自分がまだ何も出来ない小さな子供だと言う事実が悔しい。
少しその考えに気がそらされているときに、瑞葉の手が自分のズボンの盛り上がってる
場所に手が触れ、少し身体を震わせる。その刺激だけで更にズボンはテントを張ったように
なってしまい、なんとなく気まずい気持ちになって視線を反らす。
「…ごめんなさい、さっき、ちょっと……その、いろいろ考えてたらつい。」
正直に、恥ずかしいのか早口でそう告白してしまう。
>>552 「だめ、って…体は全然言ってないけど。…ん」
凛香の首に装着している首輪にようやく気付き、そのすぐ側を舐めつつ
尋ねてみる。
「うっわ、首輪なんか着けてる。ほんっとエロいメイドだなあ」
しまいには結局頷き、自分を受け入れようとする凛香の腰を抱えると
狙いを定めて背後から大きくなった逸物をぐいっと押し込む。
「っ…あ、すっげー…。ぐちゃぐちゃだよ、わかる?ここ」
浅く突きながら言う。
興奮したのか荒い息を吐きながら、凛香の内部を抉るように突き込み
背中から覆いかぶさるように体を倒すと、乳房をまた両手で揉みしだく。
「欲しかったんだろ…?じゃあもっと自分からも動けよ。
ほら、腰振って誘ってさあ…、なあ」
犯しながらうわ言のように言い、凛香を言葉でも責める。
>>553 >今は、すごく大切だって〜
「……出来れば関係する人みんなで話し合えれば、一番いいのですけれど。
私もお父様とお母様と話し合って……それで
自分で最後まで責任をもってメイドを続けるってことにしていただいたんですもの。
まあ、事実上は萩野家を勘当されたようなものかもしれませんけれど、
それでも以前よりはお父様とも上手くやってますわ」
>ごめんなさい、さっき、ちょっと……その、いろいろ考えてたらつい。
困ったように俊の顔とそれを見比べていたが、やがてフッと微笑む。
「難しいことばかり考えても仕方ないですし、ちょっと息抜きなさいます?」
俊の前にちょこんと正座をする。
「藍子さんにじゃ、していただけないことも沢山あるでしょう?」
>>555 将来の事を考えてみても、まだ小学生の自分には遠い未来としてしか
考えられず、頭が混乱してしまう。
>「藍子さんにじゃ、していただけないことも沢山あるでしょう?」
「いいの…かな、瀬名くんに変な目で見られるのはヤダよ、俺。」
冗談っぽくそう言いながらも、誘惑に負けてしまったように少し足を開く。
いつか冬果には無理矢理頼んだこともあったというのに、瑞葉は少し藍子と
重なるようなところがあるからか、どこまでも大人しい。
「そういえばさ、藍ちゃんがここのメイドさんになりたいって言ったことがあって。
俺すぐ反対したからよかったけど、そのあとケンカみたいになっちゃって。
あ。今は仲直りできたけどね。」
瑞葉が自分の下半身を触りだしたため、少し声が上ずる。
「瑞葉さんだったらそのときの藍ちゃんの気持ち分かる?」
>>550 <「……あ、いえ……」
顔を顰めながらも、起きあがる執事。
「…ケガしたのでは無いですか?」
立ち上がったものの、どことなく疲れた様子の執事に心配になって聞くが
直ぐさま、彼はルームランナーの上に戻ると、また走り始める。
止めようとしたその矢先に、何事かを口走り始める執事。
<「……その昔……友を救う為に……走り続けられなかった……男がいます。
息も絶え絶えに言葉を紡ぐ何か狂気じみたその様子に、声をかけることすら出来ずに立ちつくしてしまう。
<「……ご心配をお掛けしました……」
最後に執事がそう言い切り、その後は、ただルームランナーのベルトが回る音が
トレーニングルームに重苦しく響く。
だが、執事の今にも倒れそうにフラつく足下を見て、ほうってはおけずに、ルームランナーのパネルを操作して
スイッチをオフにする。
「…やめてください執事様。無茶です。そんな体で続けるのは…」
普段とは人が変わったような雰囲気の執事の手を引き、ベンチに座らせようとする。
「…何があったのか分かりませんが。少し、お休みになってください」
>>556 「ふふ、大丈夫。少しだけですし……二人だけの内緒にしましょう」
あくまで大人しい俊のことは信用しているのか、
優しく微笑むとファスナーを下ろし、布地ごしに股間を擦り始める。
>藍ちゃんがここのメイドさんになりたいって言ったことがあって〜
ハッと息を呑んで俊を見上げる。
「そ、それは……確かに私も、おじ様のメイドになりたいって思いましたし、
今も瀬名様に『俺だけのメイドに』って言っていただけると嬉し……
あ、何言ってるんでしょう、私」
照れ隠しに俊の下着の中に手を入れると、勢いよく勃起が顔を出す。
「きゃ……そ、そうですわね。でも、それはメイドになるってことの意味を
まだ分かっていないから……メイドになったら好きな方だけに
御奉仕が出来るわけじゃありませんもの。それは……辛いことですわ」
俊の逸物をやんわりと握り、擦り始めると、慌てて付け加える。
「あっ、でも別に、俊さんにこうすることは辛くないですから」
>>554 「──っ!!!」
余り触れられたくない話題に触れられ、思いっきり声を上げようとするが
逸物を突き入れられ、それを妨げられる。
「んぅううっ…くっ……ふぁぁぁ…」
待ち侘びたモノを与えられ、身体を震わせ歓喜の声を上げる。
>「欲しかったんだろ…?じゃあもっと自分からも動けよ
「気持ちいの、凛香のアソコにお客様のが入ってて
とっても、とっても気持ちがいいのぉ……」
誘えと言われ、本音を出してしまい
動けと言われ、今まで無意識に動かしていた腰を意識して動かしだす。
「んふぅ…あふ、んんっ…は、ん……」
>>557 >「…何があったのか分かりませんが。少し、お休みになってください」
冬果に手を引かれ、ルームランナーの脇に置かれていた休憩用のベンチに座らされ、
内面で高ぶっていたなにかが徐々に落ち着きを取り戻していった。
「……いや、取り乱してしまいました。実にお恥ずかしい所をお見せしました……」
その状況から目を合わせ辛く、冬果から目を逸らしがちになりながら、そう辿々しげに声にする。
しばしの沈黙。そして……
「……私は、より多くの人々を救う為、と言う言い訳の元に多くの人々を手に掛けてきました。
……いや、今もなおです……。そんな中、そんな中でも数多くの友ができました。
そして、そんな中故に数多くの友との別れを迎えてきました……。ですが、時折思うのです。
どう言えばいいのでしょうか……。私がもっと手際よく、いや、上手に……そうでもないですな。
そう巧く動けていれば、そんな別れを迎えずにすんだ友も多かったのではないかと。
……自分が身代わりに、などと言う虚飾めいたことは申せません。……ですが、いや、だから
友との別れを振り返っては悔いてしまう時があるのです。そして、自虐的にと申しましょうか
内閥的になってしまう、そのような時があるのです……。いや、ご心配をお掛けしてしまった
ようで。非常に面目ございませんでしたな」
と言葉を紡ぐと、冬果に困ったような、照れたような、そんな笑みを向けた。
>>558 『二人だけの内緒』という響きがなんだかくすぐったくてうつむく。
「……んっ」
瑞葉が直接触り始めたため、少し声が漏れる。
「……おじ様?おじ様って……。」
彼女がここでメイドをするに至った経緯を知らないので思わず疑問を口に出す。
>今も瀬名様に『俺だけのメイドに』って言っていただけると〜
が、その言葉を聞いて、もしかしたら藍子もそういう意味で言ったのではとつい
考えてしまい、少し気分が浮上する。
「うん……俺だったらやっぱり、好きな人が他の人にもこういうことをしてるってしたら
ちょっと嫉妬してしまうかもな……。」
彼氏がいる瑞葉にこういうことをしてしまってるというのにそれを一瞬だけ忘れて
こんなことを言ってしまう。
「あ、ごめん、そうだった。俺も瑞葉さんには瀬名くんがいるのにこういうことして
もらってたんだ。ごめん。」
思い出したように慌ててそう謝る。
瑞葉の細い指が逸物に絡まる感触にたまらなくなる。
「……っ……でも、瑞葉さん、すごい上手だね。
こんな綺麗な人に触ってもらってるってだけでなんか……」
上ずった声で呟く。
>>559 凛香の言葉に一瞬驚くが、すぐにまたニヤリと笑い
抱きかかえるようにして彼女の体を愉しむ。
「気持ちいい?…ん、くっ…、やらしいなぁメイドさんは。
そんなん言われたら俺、すぐに…イッちゃうよ……」
自分を誘う言葉にかなり欲情してしまったらしく、腰の動きを速め始める。
「うっ…、んっ」
凛香の内部が自分の逸物を包み込むような感触に我を忘れ、
スカートをよりたくし上げて、尻までが全部露になるようにすると
少々荒めに強く突き入れたりする。
そうして凛香の動きに合わせて逸物を出し入れしていたが、
そろそろ限界が来たのか「…っ!」と軽く呻き、凛香の中から逸物を引き抜くと
銀色の髪の毛に向かって白濁をかける。
「中で出すのは色々面倒だし、こっちでいいか…。よ、っと」
その放出された全部を、残らず凛香の顔や体にかけて白濁で彼女を汚す。
「いつもどうされてんのか知らないけどさ、こういうのも気持ちいいだろ」
>>561 >だったらやっぱり、好きな人が他の人にも〜
「そうでしょう? だから、藍子さんはメイドにしないであげてくださいね。
それがきっといいですわ……」
少し寂しげに微笑むと、その表情を隠すように俊のモノにキスをする。
「んっ」
>瑞葉さんには瀬名くんがいるのに〜
「いいえ、今は他のことば全部忘れて……気持ちよくなって下さいね」
上ずってきた俊の声に、自分も悦びを覚えて
舌で時おり鈴口を舐めながら、ひんやりとした指先で
幹からカリ首までを撫でたり揉んだりと、藍子とは正反対の
手馴れた様子で逸物を弄んでみせる。
>>563 「うん…」
上ずった声で返事をするが、もはや返事をするのもままならないほど
息が荒くなってくる。
>「いいえ、今は他のことば全部忘れて……気持ちよくなって下さいね
小さく頷き、瑞葉から与えられる愛撫に意識を集中して椅子の背もたれに背中を預ける。
「ん……っ。瑞葉さん……、…出そう、なんだけど、どうしよう……」
そろそろ自分の限界を覚えて、上ずった声でなんとかそう言う。
>>562 「いやらしくなんか…ないもん……んふっ…
全部、御主人様とお客様の性なんだからぁ……やぁ…」
実際厭らしい部類に入るのだろうが、主人がもの凄い為そこの所の感覚が少しずれている。
逸物の動きをいっぱい感じようと、目を瞑り、快感を貪る。
すると、膣内でぴくぴくと震え始めたのを感じ取り、ギュッと身体に力を入れる。
「あっ…熱いのが、擦れて…やっ、あぁっ!!」
松田が逸物を抜き取る直前に絶頂を向かえ、身体を弓形に反らせる。
すると逸物から大量の白濁が排出される。
「はぁ……はぁ………」
その場にゆっくりとへたり込み、大きく肩で息をしながら行為後の余韻を楽しむ。
その後白濁をふき取り、乱れた服を直す。
「うぅぅーー、髪に掛かったぁー、カピカピになるのにぃー……」
>>560 <「……私は、より多くの人々を救う為、と言う言い訳の元に多くの人々を手に掛けてきました。
そう言って複雑な表情で笑う執事の前に跪くようにして、ゆっくりと手を重ねる。
「…お辛い事があったのですね…執事様。」
分厚い手の甲に自分の指をそっと這わせて、キズの多く付いたその皮膚を見ながら撫でる。
「私も…少し辛い別れをしたことがあります…執事様とは比べモノには成らないでしょうけど
その時の事を思うと、今もいたたまれない気持ちになるんです。
でも、その事で自分を責めたり、笑うことをやめたりするのは、そのとき自分を助けてくれた方の
願ったことでは無いと思いますよ…上手く言えませんけど…」
何となく、自分も複雑な表情で笑っているのだろうかと思いながら、執事の顔を下から励ますように見上げる。
僅かばかりでもいいから、心が通じる事を祈りながら。
>>564 「秘密ですから、周りを汚すわけにもいきませんし……はむぅ……っ」
俊のそれをいきなり咥えこむと、根元までゆっくりと唇を進め、
そしてそのまま頬の辺りを指で叩いてみせる。
「ほのまま、らひてくらはい……」
そのまま射精していい、と伝えると舌でラストスパートをかけ、
そして程なく暴発した白濁を音を立てて飲み込んでいく。
「んんぅ……っ、んっ、んくっ、ふむぅ……んんっ、ん……」
やがて収まりかけたそれから唇を一端離し、
最後に指で扱いて残滓を舌で舐め取る。
「よかった……全部飲めましたから、これで証拠はナシ、ですわ。
さ、これでお仕舞い」
悪戯っぽく微笑むと、その淫靡さと品の良さが混じった仕草や表情が
どこか藍子を思わせるものだったりするのだが……
>>566 >何となく、自分も複雑な表情で笑っているのだろうかと思いながら、執事の顔を下から励ますように見上げる。
>僅かばかりでもいいから、心が通じる事を祈りながら。
冬果の優しさと、その笑顔の奥に押し込めた悲しみが、ふと心の琴線に触れる。
その響きに突き動かされたように自らの手に伝わり、その手でそっと冬果の頬に触れ、
自らの瞳が冬果の瞳を映し込む。
そのまま、その指先はまるで頬を伝う涙のように冬果のおとがいへ流れ、そこをとらえる。
刹那の沈黙。幾重にも重なったあらゆる感情の流れが、まるで全身を締め付けるような
錯覚にとらわれる。
そして、まるでそれが自然なことであるように、冬果の唇を自らの唇で優しくとらえていた。
「……あ、いや……どう言えば宜しいのやら。ああ、誠に申し訳ありません。いやはや……」
唇を離し、しばし呆けたような表情を浮かべていたが、その前の瞬間の自分の行動に思い至り、
なかばしどろもどろになりながら冬果に詫びの言葉を告げた。
>>565 服を直し、手近なソファに身を下ろして凛香の様子を眺め
>カピカピになるのにぃ
と言ったところで可笑しげに笑う。
「えー、でも良かったんならいいじゃんかよー。
ねえねえ、さっき教えてくれなかったけど名前教えてよ。今度また遊ぼうぜ」
立ち上がり凛香のエプロンのポケットから携帯を取り出し
慣れた手つきで自分の携帯番号とメールアドレスを登録したりする。
「よしオッケ。はい、どーぞ」
そして凛香の手に満面の笑顔でぎゅっと握らせる。
「ついでにあんたの番号は今覚えた!気持ちよかったし、かわいくて気に入ったよ」
素直な感想を言いながら、上から凛香の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
「明日の朝にはここ出るから、見送り頼むねメイドさん」
出てゆく凛香に上機嫌で手を振る。
>>567 「…うん……出る……っ」
目をぎゅっと瞑ると、自分のモノから勢いよく出て行くのを感じて
気持ち良さそうに息を吐き出す。
「……ありがとう、瑞葉さん。」
そう言って閉じていた目を開き瑞葉の方を見る。
すると、瑞葉の仕草に再び藍子が重なり、折角今出したばかりだというのに
モノに熱が集まるのをまた感じてしまう。
「……瑞葉さん、なんか藍ちゃんに似てる、ずるいよ。」
再びモノが大きくなった照れを隠すように視線を逸らしてそう言い、立ち上がる。
「ホントはもう少し……って言いたいけど、瀬名くんがコワイからやめとく。」
着衣を整えながら瑞葉を見上げる。
「どうもありがとう。できたら、また相談に乗ってください。
少し気がラクになったよ。じゃあおやすみなさい。」
頭を下げると、照れくさいのか廊下に出て小走りで自室へ戻っていく。
>>570 「あ……ええ、いつでもどうぞ。お休みなさい」
まだ満足しきっていないのは分かったが、
半ば慌てたように自分から離れて部屋へ戻っていく俊を見て
あえて追わずにおく。
「ありがとう……でも、かえって悪いことしましたかしら」
白濁に僅かに汚れた自分の唇をなぞって呟くと、
ため息と共に立ち上がり、厨房を去っていく。
>>569 「まぁ、そりゃあ良かったけど………
やだよ〜、無理矢理する人なんかに教えたりしないもんだ、べー!」
松田に向かって悪戯っぽくあっかんべーをする、この辺はまだまだ子供である。
すると、携帯を取られてしまう。
「あぁー!!取ったー!!もー、返してよ〜!!」
取り替えそうと松田に近づき、手を伸ばしたり、ジャンプして取ろうとしてみたりするも
うまくかわされてしまう。
「そんな、かわいくて美人で器量がいいだなんて、もう、お客様ったらぁ〜」
そこまでは言っていない。
>「明日の朝にはここ出るから、見送り頼むねメイドさん」
「ぜぇ〜〜ったい見送りなんてしてあげないもん、勝手に出て行けー」
ドアの隙間からそう言うと、追いかけられた時の為に少し駆け足でその場から離れる。
「あぁー、どうしよっかなぁ〜……やっぱ今日中にどうにかしないとまずいよね、やっぱ」
部屋に戻り、お風呂セットと着替えを持つと、浴場へと足を進める。
>>568 「……んぅ…!」
執事からの突然の口づけに戸惑って目を見開く。
直ぐにその唇は離されたが、重ねられた微かな温もりが舌にも残っていた。
<「……あ、いや……どう言えば宜しいのやら。ああ、誠に申し訳ありません。いやはや……」
普段はめったにたじろがない執事が目の前で狼狽えていた。
まるで悪戯を咎められた子供のような、その珍しい様子に見入りながら言葉をかける。
「…執事様…落ち着いてください。
いつもしっかりしてらっしゃる執事様にお戻りになってくださいな。
掃除の監督をしたり、お客様にお出しする料理のできばえを見たりする時の
仕事をこなしている執事様に戻ってください
あの執事様が、私は一番好きです。」
小さな子供をあやすように、ゆっくりと噛んで含むように話しかける。
そうして、少し時間を置いて執事の前に立ちあがる。
「落ち着かれましたか、執事様?」
>>573 >「落ち着かれましたか、執事様?」
「取り乱してしまいましたな。いや、失礼。しかし……」
そこまで言って、再び冬果に口付ける。
冬果の唇の中に挿し込まれた舌が、先程よりもねっとりと冬果の舌に絡みつく。
そんな、やや長めの口付け。
「……違った意味で落ち着かなくなってしまいましたよ。いや、これは参った」
困ったような笑みを浮かべつつ、ややおどけた口調で冬果に語りかける。
そして、又、冬果に口付けると、更に自らの舌に濃厚な輪舞を踊らせながら、肩へと左手をやり、
そのまま、柔らかいベンチのクッション地の上にそっと押し倒す。
やがて、肩に置かれていた左手が冬果の胸の膨らみをとらえ、右手がまるで髪を梳くように
ホワイトブリムの息づく冬果の頭を撫ではじめた。
>>574 二度目の長い口づけを交わし、おどけた口調になった執事に何故か安堵の息が漏れる。
<「……違った意味で落ち着かなくなってしまいましたよ。いや、これは参った」
「…ん…んん…」
メイド服の上からの緩慢な刺激に、くすぐったいような感触を覚える。
視線は執事の顔を伺うように覗き込んでいた。
いつもの人を食ったような、それでいて何か威厳を感じる。いつもの顔だった。
それを確認し、執事の体の下で横たわった姿勢で、胸から伝わってくる刺激に堪えながら話す。
「…ん…執事様…その前に一つだけ……ふ…お願いします
貴方が…私に望む行為を…口頭で…お命じになってください…」
>>575 >「…ん…執事様…その前に一つだけ……ふ…お願いします
> 貴方が…私に望む行為を…口頭で…お命じになってください…」
その言葉に、得も言われぬ優しげな深い目を向ける。
一呼吸。そして……
「赤城さん。いまは……いまこの時は、私のモノになりなさい。そして……私を受け入れなさい」
優しく耳元で囁きかけるように「命令」が告げ、そのまま冬果の首筋に口付けながら
メイド服のリボンを指先で解き、ブラウスのボタンを一つずつ器用に外していく。
やがて、そのはだけられたブラウスの狭間から差し入れた左手の指先を冬果のブラの奥へと
潜り込ませ、その掌に冬果の胸の膨らみを直にとらえる。
そして、右手でスカートを冬果の太股の付け根辺りでたぐり寄せ、徐々に冬果の足を
露わにしていく。
<「赤城さん。いまは……いまこの時は、私のモノになりなさい。そして……私を受け入れなさい」
「…承りました」
小さく返事をし、執事を迎え入れるかのように横たわったままで手を広げてみせる。
ブラウスのボタンを一つ一つ外し、自分を裸にしていく手つきを顔を赤らめて見守る。
「…あ、ん!……」
やがてその手が直に胸を刺激し、かすかな声を上げさせ始めた。
それに応えるように、手を伸ばし、執事の着用した衣服の上から
その下に包まれた鍛えられた体にそっと触れた。
「執事様…この体で存分に冬果を愛してください…いつも何かを守るために戦ってきた癒しになるように…」
祈るようにそう告げて、うるんだ瞳で執事に向けて微笑む。
>>577 >祈るようにそう告げて、うるんだ瞳で執事に向けて微笑む。
その瞳の煌めきが、その微笑みが心の奥底まで暖かく染み渡るのを実感し、おもわずその熱さに
身に着けていた上着と、その下のTシャツを脱ぎ捨てる。
しかし、それでも心の奥底から沸き上がってくる熱い衝動がおさまらないのを実感しながら、
白い肌に跡が残るも気に掛けず、冬果の肌に強く口付けていく。
首筋から肩口。肩口から胸元。胸元から手の中にあった胸の膨らみ。
そして、指の狭間から垣間見える胸の頂を唇でとらえる。
かたや、スカートをたぐり寄せていた手は、すっかり露わになった冬果の足の付け根へと滑り込み
ショーツの上から冬果の秘裂を撫で上げる。
その指先に感じる確かな潤み。その感触を自らの指通しを摺り合わせて確かめると、胸をとらえていた
手と、その頂を含んでいた唇を放し、その唇と左手でブラウスの肩口とワンピースの肩口を器用に
とらえ、そのまま、スルスルと冬果の肩やブラのずれた胸を露わにしていく。
そして、その唇と左手が冬果の腰を下回る頃、左手はそこから離れ、やがて右手と共に冬果の
