ファリスたんを犯したい5

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
ファリスたんを徹底的に陵辱しつくそう(;´Д`)ハァハァ
純愛エロでも画像でもファリスたんのエロならなんでもあり
職人さん大歓迎!!
絵茶も開催中

前スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061817602/
2名無しさん@ピンキー:03/12/23 21:44 ID:671EHmeG

前々スレ
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1035045902/
前々々スレ
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1021636857/l50
前々々々スレ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/ff/1009745709/l50

ファリスたんのエロ専用ページ
http://www.prenavi.net/~faristan/index.htm
ファリスたんのエロ専用お絵かき掲示板
http://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/oekaki/bbsnote.cgi
ファリスたんのエロ専用ウpロダ
http://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/imgboard.cgi
絵茶ログ用うpロダ
http://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/imgboard.cgi
ファリスたん避難所
http://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/hinanjo/bbs/
絵茶開催時は避難所で告知

FFDQ板
★ファリス超萌えスレッド PART13★
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1070205151/
ファリス(「ファリスメーカー」制作企画スレ)
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1059219458/
3名無しさん@ピンキー:03/12/23 21:51 ID:+LoMsBZq
>>1
乙です
4名無しさん@ピンキー:03/12/23 21:59 ID:v+W/0WzV
激しく乙
新スレも飛ばしていこうや
5名無しさん@ピンキー:03/12/23 22:25 ID:iaxXmDSg
>>1
激しく乙!!
6名無しさん@ピンキー:03/12/23 23:34 ID:Jx59JlWg
>>1
乙です!新スレでも(;´Д`)ハァハァ
即死回避、した方が良い?
7名無しさん@ピンキー:03/12/23 23:48 ID:oNmPeSht
即死回避カキコ
8名無しさん@ピンキー:03/12/23 23:54 ID:S+MvpH4z
>>1さん乙です
9名無しさん@ピンキー:03/12/24 03:35 ID:KlFYzOXc
乙〜
10Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/24 11:43 ID:37nDkhxA
明日25日の絵チャは22時より開催予定ですが…ちょっと遅れるかも知れません。
遅れる場合は携帯から一言書き込みますので、避難所の絵茶(仮)で待機していていただければありがたいです。 サンタファリ祭りになるや否や?!(無責任に)
11名無しさん@ピンキー:03/12/24 13:36 ID:MVlHW0Me
あめ
12名無しさん@ピンキー:03/12/24 18:25 ID:qC/uQyR8
即死防止age
13名無しさん@ピンキー:03/12/24 19:26 ID:JrQyg1mr
新スレおめでとう
また職人さん降臨希望
14名無しさん@ピンキー:03/12/24 22:20 ID:oKHNdM77
即死回避〜
15前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :03/12/24 22:41 ID:kPq6O5L2
新スレおめでとうございます。風呂ネタうpしにきますた。


「ふう…」
湯気の立ち上る浴室からファリスが出てきた。
しっとりと濡れた紫の髪が白く滑らかな肌に落ち、艶かしい雰囲気を放っている。
夫バッツと結婚して2ヶ月。
まだまだ2人は仲睦まじく、初々しいものがあった。
風呂場の壁には大きな鏡が一枚貼り付けてある。
バッツがどうしてもと言うので取り付けたが、用途はよくわからない。
特に邪魔な訳でもないのでファリスも何も言わなかった。
髪を拭い、バスタオルを身体へと動かす。
豊かな胸が腕を動かすたびに左右に揺れ、若干重そうに動く。
白い肌も、湯に浸かっていたおかげでほんのりと赤くなっていた。
下着を着けようとしたその時、風呂場の扉が開いた。
ファリスは驚いてタオルで身体を隠し、身を硬くした。
だが扉を開けたのは――
「まだ入ってくるなよ、バッツ。もうちょっとで上がるからさ」
少し顔を赤らめ、ファリスが言った。
「大丈夫だよ、俺ら以外誰もいないし」
そう言うとバッツは扉を閉めずんずんとファリスの方へと向かっていく。
バッツはそのままファリスのすぐ側で足を止め、おもむろに後ろから抱きしめた。
「やっ――!! まだダメ…!」
「いいだろ、別に。風呂場なんだし汚れたらすぐ洗えるさ」
「そう言うことじゃ…ない…」
「じゃあ、なんだ?」
「……ここじゃ…やだよ…恥ずかしい…」
16前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :03/12/24 22:42 ID:kPq6O5L2
「どこでも変らないだろう?ほら…」
「あっ…!」
そう言うとバッツはファリスの胸元を解放し乳房の頂上に咲く蕾を摘み上げた。
そこは既に赤く充血し大きく立ち上がり、刺激を求めていた。
「たまには…こういう所もいいだろ…? ほら…」
「あっ…はぁ…んっ…!」
バッツは器用に人差し指と親指で蕾を刺激しながら乳房全体を揉み上げる。
ぞくぞくと刺激に打ち震え、ファリスの身体は徐々に熱を帯びていく。
バッツはもう片方の乳房に手を伸ばし、同じように刺激を与える。
ファリスの顔は徐々に赤くなり、口からは甘美な声が留めなく漏れてくる。
「あっ…! あぁ…っ…んん! んふ…はぁっ…!!」
ファリスの膝ががくがくと震え自分の身体を支える事が出来なくなっていた。
そうなるとバッツの思うが侭だ。
執拗に乳房を攻められ、ファリスの秘所からは蜜が溢れ出していた。
「やっ…はぁん! あぁ…っ! バッツ…っ…オレ…もう…」
潤んだ目でバッツに訴えかける。だがバッツはすぐには手を休めず乳房を攻めつづけた。
少しずつファリスの腰が浮き始める。もう欲しくてたまらないのだろう。
だが、まだまだ。バッツの口元に薄い笑みが浮かんだ。
17前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :03/12/24 22:42 ID:kPq6O5L2
「ファリスばっかり気持ちよかったら面白くないよな? そんな時は…どうするんだっけ?」
その言葉を聞きファリスの顔が一気に赤くなったが欲望には勝てず、バッツから身体を離した。
そしてその場に膝をつき、バッツの方を向き静かにズボンに手を掛けた。
チャックを下ろし、バッツ自身を解放する。かすかに鎌首を擡げたそれに口付け、そろそろと口に含んだ。
「ん…っ! んん…んんんっ…」
少しずつ熱を帯び、硬度を増し巨大化していくそれを懸命に口に含み、往復させる。
先端まで顔を離し、そこを器用に舌を使い舐めまわす。
そのまま喉のギリギリまで飲み込み、口を一気にすぼめてそれを往復させた。
「上手くなったよな…ファリス…」
「んん…んんん…っ…ん…」
そしてバッツが思い出したように言葉を口にした。
自然に、だがわざとらしく。
「ほらファリス…鏡に映ってるぞ…いやらしいファリスが…ほら、見てみろよ…」
そう言うとバッツはファリスの顔をそちらに向けさせた。
それは鏡。そう、バッツが壁に貼り付けさせたあの鏡だった。
いつかこのような機会を作ろうとわざわざ準備した甲斐があった、そう思いバッツは笑みが零れた。
「んっ!! んんん――!! んんんっ…んん――!!」
ファリスは自分の痴態を見、その目から羞恥の涙が一筋流れた。
だが気持ちとは裏腹に、秘所から溢れ出す蜜はさらに量を増した。
自分の痴態を自分で見て、だ。
「ファリス…ほら…言ってみろよ…感じてるんだろ? 自分のこんな姿を見て…な?」
そう言うとバッツはファリスの顔を離しじっとファリスの顔を覗き込んだ。
ファリスは顔を真っ赤にし、涙の痕が光っていた。
「感じ…てた……」
はあはあと肩で息をし、また涙を一筋流した。
バッツのなすがままにされるのが嫌だ、だけど感じているのは本当だった。
鏡に映る自分のその姿を見た瞬間、身体の奥に点った火の勢いが増したのは事実だったからだ。
18前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :03/12/24 22:43 ID:kPq6O5L2
「もう…我慢出来ないか? ファリス…」
「オレ…オレ…! …もう…我慢出来ないよぉ…」
涙声になったファリスを立ち上がらせ、バッツは静かに短い口付けを交わした。
そのままファリスを反転させ、秘裂を指で広げて一気に己の肉棒を押し込んだ。
中は狭く、熱い。待ち望んだそれにいやらしく絡みつき、奥へ奥へと咥え込んでいく。
「あっあぁぁぁんっ!!」
バッツは器用に腰を動かし、それを静かに引き抜き、また静かに押し進める。
ぐちゃぐちゃといういやらしい水音が静かな風呂場にひどくはっきりと響いた。
「あっ! あぁぁ…っ!! ふはぁぁんっ! はぁぁ…っ!!」
じれったいほどにゆったりとしたそれの動きに耐えられないと言った感じでファリスは激しく腰を揺らす。
その刺激に口から媚声が漏れ、口の端には涎が筋を引いて垂れていた。
「ほら…ファリス…見えるか…? お前のここ…俺のを咥えて離してくれないぜ…っ…?」
バッツは鏡のほうを向き、先程よりもゆっくりと腰を動かす。
そのおかげで、バッツのモノを飲み込む様がはっきりと鏡に映し出された。
「やっ! やぁぁああ!! あっ…っ! ふあぁぁああぁぁ!!」
ファリスは顔を背けようとしたがすぐさまバッツの手によって制止され、鏡のほうを向かされる。
もう片方の手は乳房へと伸ばされ、先程のように断続的に刺激を与え続ける。
恥ずかしかった。だが、何よりも。何よりも――感じていた。
打ち付けられるバッツの腰の動きも。それを喜んで受け止め腰を振る自分の姿も。
全てがファリスの身体を高ぶらせた
19前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :03/12/24 22:44 ID:kPq6O5L2
「あぁぁんっ!! バッツ…っ! オレ…オレぇ…もう…イクう…イッちゃうよぉ!!」
涎を光らせ、獣のように腰を振る自分の姿を見、ファリスは悲鳴に近い声で叫んでいた。
「くっ…! 俺も…もう…っ!」
ファリスに叩きつけていた剛直も限界が近く、ファリスの中でビクビクと震えている。
「あっ…!! やぁっ…あぁぁ! イク…っ…あっ! あぁぁぁあぁぁぁ!!」
ファリスがびくびくと身体を振るわせたとほぼ同時に、バッツの肉棒からも精が吐き出された。
バッツは精の溢れ出るそれを引き抜き、多量の精液をファリスの身体へと出した。
ファリスはその場に座り込み、肩で息をした。
秘裂から白濁した精液が流れ出す。その豊満な胸に整った顔にと飛び散った精液は垂れ、床へと落ちた。
文字通り汚されたファリスだったが、その姿は卑猥でいながらもひどく男を誘うものだった。
「せっかく風呂に入ったのに…また汚れただろ…だからいやだって言ったのに…」
ぶつぶつと言いながらファリスは床に落ちたバスタオルを拾い、ある程度拭き取った。
「まあいいじゃないか。一緒に入ろうぜ。背中流してやるよ。な?」
いつの間にかバッツは服を脱ぎ終え既に風呂に入る態勢へと変っていた。
「…わかったよ…」
ファリスは顔を赤らめ、バッツの横へと立った。
「その代わり、風呂の中で変なことするなよ。約束だぞ!」
「わかってるよ。ほら、入ろうぜ」
そう言って2人は浴室へと仲良く入って入った。
20前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :03/12/24 22:46 ID:kPq6O5L2
これにて完結です。短くてスマソ。
どうにかイブの今日に投下できてよかったです。
媚薬最終はバイトの都合でどうなるかわからんです…
できれば年内に書き上げたいんですけど。

明日の絵茶に期待ハァハァ
21名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:11 ID:MXSLuEc5
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
22名無しさん@ピンキー:03/12/25 00:09 ID:Wvgx7pkX
最高です
ハァハァ・・・ウッ
23 ◆mayu/MPb1s :03/12/25 01:16 ID:o4nh9CGj
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
羞恥プレイ …(´Д`;)ハァハァ
いつも鬼畜なバッシさんに惚れまくりっす。
もっとファリスたんをいじめてたも。
24名無しさん@ピンキー:03/12/25 01:31 ID:QHZjdtZk
素晴らしいクリスマスプレゼントありがとう
今夜はこれで寝られるよ…
俺にもファリスたんと風呂はいらせてくれ
25名無しさん@ピンキー:03/12/25 02:21 ID:shACgW6e
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
風呂場で鏡に見せながらというシチュマンセー(;´Д`)ハァハァ
26名無しさん@ピンキー:03/12/25 02:27 ID:uG12Csps
このSS読んで神が描いた絵を思い出しますた。
まさに「風呂場で鏡に〜」というやつだったと…
27Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/25 08:45 ID:GPkP/Rt+
>>20
お風呂モノキテター!
鏡プレイの醍醐味は「羞恥」これに尽きますなぁ…!
28名無しさん@ピンキー:03/12/25 09:26 ID:pXXzmYfJ
ファリスたんにはじらしと羞恥プレイ、これ最強
29名無しさん@ピンキー:03/12/25 20:37 ID:Aratwdml
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
◆NHYNTcIhwc氏の鬼畜バッツとエロエロファリスたん激しく(;´Д`)ハァハァ

絵茶見に行きたいけど無理そうなのでログお願いします(つд`)
30名無しさん@ピンキー:03/12/25 22:20 ID:GvYtwjjW
絵茶は今日?明日?
31Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/25 22:26 ID:GPkP/Rt+
スイマセン…やはり帰宅が遅れています…一応23時を目標に只今帰宅中です。
32Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/25 23:30 ID:dP87un17
遅くなりましたが本日の絵茶開始しました。
避難所のスレを見てアドレスの確認をお願いします。
33名無しさん@ピンキー:03/12/25 23:40 ID:Wvgx7pkX
オツカレー
34名無しさん@ピンキー:03/12/26 04:05 ID:MP4Pammu
絵茶おつー
楽しませていただきますた
35Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/26 14:09 ID:5FYrGv5T
線画のみ…中途半端すまそ。('A`)
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20031226140505.jpg
はいてない

>Nanasuさん
Nanasuさんの分は一応キープしてあるんですが貼って良いのでせうか?('A`)
36名無しさん@ピンキー:03/12/26 15:14 ID:MP4Pammu
あー、局部修正する必要があるような気がするので自分で貼りまつ
お手数おかけしますた
37Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/26 17:20 ID:5FYrGv5T
連日になりますが本日も絵チャ開催します。
予定では22時開始ですので、予定時間前後に絵茶(仮)での集合をお願いします。
パパさん設置絵茶(仮)
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=44674
>>36
了解しました。
……これまで局部修正してなかったことに今更気づく('A`)
38名無しさん@ピンキー:03/12/26 17:27 ID:emPDglXo

今回のログも(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
絵茶や絵板は修正なくてウマーだと思ってたんだが駄目なのか…
39あつたん ◆89vK1NdFqk :03/12/26 21:10 ID:LpOhTg/C
イブから旅行に行ってたので絵茶に気付きませんでした。('A`;)
今日は旅行の疲れで参加できるのかわかりませんが出来たら行きます;;
40名無しさん@ピンキー:03/12/26 21:52 ID:TJj8etsy
疲れているところ悪いと思いながらあつたんさんのサンタファリスも見たい…と言ってみるテスd
41Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/26 22:39 ID:5FYrGv5T
本日の絵チャ開始しました。
URLは避難所の絵茶スレを参照願います。
42 ◆mayu/MPb1s :03/12/27 03:30 ID:jl1sOMGm
絵茶行ってきました。
参加者さんたちお疲れ様ですたー!

ttp://akm.cx/2d/img/223.jpg
あなたのティンコをファリスたんが舐めてくれるそうですw
43名無しさん@ピンキー:03/12/27 03:47 ID:rAcoKEQB
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ファリスたん俺のも頼むよ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァアァ
44Nanasu:03/12/27 03:59 ID:sE5lI0MG
絵茶乙でした
45名無しさん@ピンキー:03/12/27 15:51 ID:oE4rQpXX
水兵さんの淫乱ファリス萌え
46Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/27 20:05 ID:YcGoPOr/
本日も絵チャ開催しま…昨日と同じくファリスたん絵茶(仮)で待ち合わせるということで。
予定では22時よりとなります。
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=44674
47名無しさん@ピンキー:03/12/27 22:51 ID:JYQXE/Wy
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
48Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/27 23:06 ID:YcGoPOr/
本日の絵チャを開始しました。
参加・見学希望の方は避難所の絵茶スレを参照願います。
49名無しさん@ピンキー:03/12/28 01:40 ID:+DmU9Hk/
絵茶おつでした
50あつたん ◆89vK1NdFqk :03/12/28 01:42 ID:PqlJKhHk
本日の絵茶ログです。
2日遅れてのサンタです。参加者さんお疲れ様でした!!
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20031228014005.jpg
51名無しさん@ピンキー:03/12/28 02:43 ID:fhqZ19sP
>>50
52名無しさん@ピンキー:03/12/28 04:05 ID:EtRDUmBD
ツインテ・下乳・へそ出し
そして太もも

どれも激萌え
53名無しさん@ピンキー:03/12/28 07:22 ID:GbFd24x7
>>50
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ・・・ウッ
54名無しさん@ピンキー:03/12/28 19:17 ID:g+GZdlLZ
>>50
MSNの背景にしました(;´Д`)ハァハァ
55Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/28 21:14 ID:IQupYVUJ
なんかまろやかに回線が空いているので今日も絵チャ立ててみますよ…
人が来るかもわからないので、とりあえず22時開催の25時までですが。
お暇な方は22時前後に絵茶(仮)までお願いします。
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=44674
56名無しさん@ピンキー:03/12/29 19:05 ID:JCHzOT9b
誰もいない…ファリスといちゃいちゃするならイマノウチ
57名無しさん@ピンキー:03/12/30 00:27 ID:raxLqMtm
ファリスは今俺といちゃいちゃしてるから
58名無しさん@ピンキー:03/12/30 04:25 ID:Rhk8dRZT
下半身だけ剥がれて男の膝の上にのせられて後ろからかかえられて足を開かされ大勢に秘部を覗き込まれて泣きそうな顔になってるファリスタン希望
59名無しさん@ピンキー:03/12/30 09:44 ID:7Vpz6ux3
激しく見たい!
60 ◆mayu/MPb1s :03/12/30 19:05 ID:nb49wZiw
お頭ったら今更なにやってるんですかみたいな…;;
炉かしらリンカーンです。
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/hinanjo/readres.cgi?bo=bbs&vi=1052573651&res=13
毎度のことですが他うpロダへの転載はしないでくださいませ〜。

冬まつりではエエファリスたんの本はあったかのう…
ちなみに漏れは行ってないです。

61名無しさん@ピンキー:03/12/30 19:55 ID:MbYOX4OT
水兵さんの新作キテター!

いや、携帯からなんでまだ画像は見られないんですが!
つーかうちのファリスたんが昨晩ちょっと頑張りすぎてくれたせいで腰が!
…ごめん嘘。ただのぎっくり腰。ちっとでも回復してくれたらPCの前に座れるのに…と愚痴りつつ水兵さん乙でした。
62名無しさん@ピンキー:03/12/30 20:49 ID:SKkLJYGL
うああああ、乳が、乳が自分のモロ好みっす!
リンカーンごち!っす(;´Д`)ハァハァ
63名無しさん@ピンキー:03/12/30 22:28 ID:WKoD6TWP
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
64 ◆mayu/MPb1s :03/12/30 22:39 ID:hFH8HKpt
>61
ファリスたんと励みすぎとはなんと羨まし…ってぎっくりですか;;
あったかくしてお大事にー!!
>62
いつもアレなのでたまには…w
時にファリスたんスキーさんはひんぬー〜手のひらサイズスキーが
多いような気がするといってみるテスツ。
65名無しさん@ピンキー:03/12/30 22:58 ID:YPj0ia4r
激しく見たいが明日のオナニー大会までオナ禁してるから今は耐えるw
俺は貧乳も巨乳も母乳もみんな好きだぞ!!ハァハァ
66名無しさん@ピンキー:03/12/30 23:16 ID:owsQnli+
HPにうpされてるほうを見る俺は邪道ですか?
乙です。
67名無しさん@ピンキー:03/12/31 02:03 ID:y77bbgbj
水兵さんは神
68名無しさん@ピンキー:03/12/31 08:09 ID:2vr5UD2E
>>60
                   /\         /\
                   /:::::::ヽ____/::::::::ヽ、
                  丿 ::.__  .:::::::::::::  __  ::::ヽ_
                 / /。 ヽ_ヽv /: /。ヽ  ::::::ヽ
 -┼-   丿~~~|     / / ̄ ̄√___丶  ̄ ̄\  ::::|             ■ ■
 -┼-   /~~~~/ ━━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ     ..::::: ::|━━━━━━  ▼ ▼
  .|       丿      | .:::::.  ..: |    |ヽ        ::|            ● ●
                | :::    | |⊂ニヽ| |      :::::| \
              / /| :    | |  |:::T::::| !      .::| \ \\
             / / \:    ト--^^^^^┤      丿 \\\ \\\
69名無しさん@ピンキー:03/12/31 11:33 ID:/7s2id2K
こここれはもしかして局部だけスパッツ切り裂かれてるのか?
スパッツに黒ソックスにブーツと俺のツボを見事に(;゚∀゚)=3ハァハァッ
70名無しの水兵さん ◆mayu/MPb1s :03/12/31 15:43 ID:xywcSFH5
>69
海賊さんのティンコ力で突き破られていると思われ…w

スレの皆様旧年中はネタ提供やらありがたいお言葉やら
もういろいろとありがdでした!!
新年もファリスたんを犯すぞー! (´Д`;)ハァハァ
煩悩が108個以上ありそうな悪寒…(´д`|||
71名無しさん@ピンキー:03/12/31 18:44 ID:cIxRHMtq
おかしらおかす、おかしらむく、おかしらねじふせる、おかしらまわす、おかしら・・・
72名無しさん@ピンキー:03/12/31 19:13 ID:qW/4V2F9
こんな可愛いお頭の海賊団は羨ましすぎる
73Ny ◆TS8yhAeDPk :03/12/31 20:24 ID:1v+MBvAu
超やっつけ仕事ですが
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/img-box/img20031231200256.jpg 汁普通ーヽ('ω';;)ノ
未年お疲れ様ファリスたそ。最後に一仕事…

来年もよろすくおねがいします。
74名無しさん@ピンキー:03/12/31 20:47 ID:3cb97jrX
おつです。来年も頑張ってくだちぃ>スレ住民一同
75名無しさん@ピンキー:03/12/31 21:51 ID:YFSN6+sS
グッジョブ!!
みんな来年も頑張ろう
今年の年越しオナニーこっちでやるみたいな話もあるがどうする?w
76あつたん ◆89vK1NdFqk :03/12/31 22:21 ID:1hzXKqwy
>>60
>>73
グッジョブ! ハァハァさせていただきました(;´Д`)
元旦はオールで遊ぶので早めに絵掲示板に正月絵を描いてみました。
来年もよろしくです。
(´_`)ノシ
77名無しさん@ピンキー:04/01/01 00:33 ID:ZYHOOJa5
あけましておめでイッター
78名無しさん@ピンキー:04/01/01 06:53 ID:FgSknPUA

>76
萌えた(;´Д`)ハァハァ
79名無しさん@ピンキー:04/01/01 14:12 ID:uF0WufK/
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b46743173
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
80名無しさん@ピンキー:04/01/01 17:14 ID:AOS87YUk
ひめはじめネタキボンヌ
81名無しさん@ピンキー:04/01/01 21:58 ID:Ynzg+cuj
浴衣に続いて振袖でハァハァ
82 ◆mayu/MPb1s :04/01/02 01:56 ID:PPLyWejL
あけおめことよろ〜!!
姫初めです!久しぶりにギルファリ〜。
漏れの描くファリスはギルにだけ甘い顔するらしく…
いつもと表情がなんか違って、甘えた感じなような嬉しそうなような(´д`|||
振袖は脱がしちゃったので襦袢でよろしいでしょうか;;
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/hinanjo/readres.cgi?bo=bbs&vi=1052573651&res=14

転載は勘弁してくださいね〜。おながいします。
>73
未ファリたん (´Д`;)ハァハァ
今年も絵茶とか宜しくおながいします!!
>76
振袖ファリたん萌え〜!
今年も萌えファリたんいっぱい描いてくださいまし!!
83名無しさん@ピンキー:04/01/02 02:36 ID:9D/0lJ7c
新年一発目キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
姫初めキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
84名無しさん@ピンキー:04/01/02 02:37 ID:9D/0lJ7c
FF板がおかしいし
ファリススレも消えたヽ( `Д´)ノ
85名無しさん@ピンキー:04/01/02 02:45 ID:9D/0lJ7c
86名無しさん@ピンキー:04/01/02 15:50 ID:zqXJMzUr
>>82
今年もいい仕事してくれますね(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
87Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/02 16:07 ID:R7l84Lt8
お正月だというのに暇なので('A`)今晩も絵チャ立ててみますよー。
22時開催予定ですので、その時間の前後にパパさんの絵茶(仮)で待ち合わせをお願いします。
パパさんの絵茶(仮)
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=44674
絵チャが立った後はスレでも告知しますのでお暇な方は是非どうぞ。
>>76
振袖いただきますた(`・ω・´)
>>82
姫はじめ乙…って仕事速ッΣ('A`)
88名無しさん@ピンキー:04/01/02 17:15 ID:qYP+pIYP
水兵さんグッジョブ!!
姫初め絵チャ立ても乙
人集まるといいな
89名無しさん@ピンキー:04/01/02 21:00 ID:2r0XrVrJ
激しくイイ!
水兵さん乙
また漫画も描いてください
ハァハァ
90Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/02 23:27 ID:R7l84Lt8
人の来る気配がありませんが(´・ω・`)一応立てました。
避難所を参照願います。
91名無しさん@ピンキー:04/01/03 02:21 ID:H8XfVNgL
絵茶誰もいない?
92 ◆mayu/MPb1s :04/01/03 02:32 ID:2s0bkZy/
>91
本日は終了したみたいです…(´・ω・`)

絵茶開催中に駆けつけられなかったっすー;;
明日は(てゆか今日か;)は来客も無さそうなので
おじゃまさせていただきたい…!!
93Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/03 17:44 ID:UkoGMtgm
>>91-92
すんません、昨日はあまりに人がいなかったので…(´・ω・`)

かわりになるかはわかりませんが、本日は21時前ぐらいからパパさんの絵茶(仮)で待機していますので、描きたいという人が現れたらすぐに開始できるようにしておきます。
お暇な方はどうぞお越しくださいー。絵チャを立てた後は避難所のスレに告知します。
パパさん絵茶(仮)
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=44674
94名無しさん@ピンキー:04/01/03 17:46 ID:M1eOPU0M
小説キボンヌ
95Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/03 22:32 ID:UkoGMtgm
本日の絵チャ開始しました。
避難所のスレを参照願います。
96 ◆mayu/MPb1s :04/01/04 03:19 ID:3UXH/3o7
エチャろぐ〜。
路地裏でバッツにヤラレルファリス…ということになったらしいw
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040104031449.jpg

今日は人もいっぱいいてたのしい絵茶ですた (´Д`;)ハァハァ
参加者さん乙カレー!!
97あつたん ◆89vK1NdFqk :04/01/04 03:35 ID:ZiA8XbAc
本日の絵茶ログです。
正月なので意味もなく猿を入れてみたりw
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040104033328.jpg
後半ほとんど離すことに一生懸命で絵を描くこと忘れてました;;
参加者さん本当お疲れ様でした!!
98名無しさん@ピンキー:04/01/04 06:06 ID:1OB2p+ot
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
99名無しさん@ピンキー:04/01/04 08:32 ID:E1sJ8dZo
>>96-97
お二方とも乙
どっちも(・∀・)イイ!!
100Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/04 12:54 ID:Yh3YObzQ
昨晩はお疲れ様でした。
現在、設定変更&デバッグを兼ねて起動テスト中です。
お暇な方は協力していただけるとありがたく…(´・ω・`)避難所を参照願います。
101Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/04 13:01 ID:Yh3YObzQ
追伸:テストということですので、とりあえず今から夜まではノンストップで立てておきます。
僕は多分ほぼ常駐です。
102名無しさん@ピンキー:04/01/04 19:37 ID:ldi3KEXU
職人さん新年早々グッジョブ!!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
103Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/04 23:02 ID:Yh3YObzQ
テスト終了しました。
一応、ログ保持能力はかなり向上した模様です。
では、来週の開催にご期待ください。
その次の週は多分お休みですが(´・ω・`)
104Nanasu:04/01/04 23:59 ID:WB7dYu9s
テスト乙、
また遊びに行きます
105名無しさん@ピンキー:04/01/05 22:01 ID:v/DO5gQU
媚薬続編マダー(・∀・)
106 ◆mayu/MPb1s :04/01/06 01:37 ID:BXgxhDgZ
ちょっとだけSS貼り。
続いてるのモノとは違うのです…(´д`|||
あっちは詰まっちゃったので、まとまるまで放置;;;;スマソ;;
これも半分位まで出来ていますが、今日はさわりだけ貼らしてくださいです。

*************************************

覗き見るつもりじゃなかった。
レナが泣いている声がしたような気がしたから、そこヘ近づいただけ…
立ち尽くして、静かに嗚咽するレナの隣にいたのはバッツだった。
バッツはそっとレナの涙を拭いて…それからくちびるにキスをして…
”ゴメンな、でも俺には…”
――バッツが言い切る前に、頬を打つ乾いた音があたりに響いた。
バッツに背を向けて、駆け出すレナ…
叩かれた頬に手をやって、遣る瀬無さそうに微笑するバッツ。
オレは見てはならないものを見てしまったような気になって、そこから逃げ出した…
107 ◆mayu/MPb1s :04/01/06 01:38 ID:BXgxhDgZ
「ファリスどうしたの?なんか元気ないね。」
夕食時が過ぎて人が疎らになった宿屋の食堂。
幅の狭い机の向かいから、ずいっと乗り出してきた影にファリスはどきりとする。
声の主は旅仲間のクルルだ。
「…なんでもないよ。少し考えごとをしてたんだ。」
ふわふわの金髪を揺らしながら、心配そうに表情を伺うクルルにファリスは軽く微笑んで返す。
「…コレ、もったいないからクルルが食べてもいい?」
クルルに指差された皿の上を見遣って、ファリスはあ、と声を漏らす。
食後のデザートに出された焼きりんごは、
ファリスが昼間の出来事を考えながら突付きまわした所為でぐしゃぐしゃになってしまっていた。
「オレは甘いもの苦手だからあげてもいいけど…
クルルが欲しいんならもっと綺麗に残しておいてやれば良かったな…」
崩れたりんごを見て、ファリスは深くため息をついた。
原型を留めない程になったそれが、今の己の心を象徴しているようで憐れに思えてしまう。
「アイスクリーム乗せるからコレ位になってた方がいいんだもん。
…クルル、マスターにアイスクリーム貰ってくるね!!」
席から少し離れた場所にあるカウンターに向かって、
嬉しそうに金髪を揺らしながら駆けてゆく後姿を見送りながら、
幼い事は幸せなことだなとファリスは思う。
少なくともクルルには今の自分のような、悩みや迷いはないだろうと思うからだ。
108 ◆mayu/MPb1s :04/01/06 01:39 ID:BXgxhDgZ
クルルはカウンターで目当ての物を受け取りながら、
そこにいた同じく旅の仲間である青年となにやら話し込んでいる。
「…気遣いか。今はバッツと顔合わせたくないのに…余計なことするなよ…」
グラス2つとバーボンのボトルを携えた青年と一緒に、自分の居る席へと向かって来た少女へ、
ファリスは聞こえないような小さな声でごてる。
「甘いものじゃなければいいだろう?付き合うよ。」
ファリスの向かいの席に腰を降ろしたバッツが、氷の塊の入ったグラスを揺らす。
カラン、と澄んだ小気味良い音が辺りに響いた。


「おい、始めからそんなに飛ばして大丈夫か?」
2杯目のグラスをファリスに手渡しながら、バッツが眉を顰める。
先程からそれほど時間は経っていなかった。
「今日は呑みたい気分なんだよ。」
ファリスは素っ気無く答えると、バッツから受け取ったグラスの中身を呷った。
グラスに注がれた琥珀色の液体は、口に含むと芳醇な香りがして、
嚥下すると胃と食道を焼くような刺激がある。
普段はそれほど酒を口にしないファリスでも、この酒がどれほど強いものか容易に想像がついた。
「ファリスは悩み事があるんだよ。だから元気ひゃいんらもん。」
バッツの隣でアイスクリームまみれになったスプーンを口に含みながらクルルが言う。
アイスクリームのせ焼きりんごは、早くも粗方クルルの胃の中へ仕舞い込まれたようだった。
109 ◆mayu/MPb1s :04/01/06 01:39 ID:BXgxhDgZ
「子供は余計な心配しなくていい…喰ったらさっさと寝ろよ。」
これ以上面倒な事をバッツの前で喋られたりしたらたまったものではない。
励ましたり宥めたり…世話焼きのバッツなら彼是と悩みの種を詮索して相手を元気づけようとするだろう。
普段ならばそうされるのは嫌ではないにしても、ファリスの考え事の原因は昼間の出来事。
悩みの種、その張本人からそうされるのは、苦痛他ならない。
ファリスはクルルの頭をぐしゃぐしゃと強く撫でながら無言で威圧し退席を促す。
「クルルつまんない。今日はレナもお部屋にこもりっきりで遊んでくれないし…」
不意にクルルの口から滑り出た名前にファリス、そしてバッツの表情が曇る。
一瞬の不自然な間。
計らずとも合ってしまった視線から探り当てたものの所為で、
ファリスとバッツの間で昼間のことが繋がってしまう。
「まぁ…嫌なことがあった時は酒にかぎるよなー」
微妙な作り笑いをしながら、バッツが2杯目のグラスを空ける。
「ああ、なんかこう、何もかも吹っ飛んでく感じだよな…」
ファリスが相槌を打ち、バッツと同じようにグラスを空にした。
「なによぅ。2人でお話ししたいだけなんじゃない。いいもん…クルルもう寝るね。」
クルルには示し合わせたように見えてしまったのか。
むくれた少女は椅子から飛び降りると、2人に背を向けて食堂の出口へと歩いて行く。
途中ふわぁ、と欠伸をする声を発しながら、廊下の向こうへふわふわと揺れる金髪が消えて行った。
110 ◆mayu/MPb1s :04/01/06 01:42 ID:BXgxhDgZ
今日はここまでで。
タイトル考えてなかった…_| ̄|○
そしてここまでだとクルル萌えしかない…ような…(´д`|||
続きはエロ&ファリス萌えで!!
111名無しさん@ピンキー:04/01/06 03:56 ID:OoAyQr1c
SSキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
考え事しながらりんごを突き刺すファリス萌え
112名無しさん@ピンキー:04/01/06 06:21 ID:UCbPmpAC
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
113名無しさん@ピンキー:04/01/06 12:42 ID:46xCvHrV
この後ゴロツキに犯されるファリスたんはありですか
ハァハァ
114名無しさん@ピンキー:04/01/06 18:28 ID:3FWq/3f3
水兵さん乙
続き楽しみにしてます(;´Д`)ハァハァ
115名無しさん@ピンキー:04/01/07 01:01 ID:GiMECn6x
どっちの話も楽しみですよ
リンカーン話もよろしく(・∀・)
116カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/07 01:22 ID:enku5T/K
「悩みが無いって幸せだよなー」
クルルを見送りながら、バッツが微笑んだ。
無邪気で居られることを心底羨ましがるように、細められる眸。
ファリスは空になった二つのグラスに酒を注ぎながら、何を話して良いものか思案していた。
先程の間からするに、バッツは相手が何かを知っているということを
感じ取ったに違いないとファリスは思った。
「で、ファリスの不調の原因って…もしかしなくてもレナと俺に関すること?」
ファリスが口を開く前に、バッツの方が切欠を切る。
「ゴメン。見るつもりはなかったんだけど…拙い場面だったし、2人に悪いような気がしてさ…」
偶然居合わせたとは言え、人の秘密を覗き見た非礼をファリスは詫びる。
悩みの根本は他にあるわけなのだが、さすがにファリスにはそれを言えるわけがなかった。
ファリスは妹であるレナがバッツに想いを寄せていたことを知っていたし、
彼女の方が自分よりずっと前からバッツと一緒にいたのだから、
後からバッツのことを気になりだしたからといって、
簡単に言い出して良いわけがないと思っていた。
そしてバッツに出会うまで男性に対して恋愛感情など持ったことのなかったファリスだから、
恋という感情を諦めてしまってもさほど傷付くことなく居られると思い込んでいたのだ。
それでもやはり昼間のあの場面はファリスにとっては衝撃的で、
己には恋愛等要らないものなのだという彼女の持論が、
あっけなく揺す振られる結果となったのだが。
117カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/07 01:24 ID:enku5T/K
「あ…は。やっぱ…見られてたんだ…」
頭を項垂れるファリスとは対照的に、いきなりバッツが微かに肩を揺らしながら笑い出した。
グラスに注がれた3杯目の酒をファリスの手から引っ手繰るようにして取上げ、
一気にその中身を飲み干す。
「…なっ、バッツ何笑ってんだよ?そんなに拙かったのか?否、拙いんだろうけどさ…」
微かに紅潮した頬を緩ませて、バッツはなおもくつくつと笑い続けた。
そして笑いながら、ファリスの視線を追って捉えた。
「拙いも何も…何でああなってたかって、ファリスわかってんのか?」
「な、なんだよ…そんなこと知るわけ無いだろ…
恋人同士のケンカって風にしか見えなかったけど。」
口篭もったのはバッツが数秒前と打って変わってファリスを真摯な瞳で見つめたからだ。
ときめく、というのはこのような状況を言うのだろうかとファリスは思った。
鼓動の音が、バッツに伝わるのではないかと言うくらいに高鳴り、ファリスは戸惑った。
思い返してみればファリスがバッツに対して、
恋愛のような感情を持ち始めたのもこの瞳が原因だった。
戦闘中偶に視線が合った時等に、ファリスに対して向けられて来たその光は、
どこまでも蒼く澄み切っているのだ。
真っ直ぐで迷いのないそれはファリスにとって、
剣を携え共に戦う者同志の間にしか見えない特別なもののように思えた。
ファリスがバッツに対して感じていた戦友としての信頼は、
さして時間も要さず甘く砂糖菓子のような不可思議な感情に変わって行く。
ファリスには自己のその感情がバッツとの信頼関係に、
邪な気持ちを持ち込んでしまったように思えて許せない部分もあり、
レナとのことも相俟って、それは完全に封印しようと彼女の心の中で決意された感情でもあった。
それだからこそバッツに見つめられて動揺してしまっていることは、
ファリスにとっては自己を嫌悪するしかない状況なのである。
118カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/07 01:25 ID:enku5T/K
「…ハズレだな。ファリス。俺とレナはなんでもないよ…」
「なっ…!バッツはなんでもない娘とあんなことするのか!?」
真顔のバッツから返された予想外の言葉にファリスは目を丸くした。
「俺はレナを好きなわけじゃない。仲間としか思ってないしな。」
「そんなのレナが可哀相じゃないか!!
恋人でもない男に…その…キスとかされたら!!」
その存在のために恋心を諦めるしかなかったとは言えども、
ファリスにはやはり妹が可愛いのだ。
レナとは気もないのにくちづけを交わした、そう言い切ったバッツに対しファリスは声を荒げる。
「まぁ、落ち着けって…あれは恋人同士にならないためにしたんだから。」
意味不明のバッツの説明に、ファリスは混乱した。
血が上りかけた思考を冷静に、言葉の意味を理解しようとするも
何がなんだかわからず尚更考えさせられる。
「交換条件だよ。レナは俺が好きだ。でも、俺はレナを仲間以上には見れない。
キスしてくれたら諦めるからって…レナがそう言ったんだよ。
俺には、他に好きな娘がいるから…仕方なく、な。」
「ふぅん…そ、そうなんだ。」
なるほど聞いてみれば理解できないこともない説明だと、ファリスは思う。
しかしそれ以上に、ファリスの気になることがバッツの言葉の中に含まれていた。
バッツが好きでもない相手とのキスという交換条件を飲んでまで、
一途に想い続けたい相手とは誰なんだろうか、そしてその人はどんな女性なのか。
119カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/07 01:27 ID:enku5T/K
「他の娘とキスなんかして、その人への裏切り行為にならないのか?
…それとも、そんなこと気にしないくらい寛大な人なのか?
…他には黙っててやるから誰なのか教えろよ。」
ファリスは酒の肴といった風を装い、バッツに質問をしかける。
からかうような軽い口調で言ってはみたものの、ファリスの内心は穏やかではないのだ。
バッツはレナと恋仲になるものだと、いや、もうそうなのではないかと思い込んでいたのに。
「…寛大な、人ねぇ…どうだろうな。
俺はめちゃくちゃ惚れてるけど…怒られるかな?やっぱり。」
勿体をつけるようにバッツが言い、
今までの表情を崩してニッ、と口元に悪戯っぽい笑いを見せた。
その先を聞きたくて仕方のないファリスは焦れて、
カラカラと氷の音を忙しなく立てながら酒の入ったグラスを揺する。
「聞きたいか…?どうしようかな…期待されると焦らしたくなるよなー。」
既に3杯のグラスを空け、ほろ酔いといった風のバッツは、
ファリスの様子を楽しそうに眺め茶化した。
「意地悪っ!!教えろよー。いいじゃん、仲間なんだし!!」
ファリスの方も程よく酔いが回って来たのか、饒舌にバッツを煽り、
待ちきれないといった風に地団駄を踏む。
「…仲間…ね。じゃあ、こうするか。
俺と呑み比べて、ファリスが勝ったら教えてやってもいいかな…」
ファリスの手の中で揺すられていたグラスに目をつけたバッツが、交換条件を提示する。
気になる気持ちと好奇心、そして少しばかりの意地…ファリスはそれらに後押しされて、
その条件を望むところだとばかりに請けて起つ。
「絶対、聞き出してやるんだから…!」
並べたグラスに淵切りまで酒を注いで、ファリスはあからさまにやる気を見せた。
バッツはそんなファリスの様子を、嬉しそう笑いながら見つめる。
「ファリス、言っとくけど俺は強いぜ。潰されても知らないからなー…まぁ、潰れちまったら…」
くす、と意味深な含み笑いをするバッツの様子を訝しく思いながらも、
ファリスは1杯分のハンディがあるのだから負けるわけがないと高を括った。
「…潰れるのはバッツの方だかんな!!」
宿屋の食堂に涼やかなグラスの音が響き、呑み比べ勝負の始まりを合図した。
120 ◆mayu/MPb1s :04/01/07 01:36 ID:enku5T/K
昨日の続きです。適当にタイトル付け;;
意外とエロに行くまでが長くなっちゃった…(´・ω・`)
次こそはエロを!!
なんというか、バツファリらしいバツファリを目指して書いてまつ;;
エロありの時点で違う!と言われればそれまでなのですけどー(´д`|||
放置しちゃって続いてるSSと微妙に被る部分があるのですが、
あちらは鬱でこちらはノーテンキにさっぱりと( ´∀`)
ちょっとは萌えファリスになってきただろうか…;;うぬぅ…

リンカーンは絵で描いて楽しいけど文章にするのはムズイので
もうちょっと文字修行を積んでからにしますー (´Д`;
121 ◆mayu/MPb1s :04/01/07 01:50 ID:enku5T/K
つーか酒、バーボンの設定だったんだけど…
こんな呑み方したら普通にこの時点で死んでそう…;;
グラスが御猪口みたいにちっさいか水割りなんだと思ってくだちぃ_| ̄|○
122名無しさん@ピンキー:04/01/07 15:54 ID:BCbg7l3b
>>121
だいじょうぶでしょ。
ファリスにしたって元海賊だったから、へたすりゃバーボンよりも
きついラム酒を飲みつけてるはず。
123名無しさん@ピンキー:04/01/07 16:44 ID:4/vH051P
ほどよく酔ってきてるようなファリスたんに激しく萌え
続き待ち
124名無しさん@ピンキー:04/01/07 20:38 ID:SxdUjpgs
続きキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
グッジョブ!!エロも期待!!
125名無しさん@ピンキー:04/01/07 23:27 ID:cL7hbYzT
これは箱入りファリスたんの方ですか?

(;´Д`)ハァハァ
126カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/08 01:06 ID:lhQEjC2F
「おい、ファリス!生きてるかー!!…ちょっとこれは拙いかな。」
机の上に頭を預けて突っ伏したファリスを揺すりながら、
バッツが心配そうにその様子を伺う。
かろうじて声に反応してバッツの方へ向けられたファリスの瞳は空ろで、
誰の目から見ても酷い酩酊状態である。
「…ったく。何が潰れるのはバッツの方、だよ…こんなに弱いなんて…」
ピクリとも動かず置物のように投げ出されたファリスの手の甲を突付きながら、
バッツは深くため息をついた。
2人の呑み比べは、勝負の当の本人であるバッツが拍子抜けするほど簡単に決着がついた。
始めに注がれた、たった一杯のグラスを空けただけでファリスの顔色が急速に変わったのだ。
夕食が終わった頃から3杯…ファリスの身体のアルコール許容量は、
バッツの予想とは大幅に外れて少なすぎだった。
”海で荒くれ共を率いていた海賊の頭なんだ。始めくらいは豪快に一気でいけるよな?”
バッツ煽られて、当たり前だとファリスが笑ったのはつい数十分前のこと。
空になったグラスが机に置かれる前に、ファリスの身体がそこへ張り付いた。
バッツが拙いと後悔した頃には、既にファリスの意識はどこへやら。
慌てたバッツが身体を叩いたり揺すったりして、
やっと僅かばかりの反応が返って来る今へ至ったわけである。
「勝負付いたな。ファリス…本当に大丈夫か?水、貰ってきてやろうか?」
心配なことは心配なのだが、バッツは薄い藤色の髪を
ぽんぽん、と撫でながら少し幸せな気分だった。
ファリスの世話を焼くのが楽しいのだ。
127カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/08 01:08 ID:lhQEjC2F
「ふぃー、オレはまだ…負けてないんだぞぉ…まだ呑めるぅぅうう…っ」
唸りながら往生際悪く震える手をボトルに伸ばしているその女(ひと)は、
実はバッツの意中の相手。
ファリスが自分の実力も良くわかっていないくせに、
バッツと勝負してまで手に入れたかった答えは”ファリス”その名前だったのだ。
「うぅぅー…返せよう、まだ大丈夫だったらぁ…!!バッツから聞くんだか、ら…」
バッツに酒のボトルを取上げられて、ファリスは弱々しい動きながらも、
駄々っ子のように手足をバタつかせて抗議する。
そんなファリスの行動一つ一つが、バッツには堪らなく可愛らしく見えた。
いつもは凛としていて、どちらかというと頑なな雰囲気を持っているファリスが、
酒如きでこうも変わってしまうものなのだ。
意外な一面、と言うのだろうか。
それともこの意地っ張りで子供っぽい姿が、ファリスの本質なのだろうか。
どちらにせよバッツは、ファリスの気取らない素の姿を見れた事に、嬉しささえ感じていた。
「はいはい、これ以上呑んだら死ぬぞ…部屋帰ろうな?」
子供をあやすような柔らかな口調でバッツはファリスを宥め、
腰掛けているファリスの身体を椅子ごと少し横向かせると、床に跪いて背を見せる。
「ファリス。ほら、背中乗れよ…」
背を差し出されてファリスは、恥ずかしそうにバッツからそっぽを向いた。
20にもなっておぶわれるなんてとんでもないと、拒否するように頭を左右に振る。
128カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/08 01:10 ID:lhQEjC2F
「恥ずかしいか?だったら抱っこにしておこうか?」
バッツは仕方ないなと言った風に、ファリスに向き直って両手を差し出す。
「それもやっ!!」
それでもファリスはまたもや首を横に振るのだ。
「じゃ、こっちだな。」
バッツはまるで子供との会話のようだと笑いながら、
厭々をするファリスの腕を取り強引に背に担ぎ上げる。
酔っている所為で拒む力の無くなった膝に腕を通してしまえば、
そのまま”おんぶ”の格好となった。
「やだよ!ガキみたいに…扱うなよぉ…」
情けない声を上げて所在なさげなファリスであったが、
己の背の高さ以上まで目線が持ち上がると不安になり、
それ以上は暴れる事をやめて大人しくバッツの肩から胸に腕をしがみ付かせた。
「皆にこんなとこ、見られたくないよ…」
客室へと続く廊下、バッツの背中でファリスがぽつりと呟く。
「じゃあ俺のトコ来るか?…俺もレナと顔合わせ辛いし、
…ファリスをこんなにしたのがバレたらクルルにも大目玉くらいそうだしな。」
酒で失敗したとはいえ、バッツにおぶわれたこの姿をレナに見せたくなかったファリスは、
部屋に帰らずに済んだだけでホッと胸を撫で下ろす。
そして広い背中越しに伝わるバッツの穏やかで優しげな声や、
心地よく安堵させられる鼓動の振動に身を預けるのだ。
129カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/08 01:11 ID:lhQEjC2F
「…バッツの好きな人、教えて欲しかったのにな…」
背中でうわごとのように呟くファリスの声の響きを、バッツもまた心地よいと感じていた。
さらりと肩に絡みつくファリスの髪の香りや、肩のあたりに篭る吐息が、
バッツにはとても甘いもののように感じられる。
「くやしいよぉ…くやし…いぃ…」
勝負に負けて重要なことを聞きそびれたファリスは、バッツの肩口に頭を擦った。
その気持ちの深層を知らないバッツは、そうしていつのまにやら泣き出したファリスを、
誰よりも一等負けず嫌いなんだな、と苦笑する。
「わかったから…後で教えてやるって…でももう、くだらないことで無理するなよ。」
そう、ファリスを宥めるように言いながら、バッツは少し不安に思う。
気持ちを伝えてしまったら、ファリスに手を出さずに居られるものだろうかと。
呑み比べの始めは、ファリスを酔い潰してしまったらしまったで、
優しく介抱でもしてやって、良い男ぶりをアピールできればそれでいいとバッツは考えていたのだ。
「…くだらなくなんかないよぉ…くだらなくなんてないんだからぁ…っ。」
すん、と鼻をすすりながら背にしがみ付き呟くファリスの泣き声に触発されて、
バッツは今まで慌てていた所為で忘れていた酔いが、一気に全身にまわってゆくのを感じた。
それを振り払うように頭を一振り二振りし、バッツは宿屋の自室を目指すのであった。
130 ◆mayu/MPb1s :04/01/08 01:23 ID:lhQEjC2F
またエロお預けになってしまった…Σ(´д`|||
酒の設定の手違いで下戸なファリたんを描写するために
ちょっと無理した展開になってしまたですが;;
萌え話は萌え部分を書き綴るのが楽しくてエロ以外の部分も
長くなっちゃって…_| ̄|○
明日はちょいエロ位まで書けるといいなぁ… ( *´Д`)
>125
続いてる鬱の方のSSのファリたんも箱入りでしたが、
このファリたんもどっちかというと箱入り…というより初心系かもしれないです。
131Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/08 02:02 ID:M4eSSN/I
ttp://akm.cx/2d2/img/393.jpg
とりあえずいろいろ誤魔化しつつファリスたん忍者。

原 型 残 っ て な い け ど ね 。
>>130
下戸ファリたんキテター!
イメージどおりの酔い方です(;´Д`)ハァハァ
残りに激しく期待
132名無しさん@ピンキー:04/01/08 08:49 ID:MQqAbS87
下戸で初心系ファリスたんハァハァ
くのいちファリスたんハァハァ
133名無しさん@ピンキー:04/01/08 10:03 ID:x+A3kq5t
くの一かっこええ…下戸ファリたんも乙
1341とファリスたん:04/01/08 10:34 ID:6S6+PGWz
1は、八頭身との戦いに疲れていた。
そして、ある日パソコンの画面を覗き込んだ時、彼の目は彼女に釘付けになった。
「…ファ、ファリスたんハァハァ」
彼女のAAに悩殺された彼は、一心不乱にSSを書き始める。
その刹那の中で彼の疲労は頂点に達していた。彼は気絶した。
そして、次に彼が目覚めた時、そこは見知らぬ風景だった。
だが、目の前に居るのは八頭身では無く…。
「…ファ、ファリスたん! 白魔導ファリスたんだ!」
「確かに俺はファリスだけど、たんってのは何だ? その前に、お前誰だ?」
だが、そんな彼女の問は既に1の耳には入らない。1は考えた。
「つまり、これは…この世界は! 凄い世界だ!」
と、彼は漸く肩を揺さぶられている事に気付く。
「おい、さっきから大丈夫か? ひょっとして混乱してるのか? エスナ要るか?」
「(おおっ! これは生のファリスたんから魔法をかけて貰えるチャンス!)」
「ハァハァ、よろしくお願いしまつ」
「やっぱり止めた」
「ガーン!」
「そんな事より道を聞きたんだった。仲間と逸れてるんだ。町までの道は判るか?」
「(くっ! 折角生魔法をかけて貰えるチャンスだったのに…こうなったら実力行使でハァハァしてやる)」
「ええ、道なら判りますとも。ファリスた〜ん! 俺と一緒に天国への道を歩みましょう!」
1が飛び掛った。
「うわあっ! 強盗だったのか!?」
戦闘BGMが流れ出す。
「(…え? 戦闘…!?)」
当然ファリスの鋭い攻撃が1に炸裂し、1の意識が薄れていく。
「…弱い。何だったんだ? コイツ」
「(ああ、白魔導たんにもやられるなんて、ひょっとして俺ってレベル1? …でも、シ・ア・ワ・セ)」
彼は幸せだった。あのうざかった八頭身の気持ちが、今なら理解出来る気がした。
「(でも、俺もう死ぬのか…。駄目な奴だな、俺って。八頭身、地獄で待ってるぜ。)」
薄れ行く意識の中で、誰かが「レイズ」と唱えるのが聞こえた様な気がした。
135名無しさん@ピンキー:04/01/08 10:36 ID:6S6+PGWz
2ちゃんねるとファリスたんのコラボ。書いてみたかったんだから仕方ない…。土下座。
136名無しさん@ピンキー:04/01/08 10:59 ID:ijp8Ra1Q
レイズをかけたのがファリスたんならもう感涙物ですよ
八頭身なら同情するさw
137名無しさん@ピンキー:04/01/08 11:03 ID:3yvHjOIf
>134
何気にオモロイw
感情移入できたぞ、続きキヴォン!
138 ◆mayu/MPb1s :04/01/08 18:13 ID:8cApgsP2
>131
エロかっけー!!!
こんなファリたんに斬られたい… (´Д`;)ハァハァ
139Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/08 19:06 ID:K0ss1l9u
本日22時前後より絵チャを開催します。
例によって絵茶(仮)での待ち合わせ後に開始となりますのでお暇な方はどうぞー
ファリスたん絵茶(仮)
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=44674
140Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/08 23:04 ID:K0ss1l9u
遅くなりましたが本日の絵チャ開始しました。
お暇な方は避難所のスレを参照の上でお越しください。
141名無しさん@ピンキー:04/01/08 23:27 ID:BmFsAbKu
キタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
水兵さんのSSもNy氏の忍者ファリスたんも1さんとファリスたんもどれも(・∀・)イイ!!!!
142 ◆mayu/MPb1s :04/01/09 02:08 ID:U/+irHj0
今日は絵茶で遊んできたのでSSの続きは明日にでも…
絵茶は何故か炉祭でしたw
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040109020444.png
園じぇるなファリたん…_| ̄|○

参加者さん乙ですた。
143名無しさん@ピンキー:04/01/09 03:17 ID:iQpBVgea
サリサたん(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
144名無しさん@ピンキー:04/01/09 03:42 ID:DQtvM/Iy
こっちにもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ツインテールに園児服最高(*゚∀゚)=3
145名無しさん@ピンキー:04/01/09 16:41 ID:xG2cLEWQ
かぼちゃぱんつもお願いします
146名無しさん@ピンキー:04/01/09 16:58 ID:QQzZ3Byi
泣きべそおもらしもおながいします
147名無しさん@ピンキー:04/01/09 19:16 ID:hD29/zv1
ポニーテールファリスたん祭り希望
148Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/09 19:44 ID:64XPOL+M
ものすごい勢いでロリペド化が進んでいるスレの一つはここですか?

