エロパロ的SSコンペスレ PART2

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1 ◆CG9cH8Hm6M
エロパロのSSコンペのスレです(オリジナルでも可)
まずはみんなで次のお題を考えよう
前スレ
エロパロ的SSコンペスレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1060124470/l50
ルール等は>>2-10に表記します
2 ◆CG9cH8Hm6M :03/11/24 23:16 ID:B2/9V6x3
【ルール】

・テーマを決めて、それに沿った SS、シチュなどを書く。
・書き手は全員名無し(書き手の知名度で作品の評価が変わるのを避けるため)
・書き手の騙りを防ぐために、作品ごとのトリップを推奨する。
但し、普段コテでトリップをつけている人は、それとは別のトリップをつけること。
・投稿作品とそれ以外の書き込みを区別するために、投稿作品の前後には宣言をする。
・告知及び投稿期間→感想期間→総括期間、という流れ。投稿期間終了までは一切感想をつけない。
・感想期間では、参加作品について感想、評価などを行う。
なお、他の人の感想等に影響が出ないように、感想期間中は作者は身を明かさないこと。
これはコンペスレの内外を問わない。
・総括期間では、書き手の挨拶、運営への意見、次々回のテーマの決定などを行う。
また、感想期間で評価が高かったもの選び、最優秀作品として推す。

・各期間は以下のように設定する。
投稿期間: 2 週間
感想期間: 1 週間
総括期間: 1 週間+α(そのときに応じて期間は変化する
3 ◆CG9cH8Hm6M :03/11/24 23:17 ID:B2/9V6x3
【注意】

※必ず名無しで投稿して下さい(誰だか判らなければ良い)。
※特に、普段トリップをつけている方はご注意を。
(そのトリップと違うトリップなら構いません)

それ以外の手順は SS 投稿スレに準じます(以下に転載)。
|【投稿の手順】

|1:まず、投稿する旨を告知するカキコをすると良い。
| 「今から SS 投稿します。なお、××な内容です」など。
| 鬼畜・陵辱・スカなどのジャンルでは特に。読むのを嫌がる人もいます。
| (時間帯・スレの状態・信念・その他で省略可)
|2:書いた SS を 30 行程度で何分割かしてひとつずつ sage で書き込む。
| (名前欄に、タイトルと通しナンバーを入れると分かりやすい)
|3:回しは不要。旧スレからの変更です。
|4:最後に sage で作者名・タイトル・あとがきなどと共に、
| アップしたところをリダイレクトすると トッテモ(・∀・)イイ
4 ◆CG9cH8Hm6M :03/11/24 23:18 ID:B2/9V6x3
【よくあるかも知れない質問】

Q.複数の作品を投下するのは OK ですか?
A.構いません。期間内でテーマに沿っていればいくつでも結構です。

Q.もうすぐ完成するから、締め切りを伸ばしなさい(`□´)くわっ
A.終了間際の混雑などを考え、締め切りは延長される可能性もあります。
その際は、一言その旨をこのスレに書き込んでください。
ただし、完成まであまりにも時間がかかりそうな場合はその限りではありません。

Q.締め切りが過ぎてから完成したんだけど、ここに投稿していい?
A.締め切りを過ぎたものについては、内容に見合った別の SS 関連スレに投稿してください。
このスレは、決められたテーマと期間の両方を満たす SS を対象にしています。

Q.気に入った SS があったけど、みんな名無しだから作者がわからない。
A.締め切り後にこのスレで訊いてみましょう。教えてくれるかも知れません。

Q.投稿した投稿作品がリアルリアリティに汚染されてます。
A.ときには厳しい意見が付くこともありますが、別にあなたが憎いわけじゃありません。
良い感想職人さんはちゃんと理由も書いてくれますから、次回に役立てて下さい。
5名無しさん@ピンキー:03/11/25 00:05 ID:/XU71B7s
【読んでおくと良いかもしれないQ&A】

Q.ここの1はアホですか?
A.はい。前スレで、あまりの厨ぶりにスルーされました。

Q.このスレにSSを投稿して、感想が付きますか?
A.はい。普段のフラストレートを発散するため、めちゃくちゃ叩いてくれます。

Q.初心者なんですけど、優しい感想をお願いします。
A.ダメです。そんなことお構い無しに叩きます。

Q.なんでこのスレが立てられたのでしょう?
A.スレさえ立てれば勝手にSSが投稿されると勘違いしている>>1の自己満足のためです。

Q.では、どうすればよいでしょう?
A.即死するのを、生暖かい目で見てあげるのが一番です。
6名無しさん@ピンキー:03/11/25 07:39 ID:3XR2nhvw
保全
7名無しさん@ピンキー:03/11/25 10:18 ID:oRIsLP3j
ほのぼのまたーりえっち
って超長編じゃ・・・
http://www.nurs.or.jp/~gatoo777/souko_gif/roomx/1.html
↑無限ホラー小説
8名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:33 ID:3XR2nhvw
>>7
いいねえ、いいねえ
9名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:52 ID:3XR2nhvw
さあ、保全するぜ
10名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:52 ID:3XR2nhvw
要は・・・
11名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:53 ID:3XR2nhvw
30レス・・・
12名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:54 ID:3XR2nhvw
超えればいい
13名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:55 ID:3XR2nhvw
さて本格的に埋め立てるぞ!!
14名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:58 ID:3XR2nhvw
埋め立て開始!!
15名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:58 ID:3XR2nhvw
>>1も少しは学習したらしい・・・
16名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:59 ID:3XR2nhvw
というのも、むやみやたらに仕切りたがらない
17名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:01 ID:dG5QueYH
ところでなぜ誰も保全の手伝ってくれないんだ?
18名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:02 ID:dG5QueYH
いいもん、一人で出来るもんプンプン
19名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:04 ID:dG5QueYH
とか言ってるうちに・・・
20名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:05 ID:dG5QueYH
もう20GETしました!?
21名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:08 ID:dG5QueYH
さて残りもあと少し・・・
22名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:09 ID:dG5QueYH
誰か鉄だってー!!
23名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:10 ID:dG5QueYH
自分で言うのもなんだが・・・
24名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:11 ID:dG5QueYH
必死だな・・・
25名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:12 ID:dG5QueYH
あと一息だ・・・
26名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:13 ID:dG5QueYH
いよいよだ・・・
27名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:13 ID:dG5QueYH
3・・・
28名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:14 ID:dG5QueYH
2・・・
29名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:15 ID:dG5QueYH
1・・・
30名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:15 ID:dG5QueYH
即死はこれにて回避!!
31名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:17 ID:dG5QueYH
さてこれからどうしよう・・・


32名無しさん@ピンキー:03/11/26 01:13 ID:kbT3LPpy
ここって何を投下すればいいのさ?
オリジナル?
33名無しさん@ピンキー:03/11/26 21:59 ID:ybf5zXfY
さっきはじめてこのスレと前スレを発見して、全部目を通したのだが
前スレ半ばまではいいスレだったね。ブクマしようと思ったくらい。
なんでいきなりこんなんなっちゃったのさ。
持ち直さないかね。
34名無しさん@ピンキー:03/11/26 22:47 ID:MUSxlRtt
>>33
投下されたSSに対する感想を確保できるシステム、
もしくは感想を必要としないシステムが構築できればあるいは…
35名無しさん@ピンキー:03/11/26 23:04 ID:PNrRBwfE
>>33
持ち直すための条件として4っつあげられる。
1.良い進行役がいること
 → 前スレでは人の言うことを聞かない厨だった。
2.良い感想が出ること
 → 特に手は打っていない
3.叩き厨がいないこと
 → 同上
4.書きやすいテーマであること
 → 前スレでは、人の意見も聞かずに勝手に決めていた
ということで、このスレだと無理。
36名無しさん@ピンキー:03/11/27 14:54 ID:QAiTltVa
いっそテーマ抜きの腕試しスレにするのは駄目か?
37名無しさん@ピンキー:03/11/27 19:34 ID:fX8/L3UQ
>35
33ッス。
解決策を持ち出してみる。1はまあ置いておいて、
2の場合:感想のテンプレを作る。アンケートのようにそれに全部書き込みをするのが原則。
 例えば 【いいところ】 挿入シーンがめっちゃイイ! 感動した!
     【改善を勧めるところ】 『この状況で』スカトロはちょっと雰囲気を考えたほうが。
     【この文体で書いて欲しいネタ】 ほんのりラブで微エロ。    
 などなど。ひとことで済ませてもいいし、たくさん書きたかったらかけばいい。
 もちろんたたきは禁止。つまんない、クソなどのにべもない否定文句はNGワード。

