○●○「ヒカ碁」女体化妄想スレ第2局○●○

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1名無しさん@ピンキー
【ご案内】
エロパロ板 「ヒカ碁」女体化妄想スレ第2局 です。
対局方法は、お好みの男性キャラの女体化で萌えてていただきます。
プロアマ問わずご参加いただけますので、皆様、奮ってご参加下さい。
尚、女体化でない男×女萌えをご希望の方は「ヒカルの碁」エロ妄想スレをご利用ください。
男×男萌えをご希望の方は、801板をご利用下さい。
前スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065165493/
関連スレ
エロパロ板 ○●○「ヒカルの碁」エロ妄想スレ第3局○●○
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1062753178/
801板 ○●○ヒカGOで801!〜11手目〜○●○
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1059411605/
2名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:04 ID:TjpTSC5g
しばらくageたほうがいいのか?

ポチ氏、続きがメラ楽しみですよ。
明日の降臨をお待ちしてます。
3名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:10 ID:TjpTSC5g
第1局の1さんの小説もまた読みたかったり
即死判定基準がわからんから
もっと書き込んでおいたほうがいいのか心配だったり
4名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:27 ID:TjpTSC5g
つか前スレ470さんのまとめページ貼ったほうがよかったよなと思って
今見に行ったら…行けん(´・ω・`)
どなたかフォローありましたらおながいしまつ

全ての職人さんと女体化たんとこのスレに幸あれ。
5名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:33 ID:GgB3Q0wN
>1
乙。
即死はどのくらいなんだろうか?
30はあったほうがいいとも聞くが。
6名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:35 ID:xH3jh5tG
>>1
Zです!即死防止に即効SS書いてみた

『和谷子もみもみ』


和谷 義美15歳 院生 
プロになるため森下九段の弟子として修行中
今日も森下九段の自宅で稽古を付けて貰っているのだが・・・
「和谷、お前体調悪いんじゃないか?」
少し青い顔をした和谷に森下が尋ねる
「あ・・・は、はい。実は食欲がなくて・・・」
「そりゃあいけねえな・・・服を脱いで、ソファに横になりなさい」
「・・・えっ!?」
いつもの落着いた表情とは違い淫らな視線で見られている、
和谷は貞操の危機を感じた
家族も居て歳もかなり離れているとは言えやはり彼も男だったのか・・・
しかし彼女には世話になっている師匠の森下に逆らう勇気はなく、やむなく従った
恥部心と戦い頭が真っ白になりながら服を脱いでいく
全裸になり、ソファにうつぶせになった彼女の上に森下がのしかかる
「・・・い、痛ッッ!」 
はじめ、強烈な痛みが彼女を襲った
しかし、その痛みは徐々に快感に変わる
「あっ、ああっ、あああっっ!!」
和谷は声を上げ、また、森下もまた声を上げる
7名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:36 ID:xH3jh5tG
「和谷ここが胃のツボだぁ!!」
・・・そう、森下はマッサージマニアだったのである
・・・変な想像した人いますか?
「はぁはぁ…!ここか、ここか和谷っ!」
「そこっ!いいっ、いいよぉ先生!」
2人のスキンシップはこれからも続くことでしょう

ヲワリ
8名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:38 ID:Q7ZcEgC2
>6-7 GJ!w
たしかに「もみもみ」だ
9名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:55 ID:TjpTSC5g
風呂入ってやっぱり心配になって戻ってきたw

和谷子たんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
和谷子たん話は初か?変な想像?あぁしたよ!したともさ!

和谷子たんが女なら一人暮らしのアパートでリーグ戦開催は無防備すぎだな。
10名無しさん@ピンキー:04/02/06 03:31 ID:GgB3Q0wN
「ヒカ碁」女体化妄想スレ
http://www.isoleucine.com/cgi/bbs/bbs1/index.html


大丈夫、行けるぞ。
11ポチ@駄文職人:04/02/06 04:40 ID:Sqiek20l
前スレでのヒカ子萌えの方々の悲痛な想いを余所にアキラ子を投下しまくった自分が少々大人げないなと思いお詫びにヒカ子書きました。

百合を投下すると言いつつ申し訳ないですがアキヒカ子を先に投下させて頂きます。
12ポチ@駄文職人:04/02/06 04:42 ID:Sqiek20l
アキラ×ヒカ子



「…ぁ…ふぁ…と…やぁ」
「…くっ…進藤」
薄暗い畳の部屋…皺一つ無く整えられていた布団とシーツは今は跡形もなく乱れ散っている。
天井に吊らされた小さな電球の明かりが汗の滲む肌を照らし出し艶めかしく揺れた。
「…やぁ…あっあっあぁ」
持ち上げられた太腿は大きく左右に割られ、その中心にアキラの熱がヒカルの内部を掻き乱し卑猥な音を響かせる。
「…はぁはぁ…好きだ…君が好きだよ」
激しく腰を打ちつけ耳朶を舐めながら愛の言葉を囁くアキラにヒカルもそれに答える。
13ポチ@駄文職人:04/02/06 04:44 ID:2vCGOHlf
「…塔…矢…好き…あぁん…大好き」
アキラの揺れる黒髪を手で梳きながらぽってりとした薄桃色の唇をアキラのそれと重ね口付ける。
「…んぅ…ふぁ」
互いの熱い吐息が絡まり濡れたヒカルの瞳がアキラを誘う。
「…うぁ…進藤…もう」
自分の下で赤ん坊のような甘ったるい声で喘ぐ愛おしい存在にアキラは急激な射精感に煽られ動きを早めてゆく。
「やぁん…あぁっ塔矢ぁ…壊れ…ちゃう」
アキラのモノがヒカルの膣口と内壁を擦る度に張りのある乳房が弾かれる。
「ふぅ…あぁ…ヒカルっ」
「ひぁあ…あぁあんっ…と…やぁ」
14ポチ@駄文職人:04/02/06 04:46 ID:wLoahwJ1
ヒカルのまだ幼さが残る裸体が自分の動きに合わせ揺れ喘ぐ光景にアキラはこの最愛の少女は自分だけのモノだと主張するように最奥に精を打ち付けた。



「…んぅ…やだぁ」
「…ちょっ…進藤」
行為後、暫くヒカルの内部に埋めたまま吐精の余韻に浸っていたアキラは自身を引き抜こうと腰を上げるとヒカルの脚が絡まりそれを阻む。
「…もっと…塔矢としたい」
「駄目だよ…もう帰る時間だろ…ご両親が心配するし」
「…今日は塔矢ん家に泊まるってちゃんと言ってあるから平気だよ」
「!!」
15ポチ@駄文職人:04/02/06 04:48 ID:9hAL5sUw
確かにヒカルと付き合うことになってから互いの両親には隠し事をしたくないと挨拶に行き許可を得ていたが外泊まで認められている事実にアキラは戸惑った。
「…君のご両親は反対しなかったのか?」
「全然、うちのお母さんはすっごく塔矢のこと気に入ってた…礼儀正しい良い人ねって」
ニコニコと笑顔でそう話すヒカルにアキラは照れてしまう。
ヒカルには伝えていないが自分が18歳になったら彼女と結婚したいと密かにヒカルの母親に話した時のことを思い出す。
16ポチ@駄文職人:04/02/06 04:50 ID:v6n6P0QJ
「……許してくれたってことなのかな」
ポツリと呟いたアキラの言葉にヒカルはキョトンと首を傾げる。
「ううん、何でもない…いちおう進藤のご両親に電話してくるよ」
「お前、本当に真面目だな」
「…君のこと…本気で愛しているからね」
だから真面目に包み隠さず付き合いたい。
誰からも認められる仲に…そして将来を共にしたいから。
「…私も塔矢のこと…愛してる」
17ポチ@駄文職人:04/02/06 04:52 ID:wBSyYp/C
アキラの言葉に瞳を潤ませながらヒカルは絡ませていた脚を解く。
「…すぐ戻るから…そしたらまたしようか」
アキラはそう言いながら膣から自身を引き抜くとヒカルは小さな身体を震わせる。
「…ひゃん…ぁ…待ってるからな」
アキラに気兼ね無く自分を抱いて欲しいから…ヒカルは一時も離れたくない我侭を胸に押し込み彼を見送った。
18ポチ@駄文職人:04/02/06 05:05 ID:wBSyYp/C



以上です。
微エロでスマンです。
ヒカ子も好きなのでまた機会があれば書きたいな…とりあえず百合を早くエチーまでいかせないと(;´−`)


>>1さん
新スレ立て乙&ありがd

加賀×筒井子神の降臨キボンしつつ寝ます。
(´ρ`)zzz
19名無しさん@ピンキー:04/02/06 06:46 ID:/UxUHZsU
ポチさん…アンタなんて大人な人ですか。
惚れたぜちくしょう。
そして仕事早杉!

>>1>>10も乙!
>>6-7ワロタイイ!

前スレで筒井子書いてくれると仰ってた職人さんもお待ちしとります。
20ポチ@駄文職人:04/02/06 15:36 ID:U/oxwf5j
ヒカ子×アキラ子



アキラのサラサラした黒髪が手の動きと共に揺れ次第に露になる白い肌にヒカルの目は釘付けになる。
アキラはその視線に頬を紅潮させ躊躇しながら紺色のセーターを脱ぎシャツのボタンを外してゆく。
するとふっくらした谷間が見えたと同時にヒカルは絶句した。
(…え…塔矢…黒…うわぁ…)
それはアキラの乳房を包む黒色のブラ…それが白い肌を強調し彼女の髪と瞳に良く合い色気を感じさせヒカルは見惚れてしまう。
そしてズボンがスルリと足元に落ちるとそこもまた黒のショーツがピッタリと肌に張り付き艶めかしい。
21ポチ@駄文職人:04/02/06 15:40 ID:dUiTKB5D
この世にこんなに黒が似合う女の子はいないと断言したくなる程アキラは綺麗だと思った。
「……進藤…ボク…」
アキラはヒカルの視線に居た堪れず脱いだ服で身体を隠すとヒカルはハッと我に返り赤面する。
「…何かさ…すごく大人っぽくて綺麗だよ…塔矢」
「……あ…ありがとう」
その言葉に互いに恥ずかしくなり気まずい空気が流れるとアキラのクシャミが浴室に響いた。
「…くしゅっ」
「あぁ!もう早く入ろう!いい加減本当に風邪引いちゃうぞ!」
そう言うとヒカルは最後の1枚…バックにヒヨコ柄のショーツを脱ぎ捨て浴室に入る。
その行動に促されアキラも意を決し下着を脱ぎヒカルの後を追った。



Next
22名無しさん@ピンキー:04/02/06 16:22 ID:DcGhM1Rh
ポチ氏キターー!!
連日の萌えをありがとう(*´д`*)ハァハァ
でもいつ寝てんのかわからんと心配だからちゃんと寝てくだサイヤ人。
23名無しさん@ピンキー:04/02/06 16:49 ID:MsrM6jDp
ひよこ柄キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
ヒカ子たん=子供っぽい
アキラたん=大人っぽい
ってのがよく分かって(*´д`*)ハァハァでつ
24名無しさん@ピンキー:04/02/06 20:07 ID:4gkRjT4g
新スレおめ。さっそくキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
再度貼っておこう
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ,__     | このスレが、良スレになりますように・・・
    /  ./\    \_______________
  /  ./( ・ ).\       o〇      ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\   ∧∧        |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄  (,,  ) ナモナモ   |;;;;::iii|
  || || || ||./,,, |ゝ iii~   ⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
  | ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 (  ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
25名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:15 ID:qKWqemj4
保守!保守!カドワキ×ヒカコも待ってます(;´Д`)ハァハァ
26名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:24 ID:AguiyeqB
|д゜)コソーリ オチコキボン
27名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:57 ID:WVIUKsgf
保守代わりに、三谷とヒカ子をうpします。
28名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:58 ID:WVIUKsgf
探してもどこにもいない。佐為がいなくなってしまった。
ヒカルは自分の身体から少しずつ、なにかが抜けていくような心地がした。
(オレ、学校のなかで一人になったことない……)
校内を生気のない表情で歩きまわる。
どこに行くにも佐為と一緒だった。心細くて、寂しくて、ヒカルは立ち止まりそうになる。
それでもどこかに佐為がいるのではないかと思いながら、教室を巡っていった。
そして誰もいない理科室にたどりついたとき、ヒカルはとうとう座り込んでしまった。
「佐為……どこにいったんだよぉ……」
しぼりだすような声だった。ヒカルはスカートを握りしめ、襲ってくる悲しみをこらえた。
その時だった。準備室から物音がし、ヒカルはとっさに振り返った。
もしかしたらと思ってしまったのだ。
だがそこにいたのは三谷だった。
「……なんだ、三谷か……」
「なんだとは何だよ」
三谷が近づいてくる。人差し指には理科室のカギの束があり、チャリチャリと鳴っている。
掃除当番だったのだろう。ヒカルは立ち上がり、スカートの埃を払った。
「オレ行くよ」
「おまえ、ここんとこずっと学校に来てるな」
びくりとして、ヒカルは三谷を見た。三谷は不機嫌そうな顔をしていた。
「それがどうしたんだよ」
「手合いは? サボってんのかよ」
「おまえに関係ないだろ」
ヒカルは声を荒げた。佐為がいないのに、碁を打てるわけがない。
そう思うと胸が苦しくなって、ヒカルはこの場を早く離れようとした。
だが足が動く前に三谷に腕をつかまれていた。
「離せよ」
「そうさ、関係ないさ。おまえは俺なんかよりも塔矢アキラがいいんだよな?」
その名を聞いて、ヒカルはさっと表情を変えた。
すると三谷が小さく舌打ちをして、ヒカルを抱きすくめてきた。
29理科室2:04/02/06 23:59 ID:WVIUKsgf
いきなりの行動にヒカルは驚いた。三谷の腕のなかで必死にもがいた。
だが三谷は離してくれない。
「三谷! ふざけるのはよせよっ」
「ふざけてんのはオマエだろ!? オマエが俺を囲碁部に引っ張ったくせに、自分はとっと
と抜け出しやがって! 俺を何だと思ってるんだ!」
そう叫ぶと三谷はヒカルの頬をとらえ、唇をぶつけてきた。
「っ……!」
突っぱねようとしても三谷はヒカルをとらえて離さない。
唇を何度もついばまれ、表面を舌がくすぐってくる。息が苦しい。
「ヤ、みた、に……っんん!!」
抗議のために唇を開いたとたん、三谷の舌が素早くすべりこんできた。
水音を立てながら、三谷はヒカルの口のなかをかきまわす。
舌の柔らかさが気持ち悪い。だがどうすることもできず、されるままだった。
身体に力が入らず、ヒカルは三谷の腕を必死でつかんだ。
「進藤……舌が縮こまってるぜ……」
三谷がちろりと自分の舌を見せる。ヒカルも思わず真似して舌を出した。
また唇がふさがれた。だが今度は誘うかのように、舌をつついてきた。
ヒカルも同じように舌をつつき返す。からまりあった舌がお互いの口腔を侵す。
「はぁっ、んっ……」
顎を唾液が流れていくのがわかる。だが二人ともそれをぬぐうことはなかった。
もう三谷はヒカルを抱きしめてはおらず、背中をゆっくりと撫でていた。
それがたまらなく気持ちよかった。
足がかくりとなった。だがヒカルがへたりこむまえに、三谷の手が腰をささえた。
そしてそのままスカートの裾へと移動していった。
「あ、ヤダっ……ふぅっ、んぁ……」
尻をもまれて鼻にかかった声が漏れた。身体の芯がしびれた感じがした。
いけないと思うのに、身体が言うことを聞かない。
三谷の右足が、ヒカルの足のあいだにさしこまれた。
ヒカルはその上に座るような形で、三谷に身体を押し付けていた。
30理科室3:04/02/07 00:39 ID:A3T21evF
震えるのは、寒いせいでも、怖いせいでもない。
三谷が首筋を舐めるのを、ヒカルは目をつむって感じていた。
「あっ! やぁっ……」
下着の上から秘所をこすられ、ヒカルは悲鳴をあげた。
だが手が離れていくと、物足りなくてしかたがなくなってしまう。
無意識のうちに、もぞもぞと下肢が動く。
三谷の手は背中を這い、それから前へと移動してきた。胸のふくらみに触れられる。
ヒカルは身体を硬くさせたが、逃げなかった。
まだ芯のある胸を三谷がこねるように揉む。左胸が張りつめたように痛く感じた。
頬を押さえていた手が下りてきて、同じように右胸を揉んだ。
「ふっ、みたに……はぁっ……」
頭のなかがぼんやりしてくる。息が荒くなっているのが自分でもわかった。
三谷がセラー服の裾をめくると、白い飾り気のないブラジャーが現れた。
ヒカルの小ぶりな胸を包んだそれを、三谷は無言で見続ける。
それが恥ずかしくて、ヒカルは三谷の腕をつかむ手に力を込めた。
「……さわって、いいか……?」
「え……?」
初めてうかがいを立てられ、ヒカルは戸惑った。
さっきまでと同じように、強引に触ればいいではないか。
だが三谷はヒカルの目を覗き込みながら、どこか不安げに聞いてくる。
イヤだと言えば、やめてくれるのだろうか。逃げられるチャンスかもしれない。
だがもう嫌だとは思わなかった。
ヒカルは頬を真っ赤に染めて、息を飲み込むと小さくうなずいた。
三谷がおそるおそる触れる。最初は弱かったが次第に強くなっていった。
「痛いっ」
手のひらで胸を押しつぶすように三谷は力を入れてくる。
ヒカルはその痛さに、とっさに三谷から身体を離した。
腕で胸を隠すようにして、うつむいた。そして小さく言った。
「痛くするなよ……そしたら、さわって、いいから……」
31名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:26 ID:2qUEBre9
ミタヒカキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
ヒカ子たんの膨らみかけのオパーイ(*´Д`)ハァハァ
揉みてぇ触りてぇ吸いてぇ!!
32理科室4:04/02/07 01:29 ID:A3T21evF
ヒカルは三谷の手に従い、上を脱いだ。思いのほか白い肌が現れる。
三谷がブラジャーのホックを外そうとするが、うまくいかない。
「待って、オレがやるから」
後ろに手をまわす。だが見られているのが恥ずかしくて背中を向けた。
しかしこれだと外すところがばっちり見えるので、ヒカルは迷った。
だが心のなかで掛け声をすると、ホックをはずした。
はらりとブラジャーが地面に落ちる。
「あっ!」
ほとんどぶつかるようにして、三谷がヒカルを抱きしめてきた。
回された腕は両の乳房をわしづかみする。
「やぁっ……痛くするなって……ぁあんっ……」
文句の言葉は喘ぎ声に変わった。
三谷は耳たぶを舐めながら、ヒカルの胸を揉みしだく。乳首が赤く色づいてくる。
自分の胸が三谷の手によって形を変えるのをヒカルは見ていた。
急に三谷はヒカルの身体を自分に向けた。その顔は不敵な笑みを浮かべていた。
「進藤、おまえから外したんだからな……」
そう言うと小さくとがった胸の突起を口に含み、舌で転がしはじめた。
ヒカルは三谷の肩に手を置いて、小さく身体を震わせていた。
胸元に赤い痣が浮かび上がる。それがキスマークだと思い当たるのにしばらくかかった。
「ふ、はぁっ、は、あぁ、はっ……」
吸われると、我慢していても声が出てしまう。
だからヒカルは自分の人差し指を口にくわえ、それを舐めて気を紛らわそうとした。
しかし意識はどうしても三谷の吸う箇所にいってしまう。
とうとうヒカルは床に座り込んでしまった。だが三谷の手はしっかり胸に引っ付いていた。
机の脚によりかかり、ヒカルは顔を背けながら三谷の手の動きを感じていた。
「今度はいいよな……?」
なにが、と問う間もなく、三谷は下着にふたたび手を触れてきた。
布の上からくぼみをなぞられる。ヒカルのそこはかすかに湿っていた。
33ポチ@駄文職人:04/02/07 07:22 ID:tMpidX80
永夏×秀英子



今度こそアイツに勝って言ってやるんだ。

ーーボクの名前は洪秀英だ!


「…また進藤ヒカルのことを考えていたのか?」
「…あ…ゴメン…永夏」
北斗杯に備え永夏の家で対局をしていた秀英は窓の外をボンヤリ眺め上の空になっていたことを指摘され素直に詫びる。
「随分と熱心だな…進藤の為に日本語も習っているんだろう?」
「うん、アイツに言いたいことがあってさ」
秀英は北斗杯のメンバーに選ばれてから全ては進藤ヒカルに勝つ為にと日夜欠かさず日本語と囲碁の勉強をしていた。
34ポチ@駄文職人:04/02/07 07:24 ID:DBvSmMG6
「…健気なものだな…ヤツに会ったらお前の処女を捧げるのか?」
「なっ…何言ってんだよ永夏!別に進藤とはそんなんじゃ…」
突然の永夏の言葉に秀英は真っ赤になって否定する。
(…ボクは永夏のことが好きなのに…)
けれど美形で女の子にモテる永夏に告白出来るほど自分に自信を持てない秀英はその気持ちをずっと胸の内に押し止めていた。
「…もう今日の対局は終わりだ」
永夏はそう言うと並べられていた碁石を崩しその場に寝転んだ。
「…永夏…ゴメン…お願いだからもう1度打って」
35ポチ@駄文職人:04/02/07 07:25 ID:OkZGg0D2
あと僅かな時間しか残されていない…どうしても進藤に勝ちたいからと自分に頼み込む秀英に永夏は苛立った。
「…じゃあ碁以外のことを教えてやる」
「……永夏?」
「男に媚びる方法をな」
「!!」
永夏はその言葉と共に秀英の身体をフローリングの床に押し倒し縞模様のシャツを一気に捲り上げた。
「きゃあぁぁっ!!」
その行動に秀英は悲鳴を上げ抵抗すると永夏はそれに構わず彼女のブラジャーを引き千切り後ろ手に縛り拘束する。
「っ痛い!永夏お願い止めて!」
36ポチ@駄文職人:04/02/07 07:27 ID:oQx0/jB1
俯せにされ苦痛に歪む秀英の顔と開けたままのシャツから覗く押し潰されはみ出る乳房に永夏は息を呑んだ。
「…秀英…お前に男への奉仕の仕方を教えてやるよ」
「…ぁ…永夏…イヤだぁ…意地悪しないで…ボクはただ進藤に…」
碁で勝ちたいだけだと言おうとした瞬間に永夏の冷たい視線が秀英を見下ろした。
「…今のままじゃ女としても相手にされないぞ」
その言葉に秀英はビクリと身体を震わせた。
「…永夏…ぐすっ…ボクは…うぅっ…うわぁあぁん!」
ずっと尊敬し好意を寄せていた相手に女としての存在そのものを否定され秀英は泣き崩れた。
37ポチ@駄文職人:04/02/07 07:29 ID:ZJyUWT0S
「………秀英」
永夏は泣きじゃくる秀英の姿に言いすぎた自分への嫌悪を感じながら宥めるように彼女の頭を撫でる。
「…すまなかった…秀英」
失礼なことを言ってしまったと詫びると涙でぐしょ濡れの瞳が恐る恐る永夏の顔を覗き込む。
「……永夏」
先程とは違い優しく気遣うような表情の彼に秀英はトクンと胸を高鳴らせると同時に届くことは叶わない想いに胸が締め付けられた。
(…やっぱりボクは永夏が好きだ)
上体を起こし縛られていた腕を解放して優しく涙を拭ってくれている永夏に秀英はある決意をした。
38ポチ@駄文職人:04/02/07 07:31 ID:7H1wxHX8
「……教えて」
「秀英?」
「…男の人の喜ばせ方…ボク…女の子になりたい…だから…」
それを教わる間は永夏は自分を女として見て接してくれる…今はそれだけで構わないと思い言うと永夏の顔は驚きに変わりそして俯いた。
「…永夏?」
茶色の少し長い髪が彼の表情を隠し秀英を不安にさせたが再び上げられた顔は微笑みが浮かんでいた。
「…ああ、教える…但し明日からだ…今日はもう帰ってお休み」
「うん、ありがとう!永夏!」
彼の優しい言葉と微笑みに安堵した秀英は素直に身支度を整え家を出た。
39ポチ@駄文職人:04/02/07 07:33 ID:6+rAKLFK
そして1人残されシンと静まり返った室内で永夏は溜め息と共に手元にあった本を壁に投げ付ける。
「…最低だ…オレは」
永夏の呟きは砕け落ちた花瓶の音に掻き消された。



Next
40ポチ@駄文職人:04/02/07 07:39 ID:6+rAKLFK
ヒカ子もアキラ子も伊角子も百合も秀英子も書きたいと欲張ってる自分をお許し下さい。

これから不定期に続きをちょくちょく書いていきます…混乱させたらスマソ(;´−`)

ちなみに睡眠時間は十分取ってるので元気でつ。心配ありがd。
41名無しさん@ピンキー:04/02/07 12:22 ID:XiFd+gHq
>40
スゴイな。オールマイティだな職人さん。
まだ少し子供っぽいけどでも健気で素直なスヨ子たんに永夏も苦悩!!
純愛の予感に期待が高まりまつ(*´д`)ハァハァ
42名無しさん@ピンキー:04/02/07 14:28 ID:tYlHcRXo
秀英子vまんまネコムスメ(*´д`)ハァハァ
43名無しさん@ピンキー:04/02/07 17:00 ID:J//q45gX
ミタヒカ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
前スレでリクエストしてたので投下されて嬉しい事この上なし!

見谷と香画とヒカコ三角関係も希望〜〜〜〜〜
同じ学校っていいよね〜
44名無しさん@ピンキー:04/02/07 23:40 ID:1kvlZ6yr
始まりからイパーイ小説あってスゴクイイ!!
良スレの悪寒。
45ポチ@駄文職人:04/02/08 05:06 ID:2LM5PkIZ
ヒカ子×アキラ子
>>20-21



「あ〜気持ちいい!」
身体を流した後、ザブンと豪快に湯船に入ると端に寄りパチャパチャと湯を叩きアキラを誘う。
「ここ、早くおいでよ塔矢」
「…ぅん…お邪魔します」
器用に胸と恥部を隠しながらゆっくり湯船に身体を沈めるとお湯が溢れ2人は向かい合う。
「…塔矢…そこまで隠さなくても…」
湯の中に入っても尚、蹲り胸を隠すアキラの姿にヒカルは苦笑いしてしまう。
「………ゴメン」
「ったく、しょうがないなぁ」
ヒカルはそう言うと浴槽から身を乗り出しシャンプーが置いてある棚をゴソゴソと探る。
46ポチ@駄文職人:04/02/08 05:09 ID:/Ss1bUoq
「…わっ…進藤…」
目の前でヒカルの桃尻がユラユラと揺れてアキラは目のやり場に困った。
「あっ、あった!」
そして何かを見付けたらしいヒカルはまた湯船に入ると小さな袋を開け粉末をお湯に溶かし入れた。
「これなら平気だろ?」
「…ありがとう」
乳白色に変わった湯にニッコリ微笑むヒカルにアキラは彼女の気遣いに感謝しながら頷き体を伸ばした。

「………ふぅ」
薄い湯気が上がる浴室内…アキラは頬を上気させ気持ち良さに浸りながらタオルで泡を作り遊んでいるヒカルを見つめた。
47ポチ@駄文職人:04/02/08 05:11 ID:x9Xcvbqh
「…ん…塔矢?」
それに気付いたヒカルはアキラを見ると慌てて目を逸らす彼女に悪戯心が沸き起こる。
「塔矢!じゃ〜ん!」
そう言いながら立ち上がりアキラの前に乳房と薄く生えた恥毛から覗く割れ目を晒す。
「きゃあぁっ!しっ進藤!!何をしてるんだ君は!!」
初めて間近に見る他人の性器にアキラは赤面し、同じ女の子として有るまじき行動に声を荒げた。
48ポチ@駄文職人:04/02/08 05:16 ID:2/M9tM2D
「だって塔矢がオレの身体を見たそうにしてたから」
「してない!まったくはしたないぞ進藤!君はもう少し女の子らしくしたらどうなんだ!!」
「何だと!?塔矢だって黒の下着なんか着けていやらしいじゃんか!!」
「…な…何で黒だといやらしいんだ!?」
「黒は男を誘う色なんだよ!エッチ目的で大人が着る下着なんだ!」
「…っ…だってあの下着は緒方さんからプレゼントなんだぞ!」
「…………え?」
その瞬間、怒声が飛び交っていた浴室内はシンと静まり返った。



Next
49名無しさん@ピンキー:04/02/08 12:05 ID:8zpgiZ1e
ヒカ子たんはハシタナイムスメでんな〜(;´Д`)ハァハァ
爆弾発言キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
アキラ子たんにえっちぃ下着プレゼントしたら着けてくれますか?(;´Д`)ハァハァ
50名無しさん@ピンキー:04/02/08 17:38 ID:mdLcGl5v
緒方っ!
おまえが、おまえがアキラ子のスリーサイズを知っているなら(ドンッ)

グッ

俺にもおしえろっ
51名無しさん@ピンキー:04/02/09 14:17 ID:/A/4flhf
アキラ子が黒ならヒカ子たんは純白がいいな(;´Д`)ハァハァ
52名無しさん@ピンキー:04/02/09 15:20 ID:Jy+WN654
ヒカ子はいちごパンツに決まっておろう!
53名無しさん@ピンキー:04/02/09 17:45 ID:ptaVx2+Q
ヒカ子たんのいちごパンチュ(*´Д`)ハァハァ
練乳がけ…ウマー
54名無しさん@ピンキー:04/02/09 22:05 ID:w5BkJIVD
秀英子という語呂にワロタ
55名無しさん@ピンキー:04/02/10 00:41 ID:gCRlXs4z
>>32
他の掃除当番の子が来ないんだろうか・・・・?

ダイタンすぎだってw
56ポチ@駄文職人:04/02/10 22:34 ID:SO9cRi1Z
ヒカ子×アキラ子
>>20-21>>45-48



(…はぁ?いま塔矢、何て言った?)
ヒカルはアキラの口から出た言葉に己の耳を疑った。
「…あの下着…緒方さんから貰ったって聞こえたけど…」
「そうだよ、僕の誕生日プレゼントとして緒方さんがくれた物だ」
何か文句あるのかと言わんばかりのアキラの態度にヒカルは眩暈がした。
「…お前さぁ、そんなもん貰って変だとか思わなかったのか?」
「…何がだ?」
サッパリわからないと目をぱちぱちさせるアキラにヒカルはこの鈍感!と怒鳴り付けてやりたくなるのを必死に我慢する。
57ポチ@駄文職人:04/02/10 22:36 ID:kQQ/URI4
「…あのなぁ、変な下心がなきゃ普通そんなモノ贈らないぞ」
「……下心?」
その言葉にもボーッと考え込むアキラに段々と苛立ちが増しヒカルの限界を超えた。
「そうだよ!緒方さんがお前のことをエッチな目で見てるってことだよ!!」
「…なっ…そんなことある訳ない!緒方さんは大人だしボクはまだ子供で…」
「だからロリコンなんだよ!あのエロオヤジ!」
「進藤!君は目上の人に対して何て失礼なことを言うんだ!!」
自分が尊敬するプロ棋士への暴言にアキラは立ち上がり怒りを露にヒカルに詰め寄った。
58ポチ@駄文職人:04/02/10 22:38 ID:UsonJPBt
「なな…何だよ!アイツの肩持ちやがって!お前は鈍感すぎるんだよ!この碁バカ!!」
アキラを心配して言ったことに逆に激高されヒカルも負けじと立ち上がり捲し立てる。
「ご…碁バカ!?どうゆう意味だソレは?」
「碁しか知らないバカってことだよ!やい塔矢の碁バカ!」
「っボクは君より勉強出来るからバカなんかじゃない!!」
「勉強なんて関係ない!一般常識か足りないって言ってんだ!!」
「一般常識ならボクの方が優ってる!!」
「そっちの常識じゃなくて世間一般の常識!どうせ電車ん中でお尻触られても黙ってるんだろお前は!」
59ポチ@駄文職人:04/02/10 22:40 ID:/0jz3Bx0
互いに乳房をプルンプルンと揺らしながらの言い合いがヒカルの言葉でアキラが怯み出す。
「…それは電車の中が凄く混んでて…身体が密着するのは仕方の無いことだろ!?」
「…はぁ?…まさか塔矢…そのまま触らせてたんじゃないだろうな!?」
「…だって…その人いつもハァハァって苦しそうにしてるから…」
軽い気持ちで出した例え話が現実にあったことにヒカルは今まで感じたことの無い焦燥に駆られアキラの身体に掴みかかる。
「何でそんなあからさまなチカンに気付かないんだよ!そんなことだといつか喰われちまうぞ!」
60ポチ@駄文職人:04/02/10 22:43 ID:kcB/KcHe
「…ひゃっ…や…進藤」
冷えたタイルの壁に身体を押し付けられ悲鳴を上げるがヒカルは許さず更に言葉を続ける。
「お前はもっとそうゆう知識を学べよ!碁バカ塔矢!」
「…う…うるさい!ボクにだって少しはそうゆう知識はあるぞ!」
「ふん!何だよ…キスの仕方も知らない純粋碁バカ塔矢!」
(…え…進藤はキスしたことあるの?)
自分はまだ子供だから早いと思っていた口付けをヒカルはしたことがあるような口ぶりにアキラの中に言いようの無い悲しみと焦りが込み上げる。
61ポチ@駄文職人:04/02/10 22:45 ID:7nEG9gWN
「…ボ…ボクだってキスくらいしたことはある!!」
それはヒカルへの対抗と嫉妬…アキラの思わず出てしまった言葉にヒカルの動きはピタリと止まると大きな瞳が揺れた。
「…塔矢…キス…」
(嘘だ…あの塔矢がキス…まさか無理矢理だれかにされたんじゃ…)
その時ヒカルの頭の中にキツネ目の眼鏡男の顔が脳裏に浮かぶ。
「……進藤」
(どうしよう…ボク…とんでもない嘘を…)
そして次第に眉間に皺を寄せ唇を噛み締めるヒカルにアキラは恐怖に身を震せる。
62ポチ@駄文職人:04/02/10 22:47 ID:zG34vdv2
「…誰と何処で…何時何分何秒にしたか言ってみろよ!!」
まるで子供のような責め立てにヒカルも自分がバカみたいだと思いながらアキラの薄桃色のふっくらした唇が既に誰かに奪われたという現実に怒りを押さえられないでいた。
「…そんなの君には関係ないだろ!!」
「……っ!!」
確かにアキラが誰とキスをしようが自分には関係の無いことだがヒカルはそれが許せない。
63ポチ@駄文職人:04/02/10 22:50 ID:4c18PRva
(…くそぉ…何なんだよ…すっげぇむかつく)
その感情が何なのか分からずヒカルは戸惑いどうすることも出来ず自分の欲のままアキラの濡れた黒髪を掴む。
「…痛い…進藤!」
「……オレにもさせろ」
「…な…何?」
「オレにもキスさせろ!」
「進藤…何言って…んんっ!」
その瞬間、2人はもどかしく擦れ違う想いを胸に秘め唇を重ねた。



Next
64名無しさん@ピンキー:04/02/10 23:30 ID:0pgoMoCH
女子同士になると小学生のケンカも萌えまつな(*´Д`*)ハァハァ
犯罪防止のためアキラ子に常識をとっくり教えてやれ、ヒカ子。
65名無しさん@ピンキー:04/02/11 02:18 ID:ITgd+8T8
ハァハァ発展途上の美少女のオパーイ…ハァハァ
思う存分絡みあってくれたまい
66名無しさん@ピンキー:04/02/12 13:15 ID:EcRRKJNz
「ふたりはプリキュア」てアニメがあるんだけど、コスチュームがブラックとホワイトでちょっとヒカ碁っぽいぞ。
67名無しさん@ピンキー:04/02/12 21:14 ID:pnZztl5q
漏れも見た!まさにヒカ子とアキラ子。
68木崎:04/02/13 03:28 ID:i+clDvDh
あれっ何かいつの間にか私連載扱い!?w
と驚いた前スレ808加賀×筒井子ですコンバンハ。
いちおコテ付けました。ないと不便みたいなんで…(加賀筒井子っていう名称ワロタw

という訳で加賀×筒井子投下しますです。レス戴けてすっごい嬉しいです!ありがとうございます!
69木崎:04/02/13 03:29 ID:i+clDvDh
はっきり云って、加賀は既に限界にきていた。



気持ちを伝えたのは夏休みも間近に迫った、1学期末テストの直前だ。そっとキスをして好きだと囁くと、
聞き取れないくらいの小さな小さな声で、それでも筒井は確かに、僕も、と呟いたのだ。
あれから3ヶ月。
何かあるかと期待した夏休みは、しかし加賀の部活や互いの家族の旅行、友人と逢う約束などがあって、
何だかんだで3日に一度逢うか逢わないかのペースだった。
しかも夏休みはじめの頃は几帳面な筒井が宿題を早々に終わらせるために逢えず、
後半になれば今度は加賀がそれを写しつつ間違いを指摘しながら一緒に勉強、という、日常とまるで変わらない日々で。
あっという間に過ぎ去った夏休みの後悔に、加賀は今度こそ、と闘志を燃やした9月は、学校のイベントが盛りだくさん。
その中で何をどう間違えたのか、運動神経が切れている筒井が何故か体育祭実行委員などをやる羽目になっていて、
いちゃつくどころか一緒に帰れないことさえ当たり前に続いて。
体育祭の終わった後は、今度は文化祭に向けて将棋部が「男だらけのカレー屋」という聞くからに暑苦しい企画をはじめ、
今度は加賀が放課後に拘束される。
イベントごとが終われば、今度は2学期中間テスト。
悶々とする加賀を裏切るように、時間はあっという間に過ぎていった。


70木崎:04/02/13 03:30 ID:i+clDvDh





「俺はものすごく待った!」
加賀が高らかに宣言すると、男の生理に疎い14歳の少女は、首をかしげた。
「何を?」
あっさりと筒井が聞き返すと、加賀はがくりとうなだれる。
待ちに待った、「加賀の部屋で二人っきり」というシチュエーション。加賀にしてみれば据え膳な状況も、
筒井にしてみれば大好きな恋人とふたりっきりでいられる時間、という以外に何の含みも持たないものらしい。
こういうことは女子の方が進んでいるんじゃねぇのか…?
加賀はうなだれたまま心の中で呟いたが、「どうしたの?」と無防備に覗き込む筒井の丸い瞳に、筒井を「普通の女子」に
カウントすること自体間違っているのかもしれない、とためいきをついた。
「ねぇ、何なの」
相手にされていない雰囲気にむっとした筒井がにじり寄って来る。加賀とてそういうことはしたいが、だからといって
好きな相手に無理強いをして喜ぶほど捻じ曲がってはいない。
「…こっち来んな。離れろ」
無理強いをしたい訳ではないが、状況によっては自分は十分無理強いをしてしまうタイプだと知っている加賀は、
これ以上寄るなと、大きなてのひらを筒井に向ける。
突然の拒絶に、筒井は悲しそうな顔を見せた。
「…加賀は、僕が嫌いになった?」
「は?」
加賀はまるで意図違いな事を云われてぽかんと筒井を見た。が、恋する少女は自分に悪い想像をはじめると止まらないものらしい。
「最近ずっと一緒に帰れなかったから?加賀んちに来れなかったから?僕んちに呼ばなかったから?それとも他の女の子のほうが
良くなった?そうだよね僕なんかよりもっと可愛い女の子の方が加賀に似合って――」
「えーと、ちょっと待て筒井」
「嫌になったならちゃんとそう云ってよ。待ったってもしかしてこれを云うこと?それならもっと早くに云ってくれたって――」
「だーッ!ちょっと止まれお前!」
これ以上暴走されると自分の手に負えなくなると判断した加賀は、とりあえず自分の欲望を捨て置いて筒井を抱きしめた。
思えば最近は抱きしめることすらしていなくて、久しぶりの筒井の感覚に、加賀は性欲とは違う部分が、満たされるのを感じる。
加賀が肩の力を抜くと、筒井も同じ事を思ったのか、小さく息を吐いて、しっくりと加賀の腕の中に納まった。
71木崎:04/02/13 03:34 ID:i+clDvDh




「…お前、突っ走る癖治せよ」
抱き合って加賀の気持ちが何となく伝わったのか、筒井は衣替えを終えたセーラー服の腕をもぞもぞと動かして、加賀の背中にそっと両手を回す。
「…ごめん」
小さく筒井が呟くと、加賀はぽんぽんと筒井の背中を叩いた。
「俺が、離れろって云った意味、知りたいか?」
加賀が穏やかな声で囁くと、筒井は少しの間の後、こくんと頷く。筒井の艶やかな髪のつむじにことりと顎を乗せると、加賀はためいきを吐いて、云った。
「…前、夏にさ、お前に好きだって云ったこと、憶えてる?」
筒井は今度は間髪置かずに頷いた。筒井にとってそれは大事な思い出なのか、加賀の胸に頬をぎゅっと押し付ける。
「あの時やめたことをな、ずっとしたかった訳、俺は」
低く、そう告げると、筒井の身体は僅かに硬直した。あやすように再び背中をぽんぽんと叩くと、加賀は一気に喋る。
「俺が待ったっつーのもそういう意味だったんだけど、お前全然解ってねぇから。あん時はお前の気持ちもわかってなかったし、ちょっとヤケんなってたトコもあんだけど、今はそーいうんじゃないだろ? お前が嫌がることしたくねぇの。
だからあんまりくっついて欲しくなかったんだよ。その…止められなくなるだろ」
筒井はどう返事すればいいのか解らないのか、加賀の胸の中で、そっと俯いた。
「俺、そんな我慢効くタイプじゃねーけど。お前が嫌だっつーんなら、もう少し待つからさ。だから頼むから、あんま無防備に近づかねぇでくれよ。な」



72木崎:04/02/13 03:35 ID:i+clDvDh



加賀はそこまで云うと、ぎゅっと筒井を抱きしめて、それから筒井を離そうとした、が、筒井は加賀のパーカーの背中の辺りの布を掴んで離そうとしない。
「…筒井」
「やだよ」
筒井はぼそりと云うと、腕を緩めて加賀を見上げた。
「やだよ僕そんなの。僕加賀に触りたいと思うもん。そんなの加賀の勝手じゃん!大体こーいう風にしてくれるのだってすっごい久しぶりだよ!僕だってぎゅってしたりしたいもん!なのに何で駄目なの!?」
「お前…お前こそ勝手なこと云ってんじゃねーよ!お前に無理矢理嫌がることしたくねーからやめてくれっつってんだろ!?」
「そんなの知らないよ!」
「お前ッ…」
加賀は突然反論した筒井に腹が立って、そのまま筒井をがばっと押し倒した。いつかのように頭を腕でガードすると、トレードマークと化した筒井の眼鏡を取り去り、とっさに背中から離した筒井の腕を取って、押さえつける。
筒井は急な展開についていけなかったのか、混乱した表情で加賀を見上げた。その表情に、夏のことを思い出して、加賀はチッと小さく舌打ちをする。
「…ビビってんじゃねぇよ」
筒井の上から退いた加賀に、筒井はすぐに上半身を起こすと、加賀をにらみつけた。
「ビビってんのはそっちでしょ」


73木崎:04/02/13 03:36 ID:i+clDvDh


その台詞が、想像以上に加賀の胸を鋭く貫いた。
「…何云って」
「ビビってんのはそっちじゃん!僕が嫌な顔するのが怖くて僕に触れないんでしょ!それって僕が怖いからじゃなくて加賀が怖いからでしょ!最低!」
加賀の内側の思ってもみなかった、しかし指摘されれば図星としか思えないその発言に、加賀は頭に血が上るのを感じる。加賀の表情が今までにないくらいこわばったのを見た筒井は、云い過ぎたかと、語気を和らげた。
「…ごめん」
筒井が小さく告げる。加賀はそれを見ないように、筒井に背を向けた。
その背中が、見たことのないくらい心細げで、筒井は思わず加賀に背中から抱きついた。
「…筒井」
声音は、怒っているというよりも呆然としている、という感じで、もう一度「ごめん」と囁く。
「…嘘だよ、そんなこと思ってないって云ったらそれも嘘だけど、僕のこと思って云ってくれてるのは解ってる、ごめんね」
筒井を振り返らない加賀に、筒井は背中を押した。
「…加賀と、そーいうことしたくないって思ったことは、一回も、ないよ。怖くない訳じゃないけど、でも、加賀が僕に嫌がることしたくないって思うのと同じで、僕は、加賀がしたいことしたいって思うよ」
「…本当に?」
加賀が呟くと、筒井は「本当に」と頷き返した。
「僕だって、加賀が好きだから」
加賀は振り返ると、正面から筒井を抱きしめて、長い長いキスをした。





74木崎:04/02/13 03:39 ID:i+clDvDh
済みません。最高に眠いので続きはまた…。
今度こそエチーさせます!=3

続きうpは、うーん、5日以内には絶対…!
週末に休みが欲しいよウワーン
75名無しさん@ピンキー:04/02/13 19:19 ID:2CMH2kMl
加賀×筒井子キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
おくてな子だと思って大切にしてた娘からこんな風に言われたらたまらんやね。
言う事ははっきり言う、かわいいけどしっかり者の筒井子たん(*´Д`*)ハァハァ
初エチーは焦らずジクーリ行ってください!待ってます(;゚∀゚)=3
76小説まとめ:04/02/13 21:01 ID:cAlMpNv7
キタ*・。*・゚(*゚∀゚*)・。*・゚*!!

前スレの最後でまとめをした者です。
続編待ってる人がいたし、連載中にしたら続き書いてもらえるかなあと
期待して、連載扱いにさせていただきました。
来て下さってうれしいです。
77名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:03 ID:V9yvvN/F
次回、2作品同時エチー突入の悪寒!!