今晩も絵チャ開催します。
開催前は例によってパパさん絵茶(仮)に集合ということでお願いします。
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=44674
ちょっと早いですが21:30ぐらいからこちらは待機しています。
149Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/09 22:18 ID:64XPOL+M
本日の絵チャ開始しました。
お暇な方は避難所のスレを参照の上でお越しください。
150あつたん ◆89vK1NdFqk :04/01/10 01:29 ID:JW7rxO6r
本日の絵茶ろぐですー。
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040110012741.jpg
萌えスレ406の捨てられるファリスたんを描こうと思ったはずなのになんか違う;;
箱に入ってないし。
151名無しさん@ピンキー:04/01/10 03:01 ID:+8/yMpRb
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
貰っていきますよハァハァ
152名無しの水兵さん ◆mayu/MPb1s :04/01/10 03:10 ID:1dPud01z
絵茶ログ〜。
最後の一人になってもちまちま描いてたホタル賞の漏れ_| ̄|○
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040110030014.png
>145-146のネタでサリサたんを…ちょっとペドにはまりそ…(ry
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040110030224.jpg
くのいちファリスたん巻物で淫法をお勉強…微妙に使い方が間違ってますが (´Д`;

すんまそん明日こそSSの続きうpります;;
今日もはまってお絵描きしてしまったので…(´д`|||
153名無しさん@ピンキー:04/01/10 04:10 ID:g+mLhyoJ
おまいら神ですね
154名無しさん@ピンキー:04/01/10 11:43 ID:fG14OZSL
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

おもらし(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
155名無しさん@ピンキー:04/01/10 15:26 ID:cFaah+Hk
ポニーテール祭りキタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y!!!
職人さんありがとうございます!!!!
156Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/10 17:20 ID:kThc4ER4
昨晩はお疲れ様でした。
再び設定を変更したため、テスト中です。
お暇な方は避難所スレを参照の上でご参加ください。
157名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:26 ID:9Jm/Jqm0
エロ祭りもお願いします(;゚∀゚)=3
158名無しさん@ピンキー:04/01/11 02:56 ID:Gt1J9sVn
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
159カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/11 04:32 ID:Qt/T1xce
「えっく、…バッツぅ…迷惑、かけて…ごめん…、ふぇ…ごめんなさ…ひぃっく…!!」
一人客用の小さな宿屋の一室に、ファリスの泣きじゃくる声が響く。
「…大丈夫だって、迷惑だなんて思ってないから…頼むからもう泣くなよ…」
バッツはファリスの傍ら、ベッドの端に腰掛けてピローに沈みこんだ藤色の髪を撫でながら、
涙で濡れた頬を拭う。
泣き上戸と言うのだろうか。
バッツがやっとのことで部屋に連れ帰ってから、ファリスはずっとこの調子だった。
「でも…哀しいんだから…仕方なぁいよぉ…!だって…だってぇ…っ。」
ファリスの話す言葉は微妙に内容が噛み合わず、支離滅裂なのである。
ファリス自身、何故自分が子供のように泣いているのか全くわかっていなかったし、
どうして哀しいのかも理解できない。
ただここへ来るまでの間、バッツの背中が温かくて、
そこで泣いていたのがファリスにはとても気持ち良かった。
今ファリスが身体を預けているのは、
ぴっちりとメイキングされたベッドに乗せられた清潔な布団の上だった。
けれどそれはバッツの背中と比べるとどこか寒々しく、
悪酔いの所為で体温が引きはじめたファリスの身体にはとてつもなく冷たく感じられる。
そんな些細なことでさえ、ファリスの涙の糧になって頬に添えられたバッツの指先を濡らすのだ。
160カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/11 04:32 ID:Qt/T1xce
「バッツぅ…寒いよぉ…」
「拙いな…ファリス、気持ち悪かったり苦しかったりしないか?
ちょっと水飲んだ方がいいぜ。」
バッツはベッドのサイドボードに置かれたコップへ水を注いで、
そこへ少量のポーションを混ぜた。
気休めにしかならないと思っても、
しゃくりあげながら荒く息を接ぐファリスの様子が可哀相でどうしようもなく、
少しでも楽にしてやりたいという気持ちになる。
「うぅ…ポーション、嫌い…甘いのやだぁ…」
「ファリスは魔法の方が良いんだっけ?
でもケアルじゃ酔っ払いには効きそうにないし…一口だけでもいいから、飲まなきゃダメだ…」
きつく結ばれたファリスの唇を開かせようと、その頤にバッツの指がそっと添えられる。
「やくそく…」
バッツが開かせようとした唇から一言、小さな呟きが零れる。
「…聞かせてくれたら飲むよぉ…教えてくれるって、言った…バッツの、好きなひ…と。」
潤んで焦点の合わないファリスの瞳が、ねだるような上目遣いでバッツに向けられた。
ファリスの言葉を聞き、よく見れば妖艶にも見えてしまうような表情を確認した途端、
バッツの心臓がどくん、と脈打つ。
「あ、あぁ、それはまた後で、な。ほら、意地を張ってたら、辛いだけだぞ…」
歯切れ悪くはぐらかしながら、バッツは努めて平常心を装う。
バッツは酔って前後不覚の相手をどうこうするなどもっての他だと思っていた。
けれど、バッツ自身もファリスほどまでではなくとも、良い加減に酔っている。
この状況でファリスが好きだと言ってしまえば、
自制が効かなくなるのではないかとバッツは心配するのだ。
161カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/11 04:33 ID:Qt/T1xce
「教えてくれないんなら…飲んでやらないんだから…!!」
そんな気持ちを知ってか知らずか、ファリスは頑なにポーション入りの水を拒むと、
寝返りを打ってバッツに背を向ける。
バッツには約束を反故にするつもりはなかったものの、
ファリスの機嫌を完全に損ねてしまったようだ。
背を向けたファリスは、バッツが何を言っても応じる気はないと言うようにピクリとも動かない。
「本当は言うつもりなんてないんだ…バッツの嘘吐き…もう、いいよ。
バッツはオレなんかどうなったって良いって思ってるんだろっ…!!」
ファリスから発せられた苛立ちを含んだ言葉が、
いままでの言葉遊びのような雰囲気を一気に脱ぎ捨てて、感情を込めた声色へと変化していた。
「ファリス…怒ったのか?…ファリス、っ…おい!!」
冷たく響いたその声に動揺しながらも、バッツはファリスがどこかおかしい事に気が付く。
ファリス自身の腕によって縮こまるように抱かれた身体のシルエットが、
外見からもわかるほどにガクガクと揺れているのだ。
「…本気で…心配する気ないんならっ…オレにかまうなっ…」
様子を伺おうとしてバッツが肩に手をかけると、
弱々しく、けれど怒気を丸出しにしてファリスが叫ぶ。
「意地はってられる感じじゃないじゃないか…ほら、口開けろ。」
ファリスは先程まで酔いのために赤みを帯びさせていた頬を人形のように白くし、
青白く血の気の引いた唇を小刻みに震わせていた。
162カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/11 04:34 ID:Qt/T1xce
医者でも呼んだ方が良いだろうかと思いながら、
バッツは半ば無理矢理、指でファリスの口をこじ開けるようにして、
コップの中の液体を傾けた。
「…いらないっ!!いらないったら!!」
それから逃れて、ファリスは暴れるのだ。
「こらっ…!わがまま言うなよ!!ったく、人の気も知らないで!!」
らちの明かないやりとりに、バッツの声も自然と荒くなる。
バッツは暴れるファリスの身体を押さえつけ、
殆ど馬乗りのような格好になりながらこじ開けた口に水を流し込んだ。
ファリスは無理に口に入れたれた液体を飲み下すことができず、
その大半を口の端から吐き出してしまう。
「うっ…けほっ…ぅくっ…気持ち、なんて…わかってないの…バッツの方じゃないか!!」
荒く息を接ぎながら激しく咳込むファリスの目元には、
一度は止まった涙が再度溢れ出していた。
バッツが気になっていなければ、
こんな風に無理をしてまで思い人の名前なんて聞こうとしなくても良かったのだ。
子供みたいに泣いて暴れて駄々をこねて、
こんな姿をバッツに見せるくらいなら勝負になんて応じるんじゃなかった…
後悔と己に対する情けなさがファリスをどうしようもなく苛んでいた。
163カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/11 04:34 ID:Qt/T1xce
「…バッツが…悪いんだから…っ…!」
ポロポロと涙を零すファリスの泣き顔に、バッツも少し後悔をしていた。
勝負を仕掛けたのはバッツ自身であったし、
それもいずれファリスに伝えようと思っていたことのために、
ファリスに無理をさせてしまったのだ。
聞かれた時に伝えられていたら、躊躇なくファリスを好きだと言えてたら、
こんなにファリスを苦しめなくても済んだのに…
己の不甲斐無さに呆れながらも、バッツはそう思うからこそ決心する。
「…もう…どうなっても、いいか…」
バッツは独り言のように呟き、コップに半分ほど残った液体を口に含んだ。
そして責めるように視線を向けるファリスの瞳を捉え、じっとそれを見つめる。
「…バッツ…っ?」
向けられたバッツの瞳の色は、ファリスから心を奪ったあの蒼。
それに容易く動きを封じられたファリスは、
強く鼓動を打ち始めた胸が苦しくなって、その蒼を視界から封じる。
「…バ…ッ…んぅ!」
瞳を閉じたファリスの唇に重ねられた感触は、バッツの柔らかく温かな唇だ。
ファリスは自身に起こったことを理解する間もなく、
塞がれた唇から注ぎ込まれた甘い水をそのまま嚥下させられる。
164カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/11 04:35 ID:Qt/T1xce
「約束、守ったからな…ファリス、わかったか?」
唇を塞いでいた感触が離れて、ファリスが戸惑いながら瞳を開けると、
そこには少し紅潮して照れたような微笑を向けるバッツの表情があった。
「…う…バッツ何言って…、あ!えぇ!?」
突然のことに思考を停止していた頭が回転を始めた途端、
ファリスは真っ赤に頬を紅潮させて素っ頓狂な声を上げる。
「俺の好きな人教えてくれって、言っただろ…お前のことだよ、ファリス。」
ファリスの瞳を真正面から捉えて、バッツは言葉で”答え”を伝えた。
そして未だに戸惑ったような瞳で頬を上気させているファリスを見つめて、
つまらない自制心など働かなくていいという気分になってくるのだ。
「…う、嘘…バッツの好きな人が、オレ…なんて。」
ファリスの信じられないと言った表情の中に、
嬉しさのような微笑が混じるのを見て、
バッツは拒否されていないと言うことに胸を撫で下ろした。
「本当だって…今だって、ファリスにもう一回水飲ましてやりたくて堪んないんだけど?」
くす、と笑いながらコップの底に残った一口分の水を、
バッツはファリスに見せつけるように口に含む。
「なっ…バッツ、あの…あ…っ!!」
そして顔を真っ赤にして動揺しきっているファリスの頬を両の手で包むと、
バッツはそのまま唇を重ねた。
今度はファリスが水を飲み下した後も離れずに、そっと唇を割って舌を滑り込ませる。
それを受け入れてファリスは、
バッツがそうする動きに少しずつ倣って舌を絡め合わせるのだ。
「ふ…む、ん、ん…っ。」
ファリスの口腔にわずかに残ったポーションのシロップの味は甘ったるくて、
それを啜り合う二人の思考を蕩けさせていった。
慣れないたどたどしいキスは、
少しの時間も要さずに激しく熱を孕んだ愛欲に変わるのであった。
165名無しの水兵さん ◆mayu/MPb1s :04/01/11 04:39 ID:Qt/T1xce
SS続きです〜。
ファリスたんが意地張りまくってくれちゃって苦労した…;;
次はエロエロにできそうです…(‘∀‘)

てゆか今日の絵茶祭がなんだったかなんて…
参加者の誰も言い出せないわな…_| ̄|○
みなさまおつでした!!
166名無しさん@ピンキー:04/01/11 11:41 ID:uZWw5Imo
いじけるファリスたん(;´Д`)ハァハァ
167名無しさん@ピンキー:04/01/11 19:07 ID:PsBjhJZG
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ファリスたん可愛い(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
エロエロ期待!!
168名無しさん@ピンキー:04/01/11 20:58 ID:hYSpvTU6
ファリスたんかわええ(#´Д`)ハァハァ
萌えー!!!!!!!!!
169名無しさん@ピンキー:04/01/12 00:22 ID:riWNKl3S
禿萌え・・・(;´Д`)ハァハァハァハァ

にしても昨日の絵茶ログはいろんな意味ですげえな・・・
今度は白魔祭りもお願いします
170名無しさん@ピンキー:04/01/12 04:29 ID:3nI3a68/
いや、魔法剣士祭りを(
171名無しさん@ピンキー:04/01/12 21:30 ID:akSVWalV
全ジョブ祭りキボン
172名無しさん@ピンキー:04/01/12 21:31 ID:akSVWalV
21回かけて
173名無しさん@ピンキー:04/01/13 16:13 ID:pSdoOGlT
エロパート街
174八頭神VS1:04/01/14 00:24 ID:RcGcMcwZ
「1さんよ、起きなさい、1さん…1さんの寝顔…ハァハァ」
1は顔に生暖かい臭気を感じて電光石火で飛び起きた。
「うわっ! キモッ! キモイよー!」
凄いキモさを全身から輝かせるその顔は、まさに八頭身そのものであった。
「フォッフォッフォッ、1さん。それはお主も同じではないのかね?」
「…な! 何を!」
「折角ワシがファリスとか言うメス豚と同じ世界に連れて行ってやったと言うのに、
 まさかいきなり犯そうとするとは、ワシらでもまず思いつかん。キモイ…キモイ1さんハァハァ」
恥じ入って、1は俯いた。確かにその通りだった。すでに自分は八頭身と同じ側の人間なのだ。
「そうだな。その通りだ。俺は今日からお前達の仲間ってワケだ。
 俺はファリスたんの所に言ってくる。じゃあな」
1はそう言って八頭身に背を向けるが、その先には、白い世界が広がるだけで、何も見えなかった。
「ま…まさか、ここは天国なのか…?」
「左様。だが、お主にはまだチャンスがある。存分にメス豚といちゃつくチャンスが有ると言う事じゃ」
「メス豚って言うな! お前の目的は何なんだ!」
「ワシらはただ、1さんにリフレッシュして貰いたいだけなんじゃ。
 最近ワシらも1さんを追い詰めすぎてしまった。だから、断腸の思いでこの世界に送り出してあげたのじゃ」
「だが…ワシらにも誤算が有った。まさか1さんが変態だなんて思いもしなかったのじゃ」
「…悪かったな。お前らには関係無いだろ!」
「…ある!」
「…?」
「過度な変態性欲は頭身数を上げる。このままでは1さんはワシらと同じ八頭身になってしまうぞ!」
「それの何が問題なんだ?」
「あの世界は、元々三頭身の為に創られた物じゃ。八頭身は存在出来ん」
「…どうすれば?」
「プラァ〜トニックを貫くのじゃ! ワシは何時でも1さんを見守っておるぞ」
世界が溶け始める。八頭身の姿も曖昧に、消えていく。
「待て! 待ってくれ! まだ聞きたいことが!」
「グッジョブ!」
「意味判らん!」
意味判らないが、1は元居た世界へと帰還していった。
175名無しさん@ピンキー:04/01/14 00:26 ID:RcGcMcwZ
ファリスたその出番が全く無いという暴挙。続きは未定。
176名無しさん@ピンキー:04/01/14 01:01 ID:tGGEdMw0
何か面白い展開になりそう。
マジで続き楽しみにしています。
177名無しさん@ピンキー:04/01/14 02:06 ID:C/xYRJHP
よくわからんがおもしろいから続けてくれ
続きが気になる
水兵さんの続きも期待
178名無しさん@ピンキー:04/01/14 19:09 ID:BKejJ5yi
キモオモロイ
179名無しさん@ピンキー:04/01/14 19:12 ID:xAAcVdhV
>「グッジョブ!」
>「意味判らん!」

ワロタ
180名無しさん@ピンキー:04/01/15 01:56 ID:xX9xpKLc
(;´Д`)ハァハァ(´Д`*)
181名無しさん@ピンキー:04/01/15 03:14 ID:egQuBPzI
大勢の海賊に囲まれて真ん中で強制オナニーさせられるファリスたんキボンヌ
182名無しさん@ピンキー:04/01/15 22:45 ID:qD3kBTDO
 
183名無しさん@ピンキー:04/01/16 00:03 ID:rBUjQfWn
age
184名無しさん@ピンキー:04/01/16 00:03 ID:tzdvGyq4
>>181
オナヌィイイ!
185名無しさん@ピンキー:04/01/16 03:02 ID:61inp1SH
age
186名無しさん@ピンキー:04/01/16 18:21 ID:2c8nsOgF
今日は絵茶無しですか?
187名無しさん@ピンキー:04/01/16 18:46 ID:WKZ47Mc5
ファリタソのエロドジン(σ´∀`)σゲッツ!

激しく萌えた。
188 ◆mayu/MPb1s :04/01/16 19:06 ID:hJZUD2h5
>186
今週は絵茶立て人さんがご不在のため絵茶はお休みのようです。
先週の絵茶で告知されていたので、また来週を楽しみに待ちましょう…。

SSの続き、明日位には…なんとかなるかな;;ぬぅ;;;
189Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/16 21:12 ID:zBuGm+yZ
>>186
すでに水兵さんが書き込んでくださっていますが、私用のため今週の絵チャは無しです。
来週の金曜日夜、土曜日の夕方〜夜は開催予定ですのでお暇な方は是非どうぞ。
190名無しさん@ピンキー:04/01/18 12:22 ID:c3NCY5df
誰もいないのか?
(´・ω・`)
191名無しさん@ピンキー:04/01/18 23:29 ID:vICqv2M4
SSきぼんぬ
192名無しさん@ピンキー:04/01/19 11:13 ID:a34E0Mjo
媚薬の人はお元気だろうか
193名無しさん@ピンキー:04/01/19 19:03 ID:UJvgGwW+
水兵タンの続きもみたい
194名無しさん@ピンキー:04/01/20 01:02 ID:PUeboAjr
1とファリスたん!
続編まだー?
195名無しさん@ピンキー:04/01/20 08:44 ID:Bg6L6heP
hoshuage
196名無しさん@ピンキー:04/01/20 11:12 ID:ApHMiV/Z
見られているとつい・・・
ttp://penn2daisuki.h.fc2.com/index.htm
197名無しさん@ピンキー:04/01/20 16:57 ID:kHPvZ0ak
絵チャがなかったらこれだけ盛り下がるとは…
198名無しさん@ピンキー:04/01/20 17:39 ID:ebarHX+y
絵茶もだが、SSも無い…
誰か抜けるネタください
199名無しさん@ピンキー:04/01/20 21:10 ID:nfok62Ry
陵辱されるファリスたんキボンヌ
200名無しさん@ピンキー:04/01/21 01:44 ID:tp+EMjAP
水平たん乙
とりあえずマシンガン辺りはハゲドウですわ
201名無しさん@ピンキー:04/01/21 08:49 ID:aJU8svRP
今度は姫ファリスたん祭り頼む
202名無しさん@ピンキー:04/01/21 21:23 ID:6eRIvtle
ファリスは踊り子が一番いい
203 ◆mayu/MPb1s :04/01/21 22:26 ID:WCWotRtv
SSの続き滞ってて申し訳ないです;;
いろいろあってファリスたんのなんか作り中…
でもヒマな時にスレにもいろいろ投下できれば…とは思ってます(・∀・)
>200
ありがd!…心配かけてしまっただろうか;;;
サイトの方ではココより行儀が悪いのでいろいろ書いてますけど、
漏れが嫌なのは一部の常識ないちゃんねらであって、此処が嫌いなわけではないです。
204名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:46 ID:H3Rdtd27
ファリスたんのなんか・・・(;゚∀゚)=3
205名無しさん@ピンキー:04/01/22 08:46 ID:dHmraYoh
もうすぐチキンナイフたんのゲームが出るわけだが
もうファリスたんは描いてくれないのかな…
206Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/22 19:41 ID:mlX935Ig
先週はお休みしてしまいましたが、今週は「金曜日21時〜」「土曜日17時〜」の予定で絵チャを開催したいと思います。
開催時には避難所とスレに告知しますので、お暇な方はどうぞ。
207Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/22 21:25 ID:xg2m56W7
なお、再びPC環境が激変したため、現在絵チャ起動テスト中です。
接続を確認していただけるだけでも助かるので、お暇な方は避難所のURLを参照の上どうかご協力ください。
208名無しさん@ピンキー:04/01/22 21:28 ID:kuVEOnJ0
チキンナイフたんって原画家さんだったんでつね
209 ◆mayu/MPb1s :04/01/23 00:26 ID:qf0i+Sg+
Nyさん、参加者のみなさまテストお疲れ様でした。
バッシのお洋服を着るファリたん…
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040123002246.jpg
>205
チキンナイフたんの…ぷにぷにでメイドさんなやつですか?
検索したけどわからんかった;;
210名無しさん@ピンキー:04/01/23 02:29 ID:HCfuW4TW
>>209
ちょっとぶかぶかなのが(*´Д`)


ピュアガにインタビュー載ってたぞ
211Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/23 18:36 ID:VH80c26P
テストも上手くいきましたので、今夜21時より絵チャを開催しようと思います。
絵チャを開きましたら避難所のスレに告知しますので、お暇な方はぜひどうぞ。
212名無しさん@ピンキー:04/01/24 01:48 ID:aHa7cpzB
メイドファリスたん希望
213 ◆mayu/MPb1s :04/01/24 02:22 ID:DYET/R4y
本日はお題「姫」でした。参加者さん乙でした〜!

言われたとおりにつるつるにしてきたよ…どう?バッツ…@ファリたん
みたいなシチュで。ドレス楽しかった… (´Д`;)ハァハァ
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040124021630.jpg
214あつたん ◆89vK1NdFqk :04/01/24 03:45 ID:EFF9cwvw
本日の絵茶ろぐです。

ミュ●ャ風を目指した姫でしたがあんまりそう見えない;;
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040124033517.jpg

参加者さん本日もお疲れ様でした!
皆さんの姫ファリスたんにハァハァでした(´Д`;)
215おじゃまさん@ピンキー:04/01/24 04:55 ID:gaPAjoTm
エチャログでつ。(姫じゃないけど・・ボソッ)

風呂ファリスたん。
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040124043707.png

あのスライムはのぞきをバレそうになったバッツが
身代わりにおいといたってことで・・・・
あっ。何でFFなのにスライムがいるんだYO
ってつっこみは無しでおながいしまつ(・∀・)

今回は(も?)画面が華やかで楽しかったでつ!!
皆さま乙でしたー!!
216名無しさん@ピンキー:04/01/24 09:57 ID:YMIyGklQ
お前ら最高です
217名無しさん@ピンキー:04/01/24 13:13 ID:pBYmB8jE
女王様ワラタ、サイコー
218名無しさん@ピンキー:04/01/24 15:58 ID:VahS2mGo
姫ファリスたん祭り(*´Д`)
219Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/24 16:46 ID:CFEdIUzP
本日の絵チャはちょっと開催が遅れまして、18:00〜18:30の開催を予定してます。
220Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/24 18:39 ID:XPmHchen
本日の絵チャ開始しました。
避難所のスレを参照願います。
221名無しさん@ピンキー:04/01/24 20:22 ID:yp8AUb6g
姫祭りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
どれも凄く(・∀・)イイ!!
職人さん乙です
今日のログも楽しみにしてます
222名無しさん@ピンキー:04/01/25 14:03 ID:WntWV8cs
>>213
剃ったのか!!!
ハァハァハァハァハァハァ

ウッ
223名無しさん@ピンキー:04/01/25 19:41 ID:/VKZC72d
ぷにぷにでメイドさんなファリスたんを・・・
224前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/25 22:24 ID:AClhvWP5
ほぼ1ヶ月ぶりです…(:´Д`)
長らくお待たせして申し訳ありません。

========================================
一行はクレセントを離れ、次の街へと向かった。
石版の手がかりを得ようと必死で聞きまわったが、大した情報も仕入れることが出来ないまま時間だけが過ぎた。
結局その日も、少し肩を落として宿へと戻った。

「見当がつかないと動けないな…」
バッツは込み合った食堂内の椅子に腰掛け、骨付き肉に齧り付いた。
レナが酒を注ぎ始めたのをクルルが目にし、クレセントでの出来事を思い出しがっくりとうなだれた。
また自分が運ばないといけない、そう考えると好きなものも上手く喉を通らなかった。
「滝ってイストリーしかないでしょ? やっぱりあそこなのよ」
レナは葡萄酒を口にし、さらにもう一本の瓶を開けた。
「でもあの滝のどこにあるの? それに滝の側には近づけないし…」
そこでファリスがふと口を挟んだ。
「上から行けないんだったら下からはどうなんだ? あの飛空挺、潜れるようになったんだろ?」
瞬間バッツの目に光が戻った。骨から肉をむしり、皿に骨を置いた。
「それだ。もしかしたらあの滝の側の洞窟に繋がってるかもしれない」
ふと視線をずらすと既にレナが出来上がっている。
だがクルルははっきりと意見が聞こえたらしく水を卓に置き、言った。
「明日一度行ってみようよ。もしかしたらもしかするかもしれないし」
かくして一行は明日の手筈を整え、部屋へと戻っていった。
225前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/25 22:24 ID:AClhvWP5
――ふいに夜中にファリスは目が覚めた。
窓からは妙に明るい月の光が差し込んでいる。今夜は満月らしい。
他のベッドからは寝息と寝返りの衣擦れの音しか聞こえない、静かな夜だった。
すっかり目が冴えてしまい寝付くには時間がかかりそうだった。
明日は朝早く出るのに、目が覚めてしまった事に微かな苛立ちを覚えファリスはふと隣のベッドを見た。
すぐ側にバッツの姿があった。もっとも、反対側を向いてしまい顔は見えないが。
ファリスの頭に過ぎったのは――クレセントでのあの出来事だった。
媚薬を飲まされたとはいえ、本当に自分から欲してしまったことは紛れもない事実だった。
男独特のあの匂い、熱い吐息、舐めるような視線…それらを次々と思い出し、ファリスは一人顔を赤らめた。
布団を頭まで被り、必死で気を紛らわそうとはしたが次々と思い出していく。
次第にファリスの身体に小さな炎が点った。
ファリスは激しく頭を振り、布団を跳ね除けて窓辺へと立った。
月はいやに大きく、明るかった。

あまりに見惚れすぎていたせいだろうか。
月の持つ魔力とやらに惹かれていたのだろうか。
ファリスは後ろから迫る人影に気づかなかった。

底溜りではあるが僅かに残った媚薬の瓶を手にしたバッツが、すぐ後ろに立っている事に。
226前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/25 22:25 ID:AClhvWP5
眠くなかった。むしろ、目が冴えて全然寝られなかった。
バッツは虎視眈々とこの機会を待っていたのだ。
ファリスが覚まさなければそのままベッドに入ればよかったし、起きたら起きたで都合がよかった。
寝たふり利をし、すぐさま布団に入り寝息を立てれば誰しも寝ているように錯覚する。
バッツは静かに僅かな残りの媚薬を口にし、瓶を自分のベッドの上へと投げた。
布団がクッションとなり、割れる事も音を立てることもなかった。
それでも、ファリスは気がつかない。
バッツはゆっくりファリスの後ろに立ち、その身体に腕を回した。
「――!?」
声にならない声を上げ、ファリスはとっさに後ろを向いた――その瞬間を逃しはせず、
バッツはファリスに口付け、抱き寄せた。口内に舌を入れ、ファリスの中を翻弄する。
「うん…んんんっ…! んん…んんん!?」
そのままバッツは、ファリスの中へと媚薬を流し込んだ。
量がわずかな為、ファリスはわけもわからないままそれを飲み込んだ。
口内に入った瞬間のあの僅かな味が、ファリスにクレセントの夜を再度思い出させた。
227前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/25 22:26 ID:AClhvWP5
「ん…はぁっ! はぁ…はぁ…」
ファリスはバッツから唇を離した。少しずつ熱くなっていく身体に、ファリスははっきりと何を飲まされたのか理解した。
バッツはそのままファリスを反転させ窓の外を向かせた後、しっかりファリスに抱きついた。
窓の外には誰もいない。それに部屋は二階にあるおかげで人目にもつかない。
「や…っ…! こんなとこ…誰かに見られたら…オレ…オレ…」
ファリスは顔を赤らめ、僅かに身体を振るわせた。
「こんな夜中に誰も外なんか歩かないぞ…多分な」
そう言うや否やバッツは静かにファリスの身体に手を這わせ始めた。
寝巻きのボタンを器用に後ろから外し、双丘へと手を伸ばす。
期待と薬の効果もあるのだろうか、頂の蕾は微かに赤く熱を帯び、立ち上がり始めていた。
バッツはそれを親指と人差し指で摘み上げながら周辺を優しく撫で、絶妙な力加減で揉み上げる。
たちまち胸からえも言われえぬ快楽が生じ、自然と口から甘い声が漏れた。
「っ…はぁっ…! あっ…ん…っ! あ…はぁ…あっ…」
バッツがすっとファリスの耳元へと顔を近づけ、小さく囁いた。
「あんまりでかい声出したら…二人とも起きちまうぞ? …いいのか?」
言い終わると同時にバッツは大きく立ち上がった蕾を摘み上げる指に一気に力を込めた。
「やっ…あはぁぁんっ!! やっ…はぁ…っ…! だ…めぇ…っ…」
228前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/25 22:27 ID:AClhvWP5
ファリスは出窓の枠に腕をかけ、必死で姿勢を保っていた。
胸からの快楽だけで、既に腰が砕けかけている。立っているのもやっとの状態だ。
バッツは右手をファリスから離し、先程脱がせ、床に落したファリスの寝巻きを足で拾い上げ、手にした。
そのまま寝巻きをファリスの顔にかけ、袖を頭の後ろで軽く結んでやった。
それによりファリスの視界はほぼ完全に奪われてしまったが、それがバッツの目的でもあった。
窓へと手を伸ばしバッツは鍵を開け、大きく窓を開けた。
ほんの少し冷たい夜風が部屋へと大きく入り込み、カーテンを大きく揺らした。
月の光を受け、ファリスの身体はより一層艶かしく見えた。
「なっ…に…?」
バッツは顔をファリスの耳元に近づけ、小さく呟きながら再び胸へと手をかけた。
「ファリスのやらしいその格好…外から見てる奴がいるぞ…ほら…」
きゅっと頂の蕾を摘み、指で弄ぶ。ピリピリと電撃が走り、火が点る。腰が砕け、濃蜜が溢れ出るのがわかった。
「や…やぁぁ…っ! 閉め…てぇ!」
無論、窓の外には誰もいない。深夜であるが為、誰も外にはいない。
万が一外に誰かいたとしても、部屋は2階。明かり1つ無い場で、外から姿が見えるとは考えにくい。
だが視界を奪われたファリスにはわからなかった。
ただわかるのは――冷たい夜風と、バッツの呟く声。そして、次々と与えられる快楽だけだった。
229前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/25 22:28 ID:AClhvWP5
続きは明日にでも投下します。
水兵さんの続きも期待(:´Д`)ハァハァ
230名無しさん@ピンキー:04/01/25 22:45 ID:38TJUb4G
キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
待ってました!!
231Nanasu:04/01/26 02:25 ID:0gOgRmc7
昨日絵茶出来なかったので(行ったら終わってたっぽ)絵板に

捕まりファリたん責め絵でつ
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/oekaki/data/IMG_000069.jpg
232名無しさん@ピンキー:04/01/26 04:11 ID:iMgvOsDt
>>229
シチュも激しく萌え(*´Д`)
続きも楽しみしてるよ
233名無しさん@ピンキー:04/01/26 11:07 ID:qZZ0fpSx
鬼畜バッシいいね
234名無しさん@ピンキー:04/01/26 17:35 ID:xcqVBB93
ファリスたん羞恥プレイ最高!!!!
235 ◆mayu/MPb1s :04/01/26 18:20 ID:yHKj2x3G
>229
媚薬キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
思い出しちゃってるファリスたん萌え!!
>231
毎度痛々しい責めで… (´Д`;)ハァハァ
仲間のために耐えるファリスたん…闘う女の鑑ですな!
236前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/26 22:06 ID:nYmdCXCb
続きです。
==========================================
「ほら…おっさんが外からファリスの事見てるぞ…」
耳のすぐ側で小さく呟きながら、バッツはファリスのズボンを床に落とし、秘所へと手を伸ばした。
下着は既に濃蜜でしっとりと濡れ、秘裂を、肉芽をうっすらと映し出していた。
「やだ…やっ…だぁぁ…っ!」
首を振りファリスは必死に拒絶するも、抵抗もままならない。
それどころか――見られている、と思いわずかな悦楽が生じているのも事実だった。
海賊にいた頃を心のどこかで思い出していたのかもしれない。
見世物として仲間の中央で服を脱がされた事もあったし、自慰を命令された事もあった。
いつの頃からか――見られることが快楽となっていた。
閉め切った静かな部屋で二人で体を重ねるより、誰かの目を気にし、羞恥心をかき立てられながら乱されるほうがどちらかといえば好きだった。
ファリスは内心そのことを少しずつ思い出し、体の内に点った炎を激しくしていった。
「おっさんがずっとファリスの事見てるぞ? …ほら、もっと見せてやれよ。ファリスの恥ずかしい姿」
バッツは、秘所で熱を持ちぷっくり膨れ上がった肉芽を下着越しに押し込み、左手を胸の頂へと伸ばした。
たちまち身体に白い稲妻が走り、ファリスはびくびくと身体を振るわせる。
「あぁっ! あっ…やっ…あぁぁぁ…んぁあん!!」
口の端から涎を一筋光らせ、ファリスは窓枠にもたれて腰を突き出した。
ふいに当たったバッツのそれは、服越しでもわかるほどに大きかった。
「まだまだお預けだぞ」
バッツは耳元で呟き、ファリスの耳元に息を吹きかけた。
ファリスは声にならない声をあげ、一気に脱力した。
237前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/26 22:07 ID:nYmdCXCb
バッツはファリスの下着を静かに下ろし、秘所を露出させた。
くちゅっ、と卑猥な水音がし、下着と秘所に銀色の糸が尾を引いた。
バッツは執拗に胸の頂を弄りながら、秘裂へと指を伸ばした。
「あっ…はぁぁぁあぁ…っ!」
指を秘裂の中へと押し入れていく。中はひどく熱く、狭かった。
もう一本指を押し入れていき…ある一点に到達した瞬間、ファリスはびくっと身体を震わせた。
バッツは唇の端に笑みを浮かべ、そこを執拗に擦りつけた。
「あぁああぁぁっ! あっ…あぁぁ! はっ…はぁあぁぁっ!! あっ…!」
きゅっと膣壁が締まり、濃蜜が次々と溢れ出てくる。
指を二本挿れたままで、親指で肉芽をぎゅっと押しつぶす。
締まりは徐々にきつくなり、絶頂が近い事を意味していた。
「あぁっ! あっ…ふあぁぁあんっ!! やっ…やぁぁっ…!!」
ファリスが身をくねらせ、首を右に背けた――瞬間、バッツがファリスの口を塞ぎ、指の動きを早くした。
「んんんっ!! んん…んっ! んっ…んんっ! んんんんんーーー!!」
ファリスの目から一筋涙が零れた。ファリスはがっくりと脱力し、バッツへともたれかかった。
238前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/26 22:08 ID:nYmdCXCb
「ファリスがイッたとこも…外のおっさんずっと見てたぞ」
バッツはファリスの双丘を揉みしだき、頂の蕾を弄りながら耳元で呟く。
その間に――バッツは静かに自らのズボンを下ろし、イチモツを露出していた。
それはひどく大きく、熱く、硬く…静かに脈打っていた。
「やだ…やっ…だあ…」
ファリスはうなされるように呟きながら、首を左右に振っていた。
そして、秘裂に押し当てられているそれに気づき、腰を小さく動かした。
自分の耳にもはっきり聞こえるほどの水音がし、ファリスは顔を赤らめる。
「何が嫌なんだよ…おっさんに見られてる、って言った時からずっと感じてたくせに」
バッツはイチモツをあてがい、口調を強めた。
ファリスは強い口調を聞き、身を小さくして僅かに怯えだした。
「ち…違う…っ…そんなこと…ない…」
「嘘吐くなよ。ファリスは見られてるほうが感じるんだろ? ファリスは淫乱だもんな?」
「オレは…っ…淫乱じゃ…」
「淫乱だもんな? ファリスこの間自分で言ったよな? 『オレは淫乱だ』って」
「! あれ…はぁ…っ…」
薬のせいだ。そう言いたかった。だが…内心、きっぱりと否定できない自分がいた。
もしかしたら、本当に自分はそうなのかもしれない。そんな考えが一瞬頭を過ぎった。
バッツは秘裂の頂で熱く立ち上がったファリスの肉芽を摘み、イチモツの先端を挿れ、一気に畳み掛けた。
「ファリスは淫乱なんだよな? それでいて…見られて感じる、変態なんだよな? なぁ?」
秘裂の入り口を往復させられ、ファリスは大粒の涙を流し――こっくりとうなずいた。
239前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/26 22:09 ID:nYmdCXCb
「ほら、外のおっさんも待ってるぞ…もっと見せ付けてやれよ、ファリスの…その姿を!」
バッツは腰を掴み、一気に奥へと押し進めた。
長く愛撫され、すっかり熱く濡れそぼったそこはすんなりとバッツを受け入れ、きつく締め上げた。
「ふあぁぁあぁっ!! あっ…あはぁぁっ!!」
長らく待ち望んだその刺激にファリスは一気に絶頂へと追いやられ、がたがたと身体を振るわせた。
――もはやファリスに理性は残っていなかった。
僅かな薬の効力と、異常とも言えるその状況に、完全に何処かへと吹き飛んでしまっていた。
我を忘れたように腰を振り、喘ぎ声を出す。レナとクルルが起きないか、という考えも残ってはいない。
「ほらファリス! もっと触れよ…おっさんに見せてやるんだろ!?」
バッツもまた、この異常な状況に我を忘れ、イチモツをファリスに叩きつけていた。
「あぁっ! オレ…見られてる! あっあぁぁ…見られてるよぅ…んあぁぁ!!」
涙を流し、流れる涎すら忘れ…ファリスはただひたすら貪るようにバッツを求めた。
240前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/26 22:11 ID:nYmdCXCb
「はぁっ…はぁぁっ! バッツ…あっ! オ…レ…っ!」
荒い息をし、ファリスは振り返る。バッツはファリスの唇をついばんだ。
「あっ!! あぁぁあぁっ! オ…レ…バッツのが…っ!」
「…中に欲しいんだよな?」
ゆったりと腰を動かし、最奥へと到達させ、ぐりぐりと押し付ける。
「うん…欲しい…よ…っ…一番奥に…欲しい…よぉ…っ!」
涙声のファリスの訴えを受け、バッツは手をそれぞれ胸と秘裂の肉芽へと伸ばした。
イチモツを一気に引き抜き、また最奥へと押し入れる。
「ふあぁぁ! はっ…はぁぁあぁぁああ!!」
徐々に腰の、手の動きを早め、どんどんファリスを高みへと追いやっていく。
バッツを締め上げる内壁がひくひくと動き、それを待ち焦がれていた。
「っ…ファリス、全部欲しいんだろ!? ちゃんと残さず受け取れよ!!」
「あっ! わかってる…よぉ! バッツの…全部…あっ! あぁぁあああぁ!!」
ファリスが身体を震わせ、大きく動いた時、バッツのものが中で大きく弾けた。
びくびくと震え、白濁した精液は秘裂から少しずつ流れ出し、ファリスの蜜と混ざりながら床へと落ちていった。
241前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/26 22:11 ID:nYmdCXCb
バッツはそのまま意識が飛んでしまったファリスをどうにかベッドへと戻し、自分のベッドへと腰掛けた。
押し寄せる眠気に負けじと目を開き、ファリスの方を見た。
――またそのうち、こんな事ができればいいのに。
完全に空になった瓶を見、バッツはそのまま布団へと入り込んだ。

翌朝、ファリスは夜の出来事をはっきりと思い出し、レナやクルルと顔を合わせるのが憂鬱だったが
二人は何があったのかも知らないと答えるではないか。
ほっと胸を撫で下ろした反面、もっとバッツに気を使って欲しいと心から思うのであった。

その後、一行は船へと乗り込み、イストリーの滝を目指した。
242前萌えスレ952 ◆NHYNTcIhwc :04/01/26 22:13 ID:nYmdCXCb
微妙に短くてスマソ。これにて完結。
またいつかいいネタがあったら書くかもしれないです。
243 ◆mayu/MPb1s :04/01/26 23:28 ID:bIw0qf7M
ヘンタイファリスたん(・∀・)イイ!! 
てゆかまたやりたいとか思ってるバッシがカワエエw
またエロエロなの書いてください!!
244名無しさん@ピンキー:04/01/27 08:42 ID:NE2JZoDj
実際におっさんに見られながらやられるファリスたんもお願いしますw
245名無しさん@ピンキー:04/01/27 14:17 ID:b46XHZZG
あーもうっ!!ファリスたんエロ過ぎなんだよ!!
全くあーもあーもうちっくしょ〜・・・ファリスたんエロ過ぎ。
SSGJです!
246名無しさん@ピンキー:04/01/27 17:57 ID:QYcZt7Or
               ∩ グッジョブ
               ( ⌒)     ∩_ _
              /,. ノ     i .,,E)
             ./ /"    / /" .
   _n  グッジョブ!! ./ /_、_   / ノ'
  ( l    _、_   / / ,_ノ` )/ /_、_    グッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(       /( ,_ノ` )     n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄    \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//

247名無しさん@ピンキー:04/01/27 21:05 ID:lEeRoDEt
淫乱ファリスいいね
俺もやりたい
248名無しさん@ピンキー:04/01/27 21:26 ID:7aFdnKSI
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
249名無しさん@ピンキー:04/01/28 01:36 ID:9sPXS3Sm
媚薬完結編(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

>見世物として仲間の中央で服を脱がされた事もあったし、自慰を命令された事もあった。

これのSSもキボンヌ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
250名無しさん@ピンキー:04/01/28 03:46 ID:TPfrHlxs
>>249
激しく同意(・∀・)
251名無しさん@ピンキー:04/01/28 12:42 ID:AN3jbOM8
>>247
エロいIDだな
252名無しさん@ピンキー:04/01/28 14:45 ID:xZJ2CdYL
>>247
ぇえろでつ?
253名無しさん@ピンキー:04/01/28 19:24 ID:97kz2qmG
媚薬無しでも乱れてくれそうなファリスたんハァハァ
次回作激しく希望
254Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/28 19:58 ID:PXPwjS5U
先週の絵チャではお疲れ様でしたー。
とは言っても、土曜日はほとんど人が来なかったようですが…一応朝まで開催していたんですけどね('A`)Nanasuさんが入れなかったのは何でだろ?
今週は金曜日をお休みして土曜日の夜22時〜25時の短縮版になります。ご了承ください。
>◆NHYNTcIhwc さん
お疲れ様ですた。
>>253の人じゃないですが、そのファリスたんならただのジュースでもプラシーボ効果で媚薬だと信じてくれそうだとか思いましたw
255名無しさん@ピンキー:04/01/28 21:49 ID:z5cZq7ag
プラシーボ効果といえば藍仮のファリスたん(´Д`;)ハァハァ
256名無しさん@ピンキー:04/01/30 02:57 ID:+TtCvvzk
誰もいなそうなので上げ
257名無しさん@ピンキー:04/01/30 20:00 ID:Vr7r67EV
どのジョブ服のファリスと一番やりたい?
俺はイラストの魔法剣士がいいんだけど
258名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:17 ID:rddw+WBO
>>257
どのイラストだ(´Д`)ハァハァ URLキボン
259カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/31 02:13 ID:ImzAURBi
「バッツ……っ!!ダメ……こんな……の……は……んぅ!!」
これから起こることを予感したファリスの口から甘く、けれど否定を含んだ言葉が漏れる。
バッツはファリスの耳を甘噛みしながら、身動ぐファリスの腕を軽くシーツに押し付けた。
「……どうして?キスは良くても、こんな事出来るほど俺を好きじゃない?
こういうのは、俺とは嫌か?」
荒ぐ息遣いがはっきり感じられる程の距離で問われて、ファリスは頭を横に振る。
「……嫌じゃ……ないけどっ……でも……!!」
アルコールと、バッツに与えられる感覚に夢現のような状態になりながらも、
ファリスには気になっていることがあった。
「レ……ナに悪いも……んっ……ぁ!!」
服の上から身体を撫で擦られる感触に喘ぎながら、
ファリスはこの状況を受け入れがたい理由をバッツに伝える。
「……やっぱり、気になるか。ちょっと……話しようか、ファリス。」
愛撫の手を止めて、バッツがベッドの上で胡座をかく。
「此処来て、座って……俺の気持ち押し付けるだけじゃ嫌だからな。
ファリスのことももっと知りたいから……」
組んだ膝を軽くトン、と叩いてバッツはファリスに向かって両手を広げる。
ファリスはバッツに促されるままに、その膝の上に腰を降ろして後ろから抱かれた。
「ポーション効いたみたいだな。ファリスの身体、ちょっと温まって来てる……」
頭一つ分低い位置にあるファリスの髪にそっと顔を埋めて、
バッツは少し温み始めた身体を抱きしめる。
260カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/31 02:13 ID:ImzAURBi
「……ファリスは、俺と好き同士になったら……レナにあわせる顔が無いって、思ってるんだ……」
「ん……だって、オレは”姉さん”だから……」
バッツに抱きすくめられながら優しく問い掛けられ、ファリスは素直に想いを語り始める。
幼い頃に乳母に何度も教えられた、姉は妹を泣かせるようなことをしてはいけないということ。
そして運命の悪戯とは言えども、今までレナだけに王女としての不自由な生活をさせて来てしまったということ……
だから初めての恋を諦めても、レナがバッツと添い遂げられれば良いと思っていたこと。
「バッツと、オレが恋人同士になっちゃったら……レナが辛い想いをするんだ……」
細い肩越しに伺えるファリスの表情はメランコリックで、迷い揺れる感情をバッツに教える。
「本当は、すごく嬉しかったよ……バッツのこと……ずっと好きだったから……でもっ……!」
ファリスの声が震え、消え入るように小さくなった語尾が擦れた。
どうしたらいいのか、問い掛けるような表情で振り向いたファリスが、
堪らなく健気で愛しく思えてバッツは抱きしめる腕に力を込める。
「レナに譲るなんて言うなよ……そんなことで迷うんなら……俺が、全部……かぶってやる!!
力づくでもファリスを奪って……無理矢理俺のモノにして……
お前も、レナも納得するしかないように、してやる……っ!!」
ファリスが今まで一人でどれほど切ない想いを抱えて来たか。
それを知ってしまったバッツには、ファリスの気持ちを汲み今までどおりの戦友で居てやることなど
到底できるわけがないのだ。
もしそれをすれば、ファリスはまた一人で苦しんで、諦めた想いに泣くかもしれない。
互いに想いあっていながら、そのようにするのは全くもって理不尽な話だとバッツは思った。
261カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/31 02:14 ID:ImzAURBi
「……俺が悪者になってやるから。……絶対に、逃がしてやらないからな。」
身動きも取れない程に強く抱かれ、ファリスは困惑し、
そしてその腕の強さと同じくらいに力強いバッツの言葉に、迷う気持ちを変化させられる。
「バッツだけ……悪者なんて……嫌だ。……オレはそんな、ズルい奴じゃないよ!!」
ファリスはそう言ってバッツの腕から抜け出ると、
自らの衣服をウエストで留めているベルトを取り去った。
薄手のベストを脱いで、膝上までを覆い隠すゆったりとした絹のシャツの裾から背へ腕を回し、
ごそごそと何かを探り当てるような仕草をする。
「ファリ……ス?何……やって……」
たくし上げられたシャツの裾から白いショーツが覗き、
バッツは決まり悪そうにファリスから視線を外す。
次にシャツの裾が元通りになった時には、ベッドの上で立ち膝をしたファリスの足元に、
解けたサラシが輪になって落ちていた。
「バッツ。これで……この下は全部ハダカだから……」
白いリボンでファリスの腰に留められていたショーツの結びが解かれ、
シャツの裾からベッドの端へ放られる。
「ここまでしたら、バッツだけ悪者になんて……ならないよな?」
顔から火でもでそうだといった風に耳までを血色に染めたファリスは、
それでも身体をバッツへ向けて、真正面から視線を合わせる。
「……あ、あぁ、そう……だな。」
唐突でそれも反則な程ストレートなファリスの誘惑に、
バッツは何も言えずあっけに取られるばかりである。
262カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/31 02:15 ID:ImzAURBi
「バッツ、あんまりヘンなトコばっかり見るなよ……」
バッツの目の前に差し出されたファリスの胸の双丘は、
サラシの封印を解かれて薄いシルクの布生地をぐっと押し上げている。
そこに視線を釘付けにされていたバッツは、ファリスの声ではっと我に返った。
ここまで強烈に、それもこんな間近でファリスの女を感じさせられたのは初めてで、
バッツは僅かの間、異常な程の昂奮に翻弄されていたのだ。
「すまん……思わず見惚れちゃって。……あ……俺も、脱ぐ……わ。」
冷静を装おうと思ってそうは言ってみたものの、上着を脱ぎ捨ててしまってからバッツは、
大変な事を言ってしまったと後悔することになる。
ファリスの誘惑に追い詰められていたのはバッツの感情だけでなく、
身体も等しくその色香に狂わされていたのだ。
つまりバッツの下半身は既に昂ぶり、ズボンの股座部分の布を突き破らんばかりに膨張していた。
「バッ……ツ……あ、わぁ……っ!」
隠しても仕方がないとバッツが開き直り勢いにまかせて着衣をずり下ろすと、
ファリスの口から小さく悲鳴が漏れた。
窮屈なズボンから勢い良く解放されたそれは、ぺち、と軽い音を立ててバッツの腹を打つ。
「こら……ファリスもヘンな所ばっかり見るなって……」
「見てないっ……!!見てないよぉっ!!」
バッツに言われた途端、かぁっと頬を赤らめ慌てて顔を両手のひらで隠したファリスであったが、
初めて目にする昂奮状態の男性器に、どうしても視線が行ってしまうのだ。
ぴくぴくと、まるでソコだけ別の生物のように脈動する剛直は、
ファリスにこの先の行為を生々しく想像させる。
処女の乏しい知識から湧き出る妄想にしても、
それはファリスの緊張と好奇心を限界まで高めてゆくのだ。
ドクドクと早鐘のように鳴り響く鼓動が耳に付く程になると、
ファリスの身体は一気に熱を帯び始める。
263カケヒキ ◆mayu/MPb1s :04/01/31 02:16 ID:ImzAURBi
「……まだ酔っぱらってるのかな……オレ、なんかあっつ……あっ!!」
照れたように笑いながら手のひらで顔を扇ぐファリスの身体を、バッツの腕が強く引き寄せた。
正面から互いに抱き合った身体は、バッツも同じく熱を持っている。
「俺は酔ってて丁度いい位だよ……ファリス相手に素面だったら、
嫌われるのが怖くて、こんなに思い切ったことできなそうだしな……」
言いながらバッツは、ファリスにくちづける。
ついばむように唇を合わせ、次第に深く。
「……ん……ちゅ、嫌いに……なんて……ンっ……ならないよぉ。ふ……ちゅ、あむ……ン!」
上顎や内頬を舐め擦られる感触に、ファリスの口から艶っぽい吐息が零れる。
バッツとファリスはぴちゃぴちゃと音を立てながら激しく舌を求め合った。
そして互いに感情を理解し合い、心から相手を求め合う快楽に身を委ねてゆく……
264名無しさん@ピンキー:04/01/31 02:24 ID:GFkDR494
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
265名無しの水兵さん ◆mayu/MPb1s :04/01/31 02:29 ID:ImzAURBi
SS続きです〜。
ちょいエロ…次はきっとエロしか書きようがないので間違いなくどエロにできるかと…。
二人が納得づくじゃないと和姦にならないので長いとは思いつつも
理解しあう部分に文字数を割いてみました;;
酔っ払いがストリップし合ってるだけのよーな気もするけどまぁいっかw
>257
漏れは剣道少女っぽい侍のファリスたんを犯したい!!
輪姦したいのは踊り子のファリスで和姦したいのは姫だけど…(ジョブじゃないし;
266名無しさん@ピンキー:04/01/31 03:05 ID:wfFzKsNb
最高でつ
267名無しさん@ピンキー:04/01/31 07:17 ID:uoaz/XSj
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
酔っ払ったファリスたんの誘惑(;´Д`)ハァハァ

すっぴんの服が一番犯したい
268名無しさん@ピンキー:04/01/31 21:07 ID:1KckP2xO
自分から誘ってくるファリスたん可愛すぎ
269Ny ◆TS8yhAeDPk :04/01/31 21:30 ID:P1zpGti/
本日の絵チャ開始しました。
25時までの短縮版ですがお暇な人はぜひ。
270名無しさん@ピンキー:04/01/31 23:48 ID:3rul5+MD
水兵さんグッジョブ!!
これからの展開激しく期待してます
271あつたん ◆89vK1NdFqk :04/02/01 01:30 ID:ksCTFwvD
本日の絵茶ろぐです〜。遅い時間に行ったので雑な部分がありすみません;;
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040201012900.jpg
焼けた写真の中のファリスたん。
272名無しさん@ピンキー:04/02/01 02:12 ID:415prvOk
戦場で地面に横たわった兵士ハッシが満足そうな顔で握り締めてそうだw
273 ◆mayu/MPb1s :04/02/01 02:41 ID:aORo1lD5
絵茶ログでつ。
ロリでもぷにぷにでもないのですが、メイドなファリたん。
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040201023652.jpg
朝とか叩きでたたき起こしてくれそうな不良メイドにしか見えぬ…((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル

参加者様乙ですた〜。
SSの続きはまたひまな時にちょこちょこ書いてうpしますね。
274名無しさん@ピンキー:04/02/01 04:25 ID:60tgq/bE
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
275もこもこ:04/02/01 10:13 ID:aK3MaBaH
新参者ですが絵茶ログご報告。
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040201100353.jpg
寝起きファリスたん。
276名無しさん@ピンキー:04/02/01 11:35 ID:CysCPKXs
絵師さん乙
今回のログも激しくよかったです
277名無しさん@ピンキー:04/02/01 20:10 ID:7fsPu1By
相変わらずレベル高いな
278名無しさん@ピンキー:04/02/01 22:52 ID:/WDClUV+
禿同。もう10年前のゲームのキャラなのに、みんなたいしたもんだよ。
279名無しさん@ピンキー:04/02/02 11:02 ID:c4haQ5MG
絵師さんとSS書きさんのコラボキボンヌ
挿絵とか絵をネタにSSとか
ハァハァ
280名無しさん@ピンキー:04/02/03 02:06 ID:oKLhMS/X
>>279
それ(・∀・)イイ!!
281名無しさん@ピンキー:04/02/03 04:20 ID:7+XDgJzx
>>279
mayuタソ
282名無しさん@ピンキー:04/02/03 08:43 ID:T1Yv7uvJ
仲間がオナニーしてるところを偶然のぞいてしまったのを見つかってしまい脅迫されるファリス
とかいうのを見たい
283名無しさん@ピンキー:04/02/04 01:14 ID:qO4zH7iN
下着の上からクチュクチュされるファリスたんが…
284 ◆mayu/MPb1s :04/02/04 01:52 ID:wBWarr9t
>281
Σ(´д`)漏れですか??
トリープ紛らわしいだろうか…過去のハンドルのそのまま使ってるしナ…
今度紛らわしくないの探して来ます;;

コラボか…両刀の漏れはどっちの役をやったらいいんだろうか;;
285名無しさん@ピンキー:04/02/04 08:45 ID:3cfnP40b
>>284
漫画を(ry
286名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:00 ID:lUCXt/53
ttp://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e35127296

出てまつね、でも「女性向け」になってる罠
287名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:16 ID:/rDcl2zI
この出品者の女性向けの他の作品も見たがどうみても男性向けのエロドジンシばっかりだw
288名無しさん@ピンキー:04/02/05 22:54 ID:XybWYQ64
その本のファリスは俺の理想くらいヤバイ
289Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/06 22:40 ID:A81bHOQc
またPCが(ry

明日は16:30前後から23時ごろまで絵チャ建てられそうです(´・ω・`)お暇な方はどうぞ
290名無しさん@ピンキー:04/02/07 00:59 ID:IFgP8Cvv
おじゃまします。萌えスレ13から来ました。
うぷしてる書き物がエロシーンに来たのでこちらに引越し。

ttp://game5.2ch.net/test/read.cgi/ff/1070205151/l50

話は616から始まってるけど652あたりからみればわかるかも。
あらすじ「処女であることをバッツに隠したまま新婚初夜を迎えた」
あんまりエロくかけないけど念のためこちらに…
291初夜物語24:04/02/07 01:01 ID:IFgP8Cvv
ファリスの太腿に釘付けだった。
むっちりしたそこにペニスを無理矢理はさみ込んだらどんなにか悦いだろう……
中のパンティがみえそうでみえないギリギリのところにシャツの裾がくるのもなかなか刺激的で、さっきの心配はどこへやら。さっそく身体が反応してきた……
「なんだ、よ…」
脚ばかりを舐め回す視線に戸惑ったようだ。
顔を赤らめ、あんま見んなというように睨んでくる。
なによりもイイのが本人が自分の性的魅力に無自覚なところである。
パンティがみえそうなのも気にしないで、カモシカの脚が大股でズカズカ歩き乱暴にベッドへ腰掛ける。
ぎしっ と大きくスプリングが軋み、嫌でもこれからの行為を想像させた。
ファリスは酷く動揺しているとき、その動作が乱暴になる。
いつもならそのことに気がつかないバッツではないのに、自分自身の欲望にいっぱいいっぱいで彼女の心境に気を配る余裕はなかった。
そしてそのことが…悲劇を生むとは知らずに。
292初夜物語25:04/02/07 01:02 ID:IFgP8Cvv
「あのさ…」
ぴくんっ ファリスの身体が痙攣する。
「お前ってすごい撫で肩なんだな」
自分とおなじくらいの身長にもかかわらずワイシャツの袖がずり落ちて首から肩のまろやかなラインを露出させている。
ファリスは焦ってそれをしつこくしつこく引き上げるのだが、ちょっともしないうちにまたにすぐにずり落ちてくるのだ。
その仕草がかわいくて思わず後ろから抱きしめた。
「ッ…」
尖った吐息が漏れ、華奢な肩がおおきく震えた。
洗いたてのシャンプーのにおいがぷんと香って濃厚で、いきり勃ったモノがギンギンになる。
いやらしいロングヘアーを掻き分け、そのうなじを吸った。
293初夜物語26:04/02/07 01:03 ID:IFgP8Cvv
彼女は既に感じていた。
この部屋に入ってきたときから。
ボクサーパンツ一丁でベッドに腰掛ける彼の身体はくやしいぐらいに男だった。
その日焼けした胸板を目にするや否や、ファリスのおんなの部分がズクンと疼く。
みるまに収縮がはじまって肉芽の部分が尖ってくるのがわかった。
それは、彼のほうを向いて激しく尖るのだ。
「なんだ…よ」
下半身を舐めるような熱いまなざしで見てくるバッツに、尖った肉芽が凝視されているようでどんどん熱くなる……
イヤラシイ自分の身体を恥じた。
透け透けのブラとパンティーだけでバッツの前にいくのが恥ずかしくて、身に着けたワイシャツは、昼間の式で彼が身につけたもので、汗ばんだ体臭が染み付いていた。
その雄の匂いを嗅いでいるだけでマタタビを嗅いだ猫のように興奮してくるのに、あろうことか抱きしめられた。
ハァッ ハァッ という背後の息遣いが耳の穴にねばつく。
「ああ、こいつ……男だ」
と昼間意識させられた胸板が背中を抱き、その体温と共に雄のにおいが押しよせてくる。
どくっ どくっ と異常に跳ね上がった彼の脈動が肩甲骨のでっぱりに当たってこそばゆい。
腰に当たっている熱のカタマリはどう考えても……アレで、こんなに硬くなるのかと肌で感じて驚愕した。
同時に「コレがもっと下のほうの肉に触れればいいのに!」と切望して僅かに腰が動いた。
おんなの本能がくねりと葛藤する。
うなじに口付けられたときはっきりと、ぬれた。

不意にかおを持ち上げられキスが始まる。
294初夜物語26:04/02/07 01:04 ID:IFgP8Cvv
彼女は既に感じていた。
この部屋に入ってきたときから。
ボクサーパンツ一丁でベッドに腰掛ける彼の身体はくやしいぐらいに男だった。
その日焼けした胸板を目にするや否や、ファリスのおんなの部分がズクンと疼く。
みるまに収縮がはじまって肉芽の部分が尖ってくるのがわかった。
それは、彼のほうを向いて激しく尖るのだ。
「なんだ…よ」
下半身を舐めるような熱いまなざしで見てくるバッツに、尖った肉芽が凝視されているようでどんどん熱くなる……
イヤラシイ自分の身体を恥じた。
透け透けのブラとパンティーだけでバッツの前にいくのが恥ずかしくて、身に着けたワイシャツは、昼間の式で彼が身につけたもので、汗ばんだ体臭が染み付いていた。
その雄の匂いを嗅いでいるだけでマタタビを嗅いだ猫のように興奮してくるのに、あろうことか抱きしめられた。
ハァッ ハァッ という背後の息遣いが耳の穴にねばつく。
「ああ、こいつ……男だ」
と昼間意識させられた胸板が背中を抱き、その体温と共に雄のにおいが押しよせてくる。
どくっ どくっ と異常に跳ね上がった彼の脈動が肩甲骨のでっぱりに当たってこそばゆい。
腰に当たっている熱のカタマリはどう考えても……アレで、こんなに硬くなるのかと肌で感じて驚愕した。
同時に「コレがもっと下のほうの肉に触れればいいのに!」と切望して僅かに腰が動いた。
おんなの本能がくねりと葛藤する。
うなじに口付けられたときはっきりと、ぬれた。

不意にかおを持ち上げられキスが始まる。
295初夜物語26:04/02/07 01:06 ID:IFgP8Cvv

二回ボタン押しちまった! スンマソ。
296名無しの水兵さん:04/02/07 15:17 ID:JbpcF4BR
初心なのに意外とえっちなファリスたん …(´Д`;)ハァハァ
バッシがんがれ!押し倒せ!!
続き激しく楽しみでつ!

