1 :
名無しさん@ピンキー :
04/01/30 21:31 ID:Hig21Xbb
2 :
名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:34 ID:Hig21Xbb
テンプレは旧スレ963をそのまま使わせていただきました。(963さん乙です!) それでは皆様、ドゾー♪
3 :
名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:36 ID:Hig21Xbb
あ、そーいえばDat落ちしないためには24時間以内に 何キロバイトか何レスか書き込まなきゃいけなかったんでしたっけ?あ〜。 まだ上げておきまつね。
4 :
名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:20 ID:soQgMZhF
そうでつね ここは業者に手伝ってもらいませう
最近は業者もほとんど来ない罠w
6 :
名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:46 ID:Rvj6aoh4
1タン乙! ここのおかげで、久しぶりに川原作品を読み返したよー。やっぱり(・∇・)イイ! とりあえずdat落ち防止アゲ!
7 :
名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:35 ID:tjloJyJm
いつもはROM専だけど、保守age
8 :
名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:44 ID:lSxZbl5p
>6 そして新たな妄想が(w
hosshu
10 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:50 ID:RzooO45u
ついでに支援age
12 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 01:15 ID:sGQZiAeX
hoshyu
13 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 01:56 ID:ch/4vOXr
ただ保守するよりも、AAを貼りつけるとかした方が 容量稼ぎにはなるよん。 もしくは、前スレのSS貼るとか……でも、作者さんは 嫌がるかな。 まあ、カーラくんのAAなんて見たことないんだけどさ。 ↓昔AA板で拾ったこれ、曽根さんのヘンデク=アトラタンなんだけど、 大地の貴族に改変できそうだなと思った。 / } / } ,.-‐‐-'--/ 丿 /〃 / -' 'ミヽ ハ(( ヾミ丶 ヾ} / リ ヾ} `ー、ヽヽ__,)) ヾ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 〃 〃 lノ '⌒ヽ )ハリー' 三 ウマーの中のウマーといえば 三 《〈 { ヽ \ ))ー' 三 私のことですね 三 / ) ハ ヽ 〃i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i ミ //`ー-、 `〉 ,. -、 〈/ ヽ( ヽ__,ノ ( ー' 〈 `ー-' ___)__ } ,.- 、__ ,.=((______)) l / ,.、丿 ヾ=ゝ.___,ノ /、___/ / ヽ____ノ ノ / `,-、____ノ
14 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 02:02 ID:ch/4vOXr
と、思ったら一個見つけた。 。. 、、 ..。: .. . ,,. -‐`ー-‐''⌒`ヽ)) . .:O ゜ ゜ ゚ ,.r'⌒"´ '⌒ヽ、 ,r((_,. ,. , 'ー、、 o.. .O:゜ ノ  ̄ ((_ '⌒Y´ ))、 ゚ (( 、、 ,ソ ̄)ソ`ー((_,. ヾ:、 )) ヾ:、_,ノ) ))' ((´ ヾ:、_,)ノ ;:イ ゜ :。.. ,'ノ ̄´ ,.ノ =@ `ー' ゛ ; `)) )ノ .。 ((_,ソ ;ヾヽ ,, _,ノ⌒; ノ '" ;ノ' o.. ,ノ ( (( ゙:、(´ ノ,イ ))ー'" o.. `゙ー'´ `ー'((_,゙ー`ー==イ/`y'::ヾ.\::. ,(´ /::::::::::\ヽ:.. ゜O.. . .:O ゜ :。.. ゚ ,r'! |::i /:::::::::::::::::::ヾ ..。 『アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?』(川原泉) ナッシュ・レギオン
スレ立て乙。 ・・・今回初めてageたよ。なんかちょっとドキドキ(藁
AA作る才能もないので ただただ文章で支援するのみ このスレ好きなんだ 生き残れー
17 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 07:23 ID:877GWEio
みなさまおつかれ様でつ。 こんなカーラさんのキャラやシーンに萌え!ってゆーのありますか? わたしはエロの無さが返って萌えなんでつが(w
18 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 08:07 ID:2ysJRSJa
乙ー! 個人的には『悪魔を知るもの』の和馬と若菜が萌え。 歪んだ関係がたまりません。(若菜大迷惑って肝するが)
1タソ乙ー! 18タソ>かーら作品の中ではエロに向いてるほうでつね… SSかいてみようかな… 見たい人いまつか?
「月夜のドレス」の江藤君&秋好杏子 「パセリの摘みに」の嵯峨宮弟&柿の本姉、柿の本妹&嵯峨宮兄 のエロきぼーん
>>19 ノシ
カーラさんのキャラだと歪んでいても愛はありまくりなので
ぜひともぜひとも。
即死回避用に作品リストとかあさってみたよー。
最近の作品に漏れがある気がするので
気が向いたら補完してくださるのもよいかと。
ジュリエット白書 メロウ・イエロー・バナナムーン たじろぎの因数分解 悪魔を知る者 真実のツベルクリン反応 花にうずもれて 空の食欲魔人 進駐軍に言うからねっ! 3月革命 脈絡のない風景 月夜のドレス 甲子園の空に笑え! カレーの王子さま アップル・ジャック 不思議なマリナー ミソ・スープは哲学する ゲートボール殺人事件 アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか? Intolerance・・・――あるいは暮林助教授の逆説
パセリを摘みに 銀のロマンティック・・・わはは 架空の森 愚者の楽園 大地の貴族 美貌の果実 笑う大天使 森には真理が落ちている 空色の革命 オペラ座の怪人 夢だっていいじゃない フロイト1/2 川原のしあわせ 追憶は春雨ぢゃ かぼちゃ計画 中国の壷 殿様は空のお城に住んでいる バビロンまで何マイル? 0の行進 メイプル戦記
ヴァンデミエール――葡萄月の反動 ロレンツォのカエル 小人たちが騒ぐので ブレーメン2 レナード現象には理由がある ドングリにもほどがある 神様カモーン!!!!!
25 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 14:05 ID:wXVhRlpP
即死回避乙! 19タン待ってまつ。 個人的には「愚者の楽園」と「メイプル戦記」もきぼん(w
メイプル戦記か……何か怖い考えが浮かんできた((;゚Д゚)ガクガクブルブル
27 :
19 :04/01/31 18:31 ID:Y5DQ9nJi
というわけでちょっと書いてみました。 とり合えず2話投下してみまつ。
和馬×若菜1 よく晴れた初夏の昼下がり。 すっごくすっごくさわやかな日。こんな日に田宮くんとデートできたらどんなによかったか… 朝の光はきーらきら、緑の草はさーわさわ…なんて情景が似合うのは彼くらいのもんだと思う。 なのに、なのに…!!! どうしてこの風景が最も似合わない和馬と一緒に居なきゃいけないのよっ!!! ここは、大豪邸の入江邸。 といっても、長男がお医者様で天才の入江じゃなくて(そっちのほうが若菜にはよかったかもし れない…)若菜の人生を悪くし続けた諸悪の根源、悪魔、ザ・性格破綻者の入江和馬の家。 冒頭で若菜が叫ぶのも無理もなかった。 今までだって和馬から様々な嫌がらせを受けてきた。 どんなに母や友人に若菜が和馬のひどさを訴えてもだーれも分かっちゃくれなかった。 その見事な処世術のお陰であまつさえ、和馬は若菜を悪者にさえした。 挙句の果てには己の正体を隠すための一方的な婚約である。 せっかくできたBFとも別れさせらた若菜がますます和馬を憎むようになったのは… 言うまでもない。 「若菜。おい、若菜!!!」 「…何でしょう、和馬さん」 「もうすぐ俺の誕生日だ。」 「…だから?」 「だからって事はないだろう。一つお前から贈り物が欲しいんだがな…」 「贈り物ぉ?何で私が…」 「つべこべ言わずにちょっと俺の部屋まで来い!!!」 嫌な予感が、する。 大抵和馬が若菜に要求することはスゴイことばかりだ。 もっといえば和馬以外誰も居ない時の和馬の家で要求されることは凡人には想像出来ない様な事ばかりだ。 今回は一体何なのよ!!!と思いながら若菜は和馬に従い部屋に入った。
和馬×若菜2 「それで?何が欲しいんです?」 「……」 「これ以上私から何を奪うって言うんです?!モノとかお金だったら和馬さんのほうが沢山…」 と、言いかけたところで若菜はいきなり和馬に唇をふさがれた。 「☆■◎△〜?!ぷはぁっ!な、何するの?!」 「婚約してるんだからナニしたっていいだろう?」 「ファースト・キスだったのに…」 「いいじゃないか。減るもんじゃないし」 「も、もうこれ以上近づかないでください!プレゼントはもういいでしょう???」 「うんにゃ。俺と一晩過ごしてもらおう。」 「!!!そ、それってつまり…?」 「もちろん、俺と肉体関係を結ぶって事だ。」 思ったとおり、ろくな事じゃなかった。いや、最悪なことだった。 若菜はやっとの思いで和馬に言った。 「冗談じゃない!!!私帰らせていただきます!」 「そう簡単にいくと思ってるの?」 和馬は部屋を出て行こうとする若菜の腕を引っ掴み、そのままベッドへ倒れこんだ。
30 :
名無しさん@ピンキー :04/01/31 20:10 ID:UJ5K6MFx
はぁはぁ 続きを…!!
早速新スレに神が! 期待待ち。
即死回避できたみたい…かな?
>>19 タソ乙です。医者長男入江にワロタw
続き期待待ち〜
神降臨!!
34 :
19 :04/02/01 19:06 ID:auWzgl0f
今真後ろに親がいるのでうpできません; 真夜中に続きうpしまつ。
和馬×若菜3 「やっ、ちょっと放してっ…!!」 若菜は必死の抵抗をした。しかしそれなりに強い和馬に かなう筈はなかった。 和馬は若菜のワンピースのジッパーを下ろすと手際よくブラのホックを外した。 「へぇ〜。思ったより胸あったんだな、お前。」 そう言うと和馬はその白い乳房の先端を器用に転がし始めた。 「こんなことして許されると思ってるんですか?」 「俺に怖いものなんかないさ。…お前以外は。てか、お前そう言いつつドンドン 硬くなってきているんだが…。下のほうはどうかな?」 「ちょっ…」 和馬の予想通り、ブラとお揃いのチェックのショーツは濡れはじめていた。 「へぇ。」と、和馬はにやりと笑い右手を乳房に残したまま左手を下のほうへするする と動かしていった。そしてますます湿ったショーツの中央を何度もなぞった。 「っあ…そんなところ…ぁっ」 和馬は乳房をいじりながらもう下着として成り立っていないショーツ脱がした。 「もうゆるして…」かろうじての反抗をした若菜だが和馬のその長い指で蕾をいじられ、 その赤い実を舐められるともうなんにも出来なかった。 「ふっ…あっ!か、かずまさ…」 モットベツノトコロモサワッテホシイ… そんな風に若菜が思い始めたころ、やっと和馬は指を埋めた。 「いたっ…」 「そうか?まだ2本しか入れてないんだが。」
和馬×若菜4 「二本て…」 「まあまあ。後から入るものを考えたら全然細いじゃないか」 と、なんとも言えない事実論を述べながら和馬は指を動かした。 「やっ…な、なんかもぅだ、めぇ」 和馬は無視して指を動かし、くちゅくちゅとはずかしくなるような水音を たてた。そして入り口近くの出っ張りに触れた時若菜の体が震え始めた。 「あっ…あっ…やぁぁぁぁっ!」と叫ぶと若菜の体は弓なりになった。そしてすぐに 力が抜けてしまった。 「俺より先にイクとはいい度胸してるな。しかも俺の手を汚しやがって。」 「そ…なつもりは…」若菜は肩で息をしながら答えた。 「大体、お前最初嫌がってたじゃないか。なのにあんなに喜んじゃって…これはお仕 置きが必要じゃないか?な、若菜。」 一気に目が覚めた気がした若菜だった。本当に嫌いな和馬なのに、しかもこんなん強 姦と変わらないのに、いつのまにか喜んでしまっている自分がいた。でも、もう後に は引けない、いや引きたくなかった。ごくり、と唾を飲み込むと若菜は尋ねた。 「お仕置きって…?」 無言で和馬は若菜の手をつかみ、既に張り詰めていたジーンズのジッパーをさげさせ、 その熱く硬いものを握らせた。 「どうするかは…分かってるよな?」 和馬はあの悪魔のような有無を言わせないような顔で微笑んだ。
37 :
19 :04/02/01 22:53 ID:auWzgl0f
というわけで続きでつ へたれでスマソ 前スレの神様方の御降臨が待ち遠しいでつ…
19さん、GoodJob!!
よく考えたら和馬×若菜 自分の脳内で一番、エロと直結した川原漫画だったよ(当時厨房) 絶対、遅かれ早かれ体の関係を強要されるだろなと。 続きお待ちしてまつ。
19タン乙! >39タン >自分の脳内で一番、エロと直結した川原漫画だったよ(当時厨房) 同じく〜!! そういう意味で川原漫画にドキドキするのってなかったから余計に(w
エロを感じた作品というと暮林教授とジュリエット白書かなあ。 バビロンも外野がそれなりによかった?が 主人公二人の進展はなしときてる。 食欲魔人のカップル、珍しくカップル成立しているのに 結婚前はデッサン素体(そこでどうして押し倒さない?) 結婚後は「ベッド」で旦那が「菓子」を喰ってる。 私なら別の意味でタタキ出すな(w
中国の壺はいつ犯されても文句は言えない状況が沢山あると思うんだが… 夜中にたくみ兄ちゃんと看病とかしてるし(w だれか書いてくれ。
43 :
19 :04/02/02 13:32 ID:uJne54SA
あ、うpしますってかくの忘れた↑ というわけで、最終話までうpします。
同意、あの2人はくっつくのか気になる。 あぶなっかしいバランスの関係やね。
和馬×若菜5 「コレって…」 「知ってるだろう…?やり方ぐらい。」 若菜は勿論知っていた。小学生の頃から和馬の命令どおりエロ本だのAVだのを 買いに行かせられていた。それだけではなく、本を朗読しろ!とかAVを見てる間 監視をしてろ!などと命令されてきたのだから嫌がおうにも情報が入ってきてし まう。加えてクラスメートたちの噂話。周りの誰よりそーゆー知識はあった。 意を決して若菜はソレを咥えた。 「んぐっ…」 「そうだ…その通りだ…」悪魔…じゃなかった和馬は満足そうに笑むと若菜の頭を 押さえ込んだ。 ピチャピチャという音だけが目立つ。しばらくして、和馬はさっと若菜の口から 自身を引き抜いた。 「えっと…その…」戸惑う若菜の肩をつかみ、和馬は再び押し倒した。 「キャッ」 「そろそろ我慢できなさそうなんだよな…コレをはめてもらおうか…?」 和馬はベッドサイドからコンドームを取り出すと封をあけ、若菜の口で装着させ た。 ぐいっ!はめるとすぐに何も言わずに若菜のその16年間封印されてきた所に和馬 のものが挿入された。 「いたっ…さっきより全然痛い…」 「だから言っただろう?まぁ、我慢するんだな。」 そういうと和馬は動き始めた。
和馬×若菜6 「やめ…」 「やめるのか?」 「…」 「よろしい」 和馬は先ほど知った若菜の性感帯であるGスポットを中心に突き始めた。 しばらくして、和馬の予想通り若菜から嬌声が漏れ始めた。 「あっ…はぁ…ん」 手に入れたいけど手に入れられない唯一の女。そんな若菜のこんな姿が 見られるとは当の和馬も思ってなかった。 「やっ…もぅ…なんも考えられな…ぃ」 「そうか」 呟くと和馬は動きを早めた。 「あっあっもう…やぁぁぁぁっ!!!」 「うっ…」 二人はイッた。しかも同時に。 ポーカーフェイスを始終装っていたが、和馬ももういい加減限界だったのだ。
和馬×若菜7 「なんでこんなことしたんですか?」 まだ少し怒りながら若菜は聞いた。 「お前には一生教えない」 「何それ!」 そう、言える訳がない。独占したかったからなんて。 誰も知らない自分を唯一知っている若菜。自分に唯一反抗してくる若菜。 そんな若菜を誰よりも愛していた。それに気づいたのはつい最近だった。 捻くれていて素直に言えない和馬が愛を表現するにはコレが唯一の手段 だったのだ。 「あぁーっ!!!!」 「なんだ?」 「もう、日付回ってる!どうしてくれるんですか?母に怒られちゃう!!」 「あぁ、大丈夫だ。お前のうちに“若菜さんが疲れ果てて眠っちゃったん で今日はおとめします”と電話しといた。」 「余計なことを!まぁたおこられるじゃないですかっ!!!」 「まあ、いいじゃないか。それより若菜。」 「なによっ?!」 「いいものをやろう…」 そういって和馬が差し出したものはピル半年分だった。 「な…」 「うちのお抱え医に調合してもらったから何の問題もない。避妊はしたいが 俺がつけるのは嫌なんでな。今日のは特別だったんだ。」 「このばかっ!!!」 そういいつつも和馬に逆らえない若菜はきちんとピルを飲み続けた…らしい。 the end
48 :
19 :04/02/02 13:37 ID:uJne54SA
以上です。 お目汚し&スレの大量消費ごめんなさい(アセ と、いうわけでたくみ兄ちゃんと志姫タソのエロキボン。
19さんGoodjob!!職人だよあんたは・・・・
19さん乙です!面白かったー。 今、SSが出来てる作品はどれだけあるんですかね?
(*・∀・)19さん、good job!
19さん乙! 即死回避されましたね。 このスレって思ったより住人さん多いみたいですね。 以前は、3〜4人ぐらいで回してるのかなって思ってますた。 いま何人ぐらいいるのかな?
19さんごちそうさまでしたぁ!
54 :
19 :04/02/03 10:25 ID:EYd9OTFo
みなさまどうもでつ。
>>52 そう!人数が新スレになっていきなり増えたわけでもないだろうし…
点呼とりましょうか?
では1!(w
2!!
3! ROM専ですみません…
4! やっぱりROM専ですが…。
5 そして私もロム専ですが(w
6! 完全にROMってます・・・ごめん・・・
7! ロム専…。頑張れ19さん…。
8! 毎日ここをのぞくのが日課。そして原作を読み返してはニヤニヤ。
9! ロムですが毎日来てます!
10 やっぱりロム専…… でも毎日覗いてますよ
11! ロムですが。
12 romでスマソ・・
13 ぇぇ、ROMですよ。ROMですとも(如ク脱兎
14 romです
15 romです
16 rom....っす。
17 前スレでは作品投下したこともありますが、最近ROM気味……(汗)
18? romで〜す。
思ったよりも人が多かったですね。なんとなく安心しまつた(w …というわけで18人目。 >70 お、もう一方神様ハケーン♪
↑あ〜ばか。19人目だろ、自分(汗
74 :
名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:56 ID:7+XDgJzx
20・・・ ROMです(--;
75 :
53 :04/02/03 23:59 ID:TwzssbsD
うぉぉ! 自分の後から点呼だなんてΣ(゚д゚;) 20の名乗りをあげさせてもらいますw 柚子さんとロレンスさんの激甘きぼ〜ん。 ROM専御免。
えっとー、22かな。ROMです。
23です。ROMです…
78 :
53 :04/02/04 00:14 ID:Ea5kAxJT
がびーん。 入力中に74さんがはいってましたね。 21ですた。 スマソ。
79 :
70 :04/02/04 00:16 ID:9c1OtexI
おぉ、なんだかんだでぞろぞろと人が出てくるw やっぱりミカエルなんかも、普段猫かぶってるだけで変な娘さんがあっちにもこっちにもいたり するんだろうかと思ってみたり。
80 :
19 :04/02/04 00:19 ID:Kq+Qjm48
この時点で21にんも!!!
>>70 タソどの作品かかれたかたでつか?
新SSお待ちしてまつ。
てか、需要(略)さんとかは新スレになってからいらしてませんね…
あと、小早川くんと瑠璃子ちゃんのを書くといっていた方も…
というわけで皆様の新作激しくキボン。
あんまりクレクレ連呼するのもどうかと思う。 こういうのは各人のペースってものがあるので 限りある資源(職人)は大切に>19
規制とは辛いものです・・・えーと、24人目。 やっぱりROMっす
ノシ 25 前スレでグンパンネタを振って逝ったものでつ 神様のご光臨マターリお待ちしています
即死回避に作品リストを貼った26人目。 和馬若葉楽しませていただきました、乙です〜 泊まりがけで釣りに出かけるマリナーな人たちとかも楽しそうだー 他力本願ROM専です
85 :
70 :04/02/04 08:50 ID:9c1OtexI
>>80 (19さん
え〜と、序盤でエロ蘊蓄書いていた
>>6 だったりします。
SS投下というと、
>>68-72 ですとか。
200 あたりから名無しになって、ボケをとばしていたりしました(笑)
86 :
55 :04/02/04 10:02 ID:9iqqmB2W
私も完全にROM専です・・・・・・・
27 で、いいのかな。 こないだ初めてのぞいたばかりの新参者です。 できれば作品書いてみたいけれど・・・いつになることやら。
28 同じくROM専です。 意外に多いのですね…びっくり。
ノシ こっそり29〜
30いるのですね
もう一人追加 31です
ROM専でゴメン。 32人目。
ROM33。もぎゅもぎゅ。
とっても賑わってますね〜、すごいなぁ。盛況でなによりでつ。 >79さん >ミカエルなんかも、普段猫かぶってるだけで変な娘さんがあっちにもこっちにもいたり 3人娘以外の生徒全員が、自分だけだと思って隠していたら笑えまつ(w
おまいら、点呼もいい加減にしる! と言いつつ・・・・。 ROM34ノシ
96 :
名無しさん@ピンキー :04/02/04 23:03 ID:4d1fwduD
はーい、35!
97 :
70 :04/02/04 23:31 ID:9c1OtexI
>>94 鉄道マニアとか、模型マニアとか、ハンディカム片手にクラスメイトを撮影して悦に入る人とかいるんでしょうかw
ようやく文庫本を全部そろえることができた。 ROM専36です。 メイプルの一巻が部屋のどこかに行方不明なんですが(泣)
うで卵はひたいでこんこん☆、ぱかっ!
葡萄月書いたもんです。 悪魔を知るものを書こうとしたら先を越されてしまった。 しかし、やっぱほのぼのラブですなあ。 おいらだと、やっぱ鬼畜シチュから入りますが・・・・。 ネタねえや。
久々にカキコ。んーと、37? 前スレで柚子×ロレンスちゅーネタと和音さん×俊介風邪引きネタと書いてましたー。 大天使シメの史緒さん、今書いてる途中なんですけど難産でございます。 しかし神は沢山おわしますので安心してちと休憩してみたり。 悪魔を知るもの…何か新鮮でした。乙です! 中国の壺も兄妹でいっちゃうのがデフォルトだとこのスレで学習。 当方のデフォルトは何故か壺の中の人でした…。うーむ。
なんかさ。 「わたしのおにいちゃん」とか、 天下の海洋堂(妹の)フィギュア付き商品とかあるけど。 川原作品て、フィギュアにしても 可愛い&川原テイストもきちんと残りそうなんだが。 あったらいいな、川原作品フィギュア。
自分とこのHP更新忙しくてご無沙汰してます; 続き書いてますもうちょっとお待ちを。 点呼は38で。 前スレでレスくださった皆さんありがとうございます。 こちらで一気にまとめてレスでゴメンナサイ。 喜んでいただけたようでほっとしてます。 <改行タグが残ってる 残ってるというよりは間違って入れてしまった・・・・(藁 メモ帳に直接タグを入れながら本文を書いて HP更新してる癖が出ました。 また見つけても温かくみまもっ(ごふっ)
「トクベツ」のつづきはないのでつか? と期待しとるのですが・・・ ああ、作家の皆様。降臨お待ちしております。
あ……ちょっと風邪を引いている間に点呼があったんですね。 遅まきながら。 ROMしてますが、ちょっと何か書いてみたいような気も。 その前に色々読み返します……。 『花にうずもれて……』とかだと、いけそうでダメそうな。
|ノシ 39でしょうか。 小早川君×瑠璃子ちゃんなんですが 脳内バックアップがかなり不完全で、難儀してますです。 再文章化できたのは現在全体の20%ぐらい。 PCイカれる前に、もっとマメにバックアップとっておくんだった…_| ̄|○ 出来上がりましたら必ず投下しますので、どうかお待ちを。 ゴメンナサイゴメンナサイ オネガイデスカラ イシヲ ナゲナイデクダサイ… |彡 サッ
キラとナッシュって、アンドロイドはミスティーブルーの夢を見るかでは怪しかったけど ブレーメンUじゃ全然だよね。 同じことは甲子園の空に笑えとメイプル戦記の広岡監督と高柳コーチでも言えるような・・・ でも、エロくするのはどちらにせよ至難の業。どなたか・・・ 司城史緒さん個人的希望で楽しみにしております。
19タンカムバーっっク!! >100タン キーチクシチュも気になったりする(w
∧_∧ ( ´・ω・) ( つ□O ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ と_)_) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 105さんもカウントしていいのかな?おぉ!住人さんが40人!! 以前かっぱらってきたAAでつが、お茶ドゾー。 …これでピーポレンだんごがあれば(w
ええと、『トクベツ』の続きですが(104さん、どうもでつ) 妄想ばかりが先へと走り、肝心の文字に落ちていなかったり…ぬぉ。 間が空いてしまってもうしわけないです。徐々にではありますが なんとか思うところまで持っていきたいと考えておりまつ m(__)m >97さん いるかも(w 他にもきっと、フィギュア名人(102さんの言ってる方でつ) コスプレお嬢、そしてPINK2ちゃんにレスしてるコも…(18未満だろ、おいっ) …ところで、この中にミカエルの生徒さんはいらっさいますか?(笑) >101さん >中国の壺も兄妹でいっちゃうのがデフォルトだとこのスレで学習。 壷の人もまた新鮮ではないかと!(w 史緒さんも楽しみにしとりまる。
住人40か41人(うち職人9人)って実はすごいんじゃねーか、ここのスレ!!
ロムってばかりでスマンです。 職人さん、いつもありがとです。
>>111 なにげに良スレなんですな(汗)
ガラスの仮面スレも別な意味で強烈だし(笑)
少女マンガ系おそるべし……。
>110 仲間が多くて嬉しいのはよーくわかる。 でも、でつまつとかセルフ突っ込み系の 個人サイトノリではしゃいだ口調は 嫌がるヤシも多く(自分も正直いって苦手)、 一旦スレが荒れるような事態になると、そういうコテが叩かれて 荒れが拡大する事もあるので、出来れば今のうちに控えめにしてホスィ。 他のスレでも、110と全く同じ調子でレスしてた職人がいたんだけど ちょっとした書き込みを発端にして、スレが荒れ始めた時に 「職人の行動が痛かったのも原因」とか叩かれて職人本人が追い出された後も 事ある毎に蒸し返されてスレが荒れに荒れた。
よくわからないけどお団子おいときますね ∧_∧ ( ・ω・) -@@@- -@@@- -@@@- ( つ O -@@@- -@@@- -@@@- と_)_) -@@@- -@@@- -@@@-
とりあえず
>>114 の口に団子を詰め込んでくれ。
私も一つごちになる。
これを機に「でつまつ」と誘い受けは辞めてくれると嬉しい、に私も一票。
ねらーっぽい雰囲気が出るから…と「でつまつ」を多用するのは、 2ch慣れしてない人には割りとありがち(110がそうじゃなかったらスマソ) でも本人が期待するほどの効果はないし、 むしろ「今更でつまつウゼェ」と思われる可能性高いよ。 一般サイトに例えると 「管理人と訪問者が丁寧語でやりとりしてるBBSに いきなりギャル文字で弾けた書き込み」するのと 程度の差はあれ、まあ似たような物。 ギャル文字と同じく、許容できる人とそうでない人の差が激しいのと ここが不特定多数の人間が集まる場所である事を考慮したら 自分も>117にイピョーウ
ところでこのスレに男はいますか?
はい、ここに一人w ちなみに先の点呼には入っておりません。 でもって読み専でスマソ。
え!?男の方が多いのでは!?
自分女です。 ROM専ですが。 点呼は終わっちゃったんでしょーか。 入り損ね…。
123 :
70 :04/02/07 22:40 ID:Ajqd7KJe
>>119 当方男でつ。
前スレで「ええっ、男の方だったんですか!?」と言われてしまいますたが。
124 :
104 :04/02/08 03:15 ID:HFF6rCKs
すみませんでした。104です。 何か軽く荒れたようなので…。気分を害された方すみませんです。 以後気を付けます。
125 :
110 :04/02/08 22:07 ID:fwmSzjfw
遅くなってしまいすみません。 正直なところ、浮かれてはしゃいでしまって、周りが見えていませんでした。ごめんなさいm(__)m 今回に限らず、書き込みの文体や内容自体が"構ってくれ"的な空気を醸し出していたとしたら 本当に申し訳ないです。不快な思いをされた方ごめんなさい。 114さんのおっしゃるスレは存じないのですが、言っていただけて良かったと思います。 指摘はする側もしづらいものだと思いますが、それを敢えてしていただいてありがとうございました。 スレに繁栄してほしい気持ちはわたしも同じですので、気をつけますね。すみませんでした。
|∀・)コソーリ ここにもROMの♂が一人… ROMじゃなくて自分も書いてみたいんだがねえ 男性視点でしか書けないし。
>126 > 男性視点でしか書けないし。 男性視点からの文章でもいいのでは? ガンバレー
128 :
119 :04/02/09 16:25 ID:UGEJYcEr
男に都合のいい女も、女に都合のいい男もいないな。そこがいい。
それでいてかわいいしなあ・・・
川原漫画っていかにも萌え萌えって感じじゃのがいいかも。 男性からみた川原漫画の魅力って気になる。
萌え萌えって感じじゃないのが、ですね。スマソ。
|ノシ ↑すみません、これってなに? 結構ROMってるほうなんですけど、どうしても意味がわかりません。
手を振ってる。 ノ と シ の長い部分が手になると思いねぇ。 シのテンテン部分は残像だ。
いまさらですが、挙手…ノシ 男性も含めて44人目かな? いつかメロウ・イエロー・バナナムーンで書けたらなあと思いつつ、 今日もロム専です。
>メロウ・イエロー・バナナムーン まさかヌートリア人で・・・
「おねーさん、拾ってください」 「いくら?」 「ひと晩3万円です」 「高すぎる!!」 「でも僕、テクニックと耐久力には自信があるんです」
おっと!インナー・ワールド 「夢だよ〜ん」
捕手しとく
「ムニャムニャをムニャして 1回8万円てか!?」 1回8万円って、どんななんでしょ。
点呼に乗り遅れた人です。1スレで柚子×ロレンス一個書きました。
>>142 高級ホテル代とかそこでのルームサービス代も入ってるんじゃない?
ROMってばかりのスレ住人です
>>143 あれってソープ嬢の話だったので、サービスがすんげえことになってるんじゃないのかしらん。
ホテルとかルームサービスとか入れちゃうとなんだか出張ナンタラになってしまうような。
黄金の風呂釜(w
ペンタゴン……(w
おい! 金に目がくらんだ愚かな質問など、 笑って静かにごまさんかい! 殿下のように!
即尺、即ベッド、全身リップ、マットプレイに潜望鏡のフルコース。 あとは時間内発射無制限ってトコだと思います。
今日はバレンタイン☆ ってことでロレンス×柚子バレンタイン編投下しようかと思うんですが… どーでしょう?
>149 わぁ、そういえばバレンタインですね。 ロレンス×柚子お待ちしてます。 きっとミカエルの3人娘はファンの子達から沢山チョコをもらうにちがいない。
>>148 ?な用語があるけど、
もしかして、このスレの皆さんは意味わかるの?
わかんない言葉あるよ自分・・・
>151 語感からなんとなく想像つくものもある。とだけ言っておく。 この板に来てるって事はいい大人なんだから、 わかんないとかお子様じみた事言う前に 「ソープ+●●」みたいに、複合キーワードで検索かけるよろし。
153 :
名無しさん@ピンキー :04/02/14 17:58 ID:aSdNUIoF
俺もわかんないかも
>152 まあ、とげはしまいなはれ。 3行目は余計だとオモ。 分からないという話も、話題のひとつだと思ってええんやない?
そうだね、別に「意味教えろ」とは言ってないようだし。
>>149 さん、バレンタイン編期待してます!
>149 ロレンス×柚子! 大好きなんで期待してます。
ごめん、自分は全部意味分かる… 何で知ったんだろ
バレンタインデーに麦チョコをもぎゅもぎゅしてたりして……
あのお徳用サイズの実在して欲しいなあw
というわけで、ロレンス×柚子です。 まずは2話投下します。
「エセルー?エセル〜?」 結婚式を数ヵ月後に控えた2月14日。 柚子ことロレンスは"巨大な2DK"のロレンス邸にいた。 どーせ、永らく住むのだから…と、ロレンスが柚子を連れて来たのだ。 で、なぜ柚子がこんなにロレンス卿を探してるかというと 彼が3時のお茶の約束をすっぽかしたからである。 「あのやろ〜、"3時にリビングで待ってるからね、柚子ちゃん?"なんて一時ながら… バキヤロー(ロー、ロー)」 とただっぴろいホールで思いっきりさけんだところで柚子はあることに思い当たった。
「まさか…」 柚子は屋敷から程はなれたところにある東屋へと急いだ。 そこは忙しかったロレンスの父が彼にプレゼントした"赤毛のアン風の" 東屋で、ロレンスは"柚子ちゃんにピッタリ☆"とかいって喜んでいたのだ。 「リビングはリビングでも…あっちのリビングってことかよ!!!」 柚子はお下げをふりふり駆け出していった。
どうした、後から親にPC覗かれて中断したのか。
>>163 んにゃ、弟に…。ついでにPC奪われたから明日までUPできなぃ…(因みに今はケータイからカキコしとる)
・・・姉のPCを奪った弟は、その履歴を見て愕然としたのであった。
>>165 なぜなら自分と全く同じだったからである
弟は逡巡する…… 「姉ちゃん、あんたもかよ……」 幼い頃、姉の本棚を盗み見て知った川原泉。 エロティシズムのかけらもないその漫画に、いつしか少年は魅せられていた…… 爾来彼は、川原ファンであり続けた。 だが弟は2ちゃんねらーでもあった。 何しろ年頃の少年だ。禁を犯し、pink鯖へ出入りしてもいた。 そこで見つけた意外なスレタイ―― 「川原泉作品をエロくしろ!」 いけない。入っちゃいけない。 だが、好奇心が勝った。 そのときはまさか、こんな事になるとは思っていなかったのだ。 血をわけた姉と恐ろしいあやまちを犯すことになろうとは……
言えない、言っちゃいけない。 まさか前スレの○○を書いたのが自分だなんて。 決して言っちゃいけない。
>>164-167 なぜかこんな連想をしてしまったのさ。
(元ネタは『中国の壺』ね)
「……ん?」
(どこから紙が……)
「何だ?」
『明日いつもより早めに帰宅して2ちゃんを見ろ』
(何の冗談だ?)
ひらり……。
『見ないと絶対に後悔するぞ』
>>169 続き
>>142 あにじゃ☆匠味 メエル:sage 投稿日
へぇーへぇーへぇーへぇー(AAry
慣れたもんだなぁ>このエロSS
>>143 いもじゃ☆式 メエル:sage 投稿日
だしょ?
ガラかめのエロパロは、ギャグも交えるのが必要なんだw
>>144 あにじゃ☆匠味 メエル:sage 投稿日
詳しいね
>>143 いもじゃ☆式 メエル:sage 投稿日
んにゃ、付け焼き刃。
ここ(エロパロ板)に来てからいろいろエロパロSS読んで勉強したのさ〜
>>170 続き
(そ、そーか、そうだったのか、知らなかった……!)
『反省したか?』
「した、したよ、した!」
(よし! もー一枚)
『なりきりスレも読んでみたほうがいいな』
※なりきりスレでネカマになって常連の男性達(実は女性の書き手w)にズコバコにされているだれかさん
(なんて……なんて哀れな姿に……)
「巧〜〜〜〜」
あれは息抜き。一時の解放感。
親の期待が重すぎて。親の理想が苦しくて。
その要求が悲しくて。
ID変えずにコテハン変える……IDの変え方を知らないネカマが一人(ぉ
ここですか?住人参加もOKのエロパロスレは(w
161が弟との禁断の愛の世界に行ったきり帰ってこないので みんな楽しく待ちわびているだけです。
弟との禁断の愛は良すぎてマジヤバイ。
175 :
161 :04/02/18 01:03 ID:2zTWXwZ6
まさかうちのねぇちゃんが…て自分ものってどーするwww 人大杉だからUPできなぃ…。なぜか壺は拒否反応おこすうちのPC…。 もぅ少し待っててくだせぇ。一気にUPするから。
>>157 さんのID面白いなあ
バルタン星人みたい
177 :
161 :04/02/19 00:12 ID:TuSqrH8u
お待たせしました。 続きです
遠い、遠い。 あの、馬鹿教師め、疲れる、じゃない、か…。 息をゼイゼイ切らしながら柚子はやっと離れの東屋に着いた。 「ロレンス!!!」 「あぁ、柚子ちゃん遅かったじゃないですか。」 「遅かったじゃないですか。じゃねぇ!おめーがまぎらわしいいーかたするから (ブツブツ)」 「まぁまぁ。とりあえず、お茶にしません?今日はバレンタインだから 特別にデイリーホーン種のミルクチョコケーキを作ってもらったんですよ。」 …まぁた牛乳にこだわってるよ。と思いつつ柚子は口を開いた。 「あのさ、一応私も用意してるんだけど。」
「用意って、何を?」 「…チョコ。いらないんだったらいいけど。」 「まさか!柚子ちゃんがくれるものならなんだって嬉しいよ」 にっこり。 「そんな顔されちゃぁ逆らえないじゃないか…」 柚子は深い青の包み紙をポッケから出した。 「手作りじゃなくて悪いんだけど…」 そのパッケージには金色のゴシック体で"メイプルキッス" と書かれていた。 「柚子ちゃん、これ…」 「イギリス着てからしばらく食べてないって言ってたから… 好きでしょ?そのチョコ。」 メイプルキッスとはメイプル製菓が誇る生チョコで野球選手の仁科夫妻の CMで有名だった。 「ありったけの力を込めて投げるから…この際打つなりからぶるなり好きにしてくれ!」 カキーン。ホームランを打つ仁科(紘)ボールの行方を見つめる仁科(雅)。 そしてその時、電光掲示板にメッセージが浮かび上がる。 "DEAR MASAKI your sweet is me...love. FROM HIROKO" バレンタインには貴女のメイプル製菓を…。 と、いうくっさーくてワケわかめなCMとそのチョコをロレンス卿はとても 愛していたのである。んで、イギリスに着てから早3週間。その間に買い置きの メイプルキッスはなくなってしまっていた。勿論イギリスにそれは売っていない。
「これ、どやって手に入れたの?」 「和音さんにさ、薫子&桜子コンビに頼んでもらったんだよ。」 「へぇ…柚子ちゃん一口いる?」 「ん…頂戴。」 「じゃ、口あけて?」 「あが」 柚子の口に放り込むとすぐロレンス卿は考え込んでいるような顔をした。 そして 「やっぱかえして」 と不可能なことを言いながら柚子に口付けた。 「」
「これ、どやって手に入れたの?」 「和音さんにさ、薫子&桜子コンビに頼んでもらったんだよ。」 「へぇ…柚子ちゃん一口いる?」 「ん…頂戴。」 「じゃ、口あけて?」 「あが」 柚子の口に放り込むとすぐロレンス卿は考え込んでいるような顔をした。 そして 「やっぱかえして」 と不可能なことを言いながら柚子に口付けた。 「んっ…はっ…もう!」 「まぁまぁ、今日はバレンタインなんですからね。」 と微笑むとロレンス卿は自分の口にチョコを投げ入れ、もう一度 柚子にキスをした。
あぁ!!!180誤爆してしまいました…。ゴメンナサイ。 スルーでお願いします。 次はエロ入ります。
メイプル製菓のCMワロタ。 続きお待ちしてます。
柚子ちゃんマンセーw
待ちながら保守
続き待ってます。 もしうまく書けなくて困ってらっしゃるなら、 私めが上だけ脱いで腕立て伏せでもしましょうか。
>186 曲は「TABU」でいい?(ユニットの方じゃなくて、ドリフがよくやるやつ)
ここにも続きを待ってる人間が居ますよ〜。 楽しみにしています。 >187 TABU?Tabooじゃなくて? もし「ちょっとだけよぉ〜ん」のあれを言ってるんじゃないとしたらスマソ
189 :
187 :04/02/28 00:14 ID:LtS+ZqJ7
あ、それですそれです。>「ちょっとだけよぉ〜ん」のあれ 綴りはTABUとTaboo両方ともOKみたいです。 でも曲のタイトルだとTabooなのかな。 それでもって紫ピンクの照明もスタンバイおっけです。 …しかし、186が女性だったとしたらツワモノですな。
190 :
161 :04/02/28 10:31 ID:jMBwc+pI
おまたせしました。 続きです
「ん…エセルっ…まだお昼だからっ…」 「言ったでしょう???ココには僕らしかいないって。」 といいつつロレンスは素早く柚子のワンピースのボタンをはずした。 「エセル!!!やめろっていってるだろーが!いいかげんに…」 「そう言ってるのは口だけみたいですけどねぇ」 そう、柚子の体は既に喜びの兆しを見せていた。 ピンクの乳首は固くなり、ショーツはそれと分かるほどに 濡れていた。 「…いじわる」 「そういうこと言うのなら本当にいじめちゃいましょうかねぇ?」 ロレンスは微笑んだ。
知らん人が見れば、強姦魔が東洋人の幼女を襲っているかのようで、非常に危険である罠。
「え…?」 ぱっと柚子から手を離すとロレンスはソファーの上で 胡坐をかいた。 「脱がせてください」 「はぁ?」 「期待してますよ、柚子ちゃん。」 「いい年して何いってるんだ…」 「いやならこのまま私はあなたを置いて母屋に戻りますけど? あ、勿論鍵を閉めて、ね。」 「このサド聖職者が!」 柚子はしぶしぶロレンスのシャツに手をかけボタンを外し始めた。 「これでいい?」 「いいえ、全部です。下も。」 「馬鹿。」
ね、どうして1レスのみなの?
書き手さんのペースなんではないのか?
このじらし方は、川原流なのだよきっと。
まぁ、マタ〜リ待とうではないか。
保守 もきゅもきゅ 中国の壺で3Pとか思いついた。
199 :
161 :04/03/08 20:08 ID:tKewYhL9
無理に今壺使ってるんでPCあぼーんしやすいので一話ずつ…スマソ。 もう186タソに腕立て頼みたい状況… 一応続きです
壺より専用ブラウザを導入してみたら? 専ブラと壺ではどっちがパソコンに負担かかるのか知らないけど
ほしゅっときます。
保守なんぞせんでいいから腕立て伏せ汁! もちろん全裸でうわなにをするやめ(ry
204 :
名無しさん@ピンキー :04/03/18 21:29 ID:ZlNQgceB
上だけじゃなく「全裸」ですかw
全裸で腕立て伏せしながら保守
三つ子の牛が誕生したニュースやってた。 リアル郭泰源、郭源治みたいな模様でかわいかったよ。 クララ牧場ものをどなかた・・・・・・
どなかたって何だよ漏れ_| ̄|○
どなどなど〜な〜か〜た〜〜(殴
ワラタよ♪
神は何処
親スレが落ちていた…。 圧縮回避感謝です>210
圧縮のタイミングはよく分からなかったんですが…もちょっとマメに書き込もっとおもたよ。
213 :
210 :04/03/31 22:04 ID:IrEjYQga
>>211 まあ、圧縮が来るタイミングがわかったからこその保守だったわけですが
革命の季節は終わったのね・・・
北の方ではこれからですよ
216 :
211 :04/04/01 23:03 ID:uoKMjL/m
>211 そうでしたか…。 ともあれ乙かれ様でした。 こーゆー時、見守るより書き込め!なのだな、てことでまた寄らせてもらいます。
訂正するのも恥ずかしい間違い…。スマソ >214 3月が逃げた後も、桜の季節は(こちらでも)まだ続いております。
暮林、各務、鷹見で3P(*´Д`*)ハァハァ
ネタなしホゼーン。。。
220 :
KINO ◆Nq.KINOKeY :04/04/05 03:03 ID:aU4d51WV
今ちょっと書いてます。まだ時間掛かりますが、いずれ持ち込ませていただきます。
ごめん、SAGE忘れ……和音さんのキックで逝って来る
おっと、これはいけません。 保守しておきます。
保
このスレはなぁ… 鍔鳴りがするのだ…
(((((((( ;゚Д゚)))))))
「…何をやっているんですか、あなたは」 眉間によった皺に指を当てながら、俊介は低い声でつぶやいた。 新婦の悪友たちからの差し入れがあった時点で、嫌な予感はしていたのだ、実は。 だが、ここまでとは、思わなかった。 ここまで場違いなものを新婚初夜に持ち込まれるとは。 あらかたなくなっている弁当箱と、駄菓子や饅頭の袋詰に囲まれて 嬉しそうに夜食を食べている和音を見つめながら、俊介は大きく溜息をついた。 スイートルームの広いリビングはさながらピクニックのようだった。 「だってさ、俊介。披露宴でも二次会でもなんかほとんど緊張して食えなかったし。 腹が減っちまって眠れそうになかったんだよ。 ・・・あ、ひょっとして俊介の分とっておかなかったから怒ってんのか? 食い始めたら止まんなくって。悪い悪い。 いやあ、それにしてもさすが柚子と史緒だよな。 このホテルのわけが分からないサービスなんかよりもよっぽど気のきいたおくりもんだ。 俊介もそう思うだろ?」 悪びれずにニコニコと無邪気に笑っている和音が憎らしい。 だが、ふと気づいて和音に確認した。 「サービス、とは何のことですか?」 饅頭を頬張りながら寝室を指差す和音を横目でにらみながら、 俊介はベットルームに足を踏み入れた。 天蓋付きのキングサイズのベット。そのすべてをを真紅のバラの花が覆っていた。 まさに、新婚初夜にふさわしい寝室だった。 「なんだってこんな無駄遣いするんだろうなあ。 こんなもんよりも食い物の方がよっぽど嬉しいと思うんだが」 本気でわかっていないらしい顔を、なぜかとても崩してやりたくなる。 「なぜだか・・・本当に分かりませんか?」 背後から抱きしめて、耳朶を舐めながら囁く。
顔を赤らめて身をよじる和音を抱き上げて、パジャマのすそから手を入れなぜあげた。 「特別な夜は、こういうことをするときまっているからですよ」 抱き上げてぺっどに下ろして耳元に囁いてやる。 逃れようともがくその様さえも愛おしい。 「たっ・・・たんま!な、何もそんな、もっと後でも……な?」 言い訳など聞いてやらない。 和音の心の準備を待っていたら、いつになるのか分からないのだから。 小さめの胸を優しく揉みながら中央にある突起をつまむと、 和音は若鮎のように飛び跳ねて、背を弓なりにそらせた。 「あ…っ」 泣く前のような顔をして、おそらくははじめて他人から与えられるであろう性的刺激に戸惑っている。。 幼子のようにも見えるその表情に、俊介は加虐心が募るのを感じていた。 などと書き散らしつつ保守。 誰か人いないかなあ。。。
(;´Д`)ノ ハァハァ
(゚Д゚;≡;゚Д゚)ノシ
あ、人がいたw んでは、続き書いてみますね。 ただ、昨日のは直打ちで適当に書いてたんで、メモ帳を 開いて書くと少し(何日か)遅くなるかも、です。 遅筆なもので、すみません。
和音サン期待保守
232 :
226 :04/04/20 18:24 ID:ysFOl9+D
うわあ、またひとり増えてる(汗 ち、ちょっと期待に添えているかどうか分からない物になってしまいました。 ごめんなさいorz お好みに合わなかったら、スルーよろしく。 んでは、数レススレ汚し失礼します。
233 :
226 :04/04/20 18:25 ID:ysFOl9+D
「俊介…?」 おびえたような顔で自分を見つめる和音と視線を絡め合わせたまま、俊介は舌を出して胸のふくらみを舐め下ろしていく。 自分以外、誰も触れたことのないだろう、無垢なままの小ぶりの乳房。 わざと淡い色をした乳輪をはずして、そこからまた舐めあげ、乳輪を口に含む。 やわらかかった突起が、口腔で硬くなっていった。 和音の眼がみるみるうちに潤んでいき、哀しい水滴がぽろぽろと伝った。 「何…で、こんなこと…するんだよう…」 「和音さん…」 ふるふると身体を震わせて、和音は涙をこぼし続けた。 和音にとって、俊介は絶対の存在だった。 幼い頃から、誰よりもそばにいてくれた。 俊介のすることは、きっとすべて正しいこと。 そんな思い込みは、和音の中にしっかりと根付いている。 しかし、知識として知ってはいても、こんなにも怖いものだとは思わなかったのだ。 大学に通っていた頃に出来た友人たちにも惰性で猫をかぶり続けていたため、こんな時の心がまえを 教えてくれるものはいなかった。 柚子と史緒にいたっては『これからが大変だ〜』とのんきに笑っているだけで、何の役にも立たなかった。 ただでさえ突然のことに驚いていたというのに、俊介はいつもとまったく違う無表情で。 違う人間を見ているようで、怖くて怖くて、もう限界だった。 「和音さん…すみません、和音さん…」 俊介の胸がきりきりと自分を責める。守りたいものを見失って、どうするつもりなのか、と。 泣き顔を隠そうともせずにただ泣き続ける和音を抱きしめて、泣き止むまでゆっくりとやわらかい髪を撫で続けた。 泣いていてもなお、自分に対する絶対的な信頼は失わない和音を愛おしいという想いをこめて。 さらに泣かせてみたい、という自分の加虐心を叱りつけながら。
234 :
226 :04/04/20 18:26 ID:ysFOl9+D
少し落ち着いた和音の額に口付けながら、俊介はもう一度和音にささやいた。 「申し訳ありませんでした。和音さんは初めてなんですから、俊介がもっと優しくして差し上げるべきでしたね。 ついつい手の舞足の踏むところを知らず、になってしまっていました。許してください」 いつもよりも優しい声だった。それなのに、俊介の大好きなことわざが入っているところがとても俊介らしくて、 和音は自分の心が凪いでいくのを感じた。 知らず、笑みがこぼれる。 「もう、いーよ、俊介。わしなら大丈夫だから。気にすんなって。 俊介がすることなら…どんなことでも、大丈夫だから。ちょっと、びっくりしただけだから」 無自覚なまま、俊介の欲を煽り立てるようなことを言う和音が憎らしくて愛しくて、俊介はそっと 和音の唇をふさいだ。 やわらかい唇を軽く吸い、舌を入れて歯列をなぞる。小さな舌を絡めとりながら片手で 耳朶を優しく愛撫してやる。 ぴくぴくと刺激のたびに震え、俊介にしがみつくしぐさが可愛らしい。 「大好きですよ、和音さん。俊介に、すべて任せて下さいね」 今度こそ、おびえさせないように、語りかけながら。笑顔を添えて。 全身を愛撫していく。 手で。唇で。舌で。 全身を慈しむ。 背を愛撫する。首筋に口付ける。わき腹をつたって、足の付け根に触れた。 「あ…ッ、俊、介…そこ、は……」 とたんにまた不安げな様子で見上げる和音に微笑みかけて、愛撫を続ける。 「大丈夫ですよ。力を抜いて。もう、怖いことはしませんから」 安心したように力の抜けた和音の足を開く。 淡い茂みにの中に隠された秘裂を割り、肉芽を撫で上げた。 「ひっ…ああぁーーっ!!」
235 :
226 :04/04/20 18:27 ID:ysFOl9+D
ほんの少し触れられただけで、和音は声を抑えられない。 それまでよりも大きな快感が和音の全身を駆け抜けたのだ。 俊介のことは信じているけれど、なぜかこのまま進んでは自分自身が変わってしまうような不安感に襲われた。 俊介の背中にすがりつく。 同じ女子の中では肩幅も広く長身の部類に入るためか、和音はミカエルでは特に頼りにされることが多かった。 しかし、俊介の肩幅は和音よりも広く、胸板も厚い。 しがみつくと、心のそこから何か温かいものが広がっていく。 大丈夫。自分自身が変わってしまっても、きっと大丈夫。俊介だから。俊介がいるから。 心の変化は、身体につながる。 少しずつ潤みを帯びてきていた秘裂から、とろりとした愛液がこぼれた。 「そう、不安だったら、俊介にしがみついていて下さい…」 そっと囁きながら耳にキスを贈って、俊介は潤みの中に指を差し入れた。 狭い。そっと動かすと、こたえるようになかが蠢く。 「ん・・・、へ、んな感じだ…。 中、で、動いてるの、……よぉく、わかる、もんなんだな…」 息を乱しながら和音が苦笑する。頼むからこれ以上煽らないで欲しいと俊介は思った。 「これから、もっとよくわかる様になります。 ……力、抜いていてくださいね……」 もう一度優しく口唇を吸って、俊介は一気に和音の中にはいっていった。 「ーーーーーッ!!」 声も出せないほどの痛みが和音を襲う。 それでも、俊介は進みを止めなかった。 無意識に逃げをうつ和音の身体を抱きしめて、すべてを和音の中に埋め込む。 「途中で止めた方が、辛いですからね……。少し、このままでいましょうね…」 汗で濡れ、張り付いた前髪をかき上げてやりながら俊介は優しく囁いた。 和音が見上げると、俊介の額にも汗が光っている。 そして、手のひらに感じる背中にも、汗が浮いている。 身体の奥に、先ほどとは比べ物にならないほどの圧迫感を感じていた。 自分の身体の中で、俊介が確かに存在している。 本当に、今、俊介と一つになっているのだ。
236 :
226 :04/04/20 18:29 ID:ysFOl9+D
痛みはあったが、少し痺れたような感覚に変わってきていた。 ぎこちなく、俊介に微笑みかける。 「なんか、身体…全部、俊介、で……うまってるみたいだ……」 静かに微笑み返して、俊介は頬にキスを贈った。 「そろそろ、動きます。俊介の背中に、爪を立ててもかまいません。 しっかり、抱きついていてください」 はじめはゆっくりと、徐々に力強く。和音の中を、俊介が擦り上げていく。 「う…あ…っ……あぁ…」 息があらい。また、和音の眼から涙が零れ落ちた。 「辛い…ですか?」 胸が痛い。そんなにも辛いならば、自分に云って欲しいのだ、俊介は。 なぜ、こんなときばかり猫をかぶろうとするのか。 自分には、猫などかぶらないでいいのに、と、俊介は和音の頬に手をあてた。 頬にあたる手に、和音が自分の手を重ねる。 「…しゅ…ん…すけ、………す…・き、だ……っ。 ……………すき……だ……ぁ……っ」 初めて、だった。初めて、和音から言われた言葉だった。 いわれてから初めて気付いた。自分が、どれほどその言葉を欲していたのかを。 胸の中が熱く、俊介はもう自分を抑えることが出来なかった。 欲望の赴くままにせめたてる。 和音が再び俊介の背にすがりつく。 あまりの激しさに爪を立てたとたん、俊介が和音を苦しいほどに抱きしめ、小さく痙攣した。 身体の中で俊介が脈打ち、身体の奥深くに何か温かいものを注がれるのを感じながら、和音はゆっくりと目を閉じた。 闇色のシーツの中で眠る和音をベッドに残し、俊介は窓辺に立っていた。 閉めていなかったのだろうカーテンをなにげなくひく。闇色のカーテン。 その内側にかかるレースのカーテン……。空色の。 『空色の、ボールに、見えた…』 あの時から、きっととらわれていたのだ。 この、寝ぎたなくて大食漢で、そのくせ繊細な…この、どうしようもない、お姫様に。
237 :
226 :04/04/20 18:37 ID:ysFOl9+D
以上です。 ちょっとかなり長くなってしまったような気がしますが。。。 どこ切っていいかわかんなかった自分ゴ━━━(#゚Д゚)=○)゚Д)、;'.・━━━ルァ!! しゅ、修行しようよ、自分(。∀゚)
238 :
231 :04/04/20 19:30 ID:gppR+Ogw
>>226 殿乙!