3:2のことを実行すれば一行感想は原則的に荒し判定。キチ外だと思ってみんなでスルー。
  もちろん言い分も聞きません。そんなのが現れない対策として、
  書き手側にも少しだけ制限を加える。例えば、エロなしは×だとか、何レス以上は必須など。
  初心者が書いたのか、叩かれても仕方ないようなSSが投稿された時には
  それようの感想テンプレを用意する。
  【何がいけないのか】 てをにはがおかしい
  【どう改善すべきか】 もっと本を読むところから、ね?
  【次回作は】 過去スレを読み返して、このテンプレを使われてる人と遣われてない人の
           違いを見極めて、理解してからが好ましいのでは。
  など。
38名無しさん@ピンキー:03/11/27 19:35 ID:fX8/L3UQ
つづき。


4 テーマ: 原則的に進行役が勝手に(よく考えてから)決める。
    理由→ どの書き手にも平等であるため。募集して、書き手が自分が書きたい
         テーマを自演したら意味がないから。
 数は3つくらい。ただし規格外に『自由テーマ』を設ける。
 テーマのこなし方は各自自由。セリフの一言で出てもいいし、お話全体に絡んでもいい。
 『自由テーマ』は文字通り、設けられたテーマは抜きで、書き手の意識したテーマを
 作品投稿前に明らかにする。『決められたテーマでなくてもいい』ということ。
 競争色がなくなった今、テーマなんてなくてもいいかもしれないけど、
 こんなスレだもの、何か縛りがあったほうが楽しかろ。

オリジナルは前スレと同じ扱い。
ってな感じでどないでしょ。色々かんがえてみたのだけれど。
39名無しさん@ピンキー:03/11/27 21:13 ID:Yv7Wtsib
>>33
それでいいんじゃない?
40名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:03 ID:C7MD73Tj
>>37
『また』1を置いておくのか(笑)。

それはともかくとして、5番目の条件
5.SS作家が投下してくれること
というのもあるね。自分は前スレでは投下したことがあるけど、
このスレは、今のところ様子見。

あと、>>37の解決策に対しての懸念だけど、
【いいところ】なし
【改善を勧めるところ】全部
【この文体で書いて欲しいネタ】2度と投下しないで欲しい
と、書くのは勝手だからね。表面上はスルーしてても、そうレスを
付けられた作者が「じゃあ、次回も投下しよう」と思うかどうか、微妙。
41名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:06 ID:C7MD73Tj
(だいたひかる風に)
本日の予報です。

>>1が、これらの話を無視する確率                      100%
12月1日に、>>1がいきなりテーマ発表とSS投下依頼をする確率    100%
そうなった場合、そのテーマで投下する良いSSが出る確率         0%

ではのってきたので歌を歌います(だっけ)

どーでもいいですがー
 なぜ>>1はこの話に参加しないんでしょう
どーでもいいですがー
 >>1は何をしたかったんでしょう
どーでもいいですがー
 このスレ、生き返らせて、>>1を無視すると、なんかまた荒らしそうな気がする。

# 正直な話、前スレの叩き屋の一部には前スレの>>1がいたのではないかと疑っている。
42名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:36 ID:+G+oVfSu
今いろいろ意見言ってる人はいざSSが投稿されたらマメに感想書いて支援しようって意志はあるの?
43名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:39 ID:r8icnhcs
>>42
今、確認をとっても無意味。
前スレでも開始前は感想の書き方とかしっかり決めてたけど、実状は…
44名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:51 ID:oV/ZrjL3
>43に同意。

>33があれこれ考えたようなことは、前スレでも意見として上がってたり、
合意されたりしていたけど、実情は……だった。

粘着>1もいるし、このスレ、そしてこのスレタイでは、
正常な運営はかなり難しいと思う。
やる気があるなら、別名で別スレ立てたほうがいい。
このスレが発生元ということが、なるべくわからないようにして。


># 正直な話、前スレの叩き屋の一部には前スレの>>1がいたのではないかと疑っている。

これにも同意。
>1を排除して進めた第1回コンペがキレイにまとまったので、
それが悔しくて2回目を荒らしたんじゃないかと思ってる。
45名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:18 ID:/4H9YRVK
>>42
俺は、現状のこのスレなら『支援する気はない』ね。
46名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:19 ID:/4H9YRVK
逆説的になるけど、俺は>>1に是非仕切って欲しいと思う。
3ヶ月もSSの投下が0なら、あきらめるんじゃないかな?
で、>>1が放置してから立て直したほうが良スレになりそうな予感。
47名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:44 ID:r9Ch+PHp
だ、が。 立て直してもそのスレが安寧に荒らしに逢わないという保証は無いと思われ。
雑音チックなカキコをスルーでシタタカにやってった方がいいかな、という気もしないでもない。
また立て直しかよ、というもっさり感の方を危惧するっつーか。

前スレでは>>1の目論見をいなした後に上手い事逝くように見えたがちーとばかし歯車がずれてズルズルと、
といった感がある。 >>33に音頭をとってとは言わないが、「前向きな読み手さん」が居ることが判るだけで、
書き手は一筋の光明を見出してしまうのではなかろうか。 その在り方は此処だろうが常駐スレでも変わらない
と思う。 汚い言い方だと、書き手は感想という餌があれば頑張っちゃうし、響く感想を貰えたなら、口汚い罵りも
耐えられるっつーか全然スルーできるのでは。 漏れの場合は。 どうだろうか。
48名無しさん@ピンキー:03/11/28 01:01 ID:/4H9YRVK
>>47
確かに、「『いなくなればよい』とは限らない」とは思う。
でも、いれば、また『自分が好きなように運営したい』と、パタパタするのは
目に見えている。
とにかく「>>1のいないところ(=1が消えるか、別スレ)」が望ましいと思う。
49名無しさん@ピンキー:03/11/28 01:04 ID:AL50sGcB
前スレでも言われていたことだが、
せっかく書いたSSを、各作品の本スレでなくこのスレに投下する積極的動機が必要なわけだが。
元ネタのファンがいて、歓迎される可能性もより高い本スレではなく、
元ネタすら知らない人もいるであろうこのスレに投下する動機。

前スレでは、確実な感想、的確な批評というのがウリだったわけで、
実際にはレスは付かなかったので、結果としてSS書きは離れていった。
50名無しさん@ピンキー:03/11/28 02:18 ID:mHaSjb2G
意見言うのが好きな奴はこんなにいるのになぜ誰も感想つけてやらなかったんだ。
51名無しさん@ピンキー:03/11/28 11:54 ID:hWUO7SIk
>>50

前スレ見りゃ一目瞭然。
第二回は、とてもじゃないが感想どころか読むに値しない作品が多杉た(スルーしてやっただけでもありがたく思えと)。

>>1はdendで決定だし(学習塾とかいう単語を使う時点で工房以下)、こいつが立てたスレがまともに機能することが許せないというのがみんなの意見だろ。
52名無しさん@ピンキー:03/11/28 16:20 ID:bj+y0OMw
異様に長いSSも多かったしね
53名無しさん@ピンキー:03/11/28 18:53 ID:K9QiWf44
>>52
そうか?
そんな取り立てて言うほど長くもないと思うが
54名無しさん@ピンキー:03/11/28 20:58 ID:0Q+veGiq
>(スルーしてやっただけでもありがたく思えと)。

