1 :
1:
ファルコムの女性キャラで妄想の限りを尽くそう
___
/ \
/ ∧ ∧ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ・ ・ | <よしっ、このアソパソマソ様が
>>2ゲットだ!以下に則り速やかに氏ねよおめーら!
| )●( | \__________________________________
\ ー ノ
\____/
アソパソマソ憲章
>1 a:アソパソ吸って気分さわやかに氏ねよ
>3 s:氏ねよおめーら
>4 o:おめーら氏ねよ
>5 p:パンチは強いがアンコが飛び散る
>6 a:アンコがなくなりゃ氏ぬぞおめーら
>7 s:氏ねって言う奴が氏ねよおめーら
>8 o:おめーらそろそろ氏ねよ
>9 m:メロソパソナやらせろや
>10 a:荒らし煽り釣りも一緒に氏ねよおめーら
>11 s:さっさと氏ねよおめーら
>12 o:おめーらいい加減氏ねよ
___
/ \
/ ∧ ∧ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ・ ・ | <
>>13-1000も兎に角氏ねよおめーら!
| )●( | \________________
\ ー ノ
\____/
3 :
名無しさん@ピンキー:03/11/15 10:10 ID:UUNlqtEU
イーシャたん
ハアハア(;´Д`)
やはりリリアでしょう!
でも、リリアでまともに使えるSSは今まで1つしか知らない。
それも微妙だし・・・。
そういや、半角板で昔イースのエロss書いてる人がいたな。
アドル×フィーナ、レアだったんだけど、あれはレベル高かったな〜
誰もこないね・・・
アドルさんにもはい、リンゴまでしかプレイしてない自分にSSが書けるわけでもなし・・・
飛火野耀は何処に行った…
飛火野輝ってアドルの童貞喪失話書いた人?
その人なら消息不明らしい・・・
>>7
それかなりイイ(・∀・)ね!
10 :
名無し:03/11/16 03:19 ID:yM4X5/B4
ぽっぷるメイルもいいかな?
保守
>>7 話が終盤に近づくにつれて、作者がなんとなく投げやりになっていくのにワラタ。
いや、アドルが結構いい事言ってたりもするんだがね。<開き直り&二股の自己弁護とは言え(w
>>7のSSだけど確かにアドルがイースに行かなきゃ犠牲者は2人で済むよなw
3、4のラスボスも隣同士だから勢力争いで共倒れなんてのも説得力あるし
>>12 そうか?
普通に考えたら、決着なんてつかなくて泥沼地獄化しそうだが。
まぁでも、
>>7のはすげぇよかった。
大笑いしながら一気に読んだよ。
燃料を投下してくれる神降臨キボンヌ
人こねー(;´Д`)
やっぱりファルコムのエロ小説はタブーなのか?
リリアなんか一番陵辱したいタイプだけどなぁ・・・。
その小さい身体を犯し尽くしたいよ。
ファルコムはエロパロする前に元になるゲームが問題起こしてる。
20 :
名無しさん@ピンキー:03/11/17 23:56 ID:osQhwy5/
21 :
名無しさん@ピンキー:03/11/18 18:48 ID:fZouIjPK
ファルコムの本スレのぞいてみたんだが、えらいことになってる・・・
自社のファンサイトをリンクからはずすってなんだよ(;´Д`)
これじゃただでさえ減ってるファンがますます減る=人が来ないここが寂れる...
悪循環だよ......
別にファルコム潰れてもいいんだけどね。もう呆れかえってるし
22 :
名無しさん@ピンキー:03/11/18 19:57 ID:9qmgD+gi
会社の事なんてどうでもいいや
ゲームには満足してるんでね。
そういや、本スレはアンチの多さに敬遠してたなぁ・・・
まだ続いてたんだ・・・
で、イースVIのエロ小説でも書いてみるか・・・
巫女に尻尾にエルフ耳に幼女に海賊娘に、メイドさん と良いネタがそろってますからネェ
ファルコムの現状ってそんなに悪いの?
最近ゲームから興味が無くなったんで知らないんだけど?
>>23 少なくとも2chではね。
カプコンと同様吊るし上げ状態みたい。
まぁ、実際売り上げの方はそこそこ見たいだけど。
一応イースVIも売り上げランキングNo.1っぽいし
まぁ、俺も本スレは4代目くらいから見てないから良く知らんけど
あそこは、ファルコムの話と言えば社員の話とかでゲームの話出ないので、見てておもんない
自称事情通が語れる場所ってあそこしかないから仕方ないって面はあるな。
>>22 北―――(゚∀゚)―――
6はアj×ヒロイン姉妹・海賊娘やオルハがデブ親父に監禁されたりなにげにネタの宝庫ですね!
期待してます!
……VMJAPANのモモスケ×キクカとかはアリ?
VM自体、なんか眼中にないっぽい雰囲気だけど……
イース6のエロSS マダー?
29 :
名無しさん@ピンキー:03/11/21 00:36 ID:gJDYQOBU
>>27 ファルコム作品ならなんでもありだと思うyo
ではドロンたんを…
31 :
名無しさん@ピンキー:03/11/22 12:01 ID:UEn32yxG
萌えSSキボンヌ_┝ ̄|○
イースのエロSSていうとビデオゲーム18禁小説計画だかそんなようなサイトで
やってた女神陵辱SSしか記憶にない・・・
保存してたファイルどっかいっちゃったからもはや読めん
ダルクにイかされる時、イクという概念がわからなくて戸惑ってた女神様萌え
>>33 あー、そこです
昔は普通にSS公開してたから、そんとき読んだんだよなあ
なんかわけわからんソフト必須になってからはまったく用がなくなった
35 :
名無しさん@ピンキー:03/11/23 19:48 ID:2mkZiw++
ソフト対応に変わるということはやっぱりキャラのイメージ壊すなとメーカー側から色々言われたのかな。
確かに読むのにソフト要るとなると読む気なくなるわ
普通の2次創作はともかく18禁には厳しいとことかあるからね。
でも、所詮は同人なんだからそこまでごちゃごちゃいう必要ないと思うんだが
つーか、長らく「お友達」の追加とかが無いのな。
実際運営してないのだろうか。
38 :
32:03/11/24 15:29 ID:jgY4Pr7I
39 :
名無しさん@ピンキー:03/11/24 21:55 ID:4V1ZVRLN
>>38 ネ申刻降臨age
読んだけど、確かにちょい雑かなって思った。
2の最後で続きそうな感じだったけど続き書く気ないんかな?
やっぱ運営放置か・・・
なんかさぁ…まぁ、そんな感じよ うん ラブラブしかかけんけど、ゴメンネ
『ディーちゃんとセーちゃんの子作り日記』
「そりゃ、私は…ソルディスから嫁いできたんですから…
セリオス様の赤ちゃんを身ごもらなければならないわけなんですけれど…」
そう言って、ディーナは項垂れた
セリオスはその言葉を聞いて難しい表情になる
「うん、ま、まぁ…、そうだね…… いや、それはそうなんだけど…」
2人は2人の外部からの2人に対する期待されるべき行為に、少しだけ溜息をついた
「でも、私、宮殿の中でセリオス様を待ってるだけの生活なんて嫌なんですっ!
私もソニアさんみたいに、セリオス様と一緒に戦えるような姫将軍に成りたいんですっ」
そう言って、ずずいとセリオスに押し寄せるディーナ
「いや、だからって、別に剣士を目指さなくてもいいじゃないの ディーナ…」
そう返して、セリオスは剣術指南を求めてくるディーナ姫に困惑するしか無かった
所は、エルアスタの町郊外の山奥
お目付け役の目を盗んで二人でデートと洒落込んだハズだったのだが、
いきなり短剣を前に出されて、そんな事を言われてはセリオスも困り果ててしまうしかない
キタ―――(゜∀゜)―――
漏れも書いてみようかな...
アドル×旅先の女の子で
「うーん、出来ればディーナの柔肌に傷をつける様な事、させたくないんだけどなぁ…」
そう言ってセリオスはディーナの髪を撫でる
そんなセリオスの、彼女を大事に思っている言葉にディーナは僅かに頬を赤らめるが
それでも主張を曲げたい気持ちなどさらさらなかった
いつも白い竜に乗って空に旅立っていく旦那の背中を見送るのは辛いのである
ずっとその背中に付いていたいと思うほど、
どうしてこの旦那を好きになったのかは不思議なところであるのだが…
「んーー、まぁ魔法もロクに使えるわけでもないし…剣士でもするしかないんだろうけど
でもディーナがムキムキになってロングソード振り回すのも嫌な光景だし…」
言ってセリオスは頭をひたすら抱える
「セリオス様っ!!」
短剣を握り締めてセリオスに迫るディーナ
「あーーはいはい、わかりました、わかりましたよ、お姫様…剣術指導すればいいんでしょう?」
詰め寄るディーナにセリオスは仕方ないとばかりに、ゴソゴソと荷袋を空けて衣類を出した
「? 何ですか? それは?」
ディーナはセリオスが取り出す衣装に目を丸くする
「うーん、ソニアが使ってたのと同じ戦闘装束……、そんなヒラヒラドレスじゃまずいっしょ?」
そう言ってセリオスはそれをディーナに渡す
何故、それを持っていたのかを聞いてはいけない
「ちょっと…そのセリオス様……着替えるのは分かるんですが……」
言って、何処で着替えるんだと目で主張するディーナ
「指導料金として、目の保養を下さい、姫様」
セリオスは真顔でそう言った
43 :
名無しさん@ピンキー:03/11/26 09:48 ID:WX1Q8vKJ
盛り上がってきたのでage
寝所を共にしている間柄で、何を今更な感もあるが、
それでもまじまじと着替えを見続けられるのは恥ずかしい事この上ない
何よりソニアの戦闘服は、本当にこれで戦うのかよっ!? というぐらい露出度が高かったわけで
んなのを、ドレス(?)から着替えて着るのだから、姫様にしてはかなりの羞恥心を弄ばれたのである
「満足していただけましたか?」
真っ赤な顔をしてそう言うディーナ
「はい、とても満足できました」
鼻を伸ばして答えるセリオス
ディーナは足元がスースーするその戦闘服を見て、クルクル回りながら頭を抱えた
こんな服で大立ち回りをすればパンツが幾らでも拝めてしまうだろう
そこにセリオスの目的が見えて、ディーナは平べったい目で彼を睨んだ
「セリオス様のH ……」
「いやぁ、そんなに褒められると……」
「……………」
ディーナは、何時もの調子のセリオスを前に眩暈を覚えたが、気を取り直して短剣を構えた
「それじゃぁセリオス様、よろしくおねがいいまします」
「あー?」
いきなり短剣を構えられて、1人で持参したクッキーをボリボリ食べながら間抜けな返事をするセリオス
「ってっか、そのやる気の無い姿勢は何ですか!? 半ストリップまでやったんだから相手をしてくださいよっ!」
「ベッド中での?」
「ちがーうっ!!!」
全く会話の噛み合わない2人 しかしセリオスはちっちとばかりに指を振った
「いきなり僕が相手は無茶苦茶っしょ? 僕、レベル60よ? ディーナはレベル1なんだから
手加減した組み手下だけで、ディーナに一生モノの傷が出来ちゃうよ……
最初はオーソドックスにスライム虐めから始めないとね……」
そう言って、そこら辺をうにょうにょ動いている緑スライムを指差した
「スライム虐めですかぁ〜?」
スライムキタ――(゚∀゚)――
46 :
名無しさん@ピンキー:03/11/27 18:46 ID:nOeEpGr5
イース3以降の作品について書きたいが、もうほとんどストーリー覚えてないや
妄想で書こうか・・・
1人は寂しいなぁ…
「スライムさん、ごめんなさいっ」
そう言って短剣でチクチクとスライムを攻撃するディーナ
しかし、緑色のスライムは、流石にその程度では微動だにしない
「でもなぁ…、どうしてコイツだけ、アグニージャが消えた後でもいるのかなぁ…」
セリオスは、あられもない姿でスライムと戯れいているディーナの姿を堪能しながら
寝そべってクッキーを食って、そう言った
スライムは、たわいも無い少女の攻撃に少しだけ反応すると、ニヤリとばかりにせのゼリー状の体の一部を輝かせた
そしてディーナに向かって、ガバァっと覆いかぶさるように襲い掛かる
「きゃぁぁぁっ!!!」
スライムに巻き取られるディーナ
スライムは、ここぞとばかりにディーナの衣類を酸で溶かし始めて、彼女をいたぶり始めた
「きゃっ!きゃっ! きゃぁぁぁっ!!!」
自分の服がどんどん削り剥ぎ取られていく事に、悲鳴を上げるディーナ
セリオスはそれを横でボーっと見ていた
「セ、セリオス様ぁっ!! 見ていないで助けてくださいよぉっ!!」
目の前にセリオスを確認すると、ディーナは涙目になって懇願した
「あれぇ? 姫将軍に成りたいんじゃないの? ディーナ?
スライム虐め程度できないんじゃ、そんなの絶対に無理だよ?」
そう言ってぼへーっと事の成り行きを見守るセリオス
「そ、そんなぁっ!!」
セリオスの容赦ない言葉に、更に涙目になるディーナ
スライムは心得ているとばかりに、ディーナの肌を狙わずに彼女の服だけを溶かし続けた
「よう緑スライム、お前、心得ているな?」
そう言ってスライムにニヤリと微笑むセリオス
『あたりめぇジャねぇですか、旦那? あっしゃスライムですよ?』
そう言って自らのゼリーの一部を輝かせるスライム 2人(?)の間に、奇妙な友情が芽生えていた
「セリオス様ぁぁぁっ!!!」
ディーナは絶叫した
48 :
名無しさん@ピンキー:03/11/29 22:27 ID:qxkLZjwQ
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< スライムスライム!
\_/ \_________
/ │ \
∩ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゚∀゚)< スライムスライムスライム!
スライム〜〜! >( ゚∀゚ )/ | / \__________
_______ / | 〈 | |
/ /\_」 / /\」
 ̄ / /
49 :
アドル好色冒険記:03/11/30 23:39 ID:CwgJgTUY
ガルバランを倒し、アドルは誰にも知られる事なくレドモントの街を出て行く準備を進めていた。
「厳しい戦いだったな・・・」
アドルはそっとつぶやいた。
そんな時ふと一人の少女の姿が頭に浮かんだ。
この街で知り合い交友を深めたエレナという少女の事を・・・
王に復讐しようとする兄を止めようとした少女。
その兄も最後には魔王を封ずる為に自ら犠牲になった。
ただ一人の肉親を失ったエレナの心境を思うと胸が痛んだ。
「エレナにはきちんとお別れを言うべきかな?」
そんな時だった。
コンコン
ノックを叩く音が聞こえた。
「はい、どちら様ですか?」
こんな時間に誰だろう?
「アドルさん、私です。」
聞き覚えのある声が聞こえ、アドルはそっとドアを開けた。
そこに立っていたのはアドルのよく知る金髪の少女だった。
.----------------キタァァァァァッッッッッ!!!---------------------------
ここ何人いるんだ?
3人くらいしかいないと思うんだけど
3人いれば十分だっ!!
これで、我々は後、3年は戦えるっ!!
そーいや、エレナもアドルの毒牙に掛かった一人だった(w
>>51 人数なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです!
続きかくわ・・・
「エレナ?」
まだ夜明け前だというのにどうしたというのだろうか?
「街を出て行くのですか?」
エレナは不安げな顔でアドルに言った。
「僕は冒険家だから...ね。まだ見ぬ地に想い焦がれるんだ」
アドルははっきりそう答える。そして、さらに言葉を続けた。
「お兄さんの事、すまなかった...助ける事ができなかった...」
ガルバランを倒したのはいいが、エレナの兄チェスターが2度と魔王が復活しないように
身をもって封印したのだ。
アドルはイースの時と同様、自分の不甲斐なさに沈んでいた。
魔王を倒す力はあっても、人を救えない自分自身が情けなく思っていた。その時。
「兄は生きています!きっと生きていると...そう信じています!」
エレナは強い口調でそう言い、そのままうつむいてスカートを両手で強く握っていた。
泣く事を我慢し、自分にそう言い聞かせているようだった。
アドルはエレナの気丈さに心を打たれ、そして、エレナを抱きしめていた。
「アドルさん!」
エレナは驚いてアドルを見上げる。
(続く)
書いたのを自分で読んで改めて思ったが、なんでシリアスな展開から入ったんだろう?
タイトルがこれなんだから、もうちょいライトな感じで書きゃ良かった。_| ̄|○
前置き長いし・・・
>55
いや、毎回毎回、情にほだされて
ついついヤッテシマウ、亜$というのも、オツかもしれん
特に好色をいうわけではないが、結果論として好色の様に思われてしまった展開ばかりとか
ともかく猛烈な勢いで続き、キボンヌ
赤毛で赤色服なので相手を興奮させるんだろw
実はYs6でアドル×オルハを書いているのですが需要はありますか?
59 :
名無しさん@ピンキー:03/12/02 12:58 ID:6hQgRez8
>>58 あるに決まっとろうが!
っていうかここにうpしてください。
おながいいたします
ところで、ヒロイン攻めの需要はありますか?
61 :
58:03/12/02 13:53 ID:y1k6vgbt
まだ本番執筆中ですが、それでは夜にでもちょいとうpいたしまする。
今原稿持ってないのよ
>.58様
期待していまつ…ハァハァ……
夜か…ふふふふふふ……
>>60 逆レイープでつか?
ハアハア(;´Д`)
なんだかんだ言ってここけっこう盛り上がってきたね
64 :
58:03/12/02 21:42 ID:oTEMB5te
表題:朱と銀の間奏曲
つーわけで、前哨部分投下させていただきます。本番は後ほど……
夕日も既に落ち、夜の帳が降りたカナン諸島。
港町リモージュ。岸壁に張り出すように立てられたラーバ老人宅。
灯りはあかあかと照る。海風で時折危なげに揺れるランプの下で、3人の男が楽しげに漫談していた。
家主ラーバは勿論のこと、一人は壁砕きのドギ。
そしていま一人は、灯りを照り返す赤毛がまるで燃え上がるような、赤毛のアドルである。
「イントマータの偶像!」
「ヤーパンの八頭蛇!」
「イタカの雪巨人!」
「暗黒都市ルリエ!」
「アルタゴの五大龍!」
その一般人には何のことかもわからない単語の羅列。
それはアドル、ドギ、ラーバ各々の知識にある、世界各地に散らばる驚異の数々の名である。
話の起こりは、ラーバ老に、エステリアを離れてからの数年間の冒険の数々を語るところから始まった。
セルセタの樹海。フェルガナの火山島。サンドリアの砂漠。
アドルは出会った人々の事を語り、ドギは何枚壁を破ったかを自慢する。
ラーバはそれを事細かにメモを取り、時折問いを返してはさらに補足を書き足してゆく。
「それで、次はどの驚異に挑むつもりかな?」
ラーバのその言葉。かくして、各人の伝え聞いた伝承の数々が羅列されるに至ったのである。
実際の所、旅立ちは近い。驚異が明らかになり、脅威が去ったならば、迷わずに新たな驚異へと旅立つ。
それが、赤毛のアドルのやり方である。
アドルは、地図を眺めた。現在位置カナン諸島から向かうならば、やはり西大陸のエルディーン文明だろうか。
エルンストが何かしら思わせぶりなことを口走っていたことだし。
アドルは、とりあえず大陸に向かうべきだろうか、と提案した。
「いいんじゃないか? 後は開発者と脚本の意向次第だが」
アドルは、楽屋落ちを窘めた。
「あの、アドルさん?」
控えめなノックの後で、そっと戸口から覗き込む顔があった。
特徴的な長い耳。銀色の長い髪。隙間から、ぱたぱたと振られる尻尾が見える。
「おやおや、オルハ。どうしたのかな?」
「その……アドルさんにちょっとお話があって」
言ってそっぽを向くオルハ。頬がやや赤く染まっているような気がする。
ははぁ……得心なった様子の息を吐き出すラーバ&ドギ。
一人オルハに会釈を返すアドルを押しだし、何やら二人で話し込みはじめる。
「そういえば、ジェバは今はどうしておるのかな」
「なんだい、実は婆さんに惚れてたなんて今更いうんじゃないだろうな」
「いや、そこはそれ、男女の機微という奴は複雑でな」
「つーわけで、アドル。ちょっと込み入った話になるからお前はオルハと外に出てこい」
有無を言わさずアドルを蹴り出す。タタラを踏んで飛び出すアドルを、オルハが小さく悲鳴を上げつつ受け止めた。
「きゃ、ちょっと、ドギさん!?」
「そんじゃ、朝まで帰ってくるなよ!」
アドルの抗議を耳にもとめず、妙に下品な笑みを満面に浮かべながら、ドギはばたんと扉を閉めた。
アドルは憤慨し、悪態をドアに向けて吐き捨てた。
「え、ええと、アドルさん。良ければ、一緒に歩きませんか?」
オルハの提案を、アドルに断る理由はなかった。
リモージュ近隣、岸壁が切り立ったカナン諸島では割合珍しい砂浜がある。
クアテラ島の月の渚に比べればお粗末な浜辺だが、リモージュの子供達が水遊びをするには十分だ。
だが、今は先日のロムン艦隊船舶と、崩壊したナピシュテムの破片などが打ち上げられ、
美しかった浜辺は多少汚れている。
運良く命のあったロムン兵士達が毎日浜辺の石礫などを取り除いているため、目立つ塵はなくなっているが、
それでも素足で歩けば、多少の傷は免れまい。
海が、元のエメラルド色を取り戻すにも、多少の時間が必要だろう。
ナピシュテムの筺の力を考えれば、これだけの被害で済んだことはむしろ僥倖とも言える。
「見てください、アドルさん。水平線が……まっすぐに見えるんですよ。いつも、渦が巻いて、水平線は歪んでいたのに」
オルハが、彼方を指さしながら言う。明るい二つの月が大地を照らし、海は穏やかな光を返している。
「大渦が無くなって……これから、カナンは外界と触れあって行かなくてはならなくなるのでしょうね」
アドルは、穏やかに頷く。カナン諸島の位置を考えれば、西大陸とエレシア大陸の中継地点としては格好だ。
加えて、リモージュの人々には災厄に負けないしたたかさがある。遠からず、リモージュは今の数倍の大発展を遂げるだろう。
だが、その時。閉鎖的な部族だったレダ族はどうなっていくのだろう。
カナンは狭い島だ。レダ族の集落が、拡大するリモージュの影響を受けないとは思えない。
何らかの形で、レダ族も変わっていくことになるのだろう。それは、大渦によって止まっていた時間が流れはじめたとも言える。
アドルに背を向け、海を見つめたまま、オルハが呟く。
「ナピシュテムの筺……レダと巫女が守るべき宿命も、一緒になくなってしまったんですよ。
私たち、これからどうしたらいいんでしょう?」
迷っている。オルハは迷っている。当然だ。
今まで見えていた道がすっぱりと閉ざされ、新しい道を探せと言われても、普通の人間ならば悩む。
アドルは慰めの言葉をかけようとするが、それを押しとどめるようにオルハが振り返った。
「アドルさんのせいなんですよ? どうしてくれますか?」
そういうオルハの表情はしかし責めるような風ではなく、どこか悪戯をしかけてやろうという子供のそれに似ていた。
「私、本当はさっき、アドルさんにお願いがあって来たんです」
立ちつくすアドル。その手をオルハがそっと取る。
「父が……族長が、これからはレダ族もエレシア人と交わって行かなければならない。
その証として、お前が率先してエレシア人と交わってはどうか……って。可笑しいですよね。あんなにエレシア人を嫌っていたのに」
”交わる”それは交流するという意味だろうか。それ以上の意味だろうか。
「判っています。父が何を言いたいのか。父が一番認めているエレシア人は……アドルさん、あなたですから」
真摯な瞳がアドルを射抜く。
「でも、私はお話を聞いてしまいました。アドルさんは、もう次の目的地を探しているのですね。
私は、お願いに来たのです。あなたに、この島に残ってくれないかと……残って……私と……」
願う言葉。しかし、そこに懇願の色はない。あるのはただただ悲嘆。諦観。
「だけど……あなたの心には、もう翼が生えてしまっているんですよね」
オルハの頬を伝い落ちる涙。悲しみを湛えつつも、笑みを浮かべる痛々しい顔。
アドルの心臓が跳ね上がる。
アドルは、泣いている女を無下にできるほど冷酷ではなかった。
アドルは、胸の奥に沸き上がる衝動を誤魔化せるほど高潔でもなかった。
「……あっ」
気づいたら、アドルの腕はオルハを掻き抱いていたし、
気づくまでもなく、アドルの唇は、オルハのそれと重ねられていた。
同時刻。ラーバ老人宅。
「で、ドギよ。そろそろ掃除が大変じゃから石を叩き割るのはやめてくれんか」
「ん? ああ、すまん。暇だったもんで」
ばきん! 答えながら、ドギは手刀で難なく石材を叩き潰した。
ドギの横には、粉々にうち砕かれた石材の欠片が堆く積み上げられている。
壁砕きのドギのストレス発散の犠牲になった、貴重な石材のなれの果てである。
「全く……そんなに苛立つならば気など利かせなければ良かったじゃろうに」
「ふん、俺はあいつの相棒だからな」
ごそごそと風呂敷に石材のかけらを包むドギ。ラーバが無言のままに差し出した茶を受け取り、
鬱憤晴らしを兼ねるかのように一気に飲み干す。
「……っち」
「しかし、アドルの奴め、もしかして世界中でこの調子なのかの?」
「あいつはな、天性の剣士である以上に、天性の女たらしなんだよ。本人はまったくその気がないのに、
”善意”で行動してるうちに、かってに女の方が惚れていく。セルセタではまだ鳴りを潜めてたがな」
「じゃが、普通下手に手を出すと必ず後腐れが残るものじゃろう? 儂も昔は苦労したものじゃ」
「あんたの若い頃は単なるもてない遺跡オタクだったって聞いたが」
「はて……物覚えが悪くなったかの」
「まあいい……そこがあいつのタチの悪いところだ。どういう訳かリリア以外後腐れが残ったのを見たことがねぇ」
ドギの憂鬱をたっぷりと塗り込めたため息がはき出される。
突然、ドアが力強くノックされた。開け放たれた。ひょいと飛び込む少年の姿。
「ラーバ爺さん、帰ってきたよ!」
「おお、ウルか。早かったな」
「こっちに馴染むと集落はヒマでさぁ……アドルに冒険の話を聞こうと思ったんだけど、どこ?」
「……そうか。まあちょっとこい坊主。おい、爺さん。酒を出せ酒! ウル、お前も大人の味を覚えろ!」
「わっ、ちょっと、ちょっと待てよ!」
「いいから飲め。今日は特別じゃ」
「わーっ! ラーバ爺さんまで!?」
ドギに捕らえられ、ラーバに杯を押しつけられるウル。
そしてささやかかつ自棄っぱちの宴は更けていった。
後にアドルの手記には、次の朝、すごいへべれけが3匹できあがっていたとだけ記載されている。
70 :
58:03/12/02 21:49 ID:oTEMB5te
以上。続きは暫くお待ち下さい。お目汚し失礼いたします
>58氏
すばらすぃ。この先が期待できまつな。
焦らすの上手いなぁ…(w
続き、期待、超期待(w
>>リリア以外後腐れが残ったのを見たことがねぇ
実に素晴らしい男だな、アドル(w
リリアはストーカーだから仕方ないにしても、その他は後腐れが残らないってすげーなw
絶対あちこちに子供がいるな。
「お父さんは遠い世界に旅立ったのよ」ってな
>>58氏
うまいですなぁ。
続きかなり期待!
漏れももっと文章力付けねば(w
>>58氏
グッジョブ!!
敢えて苦言を呈すると、
「族長は、オルハの伯父」なわけだが。
>暗黒都市ルリエ
見るからに「蛸頭の邪神」が鎮座ましまして、SAN値が減っていきそうな驚異ですな(苦藁
77 :
58:03/12/03 23:38 ID:NRirtyJ7
>>76 あれ? こりゃ失礼。
ちなみにイントマータはインスマス、つまりディープワンのダゴン信仰、
イタカはイタクァのウェンディゴでございます。
エレナがアドルを見上げた瞬間すかさずアドルはヲトメの唇を奪っていた。
「んー、ん・・・い、いきなりなにをするんですか!?」
エレナはアドルの予告無しのいきなりの行動に驚いてアドルに問いつめた。
「ごめん・・・・震えている君を愛おしいと・・・守ってあげたいと思ったんだ・・」
真摯な眼差しで目の前にいる少女を見つめる。
「愛おしいって・・・」
瞬時にその言葉に顔を赤らめうつむいてしまう。
アドルはそのしぐさにさらに思いを募らせる。
以前より彼女が自分に少なからず好意を寄せている事は漠然とではあるが、気がついていた。
アドルもエレナは嫌いではなかった、自分は冒険家なのだからあまりそういった感情は持たないようにしてきた。
だが、気丈な彼女を見てネジが吹っ飛んだ。
「君が好きだ」
そう言って再び彼女を抱きしめ、彼女にまた唇を合わせていた。
その言葉にうそは無かったが、同時に「これからまた冒険に行かなきゃならないのに何
言ってんだ自分?」と頭を悩ませた。
「私もアドルさんが・・好き・・」
アドルの告白にエレナは恥ずかしそうに、嬉しそうに答えた。
「でも、アドルさんはすぐにでも旅立たれるんでしょう?」
エレナは悲しい顔をしてつぶやいた。
アドルは答えない・・・しばらくしてためらいがちに口を開く。
「ああ、冒険はやめられないよ・・・・でも・・君が好きだというのに嘘偽りは無い・・・」
そして、彼女を強く抱きしめた。
「君が欲しい・・・」
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
(;´Д`)ハァハァ、楽しみに待ってます。
80 :
アドル好色冒険記:03/12/04 03:04 ID:fa59F35l
そういや、SSって一気にうpするにはどうしたらいいんですか?
SS書くのも載せるのも初めてなんでその辺わからんす
メモ帳に書き溜めてうpで良いんでは?