ショーツの縁をとらえていた。
徐々に足先の方へと降ろされていく冬果のショーツ。
その向こうから現れた光景に、思わず目を細め、そこに見入ってしまう。
白い肌の盛り上がりと、その中心に息づく桃色の秘唇。まるで白桃から花弁が覗いているような
そんな美しさを持った冬果のそこが、眼前のものとなった。
思わず息を呑み、ショーツを脱がせ続けながらゆっくりと唇を近づける。
閉じられたままの冬果の足の狭間に舌を差し入れ、それこそ白桃と、咲きかけの花弁の中ににじむ
蜜を味わうとでも言わんがばかりに、その舌先をゆっくりと這わせ、嘗め上げていく。
やがて、冬果のショーツから片足が抜けきると、すでに抑えが効かないくらいの衝動に駆られ、
ちから任せに冬果の足を割り開くと、それに吊られて花が咲いたように綻んだ秘唇に
おもむろに口付け、その奥へと舌を忍ばせた。
「…うんん!…あ、そんなに強く…ぁ…」
体を沿って行く口づけの進行が、双丘の頂点に達し
その頂を執事様の口によってミルクでも絞り出すように吸われて、先端が硬く尖って敏感になっていく。
「…ああ…」
やがてその唇が離れ、同時に手が秘所を隠していたショーツを捕らえ、ゆっくりと足の方へと下げられていき。
何もはえていない秘裂が、直接執事様の目に晒されてしまう。
初めての人に晒す部位に激しい羞恥を覚え、僅かに腰を引く。
「…あまり…見ないでください……やあ…開かないで……あぅ!…」
身じろぎながら恥ずかしさを伝えようとするが、その前に足を割られ、潤った秘裂に直に舌を差し込まれて。
声が途絶える。
「……あう…あはあ……ふう…執事様…そんな…っあ…恥ずかしいです…」
続けて秘裂を執事の唇によって押し潰され、更に舌を割れ目に沿って上下に刺激され
息もつかせぬ快感に追われて悲鳴をあげる。
>>579 冬果の秘裂からあふれ出る蜜に舌を潤わせ、口髭を重くしつつ、その奥を貪るように舌で
かき回せ続ける。
やがて、秘裂を中心とした冬果から立ち上る得も言われぬ香りのようなものに突き動かされるように
熱を帯びていた剛直をトレーニングウェアのズボンの戒めから解き放ち、白桃の丘の中央で
妖しく蠢く秘唇にそれを宛うと、そのまま、冬果の身体の上に覆い被さるように姿勢を持って行った。
そして、冬果の唇に軽く口付けをする。
「……それでは……行きますよ……?」
やや神妙に、緊張した口調で呟くように言うと、剛直の先端で冬果の秘裂を押し割り、ゆっくりと
その奥へと硬く灼熱を帯びた剛直を進めていった。
剛直の先端が、冬果の奥底へと達する。
それを感触で確かめると、それまで腕立て伏せをするようにベンチの上に付いていた両腕で、
冬果をそっと、それでいて力強く抱き締める。
その挙動と共に冬果の奥底を押し突く剛直の先端。
そして、そのお互いのありとあらゆる所が密着した状態のまま、ゆっくりと、そして徐々に
速度を増すように腰を抽送しはじめる。
剛直が冬果の熱い粘膜に包まれ、締め付けられ、その柔襞にざわつかされるその感触に、
その腰の抽送が重力加速度のように速められていった。
愛撫を受ける秘所から全身へと電流が駆けめぐるように、敏感な部分を舐め上げられるたびに
腰が浮き立ち、ひくひくと切なげにアソコが震えてしまう。
そして、執事が自らの逸物を取り出し、そっと口づけてくる。
<「……それでは……行きますよ……?」
確認するかのような口調の執事に、こくんと頷いて返答する。
「…………ぅ……はぁ……ぁああ!」
ゆっくりと自分の中に挿入されるそれの大きさに
僅かに痛みを覚えて手足を突っ張らせて声を漏らす。
やがて、それが深奥まで串刺しにしていき、その内壁をみっちりと埋め尽くた。
「……!…」
声が漏れると、それだけで自分が内から壊れてしまいそうで、身動き一つ取れなかった。
でも、奉仕はこれで終わりではない。
ついで、ゆっくりと内の粘膜を引っ張るように、中のモノが動き始める
「…はっ…あ………し、執事様……!」
その根こそぎ粘膜を擦り上げていくような強力な快楽に、助けを求めるように相手の名を呼ぶ。
>>581 >助けを求めるように相手の名を呼ぶ。
「……大丈夫ですよ……私は……ここにいます……」
その呼び声に、耳元でそう囁くように答え、更に力強く冬果を抱き締める。
その冬果を抱きとめた腕が、押し付けられている胸板が、冬果を求め突き動かされる腰が、
ますます力を帯び、躍動していく。
その躍動は、冬果の秘裂に突き立てられた剛直から、その擦りあげられる摩擦感と
突き入れ、押し込まれる衝撃となり、高熱にも似た感覚と共に冬果の脳髄へと送り込まれる。
やがて、その動きは大きな動きから、徐々に刻みつけるが如き小さな、振動や痙攣にも似た
動きへと変化していく。
そして、その動きにあわせ、冬果の秘裂の中を行き来していた剛直の先端が、冬果の奥底の
一点を擂り上げ、押し捏ねるような動きに移っていく。
身体の奥底から、グツグツと噴きこぼれてくるような圧力と快感。
その圧力が限界を越えた瞬間、まさに剛直の先端がそれまでにない位に冬果の奥底の一点を
貫かんがばかりに押し込んだその瞬間、そこから煮えたぎるような白い奔流が迸り、
冬果の胎内へと注ぎ込まれていく。
……その熱い迸りを、冬果の奥へ奥へと押し込み、その感情の楔を打ち込まんがばかりに、
その腰が冬果の足の付け根へと力一杯に押し付けられた。
<「……大丈夫ですよ……私は……ここにいます……」
「……は…ぁっ…!…執事様…のが…中で…」
強く抱きしめられながらアソコを貫かれ、縋るように抱きつき返して泣き叫ぶ。
出入りする動きを早められるごとに、秘所から潤いが太股と伝って零れ落ち、ベンチにばらまかれていく。
何度も何度も剛直に花弁を突き上げられ、次第にその動きに合わせて、強く全身に快楽の並が押し寄せる。
「…ああ!……はぁ…あ!……あぁっ…」
ぼうとした意識の中で、更に剛直が自分を掻き回していく感覚が強くなるのを感じ
執事の鍛え上げられた体に回した手に自然と力が籠もる。
やがて、その動きが突き込むような動きから、強く膣壁に押しつけるような動きに変わっていく。
「…やあぁっ……中…擦れて……気持ち…いい…」
そして、最後に膣口から子宮口の全ての粘膜を擦っていく一突きに耐えかねて
「…あ!……ふああっあぁぁ!!……」
背中を反らして仰け反り、意識が白い何かに押し包まれて、絶頂に達して喉から悲鳴を絞りあげる。
同時に秘裂になみなみと執事様の白い奔流が注がれ、更に意識の喪失に拍車を掛けていく。
>>583 >同時に秘裂になみなみと執事様の白い奔流が注がれ、更に意識の喪失に拍車を掛けていく。
遠のいていく冬果の意識に解け合うように、自らを注ぎ込み終え、その場に溶け落ちるように
脱力してしまう。
なんとも言えない甘い余韻。脳髄へと駆け上ってくる快感の後、ふと自分の鼻をくすぐる
冬果が放つ甘く芳醇な香りと、密着した肌越しに感じられる冬果の温もりや鼓動、そして
耳元に木霊し、自分の胸板を揺り動かす吐息の証がなんとも言えず心地良く感じる。
ふと気付くと、自分の両手が、その指を絡めるように冬果の手を握っていたことに気付き、
何となく照れくさくなりつつ、その手をゆっくりと離した。
軽く優しい口付け。そして、柔らかくまるでガラスの器を仕上げ磨きするような手つきで
吐息に揺れる冬果の頭をそっと撫でる。
そして、一呼吸すると、まだ繋がっていたその部分を、ゆっくりと冬果の白桃の丘から
抜き去る。
その抜き去られ行く物と冬果との狭間が広がるのにつれ、2人が混ざり合ったものが
そこからゆるゆると流れ滴っていく。
その光景を力無く見つめながら、ふと、冬果の下腹部……白桃の丘と、その上の
小さな窪みの間辺り……に、そっと口付ける。
「……さて、そろそろ仕事に戻らなければいけませんな。いや、実にいい運動になりました」
脇に投げ捨てていたTシャツを身に着け、それよりも遠くに落ちていたトレーニングウェアの
上着を腕に掛けながら、冬果にそう語りかける。
「……その前に、シャワーなどご一緒にいかがですかな……?」
ゆっくりとベンチの上から起きあがり始めていた冬果に、まるでナプキンを手に掛けた
普段の仕事姿を思わせるように恭しく会釈をすると、ちらと顔を上げ、冬果に余裕ありげな
笑顔を見せ、芝居がかった動作で右手を冬果の前に差し出して見せた。
うやうやしく手を差し出して来る執事様の手にそっと手を乗せて
「私でよろしければ…ご一緒します…」
顔を赤く染めながら、踊りに誘われたかのような返事を返す。
そして、トレーニングルームの一角を
主に自分たちがえっちに使用したベンチ付近を眺めながらため息をついた。
「…だって、早くここを片づけないといけませんから…」
586 :
椿 杏樹:04/02/22 23:19 ID:+3nyFBI7
洗濯済み衣類の整頓をしている。
「♪〜」
ちょこんと正座してシャツなどをひとつひとつ畳んでいる。
587 :
椿 杏樹:04/02/22 23:20 ID:+3nyFBI7
「……」
田舎…と言うよりは山麓にある小さな病院。その待合室のベンチに座っている。
どうやら、有休を取ってここまで来たらしい。
「…まあ、屋敷の方も俺が二三日有休取ったって文句言わないだろ」
隣には登山用の荷物の入ったリュック。それと、小奇麗にラッピングされた箱。
「あ、はい。……じゃあ行くか、面会時間も限られてるし」
やってきた看護婦に促されて、小さな病室へと入っていった。
589 :
椿 杏樹:04/02/22 23:27 ID:+3nyFBI7
アンパンマンのキーホルダーを広間に置き忘れていた事を思い出し、
慌てて取りに行く。
「あ、あぶなかったぁ〜…。こんな子供みたいなの、見られたら恥ずかしいもの…」
干していた洗濯物を丁寧にたたんでいる。
休憩室で読書をしている。
592 :
椿 杏樹:04/02/22 23:41 ID:+3nyFBI7
593 :
桜庭 奏:04/02/22 23:58 ID:1Vth0ghz
寝ぼけ眼で筆記用具や本を抱えて書庫から出てくる。
試験が差し迫っているので勉強(入試も、お仕事も)していたようだが、
途中でうたたねしてしまったようである。
自室で書類の整理をしている。
キリのいいところまで読み終えた本を閉じて、
余韻を味わいながら紅茶を啜る。
「ん……美味しいですわ」
「ふう……」
大きく息を吐きながら廊下を歩いている。
597 :
桜庭 奏:04/02/23 00:08 ID:2Tairho/
まだ寝ぼけているのか、廊下を歩きながら壁の方へ進路がずれていったり、
いきなり本や筆記用具を落としたりする。
目を擦りながらそれらを拾う。
598 :
椿 杏樹:04/02/23 00:21 ID:QDgXCBAR
「ああっ!なんで食べちゃうの〜!?ウエハース、買って来て今すぐっ」
残していたおやつのウエハースを飯塚に食べられてしまった様子。
「バニラとチョコと苺と抹茶と紅茶のやつねー」
全種類買って来させる気らしい。
「ふむ……もうすぐ春か。早いものだな」
そんな事を言いながら、また廊下を歩いている。
本を小脇に抱え、飲み終えた後のカップをもって休憩室を出る。
「ふあ……眠くなってきましたし、そろそろお風呂にでも……」
仕事を終えて1人入浴している。
「疲れたー…。1人はやっぱりきついよなあ、厨房仕事」
602 :
桜庭 奏:04/02/23 00:30 ID:2Tairho/
うとうとしながら歩いているからか一向に自室に到着せず、途中で寝そうになりながら
廊下を歩いている。
>>599 すると、再びこっくりこっくりしかけたところで何かにぶつかり、持っていたものを
全て落としてしまう。
「……?」
また壁にぶつかったんだろうと思い目を擦りつつしゃがみこみ、それらを拾おうとする。
過去問題集や、メイドの仕事の本などがごちゃ混ぜに落ちており、それらを拾い集める。
が、ぶつかった何かを見上げて硬直し、一気に目が覚める。
「御主人様!うわぁ、ごめんなさい!!」
急いで立ち上がり、頭を下げる。
>>601 脱衣所で服を脱ぐと、タオルを持って浴室へ入る。
「温かい……あっ!? 瀬名様?」
慌ててタオルで胸を、手で脚の付け根辺りを隠す。
>>603 >瀬名様?
「え?」
目に乗せていたタオルを下ろして、振り返る。
「うわっ!い、今から風呂だったんだ…。ごめん先に入ってて、少し浸かったらすぐ出るから」
瑞葉の格好と自分の格好を見て急に恥ずかしくなり、湯船に深く沈む。
>>602 「……おいおい、何をやっているんだ、奏?」
ふらふらと歩きながら、いきなり自分にぶつかってきた奏を見て苦笑する。
何やら色々と拾って立ち上がり、慌てて頭を下げる彼女。
それを見て、不意に少し口元を歪めた。
「うーむ。奏は寝ぼけたままで廊下を歩いていたようだな。けしからん」
頭を上げた奏の顎を手で捉えて、くいっと上向かせながら低い声で言う。
「受験勉強するのは奏の勝手だが、メイドの仕事に支障が出ると問題だな。
……ここは一つ、お仕置きでもするか。 …さ、私の後についてきなさい」
ちらりと奏の表情を一瞥してから、すたすたと廊下を歩き出す。
>>604 「いえ……大丈夫ですわ」
タオルを落とさないように気をつけながら湯船につかる。
「お疲れみたいですし、ゆっくりしていって下さい。私も、そうします」
そう言うと、側に寄り添ってしまう。
607 :
桜庭 奏:04/02/23 00:48 ID:2Tairho/
>>605 「……ごめんなさい。」
何故か最近お仕置きされずに過ごしてきたので、久々に言われる
その言葉の響きに、少し緊張してしまう。
とぼとぼと主人に付いて行きながら、ちらりと主人の後姿を見つめる。
(怒ってるかな……。ホントは、メイドさんの勉強もしてたけど、……
それにそれに、お仕事だって終わってたのに。)
優しい主人の方が好きに決まってるので、言い訳ばかりが頭の中を
回ってしまうが、口には出来ずにおとなしくついていく。
>>606 「…そうなんだよ、あのコックの人がさ。なんか休みを取っちゃったらしくて…。
今まで1人でやってきたのが2人になって、だいぶ楽になってたけど
いざ戻ると結構堪えるものなんだなーって。実感」
少々慌てていたが、寄り添われてなぜか安心したように落ち着いて喋りだす。
「あと……。ごめん、なかなか時間取れなくて」
首をぽりぽり掻きつつ言う。
「あと…」
「メイドの仕事、きつくない?色々あったから、少し気になって」
突然そんな事を尋ねてみる。
>>608 >ごめん、なかなか時間取れなくて
「いいえ。それも大丈夫です。だって今、こうやって一緒にいられるんですもの」
心地よさそうに目を閉じる。
>メイドの仕事、きつくない?
「……きつくても、平気ですわ。
だって、ここにいるために私自身が決めたことですもの」
瀬名の目を見つめてはっきりと言う。
>>607 「…ふむ。まあ…奏も反省しているようだからな」
歩きながらそんな事を口走りつつ、やってきたのは衣装室。
「さて、これから何をするかわかるか?」
怪訝な…と言うよりは心配そうな顔をしている奏の方に振り返り、ニヤリと笑う。
「まあ、今回の事に関しては奏は反省しているようだ。……そこで、こんな趣向を思いついた」
新しい玩具を手に入れた少年のように弾んだ声で、がさがさと衣装箪笥を漁る。
そして、取り出したのは「バニー衣装」「チャイナドレス」そして、かなり凝った「プリンセスドレス」。
「こういう衣装を眠られておくだけというのも勿体無いからな。ここでどれか一つ着てみなさい。
…そして、その格好で屋敷一周の散歩をしようじゃないか」
半ば無茶な事を言いつつ、悪戯っぽくこういう風にも言う。
「この衣装を着たくないと言うなら、全裸で散歩でも構わんがな」
>>609 >だって、ここにいるために私自身が決めたことですもの
「ならいいんだけど…最近不安になるよ、このままでいいのかなって。
俺も他の人となし崩しに寝たり、変な風になったり…。
どうにかしてやろうって思ってても、結局どうにもならないし」
はあっと溜息をつく。
(あーだめだだめだ、暗い話ばっかすんなよ。やめよう…)
「あ、そういや関係ないけど。この前瑞葉さんのお母さんに会ったよ。なんだか想像してたのと
違う感じの人だったけど…。かなりの美人だった、うん」
話題を変えて、明るい調子で喋る。
「よっし」
ふと思いつき、タオルを腰に巻いて浴槽から出る。
「せっかくだし背中でも流してもらおうかな、いい?」
にっこり笑う。
>>611 暗い気分になっているらしい瀬名を元気づけようと思案しても
言葉は浮かばず、結局頬に軽くキスをして微笑みかける。
>この前瑞葉さんのお母さんに会ったよ
「お母様に? ええ、お母様は綺麗でカッコよくて……私の憧れです」
どうやら紫が褒められたことに対しては嫉妬を覚えないらしい。
「でも、どんなふうに想像してらしたんですの?」
>せっかくだし背中でも流してもらおうかな、いい?
「ええ、もちろんですわ。でも……普通にします? それとも……」
613 :
桜庭 奏:04/02/23 01:14 ID:2Tairho/
>>610 お仕置きをすると言う主人になぜか衣装室に連れてこられ、
よく分からず眉根を寄せて首を傾げる。
「はい……。わあ、綺麗なドレス……と、うさぎさん??あー、バニーガールの。」
衣装を見せられ、いちいち反応する。
小さい頃お人形遊びなどで着せ替えなども好きだったからか、ドレスには
やはり女の子らしく反応してしまう。
(こんなのがお仕置きでいいのかな)などと思うが、この格好でお屋敷を一周
というのはやはり少し恥ずかしいかもと思い始める。
一番露出が少なさげなプリンセスドレスを手に取る。
「あの、これでもいいですか?向こうで着替えてきますけど……。」
部屋の隅の方にちらりと視線を移して主人に問う。
>>613 「ふむ。やはりそれを選んだか……」
少し残念そうに言うと、奏の方に向き直る。
「…そうだな、早く着替えてくるといい。ほら、これもかぶりなさい」
小さめの冠を手渡すと、自分はさっさと部屋を出る。
「私は廊下で待っているから、早くするんだぞ?」
>>612 瑞葉のキスに微笑み返すと、椅子に座って背を向ける。
「お母さん…そうだなー、もっと似てるかと思った。
大人しい感じかと思ってたんだけど、さばさばしてる感じだったよ実際は」
自分の母親と紫の関係は敢えて言わず、そこだけ瑞葉に印象を伝える。
>普通にします? それとも……
「!え、えーと…。あんまエロいのもここじゃアレだし…。
じゃあ普通、よりちょっと特別なやつを…」
しどろもどろで答え、顔を赤らめる。
(最近積極的だからちょっと焦っちゃうよ…いや、今までもこういうの多かったけど)
「……そうだな…他の男にはあんまりしないようなのが、いいな」
照れて小さく呟く。
>>615 >さばさばしてる感じだったよ実際は
それを聞いてクスクスと笑い出す。
「ええ。それに、いつもは厳しいお父様も、お母様の前だと形無しなんですわ」
>じゃあ普通、よりちょっと特別な〜他の男にはあんまりしないようなのが、いいな
「はい。じゃあどうしましょう?」
首を傾げてしばし考えるが、結局タオルを泡立て、それを胸にもつけると
その双方で背中を優しく洗い始める。
「どっちが気持ちいいですか?」
617 :
桜庭 奏:04/02/23 01:35 ID:2Tairho/
>>614 なぜ主人が残念そうなのか分からず頭の中に『?』を浮かべる。
「はい。じゃあ急いで着替えます。」
主人が部屋から出たのを確認すると、メイド服をひとつひとつ脱いでゆく。
着ていた服を畳み、ショーツとブラだけになると、ドレスを着て、ファスナーを上げる。
が、上手に上げることが出来ず手こずってしまい、主人に頼みに行く。
「御主人様、ごめんなさい。ファスナーが自分で上げられません……」
途中まで上げて止まったままで主人のところへ。
主人にファスナーを上げてもらうと、おさげに結っていたゴムを外して髪を下ろし、冠をかぶる。
衣装室の鏡を見て、少し嬉しそうに眺めると主人の下へ小走りで戻る。
「御主人様、これでいいですか?」
くるりと回ると、みつあみのおかげで少しウェーブがかった肩くらいまでの髪と、ふわふわの
スカートがふわりと舞う。
足元の革靴はそのままなのだが、足取りまで軽くなったようである。
ふと思いついたように呟く。
「あ。」
「御主人様、あとで、お屋敷の中のお散歩ナシで、さっきの他のも着てみてもいいですか?」
他の衣装も露出が多いから選ばなかっただけで、気になってはいたらしい。
背伸びして、主人の耳元にそう囁く。
>>616 「へぇ、この前の会食でも萩野子爵って結構、少し怖い人だって噂も聞いたけど……。
やっぱりあの奥さんには弱いんだ。ああ、だからうちの母さんと
仲良かったのかもしれないなー…呑気な性格だったし」
南の件は内緒にしていたのだが、ついうっかり口を滑らせてしまう。
が、本人は舞い上がっていて気付いていない模様。
そして背中を胸で洗われ始めると、一瞬ビクッとするものの
瑞葉の柔らかい胸の感触に「…っ」と声が漏れる。
「こ、こっちでいいよ。十分気持ちいいから…その…。
…って何言わせるんだよ瑞葉さん。すげー恥ずかしいよ」
弱った表情で瑞葉を見て言う。
「しかもお嬢様、前。お忘れなんですが」
そのままの表情だが、少しからかうように瑞葉の手を握って、自分の下腹部へ誘導してみたりする。
>>617 「ほう……」
着替え終わった奏の姿に、思わず目を丸くする。
(似合うとは思ったが……ここまでとはな。いやいや…予想外だ)
「素晴らしいな。まるで奏が本当のお姫様になってしまったようだよ」
本心からそう言うと、部屋の棚からカメラを取り出して、シャッターを切る。
>御主人様、あとで、お屋敷の中のお散歩ナシで、さっきの他のも着てみてもいいですか?