してやったって……
55名無しさん@ピンキー:03/11/28 21:15 ID:xf0Pxivc
実際レスに困るものも多かったけどね・・・
みんなが素直にレスしたら、もっと滅茶苦茶になっていただろうし。
56名無しさん@ピンキー:03/11/28 22:45 ID:d1up7qJN
>>51とか>>55みたいな香具師がまだいるんだから、再生は無理だね。
57名無しさん@ピンキー:03/11/28 23:58 ID:kyF7490r
じゃあ56は好意的な感想つけて作家を支援してたんだ?
58名無しさん@ピンキー:03/11/29 00:47 ID:RewS+ISo
56「叩くな」
57「じゃ、マンセーしたのか?」
世の中には「マンセー」と「叩き」の2種類しかないと短略的に考える>>57はイタイね
59名無しさん@ピンキー:03/11/29 04:08 ID:bT2ituY3
しかし、スルーってのは選択肢としてアリだろう。
無理してお世辞を言ったり素直に批判を重ねたりするのに比べりゃよぽどマシかと。
60名無しさん@ピンキー:03/11/29 07:38 ID:hUjPB5X/
じゃあ58は叩きでもまんせーでもない建設的な感想つけて作家を支援してたんだ?
61名無しさん@ピンキー:03/11/29 13:38 ID:QiX6Nztd
な? こうやって>1がダダこねて全部を台無しにするんだ。
62名無しさん@ピンキー:03/11/29 14:05 ID:ey5q6epM
あと34時間たってみ。
突然>>1が現れて、SS募集するからw
63名無しさん@ピンキー:03/11/30 03:00 ID:vTjPEFC0
まず>1の完全なる排除。
話はそれからだ。
64名無しさん@ピンキー:03/12/01 02:10 ID:2p7ED4cR
>1が去ろうがどうしようが必ず関わってくる問題として、評価に値しないくらいのSSがうpされた場合はどうするか。(残酷な言い方だが)
此処らへんを上手くケアしないと、新スレを立ち上げても必ずもめるのではないかと思う。
名の通り「コンペ」を主体にした場合はある程度の競争意識と勝算を持って望んでくる書き手がメインだと思われるのでそういった問題も薄かろうが、
最終的な投稿数が減少する恐れがある。 逆(前スレのような)の場合は玉石混合にて感想を書く側がそれなりの覚悟を持って望まなければ事態の好転は
難しいのではないかと考える。
新人ですが漏れのSSはどうですか?とか、常駐スレではスルーされまくりでつ、みたいな書き手がこのスレにおいて叩かれつつも上達のヒントを獲られれば、
このスレは機能しているな、と個人的には思うのだがどうか。
匿名だから叩きが大手を振って騒げると同時に、「マンセーはしない。だが藻前の上達には一役買う覚悟はある」という感想の書き手が居ていい筈だ。
(前スレではその流れが断ち切られてしまった感あり)

潜在的にこのスレを利用しようとしている書き手はそこそこ居ると思われる。感想をつける側が真摯な態度とタフなココロ(叩き、煽りは全スルーで)を持っていただければ、
今、この瞬間からこのスレは機能できるはずと考えるがどうか。
65名無しさん@ピンキー:03/12/01 02:38 ID:F3xoyAaE
他人にケチをつけて困るとすぐ相手を1ってことにして捨て台詞はいて逃げる奴が大杉
66名無しさん@ピンキー:03/12/01 03:04 ID:Ew86lw+X
>>64
問題点については同意。
ただ、「潜在的な利用希望者」についてはどうかな。
前スレにもちょっと書いてあったけど、今のエロパロ板は決して作者が余っている状態ではない。
作者は「自分の投下スレ」を皆持っている。当然、自スレで待っている読者を待たせながらも
『このスレに投下したい』というプラスアルファが不足している気がする。
「荒らしはスルー」程度では不足。

あくまで思いつきだし、実現可能性は分からないけど、「専属感想人」でも選ぶとか。
専属感想人は、トリップをつけて、全ての作品に感想−可能なら建設的な批判も含め−を
書くことを義務とする。人数は3人以上。

午前3時の思いつきなので、一夜寝たらむちゃくちゃなこと書いてると思うかもしれないけど、
とりあえず、レスポンスしておきます。

ちょっと卑下がくどいかもしれないけど、頭が半分寝てるので。
お休み〜。
67名無しさん@ピンキー:03/12/01 09:40 ID:Pi3gSW42
感想がつけづらいSSというのも正直ある。
自分は途中から感想参加で、なるべく建設的なレスをつけてきたつもりだ。
だが、全く知らない元ネタに対してはレスがつけられなかった。(一番最後に
投下のあったSSはそれです)

だったらいっそ、ここはパロであっても例えば前スレであった釈尊ネタなど、
ほとんどオリジナルに近いネタを投下する、もしくは完全オリジナルを投下する
スレとして蘇らせた方がいいのではないだろうか?

自分は「おなかん」などもROMっているんだが、この板の書き手であっても
オリジナルを書いてそれを2ch読者に建設的な批評をして貰いたいと思っている
書き手は潜在的に結構な数がいるのではないかと思われるのだが。
68名無しさん@ピンキー:03/12/01 22:03 ID:X6FRinCX
オリジナルに限定するとこの板でする意味はなくなるんじゃないだろうか。
オリジナル書きたいならエロ漫画小説板へ行けばいいって事になるし。
と、初月にオリジナル投下した人間が言ってみる。
69名無しさん@ピンキー:03/12/01 22:26 ID:UOQkuP2U
まぁそうなんだが、この板の職人として書いていると他板はあまり見ないし、
板の雰囲気とかを判断するまでに結局時間がかかってしまう。
書き手としては自分の常駐板で落としたいというのが本音。

でも建前としては、>68の言うとおりなんだよな。
70名無しさん@ピンキー:03/12/01 23:44 ID:iFojnT3x
この板の書き手だからこその発想、書き方──
そんなものがあるかな、と思ってみたりもする。 エロ小説とエロSSの差異と言うのだろうか……。
それと、エロ漫画小説板は思っているより発表の場は少ない、というかエロパロ板のほうが圧倒的に多い。
またエロパロという括りだけのこのスレにおいて、ある作品のSSをうpしますた、といったとき、
パロった作品の知名度などで評価が変わりやしないか、という考えは普通に浮かぶと思う。
文章力の評価を貰いたい、といった書き手はむしろ原作つきは避けるのではないか。
また、「こういう作品を知ってもらいたく、SS書いてみますた」というアプローチも当然アリだろうし、誰もが知ってる
あの名作を果敢にエロパロ化ー?! という書き手もいたら面白いし。 共通項はテーマのみ、それもあくまで目安ですという中で。

このスレの面白い所に、さまざまなSS群がうpされるという雑多な楽しさがあると思う。
71名無しさん@ピンキー:03/12/02 14:01 ID:FovxjO5c
確かにそれはあると思う。
書き手側もパロの場合は自スレではなくここに投下するのだったら
ある程度の説明を挿入するとかなるべく読みやすいように気をつけるなりの
配慮は必要だな。