処女和音サンかわいいぞ!
俊介男前!
しかし・・・、二人からの食い物差し入れって怪しげな媚薬チョコとか入ってそう(w
俊介優しいな (;´Д`)ノシ ハァハァ
(*^ー゚)b グッジョブ!!
素敵! なんかさらりと書いておられるようなイメージですね。GJです! こんなときにまでことわざを持ち出す 俊介萌えw
242 :
226 :04/04/22 20:40 ID:WGvOcWo/
ありがとうございます。 感想、嬉しいです。 さらりと書いたわけではないのですが…w んでは、 >こんなときにまでことわざを持ち出す >俊介萌えw のお言葉に甘えて、小ネタを。。。
243 :
226 :04/04/22 20:59 ID:WGvOcWo/
盛大な結婚式に披露宴、二次会まで出ていたため、 二人が帰り着いたのは夜も遅くになってからだった。 大きな引き出物の袋はずっしりと重く、 企業グループ総帥の結婚という社会的な立場の大きさを感じさせた。 「きれいでしたね、和音さん」 兄の言葉に史緒はにやりとする。あの衣装を着るのに重いだのうっとうしいだの、 さんざん試着のときから文句ばっかりだったことをよく知っているのだ。 「でも、随分大きなプレゼントを渡していましたね、史緒さん。 何をプレゼントしたんですか?」 「ふふん。俊介さん、かなりお預け食らわされていたからな。 今晩は大変だろうって話してたんだ、柚子と。 で、その前に体力をつけろって弁当やんまい饅頭やなんかをちょっと…ね」 人の悪い笑みを浮かべる妹に、ひそかに頭を抱える。 そして、二次会での俊介の言葉を思い出した。 『和音さんを選んだ理由が、自分でもわからないんです、正直。 まあ、屋烏の愛……なんでしょうね、やっぱり。』 同じことが自分にもいえるのだと、確信しながら。
>>243 おおっGJ!
「屋烏の愛」かあ、うまいとこもってきましたね。
〈さらりと書いてるようだ〉と言ったのは、
続きを書くと宣言されてから2日後に、
これだけの長さ&うまさのあるSSが投下されたため、
「書くの早いな〜すげえな〜」と感心したためであったことを
申し添えておきます。
(自分が遅筆野郎なので、特にw)
またお願いします!
大量投下うざい、と呟いてみるテスト
誤爆か? 大量投下ってほどの量じゃないだろ。
247 :
226 :04/04/25 13:07 ID:F2U7qXiz
`,、('∀⊂) '`,、 よーくわかった。そんなにうざかったか、ごめんよ。 さらに大量投下してやるからまってろ(TДT)ゴラァ!!
わあこのくらいで大量なんてったら漏れはこのスレじゃあ書けないね バイナラ ヽ(`Д´)ノシ
>>248 ゴメソ。いや、ちょっと一人でスレ占拠してる感があって他の職人さんが
書きにくくなってるような気がしただけなんだ。
続きが読みたいのもあったしな。
そういう意味でいってただけなんだが、言葉が足りなかった、すまん。
>247
本気でうざい。
>>249 >ゴメソ。いや、ちょっと一人でスレ占拠してる感があって他の職人さんが
>書きにくくなってるような気がしただけなんだ。
だとしたら逆効果だっただろうな。
あれだけの量でとやかく言われるんじゃ……と引いてしまった人もいたものと
思われ。
今まで全然書き手さんが現れなくて、やっと書いてくれる人が来たら、
>>245 みたいな香具師登場か。呆れた。自分も前にちょこちょこ書いてて、
仕事が一段落したからまた書こうかなと思ったところに、
>>245 見ちゃった。
やる気なくしたから、しばらく来ません。むぎチョコでも食ってきます。
>>249 > ゴメソ。いや、ちょっと一人でスレ占拠してる感があって他の職人さんが
下記のような保守状態継続だったのが
やっと職人さんが来てくれたと思ったのに
感謝の言葉でなく独り占め反対って
どないな感覚?
217 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/01 23:15 ID:uoKMjL/m
218 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/02 00:02 ID:7EUgRIRN
219 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/03 21:26 ID:zXMTo7zR
220 名前:KINO ◆Nq.KINOKeY 投稿日:04/04/05 03:03 ID:aU4d51WV
221 名前:KINO ◆Nq.KINOKeY メェル:sage 投稿日:04/04/05 03:04 ID:aU4d51WV
222 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/10 23:12 ID:8MR4jiJ3
223 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/12 22:03 ID:blPOBFQz
224 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/13 17:08 ID:1h2qnY6u
225 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/15 23:45 ID:pqO1izDE
226 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/17 20:57 ID:ejTRsHbu
職人さんたち、どうか行かないで〜。 ムギチョコあげるから 明日見合いにゴジラの着ぐるみ着ていくから 由良のパパと山奥にこもって特訓してくるから カレー持って機長室まで行くから etc このスレを見捨てないでおくれ。
通常で300〜500行で書いてるわしも……このスレには 大量投下ウゼェでアウトされますな……(ノ∀`)アチャー 書きかけなのはニッキーとユーリの話でしたが。
レスが伸びてると思ったら… あまりにも似かよった厨スメルに、某スレに間違って来てしまったかと思ったよ。 向こうが今静かなのを考えると……ちょっとガクブル。 書き手のみなさんがんばれ。
256 :
226 :04/04/25 22:42 ID:lLlOLCYN
>>254 そんなあ。読みたいので、読ませてください、お願いしますorz
じ、自分も投下し続けますのでっ。
ニッキーとユーリは自分、思いつかないので、読みたいんです。
と、投下してください。
257 :
161 :04/04/25 23:31 ID:6TgfMiVp
やっと人大杉がなおってうpできると思ってたんですが…。
私はチマチマかいてがーっとうpしたいタイプなんで私チト止めときますね。
>>226 =256タソ
まじめにグッジョブ!わたしなんか足元にも及ばない…oTz
やっと人大杉から解放されたのにぃ。 20レスも延々3時間かけてとるなら言いたい事も分かるが ありがたいSSだと思うのです。
某スレで他の書き手の人気を妬むようなレス連発してスルーされ、 読み手スレでその事をしつこく愚痴って厨認定されたあの香具師でつか? 自分以外のSSがマンセーされるのを僻んだ書き手かとも思ってたんだが どうやら自己中読み専っぽい気もするな。 お前様のお眼鏡に適うようなSSとやらを一度拝んでみたいよ。 ≫226タン 何はともあれグッジョブ! 煽りにも負けないあなたに惚れまつた。ポ
>259 あのー、そういうレスこそがスレを荒らす原因になるので、 ご遠慮していただきたく…
…どうして、あんなに好投している職人さん達に、「ウザい」なんか ぶつけるんだろう…。 とりあえず、グラウンドに投げられたういろうを拾い食いしてみる(゚)-゚)ノ□■
ていうか、そもそもオマイラ釣られすぎですよ、と。 まあ、このレスも釣られたことにはなるんだろうけどナー。 煽りは仏さまのよーに澄みきった心でスルーいたしましょう。
255だけど。 読み手・書き手どちらでもない、よその煽ラーが紛れ込んで来たのかと思った。 ここの住人が厨だとか、ましてや向こうと被ってるとは思ってないよ。 発言主旨を誤解されていそうなので念のため。 自分が一番釣られてるな。反省。
SS来た!と思ったら、煽りも…。 これだけ端的にまとまっているものですら長いのなら、自分が書いてるものなんて(汗 感想も付けたいけど、また今度にしますね。 …釣られてすみません。
265 :
226 :04/04/26 22:00 ID:kY7jl1hz
よーし、パパ喧嘩売るようにレスNo消さないぞー。 しかも苛立ちのまんま書きなぐったから、なんだか鬼畜モード入っちゃうかもしれないぞー。 しかも途中でうpだ! 煽るなら煽ってみろー! とりあえず、導入部です。 和馬vs若菜@新婚生活。苦手な人はスルーよろ。
266 :
226 :04/04/26 22:02 ID:kY7jl1hz
年を重ねると、丸くなる、とよく言われる。 だが、若菜はそんなことは決してないことを身を持って知った。 ……知りたくなど、なかったのだが。 社会人になるということはどういうことなのか、若菜はよく分からなかった。 和馬の意向に従って(というより従わされて)短大を卒業するとすぐに 入江家に嫁がされてしまったから、いわゆる社会人というものを経験していないのだ。 それでも。和馬を見れば、どれだけストレスの多いものであるかは窺い知れた。 ストレスはすべて若菜に対して発散されていたため、思い知らされていた、というほうが正しかったが。 当然のように与えられた新居である高級マンション。 最近では、その掃除すらもままならない状況の中で、若菜はぐったりとソファに沈み込んだ。 また、起きたら昼を大幅に過ぎていた。明日は土曜日。和馬の休日。 おそらく今日以上にハードなものになるだろう夜の生活を思って、若菜は重い溜息をついた。 毎夜のように繰り返される性交は、若菜の身体から確実に体力を奪い、外へと出かける気力すらも奪っていた。 めったに日にあたらなくなった若菜の肌はさらに白く、 ゆったりとしたワンピースに包まれた身体もさらに細くなっていた。 「あの…性欲魔人…食欲で我慢していればいいものを……」
267 :
226 :04/04/26 22:03 ID:kY7jl1hz
思えば昨日も大変だった。 入江家本邸に送られてきた結婚祝い品を持って、わざわざ和馬の母親が訪ねてきてくれたのだから。 それなのに、若菜は気付かず眠りこけ、出迎えたのはベッドの上で、しかも全裸。 温厚な姑で本当によかったと、若菜は心底思った。 …なぜこの人からあの悪魔が生まれてくるのか疑問も大きくなったが。 そして、言われたあまりにも理不尽な一言。 『和馬は少し男の子にしては小食だったから…。食欲よりも性欲の方に出てきてしまったのかしらねえ』 お義母様。敬愛するお義母様。 あなたの息子はけっっっっっして小食などではありません。 むしろ、大食漢というにふさわしい食事量を誇っております。 ……そう、ジャンクフードなら。 ファーストフードは言うに及ばず、ぱりっとさくっと美味しいスナック菓子や甘いチョコレート。 考えてみたら、若菜が実家にいたときからずっとこの手のものには目がなかったようだった。 確かに、食事の準備の手間隙を考えたらこの嗜好は歓迎するべきかもしれない。 初任給とはとても思えないような給料をもらっているのだ、それくらいの出費はまかなえる。 しかし…。 あと数時間で和馬が帰ってくる。山のような買い置きのジャンクフードを楽しみにしながら。 そして、その後の若菜いじめをそれ以上に楽しみにしながら。
268 :
226 :04/04/26 22:05 ID:kY7jl1hz
今日は、口ッテリアにした。えびの入ったそれは、若菜の好物なのだ。 そして、不本意ながら買った和馬のための大量のハンバーガーやポテト、シェイク。 激辛のスナック菓子で1度酷い目にあって以来、この手のものは買わないようにしている。 代わりにやわらかめの味付けのスナック菓子と安いチーカマ。貰い物の酒も大量に準備してある。 ここまで準備しておかないと、どんな罵詈雑言が飛んでくるか分からない。 それだけならまだしも、その後の『お仕置き』とやらで死ぬほどの目にあってしまうのが目に見えている。 再び重い溜息をついたとき、リビングのドアが開く音がした。 すでに悪魔の本性をさらけ出した和馬が、帰ってきたのだ。 「辛気臭い溜息なんかついてるんじゃない、うっとうしい。」 きつく言い放つ。オーダーメイドの背広にシックなネクタイ。 腹が立つほどよく似合っている。 和馬にとって若菜は唯一自分自身をさらけ出せる相手だ。 初めて会ったときから若菜に対して自分を飾ったことがない。 その若菜を手中に収めたと思ったらまるで自分といるのが嫌だとでも言わんばかりの溜息の多さ。 和馬は笑顔で引き抜いたネクタイを若菜に投げつけた。
269 :
226 :04/04/26 22:06 ID:kY7jl1hz
「いまさら、後悔したって無駄だぞ? 俺は手に入れたモノを易々と手放すほど甘い人間じゃあない。 それは、お前だってよく知っているはずだがな」 言い捨ててスーツを脱いだ。 直後に手を伸ばしたのは、若菜のひそかに楽しみにしていたえびの… 「うわあーー!! 楽しみにしてたのにー!」 大声で叫んだ若菜を見て、にやりと笑う。ハンバーガーの一つや二つ、 2口で食べるなどこの声を聞くことが出来るなら何でもない、と、和馬は心底思った。 若菜の自分を非難する声を聞くたびに、和馬はこれ以上無いほどの興奮を覚えるのだ。 心浮き立つような、言葉に出来ない何かが自分の内に溢れ出し、止まらなくなる。 ショックを押えきれないような若菜に高笑いを叩きつけながら、和馬は若菜の制止などものともせずに ほとんどすべての食料を腹に収めた。 早熟だった和馬だが、長い間若菜に手を出すことは出来なかった。 排除できない目の上の瘤のようだとわざと意識のすり替えをして、自分を騙していた頃もあった。 その頃のことを思うと我ながらあまりにも愚かだったと思う。 この感情は紛れもない執着だと、どうして自覚できなかったのか。 自己分析を怠るようでは優秀な経営者たりえない。 まだまだ自分も青かったのだと思う。他者に取り繕うべき部分を自分自身に取り繕っていたのだから。 これからも、より完璧な自分という者を構築していかなければ、と、和馬は決意を新たにした。 そして、自己分析すらも必要ないほど、この身の内にあふれる興奮が どこを出口として求めているかを確信していた。 ……ただ、この目の前にいる未だにショック覚めやらぬいたいけな子羊を求めているのだ、と。 ロックウイスキーをあおって、和馬は自分の食事を終えた。 メインディッシュを心ゆくまで楽しめる、金曜日という日に笑みをこぼしながら。
270 :
226 :04/04/26 22:09 ID:kY7jl1hz
2レス分のはずだったのに…。 何でJaneからまで「本文が長すぎます!」とか言われなければならないのかorz メモ帳にくるまって逝ってきます(xдx)
悪魔を知るもの新婚生活! 鬼畜? ふふふふ。楽しみですよ。 和馬は全く違和感ないですから。
お望み通り煽いでやるぜー!
パタパタつ´∀`)つβ,,
>>226 ゞα⊂(´∀`⊂ モツカレサマ
>226 ちょっとおちけつ!と言おうとしたが、 このまま突き進ませたほうが鬼畜度が増してよいかもしれん。 というわけで、続き待ってます。
若菜と和馬好きなので嬉すぃ(・∀・*)
275 :
226 :04/04/29 08:32 ID:8jQ/i8Ww
数日たって落ち着きました。 …我ながら釣られまくって、テンション上がりきってて痛すぎる…。 とりあえず、鬼畜というにはあまりにもぬるいものになりましたが、 何とかエンドマークはつけました。 これにて名無しに戻ります。 苦手な人はスルーよろしく。 NGネームは226で。
276 :
226 :04/04/29 08:34 ID:8jQ/i8Ww
お情けのように残されていた食料を腹に泣く泣く収め、和馬の食べ散らかした残骸を片付けて、 若菜はぐったりと座り込んでしまった。 「きょ、今日という今日は、絶対に許せないんだからね! この悪魔! 人でなし!」 必死で言い募る若菜の眼は、涙目になっている。 そんな眼で言い募ったところで、和馬を煽るだけにしかならない。 いつまでたっても学習しない愚かな若菜に、和馬は笑いが止まらなかった。 問答無用で抱き上げて、ベッドの上にほおり投げる。 「私は荷物じゃないっ!」 子羊がわめきたてる。睨みつける眼に隠し切れないおびえを滲ませて。 「荷物を抱く趣味はないな。そこまで悪趣味ではない」 和馬は自分を抑制しながら服を脱がせていく。和馬が冷静に見えるほうが、若菜をよりおびえさせることを よく知っているのだ。 若菜のおびえや恐怖心はダイレクトに和馬の加虐心を煽り立てる。 下着の上から秘裂をいたぶる。すぐに下着が潤んだ。 夜毎繰り返される性交に、若菜の身体は自身の意思を無視して和馬の思いのままに敏感になっていた。 「ぁあ………」 耳まで赤くして、押え切れない喘ぎ声を漏らす。 すでに、抵抗の力も弱まっていた。
277 :
226 :04/04/29 08:35 ID:8jQ/i8Ww
「荷物は勝手に中から濡れてきたりしない…そうだろう?」 耳元で囁いてやる。 下着の横から指を入れる。薄くやわらかいしげみととろりとした愛液が指に触れる。 首をふってなおも弱く抵抗しようとするが、そんなもので排除されるほど和馬は甘くはなかった。 ひそかに隠れている肉芽を優しく撫でさする。 吐き気がするほどの甘い快感だった。素肌に触れるシーツが冷たく感じられるほど、全身が熱い。 「下着が濡れて絞れそうだな、若菜? ほら、子供じゃないんだから自分で脱げるだろう?」 耳を食みながら囁いてやる。 泣きそうになりながらも抵抗を止めない若菜の下着から指を抜き取り、若菜に見せつけながら舌を出した。 ゆっくりと丹念に若菜の愛液のついた指を舐め上げていく。 「…舐めて、欲しいだろう?」 ギクシャクと目をそらし、操られたように若菜は下着を足から抜き取っていく。 和馬は本当に悪魔のようだ。 和馬が本気で若菜を従わせようと思ったら、若菜は決して抵抗できない。 それでも和馬は胸の柔らかなまろみに指を這わせながら、さらに追い込むのだ。 「足を広げて、自分で持つんだ」
278 :
226 :04/04/29 08:36 ID:8jQ/i8Ww
若菜は消え入りたいような羞恥に苛まれながら、それでもなぜか逆らえなかった。 いつも、行為が始まる直前までは、きっぱりと拒否しようと決意している。 しかし、始まったとたんに、身体が上手く動かなくなるのだ。 和馬と視線が合わさると、心で拒否しても、不思議と従ってしまう。 自分自身の心がよく見えない若菜にとって、和馬はまさしく悪魔の力を持っているように思えた。 柔らかい皮に隠された肉芽を舐めて外気に晒す。とろとろと愛液を零す花芯に指をうめる。 奥を嬲るようにかき回し、ゆっくりと抜き差しをする。 ひくひくと若菜の秘肉がうごめいて、和馬の指に快感を伝えた。 「くぅ……んん…っ」 若菜が身をよじると、指も舌も若菜から離れてしまった。 「あ・・・」 「まだ、いかせない。 指なんかでは、お前も満足できないだろう?」 微笑んだその顔がとても禍々しく見えて、若菜はごくり、と息を飲んだ。 ゆっくりと身を起こした和馬の腰に、隆々と屹立した雄根。 「何か、俺に言うことがあるだろう? いってみろ」 「…い・・・れ、て……」 かすれた声で若菜がつぶやいた。瞳はすでに霞がかったように焦点が合っていない。 「…いい子だ」 結婚して数ヶ月。ほとんどの夜を身体を重ねて過ごしてきた。 それでも、和馬の中に眠る獣欲は尽きることがない。若菜が存在し続ける限り、和馬の中の獣もおさまらないのだろう。 それまでのじらすような愛撫が嘘のように、和馬は自身を荒々しく若菜の中へ突き刺した。 若菜の背が弓なりに反り返る。秘肉が痙攣し、きちきちと和馬を締め付ける。 がくがくと震える若菜の手の中でシーツが握りしめられる。 軽い絶頂の中にいる若菜を、和馬は容赦なく揺さぶった。 悲鳴のような声で若菜が喘ぐ。眦から涙がこぼれている。 がくがくと和馬のするがままに揺さぶられている若菜は、まるで人形のようだった。
279 :
226 :04/04/29 08:40 ID:8jQ/i8Ww
過ぎた快感は苦痛と紙一重だ。必死で耐える若菜を嘲笑うかのように、和馬は片足を抱え上げた。 ふくらはぎにキスを落とし、さらに深く突き上げる。 先ほどまでよりもいっそう深く和馬を感じ、若菜は気が狂いそうなほどの快感に鳴いた。 和馬に最奥をぐりぐりとかき回され、若菜は頭の中が白く染まるほどの絶頂を、何度も極める。 それでも離してもらえず、いっそう激しく攻め立てられた。 助けを求めることができるのは、今まさに若菜を責め苛んでいる和馬だけ、という矛盾した状況の中で、 せめて和馬の背にすがりつきたかった。 ささやかな願いはむなしく宙に消え、和馬に抱えられていた片足を持って返されてしまう。 腰だけを高く上げた獣の様な姿勢。むなしくシーツを握り締めて、若菜はただ襲い来る快感に耐えるしかない。 濡れた、耳をふさぎたくなるような大きな音が、和馬とつながった場所から聞こえ続ける。 洪水のように溢れ出した愛液が、若菜の薄いしげみを伝ってシーツにできた染みを広げていく。 喘ぎすぎて、すでに若菜の喉はひりつくような痛みを訴えていた。 もはや絶頂は絶え間なく続き、確かにそばにいるはずの和馬すら、若菜には見えていない。 腰を押えていた片手を外し、和馬が肉芽を嬲る。 すでに過度な刺激で腫れ上がった肉芽が伝える刺激が、若菜を少し失禁させてしまった。 「こらえ性がないな…そんなに気持ちいいのなら、もうしばらくこのまま続けるか?」 悪魔が囁く。必死で首を振る若菜の身体を再び仰向けに反して、貫いたまま和馬の膝に座らせた。 「人に頼むときは、それなりの態度ってものがあるだろう?」
280 :
226 :04/04/29 08:41 ID:8jQ/i8Ww
この時間が、和馬は情交の中で一番好きだった。 どれほど嬲っても、責め苛んでも。若菜は和馬の背にすがることが出来た時、一瞬安心したような表情を見せるのだ。 焦らしてから抱き合える体勢にしてやれば、若菜はこれで自分は救われる、と思うのかも知れない。 たとえどれほど言葉で嬲っても、幼子の無垢さで答えるようになる。 「最後は、どうして欲しいんだ?」 「おく、おくに…ほ、し・・・よぉ……おく………」 離されまいと和馬の背にすがりつく力は強い。和馬が突き上げるたびに指先に力が入り、和馬の背に爪痕を残した。 「気持ちがいい?」 「ぅん・・・っ…・き、もち……いい…いい……」 首筋に顔をうずめた若菜の息は熱く、和馬に愛撫されているような快感を与える。 和馬にも、限界が近かった。 突き上げがいっそう激しくなり、若菜は悲鳴交じりに喘いだ。 苦しいほどに抱きしめられて、最奥に広がる熱い体液を感じる。 自分に回された手から力が抜け、和馬は若菜が意識を失ったことを知った。 そっと身体を横たえて、濡れた髪をかき上げてやる。 染めることなど考えもしなかっただろう真っ黒な髪は、優しく和馬の手に張り付いてくる。 微笑んで、和馬はしばしの休息を若菜に与えた。 和馬の中の悪魔はさらに子羊を求めているが、夜はまだ長い。 触れるだけの口付けをおとして、和馬もまた目を閉じた。 結婚は終着点ではない。ただの経過に過ぎないのだ。 これからも若菜を我がものにし続けるためには手段を選ばない、と、和馬は心に刻んだ。 了
281 :
226 :04/04/29 08:43 ID:8jQ/i8Ww
以上です。 スレ汚し失礼しました。 この後のほかの職人さんの作品を楽しみに、ロムに戻ります。
GJ!!!! そんなこといわずにいつかまた新作キボン。
素晴らスィ、アリがトンです。226さま、またのご登場をたのしみにしています。
柚子はロレンスを睨み付けながら彼の下着を脱がした。 「コレで良いでしょ?」 「何言ってるんですか?当然柚子ちゃんもこちらにしてくれなきゃ。」 「はぁ?」 「ストレートに言わなきゃ分からないんですか?」 「…いや、ソレは止めて。」 「じゃぁ、どうにかしてくださいよ」 柚子はしぶしぶながらもロレンスの反り返った男根に口を付けた。 最初はキス。そして先端から根元までまるで千歳飴でも舐めているかのように 柚子はしゃぶっていく。
『フ#ラってどーやったらいいんだろーな』 『レディコミにさ、飴を舐めるようにって描いてあったけどな〜』 親友二人のそんな会話を聞いてから柚子はソレを実践してきた。 律儀に。 「もう、いいですよ。ありがとう。」 「はぁ。」 「でね、僕としてはそろそろ限界なんですけどね。いいですか?」 「良いですかって言われても…」 「いいんですね?」 にっこり笑うロレンスには悪魔の影。 「エセ…ちょっとっ…!!!」 フ$ラのせいか興奮して濡れ続けている柚子のソコに ロレンスは自身を押し付けた。
「ほ〜ら、入っちゃった☆」 「やめ…てって…言ったのに」 「まぁまぁ。動きますよ?」 そう言うとロレンスは腰をグッと落とした。 「ふぁっ…いきなりは…反則っていつも言ってるでしょう?」 そう言いながら柚子はどんどん自分の躯が燃えるように熱くなっているのを 感じていた。ロレンスの腰の動きが早まるにつれ、同じように柚子の呼吸も早くなる。 これ以上ないというくらい、そのリズムが重なり、早くなる。 「手ぇ、つない…で?」 「はいはい」 柚子はいつも限界が近くなると手をつなぐことを求める。 何かにつかまっていたいのだろう。そのつないだ手にどんどん力が入る。 「えせ、る…もうだめぇぇぇえええっ!」 そう一言叫ぶと柚子は果てた。 「早いなぁ…普通逆じゃないですか?それとも僕自信を持っていいのかな?」 と苦笑交じりに呟くとロレンスは数回動き、果てた。
ー数時間後ー 「う…ん」 「あ、起きた。」 「おはようございます、柚子ちゃん…なんでもう服着て…て、縛られてるし!」 「ワタシのいうことも聞かないで一方的にした罰だ。気が向いたら迎えに来てやるよ。 あ、見苦しいから一応服は着させてあげたから。まぁ、それだけでも感謝してくだ さいませ、せ・ん・せ・い!!!!」 と、にっこり微笑んだ柚子を見てロレンスは「堕天使だ…」と思った。 勿論口には出さなかったけれども。 「鍵はもってくかんね。じゃぁバイバイ。」 「え、本当にいっちゃうの?ゆ、ゆずこちゃ〜ん」 「もう、遅い!」 哀れ、自業自得なロレンス卿は含み笑いをした執事、ベネット氏に よって次の日助けられた。このあとからずっと聡明で意地悪な若奥様に 誇りあるイギリス紳士のロレンス卿は頭が上がらなかったということは… 言うまでもない。
288 :
161 :04/04/30 21:02 ID:BfWd00bq
以上です。スレ長期使用&ほったらかし、すいませんでした。
>>226 素晴らしいです!!!新作お待ちしてます!
お久しぶりでございます。 ながくながくながくきてないのできっと忘れられていると思いつつ、 落とし前なので最後の部分を持ってきました。 架空の森パロはこれで終わりです。 畑違いゆえ、あまりエロくないかもしれませんがv ご容赦くださいませ。
触れ合った唇は、最初の時より確かに震えていた。 それがどちらの震えなのか。二人とも判断がつかない。 それでも、軽く触れ合った唇はすぐに離れ、織人の瞳が真っ直ぐに射抜いてくる。 綺麗な瞳の奥に。燃える、もの。 唇は額、瞼、鼻筋、鼻先、頬、と軽いキスを繰り返しながら降りてきて、 もう一度重なる。今度は、その隙間を開いて、深く。 「……んっ」 歯列を抉じ開けて舌先を触れさせると、鼻にかかった声が漏れる。 おずおずと伸ばされる舌を絡めとるようにして吸い上げれば、唾液がくちゅりと 音を立てた。繰り返す動きに、飲み下せない唾液は顎にこぼれ、 咽喉へ鎖骨へと落ちていく。 眩暈がするようだった。妨げられる呼吸のせいか、あるいは別の要因か。 甘美な痺れにも似た苦しさが、頭の中を埋めていく。 「ん、はっ」 離れた唇は止まることなく、白い咽喉に吸い付いた。流れた唾液の後を追うように、 舌を這わせていく。白い寝間着の肩を肌蹴ると、綺麗な鎖骨が視界に入る。 同時に身体をまさぐって、織人は腰の帯の結び目を探した。やや性急な動きに、 きちんと着込まれていた寝間着は緩み、 裾の乱れを気にしたように苑生は手を伸ばし、肌蹴かかった布を引く。 その手に手を重ねて押さえ、背中を支えるようにして、織人は 苑生を、真新しい、折り目も残るシーツの上に横たえる。 数秒見つめあう顔は、お互いやや上気していた。苑生の頬をそっと撫でて、 それからゆるく結んでいた髪の紐を解いた。 さらさらと、黒髪がシーツの上に流れる。持ち主の気性を現したような、 真っ直ぐで癖のない、綺麗な濡れ羽色の髪。そっとすくい上げてくちづけると、 照れたような顔で睨まれた。
はだけた裾から手を差し入れて、形のよい脚のラインを撫で上げる。 片膝が暴かれて、ゆっくりと腰へと登ってくる感触に、 苑生はぞくりとした感触に身をすくませた。触れられる感触が。 下腹部に甘い衝撃になって響く。 腰までせりあがった指先が、下着を引っ掛ける。そのままするすると 引き降ろされて、苑生は慌てた顔をした。 腰の紐を解くことはせずに、寝間着の襟をはだけて肩を晒させる。 形のよい、決して大きくはないが綺麗な胸の先端に、 ちろりと舌先を触れさせると小さく息を呑む。 指先で触れ、形を辿ってから、押し上げるようにして軽く揉むと、 か細い声がこぼれた。 そんな声に煽られながら、舌と指でたっぷりと弾力のある胸の感触を楽しんで、 先端から谷間、そのまま滑り落ちて臍に舌を差し入れると、 先ほどから下腹部に響いていた甘さが急に強くきて、 苑生の身体はびくりと跳ねた。こぼれそうな声を抑えたくて、 己の右手の指に歯を立てる。 「噛んじゃだめですよ」 気付いた織人の身体が戻って、指を外させて換わりにくちづけた。 そうしてやりながら、苑生の両脚の間に己の身体を割り込ませ、 閉じられないようにしてからゆっくりと。下腹部のあたりで止まっていた手を すべり落とし、茂みの奥へと指を進める。 「っあ、っ」<br> 少し湿っているようなその場所を、じっくりと指で辿っていく。 苑生の手が織人の肩にすがりつくような仕草を見せた。 「少し。濡れてますよ、苑生さん」 「……っ、馬鹿、あぁっ」<br> 一番敏感な突起を辿られて、羞恥と戸惑うばかりの感覚に 頬を染めながら、微かに首を振る。辿られる感覚は確実に潤いを増やし、 そのぬるぬるとした感触が余計にそこを湿らせる。
「はぁっ、ぁ、……」 一度開放してしまった声は止めようがなく、 荒く吐き出される息に引きずられるように擦れて唇を突いた。 そこに来てようやく、織人の手が腰帯を解く。引き抜くようにして帯を取り去り、 半端に絡まるような寝間着をやや性急に引き剥がした。 しっとりと汗ばむ肢体は白く、何かの証を刻むように赤い印を散らしていく。 なれない感覚に痺れたような錯覚に陥る苑生の両脚を開かせて、 先ほどまでは指で弄っていた場所に、唇を落とした。 「あ、やぁっ!」 思わず声を上げて、苑生が織人を引き離そうとする。 しかし、どうやってもそれは無理というものだった。濡れた音をさせながら、 織人の舌が唇が、敏感な場所を蹂躙する。 丁寧に丁寧に愛されて、やがて与えられる快楽の奥から、 何かが競りあがってくるような錯覚が苑生を捕らえた。 「あ、ぁあっ……!」 甘い痺れを堪えきれず。びくびく、と身体が痙攣する。一瞬息を呑んで その瞬間を迎えた苑生が、愛撫の中断にくったりと布団に沈む。<br> ああ、どうしたんだろう。というぼんやりとした思考の中に、 衣擦れの音がした。やがて一旦離れていた身体が、はっきりとした熱さを持って 再び覆いかぶさってくる。 薄く開いた眼にも、それは逞しい男の身体だった。眩しげに見上げながら、 苑生の指がその肩の辺りをゆっくりと撫でた。 そんな苑生の仕草を愛しげに見やって、織人はそっと苑生の両脚を、 膝裏に手を入れて上へと押し上げた。 「力。入れないで、楽にして」 囁かれたと思った瞬間、その場所へとあてがわれた熱に苑生は息を呑む。 くっと息を詰めたとほぼ同時に、先端が狭い場所を抉じ開けるようにして 進んでくる。 「っ……!!」
力を抜けとか、楽にしろとか、そんなのは土台無理だった。どうやっても その場所はまだ狭く、みしみしと音が聞こえそうな錯覚さえする。それでも 痛みを唇を噛み締めて耐えていると、織人の指が唇を抉じ開けた。 「噛んで、いいですから」 囁けば目元を潤ませて首をふる。そんな様子が酷く愛しい。 思わず衝動にかられ、それまでゆっくりと進めていた身体を性急に動かした。 「ア、あぁっ……!」 耐え切れずに悲鳴のような声が上がる。先ほどまでの快楽で溢れた愛液と、 たった今裂けて流れた血液が、潤滑油となって織人の熱を最奥へと導き入れる。 少しばかりほっと息を吐いて、織人は動きを止めた。 「苑生さん、大丈夫……ですか?」 額に張り付く髪を撫でてやりながら問えば、薄っすらと瞳を開ける。 「……うん」 こくりと。頷きながら薄く微笑む。 確かに、痛みは酷かったが。それ以上に、愛しい熱を体内に受け入れた充足感が、 不思議と苑生を満たしている。 身体の中にぽっかりと開いていた穴が、ようやく埋められたような錯覚。 「ん……あぁっ!」 止まっていた動きがゆっくりと再開されれば、再び痛みが発生して苑生を苛む。 だがそれと共に、微かな快楽もまた。 「苑生、さん」 動きに加減が聞かなくなった織人が、吐き出す息の合間に切れ切れに苑生を呼ぶ。 そしてまた苑生も。 「お、りとぉ……!」 痛みなのか快楽なのか、わけがわからなくなっていく感覚の中で、ただひたすら 自分を抱く男の名を呼んだ。 ――――――――――― 少年、ではなく。男の名を。 上り詰めたような気がしたけれど、飛びかけた意識でははっきりとわからない。 愛しい熱は体内で果てた、多分それだけは間違いなかった。
どれくらい、意識が飛んでいたのか。 眼を覚ましても、まだ部屋の中は夜が支配しているらしかった。 自分を胸に抱いて、呑気そうに寝息を立てている織人の顔を、 不思議そうに見やってから、ようやく状況を思い出す。 ……頬が火照った。 織人の胸にこてんと頭をつけて、静かな吐息と鼓動を聞く。 誰かの寝息、鼓動、体温をこんな近くに感じたのはいつ以来のことだろう。 それは温かい気配。……独りでいながら、ずっと求めていたもの。 もう寂しくはさせない、と織人は言った。それでどれだけ自分が寂しかったのか、 ようやく気付いたような気がする。 小さく微笑んで、もう一度苑生は瞳を閉じた。 眠ろう。まだ空には月がある。寂しい夜は、もう……来ない。 終
以上でした。 お眼汚し失礼いたしました。 苦情はどんどん受け付けます(藁 ありがとうございました。
結構なお手並みでございました。 川原ヒロイン達は、皆あまり大きくない胸をしている気がするね。
セーリだナンだちゅう割に、中性的でセクシュアリティ希薄な女性が多いからなー。
でも、乳ボーン尻バーンな川原ヒロインってのもなんか嫌。
いいなあここは秀作が多くて満足です。
>>300 あの絵柄をどう使って乳ボーン尻バーンを表現するのかと小一時間(ry
>>300 誰か乳ボーン尻バーン(っぽい)女性キャラいたかなぁ、と思って、まっさきに
思い出したのが……名前失念。
牧場が舞台のお話で、牝牛を擬人化した絵があったじゃないですか。
バースの妹。
あの擬人化した絵は結構そんなスタイルしていたような。気が。少し。
まあ、エリザベスちゃんは、ホルスタインだからな…。
メイプルの笑子ちゃんとかも、(雰囲気から)ちょっとグラマーっぽい。 実際の絵はスレンダーだけど、きっと着やせするタイプ…。
>>303 エドワーズなんかもばいんばいんでもよさそうな気もするけど、筋肉質で胸板厚い感じ
なんでしょうかねぇ。
なぜか一瞬エロゲー「Theガッツ!」のタカさんを連想して、いくらなんでもエドワーズが
可哀想に思えた。
>>304 >ご紹介のページ
うむむ、これはこれで(謎)
「殺伐」と聞いて、ミカエル三人娘が吉野家で殺伐オフに参加しているというわけのわか
らない構図を連想してしまって鬱。
3人揃って殺伐と半白眼でねぎだくかっ込んでる店内へ、 王子とアンドレと先生が乱入して首根っこつかんで店外へ連れ出す。 「あんだよー、もうちょっとで食い終わるところだったによー(怒)」 「若い娘があんなところで殺伐とするもんじゃありません! 太りますよ!」 「だって、牛丼って美容食じゃん」
>>307 またため息つかれちゃうねw
…その牛がクララ牧場のだっ(r
豆の木高校の面々だと、甲子園遠征の時に 「ああ〜」(ぽわ〜) って感じで、皆で感動している。 「吉野家だ……」 「吉野家の看板だぁ……」 「「「「都会なんだぁ〜〜〜」」」」 そしてゾロゾロと店に入り、9人そろって大盛りねぎだくにギョクをつけて注文。 殺伐とはしていないけど、無言でぽわぽわしながら完食。 ってかんじですかね?
はなわによれば佐賀は吉田家だったなー。
遅まきながらSSの感想なんですが…。 >226さん(俊介×和音) 愛があるなぁ。やさしく教え諭すように導く、俊介の愛撫にこめられた想いに萌え。 そして、未知への恐怖がほどけた和音さんの覚悟に更に萌え!でした。 こと俊介に関しては、20数年間?募る気持ちが報われて良かったねと思ってしまいます(w >226さん(和馬vs若菜@新婚生活。) 結婚するまで手を出さなかったのも、和馬の自己分析が自然ですんなり納得させられてしまいました。 和馬は加虐心、若菜は恐怖心によってとはいえ、相手に対して飽くことなく感心が続くのも、 ある意味相性が良いといえるのでしょーか?その根底にある愛が(w 最後の二行に、その後の調教編とか若菜の逆襲編(笑)とかあったりして…などと期待してしまいました。 (野暮だったらごめんなさい) >161さん 規制と戦いながらうpお疲れ様でした。 >「手ぇ、つない…で?」 >柚子はいつも限界が近くなると手をつなぐことを求める。 こんなふうにされたらロレンスもたまらんですね。柚子ちゃんのエセル呼びが新鮮でした♪ ロレンス先生がいつまで教え子に手だしせずにいられたのか気になるところなのですが、 この親密度からすると、婚約後はすごかったんだろうな〜と(w >需要(略)さん それまでの凛としたストイックな印象と、抱かれる時の苑生さんの対比に萌え。 織人の温かさに触れることで、苑生の内にある淋しさが呼び覚まされ、 それを埋められるのが彼なのだと気づいていく過程が素敵でした。 ラストまで温かい気持ちで読み終えることができました。いいお話をありがとうございます。 きっと、エロパロ以外のもの書かれていらっしゃるなかなぁと。 長文感想スマソ。
>(野暮だったらごめんなさい) 書き手が続きを意図したものではないと思われ。 そのくらい読み取れない?わかってんなら(ry
なぜ長文感想を書きたがるのかなー。こういう香具師が何人か居るなー… 野暮とわかってるなら最初から何もしない方がいい。
書き手から言わせてもらえれば、 感想をいただけるのは大変嬉しいことです。 きっつい突っ込みでも長い感想でもたった一言でもね。 やっぱまた書こう!と思うし。 だから、このくらい良いんじゃないの?と思うけど、 ただ読んでる人にはうざいだけなのかなぁ。
全くの同意。感想は創作活動の最も重要な糧ですよ?
316 :
311 :04/05/08 19:17 ID:ogS3X+ZB
>312さん >313さん ええと、野暮は承知で書いております。 わたしとしては、書き手さんへの湾曲な次回作期待のつもりだったのですが。 お目障りでしたらすみません。 >314さん >315さん ご迷惑でなければ幸いです。
>>316 ここに感想を書くということは、感想書く人と感想書かれる人だけの
問題じゃないんだよ。
感想にでさえ常に人の目に触れる=読み手がいることになるし、
不愉快だと思えば反応する。
こういう感想の書き方とかは荒れる元になるかもしれない。
そしたら巡り巡って書き手さんの迷惑にならない?
難しいよね。
>316 湾曲じゃなくて婉曲、と空気を読まずに野暮なツッコミを入れてみるテスツ。
なんか粘着厨か自治クンがいるような。 314さんや315さんに同意。 感想は作家のビタミン剤だと思う。 短いものでも嬉しいけど、長くて丁寧な感想をもらった時なんて、 嬉しくて一日に何度も読み返したことあるよw 今でも、煮詰まった時とか読み返してるし。 それに、丁寧な感想が付いてるスレって、他の職人も書いて みようかなっていう気にさせるんだよね。 だから、スレのビタミン剤でもあると思う。
丁寧な感想を書いて叩かれてるのって初めて見た…
>320 単なる粘着と思われ ssマンセーの流れが嫌いみたいな
よそのスレでも、「ここはSS専用スレじゃない」をしきりに連発している 人がいたりするし。
314,315,319氏に同意。
感想はとても嬉しいものだと思う。
どんなものであれ、ssに対する反応はあったほうが
書きたいという気にさせられる。
良いものでも、悪いものでもね。
反応がある=読んでくれた人がいた、ということだから。
……と、いうわけでありがとうございました、
>>311 さん。
私も感想は嬉しい人です。 長ければ長いほど嬉しくて何度も読み返してしまう。 もちろん、一言だけの感想でも嬉しいし、 ↑のほうで展開された胸談義(w のように、 作品中の何かに反応していただけるのもまた嬉しい。 感想くれた方、ありがとう。 反応してくれた方々、ありがとう。 とても嬉しかったよ。
鈴姫さまの初夜を想像してみたら、「はいっ」がついつい凛ちゃん化してしまった(w
ほすもぎゅ
327 :
名無しさん@ピンキー :04/05/16 01:40 ID:MX/RrLOC
また人大杉か・・・。 饅頭でも食べながら待ちます、もぎゅ。
∫ そいじゃ、お茶ドゾー □ あんこがチガーウ!栗まんじゅうは竹林堂、かな?(w
ほしゅ
保守ついでに… 「か、和音さん何やってるんですか?」 「あ、俊介。これか?お中元で来てた"18歳☆夜の理事長室"とかいう裏ビデオだ。」 「夜中にこっそりと今度はAV鑑賞ですか…。そんな娘に育てた覚えはないんですけどねぇ…」 「…そういいつつ目は釘付けだぞ、俊介。」 「うっ…」
>330 もしかして、お中元の箱には ロリータ18禁アニメ 『 いけないお兄ちゃん 書斎のヒ・ミ・ツ♪ 』 とか スペシャルハードコア 『 呪縛 ―狙われた会長令嬢― 』 なんかが一緒に入ってたりとかします?(w
「…ずっと言いたかったんだけどな」 「ん?」 「紘子お前、俺の浮気の原因わかってるか?」 「原因? そんなの知るわけないじゃない」 「…新婚一ヶ月以降、自分が夫婦生活にどれだけ消極的だったか、分かってないのか?」 「まさか、…」 「も、もちろんもうしない。それは約束する。…ただ……」 「…ん。ど、努力する…」 「…頼む。んで…今日、いい、か?」 「…ん。」
>332 短いんだけどすごく萌えた〜。 これを元にSS投下していただきたいな。
うわ〜、仁科夫婦だ! この二人好きだから、萌えたよ〜!!
>332さん 仁科夫妻の枕会話がほんとにありそうで、目に浮かぶ〜(w
一日一保守
>332さん、 この仁科夫婦の台詞を元にSS作って、投下してもいいですか? 前後の様子が思い浮かんじゃったので、書きたいんですが。 もし332さんの許可が下りれば、仁科夫婦の話を投下させていただきます。
メル欄消してなかったorz
340 :
337 :04/05/27 21:18 ID:Wt0bQfnF
では、途中までですが投下したいと思います。 東京の自宅で二人で過ごす…。 今まで何でもない普通だった日常が、紘子がプロになってから全くといって良いほどなくなってしまった。 片や北海道、方や東京。 離れて暮らす夫婦は数いるだろうけど、 男女の差も越えて、同じ世界で戦っている夫婦はそうは居ないだろう。 彼女がプロになると言った時、小莫迦にした態度をとってしまったが、 シーズンが終わってみれば、彼女に負けた…という結果が出た。 野球だけじゃない、きっと彼女には永遠に勝てないのだろう。 彼女を家庭で縛りつけようとしたのも、 彼女が他の男の目に映るのを嫌がったのも。 全て……俺が彼女に囚われてるからだ。
341 :
337 :04/05/27 21:20 ID:Wt0bQfnF
>332さん、許可頂きありがとうございます。 では、投下させて頂きます。 東京の自宅で二人で過ごす…。 今まで何でもない普通だった日常が、紘子がプロになってから全くといって良いほどなくなってしまった。 片や北海道、方や東京。 離れて暮らす夫婦は数いるだろうけど、 男女の差も越えて、同じ世界で戦っている夫婦はそうは居ないだろう。 彼女がプロになると言った時、小莫迦にした態度をとってしまったが、 シーズンが終わってみれば、彼女に負けた…という結果が出た。 野球だけじゃない、きっと彼女には永遠に勝てないのだろう。 彼女を家庭で縛りつけようとしたのも、 彼女が他の男の目に映るのを嫌がったのも。 全て……俺が彼女に囚われてるからだ。
342 :
337 :04/05/27 21:22 ID:Wt0bQfnF
短い短いオフの間…。 優勝したチームの、それもトッププレーヤーともなれば、 それなりにテレビ出演だったり仕事はある訳だが、 それらの仕事の殆どは東京。 今まで離れて暮らして、自分でもこんなに彼女を想っているのかと思った。 彼女の作った、自分好みの夕食を食べる。 それまで当たり前だったことが、幸せに感じる。 「美味しい?」 少し上目遣いで聞いてくる、その表情が愛らしくてしょうがない。 「旨いよ」 一波乱も二波乱も経て、彼女にもっと近づくことが出来たのだから。 もう離すことはしない……いや、最初から離すつもりなんて毛頭なかった。
343 :
337 :04/05/27 21:24 ID:Wt0bQfnF
夕食を経て、ソファで二人並んで映画を見る。 彼女が見たがっていた洋画だけど、俺が見ているのは彼女。 大きな画面に釘付けになっている、彼女の視線をどうやったら自分のものに出来るか…。 ちょっと悪戯心を出してみることにした。 肩を手をやり、俺の胸に身を預けさせる。 「……ん?」 不思議そうな目をしてこちらを見るものの、抵抗はしないらしい。 ゆっくりと髪を撫でてやると、心地よいのか目を瞑った。 映画よりも自分を選んでくれたことがうれしくて、更に彼女に触れたくなる。 「紘子…」 耳元でそっと名前を呼んでみる。 「…っん?!」 たったそれだけの事なのに、彼女の顔は赤くなって、聴こえる鼓動は早くなっている。 「感じちゃってるの?」 ちょっと意地悪をして聞いてみる。 すると彼女は膨れっ面になって、 「あなたと違って、そんなに経験豊富じゃないんでね」と答えた。 今までの彼女なら言わなかったであろう台詞。 ……でも、俺の本心には気づいてないんだろう。 もう教えてもいいかな。 俺には彼女しか見えてないことを。 彼女の頬に手を当てて、口付けを落とす。 俺の精一杯の気持ちが少しでも伝わるようにと祈りながら。
344 :
337 :04/05/27 21:26 ID:Wt0bQfnF
夕食を経て、ソファで二人並んで映画を見る。 彼女が見たがっていた洋画だけど、俺が見ているのは彼女。 大きな画面に釘付けになっている、彼女の視線をどうやったら自分のものに出来るか…。 ちょっと悪戯心を出してみることにした。 肩を手をやり、俺の胸に身を預けさせる。 「……ん?」 不思議そうな目をしてこちらを見るものの、抵抗はしないらしい。 ゆっくりと髪を撫でてやると、心地よいのか目を瞑った。 映画よりも自分を選んでくれたことがうれしくて、更に彼女に触れたくなる。 「紘子…」 耳元でそっと名前を呼んでみる。 「…っん?!」 たったそれだけの事なのに、彼女の顔は赤くなって、聴こえる鼓動は早くなっている。 「感じちゃってるの?」 ちょっと意地悪をして聞いてみる。 すると彼女は膨れっ面になって、 「あなたと違って、そんなに経験豊富じゃないんでね」と答えた。 今までの彼女なら言わなかったであろう台詞。 ……でも、俺の本心には気づいてないんだろう。 もう教えてもいいかな。 俺には彼女しか見えてないことを。 彼女の頬に手を当てて、口付けを落とす。 俺の精一杯の気持ちが少しでも伝わるようにと祈りながら。
345 :
337 :04/05/27 21:27 ID:Wt0bQfnF
もう映画はBGMとしての役割しか担っていない。 早口の英語が右から左に流れていくだけ。 最初は触れ合うだけだった口付けが、徐々に深さを増す。 彼女のやわらかい唇を余すところなく味わいたくて、感じたくて。 「……っん、……んっ」 口付けの合間に漏れる彼女の吐息が、彼女が感じていることを教えてくれる。 舌と舌を合わせるような、何処からが彼女で何処まで俺の唾液か分からない様な貪欲なキスをする。 「……ぁあ、……ふぅ」 唇を離して、彼女をじっとみつめる。 いつものしゃきっとした彼女はなくて、とろんとした瞳で俺を見る。 口の端から流れる唾液を、親指でそっと拭う。 すると彼女は冷静になって恥ずかしくなったのか、俯いてしまう。 それでも俺のシャツの袖口をぎゅっと握っていてくれることが本当に嬉しい。 彼女をすっぽりと抱きしめる。 スポーツをやってるのが信じられない位、華奢な体。 胸に掛かる彼女の重みさえも愛しく感じる…。
346 :
337 :04/05/27 21:28 ID:Wt0bQfnF
「……ずっと言いたかったんだけどな」 彼女に離婚届を突きつけられてから、ずっと伝えたかったことを言うことにした。 「ん?」 「紘子お前、俺の浮気の原因わかってるか?」 今までのとろんとした瞳が意思を持った。 「原因?そんなの知るわけないじゃない」 何を聞いているんだ?そう言いたげな様子で俺を見る。 「…新婚一ヶ月以降、自分が夫婦生活にどれだけ消極的だったか、分かってないのか?」 すると彼女は真っ赤になって、その後青くなった。 「まさか…」 彼女が心配したことは言わずとも分かった。 そしてその心配は杞憂であることも、もう二度と彼女以外の女を抱くことがないことも。 「も、もちろんもうしない。それは約束する。…ただ……」 真剣な表情で彼女を見つめる。 この彼女が欲しいから抱くんだ。他の女じゃ意味がない。 「…ん。ど、努力する…」 分かってくれたんだろうか。 肯定されたことで少し安心した。 「…頼む。んで…今日、いい、か?」 奥手な彼女が、行為を好まないことは知ってる。 でも、彼女が欲しくてしょうがなかった。 抱きしめていた彼女の腕が、俺の背中に回る。 俺の胸に顔を埋めて……でも髪の合間から見える耳が赤くなっていた。 「……ん」 帰ってきた答えは肯定。
初めて投下したので、二重カキコとかになってしまったところがあって申し訳ないです。 というか、エロパロも普通のSSも書いたの初めてなんで、 これでいいのか、右往左往している状態なのですが。 もし宜しければ、続きも投下させて頂きます(エチ突入です)。 どうでしょうか?
>347 激しくGJ 続きキボンヌ なんか不安定だったみたいだから二重は気にシナイ
ものっそい good job!!です。
あ、自分
>>332 ですが。
続きを首を長くしてお待ちしています。
あ、そうそう、現在、2ちゃん全体の鯖負荷が高くなってるらしく
2重カキコはあまりお気になさらず。
書き込みエラーが出ても気長に待って投下をお願いします。
>>347 乙ー!続きが激しく気になります。
小早川くんと瑠璃子ちゃんでネタ考えてたけど、
どうしても「や ら な い か ?」に思考がいっちゃうorz
ほしゅしますです!
保守書き込みに来るまでもなく、素敵なSSが! >347さん 続きをお待ちしております〜。
ぐっじょぶ! ところで監督の浮いた話ないのかのぅ
しかし「やらせてくれなかったから浮気した」は実際に理由として 使われたら(例えこの話のケースでも)ぶん殴るかもしれない。
>354 ぶん殴られたとて、それさえも嬉しい(かもしれない)仁科(夫)
がんばってギコナビ導入したら…
新作が!グッジョブ
>>347 タソ!
ところで(うpするとしたら347タソのが終わってからなんだけど)ほのぼの小早川君と瑠璃子ちゃん
を読みたい方いらっしゃいますか?流れ的に801にはしてないんですが…。
史緒×一臣の近親ネタ、需要はあるだろうか…? 令嬢と卑しい厩番…和音の鍛え抜かれた肉体を拘束し乗馬鞭で 打ち据える俊介! 双仔を孕んだロリ体型ボテ柚子の子宮に巨根を撃ちつけるサー・ ロレンス!
>>356 小早川くんと瑠璃子ちゃん、見たい!!
スレ違いにはならないと思うし、ぜひともキボン!