色んなところでSS読んできたけれど、ワードでも一太郎でも何でも
一気に書いてからうpしたほうが好まれると思う。
>>81 そっか。ワードであらかじめ全部書いとけばいいんだっけ。
ありがトン
>>77 >ちなみにイントマータはインスマス、つまりディープワンのダゴン信仰、イタカはイタクァのウェンディゴ。
…………驚異リストの中には、「アカムの鉄巨人」なんてのもあったのだろうか?(w
「アドルさん…」
甘い言葉にエレナの瞳が潤んできた。
それをOKのサインだと理解し、エレナを抱き上げてベッドに座らせる。
「本当に私でいいんですか?」
この期に及んでそんなことをのたまうエレナにアドルは、
「少なくとも、今の僕の瞳には君しか映らない…..」
エレナの耳元で甘くそっとささやく。
そして、彼女の頬を、髪をやさしく撫でる。
「私..初めてで…だから..」
エレナは照れくさそうにそうつぶやいた。
その仕草にアドルの心は萌えあがる。
男ってこういうのに弱いよなーなどと思いつつ、彼女の緊張をほぐそうと何回目かのキスをする。
「んんっ!ん…はっ..ん…..」
軽いキスから今度は貪るようなキスに変わっていた。
彼女の口を割り、舌を挿入させヲトメの舌に絡ませていた
アドルの舌がエレナの口の中で軟体動物のようにうねうねと動く。
「んー、んー。」
エレナはどうしたらいいのか分からず、されるがままになっていた。
アドルはふいに、唇をそのまま首筋に唇をゆっくりと移動させる。
「んああっ…ア..ドル…さん..」
エレナは先ほどの激しいキスでだいぶ緊張がほぐれたかに見えたが、まだ震えているように見えた。
そんなことはおかまいなしというのか、エレナの髪と背中に回されていたアドルの両手はエレナの胸に移動し、もみもみとおっぱいを揉んでいた。
「あんっ」
エレナは驚いて、声をあげアドルをみつめた。
「エレナのおっぱい…弾力があってちょうどいい揉みごごちだよ…吸い付くかのようだ…」
「やっ!そんな恥ずかしい事….いわないで」
エレナは困っているかのような恥ずかしがっているような声をあげるが、アドルはやさしく胸を揉みながら服の上からでも分かるほど突起した乳首を指で擦る。
「…あっ! ……あん…はぁ…は…あ……ああっ……ん」
おっぱいをいじくり、しばらくして右手はエレナのスカートに侵入し太ももをお尻を撫でまわし、下着ごしからヲトメの大切な部分をいやらしくまさぐる。
「そ、そこは駄目です!アドルさん」
エレナは突然の快感にまた全身を震わせた。
「駄目なんて言ってるけど体は嫌がってないね…その証拠にここがちょっと濡れてきてるよ」
下着の秘部のところがじっとりと濡れてきていた。
「アドルさん…意地悪です。」
エレナは恥ずかしそうにつぶやいた。
そんなやりとりを繰り返しながら、アドルはエレナをベッドに押し倒し、服とスカートを少しずつ脱がしていく。
まだ未成熟なヲトメの身体のライン・・・やや小ぶりながらキレイなおっぱいが目の前にあらわになった。
有無を言わさずまたもやアドルは両手でおっぱいを鷲づかみにし、小さなピンク色の乳首を舌でつついては舐めあげる。
「んんッ……!!んあぁ!!」
エレナは初めの緊張などどこ吹く風で、金髪を振り乱しもだえる。
年若い少女があえぎ声をあげ乱れる姿にアドルはますます興奮。
長い冒険生活で相当溜まっていたのであろう。
しつこくおっぱいをこねくりまわし、乳首を吸っては軽く歯をたてる。
「んん…あ……あっ…ん…はぁ…胸…好きなんですか?」
「僕はおっぱい星人なんだ」
アドルはわけの分からない事をのたまう。
そのまま肩や脇の下、腹にキスの雨を送り、大切なところを覆う白い下着の端に親指を引っ掛けするすると下ろしていく。
「あっ!や、やだ。」
下着を下ろされ、アソコを見られていることに羞恥心が湧き足を閉じようとするが、閉じられる前にアドルは素早く頭を秘部の前に移動させる。頭が太ももに挟まれる形になってしまう。
眼前にうっすら生えている金色の陰毛と男を知らないであろう亀裂があった。
頭を挟んでいるふとももをつーと手で撫でてアソコまで移動させ、指で亀裂をそっと開き美味しそうなピンクのヒダヒダを見つめる。
「いや!そんなに見ないでぇ!」
初めて異性に自分の大切なところを見られるという事態に真っ赤になって手でアドルの頭をどけようとする。
「恥ずかしがる事は無いよ。とてもキレイで素敵だ…」
「でも、そんな…汚いところを…」
「汚くないよ。じゃ、証拠を見せてあげよう」
そう言いつつアドルは腕を伸ばしエレナのおっぱいを揉みながら、アソコを丹念に舐めはじめた。時節、割れ目に軽く舌を出し入れしては肉壁に沿って舌をぴちゃぴちゃといやらしく這わせる。
「や…ぁっ…汚いから…だめぇっ!」
エレナは口に手をくわえ激しく身悶える。
そんなことはおかまいなしに、腕を下腹部にまで移動させ、今度は指を浅く入れ、まるで竪琴でも引くかのようにアソコをくちゅくちゅとかきまぜ、クリトリスに指が行き当たりそれを指で転がす。
「い…やぁっ…はぁはあ、だ…め….あっ、ああぁ…ん…」
エレナの膣から透明な蜜が溢れアドルの手もベッドのシーツも蜜でぐっしょりと濡れる。
「だめなんて言ってても、もう準備OKって感じだよ」
そういいつつ、さらにクリトリスを指で軽く擦っては弄る。
さらに甘美な蜜が溢れてきた。
「はあはあ…だ..め…これ以上されると…どうにか…なっちゃう」
未経験な快感にエレナの頬は紅潮し、半分涙目になっていた。
そろそろ頃合いだと見計らったのか、アドルは伝説の秘技ル○ン脱ぎにより素っ裸になった。
エレナの前に仁王立ちになる。
(お父さんや兄さんとは全然違う…)
幼い頃に父や兄と一緒にお風呂に入ったときに見たものとアドルの黒光りする伝家の宝刀を見てふとそう思った。
そして、アドルは「これから入れるよ?」と静かに宣言した。
「こんな大きいのが入るんですか?」
エレナはこんなグロテスクなものが本当に私のアソコに入るのだろうか?と体をびくびくさせる。
「アダムとイブの時代から男と女はそうなるようにできているのさ。」
エレナの唇にそっとキスをし、そのまま正常位になり黒い宝刀をヲトメの大切な部分にあてがった。
かつてフィーナとレアの処女を奪い、夢中にさせた伝説のアドルの聖剣・・・というより魔剣(w
「女になるんですね。私…」
エレナは覚悟を決めたようだった。
女の子の方がこういう場合男よりも早めに落ち着くのだろう。
「ああ…行くよ。力を抜いて楽にして」
アドルはそう言いつつエレナの秘部に一物を沈めていった。
「うっ…あぁ…」
「くっ!奥に行けば行くほど…キツイ」
処女特有のきつさでアドルのムスコの侵入を拒む。それでも少しずつ割れ目を押し広げ、一物を埋没させていく。
「くっ!…んん…あぁ…は……あっ」
エレナは異物が入ってくる感覚に苦しげに耐えていた。
アドルの背中に回されていた腕に力を込めアドルの背中に爪をたてる。
(かなり苦しそうだな。長引かせるのもなんだし、一気にいこうか)
アドルはそう考え、さらに自分のムスコを沈めていく。
「痛いっ!痛いぃっ!」
膜に行き当たったようだ。
「大丈夫?」
アドルは一気にいくぞ!なんて考えながら少し心配になりエレナに尋ねた。
「平気…です…好きな人との初体験だから…私…」
そんなけなげな事をいうエレナにアドルは心はさらにヒートアップ。
「じゃ、いくよ。」
アドルのムスコは一気に膜を突き破り、奥まで届いた。
結合したところからヲトメの証が滴り落ち、シーツを紅く染める。
「ああっく…ぅ、ん…んっ」
結合が完了し、お互いに抱きしめあう。
「入った…の?」
「ああ、僕達は結ばれたのさ」
お互いに微笑みあう。まだ、破瓜の痛みがあるだろうからいきなり強く動すのは無理だろう。
「ちょっと、動かすよ?」
そう言い、アドルは少しずついたわる様に前後に動き始める。
「あんっ、ん…うっ」
エレナの締め付けは吸い付くように強烈でアドルは逝きそうになった。
「まだまだ!こんなところで逝ってたまるか!勇者アドルの名は伊達じゃない!」
なんとか踏ん張り、静かに動かす。
すると、徐々に滑らかに動かせるようになった。
もともとかなり濡れていたのでその助けもあり、だんだんスムーズに動かせるようになってきた。
ぬちゅぬちゅ、と淫靡なムスコを出し入れする音が聞こえてくる。
「…あ、…はぁっ、あ…ん…あぁん」
エレナの声にわずかに痛み以外の感覚が混じってくる。
アドルはエレナの耳に顔を近づけ
「感じはじめたんだね。君は初めてなのにエッチだなあ。」
「や…だぁっ…そんな…私、そ…んなに…エッチじゃ…な…い」
アドルに言葉攻めされながらも耳に息を吹きかけられ、だんだん自覚がないうちにエレナは乱れていった。
アドルはエレナの中でムスコに力を入れひくひくと動かせ、奥をつっつくように攻める。
「はああ!く…ふぅ…はぁっ…ん…あん…いい…いいのぉっ」
「エレナ…乱れる君の姿は夜明け前のあの太陽のように眩しいよ…」
アドルはひたすらくっさいセリフをのたまい。エレナを攻める。
「ひゃあっ!あんっ!あんっ…んっ…くふぅ…」
膣壁をひたすらこすってこすって、ムスコをひっかけながら出し入れすると、エレナはもうなにがなんだか分からないという感じで身悶えた。
「アドルさん…好き…ホントに好きっ!…ずっと…ずっとここに居てぇっ!」
エレナはそういってアドルの背中に立てていた爪で背中を引っかきまくる。
アソコの締め付けはさらにきつくなりアドルは辛抱たまらんようになった。
「エレナっ!逝くよっ!」
アドルの黒光りするムスコはエレナの肉壷の中で子種をどくどくと注ぎ込んだ。
「ああっ…何?いっぱ…い…何か…入って…くる…」
エレナは何か熱い感覚に身を痺れさせた。
「なんてこった!ジーザス!中に出してしまった・・・」
そういいつつもエレナの中に収めている精液と愛液、
破瓜の血にまみれているアドルのムスコはまだまだ元気だった。
さすがは魔剣と呼ばれる代物である(w
「認めたくないものだな…若さゆえの過ちというものは…だけど当たらなきゃどうということはない…かな?」
そういいつつまだ元気なアドルは第2ラウンドに突入しようとする。
「アドルさん?」
ぼーっと惚けたようになったエレナはアドルを見上げた。
「ごめん、エレナ。もう一回だけいい?」
アドルは申し訳なさそうに、だけどヤル気満々でエレナに尋ねる。
「もう、アドルさんの馬鹿ぁ…」
といって真っ赤になってアドルをつねりあげた。
そのままエレナを四つん這いにしてバックから突き立てた。
その後もう2回戦くらいしたようだ。
んでまあ、そんなやりとりの後アドルはレドモンドの街を旅立とうとする。
「本当に行くのかね?アドル君」
町長がアドルになんとかこの街に残ってくれないかと説得していた。
「僕は冒険家です。色んな人々に僕の武勇伝を知ってもらうのが僕の夢です。」
アドルは自身満々にそう答えた。
「なら仕方ないのう・・・」
町長は残念そうにつぶやく
「ええ、ではお元気で」
アドルは意気揚々と旅立つ。
その頃、「追わなくていいのか?アドルって奴はこの世に一人しかいないんだぜ?」
とドギはエレナに尋ねていた。
「追いたいのは山々なんだけど、腰が・・・」
エレナはさっきまでの激しいまぐわいで腰が立たなくなっていた。
「あのアホは…」
ドギは呆れていた。
「でも、大丈夫よ。アドルさんはまた来てくれるわ。だって私のお腹の中には…」
エレナはうふふと笑いながら恥ずかしそうにお腹をさする。
アドル・クリスティン・・・100余りの冒険を成し遂げたという偉大なる冒険家・・・
しかしあちこちで子種を撒き散らせ、子供も100人くらいいたという伝説まで持つ男であったという・・・
(終わり?)
とりあえず完成です。下手でごめんね。
こんなのアドルじゃねーよっていう方、石投げるのは勘弁してください(;´Д`)
ま、まあこんなわけでお目汚し失礼いたしますた。
94 :
名無しさん@ピンキー:03/12/06 13:54 ID:sf6paw2p
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
\ / ゙^\ヽ.. , /゙ ¨\,.-z ::::::::::\ / ∧_∧
.\「 ● | 》 l| ● ゙》 ミ.. :::::: /━( ゚∀゚ )━━━━━
\ .,ノ .l| 《 ..|´_ilト :::::/ _,i -イ
..,,,,,,..\,,,,,_/ .'″ ^=u,,,,_ v/.. :/ (⌒` ⌒ヽ ∧_
/'" \  ̄ ,,、 i し/.. ヽ ~~⌒γ⌒)キタ━( ゚∀
|. \ / ̄ \ \ ノ /━!!! ヽー―'^ー-' _, i -イ
○ | ̄ ̄ ̄/.\ └\../\ \ '/ 〉 | (⌒`
i ..::/ \lllllllllllll ∧∧∧∧∧⌒ヽ / | ヽ ~~⌒
| ::::::/| _ _。 \⌒.< > ) . { } ヽー―'
lヽ__ノ丿 ,,..:;:::::\< 後 >' | | 〉
\ し_/ .......::::::;;:;::::::/< の 腐 .> { ,イ ノ /
..キタ━━━━━━━━━━ < 予 無 >━━━━━━━━━━━!!!!!
/ jjjj ___ < 感 し > l! rヲ――--_」Lii--――ヾ. l
/ タ {!!! _ ヽ、 <. !! > l! // <二》 _ 《二>゙ ヾ、!、
,/ ノ ~ `、 \ /∨∨∨∨∨\ j.,.ィ゙ ./ ! \_ l!\
`、 `ヽ. 人 , ‐'` ノ //::::::::ヽ____\ ,.. '´ ヽ  ゙̄ーr-ノ
━\ `ヽ (゚∀゚)" ノ/━/丿 ::.__ .::::::::::::: __\ イ ,−--- ,!/
、ヽ. ``Y" r ' // /。 ヽ_ヽv /: /。ヽ .\ ヽ ─ / /,」
i. 、 ¥ ノ // / ̄ ̄√_ _ 丶  ̄ ̄\ \ ヽ / ,.r 「_
`、.` -‐´;`ー イ ./ .:::::::::: / / tーーー|ヽ ..:::::\_ / ,.!┬―''
i 彡 i ミ/ /, | .:::::. ..: | |ヽ ::| ..\==‐゙┐l
/ ` / | :: : | |⊂ニヽ| | :::::| \\= ゙.l
96 :
SS保管人:03/12/06 18:25 ID:fcs/Onhx
アドルは好色じゃないと思うんだよね。
てゆーか勝手に女の方が惚れて、しかも後腐れナシってのが世界中にいる
とゆー間奏曲の表現がぴったりかと。
リリアとテラが顔を合わせたらどうなるのかな…
リリアとテラの赤毛誘惑合戦パンチラブラチラなんでもアリの最終戦争勃発で。
そう思っていたら女神様が・・・と。
すんません、虹板でリリア投下した者ですが
リリアって積極的に誘う気がするのですよ・・・ちょっとえげつない位に。
しかし、職人様乙です。
長々と読ませてもらいサンクス!!
>>96 俺はいいですよ。
マニアさん4号氏や58氏はどうかな?
>>97 確かに女の子の方が勝手に惚れるっていうイメージがありますね。
実際気にかけてたのは「フィーナにこの話を聞かせてあげよう」ってセリフからも
フィーナくらいだと思うし。
>>98 完全版から入った実はイース初心者な俺ですが、確かにSFC4やる限り、リリアはちょっと
怖かったw
あんなキャラだったっけ?
100 :
58:03/12/07 00:58 ID:/t3SC/Ll
>>96 私も構いません。もっとも、仕上がってからですがね。
まだ、エロシーン2レス分しか上がってないッス
>>99 PC-Eのドーンオブイースをやった限りでは、
opであっさり占い師サラの言葉に乗って、リリアに顔を見せることもなく
速攻でセルセタに旅立ったところを見ると、
本気でリリアのことを気にもとめて無いだろてめぇと思ったものです
>>100 ss楽しみにしてます。
リリアですが、アドルがリリアを好きかどうかって疑問なんですよね。
私がエターナルから入ったからかも知れませんが・・・
102 :
名無しさん@ピンキー:03/12/08 09:35 ID:S0GcLbaX
アドルはあちこちで現地の女といい感じになるってこった。
本命はいないだろうな
本命はドg
すみません801板に逝ってきます
6がコナミからコンシューマーで出るみたいですね。
6未プレイなんでこれを待つべきか、通常版を買うべきか・・・
どっちがいいですかね?
>>104 コンシューマーが出るのは「来年」のクリスマス頃なんだが。
>>105 どうすっかな。コナミの移植版だとイベントとか追加されてるだろうから発売まで待つか、それとも
通常版を中古で買うか(新品を買う気が起きない)。
悩んでんすよ
>>106 個人的には、同じ物をやるくらいなら移植版を待った方が良いと思います
待ってる間に全て忘れてしまうので幸せになれるyp!
マニアさん4号 改め フィーナスキーですが、
ちょっと質問なんですが、ここってエロSS以外を投稿してもいいんでしょうか?
「エロパロ」と明示されている以上、エロの無いSSを書くのもどーかと思うんですが…
111 :
58:03/12/09 19:02 ID:Y3NI2pq9
>>109 私は問題なしですね。要は面白ければいい。
と、言ってる私のが現段階ではエロでないので、
他人の事をどうこう言う権利はないのですが。
ああ、この空き時間を執筆に使えたら・・・
>110
んでは、そっちに一応いってみますさー
こっちはエロ有りのSS空間なので、その方がいいでしょう
多分……
ただ、今、俺の屍を越えていけシリーズが、進行中の様なので
ちょっと突貫してみて、様子を見ますー
>>107 やっぱりコナミ版待ちます。
長い目で見るとそっちの方が得な気がするし
>>109 俺も問題ないと思います。
フィーナスキーさんのss好きだし
人気があってスレがあるのにエロスレに投下すると問題あると思うけど、
ここ以外作品投下できる場所が無いと思うから別にいいと思う。
うーん、もう行ってしまわれたかな・・・
115 :
110:03/12/09 23:17 ID:TC2hgTQS
>>112 違うの違うの
ここってのは、このスレ、イーススレのことなの
ここで書いて欲しいの
行っちゃいやん
リガティ責めエレナ受けとかって黄金カップリングすぎて誰も食指を動かさないのかしらん。
ギットギトの濃いやつとかあればね……ハハ、ゴメンユメヲミテイタヨ
リガティってあんた・・・
・・・イイ趣味してるな。
「狂暴で貪欲」って設定は確かにエロ向きではあるし、
青髪ボブカットも萌え力に溢れるな。
しかし、なぜエレナなのか。あれか、ボブカット繋がりか。
どっちかにチンコ付いてるのか。まったくもう。たまらん。
いやそうでなく。
アドルを逆レイプでも良さそうではあるが・・・そうそう負けないよな、
幻影の鏡とか使えば。
118 :
名無しさん@ピンキー:03/12/11 07:33 ID:9NE6fpKb
リガティって誰だ?
Vにそんなモンスターいたっけ?
私的な話になって申し訳ないが………
どうしたもんかねぇ………
人気があるかどうかわかんないけれど、
長期連載中のSSの間に割り込むのは滅茶苦茶危険な事だからねぇ……
(過去にそれやって、住人ファンに叩かれまくった経験がありましてね……(苦笑 )
自分の文体がエロパロの雰囲気そのものに合ってないんだよね……
どうしたもんやら……
まぁ、それはともかく……
>58さん 続きマダ? 期待しているんですが…
それと、アドル好色冒険期 さん 次は4のカーナとかで、如何でしょうか?
良スレage
>>120 実は4はSFC版のみ去年くらいにプレイしたのですが、途中でゲームバランスの悪さ
と死人が生き返るというチープなシナリオに(;´Д`)ときて放置してるんです(4好きな方スマソ)。
次は5あたり書こうかなと・・・
言い忘れた。
>>フィーナスキーさん
個人的にはss投下してホスイ・・・
でも、今は58さんが連載中なのでとりあえず58さんとロムの方々の意見を聞いてみないと
なんとも言えない
>>123 複数作家が複数作品を同時展開しても良いのではないでしょうか?
名前欄にコテハンか作品タイトルを書いておけば混乱することも無いですし。
じゃぁ、こっちでもやってみましょうか…
文質が合わないって思われたら、素早く、移動要請お願いいたします
なんか、考えます
しかし……SG計画やる前に、こんなに前置き書かなきゃならんっておもわなんだ…
ファルコマーだった自分の業の深さを今頃思い知ってます……嗚呼……
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−1」
「よークリスー 女の子みたいな名前なんだから、赤毛も女の子みたいに伸ばしたらどうだー!?
可愛いかもしれないぜー!!」
村のガキ大将気取りの少年が、クリスが家路につこうとしていた途中に、声を投げかけてきた
「また言ったなぁっ!! ガルバドー!! このぉっ!!」
クリスは自分の女の子みたいな名前の事を何時も気にして、ガルバドは何時もそれを馬鹿にした
だから、2人はいつも喧嘩が絶えない
2人は、子供らしく素手の殴り合いで喧嘩をし始めた
もう、それは月日を重ねて、2人の日課になってるほどの事だった
事実上の村のガキ大将を決めるための戦いであったが、
二人とも実力は拮抗してたので、中々、決着は付けれない
そんな間柄でもう6〜7年が過ぎたような気がする 間抜けな話だった
腕っ節を鍛え続けた二人に対して、村の子供たちは、少なくともあの2人は
子供グループの中ではリーダー格だと別格扱いしていた
そして、クリスは地主の子供なので、そこで逆差別の様な事が起き、
それがクリスを村の仲間に完全に馴染ませない理由になっていたのもあった
そういう意味では、ガルバドは無二の親友かもしれなかった
彼だけはクリスを対等に扱ったのだ 自分の最大のライバルとして……
そして今日の喧嘩も決着は付かなかった
「勝負はお預けだっ!!」 の台詞と共に、去っていくガルバド
それがクリスの少しの救いに成っていた事をクリスは感じていたけれど、意識はそれを否定した
クリスは、何時もの様に、自分の名前を呪ってやはり家路につく
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−2」
「あら、クリス…・・・今日もガルバドと喧嘩? しょうがない子ねぇ…」
そう言って家路を歩いているクリスに横から声がかけられた
そこには夕日に照らされながらも、綺麗な蒼い髪を風に棚引かせて微笑んでいる少女が居た
少女といっても、クリスからしてみればお姉さんぐらいという差が有る
彼女の名前は、メルティー・レシェナ …… 数日後には兄のケヴィン・ノビルの花嫁となる人
クリスの憧れの近所のお姉さんだった
「綺麗な赤毛をこんなに泥だらけにして……、帰ったら先ずはお風呂ね……」
そう言って腫れ上がった頬をそっと彼女は撫でてくれて、何時もの優しい微笑をくれた
その笑顔が、クリスの憧れの思いを更に募らせる
婚姻の日取りも決まっているし、お互いの家族全員の合意の下での結婚だったので
彼女は既に半分は嫁の様に、クリスの家の家事を手伝っているのだった
今日の食材を両手一杯に持って、クリスの家に向かっている
クリスの母親はクリスを生んでから、クリスが幼少の頃に他界した
良いお母さんだったという記憶がある でも、それだけだった
後に残ったのは、男3人でどうやって家の家事を行うかだった
そんな間に、自分の兄はでかした事に、村一番の器量良しを恋人に出来たのであった
まぁ、幼馴染だったので、それが恋に変るのは簡単な事だったのかもしれない
それはまだクリスには分からない感覚だった
クリスはともかく、ノビル家にとっては、それは大変結構な事で
父のバルチルも兄が嫁を貰い家を継ぐことも決まったので、最近はとみに機嫌が良かった
吟遊詩人を招いてまで、結婚式を彩ろう等、
2人の婚姻にどれほどの気持ちが篭っているのか押して知るべしであった
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−3」
「メルティ!! クリスー!!」
そうして2人で家路を急いでいると、今度は2人に声をかけてくる人が居た
2人はそっとそっちの方を向いた
夕日に照らされて、彼の緑色の髪は、まるで赤く燃え上がるかのように目の錯覚に映る
「兄さんっ!!」
クリスは山仕事から帰ってきた兄の姿を確認すると、笑顔を浮かべて手を振った
「ケヴィン! お帰りなさいっ!! 今日のお夕飯は腕を振るうわよっ!」
そう言ってメルティーも、柔らかい微笑を浮かべて彼を迎える
「いやー今日は、もうクタクタだ……メルティー、御馳走を頼むよ……おやぁ?」
ケヴィンは2人に近づいてそう言うと、クリスの顔をじっと観察した
頬が腫れあがっている
「ははぁん……また、ガルバドにやられたな? クリス……だらしない奴め……」
そう言って腫れ上がった頬を突っついて意地悪をするケヴィン
「痛いよ兄さんっ!!」
クリスはケヴィンの悪戯に、悲鳴を上げる
「今日も、メルティーがご飯を作ってくれるまで稽古だな……
少年組とはいえ、この村一番の男になれなきゃ、ノビル家としての示しが付かないもんな…」
そう言って、泥にまみれたクリスの赤毛を微笑んで撫でるケヴィン
「ガルバドに負けてなんかないよっ!! 兄さんっ!!」
そう言って兄の言葉に、抗議をするクリス
「でも勝ってもいないんだろう? それは駄目だな……
ケヴィン・ノビルの弟はやっぱり村一番の腕っ節の男じゃないとな……」
そう言ってさらにゴシゴシとクリスの赤毛を撫でるケヴィン
「ケヴィンも子供の頃は、村で一番の悪ガキ大将だったもんね……」
そう言って苦そうにメルティーは笑った
そんな彼女の言葉に、ちょっと顔を歪めるケヴィン
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−4」
「悪ガキ大将ってのは、心外だな……メルティー……」
彼女に揶揄されたので、少し抗議の声を入れてみるケヴィン
そんな彼に向かって澄ました顔で、目を細めるメルティー
「あーら? 私に子供の頃、散々悪戯した人は、誰だったかしらね?」
そう言って彼の過去の悪行をクリスの前で暴露するぞとばかりに脅しをかける彼女
そんな彼女の言葉に、ケヴィンは勢いを止める
「いや…その……なんだ……なぁ…… メ、メルティー そんな昔の事言い出さなくっても…」
ケヴィンは痛いところを突かれて、しどろもどろになった
「クリスに、あの時の事、言っちゃおうかなー」
そう言って更に、ケヴィンに意地悪をして彼を茶化すメルティー
「そ、それだけは勘弁してくれよ……なぁ…その…なんだ……子供の頃の愛情表現っていうかなぁ…
好きな子には、ちょっかいを出して気を引きたいモンなんだよ、お子様はっ なぁクリス!?」
そう言って、ケヴィンは話の矛先をいきなりクリスの方に向けた
「え? 兄さん……、そんな事言われても……」
ケヴィンに話を振られて、どう答えて良いか分からなくなるクリス
「クリスは貴方みたいに、意地悪じゃないわよ……優しい子だもの……
シェーラちゃんや、ミーニャちゃんなんか、クリスの事、かなり好きなのよ?
あ……これは2人と秘密だったか……まぁいいわ……誰だって態度で分かるものだものね…」
そう言ってメルティーは、村の子供娘達のませた恋の相談事を口にしてバツの悪そうな顔をした
シェーラとミーニャは、クリスの女幼馴染といった所だ
クリスはそれを聞いてびっくりするしかなかった
「クリスは綺麗な赤毛で美少年だものねー、あともう4年もしたら、みんな貴方の虜になるわよ、きっと…」
そう言ってメルティーはクリスの赤毛を手にした
「ふーん、じゃぁ、メルティーも、あと4年したらクリスに浮気でもするかい?」
そんなメルティーの他愛無い言葉にケヴィンは、微笑んで噛み付いた
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−5」
「私は駄目ね……だってこれからクリスの本当のお姉さんになるんですもん…それに……」
そう言ってメルティーは、僅かに頬を赤らめた
「それに?」
メルティーの言葉を追って、少し楽しげな笑いを浮かべて彼女の言葉を促すケヴィン
そんなケヴィンの催促に、メルティーは少し焦れる思いを感じた
「もぉっ、私から言わせるつもりなの? 相変わらず意地悪な人ね……
でも、まぁいいわ…… それが貴方らしいものね……
そうよ……
私は、子供の頃に私を泣かせてくれてばっかりだった人に、今では心を奪われちゃったのよ…
運の無い女だわ………、クリスみたいに良い子が同い年の幼馴染だったら良かったのにね…」
そう言ってメルティーは、ケヴィンの腕に自分の腕を絡ませた そんな彼女の仕草に照れ笑いをするケヴィン
「あの頃の事は、もう目いっぱい謝ったろう? メルティー……
これからはずっと幸せにするって……その……誓ったじゃないか……俺は…」
そう言って過去の思いと、今の正直な気持ちを前にして、はにかむ
クリスはそんな仲むつまじい二人の背中をじっと見詰めていた
口でこそ、お互いを茶化しあっているが、2人の間には全く入り込む余地が無いほどの『絆』があると言うこと…
それがクリスには良く分かっていた
兄は、粗雑な所もあるが、自分を心のそこから面倒見てくれる優しい男だし
村一番の腕っ節の、とても頼れる人間だ
これから姉になる人は、ちょっと皮肉屋だけど、誰からも好かれるとてもしなやかな女性…
そんな2人の組み合わせは、素敵だとクリスは心の底から感じていた
2人が結ばれる事は、とても素晴らしい事だと……
自分の、メルティーに対する恋慕の気持ちが、そこにあったとしても……
クリスは後ろから、夕日に映る、蒼と緑の棚引く髪の毛の色を見つめながら、柔らかく風に吹かれていた
131 :
58:03/12/12 09:35 ID:sttnqDGS
>>123 すんません、何故か昨夜書き込みできなくて、連絡できませんでした。
私は問題ないと思います。こちらも一両日中には上げてうpする予定でおりますので。
年末進行〜〜〜
>>126 キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
大作の予感
おいらもキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!と叫んでみる。
しかし、自分以外にもアjスキーがいたことに驚いた。
ゼィゼィ、ハァハァ…
イースと別の作品(ファルコムとは別に)、同時進行するのは
マジにキツイんっすが……
っていうか、本体の送り先の相手から、どっちとも連絡こねーし…(T-T
ぐわぁぁぁ……… 泥沼の予感…
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−6」
「ほらっ クリス、剣の返しはこうするんだっ」
そう言って丁寧な指導をしながら、ケヴィンはクリスに木の棒で剣術指南をしていた
「うーん……、難しいなぁ…… でも兄さん、どうして剣の稽古なんかするの?」
兄に剣の指南を受けながら、クリスは喧嘩では全てが役に立つとはいえないこの修行に口を挟んだ
「うーん、そうだなぁ……、こんな山奥の村にまで召集がかかるかわわからないがな……
この地方の領主様が戦争に出る事になっらた、俺たち農兵も一緒に出ていかにゃならんからさ…
その逆も有る… 他の地方の諸侯が攻めてきたら、村を最低限度の日々、守らなければ成らん
そうなると、農家の息子といえど剣術ぐらい出来ないといけないわけだ……」
そう言ってクリスの下手糞な剣を受けるケヴィン
そんな2人の間に、メルティが手を拭きながらやってきた
「とかなんとか言っちゃって…、ケヴィン、貴方は絵本に出てくる冒険の勇者に憧れているだけでしょう?
昔から、姫様をドラゴンから救い出すための勇者になるんだって、剣の稽古ばかりしてたじゃない…
だいたい、何時、他の諸侯の人たちが、こんな何も無い村山に攻めて来るのよ?」
そう言って2人の間に、入っては「御飯できたわよっ」と言って2人の木の棒をい取り上げる
「備えあれば憂いなしって言うだろう? メルティ?」
「はいはい……」
ケヴィンの言葉を軽く流すメルティ そんなやり取りをクリスは微笑んで見つめた
そして不意に気付く
「兄さんも……昔はお父さんの読んでくれる絵本の剣の勇者に成りたかったんだ…」
そう言ってクリスは目を丸くした
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−7」
父親のバルチルを加えて、認定家族4人で食事が始まった
「まーな…、子供の頃は誰だってそうだろう? 勇敢な剣の勇者になりたいって思うもんさ…」
そう言って、ケヴィンは野菜の炒めをモシャモシャと食べ始めた
「ふーん、兄さんもそんな時期があったんだ……」
クリスはジャガイモに手をかけながら、意外な兄の過去の側面を知った
7歳も歳が離れていると、知らない過去は一杯ある
「ハッハッハ、それはワシが悪いのかな……、代々先祖がこの土地の地主をしていたからな…
ちょっとした旅行ぐらいで、外の世界なんてロクに見たことが無かった……
ずっと土地に縛られている日々だったから、冒険談にワシが子供の頃から飢えていたのかな…」
そう言って父親のバルチルは口を挟み、エールをあおって、目玉焼きに手をかけた
「ケヴィンに子供の頃から、勇者の絵本を読ませ続けたからな……ワンパクに育ちすぎて困ったよ…
ケヴィンはワシに似すぎていたからな……この緑の髪とか……」
そう言って、バルチルは自分の色と同じケヴィンの緑色の髪の毛を撫でた
「もー、そのせいで、義父さん…ケヴィンったら子供の頃は本当に酷い人だったんですよ?
村の子供全部と腕っ節競争してみたり、剣術の稽古をしてみたり……
ほら、いつかあったじゃないですか…ケヴィンが、外の世界に武者修行に言ってくるって喚きだした時が…」
そう言ってメルティーは、すこし昔の事を思い出してはにかんだ
「そういえばそうだったな……家の跡目も捨てて剣士になるんだって言い出した頃が…
あの時は困ったものだったな……ワシも……」
そう言って頭をかくバルチル
「兄さん、家を出ようとした事があったの!?」
知られざる過去を耳にして、更に驚くクリス
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−7」
「昔の事だ、昔の……子供ってのは、そういう時期があるんだよ……」
そう言ってケヴィンは、苦そうに笑った
「そうだな……ワシも親父に反発して外に出たいって思った事があったものな…」
エールを飲みながら、自分自身の過去を見つめるバルチル
2人の思わぬ告白に仰天するクリス
「どうして? どうして父さんも兄さんも家を出たかったのに、行かなかったの!?」
2人の行動力有る人間の背中を見つめ続けていたから、
クリスは2人がそうまで思いながらも家を出なかった事に、不可思議さを覚えた
「ワシは、お前の母さん………シャンナの……せいかな? 綺麗な赤毛の可愛い娘だった…
彼女に惚れてから……冒険と彼女…… どちらを選ぶか迫られた……
で、こっちの生活を選んだのさ……、情けない話だろう? 勇気のないチキンな話さ…」
そう言って、バルチルは苦そうに笑った
その話を耳にして、目を丸くさせるケヴィンとメルティー
「そうか……父さんは…母さんと………」
それを聞いて、記憶の中で薄らぼけている母親の事を思い出し、クリスは唸った
「じゃぁ、兄さんは?」
今度は、矛先を兄に向けてみるクリス
「あーーそのーーなんだぁ……」「えーっと、ねぇ……クリス……」
2人は、苦そうに笑いながら視線を逸らしてクリスから目を逸らした
「???」クリスは首を捻る
「泣かれたんだよ……メルティーに……『行っちゃ嫌だ……行くなら私も連れて行って』ってな…」
そう言ってケヴィンは、あの時の事を回想して微笑を浮かべる
「もぉ、ケヴィンったら……そんな子供の頃の事を蒸し返さないでよっ!!」
ケヴィンの言葉を聞いて仰天した表情になり
今度はメルティーが、過去の恥かしい思い出の暴露に釘を誘うとする
アドルクリスティンの冒険日誌 プロローグ -幼年時代-
「2−8」
「兄さんも…その…メルティー義姉さんと……」
2人の赤面した顔を交互に見つめながら、クリスは何故か淡い気持ちになった
2人ともしどろもどろはしていたが、何だか懐かしそうにその時の事に思いを馳せているようだった
そんな2人の姿は、本当に妙にお似合いの二人に見えて、嬉しさの反面、クリスは焦れた
バルチルは、そんな2人の過去の暴露話を耳にして、ガッハッハと大笑いをする
「なんだかんだといって、好きな女の子の涙には弱いもんだな、ノビル家の人間ってのは…
ワシとシャンナの時と、お前達2人はそっくりに思えるよ……
結構ワシも剣術とか頑張ったんだがなぁ… 後、一歩の勇気が無かったな……冒険者になるには
でも、面白い事に、今ではそれが幸せな事だったと思える……だから人生は不思議だ…」
そう言ってバルチルはエールをまた口にした
そんな言葉に、少しまどろみながら、笑顔を浮かべる2人の男女
クリスはそんな父親の言葉に、微妙な違和感を覚えるしかなかった
「クリスは、いつも、クリスって女の子の名前が嫌いだって言うがな……、
この名前だって随分、思い入れの有る名前なんだぞ?