「…むっ、それは条件が違うからいかんな。だが……散歩してきてからなら、他の服も好きに着て構わんぞ?」
そこは譲れないとばかりにしっかりと言うと、にやっと笑って奏に手を差し伸べる。
「では姫様、お散歩に参りましょうか」
冗談っぽく言うと、奏の手を引いて廊下を歩き始める。
>>618 >萩野子爵って結構〜だからうちの母さんと仲良かったのかも
「お母様に言わせると、怖いのは弱さの裏返しなんだそうですわ。
……瀬名様のお母様と? そんな話、初めて聞きました」
興味津々といった様子である。
>しかもお嬢様、前。お忘れなんですが
気持ちいい、と言ってくれた瀬名に嬉しそうな笑みを向けるが、
前に誘導された手が硬いものに触れると、その表情に少し淫靡なものが混ざる。
「じゃあ……前も洗いますわね」
瀬名の前に回りこんで膝をつくと、あわ立てた指で幾度かそれをしごき、
ついで泡だらけの胸を押し付ける。
「これ……もっと胸が大きければ上手く出来るんでしょうけれど……」
そう言いつつも、懸命に胸での奉仕を続ける。
621 :
桜庭 奏:04/02/23 01:53 ID:2Tairho/
>>619 主人に褒められて頬を染める。
「そう…ですか?ありがとうございます。」
もはやお仕置きだというのはすっかり忘れている。
「じゃあ、御主人様は王子様…王様??ですね。」
お姫様と言われて目を丸くする。
嬉しそうに頬に手を当て、主人ににっこりと微笑みかける。
「はい、お散歩のあとでいいです。」
素直にそう応えると、手を差し伸べる主人に、一瞬戸惑うが、ふわりと微笑んでその上に手を乗せる。
>「では姫様、お散歩に参りましょうか」
「はい、御主人様。」
すっかり夢見心地のお姫様気分で主人にエスコート?されながら廊下を歩いていく。
>>621 「……ふふっ」
言葉にするまでもなく、嬉しさがはっきりとわかる奏の表情。
それを見ながら、廊下を歩いていく。
「…どうだ奏、お姫様になった気分は?」
奏の嬉々とした表情を横目で見ながら、なかなか人と出合わないことを残念に思っていたりするのだが。
「可憐な姫様に危機が迫ろうものなら、私が守ってやるからな…」
そっと手を絡めると、奏の華奢な身体を抱き寄せる。
「もっとも、守った後で私がどうするかは知らないが」
>>620 (やば、つい口が)
「……。…いっか。うちの母親、若い頃ここでメイドしてたんだってさ。
志保さんみたいに妊娠して、それで居辛くなって屋敷を出たらしくて…。
その時の子供が」
自分、というように指をさす。
「もう昔の事だし、『何を今更』って感じだから言わなかったんだ。ごめん。
他にもまだあるけど…まだ、ちょっと瑞葉さんには言いたくない」
洗ってもらい、快楽に溺れそうになるが真剣な話のせいか
いまいちのめり込めず、苦笑したりする。
「……というか言えないよ、恥ずかしくて。何より恥だ」
主人の実子だという事はまだ踏ん切りがつかず、言えないらしい。
「ん…」
逸物への奉仕に、少し眉を顰めて反応する。
>これ……もっと胸が大きければ上手く出来るんでしょうけれど
黙って瑞葉に微笑みかけると、頭を優しく撫でる。
「うーん。前よりは、…う、大きくなったと…思うけどなあ……。まだ気になる?」
>>623 >妊娠して、それで居辛くなって〜
「そんな……」
語りづらそうな瀬名を見て絶句する。
「ごめんなさい。もういいです。瀬名様がいつか、
聞いて欲しいって思った時に、聞かせて下さい」
そして奉仕にだけ熱中するようにする。
>前よりは、…う、大きくなったと…
「分かります? ええ。少しだけ大きくなりました」
なるべく寄せて上げるようにして、逸物を包み込む。
「でも、胸が大きい方がこのお屋敷多いですし、
そういう方達と瀬名様だって……」
と、恨めしそうな口調になるのをハッと抑える。
「そ、それに、お母様だって胸が大きかったでしょう?」
誤魔化すつもりで、紫のことに話を変えてしまう。
625 :
桜庭 奏:04/02/23 02:13 ID:2Tairho/
>>622 >「…どうだ奏、お姫様になった気分は?」
「なんだか……、雲の上を歩いているような気持ちです。
ふわふわで、甘くて、かわいくて……なんだか上手く言えません。」
天井を見上げながら口を開くが、よく分からなくなってきて苦笑する。
主人とは対照的に、この格好を嬉しいと思っている一方で他の同僚達に見つからないで
いることをほっとしている。
>「可憐な姫様に危機が迫ろうものなら、私が守ってやるからな…」
「御主人様……」
抱き寄せられ、急に胸がときめいてしまって恥ずかしくなり、主人の胸に顔を寄せる。
「私も、御主人様が大変になったら、力になりたいです。」
この雰囲気がそう言わせてしまうのか、ついそんなことを口走る。
>「もっとも、守った後で私がどうするかは知らないが」
言いたいことが想像付いたのか、真っ赤になって照れたように顔を胸に押し付ける。
>>625 >私も、御主人様が大変になったら、力になりたいです。
「おやおや、いいのかな…そんな事を言ってしまって。後悔しても知らんぞ?」
言いながら、奏の背中を柔らかく撫でる。
「だが、そう言って貰えると私としても嬉しいな。……んっ」
そっと奏の唇に自分のそれを重ねると、舌を侵入させて口内を貪る。
「ふふふ……では、本当は淫らなお姫様に私から貢ぎ物でもするとしようか…」
唇を離すと、首筋を吸い、艶やかな髪を撫でながら奏を壁にもたれかからせる。
そうして、ドレス越しの胸をそっと愛撫し始めた。
>>624 「ありがとう」
どこか主人に似た表情で、ふっと穏やかに微笑み瑞葉にそう言う。
瑞葉がそれ以上何も聞かずに奉仕を続けるので、自分もそれ以上は
話さない事にする。
>そういう方達と瀬名様だって……
が、耳にした言葉に少し意地悪な気持ちになり瑞葉の体を
自分の方へぐいっと抱き寄せる。
「ヤキモチ?妬いてるんだ。
…ダメだよ瑞葉、だからって他のメイドさんを苛めたりとかしたら」
首筋に顔を埋めて擦り寄る。
「…ん、怒ってる?冗談だって」
「御奉仕はいいや、じゃあもう…そうだ」
しばらく考えた後突如そんな事を言い始め、瑞葉に唇を重ねると
瑞葉を塗れた浴室の床にゆっくりと倒して体に優しく触れる。
「瑞葉さんの胸を『お母様みたいに大きくする』のに変更、…に、しますか」
少年っぽく笑い、彼女の胸を重点的に弄り始める。
628 :
桜庭 奏:04/02/23 02:31 ID:2Tairho/
>>626 >後悔しても知らんぞ?」
「守ってもらうだけじゃ、イヤなんです。
私も、御主人様に守ってもらえるなんてもったいないし。」
主人が背中を撫でるのが心地よくて、少し目を細める。
「ん……」
主人に口付けられそっと目を閉じる。
舌が口内に入ってきたのが分かると、つたない動きで、それでも来たばかりの頃よりは
少し慣れてきた様子でそれに応える。
深い口付けですっかり力が抜けたのか、主人の唇が離れると、少し荒い息をして
瞳を潤ませて見上げる。
そのままはじまった主人の愛撫に、何もかも忘れてそのまま感じ入りそうになるが、
ふと、今入る場所が廊下だということを今更思い出す。
「!…御主人様、どこか、違う場所がいいです……」
胸を刺激されて、少し声が上ずり、舌がうまく回らず幼い感じの話し方になってしまい眉根を寄せる。
>>627 >ヤキモチ?〜
「わ、私、苛めたりなんか……しませんわ」
口を尖らせてそっぽを向くが、それとは裏腹に
瀬名のぬくもりを求めて、身体を摺り寄せてしまう。
>瑞葉さんの胸を『お母様みたいに大きくする』のに変更
瀬名の手の中で、胸の頂点が切なく尖っていくのを感じながら喘ぐ。
「あ、はぁん……っ、もう、あんまりエッチなことは、ぁんっ、
なさらないって……仰いましたのに、くぅんんっ!」
そして身体の力を抜いて、全てを瀬名に委ねていく。
>>628 段々とスイッチの入ってくる奏を見て、ますます愛撫を強めていく。
>!…御主人様、どこか、違う場所がいいです……
「ほう。……お姫様は本当にそうして欲しいのかな?」
ふわふわのドレスに手を割り入らせ、奏の下半身、下着に覆われたそこに手を伸ばす。
「しかし……エッチな姫様は、ここでする事で興奮しているようだがなぁ」
下着の奥が湿り気を帯びている事を確認すると、指を滑り込ませて水音を立てる。
「ほら、聞こえるだろう? 奏は、皆に見られるかもしれない所で、お姫様の格好で私に抱かれる事で興奮しているのだよ」
わざとくちゅくちゅと音を立てて、奏の羞恥心を煽る。
そうしながら、ドレスの上半身も少しはだけさせてみたり。
「そうでないと、こんなに濡れたりはしないものなあ」
そう言いながら、衣服越しに熱く滾った逸物を擦り付ける。
631 :
椿 杏樹:04/02/23 02:46 ID:QDgXCBAR
「……ふあ、おトイレ…。ん?
…!!」
なぜか部屋の前に置かれている大量のウエハース?のダンボール箱を見つめて、
パジャマ姿でショールを羽織ったまま呆然とする。
「ええ〜〜〜〜〜〜!!ど、どうするのこれぇ〜…。
お屋敷のお金で買ったんじゃないよね、まさか」
632 :
桜庭 奏:04/02/23 02:55 ID:2Tairho/
>>630 「だって、誰かに見られちゃったら恥ずかしいです……っ」
だが、主人の手付きにどんどん感じてしまっているのも事実で。
そして、恥ずかしいと思っているのもどんどん快感に変わっていくのに戸惑ってしまって。
自分のショーツの中の水音を聞いて、恥ずかしそうに目を瞑ってしまう。
「んん……っ エッチって、言われると恥ずかしいです……っ
興奮、なんて……、あぁんっ」
主人の指使いで、ぴくっぴくっと感じてしまい、足に力が入らなくなってきて主人に抱きつく。
ドレス越しに主人の熱く大きくなったモノの感触がして、顔を赤らめながら主人を見上げる。
>>632 「ふふっ、それは恥ずかしいかも知れんな。…だが、恥ずかしさがより強い快感を生む事もあるのだぞ?」
陰核を弾くように愛撫しながら、指を一本挿入する。
「ほら、私の指が入るだけでこんなにぎちぎちと締め付けて。奏はやっぱりエッチな子だ」
自分にしだれかかってきた奏にもう一度キスすると、逸物を露わにしてドレスのスカートを捲り上げる。
「こんなに高貴なはずのお姫様が、淫らな汁でトロトロだ。…いやあ、もうこれが欲しくてひくひくしてるな」
秘裂をゆっくりと撫でると、奏を抱え上げて駅弁体勢で挿入する。
「っく、もうぐちょぐちょじゃないか…そんなに私のこれが欲しかったのか?」
そう言いながら、奥までしっかりと突き上げる。
「…ほらほら、我慢しないで喘いでしまった方がいいぞ? 声を我慢しすぎると、そのせいでますます淫乱になってしまうそうだからな」
真っ赤な嘘をつきながら、奏の身体を味わい続ける。
634 :
桜庭 奏:04/02/23 03:15 ID:2Tairho/
>>633 巧みな愛撫にもう何も言えなくて、エッチな子、だと言われてもうつむいて首を小さく振る
ことしかできない。
「御主人様ぁ……んんっ……」
いつ誰が廊下を通るか分からないというスリルと、このような綺麗なドレスを着ているという
少し非日常な感覚と、そして、その綺麗なドレスがはだけられてえっちな格好をしている
自分に恥ずかしくなり、次第にそれが主人の言うように快感へ変わっていく。
「ぁん……」
抱え上げられて、少し目を丸くしながら後ろの主人を不安げに見るが、そのままの体勢で
貫かれ、なんだか怖くてぎゅっと目を瞑る。
いつもより深く自分に入ってくる感覚に、口を手で押さえようとしても声が押さえきれず、
更に主人の発言に拍車をかけられて高い声を上げ始める。
「あっ…御主人様っ……ぁんっ…なんだか、いつもと違うからコワイ……っ」
しかしそう思っているにも関わらず快感は止められず突き上げられるたびに主人の逸物を
きゅっと締め付ける。
>>634 「奏……随分凄く締め付けてくるな」
ゆっさゆっさと奏の身体を揺らしつつ、喘ぎ声を出し始めた彼女をさらに激しく責め立てる。
「こんな格好で交わって、こんな綺麗なドレスを着たままでする……たまには、悪くないだろう?」
奏がもう返答すらままならないのを知りつつ、耳元で囁き、またその耳朶を少し強く吸う。
「ほら、誰か見ているかも知れんぞ……いいのか? ほら、そらっ」
ますますピッチを上げて突き上げて、時折ぐりぐりと逸物を押しつけるようにして奏の反応を愉しむ。
>あっ…御主人様っ……ぁんっ…なんだか、いつもと違うからコワイ……っ
「そんな事は無い、その恐さの先には、もっと気持ちいい事が待っているんだからな。
だから、遠慮なくイってしまいなさい。思いっきり声を出してな!」
そう言うと一気にラストスパートをかけ、奏を絶頂へと導く。
やがて断続的な締めと震えを感じた後、濃い白濁を中へとぶちまけた。
「……ふぅ。良かったぞ。……今夜の奏はとても可愛かった」
そんな事を言いながら、奏から逸物を抜き、彼女を床に降ろす。
636 :
桜庭 奏:04/02/23 03:42 ID:2Tairho/
>>635 普段したことないような、床に足が付かない体位で、必死になって
主人にしがみつく。
時折漏れる高く切ない声が、主人の耳に直接囁かれる感じになる。
「ぁ…っ…ぁんっ……御主人様……っ…私、もお……っ」
次第に声が掠れてきて、それだけ言うとぎゅっと主人に抱きつく手足に
力が入り、身体を硬直させる。
中で主人の爆発を感じると、しばらくしてから一気に力が抜ける。
息を整えながら、床に下ろされて主人をそっと見上げると、すぐに俯く。
「御主人様も……カッコよかったです。」
手を差し伸べてくれたときの主人を思い出し、照れたように小さく呟く。
>>636 「ふむ、カッコよかった…か。少しは騎士のような感じになれたのかな?」
少し自慢げに微笑むと、お互いの姿を見て考え込む。
「……しかし、お互いどろどろになってしまったな、特に奏の汁で」
乱れたドレスと奏の太腿から垂れる愛液と白濁の混合液を眺めつつ、そんな事を言う。
「……これでは、風呂に行くしかないか。うむ、それがいい。
廊下で交わった上に歓喜の声を上げてイってしまった姫様を、私が洗って差し上げるとしよう」
奏との約束はすっかり忘れているのか、奏を「お姫様抱っこ」で抱え上げると、浴室へと向かう。
そこでも、瀬名と瑞葉がとっくに浴室から出ていて居なかったのをいい事に、奏に色々と悪戯をするのだが。
638 :
桜庭 奏:04/02/23 03:59 ID:2Tairho/
>>637 >「……しかし、お互いどろどろになってしまったな、特に奏の汁で」
少しぼーっとしながら、太股を伝う液をそっと人差し指でなぞる。
「御主人様が、そうしたんです。」
最後の部分で、少し頬を染め、唇を尖らせて視線を反らす。
「ええっ、大丈夫です。自分で洗えますっ」
主人が話す言葉に恥ずかしくて耐えられなくなったのかそう言って立ち上がろうとする。
が、まだ力が入らず主人に抱きついてしまい、そのまま抱き上げられ浴場へ。
結局主人とお風呂の中でも長い時間一緒に過ごしてしまうのだった。
639 :
木村 香:04/02/23 23:20 ID:ThcWuH/+
衣装室で様々な服を見つつ、
「うぅん……こういうの着てするのが好きなのかな……?」
昨夜の主人の件をこっそり見てたらしい。
「でも、こんな服買えるお金なんて無いし、手作りなんてさすがに無理だし、はぁ……」
どうやら、昨夜の相手が、服を借りた奏だというところまでは気付いておらず、
どこかの令嬢との行為だったと思っているらしい。
「いやいや、奏には白い天使の服も似合っていただろうに。思えば惜しい事をした」
昨晩の様子を思い出しつつ微笑んでいる。
641 :
木村 香:04/02/23 23:54 ID:ThcWuH/+
「そういえば、御主人様のことあまりよく知らないのよねぇ……」
不意に、そんな自分に気付く。というか、出会って未だ短いのは事実だが。
「そもそも、どういう子が好みなんだろう?」
そっちか。
642 :
椿 杏樹:04/02/24 00:02 ID:MAye6gpl
「うわ、おいしい〜」
客の飲み残しのワインのボトルがあったので、こっそり飲酒をしている。
(ほんとはいけないんだけど。へえ〜…白ワインなんか初めて飲んじゃった)
643 :
木村 香:04/02/24 00:06 ID:aYn8LiD3
644 :
椿 杏樹:04/02/24 00:15 ID:MAye6gpl
酔っているのか食堂の窓を開け、窓枠に腰掛けて引き続きワインを飲んでいる。
「さむぅ…。でも暑いし、ちょうどいいのかも…」
髪をなびかせて火照った頬を風にさらしている。
>>644 「……おっ、いたいた」
屋敷内を探し回って、ようやく杏樹を食堂で見つける。
「おい、杏樹。お前、夜のほうのテスト、まだ終わらせてないだろ?」
いつぞやのアレはまだ実施中らしい。
646 :
椿 杏樹:04/02/24 00:29 ID:MAye6gpl
>>645 「なんですかウエハースの人。……?よる の テスト?」
テスト自体の存在をやや忘れていたらしく、首を傾げる。
「えーっと…。やったような、やらなかったような〜…?
お洗濯とかお掃除とかは違うんでしたっけ」
ふわふわとした様子でワイングラス片手に、へらっと笑う。
酔っているせいか、この間の客人の後遺症は割と薄れている模様。
>>646 「(ウエハースの人っておい)」
どうやら酔っているご様子なので、話がこじれても面倒なので、あえて心の中だけで突っ込む。
「炊事洗濯とは別物。夜のご奉仕テスト、ってやつだよ。
……というか、酔ってて大丈夫か? 何なら、明日に回すけど?」
ある意味、酔っていたほうがいいような気もするが、念のため聞いておく。
648 :
椿 杏樹:04/02/24 00:44 ID:MAye6gpl
>>647 >……というか、酔ってて大丈夫か?
「何を言いますかぁ。酔ってなどおりません!全然普通ですよ〜、うふふ」
そう笑っていたが、悪戯っぽい視線を不意に飯塚に向け
「あー、わかった。私に勝てないから、一番後回しにする気でしょ。…くすくす」
無意識の挑発?をしてしまう。
「いいですよ、しましょう?じゃあ、酔っ払ってるのはハンデね」
本来自分のテストであり、勝負か何かと履き違えているような感じもするが
とりあえず素直に従う。
「で。何をすればいいの〜?」
>>648 「(理解できてない時点で十分大丈夫じゃないだろ)」
またもや心の中で突っ込むが(以下略
『勝てないから』の一言で一瞬カチンと来たのはお約束。
>で。何をすればいいの〜?
「まずは、自分で弄るところからな。たっぷりと俺を誘惑してみろよ?」
酔った杏樹を、テスト項目に合うように誘導してみる。
650 :
椿 杏樹:04/02/24 01:07 ID:MAye6gpl
>>649 「『自分で弄る』?わあ、いやらしい」
ちくっと突っ込み、一瞬考えた後に床にぺたんと座る。
「うぅーん……?誘惑しろって…どうしましょう…」
しなだれるように座り方を崩し、足に視線をやるとスカートを太股あたりまで持ち上げる。
下着がわずかに見えるところで止め、ガーターとニーソックスを纏った足を露にさせる。
(いつも自分でしてる時を思い出せばいいのかな…。
……もう写真もないけど、まだ思い出せる…かしら)
「あとは…そうだ〜。んしょ、よいしょ……。ねえ、胸もちゃんと見て、採点してね」
もそもそと胸元を自分で乱れさせ、レースのブラに包まれた胸の膨らみを見せる。
「じゃあ…」
そして片方の手で体を支えつつ
はぁっとひとつ息を吐き、足の隙間から自らの下腹部へ片手を伸ばす。
「…。…んっ…、う…」
ショーツの中に戸惑いつつ手を入れ、小さく音を立てるように秘部を指で撫で、弄る。
>>650 酔いからか、既に顔はほんのり赤く、その状態でこの体勢をされると、妙にそそるものがある。
「(……とは言え、そんな事を表に出そうものなら、また好きに言い始めるからな……)」
最近、それは地なのでは?などと思い始めたりもしたが。
>ねえ、胸もちゃんと見て、採点してね
「わかってるよ。
……でも、片手だけで満足なのか? 支えている手も使ったらどうだ?」
さり気なくより激しくする事を要求してみる。
652 :
椿 杏樹:04/02/24 01:31 ID:MAye6gpl
>>651 >支えている手も〜
「あっ…。んふ、…っ。……え、そう…?
えーと……えっとえっと〜…」
考えた挙句、手近にあった椅子を引き寄せもたれかかった状態になると
支えていた手が自由になったので、指を一本ずつ唇に含ませる。
「んちゅ…ちゅ、ぷ…。んぁ…っ」
唾液が糸を引くようにして指を引き抜き、そのまま指を首元から鎖骨、乳房へと這わせる。
ブラを押し上げて乳房を自分で掴み、乳首を指でつまんでみる。
「…あっ、んっ」
「やんっ。だ、だめぇ…なんだか、溢れて…きちゃう…」
時折感じるのか、肩をぴくんと震わせる。
下の指の動きは自らの秘裂に沿って、滑らすように弄っている。
>>652 杏樹の動きをまじまじと眺めてから、書類にペンを走らせる。
「……さて、次行くか」
続いて、自分の逸物を取り出すと、杏樹の背中の椅子を押しのけて、ついでに杏樹に覆いかぶさる。
「ほら、もう準備はできただろ?
待ってるだけっていうのも、あれだしな」
平気そうな顔をしていても、逸物が既にかなりの大きさになっているのは隠しようがなかったり。
ちなみに、テストの順番を無視している件はノーコメントで。
654 :
椿 杏樹:04/02/24 02:00 ID:MAye6gpl
>>653 「きゃ」
急に椅子が背中から外れたので、バランスを崩して倒れてしまう。
そこに覆いかぶさられ、少々困惑気味に飯塚を見つめるが
表情だけを見ると、誘うように目がとろんとしている。
「ど、どうしたの……?なんかせっかち…、やだ、ねえ…」
上気した顔で乳房をゆっくりと上下させつつ尋ねる。
「あ……もうっ」
自分の下腹部に押し当てられる逸物の感触に、より恥ずかしげな表情になる。
「…しょうがないなあ。今日は、早くいっちゃってもいいですよ。
私、笑ったりしませんから」
能力テストの筈なのだが。なぜか目を逸らして、そんな事を言う。
>>654 「あのな……俺のテストなのか? これは」
今まで突っ込むのを耐えていたが、さすがに堪え切れなかったらしい。
「そんなに早くいかせたいなら、そういうふうにしてみるんだ、なっ!」
言い終えると同時に、宛がっていた逸物を、勢い良く杏樹の中へと突き入れる。
「ほら、どうだ、杏樹?!」
懲らしめてやるなどと思っていたのか、最初から荒々しく腰を振り始める。
656 :
椿 杏樹:04/02/24 02:24 ID:MAye6gpl
>>655 「え…ちがいますよ、私のテストでしょう?でも…だって、貴方が急に…。
…きゃ、痛っ…!んっ」
思考がおぼつかないまま、逸物が自分の中へと侵入してくる。
深く差し込まれて息が苦しくなり、眉を顰めて喘ぐ。
「わたし…そんなつもりじゃ…。あっ、あぁ、や、だめっ」
(ただ恥ずかしかっただけなのに、どうしちゃったの…?あ、あれ…?)
「待って、そんなに乱暴にしたら…やぁんっ、う、怖い…っ」
うっすら涙を滲ませ、自分に与えられる、少しだけ痛みの混じった快楽に耐える。
>ほら、どうだ、杏樹
「いや…っ。こんなにしないで、やさしくして…でないと…。あ、ふぁっ…!
……ううん、なんでもないです…。
…好きにしてください…それで、んっ…。貴方が気持ちいいんなら」
切なげに耳元に囁く。
「私の体は、こうされなきゃ…全然、あんっ…。価値も何もないんだもの…」
>>656 さすがに、泣くほど酷くするつもりは無かったのだが……チクチクと突っ込まれて、無意識に箍が外れていたのか。
涙目の杏樹に囁かれると、さすがにバツが悪そうな顔になる。
「おいおい、そんな事無いって。
今のは、その……俺が悪かった」
腰のペースを一度一気に落とすと、再び緩やかに上げていく。
「……今度はどうだ?」
658 :
椿 杏樹:04/02/24 02:48 ID:MAye6gpl
>>657 ぽろぽろと涙を零しつつ、時々しゃくりあげている。
「…っ、う…ひくっ。だって…なんだか…怒られたのかと思ったんだもん…」
手で涙を拭い、唇をきゅっと結んで飯塚の服を掴む。
「……ん、ぅっ…」
涙を堪えていると腰の動きが緩やかになったので、段々落ち着いてくる。
>……今度はどうだ?