>356 瑠璃子ちゃんは女の子ですからノープロブレムかと。
神様急増!?ともあれ期待してます。特に瑠璃子ちゃん好きなんで。
363 :
356 :04/05/31 22:29 ID:uxogK1ap
皆様にご相談なんですが…瑠璃子ちゃんの肉体的な性別wはどう処理したらよいでしょうか? 今考えてるのは… 1男のままで、エチーなし 2魔法の飴で一時的に性転換というちとファンタジー系(ノームが出てきます) 3ぱーぺきに女の子 のどれかなんですが…
>363 自分はどれでも萌える。 書き手の好きにして良いんじゃないかね
>>359 >和音の鍛え抜かれた肉体を拘束し
愛があれば萌えだな
>>359 史緒×一臣の近親ネタ、読んでみたい。
結構近親ネタ好きなモンで…
おまちしておりやす
どうせなら危なげなロレンスでキボン。瑠璃子ちゃんは個人的には二番萌えだが職人さんの書きたい方向でよいかと。
>359 史緒×一臣でひとつ。 >363 2に1票。 ……職人さんがいっぱいで嬉しいw
みんなモチツケ!神のお邪魔にならぬようまたーり待ちましょう。
職人さんガンガレ〜!・・・なにもできないのでせめてカキコで支援。
>359さん >353さん 萌えの赴くままに書かれてください。 楽しみにしております。
作家さんイパーイ! ファンタジー系キボンで
バビロンまで何マイル?キボン
シーズンオフのある日。 俺はかつて親友だった奴の家に遊びに行く事にしていた。 なんで"かつて"かって? それは、奴が高校卒業と同時に行方不明になり、やっと見つけたと思ったら 女の子として型破りなチームの型破りなエースとして再び野球を始めたりしてたからだ。 まぁ、俺はあいつが何になったって受け入れる自身はある。多分。 そんなこんなで今の俺たちの関係はたとえるならこんな風だ。 『彼女の名前は瑠璃子 彼氏の名前は秀明 ごくふつーの二人は ごくふつーに出会い ごくふつーに付き合ってました でも一つ違っていたのは… 彼女の性別は男だったのです!』 って感じかな。 俺は一応友達として神尾…じゃないや瑠璃子ちゃんを見てる、はずだ。 なんてったって元々は神尾なんだからな。
375 :
candy...i luv you1 Hside b :04/06/05 23:00 ID:uDK9b/Qc
でも、でもさ。最近、あいつはまるっきりの女の子として俺にぶつかってくる。 この前も 『ねぇ、秀明さん?私これから笑子さんたちと水着買いに行くんだけど…あ、優勝記念 ツアーでグァムで着るやつね。ワンピースとタンキニ、どっちがいいかな?』 俺もさ、ちょっと前なら力いっぱい止めたよ。一応。 さすがに…あの筋肉質な体に…なぁ? いや、あいつを認めてないわけじゃ断じてないんだけどね。 でも 『タンキニがいいんじゃない?悪目立ちしないで』 なんて言っちゃったんだよ…はぁぁぁぁぁ。 流せばいいのに…俺ってやっぱまじめ人間なのかな? で、今日はなんであいつの家に行くかって言うとそのグァムのお土産を 貰いに行くんだ。電話した時クスクス笑いなんかしちゃってたから ちょっと気になるんだよね…。
376 :
candy...i luv you1 Rside a :04/06/05 23:02 ID:uDK9b/Qc
シーズンオフのある日。 今日、私の好きな人が家に来る。 高校時代親友だった彼。 あの時はいえなかったけど、ずーっと大好きな彼。 まぁ、言えるわけないわね...あの時は神尾聡史だったんだから。 でも!でも!お料理もお裁縫もぜぇ〜んぶ特訓したわ! 高校時代、好きな女の子のタイプの話になった時に 『う〜ん、俺、家庭らしい子で髪が長いリボンとワンピースが似合うような感じの 女の子らしい子がいいなぁ』 って言ってたもの! 最初はあんまり私を瑠璃子って認めてくれなかったけど、 最近は彼のチームメートがやったイヤガラセ(あ、おせっかいかしら?) をフォローしてくれたり、水着どれが良いかなんていう相談にも乗ってくれたわ! 頭の固い高柳コーチだったら無理な話よね? ピンポーン あ、彼が来たわ。 髪型よし。服装よし。部屋よし! お土産のマカデミアンナッツチョコもちゃんとあるし、 お昼ごはんの蛸のつめたいパスタもちゃんと机にある。 全部、彼の好物。 大丈夫。今日、私の人生最大の奇跡を起こして見せるわ…!
とりあえず投下してみました。 小早川君のほうが二つに分かれてしまってごめんなさい(改行制限になってしまって…)。 この後なんですが、ほんわかエロ少なめの進行でもいいでしょうか? バリエロはちと書きづらいんで…。
>>372 仁希と友理か?町田兄妹か?
ところで、最初はうっかりスルーしてしもたが、そういえばニッコロ君も有名人だったな。
チェーザレ×ルクレツィアきぼん
和音と俊介カップルのセックルにめっちゃもえました あげ
「Intolerance・・・――あるいは暮林助教授の逆説 」 のエロ物みたいです。各務先生と鷹見エミリーの仲が いい感じだったので
なんであんなに好投してるネ申に無視なんかできるんだろう… というわけで小早川君×瑠璃子ちゃんのネ申ぐっじょぶっす!ファンタジー系かな?ぁ、むしろノーエロでヨロ。
ノーエロであっても、萌え転がることができればよし。 エロありならもっとよしw
同意!
>>384 余談だけど、川原泉キャラって普段淡々としてるせいか
あの時はさぞかし激しいんだろうなあと妄想しちゃってますw
ブレーメンのナッシュ×キラは?
>>382 がんがってー!
深夜に「himananode」みたら吹いちまった。
仁科夫婦神、瑠璃子神続き期待。ニッキーとユーリ神マダー?
瑠璃子ちゃん可愛いです!待ってます!!
>あの時はさぞかし激しいんだろうなあと妄想しちゃってますw ロレンス→ねっとり・まったり・しつこく、いつまでも 俊介→反動ゆえ、一度理性の箍が外れたらどこまでも(以下自粛 高柳→日夜の傾向と対策を、欠かさず記録し続ける研究熱心さで奉仕 各務+暮林→他人が入りこめない別荘で夏休みのあいだ中、3にn(略 広瀬さん(花にうずもれて)→毎夜、嬉んでお花のおかわりw …みたいなイメージが。
ワラタ。 俊介さんはスケベだと思う
・・・スケベの頭にむっつりをつけたい。
私、鷹見陸と各務先生はどういうわけか、あの件以来 何かと一緒に過ごす時間が多くなったわけで その、俗に言う一線を越えちゃったっていいましょうか 事の始まりは、後味の悪い悶々とした夏休みの終わり 先生のアパートの庭で花火をちまちまやってたのさ 時間も半端だったし、夕飯ぐらい一緒に食ってくかって誘われて 部屋に上がったんだ。あの時は、恥ずかしながら男性と接したことなど 一度も無かったゆえ警戒してなかったわけではない。 続きは明日書きます それか、もし続き書きたい方がいらしたらどうぞです
>>393 わーい。読みたかったカプだ。
がんがってね。
すみませんあげるほどのものでもなかったです えーと、ネタがうかばなかったので明日こそ。。。は どうもすみません 簿キャbyラリーも貧困で、、
すみません 寝ぼけてあげてしまった
> uDK9b/Qc さん どの路線になるのか楽しみ。 >393さん 鷹見攻め?ゆっくり待ちます。
ほしぃ
「はぁい」 少し緊張してるあいつの声。何やってるんだか。 「あ、俺…小早川だけど」「はい!今あけま〜す」 しばらくしてから扉が開いて俺は中に通された。 ベージュでまとめられた家具の中に所々ベビーピンクのアクセントが効いた 女性らしい部屋。昔のあいつの部屋(野球ものと参考書、少しばかりのCDしかない "無駄のない"部屋。)とは大違いだ。 「掛けてまっててくれる?今飲み物持ってくるけど…シャンパンとワイン、どっちがいい?」 「じゃぁ、白ワイン…」 「分かったわ。」 テーブルの上には蛸のパスタとお土産らしきDFSの袋。 ちゃんと俺の好物覚えててくれたのか…と思うとやっぱ嬉しい。 「お待たせ!じゃぁ、どうぞ」 「いただきます」 胡椒とニンニクをちゃんときつくしてある。 こんなことまで覚えててくれたのか…嬉しいし、その上美味しい。
お、美味しいのかしら? むか〜し彼の家でご馳走になったのと同じ物を作ったんだけど…な。 聞いちゃおっかな?聞いちゃえ! 「おいしい…?」 「うん、勿論。良く覚えてたな、俺が好きな食べ物。」 「うん…。」 当たり前じゃない!どんだけ私が貴方の事を好きだと思っているのかしら! あ、どうしよう…あのこといつ言おう? まだ、心の準備が出来てないのよね。う…ん。 「…神尾…?瑠璃子ちゃん?」 「あぁ、御免なさい秀明さん。なんでもないの。」 しまった!ちょっとぼぉっとしてたみたい。恥ずかしいなぁ…。 「そろそろデザートにするけど、紅茶と珈琲どっちがいい?」 「珈琲お願いできる?」 「ミルクとお砂糖なしでいいのよね?」 「ご名答!」 デザート食べながら…話すことにしよう、うん。 あぁ〜でもなんて切り出そうかしら?悩むなぁ。
デザートはオペラだった。 ビターチョコレートの上の金箔が綺麗。 「まさかこれも作ったの?」 「ええ…美味しくない?」 「いや、美味しいよ」 「よかったぁ…!」 そんな顔するなよ!可愛いじゃないか…。 なぁんでこんなに"女の子"してるのかな? どーすりゃいいんだ、俺は! 一応、こいつは男だぞ?しかも高校時代からの親友だ! 初めて付き合った彼女に振られたときの俺も、赤点取った俺も ぜ〜んぶ知ってるんだぞ?いくら物事にとらわれない性質でも さぁ…でもなぁ、いじらしくてかわいいじゃないか…。 「あの…ね、お願いがあるんだけど…」 言い辛そうな顔してる。どうしたんだろう? 「何?」 「実はね…」
「実はね…」 きゃ、言いにくいよう。でも、言わなきゃ。決心したんだから。 ここで言わなきゃ女が廃るわ! 「ほら、早く言えよ、気になるじゃん」 もぅ、人の気も知らないで! でも、いいわ。言っちゃえ! 「もしかしたら、ね、女になれるかもしれないの…!」 「ふーん…えぇ????なんで?」 「グァムでね、不思議なおじいさんに会ったの…そしたら、ね。」 「とにかく、落ち着いて話してくれないか?べそかくなよ…。」 いつの間にか、私、涙声になっていたみたい。 そう、ね。落ち着かなきゃ。そして、今から話すとんでもない話を 分かって貰わなきゃ。大丈夫。高柳コーチだって理解できたんだから 秀明さんに理解できないわけないわ! 「グァム三日目の夕方、海岸をみんなで散歩してたときにね…」
なんかちまちまと投下してしまって御免なさい。
一応ファンタジーほんわか系で進めておりますのでご了承くださいw
>>393 タソ
頑張ってください!期待してます。
404 :
393 :04/06/13 23:42 ID:hQ0hvJI4
>>399-403 様!!
知らぬ間に神が降臨なさってた!
続き楽しみです。なんて文章が上手いんでしょう
俺も見習いたいです
ってな訳で遅筆&駄文ですがこっちも投下しますです
図書館も締まってたし、暑苦しい上に親戚や小うるさいガキが 集まっている実家に戻るつもりなど毛頭なかった。 午前中はK田古本屋街をうろついていたが、目ぼしい本が見つからず 結局アパートの自室でジュースをすすりながらテレビを見て ボーっと過ごしていた。 頼りない旋風器の風が憎らしい。 私はシャワーを浴びた後、自分の裸体を鏡でチェックした。 我ながら本当に暇だったと思う。 そんなにまじまじと見ないが肉付きの薄い貧弱な体だなぁ でも、自分で言うのもなんだが乳はそれなりにあるぞ。 あれ?ちょっと乳首の色が濃くなったかな。などと一人品評会をする 次は下腹部を触れる。縮れた陰毛が濡れてべったりと海苔の様に張り付いている その中の小さな核に触れた。私は不意に自分の中を探りたくなった。
床にへたり込んで、乳首とクリトリスを同時に愛撫してみた 想像以上に気持ちいい。 布団の中でやったことは何度もあるが、今日みたいなことは初めての体験だった だんだん体が熱くなって、しびれてくる・・・。 恐る恐る指を入れる。今までないほどに濡れていた。 私はひたすら一人遊びに没頭した。水音が狭い部屋に響く ああ、、だめだ もう イク、、、、 快感の波が高まった時、不思議なことに 私はあの人の名前を呼んでいた。考えられない事実だ たまたま気分的なもんだろう。うん。 私は無理やり納得した気分で愛液をふき取る。 うわあ、やっぱりグロテスクじゃん。ビラビラ形違うし、 まだ充血してヒクヒク痙攣してる・・・ こんなものに欲情する男はどうかしている。 また見たくないものを見てしまった 一生処女でいいや、、
そんなことを考えながらのろのろと服を着て外にでた。 風呂上りの散歩は気持ちいい。 ん?な〜んか見覚えのあるような男が歩いてくるな・・もしかして ! げえええ やっぱり!!!逃げよう・・・! 逃げたい! と思ったが、もはや手遅れだった・・ 「おっす! 鷹見じゃないか〜 久しぶり・・・でもないか この間あったもんな あはは」 そのでかい声の主は 我が学部担当の各務教授殿だった。 「うわーーー!でたーーー!!先生こそ何やってるんですか?こんなところで!!」 「夕飯の買出しだ。俺が〜やらねば誰がやる!」 と無意味にガッツポーズを作る やめてくれってば!!通行人こっち向いて笑ってるじゃん・・!なんて嫌な偶然だ こんな男をさっきまで私は・・・。h・h¥j¥jjjj。:「 「あれ?お前少し痩せたか ちゃんと食わないと夏は乗り切れんぞ」 「・・・・。先生この近くなんですか?」 「いや、私用でな。でもそんなに遠くはない。なあに車で20っぷんだ」 「そうだ、花火買ってきたんだ。よければ俺んちで飯を食おう。 今日はカレーにする予定だ」 先生が笑うと白い歯がいっそう輝く。
・・・ぐ〜キュルルルル・・・ 連日ろくな物を口にしてなかった私はカレーの誘惑に釣られて 先生の車に乗り込んだとさ 我ながら情けない 今日はここまでにします すみませんお目汚しを・・・ それではおやすみなさい
おつカレー。またねー。
お二方、乙〜! 後半も楽しみにしてます。
クーラーの利いた沈黙の車中。車の中の彼は割りと無口だ。 サングラスをかけて運転してる横顔は悪くない。 だが、沈黙に耐え切れなくなった私から話を切り出した。 「先生は自分で料理作ったりするんですか?」 「その通り。独身だからね。ま〜、そろそろ嫁さんもらわんといけないよなあ」 「いいんじゃないですか?焦らなくても」私は、あの件以来個人的な領域には 首を突っ込まない。 「そういや、鷹見君は料理上手だよね。あの手さばきは感心した! 今日はカレー作り、手伝ってくれると嬉しいなあ」 (そんなんてめーでやれよ。こっちはゲストだろーが)←心の声 「あ、いいですよ〜 へへへ お役に立てれば」 私はあまり嫌と言えない性格なのだ。 各務先生は急におどけた表情で 「鷹見、君は実にいい生徒だ!!」と空いた大きな左手で私の髪をくしゃっと撫でる 「先生危ないですよ。前見て下さい」あの時からだいぶ打ち解けたとはいえ、こんな時は 反射的に生徒としての硬い対応になってしまう。これも処女ゆえだろうか 髪を撫でるのは彼の癖。今までは気にしなかったが、これを他の女生徒にも やってるのかな・・。 いつの間にか自宅に着いたらしい。 5階建てかまぼこ板のようなマンションだな
職人さまがた期待につき保守
「胸の豊かさは金運の象徴」とか風水師の人がさっきテレビで言ってました。 そしたら、かーらキャラは・・・ごにょ。
でも、風水なんてハナから信じないような面々ですしw
部屋に風水グッズなんか置いてあろうものなら、葡萄の精とか、壺の人とかまでが 「そんな迷信はこうしてやる」とかいって蹴り飛ばしそうだな。
ありうる(w 中国の人なのに「迷信だ!」とか言いだしそう、壷の人。 そういや、笑子さんのスローガン『めざせ年俸一億円』は達成できたんだろーか?w
まぁ、スコットが一時的にハマるのは許してあげよう。 エドワーズが迷惑がるだろうけどさw
そりゃ、負け負け神や毎回血をみるよりは、はるかに平和だな(w いまなら、どさくさに紛れて一球団空いた場所に参入できないかな?メイプルス
スコットには一度房中術(なぜか一括変換されない)にはまってもらうとして メイプルスがパに入ると小早川君とちょくちょく顔を合わせる瑠璃子ちゃんに波乱がありそうな予感
そうか〜。「進展」だったらいいんだけどな〜。
『それは、まるで"真夏の夜の夢"のような感じだったわ。 海岸の隅っこで地元の子どもたちにいじめられているおじーさんがいたの。 えらく、ちいさいおじーさんでね。かわいそうだったから、私助けてあげたんだけど…』 「浦島太郎みたいだな…」 「…わたしが、地元の子どもたちを追い払った後、"おじいさん、だいじょうぶ?"って聞いたらね"ほっほっほ、だいじょうぶじゃよ。 ありがとうな、おじょうちゃん。お礼になにかあげよう…今あげないとニッキーとユーリのように成長してしまうからな… よし、このキャンディをあげよう。"って言ってきれーな7色に光る水晶玉みたいな飴をくれたの。」 「突っ込みどころ満載だなぁ…それで?」 「でね、"このキャンディは舐めれば願い事が一応はかなうんじゃ。ただ、完璧に願い事を成就させるためには…"… あ〜ぁっ、やっぱり恥ずかしくって言えないっ!」 「なんだよ、早く言ってくれよ」 「…"お前が、一番慕っているものと契らなくてはいけない”って言ったの…」 「はぁぁぁぁぁ?!」
「sjdぱkdぱfゃ!!!」 お、思わず文字化けしてしまったじゃないか。 するってーと、なんだ? 今、こいつの体は女性のもので。 それを定着(?)させるためにはだれかと…ヤラなきゃいけないってことで。 話の流れからするとそれはやっぱり相手は俺って事で…。 あ、くらくらする… 「秀、明さん?」 「あ、わるい。それで?」 それでって言ったって答えはわかってるだろーが俺! 「おねがい、私と…その…」 どーしよ、俺。どーする、俺。
「ごめんなさい、こんな事頼んで…でもね、他の誰でもない、秀明さんだから頼むのよ…。 今すぐ、私を"恋愛対象の女性"として見てくれなくてもいい。でも、せめて、他の女の子たちと 同じ、土俵に立つ手助けをして欲しいの。だって、私の真実は貴方が好きということだけなのよ? 私だって、自分の信条には堂々としていたいわ。」 あぁ〜とうとう全部言っちゃったわ!!!メイプルスの皆にもココまでは言ってないのに、な。 そりゃ、早く恋愛対象に見て欲しいわ。 でも、秀明さんの気持ちを考えるとすぐにはそうは行かないでしょ? はやく、答えを聞かせて…!
とりあえず今日はココまでです。 つぎはエロ入れる予定です。
乙です〜! 続きが楽しみなり。
>425 がんがって! >426 IDが素敵(w
がんばれ〜、瑠璃子ちゃんがんばれ〜!
まだかな、まだかな〜
ほしゅ
とうしゅ
>>430-432 「保守」「党首」と脳内変換されたために、
>>432 がしばらくわからなかった……
こんな俺にこのスレにいる資格はないようだ_| ̄|○
>433さん タイムリーな話題(w 今朝ちょっこっとテレビで見た話。 事故で亡くなったエースのお兄ちゃんを目標に、男の子の野球チームでひとり頑張る小学生の女の子。 同じポジションこそ無理だったものの、夜黙々と素振りを繰り返す姿に紘子さんが重なってしまって ちょっとうるる。(それが番組側の目的だとしてモナー)
たぶん同じやつ観た。 元スレがifメイプー板の話で盛り上がってるな。
ホッシュ
聖書を読んであれだけ笑える三人娘のことだから、マリみてやマリみてのエロパロ 同人誌とかを読んでも笑い転げるんだろうなぁ……とか思ったり。 まぁマリみてそのものは無いにしても、ああいう雰囲気の百合百合とした女学園モノ の小説があってひとしきり笑った後、 「あ」 「どしたん?」 「この作者って……」 「?」 「……にーちゃんが……昔使ってたという別ペンネーム……」 ひゅおおおおおおおお。(背景黒ベタ) (((にーちゃん……女子高に夢を抱いていたんやね……))) てなことになりそうだけど(汗)
>百合百合とした女学園モノの小説 >女子高に夢を 「少女小説家は死なない!」氷室冴子の 旧仮名遣いで女学院シスター物を書く小説家ですかい ってもう20年以上前の小説ネタを出してみる
小さな部屋に、今までにないほどの沈黙が続いた。 恥ずかしそうに、でも、真剣な顔をして俯いたままの 瑠璃子ちゃんを俺は正視出来なかった。 別に、嫌いじゃぁ、ない。 いや、むしろ、誰よりも幸せになって欲しい人ではある。 でも。 俺が果たして幸せにできるんだろうか? 俺は多分…ある意味で誰よりも古めかしいと自分では思ってる。 好きな人、本当に愛していて、なおかつ付き合っている人じゃないなら やるな!って、この前も司馬に説教したばっかだ。 瑠璃子ちゃんの気持ちを考えると下手な事はいえない。 出来るものなら、なんだってやってあげたい。でも…。 今のこの中途半端な気持ちで俺は……。 いや、よく考えると俺以外に瑠璃子ちゃんを本当に幸せに出来るやつっていないんじゃないか? 自惚れかも知れないけど。 他の人間だと、気持ちよりも何よりも先に彼女が以前“男だった”ということが 邪魔するだろう。俺は、そこは気にしてない。 それでも踏ん切りがつかないのはやっぱり変に古めかしい考えが邪魔してるからだろう。 早く結論を出さないといけないのに…。
小さな部屋に漂う沈黙。 さっきから私は俯いてる。 どのくらい時間がたったのかしら? そうよね。いくら秀明さんでもこんなお願い困っちゃうわよ、ね。 取り消せるものなら取り消したい!穴があったら入りたいとはこのことだわ。 でも…取り消せない。取り消しちゃいけないわ。 あぁ…神様、私の願いを聞き入れてください。 それからまたしばらくたって、秀明さんが動く気配がした。
エロ入れるって言ってたのに入ってなくてごめんなさい! 今まで書いたどのカプより難しい…orz
る、瑠璃子ちゃんがキテルー!!
>>441 いろいろと難しいとは思いますが、静かに見守ってます。
>>441 続き、楽しみに待ってます。
がんがってください!
……やっと規制解除になったよ…。
>>438 少女小説家は死なないですなw
なーつかしー!
>>441 間が開いたって、待っていますので
謝ったりすることの無いよう、自分で納得が行く物を
自分のペースで書いて、気持ちよく投稿してください。
せっかく書いてくださってるのに、申し訳ない気持ちになります。
無理はなさらないで下さいね。
彼女が俺に全てをぶつけて来てくれているんだ。 ココで気持ちを返さなければ男が廃るってモンだ…! 気がついたら、俺は前に足を進めていた。 気がついたら、手を彼女の方に回していた。 気がついたら、力一杯抱きしめていた。 「秀明、さん?」 「ごめん、驚かせて。でも、俺、馬鹿だから…馬鹿だからなんて言ったら良いのか良くわからないけど… 好きだよ。俺、お前の事。友達としてだけじゃなくって。」 そうだ。スキなんだよ。姉のようで、親友のようで、妹のようで、母のようなこいつが。 昔、何かあったときには俺を救ってくれた。守ってくれた。包んでくれた。 今度は、俺が守って、愛してやる番なんだ。
「今、なんていったの…空耳、じゃない、のよね?」 「勿論」 夢じゃないかしら。でも、確かに彼は私を抱きしめていてくれていて。 確かに、好きだと言ったわ…私のことを。 「信じられないだろうけど…きっと神尾聡史としてじゃなくって、神尾瑠璃子としてお前が …いや、君が現れた時からずっと誰より大切でいとしい女性として俺は君の事想ってきた んだと思うんだ。ただ…じぶんでその想いに蓋してきただけで。きみが、言ってくれたように 僕の真実は君を守ろうとしている事だけなのだろうね。」 「でも、でも…」 「でも?」 「紫さんは?ずっと付き合ってたんじゃないの?だから、お見合いも断ったんじゃないの?」 「言ってなかったっけ?彼女とは別れたんだよ。高校の卒業式の日にね。」 「嘘!」 「嘘じゃないさ…もうすっかり忘れてたよ。紫の事なんて。今は…もう、君だけだよ。」 *紫…勝手に作ってみました(w 北斗高校野球部の女子マネで、小早川くんの元カノという設定です。 瑠璃子ちゃんはこの人の存在を気にして中々前に進めなかったという裏設定です。
神降臨中に邪魔してすまぬ 森には真理が落ちているでどなたかお願いします。 「ひ・・氷室さん電気消して。。」 「どうして?」 「部屋を暗くすれば顔はどうでもいいんでしょ」 「・・・イヤだ雪村さんの表情が見えないじゃないか」 みたいなかんじで。。
>uDK9b/Qc さん 小早川くん漢ですね。いよいよクライマックスでしょうか。次が楽しみです。 紫さんと聞いて一瞬、『紫頭巾』のメンバーを思い出してしまった。……ごめんなさい、ごめんなさい。 >448さん 雪村さんかわいい。
イイヨーイイヨー 「森には真理…」一番好きな作品です。
>>448 瑠璃子ちゃん来たーーー!!!
ドキドキしてまっす!がんばってくださーい。
待ちほっしゅ。
自然のままに身を任せて彼女を両腕で抱きしめてしまったら もう、なんにも考えられなくなって、只口から出てくる言葉を… 彼女を安心させるためだけに唱えていた。 本当に、自分でもくさい事をいっていると思う。 でも、人間だって動物で、本能のままにしか動けなくって。 スキっていうのも本能の一つだと思うし。 …そうだ、しょうがないじゃないか。好きなんだから。 彼女の望みをかなえるために僕がいる。 それくらい自惚れても良いよな?神尾…。 これは、決別。男だった親友との。神尾聡史との決別。 そして、出会い。俺の伴侶となるべく女になった神尾瑠璃子との出会い。 俺は、決心した。そして耳元で囁いた。
秀明さんが私の耳に口を寄せてこう呟いた。 「じゃぁ、さ。行こうか?」 「え…?」 「ベットに…」 キャッ!自分でも顔が赤くなっていくのが解った。 いや、まぁそうなんだけど、でも!心の準備が…。 わ、私どうすればいいの? あぁ〜もぅ…思考能力、停止だわ。 ひとりでグルグル、パニクっているたら、 いきなり秀明さんが私にキスをした。 軽く、ついばむように。それから、深く。 「心配しないで?大丈夫、俺に任せて。」 そういうと彼は私をお姫様抱っこ(!)してベッドまで運んでくれたの。
なんかくさいっすね(w
今月中には終わらせる…予定です。
皆様感想&励ましカキコありがとうございます。
>>449 紫頭巾…しまった!なんも意識しないで紫にしてしまったorz
適当にそこらにあるマンガパラパラみて、“パラキス”と、“VBR”からとりました<紫
ボーイッシュな感じがするけど、女の子っぽい黒髪のきれいな美人さんってイメージです。
>>448 続きを…ゼヒ!
しまった、感想カキコしようとしたら本スレに誤爆(タイトルコピー)した!しかもこっちにカキコできてないしoTLウツダシノウ… >candy…l luv you6 イイヨ-イイヨ-!小早川くんカッコイイ!瑠璃子ちゃん乙女でカワエエ
(1/13) 「おかえりなさい〜おとうさ…」 玄関でした物音に引かれて、出迎えに出た梨生は目を丸くして立ちすくんだ。 「あぁ…梨生、まだ起きていたのか…」 長らく離れて暮らしていたが、最近共に暮らすことができるようになった父親が、すまなそうに顔を上げる。 今日は仕事の取引先の人との接待で、遅くなると聞いていた梨生は ぶんぶんと首を横に振る。 帰宅した父親は一人ではなかった。 「…瀬奈さん…?」 梨生がそっと声をかけるが、父親が抱えるように連れ帰った瀬奈は 意識もほとんどないようで、応えることもできないようであった。 瀬奈は父親の勤めるゲーム会社の社長である。接待は瀬奈と共におもむいたのだろう。
(2/13) どうしたのかと、おろおろする梨生に、父親が言うには、 「取引先の社長にえらく気に入られてしまってね…どんどんと酒を勧められて…。 断りきれなかったようだね」 要するに瀬奈は、すっかり酔いつぶれてしまったようであった。 「一人で帰れそうもなかったから、タクシーで連れてきた。」 不安そうな顔をする梨生に 「リビングで横にさせてあげよう。安静にしていれば大丈夫だろう」 と微笑みかける。 二人掛かりで、リビングのソファーに瀬奈を横たえ、シーツを掛けると、 こちらも多少飲みすぎていたらしい父親は 「シャワーだけ浴びて休ませてもらうよ。梨生ももう遅い、休みなさい」 とよろよろと浴室へと入っていった。
(3/13) 深夜、梨生はベッドの中でふっと目を覚ました。 (のどが渇いたな…) そっとパジャマの上にカーディガンを羽織り、足音を立てないように 真っ暗なキッチンへと向かう。 ミネラルウォーターのボトルからコップに水を注いで飲むと、 リビングのソファで横になっている瀬奈の姿が目に入った。 ぐっすりと熟睡しているようで、穏やかな寝息が聞こえる。 梨生は忍び足で、ソファへと近寄ると、脇にぺたんと座り込んで 瀬奈の寝顔を覗き込む。 普段はしかめつらの若社長だが、寝顔だと意外にも幼い印象を受ける。 (大学生のころの弓彦君と、変わってないや…) くすりと笑みが浮かぶ。 子供の頃の孤独しかない中の、優しい思い出。 まさか10年経って再会できるなんて、思ってもみなかった。 (弓彦君がいなかったら、こうしてお父さんと暮らせるようにもなれなかった…)
(4/13) 何となく手を伸ばして、人差し指で頬に触れてみようとした…その時 梨生の視界がぐるりと回った。 「え…?!」 伸ばした手を捉まれ、瀬奈の腕の中に囚われている。 「瀬奈さん?」 梨生の体は完全にソファの上の瀬奈の体の上に乗せられた状態だ。 顔を見上げて見ると 「うぅ…ん」 (弓彦君ってば寝ぼけてるの?) 完全にまだ眠りの中のようだ。 何とか体を離そうと試みるが、完全にホールドされていて、動くことができない。 「瀬奈さん…せなさんってば」 囁き声で瀬奈を起こそうとしてみるが、全く起きる様子もない。
(5/13) 二人の体は完全に密着していて、体全体で瀬奈の体を感じた梨生は、 自分の体とは全く違う、筋肉のつきかただとか、体のつくりだとか、手の大きさに、 体温が上がっていくのを感じていた。 (どうしよう……でも…なんだろう _____気持ちいい…。) 思わずそのまま自分も眠りに落ちてしまいそうになったその時、 瀬奈の手が梨生の背中から下へと滑り降りてきた。 「ひゃ…ぁ…!」 自分の上げた声に思わず驚いて、梨生は暗闇の中顔を真っ赤に染めて、瀬奈の胸を叩いた。 「せなさんっ」
(6/13) 瀬奈は、いい夢を見ていた。 どんな夢かと具体的に問われれば、分からないのだが。 ふわふわとしたものに包まれて、あー気持ちいいなーなどと思いながら、意識が浮上していくのを感じていた。 「…なさんっ」 はたと気がつくと、暗闇の中、見知らぬ天井が目に入る。 (どこだ…ここは) 動かぬ頭を必死に回転させて、考える。 (その前にだ…) 何か暖かい重みを体に感じ、そちらに目をおろしてみる 「せなさん…っ」 目を涙でにじませた梨生が目にはいる。 「まだ夢か。」 「夢じゃないってば」
(7/13) なに…? 一度天井を見上げまた目を下ろすと梨生と目が合う。 「何でこんなとこにお前がいるんだ?」 「ここはわたしの家だよ」 微かな記憶が頭痛と共に、よみがえってくる。 どうやら滝杷に世話になったらしい。 「瀬奈さん。あの…そろそろ離し…」 心底困りきったらしい梨生の言葉を聞きながら、 瀬奈はさらに腕に力を込めた。 「…?」 不安そうに見上げる目に、ただでさえ酒のせいで緩んだ理性が、さらに揺さぶられる。 腕の中の柔らかで、華奢な肩はあまりにも気持ちが良すぎて… 「離したくないな…」
(8/13) 「え…」 ぼんやりと何を言っているのか理解できていない様子の梨生の顎に手を添えて、 自分の方へ向ける。 (あぁ…俺何やってるだか…) 柔らかい唇に自分のそれを重ねる。 「…んっ…」 驚いた梨生がうめいた隙を逃さず、舌を滑り込ませ、 梨生の舌をやさしくなぞり、噛んで、開放してやる。 「ん…っ…はぁ…」 ため息をついた梨生の目を覗き込む、 「嫌か…?」 瀬奈がそう問い掛けたが、梨生はすっかり混乱しきった様子だ。 「どうして…?」 だが自分を拒否する様子もない。
(9/13) そのまま首筋に顔をうずめ耳元を舌でなぞる。 薄いパジャマの布の上から胸元へと手を伸ばす。 そっと撫でるように触れる。 「や…ぁ…」 「何故だか俺にも分からないが…お前のことが愛しくて…離したくない…」 そう囁いた瀬奈の言葉に一瞬梨生は体を固くする。 拒まれるかと、瀬奈が思った刹那 「…いいよ…」 消えてしまいそうに小さな声で、梨生が応えた。 その答えを聞いた瞬間、瀬奈は体を反転させ、ソファに梨生を押し倒すようにしていた。 梨生は小さく悲鳴をあげたが 「もう何を言っても、止めないからな…」
(10/13) パジャマの前のボタンを外すと、何も身に付けていない白い胸が表れた 胸に顔をうずめ唇を先端に寄せ、そっとなめあげる。 「あ…っ」 片方の胸はやわやわと揉みしだく。 固くなってきた先端に柔らかく歯を立てると 「や!…ぁぁ!」 梨生が一際高い声をあげた。 目を合わせてやると目元を真っ赤に染めて目をそらす。 (今のはキたな…) パジャマの下も脱がせてしまうと、すばやく手も下腹部に差し入れる。 「!!」 慌てて梨生は太ももを閉じようとしたが、瀬奈は足を差し込んでそれを許さない。 下着の布の上から、秘所に指を沿わせると、湿った感触がする。 「濡れてるな…」 「はぁ…ん…」 クリトリスを探しあてると、円を描くようにそこを撫でる。 「あ…ぁ!」 梨生の息が上がっていき、薄い布越しの感触がもどかしくて、身をよじらせる。 瞬間、瀬奈は下着の隙間から指をねじ込んだ。 これまでの愛撫で既にうるみきっていた秘所は瀬奈の中指を容易に飲み込んだ。 「やぁ…!」 そのまま中で何かを探すようにうごめいていた指は何かを探り当てたかと思うと そこを強く押した。 「あああ…!!」 梨生の体が跳ねる。 (今の…なに?)
(11/13) 「このままイってもいいが…あとが辛いかもな」 そういうと瀬奈は自分の前を開けてすでにいきり立っていた自身を開放した。 荒い息をつきながら、それを見た梨生は目を丸くする。 (あんなのが……無理だよ…) 梨生の不安を見て取った瀬奈は 「大丈夫だ…力抜いていろよ…」 安心させるように言う。 「背中に手を回せ…そうだ、耐えられなければ爪を立てても構わん。」 こうこくとうなづく梨生にもう一度優しく口付けると、 ゆっくりと貫いた____ 「あっああああ…!!」 激しい痛みと衝撃に頭が真っ白になりそうになりながらも、梨生は必死で耐えた。 「奥まで入ったな…」 動きを止めて瀬奈は梨生の頭を撫でた。 「大丈夫か…?」 「大丈夫…っ…だから…」 明らかに無理をしている梨生に、愛しさがこみ上げてくる
(12/13) 「動くぞ」 ゆっくりと抜き差しをはじめる。 「きつい…な」 (だが包み込まれる…いや飲み込まれそうだ…) 最初は痛みにしか反応していなかったような梨生の様子に次第に快楽の色が見え始める。 「あ…ん…!」 先ほど指で探し当てたポイントをこすり上げると、きゅっと締め上げられる。 「やぁ…ぁぁぁ…!」 首をふるふると振りながら、瀬奈のシャツにしがみ付く。 「もっと乱れてみろ…」 「やぁ…そんなこと…言わな…!」 動きをだんだん激しくしてゆき、揺さぶるように突き上げる。 「あ、あ、瀬奈さん!こ…わい!」 「大丈夫だ…」 「何か来ちゃう!あんっ、あ…!」 「俺もそろそろ限界だ…っ」 「せなさん!あ…あ……だいすき…!」
(13/13) 「あ。おとうさん、おはよう」 「あー。おはようごさいます。昨夜はすっかりご迷惑をおかけしたみたいで。」 「いやぁ、もうすっかり大丈夫のようですね、二日酔いもなく。」 ____翌朝、瀬奈は引きつった笑顔で、まっすぐ滝杷の顔を見られない状態で一家の朝食に加わることになったのであった。 END 瑠璃子ちゃん神光臨中に申し訳ない。 書き始めたら止まらなくなってしまい…。 >uDK9b/Qc 続き楽しみにしてます!
抱えた彼女の体が小刻みに震えているのが解った。 「緊張してんの?」 「いいえ…恥ずかしいの!」 あぁ!もう、なんて可愛いんだろう。 この全てが“俺の”かと思うとなんかこそばゆいくらいだ。 顔がにやけそうになるのを抑えて彼女をベッドに降ろす。 薄いブルーのシーツに白い縁取りの枕は色白な彼女の肌を引き立てていた。 もう一回、キスをする。 濃厚なビターチョコレートの味がする、キス。 キスをしながら俺は彼女のブラウスのボタンを一つずつ外していく。 ぷちん、ぷちん。 すると白いレースの下着に包まれた胸が現れた。 結構、あるんだな… と、口に出しそうになる。危ない、危ない。 そっとホックを外して胸の頂上に手を伸ばす。
まさかこんな日が来るなんて思ってなかったわ。
私…今…彼に抱かれようとしてるの…?
改めて考えると凄い恥ずかしいし、怖い。
紘子さんは『最初は痛いのよ』って言ってたし…。
あ、でも笑子さんは『へーきよう』って笑ってたけど…。
もうどーすればいいか分かんないよう。
「緊張してんの?」
「いいえ…恥ずかしいの!」
わ、私ったら震えてたのね…。
トサッという音がして、気がつくと私はベッドの上に降ろされていた。
また、キスをしてきてくれる。今度は最初から深く。
キスってこんなに気持ち良いものだったの?
これだけでも頭が真っ白になりそうなんだけど…助けて紘子さん&笑子さん〜!
なんか、すばらしいSSをよんだあとにこんなん投下するのはちと恥ずかしいんですが…
>>470 サン
萌えました!梨生カワイイ!
神々が降臨してるよ。 すばらしいです!
おおおっ! 瑠璃子ちゃんにフロイト組まで来ている! どっちも好きだ!
>>472 >助けて紘子さん&笑子さん
ワロタ
連中に縋っても、みんな「二人の恋の結末を祝福」って決めてるんだから、
「やってよし!」「やってよし!」って返事しかかえってこないだろうにw
お二方、GJ!でございました。
萌え萌えでちと挙動不審になりそう…w
>>475 やってよし、よりもむしろ
ぬるいぬるい、そのまま突っ走れ! …になりそうなw
特に笑子さん。(紘子さんは親指だけ立てて笑顔で去っていくかもだけど)
>>476 そして無言のまま息を呑んで見つめている四つ娘w
瀬奈x梨生! っぐじょぉぉぉ――――――ぶb 神の降臨に感謝!
>>フロイト 滝杷さんも負けず劣らず顔の見られない朝食だったに違いないよw
>フロイト コトの顛末を相談された八木沢さんの反応が目に見えるようだ………。 「お前という奴はあぁぁ〜〜〜〜っ!! でかした!!」
>>458 すばらしい作品ありがとうございました
>>458-459 の梨生親子の会話に感動しました
親子やってる二人を見れて嬉しいです
>>471 続きの投下ありがとうございます
川原キャラには貴重な巨乳設定が新鮮です
ここの職人さんたちって川原作品をすごく好きなんだろうな
作品読んでて職人さんたちのキャラへの愛が伝わってくる
色人さん乙〜!楽しませてもらってます。
職人さんでした…。
>470さん 読み進みながら、滝杷のお父さんに見つかってしまわないかと(w 弓彦くんの意外な強引さに驚きつつ萌え。 …翌朝も二日酔いどころではなくなってしまった訳ですね。 >uDK9b/Qcさん >紘子さんは『最初は痛いのよ』って言ってたし…。 >あ、でも笑子さんは『へーきよう』って笑ってたけど…。 3人同室だとホントに↑そーゆー会話してそう(w 飴玉を手にした瑠璃子ちゃんに、 紘 「チャンスよ、瑠璃子ちゃん!」 瑠 「…でも、どうすれば…?」 笑 「決まってるじゃない―――」 笑&紘 「「 襲うのよっ!!」」 …(汗
赤い頂をつんとはじいてみる。 しゃぶってみる。 な、なんか照れる…昔イロイロ話しちゃったからなぁ、先輩面してさ。 やわやわと揉んで、また口に入れる。 声を出さないようにしてるのがいじらしい。 「その…我慢しなくてもいいんだよ?声、出してもさ」 「そん…な、事、恥ずかしい…やぁっ」 しゃべってる途中なのに手は下に移動してちょっと意地悪してみる。 初めて触れるそこは既に俺の指を誘っているかのように濡れていた。 そぉっと下穿きをとる。
え、ちょっと、もしかして… 下着取られた?! やだ、恥ずかしい…しかも、そんな、まさか 「秀明…さん、そん、なとこ…汚い…」 「汚くないよ」 言いながら彼は私の…を舐めあげてきた や、何…コレ? おなかの辺りがムズムズして、内蔵が飛んでいってしまいそうな 変な感じがする。 でも、いやな感じじゃなくって…むしろ気持ちいい。 キスしてたときよりも頭真っ白になりそう…。 その時、彼が中に少し指を入れてきた。 「痛かったら、言って…?」 思ったより、痛くなかった。 中の出入り口付近の出っ張りをコリコリといじられると声が我慢できなくなる。 「ふぁ…そこ…な、に…ぁっ」 も、もしや…。 笑子さんが嬉々として説明してたGスポットってこれのこと? 『あそこはねぇ〜駄目なのよ…入れられてないのに駄目って感じ?』 な…納得だわ。確かに駄目って感じ。 すこし、彼が指を奥に進めてきた。 思わず、顔をゆがめてしまう…痛い。 「ごめん、大丈夫?」 「平気…続けて?」
笑子さんたら、そんなことまで(w
ほしゅ
小早川くんが頑張ってるところ割り込み失礼。 史緒さんと殿下の話をうpすると宣言して数ヶ月、 手が止まったままな自分を奮い立たせる為に書き上げたところまで晒してみる。
491 :
490 :04/07/29 01:34 ID:gI2UYFR7
「原稿上げたら何でも言うこと聞くから、頼むから原稿を書け!」 売れっ子作家・森江センセイに各社編集からひっきりなしにかかってくる催促の電話 を捌くのも辟易していた史緒が半ばやけになってそう叫んだとき、殿下はにっこりと微笑んだ。 その笑顔の意味に、史緒は気付いていなかった……。 「ひい、ふう、みい……全部あるな。はい、お疲れ様でしたッ」 殿下が最後の仕事を脱稿したのは深夜だった。 家に持ち帰った仕事をしながら殿下がサボらないように逃げ出さないように 見張っていた史緒は、手書きの原稿用紙の枚数をきっちり勘定する。 これを明日の朝一に取りに来るだろう編集者に渡せば今月の仕事は終わったも同然である。 手書き派の森江センセイはペンを放り出して凝り固まった肩を揉み解している。 それを横目に見ながら、史緒も仕事を切り上げてノートパソコンの電源を落としにかかった。 もう二時を過ぎている。明日も早いのだ。早く寝なければ……。 基本的に、仕事はいつまで経っても終わることがない。 ひとつ終わらせた頃には新たな仕事が既に待ち構えているという有様。 希望して就いた職とは言え、官僚というのもなかなかラクな稼業でもない。 その点、地獄の締め切りはあるものの基本的に好き勝手自由気ままな 作家先生はいいよな、と実兄を見遣る。 ――殿下は、書斎の机に両肘をついて、史緒を見ていた。
492 :
490 :04/07/29 01:38 ID:gI2UYFR7
「……何だよにーちゃん。やっと原稿終わったからって、そのまま寝るなよ……」 寝ていないのは判っている、が。 何故かそうでもして注意を自分からそらしたくなったのだ。 手元にあった、シェフ吉田のお手製サンドイッチ(多忙な兄妹の為に作ってくれた夜食である) の残り一欠けらを放り込み、もぎゅもぎゅと口を動かしながら皿とティーカップをかちゃかちゃと片付ける。 今度は、試しにおにぎりをリクエストしてみよう。シェフは困惑するだろうが、きっと豪勢なおにぎりを作ってくれるに違いない。 極普通の焼き海苔でいいところを有明産の高級海苔にして、シャケの代わりにキングサーモンとか入ってそうだけれど、それはそれで楽しみかも知れない。 「ほら、にーちゃんのも……」 立ち上がり、殿下の皿を下げようとした史緒だったが、 「約束は?」 不意に発せられた声に、 「は?」 何のことだか理解出来ずに、素で聞き返してしまった。 「約束……したでしょう? 僕が原稿上げたら何でも言うこと聞くって」 「……言ったけど」 空中で静止してしまった手を引っ込めて、史緒は言い淀む。 殿下がこういうものの言い方をするときは、何か腹にイチモツあるときだ、と経験が語る。 「――史緒さん、こっちにおいで」 「……あのさ、にーちゃん。にーちゃんは今から10時間でも20時間でも惰眠を貪れるかも知れんが、 私は明日も仕事だからさ。約束は覚えてるから、また今度に」 「史緒さん」 有無を言わせない殿下の言葉と視線に、史緒は抵抗出来ない。 「…………」 大きな机をぐるりと回って、殿下のすぐ傍に移動する。 宜しい、と出来の悪い生徒を褒める教師のように、殿下はちいさく微笑みながら頷いた。 くい、と史緒の手を引くとバランスを崩した史緒はすっぽりと殿下の腕の中に収まった。 何とも収まりの悪い体勢ではあったが。
493 :
490 :04/07/29 01:40 ID:gI2UYFR7
「にーちゃ……」 「原稿に追われてストレス発散も出来やしない。因果な商売だと思いませんか?」 何とかして身体を起こそうと奮闘する史緒の耳元でしれっと囁く殿下。 「……っ」 囁きかけられて、思わずぞくんとしてしまう。 「史緒さんは怖い顔して僕を見張ってるし」 そんな史緒の反応を知ってか知らずか、殿下は困った表情をしながら、 史緒の長くてまっすぐな髪を撫でている。 「しょーがねーだろ!? ほっといたらまたウン万するソープ行ったり、 何処ぞのねーちゃんと遊びに行っちまって仕事しねーから!」 「ウン万もするよーなところ、自腹で行くバカがいますか」 取材という名目でいい思いをしている森江先生が羨ましいとも思ったが、 それは一瞬で殺意に変換される。 「そーでなくてもあっちふらふらこっちふらふらすんだろーが!」 自分が大学を出て、官僚になってもこの男は変わらない。 いつだって飄々として、自分を煙に巻く。 「……普段そうして原稿書いてる僕が、ちゃんと貴方の言うこと聞いて缶詰状態で 仕事したんですからご褒美くれたっていいでしょう? 史緒さん」 「いい年して何が『ご褒美』だっ! 仕事はして当たり前だろう!!」 「何でもしてくれるって言ったのに……」 そう言って、さっきまで撫でていた長い髪に顔を埋める。 「駄々こねるんじゃない! だからそれは今度って」 「……今がいい。今すぐ……」 顔をずらすと、殿下と史緒の目が合った。 史緒はいきなりの殿下のどアップに動揺してしまう。 それが、更に近づいてくるのを止めることが出来なかった。 「んく……」 言葉を絡め取られた史緒は、尚一層殿下から離れようとするが、そうは殿下が許さない。 一気に脱力して、ただでさえ不安定な体勢だった史緒がずり落ちそうになるのを抱きとめながら、 殿下は口付けをやめようとしない。
494 :
490 :04/07/29 01:43 ID:gI2UYFR7
「やぁ……っ」 キスの合間に漏らす声すらも、拒絶しているのか誘っているのか――自分でも判らない。 このままずっと二人でいたいと思ったことは何度もあるが、 こんな関係になることなんて、考えたこともなかった。 否、考える方がおかしい。 でも。 殿下の腕の中でこうして唇を重ねている行為が、何故こんなにも甘く感じられるのだろう。 ――いや、ここで流されてしまう訳にはいかない。 私たちは、兄妹なんだから。 ぷはっと唇を離して、史緒はくらくらする自分を叱咤激励しながら殿下を怒鳴りつける。 「……一臣っ、女抱くなら、私じゃなくてもいくらでもいるだろう!」 「僕は、史緒さんがいいんです」 「……ッ」 あまりにも鮮やかな即答に、史緒は言葉を失った。 きっと、何日もろくに寝てない所為で、殿下はどっかが故障してしまったに違いない。 そう思うのに、その答えに胸が詰まったのはどうしてだろう。 「一臣!」 わざと、「にーちゃん」ではなく名前を呼び捨てる。距離を置こうとして。 なのに。 「史緒さんじゃなきゃ、嫌なんです」 再び、胸が締め付けられる。こんなこと言われて……嬉しいと思うなんて。 駄目だ。私たちは……。 そう、思うのに。 抱き寄せられて、口付けられても抵抗出来ないのはどうしてなんだろう。 座り心地の良い革張りの椅子に腰掛けた殿下の膝の間に片膝をついたまま 抱き寄せられたものだから、上半身は殿下に預けておかないとバランスが取れずに力がかけられない。 「んぅ……、ふっ……」 空気を求めて開かれた口腔の中にすかさず侵入を果たした殿下の温かい舌が、 史緒のそれを捕える。 反射的に引っ込めようとするのを逃がさずに蹂躙するさまは流石、手慣れていた。 史緒の細い腰を支えていた手が、するりとトレーナーの中へ滑り込む。 「っ!」
495 :
490 :04/07/29 01:45 ID:gI2UYFR7
どきりとして史緒が殿下を見ると、彼は安心させるようにやんわりと笑顔を浮かべただけだった。 つぅっと背中を辿り、途中で引っ掛かったブラジャーのホックを外す。 そこで大きな手は正面に回り込み、邪魔するものがなくなった胸の膨らみを持ち上げる。 少し冷たい殿下のてのひらが柔らかなそれに触れ、ゆっくりと揉みしだく。 「あ……やだ、にーちゃ……」 視線を何処にやればいいのか判らなくなった史緒がぎゅっと目を瞑る。 そんな彼女に意地悪く囁いた言葉は。 「全部、脱いでしまいますか?」 「ばばばばかっ」 真っ赤な顔で叫んだ史緒の口をまた軽く塞いで、殿下は微笑む。 「夜中にそんな大声出したら、誰かに聞かれてしまいますよ」 「だって……、にーちゃん、……が」 愛撫を再開した殿下は、たくし上げたトレーナーの中へ頭を入れ、 少し硬くなり出した先端をそっと口に含んだ。 「ひぁ……っ」 「……みおさん、僕につかまっておかないと、落ちますよ」 乳房を優しく揉まれ、唇と舌でも甘い刺激を与えられて…… 史緒はどうにかなってしまいそうになりながら、殿下の身体にしがみつく。 「んん……っ」 殿下の手が、胸から脇腹を通って下腹部へと滑る。 トレーナーと揃いのジャージのゴムウエストは、殿下の侵入をいともあっさりと許してしまう。 そのまま下着の奥へと指が入り込み……、 「史緒さん……判るね?」 「や、やだ……」 くちゅ、と濡れた音が聞こえる。自分の……身体から。 どうしよう、実の兄に触れられて、こんなになってしまうなんて。 「にーちゃん……にーちゃん、だめ……だってば」 「……どうして?」 問いながら、殿下の愛撫は止まない。 初めて触れる筈なのに、史緒の感じるところを熟知しているかのように的確に責めあげる。
496 :
490 :04/07/29 01:49 ID:gI2UYFR7
「僕は、史緒さんのことが好きでこうしてるし……、 史緒さんもこんなに悦んでくれてるのに、駄目なの?」 「あぁ……、駄目、に決まってんだ……ろ? きょーだ、いなのに、こんな、こ……として」 喘ぎながら抗弁する史緒が、最後に声にならない声で吐き出した。 許される訳がないだろう、と。 「誰に?」 頭を抱き寄せている史緒の腕を外しながら、殿下は問うた。 誰に、許しを乞わなければならない? 今まで二人でこうして生きてきたのに、今更誰の許しが必要だと言うのだ? よいしょ、と抱え上げた妹の身体を、先程まで執筆に勤しんでいたデスクの上に押し倒した。 辞書やペンは既に片付けられている。 いつもは散らかっているそこを見て、仕事を終わらせた時点で、 このような展開にまで持ち込もうと画策していた自分を自覚させられたような気になり殿下は思わず苦笑した。 「にー、ちゃん……?」 下着ごとジャージを引き抜いて、史緒の下半身を露わにすると 抵抗させる間もなく脚を抱え上げてその合間に己の身体を滑り込ませた。 「あっ……!」 溢れる蜜を舌ですくい上げると、史緒の身体がびくん、と跳ねた。 最前指先で確かめた、一番敏感な場所を執拗に責めると、 史緒が絶え間なく気持ちよさそうな声を上げる。 ――沸点までのぼりつめたのを確認してから、殿下は顔を上げた。 「気持ちよくない?」 「ぜ……全然!」 認めてしまったら負けだとでも思ったのだろう。 史緒は脱がされずにいたトレーナーの裾を引き下げて、乱された息を整えようと試みている。 「……そう。それは残念ですね。こんなに頑張ったのに、僕」 こんなにって、どんなにだ、と言い返そうとした史緒は、 トレーナーを掴んでいた手首を頭上に捻り上げられてまたしても自由を奪われた。
497 :
490 :04/07/29 01:50 ID:gI2UYFR7
「こんなに……ほら、史緒さんの味」 殿下の口付けは、今までのものとは違って仄かに甘酸っぱいような気がした。 そしてそれが……自分のものだと気付いた史緒は羞恥に耐えられなくなって暴れる。 「んーっ!」 その隙に、再度トレーナーを巻き上げた殿下はそのまま脱がしにかかろうとする。 手首の辺りで引っ掛かったそれに難渋したらしく、それはそのままにしておくことにした。 「史緒さんが気持ち良くないなら、止めますよ?」 史緒に覆い被さり、頬をそろりと撫でる。僅かに涙目になっているのもいとおしい。 「気持ち良くない! 何とも感じないから今すぐやめろ……ふぁっ!」 威勢良く否定した史緒が最後まで言えなかったのは、 殿下が背中に差し込んだ指先でつーっと背筋を辿った所為だった。 「……ありふれた表現で申し訳ないのですがね、史緒さん。身体は、結構正直ですよ?」 今の一撃で、一度は収まっていた身体がびくびくと跳ねだしたのが自分でも判る。 自分の意思とは裏腹に、殿下に触れられたところが熱くなってしまうのだけは、どうしようもない。 脚を持ち上げられて、殿下が一層近付いて、きた。 「え……あ……っ!?」 指でも舌でもない何かが、不意に史緒の身体に押し入ってきた。 圧倒的な容量をもったそれが殿下だと理解したときには、史緒はあられもない声を放っている。 「あ……あ、あ、やぁっ、やだ、にーちゃ……」 「全然、嫌がってないくせに嘘ついちゃいけませんよ」
490さん GJ!! 続きをプリーズ!! 史緒さん可愛い〜(*゚∀゚)=3ムッハー トレーナー上下とか、いかにもだなw
>409 乙です!続き楽しみにしてます。 兄妹萌えw殿下いままでよく耐えたなぁ〜。
499です。 409じゃなくて490の間違い。スマソ
490タン、すごいエロくて(゚∀゚)ノイイ!! 続きが楽しみです〜
>490さん 「萌え〜」と鳴るへぇ〜ボタンがあったら欲しい。 続きをお持ちしております。
>490 GJ!! すごいなー。 続きを楽しみにしています〜。
504 :
490 :04/07/31 00:49 ID:C5ubCvik
感想ありがとです〜。 では、続きをば。
505 :
490 :04/07/31 00:50 ID:C5ubCvik
「だって、ああ……っ、やぁ……ん」 衝動のままに声を上げる史緒の目尻に涙が浮かんだ。 史緒の中に押し入った殿下が身体を屈めて潤んだ目許に口付ける。 「どうしたの? ……泣く程、嫌だった? それとも――」 気持ちいい……? そっと囁いたかと思うと、史緒が答える前に唇を塞いでしまった。 「ふ……、ぅう」 「史緒さん……」 口付けの合間に、殿下が甘い声で囁きかける。 顔にかかる長い髪を払い退けながら、 「史緒さん、そんなにきつく締め付けないで……?」 すると史緒は弾かれたように強気な物言いで言い返してきた。 「ば、ばかっ、そんなの、知ら――」 「てことは無意識に身体が反応する程気持ちいいってことでしょう」 満足げな笑みを浮かべる殿下を直視出来ずに、史緒は視線を逸らしてぽつりと呟いた。 「気持ち良くなんか……」 「ほんとに?」 言うが早いが、急に身動きする。 「ひゃ……んっ」 内壁が擦り上げられる快感に、再び史緒の声の質が女のものにすりかわる。 その切り替えが面白くてくすくすと笑う殿下に逆襲したいのはやまやまだが、 史緒はただ喘ぐことしか出来ない。 「はあっ、にーちゃ、何す……」 「もっと、動いていいですか? ……史緒さんの中、僕もとても気持ちいい……」 「ダメ……だって、ば……」 「史緒さんが嫌なら、止めてもいいですけど……そうじゃないでしょう?」
506 :
490 :04/07/31 00:52 ID:C5ubCvik
「……っ」 自信たっぷりに言い切る殿下に、言い返すことが出来ない。 兄妹でこんなことをしていい訳がない――。 そう、思うのに実の兄に貫かれて悦んでいる身体の持ち主は紛れもない自分。 いけないと戒める自分と裏腹に、愉悦に身を任せてしまいたいと思う自分が 存在することも確かなのだ。 どうしようもない二律背反に苛まれながら、史緒は。 「にーちゃぁん……」 鼻にかかったような、今まで出したこともないような声で兄を呼ばうだけなのだ。 「どうしました、史緒さん……」 言いながら、殿下は動きを止めようともしない。 胸元にある、ふたつの硬い蕾の一方を口に含み、舌を転がすだけで史緒はびくりと身体を震わせる。 「――やっ、あ……ああっ」 急に高い声を放った史緒を咄嗟に抱き上げ、殿下は再び革張りの豪奢な椅子に腰を下ろした。勿論、史緒と繋がった、ままで。 「ひゃんっ!?」 きゅうう、と鳴ったのは革か史緒の身体の奥か。 執筆に疲れないようにと安楽椅子の役割をも兼ねた椅子は、 二人分の体重を受けても尚その役目に支障をきたすこともない。 殿下の上に馬乗りになった姿勢の史緒の腰に両手をあてがい、 ず、と最後まで沈めきってしまうと彼女は声にならない嬌声を上げた。 この上ない刺激を与えられ、びくびくと跳ねる身体を持て余しているようにも見える。 丸まったトレーナーに手首から先を戒められたまま、 両手を不自然に上げたままの史緒を見遣り、殿下は丁寧に片方ずつ手を抜いてやる。 両手が自由になった史緒は身体が落ち着くのを待って乱れた髪を後ろにかきあげ、 白いシャツ越しの肩に手をついて思い切り上体を反らし殿下と距離を取った。 学生の頃から自他共に認める持久力の乏しさを誇る史緒の息はまだ上がったままだ。
507 :
490 :04/07/31 00:56 ID:C5ubCvik
「……っ、この、バカモノっ!」 やっとのことでそれだけをいつもの声で吐き捨てて睨みつけるのだが、 殿下には痛くも痒くもない。 「……言いたいことは、それだけですか?」 「え……」 腰を引き寄せると、反射的に史緒の口をついて出たのは例の甘い声で。 懸命に距離を取ろうとしていた腕は肘のところでかくりと折れて一気にその間を縮めてしまう。 ぴったりと密着した状態で史緒を抱き締めた殿下が囁く。 「言ったでしょう? 『ご褒美』だって」 意味ありげに強調されたその単語に、史緒は眉根を寄せる。 「…………」 「今まで我慢してきたご褒美、ってことで」 「な……」 余りにも唐突な科白。史緒は絶句するしかなかった。 そんな彼女にお構いなしに、殿下は続けた。 「史緒さんが今まで彼氏作らなかったのは、僕がいたからでしょう?」 腰に力が入らないながらも、史緒は殿下を見据えて、 「ああ、そうだよっ。にーちゃんみたいなのを間近で見てると、 男に夢も希望も持つ筈ないじゃないか……」 すると、殿下はにんまりと笑って見せた。 「じゃあ、少なくとも、史緒さんに悪い虫がつかないようにするくらいには、 僕もお役立ちだったってことですかね」 「…………」 「それでも、そんな情けない兄を持って男に幻滅したと言っても、 この歳まで男を知らずにいたのは僕の為かなぁと」 しれっとのたまう殿下に、史緒は、石化した。
508 :
490 :04/07/31 01:00 ID:C5ubCvik
すいません、本日ここで打ち止め…。 499さんの、「殿下いままでよく耐えたなぁ」使わせて頂きました。 続きはまた…っていつまでやる気だ、うちの殿下はw
GJ! 続きキボン。
490さん、面白かったです!! ああ、この殿下好きだーw 史緒さんの「……っ、この、バカモノっ!」 に萌え。 続き待ち遠しいな〜
>>490 殿下万歳w 続き楽しみにしてます!