母さんがお前が生まれるあたりでケヴィンが冒険者になるって喚きだして、ホトホト手を焼いてな……
だから、ケヴィンとは違って、優しい温厚な子供にって、クリスって名前にしようって言ったんだ…
お前の赤いこの髪と、お前の喧嘩の元のその名前は、そんな母さんの思いが篭った形見なんだよ……」
言ってバルチルは、クリスの赤毛を気持ちよく撫でてやる
「僕の名前は…母さんが……」
クリスは自分の名付けの秘密を知って、今日は驚き尽くめだった
「父さんが、お前を俺以上に可愛がるのは、クリス……お前が母さん似だからなんだぜ?
俺も、お前を見ていると、何処か母さんの面影を思い出すよ……」
そう言って今度はケヴィンもクリスの赤毛を撫でてやった
そしてケヴィンは、微笑む
「喧嘩に強くなっても、剣術上手くなっても……母さんが望んだように
俺みたいに優しい男に成ってくれよ……クリス……なぁ?」
ケヴィンは過去に失った自分の母親の思いも込めて、クリスに向かってそう言った
139 :
名無しさん@ピンキー:03/12/13 22:59 ID:rJf212Qz
>>マニアさん
がんがれえええええ
応援age
140 :
58:03/12/14 23:11 ID:bRZA3Vrj
どうも、お待たせしました。
またじらす結果になってしまいますが、6レス分くらい仕上がっているので、
公開することにします。あと4レスくらいで終わるかな・・・?
まっこと、遅筆申し訳ない。
オルハの背中が、岸壁に押さえ付けられた。
その上で、オルハが身動きできないように覆いかぶさっているのは、
当然のことだが赤毛のアドルである。
興奮に奥底から震える吐息を吐き出しつつ、目の前のオルハの体を眺める。
民族色の濃い、森の民らしく動きを妨げないよう脇で腰で大きく開いた衣。
ほっそりと延びた手足を守るものは何もないが、アドルは彼女がこの姿で、自分が何度
コンティニューを繰り返したかもわからない修羅道を、傷ひとつなく突破してきたことを知っている。
もしかして、自分はものすごく弱いんじゃないだろうか、などという疑念はさておいて、
アドルは目の前のオルハの肢体に意識を戻した。
今夜はこの、羞恥に俯く娘の全てが、自分のもの。素晴らしい。股ぐらがいきりたつ。
「ア、アドルさん、私、その……あっ」
言わずとも、こういう時の娘の言葉は相場が決まっている。そっと手のひらを
豊かな胸の膨らみに這わせて見れば、怯えるようにびくりと震える。
九分九厘、処女だ。
きゅっと目を閉じて震える乙女に、アドルはそっと頬へと唇を寄せる。
優しく抱きとめ、首筋に舌を這わせる。
「あっ……あぁ……っ!」
囀るような、消え入るような声。頬を真っ赤に染めて未知の感覚にうち震えるオルハに、
アドルの嗜虐心が刺激される。
「ア……ドル……さん?」
肺の奥から絞り出すようなか細い声で呼ぶオルハだが、
アドルの視線はびく、びくと痙攣するように揺らめく銀の尻尾へと注がれていた。
「あ……やめ……っ、アドルさんっ!?」
アドルの視線から、何を考えているのかを察したのだろう。オルハは制止の声を上げるが、
鍛え上げたアドルの手の早さには到底追いつけなかった。
長衣の割れ目から手を差し込み、尻尾の根元をきゅっと掴む。
「ひっ!」
掠れた悲鳴。尻尾のないエレシア人にはわからない感覚。
しかし、目の前のオルハの反応を見れば、そこを触れることがどのように
感じられるのかは一目瞭然だ。
優しく、豊かな毛を手櫛で梳くように、撫でさする。
「あっ……ああ、あぁぁ……!」
穏やかな、しかし背筋をゾクゾクと刺激する感覚が、オルハの脳髄を貫いた。
背筋がびんと張り、続いて全身がびくびくと震える。
服止めを解き、首元を、肩を、そして胸の双丘を露わにする。
先がつんとしこり立った形よい膨らみ。恥じらうオルハの鼻先にちょんと口づけし、
そのまま口を、丘の頂に着床させる。
ちゅっちゅっと赤子のように吸い付き、ぺろぺろと、これは赤子のそれではあり得ない
淫靡な舌使いで、頂にそびえる肉芽を弄ぶ。
「あ……あっ、はんっ……」
オルハが、甘い喘ぎを上げる。
半ば無意識のうちにであろうか、ぎゅっと、胸にとりついたアドルの首を抱きかかえる。
意図せず甘く抱擁されることとなったオルハの腕の中で、アドルはオルハの胸の膨らみに
頬をすりつけ、甘く突起に歯を立て、丘の間の谷間に舌を這わせた。
アドルが胸を愛撫する度に、オルハの鼓動が跳ね上がり、喉から可愛らしい喘ぎが零れ出る。
アドルは夢中で膨らみと、その間の谷間を愛撫する。
指が引き締まった腰をなぞり、柔らかく膨らんだ臀部をまさぐれば、オルハはぷるぷると震え、
口が奏でる声は甘いビブラートを帯びる。尻尾がぴたん、ぴたんと岩壁を叩く。
今のオルハは楽器だった。アドルの指で奏でられる、世界一淫靡な楽器だった。
やがて、演奏家は自分の足……楽器を抑えるために足の間に差し込んでいたそれに、
何か暖かい感触を覚えた。
したたり落ちるもの。指で触れてみると、にちゃりとわずかに粘ついた音を立てる。
その音を耳にして、オルハの体が跳ねた。びくりと。「やぁぁ……」と、
いやいやをするような声を漏らしながら。
アドルはその暖かいものを指先にたっぷりと塗りつけ、オルハの目の前に見せた。
オルハがひゅうと喉を鳴らす。瞬間耳まで血を上らせて、オルハは悲鳴を上げた。
「い、いやぁっ! アドルさん! やめて、見せないでくださいっ!」
アドルは拒否した。見せつけるように指先をねぶり、付着していた粘液を舐め取る。
羞恥に俯くオルハの上半身をよそに、アドルの手は粘液の源……オルハの下腹部へと
手を伸ばした。
長衣の隙間から指先を差し込み、熱く湿った空間へと侵入する。
そして、煮えたぎるような、濡れそぼった布地へと、指を……降着させる。
「…………っ!!?」
瞬間、オルハは自分の体に電撃が走ったかのような錯覚を覚えた。
いや、実際の所大した差はない。腰はがくがくと震え、唇はぶるぶると震える。
しかしその震えは寒さ故のものではないのだ。肌は熱く……殊に頬とアドルの指が触れている
その部分は、まるで灼熱しているかのようだ。
・・・・・・苦しいかい? アドルは問いかける。
オルハは頷く。息が苦しい。心臓が破裂しそうだ。頭の中に霞がかかったようで、
いつのまにか泥のように溶けてしまいそうな気がする。
じゃあ。アドルは人の悪い笑みを浮かべた。
楽にしてあげよう、と、アドルはオルハの服に手をかけた。
二つの月が大地を見下ろす下で。
月の光を照り返し、輝くオルハの肢体は、この上もなく美しかった。
神聖な彫像のような、一糸纏わぬ体躯。銀糸の織物のような髪。幻想のようにたゆたう尾。
つんと立った乳房の先。てらてらと輝く秘部。上気した頬。ほんのりと涙を浮かべた目尻。
そのひときわ明るい場所に、アドルは指を押しつける。
「ンッ……!!」
びくり、と肢体が揺らぐ。羞恥に背けた顔の口元はきゅっと結ばれ、思わずこぼれ落ちそうな嬌声を、
喉の奥へと押し込んでいる。
アドルは、少し意地悪をしてみることにした。
オルハの慎ましいピンク色のそこをかき分け、神秘の泉へと通じる道に至る。
今まで誰にも晒したことの無いであろう神聖なる巫女の秘所。想像しただけで、
冒険家の血と男の劣情が小躍りする。
早速、指先で神秘の解明に挑む。まずは僅かに開いた扉を軽くノック。
「……ふぁっ!?」
上の扉が小さく開いた。天上の調べがまろび出る。
次は、鍵を開けなくてはならない。鍵開けのセオリーは、まずは棒を差し込み、形を把握すること。
とりあえず指を使おう。人差し指に粘液をたっぷりと塗りつけ、鍵穴に優しく差し込んだ。
「あっ!? ……ン……あ……あああっ」
鍵穴の中は熱く、狭い。たった一本の指なのに、きゅうきゅうと締め付け、異物を追い出そうとする。
しかし、冒険家は屈しない。鍵穴の形を確かめるため、内壁を指先でつんつんとつつく。
「ン……う、ふ、ふぁっ……や、あ……」
その度に、上の口からあえぐ声が漏れ落ちる。ゆらゆらと、冒険家の魂を妨げる手がアドルの肩にかかるが、
ちょっと鍵穴の中で棒を暴れさせてやれば、甲高い悲鳴と一緒に帰ってゆく。
いい子だ。ついでにボタンを押してみよう。
上の方にある二つの丘。その頂点にあるボタンを、ちょっと厳しめに捏ねる。
鍵穴に差し込んだ指と、ボタンを弄ぶ指を同調させて、波をつくるように刺激してゆく。
「あっ……ああっ……あっ……」
オルハの声が、だんだんと、だんだんとトーンを上げてゆく。
肌の上に玉のような汗が浮かび、体のそこここの谷間に流れ落ちてゆく。
アドルが指をかき回す。秘壷からとくとくと愛液が流れ出す。ぴくんぴくんと体が弾け、掠れた喘ぎが絞り出される。
やがて、アドルの指を締め付ける肉壁が、特徴的な蠕動を始めた。
「あはっ……はん……はぁ……はっ……はぁ……」
見れば、オルハの声も、押し殺すものから虚ろなものへと変容している。
そろそろか。アドルの経験が、オルハの絶頂の近いことを知らせている。
アドルは、指の動きを加速した。トルクを加え、内壁に指の腹を擦りつける。
「あっ!? やっ……や、あんっ、やめ、てっ……くだっ……あっ!」
オルハの声が、ついに抑えきれなくなったらしい。目尻に涙を溢れさせながら、囀るような悲鳴を上げる。
誰かに見られたりしないだろうか。ふと、アドルは頭上を見上げた。
崖の上は、柵で囲まれてはいるが町中から続いている。オルハの声を聞きつけて、のぞき込む者がいないとは限らない。
……いた。
頭上から、じっと自分たちを見つめる影がある。
月の逆光になって、何者なのかはわからない。わからないが、正直なところどうでもいい。
だが、この状況は利用させて貰う。
アドルの腕の中で喘ぐオルハの耳元に、口を寄せて囁く。
誰かが自分たちを見ている、と。
「っ!!? い、いやぁっ!!」
羞恥の炎がばっと燃え上がった。高々と悲鳴を上げ、アドルの肩を掴む手が、爪が突き刺さらんばかりに握られる。
秘裂に差し込まれたアドルの指を、きゅうっとひときわ締め付ける。
すかさず、アドルは差し込んだ指をくいっと曲げて、肉壁の一部、特別感じると思われる場所(少なくともレアはそうだった)を
強く刺激する。舌と反対の腕で、乳房を愛撫するのも忘れない。
絶頂は、すぐに訪れた。
「や、や……やめ……あ、ああ、あぁぁぁっ!!」
一瞬、びくりと体躯が震える。そして、ぐったりと弛緩し、アドルの腕に体重を預けた。
荒い息を繰り返すオルハ。秘裂から指を引き抜くときにびくり、と肩を震わせたが、それ以外は放心したように、
ただ呼吸を繰り返すだけだ。
ふと、上を見上げる。先ほど見えた人影は、何事かと崖下をのぞき込んでいたようだが、
アドルの目が向いたことに気付いたのか、慌てて身を翻した。
目の中に、月光を照り返した銀色の煌めきが焼き付いて残る。
得心成ったように鼻から息を吐き出し、アドルは自らの下履きを解いた。
準備は整った。あとは鍵穴に鍵を差し込むだけだ。
147 :
58:03/12/14 23:26 ID:bRZA3Vrj
とりあえず、今回はここまでです。
続きはなるべく早く上げるつもりです。
どうかまたじらすタイミングで逃げる私ですが・・
って、石を投げないで。石を。
それでは、また。
オッシャア!
寝る前にありがとう。
つーか覗き犯はイーシャかよ!
しかしアドル、お前手馴れすぎだ…
そしてじらすのがうまいッ!
てゆーか、レアにまで手を出してたのか…
(゚д゚)ウマー
ここは良スレだな〜
153 :
名無しさん@ピンキー:03/12/17 19:43 ID:k9EGtlJQ
>朱と銀の間奏曲
くっそー、イース6やってねぇから、イマイチ感情移入しきれねぇ…(T-T
でも、エロエロしくてイイ………
猛烈な勢いで、続きを期待
あっ!レアとリリアを間違えた(汗
>>7のss読んで、その影響を受けて書いちまったからかな・・・
ま、いいかレアにも手を出したって事でw
>>58さん
俺も6やってないけど、エロいし、文章が上手くて
キターって感じですよ。
続きがかなり楽しみです。
つか58さんのレアと自分のを間違えちまったよ
恥ずかしい_ ̄|○
>155
書いた本人としては嬉しい言葉だねぇ…
>7 で、脇役イメージの強いレアにスポットライトを、浴びせたかったからねぇ…
まぁ、羽衣イースをリアルタイムで読んでいた俺には、
レアがアドルとラブラブなんか、基本的に脳内デフォなんだが(藁
あのー、イース6のシアちゃんに激しく萌えてるんですけどどうしたらいいでしょう?
あのデフォルトで赤らんだほっぺがもう…(*゚∀゚)=3
>158
書きなさい。書くのです、ガオウ…
貴方の胸にたぎるリビドーの全てを文字の中に叩き込みなさい…
>>159 しかしアニキ!彼女には元剣闘士の怖いおとうさんがいやがる!
お、おれは…どうしたら……!!
サラとアドルの絡みキボン。
いや、Eternalのサラ、結構好みなので。
殺されるかも知れないという恐怖に怯え、アドルに縋るサラ。
「行かないで」
「サラ? でも、もう夜も遅いし。僕は宿に――」
「……お願い。今夜は一緒にいて……私を独りにしないで!」
近日投下!……誰かして欲しい。
162 :
名無しさん@ピンキー:03/12/21 01:34 ID:fJoHsAUV
レアなにげに人気だなw
アドル「レア、ハーモニカの替わりに、今度は僕の縦笛を吹いてくれないか?(;´Д`)ハァハァ」
レアとフィーナで3Pも悪くないとは思わないかね、諸君。
165 :
名無しさん@ピンキー:03/12/22 19:52 ID:kJ3I5/Yr
うああああ!!
とうとうシアたんが夢の中にまでぇえええ!!夢の中だからってあんなことやこんなことぉ!!
お、お口で・・・ひぃいい!か、書くしかないのかぁぁあひぃいい!!
でもちゃっかり相手役が赤毛だった(´・ω・`)
168 :
アドル好色(ry:03/12/24 21:35 ID:Af9kn2b3
>>167 書いてくれ!いや、書いてください!
相手が某赤毛でもいいじゃないか
抑圧されたエナジーを解き放つのです!
迷う必要は無い
書きたい物をかけばいいんだっ!
そういう板じゃないかっ!!
さぁ!レッツライト!!!
やあ!僕の名前はアドル・クリスティン!
赤毛の勇者って呼ばれているけど自分ではあんまり自覚できないな、僕はタダ冒険が楽しいだけだしねっ!
そんな冒険一筋な僕なんだけど、このごろ妙な感覚にとらわれている。
大渦におちてしまい、奇跡的に流れ着いた島にあった漂流者たちの作った町、その一角でまだちっちゃい一人の女の子に会ったんだ。
その女の子は僕に「はじめまして、だよね?」話しかけてきてくれた。
するとなんだか僕はその子の目を見れなくなってしまったんだ。
…なんか、こう、自分の顔が赤くなっていることに気づいたし、その子の顔を見ていると…ドキドキした。
こんな感覚は初めてだ、その、どぎまぎするっていうのとは違って、そうだキュンとしたんだ!そして、胸は高鳴っていた。
レダの集落でも小さな女の子はいたのに、この子、シアちゃんという名前らしい…だけにはそんな感覚を持った。
今まで会った女の子とは違う印象、もしかしてこれが…恋、なのだろうか……
いや、恋だとしても、彼女と会ってから、時折感じる、この先走りたくなるような感覚はなんなのだろう。
たとえば…ほっぺをつんつんいじってみたり…一緒におしゃべりをしてにっこりした顔をもっと見たくなったり……ドギが時折読んでいた…あの…えっちな本のようなことを、シアちゃんと……
…ぼ、僕はな、なんてことを考えているんだ!?うぁ…僕の股間まで反応してきてしまっている…ほかの女のこのことを考えたって…こんなことは…
…これは、やっぱり、恋なんだ……!
とりあえず、今日はもう寝よう!…はぁ、こういうときにドギが近くにいてくれれば、相談に乗ってくれるんだけどなぁ……
文才がいちじぃるしくたりなぃ!!
ちょっとずつがんばってイキたいので生暖かい目で見守ってやってください……
今日はもうネルポ
アドル君は
「世界中のそこかしこで無自覚に女を惚れさせて
手を出し、しかも後腐れなく捨てていく(除:リリア)」
と言うのがデフォになりつつあるので、
経験豊富でないアドルは、何か違和感が…
Zwei!のSSって無いのかなぁ…
覆面さんとお姫様か、それとも義理属性姉弟ものくらいしか
Zwei!のSSのネタはなさそうだが。
>>174 ご主人様と冥土さんは?
ナースと患者さんは?
アドルは全ての女性をまんべんなく愛しているというイメージがあるなw
しかし、やりすぎてストーカーになってしまう怖い女の子もいるがw
>>アドルは全ての女性をまんべんなく
確かに(w
まあ、よくも悪くもリリアだけは別格の様だが。
そう言えば、テラは話題にすら上がらない…
テラはリリアに続いて2作目にも登場したキャラなのに話題にならんな〜
俺は2年くらい前からイースのファンになったけど、リリアに関しては2では
サブヒロイン、4でヒロインに昇格と出世したなという印象を受けた(実際のゲーム内容は
アレだった)。
今度はテラがアドルを追っかけまわすのかな?
>>178 テラは無傷でダンジョンクリアできないから(してないから)無理だろw
アドルのおっかけはそのくらいのレベルが要求される。
やるならオルハだな。
>>179 するとリリアは透明化とかその手の技術を体得しているのか
ストーカーの執念って怖いよな
ガクガクブルブル(((゜Д゜ )))
>>180 リリアはアドルにもらった薬のおかげで五体をバラバラにされても瞬時に再生するような
圧倒的な生命力を手に入れて何があっても死なない
>>182 アドルもdでもない化け物に目をつけられたものだ・・・
>>181 確かに数百年も恋人の近くで救ってくれそうな人を
ずっと待ちぼうけしてるのは怖かった。
ある意味自縛霊。
ストーカーはストーカーでも違う人物と思われ
186 :
名無しさん@ピンキー:03/12/30 14:38 ID:m1DXuat0
リリアってどこにいっても異様にハアハアされるか異常に嫌われるか
ストーカー女として怖がられるかと評価がはっきり分かれてるね。
それだけ良くも悪くも印象深いキャラだったわけか
イーシャたんとの、ラブラブ萌え萌えなのが読みたい〜〜!!ヽ(*´Д`)ノ
189 :
名無しさん@ピンキー:04/01/01 18:17 ID:2mAj16wm
6のキャラ全員を手篭めにするアドルたん・・・
ハアハア(´Д`)
190 :
名無しさん@ピンキー:04/01/01 19:15 ID:VA2bE3Qb
191 :
名無しさん@ピンキー:04/01/01 19:20 ID:VA2bE3Qb
アドル好色さんとマニアさんと58さんの続き、アドル君の未知なる冒険さんの続き
まだー?
スマソ!
最近リビドーが足りない(⊃Д`)
「…そりゃあ、ロリコンって奴だぜ?アドル」
ぐぁーん
僕の情けない顔を見てドギはふぃっとため息をついた。
あの後てんやわんやでいろいろあって、ドギと再開することができた。海賊のみんなもみんな無事だった。
でもなんかやっぱりテラは僕になんかやけに突っかかってきてた。
…昔はもうちょっとおとなしかった気もする、あんなには突っかかってこなかったし…月日ってのは怖いと思った。
話は戻って、僕は自分の、シアちゃんに対する心境と、衝動をドギに打ち明けた。少しはすっきりするかと思ったんだけど…
ショックだった…僕は…世間一般で言う…幼女趣味だったらしい…僕の初恋は……
「まぁ、そう落ち込むなって、愛に歳の差なんて関係ねぇっていうじゃねぇか?あきらめらんねぇんだろ?」
「ドギ!わかってくれるんだね!うん!こんな気持ちは本当に初めてなんだっ!」
「あぁ、わかったわかった!(リリアが不憫でしょうがねぇぜこりゃ……)」
ドギはくいっと手に持った飲み物を口に運んで、一気に飲み干すと、再び僕に向き直った。
「で、話だけか?俺に聞きたいこと…あるんだよな?」
「うんうん!」
「よーしわかった、このドギ様が女についていろいろと教え込んでやるぜ!(コイツ目が輝いてやがる……)」
「ああっ!頼むよドギ!」
「ぐがーっ、んごぉっ…むぅ〜…そういやぁアドルの奴何度も初恋だとか初めてなんだとか…いってたな…
アイツ、思ったことにまっすぐだからな…ん、がぁあーっ…何か最後にアドルの奴に言ってやった気がするんだが…っつ…あたまいてぇ…二日酔いかよ…ん…覚えてねぇや……」
ドギがアドルに最後に言った言葉…『漢だったら直球勝負!人気のないところにでも連れていっちまえ!』…と酒気もあったせいか豪語してしまったことを、二度寝しようとしていたドギが思い出して大慌てで飛び起きるのはものの数秒後だった……
嗚呼っ!名前が消えてしまったッ!!
早速キタ---(゜∀゜)---
アドルは100回初恋してる漢だなw
198 :
名無しさん@ピンキー:04/01/07 21:16 ID:rSOKfygp
age
チンコ立ってきた・・・・マジ、ホントに ヤベぇ
わかった わかったから早くチンコしまえよ・・・・・
┌──────────────────────―─┐
│ |
│ |
│ ∧_∧ |
| ( ;´∀`) |
| 人 Y / |
| ( ヽ し |
| (_)_) |
| |
│ Now Bokkiing. ... |
│ |
│ |
│ しばらくちんちん勃ててお待ちください。 |
│ |
└───────────────────────―┘
ぐわあ!
なんか書きたいけど、HP作成と仕事が忙しくて書けねー(泣
203 :
名無しさん@ピンキー:04/01/11 23:01 ID:E3uDV8PR
age
、 ヽ
|ヽ ト、 ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/' j/ ノ|ル'/レ〃j/l |
-‐7" ヾー---┐|_.j
 ̄ ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ
:: ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|
l' """ l ) /
h、,.ヘ. レ'/
レ′
r.二二.) / すんごくイイっ・・・
≡≡ ,イ
. / !
\ / ├、
::::::` ̄´ / !ハ.
もう誰も来ないのかな?
しょぼーん(・ω・)
207 :
名無しさん@ピンキー:04/01/17 21:46 ID:XO5r2qJl
age
保守age
209 :
名無しさん@ピンキー:04/01/21 10:45 ID:BCJbRR6H
って、下がってるよ
age直し
i`:
i i';
| : i
__,,..,,,,_j ::,,ヽ
/^~"´ ̄-‐‐‐'''"´''''\ _、-、_
/::::::/:::::::_,,,、---‐‐'''`~,、-+..........., /'ー-''`''-、
/:::/:-‐''''"~~::::::::;;;;-、,,,,、-,,、|....|...|....jヽ-.-‐、,,___ __ / ヽ
;/;;'`"~、-''''''~^'''''ー-、_,,i:i、 ヽ`ヽ、;ヽ,""::ヽ---''/"´~'""''''/ ::::ヽ
;;;/~":、---、___/´ ,,i:''' :: ヽ. ヽ.`'''"´:::::/´ :::./ :::::::i
;;;;;'''''^~~~~^'''''/ー- ';、 ::: ` ヽ`''ー-,'',i_ -‐''" ::::::::;/-、,
;;;、;;;`''ー-,,,,,,,,,,,,,,_,,,,,、_ '' ',:::: `'ー _、-'''~ ̄`''''''ー-、 :::::;/:: ヽ、
;;;ヽ、ー、;;ー-、,,,,,,,、-‐''" .;´ ̄`, ',::::,,,,、- /"'::;,:ヽ 、 ヽ.::::::: ''ー
:::::ー、ヽ、,,''ー-ヽ.''''",.,;' "^' 'ー-‐'' . _、-'''''"´ / ヽ,,,ノ ヽ| ヽ:::: ::
:::ヽ、`''ー-、ー-、'ヽ"、i;. /" i::: i: '::: :::::
、::ヽ;;ヽ、:ー-、,,,,,、.ヽ ';'.................... / i:::::::::: υ " :::
ヽ,,_::''‐、,,,,''ー-''ー-"''|....|....|....j,, ヽ/:: ::、:::i..:::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::
ヽー''"~´ ヽ、 "`'i::::::::i、:.. :~^ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::::::::::::i'/::::::::::::::::::::::
~´ ::: :::::::::;;;;;; ;;;;;;;;;;;_,,、--、_i.::::::'ノ:::::::: `''ー-、,,,,,,,,,,‐'":::::::::υ::::υ::::::::::::::::::::::
カインは、レフィをフェンリルの通路の真ん中で羽交い締めにした。
そしてそのまま、パンツをずらし、熱くたぎる肉棒をレフィの秘所にぶちこむ。
「あっ、駄目よカインッ!! そんなにいきなりっ!!」
半ば強姦じみた行為に悲鳴を上げるレフィ。
だが、カインの肉棒はもはやレフィの体深くに進入し、
前後運動を始めていた。
「へっ、小娘の癖に、ここだけはいっちょ前に育ちやがってっ
俺の性処理に使ってやってるだけ、有り難く思えよなっ!!」
そう言ってカインは、最近の生活でゆっくりと大きくなり始めたレフィの胸を
服越しから、強く揉みしごいた。
「きゃんっ もっと優しくしてよカインッ」
秘所に肉棒を宛われ胸を揉まれるレフィは、体から疼く様な快楽に抵抗する力さえ失った。
「はっ、身よりもねぇお前を養っているんだっ 体で生活費は払うのがスジだろうっ!!」
カインはレフィの耳元でそう言いながら
肉棒の運動を激しくし、レフィの秘部の味をその棒先でたっぷりと楽しんだ。
「ああっ、あはぁ・・・はぁん・・・」
レフィは、カインの罵りに逆に興奮を覚えてカインの肉棒に合わせて腰を振り出す。
「へっへっへ、良い具合になってきたじゃねぇかっ」
「カインのバカァ・・・ もっとムード作ってよぉ・・・」
体から痺れるように生まれる快楽の波に揺り動かされて
レフィは秘部から愛液をたっぷりと滴らせて、その太股にまで垂らすのだった。
「けっ、小娘の癖に、体だけは十分女してるのが、いけねぇんだよっ!!
長い航海の間に、女の体が前にあるのに、我慢が出来るかってんだっ!!
オラオラッ、俺のストレスの捌け口にしてやるぜっ!!」
カインは言って、レフィを激しく後ろから突き続ける。
レフィは突かれるたびに甘い声を上げるしかなかった。
「ああっ・・・ でも、カインって・・・言葉のワリには、Hは優しいよね・・・
うふぅん・・・・・・、一緒にいけるように射精するの我慢してくれるの・・・好き・・・」
レフィはそう言って尻を持ち上げてカインが今日も頑張ってくれることをおねだりした。
「ばっ、馬鹿野郎っ、恥ずかしい事、言ってんじゃねーよっ!! ああっ!!
まだかよっ!! 俺もそろそろ限界だから、お前もいっちまえよっ!!」
「あふんっ、私も、もう、もうっ・・・カインッカインッ!! もっと強くしてぇぇ!!」
「レフィィィィッッッ」
「カインッッッッ ああぁっああああああああっっ」
二人は絶頂と迎える。と同時に、レフィの膣の中にカインの精液がたっぷりと注ぎ込まれた。
------------------------------------------------------------
「それで、今日も私の中でプレイを楽しんだのは良いけど、
何時になったら、あんたら出来るのよ?」
アダリーは不機嫌そうな声で、コックピットシートに座る2人に言葉を投げかけた。
「いや、子宝はコウノトリさんが運んでくれるっていうし・・・」
カインはフェンリルの通路を精液で汚したことに釈明を入れながら、笑ってみる。
レフィも赤面しながら、両手の人差し指をツンツン合わせて苦笑いするしかなかった。
レフィの左手の薬指には、綺麗な金の指輪がはめられていた。
214 :
名無しさん@ピンキー:04/01/28 23:19 ID:T1whmqXH
kita------
でも、カインって誰?
>212-213
スタートレーダーキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
でも、レフィは自分のことを「ボク」と呼んでいたはずだがw
>215
スマン、俺も、もう、うろ覚えだったのだ・・・(TーT
ググッても、当時の記事すらロクにねーもんなー
レフィの口癖なんか全然オボエテナカータYO・・・
スマーソーーー
確か、15歳だったよな・・・レフィ・・・(それさえ思い出せネーよ)
ボーイッシュな彼女も、2年後にカインと結婚して「ボク」から「私」になったと
脳内補間してください(T▽T
「レフィ、スマン・・・もよおした・・・。 これを頼むわ・・・」
カインはダブルベッドの上で、股間を勃起させ、それをおもむろにレフィの前に出す。
「もー、カイン・・・またなのぉ? しょーがないなぁーー」
臆面もなく、勃起したチンポを出されて眉をひそめるレフィ。
しかし、そそり立つカインのチンポをマジマジと見つめて、
これだけ立派だと奥まで届くからやっぱいいなぁ・・・とか、惚けた事を考えてみる。
そんな駄目娘になってしまったのは、いーかげん二人の性生活が、
いやいや、それだけではなく、二人の生活がこなれたからだろう。
カインのチンポをまずは手でしごき始めて、その熱くたぎったモノを感じてみる。
もう、慣れたと言えば慣れたもんだが、やっぱり自分の手で触っていると
棒が熱く堅くなっていくのは、何度やっても気分の良いものである。
現在の社会的状態から考えると、結婚届け出したとはいえ、
身よりがないので引き取って貰っているわけなのだ。 そーいうカインに頭の上がらない状況下で
しかし、こういう状況下では、自分がカインに無くては成らない存在だと実感できると、
レフィの心苦しさも多少は、晴れる所だった。
レフィは、むしろカインのチンポを好意的に弄くり回した。
そして、いい加減手での刺激で堅くなったと分かると、それを口にくわえてみる。
「むっ!!」
レフィの口の液体の感覚に、チンポをビクビクさせるカイン。
そんなカインの反応を口や舌で感じると、レフィは恥ずかしさよりも嬉しさを感じてしまう。
(私、淫乱なのかな?) とレフィはカインのチンポをしゃぶりながら考えてみた。
アダリーは、二人のスィ〜トルームを覗き見していた。
ええ加減、カインとレフィへの嫉妬は収まったもんだが(流石に250歳ともなる嫉妬も馬鹿らしいと割り切った)
二人の性生活を見ていると、逆に、イライラしてくる。
「あぁーのぉーー、中年オヤジはぁー、まぁーたっ、あんな小娘に何をさせちょるかぁぁっ!?」
アダリーは、カインの中年オヤジ趣味丸出しの性行為に、何時もの様にキレていた。
----------------------------------------------------------------------------------
「くっ・・・レ、レフィ・・・裏の方を・・・」「キョウ?」
「むむっ・・・いいねっ・・・、うう・・・」「んふぅん・・・ちゅっ、ちゅっ・・・キャイン・・・・」
レフィは賢明にカインのアレをディープに吸った。
最初は変な味で戸惑ったが、慣れるとは本当に怖いモノで、
慣れてしまうと、むしろ子供の様に喜ぶカインを手玉に取れて、嬉しかった。
レフィはいろんな舐め方でカインを攻めた。
「くっ、もう駄目だっレフィ・・・出るっ!!!」
レフィの積極的なフェラに、カインは直ぐにでも上り詰めて、射精感を我慢出来なくなった。
そのまま、レフィの口から自分のチンポを抜き出して、断りもなくレフィの顔面に射精する。
「きゃぁんっ!!」
レフィはカインに顔射され、可愛く悲鳴を上げた。
普段着のままでフェラをしていたので、カインの精液はレフィの顔と衣服を見事に汚した。
「やだぁ・・・ベトベトォ〜〜」
カインの射精で、髪から顔から服まで汚されて、レフィは鳴き声を上げる。
-----------------------------------------------------------------------------------
「ああっ!そんな濃度の高い精子を顔に出したら、出来るモンも出来ないでしょうがっ!!