(*´Д`*)ハァハァ(*´Д`*)ハァハァ〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・・
78名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:30 ID:Hu1ezuWT
既にエチー突入してた見たに×ヒカコも続きカモーン!!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
79ヒカ子トリビア:04/02/14 13:33 ID:dCEbbGMO
ヒカ子たんは、







中学を卒業してもママンといっしょにおフロに入っている。
80名無しさん@ピンキー:04/02/14 18:11 ID:J5XZET3A
ヒカ子(;´Д`)ハァハァ
81名無しさん@ピンキー:04/02/14 22:16 ID:gfFO1qmi
淡い胸のふくらみヒカ子(;´Д`)ハァハァ
82名無しさん@ピンキー:04/02/15 14:26 ID:bLoviM9T
ヒカ子って絶対巨乳説ないよな…
83名無しさん@ピンキー:04/02/15 14:46 ID:0FgyCBpI
巨乳は萌えない。
84名無しさん@ピンキー:04/02/15 16:36 ID:GBOOYUR5
伊角子は巨乳だ、きっと。
85名無しさん@ピンキー:04/02/15 18:16 ID:0FgyCBpI
伸一郎子じゃなくて夷隅子なのか?
86http:// ddae44c46.oct-net.ne.jp.2ch.net/:04/02/15 18:48 ID:detbFdad
autumn kitchen 2004
87名無しさん@ピンキー:04/02/16 10:14 ID:YpcXPace
>>82
腐女子は巨乳ダメなヤシ多いからな。
デブに間違われやすい巨乳よりスレンダー貧乳を好むヤシが多い。
全員じゃーないが。
88名無しさん@ピンキー:04/02/16 10:16 ID:cqG/nZ2J
ヒカ子は貧乳でも形はいいよ
89名無しさん@ピンキー:04/02/16 20:03 ID:KD52LyUD
ヒカ子は美微乳。
これだけは譲れない。
90名無しさん@ピンキー:04/02/16 20:06 ID:fQeGRE/l
>>87
該当さんなんですが、巨乳で肩こりに悩むヒカ子とかは萌えですよ。
あられもなく露出して、周りの男棋士を惑わすのも(・∀・)
91名無しさん@ピンキー:04/02/16 22:14 ID:PaeYGM7H
美微乳(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
92名無しさん@ピンキー:04/02/16 22:57 ID:KS8Si6KI
アキラ子たんは微妙に巨乳でどうだろう?
脱いだらすごいんです系
93名無しさん@ピンキー:04/02/16 23:14 ID:KD52LyUD
多分一番の貧乳は越智子
巨乳は…オガタ子かな?
94名無しさん@ピンキー:04/02/16 23:41 ID:uc64Mpq7
倉田厚子巨乳きぼんぬ。Gカップくらい。
95名無しさん@ピンキー:04/02/17 00:09 ID:tWNd2wew
>>92
着痩せするタイプだな、イイ!!
奥ゆかしいやまとなでしこに見えて実はナイスバディきぼんぬ
96名無しさん@ピンキー:04/02/17 21:01 ID:sZJNi7OK
冴木子とか、スレンダーの割に巨乳ぽいだろうな。
センスもいいし、いい女だろうな。
97名無しさん@ピンキー:04/02/17 21:26 ID:TwUIxq+o
なあ、はじめっから女の子じゃなくって、急に女の子になった・・・ってのはありか?
やっぱやおい臭いかなあ?
98名無しさん@ピンキー:04/02/17 21:52 ID:K/BGg3ec
>>97
灰色ですな(漏れは別に構わないが・・・)
99名無しさん@ピンキー:04/02/17 23:04 ID:sZJNi7OK
>97
自分も気にしない。
始めに注意書き入れておいたらいいんじゃないか?
自分的にはネタバレっぽくていやなんだけど…
10097:04/02/17 23:56 ID:q2Ry6DGw
アキラ子投下します。
創作囲碁合宿で、お相手はやっしーです。
お嫌いならスルーしてください。
因みにはじめっから女の子です。


社清春は固まった。
目の前の状況が全く理解できずに動けなくなった。
どこの少女漫画やねん!!
心の中でつっこんでも双方立ち竦み状態。
客観的に見ると(いや、主観的に見ても)自分が悪い。
塔矢アキラが風呂に入っているのは知っていたのだ。
それを承知で風呂に隣接したこの洗面所に来た。迂闊だった。
だがどうしても歯磨きをせねばならなかったのだ。
進藤ヒカルに碁で負け、不本意ながらも納豆を食べさせられたから。
あんなもん、人間の食うモンちゃう!
意地で飲み込んだはいいが、何杯水を飲んでも口の中がねちゃねちゃしているような気がして歯磨きを決意した。
台所を使えば良かった。
大体問塔矢アキラが少しおかしいのだ。
いくらお互いに碁打ちといえ、いくら目的がはっきりしてるとはいえ、年頃の野郎二匹を両親不在の自分の家に泊まらせるのがおかしい。
たぶん、父親の研究会の人間が家によく泊っていたのと同じような感覚なのだろう。
それは理解できないこともない。
下心は無かったか、と聞かれればなんだか素直に頷けないとこがある。
なんてったって、彼女は絶滅危機品種の大和撫子だ。
しかしそれは碁打ちであるということを除いた場合の塔矢アキラである。
101アキラ子、ふたつめ:04/02/17 23:58 ID:q2Ry6DGw
碁が絡んだ際の彼女は、はっきり言って自分や進藤よりも男らしい。
碁にかける情熱は自分も負けてはいないと思うが、彼女の場合はその人形のように整った外見と相俟って、自分たち以上に何か物凄いものを感じる。
女性だから余計に強く感じるのかもしれない。
しかし彼女のことは決して嫌いではない。むしろ好ましいとさえ思う。
少々ぶっ飛んではいるが、別に悪いやつではないし、碁に対する姿勢もはっきりしてて気持ちいい。
そして何より非常に美人だ。
だが、だからといって手を出そうなんて恐ろしくて想像したくない。
何しろ親があれだし、彼女をそういう風に見ているということが、彼女に対してばれたとき、その方が恐ろしい。
しかしなんだ、意識をあらぬ方向に飛ばしてみたとしても、今の状況は変わらない。
風呂から出てくる状態で固まった塔矢アキラ。
体の前部分は白いタオルで隠しているし、湯気で視界はぼやけているが、濡れた髪の毛と桃色に染まった肌が非常に卑猥だ。
ふざけた口調で、すまん!でも目の保養させてもらったわ!ありがとう!とかなんとか言って目をそらし、立ち退くにはもう遅い。
間が悪すぎる。
・・・・・それにどうしても目が離せない。
それほどまでに彼女は芸術的に美しかった。
居間では進藤ヒカルが自分の帰りを待っているのはわかっているのに、世界にふたりだけのような妙な感覚だった。
102アキラ子、みっつめ:04/02/17 23:58 ID:q2Ry6DGw
実際には数秒の時間だっただろうが、社には物凄く長い時間に感じた。
彼が何か言おうと口をぱくぱくさせた瞬間にアキラの方が先に口を開いた
「・・・・・っごめん!」
小さく鋭い声が聞こえたと同時に横に引くタイプの風呂場の扉が音を立てて引かれ、彼女の姿が視界から消えた。
何故自分が謝られたのか訳がわからなかったが、彼女も自分と同じくこの沈黙に耐えられなかったのだろう。
社は当初の目的を忘れ、ぎこちない動きで居間に戻っていった。

囲碁打ちまくり合宿が目的だった。
当初の目的は果たせたと思う。
あの後二人の間にものすごくぎくしゃくした空気が流れたが、ヒカルはそんな空気を感知できるほど敏感ではなかったらしく、彼の何も気にしない普段どおりの態度が社とアキラを救った。
しかしあんな事があったのに、アキラのこの無防備な姿はなんだ。
彼女は寝巻きとまではいかないものの、部屋着と言えるラフな服装に着替えていた。
風呂上りだから当然といえば当然なのだが、いつもスーツやそれに準ずるような格好の彼女ばかり見ていたものだから、社の胸は妙に高鳴った。
ドライヤーで乾かしたばかりの少しぱさぱさした髪の毛が妙に色っぽい。
さすがに下着はつけているらしかったが、普段より薄着な分、以外に大きな胸の質感がやけにリアルで先ほど見た光景と被って社は焦った。
103アキラ子よっつめ:04/02/17 23:59 ID:q2Ry6DGw
「負けました・・・」
ヒカルが搾り出すように言った後、盛大に溜息をつく。
「駄目だぁ〜なんかさ、途中まではいけると思ったのにさあ、たぶん、ここ、この辺で読み間違えたんだよなぁ」
ヒカルが、男にしては繊細な指先で自分の持ってた白石のひとつを指差し、一方の手でわしわしと頭を掻く。
「そうだな・・・ここでの君の手は君らしくなかった」
アキラがそれに同意して同じところで石を動かす。
「ここで、こう打っていたら、全然かわっていたのに・・・もったいない」
いつもより柔らかな口調で、彼女が続ける。
顔にかかった髪の毛を耳にかける動作にどきりとした。
「だって塔矢、お前なんかエロくさいんだもん・・・」
ヒカルが呟いた言葉にアキラが固まった。
もしここに居るのがほかの女だったら・・・・。
社は頭を抱えそうになった。
同じ年頃の違う女だったら、この程度の軽口に、怒るにしろ乗るにしろ、何かしらのリアクションで、上手に切り抜けられたはずだ。
だがそのスキルが、彼女にはない。
アキラの周りは常に研究会の男だらけだっただろう。
碁打ちはどうしても男が多い。
しかし彼女の父親を前にして彼女にそういうバカげたやらしい冗談を言う命知らずはまず居なかっただろう。
だからこういうことを言われたのも初めてだったに違いない。
104アキラ子いつつめ:04/02/18 00:00 ID:bAQMX6jr
「え・・・・えろいって・・・・・」
やっと開いたアキラの柔らかそうな桜色の可憐な唇からは、なんとも弱々しい声が漏れた。
「だってさ、風呂上りでさ、なんかやらしいんだよなぁ、普段着だし・・・・男の浪漫ってか、そういうの?わかるよな、社」
これほど人を殴り飛ばしたくなりたくなったのは始めてかもしれない。
先ほどは、何事も気にしないヒカルに感謝すらした社だが、今は鮮やかな殺意のみしか自覚できない。
アキラの方を見ると切れ長の目をぱっちりと見開いて、何か言いたそうに口を半開きにしている。
ああ、進藤ヒカルを殴って、そのエロくさいアキラの唇に噛み付いてしまいたい。
そんな衝動を必死で抑えながら自分も引きつった笑みを浮かべる。
「あ、あほやな〜進藤・・・そんなんもっとおっぱいとかケツとかがばーん!な井上和香みたいな女に対する感想やで〜塔矢はまだまだ発展途上やって」
自分で何を喋ってるかわからなかった。
ただ、自分は井上和香が好きなことと、自分も塔矢アキラに対してエロくさいものを感じていることは確かだった。
「社〜お前全然わかってないのなぁ、いつもツンツンしてる塔矢みたいな女がさ、こう、ちょっと無防備になってるのがソソるんじゃん!」
もしここに塔矢アキラ本人がいなければ社はその意見に何度も頷いた挙句、ヒカルの手を取って、永久の友情を堅く誓ったろう。
彼の言うことは最もだ。非常に的を得ている。
感性も自分と近いものがある。
105アキラ子むっつめ:04/02/18 00:06 ID:bAQMX6jr
しかしここには当の本人がいるのだ。
しかもその裸体を、完全な形ではないとはいえ、見てしまった。
その記憶もまだ生々しいのに、どうしてその意見に賛同できよう?
「あーあ、もうこんな時間かよ・・・塔矢、俺風呂借りる前にコンビニ行って来るわ」
社が沈黙してしまったのも気にせず、ヒカルはあくまでマイペースにそう言い放つと、じゃらじゃらと碁石を片付け、立ち上がった。
「やっぱ風呂上りはコーラ欲しいんだよなあ・・・お前んチないだろ?検討はまた明日な!今日はお開き!」
なんて勝手な・・・と、社やアキラが何か言う前に、ヒカルは鞄の中から財布だけ取り出すと、襖を開け出て行ってしまった。
社は呆気に取られていたが、すぐに我に戻った。
すぐにアキラの方を見たが、俯いていて、どんな顔をしているか全然わからない。
気まず過ぎる。
それでも彼女のほうを見ていると肩が微妙に震えている。
泣いているのかと思った瞬間、彼女の口から嗚咽が漏れた。
社は焦った。
彼女が何に対して泣いているかわからなかったからだ。
大体彼女はちょっとやそっとで泣くような女じゃない。
それは付き合いの浅い自分でもよくわかる。
女が泣いていたら、男としてそれだけで焦るのに、それが塔矢アキラだった日には、もう自分の脳の許容範囲を軽く超えてしまっている。
10697:04/02/18 00:09 ID:bAQMX6jr
かなり急いで書いているので誤字脱字、にほんご妖しい部分は目を瞑っていただければ嬉しいです。
次までにはエロにもって逝きます。
できるだけ早くアップしますので、数少ないアキラ子好きの同士の方はお付き合いいただければ本望!
107名無しさん@ピンキー:04/02/18 00:37 ID:OZ+ZLhHo
アキラ子たんいきなりヌードで登場イイ!!
続きが非常に気になる・・・
次回も楽しみに待ってます!!
108名無しさん@ピンキー:04/02/18 01:01 ID:EGHiG3ZB
うおう!アキラ子キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!!!
続き待っとりやす(;´Д`)ハァハァ
109アキラ子七つ目:04/02/18 03:00 ID:YMavMmbj
アキラは自分が泣いていることを悟られまいと嗚咽を噛み殺す無駄な努力をしているが、それが余計に痛々しい。
碁石を片付けるべく碁盤の上に置かれた白い手が口元に寄せられ、俯いた頭の角度は、ますます深くなった。
「と・・・・・塔矢・・・?」
どうしようもなくなって、社が横から彼女の肩に手をかけるとアキラの体がびくりと震えた。
それでも顔を上げない彼女の肩は矢張り華奢で頼りない少女のそれだ。
改めて彼女は女であったことを確認させられたようで、社は複雑な気持ちになった。
「っしん・・・どうはっ・・・」
肩を掴んだまま社がかたまっていると、彼女が引きつった声で喋り出した。
顔を覗き込むのは嫌がるだろうと思ったが、どうしても気になってアキラの顔を覗き込む。
美しい眉を寄せ、口を抑え、彼女は泣いていた。
その強烈なビジュアルに、社は一瞬くらりとした。
それに気付かず、アキラは続ける。
「彼はっ・・・僕のこと・・・女として見てた・・・」
・・・・それは、当たり前やんなぁ・・・・。
その言葉を噛み砕くのに、社は少しの時間を要した。
たぶんこの少女、女であることに対する反抗があったのだろう。
だから今でも自分のことを僕と言うのだと思う。
公式な場や雑誌のインタビューでは私と言っているみたいだが。
囲碁界はどうしても男性中心だ。
110アキラ子やっつめ:04/02/18 03:00 ID:YMavMmbj
その中でアキラは女流では文句無しでほぼ最強。
しかも新人の中でも突出した才能を見せるサラブレッドの彼女の男に対するコンプレックスは、たぶん計り知れなかったろう。
女だからと舐められたり、馬鹿にされたり、疎まれたり、そういうことはきっと、たくさんあったはず。
只でさえプライドの高い彼女のことだから、それに何度も傷ついてきたのは容易に想像がつく。
そんな中で、物事にあまり頓着しないヒカルの存在はかなり貴重だったのだろう。
彼はどう見てもストイックではなさそうだし、デリカシーもなさそうだが、アキラに対しては「碁打ち」というフィルターがかかっているだけで、「女」として見ていなかったという図式があったのだろう。きっと。
だからさっきの発言もあまり意味はなかったと思う。
ただ、もう日付は変わってしまっていて、眠かったろうし何度か連続で負けていたみたいなので、それで少しバカなことを言いたくなったのだろう。
彼はそういう人間だ。
「あんま気にしなや・・・進藤もなんも考えてへんて」
やっとのことでそれだけ言うと、社は手を離した。
あまり彼女に触ってるのもどうかと思ったのだ。
「・・・・・・・ヘンなこと言って、ごめん」
大きく息を吸い、震えながら息を吐いたアキラは真っ赤な顔のまま立ち上がった。
強引に涙を拭うと小さな声で一気に喋り出した。
「社、布団はそこにあるから、すまないが自分で敷いてくれ。この辺にあるものは勝手に使ってかまわないから・・・・すまないが僕は寝かせてもらう」
そこまで言い終わると、アキラはくるりと後ろを向き、開けっ放しになってた襖から外に出て行ってしまった。
111アキラ子ここのつめ:04/02/18 03:01 ID:YMavMmbj
廊下の足音が遠くなっていき、完全に聞こえなくなった後に、社は我に返った。
ヒカルが帰ってきてもこのことを言うべきではないと思った。
たぶん彼女のことだから、明日の朝になれば普段どおりの彼女にもどっているだろう。
でも・・・・。
社はあまりの自分の情けなさに嫌気がさした。
こともあろうに、自分は塔矢アキラが泣いている姿に劣情を覚え、体の一部はあからさまに興奮している。
・・・ちょお、俺サイテーやん・・・
それでもアキラの泣き顔や、風呂場で見たあの美しい肢体は頭から離れない。
片付けかけの碁石を乱暴に片付けると、社はどたどたと音を立て洗面所に走った。
水道をひねると冷たい水が勢いよく出てくる。
顔をばしゃばしゃと洗い、口の中をゆすいだ。
側にあったタオルで顔を乱暴に拭うと、ふと、洗濯機が目に止まった。
瞬時に頭に蘇った、アキラの裸体。
そして自分が今手を伸ばせば手に入る、彼女の体を包んでいた下着。
横の洗濯籠には何も入っていないところを見ると、たぶん下着などは洗濯機の中に直接放り込んだのだと思う。
全員が利用するだろう洗面所に下着を放置するほど彼女は無頓着ではなかったらしい。
駄目だ。
いくらなんでも最低すぎる。
洗濯機に伸びそうな手をやっとの思いで食い止め、今度はトイレに駆け込む。
ここで抜いてしまうのは簡単だろうが、どうしても心がそれを赦さなかった。
とりあえずこの狭い空間で、社は自分の興奮が収まるのを待った。
桑原本因坊の顔や、この間茶化しに来た倉田の顔を必死に思い浮かべる。
どうにか収まったころにヒカルが帰ってくる気配がしたので、トイレを出た。
112アキラ子じゅっこめ:04/02/18 03:02 ID:YMavMmbj
ヒカルは布団に入ると隣ですぐに寝息を立てていた。
が、社は全然眠れなかった。
今アキラは何をしているのだろう。
時間はもう二時を過ぎている。
いいかげん寝たのだろうか。
彼女のことを考えると、異様なほど興奮した。
また駄目っぽくなってきたので、彼は水でも飲みに行こうと立ちあがった。
ヒカルが起きないようにゆっくりと襖を閉めて、台所に向かう。
ふと、アキラの部屋のほうを見ると、明かりが漏れている。
まだ寝てないのだろうか。
そう思うとどうしても気になって、社の足は彼女の部屋のほうに向かった。
「・・・・・・とーや・・・・俺や・・・まだおきとるんか?」
控えめな声で部屋の中に居るであろう人物に声をかける。
しばらくまっても返答が無い。
社が訝しげに思った瞬間、すっと襖が開き、細い腕が社の腕を掴み、中に引き入れた。
ビックリして上がりそうになった声をすれすれのところで押しとどめ、社はよろけながら殺風景な部屋の中に入る。
アキラは襖を閉めるとこちらに振り向いた。
目の周りが赤くなっている。
あの後も涙が止まらなかったのだろうか、袖口は濡れていて、なんとも痛々しかった。
113アキラ子じゅういっこめ:04/02/18 03:03 ID:YMavMmbj
たぶん寝ようと努力したのだろう。
少し乱れた布団が敷かれている。
枕元にある古い詰め碁集は無造作に放置されていた。
社は自分の血圧が上がるのをリアルに感じた。
「社、僕は今からおかしなことを言うと思う」
唐突に響いた声は、押し殺したように小さく、それでも震えていた。
「今から言うことは、忘れてくれ・・・」
彼女が息を吸う気配があった。
「僕は君が好きみたいだ」
消え入りそうな声は、人工的な灯りの中ではっきりと見えるアキラの口からはっきりと発せられた言葉であることは間違いない。
でも社はこの短い言葉を理解するのにかなりの時間がかかった。
音として脳に入ってきたあと、それが言葉として意味をもった。
その瞬間、彼の血液は物凄い勢いで流れ始めた。
さっき彼女が泣いたわけは、もしかしたら、もしかすると。
「たぶん、そうだ・・・だからこんなに苦しい」
そうだ。自分がヒカルのバカな発言に同意しなかったからだ。
それに対して泣いていたのだ。彼女は。
勿論、彼女が先ほど言ったことは嘘ではないだろうが・・・。
そんな思考をめぐらせる間も無く、社もはっきりと自覚した。
114アキラ子じゅうにこめ:04/02/18 03:03 ID:YMavMmbj
自分は彼女に欲情している。
息が荒くなるのがわかる。
アキラは唇を噛み締め、目線を下に落としている。
その彼女に近づき、思い切り抱きしめた。
彼女の体が一瞬強ばり、そして反射的に腕を突っぱねた。
しかし社は腕の中の彼女を逃がすことなく、更に力をこめる。
苦しそうにうめいた彼女に気付き、腕の力を少し緩めるとアキラが上を向き、社の視線とぶつかった。
彼女の瞳は怯えていた。
薄い寝巻きの上からはっきりと主張している自分の息子が腹立たしかった。
それはアキラの腹の部分にぴったりとくっついていて、彼女は怯えたように、困ったように眉を寄せる。
彼女も年頃だろうから、いくら古風だからといって、コレがこうなっている意味くらいわかるはずだ。
社は彼女の身体を引き裂いてしまいたい衝動にかられ、後ろに廻した手で、尻の柔らかな肉を鷲掴みにした。
驚くほど柔らかいそれは、社を更に煽る。
「・・・・っ!や、やだ・・・」
アキラの体は強ばっていたが、社はどうしても自分を止められなかった。
抵抗をゆるさず、身体を密着させたまま彼女の身体を持ち上げ、身体を無理矢理布団に横たる。
前開きの寝巻きのボタンを引きちぎった。
下に着ていたシャツをめくり上げてやっと見えた彼女の白い胸は、これ以上無いほどの美しさだった。
上向けになっているのに、美しい形状を保つ乳房の上にある薄い桃色の乳首からは、甘い雌の匂いが漂っていた。
どんなグラビアアイドルにも負けない、その意外なほど豊かな胸は、蛍光灯の下で、風呂場で見たときよりもはっきりと社を誘惑した。
115アキラ子じゅうにこめ:04/02/18 03:11 ID:YMavMmbj
片手でアキラの腕の動きを封じ、もう片方の手でひとつの乳房をきつく掴んだ。
たまらなくなって、もう片方の乳房を口に含む。
少女の身体は、あまりにも卑猥にどこもかしこも柔かい。
息をするために、彼女の胸が上下するのがわかる。
ぐったりと腕からは力が抜けて、荒い息を繰り返している。
声を上げたりはしないようだ。
その仕種にふと良心が痛んだが、それでもアキラの体を貪るのをやめるなんてことはできなかった。
腕を押さえつけていた手が下半身に行き、いきなり彼女の股の間をズボンの上から強く擦った。
「あっ」
小さく上がった声は、社の興奮を更に高める。
胸を貪りながら、股間を性急に愛撫した。
かなり雑なそれに、アキラは翻弄されていた。
そして混乱している。
こんな状況が信じられなかったし、こんな声が出る自分が信じられなかったし、鋭い快感も全て恐ろしかった。
「あ・・・・・やだ、やだ、社っ・・・やだぁ」
うわ言のように繰り返す言葉が、まさか彼を更に煽っているなんて思わない。
こんな状況を望んだわけではないのに、抵抗したいのに、体が言うことをきかない。
恐ろしくて涙で視界がゆがむ。
そのとき、顔を唐突にあげた社と目が合った。
11697:04/02/18 03:12 ID:YMavMmbj
眠いのでここでいったん終わります。
っていうか、社とか・・・・異色?
お目汚し失礼しました〜
117名無しさん@ピンキー:04/02/18 03:32 ID:e9f9GqJJ
アキラ子あげ っていうか書くの早いですね
118名無しさん@ピンキー:04/02/18 11:06 ID:sWW+wVJv
ツマンネ
119名無しさん@ピンキー:04/02/18 12:51 ID:qbf1Xa1d
>>116
一気に読ませてもらいますた。
普段は強気で漢な美人って設定が既にエロいですな。
そんなアキラ子たんが泣いちゃったりお尻が柔らかかったりおっぱいおっきかったり

た ま ら ん!! (;´Д`)ハァハァ
120木崎:04/02/18 21:11 ID:KhAuNxPo
えぇと、続きうpします…。
ていうかNGワード入れるのすっかり忘れてましたごめんなさい!
NGワードは筒井でお願いします。
121木崎:04/02/18 21:13 ID:KhAuNxPo





「…っ」
セーラー服の上着から加賀のひやりとした手が滑り込むと、筒井はぶるりと震えた。
「ごめん、冷たかったか?」
「…平気」
散々強がっていたがいざとなると戸惑いの表情を隠せない筒井が、それでもぎこちなく微笑むと、加賀も笑って、筒井に「はい、ばんざい」と云った。
「え?」
「いーからばんざい」
云われるままにおそるおそる腕を上げると、加賀は頭からセーラー服を脱がせる。
「わっ」
勢い良く顔を服が通り抜けて、筒井は思わず声を上げた。小さな子供にするようなその脱がせ方に、上半身を守るものが白い小さなレースの付いたブラジャー一枚になってしまったのも忘れて、堪えきれず笑い声を上げる。
その声に加賀も可笑しくなって、漸く肩の力が抜けたふたりは、互いにひとしきり笑い合った。
「…いい?」
笑いが収まった頃、自然に加賀が云うと、筒井は頬を赤く染めて、小さく頷く。
背中に腕を回してホックを外すと、音もなく解けたそれは、ふわりと筒井の胸に浮いた。その隙間から手を差し入れると、思っていたよりも大きく、弾力のあるそれは、加賀の手の形に合わせてふにゃりと歪む。
「…っ」
筒井の肌がざわりとあわ立った。置き場所に困った結果ベッドのシーツを握ることにしたらしい筒井の両手を解くと、その手を導いて自分の背中に回させる。
おずおずと力を込めた筒井に励まされるようにして、ブラジャーをそっと外した。
122加賀×筒井子:04/02/18 21:13 ID:KhAuNxPo
「あ…」
小さな上げて、筒井は露になった自分の胸を見下ろした。普段自分で見慣れている筈のそれが、加賀の手が覆うように触れるだけでまるで違う身体のように見えて、今度は出来るだけ見ないようにとそっぽを向く。
手の中の二つの膨らみを、さっきより少し力を入れてと揉みしだくと、筒井は「痛い」と小さく抗議した。成長期の筒井の胸は、少し力を加えただけで相当痛むらしい。
そんな壊れ物のようなそれに、ますます愛しさが募って、これなら痛くないだろうと、そっとくちづける。何度かキスを繰り返して、つんと尖ったピンク色の先端に舌を這わせると、筒井は嬌声を上げた。
ちゅっとそこに吸い付いて、くちびるで甘く噛む。時たま硬い歯が触れる度、筒井はびくっと身体を震わせた。その身体にあわせてぷるんと揺れる乳房が可愛くて、加賀は思わず笑いをこぼす。
「…わ、笑わないでよっ…」
「いや、可愛いからさぁ…」
「小さくて悪かったねっ」
「これから大きくなんじゃねぇの?」
かり、と突起を齧ると、筒井は思わず、といった感じで「あっ…」声を漏らした。
「…やっぱ可愛い、筒井」
「…っ」
「好き」
筒井の返事を聞く前に、加賀は再び乳房に吸い付く。空いた手でもう片方の先端も嬲ると、加賀の方こそ蕩けてしまいそうな声を出した。
「気持ちいい?」
耳たぶにくちびるを寄せ、ぬめった舌を差し込んで音を立てると、筒井はいやいやをするように首を横に振る。
123木崎:04/02/18 21:14 ID:KhAuNxPo
「気持ちいい、筒井?」
そんな仕草すら可愛くて尚も尋ねると、筒井は真っ赤になった顔で加賀のほうを見ないようにしながら、「そんなこと、聞かないで…」とたまらないように声を絞る。
それが返事だとみなした加賀は、耳から舌を離し、さんざん触った胸部を通り越して、スカートのホックを外した。
「…スカート、皺にならないように置いて」
それがせめてもの憎まれ口だと解っている加賀は、そんな筒井がただただ愛しくて、お姫様の云うとおりプリーツに沿ってスカートを床に置くと、ブラジャーと同じ種類のショーツに手をかける。
もう抵抗の色をまるで見せない筒井は、それが足から抜き取られても、加賀と目を合わせないようにしながら、おとなしく加賀の背中に触れていた。
その加賀が上半身を起こしたので、驚いて見上げると、加賀もあっという間にパーカーを脱ぎ捨てた。
「お前だけ脱がしたら、お前ズルイって云うだろ」
実際の筒井はそんなこと思うほどの余裕などなかったのだが、その自分を良く解った加賀の一言に、安心して頷く。引き締まった加賀の上半身が自分を包み込むと、衣服を着て抱き合うのとは違う気持ちよさと安心感に、思わずためいきが出た。
そんな筒井に加賀はちゅっとキスをすると、身体を離して、太腿をなであげる。反射的に閉じた筒井の足と足の間を、何度も撫でてやると、観念したようにそれはゆっくりと解けた。
誘われるように、秘所にそっと触れると、そこは少しだけ加賀の指を濡らした。
「あっ…」
他の部分よりずっと柔らかいその粘膜は、初めて訪れる感覚に戸惑うようにピクリと動く。更に指を進めると、突起にちょんっと指先が触れた。
「あっ…!」
筒井の身体がビクリと跳ね、加賀の背中にちくりと痛みが走る。無意識に爪を立てたらしく、すぐに筒井はあわてて、
「ご、ごめん」
と云った。
「いいから」と筒井をなだめると、その突起をくりくりと弄る。白い身体がぱっと扇情的に赤く染まって、
驚くほどに加賀の征服欲をかきたてた。
「だ、駄目っ…」
124木崎:04/02/18 21:16 ID:KhAuNxPo
反論を気にせず、それを何度も何度も指先で嬲ると、少し湿っていた程度だった秘所は、だんだんと水分を帯びてくる。
女って、こういう風に濡れるのか…。
勿論加賀自身も行為そのものは初めてだが、そういった類の本やビデオを見ることは人並みにある。なので、知識通りだったり、
或いはそうでなかったりしたもののカルチャーショックをこの30分で何度か乗り越えていたのだが、いざとなると矢張り、興味や頭よりも、身体が疼きだしてくる。
いくらか濡れてきたとはいっても、やはりこのまま貫くにはちょっとつらすぎるだろうと、加賀は身体をずらして、筒井の秘所にくちびるを寄せた。思ってもいなかった行為に、されるがままだった筒井がさすがに動揺する。
「え、ちょ、加賀っ…」
暴れる太腿を押さえながらそこに舌を這わせると、甘い声と共に一瞬で筒井は大人しくなった。さっき激しく反応していた突起に舌を這わせ、歯を軽く当てると、窮屈そうなホールから蜜が溢れてくる。
ここか、とそこに指をあてがって軽く押さえるように入れると、中指は第一関節部分まで、つぷ、と簡単に飲み込まれた。
筒井は痛がるどころか、快感の反応以外見せない。とりあえずここを解せばいいのだと理解した加賀は、舌と指とを使って、長い時間をかけて筒井を愛撫した。
指1本から2本が入るまでに時間を要したが、他は順調で、加賀はエロ本で見た「指3本入れば挿入できる」という知識を思い出し、3本に慣れた筒井の中からそっと指を抜く。
「…っ…」
「…入れても、いい?」
小さく囁くと、筒井は戸惑いがちに、それでもコクリと頷いた。
125木崎:04/02/18 21:17 ID:KhAuNxPo
既に大分窮屈になっていたジーンズの尻ポケットから財布を取り出す。何をするのかと不思議な顔をした筒井に、加賀は財布の中から取り出したコンドームを見せた。
「…あ」
「こーいうのは、ちゃんとしてぇから」
云いながらジーンズを下着と一緒に脱ぐと、硬くなった自身が現れる。それを軽く扱くと、加賀は小さな袋を千切って、ゼリー状のぬるぬるした物体の付いた中身を取りだし、被せた。それは何度か戯れに着けてみたことがあったので、戸惑うことなく簡単に装着できる。
きちんと付けたのを確認すると、加賀は入り口に、そっと先端をあてがった。
「あっ…」
指とはまた違った感触と太さに、筒井が怯えるように加賀を見上げる。しかしそれは加賀を拒絶するものではないことはもう十分に解っていたので、前のようにやめてやろう、という気はまるで起きなかった。
「…いくぞ」
筒井の身体をぎゅっと抱きしめると、加賀は、ゆっくりとそれを筒井の中に挿入した。
「あっ…!」
快感、というより痛みを堪えるというのが正しい筒井の表情に、加賀は心配になって何度もキスをする。
「痛…痛い、痛ぃっ…加賀ぁ」
「ごめん…ごめん、筒井」
が、さすがにここまできてやめてやることは出来ない。少しでも苦痛を和らげてやろうと、加賀は筒井を呼びながら、沢山のキスを筒井に降らせた。
126木崎:04/02/18 21:18 ID:KhAuNxPo
途中、とっかかりのようなものが加賀の侵入を邪魔した。筒井がはじめて受け入れる証であるそれを突き破ると、筒井からひときわ高く、「痛ぁっ…」という声が漏れる。
苦しそうに眉根を寄せる筒井に完全に自身が入り込むと、「全部、入った」と囁いた。その声は思った以上に切羽詰っていて、自分で自分の掠れた声に驚く。
それを聞いて筒井は、ぎゅっと閉じていた目をうっすらと開ける。寝てむきだしになった額はうっすらと汗をかいていて、それを拭ってやると、筒井は少しだけ笑った。
「…痛いか?」
「…痛い、って、いうより、苦しい。圧迫感、って、感じ」
「今、動いたら辛い?」
「…もう少し、待って」
筒井は自分の身体に食い込んだ異物を馴染ませようと、深い呼吸を何度も繰り返した。加賀もそれに合わせて呼吸をすると、本当にひとつになったんだ、という感覚が改めて加賀の胸にこみ上げる。
じわりと目の奥が熱くなって、やべ、と必死にそれを堪えたが、努力はむなしく、筒井の頬の上にぽとり、と落ちた。
零れたそれは、まさしく涙だった。
「…加賀」
筒井は驚いた声を上げたが、すぐに切なげな表情になって、加賀をぎゅっと抱きしめる。
「加賀、好き」
筒井の優しい声に抱きしめられながら、加賀は何故かぽろぽろと溢れる涙が止まらない。
「好き、加賀、好き」
云いながら、筒井の目にも涙が溜まってぎりぎりで保っている。「動いていいよ」と囁かれ、加賀は泣きながら律動をはじめた。
「…っ」
「痛いか?」
「へーき…だから、つづ、けて」
荒い呼吸を繰り返しながら潤んだ微笑む筒井に、愛しさが止められなくなって、加賀は何度も何度も筒井を貫く。
とうとう限界に達して、「筒井っ…」と声を上げると、筒井は加賀をぎゅっと抱きしめて、それを受け止めた。



127木崎:04/02/18 21:19 ID:KhAuNxPo







お互いの荒い呼吸が、静かな部屋の中に響く。
それが段々落ち着いて、静かな息づかいになると、筒井は小さく「ごめん」と呟いた。
「何が?」
「シーツ…汚した」
見ると、シーツの上の互いの腰の辺りが、赤く染まっている。
「…仕方ねぇじゃん」
「…でも」
「それより、痛かったろ?俺こそごめん」
筒井の胸に顔を埋めてぎゅうと抱きしめると、筒井は小さく笑って、加賀の頭を撫でた。
「いいこいいこ」
「…バカにしてる?」
「してないよ。好き」
加賀が顔を上げると、柔らかい表情の筒井と目が合って、加賀はたまらない気分になって筒井を更に強く抱く。
「ちょっと、加賀、苦しい」
筒井は抗議の声を上げたが、あからさまに楽しそうな響きを含んでいたので力は緩めず、「だーっ」と意味もなく雄叫びを上げた。
「何今の」
「よくわかんねぇ」
「変なの」
云いながら笑う筒井の目に少し涙が溜まっているのを見つけて、加賀はその瞳にそっとキスをした。
128木崎:04/02/18 21:21 ID:KhAuNxPo
えぇと、一応この話はこれでおしまいということで…。(連載は勘弁w)
別バージョンの加賀筒は書きたいです。筒井子はもっと書きたいです。
楊海×伊角子も書きたかったり…w

長々お付き合い有難うございました〜
129名無しさん@ピンキー:04/02/18 22:44 ID:zqChdpwC
アキラ子と加賀筒井子
キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚  )━(  )━( ;´)━(;´Д)━(;´Д`)━━ハァハァ

新小説、強さとモロさが同居するアキラ子たんに萌え萌えっす!
この娘の処女喪失をこれから見せていただけるんでつね!!?手ぐすねひいて待ってます!(;´Д`)ハァハァ

木崎さん、そろそろ来ると思ってお待ちしておりました!!
(;´Д`)ハァハァと同時に、涙を落とす加賀が本当に筒井子たんが好きなんだな〜って感じでじーんと来たよ。
終わるのは寂しいけどこの二人がラブラブで結ばれて(・∀・)ヨカッタ!別バージョンも是非よろしくです!!
130名無しさん@ピンキー:04/02/19 00:18 ID:i5/2LO96
ヒカ子の子宮口(;´Д`)ハァハァ
131名無しさん@ピンキー:04/02/19 00:52 ID:fRvX4h43
>128
乙かれ様でした!愛あるセクースに(*´Д`*)ハァハァ
筒井子たん小説これからも楽しみにしています。
ヤンハイ×伊角子さんもどうぞよしなに〜!
132名無しさん@ピンキー:04/02/19 01:04 ID:vxxEztnz
>>128
またのご降臨、楽しみにお待ちしてます!
楊海×伊角子もぜひぜひぜひ読みたいので
よろしくお願いします。
13397:04/02/19 04:06 ID:ryOZUKv3
アキラ子続きいきます。
お嫌いな方はお避けくださいね
134アキラ子じゅうよんこめ:04/02/19 04:06 ID:ryOZUKv3
昼間とはまるで別人の血走ったそれが、アキラを串刺しにしてしまうような感じがした。
酷く恐ろしい筈なのに、同時にアキラはおかしな感覚に襲われた。
これがオトコなのだ。
そして自分はこんなにもオンナである。
そう思うと体が熱くなった。
望んでいない行為のはずなのに、恐怖ではない別の何かが心臓の動きを早くした。
暑い。熱い。
社の手はアキラの頬を挟み、涙で潤んだ瞳と真正面から対峙した。
この綺麗な瞳を濡らしているのは社自身であり、ヒカルではない。
「・・・スマン」
自分でも何に対して謝っているかわからなかった。
でも今更後に引けない。
社はアキラの薄い唇に噛み付くように口付ける。
その小さな口は社の侵入を簡単にゆるした。
どうしていいかわからないといった様子のアキラの顎を、口付けしながら強く押し、口を開かせる。
反応が遅れた舌を荒々しく絡めとって、吸った。
柔かい。
塔矢アキラは、口の中まで柔かく、そして熱かった。
社は夢中になって口内を蹂躙した。
指に絡まるすべすべした髪の毛の感触が気持ちいい。
135アキラ子じゅうごこめ:04/02/19 04:07 ID:ryOZUKv3
「あ・・あふ・・・」
苦しそうな声が口の端から漏れる。
唇を離すと、二人の間で細い糸が引いた。
彼女の目はぼうっとしてきている。
瞳には誰も映っていないように見えた。
社はどうしようもなく切なくなって馬乗りになったままその華奢な体を抱きしめた。
剥き出しになった胸が社の胸板で潰れる。
「スマン、スマン、塔矢・・・・俺・・・あかんわ・・・あかん、最低やな・・・・」
塔矢アキラのことが好きかと問われれば、好きだと言える。
でもそれは碁打ちとしての塔矢アキラであって、女としての塔矢アキラではないと思っていた。
でもなんだろう。
これはなんだろう。
何故か泣きそうだった。
アキラが苦しそうに息を吐き、白い腕をすっと伸ばし、社の背中をぽんと叩いて、ぎゅうと抱きしめた。
「・・・・ごめんね」
この状況で謝られる意味がわからない。
ビックリして彼女を覗き込むと、明るい部屋で顔を真っ赤にしたひとりの少女が泣いていた。
「ごめんね、社・・・ごめんね・・・」
社は彼女の涙を親指で拭い、ボタンがはじけ飛んでしまった寝巻きの前合わせの部分を元に戻した。
最低だ。
136アキラ子じゅうろっこめ:04/02/19 04:08 ID:ryOZUKv3
女を泣かせている。
こんな暴力的な方法で、少女を泣かせているのだ。自分が。
立ち上がろうとしたら、足がもつれて尻餅をついた。
ぺたりと間抜けに座ると、アキラが寝巻きを気にしながら身を起こした。
「ホンマ・・・サイッテー・・・何考えてるんやろう・・・ホンマ、アホやわ・・・どうしようもないな・・・アンタ泣かせて、無理矢理ヤろうとして・・・」
寝癖のついた自分の髪の毛を両手でわしわしとかき混ぜ、社が涙声で自嘲気味に笑う。
「社、ヤシロ・・・僕・・・」
アキラがこちらに近付いてくる気配がしたと思ったら、柔かい体で抱きしめられていた。
「混乱させたんだよね・・・ごめんね・・・・」
自分にあんなことをした男なのに。
恐ろしいと思うのに、彼女の声は優しかった。
柔らかな胸があたる。
無理矢理弄った白い胸。
その質感は掌にまだリアルに残っている。
さっきよりはましと言っても、まだ火照っている体には、アキラの体の柔らかさは凶悪だった。
「アカン、塔矢、離れえ・・・俺・・・」
またアンタにひどいことしてまう。
そこまで言う前に、彼女の唇が社のそれに被さった。
ちょん、と触れるだけのそれは、今まで社が経験してきた口付けのどれよりも切なかった。
137アキラ子じゅうななこめ:04/02/19 04:13 ID:ryOZUKv3
「僕はどこかで否定してたんだ。女である僕を。だから自分が君に抱く感情も嫌だった」
でも、と彼女は搾り出すように続けた。
「こんなに女なんだ、僕は・・・社・・・僕は今、君に欲情してる」
白い腕が社の頭を抱き、自分の胸にうずめた。
心臓の音が酷く早くなっている。
「僕のこと嫌いになってもかまわない・・・でも・・・」
空気に溶けるような、弱々しい声だった。
でも社にははっきりと聞こえた。
「・・・抱いてくれ・・・・」
社はこの瞬間、自分の体に電流が走ったような感じがした。
そしてはっきりと自覚した。
好きなんだ。自分は、この目の前の美しい少女が。
そして自分もそのことを認めたくなかったのだ。
碁打ちとしての塔矢アキラを強く認識するあまりに。
仕様も無い柵に苦しんでいたのは、自分のほうだったのだ。
傷つけたくない。
でも傷つけずにはいられない。
矛盾したふたつの感情がぐるぐると渦を巻いて、彼を飲み込んでしまうようだった。
13897:04/02/19 04:14 ID:ryOZUKv3
本日はここまでで
エロぬるくてすみません。
文章書くのはは久々なのでマジで荒いですけど、お許しください。
アキラの口調がむずい・・・
139名無しさん@ピンキー:04/02/19 07:32 ID:i5/2LO96
もううpしなくていいよ。ウザイ
140名無しさん@ピンキー:04/02/19 08:03 ID:d7RQ1Ixc
>>97
アキラ子たん可愛いです(*´Д`)ハァハァ
続きお待ちしております!頑張って下さいね(*´Д`)ハァハァ
141名無しさん@ピンキー:04/02/19 08:40 ID:UoAqnomE
139>そういうのヤメロよ…

だがヒカ子職人さん激しく待ってまつ(;´Д`)ハアハア
142名無しさん@ピンキー:04/02/19 09:59 ID:tn0O7laB
>139
お前こそがウザイよヒカル基地外が
143名無しさん@ピンキー:04/02/19 10:51 ID:r/nTGFMy
っていうかさ、ヒカ子専用スレいるんじゃねーの? 信者がうざくてヒカ子以外の職人さんかわいそうだよ
144名無しさん@ピンキー:04/02/19 11:11 ID:tn0O7laB
そうだな。どっかしたらばとかに場所借りてやればいいじゃん。
ヒカ子連続しすぎ。
145名無しさん@ピンキー:04/02/19 12:43 ID:Iu/CY4c0
>>138
アキラ子たんはカラダだけじゃのーて口の中も柔らかいんですね(*´Д`*)ハァハァ
読みやすいし良い具合でつよ。今後もひきつづきハァハァさせていただきたい。


後はとりあえず、
萎えより萌えを語るスレでありたいものだ。
146名無しさん@ピンキー:04/02/19 13:07 ID:zG01MAGc
ヒカ碁関係のスレはどうしていつもこうなるんだか。
139-144全員落ちけつ。
139のような煽りは無視でお願いしたい。
この程度しか伸びてないスレから専用スレなんて勘弁して欲しいんだが。
147名無しさん@ピンキー:04/02/19 13:30 ID:8JqwNVGC
アキラ子たんエロかわゆくてイイヨイイヨー!!

職人氏サンクス、おいしくいただきますた!!
148名無しさん@ピンキー:04/02/19 14:02 ID:tn0O7laB
>146
逆だよ。
ヒカル信者や隅厨がいるから伸びないんだよ
別のしかるべきところにいってくれればこっちは活性化する。
149名無しさん@ピンキー:04/02/19 14:18 ID:UoAqnomE
そしたら、ここはアキラ子と筒井子専用スレになってしまうんじゃ?
 
ヒカ子スキーだが、だからと言って139みたいな事は思わない。
ここはヒカ碁女体化総合スレだし。ほとんどのヤシはそう思ってるだろ?
 
いちいち釣られてヒカ子スキー全員をヒカオバ認定しないでクレ…(´Д`;)
 
ヒカ子だけ隔離したらそれこそ明厨の仕業に思えるんだが
150名無しさん@ピンキー:04/02/19 14:45 ID:tn0O7laB
>149
それにしたって光信者はトラブル持込み杉。
そうやって自覚もなく正論まくしたててでしゃばってくるから余計騒ぎがでかくなるんだろ。
こっちが穏便に行くように提案してるだけなのに、それもいや、これもいやでは事態膠着するばっかりなんだが。
151ポチ@駄文職人:04/02/19 15:56 ID:6XDqQssg
アキラ×ヒカ子
>>12-17



「……遅い」
ヒカルは布団の中で蹲り電話をすると言ったまま帰ってこないアキラに不満を募らせていた。
「あぁっもう!」
我慢の限界だと言わんばかりに布団を蹴り上げ起き上がるとアキラを探しにヒカルは部屋を出た。

塔矢家の玄関に置いてある電話…ヒカルはアキラの寝間着を纏った姿で歩いて行くと楽しそうな話し声が聞こえてくる。
「ははは…いえ、とんでもない」
相手はどうやらヒカルの母親のようだ。
和やかに談笑して自分のことなど忘れてしまっているような彼の様子にヒカルは苛立ち、床を這うような格好でソッとアキラに近付く。
152ポチ@駄文職人:04/02/19 15:59 ID:SpDNteKo
「……あ…進」
「…シッ!静かに」
それに気付いたアキラがヒカルの名を呼ぼうとすると慌てて口元に人差し指を立て制止する。
その行動を不思議に思いながらアキラはまた受話器の向こうの会話に集中し始めると、ヒカルがアキラの足元に辿り着く。
そしてヒカルはニンマリと笑い彼の寝間着のズボンを下着ごと一気に下ろし露になったアキラの性器をパクリと咥え込んだ。
「うわぁあ!」
そのとんでもないヒカルの行動にアキラは顔を真っ赤にしながら逃げようと受話器を投げ出してしまう。
153ポチ@駄文職人:04/02/19 16:01 ID:5DwyZf1R
すると微かにヒカルの母親がアキラを心配して呼んでいる声が聞こえてくる。
「もしもしお母さん?今さ、塔矢ん家に猫が入り込んで大変なんだ!だから切るね、バイバイ!」
そう言ってガチャンと受話器を置いて倒れたアキラに足の間に身体を割り込ませ彼のモノをキュッと握り込む。
「…っ…進藤!!」
冷たい手に包まれビクリと震えながら声を荒げるとヒカルも唇をへの字にして抗議する。
「バカ塔矢!オレは1人で寂しかったんだからな!」
目にうっすら涙を溜めながら言うとアキラは慌ててヒカルの小さな身体を引き寄せ抱き締めた。
154ポチ@駄文職人:04/02/19 16:04 ID:fFB03rgZ
「…ゴメン…進藤」
「…うん…塔矢」
素直に謝ってくれたアキラにニッコリと微笑み機嫌を治したヒカルは握っていたモノを上下に擦り始めた。
「ちょっ、進藤…止め…」
「早く塔矢が欲しいよ」
完全に冷え切ってしまった身体がアキラを欲して疼く。
ヒカルは熱の篭もった瞳でアキラを見つめながら身体をずらして勃ち始めたモノの先端に舌を這わせた。
「…あ…はぁ…進藤」
舌の動きに合わせてアキラが反応し固くなってゆくのが嬉しくて、ヒカルは喉一杯にソレを飲み込み頭を揺らす。
155ポチ@駄文職人:04/02/19 16:07 ID:/NxZNeZb
「進藤…もういい…離れて」
ヒカルの小さな唇が自分のモノを咥えている光景に興奮と羞恥を感じながらアキラは彼女のショートヘアの柔らかい髪を指で梳く。
そしてアキラの意に従いヒカルは唇を離すとピクピク脈打つモノを頬に添えた。
「…塔矢の…好き…だから…塔矢の気持ち良いこと全部してあげる」
「…進藤…でも」
「今更…だぞ…塔矢がオレをこんな身体にしたんだ」
そのヒカルの言葉にアキラはビクリと心臓が軋む。
そしてアキラはヒカルとの初体験の日の出来事を思い出した。
それは互いが出会って間もない小学生の時のことだった。



Next
156ポチ@駄文職人:04/02/19 16:17 ID:/NxZNeZb
ということで、アキヒカ子の小学生時の初体験回想に続きます。

あと荒れる原因となる発言は徹底スルーで良いのではないでしょうか。

ヒカ子キボンな雰囲気になったら自分が書きますし…。漏れのヒカ子イラネな人はこれまたスルーで頼みます(; ´∀`)

ですので以下、何事もなかったかのように他の職人様方の投下、感想、妄想文…諸々どうぞ。

仕切ってスマソ。
じぶんもいち書き手に戻ります(`・ω・´)ゞ
157名無しさん@ピンキー:04/02/19 16:31 ID:aIAO/xsZ
>>156
リアルタイムでキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
規制解除ですか?おめでとうございます!
意外と積極的なヒカ子たんに(*´Д`*)ハァハァ

俺も書こうと思ってたことがあったけど、
要は職人さんたちの小説これからも楽しみにしてますってことだす。
15897:04/02/19 21:59 ID:Mb8KLXuE
アキラ子逝きます。
苦手な方はスルーしてくらはい。
159アキラ子じゅうはっこめ:04/02/19 22:00 ID:Mb8KLXuE
「・・・・・頼む・・・・・」
掠れた声が脳に響く。
自分の頬にはアキラの胸の感触。
とても早い鼓動。それはきっと自分も同じだろうと思った。
顔をもぞり動かすと、冷えている鼻が胸の谷間にあたって、彼女の体がぴくりと反応した。
腕を伸ばしてできるだけ優しく抱きしめる。
それでも強ばっている華奢な体を自分の体で包み込んだ。
できるだけ優しくしてあげたい。
傷つける事になるだろうけど、何よりも自分自身が後悔したくない。
そのまま胸に小さく口付けをして、ゆっくりと布団の上に押し倒す。
彼女はきつく目を瞑っている。
「・・・・・自分、やっぱはじめてか?」
野暮だろうかと思ったが、何故か聞かずにはいられなかった。
アキラは声をかけられたことに反応してぱちりと目を開け、そして美しい眉を思い切り顰めた。
「ばっ・・・・・バカか君は!?ぼっ、ぼっ・・・僕が・・・そんなっ・・・」
ああ、いつもの塔矢アキラや。
なんだかウキウキとした気持ちになってくる。
むしろ彼女に恋人やそれに似た者が居た、と考える方が難しいのに、わざとそんな質問をした。
顔を真っ赤にして怒鳴るアキラは、たまらないほど愛らしかった。
「怒らんといてえな・・・俺も色々心の準備が・・・」
160アキラ子じゅうきゅうこめ:04/02/19 22:00 ID:Mb8KLXuE
なんだか自分のリズムが戻ってきた。
社の体が己から離れたことに不安そうな顔をしたアキラに、ニカっと微笑んで、社は電気を消した。
「オトコってのはなぁ、エロいもんや・・・」
どん、と勢いをつけてアキラの顔を挟むように腕をついた社は、台詞がかった口調で喋り出した。
「せやけどな、エロくてデリカシーの無い男ってのはな、それはウンコや・・・ほんまに」
「はぁっ?」
関西の人はよくわからない。
塔矢アキラはこんなところで東西の壁にぶつかった。
「俺もさっきまではウンコやったけど、ちょっと進化するわ・・・やっぱ恥ずかしいやろ?」
アキラはやっと社は自分を気遣って電気を消してくれたこということを理解した。
「たぶん、俺も塔矢のこと好きやで」
アキラの目が大きく見開かれたのを覗き込んで、笑う。
「たぶんって・・・・・」
窓から差し込む街頭の明かりだけでも、彼女はとても美しかった。
「だからな、俺も実際ようわからんのや・・・でも今はお前とヤりたいって思うんよ」
不安そうに見上げてくる彼女の剥き出しになった額に口付ける。
「エロ心だけやったらさっき全部ヤっとった・・・でも塔矢を泣かせるのは嫌やねん・・・たぶんこれって好きってことちゃうんかなーってな」
俺真面目に恋愛とかしたことないからなあ。
自分の今までの恋愛遍歴を思い出してみても、かなり遊びの要素が強かったように思う。
161アキラ子じゅうきゅうこめ:04/02/19 22:01 ID:Mb8KLXuE
同年代の男友達と同じくらいのエロ心と好奇心をもってして、尻の軽い女の子を何人か抱いた経験がある。
女は嫌いじゃない。
でも今アキラに抱いてる感情は今までの女に対するそれとは異なっていた。
「・・・・・男の人ってわからない・・・・・」
混乱した面持ちのアキラを見て、また笑う。
「湿っぽいの好きやないねん。ロマンチックなんも悪くないけど・・・やっぱセックスは楽しくせな」
カラカラと笑う社を見て、アキラは眉をまた顰めた。
「あ、やっぱあかん?」
確かにお嬢様育ちのアキラに、社の言葉はかなりのカルチャーショックだった。
でもなぜかそれが好ましい。
「・・・・・よくわからないけど、君の好きにしていいよ」
思いが通じ合った(?)というのに、何故か気持ちが軽い。
嫌な重さがないのはたぶん、社だから。
そんなところが自分は好きなのだろうか。
妙に冷静な頭でそう考えていると、唇を奪われた。
口付けは三回目だけれど、口内を蹂躙する舌は優しく、これは快感を呼ぶものなのだと初めてわかった。
唇を合わせながら胸のあたりで堅く握った手を優しく解いて布団の上に置かせる。
引っ込んでいたアキラの舌をゆっくりと誘い出してお互いの口の中に入るように上手く誘導していく。
「んっ・・・ふっ・・・」
アキラの唇の端からだらしなく唾液が流れてくる。
それでもそれを気にすることなどは出来なかった。
キスってのは、ホンマに甘いもんやったんやなあ。
社は妙な感動を噛み締めていた。
頭の芯がぼうっとする。
アキラと、自分と、それだけの世界に放り込まれたようだった。
16297:04/02/19 22:03 ID:Mb8KLXuE
↑はにじゅっこめや・・・アホな間違いばっかしてますな。
関西弁は書くと喋るじゃ大違い・・・社・・・