>499さんの、「殿下いままでよく耐えたなぁ」使わせて頂きました。
その499デス。光栄です(・∀・)
490タソ、激しく続きキボンヌ!!
513 :
490 :04/08/02 22:47 ID:2WiO3wK2
「ば」 「ば?」 「ばばばばばかじゃねぇの!? 何処の世界に実の兄貴に、後生大事に操を守る妹がいるよっ!! そんな妹が欲しけりゃ原稿用紙の中にいくらでも……」 「なーんだ」 予想通りだったのか、殿下は苦笑しながら史緒の頬にそっと手を伸ばした。 「ん……何……」 「こんな妹だから、史緒さん一人だけでいいんです、僕は」 そっと、そっと……この世で一番大事なものに触れるようにした口付けは、 今までで一番優しいものだった。 史緒が、そのキスの合間に、二人を隔てていた腕をおずおずと殿下の首に回す。 二人の間に邪魔だてするものは何もない。 ――何度も何度も、角度を変えて繰り返されるキスにいつしか史緒は翻弄されてしまっていて。 「史緒さん」 「……はにゃ?」 キスだけでとろとろにされかかっていたものだから、何とも間抜けな返事をした。 「痛くないね? 大丈夫?」 「ん……んん……」 そーいや、初めてのときって死ぬ程痛かったとかって異人さんに攫われてった 柚子さんが何かの拍子に言ってたっけな……。 そんなことをぼんやり思い出しながら、ぼんやりと頷いた。 ……殿下が至極満足げに微笑んだことにも気付かずに。
514 :
490 :04/08/02 22:56 ID:2WiO3wK2
「それはよろしゅうございました。僕の大事なお姫様に苦痛を与えることもなく」 「う? ……っ、あ」 不意に腰を揺らされて、史緒は殿下にしがみつく。 「史緒さん……気持ちいい?」 何度目かの問いにも関わらず、史緒は声を押し殺しながらふるふると首を横に振る。 しかし、殿下は「全く素直じゃない……」と嘆息するでもなく、 その返答とは裏腹に確かな反応を探り当ててひっそりと悦んでいる。 繋がっている周りをゆるゆると指で辿って、史緒を更に刺激する。 「や、ああっ……、な、に……?」 「この前、別荘行ったときに馬に乗ったでしょう?」 「ふぇ……?」 突然何を言い出すのかこの男は。 確かに、先月の休暇の折りは久々に兄妹の休みが重なったので 高原で爽やかな休日を過ごした記憶はあったが。 クララ牧場のチーズ、また、食いてぇな……。 「乗馬したときのこと、思い出して、動いてみて……」 こうやって、とウエストに手をあてがってニ、三度揺らされた。 「あ、や……、んぅ」 色気より食い気に走りそうになった史緒はあっと言う間に目の前の甘い現実に引き戻される。 「やぁあ……っ」 殿下のなすがままに感じてしまって、自分ではもうどうにもならない。 そんな史緒を抱いたまま、殿下はぽそりと呟いた。 「……やっぱ、最初はまだ無理でしたか。ま、そのうち覚えてって頂ければ」 それでも殿下はこれ以上なく至福の表情で、史緒さんの顔に頬を寄せるのだった。 んで、結局、次の日。 殿下は早朝やってきた編集者にいつになく御機嫌麗しく原稿を手渡すと、 さっさと邸内に引っ込んでしまったそうな。 ……史緒さんは登庁後初の欠勤をしたとかしなかったとか。 END
515 :
490 :04/08/02 22:57 ID:2WiO3wK2
長々とスレ占領してすいませんでした〜。 ササヤカながら楽しんで頂ければ幸いでございますvv
490さん、グッジョブ!!ありがd! 萌えさせていただきました〜(*゚∀゚)=3ムッハー 食い気に走りそうになる史緒さん、次回もヤル気満々の殿下…w 最高でした!またネタお持ちでしたらよろしくです〜
史緒さんえがった。GJ。
>490 面白かった!!ありがとう!萌えたよ! あんた最高だ!!
>490さん 史緒さんが史緒さんらしく、殿下が殿下らしくて素敵です。 最初強引ぎみだったのに、次第に史緒さんが感じさせられていく様子に萌えました〜。 それまでのなかなか原稿を上げてくれない態度も、史緒さんに >「原稿上げたら何でも言うこと聞くから、頼むから原稿を書け!」 と叫ばせるためのものだったとしたら…と考えると、まさしく、にーちゃん殿下恐るべし!でしょうか。(違うだろうけど) >ササヤカながら なんて、とんでもありません。楽しませていただきました!
史緒さん萌え
>490 乙かれ!おもしろかった!!
神バンザイ、ワショーイ
小早川くん×瑠璃子ちゃん作者のものですが
土曜から日曜にかけて最終回までうpしてもいいでしょうか?
ちと、490タンの殿下×史緒がすばらしいし、もりあがってるから今あれの続き投下するの嫌な人も居るかなと思って…
>>490 タン
お疲れ様!いい萌えをありがとう!まじでGJ!
>>523 ぜ ひ お願いしますっ!!(`・ω・´)シャキーン
大丈夫かと。私もまってます。
526 :
490 :04/08/07 01:49 ID:Md0+rrlR
皆々様のツボに無事ハマったようで一安心でございまふw 現在次のネタ構想中・・・むーんむーん。 >523 瑠璃子ちゃんの続き、激しくお待ちしております。 こちらこそ途中で乱入して申し訳ないっす。
皆さんの作品には到底及ばぬ軽いブツで。唐突に辻斬り書き込み失礼。 「・・・構わないんでしょうか七緒さん」 今更何を言ってるんだか。 「あのねおじさん。ここまできてそういうことゆーのってね、男としてどうかと思うわ」 何しろ今現在のあたしこと松浦七緒ととおじさんこと志貴正和さんは、一つのベッドの 上で折り重なるように倒れているわけで。 「・・・ですが、七緒さんは本当に」 おいおいおいおい、くどいにもほどがありましてよ。幾度同じ問いを繰り返しゃ気が済むのですか おじさん。 あたしはこれ見よがしの溜め息をついてみせ、おじさんの鼻先にびしりと人差し指を突きつけた。 「おじさん。そりゃ事前に意思の確認はするに越したことはないし、真っ当な手順を踏むのは結構 だとは思うけれどね。あんまり度が過ぎてはかえって・・・いーや、断然相手の女性に失礼という ものなんだけれど」 ああそれはすみませんとかもごもごと言う。どうしてこうこの人は・・・否、言うまい。 判っていたことではないか、志貴正和というのはこういう人だということを。 そんでまたあたしはまたどうしたことか、常日頃イマイチ感情の起伏に乏しく断然インドア派 で趣味は仕事なんて今日び流行らぬワーカーホリック(でも最近はあんま残業はしてこない ような)の、もしたった今世界規模の天変地異が起こったらずるずると生きる気力ゲージを減らし ての垂れ死んでしまいそうなおじさんのことを憎からず思ってしまっているのだ。 だからこそこの現状なわけで。
偽者婚約者から本物婚約者へとグレードアップしたわたしだけれど、これといって日常の 生活に変化が起こることもなく、おじさんは淡々と会社に出勤しわたしは家事全般を引き受けつつ 学校に通っている。たまに家に佐藤君が訪ねてきてはなんだかんだとおじさんに話かけて帰って ゆく。先日彼はなんとも楽しげに「りんごの唄」をおじさんの前で口ずさんでいた。佐藤君、君が 楽しいのは結構だがおじさんと一緒に合唱したりしないでくれ。お願いだから。おじさんの歌唱力 の破壊度を知らぬ君ではあるまいに、喉元過ぎれば忘れる口なのか。 ん、随分あさっての方向に思考が飛んでしまった。 ・・・やっぱりわたしもそれなりに緊張しているんだろうか。 駄目だ、一度意識してしまうと心拍数が格段に跳ね上がってしまった。 本当はもっと軽いノリの方が良かったかもしれない。 あたしには肉親も親戚もいないので、厳かに結納の儀を取り交わしたりする必要もなく、大体元々 雇われ婚約者だった時におじさんは職場で女子高校生と婚約したと公表していた(今考えるとスゴい ことしてるなあおじさんってば)から、今更「実は前の婚約は方便だったんですが案外気が合ったので 本当に婚約しました」なんて情報を刷新することもできやしない。おじさんの職場での人間性を疑われ かねないし。 わたしの場合は現役女子高生の身なので、他人においそれと言えるはずもなく。佐藤君は知って いるけれど彼はひとまず置くとして。 要は、まあ、うん。わたしは多分欲しかったんだ。おじさんとの繋がりというものを。 ほんとの婚約者としての二人だけの。 あれ、むやみに長く。あり得ない。 スレ汚し失礼。
「まるごと川原泉 第一号」かな。
532 :
527 :04/08/07 15:13 ID:O3zeMDqE
感想どうもありがとうございます。 しかし半分眠りこけながら書いたもんだからかなり粗が。 >>529 どんな雑誌でしょうか?一瞬ネタでも被ってんのかと思って 血の気が引きました。 たとえそうだとしても「宇宙線の如く降り注ぐアイデア波」を 同時にキャッチしたのだと思って下さい。
533 :
531 :04/08/07 15:17 ID:8z8W7Cnl
>>532 遅まきながら、GJです。
>>529 のいう「例の雑誌」が
>>531 のかどうかはわかりませんが、だとしたら単にその雑誌に
「進駐軍…」が再録されているというだけの話です。
なにがなんだかもう考えられない。 でも、コレだけは分かる。 「ごめ、もう限界…」 「え?」 驚いている彼女を尻目に自分を押し付ける。 「いっ…」 「ごめん、我慢してて。もぅ、少しだから…」 少しづつ、彼女の中に自分を入れていく。 無理に押し広げられたそこは充血して迎えているかのように僕には見えた。 彼女の目に、涙が浮かぶ。
う、うそつき! デッドボールより痛いじゃないの! 痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイ!!!! でも。嬉しい。 私が私らしく生きる資格をこれで手に入れることができた…。 やったぁ。 なんか変な感じ。私の中に明らかに自分のものじゃない 暑いモノがあるなんて。 考えるだけでも、恥ずかしい。 秀明さん…辛いよね?ずっと動かないで待っていてくれている。 楽にして、あげなきゃ…。 「動い、て、いい、の、よ?」 「大丈夫?」 「ん。ひであきさんが、辛いほうが、いや。」 きゅっと腰に手を当てると深く深く突くように腰を入れてきた…。
余裕ないなぁ。 はじめてやるガキじゃないんだから。 おまけに彼女にあんなことまで言わせるなんて…。 はぁぁ。 ぐっと腰を入れて、彼女の最奥へ突き上げていく。 たまっていた涙が頬にこぼれ背中が仰け反る。 「つかまってていいから…」 しっかり手を首に回してもらう。 「ん…ふぁ…っ、なん、だか」 「何?」 「おかし、い、のぉ…とんでっちゃい、そう、だ、よぉ」 嬉しいね。こういうこと言われると。 頑張る甲斐があるってもんです。 まぁ、本当に余裕ないから。そんなこといってられないから! やばい、そろそろ限界かも…。
「ごめん、さっきより、動くよ」 もう何がなんだか分からなくなってる頭の遠くのほうから そんな切羽詰った声が聞こえた。 「ん…やっ、んぁっっ」 ただただ恥ずかしい声が漏れるのとピチャクチャという音が聞こえる。 「ひでぁ…き、さ、ん…だ、ぃす…ふぁ…ん、ぁっ」 そう、さけんだ後のことはもう覚えてない。 只、彼の「お、れも、だいすき、だよ」 という声がかすかに聞こえたことを除いては。
やばい。無理させた。 ゴメン、瑠璃子ちゃん、ごめん。 でも、こんなに満ち足りた気分ははじめてだ。 リヴィングの付けっぱなしにしてきたテレビから細く、聴きなれた曲が聞こえた。 Take me out the ball game,take me out the croud.... その柔らかくアレンジされた曲を聴いているうちに俺は眠りに落ちた。
気がつくと彼は私の隣で寝ていた。 まさか、こんなことになるなんて思ってなかった。 でも、彼の寝顔が幸せそうだからいいや。 「ん…はょ」 「おはよ。シャワー、あびる?」 「いいよ。先に浴びといで」 お言葉に甘えて、シーツを巻いてバスルームに向かう。 さすがにまだ、はずかしい。なんも、おぼえてないんだけど、ね。 そうだ…はずかしいけど…ねぇ? 「あの、ね。さっきのこと覚えてない、からね…」 口をそっと彼の耳元に寄せた 「も一回、しない?」 照れたような彼の笑顔が眩しかった…。 〜fin〜
なんか駆け足でごめんなさい。
因みにtake〜の曲は今のCMのアレンジです。
書いてる途中にCM流れたので使ってみました。メイプルだし。
>>490 いえいえ、気にしないでください。
新作楽しみにしてます。
>>527 まさかGHQネタがよめるなんて思ってなかったのに!
まるごと〜を見る目が変わってしまう…w
GJです!
>540 乙かれ〜。面白かったです!
>540 小早川くん萌えた… 瑠璃子ちゃんのオトメっぷりもイイ(・∀・)!! タイトルどおりの甘さを堪能しました。乙!
544 :
527 :04/08/09 23:55 ID:QEjg3nrA
>540 乙かれです、瑠璃子ちゃん幸せになれてよかった! まるごと川原泉なるブツが出回っているんですか。 何せ当方田舎在住なので書店ではトンと。 で、一応続きらしきものを書いてみたんですが鬼のようにグダグダ、 エロからはかけ離れ・・・。
いかんいかん、今現在そーゆーことを頭に浮かべてちゃ今後の展開が息苦しくなる、わたしが。 うん?でもちょっと待てよ、ここまでわたしがおじさんを誘・・・誘ってるんだけどな一応、 色気もへったくれもないけれど・・・なのにどうにもおじさんにその気が見られないっていうことは もしかして。 ・・・はは、まさかね。おじさん感情だけじゃなくって性欲関連まで乏しいのかな、なーんて・・・ 「んなことはあり得ないですよね、おじさん」 「なにがですか?」 つい小さく一人ごちた独白が聞こえてしまったらしく、きょとんとした顔で尋ね返された。おっと、 そういえば随分至近距離だった、わたしたちの空間は。にしてもおじさんってば、年の割には老成 しきって翳った雰囲気を醸し出しているくせに、時折そんな顔をするのは止めてほしい。一瞬、か、 か、可愛いかな、とか、・・・思っちゃったじゃないか、くそぅ。 「・・・なんでもないです、よ。ええ。微塵ほども」 んでもって、おじさんはもしかして不能であったりするのでありましょうや、などと口にするには 余りにも憚られるではないか。 わたしとて羞恥というものを知っているのだ。今更だという意見は即日却下。控訴不可。 ので、取りあえず全く別の方向から考察してみよう。 しかしまた男女二人がベッドで同衾寸前だというのにコトにはなかなか及ばず、痺れを切らして こんな下らない、かつ根本的な考えを巡らせる羽目になっているというのもどうかと思うけれど気に しないでおこう、敢えて。なにせおじさんとわたしは最初っからステップを飛ばしまくって一気に いきなり結果に辿り着いてしまったいう稀有なカップルなのだから、そのしっぺ返しが今、という風に 思えなくもないのだ。 それでは一つの式を立ててみよう。
わたしは最初からその気である。その気があるからこそ週末時を狙って何週間も前から実行する 日取りと段取り諸々をセッティングしていた。夜になったらちょっとだけお酒を飲ませてから、半ば 騙くらかすようにしておじさんの寝室に押し入る、とか。そんでその場の勢いで折を見て隙を見て どうこうしちゃおうかな、と。 あれ、これってわたしとおじさんの立場が反対だったら凄く洒落にならないような。 いやいや、それに関しては今は触れまい。考えまい。 閑話休題。 しかしどうしたものかおじさんにはあまりその気はない。先の段階に踏み込もうとしない。 グダグダと問題を先延ばしにしようとする傾向さえ見受けられる。避けようとしている節がある。 つまりイコール非常に単純かつ明確な演算式を当てはめた場合として出る答えは。 「どうしました七緒さん、まるで顔が百面相みたいに」 答えはマイナス思考である。 わたしはおもむろに両手を伸ばしておじさんの顔をガッシと掴んだ。十以上も年の離れた小娘の暴挙 に、しかしおじさんは驚きはしたようだけれど結局は文句を言うでもなくなされるがまま。振りほどき もせず、・・・そして手を添えることもせず。 うん、判っている、判ってはいるんだけれど、今この時に限ってそんなおじさんの性格をとっても 腹立たしく感じているのは何故。沸々とこみ上げるものは何だ。
おおーGJ! らしくていいなあ。 今ふと思ったんだけど、志貴さんは 経験あるのだろうか。まさか童(r
548 :
名無しさん@ピンキー :04/08/12 07:52 ID:GVhUgqcl
>546 乙!続きヨロ。
>547 多分、童◯ だろうね。なんとなくw 川原キャラってやたらストイックな分、Hへなだれ込むのがすごく 面白そうつーか萌えるシチュだと思う。
>540さん 瑠璃子ちゃんは、自分を恋愛対象以前の存在だと思っていたのかもしれませんが 小早川くんにとっては(心配する間でも無く)とっくに愛情の対象だったんでしょうね。 瑠璃子ちゃんにとって願ったり叶ったり(w の結果になってよかった。お疲れ様でした! >546さん かーらさんらしい理論展開が面白いです(w
551 :
中国の壺 :04/08/15 23:53 ID:FScwIl82
ネタと妄想の補完完了。投下させて頂きます〜。 「志姫……?」 飛竜が優しく声を掛けると、彼の胸の中にすっぽりと抱かれていた娘はとろりと瞼を持ち上げた。 「うん……流石に、このまま寝たりはしないよ……」 「んにゃ、今、目を閉じてたとき、確実に半分寝てた。私が保証する」 自信たっぷりに言い切った飛竜は、胸の上でぼうっとしている志姫の前髪をそっとかきあげて 露わになったなめらかな額に口付ける。 たったそれだけなのに、寝起きの志姫はぴくりと身じろぎした。 仁科家のお坊ちゃまがアメリカから帰国してからこっち寝不足が続いていたのが、 やっと最近落ち着いたところだった。 巧の女装癖も最近はなりを潜めたようだし、志姫が廊下や部屋で明け方近くまで勉強することもなくなった。 とは言えやはり疲れていたのだと思うと、飛竜は今夜の行為を少し後悔もしたが ――やはり、どうしても久々に触れた志姫の心地よさが勝ってしまう。 寝かせてやりたい気もするが、明日は休みだ。人より少しばかりわがままな飛竜は、 明日ゆっくりと朝寝させてやることにして、自分に正直になってみることにした。 「このまま寝てしまうか? それとも……起こしてやろうか?」 意味ありげな笑顔の真意を掴み損ねて困惑する志姫の細い腰に手を遣り、 前に押し出すようにして引き寄せるとその唇から僅かな喘ぎ声が漏れた。 繋がったままの彼女の奥で、湿った音がする。 先程まで二人を昂ぶらせていた熱は、まだ冷め切ってはいなかったのだ。
552 :
中国の壺 :04/08/15 23:55 ID:FScwIl82
「起こすって……んん……っ」 唇を塞いで、反論を許さない。舌を滑り込ませ、志姫のそれを絡み取ってしまう。 飛竜が咲かせた首筋や胸元の赤い花弁をそろりと指で辿りながら長い長い口付けを。 志姫の中で少しだけ弛緩していた飛竜自身が復活するのにいくらもかからない。 飛竜が再び彼女の身体の奥までみっちり満たしてしまうと、志姫もそれを迎え入れてくれるのが判る。 上に乗せたままの志姫の腰を軽くゆらゆらと揺らし、自らも動いて刺激を与えると、 落ち着いていた筈の衝動に再び火が点けられた。 「や……ひりゅ、は、ああっ」 志姫の甘い声と切なげな吐息が飛竜の耳朶をくすぐる。 彼女のバイオリズムに合わせて実体化している飛竜との行為が、気持ち良くない筈もなくて。 暫く振りに受け入れる飛竜を悦んでいるのは反応で十分判る。 シーツが湿ってしまう程に濡れた志姫が、飛竜をやわらかく締め付ける。 それがまた嬉しくて、より激しく身動きすると、 「ひ、りゅ……、あ、やだ……」 弾かれたように普段より高い声で名を呼ばれる。 昼間の可愛げのない呼び方の何倍もいとおしくて飛竜は好きだった。 「うん? どした? 志姫?」 一晩のうちに何度も達してしまって感じやすくなっている身体は、 控え目ながらも飛竜を求めている。 それが判っているから、ついつい意地悪なことをしてしまいたくなる。 「んっ、あ、もぉ……ダメ。死んじゃ、う……てゆーか死ぬ……」 と、蕩けきった上目遣いで吐き出す志姫。 「それは、死ぬ程気持ちいいってことか?」 「はぅ……んん」 否定とも肯定ともつかない答えに、飛竜は苦笑した。
553 :
中国の壺 :04/08/15 23:57 ID:FScwIl82
志姫の父親――先代の安曇家当主が病に倒れこの世を去ったとき、 志姫は次の「当主」という言葉のまるで似合わない幼い子供だった。 そして始まった、遅くまで勤めに出ていた母親との二人きりの生活。 決して言葉に出して母親に訴えることのなかったさみしさと心細さを埋め尽くしてきたのは他でもない飛竜だ。 父親には成り代われないが、この幼い娘を見守ることだけは出来る。 たったそれだけのことでも、大好きな父親を亡くしたばかりの志姫には十分すぎる存在だった。 それは無論、今も変わることのない事実でもある。 ――いつのことだったか。夜、一人で寝るのが不安で怯えていた志姫に気付いて、 壺の中でうとうとしていた飛竜がそっと出てきたことがあった。 豆電球を点けただけの、昼間よりもやけに広く感じられる薄暗い部屋が急に怖くなったと言う志姫が寝付くまで傍にいてやった。 それからと言うもの、暗黙の了解で添い寝の習慣がついてしまったのだった。 もっとも、今のような「添い寝」に変わってしまったのはつい最近のことだが。 元々飛竜が他の人間に見られないようにバイオリズムを合わせていた志姫の身体は、予想以上に相性が良くて。 何も知らない志姫に甘い快感を教えるのは、飛竜の密かな愉しみになった。 ――本当に……教え甲斐があるとゆーか何とゆーか。 独りごちて、飛竜は意地悪を続行することにした。 「最近、やっとこさ自分でも腰動かすよーになったな、志姫」 「誰の、所為だと……、えろ中国人……っ」 ぱっと朱が散った顔に羞恥のあまりどうしようもないと言った表情が浮かんだのを見て、 飛竜はくっくっくと笑いを噛み殺した。
554 :
中国の壺 :04/08/16 00:00 ID:lOfPi92c
手をついて上体を起こした志姫の胸の蕾を食んでやると、その新たな刺激で身体を震わせる。 「ひゃうっ」 ぷっくりとした蕾を舌で転がし、程よい大きさの乳房を揉みながら飛竜は志姫を責めたてていく。 てのひらを伝わって、心臓が壊れそうな程早く脈打っているのが判る。 「あ、あ、あ、あっ……飛竜ぅ……」 口を突いて出る声から、絶頂が近いと知れる。……飛竜も、そろそろ限界だった。 「志姫……っ」 その名を呼んだとき、突然志姫の身体が跳ねた。 「ふぁ、あああああ……!」 本当に、融けてしまいそうだった。 遠い昔の果たされなかった約束の代わりに今ここにいるのが運命だと言うのなら。 こうして志姫のすぐ傍にいることもまた運命なのだと思うのは私の身勝手だろうか。 いや、きっと……。 飛竜は今度こそ疲れ果てて眠ってしまった志姫に口付け、彼女の頭を腕に乗せたまま眠ることにした。 「おやすみ、志姫」 END
555 :
中国の壺 :04/08/16 00:06 ID:lOfPi92c
まぁこんな感じで私の場合は飛竜派なのでしたw うちの志姫ちゃんはこんなんですが、現在進行形志貴さんがんがれw GHQの話をここで拝めるとは思わなかったのでどきどきしてます。 続きが気になって萌え死にそう……。
おぉ、眼福!中国の壷が読めるとはこちらも思っていなかったです!! 図らずも志貴さん童ry疑惑が浮上中ですか。 とりあえず34にしては少ないよね、ぐらいの経験値かと 考えていましたが、確かにその可能性が・・・。 そのせいか、まだエロ全然至ってません _| ̄|○ 「・・・・・・おじさん」 「は、はい」 「わたしって、魅力がないのでしょうか」 今度は鳩が豆鉄砲食らったような顔。というより、おい、今、ひょっとして仰け反らなかった? デリケートかつナイーブな女の子は些細なことで傷つくということをご存知ではないのでしょうか、 このおじさん。それもよりにもよってこの状況下で。 「そうよね、おじさんも三十路も半ば近くのいい年なんだから、わたしみたいな凹凸の目立たない 小娘には爪の先程のセックスアピールも感じないから食指もなんも動かないのよね、きっと。 第一日頃から触れようとかしてこなかったし、家では隠遁者さながらの生活を送ってるおじさん にはわたしをどうこうするとか、そういう能動的かつ自発的発想は全然」 「・・・・・・あのですね七緒さん」 いいえ軟弱な釈明は聞きたくありません。わたしはつんと顔を背ける。 「どうしてそっぽを向くんです」 顔の向きぐらい個人の自由にさせてくれないんですか。ああもう腹立たしいったら。 「・・・」
あ、忘れてた。私はおじさんの顔を掴んでいた手をパッと離・・・そうとしたら、今度は逆に 唐突極まりなく手首を掴み返されたのでギョッとして思わずおじさんの顔を見てしまった。 掴まれたわたしの手首はすっぽりおじさんの掌の中に納まっていて、それでおじさんの 手は予想以上に指が長くて骨ばった感じでなんだか狡いという考えがどうしたことか 一瞬浮かんだのが約一割。三割がおじさんが自分から・・・それも言っちゃあなんだけど こんな逆襲じみた形でわたしに触ってきたということに驚きを隠せず。 で、それら四割を押しのけて頭を占めた六割は、照れくささと気恥ずかしさと真摯さ を綯い交ぜにしたような、おじさんの表情。てっきり、困り顔で眉を下げているのだと 思っていたら。 こんなに複雑そうなおじさんの顔は見たことがなくて、ついでに心なしか頬の辺りが薄らと 赤いように見えるのは錯覚だろうか、とか思っていたら真一文字に結ばれた 唇が開いて、一体何を言うんだろうとやや呆気に取られながらもつい今しがたの決意を 放り出してすっかり傾聴する気になっていたのはあまりにも現金すぎると罵られるだろうか。 だって、だって、おじさんの掌がわたしに伝える熱が悪いのだ。 「誤解を与えてしまったのなら、すみません七緒さん」 ・・・おじさんは、たとえわたしが癇癪を起こして八つ当たり気味に謂れのない悪口雑言を 叩きつけてもわたしに謝罪する性質(たち)の損な人だ。・・・いや、今この時が そうなんだとかそーゆーのではなくて、あくまでもたとえとして。あくまでも。誤解のないように。 「なにせおじさんは、どうにも・・・甲斐性というものに薄いようでして」 うん、知ってる。だから今現在私はこうやって。 「あの、それでも僕は一応、七緒さんが高校を卒業するまでは我慢しておこう、と・・・ 思っていたんです、けど、ね・・・その、区切りというか何と言うか・・・」 ゑ。 因みにただいま立春とは名ばかりの頃、あちこちの梅も盛りのようで、卒業式まで一月足らず・・・ ・・・です、よ。
テカテカしながら続きを待望。
こ、これはこれは、おじさんに左様な深謀遠慮があったとは露知らず、わたしとしたことがとんだ 粗相を。ちょいとばかり勇み足でフライングしてしまったということですかな?ひょっとして。 いや待て待ってくれ。その前に今しがたの発言にちょっと聞き捨てならない単語が混じっていた ような。 我慢。 我慢と仰いましたかおじさんは。 が−まん 我慢@我を張ること。強情。 A<〜する>じっと耐え忍ぶこと。辛抱すること。 ・・・・・・・この場合における選択はやはりA絡みとみるのが妥当なんだろうな。案外 「強情」も捨てがたいのだけれど。 兎に角これは。 おじさんも、わたしに触れたいとか、婚約者という関係相応のことをしたいとか、思っててくれたと いうことなんだろうか。 石部金吉朴念仁じゃなかったんだ・・・おじさん。 良かった。心から、いやほんとに心の底から安堵しきってしまった。 ところで川原作品での人間年の差一番カップルはこの二人かなと思って いたんですが、秋月ワイナリーがどっこいどっこいか少し上でしょうか。 美貌の鹿実は今年は出場していませんが。
ああ、そういえば秋月ワイナリーのお二人はかなりの歳の差でしたね! ロレンスさんと柚子さんもかなりの歳の差だと思っていましたが…。 いや、俊介さんと和音さんもか…カーラ先生は歳の差カポーがすきだなあ( ´∀`)
分かち合うものが欲しかったのだ。おじさんと一緒に。 たとえそれが痛みであろうとも、志貴正和という名の個人から与えられるものならばわたしは多分 きっと受け取るだろう。心と体は別物だけど、言葉で満足に言い表せない想いというものを行動で示し、 互いに触れ合うことでひと時、刹那、通い合うものは確かにあると思う。そして言葉が不要になる 瞬間も、ある、のだろう。・・・理想が少し過ぎているかもしれないけれど。 触れて融ける。融けて繋がる。行動原理は相互理解と好きであるからこそ。明快な理由によって、 実行に移す。 それを浅ましいことだなんて誰が言うことができるだろうか。 「でも、そうですね。・・・七緒さんの了承を得たんだから」 構わないでしょう、もう。と、おじさんは言った。わたしの手首を掴んだまま。これもまた一つの 触れ合い。 構うとは何のことだろう。おじさんが今まで構っていたこと。世間体。違うな。おじさんの自制心。 これも違う気がする。大安吉日良き日柄。って、なに。 ・・・わたしの意志。これだ。受け渡し宣言受諾しちゃったもんね。うん、でも、どっちが? わかんない。けれど、これはこれで、良い。ように思えるので、きっと多分、曖昧にしておくべき ことなのだ。 ここはひとまず大和民族的伝家の宝刀なあなあ思考で行こうではありませんか。 真面目な話なのかなんなのか、今夜はこの辺で。 しかし遅々として・・・。
しかしグッジョブ! 個人的にこういうもどかしさは大好物です。
>>560 年長の男性はある意味、リードしてくれるからね。
大人の醍醐味つーか。
老け専というかw(自分だ)
そういう年長の男性が、女子中高生に翻弄されるのもまた楽しw
565 :
フミオさんと殿下1 :04/08/19 21:38 ID:o1xjIcYy
「お帰りなさいお嬢様。ヨーロッパ視察はどうでしたか?」 「どうもこうも無いよ。2ヶ月も米が食えないなんて…!もぅ、吉田さんの料理が恋しくて恋しくて…今日の晩飯はなに?」 「カレイの煮付けと冷奴でございます」 「わぁ・・・!」 今ではアジもメザシ焼くようになったシェフ・吉田の料理を楽しみにしていたフミオさんは、喜びのあまりよだれを垂らしそうになりました。
566 :
フミオさんと殿下2 :04/08/19 21:40 ID:o1xjIcYy
大学在学中に国家公務員試験に合格し、見事省庁入りを果たしたフミオさん。 仕事と殿下の子守(?)に日々追われる生活を送っています。 以前と少し変わったのは・・・殿下とはタダの兄妹ではなくなったこと。そう、彼らは彼らの空間内においてのみ、トクベツな兄妹関係を作るようになったのです。 ・・・まぁ、長い間互い我慢していたものの、辛抱たまらなくなった殿下の泣き落としが成功したというのが事実なんですけどね。 「ところで、うちの作家先生はどうしてるんでしょう?」 「今朝、編集者の方に原稿を渡していたみたいですから、今頃は多分お休みになっているかと。お夕食も今日は召し上がらないそうですから」 「そうですか…」 フミオさんはちょっとホッとした顔を見せました。 何故って、2ヶ月も家を離れていたんです。今夜は凄い事になるだろーなと、ちょっとビクビクしていたんです。
567 :
フミオさんと殿下3 :04/08/19 21:41 ID:o1xjIcYy
殿下の性欲は凄まじい。何せ今までは‘薄利多売の恋愛’とか称して、次から次へと且つ一時に何人もの女性が「ケア」してきた殿下の「面倒」を、今は私が一人で引き受けているんだ。 2ヶ月間も誰も「面倒」をみなかったら、いったいどうなることやら・・・。 あー寝てくれててよかった。
568 :
フミオさんと殿下4 :04/08/19 21:42 ID:o1xjIcYy
なーんてことを考えながらフミオさんは一人で夕食を食べ、お風呂に入り、さっさとベットへ入りました。 でもね・・・本当は少しがっかりしていたんです。殿下とは今まで、ずっと同じ家で暮らしていたんです。初めてトクベツな関係になってから毎日のように兄妹としてはとってもトクベツなことをしてきたわけです。 2ヶ月離れ離れになって寂しいのはフミオさんも同じこと…ヨーロッパのホテルでは、熱い体を持て余し、なかなか眠れない夜もあったとか。 だけどこの日は、旅の疲れのせいか、フミオさんはまもなく寝息をたて始め、夢の世界へ・・・・・・
569 :
フミオさんと殿下5 :04/08/19 21:44 ID:o1xjIcYy
「・・・・・・あっ」 「・・・あぁ…ん」 ? 「あっ、気持ちいい・・・体が…熱いょぉ…」 ?? 「はぁっ、あ、ぁ、おっぱい、いい、ンァ…もっと…」 ・・・!!! 自分だ!自分の声だ!!覚醒! 「で、殿下・・・!?」 暗闇の中でも間違えようがない全裸の殿下が、私のベットの上で、私を後ろから抱きすくめ、白い絹のスリップに包まれた私の胸を揉んでいるっ…! 「くすっ…文緒さんもだいぶ僕が恋しかったみたいですね」 「だ、だれがだっ!」 「でも…随分声が出てましたよ?」 「ふざけ…あっ、、、ンン、あんン」 薄い生地越しに突起をつままれると下腹部が熱くなり、腰がとろけてしまうんじゃないかと心配になる。 「ほらね。嘘つきは政治家の始まり。文緒さん、政治家になるには正直すぎるんじゃないですか?」 「うるッ・・・ヤぁっ、メ…ハアァァ」 殿下の手は中に入り、直に素肌を撫で回す。その感触はこの2ヶ月、毎晩のように夢に出てきたそれだった。 「あっ・・・」 下腹部を撫でられると、なんともじれったい、切ない感覚が支配する。 もっと、もっと下も・・・ 殿下の手は、なかなか下りてこない。乳首を外した胸と、触れて欲しい中心より上の腹部との間を行ったりきたり。 「…ヤッ、ズルイよ…」
570 :
フミオさんと殿下6 :04/08/19 21:44 ID:o1xjIcYy
思わず腰をくねらせて涙目で訴えるフミオに、殿下はキョトンとした顔をしてシレっと言う。 「何がですか?そんなに嫌でしたか?…そうですよね、いくら僕がフミオさんに貞操を誓ったために2ヶ月間も苦しい思いをしたからといって、こんなにコトを急いでいい理由はないんだ。フミオさんの了解を得られるように、もっとゆっくりしなくては…」 殿下がにっこり微笑んで、焦らすように頭や太ももを撫でる。 「あぁ…こ、この鬼殿下ぁ」 「くすっ。」 嬉しそうに笑うや否や、さっさとフミオを裸にすると先ほどからいきり立って熱をもっているモノを、フミオの中心に埋めた。 「!!っああああぁぁぁ…」 「っ…!…ぁれ?文緒さん、随分、はやいですね。そんなにも、僕のことが、欲しかった、なんて」 フミオの中で、殿下が呟く。 「ぅ、ぁああ…はぁっ、あ、なに、ぁ、言って…」 「少し、心配だったん、です。僕だけが、…かなって」 「ハァ?…っんン、ン、はあっ」 「よかった・・・。動きます、よ」 「な、に…あっ、あ、ぁ、だっ、めぇ…っん」 殿下が激しく。フミオも負けずと。 「っっっっ……ぁあああああ!!!」 その日殿下がフミオさんの部屋に持ち込んだ‘高級コンドーム1箱12枚入り1万円’は、次の日の日が高いうちになくなってしまいましたとさ。
>>565 面白かったよー!!
最後のオチは声出して笑っちまったい。
殿下はンなもんを買って?フミオさんの帰りを待ってたんだなw
一晩で12回戦かぁ・・・・・・。 殿下も史緒さんもすげぇなw
‘高級コンドーム1箱12枚入り1万円’? 装着してムニャムニャをムニャして 一枚あたり833円ってか? そいつぁ豪気だ。 黄金のコンドームだったんでないか?
>551さん バイオリズムが志姫=巧にーちゃんっていう、そっちと相性よさげなイメージがあったんですけど、 考えてみれば飛龍と一番合う訳なんですね〜。夢うつつながら反応してしまう志姫ちゃんと わざと意地悪な飛龍が萌え。しかし、この二人の年の差はいくつなのかと(w >565さん 「奥様は魔女」みたいな感じですね。 かーらさんでのエロをさらにひねってお笑い風?(そうじゃなかったらすみません!!) にする方までいらっしゃるとは(w
いいなこのスレW
574の感想一行書き落としにつき。 >565さん 「1箱12枚入1万円」に爆笑。日が高いうちに、って何気にスゴイですね。
職人に感謝hoshu
志貴×七緒さん連載のさなかにすみません。 エロなしですが、ジゼルとラウルを補完してみました。 (必要のない方はとばしていただけますようお願いいたします)
「お二人で泊まるにはちょっと窮屈なんですが。…すみません、ダ・ジルバさん、ジゼルさん」 コアラの乗組員モモ君がすまなそうにダ・ジルバ夫妻を見上げた。 「いや、いいんだ。そんなこと。こうして、みんな無事だったんだから」 客室の入り口で、ラウル・ダ・ジルバは安堵の視線を送り返す。 「それもこれも、全部ダ・ジルバさんのおかげですよ〜。社長も、乗組員たちも……キラ船長も、 口ではあんなふうに言ってましたけど、そりゃもう感謝してるんですから。 …それじゃ、明日お迎えがくるまでゆっくり休んでくださいね〜」 「ありがとう」 ラウルが微笑み、傍らでジゼルがにっこりとうなずく。 人懐こい笑顔で手を振るモモ君を見送って、ラウルはドアを閉じた。 「まぁ」 周囲を見回していたジゼルが目を留めたのは、2人掛けのソファにそろって並ぶハートのかたちの クッション。シンプルなつくりの部屋の中で、唯一ジゼルの好きそうな装飾品だ。 「可愛い。ピンクと赤のおそろい!……キラ船長の趣味かしら」 ……いや、それはないと思うな。 両腕に抱えてはしゃぐジゼルに、ラウルは出かかった言葉を飲み込むとベッドに腰を下ろした。 窓を模したホログラムに映る、薄紅色と青のほのかな光。その穏やかな光景に、ラウルは 数時間前の出来事を思い起こした。 ふううっ、と大きく息をつく。 出たときそのままの部屋。ここに戻ってくることで、初めてその事実が生々しい現実感を伴う。 それでも、体に残る疲れは、むしろ心地良いものに取って代わられていた。 モモ君たち乗組員、キラ船長、――― そしてジゼル。イナバ5での落盤事故から、 誰一人欠けることなく無事に取り戻すことが出来たのだから。
「はい♪」 ジゼルはひょこん、と赤いクッションを手渡す。そんなしぐさのひとつですらも愛らしい。 「…ぼくに?」 差し出されたそれは、冷静で有能な野心家には不釣合いなほど可愛いらしい。 ハートのクッションを抱えるラウルのこんな姿を見たら、会社の幹部たちは何と言うだろう? 「ジゼル……ここに座って」 ジゼルに言わなければならないことがある。 もし生きて会えたなら、絶対に伝えなければならなかったこと。 ラウルはそれを受け取ると、そのまま小さな手を引き寄せた。 隣に腰を下ろすジゼルの肩が軽く触れる。いつから、この近さで話をしなくなっていただろう。 「色々…あったんじゃないのか?……その、僕のいないところで」 「ううん、いいのそんなこと」 気を使わせまいと微笑む姿がいじらしい。 ― 相当辛い目に遭ったんじゃないかな。何度かチクチクやられてるのを見た事あるよ ― ナッシュの言葉が脳裏をよぎる。実際、言われるまで全く知らなかったのだ。 ジゼルが発する無意識のSOSを、どうして感じ取ることができなったのだろう? 何ごともなく見えたのは、そう見せない努力をしていたからだと、どうして気づかなかったのだろう? すべては僕のためだったろうに―――。 失格だった。夫も、足長おじさんも。彼女を一番傷つけていたのは、周りの言葉ではない、 他ならぬ自分なのだから。ラウルは自分自身の不甲斐なさを激しく後悔した。 「ごめん、気づいてあげられなくて……」 後悔がもどかしさを生み、もどかしさがラウルの言葉から勢いを奪ってゆく。 交渉事ならばいくらでも言葉が出てくる。どんなことでもうまくさばくことができる。 なのに、どうしてこんなときだけ上手に伝えられないのだろう。 わずかに顔がうつむく。ラウルは、口の中が渇き、言葉だけが空回りするのを感じた。
次の瞬間、ラウルの指先にふんわりとした感触が降りる。柔らかくて暖かなてのひら。 「わたし…嬉しかったの」 「えっ?」 ラウルの視線が向き直る。ジゼルはひとことづつ、言葉を選ぶように話し始めた。 「あの時…いろいろなことを全部放りだして、わたしを捜しに来てくれたでしょ?」 渡された伝言モバイル。それを開けたとき、ジゼルは驚きとともに、初めて自分の間違いに 気がついたのだ。不器用な言葉のひとつひとつから伝わってくるラウルの想い。 それが決して償いなどではなく、愛情であるこということを。 ―――もう遅いかもしれない、という予感とともに。 「何よりも仕事が大事なのに、次の世代も含めて会社の将来を担わなくてはいけない人なのに。 あんな危険を冒してまで、助けに来てくれるなんて……思ってもみなかったの」 小さな手が、次第にラウルの手を包み込むように重なる。 「だから、いいの」 ジゼルははにかむように、でも心から嬉しそうに微笑んだ。原因は自分にある。 なのに、一言も責めずにそれだけで良かったと、嬉しかったと目の前の彼女が告げている。 ラウルを見つめる、静かだけれど暖かなまなざし。いつのまにか、ジゼルは差し伸べられた 救いの手を取るだけのかよわい少女ではなくなっていた。てのひらの暖かさがしみこむ。 あの時、このまま会えなくなるくらいなら、未来を引き換えにしてもかまわないと思った。 ジゼルの言う危険…つまり、例の電磁波の影響で、将来子供が持てなくなる可能性も 大いにあった。幸いどこにも影響は無かったが、あのときナッシュがステルス・スーツを 着ていくことを勧めてくれなければ。そして、スーツに男性体を守る働きがなければ。 ラウルの体は、ダ・ジルバ家の血を次へと繋げることが出来なくなっていただろう。 それでも、この決断に悔いはなかった。 「…あのとき何もしなかったら、僕は、一生後悔していたはずだよ」 そう思う。義務ではなく心から。
ラウルは手を握り返し、ジゼルをみつめた。握る手の力強さに応えるように、ジゼルは 心をうちあける。 「きっと自信が無かったのね。あなたの周りにあるもので、わたしだけが子供で。 ……やっぱり償いでしかないのかな、って本気で思ってた。でもね――」 ― ラウル・ダ・ジルバって人物は、そんな理由でわざわざ結婚なんかしないと思うよ − ジゼルの中でキラの言葉がよみがえる。 ずっと胸の奥に痞えていた『償い』というキーワード。目を背けようとすればするほど、 その言葉が事実のように感じられ、心の中を重く占めていった。 ジゼルは、自分の心を塞いでいたものに改めて向き合う。 「それを振り払うことができなくて……ほんとは不安だったの」 「わたしひとりが、どれだけあなたを好きになっちゃうんだろう――― って考えたら」 瞬間、ジゼルの手からラウルの両手が離れ、小さな体を抱きしめた。 クッションが床に転がって小さく弾んだ。 「ジゼル……」 そんなことあろうはずもない。ラウルは掻き抱く腕に力をこめる。 「償いなんかじゃない。……初めからそんなものじゃなかった」 ジゼルの瞳が大きく見開かれた。 柔らかな頬をそっと捉え、ラウルは想いを声にする。 「愛してる」
ジゼルの瞳がラウルを映す。 「僕のジゼル」 大きな瞳が潤み、姿が揺れた。 「すまなかった。……僕を許して欲しい」 「ううん、あなただけが悪いわけじゃないの……!!わたしだってそう。一言、寂しい、って 言えばよかったのに、言えなくて、ずっと黙ってて、それで、だから……」 可憐な唇から次々と溢れ出る言葉。それ以上に、見つめる瞳の一途さがラウルを捉える。 「Shh・・・」 ラウルの指先がジゼルの唇をそっと制した。 唇を外れた指が背中に回り、ジゼルを包み込む。変わりに驚くほど柔らかな唇が押し当てられた。 「何も言わなくていい」 感触を惜しむように離れた唇がつぶやく。 「…いまからゆっくり聞くから」 『Do not Disturb』 くるり、ドアの向こう側にかかる札をひっくり返す。 ふたたび唇が重なりあう。絡まり、せめぎあい、こぼれる吐息の隙間をぬうようにくちづけは 深まってゆく。ふたつの体温がひとつに溶けて、言葉以上に互いの気持ちを伝えあう。 知っているはずなのに、ずっと忘れていた暖かさと激しさ。それを取り戻すことができる、いまなら。 そしてほんの少しの小休止。その一瞬に瞳を交わす。 その強欲なまでの熱さにジゼルは夜の長さを思い出し、そっとまつげを伏せる―――。 おわり
>565 殿下が女性をとっかえひっかえしていたのにはそういう理由があったとは! お相手の史緒にはもう頑張って、としか。 >578 あの二人のその後、というのが気になっていたので脳内補完できて 嬉しいです。 毎回途切れ途切れで本当すみません。 よぅし、こっから仕切りなおしだ。心機一転、チャッチャと行こう。 微妙な空気は振り払って、雰囲気、そう、雰囲気だ。 生憎ピンク色の照明もムーディな音楽もベルベットローズの薔薇の花びらを敷き詰めたベッドもない けれど(なぜだろう、一瞬“タブー”がふと浮かんで消えたのは)呼びかけてみたら場の雰囲気が多少 は和むか盛り上がるかもしれない。 かなり適当に考え出した案だけど。 和んでもしょーもないけれど、どうしてか、是非、今、呼んでみたくなったのだ。早急に。 おじさんのまんまじゃいつもどおりであんまりだし、志貴さん・・・っていうのも、遅かれ早かれ わたしも苗字がおんなじになるわけだから、ここは一つアレしかないでしょう、もう。 だから呟くように、小さく。 「・・・正和さん」 うーん、慣れてないから気恥ずかしいなあちょっとばかり。でもスッキリした。正和さん正和さん。 下の名前だとまるで別の人のことみたい。 おや、おじさんの顔つきが変わったような。どうしたんだろう、やっぱり名前で呼ぶのはまだ 早かったかな、それともこの呼び方だと某会長令嬢のことを想起してしまうのかな、でもあの人は今 佐藤君と随分親密になっているようだし聞いた話ではこないだは二人でデート紛いの・・・って、 あれ、あれれれ。おやおやおやあ? こ、これは予想外。流石のわたしも混乱と驚きを隠せないで目がまん丸になってしまった。 ギュッと。両腕で、抱きしめられてしまったのだ。おじさんに。 胸元に押し抱くように引き寄せられてしまったので顔が見えない。無理に見ようとしたらおじさんの 下顎と私の頭頂部が仲良くゴッツンコしてしまうだろうから、そーゆー間抜けなことはできない。
見たいんだけれど、おじさんの顔。頬が熱いのはシャツ越しに感じるわたしのとは違う体温の せいだ。こんなに密着しているんだから、もっと耳を押し付けてみれば、心臓の音が伝わって聞こえる んじゃあなかろうかと思った。 おじさんの今の脈拍は、慌しいのだろうか?今のわたしのように。 思えば誰かに抱きしめられた記憶なんてなかった。二親は物心がつく前に亡くなってたし、 育ててくれたおばあちゃんは抱っこよりおんぶ派で、おぶい紐で背中にきっちり背負われて、それも 本当にちっちゃかった頃の思い出でしかなくて。 わー。極々当たり前のことではあるけれど、おじさんの胸、わたしのそれとは違ってなんだか 凄く男の人なんだなあと思ってしまう。脂肪の含有率の差かどうか知らないけれど、男の人って 案外固い。 そんでもって何故か安心してしまう。身を凭せかけたくなる。あったかい。 どうしよう。これは凄くクセになってしまうような、気がする。 見たいなあ、おじさんの顔。どんな顔しているんだろう。 こっちが仕掛けて始めたことなのに、おじさんに先を越されてばかりでは癪に障る。ということで わたしはおじさんのシャツに手を伸ばした。・・・それにしても自分のなら楽なのに他人の服のボタン を外すという作業はどうしてこう難しいんだろうか。ついでに、いつもよりわたしの指先が利かない ような。もどかしいのか、恥ずかしいのか。 上手くできないわたしの気配を察してか、おじさんは自分でボタンをはずし始めた。余計な真似を。 やっとここまで。
>>582 くっ、ジゼルたんの濡れ場は無しかかっ(TT)
だけど、実際ありそうなやり取りというか、この後は燃えた
だろうなぁと思わせる一幕、よかったです。GJ。
>583 この次はぜひエロありで。つうかラウジゼの続きキボン!
ほ
578です。感想、読んでくださった方ありがとうございました。何になるか分かりませんが、 エロることができたらまた持ち込ませていただけるといいな、と思います。 584さん、割り込み申し訳ありませんでした! なかなか七緒さんの思惑通りにいかないのも、じらされているようでかえって萌え〜です。 >毎回途切れ途切れで本当すみません。 待つ楽しみとゆーものもありますので、お気になさらずに続けられてください。お待ちしてます!!
職人さまがたに感謝ほしゅ
…そう言えば、柚子のにーちゃんと白薔薇の君、って組み合わせもあったな…w
思わずG.H.Q.〜読み返しちゃったよ記念ほしゅ。
594 :
名無しさん@ピンキー :04/09/02 22:44 ID:hd2T5cZl
ほしゅage
白薔薇の君の名前はなんていうんでしょうか〜。
>白薔薇の君の名前 白君 「孝志様 たかしさま タカシサマ (はーと)」 孝志 「○○(*´Д`)ーー !!」 …駄目ですね(汗
ほしょ
台風18号上陸中 先生ん家は大丈夫だろうか
日本農園の椰子の実が落下しないか心配。 そして通りかかった女子高生の頭上に・・・。
それで安楽四郎さん(だっけ?)に拉致されるんですね。
問題があれば保護で。 少女漫画スレが食べ物の話で盛り上がってましたね。ときに666まであと64レス。
ほしゅですわ 皆様 皆様 皆様
604 :
名無しさん@ピンキー :04/09/12 03:44:05 ID:9gC2EH/v
hosyu age
誰か、ニッキーとユーリの話を書いてくれんかのぅ〜
味噌汁飲んだら郁子さんとハワードを思い出した
>>603 ヘルシングスレのリップたんかとオモタよ。
そういえば川原作品のヒロインに眼鏡っ娘やソバカス娘はいたっけ?