あの馬鹿中年はっ!!、いい歳こいて、小娘と楽しんでんじゃないわよっ!!!」
アダリーは二人の様子に、コックピットの前でキレまくる。
姑の様なキレであったが、もう一つキレる理由は、あの部屋にまき散らされた精液や
レフィの服に付いた精液の汚れを洗濯するのはアダリーの自動洗濯機システムなのである。
だからアダリーそれが嫌なので、レフィにさっさと妊娠してもらって、
アホらしいカインの精液洗濯の日々から抜け出したいのであった。
「もーカインの馬鹿ぁっ」
精液まみれにされて、泣き声を上げるレフィ。そんなレフィの耳に手をやってナハハハと笑うカイン。
「汚れちまったな・・・ スマンスマン、そいじゃ、風呂でも入って綺麗にしよか?」
そう言ってカインはバスルームの方に指を指す。
「とかなんとか言って、今度はお風呂でするんでしょ? 本当にHなんだからぁカインはぁ・・・」
言って、レフィは精液に汚された服をさっさと脱ぎ始めてそれを部屋の自動洗濯システムの中に放り込む。
もはや今更、全裸を恥じらう理由も無いので、レフィはその姿のまま一足先にバスルームに向かった。
「最初は初初しかったんだけどなー、2年もすればこんなもんかなー?」
レフィの可愛らしく揺れるヒップを見ながら、服を脱ぐ時は多少、恥じらいながら脱いで欲しいなーとか
やっぱりオヤジ趣味丸出しの思考を浮かばせてカインは唸った。
引き取った当初は、「ボロを来ても心は紳士」と思い、嫁の貰い手が見つかるまでは親代わりを務めようと
頑張ったものだが、積極的にアプローチしてくるレフィの可愛さに、当初の気高い志はあえなく破綻。
たった一度の「間違い」を犯してしまった後に、指輪と婚姻届のハンコを押さなければならなくなった。
せめて最低の「紳士」を守るために・・・(一線を越えた段階で既に紳士ではないのだが・・・)
・・・そして今に至る。
(早まったかなぁ・・・早まったよなぁ・・・) と、カインは、何時もそう思う。
しかし、幼妻をあれこれ調教していくのも、なかなか燃えるシュチエーションであり、
嫁さんが可愛いのは悪いことでは無いので、これはこれでいいか と、最近、ようやく割り切った。
「さー、お風呂でレフィを弄くり回そうかねー」
悩んでいるような割に、実はノリノリのカイン。すぱっと服を脱いで小躍りしながらバスルームに向かった。
バスルームの中では、既にレフィがシャワーを浴びている。
体を液体で滴らせるレフィは、まだ発展途上とはいえ、十分な色気があった。
背中越しからガバァと、レフィを抱きしめるカイン。
「あんっ もうっ! カインのせっかちっ!!」
甘い声を上げながら、レフィは予想通りの展開に、しかし何の抵抗をする事もなかった。
幼妻ハァハァア
久しぶりに来たら盛り上がってる(´▽`)
イイ!
なんとGJ
シャワーを浴びながら、カインはレフィの胸を揉んだ。2年前から比べると大きくなった気はするが・・・
毎日のように揉んでいると、連続変化になかなか気づけないのが人の常だった。
「シーラさんみたいに大きかったらなぁ・・・」
カインはレフィの胸を揉みしごきながら、ボソッと呟いてしまった。
「あぁんっ!? カァーイィーンー、私の前で他の女の名を口にするってどういう事よっ!?」
せっかく気分が盛り上がって来たところで、萎える言葉を耳にして
レフィは振り返って思わずカインの耳をひぱった。
「痛い痛い・・・レフィ・・・耳はチョーク、チョークッ!!」
思い切り引っ張られた耳にカインは悲鳴を上げる。
「私というモノがありながら、余所の女の事を考えているからよっ!!」
レフィは、眉をつり上げてカインに責め寄る。
「別に、シーラさんと、ハニャーンしたいって言ってるんじゃない。
レフィのここがシーラさんみたいに大きかったらなぁ・・・って、思っただけだ・・・レフィが欲しいのは変わりない」
そう言って今度は正面に相対峙する形になって、両手で胸をぎゅーっとニギニギしながら
見事な言い訳を口にして、レフィの嫉妬をあっちの方に反らそうとした。
「あんっ・・・そんな言い訳で、誤魔化せると思っているの!?」
と、言ったモノのカインの愛撫にレフィは思わず視線を反らし、胸の感覚に神経を研ぎ澄ませた。
気持ちの籠もった愛撫を受け、息使いが少しずつまた荒くなる。
「胸小さくって悪かったわねっ!これでも2cmは大きくなったんだぞっ!!」
そう言ってレフィはカインの手の平に自分の手に平を重ねて愛撫の勢いを強くさせた。
小さいと本人は言っているが、十分手の平に収まる大きさの胸は、
胸の柔らかさの感触を楽しむには問題なかった。カインの手の平にレフィの乳首が堅くなっている感触が伝わる。
そんな、一生懸命、背伸びしようと毎日頑張っているレフィの姿は、カインの心の琴線に触れた。
思わずカインはシャワーに打たれながら、レフィの唇に唇を強く重ねて深いキスをする。
「あぁ〜んのぉ〜、エロ中年はぁぁっ、今度はぁっ風呂でかぁぁっ!! 節操なしがぁぁっ!!!」
アダリーは、二人の痴態を観察しながら、電脳空間でキレまくっていた。
まぁ、風呂場だから後処理は楽なのだが、
そういう問題よりも、むしろあの中年の人間的駄目っぷりの方が勘に触った。
「糞野郎がぁぁぁっ!! 熱湯でも出したろうかぁぁぁっ!!」
アダリーはそう絶叫して、思わず風呂場のコントロールシステムに介入しようとする。
------------------------------------------------------------------------------------
「あんっ・・・カインの・・・馬鹿・・・・、キスぐらいで誤魔化すつもりなの?」
そう言ってディープキスの後で、顔を赤らめながら上目使いにカインを見つめるレフィ。
胸を良いようにもてあそばれ、堅くなった乳首を刺激され続けながら、
レフィは視線だけで次の刺激をおねだりする。
「私の事、一番好きだっていうなら、言葉だけじゃなくって行動で示してよね・・・」
ちょっとだけ顔を反らして不機嫌そうな表情になって、カインを煽るレフィ。
お互いに、相手への焦らし方が上手くなったような気がするが、
それが倦怠期を上手く乗り過ごそうと試行錯誤している
夫婦二人の性生活模索というものだったのかもしれなかった。
カインはそんなレフィの言葉に苦そうに笑って、そっと、塗れて肌に張り付いた紫の髪を撫でた。
-------------------------------------------------------------------------------------
「くっそぉっ!!レフィィィッッ!! 貴様ぁぁぁっ!! そのエロ中年を図に乗らせるなぁぁっ!!!
あんたの気持ちは分かるっ!!分かるんだけどぉぉぉっっっ!!
でも、そのアホ中年に、この憤りをぶつけさせろぉぉっ!!」
アダリーは、天涯孤独に成ったレフィに同情し、その、
一生懸命ホレた男に抱きついて尽くしまくっている姿に共感を覚えていた。
しかし、だからといって、今、握りしめている熱湯のコントロール弁を操作しない様にするには
アダリーは、堪忍袋に堪忍を入れるのに、いっぱいいっぱいであった。
「レフィィッッ!! 貴様もそのアホと同類かぁぁっ!? 同類なんかぁぁぁっっ!?」
アダリーは電子空間で血の涙を流していた。
カインはレフィの秘部に指を移動させた。シャワーの水で濡れているのか
それとも胸の愛撫で濡れているのか、そこは液を滴らせて蠢いていた。
「欲しいのか? レフィ?」
ちょっと嫌らしそうに、意地悪そうに視線を投げ、レフィに声をかけるカイン。
そんなカインの視線に少しムッとなったが、レフィは体から迸る肉欲に勝てずコクンと首を縦に振る。
「良い返事だ・・・可愛いぜ・・レフィ・・・」
そう言ってカインはレフィの唇をまた塞ぐと、今度は激しく指で秘部を責め立てた。
ジュブジュブというイヤらしい音がシャワーの音に重なる。
「んんんっ!!」
唇を塞がれ喘ぎ声すら曇った声のままで、レフィはカインの指を感じて、歓喜の音を漏らす。
口汚く喋ってハードボイルドを気取ってはいるが、カインは2年前に自分の無理難題な依頼を受けてくれて
散々迷惑をかけたのに、それを苦労したの一言で笑い飛ばしてくれる優しい男なのだ。
打算と人情と愛情を並べられたら、人情と愛情を取ってしまう無頼漢なのである。
そんなカインがレフィは、1も2も無く好きであった。
優しさを気恥ずかしく思って、ハードボイルドを気取っている所は、むしろ可愛いとさえ思う。
だいたい、責任をとって所帯持ちになるハードボイルドが、何処の世界に居るというのか?
そう思うと、ウットリと2年前から今日までの事を思いだし、
レフィは、言葉よりも指先で伝わってくるカインの愛情に、酔いしれるしかなかった。
「優しいところ、好きだよ・・・カイン・・・」
レフィは唇を離して、瞳を潤ませて甘い声でそう呟くしかなかった。
「騙されるなぁぁっっ!! レフィィィッッッ!! その男は、お前の体が目的なだけだぁぁっっ!!
幼妻とイチャイチャする背徳感に、喜びを覚えている変態中年なんだよぉぉっっ!!!」
アダリーはシャワールームで燃え上がっている二人に、こんな所から叫び声を上げるしかなかった。
あと一瞬の間があったなら、そのまま熱湯弁をONにしていた事だろう。
しかし、哀しいかな、その時であった。
『ピーピーピー』
アダリーの電子脳に、哨戒警報が鳴った。
「あ? この宙域で、所属未確認艦影発見っ!? なにぃぃぃっっ!!!!」
逆ギレ暴発寸前のアダリーとフェンリルの前に、突如、怪しい黒塗りの船が現れたのであった。
通信がアダリーだけ分かる経路で送られてきた。
「そこの貿易船に告ぐ、そこの貿易船に告ぐ、我々はこの宙域を縄張りとする宇宙海賊
ギャンディック一家だっ!! 大人しく積み荷を寄こせっ!! そうしたら命だけは助けてやるっ」
そいつらは、現れたと同時に、アダリーに所属確認をさせるまでもなく自らの正体を明かした。
そして同時にフェンリルの包囲体制に入る。
サバサバした海賊行為を見ると、そこそこの年期が入った一味なのだろう。
しかし、今日の相手は、ちょーっと、いつもとは手はずの異なる相手だった。
「あぁん? 海賊風情が、このアタシに喧嘩を売ってくるだぁ?」
現在進行形で怒り沸騰中のアダリーに、傲岸不遜な態度で海賊行為を要求する彼らは
アダリーの怒りの炎に油を注ぐだけでしかなかった。しかしである。
「いや、待て・・・、一応私は、ナビゲートコンピューター・・・ 主人の指示をこういう時は仰がねば・・・」
そう言って、アダリーは自分の一般的な社会地位を頭の中に浮かべた。
『人工知能コンピューターは、有事の際以外では人間の指示を仰がねばならない』という規約がある。
「あーん、もぉ・・・パイロットに連絡か・・・って、あっ・・、あぁーー!!!!!」
アダリーは、その時、風呂場でどんどんハァハァ状態を加速させている主人達の事を思いだした。
えーっと、今日は都合あってお休みさせてもらいますが・・・
「2chエロパロ板SS保管庫」の管理人様、凄いでありますな・・・(^^;
結構、他のスレにクロスしたりとかしたのに、全部ファルコムスレに収納してるとか
他のSSスレも毎日更新してるとか・・・
おかげで、ログの収集せんで済むんで、こっちは楽なんですが・・・(笑
まぁ、2板に投げていることで、私的には著作権なんぞ放棄している気持ちなんで
いくら収集されても問題ないです、(というのを前に聞かれたときに言い忘れていたですが)
しっかし、ここのSS収集は何人で運営、維持されておられるですか?
これだけエロSSスレがあったら、巡回するだけで大変でしょうに・・・
管理人殿、収集、ありがとうございますです
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| >>マニアさん4号さんは、神だぁぁぁぁーーー
⊂_ヽ、 \
.\\ Λ_Λ  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ ( ´Д`)
. > ⌒ヽ
/ へ \
/ / \\
レ ノ ヽ_つ ┌───────────
/ / |禿しく、同意!!
/ /| └────v────────────
( ( 、
| |、 \ ((( )))
| / \ ⌒l (´∀` )
| | ) / / :/ヽ
ノ ) し' / /\ ヽ,
(_/ ~(__)_)~
カインはレフィの柔らかいおしりの肉を掴み、それを揉む。
ハリのある肌と、そして割と安産型の肉付きの良いおしりがカインの欲情をそそる。
幼さはまだ残すモノの、女としての体を思うと、レフィは夢中になるのにあまりに十分な女性であった。
カインは唇から首筋にキスを移動させておしりから背中を万遍なく手で愛撫する。
笑ってしまうが、中年オヤジは、この幼妻に本音で惚れていた。
健気であることも、女性としてその肉体が魅力的であることも、その理由かも知れない。
彼女が自分に惚れこんでいるのも、理由かも知れない。
だが、受け身な思いよりも遙かに、欲しいと思う気持ちの方が強かった。
一緒に死線を潜り抜けたから? それが共感に? そう理由を考えるけれど、それは因子の1つでしかないと思う。
何故人を好きになるのかの理由付けなんて、それを正確に知る必要はないと思う。
それよりも、ただ抱きしめたときに、そこに彼女が居るという安心感で自分が幸せを感じられるのなら、
いつまでも大事に抱きしめて自分から離したくないと思う欲情で、彼女を拘束し続ける努力の方が意味があると思った。
それはレフィも同じだった。 抱きしめられるだけで頭が逆上せ上がる。 それが惚れたモノの弱みだ。
でも、抱きしめてくれる今があることは、それはとても幸せな事だと思った。
一人で居ることほど寂しいことは無いのだから……。だからよけいにおねだりをしたくなる。
相手が自分を求めてくれることを確かめたくって。
カインは少し思う。 もし自分とレフィがこんなに歳が離れて無くて、お互いが歳相応のつがいであったなら、
僅かな迷いさえも生まれない事だったろうにと・・・。
だが、その年齢差という時間のギャップが
お互いにお互いを上手く補間しあっている事に、二人は気付いていなかった。
幼妻を貪る駄目中年の二人であることが、凸が凹に合わさるように調和していた事などと……。
「カイン…… お腹に……キスして欲しい……」
そう言ってレフィはポニーテールをストーレトに落として、水で髪を背中にぴったりと張り付かせたままで
自分のへそを中心にお腹をカインの前に出した。
「お腹に?」
レフィの哀願に、多少の戸惑いを感じながらも、カインはレフィのお腹に言われるままにキスをする。
と同時に、腰回りからお腹やお尻にかけての下半身を手で愛撫した。
「はぅんっ………カイン……手がやらしいよぉ………」
そう吐息を漏らしながらもレフィはカインの手に自分の手を重ねて、
自分の快楽が欲しい体の隅々にカインの手を誘う。
「いやらしいのは、どっちだよ?」
カインはレフィの貪欲な手の誘導に誘われながら、レフィが感じる性感の部分を丹念に手で撫でつけ回す。
「ああっ! はぁ・・はぁ・・、カイン………、手だけでいっちゃいそうだよぉ………」
レフィはカインの気持ちの籠もった愛撫に、僅かに涙を浮かべて息を荒くした。
「レフィッ!」
カインは体を震えさせるレフィに、今度はお腹の更に下の秘部に唇を移動させる。
そして彼女の割れ目になま暖かい舌を差し込んだ。
「きゃぁんっ!! カインッ! 舌ぁっ!!」
敏感になっていた秘部に、クンニをかけられてレフィの体は快楽の波で疼いた。
カインはレフィの秘部を指で開き、その花弁の様な所を舌でなめくり回す。
「きゃんっ!あっ ああっ カ…カイ・・あっ はぁっ あぁ・・」
猛烈な勢いで舌を使われ滴る愛液をズルズルと音を立てて飲まれて、
レフィはこみ上げる快楽に頭の中を白くさせていった。
上から降り注ぐシャワーの湯の粒が、敏感な肌に当たるごとに、快楽の感度を後押ししていく。
カインはカインで、水しぶきで滴るレフィの美乳を見上げながら、レフィの一番大事なところを凝視し
それをいたぶることで、たまらない快感を感じていた。
この娘が欲しい。 ただ野獣の様な欲望だけがカインの頭脳を刺激した。
「うわぁぁっ アイツら、どんどんエスカレートしてるよっ どうすりゃいいのよっ!?こんな時にっ!!
ピンポンパーンって、萎える音鳴らせっていうのかよっ!?」
アダリーは、ハァハァ指数をガンガン風呂の中で上げている二人を監視していて絶句するしかなかった。
そんなこんなで、大慌てしている間に海賊船は無言の圧力で迫ってくる。
「どうしたっ!? 貿易船っ!? 返事はまだかっ!?」
その、なんたらかんたら一家は、沈黙を守ったままの変な形をした貿易船
(というよりは、戦闘艇に見えなくもないのだが、軍属のマークも無い所を見ると貿易船としか言いようがない)
に、もう一度警告を与えるしかなかった。
多勢に無勢である。 この状況下で要求を飲まないのは宇宙の阿呆といえよう。
しかし、相手からの応答は無い。
「ええいっ!! フォトン弾でも脅しに撃っておけっ!!」
その艦隊の頭領は、景気付けに一発、発砲を命じた。
1隻の艦艇から、フォトンビームが発射される。
「うわぁぁっ! 撃って来やがったっ!! フォースシールド強制展開っ!!」
アダリーは相手の発砲を確認すると、自衛の為にシールドを展開する。
フォトンビームはフェンリルのシールドに当たり、僅かに船が微動した。
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(ん?なんか今、揺れた?)
あそこを弄くり回して(回されて)盛り上がっている二人は、微妙に何か振動を感じたが
そんな大きな揺れでも無かったので、自分たちが震えているのかどうかと錯覚した。
そして、揺れが消えると、何でもなかったかと思い行為を続け始める。
「カィン〜 ああっ・・・あああっ、もう・・私・・・私・・・はぁっ」
レフィはカインにクリトリスを集中的に攻められて、体の痺れを我慢できなくなり始めていた。
「ああっ!!そこっ・・んんっ・・弱いのっ きゃんっ! 駄目よカインッ!!」
レフィは秘部をなめくり回され、刺激で突起したクリトリスを攻められ続ける事で
頭や体のぼんやりとした感じ、いや、つまり快感に震えを押さえることが出来なくなった。
「にゃにぎゃ、だみぇにゃんだゃ?」
カインはレフィの秘部を愛液ごと飲みほしながら、執拗にクリトリスを攻め続ける。
ここの具合がこの娘は特に良い事は、もはやカインにとっては当たり前の事として認識されていた。
と同時に、何度もそこを刺激する事で、より彼女の感度を良くしようという努力を行ってきたのだ。
Hに慣れていくごとに、彼女の弱点はより強い弱点となり、攻める側には分かりやすい刺激点になっていった。
それを成長というのだろうか? それは、よくわからない。
だが、カインには、そういう努力は楽しい事だった。
この幼妻が自分の調教でどんどん淫乱になっていくのを感じる事が、特に……。
自分の性処理の為の肉便器として、強姦し続ける事も良かったのかも知れない。
毎日、毎日、嫌がるレフィを力で陵辱するのだ。それはそれで、興奮の連続だったろう。
でもそれよりも、レフィが自ら快楽に溺れてその裸体を恥ずかしく弾けさせる姿を見ることの方が、
カインには快絶だったのだ。 何故だろう? チンチンだけを気持ちよくさせる肉の道具にする事は、
レフィの自分以外に生活的に縋ることの出来ない今の状況を利用すれば、簡単な事だったハズだ。
でも、それよりも、彼女が自分から体を開くように成る事の方が、カインには大切な事だった。
何故だろう?
理由を見つけるのに、単純に愛しているからとか、そう言う言葉で割り切るのは簡単な事だった。
だが、それよりも、もっと即物的な事………、そう、即物的な事として………
レフィが自分に微笑んでくれる事が、一番自分の安らぎになる事………
それが………カインとって、最も分かり易い理由だと思えた。
こうやって、愛すれば愛するほど、レフィの微笑みは豊かなモノになっていく……。笑顔が綺麗なのだ。
カインにはそれは大切な事だった。
空しい戦場を駆け抜けてきたカインにとっては、チンコの快楽よりも、それは、とてもとても大切な事だった。
「駄目ぇっ!! カインッ!! ああっ!私っ……私っ……」
カインに弄くり回されて、ポロポロと涙を零すレフィ。
快楽が体を縛り、何も考えたくない……、このまま気持ちよさに全てを預けたい衝動に駆られた。
だが、それにまだ、懸命に抵抗するレフィ。
「だから何が駄目なんだよ?」
舐める舌を離して、涙さえ零して駄目を連呼するレフィに、カインは微笑んで問い返した。
「やんっ! 辞めちゃイヤだよっ!!」
レフィはカインの舌触りが途切れたのを感じると、
それがより不満になって両手でカインの頭を秘部に押しつけた。
「ぐわぁっ」
無理矢理、元の舌での愛撫に戻されて、仕方なしにチュバチュバと秘部を舐め直すカイン。
「駄目ぇっ、これ以上、気持ちよく成ったら……またカインの事、好きになっちゃうっ!!
もう、いっぱいいっぱい、こんなに好きなのにぃっ このままじゃカインにずっと抱かれていないと
生きていけない体になっちゃうよぉっ!!」
レフィはそう言って、快楽に沈む自分に恐怖した。 『欲しい』 その欲望だけが体を突き動かす。
でも、その欲情に飲み込まれれば飲み込まれるほど、より渇望は深くなるのだ。
愛は麻薬と同じだった。 深くはまればはまるほどに、その依存性が強くなる………。
それがレフィは本能的に怖いのであった。 カインを失う事が自分が死ぬ事と同義に近づいていくことが。
でも辞めることは出来なかった。
やはり『欲しい』のだから……。
そんな可愛いことを言うレフィに、カインの性欲は激しく刺激された。
舌だけでなく、指も動員してカインはレフィを快楽の渦に引きずり込もうとする。
「ああああっ!! もう駄目っ!! イっちゃうっ!!私っ、イっちゃうっ!!カインーーーー!!」
レフィは、更に猛烈な刺激をクリトリスとその周辺に与えられて我慢の限度を超えてしまった。
「ああああああああっっっ!!!!!」
可愛らしい絶叫とともに、カインのクンニリスニングだけで、レフィは絶頂に達してしまった。
「あああああああっっっ!!!!!!」
レフィが絶叫するのと同時に、別の所で絶叫している人工知能が居た。
「あの馬鹿二人がっ!! あの馬鹿二人がっ!! あの馬鹿共がぁぁっ!!あああああああっっ!!!」
アダリーの電脳空間での絶叫は続く。
「くそっ シールドだとっ!? 本当にアレは貿易船かっ!? ええいっ かまわんっ撃ちまくれっ!!」
海賊の頭領は、威嚇のためのフォトン弾がシールドに弾かれたことに驚愕するしかなかった。
(フォースシールドを装備した船? それは軍用なんじゃないのか?)
不穏な思考が海賊の頭領の頭を過ぎる。 が、もう一発撃ってしまったからには後には引けない。
状況を考えるに、力づくでねじ伏せるしか道はないと思えた。
だから各艦のフォトンビームがフェンリルに向かって連射される。
「ちきしょうっ!! こっちが困ってる時に、バカスカ撃って来やがってっ!!!」
アダリーは相手が本格的に攻撃を仕掛けてきたことに、舌打ちをするしかなかった。
「フォースシールド全開っ!! そんなナマクラのフォトンビームなんか、アタシに効くかっ!!」
アダリーは省エネでシールドを展開していたのを辞めて、全力でフェンリルにシールドを展開した。
これだけ弾を撃たれたら、流石に衝撃で艦が揺れると思ったからだ。
盛り上がりまくっている二人に、外野からチャチャを入れられたくない。
そんな、奇妙な親心がアダリーの電子脳に走った。
だから、フォトン弾の威力が全くかき消されるほどのシールドを広げたのだ。
そしてシールドはフェンリルから、フォトン弾を強く弾く。
こんな宙域の3流海賊の貧乏フォトン弾など、フェンリルのシールドの前にはそよ風でしかなかった。
だからといって、今の状況が好転する訳でも無かったのだが………。
「パイロットォォッッ!! パァーイィィロォォットォォォッッッ!!!」
アダリーの、血の涙の絶叫が、電子頭脳の中を駆けめぐった。
>マニアさん4号
すばらしい!
『スター・トレーダー』を知らなくても、まったく問題なく楽しめてますな。
最近さぁ………、なんかこう、思うんだよね……
小学校の頃に見たことのある、近所の電気屋で展示してあるPCー8801MK−USR使って
ザナドゥしていた 高 or 中学生っぽい、にーちゃんは
( それって、今から考えるとどーなんだろうって思うんだけどさ(笑 )
今は、何をしているんだろうかって………
俺達の世代ですら、見た事があるかないかなグレーゾーンの
「アステカ」 とか 「北の驚異」 とか 「デーモンズリング」 とか 「ドラスレ1」とかやってた世代の人の
今の生活状況とか、当時のゲームへの思いって、何処に叩き付けられているんだろう?って
「スター・トレーダー」みたいな、『ファルゲーの中じゃ、すっごい最近のゲームじゃん』、みたいな感覚のヲレには、
ファルコム黎明期にゲームを楽しんだ人たちの、なにか、叫び声みたいなものが聞きたくって
仕方がないワケよ………
ま、年寄りの愚痴なんだけどね………
>>237 私はザナドゥ組ですな。PC-8801ではなくSHARPのX-1でしたがw
今でも色々やってますよ。今は真女神転生3やってます。
私のようなゲームマニアはあまりいないとは思いますけどね。オススメしかねますし。人間として。
やっぱり、ゲームがもう面白くないのかも知れませんね。
でも、当時ザナドゥとかを夢中になっていたある男は、ここ数年ゲームに触っても居なかったのに
剣神ドラゴンクエストあたりを与えると猿のようにギガスラッシュ連打しておりました。
ゲームの面白さの方向性が変わってしまったのが問題なのかも……。
>>237 我輩も夢幻の心臓やらザナドゥやらから入ったクチですな。
現在コンシューマはOTOGI百鬼討伐絵巻、
PCではAoMTとCivilizationIIIをやっとります。次は鉄騎大戦かなー。
昔は良かったなんて言いたかないですが、進化の途上でみんな勢いがあって
夢がありましたな。これからどうなっていくのかっていう。
我輩は今でも見た事の無い何かを探して彷徨ってます。
たまに自分で妄想したりも。
>238 >239
なんか、懐かしいゲーム名が見れて嬉しかったですよ。
っていうか、ここは、そんな古代種の人に見られているんかい(笑
そこまで古いと、スタートレーダーなんか、もう、新作過ぎて反吐が出るくらいですよね?
よしよし、同世代かそれより古い人も見ているのを確認すると、
なんか気分も晴れましたぞよ……。
んじゃ、スタートレーダーなんて、1発ネタ系は、すぱぱっと終わらせましょうかね。
「ふぅうぅん………」
レフィは、カインのクンニで絶頂に達して意識を朦朧とさせていた。
しかし、レフィの痴態を見続け元気になったカインの肉棒は、その欲望の捌け口を求める。
カインは、にやりと歯を輝かして、絶好のタイミングを見いだした。
「レフィッッ!!」
カインは呆然とするレフィにまた唇を重ね、そして今度は愛液で濡れすぼまった膣に
ズブリと自分の肉棒を突き刺す。
「んんんっっっ!!!」
全く無防備な状態でカインに覆い被さられ、肉棒をお腹に深く埋め込まれて、絶叫しようとするレフィ。
しかし、カインが唇を塞いでいるので、声を出すことさえままならなかった。
カインはレフィの体ごと持ち上げて、座位の格好に体位を変化させてた。
そしておもむろにレフィのヒダの良さを貪って味わうように、ピストン運動を始める。
レフィもカインの後ろ首にまで両手を回してキスを続けながら、カインの肉棒を腰で求めた。
レフィは、朦朧として絶頂から落ち着こうとしたその時に、
もう一度、もっと強烈な攻撃を食らって、何も考えられなくなっていた。
ただ、カインの欲情のままに子宮口まで突かれる肉棒とその熱さを感じて、よがり狂うしかない。
「んんんっ!!! んんんっ!!!んんっ!!」
レフィの甘すぎる曇った声が風呂の中で反響する。
シャワーが二人を叩くように濡らし、そして二人の体の振動は、より激しく加速していった。
カインがレフィが、お互いの肉と肉の交差に、そして愛の交差に、思考を狂わせるしかなかった。
暖かい………。 それが二人の心を満たしていく。
フォトンの弾がフェンリルを襲う。 シールドが激しくそれを弾く。
そしてアダリーが電脳空間で絶叫していた。
「パイロォットォォッッ!! パァイロットォォォッッッ!!!」
しかし、アダリーが幾らここで泣き叫んでも、
奴らはクライマックスに向けて一直線に加速しているだけだった。
もう、言葉が交わされ無くとも、二人のお互いが欲しいという渇望が、観察だけで伝わってくる。
なんて気持ちよさそうに、こいつらは合体してやがるんだろうかっ!!
その光景に、アダリーは戦慄するしかなかった。
『止められないっ!! 止めるわけには、流石にいかないっ!!』
人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでしまえ という、有名な格言があるように、
今のアダリーは、野暮が絶対に出来ない状況に追い込まれていた。
「う、うへへへへっ……うきゃっきゃっきゃっきゃ……パッ、パッ、パイロットォォ〜〜」
アダリーはフォトンの集中砲火を弾きながら、その精神回路がボロボロ寸前になるまで、追い込まれた。
「うはははははっ!…………うへへへへっ!……………うきゃきゃきゃきゃっ!………うきょきょきょっ!!」
アダリーの精神回路に、怪しげで意味不明な、言語というか記号というか文字というか
なんだかよく分からないものが乱舞していく。そしてそれがある一瞬まで続いた後に………。
『ブチンッ』
奇妙な音が電脳空間に響いた。
「レフィ……、たまんねぇ……お前の中に出したい……」
キスを解いて、言葉をかけるカイン。
段々限界に近づいてくる事を悟ったカインは、赤裸々に自分の欲望をレフィに伝えた。
その言葉を耳にして、涙目に成って、ただ下から肉棒に突き上げられる刺激に甘い声を漏らしながら、
レフィはカインの猛々しいまでの欲望を本能的に理解する。
「あああっ……ハァ……ああんっ!! いいよっ………カインッ………
ハァ………うっ! ああんっ!! あっ……私も……カインの……お腹で受け止めたい……」
レフィは爆発寸前になっているカインのそれを感じて、それを全て欲しいと思った。
「ああっ ああああっ!!」 レフィの甘すぎる声が漏れる。
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「これって、有事よねぇ? ええ……そうよ……これは有事なのよ………」
アダリーは暗い電子脳の深い闇の中で、薄ら笑いを浮かべるしかなかった。
その思考に、もし表情なるモノがあったとしたら、それは死神よりも恐ろしいものであったろう。
「有事って事は大変な事だわ………、そうよ……パイロット不在で海賊に襲われているんですもん……
こんな滅茶苦茶な状態は無いでしょう………そうよ、これが有事以外の何だというのよ?」
アダリーはそう言って、人工知能の大原則の文字を頭の中に浮かべる。
『人工知能は 『有事の際以外は』 人間の指示を常にあおぐ事』
その項目を前にして、何度もアダリーは、『有事の際以外は』 という言葉をなぞる。
「有事の際以外は、人間の指示をあおぐって事は、
有事だったら、私の好きにやっちゃって良いって事よね?つまり……」
そう言ってアダリーは、自分の精神を救う活路を見いだして、恐ろしい微笑みを浮かべた。
アダリーの(目があったらだが)目がキラリと光った。
「私を、犯(や)ってっ!! カインーーーッ!! 頂戴っ!! ああああっ!! カインカインッ!!