トリープ検索中のためノントリップで失礼。
あんまり居れなさそうだけど今日も絵茶遊びに行きます。
絵の調子悪いから雑談目当てで;;;(´・ω・`)
297名無しさん@ピンキー:04/02/07 15:43 ID:fT/szogJ
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
298名無しさん@ピンキー:04/02/07 16:24 ID:E64D+KLR
うひー!!!!!!向こうのうぶうぶドキドキも良かったが
こっちでもエロ大期待!!
299Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/07 16:42 ID:RuSmK/Rd
例によって帰宅遅れてます…すいませぬ。
17時過ぎには何とか…
300Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/07 17:14 ID:cNSCxjy2
本日の絵チャ開始しましたー。避難所のスレを参照ください。
301初夜物語27:04/02/08 03:10 ID:g/C2/OH+
ファリスはひとつ決意していたことがあった。
バッツに愛撫されてどんなに感じても、死んでも「声」を出すまい、と。

それは海賊時代の忌まわしき記憶がそうさせたのである。
まだ幼い少女の頃、海で溺れているところを網ですくい上げられたサリサ姫は、その威勢のよさと勇気を当時の頭領にえらく気に入られ海賊の仲間に入らないかと誘われた。
「お城にかえりたい!」というと「それだけはだめだ」と厳しく言われ、しぶしぶ海賊になったのである。
まだ幼い彼女には自分で自分の身体を自由にできる権限も力もなかった。
どんなに幼いとはいえ、まぎれもなく女の性を持つ彼女は不届きな輩に手篭めにされてはいけないと、姫であるという身分は当然、女であることを隠すように頭領に厳しく言いつけられたのだ。
縄の結び方、星の読み方、船の操縦、ナイフの扱い方など気のいい仲間たちが教えてくれた。
それにサリサは好奇心一杯で人一倍元気だったから皆からよく可愛がられた。
船の上での生活は自由気ままで彼女の気性にあっていた。
302初夜物語28:04/02/08 03:10 ID:g/C2/OH+
けれど、その中でもやはり辛いことはある。
水と食料の補給のため立ち寄る港町。
そこで毎回行われる乱恥騒ぎに彼女は居たたまれない思いでいっぱいだった。
酒場で飲めや唄えの大騒ぎ。
えげつない衣装を身に着けた踊り子がストリップを行い下品な喝采があちこちから飛ぶ。
深夜を過ぎ、宴もお開きというところからがサイアクだった。
ベッドに横たわっていると、左右どっちの部屋からもおんなの喘ぎ声が聞こえてくる。
快楽に染まったメスの声。
発情期のメス猫のほうがまだマシだというくらいにそれは猥雑で、必要のない想像を掻き立てられる。
おまけに同室の少年がその声に興奮してマスターベーションをしはじめたりして、とてもねむれる環境ではない。
非道いときには同室の仲間が部屋に女を連れ込んで、押し殺したような吐息が一晩中耳を刺激してきたこともある。
それは、幼い少女にとって最悪な性教育となった。
303初夜物語29:04/02/08 03:11 ID:g/C2/OH+
つぎの日の朝、決まって仲間たちが昨夜お持ち帰りした女との事を自慢しあう。
さんざイイ思いをさせて貰っておきながらも彼らの口調は悪意に満ちている。
「昨日のあの女、お前も声かけてみろよ。あれなら余裕でイケるぜ?」
「しっかしカルイよなー! ホイホイついて来やがって…ああいう奴等はどういう男と結婚してくのか不思議だ。俺は絶対いやだね」
「ばーかっ あんなのは色んな男とヤりまくってビョーキんなってボロボロに朽ち果てていくのよ。おぉ、いやだいやだ! きったねーなー」
「トイレットペーパーみてぇなもんだ。消耗品よ」
「そーいやお前あちこちの港におんないるっていうじゃんか。あんなかで本気の女はいるのか?」
「ばーか。全部消耗品よ」
ぎゃはははっ
嫌な笑いがテーブルのそこかしこから聞こえてくる。
ファリスはグッと拳を握り締めた。
ふだんは気のいいやつらなのに、おんなのことが絡むとどーしてこうもえげつないんだ?
「この港の女も結婚迫ってきてさ、そろそろ潮時ってやつ? 声もやたらでけーしさ、近所メーワクだっての……おぉファリス、お前の部屋にも聞こえてきただろぅ?」
「……………」
「だめっすよ、こいつ初心だから」
「ほぉ〜ら赤くなった。かわいいなぁ坊主」
そうやってガジガジ撫でられる無骨な手にも、激しく嫌悪感を憶える。
こいつらには絶対女だってばれちゃぁいけない。
「坊主がもうちっと大きくなったら筆おろしに連れてってやるからな〜」
「なんなら今度女紹介するぜ?」
「……おれは……いいよ」
「おっ なんだぁ? そのトシで興味ねえとか言うんじゃねえだろうな」
「ファリスよ、おんなはいいぜぇ。ぶち込んでやりゃぁアンアン声あげやがって、抗う女に中で出してやった瞬間はもう…」
「おれはいいって言ってんだよッ」
「おいおい何怒ってんだよ……」
「こいつきっと、むっつりなんスよ」
よぉ、お前のそのツラじゃぁ将来女泣かせになるぜぇ? きひひひっ
304初夜物語30:04/02/08 03:12 ID:g/C2/OH+
怒りが爆発しそうだった。
だいたいあいつらが悪いんだ。あんな変なこえを出したりするから。
簡単に屈服しやがって。だから男にナメられんだよ!!
これがトラウマの第一歩だった。

捕虜に女が手に入ったときも船の上は悪夢になった。
女の悲鳴。逃げ回る足音と追いかける足音。
やがて何かの倒れる重い音がしてなにかが破かれる音がする。
女の金切り声が一層高くなり、それに合わせて男の息が荒くなる。
…………やがて、押し殺したようなうめきが聞こえてくる。
苦痛とも快楽ともいえるそれに酷く嫌悪感を憶えつつも、決して耳を塞ぐことはできなかった。
気がつけば耳をそばだてている。
(そんなにきもちがいいのかよ……)
見下している割にそんなことが気になってしまう自分に酷く葛藤する。
(まったくふざけてる。おれはあんなやつらとは一緒にならないぞ! 
だいたいすぐにヤられちまうのが悪いんだ。女は弱いから馬鹿にされるんだ。
あんなこえを出すから下に扱われるんだ)
305初夜物語31:04/02/08 03:12 ID:g/C2/OH+
それは女に対する嫌悪感だった。
あんな声をあげる女たちのようには死んでもなりたくないと思う。
自分は強くあらねば! と思う。
男たちにばかにされないように。彼らと対等であるために。
仲間にナメられたくない。女をみるようなあんな目つきで見られたくない。
そのためなら、女なんて捨ててやる。
この船の上では男でありたい。
ファリスは人一倍剣の稽古に励んだし、力仕事も自ら進んでやった。
棟梁になる野望も湧いた。
しかしその夢が叶っても、彼女は自分の性に苦しめられることになる。
男たちを使う権力を手に入れても、女を抱くような男の精神を手に入れることはできない。
男になりきれない自分。
女の性を受け入れられない自分。
男にも、女にも、なれない。

自分のあいまいな性を受け入れてくれたのはバッツだった。
彼のことは好いている。
できればその腕の中では素直になりたいと思う。
けれど同時に「男になんか死んでも屈服するもんか!」と、心の深い部分が叫んでいて拒絶反応を起こす。
愛情とトラウマのあいだに立たされて気が狂いそうだ。
そこで、抱かれはしても死んでも声を出すまいと決めた。
けれど、快楽に染まった身体で声を抑えることがどれほど大変かということに、まだ、彼女は知らない。
306:04/02/08 03:19 ID:g/C2/OH+
大変かということ「に」、じゃなくて「を」で。またコケた。
エロがなくて申し訳ない。
307名無しさん@ピンキー:04/02/08 03:27 ID:QmLU7TXP
リアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ファリスのトラウマの描写がリアルで上手いでつ
308名無しさん@ピンキー:04/02/08 03:28 ID:g/C2/OH+
>>307
ありがとう! 
309名無しさん@ピンキー:04/02/08 11:55 ID:mHSSnrlO
GJ!
バッシにはファリスをこのトラウマごと包んであげてほしい

続き、楽しみにしております
310名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:11 ID:mRUf3uzM
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
続き激しくキタ━━━━(゚∀゚)━━━━イ!!!!!
311名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:40 ID:WqQsMdpE
激しくGJ!!!!!!!!!!!!
312名無しさん@ピンキー:04/02/09 05:15 ID:gV7q5w7L
>>309 310 311
ありがたい…
犯すスレだがらぶらぶでよいのだな…

書き終わるまでは自分で気になって眠れない折れ。早く完結しる!
313名無しさん@ピンキー:04/02/09 07:30 ID:VREMRZm3
犯すスレだけど純愛から鬼畜までなんでもありのエロ総合スレかと

漏れ、個人的には純愛のほうが好きだし
314名無しさん@ピンキー:04/02/09 18:29 ID:iznIzG3v
まぁ犯したいってことで。気持ちだけで。実際は奏でるスレなのかも知れんな
315名無しさん@ピンキー:04/02/10 14:20 ID:Sg+mwcCS

1とファリスタンを密かに期待しているのは漏れだけでつか?
316名無しさん@ピンキー:04/02/10 16:25 ID:QcbMSsHo
どっちも期待してる(;´Д`)ハァハァ
317初夜物語32:04/02/11 02:00 ID:YqPbArKM
「ファリス」
バッツは小さく呟いてファリスの髪の毛を撫でた。
その指は耳をなぞり、頬をなぞり下におりていってつんとした顎をつかんだ。
そのまま上に覆いかぶさるようにくちづける。
(…ん………ふ……ぁ)
ファリスはだらんとたらしていた両腕をバッツの首にまわして抱きつく。
それに応えるようにキスは激しく発展してゆく。
はじめはフレンチキスだったものが、親鳥が小鳥にえさを与えるような啄ばみ合うようなキスに変わり、角度を変えて幾度も幾度も触れ合う。
そのキスをじっくり味わうとふいに舌が入ってきた。
(!?)
こんなキスははじめてだった。
侵入した舌に口内を撫でられ貪られ、舌に舌が絡まってくる。
(……あ……ひゃ……ぁ…)
318初夜物語33:04/02/11 02:06 ID:YqPbArKM
その舌は普段の優しい彼からはかけ離れて、強引で、自分勝手で、我が物顔で口内を蹂躙する。
そのあいだも彼の手はせわしなく動き、ひたすら太腿を撫でさする。
骨ばった指はただ撫でるのではなく、触れるか触れないかの微妙な加減を保ってソフトタッチに厭らしく戯れる。
舌を絡めとられながらも上へ上へと登ってゆく指のゆくえが妖しくてどんどんぬれてくる。
指は彼女の期待をうらぎって胸までピョンと飛んだ。
すかさずふたつの山を撫で回す。
かたちを確かめるように手のひらで包み込み、感触を確かめるように揉む。
手のひらの熱がワイシャツごしに伝わってくる。
その指が円を描くように胸を登り、それはやがて頂上に…
(よ……せ……)
男の指は衣服の上からでも的確に先端部を探り当てた。
(ゃあ…っ)
それと明らかにわかる程ビクリと身体が揺らいだ。
その反応を感じ取った指は嬉々として先っちょを摘み込む。
(……ぃゃだ!! ………ヘン、だ…よぉ…………ぁ…)
自分で触るのとは天と地ほどの差があった。
319初夜物語34:04/02/11 03:32 ID:YqPbArKM
自分で自分のからだをくすぐっても平気なのに、人にくすぐられると悲鳴をあげるくらい反応してしまう。
それと似たようなことだと想像すれば…………わかるだろう?
知らない指で摘まれるのは自慰の比較にもならない。
男の鼻息が荒くなった。
くねくねといやらしく絡められる舌と舌は夢中でお互いをむさぼりあって、鼻でしか息ができない状態になっている。
お互いがお互いの興奮した鼻息を感じっていた。

くりくり弄んでいた指の刺激が爪の刺激に変わる。
先端を親指の爪で割るように何度も擦ってきた。
(う……)
衣服とブラジャーの上から爪で乳首をカリカリしてくる。
そのあいまいな摩擦がじらされているみたいで余計に快感で……乳首がそれとわかる程ピンと硬くなった。
それでも興奮した指は止まらない。
胸の上の手はいつのまにか2本になって左右の先端を弄っていた。
片方は摘んでこねくり回し、片方はカリカリ引っ掻くというように左右に変化を持たせて刺激する。
そのあいだも口は休まず、可愛がるように彼女の舌を幾度か甘噛みする。
気持ちの良いキス。
追い詰められるような愛撫にファリスはうっとりしていた。
それでつい油断した。
探られるようだった指つきが今までよりも強く乳首を摘んだ瞬間思わず「声」が出てしまった!
320初夜物語35:04/02/11 04:18 ID:YqPbArKM
「……んふぅ!」
悩ましげな顔をしながら発せられた小さなあえぎ声は、鼻で響いてはっきりとバッツの耳に入った。
目と目が、あう。
バッツがうれしそうにニンマリ笑う。
つぎの瞬間ファリスはバッツを突き飛ばしていた。
「………………ッ……………」
「な、なんだよ!?」
あっけにとられるバッツに見詰められて顔中が羞恥に染まる。
「この…ッ……へたくそ!!」
気がつけばそう叫んでいた。
声を出した事実を掻き消したいみたいに。
死んでも声を出すもんか。
そう誓ったばかりなのに、丹念な愛撫に気がつけば身も心も蕩けて素直な口はされるがままに声を発した。
……穴があったら入りたい……
今、ぴったりの言葉だ。
頭の中で嫌な言葉がリフレインする。
【ファリスよ、おんなはいいぜぇ。ぶち込んでやりゃぁアンアン声あげやがって、抗う女に中で出してやった瞬間はもう…】
ちがう!! ちがう、ちがうッッ
……そんなんじゃない!! おれはあんな女どもと一緒じゃない!
一緒なんかじゃない!!
ファリスは完全に冷静さを失っていた。
だから気づけなかった。
気づけるわけがなかった。バッツの異変に…
321初夜物語36:04/02/11 04:41 ID:YqPbArKM
「……いま、なんて言った?………おまえ………」
うつむいたバッツが押し殺した声でそう、問うた。
「ああ何度だって言ってやるっ
「このへたくそ」って言ったんだよ「へたくそ」ってな!!」
なにがなんだかもうわけがわからなくてイライラをぶつけるように怒鳴りつけた。
あ! と思ったときにはもう遅かった。
「…………へたくそ………か?………」
バッツの頭がユラリと揺れる……奇妙にゆっくりと。
嫌な予感がした。
突き飛ばされた身体をゆっくりと近づけてくる。
肉食獣が小動物をじりじりと追い詰めるように。
「お、おい……なんだよ、おいバッ…」
その双眸はギラギラと怪しい光を放っていた。
ファリスはその目をよく知っていた。そう…肉欲に満ちた海賊たちのような…
思い当たった途端、物凄い力で押し倒される。
バッツは激怒していた。
322名無しさん@ピンキー:04/02/11 05:34 ID:DO2AWw0U
(;´Д`)ハァハァハァハァ…ウッ
323名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:40 ID:se22qOmg
バッシがんばれ
そこだ
犯せ
324名無しさん@ピンキー:04/02/12 01:19 ID:c3bk7TIh
優しかったバッシがファリスの強がりによりキチバになってしまうのか!Σ(´Д`)
続き待ってまつ
325名無しさん@ピンキー:04/02/12 02:43 ID:xMbImVbf
ファリス“行かず後家”の予言の復活は無しよ
バッツもファリスにも悲劇だ
ちゃんといかせてやってくれを (;´Д`)ハァハァ
326名無しさん@ピンキー:04/02/12 20:37 ID:tE+bZtwu
海賊にレイプされるファリスたんも見たい(;´Д`)
327名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:11 ID:8lBrmPF/
続きキボンヌ
328名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:36 ID:cSRMPyD7
アレか?
いかされて恥ずかしさのあまり泣きじゃくるファリスたんとか、
それ見てオロオロするバッツとか、
そこから始まる甘々でエロエロな展開とかに
 期 待 し て い い の か !?
329名無しさん@ピンキー:04/02/14 01:55 ID:PfwLu6Lq
>>325
つまりエロいイミでいかせてくれとおっさってるのでありますなっ

>>328
なきじゃくるかどーかもオロオロするかどーかもわかりませぬが、
あまあまラビュラビュはぴーえんどは確か。早くそこにたどり着きたいよ。

エロ書き続けて食傷気味なので萌えスレでバランスとってみる。
エロはおそらくイベント後の15か16日にうぷされるでしょう。
330Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/14 08:08 ID:PdvTNxnw
本日の絵チャは先週よりもさらに短く変則で18時から22時までです。お暇な方はどうぞ。
331Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/14 18:08 ID:JTw1QKBP
本日の絵チャ開始しました。お暇な方は避難所のスレを参照してください。
本日も変則で短め、22時前後までとなります。
332名無しさん@ピンキー:04/02/16 23:02 ID:BZoTsbsn
人いない・・・AGE
333名無しさん@ピンキー:04/02/18 02:19 ID:fqZv0iih
SSの続きを松
334名無しさん@ピンキー:04/02/18 19:16 ID:GNZ9xGRA
ネタ切れか…?
335名無しさん@ピンキー:04/02/18 21:37 ID:vznkOWkb
あれだ、人多すぎでブラウザじゃないと入れない
336名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:06 ID:lc22h0if
携帯からだと普通に書き込めるのに、PCからだと入ることすらできない…
とりあえず保守age
337名無しさん@ピンキー:04/02/21 03:03 ID:xyQRw9iZ
水兵さんのファリスの発言に期待する俺。もう廃人ですか。
338名無しさん@ピンキー:04/02/21 03:23 ID:JnaZq0b9
携帯からみれん…
水兵さんここもう見てないだろうけどサイトでもまたファリスたん描いてくれるなら激しく嬉しいな(;´Д`)ハァハァ
触手絵壁紙にしたことがある…_| ̄|○
339名無しさん@ピンキー:04/02/21 03:37 ID:qtRs1b5B
つーかあれだ、サイト見て来い
そしてハァハァしてこいw




ファリスタンの触手責めや陵辱リンカーンが一番抜ける俺はどうすればw
340名無しさん@ピンキー:04/02/21 07:54 ID:Cca9ep5l
>339
案ずるな。自分もだ。

ファリスたん×長老の木とか、ファリスたん×水棲生物とか妄想して(;´Д`)ハァハァ
341Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/21 18:33 ID:9pnSivRc
なんかすごい直前になってですが、本日も19時〜24時で絵チャ開催します。
お暇な方は避難所のスレを参照のうえご参加ください。
342Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/21 19:08 ID:9pnSivRc
本日の絵チャ開始しました。
343名無しさん@ピンキー:04/02/22 03:46 ID:85w1Bwux
水兵さんのサイトでDLできるブロック崩し、ソニアをクリアしないと
ファリスたんは崩せないんでしょうか?
前にファリスたん単体のをDLし損ねたんでつが…
344名無しさん@ピンキー:04/02/23 02:45 ID:EvjUQEhE
_みたいです
345名無しさん@ピンキー:04/02/24 06:17 ID:Ila67EWi
人多すぎ解除されれーヽ( `Д´)ノ
346名無しさん@ピンキー:04/02/24 20:26 ID:v/DW/ySA
スマソ、水兵さんのサイトってどこですか?保管所ですか?
347名無しさん@ピンキー:04/02/25 07:10 ID:5wZVGWpj
>>346
直リンはいかんらしいので
http://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/hinanjo/readres.cgi?bo=bbs&vi=1052573651&res=7&fi=no
水兵さんはもう来ないんだろうか・・・
348346:04/02/25 16:18 ID:Bj/uumpo
>>347
ありがとうございまつ。すばらすぃ…
(;´Д`)ハァハァ
349名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:03 ID:Fb3D+qhz
一応保守。
350名無しさん@ピンキー:04/02/25 22:45 ID:mUZ7hO2H
www.hx.sakura.ne.jp/~die-sque/dpc/index.htm
今日始めてこのサイト見つけたんだがこのスレ的にはここは有名どころなの?
ずいぶんそそる絵を書くな〜と思ったんだけど
351名無しさん@ピンキー:04/02/25 22:50 ID:LagYhHFV
次スレから一般サイトのURLは書き込み禁止って>>1に書くことにしようか
352名無しさん@ピンキー:04/02/26 03:49 ID:m7lFy/M9
tu-ka超有名どころだよなw
そこのファリスで抜きまくった
353名無しさん@ピンキー:04/02/27 18:24 ID:cQJt6JpH
初夜の続きまだ?
354名無しさん@ピンキー:04/02/28 08:38 ID:1dAcY032
age
355Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/28 18:35 ID:LKdyStla
本日の絵チャは19時より開催しますー
356Ny ◆TS8yhAeDPk :04/02/28 19:10 ID:LKdyStla
本日の絵チャ開始しました。避難所のスレを参照ください。
357名無しさん@ピンキー:04/03/01 02:37 ID:5nfNZtk5
保守だごrぁ
358初夜物語37:04/03/02 15:41 ID:I4vHEEen
組み敷かれたベッドの上。
凍りつくような不安が襲ってくる。
真上にいる男はバッツであってバッツではない。
少なくともあの、優しい彼では。
「は……はなせ」
「いやだ!」
きっぱりとそう言うとYシャツの襟元をつかみ、第二ボタンまで留められたそれを一気に左右へ引き裂く。
「!」
次々とボタンが弾け飛び、ベッドから床に転がっていく。
その音すらもリアルで、これが現実なのだと思い知らされる。
空気に晒された肢体を見て彼は口元上げた。
うつむいた角度からではその瞳の表情は見えない。
ただ、その口元だけが笑んでいるのだ。
「いやらしい下着だな、ファリス」
「やっ! みない……で…」
言われた瞬間反射的に両手で隠すが、男が両手首を握り締めるとそれはあっけなく開かれた。
不躾な視線が身体中を彷徨うのに、握り締められた両手には隠す術がなかった。
「俺にみせるために身につけたんだろう?
じっくり観察してやるよ」
じっくり、な……
言葉を形づくった唇の動きがすごく卑猥にみえる。
これから一体どんな目に遭うのだろう・・・
ファリスはごくりと唾を飲み込んだ。相手に気づかれることを恐れながら。
359名無しさん@ピンキー:04/03/03 02:25 ID:SiTVefEC
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
360初夜物語38:04/03/03 16:54 ID:aj8s3i+t
(あ……)
きつく目を閉じていてもくっきりと感じられるバッツの目。
視線はシースルー地で透けた生地に覆われた胸の先端や閉じられた太腿の間に舐めるように注がれているような感じがして……
事実、バッツは食い入るようにそこをみていた。
極薄の下着に包まれた肉体は全裸のそれよりも明らかにそそられるものがある。
グレープフルーツのように引き締まった双球は、パンティストッキングのようなザラザラした素材にぴったり包まれて窮屈そうに上を向いている。
生地越しにぼんやりみえる色づいた先端がちいさな突起になっている。
このザラザラした生地の上からきつそうなそこをちょろっと撫でたら、どれほど強烈な快感をしめすだろう?
その下着は明らかに男のサディスティックな感性を刺激するものだった。
もう握っていた両手首を離しても隠そうとする意志はみせなかった。
彼女自身も視線に感じているのだろう。
試しに胸の周りをザラザラした布地の上からなぞってみると体中がぴくっ、ぴくっ、と仰け反った。
感度良好。両手の親指と中指で円を描くように双球を登っていくとファリスの身体はどんどんピンク色に染まってきた。
じりじり、じりじりとナメクジのような鈍さで先端へ向かってゆく指づかいにじれったさを感じているのだろうか?
面白いぐらいに顔も身体もきれいな桜色に染まってゆく。
361初夜物語38:04/03/03 16:55 ID:aj8s3i+t
指が先端に近づくと、はっきりと目にわかるほど突起が大きくなった。
「お前、もう乳首こんなにしちまって恥ずかしいとは思わねえの?」
ファリスの顔がピクリッと引きつったように痙攣する。
「………………………………」
その沈黙は明らかに意志を伴って成されたものだった。
なされるがまま快楽に身をゆだねていたところに罪の意識を植え付けられてよけいに興奮したようだった。
顔はますます濃い桜色の羞恥に染まっていたが、その眉はキリリと悩ましげに引きつっていたしその口元からは短い吐息が零れていた。
指をねっとりと中心へ近づけていくと期待するように突起はますます熟れ、くちびるからは苦しいような吐息が幾つも幾つも零れる。
じりじり登る両指は、もうあとわずかで蕾に触れる! というところで唐突に離された。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
声にならない快楽が眉間を歪ませる。
乳輪の間近までなぞられて、期待して熟れた蕾は今にも何か零れてくるのではないかと思わせるくらいにますます腫れ上がった。
双球が不満そうにふるりと揺れる。
バッツはくくっと笑った。
362名無しさん@ピンキー:04/03/03 21:09 ID:ROkg5zdL
初夜作者様キター!!
続きも待ってます
ハァハァ
363初夜物語39:04/03/04 13:40 ID:vp5Ynfoq
「お前ってさ、身体のほうが素直だよな!」
面白そうにくつくつ笑うバッツに耐えられなくて、ファリスは苦渋で顔を歪ませながら目をきつく閉じひたすら耐えた。
こんなふうに笑われるぐらいなら無理矢理奪われたほうがましだ。
身体は傷つけられても少なくとも誇りを傷つけられることはないから。
「さて、じゃあそろそろ下のほうもみせてもらおうか……」
バッツの意識が下半身のほうへ移るのは不満だった。
まだ、そそり立った蕾が満たされていない。
触れられるのを待ち焦がれて熟れに熟れているというのに食まれることのないまま置いてけぼりにされて、ひどい欲求不満状態だ。
……もっとして欲しい……
身体のほうが切ないくらいに焦がれているのにファリスは言葉に出して求めることができなかった。
本能が幾ら疼いても求めるわけにはいかなかった。
理性のたがをはずすわけにはいかなかった。
懇願して求めたりしたら、子分たちが馬鹿にしていたあの種の女たちと同類になってしまうから。
断じて情けなく懇願などしない。
そうきつく誓うのに、自分の身体の反応を面白がっているように愛撫する彼の指に理性がふつりと途切れそうになる。
いっそ途切れてしまえたら、どんなにか楽になるだろう。
自分を貶めてでも快楽を貪欲に貪れるくらい浅ましくなれれば……!
しかし彼女の高すぎる自尊心はそれを許せるはずがなかった。
どんな愛撫にも感じるそぶりもみせず、平然とそれを拒否してみせたい。
わかりやすい欲望に呑まれることなどないのだと、自分の強さを誇示してみせたい。
決して相手のものになりはしないのだと示してみせたい。
だが、
364名無しさん@ピンキー:04/03/04 16:59 ID:AEMsH/RT
だが、なんだ…
激しく気になる(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
365初夜物語39:04/03/04 18:11 ID:UEd8Dixx
「へえぇ、お前の毛ってやっぱり髪の色とおなじなんだな」
「!」
「………いや、こっちのほうがもうちっと濃いかな……?」
自分の反応をうかがうように、わざとらしくゆっくりと話しかけてくる。
こうやって自分を貶めようとしてくる甘い言葉のひとつひとつに固く決意したものが溶かされていくようで、なんと自分は弱い人間なのだろうと泣きたくなる。
「もっとよくみせてくれよ…」
興奮した声がそういって手元にある枕を彼女の腰に敷くと、脚をぐいと広げようとする。
ファリスが抵抗するとますます興奮して荒い息を吐きながら無理矢理押し広げた。
(あぁ…!)
「うわっ すげぇ、かたちまでよくみえるぜ…」
濡れているせいで素材が透けてしまったのだ。
短い息を吐きながら、もっとよく見ようと顔が近づいてくる。
熱い息がなまなましくそこに吹きかかると、目を閉じていても、嫌でもバッツの存在を感じて正直に蜜を滴らせてしまう。
「……湿ってる……」
バッツが鼻を寄せてクンと匂いを嗅ぐと、その拍子に尖った鼻の頭が女の最も敏感な部分を擦りつけた。
ファリスの身体が糸で引っ張られたかのように引きつった。
蜜壷からじくじくと愛液が染み出してくる。
すげ、……どんどん出てくる!
好奇心剥き出しの声で囁くと、そこを熱い手のひらで捏ね繰り回す。
染み出してきた愛液を性器全体にべったりとぬりつけるように。
366初夜物語40:04/03/04 18:16 ID:UEd8Dixx
ファリスから切なげなため息が漏れた。
それに興奮して手の動きが早くなる。
ナイロン地の上から摩擦される痒いようなもどかしい愛撫にファリスはいやいやするように首を振った。
ザリ、ザリ、と動物のように音をさせて肉のかたちをなぞるように舐めあげると部屋中に響く布地の音に興奮したのか、うぅ! うぅ! と押し殺したうめき声をあげる。
こうやってきつく目を閉じたまま、自分の指や舌の動きにじっと耐えているのである。
さっきから自分のことを決してみようとしない。
視界を闇に閉じ込めてただただ、自分から与えられる快楽を無言で享受しているのだ。
胸への愛撫をやめて乳首は不満そうに尖るのに、本人は口をつぐんだまま頑として哀願するような口を利いたりはしない。
なんと傲慢で強情な女だろう!
下手に出て甘えてくるようなそぶりをみせれば少しは可愛げがあるものを……
しかしそんなに易々と男の手に落ちるようなファリスは想像したくなかった。
強情な態度のほうが彼女らしいと思うとますます燃えたし、そんなところすらもいとおしく思えてきてどうしようもない。
声を出すまい、というように眉尻をひく付かせて愛撫に耐えるその様はひどく扇情的で今にもぶち込みたくなる。
こんなかおを、一体何人の男たちにみせてきたのだろうと考えるだけで嫉妬で焼け付くような激しい憤りを感じる。
彼女が、憎い。
自分のことを「へたくそ」と罵るくらいに様々な男とやりあってきた経験豊富な彼女。
嫌がるそぶりすらも相手を夢中にさせる手管のひとつなのか…?
そんな疑惑を持たせるくらいに完璧に俺を虜にさせた。
こうやって幾人もの男にやわらかい肉を惜しみなく与えたのだろうか。
憎くてたまらない。けれど同時にいとおしさが溢れ出てくるようだ。俺が指を動かすたびに身体をひく付かせて悦ぶ愛らしいその表情を目にするだけで。
我慢ができなくなって局部の布地を引き裂いた。
367初夜物語40:04/03/04 18:32 ID:UEd8Dixx
ファリスが驚愕したように、鋭く息を吸い込む。
それから、あまいような、困惑したような悩ましいため息を吐いた。
濃厚なおんなの匂いが溢れる。
ストッキングのように、爪でちょっと引っ掻いて引っ張ると儚く破れたその布地からのぞく花弁。
太腿の間から慎ましやかに咲き誇るそれはぐっしょりと濡れそぼり、つややかに光る肉と肉の隙間からどろりと蜜を滴らせる。
シーツまで零れ落ちそうになるそれを慌てて上へ舐め取った。
それでも蜜は溢れるように誘惑してくる。
はやく中に入りたい。
己のものは充分過ぎるほどギンギンにいきり勃っている。
ボクサーパンツから先走り液が染み出しているほどに。
どろどろの性器どうしが絡み合い、擦れ合ったらどんなにか悦いだろう……
ファリスはどんな声で啼くだろう。
はやる気持ちを抑えつけながら自制心と戦う。
ぶち込む前に降伏させたい。
下手だと嘲笑ったことを後悔させるくらいに。
自分の前には屈服せざるをえないのだと思い知らせてやりたい。
他のどんな男よりも自分が一番悦いのだとその身体に教えこんでやりたい。
ズタズタにされた男のプライドを取り戻すのだ。
とろりと誘惑するそれに顔を埋め、むしゃぶりつく。
368名無しさん@ピンキー:04/03/04 22:35 ID:EEIOZVmM
意地っ張りなファリスに(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
バッツ最初が肝心だ、がんがれ!
369名無しさん@ピンキー:04/03/05 00:06 ID:2sVGJZKz
すれ違い、とてもイイ(・∀・)!!

は、早く続きを…ウッ
370名無しさん@ピンキー:04/03/05 00:22 ID:PdTUPvv4
良過ぎます…!
は…早く続きをぉ…!!(;´Д`)ハァハァ
371Ny ◆TS8yhAeDPk :04/03/05 09:06 ID:NghFSQ/g
本日の絵チャは22時より開催予定です。
お暇な方はどうぞー
372初夜物語41:04/03/05 14:09 ID:fJeQliOm
とろけそうになる意識を抑える術などなかった。
バッツが自分のおんなの部分に唇をあて、美味そうに啜っている。
その事実の前にはプライドやその他諸々のことなど掻き消えてしまう。
全身の意識がそこに集中して、バッツの唇や舌を悦んで迎え入れている。
ファリスの肉体は、その精神とはうらはらに、震えるような悦びを感じていた。
好きな男の前で脚を開ける悦び。
好きな男にやわらかい肉を惜しみなく与える悦び。
その証拠に女唇からは夥しい量の蜜が絶えず分泌されていく。
それをまたバッツが喉を鳴らして飲み込み、もっとくれとせがむものだから蜜壷はぱんぱんに熟れあがる。
バッツが女唇を啜れば啜るほど、どろどろと濃厚に分泌される蜜にファリスは戸惑いを隠せなかった。
この身体は自分の好きな男の存在を自分以上によくわかっている。
肉体のほうが精神よりも正確に感情を弾き出すのだ。

バッツのことを好きだと最初に自覚させたのも、この肉体だった。
夜宿屋でふたりっきりになった状況で、壁際まで追い詰められ無理矢理くちびるを奪われたとき激しく感じてしまった。
正気に戻った彼がごめん、と詫び、走り去っていった扉を見詰めながら、見た目よりも厚ぼったかったバッツのくちびるの肉感をぼんやりと思った。
左右に逃れるのも許さず、喰らい付き、啄ばみ、全身全霊を懸けて奪い尽くした。
この部屋にレナやクルルが入ってきてしまっても、どうなってしまっても構わないと訴えてくるような熱っぽさで。
バッツを憎んだ。
大切に取っておいたくちびるを、心の準備もないまま唐突に奪われて。
なんとも思っていなかった友達に無理矢理くちびるをこじ開けられて。
なんとも思っていなかった………………?
いや、好意は持っていた。
女だということがバレても出会ったときから変わらず、自分を対等の仲間として扱ってくれる彼に。
親友に値するような友情を感じている。
そんな彼に女扱いをされて裏切られたことがショックなはずなのだ。
ではどうしてこれ程までに……胸が高鳴るのだ?
身体が熱くて、熱くて、どうしようもなくなるのだ?
胸に灯った火を意識してねむれない夜を過ごす。
373初夜物語41:04/03/05 20:05 ID:NRVLqvZw
バッツの身体が特別だと気づかせたのも、この肉体だった。
汗をかいたといってバッツが脱いだ上半身を目にするなり激しい動揺が襲ってきた。
まともに見ていられない。けれど、少しでも目に焼き付けたい。
……なんなのだ、この矛盾する感情は……?
太陽の下で汗をかいた胸が日光を吸い込んでいる。
そんなものを曝け出して歩く彼に、レナやクルルはこれといった意識もせずに平気で話し掛けている。
自分だけが唾を飲み込み、惹きつけられる意識を必死に逸らそうと葛藤しているのだ。
こんなのはおかしい。
自分はレナやクルルたちよりも多くの日常を男たちと接し、甲板の上で上半身を剥き出して船を動かす屈強な男たちの肉体を飽きれるほど目にしてきたというのに。
どうしてこの胸だけが、おれを惑わせる?
色々思いを巡らせるうちに自分の中の内なる欲望に気づいてしまった。
あの胸に顔をうずめ、あの腕に抱きしめられたいと。
つまり彼に抱かれたい、と。
欲望の存在に気づいたらそれを抑えられなくなってしまった。
微熱を抱えているように常に熱っぽく、この望みが果たされるまでは身体を煮立てるような欲望から逃れることができなそうだった。

その熱を沈めるためにいつしか寝所で自分を慰めるようになった。
ねばついたそこを指で掻き分け、陰核を剥き出し、バッツの舌に舐められているところを想像しながら激しく擦る。
枕を噛みながら声をうならせて没頭し、呼吸困難になりそうなほど頭に血が上り息が詰まる。
幾度も達して意識が遠のくまで、その指は止まらない……。
いけない、とは思いつつバッツの手の感触やその表情が浮かんでくると下半身を弄れずにはいられなかった。
好きな男のことを考えながら指を使って快楽を貪る己を激しく呪う。
これでは浅ましい女たちと変わりがないではないか。
けれどこうでもしなければ熱さに気が狂ってしまう!
興奮でねむることなどできない。
幾夜も自慰を重ね、外側だけの刺激に物足りなくなると、膣に恐る恐る指を入れ、内部の疼きを鎮めてやらなければならなくなった。
374初夜物語41:04/03/05 20:07 ID:NRVLqvZw
あまりにも頻繁に重ねられる行為にやりきれなくなって、自慰を禁じたこともある。
するとたちまち熱を開放する術がなくなってその晩からねむれなくなり、酷い不眠症に陥った。
毎晩一睡も出来ず、下半身にわだかまる熱病と葛藤しながらベッドの上をのたうちまわる。
日中はふらふらになりながら戦闘に参加し、欲求不満を敵にぶつける。
興奮するとすぐに気を失えるような軟弱な少女たちが羨ましい。
一度気を失ってしまいさえすれば昏々と眠り続けることも出来るだろうに、荒くれ男たちと対等にやり合ってきた彼女の体力は並ではなく、気を失うことさえ許されなかった。
「お前顔色悪いけど、大丈夫か?」
心配そうに顔を曇らせながら聞いてくるバッツの目をまともに見ることなどできなかった。
近くでその息遣いを感じるだけで、指遣いに飢えた下半身からこんこんと愛液を滲み出させているような自分に、そんな純粋で疑いを知らない瞳はあまりにも痛すぎる。
おぶってやろうか? と自分の身を慮るような仕草で差し伸べてくる手を払い除け、優しい男から逃げ出す。
おまえがおれを「こんな」にしたんだ!
という八つ当たりじみた怒りと、もしその背中におぶさったりしたらムネや下半身のそこに触れてしまってどうしようもなくなる、という恐怖感が全身を支配した。
375初夜物語41:04/03/05 20:08 ID:NRVLqvZw
バッツのことはもう目に入れまいと決意し、向けられてくる笑顔から目を逸らすたびに彼はひどく傷ついたかおをした。
今までみたいに隣にも座るのもやめ、レナやクルルが「喧嘩したの?」と不審がるくらいにできるだけバッツから離れられるよう努力した。
そんなことが幾日も続くとバッツは次第に苛々するようになり、パーティのムードは険悪になった。
ちょっと二人で話したいことがあるんだと、怖い声で強引に腕を引っ張られ、人気のない小屋へ連れて行かれる。
どうして自分を避けようとするんだと頭に血が上った声で喚かれ、鷲掴みにされた肩を幾度も激しく揺すぶられ、俺がキスしたのを怒っているのか? と問いただされ、首を横に振ると急にしゅんとして、泣きそうな声で「どうしようもないほど好きなんだ……」と抱きしめられる。
きつくきつく抱きしめられ、うなじに唇をつけられると身体の柔らかい部分がぐにゃりととろけた。
散々忘れようとしたバッツの体温や鼓動、その唇の感触までもを瞬時に思い起こされ、腰が抜けてしまった。
もうだめだ、と思った。
観念してそのままバッツの肩にしがみついた。
下着がぐっしょり濡れていく……
こんなときに不謹慎だとわかっていながらも、もはやどうしようもない。
罪の意識が強ければ強いほど、そこから生じる背徳感は凄まじいものがあった。
彼のシャンプーの匂いを感じながら、ファリスは恍惚とした溜息を吐いた。

その夜久々に再開された自慰は今までで一番いやらしいものとなった。
女唇は触れた指をずっぽりと簡単に飲み込んでしまい、膣内を蠢く指にも物足りなさを感じてしまう。
いつもは満足できていた指が、バッツの告白の後には頼りないものに思えたのである。
悩ましい声をあげながら指を二本も三本も増やし、ずぷずぷと埋めていく。
動物のような嬌声をこの時ばかりは封じることも出来ず、浅ましく啼いた。
卑しい女達の次元に堕ちるのを恐れることよりも、バッツの頭から香ったシャンプーの匂いのほうが勝ってしまったのだ。
膣内を三本の指で掻き回し、狂乱する。
その指がバッツの肉棒を意味するのだと悟った瞬間、絶頂に達した。
376Ny ◆TS8yhAeDPk :04/03/05 22:08 ID:CAcV91QL
本日の絵チャ開始しました。
お暇な方は避難所のスレを参照した上ご参加ください。
>>375
(;゚∀゚)=3
377名無しさん@ピンキー:04/03/05 22:08 ID:5Q1KkZdG
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
378名無しさん@ピンキー:04/03/05 23:25 ID:IeoY8sXV
>>375
も…萌えぇぇぇぇぇっ!(;゚∀゚)
379名無しさん@ピンキー:04/03/06 02:06 ID:TBpi2KRw
>>375
(;゚∀゚)=3 イイ!!
続き楽しみにしてまつ!
380名無しさん@ピンキー:04/03/08 00:23 ID:b0SCl0mS
hoshu
381名無しさん@ピンキー:04/03/08 13:27 ID:GnOyVJcA
初夜の続き期待保守
382初夜物語42:04/03/08 21:22 ID:VtMuIJ6F
それ以降、バッツを特別避けたりもせずに今まで通り目を見詰めてしゃべれるようになった。
しかしバッツの瞳の中に昏い欲望のような熱っぽい意思を感じとって、夜毎の自慰は激しくなるばかりだった。
バッツの男っぽい笑みがありありと脳内に蘇ってくる夜などは、あまりの快感に指を膣内に埋めたまま気絶してしまうことさえあった。

自慰のときに他の男を想像したことなどは一度たりともない。
この異常な欲望はバッツに対してのみ起こるのだった。
幼少時代から女として生きることを禁じてきたファリスだが、バッツに深くくちびるを奪われたせいで女の本能に目覚めさせられてしまったのだ。
目覚めた本能を抑圧しようとすればするほど、それは強烈な性欲となって彼女の身体をじわじわと苦しめた。
好きな男ができてしまった以上、その本能を閉じ込めるのは不可能に等しかった。
なのに、頑固なファリスはその感情を心の奥深くに無理矢理埋め込んでしまおうとした。
こわかったのだ。
自分の中に芽生えた女としての感情が、今までの自分の生き方を新しく変えてしまうような気がして。
事実、大きく変えられてしまった。
以前は男になんて負けたくないと思っていた。力でもナイフの腕でも仲間をまとめる統率力でさえも。
それが今では負けてしまってもかまわないと思うようになってきた。好きな男に征服され、その逞しい胸の中で甘い敗北感に浸りたいとさえ思うように……
ファリスは怖がった。わきあがってくる未知の感情に素直に身を委ねられるほど器用な性質ではない。
ファリスはこわがりなのだ。敵へ向かっていく勇敢さは持っていても、自分の知らないものに対してはひどく臆病だ。
妹は新しいものや変化に柔軟に溶け込んでいくというのに。
そうやって怖がって感情を抑圧しようとした結果、女の本能がそれを拒み肉体に過剰な性欲を与えた。
どこかで発散させなければ心がばらばらになってしまうから。
もしファリスがバッツへの愛情を素直に認めることができていたら、ここまで酷くは性欲がおこらなかっただろう。
383初夜物語42:04/03/08 21:23 ID:VtMuIJ6F
そうとは気付かずファリスは自分を深く恥じた。
自分は生まれついての娼婦のような淫乱な性質なのだと。
毎晩バッツに抱かれたいとばかり感じるのだから相当におかしいのだ。
こんなに卑しい性質をバッツに知られるわけにはいかない。
この性質を自分が嫌悪しているのだからバッツだって嫌がるに決まっている。
彼の愛撫に狂喜して浅ましく啼き叫んだりしたら、彼は自分を軽い女と思って軽蔑するに違いない。
それだけはなんとしてでも避けたかった。
だが、身体の方はどうだ………
今こうして脚を大きく開き、バッツがその肉を汁気を啜りながらねっとりと食している。
うっすらと目を開けると、破けた下着の裂け目に舌を突っ込むバッツの顔。
まるで犯されているようだ。
彼以外の男が相手だったらとっくにたたっ切るか、舌を噛み切って自害していただろう。
「お前ってえろいな……もう、どろどろじゃん……」
そんな言葉を浴びせかけられるだけで子宮がじゅくじゅくと疼く。
この男の下では潔癖な肉体も素直に従属する。
バッツのことを愛しているのだと、身体がファリスに訴えかけている。
ファリスの中の女は渇望しているのだ。
はやくバッツと交わりたいと。
柔らかい肉をひくつかせバッツの肉棒を待ち構えているのだ。
384初夜物語42:04/03/08 21:25 ID:VtMuIJ6F
バッツの舌に指が加わり、にゅるにゅるになったひだを掻き分け、そこに隠されていたファリスの真珠を嬉々としてみつけた。
桜色にちゅるりと光るそれに、蜜壷から溢れた蜜を塗りつけるとファリスがひぃっと悲鳴を飲み込む。
愛液がぼとぼととシーツに落ちるのも構わず指の摩擦はどんどん速くなる。
秘所から愛液をすくってにゅるにゅる執拗に塗りたくると脚をばたつかせ、声を堪えて哀れに感じさせる程にもがき苦しんだ。
破けたパンティを脱がせてしまうと、バッツは息を切らしながら、人差し指と中指をずっぽりと秘所に挿しこんだ。
「……中が随分好くなってるな……」
バッツはほとんど余裕がなくなって言葉を発するのも苦しそうだ。
待ち構えていたところに指を銜えこまされ、ファリスは歓喜に仰け反った。
「…………こんなに……しやがって…………」
にゅるりとした膣内は指を挿れているだけでも感触がいい。
指を釣り上げるようにしてやると、悲鳴を飲み込みながら指の動きに合わせる様にして腰を動かす。
「……お前、誰でもいいんじゃねえの」
「………ひッ!…」
残酷なことを口にしながら身体を抉る。
「………こうやって………銜えこませてくれりゃあ、誰にでも悦んで脚開くんだろ?…………ここにゅるにゅるにして………」
「やぁ! ちがうッ おれはそんなんじゃ…な……」
「どこが違うんだよ!!
…………こうやって何人の男たちに弄られたんだ!?」
「……………………………」
違う!! 
違うのだ。誰にも脚なんて開いたことはない。彼だけに……こうやって、脚を広げているのに………
「……………いえよ……………
何人だッッッ」
怒りにまかせて肉壁を引っ掻くとファリスから悲鳴があがる。
385初夜物語42:04/03/08 21:26 ID:VtMuIJ6F
バッツはこの拷問にひどく興奮していた。
その証拠にパンパンに張ったボクサーパンツから、液がはっきり分かるほど染み出してぐちゅぐちゅになっている。
「言わないと…!!」
剥き出しになったクリトリスを物凄い勢いで吸い上げる。
ファリスは絶叫しかけて、握りこぶしに思いっきり噛み付いた。
「んぅ! …ぅん!」
バッツが充血したそこを犬のように舐め転がしている間、噛み付いた歯の隙間から幾つも幾つも悲鳴が漏れる。
もう感じているのはとうにバレているのに、ファリスは恥ずかしそうに握りこぶしを噛む。
ザラついた舌にしつこくクリトリスを転がされ、ファリスの目に涙が滲んだ。
もう、これ以上されたら我慢できない!
ファリスが嫌がって脚をばたつかせながら舌から逃げようとすると、怒ったバッツが両腿を捕まえてしまう。
股間を限界ぎりぎりまで押し開かせると、そこを尖らせた舌で深々と突き刺した。
ファリスは今度こそ絶叫した。


「………イッたな………」
バッツが汗の滲んだ目で満足そうに微笑んだ。
ファリスは一度おおきく弓なりに仰け反った後、そのままベッドに沈んで、身じろぎ一つしない。
動かないのではない。……動けないのだ。
腰の辺りがおかしくなってしまったから……
頭の中が真っ白でなにも考えられない。
ただ、ただ、爆発しそうな鼓動を抑えようとあがきながら呼吸するだけだ。
「………いっ……た………?」
「ああ」
バッツは膨れ上がった下半身の疼きを堪えながら、笑んだ。
「イッたんだよ、俺の舌で……」
ひどく幸せそうなかおで。
386名無しさん@ピンキー:04/03/08 23:43 ID:PmamTSJv
エロイー!!
激萌え(;´Д`)ハァハァ
387名無しさん@ピンキー:04/03/08 23:47 ID:sygmuNEH
(;´Д`)ハァハァハァハァ…ウッ
388名無しさん@ピンキー:04/03/09 01:14 ID:LkvXAwff
待ってますた
激しく(;´Д`)ハァハァ…ハァハァ…ウッ…
389名無しさん@ピンキー:04/03/09 13:29 ID:8rIs7sux
エロすぎ…GJ!
もうそろそろ和解でしょうか?
それともまだ焦らしで…?

どっちにしても続きを楽しみにしてますんで、頑張って〜
390名無しさん@ピンキー:04/03/10 23:03 ID:pz3npOPj
ha ge shi ku ki ta i ho syu
391名無しさん@ピンキー:04/03/12 04:27 ID:WGg848pC
エロ過ぎだ・・・・・・・。
392Ny ◆TS8yhAeDPk :04/03/12 20:51 ID:9rM++x9j
本日の絵チャ開始しました。
お暇な方は避難所のスレを参照の上いらっしゃってください。
393名無しさん@ピンキー:04/03/14 20:26 ID:kbJiJXZf
hoshu
394名無しさん@ピンキー:04/03/14 20:45 ID:t4LKKKM0
age!
395名無しさん@ピンキー:04/03/16 01:09 ID:spoBy0ps
保守
SSでも絵でもネタでもなんでもいいからキボンヌ
396初夜物語最終回:04/03/16 19:01 ID:Gw7dBFTJ
その笑みが急に歪んだ。
苦しそうに熱い溜息をつく。
「なあ……俺、もう…限界……
……ファリス……いい…な……?」
そういって素早くボクサーパンツを脱ぎ捨てた。
「アシ、開けよ……」
ファリスは動かない。
苦しそうに胸を上下させながらひたすら息を吐いている。
バッツがその膝に手をかけると脚に力が入った。
こじ開けようとすると抵抗が強くなる。
「ファリス?」
返事をしない。
その瞳を開こうともせず、押し黙ったままだ。
腕に力を込めれば込めるほど、ファリスの脚は頑なに閉じようとしている。
397初夜物語最終回:04/03/16 20:50 ID:2FPXvmJz
「……おい、ちょっと待てよ……
お前、これで終わりにするつもりじゃないだろうな!?」
「……………………………」
意識的な沈黙がなされた。
その脚の抵抗が何よりも正直にバッツの言葉を肯定していた。
それを感じ取るなりバッツの心にあせりとも怒りともつかない何かがわきあがってくる。
彼は限界だった。
「開け!」
ムキになったこどものように彼は叫んだ。
それに反抗するようにファリスの太腿は貝のように固く閉じられる。
「この……!」
顔を真っ赤にしながら脚をこじ開けようとするが、それはどうあっても開かなかった。
さっきまではどんなに嫌がられても易々と押し開くことが出来たのに…
今のファリスには強靭な意志が働いているようだ。
快楽に流されつつ拒むような弱々しい抵抗ではなく明確な意志を持った抵抗。
決して自分に抱かれまい、という意思表示だ。
「じゃあなんで!?」
彼の声がひっくり返る。
「……なんで俺と結婚なんかしたんだよ……」
その言葉にはじめてファリスは瞳を見開いた。
398名無しさん@ピンキー:04/03/16 21:16 ID:FVjud6mI
キター!!
最終回か
終わってしまうのは残念だけどあと少し頑張れ
とりあえずリアルタイムハァハァで激しく続き待ち
399名無しさん@ピンキー:04/03/16 22:15 ID:nGEm1gME
ぬぉぉぉお!?バッツが切ない…
結婚した相手にこんなに拒否されたら普通に悲しい(つД`)
漏れだったらショックでインポになってまうかも…戯れ事スマソ
頑張れバッツ、ファリス!!ハッピーエンドにしてホスィ…
400名無しさん@ピンキー:04/03/16 22:37 ID:XnsRaY9Y
400ゲッツ

いつも続き楽しみにしてましたが、ついに完結…
お疲れさまでした
続きのうp待ってまつ(ノД`)セツナイ
401初夜物語最終回:04/03/16 22:40 ID:BV7H3gED
ファリスの瞳に映ったバッツの表情は怒りでもなくいらだちでもなく、はっきりと、悲しみ。
彼の気持ちがみるみるうちに萎えていくのがわかる。
バッツの心は一般の人間のそれよりも繊細で傷つきやすい性質だった。
そんなこともすっかり忘れて、自分のことばかりに夢中になっていた。
自分がバカにされたくないとか、軽く扱われたくないとか。
妻に拒まれる男の方がどれほど惨めだろう……
目と目が合う。
空色の瞳が悲しみに揺れているのを見て、ファリスの胸がずきりと痛んだ。
「お前、俺じゃ嫌なのか……?」
ファリスは首を振る。
「そんなわけないだろ。
俺よりも良い奴がいたんだろ」
ファリスは大きく首を振る。
「誰かに操を立てているのか。…………そうなんだな?」
ファリスは激しく首を振るがバッツは全く信じない。
「じゃあどうしてそいつと結婚しなかったんだよ!」
逆上した顔が拳を振り上げる。ファリスは思わず目を閉じた。………………………が。
覚悟していた衝撃はいつまでたってもやってこなかった。
目を開けると震える拳が目の前にあった。それが逸らされて、力なくベッドの上に落ちる。
クッ と、何かを堪えるような悲痛な声がバッツの口元から漏れる。
「……好きなんだよ……」
402名無しさん@ピンキー:04/03/16 23:56 ID:OT+Ou1Cs
403初夜物語最終回:04/03/17 00:12 ID:JVe+Wbbo
口説こうとしてもいつも笑ってかわされ、ちょっとでもジョークが過ぎると怒ってスタスタ行ってしまう。
最初は男装の美女でお姫様、という珍しい部分に興味本位で見詰めていたが、時間が経つにつれて彼女のコーヒーの好みにまで気にするようになってしまった。
ちょっとのお楽しみのつもりが、いつのまにか本気に変わっていた。
少しでも具合が悪そうだと一日中気にかかって仕様がないし、他の男がファリスに声を掛けているだけでそいつが許せないと思った。
旅が終わったら気ままに世界中をみて回ろうと思っていたのに、どういうわけか毎日毎日タイクーンに足が向いてしまって相棒のチョコボにまで呆れ返られる始末。
国勢が落ち着いてきてサリサ姫に縁談の噂が持ち上がると我慢ができなくなって身分の違いも忘れて城に駆け込んで結婚を申し込んだ。
結婚するなら料理が上手で可愛らしい女がいいという素朴な理想があったのに、そんなことはどうでも良くなっていた。
ファリスを誰にも奪われたくない、という想いだけが彼を突き動かしていたのである。
もう彼女なしでは生きてはいけないのだと、はっきりと自覚してしまったから。
城の者の多くにも反対され、姫の婚約者を名乗る男とも決闘をし、度重なる話し合いがなされ幾度もの判定を受け、なにより姫の強い希望があって、漸く結婚の夢が叶ったのである。
彼のなかで彼女の存在は大切になりすぎた。
……もはや手をあげることすらも出来ないくらいに。
「……好きなんだよ……」
チクショウ、と吐き捨てるバッツの腕が痙攣した。
ファリスの顔をよけてベッドにめり込んだ拳を中心に。
震えているのだ。
拒絶をされてみじめな気持ちになっても、いくら腹が立っても、もうどうしようもないほど彼女が好きなのだ。
404初夜物語最終回:04/03/17 00:15 ID:JVe+Wbbo
つぎの日には出来上がっているので眠ってくだされ。
予想より時間がかかっていて申し訳ないので。
405初夜物語最終回:04/03/17 01:16 ID:JVe+Wbbo
ファリスの頬にあたたかいものが落ちた。
指を伸ばして彼の眼から流れるものを拭う。
ただ大人しく拭われ、声も上げずに涙を流す彼の姿に、膨れ上がるような罪悪感が襲ってくる。
なぜ見栄を張ったのか。
なぜ彼に張り合うようにして嘘をついてしまったのか。
ひとつの嘘を隠し通すためにいくつも意地を張って彼を苦しめた。
嘘を悟らせないように大人しく抱かれてしまおうと思ったのに、最後の最後で嫌になった。
何人の男に身体を開いたのだと問いただされ、身体の状態とはうらはらに胸が悲しみでいっぱいになった。
こんなふうに誤解をされながら抱かれたくはない。
最後の最後で彼女の理性が勝った。……そして、彼を傷つけたのだ。
……もう、終わりにしよう……
ここまで傷つけて、もう許してもらえないかもしれない。
激しく罵倒されるかもしれない。
これがきっかけで離婚なんてことになるかもしれない。
それでも、こんなふうにうなだれている彼を見ているのは耐えられない。
さっきから幾つも言葉を紡ごうとするのに、いっこうに言葉が滑り出さない。
まず、何から始めて、どう言おう……?
いくつも言葉が浮かんでは、いくつも言葉が消えてゆく。
焦れば焦るほど、何を言ったらいいのか分からなくて、頭の中が真っ白になる。
時間が経てば経つほど彼は確実に傷つき、彼との距離が遠のいていくのだ……
「………違うんだよ……バッツ……違うんだ………」
搾り出すように言葉を発するたびに胸が苦しくなる。
「……いいんだ、言い訳なんてしなくたって……」
もう充分わかったから、お前の気持ちは……
そう無理に微笑まれて我慢がならなくなった。
「ちがうんだってば!! おれ、
…………おれ、「初めて」なんだよッ!」
406名無しさん@ピンキー:04/03/17 01:36 ID:mEiEy/UF
>結婚するなら料理が上手で可愛らしい女がいい

そんなバッツに萌え
407初夜物語最終回:04/03/17 02:11 ID:JVe+Wbbo
今までずっと、うそついてたんだ……ごめん……。


「…………………なんだって?」
バッツが涙に濡れた瞳をあげるとファリスは真っ直ぐに彼の目を見詰めて、ごめん、と言い、気まずそうに目を逸らした。
ぶたれた猫のようにしょぼくれて、全身をすくませる。
全身ががたがた震え、彼の罵倒の言葉がいつ来るのかと覚悟を決めて待っているようだった。
だが、当のバッツはいつまでも口を開かなかった。
呆れ返ったというか………完全に、固まっていたのである。

「へ!?」
彼の口から漸く出たひとことと言えば、こんなまぬけな一音ばかりである。……それもすっとんきょうな声の……

「じゃ、じゃぁ、あれか?
お前は「初めて」で、海賊時代色んな男とどーのこ〜のってのは……ぜぇ〜んぶ、ウソ?」
なぜかヘンな身振り手振りつきで訊かれてファリスも気が抜ける。
それどころか、罪の意識うんぬんよりも恥ずかしさの方が強くなってくる……
「そ、そうだ…
全部嘘だ」
「ほんとに?」
「本当に…」
「ほんとにほんとに?」
「しつこいぞおまえ!
そうだってさっきから言ってるだろー!」
408初夜物語最終回:04/03/17 03:12 ID:JVe+Wbbo
真っ赤になって恥ずかしそうに叫ぶファリスを見て、バッツは漸く信じる気になれたようだった。
そうなると頭にも血が回ってくる。
「じゃ、じゃあ、なんだってウソなんかついたんだよ!?
俺はあんなこと言われたせいで本気でお前との結婚考え直そうとしたくらいなんだぞ!」
「な、なんだってぇ〜〜〜」
今度はファリスが目を丸くする番だった。
「あの後俺がどんなにヘコんだかわかるか? わかんねーだろ……」
「なにいってんだ! 
おれだってお前があんな失礼なこと訊いてくるからすごい傷ついたんだぞ」
「どこが失礼なんだよ!? 俺は真面目に知りたかったんだよッ それが悪いかよ!」
「お前の言い方にはデリカシーがなさすぎんだっ
それにおれがてんでモテないみたいな言い方しやがって! おれのことバカにしてんだろ!」
「な、んで、そーなるんだ? 俺はただ、「お前は潔癖なお姫様って感じがしてかわいい」って…」
「そこがばかにしてんだっ」
「この屁理屈!」
「うるせー、あんな風に言われておめおめと「処女です」なんていえるかよ」
「素直に言やいいじゃん」
「いえるか!!
……その上お前はいろんな女とよろしくやってたみたいだしな?」
「なんだよその言い方! かわいくねーなー」
409名無しさん@ピンキー:04/03/17 18:47 ID:CB65AMlv
初夜最終回
期待してまつ
410初夜物語作者より:04/03/17 20:14 ID:XM1uK6jd
昨日の失敗を考えて今日は出来上がってから載せようと思って書きました。
これで本当に終わりです。
411初夜物語最終回:04/03/17 20:15 ID:XM1uK6jd
「あぁ! おれは可愛くねーよ。
男の格好のほうがよっぽど好きだし、刺繍や編み物よりも剣のほうが好きだしな。
細かいところに色々気を配れるほど女らしくねーし……」
「…お、おい…」
「どういうわけかいつまでもやせっぽっちでちっとも肉がつかない。
…………おれはなあ、お前がレナの胸にみとれてたのだって知ってんだからな」
「しょうがないだろ、目立つんだから」
「うるせー、見んな!」
「……なんだよ……」
「行く先々の踊り子みぃ〜んなに鼻の下伸ばしやがって。
おまえなんて大嫌いだよ! とっととどっか行っちまえーー!」
力任せにぶん投げた枕はあっけにとられた青年の顔面に見事命中した。
枕が落ちても彼の表情は変わらなかった。
ファリスは他にも投げるものはないかときょときょと辺りを見回したが、ベッドのそばにはちょうどよいものがない。
口惜しそうにシーツを握り締める彼女を見て、バッツの顔に漸く理解の色が浮かんでくる。
「……お前、ひょっとして……」
手を伸ばそうとするとバッと振り払われる。
ファリスは怯えた小動物のようにベッドの上を後退していく。
それをじりじりと追い詰めてやる。
「…………それって、嫉妬?」
412初夜物語最終回:04/03/17 20:17 ID:XM1uK6jd
問うてくるまなざしが優しく細められたのを見て、ファリスは酷く動揺した。
瞬時に真っ赤になる。
「…ばっ…」
ばかいってんじゃねえッ と吐きながらずるずる後退するが、少し動いたらもう背中は壁だった。
それでもバッツは迫ってくる。うれしそうに瞳をきらきらさせて。
ファリスが胸板をガスガス蹴っても、そんなものはちっとも堪えないらしい。
むしろ口惜しがって足掻いている姿を面白がってさえいるような……
「来んな!」
やぶれかぶれに振り上げたこぶしは、ぱしっと音を立てて大きな手に包み込まれてしまう。
拳を包み込んだまま、顔をゆっくりと近づけてくる……
「は、はなせっ!」
「……やだね」
あのファリスがめっぽう弱い男っぽい調子の表情で、彼女の目を覗き込みながら笑む。
もう片方の腕でファリスの背中に手を回した。そのまま包み込む。
彼女の身体が戸惑うように震えるのを感じて、包んでいたこぶしから手を外すとゆったりと抱きしめてやった。
長い髪を梳くようにして撫でてやると、どう反応したらよいのか困ったようにますます小刻みに震える。
全身を包み込んでみると、どれだけ華奢な身体だったのかが実感されて、切ないようないとおしいような気持ちが募る。
とくとく、と脈動する心臓が小動物のように尋常ではない速さで鳴っているのを感じる。
顎を持ち上げてやると、見詰められるのは耐えられない! というように目を逸らそうとする。
それを甘くつかまえて、きちんとこちらを向かせる。
413初夜物語最終回:04/03/17 20:17 ID:XM1uK6jd
「……お前、かわいいよ……」
口をへの字にして、ただひたすらバッツの瞳をのぞきこむ。
その言葉に偽りはないか、誠心誠意そう言っているのか、確かめるように……
長い間、じっと見上げていたが、茶化しているようなところもふざけているようなところも微塵も見当たらなかった。
嘘偽りなく真面目に言ってくれたのだと実感できると、みるみるうちにファリスの両目に涙が浮かんだ。
ヘの字になっていた唇が大きく緩む。
わぁっ と涙を流してバッツの胸にかおをうずめる。
「やだよぉ……おれ、…おれ、かわいくなんかないよぉ…」
「かわいいよ……」
えっ えっ と小さくこえをあげて子どものように泣きじゃくる。
「……おまえなんて…っく…だいっきらいだし……」
「うん……」
ファリスはずっと、こうやって安心して泣ける胸を、求めていたのではないだろうか。


泣き止むまで頭を撫で続けていた。
自分を頼って全身を預けてくる彼女がかわいいと感じれば感じるほど、身体中に熱っぽいものがこみあげてくる。
時が経てば経つほど契りたいという願望が強まっていき、泣き止んだところでとうとう我慢がしきれなくなってその耳に囁いた。
「……抱きたい…よ…」
ファリスは暫くうつむいていたが、やがてコクン…と恥ずかしそうに頷いた。
414初夜物語最終回:04/03/17 20:18 ID:XM1uK6jd
「……酷くしてごめんな……」
先程までの乱暴な扱い方とは打って変わって、壊れ物を扱うように丁寧に愛撫してゆくバッツの触り方にファリスは戸惑いを隠せなかった。
……さっきよりもずっと気持ちがよいのだ……
額、瞼、手の先から脚の指の先まで、その唇はじれったいぐらいに優しく吸い付く。
太腿にふぅ…と息を吹きかけられてファリスの全身が反応する。
すべらかな脚をバッツはうっとりとしたようにさすって、その膝の窪みに頬を擦り付ける。
「脚が好きだ…」
その言葉にひどく感じてファリスが息を吸い込む。
太腿の付け根に向かって唇を滑らせていくと、あがりそうになる声を堪えてファリスはまた自分のこぶしに噛み付いた。むろん、きつく目を閉じたまま。
「こえ、だせよ…」
バッツがこぶしを外そうとすると、いやいや首を振る。
「なんで嫌なの」
苦しそうに首を振るファリスに優しく問うと、しばらく沈黙した後に淡々と語った。
幼少時代からのトラウマ、声を出すことに対する罪悪感を。
大丈夫だよ、と頭を撫でると不安そうな目で見上げてくる。
「俺は笑ったりしないよ」
バッツは言い聞かせるように目を見て静かに言った。
それからファリスのブラを外してその胸をあらわにする。
手で触れると、ファリスがまたぎゅっと目を閉じる。
「ほら、ファリスみて……
お前が見てきた男たちが娼婦にしていたのと、俺がお前にこうするのは、していることはおなじでも全然意味がちがうんだよ」
「………………………」
少々の戸惑いのあと、ファリスは目を開けてみた。
バッツが慈しむように胸をさわっている。
胸の小ささなんて全然気にしていないように。
彼女の胸にふれているのがたまらない幸福だというように。
ファリスの身体中を不思議な快感が駆け巡った。
バッツが唇を開いて愛でるように乳首を吸い始めると、むず痒さに我慢が出来なくなってちいさく声を漏らす。とても遠慮がちに。
「………ッ……バッツ……」
赤ん坊のように無心になって乳首を飲み込むバッツに対して、不思議な母性とよろこびを感じてしまう。
415初夜物語最終回:04/03/17 20:19 ID:XM1uK6jd
ただ、させるがままに吸い付かれ、ファリスは快感を堪えるように胸元の頭を掻き毟った。
とろけるような瞳は虚空を仰ぎ、もっと吸って欲しいというように身体は胸を突き出す。
熱で顔を赤くしながら、バッツの耳元に口を寄せ、戸惑いがちに呟いた。
「……バッ…ツ…
いい…よ……きもちいい…よ………ぅん!…」
自分の言葉に感じてしまったように、涙を流しながらバッツの耳元で喘ぐ。
バッツはもうたまらなかった。
抱きたい、と切なげに声を出すと、それに応えるようにファリスが彼の髪を梳く。
こわく…ないから……と、途切れ途切れの声でファリスが首に腕をまわして抱きつく。
それがまた、どうしようもなくかわいくて……苦しいくらいだ。


「……ゆ、ゆっくり……」
ファリスの掠れた声が耳元で囁く。
はやる気持ちを押さえつけ、なるべく痛がらないようにゆっくりと挿れていく。
それでも途中引っ掛かったところがあって、ファリスが引きつった息を吐いた。
そのまま奥まで埋める。
幾ら指で慣らされていたといっても、処女のそこはやはりきつかった。
暫くして、少しずつ動き出す。
彼を受け入れたいというように、もとからよく濡れていたし、滲み出た血によってよけいに滑りが好くなったのか、それはわからないが、ファリスも自分から腰を動かすようになっていった。
上部の肉芽を刺激してやると、「あぁ……!」と、とろけるような声を耳元に浴びせかけ、身体を反り返らせる。
胸や肉芽を愛撫することで濡れが激しくなり、なんとも具合が好くなると、絡み付いてくる肉の感触にバッツの顔から次第に苦痛が滲み出るようになる。
余裕のなくなってしまった身体はもはや止める事も出来ず、ファリスの中を激しく律動した。
愛らしい啼き声が高く、低く、耳を刺激し、強い射精感が襲ってくる。
もう少し中にいたいと思っていたのに、急に締めつけられたとき、あっけなく吐精してしまった。
バッツのイッたときの声と、流れ込んでくる熱い感触に、ファリスの意識が遠のく。
共に果てられるところまではいかなかったが、彼が自分の中で果てたのを感じて深い満足感を味わっていた。
416初夜物語最終回:04/03/17 20:20 ID:XM1uK6jd
「お前、やっと……俺のものになったな……」
式を挙げたときから自分は彼のものになったと思ったのに、バッツからするとそれは少し違うらしい。
感極まった声でそう呟き、痛いぐらいに抱きしめてくる。
もうどこにも行くなよ……、とわけのわからないことを何度も言い、髪の毛を梳いてくる。
「ずっと、大事にするから…」
返事のかわりに、ファリスは大好きなその胸に、そっと顔をうずめた。

                              Fin
417名無しさん@ピンキー:04/03/17 20:43 ID:PaDWspoF
お疲れ様でした。
リアルで身につまされるところもあったんで冷や汗掻きながら見てましたw
418名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:49 ID:ePXiRgYS
あーもう!萌だえ死ぬぜこのエロマイスターめ!!(誉め言葉
嫉妬するファリス(;´Д`)ハァハァ 泣きファリス(;´Д`)ハァハァハァハァ
419名無しさん@ピンキー:04/03/17 22:07 ID:gI+j+Pfi
神はここにいらっしゃった!作者様グッジョブ!
(;´Д`)ハァハァハァハァ
420名無しさん@ピンキー:04/03/17 22:21 ID:YC4L0SDt
ありがとう!萌えました(;´Д`)
長編お疲れ様でした
421名無しさん@ピンキー:04/03/18 00:23 ID:5d5yaBl9
お疲れでした。
萌え死にました…!GJッス!
422名無しさん@ピンキー:04/03/18 09:12 ID:fVUGEmce
ファリスたんも可愛かったけど、何気にめろめろのバッシも良かったっす!
こう言う二人も良いなあ。萌えますた(;´Д`)ハァハァ
423名無しさん@ピンキー:04/03/19 15:46 ID:UsrqKO8y
GJ!
424名無しさん@ピンキー:04/03/20 20:00 ID:jLTjIa6T
読んで下さった方々、ありがとうございました。
実は上のような妄想を絵で想像しながら書いてました。
(絵で表現できたら!!)