例を挙げれば、前スレ後半に投下のあった2作品、元ネタキャラへの説明等が
欠けていたように思う。
特にキャラ萌えで書いている場合は、容姿や性格などを伝える努力を一般
小説並みにする必要性があると。
ま、それやっちゃうと長くなるのだが。
72名無しさん@ピンキー:03/12/03 01:47 ID:PJTI/LVn
じゃあこのスレはエロパロSS準備室にすれば?
腕試しありーの、布教ありーの、ごちゃごちゃとした、人によって息抜きでもOKみたいな。
それに感想をつけてもらって、
色んな小説読めて読み手ウマー 感想もらえて書き手ウマー。
書き手さんにはどんな意図があろうと、とにかく『楽しんでもらう』心がけを
読み手さんには出来るだけ、何か思ったら感想をつける心がけを
それぞれ要求してさ。
73名無しさん@ピンキー:03/12/03 03:00 ID:XOKUglul
>>72
他のスレとの棲み分けが難しそうだね。
腕試しだって息抜きだって既存スレでもできるよね。加えて、スレが無い場合でも
↓このスレとも重複する部分はありそうだし。
スレが無い作品のエロSSを書くスレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1052910677/

それに、ある意味ではどのスレだって、書き手としては「楽しんでもらう」意図はあると思う。
「書きたいから書く」という場合でも、読み手不在でよければ自分のHDDの中に
入れておけばよいのだから。
74名無しさん@ピンキー:03/12/03 03:34 ID:XOKUglul
一度書きかけて、やめたんだけどやっぱりレス付け。
>>71
書き手にもよるとは思うけど、「説明の挿入」って敷居がすごく高いし、説明を
投下しても知らない人は萌えないと思う。
例えば、「朝倉カオル」をヒロインにした場合。
1.女性 2.身長は170cm弱 3.胸は大きくない 4.髪の毛は黒でショート
5.特に美人ではなくボーイッシュな感じ 6.年齢は2X歳 7.沈着冷静だが天然ボケ
8.恋愛関係には鈍感 9.料理が下手 10.社内では人気がある
さて、これでイメージがわくかどうか、という問題がある。仮に沸いたとしても、
それは読者の中のイメージであって、書き手の(あるいは知っている読者の)
知っている「朝倉カオル」とは別物。
といって、原作のエピソードをまとめて載せてみても、イメージがどの程度
付加されるか…。
さて、1〜10を読んで、ちょっと「朝倉カオル」をイメージして欲しい。

イメージしてもらったところで、原作はこちら。
ttp://www.houbunsha.co.jp/items/comic/4832262351.jpg
ttp://www.houbunsha.co.jp/items/comic/483226270X.jpg
ttp://www.houbunsha.co.jp/items/comic/4832262971.jpg
自分のイメージとどの程度あっていた/違っていたか…。
75名無しさん@ピンキー:03/12/03 08:36 ID:wp9Amtus
>74はオリジナル小説書いたことがないのか?
キャラ情報を正確に伝えるために説明を挿入するのではない。
キャラ情報をある程度入れていくことにより作品世界への足がかりにするんだよ。
だから、原作キャラを正確に伝えるのが目的なのではないんだよ。
それに原作が2次元だったとしても、それぞれ読者、視聴者、ゲーマー等が
その漫画なりゲームなりアニメ、映画、ドラマなりのキャラを受け取っているのだから、
受け取った側のキャラは同一とは限らない。
己がじしキャラを受け取っているのだから。

要するにパロとオリジナルは書き手としての手法の違いが存在する。
このスレではあくまでパロであっても、オリジナルとして通用するような
手法を取って欲しいというわけだ。
76名無しさん@ピンキー:03/12/03 08:43 ID:HM3pADnD
連続スマソ

オリジナルでもキャラ説明の存在しない小説は存在する。
それはキャラクターがどういう人間なのかは読者に伝える必要はないと判断した、計算ずくの手法だ。
だが、パロの場合はキャラ萌え前提で書いている場合、特にキャラの魅力を
垣間見せる努力は必要ではないか?
こんな魅力的なキャラが、こんなシチュエーションであられもない姿を晒しているのだと
読者に伝える必要があるSSがほとんどだと思う。

そこら辺は書き手の考え方によると思うが。
ヒロインが「女」とか「彼女」とかの代名詞でも通用するSSなのかどうなのか。たいていの場合、違うんじゃないか?
77名無しさん@ピンキー:03/12/03 22:54 ID:MT0J67AT
>>75
例が悪かったが、75はこのような小説なら良いということかな?。
オリジナルを知っている人にはくどい以外の何者でもないような気がするのですが。

<例1>
シャアは、ララアとセックス中、暴発してしまった。シャアはつぶやいた。
「認めたくないものだな…自分自身の、若さゆえの過ちというものを…」
そうつぶやいたシャアだったが、自分が過去に同じセリフを口にしたことがあったことを思い出した。
それは(以下略)
<例2>
リンはついにケンシロウとセックスすることができた。
思い起こせば、ショックで口が聞けなくなったリンを(中略)、
その後、バットと3人で(中略)、
そして、ケンシロウが行方不明になり(中略)。
一方のケンシロウも、ずっとマミヤ(だっけ?)のことが(中略)。
年月にするとゆうに○年を越える長い間の片思い。それがついに結ばれたのだ。
<例4>
カウンターに男が座っていた。名をアムロ・レイという。
日本人だと「安室 嶺」というような漢字を当てはめたくなるが、姓がレイ、名がアムロである。
歳は20歳。一年戦争の時には連邦を代表するエースパイロットであったが、その後(以下略)
78名無しさん@ピンキー:03/12/07 23:47 ID:HBXCJ7OM
コンペェ!
79名無しさん@ピンキー:03/12/24 10:41 ID:EC9Rrogp
保全
80名無しさん@ピンキー:04/01/08 17:54 ID:Z29VRdrc

81名無しさん@ピンキー:04/01/15 12:35 ID:K4JjSu4/
ここ今どういうスレになってるの…?
今ちょっと書きたいものがあるのだけれど、「エロパロ」ではないので
(ぶっちゃけ架空世界を舞台にしたオリジナル)投下すべきスレがないんだ。
72のいうようなスレになるなら、こちらで書かせて貰おうかなと
考えているんだけれど…

82名無しさん@ピンキー:04/01/15 14:57 ID:Vnd1ID6t
えーとageた方がいいのかな?

>76
>代名詞でも通用するSSなのかどうなのか。
固有名詞(人名とか地名とか)の一切出てこない長編ssを読んだことある。
一人称+オリジナル要素有りのssだったから出来たワザかもしれないが、
世界観やキャラを側面から浮き彫りにした、渋いssだったと思う。
83名無しさん@ピンキー:04/01/16 00:45 ID:P2NJ2vtz
自分が読んでる広範囲系のスレ(特定作品のパロではないスレ)で書かれている神のSS、
原作を全く知らない自分が読んで非常に面白い。
別に容姿の説明云々は部分的に登場するのみなのだが、なんというか世界観を
説明する手段が非常に上手い。
このスレでパロの投下で必要なものはそういうところだと思うのだが。

そのスレのSSを名指しできないから上手く説明できないけど。
84名無しさん@ピンキー:04/01/20 00:11 ID:e93CLRNc
>>81
書いちゃえ書いちゃえ。書いちゃったモン勝ち。
85名無しさん@ピンキー:04/01/20 01:55 ID:i+Xb3SKg
どもレスありがとう。しかし実はかなり趣味的…というか、
読み手選びそうなネタなんだけどいいのかな。
*オリジナル(ファンタジー風味)
*強制飲尿等、ネタがスカ&無惨気味(死にネタだし)
*のわりにテイストは純愛
*かつ多分あんまりエロくない…
*しかもキャラは「男」と「少年」
*ちと長くなりそうかも…

なんだか並べてるとダメポな気がしてきた…
上に書いた通りのシロモノなので、まごうかたなき「18禁」では
あるのだが。
86名無しさん@ピンキー:04/01/20 06:13 ID:qMX8iDs+
姐さまたちにとって外れネタだった時の、ここの姐さまたちの辛辣な罵倒に
耐えうる神経の持ち主なら、行っちゃえ!
だらだらと続けないで纏めて投下の方がさらに吉かと。
8785 ◆GQtsITF/1w :04/01/21 13:49 ID:mjNn4jY2
それじゃあ…
「お試し」兼ねて冒頭を落としてみます。
傾向と注意は85の通り。
トリップ入れておくので、ダメなひとはNG指定よろ。