ヒカ子職人さんも、筒井子職人さんも、ほかの方々も頑張ってください。
163名無しさん@ピンキー:04/02/19 22:18 ID:jH00CyM4
合宿アキラ子キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
甘いキスイイヨイイヨー
進化形態社とアキラ子の初仕事を応援いたしまつ
164名無しさん@ピンキー:04/02/20 00:00 ID:RzIs4g8+
アキラ子ハァハァ
イイ!イイ!乙です!
165名無しさん@ピンキー:04/02/20 01:49 ID:CsZ+E/Ss
今回のアキラ子はなんか新鮮だな…なぜに?
166名無しさん@ピンキー:04/02/20 07:59 ID:jw7tBAW2
アキラ子キモイ
167名無しさん@ピンキー:04/02/20 10:07 ID:F5/TNjg3
あぼーん推奨ID:jw7tBAW2
168名無しさん@ピンキー:04/02/20 11:39 ID:n8gLE7DK
>>162
毎日乙です!アキラ子も可愛いけど社側の心理も良いっすね。
勢いあるというか軽快な雰囲気で楽しく読んでます。
169名無しさん@ピンキー:04/02/20 21:16 ID:7BUnX7LO
2、3日覗いていなかったら、レスの数が。

少なくともここは魔境orプチ、同人板スレでもないことは確かだ。
(ヒカオバとアキラ厨が不毛な永遠のライバルであるように。)
自分の好みでないSSは各々スルーすればすむが、
各スレの雰囲気をここに持ち込むのはあんまり良い傾向じゃないとおも。
過剰な「キター」とか「ハァハァ」、妄想を含んだ自分語りとかを見ていると、
何やら上の該当スレにいるような錯覚がする('A`)

風紀な厨でスマソ。
ぽち氏のような神様を見ると拝みたくなってしまうくらいに
無論SS職人さんは皆、神です。
デモ゙イワズニイレンカッタy=-( ゚д゚)・∵;;
170名無しさん@ピンキー:04/02/20 21:30 ID:1B2YI9nq
>169
よその揉め事をここで言うな
せっかく職人さんが、雰囲気を戻そうと頑張っているのに、よけいなこと書くなよ
謝ればいいってもんじゃないだろ
171名無しさん@ピンキー:04/02/20 22:58 ID:gapsANBm
アキ子×ヒカ子まだ?
172名無しさん@ピンキー:04/02/20 23:03 ID:jw7tBAW2
>>171
塔矢明子×ヒカ子…?新しいな………。
173名無しさん@ピンキー:04/02/20 23:33 ID:7RQWMpoC
>>169
なんだかよく分からんが、
待ってたSSが投下された時のキターぐらい言わせてくれよ・・・。
174名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:11 ID:AF51Lo9v
つかキターもハァハァも前からやってることだしな。

女体化たんALL(;´Д`)ハァハァ
175名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:15 ID:1dIi8QMo
もう何書いても○○厨と言われる訳か…


おっかないからしばらくROM専するよ(´・ω・`)
176名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:55 ID:kLXUXg87
ROMってました1局の1でつ 

女体化マターリキボンヌ
177名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:55 ID:NWWFxtCo
ヒカ碁に興味を持つようになって、腐女子の怖さを知った。
178名無しさん@ピンキー:04/02/21 02:55 ID:eQO2e/Wm
>>169
>過剰な「キター」とか「ハァハァ」、妄想を含んだ自分語り
どこのスレのことを言っているのですか??
179ポチ@駄文職人:04/02/21 03:37 ID:ChyteU4r
ヒカ子×アキラ子
>>20-21>>45-48>>56-63



突然の出来事にアキラは目を見開いた。
目の前にはヒカルの顔と唇に触れている柔らかな感触。
それは直ぐに離れアキラは余韻が残るその唇を指でなぞった。
(…今の何…ボク…進藤と…)
呆然とするアキラにヒカルも自分がしてしまったことに驚き立ち尽くす。
(…オレ…塔矢に…キス…)
そのまま気まずい時が過ぎ、冷えきった身体が緊張と寒気で震え出す。
「…入ろう…塔矢」
「……うん」
そして何事もなかったかのように2人は湯船に身体を沈め温まる。
その間、互いに会話を交わすことは無かった。
180ポチ@駄文職人:04/02/21 03:39 ID:UgmXmf0k



「塔矢、コレ穿けよ」
そう言って水玉模様のショーツを差し出されアキラは戸惑う。
「…あの…進藤?」
「お前の服は全部洗濯してやるからそれまでオレので我慢しろよ」
そう言ってイチゴ柄のショーツを穿くヒカルにアキラは見入ってしまう。
(いいなぁ…進藤は可愛い下着が良く似合う)
それに比べて自分は可愛さの欠片もない女の子だなとアキラは項垂れる。
「…何だよ!オレの下着が気に食わないのか!?」
ヒカルから渡された下着を握り締めたまま動かないアキラに痺れを切らすと力なく濡れた黒髪が左右に揺れる。
181ポチ@駄文職人:04/02/21 03:42 ID:lNrHX3ms
「ち…違う…ボク…その…ゴメン」
何て言っていいか分からず謝るとヒカルは唇を尖らせ持っていた下着を奪い取る。
「じゃあ裸で寝ればいいじゃんか!」
(最悪だ…オレ…塔矢に酷いこと言ってる)
自分で言ってしまったことに後悔するとアキラはタオルを身体に巻いたままスタスタ歩き出した。
「…おい!…塔矢!」
「…このままでいい…」
「っ!……勝手にしろ!」
どうしてこう上手くいかないのだろう…本当は優しくしたいのに…。
そのもどかしさにヒカルは泣きそうになりながらアキラを追い駆けた。



Next
182名無しさん@ピンキー:04/02/21 06:37 ID:cnTvt5y7
キター
話の切り方がパブロフの犬状態にさせる。
183名無しさん@ピンキー:04/02/21 09:10 ID:jpyXyDPN
>>179-181
少女の戸惑い…揺れる思い…(*´Д`*)ハァハァ
焦らされながら百合の醍醐味を堪能していまつ。降臨感謝
184名無しさん@ピンキー:04/02/21 22:52 ID:VexxTo4a
ノーパンノーブラ・・・!アキラ子タンハフーン!!ハァハァ
185名無しさん@ピンキー:04/02/21 22:59 ID:PvxNP0R6
アキラ子キモ過ぎる。死ねば。
186名無しさん@ピンキー:04/02/21 23:14 ID:qbvtn/FX
>>185
士ねよヒカオバ
187名無しさん@ピンキー:04/02/21 23:29 ID:PvxNP0R6
アキラ厨ってゴキブリだね
18897:04/02/22 00:38 ID:TJq4g9pl
アキラ子投下いたします。
苦手な方はお避けくだせえ
189アキラ子にじゅういっこめ:04/02/22 00:39 ID:TJq4g9pl
口付けを続けながら片手をアキラの胸元に持って行って、掌で揉み込むように胸を愛撫する。
やっぱりそれは柔かくて、社は真面目に感動した。
もし彼女が碁をやっていなかったら(いや、やっていなかったらまず出会わなかっただろうが)
余裕でアイドルになれるだろうその容姿とスタイルの良さは普通にすごいと改めて思い、
何故この少女が自分を好いてくれたのか純粋に疑問に思う。
乳房の中心を人差し指で優しく引っかくと繋がったままの唇が息を呑むのを感じた。
「ふぁ・・・」
唇を離すと、アキラが名残惜しそうに溜息をついた。
瞳は潤んでいて、それでもしっかり社を捉えていた。
細い腰のラインから胸元まで両の掌でゆっくり擦る。
しっとりと汗ばんでいてすべすべした肌は、本当に絹のようだった。
アキラの長い足がじれったそうに動く。
「・・・・・自分おっぱいおっきいなあ・・・」
両手でゆっくりなでまわしてみたアキラの胸はやはり美しく、掌に吸い付くようで非常にいやらしい。
社の口からつるりと素直に出た言葉に、アキラは反射的に胸を隠そうとした。
その手を社が易々と片手でまとめる。
「あかんなあ、隠したら〜こんなええもんもってるのに・・・」
首筋に顔を埋め、漆黒の髪を掻き分けながら耳の後ろまで舐めると彼女の首が竦む。
「きっ・・・君は・・・僕を殺す気か?」
上ずっている声は、胸を愛撫しているせいか、緊張のせいか。
190アキラ子にじゅういっこめ:04/02/22 00:41 ID:TJq4g9pl
穏やかではない言葉にアキラの顔を見ると、彼女は視線から逃げるように横を向いてしまった。
普段は隠れている耳がこちらに見えている。
耳朶を口に含むと、ひっ、と声がした。
「駄目だ・・・恥ずかしくて死にそう・・・・・」
消え入りそうな声でアキラが言う。
かわいすぎる。
実際彼女の可愛らしさは危険だと思った。
よく今まで誰も手を出さなかったものだ(いや、たぶんそれを試みた者はたくさんいるだろうけど、親や親衛隊が恐ろしかったのだろう)
「塔矢・・・まだ死んでもらったら困るわ・・・」
落ち着かない心臓を無理に落ち着かせながら社はアキラのズボンに手を突っ込んだ。
「いっ!」
流石に吃驚したらしく、アキラの足が暴れた。
しかしその抵抗をもろともせず、社は下着の中にまで手を進める。
ふわりとした感触のあとに、柔らかな肉の感触。
既にしっとりと湿っているそこに社は顔を緩めた。
「あっ!だ・・・駄目だ!」
上のほうを優しく摘むとアキラの体が解かり易く反応した。
びくびくと反応する首筋をねっとりと舐めながらそこを愛撫する。
「あっ、あっ、あっ・・・」
社の手の動きに合わせて、アキラの唇からいやらしい声が漏れる。
口をふさがせないように腕を押さえつけると、アキラは嫌々と首を左右に降った。
19197:04/02/22 00:43 ID:TJq4g9pl
↑にじゅうにこめでした・・・

まったりねっとり逝きましょう。
192名無しさん@ピンキー:04/02/22 02:03 ID:46SeOG6G
い や ら し く な っ て 参 り ま す た!!

ねっとり乙です。
井上和香好き社を感動させるアキラ子たんのおっぱいに激しく愛。
193名無しさん@ピンキー:04/02/22 18:25 ID:IBZRbL/a
アキラ子のおっきいオパーイ(;´Д`)ハァハァ

社はともかく、ヒカルのDQNっぷりからして毎晩アキラ子で抜いてそうだよな(w
194名無しさん@ピンキー:04/02/22 21:10 ID:4oUwuyhv
アキラはヒカ子の小さいオパーイでで抜いてますが何か?
三谷×ヒカ子はまだかのう…(*´ω`*)
195名無しさん@ピンキー:04/02/22 23:17 ID:p9oxdnkl
(*´Д`*)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
やらしい声もっと聞かせれ!
196名無しさん@ピンキー:04/02/23 16:53 ID:6N9g207x
アキラ子たんの清楚な風貌に美巨乳は萌ゆる
197ポチ@駄文職人:04/02/24 02:33 ID:+dTgdBWW
ヒカ子×アキ子
>>20-21>>45-48>>56-63>>179-181



ヒカルの部屋に入りアキラは立ち止まる。
その視線の先には碁盤と碁石、それは唯一2人を繋ぐもの。
「…塔矢?あのさ、オレ」
ピタリと動かないアキラの乱れ絡まる黒髪に手を伸ばす。
自分の物言いで彼女を傷付けてしまったことを謝りたい。
「…ボク達の関係って何?」
その時、不意に投げかけられた言葉に触れかけた手が止まる。
「何って…なんだよ」
友達、仲間、そのどれも自分とアキラを表す言葉が見付からず、ヒカルは答えに詰まり聞き返す。
198ポチ@駄文職人:04/02/24 02:35 ID:qHwozU4U
「ボク達は碁が無ければ出会うことも、こうして君といることも無かったんだ」
「だからお前は何が言いたいんだよ!」
碁以外での繋がりを否定するようなアキラの言葉に胸の中が燻る。
「……ボクは君の特別な存在で在りたい」
「…塔…矢」
「でもその特別の意味が自分でも判らなくて…1つだけ言えるのは…」
そう言い欠けアキラは踵を返しヒカルと向き合う。
そのアキラの瞳は揺れて、今にも涙が溢れ出そうな程に濡れている。
そして…
「君の中の一番になりたい」
小さくて掠れてはいたがハッキリ聞こえたアキラの言葉。
199ポチ@駄文職人:04/02/24 02:36 ID:+8oQsKxJ
それがヒカルの燻りを晴らし答えを導き出した。
アキラはまだその意味を知らない、けれど自分には見えた。
─塔矢アキラを愛してる
「ッ…塔矢!」
ヒカルはアキラの身体を引き寄せ抱き締めた。
「…あ…進藤」
互いの冷えた身体が密着し甘い石鹸の香りが2人を包む。
「ゴメン、塔矢」
耳元でヒカルの柔らかい声が謝罪を述べた途端、アキラの身体はビクリと強張る。
「さっきから塔矢に酷いことばかり言ってゴメン」
先程の焦燥感がアキラを想うが故の嫉妬だったことを理解したヒカル。
その結果、不思議なほど穏やかに言葉が出ることに苦笑いする。
200ポチ@駄文職人:04/02/24 02:38 ID:E3DII1Cw
一方、アキラもヒカルの謝罪が自分への否定の意味では無かったことに安堵し自然と微笑んだ。
「ボクも君に謝らなければいけないことがある」
「…ん、何だよ?」
彼女が謝ってくれたのだから自分も、そう思いヒカルの顔を真っ直ぐ見て詫びた。
「ボク、キスしたことがあるって言ったの…嘘なんだ…君がもう経験済みだと思って…悲しくて…だから、ごめんなさい」
ペコリと頭を下げるアキラにヒカルは怒るより喜びが心に沸いた。
201ポチ@駄文職人:04/02/24 02:40 ID:Guyo42Dj
「じゃあ、さっきのが塔矢もファーストキスだったのか?」
「……うん…ゴメン」
申し訳ない、そんな顔をする塔矢にヒカルは彼女の気持ちを試すように拗ねて見せる。
「ファーストキスの相手がオレで悪かったな」
するとアキラは頬を真っ赤に染めながら頭を左右に振った。
「…嫌じゃなかった…嬉しい…初めてが君なのが」
消え入りそうな声を出し、恥じらい俯く姿にヒカルはアキラの想いが自分への恋心だと確信し彼女の火照る頬に口付けた。
「オレさ、塔矢のことが好きだ」
「…え…進藤?」
好き、その言葉にアキラの瞳から涙がこぼれ落ちる。
202ポチ@駄文職人:04/02/24 02:42 ID:7v542jQc
彼女の心は幸せに満ちてゆき、とても綺麗な笑顔を見せた。
「ありがとう、進藤…ボクも君のことが好きだよ」
彼女の好きの意味は自分と同じ、けれどその辺が鈍感なアキラのことだからその本当の意味を理解していないに違いない。
「ベッドに入ろう、いい加減寒いしさ」
ヒカルはショーツ1枚、アキラはバスタオルを巻いただけという格好に2人は苦笑いした。
「…待って、やっぱり服着なきゃ」
そう言い何か着る物をとキョロキョロするアキラを余所にヒカルは穿いていたショーツを脱ぎ捨てベッドに寝転んだ。
203ポチ@駄文職人:04/02/24 02:44 ID:JBQODwiB
「え、進藤?」
その行動に驚きながら小柄で可愛らしい裸体がベッドに沈む様が艶めかしく息を呑む。
「…好きだよ、塔矢…だから触って…オレの…」
ヒカルは頬を紅潮させ自分の小さく、仰向けで更に減った胸の膨らみを寄せてアキラに見せた。
彼女の気持ちを自分への愛なのだと自覚させたい。
ヒカルの誘いにアキラは彼女の好きは特別なモノ…そう思い、ドキドキと胸が高鳴らせた。
「…ボクも…君に触れたい」
ボクの中の君も特別だよ、そう答えるようなアキラの言葉。
ヒカルは自分の望んだ通りの返事にピクリと身体を震わせた。
204ポチ@駄文職人:04/02/24 02:46 ID:DFlyR5pY
アキラも自分を求めてる、それだけで身体の芯が熱くなる。
我慢出来ずに上体を起こしアキラを迎えると、横に腰掛けおずおずと乗り上げる。
ギシリとベッドが軋む音が響く中、2人はどちらともなく口付けを交わす。
それは最初のものとは違う、互いの唇の感触を確かめるように押し付け、くすぐるように啄む甘いキス。
チュッと音を立て離れるとヒカルはキスの余韻でポーッとしているアキラの隙を見て、彼女の身体を包むタオルを解き解放する。
205ポチ@駄文職人:04/02/24 02:49 ID:mFq7zdiC
「…ぁ…」
上向きの乳房と秘部の割れ目が露になり頬を染めるアキラの手を引き2人は寝転び布団を被る。
「好きだよ、塔矢」
「ボクも君が好き」
向かい合い、キスをしながら互いの手が相手の身体を這い廻る。
柔らかく滑らかな肌触り、立ち込める甘い香り、その全てが2人を酔わせ室内に嬌声を響かせた。



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206名無しさん@ピンキー:04/02/24 03:00 ID:4P6yICqx
告白タイム来たぁぁぁあああああ!!!!!!
リアルタイムで見守っておりまつた。
答えが見えたヒカ子と、胸を高鳴らせるアキラ子。
こっちまでドキドキしてきたよ!(;゚Д゚)
207名無しさん@ピンキー:04/02/24 22:52 ID:9Gr0G69W
(*´Д`)ハァハァ二人ともかわいいよー!! いつもごちそう様です。
208アキラ子にじゅうさんこめ:04/02/25 01:02 ID:NZRr/k7t
アキラ子逝きます



それでも構わずに柔かいそれの感触を楽しむ。
すぐにじゅくじゅくと蜜が溢れてきて、社の指を濡らした。
「おー・・・」
その素直な体の反応と、戸惑っているアキラの心のバランスが危なっかしくて、それが余計にエロくさくて、社は思わず息を吐いた。
「なっ、何?社・・・なに?!これっ・・・ぼく・・・ひっ」
上に被っている皮を優しく剥いて、つるつるとしたそこをゆっくり触ると、アキラの体びくりと跳ねた。
「んー・・・自分ひとりでやったりせえへんの?」
この反応の初々しさは社にとって初体験だ。
彼女が処女であることは間違いないだろうが、快感に対しての反応が鋭いわりには、目を白黒させているので気になる。
「デ・・・リカシーのない男はっ・・・サイテーって・・・やぁ・・」
アキラが顔を背けて腕を突っぱねる。
苛めすぎたと思ってこめかみに口付けた。
「スマン、すまん・・・堪忍な・・・」
ぐっしょりと濡れた指を舐るとアキラが顔を顰めた。
「そんな顔しなや〜」
おどけたように言うと、アキラの抵抗が大人しくなった。
彼女のズボンに手をかける。
「脱がすで〜」
下に引っ張るようにすると、アキラの体が戸惑うように硬くなった。
209アキラ子にじゅうよんこめ:04/02/25 01:03 ID:NZRr/k7t
片手で腰を持ち上げる。
細いそれは思ったよりも軽かった。
彼女の足がそれとなく抵抗したが、すぐに下着と一緒に脱がしてしまう。
細い腰に細すぎない太股、すっと伸びた足は全て白く美しい。
ひんやりとした外気に下半身が曝されて、アキラは落ち着かないらしく、足をかたく閉じた。
太股を何度か撫で上げながらもう一度口付けをした。
彼女がそちらに気を取られている間に足を割り、大きく開かせ、その間に身体を収めた。
首筋から順々に口付けをしていく。
白い肌に紅い花が散った。
「やっ・・・やだ!」
社がアキラの両足の付け根に顔を近づける。
鋭い声で制止する彼女の声を無視し、社はそこに顔を埋める。
「あっ、駄目!社ぉ・・・駄目!」
社自身はもう既に臨界点を突破しそうな勢いだったが、彼女の体をじっくりと味わいたいと思う気持ちの方が強く、それと同時に、できるだけ痛い思いはさせたくないと思っていた。
だからアキラの言葉を無視し、ぷっくりと膨れている快感の中心を優しく舐める。
「やだぁ!駄目!駄目だってば!あっ!あぁん・・・」
碁石を握りすぎて硬くなってしまった人差し指をアキラの膣の中にそっと挿入する。
思ったより抵抗はなく、すんなりと入った。
彼女の方はクリトリスへの愛撫の御蔭で気にすることができないみたいだ。
その間にもどんどんそこから蜜は流れてくる。
そろそろ社にも限界が近い。
すっと顔を離すと、アキラが名残惜しそうに息を詰めた。
21097:04/02/25 01:04 ID:NZRr/k7t
今回は以上です。
お目汚し失礼しました。

エロシーンになると遅くなる・・・
211名無しさん@ピンキー:04/02/25 01:37 ID:3eFqZcUf
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

続き…続きを…
212名無しさん@ピンキー:04/02/25 11:51 ID:/1hwcctJ
アキラのキャラからほど遠いので萎え・・・
213名無しさん@ピンキー:04/02/25 11:54 ID:SEH6opNE

最近、読める小説が全然なくて…(´・ω・`)ショボーン
214名無しさん@ピンキー:04/02/25 12:41 ID:GKHIg+zL
>>210
乙です。初々しくもエロくさい初エチーにハァハァさせてもらってまつ
じっくり書いてくだちぃ
215名無しさん@ピンキー:04/02/25 14:16 ID:FAFgLqZz
>213
じゃあリクしてみれば?書いてくれる神が現れるかもよ。
216名無しさん@ピンキー:04/02/25 16:29 ID:QmjuOp7W
ポチ氏97氏グッジョブ!!
続きも楽しみにしてます!!
217名無しさん@ピンキー:04/02/25 20:28 ID:ODS0GPFO
つかアキラ子ばっかで飽きた。伊角子、越智子キボンヌ!
218名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:10 ID:S/9ziK0l
王道ヒカ子きぼん〜ヒカ子は違和感無い。
元々女顔(;´Д`)ハアハア
目クリクリ(;´Д`)ハアハア
背低い(;´Д`)ハアハア
オパーイ小さい(;´Д`)ハアハア
219名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:14 ID:TJ975zos
投下してくれる職人さんがいるだけでもありがたいもんさ。
いつもありがたく(*´Д`)ハァハァさせてもらってます。
続きも(*´Д`)ハァハァしつつお待ちしております。

キボンもいいけど自分で書いてみるのはどうだろう?と思って
佐為子にチャレンジしてみているが…投下出来るかは仕上がり次第。
キボンしてる人も自分でチャレンジしてみては?
220名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:17 ID:qdlyV9zD
秋田なんて言わずとも他の娘キボンヌはできる
他の小説を貶して召喚すれば貶された職人さんも、
召喚された職人さんも、どっちも来難かろうし
何かキボンがあるなら積極的に萌えを語り尽くすのが(・∀・)イイ!!かと…

ってことで
伊角子小説の続きと、
木崎さんの楊海×伊角子お待ちしとりやす!!(*・∀・*)

女佐為リョウジョーク編もまだ望みを捨てていない自分であります。
221名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:20 ID:qdlyV9zD
>219
佐為子久しぶりに読みたい!! 待ってます!!(*・∀・*)
222名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:52 ID:S/9ziK0l
投下したいがなまじサクール活動やってるので…
バレたら一貫の終わり_| ̄|〇
223名無しさん@ピンキー:04/02/25 22:29 ID:md/h9Mnd
絵ならともかく、小説ならそうそうばれないと思うんだけど…
物は試しで書いてみたら?
224名無しさん@ピンキー:04/02/25 22:51 ID:WpN96r/X
これを樹にサークルでも新ジャンルを開拓しる(無責任発言
225名無しさん@ピンキー:04/02/25 23:10 ID:QmjuOp7W
二次創作である時点で王道なんてないです
違和感なんて人それぞれ感じ方は十人十色
違和感を持っていてもスルーしているからわざわざ文句が出て来ないだけ
言葉を選べない発言は控えてSS投下してくれる職人さんに感謝の気持ちを忘れないでいようや
無償で読ませてもらってるんだからさ
気に入らないもの好みでないものは無言でスルーが基本だよね
思いやりのない書き込みをして暴れているほうが幼稚で情けないッスよ
せっかく同じ作品スキーなんだからマターリやってこうや
226名無しさん@ピンキー:04/02/25 23:29 ID:tNPO4gh+
おう、マターリいこう!
某スレみたいに職人さんが一人も来なうわなんだおまえやめr

つーわけで、ヒカ子もアキラ子も佐為子も伊角子も越智子も他の娘ッ子も
щ(゚Д゚щ)カモーンハァハァ
227名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:10 ID:C9ZV0fgO
>>225
読ませてもらってるって…。
読んでやってるってのも一理あるんだが。
228名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:30 ID:1ExvRHt6
>>227
好みでないなら読まなければいいんでは
おもしろいと感じないものに時間を割くこともなかろう?
229名無しさん@ピンキー:04/02/26 01:08 ID:Z2EM5s+X
どんな姿勢で読もうと、読んだ感想がどうだろうと構わないが
ネガティブな意見をスレで垂れ流されるのは迷惑だ。
小説は好みが分かれても誰か必要としてる人間がいるが
お前の萎えレスなど誰も必要としていない。
21禁板に出入りする以上は、それらしく振舞えよ。
いい子にして好みの小説が降ってくるのを待て。
230名無しさん@ピンキー:04/02/26 01:37 ID:C9ZV0fgO

偉そうに…おまえのその態度もイラネ
231名無しさん@ピンキー:04/02/26 02:13 ID:TQbG7X1c
イタタ…
232ポチ@駄文職人:04/02/26 02:43 ID:wkxY1qNe
マターリ( ´∀`)ノ

自分はここの住人さんが好きなので小さな事で雰囲気が変わるのは悲しい。

伊角子もヒカ子も秀英子もアキラ子も百合もキボンが多いSSを優先に書いていきたい。
ぶっちゃけ、何の反応もないSSは続きを書く気が起きないし。
ここの住人さんに楽しんで読んでもらいたいから必要とされるモノだけ書く…それがポチの生き方です。

あぁ…自分、何が言いたかったか、脱線して分からなくなってきた。
とにかく某スレの二の舞は勘弁ということで(;´−`)

自分語りウザーでスマソ。
またクールな書き手に戻ります。
233名無しさん@ピンキー:04/02/26 02:57 ID:nIErl99F
>>232
乙でーす。
ほんじゃ早速、ヒカル子アキラ子の百合きぼんぬ。

ポチさん。スン止めが絶妙です。
234名無しさん@ピンキー:04/02/26 04:28 ID:DnMDfXkb
>149

ヒカ子隔離ってのはヒカ子好きの一部の暴れっぷりが
あまりにも目に余るからだろ。
何でそれが明厨とやらの仕業になるのかさっぱりわからない。
そもそも明厨てのからして見当たらないし。

ヒカ子好き全員をヒカオバ認定はしないが、
149は確実にヒカオバの仲間入りを果たしてるよ。
常識あるならそんな軽々しく○○厨なんて言わない。
235名無しさん@ピンキー:04/02/26 07:42 ID:C9ZV0fgO
>>234
はい、あんたがアキラ厨。
236名無しさん@ピンキー:04/02/26 10:18 ID:tcKTTKxt
ポチ氏、荒れてるスレは放っておけなくなるタイプですか?w
漏れはあなたの小説たくさん読めて嬉しいけどナ。いつも多謝。
237名無しさん@ピンキー:04/02/26 12:39 ID:nb78WRsb
>>222
漏れもビビリつつ投下したが 今んとこバレテナイ 安心汁。

絵の投下…だれぞ猛者はおらんかー 
晶子ヒカ子の百合絵が見たいとここで言ってみるが
どっかにそゆサイトはないのか ないか。
238名無しさん@ピンキー:04/02/26 13:10 ID:IHrRDQpd
ヒカ子と和谷子とかヒカ子と夷隅子とか目先の変わったのもキボンしてみる。
239名無しさん@ピンキー:04/02/26 18:41 ID:/JZ3Wam7
百合SSは読みたいとも思わないなー。

まぁ、投下されてもスルーするので
その旨はしっかりタイトルに明記してくださいな。
240名無しさん@ピンキー:04/02/26 19:33 ID:ivaNk7CZ
>>232
某スレってどこのこと?
241名無しさん@ピンキー:04/02/26 20:29 ID:8XzzmQdO
自分も某スレがどこかわからんかった。
というか、アキラ厨とかヒカオバって何だ?
242名無しさん@ピンキー:04/02/26 20:56 ID:5C2xsxg0
前スレ745の「あかり」の続きです。
コンスタントにうpできるかどうかわかりませんが、もうしばらく付き合ってください。
243アキラ:04/02/26 20:58 ID:5C2xsxg0

 日曜日のデパートは、買い物客でごった返している。よくまあこんなに人がいるものだと、
アキラは小さく溜息を吐いた。無論、自分たちもその混雑に拍車をかけている一部であることは
自覚しているが、それにしても……………「ふぅ」と、また息が出た。
 その時、傍らに立っていたヒカルが自分の袖を軽く引いた。彼女の方へ顔を向けると、
ヒカルは小さなカップを手に取り、アキラに見せた。
「なあ、なあ!コレ可愛いと思わネエ?」
柔らかい波状の縁取り、人差し指と親指でやっと摘めるほどの小さな取っ手。ブルー地に
小さな白い花が散らされているそのデミタスカップは、あまりに小さくておよそ実用的ではない。
「そうだねえ…」
と、顎に手を軽く添え、首を傾げる。
「やっぱ…ダメかなあ…」
ヒカルは、「可愛いのに…」としきりに呟いた。彼女の小さな掌の中の小さな小さなカップ。
それは、アキラが見たことのないような宝物に見えた。
 「でも、女の人はそういうのが好きだろうし、インテリアとして考えればいいかな?」
アキラの言葉にヒカルは、ニッコリと頷いた。
「じゃあ、市河さんのは、コレな?」
アキラは、商品の横に立てられていた注文書を手に取った。
244アキラ:04/02/26 20:59 ID:5C2xsxg0

 「次は誰?」
「えっと…芦原さんかな?」
「紳士売り場は五階だってさ。」
「早く」とヒカルは笑ってアキラの手を取り、エレベーターの方へと引っ張って行く。
『よかった…』
と、アキラはホッと息を吐く。ヒカルが楽しそうに笑っている。そのことに、安堵した。
そもそも彼女を誘ったのは、気晴らしの意味もあったのだ。

 ヒカルが北斗杯で惜敗し、悔し涙にくれたのはつい先日のことだった。最初アキラが
誘ったとき、彼女はあまり気が乗らないようだった。それよりも碁の腕を磨くことの方に
専念したい様子だったのを、無理矢理アキラが連れ出したのだ。
 両親の留守中に世話になった人に、お礼がしたい。だが、自分はこういったことはからきし
不得手なので、代わりに見立てて欲しい………と、もっともらしい理由をつけた。
 ヒカルは「しょうがねえなあ…」と溜息を吐きつつ、了承してくれた。

 彼女には、気晴らしが必要だったのだ。あの日から、ヒカルは憑かれたように打ち続けた。
昼も夜も関係なく、ただ強くなるためだけに碁盤に向かった。そのような状態で打ったところで
効果があるわけでもなく、ヒカルは焦りと苛立ちから自分の殻に閉じこもり、ますます孤独を深めていった。
 そんな彼女に先に根を上げたのはアキラの方だった。何度打っても満足しないヒカルは、
打ち終わったその端から「もう一局」と粘るのだ。何が彼女をそんなに駆り立てているのかが
わからない。アキラにわかったのは、この状態はよくない…ただ、それだけだった。
245アキラ:04/02/26 21:00 ID:5C2xsxg0

 「これでおしまい?」と、ヒカルが訊ねてきた。
「そうだね。お茶でも………」
飲もうか―――――と、言いかけて、忘れ物に気が付いた。
「ゴメン…便せんと封筒買い忘れた…」
「スゲーな…お礼状も書くんだ…?」
ヒカルがしきりに感心する。
「違うよ。お母さんに頼まれただけ。」
親しい人たちばかりだし、手渡しするんだから必要ないよ………そう言って笑うと、
ヒカルも「なあんだ」と笑った。
 「オレもついて行こうか?」と言うヒカルを残して、すぐに戻るからとエスカレーターの
方へ引き返した。



 アキラは、手早く買い物を済ませ、ちょうど来たばかりのエレベーターに飛び乗った。
今頃、ヒカルは場違いな婦人小物売り場で、居心地悪そうに待っていることだろう。
その姿を頭に思い描いて、アキラはクスリと笑った。乗り合わせた客達が、ちらりとこちらを
見たが、すぐにまた、エレベーターの表示に目を戻した。
 ヒカルが最初に別れた場所で、おとなしく待っていることはまずない。だが、慌てる必要は
なかった。アキラは、ゆっくりと売り場を回った。
 彼女の奇抜な髪型はいい目印だ。場所を移動してもすぐに見つかる。そんなわけで、
ヒカルを見つけるのは、至極簡単だった。彼女は、ちょうどアクセサリー売り場に飾られている
小さなディスプレイの前にいた。
 直径一メートルほどの一本足の丸テーブルの上に、小物がいくつか展示されている。
白いテーブルクロスの上に、小さなトルソーがあり、そこにスカーフが掛けられてあった。
ここからはよく見えないが、キラキラ光って見えるのは、ネックレスとかブローチとかの
アクセサリーの類だろうか?そして、その横っちょには、華奢な婦人靴がいくつか並べられていた。
246アキラ:04/02/26 21:01 ID:5C2xsxg0

 「しんどう………」
かけようとした声が、喉のあたりで止まってしまった。
 ヒカルはそのテーブルに飾られた何かを熱心に見つめていた。
 いや、熱心という一言で片づけるには、彼女の瞳はあまりに優しく甘かった。憧れとか
畏れとかそういうものをすべて包(くる)みこんで、遠く霞んでいた。
 手を伸ばせばすぐに届く、わずか三十センチばかりの場所に立ちながら、彼女はそれに
触れようとはしなかった。手を触れれば、消えてしまうとでも思っているかのだろうか…。
彼女はただそこにじっと立っているだけだった。

 アキラの位置からでは、ヒカルが見ているものがどれなのかはわからない。それが
どうしても知りたくて、もう少し近くに寄ってみた。と、同時に溜息を吐きつつ振り返った
彼女と目が合ってしまった。
 ヒカルが、笑顔で駆けてくる。茫然としているアキラの腕に手を絡ませ、そのままくるりと
回れ右をさせた。
「遅せーじゃん!オレ、腹へっちゃったよ。」
拗ねる素振りを見せながら、甘えるような笑顔でアキラの顔を覗き込む。初めて組んだ腕の
重みは、うれしさ半分情けなさ半分。ヒカルはまるでアキラをそこに近づけたくないかのように、
ぐいぐいと手を引っ張った。
 アキラは完全に虚をつかれた形になり、ヒカルの為すがままであった。何とか首だけ動かして、
後ろを振り返ったが、やはりそれはよく見えなかった。
 ただ、ディスプレイの前に立つヒカルの白い横顔は、アキラの瞼にはっきりと焼き付いた。
247名無しさん@ピンキー:04/02/26 21:05 ID:5C2xsxg0
好みのキャラが出ていないときは、萌を語っていただけるとありがたいです。
それが萌え魂に火をつけることもあるし。
今、書きかけの話と平行してできるかどうかわかりませんが、少しずつでもうpしていきます。
248名無しさん@ピンキー:04/02/26 21:15 ID:hEiNe1cm
ヒカ子キタ━━━━━(・∀・)━━━━━━━!!
相変わらず貴方のアキヒカ子には参るよ!
可愛いんだよヒカ子が…ほんとに…
原作のイメージ壊れてなくてイイ!
これからもハアハア小説期待してまつ
249名無しさん@ピンキー:04/02/26 21:51 ID:ssQwMLHp
>239
いちいちそんなこと書くなバカ。スルーするなら黙ってスルーしてろ
250名無しさん@ピンキー:04/02/26 23:36 ID:1KAw805O
もうね、○○イラネ、とか、××オバがどうとか、○×厨がなんだとか、
そういうのは全部スルーしようよ。
251名無しさん@ピンキー:04/02/27 01:01 ID:sGrMnN8E
>235
いやだからさあ、
確かにスルーしきれなかった自分が厨なのは認めるよ。
でもそこになんで「アキラ」って一キャラの名前がくっつくのかがさっぱりわかんないんだっての。

それにアキラ厨ってのは、明×自分を夢見て大暴れのおばはんの事じゃなかったか?

ついでに言えば自分は「ヒカル×女サイ」をずっと待ってるんだがなー。
前やっとキタと思ったら、
サイ×ヒカ子の方がいい!なんてレスがついて腹たったけど、
そん時は黙ってたよ。
結局今になってこうして口出しちゃったけど…。


スルーしきれなくて申し訳なかったです。
252名無しさん@ピンキー:04/02/27 01:48 ID:sGrMnN8E
>240
>241

://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1069343235/

こっちの方がスレ違いにならないかも。
232の言ってる某スレってのは分からないけど。

>250
ごめん。
自分が嫌いだからって、それに萌えてる何もしてない人を勝手に厨扱いしてるの見てつい釣られてしまって。
でも今後はスルーにつとめる。
他の人にもほんとすまんかった。


誰か気が向いたら、
ヒカル×女佐為 か、
わや子たん
キボンヌ。
253名無しさん@ピンキー:04/02/27 01:52 ID:SAfniMM/
>>251
ああ。4行目と10行目は俺も思ったことがあったよ。
10行目はどの小説の時だったか記憶が確かでないが
まあ似たような現象がいっぱいあって
一種不思議な雰囲気をかもし出してたわな。前スレから。

でもこれからはもうスルーでいいと思うんよ俺も。
何言っても通じない相手だというのはわかったからね。
>>250に禿同なわけよ。
いちいち相手していたらスレの雰囲気が険悪になって仕方ないし
むしろそれが目的なのかと感じる事さえあるからさ。

よって俺も今後は全部スルーして女体化萌えのみを
追求していくつもりなわけよ。
心無いレスがあってもそれに対してまたレスを付けるという形じゃあなく
感謝や萌えを語るって形でやっていくつもりなわけ。
お互いそうしようぜ。
女体化ハァハァな人間一同、職人さんが投下しやすい環境を整えていこう。
自戒もこめてな。
254名無しさん@ピンキー:04/02/27 05:09 ID:K0eUI5Oi
いい加減にしてくれ…
小説が投下されてもこれじゃあ…キターもできないよ…
まとまりかけた話を蒸し返したり、一週間も前のレスに反論したり、
あなた達こそも空気読んでください。
職人さんが投下しにくい雰囲気を自分もつくっているって気付いてください。
255名無しさん@ピンキー:04/02/27 09:16 ID:elQOHsTC
でもこれでまとまってるんじゃない?
漏れは253あたりの意見にハゲドゥ
254も人にダメ出しするより自分から良い雰囲気を作るのが肝心かと。
ネ申々の降臨をお待ちしていまつ。
256名無しさん@ピンキー:04/02/27 10:29 ID:Mqo+C07C
では改めて…
女体化たん

(*´Д`*)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
257名無しさん@ピンキー:04/02/27 12:29 ID:MeSKmg/k
漏れも、すっげー待っていたのに、キターしにくかったよ。
議論もいいけど投下直後はやめてほしいよ。

改めてハアハアします。
ヒカ子たん・・・
258名無しさん@ピンキー:04/02/27 18:18 ID:cjhzFLIA
ヒカ子職人さん乙!!
久々に読めてうれしかったよ!!
ファソとしてこてからも応援してるぜ!!
259名無しさん@ピンキー:04/02/27 22:12 ID:EaAsZWZZ
342 名前:マロン名無しさん 投稿日:04/02/27 21:09 ID:???
ポ○氏のあのレスはちょっと…
他でどのくらい人気がある(あった)職人さんなのかは知らないけど
他スレを引き合いに出すのってあまりいい姿勢じゃない
260226:04/02/27 23:26 ID:kn5pUk6I
ええと…なんだかポチ氏ばかりが槍玉に上がってるみたいなので…。
はじめに某スレ言い出したのは自分です。
住人同士で揉めだしたあげく空気が悪くなって、SS職人さんが一人も来なく
なっちゃったスレをいくつか見て来たので、そうはなってほしくなかったんです。
けれど、冗談混じりでも引き合いに出して良いものじゃありませんでしたね。
すみませんでした。
今後はハァハァしつつロムに徹します。
261名無しさん@ピンキー:04/02/27 23:57 ID:jR4sylqi
反省してロムに徹するのもいいけど
元気のいい萌えレスで盛り上げてくれるのはもっと(・∀・)イイ!!と思うよー
しばらくしたらまた共に萌えよう!
262ポチ@駄文職人:04/02/28 02:02 ID:Pyz5tbKp
他スレ引き合いの件、確かにいい姿勢では無かったです、申し訳ない。
>>260さんは気にすることないですよ〜。
また萌えを語って盛り上げて下さいませ。
自分はやはりSS以外の書き込みは自粛しますので暫くここでマターリとさせてホスィ(;´д`)
263名無しさん@ピンキー:04/02/28 02:11 ID:u/0GOsHk
どうぞ、いくらでも。
自分はポチさんの小説好きですよ。
光臨お待ちしておりまつ。
264名無しさん@ピンキー:04/02/28 07:57 ID:zHCJ4S+S
低脳アキラ厨は隔離スレで粘着ヲチでもしてろってこった。
265名無しさん@ピンキー:04/02/28 13:34 ID:IqEFwRg0
各方面の職人様、お待ち致しております〜。
266越智2:04/02/28 15:59 ID:rTYJFVAT

 「なあ、ちょぉ待って。」
手洗いから出てきたところで呼び止められた。なんてデリカシーのないヤツ。
 越智は赤い目を擦り、なるべく相手の顔を見ないように返事をした。
「なんか用?」
言葉がつっけんどんなのはこの際仕方がない。越智はつい今し方北斗杯の代表をかけた一局で
目の前に立つ少年に負けたばかりなのだ。
 その少年―――社は背が高く、まだ十五歳とは思えないほど、大人びていた。越智の身長は
彼の胸に届くかどうか…顔を上げても相手に泣いていたことは気付かれないかもしれない。
越智は少しだけ、頭を上げた。
 大きなスポーツバッグを肩から提げているのが目に入った。確かこのまま大阪に帰るのだと言っていた。
 「こんなん、あんたに聞いてええかどうかわからんねんけど…」
彼はそう前置きして、越智の耳元に唇を寄せた。いきなり顔を近づけられて、飛び上がるほど
驚いたけれど、表面上はいつもの無表情を装うことに成功した。
「進藤って、付きおうとうヤツおるんか?」
と、彼は小声で訊ねてきた。

―――――プチ

 頭の線が切れた音が聞こえた。絶対に気のせいではない。越智は、その女の子受けしそうな
キリッと整った顔の真ん中に、パンチをくれてやろうかと思った。が、すんでの所で耐えた。
267名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:01 ID:rTYJFVAT

 たった今まで自分は泣いていたのだ。悔しくて悔しくて…恥ずかしくもトイレの中で
大泣きしてしまった。ヒカルが自分のことを「かっこいい」と褒めてくれたことで、多少気分は
上昇したが、それでもやはり負けたことは悔しかった。
 相手の方が強かったのだ、自分が弱いから悔しいのだ…そう無理矢理納得して、もっと
強くなろうと決意も新たにトイレから出てきた途端にこの仕打ち。
 越智を負かした当の相手は、北斗杯の代表の座より、可愛い女の子のほうが気になっていたとは…………
「――――――そんなこと聞いてどうするんだよ。」
低く唸るような声で返した。越智にとって精一杯の威嚇だ。
 だが、社は越智の気持ちにまるで頓着していない。
「やぁ…アイツ、メッチャ可愛いやん!背が小そうて、気が強うて…オマケに碁までメチャメチャ強い!」
「メッチャクチャタイプやねん!」
 社の力説に越智はウンザリした。またかと思う。ヒカルは可愛い。ヒカルはもてる。
もし、自分が男だったら、やっぱりヒカルみたいな子と付き合いたい。だけど―――――
「ダメだよ…」
「やっぱおるんか?」
越智が頷くと、社はがっくりと肩を落とした。
268名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:02 ID:rTYJFVAT

 「あ〜あ…やっぱりなあ…おらんわけがないわな…」
落ち込む社が少し気の毒になった。好きな人に相手にされないのは辛い。
「そやけど…もしかして、もしかしたら…ちょっとぐらいチャンスがあるんとちゃうやろか?」
「好きや…ゆうたら、ちょっとは考えてくれるんちゃうやろか?」
なんて前向きなヤツだろう。自分は告白することなんて、とてもじゃないけどできなかった。
「無理だよ…塔矢が相手だもん…」
 その時の社の顔は、記念に写真に撮っておきたいくらいだった。切れ長の瞳が目一杯見開かれた。
「塔矢って…あの…?」
「そうだよ。塔矢アキラ。進藤と付き合ってる。」
 社は大きく息を吐いた。
「すかした顔してやるなあ…ちゃっかり、可愛い彼女ゲットしとるんか。」
「アイツもやっぱし男やってんなあ―――」
 その台詞にカチンと来た。アキラがヒカルを外見で選んだような口ぶりだ。
「何も知らないくせに、勝手なこと言うな!」
彼の言葉は、アキラに対しても、ヒカルに対しも大変な侮辱だ。
「塔矢は進藤が可愛いから選んだんじゃない!ずっと、ずっと前から、進藤を見ていたんだ!」
そうだ。ずっと前からヒカルを…ヒカルだけを見ていたのだ。
「可愛いからじゃない!」
そう社に怒鳴りながら、自分がどんどん情けなくなった。可愛いから選ばれたのと強いから
選ばれた…どちらがより惨めだろうか…
269名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:03 ID:rTYJFVAT

 俯いて肩で息をする越智を、社は茫然と見つめていた。もしかしたら、自分の気持ちが
ばれてしまったかもしれない。越智は恥ずかしくて顔を上げられなくなった。
「…………そっか…スマンかったな…知らんくせに勝手なことゆうて…」
社の声は優しかった。からかわれると思っていたのに…少しだけ目線を上げて、彼の顔を見ると
一見冷たいと見えるような切れ長の一重に優しい色が浮かんでいた。
 越智がボンヤリ見とれていると社がずいっと顔を近づけた。その距離ほんの十センチ。
驚いて目を白黒、口をぱくぱくさせた。
「…ちんくしゃやなあ…」
社がしみじみと感心したように言う。怒るより呆れた。女の子に面と向かって言う台詞では
ない。いつもの越智なら、速攻で言い返していただろう。それなのに、そうしなかったのは、
彼があまりにあっけらかんと言ったから。なんの悪意もなく、越智を傷つけようとしたわけでもなく、
ただ見たままを口にした。そんな風情だった。
270名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:04 ID:rTYJFVAT

 「悪かったな…」
越智は口をへの字に曲げた。いつもの意志が強いと言うよりは、意固地と言う表現がぴったりの
あの表情だ。
「クサるなや。」
社は笑った。
「そやけど、アンタも悪うない。結構、いい線いっとるで。」
社の言葉に越智はポカンと彼を見た。
「小そうて、気が強うて、碁もそこそこ強い。」
「半分クリアーしとる!」
そう言って、彼は大笑いした。
 最初は茫然としていた越智も、彼の言わんとしていることを理解するにつれ、頬を紅くした。
照れか怒りかと聞かれたら、怒りだと越智は答えるだろう。だが――――
「バ…バカ!誰がオマエなんかと!」
そう怒鳴る声には、全然迫力がなかった。
271名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:07 ID:rTYJFVAT

 社は笑いながら肩をすくめた。
「あーあ…連続でふられてしもたわ。しゃーない。やっぱ、オレは碁一筋や。」
「代表になったんだから、当たり前だろ!」
越智は憎まれ口を叩いた。彼に対するわだかまりは解けていた。

 「ああ、アカン…!もう行かな!新幹線に間に合わんようになる!」
突然彼が叫んだ。社は時計を見て、慌てて鞄をかけ直し、越智に向かって早口で告げた。
「北斗杯、見に来いな?」
「…………塔矢と進藤を見に行く…」
「ほんま、しゃーないやっちゃなあ…」
社は苦笑した。「ほんなら」軽く手を挙げ、背を向ける。そして、そのまま走って行ってしまった。
 越智は暫くそこに立って見送っていたが、自分の立っている場所が手洗いの前だったことに
気が付いた。
「トイレの前で長話…」
よく人が来なかったものだ。女子トイレのドアの真ん前を陣取っていたとは…。越智は
大きく息を吐いた。
「…………よし!」
再出発は、いつもトイレからだ。今までずっとそうだった。少々格好が付かないが、いつも
それで乗り切ってきたのだ。
 「よし!」
越智はもう一度気合いを入れて、社が言うところの「ちんくしゃ」な顔をまっすぐ上げた。

おわり
272名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:16 ID:rTYJFVAT
越智子の続きです。
でも、どうしても越智子でエロはかけません。
すみません。
273名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:47 ID:7vFbo903
キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!!!
越智子すごいかわいいぞ!!(;´Д`)ハァハァ
エロなくていいから、続編キボンヌ!
274名無しさん@ピンキー:04/02/28 16:51 ID:EB9iyXy/
越智子キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!
職人さんありがとう!荒んだ心が癒されました。
275名無しさん@ピンキー:04/02/28 17:27 ID:ivvQ7Ft5
ここに コ テ ハ ン で乗り込んでくるのってなんでなんだろう…。