ファリスたんメーカーの制作が気になっています。見本の絵がかわいすぎ!
では、ありがとう!
425名無しさん@ピンキー:04/03/21 02:48 ID:L8QIwiDL
>>424
乙でした
初夜物語、絵でも見てみたい
神降臨キボン
426名無しさん@ピンキー:04/03/22 20:40 ID:d6pp9r4E
保守
427名無しさん@ピンキー:04/03/23 19:27 ID:kywlrHeA
ファリス犯したい
428名無しさん@ピンキー:04/03/25 05:21 ID:gfoesypv
仲間の慰み者にされるファリスたんキボンヌ
429名無しさん@ピンキー:04/03/25 22:21 ID:YhZ7iOLw
本当はぶっ壊れるまでファリスたんをめちゃくちゃにしたい・・・
けど、どこかで気がひけてぬるいオチにしてしまう。愛なのだろうか。
430名無しさん@ピンキー:04/03/26 06:27 ID:Q8Ltw4gm
俺の中ではファリスは何回か死んでる…
気に入ったキャラは死にオチにしてしまう歪んだあいじょー
431名無しさん@ピンキー:04/03/26 08:50 ID:k0IObrcy
氏にオチ、個人的に(;´Д`)ハァハァ
壊されていくファリスタンが見たい。とても見たい。
432名無しさん@ピンキー:04/03/26 16:26 ID:6pejhLlx
死んだふりネタは書いてるんだけどねえ
さすがにほんとに脂肪は気後れする……
433名無しさん@ピンキー:04/03/26 16:28 ID:6pejhLlx
>>432
あ、書くほうがですよ。読むほうは問題ないです。
434名無しさん@ピンキー:04/03/26 21:39 ID:wIci1BeO
海賊は上下関係厳しいからファリスは肉奴隷にされてたに違いない
435名無しさん@ピンキー:04/03/27 00:21 ID:/OPIfxsX
そんなの嫌だ処女がいい
436名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:00 ID:W3SuLOE1
処女が開通される瞬間が萌えるんだな。
激しい抵抗、罵倒、哀願、それらも虚しく散らされる破瓜の血。そして絶望。うう。
437名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:04 ID:/OPIfxsX
ファリスたんの処女を奪って、誰の手にも触れさせないようにしたい。
俺だけのもの。
438名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:12 ID:vQ+rR6S2
処女を奪うたんびにケアルをかけると再生できたりして
439名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:18 ID:/OPIfxsX
>>438
わかっちゃぁいないね。要は貞操観念の問題なんだよ
440名無しさん@ピンキー:04/03/27 08:34 ID:bffc6A7q
>>436
激しく同意

はじめてのファリスたん脱処SSを激しくキボン
441名無しさん@ピンキー:04/03/27 20:49 ID:60lrK5WF
個人的な嗜好を更に付け加えるならあっさり貫通より
散々嬲ってじらしたあげく「ついに」犯され処女喪失つーのが密かにツボ。
442名無しさん@ピンキー:04/03/29 00:28 ID:i72sqw00
超高濃度の媚薬を飲ませてよがり苦しませたい!!
それをバッシに見せ付けながら貫通
443名無しさん@ピンキー:04/03/29 00:54 ID:iWWtX33x
お気に入りのキャラが嬲られたりするのはどうも好きくない。おそらく正常な証だろう。
だが、他のどうでもいいのなら何でも来いだ。
444名無しさん@ピンキー:04/03/29 09:12 ID:tdvnGYBi
>443
となるとワシは異常だな。まあ、素直に認めるよw
見せ付けるのならレナ相手でも親父相手でも萌える。
「いやだ…っ、見るな…見ない…で…っ」(;´Д`)ハァハァ
445名無しさん@ピンキー:04/03/29 12:02 ID:5sHb2Df4
>>427-443
つまり、

ファリスタンを最初は強烈な抵抗にもかかわらず無理やり脱処
その後処女膜をケアルで再生してからいろんな手で(媚薬含む)
散々嬲ってじらした後、バッシその他に見せ付け脱処
さらに仲間のガラフ・レナにバーサクをかけて嬲りものにし、
ぼろぼろのファリスをバッツが慰めながら普通にした後、
仲間と別れて海賊砦に戻ってみるとクーデターが起こってて
ファリスはおかしらから肉奴隷に転落。
身体中の穴という穴を犯され、身も心も壊れていき、
ついに肉棒を欲しがるだけの存在になりさがる。
ところがある日海賊砦で大規模な戦闘があり、終息した後に
今のお頭がファリスの目の前に転がしたのがバッツの首
悪趣味なことにその前でファリスを犯し出す。
うつろな瞳がバッツの死に顔を見ているうちに生気を取り戻す。
絶叫ののち、つながっていたお頭を彼が持っていた剣で刺し殺し、
かつて一番優しかった男の冷たい唇に口づけ、舌を差し入れ、
そのまま彼の顎を渾身の力で閉じて舌を切断、胸に首をしっかり
掻き抱いたまま逝く。

って話になるな。救われねえ……

446名無しさん@ピンキー:04/03/29 15:08 ID:cGUInFrS
このさい、バッシが媚薬投与してはあはあしちゃったファリスたんを貫通。
ファリスたんをあひあひ言わせて恋人にするってことで大団円。
447名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:37 ID:2EgW79PM
なんかまどろっこしいからこの際、ファリスは俺のもので解決
448名無しさん@ピンキー:04/03/30 00:59 ID:IyapSWmH
漏れは>446にイッピョ(・∀・)
449名無しさん@ピンキー:04/03/30 01:16 ID:PQABJizT
うむ
クーデターで肉奴隷にされるファリスはみたい
バッシはいらん
450445:04/03/30 03:07 ID:799Jp0t8
漏れだって氏にオチは好きじゃないよ。
今回は書いてあった好みを無理矢理一緒くたに放り込んでみただけだから、まあ気にするな。
451名無しさん@ピンキー:04/03/30 03:53 ID:8TqOXTKN
激しく445が読みたい(;´Д`)
452名無しさん@ピンキー:04/04/01 03:54 ID:aEKjhcOC
落ちるぞ
なんでもいいからキボンヌ!!
453タイトル未定:04/04/01 08:08 ID:iHswfrO1
 夜空のような、何もない空間をファリスはたゆたっていた。
 意識はあった。が、身体は指1本動かせなかった。
「……そっか、おれ、やられちまったんだな……」
 エクスデスとのラストバトル、自分も残り体力が少なかったくせに
つい身体が反応して仲間をかばったがために、強烈な一撃を受けて……
 とっさのことで誰をかばったのかも思い出せない。
「……他のやつらは生き延びたのかな……レナ……クルル……バッツ……」
 次々と浮かんでは消える仲間たちとの懐かしい思い出。もう彼らとは
会えないと思うと視界がぼやけるのを止めることはできなかった。
 涙が、無の空間を流れていく……
「立てっ!! 」
「親父っ!!」
 声の先にはタイクーンのシンボルである竜をかたどった兜とマントを
まとったタイクーン王の堂々とした姿があった。
 ただし、マントの下にはなにも身につけてはいなかったが。
「な、なんて格好してんだ! 親父!」
 ファリスは思わず赤面しながらもその立派な一物に釘付けになってしまった。
454タイトル未定2:04/04/01 08:10 ID:iHswfrO1
「それには理由があるんじゃ!」
「ゼザ……ケルガー……ガラフ!!……と、誰?」
「バッツがお世話になってます。ドルガン=クラウザーです」
「はあ、こちらこそ」
「暁の四戦士! 登場じゃ!!」
 意気揚揚と現れたのは往年の戦士たちだった。すでに老年の域に
差し掛かったものばかりとはいえ、その肉体はまだまだ現役のものだった。
「って、なんであんたらも裸なんだよ!」
「だから理由があると言っておろうが」
 ガラフが腰に手を当て、これもタイクーン王に負けず劣らずの
立派なものをおったてて説明する。
「おぬしはよく戦った。ここであたら若い命をちらすのは惜しいと
わしらは思ったのじゃ。それでじゃ、」
 ファリスはとても悪い予感がした。こんなときの勘は外れた
ことがない。
「もう生きる未練のないわしらの残っておった生命力を、おぬしに
注ぎこんでやろうと思っての」
「……方法は、やっぱり……」
「想像のとおりだ。」
 ゼザが重々しくうなずくと、彼のいきり立ったとても長くて硬そうな
モノがブルンとゆれた。
「いやだーっ!」
 ファリスは矢も盾もたまらなくなって逃げ出そうとしたが、あいかわらず
自分の身体は意思を裏切っており、糸の切れたあやつり人形のように
ただよこたわるだけであった。
455タイトル未定3:04/04/01 08:12 ID:iHswfrO1
「バッツが力尽きておらんでよかった。そもそもこの手が使えぬからのう」
 獣人であるケルガーの身体は体毛が濃いが、モノはそれほど大きくなく、
凹凸が少ないのっぺりとしたものだった。
「ははっ、何をいってやがる。」
 さもおかしそうに、ドルガンが口を出す。
「おまえは体位も場所も後ろ専門だろうが」
「げげっ」
 たしかに子分どもの何人かはホモの気があって、そっちを使うことは
聞いたことがあったが……まさか……
「オレは女だぞ!」
「関係ないんじゃよ。こいつは。ま、おかげで一緒にやるときは便利
じゃったがの」
 何気なく言ったガラフの言葉でファリスは完全にパニックに陥った。
「うわ〜〜〜っ! やめろっ、やめてくれっ! こんなことでオレは
まだ経験したくないっ!」
「おや、もしかして処女か。バッツも意気地のないやつだ」
 おもしろそうにドルガンがつぶやいた。
「女3人の中にいたから、かえって手を出せんのじゃろ。わしが
いた時分も、あいつ影では悶々としとったぞい」
「だから勘弁してくれっ! 頼むからっ!」
「お、おとーさんは感激しているぞ!」
 突然の大声に、みればタイクーン王が拳を握り締め
盛り上がっている最中であった。
「城の女中どもの腰の軽さに、もしや娘ももう経験しまくって
いるのではないかと思っていたが、杞憂だった! おとーさんは
おまえを誇りに思うぞ!」
 タイクーン王は両の目から滝のように涙を流し、何を納得している
のやら、うんうんと勝手にうなずいていた。
456タイトル未定4:04/04/01 08:14 ID:iHswfrO1
「だったら親父からもやめるように説得してくれっ!」
「だがサリサよ。何事も経験が大事だぞ。」
「え……?」
「幸いにも、私を含めこっちの方でも歴戦の勇士揃いだ」
といいながら、5人の年寄りが腰をかくかくと卑猥に振る姿は、
いやまあ、とても見られたもんじゃない。
「必ずやよみがえったあとでも、この経験が人生の幸福に
つながると信じているぞ」
「さすが名君。ご理解がある」
 実の親からの事実上の処刑宣告に、ドルガンが調子を合わせた。
「う、裏切り者〜〜〜〜!」
 今度こそファリスは死んでもいいと思った。
「こらサリサ、人聞きの悪い。私はそんな娘に育てた覚えはないぞ」
「実の娘を犯す親なんかに育てられたおぼえなんかないっ!」
「ああかしましい。そんな悪いことばかり言う口をふさいでやる」
 といいざまに、タイクーン王は愛娘の頭側に移動し、自らの
一物をさらに何か言いかけていたファリスの口にねじ込む。
「お、あが!!!」
「おお、まずはタイクーン王からですな」
「いや、抜け駆けして申し訳ない」
「なんのなんの、わしもクルルがおいたをしたときは同じように
しつけたもんじゃ」
 なにげに問題発言をしながらも、5人の全裸の男達は
一種の共犯者的な連帯感でほのぼのとした雰囲気の中にいた。
その会話の間もタイクーン王の腰は躍動感あふれる動きで
ファリスの口中を存分に犯していた。
457タイトル未定5:04/04/01 08:15 ID:iHswfrO1
「こらサリサ、もっと舌を使いなさい。吸い込むように刺激を与えて」
「おぐうううおうう!!……」
 その行為のおぞましさとむせかえるような雄の匂いに、ファリスは
口中が一物に触れることを嫌悪した。が、タイクーン王はかまわず
のどの奥に突き込んでくる。
 じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ……
 ファリスにしてみればただただ苦しいだけで、嘔吐感すら
こみ上げてくるのだが、全く身体が自由にならない今の状態では、
自分の意志を完全に無視され実の父親の欲望のまま動かされる
肉穴と成り下がっていた。
458名無しさん@ピンキー:04/04/01 08:17 ID:iHswfrO1
とりあえず全くの書きかけを置いとく。
459名無しさん@ピンキー:04/04/01 09:19 ID:uStYJQdk
ワロタw
イイ!こう言うノリは好きだ。もっとやっちゃってください
460名無しさん@ピンキー:04/04/01 19:47 ID:oWtbOWZC
ハゲワラ

FF5でこんな意外なシチュは初めてだ。
461名無しさん@ピンキー:04/04/01 20:53 ID:aEKjhcOC
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
早く続きよみてえ(;´Д`) ハァハァ…激しくワラタw
462名無しさん@ピンキー:04/04/02 10:45 ID:nfLQLGdK
>>459-461
THX
仕事中に目を盗んで書いてる最中だから、ちょおっと待ってくださいな。

でタイトルなんだけど、
「老兵は死なず。ただ犯り逃げるのみ」で
463名無しさん@ピンキー:04/04/02 12:30 ID:81T+b0Bv
ヤリニゲマンセー!!!
見つからないようがんがってくらさい。チィムチィム大きくして待っています。
464名無しさん@ピンキー:04/04/02 20:34 ID:H6SI4YC8
タイトルも(・∀・)イイ!!
続き待ってます
465名無しさん@ピンキー:04/04/03 11:07 ID:p8rTyhEx
ハァハァハァハァ
 ファリスの目からいつしか涙があふれていた。
「おお……サリサ……何を泣いている……おとーさんは気持ち良いぞぉ」
「おげあげんげんいごぢおぐあい!(オレは全然気持ちよくない!)」
「そうかそうか、お前も初めて男を味わって感涙に咽んでいるのか。」
「あがっげえええええ!!(分かってねえええええ!!)」
 タイクーン王の腰のリズムが速くなった。つれて雄の匂いがどんどん
濃くなっていく。絶頂が近いのだ。口中を一杯に占拠している一物が更に
大きく硬くなっていくのを感じ、ファリスは恐怖すら覚えた。
”オ、オレの、口、こわれる、こわれちまう”
「う、う、うわ! うわぁ! あぐぅ!」
 思わず、突き込まれるごとに声を出してしまう。それがまた適当な刺激と
なって、タイクーン王を絶頂に押し上げていく循環を生み出していた。
「おお、盛り上がってまいりましたな。」
 いつのまにか、4人の老戦士達も陵辱を受けているファリスのすぐそばまで
近寄り、かぶりつきで涙とよだれと先走り汁でドロドロの彼女の顔を鑑賞
していた。
「きれいじゃ……ビンビン来るぞい」
 どす黒い男の一物が美しい唇を無理に押し広げ陵辱する姿に、ガラフ
などは興奮の余り自身のモノをこすり上げて自慰を始めている。
 とうとう限界が来たのか、タイクーン王の腰のピッチが早まり、
「サリサ、サリサ、そろそろ、出すぞ、出すぞぉ!!」
「いああ、いあ〜〜〜〜〜っ!!(いやだ、いや〜〜〜〜〜っ!!)」
「受取れ〜〜〜〜〜〜〜っ、父の愛ぃいいい!!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 どくっ! どくっ! どぷどぷどぷ……
 動けないはずの彼女ののどが痙攣したように見えるほど、タイクーン王の
熱い子種は勢いよくほとばしり彼女の口腔を満たしていった。
「おお、おお、おぅ〜〜〜〜!」
 タイクーン王はさらにファリスの細いおとがいを押さえ込み、まだ固さを
失っていない一物を唇を使ってしごいて残りの白濁液を絞り出す。
 ちゅるん、と一物が飛び出した。愛娘の唾液と自分の精液でぬらぬらと
光っている。その黒い先端からは白い粘液の糸が名残のようにファリスの
赤い口端へと続いていた。
 タイクーン王はファリスの頬や髪でモノをぬぐい、やけにさわやかな笑顔で
「最後に父親らしいことができた。これで心残りはない、サリサよ。強く
生きるのだ」
 と言い放つとしゅたっと片手を上げて消えていった。
 自分の娘の口を犯しておいて、父親らしいも強く生きろもあったもんじゃ
ない。
 ファリスは涙目で消えていった空間をにらみつけながら、このくそったれな
ねばねばを吐き出して罵詈雑言を駆使しようと口を開きかけたが、
「おっと、もったいないぞ」
 待ち構えていたのだろう、すぐさまゼザが自身の長い肉棒を突きこみ、
ファリスの口を文字通りふさいでしまった。
 息をしていないせいかむせることはなかったが、先ほど口一杯注ぎこまれた
父親の白濁液を飲み込んでしまった。腐ったイカのような生臭さい液体が
嫌悪感と一緒にのどの中を滑り落ちる。さらには新たな招かれざる客が彼女の
口中を再び犯そうとびくびくと蠢いていた。
「うう゛ぉ、あぎひああづ!(くそ、なにしやがる!)」
 恨みがましくにらむファリスの視線を涼しい顔で黙殺して、ゼザは彼女の口に
肉棒を銜えさせたまま胸の上にまたがった。ちょうど彼女の双丘の間に彼の
長大な一物が位置されたことになる。
 その姿勢のまま、ゼザはファリスの胸ぐらをつかみ、服の前を力一杯はだけた。
468453:04/04/03 21:39 ID:SF7So2XU
お待たせしてます。
なんとか今日はここまでで勘弁。
469名無しさん@ピンキー:04/04/03 23:27 ID:fm7VJOVx
_ト ̄|○ イイ
470名無しさん@ピンキー:04/04/04 22:27 ID:sESQbx3z
待つ…続きを何時までも待つ…(;´Д`)ハァハァ
471名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:27 ID:ama1YDe5
同じくいつまでもまつ(*゚∀゚)=3
472名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:36 ID:yqKmdPEy
>受取れ〜〜〜〜〜〜〜っ、父の愛ぃいいい!!
死ぬ程ワロタ
473名無しさん@ピンキー:04/04/06 08:12 ID:9/4FqE9a
父の愛ハァハァ
474名無しさん@ピンキー:04/04/06 09:26 ID:a6WJIElj
先達の愛にも期待大(;´Д`)ハァハァ
475名無しさん@ピンキー:04/04/06 16:55 ID:JQa3EZYU
あんた・・・最高だよ・・・。
476453:04/04/07 10:19 ID:gI+cKfEf
みなさんレス多謝です。
にもかかわらずご無沙汰してごめんなさい。
実は、パソがウィルスくらいまして、復旧にヒマかかっております。
データ自体は無事なんで、この週末までにはなんとかゼザパート
ぐらいまでは投稿します。
4772ちゃんねらーなファリスたん3:04/04/07 19:40 ID:gI+cKfEf
http://game5.2ch.net/test/read.cgi/ff/1079650995/86-87
からです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 飛んだ先はまるで別の世界のようでした。タイトルのとおり、みんながみんな
ファリスたんを絵や文で犯していました。
 脱がせたい、揉みたい、咥えさせたい、入れたい、ぶちまけたい……
 最初こそ、「ありえね〜」とか、鼻で笑ったりして無理に冗談めかして
済ませようとしていました。
 ところが読み進めていくにつれ、ファリスたんはどんどん息が荒くなり、
頬はまっかっかになって、目も潤んできたのです。
「オ、オレ、こんな恥ずかしいこと……しないよ……」
 誰にいってるのか分からないファリスたんの強がりも、だんだん力をなくして
いきました。
 さあ大変、ファリスたんはスレッドに書かれている事を頭の中で一つ一つ
想像し始めたのです。
 こうなるともう止まりません。マウスを握った右手が汗ばむのを感じながら、
左手は次第にファリスたん自身のおっぱいに伸びていきました。
4782ちゃんねらーなファリスたん4:04/04/07 19:41 ID:gI+cKfEf
 そこはTシャツごしでもはっきりと分かるくらい乳首がビンビンに立っていました。
「ああっ!」
 ファリスたんが自分でそっと触れただけで、電流が走ります。
「これが男の人の手、だったら……」
 始めは恐る恐る胸に触れているだけだったファリスたんの手つきが、しだいに
強くなっていきます。
 ほんとうに男の人がするように激しく揉みしだき始めると、もう声を抑える
ことができなくなりました。
「ふあ、ふあ、あっあっ、い、ビリビリ、来る……」
 ファリスたんはTシャツの前をはだけてしまい、かたちのいいおっぱいを
直接、めちゃめちゃに揉んでいました。奥で残っていたおっぱいの硬さを無理
に握り締めても、それがたくましい男のしわざだと思えば、痛みも快感へと
変わっていったのです。
「お、おれ、変だ、変だよ……」
 熱に浮かされたようにつぶやきながら、ファリスたんの右手はマウスから
離れて、ぱんつの奥まったところへ伸びていきました。布ごしでも蒸気のような
熱さと湿度を指先に感じたファリスたんはちょっと迷ってから敏感なクリちゃん
に触れてみました。
「うわっ……」
 おもわずファリスたんは、びくっと腰をはねてしまいました。ほんのちょっと
かすっただけなのに、お腹の芯のほうから電気と熱さが溢れてきます。
4792ちゃんねらーなファリスたん5:04/04/07 19:41 ID:gI+cKfEf
「き、きつい……」
 口ではそんなこといっていながら、ファリスたんの指は何回もクリちゃんを往復して、その都度ファリスたんは痙攣するように快感の衝撃を味わっています。
 ファリスたんはクリちゃんを刺激していた指を下げ、熱い蜜でドロドロに
なっているぱんつの中心を押さえてみました。
「はああ……こ、ここに、男の人のアレが……入るんだよな……」
 そう、我らがファリスたんは、まだ男を知らなかったのです!
 ファリスたんはべちょべちょで重く粘ったパンツをずり下げ、薄く毛で
覆われた割れ目を人差し指と薬指で開いてみました。
 にちゃり、という音がして、いすに蜜がこぼれていきます。外気にさらされた
ファリスたんのあそこは、ビラビラもクリちゃんもきれいなピンク色でしたが、
てかてかと蜜がまとわりついてて、とても卑猥でした。
「指、入れて……みよっかな……」
 ファリスたんは好奇心に駆られて、とうとう大事なところに中指をあてました。
4802ちゃんねらーなファリスたん6:04/04/07 19:46 ID:gI+cKfEf
「痛……」
 中指の爪で処女の証を引っ掻いてしまったようです。身体の内側からの痛みは
とても響きました。
 ところが、えっちな汁はあふれることを止めないのです。痛みが引いてくると
その痺れに似た感覚がファリスたんの身体をうずかせてしまったのです。
「ウソだ、オレ……痛いのに感じてるよ……ああ……オレ、変態、かも……」
 ファリスたんは情けないと理性で思っていても、もう快感を我慢する事が
できません。
 もう一度ファリスたんは中指を慎重に膣の穴に差し込み、指先で内壁を
えぐります。左手は乳首を押しつぶします。
「あ……ああっ、いいっ!」
 中指を前後に出し入れするたびにファリスたんの肉穴から井戸のように
じゅぷじゅぷお汁が湧いてきます。乳首をいじめていた左手は、こんどは
クリちゃんをめちゃくちゃにこすり上げ、あるいは指先でつまみあげ、
より強い刺激を得るために何でもしていました。
「あ、おお、おお、い、いいいい、オレ、いい」
 もうファリスたんの頭の中にはイクことしかありません。どんどん呼吸が
激しくなり、喘ぎ声が大きくなっていきます。
 そして、中指が膣奥の子宮口を引っ掻いたとき。
「あ、あああああ、ああ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
 ファリスたんの頭の中は真っ白になり、一瞬息が止まり、身体が電気に当たった
ようにはねあがってイってしまいました。
4812ちゃんねらーなファリスたん7:04/04/07 19:50 ID:gI+cKfEf
 それから、ファリスたんは犯したいスレの常連さんになりました。
 いつか自分の痴態をデジカメでうPしようかと考えています。
 その時の、住人の反応が楽しみです。

(おしまい)
482あとがき:04/04/07 19:55 ID:gI+cKfEf
えーとまず、実は私「老兵」の筆者です。
家のパソが動かないので「老兵」が進められないこともあって、
中継ぎ的になんか書こうと思っていました。
 するとちょうど萌えスレにまるでファリス本人のようなカキコが出て
たので、設定無視して職場のパソで一気に書きました。
まったくてきとーなできですが、どうぞご笑納下さい。

あ、萌えスレの84も私です。
483名無しさん@ピンキー:04/04/08 07:32 ID:QFoUSuIA
>>482
GJ!
面白かったです。
SW世界のあの神様は至高神でしたっけ、懐かしいな・・・
484名無しさん@ピンキー:04/04/08 09:18 ID:2bw3uQR8
GJ!
この後、海賊連中が乱入→「面白そうなことやってるじゃねーか」
「もっと楽しいこと教えてやるぜ、そらよっ」→ぐるぐる
…な展開を密かにきぼんw
485名無しさん@ピンキー:04/04/08 18:57 ID:UuhoGV1q
age
486名無しさん@ピンキー:04/04/08 20:05 ID:YhtLH/Ik
>ソード・○ールドの神様

ハゲワラタ

漏れ初めてSWやったときに神の名前で
真っ先にFF5のファリスタンを思い出しちゃったよ。

スレ違い入ってるのでsage。

487名無しさん@ピンキー:04/04/08 22:17 ID:BeKbEJXT
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

>>484
(;´Д`) ハァハァ
その続きキボンヌ!!
「〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
 ポイン、という間抜けな擬音が聞こえてきそうな勢いで、ファリスの
形のよい胸がとびだした。
「おお、すいーと(はあと)」
 ファリスの背筋に悪寒が走った。語尾に(はあと)がついているにも
かかわらず、ゼザの表情は眉1つ動いていない。
「肌のツヤ、星1つ、乳輪・乳首、ともに星2つ、大きさ、星2つ、そして!」
 どこからともなくドラムロールが流れてくるような気がした。
「形、星3つですっ!!」
 じゃじゃーん!
 仮面のようなクールな表情で言い切りやがりましたか。
「胸帯無しでこの張りと形は驚異的だ」
「あいかわらずの趣味じゃの」
「ケルガー、おまえにだけは言われたくはないぞ……おおぅ!」
 ゼザが鉄面皮のまま妙な声を上げたのは、ファリスが嫌々舌先で
銜えさせられていた亀頭を口から押し出したからである。
「げ〜〜〜〜!! 気持ち悪い〜〜〜〜!!」
 口の中が妙に苦くてべたべたする。そういえば最後にあの
変態親父がなすりつけていった頬や髪が乾いてひきつれを
おこしているようだ。
「さっきから星だのなんだの、人のむ、胸を勝手に見て
評価するんじゃねえ!」
 ファリスが真っ赤になってかみついたが、
「胸のところで言いよどむところがかわいいのお。
しかしその割には以前は巻いとったさらしもしとらんみたいだがの」
「〜〜〜! ガラフ! お前着替え覗いてたな!」
「男のたしなみじゃ!」
 ガラフのさも当然といった台詞に、他の暁の戦士たちはそろって
重々しくうなずいた。
「てめえら〜〜〜」
 身体が動いてたら、刺し違えてでももういっぺん殺してやるのに。
 ファリスはせめて視線に殺気を精一杯込め、4人を睨み付けた。
しかしもとより戦も女も海千山千の男達である。まるで気にしていない。
「乳当てもしとらんとは、どういうことかのお〜〜ファリス?」
「そ、それは……」
 いくら乳首が目立つのをマントやベストで隠しても、動いたときの
胸の揺れだけは隠せない。それでバッツが時々鼻や股間を押さえて
いたことも知ってはいたが……
 ファリスが言いよどんでいると、ドルガンがわざとらしく手をたたき、
「もしかして、わざと乳当てなしでいるのを男どもに見て欲しかったのか?」
「ちがうっ! ……大きくなって締めると苦しいんだ……ってなにをいわせる!」
「ほほう、今さら大きくなるとは、やっぱり色気づいてる証拠だな」
「ち……違う!」
「そうやっていくら口では否定できても、ここはほら、そう思ってないようだぞ」
 と、ゼザがいつの間にか固く尖っていた乳首をはじく。
「ひ……!!」
 痛みと共に電流が胸の先から走った。ファリスのその反応を
見逃すことなく、ゼザの片眉がぴくりとあがった。
「ほう……感度、星2つか」
「か、感じてなんかないっ!」
「胸一筋50年、私に胸のことで隠しておくことはできん!」
「こ、このおっぱい人め〜〜〜〜」
 ドルガンが肩をすくめて、
「ケルガーが尻専門なら、ゼザは胸専門だ。考えてもみろ。
どうしてこいつらには息子がいないかってことを」
「俺たちははらませたことなどない!」
 ケルガーが胸を張って誇らしげに言い放った。ゼザが我が意を
得たりとばかりにうなずく。
「んなもん、自慢するな〜〜〜〜!!」
491453:04/04/11 00:27 ID:T+tjs1V8
というわけでなんとか復帰してきました。
まだ先は長いですが、おつきあいよろしくです。

>>453-457
>>466-467
>>488-490
492名無しさん@ピンキー:04/04/11 01:48 ID:1Q1eu/5b
キタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
相変わらずエロ面白い
これからも期待してますよ(;゚∀゚)=3
493名無しさん@ピンキー:04/04/11 08:41 ID:LtNntCns
3バカのかけあい(・∀・)イイ!!
>俺たちははらませたことなどない!
チョトワロタw
494名無しさん@ピンキー:04/04/11 17:17 ID:aW+XEsw7
>「おお、すいーと(はあと)」
この台詞の声が永井一郎に脳内変換されてしまったじゃねーか!w
495名無しさん@ピンキー:04/04/11 19:05 ID:T+tjs1V8
>>494
堺正章でもいいですよw
496名無しさん@ピンキー:04/04/13 01:41 ID:zE5E1Fha
続きまってるぞ(;´Д`)ハァハァ
497名無しさん@ピンキー:04/04/13 17:27 ID:3EJKOl/H
皆さんお待たせしてます。
頑張って書いてますが、自分がおっぱい星人でないので
ややてこずってます。
498名無しさん@ピンキー:04/04/14 02:45 ID:zR6TOj6J
がんばれ(;´Д`) ハァハァhァ
499名無しさん@ピンキー:04/04/16 23:41 ID:61dhYjIs
誰もいない(´・ω・`)
500名無しさん@ピンキー:04/04/17 01:24 ID:TIqIbdkc
>>499
いるよ。

ついでに500ゲト
501名無しさん@ピンキー:04/04/17 01:29 ID:tc+YxFUM
いるんだけどいま書いてるんで他の用であんまり顔出せないです。勘弁
「ははは、大声を張り上げてごまかそうとしても、自分には嘘は
つけないぞ」
 ゼザが今度は2つの乳房をわしづかみにして、真ん中に
寄せてこねる。
「ひっ!」
 荒々しい指の感触に、ファリスは胸を引きちぎられるのでは
ないかとおののいた。
 形がよいと評価された胸が評価した者の指によって歪められ、
つぶされ、引っ張られる。
「うむ、柔らかさは星2つ、張りは星3つ……処女故の固さは
あるが、実にすばらしい!」
 ゼザの手の動きにあわせて、左右の胸から引きつるような
痛みやおしつぶされるような痛みが強制的に伝わってくる。
「や、やだ……やめろ……くっ……いっ……」
 動けないファリスになすすべといえば声を上げるのみ。
ただ痛いだけなら、彼女はもっと抗議の悪口雑言を張り上げて
いただろう。ところが老戦士の手さばきはあるいは乳首を巧みに
転がし、あるいは胸の麓を爪でなぞり、痛みと同時に甘痒い
刺激を与えていたのである。痛みに次第に慣れてくると、
そのしびれるような感覚がじわりじわりとファリスの胸を
浸食し始めていった。
「ふっ……あ、あああ……うそ……あっ!」
 ファリスの顔が上気し始めた。
「どうした? やっぱり痛いだけかな?」
 どこかおもしろそうにゼザが尋ねた。
「……ぜ、全然っ、……いっ……気持ちなんか、ああっ、
よくないっ! ぐっ!!」
「ほう、まだ虚勢を張ることができるとは……専門外だが、
プライドも星3つだな。」
 同時にゼザの両手の指先が彼女の両の乳首を
押しつぶした。
「ひっ!〜〜〜〜うぅぅぅぁ……ぁ……!!」
 白い糊が端に残る唇を血が出そうなぐらいかみしめ、
かろうじて叫びをあげてしまうことは防いだが、ファリスの
敏感な神経にたたき込まれた衝撃は、逃れることが
できないためにむしろ増幅されて脳髄まで到達し、彼女の
意識を数瞬の間暗転させてしまった。
「〜〜〜〜〜〜〜〜」
「おお、白目をむきかけているな」
「声を無理矢理押し殺して、可愛いのお」
「やっぱりこの表情がいいのお。いつもながらゼザの手腕には
ほれぼれするわい」
「お褒めにあずかり恐悦至極」
 耳鳴りのする中、ファリスは暁の4戦士が自分を出汁に
てんで好きなことを言っているのを何の反応も返せずに
聞き流していた。
 まさに彼女にとっては未曾有の体験だった。話には聞いていたし、
興味本位に自分で触ってみたこともある。だが、酒の勢いで手下や
バッツやガラフが触ってきたときは痛いだけだったし(もちろん
相応の報いを食らわせておいたが)、自慰をしてみたときも
ちょっとした興奮は得られても、むしろ敏感な粘膜がこすれる
痛みの方が勝った。
 だが今、無理矢理だがたたき込まれた刺激は、確かに
世の女性が言うように、ついに自ら求めてしまいそうなくらいに、
激しく、あつく、痺れるものだった。
 胸への刺激だけでこれなら、体中くまなく愛撫されたら……
 ファリスがふと想像したときだった。
「……あ」
 彼女はは自身の下半身の異変に気づき、酔いが覚めたように
我に返った。下腹部の内側、ちょうど子袋のところがじんじんと
熱を訴えている。そこから中を伝って出て行く液体の感触……。
 自身の身体が意識を裏切っていく。ファリスはプライドを
いたく傷つけられた気分になった。
「……くそ……なんで……なんで、こんなことで……
ちきしょお……!」
「どうしたんじゃファリス?」
 ガラフがいぶかしむと、ケルガーが犬がそうするように鼻を
くんくんと鳴らした。
「こいつは……ははん、濡らしたかのう。」
「う……うるさい!」
 ドルガンがなぜかファリスの肩をたたく
「恥じることはない。感度のよい証拠だ。胸をもっと張れ!」
「張れるかっ!」
 このボケおやぢどもは……とドルガンに気をとられていると、
「さて、わしも参戦するか」
 いつの間にか獣人がファリスの腰に背中側から手をかけていた。
「! なにしてる! さわるなっ! けだものっ!」
「いやまあ、実際けだものだがの」
 ファリスの怒声をまったく気にする風でもなく、ケルガーは指を
ファリスのズボンの裾に差し入れ、そのまま引っ張った。
 ファリスの尻のあたりから鋭利な爪が突き出たかとおもうと、まるで
はじめから切れていたかのように、ズボンは下着こと無数の布片となった。
506453:04/04/18 02:17 ID:Z09MFbut
あんまり進んでませんね。(汗
くそーウィルスのやつめ。

次は胸&尻責めかな?

>>453-457
>>466-467
>>488-490
>>502-505
507名無しさん@ピンキー:04/04/19 20:40 ID:KppTJZ2A
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
508名無しさん@ピンキー:04/04/19 20:42 ID:KppTJZ2A
やっと書けた。・゚・(ノД`)・゚・。
暁の4戦士のやりとりがイイw
次回も激しく期待してます
509名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:19 ID:4ZomnkZ2
アクセス規制されてた…
胸&尻責め(;´Д`) ハァハァ(;´Д`) ハァハァ
510名無しさん@ピンキー:04/04/22 00:04 ID:BSwO+aUA
なんか萌えスレに入れない……
511名無しさん@ピンキー:04/04/22 00:59 ID:AkRs833p
萌えスレのSSかなり楽しみにしてたのに…
512名無しさん@ピンキー:04/04/22 01:01 ID:bZXGatLI
ゲーム板全般がダメになってる模様
早く復旧キボン
513萌えスレ92:04/04/22 01:23 ID:BSwO+aUA
>>511
そりゃどうも。書いてる奴も喜びます。

だがしかし、うーん、エロネタでないしここで公開するわけにもいかんか。
514名無しさん@ピンキー:04/04/22 01:28 ID:oDASuL+I
515名無しさん@ピンキー:04/04/22 10:08 ID:mI+H65sP
萌えスレ直ったね。
516名無しさん@ピンキー:04/04/24 23:50 ID:quFnoArp
誰もいない
激しく続き待ち(;´Д`)
517名無しさん@ピンキー:04/04/25 22:22 ID:NMGQZPTt
あれ? また萌えスレ入れない……
「うわっ……何、なにしやがったっ!?」
 いきなり腰を締めていた感覚が消え失せ、ファリスはつい動揺を隠そうと
声を荒げる。
「乳も尻もむき出しで凄んでみたところで意味はないぞ」
「え、え、ええ〜〜っ! 」
 未だ首から下は指一本動かせないため、ファリスは自分がどんな情けない
姿になっているか確かめることもできない。
「ゼザ、ちょっとどいてくれぬか」
「おおケルガー、いつものあれか。心得た」
 ゼザが合点してファリスから離れた瞬間、
「ルパイン・アタック!」
 ケルガーが無の空間にもかかわらず恐るべきスピードでファリスを中心に
回転し、その軌跡が一点に収束した瞬間、ファリスの身にまとっていた衣類は
すべて微塵になっていた。
「「「おお〜〜」」」
 暁の4戦士はやんやと大いに盛り上がった。
「ケルガーも相変わらずの手並みだな」
「若い頃はよくこうして技を磨いたものじゃ」
「ふむ、下の毛は薄いのう」
「さすがによく鍛え込んでいる。余分な肉は付いておらん」
「黒ずんでおらん、きれいなピンクの襞をしておる」
 必殺の刃を向けられ、身動きできないファリスはさすがに恐怖を感じたが、
血しぶきの代わりに飛び散る大量の布片と、4戦士が勝手に自分の裸体の
品定めを始めたので自分が傷ひとつつけられずに生まれたままの姿になった
ことはわかる。ファリスは羞恥と怒りと安堵で頭の中が混乱していた。

「なな、なにしやがるっ! こんなこと、だ、誰も頼んだおぼえはないっ!」
「ああ、わしが頼んだんじゃ」
 ガラフがちょこっ、と手を挙げた。
「がらふ〜〜〜〜!!」
「いやの、そりゃあ服を着たままでするのも一興じゃが、やっぱり久方ぶりの
おなごの肌じゃからの、目でも味わいたいもんじゃよ」
「くそ〜〜このエロじじぃ!」
「我々はいずれも妻に先立たれて久しい。たまに女性に甘えたくなるときもある」
「それで許してもらえると思ってんのひゃう!」
 ファリスの声がいきなり詰まる。見れば酸欠状態の魚のように口をぱくぱくと
していた。ゼザがふたたびまたがり、まだ勃起しているファリスの乳首を
一舐めしたのである。初めての絶頂を迎えたばかりの彼女は全身が恐ろしく
敏感になっていたため、わずかの刺激で簡単に上り詰めてしまうのだった。
「〜〜いっ!! え?……や、やめろっ!……ひゃっ!」
 続いてケルガーがファリスの背後から近づき、剛毛で覆われた両手で
ファリスのむき出しになった尻たぶをそれぞれつかんでいた。ケルガーの体毛が
ファリスの皮膚をちくちくとまさぐる。その微細な刺激がなぜか彼女には
もどかしいものに感じられた。
 彼女の内心を知ってか知らずか、ケルガーは筋肉質の尻の弾力を楽しみながら
その肉を円を描くようにこねた。その動きに呼応するかのごとく、ゼザも胸への
責めを再開した。
くち……
「あ……」
 ケルガーが彼女の尻たぶを割り開いたとき、やけにはっきりと粘った音が
聞こえた気がした。もちろん、人間よりも鋭敏な感覚を持つ獣人が、その音を
聞き逃すはずはなかった。
520453:04/04/26 00:36 ID:g62FDB5O
すみません、今回はここまでです。
自分でももどかしい……
521名無しさん@ピンキー:04/04/26 20:49 ID:JS6nZpoE
早く続きを…!!!
_ト ̄|○ ウッ
522名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:36 ID:ydVKRFZv
保守ってみる


HDD漁ってたら、書きかけのバツファリSM(?)小説があった。
完結できるかどうか、とりあえずローカルで頑張ってみる。
523名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:47 ID:ydVKRFZv
暁の戦士に萌えた漏れはヘンタイでつか?(;´Д`)
524名無しさん@ピンキー:04/04/29 03:43 ID:AorhHubl
SMという言葉だけで逝きそうな漏れもヘンタイですか?
525名無しさん@ピンキー:04/04/29 18:39 ID:suCVxVVN
バーサーカーでいたづらするファリスたんを調教したい
526名無しさん@ピンキー:04/04/30 06:06 ID:MbLIehKH
>>520>>521
激しく期待(;゚∀゚)=3

海賊が幼いお頭を調教して育てる話なんていうのはどうだ
527名無しさん@ピンキー:04/04/30 19:02 ID:W0YIg74d
>>526
昼は海賊の頭として、夜は性奴隷として…。
肉欲の宴はいつまでも続く・・・

って感じか?
528名無しさん@ピンキー:04/05/01 03:50 ID:zzMsmBYw
>>527

昼のファリス
「行くぜ野郎ども! ぬかるんじゃねぇぞ!!」

夜のファリス
「あぁあああ…み、…見て。見てて…くださ…ファリスのイクとこ見てくださひぃいい!!」


これでいかがっすか?
529ファリス ◆c8eDXvwFLQ :04/05/01 05:02 ID:3IAehhRw
ここ・・おれの話してるの・・??
ふーん・・///
・・ありがと。
「ほう、下の口はせがんでるぞ。どれ、可愛がってやろう」
「あ、足を開くな見るなあ……ひっ!……や、やああっ!」
 ファリスがいくら首を振って拒絶してみようと、力の入らない両足は彼女の
意志を裏切り、尻に顔を突っ込まんばかりのケルガーに、なされるがままに
大きく開かされてしまう。
「おお」
「ご開帳じゃ、ありがたやありがたや」
「はあ、はぁ、……ってじろじろ見るな拝むな……あうっ! ち、乳首は、
もうやめてぇ!」
 開いた中心は薄い陰毛から太ももに至るまでしとどに濡れており、やはり
露にてらてらと光る濃いピンクの花弁がすっかり開ききっていた。陰核を覆う皮も
まくれて女性の一番敏感な部分が一部露出していた。むき出しになっている
彼女の陰穴は意に反してとろとろと淫らな汁をあふれさせ、ゼザの胸をもてあそぶ動きに
あわせてひくひくとうごめいていた。
「しかし、ここに興味がないとは、やっぱりお主ら、変わっとるぞ」
「何を言う。女は胸だ。胸の良さがわからないのか。そもそも……」

「ゼザの講釈が始まったな」
「まあ、ゼザはおいといて、わしはわしなりに密壺には用があっての」
 といいざま、ケルガーはその長い舌でファリスの泉をぺろりとすくい取った。
「ひゃあ! あ……あ、あそこを触るなつまむな開くな……な、これ、舐め、
舐めてるうああ、ああ、ああああああ!!」
 くちゃり、とケルガーの犬のように薄い舌が、自由な柔らかさをもって襞の隙間や
陰核を舐めあげる。獣人が彼女の秘部に舌をあてがうたびに、ファリスは
あられもない悲鳴を上げ、同時に体中の水分を出し尽くしてしまいそうな勢いで
愛液をほとばしらせた。
 だがケルガーのすぼめた舌がファリスの菊穴をつついたとき、彼女はその舌の
本来の狙いを思い出した。嬌声は悲鳴に変わった。
「そそそそこは違う、やだ、汚い、汚いよ!」
「じゃからきれいにしてやろうというのじゃ。ほれ、ゼザもうんちくはよいから、
嬢ちゃんをもっと責め立てんかい」
「……心得た」
 ケルガーが菊穴周囲の皺をなぞりあげると、ゼザが小振りな乳輪の境界に
舌を走らせる。ゼザが乳首を音を立てて吸い上げると、ケルガーが穴の中心に
舌をつつきいれる。ケルガーが尻のくぼみに沿って丹念に舐めあげれば、ガラフが
妙な感動詞を発しながら逸物をしごく。ゼザが自らの竿を使って乳首を
えぐれとばかりに押し込めば、ドルガンは何をするでもなくただただ3人の痴態を
眺めていた。
「コンビネーションの妙と言うべき連携じゃ」
 ガラフが言うな、ガラフが。
 だがツッコミをいれるべきファリスは、
「……あ、はあ、……も、もう、……死ぬ……」
「頃合いじゃな」
 ケルガーは彼女の背後にから自分の逸物をファリスの陰部に沿わせた。
「……! え……、何、この感触……」
「何を言っとる。これが男のありがたいマラではないか」
「い、いや、いやだ、挿れないで挿れないで挿れないで……!」
「だから言っとろう、わしは前の穴には興味はないぞ」
 ケルガーは腰をゆっくりと前後に動かし始めた。彼の陽物がファリスの陰部を
なぞってこすりあげる。そのたびにねちゃにちゃと愛液が粘った音をあげるのだった。
「う、うわ、あ、ひ、あっ……挿れな……ひっ、いい……」
「ほれ、ほれ、嬢ちゃんの淫ら汁がようまぶさったわい」
 つるんとした陽物が糸を引きながらいったん離れ、角度を変えた。
「どれ、力を抜いて……ああ、いう必要はなかったの……そりゃ」
 ケルガーが腰を進めると、先端はあやまたずファリスの後ろの穴の中心をうがち、
ファリス自身が出した粘液の助けを借りて押し広げ、やすやすと侵入を果たした。
「はあはあ……うあっ!、入る、うそ、こんな、入って、きた……!」
「さすがに淫乱な尻の穴じゃ。初めてでもあっさり飲み込んだか」
「い、淫乱って、お、オレ、そんな、はう! ひ! はぁっ……」
 ケルガーが抽送を始めた。ファリスは肛門から伝わる感覚におののいた。確かに
異物の挿入感は気持ちの悪いものであったが、それが体内から抜き取られるとき、
尾籠ながら排便の解放感に似た、一種の快感を伴うのであった。それが交互に
延々と繰り返され、いつしかファリスは不快感を消し去りたいがために快感を
求める境地へと誘われていった。
533名無しさん@ピンキー:04/05/02 02:42 ID:BFULrDLY
>>532
は19番目ですね。失礼。
534名無しさん@ピンキー:04/05/02 17:48 ID:fGSXHRd4
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
暁の4戦士(・∀・)イイ!!
535名無しさん@ピンキー:04/05/03 00:31 ID:W386a2Wj
老兵さん>やってることはおバカだし、ファリたんにも萌えなんだが…

 4 戦 士 最 高 カコイイ(・∀・)!!