>辛辣な罵倒
怖いな(ニガワラ
ぶっちゃけ罵倒されたことがないので、果たして耐えられるかどうかはわからんです。
スルー耐性は強靱なのだが。

>だらだらと続けないで纏めて投下の方がさらに吉
申し訳ない…当方、出来上がった部分から垂れ流しがスタイルでして
これは実行できそうにない。
そういうワケなので、もし他にも投下を考えてる職人がおられたら
どんどん気にせずいっちゃってください。
88ココから ◆GQtsITF/1w :04/01/21 13:54 ID:mjNn4jY2
***序章

カイは父の震える背中を見ていた。
白く透き通る少女の骸をかき抱き、嗚咽を漏らす父……
「どうして泣くの……? その子は『御子』なんでしょう……?」
「カイよ、覚えておけ」
父は振り返らず、いった。
「神の御子であっても、人の世に生まれ落ちれば人の子だ。
痛みも苦しみもある。悲しみもあるのだ」
しかし 父の抱くその少女の表情はどこまでも穏やかで美しく、カイはそこに父の言う苦
しみや悲しみを見いだすことはできなかった。

89 ◆GQtsITF/1w :04/01/21 13:55 ID:mjNn4jY2
***1

「御子だ!御子が見つかった!」
日も落ちた集落に時ならぬざわめきが起こる。村人はわらわらとひとつのあばら屋に集
まった。
あばら屋の奥、女がまだ幼いひとりの子供をしっかりと抱いている。子供の肌は白く、髪
も明るい金髪だ。この村の住人は一様に黒い髪と黒い瞳、そして黄色い肌を持つ。一目で
わかる異形の子供だった。
「人が途中で御子になるなど、聞いたこともありません……」
女と子供を取り囲んだ男衆の中の年かさのひとりが困惑したように、ふたりを睨みつけた
ままの老人に小さな声でいった。
「……女が言うには……子供は病気だと……」
「御子守[みこもり]を呼べ。あやつなら見極めよう」
老人は険しい表情のまま、押し出すようにいった。
やがてあばら屋に現れた一人の男───
彼もまた、この村の異形であった。布で覆い、衣服の裾や袖で隠しても隠しきれないその
肌は黒く、その身には強い樟脳のような匂いをまとっている。
「御子守だ」
「御子守が来たよ」
村人達は露骨に顔をしかめ、男を避けるように場を譲った。
「嫌な匂いだ……!」吐き捨てるように、そう心の内を吐露した村人もあった。
今は「御子守」と呼ばれるカイは、しかしそんな村人達を意に介する素振りも見せずあば
ら屋へと入っていった。
90 ◆GQtsITF/1w :04/01/21 13:56 ID:mjNn4jY2
女が子供を抱きしめたまま、怯えきった目でカイを見上げた。その顔は涙で汚れている。
「どけ。子供を見せろ」
「この子は……!びょ、病気なんだよゥ……病気で……色素[いろ]が抜けて……」
「色が抜け始めたのはいつのことだ? 病気だというならなぜすぐ薬師に見せなんだ」
女と子供を見据えたまま、カイが一歩踏み出す。
「ひ……っ」とひきしぼるような悲鳴をあげると、女は耐えきれなくなったように部屋の
別の隅へと逃れた。
ひとり取り残された子供の前にしゃがみ込み、カイはその、透け始めた瞳を覗き込んだ。
子供は大人達とは違い怯える様子もなく、ただ戸惑うようにカイを見つめている。
「…………」
カイも内心戸惑っていた。己れの見立てで、子供の運命が決まってしまうのだ。
瞬きもせず子供を見つめていたカイが、やがて息を吐くように言葉を発した。
「───御子───」
ふたりを遠巻きにしていた村人達に戦慄が走り、声にならないおめきが上がった。
91 ◆GQtsITF/1w :04/01/21 13:57 ID:mjNn4jY2
***2

村の北のはずれ、祠の傍らに建つ貧しい庵が御子守であるカイとその父の住処だ。
御子守は祠の守手でもあった。
「どうだった……?」
暗い面持ちで戻ったカイに、父は臥所から声をかけた。
「……」
答えない息子に、父は事態を理解した。
「人として育てられた御子か…… なんと痛ましい……」
「じきに6才だそうだ。いつまで経っても養親が子供を母屋に差し出さないので男衆が取
りに行って……それで見つけたそうだ。御子はその場で、長が連れ帰った……」
その時投げつけられた、女の口にすることも出来ない罵倒の言葉がカイの胸に再び甦っ
た。
「6才か……」
父はひとりごちるようにいった。
「養親はどうした」
「……身を振り乱し、泣いていた。おそらく所払いだろう。
子を母屋へ上げるとき、養親はああは泣かないものだが……御子を匿っていた間に情が移
ったのやも知れん」
「御子の行く末は誰でも知っている。我が子とも思い、育てた者が御子であったとは……
その女もあわれな……」
父は黙った。
カイも口をきかなかった。
92ココまで ◆GQtsITF/1w :04/01/21 14:00 ID:mjNn4jY2
この村では男女は暦に従って交わり、生まれた子供は産みの親に拘らずその時乳の出る女
が育てる。子供は5才になると養親から離され、成人するまで「母屋」と呼ばれる場所で
共同生活を送る。どの腹から生まれたかも知らずやがて親子が交わることもあるこの村
に、子供とその親といった血を絆とする「家族」というものは存在しない。
ただひとり、「御子守」を除いては。
「御子守」とは文字通り「御子に仕える」ことであり、身の内に受け継がれたその「血」
を持つ者以外には決して務まらぬ、一子相伝で伝えられる職能であった。そのため御子守
のみが「家族」を持つのだ。
職能を伝えるため。血を守るため。そして何より、村人から疎まれ、蔑まれる自分たちを
支え合うために。

「かわいそうに……」
ややあって、父が再び誰にともなくいった。
「きれいな子供だった。……男とは思えぬやさしい面立ちで、怯えもせず俺を見ていた…
…」
父が床の中で微かにみじろいだ。
「御子は、男か」
しばらく沈黙したあと、再び言葉を継ぐ。
「それは…… 女達には福音であったな」
しかし父の声は暗い。
そうか……、とカイにも思い当たった。
御子が男であれば、女達も御子と交わることが出来る。それはすなわち、御子の務めがよ
り重くつらいものになることを意味しているのだ。
「……儂はお前の力にはなってやれぬだろう……」
目を閉じたまま父がいった。
「心に強く決めておけ、カイ。お前だけが御子を支え、御子の力となれるのだ。」
カイは無言のまま頷いた。
93 ◆GQtsITF/1w :04/01/23 02:13 ID:pLgNdbEx
***3

7年後。
12才になった御子が、輿に乗せられ庵のほど近くに新しく作られた「御御堂[おみどう]」
に入った。
御子は2年間、14才になって入定するまでここで村人の穢れを浄める。この村では成人は
16才とされ、御子は無垢な子供のまま、天へ還すのが定めとなっているのだ。
御御堂ではカイが御子を迎えた。これからはカイが、御子の全てを担うことになる。御子
守が御子に関する一切を仕切るのだ。
7年ぶりに見る御子は一層美しかった。
今や髪は影ひとつない銀髪となり、透明な赤い瞳は紅玉のように煌めいている。
しかしカイの心を強く掴み胸を揺さぶったのは、御子のその、おのが宿命を受け入れたど
こまでも静かな表情だった。
わずかな間とはいえ、「人」であった御子───
生まれ落ちたその時から「御子」として育てられるのもあわれだが、「人」として育った
御子が、己れが「御子」であることを受け入れるためにどれだけの苦しみと葛藤を強いら
れたのか、それを思うとカイの心はしめつけられるように痛んだ。
「御子守のカイだ。これから御子が天へ還るまで、側近くお仕えする。御子……」と、カ
イは跪き、いった。
「俺の心と体の全てを捧げて、御子に尽くそう。俺にだけは、心を許してくれ。必ず御子
の、力になる───」
それはあらかじめ定められた誓いの言葉だったが、カイの心に偽りはなかった。
これからの御子には苦しみのみが待っている。それを少しでも和らげることができる者が
いるとするなら、それは自分をおいては他にないのだ。
御子は微笑むと、「どうか僕を支えてください。……無事に務めを果たせるように」と頭
を垂れた。