「うん…、あん、あはぁ…、んんっ……」
顔を埋めて恥ずかしそうに小さなかすかな声で呟く。
「……今度は…気持ちいい……」
>>658 まあ、全く怒ってなかったかと問われると首を横に振ってしまうのだが。
少し懲らしめるつもりが、やり過ぎてしまった自分のほうに非がある気がする。
>……今度は…気持ちいい……
「よしよし、それじゃあ、続けるぞ」
安心して顔を緩めると、終わりへ向かうべく集中する。
時折、肌蹴られていた杏樹の胸を優しく揉みしだきつつ、腰の動きを早めていく。
660 :
椿 杏樹:04/02/24 03:14 ID:MAye6gpl
>>659 こくん、と頷き胸への愛撫に悶え、甘く声を上げる。
「ふあっ…あ、あぁんっ。なんか…いっぱい当たって…っ、んぅっ……!」
こちらも安心したらしく、手を飯塚の首に回して唇を奪う。
「…ちゅ…。ぺろ…ん、ん…っ」
舌を差し入れ、一応はテストだからか、やや積極的に絡ませる。
唇を離すと、荒い吐息混じりに潤んだ瞳で見つめて尋ねる。
「……私の体、ちゃんと…気持ちいい?…ですか…?」
「私ばっかり…。あぁっ…変になっちゃって、やだ…。ずるい…」
早まる突き入れに喘ぎ、すぐ側まで限界を感じながら言う。
>>660 「んんっ……ああ、とても気持ちいいぞ……っ!」
杏樹のキスに答えてから、そう回答する。
やがて、限界を感じると、
「行くぞ、杏樹……! ぅっ……!」
杏樹の最奥まで突き入れて――逸物を抜き取ると、彼女の体へとぶちまける。
「ふぅ……大丈夫か?」
全てが終わってから、杏樹の半身を起こさせてやる。
662 :
椿 杏樹:04/02/24 03:33 ID:MAye6gpl
>>661 「んっ、っ、…んん〜…!」
体を揺さぶられ、ぼうっとした頭でただ犯されるがままになる。
「ほんと…?あ、ふあっ…、もう、私も――あぁんっ…!!」
達してビクビクと膣や体全体を軽く震わせるが、
突然体に白濁をぶちまけられてしまったので、声を上げてしまう。
「!やぁん、…も、もう〜!!」
腹部の白濁を「うえー」といったような表情で指ですくう。
が、火照りが収まるうちに何か思いついたらしく
「…ぺろ」
その白濁を飯塚に見せ付けるように、微笑みながら舐めてみたりする。
「今のドキドキしました?もしそうだったら…。点数、多めにつけてくださいね」
肌蹴たメイド服のまま、下から見上げるようににっこり、小悪魔的な笑みを浮かべる。
>>662 「……ああ、わかってるよ」
思わず凝視していた視線を外しつつ、恥ずかしさ隠しか、務めてぶっきらぼうになるように答える。
飯塚としても、今ので心が動かなかったと言えば嘘になる上、さっきのアレもある。
これでヘタな点数を付けるわけにも行かないだろう。ぶっちゃけ、職務としてはいかがなものかだが。
「……とにかく、早くちゃんと服を着ておけよ。まだ寒いしな」
664 :
木村 香:04/02/25 23:24 ID:1/4WS0Pg
顔を赤らめつつ、どこか疲れたような感じで、食器を拭いている。
「……はぁ……」
いつもより息も荒く、一見風邪でもひいたような感じである。
「やれやれ…っと」
有休を取って行って来た冬山登山から帰還し、自室で簡単に荷物を片付けている。
「いい食材も手に入ったし……早速明日の夕食にでも使うかな」
「…あんた、こんなのもわかんないの?ほんっとバカね」
また屋敷に忍び込み、凛香の部屋で彼女に勉強を教えている。
「だからね?ここはこの公式を使って……。こういう式にー……ああもう!凛、あいつ邪魔!
まずあれどうにかしなさいよ!!なんか付けヒゲついてるし!!」
後ろでバタバタと遊んでいる悠斗を激しく邪魔者扱いする。
667 :
木村 香:04/02/25 23:42 ID:1/4WS0Pg
「……えっ? 違うわよ、風邪とか病気とか、そんなんじゃなくて……
大丈夫だって、ほんと、大丈夫、あははははは……」
病気かと心配する同僚を全力で否定し、渇いた笑いをしつつ逃げるように厨房から出て行く。
「やれやれ…。少し喉も渇いたな」
窓を少し開け、仕事の休息を兼ねて煙草を吸っていたが
喉の渇きを覚え呼び出しのベルを鳴らす。
669 :
木村 香:04/02/25 23:54 ID:1/4WS0Pg
>>668 主人からの呼び出しベルを聞きつけ、主人の部屋へと向かう。
……というか、既に向かっていたので、一番乗りで到着する。
「……御主人様……お呼びでしょうか?」
ノックをして部屋に入った香には、やはりどこか覇気がない。
執務室に備え付けられたテレビに映し出されるニュースを、じっと見つめている。
「この会議の展開次第では、また経済状況や貿易状況が動くから…予断は出来ないわ」
側にある机には、経済関係の本や主人の事業に関わる資料が山のように積んである。
>>669 「ああ、少し何か冷たいものでも飲みたくなってね。
香。悪いが適当に作って来て貰えないか」
持っていた書類の束を机に置く。
「もうこんな時間か…どうやら夕食もすっかり忘れていたようだ。
ついでに軽い食事も持ってきてくれ」
時計を見て香に命令する。
元気のない?様子をちらりと目にしてはいるものの、あえてそこには触れず
煙草片手に別の書類へ目を通し始める。
「確かこの事業は由依がもっと詳しい資料を持っていた筈なんだが……どこにいるのやら」
672 :
木村 香:04/02/26 00:09 ID:yXChayWO
>>671 「えっ? あっ、はい……わかりました」
よもや自分の都合で断わるわけにも行かず、了承すると厨房へ取って返す。
少し……というかかなり時間が経って、ようやく戻ってくる。
「御主人様、お待たせ致しました」
微かに足を擦り合わせつつ、主人の机へと食事と飲み物を運ぶ。
「(うぁ……濡れてて気持ち悪い……早く、話を……)」
「…やっぱり、御主人様にお話してみないと。実家でお父さんも気にしてたし…」
主人の傘下である父から何かと連絡を受けているのか、いくつかの関係資料を持って主人の部屋に向かう。
(でも、気まずいんだけどね……)
瀬名との一件以来、主人に対してかなり後ろめたい気持ちがあるらしい。
「御主人様、由依です。……お暇でしょうか?」
主人の部屋に到着すると、扉をノックしながらそう言った。
>>672>>673 「ふむ…ありがとう、いただこうか」
香が置いた食事などを軽く口にしようとすると、何やら彼女の様子がおかしいので
何気なく聞いてみる。
「どうしたのかね。先ほどから何か落ち着かないようだが……まさか」
と、ニヤリ笑いを零しつつ尋ねる途中で由依が入ってくる。
「ああ入りなさい」
「丁度良かった、由依。お前がこの間持っていた、例の事業の資料をだな…」
先にコーヒーを口にしつつ、由依を手招きして呼び寄せ近づけさせると
不意に椅子にかけたまま、横に立たせた彼女の腰に手を回して、さわさわと撫でたりする。
香はその間も何か足を擦り合わせていたが、その彼女にわざと見せ付けるように
会話をしながら、由依の体に触れてみたりする。
「…と、いうわけなんだが。で、これを…」
675 :
木村 香:04/02/26 00:29 ID:yXChayWO
>>673 「……っ!」
由依の登場に、あからさまな動揺を見せる。
「(ああもう、こんな時に……)」
>>674 主人が由依の体を撫で回すのを、居た堪れない気持ちで眺めている。
「ぅっ……っ……!」
主人と二人きりならすぐにでも話を進めたのだが、
さすがに『主人の気を引くために自分でローターを入れてた』などと由依の前で言えるわけがない。
「(や……だめ、そろそろ……足に、力が……)」
潤んだ目と赤みを帯びた顔で懇願するかのように、主人を見る。
>>674-675 「はい、失礼します」
一礼して室内に入ると、そこには香の姿が。
「……」
一瞬だけ鋭い視線を投げかけつつ、後は何事もなかったかのように主人の傍へ。
「……はい、資料と言うのはこれですね? …ええ、確かに……っ?!」
いきなり腰回りを撫でられ、困惑したような表情になる。
「はい、この会社には早急に連絡を入れておきます。…」
主人に、しかも香の目の前で撫でられているせいか、みるみる間に頬が桜色に染まっていく。
心の中では(何でこういう時に木村さんが…)などと思ったりしているのだが、彼女の異変にまでは気付いていない。
>>675>>676 香の様子が段々と変化していくのを横目で見ているうちに、状況を理解してくる。
(なるほど…。しかし私には覚えは無いが、と いうことは…?)
大体の予想をつけていると香と目が合う。が、特に何も言わず
由依を愛で続ける。
スカートの中に手を入れ、下着の上から形の良い尻や太腿の裏を撫でている。
あくまで香の方には目を向けるだけで、反応を見つつ面白がっている。
「…香はどうしたんだ、先ほどから。私にはどうも悶えているようにしか見えないのだが…。
いくらメイドには夜伽や接客などがあるからと言って、仕事中にもしや淫らな玩具で
遊んではいないだろうな」
見透かすような言葉を投げかける。
「どうなんだ香。私も超能力者ではないのだから、言わなくてはわからないぞ?」
そう言うと、
>この会社には早急に連絡を入れておきます
由依の顔を自分に向け、軽くキスをしてやる。
「…。よし由依、これは御褒美だ」
「香も御褒美が欲しいかな?ならば、ほら。お前がそこまで顔を赤らめている理由を見せなさい」
暗にスカートをめくってみせろと命令したりする。
678 :
木村 香:04/02/26 00:55 ID:yXChayWO
>>676-677 >仕事中にもしや淫らな玩具で遊んではいないだろうな
「……えっ!? いや、えと、その…あの……」
力の限り図星である。
>お前がそこまで顔を赤らめている理由を見せなさい
二人から視線を外しつつ……自分のスカートをたくし上げ、びしょびしょになったショーツを晒す。
スイッチがショーツの端に挟まっており、弱い振動音がショーツの中心から響き渡る。
「……申し訳ありません……その……ここに玩具を入れてました! 朝からっ!」
半ばヤケクソ気味に、ぶっちゃける。
「御主人様は……いやらしい子が好きだって聞いて、それであたし……!」
顔の赤さは最高潮に達し、羞恥と刺激で手足が震えっぱなしである。
>>677-678 「やっ…あ、いけません御主人様、こんな所で…」
口では抗っているものの、主人の愛撫を受けて口は薄く開き、目も潤んできてしまう。
主人の巧みな指遣いに反応して、腰も微かにくねらせてしまっていた。
>由依の顔を自分に向け、軽くキスをしてやる。
「んっ…はぁっ。こんな…木村さんが見てますよ…っ」
仕事の話をしに来たはずだというのに、もうすっかり声が甘くなってしまっていた。
>……申し訳ありません……その……ここに玩具を入れてました! 朝からっ!
「!?」
と、とろけ始めていた思考を素に引き戻したのは香の声。
見れば、彼女の股間はぐしょ濡れである。
さらに、その続きの言葉を聞いてさらに愕然とする。
どうすればいいのか困りながらも、主人の方にちらちらと、
「御主人様はいやらしいだけの子が好きなわけじゃないですよね」と言いたげな、香への批判も混じった視線を送っていたり。
>>678>>679 香の行動を頬杖を付きながら見つめる。
>いやらしい子が好きだって聞いて〜
(朝からとは…ご苦労な事だ。何かどうもいまいち、
方向性を履き違えているような気もしないでもないが…)
「『いやらしい子』?そうだな、確かに嫌いではない。主人に忠実で、素直に愛らしければ、なお宜しい。
…しかし今回のはどうだろうか?朝からとは、本来のメイドの仕事を
おろそかにしまっているのではないのかね。」
意地悪く言葉で香を虐め、自分を見ている由依にふと尋ねてみる。
「由依、どう思う。これは少し御仕置きをしてやらねばならんと私は思うのだが…。
お前があの挟まっているアレを抜いて、使用人の先輩として少し躾けてやりなさい」
由依の嫉妬心を知っての上の行動なのか、そう煽るように言う。
「どうするべきか…弱ったな。
香の姿も十分魅力的だから、お前がもたもたしていると…私が先に、コレで躾けてしまいそうだ」
指先でトントン、と自分の股間を指差して由依に囁く。
681 :
木村 香:04/02/26 01:19 ID:yXChayWO
>>679-680 >朝からとは、本来のメイドの仕事をおろそかにしまっているのではないのかね。
主人の言葉がサックリと突き刺さる。どうやら他のことは考えてなかったらしい。
>お前があの挟まっているアレを抜いて
「……えっ?! 由依…さんが?!」
以前、彼女には酷い目に合わされた(正確には自分が悪いのだが)ため、思わず一歩退く。
「……あっ!」
今まで直立不動で耐えていたため、動かした足に力が入らず、その場に尻餅をつく。
>>680-681 「……木村、さん」
こういう話は聞いたことがあるものの現場で見たのは初めてである。
(本当にあんなことする人がいるのね…)
やや興奮した頭で妙なところで感心していた所、主人からとんでもない一言が。
>〜お前があの挟まっているアレを抜いて、使用人の先輩として少し躾けてやりなさい
「えっ、ええっ? 私がですか…?」
お仕置きをする事は当然と思いつつも、自分が躾けるのはあまり気が進まない。
が、主人が「コレで躾ける」等と言うと、ようやく決心がついた。
「御主人様、あの………いえ、何でもありません」
(しっかり躾けたら、私を抱いてください………なんて、やっぱり言えない)
ある意味積極的な香が羨ましいとすら思うが、それはそれ、これはこれ。
「木村さん。あなたという人は…随分いけないメイドですね」
尻餅をついている香の手前に膝をつくと、ぐしょぐしょの秘所で蠢いている玩具をぐりぐりと押し付ける。
「あなたの行動一つで、当家の名声に傷が付きかねないと言うのに…お仕置きですね」
キッと鋭い目つきをすると、厳しい「執事」の顔になって、まずは香が逃げられないように床に身体を押し付ける。
その上で、既に用を成さなくなったショーツを引き摺り下ろした。
>>681>>682 >足に力が入らず、その場に尻餅をつく
くくっと笑い、香の姿を見て言葉をかける。
「おやおや。どうしたんだ、そんなに怖がる事はない。…ただの指導なのだからな。
まあ、他に何か感情が篭ってはいそうな気もするが。
由依相手にそんなに怯えることもないだろうに」
楽しそうに眺め、2人の感情をより煽る為に、食事を口に運びながら急に優しく微笑んだりする。
「うん…?うまいな。その格好も実に可愛らしいが、料理が出来るとは
香はいい花嫁になれそうだ」
食事をしつつ、2人の様子を見てニヤニヤと笑う。
(ふむ。たまにはこんな余興も、仕事の息抜きにはよさそうだ)
「…どれ。躾ついでに、どちらがより私を想ってくれているか見させて貰おうじゃないか」
684 :
木村 香:04/02/26 01:39 ID:yXChayWO
>>682 >ぐしょぐしょの秘所で蠢いている玩具をぐりぐりと押し付ける。
「あっ! …由依さ…ああっ! ダメっ!」
身をよじって逃げようとするが、由依の手がそれを許さない。
>既に用を成さなくなったショーツを引き摺り下ろした。
先程押し込まれたため、中途半端にローターが埋まった秘裂が、鈍い音を立てつつ露出する。
スイッチが弱に入っているため、飛び出るようなことはなかったらしい。
「由依さん……! 御主人様ぁっ!」
二人に助けを求めるが、その表情を見る限り望みは受け入れられないっぽい。
>>683 >どちらがより私を想ってくれているか見させて貰おうじゃないか
「……どういう……ことですか?」
>>683-684 「あなたがいけないんですよ…。こんな方法で御主人様を誘惑しようだなんて…」
自分が淫靡さを滲ませる下着を着けて主人と仕事をした事があるのは棚上げしているらしい。
そのままローターで香を責めようとするが、主人の言葉の「花嫁」という単語に過敏な反応を示す。
(こんな子が…花嫁?)
めらめらと燃え上がる嫉妬心に加えて、
>…どれ。躾ついでに、どちらがより私を想ってくれているか見させて貰おうじゃないか
という主人の言葉に目の色が変わる。
「そうらしいですよ木村さん。…まあ、あなたのような非常識で淫らなメイドには何を言っても…」
言いながら、香の上半身の衣服をはだけさせて乳房を露出させる。
「胸の先だってこんなに硬くして。お客様がいらっしゃった時もそうしていたんでしょう?」
少し痛みを与えるほどに乳首を摘まみ、一方でローターを秘所から後ろの穴へと移動させる。
「変態みたいなメイドには、こっちの方がお仕置きにいいかもしれないですよね…?」
窄まったそこを、スイッチを強めにしたローターで弄る。
686 :
椿 杏樹:04/02/26 01:51 ID:gNrPEtIe
深夜の施錠当番・見回り中。
「あら〜?…あ。やだ、これってもしかして…」
廊下に何か落ちているのを拾い上げ、淫具と気付き恥ずかしげにスイッチを入れてみる。
しばし無言で眺めていたが…
(……。一度やってみたかったんだけど、誰も見てないし今のうち…)
「…えいっ」
つい興味本位で、震える玩具を肩に押し当て、うっとりとした顔つきになる。
「ふにゃー…気持ちいい〜…」
687 :
木村 香:04/02/26 01:57 ID:yXChayWO
>>685 >少し痛みを与えるほどに乳首を摘まみ
「痛い……! 痛っ、由依さん、やめ――!」
言い終えぬうちに、思いもゆらぬところにローターが押し当てられる。
>方でローターを秘所から後ろの穴へと移動させる。
さすがにこれは予想外というか想定外というか非常識な、というのが香の感想。
「ぇっ……?! ちょっと、そんなところ……やぁっ! やめてっ!」
後ろの穴を弄られる未知の刺激に、必死になって由依の手をどけさせようとするが、
散々焦らされて力が抜けているのもあって、由依の動きを少々妨げる程度でしかない。
>>687 「……やめて? お仕置きなんですから、気持ちいい事だけすればいいと言うものでもないでしょう?」
愛液の絡んだローターをぐいぐいと菊穴に押し付け、挿入でもさせるかのようにして動かす。
「それとも、あなたは御主人様の前で、しかも同じ女性に…初めてここを弄られて、感じてしまう変態さんなの?」
主人の言葉の影響もあるのだろうが、完全に目が据わってしまっていた。
そのまま香の抵抗をはね退けつつ、不意に彼女の陰核を弄る。
「……これで感じてしまうようなら、木村さんは御主人様を慕っていてこんな事をしたと言うより、ただの変態だったといわれても仕方ないですね」
口調も随分手厳しい。
689 :
木村 香:04/02/26 02:11 ID:yXChayWO
>>688 「やだ、そんなの……入らない……入れないで!」
押し付けられるローターを、お尻に力を入れてなんとか防ぐ。
>…初めてここを弄られて、感じてしまう変態さんなの?
「違うっ! 感じてな…ぁぅっ! …違う、そんなのない…ああっ!」
必死に否定するも、秘裂からは愛液がどんどん溢れ、後ろの穴をも濡らしていく。
>ただの変態だったといわれても仕方ないですね
「違う違う違うっ! あたしは御主人――ぁあああああっ!!」
まるで否定の言葉を遮られるかのように敏感な豆を刺激され、一瞬目の前が真っ白になる。
どうやら、軽く達してしまったらしい。
>>689 「こんなにいやらしい汁をたらして。木村さんはやっぱり感じてるじゃないですか」
そんな事を言いながら責めていると、香はどうやら軽く達してしまったようだ。
「あ……」
ちらっと主人の方を見てから、ぐったりとしている香に声をかける。
「…お仕置きでイってしまったんですか? 仕方ないですね…」
そう言うと、乱れていた香の上半身を正してやる。
「今回の事は、御主人様もお怒りになられていないようですから不問とします。次からは二度とこんな事をしてはいけませんよ?」
じっと香を睨むと、口調だけは出来るだけ穏やかにそう言う。
691 :
木村 香:04/02/26 02:27 ID:yXChayWO
>>690 「はぁ…はぁ…ぁっ…! …ぅぅ……」
絶頂の余韻から舞い戻り、身を起こしてくれている由依を見ると、いきなり睨まれる。
「(……なんか、嫌に敵視されてるような気がする……)」
>次からは二度とこんな事をしてはいけませんよ?
「……はい、わかりました……御主人様、申し訳有りませんでした……」
素直に謝罪の言葉を述べるが――
「じゃあ、今度からは仕事に影響が出ない程度に、御主人様がお好きな事をさせていただきますね」
根本的には懲りていないらしい。
加えて、絶頂後の気だるそうな笑顔を主人に向けているのも、別の意味で取れそうな勢いである。
>>691 とりあえず、手をハンカチで拭きつつ彼女の謝罪の言葉を聞く。
これで問題無しと思っていた所で─
>じゃあ、今度からは仕事に影響が出ない程度に、御主人様がお好きな事をさせていただきますね
「!!!!!」
ばっと振り向くが、香の表情からしてさほど懲りていないのだと読み取れる。
「……木村…さん。あなたと言う人は」
額に手をやると、無言で彼女を抱え上げてずるずると部屋の外へ引っ張っていく。
その後何やら二言三言彼女に告げた後、改めて主人の部屋へ。
「ご迷惑をおかけしました、御主人様。これも私達執事の仕事がなっていな……んんーっ!?」
頭を下げていた所、いきなり主人に唇を奪われる。そして、さらに何やら耳元での囁き。
「んぁっ…そんな事無いですよ…由依はただ、御主人様の為に執事としての職分を…はぁっ、全うして…んっ」
妬心があった事を指摘されながら、ご褒美と称した主人の愛撫に理性が溶けていってしまうのだった。
693 :
木村 香:04/02/26 02:43 ID:yXChayWO
>>692 「……えっ? ちょっ、ちょっと……!」
なにやら抗議をしている間にも、由依に部屋の外へとつれていかれ、さらに小言を受けてしまう。
「……何よ〜。仕事に支障がないならいいじゃないのよ。まったく……」
ぶつくさと文句を言いつつ、それでも素直に自室へと帰っていく。
結局未だに、由依が主人を思っていることには気付いていないらしい。
乾燥機に入れていた大量のタオルを取り出し、丁寧にたたんでいる。
「あったかい……それにいい匂い〜」
たたみ終えたタオルに頬擦りすると、鼻歌を歌いながらたたんでいく。
私室でジグゾーパズルを組み立てている。
「ええと……あ、これですわ」
まだ三分の一くらいしか出来上がっていないのだが。
全てたたみ終えると、専用の棚にしまっていく。
「……入らない……」
あと一枚が入らず、押し込むように入れていく。
とりあえずは外枠を完全に組み終えた状態で
内側のピースを探している。
「……まあ一晩で終わらせるものでもないのでしょうけれど」
無理矢理押し込んで入れたため、かなりぎゅうぎゅうになっている。
「……これって、すごく取りにくいよね……」
心配になり、タオルの何枚かを慎重に取り出す。
「どうしようかな……あ、そうだ!」
そして、おもむろに取り出したタオルを洗濯前の物を入れる籠に入れてしまう。
「こうしたら、もっと綺麗になるんじゃない? 一石二鳥の良いアイディア〜♪」
右上の辺りを重点的に埋めると、一息ついて伸びをする。
「ん〜〜……っ」
そして傍らのティーポットからカップに紅茶を注いで口をつける。
訳のわからないアイディアに満足すると、スキップしながらその場を離れる。
その時、ばったりとメイド長と鉢合わせする。
「あ! えっと……こんばんは」
そう言って頭を下げるも、メイド長は何も答えない。
「あの……? え、何で洗ったばかりのタオルをまた洗うのか……?
ああ、あれは……って、見てたんですか??」
その後、メイド長から厳しいお叱りを受ける羽目になる。
701 :
木村 香:04/02/26 23:16 ID:yXChayWO
怒った顔をしつつ、明日の仕込みの真っ最中。
「……まったく、事あるごとにちくちくとぉ……!」
どうやら、由依あたりにまた何か言われたらしい。
702 :
椿 杏樹:04/02/26 23:34 ID:+CWyi47B
鏡の前で髪を結ったりしている。
私室から、名無しの主人へ電話をかけている。
「私だが、少々話したい事があるのだが……今から伺っても良いかね?」
時折聞こえてくる女性の嬌声と、途切れ途切れになる主人の返事に
やれやれと軽くため息をつく。
「……主人が何をしようと勝手だが、取りあえず、今は私の話にも集中してくれないかね」
組み立てたパズルを壊さないように、
上から小さなテーブルクロスをかけると
飲み終わったカップとポットをトレイに乗せて部屋を出る。
705 :
木村 香:04/02/26 23:48 ID:yXChayWO
「……あれ? 昆布昆布……あー、どこいっちゃったんだろう……」
ごっちゃになっている調理台で、材料を探している様子。
完成した食事はそこそこでも、過程には大きな問題があるらしい。
街で悠斗を子分のように一日連れまわした挙句疲れたのか、ベンチでクレープを食べている。
「ん、おいしい。さすが凛香の子分だけあるわねー、気がきくじゃない」
何か根本的に勘違いをしている。
707 :
木村 香:04/02/26 23:54 ID:yXChayWO
厨房でカップとポットを洗って水を切っている。
709 :
木村 香:04/02/26 23:59 ID:yXChayWO
「……ふぅ、やっと終わった……」
準備と後片付けをようやく終えたらしい。
>>708 「ねぇ、瑞葉…さん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……いい?」
一瞬、『ちゃん』付けて呼ぼうとしたが、何となくさん付けにしてみる。
「さって。腹ごしらえしたところで、今日も行こうじゃないのお屋敷に。うふふ」
腕組みをして意地悪く笑いつつ、悠斗に荷物を持たせて屋敷へと向かう。
「凛のやつ、買い物くらい自分でしなさいよねぇー よいしょっと」
窓から凛香の部屋に入り、頼まれていた紙袋を渡すと部屋を出る。
「折角だし…ちょっとお屋敷の中歩いてみるわ、私。いい?鍵開けといてよね」
>>709 「はい?」
側で後片付けをしていた香の方に向き直る。
「私に答えられることでしたら、いいですけれど」
首を傾げて応答する。
712 :
木村 香:04/02/27 00:06 ID:BUhEebPF
>>711 こちらも手を拭き終えて、瑞葉に向かい直る。
「えっと……瑞葉さんって、ここに来て長いのよね?」
確認するように、まずはそう聞く。さん付けでタメ口だと、どこか妙な気がするが。
「ねぇ、御主人様って、どういう女の子が好みだか、知ってる?」
無論、瑞葉と主人の関係など知る由も無く、そんな事を訊ねる。
ある種適当とも言える主人の了解を得て、車を呼び出し名無しの主人の屋敷へ向かう。
そして、車の中で何枚かの書類に目を通し、にやりと口元に笑みを浮かべる。
数分後、屋敷に到着すると、読んでいた書類を鞄にしまって屋敷の玄関へ向かう。
呼び鈴を押そうか迷うが、今夜は素直?に呼び鈴を押す事にする。
>>712 >ここに来て長いのよね?