野郎キャラの立て方が上手いから、各描写が引き立つんだよなあ…この調子で頑張って下され。
536名無しさん@ピンキー:04/05/03 09:12 ID:a052ALeM
>535にドウイ!
いやあ、爺のやり取り(・∀・)イイ!!っす。
この先傍観したりしごいたり感嘆詞発したりしているドルガンやガラフが
どう動くのか楽しみだ。
537453:04/05/07 01:30 ID:H8N+zgO7
>>533-536
みなさんありがとうございます。
この週末にはまた入れますので、しばしお待ちを。
538名無しさん@ピンキー:04/05/07 01:31 ID:H8N+zgO7
>>537
って533って自分やしorz
539名無しさん@ピンキー:04/05/07 20:42 ID:tlimIL8f
待ってます(;´Д`) ハァハァ
「う、あ……それ、あ、う、あ、」
「それって何じゃ?」
 ファリスの背後からケルガーがささやいた。
「い、あ、ぬ、抜け……るの、ひ、ん、が、いい……んっ!」
「そうかそうか、ようやっと素直になったの」
「陥落したか。なら、こちらも本気を出させてもらうぞ」
 ゼザがファリスの胸の上から降り、ちょうど正常位のように彼女の上に
覆い被さった。 ファリスの女陰に彼の長大なペニスの胴をこすりつける。
先端が菊穴を犯しているケルガーのものとぶつかると、直腸を内側から
こねられたファリスがひっ、と声を上げた。かまわず十分に愛液をまぶして、
再びファリスの腹の上に乗る格好になった。
 彼女の形のよい胸の谷間に自身の愛液がからみついた肉棒があてがわれた。
ゼザはそのまま彼女の胸をわしづかみにし中心にたぐり寄せ、肉棒を柔肉で
包み込んだ。前後に腰を揺すると、ぬらぬらとした愛液の助けもあって、
逸物が乳房の隙間をさしたる抵抗もなく行き来しはじめた。
「……あ、あ、あ、ちく、ちくび、おっぱい、こすれる、あぅ、あ……!」
「おお……おお、これだ! これこそが胸責めの神髄よ!」
 乳首をさらに責めつつ、ファリスの胸を犯す快感に酔いしれるゼザがいた。
 周囲には認めてもらえない嗜好を持つ人間の心の叫びであった。
「わかる、わかるぞっ! ゼザよ! 主と似た気持ちを今わしも実感しておる!」
 尻の穴をえぐる腰の動きを高めながら獣人が応じる。
「うぁ、お尻、お尻も、あ、ああ!」
「ケルガーよ、お前がそういってくれるか!」
 二人はまさにひしと抱きつかん勢いで互いを認め合うのだった。一人の
女性を表裏からはさんでなぶっている最中のせりふとはとても思えない
盛り上がりであった。
「……よくわからんが、胸にこみあげてくるものはあるな」
 ドルガンがつぶやいた。
541名無しさん@ピンキー:04/05/09 15:49 ID:A2k9Ra5E
ドルガン!それって胸じゃなくて金玉からじゃないか?w
542名無しさん@ピンキー:04/05/09 22:05 ID:EA0sFXvX
>540楽しみにしてますんで、ぐるぐるヤっちゃってくださいましー。
>541ワロタw
「はっ、あっ、いい……いい! 胸も、お尻も、どっちも……もっと、いじめてほしい……」
 胸と尻、内と外を同時に犯され、なぶられ、欲望を押しつけられる。もはや快楽を
認めてしまったファリスは、それらのひとつひとつが快感に直結し、さらにどん欲に
快感をむさぼる一匹の雌と化していた。
「素直になったのう……よしよし、望み通りにしてやろう」
 獣人が舌でファリスの耳から首筋にかけて舐めあげる。特に耳はわざと
音がするように丹念に表面をなぞる。さらには首を起こしてやりゼザが熱に
浮かされたように胸をむさぼる様を見せて、触覚のみならず聴覚・視覚でも彼女を
犯し尽くしていった。
「ゼザよ、そろそろ……」
「ああ、ともに果てようぞ」
 二人のピッチがさらに加速した。ファリスの嬌声が半音高くなる。
「そりゃ、出すぞ、出すぞお!」
「あ、ああ、こ、怖い、怖いよ……オレ、どうなっちゃうんだろ……あ、あぅ!」
「こっちは、顔に、かけるぞ、いいな、いいなあ!」
「い、いい、いいよ……もう、好きに、して……あ、ああ、あああああっ!」
「「「お、おおおおぉ!」」」
 まさに獣の咆哮だった。大音声とともに片やファリスの内臓に、片やファリスの
端正な顔面めがけて解き放たれた雄のエキスは、その衝撃と熱さをもってファリスに
とどめの一撃を与え、ファリスの2度目の絶頂が訪れた。
「あ……あ……顔が……熱い……中が……まだ……ビュクビュクしてる……」
 二人の存在が薄れていくのを感じながら、ファリスは犯された余韻にむしろ
名残惜しそうに浸っていたのであった。
544名無しさん@ピンキー:04/05/10 08:07 ID:ACz+fjs1
はあ……ようやくゼザとケルガー片づきました(ひでえ)。
545名無しさん@ピンキー:04/05/10 23:22 ID:zKVD4nOK
萌えつつ笑い、笑いつつ萌え、酸欠で死にそうでつ
546名無しさん@ピンキー:04/05/13 08:07 ID:3QOzL38T
>>541-542,545
ありがとうございます。
ガラフはこの週末ですたぶん。
547名無しさん@ピンキー:04/05/13 08:56 ID:xqt4fQve
ガラフも待ってます(;´Д`) ハァハァ
初物はどっちが…!!
548名無しさん@ピンキー:04/05/14 16:42 ID:RplXf6sS
ドルガンも気になる(;´Д`) ハァハァ
549名無しさん@ピンキー:04/05/16 14:09 ID:rNOPUxso
>>544
片付いたって…wはははw
550名無しさん@ピンキー:04/05/17 07:31 ID:gYmw2b1R
最近絵チャないな…
551Nanasu:04/05/17 22:53 ID:L4x1ewjg
マシン新調したので絵チャ立てること考えちう
552名無しさん@ピンキー:04/05/18 23:05 ID:EPgFT1F0
お願いします
553453:04/05/18 23:29 ID:MTbdcg0K
すみません。風邪引いたせいでちょっと遅れています。
554名無しさん@ピンキー:04/05/21 03:16 ID:Re4bwzb8
お大事に
お待ちしてます(;´Д`) ハァハァ

ファリスたんのエロネタ書くとしたらどんなのがいいかな
555名無しさん@ピンキー:04/05/21 07:48 ID:bx0fIRM+
ファリスの痴漢電車の処女バージョンきぼんぬ
前スレのは開発されてるファリスたんだったからな。
それでもサイコーだったが個人的には処女派なので…w
「さて、ようやくわしの番じゃぞい」
 ガラフが相変わらず自分の見事な肉棒をこすりあげながら、顔面が
どろどろに白く染まったファリスの足下に立った。
 股を開いたまま焦点の定まらぬ目で放心状態を続けていたファリスは、
 こぽ……、
「あ……こぼれる……オレ……漏らしちゃってる……」
 自分のアナルからこぼれてくるケルガーの精液の感触で徐々に我を
取り戻しつつあった。
「何を言っとる。ここはずっとこぼれっぱなしじゃろ」
 つぷり、と音がし、ファリスの下腹に先ほどと似て非なるおぞましい異物感が
生じた。ガラフが彼女の膣口に指を突き入れていたのである。さしたる抵抗も
なく潜り込んだ人差し指が、やや粘りのある愛液をかき混ぜる。
「何、やだ、やめ……苦しい、気持ち悪い……」
「ほう、指を入れるのも初めてか。海賊にしてはよっぽど大事に育てられてたん
じゃのう」
「ゆ、指が入ってるの!? いやだ、抜いて、抜いて!!」
 ファリスが耐えかねて子供がするようにいやいやと激しく頭を振った。
「ついさっきまで、後ろの穴に指よりもぶっといものを押し込んでであんなに
よがり狂っておったのはだれかの〜」
 ガラフがにやりと意地の悪い笑みを浮かべながら、膣内の人差し指を
そのままに、親指をアナルに差し込む。まだ完全に閉じきっていなかった
尻穴が易々と親指を銜え、ファリスの背筋に先ほど覚えたばかりの絶頂感を伝える。
「ひっ!……う〜〜〜言い返せないのが悔しい……!」
 ガラフは親指と人差し指を交互に出し入れし始めた。
「かっかっか、そりゃそりゃ、2穴責めじゃ」
 片や自身の愛液で、片や獣人の精液で満たされていた2つの窪は、指が
沈み込むたびにじゅぷじゅぷと歓喜の音を奏でた。最初は指の感触に
こわばってた身体も、音がより湿度をふくむにつれ、なまめかしいうねりを
描くようになっていた。
「はぁあ……あぅ!……い、こん、な、……ず、ずるい……」
 恨み言を紡ぐ吐息にも艶が混じる。
「それにの、まだわからんか、ファリス?」
 そういってガラフは挿入していた親指を抜き、ファリスが意識せぬまま
名残惜しそうに陰部を突き出したところで、腕を返して勃起して包皮から
露出していた陰核をさすりあげる。その強烈な刺激にファリスは全身に力が
入ってしまい、膣が指を締め付け、また愛液を噴き出させる格好になった。
「このとおり、お前の体はある程度動くようになっとるはずじゃ」
「あ……」
 いわれてはじめて、ファリスは何かをつかもうとしていた両手に気がついた。
足もかろうじて動かせる。すぐさま彼女はガラフをけっ飛ばそうとして、クリトリスを
はじかれて悶絶した。
「か……はっ……反則だ……」
「しかしな、わしら5人の命をかき集めてようやくお前一人分になるんでの。観念せい」
「……くそ……ちくしょう!」
 ファリスは胸と股間を手で覆ってから、いくらか動くようになった首を起こし、ガラフを
にらみつけた。
558Nanasu:04/05/22 16:40 ID:5g6lFpWg
絵チャ実験ちう、アドは避難所で

>556-557
(;´Д`)ハァハァ
559Nanasu:04/05/23 00:14 ID:u1el5wRf
実験終了
なんだか失敗ぽ
560名無しさん@ピンキー:04/05/24 13:17 ID:hoGuqexp
ガラフキテターーーーーーーー!!!!!
処女喪失期待(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

>>555
自分も処女スキーにて、処女痴漢禿しくツボ。
もう字面だけで御飯3杯いけます。処女痴漢処女痴漢処女痴漢…(;´Д`)ハァハァ















ウッ
561名無しさん@ピンキー:04/05/27 12:22 ID:wUd8QUIj
エロイファリスタンが見たい読みたい。
562名無しさん@ピンキー:04/05/29 15:43 ID:8kCtv0WF
ほっしゅ ほっしゅ
563名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:04 ID:KgPVot/l
保守
「怒りももっともだが、どちらを初めての相手とするか、我々にも
この自由しか与えられないんだ」
 傍らのドルガンがぼそりとつぶやく。
「わしらも自分の存在と引き替えじゃ。いくら生には未練がないとは
いえ、クルルやバッツ、レナを残して消えていくんじゃ、与えた命を
無駄にしてほしくないだけじゃよ」
 先ほどまで自分のマラをしごきながら自分の番を待っていたとは
思えない、ガラフの重い一言だった。

 ややあって、
「くそ……やっぱり、ずるいぞ」
 ファリスは覚悟を決めた。
「……仕方ないんだったら、ガラフ、あんたから先にやってくれ。知ってる
男が初めての方がまだマシだ」
「……いいんじゃな?」
「オレは、どんなことをしても、みんなのいるところへ帰りたい……!」
 ファリスが肩をすくめ苦笑した。彼女の偽らざる本心だった。
「そうか、なら……いくぞい」
 うなずきざま、ガラフがえさを前にした猿のようにファリスの裸体に飛びかかった。
「えっ、いきなり!? まだ心の準備あ〜〜〜〜〜!!!」
565名無しさん@ピンキー:04/06/01 12:29 ID:bA+6zFiX
すみません、とりあえず今はここまで。
566名無しさん@ピンキー:04/06/01 12:39 ID:4xRwBBb9
猿イケ!w
567名無しさん@ピンキー:04/06/03 09:19 ID:gi0ENzPm
おおおお(;´Д`)ハァハァ
568名無しさん@ピンキー:04/06/05 20:48 ID:ZlY1svaa
続き待ちます何時までも待ちます。
569名無しさん@ピンキー:04/06/05 23:23 ID:EnfIxTHp
同じく待ちます
ハァハァ…
570名無しさん@ピンキー:04/06/07 01:14 ID:DupySbg9
亀だが別スレでおしおきクルルたんもキボンヌノシ
571名無しさん@ピンキー:04/06/08 10:09 ID:20U5t8Jx
age
 かわす間もなく、ファリスはガラフに組み伏せられた。両の腕を
頭上に押しつけられ、口ひげを蓄えたガラフの唇が汗と精液と
愛液にまみれたファリスの身体の優美な
曲線をむさぼるかのようになぞっていた。
「や、やだ……汚いよ……あっ!、だめだっ、そこは!」
「何言っとる。きれいじゃ……ドキドキするぞい」
 ファリスは先ほどまでの強引に快感を引き出すためのものとは
違う、優しい口づけを全身にくまなく施され、自ずから高まって
いくのを感じていた。
「あ……あったかいよ……ガラフ……優しいな……ああ……」

「そろそろ、体の準備はばっちりじゃな」
 力が抜け開きかけたファリスの両足の間に体をねじ込み、彼の
逸物をファリスの未だしとどに濡れる割れ目にあてがった。
間髪入れず膣穴を探り当て、亀頭に淫汁をまぶす。
「あ、……い〜〜痛いっ! 痛い痛い痛いっ!」
 ガラフの陽物の先端がヴァギナの入り口にはまった。熱く脈動する
それは、ファリスに今までに体験したことのない痛みをねじりこんでいた。
当然、ガラフは彼女の叫びに躊躇することなくさらに力を込め、ファリスの
奥深くへ侵入しようと腰を進めた。
「ガ……ガラフっ! ……もっと、〜〜やさしく、して、くれっ!」
 ファリスの目尻に涙がたまる。ガラフのペニスがしゃにむにファリスの
純血を引き破らんとする痛みに、彼女は耐えかねて結合部を離そうと腰が
反り返るが、ガラフの両の腕がファリスの尻たぶを押さえ込み、逃げる
余地をなくしていた。
「ここで止めると、よけいにつらいのが長引くぞい」
「で、でも、いたいっ! いたいんだ!」
「じゃからほれ、力を抜かんかい」
 ガラフがファリスの尻をぴしゃりとたたく。
573453:04/06/10 19:04 ID:8mPmmMpi
持病の遅筆が出ています。ご容赦ください。
574名無しさん@ピンキー:04/06/11 00:08 ID:LGQG0CaI
イケ!ガラフ!!


…ドルガン先生は見学ですか?w
575名無しさん@ピンキー:04/06/11 17:19 ID:Kg+gXaWw
>>574
おそらくすぐ隣でブツをシゴい(ry
576名無しさん@ピンキー:04/06/11 17:57 ID:/WECkkPm
>>575
イヤ、そこは一切イチモツには手を触れず、パンツの中に射精でつよ。
577名無しさん@ピンキー:04/06/11 23:30 ID:BO3FJN5X
>>576
マンガに出てくる童貞少年かよ(笑
578名無しさん@ピンキー:04/06/13 22:59 ID:kfKz1F3/
ドルガン先生は真打ち!
579名無しさん@ピンキー:04/06/14 08:49 ID:aqADMFs7
背徳の香りがそこはかとなくあるな<ドルガン先生
580名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:29 ID:nNxaDjEy
ドル眼先生は口でフィニッシュor手コキと見たッッ!!
581名無しさん@ピンキー:04/06/17 22:51 ID:Db5PxjVr
ほしゅ
582名無しさん@ピンキー:04/06/18 16:37 ID:+vWC3m2B
実は俺・・・老兵たちに殺意を抱いてるんだ。
じじいぃいいいいいいい!!!俺のファリスたんに手ぇ出してんじゃねえ!
583名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:45 ID:3Wju9KMC
処女を破られた後、ぼろぼろになって生還したファリスたんを優しく慰めてあげるのさ!
「そんな、無理! いたい! 」
「そ……りゃ!」
 ガラフが強引に腰を進めた。みち、という音がファリス自身の下腹から
聞こえた気がした。あえてたとえるならば生爪を引きはがされるような
痛みが伴い、ファリスは声にならない悲鳴を放った。
 ガラフの怒張がファリスの処女を犯し散らした瞬間だった。
「入ったぞい……」
 ガラフの声に返答はなかった。そもそもそんな余裕があるわけはない。
寸毫でも身体を動かすと侵入を許してしまった熱い固まりから、焼き付く
ような痛みをすり込まれる。見た目はあんなのっぺりとした男のモノが、
まるで自分の体内では表面から棘や刃でも生えているかのようだ。
ファリスは抜くこともできず、ただ痛みに呼吸を忘れるくらい全身を
硬直させているだけだった。
「さすがに処女はきついのお。思い出すわい」
 何を思いだしたかは言わぬが花かもしれない。
「……が……らふっ……」
 ようやっと声を絞り出し、ファリスが哀願する。
「……も、……いい……終わって……」
「そうかそうか。なら、動くぞい」
 ガラフが意地の悪い笑みを浮かべ、打ち込んでいた肉棒を
引きはがすかのように腰を引く。めりめりと朱にまみれたペニスが
ァリスの淫裂から抜き出され、先端の笠が見えたところでまた
くじり込まれる。肉杭が打ち込まれるたび、ファリスは歯を食いしばって
痛みに耐えながら、涙をたたえた眼でガラフを恨みがましそうに
にらみつけるのが精一杯だった。
「男が終わるには精を放つ必要があるんでの」
 ガラフが言い放つやいなや、
「ををっ、出るぞ、出るぞ〜〜〜!」
「……え?……ひ、あ、は、い、つ、く、う〜〜!」
 ガラフの尻が痙攣し、熱いものがファリスの膣内にほとばしり出た。
子宮頸部を不規則に叩かれ、強烈な痛みにさいなまれたファリスが
ガラフの背中をかきむしる。ガラフの前後運動が止まり、ぎちぎちに
押し広げられていたファリスのヴァギナも受け入れていたモノの圧力が
弱まって痛みが和らいでいった。

「相変わらずの早撃ちだな。ガラフ」
 ドルガンの冷静な一言が、ガラフの背中に突き刺さった。

「……ああっ、あたまがいたいっ、なにも思いだせんっ!」
 ガラフお得意のボケであった。

「……あ……」
 未だつながっているところから、つつと何かがファリスの尻の伝うのが
感じられた。おそらく自らの愛液と破瓜の血と、今し方注ぎ込まれた
ガラフの精液であろう。
 ファリスは痛みで霞がかかった頭を起こし、
「はぁはぁ……はぁ……お……終わった……? がらふ……終わったんだったら……」
 中から剛直を抜いてほしい。というかとっとと消えてほしいと
言いかけた刹那、
「え? うそっ! あ痛いっ!」
 再びファリスの中が押し広げられ、破瓜の痛みが戻ってきた。ガラフの
淫棒の先端がファリスの奥を突き上げる。
「まだまだ! まだまだ死ねんのじゃ!」
 エクスデスに対峙したときのようにガラフはよみがえった。ペニスが
元の固さを取り戻し、ファリスの膣からあふれる体液で滑りが
よくなったのを幸いに抽送を再開する。
「あ……あ? あ、あ、はあっ、」
 ファリスの反応が変わった。滑りがよくなったせいか、体内のスポットに
ガラフの先端が当たるようになったのである。さらに、先だっての
アナル責めで一度絶頂の感覚を身体が覚えており、同様の刺激で
たやすく快感を感じられるように脳内の回路がつながっていたせいでもあった。
「嘘……痛……い、けど……変……ああっ!」
 ファリスが快感の端を捕まえた時、再びガラフの腰の動きが止まった。
「お、おおっ!」
 ファリスの膣が再び白い熱で満たされていった。
「あ……また……出てる……いっぱい……ってまた、中で、大きくなってる〜〜!」
 ガラフの腰が三度活動を再開した。
「うっ、あっ、ガラフ〜〜! なんで、まだ、消えない、の……そこっ!」
 一度感覚をつかむと上り詰めるのは早い。ファリスが痛みの中からも
快楽をすくい上げ絶頂感をえようとした時にガラフは三度先に果て、
白い欲望を吐き出したのだった。
 いきかけては動きを止められ、鎮まりかけては快感をねじ込まれ、絶頂への
焦燥感を募らせていったファリスは、ようやく4度目、とどめの一撃とばかりに
突き入れられたガラフの腰にしがみつき、モノを存分に中に受け入れるように
がっちりと密着させ、ほとばしる精の刺激を子宮口で受けながら絶頂感を
感じることができた。すっかり痛みも忘れて余韻に浸ろうとした矢先、
「なんのまだまだあっ!」
「うええっ、また復活してる! あ、ああ、すごい……もっと……」
 もうここまで来るとゾンビである。
「もう、もう、おなかが、いっぱいっ、あああっ!……また中にっ!」
「もういいっ、もういいっ、うわああっ!」
 ……。


 ファリスが8回、ガラフに至っては実に14回目のエクスタシーを経て、
ガラフがようやく満足しきった顔で消えていく。
 ファリスは焦点の合わなくなった眼でぼんやりと影が消えていくのを
眺めていた。下腹部が何かを詰められたかのようにぽっこりと
盛り上がっていたが、栓になっていた肉棒が消え失せた時、彼の残した
白汁が濁流となってファリスの破瓜の血すら洗い流すかのごとく
膣口から吹き出していった。
「あああ……」
 ファリスは排出感に再び絶頂を覚えるのだった。
588453:04/06/19 21:10 ID:zjYtFmpe
お待たせしています。ガラフ終わりました。
最後のやつはさっくり行くと思います。
 ファリスの体内にくすぶっていたガラフに犯された余韻がすっかり
さめても、ドルガンは動こうとしなかった。人心地突いたファリスが頭を
起こし、黙然とたたずむドルガンを見ても、彼は難しそうな顔で腕を
組むだけであった。
「……どうしたんだい? ドルガン。あんたの番なんだろ?」
 もうやるんだったらひと思いにすましてしまってくれ
 ファリスが声をかけても彼は動こうとはしなかった。見ればなんと
ドルガンの逸物はまるでそそり立つ気配を見せていなかった。
「君が魅力的でないわけではないんだが、……その、すまん。
ステラを私は今も愛しているんだ」
 ドルガンはぼりぼりと頭をかいた。ファリスはクスリと、笑みを
こぼした。そういえば久しく笑っていなかったような気がする。
「そういう仕草、バッツそっくりだな」
「そうなのか? ……そうなんだろうな」
 ドルガンがふと遠くを見つめた。今の彼は3人で過ごした幸せな頃を
思い出しているのだろう。ファリスはちょっとうらやましく思った。
 ファリスが身体を起こした。まだおぼつかないが、だいぶん以前のように
動く。立ち上がると、先ほどまで男たちを受け入れていた2つの穴から
名残の白い汁があふれ、股間をつつと流れていく。
「オレだって処女まで捨てるくらいみんなのところへ帰りたいんだ。」
「それはわかってる。だが……」
「大きくしてやるよ」
 ファリスがドルガンの前に跪いた。ちょうどドルガンの股間にファリスの
顔が向き合う。
「オレも……やり方、話でしか聞いたことないからさ、気持ちのいい
ところ教えてくれ」
 いいざま、両手でおそるおそるしなびたモノを捧げ持ち、しげしげと
見つめてから、やにわに両手で握りしめる。ふにゃふにゃと頼りない
肉の袋の感触に違和感を感じながら、先端の方へしごいていく。
「む……」
 だがファリスが慣れない手つきで悪戦苦闘するも、角度がずれると
すぐに曲がり、握りすぎると伸び縮みするばかりでさほどの刺激を
与えているようには見えなかった。
「むずかしいな……あっ、また抜けちまう」
ファリスが上目遣いでドルガンの表情を伺っても、彼のすまなさそうな
顔が見えるばかりであった。
 じれてきたファリスは、先ほど強要されたことを、今度は自らやろうと
思い立った。先の鈴口を正面に見据え、舌先をのばしてふれてみる。
「う……」
 思わず漏らしたドルガンの声に気をよくし、今度は先端を筋に沿って
舐めあげる。ぴくりと股の筋肉がふるえ、ファリスの行為に反応を見せていた。
 さらに口をすぼめて先端の笠の部分までをすっぽりと銜え、唾液を
まぶしてみる。鈴口に舌先を逆に挿入したり、口でくわえて引っ張っておいて
竿の部分を指でこすりあげたりしているうちに、とうとうドルガンも
耐えきれなくなったのかどんどんとペニスに血が流れ込み、かたく、大きく、大きく……
「え……?」
 ファリスは口中の物体がまるで別のモノにすり替わったかのように熱を持って
大きくなっていくのに驚いていた。というか大きくなりすぎて彼女のあごがはずれそうになる。
 あわてて抜くと、ちゅるんと唾液をしたたらせてドルガンの剛直が姿を見せた。
「うそおおっ! 何その物体!」
592名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:06 ID:XUxqitYu
じじい凄えな、14回…
しかし早撃ちなのか
 それは、男の逸物と言うには あまりにも大きすぎた、大きく 太く 重く そして、
大雑把すぎた それは正に肉塊だった。
 ファリスの頭から血の気が引く音が聞こえた。
「ごめん、無理! 絶対無理! はいんない! はいんないよ許して!」
 思わずへたり込んだファリスの目前で、その”物”はアナコンダよりも大きい
鎌首をもたげた。ドルガンがゆらりと立ち上がっていたのだった。顔を見ると、
あまりにもその”物”に血を取られたか、血の気がなくなっていた。
 すなわち。
 頭脳が休止状態になった彼にはもはや理性的に物事を考える余裕はなかった。
考えることはひとつ。この猛りを鎮めることのみ。
 うつろな目がファリスを見下ろした。しりもちをついていた彼女は、ちょうど
股を開いて誘っているようにも見えていた。
 獣が動いた。おののく獲物を組み伏せ、男の腕ほどもあるペニスが狙いを
誤るはずはなかった。
「ぎいいいいいいっ! あ……が……ああああああっ!」
 彼女の絶叫が聞こえた。
 エクスデスとの戦いから1年。
 戦いの爪痕がようやく癒え始めた長老の森に、今やその英雄と称される3人がいた。
 バッツ。レナ。クルル。
 彼らはあの痛ましい戦いで散った戦士たちを弔うために、ここに集っていた。
 森のひときわ立派な木にバッツが花輪を捧げる。傍らには「戦士ガラフ、未来を
託しここに眠る」と放り込まれた小さな墓があった。
 レナもクルルも、傍らで目を潤ませ生前のガラフに思いをはせた。
 しばらく彼らは動かなかった。いや、動けなかった。失われた人々を大事に思って
いたからこそだった。
「あの時ガラフたちが助けてくれなかったら……おれ…」
 バッツがぽつりとつぶやいた。
「土も風も水も火も、いきづきはじめ世界は平和をとりもどした……でも、何か悲しい…」
「きっと……」
「バッツ……」
 レナがはっとした表情でバッツを見た。バッツは痛ましい顔でそれでも首を振った。
「ファリスがいないからなんだね。」
 彼らは信じていた。彼女の帰りを。
 信じていたからこそいないことを悲しまないでいようとしていたともいえる。
 でも、もう……
「えっ? おじいちゃん? ……何か言った?」
 クルルが声を上げる。長老の木の木陰の一角にあふれんばかりの光が差し、
その場所の草むらが一斉に花開く。その中央に光とともに降りてくる人影があった。
人影はそのまま花畑と化した草むらに横たわる格好となった。
 3人は駆けだした。彼らは人影の正体を確信していた。
 光が消えていってもその人影は消えることなく確かに存在していた。この紫の髪に
間違いようがない。それはファリスだった。
  ファリスは眠っているようだった。全裸の肢体のところどころ、特に内ももにかなりの
量の白い粘液がこびりついていた。
「おじいちゃん……?」
 クルルはその匂いに顔をしかめていた。封印していたい過去を思い起こしたのかもしれない。
 レナが涙を流しながら、バッツの目から守るために自分のマントを掛けてやっていた。
 バッツは顔を真っ赤にしながらも横目で盗み見ていた。彼女が戻ってきたのは
うれしいことには違いないが、この痴態に何か釈然としない物を感じていた。
”どう見ても……あの、後だよな……”
 でもとりあえず女の子の手前黙っておこうと彼は考えていたのだった。
(了)
596名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:14 ID:XUxqitYu
リアルタイム遭遇してしまった
投下中邪魔したみたいでスマソ
リロードしときゃよかった(´・ω・`)ショボーン
乙、エロくてよかったよ
597453:04/06/20 00:18 ID:Lo2jRCPg
はい、とりあえずこれにて終了です。
おつき合いしてくださった皆様。ありがとうございました。

最後にネタばらししようと思ってたんですが。
445でどうしようもなく不幸なファリスを合成してしまった反動で
笑える小説を口直しに投下しようと思い立ったのが始まりです。
何か書いてるうちに自分が胸よりケツ属性であることを自覚したり、
いろいろありましたけれど、なんとか終わってほっとしてます。

で、この後はさらに後日談です。
蛇足もいいとこなんですが、どうぞ。
598後日談1:04/06/20 00:20 ID:Lo2jRCPg
 その後、ファリスは城と海賊砦で二足のわらじであったが、
いっそう女ぶりに磨きがかかったと評判になっていた。
 ある日、バッツはファリスのすすめで海賊砦に泊まることになった。
夕には着くはずが途中でモンスターの襲撃に遭い着いた時には
とっぷりと日が暮れていた。
 海賊砦に入り、彼は違和感を感じた。いつもなら手下どもが
やかましいぐらいに動き回っているはずなのに、見張りをのぞいて誰もいない。
 いぶかしげに見張りに尋ねると、彼は面白くなさそうに船を指した。
近づくと、確かに人の声や時々ギシギシという音がする。
 船長室に入って、彼は目をむいた。
 そこは宴の真っ最中だった。酒と体液のにおいが混ざり合う中、
全裸のファリスが手下の一人にまたがり、突き出た肉棒を膣に納め、
さらに後ろから別の手下が彼女の肛門を貫き、三人で複雑に腰を
揺すりあっていた。両手は手下がつきだしたマラをそれぞれ握りしめ、
代わる代わるねぶりながら嬌声をあげているのだった。
599後日談2:04/06/20 00:21 ID:Lo2jRCPg
「あ……、ああっ、野郎ども、もっと気合いを入れな! そう……そこいいよっ!」
「お、おかしら……最高っす……おおっ!」
「おかしらのマ○コもいいけど、うう、ケツの穴も、すげえ!」
「おかしら……もっと、舐めてくださいよ……玉の裏側まで……」
 バッツは何も言えずに硬直していた。
 ファリスがバッツに気づいた。色っぽい視線をバッツの股間に送
りながら、腰のピッチをあげる。わざと結合している箇所をバッツに
見せつけるようにしながら、
「バッツ、……あっ……やっと、来て、くれたかい。……あ、そこだよ……
待ちきれなかったんで、先に、よろしくやってるよ……あ、ああっ! あっ、あ〜〜〜!」
「おかしら、おかしら、で、でる!」
「おかしら、すきだあ〜〜〜!」
 ファリスのアナルとヴァギナに突き込んでいた手下どもが同時に
達した。ファリスの腰がまるで手下どもの精を吸い取るかのように
小刻みに動き、しなびたマラを吐き出した。
 ファリスが立ち上がり、バッツの正面に立つ。右手がバッツの
股間にのびて、彼の剛直を確かめた。
「やっぱり……父親譲りのいい物持ってるね」
「クルルも来ててね。あの子もおじいちゃんにしつけられてたんで
子供好きな手下とよろしくやってるよ」
「さあ、バッツ……その凄いモノ……オレが受け止めきってやるよ」
バッツは誘われるままにファリスの股間へと吸い寄せられていった
(了)
600453:04/06/20 00:22 ID:Lo2jRCPg
>>596
いえいえ、お気になさらないで。
リアルタイムで見てもらえたと思うと何かむずがゆいですw
601名無しさん@ピンキー:04/06/20 09:32 ID:gcgn9jte
GJ!乙でした!!長らく楽しませていただきました。ありがd!
細かく入ったギャグにニヤリとさせられること数度。
>エクスデスに対峙したときのようにガラフはよみがえった
>それは、男の逸物と言うには あまりにも大きすぎた、大きく 太く 重く そして、 大雑把すぎた それは正に肉塊だった
ワロタw
602名無しさん@ピンキー:04/06/20 11:13 ID:oqB1Hw6U
乙かれ〜、長編乙。

さてと、・・・・じじい達と手下共を皆殺しにしてくるか。
603名無しさん@ピンキー:04/06/20 12:17 ID:tnPWxxZi
か、感動の一大巨編だw
乙です
604名無しさん@ピンキー:04/06/20 15:06 ID:pWuWPzco
乙GJ!!!
>>596
>>601-604

皆さんありがとうございました。読んで書き込んでくださった
皆さんのおかげで完結できたと言っても過言ではないです。
本当に、心強かったです。
606名無しさん@ピンキー:04/06/21 05:05 ID:ddpNq+5o
激しく乙エロ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
抜いたしワラタ
ファンになりそうだ
次回作、マジ期待w
607名無しさん@ピンキー:04/06/22 21:59 ID:Y3mPdDU7
遅レスながら…

>それは、男の逸物と言うには あまりにも大きすぎた、大きく 太く 重く そして、
>大雑把すぎた それは正に肉塊だった

ステラの死期を早めたのはひょっとして(ガクガク
608名無しさん@ピンキー:04/06/23 00:41 ID:jcO2FtdR
>>606
当分先のことは考えてないです。
ちょっと果ててますバタッ
>>607
当たり……
609名無しさん@ピンキー:04/06/23 00:46 ID:jcO2FtdR
>>608は453です。はい。
追記ですが、>>607氏の設定は実は考えていて、ファリスよりも
小柄だった分耐え切れてなかったとか細かしいことは考えていたんです。

つい考えを当てられてしゃしゃりでちゃいました。
610名無しさん@ピンキー:04/06/26 15:05 ID:Jkkz9bI3
長編お疲れでした


無の世界に取り残されたのがバッツだった時のことを考えると…っていうのは言わない約束ですか?
611名無しさん@ピンキー:04/06/26 15:24 ID:TuDzp/da
>>610
その場合、暁の奥様´sが相手してくれます。
612名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:21 ID:fiAhRriy
それはそれで読んでみたいかも。で、戻ってきた後はファリス、レナ、クルルを次
々手込めにしていくわけだ。

…ステラは若くして死んだということで、バッツとでもOKかな…?
613名無しさん@ピンキー:04/06/26 18:30 ID:416ANN3H
>>610
主にケルガーが相手したことでしょう(南無
614名無しさん@ピンキー:04/06/26 18:31 ID:416ANN3H
>>610
ごめんなさい、もう一つ思いついた。
バッツが女性化するのも手かと
615名無しさん@ピンキー:04/06/26 21:31 ID:l1PrjzKl
まあ、バッツならまだいい。
仮にガラフが生き延びて、あそこに取り残される側になっていたとしたら…

踊り子の衣装で相手するのだろうか。
616名無しさん@ピンキー:04/06/27 03:58 ID:Aut9MwHC
バッツが女性化するならまだいいかもしれないが、暁の4戦士が女性化したら…





嫌なものを想像してしまいまつた。
orz

最近ファリタソのオカズが減って寂しい…
617名無しさん@ピンキー:04/06/27 08:44 ID:O7DyTS9t
ファリスたんは鈍いから痴漢されてもきづかなそうだよな
ぶつかるの装ってさわりまくったり寝ている間に下着ずらしたりしてもおこらなそうだと思わないか
618名無しさん@ピンキー:04/06/27 13:28 ID:TsaiXHHY
ぶつかっただけで殴られそうな悪寒
619名無しさん@ピンキー:04/06/27 14:34 ID:dVDKryxm
手下が周りを囲んでます。
で、手下たちの陵辱劇ハアハア
620名無しさん@ピンキー:04/06/27 17:00 ID:7Ec7v8gK
ケルガーに陵辱される手下たち
621名無しさん@ピンキー:04/06/30 04:09 ID:OS1ygCQS
手下に犯されるファリス見たい
622名無しさん@ピンキー:04/06/30 08:14 ID:kQSwpHr8
手下どもに犯らせてあげるファリスたんは見たいが
犯されるファリスたんは見たくない
623名無しさん@ピンキー:04/06/30 10:42 ID:WJFqPyav
手下にやられるのはちょっと辛いが、敵海賊に捕らわれてやられるのなら見てみたい。
禿しく見てみたい。
624名無しさん@ピンキー:04/07/03 03:47 ID:/ngIYQzD
何も知らないで大事に育てられていたファリスたんが敵海賊に捕らわれて処女を奪われ開発されてしまう話きぼんぬ
625名無しさん@ピンキー:04/07/06 01:36 ID:IFH6aGJn
小間菊さんサイト更新してくれんかな……
626名無しさん@ピンキー:04/07/06 09:11 ID:PyoizPxl
女性化は女性化スレでやってほしい
627名無しさん@ピンキー:04/07/06 17:24 ID:h/0WjHxa
>>626
それはギャグで言っているのか
628名無しさん@ピンキー:04/07/06 20:25 ID:32Sgicin
いや、ガラフやバッシが女性化してレズプレイするネタを考えていたので
セルフ突っ込みしたとか。

しかし、ファリスレもFFDQから結構長いから、改めてネタ考えると言っても
以前書かれたものとかぶっていたりして、なかなか難しいナーと思うよ。
629名無しさん@ピンキー:04/07/07 01:23 ID:5RmipXVK
>>628
ネタが多少かぶっても切り口がその人らしかったらそれは読める。
むしろそういうのも一種楽しい。
630名無しさん@ピンキー:04/07/07 03:24 ID:76JU0Abs
いっそ同じネタを題に何人かが書いてみるというのもおもしろそうだな
その人らしさが(;´Д`) ハァハァ
631名無しさん@ピンキー:04/07/07 11:51 ID:hrcy/xUe
お題:第二世界でアブダクターが来なかった場合
632名無しさん@ピンキー:04/07/07 21:15 ID:4trS3QRm
アブダクターって誰だっけ…と思わずぐぐってしまった
633名無しさん@ピンキー:04/07/08 00:28 ID:S2Dcjc6c
誰だっけ
634名無しさん@ピンキー:04/07/08 00:37 ID:qeHujF3L
>>633
最初に第2世界にとばされた時。
夜キャンプ中にレナがファリスに母親の思い出を語ろうとする時にアブダクターが来襲。
撃退すると宝箱を残すが、仕掛けられたガス罠にかかって3人ともエクスデスの手に落ちる。
ってとこ。

ちょっと考えたのは飛竜の舌を切るかわりに母親は飛竜の精液を……
んで母親の死後飛竜は去勢され、モノは今レナのあそこに。
んでファリスは飛竜のモノで作られた張り型で開通式。
んでバッツがハアハアしながらのぞいてると。

すまんが書く暇はないのでプロットで勘弁。
635名無しさん@ピンキー:04/07/08 11:49 ID:iV2OZi/b
シチュ限定も面白いけど、なかなかネタ搾り出すのも難しいので
だったらいっそ「レズプレイ」とか「処女貫通」とか漠然としたものの方が
出しやすいかも。と言ってみるt(ry
636名無しさん@ピンキー:04/07/08 13:28 ID:bmtyG1h0
そこまで漠然としてると既出の作品でいいじゃん、とか思う
637名無しさん@ピンキー:04/07/09 19:32 ID://+vbum2
既出の作品でいいじゃんとなってしまうと、益々職人さんが登場しづらくなってしまうかも、とか思う
638名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:48 ID:0eTpbWh+
そして誰もいなくなった
639名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 13:33 ID:WJS2DeLa
流石にそろそろage
640名無しさん@ピンキー:04/07/11 22:09 ID:z2f60XEe
俺しかいない予感ヽ( `Д´)ノ
641名無しさん@ピンキー:04/07/11 23:21 ID:CC6mHZu8
俺もいる予感!(*^ー゚)b
642名無しさん@ピンキー:04/07/12 02:31 ID:Wg1P1ZKA
オレもいるが日が変わってるのでidが変わった640かもしれない予感
643名無しさん@ピンキー:04/07/12 02:39 ID:q1xtEqYa
640は俺だから大丈夫だw
644名無しさん@ピンキー:04/07/12 13:05 ID:NHukOC3F
俺もいる予感!(・∀・)
645名無しさん@ピンキー:04/07/12 22:38 ID:9dodiTKV
俺もいるヨカソ(゚д゚)ウマー
646名無しさん@ピンキー:04/07/14 18:49 ID:OR5xmtWu
そして誰も居なくなった予感…
( ´・ω・`)
647名無しさん@ピンキー:04/07/14 19:30 ID:v+N7xMq2
いっつもROMしてたけど俺もイルヨ!
648名無しさん@ピンキー:04/07/15 18:17 ID:DRQbeicy
ヽ( `Д´)ノ
649名無しさん@ピンキー:04/07/15 20:19 ID:eqQluTp0
俺もいるよ
ただひたすら神の降臨を待っている
650名無しさん@ピンキー:04/07/15 23:32 ID:ImgCTAAz
俺もいるぞ
やはりテキトーに雑談しながら…
651名無しさん@ピンキー:04/07/16 12:16 ID:qzwFqEud
俺もいるにはいるが今は傍観モード
プロットはともかく、詰めて文章にしたてるのは気力が要る。
652名無しさん@ピンキー:04/07/18 00:04 ID:X3ic9+Cj
下手でいいなら頑張るですよ?
653名無しさん@ピンキー:04/07/18 01:56 ID:njM+XS/g
>>652
ガンガレ!
654名無しさん@ピンキー:04/07/18 10:54 ID:4rLms/aa
>>652
是非頼む
655652:04/07/19 19:37 ID:ULtHAALU
途中まで書いてみますた・・・。
今までの職人さんに比べれば全然つまらなくて 未熟な文章で申し訳ないです。
保守だと思って、生暖かく見守ってやってください・・・
しかもエロまで話が長いという・・・ゴメンナサイゴメンナサイ

「ん・・・ぅ・・・」
ファリスはぼんやりしながら起きた。
森。
不思議な色合いの光が差す、所だった。
「あれ・・・俺・・・。」
「目が覚めたかい?」
「!!」
少し離れたところにいる男。自分達の敵の、ギルガメッシュだ。
思わず構えたファリスに笑顔を見せる。
「そんな構えなくたって、何もしねぇよ・・・。
 ここから脱出できたら敵同士だけどな。」
そういえば。不思議な魔法を使うモンスター。
ソイツの相手をしていて何かの力に引き剥がされた。レナ、バッツ、クルルと・・・。
必死で探した挙句、見つかったのはコイツだけだった。
全く持って、ツイてない。
しかも2人そろって方向音痴なんて、もう救えない・・・。
「・・・そうだな。」
ため息をつき、ファリスは上を見上げる。早く、戻らなくては。
今の所怪しい様子はないが、寝首を掻かれてはお終いだ。
「兎を捕まえたから焼くか。朝飯は食わねぇとな。」
一人調理を始める男。一体何を考えているのか解かったものではない。
妙に香ばしい肉の匂いがしてくる。
”くぅ〜〜〜〜”
「・・・・!!」
656652:04/07/19 19:38 ID:ULtHAALU
意地汚いと言われるだろうかとファリスは顔を赤く染め相手の顔色を伺う。
かという本人と言えば、聞こえたのかそうでないのか、肉を炙り続けている。
(一人で何、赤くなってるんだ 俺・・・(
自分も何かを狩りに行った方が良いだろうか、と思ったとき。
「何、考えてるんだ?」
「え、 あ・・・・?」
唐突に話を振られ、反応が遅れるファリスに
「食うだろ?女は特にちゃんと飯は食った方がいいからな。いざって言う時に、辛くなる。」
(女を解かった様な口をききやがって・・・)
思わず笑みがこぼれ、差し出された肉を受け取り 口に運んだ。
「俺が女って、しってたのか。」
食べながらギルガメッシュに聞くと
「俺は鼻がいいからな。」と得意気にえばった。
ふぅん、と聞き流して指についた油をファリスは丁寧に舐め、その場を立つ。
「ありがとう。美味かった。」
軽く礼を延べる、ギルガメッシュは笑った。
657652:04/07/19 19:39 ID:ULtHAALU
その後、ギルガメッシュとバッツ達を探し歩き回り
何回か敵とも遭遇したが 大体何事もなく倒す事が出来た。
「はっあ・・・・寒・・・・。」
この気温は何だろうか。酷く体に熱が篭る。気だるさを感じ、ファリスは立ち止まった。
ギルガメッシュは少し前を歩き、ファリスが立ち止まった事に気付いてはいない。
「熱、あるのかな。」
前かがみになった時に、左足に激痛が走った。
「・・・・・ッ!!!」
声にならない 自分の悲鳴。痛いながらも足元に剣を振るうと、足元に居た物の首が飛んだ。
猫のような、しかし鋭く長い牙を持った生き物だった。
「はぁッ・・・! はぁっ・・・!!」
「どうした!」
今更事態に気付いた急いで戻って来た。
「・・・足を・・・」
「やられたのか!?」
ギルガメッシュは足を見て、 う、と漏らした。
「酷く噛まれたな。貫通してるぜ。」
傷口に手を置き、ギルガメッシュはケアルを唱えた。
傷は見る見るうちに消えていく。
「どうだ?」
ギルガメッシュが少し足の具合を見るために押してみるが、鋭い痛みが走る。
658652:04/07/19 19:40 ID:ULtHAALU
「ふッう・・・!!」
「すっ・・・すまない!!」
ギルガメッシュは傷口より手を離した。
「ふむ・・・。この深い傷だと今日は網無理だな。
 明日以降でないと痛みは取れないだろう。
 まぁ、仕方ないからゆっくり休めよ。」
ファリスは申し訳なさそうにうつむいた。自分のせいだ。
「・・・すまない。」
「いや、悪くねぇよ。考えたら俺達は焦りすぎだ。
 こんなんじゃ、見る出口も見えないだろうからな。いい機会かもしれん。」
何故、こんなに良くしてくれるのだろう。
足手まといだと言うのに。
そんな事を思う中、ギルガメッシュはテキパキと手持ち少ないテントを張り出した。
そんな様子を見て、「普段も、テント使うのかな」とか、
「手はいっつも多いわけじゃぁないんだなぁ」とか、意味のない事を考えていた。
「立てるか?」
「え。」
「ああ、立てるワケねーか。ちょっとじっとしてろよ。」
ひょい、と 抱き上げられた。
「!!」
(うわっ これってお姫さま抱っことかいうやつ!!)
流石にコレをされるのは初めてで、思わず顔に血が上ってしまう。
知らず俯いて、手の甲で口元を隠した。
659652:04/07/19 19:41 ID:ULtHAALU
一方、静かになったファリスを見てギルガメッシュはファリスを愛しく思う。
「照れるなよ。」
「照れてないッ!!!」
ファリスも言い返すが、目が合うと再び頬が紅潮していくのが なんとも初々しい。
(ん?)
ギルガメッシュは不思議に思ったが、理解すると腹を立てた。
ファリスをゆっくりテント内の床に寝かせる。
「―――――・・・お前。」
「?」
「熱が有る事を、何故早く言わなかった。」
「あ。」
ファリスは「やっぱり有るのか」と漏らす。
ダルそうに髪を掻き上げて、少し笑う。
「何か先刻から妙に寒いな、とは思ってたんだ。
   まさかとは思ってたけど。」
少し震えた様子を見せて、ファリスは言った。
この強がり方。全然いつものように強く見えなかった。
「早く寝ろ。何かあったら起こしてやるからな。」
ギルガメッシュがそう言うと、ファリスはにこり、と 潤んだ瞳で微笑んだ。
660652:04/07/19 19:42 ID:ULtHAALU
「んっ・・・や・・・・」
熱のせいで悪夢でも見ているのだろうか。
側に座っていたギルガメッシュは、寝床のファリスを見た。
形の良い眉を歪めて、玉の汗を額にかいている。
手が、毛布を固く掴んで、その後 首を反らせた。
美しい首から胸へのライン。 流れる紫の糸。微かに開いた唇。切なげな声。
手を伸ばし、固く握った手を包み込んでやる。
その手に縋り、ファリスは少し落ちついた様子を見せた。
「大変だな、アンタも。」
独白のように、ギルガメッシュは呟く。
ファリスはギルガメッシュの手に頬を寄せ、幸せそうに笑うが、
ふと、目が覚めたのかゆっくりと目を開いた。
「ん・・・・?」
あえて見ないように目をそらし、テント入り口に目をやった。
「・・・ごめん。寝ぼけてたのかな。」
ファリスは素直に、ギルガメッシュから手を離し、目をごしごしと擦る。
素直な様子がまた可愛らしくて、軽く頭をなでてやると嬉しそうに目を細めた。
まるで、猫のようだ。
熱のせいだろうか。普段の強気さが見えない。
転がっているファリスに屈み込んで、頬にキスをする。
よく眠れるおまじないだと、人間の女がよくしてくれたのを真似た。
悪い夢を見ないよう、心を込めて。
そしてすっと離れるとファリスはギルガメッシュの服を掴んだ。
「・・・・!!!」
ギルガメッシュは少し驚いて、不思議な行動に出たファリスに優しく問う。
661652:04/07/19 19:43 ID:ULtHAALU
「どうした?」
あまりの儚げな表情のキレイさと可愛らしさに心を奪われつつ、
冷静なフリをしてギルガメッシュは心の中で笑う。
「気持ちイイから、もっとしてくれよ・・・」
何故か恥ずかしがる様子もなく目を合わせて彼女はねだる。
熱のせいだろうか。吐息が漏れるのが この上なくいやらしい。
そんなことを考えてぼーっとしていると、ファリスは焦れた様に再びねだる。
「なぁ・・・もっと・・・。」
反応のないギルガメッシュに対し不満に思ったのか、
胡座をかいて座っているギルガメッシュのところまでずるずると這いずって来ると、
正面からぎゅう、と腰に手を回して来た。

―――――無理だろ、こんなの。
必死に必死に必死に抑えていると言うのに。
ファリスの多々の攻撃が恐ろしい。
「・・・ヤ、なのか?」
表情を曇らせ、淋しそうに吐息を漏らす。
本人が誘っていなくても無理だ。
(・・・・・・オトす。)
同意してノッてくれれば話は早いのだが。
先ずは襲わず、正攻法で攻める事に決めた。
普段は強気なファリスが同意して行為に及んだらどんな表情を見れるのだろうか。
泣き顔なんて簡単に想像がつく。
662652:04/07/19 19:44 ID:ULtHAALU
頭を軽く撫で、ファリスを膝の上に座らせた。
熱の有るファリスは素直にそのように座り、目を見つめてくる。
「どうした。淋しいのか。」
病気の時は気弱になるものだと思い問いてみると、
「・・・・少し・・・」と、ファリスは答えた。
下から「ん?」ともう一度伺うと少し顔を背けて「ん・・・」と頷いた。

―――――ヤバイ ヤバイ ヤバイ
            おとすしかねェ。――――――

いつもは強気な女が、熱でこんなに可愛らしくなるとは。
多少前より興味はあったものの、こう来ると本能が疼く。
腰に手を回して引き寄せると、ファリスはギルガメッシュの肩に両手を置いた。
上半身は少し後ろへ反り、その状態でおずおずと目を合わせてくる。
首元に軽くキスをして、優しく噛む。
「ん・・・・っ・・・・」
体がピクン、と反応し 吐息が漏れる。
噛んだところをザラリと舌で舐め上げると「ひあっ・・・!」と鳴いた。
たまらずファリスの唇に顔を近付け 優しくやわらかく キスをする。
最初は固く目をつむっていたファリスだが、
そのうち目を開き、ぼうっとした表情で見つめてきた。
(ダメだ・・・頭・・・まわんな・・・い・・・)
ファリスは顔に血が上るのが解かる。
ぬるり、とギルガメッシュの舌が入ってくると
そのままくちゅくちゅといやらしい音を立てて、口内を蹂躪した。
663652:04/07/19 19:45 ID:ULtHAALU
「は・・・ふ・・・・」
ファリスの体中の力が抜けてくる。
その体をギルガメッシュは支えた。
そして先ほどと同じように何回もキスを繰り返して ファリスの体を横たえた。
「キレイな・・・肌だ・・・」
ギルガメッシュはうっとりと呟く。
「しっとりとして、吸いついてくるようだ・・・」
目を見つめて、キスをした。

ファリスの頭の中がガンガンと痛む。
これは警告音だった。
このままではいけないのだと頭の中で繰り返し鳴っている。
でも・・・・

もう、体は動かなかった。
664652:04/07/19 19:47 ID:ULtHAALU
と、とりあえずこんな感じで今日は勘弁してくださイ・・・
なんていうか、難しいッス・・・
665名無しさん@ピンキー:04/07/19 22:07 ID:4bn9QnY5
ギルガメッシュキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
一番好きなカップリングなんで、続き楽しみにしてまつ!!
666名無しさん@ピンキー:04/07/19 22:56 ID:IBbcNaZV
ゲームのギルガメッシュは好きだけど
2次創作のギルガメッシュは嫌い
ドリーム小説のオリキャラと同じ臭いがするし

ま、オレは読まんけどがんばってください
667名無しさん@ピンキー:04/07/19 23:56 ID:MtxSfUzL
ギルファリ━━━━━(・∀・)━━━━━!!
期待しとりまつ!
668652:04/07/20 21:45 ID:BUA1kooJ
体が熱くてムズムズする。
下半身辺りがなんだか とてももどかしくて。
ファリスは足をもぞもぞと擦り合わせると少し気持ちの良い感じがした。

ふいに、ファリスの体に電流が走る。
「んふぅっ…!!!」
ギルガメッシュの指が、足の間に触れていた。
ピリピリとした気持ちの良さが体に勝手な反応を及ぼす。
「ギルガメッシュ…ダメだ…ッ …そんなトコッ…」
ファリスはとても恥ずかしくなって静止をするが、ギルガメッシュは笑っただけだった。
「ココを触られるのは始めてか?気持ちが良くないか?」
下着の中に指が入ってきて、ねちねちと中をこね回した。
「ヤッ…だめっ…!!!」

ファリスは思う。
体の中に指が入ったら。
今だけでもこんなに気持ちが良いのに。
「体が随分気持ちが良いだろう?好きなようにしてやるから、
  どうして欲しいのか言ってみな。」
ギルガメッシュの優しい声音が、ファリスの中に響く。
669652:04/07/20 21:45 ID:BUA1kooJ
「…どうにか…なっちゃうよぉっ…」
いつもの強気さは、既になかった。
目を潤ませ、快楽にぐずりながら甘えてくる。
そのギャップが堪らなく良い。
「でも、苦しいだろ? どうして欲しい…?」
「んっ…指…いれてっ…欲しい…ッ…」
目を細め、途切れ途切れな吐息混じりのおねだり。
思わず、苛めてしまいたくなってしまう。
くちゅくちゅと入り口に指を当てて回していたが、ゆっくりと中に進入させていく。
「んっ…あ…あ…」
ギルガメッシュの腕を掴み、ファリスは圧迫感に喘いだ。
自分の指を、感じ取っている。あのファリスが。
そして奥をぐちゅぐちゅと乱暴にかきまわした。
「はぁぁぁんっ…!!やっ…ダメ…だめぇっ…!!」
静止などではなく、明らかに悦んだ声だった。
いつものハスキーな声が、甲高くなるとなんてすごい力を持った誘いになるのだろうか。
670652:04/07/20 21:46 ID:BUA1kooJ
―――――ヤバい。とまんねーー、かも。―――――――

「もっと、触ってもいいか?」
「ん……。」
ハズカシそうに。けれど、意識のぼうっとしたままでファリスはゆっくり頷いた。
服の上からいままで触らなかった胸を、ようやく揉んだ。
少し固めで張りが有る。胸筋がしっかりとついているのが解かる。
一方ファリスはその様子をうっとりと見つめている。
「体…マッサージされてるみたいだ…。」
それを聞き、ギルガメッシュが笑った後、軽くキスをしながら洋服の前を開いた。
胸には布がきつく巻いてあった。
ファリスはそれをゆっくりゆっくり解かれていくのを静かに見ていた。
胸を押さえていた布を全て解くと、ギルガメッシュは胸元にキスをする。
「…目を、瞑ってみな。」
「…目?」
目を瞑ると、ギルガメッシュが屈み込んだ様子があった。
「はぁッ…ん!!」
ファリスの胸の突起はギルガメッシュの口に含まれ、心地良い痺れが体中を走る。
目を瞑ると相手の行動を寄り敏感に感じ取れるのがよくわかった。
蕾みを含まれ、声を上げる。
左を舌で攻められ、右を指で弾かれると、ファリスは体の中から蜜がとろりと流れ出すのを感じた。
「体…じんじん…するっ…」
不思議な感覚。今までにこんな事はなくて、どうしたらいいのかわからない。
「ヤダ…」
ファリスがぽそりというと、ギルガメッシュは行為を止めた。
671652:04/07/20 21:47 ID:BUA1kooJ
「嫌か?」
息を荒くしながら、ファリスは見つめ返してくる。
「俺だけ…キモチ良くて…コワイの、やだよ…」
相変わらず困る事を言ってくれる、と ギルガメッシュは思う。
ギルガメッシュは着ていた全ての衣服を脱ぎ去った。
熱を持った部分に、ファリスは少し怯えを見せている。
「ファリスも、脱げよ…」
「ん…」
引き寄せて、胸の突起を舐め上げると、ひぅ、と鳴きつつたどたどしく服を脱ぎ始めた。
邪魔するように体をいじると、泣き出しそうな顔をする。
服を全て脱ぎ去ると、恥ずかしそうにギルガメッシュを見つめてきた。
「あんまり…見るな…」
「どうして。そんなにキレイなのに…」
体をしっかりと引き寄せて、強く抱きしめると、ファリスは喘ぐ。
ギルガメッシュは胡座をかいて膝立ちのファリスの胸に顔を埋めた。
何かをする度、ぴくん!と体が震え、声が上がる。
太ももの間に雫が落ちるので、指で軽く泉をすくうと ゆびにはたっぷりの蜜と、卑猥な音が響いた。
「ひゃぁん…」
「ファリス」
「…ん…・?」
目の前に、指に絡まった粘った液体を見せつけた。
672652:04/07/20 21:48 ID:BUA1kooJ
「ヤ…」
恥ずかしそうにするファリスの目の前で人差し指を自分の口に持っていき、舐める。
そして、中指に残った愛液をファリスの唇まで持っていくと、ファリスもぎこちなく舐め上げる。
「いい女だ。」
「……ふ……」
ファリスは体重を寄せてきて、ギルガメッシュの首を淡く噛んだ。
「……体の奥が、すごくじんじん…して…  もどかしい…。」
思わず笑いがこみ上げるが必死に噛み殺して、ファリスの腰にゆっくり手を回した。
ゆっくりファリスの泉に男根を近づけ、あえて入れず 音を立てて擦ってやる。
「あっ……あ…ン…」
ファリスの腰が悩ましく動く。
「ゆっくり、ゆっくり 体を降ろしな…。そのまま、俺を中に…」
673名無しさん@ピンキー:04/07/20 21:54 ID:4Ky3jUsu
(;´Д`)ハァハァ
674652 あとちょっと。:04/07/20 22:10 ID:BUA1kooJ
「う…ん…」
少し怯えながらも、ファリスは期待に目を潤ませている。
“ツプ…”
「は…」
ファリスがゆっくりと沈んでくる。
ギルガメッシュは腰を進めてしまいたくなるのを必死に耐える。
初めてなのだろうファリスにそんな行為をしてしまえば、
恐怖心や嫌な思いを植え付けてしまうに違いない。
「んン……ン……」
ファリスがギルガメッシュに沈み切ると、ファリスは荒く息をする。
「どうだ?」
「ん…っ…なんか、変なカンジがする…」
「そうか。」
クスクスと笑いながら、ギルガメッシュはゆっくりとファリスの体を揺らし始めた。
じわり、じわりと疼く甘い痛み。
「はっ……はぁっ……」
「ああ…イイぜ、ファリス。お前の中はとても気持ちが良い……」
ファリスはその言葉に、微笑を浮かべる。
ゆっくりとした動きが、少しずつ速さを増していく。
675652 もうちょっと。:04/07/20 22:11 ID:BUA1kooJ
ファリスも自らが動き、快感を取りこむのに必死な様子を見せる。
乱れる髪が、とても美しく見えた。
「あッ……はぁっ……ダメ…変だ、俺…っ」
ファリスが耐えられないと言うような声を出した。
「イイんだ、そのままもっと……」
ファリスは顔を左右に振る。
「やっ……気持ち…っ…ダメえっ……!!!」
ファリスが悲鳴に近い声を上げた時、内部に痙攣が起こり ファリスの体が硬直する。
(……じゃ、折角だしな……)
そのファリスの体を押し倒し、体をそのまま強く揺さぶった。
絶頂を迎えたばかりの体が、貪欲に快楽を取りこみ始め ファリスの顔が歪む。
「ギルうっ…ダメっ……そんなにした…らぁっ…!!」
「気持ち良くなれるぜ……さっきよりも、な…!」
押さえのきかない声を隠そうともせず、ギルガメッシュは答える。
それからもっと強く揺すり、杭を打ちこむとファリスはポロポロと涙を零した。
「ヤっ……やぁっ……ダメっ……ダメっ ダメえっ!!!!」
「イっちまえよ、ファリス!!」
「ひあああああああッ!!!」
ファリスの高い嬌声が聞こえ、強い締め付けによってギルガメッシュは
ファリスの中に熱い迸りを注ぎ込んだ。

中に残った液体を吐き出す為に、何回か腰を揺らし吐き出すとt、
ファリスがそれに反応してぴくん、と動く。
「あっ……」
そして中に男根を入れたままでは有るがファリスに軽く、口付けをした。
「キレイだ、ファリス。」
「ん……」
嬉しそうにキスを返し、ファリスは体の力を抜く。
676652 ラスト〜:04/07/20 22:11 ID:BUA1kooJ
まだ息は荒いが、意識はあるようだ。
「中々のいい女だ。」
そう言うと、ファリスは顔を赤くした。
「……………!! 俺、何したんだ……!!うぁ……!!」
熱より覚めたのか、今までが正気でなかったのか。
良き場のない手を顔に当てて、ファリスは一人で困っている。
「ギ…ギルガメッシュ…その、あの…… ごめん、俺…。」
「ファリス。俺の事は嫌いか?」
一瞬、何を言われたのか理解出来なかったような顔をして(というか、理解出来なかったのだが)
その後、ファリスはしっかりとギルガメッシュを見つめた。
「…いや。嫌いじゃ…ない。」
その答えに満足して、ギルガメッシュは笑うと、深く、深くキスをした。
「お前は、なんて夢のような女だ。」
普段言う筈もない口説き文句を使い、ギルガメッシュは再び腰をゆるく動かした。
「あッ……ダメだ、馬鹿っ……」
ファリスが目を細めて抗議すると、ギルガメッシュは笑う。
「いつもの強気なお前のままで、もう一度乱れる姿も悪くない。」
かなり、魅力的だからなぁ、と心の中で付け加える。
切なそうな顔をして、体に与えられる快楽に、ファリスは三度反応し始める。
「中々、失敗したな。マジになっちまいそうだ。」
そうギルガメッシュが呟いた声は、溺れ始めたファリスには届いていなかった。
677652 お粗末さまでした…:04/07/20 22:13 ID:BUA1kooJ
後日。
行為のせいか、熱は次の日には消えていた。
ファリスがその事に感謝しているかどうかは、また別の話として。
678名無しさん@ピンキー:04/07/20 22:19 ID:4Ky3jUsu
乙!GJ!!
679652:04/07/20 22:33 ID:BUA1kooJ
ギャー!!? い、居たんスか!?(滝汗)
680名無しさん@ピンキー:04/07/20 22:50 ID:4Ky3jUsu
リアルタイムで見ちゃったにょw
抜いたよ(;´Д`)ハァハァ
681名無しさん@ピンキー:04/07/22 21:59 ID:dmWjoz3h
(;´Д`)ハァハァハァハァ
682名無しさん@ピンキー:04/07/23 00:45 ID:R2gbUEV6
うふふふふふ、652タン可愛いw

ごちになりますた。うふふふふふふふふふふ
683名無しさん@ピンキー:04/07/23 11:28 ID:JtUjBOJB
キタ━━(゚∀゚)━━!!
本当に(・∀・)イイ!!
次回作に期待しております!!
684名無しさん@ピンキー:04/07/24 01:02 ID:IBM/9TMF
神 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
685652:04/07/24 10:33 ID:t7UxXAf7
壁|ω; コソリ

少しでも喜んで頂けたなら嬉しいです…。
こんな駄文でも、繋ぎになって他の神が降臨してくれるきっかけになればなぁ、と。

682タソ、お願いだから苛めないでください…w
なんだか妙に恥ずかしくなりまつ…(;ω;)
686名無しさん@ピンキー:04/07/25 15:58 ID:GLdqES/X
ファリスは毎晩海賊とやりまくり
687名無しさん@ピンキー:04/07/26 00:36 ID:JGFvgTAy
んなわけねーだろタコ
処女だよ処女。
知らねーのかタコ!
688名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:05 ID:gL/+S4jq
ファリスタンの処女膜は何度でも復活します。
689名無しさん@ピンキー:04/07/28 22:31 ID:Qim1uK7N
FF5はバッツのハーレム物語
690名無しさん@ピンキー:04/07/28 23:48 ID:EGOnNtdD
もしくはお姫様方に振り回される庶民バッツの物語
691名無しさん@ピンキー:04/07/31 02:14 ID:ghxUNf9n
ファリスの相手は誰がいい?

本命
バッツ
海賊

対抗
ガラフ
ギルガメッシュ
レナ


クルル
タイクーン王

大穴
エクスデス
大臣
シド
ミド
などなど…

さあ、あなたのお好みはどれ!?