どこからの出張か知らないけど、名無しじゃ駄目なの?
それとも他に目的(ry



って不思議がってる間に、久し振りに読めるSSキター!!
276名無しさん@ピンキー:04/02/28 18:26 ID:qu426a0+
>273
ヒカ子を書きかけなもので。
越智子は、また書きたいとは思っていますが。
277名無しさん@ピンキー:04/02/28 18:29 ID:XySQmIro
>オール職人さん
もはや275などはスルーでおながいです

越智子、その展開でキタ━(゚∀゚)━! か!
エロくなくても(失礼)、けなげさと可愛さで十分moeですヽ(´ー`)ノ
社が明るくて軽い、でもいい椰子でほっとしました

別口にずっと社子続編を待っております>関西弁の女棋士職人さん
欲を言えば、アキラ(子)で三角関係が見たい
278名無しさん@ピンキー:04/02/29 01:39 ID:ReEaWRmf
越智子萌え…また機会があったら書いてください
279名無しさん@ピンキー:04/02/29 23:08 ID:cZCDDTdJ
そう言えばアキラ子ヒカ子社の合宿話はどうなったんだろう?
続き待ってます。
280名無しさん@ピンキー:04/02/29 23:25 ID:LVTx8AGD
ヒカ子アキラ子社の合宿?そんなんあったっけ?
281名無しさん@ピンキー:04/02/29 23:33 ID:cZCDDTdJ
あったよ。前スレ715にあった。
282名無しさん@ピンキー:04/03/01 00:18 ID:j3nKS1rw
久々に来たら越智子キテタ━(゚∀゚)━!
めちゃくちゃかわいい!ヤシロもいい!
続きをゆっくり楽しみにしてます!
ありがd職人さん!
283名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:07 ID:bZ5cRiB+
社とアキラ子のつづきもお待ちしております。
284名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:29 ID:M0Nr2044
漏れも
285名無しさん@ピンキー:04/03/03 10:49 ID:WrO8Yd6h
良スレ揚げ
286名無しさん@ピンキー:04/03/03 16:05 ID:2P38iXHe
そして誰もいなくなった・・・
287名無しさん@ピンキー:04/03/03 19:51 ID:6QqQgF7y
いるよ。
ひっそりと息を殺して見守っている。
(;´Д`)ハァハァ な小説が投下される瞬間を…そういうヤシが3人はいるはずだ!
288名無しさん@ピンキー:04/03/03 20:35 ID:ICTcGsNh
おいらも待機中。
この前のアキヒカ子続き激しくきぼんぬです…。
289名無しさん@ピンキー:04/03/04 00:15 ID:VFgm/pZ+
ひっそりと書き手に挑戦してひっそりと挫折した
290名無しさん@ピンキー:04/03/04 21:17 ID:F8IPSkdb
>289
おぅ!それは残念だ…
ちなみに誰子ちゃんを書く予定だったのか教えてくれないか?
291名無しさん@ピンキー:04/03/05 00:31 ID:b1NFX9jd
もれもヒカ子待ち
292289:04/03/05 00:51 ID:ejR6NeYP
>>290
秀英×ヒカ子に挑戦したけど漏れにはとても・・・
293名無しさん@ピンキー:04/03/05 13:20 ID:aOpDBEFy
社アキ子待ち続けてます(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
294名無しさん@ピンキー:04/03/05 21:14 ID:Lnaid3cY
秀英×ヒカ子・・・(;´Д`)ハァハァ
可愛いカップルになりそうだったのにな・・・
ちと残念。
295名無しさん@ピンキー:04/03/05 21:59 ID:CWb77JMk
スヨン+永夏×ヒカ子はどうだ?
大将戦でヒカ子を大勢の前で泣かせたぐらいだからな奴は(;´Д`)ハアハア
泣きじゃくるヒカ子(;´Д`)ハアハア
296名無しさん@ピンキー:04/03/06 02:32 ID:VMViGYFH
伊角子と和谷の続きを…(;´Д`)ハアハア
297ポチ@駄文職人:04/03/06 07:36 ID:UrwvgRis
>>296さんへ
和谷×伊角子



小春日和、ポカポカと心地良い日差しと柔らかな風。
閉め切られていた窓を開けると部屋の空気が一掃される。
今日は想って止まない最愛の人が初めてこの部屋を訪れる。
和谷義高、16才は緊張と期待に胸を躍らせながらその時を待つ。
─ーコンコン
来客を告げるノックの音に、和谷は急いでその扉を開ける。
「こんにちは、和谷」
開けた扉の向こうには黒髪のサラサラしたショートヘアーに、整った顔立ちと優しい眼差し、そして相変わらずボーイッシュ感が漂うジーンズのジャンパーとズボン姿。
298ポチ@駄文職人:04/03/06 07:37 ID:FXrSoR4H
「伊角さん、こんちはっ!さ、上がって!」
「お邪魔します」
元気良く挨拶を返すと伊角はニッコリ微笑み部屋の中へ足を踏み入れる。
そして礼儀正しく靴を揃えようと屈んだ伊角をチラリと見ると、柔らかそうなヒップラインがジーンズに浮き上がり和谷はゴクリと息を呑んだ。
(…小さいお尻だなぁ)
年頃の和谷にはその光景は刺激的で否応なく性的な欲へと補われる。
「…和谷?」
下心溢れる視線に気付いたのだろうか、伊角は目を丸くしてキョトンと首を傾げた。
299ポチ@駄文職人:04/03/06 07:39 ID:VV51RMRF
「何かさ、美味しそうだったから」
彼女の可愛らしいお尻に食い付きたい程に飢えている自分。
棋院に入ってからずっと片想いのままの関係、もう何年も傍にいて飽きることなく見てきた彼女のことは全て知り尽くしている。
「あ、判った?今日、和谷にご飯作ってあげようと思って材料買って来たんだ」
そう言い、持っていたビニール袋を見せてクスクス笑う伊角に和谷は内心ガックリと肩を落とした。
やっぱり気付かない、伊角さんは超が付くほど鈍感な人。
300ポチ@駄文職人:04/03/06 07:41 ID:Hlm7/Qg2
今まで何度となくアプローチしたものの持ち前の純粋さと碁一筋がそうさせるのか、上手い具合に交わされて今に至っていた。
(伊角さんの手料理食べられるし、まぁいっか)
これもいつものパターン、直球で告白する選択もあるが、拒絶されて今までの関係まで壊れてしまったら…そう考えるといっそ今のままの関係でもいいと妥協してしまう。
「和谷、部屋の中キレイにしてるんだね」
狭い和室の部屋に立ち振り返る姿は正にキレイなお姉さん。
301ポチ@駄文職人:04/03/06 07:42 ID:2Bl1EkEu
「あんまり物無いし、洗濯とか飯は実家だから」
この一つの部屋に2人きりの環境、自分は理性を抑えることが出来るのか、少々不安に感じながら和谷は碁盤を中央に置き腰掛けた。
「じゃ早速、お願いします」
「はい、お願いします」
沸き上がる邪念を振り払うには碁が一番、和谷はそう思い対局を始めたが、それはそれで碁盤を見つめる凜々しい伊角の顔に見惚れてしまう。
(本当に美人だな、伊角さん)
こんなに綺麗な人の傍に居られるだけで自分は幸せだなと謙虚な気持ちを持つ反面、夢と脳内では何度も犯し汚して泣かせていた。
302ポチ@駄文職人:04/03/06 07:44 ID:wAgDjQ59
勿論夜のおかずも彼女、それ以外は満たされない。
あのぽってりとした唇を貪りたい、あの大きな胸を揉んでしゃぶりたい、そして小さなお尻を割いて熱を打ち付けたい。
(やっばい、オレ…ごめん、伊角さん)
自分がこんな淫らなことを考えているとは思いもしないだろう彼女に後ろめたさを感じて和谷は心の中で詫びた。
303名無しさん@ピンキー:04/03/06 07:48 ID:wAgDjQ59
296さんのレス見て無性に書きたくなった和谷伊角子。久々の女体化の気力をありがd。
304名無しさん@ピンキー:04/03/06 12:22 ID:VMViGYFH
>267−303
和谷×伊角子キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(   )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!

296です。こんなに早く拝めるとは!!
和谷の純粋な若い男子らしい葛藤がイイ!
伊角子のきれいなお姉さんぶりも、描写がものすごくドキドキする
うまく感想書けないけど、これからも少しずつでいいので
この二人の続き楽しみにしています
ポチ職人さん、こちらこそいつもありがトン!
305名無しさん@ピンキー:04/03/06 13:52 ID:3kYH2tMY
>ポチ氏

     ヨシヨシ イイコネー
            ∧_∧
           " ,  、 ミ
            ゝ∀ く
           ∧_∧  |    _____________
        三  (    とノ  /
      三   /   つ | <  待ってたんだよ〜!!
     三  _ ( _  /|  |   \
        (_ソ(_ソ(_ )     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

昼間っからハァハァな一時をありがとう!!
これからも光臨お待ちしてます。
306名無しさん@ピンキー:04/03/06 22:12 ID:qlLZv89N
サラサラ黒髪ショート美人の伊角子さんは、さん付けで呼びたい…(*´Д`)ハァハァ
しっとり萌えますた。グッジョブ!
307名無しさん@ピンキー:04/03/06 22:33 ID:8FlM3UqH
今頃気づきましたが
304は>297-303でした。失礼しました。
308名無しさん@ピンキー:04/03/07 01:14 ID:bXZkZoi8
伊角子「さん」いいな。憧れのお姉さんぽい
309アキラ:04/03/07 20:35 ID:r3NJiJx7
>246続き

 暗い夜道を二人で手を繋いで歩く。ヒカルのゆっくりとした歩調にアキラも合わせた。
指先から彼女の気持ちが伝わってくる。できるだけ長い時間一緒にいたかった。それでも
歩き続ける限り、終点は近づいてくるわけで…アキラはヒカルをきっちりと家の前まで送り届け、
互いに別れの挨拶を交わした。
 「今日は、本当に助かったよ。ありがとう。」
アキラが礼を述べると、ヒカルも恥ずかしそうに「オレも…」と返してきた。
「…オレ…ちょっとイライラしてたみたい…ゴメンな…」
ヒカルは足下に視線を落として、アキラの顔を見ないようにしている。
「…今日は、スゲー楽しかった…ありがとう…」
はにかんだ笑顔を向けたヒカルの頬を薄く紅色に染まっている。。
 ヒカルはよく笑う。だから、笑顔を見ない日の方が少ない。いや、皆無と言ってもいいくらいだ。
それなのに、こういうとき、なぜだかきゅうっと胸を締め付けられるような気持ちになる。
 彼女は例の大きな瞳でアキラをじっと見つめる。子犬みたいな茶色い濡れた目。困る。
ヒカルをこのまま連れて帰りたい。だけど、今は、両親が帰ってきている。家は駄目だ。
 世の中にはそういうとき簡単に利用できる便利な施設があちこちにあるのだが、それらを
使おうとは思わなかった。それを提案したときのヒカルの反応が容易に想像できるだけに、
とてもそんな気持ちにはなれない。
 碁に関しては一切譲る気はないのだが、それ以外のことではヒカルの気持ちを最大限尊重したいし、
叶う限り優しくしたいのだ。だけど、身の内で渦巻く激情はそんなことはまったくお構いなしで…
男とはやっかいな生き物だ―――
 後ろめたくてヒカルから目を逸らしかけたが、その時にはヒカルはもう目を閉じて、
軽く顎を上向けていた。

 「オマエと会ったのに、打たないのってヘンな感じ…」
さっきまで触れていた形の良い唇が、名残惜しげに言葉を綴る。なんだかんだと言って
引き留めようとする彼女に、アキラもつい微笑を誘われる。
「うん、次は打とう。キミの気が済むまで付き合うよ。」
その言葉に、ヒカルははじけそうな笑顔を返してきた。
310アキラ:04/03/07 20:36 ID:r3NJiJx7

 「ただいま」
アキラが帰ったとき、もう夕食は終わっていた。あらかじめ食事は外で取ると言ってあったので、
少し早めにすませたらしい。父はもう自室へ引き上げており、母はのんびりとテレビを見ていた。
 
 「おかえりなさい。いいもの買えた?」
「うん。一旦家に送ってもらって、それから持って行くよ。」
母が入れてくれたお茶に口に運びながら答えた。
 「そう」と、彼女は再びテレビの方へ意識を向けた。アキラも何となくぼんやりと画面に目を移した。
目の中に飛び込んできたのは、一面の赤。と、言ってもいやな色合いではない。切り取られた
四角い空間の中で、赤いリボンに赤いワンピース、ぴかぴかエナメルの赤い靴を履いた
五つばかりの女の子が、これまた顔まで真っ赤にして、調子っぱずれな歌を披露していた。
「………可愛いわねえ…」
母が目を細める。アキラに同意を求めたわけではない。ただの呟きである。
 その子の熱唱に応えた鐘はたったの一つ。女の子は、大人の掌よりも少しだけ大きい
ウサギのぬいぐるみを手に入れた。その子は大きな声で「ありがとう」と礼を述べ、それを
ぎゅっと抱きしめた。
 女の子が案内された席の隣に、彼女と同じくらいの大きさの熊のぬいぐるみが置かれていた。
その向こうには、ぬいぐるみにすっぽり隠れてしまうくらい小さな女の子が座っている。
 その小さな女の子は、きっと赤いリボンの子よりも鐘が多かったのだろう。リボンちゃんは、
大きな熊を横目でちょっと見たが、すぐに自分の腕の中に収まっているウサギに視線を戻し、
それにそっと頬ずりをした。幸せそうな笑顔。手の中にある小さなウサギが胸を張っているように
見えた。
「可愛いわねえ…」
と、母は繰り返した。
311アキラ:04/03/07 20:37 ID:r3NJiJx7

 不意に、リボンちゃんの笑顔に、はにかんだようなヒカルの笑顔が重なった。別れ際、
彼女に感じた、きゅうっと胸を締め付けられるような甘酸っぱさと息苦しさが、どこか
深いところからじんわりとこみ上げてくる。
「お母さん…」
「なあに?」
母は視線をテレビに向けたまま返事を返した。
「………………女の子の好きなものって何?」
 彼女はゆっくりとアキラの方へ顔を向けた。アキラによく似た端正な顔立ち……そこに
彼女には似つかわしくない人の悪い笑みが浮かんだ。が、それは湖面に浮かんだ水泡の
ように、たちまち消え失せ、母はいつも通りおっとりとした品のよい微笑をその柔和な面に乗せた。
「…女の子は、どんなものをあげれば喜ぶんですか?」
「そうねえ…」
彼女は、空になったアキラの湯飲みに、茶を注いでくれた。
「若いお嬢さんなら、誰でも、可愛いものとか綺麗なものが好きなんじゃないかしら……
 お花とかぬいぐるみとかアクセサリーとか…」
 花、ぬいぐるみ、アクセサリー…と、アキラは口の中で呟いた。だけど、どうもしっくりこない。
ヒカルのイメージとはあまりにかけ離れているような気がした。
312名無しさん@ピンキー:04/03/07 20:38 ID:r3NJiJx7

 アキラの憮然とした顔を見て、彼女は言葉を継いだ。
「まあ、あくまで一般的な話ね…中にはそういうものに興味のないお嬢さんもいるでしょうから…」
と、母は、すまして茶をすする。
 アキラはヒカルと付き合っていることを誰にも告げてはいなかった。もちろん、今日一緒に
出かけた相手が誰なのか、それも言っていない。隠しているつもりはなかったが、だからと言って、
ことさら触れて回るつもりもなかった。しかし、みんな何も言わないだけで、案外知っているのかもしれない。
母の態度にはそう勘ぐりたくなるだけの要素がたっぷり含まれていた。
 アキラは急にいたたまれない気持ちになって、「ごちそうさま」と席を立ち、自室へと
引き上げた。
313名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:19 ID:rOq66sjZ
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
ヒカ子(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
アキラママンは気付いてたのか…息子とヒカ子との交際(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
「アキラさんくれぐれも手は出しちゃ駄目よ」
とっくに出されてるのに忠告するんだろうか(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
314ポチ@駄文職人:04/03/09 05:30 ID:xf1e0xPq
和谷×伊角子



煮物の甘い香りが部屋を包み、空腹感を増長させる。
先程の対局は中押し負け、あまりのらしくない惨敗にお腹空いてたんだねと心配し、台所に立ってくれている。
それは夢に見たエプロン姿、ピンク色のレースが付いたそれは仲間が茶化しで置いていったモノ。
「…あ、もうすぐ出来上がるから待っててね」
味見をしながら優しい笑みを向ける彼女、とても家庭的な雰囲気を醸し出し、ここがまるで新婚家庭の風景のような錯覚に陥らせ和谷はその偽の幸せに浸った。
テーブルに並べられた料理はサバの味噌煮と豆腐サラダ、純和風の献立に伊角さんらしいなと思いつつ箸を取る。
315ポチ@駄文職人:04/03/09 05:32 ID:Bfnbkqt7
「いただきます!」
「はい、どうぞ」
そして彼女の手作り料理を口に運び、その味を噛み締めた。
(…う…旨い…旨すぎる)
口の中に広がる味に和谷は感動し、言葉を失う。
何をしても完璧な彼女、美人で優しくて料理も出来て何一つ欠点が無い、けれどそれが少し悲しい。
自分には勿体ない高嶺の花。
「美味しい?和谷」
おかずを飲み込んだまま黙る和谷を心配そうに覗き込む顔は睫が長くて綺麗な瞳、和谷はその瞳にジッと見つめられドキリとした。
316ポチ@駄文職人:04/03/09 05:34 ID:4FZfSeFz
「美味しい!すっげぇ美味しいよ!伊角さん良いお嫁さんになるよ」
「じゃあ和谷、お嫁さんに貰ってくれる?」(………はぃ?)
ニコニコと邪気の無い笑顔で言われ思わず固まった。
「も、貰う!伊角さんをオレのお嫁さんにする!」
本気で彼女をお嫁さんにしたい、和谷は真剣な面持ちで答えたが伊角はプッと吹き出した。
「あはは、ありがとう」
それは彼女なりのジョーク、クスクス笑いながら今の出来事が無かったかのように食事をする姿に和谷は泣きそうになった。
317ポチ@駄文職人:04/03/09 05:36 ID:SrDdzvNS
「……オレ、本気だよ」
「ん、和谷?」
「…ううん…何でもない」
今のこの幸せを壊したくない、和谷は吐き出してしまいそうな想いをそっと胸に仕舞い込む。

午後8時を過ぎて、食事の後片付けを終えた頃、伊角はエプロンを外し碁盤の前に正座した。
「…伊角さん?」
「もう一局打とう」
「え、もうこんな時間だし…送って行くよ」
「ここに泊まってく、いい?」
「いいけど…って…ええぇ!?」
(家に泊まるって、すごい問題発言じゃ…)
伊角の言葉に和谷の心臓はバクバクと跳ね上がる。
318ポチ@駄文職人:04/03/09 05:39 ID:NCa5Wgae
「…あの…伊角…さん?」
「さっきの対局は不本意だったし、和谷ともう少し打ちたい…だからお願いします」
自分と打ちたい、その言葉が胸にジンと染みる。
「…オレ、我慢出来るかな」
大好きな人と一夜を過ごす、自分の理性が保たれるのか自信がない。
「我慢することないよ、さっ、打とう」
和谷の苦悩に微塵も気付かない、きっと彼女の中に男としての自分は存在しないだろう。
「うん、じゃあ…お願いします」
沸き上がる悲しさが慰めを求めて彼女の身体を映す。
この無防備な彼女に自分の中の雄の部分を見せつけ犯したい。
319ポチ@駄文職人:04/03/09 05:41 ID:nU00JlKQ
高まる欲情に手の平が汗ばみ喉を渇かした時、天使のような声が降り注ぐ。
「…ありがとう、和谷」
我侭を聞いてくれてありがとう、スッと微笑み細められた瞳に欲に支配されそうだった気持ちが浄化されてゆく。
(…あぁ、そうだ…オレは伊角さんのこの笑顔が好きなんだ)
だから今まで彼女を想い見守ってきた、いつか報われる日を夢見ながら…。
それを台無しには出来ない、まるでご馳走を目の前にしたオオカミのようだな、と苦笑いする。
そして理性の片隅に埋もれた欲が暴れませんように、和谷は祈りを込めて碁盤に石を打ちつけた。
320名無しさん@ピンキー:04/03/09 09:47 ID:YwrxFC7m
(*´Д`)ハァハァ
まるで新妻な伊角子萌え!
伊角子の何気ない仕草や一言に振り回される和谷もいい!
どうなるんでそこれから。
321名無しさん@ピンキー:04/03/09 13:55 ID:eQFndvqL
天使で子悪魔なヒカ子に翻弄されたい
一見クールビューティー、中味純情な社子を翻弄したい
日本人形のように可憐なアキ子にキツイ叱責を受けたい
委員長な筒井子にやさしく窘められたい
キレイなお姉さん伊角子に飯作って欲しい

職人のみなさんご馳走様です( *´∀`)
322名無しさん@ピンキー:04/03/09 17:18 ID:wcEJcQ0h
ヒカ子職人さん

チト遅れましたがハアハアをありがとう!

可愛いヒカ子と生真面目なアキラがええのう

続き待ってまつ
323名無しさん@ピンキー:04/03/09 18:44 ID:2L6VBXDI
和谷、伊角子さんに 夢 中 だ な !!(w

このままで済むわけがないと期待中
職人さんいつもありがd
324名無しさん@ピンキー:04/03/09 20:59 ID:dBwR047j
なんだかんだ言って幸せじゃねーか和谷クンよぉ、羨ましいぞ。
325名無しさん@ピンキー:04/03/10 22:59 ID:UUnHJzDY
うらやましぃ。。
326名無しさん@ピンキー:04/03/10 23:33 ID:141K9Bqh
どうかどうか伊角子お姉さんが、ヤンハイの奴に食い散らかされたりしませんように。
327名無しさん@ピンキー:04/03/10 23:54 ID:tICNd0op
そういえば、和谷子ってでそうで出ないね。
328名無しさん@ピンキー:04/03/11 00:54 ID:B4l9k7Hf
和谷子タンならアパートのリーグ戦ネタが読んでみたい
329名無しさん@ピンキー:04/03/11 01:19 ID:SEqYpUdN
和谷子は、ここではヒカ子とキャラが被って難しそうな気がする。
やるとしたら、いま連載中の伊角子×和谷の立場逆転モノとかおもしろそう。すっかり
年頃の娘に育ったのに、相変わらずじゃれ付いて伊角を苦悩させる和谷子、とか。
330名無しさん@ピンキー:04/03/11 09:47 ID:sm8xyBZI
>>329
ソレダ――――! 
和谷そっくりの楽平子も追加するとさらに大変そうだw
331名無しさん@ピンキー:04/03/11 18:49 ID:/asnFpPv
>>329
ヒカ子と元気なボーイッシュ娘という点で被るが、
和谷子になっても世話見のいい、実はかなり尽くし系な感じでも。

ボロアパートで女の子が一人というシュチェに、伊角や冴木が下心ありに心配してよく訪ねるが、
そのすきに門脇が言葉巧みに食べてしまう展開(;´Д`)ハァハァ
332名無しさん@ピンキー:04/03/11 19:09 ID:NbGlQqel
森下九段から実の娘以上に溺愛されてる和谷子。
「お前ら(冴木とか)手ぇだしやがったら破門じゃすまねえからな!」
333名無しさん@ピンキー:04/03/11 19:09 ID:o8fompTT
伊角子も和谷子もヒカ子も(;´Д`)ハァハァ
職人さんいつもありが豚。
334名無しさん@ピンキー:04/03/11 19:20 ID:mdc6N0Pm
>>331
お前は以前、ヒカ子(15)に弄ばれる門脇(27)に萌えていたヤシですか?
だが、門脇美味しいポジションだ
ヒカ子も和谷子も伊角子も入れ食い状態ですな
335名無しさん@ピンキー:04/03/12 02:20 ID:Idg2xdEA
ボロアパート暮らしの和谷子が宅配便に扮した強姦魔に襲われないか不安だ・・・
336名無しさん@ピンキー:04/03/12 13:14 ID:6Er8qv6p
和谷子だとアパートで独り暮らしというオプションが付くのが
美味しいよな。

周りに住んでいる野郎供に狙われ放題。
337名無しさん@ピンキー:04/03/12 14:05 ID:nDLtGs+H
女の子なんだから、せめて風呂のある部屋に住ませてやりたい。
じゃないとシャワーシーンが(ry

それとも、誰かと『神田川』なイベントでも盛り込むかな?
338名無しさん@ピンキー:04/03/12 15:27 ID:uIBSJTL6
>神田川
和谷と伊角子さんの続きで実は期待してる…(*´Д`)ハァハァ
職人さんお待ちしております
339名無しさん@ピンキー:04/03/12 16:15 ID:iYTlTXr7
和谷のアパートって風呂無しだったのかー!
ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!!!!
ちなみに神田川って何ですか?
340名無しさん@ピンキー:04/03/12 17:39 ID:GA7GSLv7
>>339
原作ではっきり風呂なしと説明されたわけじゃないですけど、何となくそう思われてますね。

あと、神田川というタイトルの古い歌に、和谷の部屋みたいな小さなアパートに住んでいた
若い2人が、寒い中風呂屋へ通った情景を描いた歌詞があるんです。
341名無しさん@ピンキー:04/03/12 18:11 ID:qouu9ujE
>>340
ありがd
銭湯に通うのもいいものですねぇ。
でも…ゴメン…風呂あり設定で逝かせて下さい。
期待してくれていた方々スマソ_| ̄|○
342名無しさん@ピンキー:04/03/12 18:21 ID:YMbQOwHT
赤い手ぬぐいマフラーにしてー♪
だったっけ?忘れた・・・、モウトシダ_| ̄|○ ダメポ
343名無しさん@ピンキー:04/03/12 19:01 ID:t9SkbqQ0
アキラのほぼ一人暮らし状態のでかい屋敷にヒカ子を軟禁
和谷子のアパートに毎日押し掛けてはどら焼きを差し入れて餌付けする黒伊角
とか萌える…ハアハア
344名無しさん@ピンキー:04/03/12 19:02 ID:2NF33iZZ
>>339=341?
職人さんですか?
それともこれから書いてくれる人なのかな?
どっちにしろご自分のお好きなように書いてくれたら嬉しいです。待ってるよ〜

っていうか自分338だけど気を遣わせてしまったね。(;´д`)スマソ
345名無しさん@ピンキー:04/03/12 22:24 ID:2iLnj3WB
>>344
いえいえ、伊角子と百合のどっちを書こうか悩み中のポチでした(*´−`)オジャマシター
346名無しさん@ピンキー:04/03/12 23:07 ID:7j2Th8yF
>>345
どっちも喉から手が出るほどお待ちしておりまつ(*´Д`*)
週末に続き読めるかな?ヨメルトイイナ〜
347名無しさん@ピンキー:04/03/13 00:21 ID:K4yzjqNC
>>345
待ってまふ
口づけは婚姻後のアキラ子たんのつづきも
良ければいつか読ませていただけるとしあわせです
348ポチ@駄文職人:04/03/13 01:42 ID:y+m1Nedb
>>347さんへ
ヒカル×アキラ子



「…塔矢…オレ達、初デートなんだぞ」
「うん、そうだね」
「…いや、そうだねっていうか…」
ヒカルは念願のアキラとのデートにルンルン気分で待ち合わせ場所に来てガックリ肩を落とした。
「…何か気に入らないことでもあるのか?」
その様子にアキラは眉間に皺を寄せるとヒカルは力なく金色の前髪を揺らす。
「…ん…何でもない」
(塔矢…お前、ガードが固すぎるぞ)
それはアキラの服装、初デートなのだから女の子らしく短いスカートを穿いてくると予想していたヒカルだったが、その願いは打ち砕かれ長袖長ズボンといういつもと変わらないスタイルに崩れ落ちそうになった。
349ポチ@駄文職人:04/03/13 01:44 ID:mZuVmnJl
(くそぉ、塔矢の生脚が見たかった)
そんなことを考えながら我侭はいけないと邪念を振り払い今を楽しもうとアキラの手を握る。
「…進藤…人前で手を握るのはどうかと…」
「えっ!?それも駄目なの!?」
ポッと頬を染めながら言うアキラにヒカルは本当に泣きそうになった。
「…だって…はしたないじゃないか」
「………塔矢」
(お前はいつの時代の人間だよ…)
これが絶滅危惧種、大和撫子なのか、ヒカルはそんな彼女と付き合っている自分の凄さを改めて実感した。
350名無しさん@ピンキー:04/03/13 01:45 ID:N5r4cmL6
「わかった、取り合えず腹減ったしマックに行こう」
「うん、進藤が行きたい所なら何処へでも行く」
可愛いことを言うアキラに、じゃあラブホでもいい?と思わず言ってしまいそうなのを何とか堪えヒカルは目的の場所へと歩き出した。


「塔矢は何が食べたい?」
「進藤と同じもので良いよ…あ、でも飲み物はコーヒーがいいな」
暫くしマックに辿り着いた2人はパラパラと混み合う店内でメニュー表を覗き込みながら注文を済ませテーブル席に腰掛ける。
「はい、オレのオススメ、フィレオフィッシュとポテトも一緒に食べよう」
「ありがとう、進藤」
351ポチ@駄文職人:04/03/13 01:47 ID:K9GwZaQt
紙に包まれたバーガーを捲り食べ始めるヒカルに習いアキラもそれを口に運ぶ。
(…食べにくいな…コレ)
大きく口を開けるのが恥ずかしくて少しずつ含むとタルタルソースがアキラの唇を濡らす。
「……ぁ」
「…え…うわぁ」
その光景にヒカルは下半身に疼きが走るのを感じ身悶えた。
(エロい!エロすぎるぞ塔矢!!)
白いソースがアキラのふっくらした桃色の唇から滴り落ちる、それがアダルトビデオで何度か見た光景と重なりヒカルはゴクリと唾を飲み込んだ。
352ポチ@駄文職人:04/03/13 01:49 ID:8rQ2wYaz
そして真っ赤な顔をして自分の顔を凝視するヒカルにアキラは羞恥を感じながらポケットティッシュを取り出した。
「あぁっ!待って、塔矢!」
「え、何?進藤」
テッシュを掴む手を握られ、早く口元を拭いたいアキラは戸惑いヒカルを睨む。
「あ、あのさ…それ、舐め取って」
「………え」
「ペロッてさ、お願い、塔矢!」
ヒカルがジェスチャーして見せるとアキラは顔を紅潮させながらも素直に従って見せた。
アキラのピンク色の舌が下唇を舐め、白いソースが口の中に入っていく。
353ポチ@駄文職人:04/03/13 01:51 ID:4JNU4exm
「…これでいいの?」
「ありがとう、すっげぇ可愛い!」
(あぁあ…イイ!すごくイイ!!)
何故か判らないが、感動している様子のヒカルを不審に思いながらも彼が喜ぶことを出来てアキラは嬉しかった。
「…そう…進藤、もうあんまり見ないで…恥ずかしいから」
でも行儀が悪いことだから恥ずかしくもある、アキラはキレイに口元を拭い俯いた。
「え…あぁ、ゴメン…ごちそうさま」
「…?…まだいっぱい残ってるよ」
「いやいや、何でもない…気にすんな!」
にこにこ笑ってごまかすヒカルに変だなと首を傾げながら、残りのバーガーを口に含んだ。
354名無しさん@ピンキー:04/03/13 02:00 ID:4JNU4exm
以上です。
だいぶ前に書いたモノですが、キボンされて投下するチャンスキターな心境であります。>>347さんありがd。
続きも構想済みですが百合と伊角子といつか秀英子もマターリ…。
355名無しさん@ピンキー:04/03/13 02:18 ID:ON7aMfQ8
>348-353
ふんがー美味しくいただきまつた!
絶滅危惧種天然記念動物的アキラ子萌え。是非また読みたい
純愛系スヨ子たんもマターリ待ってます!
356名無しさん@ピンキー:04/03/13 02:28 ID:hHegYjd6
あのニブチンヒカルがこんな事するかね…。
( ´_ゝ`)フーン

他の職人はん和谷子待ってるよー。
もすこしキャラに対する愛をひしひしと感じさせる職人はんが良い…正直投稿しすぎちゃう?
反応貰いたいから書いてるって感じ
357名無しさん@ピンキー:04/03/13 02:38 ID:ykcoPtUv
ポチ氏…>○○さんに捧げるみたいな形で小説あげるのやめてもらえませんか?
感想もらえれば嬉しいのはわかるし、反応のあった小説を優先するという
ポチ氏のスタンスはわかりますが、中には職人さんの負担になると思って
遠慮している人もいると思うんですよ。
ポチ氏が感想をくれた人を大切に思っているのはわかります。
スルーの予防線をはっているのかもしれませんが、
できればスレの住人みんなの為に投下してください。
気を悪くされたらすみません。
待っていた人はきっとたくさんいたと思いますよ。

>356
ポチ氏に愛がないとは思わないよ。
投稿が多くて悪いってことはないと思う。
みんなに楽しんでもらいたいんだよ。
358名無しさん@ピンキー:04/03/13 02:47 ID:YhCX/d7t
愛があるなしは置いておいて確かに前スレのように
他の職人さんにもっと出てきてほすぃ。
前スレは楽しかった(´ー`)
ありがちな話ばっかりな気もするよ。
359名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:10 ID:ijIaa0oi
ポチです。
また皆さんを不快な気持ちにさせてしてしまい申し訳ない。
確かに自分、投下しすぎですね、そのせいで他の職人様が投下し辛い雰囲気になってたら更に申し訳ない。

あと捧ぐ的な〜さんへも反省、アキラ子投下するのが少し恐かったので予防線張ってしまいました。すみません。

最後に…ご迷惑といつも荒れる原因を作ってしまい、心よりお詫び申し上げます。
前スレのように沢山の職人様が訪れ、平穏なスレになることを祈りつつ…失礼致します。
360名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:10 ID:ON7aMfQ8
>〇〇つきのupか…どっちでもいいと思うけどなあ
誰宛てだろうと漏れは萌えられるもんは遠慮なく萌えるよー
361名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:41 ID:MkEIxagI
>360
そうだな。
むしろ誰かがキボンしたせいで、こっちもお相伴にあずかれたみたいな気持ちで
G.J. ! と思うぞ。

>ポチ氏
他の職人さんが現れないのは、ポチ氏のせいじゃないとオモ
気にせず次の投下待ってます

362名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:46 ID:ykcoPtUv
>359
不快に思ったわけではなく、ポチ氏を待っていた人は他にもいると伝えたかっただけなのですが、
言葉が足りず、それでポチ氏を傷つけてしまったのなら、本当にすみません。
>360の言うように、自分がどっちでもいいような細かいことを気にしすぎなのでしょう。
反省すべきはこちらです。だからポチ氏は自分の思うままに書いてください。
363名無しさん@ピンキー:04/03/13 05:30 ID:fzoQE+Jp
おもしろかったよ、ポチ氏いつもありがとうなんかマック食べたくなってきた
初々しいデートでいい感じヒカルもアキラ子もかわいいと思った
364名無しさん@ピンキー:04/03/13 06:15 ID:Oq68aiNV
>>359
丁寧な応対がエサまきになってしまう事もあるので
気を遣うのも程々にしておくとモアベターかと思われます。
どのキャラのどんな小説でも大半の住人は喜んで読むか、
好みに合わなきゃスルーしてるんだからさ。

で、久々のアキラ子小説自分にとっては大変(゚д゚)ウマァァ――!!!!
他の話も毎回楽しませてもらってますんで
これからも、どうぞよろしこ。
365名無しさん@ピンキー:04/03/13 07:45 ID:pEQSFXnm
アキラ子の小説ってきもい
366名無しさん@ピンキー:04/03/13 17:47 ID:vVP9sBJL
>>354
ありがとう! さっそく読めてめちゃめちゃうれしい
少しずれてるアキラ子たんが好きです
伊角子さんにふりまわされてる和谷とヒカルが語り合ったら
気が合いそうだな〜とこの世界にほのぼの浸って読んでます
秀英子たんもまた読めそうでヨカタ!!
今後も登場お待ちしています(*・∀・)
367名無しさん@ピンキー:04/03/14 00:11 ID:8wktyPUH
エロイぞ、ヒカル(^∀^;)

伊角子さんに欲情する和谷も、アキラ子を見てあらぬ想像をするヒカルも、
女の子をやらしい目で見ているという点では同じなのに、受ける印象がこうも
違うのは何故だろう(w
368名無しさん@ピンキー:04/03/14 23:23 ID:UZuU0w1E
人大杉age
369名無しさん@ピンキー:04/03/16 20:35 ID:IeB7uZf9
良スレ保守
370名無しさん@ピンキー:04/03/17 13:55 ID:5xkeNl2a
【中国】13年間、ペニスが隠れて女の子と間違われていた少年
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1079497811/l50

(;´Д`)ハァハァ
371名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:07 ID:Zf2YEzN1
楽平子です。
エロがなくて恐縮なのですが、うpさせてください。
372名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:08 ID:Zf2YEzN1

 「イスミクン…イスミクン…」
舌足らずな高い声が背後で聞こえたと思ったら、いきなり右腕に重みを感じた。
「楽平重いよ…」
と苦笑して、利き腕にぶら下がる小さな少女の頭を、慣れない左手でぎこちなく撫でた。
髪に触れた温かい指先に、少女は顔をくしゃくしゃにして笑った。
「ウトウ。ウトウヨ。」
片言の日本語は楊海に習ったのだろうか。
「ごめんよ。今から、買い物に出るんだ。」
伊角はそう断ったが、目の前の少女は、きょとんと首を傾げて自分を見上げている。
 伊角と楽平にできる意思の疎通の方法は、碁を打つことだけだった。
「わからないよなあ…」
溜息を吐いて、少女を見る。大きな瞳、意志の強そうな口元。跳ねたくせっ毛。日本に
残してきた大事な人を思い出した。
 キラキラとした瞳で自分を見ている楽平に、伊角は降参した。
「じゃあ、対局室に行こうか。」
そちらの方を指さすと、楽平は伊角を捕まえている腕の力を強めた。まだ十二歳の少女は、
子犬のように伊角にじゃれついた。
373名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:10 ID:Zf2YEzN1

 打ち始めてすぐに楊海がやってきて、楽平と碁盤を挟んで座っている伊角に声をかけた。
「あれ?伊角君出かけるんじゃなかったのか?」
「ええ。楽平に捕まってしまって…」
石を並べながら、伊角は脇に立つ楊海を見上げた。
「またえらくなつかれたものだな…」
楊海が呆れて溜息を吐いた。
「伊角君にも都合があるんだから、忙しいときは相手しなくてもいいんだぞ。」
「ええ…わかっているんですが…どうも…」
伊角は語尾をぼかした。彼の頬は微かに赤らみ、照れたように俯いてしまった。
 そんな彼に、楊海はにやついた人の悪い笑みを浮かべた。
「日本にいる彼女に似てるってか?」
「い、いやだなあ…からかわないでくださいよ。」

 「イスミクン!」
楽平が焦れて怒鳴った。日本語で話す二人を最初は不思議そうに見ていたのだが、知らない言葉で
会話を綴る伊角達に疎外感を感じたらしい。
「ああ…ゴメン、ゴメン。」
伊角が石を一つ置くと、少女は頬を膨らませ、自分も乱暴に石を置いた。
374名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:13 ID:Zf2YEzN1

 対局を終えると、伊角は当初の予定通り買い物へ出かけた。

 「じゃあ、行ってくるよ。」
伊角が楽平の頭を撫でたが、少女はその手を乱暴に払いのけた。
「機嫌損ねたかな?」
「ほっとけよ。ガキのわがままに振り回されることないぞ。負けたから拗ねてるんだ。」
楊海は笑って、伊角の肩を叩いた。
 むくれてそっぽを向いている少女に向かって声をかけた。
「おみやげ買ってくるよ。」
楽平は返事をしなかった。伊角は困ったような笑みを浮かべ、もう一度少女の頭を優しく撫でた。

 楽平は暫くむっつりとしたままそこにいた。そんな楽平にやれやれと肩をすくめ、
『さてと…俺も部屋に帰るかな…』
対局室を出ようとした楊海の背中に、小さな塊がぶつかった。
『うわ!』
首をねじ曲げて後を見ると、楽平がしがみついていた。
『なんだよ?危ないだろ?』
眉をひそめる楊海に、楽平は唇を尖らせた。
375名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:14 ID:Zf2YEzN1

 『イスミクンと何話してたの?』
『“伊角君”じゃなくて“伊角さん”だろ。』
楊海がたしなめると、楽平はますます唇を突き出した。
『どっちでもいいじゃん!ねえ、何話してたの?』
『うるさいなあ。伊角君の彼女の話だよ。』
楊海が鬱陶しげにそう告げた瞬間、腰に掴まっていた腕の力が緩んだ。
『彼女?』
楽平の目は大きく見開かれていた。その顔は怒っているようにも泣いているようにも見え、
楊海には裏に隠された少女の感情を読み取ることができなかった。
 『恋人いるの?』
『いても不思議じゃないだろ?』
『…………そうだけど…けどさ…』
楽平は口ごもり、楊海の服を握っていた指をぎこちなくはずした。
 楊海はそんな楽平を怪訝な表情で見ていたが、小さく溜息を吐くと、俯いている少女の頭を
軽く叩いた。それは伊角と同じくらい優しい所作だった。
376名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:15 ID:Zf2YEzN1

 楽平は棋院の入り口を出たり入ったりしながら、伊角の帰りを待っていた。時々、通りがかった
他の棋士達に遊びに誘われたりしたが、楽平は全部断った。
 以前の楽平なら、すぐに話に乗っただろう。でも、今はもっと気になることがある。
ゲームより碁を打つ方が楽しい。特別な人が相手なら、もっとずっと楽しい。
 立ったり座ったり、歩き回ったり立ち止まったり、楽平は辛抱強く待ち続けた。
中で待っていられなくて、楽平は表で待つことにした。ここなら少しでも早く彼に会える。
 そしてまたどれくらい待っただろうか、すらっと背の高い人影が見えた。
「イスミクン!」
楽平は転げるように駆けていった。まるで飼い主に置いてけぼりにされた子犬のように、
慌てて走る。もうおいて行っちゃイヤだよ。
「ただいま。」
伊角が楽平の頭を優しく撫でた。
377名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:16 ID:Zf2YEzN1

 「イスミクン…」
―――――お帰りって日本語でどういうんだっけ?
一生懸命考えたがどうしてもわからない。今度楊海に教えてもらおう。
 「ほら、おみやげだよ。」
伊角は楽平の小さな手に、可愛らしい熊のぬいぐるみを持たせた。
 楽平は嬉しい気持ちと悲しい気持ちがない交ぜになって、すぐにお礼を言うことができなかった。
――――こんなのもらって喜ぶほど子供じゃないよ…
手の中のぬいぐるみは柔らかくて、温かかった。

 「ここでずっと待ってたのかい?遊びに行かなかったの?」
伊角の言葉は楽平にはわからない。楽平は泣きそうな気分で伊角を見上げた。彼はにこにこと
笑って楽平を見ている。
「ア…ウ…イスミクン…」
まだぬいぐるみのお礼も言っていない。言いたいことはいっぱいあるのに、伝わらない。
伝えられない。
「イスミクン…ウトウ…」
たった一つだけ覚えた日本語。
 伊角はニッコリ笑って楽平の手を取った。温かくて大きな手。ぎゅっと握り返す。
そして反対側の手でぬいぐるみを抱え直すと、伊角に手を引かれて、建物の中へ戻っていった。

おわり
378名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:20 ID:Zf2YEzN1
楽平子でエロは犯罪でしょうか。
難しくて自分には無理でした。
379名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:39 ID:7gjSYoyi
GJ!
ヤバすぎます、楽平子かわいすぎる・・・(*´Д`)ハァハァ
日本には和谷子がいるんだなぁ、それも萌える。
380名無しさん@ピンキー:04/03/18 00:40 ID:lCUP9Xg0
楽平子キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
片言かわいい!子犬のように駆けて来る場面もいい
伊角さんは楽平子の気持ちに気づいてないんですね。
切ない、いい話や…
381名無しさん@ピンキー:04/03/20 21:07 ID:7lDQR64k
前スレで、筒井子を書くと言っていた職人見習いさん
その後いかがお過ごしでしょうか?
マターリ待っています
382名無しさん@ピンキー:04/03/20 22:27 ID:cJ7y13U0
筒井子イイ!筒井子職人さんも新人さんもハァハァしつつお待ちしておりまつ!
383名無しさん@ピンキー:04/03/20 22:47 ID:JnjFYY8A
本音を言えば、筒井子に限らず
ヒカ子もアキラ子も社子も和谷子も伊角子もキテ――――(゚∀゚) ――――――!
とにかくキテキテ状態なのです。
384名無しさん@ピンキー:04/03/21 17:10 ID:Ds9aUUIH
ヒカ子「塔矢!(・∀・)今何してんの?」
アキラ「碁ですが何か」
ヒカ子「また?お前な、俺と電話してる時くらいやめろよ!」
アキラ「関係ないね( ´_ゝ`)」
ヒカ子「そんなつまんない?俺と電話すんの…(´・ω・`)ショボーン」
アキラ「Σ(゚Д゜))ハッあ…いや…そういう訳じゃ…」
ヒカ子「お前、ベッドの中以外じゃほんとそっけねェよな!ヽ(`Д´)ノバーカッ!もう切るッ!」
 
ガチャン…ツーツー
 
アキラ「_| ̄|〇」
385名無しさん@ピンキー:04/03/21 19:12 ID:OeYFih+8
これだけの会話でも(;´Д`)ハァハァ
386名無しさん@ピンキー:04/03/22 20:34 ID:mQ46rh5U
>職人さん達へ

気が向いたらでかまわないので、また書いてください。
待っています。
ただ、無理はしないでください。
ゆっくり待っています。

>384
ワロタ
こういう軽いヤツも(・∀・)イイ!!
ヒカ子タン可愛いぞ。
387ポチ@駄文職人:04/03/23 23:49 ID:4ngHMQL8
和谷×伊角子



─ー可愛い上に自覚無し、和谷くん苦労するな。
ふと楊海さんが言っていた言葉を思い出した。
「おやすみ、和谷」
着て来た服のまま布団に寝転ぶ彼女。
無防備極まりないその行動に心の中で大きく溜め息をつきながら横になる。
「…おやすみ、伊角さん」
僅か30cm程しか離れていない、手を伸ばせは届く距離。
豆電球の明かりが伊角の身体を艶めかしく映す。
綺麗な横顔、長い睫、毛布から浮かぶボディライン。
(…やっぱり美人だな、伊角さん)
大好きで大好きで堪らない人が目の前で寝顔を晒している、それだけで喉が干上がり下腹部が熱を帯びてゆく。
388ポチ@駄文職人:04/03/23 23:51 ID:xOYRyJvz
和谷は敏感に反応する自身に耐え切れず蹲り伊角の様子を窺う。
彼女の前で自慰行為をすることに躊躇しつつもムクムクと勃ち上がりズボンを押し上げるモノに和谷は息を詰まらせた。
(…大丈夫、伊角さんもう寝たよね)
そう思い、下着の中に手を入れようとした瞬間に伊角の身体が動き、和谷は慌てて目を閉じた。
静まる室内に布が擦れる音が響く中、ドキドキと自分の心臓が驚きで跳ね上がり手の平にも汗が滲む。
しかし直ぐに音が止み、代わりにスヤスヤと気持ちの良い寝息が微かに聞こえ、和谷は瞼を開ける。
389名無しさん@ピンキー:04/03/23 23:52 ID:DnhLZhZt
一日一保守
可愛い女体化ちゃんが来ますように…(−人−)
390ポチ@駄文職人:04/03/23 23:53 ID:YT20X7Br
「…伊角さん…寝たの?」
思わず小声で声を掛けると返事も無く微動だにしない伊角にホッと胸を撫で下ろす。
(ビックリしたなぁ)
元々無い眠気が更に吹き飛び身体がソワソワと落ち着かない。
和谷は上体を起こし、今度こそと伊角の様子を窺いながらズボンの上から上向きに反り勃つモノを撫で上げた。
「…ッ…ん」
今までに無い興奮で敏感になった自身に触れると快楽が稲妻のごとく身体を突き抜ける。
この欲の塊を彼女に埋め込みたい、和谷は自身を摩りながら伊角の身体を舐めるように見つめた。
391ポチ@駄文職人:04/03/23 23:55 ID:Qd1RoRlU
触れたい、舐めたい、匂いを嗅ぎたい、これは女性を目の前にした健全な男の思考なのか…和谷はゴクリと唾を飲み込み背中を向ける伊角に静かに近付く。
そしてサラサラした黒髪が垂れて耳朶と項を覗かせる身体に和谷は息を殺して指で触れる。
毛布の上からソッと手を這わせるが起きる気配が無い。
その様子に安堵し黒髪を指に絡め首筋に顔を埋めた。
(うわぁ、いい匂い)
まるで犬のようにクンクンと匂いを嗅ぎながら髪に口付ける。
その行為にも無反応にスヤスヤと眠る彼女に和谷の行動が更にエスカレートし始めた。
392ポチ@駄文職人:04/03/23 23:57 ID:TztRsxi1
(ゴメン、伊角さん…もう限界)
理性が崩れ落ちる瞬間、和谷は肩まで掛けられていた毛布を捲りピッタリ張り付くシャツの上から胸の膨らみを手で包む。
和谷はマシュマロのような乳房を期待したが手に伝わる感触は固い。
その淫らな行為を拒むかのようにしっかりガードするブラジャーを恨めしく思いつつ、それでも手の平に包みきれない乳房に感動しながら中央の谷間に指を差し込む。
(すっげぇ、柔らかい)
膨らみはみ出す乳房を指で押してその弾力を確かめる。
393ポチ@駄文職人:04/03/23 23:59 ID:2k99esPR
甘い香りと女性特有の身体の柔らかさ、そしてそれが最愛の人のものだと思うと堪らなく興奮し息が荒く涙も込み上げる。
「…だよ…好きだよ…伊角さん」
ずっとずっと好きだったんだ、そして触れて、抱きたかった。
─ーだから許して
和谷は背中から伊角の身体を抱き締めながらジーンズに包まれた太腿とヒップに手を這わす。
しかしこれも固い布に阻まれ彼女の身体を堪能することが出来ない。
触れたくて触れたくて自分の半身が悲鳴を上げるように限界にまで勃ち上がる。
それを伊角のお尻に押し付けるように腰を密着させズボンの上から恥部に手を伸ばす。
394ポチ@駄文職人:04/03/24 00:02 ID:OZzp01gb
ジーンズの縫い目に邪魔をされ、つい力を込めて腿と腿の間に手を差し込むと伊角の身体がピクリと動き和谷はドキリとし息を呑む。
もし彼女が目を覚まし、こんなことをする自分を知ったらどうなるのだろう。
激しく罵るのだろうか、否、泣いてしまうのかもしれない。
怖い、彼女に嫌われたく無い、和谷は動きを止めたまま伊角の様子を窺うがそのまま動くことは無い。
もう止めた方がいい、自分の中に轟く警鐘と欲がぶつかり合う。
でも触れたい、最後に彼女の乳房を直に…。
395ポチ@駄文職人:04/03/24 00:05 ID:ZlTolF+p
和谷は欲に勝てず、腿の間に挟んでいた手をゆっくりと引き抜きソロソロとシャツの中に指を忍ばせた。
腹部の滑らかな肌、温かい身体、その感触に一層息が上がるのを堪えながら彼女に気付かれないよう慎重にワイヤー付きのブラの中に手を入れようとした。
「…ッ…ダメ」
その瞬間、制止の声と共に仰向けになり瞼を開けた伊角の瞳が緊張と驚きに満ちた和谷の顔を映し出す。
「…あ…伊角…さん」
掠れた声、もう言い訳も出来ない、和谷は伊角の振り上げられた手にビクリとしギュッと目を閉じた。
終わった、全てが終わってしまったんだ。




next
396名無しさん@ピンキー:04/03/24 00:08 ID:+zt0ceQR
かぶってしまった…
ゴメンよ。職人さん。
戻ってきてくれてありがとう。

(;´Д`)ハァハァ に負けて伊角子を襲ってしまうのかと思ったが
伊角子さん気付いていたんだな?
和谷のこと憎からず思っていた感じがする。
続きも期待してるよ。
397名無しさん@ピンキー:04/03/24 01:03 ID:J9ig86Tg
伊角子キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
おにゃのこなのに不用心すぎです!めっ!(;´Д`)ハァハァ
和谷が涙が込み上げるほど興奮したのも純愛あればこそ。
良いお話ではありませんか また来て下さい。
398名無しさん@ピンキー:04/03/24 17:27 ID:k3Z8j8bM
イイネーイイネーヽ(´ー`)ノ
♀ヒカル♀伊角のネタ考えてたけど普通に和谷でもいいねー

で、職人さんの上手いの読むと自分の考えてたネタが激しく見劣りするので(U ´ェ`)ショボーン
399名無しさん@ピンキー:04/03/25 00:35 ID:QmkDd6iY
>398
そんなこと言わないでがんがれ。色々あってこそ盛り上がるさ。
ヒカル子伊角子見たいぞ
400名無しさん@ピンキー:04/03/25 21:56 ID:6gHn8grD
>398
可愛い女体ちゃんがいっぱいいて
どの子も萌萌だけど
自分の一番の萌はヒカ子タンだ
どうかヒカ子と伊角子タンをおねがいします
401名無しさん@ピンキー:04/03/26 17:47 ID:a1aA68BJ
やっぱりヒカ子最強!ここの住人のほとんどがヒカ子とヒカ子職人さんを待ってるんだよ!
アキラ子伊角子その他女体は
キモイから(゚听)イラネ
402名無しさん@ピンキー:04/03/26 20:26 ID:VOgwkwKZ
(´_ゝ`)'`ィ '`ィ

投下してくださる職人さんの気持ちに感謝(-人-)
403名無しさん@ピンキー:04/03/27 00:51 ID:za0ijexm
もうヒカ子とその他女体化でスレを分けた方がよいのでは?ヒカ子以外の投下がある度にイラネ言われると職人さんも投下しにくいしアキラ子の続きも来ない・・・いい加減にしてくれよ 。・゚・(ノД`)・゚・。
404名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:04 ID:RX9JO9V6
秘すれば華なり をほったらかしてる身としては申し訳ない限りだが
しかしヒカ子のみ分けるのはどうだろ
401のようなのはスレが分かれたとしても
わざわざ乗りこんで嫌味を言いに来る気がしないでもない。
さくっとスルーすれば済むことじゃないのか。どうだ。
405名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:22 ID:4jCV3iyT
毎回>403みたいなことを言う人がでるなあ。
これ以上碁スレ増やしてどうすんだよ。
401は煽ってよろこんでるんだよ。
わざわざそれに乗ってやることはないだろう。
406名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:26 ID:4jCV3iyT
それにヒカ子だって来てねえよ。
投下しにくいのは、アキラ子だけじゃねえよ…
407名無しさん@ピンキー:04/03/27 02:31 ID:q1SYQgEY
ヒカ子が来ないのは職人さんがいないだけだと思われ
自分はヒカ子職人さんは投下しやすい環境だと思うぞ。というかここのスレ住人の8割はヒカ子マンセーだろ?なんなら点呼とってみるか?
ここの住人は最萌女体化キャラ1名書き込んでくれ。

ちなみに漏れは筒井子タンだ(#゚∀゚)=3
408名無しさん@ピンキー:04/03/27 03:04 ID:Qyd5NdQ7
点呼はしなくてもいいのでは?と言いつつも佐為子タン…。
最近アキラ子タンや伊角子タンにもぐらぐらしてる。筒井子タンもいいよなぁ。
だが、節操なしと呼ばれてもいい。いろんな娘ッ子щ(゚Д゚щ)カモーンなんだよ!
日々職人さんをお待ちしております。
409名無しさん@ピンキー:04/03/27 03:05 ID:hJjXXYhH
熱烈アキラ子たんキボンヌ
410名無しさん@ピンキー:04/03/27 03:20 ID:6osdtJz6
アキラ子ヒカ子の百合スキーは少数派加納… 
スレ分かれたらお目にかかれないから勘弁してくれ
411名無しさん@ピンキー:04/03/27 08:43 ID:+hVI7PwY
>>407
>というかここのスレ住人の8割はヒカ子マンセーだろ?なんなら点呼とってみるか?