>605 そういえばいらしたかも…。 >607 言われてみれば居なかったかも…。
史緒さんの場合、驚異的かつ特殊な視力の持ち主だし(笑)
今月発売の新作「あの子の背中には羽根がある」が楽しみ。 そこに「〜がある」シリーズ前作のカプー2組も登場するらしい。 その後の彼らに進展はあったのか!? あるとすれば、スレ的に好都合かと思うのですがいかがでしょう?
そうだっけ?来月かと思ってたよ やっぱり絵柄はカクカクしたままなのかな
「あの子の股間には○根がある」
>>○根 大根w
乙女な瑠璃子ちゃんがじつは一番だったりして……いいえ、足の話ですよ!
今月発売だったね 恋愛展開があるかは?のようだけど
保守 そういや今月末には「ブレーメンII」の新刊も出るはず……。 ナッシュとキラって、いいカポーだと思うんだけどなあ。
川原作品の大きいお兄さん&少女コンビは皆、 基本的にカップルと言うよりも漫才コンビだよな。
たいてい、少女がドツキ役でお兄さんがドツカレ役だしw
「その長所の前では多少の欠点など我慢できる…かな」 とナッシュのココロの広さをキラが容認してるあたり、おおっ!と 思ったんだけど…進展なく終わっちゃいましたね。 そこがまた、いいところなのかもしれませんが。
今月のメロディ 遥タン萌え〜
>619 こんなでしょうか>ドツキ漫才 「キラって収まりがいいよなー。……こーすると、ほら」 ナッシュは後ろから重なるように寄り添い、両腕をキラのウエストへと回して抱きしめた。 「ん〜?そおー?」 …たしかに。 こうすると小柄なキラの体がナッシュの腕の中にすっぽり収まって、ちょうどいい感じ。 自分を包み込むように抱きとめる腕、温かい胸。 特に意識はしていなかったものの、徐々になじんできつつあるそれにキラは安堵を覚える。 だけど、思春期に伸び損ねた身長がこのところ少し伸びているような気もする。 「もーちょっとでジャストサイズだね」 話しかけられると耳元にかかる吐息が、すぐ側に聞こえる声が、むずむずとこそばゆい。 「あ、でも、今でちょうどいーなら、これ以上背が伸びたら返ってよくないかもな〜」 体はなじんでもこんなムードには慣れることができなくて、ついつい日常的に切り返してしまう。 そのとき、キラの腹部に触れていたてのひらがするりと持ち上がった。 むぎゅ。 「もっと大っきくなっても大丈夫だからね」 もみっ。 「あ!」 そして、キラの胸を包み込んだナッシュの両手がにわかに動きだす。 「む…胸の話かーーー!!」 ばきっ!!! エルボーチョップがナッシュめがけて炸裂する。 別のイミで鼻血ぶー……彼は墓穴を掘った。 いったいどこでまちがえたんだろう。手で胸を包もうとするとまるで埋まることのなかった空間が 以前よりだいぶ減ってきたね、とゆー褒め言葉だったのに。
しかし、王道パターンが高校生と小学生とは!>羽根がある
ブレーメンの最後って急ぎすぎてる感じがしたなぁ。 もっと続けばいいのに・・・。
>>625 ちょっと寂しい終わり方だったな。
連邦宇宙軍の猫好き少佐が、猫の女の子のブレーメンに出会ったら
種族を超えた愛が生まれたりする?というのが、最終巻を読んで
一番気になったことだった。
今の短編シリーズみたいな感じでいいから、また半年に一回ぐらい やって欲しいな、ブレーメン。 復活させようと思えばできそうな終わり方だったし。
ブレーメン自体が続編だしー。 可能性は無きにしもあらず?
キラの髪がまた茶髪にもどってたりして(笑)
しかし、キラはつくづく「女」を感じさせないキャラであったよ。
キラ「なにすんだよ、なにすんだよ」 ナッシュ「まーまー。いーじゃないか。これも社員の仕事って事で。オレ、一応社長だし」 とか言いながら押し倒してみよう。 うまくすればキラが女に目覚めるかもだ。
>>631 キラ「私は今回の事を逐一ユニオンに報告する準備がある」
ナッシュ「やめてくれ船長、ユニオンは嫌いだ〜」
ってなるぞ(w
>>632 キラ「―――と一時は思ったが、話を聞いてみると同情すべき点も多少はある」
ナッシュ「そー思うか?キラ」
キラ「ん〜。いい年した男が女っ気もなく、動物に囲まれた船内に閉じ込められっぱなしだからな。今まで我慢してたのに感心しちゃうよ。見上げたもんだ。
で、楽しかったかね?生まれて初めてのエッチは」
ナッシュ「とても楽しかったよ。イレブン・ナイン」
でどおです?
ナッシュ童貞か〜
後でナッシュ・コピーに小10時間ほど説教されるな、どのみちw
キラ×ナッシュは過去ログで秀逸なネタがあったからねえ。 でも、キラと広岡監督は、「無性生物」にしか見えない……
>636 ネタお持ちでしたらぜひとも、とすかさずキボンしマス。童貞ナッシュ君。 志貴さんのみならず、ナッシュも童貞(w ふたりに限らず男性キャラの童貞率、意外と高いのかも。 …某俊介さんとか、スケート一直線の影浦くんとか。
無性生物ワラタ 変換で夢精とか出るし
>>638 何しろ二人ともあれだけ傍若無人に活躍しながら、
性欲とか性意識とかいうものと全く無縁だ。
おまけにあのぺたんこスレンダー体型と来ては・・・w
>>640 だが、そのぺたんこスレンダーがいいのだ!
>639 そーか。きっと童貞率を上回る処女率(w >641 ナッシュ君or高柳さんハケーン!
年齢差が激しいから処女率が高いのは納得だが・・・童貞率も高いとは・・・w
高校生だと処女は珍しくないでしょ?
パセリの話のおねーさんは果たしてしょjうわだれだなにをswdfrgもぎゅもぎゅ
>>641 同意! と思ってしまう俺OTL
竹本泉の漫画で、ツィギーやミア・ファローのようなタイプが好きという叔父さんに
「おじさんの趣味って一般的じゃないと思う」
なんてのたまう姪っ子を思い出したり。
647 :
名無しさん@ピンキー :04/10/04 22:37:50 ID:OhGoIonS
全然関係ないけど、内気な男性はスレンダーな 女性を好むとゆー説があるらしい。 事実かどうかはともかく、川原作品の男性陣には あてはまるよな気がする。 ところで、殿様は空のお城に住んでいるの秋吉田 藩主夫妻は結局いつ初夜を迎えたのか。 終ったからてすぐ「はい」とか言いたくないよなw
和音さんも世が世なら「はい」って言ってたんだなー その前に俊介さんとの結婚も有り得ないか・・・うーん。
まさしくベルば(ry さしずめ松島役(耳ダンボの人)はおキヨさんでしょーか(w
耳ダンボって誰のことかと思ったよ(w
俊介「和音さん〜今日はいいですか?」 和音「妊娠8ヶ月の妊婦に何言ってんだよ・・・男は自分の始末くらい自分でしろ」 今日も一人エッチに励む俊介さんw
>651 8ヶ月ならまだ大丈夫!できる! あ、でも産んだの双子だっけ? 双子の場合は勝手が違うのかな・・・。
>652 妊娠8ヶ月ともなれば腹が圧迫されてくるのに、そんでエッチなんかした日にゃあ苦しくて仕方ないだろうさ。 和音さんが、そこまでしてやらせるとは思えんが・・・。 しかも、双子じゃなーw
せめて手か口で……。
IDがQPだね
双子を生んだのは柚子だよ。
さぞかし難産だっただろうなぁ。
そーいえばサイン会に行った人いるのかな?
なんか人少なくなってきたね・・・
》661 いるよここにも もちっと近ければ行くんだけどね、サイン会 鹿児島は遠い
>661 秋だから。
きっとみんな焚き火で落ち葉を燃やしながらイモを焼いているんだw それともコンビニで肉マンを買って、帰り道にもぎゅもぎゅしているのかw
>664 アジの開きもお忘れなく(w …ところで666をゲットしたい方!↓↓書き込むなら今ですよ。どーぞ!↓↓
んじゃ・・・お言葉に甘えて・・・。 ダミアン♪ムギチョコもぎゅもぎゅ
よかたね。てぇー てぇー(w
しばらく投下されてないけど、志貴×七緒の続きがすごく気になるよ。 G.H.Q.職人様〜、正座して待ってるから戻ってきてくださ〜い!
668さんに同意。 他の方もそうかと思いますが、志貴×七緒のその後が気になります。 キボンしつつ密かにお待ちしております。
今までほぼロムだったけど便乗カキコ GHQの神様待ってますーー!
ぬくい肉まんを食べながらほしゅ
ミカエルの裏の林で焼き芋でも焼いて待ってるから、早く神来てください。
ムギチョコもぎゅもぎゅ 保守
GHQでもなくてしかも微エロでわるいんだがロレンスと柚子を保守がてら…。 「…セル、エセル!聞いてる?」 「ん、あぁ御免ね柚子ちゃん。」 「まぁ、凄いもんな、この台風。」 「で、何の御用だったんですか?」 「ドレスが出来上がったから見てほしいんだけど、今いい?」 「勿論。」 今年最大の台風がここ、イギリスにもやってきた。そとはどんより、ざーざー、ぴゅーぴゅー。凄いことになっている。 そんな中、ロレンス家お抱えのデザイナーが柚子が先週注文したドレスを持ってきた。 薄い水色の、シンデレラモチーフのドレス。結婚式でお色直しの時に着るものだ。 「そうですね、もうちょっと袖を膨らませてくれますか?」 「Yes,sir.では、また来週、お直して持って参ります。」 「すみません、おねがいします。」 「では私はこれで…」 ばたん。 「「はぁぁぁ〜」」 二人はため息をついた。 衣裳部屋であーでもない、こーでもないとデザイナーまで巻き込んでドレスの袖について討論してたのだ。 『だーかーらー!袖はこのくらいで良いの!あんまり膨らんでるとおかしく見えるって!』 『いーや!赤毛のアンスタイルがあんなに似合うんだからもっと袖が膨らんでるほうが似合うに決まってる!』 『あれは私が好きでしてたんじゃない!とゆーよりなんで知ってるんだ?!』 『そんなことはどーれもいいでしょー!とにかく膨らんだ袖がいいんです!』 『わがままを言うなーっ!』 バカップルの喧嘩にしか見えない討論を繰り広げていた時、デザイナーが口を開いた。 『あ、あの〜。奥さまは小柄な方ですから袖はあんまり膨らんでいないほうが可愛いと思いますよ。気になるんでしたら もう少しだけ袖を膨らましてみてはいかがでしょうか?』 そうやって試しに袖を少し膨らませてみたところその方が柚子には似合っていたので仕立て直してもらう事にしたのだ。
「この色さー、何の色だかわかる?」 しばらくの沈黙の後、リビングに戻ってからやっと柚子は呟くように言った。 「シンデレラ、じゃないんですか?そういってましたよね?『一番好きな童話だからお色直しの時にでもあのドレス着てみたい』って。」 「ううん、あれ…」 柚子が指差したのは写真たて。高3の冬、ここですごした時に今は亡きくまのルドルフと撮った写真だった。 「ルドルフがさ、『わたし、水色大好きなんですよ。いつかリボンも水色にしたいんです。』って。だから私、『じゃぁ、今度つけてあげるね』 って、約束したんだ。果たせなかったけど。その時に『柚子さん、水色似合いそうですよね』っていってたからさ。水色のドレスつくろうって思ったんだ。 んで、ルドルフの代わりにリボン一杯付けようって。」 「そうだったんですか…ルドルフも喜んでいると思いますよ。」 「ん…。」
「ルドルフの話が出たついで…と言っちゃ何ですが、昔今日みたいな日にハルと城壁のところまで行った事があるんです。」 「さっき、ずっと外見てたのはそれ思い出してたの?」 「えぇ。小学生の頃、秋休みでハルが泊まりに来たんです。で、台風があまりに凄いから城壁崩れてないかなーってw」 「笑って言う事じゃないだろう。よくうちに戻れたな。」 「城壁の様子を見に行っていた家の者に見つかりまして、すぐ連れ戻されました。ベネットが凄い顔でおこってました。」 「そりゃそうだ。でも、先生の事だから後にも先にもそんなイタズラはなかったんでしょ?」 「ええ。よくわかりますね…ベネットに怒られたのはあの時だけです。」 「なんかさ、こんなこと言ってもしょうがないんだけど…おハルさんとルドルフ君にも結婚式きてほしかったな…」 「そういうだろうと思って用意しときました」 そう言ってロレンスが取り出したのは彼の親友の名を冠したCDだった。 「なにこれ?」 「コネをつかって出してもらったんですよ。ハルのCD。これなら、ハルも結婚式に参加できる。あのドレスがルドルフの代わりもしてくれるでしょう 。」 照れくさそうに、ロレンスは笑った。 ちょっと肩を震わせ、なきわらいの表情で柚子は「ありがとう」と言い、ロレンスにキスをした…。 「かわいいなぁ、柚子ちゃんは。そんなに可愛いと襲っちゃいますよ?」 「え゛…」 そのまま柚子を抱っこして寝室にロレンスは行っちゃったとかいうのは唯、風のみが知るところ…。 グタグタでごめん…。
GJ!
ええ話や……T^T
GJ! ナイスタイミング台風。
>676 何気にさりげないのにホロリなのがいいなぁと思いました。 あと、婚約していながらの先生呼びに萌え。台風乙彼さまでした。
まるごとバナナを食べながらほしゅ。
焼き芋飽きた・・・スイートポテト作って保守
腰痛お大事になさってください。
てすと
映画化でこのスレが盛り上がるといいな…てことでage
>>685 個人的には、柚子さんを演じる役者さんがどれくらい小柄かに
かかっているw
映画化ってまじですか?!
>>687 少女漫画板の川原泉スレで話題になってました。
ミカエルの実写映画化だそうで。
「マリみてのパクリみたいになるんじゃねーの?」
「怪力のシーンの特撮がショボくなりそう」
とかそんな感じで。
ここのところ、アニメや漫画の実写映画のショボさが目立って
いるから皆さん不安なようで……w
…実写かー……
690 :
名無しさん@ピンキー :04/11/06 21:34:11 ID:VHxZDxrj
「・・あのさ、先生」 「はい、なんですか?」 「えーと、その、なんつーか・・・」 「? どーしました?」 「うんにゃ、たいしたことじゃないんだ」 「気になるじゃないですか。更科さん。何です?」 「・・あのさ、今更っつーかあれなんだけど、ちゃんと言っとこうと思ってさ」 「何を?」 「いや、その・・・」 「?」 「あのね、私さ、先生のこと好きだからね!」 「知ってます。僕も柚子ちゃんのこと大好きですよ」 愛に飢えているせいかこんな妄想してしまいました。
↑そのあとの出来事が気になります(笑
GHQの人を待ちつつ・・・。 ロレンスと柚子さんに激しく萌えつつ・・・。 ずっと「美貌の果実」で書きたかったんだが、原作を発掘出来ず、 本屋で文庫版を捜索するも見つからず悶々とした日々を過ごしてました。 そして今日、やっと文庫版ゲット。 妄想を補完して、こそこそ書き出そうと思ってます。 暫くここさみしかったからさ・・・保守ついでに予告〜。
693 :
名無しさん@ピンキー :04/11/08 18:04:05 ID:APcmMJLy
>692 楽しみです
>692 おー、しかもちょうど時期ですね! 期待しつつ楽しみにお待ちしてます〜。
690氏GJ!692氏降臨カマーン!!
♪Do you Do you remember me〜 キタキさんも歌ってます。ほしゅ。
697 :
692 :04/11/14 23:32:40 ID:JJNWr2Xu
「つ……疲れた……」 部屋に入るなり一目散にベッドルームへと直行してベッドに倒れ込んだ菜苗の第一声に、都築は苦笑した。 今日は、高校を卒業して間もない菜苗さんが都築さんちに嫁に行った記念日。 都内で賑々しく式を挙げ、披露宴も何もかも総てを済ませてやっとホテルの部屋のドアを開けたのは夜も更けてのことだった。 「冠婚葬祭は疲れるものと相場が決まってますから。当事者ともなると尚更だ。 ……お疲れ様でしたね、菜苗さん」 後からスイートルームへ入ってきた都築は上着を脱いでリビングのソファに掛け、ベッドルームへと進む。 新妻が行き倒れているベッドの縁に腰を下ろすと手を伸ばして頭をぽんぽんと撫でた。 菜苗は撫でられた頭を少しだけ持ち上げて頬杖をつき都築を見上げるとしみじみと溜息を吐き出した。 「やっぱしアレだよなー、社長さんともなると、あんなに派手派手しい披露宴になっちゃうもんなんだね。 ……貴さんて、やっぱし社長さんだったんだなーって、つくづく思っちゃったよ」 「これでも菜苗さんのリクエストを受けてシンプルにしたつもりなんですけれどねぇ。 こちとらバツイチおじさんの子連れ再婚だし……。 どうも、うちの首脳陣は秋月さんちとタイアップしたことを対外的にも知らしめないと――なんて考えてるらしくて、 あれ以上は引いて貰えなかったんです。菜苗さんには関係ないのにね。その点に関しては申し訳ないと思ってる」 都築から謝罪の言葉が漏れて、菜苗はがばりと起き上がった。 「え、や……、違うよ貴さん、私は不平不満を言ってる訳じゃなくて」 都築に謝って欲しい訳ではなかった。 それなのに、どう言ったらいいのか判らなくて、言語中枢をひっくり返してもうまい言い方が出てこない。 ああ、どうして私の日本語表現はよくよくつまずいてしまうのだろう。 そんなつもりじゃ、ないのに。
698 :
692 :04/11/14 23:34:26 ID:JJNWr2Xu
都築は口ごもる菜苗をあやすように、 「判ってます」 そうやって、またぽんぽんとされてしまう。 撫でられた頭に手を遣りながら、菜苗はぽつりと呟いた。 「……うん、楽しかったよ、結婚式。 一世一代の晴れ姿を父さんと兄さんと――精さんに見せてあげられなかったのだけは、残念だけど」 「ちゃんと、七実とお母さんと四人で記念写真撮ったでしょう? あれを菜苗さんちの仏壇に供えておけば、お父さんもお兄さんも……精さんだってちゃんと見てくれますよ。 精さんは百年も菜苗さんちにいたんだから大丈夫。ご先祖様とも顔見知りでしょ」 ぽんぽんぽん。 「うん、そだねー。……ありがとう、貴さん」 彼らにお披露目する純白のウェディングドレスは七実と二人と選んだものだった。 「父しゃんはこーゆーの好きだよ菜苗しゃん」と知った風な口を聞くのが相変わらず微笑ましいな、と思った。 そんな七実は今日、菜苗の母親と都築の家にいる。新婚さんは――こっち。 「七実ちゃんには悪いことしちゃったかな」 くすりと笑って菜苗は部屋を見回した。改めて見てみると、今まで見たこともないくらい、豪華な部屋。 ホテルに泊まること自体がそうそうあることではないのに、スイートルームなんか初めてだった。 ホテルの部屋がいくつも分かれているだけでも贅沢だと思う。 晴れて親子になった七実が一緒なら、二人でさぞかし大騒ぎしていたことだろう。 「明日から七実は毎日一緒なんだから、いいの」 明日からまたワイナリーの仕事が始まる。菜苗たちはすぐに甲州で葡萄作りの日々なのだ。 そして都築は都内へと単身赴任の身となってしまう。 新婚旅行だって、菜苗が希望したフランスへ行くと決まったものの仕事とワイナリーの都合ですぐに出発する訳ではない。 晴れて結婚したとは言え、圧倒的に二人の時間が少ない、のだ。 「で。菜苗さん。どーしてそんなに端っこに寄ってるの。もっとこっちにいらっしゃい」 「いや、あの、えーと……」 ホテルの部屋を改めて認識した途端、部屋に二人っきりだという事態がやけに現実的に思えてしまった菜苗の無意識な行動だ。 この大きなベッドだって、よーく見ればひとつっきりなのだ。 と、言うことは。 でも、あの、一応新婚夫婦なんだし…・・・な。うん。
699 :
692 :04/11/14 23:36:22 ID:JJNWr2Xu
「変なことはしないから。終いには落っこちちゃいますよ」 おいでおいでと手招きされて、菜苗はごちゃごちゃと考えていたのを止めて、じりじりと近寄った。 じりじり、じりじり。 ようやっと都築の手の届く範囲内にまで到達したところで抱き寄せられて、菜苗は心臓が飛び出そうなくらい、びっくりした。 「わ……っ、ちょ、貴さん、変なことしないって言ったのに! 嘘つきー!」 「変なことなんてしてませんよ」 丁度都築の胸板の辺りに顔を埋めている菜苗には、聞き慣れた都築の声がいつもと違った風に聞こえる。 都築が喋ると、あたたかい胸板の奥に僅かな振動を感じるのはちょっとした発見だった。 しかしそれよりも今は、この状況が一大事だ。 「だって、だって……」 「新婚さんな私たちには、至極当然だと思うけど?」 「だってだってだって……」 「まぁ、私のトシ考えりゃあちょっぴり犯罪ちっくに見えないこともないけど。おじさんだし。子持ちだし」 「……それは、関係ないよ」 動揺していた筈の菜苗の、そこだけははっきりした返答に、都築は菜苗をじっと見詰めた。 「そう?」 「七実ちゃんがいなかったら、私はこうして貴さんと結婚してないかも知れないのに」 あらら。 「うん、それはそうかも知れない」 都築は苦笑してみせる。 あ、違う。また日本語間違えた。 そうじゃないんだ。精さんの正体にびびってたりするのも、 洋酒メーカーの社長のくせに酒が弱くて桜貝になっちゃうのも、 でも頑張りすぎるくらい頑張り屋さんで、それで奥さんに逃げられちゃったりしたけど、 七実ちゃんにはちょっと厳しいけどいいお父さんなのも、 何だかんだで私には優しくしてくれるのも、 全部全部ひっくるめて私は。
700 :
692 :04/11/14 23:37:21 ID:JJNWr2Xu
「……いや、あの、七実ちゃんもそうだけど、七実ちゃんだけが理由じゃないし、 それに、別に貴さんはそんなにおじさんじゃないからだいじょ……うわ」 更にきつく抱き締められて、菜苗はまた変な声を出した。 「……かわいいなぁ、菜苗ちゃんは」 何が起こったんだ、と菜苗はパニック状態に陥った。 「な、菜苗ちゃんて、何ですか貴さん。それにかわいいだなんて、今まで一言も……」 「ずっと、かわいいと思ってましたよ。言いませんでしたか?」 「は、初耳だ……っ」 目の前で恥ずかしいセリフを吐かれてしまったものだから、菜苗は都築の顔をまともに見ることが出来ない。 不自然なくらい思いっきりそらした顔が耳まで真っ赤になっている。 「菜苗ちゃんは、かわいいですよ。普段はしっかり者で働き者だけど、ちゃんとかわいい」 間接照明の明かりを受けて、連日の作業で健康的に日に焼けた首筋があらわになる。都築は自然とそこへ唇を落とした。 「ひゃう……っ、ちょ、何す……」 何度かついばむように口付けてから、都築は顔を上げた。 「失礼。順番を間違えました」 色づいた果実のように赤い菜苗の顎をとらえ、都築は何か言おうとする口を塞ぐ。 唇を離すと菜苗は潤んだ目をして、呼吸を荒げていた。 「貴……英さんちょっと待って……、何か、慣れてない?」 「……そりゃあおじさんだからねぇ。七実とゆー実績だってあるし」 「判ってるけど、でもっ」 「おじさんは菜苗ちゃんの反応が楽しくて仕方がない。……いつもはいばりんぼなのに」 「それは、だって……」 「菜苗ちゃん。そんなかわいいことばっか言ってると、おじさんはやっぱり犯罪かなぁ、って気になっちゃいますよ」 片手でネクタイを緩めた都築が菜苗の頬を撫でると、びくりとしてしまう。 その反応に苦笑して、都築は菜苗の額にキスをひとつ落としてからゆっくりと押し倒した。
701 :
692 :04/11/14 23:38:37 ID:JJNWr2Xu
「た、かさ……」 「はい?」 律儀に返事を寄越して、都築は丁寧に口付けた。 「ふ、ぁ……」 舌先で唇を割り、不慣れな菜苗のそれに絡ませて吸い上げる。 キスをしながら、右手を菜苗のシャツの裾の中へ滑り込ませた。 なめらかな曲線をそっとなぞりながら、ブラジャーに触れてその上からそっと押し上げる。 「ん……っ」 ストラップを肩から外し、ブラを押し下げて直接肌に触れると、菜苗の速い鼓動が手に取るように判った。 「菜苗さん……すごく、どきどきしてる?」 「してる」 「かわい」 菜苗は菜苗で、何から何までが初めてでどうしたらいいのか判らない。 都築が触れるところがくすぐったい。 触られるのは恥ずかしくて口をついて出てくるのは拒絶の言葉ばかりだけれど、本当は嫌じゃない。 もう本当にどうしたらいいのか判らなくて都築のなすがままだ。 やわやわと胸を揉んでいた都築が、思い出したようにシャツを脱がせ、ブラジャーを外す。 「やだ、恥ずかし……っ」 「今からそんなこと言っててどうすんの」 訳の判らないことを言って、スカートまで脱がしてしまった。ちょっと迷ってから、ストッキングもそろそろと脱がせていく。 「前々から思ってたんだけど、ストッキングって、何でこんなに破れやすいもの履くんだろうね? 脱がせるのもどきどきする」 「そんなの知らないよぅ」 「――よし、成功成功」 どうやら、伝線させずに脱がせることに成功したらしい。嬉しそうに報告する都築が何だかおかしかった。 そのまま、内腿に唇を這わされるまでは。 「……!」 声にならない声を上げる菜苗に構わず、都築はひとしきり脚を愛撫すると半身を起こしてネクタイを解き、 カッターの前をはだけた。 胸元を手で隠していた菜苗に目を留めると、両の手首を掴んでバンザイさせる。 「何隠してるの」 「だって恥ずかしいじゃないか……」
702 :
692 :04/11/14 23:40:09 ID:JJNWr2Xu
ふふ、と低く笑って、都築は先程からの刺激で硬くなり始めた先端の片方に舌を滑らせた。 「あっ、あん……」 わざと舌を出し音を立てて転がす様を見せ付けると、菜苗は息を飲み込んだようだった。 手首を押さえていた手を離し、そんなに大きくはない胸をこねてその感触を楽しむ。 弾力のある若い素肌が指先を愉しませる。 そのうち、片方の手が下方へと移動し、唯一残されていた下着にかかった。 布の上からそっと割れ目をなぞると、しっとりと湿っているのが判る。 不安げに見下ろす菜苗をちらりと見遣り、内側へと手のひらを差し入れる。 「やだ、ダメ、貴さ……」 「どうして……?」 くちゅりと音をさせて指を埋めたそこは思っていたよりも潤んでいて、滑らかすぎる程都築を迎え入れた。 (でも、まだ……かな) 男性を受け入れたことのない身体に無理強いは出来ない。都築は辛抱強く菜苗の身体を慣らしていくことにした。 胸元から首筋へと、キスの雨を降らせながら都築は知らず知らずのうちに出し入れする指を増やして菜苗をより刺激する。 「んっ、あ、あっ」 動きに合わせて甘い息を吐き出す菜苗の表情は今まで見たこともないくらい艶を含んでいて、それだけでも都築を昂らせる。 ややもすれば膝を閉じようとするので、自分の脚を割り入れて大きく開かせる。 そんな体勢が余計に彼女を刺激しているのかも知れない。 少し指をずらし、その先にある突起を刺激すると菜苗が弾かれたように声を上げた。 「やっ、ああっ」 手を伸ばして都築の腕を掴み、身体から追い出そうとする。 「どうしたの、急に」 そう言いながら、都築の手は止まらない。 「や……わかんないけど、んっ……」 鼻にかかった甘い声で言い返すのすら愛しくて、却って都築に火をつけてしまう。 深いキスを繰り返しながら指の動きを更に加速させると、菜苗はばたばたとのたうった。 少し浮いた腰が揺れているのは嫌がっているのか――それとも、誘っているのか。 「あ、あ、あ……!」 一際高い声を放った菜苗から指を引き抜くと、都築は最前から我慢の限界だった己をあてがった。
703 :
692 :04/11/14 23:41:49 ID:JJNWr2Xu
ぬるぬるとした入り口を数度往復しただけで菜苗の嬌声が零れる。ゆっくりと侵入すると、ごくりと菜苗が息を詰めた。 「貴さん……」 「菜苗さん、いい?」 僅かな逡巡の後頷いた菜苗に優しくキスをして、都築は一気に貫いた。 「ん……あああっ」 「痛いでしょ、ごめんね」 そのままの状態で身動きせず、都築はよしよしと菜苗の頭を撫でる。 暫く荒い息を繰り返していた菜苗が、落ち着いたのか大きな息をひとつ。 「はぁ……ん、貴さん……おなかが変な感じ……」 涙が溜まった目で見上げられるとどうしようもなくなってしまう。 「もう……、ほんとにかわいい」 涙を拭ったそばからもっと泣かせたくなってしまう、くらいに。 「ぎゅっとしてて。声は、我慢しないでね」 そう言い聞かせると、都築は腰を使い始めた。ゆっくりと、次第に緩急をつけながら。 「ふぁ、あああんっ、貴さ……っ」 都築の身体にすがりついてくる菜苗は、その一方で都築自身をきついくらいに締め付ける。 「菜苗ちゃん……、痛くない? 大丈夫?」 「い、たい……けど……、んっ」 「――まだ、そんなに痛いなら止める、けど……」 自分のしていることが、彼女にどれだけの負担を与えているのか。 苦しげに寄せられた眉根と、吐き出される乱れた声でしか判らない。 もし彼女を身体だけでなく心まで傷つけてしまったら――都築は、やはりそれだけが怖かった。
704 :
692 :04/11/14 23:42:47 ID:JJNWr2Xu
――が、返ってきた答えは都築の迷いを一気に断ち切った。 「いやっ」 「菜苗ちゃん?」 思わず聞き返してしまう自分がちょっと間抜けだと思いながら、都築は菜苗を見遣った。 視線に気づいた菜苗も、ぎくりとしたように、 「あ……あの、えっと……、止めなくて、いい……から。痛い、のは、もう……我慢出来るから……あっ」 途中でびくりと身体が跳ねた。 「気持ちよくなりそ?」 「……それは、ずっとなってるよ……」 おずおずと口にされたその答えに、かろうじて残されていた都築の理性が融けて、しまった。 もう、止められない。止めたく……ない。 「菜苗ちゃん、それは反則……」 困ったこどもを見るような目で菜苗を見たかと思うと、動きが性急になった。 「ひゃんっ、あ、ああ、ぁ……っ」 「うわ、やば……っ」 身体の奥から起きた、びくびくとした震えが都築を絡め取る。 都築は腰を押し付けるようにして、堪えきれなくなったものを放った。
705 :
692 :04/11/14 23:43:54 ID:JJNWr2Xu
……余韻を愉しんでいた都築は、菜苗の呼吸がすっかり落ち着いたのを確かめてからそっと自身を引き抜こうとした。 そのとき、ずくんっ、と菜苗が急に収縮した。 きっと無意識のなせる技なのだろうとは思うけれど、引き止められているのかな、 なんて都合のいい解釈をしてしまうのが男の悲しいサガだ。 「菜、苗さん……」 「へ、……えっ?」 半分何処かへ行きそうになっていた菜苗は、急に声を掛けられてうろたえる。 「んにゃ、何でもないですよ」 ぽんぽんと頭を撫でて、都築はやっぱりな、と苦笑する。 ずる……と今度こそ退出すると、菜苗がぎゅっと目を閉じたのが見えた。 「はぅぅ……」 そろりと頬に触れる。汗も引いているようだ。――もっとも、より汗をかいたのは都築の方だったのだが。 「辛かったでしょう? ごめんね」 「んにゃ、大丈夫。貴さん、優しかったから……」 へらりと笑ってみせる菜苗を、腕枕をしている方の腕で自分の方へと引き寄せた。 「でも、ちょいとおじさんは自分でもびっくりするくらい我慢がきかなくなって大変でしたよ」 「あはははははははは。我慢、しなくていーよ。私が相手で良かったら」 「あのね。そーゆー自分を卑下するよーな言い方しちゃ駄目ですよお嬢さん」 顔にかかった長い髪をかきあげながら、都築は菜苗の耳朶を甘噛みするように囁いた。 「自分で選んだお嫁さんに、自信持たなくてどうしますよ」 今度こそ、自分で選んだこの手は、何があっても離さないと決めたのだから。
706 :
692 :04/11/14 23:48:01 ID:JJNWr2Xu
以上です〜。 お待たせしました&長くなってすいませんでした(^^; 期待してくれてた人がいらっしゃいましたが・・・こ、こんなもんでいかがでしょうか(ガクブル 書き出したら止まらなくなってしまったおじさんと一緒に暴走してしまいましたw んでは。
神様、グッジョブ!!(>▽・)d" ありがとう〜!!
692さん 乙です! 萌えました…優しいなあ貴さん(*´∀`).。.:*・゚
GJ! 「ぽんぽんぽん」がなんとも川原チックw
692さん良かったよー この二人でまた書いて下さい
>692 菜苗と貴さんの掛け合いがいーです。 >「おじさんは菜苗ちゃんの反応が楽しくて仕方がない。……いつもはいばりんぼなのに」 子持ちのおじさんを自称しつつも、菜苗さんがかわいくてかわいくてしょーがないっ!な貴さん萌え〜。 単身赴任→週末のみ若くてかわいい新妻に会うために速攻帰宅の貴さんだから、 これから先もなんてゆーか…すごそう(wですね。
ああ!神が来てる! この二人好きなんだよなあ・・・良かったです!
713 :
692 :04/11/18 01:13:31 ID:/RXNPT7C
>707-712 まとめて失礼します。萌えて頂けたようで何よりです。 漠然と書きたいなぁと思って書き始めると、 この二人って原作では自分が思ってた程絡んでなくて案外難しかったです。 上手く書けるかかなり不安でした。 いざ書き上げてみるとこの二人には色んな萌えポインツがあることが判明したのは発見でしたね。 書くにあたって何度も原作を読み返してるんですが、 貴さんの一人称が私だったり僕だったり俺だったりするので何とも難儀です・・・。 で、一人称「おじさん」に逃げている訳なのですがw 710さん、711さんに触発されて第二段書き始めてしまいましたよ。 単身赴任でこんなに萌えるとは思わなかった・・・w
>692 最中だけ「菜苗ちゃん」呼びなのがなんとも萌えでした。 そのうち呼ばれただけでも、菜苗さんはスイッチ入っちゃうようになったりしますかハァハァハァハァ GJ!! 都築社長の週末開発日誌…あーいえいえ、第二段禿楽しみです!
>692 GJ 菜苗さんかわいー
716 :
692 :04/11/19 02:35:54 ID:y6LpLoO0
美貌の果実2 「父しゃんのうしょつき、だってさ。久しぶりに嫌われちゃったねぇ、貴さん」 「…………。何も言えません。申し訳ない」 「それは明日の朝イチで七実ちゃんに言ってあげなね」 「…………」 都築は無言で箸を動かす。 今日――いや、昨日は七実の誕生日だったのだ。 仕事をいつもより早く切り上げて、プレゼントを買って帰ってくる、と約束したのに。 夕刻から緊急会議が召集され、勿論社長である都築の首にも無慈悲に縄が掛けられた。 帰り支度をしているところを問答無用で会議室に拉致監禁された挙句、通常ぶっ飛ばして2時間半の帰路で事故渋滞にハマり、 やっとのことで帰り着いたときには日付をとっくに越えていた。勿論、七実は既に夢の中。 それでも玄関に灯りをともし、遅くまで待って都築を迎え入れてくれたのはパジャマ姿のかわいい新妻だった。 「……ちゃんと仕事で遅くなるって連絡貰ったし、帰りの渋滞にハマったときにも電話くれたし、 それでなくとも七実ちゃんは賢いから判ってるよ?」 黙々と食事を進める都築の顔を覗き込むようにして、菜苗が言った。 七実だって、本当に判っていない訳ではなく「しょーがねーなー」とぼやいていたくらいなのだから。 それでも、都築の歯切れが悪い。 「いや、まぁ、そうなんだけど……」 この日の為にとってあった、七実が生まれた年のワインがテーブルの上で封を切られずに立っていた。 都築はぼんやりとそのワインを見詰める。 「これ、一緒に開けようって約束してたのになぁ……。ただでさえ菜苗さんと一緒になる前も仕事仕事だったでしょ? 今の生活になってから、余計父親らしいことしてやれてないよ。情けない」 ゴチソウサマデシタ、と手を合わせながらそう言うと、都築はかっくりと肩を落とした。
717 :
692 :04/11/19 02:37:16 ID:y6LpLoO0
「今日は仕方ないよ。遊んで遅くなった訳じゃないんだし、急な会議だって渋滞だって不可抗力じゃないか。 そのワインも今日じゃなくて明日皆揃ってから開けるって言ったのは七実ちゃんだよ。 父しゃん待っててやるってさ。ケーキは私たちだけで先に食べちゃったけど。 あ、でもちゃんと貴さんの分は残ってるよ?」 下げた洗い物を始めた菜苗の後姿が、あくまでフォローに徹してくれる。 「んー……」 食後のデザートの葡萄を摘みながら、まだ何処か煮え切らない返事をする都築。 「貴さん?」 きゅ、と水道を止めて菜苗が振り返った。 てとと、と都築の傍まで来て椅子の隣にしゃがみ込み、膝を抱いて都築を見上げる。 今日の都築はいつもより落ち込みが激しいように見えるのは気のせいではない筈だ。 「……ねぇ、どしたの? 会社で何かやなことでもあった?」 「自己嫌悪してるだけですよ」 心配させないようにわざと明るい声を出していることが容易に判る口調だった。 「自己嫌悪って」 言いかける菜苗の頭をそっと撫でて、都築はふんわりと力のない笑みを浮かべる。 「単身赴任始めてからね、余計に、七実のことかまってやれない自分が嫌なんだ。 以前は仕事でかまってやれないと言っても毎日同じ家にいると言うだけで――独りよがりな安心感だけはあった。 寝顔を見るだけでもよかったんだ。今は、そんな甘えが許されない絶対的な距離があるから、 例え仕事が理由でも週末だけにしか会えない七実のわがままを聞いてやりたいと……」 「じゃあ、私と結婚しなきゃ良かった?」 「それは違う」 菜苗の意地悪な問いに即答で否定すると、菜苗は何故か勝ち誇ったように不敵な笑みを浮かべた。 「じゃあ、それは貴さんの考えすぎ。普通は毎週毎週2時間半もかけて帰ってこないよ? それだけでも、貴さんは充分お父さんしてるんだから、それ以上高望みしちゃしんどいだけだ」 「そうかな」 「うん。そう。欲張りなのはいいけど、自分の首絞めてちゃどーしよーもないぞ」 「う……っ」 「ね、だから、明日一言『ごめん』って言えば大丈夫」 そう言って立ち上がり、いつもとは逆にぽんぽんと都築の頭を撫でて再び流し台へと戻ろうとする 菜苗の手を掴んだのは半ば無意識だった。
718 :
692 :04/11/19 02:37:51 ID:y6LpLoO0
「?」 「あ、ごめん。……つい」 しかし一度掴んだその手を離すことも出来ずに、都築は自分の方へと引っ張った。 ぎゅ、と抱き締めてから安堵の息を吐いた。 「ありがと、菜苗ちゃん」 「私は何も……ちょ、貴さん?」 ウエストに回された大きな手にぞくりとした菜苗が反射的に身体を引いた。 都築は、こういうときだけ「菜苗ちゃん」と呼ぶらしい。菜苗は急に赤くなった。 そんな菜苗に追い討ちをかけるように、 「七実は七実で大切だけど、僕が毎週帰ってくるのは、あなたに逢いたいからだし」 「……うん」 普段の会話をしているときと違って、今は言葉だけでぞくぞくする。 急に甘くなった声が菜苗を蕩かせてしまう。菜苗は頷くだけで精一杯だった。 「仕事してるときでも、無性に菜苗ちゃんに逢いたくなるんだ……」 うわ……、やだ、そんなこと言わないで。 身体の奥が勝手に熱く疼いて、どうしたらいいのか判らなくなってしまう……。 そんな混乱を知ってか知らずか、都築はパジャマの上から胸をまさぐり、抱き寄せた菜苗にキスをする。 葡萄の味が、した。 角度を変えてキスを繰り返しながらパジャマのボタンを外そうとする都築の手に、菜苗は少しだけ我に返った。 「ん……、貴さん、こんなとこで……」 喘ぐように抵抗する菜苗に、唇を離しただけの至近距離で低く囁いた。 「こんなとこじゃなければいい?」 「洗い物、途中なんだけど……」 「待てない。明日やったらいいから」 いつになく強引な都築は椅子に掛けてあった上着と食事前に外したネクタイを引っ掴み、 はだけられた胸元を押さえる菜苗の手を引いて部屋へ向かった。
719 :
692 :04/11/19 02:38:28 ID:y6LpLoO0
上着とネクタイを入ってすぐのコートハンガーへ引っ掛けると、都築は菜苗を抱き上げてベッドに運ぶ。 「うきゃ……っ、ど、どーしたのさ貴さん、何か、急に」 「駄目?」 とさ、とお姫様だっこしていた菜苗を下ろし、都築はその上に覆い被さった。 「……じゃないけど、何か、急にスイッチ入ったから」 そう言う菜苗だって完全にスイッチが入ってしまっている。 都築の声や手が甘い刺激となって菜苗をじんわりと熱くする。 「うん、菜苗ちゃんの顔見て、菜苗ちゃんの声聞いたら、急におかしくなった」 単身赴任中は電話やメールの遣り取りだってしているのに。 ……それでも、そう思われて素直に口に出して言われるのは悪くないな、とも思う。 「うん、おっかしーの……」 する、と都築の首に腕を伸ばし、今度は菜苗から口付けた。 赤いパジャマの隙間からちらちらと覗く白い肌が妙に扇情的だった。 「んん……」 最初の頃に比べて、キスも大分上手になったなと都築はほくそ笑む。 恥ずかしがりながら自分を求めてくれるのが愛しくて、そして嬉しい。 残りのボタンを外してパジャマを手早く脱がせると、ついでとばかりに自分も脱いでしまう。 直接感じる菜苗の肌が一番気持ちいい。 「いい匂いがする……」 洗い髪から匂い立つシャンプーの香りが、都築の身体の奥の何かをやわらかく刺激する。 「貴さん……」 きゅ、と抱きついてくる菜苗の身体中に花弁のような跡を散らしながら愛撫していく。 自分でも――色ボケてるのかと思うくらい、こうやって週末を迎えるのが習慣となっていた。 単身赴任で平日は逢えない、ということが火をつける原因なのかも知れないのだが。 ……しかし、週に一回逢えば上等な部類だった過去の事例と比べるまでもなく、彼女に夢中なのは明白だった。 (淡白だと思ってたんだけどなー、俺……) 「あぁっ、あ……いや……」 か細い声で喘ぐ菜苗がかわいくて仕方がない。彼女の一挙一動が、劣情を煽る。 普段と違う表情を見る度に、都築は欲張りになってしまうのだ。
720 :
692 :04/11/19 02:39:51 ID:y6LpLoO0
細い脚を割り、その最奥に顔を埋めると泣き声のような声が上がった。 「ひゃん……っ、貴さ……」 亀裂に沿わせていた舌を差し入れると、とろりとしたものが溢れ出す。 「いや……ぁん、あ、ああっ」 ふっくらとふくらんだ蕾を口に含んだり舌先で転がす度に身体全体が震え、嬌声が上がる。 両手で浮いた腰を押さえながら、都築は執拗に菜苗の弱いところを責めあげる。 「も……、やぁ……」 「嫌じゃないでしょ菜苗ちゃん……」 また、だ。 都築に名前を呼ばれる度に、身体の奥がきゅうっとなってしまう……。 存分に堪能したらしい都築が起き上がり、濡れそぼつそこを今度は手で触れた。 「あんっ」 「……欲しい?」 ほんの少し意地悪な笑みを浮かべて手を離すと、都築は菜苗の隣に仰向けになった。 「貴さん……?」 「菜苗ちゃん、自分で入れてごらん」 「――え、ちょ、何言っ……」 瞬時に素に戻った菜苗はがばっと起き上がって都築をまじまじと見詰めた。 都築は自分の下腹部を指さして、 「だから……ん、上乗って」 「ちょっと待って……」 「今日は待てないって言ったでしょ」 天を仰いで自己主張している都築とその顔を交互に見ていた菜苗は、急かすような視線に促されてそっと腰の辺りを跨ぐ。 ベッドに手をついて、四つん這いになった菜苗は途方に暮れて都築を見た。 「もそっと下ね、菜苗ちゃん」 「こ……ここ……?」 腰の位置をずらして、菜苗が呟く。 「何処かなー」 「意地悪しないでよぉ……」 そんな菜苗を見ているともっといじめたくなるのだが、都築はぐっと堪えて菜苗の腰に手を添え自分自身へと導いた。
721 :
692 :04/11/19 02:40:27 ID:y6LpLoO0
「あっ」 「判った?」 こくんと頷く菜苗の入り口を何度か擦ると、それだけで達しそうになってしまう。 「腰下ろして、菜苗ちゃん」 「ん……っ」 先端を埋めただけで、 「や……もう許してぇ……」 都築は両手で菜苗の腰を掴むと、最後まで腰を打ちつけた。 「は、ぁぁぁぁぁんっ」 そのまま衝動のままにがくがくと揺さぶると菜苗が肘を折って都築の胸の上へへたり込んできた。 「ぅん?」 「ああん……やだ、すごい奥まできてる……」 「気持ちいい? 菜苗ちゃん、身体起こして……?」 身体を揺らされながら何とか身体を起こすが、腰から下に力が入らないので都築の上に手 をついて支えるだけしか出来ない。 都築は手を伸ばして律動に合わせて揺れる乳房を包み込んだりすっかり熟した先端を摘み上げたりする。 「は、やぁっ、あっ、あっ、あっ」 菜苗の声と、繋がった部分から零れる濡れた音と、互いの息遣いが部屋の中を満たす。 都築が腰をぎりぎりまで引いて再び貫く度に、菜苗が高い声で喘いだ。 涙目で都築を見下ろし、拙い動きで腰を押し付けてくる。 「菜苗ちゃん」 口元に手を遣り、言いにくそうにしながら、 「もっと……して?」 そんなことを言われて、頑張らない訳がなくて。 ――こうして、二人の週末の夜は更けていくのだった。
722 :
692 :04/11/19 02:45:04 ID:y6LpLoO0
こんな感じで第二段w 新婚初夜よりはレベルアップしてみました<何が。 都築社長の週末開発日誌、がツボにハマってしまいましたよ・・・。 ↑を目指してみましたが如何なもんでしょ。
>692さん GJ!!!!! 次回作も楽しみに待ってます
>>692 GJ!
週末開発だなんて〜。毎週ウハウハな社長は、会議中に思い出し笑いしてないんでしょうか。
ぜひまた投下してください。
都築夫妻に子供ができたら、やはり精しゃんから名前に一文字もらうんでしょうかw 「男の子だったら精太郎、女の子だったら精子……」 「却下だバカモノ」
菜苗タン萌え
>772 うわ〜! ほんとに単身赴任編が読めるとは!しかも素早いっ!! 言葉だけで感じてしまう菜苗さんと、堂々とスイッチ入りまくり宣言の貴さんがとってもえっちです。 3週目(あるいはレベル3)もあるのでは?などと期待してしまいます(w >都築社長の週末開発日誌 秋月ワイナリーにおける新製品ワインの開発記録…な訳はなく(w (社長の頭の中は)きっと誰にも見せられない状態に(w
772は責任持って単身赴任編を書くように。 なんちってw
開発日誌の神様GJです。 ちょっと便乗して私の妄想をば 〜七実ちゃんの小さな願い〜 「七実〜、クリスマスプレゼント、サンタさんに何をお願いするのかな〜?」 「あっ、とーしゃんお帰りなさい…」 「いい子にしていたから、サンタさんはきっと願いを叶えてくれるよ」 「ほんと?じゃあ、じゃあ、おとーとか、いもーとをくだしゃいってサンタしゃんに伝えてくだしゃい。」 「…(間に合うか?)」 「とーしゃん?」 「わ、わかった。ちゃーんとサンタさんに言っとくからな。」 そして開発日誌は厚みを増していく…。
730 :
名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:51:23 ID:8Z4bAwFD
>>729 真剣に体温を測定し、グラフを作成する菜苗さん。
「いーか貴さん、今夜だからな。
会議も何も、全部ぶっちぎって帰ってくるんだぞ」
731 :
692 :04/11/23 01:14:08 ID:BvLtqrdz
感想どもです>all 実は過去にも投下させて頂いてますが、基本的には一組書いたらそれで満足してたのに 続き?を書きたいと思ったのは初めてでした・・・。 (少なくとももう飛竜×志姫は誰かにお題貰わんと書けん・汗) 社長、あなどれん・・・。 弟、妹ネタは一瞬考えたのですが賛否両論あるかと思って却下しましたです。はい。 そろそろ名無しに戻ります。ありがとうございました。 >725 おもしろすぎw >730 夜中にパソコンに向かって爆笑させないでください。
続き待ってるよー>692タソ
733 :
名無しさん@ピンキー :04/11/24 00:45:30 ID:wwCYbmZA
式部一尉殿を誰か…だれかぁぁ
ジュリエット白書でエロパロ出来ないか思案ちう でも多分無理そうだ…エロ神が降りてこない
>734 わ!期待しつつ待ってます〜。
やっぱり人格入れ替わりネタだろう。兄同士の。
混乱を避けるため入れ替わりは秘密にして体の方の家に住むことにするが
心は他人 (で恋人同士(?)) だが、体は兄妹。この状況にいつまで理性が持つか。
果して禁忌は破られるのか、乞うご期待.。
…と言う話を
>>734 が書きます(w)。
736タンすばらしい! そして734タン執筆よろ!
あれ?734さん=736さんなんだと思ってた。でも、どっちにしろ楽しみです。
739 :
734 :04/12/02 06:51:15 ID:/NOp98S8
Σ(゚Д゚;≡;゚Д゚)!? 仕事から帰ってきて覗いてみたら何事だw そのネタで一本おながいしますよ>736タン 私、どのみち年内はむりぽ orz
>>730 どうしてもおうちに帰れない状況だったら、菜苗さんの方が東京に出て行って
貴さんが寝泊りしているマンションあたりにおしかけるという手もありかもしれ
ぬ。
734さん、736さん期待保守。気長に待ってます。
文緒「そろそろクリスマスだなー。和音さんは俊介さんとムニャムニャかね?w」 和音「んーそだなー。まぁ、柚子さんには負けるがなw」 柚子「そんな事言って、文緒さんだって殿下とムニャムニャしてたりしてw」 文緒「ば、ばばばばかものっ!そそそそんなわけないだろっ!!」 和音・柚子(なんだ・・・図星だったか・・・)
>743 GJ! 三人らしいやりとりに、にやにやしちゃった
ほしゅ
文緒「にーちゃんのデカイな・・・」 殿下「そう?」 文緒「ちょっと測ってみてもいいか?」 殿下「なっ!何するんですかっっ!!」 文緒「えー・・っと、25センチってところか・・・」 殿下「や、やめてくださいっ文緒さんっ!!」 文緒「なんだよ、私のバナナは20センチしかないんだぞっ!」 殿下「ご飯時に定規とか取り出さないでください」 文緒「くぅぅう!吉田さんに言って明日は兄ちゃんよりデカイのもらおうっと」 殿下「(明日と言わず、今晩僕があげますよ・・・フフ)」
禿げワロタ
748 :
名無しさん@ピンキー :04/12/16 23:50:29 ID:jgiqW9cn
ほしゅあげっ
本スレでケコーンしてほしい年の差カプーにGHQの二人の名前がでてて思いだした。 …神様、続きをプリーズ。
祈☆神降臨
最近神の降臨がないね・・・。冬休みなんだろうかw 743氏のネタで殿下×史緒、考えてます。しかしクリスマスまでタイムリミットが・・・。
実写映画の話を聞いて落ち込んでいるのかもw>神々
神々の降臨を願い、岩戸の前で踊るウルトラマン、超人ロック、鉄腕アトム……。
イヴですね。 イヴですよ。 神降臨は近いですか?
「司城さん、今日はクリスマスイヴなんだから定時に上がりなさいよ」 そう言われるのは余計なお世話とゆーか何とゆーか……下手すりゃセクハラだぞ。 でもワタシはオトナだからそんなことでいちいち騒ぎ立てたりはしないのさ。 「課長こそ、早く帰ってサンタさんに変身しないといけないんじゃないですか?」 にっこりと満面の笑みを浮かべるのは聖ミカエルで培われた処世術だと言っていい。 そんなこんなでうやむやに残業を終わらせ、うやむやに上司と同僚の追及を避けて家路に着く。 すいませんね、あたしゃこのトシになってもにーちゃん殿下とクリスマスですよ。 プレゼントは前の休みに買い物に出掛けたついでに見繕ってある。 文明の利器を使いたがらない森江先生は万年筆の類があって困ることはない。 なので年に二度、殿下の生誕記念日とクリスマスには栗のケーキと同じ名前の万年筆を買っている。 ……むかーし、ほんの出来心で「にーちゃん、プレゼントには何が欲しい?」と訊いてから、 何とはなしにそのまんまずっと続いている風習なのだった。
知り合いでもない大工の息子の誕生日に浮かれるカップルの波をすり抜けて家に帰り着いたときには 何故だが無性に疲れていた。 玄関でマフラーを外し、コートを脱ごうとしていると、こんな日も勤勉なシェフ吉田が出迎えてくれた。 ――んにゃ、こんな日だからこそ普段より腕を揮うのだろう、気合の入った料理を作ってくれている。 「お帰りなさいませ史緒お嬢様。一臣様はお部屋ですが……お食事はどうなさいますか?」 「あ、うん、食べるよ。今日は何?」 「メインは七面鳥の詰め物をローストしてクランベリーソースをかけたもので……」 ごめん、吉田さん。長年の付き合いだけど、いまだにフランス料理の専門用語は判んないよ。 もそっと噛み砕いてくれると嬉しいのだけれど、実直な彼にそんなことは言えない。 現物と名前で一致させてるだけなので、今目の前に料理が並んでもいない状態で説明されても困る。 「あっためたら自分たちで食べれるようにはしてくれてるんでしょ? 作家先生がいつお目覚めかも判んないし、後は私がやるから。吉田さんもサンタさんになりなよ」 めっそうもない、と言いながらもお暇を出されて喜ばない筈もないだろう。 明日の朝食は如何なさいますか、と訊かれたので、 「ちょっと遅めのブランチでいいよ。今日は呑んだくれるから」 とにんまり笑ってやると、シェフはサンタになるべく退出した。
――さて、と。 荷物を置いてからダイニングルームを覗くと、テーブルの中央にそれはそれは立派なお鳥様がでんと鎮座ましましていた。 にーちゃんと二人で食っても相当な量だぞ、これ……。 バスケットの中にはいい匂いのするパンがみっしり詰まってるし、ワインも何本か出されている。 冷蔵庫を開けると、サラダと冷製スープとデザートのブッシュ・ド・ノエルが用意されていた。 何から何まで美味そうじゃないか。 私はちょっと嬉しくなって、ワインボトルとグラスを二つ引っ掴むと、森江先生殿下の下へ向かった。 とんとんとん、とノックする。 ――予想通り、返事はない。 どんどんどん、とノックする。 ――やっぱり、返事はない。 施錠はされていない殿下の寝室に潜入すると、多忙な森江先生が締め切りを乗り越えて安眠を貪っておられた。 ……今朝、わしの出勤前にサバが死んだよーな目をしてたからな。 どうにかこうにか原稿を終わらせたんだろう。 枕元のナイトテーブルにワインボトルとグラスとちいさな包みを置いてから、 「にーちゃん、ただいま」 と声を掛けてみた。 すやすやと、眠ってオラレル。 …………。 「にーちゃん、殿下、おいこら一臣っ!」 特段恨みつらみはないのだが、耳元でがなってやると、何やら素っ頓狂な声を上げて、 にーちゃんは目を覚ましたようだった。
「……何だ、史緒さんか。びっくりさせないでくださいよ……」 「さっきから呼んでんのに、起きないからだ」 「んーとに、ああ言えばこう言う……」 起き抜けの額に手を当ててうなだれる殿下とは対照的に、私は何故かふんぞり返っていた。 「原稿終わったのか?」 「ええ、お陰様で。史緒さんは、今お帰りですか?」 手触りの良いシルクのパジャマが嫌味なく似合うのも殿下ならではだな。 上半身を起こして、軽く伸びをする。 そのにーちゃんがワインに目を留めたのを見て、 「うん。取り敢えず、これだけこっちに持ってきたけど……向こうには、七面鳥がいる」 「ああ、あのおっきいやつね。僕、生で見ましたよ、今日」 「焼かれる前の?」 「ええ、内臓の代わりに色々詰められる前の」 「……いいけどさ、別に……。食う?」 「僕は寝起きなんでもうちょっと後でも。史緒さんは? お腹空いてるでしょう?」 「ワイン飲むなら、別に」 私が言い終わらないうちに、まだ封の開いていないボルドーのボトルを手に取って、にーちゃんは器用に栓を抜いた。 「ではまず、乾杯といきましょうか」 そう言ってワインを注ぐ様すら、無駄に様になるよな〜。
クリスマス投下予告してたので、とりあえずここまで。 眠くなってきたので続きはまた後ほど・・・。
神キターーッ!