と、ネタふりをしてみるテスト。ちなみに自分はファリバツが好きです。
692名無しさん@ピンキー:04/07/31 02:20 ID:xJcyLDyk
693名無しさん@ピンキー:04/07/31 09:42 ID:/IECuqVI
>>691
×が受けなのね……

漏れはシルドラ、ってのはネタとして、
完結後、どっかの王国に嫁いでヒヒじじいとってのもありかな

まあ結論は固い買い物(ど本命バッツ)してしまうんだけど。
694名無しさん@ピンキー:04/07/31 16:49 ID:OU92sTJE
本命はバッツで良い。
それはそれとして、後の連中にきっちり一通り犯られてしまうのが(・∀・)イイ!!
695名無しさん@ピンキー:04/08/02 19:51 ID:2DOf6eWt
ファリスで抜きすぎて腰が痛い・・・もう廃人状態だよ!
696名無しさん@ピンキー:04/08/03 14:48 ID:ErQCE/rr
やっぱり本命は×でつね。
697名無しさん@ピンキー:04/08/03 19:57 ID:QcbLFcnv
バッシって個性がないからどんな性格にでも自分の頭の仲で変換可能だからな。
698名無しさん@ピンキー:04/08/03 22:22 ID:bHhfeX9A
一応FF5本編にもそれっぽく(×→ファリス)解釈できるようなエピソードが
ないわけでもないしね。
699名無しさん@ピンキー:04/08/06 16:52 ID:TvtZu9KS
ガラフ  王族
クルル  王族
レナ   王族
ファリス 王族



バッツ  無職
700名無しさん@ピンキー:04/08/06 21:27 ID:e2AhEJ8N
ファリスタンは処女が良いですか非処女が良いですか。
ファリスタンのエチーは合意の上が良いですか非合意のヤシが良いですか。
合意のエチーは身も心もラヴなのが良いですか身体だけの割り切った関係が良いですか。
非合意のエチーは力ずくで押さえつけてが良いですか薬や人質で抵抗を封じ込めてが良いですか。
701名無しさん@ピンキー:04/08/06 23:13 ID:SR8Ee2II
バッシ相手なら処女でラヴな合意
702名無しさん@ピンキー:04/08/06 23:57 ID:6SRzPk+/
非合意がイイ!
シチュはおまかせ
703名無しさん@ピンキー:04/08/07 02:02 ID:rJ+SZse1
漏れ   無職
お前ら  無職
704名無しさん@ピンキー:04/08/07 07:58 ID:Fp8xnqbQ
非合意で力ずくに萌える鬼畜なオイラ。
処女だと可哀想すぎるかのう。
705名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:22 ID:9+NW6iu5
俺漏れも!非合意処女断然指示派!
でもそういうのは妄想だけにしないと犯罪だゾ!
706名無しさん@ピンキー:04/08/08 03:14 ID:qLCNxmIZ
仲間を人質にとられて目の前で強制オナニーさせられてリンカンされるファリスたんが見たいです
ハァハァ
707名無しさん@ピンキー:04/08/09 11:49 ID:OLfoz/bo
過去の小説の保管庫はありますか?
708名無しさん@ピンキー:04/08/09 20:52 ID:GDZzEWyp
>>707
>>2に書いてるのと、あとは千夜一夜ぐらいかな?
709名無しさん@ピンキー:04/08/10 00:03 ID:3Uf+nxsj
初めてここ見た。ファリスは女の私から見てもかっこいいし魅力的。レナは好きになれない。
男の人はレナみたいのがいいんだと思ってた。
私はラブラブなバツファリがいいけど、652タンの優しいギルガメッシュ萌え〜 イイ男すぎるでしょ!
やっぱラヴは欲しいところ。無理矢理なシチュは見てられないし、男への憎悪感が生まれる。
710名無しさん@ピンキー:04/08/11 10:35 ID:XuZz2AKb
無理矢理やろうとして返り打ちにあいたい・・・ハァハァ
711名無しさん@ピンキー:04/08/11 23:52 ID:PdEOoFoQ
やっぱ無理やり犯るのがイイ!
712名無しさん@ピンキー:04/08/13 23:25 ID:ou0bHJ0e
ファリス攻めで、バッツと合意ラブラブor逆レイプがいい。
性経験は処女か、非処女だけどバッツとしかしてないので希望。
713名無しさん@ピンキー:04/08/15 20:09 ID:Z483wR1k
714名無しさん@ピンキー:04/08/18 11:16 ID:y63DArza
あげ
715名無しさん@ピンキー:04/08/18 14:42 ID:vSXQuVSt
たまに思う・・・・

某バツファリ神絵師のキチバサイトが生きていたらと。
716名無しさん@ピンキー:04/08/19 04:03 ID:/e6R1xWr
神〜
717名無しさん@ピンキー:04/08/19 19:22 ID:BltusOy7
そんなサイトあったのか。
718kibi:04/08/19 23:59 ID:Gon1abFb
教えていただいたので(同じ絵ですが)こちらにもリンクを貼りに来ました。
(☆ファリス超萌えスレッド PART14☆に書き込んだ絵)
http://ime.nu/www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040819181050.jpg
http://ime.nu/www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040819223242.jpg
http://ime.nu/www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/echa/img-box/img20040819223336.jpg
719名無しさん@ピンキー:04/08/20 22:12 ID:ziNQgLd4
この絵のシチュでSS読んで見たいよ(;´Д`)ハァハァ
720名無しさん@ピンキー:04/08/23 01:46 ID:tDa/D88E
保守
721kibi:04/08/23 23:57 ID:SpjktgVH
ファリス専用サイト作ったよ★
ちまちま新しい絵を描いているので良かったら見に来てくださいね♪
http://f54.aaacafe.ne.jp/~shien/
722名無しさん@ピンキー:04/08/29 13:11 ID:B+9fgiYl
hoshu
723名無しさん@ピンキー:04/08/31 22:39 ID:UwA2L6zQ
職人さん降臨待ち保守
724名無しさん@ピンキー:04/09/02 23:04 ID:NFQOj0ik
保守り保守れば保守るれろ
725名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:32 ID:ALB8R/Cz
保守
726ファリス:04/09/08 22:44 ID:hsAf3T6J
おれ、見捨てられちゃったのかな・・・
727名無しさん@ピンキー:04/09/08 23:09 ID:x6ASOfiE
そんなこたーない
神様の降臨を待つべし
728名無しさん@ピンキー:04/09/10 02:02 ID:DEvar7DO
652タンのギルファリの関係設定に激しく萌死しますた。
この二人の関係を使わせていただけたら、書きたいとおもっちょりまつ・・
652タン見てたらお返事くらさい〜
729名無しさん@ピンキー:04/09/12 22:51:18 ID:U2wbFwGQ
ほしゅ
730名無しさん@ピンキー:04/09/14 22:43:17 ID:NZ9W6VCN
ファリスたんは今・・・
731名無しさん@ピンキー:04/09/15 07:40:49 ID:+4xoCceJ
バッシのために魚煮込んでるよ、きっと
732名無しさん@ピンキー:04/09/16 02:18:27 ID:0bX/Ejt8
バッツのために下半身の強化に努めているよ、きっと
733名無しさん@ピンキー:04/09/19 02:26:04 ID:31uoF1p/
いつもの4人で宴会中じゃネーノ?
734名無しさん@ピンキー:04/09/19 19:37:48 ID:6O6ZSfWK
どんな宴会だよ
735名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:49:12 ID:7ZFFfZVJ
乱交
736名無しさん@ピンキー:04/09/20 13:02:05 ID:ppCxEHg3
×ばかりいい思いじゃないか
それとも×を肉棒扱いか
737名無しさん@ピンキー:04/09/24 18:12:13 ID:O2gR2bw2
>>728
652じゃないけど期待sage
738名無しさん@ピンキー :04/09/25 04:02:17 ID:VPmA6s1i
今までエロはおろかSSすら書いたことの無い人間ですが、
このスレで自分の中のファリス萌えが爆発しまして、
一念発起、書いてみる決心をしました。
今のとこの構想はファリス−×メインの陵辱→ラブラブの二段展開です。
完成が何時になるかわかりませんが、魂込めて頑張ってみますので、
その時はよろしくお願いします。
739名無しさん@ピンキー:04/09/25 04:03:38 ID:uEBzCs+S
がんがれ。期待して待ってるよ。
740名無しさん@ピンキー:04/09/25 15:37:31 ID:hy1YtgQe
>>738
神降臨!!頑張ってください!
741名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:21:07 ID:ynhrX9QK
このスレの命運は貴方の双肩にかかっているので、頑張って!


と、プレッシャーをかけてみるw
742738:04/09/26 04:39:46 ID:MxSJBRdM
なんとか全体の3分の1ほど描き終えました。
しかし…エロ一歩手前までで11レス分ほどかかってしまった…orz
これ、エロ部分だけ分離して投下したほうがいいんでしょうか?
残りは萌えスレに…?
どうしたらいいんでしょうか?

743名無しさん@ピンキー:04/09/26 13:13:42 ID:Ys4gq0jT
全部ここでいいんじゃねーの?
744名無しさん@ピンキー:04/09/26 17:11:21 ID:/MLHJbH3
うん、ここでいい。
745738:04/09/28 01:45:06 ID:B08j85Xj
皆さんすいません。
エロ直前まで書いてみたら、なんと27レス分も消費してました。
なんとかもがいてひんむくところまでいったものの、
シャツの下にはサラシが…orz
今エロ部分書いてます。もう少々お待ち下さい。
746名無しさん@ピンキー:04/09/28 02:22:44 ID:aY7m8/iJ
乙!職人様がんがれ〜!!
747名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:07:54 ID:NLMFlhDN
シチュエーション萌えするたちだから長ければ長いほど好みだ。
がんがれ、職人さん。
748名無しさん@ピンキー:04/10/02 09:42:58 ID:DdXEkB6/
何レスでも使ってくれ!!
749名無しさん@ピンキー:04/10/04 01:54:30 ID:bK0e+CSH
ファリスたん(;´д`
750名無しさん@ピンキー:04/10/04 11:24:22 ID:21j7DWwg
もがいてひんむく…フライング萌え(;´Д`)ハァハァ
751名無しさん@ピンキー:04/10/07 20:48:07 ID:1aQW3udq
期待保全
752名無しさん@ピンキー:04/10/14 07:53:18 ID:blcmp1TG
書き手ががんばってる間は保守しておかねば。
待ってるよ〜
753名無しさん@ピンキー:04/10/14 22:39:53 ID:LPoyJjal
遅くなっても構わないから頑張ってくれー。
754名無しさん@ピンキー:04/10/18 14:27:49 ID:wAW2wJai
保守!
755眠れないの1:04/10/20 00:43:46 ID:8Cj5JGCO
ええと、今がんばっている人とは別人ですが、保守がてらに小品をば
-------------------------------

このところ、ファリスは自分の耳が恨めしく思うのだった。

男女の交わりについては一応知っているが、それでも自分が
経験するにはまだ気後れがあるし、周りを見渡しても相手に
ふさわしいと感じる男性もいない。
ところが荒くれ男のつどう海賊砦のこと、いくらお頭が女だと
知ってはいても、たまるものをおさえきれるもんじゃない。
夜な夜な浮かれ女を連れこんでは、船の中だろうと砦の中
だろうとおかまいなしで、ギシギシアンアンとよろしくやってる。
これが壁越しやら伝声管越しやらで一晩中ファリスの耳元に
届くもんだからたまらない。聞いているうちに頭はのぼせ
上がってくるし、身体は奥の方からじんじんと熱を帯びてくる。
当然寝付けるわけもなく、まんじりと夜を明かすことも
一度や二度でなかった。
756眠れないの2:04/10/20 00:44:23 ID:8Cj5JGCO
シルドラが引っ張る海賊船がトゥールの村に到着した。陸に
上がった海賊どもは我先にと酒場に向かう。
「おれも、いってくる。」
ファリスは 夕べより行動を共にしている3人にいいかけ、
酒場の2階に宿を取った。酒は嫌いではないが、最近の寝不足では
悪酔いするのが落ちだろう。なによりも唯一の肉親の手がかりを
あろうことか王女様が持っていたことで頭が混乱していた。
”今は考えるのはやめだ。それよりも……ねむ……”
質素なものではあるが船のものよりも十分広く柔らかなベッドに
身体を預け、ファリスは夢の世界へ意識をとばそうとした。
ところが習慣というのは恐ろしい。彼女の意志と関係なく、耳が
階下から漏れ聞こえてくる子分どもの声に反応してしまう。
757眠れないの3:04/10/20 00:44:54 ID:8Cj5JGCO
『……それにしても、お頭っていい女だよな〜』
”いい女? ……おれが?……”
『あぁ? いきなりなに言ってやがるんだこいつは』
『いや、いっつも俺たちが抱いてる女みてえな色気にゃちょっと
欠けるが、きれいな顔してるしよ……』
『だよなあ、べっぴんだ』
”……そうなのか? 考えたこともなかった……”
『またあのウブそうな顔つきに似合わねえあのケツ!
そそられるだろ?』
階下がどっと沸いた。
”! マストに上る時にやけにじろじろ見やがると思ったら……”
ファリスは殴りに行こうとも考えたが、心地のいいベッドのせいか、
それとも夢心地のせいか、起きあがることもおっくうだった。
758眠れないの4:04/10/20 00:45:25 ID:8Cj5JGCO
階上の耳には気づくこともなく、子分たちの自分をネタにした
猥談は続いていた。
『それによー、いっつもさらしで隠してるけど、ありゃすげえ
おっぱいしてるぜ』
”!”
『なんだお前知らないのか? 今度風呂のぞいてみな』
『そーそー、ばかでかいって乳じゃないけどよ、つーんと乳首が
上向いててよ、はじけそうなおっぱいだぜ』
『なんでえ、見てないのは俺だけかよー』
ファリスは顔に血が上るのを感じていた。子分どもが普段から、
自分を欲望をこめて眺めているなんて、考えもしなかった。
ましてや裸まで見られているなんて……!
”……俺の、胸……”
自然にさらしで固く巻いた胸に意識がいってしまう。とたんに息苦しさ
をおぼえ、ファリスは上着をまくり上げ、のろのろとさらしをほどく。
解き放たれたかのように自身の双丘がまろびでる。子分の一人が
言っていたように、濡れたような艶のある薄いピンク色の乳首が上を向き、
張りのある肌はしっとりと汗ばんでいた。
759眠れないの5:04/10/20 00:45:55 ID:8Cj5JGCO
子分どもの、ファリスを酒の肴にした下世話な話は続く。
『損してるぜ。あのおっぱいと来たら、こう両手でわしづかみにして
ぐっと谷間に寄せてみたくなるぜ』
ファリスの両手が、何かに憑かれたように自身の乳房に吸い寄せられる。
しめった肌の感触が指先に伝わる。胸が熱い。
”……何やってんだろ、俺……”
ひとりごちつ、それでも命令されたかのように子分のいったとおりに胸を
もみしだく。手のひらに乳首がこすれ、むずがゆいような甘い刺激が
彼女を酔わせていく。あつい息が漏れる。
『俺はあのさくらんぼみたいな乳首にむしゃぶりついてみたいもんだ
こりこりと、いい歯ごたえなんだろうよ』
さすがにかめないので乳首を爪を立ててつまみ上げる。
”……ひ!……”
敏感な粘膜に刺すような痛みが走る。爪先にはこりこりとした感触。
責める側と責められる側両方の刺激に、彼女はこらえきれず声を上げる。
760眠れないの6:04/10/20 00:46:25 ID:8Cj5JGCO
『でもよ、あのケツもすっげえやらしいと思わねえか?』
どっと階下が沸き返った。その下卑た笑い声にびくり、とファリスが
おののく。
『お前はやっぱりケツかよ!』
『いいだろうが、俺はケツが好きなんだよ!』
ファリスの意識が下半身にのびた。
”あ……”
自身の体内からとろりとしたものがにじみ出る感触を覚えた。こわごわ
指で触れてみる。汗ばんでいる柔らかな茂みからさらに奥に進めると、
ぬちゃっ、と汗とは明らかに違う粘りのある湿りを感じた。
”俺……濡れちゃってる……”
もう指も止まらない。愛液が今もわき出ている周囲をさすりあげ、
ほころびかかった襞を指ではさんで引っ張る。もっとも敏感な肉の芽を
執拗になで上げこすり続け、ファリスはこみ上げてくる快感に身を任せた。
思わず声を上げそうになるのをシーツを銜えて必死に押し殺す。
手の動きが最高潮に達した時、
”……!!!”
ファリスは四肢を硬直させ、体内からわき上がる絶頂に身もだえた。
761眠れないの7:04/10/20 00:46:56 ID:8Cj5JGCO
「ちょっと、おれが見てくる。」
バッツの声がしたのはその直後であった。
ファリスの意識がとたんに冷える。自身を見れば、胸もはだけ、下履きも
刷りおろして愛液でてらてらと光る秘所をもあらわにした言い逃れの
しようもない格好であった。
服を直す間もあればこそ、とっさにファリスは布団を肩までかぶって
寝たふりを決め込んだ。
ドアが開く。そういえば鍵をかけていなかった。ファリスの背中を冷や汗が
伝う。
足音が近づいてくる。バッツの息が耳にかかる。寝顔を見られているらしい。
ファリスは目を固く閉じたまま、彼が出て行くのを待つしかなかった。
762眠れないの8:04/10/20 00:47:26 ID:8Cj5JGCO
「バッツ! どうしたんじゃ?」
「いや…なんでも…… 頭がおかしくなっちまったかな?」
「ちょっと、どけっ!」
今度はガラフがファリスの寝床に近づいてきたようだ。ガラフが
生唾を飲み込む音がいやにはっきり聞こえた。
”ばれた……?”
なにもおこらないまま、足音は遠のいた。入り口付近から声がする。
「きれいじゃ… ドキドキするぞい!」
「2人ともなに言ってるの!」
とりあえず最悪の事態は脱したらしい。ファリスは手早く身支度を調え、
「う…ううん… よくねた…」
わざとらしく声を上げ、
「お前ら、なにやってるんだ? しっかりしろよ!
 悪いが、ちょっとひとりになりたいんだ… またな。」
声がうわずるのを押さえ込みながら、問答無用で戸を閉ざしたのだった。
ほう、と息をついた瞬間。
クチャ……
”あ……”
秘所から再び蜜があふれてくるのを感じとったのだった。

ファリスは結局寝付けなかったのはいうまでもない。
763名無しさん@ピンキー:04/10/20 00:48:13 ID:8Cj5JGCO
というわけでおしまいです。

とりあえず支援にはなったかな?
764名無しさん@ピンキー:04/10/20 00:59:19 ID:8XV99jx9
GJ!
やっぱりファリスは風呂覗かれてたんだろうなあ
765名無しさん@ピンキー:04/10/20 19:20:30 ID:yCzB4aLf
激しくハァハァ
俺もファリスの風呂覗きてえ(;´Д`)
766名無しさん@ピンキー:04/10/21 19:22:31 ID:l23vex4d
職人さんキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
767738:04/10/21 21:58:10 ID:d80HFUUK
何とか前半まで終了しましたので、これから投下します。
46レス分でエロシーンは13レス分です。
あまりに多いんで、少しずつ行きます。
今は無き、懐かしのナ○レオン文庫みたいになればいいなぁと
思いながら書きました。
っうか、エロ部分の展開と設定がその某作品のパクリです。
厨的妄想と駄文の嵐ですが、よろしくお願いします。
768ファリスとある腕輪の物語 1:04/10/21 21:59:11 ID:d80HFUUK
薄暗く、どこまでも長く続く地下迷宮。
通路を塞ぐようにそびえ立つ巨大な影は、忌むべき侵入者に対し、
今にも口内に湛えた炎を吐きかけんとするファイアドラゴン。
その眼光が見据えるのは、若い四人の冒険者。

「チィッ、ドラゴンまでいるなんて聞いてないぞ!」
「しかも背中に立派な角がひい、ふう、みい…七本。こりゃSクラスだな。
どうするファリス?尻尾巻いてとんずらする?」
「バカ言え!ここまで来て後に引けるか!」
「はいはい、二人ともムダ口はそこまでよ」
「クルルと二人で牽制をかけます。いいわね?」

レナとクルルが魔法の詠唱に入る。
バッツは長剣を水平に構え、こちらに目で合図を送る。

荒い息を整え、右手に従えた得物を強く握り直し、ファリスは目標に向かい一気に跳躍した。
769ファリスとある腕輪の物語 2:04/10/21 22:00:13 ID:d80HFUUK
バッツ達光の戦士の活躍により世界に平和がもたらされてから、2年近くが過ぎようとしていた。
クリスタルの消失という未曾有の危機に晒されていた世界は一転して明るさを取り戻し、
急速な復興と空前の繁栄を遂げていた。

港湾都市レイリア。
数年前まで名の知れぬ小さな寂れた漁村に過ぎなかったこの街は、
もともと東西の交易路に面し大きな湾を持っていたことにより、
各国の貿易が盛んになるにつれ交易の要所として瞬く間に大きくなった。
バッツ達旅の一行がこの街に入ったのは、つい二日前のことである。

この日もいつものようにみんなで夜の酒場で歓談していると、一人の男が話しかけてきた。
男は一行があの光の戦士達であることを確認すると、
自分がこの街の市長の使いであることを告げた。
なんでも、市長がどうしても自分達に相談したいことがあるので、
ぜひ一緒に来て欲しいとのことだった。

市長の邸宅は、街の中心から少し離れた丘の上にあった。
店や民家がひしめく街の中とはうって変わって、市長の家は広大な敷地を有し、
きれいに手入れされた広い庭には噴水まである。
その奥にそびえ立つ立派な建物は、さながらお城のようだった。
玄関が開くと、正装をしたでっぷりと太った中年の男が、やけににこにこしながら近づいてきた。
「どうもどうも、ようこそおいでいただきました!はじめまして、わたくしがこの町の市長です。
いやぁ世界を救ったあの名高い勇者様方とお会いできて光栄ですなぁ!」
770ファリスとある腕輪の物語 3:04/10/21 22:00:58 ID:d80HFUUK
「いえ…どうも」
バッツはどうにもばつの悪い顔をしながら会釈した。
あれ以来、いろいろな人々からこういった賛辞の言葉をかけられるが、慣れないというか、
どうにも苦手である。
それに、やけに媚びへつらった態度にもあまり好感は持てなかった。
市長は脂ぎった手で全員と握手をしたが、ファリスなどはあからさまにイヤな顔をした。
「あの…それで相談とは?」
バッツ達は豪華な装飾が施された応接間へと通され、そこで市長は相談の内容を話し始めた。

――この街の南に広がる深い森。
その森で近年になって、古代の遺跡へと続く洞穴が発見されたのである。
この地方に伝えられる古文書には、遺跡の存在とともに、その中に眠る秘宝のことも記されていた。
かつてこの地方に栄えていた地下帝国と、その力の根源にして象徴たる古代の秘宝…。


ここまで椅子にも座らず、部屋の端のほうで話を聞き流していたファリスがふと目をやると…。
バッツが、目を爛々とさせて聞き入っていた。
(…ヤバイ)


――街は総力を上げて遺跡の調査に乗り出したが、
中には強力なモンスターが多数巣くっており、侵入者に対する巧妙なトラップまで仕組まれていた。
冒険者を募り仕向けさせたものの、ある者は途中で逃げ出し、ある者は二度と帰ってこなかった。
しかも、最近出没するようになった盗賊団までもが、噂を聞きつけ宝を狙っているというのである。
771ファリスとある腕輪の物語 4:04/10/21 22:01:40 ID:d80HFUUK
「…そこで、ですな」
市長はたっぷりと脂肪が付いた両手をぐりぐりと合わせながら、身を屈め上目遣いで言ってきた。
「この世界を救った偉大な冒険者であり、歴戦のつわものでもある皆様方にぜひともご協力を…」
「やります!」
バッツが勢いよく椅子から立ち上がり、嬉々として宣言した。
バッツの冒険心にすっかり火がついたようである。
レナとクルルはやれやれといった表情で顔を見合わせた。
「おお、そうですか!さすがは光の戦士さま!それではさっそく打ち合わせを…」

「オレはイヤだね」
ファリスが冷ややかに言い放った。
「いえ、前金も用意いたしますし、秘宝を持ち帰っていただいた暁の謝礼はいくらでも…」
「断る」
ファリスはそれだけ言うとつかつかと部屋から出て行ってしまった。
「え…ちょ…ちょっと待てよファリス!」


バッツが追いかけて部屋を出ると、ファリスは廊下の壁に寄りかかりそっぽを向いていた。
「どうしたんだよファリス。いきなり部屋を出てったりして…」
「フン」
「あの話が気に入らないのか?」
「気に入らないね。」
「なんでだよ」
「なんでって?遺跡を荒らして秘宝を奪って…あのデブオヤジの物欲や名声のために、
オレはそんなことしたくない!」
「それは、俺も嫌だけど…。でも、古代遺跡の調査は歴史的に価値のあることだし、
それに秘宝だってあの市長だけの物になるわけじゃない。この街みんなの財産になるはずだよ」
772ファリスとある腕輪の物語 5:04/10/21 22:02:20 ID:d80HFUUK
「…でも」
「それに、久しぶりに冒険できるチャンスじゃないか!」
バッツは、まるで宝物を見つけた子供のように興奮していた。
確かに、ここ最近の旅は、各地の街を街道沿いに渡り歩くだけの平凡な旅だった。
それに、まったく手付かずの古代遺跡の探検など、そう出来るものではない。
(…でも)

ファリスは俯いたまま返事をしない。
「どうしても、ダメか?」
バッツが、急に顔を近づけ、ファリスの顔を覗き込んだ。
不意を衝かれたファリスは、バッツの大きくて真っすぐな瞳に、まともに目を合わせてしまった。
(あっ…!)

「バ…バッツが…そこまで言うのなら…いいよ」
ぱぁっとバッツの表情が明るくなる。
「ありがとう、ファリス!」
バッツがうれしそうに微笑んだ。
自分だけに向けられた、バッツの笑顔。
(…ああ)

ファリスの顔は、真っ赤になってしまった。

「…フン」
ファリスはぷいっと顔をそらす。
「ああ、レナとクルルにも意見を聞かなくっちゃね」
バッツは意気揚々と部屋に戻って行った。
まだ赤みの引かないその顔で去り行くバッツの姿を見つめながら、ファリスはぼそっとつぶやいた。

「…人の気も知らないで…」
773ファリスとある腕輪の物語 6:04/10/21 22:03:06 ID:d80HFUUK
知らない世界を見てみたい。
狭い城を抜け出して、かつて一緒に戦った仲間達と共に。
そう思って旅を始めた。

でも、いつからだろう。
バッツを、旅の仲間の一人を、特別な目で見ている自分がいた。
初めての恋に、夢中になってしまった。
胸躍る冒険よりも、毎日を彼と共に過ごしているという事実の方が、大切になっていた。
そう、もう冒険なんてどうでもいいのだ。
彼と一緒にいられれば。

しかし、いつかはこの旅も終わる。
タイクーンには自分とレナを待っている人達がいる。
城に帰れば、もう二度と出られない。
旅を愛する彼は、一人でもどこかへ旅立ってしまうだろう。
それに、こんな自分を彼は好きになってくれるだろうか。
好き好んで男装などしている自分を。
元海賊の頭で、姫などというややこしい肩書きを持つこの自分を。
彼の口から、女の話など聞いたことが無い。
彼の好みも分からない。
きっとレナのような清楚で可憐な娘がいいのだろう。
間違っても彼は自分など選ばない。

だから。
かつて共に死線を潜った仲間としてなら、一緒にいられるから。
決して叶うこともなく、思いを告げることすら出来ない恋であっても。
少しでも長く旅をしたい。
彼と一緒にいたい。
それなのに…
774ファリスとある腕輪の物語 7:04/10/21 22:03:44 ID:d80HFUUK
それなのに。
あの男はちぃぃぃぃっともこっちの気苦労など省みず、
またあんな目立つようなことをしようと言うのだ!
「光の戦士、また大手柄!」なんて噂が立ってみろ!
たちまち国中に広まって、タイクーンの大臣にも居場所がバレてしまうじゃないか!
海賊の子分どもだって、オレのことを探しに来るぞ!
この前だって、タイクーンの騎士で自称花婿候補とかぬかすバカがやってきて、
オレとレナを悪漢から取り戻すとか言ってバッツに決闘申し込んできたじゃないか!
…オレが倒したけど。

とにかく、オレは静かに旅をしたいんだ!
この、この、この、この…

「ヴァァァカバッツーーーー!!!!」
パリーン!
酒場に、ワインの瓶が壁に激突し砕け散る音が響き渡る。
何だ何だとこちらを遠巻きに眺める男どもを凶悪な視線で一瞥し萎縮させると、
ファリスは一人テーブルに突っ伏した。

(…バカ)
775ファリスとある腕輪の物語 8:04/10/21 22:04:23 ID:d80HFUUK
街に滞在して四日目、パーティーは目的の森に向かい出発した。
見送られるのもめんどくさいので、人々が寝静まっている夜のうちに街を出た。
街道から外れ南にしばらく進んむと、目的の森が広がっていた。
そして、渡された地図を頼りに森の中を進むこと二日、ついに遺跡の入り口に辿り着いた。

襲い掛かるモンスター達をなぎ倒し、ファリスの機智でトラップを解除する。
何層もの迷宮を突き進んだ先に待っていたのは、古代文明の墓場だった。
洞窟の最深部は、地底湖になっていた。
水上に、水没した建物の柱だけが突き出ている。
そして湖の中心、高く隆起した祭壇の上に、光り輝くオーブが鎮座していた。
バッツ達は丁重にそれを運び出し、かくして古代遺跡の探索は終了となった。

目的を無事達したことに、ファリスは安堵した。
これでまたいつもの旅に戻れる。
とっととこれをあのデブ野郎に渡して、この街を離れよう。
金も名誉もいらない。
オレが欲しいのは、仲間達との、バッツとの気ままな旅だけだ。
ファリスがそんなこれからの生活に夢を馳せながら洞窟の入り口を出たその時、
事件が起こった。
776ファリスとある腕輪の物語 9:04/10/21 22:05:03 ID:d80HFUUK
「よお、ご苦労だったな」
見回すと、やたらとガタイのいい男ども数十人に、入り口を包囲されていた。
全員顔に薄ら笑いを浮かべて、こちらを窺っている。
着ている服や持っている武器などからして、とてもカタギの連中とは思えない。
「何だお前達?あの市長が遣した迎え…ってわけじゃなさそうだな」
バッツが威圧しながら前に出る。
「そういや最近盗賊が出没してるって言ってたが…お前らか?」
「ご明察」
正面にいたひときわ身体のでかい男が答えた。肩には巨大なオノを担いでいる。
コイツがボスか。
「俺達に何のようだ?」
「なぁに、久しぶりに街に出向いてみたらよ、あの市長が、街のど真ん中で演説していたのさ。
新しい冒険者を遺跡に向かわせた、今度は絶対大丈夫だ、ってな」
「何?」
(あのデブ、言いふらしやがったのか!)
ファリスは怒りに震えた。
(一番やってはいけないことを!)
「それで半信半疑で来てみたら、ホントにお宝持って出てきたじゃねぇか。…てめえら何者だ?」
どうやらこちらの正体までは喋っていないらしい。
ファリスは一瞬ホッとしたが、次の瞬間全てを理解した。
777ファリスとある腕輪の物語 10:04/10/21 22:05:44 ID:d80HFUUK
オレ達も、こいつらも、ハメられたのだ。あの市長に。
秘宝も欲しい、盗賊団も潰したい。
そこで、自分達を遺跡に向かわせ、同時に盗賊団に秘宝が回収されるとリークしたのだ。
ただし自分達の正体は伏せたまま。
相手があの「光の戦士」達だと知っていて向かってくるバカはいない。
上手くいけば秘宝は回収、そこを奪いに来た盗賊団は自分達によって壊滅させられる。
街にとっては良いこと尽くめだろうが、こちらにとっては全くもっていい迷惑である。
ファリスはますます腹が立ってきた。

「まあいいさ。さあ、お宝を渡しな。それとも…やるかい?ククク…」
「フン、やってやろうじゃないか」
「おい、ファリス」
「大丈夫だよバッツ。それに…今ちょうど虫の居所が悪いんだ」
こうなったファリスは止められない。
バッツは仕方なく後ろに下がった。

「いくぞ!」
ファリスが刀を抜いて突進した。
男は微動だにしない。
低い体勢から瞬く間に相手の懐に入る。
この間合いで仕留められなかったことは無い。
「もらった!」
アメノムラクモが一閃し弧を描いた。
778ファリスとある腕輪の物語 11:04/10/21 22:06:22 ID:d80HFUUK
しかし。
男はその巨躯からは想像も出来ないような身のこなしで真横にかわしていた。
(なっ…!)
完全に太刀筋を見切られていた。
下段から思い切り振り抜いて伸びきった身体が宙に舞う。
(腹が…ガラ空き…)
次の瞬間、男の丸太のような腕から唸りを上げて繰り出された拳が、
ファリスのみぞおちに深々と突き刺さった。
「ぐえっ…!」
激しい衝撃と嘔吐感を覚えた刹那、視界が暗転し意識が途切れた。

「ファ、ファリス!」
「ククク…口ほどにもなかったなぁ」
男は気を失ったファリスの身体を軽々と抱え上げ、勝利の笑みを浮かべた。
「きっ、貴様っ…!ファリスを離せ!」
バッツの表情から余裕が消えた。あまりの怒りに声が震える。
「さあ…お宝を渡してもらおうか。おっと、変な気は起こすなよお嬢ちゃん」
男はレナを睨み付け、ファリスの首筋に刃を当てる。
密かに魔法印を結んでいたレナがハッと印を解く。
「お前らあの迷宮を突破してきたようなバケモノだからな。悪いが何もさせてやらんぞ」
レナの端正な顔が悔しさに歪む。
バッツは肩を震わせながら、どうにか声を絞り出した。
「ファリスを…返せ…どうすればいい?」
バッツの声色に微量の嘆願を感じ取った男は、満足そうに言った。
「ククク、おとなしくお宝を渡せば、今すぐ返してやるさ…ん?」
779ファリスとある腕輪の物語 12:04/10/21 22:07:00 ID:d80HFUUK
男は、間近に見るファリスの横顔の美しさに息を呑んだ。
そして同時に、抱え上げているファリスの身体に妙な違和感を覚えた。
男にしては軽すぎる。
引き締まった身体は筋肉こそ付いているものの、男のそれとは微妙に違う。
そして、だらりと垂れ下がったファリスの左腕に着けられている、ブレスレットの意匠。
男の視線に気が付いたバッツの表情がサッと変わったのを、男は見逃さなかった。
男は己の推測の正しさを確信し、口元にいやらしい笑みを浮かべた。

「…気が変わった。人質の交換は明日だ」
「何っ!?だっ、駄目だ!今すぐ離せ!秘宝は渡す!」
バッツは、明らかに狼狽していた。
「黙れ。ここじゃ場所も悪いしな…そうだな。明日の昼、この森の入り口の廃墟まで来い。
心配するな、殺したりはしねぇよ…ククク」
「ま、待て!待ってくれ!」
男は笑いながらその場を後にし、手下達も森の中へと消えていった。

残されたバッツは、ファリスの消えた方向を呆然と見つめながら、ワナワナと震えていた。
「ファリス…ファリス…」
レナとクルルがバッツの様子に気付いて駆け寄る。
「落ち着いてバッツ!」
「それにしても、何故急に明日だなんて…まさか!」
その時。
バッツは、自分が犯した取り返しの付かないミスに気付いた。
ザァッと音を立てて血の気が引いていくのが、自分でも分かった。
そして、この後ファリスが体験することになる悪夢の夜を想像し、
…その恐怖に、静かに、崩れ落ちた。
780738:04/10/21 22:10:19 ID:d80HFUUK
今日はここまでです。
続きはまた明日書き込みます。
ご感想などありましたら、遠慮なくお聞かせ下さい。
では。
781名無しさん@ピンキー:04/10/21 23:20:49 ID:1+ylxlCU
>>780
いいですねえ。素晴らしい。
続きを楽しみにしております。
782名無しさん@ピンキー:04/10/21 23:32:31 ID:/9qvFkws
突っ込んじゃいけないところなのかもしれんが…
レナ、ファリス、クルルはそれぞれの国に戻ってなかったか?

まさか全員が城を放り出して旅にもでないだろう
783名無しさん@ピンキー:04/10/22 02:03:04 ID:eR7Ww3/T
期限付きのワガママってことじゃないかと。

続きが楽しみです。この調子で頑張って下さい。
784名無しさん@ピンキー:04/10/22 15:35:00 ID:KZIpJqKj
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!!!
785名無しさん@ピンキー:04/10/22 16:36:22 ID:oRNERcw4
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
786738:04/10/22 20:17:59 ID:3tuws5jJ
>>782
エクスデスを倒した後一年間、ファリスたちは城に戻ってましたが、
エンディングでみんなでチョコボに乗って走って行きますよね。
その後そのまま旅に出たっていう設定なんです。
大事な設定なのに、説明不足でした。すいません。
では、続きです。
787ファリスとある腕輪の物語 13:04/10/22 20:19:02 ID:3tuws5jJ
目を覚ました時、ファリスは盗賊団のキャンプの中にいた。
既に日は落ち、辺りは深い闇に包まれ、盗賊達の囲む焚火だけが周りを照らし出している。
周りは木々と岩肌に囲まれており、どうやらここは森の何処かの谷であることがわかった。
手足が痛い。
ファリスは二本の杭に括り付けられた縄で、両腕と両足をきつく縛られていた。
身体を動かそうと力を込めた瞬間、昼間激しく殴打された腹に激痛が走った。
「うっ…」
(オレは…)
あの男との勝負に破れ、囚われの身になってしまったのだ。
悔しさと共に、ここにいない仲間達のことが気になった。
(バッツ…レナ…クルル…)

「気が付いたか」
あの男…盗賊のボスが近づいてきた。
「ここは…何処だ…みんなは…」
「ここは森の深くにある死者の谷。誰も近寄らない俺達の根城さ。
安心しな、お前のお仲間には手を出してねえよ」
「オレを…どうするつもりだ?」
「なぁに、明日になれば返してやるさ。お宝と交換でな。だが…」
男はファリスの顎をくいっと持ち上げ、顔を近づけた。
「無事に帰すとは約束しなかったな」
788ファリスとある腕輪の物語 14:04/10/22 20:19:40 ID:3tuws5jJ
「フン、オレをリンチしようってのか?」
ファリスは鼻で笑った。この類の脅しには、海賊時代から慣れている。
「それとも盗賊のお頭は、そっちの趣味があるってのかい?」
「残念ながら、そうじゃねぇよ」
そう言って男はファリスの身体を舐めまわすように見る。
男の表情に嗜虐の色が浮かんだのを見て、ファリスはぞくっと震えた。
「…お前、女だな」
「なっ…!」
ファリスは一瞬動揺した。
しかし悟られてはいけない。
肩を怒らせ、キッと睨みつけ威嚇する。
「何を言っている!オレは男だ!」
「ククク、それじゃあ身体に聞いてみようか」
男が目で合図すると、周りにいた他の手下達がファリスに近づいてきた。
「や、やめろ!オレに触るな!近寄るな!」
わめき散らすファリスを気にもかけず、手下達はファリスの衣服に手を掛け始めた。
首に巻かれたスカーフを剥ぎ取ると、真っ白な首筋が現れた。
注がれる視線に、ファリスは狼狽する。
透き通ような美しい肌に略奪すべき「性」を感じとった男達は興奮し、
さらにマント、胸鎧、プロテクターと、次々に取り去っていく。
789ファリスとある腕輪の物語 15:04/10/22 20:20:15 ID:3tuws5jJ
「やめろっ!やめろぉっっ!」
ファリスは必死に暴れるが、縛られていてはどうすることも出来ない。
男に最後に残ったシャツを掴まれると、ファリスは「ひっ」と声を上げた。
シャツの下の僅かな膨らみを確認すると、男はニヤリと笑ってそれを引き裂いた。
「いやあっ!」
ついに出てしまった「女」の叫び声。
無残に破かれたシャツの中から、美しい肢体が現れた。
玉のような肌。健康的で引き締まった、それでいて艶かしい肩や腰のライン。
胸にはきつくサラシが巻かれていたが、その下に眠る双丘の豊かさは隠しきれていない。
「あああ…」
決して知られてはいけない秘密を暴かれた事にファリスは愕然とし、全身の力が抜けていった。
勝ち誇った男の笑い。
自分を見つめる男達の、薄暗い欲望の視線。
ファリスは、自分が今どんなに危険な状況に置かれているか、ようやく理解した。
「あ…ああ…」
恐怖に声が震える。
「どうして…どうして…」
どうしてバレてしまったのだろう。
どうして、こんなことになってしまったのだろう。
「ククク…それはな」
男がファリスの左腕を掴み言った。
「この腕輪さ」

ファリスは自分の腕に巻かれているブレスレットを見た。
名も知らぬ花があしらわれた、銀のブレスレット。
何の変哲も無い、ただの飾り。
でも、これは…
この腕輪は…
790ファリスとある腕輪の物語 16:04/10/22 20:20:49 ID:3tuws5jJ
遺跡の探索に向かう前日。
ファリスはみんなと共に、必要な物資の買出しのため街へ出た。
街は多くの行商人たちの開いたバザーで賑わっていた。
水、食料、装備とあらかた揃え宿に帰ろうとした時、レナとクルルの足が止まった。
その一角は、女性向けの服を扱う店が集まっていた。
あれが可愛い、これも素敵とはしゃぎそこから一向に動かない二人に、
ファリスは「はぁ」と深く溜め息をついて、一人歩き出した。
「ファリスは見ていかなくていいのか?」
付いてきたバッツが尋ねる。
「オレはいいよ」
「どうして?一緒に見ればいいのに」
「興味ない」
ファリスはそっけなく返す。
「それに、オレが女の服なんか見てたら、傍から見ておかしいだろう?」
「それはそうだけど…でもファリスも女の子なんだから、こういうのにも慣れとかなきゃ」
「オレはいい」
「そんなこと言わずにさ。ほら、あのドレスなんかどうかな?きっと似合うと思うなぁ」
「おい…バッツ」
「あっ、あのワンピースもいいなぁ。
白で肩紐…初夏の高原でこれを着て笑顔で振り向くファリス…」
「バッツ」
「タ、タータンチェックのフリルスカート…
落葉舞散る秋の並木道を、本を抱き憂いを帯びた表情で歩くメガネっ娘ファリス…!」
「ブァァァァッッッッツ」
「…はい、ごめんなさい、もぉ言いません…」
791ファリスとある腕輪の物語 17:04/10/22 20:21:26 ID:3tuws5jJ
殴られた後頭部をさすりながらまだ懲りずに「絶対いいと思うんだけどなぁ…」
などとぶつぶつ言っているバッツと共に、ファリスは雑踏の中を歩く。
街は活気にあふれ、人々は忙しいながらも日々を懸命に過ごしている。
公園で走り回って遊ぶ子供達は、皆楽しそうだ。
街も、ファリスたちも、何もかもが平和だった。

だが、同時にファリスは不安になる。
隣を歩くバッツを見る。
あと何回、こうして二人で歩くことができるだろうか?
あとどれくらい、旅を続けられるのだろうか?

そんなファリスの心配をよそに何やら神妙な顔をしながら歩いていたバッツが、
突然「あっ」と言って立ち止まった。
「そうだ。ちょっと待ってて」
バッツはそう言って少し離れた露店の方に駆けていった。
そこはどうやらアクセサリーの店のようだった。
(あいつ、アクセサリーになんか興味あったっけ?)
バッツは商品を眺めながら店主と何やら話し込んでいる。
やがて一つの商品を手に取ると、店主がバッツにそっと耳打ちした。
するとバッツの表情はみるみる明るくなり、その商品を買うと嬉しそうに戻ってきた。
792ファリスとある腕輪の物語 18:04/10/22 20:22:05 ID:3tuws5jJ
「何を買ったんだ?」
不審に思ったファリスが尋ねる。
「これだよ」
バッツは買ってきたばかりのそれを、袋から取り出してファリスに差し出した。
それは、見たことの無い小さな花をモチーフにした、シンプルなデザインの銀のブレスレットだった。
「これ、ファリスにプレゼント」
「えっ?な、何でオレに?」
「ファリスが目立つようなお洒落が嫌なんだったら、これならいいと思って」
「で…でもこれ…」
「そんなに派手なデザインじゃないし、これだったら男がしててもそんなに変じゃない」
「いや…」
「あ、お金はいいよ。そんなに高くなかったし」
「いや、そうじゃなくて…」
「それに」
バッツがファリスの顔を真剣な眼差しで見つめて言った。
「俺が、ファリスにあげたいんだ」
「えっ…」
「嫌なら着けなくてもいいよ。でも、貰って欲しいんだ」
「あっ…」
「貰ってもらえるかな」
「う…うん」
「ありがとう」
そう言ってバッツはうれしそうに微笑んだ。
受け取ったファリスはブレスレットを弄びながら、赤らめた頬を隠すように俯いている。
バッツはその姿を愛おしそうに見つめていた。
793ファリスとある腕輪の物語 19:04/10/22 20:22:40 ID:3tuws5jJ
その夜。
ファリスはベットの上で一人悶絶していた。
左腕には、あのブレスレットが早速着けられている。

バッツが、初めてくれたプレゼント。
バッツが、色々文句を言う自分の為に、わざわざ選んでくれたプレゼント。
あまりの嬉しさに、どうにかなってしまいそうだ。
同時に、プレゼント一つでここまで浮かれてしまう自分が恥ずかしかった。
ガラじゃない。全くガラじゃない。
それに、別に愛の告白をされたわけでもない。
バッツにとって自分は、あくまで旅の仲間の一人。
それはこの先もずっと変わらない。
でも。
いくら鈍感なファリスでも、今回はわかった。
自分が、バッツに大切にされているということを。
それだけで、十分だった。
ブレスレットを見つめる。

そういえば、お礼を言うのを忘れていたな。
タイミングを失ってしまった。
そうだ、この冒険が終わったときに言おう。
バッツの優しさに、勇気を持って応えたい。

この腕輪は、一生の宝物だ。
794ファリスとある腕輪の物語 20:04/10/22 20:23:13 ID:3tuws5jJ
…この腕輪は。
「この腕輪は、今お前を窮地へと追い詰めたのさ」
「どういう…ことだ…」
「やっぱり知らなかったか。じゃあ教えてやるよ」
男は、わざと哀れむように言った。
「この腕輪にあしらわれている花。
これはこの地方にだけ生息し、しかも数年に一度にしか咲かない珍しい花でな。
その希少性から、この地方では昔からある種の願掛けに使われているんだな」
「願…掛け…?」
「恋愛成就さ」
「!」
ファリスの目が見開かれた。
「この場合、花は男から女へと送られる」

愛する人が、いつまでも自分を愛してくれるように。
愛する人が、いつまでも健やかでいられるように。
愛する人が、火と水と風と大地の加護を得られるように。

「そして送った男は、女を一生を懸けて守り通すことを誓う」
「愛する…人?」
バッツが?オレを?
795ファリスとある腕輪の物語 21:04/10/22 20:23:42 ID:3tuws5jJ
「しかし、あまりにも手に入りにくい。
だから最近は、代わりに同じ花を模ったこの腕輪を送るようになったのさ」
…嘘だ。
「プロポーズの証としてな」
嘘だ。
「つまり、この腕輪をしているやつは、女しかいないんだよ」
「嘘だ!」

バッツがオレを愛している?
バカな。
男装などして、男勝りで、いつかは離れ離れになってしまう。
そんなオレを…?
じゃあ、あの時バッツが店の店主と話していたのは…この事だったのか?
あいつは、この腕輪の謂れを知った上でオレに…
そんな…そんな!

「嘘じゃないさ。実際お前は女だった。だが…」
バッツ…
「男の愛の願いは届かず…」
バッツ…!
「お前は今から犯されるのさ」
「いやああああっ!」
796ファリスとある腕輪の物語 22:04/10/22 20:24:16 ID:3tuws5jJ
「さあ、一晩中じっくり可愛がってやるぜ」
「やめろ!近寄るなゲス野郎!」
ファリスの目に殺意が浮かんでいる。
男はファリスの顎を掴み顔を近づけた。
「おぉ怖ええ。だがこれぐらい気が強いのほうが、逆に燃えるってもんさ」
ファリスはペッと男の顔に唾を吐いた。
男がファリスの横っ面を思い切り殴りつける。
「ぐっ」
「たった一晩だ。大人しくしてな」
男が顔を拭いながら言った。
「だが、盗賊は手に入れたお宝は全員で分け合うのが筋だ」
手下達がへへへと笑う。
「一晩でここにいる全員の相手をまともにするのは、ツライだろう?だから…」
男は懐から小さな瓶を取り出した。
「楽にしてやるよ」
手下達がファリスに取り付き、鼻を塞ぎ、顔を上げさせ、顎を掴み無理矢理口を開けさせた。
「あ…がっ…」
男は瓶の蓋を開け、中のピンク色をした液体をファリスの口内にたっぷりと流し込んむ。
「んーっ、んーっ…がほっ…!」
口を閉じられ苦しくなったファリスは、口に入れられた液体のほとんどを嚥下してしまった。
それほど苦い味はしなかったものの、その独特の臭気に思わずむせかえる。
「げほっ…うぇっ…い、一体何を…」
「媚薬だよ」
「なっ…」
「しかも、特別製のな」
797ファリスとある腕輪の物語 23:04/10/22 20:24:54 ID:3tuws5jJ
ドクン。
ファリスの身体がビクンと揺れた。
「…っ!?」
「おっと、もう効いてきたか」
急に身体が重くなった。心拍が上がる。息が苦しい。

「こいつは、遠く海の向こう、魔道都市ミシディアで作られた禁断の魔薬でな…」
身体の奥で、何かがざわめく。

「普通の媚薬はただ精神を興奮させ一時的に性感を鋭くするだけだが、こいつは同時に…」
身体の中を、何かが這い回っている。

「ホルモンを操作し、神経網を書き換え、細胞を直接変化させ…」
それは全身に拡がって、

「無理矢理肉体を作り変えるのさ」
ファリスの身体を支配すると、

「全ての男を溺れさせる、娼婦の身体にな」
一斉に暴れ始めた。

ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ
「ぎゃああああああああ!!!」
798ファリスとある腕輪の物語 24:04/10/22 20:25:38 ID:3tuws5jJ
灼熱と激痛が全身を襲い、ファリスは絶叫した。
「ぎゃあああああっ!!あああああああっ!!」
何千もの蟲に、身体の内側から喰い破られるような感覚。
「ぐあああああっ!!ぎひいいいいっ!!」
同時に肉が膨張し、下から圧迫され張り裂けそうな皮膚が悲鳴を上げる。
白目をむき、垂れ流しの涎を撒き散らしながら、ファリスの身体がのたうちまわる。
「ひいっ、ひいっ、ヴあああああっ…!」
やがて脳内が麻痺し、五感の全てが失われた時。
「あがっ…があっ…」
ファリスは、ようやく意識を手放した。

その一部始終を楽しそうに眺めていた男は、
ぐったりとして動かなくなったファリスの顔を下から覗き込み言った。
「地獄を見たな、姉ちゃん」
気を失ったファリスには当然聞こえてはいない。
縛られた縄から垂れ下がった身体は、まだヒクヒクと痙攣している。
「だが…」
男は残忍な笑みを浮かべた。
「次に目を覚ます時は天国だぜ」
799738:04/10/22 20:26:50 ID:3tuws5jJ
前置き長すぎですが、次からやっとエロです。
ではまた明日。
800名無しさん@ピンキー:04/10/22 22:45:12 ID:OpANiRtm
むぅ、すばらしすぎる。
さぞかし名のある兄さんにちげぇねぇ…
801名無しさん@ピンキー:04/10/22 22:59:41 ID:GXhdLkoe
(;´Д`)ハァハァ
802名無しさん@ピンキー:04/10/23 02:07:19 ID:sCPPmtq6
突然ですが、ここへ来てから私もファリスエロ萌え〜です。
お絵書き掲示板に時々エロ描くんで良ければ見てくだされ。見てもらえんのは寂しいばい。
ttp://www.prenavi.net/~faristan/cgi-bin/oekaki/picture.cgi
803ファリスとある腕輪の物語 25:04/10/23 22:11:51 ID:DZyW7ISK
「そろそろ起きな」
顔にバケツで水を叩きつけられ、ファリスは目を覚ました。
意識と共に、身体の感覚がゆっくりと戻ってくる。
全身がまるで遠巻きに火で炙られているように、チリチリと熱い。
水を被った肌に吹きつける夜風が心地いい。
ファリスは陶然としながらも、そのうちに自分の身体の違和感に気が付いた。
サラシを巻いた胸が苦しい。ズボンがきつい。
服が小さくなったのかとも思ったがどうも違う。
それに、股間がムズムズする。
思わず足を擦り合わせると、きつく布地が食い込んだ秘所に、甘い痺れが走った。
「あっ…」
奥から生暖かい液が溢れ、下着を濡らすのがはっきりとわかった。
(これは…!)
「どうやら完成したな。さあ生まれ変わった自分の姿をみせてやろう」
男達がファリスを囲み、サラシを外しズボンを引き下ろした。
締め付けから開放された身体が跳ね、急激に自己主張をする。
「えっ…」

露わになった身体は、自分の知っている身体とは違っていた。
どちらかといえば控えめだった胸が、一回り大きくなっている。
余分な肉の付いていなかった尻は、引き締まった質感を残しながらもむっちりと膨らんでいる。
そして全身に薄い膜がコーティングされ、滑らかで健康的な肌に柔らかさと艶やかさが加わり、
中性的なイメージだったファリスの身体は、成熟した大人の女の色気を獲得ていた。
「なっ…!」
(違う、オレの身体は、こんな媚びた身体じゃない!)
804ファリスとある腕輪の物語 26:04/10/23 22:12:25 ID:DZyW7ISK
「ククク、気に入ってもらえたかい?」
「一体…何を…」
「魔法の薬を使って、身体を作り変えたのさ。ついでに…」
男がファリスに手を伸ばす。
「媚薬の効果で、感覚は数倍だ」
男の手が、ファリスの首に当てられた。
「痛っ!」
手の平が触れただけなのに、鋭い痛みが走った。
「まだ慣れていないようだな。だがそのうち良くなるさ」
男の手が首筋から鎖骨を撫でながら、胸元まで落ちる。
「ひ…いっ…」
まるで爪を立てて引っ掻かれているような感覚に、ファリスの顔が苦痛に歪む。
そして男は、急にファリスの乳房を掴んだ。
「ぎぃっ…あ…」
激しい痛みに顔が引きつったが、そのままぎゅっと握りこまれると、
胸の奥からジンとした痺れが広がり、痛みとは別の感覚が生まれた。
「あ…んっ…」
外側から円を描くように揉みしだいていくと、ファリスは次第に甘い声を上げ始める。
「あっ、あっ…ん…いやぁ…」
男は両手で胸を滅茶苦茶に揉みながら、その頂にあるピンク色の乳首にむしゃぶりついた。
媚薬の効果でいつにも増して敏感になっているそれを口の中で舐めまわされ、転がされる。
「ふっ、ふぅっ!だ、だめ…あん、あっ、ああああっ…!」
羞恥と嫌悪でいっぱいだった頭の中が、急速に恍惚感で支配されていく。
805ファリスとある腕輪の物語 27:04/10/23 22:13:27 ID:DZyW7ISK
男が乳房を頬張り吸い上げる。
コリコリに硬くなった乳首を奥歯でがりっと噛まれた瞬間、
胸の快楽神経が下半身へと繋がり、強烈な快感がパルスとなって伝わった。
「んっ…あっ…ああ…!」
足がガクガクと震え、子宮が疼き、膣から大量の愛液が分泌される。
「はぁ、はぁ、こ、こんな…いやぁ…」
秘裂から蜜がとめどなく溢れ、すでにびしょびしょだった下着の染みがさらに大きくなる。
吸収しきれない分がじわっと漏れ出し、太股を伝って落ちていった。
「そろそろいいようだな」
男はファリスの反応に満足すると、ついに下着に手を掛けた。
「ああ…やめろっ…!」
汗と愛液がしっかりと染み込み股間に張り付いていた下着の底部が、
ぬちゃっと音を立てながら、銀色に光る糸を引いてゆっくりと離れていく。
膝まで下ろした所で男は両足を縛っていた縄を切り、ズボンごと下着を抜き取った。
両足を掴んで持ち上げられ股を開かされると、ファリスの秘所が露わになった。
「いやぁっ、見るなぁっ!」
美しい形をした花弁は、まだ触れられてもいないのにぐちゃぐちゃに濡れそぼり、
充血しぽってりと膨らんでいた。
開かれた秘裂からはまだ蜜が溢れ続け、その周りを覆う薄い紫色のささやかな陰毛も、
自らの愛液で妖しく濡れ光っている。
(いやぁ…見ないで…恥ずかしい…)
男達が生唾を飲みながら、食い入るように見つめている。
その視線と自分のあられもない痴態に、ファリスは胸が張り裂けそうだった。
806ファリスとある腕輪の物語 28:04/10/23 22:14:11 ID:DZyW7ISK
「さあ、一緒に楽しもうぜ」
男がズボンの前をくつろげ、己自身を開放した。
浅黒い巨大なそれは、既に硬く反り返っていた。
太く長大な胴は血管を浮き立たせどくどくと脈打っている。
傘の部分は大きく張り出し、先端からは既に先走りの液が滲み出ている。
ファリスは、初めて見るいきり立つ男根の大きさと凶悪な形状に恐怖した。
(こんなものを入れられたら、壊れてしまう!)
男はファリスの両足を抱え上げ腰をがっちり抱え込み、肉棒の先を秘口に押し付け狙いを定めた。
「いやあっ、やめろっ、やめろぉぉっ!」
狂乱するファリスにかまわず、男は腰を突き入れた。
「きゃあああああああああああっ!」
十分に濡れてはいるがひどく狭い膣道を、肉棒がズブズブと貫いていく。
途中で薄い膜のようなものが抵抗したが、あっけなく突き破られた。
やがて男の怒張は、ファリスの最奥まで埋め尽くした。
「ハハハ!やっぱり処女だったか!」
「か…はっ…!」
まるで槍で串刺しにされたような激痛に、ファリスは大きく目を開き、身体を仰け反らせた。
息をつく暇もなく、男が激しく動き始める。
「ひぃっ、いっ、痛い!痛いっ!」
男は相手が処女であることを全く考慮せず、乱暴に肉の凶器を抜き差しする。
「ぎぃっ、あっ、あああっ!う、動くなっ…がああっ!」
激しく身体を揺すられ、そのたびに引き裂かれるような痛みがファリスを襲った。
807ファリスとある腕輪の物語 29:04/10/23 22:14:46 ID:DZyW7ISK
しかし。
しばらくすると痛みは急速に引いていき、ただ蹂躙されるだけだった女性器に変化が生じた。
硬く窄まり、きつく進入を拒んでいた膣壁が、愛液を吹き出しながら蠕動を始める。
激しい摩擦に晒されていた膣襞が、滑りをもって一枚一枚男根にぴったりと吸い付く。
(な、何だ…これ…?)
「おっ、良くなってきたぜ」
溢れ出す大量の愛液に満たされた蜜壷が、男の肉棒に絡みつく。
男の動きに合わせ膣全体が波打つように蠢き、奥へ奥へと誘う。
熱い柔肉がきつく、それでいて優しく締め付け、離さない。
今まで男を知らなかったはずの処女壷が、極上の名器となって全力で男を迎え入れていた。
「ん、んううう、んああああああ!」
「ハハハ、もう気持ち良いんだろう?」
「そ、そんなこと…はあっ、あああんっ!」
擦られ、突き上げられるたびに、とろけるような快感が沸き起こる。
しかもその感覚は、どんどん鋭くなっていく。
「あん、あっ、あ、あ、はあああああっ、こっ、これは…!」
「ククク、お前の身体の淫乱な牝の部分が目を覚ましたのさ」
禁断の魔薬は、ファリスの外見だけでなく、その内側にまでも作用していた。
心は処女でありながら、身体は既に女の喜びを知りつくした娼婦であった。
男を誘い、溺れさせ、自らも快楽を貪る魔性の肉体。
「ああっ、そ、そんな…あ、ああっ、ああああああっ!」
808ファリスとある腕輪の物語 30:04/10/23 22:15:17 ID:DZyW7ISK
「いいぞ、もっと啼け!締め付けろ!」
男の動きが一段と激しくなった。
太い剛棒が狭い膣内を突き回し、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
擦れ合う結合部から、白濁した愛液が泡立ちながらとめどなく溢れ出た。
「あんっ、あんっ、ああああああっ!」
極太の肉棒で秘洞をいっぱいに満たされ、素早くそれを引き抜かれる。
それを何度も繰り返されると、牝の本能と開発された淫らな肉体が、
更なる快楽を求めて男を誘う。
膣壁が伸縮する度に襞が肉棒をねっとりと舐め上げ、男の弱点を的確に刺激する。
気が付くと無意識に両足を男の腰に絡め、自分から腰を振っていた。
己の浅ましい行為を止めようとしても、本能には勝てなかった。
声を押し殺そうとしてみても湧き上がる強烈な快感に堪えられずに、甘い嬌声を上げてしまう。
それが男の劣情をますます煽り、攻め立てる動きがより激しさを増す。
己の意思を無視して繰り返される官能のループに、ファリスはただ翻弄されるしかなかった。
「ふうっ、ふうっ、ひあああっ!」
しばらくすると、それまでひたすらに突き入れるだけだった男の動きが、
角度を変えながら膣全体を捏ね回す円運動に変わった。
男の快楽だけでなく、女の性感を掘り起こすようなねっとりとした刺激。
「あっ、あっ…も、もう…」
せわしない喘ぎ声を上げるようになったファリスに、最初のエクスタシーの波が近づいていた。
子宮に生まれた甘い痺れが徐々に全身に拡がり、じっとりと汗ばんだ肢体が小刻みに震え始める。
頭の奥が熱を帯び、ボウッとした感覚に支配される。
初めて経験する膣での絶頂の予感。
809ファリスとある腕輪の物語 31:04/10/23 22:15:49 ID:DZyW7ISK
しかしファリスの様子を察知した男は、もう一歩という所でいきなり肉棒を引き抜いた。
「はあっ…何…で…」
「惜しかったなぁ。もうちょっとでイケる所だったのに」
「ああ…そんな…」
男はファリスの頭を掴み、己のペニスを見せつけた。
自分の愛液と破瓜の鮮血が塗されてらてらと光るそれを、
ファリスはトロンと微睡んだ視線で見つめる。
先程まで恐怖を感じていたはずの太くて硬いそれに、今は逞しささえ感じている自分がいた。
(欲しい…)
熱い溜息を付きながらぼんやりとしていた頭に、淫らな願望が一瞬過ぎった。
慌てて首を振り、その考えを必死で打ち消そうとする。
「ホラ、これで掻き回して欲しいんだろう?だったらおねだりしな」
「そんな事…誰が…ああっ!」
男は片足を抱えて肉棒の先を膣口に貼り付け、もう片方の手で乳房を下側から揉み込む。
だがそれ以上挿入せず陰唇を弄ぶだけで、最も敏感な乳首にも触れようとしない。
男は焦らすことで、ファリスの抵抗と自制心を完全に奪ってしまうつもりだった。
疼く身体から湧き上がる欲求に、ファリスの意識が侵食されていく。
「はあっ、ああっ、いやあっ…」
カリの先端で浅く抜き差しされ、膨れ上がった乳首をぎゅっと抓られると、
秘所からお漏らししたように大量の愛液が溢れ出した。
「んんっ…あああっ!はあっ、はああっ!」
子宮が疼き、思わず腰が前後に動いてしまう。
絶頂寸前で焦らされた身体は、もう限界だった。
810ファリスとある腕輪の物語 32:04/10/23 22:16:29 ID:DZyW7ISK
「さあ言うんだ、あなたのチンポが欲しいってな」
耳元で聞こえる悪魔の囁き。
悦楽への渇望に、喉をゴクリと鳴らした。
これ以上ないくらい動悸が高まり、胸が苦しい。
あの媚薬には催眠作用まであるのか。
誰よりも強靭なはずのファリスの精神が、快楽への欲求の前にあっさりと屈服した。
「お、お前の…」
「お前ってのは誰の事だ?え?」
男はファリスの乳首を潰れんばかりに捻り上げ、従属を強要する。
「ぎいっ!…あ、あなたの…おチン…チンを…」
「おチンチンをどうするんだ?」
羞恥と屈辱に気が狂いそうになりながら、半ばパニックになって答える。
「オレ…私の…おマンコに…挿れて…っ!ああああああっ!」
男根がズシュゥゥッと奥まで侵入する。
待ちわびていた膣内が急激な摩擦と拡張感に戦慄く。
ファリスの身体に電流が走り、ついに一度目の絶頂に至った。
「うああああっ、ああああっ!」
痙攣する膣内を男が再び荒々しく攻め立てる。
「あああっ、いやあっ…んむっ、んんんんっ!」
突然、男がファリスの唇を強引に塞いだ。
舌を絡め取られ、口内を舐め回される。
初めてのディープキスに混乱し息が出来なくなり、流し込まれた唾液を無理矢理飲まされてしまう。
舌を噛み切ってやろうとも思ったが、断続的に喘ぎ声を上げさせられ不可能だった。
処女を散らされ、ファーストキスも奪われた。
身体だけでなく心まで犯された気がして、悔しさと悲しさに涙が零れた。
811ファリスとある腕輪の物語 33:04/10/23 22:17:27 ID:DZyW7ISK
「おらっ、そろそろイクぞ!」
「ああっ、ああっ、んああっ、んんうううあああ!」
ラストスパートに入った男が、滅茶苦茶に腰を突き入れる。
子宮口をゴツゴツと強く連打され、尖りきった陰核を指ですり潰されると、
ファリスの全身がガクガクと震えだした。
「ああっ、そ、そこは…ダメェッ…あっ、ああああっ!」
意識が飛びそうになるほどの快楽が火花を散らし、ファリスは再び絶頂を極めた。
膣全体が激しく痙攣し、男を食いちぎらんとするかのように強烈に締め付ける。
男はその痛いくらいの刺激に耐え、激震する熱い膣洞を突き崩す。
「あああああっ!いやああああああっ!」
「うおおっ、で、出るっ!」
獣のように吼え最奥を思い切り突き上げた瞬間、男が爆ぜた。
茎がドクドクと脈動し、吐き出された精液が子宮に叩きつけられる。
その熱い飛沫を受けて絶頂がさらに一段押し上げられる。
膣はなおもビクビクと痙攣を続け、男に更なる射精を促す。
「いやああっ!お腹が…熱いっ…ああああっ、はああっ!」
ファリスの胎内に欲望を一滴残らず注ぎ込んだ後、男はようやく萎えたペニスを引き抜いた。
「はあっ、はあっ…ああ…」
全身の力が抜け、ファリスは膝から崩れ落ちた。
まだ開いたままの膣口から、破瓜の血と愛液、精液が混ざり濁った液体が、どろりと流れた。
812ファリスとある腕輪の物語 34:04/10/23 22:17:57 ID:DZyW7ISK
「ああっ、んあああっ!」
焚火の炎に照らし出されたファリスの身体が、闇夜に妖しく舞っている。
相手をしている男は、既に四人目だ。
「いやあっ、またイク…イッちゃううっ!」
オーガズムの引かないところを休む間もなく攻め立てられ、連続して絶頂に追いやられた。
その度に痙攣し締め付け続けるファリスの女性器は、常に最高の快楽を男達に与え続ける。
「あっ、あっ、ああんっ!」
「だいぶ気分が出てきたじゃねぇか、姉ちゃん」
もはや抵抗することも出来ず喜悦の声を上げるしかないファリスを見ながら、男は嘲笑した。
「だが、もっとペースを上げてもらわないとなぁ」
まだ後に控えている手下達は、二十人以上いるのだ。
ニヤリと笑い指示をすると、手下の一人がファリスの背後に回った。
「あっ、あっ…な、何?」
前からの衝撃にたぷたぷと揺れる尻肉を掴まれ、肛門に硬いモノが押し当てられるのを感じた。
「そ、そこは、違…!い…ぎっ…!」
きつく窄まった菊穴を押し分け、男の怒張が侵入してくる。
一番太いカリの部分が入ると、後は一気に根元まで突き入れられた。
「が…あ…あっ…!」
裂けた肛門の痛みと、めり込まれた巨大な異物による拡張に、息が詰まる。
813ファリスとある腕輪の物語 35:04/10/23 22:18:26 ID:DZyW7ISK
ゆっくりと男が動き始める。
男が後退すると切れて出血した肉がめくり上げられ、前進すると逆に内側に飲み込まれる。
括約筋が悲鳴を上げ、ただでさえ前に挿れられ狭くなっている内部がさらに圧迫される。
「ぐっ…あ…ダメ…動か…ないでっ…!」
しかし、改造されたファリスの肉体は、その異常な状況にさえ対応し始めた。
粘膜から腸液が分泌され、男の出入りがだんだんとスムーズになる。
直腸を抉られ、肛門を擦られる感覚が、次第に快美なものに変わっていく。
本来排泄器官に過ぎない部分でさえも喜んで男を迎え入れる自分の身体に、ファリスは戦慄した。
「ああ…お尻が…変に…いやあっ…!」
男達が、ファリスを挟んで激しく動き出した。
腹の中を、薄い壁を隔てて二本の肉棒が暴れまくる。
「いやあっ、いやあっ、ああっ、ああああっ!」
前後から猛烈に突き上げられ、男達の逞しい体の間でファリスの細い体が跳ね回った。
正面と裏から交互に連打される子宮に、ズンズンと重く響き渡るような快楽が沸き起こる。
まるで内臓を抉り引きずり出されるような二つの肉洞の感覚に酔う。
早くも二本挿しの快楽を覚えた淫らな肉体は、体内を抉る男の一部を溶かすかのように
熱い体液を吐きかけながら包み込み、同時に自らも未体験の悦楽を極めていく。
「あああっ!お尻がっ…お尻も、イクっ、イッちゃうううっ!」
やがて二つの穴に射精され、ファリスも狂おしい絶頂に至った。
「ひいっ、ひいっ、ひああああっ…!」
「どうだ、気持ち良かっただろう?」
「ああ…もう…いやあ…」
「もっと喜べよ。まだ夜は長いんだぜ」
ファリスの受難の夜は、まだ始まったばかりだった。
814ファリスとある腕輪の物語 36:04/10/23 22:19:00 ID:DZyW7ISK
「んっ、んっ…んうううう!」
深夜になっても、男達の陵辱は続いた。
日付はとっくに変わっている。
もう、何人の相手をさせられたか分からない。
両手を縛っていた縄は既に切られ、今ファリスは騎乗位で犯されている。
二人の男が下半身に取り付き、前後の穴に突き入れている。
両手に肉棒を握らされ、口にも咥えさせられた。
さらにあぶれた男達が、乳房や腋などに怒張を擦り付けてくる。
ファリスの美しく長い髪を肉棒に巻き付け、うなじや耳に押し付ける者もいた。
口内に広がる男根と精液の味。
雄と牝の体臭が混ざり合ったむせ返るような臭い。
グチュグチュと性器同士が擦れ合う音。
触れ合う肌の感触。
そして、自分を求め群がる男達の姿。
ファリスの狂わされた五感はその刺激の全てを快感として脳に入力し、
出力たる運動系はその見返りとして男達に全身で奉仕する。
ファリスの意思がどんなに嫌がっても、その事象は止まらなかった。
「んんっ!…げほっ、げほっ、んあっ、んあああああ!」
男達が次々と爆ぜる。
口内、顔面、耳、首筋、胸、腹や背中、そして腹が膨れるほどに精液を注ぎ込まれた膣と直腸。
魔薬によって開発された全身の性感帯は、その身に精液を叩きつけられる度に
そののきつい臭いと熱さに快感を覚え、絶頂の愉悦を更に高める。
射精した者が離れてもすぐに別の男が取り付き、延々とファリスを犯していった。
「いやあっ…もう…イキたく…ないっ、やあああ!」
815ファリスとある腕輪の物語 37:04/10/23 22:20:04 ID:DZyW7ISK
陵辱を嬉々として受け入れる淫蕩な肉体と、それになんとか抵抗しようとする理性。
その二つのあまりにも激しい乖離に、ファリスの心はズタズタにされていく。
それでもファリスはひたすら耐えた。