……おまえって…
これでヒカ子を投下しやすいとどの口が言っているんだまったく…

401みたいに他を貶して、持ち上げられても嬉しくないだろうさ
ヒカ子スキーにとってもはっきり言って迷惑
ヒカ子は大好きだけど、越智子や伊角子だって好きなんだい
412名無しさん@ピンキー:04/03/27 10:38 ID:ivjvehgu
まぁ下手に持ち上げられるのもあれだが投下する度に文句言われるよりかは数倍マシだろ。一部のヒカ子マンセーアンチアキラ子のせいでアキラ子の続きが来ないのが悲しい・・。
413名無しさん@ピンキー:04/03/27 10:55 ID:LOYGEOqP
ヒカ碁は他にもこの板にスレが既にあるし(あちらさんの方が老舗だが)あまりスレを乱立させるのもなぁ。
職人氏や雰囲気を憂えている住人には申し訳ないけど
ここはなんとか一部のおかしな書き込みはスルーしてもらってうまいことやっていきましょうや。
414名無しさん@ピンキー:04/03/27 10:58 ID:LOYGEOqP
あ、途中送信してもうた、連続書き込みスマソ。
職人氏いつも作品読ませていただいてサンクスコ。
みんな美味しくいただいているけどアキラ子タン推しなんでまた読めたら嬉すぃ。
415名無しさん@ピンキー:04/03/27 11:22 ID:yn6KPW9b
続きが来なくて悲しいのはみんな同じだ。
一部の心ない書き込みのために同類に見られるのは迷惑なんだよ。
持ち上げられても貶されても傷つくのは書き手だろ。
どっちがましとかいう次元で語るなよ。

>ALL職人さん
気にせずにと言っても無理かもしれないけど、
続きを書きたくなったらまた来てください。
416名無しさん@ピンキー:04/03/27 11:44 ID:vFZnW4dL
自分はヒカ子スキーだからこそ、ヒカ子派は厨だとか思われるのは悲しいし嫌だ。
だからお願いだからやめてくれ、アキラ子をけなすのは。
何なら大学スレ行けばいいだろ?
エロいヒカ子ハアハア小説置いてあったよ。
417名無しさん@ピンキー:04/03/27 12:48 ID:8R8em0Jq

ヒカルスキー (関東圏ver.)

       (´ ゚,>
       ノ ノ
      ノ ヾ▼
   ミ ,(,,゚▽゚)   
  ミブ /(ノ  |)
   ,,彡,. '",ノ
   _ ∪∪  ノ_ノ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´         
418名無しさん@ピンキー:04/03/27 19:11 ID:Wj/xPKRs
ボーイッシュな和谷子萌え
419続きを書いて下さい 2/2:04/03/27 19:41 ID:xZXr+KH8
>>416
> 何なら大学スレ行けばいいだろ?
> エロいヒカ子ハアハア小説置いてあったよ。

間違いを人に教えるな。
ハアハア小説はあるが、あそこはヒカ子じゃないぞ。
420419:04/03/27 19:49 ID:xZXr+KH8
sageるのわすれ...
名前直すのも忘れてた。
スマン

そのうえ連投禁止に引っかかってしまった。
_| ̄|○
421名無しさん@ピンキー:04/03/27 20:36 ID:Yh1WE2uG
>420
tp://www7.plala.or.jp/office-m/flash/gaku/gabutton.html

よそでの拾いものだが
422420:04/03/27 22:14 ID:xZXr+KH8
>>421
thanks
423名無しさん@ピンキー:04/03/27 23:46 ID:yTkq843Q
俺も和谷子に興味あるんだけど、なかなか書けないのよね。

おっとりした綺麗なお姉さんだけど、思わぬトゲをも隠し持つ長女伊角子。
姉御肌な一方で尽くし系の一途な次女、和谷子。
そして、わがままなのに愛される元気娘の末っ子ヒカ子。
と、まあ、イメージは膨らむんだけどね。
424名無しさん@ピンキー:04/03/28 00:32 ID:BH1BPsIf
三姉妹ぴったりだな。
文章に起こすのは難しそうだが頑張ってくれ。
425名無しさん@ピンキー:04/03/28 02:27 ID:O+9E09Bv
>>423
イイ!(・∀・)
よく特徴を表してるなあ
426名無しさん@ピンキー:04/03/28 03:38 ID:1vyFgwMs
漏れはヤンハイ×倉田子を読んでみたいのだが…あと小悪魔アキラ×芦原子とか。
勿論そのほかの女体化、未完結のSS達もコソーリまってたりする。
いつも萌えをアリガトウ!職人さんに感謝(´∀`)
427名無しさん@ピンキー:04/03/28 12:28 ID:T6vk41Rg
倉田子…マニアだな(゚∀゚) アヒャ
428名無しさん@ピンキー:04/03/29 18:58 ID:prf+LXdr
>>419
あるよ、一個だけ。
緒方+行洋×ヒカ子の凌辱系。
オススメなのらー(・∀・)ノ

ヒカ子職人さん、最近降臨してくれないね…(´ー`)
429名無しさん@ピンキー:04/03/29 22:39 ID:NZLFwPGm
アキラ子いきます。
嫌いな方はスルーよろしく。
430アキラ子:04/03/29 22:41 ID:NZLFwPGm

―――――いったい何が気に入らないんだろう…

 隣を早足で歩くアキラの白い横顔を見ながら、ヒカルは考えた。彼女は口を引き結び、
視線はまっすぐ前を捉えている。アキラの歩調に合わせて歩くヒカルのことなどまるで視界に
入っていないかのように、ただ前を睨み付けている。
 さっきまで彼女は実に楽しそうで、花のような笑みをヒカルに投げていたというのに………

 たまには普通の恋人達のように、囲碁抜きでデートをしたいとヒカルが言い。アキラもそれを
受け入れた。
 そして映画館に入り、買い込んだコーラとポップコーンを差し出すと彼女は恥ずかしそうに
それを一粒摘んで口に入れた。
「そんな食べ方じゃ食べた気しないだろ?ほら、もっとがばっと取って…」
ヒカルは手にいっぱいポップコーンを掴んで、それを全部口に放り込んだ。口いっぱいに
頬張ったまま、
「ほら」とアキラに溢れそうなコーンのカップを突きつけた。
 彼女は恐る恐るコーンを掴んだ。コーンを握った自分の手をなにやら真剣に見つめていたが、
ヒカルに習って「エイヤ」とばかりに、自分の口にそれを投げ込んだ。
「美味しい…」
「だろ?」
と、笑うと、彼女もはにかんだ笑顔をヒカルに向けた。
431名無しさん@ピンキー:04/03/29 22:42 ID:NZLFwPGm

 だが、今の彼女にそんな甘さは欠片もない。ヒカルはどうしていいのかわからなかった。
ただ、先ほどの自分の行動が、彼女の気に障ったことだけは理解できた。
 今日の彼女は確かに変だ。珍しく甘えてくるかと思えば、時々何か言いたげにヒカルを見ている。
「どうしたの?」と聞いても「別に」と答えるだけで、いつもの彼女らしくもなく歯切れが悪かった。
 そして、何気ないヒカルの行動に、彼女は急に怒り出したのだ。
―――――でも…そんなに怒るようなことかな…

 ヒカルに女の子の気持ちはわからない。それでよく幼なじみを怒らせたものだ。
『バカ!ヒカルの鈍感!』
と何度罵倒されたことか…
 だから、アキラには至極気を遣って接してきたつもりだ。何せ、初めてできた彼女なのだから…
出会ったのはもう何年も前だが、いわゆるお付き合いを始めたのはほんの数ヶ月前だ。
ヒカルが自分の気持ちを自覚し告白したとき、彼女も同じ気持ちだったと知って、天にも昇るようだった。
実際、それから数日は、かなり舞い上がっていたと思う。
 
 「なあ…塔矢…」
ヒカルが声をかけても彼女は無視して歩き続ける。
432アキラ子:04/03/29 22:43 ID:NZLFwPGm

 あかりはよろこんだんだけどな………
ヒカルは肩を落とした。同じことをしたのに、どうしてアキラは怒るのだろうか?

 『ヒカル、エライ!ヒカルにしては上出来だよ。』

 二人で歩く道すがら、彼女を庇って車道側を歩いたとき、あかりは手を叩いてよろこんだ。
ヒカルは「そうかな?」と、愛想笑いを返しただけだったが、心の隅で自分が大人になったような
気がして嬉しかった。
 その前に入った喫茶店に入ったときのことだった。席に案内されたのに、彼女は立ったまま、
座ろうとしない。きょとんとしているヒカルに、彼女はヒカルに椅子を引くよういいつけた。
「なんでだよ!」
「ヒカル、塔矢さんと付き合ってるんでしょ?彼女お嬢様だし、もてるだろうから、
 これくらい気付かないと振られるよ。」
そう言われて言葉に詰まった。確かにあかりの言うとおりだった。緒方を筆頭に、上等な大人の男がいつも彼女の側にいる。経験の浅いヒカルは天で子供扱いで、彼らの良いからかいの
ネタになっていた。
 だから少しでも彼女に相応しい男になりたくて……
433アキラ子:04/03/29 22:45 ID:NZLFwPGm

 ヒカルの足はいつの間にアキラに合わせることをあきらめていた。急に歩調の変わった
未熟な恋人を訝しく思ったのか、アキラは立ち止まって振り返った。
 ヒカルは少し離れた所からその表情を見た。唇は相変わらず一文字に結ばれたままだったが、
眉根を寄せたその瞳は心持ち不安に揺れていた。
 慌てて駆け寄り、アキラの白い手を取る。彼女は手をふりほどく代わりに、軽く握り返してきた。
「塔矢…怒ってるの?」
「別に…」
だけど、彼女はツンとそっぽを向いた。
 それから二人で並んで歩いた。アキラが何も言わないのでヒカルも黙って歩いたが、
もしかしたら、彼女は自分に話しかけられるのを待っていたのかもしれない。

 前から来た人とアキラがぶつかりそうになり、ヒカルは慌てて彼女を自分の方へ引き寄せた。
途端に彼女の眉が跳ね上がる。
「お、女の子扱いするな…!」
そう小さく怒鳴った。
434アキラ子:04/03/29 22:46 ID:NZLFwPGm

 女の子扱いするなと言われても、腕の中で白い身体をのたうたせる彼女は女で…紛れもなく
綺麗な女で…
 ヒカルは彼女を大きく突き上げた。アキラが息を呑み、自分を強く締め付けた。と、同時に
背中に引きつるような痛みが走った。
 それを合図に腰の動きを早め、何度も彼女を揺さぶった。
「あ、あ、いや…ヒカル…あん…」
「ん…アキラ…」
普段は名字で呼び合う二人だが、肌を重ねるときは互いの名を呼ぶ。彼女の甘く掠れた声で、
名を呼ばれるとそれだけで身体が溶けてしまいそうだった。
 アキラはヒカルをより深く飲み込もうと、身体をすり寄せた。ヒカルの背中に立てた爪を
強く食い込ませた。その痛みと身体の芯から痺れるような快感が全身を駆け抜けた。
「あ…はぁ…アキラぁ…」
「アァッ」
アキラは短い悲鳴を上げて、手足を突っ張らせた。
435アキラ子:04/03/29 22:47 ID:NZLFwPGm

 気怠い身体を起こし、アキラの顔を覗き込むと、彼女はプイッと背中を向けた。
「まだ、怒ってるの?」
ヒカルの誘いに乗った時点で、仲直りは成立したと思っていた。そもそも、ヒカルにとっては、
最初からケンカでさえあり得なかった。
「塔矢…オレ鈍いから…オマエが何でそんなに怒っているのかわかんねえ…」
「女の子扱いしたのがそんなにイヤだった?」
だけど、アキラはヒカルにとって大事な…たった一人の女だった。アキラは何も答えてくれない。
ヒカルは悄然と項垂れた。
 
 「…………緒方さんみたいだった…」
背中を向けたまま、アキラがぽつりと呟いた。
「緒方先生?」
白いスーツの背の高い伊達男が脳裏に浮かぶ。彼はいつもヒカルを子供扱いするが、存外
自分も子供っぽいことは周囲の知る所である。
「…女の子の扱いに慣れてる………」
そう呟く声は暗かった。
436アキラ子:04/03/29 22:49 ID:NZLFwPGm

 アキラの言葉にヒカルはポカンと口を開けた。扱いに慣れるも何も、ヒカルにとってアキラは
初めての恋人だった。そのことはアキラだって知っているはずだ。
 初めて同士の初エッチは戸惑うことばかりで、手際の悪い自分は彼女にずいぶん痛い思いを
させた。こんなコトなら、他でもっと勉強すればよかったと後悔したくらいだ。

 ヒカルが言葉を探している間に、彼女はなおも続ける。
「この前、碁会所に誘ったら、断った…」
「あれは、先約が………」
「…………可愛い女の子と歩いてた…」
栗色のショートカットの女の子だとアキラは言った。「そいつは…」と、説明しようとしたが
彼女は早口でそれを制した。
「その子を庇って車道側に立った…」
 アキラは首だけこちらを向け、ヒカルを睨んだ。切れ長の綺麗な瞳。そこにうっすらと涙が
滲んでいた。
「……ボクとその子を同列に扱うな…!」
そう吐き捨てて彼女は毛布を頭からかぶってしまった。
437アキラ子:04/03/29 22:50 ID:NZLFwPGm

 アキラは小さいとき男になりたいと思っていたらしい。初めて出会ったときも男言葉で、
綺麗な少女の口から発せられる「ボク」と言う一人称に、ヒカルは少なからず戸惑いを覚えた。
 だが、それも最初の内だけで、彼女は段々とそう言う言葉を使わなくなっていった。
それが自分と出会ったすぐ後からだったと、芦原から聞かされたが、アキラは真相を話してはくれなかった。
 だけど、時々、ケンカをしたとき…彼女の感情が酷く高ぶったとき…それはたまに顔を出す。
 彼女は女の子扱いされたことを怒ったのではないと、やっと気が付いた。
 ヒカルは毛布の上から、彼女の肩を撫でた。
「勘違いするなよ。あかりだよ…知ってるだろ?」
毛布がぴくりと動いた。少しずつそれがずらされ、最初に黒いつややかな髪、それから
キリッとした濃い眉、そして印象的な目が現れた。
「藤崎さん?でも…彼女は髪が長くて…」
「オマエ、中学の時しか知らネエだろ?アイツ、高校に行ってから髪切ったの。」
高校で出来た彼氏の好みらしい。肩より短くしたことのない髪をあっさりと切ってしまった。
「あの時も、彼氏の誕生日のプレゼント買うのに付き合えって…うるさくて…」
もっとも自分もアキラの誕生日のプレゼントを見立ててもらったのだから、えらそうには言えない。
438アキラ子:04/03/29 22:51 ID:NZLFwPGm

 アキラは完全に毛布から顔を出した。
「…………ゴメン…」
そして、恥ずかしそうに小さく謝った。
「いいよ。オマエにヤキモチ妬いてもらえてスゲー嬉しい!」
調子に乗ってそう言うと、アキラは勢いよく起きあがり、ヒカルに詰め寄った。
「でも、でも、あんなコトする進藤は、進藤じゃない!」
「進藤は…もっと…鈍感で…気が利かなくて…傍若無人で…すぐにケンカになちゃうような…」
「そんな進藤が良いんだ!」
大人みたいなことしないでくれ――アキラはヒカルに抱きついた。
 体中が沸騰したようなそんな感覚に襲われた。褒められたのか貶されたのかわからないが、
そんなことはどうでもいい。裸のアキラに抱きつかれて、一旦冷めた熱がまた滾ってきた。
「オレが、大人になるのもいいと思うんだけど…」
アキラが顔を上げ、不思議そうにヒカルの瞳を覗いた。
「だって、塔矢、結構子供っぽいんだもん…ちょうどいい釣り合いになると思う…」
 ヒカルはアキラに口づけを与え、そのままゆっくりと身体を倒した。

おわり
439名無しさん@ピンキー:04/03/29 22:56 ID:NZLFwPGm
あ!5が二つある。すみません。

他の職人さんに触発されて、アキラ子を書いてみたくなりました。
自分はこれからも書きたいものを書きますので、スルーお願いします。
440名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:22 ID:TXV//pA/
アキラ子まじうぜえ。気色悪い。死ね。
441名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:32 ID:A1xxF7Z+
アキラ子作者さん>
乙です。
あかり含めた心理描写ややりとりなど、楽しめたです。ただ、微妙に途中の展開が大味かなと…次回作期待してます。

しかし、自分目当ての作品が読めない人は思わず笑ってしまう位気の毒ですね…。
442名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:33 ID:D+DK4wiw
スルーなどしてなるか!
子供っぽいのを気にするヒカルと、
その気が利かないヒカルが好きなアキラ子のコンビがイイ
職人さん方、萌えのおもむくままに好きなものどんどん書いてくだされ。
443名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:59 ID:bL1A5vUN
>>440
(つД`)カワイソウニ・・・
444名無しさん@ピンキー:04/03/30 00:21 ID:Z5NLSrk1
>441
大味でしたか?もっと頑張らないとダメですね。

>442
萌の赴くまま書きたいものを書きますよ。
節操なしで申し訳ない。
445名無しさん@ピンキー:04/03/30 00:50 ID:ntXPgaN9
>>444
ポップコーンをたった一粒つまむアキラ子って妙にありそうで萌えたよ。
こういう細かい描写もっと読んでみたいかも。
がんがっておくんなまし〜。
446名無しさん@ピンキー:04/03/30 01:24 ID:a56l/kSW
>441
気の毒と嘲笑ってくれても結構だが、アキラ子が読みたいやつもいれば、
スルーして耐えつつ、黙ってアキラ子以外を待っているやつもいるんだよ。
嵐を罵っているつもりで、通常の住人まで貶めないでほしい。





佐為子タン…(´Д⊂
447名無しさん@ピンキー:04/03/30 01:41 ID:UcdT3+8H
>>416
一個しかないし、置いてあるのはスレではないから
今、大学板にお出でになってもありません。
448名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:34 ID:TweHDZmK
>446
偉そうな事言う前に、自分は耐えてるんだと不必要な主張するのをやめろ
さいこにきて欲しいならさいこ萌えを語れよ
スルーなんて黙ってするもんだろ
一々声高に叫んでたらそりゃスルーじゃねえっての

あきらこなんて待ってない奴もいるんだ=あきらこイラネ

なんていくら主張したってさいこは増えないよ
あきらこが減る事はあるかもしれないけどねえ?
449名無しさん@ピンキー:04/03/30 04:42 ID:P6I16Cj6
毎度毎度同じことの繰り返しですなぁ。
アキラ子スキーさんお気の毒に(>_<)
450名無しさん@ピンキー:04/03/30 05:49 ID:DG0NKBHb
ここの住人って子供が多いのかねえ?
他者をけなしても贔屓キャラはこないよ
書き手がいくら頑張ってくれても読み手がこれでは・・・

>ALL職人さん
職人さんおとなしく待っているので
萌萌な可愛い女他ちゃんを投下してください。
451ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:34 ID:vl1+I+yS
伊角子side



どこまでも続く草原、温かく心地良い風が吹きつける。
傍らには手を繋ぎ楽しそうに燥ぐ楽平、その横には優しい笑みを浮かべる和谷。
3人が手を繋ぎ草原を歩く、とても幸せで心が満たされる。
「…だよ」
不意に足を止めた和谷が真っ直ぐに自分を見つめて口を開く。
「ん、何?和谷」
「好きだよ、伊角さん」
ジンと心に響く声、和谷が自分のことを想ってくれている。
(…和谷…私も)
好き、大切な弟のような存在。
「…だよ…好きだよ…伊角さん」
そして直に耳に伝わる声に伊角の心臓がドキリと鼓動を打った。
452ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:36 ID:li2htaAv
(…夢…今のは)
うっすらと目を開けると薄暗い室内が目の前に広がる。
その光景に自分が眠っていたと気付き、先程までの幸せが夢であることに落胆し瞳を伏せた。
すると、その気持ちを慰めるかのように背中に人の温もりを感じて伊角はジッと触れられている箇所に意識を集中させる。
(和谷?…寝ぼけてるのかな)
中国に居た時も楽平が寝ぼけて抱き付いてきたことを思い出し、こんな所までソックリなんだなと落ち込んでいたことを忘れ、笑いそうになる。
そして暫くジッとしていると、次第に息遣いが荒くなり和谷の手が下腹部に触れた。
453ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:37 ID:cIeUTELW
まるで意図した指の動きに伊角は緊張し始める。
(和谷、起きてるのかな…どうしよう)
今更払い除けることも出来ず、自分をからかっているのだろうと考えてみた。
もう少ししたら和谷が笑ってビックリした?と言うに違いない。
そう思い寝たフリをして黙っているとお尻に何かが押し付けられる。
(ん、何だろう…硬い)
それは形が窺える程に密着し上下に擦り揺らされる。
時折和谷は苦しそうに息を詰まらせながら脚の付け根の隙間に手を差し込み指を折り曲げた。
454ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:39 ID:zc/l1gpt
(ぁっ…和谷…そんなとこ触っちゃダメ)
和谷の指がジーンズ越しにクリトリスを刺激し伊角は身体を震わせる。
すると和谷の息と動きがピタリと止まり、彼が緊張していることが窺えた。
(どうしたの?和谷)
何時もの彼とは様子が違う、伊角は戸惑いながら微動だにせず解放の時を待つ。
暫くし、恥部に触れていた手が引き抜かれ安堵したのも束の間、シャツの中に侵入してくる熱い指先に恐怖が湧いてきた。
(嫌、嫌だ…和谷…こんなこと)
悪戯にしては度が過ぎる、伊角はブラジャーに触れた手に耐え切れず身体を仰向け和谷を制止した。
455ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:40 ID:IZCNCkyw
「…ッ…ダメ」
その時、目に映った和谷の顔は驚きに目を見開き、そして直ぐに怯えた表情へと変わる。
その何かを訴えるような瞳が伊角の心を突き刺し彼を傷付けたくないと思わせ行動させた。
「…ダメだよ」
そう言いながら上げた手に和谷はビクリとし、目を瞑る。
伊角は身を縮ませる和谷の頭をヨシヨシと優しく撫でて口を開く。
「…早く寝なさい……楽平」
この場を何事も無かったようにやり過ごす為の言葉。
寝ぼけているフリをして毛布を頭まで被り背中を向ける。
456ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:42 ID:UxBpASIB
「…伊角…さん?」
掠れた声で呼び掛けられるも無視し黙っていると和谷は大きく息を吐き出した。
「…ゴメン…なさい」
そして詫びの言葉が掛けられ伊角の胸がキュンと締め付けられた。
(怒ってないよ、和谷)
心の中で返事をするも本当に謝らなければいけないのは自分の方だと思えてくる。
和谷は何時も人懐こく自分に甘えてくれる、けれど何かを見落としているような気がしてならない。
伊角が毛布の中で考え込むと和谷の息遣いが聞こえてくる。
457ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:44 ID:SlxBdCp9
(………和谷?)
不思議に思い気付かれないように彼の様子を窺うと、背中を向け前で上下に動かしている腕が垣間見れ、伊角は彼が何をしているのかを察して身を強張らせた。
「…ッ…ハァハァ…」
彼はもう子供では無い、男なのだと実感させられる行為。
そして荒い息遣いに伊角の身体も熱を持ち秘部がジンジンと疼き出す。
「ハァハァ…き…だよ…伊角…さん」
その声が先程見た夢とシンクロし伊角は目を見開いた。
(和谷が…私のこと…好き?)
姉としてでは無く1人の女として好意を寄せてくれているのだろうか。
458ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:46 ID:zp2d9Cdh
怖い、聞きたくない、言わないで…今まで姉弟のように接してきたことが壊される恐怖。
知ってしまった後の彼に対してどのように接すればいいのかさえ判らない。
自分の気持ちが見えず、混乱と戸惑いが伊角を襲う。
「ハァハァハァ、伊角…さん…くぅッ」
(…ぁ…和谷ぁ)
彼が自分の名を呼び果てたと同時に伊角の秘部もキュッとしまり痙攣する。
そして下着の中に手を入れると愛液が溢れ指に絡まり付いた。
459ポチ@和谷伊角子:04/03/30 06:49 ID:Q6KkaRq3
(…私…私は…)
彼の自慰に濡らす自分に嫌悪感が走る。
変わってしまう、彼の男の部分を見せられ自分が女であることも実感する。
このまま気付かないフリをしても今まで通りに笑い合える?その問いに答えが出せず伊角は瞳に涙を滲ませた。



next→和谷side
460名無しさん@ピンキー:04/03/30 08:53 ID:pBzk+3wH
アキラ子&伊角子キタ――――!!!!
朝から萌えエネルギーチャージです。職人さんたちありがとう!!
461名無しさん@ピンキー:04/03/30 10:10 ID:5om3xrv8
アキラ子伊角子めっさ萌えです
有り難う職人さん_ト ̄|○
462名無しさん@ピンキー:04/03/30 13:59 ID:a56l/kSW
だからさ、440みたいな完全な嵐は論外として
441>○×子楽しめないやつらはご愁傷様ケケケ  とか
448>おまえの好きな○○子なんか来やしねーよバーヤ  とか
嫌味を書くのもどうよ、っていうこと。

好きなものに萌えてキターすればいいじゃないか。
アキラ子嫌いの嵐に過剰に反応して、とげとげしい、
ふつうにスルーしてた人に対しても攻撃的な一言を書くのはやめようよ…
463名無しさん@ピンキー:04/03/30 15:18 ID:7WBMPxXZ
伊角子さんお待ちしておりますた!
寝ぼけたふりをする大人の優しさ伊角子さんに(*´Д`)ハァハァ
伊角子さんの溢れる愛液に否が応にも期待が高まりまつ。
464名無しさん@ピンキー:04/03/30 17:13 ID:UJhf1mYj
>>462
おまいさんも職人さんの投下後止まっていた話をいちいちを蒸し返すな、また荒れるだろが。空気嫁


ということで職人様オツです!アキラ子も伊角子もイイ!色んな女体を楽しみにしています!
465名無しさん@ピンキー:04/03/30 21:22 ID:J1N0Q/Ig
>451-459
今まで姉弟みたいに接してきた和谷に男を感じて揺れる伊角子がもうたまらんです…(;´Д`)ハァハァ
和谷サイド楽しみに待っています。
466名無しさん@ピンキー:04/03/30 22:46 ID:TweHDZmK
>462
はあ?
お前には嫌味にみえんのか。
文を読み取る力もないのかよ。
ばーやなんて言ってねーよ。
根性ねじまがってんな。

あきらこを待ってない主張したってさいこはこないと言う文の意味がわかりませんか?
あきらこ叩いてないでさいこもえを語れと言ってもそれが嫌味ですか?
へーえ。

何が だからさ、 だ。
なんもわかってねえじゃん


>all
反応してしまって申し訳ない。
もうひっこみます
467名無しさん@ピンキー:04/03/30 23:20 ID:pERf0xaq
ここは本当に21禁ですか?
厨房の溜まり場にしか見えない。
468名無しさん@ピンキー:04/03/30 23:30 ID:GU2DuPUt
>>466
反応するな。
462自身もそうだが、みんな互いに気に入らないレスはスルーだろ?
前にそういうことで落ち着いたじゃないか。
このスレは揉め事も多いが萌も多い。
まあ、要するにヒカ子もアキラ子も佐為子も伊角子もみんな萌ってことで
469名無しさん@ピンキー:04/03/31 01:14 ID:Po+DIjPB
アキラ子たん伊角子たんキタキタ
職人氏乙!!
470名無しさん@ピンキー:04/03/31 01:28 ID:M4WahfPz
アキラ子、本当に気持ち悪い。
書く奴は死ね死ね死ね死ね。
471名無しさん@ピンキー:04/03/31 14:30 ID:v6YJXxUm
さて、レスの削除依頼逝ってくるよ、スレに無関係もしくは意図的な荒らしとして。

つーわけで不穏当なレスには触らず騒がずスルーで頼(ヨロ)んだ
472名無しさん@ピンキー:04/03/31 15:02 ID:cK1ZtnkB
もう一つのヒカ碁スレが消えてる_| ̄|○
473名無しさん@ピンキー:04/03/31 20:29 ID:70H/pAW+
>471
スルーは了解
>472
立て直したほうがいいんだろうか。
読みたい話はあれど職人さんたちがまだ来てくれるかどうかわからず…
474名無しさん@ピンキー:04/03/31 22:06 ID:qkTIth7n
>473
最後の方誰も保守していなかったからな…
もう必要ないってことなのかもしれない…寂しいが…
475名無しさん@ピンキー:04/03/31 23:25 ID:QB+EZsUT
このスレは死守します。
476名無しさん@ピンキー:04/04/01 10:38 ID:iZ7MrJNg
待ってばかりもなんだしな 職人じゃないんだが…

ヒカ×サイ子 苦手はヌルーせい






「ねえ、ヒカル!ヒカル! もう一局! ほら起きて!」
「ん〜〜〜〜…」

ヒカルが壁の時計を見ると、すでに夜中の1時近くだった。
今日は院生同士の手合いに加え、和谷と行った研究会で、
さらにそのあとバーガーショップで伊角とも打って、
対局好きのヒカルもさすがに打ちつかれている。しかし
その日に打ったぶんの対局は寝るまでに必ず佐為と検討するのが
院生になってからの二人の日課だった。
肉体を持たないこの相棒…佐為はいいとして
ヒカルの方はそろそろ限界だ。
佐為が耳元で怒鳴っているが、それは実際の音でもなく。
眠気で意識レベルが落ちていくヒカルは、次第に夢の中に落ちていった。
477名無しさん@ピンキー:04/04/01 10:39 ID:iZ7MrJNg
「ヒカル! 起きてったら」
「ん〜〜〜… ん?」
ゆっさゆっさと揺さぶられ はた、と目覚めると、
覆い被さるように佐為がヒカルを揺さぶっていた。
時計を見上げると いつのまにか時間は2時を回っていた。

「まったくもう! 検討が終るまでは寝ちゃダメでしょう!」
「へ?」
…佐為が俺に触ってる。
長くて細い指が、自分の肩におかれているのを見て
ヒカルは目が点になった。

「…どーなってんのコレ?」
「起きなさいったら! 寝てるんですよヒカルは。」
「はあ?」
「ここは貴方の夢の中ですよ。わたし夢に入っちゃったんです。」
「ほえ〜 これ俺の夢? すっげリアル…」
そう言うなり、ヒカルは佐為の肩に触れ、髪に触った。
「こんな夢もう出ましょうよ〜 ここ、碁盤がないんですもの…」
よく見ると 眠る前と同じ部屋なのに、何故かこの夢には碁盤と碁石がない。
佐為が心許無げなのはそのせいらしい。
ヒカルはぼんやりと佐為の髪の毛を弄びながら、不意に気がついた。
478名無しさん@ピンキー:04/04/01 10:40 ID:iZ7MrJNg
「な、なんです?」
自分の髪を手にとって、くん、と匂いを嗅ぐヒカルに、佐為は不穏な空気を読み取った。
「…この匂い」
ヒカルの眠気で不機嫌な目つきが、かすかに細められた。

「…女のヒトの匂い…」

佐為はイヤな予感が的中した、とばかりに後ずさりしたが、
いつもならすり抜けられるベッドにさえぎられ、
さらにヒカルに装束の裾を抑えられ、動けなくなった。
ヒカルはいたずらっぽい笑みを隠そうともせず佐為ににじり寄った。

「ねえ、佐為ィ〜」
「はい?! 」
「…見して 服…脱げるんじゃん 見たいな〜…」
「…ダメです」
「見たい! 見たいよ〜 ちょっとだけ! ね? ね?」
「ダメですったらダメ!!」

ヒカルが見たいものは無論、普段見られない装束の下の
佐為のからだ。
さらにいうなら 女性のアレである。
479名無しさん@ピンキー:04/04/01 10:47 ID:iZ7MrJNg
以下適当に続けます

せっかく立てたスレなんで たどたどしくも頑張らせてもらいます

このあとどうしよ 挿入まで行くか? ん? 
例によってまだ考えてないんだな
ほのぼので行くかキチクに処女を散らすか…
サイ女体描写書きつつたっぷり楽しむとするか。
480名無しさん@ピンキー:04/04/01 12:25 ID:M022tyv9
sai子キタ━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
職人じゃないなんてそんな…書いた瞬間からもまいも職人ですよ。
個人的にはほのぼのが(・∀・)イイ!!が、そこは書き手さんの趣味にまかせて
マターリ待たせてもらいますよ。
佐為の装束ってどうなっているんだろう。謎だ。
佐為は巨乳ぽいな。あのゆったりした装束に隠されているたわわな乳房。(;´Д`)ハァハァ
481名無しさん@ピンキー:04/04/01 15:01 ID:Q7b7adHH
女佐為萌えたyo!
前スレの1さんでしょうか?
ほのぼのと鬼畜、どーせなら二種類書いてくれ!とか贅沢言ってみる。
482名無しさん@ピンキー:04/04/01 20:39 ID:KJMgcEs1
481ですが、二種類書いてくれは職人さんの負担も考えず
わがまま杉だったと思い直しました。
なのでほのぼのの中にも鬼畜あり、または鬼畜の中にもほのぼのありの
一粒で二度美味しいお話をキボンします。

でも職人さんのお好きなように書いて下さればそれでオケーっす
続き楽しみにしてます!(゚∀゚)
483名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:05 ID:wDlFdUOj
おまい滅茶苦茶ゼイタクやんか(w
484名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:07 ID:3xNk6mCr
では、ハゲしく攻めつつもラストに和みで締めるという方向で。
しばらく練ります。

あー他の職人さんこないかな 萌えをクレー
485名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:25 ID:KJMgcEs1
>483
そうかも
>484
贅沢を申しましてすみませんでした。つい…でも…待ってます!(*´Д`)ハァハァ
486名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:27 ID:wDlFdUOj
スマソ…
人様の萌で便乗(;´Д`)ハァハァ させてもらっています(゚∀゚) アヒャ
487名無しさん@ピンキー:04/04/02 00:17 ID:n+jhdVA9
ヒカルが何の断りもなしに佐為の髪の毛弄ぶ描写に
二人の親密さがにじみ出ておりますな。萌えますた
488名無しさん@ピンキー:04/04/02 07:14 ID:kWgR2XqO
佐為子キテタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(。  )━(A。 )━(。A。)━━━!!!!!
激しく落ち込んでたんだが少し浮上させてもらいますた。
ありがとう職人さん。本当に本当にありがとう…。・゚・(ノД`)・゚・。
489名無しさん@ピンキー:04/04/03 22:09 ID:D8LJPkJT
ニーソとハイソ、ルーソどれが好き?
ヒカ子はニーソ(黒)
アキラ子はハイソ(紺)がいい。
筒井子は三つ折り。
ルーソは和谷子かなあ…
490名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:46 ID:A8pEHIVl
>>489
その例え、言い得て妙。そんな感じがする。
そう思わない向きもあろうが個人的には三つ折・ハイソックスは保守派・奥床しい、ルーズ・ニーソックスは革新派・今時な印象がある。
ニーソックスなら棒のような美脚ではなくフトモモ手前のあやういゾーンに程よく食い込んでいる位のムッチリ感がいい。
逆にハイソックスなら痛々しいなよやかさのある未成熟な華奢な膝がいい。
491名無しさん@ピンキー:04/04/05 20:20 ID:H3CfhO0g
一見清楚なアキラ子が実は大胆で、奔放に見えるヒカ子が古風…
そんなイメージがある。
たぶん、原作のアキラは勝利をもぎ取る力碁、ヒカルは技巧派だがやや迫力に欠ける
それが頭にあるせいだと思う。
和谷子はそのまま世話焼きつくし系だな。
492名無しさん@ピンキー:04/04/06 00:06 ID:jl+LMkRc
>>491な百合キボンヌ(;゚∀゚)=3ハァハア
493名無しさん@ピンキー:04/04/06 00:25 ID:xDIix2zK
百合モノって意外と増えないね。
連載中の百合もお待ちしております〜。
494名無しさん@ピンキー:04/04/07 21:52 ID:DmIzuyzR
越智子の続きが読みたいな。和谷子も読んでみたい。
職人さん、щ(゚Д゚щ)カマ―――ン!!!
495木崎:04/04/09 02:55 ID:OkovgVa3
お久しぶりです。
加賀筒井子投下しますー苦手な方はスルーもしくはNGワード指定お願いします。
NGワードは筒井です。
496木崎:04/04/09 02:56 ID:OkovgVa3
筒井は欠けた湯飲みを、しょんぼりと見つめた。
少し顔を上げれば、加賀のつむじが目に入る。
「ほんっとーに悪い!!!」
九十度に腰を折っているため、筒井より縦に低くなった加賀はそのまま頭を上げずに声を出す。
「俺の不注意。学校に置いといた俺が悪かった。ほんっとーに悪かった!!」
そんな加賀の余りの勢いに、筒井はふぅと溜息をついた。
「…いいよ、欠けちゃったものは仕方ないでしょ」
諦めに似た筒井の呟きに、加賀は悲壮な表情の面を上げる。
「…怒ってんだろ」
「怒ってないよ」
「怒ってんだろ」
「怒らせたいの!」
「怒れ!」
自分が加賀を責めねば加賀も満足しないと判断した筒井は、すうっと大きく息を吸って、胸の中を吐き出した。
「これを僕が買ってあげたのは何で!」
「…俺の誕生日だったから」
「加賀の誕生日祝いにわざわざ加賀と出かけるの断って拗ねた加賀を何とか宥めて一人で買い物に行って加賀の好きそうな柄とか文字とか一生懸命考えて
中学生の女の子が骨董品の前で二時間悩んで漸く決めて買ったはいーけどこれで喜ぶかなとか前湯飲みが欲しいって云ってたけど本当に湯飲みで良かったかなとか
すごくたくさん考えて考えて考えてやっと決心付いてあげたら加賀すごく喜んでくれてあー良かったなって僕こそ本当にすっごくすっごく嬉しかったのにそーいう湯飲みを
どうして安易に学校に置いてあまつさえ割っちゃうかな!」
「…ごめん」
「馬鹿!馬鹿馬鹿!加賀の馬鹿!!」
「はい。俺は馬鹿です」
再び頭を下げると、筒井はその頭を撫でる。
497木崎:04/04/09 02:57 ID:OkovgVa3
「…満足した?」
「…3%ぐれぇは」
「残りの97%は、自己処理してよね」
出来れば云いたくない相手への不満という言葉を、わざわざ云わせた事も加賀の中には罪悪感として残るのだが、それ以上に自分を責める言葉を欲しかった加賀は、顔を上げて「ごめんな」と呟いた。
「仕方ないっていうのも本当だよ。陶器は、壊れるから大事にするでしょ?指輪とかだったらそうはならないもん」
ね?と笑う筒井をぎゅっと抱き締めると、加賀はやっと溜息を吐いて堅くなった身体を緩ませる。
「筒井」
「何?」
「…今日俺んち来ない?」
家に行くということはつまり肌を合わせるということで、筒井は加賀の腕の中で頬を染めたが、別段断らねばならない理由はないので小さく頷く。
「…こないだ僕んち来たばっかりじゃん」
「こないだって、一週間ぐれぇ前だろ」
「こないだだよ」
「男の生理を考えてくれ…」
筒井の頭の頂点に顎を乗せて、加賀は再び、心の中でごめんと呟いた。


498木崎:04/04/09 03:00 ID:OkovgVa3



加賀の部屋が常に余り散らかっていないことは、加賀の性格からして容易に理解した。
「何か俺の部屋きたねぇイメージあるらしくて、友達とかここ入れっとみんなすっげぇ驚くんだよな」と以前加賀がぼやいていたのを、筒井は「それは加賀の表面だけしか知らないからだよ」と心の中で呟いた。
粗野で乱暴な口調と行動の所為で「泣く子も黙る加賀」というのが加賀のキャラクターとして定着しているが、実際の加賀鉄男は、目の前に泣く子がいたら困り顔であやすタイプだ、と筒井は思う。
本当はとても繊細で、優しい加賀を、自分だけが知っていれば良い。
筒井はそう結論付けて、床の上にぺたりと座った。
「何か飲むか?」
携帯電話をベッドの上に置いた充電器に取り付けながら、加賀は筒井を振り返る。
「ううん、いいよ」
筒井が首を横に振ると、加賀はああともうんともつかない声を出してベッドの上に座った。そのまま身体を横に倒してごろりと寝そべる。
「…筒井」
ベッドの上から両手を伸ばしておいでおいでをすると、筒井は少し俯いて、それからゆっくりと加賀に近寄った。
499木崎:04/04/09 03:02 ID:OkovgVa3
「野良猫じゃねぇんだからさ」
2,3歩の距離をすぐに縮めた筒井を捕まえると、伸ばした腕で筒井をぎゅっと抱きしめ、耳元でそっと囁く。ベッドの上に上半身を乗り出して抱きしめられた格好の筒井をベッドの上に勢い良く引き上げると、その勢いで自分の身体の下に筒井を組み敷いた。
柔らかいキスを何度も繰り返し、それから薄いくちびるに舌を差し入れると、筒井は最近漸く慣れたその行為を受け入れる。
両手で小さな頬を包むようにすっぽりと覆い、耳をくすぐってやると、その度に甘い声がくぐもって聞こえた。煽るようなその声に誘われ、加賀は右手だけ離すと、その手でセーラー服越しにやわらかな乳房を揉みしだく。
「やっ…」
びくりと身体を震わせた筒井を制止しながら、加賀は低く笑った。
「やだ?」
「や…やだとかじゃ…ないけど」
「もっとちゃんと触って欲しいの?」
云いながら筒井のキャミソールの下に手を滑り込ませると、背中に回してあっという間にブラジャーのホックを外した。
特別小さくも大きくもないそのふくらみは夏用の薄い布地越しにぷるりと揺れる。差し入れた手をそのまま直に触ると、否定とも肯定ともつかない筒井の嬌声があがった。
「ちょ…ちょっと待ってっ」
500木崎:04/04/09 03:04 ID:OkovgVa3
とりあえずここまでで。
伊角子とかいっときながらまた筒井子ですみません…
18巻の加賀にハァハァな自分的には、あの湯のみは筒井のプレゼントだと捏造。
続きはまたうpしに来ます。

ポチさんの伊角子かわゆいーハァハァ
501名無しさん@ピンキー:04/04/09 05:20 ID:gbz46Yax
筒井子 キタ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━≡⊂`⌒つ゚Д゚)つ

木崎氏の文はとても引き付けられ萌えまする!加賀にハァハァ筒井子にハァハァして忙しいw続きを激しくお待ちしております(*´Д`)ハァハァ
502名無しさん@ピンキー:04/04/09 21:20 ID:CH1NTlEx
筒井子キター!!!
二人の熱々っぷりに当てられて部屋の気温が2度くらい上がりますた(*´Д`*)
久しぶりの小説で二重の喜びです。セーラー着用のハァハァ展開も楽しみだ〜〜!!
本当にありがとう!!