「ん……長いことは長いですけれど、あまり参考になるようなことは……」
自嘲の笑みを浮かべつつ言葉を濁す。
香の口調はあまり気にならないらしい。
>主人様って、どういう女の子が〜
「! ……え、ええと……おじ様は、特定の好みがあるタイプではなくて、
割と、その……何ていうんでしょう? そう、手広いっていいますの?」
動揺を隠そうとして真剣に質問の答えを探すが、
それが主人に失礼なものにならないようにしようと思うと、尚更困ってしまう。
715 :
木村 香:04/02/27 00:15 ID:BUhEebPF
>>714 瑞葉の答え、挙動、その全てにハテナマークが浮かぶ。
「……何もそんなに動揺しなくても……
そうかぁ……手広い……う〜ん、好みがはっきりしてないとどうしたら――」
そこまで考えが進んでようやく、致命的な単語に気がつく。
「…………おじ様?」
>>713 ちょうど玄関あたりをウロついていると、呼び鈴が鳴ったので足を止める。
(私が出てもいいの?ま、どーせお客様にはわかんないわよね)
軽い気持ちでドアを開ける。
「こんばんは。いらっしゃいませ、何か御用でしょうか?」
猫を被ったように穏やかな口調と笑顔で伯爵を迎え入れる。
顔を見上げてまだよく確認いないせいか、相手が誰か把握していないので
いたって普通の応対である。
が。
「…!」
伯爵の顔を見た瞬間、目をぱちくりさせて驚く。
>>715 >好みがはっきりしてないとどうしたら
「で、ですからね、おじ様の要求をきちんと満たして差し上げればきっと……」
顔を赤らめながら、それでも必死に答える。
と、香が“おじ様”という単語に反応する。
「あ……まだ、言ってませんでしたっけ?
私、おじ様の……つまりこのお屋敷の御主人様の姪、なんです」
718 :
木村 香:04/02/27 00:26 ID:BUhEebPF
>>717 瑞葉の説明を聞き、それが頭の中を駆け巡り、やがてピーン!と答えが出る。
「ああ、あれね! あの、花嫁修業とかそういうので、ここで働きながら勉強を……」
香的にはそういう結論に達したらしい。
>おじ様の要求をきちんと満たして差し上げればきっと
「要求……って言われても、まだそういうのあまり無いし……」
というか、こういう屋敷での生活自体未経験なので、どういう事を指すのかいまいちわからない。
「……ねぇ、どういうことをお願いされるの?」
>>716 応対に出た梓紗を良く見ず、鞄の中の書類を確認し始める。
「済まないが、主人に取り次いでくれないかね。約束はしてあるので
すぐに来ていただけるはずだが……私ははくしゃ……」
名乗る直前に梓紗の顔を見て、しばし無表情・無言で梓紗を見つめる。
「……宜しく。それでは客室に案内していただけるかな?」
結局自分の身元は明かさず、小さな笑みを浮かべると屋敷の中へ入り、扉を閉める。
>>718 >花嫁修業とかそういうので〜
「え? いえ、そういうわけでは……」
慌てて誤解を解こうとするが、かえって何と言っていいものか
迷っているうちに次の質問が。
>どういうことをお願いされるの?
「そ、それは……ですから、夜のこと、ですわ。
お口で……とか、この服を着て……とか……あと、自分から……」
それ以上は言えない、とばかりに真っ赤になって俯いてしまう。
721 :
木村 香:04/02/27 00:35 ID:BUhEebPF
>>720 「……えっちな事……なんですね……」
心のどこかでは、仕事関係の手伝いとかそういう物を想像していたが、いやらしいことと言われても納得できてしまう。
そのまま、またしばらく一人で考え込んでいたが、やがて真剣な目で瑞葉を見やる。
「……ちょっと、協力してもらえる?
その……あたしに、御主人様が言うように、いろいろ……して欲しいんだけど……」
さすがに恥ずかしくなり、小声でそう言うと、思わず周囲を見回してしまう。
>>721 「協力って……ですけど……」
だが、自分も最初はそんなことを考えたことを思い出すと、無下には出来ない。
「……分かりましたわ。じゃあ最初は……自分で“して”みせるんです。
自分だけじゃなくて、見ている人も愉しめるように」
戸惑いながらも結局指示を出してしまう。
>>719 (この人…!『御主人様』?よね…ううん、でもここには本物がいるんだった筈だし…。
一体誰なのよ)
訝しげな顔をしつつ、伯爵を適当に見つけた客室へと案内する。
「…承知いたしました。こちらにどうぞ。」
「はい、はい。わかりました、失礼しますね」
客室に入ると、主人に電話をするフリをして繋がっていない内線電話を切る。
そして伯爵の横に立ち、顔をちらっと見つめて尋ねてみる。
「あの…私、気になる事があったんですけれど。どこかで私とお会いしませんでしたか?
以前。このお屋敷で『御主人様』として」
もしかしたら不審者かと思い、少々緊張したような声で言う。
実際は冷静に考えると、むしろ自分の方が勝手に侵入している不審者であるのだが
それには全く気付いていない。
724 :
木村 香:04/02/27 00:42 ID:BUhEebPF
>>722 まさかあっさり受け入れられるとは思っておらず、逆に一瞬躊躇ってしまうが、自分で言ったことである。
「……はい、御主人さ――」
言いかけて、ここが厨房だと言うことに気がつき、スカートを上げかけた手を止める。
「えっ、あっ、その……瑞葉さん、他の場所でやらない……?」
赤い顔で苦笑いしつつ、そう提案する。
>>724 >他の場所でやらない……?
「あっ……そ、そうですわよね、ごめんなさい」
自分が随分と焦っていたことに気づく。
「じゃあ……どうしましょう? 他の方に見られないところ……
地下室……はまだ早いでしょうし、私か香さんのお部屋で?」
うっかり地下室のことを口に出してしまう。
726 :
木村 香:04/02/27 00:48 ID:BUhEebPF
>>725 「……地下室?」
一瞬、勉強のつもりで買ったえっちな本の内容が頭を過ぎるが、まさかそれは無いだろうと思ってしまう。
「地下室があるならそっちのほうが……ほら、声とか漏れにくそうだし」
勝手にそう決めると、瑞葉をせかして地下室へと向かう。
>>723 客室に案内される間も終始無言。
ソファに腰を下ろし、鞄から書類を取り出すと、それを見る振りをしながら
梓紗の様子を目を細めつつ窺う。
そして、自分に近付いてくる梓紗を無視するように書類に目を向ける。
「……どうだったかな。私は君が誰なのか、名前すら知らないが」
白々しくそう言い放つと、視線だけ梓紗に向ける。
「取りあえず、主人がいらっしゃるまで私の相手でもしていただこうか。
何をすれば良いのか……こちらの屋敷のメイドなら分かるな?」
そう言うと、怪しげに笑みを浮かべて書類をテーブルの上に置き、梓紗を手招く。
>>726 「え? ちょ、ちょっと、香さん!?」
地下室の方へと時に押され、時に引っ張られていってしまう。
「……ここ、ですけれど……ね、香さん。やっぱりやめません?」
地下室の薄暗い電灯を灯すと、浮かび上がった数々の責め具を
チラリと見やって香に問う。
729 :
木村 香:04/02/27 00:56 ID:BUhEebPF
>>728 「うっ……!」
いつぞや絵で見たそのままの光景をリアルで目の当たりにし、一瞬怯む。が――
「……ここで……その、されることもあるのよね……?」
怖い気がするが、度胸があるのか、はたまた主人への思いゆえか、自ら中へと入っていく。
「えっと……あたしは、どうすればいいの?」
>>729 >ここで……その、されることも〜
「ええ。でも今日はそんな風にしなくても……」
しかし香はここでするつもりになっているらしく、
困惑しながらもそこに残ることになってしまう。
>あたしは、どうすればいいの?
「そうですわね……まずは、さっき言ったように御自分で……きゃっ?」
と、足下の鎖に躓いて転びそうになる。
「あ、危なかったですわ……」
手枷や足枷に繋がる鎖を、香の目に入らないようにしようと片付けていく。
>>727 >私は君が誰なのか、名前すら知らないが
自分をあしらうようなその台詞に、思わずカッときたのか
「ウソ!そんな事あるわけないわ?だって貴方、私が前に忍び込んだ時に――」
立ったまま、ついいつもの調子で偉そうに腰に手を当てたポーズをし、
伯爵に向かって言う言葉は小生意気な口調になってしまう。
「!…じゃなかった、やばっ」
慌てて気付き「ご、ごめんなさい」としおらしく謝るが、そのフォローもいまいち苦しい。
>何をすれば良いのか……こちらの屋敷のメイドなら〜
不審な人物だと少し警戒しているものの、その言葉に少し鼓動が早まる。
(どうすればよいのか、って。知ってるけど…だからあんた誰なのよ)
疑問に思って心の中はイライラしているが、体は導かれるように素直に伯爵の元へ近づく。
「知ってます…、『御奉仕』でしょう?」
跪き伯爵の足に縋り付くように手を伸ばし、ほんのり頬を赤く染めて小さく呟く。
732 :
木村 香:04/02/27 01:08 ID:BUhEebPF
>>730 「瑞葉さん、それ……」
瑞葉の持つ鎖に枷が付いているのを目ざとく見つけ、声をかける。
頭の中にあった、絵の中の女性が自分の姿になるのを一瞬想像するが、慌てて振り払う。
「そういうの、付けたほうが…御主人様は喜んでくれるのかしら……?」
ふと、そんな事を漠然と聞いてみて、思わず視線が合う。
「そ、そりゃあたしだって恥ずかしいけど、でも、でも……
あたし……研修期間終わったら、ここ出ないといけないから……そういうのには、早く慣れたほうが……」
自分に言い訳するように、視線をさ迷わせながらそう言う。
>>732 >そういうの、付けたほうが〜
「それは……でも、やめた方がいいですわ。
これ、長い時間つけてると、段々擦り剥けて痛くなって……」
監禁されていた時のことも思い出してしまったのか、顔色が悪くなる。
しかし納得する様子のない香に、つい譲歩案を出してしまう。
「それなら、鎖に繋がらないこれをつけてする、というのでは?」
小道具の中から首輪を取り出して示す。
734 :
木村 香:04/02/27 01:16 ID:BUhEebPF
>>733 暗がりでも瑞葉の顔の変化が読み取れたのか、慌てて謝る。
「あっ、ごめんなさい! ……なんか、変なこと思い出させちゃったみたい……」
>小道具の中から首輪を取り出して示す。
「……うん、わかった」
瑞葉から首輪を受け取ると、それを自分の首に回す。首筋にひやりとした感触が走る。
「じゃあ……自分でするんだったよね……」
そう言ってその場に座り込むと、自分の胸元に手を持ってくる。
>>731 「ほう、忍び込んだ……玄関から堂々と入って来れない事情でもあったのかね?」
小さく笑うと、自分の目の前で跪く梓紗の顎をくいっと持ち上げる。
「君が何故、そのような格好でこの屋敷にいるのか……『御奉仕』をする前に
その事を話していただこうか。場合によっては、住居不法侵入の不審者として
君を警察に突き出すことになるが」
梓紗の目を見つめながらそんな脅迫めいた事を言うと、さっと梓紗から手を離す。
「……となると、君からすれば私が不審者、という事になるのか……。
どうやら、君は私がこの屋敷の主人だと思い込んでいる様子。
しかし、この屋敷のメイドであれば、それは違うと分かるはず」
そう言って含み笑い、梓紗の顔を覗き込む。
「君がこちらの屋敷のメイドなのだと言い張るのであれば、その証拠でも
見せていただけるとこちらも納得するのだが?」
>>734 「そう……最初は服の上から……それで、少しずつ脱いでいくんですわ」
顔を香から背けながらも、チラチラと視線を送りながら指示を出す。
「自分が気持ちよくなるのは勿論ですけれど、
おじ様……御主人様や、お客様にも愉しんでいただけないといけませんから」
「あとは、自分が今どんな感じか言って差し上げると、悦んで下さるかも……」
737 :
木村 香:04/02/27 01:27 ID:BUhEebPF
>>736 しばらく服を介して胸を触っていたが、指示通り、少しずつ服を肌蹴ていく。
完全には脱がないほうがエッチっぽいかな? などと思い、前を大きく開いただけだが。
>自分が今どんな感じか言って差し上げると、悦んで下さるかも……
「自分で……んっ……」
ブラをずらし、胸を直接触りながら、
「ぁっ…んっ、胸を……柔らかい胸を、揉むと……その、気持ちいいです……
んんっ……なんか、蕩けるみたいで……あっ! …もう、乳首が…経ってきてます…」
どうにも表現に困るが、なんとか形容詞を見つけていき、口から出す。
>>737 「……っ!」
香の告白を聞くうちに、ゾクゾクとするよく分からない感情が
自分の中で頭をもたげるのを感じる。
(ダメっ、こうなるといつも……)
しかし意志に反して言葉が口をついて出てしまう。
「そうですの? もう乳首が立つなんて……ちょっと確かめてみましょう」
香の前にしゃがみこむと、乳首を摘んで強く引っ張る。
「なるほど……いやらしいくらいに硬くなってますわね」
香の顔を覗き込んで微笑んで見せる。
それは今までとは雰囲気が全く異なる淫靡な笑みなのだが。
>>735 「事情はあるけど…そんなの、簡単には言えません。
でも、私はここに来なくちゃいけないというか、様子が気になる人がいるの。
だけど詳しい事は、今ここで貴方には言えないわ」
脅迫するような言葉にも負けじと、高飛車な口調で返す。
「当たり前でしょう?貴方が何者かわからないんだもの、なら私も何者か、なんて言えるわけがないの」
特徴的な、少し高めの声で言う。
「……困ったなぁ。もう聞かないで?難しい事は無しにしましょ。
御奉仕はここのメイドに負けないくらい、熱心にさせていただきますから…くすっ」
苦笑しながらも端々にお嬢様っぽい様子が隠せないまま、
甘えるように伯爵の足に頬を摺り寄せる。
「そうだ…。……御主人様ではないのなら、貴方のことは、なんてお呼びしたら宜しいんですか?」
上目遣いで見つめて、にこりと微笑む。
740 :
木村 香:04/02/27 01:38 ID:BUhEebPF
>>738 「……えっ? 瑞葉さ……っあああぁっ!?」
今まで、恥ずかしがりつつも仕方なく、という感じだった瑞葉にの豹変に驚いている間に、彼女に乳首を摘まれる。
「やっ…いっ…痛ぃ……! ちょっと、やめ――!」
やめてもらおうと、慌てて瑞葉の顔を見ると、彼女とは別のゾクリとしたものが背中に走る。
「……瑞葉……さん…?」
その雰囲気に、床に座りながら思わず後ろに退る。
>>740 (香さん、もうやめて、逃げてっ!)
痛みを訴え、怯えた様子で後退る香を見て
心の中で自分も悲鳴をあげるが、
もう行動は思いのままにならない。
「そう、いい表情ですわ、香さん。
そういうお顔をしてみせると、皆さんお喜びになります。ただ……」
香のスカートをまくりあげ、ショーツを膝まで無理に下ろす。
「こうしてみせた方が、きっと効果も上がりますわよ?」
そう言いながら香の頬をペロリと舐める。
742 :
木村 香:04/02/27 01:49 ID:BUhEebPF
>>741 まるで別人のように――よく小説などで使われるが、よもや現実に体験するとは思っていなかった。
「ちょっと、瑞葉さん、やめてよ……ぁっ、ちょっとっ!」
香の抗議の声もむなしく、ショーツが膝まで脱がされ、頬を舐められる。
そこでさすがに身の危険を感じ、逃げ出す――が、中途半端に脱がされたショーツのおかげで、すっ転ぶ。
「……ぅきゃっ?!」
慌てて身を起こしてようやく、枷などが壁に付けられた、部屋の隅にいることに気付く。
>>739 「気になる人物……」
梓紗の身元は知っているので、当然その人物も思い当たる……が、表情には出さず
客人に対して失礼と言わんばかりの口調の梓紗に、思わず失笑する。
「そうかね……まぁ、いい。君が何者であろうと、主人も全て承知のはず……。
あまりこそこそと動き回っていると、さすがの主人も放っておかないだろうから
気を付けておきたまえ」
そして、大胆に自分に擦り寄る梓紗の頭を撫でる。
「こちらがあれこれ指示をしても、君は素直に動きそうにないな。
どうやらメイドの真似事を楽しんでいるようだが、メイドになりきれていない。
……だが、奉仕云々については、十分に理解しているようだ……」
言いながら、ゆっくりと自分の両足を開いていく。
「それでは、こちらのメイドに負けないくらいの『御奉仕』をやってみたまえ。
私の事は好きに呼んでくれて構わない。『御主人様』でも、何でも」
>>742 「あら、逃げてはいけませんわ。もっとも、そういうのがお好きな方もいらっしゃいますけど」
部屋の隅に追い詰めた香の頬を両手で挟むと、
ゆっくりとした接吻をする。
「ん…………っ」
そしてチャラリと音を立てて鎖を手に取ると、
香の首輪にそれをつなげてしまう。
「でも、自分からして欲しいって仰いましたのに、今度は勝手に
逃げ出そうとする悪いメイドさんには、確かに教育が必要ですわよね」
さらに小道具箱の中からローターを取り出すと、見せ付けるようにして震わせ、
僅かに焦らした後で、思い切り秘所に押し付ける。
745 :
木村 香:04/02/27 01:59 ID:BUhEebPF
>>744 「んんっ! ……んっ……」
瑞葉に口付けられ、大人しく……というより、観念したかのように応じる。
なんと言うか……もう彼女からは逃げられない、というような感じすら受ける。
>自分からして欲しいって仰いましたのに
「た、確かに言ったけど…! でもなんか、その…!」
よもや、『あなたが怖い』などとは言えるわけも無く、言いよどむ。
>僅かに焦らした後で、思い切り秘所に押し付ける。
「ちょっ、それ……やっ、あっ、ああああっ!!」
声と同時に大きく体を震わせると、反射的に瑞葉の手を押さえつける。
>>745 「ふふ、気持ちがいいんですのね?
自分で動かしてみたい? でもダメですわ」
そのまま震えるローターで秘所の入り口を弄ると
さらに上へと動かして、秘豆の部分にテープで貼り付けてしまう。
「私たちメイドは、あくまで御主人様やお客様に愉しんでいただいて、
その上で気持ちよくしていただくんです。だから自分でするのは命令された時だけです」
やがて、香の様子を見計らってペニスバンドを取り出す。
「ちょっと失礼いたしますわ」
自分もショーツを脱ぎ捨ててそれを装着し、その長大な張型を見せ付ける。
「……これに御奉仕、出来ますわね?」
>>743 >どうやらメイドの真似事を楽しんでいるようだが
一瞬ムカっと来るが、その感情は顔には出さないで無邪気っぽい?笑みを浮かべる。
「はぁい。せいぜい本物に嫌われないように気をつけるわ?…『御主人様』、ふふっ」
自分の胸元のリボンをするっと外し、ゆっくりと焦らすように服を自分で肌蹴させる。
多少色気の無いデザインのブラのフロントホックを開け、乳房を露にする。
「…よーし、これで御奉仕しちゃおっと…。じゃーあー…」
伯爵のズボンに手をかけ、下ろしたジッパーの奥から逸物を取り出すと
まだ大きくなりきっていないそれを胸の谷間に挟ませる。
「ん…」
「いくら私が偽者メイドでも、これくらいなら簡単……。
んむ、ん、ちゅっ…んんっ…」
乳房に挟んだ逸物の先端を、口に含んでしゃぶり始める。
「…ね?…はむっ…。あ、んふぅ…っ、じゅるっ、ちゅっ」
下を這わせたりしているうちに、舌使いも激しくなり表情が段々うっとりとしてくる。
748 :
木村 香:04/02/27 02:12 ID:BUhEebPF
>>746 「そんな…あっ、んああっ! …瑞、葉、さ…ああんっ!」
ビクビクと腰が反応しているが、手を掴まれてはそれ以上何もできず、ただただ悶える。
>……これに御奉仕、出来ますわね?
「……ぅぅっ、あぅっ…は、はぃぃ……」
実経験は一度、その他は字や絵で見た程度だが、やらずに済むような雰囲気ではない。
敏感な部分で暴れるローターに反応しつつ、顔をモノへと近づけ、先のほうを遠慮がちにペロペロと舐める。
「んっ、あっ、あふぅ……ああっ、やぁっ……んっ、あふっ、んんっ……」
>>748 「そう……最初はそうやって舐めて、それから口に含むんですわ。
あとは頭を動かしながら舌を絡めて……」
張型への奉仕なので、直接快感が伝わるわけではないが、
それでも経験から的確な指導をしていく。
「そうそう……きっと気持ちよくなると皆さん、こういう風に
腰を動かしはじめますわ」
そして香の喉奥を突くようにピストン運動を始める。
750 :
木村 香:04/02/27 02:20 ID:BUhEebPF
>>749 「はひ……んっ…あぅっ、ああっ……あむ……」
作り物、という安心感も手伝ってか、割と順調にこなしていく。
だが、だんだんとローターからの刺激に耐えられなくなり、瑞葉の腰にしがみつく。
>こういう風に腰を動かしはじめますわ
「ふぐっ?! …んっ…んむぅっ! …んっ、んんんっ!」
喉の奥に突きこまれ、苦しさに喘ぎ、みるみるうちに涙がこぼれる。
だが下の刺激により、瑞葉にしがみつく手を緩めることもできず、懇願するような目を瑞葉に向ける。
>>747 調子に乗っている様子の梓紗を、品定めをするように眺めている。
「……認めたな、自分が偽者だと。ならばこちらも遠慮する必要はないな」
そう言うと、逸物を口に含む梓紗の頭をぐいっと強く押して、喉奥に先端が
当たるよう突き入れる。
「そんな甘いやり方では、いつまで経っても終わらない。呼吸をしている暇など
ない……息を止めて、しっかりとくわえたまえ」
にやりと笑うと、逸物を挟むため乳房を押さえている梓紗の手を払いのけて
自分の両手で梓紗の乳房を逸物に挟ませる。
乳房に指が食い込むが、それに構わず、乳首を指で挟むように揉みしだく。
「どうした、もっと早く頭を動かしたまえ。ただ舐めているだけではだめだ。
この屋敷のメイドであれば、技巧はもっと上だが……やはり偽物らしく
そこまでの技は持ち得ていないのかね?」
>>750 上目遣いに見上げられて、ゾクリとした感覚が身体の内側を突き上がってくる。
(普段、御奉仕させていただいている間……瀬名様も、おじ様も、こんな風に?)