94 ◆GQtsITF/1w :04/01/23 02:15 ID:pLgNdbEx
御子の務めとは村人の穢れを己れの身に移し、浄めることで、それは人の身から出た穢れ
───
すなわち汚物を口から受け入れることである。
入定するまでの2年間、御子は御子守の献じる薬湯以外には、人の汚物しか口にすること
が許されない。
但し固形物は「毒気が強すぎる」という理由で退けることが出来る。
御子自身に拒否する力はなく判断するのは御子守だが、実際にそれを受け入れさせる御子
守はいない。
そして御子自身は穢れを零すことを許されず、御子の体から出るものは全て御子守が受け
入れる。
一旦、己れの体に穢れを移し、それを再び御子に戻すのは御子守の務めのひとつだった。
つまり村人の場合と異なり、御子守の身から出るものは全て御子に与えられるということ
だ。
そのため御子守は、「御子守」を務める2年間、俗の食べ物は一切口にしない。
元々御子守が口にするものは厳しく選別されていた。全てはいずれ仕えるべき御子のため
───
幼い頃から選ばれた僅かな食べ物と薬湯で育つ御子守は薬草の扱いにすぐれ、その体は特
殊な体液で満ちている。
そしてそれが溶け込んだ、その身から出るもので御子を養うのだ。
それこそが御子守の最も重要な「職能」であり、他の者には代わりようのない本来の「存
在理由」だった。
95 ◆GQtsITF/1w :04/01/23 02:16 ID:pLgNdbEx
「これから御子は人の食べ物は口にできない……それは聞いているな?」
「……」
御子は無言で頷いた。
「口を開けて……」
御子は従順に口を開いた。その柔らかな粘膜にカイは己れの陽物を押し込んだ。
穢れを受け入れる、そのやり方を御子に教えるのも御子守の役目だ。自分のものを与えな
がら行為に馴らしてゆくのだ。
腹の力を緩め、少しずつ放尿する。御子の表情が苦しげに歪み、頬が大きく膨らんだ。
「溜めるんじゃない、そのまま味わわずに飲み下すんだ。何も考えずに……」
零さぬように御子の頭を抑えつけ、カイがいった。その手は御子の髪を撫でていて、少し
でも無理強いを感じさせないように気遣っているのがわかる。
御子の喉が鳴った。口中のものを少しずつ嚥下する様が見て取れる。
時間をかけて、御子は少なくはない量を飲みきった。カイは苦しげな御子を抱き髪を撫で
ながら、
「すぐに慣れる。大丈夫だ……」と労うようにいった。自分自身にも言い聞かせているよ
うだった。
そうしてしばらく御子を抱いていたカイだが、
「初めての日くらい休ませてやりたいところだが、……やらねばならん事がある」といっ
た。
抱かれていても固く緊張したままだった御子の表情が、ああ、やっぱり……というように
歪む。
カイは体を離し薬湯を椀に注ぐと、再び胸に御子を抱いてそれを差し出した。
「飲めるか……?」
御子は小さく頷くと椀を受け取った。どことなくカイと似た匂いがしている。
「体と心の強張りが緩んでラクになれる。慣れないうちは飲みにくかろうが……ゆっくり
でいいから……」
御子が啜るように少しずつ飲んでいるのにはもうひとつ理由があることにカイは気づいて
いたが、それは口にはしなかった。
96ココまで ◆GQtsITF/1w :04/01/23 02:17 ID:pLgNdbEx
「……縛るの……?」
御子が薬湯を飲み終え落ちついてきたとおぼしき頃。
カイが「しごき」を取り出したのを見て、御子がいった。 極力感情を抑えようと努めて
はいるが、いささか震える声に潜む怯えは隠しようもない。
「体が動くと傷が大きくなる。痛みも増すし、癒りも悪くなる……」
手を後ろに廻させ、背中に縫い止めるようにしっかり縛りつける。足の甲には太い棒を置
き、これに甲を添わせるようにして足首の腱を充分に伸ばし、これもまた動かないように
固定する。
最後にカイはしごきを結んで玉を作り、それを御子の口に噛ませてずれないように縛っ
た。
御子は助けを乞い、すがるような表情をしていた。体も瘧にかかったように震えている。
気丈にも涙はこらえているが、もう今にも泣き出しそうだ。
なぜ、こんな子供を……
懐疑と、これから自分がしなければならぬ事の残酷さに、カイの心は締めつけられるよう
に痛んだ。
これから御子の幼く華奢な足首を抉るのだ。そんなことまでして自由を奪わずとも、物心
つく前から「贄」たらんことを心身の髄まで叩き込まれる御子には逃げ出す者などいよう
はずもないのだが、それは連綿と繰り返されてきた「儀式」なのだった。
この残酷な儀式は、これからの御子に与えられる苦痛のとば口に過ぎない。
「すぐに終わる。恐いのは一瞬だ」
カイは己れの逡巡を隠し、御子の顔をしっかりと見つめてそういった。御子の瞳から、と
うとう大粒の涙がこぼれ落ちた。
その涙を指で拭ってやると、カイは黙ったまま御子の華奢な体に体重を乗せ抑え込み、そ
の足を脇にしっかりと挟み込んで、よく研いだ鋭利な小刀で腱を抉った。
97 ◆GQtsITF/1w :04/01/23 02:22 ID:pLgNdbEx
えっとすみません。書くの忘れてた。
前スレ見るにここのSSも書庫に格納されるようですが、
現在投下中のものはあらかじめご辞退申し上げます。
完結するかどうかも怪しい分際でナニヲカイワンヤですが、
よろしくお願いいたします。
98 ◆GQtsITF/1w :04/01/26 13:47 ID:p4yGYfMs
***4