これが終われば、きっと助けに来てくれる。
みんなが、バッツが。
きっと…

涙で滲んだ視界の隅に、あの腕輪が見えた。




淫蕩なファリスの肉体は、男達の都合のいいタイミングでイき、精を浴びせられる度に火照り、
体力の限界を超えてもなお更なる快楽をねだり、最後まで男を貪り尽くした。
やがて最後の男が精を放ち離れると、ファリスは地面に倒れ込んだ。
余りの疲労に、これ以上身体を支えられなかった。
ぐちゃぐちゃに混ざり合った体液が全身に纏わり付いて気持ち悪い。
大量に飲まされた精液が喉に絡みつき、息をすることさえ苦しい。
暴虐に苛まれ続けた秘部がヒリヒリと痛む。
それでもなおビクビクと疼き続ける女性の部分が恨めしかった。
816738:04/10/23 22:22:23 ID:DZyW7ISK
エロ終了です。
後はほとんど蛇足みたいな前半の完結部がちょっとあります。
また明日。
817名無しさん@ピンキー:04/10/24 01:47:48 ID:0sibABPM
>>816
GJ!続きも期待してますよ〜。
だが・・・・・



どうしてもファリスがバッツ以外に犯されるのを見ると
アビ:二刀流→アルテマウェポン&ラグナロクで相手を殺りたくなってしまう。
よっ良ければ次回作にでもバッツとファリスで書いて貰えませんかね?
818名無しさん@ピンキー:04/10/24 01:52:53 ID:RA/ZDZia
>>816
貴方を誉め讃えたいと思う気持ちと共に
貴方を抹殺したいという気持ちが生まれるくらい
素晴らしくも憎らしかったです。
GJ!>(´∀` ゚д゚)<ファリスが可哀想だろヴォケ!
   ↑漏れ
……甘甘ラブラブが読みたいのは漏れだけでつか
819名無しさん@ピンキー:04/10/24 02:11:58 ID:lgkUryA3
>817
>818
漏れもだ
ファリスにはバッシと幸せになってもらいたい
820名無しさん@ピンキー:04/10/24 02:19:55 ID:RA/ZDZia
ファリス、愛されてんなぁ。
えっ、俺?もちろん愛してますが何か?
ファリスの事を考えると歩絵夢でも読みたくなるなぁ。
…聞きたい?
821名無しさん@ピンキー:04/10/24 03:35:39 ID:HEvU/U2f
>>817-819
ドウーイ

次は甘甘バツファリが読みたい…(゚д゚)
822名無しさん@ピンキー:04/10/24 03:50:37 ID:zlR53rVK
817〜819
仲間がいた…
バッシラブラブ物はアイデアはあるが文才がないから未だに妄想止まりだ…
823名無しさん@ピンキー:04/10/24 05:44:27 ID:Fhei6W4q
バッツならまあいいかな、と思えるからバツファリはキライだ
ファリスx俺がいry
824名無しさん@ピンキー:04/10/24 09:29:35 ID:7snQok4Z
>>822
文章力なぞあとからついてくるっす。
書くべし

つーか書いて、お願い。
825名無しさん@ピンキー:04/10/24 17:51:52 ID:zlR53rVK
738氏のSSを読んだ後突発的に書いてしまったプロローグみたいなものならあるが…明け方5時頃の変なテンションで書いた上、SSド素人なわけだがそれでも良いか?
826名無しさん@ピンキー:04/10/24 18:24:28 ID:PMfgtKU6
あなたの処女(作)を僕(等)にください!
コレコノトウリ orz
827名無しさん@ピンキー:04/10/24 18:51:10 ID:7snQok4Z
>>825
もちろん大歓迎です。
738氏の後、期待しています。
828ファリスとある腕輪の物語 38:04/10/24 20:33:56 ID:eIukE90I
「頑張ったな、姉ちゃん」
盗賊の頭が近づいて言った。
「それにしてもいい具合だったぜ。今までこれを使った女の中でも最高だったな」
男は魔薬の入っていた瓶を振りながらヘラヘラと笑う。
「近づくな…クソ野朗」
ファリスは掠れる声をなんとか絞り出し罵った。
「ほう、まだそんな口が利けるか。ますます気に入ったぜ。
俺達の肉奴隷としてこれから調教のし甲斐があるってもんだ」
「な、何…!」
「ハハ、最初からそのつもりだったのさ。
それ以外の目的で、舶来物の貴重な品を使うわけないだろう?
どっかのバカ貴族がこっそり仕入れたのを奪うのに、エライ苦労したんだぜ?コレ」
「それじゃあ…秘宝は…」
「もちろん手に入れるさ…お前の仲間をぶっ殺してな」
「バカな…」
「フン、何のためにわざわざ取引場所を指定したと思う?
あの廃墟はな、敷地は広いが建物自体は狭くて、中はガラガラ。
派手な魔法ブッ放すにゃ狭すぎるし、一対一の状況を作れるような場所もなけりゃ、
隠れるような場所もない。
お前の仲間がどれだけ強いか知らんが、取り囲まれて襲われればひとたまりもないさ」
「そんな…」
自分のせいで、みんなが殺されてしまう。
ファリスは、目の前が真っ暗になった。
829ファリスとある腕輪の物語 39:04/10/24 20:34:40 ID:eIukE90I
「諦めな。どうせ運良く助かったって、レイプされた女なんか、厄介者扱いされるだけだぜ?」
「…それは…」

そうかも知れない。
もし助かったとしても、こんな自分を連れて、これまでのように旅が出来るだろうか?
みんな、旅をやめて今すぐ城に帰れと言うだろう。
それに、バッツは…

「お前はもう、俺たちの奴隷として生きるしかないのさ。だから…」
男はファリスの腕を掴んだ。
「こんな物を渡した疫病神の事なんか、忘れちまいな!」
グイッと思い切り引っ張られた腕輪は、あっけなく引きちぎられた。
「ああっ!」
所詮はただの安物だった。
接合部がひしゃげ、無惨に歪んでしまった腕輪を、男は遠くに投げ捨てた。
「あ…ああ…」
最後の精神的支柱を失い、ファリスの心は絶望に飲み込まれた。

もう終わりだ。何もかも。
自分も仲間も旅も、そしてバッツとの恋も。

「心配するな。毎日別の媚薬を飲ませて、たっぷり可愛がってやるからよ」
うつ伏せたまま、ファリスは全く反応しなくなった。
ついに諦めたかと男は満足そうに笑った。
そして悲嘆に暮れる顔を見てやろうと、髪を掴んで顔を上げさせようとしたその時。
830ファリスとある腕輪の物語 40:04/10/24 20:35:14 ID:eIukE90I
ヒュンという風を切る音を聞いたと思った刹那、男の腕に一本の矢が深々と突き刺さった。
「ぐああああっ!?」
男はファリスから手を離し、絶叫を上げ仰け反る。
隣にいた手下が矢の飛んできた方向に振り返ると、
再び上空から飛来した矢に、額のど真ん中を正確無比に射抜かれ絶命した。
「ぐううっ!な、何だ!?」
男が仰ぎ見ると、崖の上に金髪の少女…クルルが弓を構え立っていた。
「ファリスから離れろ、この野郎!」
少女は目にも止まらぬ速さで矢をつがえ、ファリスの周囲に向け次々と射ち下ろす。
無防備な上空から降り注ぐ矢の雨に、盗賊たちは堪らず散開する。
「クソッ、崖の上だ!追い詰めてブチ殺せ!逃がすな!」
怒り狂った男が命令した次の瞬間、今度は別の方向からどよめきが起こった。
「ちぃっ、今度は何だ!?」
崖の入り口付近で血の嵐が吹き荒れている。
夜の谷に男達の断末魔の叫びが響き渡り、やがて辺りは静まり返った。
男が闇に目を凝らすと、見張り役だった手下達の死骸の向こうに、一つの人影が見えた。
片手に剣を従え、暗闇に幽鬼の如く佇む者が、ゆっくりとこちらに向け移動する。
焚火に照らされ浮かび上がったその男は、凄まじい形相で男達を睨み付け止まった。
バッツだった。
831ファリスとある腕輪の物語 41:04/10/24 20:35:55 ID:eIukE90I
ファリスが連れ去られた後、ショックの余り暫く茫然自失の状態だったバッツを
レナとクルルがなんとか奮い立たせ、三人で広大な森の中を探し回った。
日が暮れ時が経つに連れ、バッツ達の焦りはますます酷くなっていった。
深夜になってようやく森の中に明かりを見つけ、谷にいる盗賊達を強襲した。
しかし。
正面から突入したバッツが目にしたものは、余りにも残酷な光景だった。

盗賊たちの乱れた衣服。
その奥にまるでゴミのように打ち捨てられているファリス。
さんざん嬲り者にされたに違いない無残なその姿。

今までここで何が行われていたのかは明白だった。
懸命の捜索も、必死の祈りも、全てが無駄だった。

バッツの視界が、まるでハンマーで殴られたかのようにグラグラと揺れた。
後悔と絶望で、しばらく何も考えられなかった。
しかし、やがて真っ白な世界に暗雲が立ち込め、どす黒い感情が吹き出した。
心が憎悪と殺意で満たされていく。

バッツは、ゆっくりと狂い始めていた。

突然の襲撃にうろたえていた盗賊の頭が、バッツの様子に気が付いた。
俯いたままその場に立ち尽くしている。
女の惨状に動揺したのか。
それとも、勢いで攻め込んで来たものの、改めてこちらの戦力に臆したのか。
如何に手練といえども、人数の差から言って相手に勝ち目はない。
男は冷静さを取り戻し、バッツを挑発し始めた。
832ファリスとある腕輪の物語 42:04/10/24 20:36:23 ID:eIukE90I
「兄ちゃん、何しに来た?取引は昼だと言ったはずだぜ?」
バッツは何も答えない。
「あの姉ちゃんが心配になって来たのか?そうか、あの腕輪の送り主はお前さんかい。
手前の送った腕輪のせいで女だってのがバレちまったってのに、
今頃になって王子様気取りでノコノコやって来たって訳か。ククク、残念だったな。
お姫様はすっかりマワされちまったよ。しかもバージンだったんだぜ」
「黙れ」
バッツが初めて声を発した。男は構わず喋り続ける。
「それにしても女だと分かった時は驚いたな。しかもとびきりの上玉だ」
「黙れ」
「おまけに初めての癖にとんでもないスキモノでよ。俺達のチンポに喰らいついて離しゃしねぇ」
「黙れ」
「あんまり淫乱なんで、前と後ろに突っ込んでヒイヒイ言わせてやったよ。
ついでに口にも咥えさせて俺達のザーメンをたっぷりと」
「黙れと言っているんだ!」
バッツが叫び、何も無い空間を剣で真横に薙ぎ払った。
ザンという何かが斬れる音がした次の瞬間、バッツの右手の崖の巨大な岩山が
轟音と共に崩れ落ちた。
「なっ…」
バッツの身体から凄まじい怒気が吹き出す。
手に持つ剣がそれに呼応するかのように共振する。
増幅された気がゆらゆらと蠢き、まるで生き物のように鎌首を擡げる。
その頭部から放たれた眼光が男達を射竦めた瞬間。
「な、何だ!?」
その場にいる全員が動けなくなった。
「貴様ら」
バッツがゆっくりと顔を上げる。その瞳には狂気が宿っていた。
「皆殺しだ」
バッツは、静かに虐殺を宣言した。
833ファリスとある腕輪の物語 43:04/10/24 20:36:51 ID:eIukE90I
(…何だこれは!)
男は狼狽した。
手下の屈強な男達が、彼らに比べ遥かに華奢なたった一人の青年に、
次々と無抵抗に斬り殺されていく。
青年の放つ鬼神の如き闘気に、皆が圧倒されていた。
逃げようとしても、足が動かない。
防ごうとすると、武器ごと斬られた。
ある者は首を刎ねられ、ある者は胴を輪切りにされた。
仲間や自分の身体が解体されていく様を、誰もがただ見ているしかなかった。

やがて最後の手下を斬り捨てると、青年がこちらに足を向けた。
男の顔に恐怖が浮かぶ。
手下を皆殺しにした青年は、返り血で真っ赤に染まっている。
しかし青年の持つ剣は、その美しい刀身を下賎な者共の血で汚される事を嫌うが如く、
一滴の血も滴らせていない。
そして再び剣から立ち昇ったオーラが形作ったのは、気高くも雄々しき神の竜。
「ラ、ラグナロク…」
神々の黄昏がもたらしたものは、ただの地獄だった。
腰を抜かしてへたり込んだ男を、青年が無言で見下す。
「ひぃっ」
冷酷なその視線は、数々の死線を潜り抜けて来た者の証だった。
男はその時ようやく、自分の目の前にいる相手の正体に気が付いた。
青年が剣を振り上げる。
「そうか、おまえらは」
「死ね」
男は真っ二つになった。
834ファリスとある腕輪の物語 44:04/10/24 20:37:22 ID:eIukE90I
ファリスは朧げな意識の中で、目の前の地獄を眺めていた。
先程まで自分をあれほど恐怖させ、辱め、犯していた者達。
それらが次々と、いとも簡単に倒されていく様は、なんだか不思議な光景だった。
ついさっきまで人の形をしていたものが、あっという間に崩れ落ちる。
また一つ、また一つと、命を持たない、ただの動かぬモノになる。
まるで、手品か魔法のようだ。

…そうか、魔法か。
あれらはもともと、ただのモノだったんだ。
モノに魔法がかけられて、人間のフリをしていただけだったんだ。
だって、あいつらがオレにやったことは、まともな人間のすることじゃなかった。
オレから全てを奪おうとした、人でなしな奴ら。
相手のことを全く省みない、獣にも劣る、クズのような連中だった。
何だ、バカバカしい。
あいつら、ただのモノだったんじゃないか。
あいつらはもう、オレに何も出来ない。
モノだから。
モノのくせに、オレをどうこうしようなんて。
あんなモノに、このオレが慄いていたなんて。
フン、とんだお笑い種だ。

やがて視界にいる人間は、たった一人になった。

…ああ、あの男だけは、間違いなく人間だ。
オレの仲間で、オレのたった一人の好きな人で、オレのことを愛してくれた人だ。
でも、あの腕輪が。
あいつがくれた愛の証が。
どこにいったんだろう?
探さなきゃ…。
835ファリスとある腕輪の物語 45:04/10/24 20:37:52 ID:eIukE90I
「…バッツ、バッツ!」
後ろに控えていたレナに名前を呼ばれて、バッツはようやく正気に戻った。
辺りには、自分が殺した者達の死体が、無数に転がっていた。
ここは、まさに死者の谷だった。
「バッツ…お姉様が…お姉様が…!」
レナが悲鳴に近い声で泣き縋る。
バッツは、自分が今ここにいる理由を思い出した。

自分は、こいつらを殺すためにここに来たのではない。
ファリスを助けるために来たのだ。
それなのに。

震える足取りでゆっくりと近づく。
目の前で、ファリスが余りにも変わり果てた姿で横たわっている。
改めて突きつけられた現実に、バッツは打ちのめされた。
見るのが辛い。話しかけるのが怖い。
でもその苦しみは、ファリスを助けられなかった自分が受けるべき、当然の罰だ。
それに、今目を背ける事は、ファリスに対する最大の侮辱であり、冒涜だった。
836ファリスとある腕輪の物語 46:04/10/24 20:38:20 ID:eIukE90I
「ファリス…」
ファリスの細い身体にマントをかけ、そっと抱き起こす。
「…バッ…ツ」
「ファリス、ファリス…俺が…俺のせいで…」

「…ごめん」
「ファリス?」
「ごめん…ごめんバッツ…」

何故だ、何故ファリスが謝らなくちゃならない!?

「ファリス!違う、お前が謝ることなんてない!俺が…」
「腕輪が…」
「えっ?」
「あいつらに捨てられて…」

自分が送った、あの腕輪。
ファリスがこんな事になる原因になった、あの腕輪。
それを、ファリスはまだ…。

「探さなきゃ…」
「もういい!もういいんだファリス…!」
「宝物にするって…決めた…のに…」
そこまで言うとファリスはバッツの胸に崩れ落ち、気を失った。
「ファリス、ファリス!」
ファリスの頬を、一筋の涙が伝い落ちた。
837738:04/10/24 20:39:14 ID:eIukE90I
前編終了です。
下手糞な文章に長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
後編も書いていますが、ラブ会話って難しい…。
次は甘甘で、もっとエロを増やしたいです。
幸せで、元気なファリスを書きたいです。
頑張ってみますので、よろしければまたUPさせて下さい。
では。

>>817さん、考えることは同じでしたw
838名無しさん@ピンキー:04/10/24 21:29:47 ID:zlR53rVK
キターーーーーー(゚∀゚)ーーーーーー
ええい!GJ!前半の憂さを見事に晴らしてくれた!
もう好きだ!大好きだ!


とひたすら盛り上がってみたんだが…
プロローグどうしよう?
さすがにこの神展開の後に持ってくるのは憚られる…
839名無しさん@ピンキー:04/10/24 22:14:24 ID:RA/ZDZia
>>837
ああ、グッジョブだ同志よ。
しかしこの心の痛みは何だ!?
この痛みが消えぬのなら>>837の為にこの身捧げよう。

ナカスゼ>(´∀` ´д`)<ハァハァ
      ↑漏れ
840名無しさん@ピンキー:04/10/24 23:40:18 ID:pOGOSbYv
・゜・(ノД`)・゜・すばらしい
841名無しさん@ピンキー:04/10/24 23:48:10 ID:uE3BPrcd
GJGJ!!
しかし大切な処女を奪われてしまったのが不憫でならん(⊃Д`)ファリタン…
後半はバッツとラブラブで幸せな展開を望みます。

>>838
気にしないで投下しる。いや、して下さい。お願いしますorz
842名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:20:32 ID:DT9TCzfM
俺の正直な感想
バッツこえぇぇぇ!!!Σ(゚Д゚;
クルルもこえぇぇぇ!!!Σ(゚Д゚;

でもなんかザマミロ&スカッとサワヤカ
GJ!>>バッツ、クルル&837
843名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:56:30 ID:1Zt7de30
>>738氏乙です。


どうか…みんなのファリタソを幸せにしてやってください…。・゚・(ノД`)・゚・。
844838:04/10/25 01:46:43 ID:Cb1JIW7j
んじゃコソーリと投下
845プロローグ:04/10/25 01:56:47 ID:Cb1JIW7j
「なぁ、ファリス、駄目かな?」
「…………………」
今日も今日とてバッツはファリスに付き纏っていた。
「最近は結構平和だし、こんな時じゃないとろくに暇もないだろ?」
最近ではよく見られる光景である。つまるところバッツはファリスにデートの誘いをしているのだった。
ただ結果だけが実を結ばないだけで。
「町の中を一緒に見て回るだけでもいいんだ。ファリスと一緒ならきっと楽しいと思うし」
「…………………」
毎回ファリスはこんな感じである。いくらバッツにデートに誘われても決して反応を見せようとしない。
こんな態度をとられ続けてもなおめげないバッツも相当なものだと言える。
846名無しさん@ピンキー:04/10/25 02:09:50 ID:B8zbtSp0
もう一人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
847プロローグ:04/10/25 02:10:08 ID:Cb1JIW7j
実は最初にバッツがファリスをデートに誘ったとき、ファリスは気が動転してしまい上手く返事を返せなかったのだ。
普通ならそれで済んでしまうだけの話なのだが、この場合ファリスの素直ではない性格が災いしたようで未だにこんな関係が続いていた。
(…何やってるんだオレは。何で素直に、うんって言えないんだ。くそっ)
と自己嫌悪に陥り更に機嫌が悪くなり、自然に歩く速度も速くなってゆく。どう見てもしつこいバッツに苛ついている様にしか見えないだろう。
普段ならこのままファリスが歩き去って、惨めなバッツが取り残される、となるのだが今回は少し違った。
「待ってくれよ!ファリス!」
バッツが強引にファリスの腕を掴みその歩みを止めさせた。
848プロローグ:04/10/25 02:20:11 ID:Cb1JIW7j
「……ッ!何だよ…」
ファリスの押し殺すような声にも今回のバッツは怯まなかった。バッツ自身いい加減不安になっていたようだ。
「何でいつも逃げるんだよ!俺が嫌いなら嫌いって言ってくれ!もう二度と付き纏わないから!」
二度と付き纏わないという言葉にとてつもない恐怖を感じる反面、ファリスの中には言いようのない怒りが沸き上がってきていた。
(嫌い…?嫌いだって?オレの気も知らないで…)
自分の気持ちに気づいてくれないバッツに対する怒りと、そんな理不尽な怒りを抱いてしまう自分勝手な自身に対する怒りが混ぜこぜになってファリスはもう上手く物を考えられなくなってきた。
849プロローグ:04/10/25 02:34:36 ID:Cb1JIW7j
(くそっ、くそっ!オレだって本当はお前の事を……!)
好きだ、と言ってしまいたくなる。しかし、今までダンマリしてきた手前、ここであっさりと頷くのはとても面白くない。こんな状況に陥ってまでまだそんなことを考える自分をぶん殴りたくなってくる。
しかしこんな事を考えている間にもバッツは捨てられる寸前の子犬のような目で自分の答えを待っている。
いろんな感情が混ざり合い、ついに、お前なんか、と言ってしまいそうになったその瞬間、ファリスの頭に悪魔的な考えが閃いた。
(…そうだ、これなら…!)
ファリスはいやにスッキリとした顔でバッツのほうに振り向く。その表情を見たバッツの顔がどんどん不安に染まってゆくのを見てファリスは言いようのない興奮した気持ちを覚えていた。

850プロローグ:04/10/25 02:49:11 ID:Cb1JIW7j
「…いいぜ…」
「………えっ………ファリス今なんて…」
「いいって言ったんだよ。確か街を一緒に見て回るんだったよな」
それを聞いた途端バッツの顔が全体で喜びを表現しているかのように変化する。
「や、やったーーーー!ありがとう、ファリス!」
次の休みは楽しみだなぁ、と浮かれながらその場でくるくる回るバッツを見ながらファリスは次の言葉を言い放った。
「た・だ・し、条件がある」
その一言にバッツは回転するのを止めファリスのほうへ向き直る。
「えっ……条件って…もしかして、俺と付き合うのはこのデートだけとか……?」
みるみるバッツの表情が萎んでゆき、終いには泣きそうな表情になってしまう。全身で縋るようなオーラを発するバッツにファリスは更に満足感を高めてゆく。
ゾクゾクとした感覚が背筋を突き抜ける。
851プロローグ:04/10/25 02:51:36 ID:Cb1JIW7j
(ああ……この感じ………)
今にも泣き出しそうなバッツに向かいファリスはその言葉を呟いた。
「それはな………





続く
852名無しさん@ピンキー:04/10/25 02:58:16 ID:Cb1JIW7j
というわけでプロローグは終了。
最後間違えて変なところで区切ってしまった。これは携帯から書き込んだんだがスゲー面倒くさい。多分もうしない。
ここまで読んでくれたら分かると思うけど、この話はファリス攻めになりそう。最初は普通のファリス攻めの話にしようと思ったんだが無理だったから少しバッツを受けっぽくした。
続きはまだ書いてるんで待っててほしい
853名無しさん@ピンキー:04/10/25 17:11:35 ID:15lqJN9L

GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGG
JJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ
854名無しさん@ピンキー:04/10/25 20:17:23 ID:UIzFQ3ZZ
激しく期待
GJ
855名無しさん@ピンキー:04/10/25 20:35:37 ID:LbX9KeB5
バッシの放つ鬼神がごとき闘気が
オーラとなってしかも神の竜のようになり(>>833


ファリスに泣きそうになりながら縋るところ(>>850)を想像してしまった。
856852:04/10/26 21:35:17 ID:BlPvQZwQ
まだまだエロパートには遠いんだが少し意見が聞きたい
エロパートは

1.この流れからいくと当然ファリス攻めだろ
2.やっぱり床勝負になったら俄然バッツ攻めだと思う
3.もういっそ二人共受けで

どれがいいと思う?
857名無しさん@ピンキー:04/10/26 21:59:09 ID:Av8dOaLo
バッツを手玉にとろうとして逆に取られてしまうほうが萌えます。
余裕こいてる割に経験少ないファリスたん(*´Д`)ハァハァ
続き頑張って下さい。楽しみにしてます。
858名無しさん@ピンキー:04/10/26 22:14:09 ID:0kybqD8N
3v
859名無しさん@ピンキー:04/10/26 23:15:12 ID:vtF0uAc3
しばらく見てなかったうちに
神キテタ―――(゚∀゚)―――!!ヤッタ―――(゚∀゚)―――!!キタ―――(゚∀゚)―――!!
あああああああああああああああこの感動をどれだけ待ったことか……
それに触発されたのか更なる職人まで………(;´Д`)ハァハァ
盛り上がってまいりましたね。昔のようにイラスト投下神も復活してくれるといいなー
860名無しさん@ピンキー:04/10/26 23:29:04 ID:vJRElXEq
>>856
個人的に基本は2
861ファリス de 足コキ1:04/10/27 11:00:20 ID:jRyUY9T0
「はあ? 何だコレ?」
 深夜の宿屋。ファリスが泊まっている部屋に、ファリスの間の抜けた声が木霊した。
 ファリスの手元には、メモ用紙が握られている。
 そのメモの内容に驚いたように、ファリスの目が点になっていた。

 その少し前の出来事──
 ファリスはバッツと賭けをしていた。
 チョコボに乗り、決まった距離を速く走ったものが勝ちと云う、
単純なものだったが、負けた方が勝った方の云う事を、何でも聞く罰ゲームが付いていた。
 既にバッツとは恋人同士、肉体関係もある為、負けると何を命令されるか判らないファリスは、
真剣に賭けに挑んで、結果負けたのだ。
 そして夜になり、バッツが事前に書いてあった、罰が書かれてあるメモを開いたのだ。
 どんな嫌らしい、淫らな罰が書かれているかと、期待、もとい不安になりながら罰の内容を読んだのだが、
それが余りにも以外だったから、驚いてしまったのだった。
「踊り子で──足コキ。ぷはははは。バッツ、お前こんな趣味があったのか?」
 ファリスはお腹を抑えて、ベッドの上で転がりまわる。
「悪いかよ。ちょっと、ファリスの綺麗な足で、されたらって思っただけだ」
 バッツは照れを隠すように、憮然とした態度でファリスを見る。
「ごめん、ごめん。まあ約束だからな、してやるよ」
 普段はバッツに好きなようにされている為、偶にはこんなのも良いかとファリスは思った。
862:04/10/27 11:02:38 ID:jRyUY9T0
「これでいいのか?」
 ファリスは踊り子用のドレスを着て、バッツの前でクルリと回る。
 膝上にまで短くしたスカートが、その拍子にフワッと浮いて、美脚が太股まで見える。
 バッツはゴクリと唾を飲んでから、ベッドに仰向けに寝転がる。
「じゃあ、頼むよ」
 ファリスは赤い靴を脱ぐと、ベッドに上がりバッツのズボンに手をかける。
 腰ゴムに指を掛けて、下着と共に膝元まで一気に引き摺り下ろす。
 その瞬間、既に勃起していたバッツのモノが跳ねるようにして、バッツの臍に当ってしまった。
「うあ……もう、こんなにしてる」
 ファリスは恥ずかしそうに、バッツの怒張を見つめ、呟いた。
 いつもなら憎たらしい程に落ち着いているバッツが、今日は期待だけで肉棒を硬くしている。
それが、ファリスを倒錯した雰囲気に包む。
「じゃあやるから、痛かったら言えよ」
 立ち上がると、踵をバッツの股の間に置いて、ゆっくりと爪先を下ろしていく。
 親指が太幹に触れた途端、肉棒がビクンと脈打って跳ねる。
 踵を上げて、少しだけ力を入れると、亀頭を親指と人差し指で押し、バッツのお腹に擦りつける。
863:04/10/27 11:07:29 ID:jRyUY9T0
「くうっ! いいよ、気持ちいい」
 バッツの言葉を証明するように、鈴口から先走りが漏れ始め、ファリスの指を汚していく。
 グニグニとバッツの肉棒を踏みつけていく内に、ファリスもまた気分が高揚していく。
 自分は責めているだけなのに、自然と息が荒く、熱くなっていた。
「オレに踏まれて、感じるなんて……変態」
 言葉に出した途端、ファリスはゾクゾクッと体に快感が走ってしまう。
 シュッシュッ、ヌチュ、ヌチュう。バッツが感じる顔を眺めながら、
ファリスは足の指をヌルヌルにして責める。
 親指でグリグリと裏筋を押しつぶすと、バッツが苦しそうに呻き声を出し、ビュクッと先走りが飛ぶ。
「ほらほらっ、これが良いんだろ?」
 バッツの喘ぐ顔をもっと見たくて、ファリスは夢中で踏み、擦りつける。
 ファリスが視線を足元に戻すと、怒張は今にも破裂しそうに血管が浮き出て苦しそうだった。
 爪を立てて、雁裏をカリッと掻いた途端、
「で、出る!」
 バッツの呻き声と共に、限界を超えた肉棒が暴れ、白濁液を撒き散らした。
 ビュクビュクと射精された精液は、ファリスの太股から、爪先にも降り注ぎ、汚していく。
 射精が終わって、「はぁ、はぁ」と荒い息を出しているバッツに、
「こんなに汚して……おしおきが必要だな」
 そう云うと、ファリスはもう片方の足で、バッツを虐めていくのであった。
864名無しさん@ピンキー:04/10/27 19:58:47 ID:GoUV2r1v
しばらく見てなかったら神がたくさん光臨してた!!
これからは毎日覗くよハァハァ
865ファリスたんを犯し隊:04/10/28 18:41:52 ID:zZAySU6I
                  ∩
                  ( ⌒)      ∩_ _ グッジョブ!!
                 /,. ノ      i .,,E)
             / /"      / /"
  _n  グッジョブ!!   / / _、_   ,/ ノ'
 ( l     _、 _   / / ,_ノ` )/ / _、_    グッジョブ!!
  \ \ ( <_,` )(       / ( ,_ノ` )     n
   ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ      |  ̄     \    ( E)
     /    /   \    ヽ フ    / ヽ ヽ_//
866名無しさん@ピンキー:04/10/28 23:58:20 ID:LRIMybax
陵辱シーンで抜いた俺も仲間に入れてくれ
867名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:21:56 ID:xQPpXCkE
保守
868名無しさん@ピンキー:04/10/31 08:33:46 ID:1QzvefuJ
「はぁ…ん…」
彼がゆっくりと腰を沈めていく。
1ヶ月前に味わった痛みは感じないがそれでも圧迫感で息が詰まりそうだ。
「ファリス…痛みは無い?」
少しだけ苦しそうで、それでいて嬉しそうな表情で気遣いをしてくれる彼の気遣いが嬉しかった。
「大丈夫…。」


↑1回目はすっごい痛かったけど、2回目からだんだん(;´Д`)
みたいな小説キボン!

駄目だ。初めて書いてみたけどなんか上手くいかないよ。
中途半端なもん投下してすいません。

神期待保守。
869名無しさん@ピンキー:04/10/31 19:02:22 ID:MMsErT6Q
>868
 書 か な い か ?
870868:04/10/31 23:34:26 ID:1QzvefuJ
>869
や、やってみようかな…。
871名無しさん@ピンキー:04/10/31 23:36:49 ID:7T7IhdZm
ここは読んで反応してくれる人がいる。
それだけでもやりがいがあるってモンだよ。
872名無しさん@ピンキー:04/11/01 00:54:38 ID:LPUOU2jj
>>868
たった6行だが萌えた(;´Д`)ハァハァ
書いて下さい、おながいします
873名無しさん@ピンキー:04/11/01 02:35:28 ID:DY80tuUT
ウホッ
いいスッドレ…!
874名無しさん@ピンキー:04/11/02 21:31:17 ID:AV3nd4+1
ベヒーモスにやられるSSがあったと思うんだがどっかに保管されてなかったか?
875名無しさん@ピンキー:04/11/03 02:12:04 ID:UfpKqkyE
>>874
それ作者さんが勝手に転載されるの
いやがってるからうぷはやめといた方がいいよ
876名無しさん@ピンキー:04/11/03 02:35:38 ID:yv08zXEJ
ここ最高!!まじ最高!!バツファリさいこうぅぅぅぅ!!!
神様たくさんでめっちゃ良スレ・・・・

そして触発されて書きたくなるw
877名無しさん@ピンキー:04/11/06 00:08:26 ID:qQSYivxL
期待あげ
878名無しさん@ピンキー:04/11/07 14:05:42 ID:dZIROljB
ベビーモスにはイラストもあったよな。最高にヌけたよ。
879名無しさん@ピンキー:04/11/08 18:46:02 ID:bKxyOCG9
萌えスレの神様、投下はまだですか?
880名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:12:58 ID:NqLLn48/
書いてみたよ。感想くれると嬉しい。ちと長いかも。スマソ。


(1)最後の夜だから
次元のはざまにコテージを営んで、三日が経とうとしていた。幾多の戦いでこれ以上にないほど研ぎ澄まされた戦闘センスを持つ四人が、すぐそこに巨大な黒いパワーが渦巻き、彼等を待ち構えていることに気付かぬはずはなかった。
一刻も早くガラフたちの仇を討ちたかった。しかし、ギルガメッシュの死が皆の心を乱していたのだ。「ここにコテージを張って、しばらく準備を整えよう。万全の態勢になったら、・・・決戦だ。」
パーティのリーダーであるバッツがそう言うと、ファリス、レナ、クルルは無言で頷いたのだった。
夜、バッツは一人コテージの外に出て空を見つめていた。結界から出なければ、モンスターに出くわす心配も無い。それどころlもうこの辺りのモンスターと一人で戦っても十分勝てるほどに、バッツの剣は熟達していた。
「女の子三人だもんな・・・なんとか守らなきゃな」
独り言をつぶやきながら、バッツは思考をめぐらせていた。
ふと背後に気配を感じて、バッツは振り返った。そこにはファリスがいた。
「あのさバッツ」
「ファリス、いたんだ」
「いつ出発する?そろそろか?」ファリスはバッツの隣に腰掛けた。
「うん。考えてた。あまり長く休憩しても、士気が落ちる」
「同じことを考えていた」
「・・・なんだか、前にもこんなことがあったような気がする。運河の時だっけ。リックスの時だっけ。まあいいや。ちょうどファリスと二人で話がしたかったんだ。
ギルガメッシュのことで、ファリスは特にショックだったみたいだから。ファリスの気持ちが落ち着いてからじゃないと、決戦には挑めないよ」
「う、うん、まあ、ショックだ。でも、それは」ファリスは少しうろたえたようだった。

881名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:14:47 ID:NqLLn48/
(2)
「ファリス、また泣いてたんでしょ?」
「えっ」
「顔が赤いもん。あれから元気が無いみたいだ。だから」
「いや、違う、違うんだよ。あのな、もう平気だから。気にするな。もう戦えるぞ。それよりバッツはどうなんだ?」
「俺か?俺は・・・もう、感覚がないんだ・・・」
「え?」バッツの声はどこか頼りなげに聞こえた。
「リックスの村が無に飲み込まれた時から・・・俺、ちょっと壊れちゃったみたいなんだ。」
「バッツ・・・」
「だから、ギルガメッシュのことも、なんだか幻を見ていただけのような気がして、よくわからない。人の死に、慣れてしまったみたいだ。」
「バッツ」
「ん?」
「死に慣れてしまった人間は、簡単に死ぬんだよ。もっと生に執着してくれ。そんなんじゃエクスデスを倒すことはできない。わたしは今生きていて、お前のそばにいるんだからな!」
ファリスは立ち上がると、急いでコテージの中へ走り去ってしまった。
「おい、ファリス!?・・・あいつ、今、『わたし』って言ったな。」
ファリスは毛布にくるまって、自分の胸の鼓動を聞いていた。
今日こそバッツに思いを伝えようと思っていたのに、できなかった。ギルガメッシュに最後に言われた言葉が胸に響いていた。恋でもして、ちったあ女らしくなりやがれ。よし、やってやろうじゃねえかあの野郎め。
俺、いや、私だって、好きな人がいるんだ。決戦はすぐそこだ。もしかしたら、バッツも自分も死んでしまうかもしれない。
長い間抱えてきたこの気持ちが、伝わることなく終わってしまう前に、おもいきりバッツにぶつけたい。でも、できない。
ファリスは自分の勇気のなさに呆れて、少し泣いて、いつの間にか寝てしまった。
 夜が明けた。とはいえ次元のはざまは薄暗い。バッツはコテージの広間に皆を集めた。
「もう準備はいいと思う。決戦は、明日だ!」
緊張した面持ちで三人はうなづいた。
882名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:17:36 ID:NqLLn48/
(3)
エクスデスを倒すことだけ考えるんだ。あと、倒したあとでみんなに飯をおごってもらうこととか、チョコボで野原を走り回ることとか
。不安が少しでもあると戦いの邪魔になるから」
バッツはファリスをちらりとみて笑った。唇がすこしうごいて、(ありがとう)の動きをした。ファリスも微笑み返した。
夜が来た。皆、明日を思い緊張していた。言葉をかわすものはなく、無言でお互いの集中を高めあっていた。
レナとクルルは早目に就寝の支度をはじめた。
バッツがふらりとコテージの外へ出たので、ファリスは後を追った。言うなら、今しかない。
昨日と同じ場所に腰かけていたバッツは、ラグナロクをじっと見つめていた。思い詰めたようなその横顔に、ファリスはついため息を漏らした。
バッツが振り返った。ファリスをちらりと見てから、視線を光る切っ先に戻した。
「バッツ。少しだけ話を聞いてくれ」
「ファリス。来ると思ってた」
ファリスには何のことだかわからない。
「こんな時に、変なことを言い出して、お、、、私は、自分勝手かもしれない。でも、今言っておきたいんだ。」
「ファリス、こっちにきて言ってごらん」
バッツが自分の隣を示す。ファリスは心臓の音を聞かれたくなかったので、隣に座るのは少し怖かったけれど、言う通りにした。
「バッツが好きだ」
言ったそばからファリスはダッシュで逃げようとした。するとバッツがファリスの腕を掴んで、捕まえた。
「俺もだ」
バッツはファリスを抱きしめた。
ファリスはぽろぽろ涙をこぼしながら言った。
「あの、あ、あたし、もうバッツに言えなくなるんじゃないかって」
「わかってる。いいよ、何も言わなくて」
「ごめん」
「謝らないでいい。エクスデスを倒したら、二人で旅をしよう」
「うん」
883名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:19:47 ID:NqLLn48/
(4)
バッツはファリスの額にそっとキスをした。するとファリスは目をつぶり、顔を上げた。二人の唇が重なった。
(キスってこんなに気持ちいいんだ・・・)ファリスは何度もバッツのくちづけを求めた。ファリスの手は愛しい人の髪や背を這うように撫でた。
バッツもそれに応えていたが、一瞬、バッツの吐息が荒くなったとか思うと、ファリスの体はバッツから引き離された。
「ファリス。今日はもう眠ろう。明日は大事な日だ。おれたちにとってだけじゃない、世界にとって」
ファリスは濡れた目でバッツを見続けることしかできなかった。初めての刺激に?は紅潮し、すっかりできあがってしまっていた。
「ほら、ファリス。精神統一しないと。立って。」
「あ・・・う・・・」
ファリスは少しうつむいて、かすかに震えているようだった。腰が抜けてしまったようにも見える。
(こりゃまずい)
バッツはファリスを抱き上げて、コテージに戻そうとした。「もう寝るぞ」
ファリスがか細い声で言う。「抱いて」
「だめだ」バッツは厳しく言い放つ。
「お願いバッツ。私じゃだめなのか?」
「そんなわけはない。エクスデスを倒した後の、楽しみにとっておく」
ファリスの目からまた涙が溢れた。
「だめだよ、おれ、バッツがしてくれないと、だって、もう最後かもしれないんだから」
「弱気になるな。そんなことにはさせない。それに、おれ、じゃなくて私、だろファリス。俺だって必死で我慢してるんだから」
「うん・・・でも・・・」ファリスの体は震え続けていた。

(ファリス、どうしようもなくなってる・・・)
「仕方ない」バッツはコテージに入り、女性三人の部屋と板一枚で区切られた小さなバッツの部屋で、毛布の上にファリスを横たえると、その耳元でささやいた。
「レナとクルルは寝てるから。絶対に、声を出しちゃだめだよ。ちょっとするだけだ、一回だけで終わり。約束できる?」ファリスはうなずいた。

884名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:21:09 ID:NqLLn48/
(5)
ファリスの額、唇、首筋にキスが浴びせられる。
「ふうっ・・・」ファリスは危うく息を漏らしそうになる。わずかな明かりの中で、二人は服を脱ぐ。
バッツがそこに手をあててみると、すでにびしょびしょに濡れていた。ファリスはぴくっと反応して、身をよじらせる。小さな突起をバッツの指先でつままれると、ファリスの敏感な体はひどく反応した。
「ひんっ!はあ・・・っ」「だめ、声を出したら」
バッツは揺れる乳房に触らずにはいられなくなった。やや大きめで、吸い付くような肌の二つの肉の間に、バッツはつい顔を埋めた。手からすこし溢れる両方の乳房をきつく揉むと、ファリスの息が上がってきた。
バッツは夢中になり、いつまでも乳房をこねくりまわした。「ん、ん、ん、ん・・・」ファリスは少しつらくなってきたようだった。乳房のわりに小さな乳首を指先でつまむと、ファリスはああっと声を上げた。
「しっ、ファリス静かに」「でも・・・」
「・・・そうだ。ちょっと我慢してくれ」バッツは自分が着ていた長袖のシャツをの胴体の部分を丸めてファリスの口に突っ込んだ。
「うんっ!んんんんん・・・」さらに袖の部分をファリスの頭にきつく結びつけた。
ファリスは息がしにくいのと大好きなバッツの匂いとで、甘い息苦しさに意識が遠のくようだった。

感情にまかせて自分からバッツに体を投げ出したファリスだが、足を大きく開かれて秘部を晒されると、恥ずかしくて気も狂わんばかりだ。つい足に力が入り、バッツに抵抗した。
「ファリスのここ、可愛いよ」見透かしたようにバッツが囁く。
「ん、んん・・・」見ないで、とファリスは首を振る。
「こんなにいやらしく汁を垂らして、可愛い」
中指が突き立った。発情したファリスの体はそこだけヒクヒクと脈打ち、物欲しそうに指にきつくからみついた。
ファリスはむぐむぐと呻きをあげながら、なめらかな背を反らせる。
885名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:22:41 ID:NqLLn48/
(6)
引き締まった背中に、うすくやわらかい肉がついた腰。
腰骨のあたりを両手で力を込めて押さえつけると、バッツの指はふんわりとした肌に少しだけ沈んだ。
綺麗だ、とバッツは思う。
ずっとずっと、この体を触りたかった。この体を自分のものにして、めちゃくちゃにしてやりたいという衝動に幾度駆られたことだろう。
バッツは自分の異様に熱くなった一部を見た。自分でも驚くほど大きく固く、はちきれそうになっている。
頭からはねっとりとした粘液が一滴こぼれて、ファリスの震える大腿に落ちた。
「いくよ、ファリス」
先端を押し当てると、入り口は濡れながらも固く閉じ、緊張を解く気配は無い。
「ファリス、力を抜いて。ゆっくり息をするんだ。リラックスして」
バッツがファリスの額と胸にキスをすると、ファリスは大きな切れ長の瞳を潤ませて、乞うような目を向けた。
くちゅ。
先端がピンク色のひだに飲まれた。中は少し熱く、ぐっしょりと濡れて柔らかい。
「んん、んんん・・・」痛いのか、気持ちいいのか、両方か、ファリスはうめく。
くちゅ、くちゅ、くちゅ、、、
次第に自分の中に埋まっていく大きな肉の固まりを、ファリスは足の間から見ていた。こんなに大きなものが自分の中に入ってしまうことが不思議でならなかった。
くちゅちゅ、ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、、、
「んん!!んんんん!!」
ファリスは身悶えながらも、汁を垂らし続けた。とうとう最後まで入ってしまった。
ねっとりとからむように締め付ける粘膜に、バッツは思わずすぐに放ってしまいたくなるのを抑えるために、しばらくそのままでいた。体中をヒクヒクさせながら、ファリスは熱くて固いものに感じ入っていた。
「ファリス、気持ちいい?」
886名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:23:57 ID:NqLLn48/
(7)
目に涙を貯めながら、ファリスは何度もうなづいた。そのうちファリスはたまらなくなったのか、身をうねらせて、バッツの体にしがみつきながら、わずかに腰を動かしはじめた。
「ファリス・・・お前・・・」バッツはファリスの耳を舐めながらささやく。
「この、淫乱」バッツはいきなりギリギリまで引き抜いてから、一気に一突きした。ファリスはのたうちまわる。
「こうして欲しいのか。処女だったんだろ?でもすごく敏感だな。俺にこうしてもらうことを考えながら、いつも一人でしてたのか?」
ファリスは顔を真っ赤にして、わずかに頷いた。
「わかった。今、ファリスの欲しいものをあげるから。全部、奥の方に出してあげる」
バッツは物音を立てないように細心の注意を払いながら、できるだけ早く、激しくファリスを突き立てた。
突けば突くほどファリスはきつく締めあげてくる。欲しくて欲しくて仕方ないと、ファリスのそこは語っていた。
ファリスは息も荒く、苦しいほど切ない声を、詰め物をされた口の中でくぐもらせている。
何度も何度も打ち付けられ、やがてファリスは自分の体がただの穴のように感じられてきた。
だんだん何かが込み上げてきてファリスの体を支配した。
(いく・・・いっちゃう・・・一人でしてた時とぜんぜんちがう・・・熱い・・・いっちゃうよおおおっ)
ファリスが絶頂を迎えて体中をびくんびくん跳ね上げても、バッツはかまわず打ち続けた。
(いや。バッツ。壊れちゃう・・・)
「ファリス、いくよ、中で出す」ファリスは朦朧としながら、頷いて応えた。
腰をしっかりと抑え込み、一番奥まで突き刺した状態でバッツは果てた。ゆるくなった結合部から、二人のものが混じった液体がぬるぬると流れてくる。
息も切れ切れになったファリスのくつわを取り、毛布を掛けて、バッツが言った。
「平気?今日はこのまま一緒に寝よう。明日の朝は早めに支度をして・・・おやすみ」

結局、翌日のエクスデスとネオエクスデスとの戦いは、あっというまの圧勝でした。
糸冬 了
887名無しさん@ピンキー :04/11/09 01:23:22 ID:Za+hoXXq
GJ!!
口に詰め物&バッツの体臭にクラクラするファリスっていいですねハァハァ…
888名無しさん@ピンキー:04/11/09 07:52:53 ID:xPLa+YBO
久々に純愛一本のものを読んだ気がする
GJ!