カインのをっ!! 私に・…・私を……全部奪ってぇぇっ!!! 」
激しく腰をグラインドさせながら、レフィは風呂場で絶叫する。
「レフィッ!! レフィィッ!!」
カインは、とにかく限界寸前まで自分を追い込んだ。
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「そう………レフィ……殺(や)っちゃっても、いいのね? そう……それは良かったわ………
コ・パイロットと私と意志の疎通も成り立ったわけね。 そう、それはとてもいいわ……
うふふふ、レフィ、貴方の望み通りに、アイツらを殺(や)っちゃってあげるから、安心して楽しみなさい……」
アダリーは、勝手な解釈と素晴らしいデバガメ行為を用いて、自分のカーゴの中から
スペシャルウエポンを、引っ張り出した。 ああ、いつ見ても、この『長モノ』はイイモノだ……。
カインの長モノなんかよりも、13億6千光年ぐらい、遙かに『ソレ』はイイモノだとアダリーは思った。
「可哀想ね……宇宙の海賊さん達………。
でも、アタシに宇宙で出会ったのが運の尽き……。
あなた達は、出会う相手が悪すぎたのよ…………」
アダリーはそう言って、奇妙な笑いと共に、その『長モノ』をガコンガコンとミサイル発射管に充填していく。
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「好きぃっーー カインッ!! 大好きぃぃっ!!」
ぎゅうっとカインを抱きしめてレフィは叫ぶ。
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「好き……、もう、何もかもが……、好き………、この赤いマークが特に好き………」
そう言って、アダリーはミサイル発射管に何本も充填された『長モノ』を見つめてウットリした。
「レフィ……っ!」
カインは遂に阻止限界点に到達したことを悟り、レフィの膣から反射的に肉棒を取り出そうとする
しかし、レフィは一生懸命その手と足でカインの動きを押さえ込んで、涙をポロポロと零した。
「カイン……迷わなくて……イイよ……。 私なら大丈夫……、もう2年前より体も十分大人になったよ……
ずっと私の体が大きくなるまで我慢してくれてたの、知ってるよ……だから………
お願いだよ……私、欲しいの……カインの……赤ちゃん………」
そう言ってレフィはカインの唇に軽くキスをする。 そのキスと言葉に、カインは僅かに微笑んだ。
そんな彼女の女性の本能に、カインは苦笑して、そして腹をくくるしなかかった。
幼いといえど、自分の嫁さんなのだ………、そう、迷うことなど何も無い………。
そう思うと、肉棒をレフィの膣から抜くのを辞めて、最後のゴールまでピストン運動を加速させるカイン。
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「そうよ、私……迷わなくてもイイの……私はよく耐えたわ………みんな分かってくれてるの
私が十分我慢してきたことは………だから、私は、アイツら(海賊)の命が欲しいの……
私の怒りの捌け口の為に……………… そうよっ!! 私は……欲しいのよっ!! 」
アダリーは、そう言って独り言を呟き、おもむろにミサイル発射の電子スイッチを押して叫んだ。
「ドラウプニルッ!! 連続発射ぁぁぁっっ!!!!」
アダリーの叫び声と共に、大量の『長モノ』がフェンリルのミサイル発射管から放たれた。
そして、そのミサイルは猛然と相手側の艦まで突撃し、有無を言わさずに命中して、巨大な大爆発を引き起こす。
「なっ!! 何だっ!? この馬鹿でかい白熱光はぁっ!!!!!」
海賊の頭領は、突然、目の前の船から反撃のミサイルが発射されたことに絶叫するしかなかった。
そしてその爆発の巨大な閃光にも。
「オヤビンッ!! これは、小型の核ミサイルですっ!!!」
子分がミサイルの爆発組成を探知して、同じように叫び声を上げる。
「か、核ミサイルだとぉぉっ!?」 海賊の頭領は、子分の言葉に驚愕して口を大きく開けるしかなかった。
「ああっ!! ああああっ!!カインッ!! ああああっっ!! カインッ!!!!」
激しく突き動かされる快楽に、レフィは2度目の絶頂を迎えようとしていた。
こうやって、自分をずっと気持ちよくしてくれる心遣いに、レフィは堪らない愛を感じる。
体の快楽と、思いの絆が螺旋を描いて、レフィの意識を滅茶苦茶にするのだ。
「レフィッ!! レフィッ!!」
カインも心拍数を激しく高めて、勢いの一発を子宮めがけて撃ち込もうとする。
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「うきゃきゃきゃきゃっ!! 死ねっ!死ねっ!死ねっ! 宇宙の屑共がっ!
私は宇宙の魔狼フェンリルッ!! 私の相手など、100億光年早いわぁっ!!!」
アダリーは、ドラウプニルをありったけ、その哀れな3流宇宙海賊にぶち込んでやった。 宇宙が白く輝く
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「ああっ!!イクぅっ!! イっちゃぅぅっ!!!カインッ!! 私、イっちゃうぅぅっ!!!」
2度目の絶頂を迎えて、レフィは、はしたなく絶叫と体の震えを生み出した。
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「逝っちゃいなさいっ!! 逝っちゃいなさいっ!! 私も分からないあの世の世界に逝っちゃいなさいっ!!
私の道を阻んだ愚かモノは、全てみんなそこに逝っちゃうのよっ!! ぅわーぁははははははははっっ!!」
アダリーは、宇宙海賊を核ミサイルで滅多打ちにしながら、魔狼に相応しい嘲笑を宇宙に木霊させた。
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「レフィッッ!!!」「カインッ!! あああああああああああああああああああっっっ!!」
レフィは快楽で腰をガクガクさせながら、そしてその時、強く子宮口に押さえつけられた肉棒から
熱い液体が自分の体の奥深くに物凄い勢いで噴射されたことを感じた。その熱さがレフィの意識を真っ白にさせる。
まるで外の宇宙が、閃光で白銀の世界であるのと同調するかの如く、レフィとカインは意識を真っ白にさせた。
そしてその場に倒れ込む。
アダリーが、核ミサイルで宇宙海賊を壊滅させて掃討した後、彼女自身ようやく平常心を取り戻した。
意識を失った主二人は、風呂場でシャワーに当たり放しで倒れ込んでいる。
アダリーは、ふふふっと笑いながら、可愛い二人のためにシャワーを止めてやった。
家族を失ったのなら、二人で新しく作ればいい。 そういう単純な発想はアダリーには好感が持てた。
ならば、おそらくもう暫く待てば生まれて来るであろう二人の子供の名付け親になってやろうかしらと
姑の様な事を考えて、電子脳の中で微笑んでみるアダリー。
少しデーターベースを開いて言い名前でも閲覧してみる。
そんな、柔らかな午後の一時を過ごしている間に、倒れて気絶していた主二人が目を覚ました。
アダリーはそれを、またモニターする。
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「あれ? 私たち………気絶しちゃったんだ………」「みたいだな………」
「もう、カインが激しいんだから………」「ははははは……」
「カインの……赤ちゃんの……その……ね……私のお腹の中にまだ感じるよ……」「…………」
「幸せだよ………私……カイン………」「そうか………でもな………」
「でも?」「……1回、2回じゃ、まだまだ心許ないから、第3ラウンドいってみようか?」
「えーーーー!! もぉっ!! やっぱりカインのHィッ!!」「わははははっ ま、いいじゃないのっ」
「もー、さっきと同じくらい良くしてくれなきゃ、拗ねちゃうんだからっ!」「…なんだレフィも、まだまだやる気じゃないか」
「えっ………だって……、夜はまだまだ、こ・れ・か・ら でしょ?」「ははは、だなっ」
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二人の、ノーテンキな会話の流れをデバガメして、最後にアダリーはズッこけた。
開いた口が塞がらないというのは、こういう事だろう……。
アダリーは目眩を覚えて二人のモニターを辞めることにした。
『ブチンッ』 その音と共に、二人の個室のカメラ回線がアダリーのモニターから切断された。
(翌日)
「あらあら……私に全部艦のコントロールを任せて、昨夜はさぞお励みになったようね?」
デレっ微笑みながら、コックピットルームに顔を出した二人を前にして、アダリーは冷たく皮肉を口にした。
「いやぁ……若さは、盲目って事で………」
カインは、顔の緩みを取りもせずに、昨日の頑張りすぎを思いだしてデレデレした。
後ろのレフィも、ちょっと昨日は燃えすぎたかなとか思って、顔を赤らめて、キャーと小声で喚くしかない。
(若いって………若いのはレフィだけだろう!? お前は立派な中年オヤジだっ!!)
アダリーはカインの言葉に、強い反発を覚えたが、そこはそれ250歳のコンピューター。
ツッコミ等という野暮なことをしては品性が落ちるというモノだった。
「ところで、何か、変わったことは無かったか?」
カインは一応、船のパイロットらしく現状報告をアダリーに求めた。
「いえ、特に何も…」
アダリーは、昨日の事など忘れてしまったかのように冷たくそう返す。
「……ん、なんだか、つっけんどんな言い方だな、アダリー……」
カインはアダリーの歯に何か引っかかったような言い方に、違和感を覚えた。しかしアダリーは冷静だ。
「いえ、特に何も…」
同じ言葉を繰り返して、カインの言及をはねつける。 その圧力に「うっ」と言葉を失うカイン。
「ねぇ、アダリー、昨日、ちょっと揺れなかった?」
レフィは風呂場での情事の時に、僅かに感じた違和感を思いだして、それを尋ねてみる。
その問いに、アダリーはふっと微笑みを浮かべるしかなかった。
「あ、それはね、エーテル流のちょっとした風に当てられたのよ……対したこと無いから報告しなかったの
二人の 『お楽しみ』 の邪魔はしたくなかったですからね…………」
アダリーは最大の皮肉をもって、軽くレフィの問いかけをはねのけた。
お楽しみと、釘を刺されて頬を引きつらせるレフィ。 だから、それ以上は何も言えなくなった。
カインは、アダリーの高圧的な態度に、昨日の頑張りすぎの事を茶化されてると感じ、話題を辞める事にした。
「ま、異常なしなら、問題無しだな……それじゃ……」
一呼吸入れて、カインは精悍な表情を作る。
「俺達の目的地を目指して……フェンリル、全速前進っ!!」
そう言って、カインは目の前の漆黒の宇宙に向かってビッと指を指す。
その言葉を聞いて、ピシッっと電子脳の中で血管を浮かび上がらせるアダリー。
しかしアダリーは、主の指示通り
フェンリルの核インパルスエンジンに火を入れ、全速力で宇宙を疾走するのだった。
スタートレーダーに、休日など無い
(終)
元ネタは1発ものでもSSは1級品ですね。
幼妻モノって好きなので、できればまた書いて欲しいです。
>>マニアさん4号さん
乙です。
ファルゲーはイースしか知りませんが、SSは面白かったですよ。
レヴェル高い文が書けるってうらやますぃ・・・
ここって何気に皆さん平均年齢高そうでつね。
3年前にイース完全版やって面白かったのでファンになったっていう俺のような人間はビギナーなんかなー?
まあ、それからSFC版を3→5→4の順番でプレイして微妙なシリーズだなと思ってしまいましたがw
それでも、自分のHPでイース3以降のSS書こうとしてる俺は、矛盾に満ちてるなって思ったり・・・
>>240 こ、古代種て…_| ̄|○
スタトレも十分昔の作品という印象ですなあ。
レフィのぶち抜きスクロールに萌えたあの頃…
253 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 00:01 ID:zZYtzIUJ
u
>252
私も、レフィの絵に萌えた派だったんですかねぇ……
こんなん書くぐらいなんだから、そうなんかもしれませんなぁ……
ポニーテールで「ボク」と言って、何かに(何と戦っていたのかすら忘れたけど)とっつかまる
もう、ハァハァ要素満点のキャラでしたなぁ………(遠い目
(おじいちゃんの博士、死んでたっけ… それとも生きてたっけ……
(死んだような気がしてたんで、身より無しって書いたけど、よくよく考えると、生きてた様な気がしてきた…(汗笑
話は変わるんですが、ポニーテールで「ボク」というキーワードで、
「ナチュラル」の千歳を思いだしたんですが、 ポニーテールで「ボク」で幼妻!?
まさか、元ネタはレフィじゃ……とか、書いてて、思ったヲレは逝ってよしですか?(^^;
ああ…すごいスレ発見してしまった。
マニアさん激しくGJです。
>>マニアさん
(・∀・)b<激しくGJ!
(;´Д`)ハアハアしますたw
次は久々にイース
とかどうです?
>>好色さん
>平均年齢高そうでつね
みんな筋金入りのだからねぇ(オレモナー)
80年代後半の頃のファルコムは神だったんよ・・・いやマジで
しかし3以降のss書こうなんてチャレンジャーですねwサイトのアドきぼんぬ
>>254 その発想に辿り付く人間は日本中で十指に足りるかどうか…。
でもまあわからんでもない。
>256
申し訳ない…… アドルんの真面目に書く方の続きは、エネルギー消耗率が極端に高いので
こんなにテンションの低い今では、ちょっとムリポ……(^^;
もうすこしエネルギーが、貯まったら再開するです……
えーっと、そういう意味じゃなくって、エロSSをアレなんでしたら、
わたしゃ、随分前にアドルとフィーナとレアの3Pラブラブモノを書いて、
「我が生涯に一片の悔い無しーー!!」
のごとく満足したので、もうエロが出ません(w
幸い、ここでは、イース3や、旬のイース6で書こうとする英雄がたくさんおられるので
そちらの作品をご期待下さい っていうか、私も期待して待ってます(w
(だいだい、イース6 プレイしてないしナーー (@△@)> )
そんなわけで、私は私が読みたいモノを(誰も書いてくれそうにないので)、私が書いて自己補間するべく
ぼちぼちっと、『ディーちゃんとセーちゃんの子作り日誌』 の続きでも書きますわー(w
ところで、英雄伝説のイラストを描いた、田中センセの漫画、「ファム&イーリー」に出てくる
王子と王女…… セリオスとディーナに似ていると思ったのはヲレだけか?
『ディーちゃんとセーちゃんの子作り日記』
ほどよくスライムが、ディーナ衣服を溶かした頃である。
これが、お肌とかには傷を付けないあたりが、このスライムは素晴らしく心得ている奴であった。
しかし、ディーナ姫の半破れの肢体を見ると、セリオスは我慢できずに電撃お仕置き棒を奮い立たせる。
「ええいっ!! もう辛抱たまらんわっ!! どけぇぇっいっ!! スライムッ!!」
セリオスは叫ぶと、張り手の一発でスライムをノしてしまう。 スライムは吹き飛んで四散した。
『旦那……あっしは良い仕事したでしょう?』 断末魔の雄叫びの中で親指を立てて光るスライム。
「お前は俺と心の通じ合った、素晴らしい奴(スライム)だったよ……」
スライムの魂の声に呼応するかの様に、セリオスも歯を輝かせ親指を立ててスライムに微笑んだ。
奇妙な友情がそこにあった。 そしてスライムは息絶えた。
「セリオス様ぁ〜、助けてくれるんなら、もっと早く助けて下さい〜」
ディーナは半裸になって、ボロボロ泣いてセリオスにしがみついた。
「ディーナ、これは試練だ……、君が一人前の剣士になるのに必要な事なんだよ……」
そう言ってセリオスはおもむろにズボンを抜いで、お仕置き棒を取り出す。
「きゃっ!! セリオス様っ!! 何してるんですかっ!?」
ディーナはいきなり、元気満々の夫の大砲を見せつけられて、赤面して手の平で顔を覆う。
「お仕置きだ………、スライム一匹に勝てない様では、先が思いやられる……
体で覚えて貰わないと、剣の腕なんて上達しないよっ!! わかるかい? ディーナ……」
そう言っていきなり、ディーナ姫を組み伏せるセリオス。
「ああっ!! セリオス様、滅茶苦茶ですっ!! 言ってること全然、意味わかりませんっ!!」
ディーナはセリオスに押し倒されて、泣き声を上げた。
「じゃぁ体でわからせてあげるよ、ディーナ……、次からボクに助かられるごとに
ボクに御奉仕だからね? いいね? ディーナ?」
そう言ってセリオスは、ディーナの唇に唇を重ねた。
『ディーちゃんとセーちゃんの子作り日記』
「あああんっ!!」
ディーナはセリオスにキスをされた後に、その体を持ち上げられて胸布をはぎ取られた。
そのままふくよかな胸を、(たぶん、ふくよかなんだって、きっと…、3サイズ知らないけど)
手の平で握ると、ちょっといつもよりは強めに胸を揉んだ。
「ああんっ!!セリオス様ったらぁっ!! ここは野外ですよぉ〜〜」
セリオスの突然の愛撫に、しかし、その勢いが本気であると知ったディーナは、
あまりに羞恥な行為が始まったことに泣き声を上げるしかなかった。
野外プレイは初めてである。
っていうか、上品な育ちのディーナには野外でいたすという発想すら思いつかなかった。
「これは、お仕置き……、ディーナは反省しながら僕に奉仕するのっ!!」
まるで子供の様な事を言って、セリオスは背中越しからディーナの胸を揉み、その首筋にキスをした。
甘い香りがした。 女性独特の香りに彼女の侍女にセットされた香水の香り……
その香りがセリオスの欲情をさらに加速させる。
「綺麗だ……、はだけた衣から覗ける肌が凄く綺麗で、それでとっても欲情しちゃうよディーナ……」
セリオスはあられもない姿のディーナを手と唇で愛撫しながら、正直な感想を述べてみた。
ディーナはディーナで、旦那は本気でエロエロモードに入ったと悟り、抵抗を断念する。
地上最強の男である。 力づくで襲われれば抵抗など出来るはずもなかった。
と、同時に、このままここで旦那に愛されるのも良いか、という情欲に駆られる思いも生まれる。
流石に、外でするのは初めてのことだし、滅茶苦茶恥ずかしかったが、
幸いに本当に誰も来そうにない山奥である。
最初から、計算尽くだったのかなと、ディーナはセリオスの思惑に呆れるしかなかった。
それでもディーナは、セリオスの手の動きに少しずつ体を預け始める。
最初に組み伏せた時は大地に押しつけられたが、
今は、自分を持ち上げて土に汚れないように体を豪腕で支えようとしてくれる。
口でどう言っていても、行動がどんなにエロに直情でも、旦那が自分を深いところで大事に思ってくれる事を
ディーナは十分知っていたから、まぁいいかな……とか、彼女はこの事態に納得してしまった。
>259-260
英雄伝説キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
初代英雄伝説って、オンナッ気が極度に少ないよな。
一発、馬鹿ネタ逝くか〜 完結しそうにないけど ナー(藁
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
その男、クリス・ノビルという旅人は、何気なく付け始めた日誌を今日も付けていた。
それは、後の『アドル・クリスティンの冒険日誌』 の原本となる日誌である。
第31冊にあたる、アドル・クリスティンという人物の人生最後の冒険譚と設定した 『神の山』
そして、エウロペに帰りかかった時、テグリス川下降で出会った巨大石橋構築運動
後の第32冊になる 『石の大橋』 について、その草稿をまとめているのだった。
おそらく、東方見聞禄編は、壮大な物語になるであろう。
『砂漠の女』、『水龍の涙』、『神の巫女』、『象に乗る皇帝』、『神の山』、『天使の山荘』、『石の大橋』
それら、一編一編が、彼の心に残り続ける素晴らしいものになるのだ。
このエウロペでは見いだせなかった異世界の感動を、どう伝えることができるだろうか?
今は、それに、ただ頭を悩ませるばかりだった。
チョモリーマ山の吹雪の中で、彼女に……、女神フィーナに出会えた幻想は、
それ自身が、クリスの心を柔らかくさせた。だが、どうしてだろう?
エウロペに帰る途中に、大天使長レビルギールと悪魔シュナーゼと共に山荘で過ごした日々、
そしててテグリス川の流れの1つ、レイン川に石の大橋を造り始めたイーベルンに出会い
語り合った日々が、それ以上に、クリスの心を奮わせていた。
『僕はこの橋の完成を見ることはないでしょうけれど、それでも石を積み続けます……』
『どうして?』
『だって、これを作り続けていれば、僕たちの子供はそれを使うことができるのですもの……』
『……………』
『そんな未来を想像して、僕は石を積んでいるんです。それって素敵な事じゃありませんか?』
あの時のイーベルンの微笑みが、どうしてだろうか? 脳裏から離れない……。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「しかし、ケネス皇帝には、どう報告したもんかねぇ……」
そう言って、クリスは頭をかいた。
東方見聞の旅に出奔させられて、もう8年も経つ。
8年前、ガルマン民族とのロムン帝国の武力衝突を調停する任に尽き、それに失敗して以来……
その贖罪として、冒険者の本分に戻り、ロムン帝国が見聞を欲した東方見聞の任に付いたわけなのだが…
キャラバンが砂嵐に遭って、クリスだけが運良く生き残ったのだ。
「生きて帰りました」 と、帝都に顔を出せば、きっと驚愕されるに違いない。
8年も前の事である。 なかなか、気まずいモノでもあった。
いっそこのまま、素知らぬ顔でクリス・ノビルとしてエウロペを漫遊するのもいいかもしれない…
そんな事すら考えてみた。 だいたい、皇帝お付きの宮廷冒険者なんて役職に
付いていること事態が気にくわない。 自由に歩くから冒険は楽しいのだ。
拘束されてどうしようというのか? そう考えて頭をかく。
「しかし、では、貴様のその荷袋の中にある、力の核の欠片はどうするというのだ?」
その時、一人で薪で暖を取っていたクリスの前に、突然、男が現れた。
その男は、錫杖と黒衣のローブを纏い、ただ睨むようにクリスを見つめている。
「!! 貴様っ!! ギルフェニアッ!!!」
クリスは目の前に、東方までその命を追ってきた宿敵の魔導師ギルフェニアを見つけた。
先の旅で天使レビルギールの山荘で
ある程度の和解をしたとはいえ、8年前にガルマン調停を失敗させた張本人なのだ。
クリスは眉間に皺を寄せるしかなかった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「貴様とは、暫く休戦を誓っている……、こんな所だ……
やり合うつもりはない…… 剣をおさめろ……アドル・クリスティン……」
その男、ギルフェニアと呼ばれた魔導師は錫杖を握りしめて、薄く笑ってそう言った。
クリスはその言葉で釘を刺され、腰の鞘に手をかけたのを、ひとまず解く。
「何の用だ? わざわざ世間話をしに来たわけでもあるまい?」
そう言って、クリスはギルフェニアを睨んだ。
「そう怖い顔をするな……、お前がロクでも無いことを考えていそうだから、
こうやって釘を刺しに来ただけだ……、天使長の言葉は覚えているだろう?
お前の持つ、東方で打ち倒した魔王達の力の核………、その結晶を封印しなければ
やがて、その石はもう一度力を蓄え、力の魔王達を復活させると………」
ギルフェニアはそう言って、また、薄く笑うしかなかった。
「……………」
クリスは、大天使長に言われた言葉を思いだして、そして項垂れた。
「人の心の中にすくろう悪意(ダーム)こそが、核結晶に力を与える源なのだ……
そんなもの、どうにもならん………、ならば天使長の言うとおりに、術式を用いて封印せねばなるまい?」
そう言ってギルフェニアは、ただ、乾いた笑いを漏らすしかなかった。
その笑いが勘に触るクリス。
「8年前に…その力の魔王の一人、ゼルエルディの封印を解いて、私を邪魔した男の言葉とも思えないが?」
クリスはそう言って、この旅に出るきっかけとなった、調停失敗の事件を思いだした。
あの時、調停の妨害に力の魔王をこの男にけしかけられなければ、
無用な血を流さなくても良かったのだと思えば…
ギルフェニアもあの時の事を思いだして、そして笑う。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「8年前の失敗や、東方までお前に付き合って、何度も力の魔王との契約に失敗して懲りたよ……
アイツらは駄目だ……、脳味噌まで筋肉で、できている…………
力と破壊の衝動、人の心の中にすくろう悪意(ダーム)の顕現………
そんなものを制御しようと、試みたのが愚かだったのさ……
古代エルディーン王朝も、それで滅んだというのにな………」
そう言ってギルフェニアは少し哀しそうに笑った。
「?」
クリスは、ギルフェニアの不思議な言葉に、じっとその男の瞳を見つめてみる。
「ま、世間話はどうでもいい。話したいのは段取りだ……。
封印の術式は契約通り私が行おう……
だが、封印のための台座と、その術式に使われる大きな土地が必要だ……
人手も………、そんなモノを手に入れようとしたら、ロムン皇帝のケネスにでも頼らねば
どうにもなるまい?」
「………………」
「お前は、ケネスとその交渉をしろ。 台座と土地さえ確保すれば、私の弟子を総動員してでも
封印の大地を作ってやる……… このレビルギールから預かった『Feena』の術式の導書があれば
人間の力でも、魔王を封じ込める方陣を作ることもできようて………」
「………………」
ギルフェニアはそう言って、レビルギールから預かっている魔導書を手に取りだした。
魔を封じる為の、全ての技法『Feena』 それが彼女の名前と同じだとは皮肉なことだとクリスは思った。
「そうそう……、話ついでに、もう一つ面白い事を教えてやろう………」
「?」
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「魔導を契約するときに、力の魔王の名を用いて、魔法を具現化するのだが……
この前、中級魔物を召還した時にな……、『剣の魔王が赤毛の剣士に興味を持っている』
という、話を耳にしたのだ………」
ギルフェニアは錫杖を握りしめて、そう言った。
「剣の魔王?」
クリスは、その初めて聞く名に、驚きを隠せない。
「古代の歴史の中では有名な存在だぞ……天界の剣の神ヴェルヘイムに対を成す存在として
暗黒の魔剣使い、フェイルという魔王が居るという話は…………」
「剣の魔王……フェイル………」
クリスは、その名を口にして眉をひそめる。
「剣の流派にディルフェイルという流派があるだろう?」
「ああ、そういえば昔、何度かそんな流派に勧誘された事があったな………」
クリスは8年以上も前の事を思いだして、不意に笑った。
「その流派は、古代に剣神ヴェルヘルムが伝承した剣の流派らしくてな、『フェイルに抗する者達』
という意味で、『ディル・フェイル』という名だそうだ……。 その流派の剣聖ともなると、
フェイル自身が分身を使って、手合わせをしに来るとかなんとか………」
「………………物騒な話だな………」
クリスはギルフェニアの不穏な話を前にして、破顔するしかなかった。
「………そんな流派に入らなくって良かったよ………。
一流の剣士と見込んで流派の伝承を継承して頂きたいとか、好き放題、言っていたが………」
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
その時、クリスは違和感を覚えた。
「何………そのフェイルが、俺を狙っていると?」
ギルフェニアの言葉に、ハッと重要な事に気付いて、クリスは青ざめる。
「ま、神剣フレイムブレイドと神剣クレリアの剣を用いて、
世界に封じられる力の魔王を打ち倒し続けた男だからな………お前は………
剣聖なんかよりも、面白そうな相手だと思うがな……俺から考えても………」
そう言ってギルフェニアはニヤニヤと嫌らしい笑いをクリスに送る。
「じゃぁ、今にもその剣の魔王が俺を襲うかもしれないって事かっ!?」
バッと、体を開いてギルフェニアに不穏な事を問いかけるクリス。
「というわけで、紹介はしてやったので、心の準備は出来たろう? アドル・クリスティン……」
そう言って、ギルフェニアは錫杖を握りしめて、怪しい笑みを浮かべた。
「何!?」
ギルフェニアの悪戯っぽい笑みを見つけて、嫌な予感を沸き立たせるクリス。
『紹介を済ませてくれたようだな……人間の魔導師よ……』
その時、ギルフェニアよりも更に深い闇の黒衣を来た、長身の男がその場に突如として現れた。
「剣の魔王よ、契約は絶対だぞ………、ソード・オブ・ダンスの魔導書を……」
ギルフェニアはそう言って、その黒衣の男の前に手を出す。
『他の頭の回らない力の王達と一緒にするな…、私は契約は守る主義だ……ほれ……』
そう言った後に、その黒衣の男はギルフェニアに向かって本を投げつけた。
「てめぇっ!!!ギルフェニアッ!! 魔導書と引き替えに俺を売ったなっ!!!!!」
クリスは、ようやく事の次第を理解して、口をポカンと開けるしかなかった。
「俺は、長年のライバルの力を信じているだけさ……、こんな事程度でくたばるお前じゃあるまい?」
そう言って手をヒラヒラと振って、ギルフェニアはテレポートのマギを詠唱し始めた。
「ギルフェニアァァァァッッッ!!!」
クリスは絶叫したが、その前に黒衣の男が手から暗黒の剣を生み出し、猛然と立ちはだかった。
『ディーちゃんとセーちゃんの子作り日記』
ディーナは愛撫を続けられた後に、騎上位の体位にさせられ下から貫かれた。
「くふんっセリオス様ぁ………」
ディーナの好きにしてごらんと言わんばかりで、
下で落ち着いているセリオスにディーナは涙目になる。
ディーナはセリオスが背中を地べた這わせている事に、唇を噛みしめた。
「お仕置きって……、セリオス様の方が服が汚れるくらい、辛いことになってるじゃないですかぁ…」
言って、ディーナはセリオスの頬にそっと手をあてた。
「こんなの慣れっこだよ…、アグニージャ達と戦っていた時は、何時だって野宿だったんだよ?」
そう言ってセリオスは笑う。
そんなセリオスの言葉が、ディーナの胸を打った。
ディーナは思いだす。水晶の塔で囚われの身に成った時の事を。
そして、あの時、必死になって自分を助け出してくれた金髪の少年の事を。
口で何を言っても、この人はこうなのだ……。自分の体を犠牲にすることを厭わない。
それを思うとディーナの胸の中が苦しくなった。
「こんな、魔物の徘徊しない平和な時間を作るために戦ったんだよ……
だから……ディーナには戦うことなんかよりも、楽しんで欲しいんだよ……」
そう言ってセリオスは下から、ディーナの乳房に手をやってそれを揉む。
そして彼女の乳房を揉みながら、セリオスは不意に何処か遠くを見つめていた。
その瞳が気になって、ディーナは唇をすぼめる。
なんだか哀しくなったのでセリオスの気を引こうと自ら腰を動かし、二人で情欲の中に落ち込んでいった。
「あ………セリオス様の……奥に……当たってます………」
ディーナは自分を貫く肉棒をボンヤリと感じて、子宮に当たるそれに声を上げた。
英雄伝説か、懐かしいな。
自分が買った3番目に古いPCゲーだったな。
最初がエメドラ、次にアルシャークだったっけ。
タイソンパァァンチィ!
『ディーちゃんとセーちゃんの子作り日記』
二人は加速していった。
ディーナの愛液がセリオスの肉棒を絡め取りセリオスの射精感を刺激する。
お互いの体が繋がり合う感覚が、お互いの心も引きつけた。
セリオスはおもむろにディーナを抱えながら立ち上がり、今度はディーナに背を向かせて
木に手で体を支えさせて、バックから攻めたて始めた。
「はぅんっ!! セリオスさまぁっ!!」
ディーナは獣のような姿で犯されることに恥ずかしさを覚えながらも
荒々しくも、しかし、己を激しく欲するセリオスの行為に、安心と興奮を感じるしかない。
しんっと静まえりかえった山奥の中でディーナの可愛らしい喘ぎ声と
セリオスの低いうなり声だけが響いていた。
二人は快感を加速していった。 セリオスの秘部への指先での愛撫がディーナすらよがらせる。
「ディーナ……もう出したいよ………」
セリオスは姫の具合の良さに、我慢ができなくなりそう漏らす。
「い…、いいですよ……セリオス様……だ、出して下さい………、わ、私の中に……」
ディーナはセリオスの射精寸前の状態を感じて、その体をさらけ出した。
子供を作るための体。 それ以外に姫等という存在に価値など無い。
それをディーナは認識していたから、だから野獣の様に犯されようともそれを受け止めるしかなかった。
そんなディーナの言葉に何か反発を覚えて、セリオスは肉棒をディーナの体から抜き取り
彼女の背中や髪に、こらえきれずに精液を思い切りはき出した。
「あっ!」
背中に感じる液の感覚に、思わず黄色い声を上げてしまうディーナ。
そこで、二人の昼の情事は先ずは終わった。
あれ? アドルスキー2号さんとマニアさん4号さんって同じ人ですよね?