足首の傷が癒える間に、御子の身の内の穢れを洗い流し村人を受け入れる体を作る。
大量の薬湯を無理矢理飲ませて腹の中を洗うのだ。
薬湯は瀉薬で、何度も排泄させられて柔らかくほころんだそこに張り型を挿入し、拡げ
る。
この時瀉下したものは御御堂に入る前に御子自身が溜めた俗の穢れだから、御子守は引き
受けなくてもいい決まりだ。
元々御御堂入りに備えて御子の食事は極端に制限されていたから、腹の中はすぐにきれい
になった。それでも薬湯による瀉下が続けられたのは、外側から張り型で拡げるより内側
から圧をかけて拡げる方がより拡がりやすいためだ。
腹の渋りを訴える御子にできる限り我慢させ、圧を高めて排泄させる。
そこに張り型を押し入れるのは、それで拡げるというより拡げた部分を閉じさせないため
の処置だ。張り型は順により太く大きいものへと取り替えられ、最終的には大人の陽物と
同じ大きさのものが差し込まれる。
御子が女なら、前の窪にも同様の処置が施される。それは村人を受け入れる際に裂けたり
傷つけられることのないようにするためだったが、いずれにせよ固く閉じた幼い部分を無
理矢理割り拡げることになる。
傷が癒えてくるのとは裏腹に、少しずつ増してくる拡張の痛みが御子を苦しめ続ける仕組
みだ。
つらければ泣き叫んでいい、と、御子にはそういってある。しかし実際に御子が悲鳴をあ
げ、抗うのは張り型を後腔に押し入れる時くらいだった。
「もう少しだけ……待って…… 少しだけでいいから……」
排泄の間だけが、拡張から許された僅かな時間だ。瀉下が収まればすぐにまた張り型を入
れるのだが、この頃の御子はそんな言葉で、ほんの少しの間でも挿入を待ってくれるよう
にと哀訴してくるようになった。
99 ◆GQtsITF/1w :04/01/26 13:49 ID:p4yGYfMs
よほどつらいのだろう……そうわかっていながら、カイが答えられるのはひとつことだけ
だ。
「緩んでいるうちに入れないと閉じてしまう。そこに無理矢理入れる方がずっとつらいは
ずだ……だから堪えて……」
そういうと、御子はもう、それ以上は何もいわなかった。
「痛い!痛い…っ、ううああ…!お願い、ああ……!」
涙をぼろぼろこぼしながら訴える声に応えず、カイは無言で張り型を押し込む。応えるべ
き言葉が見つからないのだ。
「あああ!いた……っ、い…っ」
「大丈夫だ…!……もう、全部入ったから…………」
何が「大丈夫」なのか、と自分で思う。
痛みを堪えさせ、入れてしまえばそれから解放されるのかといえば答えは否だ。それどこ
ろか体を割り裂くような痛みと違和感に苛まれ続けることになる。
こらえきれず、拡張の痛みに呻吟する御子の苦悶はカイをも苦しめた。
日のあるうちは御御堂で御子に仕えるカイだが、夜には庵に戻っていた。夜を御子と共に
明かすのは禁忌とされていたし、床に伏した父が気がかりでもあったからだ。
100 ◆GQtsITF/1w :04/01/26 13:50 ID:p4yGYfMs
「御子はどうだ」
カイの様子に思うところがあったのか、病床から父が声をかけてきた。
「毎日泣いている……見ておれん」
カイは正直にいった。父には心配をかけたくなかったが、先達として頼ることができるの
はやはり父しかいない。
「薬湯もたいして効かん……痛みが強すぎるのだ。夜もロクに眠っていない……」
父は少しの沈黙のあと
「これを」と枕元の丸薬をとり、カイを手招きした。
「三つほどに砕いてひとつづつ薬湯によく溶かし、御子に飲ませてやれ。……御子の小さ
い体にはそれで効くだろう」
「……しかし、これは……」
「いうまでもなかろうがこれはきつい薬だ。万が一御子がせがんだとしても、みだりには
与えるな」
「…………」
「……すまない」
カイはそれを受け取り、素直にいった。
「ありがとう……恩に着る」
父は笑った。
「バカ…… それが親にいう言葉か」
しかしカイは丸薬の包みを握り頭を垂れたまま、父には応えなかった。
101 ◆GQtsITF/1w :04/01/26 13:52 ID:p4yGYfMs
翌日、いつものように処置が終わった後に与えられた薬湯に御子は眉を曇らせた。
「飲みにくいか?」
「……少し……味が……」
「御子には苦かろうが、我慢して…… これはよく効くんだ」
「…………」
よく効く、といわれたからでもなかろうが、御子は苦しげに表情を歪めながらも椀に注が
れた薬湯を飲みきった。
薬は父の言ったとおり効果覿面で、御子はしばらく眉を寄せ痛みを堪えていたが、やがて
寝息を立て始めた。
「……」
カイは御子の穏やかな呼吸に心底安堵した。しばらくは痛みから解放されるだろう……
御子はその日、眠り続けた。
翌日カイが御御堂へ出向くと、御子はもう目覚めていた。
「薬が切れたか…… 痛むか?」と訊ねると、弱々しかったが微笑んで
「大丈夫……まだ効いてるみたい。今朝はすごくラクなんだ」といった。
さすがに薬がそこまで長時間効くとも思えなかったが、痛みから解放され充分に眠ったこ
とで気力が戻ったようだ。
「ありがとう……」
「あれは俺が作ったんじゃない」
カイは正直にいった。
「あれは親父の薬だ。親父が自分のために作ったものを、御子にと分けてくれたんだ」
「…………」
「だから本当は御子には強すぎる……あまり飲ませてはやれん」
カイはすまなそうにいった。
しかし御子は、自分を救ってくれた薬とは違うものに興味を惹かれたようだ。
「おやじ、って……何?」
102 ◆GQtsITF/1w :04/01/26 13:54 ID:p4yGYfMs
一瞬、カイは答えに詰まった。
村の子供に「母」は存在するが「父」はいない。厳密には「母」とは「育ての親」で、
「産みの親」がわからない以上、子供の種が誰のものかなど知りようがないのだ。
村の大人は男も女も等しく母屋の子供の世話をしたから、子供にとっては大人全てが
「親」であり、養い親は別にして、個別に特別な感情を持つということは特になかった。
「御子は母を覚えているか……?」
「…………」
覚えてはいないか……、とカイは思った。
長老がどのように御子を育てたかは知るべくもないが、「人」の記憶はできる限り拭い去
ろうとしただろうことは想像に難くない。
しかし御子は小さく頷いた。
「女親が母で、男親が父だ。親父というのは、父のことだ」
「…………」
「御子守に母はいない……父親が子を育てるんだ」
「じゃあ……男の、お母さんのようなもの……?」
カイは笑った。そして、確かにその通りだ、と思った。
まだ幼かった頃、父がどれだけ自分を手塩にかけ、慈しんで育てたかを思い起こしてい
た。
103ココまで ◆GQtsITF/1w :04/01/26 13:54 ID:p4yGYfMs
「まあ、そうだ……俺にとってはな」
「その人、病気なの……?」
「そうだ。もう長く伏せっている」
「……ぼくに……」
御子は少しためらう素振りを見せたが、小さな声でいった。
「……その人を癒すことはできないの……?」
「…………」
優しい子だ…… 自分自身が痛みの中にありながら、苦しむ人を気遣っている。
カイは微笑んだ。 そして御子の髪を撫でながらいった。
「御子にならできるだろう。御子に触れれば、どんなにか父は癒されることか…… しか
し父はもう動けない。会わせてやれない……」
「……カイ……」
「御子の言葉は、必ず父に伝えよう。きっと喜ぶ」
そういいながらカイは立ち上がった。
「湯を汲んでこよう。痛みがまだ少ないなら、もう少し眠っておくがいい」
今日、これからまた受け入れさせられる苦行を思い出したか、御子の表情は暗く翳った。
104名無しさん@ピンキー:04/01/26 15:48 ID:wDbjVdmc
知らなかった、ここって廃墟だとばかりw