既に香を辱めることへの罪悪感は消えて、この状況を愉しみ始めている。
「……そろそろ我慢できなくなってきたのではなくて?
でしたら……思いっきりいやらしく、おねだりして誘うんですわ。さ、早く」
高慢な態度でそう言うと、香の口から張型を引き抜く。
753 :
木村 香:04/02/27 02:30 ID:BUhEebPF
>>752 「んはぁっ、はぁ、あぅっ…はぁ、はぁ……」
ようやく張型が抜かれ、時折喘ぎ声を交えつつ、呼吸を整える。
「お願い……もう、我慢できないの……瑞葉さん…気持ちよくして……」
いやらしく、というところまで頭が回らないのか、足を閉じた体勢のまま、そう言う。
>>753 「香さん、私は“いやらしく”と命令したはずですわね?」
冷ややかな視線で香を見下ろすと、強い口調で言い放つ。
「それとも、命令通りに出来ないんですの? それなら……」
と、側の枷付きの鎖を取り上げ、香をそれに繋いでしまう。
「ちょうどさっきは興味がありそうでしたし、これで……いいですわね」
鎖を引っ張って脚を開かせ、僅かに吊り下げる形にしてしまう。
「これで気持ちよくなれますわよ? よかったですわね、香さん……っ!」
そして膝立ちの姿勢で、勢いよく張型を突き入れていく。
755 :
木村 香:04/02/27 02:39 ID:BUhEebPF
>>754 逃げるなり何なり、抵抗したいのは山々だが、全身に力が入らない。
そのまま、強引に足を開かれてしまう。
「そんな、こんな格好で……やっ、怖…ぁああああぁぁぁっ!」
散々焦らされたところで、突然串刺しにされるかのような感覚が走りぬけ、一瞬意識が飛ぶ。
「あっ……はっ、あぅ……」
すぐに意識が回復し、瑞葉を見ると、何故か嬉しそうな顔をされる。
>>755 「もう……イってしまわれましたの?
いけませんわ、香さん。御奉仕の時には、御許可がいただけるまで
イったりしないのが嗜みです。もしもそれを破ったりしたら……」
香の腰をつかんで、大きく何度も突き上げていく。
「こんな風に、とってもキツいくらい、お仕置きされてしまうんですから。
……それとも香さんは、このくらいの方がいいですかしら?」
言いながら指を結合部に這わせ、ローターを指圧するようにして揺らす。
「そうだって認めるなら、もう何度イっても構いませんわよ?」
>>751 「…ん、んぅ…っ!!」
ぐっと突然、喉の奥まで差し込まれて息苦しさを覚える。
慌てて口を引き抜こうとし、一旦逸物から口を離す。
「ぷあっ、やだ、くるし…ぃっ、あふ、んんっ…」
乱暴に扱われて言葉でも詰られ、これが凛香なら涙でも浮かべるところなのだろうが
(……でも…嫌いじゃない。ううん、むしろもっと…虐めてほしい)
頬を恥ずかしそうに赤らめて、乳房を揉まれるのに反応しながら必死に
頭を前後させ、肉棒をしゃぶる。
「んぷっ、んっんっ……!」
伯爵の突き放すような言葉に悲しげな表情なども一切見せず、却って嬉しそうな顔をして
目の前の腰に手を回し、一心不乱に、しがみつくような体勢で深く逸物を咥え込む。
>どうした、もっと早く頭を〜
叱られるのが快感らしく、まるで褒められたかのように嬉しげにしている。
(どうしよ、すっごい…いい…。お願い、もっと梓紗を叱って…?偽者の御主人様…)
「はい…。あっ、でももう、いっぱいビクビクして…ます…」
逸物の震える様子を口内で感じて戸惑ったように呟く。
758 :
木村 香:04/02/27 02:47 ID:BUhEebPF
>>756 「ひぐ……ああっ、奥まで…あぅっ、あああっ!」
いくら入れられているのが作り物とは言え、送られてくる刺激は本物である。
子宮口まで届く激しい突き入れに、呻きを含んだ大きな喘ぎ声を上げる。
「わかった…わかった! わかりましたからっ!
だから…ああんっ! やぁっ、あっ…きゃあああぁぁぁっ!」
瑞葉の言葉に同意するわけではないが、ローター越しに秘豆を押しつぶされ、再び達してしまう。
>>758 「あらあら、許可を出した側からもうイってしまったんですの?」
ビクン、と腰を小さく震わせて余韻を愉しんだ後、張型を引き抜き、
ローターも取ってしまう。
「これじゃあもう、今夜は何を教えても覚えられそうにありませんわね。
それなら……せめてこれをつけて一夜を過ごしてもらいましょうかしら」
ペニスバンドを外して小道具箱に放り込むと、今度は極太のバイブを手にとり、
一息にそれで香を貫くと、容赦なくスイッチを入れる。
「あとは拘束具でこうすれば……もうとれませんわね。
明日の朝になったら、事情を説明しておじ様にお頼みすれば
きっと外していただけますわ」
バイブのあたりを指でトントンと突付きながら言う。
>>757 次第に嬉々としてくる梓紗に、内心嘲笑する。
梓紗の本性を悟りつつ、犬のように舐めしゃぶられる逸物が十分に反応している事に
自嘲し、梓紗のそれに応えるよう、少しずつ自分から腰を動かして喉奥に突き立てていく。
「……偽者らしく、頑張った『御褒美』だ」
そして、喉奥に突き立てたまま大量の白濁液を放出し、途中で逸物を口から引き抜いて
残りの白濁を梓紗の顔面に吐き出す。
「これが君の満足する『御褒美』になったかどうか、私には分かりかねるが」
言いながら、逸物の先端を梓紗の頬に擦り付け、笑みを浮かべて梓紗の表情を窺う。
「どうやら主人も『御奉仕』の最中のようだ……。仕方がない、それまで君の
拙い『御奉仕』をやっていただくとしよう。当然、君になら出来るな?」
761 :
木村 香:04/02/27 02:58 ID:BUhEebPF
>>759 激しかった責めから開放され、息は荒げ、絶頂後だからか意識も薄い。
そのため、瑞葉の言葉が耳を通り抜けていたが、秘所に何かが押し付けられ、ようやく正気に戻る。
「……えっ、何?! …なっ、ぐぅっ…こんな、大きい……っ!」
バイブの太さによる圧迫感から、苦しげな声を出すが、早くもバイブが動き出す。
>明日の朝になったら、事情を説明しておじ様にお頼みすればきっと外していただけますわ
「嘘……ぐぅぅっ、ヤだ、何これっ!? 嘘でしょ瑞葉さん! やめて、これ取ってよ!」
お腹の中を掻き混ぜられるかのような感覚に、錯乱気味に瑞葉に懇願する。
>>761 「ダメですわ。だって香さんが私に頼んだんですもの。
御奉仕の時のことを教えて欲しい。それも地下室で、って。
それを今更イヤだと言われても、それは通りませんわ」
事務的に香を鎖や首輪から解放しながら、冷たい声で言う。
「さ、これでもう今夜は終わりですわ。
私ももう部屋へ戻りますから、香さんもご自由に」
淫靡な笑みを浮かべて軽く香の唇を奪うと、そのまま地下室を出て行ってしまう。
763 :
木村 香:04/02/27 03:09 ID:BUhEebPF
>>762 何とか自力で取り外そうと努力してみるが、バイブの動きをさらに複雑にするだけになってしまう。
「それは……! でも…くぅっ…こんな…こんなの頼んでなぃっ!」
その場に蹲りながら、必要以上の声でそう答える。
>私ももう部屋へ戻りますから、香さんもご自由に
「そんな…待って! んっ、ああぅ…待って、お願いっ! これ…取ってっ! うっ…お願いだからぁっ!」
足に力が入らず、地下室を出て行く瑞葉の背中に、涙声でお願いする。
>>763 高揚した気分のままで、香を置き去りに地下室を後にして私室へ戻ってくる。
「…………」
無言で椅子に腰を下ろして息を整えるうちに、
手が先ほどのパズルにかけた布に触れる。
「……私……」
その下からのぞいたパズルの図柄を見るうちに、だんだんと冷静さが戻ってくる。
「なんてこと……なんてことを……っ」
ガタガタと震えだし、今すぐにでも香を助けにいかねばならないと思うが、
自分への恐怖を抑えるのに精一杯で、ベッドにもぐりこんでしまう。
「どうして? なんで私、あんな風に……っ!」
そのまま、嗚咽を漏らしながら震えるうちに、疲れ果てて眠りに堕ちていくのだった。
>>760 「え、ごほうび……?んうっ……、んんっ!!」
喉の奥に流し込まれる白濁を受け止め、口内に出されたものを
唇の端から零しながらも飲み干す。
「んく……こくっ。…はぁ…。…?いや、んっ」
続けて顔に浴びせられる残りの精液に驚き戸惑うが、逸物が頬に擦りつけられると
途端に今までの態度が一変、可愛らしくもじもじとし始める。
「御主人様ったら。やだぁーもう…」
(結局何者かわかんないけど……)
>それまで君の拙い『御奉仕』をやっていただくとしよう
伯爵が次に何を求めているのかをこちらも悟ると、白濁を袖で軽くふき取り
身を乗り出して伯爵にキスをする。
「…ん、ちゅっ。拙かったら、いっぱい叱って?御主人様ぁ……」
(こんな姿、死んでも凛香や奏には見せられないけど…)
(……やっぱ本物より、私にはこっちのほうがいいかも。うふ)
体を密着させぎゅっと抱きつき、膝の上に乗た状態で、伯爵を自分から視線や言葉で誘う。
766 :
木村 香:04/02/27 03:22 ID:BUhEebPF
しばらくして――
「あぅぅっ…やぁっ、掻き混ぜないでぇ……くっ、あっ、うぅ……」
息も絶え絶えに、バイブの動きに翻弄され続ける。
一度は自室に帰ろうかとも思ったが、とても歩けないし、こんな格好を誰かに見られたくも無い。
幸い、地下室には簡易ベッドもあるし、一晩くらいなら……などと思ったのだが……
「……っ! やだ……だめっ! もう来ないでっ!
止めて、誰かっ! 助けてっ! やめ…やっ、あっ…くぁっ……あふっ……」
ビクッ、と体を震わせ、またしてもベッドに顔を埋める。また達してしまったらしい。
「(朝まで……そんなぁ………ぁっ!)」
「やだ…もう止まって、もうイけないからっ! イけないのっ! やぁっ!!」
>>765 メイドに悪戯をしているとはいえ、あまりに遅い主人にようやく事のからくりに気付き始める。
(なるほど……この娘……梓紗、と言ったか。姉と同様、訳のわからない事をする)
懐いたように抱きつき、口付ける梓紗の顔をじっと見据えると、ふっと笑みをこぼす。
「やれやれ、困った偽者だ。例え叱ったとしても、君にはそれが罰にはならないようだ。
それならば……」
そう言うと、自分の膝に乗ったことで両足を開く形となっている梓紗の秘部に
片手を差し入れて弄り出す。
「ふふ……君は偽者であり、変態か。ここがすっかり濡れているようだが、そんなに
私が欲しかったのかね? 主人よりも、私が気に入ったのかね」
そして、梓紗の腰をこちらに引き寄せて彼女のうなじに唇を落とすと、最後まで
挿入はせず、指だけで梓紗を責め続ける。
「顔にかかったものを舐め取らず、袖でふき取った罰だ。もっと努力しないと
私は手に入らない……初めて会った時の事は、無論例外だ」
厨房で、クッキーの生地を練っている。
「今日こそは絶対、ぜ〜〜ったい、猫の形にしてやるんだから!」
『新種の珍獣クッキー』呼ばわりされたのを、今でも根に持っているので
かなり真剣な目付き。
「…何? どうしたのボーセ、まとわりつかないでよ」
お屋敷の備品管理の帳簿を付けている。
何故かまとわりついてくるボーセを、適当にあしらいながら仕事を続けるが
忙しさの余りに、ボーセの昼ご飯をあげ忘れた事に気づいていない。
「うーん、なんか最近つかいっぱにされまくりな気がする」
どうやら今日も梓紗の買い物に付き合わされたようだ。
771 :
桜庭 奏:04/02/27 23:23 ID:gobZxPrd
お風呂からあがり、喉が渇いたのでお風呂セットを抱えたまま厨房へ向かう。
「ふぁ〜……」
最近朝型に切り替えているからか、この時間になるともう既に眠い様子。
大きな口を開けてあくびをし、慌てて思い出したように口を手で押さえ、
辺りを見回す。
昨夜からの自己嫌悪がまだ続いており、とぼとぼと廊下を歩いている。
昨日の梓紗の企み?によって、前日から屋敷に宿泊している。
充てられた部屋で、持ってきていた書類のチェックをしている。
「……未だに主人には会えずまま、か。全く……」
少々呆れた様子で深いため息をつく。
ふと、カップの中身が無くなっている事に気付き、メイドを呼ぶための呼び鈴を鳴らす。
「私がするんですか執事様?」
大広間にて執事から何かを頼まれている。
「え?いえ、私は結構です、あははは……」
「侯爵様、バナナワニってどんなワニですの?」
侯爵と共にベッドに横たわり、雑誌を読みながらそんな疑問を口にしている。
777 :
桜庭 奏:04/02/27 23:44 ID:gobZxPrd
なんとなく休憩室に足が向かい、ソファに腰かけてテーブルに並ぶ
お菓子を眺める。
「なんか増えてる。……誰かが貰ったバレンタインの残りだったりして。」
今まで弟二人の余りをおすそ分けしてもらっていた立場だったためすぐに
そういう方向に頭は回るものの、さすがに自分の弟が他のメイドに確かめた後
ここに置いているとまでは分からないらしい。
結局一日忙しくて、直接香に謝ることができなかったため、
お詫びの手紙を入れた封筒を、彼女の部屋の扉に挟む。
「ごめんなさい、香さん……」
そしてそのまま部屋の前で長く頭を下げている。
客室からの呼び鈴に気づき、急いで向かう。
「あ、帳簿どこかに置かないと…どうしようかしら」
迷った挙げ句、ボーセにくわえさせて持っていかせる事にした。
「…これで良し、と」
廊下の向こうに走っていく姿を見送り、一人で客室の扉をノックして声をかける。
「お待たせしました。何かご用でしょうか?」
>>777 「どうしよっかなぁ〜、やっぱ素直に従った方がいいよね、うん」
ある物を手に持ち屋敷の中を徘徊している。
休憩室の前を通った時、目標の人物が目に入り歩を止め
部屋へと入って行く。
「か〜なさん♪ちょっといいかな〜?」
物をポケットにしまい、奏に近づく。
>>779 ノックの音がして、扉の方へ振り返る。
「済まないが、コーヒーを持ってきてくれたまえ」
用件のみ伝えると、再び机に向かう。
「……近頃、メイドの入れ替わりが早いな。この屋敷は……」
聞き覚えの無い声に、そう呟く。
782 :
椿 杏樹:04/02/27 23:56 ID:phYfyzlX
小腹がすいたのでこっそりとホットサンドを作っている。
783 :
桜庭 奏:04/02/27 23:57 ID:gobZxPrd
>>780 ソファにもたれながら、マガジンラックから雑誌を取り出して眠気覚ましに
眺めていると、凛香に声をかけられる。
「あ、凛ちゃん。こんばんはー。もうお仕事はおしまい?」
そういえば凛香と二人きりで話すのも久々な気がして表情が緩み、無防備に微笑む。
凛香が何かをポケットにしまったことには気付いていない。
「そういえば伯爵が来ているんだったか……
まあいい、もう遅いし、どうせまた泊まっていくんだろう」
一日外回りだったせいで顔をあわせてはいないらしい。
「しかし腹が減ったな……」
呼び鈴を鳴らしてメイドを呼んでみる。
>>781 <「済まないが、コーヒーを持ってきてくれたまえ」
「…はい、かしこまりました。」
慣れた様子で用件のみ伝えてくるお客に返答するが、ちょっと困った事を思い出してもう一度声をかける。
「すいません、申し上げにくい事なのですが…」
さっきの帳簿を付けていた時に、コーヒー豆が切れていたのを思い出し、それを告げる。
「お客様にお出しした銘柄は切れております。代わりの銘柄で良ければご用意しますが…」
>>783 「本当はおしまいだったけど、さっき執事様に頼まれちゃったんだ〜」
そう笑顔で答えるが、部屋を見渡したりどこか挙動不審気味である。
「う〜ん、やっぱりここでするのは駄目かな
ねぇ奏さん、ちょっと違う部屋行かない?ここじゃちょっと危ないから」
奏の手を握ると、休憩室から近くの空部屋へと移動する。
いったい何がどう危ないのか……。
「ここなら大丈夫かな?」
787 :
椿 杏樹:04/02/28 00:07 ID:GY/elhSF
>>784 「焼けたっ」
また熱中して大量に作っている最中、主人の呼び鈴が聞こえたので
適当に皿に乗せて紅茶と共に持っていく事にする。
「御主人様、お呼びですか〜?」
カートに乗せたままドアを開け、中を笑顔で覗く。
ホットサンドを持ってきているせいか、ほんのりチーズやバターの匂いが。
「お食事、勝手に持ってきちゃいました。宜しかったら食べていただけたらなって思って」
恥ずかしげに頬に手を当てる。
>>785 再び書類のチェックに集中しようとした矢先、冬果に声を掛けられて眉を寄せる。
「……もう結構だ」
冷たくそう言うと、書類を机に置いて椅子ごと冬果に向き直る。
「切らしている、とはどういう事だ。勤務を怠っているとしか思えないが」
肝心の主人と会う事も叶わず、余計に苛立ちが募り、厳しい表情で冬果を睨み付ける。
789 :
桜庭 奏:04/02/28 00:12 ID:dLGDEoxe
>>786 >「本当はおしまいだったけど、さっき執事様に頼まれちゃったんだ〜」
「そうなんだ。お疲れ様〜。私に出来ることなら手伝うよ?」
開いていた雑誌を閉じて、大きく伸びをする。
が、少し理解できないセリフと挙動不審な凛香に頭の中が『?』でいっぱいに。
とりあえず連れられるまま空き部屋へと移動する。
「?? 凛ちゃん、何するの?執事様に頼まれたお仕事なんでしょう?」
>>787 「おう、ちょうどよかった。偉いぞ〜」
相好を崩して杏樹の頭を撫でる。
「早速いただくよ……うむ、旨い」
本当においしそうにホットサンドを頬張る。
>>789 「鍵を掛けてっと、これでよし!」
くるりと奏の方を向き、ポケットからある物を取り出す。
「ちゃらららーん、カミソリ〜」
某青狸ロボ風にカミソリ取り出すと、奏の目の前に持ってくる。
「頼まれたのはコレ、って事で奏さん脱いで♪」
何がなにやらわからない、と言った奏の様子を無視するようにさらっと言う。
>>788 <「切らしている、とはどういう事だ。勤務を怠っているとしか思えないが」
「…申し訳御座いません、私どもの手落ちです。」
鋭く睨まれ、最近忙しかった事への言い訳がいくつも浮かぶが、それらを口に出来る相手でも無く
深々と頭を下げて許しを請う。
ともかく、テーブルの上を片づけようと、カップを下げながら更に謝り続けた。
「お怒りごもっともで御座います…重ね重ね失礼を承知で申し上げますが。
代替品のご用意は今すぐにでもさせて頂きます。何とぞお許しくださるようお願いします。」
>>792 謝罪しながらカップを片付ける冬果に、ますます怒りが増してくる。
「……言ったはずだ。もう結構だ、と……っ」
冬果が手に持ったカップを手の甲で払いのけ、床に落とす。
絨毯が敷かれていたため、割れる事はなかったが、鈍い音がしてカップにヒビが
入ってしまう。
「さ、客人が怒り狂っている。君ならどう対応するのかね……?」
転がるカップを尻目に、腕を組んで冬果の様子を窺う。
794 :
桜庭 奏:04/02/28 00:29 ID:dLGDEoxe
>>791 なんとなく興味津々な様子でポケットから取り出されるのを待つが、
その正体を見た途端更に分からなくなる。
普通の仕事だとまだ勘違いしているようだったが、次の凛香のセリフで
それは間違いだったと気付く。
「えっ?脱ぐの?」
ふと『執事』、『カミソリ』の言葉からクリスマスのことを連想してしまい、
少し不安になる。
「仕事……なんだよね?」
しばらく戸惑っていたが、とりあえずカーディガンを脱ぎその下のメイド服も
脱いで下着姿になる。
795 :
椿 杏樹:04/02/28 00:30 ID:GY/elhSF
>>790 「きゃ。あ、あの御主人様…。…ありがとうございます〜」
頭を久々に撫でられたので少し赤面して戸惑う。
(うれしい)
「おいしいですか?うふふっ」
主人の顔を幸せそうに眺めつつ、ソファに座って
その場に脱ぎっぱなしにされていた服などを軽く畳んだりし始める。
「…御主人様、最近は由依さんとかと仲良しだから。なんだか2人っきりも久々な気がします」
俯いて、多少緊張しているのか途切れ途切れに言うと、
ここぞとばかりに日頃の世間話などをし始める。
「昨日ね、髪型を変えてみたんです。こんな風に」と髪を瑞葉のような結び方にしてみたり、
「あとね、ピアノの調律師さんが来てくれて、全部調律してもらっちゃいました」と
なんでもない事ばかりなのだが、そう主人に話しかけたりする。
「あ。…ごめんなさい、ついなんか…。うれしくて。いっぱい喋りすぎちゃった、みたい…」
ふと我に返り声を小さくする。
>>795 >最近は由依さんとかと仲良しだから〜
「……すまんな」
苦笑いしながら杏樹の世間話を聞いてやる。
>いっぱい喋りすぎちゃった、みたい…
「いや、いいさ。もっと杏樹の声が聞きたいな」
どこまで本気なのか、甘い声で囁くと杏樹を軽く抱きしめる。
「そうだ……紅茶を、呑ませてくれないか?」
杏樹に口うつしで呑ませてくれるように頼む。
>>794 奏が脱ぐのを尻目に、執事から手渡された道具を取り出す。
「〜〜♪」
これからする事への期待なのか、鼻歌混じりである。
>とりあえずカーディガンを脱ぎその下のメイド服も
「じゃあ、ちょっとベッドに座ってもらえるかなぁ?」
奏を座らせると、いきなりショーツに手を掛け脱がしてしまう。
「ちょっと冷たいかもだけど我慢してね〜」
シェービングクリームを取り出すと、奏の生え揃った陰毛に塗りつける。
>>793 <「……言ったはずだ。もう結構だ、と……っ」
「…あっ」
手にしたカップを払い落とされ、小さく声を上げてしまう。
<「さ、客人が怒り狂っている。君ならどう対応するのかね……?」
「…………」
自分では初めて見るお客なので、どこまで対応して良いものか戸惑って返答につまる。
やがて覚悟を決めたように、お盆をテーブルに乗せる。
「…先程から大変失礼しました。」
少し緊張しているのか、声がかすれそうになるのを何とか堪えながら
「失礼続きではありますが、このような場でどうすればお客様のお怒りが収まるのか、経験の浅い私では思いつきません
もし宜しければ、未熟な私にお教え下さらないでしょうか?」
そう言って、客人の前で一礼する。
799 :
椿 杏樹:04/02/28 00:52 ID:GY/elhSF
>>796 >……すまんな
「!そんな、気になさらないでください。ほら!私も私で、御主人様がお忙しい間
由依さんや飯塚さんと遊んでもらったりしてますし。結構仲良しなんです」
にっこりと答えていると
「あっ……。」
きっと主人は軽い気持ちで抱き寄せているのだろうと理解しているが、
とりあえずそれだけでも嬉しいので、素直に身を任せる。
>そうだ……紅茶を〜
「紅茶、ですか?はぁい。……こく…」
カップの紅茶を一口、口に含もうとするが途中で手が滑り、カップを落として割ってしまう。
「!! んー」
拍子に紅茶もごくんと飲んでしまう。
800 :
桜庭 奏:04/02/28 00:53 ID:dLGDEoxe
>>797 あまりよくない予感に緊張を高めながら、言われるとおりにベッドに腰かける。
が、いきなりショーツを下ろされ、腰を引き気味にしようとするがそのままクリームを
塗りつけられはじめる。
「……!!凛ちゃん、ちょっとっ……」
慌てて凛香から数歩離れる。
「頼まれたのってもしかして……」
さっきの嫌な予感は外れていなかったようなので、表情を引きつらせてしまう。
「あの……その、逃げちゃダメかな、私。」
後退しつつ、先程脱いだ制服を手にとる。
以前剃られてしまったとき、かなり恥ずかしい思いをしたのが忘れられない。
(落ち着くまで時間がかかったのに、もう一度なんて絶対イヤっ)
>>798 腕を組んだまま、頭を下げる冬果をじっと見据える。
「謝罪の基本くらい、経験の浅い君でも察する事は出来るだろう。
……言葉にしないと分からないのかね? 取りあえず、ここに跪いて
今やったように頭を下げてみてはどうかね」
椅子に腰を下ろしたまま、自分の目の前の床に指を指し、ゆっくりとそう言う。
「それだけでは面白くないな。ここの屋敷らしく、着ている服を全て脱いでから
やってみてはどうかね? 少しは私の気分も、晴れるやも知れない」
そう言うと、怪しげににやりを笑みを浮かべる。
>>800 「なんかね、執事様が奏さんは定期的に剃らないと駄目だ!