体は同じ人ですけど、魂の状態が、
右回りのスピンか、左回りのスピンくらいの違いがあります
量子量は 1/2 くらい
別名で分けてくれると、嬉しいかも
ちなみに数字は、やる気の度合いです(w
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『ハジメマシテ、アドル・クリスティン……我は剣の極み フェイル…
汝が、地獄(アビス)の世界でも、有名な剣士と噂されているのでね……
手合いを申し込みに来た……いざ尋常に勝負を申し込む……』
そう言ってその黒衣の人間の様な物体は、禍々しい魔力のオーラで剣の様なモノを形作っていた。
「え、えーっと、人……、違いじゃないですかね?
私は、クリス・ノビルって、ケチで、うだつの上がらない貧乏冒険者ですよ……」
そう言ってクリスは引きつった笑いを浮かべながら、ポンッと頭を叩いてみる。
『私は……冗談が嫌いな質だ……』
フェイルはクリスの苦し紛れの言葉に、ハッと笑いを浮かべて、そのままクリスに飛びかかった。
魔力で作り上げた剣が、クリスの胴を薙ぐように切り払われる。
クリスは、とっさに後ろに飛び下がって、その必殺の一撃を交わした。
「いきなり斬りかかるとは、無茶苦茶だなっ!!アンタッ!!
剣も握ってない相手に、襲いかかるのが剣の極みのする事なのかよっ!」
転がるように、後ずさって間合いを取りながら、クリスは喚いた。
そんなクリスの喚きに、フェイルはフフフと不敵な笑みを漏らすしかない。
『魔の王の族の者と対峙して、恐れもせずに皮肉を返すとは、なかなか度胸の据わった男だな…』
フェイルはそう言って、剣をクリスの前に差し出して狙いを定める。
「ハッ、生憎、今までの人生で、魔王とかいう言葉と相手に、よくよく出会ってね……
もう恐怖する心も麻痺してしまいましたよ………」
そう言ってクリスは、自分の荷袋を人差し指で指し示し、魔王達の欠片を思って笑ってしまうしかなかった。
『ふん、我が同族ながら、人間ごときに膝をつく者達などに興味はない……
むしろ、そんな事が出来るお前が私は気になっているのさ………』
フェイルはそう言って、その禍々しい黒い魔剣をじっと差し出していた。
「はぁ、そうですか……」
クリスも相手の殺意を感じ、交渉の余地も見いだせずに、観念して剣を抜く事にした。
腰の後ろに結い付けていた、ナイフの様な小型の剣をクリスはおもむろに抜いた。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『小型のナイフで、この剣の皇とまみえるつもりか? 余裕だな……』
フェイルはクリスの馬鹿にした態度にいささか腹を立て、定めた狙いを一気に解き放って
前に出したその剣を槍のように伸ばした。 まるで矢のように剣が飛んでくる。
クリスは、相手が魔力の剣を伸ばしてくることを、直感的に感じていたので
それにタイミングを合わせて、その小型のナイフの柄を両手で握りしめた。
そして、剣が届くその瞬間に、ナイフの先から「光の刃」を発振させてその剣を払うように受ける。
『何っ!?』
フェイルの魔剣は、クリスが生み出した黄色い光を放つ光の刃に薙ぎ払われた。
そしてフェイルは自分の刃を手元までの長さに戻し、じっとその黄色い光の剣を凝視する。
『ほぉ……汝……面白いモノを持っておるな……神剣……フレイムブレイドか……』
フェイルはクリスが作り出した光剣を見つめて、それが魔の族を打ち払うために作り出された
神々のアーティファクト、『フレイムブレイド』であると悟る。
が、かつて剣の神ヴェルヘイムが人の為の武具として生み出したそれとは、
あまりに様子が異なっている事にいささかの驚きも覚える。
『はて……フレイムブレイドは、人の燃える精神を糧に炎を生み出す剣のハズ……
その黄色い刃は…………いったい?』
フェイル、そのは見たこともない剣を前に、いぶかしがるしかなかった。
「昔は、真っ赤な炎だったんですがね……、なんか最近は調子が悪いのか、黄色いんですよ……」
そう言ってクリスはインデスの頃から色の変わり始めた刃の事を思って、笑うしかなかった。
精神を糧に刃を作るという事は、この黄色い刃は、自分の情熱がへたっている証拠だろうか?
そんな事を考えてみるクリス。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『調子の善し悪しなどは、試してみればよい……さぁ、剣舞を楽しもうではないか赤毛の勇者よっ!』
フェイルは、見たこともないフレイムブレイドを前に、少し心を躍らせて、
その思いを伝えるかのように大地を踏みしめてクリスに向かって跳躍した。
漆黒のマントが深夜の森の中で、深い闇を更に深くする。
そんな光さえ曖昧な場所で、クリスは己の生み出した光の刃で相手の位置を見極めた。
鋭い跳躍と、跳躍に伴った一撃必殺の魔剣の刃が、右肩から振り下ろされるように襲う。
クリスは長年の戦いの勘という奴で、右肩に光の刃を構えて相手の剣を光の刃で受けた。
クリスの刃とフェイルの刃が十字の形にかち合い、そしてそのままフェイルの剣の勢いは止まる。
『金剛の型か……ふむ……悪くない型と反応だ……』
フェイルはその体勢のままでギリギリと剣を押し込むが、十字に交差した魔剣と光剣は
お互いの猛々しい意志を絡ませ合って一進一退を続ける。
「金剛?」
クリスは、聞いたこともない言葉にこの姿勢のまま減らず口を叩いてみる。
『我が宿敵ヴェルヘイムが、剣の型として口伝した言い回しさ……
刃を刃同士で力づくで受ける事をいうのだそうな……きゃつは文人過ぎて、そこが気に入らん一つだな…』
そう言ってフェイルはその体勢を解こうと、クリスを力まかせに押してはじき飛ばした。
クリスははじき飛ばされる流れに任せて後ろに飛び、相手との間合いを取ろうとする。
剣を構え直して、じっっとクリスはフェイルを凝視した。
『ふむ……奇っ怪なフレイムブレイドと思ったが、なかなかどうして見事な高度だ……
我が剣に勝るとも劣らぬとは素晴らしき事よ……、人の為の武具にしては我や神の世界に近すぎるな』
そう言ってフェイルは今の剣のやりとりで、クリスの持つ神剣を値踏みした。
燃える心に更に一つ熟達した精神が宿り、それが老獪さを持って刃となっている。 それがフェイルの印象だった。
『これは……もしや全力で戦う事も期待できるかな?』
フェイルはそう呟いて、その瞳を輝かせた。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
フェイルはそれを思うと、不意にポツリと言葉をはき出した。
『言霊よ、世界の原子を紡ぐ言霊よ、世界に『力』を具現化せよ
我が名は『フェイル』、剣の意志・・・・
我が名の『力』に従い、剣の魔力を世界に解放せよっ!!』
その言葉と同時に、フェイルの周囲に漆黒の闇の波動が生み出され、
それが周囲に結界のようなモノを形成していく。
「何だっ!?」
クリスは自分とフェイルの周囲に黒い波動の結界が生み出された事に声を上げる。
「力の言葉(パワーワード)か………」
そんな二人の光景を、外野から見つめている男がいた。 それは先ほどの魔導師ギルフェニアであった。
テレポートの詠唱をしたかのように見せかけながら、
実際にはインジビリティのマギを使って、周囲に姿をくらましていただけなのであった。
長年のライバルと魔王の対決に興味が無いと言えば嘘であったし
テレポートのマギはそんなに簡単に呪言が詠唱しきれる長さでも無い。
ギルフェニアはそんな理由から、二人の対決の物見遊山を決め込むつもりだった。
しかし、いきなり魔王の大技が炸裂したので閉口するしかなかった。
「力の言葉をいきなり使うとは、やはりあの剣……、魔王にとっては恐るべきモノなのだな……」
ギルフェニアはそう言って、東方でことごとく魔の王を切り払ってきた神剣に頭を垂れるしかなかった。
だが、ギルフェニアは知っている。 まだあの剣が真の姿を現していない事を……。
「さてさて……どうする? アドル・クリスティン?」
ギルフェニアはそう言って嫌らしそうに笑った。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「くそっ! なんだコレはっ!! 相変わらず魔王様の素敵なフィールドって奴か!?」
クリスは周囲に張り巡らされた闇の波動の結界を前に、焦れるしかなかった。
毎回、毎回、強烈な力を持つ奴と対峙すると、そいつの不思議空間に連れて行かれて苦労する。
その程度の感慨しか、生まれてこないほど場数を踏んでいたクリスは、
これからどうしようかな という次の算段に頭を回すだけであった。
その時、不意に握りしめていた光の剣の刃が揺らめき、波を打つような振動が走った。
『ん?』
フェイルは自己の力を最大に生み出す事の出来る結界空間の中に、
それに抗する力が発生した事を感じる。
突如、クリスをじりじりと追いつめていた闇の波動は、クリスの前で立ち往生し、
次の瞬間には、どんどんクリスから遠ざかっていくのだった。
『何だっ!?』
フェイルは、何か強力な力がクリスを中心に生まれた事を感じ、その違和感に肌をざわめかせた。
ともすれば、クリスの立つ場所を中心に、リングの様な光が大地に生まれた。
そしてそのリングは、円上に波状に大地を急速に拡散していき、フェイルが作った闇の結界に衝突するのだった。
光のリングが闇の結界に衝突すると、その二つは相滅し、闇の波動はかき消える。
『何だとっ!?』
フェイルは自分自身の力の言葉で生み出した領域が、何か別の力で破壊された事に驚愕するしかなかった。
『何が起きたっ!? ええいっ!! 魔眼(マジックアイ)!』
フェイルは、自分の周囲にだけは維持されている力の言葉の助けを借りて、魔眼のマギを発動させた。
そしてクリスの身体をじっと見つめる。
神剣フレイムブレイドが、激しい魔力のオーラを放っているように視覚に映ったが
次の瞬間、それよりも更に激しい魔力のオーラが、クリスの左手の薬指の辺りから放たれている事に気付いた。
『何だっ!? あの力はっ!!』
フェイルは自分の魔力すら打ち消すその力の源に毒づくしかなかった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「何っ!? パワーワードをかき消した力だと!?何が起きた?」
側で事の成り行きを観察していたギルフェニアも、その奇怪な現象に驚嘆する。
フェイルと同じように、その力の源を魔眼を持って見極めようと考えるギルフェニア。
「エルノ・オムト・パスマ・フェルネキア……エルノ・セルアマント・アトフム・セネハルメニア
レルジェスタ・レア、レルジェスタ・ネセス・レア、アルノオムト・アルノ・セルマティアス
メル・パスマスア・レアネアード・エルバ・マギウス…………」
ギルフェニアは呪言を口にし、大気に漂うマナをその錫杖に集めて、魔眼のマギを発動させた。
そしてフェイルに遅れる事、数刻、ようやくギルフェニアも魔力の流れのオーラを
視覚的に見る事が出来たのであった。
するとクリスの周囲から、フェイルの魔力を押し返すほどのマナが溢れ出ているのが見受けられた。
「これは……パワーワード……の力…… だが何故っ!?」
ギルフェニアは、マギの様に長い詠唱を用いた呪言によるチャネリングで、
精霊や上位存在に世界に別の物理力を顕現させるのではなく、
世界にあるマナに直接、力を命令して行使させる事
『力ある者達』による、強制言語『力の言葉(パワーワード)』が、
クリスの体から発せられている事に驚嘆するしかなかった。
そういえば前も、奴は魔王のパワーワードをかき消した事が有ったような気がする。
「どういう事だ?」
ギルフェニアは、思わず叫んだ。
日替わりで、エロとバトルのSSでデンプシーロールしたろうかと
おもたけど、やめた(笑
1セクションまでは、こっちを書き続けよう(苦笑い
あー、俺、本当に、アドル好きなんやなぁ………(涙笑い
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
フェイルとギルフェニアは、じっとクリスのマナの流れを魔眼で凝視し続けた。
が、そこが人間と魔の力を操る王との差であろう。
ギルフェニアも希代の魔導師であったが、魔王ほどのマナを精密に操る力は無く、
ただ、マナの本流とその質だけを見極める事しかできなかった。
他方、フェイルは魔眼の非常にきめ細かい解像度によって、力の発生源の形状までも見極める事が出来た。
左手の薬指にはめられている指輪らしきもの……、それが濃密なマナを集めるアーティファクトになっており
指輪の中に緻密に彫り込まれているマギの特殊文字が回路の様に連結されて動いているのがわかる。
『指輪?』
フェイルは、自分の力をかき消した力の言葉を発する魔道具が、指輪である事を認識して首を捻った。
そして次の瞬間に、記憶の中に該当する、『そのような指輪』を連想する……。
『まさかっ!! 貴様のはめているその指輪は、古(いにしえ)から伝わる元始の指輪ではあるまいな!?』
フェイルは叫んで、己の魔力を増幅し、指輪から発せられる力の言葉の強制力に抵抗し続けた。
「!? 元始の指輪!? ……指輪?
っ! そうかっ! この力は女神の指輪の助力かっ!!」
クリスは先ほどから、目の前の魔王が行使してくる力に、抗う今のこの現象を前に
以前にも幾度か似た事があった事を思いだして、訝しがっていた。
が、フェイルの指輪というヒントを前にすると
それがかつて、自分の初めての冒険で手にした『女神の指輪』の効力だと悟る。
そして、その言葉を前にすると、この現象を逆に納得してしまう。
もう、随分古い話だが、イース中枢で魔王ダームと化した黒真珠を相手にしたとき、
この女神の指輪の力で、相手の強烈な理力を封じ込めて、力を軽減させた事を思いだした。
『私の指輪は相手の魔力を封じる力を持っています……これを使って下さい……』
そう、女神レアに言われて指輪を薬指にはめたのだ。
「そうか……、この指輪のおかげで、俺は随分命拾いをさせて貰っていたのだな……」
クリスは、事の次第を悟ると、かつての思い出に微笑みを浮かべるしかなかった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「このマギは……封魔のマギか……、そして魔王の力の言葉まで封じるとなれば、
最高位の封魔のマギ……。 ………『Feena』か……」
ギルフェニアは、魔眼で魔法の性質を見極めると、ただ呆然とするしかなかった。
不意に、大天使長レビルギールから預かった、封魔の奥義を書きつらねられた魔導書
別名『Feenaの魔導書』を取り出す。
「魔王を封じる『Feena』を発動させる、アーティファクトだと? ……そんなものが?
いや……、まて……エルディーンの古文書の中に、確かそんな一節があったな……
双対の女神が所有する、莫大な魔力を用いて生み出された指輪……『女神の指輪』……」
ギルフェニアは自分の魔導書の図書館の中に封じてある、
古代エルディーン文明の古書の一文をとっさに思いだした。
「この世に魔力をもたらす双対の月の、この世界への顕現である、二人の女神が所有する指輪……
全ての魔力を封じる力を有する……か………」
うろ覚えの文章を思いだして、とたんにギルフェニアは鳥肌を立てる。
「全ての魔力を封じる力だと? はっ 魔王の力の言葉さえ打ち消すようなアーティファクトがあったら
魔導師はみんな失業だぞっ………」
ギルフェニアはそう言って、軽口を叩くしかなかった。
が、目の前に非常に魔導師には辛い現実があった。
『アドル・クリスティンとやら、汝は面白いモノを持っておるな……、いや……、持ちすぎだ……』
フェイルは、ふっと今の状況を理解して、ただ可笑しそうに笑うしかなかった。
『神剣フレイムブレイドですら、神が特別な場合にのみ人間に使用を許す武具なのに……・
そんなオモチャなど笑って済ませれるような、恐るべき秘宝を人間が持っているなどとは……』
そう言ってフェイルは、思わず自分の頭をかくしかなかった。
「!?」
フェイルの言葉に、クリスは目をしばたたかせるしかない。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
フェイルは焦るしかなかった。 もしその指輪が本当に『元始の指輪』なれば、
力を間違って暴走させれば、自分の存在が摩滅するやもしれぬほどの存在だからだ。
天界最強の双対の女神が所有する指輪……『元始の指輪』
いや、正しくは、双対の女神の力によって封じられている指輪……である……。
元始から存在したと言われるその指輪は、この世界の全ての法則を破綻させる力を持ち、
あるいは思いのままに組み替える力を有するとも、いわれる……。
創造と破壊を司る指輪……。そして、その力を意志ある者では制御する事のできない指輪。
だからこそ、天界最強の女神達によって
その指輪は何重にも封印式を施され、力が暴走せぬように外側に、
女神達の魔力で塗り固められた封印の層、もう一つの指輪の層を施されているのだ。
エルディーンを滅ぼす時の戦いでは、天側の持ちうる最後の秘宝 『元始の指輪』 に怯えながら
自分たち魔王が戦いを挑んだものであった。
そして、天軍もあまりに莫大な力を秘めるその指輪が暴走する事を恐れて、
女神達ですら、自分たちの魔力の増幅器としてしか、それを使わなかったというのに……。
その記憶を頭に浮かべ、フェイルは押し黙るしかなかった。
そう、それは人の口伝程度では『女神の指輪』という、
詠唱無しで最高位の封魔のマギを行使できる指輪でしかないのだ……。
上の層に彫り込まれている魔導文字によって発動される、力の言葉さえ封じる最高位の封魔のマギ
『Feena』
そのマギに必要な莫大なマナが、いったい『何から』供給されているのか……。
それを人間に知られては成らない……。
そんな事を認識されて、間違っても本当の指輪の力を暴走させれば
かつてのエルディーンの破滅どころの騒ぎではなくなる……。
それを思うからこそ、フェイルは焦るしかなかった。
『ええい、女神めっ! 何を、トチ狂って、あの様な恐るべきモノを人間に持たせているのだっ!?』
フェイルは小声でそう言った。
あのー、
「俺様のイースを何好き勝手に、設定作っていじっとるんじゃ、ゴルァッ!!」
と、思われている方は、速やかに、『ゴルァッ』を、宣言してください (^^;
まだ、洒落で済む文量なんで、強制終了しても、私は問題ないです。
半分まで進んで、『ゴルァッ』が出ると、たまったもんじゃないのと
エロパロの趣旨からどんどん、あさっての方向にいっているので、
何とぞ、停止命令を出すなら、早期におねがいいたすます…mOm
>>284 では命令を出しましょう。
GO!GO!GO!
NONSTOPでGO!
>>284 ロムってましたが楽しく読ませてもらってます。
続きキボーン
こちらも続きキボンヌ
途中で止められたらイヤン
288 :
名無しさん@ピンキー:04/02/10 07:29 ID:xFG0HWai
続きを期待するため上げ
いっそこれからのイースシリーズのシナリオ脚本はマニアさんが書いてくれないかな〜
>レス様へ
なら、わしゃ知らんよ… 好き勝手なテキストになろうが……(w
終われるかどうかも微妙だし……
>289
わしゃ、あんな「1・2」で完全完結しているにも関わらず、
シリーズ化で増設工事を施されて、
何がなんだかさっぱりわからん世界の話なんか、よーかけまへんわ(w
もう疲れたのだ…シリーズを追うごとに自分の頭の中のイメージを修正していったりするのは(笑
だから、イース5までで構築していた自分のイースイメージを書いて懐古主義者でもやってまふ
しかし、イースがネットゲーム化ですと!?
どうやって、オンリーワンが戦う世界感の話をネットゲーム化するですと!?
私は、むしろファルコムの本職の脚本家には、同情してしまいますよ……
世界観が曖昧な世界でシリーズ続けるくらいなら、
最初から世界観をキッチリ作ったネットゲー専用の新作を作る方が、遙かに仕事がしやすでしょうに……
南無ーーー(ー人ー)
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『ふ……神剣フレイムブレイドに、女神の指輪か………
なるほど、納得できたよ、アドル・クリスティン。 汝が、魔の王の族を討ち滅ぼしてきた事がな…』
フェイルは自分の中にある恐怖を押さえつけ、相手にそれが女神の指輪である事を
意識させようと試みた。 そう……、思いこんでしまえば先入観はなかなか拭えないものなのだ。
「そうか……、お前のこの力をかき消したのは、俺の持つ女神の指輪の力なんだな!?」
クリスはフェイルの言葉に念を押す様に、問いただした。
『そうだ……、お前の持つ指輪は、女神の指輪と呼ばれる天界の神具だ……
我ら魔王の力を封じる能力を持つ……、その力によって、お前は我らと戦ってこれたという事だ……』
フェイルは、アドルを上手く誘導できたと感じ、
これで、少なくとも相手が何かの間違いで、力を暴走させる事は無いだろうと考えた。
「………、 なんと間抜けな話だ……。 こんな歳にもなってまで、
彼女らに助けられていた事にも気付かなかったなんて……」
そう言ってクリスは瞳を微睡ませた。 おかしな話だった。 これは笑ってしまうしかない。
『お前を愛でた女神に感謝するのだな、アドルとやら……、だが、その強運もこれまでよ……
我が、力の言葉で支配する世界の効果が消えたとしても、剣と剣の勝負は変わりはせぬ……
我は剣を極めし、剣の皇……、なれば、剣で勝負をつけるのみっ! 』
言ってフェイルはクリスめがけて飛び込んだ。 そう、問題は自分は剣と剣で雌雄を決したいと言う事なのだ。
力の言葉と力の言葉が相滅しあっているのならば、剣の皇たる自分が、剣のみによって勝敗を決すれば良い。
それだけの事であった。
魔力の刃で作られた鋭い袈裟切りが、クリスを襲った。
が、クリスは黄色いフレイムブレイドの刃筋にその魔力の刃を滑らし、横に避けるように交わす。
『流水の構えか……やるな……』
フェイルは、クリスの受け手の技の冴えに、舌を巻く。 高速の剣撃をいとも容易く受け流すその様は
剣士としての修練をよほど積み込んだ証といえよう。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『ヴェルヘイルの剣聖とまみえるよりも、より歯ごたえが在りすぎるぞ、赤毛めっ!』
フェイルは、元始の指輪の恐怖さえも忘れて、久しく出あえなかった強敵の出現に
心底、歓喜の声を上げるしかなかった。 フェイルの剣撃が、クリスを更に襲う。
クリスは円の動きを作りながら剣を刃で流し続け、防戦一方となる。
フェイルは、己の俊足と強打によってクリスを追いつめるも、
流れるようにしなやかに剣撃を避けるクリスに、憤りよりも微笑みを浮かべるしかなかった。
『なるほどっ! この剣の皇を前に、一歩も譲らぬとは……
その力は神具の助けだけでは無いという事だな……赤毛の勇者よ……
楽しい……楽しいぞっ!!』
フェイルは相手との戦いに酔いしれ、ただ、吠えるしかなかった。
この様な戦いの高揚感はどれくらい久しぶりの事であろうか? それを思ってフェイルは足を一歩前に出す。
逆にクリスは、剣の皇と称するだけの事はある、重く鋭い一撃一撃を慎重に対処しながら、
起死回生の一撃を、虎視眈々と狙っていた。 相手が僅かな隙を見せればカウンタの一撃で仕留める。
何度も、魔王の族と戦い続けてきたクリスにとって、それが唯一の逆転手段であったのだ。
だが、その戦いの日々を思うと、クリスの心の中に 『澱み』 のような何かが生まれてくる。
目の前の戦いに歓喜する魔王の姿。 それはいつ見ても、陰惨なものであった……。
それを思ったとき、クリスの心の中に空しさが去来した。 それは空乏の様な何かであった。
その時だった。
刃の色が、鮮やかな黄色から突然に変色し始め、僅かに黄緑色の輝きを放ち始める。
『何だ!?』「何だっ!?」
二人は、その光景に、同じように声を合わせた。
>>290 いやあれ、きっとイースTRPGみたいなノリなんだよ。きっと。
イースは不動産に例えるとリフォームを繰り返す度に資産価値が下がってる感じ。
6はけっこう好きだけどね。
イースWのPCE版は当時を考えると傑作だった
SFC版は駄作だが…
英雄伝説はソニアと結ばれて欲しかった。
誰か補完小説キボン
296 :
名無しさん@ピンキー:04/02/14 01:02 ID:QATGc8Df
age
>295
愛は自分で書け……
どんなに下手糞な文章だって、そんな事はどうだっていいんだっ
上手ければ、さらにそれにしこしたことはない
だが、問題はそういう事じゃないんだ!
『 読みたければ書けばいいのだ 』
という、たったそれだけの事なんだ
叩かれようが、煽られようがいいじゃないかっ!
元々そういう板だぜ?
分かってくれない奴もいれば、分かってくれる奴だっているさ!
ブライトさんが、言っていた言葉じゃないか!
「殴られ無くって、一人前になれた奴が居るか!」
書いて、殴られて、書いて、殴られてを繰り返して
愛をぶちまけろっ!! 叩く奴すら閉口する程、愛をぶちまければ、それでいいんだ!
俺は、アンタの妄想を読みたいぜっ! 読みたいんだ! さぁレッツライト トギャザー!
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
フレイムブレイドの刃が、鮮やかな黄色から黄緑色に変色していった。
その様に戸惑うクリス。
『刃が、また変わっただとっ!?』
フェイルも始めて目にするその光景に、戸惑いを覚えるしかなかった。
だが、今は戦いの時、ちょっとした珍事に気を緩めるワケにはいかなかった。
フェイルは、また新しい斬撃を繰り出す。クリスは、狼狽えながらもその刃でフェイルの剣を受けた。
剣と剣が弾け合う。闇の中で、クリスの黄緑色の光が何度も光の軌跡を描き、
その軌跡が弾ける瞬間に、かん高い音が森の中に木霊する。
『我が剣と、同じだけの強度を持つ剣になっただとっ!?』
フェイルは剣を数度交わしあい、剣の弾ける力に、相手の剣の質を読み切った。
魔王の族が、『力在る者』として、存在から具現化させている魔力の黒刀。
その剣と同等の力を有する剣を、人が生み出している事。 それは驚異であった。
だが、次から次へと驚くべき事が続くにもかかわらず、フェイルの魂はより歓喜に満ちあふれていく。
『何という充足した刻の流れよっ!! これだっ!! 我が求めるのはこれなのだっ!!』
狂気にも似た、喜びの声と共に、フェイルはクリスに斬撃を繰り返し放ち続けた。
クリスは、その剣を受けるたびに、心の中に奇妙な『澱み』 あるいは 『空』 が生まれていった。
クリスは剣と剣がぶつかり合い、火花を散らすその閃光の前で、過去の記憶と邂逅する。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
ダルク・ファクト、ダーム、アレム、ガルバラン、ジャビル、ゼルエルディ
ウザレム、イーフェイ、ネルジェンダ
今まで、自分の前を阻んだ、魔王の族の『力在る者』達。
あるいは神々や魔族の古代の戦いの中で作り出された
エルディーン攻略戦のための巨大なアーティファクトを、今の時代に封印から蘇らせ暴走させてきた後始末。
クリスは、そんな『力』を求め、そしてそれが故に滅びの道を歩まねばならなかった
今までの魔王や人の虚ろな姿を思いだし、空しさを心の中に広げるしかなかった。
それは、闘争本能が成せる、存在の業というものであろうか?
それとも、それ以外の何かか? それを思うと、ただ 『空』 の気持ちだけが心の中に広がるのだ。
そして目の前には、力の象徴 『剣(つるぎ)』 に、傾倒し続ける魔族の王が剣を振るっている。
何度も何度も、斬り合いが続いた。
それはクリスが今まで続けてきた、何度も何度も繰り返してきた、斬り合いと同じだった。
(なんて、虚ろなのだろう…) その思いが強くなった。
そして思いが強くなればなるほどに、クリスの黄緑色の刃は輝きを増すのだった。
やがてその剣の強度は、遂にフェイルのそれと匹敵するに至る。
『人の技が、神のそれと同じ高みに至るのかっ!?』
フェイルは、クリスの作り出した刃に驚嘆するしかなかった。
剣の皇は驚きながらも戦いを続けた。斬撃は続き、円の様に動き続ける二人の演舞も続く。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
不意に、フェイルはその剣を退き、自らも後ずさった。
クリスは息を切らしながら、その光景に眉をひそめる。
『止めだ………』
フェイルはそっと、そう言った。そして、自らの剣をかき消す。
「な、何故だっ!? 剣の皇!!」
どちらかと言えば、形勢は不利に近かった今までの戦いを前に、
フェイルが剣を退いた事に驚きを隠せないクリス。 その問いにフェイルは笑みを浮かべるしかなかった。
『こんな至福の時間は、久しぶりの事であった……、思い起こせばエルディーンの決戦で
ヴェルヘルムと対峙したとき以来の高揚感であろうかな? ふふふ……楽しかったぞ…赤毛よ…』
フェイルはそう言った。そしてその赤い瞳を輝かせる。
『汝の剣は、我が魔力の高みにまで到達した……、恐るべき事よ……人の為す技なれば…』
言ってフェイルはクリスの黄緑色のフレイムブレイドを指し示した。
クリスも、自らが生み出した、初めて見る剣の姿に、ただ目を見張るしかない。
『だからこそ、止めだ……、汝は我と同じ剣を持ち、我と互角の剣技を持つ……
なれど、汝は人間……我が無限の体力を持つ魔王の族と持久戦になれば勝機はあるまい……』
そう言って、息を切らしているクリスと、平然としたままの自分を比べさせて、その理を示す。
「た、確かにそうだが……」
クリスは剣の皇の合理的な解析に、頷くしかなかった。
このまま戦い続ければ、どちらが勝利するかは、奇跡が起きない限り明らかなのだ。
その予想を前に、深い溜息をつくしかないお互いの心の稜線。
フェイルは、目の前の赤毛を茶色に染めて、姿を変えている中年に、微笑みを送るしかなかった。
『時間をやろう……アドル・クリスティンよ……』
フェイルは唐突にそう言い放った。
「っ!?」
フェイルの言葉に、目を丸くするクリス。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『修行をするがよい……、その為の時間をお前に与えよう……赤毛よ……』
フェイルは瞳を輝かしてそう言った。
「なっ、何だとっ!?」
クリスはフェイルの不遜な物言いに憤慨するしかなかった。 確かに勝機は薄かった。
だが、ある一つの奇跡がまた起きれば、勝機が全くないわけでは無かったのだ。
その僅かな勝機を目論んで、必殺のカウンターを狙って待ち続けていたというのに……。
そんなクリスの心情など、全く深慮する事もなくフェイルは続けた。
『剣技が互角成れば、剣技以外の事で勝敗は決する。 だが、我は剣の皇……
その様な、つまらぬ結果は望まん……。 だから技を磨け、アドルよっ!』
フェイルはそう言ってクリスを指さした。
そんなフェイルの言葉に、クリスは逆に思わず吹き出しそうになった。
「はっ!?」
素っ頓狂な声でフェイルの言葉に返事するクリス。 だがフェイルはクリスを無視して続けた。
『我は剣の皇の自負がある……、剣技なればヴェルヘイムを越えて至高の存在であると……
だが、その自負を、今はあえて捨てよう、赤毛よ……』
フェイルはそう言って、何よりも楽しそうに笑った。
『我を越えよっ アドルよっ! この剣の皇の技さえも、越えて見せよっ!!
それは遙かに果てしなく険しい冒険……。 だが、我は今、決着を付けるよりも、「それ」に興味がある…』
フェイルは、そう言って己の拳を握りしめた。
『力と無限の存在たる我を、そしてその極限まで極められた技を、しかし、それ以上の技で越えて見せよっ
赤毛よっ!! あえて今よりも修行を積め……汝も剣士なればなっ そのための時間だっ!!』
言ってフェイルはクリスを指さした。
クリスは、その言葉に、ただ呆然としてポカンと口を開くしかなかった。
『勝負は楽しい……・。勝負は勝つか負けるかが問題なのではない……、
我が我で在る事を戦いの中で見いだすからこそ楽しいのだ…… なればこの勝負、まだまだ続けようぞ…
剣士なれば……な……』
そう言った後に、フェイルは突如、闇の中に紛れだし、その存在をかき消していった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「ちょっと待てっ!! おっさんっ!! 好き勝手な事ばっかり言ってるんじゃねーよっ!!」
クリスは、言いたいことだけ言って、その場から退散し始めた剣の皇を前に、絶叫するしかなかった。
だがフェイルは、そのままテレポートのマギを無詠唱で発動させ、その場から瞬時に居なくなってしまう。
「あああああっっ!!! 何なんだよっ!! 一体っ!! 一方的に殴りかかってきて
その上、修行して強くなれっだって!!? なんて勝手な奴なんだっ!!!」
深夜の森の中、もはや誰の気配さえも感じなくなったこの場所で、クリスはただ叫ぶしかなかった。
それを、遠望の魔法で凝視し続けていたギルフェニアも、面白い顛末に、退散の潮時を感じた。
「ふん…、意外な顛末だったな。 しかし…、面白味という点では、より深みが増したという所かな?