ポチ氏…お元気ですか?
お気が向くようでしたらまた、氏の書かれるアキラ子たんや伊角子さんに会いたいでつ。
503名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:55 ID:dhHEW5ev
加賀筒井子は激しく萌ゆる…筒井子タン(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
504ポチ@ヒカアキ百合:04/04/10 02:56 ID:dhHEW5ev


「…くすぐったい…進藤」
「…塔矢だって…んっ…」
薄暗い室内、ベッドの中の2人は互いの身体を弄り擦り付ける。
重なる唇、手に吸い付く乳房、絡まる脚、触れた素肌が熱い火照りを呼び醒ます。
「…おっぱい…大きい…ねぇ、私のも触って」
「ぁ…進藤…」
ヒカルに手を引かれ触れた乳房は小さくも形が良く張りがある。
「おっぱいを揉んでもらうと大きくなるんだって…だから塔矢、お願い」
甘えた仕草で乳房に触れている手を上から包み押し付けるヒカルにアキラは戸惑った。
505ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 02:59 ID:XUQ92Z7F
「進藤、君って……ううん…何でもない」
一体どこからそんな情報を仕入れているのかと小1時間問い詰めたい気持ちのアキラは途中で言い欠け止めた。
「本で読んだんだ、塔矢は興味無いの?」
アキラの言いたいことに気付いたヒカルは瞳を丸くした。
女の子とはいえ年頃のヒカルは性に対して興味があるがアキラは違うのかと不思議に思う。
「…知らない、興味も無いよ」
ポッと頬を上気させ目を泳がせたアキラ。
その様子に唯一彼女より上回ったであろう知識に少しばかり優越感を感じ微笑んだ。
「知らなくていいよ、塔矢には私が教えてあげるから」
506ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:01 ID:cduZR1Cy
指の間に挟んだ胸の突起をこねり言うとアキラはビクリとし声を詰まらせた。
「…ッん…いらない…そんなの…」
羞恥と敗北感、アキラはまた世間知らずと思われたと思い、悔しさからヒカルの乳房に口付けた。
「ぁッ…と、塔矢」
「君に教えを乞うまでも無い、ボクだって…その…あの…で、出来るんだから」
確かにヒカルよりは知識は劣るが何をすれば気持ち良くなるのかは何となく判る。
それはヒカルへの対抗意識、アキラは顔を紅潮させながら仰向けのヒカルに覆い被さりぎこちなく乳房を包み込み桃色の突起を口に含み吸い付いた。
507ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:03 ID:8gE+X1E6
「うわぁ…と…塔矢ぁ…んっ」
熱い口内の感触と肌を掠るアキラの髪に気持ち良さとくすぐったさでヒカルは身悶える。
舐める度に固さを増す突起とそれに合わせ変化する息遣い。
自分の行為に敏感に反応する身体が堪らなく愛おしい。
「…ぁふ…気持ち良い」
ヒカルは自分の乳房を愛撫し揺れる黒髪を指で梳きながら、身体を跨ぎ開かれたアキラの脚の付け根に手を這わす。
「ゃあッ…進藤!?」
秘部の花弁に触れたヒカルの指にアキラは驚き身が跳ね上がらせた。
「塔矢…ココ、熱い」
「ちょっ…進藤…ダメだよ、そんなとこ…やぁあんッ」
508ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:05 ID:9RS4fgDx
自分でも意図しては触れたことの無い秘所に羞恥の声を上げると花弁を開き膣口に触れる。
「ダメぇ…んぁあ」
ヒカルの指が内部に侵入しようと力が込められアキラは反射的に腰を引くと身体が反転しベッドに沈む。
「…ねぇ、塔矢…私のこと好き?」
今度は逆にアキラの上に覆い被さったヒカル。
彼女の開いた脚の間に身体を割り込ませ膣口を指の腹で優しく撫でる。
「…ッ…好き…君のことが好きだよ」
自覚したばかりの感情、ヒカルへの想い。
509ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:07 ID:Q9R1OBNV
「塔矢…私も…」
「…進…あぁあッ」
アキラの告白に揃えられた前髪から覗く額に口付けし、膣口に充てていた指を内部に押し込んだ。
「やぁ…痛い…進藤ぉ」
ゆっくりと中指の付け根まで挿入するとアキラは嫌々と首を振る。
「誓って、塔矢…私以外の人は触れさせないって」
「んぁあ…進…藤」
「塔矢は私だけのモノ…絶対に許しちゃダメだよ」
そう言うとヒカルは内部に埋めていた指を折り、アキラの唇にキスをした。
「…ぁうん…進藤も…」
誓って欲しいと懇願するとヒカルはアキラの手を取り自分の秘部へと導いた。
510ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:10 ID:99fzD6cV
「塔矢…挿れて」
ヒカルの花弁が手に触れる感触にゴクリと息を呑みながら入り口を探る。
「…いい?進藤」
そして見つけた膣口に遠慮がちに指を添えながら許可を求め頬を染めた。
「ん、挿れて…塔矢」
瞳を潤ませ微笑む顔が艶めかしくアキラはドキリとしながら傷付けないようにと慎重に指を押し進めた。
「あぁ…ッ…と…やぁ」
「…すごい…進藤…」
柔らかく温かい、指を包む肉壁を擦るともどかしそうにヒカルの双丘が揺れる。
「私のココも…塔矢だけのモノだから」
「…進藤…んぅ」
そしてヒカルは内部に埋めていた指を引き抜きアキラに見せた。
511ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:12 ID:/NOswXD8
愛液で濡れてヌラヌラと艶が出た指を目の前にちらつかされアキラは頬を紅潮させる。
「すごい濡れたね、塔矢」
そう言いながら、その指を舌で舐め、口に含む。
「…ぁ…進藤」
アキラはヒカルのその行動に習い、自らも指を引き抜き唇を小さく開け指を咥え込んだ。
まるで決められた儀式のように互いが舐めていた指を相手の唇に添える。
唾液と僅かに残る愛液が湿るそれを根元まで口に含み離すとどちらともなくキスをした。
「ん…約束だからね…塔矢」
「うん…進藤も…」
そして2人は微笑むと抱擁を交わした。
512ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:14 ID:FQETxkfo
重なり形を変える乳房と擦り合う恥骨、クリトリスが触れると秘部がツンとし甘い快感が襲う。
「んぅ…気持ちいい」
「…うん…いい」
身体を密着させたまま腰を動かしクリトリスが重なる位置を探る。
アキラとヒカルはその快感に導かれるようにして互いの秘部を押し付け腰を揺らす。
「ぁん…いい…んぅ」
「はぁん…ふぅ…ッ」
ヒカルとアキラの恥部が擦られる度にベッドがキシキシと小さな悲鳴を上げる。
「…はぁはぁ…んっ…」
荒い息遣い、時折快感に息を詰まらせるとジンジンと疼きにも似た刺激が高まり絶頂を迎えた。
513ポチ@ヒカ子アキラ子百合:04/04/10 03:16 ID:metiUPD5
「んんぅッ」
「あっあぁ…」
ビクビクと痙攣し果てるとヒカルとアキラは力なくベッドに横たわりその手を重ねた。
「……塔矢と…エッチしたゃったね」
「…うん…ボク…嬉しい…変かな」
「私だって嬉しい、塔矢のことが好きだから」
「…進藤…ボクも君が好き…大好きだよ」
そして2人は向き合い唇を重ね微笑むと離れぬよう指を絡め眠りについた。
514名無しさん@ピンキー:04/04/10 04:13 ID:w7pQjN91
キャラが違い過ぎてイマイチかなあ。
でもポチさんのヒカコもえはとりあえず伝わってきたよ。
アキラコはもう書かない方がいい。
ほんとはアキラコ好きじゃないのは分かってるから大丈夫。
無理しないでヒカコだけ書いてればいいと思うよ。
あ、あと題名はアキヒカって書き直した方がいいよ。
ヒカコはアキラの後にもってくるのが正しいんだからね。
読んでみてもちゃんとアキヒカに見えたから大丈夫。

ヒカコ待ってる!
515名無しさん@ピンキー:04/04/10 07:10 ID:KwuMfJSv
(´_ゝ`)
516名無しさん@ピンキー:04/04/10 07:53 ID:aOWi0MGX
百合キタ━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
二人とも可愛いな。
恥じらうアキラ子と大人ぶるヒカ子萌
ヒカ子の一人称にちょっと違和感を感じるが、そこがまた新鮮で(・∀・)イイ!!
517名無しさん@ピンキー:04/04/10 10:35 ID:bdddCnk2
加賀筒井子につづき百合まで…ゴチになります!
(´Д`)ハァハァ(´Д`)ハァハァ(´Д`)ハァハァ(´Д`)ハァハァ

女性化は一人称が難しいとこだが
ヒカコの「私」にサイの影響を見た気が汁 アキラ子も頑張ってエチーを学ぶのだw
うあー百合描写 ハ ゲ 萌 え !
518名無しさん@ピンキー:04/04/10 11:42 ID:De1eU2Jj
ポチ氏@百合キター!!!
さっそくの降臨に踊っております。
このヒカ子たんとアキラ子たんの体液をミックスして飲みたい(;´Д`)ハァハァ
氏のペースで構いませんのでまた続きを読ませていただけたら嬉しいでつ。
519ポチ@百合(痴漢編):04/04/10 20:38 ID:iWOZZIzU



多くの人々が行き来する駅構内、電車が停車する度に乗り降りが繰り返される中、ホームで1人の少女が立ち尽くしていた。
(…乗らなきゃ…進藤が待ってるのに)
電車到着のアナンスが鳴り響くと、轟音と共に目の前を勢いよく走る電車が風を起こし少女の黒髪を揺らす。
空気が圧縮され開くドアを前に塔矢は緊張しながら足を1歩踏み出した。
そして乗り込む人々に流されながら電車に乗り込むと身体を強張らせた。
祝日の午前、車内は混雑していたが体が触れ合う程の混みではないものの息苦しい空間。
520ポチ@百合(痴漢編):04/04/10 20:40 ID:qvo7Oul+
アキラは手摺りを握り締めながらボンヤリとヒカルの言葉を思い出していた。
─ー気を付けろよ、塔矢
その意味にアキラは手の平に汗を滲ませた。
(…進藤…ボク…負けないから)
電車に乗る度に自分の身体に触れる男の存在に強い決意を秘め窓の外を見つめる。
ヒカルに言われるまでそれが痴漢行為であると気付かなかったアキラ。
けれど今は違う、アキラは凜とした態度で拒絶の意思を示そうと心に誓う。
そして走る電車がトンネルに入った瞬間、景色が闇へと変わると同時にガラス越しに背後に立つ男と目が合った。
521ポチ@百合(痴漢編):04/04/10 20:42 ID:KkdYmZqg
「…ぁ…ぁあ」
見覚えのある、背広を着た小太りの中年男。
ツンとする独特の臭いがアキラの過去の記憶と共に恐怖を沸き上がる。
(…ボク…怖い…怖いよ…)
先程の意志が脆く崩れ去る。
「…久しぶりだね」
生臭い息を吹き掛け囁かれた言葉にゾクゾクとした寒気と全身に鳥肌が立つ。
(…嫌だ…助けて…)
恐怖に硬直するアキラの華奢な身体に男のむくれた手が触れた。
声を上げることは叶わない。
─ーッ助けて…進藤
ただ頭に浮かぶのはヒカルの姿のみ。
アキラは怪しく動く手に翻弄され悔しさに唇を噛み締めた。



next
522名無しさん@ピンキー:04/04/10 23:24 ID:eIb+xr0V
アキラ子に痴漢オヤジの魔の手が!?
気持ちはわか(ry
ハァハ(r
じゃなくてがんがれアキラ子!
523名無しさん@ピンキー:04/04/10 23:38 ID:UfgmS6Lj
アキラ子が死にますように。
524名無しさん@ピンキー:04/04/10 23:56 ID:H6+rZdvj
アキラ子危ない!と思いつつ思わずその感触を漏れにもと(ry
助けてあげたいけどギリギリまで!ギリギリまで以下りゃ(
(;´Д`)ハァハァ
525名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:13 ID:BCQuGeyv
ポチさんさよ〜なら〜(・∀・)
526名無しさん@ピンキー:04/04/11 10:46 ID:PXcSTKgS
ヒカルに言われるまでチカンだと気づかなかったアキラ子たん。
すれてなくてウブなこの娘っ子に萌ゑております(*´Д`*)
今週末は盛りだくさんでウレシイ!!職人さんたちありがとう。
527名無しさん@ピンキー:04/04/11 15:18 ID:V9dlhl6Z
筒井子たん禿萌え!続き待ってます
528ヒカルとアキラ2:04/04/11 23:47 ID:fK9T+Spo
前スレ828続き


 そして、結果は越智の予言した通りになってしまった。入ったばかりのその少女は、お世辞にも
強いとは言えない相手に二連敗を期した。初日で緊張していたと言い訳しても、誰も納得しないような
お粗末な内容だった。

 「名前は同じ“光”なのにな?エライ差があるな?」
本当にライバルなのかという含みを持たせて、和谷は彼女を見た。
 すると、彼女――進藤光――は、明らかに不愉快そうに眉を寄せ、「塔矢はオレのライバルだ!」と
きっぱりと言い切った。
「ナイ!オマエをライバル視する意味ないじゃん!」
和谷も引かない。ヒカルは「うっ」と声を詰まらせ、そっぽを向いた。
「…でも…ライバルだもん…」
ヒカルは口の中でもごもごと呟いた。
 伊角は面白そうに二人を眺めた。ヒカルがアキラにただならぬ感情を抱いていることは
すぐにわかった。ライバルとしてのそれなのか、それとも、別の意味合いがあるのかそこまでは
まだわからなかったが…
529ヒカルとアキラ2:04/04/11 23:49 ID:fK9T+Spo

 「進藤なんてたいしたことないね…」
対戦表に白星を入れて越智は呟いた。今日の相手は、もちろんヒカルではない。ヒカルは
二組で、しかも最下位だ。気に掛けるまでもなかった。
 あれほど負けてばかりなのに、彼女は全然めげていない。今日、漸く小さな白星をあげ、
はしゃいでいた。十連敗の後のたった一勝。それにどれほどの価値があるというのか。
 その程度の腕しかないくせに、ヒカルは今も自分が塔矢アキラのライバルだと憚らない。
「バカじゃない?」
塔矢アキラなど関係ない――そう言えるのは、自分に実力があるからだと自負している。
ヒカルのように実力もないのに、大きな口をたたく人間は嫌いだった。
 だけど、それなら何故、彼はここに来たのだろうか?チラッと見ただけだったので、確信はないが、
塔矢アキラがヒカルを見ていた。アキラはヒカルと一瞬…ほんの一瞬だけ視線を絡ませ、すぐに研修室を
出て行ってしまった。そして、どうして自分がそれを目撃しなくてはならないのだろうか?
 貴公子みたいな少年とひまわりみたいに明るく可愛い少女の短い邂逅は、越智の心に
浅い傷を付けた。ガラスの表面を針で引っ掻いたような小さな傷。越智はどうしてそんな
気持ちになるのかわからなかった。
530ヒカルとアキラ2:04/04/11 23:50 ID:fK9T+Spo

 「さっき、塔矢アキラ来てたね?」
横から、白い手が、すっと自分の方に伸びた。自分の隣に腰を下ろし、奈瀬は対戦表を引き寄せた。
 越智と同じく白い丸の判子をそこにきゅっと押す。
「先生に、用事でもあったんじゃないの?」
越智は気に掛けない振りで、軽く返した。
「案外、進藤を見に来てたんだったりして…」
奈瀬は小さく笑ってそう言った。その瞬間、頭に血が上った。
―――――そんなことあるもんか!
心の中で叫んだ。そして――咄嗟にそう考えてしまった自分に狼狽えた。
 だが、表面上は何もないように、「じゃあ、お先に」とすっと立ち上がる。その時、眼鏡が
少しずり下がった。鼻が低いせいだ。越智は鼻と眼鏡のブリッジの間に指を差し入れ、
それをクイっとあげる。そうすると、顎も一緒に反れてしまう。越智がこうすると大抵の人間は
不愉快そうに眉を顰める。他人を睥睨しているように見えると言うのだ。そんな風に言われてから、
越智はやたらと眼鏡を上げるようになった。

 「バイバイ。」
対戦表に目を落としたまま、奈瀬が返してきた。白くて綺麗な横顔が丸い眼鏡の端に映った。
傷が少しだけ深くなった気がした。理由はわからなかった…わからない振りをして、自分を
騙した。
531名無しさん@ピンキー:04/04/11 23:53 ID:fK9T+Spo
うまく越智子につながればいいのですが…
まだ、書き終わっていないので、どうなるかはわかりません。
もしかしたら全然越智子と関係ない話になるかもしれませんが、
その時は勘弁してください。
532名無しさん@ピンキー:04/04/12 01:16 ID:jIfBC83t
お久しぶりですね!
実は越智子首を長くして待ってました。
可愛いヒカ子や奈瀬タソに女としての嫉妬を感じる越智子タン…可愛いです(;´Д`)ハアハア
だが、すまんがヒカ子とアキラのただならぬ関係に一番(;´Д`)ハアハアしてしまったw
続き待ってるよー
533名無しさん@ピンキー:04/04/12 02:29 ID:SEDx29hX
乙です!越智子萌えました!
越智子には幸せになって( ゚Д゚) ホスィ
続き楽しみにまってます。
534名無しさん@ピンキー:04/04/12 23:28 ID:qhQm8g8S
ほしゅアゲ
535アキラ×ヒカ子:04/04/13 10:53 ID:uElUH4Ef



気が付けば何時もボクは君のことを見て、考え、追っていた。
そして今、ボクの傍らに君、進藤ヒカルがいる。
「なんだよジロジロと、オレの顔に何か付いてる?」
ボクの視線に気付いた進藤は桜色に染めた頬を膨らませ抗議の瞳を向けた。
「ううん、何でもない」
そう答えると納得出来ない様子の進藤は碁盤に散った石を掻き集め席を立つ。
「ちゃんと言わないなら帰るからな!」
小柄な身体が虚勢を張るようにツンと仁王立ち、ボクの次の言葉を待っている。
「ボクの隣に君がいる…それを不思議に思ってたんだ」
536アキラ×ヒカ子:04/04/13 10:55 ID:/RY8a9n4
君と出会った当初は擦れ違い、求めながらもそれが叶うことは無いもどかしい日々が続いていた。
「オレが塔矢の傍にいることが?」
大きな瞳を丸くし、進藤は椅子に腰掛けジッとボクの顔を窺っている。
サラサラしたショートヘアーと長い睫とふっくらした桃色の唇。
初めは彼女が女の子だとは気付かずに進藤をライバル視していたボク。
けれど彼女の学校に行った時、進藤の制服姿を見て驚いた、あの衝撃は今でも忘れられない。
「ん、なにニヤニヤしてんだよ」
「いや、君の学校に行った時のことを思い出したんだ」
537アキラ×ヒカ子:04/04/13 10:57 ID:PIBzOvcd
怪訝な顔をする進藤にあの時のことを話すと彼女は顔を真っ赤にさせ唇を尖らせた。
「そうだ!塔矢のあの言葉…すっごく傷付いたんだぞ!」
ずっと男だと思っていた進藤がスカート姿でいて、それでもボクは男である彼が遊びで女子の制服を着ているのかと思って眉間に皺を寄せた。
けれど次の瞬間、春風が進藤の制服のスカートを捲り、露になったリボンの付いた白い下着がボクに過ちを気付かせた。
──女…の子?
呆然として呟いたボクの言葉に進藤は瞳を揺らし、周りに有ったあらゆるモノを投げ付け教室に消えた。
538アキラ×ヒカ子:04/04/13 10:58 ID:t93ZucJr
「ゴメン、反省してる…けど君の方こそ『オレ』なんて言ってるから」
「しょうがないだろ、癖なんだから…だけど普通は気付く!だってオレって可愛いだろ?」
ニコッと笑うものの自分で言って恥ずかしかったのだろう、更に顔を赤くして苦笑いした。
「可愛いよ、とても」
お世辞ではない、本当に心からそう思い自然と口から出た言葉。
「…う、うるさい!慰めなんかいらないからな!」
俯いてジッと固まってしまったしまった進藤にボクも自分の言ったことが少し恥ずかしくなって下を向いた。
539アキラ×ヒカ子:04/04/13 11:00 ID:YWxqYs0t
最近変なんだ、ボクと進藤は何だかギクシャクしてて落ち着かない。
「進藤…君、もう帰る時間だから送っていくよ」
「…え…あぁ、もうそんな時間かぁ」
何とか気まずい空気を時間が助けてくれた。
ボク達は立ち上がり碁会所を後にすると駅へ向かって歩き出した。
陽が沈み欠けた夕暮れ時、帰路へ急ぐ人々の間を歩くと進藤はその後を早歩きで付いてくる。
時折小走りでボクの横に付き、距離が出来るとまた走る。
ボクも歩調を進藤に合わせようと立ち止まり彼女を待つ。
540アキラ×ヒカ子:04/04/13 11:02 ID:ZjyHHNxL
「塔矢、歩くの早い」
「ゴメン」
素直に詫びてまた歩き出すとボクの手が温かく柔らかい感触に包まれた。
それが進藤の手であることを察し、ボクの心臓は驚きと緊張で跳ね上がった。
こういう場合どうすればいいのだろうか…彼女に握られた手は開いたまま硬直している。
ボク達は交際している訳ではないし…けれど友達同士で、例え異性だとしても手を繋ぐことは普通なのだろうか。
ボクは数秒間に色々な可能性と結論を模索する。
「………塔矢?」
そんなことを考えていたボクの耳に消え入りそうだがハッキリ聞こえた彼女の声。
541アキラ×ヒカ子:04/04/13 11:04 ID:T6Y1VXCR
その声に導かれ彼女を見ると不安げに揺らす瞳が目に入る。
「………進藤」
ボクは彼女のその表情の意味が何となく判って小さな手をギュッと握り返して微笑むと、彼女もパッと花が咲いたような笑顔を見せはにかんだ。
ボクはその進藤の笑顔にドキドキと胸を高鳴らせながら幸せを感じていた。
ボクはもしかしたら進藤に恋をしているのかも知れない、そして進藤、君はボクのことをどう想っているのかな。
彼女の気持ちが気になってチラリと横顔を窺うと、進藤もボクを見ていた。
542アキラ×ヒカ子:04/04/13 11:06 ID:nSSLW6l7
そして互いに慌てて視線を前方に移し、手を握る手に力を込める。
君もボクのことが好き?
何だか更に気まずいけれど、この手を離したくない、進藤ともっと一緒にいたい。
この時ボクは初めて碁以外で彼女を求めた。
そしてハッキリと自覚した。
──ボクは進藤ヒカルが好きなんだ
543名無しさん@ピンキー:04/04/13 11:08 ID:nSSLW6l7
|-`).。oO(おわり)
544名無しさん@ピンキー:04/04/14 11:11 ID:Q4t+19U2
初々しくて可愛い(;´Д`)ハァハァ
ヒカ子かわいいよヒカ子
545名無しさん@ピンキー:04/04/14 11:45 ID:Q4t+19U2
546名無しさん@ピンキー:04/04/14 12:07 ID:XTz0uPF4
>>545
これは抜けるw
547名無しさん@ピンキー:04/04/14 12:18 ID:tK8jseOi
越智子キテタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
ヒカ子もかわええ(*´Д`)ハァハァ 最近、職人さんがいっぱい来てくれて嬉しい。

548名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:20 ID:rUNttJXF
545をヒカ子にして妄想した。ウマーだった。
職人さんたちありがとう!越智子、ヒカ子共に堪能したYO!!!!
549名無しさん@ピンキー:04/04/15 20:16 ID:U/C8bWja
>>545
すげ━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
これがヒカ子なら(;´Д`)ハァハァ
ここって絵師職人こないね。
可愛いヒカ子やアキラ子社子達が見たいよ。
絵師職人さんキボンキボンキボン!!!
550名無しさん@ピンキー:04/04/15 20:34 ID:McQjJzL5
如多の絵師職人 ここ見てない賀茂

美乳八代子見てみたい
551名無しさん@ピンキー:04/04/15 23:00 ID:LwGRqJNQ
>アキラとヒカル

前スレからずっときになってたんだが
自分で直してくれるかと黙ってたけど限界だ。
頼むから女体化してるキャラの名前を書いてくれないか?
アキラコ書かないから荒れる事はないんだろうけど
分かりにくいし紛らわしいっての。
552木崎:04/04/16 01:50 ID:c/HvGMsW
加賀筒井子投下しまつ
苦手な方はスルーもしくはNGワード指定お願いします
NGワードはいつも通り筒井で
553木崎:04/04/16 01:51 ID:c/HvGMsW
いざ、という時になって急に制止の声が上がり、加賀は無意識に眉間に皺を寄せた。
「何」
その加賀の反応に少したじろぎながら、しかしこれだけはと声を絞って筒井は懇願する。
「あ…雨戸締めてっ」
明るい室内で行為をするのに未だに抵抗があるのか、古い造りの家のため雨戸が健在している加賀の部屋の窓を指差して、筒井は恋人を見上げた。
雨戸はかなりしっかりしたもので、それを閉めると光を完璧に遮断し、殆ど夜のような状態になる。夏休みなど長期の休みに入ると生活が昼夜逆転する加賀にはそれは有難かったが、筒井とそういう関係になってからは取っ払ってしまおうかと何度も思ったことを、再び思った。
「良いじゃん今更」
「よ…良くないっ」
「何だかんだで俺お前の裸一回も見たことないんだけど。こんだけセックスして一度もないって何だそれ。お前は俺の裸何度も見てるくせに狡い」
「それは加賀が明るいとこでも平気で裸でうろちょろするからでしょ!?別に僕が見たいなんて云った憶えない!」
「隠し事は良くねぇと俺は思う!」
「隠したいに決まってるでしょ!」
先ほどまでの行為の所為では明らかにない、真っ赤になった筒井の頬をぺちんと叩いた加賀は、押し付けるようにキスをするとその勢いで立ち上がった。
554木崎:04/04/16 01:52 ID:c/HvGMsW
「これで初夜まで電気消してなんつったら怒るぞ俺は!」
苛立ち混じりに叫んだ加賀の言葉は予想以上に筒井にヒットしたらしく、目を見開いて叫び返す。
「しょ…初夜!?」
 加賀は答える前にガタガタと音を立てて雨戸を閉めた。すぐに待ち望んだ暗闇がやってきて筒井がほっと息を吐くと、加賀は慣れた自室を暗がりの中でも正確に歩き、筒井がいるベッドの上に乗る。
「重っ!」
そのまま筒井の上に遠慮せずにのしかかると、成長期の男子の体重を筒井の華奢な体躯が支えきれる筈もなく、その重さと息苦しさに悲鳴を上げた。
「わーどいてどいて!重い!本当に重い!死んじゃう!」
「失礼な奴だなお前も」
さして大柄なわけでもない加賀だが、その細身の身体には必要なだけの筋肉がしっかりついているのを知っていたので、さすがに重いだろうとすぐに両腕を立てて、覆いかぶさったまま身体を上に浮かす。
ふー、と小さなためいきで漸く呼吸が出来るようになった筒井は、相手の顔も殆ど見えない闇の中で、それでも睨んだ。
「…前より重くなってない?加賀」
「俺は縦にも伸びてんだよ。お前こそ肉ついてんだろーが」
むに、と遠慮なく筒井の腕の内側の柔らかな肉を少し摘んでやると、きゃーっと女の子らしい悲鳴を上げて筒井は指を振り解く。
「こーいうことする!?最低!」
「人のこと散々重い重い云いやがってよくもそんな台詞云えるな!」
「もう絶対加賀の前で脱ぐもんか!」
「云ってろ!」
云いながら、中断された愛撫を勝手に始めると、筒井は文句を云いながらもすぐに加賀のペースに巻き込まれた。
555木崎:04/04/16 01:53 ID:c/HvGMsW
「やっ…ちょっとっ」
「お前待ってとかやだとかちょっととか多い」
「だ…だってっ」
「だっても多い」
セーラー服の上着をブラジャーごと胸の上までたくし上げると小ぶりな胸が、暗闇に漸く慣れた加賀の視界にぼんやりと現れた。
その先端にくちづけると、びく、と身体を揺らして筒井が嬌声を上げる。
指と口とで刺激を与えると、それはあっというまに硬く尖って、少し掠めるだけでも声を上げるようになった。
大きなてのひらで全体を包み込んで揉みしだくと、力の抜けた声が加賀の耳をくすぐる。
「…お前、胸好きな」
耳元でそっと囁いてやると、筒井はいやいやをするように首を振り、ふぁ、と声とも吐息ともつかない声を出して加賀の首に腕を絡めた。
ねだられるままにキスを繰り返すと、加賀は右手を胸から外し、暗闇の中に浮かび上がる筒井の体のラインを、輪郭をはっきりさせるように何度も上下に撫でさする。
腰の辺りを優しく撫でられる度に筒井はぎゅっと加賀にしがみつき、それが愉快で加賀はそれを繰り返したが、最後にとうとう筒井のスカートのホックを外した。
「腰上げて」
云われるがままに腰を少し浮かせると、その隙間から加賀はさっとプリーツスカートを抜き取り、床の上にプリーツが崩れないように置いた。
以前スカートを履いたまま行為をしたらスカートは汚れるは皺になるはで散々文句を云われた経験から、お互いに慣れたその中断の間、筒井はまな板の上の鯉のように大人しくしている。
加賀が筒井の上に身体を戻して、闇の中でも白く浮き上がっている筒井の腰に触れると、筒井は身体を硬直させた。
556木崎:04/04/16 01:54 ID:c/HvGMsW
いつものことなので気にせずに白いショーツの中に大きな手を侵入させると、既にそこは水気を帯びていて、くちゅ、と小さく音がする。
「やっ…」
その音に羞恥を感じて筒井は両腕を自分の顔の上に重ねる。やんわり解いてやってから、柔らかな肉の間を掻き分けてそこにそっと触れると、悲鳴のような声が上がった。
加賀の指に慣れたそこはあっという間にそれを飲み込んで、されるがままに受け入れる。暫し抽挿を繰り返すとすぐに解れて、若い加賀は我慢が効かず、避妊具を自身に被せるとそこにあてがった。
「…良い?」
そっと囁いたその声は思った以上に掠れていて、加賀はごくりと喉を鳴らす。
筒井は再び加賀の背中に腕を回して、小さく頷いた。
「…さっきの話さ」
挿入しながらも、何とか理性を保とうと話を切り出した加賀に、筒井は聞いているのかいないのか判断に迷う反応で「ん…」と呟く。
「初夜とか、云ったじゃん、俺」
「う、ん…」
自身を最後まで押し込むと、筒井はそれを馴染ませようと、大きく息を吐いた。
暫し身体を落ち着けるまでの間、加賀は場を繋ぐのとは違う意味で、言葉を紡ぐ。
「別に、さ…俺ら中学生だし、そんなに、重いこと云うつもり、ねぇけど。でもさ」
加賀が何を云いたいのか解らずに、深い呼吸を繰り返しながら筒井が首を傾げると、加賀は少し笑って、汗で張り付いた筒井の黒い髪を額から払った。
「俺はお前のこと、そういう風に思ってる」
云い切ると、加賀は筒井をやんわりと抱きしめる。筒井からは何の返事も来なくて、暗闇が余計に加賀を不安にさせて「…やっぱり重たい?」と尋ねると、筒井は背中に回していた腕の力を強めて、そして一言囁いた。
「…僕も、そう思ってる」
そう云って加賀を見上げた筒井の瞳が少ない光を集めて潤んでいるのに気が付いて、加賀はその目元にそっとキスをすると、ゆっくりと律動を開始した。





557木崎:04/04/16 01:55 ID:c/HvGMsW








漸く雨戸解放の許可が下りて、堅い雨戸をガタガタ云わせながら開けると、外は陽が落ちかけていて、室内を見事な朱色に染め上げる。
筒井はしっかりとシーツにくるまっていて、加賀がベッドに戻って狭いシングルベッドの横に寝そべると、その裸の胸に抱きついた。
「…ねぇ加賀」
「ん?」
普段にない積極的な甘えに、加賀が幾分気を良くしながら答えると、筒井はちらりと加賀を上目遣いに見上げて、尋ねる。
「あの湯のみ、気が付いたら割れてた、って嘘でしょ」
急に核心を突かれて、加賀は思わず驚いたことを隠し切れずに「えっ」と小さく叫んだ。
そのリアクションで筒井は、矢張り自分の読みは外れていなかったと安堵する。
「本当に加賀が知らない内に割れてたんだったら、加賀絶対犯人探しとかして大騒ぎするもん。騒がないで大人しく謝るってことは誰か友達とかが割っちゃったんじゃないかなーって思ってた。…誰?」
加賀の性格を良く知ったその分析に、加賀は両手を上げて白旗を上げた。
「…おみそれしました公ちゃん」
「ん、苦しゅうない」
「進藤」
「進藤君?」
「何か知んねーけど野球部に混じって野球しててさアイツ。で、アイツが打った球が見事なファウルでそのまま将棋部準備室にぱりーんと…」
「で、そのまま湯のみもぱりーん?」
「そ」
その場面を思い出したのか、加賀はがっくりというのが一番適切な表情ではぁとためいきをつく。それが普段ワックスで立てている髪の毛が落ちているのも合間って随分と幼く見えて、筒井は小さく笑った。
558木崎:04/04/16 01:56 ID:c/HvGMsW
「とっさに代わりのモン持ってこいっつったけどさ…別にいらねぇよ進藤の湯のみなんて…」
「いいじゃない、進藤君だって責任感じてるんだから」
進藤には好意しか抱いていない筒井に、心の中で少し妬きながらそれでも「まぁな」と返事する。
「…来年も、湯のみにする?」
「…また割れたら今度こそ立ち直れねぇよ、俺」
「じゃあ何か別のもの、考えないとなー」
「…俺の誕生日よりもさ、筒井」
「ん?」
「今度、一緒に買い物行こ」
「うん?いいけど何買うの?」
筒井がきょとんと加賀を見上げると、加賀は筒井の手を取って、指にそっとキスをした。
「…指輪」

筒井の細い腕が照れ隠しのようにぐしゃぐしゃと加賀の頭を撫でて、加賀はその感触に、そっと微笑する。
559木崎:04/04/16 02:00 ID:c/HvGMsW
…終わり〜です…
何か私ばっか筒井子書いてて他の職人さんが書き込みしづらかったりとかだったら本当ごめんなさ…

いつもレスありがとうございます〜すごい励みになるので嬉しいです!
それでは次こそ伊角子書きたいと思いつつまた筒井子かなぁ…の木崎ですた↓
560名無しさん@ピンキー:04/04/16 13:36 ID:QVI0GEIA
待ってました!
筒井子めちゃくちゃカワ(・∀・)イイ!
ものすごく萌えました。他の話も楽しみにしてます。
561名無しさん@ピンキー:04/04/16 20:18 ID:PeIZYppU
またいちゃつきおってこの二人は…
加賀の前ですっかりリラックスしてる筒井子たんに萌えますた(*´Д`*)
将来はやっぱそういう方向に行くんですかね?
またの降臨お待ちしておりまつ。
562名無しさん@ピンキー:04/04/17 22:55 ID:Zprq6vfZ
筒井子タンカワイイなぁ・・・
563名無しさん@ピンキー:04/04/18 20:45 ID:v3mKjPcm
如太萌の神様
このスレに絵師職人さんを遣わしてください。
そして、可愛い如太たんたちの萌萌な姿を我々に…
個人的趣味で制服シリーズでおながいします。
564名無しさん@ピンキー:04/04/19 06:39 ID:XR4D0pgy
筒井子タン可愛いですなぁ(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
また筒井子タンキボン
そして木崎氏の伊角子タンもお待ちしておりまつ
565名無しさん@ピンキー:04/04/19 19:28 ID:WUW/cLih
人大杉に隠れてこっそりage
566名無しさん@ピンキー:04/04/19 22:01 ID:WUBgemuv
木崎たんの筒井子たんかわええ・・・
567名無しさん@ピンキー:04/04/20 08:04 ID:0NyKVxrI
↓ヒカ子アキラ子百合
568ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:05 ID:0NyKVxrI



窓の外の流れる景色、早くこの閉め切られた空間から逃げ出したい。
アキラはその願いを阻むガラスに手を押し付け身を襲う苦痛に耐える。
背後に立つ男の生暖かい手、ズボンの生地越しにアキラのお尻を這い廻り、時折電車の揺れに応じて強く握られる。
「…ッ…」
割れ目に食い込む指にアキラは顔を歪ませると次の停車駅のアナンスが車内に響き渡った。
ヒカルと待ち合わせた駅はあと1つ先、早く彼女に会いたい反面、この場から逃げ出したいと2つの思いが交差する。
(…進藤…早く会いたい…君に会いたいよ)
ヒカルのことを想うと涙が滲む。
569ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:08 ID:Vup54xNu
これは彼女のモノだと誓った身体、こんな男に好き勝手にされる自分が許せない。
アキラは頑とした意志を示そうと、減速した車中で振り返る。
一回り背の高い男の胸が目の前にあり、アキラは沸き上がる恐怖を堪えて顔を上げ対峙した。
男の冷徹で舐めるような視線とアキラの凜とした澄んだ瞳がぶつかり合う。
卑しさを隠さない目がアキラの身体を映し、不気味な笑みを浮かばせた。
「…やめ…て…」
震える声、アキラが抵抗の言葉を口にした瞬間、車内が大きく揺れ停車する。
570ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:10 ID:RQmlZICD
反対側のドアが開き、乗り降りの雑音と発車のアナンスでアキラの声は掻き消され、車内に人がなだれ込む。
それに便乗した男は閉じられたままのドアにアキラの身体を押し付け密着させる。
「…ぁ…いや…」
羞恥と恐怖で掠れた声は誰に聞こえることなく再び電車が走り出す。
自分を見下ろしているであろう男の卑猥な息遣い、そして未だ身体から離れず貼り付いた右手が胸の膨らみと左手が足の付け根へと這い移動する。
(ぁあ…やだ…触らないで)
まだヒカルしか知らない身体を犯そうとする手にアキラはそれを掴み引き剥がそうとするが敵わない。
571ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:12 ID:5LuFy/YG
男の手に食い込む小さな爪が、怯え非力な抵抗を見せる子ウサギのように愛らしく哀れな姿、その少女の行動が男の欲が刺激し増長させる。
衣服と下着に遮られた胸はその上からでも十分わかる程の膨らみと張りを持つ。
そして辿り着いた下腹部の割れ目を指でなぞりながらある一部を指でコネるとアキラの身体が跳ね上がる。
「─ーッ!」
そこはヒカルとの行為で開花し始めた2人だけの快楽の蕾。
それに触れられ沸き上がる嫌悪に吐き気が襲う。
ヒカルが触れた時とは違う感覚にアキラは自分は本当に彼女のことが好きなのだと実感させられた。
572ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:14 ID:7OC0SyNj
(…ボクの身体に触れていいのは進藤だけなんだ)
ヒカル以外の人に身体を許すぐらいなら死んだ方がマシだ。
アキラはそう思い、ありったけの勇気を振り絞り男を睨み突き飛ばした。
「触らないで!」
つっぱねたアキラの手に押され、男がバランスを崩すと周りの乗客の視線が一斉に男に注がれる。
「な、なんだぁ!?ガキが勘違いしてんじゃねぇよ!!」
今まで従順に自分の行為を受け入れていた少女の言葉に男は慌てて怒声を上げた。
車内に響き渡るその声に周りはシンと静まり返り、男に向けられていた視線がアキラへと注がれる。
573ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:16 ID:QEJtGnR7
自分が狂言をしたかのように疑いの目を向ける乗客達にアキラは己が間違ったことをしたかのような錯覚に陥り言葉が出ない。
(…違う…ボクはいけないことしたの?…何でそんな目で見るの…誰がお願い…助けて)
カタカタと震え立ち尽くすアキラに男は更に捲し立てる。
「言いたいことがあるならハッキリ言えよ!!あぁ!?」
「…ぁ…ボク…は…」
ギンと睨まれアキラの瞳が恐怖で涙がこぼれ落ちそうになった時、救いの声が降り注ぐ。
「オッサンがこの子の身体触って痴漢したってことだよ!!」
574ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:18 ID:++PwQCiG
一歩下がった乗客達の間から歩み寄る鍔付きの帽子を深く被った人物にアキラは直ぐにそれが誰なのかに気付く。
帽子から覗く金色の髪と小柄でボーイッシュな姿。
「…ぁあ…進藤ぉ」
今一番会いたかった人が目の前にいる。
それだけで嬉しさと安堵で泣き崩れそうなのを堪え、震える声で愛しい人の名を呼んだ。
「何だテメェは!?こいつとグルでオレをハメる気かぁ!?」
「うっせーなハゲ、汚ぇチ○コおっ勃ててる奴の言うセリフかよ」
そう言われ一斉に乗客の目が男の膨らんだ股間を映す。
575ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:23 ID:BeXSGQCV
「ふざけんな!クソガキが!!」
ヒカルの言葉で一転、羞恥に晒された男は逆上しヒカルの腕を捩じり上げた。
「…ッ!」
骨が軋むほどの力で捩じられヒカルは苦痛に顔を歪ませながらも相手から視線を逸らさない。
「──ッこのォ!」
その真っ直ぐな瞳に焦燥に駆られた男は拳を振り上げる。
「進藤!!」
それと同時に宙を舞うヒカルの帽子、車内は停車のアナンスとアキラの声が重なり騒然とした中、鈍い音と共に殴られ吹き飛んだ身体。
576ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:24 ID:PaV89q8Z
その光景に一部の乗客から歓声が上がる。
殴られ横たわるのはヒカルでは無く痴漢行為をした男、アキラが間一髪で男の顔を裏拳で仕留めたのである。
「…すっげぇ…塔矢」
アキラの意外な一面にヒカルはポカンとすると、駅に到着した電車が扉を開けた。
「…ボク…あの…」
何が何だか分からない、自分が男を殴り倒したことさえもまるで他人がしたことのように自覚がない。
ヒカルを守る為の咄嗟の行為、アキラは小さい頃に緒方の薦めで武術を習ったことをボンヤリと思い出していた。
577ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 08:26 ID:5SLU1hWv
「ホラ、行くぞ塔矢」
キュッと握られた手にアキラは我に返るとヒカルに連れられ電車を降りた。
振り返ると自分達が居た車両に不自然な人の流れが出来ていて、男が生き恥を晒しているだろうことが窺え、ヒカルは満足げに笑うと不意にアキラの足が立ち止まった。
「…塔矢?」
どうしたのかとその顔を覗き込むと、フルフルと震えて泣き出しそうに唇を噛み締めている。
「もう大丈夫だから…塔矢、付いて来て」
きっと先程の恐怖に耐えていた感情が一気に吹き出したのだろう。
それを察したヒカルは彼女を安心させるように優しく微笑みその震える手を引き歩き出した。



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578名無しさん@ピンキー:04/04/20 12:08 ID:hA/tHPku
ヒカ子を想いながら痴漢されるアキラ子がエロい…(;´Д`)ハァハァ
好きな相手の為にがんばった二人グッジョブ!!!
579名無しさん@ピンキー:04/04/20 14:11 ID:1KO5xpBZ
ぬおおおGJ!
アキラ子たんの裏拳炸裂っぷりにハァハァ
580名無しさん@ピンキー:04/04/20 22:36 ID:5HxJfSEP
百合キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
この痴漢アキラ子のお尻ばかりかおっぱいまで楽しみやがりましたか。天誅!!
一途なアキラ子の意外な裏拳に同じく萌え&燃え、
後半アキラ子を慰めるヒカ子に母性を感じますた。
二人は良いコンビですね。
581名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:06 ID:1Jqucg/4
↓ヒカ子アキラ子百合
582ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:07 ID:1Jqucg/4



「…どこ…行くの?」
「ん、屋上」
駅に隣接する開店したばかりのデパートのエレベーター内、短い会話を交わすとヒカルはアキラの手を離すことなく着いた屋上の端、女性用トイレに入る。
「こっち、塔矢」
「…え…あの…進藤?」
躊躇するアキラをトイレの個室に導き、2人は中に入り鍵を閉めた。
高級デパートのトイレは清潔で個室も広い。
2人でいてもあまり狭さを感じないその場所でヒカルはアキラと向き合った。
「ありがとう、塔矢」
「……進藤?」
突然のヒカルからの感謝の言葉にアキラは戸惑った。
583ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:09 ID:9tAFz4mF
「助けてくれたじゃん、さっき殴られそうになった時」
そう言われ思い出すがそれ以上に自分はヒカルに救われた。
「…違う…ボクの方が…君がいなかったらボクは」
きっとあのまま…アキラはあの時の最悪な状況を思い出し恐怖した。
ヒカルは俯きカタカタと震えるアキラの黒髪を梳いて柔らかく紅潮した頬に優しく触れる。
「頑張ったな、塔矢」
優しく力強い声音で言葉を掛けるとアキラの瞳は大きく見開かれ、次の瞬間大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちた。
「ッうぅ…あぁあ…わぁああぁん!」
アキラはヒカルに縋り泣きじゃくる。
584ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:10 ID:ahMAUDSE
ずっと我慢していた感情が今、止めど無く溢れ出す。
そしてそれを受け止めるヒカルはアキラの涙で濡れる頬を両手で包み込みキスをした。
「…ひっく…進藤…ボク…汚れてない?」
男の好きにされた身体、アキラは未だ肌に残るおぞましい感触を自らの手で消すかのように爪を立て痛みを起こす。
「ダメ、塔矢…おまえは何も変わらない…だから」
傷付けちゃダメだとアキラの手を取り深く唇を重ねた。
「…ん…」
互いの桃色の唇が啄み擦れる度に涙と唾液が小さな水音を洩らす。
585ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:12 ID:bySR4qrX
「…んぅ…どこ、触られたの?」
名残惜しく唇を離し、口内に残った涙の味を味わいつつヒカルが聞くと、アキラは身をビクリと硬直させた。
「…え…あの…」
ヒカルに対して後ろめたさを感じているアキラは口に出すことを恐れている。
「…私が塔矢のキズを消してあげるから」
アキラの切り揃えられた前髪を梳いて覗いた白い額に口付けし促した。
するとアキラはコクリと小さく頷き消え入りそうに声を絞り出す。
「…胸と…お尻…あと…」
言い辛そうに目を泳がせ、ソロソロと手をその部位へと添える。
586ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:14 ID:BBb1cKsx
「………ココ」
そう言いながらクリトリスの位置を示し涙を滲ませるアキラにヒカルはあの男の股間を蹴り飛ばしておけば良かったと後悔した。
「…グスッ…進藤」
「塔矢、好きだよ…守る…私が塔矢を守るから」
ヒカルは両手でアキラの胸の膨らみを掴み揉み上げる。
「はぁ…ん…ボクも…君を守る…何があっても必ず…」
互いに大切な存在を守る、その言葉と共にヒカルは自分のシャツとブラを無造作に捲り上げ乳房を晒す。
中央に桃色の実を付けた膨らみに、アキラも自分の下着をずらし豊満な乳房を遠慮がちに見せた。
587ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:16 ID:nJpOL/dK
「…塔矢…えいっ」
「…きゃっ…進藤」
アキラの身体を壁に持たれさせ、ヒカルは自分の乳首をアキラのモノとツンと突く。
そして互いの乳首を擦り合わせながらキスを繰り返す。
「…はぁ…ふぅ、ん」
そして両手で相手のお尻を包み撫でながらピタリと身体を密着させる。
柔らかく弾力のある身体、グイグイと恥部を押し付けクリトリスを刺激しヒカルとアキラはその感触と甘い痺れを堪能するように腰を動かした。
「…ぁあ…んっんぅ…そこ…ア…キラ」
「ッ…ぁん…好き…ヒカル」
互いの双丘を掴み、深く合わさろうと恥骨を激しく擦り合わせる。
588ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:19 ID:IR+bwXEe
「…アキラぁ…イクぅッ」
「あぁん…ヒカ…ルぅ…」
ビクリと身体を仰け反らせ突き抜ける快感に浸ると2人は抱き締め合いチュッと啄むキスをした。
「…ありがとう…ヒカ…進藤」
彼女の甘い温もりが身体に染みて汚れが浄化されたような気持ちになった。
アキラは恥ずかしそうに乱れた服を元に戻しながら礼を言うとヒカルはニコッと笑いキスする。
「あは…くすぐったい…」
「…チュッ…塔矢」
じゃれながらクスクス笑い合うとヒカルは徐にズボンと下着を下ろし、下腹部を露にした。
589ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:20 ID:+gQvJjmG
「し、進藤!?」
ヒカルの行動にまさか自分の前で…そんなことを想像し真っ赤に顔を紅潮させるとカラカラと音を立てながらトイレットペーパーを千切り取った。
「…だって…濡れちゃったんだもん」
先程の行為でグショ濡れの秘部が下着に染みを付けるのが耐えられず、ヒカルは頬を染めながらペーパーで膣口周りを拭い取る。
アキラはそんなヒカルの行動を見ながら秘部に触れて自分のものの具合も確かめた。
「…ぁ…ボクも…濡らしちゃったかも」
「じゃあ塔矢も拭いてあげる」
590ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:22 ID:f89qrt7L
何故か楽しそうな笑みを浮かべるヒカルはペーパーを手に取ると、アキラは慌てて制止した。
「自分でやるからいいよ!…え…ちょっ…きゃあぁ!」
アキラの抵抗虚しくズボンと下着を一気に下ろされ股に手を侵入され拭き取られた。
(うわ…すごい、塔矢濡れてる)
ヌルッとした感触でペーパーが蜜を吸い取るとヒカルは何だか嬉しくなった。
「バカぁ…恥ずかしいよ」
「いいじゃん、気持ち良かったんだから」
ニコニコと無邪気に笑い、チュッと唇を押し付けてきたヒカルにアキラも幸せを感じて苦笑いした。
591名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:22 ID:fmtdANAG
…ちとやりすぎでは…気持ち悪くなった。
レズ臭がプンプンだな…
592ポチ@百合(痴漢編):04/04/20 23:24 ID:6eAuypbo
「なぁ、パフェ食べに行こう!下のレストランのパフェが美味しいんだ」
「うん、行こう」
2人は衣服を整え手を繋ぎ外に出る。
そして更に深まった2人の絆を示すようにその指は絡められ握られた。




next→社編
593名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:35 ID:kicxQ4Z7
百合キタ━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
大量投下乙!二人とも可愛いなあ
つきあい始めの一番楽しいとき(;´Д`)ハァハァ
ただ>589の
>ヒカルの行動にまさか自分の前で…そんなことを想像し真っ赤に顔を紅潮させるとカラカラと音を立てながらトイレットペーパーを千切り取った。
この部分が意味不明
細かいつっこみゴメン
594名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:01 ID:HxwNPO0p
>>593
補足するとアキラは自分の前でヒカルが用を足すのでは?と勘違いして戸惑うとヒカルはトイレットペーパーを手に取り濡れたところを拭い始めた…ということです。

ダメダメポな文で申し訳ない…逝ってきます(;´−`)
595名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:32 ID:SY3/wT51
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
桃色の唇から胸、下半身へと視点が移っていき
二人がお互いの体を擦り合わせる描写に萌えた
社編もお待ちしておりまつ
596名無しさん@ピンキー:04/04/21 02:18 ID:LHk9VIzV
ゴチです
ふたりともイイヨイイヨーーー!!!
597名無しさん@ピンキー:04/04/21 12:52 ID:Ufh5dumu
このまま光は[私]でいくのか?違和感が…。

百合でなくズーレに同意…(;´Д`)
598名無しさん@ピンキー:04/04/21 12:52 ID:Ufh5dumu
このまま光は[私]でいくのか?違和感が…。

百合でなくズーレに同意…(;´Д`)
599名無しさん@ピンキー:04/04/21 13:49 ID:80amvwk1
このトイレを覗きたい(*´Д`)
良い光景でしょうなあ。
毎回楽しみにしていますので、これからもどうぞよしなに。
600名無しさん@ピンキー:04/04/21 16:40 ID:chvr3NcE
600ゲトーズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!