メリークリスマス、ネ申。 ア〜ンド乙!! えろいプレゼントの続き、心待ちにしております。
「それでは、お帰りなさい史緒さん。メリークリスマス」 ちん、とお互いのグラスが涼しげな音を立てた瞬間、私は何かを思い出した。 「あ、ごめんにーちゃん、冷蔵庫にシャンパン入ってたかもしんない」 何でクリスマスにはシャンパンなのかは未だに謎だけれど。 別に平日にシャンパン開けたっていいじゃないか。なぁ。 「いいですよ、これで。シャンパンは明日にしましょう」 にーちゃん殿下がそーゆーもんだから、私はすっかりお言葉に甘えてグラスを傾けた。 んー、んまい。 労働の後の一杯は美味いなぁ。 ビールならもっと美味いんだが、あんましこの家はビールと馴染みが薄いよーだ。 勿論、ワインだってにーちゃんの相手をするうちにイケるクチになってしまった訳だが。 そう思いながら手酌で呑み出した私を、にーちゃんが眺めている。 「……史緒さん」 「ん? 何? 悩むとハゲるぞ」 「いや、手酌で呑むのは、その……」 「起き抜けのお兄様のお手を煩わせるだなんてそんなことっ、この史緒には出来ませんわ!」 「……はい、ありがとうございます。そこまで気遣いをさせてしまって申し訳ございませんね」 やれやれといった表情のにーちゃんに、私は勝った、と思う。 「史緒さん」 「ん? ああ、気がつかなくてごめんなさいお兄様。おほほほほ」 この流れで、空いたグラスをテーブルに置いて名前を呼ばれたら「注げ」つーことだろう。 そう判断した私はけして間違ってはない筈だ。
ボトルを手に取りにーちゃんに注いでやろうとした矢先に、 「史緒さん、ワインだけでは少々さみしくないですか?」 ……あ〜、にーちゃん殿下は相変わらず気まぐれだなぁ。 「さっき何か食うかって聞いたとき、寝起きだから要らないってゆったのはどのクチだ、ああ?」 酌を中断し、ベッドサイドの椅子から立ち上がってにーちゃんのへらず口をぎゅむ、とつねりながら 先程の冷蔵庫の中身を思い返す。 サラダ……はアテとして食うのはちと違う。んーと、何か前菜みたいなの、あったっけ。 それでなくともチーズはわんさかあった筈。 しかしワインとチーズには事欠かないって、ここは本当に日本か。 「じゃあチーズでも適当に見繕って……あ?」 にーちゃんをつねっていた手をぺろりと舐められて、私は反射的に手を引いた。 「何しやがる!」 「年頃の娘さんが、そんな言葉使っちゃいけませんよ。学校で習いませんでしたか?」 「う、うるさいっ」 ああちくしょう、こんなときに限って何でどもるんだ私の口っ! すると、にーちゃんは悔しい程にっこりと笑って私の手を引いた。 「締め切りから解放されて、乾いた喉を潤おして、ときたらあとは史緒さんしかいないでしょう?」 「訳の判らん理由を挙げて正当化するのはやめろっ!」 そういう私の抵抗もむなしく、私はずるずるとベッドに引きずり込まれた。
ずるずるずる、と引き込まれたベッドの中は先程まで人が寝ていたせいで温かい。 にーちゃんの体温で温かく、にーちゃんの匂いがするベッドは、正直、嫌いではない。 でも。 「〜〜〜っ」 絶句するしかない私は、にーちゃんはがっちりとホールドしてくれていて逃げ出せやしない。 ぎゅう、と抱き締めてくるにーちゃんも、嫌いじゃ、ないけど……まだ慣れない。 「ちょ、にーちゃん、にーちゃんはパジャマだからいいかも知れんが、私の服がしわになる」 からやめろ、とゆー意図で発言したのであって、決して脱がせろとゆーニュアンスは含めてはいない。 「脱がすなっ!」 「違うんですか?」 きょとんとした顔で私のニットをめくり上げようとしていた手を止める。……本気でそう解釈したのか。 間が開いたのは一瞬で、にーちゃんは改めて服の下に大きな手を差し入れてくる。 「んっ」 勝手にびくりとした私を見て、にーちゃんが笑う。 「まだ何もしてませんよ、史緒さん」 「うるさいっ」 言い返した途端下着ごと胸を押し上げられて、私はまた息を呑んだ。 やわやわと揉みしだかれて、そのうちにストラップをずらされる。直接触れられる。 「にーちゃ……んんっ」 うるさい私の唇が、にーちゃんのそれで塞がれる。濃密な、赤ワインの味がした。
触れられている胸の、次第に硬くなってくる先端を指で引っ掛けられる。 「んっ」 「気持ちよくなってきました?」 ふざけたことを言うにーちゃんの手が離れたかと思うと、ニットを下に着ていたシャツごと脱がされた。 ブラを引き下げられただけ、は、やけに気恥ずかしい。 思わず手で隠すと、その隙にスカートに手が伸びた。……如才ない手順だな。 すっかり下着だけになってしまって、私はにーちゃんを押しのけて布団を引き被った。 「……水色」 そんなことを声に出して確認するな、ばかもの。 「史緒さん、寒いから僕も中に入れてください」 「……寒いなら、パジャマ脱ぐなよ」 「だって」 上半身裸になったにーちゃんが情け容赦なく布団を剥いでくる。 「こっちの方が温かいでしょう?」 そう言って、私の上に覆いかぶさる自分の上に布団を引っ張った。 確かに、直接感じる体温は、あったかいけど。 にーちゃんの熱い舌が、逃げようとする私を捕まえる。手はくまなく身体を這い回る。 私はすっかり逃げ損なって、にーちゃんのされるがままだった。
嫌よ嫌よも好きのうち♪
ちゅう、と胸を吸われて、ぞくりとする。 ふわふわした髪が素肌に触れて動くのがくすぐったい。 「ああ……ん、やぁ……っ」 時折歯を立てたりなんぞしながらも一向に止める気配はない。 にーちゃんは私の肌にすこし荒いキスを繰り返しながら、 「史緒さん、ちょっと酔ってる?」 もしかしたら、そうかも知れない。 もしかしなくても、……このザマを酒のせいにしてしまえるのなら。 確かにいつもより余計に感じてしまうのが自分でも不思議だったから。 「ん……」 「――僕も、とてもいい気持ちですよ」 そう言って、にーちゃんは今まで触れていなかったところに手を滑り込ませた。 「っ、あ……っ」 「こんなになってるのも、酔ってるせいにしておきましょうか」 何、これ……。 にーちゃんに聞かされた自分の音で、私は恥ずかしさだけで死ねそうだった。 「史緒さん、すごく……」 「言、うなっ」 既に私はそう言うだけが精一杯で。 にーちゃんにぐちゃぐちゃにされて、全く意味のなさない言葉を口にするだけ。 ど……しよ。身体が熱くて、熱に浮かされて、とんでもないことを口走ってしまいそうになる。 例えば。 好き、とか。
こんなに身体がにーちゃんに反応してしまっているのにおかしな話だが、それだけは言いたくなかった。 言葉にすれば、壊れてしまいそうだから。 勿論、にーちゃんは恥ずかしげもなく同じ言葉をのたまうが、私は違う。 私は、そんな簡単に口には出さない。 ――思考を組み立てられたのはその、ほんの一瞬で、私はまた訳が判らなくなる。 「あ、あぁ……、もう……」 「もう、何です?」 意識を手放す直前で、にーちゃんは甘く囁いてその手を止めた。 「やぁ……っ」 「何が嫌なんです……?」 「何でもな……い」 ふぅんと呟いて、にーちゃんは汗ではりついた前髪をかきあげた。 うん、まだ大丈夫みたいだな。後退はしてない。 「史緒さん、今、全然違うこと考えてたでしょ」 「……誤解だ」 「嘘つき……」 顔を見られないようにしていた両手を片手で押さえられたかと思うと、急に。 「は、ああぁんっ」 急に、にーちゃんが入ってきた。奥まで、一気に。 予想していた行動とは言え、その性急さに私は対応出来なかった。 「あっ、あっ、あっ、んはっ、や……」 いつもより乱暴に突かれて、私は酸素を求めて声を上げる。 手首を押さえられて、まるで無理矢理犯されているような錯覚すら覚えて眩暈がする。 ――なのに、私は喘いでる。 「史緒さん……」 にーちゃんに名前を呼ばれるのは、何度目だろう。 「僕のことだけ、考えててください……」 掠れた声で言うから、泣いてるようにも聞こえた。そんな筈はないのに。 考えてるよ。いつもいつも。にーちゃんのことばっかり考えてる。悔しいくらいに。
――いつになく荒い息遣いが耳元で聞こえる。 今日は――おかしい。私も、にーちゃんも。 まだ不慣れな私をからかいながらコトに及ぶのが常なにーちゃん殿下の、こんな……。 こんなに激しく求められたのは、初めてだった。 かく言う私も、……こんなこと言いたくないが何度達したか判らない。 がくがくと揺さぶられるのを止めて欲しくない、なんて。 悪酔いしたとしか思えない。 いいよ、もう、酔ってるんだから、イヴの夜の夢と現実をごちゃ混ぜにしてしまえばいい。 喉がからからになるまで嬌声を上げていた私は、なけなしの唾を飲み込んでから、 「……にーちゃん」 「……っ、何です、史緒さん……」 「にーちゃんは、気持ちい?」 すると、にーちゃんはゆらゆらと私を揺さぶったまま、やさしくキスをした。 「ええ、とても。思わず我を忘れてしまうくらいに」 「何だ、お互い、酔ってんじゃねぇか……」 ぽつりと呟いて現実にしてしまおうとした私は、まだ甘かったのかも知れない。 「僕は、史緒さんに酔っているんですよ?」 ……この男は、何処まで日本の風土にそぐわないと気が済むんだ。 「でも」 言葉を返せないでいる私を、にーちゃんは抱き締めた。 「史緒さん、だけですから」 何がだ、と聞き返そうとした私は、結局その質問を口にすることが出来なかった。
ふと目を覚ますと、にーちゃんが隣にいた。優雅に一服しておられる。 「史緒さん、お腹空いてませんか」 「んー、メシ、食う……。てか、今何時だ? あい、ててて……」 早くも筋肉痛の気配を見せる身体を起こして、にーちゃんの向こうにある時計を見ようとして……ん? 何だこれは。 左の薬指に、見覚えのない指輪がはまっている。 「僕からのクリスマスプレゼントです。気に入って頂けると良いのですが」 「…………」 私は乾いた笑いをはりつかせたまま言葉を失った。 暫くしてから、深呼吸をしてから、私は問うた。 「何処の、世界に、妹の左薬指に合うサイズの指輪を贈る兄貴がいる?」 「ここにいるじゃありませんか。どうせプレゼントするなら、と思いましてね」 てゆーか何で私の指の号数を知っているのだろう。 ……ま、これ以上貰いもんにケチをつけるのもオトナゲないので、 私は寛大なる諦めの極致できらきら光る折角のそれを改めて見遣った。 「…………」 プラチナのわっかに、ぞろぞろと10個も嵌め込まれている石は、どう見てもダイヤだ。 な、何考えてるんだ、うちの殿下は……。 海よりも深くうなだれる私をよそに、殿下は至極嬉しそうに解説してくれる。 「スイート・テン・ダイヤモンドですよ」 「ばかか……」
「で、あれか。ハリウッド映画よろしく、史緒さんが寝てる間に、 にーちゃん殿下にスイート・テン・ダイヤっちゅうのを指に仕込まれてたと。 ……柚子さん、スイート・テン・ダイヤって何だ。普通のダイヤと比べて何かちゃうのか?」 もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ。 クリスマスが終わってから、柚子さんちが経営するパンプキンチェーンの売れ残りケーキを 処理するのが忘年会的年中行事になって久しい。 クリスマス本番にちゃんとしたケーキを食べるのも勿論悪かないが、わしらの場合、 売れ残りをタダで好きなだけ食うことに意義があるのだ。 「ほれ、あれだ。結婚10年目に贈る記念のダイヤだよ和音さん」 「うわはははは、確かに、史緒さんが殿下に引き取られてから10年経つけど、ぷぷぷぷぷ」 「笑うな主婦ども」 わしらの背後では、柚子ジュニアと和音ジュニアがきゃっきゃとはしゃいでいる。 月日が経つのは早いもんだよな。いやほんとに。 「いやー、わしらも結婚10周年のアカツキにはあやかりたいもんだなぁ」 「んだんだ」 「うるせーよ、多分あのヒトはあんまし意味も知らずに何となく買ったに決まってんだ」 その証拠に「出逢って10年だから」と何の疑いもなくさらりと言ってのけたんだ。 どうせなら、人前でもつけられるよーな指輪をくれたっていいじゃないか。 ――なんて、私は言わなかった。オトナだから。
終わりです。 クリスマス→プレゼント→指輪、ときて何故かスイート・テンを思い出したのが運のつき。 フツウの指輪でよかったかな……_| ̄|○ 史緒さんが高2で引き取られてるから26、27くらいの話になってしまった…(^^; 殿下は一体いくつなんだ…。ギリギリ不惑の年には突入してないと思うんだが。
>>772 GJ!
>史緒さんが高2で引き取られてるから26、27くらいの話になってしまった…(^^;
ええじゃないか、脂がのって美味しい年頃じゃん。
>殿下は一体いくつなんだ…。ギリギリ不惑の年には突入してないと思うんだが。
むしろこっちが心配じゃけんのぉ。
不摂生な生活しとりそうだし、いつまで「現役」でいられるやら(ぉ
>>772 GJ!!
26・27で「まだ不慣れ」な史緒さんか…
それはまたいいものですな!
殿下よく我慢した!
ネ申降臨してタワ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆ 激しく乙です
殿下×史緒さんラブリーです! そこで私も触発されて ていうか、「笑う大天使」映画化ガッカリ記念をば!(笑) もうここは、いっそ映画にだって負けないくらいの 「ありえねー」俊介×和音とか投下しても良いでつか? ちょとエロまでは遠い道のりなんですが。(←まだ少し照れがある) 一応描きたかったテーマは、苦悩のアンドレ、とかそんなところ・・・
・・・誰もいない家がこんなに静かだとは思わなかった。 発端は、少し長めのゴールデンウィーク、社長夫妻が久々にまとまった休みがとれそうだから ハネムーン気分のやり直しでも、などと十数日の海外旅行計画を持ち出したところから始まった。 ならばこの際いい機会だからと、おキヨさんは地方に嫁がれた娘さんの新居へ行きたいと言い 通いのメイドさん達もたまには自分達も長期休暇をとってみたいと言い・・・ 結果、留守番を一人で引き受けることになった若月俊介である。 まぁそれはそれで、特に不満も無かったのだが。 コックさんなど住み込みの使用人も数人いることはいるのだが、そちらは母屋のほうへ来ることほとんど無い。 がらんとした大きな居間を前に、ふ、となんともなくため息を落とした俊介であった。 自分だって休みの予定が埋まらなかったわけではない。とある女性から、お誘いを受けてもいた。 桜井敦子さん―― 付き合いのある会社の社長から、ぜひにといって紹介された女性だった。 申し分なくしとやかで美人の女性だったので特にことわる理由もなく、軽い気持ちで交際を続けてはいた。 だが、せっかく仕事から解放されたこの休暇中にまで、不思議と会う気にはなれなかった。 和音さんは今頃どうしているだろうか。 自分の時間がとれるたび、どうしても考えてしまうのは同じことだ。 1年前の春、希望した体育大学に見事合格した和音は最初こそ自宅から学校へ通っていたが 半期も行ったところで何を思ったか急に運動部の寮に入るといいだしたのだ。 俊介もまさか本気だとは思わなかったので、真剣に話を聞いていなかったのだが、そうしてる内に本人は サッサと入寮してしまった。そして今じゃ家にもサッパリ寄り付かない。 ・・・家の中が殺伐としていた昔ならともかく、今は両親も仲良く、雰囲気も暖かく、 ここにいれば何不自由く贅沢に毎日過ごせるというのに、一体どういうつもりだったのか。 今でも俊介にはその理由がわからない。 陸上が好きなのは知っていたが、生活スタイルを譲ってまでのこととは思えない。 考え出すと必ず、胸が疼いた。 ただ、もう、雛は巣立ちの時なのかもしれないと。そう言いきかせることで自分を納得させるしかなかった。
休みになれば昼までぐっすり寝て、見たかった映画でもゆっくり見ようと思っていたのに 根が貧乏性なのか、それも実践できたのは最初の2日目だけで、3日目ともなれば何だか落ち着かず ただ家の中をウロウロするばかりだ。 ベランダに出ると、外はとてもいい天気だった。日本庭園風に作られた一画の隣には、季節ごとの彩りをそえる花壇に 今は薔薇が満開になっていた。初夏の香りが漂ってくる。 大きく深呼吸して、何気なく視線を階下に落としたところで、俊介は見慣れぬ風景に目をこすった。 それはさながら一枚の、絵でも見ているようだった――― 一面のバラ園に、すらりとした肢体のノースリーブのワンピースの女性。 ゆるくカールを描く髪がふわりと風になびいて、うなじを見え隠れさせている。 逆光で顔はあまり見えないが、あれは… 「―――和音さん!?」 その声に驚いて、影の主は、ベランダを振り向いた。 「お―、俊介!元気にしてたか?」 いっぱいの笑顔で声の主を確認しながら、まごうかたなき和音その人がブンブンと両手を振る。 瞬時に絵のような風景が現実となって俊介を突き動かした。 気がつけば、どうしてこんなに慌てるのか、というくらいバタバタと庭に出る階段をかけおりていた。
「和音さん!帰るなら帰るってどうして言ってくれなかったんです!?」 「悪い悪い、急に思い立ったもんだから…お父様やお母様は?」 そう言って正面から覗き込んだ和音さんに、思いがけずドキンと胸がはねた。 唇に、薄く口紅。今まで化粧した和音さんなど、見たことなかった。 ほんの少し、見知らぬ女性のようで、手荷物を受け取る振りをしながら少し視線をそらして答える。 「お二人して旅行に行かれましたよ。ちなみにばあやさん達も帰省中です。 和音さんが帰るってわかってれば・・・。もう、お電話くらい入れられれば、迎えにいきましたのに。」 「いーんだ、送って貰ったから」 そういって振り返った和音さんの視線の先には、裏門に寄せられた真っ赤なスポーツカーがあった。 「和音ぇ、こっちの荷物は?」 「あー今取りに行く・・・」 その瞬間、なんだかガツンとやられたような衝撃を感じた。「和音」自然な響きでそう聞こえた。男の声。 だが動揺した自分を見せたくなくて、とりあえず今の荷物を置きにいこうと背を向けると 「荷物、まだあるんだ。手伝ってよ俊介さん。」と和音さんの無邪気な声が追いかけてきた。
裏門をくぐると、見るからに体育大学に通ってそうな、細身だが無駄なくガッチリとした体格の青年が車から荷物をおろしていた。 俊介に気づくと、にこやかに笑って、右手を差し出す。 さすがに、若いな。和音さんと同じ年ぐらいだろうか、と探りつつも失礼にならない程度のポーカーフェイスで右手を差し出すと 「同じ陸上部の先輩なんだ。二ノ宮さん。いつもよく面倒みてくれる。」と和音さんから紹介が入った。 「はじめまして、貴方が俊介さんですね。いつも噂はきいてますよ。」 「―――いつも和音さんがお世話になっています。」 一応大人らしく、ニッコリと握手を交わす。 が、握られたその手に必要以上に力が入っていたことと、向こうの不敵な微笑みに、挑戦するものを感じずにはいられなかった。 「・・・おつき合いしてる、方なんですか?」 車を見送って門をくぐる時、思い切って聞いてみた。 伏せた視線の先に夏らしいミュールと涼しげな足元があって、その女性らしいラインにまたも驚く。 「二ノ宮さんが?ぷ。本人が聞いたら白目剥くぞ。ただの先輩だよ先輩。自分も出かけるついでだって送ってくれたんだよ」 「・・・。」 どうやら本気で言ってるらしい態度に、軽く眩暈がする。ただの先輩がなんの下心も無く連休をつぶしてまでわざわざ車を回してくれるなんてありえるものか。 あるととしたらそれは相当のお人好しである。 ・・・純粋にお人好しかと評価してやるには、二ノ宮という男はハンサムすぎるのに。 「寮に戻る時も迎えに来てやる、とかは言ってくれませんでしたか?」 「あ?うん、まぁ休みの日はこの辺よくドライブしてるから連絡しろとは言われたけど。」 これだから女子高育ちは・・・と口の中でつぶやく。 もっと右手を強く握ってやれば良かった。 もっとも、そんな手段で現役体育大生にどれだけ威嚇ができるのかは謎なのだが。
「久々に帰ると、この広さも落ち着かないなぁ。誰もいないから、余計に。」 部屋に入るなり伸びをしながら、毎日ベッドも据付なワンルームに暮らしているとな、と和音さんは笑った。 自分のように、普通に幼少時狭々しいアパート暮らしなんかをしたことのある身ならともかく 生まれてからこの方、質素とか倹約とかとは縁のない生活をしてきておいて、 それが今更古い学生寮のほうが落ち着くなんて、やはりウチのお嬢様は一般の感覚とどこかずれている。 「それで俊介、こんなに誰も居なくてさ、飯とかは?どうしてんの。」 「ああ夕飯は外に…。」 「なんだよ楽してんなぁ。ま、いっか、今日は私が作ってやるよ。」 「・・・は?」 思わず、聞き返してしまう。 「・・・なんだよその顔は。いつまでも昔の和音さんとは思うなよ、今日はびっくりするほど上手い… ま、カレーだけど。とにかくワシが作っちゃる。」 実は自分が食べたいんだけどな、カレ〜〜〜。などと、鼻歌を歌いながらシステムキッチンや冷蔵庫を覗き込む。 久しぶりに会った和音さんは、以前の彼女のままのようでいてやはりなにか違う。 最後に会ったのはいつだっただろう?とぼんやり考える。そうだ、お正月だ。となるともう三ヶ月以上もも会ってなかったのか。 女性は三ヶ月もあれば、見違えることもある。少女の頃から和音を見守ってきた俊介にとって、そのこと自体はそう不思議な現象では無かった。 だが早く一人前の大人の女性に、と頑張ってお世話してきたつもりが、いざ育ってゆく様を目にすると淋しくもあるのはなぜだろう。 自分も歳とったのかな、と少し自嘲気味に笑った。
それでも、慣れというものは有難いもので、互いに何をするということもなくゆっくり過ごした午後は とてもくつろいだ時間だった。視界の隅に互いを認めて、好き勝手音楽を聴いたり本を読んだり 一人でいるときみたいに淋しくなく、大勢でいるときみたいに疲れない。 一緒にお茶を飲み、軽く運動につきあい、夕飯の買い物に出かける。 お姫様ぜんとして私をこき使うのは以前と変わらなかったが、少し違っていたのは いつも私の後ろからぼんやりついてくるだけだった和音さんが 今日は買い物の時も夕飯の支度の時も、なんだかサクサク自分で行動していたところだろうか。 手伝え、というので並んでキッチンに立つと、今まで散々先生役だったはずの自分が いつの間にかアシスタントになっているのに気づく。 ミカエル学園時代にも―――なにせ良妻賢母をめざすための学校だっただけに家庭科の単位取得は厳しく――― 家で一夜漬け的料理の特訓をしている姿を見たこともあるのだが 今やその頃の力み等は影もカタチもなく、包丁を持つ手もとても自然だ。 「毎日、自炊してるんですか?」 つい隣で感心してしまって、思わず口をついて出た言葉が まるで口説きかけの女性の生活スタイルを調べる時みたいだと思って途端に恥ずかしくなる。 「そりゃもー。強化合宿のたんびに先輩にあれ作れこれ作れってこき使われてみろ、多少は慣れるって。」 うまくなっただろ?と見上げた顔は無邪気なものだ。 「和音さん。包丁振り回すのは危ない・・・」 「ちぇ。わかってるって。」 ぷーとふくれる。そんなふうにしてると昔となんら変わらないのだが。 「でもさ、こうしてるとさ、」 「はい?」 「新婚さんみたいだよな。」 「―――。」 淡々とした声で言うにはあまりにもふさわしくない台詞に、片付けようとしていた金属のボウルをガシャガシャと落とした。 「冗談だよ。俊介、顔が赤いぞ。」 「〜〜〜〜〜大人をからかうもんじゃありません!」 そこにあったお玉を振り上げると、へへーんと舌を出して逃げられてしまった。 まったくもう、と肩で息をつくと その背後で小さく小さく「・・・だけど、私だってもう大人だぞ。」という声がした。 だが振り向いた時にはもう、和音さんは懸命に調味料をあれこれ探していて・・・それは気のせいかもしれなかった。
向かい合って御飯を食べて、一緒に皿洗いをして。 和音さんが友達から旅行のお土産に貰ったというワインを飲んでいた。 斉木家は閑静な住宅街にあるので、家人が少ないと本当に静かだ。 あまりの静けさに薄く音楽なんかをかけてはいるが、今までこんなに完全なる二人っぽっちというのは なかったことに気づく。どこかしらでお手伝いさんやらおキヨさんらの気配というものがあったから。 確かに、新婚ぽいといえば新婚ぽい図だ、と考えながら、 ・・・何を考えてるんだ、とハッとする。 頭の上を手のひらでパッパッと払っていると、和音さんが不審そうにこちらを見た。 「なぁにやってんだ?俊介。」 「や、なんでも・・・。」 しかし気づけば和音さんの目はすでにとろんとなっていた。 「和音さん?飲みすぎじゃあないですか。」 「なんだとぅワイン一本で酔うわけないだろうぅ。」 風呂から上がってくるなり、しこたまビールも飲んでたくせに、と無言で諭してみる。 だが陽気かつ強気になってる和音さんは、どこからかまた新しいワインを持ってきた。 足取りが少しフラフラしている。 「ほら、もう、動きまわったら酔いも回りますよ。」 「いーんら、酔っ払ったら寝るだけだもんな〜。やっぱり家で飲むのは美味しい〜ぞっと。」 最後は唄のように節をつけて、くるりと一度回ってみせたかと思うと、ソファに掛けてる私の横にパフっとなだれこんだ。 やれやれ。 大学に入り本格的にお酒の飲み方を覚えた和音さんは、飲みだしたら結構とまらないのを自覚したとかで、 最近は専らパジャマで、あとは寝るだけ、の状態で酒を飲むのだそうだ。 でも血行が良くなっているぶん、酔いがまわるのも早いのかもしれない。
このままだと風邪ひいてしまうかもしれないな、と思い自分の羽織っていたカーディガンを着せてやると 和音さんがそのまま正面から体重を預けてきた。 「こら、和音さん、重い・・・。」 さすがに薄着の女性を受け止めるのは内心穏やかじゃないので、当たり障りの無い言葉で抗議する。 すると、嫌がってるととったのか「へへへ〜」と訳のわからぬ笑顔で余計にすり寄ってくる。これはたちが悪い。 たぶん、たぶんだが、和音さんは下着をつけてない。 なので、見た目幾ら華奢な身体つきといっても、パジャマ越しにちゃんと女性らしい肉感と体温がリアルに伝わってくるのだ。 だからといって即反応するような歳でもない自分だったが・・・さすがに動悸がしてきた・・・ような気もする・・・。
そんな時、テーブルに放っておいた携帯が鳴った。「助かった!」と思い、それを理由に和音さんをひっぺがしながら、表示も見ずに電話にでる。 だが、皮肉にも相手は、今この瞬間では最もかけてきてほしくない人だった。 「―――敦子さん・・・」 「あの、俊介さんもこの連休中、お休みとうかがったものだから・・・。」 どこからか、斉木社長が長期オフということを耳に入れたらしい。全く、これだから会社関連でのお付き合いは困るのだ。下手な嘘もつけやしない。 迷惑になったらいけないと思って誘えなかったんですけど、と遠慮がちな彼女の言い回しも、暗に自分を責めているようだ。 「ああ、ええ、確かに会社のほうは休みなんですが・・・」 「でしたら、今から出てこれません?私、今ちょうど近くまで来てますの。ご夕食は済ませられたでしょうから軽くお茶でも・・・。」 時計はすでに21時を回っている。こんな時間にお茶もなにもないだろう。それにいつもと違う、ちょっと妙に間延びしたイントネーションは 少しお酒が入っているような気がした。 どうしたものか、と言葉を選んでいると、急にニュッと下から腕がのびてきて、携帯を取られそうになった。 (和音さん!?こらっ)小声で叱ってみるが、かまわず私の腕にまとわりつく。 「・・・やっぱりご迷惑かしら。」 「え?あ、いえ、あの、迷惑とかではないんですが・・・」 ちょっかいを避けてソファーから起き上がろうにも、和音さんが腰から下にがっちりのしかかっているので、できる限り腕を伸ばして話すのがやっとだ。 それでも和音さんは腕をのばして食い下がる。 「す、すみません、ちょっと今取り込んでまして。またすぐお電話かけなおしますので!」 そう言ってひとまず慌てて電話を切った。 「和音さん!まったく・・・からまないでくださいよ。やっぱり酔ってるんじゃないですか。」 「・・・。」
「和音さん?」 「断る、よな?」 「え?」 「・・・女の声だった。」 「いや、あの。」 別に責められねばならない理由などないはずなのに、なぜか上手い言葉が出てこない。 「出てこいって言われたんだろう?こんな時間に人を呼びつけるなんて非常識とは思わんのか。」 「・・・よく言いますよ、大学入りたての頃なんて真夜中に私を迎えにこさせるのを常套手段にしてた人が。」 「あれは!俊介がそうしろって言ったんだろう。」 「それはそうですけど。」 このお調子者のお嬢さんを誰彼かまわずに送らせるなんかいくものか、と意地で真夜中でも車を出していたことを思い出す。 「とにかく、私はいーんだ。私は。」 「どういう理屈ですか。でも、こんな時間に呼び出されるなんて無かったことですし、もしかしたら何か事情があるのかもしれないじゃないですか」 その時、なぜか今日車で和音さんを送ってきた例の男が思い出されて、なぜだか無償に張り合いたくなってしまった。 和音さんは、一瞬黙ったかと思うと 「・・・勝負かけにきてるんだったらどーする」 「え?」 次に言った言葉は少し震えていて、その危うさに自分もようやくハッと我に返った。 「・・・とにかく、この上からどいてください。」 暴れたせいか、互いに体温があがっている気がする。もう話がどうこうではなくて、体勢的にも、なんだかすごく刺激されているような気がした。 「・・・嫌だ。」 「じゃぁ、邪魔しないでくださいよ。」 威嚇にかこつけて、手近にあったクッションをポンポンと間にはさむ。よし、これでなんとか・・・。 和音さんからギリギリ腕を離して、リダイヤルをする。しかし、呼び出し音も鳴らない内に和音さんにブツっと切られてしまった。 「か・・・!!!」「俊介!」 私が怒鳴ろうとするのと和音さんが叫んだのは同時だった。
体は起こしているのに、顔はうつむいている和音さんの様子に、そこでさすがにおかしいことに気がつく。 「・・・和音さん・・・?」 できるだけ優しく、表情を見ようと顎に手をかける。でもフルフルと首を振って、こっちは見ない。 「俊介の仕事って…?」 「は?」 「俊介の仕事って、何だ・・・?」 クッションを抱いて、子猫のように私の胸にすがりつく。 「新日本産業グループの役員で。斉木総一郎サマの秘書、で。」 「―――そのつもりですが。」 「でも、元々は斉木家の養育係、じゃないのか・・・?」 胸に額を押し付けるようにして、くぐもった声で問う。斉木和音のお目付け役は、もう終わっちゃったのか?と 「せっかく、久しぶりに、帰ってきたのに、俊介は私を置いて行っちゃうのか?この誰も居ない家に独り残して?」 「―――。」 「行くな。」 「和音さん・・・。」 「これは、命令、なんだからな、俊介・・・。」
「ああ、敦子さん?すみません何度も・・・」 「ええ、実は今日はウチのお嬢様が斉木の家に帰ってきてまして。ええ、ですが急なことだったので家の者もほかにおりませんで。 ええ・・・」 「申し訳ありません―――私は社長のお供の有る無し以前に、お嬢様のお世話が本来の役目ですので。」 まだ納得のいかないようだった相手を、半ば振り切るようにして電話を切った。 今度会った時に誠心誠意謝ることにしよう。それでわかって貰えないなら―――それはそれで仕方ない。 話を聞いていたであろう和音さんは、今はおとなしく私の胸におさまっている。 考えたら、こんなふうに甘える和音さんを見たのは初めてな気がする。酔っ払ってるとはいえ、こんな一面もあったのか・・・。 「これで、よろしいですか?意外に独占欲の強い、ウチのお嬢様?」 「―――。怒ってるか?俊介。」 ふぅとため息をついて 「我侭は今日に限ったことではありませんしね。お嬢様の御命令とあらば、なんなりと」 そういって柔らかい髪を梳く。梳きながら、自分のほうが気持ちが落ち着いてくることに我ながら驚いていた。 「―――今の電話の人が、付き合ってる人なんか・・・?」 「お友達ですよ。」 「嘘だ。・・・結婚するって、聞いた。」 「え?」 「俊介が結婚するって。聞いたんだ。こないだウチに電話した時、今度新しく来たとか言うメイドさんが言ってた。 俊介はこの頃お休みはいつも婚約者の方と一緒です、って・・・」 それは誤解である。大体、休み自体が、なにかと付き合い等で「いつも」無くなってしまうのだから。 まぁ、その付き合いの合間に彼女とも会ってたことにはなるので、厳密には嘘ではないが・・・。 「和音さん、それは、」 「その人、いくつだ?」 「え?」 「何歳?」 「・・・さぁ、確か20代後半だったか・・・ってそんな問題じゃなくて」 「問題・・・じゃないのか?」 視線をそらしながらフラリと立ち上がった和音さんを、思わず支えようと手が伸びる。
「和音さん、俊介は、少なくとも貴女がお嫁に行くまでは結婚なんてしませんよ。」 「私は結婚なんてしない、ぞ」 「そんなわけにはいかないでしょう。案外大学でおモテになってるんじゃないですか? ほら、今日送ってきてくれた誰とか言う男性だって…」 「だからあれは違うって・・・!」 急に振り返った瞬間に眩暈がしたのか、倒れこみそうになるところを思わず抱きとめた。 「まったく・・・今日はなんだか変ですよ和音さん、悪酔いしちゃいましたね・・・」 彼女が幼い頃、よくそうやったように、髪の毛をくしゃくしゃっと撫でると、淡いシャンプーの香りがした。 すると、震える身体が、ぎゅっと自分にしがみついた。 「―――のほうが、いい」 「え?」 「私は、俊介がいい・・・」
「和音さん、俊介は、少なくとも貴女がお嫁に行くまでは結婚なんてしませんよ。」 「私は結婚なんてしない、ぞ」 「そんなわけにはいかないでしょう。案外大学でおモテになってるんじゃないですか? ほら、今日送ってきてくれた誰とか言う男性だって…」 「だからあれは違うって・・・!」 急に振り返った瞬間に眩暈がしたのか、倒れこみそうになるところを思わず抱きとめた。 「まったく・・・今日はなんだか変ですよ和音さん、悪酔いしちゃいましたね・・・」 彼女が幼い頃、よくそうやったように、髪の毛をくしゃくしゃっと撫でると、淡いシャンプーの香りがした。 すると、震える身体が、ぎゅっと自分にしがみついた。 「―――のほうが、いい」 「え?」 「私は、俊介がいい・・・」
思いもかけない突然の告白。 その瞬間、すごい勢いで自分の中の激流が目覚めてくるのを感じた。 だが――― 同時に、同じ腕の中に、出会った頃の和音さんや小さい頃の和音さんの幾つもの幻も、見えた気がした。 時が止まったかのような部屋に、ふ、と息を吐く音が不自然なくらい大きく響く。 「・・・私では少し、和音さんにはおじさんすぎますよ」 そう言って私は柔らかく和音さんの腕をはずした。 次の瞬間――― 私の顔を見あげた和音さんの瞳が、涙に濡れていたような気がしたが――― 本当にそれは一瞬で、彼女は私の胸をドンと突いて、走り去ってしまった。 動き出した時間は今までの緩やかな空間とは別次元になってしまったかのようだった。 腕の中には和音さんの香りが残っていて、さっきまでの緩やかな時間の喪失感は かつてない切なさで私の胸をしめつけ――― 私はガランとしたリビングに、しばらく立ち尽くすことしかできなかった。
思いもかけない突然の告白。 その瞬間、すごい勢いで自分の中の激流が目覚めてくるのを感じた。 だが――― 同時に、同じ腕の中に、出会った頃の和音さんや小さい頃の和音さんの幾つもの幻も、見えた気がした。 時が止まったかのような部屋に、ふ、と息を吐く音が不自然なくらい大きく響く。 「・・・私では少し、和音さんにはおじさんすぎますよ」 そう言って私は柔らかく和音さんの腕をはずした。 次の瞬間――― 私の顔を見あげた和音さんの瞳が、涙に濡れていたような気がしたが――― 本当にそれは一瞬で、彼女は私の胸をドンと突いて、走り去ってしまった。 動き出した時間は今までの緩やかな空間とは別次元になってしまったかのようだった。 腕の中には和音さんの香りが残っていて、さっきまでの緩やかな時間の喪失感は かつてない切なさで私の胸をしめつけ――― 私はガランとしたリビングに、しばらく立ち尽くすことしかできなかった。
793 :
776 :04/12/26 12:25:16 ID:RMEmQJZF
うげっ ヤマバのとこで連投してしまった・・・orz すみません逝ってきます(ノд`)゜・. っつーか、エロスレなのに引っ張りすぎはやっぱヒンシュクモノでしょうか。 一応次の流れで…頑張ってもってくるつもりですが!>官能のエロスを (頑張れ私…しかし完成するのはいつ?)
イイよイイよー!
焦ることないよ、マターリ萌えるカワハラスレだもの。
頑張れ俊介ー
頑張れ
>>776 ー
>776さん、GJ!! わあわあ、ちょっと大人になった和音さんだ。 お互い微妙に異性の影がちらつきだして…って俊介さんの相手が敦子様に激笑いしました。 続き楽しみにしてます〜。
>>776 読み手への焦らしプレイGJ!
うおおドキドキしますなあ!
正座してお待ちしてますので、じっくりと続きをお願いいたしますよ!
797 :
776 :04/12/27 12:11:20 ID:1HomxlPL
ええっと〜 さすがに年末!時間が無いっっ …というわけで先行き不安になってまいりました。 数日後には里帰りする予定なのでもしかしたら続きは年越しになってしまうかも・・・。 (しかし新年早々エロというのも・・・恥はなんとか今年度中にまとめて掻いときたいものだが) とにもかくにも>794-796様の暖かい励ましが大変ありがたく、嬉しいです。 よーし、がんばるぞぅ。>エロ !o(^д^; しかしこれを書いてから改めて〈まるごと教授〉読んだんですが。 違う、違いすぎるよママソ。 俊介さんはどこまでも厳しい教育係だし、 和音さんはどこまでもグータラぼけぼけキャラなのだな。 やっぱり我ながら「ありえねー」パロでしたわ。ハハハ・・・
798 :
776 :04/12/27 12:15:21 ID:1HomxlPL
でももはや開き直りでつ。 とりあえず、つなぎのための「俊介さんのその後の数時間:心の葛藤編」をうp。 どうもリリカル教授ワールドも捨てがたいんですよねー。 ↑エロスレにはあるまじき、か?
799 :
らしく :04/12/27 12:17:39 ID:1HomxlPL
―――――白い白い光の渦。 どこからか人のざわめきが聞こえる。 ここはどこだろう。気づけば立っている場所は、見慣れた斉木家の廊下のようでもあるが やはりどこか違和感がある。 それが証拠に、行っても行っても部屋にたどりつかない。道だけが続いて、まるで迷路のようだ。 しかし急に開けたとこに出たと思ったら、驚くほど大勢のウチのお手伝いさん達が総動員でバタバタしていた。 「?」やはり納得のいかない不自然さを感じながらぼんやりと辺りをみまわす。 「あ・・・ちょっと君・・・」誰か手の空いている者を捕まえようと思うが 誰も自分の問いかけに答えてくれない。いや、皆には自分が目に入っていないのか? その時おキヨさんが私の前を横切った。 「あ、おキヨさん、これは一体何の騒ぎです?」 「まぁ俊介さん!何を寝ぼけたことを言ってるんですか、今日はウチのお嬢様の大事な結婚式ですよ!」 ・・・結婚式?和音さんの?一体何のことを言ってるんだ。 「・・・誰と?」 「いやですわ、東和グループの稲垣氏じゃないですか。俊介さんたら、今日は大勢お客様がいらっしゃるというのに そんなことでは困ります!」 ・・・え?稲垣氏との結婚は破談になったんじゃなかったか?これは夢か? それとも、いつか自分が結納返しに頭を下げにいったような、その記憶のほうが夢・・・? 「そうだ、和音さん・・・」 和音さんを探さなければ。結婚してしまったら・・・もう会えなくなってしまうのだから。 ――会えなくなる? そんな馬鹿な、たとい結婚するにしても宇宙に行く訳でも無し、どうして俺はそんなことを考えるんだ。
扉を開ける。いない。 また扉を開ける。いない。 気がつけば自分は螺旋階段を駆け上がっていた。 ・・・ここにもいない。 ・・・ここにも。 ふと階下を見てハッとした。たった今通り過ぎてきた階の廊下を小さい子供が歩いている。 「・・・和音さん?」 しかし慌てて降りようとしても、今昇ってきたはずの階段が足もとにはもう無い。 「―――?」 降りれないなら昇るしかないのだろうか。そう考えながらまた次の階段を駆け上がる。 すると、扉の向こうにはやはり誰もいないのに、その時になって見下ろせば、はるか下の階に 晴れ着を着た七五三の頃の和音さんがいた。 「和音さん・・・!」 階段を上るたびに、次々に表れる、ウチのお嬢様の懐かしい姿。 ミカエル初等部の制服に初めて手をとおした時の和音さん、 お稽古事のカバンを持ってよく道草していた頃の和音さん、 思春期の頃の気難しげな和音さん、 進級試験の為にいつになく真剣に勉強していた和音さん、 そしてあれは、仲の良いお友達ができてからの、よく笑うようになった最近の和音さん・・・ しかし決して近づけやしない。どの和音さんも、一度は自分に気がついて笑いかけてくれるのだが その都度下へ降りようとすると、その姿は消えてしまうのである。 早く。早く和音さんを捕まえてしまわなければ。 自分の知らない和音さんに、なってしまう前に・・・。
焦る気持ちを抱えて階段をのぼりきると そこに初めて見覚えのあるドアがあった。これこそ、斉木家のお嬢様の居る部屋のドア。 意を決してあけると、はたせるかな、そこに初めて人影があった。 「俊介・・・?」 背を向けてはいるが、確かに和音さんだ。 白い白い、豪奢なレースのウエディングドレス。 近づいてそっとベールをあげると、ハッとするほど美しい和音さんの姿があった。 「俊介。」 ようやく会えた和音さんは、よく見知った顔のようでいて、どこか初めて会った女性のような表情で、私に笑いかけた。 いや、そうだ。和音さんは稲垣さんとの結婚が決まる頃ぐらいから、急に綺麗になった。 もう1人前の女性なのだ・・・お目付け役などいらないくらいに。そう感じると 無償に今までのことが懐かしく、急に泣きたくなって、その細い身体を力いっぱい抱きしめた。 このまま、いっそ連れ去ってしまえたら。 ――――え? なぜか自分が二人いる錯覚に陥る。
「――でももう、行かなきゃ。」 迷う私の心をみすかすように「もう遅いんだ、俊介」と和音さんはポツリといった。 私を通り越した視線を追うと、自分の背後に白いタキシードの稲垣氏が待つのが見える。 「待っ・・・」 引き止めてもしょうがないのに、無意識にのばした腕。でもみるみるまに和音さんは小さくなる。とても手が届かない。 「だけど、本当にいいんですか和音さん!?」 みっともないと自覚しながらも、ここにきてそう叫ばずにはいられなかった。 だって歳の差がありすぎるのに。あの人は――あの人は和音さんのことを何も知らないのに。 すると「じゃあ俊介は、何歳の人だったら納得するんだ?」 どこからか責めるような和音さんの声がしたかと思うと、いつのまにか腕を組んでいた稲垣氏は、二ノ宮だか言う男に変わっていた。 「じゃあ僕なら。和音のこともよくわかっているし。」 そう言って花嫁を軽々と抱え上げ、、真っ赤なポルシェに乗り込む。 「な・・・」 違う。そうじゃない。 私が言いたいのは、そういうことじゃない。そうじゃなくて、和音さん。 というより、なんだこの急な展開は。不自然だ。不自然だ。 和音さん・・・っ そこで目が覚めた。 なんて、暗示的な夢・・・。
ああっ、真実のツベルクリン反応!! 続きが待ち遠しい!