剣の皇との第2ラウンド……か……、ならば私も、楽しみにさせてもらおうか……」
そう言って、ギルフェニアは、当分、遠くからクリスを見守ることを決め込んだ。
と同時に、ふと思う。 今さっきの戦いで、過去にインデスのネルジェンダとの決戦の時に見せた『あの剣』。
もし、あの剣が出現したならば、先ほどの戦いもフェイルの言うように
簡単にはいかなかったのではないかと………
それを思うと、ギルフェニアは頭をかくしかなかった。
「もう一度、見せて欲しかったのだがな……、あの剣を使うところを……」
言ってギルフェニアは笑う。
『修行の時間を与える』 それは面白いアイデアかもしれない……・。
もしかすると、その修行で、『あの剣』を自由自座に赤毛の男は使いこなせるようになるかもしれない。
そんな事に思いを馳せながら、ギルフェニアは非常に長いテレポートのマギを、その呪言を口にして詠唱し始めた。
「ちきしょぉぉぉっっ!!!!」
クリスの、悲鳴だけが、深夜の森の中で響くのみだった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「行かれるのですか…… 老師……」
その女性は、山を下りようとする老人に声をかけた。
「うむ…、この件は我が事も同義…… 行かぬ訳にはいくまい……」
老人はその女性に微笑みを返して、その足を進める。 女性は複雑な表情になった。
「じゃが……、 むしろ儂もな……、 あの男に関わり合ってみたいのも本当の所じゃがな……
お主らをそこまで惑わせる男じゃ。 何より先の樹との会談……あれが儂も気に入った……」
そう言って不意に、その老人は足を止めて声を上げる。
その言葉を受けて、更に困惑した表情を浮かべるその女性。
「まぁ、そんな顔をしなさんな、嬢ちゃん達や……、 儂が出向くのじゃ…… なんとかなろうて…」
そう言って老人は、不安そうな顔になっている二人の事を思って苦そうに笑うしかなかった。
「もうっ! 老師っ! お嬢ちゃんは、いいかげん辞めて下さいっ!」
また、この老人にからかわれたと思い、先ほどの重い口調をいっきに崩すその女性。
そんな、何時も通りの言葉を聞いて、老人はガハハハと笑うしかなかった。
「仕方がないさ……、今の嬢ちゃん方は、先代の様に慄然とした姿と、まるで重ならん……
儂の知っておる二人であれば、今の様な緊急の事態を黙認している事さえ、無かったハズじゃからの…」
そう言って老人はご自慢の顎髭を撫でた。
「……それは………」
老人の言葉に、下を向いて落ち込むその女性。
「まぁ、気に病むな……、あの件は、樹さえ決定した事じゃ……、だから、お主らは気にせんでもいいのじゃ……
我らが言うのもどうかと思うが、今は、我ら自身も、運命の流れるままに、その身を投げ出してみようぞ………」
言って老人は頭を振る。
「……………」
その女性達は、その言葉に沈黙するしかなかった。
「さてと……行ってくる……。 儂の留守は任せるぞ…… 二人とも……」
「……はい……」
二人の女性とその老人は、そう言葉を交わした後に、その場で別れた。
ここ、エロパロスレなのに最近‘エロ’分が不足しているなあ・・・。
いや、アドルスキー2号さんのSSはいいんだけれども。
そもそも、イース以外の英雄伝説とか(1はすこしあったけど)、
風の伝説ザナドゥ、ブランディッシュとかはここでは需要無いのかな?
ブランディッシュ激しくきぼん〜
アレスはやっぱり一言も喋らないんだろうな。(SSにするには難しそうだが)
ブランディッシュ4に激しく萌えなのは俺だけでつかorz
もしよろしければ、風の伝説ザナドゥも激しくキボンヌ!
書いてくださるならダイモスネタでも・・・(をぃ!)
だからみんな、書こうよ…(T−T
ヲレだけ書き込んでて、サミスィんだよぅ…
指輪物語の最後を見てきましたよ……
最初にあの小説に出会ったのは16年前の事だから、感慨深かったですねぇ…
TRPG好きの私にしれみれば、マニア小説の代表みたいな感があったんで
こんなにメジャーになると、なんか複雑な気分(笑
しっかし、現代ファンタジーの原本だけあって、重厚かつ深みのあるストーリーでいいですねぇ
特に、冥王(魔王みたいなもんか)サウロンの描写が、まさに超大物って感じで
とてつもなく強大な敵って、こういうもんなんだろーなーって、
ラスボスの雰囲気作りに感嘆するばかりですよ、素晴らしい
魔王ってのは、あーいう風に描写しねーと、いけねーんでしょうねぇ……
あーいう風に書きたいもんだなー(苦笑
って事を思うと、ファルのシナリオの敵役の描写が粗末な事……
なんか、もうちょっと、なんとかなんねーかなー って思うんだけど……
まぁ、比較対象が当時はドラクエの、シドーやゾーマなんだから、
ダームでも十分だったんでしょうが……
同じ時期にウルティマWとかウイズWとか斬新な切り口のゲーム作ってたんだから、
もちっと、シナリオに重厚感のある描写をして欲しいよなー
ま、過去への愚痴は横に置くとして、 あんな濃いモン見たら、当分エロは書けんわ(笑
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
クリスは森の見下ろせる丘の上に座り込み、両腕を組んで首を左右に捻っていた。
「……修行しろって、言われてもなぁ……」
魔王様に、言いがかりで絡まれるのも難だが、期限付きの宿題を押しつけられるのはもっと難であった。
修行しろと一言で言われても、それは無理難題である。
自分の剣は、どっちかというと我流であるし、剣の基本的な修行と言えば
1人で冒険に出る前の、冒険者見習いとして師匠に剣の稽古を付けて貰ったぐらいの事だ。
むしろ、自分の剣は、それをベースに実戦の中で鍛え続けられた、変則的な技の集積である。
今更、何をどのように修行すればいいかなど、発想できようはずも無かった。
なにせ、自分の行く手を阻んでいる魔法で造物された実際の敵がいないのだから
一人でどうやって修行するのかすら問題になる。
「うわぁ、どうしたもんかなぁ……」
クリスは悩んで己の髪をかきむしった。
そういやって数時間、一人でもんどり打っている時だった。
不意に背後に気配を感じ、背中の方に視線を移すクリス。
するとそこには、怪しげな水晶を片手に一番前に位置している老人と、その後ろに3人のお供という
こんな辺境の僻地には似つかわしくない団体が、近づいてきているのだった。
「ん!?」
あまりに不自然なその団体に眉をひそめるクリス。
だがその団体は、黙々と一直線にクリスに近づいてきているようであった。
そして、その団体はクリスの前までたどり着くと、その場で歩みを止める。
クリスは先頭の老人を見つめた。 白髪と豊かな顎髭を生やし、如何にも好々爺といった風であった。
クリスが姿勢を正して体をむき直すと、二人の視線が帳面からぶつかりあう。
「初めまして……旅のお方……」
その老人は、そっとそう呟いた。 クリスはその呼びかけに、眉を更にひそめた。
「初めまして……」
ただ、クリスはそう返すしかなかった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「貴殿……、かの高名なアドル・クリスティン殿とお見受けしますが……」
そう言って老人は、クックックと苦そうに笑う。
「は!?」
自分の過去の名前を隠蔽するために、髪まで茶に染めているクリスに、
唐突にその『名前』を指し示されて、呆然とするクリス。
「ちょ、ちょっと、何の勘違いで? 私は、クリス・ノビルという、しがない旅の者ですが……」
慌てて、相手のトンでもない発言にフォローを入れるクリス。
しかし老人はその言葉を笑うだけだった。
「そう言えば、貴方は8年もエウロペから不在でしたね…… ならば知る由もありませんか……
貴方が今、エウロペでどれほど語り継がれている高名な冒険者なのか……」
老人はそう言って、本を後ろの者達から取り寄せ、ばさっとそれをクリスの前に出した。
クリスは驚いてその本を凝視し、その本の表題にポカンと口を開いた。
「な、なんだこりゃっ!? ア…、アドル・クリスティンの冒険日誌ぃ〜!?」
その本達の表題には、まず大きくそのタイトルが付けられていた。その文字を読んで絶句するクリス。
「これは、吟遊詩人達の間では、非常に高価に取引されている絶品ですよ……
貴方が8年前にエウロペ周辺で歩んできた記録の数々のね……」
そう言って、老人は面白そうに笑う。
「こ、こんなモン、作って売ってる奴が居るのかっ!?」
クリスは、その1冊ごとに中身を吟味して、
今までの冒険譚について、脚色込みで書き上げられている作品の内容に更に絶句した。
「誰だよっ!? 本人に断りもなく、こんなもん書いた奴はっ!!」
そう言って、著者の欄を探して本をグルグル回す。
すると、著者のサインに 「ラーバ」 の文字が書かれてあった。その文字を見てまた閉口するクリス。
「………、あっ、あのっ!! ラーバの糞ジジイッ!!!!」
クリスは、周囲に何もない事を見計らって、思い切り絶叫した。
>>307 ダイモスネタってアリオス×ダイモスで、やっぱ「やおい」ネタってこと?!
>>312 「シスター・プロスタとの嬉し恥ずかし新婚生活」があるではないか
>311
やるなぁラーバwつーかまだ生きてるのかじいさん。
アドルはいい迷惑だ。
確かにアドル本人が冒険日誌書くより
他人に英雄に祭り上げられた方がらしいと思ってたよ。
だれか、エロ書いて下さいよーーエロー(TT
このままじゃ、このスレだけエロパロじゃ無くなっちゃうよーー
得ろ…うーんうーん。
…枯れてるのかな俺(´Д`;)
295さんではないが
>>297のマニアさん4号の言葉に感動した!
ちょっとがんがってみるよ!
318 :
317:04/02/18 00:09 ID:5FvsK3Xi
うわーマニアさん4号さんの敬称が抜けてました・・・
すいません逝ってきます・・・
319 :
名無しさん@ピンキー:04/02/20 00:51 ID:6W0ZyY6F
あーじゅ
ほしゅ〜う
誰も書かないの?
人多杉で書きこめない人も多いと思われ
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「ホッホッホッホ……、高名なアドル殿が8年前に消息を絶ってから…
私も気を揉んでおりましたが……… また、こうしてその名と、本当のお姿にまで出会えるとは
感慨深い………、長生きはしてみるものですな……」
老人はそう言って、手に持った紫色の水晶を揺らし続ける。
「えーえーっと…、いや、それはそのー、えーっと…… いやーだから私は
アドルなんて、そんな名前の者じゃなくて……」
自分の冒険日誌を前に絶叫するという醜態を晒した後でも、クリスは惚けようと頑張ってみた。
しかし、老人は頭を振って笑うだけだった。
「無駄ですよ、アドル殿…… いきさつは、あのお方から耳にしております……」
そう言ってその老人は、自分たちの遙か後方、つまり突然気配の様なものがしてみた辺りを指さして、
そこに立っている黒いローブの男を示した。
クリスはそっちに思わず視線を送り、と同時に、「そいつ」を認識して血相を変える。
「てめぇっ!!! ギルフェニアッ!!!」
その男を確認するやいなや、クリスは小型のナイフを思わず投げつけていた。
ナイフが鋭い勢いで魔導師を襲う。しかし魔導師のその前に達したとき、突然、目に見えない壁に弾かれ
ナイフは勢いを失って大地にストンと落ちる。
「手荒い歓迎だな……アドル・クリスティンよ……」
自分の周囲に魔法の障壁を張っていたギルフェニアは、予想通りのクリスの行動にただ1言呟くしかなかった。
その物言いに更に過敏に反応し、絶叫するクリス。
「何を悠長に言ってやがるっ!? 糞魔導師っ!!
てめぇっがっ数日前にしてくれたことっ、よもや忘れたとは、いわさんぞっ!!」
投げナイフを防がれ、相手の陰湿なマギを前に眉間に皺を寄せながらも、クリスは次の投げナイフを手にかけた。
シールドの魔法を使っているの成れば、魔力が付加されている銀のダガーを使うしかないかと思案するクリス。
あんな魔導師に、コストのかかる銀のダガーを使うことさえ、クリスには屈辱だった。
「先日の事は謝ると言ったら……、お前は私を許してくれるのか?」
そんな憤って我を忘れているクリスを凝視し、ギルフェニアは嫌らしそうな笑みを浮かべてそう言った。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「許す、許さねぇの問題じゃねぇだろうっ!? 俺をこんな目に逢わしてくれたのは貴様だろうがっ!?」
言ってクリスは仕方なしにとばかりに、銀のナイフを取り出す。
そして、それを投げつけるが、その時、投げられたナイフは
老人の後ろに立っていた中年の剣士風の男によって、彼の金属の籠手ではたき落とされる。
「…なんと……ご高名のアドル殿が、こんな気性の荒い方だとは……存じませんでした……」
投げナイフをはたき落としたその男は、地に落ちた銀のナイフを見て、ただそう呟く。
「!」
クリスは、その老人の後ろに立つ、中年に見える3人の剣士から感じる威圧感に、
魔導師とは別の意味で眉をひそめる。 自分の投げナイフを正確にはたくとは、相当の腕前だ。
と、時を同じくして、魔導師は語った。
「先日のことは、すまないと思っているさ…… だがなアドルよ……
一つだけ自己弁護をさせて貰うなら、私の導きが無くともだ……
遅かれ早かれ、お前はフェイルに狙われたのだ…… ならば、ああいう導入でも良いとは思わないか?」
ギルフェニアは、飄々とした顔で、そんな無責任な事を口にしてみる。
その言葉が、ますます勘に触るクリス。
「…………………」
ギルフェニアの言葉に、確かにそうかもしれないと考えてみる。
しかし、だから「分かりました」と納得できれば、それはもはや人間ではない。
クリスは頭を抱えた。
「お前にこの件の贖罪をするならばだ……、お前の目の前に導いた人々がそれだ……」
そう言ってギルフェニアは、自分の錫杖を握りしめ、顔を傾ける。
「?」
ギルフェニアの言葉を耳にして、首を傾げるクリス。
そんな二人のやりとりに、頃合いを得たとばかりに、老人はそっと微笑んでその口を開いた。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「我らの自己紹介が、まだでしたな…… これは大変な失礼をば……私は……」
といって、その老人が言葉を続けかけたとき、後ろの1人が声を出してそれを止める。
「……老師から先に御紹介をさせるわけにはいきません……先ずは我々から名乗らせて頂きたい…」
そう言って後ろの3人はお互いを見つめ合って、お互いの承諾を促す。
直ぐさま同意を得ると、老師が言葉を続ける間も無く、右の男が声を上げた。
「私は、ディルフェイル流分派 アキルフェス流、宗主 イムセネス・ベズパ・アキルフェス
都、サンドリア・ベルガに居を構える剣士でありますっ」
そう言って、その男は自らの腰に下げた剣を抜いた。
それは金色に塗装された見事な剣であり、と同時にクリスが腰に下げている剣と同じモノであった。
剣の刀身に、呪言文字が浮かび上がり、剣が魔法剣である事を示す。
それは『バトル・ソード』 一流の剣士だけが所有し使いこなせると云われる名剣であった。
次に、真ん中の男が口を開く。
「私は、ディルフェイル流分派 リズグルト流、宗主 パナマス・エスガ・リズグルト
都、ロムンに居を構える剣士であります… アドル殿はご存じないでしょうが……
8年前の皇帝誘拐事変で、貴殿と共に戦った事もあるのですよ?」
そう言って、その男は微笑み、自らの腰に下げていた剣を同じように抜いた。
それもやはり『バトルソード』であった。 イムセネスの抜刀した剣とは異なった呪言文字が浮かび上がる。
最後にクリスのダガーをはたき落とした男が、口を開く。
「私は、ディルフェイル流分派 ダルキン流、宗主 フーフェ・ティティリス・ダルキン
都、バレシアに居を構える剣士でありますっ」
言って、2人と同じように抜刀するその剣士。 同じようにバトルソードが構えられた。
このバトルソードも、他の2本と同様に異なる呪言文字を浮かび上がらせる。
3人の男達は自己紹介を終えると、声を揃えて叫ぶ。
「我ら、ディルフェイル流 四天皇が三剣っ、宿敵であるフェイル打倒の為にはせ参じましたっ」
言って、剣を縦に持ち、それを構えたままで膝をつく三人の剣士。 それは目の前の老人に敬意を示すように映った。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
3人のうやうやしい態度の後に、老人は手にした水晶をぎゅっと握りしめその輝きを見つめた。
「では、最後に、私が自己紹介をさせて頂きましょう……
私は、ディルフェイル流、始祖ヴェルヘルムの奥義を伝授されし剣……
バルパドス・アーキス・ヴェルヘルム…… 現代の剣聖にございます……」
そう言って、その老人はクリスに軽く会釈を送った。
「!」
クリスは、その老人が言葉を発したその瞬間に、老人から壁のような威圧感が生まれたことを感じた。
何より「剣聖」の言葉が、クリスに奇妙な警戒心を与える。
老人はクリスの前に、輝きを放つ紫水晶を差し出した。
「この水晶は剣聖の証であると共に、我らが始祖、剣神ヴェルヘルムに託されたアーティファクト
この水晶輝くとき、宿敵フェイルが蘇りし時……、
水晶はフェイルの所在を示し、ディルフェイルの名に連なる者は
その剣の理が指し示す様に、おのが剣を抜かねばなりません……」
言って、その老人…いや、剣聖バルバドスは、クリスの前に膝をついた。
「ろ、老師……」
3人のディルフェイルに連なる剣士達は、自らの剣の頂点に立つ老人がクリスに膝を付いたことに驚愕の声を上げる。
「アドル・クリスティン殿、話はギルフェニア殿より聞き賜っておりまする……
貴殿は、我らが宿敵、剣皇フェイルに狙われているお方……、
なれば我らも戦いに参加するべきと考えておる所存……」
老人はそう言って、風貌から感じる歳の人間からは考えられないほどの鋭い眼光をクリスに送った。
その光に、僅かに気圧されるクリス。
「……この程度で贖罪と考えてくれるかどうかは分からんが……、剣皇フェイルと対峙するには
ディルフェイルの剣を集めるのが得策とも考えたのでね…… どうかな? アドルよ?」
ギルフェニアは、その剣士達の挨拶が終わった後に、そう言葉を付け加えてみた。
その言葉を受けて、苦そうな顔になるクリス。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『魔導師は…策を弄するのが好きな生き物であるな……』
その時、その空間に声が走った
「!?」
声を聞いたその場の者は、その場にまたも突然生まれた、圧迫感の様なものを感じて神経を逆なでる。
クリスはその声の聞き覚えに、思わず歯ぎしりをした。
空間への圧迫感はより一層強くなり、息苦しささえ感じ始める。
『だが……こういう余興は、我としても楽しい趣向だぞ……魔導師……』
その声が響いたとたんに、その5人から僅かに遠くにあった大きな木の枝に
幹に背をもたれるように座っている様の、フェイルが出現した。
「フェイルッ!?」
クリスは、突然、現れた剣皇に悲鳴を上げるしかなかった。
「あれがフェイル……」「あれがそうなのか……」「くっ……」
3人の剣士は抜刀したままで、しかし、明らかに感じるその存在の剣気に抗い続けるしかなかった。
そして剣聖バルバドスは、手に持つ紫水晶が果てしなく光り輝いていることに、ただ目を細める。
『ディルフェイルの者達、そして現代の剣聖か……面白い……
赤毛だけでも十分な遊び相手であったというのに、こんなにも獲物が増えるとな……』
そう言ってフェイルは、そっと剣士達の方を見つめた。
クリスは、あまりにも突飛な事態に頭が白くなり、思わずフレイムブレイドである小型のナイフに手をかけた。
が、前の様に、一瞬の間に飛びかかって来るという風は無く、フェイルはまじまじと彼らを凝視するだけだった。
『ヴェルヘルムの元に集った、我を討つための剣士達か……よくよく思い出せば懐かしき事よ……』
そう言ってフェイルは、小さな溜息をついた。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『少し昔話をしてやろう……、お前達の持つその剣に敬意を表してな……』
そう言ってフェイルは、赤い瞳を輝かせた。
『かつて、エルディーンと呼ばれる、神々達の傲慢が生んだ文明があった……
巨大な魔法のアーティファクト、そして魔力で生み出された高度な技術によって
人の心の中にある悪意(ダーム)を消し去ろうという……大胆な計画がな……』
言いながらフェイルは、己の腕をじっと見つめる。
『だがそれは失敗に終わった……、人は神が思うほど高尚な生き物では無かったのだ……
高度な文明はむしろ堕落を呼び、堕落は何時しか快楽と悪意に変わっていった……
そして悪意が我々の力の源であるが故に、人の魂が地に落ちれば落ちるほどに、我らの力は増幅された……』
フェイルは言いながら、当時の巨大な文明が炎の中に落ちていく光景を思いださずには居られなかった。
『我らは我らであるが故に、神々の傲慢なる理想郷の破壊を目指した……
あまりに古(いにしえ)の事であるから、汝らには口伝でしか伝わらぬ事であるが……な……
我ら、魔の王の族と、天と名をする神の族は、己の威信をかけて戦うしかなかった……
エルディーン文明、崩壊の時の記憶さ……』
言って、フェイルは己の腕を剣にしたり、元に戻したりして僅かに遊んでみた。
炎がフェイルの脳裏に映る。
『我は、南の門の番人にして、発祥からの剣のライバル、剣の神ヴェルヘルムとの決戦に臨んだ……
剣の神ヴェルヘルム、ヴェルヘルムより神剣フレイムブレイドを戴いた剣士達を束ねる剣聖……
そして、我の眷属と戦うために選ばれたヴェルヘルムの10本の剣士達………』
言ってフェイルは、3人の剣士が抜刀しているバトルソードを指さした。
『そのバトルソードとは、我の眷属と戦う者達にヴェルヘルムが鍛えて与えし最高級の魔法剣よ……
その剣は、この世界に10本生み出された……10人の剣士の名と銘と共に………』
その言霊をフェイルが発すると同時に、黄金に装飾されたバトルソードの
刀身に浮かび上がった呪言文字が共鳴するかのように輝いた。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『10の剣士… 10の剣(つるぎ)…… アキルフェス、リズグルト、ダルキン……
そして……赤毛の持つ、ウェルシェネスか…………』
フェイルがその名を呟いたとき、クリスの腰に下げていた長剣が鞘ごと魔力の光を上げる。
その光景にクリスは気付き驚き、他の3本の剣と自分の持つバトルソードが共鳴している事を感じてその柄に手をかける。
クリスはバトルソードを抜き、その刀身を見つめた。
剣の刀身には、他の3剣と同じように呪言文字が浮かべ、他の剣を呼ぶように共鳴する。
『剣が剣を喚ぶか……剣に、古代の剣士達の魂が宿っているのであろう……・』
フェイルは黄金に輝く剣達を見て、ただ、ほくそ笑むしかなかった。
『さても懐かしき剣達の顔ぶれよ……、宿敵である我が言うのもおかしなものだが……
あの時の10人の剣士達は、敵ながら天晴れな男達であった……良い戦いであった……』
フェイルはそう言って、まるで昨日の事のように、エルディーン攻防戦の事を思いだす。
炎の中で、決死の覚悟でフェイル自らが生み出した眷属達に挑みかかってくる10人の剣士達。
壮絶なる剣技が、眷属のソードデーモン達と繰り広げられていたものだった。
『しかし、あの時の11の剣も、もはや今では4剣しか残らぬのか………時の流れとは無情なもの……
そして、ディルフェイルの剣達も、時を経る毎に衰弱していくとみえる……
ふっ、山に籠もったヴェルヘルムめ……さぞや歯ぎしりしている事であろうよ……』
記憶を邂逅した後、目の前に対峙している5人の剣士を睨め付け、フェイルは彼らを鼻で笑った。
「どういう意味だっ!?」
剣気に抗いながら、しかし、一歩も退く事のないイムセネスは、フェイルの罵声に声を上げた。
『言葉そのままよ……。 剣士よ…戒律、掟、名誉、血脈…… つまらぬ戯れ言が、汝らの剣を曇らせておる……』
フェイルは言葉を返したイムセネスに辛辣にそう言い返した。
「何っ!?」
フェイルの言葉を耳にして、3人は声を荒げる。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『我はフェイル……汝ら、ディルフェイルと称する剣士達の怨敵………しかし、今の汝らの事を我は知らぬ…
なれば、我は現世を覗き見ようでは無いか…… 汝らの剣が、かつての剣士達の様に
我が眷属を破る程の高みに達しているのかどうか………』
そう言ってフェイルが、その圧迫感を更に増そうとした、その瞬間であった。
「待て、フェイルよ……、うやうやしくも、剣の皇よ……、知らぬのはこの者達だけの事よ……
儂は、遠き昔にも貴殿に出会っておる……
儂はよく貴様を覚えておるぞ…………」
突如、剣聖バルバドスはそう言い放ち、自らの持つ紫水晶を前に出し、その輝きを指し示した。
『む? 汝は?』
フェイルは、眷属を召還しようとした矢先に、それを言葉で止められた事に赤い瞳を輝かせて老人を凝視した。
老人は、心を荒げて剣皇を睨み続けた。
「悠久を生きる魔の王には、記憶に残らぬ事かも知れぬがな……、儂は子供の頃に貴様に出会っておる……
我が師夫……、そこのフーフェ・ティティリスが祖父にして当時の剣聖……・
テアマッタ・ティティリス・ヴェルヘルムと汝の果たし合いの時にな……」
そう言って、バルバドスは手にした紫水晶の輝きを、ただ虚ろに見つめるしかなかった。
『ぬっ?』
フェイルは、老人の突然の発言に眉をひそめた。
『テイアマッタ・ティティリス・ヴェルヘルム…とな…… ほぉ…… そうか……
50数年前の、あの時の事か……… そう言えば、久方ぶりに眠りから覚めて、
当時の剣聖とじゃれた記憶があるな…………』
そう言って、フェイルは昨日の事と錯覚せんばかりに、眠りに落ちる前の50数年前の果たし合いの事を思いだした。
遠き過去からの慣例になりつつあった、自らの力を落とした複製を生み出し、当時の剣聖と戦わせた事を…。
『あの男も良い剣士であったな……しかし、勝負は時の運命が誰に微笑むかだ……
永き剣聖と我の複製との果たし合いは、テアマッタを討って10勝12敗だ……
13敗で負け越すのは癪だったからな……、あの時のコピーは少し手を入れすぎたやもな……』
そう言って、フェイルはその戦いの事を、ケラケラと笑うしかなかった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
「テアマッタは、儂には偉大な師夫であったっ!! その師夫が生の全てを賭けて挑んだ戦いを
剣の皇は笑うだけかっ!? フェイルよっ!!」
バルバドスは、フェイルの態度に更に語気を強め、その紫水晶をより前に出す。
『これは失敬………あの時の剣の果たし合いは、笑って良いものでは無かったな……
ふむ……見るとそれはヴェルヘルムの紫水晶……すると汝が現世の剣聖か……
師夫を子供の頃に討たれた事で、なるほど、肝を舐めて生きてきたようだな……
ふふふ……名は……なんと言ったかな……バルバドス・アーキス……だったか……
ほう……汝は、アーキスの血に連なる者か…』
フェイルは、クリスの側にインジビリティで隠れ、常時監視し続けた間に
先に剣士達が名乗りを上げていた事を思いだした。
ただし、そのもはや剣士として剣を握れそうもない老人は多少意識の外には成ってしまったが……
『ワルトガル・アーキス……、エルディーン攻略の時、初代剣聖を務めた男……
汝はその血脈か…
なるほど………現世の剣聖はアーキスの血に戻った様だな………
代々、アーキスの血を受け継ぐ剣聖は手強かったものだぞ………』
そう言ってフェイルは、立つだけでようように見える老人に嫌らしい笑みを送った。
その笑みの中に感じる恣意を看破し、ギリッと歯ぎしりをするバルバドス。
「儂も、アーキスの血族……、代々より受け継がれた戦いの記憶と誇りを継承する者……
口惜しきは、師夫テアマッタの敵を討つために修行してきた日々の最後に
貴様に再会した事よっ! 儂が全盛の時に貴様が現れてくれさえすれば……
師夫の敵と、ヴェルヘルムの剣、そしてアーキスの剣の神髄を示せたものをっ!!」
言ってバルバドスは紫水晶を奮わせた。
その言葉に、思わずフェイルは首を左右に振る。
『それは済まぬ事をした…… 50数年前の戦いにあまりに満足してしまってな……
テアマッタという剣聖の技の良さと、それを討ったという喜びで思わず50年も寝過ごしてしもうてな……
そうか……汝は我を恨んでおるか……なればちょうど良いではないか………』
そう言ってフェイルは、バルバドスと他の3剣士を睨み付けた。
フェイル(・∀・)イイ!!
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
『我が眷属と複製を喚ぼう…… そして剣の競技と洒落込もうではないか……
現世のディルフェイルの剣を握る者達……そして剣聖との果たし合い……
唐突ではあるが……この場で全て執り行おう…………
赤毛も居る事だし………見聞人の数も十分であろうっ
クッフハハハハハハッッッ』
フェイルは、そう笑い声を上げると同時に、自らの周りに眷属達を召還し始めた。
フェイルの召還に応じ、座す樹木の下の大地から、鎧を着込んだデーモン達が生えてくる。
魔剣を携えるソードデーモン達は4体、そしてその真ん中には長身の黒衣の剣士が現れ出でた。
「おいおいっ!! いきなりっ、なんちゅー話なんだよっ!?」
クリスは自分を訪ねてきた客と、課題であるフェイル自身の勝手なやりとりに閉口してしまうしかなかった。
対称的に、バトルソードを構える3人の剣士達は、フェイルの言葉と目の前に現れた敵を理解し
そして、あまりに唐突であるが、死合を仕掛けられた事に覚悟を決めたようだった。
その顔つきと剣を握りしめる力を険しくさせ、しかし、一歩も退かずにデーモン級の敵に対峙する。
『気にするでない……赤毛よ……、今日の汝は見聞役だ……
これはディルフェイルの剣を握る者と、我の剣との競い合い……、汝はそこで観戦でもしておるがよい』
そう言ったと同時に、フェイルは召還した眷属と複製に号令を出し、戦いの火ぶたを切って落とした。
デーモン達は人間のそれを遙かに超えた脚力で剣士達に襲いかかる。
「傍観だとっ!? 5体も魔物を喚んでおいて何を言うっ!! 1人は俺相手って事だろうがっ!!」
クリスはフェイルの言葉と数の合わない魔物を思い、魔王の虚言を鼻で笑うしかなかった。
『勘違いだよ……赤毛…… 最後の1体の相手は汝ではないっ』
とフェイルが言ったと同時に、ソードデーモンの1体が剣士達とは別の方向に飛んだ。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
別の方向に飛んだソードデーモンは、なんと魔導師ギルフェニアに向かって剣を繰り出したのであった。
「むっ!!」
ギルフェニアは、思いがけない敵の攻撃に、自らの錫杖を巧みに操り、ソードデーモンの一撃を避ける。
「どういう事か!? 剣の皇っ!!」
突如、ソードデーモンに襲われたギルフェニアは、フェイルに向かって語気を荒げた。
そんなギルフェニアの言葉に、フェイルは嫌らしそうに笑う。
『いやしくも我は剣の皇にして、魔の王の族ぞっ………
人間の策謀の道具にされるのは不快であるっ
我を利用しようと目論むの成れば、それ相応に我を楽しませて貰おうっ
でなければ、釣り合いが取れぬわっ!!』
そう言ってフェイルは、さも楽しそうに嘲笑を魔導師に送った。
その言葉を耳にして魔導師は、似たように乾いた笑みを浮かべる。
「なかなか……巨大な力を相手にしようとすると、楽をさせて貰うというわけにはいかぬと言う事か……
やれやれ……魔導師は肉体労働が嫌いな性分なのだがな………」
そう言った後に、魔導師は胸に飾っていたアミュレットを握り取ってそれを徐にソードデーモンの手前に投げた。
アミュレットは地に落ちると同時に、大地に光の魔法陣を形成し、
浮かび上がった魔法の呪言文字がマギを発動させるマナソースと成る。
「その護符を作るのは、値が高く付くのだがな………」
そう言ってギルフェニアは笑うと、少しの呪言を唱え魔法陣に込められたマギを発動させる。
マギが発動すると同時に、魔法陣より悪魔の様な怪物が召還され現れいでた。
『ほぉ……レッサーデーモンを呼んだか……しかし、その程度の者では、
我が最高級のソードデーモンには対向できぬぞ………』
フェイルは、いたぶる予定だった魔導師が思わぬ反撃に出たのに、頬を緩ませるしかなかった。
「この程度でどうにかなるとは思わんよ……しかし呪言を詠唱するための足止め程度にはなる……」
そう言ってギルフェニアは耳に飾っていた不似合いなイアリングを手にしてそれを握り締めて粉々にした。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
3人の剣士達も同時に熾烈な戦いに突入していた。
決戦を臨むためのバトルソードとバトルアーマーを着込んだ3剣達は、
各々がソードデーモンの1体を受け持ち剣撃を交わし始める。
ソードデーモン達は、クリスの目から見ても楽な相手とは言い難かった。
しかしそれらに対峙して物怖じもせずにその剣を受けては反撃を繰り出す剣士達。
その3剣士達の腕前は見事なものであった。
かたや剣士でも無い魔導師であるが、そこはそれ希代の魔導師。
1体1の戦いにおいても、後れを取るという無様なマネは無かった。
イアリングを握りつぶしたと同時に、その中から粉が散り、それが付加魔法発動の鍵となって
ギルフェニアの体にマギが発動された。マギは光の繭となってギルフェニアに重なる。
『ほう………高速呪言詠唱のマギか……』
フェイルは魔眼を自動的に実行してギルフェニアのマギを見抜き、顎に手をやった。
ギルフェニアは、自らの錫杖を回転させ、そしてそれを大地に突き立てると呪言の詠唱を始める。
「エルノ・アルサ・テルマ・フェルネキア、キリム・セルアマント・サルガマソス・セネハルメニア
ジルム・ティルト・ガルマスタリナリア・バグルデルタ、アルベリシソス・ネルス・デルス・ケリム
アマソスト・トルクメルスタリア、アマソスト・トルクフェザーネイトス、バディス・ギルフェニア
オンテシス・ジルム・アクスフェスタ、パダナイン・アクスフェスタ
レルジェスタ・フィーナ、レルジェスタ・ネセス・フィーナ、ギリマ・ジルコニア・パルセルネル・エムン
ジル・パスマスア・フィーナリアス・エルバラゾ・マギウス…………」
呪文なが!!