ポチです。
詫びのレス書かせてください。
自分、百合→レズだと勘違いしておりました。なのでお友達同士のイチャイチャを期待していた方にとってグロエロ化してしまっていたことにお詫び申し上げます。

今後が自分が書くヒカ子アキラ子の相関図は以下の通り
ヒカ子→←アキラ子←緒方
↓   ↓
  社

な3pもどきになる予定でして…だから完全なレズではない…かな。ヒカ子の『私』についてのエピも今後書く予定。

とりあえず反省しつつ次は和谷伊角子…たぶん
601名無しさん@ピンキー:04/04/21 18:13 ID:Q8mUHyWA
え、もしや社が二人に好かれる展開に!?
二人のかわゆい関係にヒビが入らないかハラハラですが
どんどん世界が広がっていきそうで楽しみでつ
伊角子さんもお待ちしとります!
602名無しさん@ピンキー:04/04/21 19:10 ID:g8Uhm0cz
>>600
楽しみにしてます。
ヒカ子とアキラ子の二人に緒方と社がどうからむのか…
でも二人にはいつまでも
いちゃいちゃバカップルでいてもらいたいと思うのはわがままですかそうですか。

ポチさんのバイタリティーを見習わなきゃな。
続き楽しみに待ってます。
603名無しさん@ピンキー:04/04/21 21:33 ID:qRsJ/BOH
別にいちいち説明イラネ

あんたのスレか此処は
604名無しさん@ピンキー:04/04/21 22:50 ID:UNiTHSgN
>603
じゃあおまいがSSあげておまいのスレに汁
待ってるぞ!
605名無しさん@ピンキー:04/04/22 17:08 ID:9lozjLi3
汁っ気に飢えているので全て許す。

百合レズどっちでもイイ 薄ければ醤油を足すなり
塩抜きするなりで食うからキニスンナ職人
606名無しさん@ピンキー:04/04/23 11:19 ID:bmiEBJym
顔は地味でも実はマンコ美麗な越智子キボンヌ
もう白桃みたく瑞々しい名器。開けて驚くヤシロが見たいw
607名無しさん@ピンキー:04/04/24 23:56 ID:RJ70kJTp
なんとなく下着イメージ

ヒカコ・・・スポーティ 
アキコ・・・シンプル、色はブルーが多い
伊角子・・・大人っぽい、色はブロンズとか
筒井子・・・可愛い系、色は白とかピンク
和谷子・・・無理して紐パン、セクシー系
越智子・・・グンゼ
608名無しさん@ピンキー:04/04/25 00:58 ID:v12WdymD
自分は
ヒカ子…水玉、イチゴ柄
アキラ子…ヒョウ柄
伊角子…意外にも純白系
筒井子…ブタちゃん柄
和谷子…上にブルマ着用
オチ子…頑張り屋なので黒かダークレッド

かね。
 
職人はん、オチ子たんお待ちしてまつ。セクシーな下着でアキラを誘惑してクレ(・∀・)!!
筒井子やアキヒカ子の続きも楽しみだ…(;´Д`)ハアハア
609名無しさん@ピンキー:04/04/25 01:10 ID:HFHq66N6
漏れは以下のとおり

ヒカ子…純白
アキラ子…黒
伊角子…レース付き白
筒井子…クマさん柄
和谷子…紺系
越智子…グレー系


三谷×筒井子こないかなー(*´Д`)ハァハァ
610名無しさん@ピンキー:04/04/25 01:28 ID:/x/Ovxku
ヒカ子…形はシンプル、可愛いプリントの白主体
アキラ子…純白レース(超高級)
伊角子…シンプル+機能 無彩色
筒井子…形もプリントも色も可愛い系
和谷子…黒・カーキ・迷彩のスポーツ系
オチ子…黒だったり紫だったりセクシーゴージャス系

乗ってみた。
611名無しさん@ピンキー:04/04/25 13:55 ID:8G6Ja19W
加賀に下着が子供っぽいといわれて無理して大人っぽい下着を買ってみたものの
やっぱり恥ずかしくて見せられない筒井子たん(*´Д`)ハァハァ
612名無しさん@ピンキー:04/04/26 21:11 ID:N6laYeCR
眠い…
ヒカ子タンに添い寝してもらいたい
613名無しさん@ピンキー:04/04/26 23:37 ID:m0PqaXg1
和谷×伊角子おおおおおおおおおおおおお!!
614名無しさん@ピンキー:04/04/27 12:33 ID:TCA423Vv
ヒカ子たんはスポーティーブラ

まちがいない
615名無しさん@ピンキー:04/04/27 20:58 ID:EMAz1ek1
早くかわゆい女体化ちゃん来ないかな(*´Д`)ハァハァ
616名無しさん@ピンキー:04/04/27 21:21 ID:R+F7p4vK
>615
ここで萌語りをしよう
触発された職人さんが現れるかも

漏れはヒカ子萌なので、とりあえず、ヒカ子妄想を語る
ヒカ子たんの中学校の体操服は、ブルマかスパッツか
ラインがわかるぴったりスパッツにヒカ子たんの細い腰と太もも(;´Д`)ハァハァ
だが、ブルマのはみケツも捨てがたい
617ポチ@駄文職人:04/04/27 22:51 ID:lidgELZp
夏を先取りして妄想に耽ってみよう…
プールサイドで体育座りするスクール水着姿のヒカ子タン。
水着に染みた水がふっくらした幼児体型ぎみのヒカ子タンの太腿を伝い落ちる光景と…そしてお尻に食い込んだ水着を人差し指で直すヒカ子タン

ちなみにヒカ子は運動神経抜群、アキラ子はカナヅチだと勝手に妄想(*´Д`)ハゥハゥ
618名無しさん@ピンキー:04/04/27 22:59 ID:lidgELZp
ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!!!!
妄想に浸りすぎてコテハンを出してしもた…恥ずかしぃ…。・゚・(ノД`)・゚・。
スマン、逝ってくるよ_| ̄|●
619名無しさん@ピンキー:04/04/27 23:07 ID:R+F7p4vK
>618
どんまい 気にするなー(・∀・)

スクール水着は幼児体型の方が似合うと思う
ヒカ子よりオパーイが大きいアキラ子は、ヒカ子から羨望の眼差しで見つめられもじもじ
ヒカ子:いいなー胸がでっかくて(´・ω・`)
アキラ子:そんなに見ないでよ
ヒカ子:だって〜オレなんかぺたんこなんだ オマエオレの倍もあるじゃん
そう言ってアキラ子の胸を触るヒカ子
アキラ子:どこさわっているんだ!お返し!(゚Д゚)
ヒカ子の胸を掴むアキラ子
ヒカ子:あ…!痛い…
アキラ子:え…!?ゴ、ゴメンね?
ヒカ子:ウソだよ(・∀・)
アキラ子:!!
プールサイドでじゃれ合う二人
周囲は(;´Д`)ハァハァ
620名無しさん@ピンキー:04/04/28 03:42 ID:4+YMEfsd
おっ!ヒカ子たんで盛り上がってきたな(・∀・)
この勢いでヒカ子たん職人様の降臨キボン!!
621名無しさん@ピンキー:04/04/28 06:32 ID:aGTlFfKD
プール妄想(・∀・)イイ!
泳ぎが得意なのはヒカ子 和谷子 ヤシ子あたりで
カナヅチっぽいのはアキラ子 筒井子 越智子 女佐為あたりかな?

伊角子さんは和谷が泳ぎを教えようと思って張り切ってたら
意外とスイスイ美しいフォームで泳げてしまい和谷_| ̄|○とか。
622名無しさん@ピンキー:04/04/28 16:56 ID:Hwy7Etzl
>621
弟いる女って案外そんなもんだ
うちの姉貴もよそじゃおとなしい優等生ぶってるが俺にプロレス技かけたりしてたよ

つまり自分の姉萎えだが他人の姉なら(・∀・)イイ!
他人の姉萌え
623名無しさん@ピンキー:04/04/28 20:37 ID:fUrwp1xk
やっぱりポチ氏はヒカコ萌だったんだね!
最初にアキラコ萌だから書くのはアキラコが多いと思うって言ってたんで
漏れアキラコ嫌いなもんだから(好きな人スマソ)うげーとか思ったんだけどさ、
前も誰か言ってたきがするけどポチ氏ってアキラコにはあんま萌てない様にみえてたんだよね。
むしろ本心ではヒカコ萌だとしか見えなかったりもしたから撤回してくれるのずっと待ってたんだよ。
ヒカコ萌にしかみえなくともアキラコ萌と言われたままなのはやだったからさ。
なんかすっきりしたよ!個人的などうでもいい話なんだけどさ。長々と失礼しまちたw
気分害した人がもしいたらご免
624名無しさん@ピンキー:04/04/28 20:50 ID:SituT/QW
せっかくマターリ萌え語りしてたのに水さすな。
ヒカコたん(;´Д`)ハアハアなのは確かに分かるが、おまいはおまい、ポチ氏はポチ氏。
アキラコたん(;´Д`)ハアハアの人もいる事を忘れんなよ
625名無しさん@ピンキー:04/04/28 20:50 ID:velY3xXP
>>617-618を見てポチさんがすっごく可愛く思えてしまった・・・
626名無しさん@ピンキー:04/04/28 20:55 ID:CLK5ejvF
>623
( ゚Д゚)ポカーン
つりだよな?つりだと言ってくれ…_| ̄|○
627名無しさん@ピンキー:04/04/28 21:07 ID:BBVA/rLN
>>622
>プロレス技
ワロタ 姉(・∀・)イイ!!
伊角子に技かけられて太腿で挟まれたい(*´Д`)ハァハァ
628名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:16 ID:qJxhkwGn
なんとなくヒカ碁女体化をいちごに当てはめると
ヒカル→西野か唯
アキコ→外村妹
筒井子→東城
三谷子→さつき
629名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:31 ID:2CFmcKyj
>>622
いやあ、妹だって実際いたらそんなもんさ。
リアル妹萎えだが他人の姉・妹はもちろん萌えだろ(w
俺的には兄弟持ちとは雰囲気違う一人っ娘に萌えるが
630名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:43 ID:CLK5ejvF
一人っ子は食いもんとられる心配ないからゆっくり食べそうだな。
ショートケーキのイチゴは一番後で食べるの。
小さい弟妹のいる家に遊びに行って、自分の家と同じ調子で食べていたら
イチゴとられてびっくりする一人っ子ヒカ子&アキラ子。
和谷子はなじみそうだ。
631名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:01 ID:UwF5j66Q
アキラ子には陰茎あります。
632名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:21 ID:tXRai9GY
遅レスですがカナヅチアキラ子萌へー(*´Д`)
陸ではしっかりして何でもそつなくこなすのに
水の中では誰かにしがみつかないと沈むアキラ子を想像し大いに和みました。
633名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:33 ID:A8Y0jMYE
いちご(・∀・)イイ!
主人公は誰になるんだw
何となく社キボン→優柔不断っぽいw
634名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:00 ID:t8bZB3yc
ひかご100パーセントか。となるとヒカルと筒井子は苺パンツということだな。
635名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:09 ID:mkCTZTNC
つーか、昔実際に「ヒカ碁100%」画像ネットで流れてたよな。
ヒカ子たんがつかさタンでさつきタンと綾タンは思い出せん…アキラ子タンじゃなかったが。
真中が和谷だった気がする。
かなりエロかった(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
もう一度見たいあの画像(;´Д`)ハアハア
つかさヒカ子たんに釘付けダターヨ
636名無しさん@ピンキー:04/04/29 01:33 ID:5nq+/ta1
海辺妄想はどうだ
カラフルなビキニ&ハーフパンツのヒカ子
迷彩柄ビキニの和谷子でボディボード
白のワンピース水着の伊角子さんは
これまた純白のワンピース(こっちは非水着)に麦わら帽で荷物番
637名無しさん@ピンキー:04/04/29 01:43 ID:5nq+/ta1
>636訂正
これまた純白のワンピース(こっちは非水着)に麦わら帽のアキラ子たんと荷物番
638名無しさん@ピンキー:04/04/29 02:14 ID:T/OLgMb7
アキラ子が非水着なのはやっぱカナヅチだからでっか?w
実に結構ですな(*´Д`*)ハァハァ

その素晴らしい光景に
腰のまわりにヒラヒラがついたかわゆい系ワンピース水着の筒井子と
新しい水着を買ったのに恥ずかしくて上着を脱げない越智子と
ハイレグ水着のモデル並み長身ナイスバディ社子を追加キボン
639名無しさん@ピンキー:04/04/29 13:45 ID:2e+Os1Ma
過去ログはみれないの?
640名無しさん@ピンキー:04/04/29 14:12 ID:FI77Hecd
過去ログの補完はしてないみたいだけど、
小説保管庫は作ってくれているよ。
このスレの最初の方にあるから行ってみたら?
641名無しさん@ピンキー:04/04/29 22:12 ID:H6+/iJP7
イイネイイネー
>>636>>638に続くぞ
活動的な和谷子、陸サーファーのナンパそっちのけではガンガン沖に逝き
ボディボード初心者のヒカ子は浅瀬で波にコケてはキャッキャ言ってそうだ
イスミ子とアキラ子は荷物番から砂浜に19路描きはじめこちらもナンパ入り込む余地なし
キヨ子は気い使いそうなのでボート借りて来たりスイカ買って来たりしてそう
それを冷たい目で眺める越智子
筒井子はロマンチックに貝殻拾ってるに違いない
642名無しさん@ピンキー:04/04/29 22:25 ID:mkCTZTNC
ブルマーで七段八段の跳び箱を軽々と飛ぶヒカ子。
でもたまにワザと跳び箱の上に股がって
『お馬さんごっこ』するんだ(;´Д`)ハアハア
足を大きく開いて跳び箱に股がるヒカ子にアキラや社は釘付け(;´Д`)ハアハア
傷一つないスラっと伸びたカモシカ足(;´Д`)ハアハア
643名無しさん@ピンキー:04/05/01 21:57 ID:vzSHCCoD
筒井子たんまだー?
644名無しさん@ピンキー:04/05/05 01:45 ID:9CVL1y7o
加賀×三谷子の人はいないですか(;´Д`)
645名無しさん@ピンキー:04/05/05 11:37 ID:4mcc3e70
加賀子×筒井の人はいらっさいませんか(;´Д`)ハァハァ
646名無しさん@ピンキー:04/05/05 11:43 ID:4mcc3e70
姐御な攻め攻め加賀子様ハァハァ(;´Д`)
ダイナマイトバディーに真紅のハイレグを纏い、渚の男ども(妹たちでも可)を煩殺
647名無しさん@ピンキー:04/05/05 18:01 ID:9CVL1y7o
>>10の保管庫行けないのは自分だけでつか(つД`)
648名無しさん@ピンキー:04/05/05 19:10 ID:WFRb6MeS
保管庫行けたよ?

保管庫で読み直して和谷×伊角子熱再燃!!
待ってます(;´Д`)ハァハァ
649名無しさん@ピンキー:04/05/05 20:07 ID:ELRpU2kb
『関西弁の女棋士』のその後と
『:越智とヒカ子』のセックルシーンを見てみたいとおもう。

私は極端ですかな。
650名無しさん@ピンキー:04/05/05 20:58 ID:DM/340ti
三谷×ヒカ子の続き
アキラ子ヒカ子社の合宿話のつづき
それから佐為子…etc
とにかく途中で止まっている話の続きが気になるよ。
651名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:03 ID:zc7mPLvU
天真爛漫なヒカ子に振り回される、おぼっちゃまな塔矢アキラ
とかいう話YOみたい。
で、最後は中田氏でヨロ。
652名無しさん@ピンキー:04/05/07 15:39 ID:6hEH3p8D
ホッシュ
653名無しさん@ピンキー:04/05/07 16:54 ID:VzZUvudO
社と強気なアキラ子たんの続きもまだまだ待ってます。

ここもいつまで続くかわからないけど、
まだ出てない新しい女体化たんもどんどん来てくれるといいな。
654名無しさん@ピンキー:04/05/07 19:45 ID:PxxmYM8Q
未登場でよく名前があがるのは三谷子、加賀子辺り?
ふわふわ猫っ毛の生意気三谷子と、ワイルド美人な加賀子(*´Д`*)モエ
連載中の話も投下お待ちしてます〜
655名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:03 ID:m68AY3hF
>>653
気色悪い
656名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:06 ID:12DBlbLV
。 。゚(゚´Д`゚)゚。 。
657名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:24 ID:6fzgSufM
655のために泣こう。

そして、ALL女体化たん(;´Д`)ハァハァ
658名無しさん@ピンキー:04/05/08 15:50 ID:oZM+moIo
たまにはageときますね。
659木崎:04/05/08 22:15 ID:XV0wCzZe
お久しぶりです木崎でーす…
えぇと楊海×伊角子書いたんですがとても長い(;´Д`)
なのでちょっと躊躇してるんですが…どうなんですかね住人様方…
と、一応お伺い立ててみました…ウザーだったらほんと済みませ…
660名無しさん@ピンキー:04/05/08 22:29 ID:rqP7BNeX
別にアキラ子じゃあるまいしいちいち聞くこともあるまい。投下するしないは職人さんの自由ですのでご自身の判断でどうぞ(・∀・)
661名無しさん@ピンキー:04/05/08 22:46 ID:NjaeTmUT
個人的には、アキラ子だって承認をとる必要ないと思ってるけどね。
…なので遠慮せずにどうぞ。
662名無しさん@ピンキー:04/05/08 22:46 ID:n6aHiXWQ
>659
長らくお待ちしておりますた!!どうぞ投下して下さい。

最近一部の至らない住民のせいで
職人さんにお気を遣わせる雰囲気になってしまっておりますが、
どの職人さんもあまり気にせず来たい時にどんどん来ていただければと思います。
663名無しさん@ピンキー:04/05/08 23:32 ID:zeTmePX2
つかさ、どの職人さんももうそんな下手に出ないほうがいいんじゃネーノ?
うpされたSSが好みに合わなかろうと
21禁板でスルーできずに喚き立てるほうが餓鬼なんだから
暴れてりゃ職人さんが気をつかってくれるもんだと思わせたら
厨は味をしめてまた同じ事繰り返すだけだよ。

遠慮無用で、投下して下さい腹の虫鳴かせて待ってます
664名無しさん@ピンキー:04/05/09 20:30 ID:BMJNgPYj
コネ━━━('A`)━━━ッ!
665木崎:04/05/09 20:58 ID:Mmu3qAxJ
660〜663サソ
いや、下手に出てるつもりはないけれど、ここは私のスレではないから(w一応聞いてみました。
何だかんだでこのスレ大好きなので、やっぱり反感買いたくないんだよね…

という訳で楊海×伊角子投下します。嫌いな方はスルーもしくはNGで。NGワードは伊角です。
もっかい云うけど長いと思われ…飽きっぽい人は避けてくださいw
666木崎:04/05/09 20:59 ID:Mmu3qAxJ



 着替えをしたかったのだがさすがにこの部屋の主を追い出して着替える訳にもいかず、「着替えてきたいんですけどお手洗いはどこですか?」と聞いたら、彼はあっさり「ここで着替えればいいじゃないか」と云った。
「え…でも、悪いですし」
「は? 俺は全然気にしないし構わないよ」
 その返答からするに、彼がいるこの部屋で着替えればいいじゃないか、ということらしい。
「さすがにそれはちょっと…」
「何で? これから2ヶ月ここにいるんだろ? 今から遠慮しなくたっていいよ、伊角君」
 余りにあっさりというので、伊角は先ほど感じた疑問を反芻し、恐る恐る問いかけた。
667木崎:04/05/09 21:00 ID:Mmu3qAxJ
「…あの、楊海さん?」
「何だい」
「その…何か勘違いしてませんか」
「勘違い? 何をだい?」
「俺、自分のこと俺とか云いますけど、女ですよ?」
 楊海はまじまじと伊角をみると、右手に持っていた煙草をぽとりと床に落とした。
「あ、危ないっ」
 慌てて伊角は吸殻が山になった灰皿を片手に、落ちた煙草を拾い上げ、火を消す。床に付いたすすをティッシュで払うと、ぽかんと口を開けた楊海を見上げた。
「びっくりさせないで下さいよ」
「びっくりしたのは俺だ!」
 楊海は立ち上がると、一緒に床に膝をついた伊角の腕を取って立ち上がらせる。長身の伊角を、それ以上に背の高い楊海がじっと見下ろした。
「…君、女の子だったの?」
668木崎:04/05/09 21:02 ID:Mmu3qAxJ
 18年間女として生きていて、ショートカットで一人称は「俺」だが言葉遣いも物腰も丁寧な伊角はさすがに男に間違えられたことはなかったので、怒るよりも純粋な驚きで、「はい」と返事した。
「…俺、男に見えます?」
 男兄弟の長女に生まれた伊角は、何かとやんちゃな弟達の世話をしながら育ってきたので、女の子と一緒にいるよりも男と一緒にいるほうが楽なタイプだ。楽というより、相手の考えていることがわかりやすいので付き合いやすいということか。
更に母親は地方の出身で、方言で日常的に自分を「俺」と云うひとだったので、伊角もそんな母に影響されて、弟達と一緒に自分を「俺」ということが自然になっていた。
「いや…確かに云われて見れば線は細いし声は高いけど。でも最近の日本の男の子は女の子みたいな綺麗な顔の子が多いし、声だって…」
 伊角のハスキーボイスは、女の子にしてみれば少し低いし、男の子にしてみれば少し高いという、微妙な位置にある。だからはじめから伊角は男だ、と思って見ていたならば、勘違いすることもなくはないかも知れないが、それにしたって。
「…ちょっと失礼」
 楊海は伊角の発言が信じられなかったのかそれとも確かめるためか、骨ばったてのひらを広げると、伊角の胸部をぽん、と触った。
669木崎:04/05/09 21:03 ID:Mmu3qAxJ
「なっ…何するんですか!」
 これには伊角も驚いて、楊海の手を払うと胸を両腕でしっかりと抱きしめる。女子高育ちの伊角は、それでも兄弟と棋院で男慣れしている方だったが、さすがに身体に触れられる、ということに免疫は少ない。
実際伊角のそこに触ったことがあるのは、日本にいる、年下の恋人くらいなものだ。
「あっ、悪い、つい」
 云いながらも、楊海は今自分の触った柔らかなふくらみに呆然としている。そこまで疑われると伊角も腹が立って、「解りました?」と語気を荒げた。
「君…女の子だったの」
 漸く納得しました、と云わんばかりの楊海に、伊角はためいきをついて、「だから、お手洗いの場所を教えてください」と、晴れて話を本題に戻したのだが。
「待った」
「え?」
「俺は失礼ながら君を男だと思ってこの部屋に滞在を勧めたんだ。だけど、君が女の子だというのなら、さすがにそういう訳にはいかない」
 真面目な顔で伊角を見下ろす楊海に、今度は伊角が動揺する。
670木崎:04/05/09 21:03 ID:Mmu3qAxJ
「そ、そんな…」
「俺だって正常な成人男子だよ。俺は君に手を出すとかそんなつもりはないが、でもだからと云って、男の俺の部屋に女の君が2ヶ月も一緒にいるっていうのは、お互いに不利益だろう」
 伊角だって正常な18の少女なので、楊海の云わんとすることはわかる。しかし、それを考えた上でも、楊海の部屋に泊めて貰うのが一番良いと思い、わざわざホテルを引き払ってこちらにやってきたのだ。あっさり放り出されても、それこそ困る。
「でも、今こんな時間からじゃあ貸してくれるホテルなんて…」
 困り果てて伊角がそう呟くと、楊海はがりがりと頭をかいて、再びパソコンデスクの前の椅子に腰を下ろした。
「…こんな時間に女の子の君を放り出すほど、俺も薄情じゃないよ。仕方がないから今夜はここに泊まるといい。ただし、明日はちゃんとホテルを取ってくること。いいね?」
 子供を諭すように下から覗き込まれて云われて、伊角ははい、と小さく返事した。



671木崎:04/05/09 21:05 ID:Mmu3qAxJ



 部屋から外してくれた楊海の好意を受け、散らかった部屋の中でとりあえず着替えをはじめた伊角は、来ていたTシャツと羽織っていた襟付きのシャツを脱いで、ブラジャー一枚の自分の胸を見下ろした。
 確かに、長身の身体と小さな胸は、伊角のコンプレックスでもあった。高校では下級生の女子からきゃあきゃあと騒がれていたがそれはボーイッシュな外見のことで、
実際穏やかで女らしい伊角の性格は、そのミーハーな女の子たちの視界からは意図的に外されていただろうことは容易に知れる。
 そんな伊角に正面から、全部好きだと云ってくれたのは、和谷だった。
 伊角とさほど変わらない身長の和谷は、伊角を抱きしめて、俺これからもっと背伸びるし、と笑ったのだ。
 言葉通りに、和谷はあっというまに伊角の身長を追い抜いて、見上げて会話するようになった。そのたびに、女である自分を見つけて伊角は甘酸っぱい気分になったのだ。
 なのに、今更男に間違われるとは。
 伊角は複雑な心境で、複雑なため息をついた。



672木崎:04/05/09 21:06 ID:Mmu3qAxJ



 部屋に戻ってきた楊海はパジャマに着替えた伊角をちらりと見ると、自分も部屋着に着替えて、すぐに立ち上がった。
「今日は俺、隣の部屋で寝てくるから」
「え?」
 楊海が着替えている間は洗面所で歯を磨いていた伊角は、もうすっかり眠る準備万端、といった格好で楊海を見上げた。
「部屋にあるものは何でも好きに使っていいよ。碁盤も、ちょっと埃被ってるけど使いたかったら使って。まぁ疲れているだろうから、今夜は早めに寝るといい」
 年頃の男女が同じ部屋で寝る、ということを避けたかったのだろう、楊海はなんでもないといった口調で手をひらひらと振った。
「…何だか、済みません」
 自分のせいでこんなに気を遣わせるはめになるのは何だかとても申し訳なくて目を伏せると、楊海は優しい手でぽん、と伊角の頭を叩いた。
673木崎:04/05/09 21:09 ID:Mmu3qAxJ
「気にするなよ。こんな見知らぬ地に来て、不安だろ?」
 だから出来ることはしてやるから、と言葉を繋げると、楊海は枕を抱えて、部屋から出て行った。
「…はぁ」
 こんなことならいっそずっと勘違いしていてもらえれば良かったかと、伊角はためいきをついてベッドに横になった。
 お互い顔をあわせづらいまま、何も云わずに日本を離れてしまって、和谷はどう思っているだろうか。
 明かりを消して暗い天井をぼんやりと眺める。他人の部屋の慣れない匂いに神経が過敏になっているのか、疲れている身体とは裏腹に意識は冴え、とてもじゃないがすぐには眠れそうにない。
 そのままの体勢で長い時間を、伊角はひとりで過ごした。



674木崎:04/05/09 21:10 ID:Mmu3qAxJ



 ドアの鍵が外される音に驚いて飛び起きると、暗い部屋の中、そうっと開いたドアから現れた人物にほっとして、伊角は笑顔を向けた。
「…悪い、起こしてしまったか?」
 楊海は申し訳なさそうな顔をして、すぐにドアを後ろ手に閉める。廊下の薄暗い明かりをシャットダウンすると部屋の中はいよいよ真っ暗になって、闇に目が慣れた伊角はともかく、楊海は巧く身動きが取れないようだった。
「明かり、つけていいですよ」
 そう声をかけると、パチンという音とともに照明がつく。急にまぶしくなった室内に目を細めると、「悪かったな」と楊海は再び謝罪した。
675木崎:04/05/09 21:11 ID:Mmu3qAxJ
「いえ、おきていたから大丈夫です」
「眠れないか?」
 楊海は新しい煙草を取りに来たらしく、洋服ダンスの上に詰まれた煙草を2箱取ると、早々に退散する気配を見せた。
 伊角は何だかさびしくて、楊海を引きとめようと話を繋げる。
「ええ、何か神経が張ってしまっていて…」
「そういう時は酒でも飲んで寝ちまうのが一番なんだがな。…伊角君、飲める?」
 どう見たって酒は強そうにないと思ったのか、冷蔵庫を示しながら楊海は控えめに問うた。彼の予想通り伊角は酒を飲めないので、「いえ」と丁重に断って、それから「ちょっと、付き合ってもらえませんか」と聞く。
「いいけど…話し相手くらいにしかならないよ?」
「それで十分です」
 伊角が微笑むと、楊海も笑って、ベッドサイドまで椅子を持ってくると、そこに座った。
676木崎:04/05/09 21:12 ID:Mmu3qAxJ
「煙草、吸っていい?」
「どうぞ」
 碁会所で慣れていたし、そもそも父親が煙草を吸っていたので、煙草の煙は気にならない。火を付けてうまそうに吐き出すその煙の匂いに、銘柄まで父親と同じであることに気が付いた。
 そうだ。
 伊角がこんな見知らぬ場所で、見知らぬ人間の、しかも男性の部屋に滞在させてもらおうと思ったのは、勿論経済的な理由もあったのだが、何より、はじめから自分は何故か、彼を信用していたからだ。
 そして逢って間もない彼をこんなに信用できるのは、伊角は彼に、父親に似たところを見出したからだ。
「…楊海さんって、少し、父に似てます」
 そう思ったら何だか少しすっきりしてそう云うと、楊海はおどけて「俺ってそんなに老けてる?」と笑った。
「でも、18の女の子から見たら、25のおじさんなんか父親と変わんないかもなぁ」
「そんな訳じゃないんです、ただ、何というか…」
 楊海さんって、何かすごく安心するんです。
 てらいもなくそう云うと、楊海は照れたように、頭をがりがりとかいた。
677木崎:04/05/09 21:13 ID:Mmu3qAxJ
「…伊角君ってさ、今まで身の回りに、俺くらいの年齢の男って、いた?」
 含みのない質問に、そう云われればいないかも、と考える。
 今まで伊角の周りには伊角より年下の少年ばかりで、伊角はいつも「しっかり者のお姉さん」だったから。だから確かに云われてみれば、身近な大人の男性といえば、父親か、棋院の先生くらいのものである。
 そう云うと、「それだよ」と楊海は笑った。
「伊角君しっかりしてるけど、甘え下手なところあるだろ。他人の好意を素直に受け取れないっていうか」
「…済みません」
 咎められているのかと俯くと、「いや、悪い意味じゃないよ」と慌てて楊海は訂正する。
「そうじゃなくて。純粋に、自分の上に無条件に振ってくる親切に慣れてないっていうか。慎み深いんだろうな。俺はそういうの、凄くいいと思うよ」
 にっこり笑って頭を撫でられると、伊角はいよいよ落ち着いて、そっと目を閉じた。
 今まで、こんなに包容力のある人間と身近に話をしたことがなかった伊角には、それはすごく、新鮮な感情だった。





678木崎:04/05/09 21:15 ID:Mmu3qAxJ
とりあえずここまでで…。続きはまたうpしに来ます。
何か私こそ住人さんに気遣わせちゃったみたいでごめんなさい。ではっ!
679名無しさん@ピンキー:04/05/09 21:41 ID:GfRurROn
(・∀・)イイ!!
680名無しさん@ピンキー:04/05/09 22:19 ID:fqRykcFs
大量投下乙です。
和谷とのエピソードに(*´Д`)ハァハァしつつ
楊海の大人の包容力に安らぐ伊角子さんに萌え
681名無しさん@ピンキー:04/05/09 22:51 ID:GfRurROn
どうでもいいけど名字に「子」ワロタ
682ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:47 ID:cOaERqzX
和谷×伊角子



「…電話…繋がらない」
あれから1週間、夜が明けると共に去った彼女の顔が忘れられない。
頬を赤らめ微笑んでいた、けれど視線を合わせることなく怯えた瞳。
「和谷、伊角さんを怒らせるようなことしたんだろ」
ニヤニヤとポテトを口の中に放り込みながら言うと和谷の顔が固まった。
「……進藤…オレ…」
「ゲホッ!…え、マジ!?」
マクドナルドの2階席、自分の言葉にビクリと身体を震わせる和谷にヒカルはポテトを喉に詰まらせた。
「何やったんだよ〜、あの伊角さんを怒らせるなんて」
「…………………」
(何って…一番最低で最悪なこと)
683ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:48 ID:pwfk6K/v
あの時、本当はずっと起きていたのかもしれない。
きっと怖くて抵抗出来ずにいたに違いない、自分の欲に負けて彼女を傷付けた。
「…オレ…最低だ」
「………和谷」
謝りたい、そして想いの全てを打ち明けたい。
「…オレ、進藤が羨ましい」
「ん、あぁ…オレ、塔矢と付き合ってるけど色々苦労してる」
「付き合えるだけいいじゃん…オレなんて…」
もう僅かな望みも…彼女の笑顔を見ることさえ叶わぬのかも知れない、和谷は俯き落ち込むとヒカルはその背中をポンポンと元気付けるように叩き促した。
684ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:50 ID:ILMwX2nV
「大丈夫!伊角さんなら許してくれる、だからちゃんと謝ろ」
何の根拠もないがとりあえず謝るのが先決だと言うヒカルの言葉に和谷は頷く。
「…そうだな…オレ、もう1度伊角さんに会ってみる」
と言いつつも連絡を取りたくても取れない、居場所も判らないと和谷はまた大きく溜め息をついた。
「ん〜、じゃあオレが電話してみよっか」
「…え…あぁ、頼む」
(オレからの電話に出ないで進藤のからのは出たら立ち直れないし)
そう思いながら携帯を耳に当てる進藤を緊張しながら待つとヒカルの声が耳に入る。
685ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:51 ID:V8+eymp7
「…あっ、伊角さん?久しぶり!」
電話の相手は伊角、和谷はこの瞬間に彼女に避けられていたことを確信しどん底へと落ちた。
(…オレ…やっぱり嫌われた)
泣きたい、もう生きていけない、和谷は絶望に打ちひしがれテーブルに俯せ頭を抱え込む。
(あちゃ…和谷ヤバイな)
その様子にヒカルも気付き席を離れて会話を続けた。
『…進藤?』
「あぁ、あのさ伊角さん…えっと…いま暇?」
何から話していいものか、ヒカルは和谷が伊角に会えるチャンスを作ろうと必死に頭を巡らせる。
686ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:53 ID:oSfvoirJ
『いま門脇さんと一緒にいるんだけど、進藤は?』
─ードキッ!
和谷と一緒だと素直に言うべきか言わざるべきか、ヒカルが言葉を詰まらせると伊角の方が先に切り出した。
『進藤…最近、和谷に会ってる?』
「えっ!?あ…うん」
(いま一緒に居るけど)
『…和谷…元気かな?』
気のせいか、少し声が弱々しく気遣いを見せる言葉にヒカルはどう答えていいのか迷う。
「…うん…まぁ…あのさ、いまどこに居るの?」
『棋院で門脇さんと打ってる』
「あっ!じゃあ今から行くから!待ってて!」
『えっ…進藤?…ちょっ』
687ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:55 ID:zoOMzPaC
棋院なら直ぐ近く、ヒカルは早く2人を仲直りさせたいと電話を切り和谷の元へ駆けつけた。
「和谷!伊角さんが今棋院にいるから早く行こう!」
「…進藤…」
伊角に避けられていたショックから立ち直れない和谷はヒカルの言葉に力なく頭を左右に振った。
「…もういい…ダメだ」
「伊角さんとこのまま終わってもいいのかよ!!」
一生このまま、前のような関係はおろか顔を合わせることさえ出来ないようになるのかも知れない。
(…嫌だ…伊角さんと離れたくない)
ずっと傍に、そしてあの優しい笑顔を見ていたい。
688ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:57 ID:xPV+/ga8
「…進藤…オレ、行ってくる」
譬え許されなくても彼女への想いは伝えておきたい、和谷は意を決し席を立つとヒカルに礼を言い走り出した。
外は雲に覆われ空からはポツリポツリと小さな雨粒が降り、コンクリートを濡らしてゆく。
和谷は走りながら伊角のことを考え巡らせる。
突然会いに行ったら彼女はどんな顔をするのだろう、軽蔑の眼差しを向けるか、それとも…。
思い浮かぶのは最悪の状況ばかり、和谷は今までに無い程の緊張と恐怖を感じながら棋院へと向かい走り続ける。
689ポチ@和谷伊角子:04/05/11 15:59 ID:kGOIkVaS
ゴメンなさい、最低なことをした自分を許して欲しい、ずっとずっと好きだった…彼女に言いたい言葉が次から次へと溢れ出す。
院生当時、何度も伊角と歩いた道を懐かしむ間もなく走り抜け、棋院の前まで辿り着くと立ち止まり息を整えた。
ドクンドクンと緊張と疲労で心臓が悲鳴を上げている、しかしそれを抑える時間さえも惜しみ和谷はゆっくりと足を踏み出した。
そして入り口の正面に立つとガラス戸の向こう側に2つの人影が見える。
690ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:01 ID:GsKU3/7Y
近付くと後ろ姿ではあるが見覚えのあるショートヘアーの女性が男性と立ち話をしている、和谷はそれが伊角であることを確信し駆け寄り声を発しようとした瞬間、彼女の傍にいる男性の行動に驚き固まった。
伊角の傍にいた男性が彼女を抱き締め、そして伊角もその男性に身を委ねている。
それはまるで恋人同士の触れ合い、和谷はその光景に呆然としその場に立ち尽くした。
(…伊角さん…恋人?)
信じられない、信じたくない、和谷の逃避する思考といま目の前の現実が頭を混乱させる。
691ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:04 ID:7tRBpo4v
やがて小雨だった雨が大粒へと変わり地面に打ちつける雨音と共に伊角の体を抱き締めていた男性が顔を上げ、和谷の視線と重なった。
その時心臓がドキリと跳ね上がった。
それからのことは覚えていない、ただ夢中でその場から走り出していた。
なぜ自分は走っているのだろう、雨に濡れながら電車の中へ駆け込んだ。
閉じられたドアから土砂降りの外を眺め先程の光景を思い出す。
あの瞬間、目が合った人物が誰なのかが直ぐに分かった。
伊角さんがよく話をしていた、プロ試験の時に知り合った門脇さん。
692ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:06 ID:SyQiAkQv
あの人の話をしていた時の彼女の笑顔が胸を抉る。
伊角さんのような女性は自分のような年下ではなく年上の頼れる男性が好きだったのかもしれない。
彼女に伝えたかった言葉を一言も言えず逃げ出した臆病な自分。
もう全て終わり?和谷は自身にそう問い掛けながら帰路についた。
693ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:08 ID:RhLWno7R
夜が更けても雨が止む気配はない、和谷はアパートの自室に寝転び天井を見つめていた。
「…なんで…逃げたんだろう」
あの場所に辿り着く前は彼女に謝ろう、告白しようと心に決めていた筈のに。
何も出来ず逃げ帰り、後悔している愚かな自分、情けない、結局は友達のまま…否、それさえも崩壊してしまっているに違いない。
(嫌だ…嫌だよ…失いたくない)
このまま終わりたくない、和谷は携帯を握り締め上体を起こしたその時…
─ープルルルッ
雨音だけが響く室内で突然鳴り出した携帯に和谷は慌て息を呑んだ。
694ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:10 ID:P4VSXtBF
液晶画面に出た着信名は伊角、和谷が今一番会いたい人の名前。
「伊角さん!?」
『…和谷…久しぶり』
1週間ぶりの愛おしい人の声、和谷は緊張しながらその声に聞き入った。
『…あの…和谷、今日棋院に来た?』
─ードクンッ
門脇から聞いたのだろうか、和谷は沸き起こる嫉妬と焦りに駆られ伊角に聞き返す。
「…うん…伊角さんさ…門脇さんと付き合ってるの?」
本当はこんなことを聞く前に謝るべきなのに…あの抱擁が目に焼き付いて離れない、否定の言葉が欲しい、そう思いながら和谷は伊角の返事を待った。
695ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:11 ID:k5zpBEtD
そして一瞬の沈黙の後
『……何でそんなこと聞くの?』
何故かと言われれば答えは一つ、和谷の気持ちに迷いはない。
「何でって…だってオレ…ずっと」
『ううん…ゴメンネ、もういい…今度会ってゆっくり話そう』
ずっと好きだった、そう言おうとしていた和谷を遮る彼女の声、どうして聞いてくれないのだろう。
「聞いてよ、伊角さん…オレ伊角さんのこと」
『…言わないで…お願いだから…』
「何で?…伊角さん…オレ…オレ…」
何故それ程まで拒絶されるのか、自分の想いは彼女への負担にしかならないのかと思うと涙が込み上げてくる。
696ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:14 ID:hENmvjNd
否、もう半分泣いているのかもしれない、声が掠れ携帯を持つ手も震えている。
けれどどうしても伝えておきたい、和谷はもう一度改めて伊角への想いを口にした。
「オレずっとずっと伊角さんのことが好きだったんだ!」
何度も言おうとして言えなかった言葉。
それを口にすることが出来た喜びと安堵に浸り、彼女の答えを待とうとした瞬間…聞こえてきた音が和谷を絶望の淵へと落として行った。
697ポチ@和谷伊角子:04/05/11 16:16 ID:bZxYDjxZ
『ップーップーッ』
それは規則正しい機械音。
「…電話…切られた」
それは全てを否定し拒絶した自分への答え。
もう希望は残されていない、彼女の優しい笑顔が苦痛となって胸を締め付ける。
「うぁあッ…ぁあぁッ…ッ!」
失ってしまった大切な宝物、もう取り戻すことは出来ない、そして和谷の瞳から止めどなく涙がこぼれ落ちた。



next→伊角side
698名無しさん@ピンキー:04/05/11 16:28 ID:bZxYDjxZ

スランプでもうダメポ。

ところでアフォな自分は小説保管庫なるものが存在していたことをついさっき知りました。
私の小説も保管してくださってて嬉し恥ずかし(;´−`)
管理人様有り難う御座います。

百合、アキラ子、伊角子、秀英子…そしてヒカ子を完結させるよう頑張ります。

語り申し訳ありません。次は何だろう…未定ですがサヨウナラ。
699名無しさん@ピンキー:04/05/11 17:18 ID:m8GzjRu6
おつ萌えです!和谷は本当に伊角子が好きなんだなぁと(*´Д`)ハァハァ
電話切りは誤解じゃないのかな?
疲れたら休んで、マイペースで書いてくだちぃ。
どの小説もお待ちしておりますが、無理はなさらず。
700名無しさん@ピンキー:04/05/11 19:42 ID:R/o3ODZ7
いつでも待ってる。
義理に縛られずにスキなように書いてホスイ。
貴方の文が好きだ。
701名無しさん@ピンキー:04/05/11 20:03 ID:4z5cdq+m
アキラ子萌えならアキラ子、ヒカ子萌えならヒカ子、伊角子萌えなら伊角子。
マンセーされたくて無理に投下せんでええよ
702名無しさん@ピンキー:04/05/11 22:15 ID:nJsXQeSn
マンセーされたいならもっと賑わってて絡まれないスレが
いくらでもあるんだからそっち行くだろうよ。
碁キャラへの愛があるから複数のキャラ萌えSSを描けるし
このスレに来てくれるんだよ。
703名無しさん@ピンキー:04/05/11 22:22 ID:/qKI5mGJ
マンセー云々はともかくとして、無理するなという所は同意。
全部を無理矢理完結させる必要はないよ。
全部書いてくれればこちらは嬉しいけど、それが負担になるのなら
ポチさんが本当に書きたい話だけを書いてくれればいい。
ポチさんはアキラ子がもともと好きだったんだろ?
704名無しさん@ピンキー:04/05/12 00:25 ID:kXPmJ+dI
職人諸氏、伊角子萌えをゴチです。

もっと気楽な気持ちで来てくれていいとオモ
つらくなったら書きたくなるまで休むのも良いと思うし、
誰も責めない。(続きなんて読めなくてもいいと
言ってる訳ではないので誤解なきよう)
705名無しさん@ピンキー:04/05/12 10:22 ID:AHwqZuuf
ポチ氏キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
和谷伊角子イイッ !
きれいなおねいさん伊角子に和谷と一緒に心グラグラだ(*´Д`)ハァハァ
続きがメチャメチャ気になるよ(*´Д`)ハァハァ
スランプ蹴散らしての御降臨お待ちしております(*´Д`)ハァハァ
706名無しさん@ピンキー:04/05/12 23:59 ID:BgOO/FQ7

       ,..-―/^`ヽ、‐〃´ ̄`7⌒ヽ
     ,r'´::::::;r'´   入 ` ,-、  、`ヽ、
    ./::::::::_f´' ,  /ヾヽ /〃ヽ  ヾ`ヽ、
    |::::::::f   | i |'´⌒`´⌒`!   、 `i `
    |:::::::|    | | |        |   | |
    |:::::::|   ,. | | |__    _!|  |. |
    |:::::::! i i |!|i |'!_`   '´_!|、| |
    |::::::i'|!'!,|| |<|' !;;゚!`   ´!;゚!`ト|| |
    |::::::`!、!'| |, |!      、    ,!  i
    |::::::::::::::! |!'ヾ ´´´   ' ´´ノ! ,イ|
    |!:::::::::::::::`ヾ     -‐‐   ,リ,ノ リ
    |!:::::::::::::::! ` 、       ,r'
    |!:::::::::::::::!    ` ー-‐'´i|
    |!::::::ii:::::::!      |:::::::::!|
    |l::::;i' !::::::i      !;::::::i|、
   ,ノ;;ツ   !::::::i_ ヽ、  , '!::::::i`ー、_
  r'´^ヽ   !::::::i   ̄` ´ ̄!:::::i i' `ヽ、
┌‐………──────────────────────‐
│ ヒカ子
└──────────────────────────
707名無しさん@ピンキー:04/05/13 21:33 ID:4vqIKoRW
ロゼタン?
ヒカ子はもう少し目が大きい方がしっくりくるんじゃないかな。
でもほっぺのぷにぷに具合はいい感じ。
708名無しさん@ピンキー:04/05/14 18:27 ID:rBexozlr
ヒカ子たんて何であんなに可愛いんですか。
原作はどう見ても男誘い過ぎてませんか。
10巻で足をはしたなく開いてますがどうですか。
(;´Д`)ハアハア
709名無しさん@ピンキー:04/05/15 00:11 ID:8DM3RGiA
>654
三谷子いいな…。
碁で負けてオサーン達に輪姦される三谷子タン(*´Д`)ハァハァ
710名無しさん@ピンキー:04/05/15 16:33 ID:ePYOPpdp
三谷子タンは見た目は可憐だが不良少女。
おしおきが必要。
711名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:23 ID:Wk9hy1sQ
ノーマルスレはどこいったん
712名無しさん@ピンキー:04/05/17 20:31 ID:TPdUj41G
>711
越智マスタ
713名無しさん@ピンキー:04/05/18 23:13 ID:gwgERVdx
だんだん寂れてきたなあ…
可愛い女体化ちゃんたちにはもう会えないのか?

もうダメだ
このスレをここから立て直すなんて
オレの力じゃもう――――――――

だけどオレしかいない
このスレを投了するのも立て直すのも

ここにいるオレしかいない!



………と、格好つけてもいかんともしがたし(;´д`)
他力本願だが、職人さん達の光臨を待とう
714名無しさん@ピンキー:04/05/19 14:55 ID:OJkIa00d
ヌッチャケ連載終わって1年以上たった作品のエロパロスレなんてこんなものだと思う。
ここはよく続いてるほう。

原作の合宿編読んだら倉子ちょっといいと思ってしまった
オレの分の食べ物がないとか寿司の「上」は嫌いとか天真爛漫(*´Д`*)ハァハァ
徹夜明けの三人のとがった神経をなごませる癒し系倉子。
715名無しさん@ピンキー:04/05/19 16:06 ID:qvKcXxdk
ヒカ子たんのスカートめくりたい
716名無しさん@ピンキー:04/05/19 20:12 ID:+IUNVgE4
ヒカ子たんをさわさわしたい。
717名無しさん@ピンキー:04/05/19 23:47 ID:aYpqXIc2
>>714
倉子はパイズリだけでなく、ハラズリも出来そうだ。
貧乳ヒカ子は…………
718名無しさん@ピンキー:04/05/20 03:39 ID:wKJEXazB
アキラ子タンのオッパイ揉み揉みしたい(*´Д`)ハァハァ
719名無しさん@ピンキー:04/05/20 07:55 ID:o1PY6yWf
ヒカ子とキス(;´Д`)ハアハア
720名無しさん@ピンキー:04/05/20 09:55 ID:uHCAce4v
筒井子たんのセーラー服を脱がせたい。
721名無しさん@ピンキー:04/05/20 19:26 ID:rfNxEWmi
三谷子タンのティクビをサスペンダーでパチンと…
722名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:05 ID:9DKIgI+B
アキラ子は死ね。
723名無しさん@ピンキー:04/05/21 01:47 ID:VoOiCpks
読み手側の厨発言が多過ぎて、寒々しい気分になる。
リアル女体の皆さん、頼むから萌文に集中させてクダサイ…
「アキラ子死ね」等の発言は、必ずしもヒカオバとはかぎらないし、
釣だとしても、いい加減、その∞ループには飽き飽きしてます。

というわけで、気分も新たに…
ほのぼの行洋×ヒカ子をお待ちしてま(コソ
724名無しさん@ピンキー:04/05/21 02:27 ID:u6e+HGxL
ヒカオバとは限らないだの釣りだの…(´A`)
これだからヒカコスキーは(ry

美谷子たんの髪にお花飾りたい。
きっとスゲー似合ってカワイイと思うんだ(*´Д`)
か画がふざけてってのもいいが、純情少年筒以たんのプレゼントとかもイイ(*´Д`)
725名無しさん@ピンキー:04/05/21 11:01 ID:BIgx2YM9
三谷子というとすぐイカサマ碁に負けてレイープという状況を思い浮かべてしまうが(ごめん)
そういうかわいい話も良いね。一度読んでみたい。
726名無しさん@ピンキー:04/05/21 11:30 ID:ZjIQ0wi9
三谷姉と三谷子を並べたい。
美少女姉妹なのに姉にコンプレックスを感じてる三谷子

(;´Д`)ハアハア
727名無しさん@ピンキー:04/05/21 13:39 ID:6XU9zNZV
伊角子のオッパイやお尻に顔埋めたい(;´Д`)ハアハア
728名無しさん@ピンキー:04/05/21 16:55 ID:VoOiCpks
>724
本命は社スキーだけど、ヒカ子リクをしただけで
そんな冷たくせんでも良いじゃな…

伊角子は身長が高すぎるのがコンプレックスだったりすると萌(´□`;)
729名無しさん@ピンキー:04/05/21 20:04 ID:5vE3jugt
ヒカ子タンはね、夏でも冬でもスラッとした足を惜し気もなく出してくれていい子なんだ。
おじさんが足開いてって頼むと、大きな目をクリクリさせて「こう?」って聞いてくるんだ。
パンツは何柄か尋ねると、笑いながらスカートめくってくれるんだ。「オジさんのエロ!」って言われるのがたまらない。
730名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:01 ID:YB6x/Ehl
で、アキラ子は死ね。
731名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:46 ID:NrcY00AC
このスレに文字もろくに読めない厨房工房が何人いるんだ?
732名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:42 ID:PTl84ESK
職人さん(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
733名無しさん@ピンキー:04/05/22 03:14 ID:usBocgiH
729のおじさんになりたい
734名無しさん@ピンキー:04/05/22 04:25 ID:RtvF0rhm
ヒカ子タン(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
735名無しさん@ピンキー:04/05/22 04:55 ID:FKa8q1rc
アキラ子タン(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
736名無しさん@ピンキー:04/05/22 09:32 ID:eC8CCB68
ポチです。
気遣いしてくださった方々すみません…ありがとうございました。
自分、全然無理はしてないのでお気になさらず。

あと、こんなこと書くのも何ですが…自分はぶっちゃけ塔矢アキラと伊角慎一郎萌えなので、彼等が男でも女でも幸せならどっちでも激しく(*´Д`)ハァハァでして…。

だから可憐なヒカ子に童貞アキラが性に目覚めるとか、大人の優しさを見せる伊角にヒカ子が片想いとか、和谷子に逆レイープされ
る伊角とかも萌えな訳で…
要は節操無しで悪かったな(#゚Д゚)ゴルァ!ということでお許し下さい。

京ぽんに買い換えバカ変換機能に苦戦しながら書いた百合を投下します。と言いたい所ですが慣れない操作で巧く行かない。文字数にも四苦八苦…泣けてくる。
737ポチ@百合(社編):04/05/22 10:13 ID:eKdi+VKi
北斗杯のメンバーに選ばれた社清春は1人乗り込んだ新幹線の中で溜め息をついた。
「…オレがしっかりせなあかん」
窓の外、陽が暮れかけた景色を眺めながら切長の瞳に決意を滲ませる。
その社の脳裏を過るのは進藤ヒカルと塔矢アキラの姿。

北斗杯の選手選考会の時に初めて出会った彼等。
進藤ヒカルとはその場で対戦し結果は惜しくも敗退、その実力には社も納得し一目置いている。
そして塔矢アキラ、これからの囲碁界を背負って立つと言われている実力の持ち主。

しかしそんな2人に社は一抹の不安を感じていた。
『次の到着駅は―…』
その時、考えを廻らせていた社の思考を遮るように車内アナンスが鳴り響く。
「ガツンと言ったるで」
そう呟くと力強く立ち上がり荷物を網棚から下ろす。

そして目的の場所へと向かうべく新幹線を降り立った。
会社や学校帰りの人々で混雑する駅構内をすり抜け指定されたホームに辿り着く。
そして周りを見回し目的の人物を探すとそれは直ぐに見付かった。

綺麗に染められた金色の前髪と大きめのポロシャツとブカブカのジーンズのズボン、それが元々小柄な体を更に小さく幼さをも釀し出していた。
「社、久しぶり!」
ヒカルの真ん丸の大きな瞳が社を見付け嬉しそうに近寄ってくる。
738名無しさん@ピンキー:04/05/22 10:18 ID:eKdi+VKi
その子リスのようなヒカルに社はドキドキとし内心慌てふためいた。
(いかんいかん…オレにはそんな趣味あらへん!)
ジッと自分を見つめるヒカルを可愛いと思ってしまった社はブンブンと首を振り心の中で否定した。
「何してんだよ社、こっちの電車に乗るぞ」

何やら挙動不審な社に首を傾げつつヒカルは彼の袖を引っ張り電車に乗り込み塔矢宅を目指す。
目的は北斗杯に向けての強化合宿、そこで更に力を付けたい。

そう思うヒカルの真剣な眼差しに社は選考会の時のことを思い出しボンヤリと回想に耽り込んだ。
初めて進藤ヒカルに会った時の感想は、小さいくて女っぽい男やな…だった。
「オレ、進藤ヒカル!ヨロシクな!」

聞こえてくる男言葉、仕草も普通の少年っぽく極め付けはあの歳なら発育しているだろう胸が…
(…ペチャンコ…やっぱりアイツは男や!間違い無い!)
そう確信し1人納得した社は終局後、塔矢アキラと対面した。
739ポチ@百合(社編):04/05/22 10:34 ID:uHRV3mWM
「ボクは塔矢アキラ、宜しく社君」
礼儀正しく挨拶をするのは関西棋院でも有名な塔矢アキラ。
囲碁雑誌で何度か見たが実物はそれよりも綺麗でいい香りがした。
(…うわぁ、何で関東の棋士はこんな女っぽい奴が多いいんや?)
―ーまさか女?