うおう! またもや焦らしプレイですか(*´Д`)ハァハァ 続き楽しみにしてまーす
おー、SSが沢山きてますね!すごいな〜。 姿勢を正して熟読させていただきます。
和音「柚子さんクリスマスからずっとイギリスだって?」 文緒「んー、そうらしいな。」 和音「正月は帰ってくんのか?」 文緒「んにゃ。きっとアレだ。2年越しでラブラブしてんじゃないの?」 和音「2年後しか・・・やりそうだな。ロレンスせんせーは。」 文緒「和音さんもがんばってみたら〜?w」 和音「うむ。がんばってみるか」 文緒「!」
2年後し× 2年越し○ デスネ・・・スマソ
年越しほしゅ。良い年になりますように。
今年もよろしく。
あけましておめでとー 今年もほのぼのえろえろいくぞー
新年も明けたことですし・・・そろそろ続きなんかを・・・
お正月なロレンス×柚子さんをふと思い立って投下。 「柚子さん柚子さん」 ロレンス卿が読んでいた本から顔を上げて、目の前でお茶を淹れていた柚子を呼ばわった。 「……ん?」 恩師を見捨てずミカエル短大に通う柚子は、気が向いたら何とはなしに晩ゴハンを作りに通っていたりする。 ……それは、いいんだけどさ。 何故か、お茶を淹れてる途中でふと我に返った。 考える。故に我あり。 この年末年始は学園の方が忙しく、我らがロレンス卿はイギリスに帰国せずに正月を日本で過ごしたからって。 おせち料理までデリバリーしてる自分ってもしかしてやりすぎなんじゃないだろーか。 何でわたしは三が日も明け切らないうちから、ロレンスんちに出入りしてるんだ。 今更になって「通い妻だ通い妻だ」とからかう史緒と和音が正しいことに気付く。 むかっ。 「――何だよ先生っ」 「……何で、急に怒るんですか柚子さん」 本を手放し、反射的にホールドアップして困惑するロレンス。 どうもこのお嬢さん方は口も早いが手も早いので、防御体勢を取ってしまうのはごく自然のことだ。 「頼まれてもないのにおせちと雑煮作ってるのが何だかむしょーに腹が立ったっ」 「……いや、あの、僕はとっても嬉しいんですけれどね。 もし、無言で期待していたように感じられたのならごめんなさい」 そろそろと手を下ろしながら、ロレンスは詫びる。
「多少の日本食は外で食べたり作ったりしても、おせち料理はなかなか一人住まいでは作れないし、 食べることもなかったから……柚子ちゃんがお正月から来てくれたのは、とても嬉しいんですよ?」 「……それなら、いいけど」 ぽそりと呟いて、柚子はティーポットを置いて、すとんとロレンスの隣に座った。 こうしてロレンスの家にいるのは頼まれた訳でもなく、自主的な行為だ。 おせちやお雑煮だって――いつもの晩メシの延長だし、それが、たまたま正月とかぶっただけで。 「ゆ、柚子ちゃん?」 ロレンスはおそるおそる、怒鳴ったかと思うと急に黙り込んだ柚子を覗き込んだ。 「……いいのか?」 「はい?」 「7日は、七草粥つって、葉っぱの入った粥食って、11日は鏡開きでまたモチ食う日だぞ?」 急に、今後の予定を告げられて驚いたものの、ロレンスは苦笑していつもどおりに答えた。 「はい。知ってますよ」 「ロレンスは、ぜんざいと汁粉と、どっちが好きなんだ」 「僕はぜんざいの方が好きです」 「そうか。……んで、七草粥は朝食うもんだから、前の日の晩に作りに来るぞ」 「ええ、お願いしていいですか? 勿論、柚子ちゃんがよければ」 「わたしはっ、ロレンスの予定を聞いてる……っ」 淡々と進む問答。 違う、そうじゃなくて……。
振り返ろうとした柚子は、急に抱き締められて途中で身動きが出来なくなった。 「ろ、ロレンスっ!」 緊急事態なので声が裏返ったことはこの際触れてはいけない。 「柚子ちゃんさえよければ、毎日だって来てください」 「ばか、何言っ……」 少し腕の力が緩んだので、ロレンスのそれとは比べ物にならない程短い自分の腕で お互いの間の空間につっかい棒をするようにして身体を離した。 そろりそろりと視線を上げると、ロレンスが柚子をまっすぐ見ていた。 柚子は慌てて、また目を逸らした。 だからガイジンは嫌いなんだっ。 穴が開くくらい、ヒトをじっと見詰めて、恥ずかしげもなく訳の判らんことを言う。 「あ、毎日ゴハン作りに来てくださいって意味じゃないですからね」 「じゃあ何なんだっ」 「柚子ちゃんが僕のところに来てくれるのが、嬉しいんです」 ばかやろう、それでも古典の教師かロレンス。 日本人のもののあはれとか侘び寂びとか婉曲表現とか勉強し直して来い! 「判った、判ったから離せロレンス!」 態度とは反対にかぁっと顔が赤くなっていくのが判る。 ちくしょう、静まれわたしの心臓! 「柚子ちゃんが来てくれることは全然迷惑だなんて思ってませんから。本当に嬉しい……」 「ほんとに?」 一瞬の不意をついて、そっと柚子の手を掴んだロレンスが軽くキスをした。 「〜〜〜っ」 「柚子ちゃん、さっき呼んだ件ですけれど……」 再びちいさな身体を抱き寄せて、今度は耳元でそっと囁いた。 「姫始め、って知ってますか?」 「……死んでしまえ……」
以上です。 「姫始め」とゆー単語をロレンスせんせーは知ってるのだろーか、 から始まって食い物ネタに終始してしまったw この後は各自のご想像…いやさ妄想にお任せしますノシ
新作キタワ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆ オチが(・∀・)イイヨー!イイヨー! 思わず吹出しますた。激しくGJです!!! >この後は各自のご想像…いやさ妄想にお任せしますノシ そんな事言わずに是非とも姫始めうpきぼんw
これで柚子さんが振り袖だったりすると、コトを終えた後で 「だ〜〜〜〜っ、どうするんだよこれっ!?」 というお約束なことになるんだけど、ロレンス先生に きっちり着付けをされてしまって目が点というのもあり かもしれず。
日本の伝統、生娘コマ踊りに興じるロレンス先生。
819 :
名無しさん@ピンキー :05/01/11 17:58:16 ID:8o5dxIsS
あげまして おめでとう☆
「史緒さん、除夜の鐘って……」 「いいから黙って食え。ヨシダさんの蕎麦がのびて不味くなる」 「百八つの煩悩が……」 「にーちゃんはそんだけじゃ足りないから二乗でもしてみるか?」 問.この後の殿下を予想しなさい。 例@オトナの余裕で平然と蕎麦を啜りお代わりまでする殿下。 例A隅っこで我無きぬれてカニと戯る殿下。 例B処理しきれない煩悩を全力で史緒さんにぶつける殿下。
Aがいいなー。 文緒さんが呆れながらも煩悩のお相手するってオチでw
822 :
776 :05/01/13 23:43:58 ID:CHBUqapD
ふぉー。皆様あけましておめでとうございます。(って遅いわ!) いやはや、引越しで通信機能が中断されることを忘れていました〜〜〜; もしかして続きを待ってくださっていたよな心広き方々、いらさいましたら、 誠に誠に申し訳ありませんでした<(_ _)>; >俊介×和音 でも私も悶々とこの数週間を過ごしたことです。 続き書くにも書けなくて〜〜〜(ノд`)゜・ そんなわけで、私メモでもまだ最後まではゆきついてはいないのですが これからはチョコチョコでもうpしてゆく方向で・・・。 しかし新年、新居で早速エロ活動か!! 2005年どうなる私; orz ところで柚子さん×ロレンスせんせ、文緒×殿下、GJです! 盛り上がりを見せるミカエルわーるど万歳〜。 こうなってくると映画化ってのもそんなに悪くないですなぁ。(と新年明ければ前向きw)
浅い眠りだったのだろうか、身体がだるい。 腕にはまだ、夢の中で和音さんを抱きしめた感触が残っている気がして、 仰向けのまま天井へのばした手の甲を、ぼんやり眺める。 夢にしては、あまりにリアルな映像と台詞。 まだはっきりとは覚醒していない頭で時間を遡ってみて・・・そして昨夜のやりとりを思い出す。 いっそ、あれも夢だったらいいのに。 そこまで考えて俊介は、ふと、腕の感触がおぼえているのは、昨日の和音さんの体温か?と思った。 だがそんな錯覚は余計に胸をしめつけるだけだった。 あのやりとりのあと、冷ためのシャワーをあびて頭を冷やしたつもりだったが ついにその後彼女の顔を見に行くことはできなかった。 強い酒を一人で飲んでベッドに倒れこんだが 結局いろいろ考えてしまって、酔えもしなくて。そんなに寝ていないような気もする。 どうして人は、一番愛しいところで時を止めてしまえないのだろう。 少女は少女の無邪気な頃のまま、誰の物にもならないままに。 ・・・今ならはっきりと自覚できる。例の縁談の時、私だって心ひそかに動揺したことを。 誰よりも長い時間傍にいて、見守り、育て上げた少女を、あんなふうに突然さらわれてしまうことがあるなんて、 それまでは思ってもみなかったから。 しかも私よりもさらに5つも上だった求婚者。ふいに自分の、単純なる男としての嫉妬も呼び覚ました、あの出来事。 結果、和音さんがSOSを表した時には、とまどいこそしたものの、内心ではホッとしていたのだ。 だが、思えばあの時をきっかけに、私たちの関係もどこか変わってしまったのではないだろうか。 互いの言葉の端々に、見え隠れするふとした表情に。 ただ・・・気がつかない、フリをしていた。 それは一つ屋根の下に住んでる者同士の暗黙のルール。
重い頭を抱えながら、のそりと起き出す。 今日も外はいい天気だ。時計がさし示す、7:12。 完全に普通の出勤時と同じ生活リズムに戻ってしまった自分をちょっと恨めしく思う。 お屋敷の食堂とは別の、リビング脇にある備え付けの小さなキッチンにいくとそこには昨日、今日の朝ごはんにと作ったサンドイッチとコーヒーカップが手付かずで置いてあった。 となると、ウチのお嬢様はまだ起きてらっしゃらないのか・・・。 せっかく、意を決してベッドから起きだしたのに。 コポコポとコーヒーを沸かしながら、広い空間に一人でいることの淋しさを、昨日までのそれよりも尚強く感じる。 早く、和音さんが起きてこないだろうか。気まずかろうが居心地が悪かろうが、ちゃんと顔を見たかった。
コンコン、とノックをしてたっぷり30秒は待ったが、返事が無い。 部屋に居ないはずはないわけで、もう一度、責めるような気持ちでノックをする。 やはり返事が無いので、どうしたものかとため息をついたが、どうせいつかは顔をあわせなければならない。 とりあえずトレイにコーヒーとオレンジジュースとサンドイッチと。我ながら自然である。どこにも問題はないはず。 一つ深呼吸をして、ドアを握る手に力を入れた。 「和音さん?入りますよ」 だが和音さんはどこにもいない。 ふと夢で見た不安が頭をよぎる。「和音さん?いないんですか?」 「何だよ朝っぱらから」 和音さんの部屋は、さすが社長令嬢なだけあり、充分な広さと隣接して自分用のシャワールームを持っている。 その扉から髪をふきふき、バスローブ姿で出てきた。 今までだったらそんな絵にも驚くことすらなかったはずなのに さすがに想定してなかった登場の仕方に思わずうろたえてしまう。 「すみません、お風呂上りでしたか。朝食まだみたいだったんでお持ちしたんですけど・・・」 そう言いながらすでに足をドアの方向に向ける。 だが「また出直し――」と引き返すところで足が止まった。 部屋に入った時には目に入らなかったが、昨日荷ほどきを手伝った小さいトランクが、 また整然と並べられている。 どちらかというと脱ぎ散らかし、出しっぱなしの性格なはずだが、と奇妙に思って固まっていると その横をスタスタと、無表情でオレンジジュースをかすめとっていった。
「和音さん・・・そんな、出したりしまったりするのは面倒ないですか?」 「いーんだよ、もう出さないから」こちらを見ずにトランクを閉じる。 「それはどういう・・・」 「今日の夕方には寮に帰る」 「なん――」 トランクから和音さんに視線を移すと、まともに目があった。 だがふっと上手に視線をはずして、和音さんは私の手からトレイを奪っていく。 「・・・旦那様と奥様が帰ってくるまでいらっしゃるはずだったでしょう」 「気が変わったんだ」 「そんな。昨日奥様からお電話があった時、帰ってきてると伝えたらとても喜んでらっしゃいましたよ。 お土産も買ってくるって・・・。」 「帰ってくる頃電話いれるよ」 「和音さん!」 返事をするかわりに、和音さんは無言でジュースを飲む。目の周りが少し赤くなっていた。
開け放たれた窓から、気持ちのよい初夏の風が入ってくる。 だが爽やかな季節感とは裏腹に、この部屋では重苦しい空気がたちこめていた。 「そんなに怖い顔をしても無駄だぞ。とにかく、私はもう決めたんだ。夕方迎えにきてもらう。」 「和音さん・・・俊介は約束を破るのは嫌いですよ。常々言ってるでしょう、『親しき中にも礼儀あり』です。」 「・・・俊介だって私が居ないほうが、心置きなくデートできていいだろう?」 「何言って・・・」 「・・・昨日は悪かったよ、もう邪魔しないから・・・」 結婚式には呼んでくれ、と顔も見ないまま憎まれ口をたたく。 まるで部屋に私の存在など認めないかのように完全にそっぽを向きながら なにやら携帯電話をピコピコ扱い続ける。 こんな時の電子音ほど腹が立つものはない、思わず和音さんの前まで大股でツカツカと歩み寄り、それをとりあげた。 「何するんだ」 「―――昨夜の貴女のほうがまだ素直でしたね和音さん」 「〜〜〜うるさいっ。それ、かえせ。かえせったら」 「かえしません。昨日の仕返しです」 「だからそれは謝っただろう!」 「いいですか、聞きなさい」 真剣に腹が立つと、知らず、声が低くなる。それをよく承知している和音さんはとりあえずは黙るはず。 「・・・・・。」 「ここは和音さんの家なんですよ。もし私と一緒にいるのが嫌なら、この私が出て行けばすむことでしょう。」 キリ、と音が聞こえるくらい唇をかんだ和音さんを、追い詰めるように 「出て行けと一言、言って下されば結構ですよ。私が、貴女の前から消えます。」 睨み合うこと数秒、堰を切ったように和音さんの頬を涙が伝う。 「なんで・・・なんで、そんなことを言うんだ。私は、・・・私だって、俊介を困らせたいわけじゃない・・・っ」
女性の涙は、無敵だ。 いや、こんなふうに泣く和音さんを私は知らない。 いたずらを叱られた時の幼い和音さんでさえ、その時は歯をくいしばって、いつもどこか一人で泣いていたように思う。 声を出さずにハラハラ泣く和音さんの姿を前に、 私は自分の激情をくいとめていた最後の防波堤が、くずれていく気がした。 痛々しげに張り詰めた和音さんの身体を、たまらず、胸にかき抱く。 一瞬何が起こったのかわからなかったのか、腕の中のお嬢さんはしばし呆然としてたかと思うと、急にバタバタと手足を抗わせた。 「なんだよっ 俊介・・・っ 卑怯、だぞ・・・っ」 「なんとでも。でも卑怯なのは和音さんも同罪ですよ。自分の気持ちだけ言ったら、それでおしまいですか?」 強く抱きしめると半渇きの髪から淡くシトラスの香りがした。 「俊介はっ、残酷だ・・・っ。どうせ私を子ども扱いしかしないんだったら、もう、ほっといてくれたほーがいーんだ・・・」 ため息をついて、顔をのぞきこみ、涙をぬぐってやる。 「もう子供だなんて思ってやしませんよ。全く・・・いつの間にこんなに扇情的で誘惑上手なご婦人になってしまったんでしょうね」 夢の中と違って、本物の和音さんの身体は温かく、柔らかい。甘い香りに眩暈がしそうだ。 「もう一度、ちゃんと返事をさせてくれませんか」 「・・・私だってそんな馬鹿じゃないぞ・・・昨日の、意味ぐらい、わかった」 「わかってないですよ。」 腕の中でまだまだ突っ張っている「私の」お姫様に、ゆっくりと告げる、自分の本心。 そう、今ならわかる、今朝見た夢が表す意味は―――。
「―――私はね、自分には選択権は無いと思ってたんです」 「・・・なんだよ、それ・・・」 「つまり貴女は由緒正しき鳴沢家の、名門血を引く社長令嬢で。私はどこまでいっても、結局はただの使用人で。 ・・・使用人は主人であるお嬢様の成長を見守るので精一杯。まして、主人と恋仲に、なんてそんなだいそれたこと・・・」 私のシャツを強く握り締めている手を、優しくほどきながら、物語上の騎士のようにその甲にそっと口付ける。 「・・・だから。昨日の意味は、そういうことだったんですけど。」 「・・・・・? ・・・なんだよ・・・かえって意味、わかんなくなるようなこと、言うなよ・・・」 「・・・わかりません?」 瞳を覗き込むと、とまどう顔がとにかく手をひっこめようと体をよじる。 「・・・わかんな・・・」 「本当に?」 「・・・・・。」長い、沈黙。 「・・・本当に?」 耳元で囁くと、ゾクリと身体を震わせて、急におとなしくなった。 その幼さが愛しくて、髪の毛を掬い上げてはこめかみに浅く口付けする。 「でも・・・そんな私でも、自分の気持ちまで偽る必要は無いんだ、って気づきましたよ。」 見上げた顔が、怪訝な表情をする。 少し怯えも残る瞳をみつめながら、頬に唇をギリギリまで寄せて、告げる。 「きっとね・・・和音さんをこの世で一番愛しているのは、私ですよ。」
830 :
776 :05/01/14 01:03:51 ID:A6EIjqnT
だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ orz (気分は、「白の終焉」に巡り合った時の教授なキモチ。) 自分で書いといてナンだが、相当恥ずかしい・・・。 なーに言ってんでしょうかねウチの俊介さんは。 ていうかどうしよう、思ってた以上に大長編になりそうな予感。 (文才が無いのでどうも回りくどい。) スレ大量消費すみません;;
831 :
776 :05/01/14 01:23:45 ID:A6EIjqnT
彼女の瞳が大きく見開かれたのが先だったか、それとも私が奪うように唇を重ねたのが先だったか。 思いの奔流は一度決壊してしまえば、もう止められない。 初めてのキスは、もしかしたら噛み付くような激しさであったかもしれない。 「目は・・・閉じるものなんですよお嬢さん」強張った身体に、辛抱強く、ぐっと理性を持って唇に触れる。 怖がらないように浅く。時折、涙の滲む目頭にも触れながら。 だが夢中になるのも早くて、ついに下唇を甘く噛んで、吐息が漏れた瞬間スルリと舌をすべりこませた。 驚いて逃げる舌をからみとり、吸い上げる。より深く口付けして上顎をなぞるとせつなげに眉がひそめられ、震える声をあげた。 「ん・・・」 息苦しさに逃れようとする唇を、顎を捉えてもう一度引き寄せる。 足に力が入らなくなったのか、抱きしめた腕に新たに加わった重みを感じて、俊介は和音を抱き上げた。
>776 おかえりー!!! 引越しでしたか、お疲れ様です。 さぁ正座して続き待つぞー。わくわく。 大量消費もどんとこいだ!
833 :
名無しさん@ピンキー :05/01/14 09:24:01 ID:X7ghnSyU
>776タン 艶乙!
>>776 ああん待ってた!
正座しすぎて脚がしびれますた。でも平気です。
大長編とは願ってもないお話です。
俊介さんには存分に積年の想いをぶつけていただきたく思います。
つまり長エro(ry
834タンとは親友になれそうだw 776タン続き楽しみにしてまつ でも俊介さん和音さんを壊さない程度にしてやってね
836 :
776 :05/01/15 23:45:44 ID:UrUzOgrR
ああっ暖かいご声援ホントに嬉しい(*^^*) ところで、まぎらわしいですけど831=俊×和です。誤爆?ぅ。 つーか、改めて読み返してみると、結構いろんな箇所で誤字脱字の多くトホホホ。 なんせ勢いで投下してるんで・・・。 読んでて「?」となられた方、すんません。 どうぞ足りないとこなぞは貴女のセンスで☆文脈から推理・補充してくださりませ〜〜〜(←む、無責任・・・)
めまぐるしい状況の変化に、とても思考がついていかないのか、昨夜以上にとろんとした顔をした和音さんを そっとベッド上のクッションに座らせ、両腕で挟み込むように壁に手をつきながら再度口付けをする。 そのまますっかり弛緩した身体からそっとバスローブをゆるく落とし、裸の肩を抱きしめた。 「・・・?」 素肌に、俊介の体温を感じたところで、和音さんは我に返ったようだ。 「!しゅ、俊介・・・」 「―――綺麗だ。」 まだ少し濡れた前髪をかきあげながら額と額をくっつけ、盗むように裸身を眺める。 「ばばば、馬鹿者、こんなに明るいのに・・・」 荒い息の下から少し元気を取り戻した和音さんが、またジタバタとやっとの抵抗をする。 「イヤですか・・・?」 「だ、だって、今は、まだ、朝、だ、ぞ」 が、赤く羞恥に染まった顔が、余計に男心をくすぐる。 じゃあ朝じゃなければいいのか?などと意地悪なことすら考えながら 「そんなこと言ってもね、和音さん・・・まずこんな格好で入室を許可するのが無用心ってものですよ。 いつか教えませんでしたか?どんな男も狼になりえるって・・・『油断は禁物』」 「さ、さんざん人のことを色気が無いだのなんだの言っといて、なんだその言い草、は、」 その反論と、力弱くながらも今も少し押し返そうとする腕には、余裕の微笑と首筋への愛撫でこたえる。 「・・・ふ・・・も、ぅ俊介は、言って・・・ることと、やってること、が、めちゃく、ちゃ、だ・・・」 「それは和音さんも一緒ですよ…イヤならもっと力いっぱい逃げないと。」 それくらいの抵抗だとかえって男を刺激するだけなんですよと耳元で諭してみる。 「それにね・・・明るいから、いいんですよ」 まだ午前中の光は、和音さんの、白とロイヤルブルーを基調としたお部屋に柔らかく影をおとしている。 穢れ無い乙女の白い肌を前に、せっかくの清々しい情景をを暗く閉じこめてしまうなんて勿体無い気がした。 「せ、せめてカーテン・・・ん、うぅ」 それ以上の抗議は聞く耳もたないと、すべらかな背に腕を回し、もう一度深く口付けた。 「大丈夫・・・すぐに気にならなくなりますから」
「ん・・・はっ」 唇から頬に、頬から首筋に、口付けを落とすたびに小刻みに柔らかな髪の毛がシーツに波打つ。 普段はどちらかというと豪快さのある性格なのにこんなに繊細に反応するなんて・・・案外、初めてだからという理由だけじゃないかもしれない。 上質な環境で育てられた、きめこまやかな肌だ。なであげるたびにしっとりと汗を帯びて、ほんのり色づく。 白い首筋から鎖骨にかけてのラインは瑞々しく、唇で追っても本当にすべらかだ。 華奢に見える体も、纏うものがないと、適度に鍛えられた張りのある凹凸を描き出す。 まだ少し力の抜けない肢体を左手で救いあげて、手のひら全体で包むようにまろいふくらみをこね、その頂を口に含むと、 「!」と跳ねるように、背が反った。 「ん・・・ぅく・・・」 そのまま舌で遊ぶように責めると首をイヤイヤしながら必死に刺激に耐えているようだ。 瞼はキュっとしっかり閉じられている。 声を出すのを我慢してる、その表情にそそられるが、もっと熱い声を聞きたい気もする…。 「和音さん・・・我慢しなくていいんですよ・・・・」 覗き込むと、うっすらと開いた潤んだ瞳で、パクパクと声にならない言葉をつむぐ。 「俊、介」と呼んでいるのに気がついて背筋からゾクゾクと快感を感じた。 つい最近までは、本当に子供としか見れないほど、幼さの残る表情だったのに、今のこの艶やかさはなんだろう。 最大限触れていたくて、たまらず自分のシャツを脱ぎ捨て、素肌で素肌を抱きあげる。 密着した肌から、愛しさと悦びが浸透していく感覚を、彼女も共有しているだろうか。 「ふ・・・ぁ・・・。」 噛み付くように首筋をたどりながら、もう一度深く舌をからめとり、より敏感に反応しだした胸の先端を、親指の腹で押しつぶすように執拗に責める。 「ん・・・や、・・・しゅ、ん・・・」 まだ快楽に身をまかす術を知らないのか、身をよじりながら吐息で紡ぐ声も、切なげだ。 可愛い獲物を初めて見つけたような征服感と大切に守っていた宝物を汚してしまいそうだという背徳感がないまぜになって 奇妙な疼きが駆け上る。
俊介さん、朝からそんな……もっとやれw
「大丈夫・・・すぐに気にならなくなりますから」
俊介さん、自信タップリですてき。
>>839 ワロタ
>755 メインディッシュは史緒さん(w なんて思いながら読み進んでいったんですけど、 >勿論、にーちゃんは恥ずかしげもなく同じ言葉をのたまうが、私は違う。 >私は、そんな簡単に口には出さない。 どこか浮世離れしてる(が、それでオーライの)殿下に対して、史緒さんのほうがずっと現実の重みを 実感しているのが感じられて切なかったです。禁忌よりも、両者間の愛情の比重みたいな部分で。 それでも、最後の殿下らしい愛情表現の中に同じ気持ちが見えるようでほっとしました。乙彼さまでした! >777 大長編キタ、敦子さまもキタ、俊介さん大活躍! 「心の葛藤編」でなぜかオスカルの正装にハッとするアンドレを思い出してしまいました(汗) それにしても、 >「それは和音さんも一緒ですよ…イヤならもっと力いっぱい逃げないと。」 とか、 >「それにね・・・明るいから、いいんですよ」 とか、俊介さんのむっつりぶりが遺憾なく発揮されてますね(w 続きおまちしてます。 >812 ストレートな攻撃に陥落寸前で強がる柚子ちゃんが萌え! 悪態ついても、どついても、きっと照れ隠しみたいに見えてしまって、 ロレンスからしたら可愛い以外の何者でもないんだろうなぁ、なんて思ってしまいます。 >820 オーソドックスに3で。 史緒さん相手に二年越しで煩悩の数だけパターンを試みる殿下。 ……ありえない。
>776 すごい乙です!!!! 続き早く見たいです。待ってます!
正直、自分でもこんなに歯止めが効かなくなるとは思わなかった。 腕の中でなんとも淫らに色づいていく和音さんを前に、欲望は加速する。 わずかな理性が、まだ――今はひとまずここで留まれ――とも警告する。が、 ・・・もっと。もっと、めちゃめちゃに乱れた姿を見たい。と、鼓動は早くなる。 柔らかい乳房を弄ぶ一方、もう片手ではゆっくりと指先で腰のラインをたどり、そっと固く閉じあわされた脚を撫でる。 途端に緊張が走ったのか、緩みかけていた和音さんの全身が再度こわばった。 すり合わされた脚をこじあけることはせずに左足の膝元だけ軽く上にもちあげ、その内側に舌をはわせる。 「あ・・・」 すると、きっとまだ誰も触れたことのないであろう部分への進入に、身体は過敏ともいえるほど正直な反応を表す。 その一瞬の隙に、すかさずスルリと我が身をすべりこませ、そのまま太股を付け根に向って唇でたどった。 「ば、ばか・・・や、めろ、俊介・・・っ」 閉じようとする脚にまさに頭一つぶん割り込ませながら、時間をかけて愛撫する。 感じやすい箇所をひとつひとつ覚えるように・・・なめらかな肌を楽しむように・・・焦らしながら。 そして、年齢の割には薄いであろう茂みを割って、目指す花園を探る。 やがてたどりついた秘所は、すでに紅く濡れそぼっていた。 その息をのむようないやらしさに、自分の息遣いもついに抑えきれないほど熱くなっていくのがわかる。 未だ逃げようとする腰を追い、その仕草にかえって煽られた勢いで、かまわず、 花弁の雫を舌で掬った。
「あっ・・・!」 堪らず漏らした彼女の正真正銘の鮮やかな嬌声に雄の本能がリアルに猛っていく。 「や、やだ・・・だめだ・・・ったら、しゅ、んすけ」 哀願する声も無視し、そのまま柔らかな肉襞を丁寧に舐めあげる。 「あっ・・・ひぁ・・ん、んっ・・・」 初めての乙女ゆえの恥じらいか、だんだん我慢できずに高くなる声を、和音さんは指を噛んで必死に耐えている。 そうなると意地でもイイ声で啼かせたくなるわけで、溢れる蜜を掬っては、執拗に、反応する場所を探る。 「ん・・・んん・・・や、だ・・・・あっ、やっ・・・ふ・・・」 ちゅ、と音をたててその花芯を吸う。 「あっ・・・!?」 電気が走ったかのように、和音さんの脚が一瞬突っ張った。 だがここで終わらせてしまうのは惜しくて、再度緩やかに舌で嬲る。 ―――静かな朝に響く、ピチャピチャという淫らな音と荒い息づかい。 「ん・・・。」 繰り返す優しい責め苦に、それでもだんだん昂ぶってくるのか和音さんの肌は上気して甘く薫った。
「く・・・んっ・・・んんっ」 ビクビクと反応する下肢にもかかわらず強情に声を殺す和音さんに、もう少しか、というところで顔をあげてみる。 「ふ・・・」 額にかかった前髪をかきあげながら自分の体を起こすと、まだ荒い息に胸を上下させながらも、どこかホッとしたような相手の表情が目に入った。 きっと、こんな半端なところでやめられることの辛さもまだ知らないに違いない。 本当はここで一言言わせてみたいけれど、、まだ無理な話だろうなと内心少し笑って、 「さて、どうしましょうか和音さん・・・?」 このままじゃ血が滲んじゃいますよ、と噛まれていた指をはずし、口付けを落とした。 「・・・・どうするって・・・」 「私だって、いじめてるみたいなのは気が咎めますから、ね・・・?」 そういって不意に、今度は指先で、秘所をかきまぜる。 途端にびっくりするほどグジュグジュといやらしい水音が部屋に響く。 「や、ぁ、あっ・・・ああっ」 一度は安心して力を抜いていたのか、ついに指を咥えるのも忘れて高らかに声をあげた。 柔らかな舌の刺激よりも、指の与えるそれのほうが感じやすいのか、はたまた音の淫靡さに耐えられないのか 後ろ手に枕をかき抱きながら悶える姿はひどく官能的だ。 ようやくの素直な反応に満足して、最も感じやすい突起を探る。 「あっああああっ・・・・」 「そう・・・そんなふうに、ちゃんと、感じて・・・」 先ほどの舌先の執拗な愛撫で敏感になった肉芽をより強い刺激で擦りながら、自分も最高に興奮してくるのがわかる。 「や・・・あ・・・見、んな・・・」 そう言って顔を隠そうとする腕を、空いた手でとりあげ、指をからめてシーツにしばりつける。 「なぜ・・・?もっと、見せて・・・」 「あっ、やっ、あっあっ」 「―――ここも、ね、・・・イイんでしょう?」 そして同時に紅く尖りきった乳首を吸いあげた時。 「あああああっっ・・・・」 和音さんはなんとも甘い声を放って、艶やかな恍惚の表情で、昇りつめた。
文章のせいか、静かに乱れてる感じがイイ(・∀・)
「腹が痛い、仮病じゃないぞ」の顔が重なってしまふです。
>776 乙です!!!続き待ってます。
呼吸も荒く、軽く放心している和音さんを前に、問題はここからだ、と改めて思う。 まだひきかえせる、まだ止められると思えたのは所詮は過信だったか。 自分の思いが伝わったら、存分に口づけを交わしたら、知らない和音さんの一面を暴くことができたら・・・そうしたら、 そこで終わりにしようと思いながら。 少し悪戯心も含みつつの愛戯に、結局溺れたのは自分のほうで、なにより、自身の身体がどうにも昂ぶってきて、辛い。 だがさすがに自分が手塩にかけて育てたお嬢様の、嫁入り前の無垢な体を汚してしまうには並々ならぬ決心が要った。 そんな最後の葛藤を抱いて、ともかく体を少し離そうとした私を、 「どこ・・・行くんだ俊介・・・」 咎めるように和音さんは、白く華奢な両腕を、初めて自分から私の首にからませた。 「ん?いや・・・」 笑ってごまかそうとする私を、未だ上気した顔で軽く睨む。 「ずるいよな・・・私だけ・・・こんな、カッコウにしておいて・・・」 そういって首筋に顔を埋めながらカチャカチャと私のベルトを引っ張りだした。 「脱、げ」 「こ、こら・・・っ。」 思わずその手をもぎとって、張り詰めた下半身を、ひく。 「意味、わかってやってるんですかお嬢ちゃん―――これでも、少しはまだ理性と戦ってるんですけど。」 すると和音さんはちょっと驚いた顔をして、首をかしげた。 「フツー、男って・・・こういうところでやめるの、無理なんじゃねーの・・・?」 無邪気な顔してすごいことを聞くなぁ、とドギマギしながらも 「・・・・・。いやその、ほら、やっぱりなんの準備もしてないわけですし・・・」 そうは言いながらも名残惜しく、もう一度背中を抱き、体を撫でると。 くすぐったそうに身をよじりながら「ああ・・・」と合点したように頷く。
「コドモ・・・できるよなタイミングでは無いから・・・安心していいぞ」 「・・・そういうことではなくてですね・・・いや、まぁ、それもある・・・ありますけど」 「違うのか?」 さて何と言ったものか・・・きっとこのジレンマが上手く伝わることは絶対にないだろうなと考えながら 心地よく冷たいシーツをひきよせ、互いの火照った身体をくるむ。 「その、心の準備というか・・・さすがに・・・保護者の立場にかえってみると・・・嫁入り前の大事な身体を、 最後まで・・・してしまうのはやっぱり罪深いんじゃ、というか――― 旦那様達にも顔向けができないというか・・・」 「なんだよ今更・・・」 クスリ、と呆れたように笑う唇は急に大人びた調子で「この、二重人格者。」と鼻をつままれてしまった。 このまま甘やかな優しい睦言を続けながら、体の熱がひいていくのなら・・・と少しホッとする。しかし 「でも・・・俊介が・・・」 不意に、もぞりと伸ばされた指が、私の固く張り詰めた部分に触れ、慌ててひっこめられた。 「・・・・・。」 「もう・・・。刺激しないでくださいよ。」 私の熱さを感じ取ってしまったのか、瞬時に頬を染めた様子に苦笑していると、和音さんはぎゅっと私にしがみついた。
抱きとめて髪を撫でていると、胸元からくぐもった声がする。 「あのな・・・」 「はい?」 「私を育てたのは、俊介なんだから・・・俊介には、好きなようにする権利があると思う・・・」 「・・・・・なんてこというんです・・・」 ―――大切に育ててきたからこそ、羽をもいでしまうのが、辛いんですよ・・・と柔らかい髪に顔をうずめる。 「・・・さっきからさんざん私をいじめたくせに・・・それはいーってゆーのか」 「それは、まぁ・・・」 確かにそれを言われればかえす言葉もなくて、ムニャムニャとごまかすしかない。 「それとも俊介は・・・また次の朝が来たら、今のこともなかったことにすんの・・・?」 「・・・まさか。もう戻れやしないですよ・・・」 「・・・だよな・・・。私だってもう・・・俊介の前で、何も知らない・・・子どものフリなんか、できない・・・」 切れ切れにそう囁くと和音さんはおもむろに身体を起こし、もう一度、私の首に手を回す。 「だったら―――」 耳元に吐息がかかる。 「ちゃんと・・・俊介の手で・・・女にしてくれ・・・」 小さな小さな、けれど、熱っぽい声。 そしてそのままおずおずと自分から唇を重ねる。 しばし意味を解しかねるような、あまりにも淫靡な言葉と行為に、今度は私のほうが目を見開いてしまう。 軽い、触れるような口づけの後に思わず和音さんの顔を覗き込むと、その表情は完全に誘う女性のそれで 濡れた瞳に吸い込まれそうだ、と思った。 「貴女は・・・まったく・・・」 眩暈がする。胸が熱い。 「なんて刺激的なことを言うんです・・・」 捕らえたつもりが、捕らえられていたのかと。 「すごい・・・殺し文句だ・・・」 息苦しくなるほどそらせない視線もそのままに、互いの指をからめて、再度激しい口づけを交わす。 私は、改めて和音さんの身体をベッドに縫いとめながら――なぜか―― 昔、和音さんに付き合って読んだ、光源氏の葵の章を思い出していた。
852 :
776 :05/01/19 09:59:38 ID:yuqcvZU/
ハハ・・・どうにも煮え切らないアンドレ俊介ですみません・・・ 我ながら、ねちこい引っ張り、ねちこいエッチになってしまって(ノд`)゜・゜ いかんな、どうも本番に入ると減速してしまうです。文体も段々変わってきてるし。orz ていうか、行為そのものよりも、睦言とかチラリズムなやりとりを書くほうが好きな私って・・・ ムッツリ(>841)とはさては私のことかしらん。どきり。 >847 「いてーよ」の和音さん、いいですよね艶っぽいですよね! 抱きとめられたところ(?)がギャグ絵になってるのが惜しいですけど〜〜〜 (でもそんな表現だから川原センセなのですよね。それはそれでときめくんですけど。) どーでもいーことですが私の好きな俊介ショットは 2巻の「あなたに何かあったら腹を切らねば」のところと 3巻オペラ座の「簡単に言ってくれるじゃありませんかお嬢ちゃん」ですね。うふふふ。 しっかし、家人の目を盗んではパソの前でちまちまと創作活動してるので 新居・・・片付かないっすよ・・・。 「なかなか片付かないねぇ・・・昼間何してんの。」 「う」 なんとかあと一回くらいで終わらせたいですけども。 家のことも真剣に取り組まねば。うう。(T T)
853 :
776 :05/01/19 11:58:43 ID:yuqcvZU/
あ、やば、×光源氏 →○源氏物語ですがな;>851 こ、これは恥ずかしい・・・ 相変わらず細かい間違いは多々あるにせよ、さすがに訂正しておかねば。 でも気づけばほかにも、核中の核、「この台詞が書きたくて話作った!」っつー大事な台詞でさえ 抜けてる一語があったり・・・もうだめだー。 集中力が欠けてきているので麦チョコ食べてがんばります。もぎゅもぎゅ。
(;゚∀゚)=3ムハー (;゚∀゚)=3ムハー (;゚∀゚)=3ムッハー
>776 いいよーいいよー! 今朝起きたとき「今日続き読めるかな?」って思ったくらい はまってます。気長に待つのでじっくりながーい作品をよろしく!!!
もうたまんねぇ…。毎日覗くのが愉しみなのは久しぶりだ。 焦らさないで欲しいけど焦らして欲しい。何て罪作りなんだ776。
>852 いえいえ、俊介さんのことです(笑)>ムッツリ 生真面目さからくる葛藤ゆえでしょうか。 ご無理はなさらぬようにエロを極めてくださいませ(w
>焦らさないで欲しいけど焦らして欲しい。 同意(w
「ん・・・ああ・・・」 一度達した身体は、愉楽の波を取り戻すのに時間はいらない。 いや、最初の頃よりも・・・素直に身をまかせているせいか、もっと淫らに発熱する。 反り返った背がわなないてはパタンとシーツに沈み、それを幾度となく繰り返す。 髪を撫で、耳たぶをなぞり、強く舌を吸うと、逃げ場を失った悦びはすべて蜜となって溢れてくるようだ。 「ん・・・んん・・・ふ・・・っ」 谷間が充分に潤ったのを確かめてから、指を深く入れ、そのまま最奥へと進めてゆく。 「あ・・・」 慣らすように指を増やし、時折壁をゆるゆるとなぞりながら・・・ゆっくりと抜き差しする。 「辛いですか・・・?」 恐らく初めて味わうであろう圧迫感に、浅く息を吐きながらも、かぶりを振るいじらしさに どうしようもなく愛情が高まるのがわかる。 だがどんなに身体が温もっていても、おそらく破瓜の痛みは辛いだろう・・・。そう思い、 少しでも負担が少なくなるように、肌全体の感度を高めていく。 耳を触るたびにビクビクと身体を揺らすのに気づき、ここもポイントなんだなと思いながら、時間をかけて嬲る。 耳たぶを甘く噛み、形を丹念に唇でたどる。 「あっ、はっ・・・あ、ああっ」 空いた手で乳房を緩くこねながら、耳元にそのまま舌を差し込むと、 「やっ・・・あっ・・・しゅ、しゅんすけっ」 咥えていた指をキュっと締め付けて、一際高い声で私の名前を呼んだ。
「和音さん・・・いいですか・・・?」 指に滴る愛液を、見せつけるように舐めると、ぼんやりしていた和音さんの目に光が戻り、恥ずかしげに息をのむ。 「・・・あ・・・」 「さすがに、限界・・・。」 なんだか照れくさくて笑ってしまうと、和音さんは頬を紅く染めたまま無言で私の頭をかき抱いた。 それを返事に、未だヒクつく入り口を、固く張り詰めた己のそれで一度軽くなぞり・・・そのままゆっくりと押し入っていく。 「・・っ!!」 「くっ・・・」 「〜〜〜っ!!!・・・はっ・・・・・う・・・っ痛ぅ・・・」 本当に身体を引き裂いているかのような抵抗と熱だ。からみつき、奪われては・・・蠢く。熱い。 痛みからか自ずと閉じられようとする脚を、しかし許さず、強引に開き、抱え、 自分を呑み込んでいくその卑猥な絵を堪能する。 「・・・いっ・・・ぃた・・・っ・・・ま、待て、しゅ・・・」 「・・・・・さすがの私も・・・ここでは止められない、か、な・・・」 「っ!くっ、あっ・・・・・――――ああああっっ!!」 苦痛に歪められた顔を案じながらも、最後の未開の扉をこじ開け・・・一気に押し入る。
「い、っ痛ぅ・・・・・う・・・・・・・・い、ぃてー・・・よ・・・俊介ぇ」 あまりの痛みに呼吸もしづらいのか、涙をいっぱいたたえた和音さんの瞳は瞬きもしない。 あやすように額に、瞼に、唇に口づけを落としながら、私は私で 想像以上にきつい締め付けと、まとわりつく官能の海に溺れそうになっていた。 気をゆるめれば即、暴発しそうだ。 「く・・・和音さん・・・力を抜いて・・・」 「ん・・・む、むり、だ・・・」 「・・・ゆっくり・・・息を、吐いて・・・・・。そう・・・」 「あ・・・ふっ・・・」 「すみません・・・・・今日は、貴女を泣かせてばかりですね・・・」 もっていかれそうな強い肉のうねりに、すぐにでも動いてしまいたい衝動を抑え、 和音さんの涙の滲む目元をついばみ、僅かでも痛みがまぎれるように、熱い肌を可能な限り合わせて静かに抱きしめる。 指先が白むほどシーツを握り締めていた手をほどき・・・その指先を一本一本舐め挙げると 余分な力が少しずつ抜けていく気がした。 「・・・っ・・・はっ」 せめて意識を散らせるように、もっとほかの悦びを、と。 耳を食みながら、つんと尖った胸の頂をつまみ・・・もう一方の手で剥き出しになった肉芽をなぞる。 「・・・あ、あああっ」 強めの刺激を与えるたびにきゅっきゅっと幾度と無く自身を締め付けられられ その感度の良さに感嘆さえおぼえながら、深く息を吐いてはその度なんとかやり過ごす。 だが浅い口づけを交わしながら徐々に全身の緊張を解きほぐすと 潤いを増し熱く引きずり込まれる内部から、やがて我慢ももどかしくなってゆく。 「まだ・・・痛い、ですか・・・?」 「ん・・・・・だ、いぶ、へーき、だ・・・・・けど・・・・・・、あ、つ・・・い・・」 「俊介も・・・熱いですよ・・・和音さんの中で・・・溶けてしまいそうだ・・・」 溢れる情欲に声がかすれる。言葉にさえ敏感になっているのかゾクリと身を竦ませる和音さんの頬は 薔薇色に色づき、未だ辛そうな表情ながらも、濡れる眼差しと紅い唇は尚、私を求めているように見える。 ・・・さすがにこれ以上は自分も耐えられなさそうだ・・・。 動いてもいいですか・・・?とそっと囁くと、潤んだ瞳がコクリとうなずく。 「あっ、ああっ・・・・・・っ・・・っん・・・っん」 「和音さん・・・」
863 :
776 :05/01/21 18:02:16 ID:T9ent6/T
皆さんご声援ありがとう!(高支持率で当選した議員な気持ちw) というわけで、 望むなら焦らしてみしょうホトトギス ←? ご期待に応え、あえて分けてみました・・・うふふふ。 さぁ絶頂まであと少しだ!!
頑張れ俊介、負けるな和音。
>>776 新居の片付けも頑張ってね!
つ... 麦チョコドゾー
もぎゅもぎゅ・・・
てぇ-てぇ-てぇ- ぱく もぎゅもぎゅ・・・・。
ゆらめく細い髪と、滴る汗。 荒い息遣いはもう、どちらのものだかわからない。 明るい日の下の淫らな映像と、動きに合わせて絶え間なくあがる嬌声に、視覚から、聴覚から、痺れが走り ダイレクトに伝わる肉感が、ゆるぎない快楽の波となって押し寄せる。 「んっんんっ・・・しゅ、んす、けぇ・・・あっ・・・あっ」 白い肌を吸っては朱の印をつけ、緩く、優しく、突き上げる。 すると擦りあげた或る一点で和音さんの身体が尚一層しなり、 今まで固く閉じられていた瞼がピクリと開いた。「あ・・・?」 驚きの中にも切なげに眉をひそめる、そんな明らかな表情の変化に 「…ここ・・・?ここがいいんですか・・・?」 一度腰をゆっくり引き抜き、改めて深く数度えぐる。 「あっ、やっ、ち、ちが・・・やめ・・・あぅっ、あっ、あっ」 逃げるように伸び上がる腰をひき戻しては責め立てる。 卑猥に響きだした水音を楽しむように、緩くかき回すと 啼く声の高さが一層なまめかしくなり、腕で自分の頭を抱えるように喘ぎ乱れる。 「こら・・・顔、隠さないで・・・」 「や・・・・・あ・・・っ」 「抱きしめて・・・?」 囁くと、必死にしがみついてくる姿が可憐で愛しい。 より最奥へと誘うように蠢きだした腰に、本人も気づいているのかいないのか。 薄く開いた唇から紅い舌が踊り、ねだるような仕草にそれを甘く噛む。
「ぁ・・・は・・・っ・・・しゅん、す・・・け・・・あ・・・っ・・・・・・す、き・・・・・だ・・・」 「え・・・?」 夢中になりすぎて、拾い損ねてしまった言葉を、慌てて手繰り寄せる。 それは、おそらく初めて彼女に紡がれる愛の科白で。 そのことに気づいた時、胸の奥が言いようもなく灼かれるのを感じた。 のけぞる白い喉元に強く唇を寄せながら、もう一度、とねだる。 「もう一度・・・言って・・・和音さん・・・」 「ん・・・・・・す、き・・・だ・・・ぞ・・・しゅ・・・」 しかしもう、こぼれる最後の音まで受け取る余裕は無く。 「和音さん・・・」 自制の鎖を振り切って、強く、激しく、己を打ちつけた。 深く・・・もっと深く。この美しく乱れる蝶を、捕まえて食べ尽して―――あますとこなく自分のものにするかのように―――。 「あっ、あああっ・・・しゅ、しゅんす、け・・・しゅんすけぇ」 激しくなる動きに揺られながら、狂ったように私の名前を呼ぶ姿に 少しだけ、散る花の儚さを憂いながらも。 いつしかこの愛しい契りの確かさと、そしてなにより、本能的な陵辱の悦びが――― つながりあった場所からの熱とともに、ドロドロに溶けて、自分を侵食していくような感覚を覚えた。 「・・・和音・・・っ」 「!!・・・あっ・・・ああああああああっ」 「!・・・くっ・・・」 そして予想より一瞬早く、和音さんの身体はしなやかにたわみ、跳ね。 それに強い衝撃を感じた私もまた―――同時に、彼女の中に滾る欲望をそそぎこんだ。 爆ぜる意識と混ざり合う体温。 その瞬間、私の腕の中で・・・確かに少女は、「女」になった。
「・・・煙草、吸ってもいいですか?」 「うん。」 「なんか映画みたいだな。・・・ね、シた後の一服って、旨いの?」 「旨いというか・・・ま、一種の精神安定剤みたいなものかな・・・」 「なんで・・・不安定?」 「ん・・やっぱり、罪作りなことしちゃったのには変わりないですからね・・・。」 「・・・後悔してんの?」 「それは、してないです。してないけど、やっぱり少し胸は痛むというか。」 「・・・でも私は何も変わってないぞ。気にすんなよ。」 「変わりましたよ。これでまた私の心配の種が増えるわけです。」 「ああ?」 「私の見ていないところで・・・どんな男が言い寄ってくるかもわからないわけですから。」 「女以外にモテたことなんかないけどなぁ。」 「・・・とにかく、今度から寮と斉木の家の往復くらいは私が送りますから。 ―――あの二ノ宮さんとやらにも、そうきっちりお伝えくださいね。」 「? だからなんでそこに先輩の名が出るんだよ。」 「いいから。」 「わかったわかった。」 「それから和音さん、やっぱり約束はちゃんと守ってくださいね。」 「約束?」 「旦那様達が帰ってくるまで、ここにいらっしゃい。」 「・・・はーい。」 「―――返事は短く。」 「―――はい。」 「それから」 「・・・まだあるのか」 「上期が終わったら・・・寮から家に・・・戻ってきませんか・・・?」 「―――うん・・・。」
「ま、でも私もこれから仕事により一層力を入れなきゃなんで、あまりかまってやれなくなるかもしれないですけどね。」 「は?なんで。忙しくなんの?」 「・・・そりゃもう。社長に今まで以上に認めて貰えるよう頑張らないと・・・」 「なんで・・・・・。・・・・・あ・・・・・」 「お。珍しく鋭い反応。」 「・・・べ、別に、今時、即、責任とろうとか思わなくていんだぞ・・・?」 「あ、そういうことを言われるなんて心外だな。むしろ貴女を手に入れる為に野心が出てきたってくらいなのに・・・ ―――それとも、やっぱりだいそれたことだと思いますか?」 「お、お父様なんか私より俊介のほうがお気に入りなんだから・・・止められるとしたらきっと理由は逆だと思うぞ。」 「逆って?」 「『俊介、本当に和音でいいのか!?苦労するぞ―』なーんてな。」 「クス。確かに苦労はしそうですけど。 ・・・でもねぇ。なんせ10も歳が違うんですから・・・世間一般的に見てもやっぱり私の願いのほうが無謀じゃないですか?」 「・・・今年30になろうとする男のわりには、えらく情熱家で精力的だと思ったけどな・・・」 「それは・・・そんなふうにさせたのは誰です?」 「う゛」 「ん?」
「だ、だけどさ」 「はい?」 「・・・コドモできたらどうしようか。」 「!!」 「冗談だよ。大丈夫だって・・・ま、たぶんだけど。」 「全く・・・脅かさないでくださいよ・・・それが一番旦那様に顔向けできないことなんですから・・・」 「でもまさか・・・俊介が、その、ムニャムニャ・・・するとは思わなかったから、さ。結構危険ではあるよなぁ?」 「〜〜〜誰かさんの感度の良さに、間に合わなかったんですよ!まったくもう。 ・・・・・でも、あと一呼吸と思ったんですけどねぇ。なぜかな?」 「・・・・・///。」 「ねぇ?」 「わ、わかるかそんなこと」 「でももしも・・・」 「うん?」 「子どもができたら・・・」 「・・・・。」 「・・・・・産んでくれますか?・・・俺の子。」 「・・・・・うん。」 「女の子だったら、今度こそ、搨キけて、たおやかな、はにかみ屋さんに育てなくては。」 「・・・・・。懲りない奴。」
「なぁ」 「はい?」 「・・・もっかい、名前、呼んで」 「和音さん」 「〜〜〜っ。そうじゃなくて///」 「―――和音」 「・・・ん。へへへ・・・///」 「・・・そういう、可愛い顔をされると」 「ん?」 「男って弱いんですよね・・・」 「あっ、ばかっ、どこ触って」 「あ」 「ん?」 「・・・そうか。最後の決め手は、これでしたか」 「決め手・・・って・・・あ゛・・・ ///」 「ふーん」 「!!なっなんだよ、さっ、さっきまでの苦悩はどうしたんだ!ん・・・んんっ」 「ま、『後悔先に立たず』ってことで。いつまでもクヨクヨしててもしょうがないですからね。 それによく考えたら・・・他の誰かに貴女を奪われるよりずっと良かったわけで・・・ 今後のことは、『求めよ、さらば与えられん』」 「こ・・・この、ご都合主義者・・・あ・・・・・・ふ、ぁ、やめ、」 「しかし、踏み越えてしまったら踏み越えてしまったで、また教えることがたくさんできてしまったw」 「教える・・・って・・・あ・・・ああっ・・・こ、この・・・エロ養育係〜〜〜っ」 「逃がさないですよ・・・なんといっても、私達の休日はまだ始まったばかりなんですから・・・」 Fin.
874 :
776 :05/01/25 02:43:41 ID:IaiYzyCA
ぷはー。やっと終わらせることができました! 最後はちょっと会話文展開へと簡略化させてもらいましたけども。 まぁ雰囲気だけ楽しんでくだされば・・・ (なんといっても大好き睦言シーン。どうしても書きたかった^ ^;) とにもかくにも、嬉しい感想&励ましのお言葉をくださった方々、 そしてこっそりでも辛抱強く読んでくださった方々、本当にありがとうございました。 途中忙しくなってしまったりして、サジ投げ寸前だったこともあったのですが 「待ってます」なんて言って貰ったりもしたのでがんばって最後まで書けたのだと思います。 でも自分的にもかなり楽しかったかも。 (うーんサイト作っちゃおうかなぁw) >864さん あああ引越しの心配までwありがとうございます。ほろり。 でもこれでこっちは一段落なんで、今後は新しい生活本腰入れてがんばるぞっと! 最後に・・・ 鹿児島の方角へ向って・・・ ご、ごめんなさいっっっ
>>776 タン
GJGJ!! ありがd!!
つ.......... 麦チョコイッパイドゾー
876 :
776 :05/01/25 07:01:30 ID:IaiYzyCA
ああっ麦チョコまでv 遠慮なく頂戴します・・・もぎゅもぎゅw
>>776 タン
GJです!朝っぱらから覗きにきて良かった!
俊介さん格好良いよ〜。
エピローグの会話も微妙な甘さがらしくて素敵です!
>>776 タン
…………ハー……堪能しました〜GJ!
幸せなエロエロはいいなー、(;´Д`)ハァハァ
パンプキンチェーンの名物かぼちゃプリンどぞ つД
うはぁ〜、しあわせっす。 またのSSをお待ちしてます。 ・・・・GJっ!!
880 :
776 :05/01/26 00:12:08 ID:WSDa/mNc
このスレは褒め上手な方が多くてくすぐったいなぁ。 初2ちゃん・エロでびぅがここで良かった〜 かぼちゃプリン美味そうw お礼に最後のおまけ投下しちゃお。
その数日後――― 和音さんが久しぶりに実家に帰ってきていると聞いて、遊びに行った帰り道の 史緒さんと柚子さん。 史「・・・なんかあったな、あの二人」 柚「あっ史緒さんもそう思った?実は私も、なんか変だなーと思ってたんだぁ」 史「和音ってば普段よりずっと気だるげだったよなぁ。久しぶりの実家なのに。楽しそうなのは楽しそうだったけど・・・」 柚「若月さんは、なんだかソワソワして落ち着きがなかったし・・・」 史「なんかワシら、いかにもおジャマ虫って感じしなかったか!?」 柚「・・・・・今週一杯まで二人っきりだって言ってたね。」 史「あんなに広くて静かなお屋敷に二人ってのもなぁ〜」 柚「・・・・・。」 史「・・・・・。」 柚「・・・・・とうとうアンドレがしびれを切らしたのかな」 史「いや、やっぱりそこは・・・オスカルが誘ったんじゃないの」 柚「うひゃひゃ。やるなぁ和音さん」 史「ま、なんにせよ、私らのアドバイスは正しかったということで!」 柚「寮に入った甲斐もあったってものだね。やっぱ距離が愛を育むって本当だなぁ〜」 史「少女漫画のお約束だよなw・・・柚子さんも試してみたら?」 柚「だ、誰が誰に試すんだよ」 史「なんといってもセンセはほんまもんのイギリス紳士だからなぁ。自制心強そうだしさ」 柚「そ、それはそれでいーじゃんか・・・。でもさー若月さんも紳士的に見えるけどねぇ?」 史「いやあのタイプは意外と・・・」 柚「意外と?」 史「あーいうストイックそうなのに限って・・・溺れたら独占欲が強いと見た」 柚「・・・ベルばらだねぇw」 史「・・・だなぁw」
柚「・・・史緒さんも、大学でいい人いないの?せっかく共学なのに」 史「ん〜〜〜友達として面白いのは何人かいるけどな・・・でもあまりの品の無さについていけん。 なんだかんだいって私もミカエルナイズされてんのかな」 柚「わはは、そりゃああの兄ちゃん殿下と一緒に暮らしてれば・・・そんな感覚になるよぉ」 史「う・・・」 柚「やーいブラコン」 史「るせーやい」 柚「ともかく、次こそ和音さんには白状させなきゃね〜」 史「若月さんの居ない時をみはからってな。次は酒持ってくぞ酒!」 一方、その同じ夜。 「なぜ?なぜなの!?いつもいいところまではいくのに・・・ どうして私は結婚できないのよぅ〜〜〜〜〜っ!!」 とある都心のバーでは、そういってくだを巻く桜井敦子様の姿があったという・・・。
桜井敦子様といえば「諸君私は戦争が好きだ」の改変ネタが 忘れられないw
完結してる!作者様、乙&GJ! 楽しませていただきました。 桜井敦子様、そのままのあなたでいいんですよ…
お気楽極楽な川原キャラの中で、敦子様だけなんかちょっと不幸だよな。 振られるキャラは他にもいる(カモメ眉毛とか)が、 彼女自身にはそれほど悪いところはないのになあ・・・
>776 乙です! このところ怒涛のように川原作品を読み返しちゃう毎日。 このスレ見てから読むと、バビロン1話の友理なんか 昔とは全く違って見えるもんね。 仁希を見る横目とか、至近距離での「・・・」とか、 「特別な存在なんですね!」にも後ろで「・・・」とか。 ほんとは仁希のこと深ーく愛しちゃってる友理なんて・・・なんて・・・ も、萌え死んだよ・・・
>886 あー私もバビロン読み返しちゃいましたヨー。 確かに「・・・」多いよ!見つめあっての「・・・」とかさ! 今になっての新しい発見・・・ Discover Japan…w ところで私は俊×和脳内妄想派ではあるけれど 「空色の革命」に限っては、 こ、これは・・・むしろ俊×和より総一郎サマ×俊介さんなのではと・・・苦悩してみたりもw いや、801ダメなんですけどね。 なんかねぇ〜;;( ̄д ̄a若い総一郎サマもかっこいいですしねぇ。 やっぱ川原センセ版「大人の男」は天下一品だぁー。 でも、なんといっても俊介さんの詰襟姿がイイ!! もしかして「父兄」参観とかも行ってたのかしらん。 お、おいしい話だ・・・。(脳内でw)
あ・・・盛り下がってる。淋しい。しょんぼり。 こうなったらワタシが再びタイコ持ちにw またもスレ常駐、oKスか? なんせこの大寒波。片付けも放って(実際寒くてやってらんねーや)ぬくい部屋にこもって、 チマチマ話書いちゃいました。 でも「らしくなくても」設定、まんま持ってきて(相変わらず俊×和好きです) 続編みたくてしつこいかなーと思ってはいるんですが。許可? しかも今回はエロ無しで。 無しってゆーか、エロ妄想誘発程度?で・・・
889 :
名無しさん@ピンキー :05/02/02 11:54:21 ID:oH3m6Oia
>776 ばんばん書いて下さい!!!あなたのファンになりました。 エロがあろうが無かろうが楽しみにしてます!!!
おおぅ即レスありがとうございます〜>889さん よーし調子にのっちゃうぞーw では、その後の斉木家ってことで。妄想発動だいっ 今度は和音さんVer.ですだ。↓
蜜月 和音×俊介 斉木家のお風呂は、贅沢にも総ひのき造りである。 充分な湯量の浴槽に浸かりながら、あーやっぱり日本人は風呂だよな、ふぃ〜〜〜などと くたびれたオヤジのようなことをつぶやいている和音さんである。 風呂場全体が広いともなれば、お手伝いさんがいない今は、掃除が大変ではあるけれど。 でも、その、お手伝いさんすらいないということ自体が逆に贅沢なことなので それくらいの手間も苦労のうちに入らないかなとも思う。 俊介と、二人きり。 本当の、本当に、二人きり。 しかももう互いの関係は、ただの会長令嬢と養育係のそれではない。 (やっぱ、ほかに人が一人でも休暇をとらず残ってたら、こんなことにはならなかったよなぁ。) 怒涛のように展開したこの数日は、なんだか今でも夢心地。 だが体に残るほんの少しの違和感となんともいえない気だるさが、この満たされた気持ちを現実につないでいた。 「・・・しゅんすけ。」 ぼそりと名を呼んでみると「なんですか?」といつもの低くて優しい声が、今は抱きしめられるように背後から聞こえたような気がして 「・・・・・///。」 誰も見ていないのに、途端に恥ずかしくなり、ブクブクと湯に沈んでしまう。 (い、いかんいかん。またのぼせてしまう。) ぷは、と頭をあげて天井を仰いだ。 昨日、初めて男の人に抱かれて。 しかも結局そのまま・・・日が傾く頃まで離して貰えなくて。 夕方になってようやく体を湯船に沈めた時はすでに体力も限界で・・・そのまま浴槽の中でへたってしまったのだ。 その後いつまでたっても風呂場から出てこない私を俊介が慌てて救出しにきたのは言うまでも無い。 (だ、大体、見かけに騙されたよな・・・日頃澄ま〜した顔をしてるくせに・・・俊介のムッツリスケベ・・・) ザバーッと勢いよく湯からあがり、少し冷ためのシャワーをサッとあびる。 火照った体と心に、ひんやりとした刺激が気持ちよかった。
大判のバスタオルに身をつつんで、そのまま濡れた髪まで拭く。 すると横の鏡に映った自分の裸身が目に入って、どきりとした。 そこかしこに残る、情欲の紅い痕。・・・昨日はあまりに疲れていて、気づかなかったけれど・・・ (ちょ、ちょっとこれ・・・寮に帰るまでには消えるんだろうな!?) そういえば、最初は肌の上を滑るだけだった唇は、徐々に激しく熱を残していった。甘く、痛みを覚えるほど、強く。 (こんなとこにも・・・いつつけたんだか・・・。部活の着替えの時、どうすんだよ・・・) 正面向いて指で跡をたどっていると・・・自然と昨日の痴態が思い出されて、体中の血が沸騰しそうになる。 真昼の情事だったわけだから、当然相手の顔も真正面から目に入った。 力の入らない体を好きなようにされて、さほど自分に余裕はなかったけど、でも、それでも。 初めて見る、俊介の「男」の顔・・・。 俊介が自分の姿を小さい頃から知っているように、和音もまた、少年の時からの彼の顔を覚えている。 だがそれまでに知っていたどんな表情よりも、ベッドの上での彼は精悍で、情熱的で ・・・色っぽかった。 あの時自分に囁きかけた甘い声を、理性と欲情の狭間でゆらめいている眼差しを、 汗に濡れた艶やかな黒い前髪を、熱く乱れる吐息を、思い出す。 体の奥が自然と疼き、鏡に映る自分の顔は、独りでに赤い。 「〜〜〜〜〜〜っ///」 (ダメだ・・・こりゃ重傷かも。) 額を、冷たい鏡に押付けて、バクバクいっている心臓をギュッと手のひらで抑えた。 こんなにも、俊介に溺れている自分に気づく。 (だけどワタシだって・・・まさか今回こんな展開になるなんて思わなかったしな。)
でもやはり、急に「男と女」というのも照れくさい。朝、隣で目を覚ます瞬間とか。 御飯を食べたり、散歩にいったり、何かしてる時はいいのだが 何もしてない時の、間が困ったりもする。 俊介的にはそれが自然なのかもしれないが、明らかに扱いが「フツーの女のコ」に対するもののように変わってしまうと それはそれでどうしたらいいのかわからない。 しかも、当然・・・今日もやってくる、夜。 朝、昼と続けば次は夜なのだ。 最初の行為こそ朝とかいうイレギュラーなものだったが、やはり普通は恋人同士の時間は夜なのであろう。 昨夜はさすがに腕に抱かれて眠るだけだったけれど (やっぱり今夜は・・・また・・・かなぁ。) 一度目より、二度目のほうがはるかに勇気がいる―――そんな気がするのは自分だけなのだろうか。
リクエストして良いですか?ヴァンデミエールのエロエロ覚くんが 蕗ちゃんにいろんな事を教えるお話がみたいです!!! どうにもこうにもわたしにはエロは書けないので…
>>893 タン
素敵すぎです…
このカポーが一番好き。
これからもお願いしますね!!期待してます!!