でも、視点が移動するところなんかは一行空白挟んでもらえたりすると読みやすいです、と思ったり思わなかったり
889名無しさん@ピンキー:04/11/09 08:03:10 ID:hHCz1JG3
「最後かもしれないだろ? だから、お前のこと全部欲しいんだ」
                                    BGM:ザナルカンドにて(FF10)
・・・なんつって。

ともあれGJ!
890名無しさん@ピンキー:04/11/09 10:05:02 ID:NqLLn48/
888>>
あ、そうだな。
初めて書いたんで勝手がわからんかった。
次書く時気をつける。
891ファリスたんと純愛し隊:04/11/09 11:12:48 ID:8PyTIdGy
                  ∩
                  ( ⌒)      ∩_ _ グッジョブ!!
                 /,. ノ      i .,,E)
             / /"      / /"
  _n  グッジョブ!!   / / _、_   ,/ ノ'
 ( l     _、 _   / / ,_ノ` )/ / _、_    グッジョブ!!
  \ \ ( <_,` )(       / ( ,_ノ` )     n
   ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ      |  ̄     \    ( E)
     /    /   \    ヽ フ    / ヽ ヽ_//


892名無しさん@ピンキー:04/11/12 03:43:39 ID:TXUn1mHb
中田市したからその後がたのしみだ…(;´Д`)'`ァ'`ァ
893名無しさん@ピンキー:04/11/12 22:00:45 ID:sKoBWZRD
よし! 俺が、孕みっ娘ファリスたんを書いてみる。

ごめん、嘘。
894名無しさん@ピンキー:04/11/13 01:00:36 ID:cKyPQ5C0
純愛の孕みは書いたことあるけど……
ハアハアするようなもんではないと思うぞ
895sage:04/11/13 17:21:35 ID:eY6oOTle
次、どんなの読みたい?作ります。
896名無しさん@ピンキー:04/11/13 17:22:59 ID:eY6oOTle
ああ、sage間違えた。恥。
897名無しさん@ピンキー:04/11/13 18:44:28 ID:HsrmHNxv
和姦がいいなぁ
898名無しさん@ピンキー:04/11/13 19:47:13 ID:zSuml+k1
俺はキチバのほうが好みだなあ。
届かない想いに耐え切れず、つい実力行使に出てしまうバッツ。
バッツのことを親友と思ってたのに裏切られるファリスタン(*´Д`)ハァハァ
ついでに処女で性知識にうといとさらに倍率ドン!!
899名無しさん@ピンキー:04/11/13 22:00:19 ID:kxiAdiRE
>処女で性知識にうとい

ここツボです禿しくツボです
900名無しさん@ピンキー:04/11/14 01:13:17 ID:oNmzyFgF
バツファリ。
ものすっごいバツファリ。
恥らいっぷりのものすごいバツファリ。
ただし、ファリスは秘書所。
今まで不本意でしかしたことなかったから、恋人になればソウイウモンだと思って股を開いてみたけど
何?今までの奴らとは全然違う気持ちよさ。
ナンダコレ恥ずかしいー気持ちイイーってやつ。

なんか解りづらいな・・・
901名無しさん@ピンキー:04/11/14 01:45:22 ID:o7HIzXS2
>>900
そんなん書いてたけどあまりの恥ずかしさに濡れ場いく前に挫折しました。
俺には無理ぽ。
キリ番げっと記念に自分で書け。
902名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:34:42 ID:NA+rGM7a
>>901
分かるぞ〜オイラも恥ずかしくてなぁ…
陵辱はスラスラ書けたのにラヴが全然進まねぇ…
ラヴコメなんて夢のまた夢よorz
903名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:41:17 ID:PdrIm0D1
>>902
では陵辱をキボンしようか
904名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:56:06 ID:jA430T7U
俺は獣姦をキbうわ何をするやめrくぁwctfygvhbjkml
905903:04/11/14 02:59:48 ID:PdrIm0D1
あ〜、俺も>>904に乗り換えうわ何をするやmwl;じゅvb9dc:@
906名無しさん@ピンキー:04/11/14 03:07:25 ID:FyOUc+db
>>902
ひょっとして>>738氏?後半期待して待ってますよー。
907名無しさん@ピンキー:04/11/15 00:28:24 ID:Mu8wX7hI
獣姦マダー??
908852:04/11/15 16:30:11 ID:9ouPwiEI
何時ぞやのプロローグの続きでつ。
どうもあのまま進めていたらぐだぐだになってしまったので大幅に書き直したら
今度は話の展開がすごく強引になってしまいました。
兎にも角にもこのまま強引に話を進めるのはどうかなぁ、と思うので皆さんの感想
で今後のことを決めようと思っています。
変な気を使わず本音で書いてください
909852:04/11/15 16:32:10 ID:9ouPwiEI
暫しの静寂。
「…………………………………」
「…………………………………」
歯を食いしばるように目を瞑って待っていたバッツだが、いくら待っても答えない事に不安を覚え薄く目を開ける。
少し開けられたまぶたの向こうにいるのは、まるで性質の悪い病気にでもかかったかのように顔を赤く染めるファリス。
そのあまりに尋常ではない様子に思わず声をかける。
「………ファリス?」
「え……ふぇ…!?」
するとファリスは突然バッツが目の前に現れたかのようにうろたえた。
「ファ…ファリス、その…出来るなら一気に言っちゃってくれないかな…」
「う……うん」
さっきの強気な様子が嘘のように弱気になったファリスはしどろもどろに話し始める。
「あの……そのだな…ええと……なんて言うか…」
未だ決心がつかないのかひたすらもごもごとしか言わないファリスにバッツも一気に毒気を抜かれる。
そして、ようやく決心がついたのかファリスは大きく息を吸い込んだ。
「バ…バッツ、お、オレと………………………………ジョブチェンジしてくれ!!!!!」
910852:04/11/15 16:32:51 ID:9ouPwiEI
「………へ?」
あれだけ引っ張った割には意外と簡単な要求に思わず拍子抜けする。
「そ、そんなんでいいのか?」
「あっ………ええと…できれば……衣装も交換してもらいたいんだ…………」
「ええっ!!」
突然の追加注文にさすがのバッツも仰天した。なぜなら今の二人のジョブはバッツがすっぴん、ファリスは数ある衣装の中でも特に色気に
特化した踊り子であるからだ。
「そっ、そんなぁ!それじゃあ俺は女装になっちゃうじゃないか!!」
バッツの至極当然の叫びにファリスが反論する。
「そうだよ!だって……ずるいじゃないか!バッツは今までノーマルな人生を送ってきたのかもしれないけどさ、オレは小さい頃からずっ
と男として育てられてきたんだぜ?それが今更女の格好をしてデッ、デートだなんて………」
一気に捲し立てるファリスの勢いに押されバッツは押し黙る。
「だからっ、オレが男でバッツが女になれば恥ずかしくないかなと思って………」
んな無茶苦茶な。
「い…今まで散々悩んでるかと思ったらそんなこと考えてたのか…………」
「しょうがないじゃないか。あの時は混乱してたし、弱気なバッツも正直可愛いかなって思えて…とにかくその時は最善だと思ったんだよ
!」
一気に喋ったため疲れたのか、ファリスはぜいぜいと荒い息を吐きながら呼吸を整える。
そしてまるでさっきとは立場が変わったかのように涙目で叫ぶ。
911852:04/11/15 16:33:26 ID:9ouPwiEI
「そもそも、バッツがオレみたいなのを好きになったから悪いんじゃないか!オレだって……オレだってっ…!」
「オレだって……………………………バッツとデートしたくないと思ってたわけじゃない……」
「でも…最初あんなことがあって、オレ、素直じゃないから…だからこんなことしか思い浮かばなくて……ううっ…」
思いの全てをぶちまけ、もはや流れる涙を拭おうともしないファリス。それを見ていたバッツは自分が拒否されていたわけではない安心と
、ファリスに対する愛おしさが溢れてきていた。
子供のようにしゃくるファリスをバッツはそっと抱擁する。そしてファリスが怯えないようそっと耳元に囁いた。
「ごめん、ファリス。俺、ファリスに拒否されたんじゃないかってずっと怖くて…ファリスの気持ちに気付いてやれなかった。」
ファリスは泣くのを止め、バッツの顔を正面から見る。
「ファリスはこの前まで、男じゃなきゃならなかったんだよな………そんなことも俺、分かってあげられなくて……」
「バ……バッツ………」
正面から見つめ合う。お互いの鼻と鼻がくっつきそうな位に間近で。
「女装なんて、正直一回だけにして欲しいけど…俺が誘ったんだし、ファリスの好きなように、思い出にしてあげたい。それでファリスが
満足してくれるなら俺はそれでいいよ」
「ほ…本当に?」
「ファリスに嘘はつかないよ」
「バッツ…………うううっ…」
胸に頭を押しつけ、再び泣き出すファリスの髪を優しく撫でるながら空を仰ぎ見る。何時の間にか時は過ぎ、夜になっていたようだ。
今夜の月は、本当に綺麗だ。
「今度の休みは………楽しみだなぁ………」
912名無しさん@ピンキー:04/11/16 01:30:18 ID:vTxf+NuA
バッツの女装……見たくねえ('A`)
913名無しさん@ピンキー:04/11/21 19:12:45 ID:ApUy7wSj
hoshu
914名無しさん@ピンキー:04/11/24 02:49:28 ID:Cg4bCAHd
続き町保守
915名無しさん@ピンキー:04/11/27 03:16:59 ID:w+ob22f3
あと一週間続きが来なければ上げてみようか…
916738:04/11/29 00:17:41 ID:wyV6ESHb
例のやつの後半が途中まで出来たので投下してみます。
全30レス中、エロは10レス分です。
甘々を目指したんですが、何だかクッサイ話になっちゃいました。
例によってエロまで長いです。すいません。
では行きます。
917ファリスとある腕輪の物語 47:04/11/29 00:18:47 ID:wyV6ESHb
タイクーンの大広間で、舞踏会が開かれている。

楽団が奏でる優雅な音楽に合わせ、色取り取りの鮮やかなドレスで着飾った女達と
それをエスコートする男達が踊っている。
今は亡き先王が贅沢を好まなかった事もあって、会場の装飾は余り豪華とは言えなかったが、
それでも国内外から招かれた多くの貴族や王族達で賑わう様は、とても華やかだ。

エクスデスを倒す旅を終えたファリスとレナがタイクーンに帰還して以来、
このような催しは頻繁に行われた。
表向きは世界に平和が戻った事を祝うという名目であったが、実は他にも理由があった。
先のタイクーン王が亡くなって以来、この国は国王不在の状態が続いている。
残された王女達は仲が良くまた共に賢く人望も高かったので、
内政に関しては特に問題は無かったが、
こと外交となるとやはり国王がいないというのは国の体面上余り宜しい事態ではない。
だが、父の喪に服す意味もあるのか、王女達はなかなか王位を継ごうとはしなかった。
特に長女、つまり第一の王位継承者であるファリスは、その話になるとすぐに逃げ出した。
おまけに政務を終えると一人自分の部屋に篭もりがちである。
これでは臣下が不安になる。
そこでその事に気を揉んだ大臣らが、この舞踏会を企画したのだ。
何かと塞ぎがちで元気の無いファリスの気晴らしになると考えたし、
他の国の王族や貴族と交流する事は王位継承者としての自覚を持つことにも繋がる。
ついでにその場で良き伴侶も見つけてもらえれば、世継ぎの問題も解決して万々歳である。
この話はたちまち社交界で噂となった。
お相手はあのタイクーン王の忘れ形見で、花婿募集中の美人姉妹。
また長い間行方不明だったというファリスの経歴も話題を呼んだ。
おかげで舞踏会は毎回大盛況である。
918ファリスとある腕輪の物語 48:04/11/29 00:19:27 ID:wyV6ESHb
そんな訳でファリスは今、舞踏用のきらびやかな衣装に身を包みこの場に参加している。
しかしダンスに参加する素振りすら見せず、
王座からただ一人つまらなそうに場内を眺めているだけである。
先程まで隣に座っていたはずのレナは、いつの間にか誰か若い青年と楽しそうに踊っていた。
さすがに小さい頃から城で暮らしてきただけあって、こういった場に慣れているのだろう。

――でもオレは…

ファリスも何度も踊りに誘われたが、全て断った。
一応ダンスの指導は受けたが、どうしても上手く踊れなかった。
ステップには自信があるのだが、あのゆっくりとしたテンポがどうにも性に合わないらしい。
これではとても誘いを受ける気にはなれない。
そもそも見知らぬ者と踊っても、何が楽しいのかさっぱり分からなかった。
そして何より、この場の雰囲気に馴染めない。
今は王女の身であっても、つい最近まで海賊だったのである。
妙にめかし込んでいる自分の姿もやっぱりどこか変だと思った。

一人座ったまま、はぁと溜息を吐く。
自分がこの場にいる事への違和感と、周りに溶け込めない孤独感。
賑やかな会場の中で、自分の周りだけ虚しい時が流れている様な気がした。
919ファリスとある腕輪の物語 49:04/11/29 00:20:02 ID:wyV6ESHb
やがてダンスの時間が終わると、
招待客の中でも特に身なりの良い若者らが次々とファリスの前に詰め掛けた。
彼らはファリスの前に跪き、それぞれに用意した貢物を恭しく差し出す。
豪華なドレス、王冠、そしてきらめく宝石達。
しかし、そのどれもファリスの気を引く事は無かった。
確かに海賊時代ならこの目も眩むようなお宝の山に興奮しただろう。
だがその時は仲間達とお宝を手に入れた喜びを分かち合う事が楽しかったのであって、
ファリス自身が財宝そのものに興味があった訳ではない。
今のファリスにはどれも無用の物だ。
それに贈り物にしても、こんな見も知らぬ連中から貰ったってちっとも嬉しくなどないのだ。

いらないと言ってもなおも言い寄ってくる男どもにうんざりし、退屈そうに視線を上げる。
多くの人々で賑わっている広間を眺めていると、ふとある人物に目が止まった。

――あれ?

その男は柱に寄りかかり、ずっとこちらを見ている。
それはファリスのよく知る男だ。
それまで曇りがちだったファリスの表情がパアッと明るくなる。

――なんだ、あいつ来てたんじゃないか。

彼は世界を救った英雄の一人であり、何より王女達の友人である。
いくら場違いとはいえ、彼がこの城を訪れる事自体に異議を唱える者はいないだろう。
彼はファリス達が城に戻って以来、何故か一度もファリス達の前に姿を見せた事はなかった。
このような催しの場はともかく、単なる私用でさえも来なかったのだ。
920ファリスとある腕輪の物語 50:04/11/29 00:20:43 ID:wyV6ESHb
その彼が今、やっと来てくれた。
ファリスは久しぶりに見る彼の姿に胸躍らせた。
だが同時に怪訝に思う。
――あいつは…
――どうしてこっちに来てくれないのだろう?

彼はこちらを見つめたまま動こうともしない。
そして寂しそうに笑うと、何か手にしていた物をポケットに仕舞い込んだ。
ファリスははっと気付く。
――違う、違うんだ。
――こんな奴らがくれる物なんてどうでもいいんだ。
――それでいい。それが欲しいんだ。お前から…

やがて彼はファリスに背を向け、ホールの外に歩き出した。
ファリスは席を立ち、彼を追いかける。
――待て、待ってくれ!

人ごみを掻き分けどうにか彼に近づこうとするが、二人の距離は一向に縮まらない。
必死に手を伸ばし叫んでみても、彼は決して振り向こうとしなかった。
――オレも、オレも一緒に…!

そして彼は部屋を出て行くと、夜の闇へと消えていった。
――オレも一緒に連れて行ってくれ!



――××ツ!
921ファリスとある腕輪の物語 51:04/11/29 00:21:23 ID:wyV6ESHb
ファリスははっと目を開いた。
覚醒は一瞬だった。
急に眠りから引き上げられた意識は、やけにはっきりしている。
薄暗い天井。
暖かいベッド。
ここは街の中にある、ファリス達が借りていた宿の部屋だった。
(…そうか、戻ってきたのか)
どれくらい眠っていたのだろう。
ふと自分の身体に目をやる。
シャツと下着だけを身に付け、ベッドに寝かせられている。
寝ていたせいか少し身体がだるかったが、特に異常はないようだった。
(夢を…見ていた)
細かい所までは思い出せないけれど、何だか寂しくて悲しい夢だった。
タイクーンの城の中に自分やレナ、大勢の知らない人達がいた。
(そしてあいつも)
ファリスは自分の腕を見た。
(やっぱり、貰えなかったな)
たとえ夢の中の話だったとしても、やはり悲しかった。
現実にも、やはりあの腕輪は身に着けていない。
そして、ふと気を失う前までの出来事を思い出した。
盗賊に捕まり、人質になった事。
薬を飲まされ、身体を作り変えられたあげく、男達に無理矢理犯された事。
投げ捨てられた腕輪。
助けに来てくれた仲間達。
凄惨な殺戮。
そして優しく抱き起こしてくれた…

ファリスは部屋を見渡した。
窓から月の光が差し込んでいる。
その淡い光の奥、部屋の隅の影に彼が座っていた。
「…バッツ?」
922ファリスとある腕輪の物語 52:04/11/29 00:22:08 ID:wyV6ESHb
「ファリス!」
声に気付いたバッツが駆け寄り、ファリスの顔を覗き込んだ。
「バッツ」
「良かった、気が付いたんだな!」
「ああ」
「身体は?どこか痛い所はないか?」
「大丈夫だよ、どこも悪くないみたいだ。…オレ、どれくらい寝てたんだ?」
「…四日だよ」
ファリスの様子に安堵したバッツは、これまでの経緯を話しだした。

あの後、ファリスに出来る限りの応急処置を施してから、バッツ達は急いで街へ戻った。
森を抜け街に着いたのは丸一日後の事だった。
人気の少ない夜更けを見計らって街に入り、門番と宿屋の主人に金を渡し堅く口止めした。
自分達の帰還をあの市長に知られまた騒がれでもしたら、堪ったものではなかったからだ。
宿に入ると、すぐさま自分達の部屋に篭った。
レナとクルルの看護は完璧だった。
ファリスの全身を隅々まで洗い、汚された体内まできれいに洗浄した。
回復魔法で傷を治療し、痣一つ残さず消してみせた。
白魔法の書から避妊に関する魔法を片っ端から徹底的に調べ上げ、何重にも施した。
念のために解毒の魔法も掛けた。
しかし二日経っても三日経っても、ファリスの意識は戻らなかった。
昼夜を通して必死で看病したが、ファリスは全く目覚めない。
レナとクルルは医者に診せようと言ったが、バッツは断固拒否した。
これ以上ファリスの哀れな姿を他人に見せる事が、バッツには耐えられなかった。
四日目になってバッツ達の焦りと疲労はピークに達した。
特にレナの狼狽ぶりは酷く、ファリスが一向に目を覚まさない事に錯乱し、
どこに隠し持っていたのか異国の禁呪の書まで引っ張り出して、
「自らの命を賭して相手を完全回復」
などという自己犠牲の極みとも言える怪しげな魔法まで行使しようとしたので、
これはさすがに二人で止めた。
923ファリスとある腕輪の物語 53:04/11/29 00:22:41 ID:wyV6ESHb
最後の部分はバッツが冗談ぽく話したので、ファリスは悪いと思いながらも少し笑った。
「…そうか。心配かけたな」
「もう二度と目覚めないんじゃないかと思ったよ」
バッツも一瞬笑った。
「レナとクルルは?」
「隣の部屋で寝てる。毎日お前に付きっきりで疲れてたから、先に寝かせたんだ」
二人には心身ともに相当な負担を強いてしまったのだろう。
久しぶりに見るような気がするバッツの顔も、心なしか少し痩せて見えた。
その顔がだんだんと暗くなっていく。
「二人は本当に一生懸命看病してくれたんだ。でも俺は…何も出来なかった。
ここでずっと側にいても、祈ることしか出来なかったんだ」
バッツの言葉から悔しさが滲み出ている。
「あの時だって、結局はファリスを救えなかった。駆けつけた時にはもう…」
バッツの脳裏にあの時の光景が浮かんだ。
嬲り者にされ、ぐったりと倒れていたファリスの姿。
「バッツ、もういいんだ。済んでしまった事は仕方ないさ。あの事はもう気にしてないよ。
それに、ああやってちゃんと助けに来てくれたじゃないか。今だって側にいてくれてる。
それだけでオレは十分救われてるよ」
今回自分の身に起きた事をファリス自身がきちんと整理出来ているかと言えば、それは嘘である。
しかし自分を気遣ってくれた仲間達の思いに比べれば、それは些細な事だとファリスは思った。
だがバッツは、尚も自分を責め続ける。
その理由はもうファリスにも分かっていた。
「でも俺は、絶対にファリスの側から離れちゃいけなかったんだ!
絶対にファリスを守らなきゃダメだったんだ!あの腕輪を送った時に…そう自分に誓ったのに」
「バッツ…」
「俺、お前が好きなんだよ」
924ファリスとある腕輪の物語 54:04/11/29 00:23:28 ID:wyV6ESHb
バッツはベットに座り直し語り始める。
長い間心の内に秘めてきた思いを打ち明ける、告白の時間だ。
「初めて会った頃は…正直ヘンな奴だと思ってた。
女なのに海賊の頭領なんかやってて…キレイな顔してるのに男のカッコなんかして…って。
でも一緒に旅を続けるうちに、だんだんファリスの事が気になるようになっていったんだ。
いつも気丈で明るくて、一緒にいるのが楽しかった。
戦いの時は強くて勇敢で機転も利いて、頼もしかった。男の俺から見てもかっこよくて憧れたよ」
彼の口から初めて聞く、自分への思い。
ファリスもまた彼と出会った頃からの思い出を振り返りながら、その感慨に浸る。

「そしてそれだけじゃなくて、時には恥ずかしがり屋でわがままで…でも純粋な心を持った、
可愛い女の子の部分も見せてくれた。普段隠してる素顔を、俺の前では見せてくれた。
それがたまらなく嬉しかった」
夜空に浮かぶ月を見ながら、バッツは告白を続ける。
月明りを浴びるその横顔にファリスは見惚れた。

「気付いたら、もう好きになってた。
切れ長な目も、生き生きとした瞳も、はにかんだり優しく微笑んだときの笑顔も、
風になびいてキラキラ光る長い髪も、みんな好きだった。
どんな時にも凛々しくて、気高くて、息を呑むほど綺麗で…
そんなファリスが、俺には女神にさえ見えた。
俺はすぐに恋に落ちた。もうどうしようもないくらいに惹かれてた」
それらが自分に向けられた言葉だという事が、ファリスは信じられなかった。
そして、それを語っているのがほかならぬバッツであるという事に、
恥ずかしさと共に言葉にならないほどの嬉しさを覚えた。
925ファリスとある腕輪の物語 55:04/11/29 00:24:02 ID:wyV6ESHb
「でも俺は、その感情を押し殺した。言葉や態度に出すことは出来なかった。
ファリスは一国の王女。俺は何の身分も無いただの旅人だ。
俺の思いは身分の差を越えた、許されないものだった。
もし、もしファリスが俺の思いを受け入れてくれたとしても…
そんな事になれば、タイクーンの国民やレナにも迷惑をかける。
そして結局はファリス自身に辛い思いをさせることになる。
ファリスの悲しむ顔は…見たくなかった。
だから俺は、もう忘れようと思ったんだ」
バッツは天井を仰ぎ見る。

「エクスデスを倒した後、みんなとはわざと距離を置いた。
みんなから離れてまた一人で旅でもしていれば、いつか忘れられる。そう思ったんだ。
でも俺は…どうしてもファリスを諦められなかった。
ファリスは今何をして、今何を考えているんだろう…毎日そんな事ばかり考えてた。
そんな自分を自覚した時には、もう遅かった。
俺はファリスのいない日常に耐えられなくなってたんだ」
その時のバッツの気持ちを思い、ファリスは切なくなる。
何故ならその当時、きっと自分もそうだったに違いないからだ。
退屈な城の中でいつもバッツの事を考えていた、あの頃の自分。

「今度の旅が始まってから、俺は毎日が幸せだった。
何にも縛られることもなくファリスと一緒にいられる日常がそこにはあった。
それだけで俺は十分だった。この時がずっと続けばと俺は願った」
(オレだって…そうだ)
ずっとバッツの傍にいたい。ファリスもそう思っていた。
二人の気持ちは同じだったのだ。
(でもオレは…)
926ファリスとある腕輪の物語 56:04/11/29 00:24:40 ID:wyV6ESHb
「でも最近ファリスが悩んでたことも知ってた。
ファリスは城のみんなの事を考えてた。いつか帰らなきゃって迷ってた。
それに、旅は最近目的を失いつつあった。
旅が終われば、ファリスが城に戻れば、今度こそもう二度と一緒にいられなくなる。
…俺は焦った。
だから今回の探検の話は、俺にはとても魅力的だったんだ。
俺たちの居場所がタイクーンに知れ渡ってしまうリスクを犯してでも、やる価値があった。
遺跡とか秘宝とかは、本当はどうでもよかったんだ。
ただファリスが旅の楽しさをまた思い出してくれれば…
そうすればこれからも旅を続ける気になってくれるかもしれない。
そう思ったからファリスを無理矢理にでも参加させたんだ…今考えれば、とんだ浅知恵だよね。
そしてあの腕輪。ファリスはもう…知ってるんだろう?」
ファリスはコクンと小さく頷いた。
バッツの瞳に薄暗い影が落ちるのが見えた。
それはファリスの知らない、バッツの心の闇の部分。

「男が愛する女にプロポーズの意味を込めて送る腕輪。
何の変哲もない装飾品でも、ただの古くからの慣習に過ぎなくても、
俺には二人の許されない関係を繋いでくれる魔法の腕輪に見えた。
また離れ離れになるなんて、もう俺には耐えられなかった。
だからあれを送った時に、俺は決心したんだ。
もう俺は逃げない。俺はファリスを諦めない。俺が一生を懸けて守り抜く。
だからもう二度と…俺の側から離さない!
ファリスの意思なんか関係ない!城に戻りたいと言っても返さない!嫌だと言っても許さない!
身分が何だ!王女の責任が何だ!レナやクルルや他のやつらの事なんか知ったことか!
ずっとずっといつまでもこの腕輪で、俺の気持ちで縛り続けてやるんだ!…ってね」
927ファリスとある腕輪の物語 57:04/11/29 00:25:20 ID:wyV6ESHb
バッツの自分に対する異常なまでの執着。
初めて見る彼の暗い欲望。
だがファリスはそれを嫌だとは思わなかった。
それはきっと、余りにも長すぎた心の葛藤が生んだ副産物に過ぎないからだ。
その本質にあるのは、途切れることのなかった自分への情熱と、身も世も無いほどの強い思い。
それがファリスには嬉しかった。
(でも、どうして…)
本来なら、感動的な愛の告白のシーンのはずなのに。
(どうして、こんな苦しそうな顔をしたバッツから聞かなきゃならないんだろう…)
独白を続けるバッツの表情は、苦渋に満ちている。
その原因は自分なのだと気付いて、ファリスは悲しくなった。

「探検が終わったら告白するつもりだった。なのにそれが…この有様だ。
浅はかだったんだ。バカだったんだ。
あの腕輪の意味がファリスには分からなくても、
地元の人間が見れば一発でバレるに決まってたんだ!
それなのに俺は…そのせいでファリスがあんなことに…!
俺の考え無しの行動が、身勝手で独りよがりな思いが、ファリスを傷つけたんだ!」
自分への怒りで押し潰されそうになっているバッツを見て、ファリスは急に不安になった。
バッツの苦しみは彼自身を蝕み、やがて彼から何かを奪おうとしている。
それはバッツにとっても、ファリスにとっても、大切な何か…。

「俺はファリスを守れなかった。絶対守るって誓ったのに…っ!」
バッツの手の中には、いつの間にか何かが握られていた。
ぎゅっと握り締め、震える拳を振り上げる。
その手に握られている物は…

「…こんなもの」

「こんなものを送る資格なんて、俺には最初からなかったんだ!」
928738:04/11/29 00:27:52 ID:wyV6ESHb
間がかなり開いてしまったので、さっぱり分からないですよね…。
重ね重ね申し訳ありません。
また明日。
929名無しさん@ピンキー:04/11/29 01:08:03 ID:56FVqF00
読み物としてもすごく面白いです
たのしみにしてます
930名無しさん@ピンキー:04/11/29 18:23:28 ID:cel7LIFP
キタキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!
続きもまってます
普通に話としても(・∀・)イイ!!
931名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:14:01 ID:2D46+pjX
正直萌えたよ
932ファリスとある腕輪の物語 58:04/11/30 00:15:15 ID:kYXzJvcD
「やめろっ!」
腕輪を床に叩きつけようとしたバッツの腕に、ファリスがしがみ付いた。
「ファリス…!」
「やめろ、頼むからやめてくれっ!」
ファリスは何とかバッツの腕を押さえ付けながら必死で懇願する。
「ファリス、でも俺は、俺はっ!」
なおもバッツは腕を振り下ろそうとするが、ファリスは腕を離さない。
そしてファリスは俯きながら、ボソリと呟いた。
「…嬉しかったんだ」
「えっ」
「嬉しかったんだ。これ貰った時、オレすごく嬉しかったんだよ!」
ファリスはバッツの顔を見上げ声を上げた。
「バッツが…初めてオレにくれたプレゼントだったからっ…
その時のバッツの気持ちが、オレはたまらなく嬉しかったんだ!」
「ファリス…」
「これの意味をあいつらから聞いた時は…信じられなかった。嘘だと思った。
でもこの腕輪を見てると…バッツの顔が浮かんで…幸せな気分になれた。
この腕輪を見ていれば、あいつらのどんな暴力にだって耐えられたんだ!
だって、オレだってお前の事が好きだったからっ!」
「!」
思いもよらなかった突然の告白にバッツは驚く。
いつの間にか、ファリスは泣いていた。
「今までずっと気にもかけてもらえてないと思ってたから…
オレなんかを好きになってくれる訳ないと思ってたから…
今までずっと好きで好きで…でもどうしても言えなくて…
それが今やっと、ようやく両思いになれたと思ったのに!」
バッツの腕をギュッと握り締める。
「そんなオレの気持ちを、頑張ったオレの気持ちを、お前は踏みにじるのかっ!」
そう叫ぶとファリスは必死で嗚咽を堪えながら、ただひたすら涙を流した。
933ファリスとある腕輪の物語 59:04/11/30 00:15:53 ID:kYXzJvcD
(…ああ)
振り上げていた拳を下ろし、バッツは目の前で泣いているファリスを見ながら思った。
(また泣かせてしまったな)
滅多に泣いたりなどしないファリスの涙を、この数日で二度も見てしまった。
ファリスの気持ちを無視してでも自分の物にすると、腕輪を送った時に心に決めたはずだった。
だが本当は、そんなことは出来るはずもなかったのだ。
一緒にいても、彼女が笑ってくれなければ意味がないのに。
彼女を幸せにしてあげられなければ意味がないのに。
そんな事にも気付かなかった自分のバカさ加減に愛想が尽きた。
やはり自分には彼女を好きになる資格などないのだ。

好きだと言ってくれた事は本当に嬉しい。
こんな自分でも彼女の心の支えになってあげられていたなんて。
彼女の気持ちに、出来ることなら答えてあげたい。
でも、もうダメだった。
自分の思いは彼女を苦しめる。自分の存在は彼女を傷つける。
だから…

「…ファリス」
「うるさいっ!」
「ファリス、ゴメン。俺が悪かった」
「……えっく…ひっ…」
「謝るから。だから…顔を上げて」
「ひっ…んっ…バッツ…」
涙を拭いながら、ファリスがようやく顔を上げた。
泣いてる顔も可愛いな、とバッツは思った。
「ゴメン、もうあんなことしないから。許してくれ」
そう言ってバッツは微笑み、ファリスの頭をあやすように撫でる。
ファリスは視線を逸らしたまま、しばらくしてから言った。
「……うん…許す…」
まるで子供みたいだ。バッツは笑った。
934ファリスとある腕輪の物語 60:04/11/30 00:16:34 ID:kYXzJvcD
ファリスが落ち着くのを待ってから、バッツは再び話し始める。
「でもあの事件については、俺は許されない事をした。謝っても謝りきれない」
「…バッツ…」
「償おうにも償えない。それだけの事を俺はしたんだ。でもファリスをこのままにしておけない。
きっと、また泣くだろうから」
「…泣かないよ」
「いや、泣く」
「…お前、オレをバカにしてるだろう?」
ファリスは涙目を擦りながら、少し怒ったような顔をした。
「してないよ」
怒った顔も可愛いんだよな、と思ってバッツはまた笑った。
それを見たファリスは「やっぱりバカにしてる…」と膨れた。
もう泣き止んだようだ。バッツは安心した。
(これでいい)
「…だからもう、今ここではっきりさせたいんだ」
「バッツ…?」

ファリスは不審に思ってバッツの顔を見た。
いつになく真剣で、そしてどこか寂しそうな顔。
(まさか…!)
「俺はもう、お前の事を…」
「嫌だ!」
諦める、と言いかけた所をファリスが遮った。
バッツは困った様な顔をしながら言い聞かせる。
「ファリス、分かってくれ。こうしなきゃ終わらないんだ。
俺は自分のした事がどうしても許せない。
でも俺が悩んでる姿を見せれば、またお前を悲しませることになる。
俺はもう、お前を悲しませたくないんだ。
それに…やっぱり俺たちは結ばれちゃいけない関係だったんだよ。
だから頼む、ファリス…」
935ファリスとある腕輪の物語 61:04/11/30 00:17:55 ID:kYXzJvcD
「バッツ…」
ファリスは戸惑った。
バッツはもうこの恋を諦めるつもりなのだ。
罪の意識を残したまま、やっと告白した思いまで捨てて。
(でも…でもそんなの嫌だ!)
ようやく互いの気持ちを知ることが出来たのに。
二人の関係は、やっとこれから始まるというのに。
それを今、これで終わりにするなんて。
そしてバッツは自分の前から去ってゆくのだろう。
これでは、さっき見た夢と同じだ。
遠ざかる二人の距離。一人寂しく置き去りにされる自分。
(追いつかなきゃ…今度こそ)
彼は、自分への贖罪の意識に追い詰められている。
ならば彼を助ける事が出来るのは自分だけなのだと、ファリスは悟った。
ファリスは必死で考えた。二人の未来を繋ぐ方法を。

しばらく考えてから、ふとバッツの握っている腕輪を見た。
歪んでしまって、ボロボロになった腕輪。
(あの時、捨てられたはずなのに…)
自分の為にわざわざ探してきてくれたことがファリスはうれしかったが、
バッツがどんな気持ちでこれを持っていたのかと思うと、胸が痛んだ。
(…そうか!)
その時、ファリスはついに思いついた。
答えは、いつでも簡単な所にあったのだ。
だがそのためには、ファリスはある重大な決断をしなければならなかった。
多分、人生を左右するほどの大きな選択。
(でも、もう迷わない)
ファリスは大きく深呼吸すると、意を決して言った。
936ファリスとある腕輪の物語 62:04/11/30 00:19:23 ID:kYXzJvcD
「…分かったよ」
「…そうか」
ファリスもこんな自分をいい加減見限っただろう、とバッツは思った。
最後の言葉を覚悟し、目を閉じる。
だがファリスの口から出た言葉は…
「許す」
「えっ?」
「許すよ。全部」
「は?」
てっきり別れを告げられると思っていたバッツは、一瞬意味が分からず聞き返した。
「それってどういう…」
「だーかーら、お前のやったポカは全部チャラでいいって言ってんだよ!
被害者のオレが許すって言ってるんだ、文句あるか!?」
ファリスは胸をそらしてちょっと偉そうに言った。
「でも、俺は…」
「あのなぁ、オレ最初に言っただろ?あの事はもう気にしてないって。だからいいんだよ。
お前の罪は…オレが許す。だからもうクヨクヨすんな!」
「でもそれじゃあ…」
「ただし、条件がある」
「条件?」
ファリスは少し躊躇した後、照れくさそうに言った。
「この腕輪…もう一度オレにくれないか?」
「!」
「そして誓ってくれ。今度は、ちゃんとオレの前で」
少し赤くなった顔でバッツを見る。
「ファリス、お前…」
「オレ決めた。お前について行く。城にはもう…戻らない」
937ファリスとある腕輪の物語 63:04/11/30 00:19:58 ID:kYXzJvcD
「ファリス、自分で何言ってるのか分かってるのか?!」
バッツはファリスの出した答えの重大さを理解し、問い質した。
「お前、やっぱりオレをバカにしてるだろう」
ファリスはやっぱりちょっと怒ったような顔をしたが、すぐに笑った。
「お前、さっき言ってたじゃないか。もう逃げない。オレを諦めたくないって。
他の誰に言われようと、もうオレの事を離さないって。あの時の気持ち、やっぱり嘘か?」
「嘘じゃない!」
バッツがすぐさま真剣に否定したので、ファリスはまた笑った。
ちょっといたずらっぽく笑うその表情は、もういつものファリスの顔だ。
バッツが一番好きなファリスの笑顔だ。
「ありがとう。だからさ、オレも決めたんだ。オレもお前とずっと一緒にいたい。
もうお前から離れないって。お前の気持ちに…応えたいよ」
「ファリス…」
「レナは…やっぱり怒るだろうな。クルルはあきれるかもしれない。王女の癖に無責任だって。
タイクーンのみんなにも迷惑かけるだろうし、海賊の子分達も困るだろうな」
ファリスは少し寂しそうに言った。
「オレ、自分がタイクーンのお姫さまだって分かった時は、驚いたけど嬉しかったんだ。
レナが自分の妹だって事も分かったし、父さんにも会えたし。
それに城のみんなも優しくしてくれた。確かに城は退屈で息苦しい所だったけど…
それでもみんなの気持ちに答えなきゃって、ずっと思ってた」
自分が今下そうとしている決断は、今まで助け合ってきた仲間やその他大勢の人々を
裏切ってしまうことになる。
938ファリスとある腕輪の物語 64:04/11/30 00:21:21 ID:kYXzJvcD
だが、ファリスはその迷いを振り払うように言った。
「それでも、オレもお前を諦めたくない。オレはもう、自分の気持ちに嘘はつかない。
自分の思いを、バッツの思いを無駄にしたくない。だから、みんなよりお前を取る。
お前がその気なら、オレはどこまでも行ける。お前と一緒なら…何だって怖くないさ」
そう言うと、ファリスはバッツの首に手を回し抱きついた。
初めて触れるバッツの胸は予想以上に広く、厚く、頼もしかった。
「大丈夫、オレ達は間違っちゃいないよ。オレは永遠とか絶対とか信じない。
だから、ひよっとしたらどちらかの気が途中で変わるなんてこともあるかもしれない。
この先二人がどうなるかなんて分からないさ。けどさ…」
ファリスはバッツの顔を見て、精一杯の笑顔で言った。

「最初から結末が分かってるなら、誰も恋愛なんかしないよ。そうだろう?」
939ファリスとある腕輪の物語 65:04/11/30 00:22:02 ID:kYXzJvcD
「…ああ、そうだね」
ファリスの告白に、バッツも微笑で応えた。
(何だ、ファリスの方がよっぽど分かってる)
バッツはファリスの優しさと勇気に胸を打たれた。
(やっぱりバカだったな、俺)
そして自分を受け入れてくれた事に感謝し、バッツはファリスを抱きしめた。
ファリスも腕を回し、二人互いの身体を確かめ合う。
「ファリス、後悔するなよ」
「しないよ。お前こそどうなんだ?これで英雄から姫を攫ったお尋ね者まで一気に降格だぞ」
「構うもんか。それこそ本望だ」
腕輪をファリスに握らせる。
「…探してきてくれたんだな」
「ファリスが…探さなきゃって言ってたから。これを見るたび、何度も捨てようと思った。辛かった。
でも今は…俺にとっても宝物だ。無くすなよ」
「ああ。今度こそ大切にするよ」
二人は顔を近づける。
「…バッツ」
「ファリス」
「言えよ」
「俺はもう、一生お前を離さない。命を賭けて誓うよ。
これからはずっと一緒だ。何があっても…二人で乗り越えていこう」
「よし」
ファリスは満足そうに笑った。
触れるギリギリまで唇を寄せあう。互いの熱い吐息を感じた。
「…愛してる」
「オレもだ」
そしてようやく、二人は口付けを交わした。
940ファリスとある腕輪の物語 66:04/11/30 00:23:13 ID:kYXzJvcD
角度を変え軽く何度もキスした後、深く長く口付けた。
バッツが閉じられた唇を舌でノックすると、ファリスはオズオズと口を開く。
薄く開かれたファリスの唇を舐めてから、舌を中へと差し入れる。
互いに舌を絡ませ、優しく、激しく求め合う。
ファリスは初めての恋人同士のキスに戸惑いながらも、一生懸命にバッツを受け入れた。
彼の情熱的な愛撫にただひたすらに酔いしれる。
愛しい人とのキスは、何だか甘く感じられた。
やがて長いキスの後、二人は再び抱き合う。
ファリスは夢にまで見たバッツとのキスに感極まり、彼の腕の中でしばらくその余韻に浸った。
(…ああ)
ファリスは身体の熱が上がり鼓動が激しくなるのを自覚した。
それは触れ合う相手の身体に伝わり、増幅されて帰ってくる。
抱きしめるバッツの腕の力強さと、押し当てられた胸の逞しさに胸がいっぱいになった。
そしてバッツの身体の臭いを吸い込んだ瞬間、限界を感じた。
「バッツ」
「何?」
「抱いて」
「でも、お前身体が…」
「大丈夫、みんなで治してくれたんだろう?何とも無いよ。
ずっと寝てたせいで、何だか鈍ってるくらいさ」
ファリスはわざと気丈に振る舞い、笑ってみせた。
「それに、もう決めたんだ。自分の気持ちに嘘は付かないって。
オレは今、もっとバッツの事が知りたい。もっとオレの事を知ってもらいたい」
そしてファリスは、バッツの耳元で囁いた。
「抱いて欲しいよ…バッツ」
「…分かった」
941738:04/11/30 00:27:30 ID:kYXzJvcD
ありきたりな展開ですが、自分なりにバツファリを決着させてみました。
でも大事なシーンなのに何かグダグダです。
今に始まった事じゃないですが…orz
次からエロです。また明日。
942名無しさん@ピンキー:04/11/30 01:00:13 ID:+fm+XobZ
(;´Д`)ハァハァハァハァ
943ファリスとある腕輪の物語 67:04/12/01 00:38:17 ID:KMnYM4+b
バッツはもう一度キスをすると、ファリスのシャツを脱がして裸にし、そのまま押し倒した。
自分も上着を脱ぐと、ベッドの脇の棚の上にあるランプに火を灯す。
仄かな明かりに照らし出されたファリスの裸体は、とても綺麗だった。
仰向けになりながらもつんと上を向いた、形のいい乳房。
その頂にある、綺麗なピンク色をした、可愛いらしい乳首。
触り心地の良さそうな滑らかな肌。
健康的で艶かしくくびれた腰のライン。
目の前に横たわる美しい肢体に、バッツは見惚れた。興奮に頭がクラクラした。
だが、バッツは己の欲望を自制した。自制せざるを得なかった。
何故なら先程まであんなに明るかったファリスが、
目をぎゅっと硬く閉じたまま小刻みに震えていたからだ。
ファリスは明らかに怖がっていた。

二人は会話の中で、あえてあの事に触れなかった。
薬によって変えられてしまった身体のことを。
強姦されたという事実を。

ファリスはその事を無理矢理忘れようとしていた。
バッツの前でなら平気だと思い込んでいた。
気にしていないなどと強がって、自分から誘った。
だが衣服を脱がされた瞬間、それまで封じ込めていた記憶がフラッシュバックしたのだ。
身体を弄ばれ、快楽にどこまでも乱れたあの夜。
これからの行為を想像してあの時の事と重ね合わせた瞬間、震えが止まらなくなった。
いくら自分を騙しても、恐怖を叩き込まれた身体は言うことを聞かなかった。
944ファリスとある腕輪の物語 68:04/12/01 00:39:17 ID:KMnYM4+b
無理もない、こうなって当然だとバッツは思った。
知らない男達に取り囲まれ犯される恐怖は、想像を絶するものだっただろう。
そしてその時間を、ファリスはたった一人で耐えなければならなかったのだ。

心の傷を癒す事は難しい。
だがその傷を治す事は、ファリス自身にしか出来ない。
自分の傷は自分でしか治せないのだ。
(…でも)
その癒しの手助けをすることは出来る。
一人で全てを抱え込む必要はない。
(俺がいるから)

だから、バッツはファリスに触れた。
胸に手を当てられると、ファリスは「ひっ」と声を漏らしビクッと震えた。
「ファリス、こっちを向いて」
ファリスはゆっくりと目を開け、バッツを見た。
また少し泣いているようだった。
「ファリス、怖いんだね」
「ゴメン、バッツ…オレ…」
「うん、仕方ないよ。あんなに酷いことをされたんだから。それにこの身体…」
「わ、分かるのか?」
「分かるよ。だって、想像してたのと全然違ったから」
「想像って…お、お前、オレのことそんな風に見てたのか!?」
「ゴメン。でも、好きな人のスタイルくらい、誰だって覚えてるよ。ずっと一緒にいたんだし」
「そ、そんなもんかな…?」
「思い出したくないかもしれないけど…何があったのか教えて?」
ファリスは戸惑いながらも、その経緯を話した。
肉体をも作り変える、魔法の媚薬。
俄かには信じ難い話だったが、
実際に目の前のファリスの身体が変わってしまっている以上、バッツは認めざるを得なかった。
945ファリスとある腕輪の物語 69:04/12/01 00:40:29 ID:KMnYM4+b
「そうか…自分の身体を他人に勝手にされて…辛いよね。自分の身体じゃないみたいで。
触られるのも、触るのも嫌だよね」
「バッツ…」
「でも、こうするしかないんだ。俺はファリスを抱きたい。ファリスも…そうだろ?」
「…うん」
「だから、俺のすることを見てて。怖がってもいいから…自分の身体を感じて」
そう言うとバッツはファリスの唇にキスをした。
そして頬、目尻や瞼などにキスを落とした後、徐々にポイントを下へと変えていく。
首筋や鎖骨の窪みなどに軽く唇を当て、時折そっと舌を這わせる。
「んっ…ううっ…」
あくまでも優しい刺激だったが、ファリスは気持ち良さやくすぐったさを感じる余裕もなかった。
やがてバッツの手がファリスの身体に触れ始める。
柔らかな肌の感覚を確かめるように、首や肩の周囲をゆっくりと撫で回す。
ファリスは全身を総毛立たせ身を硬くしながらも、何とか言われた通りにその動きを目で追った。
その間にバッツの唇は段々と胸元へと降りていく。
「ふ…うっ…」
乳房を伝い、その勾配を登って徐々に頂へと近づくと、ついに乳首に吸い付いた。
「ひあっ!」
ファリスの我慢はもう限界だった。
顔を手で覆い、また震えだす。
946ファリスとある腕輪の物語 70:04/12/01 00:41:43 ID:KMnYM4+b
「ファリス、ダメだよ。ちゃんと見て」
「う…だ、だって…怖いし…恥ずかしい…」
「恥ずかしがることはないよ。ファリスは…すごく綺麗だ」
「えっ」
「綺麗だよ、ファリス。俺は…お前に夢中なんだ」
「バッツ…」
「どんな姿になったって、これはファリスの身体なんだ。それが俺にはたまらなくうれしい。
お前の身体の全てが愛しい。だから怖がる必要はないよ。お前に夢中になってる俺を見て」
そう言うとバッツは再び愛撫を始めた。
乳房を両手で優しく撫でながら、まだ縮こまったままの乳首の周辺に軽くキスをする。
バッツはファリスの身体を、愛しむように優しく触れていく。

その様子を見ながら、ファリスはようやく気が付いた。
魔薬によって作り変えられた身体は、もう二度と元には戻らないだろう。
ファリスは一生、この身体と付き合って生きていかなければならない。
だからバッツは、ファリスに自分の身体を改めて自覚させようとしているのだ。
そして身体を愛でる自分の姿を見せることで、ファリスの辛いトラウマを癒そうとしているのだ。
自分はあいつらとは違う、ファリスをこんなにも大切に出来る。
どんな姿であろうとも、自分の愛は変わらないということを見せつけようとしているのだ。

ファリスはバッツを見る。
バッツは恍惚とした表情で、ファリスへの愛撫に没頭している。
――自分の身体が、好きな人の思いを受け止めている。
――この身体が、彼を喜ばせている。

ファリスの傷が、少しずつ癒されていく。
947ファリスとある腕輪の物語 71:04/12/01 00:42:39 ID:KMnYM4+b
顔や首、胸や腹や腰、背中や尻、腕や足、そして指先まで。
バッツの唇と手が全身の隅々まで触れていく度に、
ファリスの中でそれまで曖昧だった身体の輪郭が、徐々にはっきりと浮かび上がっていく。
(これが…オレの身体…)
「ファリス、分かる?」
「う、うん…少しずつ…」
「これがファリスの身体なんだよ。俺が好きなファリスの、ファリスだけが持っている身体なんだ」
急速に具現化した肉体は、同時にその感覚も蘇らせていく。
それまで恐怖で強張っていた身体が少しずつ解れ始め、次第に触れられることに感じるようになる。
「ふうっ…あ…」
バッツの手が、ファリスの胸から腰のラインをゆっくりと何度も撫でる。
首筋や鎖骨、肩や腋などに次々とキスの雨を降らせていく。
その全てにファリスは敏感に反応し、身をよじらせた。
魔薬によって開発された性感帯が、バッツによって再び掘り起こされていく。
「あっ…」
バッツが再び胸に手を沿え乳首を吸い上げると、くすぐったさと共に快美な感覚が走った。
「ん…あっ…」
ファリスの変化を感じ取ったバッツは、片方の乳房を揉みながら
もう片方の少し尖り始めた乳首を軽く摘まみ上げ、乳輪に沿って舐め上げる。
「ふうっ、あっ、ああっ…!」
先程よりも強い刺激に、ファリスは次第に喘ぎ始める。
媚薬の効果はすでに切れているはずだったが、好きな人に触られるという感覚は
あの時以上の快感を生んだ。
948ファリスとある腕輪の物語 72:04/12/01 00:44:02 ID:KMnYM4+b
「気持ちいい?ファリス」
「う…うん…ああっ…」
バッツはキスの位置を胸から腹部へと下げながら、ファリスの内股を擦る。
そしてバッツの手が、ついにファリスの最も大事な所に辿り着いた。
その瞬間、再びファリスの身体が強張った。
構わずバッツは下着の上から秘所をゆっくりとなぞり始める。
「あっ…そこ…いやあっ…」
バッツはさらに強く指を埋め、下着ごと秘裂を擦る。
「ああっ、ふんっ、んううっ!」
ファリスは口を手で塞ぎ、必死で喘ぎを押さえ込む。
「ファリス、もっと声を出して」
「だ、だって…恥ずかし…んんっ!」
一番感じてしまうその場所に触られることは、まだ抵抗があった。
それに、隣の部屋にはレナとクルルがいるはずだった。
「大丈夫、二人ともまだ寝てるよ。それに…」
口に当てられているファリスの手を取り、互いの指を絡ませる。
「ファリスが俺のすることで感じてくれるのが、すごくうれしいんだ。
ファリスの声が、もっと聞きたいんだ。だから…聞かせて」
バッツはファリスの下着の中に手を差し入れ、今度は直接触れた。
陰唇をかき分け、膣口の中に浅く指を入れる。
949ファリスとある腕輪の物語 73:04/12/01 00:44:59 ID:KMnYM4+b
「もう濡れてるね」
「い、言うなバカッ!」
すでに紅潮させていた顔をさらに真っ赤にして、ファリスはぷいと顔をそらした。
バッツはクスッと笑って、指をゆっくりと動かし始める。
「んっ、やっ、ああっ、ああああっ!」
今までで一番強い刺激に、ファリスはあられもなく声を上げた。
バッツは指をもう一本増やし、徐々に速度を上げて抜き差しする。
次々と奥から蜜が溢れ出し、バッツの指を濡らしていく。
そして指を入れている場所の少し上にある小さな突起を軽く摘むと、
ファリスの身体はビクビクと震えだした。
「やあっ、そこ、ダメっ、やああっ、んあああっ!」
ファリスの狭い膣口がバッツの指をキュウッと締め付け、熱い蜜を止め処なく吐きかける。
溢れ出した愛液が滴れ落ちて、下着とシーツを濡らしていった。
「あああっ、バッツ、バッツ…」
腕にしがみ付き、泣き声に近い声で自分の名を呼ぶファリスの口を、バッツは優しく塞ぐ。
「んんっ、んっ、ん…」
自分から積極的に舌を絡ませるファリスに、バッツも優しく応える。
強すぎる快楽への恐怖も、彼が与えてくれる安心感で瞬く間に霧散していった。
そして代わりに、もっと彼の温もりを感じたいという思いが込み上げてくる。
自分が何処かに行ってしまいそうになる不安を、抱きあい肌を重ねる事で拭いたい。
「はあっ、ああ、バッツ…」
「ファリス」
「もう胸が…すごく…切ないんだ…」
「うん」
950ファリスとある腕輪の物語 74:04/12/01 00:47:19 ID:KMnYM4+b
バッツは手を離し全ての衣服を脱ぎ捨てると、ベットに横たわるファリスを抱きしめた。
互いの身体の隙間を埋めるようにぴったりと合わせる。
ファリスは荒い息を整え、バッツの胸の中で安らいだ。
肌を触れ合わすことに、もう抵抗はなかった。
二人の汗ばんだ身体は、燃えるように熱かった。
熱で互いの身体が溶け合ってしまうのではないかとファリスは思った。
そしてファリスの腹部に押し当てられた、バッツの最も熱く、硬い部分。
それが今から自分の中に入ってくるのかと思うと、ファリスは自分のはしたない想像に震えた。
あの時のように、淫らに乱れてしまうことが怖かった。
だが、それでもバッツが欲しかった。
彼にならどんな姿を晒しても構わないと思った。
最後まで彼を信じ抜くと、心に決めた。
「いいかい?」
「うん」
バッツはファリスの額に軽くキスをすると、上体を起こした。
ファリスの下着に手をかけ、ゆっくりと抜き取る。
足を開かせ、ファリスの大事な部分を露わにさせる。
しっとりと濡れたそこは、数々の暴虐に晒されたにもかかわらず、美しい形を保ったままだった。
蜜を滴らせた花弁は熱く息づき、興奮で開きかけている。
襞をそっとめくると、奥から愛液がとろとろと流れ落ちた。
バッツはその光景にしばらく見惚れた。
「ど、どうなってる?変になってないかな?」
「ううん、すごく綺麗だよ…それに何か…すごくエッチだ」
「バ、バカッ!誰のせいでっ…!」
「ゴメン。うれしいよ、ファリス」
951ファリスとある腕輪の物語 75:04/12/01 00:49:32 ID:KMnYM4+b
バッツは身体を寄せて、すでに膨張し硬くなっている部分をファリスの秘裂に押し当てた。
「いくよ」
「う、うん」
腰を進め、ゆっくりとファリスの中に入っていく。
「ん…あ、あ…ああっ」
ファリスの入り口はひどく狭かったが、それでもたっぷりの愛液を纏わらせた襞が
優しくバッツを迎え入れた。
体内に広がっていく充足感に、ファリスは全身を震わせた。
やがて根元まで埋め尽くすと、バッツは再びファリスに抱きつき口付けた。
「バッツ…オレ…すごく幸せだ…」
「俺も…ずっとファリスとこうなりたかった」
バッツはファリスの髪をかき上げ、耳や首筋にキスをする。
ファリスは陶然としながら、バッツの優しい愛撫に酔った。
やがてバッツは上体を起こし、ゆっくりと動き始める。
半分ほど抜いたところで、また奥へと突き入れる。
その度にファリスの膣壁はきゅうっと締め付け、襞がバッツを舐め上げた。
暖かい膣内に湧き出す愛液が肉棒を包み込み、摩擦の刺激をより快美なものにした。

「あっ、あっ、あっ、ああっ…」
ファリスはバッツの優しい律動に、これまでにない快感を感じていた。
強姦された時はただ激しく突き入れられ、無理矢理快楽を引き出されるだけだった。
しかし今は互いに快楽を共有するような、緩やかな心地よさがあった。
心を満たすような充実感があった。蕩けるような悦楽があった。
バッツがファリスの胸に手を当てる。
その暖かい掌からバッツの気持ちが伝わってくるようで、それだけでファリスの性感は高まった。
952ファリスとある腕輪の物語 76:04/12/01 00:50:40 ID:KMnYM4+b
「くっ…あ…」
徐々に蠢き始めたファリスの膣内に、バッツは思わず呻いた。
ねっとりと纏わりつく無数の襞が、バッツの気持ちいい部分を余すところなく刺激する。
熱湯のように熱い愛液で満たされた蜜壷は出し入れに合わせきつく収縮し、
バッツ自身を本当に溶かしてしまうかのようだった。
突き入れを繰り返す度にさらに具合の良くなっていくそれは、まさに名器だった。
未だかつて経験したことのない感覚に、バッツは徐々に溺れていく。
最後まで優しくするつもりだったのに、無意識に動きが激しくなってしまう。
瞬く間に追い詰められ、込み上げる射精感を堪えながらバッツは何とか動き続けた。

「あっ、あっ…バッツ…」
そんなバッツを見ながら、ファリスも至福の快楽を享受する。
娼婦のように改造されてしまった身体は、ファリスにとっても、そしてバッツにとっても、
SEXに関して都合のいいようになってしまったのだろう。
本当は、元のありのままの姿を愛して欲しかった。
(でも)
額に汗を浮かべ苦悶の表情で必死に動くバッツを、ファリスは何だか可愛いと思った。
そして同時に、彼の思いを十分に受け入れ受け止める事が出来るこの身体を、
ファリスはちょっとだけ、誇らしく思った。
(…ちょっとだけだぞ)

「ファリス、ゴメンもう…」
「あっ、あっ…うん、いいよ…あああっ!」
バッツは最後に大きく突き上げると、ペニスを引き抜いてファリスの腹部に放った。
荒い息を落ち着かせてからシーツの端で飛び散ったものを拭い、再び抱き合う。
953738:04/12/01 01:04:12 ID:KMnYM4+b
さんざん引きずった割にはあんまりエロい事出来ませんでした。反省。
954名無しさん@ピンキー:04/12/01 01:28:13 ID:OQ1+OLw+
>>953
優しくていいよ。俺は好きだ。

ところで次スレだけど、そろそろいるかな?
955名無しさん@ピンキー:04/12/01 19:04:13 ID:tOvhHDWh
ラブエロマンセー!
953タンありがとう。萌えました…
956738:04/12/01 23:01:21 ID:KMnYM4+b
>>954-955 読んでいただいてありがとうございます。
落ちるのは980からだよね?
それまで作品が来るのを待ってから、それを次スレの即死回避に
使ってもらえばいいんじゃないかな?
ちなみに俺はまだ続きが出来てません。
あと一回戦やってからエンディングなんだが…
ガンガリます。
957名無しさん@ピンキー:04/12/02 00:21:30 ID:/aowKoR/
キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
GJ>>738
958名無しさん@ピンキー:04/12/02 14:24:39 ID:CfzL2I0K
全米が泣いた
959名無しさん@ピンキー:04/12/02 22:08:09 ID:p4ER+Cqu
宇宙が震撼した
960名無しさん@ピンキー:04/12/03 01:25:10 ID:GjO9HLXB
そして消滅
961名無しさん@ピンキー:04/12/03 03:36:58 ID:Lp4/jT/d
華麗なる復活
962名無しさん@ピンキー:04/12/04 22:27:32 ID:l0iuy9vL
お前らハミガキしろよ
963名無しさん@ピンキー:04/12/05 16:55:37 ID:tpsRnRNr
恥垢もちゃんと取れよ。
964名無しさん@ピンキー:04/12/05 17:24:22 ID:W/ueLPrH
また次スレ〜




ってもうちょっと待つか。
965名無しさん@ピンキー:04/12/06 13:00:33 ID:F564KcYb
てすと
966名無しさん@ピンキー:04/12/07 17:01:02 ID:8jB7Ccbb
何だこの長編大作は……こんなところに投稿してんじゃねえ!
もっときっちりしたところで公開しやがれ!
(*´Д`)GJハァGJハァGJハァGJハァ
967名無しさん@ピンキー:04/12/07 18:39:54 ID:RcEBs6/8
>>966
器用だなお前
968名無しさん@ピンキー:04/12/10 21:00:15 ID:Rf9gib7Z
そろそろか?
969名無しさん@ピンキー:04/12/10 21:09:52 ID:BOKOzfhI
もう〜い〜いかい?
970名無しさん@ピンキー:04/12/11 08:09:00 ID:aQ3/XTND
そろそろと思って立てちゃいました。

ファリスたんを犯したい6
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102720060/
971名無しさん@ピンキー:04/12/11 21:00:40 ID:lLECOmpE
>>970
乙であります。
972名無しさん@ピンキー:04/12/12 02:54:28 ID:dQqMWTYc
さて・・・そろそろ梅ますか・・・・
973名無しさん@ピンキー:04/12/13 00:35:42 ID:NTKJvVC6
生め!!!
974名無しさん@ピンキー:04/12/13 17:13:49 ID:2n9Hvb0b
埋め協力
975名無しさん@ピンキー:04/12/13 17:15:45 ID:2n9Hvb0b
生め協力
976名無しさん@ピンキー:04/12/13 17:57:14 ID:2n9Hvb0b
それでも朝は来る
977名無しさん@ピンキー:04/12/13 18:43:23 ID:m640q5VW
日はまた昇り
978名無しさん@ピンキー:04/12/13 19:33:07 ID:2n9Hvb0b
月は沈む
979名無しさん@ピンキー:04/12/14 07:29:06 ID:jEpZMZcV
んじゃ埋め

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ガラフ「最萌のファリスたんを見たいかーッ!!
子分「オーーーーー!!!!」
ガラフ「ワシもじゃ!ワシもじゃ、みんな!!
    ファリスたん入場!!!」

全ファリスたん入場!!!!

シルドラは生きていた!! 更なる研鑚を積み魔竜が甦った!!!
召還士!! ファリスたんだァ――――!!!

総合治療技はすでに我々が完成している!!
白魔導士ファリスたんだァ――――!!!

拾いしだい投げまくってやる!!
忍者ファリスたんだァッ!!!

萌えの比べ合いなら我々の年齢がものを言う!!
けある けあるら けあるが サリサたん!!!

真のまもりを知らしめたい!! ナイトファリスたんだァ!!!

魔法取得は2種類制覇だが連続魔なら全種類オレのものだ!!
赤魔導士 ファリスたんだ!!!

アンデッド対策は完璧だ!! レクイエム 吟遊詩人ファリスたん!!!!
980名無しさん@ピンキー:04/12/14 07:29:57 ID:jEpZMZcV
全モンスターのベスト・オフェンスは私の中にある!!
ラーニングの神様が来たッ 青魔導師ファリスたん!!!

タイマンなら絶対に敗けん!!
原始人のケンカ見せたる バーサーカー ファリスたんだ!!!

バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
ウォルス海底のものまねしファリスたんだ!!!

リズムのあるケンカがしたいからダンサー(踊り子)になったのだ!!
プロのダンスを見せてやる!!踊り子・ファリスたん!!!

たたかうついでにぶんどるとはよく言ったもの!!
盗人の奥義が今 実戦でバクハツする!! シーフ ファリスたんだ―――!!!

オレたちは魔導師最強ではない全ジョブで最強なのだ!!
御存知 黒魔導師ファリスたん!!!

メテオの本場は今や時魔法にある!! オレをリターンさせる奴はいないのか!!
時魔術師ファリスたんだ!!!

高ァァァァァいッ説明不要!! ン十m!!! 2ターン!!!
竜騎士ファリスたんだ!!!

ギルは実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦ぜになげ!!
本家日本から侍ファリスたんの登場だ!!!
981名無しさん@ピンキー:04/12/14 07:30:27 ID:jEpZMZcV
モンスターはオレのもの 邪魔するやつは思いきり捕まえ思いきり放つだけ!!
 魔獣使いファリスたん

中国四千年の拳技が今ベールを脱ぐ!! モンクファリスたんだ!!!

ファンの前でならオレはいつでもお姫様だ!!
萌えるドレス サリサ=タイクーン 本名で登場だ!!!

医者の仕事はどーしたッ 闘士の炎 未だ消えずッ!!
治すも壊すも思いのまま!! 薬師ファリスたんだ!!!

特に理由はないッ 地形が強いのは当たりまえ!!
Dr.コパにはないしょだ!!! 日の下開山!
風水士ファリスたんがきてくれた―――!!!

実戦だったらこのアビリティを外せない!! 超A級みだれうち 狩人ファリスたんだ!!!

超一流魔法使いの超一流の魔法剣だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
カルナックの魔法剣士 ファリスたん!!!

若き海賊が帰ってきたッ 
どこへ行っていたンだッ おかしらッッ
俺達は君を待っていたッッッすっぴんファリスの登場だ――――――――ッ
982名無しさん@ピンキー:04/12/14 17:42:59 ID:hp0sGsDK
ファリスたんハァハァ
983名無しさん@ピンキー:04/12/14 18:22:03 ID:ZiZFXrQo
>980-981
ワラタ、GJ!
984名無しさん@ピンキー:04/12/14 22:03:43 ID:hp0sGsDK
ファリスたんハァハァ
985名無しさん@ピンキー:04/12/15 00:29:25 ID:MOf8dQ2x
ファリスたんは漏れの永遠のアイドル
986名無しさん@ピンキー:04/12/15 15:40:19 ID:/MDUcSfT
>>980‐981
GJ!!!

だがそのあとどうなったんだ?
987名無しさん@ピンキー:04/12/15 19:03:30 ID:lAP/ucIS
全ファリスたんVSバッツの戦いが始まります
988名無しさん@ピンキー:04/12/15 20:13:03 ID:KgsrEMeJ
つまり集団逆レイプか…
989名無しさん@ピンキー:04/12/15 20:32:20 ID:MOf8dQ2x
そんなうらy
990名無しさん@ピンキー:04/12/15 22:43:39 ID:FjSbwDzr
萌えトーナメントしてその勝者が地上最萌えの生物と一騎打ちするためにがんばります。
991名無しさん@ピンキー:04/12/16 00:15:18 ID:YI5FwpnS
ファリスたん萌え
992名無しさん@ピンキー:04/12/16 23:53:37 ID:g7tgqINz
げげ、即死?
993名無しさん@ピンキー:04/12/17 00:02:44 ID:HO4BXGnq
みたいだな、誰か立ててくれ、おれは立てられない……
994名無しさん@ピンキー
ファリスたんを犯したい6
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1103212891/