ヒカルの時と同様にそんなことが脳裏をよぎるが…
(ボク女なんて今時…オッパイだって……無い、やっぱり塔矢アキラも男や!)
そしてまた自己完結し、あの見掛けが弱々しい2人を自分が支えていかなければいけないと社は勝手に意気込んでいた。

「塔矢、オッパイ小さくなった?」
夜が更けて殆んどの人が帰った部屋の中、ヒカルとアキラは帰り支度をしていると普段より小さなアキラの胸が気になり聞いてみた。
「…碁を打つ時は目立たないようにサラシ巻いてるんだ」
「緒方さんがエッチな目で見るから?」

何でそこで緒方の名前が出るのかとツッコミたくなったが否定する気も起きずコクりと頷いた。
「あのエロギツネ…大丈夫!塔矢は私が守るからな!」
ギュッとアキラの手を取り真剣な面持ちのヒカルに感動しながら不味いこと言ったかなと苦笑いした。

本当は対局相手に女扱いされたくない為に考えた行動だったのだが…
「…あのね…緒方さんはちが…んぅ!?」
罪悪感を感じてアキラが訂正しようと緒方の名を口に出した瞬間にヒカルの唇がその言葉を遮った。
「……ほら、帰ろう」

少しツンとして手を引っ張るヒカルに顔を真っ赤にしながらアキラはその手をソッと握り返した。
「うん、帰ろう」
そして2人は仲良く手を繋いで歩いていく、その光景を少し離れた所から見ていた人物はワナワナと驚愕していた。
740ポチ@百合(社編):04/05/22 10:37 ID:uHRV3mWM
(あの時はホンマに死ぬかと思ったわ。だってやな、男同士でキスしてたんや!しかも手まで繋いで…)
その時のことを思い出し、社はほんのりと頬を熱く火照らせる。
あの光景が女の子同士のじゃれ合いと錯覚してしまい異様に興奮してしまっている自分がいる。

(違う!オレはホモやない!アイツらの容姿が女っぽいかアカンのや!)
だからまず女の子のような表情をさせないよう教育していこう。
そして碁のことを考えているであろう真剣で頼もしいヒカルの顔を改めて見つめてみた。
(そうや進藤、オマエはその顔が一番似合うとる)
その凛々しい横顔に社は1人ウンウンと頷き納得しているとヒカルがそれに気付き不審な目を向けた。
「…社、オレの顔に何か付いてる?」
自分の顔を凝視する社に聞いてみると彼はニカッと笑いこう返した。

「進藤…今のオマエ、ホンマにカッコ良かったで」
そう持ち上げて男であることを自覚させよう作戦に出た社。
(…カッコ…イイ?)
その言葉に一瞬ポカンとするが見た目ボーイッシュなヒカルがカッコイイと言われることは過去に何度かあった。

「そっか、ありがと」
だから敢えて気にすることなく笑顔で答え、社もまたその返事に満足した。
しかしそれが社を誤解させたまま、更にこの後起こる塔矢アキラ最大の悲劇を巻き起こすキッカケとなるのであった。




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741名無しさん@ピンキー:04/05/22 12:38 ID:CjzA1VAF
待ってました百合ー!
秘密の花園に迷い込んだ社裏山。
アキラ子のいい香り嗅ぎたい(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

ポチ氏の節操なし萌え小説これからも楽しみにしてるよ。
前に書いてくれた伊角×奈瀬も大好きだったです
伊角子のこの間の終わり方で、これからどうなるのかとハラハラしてたけど
最後は伊角子が幸せになれそうかな。だったら嬉しい。
742名無しさん@ピンキー:04/05/22 13:52 ID:z/4cFvUq
百合に萌える人って百合姉妹とか読んでんだろうか…
ガクガク((((゚Д゚;))))ブルブル
743名無しさん@ピンキー:04/05/22 14:51 ID:PpLRMVmq
百合姉妹ってなんだろうとググってみた…

>少女期に誰もが抱く、同じ少女への清らかな想い。
>そんな、時が経てば忘れてしまうかもしれない儚い想いがいっぱい詰まったコミック誌

…か…ちと読んでみたい気がした。

742がそこまでガクブルするほどのもんじゃないと思うけど?
744名無しさん@ピンキー:04/05/22 16:51 ID:z/4cFvUq
>743本気で言ってるのなら凄いよあんた。
ビアンの気あるね(・∀・)
745名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:15 ID:H61P3Ces
映画「白百合女学園:そして全員犯された」は、修学旅行中のバスがジャックされます。
746名無しさん@ピンキー:04/05/22 19:05 ID:1Y8CBeiw
>744
マリ見てとかの類だろ?
レビュー見てもお子様向けみたいだし…
ガクブルできるような内容じゃなさそう。
747名無しさん@ピンキー:04/05/22 19:19 ID:S2hHKiS3
>737-740
娘二人の会話に(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
アキラ子のオパーイの大きさまで把握してるヒカ子w
ご馳走さんです!
748名無しさん@ピンキー:04/05/22 23:21 ID:YB6x/Ehl
アキラ子は糞食って死ね。
749名無しさん@ピンキー:04/05/23 01:45 ID:2JXw/8Z1
スカトロも死にネタも苦手…
ハッピーなお話キボンします
750名無しさん@ピンキー:04/05/23 02:44 ID:qP/d5TRK
>>742
マリみても百合姉妹もウンター・デン・リンデンの薔薇も読んだことありますが何か?
751このキャラ何?:04/05/23 11:51 ID:6yvWwAFK

               . ‐'"´  ,. -‐` 'ー- 、
              /    ∠-‐''''" ̄ ̄``ヽ.
             /  .       /~`´ヽ`、`、 ヽ
.            l  .'   :  .' /    l l l l l
.             l  i   i : i | {'" ̄` ヽト、} l |
            l  i  rl l トl、レi´「`  ィTiレヘノ
            |    l l l、 l  └'     U l  >>748-749さん、どんなお話キボン?
            | :   :ヽl l `      、 ll  
.            | l : i  | ト、     ー_‐´.イl
            | l i l i| l    __/ i |l
          _゛-‐‐ ''"   '     ` /ー- '、l lノ
         , '"                  ヽ
        /           .、   _,-     i
       /            ー   '       |
       /     /              ,.-、' ヽ
      /    /             }/`ヽ  )
      /    /        .      !(`ヽ  /
      /    /     ;。:       .:ノ `!   /
     /    /     "       /  ゝ  /
752名無しさん@ピンキー:04/05/23 12:33 ID:qZ6FAHqh
ターンAガンダムのローラ・ローラかな?
753751:04/05/23 12:47 ID:MxmUNHO3
>752 サンクス
754名無しさん@ピンキー:04/05/23 17:18 ID:FqqbS8nw
アキラ子は何故原作の性格と違い杉るのだろう?
ズーレーは読みたない、百合とは違う。上手く原作に限りなく近いアキラ子を書ける人おらんのか
755名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:11 ID:VpRGNXvj
>754
このスレの上のほうの社とアキラ子のひとのアキラ子が俺の理想だ。
・・・・もう続き書いてくれないのかなぁ
756名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:22 ID:GaMQJKzx
だからアキラ子はいらね。
757名無しさん@ピンキー:04/05/23 21:01 ID:1ncHNUCJ
>756
帰れ
758名無しさん@ピンキー:04/05/23 21:23 ID:yG2CZmIz

回りクドイ言い方しないでポチが書くアキラ子は原作とかけ離れてツマンネって直で言ってくれぃ(*´Д`)ハァハァ

今度原作に忠実なアキラ子書いてみるよ。

ところで社アキラ子職人さんの書く関西弁がキレイで好きだったなぁ…復活お待ちしております。
759名無しさん@ピンキー:04/05/23 21:50 ID:T7428yNe
アキラ子は難しいよ。
自分も書いたけど、書きながら違和感ありありだったし…
原作に忠実なアキラ子か…
760名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:07 ID:LAPWaTU+
色々理屈つけても、結局叩かれるのは特定のキャラなんだよなぁこのスレ。
俺も社×アキラ子の強気でおっぱいおっきいアキラ子の続きはずっと待ってるが
ポチ氏の少し世間とずれてる天然アキラ子もらしくて好きだよ。
761名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:14 ID:hAoebNgY
オガ子はもっと難しいんじゃなかろうか…?
佐為×ヒカ子って、結構際どいものが書けそう。
762名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:21 ID:hAoebNgY
>760
気にすんな( ゜ー゜)ノ
アキラ子好きさんがアキラ子叩いてるのかもヨ。
763名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:25 ID:osv9VWzi
漏れは雑食だからかわいきゃなんでもいい
原作のイメージなんて人それぞれだしな(´ー`)y─┛~~
オガ子でも倉子でも桑子でも何でも
職人さんが萌えるもの自由に書いてくれたらそれでいい
社アキラ子萌えたのは同意
764名無しさん@ピンキー:04/05/23 23:47 ID:GaMQJKzx
いやだからアキラ子は死ね。気持ち悪い反吐が出る。
ヽ( ・∀・)ノ ウンコー
765名無しさん@ピンキー:04/05/23 23:53 ID:TG9vM1i2
原作から持つイメージはそれぞれ違ってて有りだと思う
色々書き手の解釈が加わって、意外なものが読めるのも楽しいし
自分のイメージが絶対だと思う人は、他人の書いたもの読むのは避けた方がいいと思うよ
まあそもそも女体化スレで原作通りなんて何をか言わんやってことだ

>ポチ氏
和谷×伊角子の続き待ってるよー

766名無しさん@ピンキー:04/05/24 00:42 ID:GlnqqbzU
ヒカ子×加賀読みたいん・・・
767名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:43 ID:Udlt+vow
>>766
ヒカ子が攻めかいΣ(゚Д゚;)
768名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:48 ID:CFZuaLGP
「おいどうしたんだよ進藤?」
「…バカにされたんだ。ヒカルってまだ処女?って。加賀、お願い…オレに教えて?」

(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
ヒカ子可愛いよ(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
769名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:57 ID:HdzpCuuj
768は直ちにヒカ子×加賀書くべし! !
(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
770名無しさん@ピンキー:04/05/24 10:58 ID:FJuegFRQ
某同人サイトで読んだよ。ヒカ子×加賀。
ヒカ子×アキラも含んでいたが。←本来はこの組み合わせの男バージョン
771名無しさん@ピンキー:04/05/25 00:45 ID:Jpyssr2g
ヒカ子かわいいよヒカ子
772名無しさん@ピンキー:04/05/25 15:44 ID:Azqgvcon
ポチってのはなんなんだ…

ヒカコは私だし好きでもないアキラコ好きなふりするし
後でその辺説明しますとか言いにまた出てくるし
お前のオリジナルなんか興味ねえっての諸事情なんかどうでもいいっての
会員制サイトでも作ってマンセーしてもらってりゃいいじゃん
773名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:37 ID:hFbxn7px
え?ボチさんはアキラ子と伊角子が好きなんだろ?
原作とあまりに違うと萎えるが人それぞれだから良いとして、
むしろ無理してヒカ子たん書かなくてヨロシ。可愛いヒカ子たんは他の神に任すよ(;´Д`)ハアハア
774名無しさん@ピンキー:04/05/25 20:15 ID:uyr6kV4j
(;´Д`)…
神様!お願いだ!はじめにもどして!
このスレに出会った一番はじめに時間をもどして!!_| ̄|○
775名無しさん@ピンキー:04/05/25 20:27 ID:d7Fq9C2T
*結論*
ポチ氏とアキラ子がいなくなればこのスレは初期のよう
に平和になる。

776名無しさん@ピンキー:04/05/25 20:37 ID:mC3Vgf8r
結論。
2ちゃんはもうダメポ。
777名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:46 ID:DtEZrGnZ
ま、シャレってことで。ヘタなシャレ言わなしゃれ。我ながら神だ。BIG!777!!
778名無しさん@ピンキー:04/05/25 22:00 ID:tYPUk5AQ
( ゚Д゚)ポカ-ン
779名無しさん@ピンキー:04/05/25 23:08 ID:+7xLNbiw
なぜ最近スレが荒れるのか考えた

其1:ヒカ子職人が来ない
其2:アキラ子イラネのヒカオバ
其3:ポチ氏に粘着厨
其4:スレの過疎化

と書いてみたもののやはり一番の要因はアキラ子なのか。何でも萌な自分はなぜそこまでアキラ子を嫌悪しヒカ子マンセーするのかいまいちワカラン。
嫌いなら読むなスルー汁
780名無しさん@ピンキー:04/05/25 23:42 ID:BcdGrcmd
>>779
おまいもスルーしろよ。
其5に荒しをスルーできない住民とでも入れる必要があるんじゃないか?


という漏れこそスルーできてなくて皆さんスマソ。
781名無しさん@ピンキー:04/05/25 23:51 ID:VgGLmwJN
大体なんでヒカオバ(?)はそんなにアキラ子(+ポチ氏)を叩くんだ?
粘着キモイってか嫌ならNGワードにでも入れてスルーすりゃいいのに。
それにアキラ子叩きはまだ良いとしてポチ氏にあたるなよ…
嫌いなキャラやそのキャラのSSを書いてる神を叩いたって
おまいらの萌えキャラのSSはこないんだよ。
782名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:29 ID:hp1rzQEX
781みたいなのがいるから過疎化が進むんだよ。ok?
youまで典型的な粘着アキラ厨のように思えてならない。
まったりしたくば、萌ssが描ける雰囲気を作るべし( ・∀・)
783名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:33 ID:lwRJhRBv
とにかくアキラ子は絶対に死ね。
784名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:54 ID:N0bVy+c4
>>782の言ってる意味がわからんのだが>>781がアキラ厨でヒカ子を叩くような発言してるからスレの過疎化が加速すると言いたいのか?

>>784
おまいさんの好きなキャラがそんなこと言われたらどう思うよ?人の痛みをわからんクズが。
785名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:01 ID:N0bVy+c4
すまん↑の784は>>783の間違いだ
786名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:15 ID:UpgWHH3F
ヒカ子氏ね
787名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:15 ID:Hemx5lrE
オガヒカ子が読みたい!(`・ω・´)
788木崎:04/05/26 01:18 ID:vP/LRUWM
うーんまた何かイヤンな流れですね…
私ぶっちゃけアキラ子にもヒカ子にも書きたい!ってなるほど興味ないんですけど、でもだからってこの状態は戴けないのでは…
ここは成人指定の板なんだから実際に成人していようといなかろうと大人のわきまえを持つべきだと思うのです。スルー出来ない自分もね…orz
同じヒカ碁女体化スキーな者同士仲良くしましょうよ。
とりあえず職人叩きされると小心の私はビクビクするのでよして下さいw

という訳で楊海×伊角子続き投下します。NGワードは伊角子で。
789木崎:04/05/26 01:20 ID:vP/LRUWM



 聞きなれない男の声を耳に浴びながら、眉を顰めて伊角は目を開けた。
「伊角君。朝だよ」
 ゆっくりと重いまぶたを開くと、そこには昨日逢ったばかりの男の顔が、そこにある。
 寝起きの良い伊角は、すぐに自分の置かれている状況を思い出して、ぱちりと目を覚ました。
「目覚まし時計に気が付かないくらい良く寝てたね」
 云われて枕元の目覚まし時計を手に取ると、そこには鳴らしたけどあんたが止めなかったんだよ、という表示があって、更にそれが示していた時間に、伊角は慌てて飛び起きる。
「わ、す、済みませんっ」
「疲れてたんだろ。ただ、この時間だともう飯は食えないよ」
「それは構いませんけど…」
 滞在すると決めた初日に1時間の寝坊、という失態を犯した伊角は、自分自身にショックを受けてうなだれた。そんな伊角をフォローするように楊海が頭を撫でて、その優しい感触に少しだけ、浮上する。
「とりあえず、顔洗って着替えておいで」
 そう云い残して楊海は、自分の着替えを持って立ち上がった。楊海には朝寝坊など関係ないらしくそろそろ手合いの時間だというのに、昨夜着ていた寝巻きにしているらしいタンクトップの後姿が朝の明るい光にまぶしく目に映る。
「先生のことなら気にしないでいいよ。君はお客さんだからね、みんな大目に見てくれるさ」
「いえ。手合いには絶対間に合わせます」
 勿論棋院の先生は伊角はどこかにホテルを取っているものと思っているだろうから、少しくらいの遅れなら許して貰えそうだ。しかし遅刻というもの自体が大嫌いな伊角は、すぐにベッドから起き上がると、パジャマ姿で洗面所へと歩いて行った。
 そんな伊角の好ましい誠実さに、楊海はそっと微笑する。






790木崎:04/05/26 01:20 ID:vP/LRUWM





 午前中の手合い開始前に伊角と共に現れた楊海は、驚愕の視線でもって子供たちに迎えられた。
「楊海さんが午前中の手合いに来るなんて」
「いや、それ以前に楊海さんが午前中に二本足で歩いてるなんて」
 趙石と楽平の会話が耳に入って、楊海が大きな手で二人の頭を掴みごつんとぶつけ合わせると、降ってきた暴力に頭を抱えて痛がる二人に、中国語がまるで解らない伊角は慌ててしゃがみこみ、頭を撫でてやる。
「な、何してるんですか突然」
「お仕置きしてやっただけだ。気にするな」
「だからって…大丈夫? 楽平、趙石」
 顔を覗き込んで両手で二人の子供の頭を撫でさすってやると、その優しい伊角の表情に、楽平と趙石は母親に縋るように泣きついた。
 そんな三人の様子を見ながら、楊海は気付かれないようにためいきをつく。
 全く、自分は一体どういう思い込みで彼女を男だと思っていたのか。確かに自分を俺という女の子に出逢ったのは初めてだったが、しかし今目の前にいる子供をあやす彼女は、どう見たって女の顔じゃないか。
 軽い気持ちで部屋の提供を申し出た楊海は、しかし彼女の口から伊角が女だと聞かされるまでは、正直彼女の顔すらしっかりと見ていなかったような気がする。
 日本から来た、プロの卵だという、18歳の少女。
 昨晩、話をしながらいつの間にか眠っていた彼女の細い頬を他意なく撫でてやったら、その手に彼女が手を重ねたことを、多分本人すら知らない。
 だから、その小さな子供が心細さに甘えているかのような行為に心臓が掴まれるような想いをしたのは、誰にも、云えない。
 彼女が目を覚ますその瞬間までその寝顔をひたすら眺めていた、だなんて。
 楊海は欠伸をして徹夜の目を擦ったが、それは珍しい早起きの所為だと勘違いした子供が二人、また笑った。




791木崎:04/05/26 01:22 ID:vP/LRUWM




 劣勢の対局に、伊角はためいきをかみ殺しながらパチリと黒石を打った。
 寝坊するほど眠った筈なのにやはりどこか疲れた体が、頭の中まで黒い雲を作って覆っている。
 投了しようかと、相手が置いた白石を見て伊角が目を伏せると、不意にぽん、と頭が暖かくなった。
 見上げると、そこには楊海。
まだいけるよ、と囁かれたような気がしたが、実際にはくちびるは動いていない。楊海のその黒い瞳は一心に碁盤に注がれている。
 まだいけるって、この碁のどこが?
 訴えかけるように楊海を見上げると、彼は伊角を見下ろして、にっこりと笑う。
「目を閉じて深呼吸して、それから碁盤を良く見て御覧。普段当たり前にやっていることを、もう一度意識してやってみるんだ」
 突然の楊海の要求に、え、と伊角が云いかけると、彼は有無を云わさず伊角の頭に置いていた手を前に持ってきて、伊角の視界を遮った。
「深呼吸」
 とりあえず云われた通りに深呼吸をする。2、3度繰り返すと、楊海はぱっと手を離した。
 目の前に広がった19路盤は、さっきとはまるで違った光景を映し出していた。
 驚いて伊角が楊海を見上げると、対局相手が、楊海が何か伊角にアドバイスしたのでは、と憮然とした表情で何事か云った。伊角には解らない中国語で楊海が違うというような事を云うと、それから彼はにっこり笑って、ね?と伊角に口に出さずに話しかける。
 言葉ではなく、気持ちが通じたその会話に伊角はくすぐったさを感じながら、しかし黒石を握ると一つ、ぱちんと置いた。
 相手が、うっと詰まる。
 その一手で死んだと思っていた黒石が見事に蘇って、伊角は新しいその碁盤に半ば感動を覚えながら、再び楊海を見上げる。
 彼は満足げに伊角の頭を撫でると、そのまま他のテーブルへと行った。
 まるで魔法使いだ、と伊角は興奮の所為だけではない熱くなった頬を、そっと押さえる。




792木崎:04/05/26 01:24 ID:vP/LRUWM





 昼食開始の合図が鳴って、力を抜いた伊角は、急に自分がおなかを空かしていたことを自覚した。
「イスミクン、………………」
 楽平が何事か話しかけてくるが、何を云っているのかさっぱり解らず、伊角は困った顔で首を傾げる。
「昼飯食いに、一緒に食堂に行こうってさ。こっちこっちって」
 何度か繰り返される単語と共に自分の手を引っ張る楽平を理解した伊角は、漸く納得して背後にいた楊海に笑顔を向けた。
「じゃあ、行きましょうか」
「あ、俺、外に食べに行くけど。それとも一緒に行くかい、昼飯くらい奢るよ」
 いつもどおり軽い口調で尋ねた楊海だったが、伊角は少し考えた後、「済みませんけど」と微笑む。
「なるべく早く、ここの生活に慣れたいんで、今日は食堂に行くことにします」
 伊角らしい断り方に、楊海は気を悪くするでもなく明るく笑った。
「そっか。まぁここの飯はまずくはないから安心するといい」
「まずくないなら何で外に食べに行くんですか?」
「俺ここに何年いると思う? いくらおいしくたって飽きるものは飽きるんだよ」
 苦笑してひらひらと手を振った楊海は、なおも喚きながら伊角を食堂に引っ張っていこうとする楽平を見て、伊角を促す。
「ほら、楽平が腹減って死にそうだってさ。君も朝飯抜いてたんだから、腹減ってるだろう。食べておいで」
「はい。…じゃあまた今度、連れて行ってくださいね」
「あぁ、今度な」
 そう云って、この二日ですっかり癖になったのか伊角の頭をぽんと撫でる楊海の手を、伊角は少し頬を染めて受け止めた。その反応に、楊海は少し目を細める。
 余りに力いっぱい引っ張るため握られている部分が赤くなった伊角の手首に、楊海は楽平を軽く小突くと、そのまま二人は食堂へ小走りに行き、楊海は昼食を採るべく玄関へ足を向けた。
 そして伊角と楊海は、お互いがいないところで、「また今度」という言葉の響きの甘さに少しだけ酔う。




793木崎:04/05/26 01:39 ID:vP/LRUWM




 すっかりホテルを取ることを忘れていたことに伊角が気が付いたのは、夕食を食べ終わってからのことだった。
「…うわー」
 今晩寝るところを確保することすら忘れる程囲碁に没頭していた伊角は、空になった食器たちを目の前に、頭を抱える。隣でとっくに食べ終えていた楊海は、突然の伊角の行動に「どうしたの?」と驚いた。
「…ホテルを…」
 取るのを忘れていたという言葉を紡ぐ前に、楊海は「あ」と声を漏らす。
「…今、何時だ?」
 楊海がとっさに食堂にかかっている時計を見ると、それは既に19時に近い時間を示していた。
「この辺じゃあ、さすがにこの時間だと難しいなぁ…」
「そんな…」
 泣きそうな声を出して両手で頭を抱えたまま顔を上げない伊角に、可愛いな、と楊海は不謹慎なことを思い、それから慌ててその考えを吹き消す。
「…仕方ない」
 そう呟いて自分自身を納得させ、楊海は、そっと伊角の耳元にくちびるを寄せた。
「俺のところにおいで」
 日本語だから誰にもわからないが、それでも一応周りの者に聞こえないように囁くと、伊角は条件反射でびくり、と身体を震わせて、それから恐る恐る「…でも」と囁き返す。
「忘れてた俺も悪かったよ。だから、謝罪も込めて」
「そんな…楊海さんが悪いんじゃないです。俺が悪い…」
 そのまま再び自己嫌悪の沼に落ちていきそうな伊角を、楊海は苦笑しながら引き上げた。
「だからって野宿する訳にいかないだろ、俺は迷惑でも何でもないから」
 安堵と感謝の入り混じった伊角の目に見返されて、今日一日で心の中に芽を出したその感情を、楊海ははじめて、まずい、と感じた。



794木崎:04/05/26 01:41 ID:vP/LRUWM



 また昨晩のように部屋から出て行こうとした楊海に、どうしてもから楊海を追い出したくないと懇願した伊角は、最初冷静に話をしていたのだが段々ヒートアップしてきたらしく、
最初は楊海のシャツの裾を掴んで、次に腕を引っ張って、しまいには縋り付こうとしたので、楊海はとうとう折れた。
「…そりゃあ俺は紳士だけどさ…」
 完全に自分を信用しきっている伊角に、昨晩彼女が話した「父親に似ている」発言を思い出して、楊海は少し切ない気分になる。
 たった一晩で顔を出したその芽は、あっという間にすくすくと成長していた。

 そんなことは少しも知らない伊角は、部屋に楊海がいるというただそれだけのことで嬉しくなって、「じゃあ着替えます」とにこにこしながらパジャマを持って、丁度ベッドのあるところから死角になっていることに気付いた洗面所に、いそいそと入っていく。
 パジャマのボタンを留めながら、ふと伊角は昨晩、楊海に男と間違われ胸を触られたことを思い出して赤面した。
 あの碁石に触れる大きなてのひらが自分のそこを覆った、その状況がリアルに頭の中に再現される。記憶の中の楊海の手が自分の胸の上に実際に見えたような気がして、伊角は慌てて首を振った。
「和谷ごめん…」
 小さく呟いて、それから和谷を思い出す。
 あのひなたのような笑顔の少年は、今、何をしているだろうか。
 伊角さん、と呼ばれたような気がしてふっと微笑を浮かべると、不意に今日彼を思い出すのはこれが初めてだということに思い当たって、そのことに驚いた。
 今まで、幾ら囲碁に夢中になっていたとしても、和谷のことを想わない日は一日もなかった。
 なのに、今自分の胸を見下ろして真っ先に浮かんだのは日本の懐かしいあの笑顔ではなく、中国の、今日一日一緒にいた年上の男の顔だ。
「…何で?」
 小さく呟いてみたが、無論返事をする者はいない。
 思いがけない自分の変化に、伊角は戸惑った。
795木崎:04/05/26 01:44 ID:vP/LRUWM
とりあえずここまで…。
えぇと毎回レスありがとうございます。本当嬉しいです!
また忘れられた頃出現しようかと思います。それではお休みなさいませ。
796名無しさん@ピンキー:04/05/26 02:28 ID:hp1rzQEX
木崎さん、長編書き込みすぐ後に失礼。乙でした。

>784
何でもヒカオバのせいにして、いちいちアキラ子叩きに反応するのはもう見飽きたよ、の意味。
というか君、Ca補給してから2chにくるべし。
人の痛みを語っておいて他人をクズ呼ばわりかい(´ー`)/もちつけ
797名無しさん@ピンキー:04/05/26 08:07 ID:evAlnW9r
ヒカ子が目当てで来ているが、だからといってアキラ子が嫌だと全く思わないし
アキラ子や伊角子や越智子なども投下されれば読ませていただいてます。
アキラ子死ねと言ってるのは全部同じヤシなのでスルーに限るとオモ
798名無しさん@ピンキー:04/05/26 09:36 ID:lwRJhRBv
ヒカオバヒカオバうるせーよアキラ厨。
799名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:41 ID:MqCPdyFm
↑おまいもウッセーよボケェ!

ヒカ子もアキラ子も氏ね!
これで万事解決だろ?喧嘩両成敗。

木崎氏荒れた中の投下乙
でも特定キャラ興味無いとかいらんこと言わない方がいいとオモ
800名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:52 ID:Rq1l7RNh
(゚д゚)ポカーン
碁スレ、軒並みモウダメポ
801名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:55 ID:+VvFYQUh
伊角子キタ―(゚∀゚)――!! させてよ…_| ̄|○

>木崎氏
楊海さんと和谷のはざまで戸惑う伊角子(;´Д`)ハアハア
楊海さんの今後の心の変化も気になる(;´Д`)ハアハア
またのんびり続き待ってます

802名無しさん@ピンキー:04/05/26 13:56 ID:UpgWHH3F
当分ヒカ子イラネ(゚听)死ね
803名無しさん@ピンキー:04/05/26 16:17 ID:SeNHQ6ol
今度はアキラ厨のフリした叩きが始まりますた。

もういい加減にしてくださいな(^▽^)皆仲良くランランラン
804名無しさん@ピンキー:04/05/26 19:27 ID:199ApYly
アキラ子死ね連呼とヒカオバ連呼を駆使して碁スレをなくしたいと暗躍してる人がいるだけだと思う
どうしてスルーできない?
805名無しさん@ピンキー:04/05/27 00:22 ID:hibbzhjo
暑くなってきたな…Tシャツにハーパンのヒカ子が目に浮かぶようだ
806名無しさん@ピンキー:04/05/27 01:07 ID:xMbkfuIx
アキラ子まじで死ね。アキラ厨キモ過ぎる。蛆虫が。
807名無しさん@ピンキー:04/05/27 01:20 ID:LS+s1N1B
木崎氏乙カレー様です☆
相変わらずの綺麗な文章に惚れ惚れします。また続き楽しみにしてお待ちしております。


ところで伊角と和谷は何歳差なんですかね…
808名無しさん@ピンキー:04/05/27 01:39 ID:yTmBkpk1
ヒカ子全てが最悪。ヒカヲタ達は最高にキモい。消えろ氏ね屑共
809名無しさん@ピンキー:04/05/27 01:52 ID:2XQXsZqE
>807
原作では確か3歳じゃなかったっけ
まあ、姉さん女房にはちょうどいい感じかね
810名無しさん@ピンキー:04/05/27 02:05 ID:97pdU46e
ありがd
伊角は高校行ってたのかとか和谷と伊角はどちらが先に院生になったのかとか謎が多いなぁ…もう1度原作読めば判るかな。

ところで桑原じぃにセクハラされる伊角子…これは萌えるなぁ(*´Д`)ハァハァ
811進藤ヒカル:04/05/27 03:09 ID:rTOsiVK1
812名無しさん@ピンキー:04/05/27 03:18 ID:u1JhynSQ
ヒカルとアキラ叩きの本性は角厨ですた
813名無しさん@ピンキー:04/05/27 05:53 ID:4RSuLotT
実はエセ団体さんだったに1票。
814名無しさん@ピンキー:04/05/27 08:34 ID:u1JhynSQ
それはあるかも知れないな
ウンそういう事にしておこう
815名無しさん@ピンキー:04/05/27 11:06 ID:YJRmrz9K
ヒカ子はスカートの下はスパッツ履いてる
816名無しさん@ピンキー:04/05/27 11:46 ID:LfQMzdmG
>810
両方とも原作では明かされていなかったような…(確か)
でも伊角は性格的に高校行ってると思たw

同じく桑原にセクハラされる伊角子萌え(*´Д`)ハァハァ「良い体しとるのぅ」
817名無しさん@ピンキー:04/05/27 17:01 ID:7WcVCxQg
14巻の表紙は♀にしか見えん…(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
ヒカ子たんの唇を奪いたい。
ホテルでの
緒方( 芦原)×ヒカ子
きぼん!
818名無しさん@ピンキー:04/05/27 17:22 ID:7NqWT4Ix
どのキャラも男にしか見えんが…筒井が一番女っぽく見えるかな
ということでキャワイイ筒井子タンきぼん
819名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:55 ID:dziPES/z
10巻と14巻の表紙はヒカルじゃなくてヒカ子だよ(;´Д`)ハゥハゥ
820名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:56 ID:dziPES/z
10巻と14巻の表紙はヒカルじゃなくてヒカ子だよ(;´Д`)ハゥハゥ
821名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:00 ID:zRtMFhKe
>820
セーラー服着てても違和感ないね(w
822名無しさん@ピンキー:04/05/28 00:36 ID:W5IpuUyT
アキラ子気色悪い。死体になれ。
823名無しさん@ピンキー:04/05/28 01:33 ID:QvvJrB/5
ヒカ子気色悪い。死体になれ。
824名無しさん@ピンキー:04/05/28 05:18 ID:PVGzSecS
2ch移管問題はpink鯖は関係無いのかな

とりあえず週末なのでカワイイ女体化ちゃん降臨キボン(*´Д`)ハァハァ
825名無しさん@ピンキー:04/05/28 17:33 ID:C8HogXSC
浴衣(赤)を着たいつもより色っぽいヒカ子たんの足に触手が…(;´Д`)ハアハア
826名無しさん@ピンキー:04/05/29 00:41 ID:iu+t7kah
冴木子とか…
827名無しさん@ピンキー:04/05/29 17:23 ID:Ox/tGvjn
冴子タンか。
芦原を意識してるのが森下門下の対抗心からでなく
恋愛感情からなら萌え
828名無しさん@ピンキー:04/05/29 19:53 ID:KIhhwvYf
>>796
だったら
粘着明厨
なんて言わずに
直ぐに反応する厨
というべきでは?
漏れはヒカコ好きだが、好きなものを氏ね氏ね連呼されたら
いい加減にしろと思うアキラコ好きさんの気持ちは分かるよ
スレがあれるから迷惑だっていいたいにしても
叩かれてる方を厨扱いはないんじゃないか?
ものには言い方ってもんがあるだろうが
叩かれて反応したからアキラコ好きは厨なんて流れに
ヒカコ好きがしたがってるとか思われたら許せん
なんかまじで●厨の仕業に思えてきた
この流れでアキラコヒカコどうでもいい発言とかもありえないだろ
829名無しさん@ピンキー:04/05/29 20:07 ID:KIhhwvYf
自分が叩かれるのが嫌だから職人叩きはやめろとかさあ
無神経ってより性格悪すぎ
そんなのでも職人はマンセーしろってか
実際してるし。
荒れた部分はアキラコヒカコに興味ない自分らには関係無いし
反応してる方が厨とでもすりゃいいや
それでアキラコいなくなったらそれはそれでいいし
どうせヒカコの仕業になるだろうしついでにヒカコもいなくなったらラッキー
…ってか?

スルーしろには基本的に同意だから
漏れがヒカオバ扱いされても仕方ないと思うが
叩かれてる方が厨扱いすらスレの為にはいいなんて滅茶苦茶だし
そんなのヒカコスキーの仕業ジャナイと言いたかった
830名無しさん@ピンキー:04/05/29 20:15 ID:r5SmfDHH
取りあえず、828は深呼吸して落ち着くべし。
831名無しさん@ピンキー:04/05/29 20:16 ID:uDvbA0rT
(*´Д`)ノ旦
茶でも飲んでモチツケ
832名無しさん@ピンキー:04/05/29 21:18 ID:n6Xgn310
828
何か反応するのもどうかと思うんですが…
私はヒカコたんアキラコたんがどうでもいい、だなんていつ申しましたでしょうか
私にも個人的な好みはありますが、根本的に碁キャラはみんな好きです
私は、ここのスレはヒカコたんもしくはアキラコたんだけを好きな人の集まりではないんだと云いたかったのです
ただ、彎曲的な言葉を選んだので誤解を招いたのは私が悪いです、ごめんなさい
でも、心無い人のせいでここで全てのひとにとって不快な会話をするのも、まるで本意ではないのです

この場所の特徴上、簡潔な、少し冷たい印象の会話になってしまうのは仕方がないことだと思います
そのために「スルー」という言葉があるのでしょう
腹を立てる前に、そこをもう一度思い出してみてはいかがでしょうか。
833名無しさん@ピンキー:04/05/29 21:51 ID:20MLSzSO
え…職人さん?(´・ω・`)
834名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:03 ID:e78iDZV+
本当にスルーが苦手な人ばかりだね_| ̄|○

書き込みボタンを押す前に、一度冷静に自分の書き込みを見直して深呼吸でもしてはどうですか?
〜好きはどうこうという議論はまさに水掛け論だと思います。
それも一因としてスレが荒んだとしたら、それこそ本意ではないのでは?
835名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:12 ID:r5SmfDHH
>832
それこそスルーしてよ…
>828はヒカ子が好きでたまらんのだろう
興奮気味だが気持ちはわからないでもないんだ
興味ナイは結構キツイ言葉だよ…
とくに今はヒカ子もアキラ子も投下されにくい状況だしね
836名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:35 ID:wJVjyWF8
ま・・・またーりしましょうよ。
837名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:11 ID:JlSlhzbl
828=832
マジの自作自演
838名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:14 ID:hlVIh/5O
また始まったのか…せっかく落ち着いたのに
というか釣りでしょ?釣りだということで
839名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:50 ID:ovdWOPu3
やっぱヒカ子の相手はDQNがいいな…
加賀、三谷との三角関係とか面白そう
840名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:30 ID:vDIFT+DB
ヒカル×三谷子が見たいなぁ…
自分で書けないのが辛い…_| ̄|○|||||
841名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:42 ID:Rrm135a2
アキラ子、蛆虫。アキラ厨のオナニー道具。
842名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:43 ID:Rrm135a2
  ア  キ  ラ  子  死  ね
843名無しさん@ピンキー:04/05/30 02:34 ID:OuW2uKwW
ヒカ子、蛆虫。ヒカオバのオナニー道具。
844名無しさん@ピンキー:04/05/30 02:36 ID:OuW2uKwW
  ヒ  カ  子  死  ね
845名無しさん@ピンキー:04/05/30 02:50 ID:ujMb2S2n
ごくろうさま〜
846名無しさん@ピンキー:04/05/30 03:11 ID:qk3Sujtv
隅厨いい加減にしろ!
ヒカオバになすりつけて叩きすんな!
847名無しさん@ピンキー:04/05/30 03:29 ID:0YjDz9HT
ヒカオバ擁護キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

隅厨のせいにされたら伊角子も終りだな。ヒカ子もアキラ子も雰囲気的には投下しづらいだろうし。このスレもうダメポ
848名無しさん@ピンキー:04/05/30 04:02 ID:7Rvkd8pY
もまえらこんな時間に起きてるんだったら、キッズステーションのヒカ碁見ろよ
学ランぶかぶかのヒカ子が見られるぞ
849名無しさん@ピンキー:04/05/30 18:08 ID:8FvBvGkU
ヒカ子ヒカ子うっせーよ藻前ら!たまにはチャオ子や倉田子に萌えろ!
850名無しさん@ピンキー:04/05/30 18:49 ID:NZbv9NiT
チャオ子…なにやらポップでイタリアンな響きだ。
でも、漏れはヒカ子萌だから、うるさいほどにヒカ子と叫ばせてもらうぜ。
ヒカ子―――――――――――――――――――――――――――っっつ!
ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子!!!
ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子ヒカ子!!!

は〜すっきりした(゚∀゚)
この思い届け!
おまいらも好きな子を叫べ
851名無しさん@ピンキー:04/05/30 19:03 ID:7Rvkd8pY
スヨン子スヨン子スヨン子スヨン子スヨン子スヨン子スヨ子ンスヨ… ! !

言い辛えよ ! やっぱヒカ子だ ! !
852名無しさん@ピンキー:04/05/30 20:55 ID:Rfq2PfnF
ヒカ子たんの脇なめたい
853名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:17 ID:0jf6i9G/
誰が何と言おうがアキラ子が好きだー!アキラ子たんアキラ子たんアキラ子たん
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァノ\ァノ\ァ



こんな漏れにアキラ子氏ねキモイとレスがくるに1000ヒカ子゚.(ノД`)ウワァァン
854名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:49 ID:ufKUETu/
仮想敵国つくるのはやめて、みんな萌えるがいいさ

伊角子好きだー!!
あのムチムチした身体、あの恥じらい(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
855名無しさん@ピンキー:04/05/30 23:53 ID:Rrm135a2
アキラ子死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
856名無しさん@ピンキー:04/05/31 00:32 ID:zFAfEOTw
ヨンハ子ヨンハ子ヨンハ子ヨンハ子ヨンハ子ヨンハ子ヨンハ子ヨンハ子ヨンハコヨンハ…

高 永 夏 ! (゚∀゚)



原点に帰れる罠。
つか外国組は少なめですね。需要無いのか?
857名無しさん@ピンキー:04/05/31 00:39 ID:Jm2VNiKz
ヘタレ眼鏡っ子ルー子なんてどうだ?
858名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:18 ID:dTbF5EuX
ヒカ子超最強!

俺の脳内で秀英がしきりにヒカ子に絡んで来ます
つーか悪い虫が代わる代わる絡んできてヒカ子が困ってます
ヒカ子の恋人は佐為しか居ないのに可哀想です
誰か助けてやって下さい

つーか王道の「ヒカ子×佐為」が読みたいのよ゚.(ノД`)ウワァァン
859名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:28 ID:dTbF5EuX
>>853
もろヒカ子寄りだけどアキラ子超OK!
いちいちゴミを気になさるな

>>856
海外組に肩入れしてる人は少ないみたいだね
試合の時ぐらいしか出てないから内面や境遇が見えないのが原因かな・・・
俺はヨンハ子と、チャオ子、スヨ子は読みたいなー
860名無しさん@ピンキー:04/05/31 02:50 ID:T/Msvu0d
もうアレなレスあったら「○○子」「○○厨」「○○○○」の部分を>>860(つまり多分おれ)に脳内変換してくれ
アレなレスにも直レスしないで腹が立ったらおれを代わりに叩けばいいとオモ

と に か く 叩 く な ら お れ を 叩 け !

用例)
XXX 名無しさん@ピンキー sage 04/XX/XX XX:XX IDXXXXXXXX
氏ねよ○○厨キモイキモイキモイ

           〜 ↓ 脳内変換 ↓ 〜

XXX 名無しさん@ピンキー sage 04/XX/XX XX:XX IDXXXXXXXX
氏ねよ>>859キモイキモイキモイ

これで問題解決ヽ(´ー`)ノみんなも是非実行してみてくれ
861853:04/05/31 03:01 ID:8UAQGTni
>>859
藻前ってばいい奴だなぁ〜。ヒカ子スキーさんの中にも859みたいな人居るんだなとちと感動したよ。
ヒカ子職人さんが降臨するとイイナ。

漏れはこっそりアキラ子たんを待つとするよ。
862名無しさん@ピンキー:04/05/31 06:54 ID:NaQofrR6
ヤシーロ×ヒカ子
塔矢家での一夜(;´Д`)ハアハア
863名無しさん@ピンキー:04/05/31 10:23 ID:fE8j5WRS
このまま無理矢理良スレな雰囲気にもってくぞゴルァ !

で、アキラ子×ヒカ子×スヨ子待ち〜とか言ってみたり…
864名無しさん@ピンキー:04/05/31 11:01 ID:RUcCkODN
おいらもひっそりとアキラ子たん待ってます
目新しい子も読んでみたいがなー
クールビューチー系が好きなので冴木子、岸本子、永夏子あたり想像すると萌える
韓国のパトロンみたいな怪しいオヤジ×永夏子とか(;´Д`)ハァハァ
「いつ世界のトップに立ってくれるんだい?」←このセリフをベッドの中で
865名無しさん@ピンキー:04/05/31 12:02 ID:OJZwFle4
ひたすらにワヤ子のみを待ち続ける漏れ・・・。

ワヤ子好きなヤシは居ないのか?!
866名無しさん@ピンキー:04/05/31 20:46 ID:1Fdls5Lg
安心汁。漏れもボーイッシュな和谷子が一番きゃわいいと思うよ
867名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:50 ID:BMy9YSGK
アキラ子死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
868名無しさん@ピンキー:04/06/01 01:00 ID:NklSrSHs
ヒカ子たんは可愛いなあスンスン
いい匂いがするよ(;´Д`)ハアハア
いつのまにか美人になったんだね。若と何かあったのかな?(;´Д`)ハアハア
869名無しさん@ピンキー:04/06/01 02:42 ID:mojhOqTa
クンクン 本当だヒカ子たんいい香りがするよ(;´Д`)ハゥハゥ
870名無しさん@ピンキー:04/06/01 02:55 ID:jFt0ptal
ポチです。
萌え語り中失礼します。

自分のウザイ私語でスレの雰囲気を乱してしまい、読み手さんや木崎氏に大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
本来こうゆうレスもウザーだとは思いますがお許しを…。

反省の意味も込めて暫く自粛します。連載中の小説は次スレが出来た頃に投下します。
その時は私語はしないよう気を付けますね(;´ー`)

最後にヒカ子…無理して書いてる訳じゃない。どの小説も楽しんで書いてるので誤解しないでホスィ…
871名無しさん@ピンキー:04/06/01 03:47 ID:Dp/DPDGe
>870反省の意味も込めて暫く自粛
って言葉がなんていうか、黙って自粛してれば良いのに…とは思う。
872名無しさん@ピンキー:04/06/01 04:03 ID:9D+0+bSH
>本来こうゆうレスもウザーだとは思いますがお許しを…。

わかってるのなら、なぜ書く? 

もう次スレもイラネ。
873名無しさん@ピンキー:04/06/01 04:06 ID:PHG/rree
>>871
ごめん、確に余計な一言だった。もう好きなだけ叩いてくれ…
874名無しさん@ピンキー:04/06/01 04:39 ID:Dp/DPDGe
>873
叩けっつーなら叩くよ。尻出せゴルァー! !
では次スレ(できたら)で頑張って下さい。ご自分のお好きなキャラで。
875名無しさん@ピンキー:04/06/01 11:20 ID:il+RrpDz
>870
自分としては何故職人さんたちが
絡む厨の発言をそうしていちいち気にしなきゃならないのかワカラナイ。
ここ21禁板だよ?
SSの内容にせよ私語にせよスルーできずに絡むほうが厨だ、
それにかまったら相手は図に乗るだけだと何回も言われてるのに。

でもどうしても気になっちゃうならそれは仕方ないよな。
自分は氏のSSが非常に好きなので次スレでお待ちしておりまつ
続きが待ち遠しいよ〜…。゚(゚´Д`゚)゚。
876名無しさん@ピンキー:04/06/01 12:10 ID:1mmL/TOb
>>870続き、待ってます。反省する必要はないでしょ。
877名無しさん@ピンキー:04/06/01 12:36 ID:qV04Jl9j
各々方、またーり いきましょうや。(´∀`)

ポチ氏、木崎氏、乙です。
毎度ハァハァさせてもらってます。

他の職人さんもお待ち申し上げておりますので、投下おながいします。
878名無しさん@ピンキー:04/06/01 14:40 ID:ojztufEt
勝手に次スレイラネとか言うなよアホ!もうお前は次スレ出来ても来るな!出入り禁止!
879名無しさん@ピンキー:04/06/01 16:40 ID:qQcbwmi+
ここは精神年齢の低い方々が集まるインターネットですね

ヒカ子氏ね
880名無しさん@ピンキー
↑オマエモナー

こんな時は本田子と門脇子…更に森下子に萌えてみよう









_ト ̄|●{………)