じっくり読ませてもらいますです。
105名無しさん@ピンキー:04/01/27 22:45 ID:vNNNIDUQ
どもです。
ぼちぼち投下していきたい所存ですので
のんびりおつきあいいただければと思います。
そのうち他の職人さんも来てくれると良いのですが。
106 ◆GQtsITF/1w :04/01/29 12:59 ID:OQKPwzDD
「……っ」
強く眉を寄せ息を荒げながら、御子が声にならない声を上げる。
張り型ではなく、カイ自身の陽物が初めて御子の腹に押し込められようとしているのだ。
御子が御御堂へ入ってほぼひと月。足首の傷も癒えて、明日から御子は村人を迎えること
になっていた。
「ううっ……!」
か細い泣き声が上がり、逃れようかとするように御子の体が足掻く。その華奢な腰を掴
み、カイは御子を抑え込んだ。
「体の力を抜くんだ。ゆっくり……息を吐いて……」
「っあ!いや……!あああ……!」
御子に息を吐かせ、緩んだところに押し込む。御子の悲鳴とは裏腹に、膏油を塗り込めら
れたそこはなめらかにカイを受け入れた。
「あ……っあ……っ」
苦しげに嗚咽を繰り返す御子。
「なぜ泣く……張り型よりはラクだろうが…?」
固く身を強張らせ、震えながら泣く御子にカイは困惑していた。これまで従順だったか
ら、これほど強く拒まれるとは思っていなかったのだ。時折強く締めつけてくるが、それ
が快感のせいなどではないことは最初からわかっていた。
「…………」
「つらいのか?それとも…………」
カイは背中から御子を抱きしめた。
「怖いか……? 人に、貫かれることが……?」
「御子……?」
御子は答えない。困惑したまま、カイはそろそろと腰を動かした。途端に御子の体が跳ね
上がる。
「いやっ、いやあ……!」
「御子……!」
足掻く御子の体を抑えつけ、強く抱きしめる。やがて御子が涙声で
「……ごめんなさい……」といった。
107 ◆GQtsITF/1w :04/01/29 13:01 ID:OQKPwzDD
「カイが……、怖いんじゃないんだ……」涙で時折、声がつまる。
「カイは、優しいのに……、ごめんなさい……」
「俺にあやまらなくていい。御子の気持ちはよくわかる」
それは本音だった。むごいことを強いている自覚は充分にある。怖くないはずがない……
痛みに晒され続け、拒むことも許されない。ましてや明日からは、村人達からの凌辱にも
耐えねばならないのだ。
気持ちは覚悟を決めていても、心の底の、御子自身にも見えない部分がそれを拒んでい
る。
村人達に御子を傷つける意志がないこともわかっている。しかし御子の心を思いやらずに
為される行為は、御子にとってはやはり「凌辱」としか受けとめようがない。それを怖れ
るのも当然で、責めることなどできようはずもないのだった。
御子はしばらく身を強張らせ嗚咽を漏らしていた。カイはそのまま御子を抱きしめてい
た。
「ぼく、こんなので……、明日からちゃんとできるのかな……」
やがて御子が消え入りそうな声でいったその言葉は、カイの心を揺さぶった。
「大丈夫だ」
廻した腕に力を込め、ゆっくりと答える。自分自身にも言い聞かせるかのように。
「そのために俺がいる。……俺を頼ってくれ。……大丈夫だから……」
「お願い……必ず……、ぼくを、守って……」
「約束する。必ず、御子を守る」
御子は涙に濡れた顔を上げると、カイを捉え、微笑んだ。

108 ◆GQtsITF/1w :04/01/29 13:04 ID:OQKPwzDD
***6

御子の出現は20年に一度とも50年に一度ともいわれている。村人がおのが天寿を全うす
るなら1度はまみえる計算だが、2度は実際には滅多にない僥倖だった。美しく清浄な御
子に己れの穢れを注ぎ込み、浄められる───それは魂の救済であると同時に現実の快楽
でもあったから、御御堂で御子が務め始めると、村人達は引きも切らずにそこを訪れた。
御子が最初に現れたのがいつのことか、いつから村人達を浄めるようになったのかカイは
知らない。だが、御子のお陰でこの村は平和なのだということだった。事実、周囲を深い
森に囲まれたこの村では近隣との戦も滅多になく、村人同士の諍いもほとんどなかった。
村人は長老の下、協力しあって子らを慈しみ育て、田を耕し作物を作り狩りに出かける。
それら村の営みから外れているのは、忌み者とも呼ばれる御子守だけであった。
笞や拳、あるいは礫を以て追われることこそなかったが、御子守は村の営みの一切から拒
まれていたのだ。
御子守には言葉をかける者もなく、その姿を見た者は誰もがこれを避ける。
幼い頃、自分達がなぜ村人達に厭われるのか、カイには理解できなかった。
父は優しく穏やかな男であったし、語る言葉に嘘はなく、また常に揺らぐことのない気骨
の人であった。
その父が、そして自分が、なぜ村人達に疎まれ、嘲られ、畜生にも劣る扱いを受けねばな
らないのか……
109 ◆GQtsITF/1w :04/01/29 13:05 ID:OQKPwzDD
黒い肌と身に纏った強い匂いのせいか…と考えたこともある。
当時のカイの肌は同じ年頃の子らと比べて何ら変わるところはなかったし、その体臭も同
様だったが、やがて自分の肌が黒く染まり体から強い匂いが発せられるようになるだろう
ことは、幼いカイにもわかっていた。
御子守が村人から厭われる訳……
父に問えばきっと答えてくれただろう。しかしあの頃、カイが自分の疑問を父に糾したこ
とはなかった。
今ならわかる……
あの頃、カイは深く傷つきすぎていて、その問いを口の端に乗せることすら出来なかった
のだ。
そんな我が子に、父はただ穏やかな笑顔を向けるばかりだった。長じて己れの職能を知る
につれ、カイは御子守が忌避される理由に自ら思い至った。
御子守は御子守であるが故に、人から忌避され、疎まれるのだ───

110ココまで ◆GQtsITF/1w :04/01/29 13:11 ID:OQKPwzDD
御子はその前夜こそ怯えて泣き、男根を受け入れることを拒んだが、翌日からは健気に務
めに耐えていた。
御子の下に訪れる村人には直に御子の口に零す者もあれば、御子と交わりその腹壁を擦り
上げ、快楽の助けを得て己れの精を絞る者もあった。
汚水と、白濁───そのふたつが、御子が受け入れねばならない人の穢れであった。
いずれも御子の腹に零すのは禁じられている。なぜなら、そこに零された穢れは浄められ
る間を待たず、次に差し込まれた陽物の主に憑いて再び俗に戻ってしまうからだ。それは
「御子は受け入れた穢れを零してはならない」という禁忌に触れる。
それ故腹に差し込まれたものをそのまま口に押し入れられる不快にも、御子は耐えねばな
らなかった。
もうひとつ、御子が耐えねばならなかったのは、女達に応えるための苦痛であった。
御子の体を用いて快楽を得ることは、あらかじめ村人に許された御子の恩寵だ。御子自身
が男根を備えていたため、女達が望むならそれにも応えねばならなくなった。しかし現実
にそれは幼すぎたから、より苦痛を伴う処置が必要であった。薬で無理矢理勃たせ、根本
を縛ってその状態を維持するのだ。
実際には女が御子との肉の交わりを望むことは、そう多くもないことが御子とカイのわず
かな救いとなった。御御堂を訪れるのはいずれもおとなであったから、女の多くは乳を括
ませ子を養った経験がある。男達とは違いより身近に子供を見知っている訳で、それが御
子であれ、まだ幼さを残す子供と交わるのにはいささか抵抗があるようだ。ましてや幼い
男根をきつく縛められ、痛みに呻吟する様を目の当たりにすれば尚更であった。
しかし男達は女とは違い、御子の苦しみになど頓着しない。
むしろ御子の悲痛な様が、より情欲をかきたてすらするようだ。
最初の2-3人はなんとか声もたてずに堪えているが、やがて狭い部分を押し拡げられ、腫
れ上がった腹壁を擦られる痛みに悲鳴を上げ始める。
そして日が落ちる頃、声すら上げられないほどに消耗しきって1日の務めが終わる。
その間カイにしてやれることは皆無に等しかった。ただ耳を塞がずに御子の苦悶を聞き、
折れそうになる御子の心を励ます以外には。
それが新たな、御子とカイの日常であった。
111 ◆GQtsITF/1w :04/01/29 13:13 ID:OQKPwzDD
106-107は***5ということで。
112 ◆GQtsITF/1w :04/02/06 01:10 ID:wHBSsCEd
すみません、諸般の事情により続きが書けないです…(´д⊂)
勝手に始めた挙げ句、早々に頓挫でごめんなさい。
頭の中ではラストまで出来上がってるので
また時間があれば、ぼちぼち書かせて貰うかも知れません。
スレ占有についても申し訳ありませんでした。
113名無しさん@ピンキー:04/03/03 12:40 ID:rB7TWFSI
保全age














このスレまだ残っていたのか
114名無しさん@ピンキー
>83
すげー遅レスだがどこか教えてもらえないか?
そういうの見てみたい
まだ見てたらそのSSのヒントくれ