>776 朝から楽しませて頂きました。相変わらず顔がにやける面白さです 次もばんばんお願いします!!!
>>776 GJ!!
和音さんかわゆいなぁ……うへへ
>日が傾く頃まで離して貰えなくて。
俊介、初心者相手に半日仕事かよ!w
思いの丈をぶつけすぎですよ! GJ!(え?)
続きもお願いしたいです!
>>894 私も読みたいな〜いいカプですよね…
>>776 GJ!!
暫く目を離した隙に完結しておまけまでついてたか!
何とも言えない巧さです。勉強になります。
次の降臨もお待ちしておりますよ〜。
先般殿下×史緒投下した者です。 776氏に触発され、841氏に触発され……。 エロなしですが、また書いてしまいましたとさ。 時系列はあんまり考えずに投下。えい。
ん……朝か? 眠い。もうちょっとだけ……。 ほら、にーちゃんだってまだ寝てるし。 ……ん? にー、ちゃん? しまった! やっと目を覚ました私は、文字通り飛び起きてから隣と時計とを何度も見比べた。 うわ、やば……11時、過ぎてる。 昨日、あのまま寝ちゃったんだ。どうしよう、今からじゃ自分の部屋に戻っても……。 いや、多分間に合わない。 今日は世間的に休みとは言え、この家に住んでるのは私たち兄妹だけじゃない。 もうこの時間ともなれば家の中を掃除したり食事を用意したりする人間が立ち動いている筈だ。 迂闊に私がパジャマ姿でにーちゃんの部屋から出て来たところを見咎められでもしたら。 ――考えたくもない。 私たちのことがバレたら、本当に洒落にならない。 だから、いつもはむにゃむにゃ……の後は自室に戻ってから寝ていたのに。 何故か昨日に限ってなかなか離してくれなくって、気が付いたら寝こけていたらしい。 諸悪の根源は、まだ起きる気配もない。っんとに、能天気な殿下様なこった。 「にーちゃん、にーちゃん! もう昼だぞっ」 興奮したまま裸の上半身を揺すって起こすと、にーちゃんは目をこすりながらぼそぼそと呟いた。 「……ん、何です、そんな大声出して……」 「自分の部屋に帰りそびれたじゃねーか、どーしてくれるんだよ」 「史緒さんの部屋に……?」 ちょっとばかし寝惚けていたらしい。鸚鵡返しに呟いた後、ああ、とこともなげに流しやがった。 そしてそのまま再び目を閉じようとするのを全力で阻止する。 「ああ、じゃねーだろっ」 「落ち着きなさい史緒さん」 半強制的に二度寝を諦めたにーちゃんは私の手を引き、捕らえた私の指先に自分のそれを絡めたりして遊んでいる。 何を悠長な……。 「昨日……史緒さんには言いませんでしたっけね?」 「何をっ!?」 「今日は、使用人の皆さんに暇を出しました」
は? 「……聞いてない」 何だそれは。私は思わず脱力した。 「たまには史緒さんと二人っきりでゆっくり朝寝を楽しみたいなと思いまして」 にっこりして言うことか、それは。 「……ばか……」 私は、それだけしか返せなかった。 起き抜けから一人で大慌てで騒いだりして、ばかみたいじゃないか。 昔からそうだ。私が何かっちゃ大騒ぎしてる横で、にーちゃんはまるで他人事のよーにのほほんとしてる。 器がでかいとか泰然自若としてると言われればそーかも知れないけどさ。 私はまるで置いてけぼりを食った、間抜けなピエロみたいな自分に気付いて情けなくなるんだ。 「史緒さん?」 肩を落として俯いた私を覗き込むようにしてにーちゃんは身を起こす。 「ねぇ、史緒さん、どうしました?」 いつもマイペースな殿下が、ちょっとだけ焦っているようにも見えなくもない。 いい気味だ、とは思うものの、口からはフォローの言葉が勝手に出ている。嫌な条件反射だ。 「んにゃ、何でもない……何でもないよ」 「そうですか……良かった」 言い終わらないうちに、抱き締められた。 昨日の余韻が残った甘い体温を直に感じて、思わず顔が赤くなる。 思えば、こうして一緒に朝を迎えたことなんて皆無に等しいんだった。 ……どんなツラして、にーちゃんを見ればいいんだろう。 「また、史緒さんに要らぬ心配をさせてしまいましたね……」 続く声が、まるで睦言のような甘さを伴っていることにびっくりする。 もう昼だと言うのに、何で……。 何度も手櫛で私の髪を梳りながら、 「責められるべきは僕なのに、いつも史緒さんが神経をとがらせている。 たまには、あなたと一緒に朝までまどろんでいたかっただけなのに……」 「…………」
ちりちりと、胸の奥が焦げそうだった。熱くて、締めつけられるように音を立ててきしむ。 嫌だ。そんなこと言わないで。 責められるべきなのはにーちゃんだけじゃない。それは、私も同じだから。 違う、と言おうとして顔を上げた。 だけど、何故か喉の奥で引っかかって出てこない。 にーちゃんが驚いたように目を見開いた。 「史緒さん、泣かないで」 「え……、泣いてなんか」 そのとき、初めて、自分の頬を何か水滴のようなものが流れ落ちていることに気が付いた。 泣いてる? にーちゃんは長い睫を伏せて顔を寄せてきたかと思うと、ついばむようにしてそれをすくい取った。 「くすぐったい……」 涙をすくい、舐め取って、それでも尚頬や瞼や額に口付けを落としていく。 そして、少し躊躇したような間を置いてから、唇に触れた。 軽く触れるだけのそれを何度も繰り返し、やがて深く求めるように。 ――そのとき、カーテンに揺られ角度を変えながら窓から零れる日差しに気が付いた。
そうだ。夜じゃない。もう昼なのに、こんな。 我に返った私は抵抗して顔をそむけた。 「……だめ、だ」 「どうして?」 にーちゃんは本当にどうして私が抵抗しているのか判らないという顔をしている。 判ってないのはそっちの方だ。 でもそれをちゃんとした言葉で説明する気にはなれなかった。 言葉に出して説明するということは、自分で再確認してしまうことも兼ねてしまうから。 そんなことすれば、また一人でへこんでしまうのは目に見えている。 「こんな、昼間に……もう、起きよう。昼メシ、作るから」 宵闇の暗さの中にさえも、私たちの秘密は塗り込められていないかも知れないのに。 ましてや、こうして一緒に眩しい日差しを受けていることなんか赦される二人じゃない。 こんな明るいうちにこんな風にこんなところにいちゃダメだ。 陽に透けるにーちゃんの色素の薄い髪、どちらかと言えば白い肌。 仄かな明かりの下でしか見たことのないにーちゃんの身体。 それをこうして日の光の下で見ているなんて、ありえない。 どれだけ抵抗しても、腕を緩めてはくれなかった。 「嫌です。今日は離しません」 その科白に、昨夜の痴態をまざまざと思い出してしまって私は一瞬だけ固まる。 今日のことは確信犯で、だからあんなに……いや、それはそれで、置いとこう。 自分たちを禁断の関係だと、悲劇の主人公だと自己満足の世界に浸ることなら簡単だ。 でも現実は、そんなことに浸れる程ぬるくはない。 だから、誰にも知られないように、私が。 背中に回された手が私を更に引き寄せ、髪を撫でていた手が私の顎を持ち上げた。 「史緒さんは、もう何も難しいことを考えないでください」
私が。 知られないようにしないといけない。 私だけが。 何とかしなきゃって、いつも。 ――そうじゃなかった? まるで、見透かされたようだった。何もかも。 いや、きっとずっと前から見透かされてたんだ。にーちゃんはカシコイから口には出さないだけで。 やっぱり私はピエロのよーに一人でぐるぐるしてたんだ。 にーちゃんが何も考えていないと決め付けて、独り善がりな思考の渦に自ら陥っていたんだ。 ちゅ、と唇にこどものようなキスをして、にーちゃんはいつものようににっこりした。 「考えられないようにしてあげましょうか?」 「ばかっ」 「……ほら、いつもの史緒さんだ」 反射的に悪態をつく私を見てくすくす笑いながら、にーちゃんは私諸共ベッドに沈み込んだ。 首筋に唇を這わされて、変な声が出そうになるのを我慢する。 パジャマの前をはだけられている途中で、手が止まった。
「史緒さん」 「……あに?」 変に意識しているせいで、却ってぶっきらぼうな物言いになるのは仕方がなかった。 「パジャマのボタン、途中からずれてる。これで誰かに会う方が恥ずかしいですよ」 「う、うるさいっ」 確か、昨日は解放されてそのまま寝てしまう前に気力だけで着たんだ。 それだけで精一杯だったんだから、ボタンくらい多めに見ろっ。 「史緒さん」 「……あに?」 「信じて貰えないかも知れませんが、愛してますよ」 何の予告もなくそんなことを言うから。油断してた。 「……ばか。ばかばかばか。っうあ……っ」 急に。 涙が何処からか湧いてきて、止まらなくなった。 何だこれは。私の身体の何処に、こんなにも余剰水分が潜んでいたんだ。 「うわあああああんっ」 いつもならこんな無様なサマを見せることなんてしないのに、おそらくさっきので何かが決壊したんだろう。 嬉しくて、なのか。 悲しくて、なのか。 何故だか判らないけど、私はわんわん泣いてしまった。
私の上にいた筈のにーちゃんがいつの間にか隣に移動して、腕枕をしてくれていた。 どれくらい泣いていたんだろう。久方振りにえらく豪快な泣き方をしたような気がする。 それこそ子供が訳判んなくなって大泣きするみたいに。 気が付いたら涙は収まり、しゃくりあげてる自分がいた。 「情けない。また泣かせてしまった」 見上げると、そこには苦笑する殿下。 「……んだよ。女泣かせの一臣殿下なんだから、っく、女の泣き顔なんて見慣れてるだろ」 「史緒さんだけは泣かせたくありませんもの」 「…………」 ひっく。 空いている方の手で私に触れてくるにーちゃんは、ふと思い出したように、 「ああ、でも、史緒さんは負けず嫌いだから泣くのを我慢するのもよくない。 だから、たまには泣いてくれたっていいかも知れません」 どっちなんだよ。 「何で、っく、……ちゃんは、……ひっく、いちいちそんな……っ」 「何ででしょうねぇ」 私の頭を抱き寄せて、嘆息したようだった。 そうして暫くそのままで。表情は見えないけれど、何かを思案しているようにも取れる沈黙。 「史緒さんは、僕の大事な人だから」 「ひっく」 「……それは、どういう意味の返事ですか?」 「っく、し、らな……」 ふむ、と再び息を零し、私の頬に手を遣る。 「ああ言えばこう言う。史緒さんは、今まで一番口説きにくい」 「っるかったな……ひっく」 「まぁ、その方が落とし甲斐があるってもんです。……睨まないでください」
明かりを落としたままの部屋に、たっぷりの日差しが注ぎ込んで私たちを包み込んでいる。 昼間に見たことのないよーな顔で、にーちゃんが私を見ている。 てことは、当然私の顔も見られている訳で……。 は、ずかしいじゃねぇか、もっと分厚いカーテンはないのか! 「逃げちゃだめですよ、史緒さん」 自然とシーツを頭から被ろうとする私を引き止め、指を絡めて優しく押さえつける。 「――三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい」 何処かで聞いたことのあるフレーズを、にーちゃんは私の肌の上で歌うように紡いだ。 ええと、何だっけ。あ。都々逸だ。 「殺し」なんて物騒な単語があるけれど、その裏に隠れているのは例えようもなく甘い誘い。 「……そんな気分なんですよ。付き合ってください史緒さん」 「もう昼だぞ」 「細かいことは気にしちゃいけません」 指先が胸元へと滑り落ちる。掛け違えていたボタンを全部外して、 「跡、いっぱいついてますね」 急に言われて何の話をしているのか瞬時に理解出来なかった私は、自分に向けられた視線を辿る。 私の身体。 そこにあったのは、昨夜のうちににーちゃんが咲かせた無数の赤い花。 「……っ」 うわ、あ、やだ、見るなっ。 そう言って暴れるけれど手を押さえられているせいで身体を隠すことも出来ない。 身を捩じらせてのたくるだけの私は、さぞや滑稽なことだろう。
「でも、また、これからつけるんですけれどね。何か、史緒さんが扇情的だし」 「違……っ」 くすくすと笑いながら、胸元に頭を埋めた。私は咄嗟に、何だかとても間抜けなことを訴えた。 「見えるよーな、ところにつけな……」 「そんな失敗はしませんよ」 なんて、大胆不敵なことを言ってのける。ちくしょう、何だっていつもこんな余裕綽々なんだ。 いつもいつも、私がばかみたいじゃないか。 そんな私の気も知らないで、殿下は。 肌に滑らせていた唇を僅かに浮かし、いつもの典雅な口調でさらりとのたまった。 「ねぇ、史緒さん。今日は離さないと言ったでしょう?」 ちりちりと、時折私の胸を灼き焦がすちいさな熱い棘。 けれど、それはこの人を想うことで存在するものならばこの先もずっと消えないものになるだろう。
ウチの史緒さんはいつも考えすぎw >899 しまった、IDが…(汗)
>>910 様
ステキ!丁寧なレスもまたステキです!
912 :
776 :05/02/07 03:16:33 ID:ECpAAzzN
きゃー!!>900さん 素敵です〜vv 素敵です殿下ぁ〜 >「史緒さんだけは泣かせたくありませんもの」 言いそう!言いそうですよ!萌えもえ〜〜vv やっぱいいですね朝(昼?)エチーは・・・ いやぁ、やはり若い身体には陽の下エチーですよ!!(ハッ何を言ってるのだ私は←どうも深夜だから壊れ気味なのでは・・・) ところで>894さん すみません〜私実は今までヴァンデミ・カポーの話を考えてたんですが・・・ どうも私の中では「優しい覚くん」が強くて、エロエロ覚くん・・・難しいヨー; (って私など全然およびでない?いやん、そりゃそうだ(^^ゞ) ああでもどなたか書き出してくだされば啓発されちゃうかもですが・・・ やはりここは共に神光臨を待ちましょうかーw (リレー小説なんかも憧れちゃいますが。どうです?アナタも堕ちてみませんかw) それはそうと、俊×和、892と893の間が一段落抜けておりました・・・(ノд`)゜・゜ まぁ和音さんのモノローグなんで無けりゃ無いでいいんですけど 一応補足しときますかな・・・↓
・ ・ (だけどワタシだって・・・まさか今回こんな展開になるなんて思わなかったしな。) 本当は、一昨日、酒の勢いで感情が暴走してしまった時でも、 自分の「好き」という気持ちはまだ本当に幼いものだった、と思う。 他の誰にも、俊介を取られたくなかっただけだ。 自分のことだけ考えていてほしくて。 (・・・いわゆる、一方通行だと思ってたんだけどなぁ〜。) だが一つの願いは、かなえられてしまえば、すぐに次の願いを連れてくる。 自分ももう大人だって、そう証明したくて。・・・証明してもらいたくて。 もっと触れたくて。触れてもらいたくて。 誘惑してみたくて。 夢中にさせたくて。 でもやはり、急に「男と女」というのも照れくさい。朝、隣で目を覚ます瞬間とか。 御飯を食べたり、散歩にいったり、何かしてる時はいいのだが 何もしてない時の、間が困ったりもする。 俊介的にはそれが自然なのかもしれないが、明らかに扱いが「フツーの女のコ」に対するもののように変わってしまうと それはそれでどうしたらいいのかわからない。 しかも、当然・・・今日もやってくる、夜。 朝、昼と続けば次は夜なのだ。 最初の行為こそ朝とかいうイレギュラーなものだったが、やはり普通は恋人同士の時間は夜なのであろう。 昨夜はさすがに腕に抱かれて眠るだけだったけれど (やっぱり今夜は・・・また・・・かなぁ。) 一度目より、二度目のほうがはるかに勇気がいる―――そんな気がするのは自分だけなのだろうか。
「―――和音さん?」 「は、はいっ!」 ドンドン、と脱衣所の扉をたたく音でハッと我に返り、慌ててパジャマを着る。 「な、なんだよ。」 「あ・・・良かった。あんまり長い間出てこないので、もしかしたらまた湯当たりかなにかしたのじゃないかと思って。」 「だ・・・だいじょぶ。」 「そうですか。おや。」 「あん?」 「随分と可愛いらしいパジャマ姿で。珍しい。」 新しくおろしたパジャマは今まで愛用していたシンプルなメンズ仕立てのラインとは違って 幼稚園生のスモッグのようなブラウスととサブリナ丈のパンツ。 鎖骨が見えるほど広く開いた襟元にはしぼりのリボン紐がついている。 それは受験シーズンが終わった頃、いつもの猫かぶり三人組が、超・ハイな気持ちで街に買い物に出かけた時に見つけたシロモノ。 色がミカエルの制服ともちょっと似てるってんで、意気投合して、皆でお揃いで買ったのだ。 「こ・・・これはだな、柚子達と卒業記念にって一緒に買って・・・デ、デザインは、あいつらの趣味なんだからな。」 へぇ、と目を細めながらも不躾にじろじろと見られる視線に、なぜかしどろもどろになってしまう。 (そ、そんなに見なくてもいいじゃんか・・・ワタシゃ珍獣か)
「ど、どうせ!似合わないけど!!」 そりゃあ、散々よれよれのパジャマ姿見てるわけだから、驚きもするだろうけど。 そりゃあ、史緒の趣味で、よりにもよって「はにわ」柄で、無意味にかわいかったり(?)するけれど・・・。 (う〜なんでこんなに意地にならにゃーいかんのだ) なんだか少し悔しくなってしまって、ぷく、と頬をふくらませてそっぽを向いてみる。 「・・・誰もそんなこと言ってないでしょう。似合ってますよ?『馬子にも衣装』」 「・・・褒めてないだろそれ。」 がくり、と肩が落ちて、やっぱりジャージにしとけば良かったかなぁなどと後悔していると。 「冗談ですよ。可愛いですって。本当に。」 俊介は笑いながらそう言ってちょっと前かがみになったかと思うと、ちゅ、っと音をたてておでこにキスをした。 (〜〜〜!!こ、この男は〜〜〜っ/// ) どうしよう、このままだと、ホントに深みにはまってしまって。 体だけでなく、気持ちまで、急に「女」になってしまうものなのか。 「でも新しいパジャマって、意味ありげだと思うんですけど・・・それは、期待してもいいってことですか?」 「へ?」 離れ際に覗き込む悪戯な瞳に、同じく風呂上りで今は降りてしまった前髪がサラリと揺れて、 ・・・俊介が少し幼く、というかまるで同世代の男のコのように見えて・・・誘惑の台詞とともに甘く胸をかきむしる。 「あ、イヤ、・・・ほ、他にパジャマの替え持ってくるの忘れただけなんだ!べ、べつに、俊介のための、格好なんじゃないぞ!断じて!!」 「へぇ〜」 クスクス笑っている顔が憎らしい。 憎らしいのでポカポカっと軽く拳で俊介の広い胸をたたくと、その手をとられてあっという間に腕の中に抱きとめられてしまった。
916 :
776 :05/02/07 03:28:14 ID:ECpAAzzN
えーとw 皆様の妄想力をかきたてるのが目的なんで ぼちぼちいきますw ふふふふ… ああっ ういろうやきしめんを投げたりしないでねw
つ□ ういろうドゾー つミ きしめんドゾー
素敵にレベルの高いスレだ もぎゅもぎゅ……(ういろうを食する音)
>>776 あなたに謝らなければいけないことがある。
「蜜月」を読み出してすぐ、
総ひのき造りの風呂。
和音さん。
俊介と、二人きり。
この単語だけで「おふろdeえっち」だと早とちりして一人興奮してしまった。
が、すぐに単なる自分の妄想だと気付いた。
私の愚かな勘違いは謝ろう。
だから。
…おふろえっち書いてください。
おふろdeえっちイイネ! (*´д`*)ハァハァ
不思議だ。触れそうで触れない距離の時は心臓が爆発しそうなくらい苦しいのに、腕の中にいると安心する。 同じボディシャンプーの香が彼の体温と混じって自分を包む。 俊介の細くて長い指先が、まるで子猫でもあやすように何度も頬をくすぐって… (あ…なんか、気持ちいい、かも。) だが、その心地よい熱が、つと背まで降りたかと思うとふいにピタっと止まり、俊介は何かを確かめるように顔を首元にうずめた。 「ん…?和音さんちゃんと温まりましたか?身体、冷たいですよ?」 「あ、うん、あがる前に水のシャワー浴びたから…」 「水って…まだ夜は少し寒いんだから、ダメですよそんなことしたら。風邪ひいてしまいますよ。ああ、髪の毛も乾いてないし。」 そういって少し乱暴に髪を掬う。 「そ、それは、俊介が急かすから」 軽く睨むと「あれ、そうでしたか?」と首をかしげて苦笑する。 「仕方ないな。では私が乾かしてあげましょう。」 「え」 予測外の台詞に思わず点目になっていると、「ほらほら」と私の身体をクルリと回転させた。 「い、いいって。自分でやるってば」 「いいからいいから」 強引に背を押してまた脱衣所に戻る。洗面所の大きな鏡に嬉々とした俊介の顔が映った。
923 :
776 :05/02/09 16:26:01 ID:Gpo9lKED
うわぁすんませんシチュ萌えで…(しかも再度失速気味だし) ここにきて、いざぅpするとなると文章の歪みに気になるとこがわんさか出てきて。 …直してるうちに最初のメモ段階から少々方向がずれてきてしまいました…がーん (つまり焦らしテクにみせかけて、実態はそれだ!!←サイテー) しかもなんか先週から家人の帰ってくる時間が早く、目を盗んで書く時間が…切れ切れ(T T) そのせいか妄想パワーも切れ切れ(T T) このままではあの有名なヤ△無しオ×無しな展開になってしまうかも… ああ期待してた方すみません。 ていうか、>919さん 実は用意してた会話がニアミスだったので、ならばご要望に応えてそっちに持ち込むか!?とも思い 書き換えてみようかなとも試みたのですが そうすると収集つかなくなってしまったので…さすがに今回はちと見送りで(^ ^;; 今のが無事完結したら…完結したら…(って自信もなくなってきてるしw) う、でもおふろdeエチーって… 私が妄想すると…かなり…エチー…。そんなん俊×和でやっていいのかなぁ(誰か止めて) てゆーか、どなたか設定引き受けで(パロのパロか?)書いてくださってもよくってよ←高飛車 (文句があるならベルサイユにいらっしゃいw) >917さん 投げない?投げない?(投げられても拾って食うけどw) もぎゅもぎゅ… ちなみに空からマカロニが降ってきても、食いますぜ。もぎゅもぎゅ。
つ□ マカロニあげるから「おふろdeえち」書いてくだちぃ
>923 とりあえずモチツケ。
>>923 面白かったよん。ハァハァ
925の言うようにちょっと落ち着いたほうがいいかも。
ハシャギすぎると叩かれちゃうからねv
927 :
776 :05/02/10 08:08:46 ID:uwusteQq
あ…触っちゃいましたか。 そういえばここは2…個人サイトじゃない!ってね。忘れてました; すんません、ちょっと調子にのりすぎて?しまった様子。 これからは大人しく続きだけ書くので叩かないでくらはいね…orz
ブぉーと強風でドライヤーをあてながら大きな手が優しく髪をとかすのを 鏡越しに上目で見ていた。 「…そういえば、昔はよく髪の毛乾かして貰ってたよな」 「え、覚えているんですか?」 「うん」 鏡の向こうに、少年の日の俊介と子供の私が見える。 髪を乾かす僅かな間もじっとするのを嫌がった私を、俊介が辛抱強くなだめながら相手をしている―――遠い、あの日。 「すごいな。意外に素晴らしい記憶力ですねぇ…せいぜい小学生にあがる前くらいのことですよ?」 (「意外」は余計だ「意外」は。) 「覚えてる」 「じゃあもしかして…一緒にお風呂に入ってたことなんかも」 「…覚えてる、ぞ」 「…まいったな…」 少し勝ち誇ったようにフフンと笑ってみせると、俊介は照れくさそうに頭をかいた。 「一応、記憶が残らない年頃まで、と思ってたんですけどね」 「もう一年生なんだから、おねえちゃんなんだからって、一緒に入らなくなった時はワンワン泣いたよな…」 「そうでしたねぇ」 思い出を語るほど年は重ねていないけれど。 今だから振り返りたいのは何故だろう。 確かめたいのかもしれない、一緒に過ごした時間の長さと…重さを。 そう…きっと自分は、ありきたりに、急に恋に落ちたわけではないから。 「…正直、大変だった?子育て。」 「そうですねぇ。でも反抗期以外は大体、和音さん素直に言うことを聞いてくれましたし。 お行儀がさほどよろしくなかったのはともかくとして」 「わ、悪かったな」 「…ま、貴重な体験をさせて貰ったと思いますけどね」 (貴重…まぁ確かに、フツーは赤の他人である幼児の…しかも女の子の風呂の世話まで甲斐甲斐しくやらないよなぁ) 「でも考えたら贅沢なことですよね、私は誰より、貴女の人生を共有していますよ」 ね、と微笑む顔は本当に優しくて、見とれてしまう。
いつからだろう、俊介の言葉のトーンやこんなに柔らかくなったのは。 考えたらこのくすぐったささは、昨日今日のことではない気がする。 (な、なんだかやっぱり…調子が狂う…) 立ち居振る舞いや、勉強のことなんか、本当に厳しかった頃が嘘みたいだ。 (それともやっぱり、俊介も感覚が狂っちゃったのかな。ここ半年初めて離れて過ごしたから…) (…そういえば、離れてみたら何かが変わるかもだぞって…史緒がそんなふうなこと言ってたっけ…あれって) 「―――。」 「どうしました?」 視線をがっちり合わせられると、途端にさっきまで風呂の中で思い出していたアノ時の表情が思い出されて、 思わず勢いで目をそらせてしまう。 「い、いやその…ろ、ロリコンに目覚めなくて良かったなぁ俊介」 「全くですね。良かった健全な嗜好で。小さい和音さんも勿論可愛かったですけど…まぁ、また一緒にお風呂入るなら、今がいいですねぇ」 「な」 「しかも誰かさんは私好みのボディラインに育ってくださって。大変満足です。」 「なななな」 「あれま。どうしたんですか?和音さん…耳まで真っ赤。」 「るさい」 わかって言っているんだろう俊介の態度に、わかっていながら上手く大人な切り替えしができない。 火が出るんじゃないかと思うほど熱い顔を、両手で抱えると 「はい、おしまいっと」と言って俊介がパチリとドライヤーの電源を切った。 いつのまにか髪の毛がフワフワに乾いている。
「相変わらず、猫っ毛ですよね。気持ちいい…」 髪に指をからめる感触にふと目をあげると、うなじに唇を寄せる俊介と鏡越しに目があった。 (こ、これくらいで動揺しないぞ) けれど、意に反して身体が先に反応してしまう。 「…あ…」 「ん。イイ顔…」 「ちょ、ちょっと」 気がつけば私をがっちり両腕でホールドして、面白そうに首筋をついばみ始める。 「もう…しゅんすけ、の…すけ、べ…」 「男は皆そーいうもんです」 「…ん…」 すべる指先が、背中から感じる体温が、気持ちいいけれど。 (や…何考えてんだ俊介ぇ) さすがにこの構図は刺激的すぎる。 逃れるように前かがみにイヤイヤともがくけれど、優しい軛はそれを許さない。 暖かい手のひらが柔らかくこめかみから鎖骨をなぞっていたかと思うと…急にパジャマの裾から忍び込んできた。 「え…ちょっ…待っ…まさか…ここじゃ…」 「それは、オーソドックスにベッドの上がいいってことですか?」 (だっ、だから!そういう恥ずかしいことをサラリと言うな〜〜〜)
>「ん。イイ顔…」 ぐはあ。エロいぞ俊介! 続き待ってるよ。
おふろdeえちもいいけど、折角洗面所へ来たんだ。 大きな鏡の前でのえち、をキボン。
>>776 GJ!
>>「もう一年生なんだから、おねえちゃんなんだから
コレ、なんか可愛くて萌え…大弱り十代俊介と大泣きちいさい和音さん…
耳元に息をふきかけられ、背中にゾクゾクとした快感がはしる。 やわな抵抗は煽るだけだと教えられたけれど、それでも目の前の情景にとても身を任したりなどできなくて 俊介の手をそれぞれ自分の手で引き離そうと必死になる。が、やはりビクともしない。 「も…やめ…」 服の中に差し入れられた右手がゆるやかに胸をまさぐる。 「あ…」 触れたり触れなかったりの悪戯な動きに、たまらずのけぞって顔をあげると、 首筋をたどる俊介の薄い舌と、伏せられた長い睫毛が視界に入った。 それから、自分の…上気した、思ってた以上にやらしげな、顔…。 一昨日も、こんな表情を俊介の前にさらしてたかと思うと…わぁ、と叫んで逃げ出したくなる。 「や…ぃや、だ…」 「…もう、身体は、こんなになってるのに?」 そういって左手がパジャマの上から、ツンと主張しだした突起を摘む。 「あ…ああっ」 もう、恥ずかしくて目をあけていられない。 キュッと瞼を閉じたら耳元で、フフ、と吐息で笑う音がしてそのまま耳たぶを甘く噛まれた。 「や…も…離せ俊介…」 「…無理」 ひとしきり愛撫されて解放されたかと思うと 今度は脇の壁に背を押付けられ、抵抗する腕を頭上で磔られて…唇を重ねられる。角度を変えながら、深く、深く。 「ん…んん…」 (あ…ダメ、だ…) 上顎をくすぐられ、舌を強く吸われると…もう完全に自分が俊介に囚われてしまったような気がして。 このまま身体も気持ちも自分の知らないものになってしまいそうで… 足元が崩れてどこかへ墜ちていくような感覚を覚える。 (や…………こわ、い!)
935 :
訂正 :05/02/11 01:17:39 ID:0HiI+cFT
>929 ×言葉のトーンやこんなに→言葉のトーンや表情がこんなに >934 ×一昨日→○昨日
ちょっと早すぎない? 960〜970過ぎでも間に合うでしょ。
瞬間、身体が強張ったのを、気づかれたのだろうか。腕をとっていた手がゆるんで、 俊介がゆっくりと唇を離す。 「…和音さん?」 まだまだ冷静さを失ってない声を憎らしく思いながら、少しずつ瞼をあげると、 間近に俊介の黒い瞳。 その中に映る私は…そうだ、「迷える子羊」みたいな、そんな感じだろうか。 「ごめん。そんなに、いやでしたか…?」 (ち、違う、イヤなんじゃなくって、ただ…) ああ、この気持ちを、一体どういえばいいのだろう。 「・・・・・俺が、怖い?」 「あ…そ、そんなんじゃ…」 (で、でも…そう、急に俺、とか言われると、だなぁ…。なんだか知らない人みたいで) 「じゃあ、身体・・・まだ辛い?」 「―――。」 その点に関しては当たらずとも遠からずなので、つい言葉につまってしまうと 「そうか。昨日、ちょっと無理させすぎてしまったかな。」 苦笑する顔も優しすぎて、切なくなる。まるで・・・そうまるで、恋人の、顔みたいな・・・。 「心配しなくても、そんな怯えた顔した和音さんを襲ったりはしませんよ。・・・じゃあ、今日は別々に寝ましょうか。」 「え・・・・・。」 「さすがにこんなに可愛い格好されてては、そばにいれば自信は無・・・」 そう言われて手が離れていってしまうと。 それは淋しくて―――恋しくて。 「ま・・・待て」 今度は自分がギュッと俊介の袖口を掴む。
「和音さん?」 「あ、ち、チガウ…」 「―――?」 「か、身体は…い、痛いのはまだ我慢できて、だから…そうじゃなくって! そうじゃなくて…き、気持ちがっ…。」 「気持ち?」 「か、変わっちゃう…のが」 「?」 視線はそらしていても、俊介がきょとんとしている様子がなんとなくわかる。 「自分が…自分の身体じゃなくなっちゃうみたいで、だな…あと、気持ちも…その…」 必死に言葉を探す。ああ、どうして自分のことなのに、上手く言えないのだろう。 (あーやっぱマンガばかりじゃなくてちゃんとした本もたくさん読んどくべきだった・・・!!) そんな見当違いな後悔すらしながら。 「だから、その、怖い…のは、あの、俊介が怖いってんじゃなくて…!!」 そこまで言って勢いよく顔をあげると、俊介は、ぷ、と噴出して急に、クスクス笑い出した。 「俊介?」 「あ、いや、失敬。あんまり可愛いこというもんで…お兄さんはちょっと・・・驚いてしまって」 そういって、ゴホン、とごまかすように咳をする。 「というか、ときめいてしまったと言うべきかな。でも…わかりました。わかりましたよ、和音さん」 そうして私の背中を抱き、子供をあやすようにポンポンとたたいて・・・もう一度、さっきとは違う、優しい優しいキスをする。 「・・・んっ」 「大丈夫ですよ・・・少しずつ、でいいんですから・・・」 「え・・・?」 (卑怯だなぁ・・・クールな顔してるくせに、こんな時だけ甘くてさ・・・) 「卑怯だなぁ。いつもは男勝りなくせに、こんな時だけ妙に愛らしいんだから・・・」 「へ?」 「あれですね、毎日しとやかにお暮しでなくても・・・時々しおらしい、ってのも効果ありますね」 「し、失礼なヤツだな」 「それに、得した気分になる・・・」 「・・・ん・・・んん・・・」 「でもそういう顔は・・・ほかの誰にも見せちゃダメですよ」 「何言って…」
素敵ですわ! 男性が一人称を変える瞬間(私or僕→俺、とか)は個人的萌えポインツ
確か今日は和音さんの誕生日。 おめでとう。
あっホントだ〜めでたい!>和音さんB.D. そして世間ではバレンタインデーとか云ふ日でありますな。 いいなー読みたいなぁバレンタインネタとか。うっとり。
「で、話を戻しますけど」 唇は至近距離のまま、俊介が私の頬を両手にとり、ゆっくり顔をあげさせる。 「私は和音さんが…例えこの先、うーんと淫らに目覚めちゃったとしても、変わらず愛してますよ?」 「な゛」 (み、淫らって・・・何・・・っつーか、あ、「愛・・・」・・・え?) 「だから、安心してください」 「そ、そーいう・・・ことじゃなくて、だな・・・・・・」 「そういうことなんだと思いますけど?」 にっこり。と字に書いたように有無を言わせない笑い方。 「男はね、そういうの、嬉しいものですし。自分の前でだけ・・・好きな女性が、違う表情になっていくのって。」 (「好きな・・・」) 「・・・・・///。」 おどけたやりとりの中にもサラリと大切な言葉がこぼれてきて、なんだか胸の奥がぎゅっとなる。 今までのとまどいや怖れなど、どうでも良くなってしまうくらいに。 「・・・そーいうもん・・・?」 「そ。そーいうもん。」 大きくコックリとうなずく姿は、ちょっと可笑しい。だけど 「まぁ身体の痛みはね・・・替わってもやれないし、そのへん申し訳ないですけど。」 ・・・かといってまた時間を置いて愛すると、そっちのほうが辛いかもしれませんしね、と続く教えにぎょっとする。 (んじゃ結局は逃げても無駄だってことか? 何で女だけがこんな辛い思いをせにゃーならんのだぁ。・・・・・・俊介の馬鹿・・・。) 終いには八つ当たりにも似た気持ちで、むぅと睨んでしまう。 「ごめんね。できる限り優しくしますから・・・」 でもそう言って頭を撫でられると、許してしまおうという気になるから不思議だ。 「・・・いつになったら痛くなくなんの・・・」 「さぁ・・・まぁ個人差もあるでしょうけど。そうですねぇ、俊介の目論見としては、 この休暇中には痛みもなくなるくらい・・・慣れるまで可愛がってあげようかと?」 「あ、あんだと?」 「んで、寮に戻るまでには私のことを忘れられなくしてしまおうと計画中。」 今度の笑顔は、にんまり。―――本当にたくらんでいそうだから、怖い。
「ばっ…ななななんつーことを」 「だってこの休暇は…ハネムーンの予行演習みたいなものだとは思いませんか?」 そう言って手をとり、指をからめ、ちょうど左手の薬指らへんのところに唇を寄せる。 「きっともうこんなに二人でゆっくり過ごせることは、ほとんど無いと言っていいでしょうから・・・ それこそ、貴女のご両親にお許しがいただけるまで」 「――――///。」 (ほ、本気で言ってるの、か・・・?) 先のことなんて誰もわからない。あてのない約束は、時には残酷な傷みを連れてくることだってある。 でも。でも。 見上げる私の視線を、真正面から穏やかに受け止める俊介の顔を、見つめていると・・・信じてしまいそうになる。 「と、いうことでっと」 すると油断していた私を、俊介がおもむろに抱き上げた。 「な、何が、『ということで』だっ」 「これは、お姫様だっこの練習。さ、貴女の望むとこまで連れてってさしあげますよ?」 「・・・じ、自分で歩けるったら…」 「別に誰も見てないからいいじゃないですか」 「だからそーゆー問題じゃ・・・」 (ああ、もうホントに…少女漫画じゃあるまいし!!!)
だけど・・・気づいてしまった。 本当は、多少強引でも―――俊介に必要とされていたいこと。 変わってしまう自分も、もしかしたら、少しくらい、なってみたかった「女のコらしい」 「可愛げのある」自分なのかもしれない―――そしてそれは、たぶん、俊介の好きな――― 「で・・・どっちの部屋がいい?自分の部屋に帰りますか?それとも」 「あ…」 「ん?」 「・・・・・・・・・・俊介の…部屋に…」 「了解」 委ねられる、ずるい問いかけ。 そして結局の自分の答え。 でも抱えあげられて階段を上っていく、規則的な音のうちにはどこか高まる期待もあって・・・。 もうこれ以上気持ちは言葉にならなくて。扉を前にした時、そっと俊介を見上げると。 俊介もまた私を見つめていて・・・どちらからともなく唇を重ねた。 そう、それがきっと・・・始まりの合図。
サイドランプと月光のしっとりとした薄闇の中、 細い指先にパジャマのリボンをほどかれながら、けれど、ふと思い出す。 「あ・・・俊介」 「はい?」 「明日は・・・史緒達が来るんだ。朝。11時頃くらい。だから、その・・・」 あんまり遅くまでは付き合わないからな、と小さい声で、早口で。 俊介の暖かい体温の下で、間近な甘い微笑の前には、もうそれで精一杯。 「―――努力します。」 そして夜の帳の中に今夜もまた。 焦がれてしまいそうなくらいの、濃密な、男と女の秘め事が―――。 静けさの中に、熱い吐息と甘い悲鳴がひっそりと響いては溶け。 月だけがそれを見ていた。
―――翌日。 ドンドンドンドン・・・ (・・・遠くで太鼓が鳴ってら・・・・・・今日は・・・お祭りでもあるっけ・・・?) 「う、わっ」 すると、隣ですっとんきょーな声。 (なんだようるせーなー静かに寝かせろよぅ。) 「―――ですよ!!・・・さん!!」 ユサユサ。バサリ。バタバタバタ。 (ん・・・なんだよまだワタシは眠いんだ・・・) 「――てくださいよ、和音さんってば。もう、11時過ぎてる!!」 (ん・・・だって今日も朝練ないだろ・・・) 「起き、ろ!」 そう言ってシーツをひっぺがされる。寒い。 そこでハタと自分が素っ裸なことに気づいて慌ててシーツをひっぱりかえしながら丸くなる。 「わわわわ、何すんだ俊介〜」 「何すんだ、じゃないですよ!時間、11時!!あの声が聞こえませんか?」 「・・・ようございまーすってば〜〜史緒でーす。和音さーん。」 「・・・ーす柚子でーす〜〜〜御開門願いまーす」
「・・・げ」 否応なく覚醒させられる、聞きなれた呼び声。 「と、とにかく私が先に出ますから!和音さんはシャワー浴びないと・・・」 「う、うん・・・」 だるい身体をモタモタと動かし、とりあえず俊介のパジャマを羽織ながら自分の部屋へ戻ろうとすると。 「あ!」 俊介がドアから顔を出して叫ぶ。 「和音さん!襟のある服着ないとダメですよ」 「なんで・・・・・・あ。」 ココ、ココ、と鎖骨の辺を指さす俊介にハッと近くの鏡を覗き込むと。 「あ、あれほど見えるとこには付けんなって言ったのに・・・!」 (〜〜〜お、覚えてろよ俊介ぇ!!)
大慌てでシャワーを浴び仕度をして戻ってくると 「昨日二人で飲みすぎて、寝坊したってことになってますからね」 と髪の寝癖もそのままに甲斐甲斐しくもお茶の準備をしてくれた俊介が、キッチンで声をひそめて囁いた。 (なるほど。さすがにソツの無い斉木の秘書殿・・・) けれど朝になって他人の目もあらば、即また澄ました大人の顔というのは少し憎らしい。 (・・・たまにはうろたえることがあってもいーじゃん?) 「・・・俊介」 ちょいちょい、と指先で呼び止める。 「なんですか・・・え、わ」 無言で俊介の胸座を掴み、ぐっと引き寄せて。 「!ちょっ、和・・・あっ」 ぎゅっと首に抱きつき、その引き締まった肌に、同じ跡をつけてやった。 肌の色からしてさすがに私ほど目立たないけど・・・シャツの襟からギリギリ「見える」くらいの位置で出来は上々。 「か、和音さん・・・」 赤い顔をして眉をひそめる俊介に、へーんだ、と舌を出して笑ってやった。 (勝った) 久しぶりの大勝利。 ・・・その日一日の俊介さんは 若者っぽくも不自然にシャツの襟が立てられていたり、 なんとなく落ち着きがなかったり、やたら不自然な行動が目立ったとか・・・。 終
950 :
776 :05/02/17 03:10:53 ID:EPThkgCS
ええ、オチが弱かったですかね・・・ああ最後はもうグダグダだ。 ちょっとブレーキがかかってしまったせいか、書きたかったものが少し 変わってしまった観があるかな。 まぁこれはこれで、いいか。 ←「・・・・・。」( ̄д ̄; (ていうか良しとしてくださると嬉しい) ところで私は原作の「会話はキワドイ」のに「いやらしくない」というほのぼのっぷりが 非常に好きだったりします。 ex.「でも僕 テクニックと耐久力には自信があるんです」by浩生クン 「あの人はね ソープランドのお姉さん」by殿下 だから恋愛パロを書くのでも実は一応いつもそれを目指しているのですが・・・ 実際書くとなると難しいものですねぇ。 その他、妄想はまだまだ尽きず、 書きたいシチュもたくさんあるのですが・・・ それはまぁ・・・作品にできたら、また、いつか。 ともかく、おつき合いくださった方、さらには感想をくださった方、本当にありがとうございました。 (今回は特に伸び伸びで、今となっては申し訳なかったなぁと。) (あと、後付がうざかったみたいで。←さすがに最後は見逃してください) 余談ですが、鏡の前でイチャイチャというのは、 昔L△L×で読んだ、某漫画の某ヒロインが、鏡の前で 双子クンのことを甘く思い出すシーンがとても記憶に残っていて。 それが下敷きになってたりします。 (いや、もう内容全然違いますけどね・・・) でもあの描写が、切なくて、ときめいて、当時もとても好きでした。 俊×和もあんなんだったらいいのになーとか・・・夢ですけどw
>776 いつもイイ作品をありがとう!!次回も楽しみにしてます
投下ありがとうです。 主従関係から恋愛の変化が好きです。
オチ、好きだな
そだね。 次に誰かがお話書くのを目処に新スレ立てて引っ越すのが良いかな? 最近読み応えのある作品の投下が多くて、つれづれエロばなしはあんまりやらなくなっちゃったね。
映画情報・・・少しずつ明らかになってきてますね・・・>ミカ いや、いいんですけどね。 なんだかんだいって期待もしちゃうんですけどね。 実写見て、この萌える思いも萎えなければいいんですけど。 ああ、天使達を見守る紳士達が、爽やかな中にもどこかエロスを秘めたような 素敵な演技をしてくれますように。 ・・・でもやっぱ男性客意識した作りになるんだろうな・・・orz 俊介さんとかロレンスセンセとか、モロ脇役なのか・・・?(殿下はまだ重要視されてそうだが)
>958タン でもだらだらエロばなしもやりたくないです? 新スレででもまた盛り上がるといいなぁ。
んーと、980越えるとすぐ落ちちゃうから、 970ぐらいで引っ越して、しばらくしてから こっちを埋めるのがいいかな?
激しく乗り遅れた感想ではありますが… >860-874 >881-882 新生活を押しての投下お疲れ様でした。 和音さんをいぢめ倒す俊介さん萌え。 >それともやっぱりだいそれたことだと思いますか? それでいてこーいう心配するのが俊介さんなんですね(w >「蜜月」 エロ教育係の奮闘再び(w 和音さんサイドからのえっちもまたイイ! 既に940さんが挙げておられますが、「私→俺」にゾクゾクきました。 俊介さんの自覚のない意識の変化(養育係仕様から私個人への)のようで萌えです。 機会があればぜひまた披露してください。 >900-910 >「史緒さんは、もう何も難しいことを考えないでください」 やられたーー!!って思っちゃいます、こんなこと言われたら。 一言ですべてを伝えてしまう殿下に感服。 もちろん、本人も何も考えてないわけじゃないんだけど、 配慮をそれと気づかせないあたりが殿下らしくて素敵です。 >ウチの史緒さんはいつも考えすぎ(w そこらへんにまた萌えてるばちあたりな読者がここに一人(w それでも、いかに状況がままならなくとも、彼女の心が満たされていることを 願わずにはいられません。 900さんの書く史緒さんが辛くとも幸せでありますように。
>959 >俊介さんとかロレンスセンセとか、モロ脇役なのか・・・? ロレンス先生が単なる担任の先生になってるかもしれない悪寒。 俊介さんが存在することを祈ります。 ……もう次スレの季節なんですね。テンプレ案・次スレ案乙です。 次スレの即死が回避されてからゆっくり埋めていくのですね。 2つに分けるのもスッキリしていいかもです。>次スレの1 スレが格納される前に来てよかった(笑)
>「蜜月」 あああああ、GJ!! ナイスオチ!ナイス仕返し(w 是非とも斉木社長夫妻が帰ってきた時のエピソードを・・・。 思い切り妄想でつが、最終日にはアンドレよりも貪欲な和音タンが いそうな予感・・・。女はどんどん強くなるもんだからね・・・。
>>964 そのレスみて思ったんだけど、斉木夫妻なんかも見てみたいな・・・
特に和音出生秘話をw
あんな殺伐とした状況でどうやって子作りしたんだ?
そして愛人と別れた後とか
わー私も斉木夫妻いいんじゃないかと思ってました!>965タン 和音サン作りの為wには、ある程度総一郎様も 強引にいったのじゃないかと思うんですよねー。 なんせ奥様懐剣持ってたくらいだし。 いいなぁ強気な総一郎氏。そして実はそれに翻弄されていた迪子様・・・。萌えー。
音を立てないよう襖をそっと開け、部屋の明りが落ちていることを確認して、暗がりの中を総一郎は足音を忍ばせて歩いた。 だがようやく目的の床にたどりつき、膝を落としたその瞬間、静かに影が動き、行灯に光が灯る。 「誰・・・?」 視界に人影を認めるやいなや、女が咄嗟に手を伸ばした枕元の剣を、総一郎はすばやく払いのける。 「あっ・・・」 頼るものを失った一瞬の出来事にうろたえる細い背を、総一郎は、もう随分長いこと夢見たように、強く自分の腕に抱いた。 「いい加減、観念してくれないか」 鼻先を長い艶やかな髪がくすぐる。甘く柔らかな香り。 「は…離してっ 人を、人を呼びますよ!」 「あのね・・・僕達は夫婦になったんだよ?・・・幾ら貴女が世俗に疎いお嬢様だとしてもね、この状況で人を呼んだところで 失笑を買うのは貴女のほうだってことくらい・・・わかるはずだ・・・。」 乱れる髪を耳にかけ、うなじに唇を寄せながら、なるべく辛抱強く語りかける。 「もう・・・限界なんだ。貴女が欲しくて・・・」 迪子・・・と熱い吐息で呼べば、少しだけ、腕の中の身体が震えた。 「う、嘘よ・・・」 「嘘じゃない」 「い、いやよ・・・信じ・・・ないわ・・・お願いっ離して・・・」 だがこの期に及んでも彼女――迪子――は総一郎に対して心を許さないのか、イヤイヤと首をふる。 本気で逃れようとする強情さに傷つきながら、けれど総一郎も、目の前の裾の乱れた浴衣姿と、抱きしめた身体のラインに 徐々に自分の純粋なる雄の本能が燃え盛っていくのを感じた。 「ダメだよ・・・ようやく捕まえたんだから」 白くて細い首を背後から強引に振り向かせ、その柔らかな唇を強く、吸った。 「ん・・・んんっ」 な、なんちゃって〜(死語) 以上、776(=966)でしたっ。 皆様はもう大移動されたかとは思いつつ・・・書き逃げ・・・っ スレ立てありがとうございますv>967タン きっと私もまた3でもお世話になりますw(でも今度はスレ占領しないように気をつけねば;)
>968 おお。 ちょっと強引しかし女性を悦ばせるツボは心得ていると思しき総一郎さん。萌えますな(;´Д`) ぜひ新スレにて続きをお願いします(-人-)ナムナム
>総一郎×迪子 愛人と別れた後も・・・いいですよねぇ。いやほら、少女漫画だし^ ^; 50過ぎのオヤジがセクシーでもいいじゃんかー。夢があるv 奥様も40云歳か・・・大丈夫!黒△瞳みたいな例もあるし。 迪子様もいわば、セレブ。金かかってんだしまだまだ抱ける抱けるっ しかし屈折した後の、男盛りの総一郎さん、かっこえーですよね〜。 愛人3人だぁ?ああっ悪い男好きだー。
久々にきたら、大盛況で嬉しいー どのカプもいいぞエロ可愛いぞ、次スレも楽しみですね。 ところで、あの、私のような古い犬には判らない表現があって /// ←って、どういう意味? 最近出てきた2ちゃん語なの でしょうか?
>>971 ///はおそらく、赤面の表現ではないかと。
>>972 ああ、なるほど…漫画のキャラクターの顔に描く線の
ようなものですね。小説でもこういう風に使うとは
知らなかったです。
>>972 って、肝心なことを言い忘れました。教えてくれてありがとうございます。
>>973 必ずしもそれがスタンダードではないけどね……
使う人もいるって感じ。
776ですが、(///)→赤面 そのとおりです。すみません、わかりにくくて。 ポピュラーな表現ではないとわかってはいましたが、どこかで目にして あーなるほどなーと思ったもので。 力不足でどうにもこうにも表現しにくい部分が、こんな感じになってしまっています>(///) フィーリングで考えてくれるとありがたいです;;
///ねぇ…。確かに気になる。 顔文字や(笑)みたいなもんで、言葉とゆーよりは記号ですな。 言葉のみで表現するよりは簡単だし、わかりやすい。 だから掲示板やチャットでは多用されるし、場合によってはテキストにも用いられる。 でもやっぱり言葉ではないんだよね。 その証拠に、顔文字なんかを使った小説なんてないし。 776さんは折角いいお話を書いているのだから、 安易に記号に頼るよりはちゃんと言葉で書いて欲しいなぁ、と思ったりもする。 もったいないなぁって。 ///がなくても、前後の表現でニュアンスは充分通じるし。 ま、一住人の戯言なんで聞き流してくんな。 いつもいい仕事してくれてありがとう>776
///は正直萎える。 なんだか小中学生くらいの、幼い管理人のSS(というか、総じてつまらないヘタレポエム)サイトでよく見かけたから。 面白くて読み応えがあるのに、もったいないと思ってた。 まあ・・・を使うか…を使うかとか、?の後ろは一文字空けるか空けないかとか、 気にならないといえばならない、どうでもいいことなんだけど。
なんか、難しいんですね
>>979 難しい・・・かな?
ライトノベルなんかでも、そういう表現はあまり見ないような気がする。
ネット上の読み物で育った世代の人だったら、そういう言われ方は難しいかもしれんが。
気に入ったWEB小説を、プレーンテキストに変換して PDAなどでもちあるく人の中には、縦書き表示のでき るビュワーを使って、より小説っぽい体裁で楽しむとい う人もいる。 そういう場合、AAや /// のような表記は縦書きにした ときに「何じゃこりゃ」ということになる。 なので、少なくとも汎用性の低い表現であることは確か。
982 :
エール :05/03/04 17:48:18 ID:Rx7Lb+kl
あの・・・ですから、<976 「気になる人は、そこ省いて読んでください」とまでつけ加えておくべきだったでしょうか。 =979 えっと、荒れるのがイヤだったので極力自分の言い分を抑えたら 逆に誤解を与えてしまったようですが 私としては、文章を書くといっても、こういう場である以上、大意が伝わって皆で盛り上がれれば良し、 だから例えば、誤字脱字があろうと(特に締めのところで肝心な一文が抜けてるとこもある) よくよく考えたら表現が稚拙で恥ずかしくなろうと 勢いで投下したものに後から細々言うのは野暮だと思ってました。 でもそうではないのかな。もっと追求すべきものってことなのでしょうか。 だから>979 「(こういう場で小説書くって)難しいことなんですね」と言いたかったのですが。 というか、正直、そんなにクオリティを求められるとは思っていませんでした。 でもどうしてもこういう作品を書く以上、多かれ少なかれ独りよがりになってしまうところは否定できないし・・・ 発表の場をほかに考えたほうがいいのかな。 いや、反発とかでなしに。 もしかしたら自意識過剰な反応ですみません。 (大好きなスレなんで荒れたら哀しいし、先に理解を求めたいのですが) でも私だって人の子、度々拙さを指摘されればさすがにがっくりくるし・・・。 勿論、こういう性質の場である以上、万人に受け入れて貰いたかったわけではないけれど。
あ、やばい。次スレの作品も自分が書いたものだってばれてしまった。 ちょっと落ち込みがちだったのである意味自分に向っても「エール」だったんですけど。 ばれると格好悪いですね。
クオリティでいえば、あなたの文章はまるで問題ないと思うよ。 上手だし、いつも楽しく読ませてもらってます。細かい誤字脱字などや打ち間違い はよくあることだし、それも愛嬌。 ただ、///みたいな記号を小説の中に含むというのは、一般的な表現方法では決して ないので(マンガに近いと言われているライトノベルズにすら、使われてはいない でしょう?)、971のように「これなんだろう」と疑問に思う人も出てくるという危険性がある。 「あなたの文章はそんな記号に頼らずともきっちり伝わってくるのだから、そこだけ止めたら どうだろう、その方がよりよくなるのに」と、非難批判ではなく、そういう「提案」だと思って 受け入れてみては? もちろん、「///」は私にとって絶対に必要な表現なんだ、間違っていようがいまいが、これ なしで自分の文章は成り立たない!と言い張るのならそれはそれで仕方がなし。