みたいな事を言っててさぁ〜」
奏の心配も何処吹く風、マイペースにクリームを塗っている。
>「あの……その、逃げちゃダメかな、私。」
逃げようとする奏を捕まえると、再びベッドに腰掛けさせる。
「ごめんね奏さん、逃げられちゃったら私がつるつるにさせられるんだ」
『もし失敗をすれば星野さんが変わりに……あ、いやいや』と言った執事の顔が思い浮かぶ。
「だからごめんね」
仕方無しと言う割には、楽しそうなのだが気にしない。
>>799 「……おやおや。折角のお願いだったのだが」
ニヤリと笑うと杏樹の背を壁に押し付ける。
「久しぶりついでに、これはお仕置きかな?」
髪の毛を掻きあげて杏樹の顔を覗き込む。
「そうだな、まず下着を脱いでもらおう」
>>801 <「それだけでは面白くないな。ここの屋敷らしく、着ている服を全て脱いでから
「…分かりました。それでお気が済むのでしたら…」
客人の言葉に躊躇いながら同意するものの、気恥ずかしくて服をなかなか脱ぎ始められない。
笑みを浮かべてこちらを見つめてくる客人の視線に耐えながら
エプロンドレスを外して、傍らに置き
袖のボタンや胸元のボタンを外して、ワンピースを脱ぐ頃にはすっかり顔も赤く染まっていた。
「…これで宜しいでしょうか?」
下着姿になった所で、胸元を隠したくなるのを押さえながら、何とか声を振り絞って尋ねる。
805 :
椿 杏樹:04/02/28 01:10 ID:GY/elhSF
>>803 「ご、ごめんなさい…!すぐお片付けし…」
少し萎縮した様子で、主人に謝る。
>まず下着を脱いでもらおう
「…え?あ、は、はい……。」
零れた紅茶やカップはそのままに、目を伏せながらスカートに手を差し入れ
指ですうっとショーツのみを膝あたりまでゆっくり下ろす。
806 :
桜庭 奏:04/02/28 01:17 ID:dLGDEoxe
>>802 「……執事様がそんなことを?」
再び凛香に強制的にベッドに座らされ、今度こそ逃げられないと思い
泣きたい気分になってくる。
>「ごめんね奏さん、逃げられちゃったら私がつるつるにさせられるんだ」
どこか自分勝手にも聞こえるこのセリフを聞いて、少しもやもやした気持ちに
なってしまう。
(どうせなら凛ちゃんも剃られてしまえばいいのに。)
涙目で凛香を見つめる。
少しそう思ってしまいながらも、言葉には出せず、いつかの剃毛の緊張感が舞い戻ってくる。
「……」
>>805 目に見えて萎縮した杏樹を、安心させるように軽くキスする。
「大丈夫、痛いことをしたりはしないさ」
スカートの裾を杏樹に持たせて秘所が露になるようにさせる。
「さ、そのままショーツをこちらに渡しなさい。あとブラジャーもだな」
胸のボタンをさっさと外し始めながら命令する。
やがて、杏樹が命令の通りにし終わると、上下の下着をポケットに納めて、
胸と恥部を外気に晒すその姿を満足げに見やる。
「さて……では屋敷内の散歩に行こうか」
有無を言わせずその手を引いて、杏樹を廊下へ連れ出す。
>>804 「いちいち君の質問に答えなくてはいけないのかね……自分で考えたまえ」
羞恥に身を震わせ赤くなっている冬果を眺めつつ、厳しい口調で言う。
「……まさか、昨日から雇用された訳ではないだろう?
ある程度は、こちらの屋敷の暗黙くらい、理解しているはず。違うかね?」
暗黙について詳しくは話さず、笑みを浮かべたまま冬果の表情を見つめる。
「それとも、もっと分かりやすく説明しろ、と? まさか客人にそこまでさせるつもりはないだろう。
君も一応、主人に気に入られて雇われた、優秀なメイドなのだろうし」
どこか主人を馬鹿にしたように言って、くすくすと笑う。
809 :
椿 杏樹:04/02/28 01:29 ID:GY/elhSF
>>807 「…ん、ほんとう…?」
甘えるような声で首を傾げ、スカートの端っこを掴む。
下着を渡せという主人の命令に、服の中へ手を突っ込み、もぞもぞとブラだけを外し主人に渡す。
「はい。(これだけ…?あれ、どうするのかなあ)」
>さて……では屋敷内の散歩に行こうか
「!えっ、あ…あのっ…」
乳房が露になっていたりする状態で散歩と言われ、声がどもってしまう。
主人が手を引いたおかげでスカートはどうにか元に戻ったのだが、
どうにも下半身がスースーする状態であり、足元が落ち着かない。
「う…。はい、御主人様のお散歩ご一緒します〜…」
それでも慕っている主人の命令なので、素直にいう事をきく。
(胸…恥ずかしい)
空いた手でさっと乳房を隠し、廊下に出る。
>>806 (うぅー……)
涙目の奏に見つめられ、かなり罪悪感が沸いてくる。
「じゃ、じゃあいくよ〜」
ピタッとカミソリの刃を奏の肌に密着させ、すっと動かす。
しょりしょりという音とともに、今まで毛で覆われていた皮膚が姿を現す。
(うわー、うわー)
初めての体験に自然と胸が高鳴ってしまう。
>>809 「杏樹、スカートの裾が長くて歩きにくくないか?
ちょうど手が一つ空いているのだし、持ち上げて歩いてもいいんだぞ」
あくまで杏樹の自由意志に任せるような口ぶりだが、
何を要求しているのかは一目瞭然である。
「どこへ行こうかな……まだ厨房に行ったら明日の朝の下ごしらえを
しているものがいるか……それとも客室に方がいいか?」
これまた杏樹に選ばせるように問う。
>>808 <「それとも、もっと分かりやすく説明しろ、と? まさか客人にそこまでさせるつもりはないだろう。
「…わ、分かりました。ご丁寧な説明ありがとう御座います!」
主人の名前を出され、少しカチンと来たのか、押さえたものの怒気を込もった返答になってしまう。
だが、聞いた感じでは相当にこの屋敷の事に詳しそうな相手に、少々畏怖のようなものも覚えている。
その思いに後押しされ、恥じらいながらもゆっくりと下着を脱いでいくしかなかった。
「…少々お見苦しい物を見せますが…ご容赦願います…」
最後にショーツに手を掛けながら、そう言って手を下ろす。
初対面の人間に全身を見られる羞恥に身を焦がしながら、敢えて手を後ろに組んで客人の前に跪いた。
「…お客様には大変失礼しました。…どうか、どうかこれでお許しください」
そう言って、赤らんだ顔を深く下げる。
813 :
椿 杏樹:04/02/28 01:43 ID:GY/elhSF
>>811 乳房も隠さなくてはいけないのに、スカートを持ち上げるようにほのめかされ
困ってしまう。
(え、えーと…えーと〜……)
思い切ってスカートの裾を少しだけ上げ、乳房を隠していた腕に挟むようにさせる。
(これくらいなら、そんなに…。ちらって見える程度だし、大丈夫かも)
「……。御主人様、これで…いい、ですか?」
段々と声が羞恥でか細くなってくる。
>まだ厨房に行ったら明日の朝の〜
「出来れば私、あんまり他の人がいないところのほうが…その…。
客室、客室がいいです御主人様」
無人であろう客室を選び、主人に伝える。
(うう、廊下に誰も通りませんように〜。お願いみんな早く寝てっ)
自分勝手な事を願ったりする。
>>813 (むう、大分頑張るものだな)
どうしても乳房や秘所を隠そうとする(当然なのだが)杏樹の様子に
一瞬眉をひそめるものの、逆にその恥じらう姿もいいか、と思いなおす。
>客室、客室がいいです御主人様
「分かった、可愛い杏樹のお願いだ。そうしよう」
ニコニコと微笑みながら、なるべくゆっくりと客室へ向かう。
「さて、と……」
客室に入ると、再び杏樹を抱き寄せる。
「ここまでよく我慢したな。今度は御褒美だ……何がしたい?」
答えを誘導するように、まっすぐ杏樹の瞳を見つめて問いかける。
815 :
桜庭 奏:04/02/28 01:50 ID:dLGDEoxe
>>810 「……っ」
秘部を刃がすべって剃られていくのと同時に、いつかと同じように身体の一部が
疼き始めてしまう。
(やだ……凛ちゃんの前なのに……。)
小さく溜息を付きながら、それを眺める。
ホントは逃げ出したいところだが、自分も傷つくかもしれないのを思い出し
仕方なく大人しくしている。
>>812 緩慢な動作で下着を脱いでいく冬果の姿に、愉悦を覚えてくる。
「……遅い。時間を掛けすぎだ」
ようやく脱ぎ終え、全裸になって自分の目の前に膝をつく冬果に
冷酷にそう告げると、下げている彼女の頭を床に擦り付けるよう、勢いよく上から押さえつける。
「下げ方も足りない。どうやら意味が分かっていないようだ……。
このように、床に額を落とし、心から許しを請うよう態度で示すのだ」
言いながら立ち上がり、頭を押し付けている力を込める。
「それでは……君はまだ新人のようだから、もう一度チャンスをさし上げよう」
すっと手を離し、ゆっくりと椅子に腰を下ろすと、薄笑いを浮かべながら足を組む。
>>815 剃り始める前は元気だったのだが、いざ始めると真剣な顔付きになる。
(なんか変な気分になってきたかも…)
この行為に興奮してしまったのか、こちらも身体の一部が疼き始め
もじもじと太ももをこすり合わせたりしている。
「……」
チラッと奏を見上げた時、バシッと目が合ってしまい思わず反らしてしまう。
と、同時に辺りを沈黙が包み二人の吐息と、剃毛の音が部屋中に響く。
818 :
椿 杏樹:04/02/28 02:06 ID:GY/elhSF
>>814 ちらちらと主人の表情を伺い、怒ってはいないか心配する。
(でも、見られて変な奴だって思われたら私…明日恥ずかしくてお仕事できない〜)
葛藤して苦笑する。
歩いて夜の冷たい空気が肌に当たるたびに、「んっ…」とかすかな声を漏らす。
そうこうしているうちにやっと客室へ辿り着き、ほっと胸を撫で下ろしていると
>今度は御褒美だ……何がしたい?
「……。」
しばしきょとんとした表情で考え、
「さっきは御主人様の言うとおりになかなか出来なかったから…。
いっぱい、えっちな事でも…なんでもします」
先ほどまで躊躇していたメイド服のスカートを今度は捲り上げ、
焦らすように裾を胸元まで持ってくる。
歩いているうちに濡れてしまっていたらしく、太股あたりまで愛液がつたって零れ落ちている。
それを照れながら主人に見せつけ、微笑んで一言だけ。
「だって。御主人様のなさりたいことが、私のしたいことですもの」
>>816 <「下げ方も足りない。どうやら意味が分かっていないようだ……。
「…く、!…も、申し訳…御座いません」
無理に頭を押し下げられ、その屈辱的なポーズに思わず歯噛みする。
執拗に手に力を加えられ、いけないと分かっていても、反抗してしまいそうになる心を抑えた。
(大分怒らせてしまったようね…)
他人事のように考えることで何とか冷静になろうと務める。
<「それでは……君はまだ新人のようだから、もう一度チャンスをさし上げよう」
「はい、ありがとうございます。」
弱まる手の力に安堵し、顔を上げると、客人の薄く微笑んだ顔が視界に入った。
「……」
こちらを値踏みするような視線に疼きを覚えながらも、床についた膝に頭を擦らんばかりに下げる。
「…申し訳…御座いませんでした…どうか、未熟な私をお許し下さい」
>>818 愛液が伝う杏樹の脚を見て、満足そうに頷く。
>御主人様のなさりたいことが、私のしたいことですもの
「なら、ここで、だな……」
杏樹の白い脚を片方抱え上げると、
その体を扉にもたれかけさせながら、取り出した勃起を挿入していく。
「どうだ、繋がってるのが分かるだろう……もっと声を聞かせて、
もっとえっちな杏樹の姿を見せておくれ」
最初はゆっくりと、そして徐々に激しく杏樹を求めていく。
821 :
桜庭 奏:04/02/28 02:15 ID:dLGDEoxe
>>817 「……んっ」
知らないうちに秘部からとろりと愛液が溢れるのを感じて思わず声が漏れ、真っ赤になる。
こちらも恥ずかしさのあまり凛香から顔を逸らし、何と言ってよいか分からず、再び沈黙が包む。
視線が落ち着かず、色んなところを眺めていると、凛香が太ももを擦り合わせている
ことに気付く。
沈黙に耐え切れず、そろそろ剃り終るのを見計らって声を掛ける。
「凛ちゃん、……もしかして、凛ちゃんも……剃ってほしいの?
さっきから、その……」
凛香の太ももの方へ視線を向けて目で示しながら、少し驚いた表情でそう問う。
(違う……よね。凛ちゃんも、されたくないって言ってたはずだし……)
まさか自分のを剃っているうちに変な気分になってきたとは思わず、思い切り
勘違いしているようである。
>>819 おもむろにすっと立ち上がり、床にひれ伏す冬果の周囲をゆっくりと歩く。
無言で彼女の言葉を聞き、真横に立つと、突然冬果の身体を足蹴にし床に転倒させる。
「……まぁ、良いだろう。『未熟』という言葉に逃げる君だ。
それだけの技量しか無いのだと思う事にしよう……」
嘲笑うようにそう言って、転倒した事で四肢を投げ出すような形になった
冬果の前に片膝をつく。
「それでは次だ。言葉での謝罪が終了したら、次は態度でそれを示していただこう。
ちょうど床に横たわっているのだから、そのままの姿勢で自慰でもいてみてはどうかね?」
晒された冬果の肉体を舐めるように見ながら、卑猥に笑みを浮かべる。
「出来ない、とは言わせない。どうしても出来ないと言うのであれば仕方が無い。
他のメイドを呼び付けるまでだ」
>>821 (濡れてる……感じてるのかな?)
剃るのを一旦止め、自分のスカートの中に手をいれる。
(うあ、やっぱり……)
手に纏わり付くぬるっとした感触と自分で触れた刺激にぴくんと身体が反応してしまう。
>「凛ちゃん、……もしかして
「!!!」
少しとはいえ、弄っている所を見られたと思い一気に赤面する。
「えっと、これはそのぉ………あ、ち、違うよそんなんじゃないて
もう、奏さんったら、あはははは……」
勢いで誤魔化し、残りを剃り始める。
824 :
桜庭 奏:04/02/28 02:40 ID:dLGDEoxe
>>823 「そう……?」
誤魔化す凛香を、じーっと見つめる。
(赤くなってるし……もしかして図星だったんじゃ……)
もはや凛香が剃られたいと思っているという考えから抜け出せなくなってきて
つい注意深く凛香を眺めてしまう。
一瞬自分の部分を剃っている手にまで視線が行きそうになるが、あまりにも
生々しくて慌てて逸らす。
(それに、やっぱり私だけ……なんて、不公平だよね。)
勝手に頭の中で自分の考えをまとめてしまうと、凛香が剃り終えたのを見計らって
凛香からカミソリを取り上げて押し倒す。
「凛ちゃん、遠慮しなくていいのよ。私も凛ちゃんにやってあげる。」
そう言って俊お得意の綺麗な笑顔を作るとにっこりと微笑む。
>>822 「…っあ」
突き飛ばされて床に転がされ、苦痛に声を上げる。
だが、そんな声も聞こえぬように客人は振る舞う。
<「それでは次だ。言葉での謝罪が終了したら、次は態度でそれを示していただこう。
「………」
許される気配もない客人の要求に、只黙って頷く事しかできなかった。
出来れば姿勢を整えたかったが、仕方なく客人にむき出しのお尻を向けたまま
そっと自分の割れ目に指を宛い、自慰を始める。
「………ん……んん…」
裸を視線に晒されたせいか、胸の高鳴りも激しく、自然と早い段階で体が開いていく。
秘所を見られるのを嫌がって、太股を擦り合わせて隠そうとするが、返って不自然な体勢になってしまい。
それが相手を楽しませていることに気づかなかった。
「…ん!……ふぅ…ん!…」
やがて、太股に垂れてくるほどの愛液が割れ目から溢れ出してくる。
>>824 「よいしょ……っと、あとは綺麗にしてっと……きゃっ!」
剃り終え後始末をしようと、無防備な所を奏に襲われ、簡単に倒れてしまう。
「ちょ、ちょっと奏さん!違うから!
ただちょっと変な気分になっただけで、その……えと……
と、とにかく違うったら違うのぉ!」
さすがに"興奮したから慰めていた"とは言えなかったようだ。
奏と凛香の体格差から考えれば簡単に押しのけれるはずなのだが
変な体勢で倒された為力が入らない。
>>825 冬果が自慰を続けるのを、楽しげに眺めている。
「ふふ……これに関しては十分に理解しているようだな」
秘裂から溢れ出る愛液を見てそう言うと、ふと、傍らに転がっている
先程のカップと、それに添えられていたティースプーンを見つける。
「これを使ってみたまえ」
それを拾い、冬果に差し出すとにやりと笑う。
「それをどう使うかは……分かるな? そもそもそれは、ミルクや砂糖を溶かし
かき混ぜるために使われる……」
言いながら、小刻みに震える冬果の腰から尻にかけてを撫で回し始める。
「少々気分が良くなってきた……が、君の奉仕の仕方が悪いのか、まだ物足りない。
さ、早くしたまえ。それとも、もっと厳しい命令を申し付けられたいかね」
そう言うと、撫でていた尻を一回、甲高い音を響かせて強く打つ。
828 :
桜庭 奏:04/02/28 03:05 ID:dLGDEoxe
>>826 慌てる凛香を、ただ照れているだけと思い込む。
「いいのよ、恥ずかしがらないで。ほら、私も凛ちゃんにされちゃったし。
私も、他に同じ人がいると思ったほうがまだ恥ずかしさも和らぐかなーなんて。」
そう言ってにっこり微笑むと、凛香のショーツに手を掛け、するすると下ろしていく。
秘部からショーツを離す時引いた糸を見て、自分の予想は外れてなかったと
勘違いしたまま得意げな気持ちになってしまう。
「凛ちゃん、やっぱりされてみたかったんじゃない。ほら」
脱がしたショーツを凛香に見せる。
数時間前でも既に眠かったのにこの時間まで起きているというのもあるのか、
いつもよりテンションが少し高く、普段ならしないようなことまでしてしまう。
洗面器のお湯でカミソリを洗い、先程されたように凛香の秘部にクリームを塗りつけていく。
「凛ちゃん、動かないでね。私こういうのはじめてだから……」
余すところなく塗り終えると、凛香の皮膚に傷を付けないように、そろそろとカミソリを動かし始める。
やられてばかりだったことを自分でしていることに、少し興奮してしまう。
(スゴイ、執事様も凛ちゃんもこんな気分だったのかな……)
>>827 <「それをどう使うかは……分かるな? そもそもそれは、ミルクや砂糖を溶かし
「…こ、これ…ですか……」
体中に走る快感を押さえながら、震える手で受け取る。
既に、アソコはとろけるような蜜を湛えて潤っていたが、冷たいスプーンの感触にちょっと躊躇してしまう。
<「少々気分が良くなってきた……が、君の奉仕の仕方が悪いのか、まだ物足りない。
だが、逡巡する間に露出したお尻を強く叩かれ、悲鳴を上げる。
「…っきゃ! わ、分かりました…」
そんなに痛くは無かったが、不意をつかれてびくっと体を揺らして反応してしまう。
そっとスプーンの先端をとろとろに蜜が溢れる秘所に宛う。
「…んん…あ、いやぁ…冷た………う…ふぅ…」
スプーンが冬果の無毛の秘所に飲み込まれていき、膣の壁を冷たい金属が擦る感触に喘ぐ。
「……ん…っく……」
本来なら、飲み物をかき混ぜるものを使って自分のアソコをかき混ぜる奇妙な感触に
一層、胸の鼓動が速まり、床に愛液の染みを広げていってしまう。
「…や、…気持ち…いい……んんっ…」
>>828 「だ、だからその恥ずかしいのとは違っ……」
抵抗の声も虚しく、簡単にショーツが剥ぎ取られてしまう。
>「凛ちゃん、やっぱりされてみたかったんじゃない。ほら」
「!!!」
いくら自分でもわかってたとは言え、愛液でぐしゃぐしゃになったショーツを見せられ
顔は赤く染まり、胸がドキドキして変な気持ちになってしまう。
「ひゃん、つめた……」
すっかり身体が敏感になってしまっているのか、少し触られただけでも反応してしまう。
そして、カミソリの刃が動くのを感じ取り身体を強張らせる。
「はぅ……やだやだぁ…」
恥ずかしさからか、顔を両手で覆い隠しいやいやをするように首を左右に振る。
>>829 迷いつつもスプーンを受け取り、挿入した冬果の秘部に視線を移す。
「きちんと入れているのかね。良く見えないようだ……」
尻を向けている方向に移動すると、秘肉を左右に開く。
「抉り方が足りない。もっと深く入れたまえ」
嬉々とそう言って、スプーンを持つ冬果の手を押さえ、
柄の先端を摘んで更に深く挿入させると最奥で回転させたり、かき出したりしてみる。
卑猥な水音を立てて、溢れる蜜がかき出され、糸を引く様を笑みを浮かべながら見つめる。
「こちらにも何か入れてさし上げたいところだが、スプーンはもう無いようだ。
仕方がないので指でも入れてさし上げよう……」
時折、ひくひくと動く尻穴に舌先を這わせると、中指をそこにゆっくりと埋めていく。
832 :
桜庭 奏:04/02/28 03:30 ID:dLGDEoxe
>>830 この状況にどこか酔った様子で、どんどん手を動かしてゆく。
が、恥らう凛香の様子を見て、以前の自分なら絶対こんなことできなかっただろうとふと考えてしまい、
今の自分とのギャップに気付いて真っ赤になる。
(私……何やってるんだろう。)
そうは思うものの、手の動きは止まらず。
(まあいいや、何事も経験だって言うし。)
やはり眠さのせいで思考回路がおかしいのか、そう開き直り、どこか機械的に手を動かしていく。
「……っと。出来た!出来たよ凛ちゃん。」
剃り終え、無事赤ん坊の秘部のようになった凛香のそこを見て満足げに微笑む。
>>831 「…やぁ!…広げないで……ください……そんなぁ…」
直接、客人の手で秘裂を割りさかれ、一気に恥辱に心を支配されて潤んだ瞳を向けて懇願する。
<「抉り方が足りない。もっと深く入れたまえ」
「…きゃああ!!…ひっ…ああ!……っ!」
そろそろと扱っていたスプーンの主導権を客人が握り、一気に最奥まで抉られ悲痛な声を絞り出す。
容赦の無い客人のスプーン使いに、弄ばれるアソコから更に大量の愛液が溢れかえり
幾重にも太股を伝って流れていく。
「…あ!……あっ!…か、掻きださないで…あ!…くだ…」
何度も何度もスプーンに膣壁を擦るように愛液を掻き出され、腰を上げて逃げようとするが
そんなもので逃れられるハズもなく、腰が浮き上がって四つんばいの姿勢になってしまう。
更に、後ろの穴にまで来る蹂躙の手に、ただ絨毯を掴握りしめ、額を擦りつけて堪えようとする。
「…もう…もう! お許しください…どうか…許してください…」
>>832 暴れれば小さな奏くらい吹っ飛ばせるだろうと、とんでもない考えが浮かんだものの
相手は刃物、下手したら怪我をしてしまうと思いジッとしている。
時折身体がぴくんと反応してしまうのだが、なんとか切れる事も無く剃られている。
>「……っと。出来た!出来たよ凛ちゃん。」
この言葉にゆっくりと身体を起こし、秘所に目をやると、見慣れない光景が飛び込んでくる。
「無い…………」
肩をがっくりと落とし項垂れるていると、嬉しそうな奏の顔が目に入り
その笑顔に対し、何とも言えない感情が沸々と沸いてくる。
「うぅぅぅぅぅー……私まで剃る事ないじゃんかー!」
半泣きの状態のまま、奏を押し倒し返し、ベッドに縛り付け
部屋のタンスや棚に隠してある淫具を手に不適な笑みを浮かべる。
>>833 「だめだ。これは客人である私の怒りを静めるための試練みたいなものだ。
これくらいの事に耐えなければ、この屋敷でメイドなど務まらないだろう?」
きっぱり言い切ると、浮き上がった冬果の腰を更に持ち上げるように
尻穴に入れた指を上へと引き上げる。
そして、抜き差しを繰り返し、その度に腸壁に爪をたてて擦り上げて
冬果の切なげな悲鳴を楽しむ。
「何度でも私に詫びるが良い。自分の非礼を心から詫びれば、言葉ではなくとも
君の肉体から、その気持ちは十分に伝わる……」
加虐心を満たしたような笑みで言いながら、挿入しているスプーンの動きと
尻穴を弄んでいる動きを早めていく。
「締まりがきつくなってきたようだ……果てるのであれば、どうぞご自由に」
そう言って、かき混ぜていたスプーンと指をすっと引き抜き、口元に怪しげに笑みを浮かべる。
「明日の朝、先程と同じ銘柄のコーヒーを用意してくれたまえ。
用意出来なかったら、次は君がどうなるか分からない……覚悟しておきたまえ」
836 :
桜庭 奏:04/02/28 04:04 ID:dLGDEoxe
>>834 半泣き状態の凛香に、今頃、少し申し訳ないような気持ちになる。
「……ご…ごめん、だって、凛ちゃんも剃られたいのかと……」
そこまで言いかけて、これは自分が勝手にそう思い込むことで罪悪感を感じないで済むように
していたに過ぎないことに気付く。
「ちょっ……凛ちゃん……!」
が、瞬く間に縛り付けられて困惑するうちに、先に剃られてしまったのは自分の方だと
いうことを思い出す。
「待ってよ、先に私の剃っちゃったのは凛ちゃんじゃない……!
同じ事をやっただけなんだからぁ…………」
今の状況に次第に目も覚めてきて、先程の自分の記憶を激しく封印したくなるが、
それよりもまずは今の危機から逃れようと縛られたままなんとか身体を捩らせる。
淫具を持つ凛香の笑みに、ごくりと唾を呑み、唇を噛む。
(うわぁ……、どうしよう……。)
逃げ場のない自分の姿を見て、再び凛香を見る。
>>836 「ふふふふふ………」
カチカチとスイッチを入れたり切ったりしながら奏に近づいていく。
顔は髪で覆われてる&下を向き気味なのでよく見えないが、異様な雰囲気を醸し出している。
>「待ってよ、先に私の剃っちゃったのは凛ちゃんじゃない……!
奏のこの反論に顔を上げる。
「私はいいの!だって執事様の命令だもん!
奏さんをつるつるにして来なさいって言われたんだもん!」
異様に得意気な表情なのは何故なのかと。
「だから、私と奏さんとじゃ状況が違うだもん!」
そう言うと、ガバッと奏に圧し掛かり、キスをしたり淫具を使ってみたり
"命令違反による反逆罪"と称し、朝の仕事までずっと奏を弄ぶ凛香であった。
838 :
桜庭 奏:04/02/28 04:27 ID:dLGDEoxe
>>837 (執事様……なんでそんな命令したのよう……っ)
ここにいない執事に心の中で文句を言う。
もちろん本人には文句など言えないのだが。
>ガバッと奏に圧し掛かり、キスをしたり淫具を〜
「いやぁ……凛ちゃん……っ」
先程の自分の行為を激しく後悔する。
涙目になりながら出来る範囲で身体を動かすも、逃れることは出来ず凛香の攻めを
朝まで受け続けてしまい、終わった途端つい仕事を忘れて凛香とともに居眠り
してしまうのだった。
>>835 何事か言われながら、嬲られているようだが、痛みと快楽のない交ぜになった責めに
体中を蹂躙され、殆ど耳に入っていなかった。
「…ひぐっ!…あ……やあ!…ひぃ…」
客人の指の動きに合わせて悲鳴を上げ、体をびくびくと震わせる。
全く抗うことも出来ずに、腰から先が別の生き物になったように動いてしまい、絶頂を迎えそうになったその時。
「……はっ…はぁ……んんーっ!?…」
ずるり、と指とスプーンが引き抜かれ、寸前まで登り詰めた火照った体だけが残される。
<「明日の朝、先程と同じ銘柄のコーヒーを用意してくれたまえ。
「……ああ…か、畏まりました……ふぅ…あ…」
荒い息をついて返答するが、お預けを喰らった犬のように、つい名残惜しげな視線を向けてしまう。
そんな内心を見透かしたかのように、見下した笑みを浮かべる客人。
しかし、あれほど蹂躙された後に早々動ける筈も無く、暫く全てを晒したままの格好で俯いて隠れるように泣く。
やがて、ゆっくりと身を起こし、メイド服に再度着替えると、蹌踉めく足取りで入口に向い
「…明日まで…に…ご用意させて頂きます」
そう言って外に出るが、そのまま正面の壁に体を預けるように倒れ、そこで自慰を初める。
(…やだ、どうしちゃったの私の…体……止まらない…んんー!…)
やがて、小さな声と共に廊下で果てる。
トレーニングルームでトレッドミルを使ってランニングしている。
「ほっ、ほっ、ほっ」
841 :
椿 杏樹:04/02/28 23:43 ID:jgACo7iI
特にやるべき仕事も終えてしまったので、ぼーっと座ってテレビを眺めている。
『お次は芸能の話題。今年も○○交響楽団の海外公演が…』
プチっとテレビを消し、立ち上がって軽くエプロンをはたく。
「今日ってお引越し…なのかなあ。でもその割には静かなような〜…?」
廊下を眺めつつ呟く。
珍しく自室で暇を潰している。
自分の古いアルバムをめくり、時たまふっと表情を変化させたり。
しかし、笑顔は一度も見せていないようである。
引っ越し前の整理で在庫から弾かれ、余ったワインを一人で飲み始めて止まらなくなり
ついには丸々一本空けてしまい、べろべろになっている。
「……………………………………………………ひっく。」
844 :
椿 杏樹:04/02/29 00:01 ID:Rbd4UAZ6
とりあえず自分の荷物を簡単に整頓。
「奏ちゃーん」
自室を出て隣の部屋のドアを軽く叩くが、反応なし。
「凛ちゃん、ポチ〜?」
ついでにもう片方の部屋もノックするが、反応なし。
「……?」
首を傾げ、何か他の場所の整頓でも手伝おうと廊下をぶらついてみる。
執事から頼まれた書庫整理の仕事をしている。
「うわ、埃がこんなに溜まってる……。えーと…」
文句を言いながらも、頼まれた本を運んでいく。
846 :
椿 杏樹:04/02/29 00:15 ID:Rbd4UAZ6
>>845 「あ、みかささんがいたぁ〜!」
書庫でみかさを見つけて、ほっと一安心。本の整頓を手伝う。
「ごめんなさい、誰もいないからなんだか少し心細くなっちゃって」
恥ずかしそうに苦笑する。
汗びっしょりになったところで、トレーニングを中断する。
「あ、そろそろお引越しかな?」
あわてて、トレーニングルームのシャワーで汗を流すと
自室に戻り荷物の整理をはじめる。
木村 香
家政学園の実地研修生として短期間屋敷で働くことになったが、屋敷の主人に一目惚れ。
家事全般はそこそこできるが、自己の恋愛に関しては暴走癖がある。
珍しく泥酔して、一人でお酒を飲み続けている
「…うー?…」
ワインの瓶を逆さまにして振っている。
とうに飲み尽くしたそれは、雫すら垂れて来ない。
「お酒なら…確か…」
応接室に偉そうな名前のお酒が有ったことを思い出し、取りに行く。
「…有った……うふふ…」
とろんとした酔眼で、戸棚にあるお酒をみつけて嬉しそうに取り出し、勝手に開けて飲み始める。
厨房の食器や調理器具を手近なダンボール箱に詰めている。
「あ、これ割れてる。捨てないと」
「ふむ、そう言えばもう引越しの時期か」
自室で優雅にコーヒーを飲みながら、思い出したように呟く。
「お引越しなんて、すっかり忘れてましたわ」
慌てて荷造りをしている。
「これもまた作り直しですわね」
いつぞやのジグゾーパズルも、仕方なく分解していく。
「引越しか…」
高そうな花器を箱に収めている。
「えっ、これも割れてる」
意外に欠けている食器が多いので、片付けながら驚いている。
「誰か皿洗いが下手くそなメイドさんでもいるのかな…。結構痛手だぞこれは」
執事に頼まれていた本を数冊渡すと、引越しの準備のために自室へと一旦戻る。
「もう3月になるんだ…。あっという間ね、ほんと」
引越しのための荷物を乗せたカートを押している。
858 :
椿 杏樹:04/02/29 00:47 ID:Rbd4UAZ6
(引越し業者さん、今回は来ないのかなぁ)
どことなく寂しい引越し風景に違和感を覚えつつ、自分の好みの小説本を
書庫から持ち出して、自分の荷物に加えて廊下を再び歩き始める。
「…うう、なんかこの辺、特に静か過ぎてお化けが出そう…」
>>859 「あ、このみさん、お疲れ様です」
ぺこりと頭を下げ、微笑みかけながらすれ違う。
トラックに大量の鉢植えを載せて新館に向かっている。
「トラックだけじゃ不便だな、車持って来ようかな?」
「さて、と」
厨房に姿を現すと、瀬名に二言三言話しかけて、頼み事をしてからまたそこから去る。
「ああ、忘れてた。サンドイッチ作っておいたから、誰かメイドが来たら渡して配るように言っておいてくれ。じゃあな」
瀬名の反応は気にせず、ワインセラーから小瓶を一本持ち出して外へと向かう。
863 :
椿 杏樹:04/02/29 00:57 ID:Rbd4UAZ6
まだお化けが出るのではないかとビクビクしながら、遠くにいるこのみに
「あっ。このみさん、お疲れさまです〜」
声をかけ、少しずつ新館に自分や奏、凛香(ついでに悠斗)の荷物をカートで運んでいく。
「…だいじょうぶ、お化けなんて出ない出ない、出ないもん」
新館からあわてて戻ってくると、同僚のメイドたちから声をかけられる。
「え、タマタマ上手くいっただけですよ〜」
誉められて、照れているらしい。
>>862 「あー了解、でも誰か……来るかな?とりあえず来たら言っとく……」
背を向けたままで棚の整頓をしつつ、山城に返事をする。
「っておい!まだ片付け終わってないよ!なあ、ここ!!」
スタスタと出て行ってしまう彼に驚き、やっと振り返る。
「おーい…」
山ほど残っている厨房機材の箱を、泣きそうな顔で運び出し始める。
「なんだよあいつ…マイペースすぎだよ…」
「来宮さん、お疲れ様です」
このみに優しく声をかけると、自分もはりきってメイド達に指示を出していく。
「もう。こんな日に限って飯塚さんも執事長様も外回りだったり忙しかったりなんだから」
>>865 自分の荷物を運び終えて戻ってくると、
厨房で瀬名を見つける。
「瀬名様、大変そう……ですわね。よろしければお手伝いさせていただきますわ」
カートを差し出すと、キョロキョロと辺りを見回す。
「ええと……どれから運びましょう?」
868 :
木村 香:04/02/29 01:09 ID:TtbbN9/L
「……んんぅ……」
寝ぼけながらごろんと寝返りを打つと、やけに固い感触がする。
「……ん…? あれ? ベッドが無……というか、あれ!?」
ベッドはおろか、綺麗さっぱり何にもなくなった部屋に、一人で寝ている自分に気付く。
「『香さん、どうしても起きなかったので勝手に運びました』……って、何処に?!」
どうやら引越しの話は聞いていなかったらしい。
>>867 「ありがとう!い、いやあんまり重いのはいいよ。女の子だし」
軽めのものが入っているダンボールをカートに何個か乗せる。
「うーんこんなもんかな…押せる?」
「頑張ってくれたら御褒美あげるから、頼むね」
爽やかな笑顔で瑞葉に微笑みかける。
リネン室からシーツを大量に運び出している。
そのうち一枚が風にあおられ、頭に引っかかってまるでおばQのようになっている。
「うわぁ〜前が…
なんとか見えるようになった…
面倒くさいからこのまま運んでいこう」
「ふむ、新館が建ったか。このみもご苦労だったな」
たまたま出会ったこのみに労いの言葉をかけると、一足先に花咲館へと向かう。
(ふふふ…これでご褒美と称してこのみにあんな事やこんな事を……)
そんな考えを、真顔で歩きながらできるのだから大したものである。
>>869 「ええ、大丈夫ですわ。これだと結構楽に運べますし」
>頑張ってくれたら御褒美あげるから、頼むね
「う……」
さわやかな笑顔から赤面して目を反らす。
「ええと、その……えっちな御褒美……ですの?」
チラリ、と期待するような非難するような、微妙な視線を向ける。
みかさから受け取った本にざっと目を通し、そのまま、それを自分のデスクの抽斗に収める。
「……しかし、こうもあっさりと……」
何を考えているかはよくわからないが、何やら思案深げな表情をにじませる。
「……ふむ……今回は間に合いませんでしたが、早急に手を打たなければなりませんな……」
そう言って、デスクの横に置いてあったブリーフケースを手に取り、執務室を後にする。
頭に引っかかっているシーツがゆれて視界が安定しないせいか
ふらふらしながら新館へ向かっている。
875 :
椿 杏樹:04/02/29 01:21 ID:Rbd4UAZ6
どこかびくびくし続けて荷物を移動させていたが、
>>870のこのみと遭遇。
その長身とシーツに包まった姿に、思わずお化けかと思ってしまい
「え。」
「…!!…っ、きゃあぁぁぁ!!おばけ、おばけ出たぁ〜!!」
珍しく思いっきり大きな声を上げてカートを押しながら猛ダッシュ。
>「…!!…っ、きゃあぁぁぁ!!おばけ、おばけ出たぁ〜!!」
杏樹の叫ぶ声にビビッてよろけてしまう。
どこにお化けがいるのかわからず、とりあえず猛ダッシュで逃げている
杏樹を追いかけて逃げている。
「お化け怖いよ〜杏樹さん待ってぇ〜」
外回りから帰ってくると、屋敷は引越し作業の真っ最中。
「……さて、それじゃあ俺も手伝っ――」
どげしっ! と景気のいい音を立てて、驚いて暴走した杏樹のカート(
>>875)に轢かれる。
「そう言えば、麗センパイがいなくなってからもう結構経ったんだ……」
はぁぁぁぁ…とまた溜め息をつくが、その後で気持ちを入れなおす。
「うん、でもその分をもっともっと私が頑張らないとね。志保さんも何かと忙しいし」
実際、麗が抜けた穴を頑張って埋めているメイドの主力なのだが。
>>872 >えっちな御褒美……ですの?
「さーてどうだろうか。
…そうかー、瑞葉さんはエッチな方がいいのかな。なるほど」
意地悪くにやっと笑いつつ瑞葉の頭を撫で、からかう。
「困ったなあ。そんな顔されちゃ、体がいくつあっても持たないよ俺。
ま、とりあえずは頑張ってからのお楽しみ。だよ」
「ふう……」
屋敷の庭、そこにある古いベンチに腰掛ける。
空は雲の流れが速く、時折月が覗いた。
渋みの強いワインを喉に流し込み、天を仰ぎながら小瓶を握り締める。
「何でかな、角が取れていくみたいで不安なのか、俺は」
独り言とも、遠い場所にいる誰かに向けて話しているともとれるような言葉。
不意に夜風が舞い、長めの髪を乱れさせていく。
「……けっ」
またぐいっとワインを流し込むと、目を閉じる。
風の音と木や草のなびく音だけが響く空間で、何やら物思いに耽った。
「まあ、いいよな。俺は……自由に生きるだけだから」
やがてすっくと立つと、自身の影を引き連れて花咲館へ向かう。
執務室を出、廊下を歩いていると
>>877で倒れている飯塚を発見する。
「……飯塚、皆さんが引っ越しで忙しい時に、何をこんな所で寝ているのですか?」
実情を知らないせいか、何げに口調が厳しい。
いや、知っていても厳しいだろうが。あ、いやいや。
一つ溜め息を吐き、懐から手帳を取り出すと、なにかをメモし始める。
「……飯塚……まだまだ見習いの域を……出ず。寧ろ、見習い以前、と」
>>879 「む〜……もうっ、知りませんっ!」
すねた様子で頬を膨らませると、カートを押して厨房を出て行く。
ブツブツ言いながら廊下を進んでいくと、
立ち上がりかけていた飯塚の脛にカートをぶつけてしまう。
「あっ! ご、ごめんなさい!」
883 :
木村 香:04/02/29 01:31 ID:TtbbN9/L
「ああああっ、家具はみんなプチプチ付けられてるし、小物は何にもなくなってるしっ!」
ようやく引越し作業に出遅れた事に気付いたらしい。
「ああぅ〜、御主人様にこんなこと知られたら……」
杏樹を見失いキョロキョロしながら逃げている…(なにから?)
廊下を曲がったところで名無しの執事を見つけ、ようやく落ち着きを取り戻すが…
「あ、執事様!お化けが出たんですって!」
飯塚を踏んづけている事にはまだ気付いていないようである。
>>881 「ちょっ…ちょっと待って下さい執事長様! 今のは不可抗――」
慌てて跳ね起きて抗議した瞬間、瑞葉からの第二撃。
>>882 >立ち上がりかけていた飯塚の脛にカートをぶつけてしまう。
「……っ?! 痛ぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
反射的に身をかがめて、悶絶する。と――
>>884 「げぶっ……!」
今度はこのみに踏んづけられる。
886 :
椿 杏樹:04/02/29 01:36 ID:Rbd4UAZ6
「!な、なんか踏んだ〜!!いやぁ気持ち悪いー」
ぐにっとした感触に、余計無駄に驚いてしまう。
実際は
>>877の飯塚なのだが、気付いてなし。
シーツを被ったこのみに追いかけられたので、必死にパタパタと走る。
「きゃあっ、お、追っかけてきてる?やー、伊達さん助けてー!
志保さん伊達さんを呼び出してー!!」
自分の中の思考ではどうやらお化け繋がり?で助けを求めてしまったらしいが
もはや言っている事が滅茶苦茶である。
>>885 「本当にごめんなさいっ、今度お詫びしますか……あっ!?」
目の前で飯塚がこのみに踏まれるのを目にして
救いを求めるように執事を見るが……
「……わ、私、これを新館に運んできますから……」
もう一度ペコリと頭を下げると、その場を逃げるように去ってしまう。
>>885 走り去っていくメイド達を身軽にかわしながら……
「……あわせて、注意力散漫。そして、上司に抵抗する。と……」
手帳をぱたん、と閉じ、懐に戻す。
そして……
「……ふむ、スカート付きのジェットストリームアタック。黒い三連星ですかな? ああ、いやいや」
……と、何げに意味不明なことを口走ってしまう。
「へ?じぇっとすとりーむあたっく?なんですか、執事様?」
いまだに足元には飯塚がいるのだが、気付いていないようである。
「(待ってくれ……誰か教えてくれ……俺、そんなに悪い事でもしたのか……?)」
涙をだくだく流しつつ、そんな事を思いながら、瑞葉の謝罪の言葉や執事の呟きを聞き流す。
なんかもうどうでもよくなったらしい。
>>890 「……飯塚さん」
ズタボロ状態の飯塚を見て、顔に手をやって呆れている。
「もい執事の威厳も何も無いですよ。それじゃむしろ情けないだけです」
その場の騒ぎについていけなくなったのか、やれやれといった表情で新館へ向かう。
>>891 「いいって……もう……なんかもう俺はこのまま朽ちて行くような気がするよ……」
自分を踏みっぱのこのみにも、由依の言葉にも、すでに怒る気力まで失ったらしい。
>>887 「ああ、お気になさらず。こんな所で寝ている飯塚がいけないのですから」
そう言って、その場から走り去っていく瑞葉を安心させようとする。
>>889-892 そして……
「ああ、いえ、お気になさらず。時折、私の中でゴーストが囁くのですよ。……おや?」
またしても意味不明なことを口走ってしまい、思わず首をひねる。
しばし、思案顔を浮かべた後、その視界の中の違和感に気が付き……
「ああ、来宮さん、いけませんよ」
と言いながら、このみの足下で踏みつけられている飯塚を指差す。
「……靴が傷みますよ? では」
にやりと笑いながらそう告げると、後ろ手に手を振りながらその場を後にする。
「ああ、飯塚。それに葦名さん。まだまだ仕事はたくさんありますから、速やかに職務に復帰するように」
すでに振り返りもしなかったりする(笑)。
894 :
木村 香:04/02/29 01:50 ID:TtbbN9/L
「仕事が無い……仕事、仕事〜!」
屋敷内のあちこちを回ってみるも、すでにあらかた片付いた後で、手を加えられそうなところが見つからない。
「ふぅ……」
色々と会って火照った顔を夜風でさましている。
「飯塚さん、さっきのこと上手く忘れて下さるといいですけど……」
何気に酷いことを呟く。
>>893 >こんな所で寝ている飯塚がいけないのですから
「(誰も寝たくて寝てたわけじゃないんだよ……)」
>……靴が傷みますよ?
「(まてそこ、部下より靴の心配か)」
>まだまだ仕事はたくさんありますから、速やかに職務に復帰するように
「(言うことはそれだけか〜?)」
などと、心の中のどこか冷めた部分がひたすらツッコミし続ける。
897 :
椿 杏樹:04/02/29 01:53 ID:Rbd4UAZ6
>>892 新館に両隣の荷物を運び、やっと自分の荷物を運ぶために旧館に戻ってくる
が、廊下が何やら騒がしいのでひょこっと覗いてみると
「?」
飯塚が他の住人に遊ばれている。(ように見える)
「うわぁ。…だ、だいじょうぶ〜?」
自分が轢いたとは全く気付いてないらしく、近づくと口元に手をやり不安げに様子を伺う。
「靴ですか?」
足元を見ると無残な姿の飯塚が…
「きゃ〜〜〜ごめんなさい、重かったでしょ?」
飯塚を起こすと、ギュッと抱きしめる。
899 :
木村 香:04/02/29 01:54 ID:TtbbN9/L
まだ屋敷内をうろつく。既に涙目。
「えうぅ〜……なんで誰も教えてくれなかったの〜! お仕事〜!」
屋敷の中が賑やかなのを見て首をかしげている。
「何か、変な事でもあったのかな?」
「わかりました、執事長様」
飯塚には目もくれず、自分の仕事の処理に向かう。
(御主人様、どこに行ったのかな…もう新館?)
そんな事を考えつつ。
>>896 執事の首が、まるで軋む音を立てているような錯覚を感じさせながら、飯塚の方へと振り向けられる。
「……なにか仰いましたか……?」
その顔は冷ややかな笑みをたたえている。
「ま、ジョークを解するようになってこそ、一人前の紳士でございますからな」
そう言うと、まるで般若の面を思わせるような引きつった笑みを浮かべてみせる。