能書きなg
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
ギルフェニアが呪言を詠唱し終えると同時にもう一度錫杖を大地に叩き付けると
魔導師を中心に光の魔法陣が広がり、それがマギを発動させる。
魔法陣の光は取っ組み合っているソードデーモンとレッサーデーモンに向かって雷撃の様に走り、
ソードデーモンの体に巻き付いて光の縄でデーモンの動きを強く拘束しようとする。
ソードデーモンも、それに気付き抗うが、マギとデモンの力は拮抗した。
『ふむ……封魔のマギかね……電撃まで付けるとは高等呪文だな………』
フェイルはギルフェニアのマギを見つめて、淡々とそれを語る。
ギルフェニアはフェイルを無視して更に呪言を口にした。
「エルノ・オムト・スタム・フェルネキア……エルノ・セルアマント・パルアル・セネハルメニア
レルジェスタ・レア、レルジェスタ・ネセス・レア、シルト・マストリウス・ネクソス
メル・パスマスア・レアネアード・エルバ・マギウス…………」
高速呪言のマギによって、口早に唱えられる声に共鳴し、新しいマギが発動する。
ギルフェニアの周囲に光り輝く魔法の矢が20本生じ、
それは一瞬の間の後にソードデーモンに放たれていった。
矢は雷撃の網で拘束されているソードデーモンに容赦なく突き刺さり、デモンに青い血を流させる。
時を同じくして、召還したレッサーデーモンがその巨大な拳でソードデモンを殴りつけた。
3つの攻撃に晒されながら、それでもソードデーモンは怯むことなく、
とりあえず、目の前のレッサーデーモンに反撃のソードを食らわせる。
1撃の剣舞によって、レッザーデーモンの腕があっさりと吹き飛んだ。
「なっ!……やるっ!」
ギルフェニアは、圧倒的有利な状況であると確信していたにも関わらず、
対峙した相手が予想を超える化け物である事を理解して、唖然となった。
『下等悪魔と上級悪魔を一緒にしてくれては困る……』
フェイルは、ギルフェニアの反応に頬をただ緩ませるしかなかった。
『アドル・クリスティンの冒険日誌 第33冊 −剣(つるぎ)− 』
他方、3人の剣士とソードデーモンの戦いは、純粋に剣技と剣技のぶつかり合いになっていた。
最高レベルの装備に身と包む剣士に相応しく、また、1流派の宗主に相応しく
各々の剣士達が、上級悪魔の猛烈な剣撃を寸前の所で交わして、カウンターの一撃を返す。
バトルソードは、刀身に浮かび上がった呪言文字に共鳴して魔力を放出し、
魔法剣しか受け付けぬ上級悪魔の堅い皮膚を切り裂いた。 そして青い血がしぶきを上げる。
が、相手もその巨躯に相応しい頑強さを示して、1度や2度の反撃などものともしなかった。
互いに一歩も譲らずの戦いが広がっていった。
イムセネスが流れるようなステップでソードデモンに近づき、剣を繰り出す。
今度はソードデモンはそれを正面から肩口に受けて厚い肉質でバトルソードの刃をはさみ、
人間の軽くて早い動きを根元から止めた。
「何っ!?」
イムセネスはデモンの奇抜な行動に思わず叫び声を上げる。
が、叫び声を上げたと同時に、ソードデモンは片方の拳でイムセネスを正面から殴りつけ、相手を吹き飛ばす。
「ぐわっ!!」
サンドリア最強の剣士はデモンの打撃で宙を舞った。
デモンは、その隙を見逃すことなく、追い打ちのソードを放つ。
イムセネスはその剣を避けらぬと悟ると、相打ち狙いに自らも相手の急所にソードを突き立てた。
ソードデモンの剣は深々とイムセネスの足を貫き、イムセネスの剣はデモンの脇腹を貫いた。
「いかんっ!!」
クリスは、形勢不利になりつつあるイムセネスを見てその場から飛び出そうとした。
しかしその衣服を後ろから強い力で握りしめられクリスは引き戻される。
「剣聖っ!?」
クリスを止めたのは、彼ら3剣士の頂点である剣聖の老人であった。
面白くもないし、エロくもない
原作を知らないヤシはそう感じるんだろうな…
ただ、だらだら続けられるよりも一度に大量投下してくれる方が見やすいかも。
ガンガッテー
>340 >341
もの凄くコメントに苦しむアレでありますな…(笑
>340さんよりも、>341さんの方が、いろんな意味でヒドイ……(苦笑
まぁ、それでも何も言われないまま、永遠に続けるよりはマシですかな(w
>340
そうですな…面白くも無いし、エロパロの趣旨にも反してますし
止め時ちゅーったら、止め時なんでしょうね……
あっしはヘタレ文章書きなんで、面白くてエロいSS書けなくて、申し訳ございませぬ mOm
作品を鋭く批判できるという事は、きっと、物凄くエロくて面白いSSが書ける実力者と見たり(w
一人で疲れてましたんで、どうぞ、あっしの数億倍、面白くてエロいSSの投下をお待ちしております
一読者として、私は(海で)待ってますっ <(リフレインブルー)
でわでわ〜
>>342 むぅ、楽しみに読んでいたのに残念
取り敢えずエロなしならエロなし用のスレもあるし、そちらなら何も問題ないのですけど
>>98 >すんません、虹板でリリア投下した者ですが
えらい昔のことで申し訳ないが、これってどれの事か分かる人いる?
誰かリリアで陵辱でも純愛でもいいから書いて欲しい・・・
こうして、ナオは日本中の少年少女に夢を
誤爆、スマソ
348 :
ほしゅう:04/03/22 22:44 ID:X0sXM+cd
(・∀・)コンニチハ!!
エリザベス×オルハきぼーん
エルンスト×イーシャと言うマイナーカプエロ小説を投稿しようとする漏れはもう駄目か?いらんか?
と言うか、エリザベス×ガッシュが見たい。(チャレンジャーだな)
マイナーでもいい。とりあえず上げてみれ。
寂れてるよりはいいんじゃないの?
怖い、怖い夢を見ているの……
とても怖くて、死んでしまいそう。
助けて、怖い……
醒めない夢は、わたしの事を絡み取るの……
徐々にナピシュテムの匣の姿が現れて行く様を、エルンストは冷ややかな目で見続けていた。左腕で抱き抱えるものは、翼を継ぐ者……イーシャである。
ナピシュテムの匣……かつて自分の祖先が得ようとした絶対的装置。このカナン諸島を、あわよくばエレシア大陸をも凌駕し、支配する事が出来る力を持つ匣。祖先がこの力に焦がれた理由も、何となくだがエルンストには分かるような気がした。
だが、祖先は扱いきれなかった。
だからこそ、自分は最良の方法で、匣を手に入れる。かつて先祖が犯した失態を、自らの栄華にするために。
「ン……」
腕の中で、イーシャが小さくうなる。
イーシャとその姉は、白い肌を持つレダ族の娘。アルマに近い存在。
その内でも、最もアルマの血を、力を色濃く受け継ぐ、銀髪に白い肌を持つこの小さな娘が特に必要だった。
そう、何て清く美しい白い肌。透き通るほどつややかな銀髪。
穢(けが)れを知らない、最もアルマの力を……白き力を秘めたる象徴。
エルンストは抱えていたイーシャを、取りあえず足元に置く。
……
何処かで、龍神兵の咆哮が聞こえる。
恐らくはまだ、海の中に徘徊している事であろう。
陸地で使うには、恐らく下半身が発達せずにいる。その点で、あの魔物は不完全だった。
「これでは、使えないな」
せいぜい、ロムン帝国船を全滅させる程度、と言う事になる。
「エルンスト様〜。ユエ、暇だよ〜」
「我慢ですわよ、ユエ。エルンスト様だって、色々と大変なのですから」
「主に迷惑を掛けるとは、使い魔としては失格だな」
三精霊……赤の鍵であるユエと、青の鍵であるキサと、金の鍵であるセラが飛んで来た。
「お前達……退屈な思いをさせて、すまないな」
「いいえっ! そんな事、在りませんわ!! ユエが勝手に言っていただけですし」
「あ、そこでユエのせいにしちゃうんだ!」
「本当の事なのですから、仕方の無い事でしょう?」
「むむむ〜」
「大体、少しの我慢も出来ないなんて、まだまだ子供ですわね。わたくしとは大違い。ある意味尊敬しますわ」
「い、言ったな〜。この、この、未発達体型!! つまりは幼児体型!!」
「まっ……まあっ!! 何て事を言いますの!? エ、エルンスト様の目前で!! しかも『つまり』を使って詳しく説明するなんてっ! こ、この筋肉○太郎!」
「う゛あ゛ーっ! ユエは筋肉マ○U世やアスパラじゃなーいっ!!」
「二人とも、エルンスト様の前だぞ」
二人の泥沼口論が深まる前に、セラが制止した。その点では一番大人と言えるのであろうか。
「……つまりは、暇で暇で仕方が無いんだな、お前達」
「あ、いえその、そう言うつもりではありませんわ」
「そうだよっ! ユエ、我慢できるもん!」
「主を護るのもまた我らの役目」
「フフ、良い。私も退屈な気持ちはよく分かる」
軽く笑い、エルンストは姿を見せつつある匣の姿を再び見詰めた。
「後少しで、匣が姿を見せるねっ。ユエ、楽しみ〜」
「エルンスト様の願いが、叶いますのね」
「やはり長年海中に在っただけあって、完全に覚醒するにはいささか時間が掛かるかと思われるかと」
「ああ。だが、多少時間が掛かっても大丈夫だ。すでに遺跡の入り口は塞がれた。この匣に渡る手段など、常人には在りえない。勿論……同じ末裔、《鍵の継承者》であるガッシュにもな」
ガッシュの名を出し、あざ笑うエルンスト。
末裔……そう、エルンストはかの『黒い鍵』を奪った、罪深き祖先の末裔。
その祖先の妄執に、エルンストが付き合うと言う形に見えているのだろう。
それでも構わない。
自分はそれほど、翼にあこがれた。
「だが……少々気になる事がある……」
巫女の血筋がもう一人……
彼女は絶対に、何かをするに違いない。
「お前達は、一旦奴らの動向を探れ。探るだけで良い。深追いをするな」
「奴ら?」
きょとんとするユエの背中をばしっと叩くキサ。
「痛っ!」
「それでは、《赤毛のアドル》と、ガッシュ様と、あの長耳の巫女の様子を探ってまいりますわ」
「エルンスト様は、ご安心して匣の覚醒を見届けて下さい」
ユエは目を丸くして聞いていたが、やがて、「ああっ!」と思い当たる表情になり、「行って来まーす」と、言った。
賑やかな三精霊がその場から去ると、エルンストは眠り続けるイーシャの事を見た。
(アルマよ……貴女の子供は私の手に落ちた)
エルンストは屈むと、イーシャの髪に触れた。
指先に弄ばれ、イーシャの銀髪が指の合間から逃れ、すり抜ける。
「……」
運命とは、皮肉なものだ。
こんなにも、焦がれる思いに、年端も行かない少女を連れる。
背負いたくなかった。
罪など、背負って生まれて来たくなかった。
(生まれた瞬間から、私達兄弟は狂ってしまっていたのかもしれない……)
それが、運命だと言うのであれば。
これで、終わりにしよう。
罪を償い、自身が神に近付く事によって、決着を付けるのだ。
そのためには……多少の犠牲はやむを得ない。
エルンストは左脇に挿していた剣をすらりと抜く。そして、剣を覚醒させた。
黒鍵アルマリオン。
かつて祖先がアルマから奪い去った、匣を完全に発動させるマスターキー。
この匣が覚醒したとき、全てが始まり、全てを終わらせる。
「ン……ねぇさま……アドルおにぃ、ちゃん……」
イーシャが眠ったまま、微かに言葉を発した。
ぴたり、とエルンストの動きが止まった。
三本の鍵を持つ者。
アドル=クリスティン。
ことごとく、三精霊の呼び出した魔物を打ち砕いたと言う。
もはや三本の鍵を扱う事には慣れたようだと言う事を、エルンストは実感していた。だとすると、彼にも権利がある。彼は翼を望んだりはしないだろうが、ナピシュテムを、全てを止める権利がある。
(これは少々厄介だな……)
その時、不意に匣が大きく揺れた。そして、それ以降、振動が無くなる。
「フフ……遂に匣が完全に姿を現したか」
エルンストは微笑する。だが、恐らくはあの二人の事だ、すでに行動をしているだろう。そう考えるとこちらの方もうかうかしては居られない。
「さすがに……二人相手は厄介か」
そう呟くと、眠り続けるイーシャに目を向ける。
「……粗悪な龍神兵を、完全な物にする必要があるな」
エルンストはイーシャの身体を抱き上げた。うっすらと、イーシャが目を開く。
「う……ここ、は? ……っ!」
辺りを見まわし、エルンストの事を見止めると、身体を震わせ、イーシャが小さく悲鳴を上げる。そして、慌ててエルンストの腕から逃げ、距離を置く。
「お目覚めかな、翼を継ぐ者よ」
すっと視線をイーシャの方に向けるエルンスト。出口はエルンストの方にあるので、イーシャがエルンストから離れる事は同時に、出口から離れる事を意味していた。
どうせ、ここから逃げる事など出来ないのであるが。
「翼……?」
「そう……お前の中にある血が、力が、私に翼をもたらすのだ」
静かに、けれどもあざ笑うように、エルンストがイーシャの元へゆっくりと歩き始める。恐れを感じ、イーシャは慌てて離れようと部屋の奥へ行った。
祭壇へと。
「この『黒い鍵』を、完全に操るには、お前の力が、必要なのだ」
「黒い、鍵……」
「黒い鍵。全てを終わらせる事も収める事も出来る匣を制御するための鍵だ。そして、その鍵を完全に制御するために、お前の中にある白エメラスの力を使う。お前の力が、破滅への鍵となるのだ」
「!!」
破滅への鍵。
そんなに恐ろしい力を持っていたの言うのか。
イーシャはエルンストが、黒い鍵が、自分が恐ろしくなる。
「こ、来ないでぇ……」
かすれた声で、イーシャが懇願する。
「今はまだ鍵を覚醒はさせないさ。だが、力は多少貰うぞ」
そう言うや否や、エルンストは急にイーシャの前に駆け寄り、そのままイーシャの事を押し倒した。
「っ!?」
「かつて私の先祖は、白エメラスを作ろうとして、粗悪な灰エメラスを生み出した」
「や、あっ……んむっ!」
イーシャの口を塞ぐエルンスト。
「白エメラスは奇跡の産物。あらゆる物へと形を変える、まさに命の結晶」
ぐっ、とエルンストはイーシャの足に空いている手を掛けた。そのまま足を開かせる。
「んうっ!」
「粗悪な灰エメラスを使って、不完全な龍神兵を先祖は作った。それは今もこの海を徘徊している事だろう」
そのままエルンストは黒エメラス剣を掴んだ。それを何故か黒エメラス剣を発動させたまま、鞘にしまい込むと、柄をイーシャに向けた。
「んんんんんっ、んっ」
「白エメラスは奇跡の産物と言ったな。それが、どのような奇跡をもたらし、破壊をもたらすものか……お前に教え、そして実感させてやろう」
口を塞いでいた手を離し、その手を今度はイーシャの両手を拘束するために使う。そして、エルンストは柄を足の間へ持って行き、そのまま挿し進めた。
「あううぅっ!!」
異物感。
イーシャは耐えがたい痛みと、何か異物が足の間の、何処かに侵入しているという事をかろうじて理解した。あまりの痛みに、気絶してしまいそうになる。
「い、やあああぁぁぁっ!」
涙を浮かべ、激しく首を横に振るイーシャ。何とかエルンストの束縛を解こうと必死になるが、所詮は女子供の力、青年の力に及ぶ事は無かった。そしてエルンストはその様子をじっと見続けている。
激痛は、イーシャの意識を時に朦朧(もうろう)とさせる。
「まだ気絶をするなよ、巫女の娘。これから白エメラスの力と黒エメラスの力が結合し、完全な灰エメラスが出来ていく様を、しっかりとその目に焼き付けてもらわなければ」
残酷な事を言い、ただ挿していた柄を、今度はゆっくりと動かし始めるエルンスト。その動きが発生するたびに、イーシャの身体がひくつく。
「あ、ああ、ううっ!!」
「フ……やはり、少々キツいようだな。時間を掛けなければなるまい」
「やっ、やだぁぁ……やめ、てぇっ!」
大粒の涙が、イーシャの頬を伝い、無力に落ちていく。
まるで、今現在襲われているイーシャの事を象徴しているようだ。
そんなイーシャの涙を、エルンストが顔を近付け、舌で拭う。拭われた瞬間、イーシャは恐怖とそれ以上の何か敏感なものを感じ、身体を震わせる。
「あっ、い……いや……いやぁっ」
「初めての痛みはやがて無くなる。それまでは痛みの中の快楽に身を委ねるのだな」
少しずつ、奥へと黒エメラス剣を侵入させる。
初めての感覚に、イーシャは恐れた。恐れているのに、心の何処か、無意識の更に奥では、迫り来る快楽の感覚に弄ばれ、されるがままになっている。
それをエルンストは分かっているのだろうか、両手を塞いでいた方の手を離し、そのまま服の方へと向かう。
「やっ……」
イーシャが何か拒絶の言葉を叫ぶ前に、エルンストは手をイーシャの服の分け目から入れ、素肌に触れた。そのまま素肌を探り、弄びながら素肌の感覚とイーシャの反応を楽しむ。
「んっ……あ、ああっ」
目をぎゅっとつぶり、下腹部からの耐えがたい痛みに伴う微かな快楽と、胸部にあるエルンストの指の感覚に、イーシャは悲痛と甘美が混じったような吐息とあえぎ声を吐く。
(こ、怖い……怖いよ……どう、してっ?)
自分が何故こんなに反応しているのか分からない。
恐怖、と言う反応でこれほどまで反応するのだろうか。では、この得体の知れない、身体を鈍くしびれさせるような、恐怖や痛みとは違った感覚は一体何なのだろうか。
そんな事を思っていたから、エルンストの指が胸部の突起部分に触れた時、「ひあぅっ」と、無防備に声を上げてしまった。その反応に、残酷な笑みを浮かべるエルンスト。
「フフ……さすがに訳も分からず犯されるという事は、集中力を奪うな」
「あっ、ああっ……」
「そして、とても良い声で鳴く」
耳元でささやくエルンスト。その言葉は決して誉め言葉ではなく、羞恥心を更に撫でるような、ある意味卑猥な言葉にも近い響きを持っていた。
エルンストの手が、胸部を、そして下腹部の内部を犯し続ける。
ふいに、侵入させていた黒エメラス剣が、ある部分で進むのが留められた。
「このまま……初めてを奪う事も出来るが……今は、目的を優先させてもらおう」
そこで留めたまま、エルンストは剣を発動させる。
黒い波動がイーシャの身体を包み込む。
「あ……あああああっ」
異物感と、何かが流れ込んでくる感覚が、イーシャに襲いかかる。それと同時に、自分の中の何かが反応し、イーシャの中で何かを生み出しつつある。そんな感覚がイーシャ自身に感じられた。
エルンストはそんなイーシャの姿をあざ笑いながら、黒エメラス剣を何度も動かす。そのたび、イーシャの小さな身体は痛みと微かな快楽に震えた。
何か、柔らかなものがこねられるような、そんな卑猥な音が響き始めた。
「っ……う、ううぅっ」
本能的に、イーシャは羞恥心を感じた。
じっと傍観するような構図で居たエルンストは、イーシャの耳元に口を近付けた。
「今、お前の中で生まれている物の正体を教えてやろう」
「……っ」
耳に吐息が掛かるくすぐったさが羞恥心に上乗せされ、イーシャの顔がこわばり、紅潮する。
「白エメラスと黒エメラスが互いに結び付き合い、今現在灰エメラスがいわば子孫の形となって、お前の胎内に誕生しつつある。お前が破滅の母体となる訳だな」
破滅。
その言葉の響きの恐ろしさ。
イーシャはその恐ろしい単語の響きと、そうした恐ろしい事実を自分が引き起こしているという事に対して、涙を留める事が出来ない。
「純白のエメラスと漆黒のエメラスが結び付く事によって、粗悪な灰エメラスでない、完全な灰エメラスを生み出せる。それが白エメラスの『奇跡』だ」
不意に、イーシャの中で、剣の柄とは違う、何か別の異物感を感じた。
「そして……」
エルンストは言葉を続ける。柄をゆっくりと引き抜くと、その柄に付いた、黒エメラスの光に反射している液体をそっと舌で拭う。
何故だかよく分からない。ただ、どうしようもなく恥ずかしくイーシャには感じられ、「やめてぇっ」と首を振ってエルンストの行為を拒絶する。だが、エルンストはその行為を止めない。
その液体を舐め拭い取ると、そのまま視線をイーシャの方に向けたエルンスト。
「これが白エメラスの生み出した『破滅』だ!」
いきなり、エルンストはイーシャの足の間に手を入れ、胎中(なか)に指を侵入させた。とたん、卑猥な音が激しく響いた。突然の事に「いやああああっ」と、悲鳴を上げるイーシャ。
胎内に感じていた、何か剣の柄とは違った異物感に、エルンストの指が触れると、そのままその異物を掴み、胎内から引きずり出そうとした。
イーシャの身体中に、先程感じた耐えがたい痛みよりもっと激しい痛みが響き渡る。
「いや、いやあっ! い、痛い、痛いよぉっ!」
涙をこぼし、必死で抵抗するが、イーシャの小さな身体に負荷の大きい痛みは、イーシャの抵抗を弱めてしまう。ひくつき、涙をこぼし続け、かすれた声が、悲鳴が、全てが痛みにかき消されてしまう。
「あううっ、んっ、痛ぁっ! や、やだぁっ!!」
激しく首を横に振り、やり場の無い痛みにイーシャの両手は服を掻き掴み、閉じようとしても閉じきれない足からイーシャの感覚と言う感覚を全て奪っていく。
「……っ! あああああああっ!!!」
何かがイーシャの胎内から引きずり出され、イーシャの身体に激しい痛みの刻印だけ残し、異物感は無くなった。痛みに震え続けるイーシャの方へ、エルンストが取り出した異物を見せる。
痛みにいまだ苦しみながら、視線だけを何とか動かし、その見せられている異物を見るイーシャ。
澄み切った、けれども漆黒を髣髴(ほうふつ)させるような、語弊が生まれるかもしれないが、純粋な灰色の球体が、エルンストの手中に収められていた。
姉であるオルハが持っていた武器の矢じりや、叔父のオードが持っていた槍の尖頭に付いている物……エメルのかけらにも似たような雰囲気を感じられる。ただ、かけらと呼ぶにはあまりにも形が大きく、整っていた。
神々しくも禍々しい、畏敬にも似た感情をイーシャにそれは抱かせた。
「灰エメラス。かつて私の祖先が生み出した粗悪なものとは違い、白エメラスを媒体にした、純粋な制御力と破壊力を帯びている究極にも近いエメラスだ」
その球体を持ち、黒エメラス剣を鞘から引き抜くと、エルンストは部屋を出て行く。
今の内に逃げられるものなら逃げたいものだが、激痛の余波で、いまだイーシャは自由を奪われたままだ。かろうじて出来る事と言えば、視線だけをエルンストの背中に向けるのみ。
そのエルンストは、その階層の端に立つと、黒エメラス剣を掲げた。
「来いっ! 忌まわしき罪の名の元に作られし哀れなる不完全な龍神兵よ!」
そう叫ぶと、何か下界層から恐ろしい咆哮が響いた。と、同時に物凄い風圧がエルンストに、そして離れているイーシャに激しく降りかかる。
その風圧に、思わずイーシャは目を閉じた。そして目を再び開くと、そこにはかつて自分に襲いかかり、アドルに倒された『はぐれ竜』と姿を同じくした化け物が居た。
立っている、と言うわけではなかった。ずるり、ずるりと下半身を引きずり、龍がエルンストの方に近付く。
ひたひたと、その龍の身体から水が滴り落ちている。その臭いに、どうやらその液体の正体は海水だと言う事が伺える。そして同時に、微かにその臭いは人の死臭も帯びていた。
「っ!!」
この龍は、つい先程人を殺したのだ。イーシャが直感的にそう思った。
そして同時に、その龍が自分がつい最近、先見の能力によって透視した、龍であると言う事に気付いた。
あのレダ族の集落にある祭壇で見た、恐ろしい龍である事に。
「お前に完全体としてのもう一つの魂をやろう」
エルンストが龍に近付く。そして黒エメラス剣を一振りした。
龍が、飛んだ。
いや、違う。黒エメラス剣の剣圧に、身体を持ち上げられたのだ。そのまま龍は仰向けになって地面に叩きつけられた。
エルンストは仰向けになり、うなり続けている龍の腹部へと歩き始めた。
その腹部には、何やら球体がはめ込まれていた。
イーシャはエルンストの左手を見る。そこには先ほどの灰エメラスの球体が握られていた。
(アドル……おにぃちゃんっ!)
自分の先見がもしも実現するとしたら……
「だ、だめぇっ!!」
イーシャが叫んだ。だが、エルンストの左手は、すでにその龍の腹部……球体がはめ込まれている部分にめり込んでいた。禍々しい邪悪な力が、一面を支配する。
「んっ……」
目を開けていられなくなるほど、激しい風が吹き荒れた。
禍々しくて、震えが止まらない。
目を開いたとき、倒れていたはずの龍は起き上がっていた。地を這うように動いていたあの龍が、下半身に付いている足でしっかりと立っていたのである。
そして、あの灰色のエメラスは、禍々しさと混じり、元来付いていた紫色の球体と同じ色になっていた。
恐らくこの事態を知っている者でなければ、一度倒しても再び蘇ってしまうと言う事は一見しただけでは分からないだろう。
「行け、非情なる龍神兵よ。この楽土を侵す者を滅せよ」
エルンストの命令に、龍は咆哮を上げ、この階層から飛び降りた。
しばらくエルンストは立っていたが、やがて振り返り、イーシャと目が合った。ふっとエルンストが笑みを浮かべる。
「感謝するぞ、翼を継ぐ者。お前の持つ破滅の力で、あの龍は完全体となれたのだから」
「っ!」
何て、恐ろしい事に荷担をしてしまったのだろうか。
そのせいで、アドルが危険な目に遭ってしまう。
悔しさと絶望に、イーシャはもはや涙を止める術を忘れてしまった。痛みと苦しみから来る嗚咽と、それに伴う涙がイーシャのすさみながらもいまだ清いままの白い肌を震わせる。
エルンストは黙ってイーシャの元まで歩き、ぐいとイーシャを掴み上げる。
「こ、殺してっ! もう、いやぁっ!」
「殺しはしない。まだお前の力は必要なのだから」
泣き叫ぶイーシャの言葉に冷ややかに答えるエルンスト。
「……さて、選ばせてやろう」
エルンストが黒エメラス剣をイーシャの頭に付きつける。
「汚れた記憶を焼き付けたままにしておくか、全てを夢と還すか……」
「え……?」
恐怖に怯えながら、エルンストの言っている意味がよく分からずにいるイーシャ。その怯えた、澄んだ瞳を見ている内に、エルンストは今までの行動一連を思い出していた。
「……いや、お前に選択の余地は無い」
黒エメラス剣が発動する。
「汚れた記憶を持っていれば、多少なりとも白エメラスに影響が出る。そうされてはこちらが困るからな……記憶を夢へ変え、夢の中では希望にする事によって、お前の力を完全に引き出す」
「……っ! ゃっ……」
轟音がしたかと思うと、それきりイーシャの意識が閉ざされた。
精霊石と同じ光を帯びた祭壇で気絶したイーシャの姿を見て、エルンストは黒エメラス剣を封じる。
と、その時、後ろから三精霊の声がした。どうやら偵察の結果を報告するらしい。
「エルンスト様〜っ! たっだいま〜」
「馴れ馴れし過ぎますわよ、ユエ」
「何はともあれ、早速エルンスト様に報告しなければな。あの耳長族の娘が龍を使って《赤毛のアドル》とガッシュ様をこの匣へと導いた事を」
どうやら役者は揃ったようだ。
ガッシュ、《赤毛のアドル》。
それらを阻む者として、龍神兵と、エルンスト、ユエ、セラ、キサ。
そして、翼を継ぐ者、イーシャ。
ふっ、とエルンストは眠りに就いたイーシャの事を見下ろしながら嘲笑(わら)った。
「夢ではどのような結果になっても、今は私の翼のために眠るがいい……翼を継ぐ者よ」
(THE END AND BEGIN THE BATTLE......)
364 :
6好き者:04/04/09 20:11 ID:Gm3EI8vs
以上、製作は随分と前のものなのですが…
しかもこれだとエルンストがどロリコンとなりますが。
目をつぶっていただければ幸いです。
イース6の小説でした。
キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
GJです!
また書いてホスイ!
寂れてきたな、ココ。
誰か来ないかねえ。
367 :
名無しさん@ピンキー:04/04/29 22:54 ID:gdoGHJ0j
保守
アドルスキーさん、カムバーック!!
どこのどいつだよ!
アドルスキーさんに茶々いれたのは?
職人さんに文句言うくらいだったら自分で書いてみろって感じだな
(句読点打たない+改行ポイントが同じだ……)
(釣りかもね、本人かもね)
何か小説書こうと思ってるんだが、どんなカップリングが良い?
とか聞いてみたりするテスト。
ちなみに良く理解しているゲームは……
英雄伝説(1・2)3〜5
イース1・2・(3)・6
()の付いているのはうすぼんやりと覚えてる程度。
神の匂いが……
しかし、カップリングとなると難しいものです。
好みのキャラでいうなら、
サラ姉、フィーナ、エレナ、リガティさん(えー)あたりですな。
ベタにジュリクリ
>>373 >>116とかも貴方ですか。
いや、マイナーどころにツッコム心意気はステッキーだと思います。
ジュリクリだと? ばかやろうどもが。
クリジュリ。これ。
378 :
372:04/05/10 16:26 ID:Akpp8YaC
じゃあ、390までの間に一番多かった物、と言う事で。
漏れ的に王道に帰って
アドル×フィーナ
2が大好きなのでアドル×リリアと行きたいところだけど・・・
ここは、新作の世界観拡大も願ってアドル×イーシャのマターリほのぼのエッチでひとつ・・・
ええ、ロリですよっ!
新作派なのでアドル×イーシャで。
おまいらロリだなぁw
オルハ×アドルで一つ
>>381 ロリはいいねぇ
アドル×イーシャに一票
アドル×オルハで!!
いっそ姉妹どん○り・・・。
アド医者で。
俺もアドル×イーシャで。
>>381がいってるように、ほのぼのでエッチなのが見てみたいですな。
あまり生々しいのや陵辱のような痛々しいのじゃなく、こう、見ているこっちが
こっ恥ずかしさのあまり転げ回るかのような、赤面モノの純愛物語(でもエッチなのw)を
お願いしたいです。
こう…なんていうかねぇ……
いや、1人で寡占状態に近かったから、誰かが別の書くまで控えようと言うのが
当初のプランだったわけなんだけど
今は、どっちかっていうと遠征先でかなり大きなSS校正してるから
身動き取れないって、そういうのが本当の所なんですが……
それを差っ引いてもねぇ………
あれから、これだけ時間が経っても、
イース6でしかSSが投稿されないっていうのはどういう事なんでしょうか?
いや、英雄伝説、イース限定って感じが元々するスレですが
それならそれで、ネタもあるでしょう? 6オンリーってのはどういう事ですの?
ファルコムの出したゲームって、もっともっとあったと思うんですが、
今では全て黒歴史ですか?
絵を描くよりは、まだ、文章書く方が簡単でないの?
ではマーティーとミューズを希望しておこう。
アレスとドーラも良い。あとピュラーとソフィア。
>>389 絵を描く事は難しいが文章を書くのも凄く難しいぞ。
安易に簡単と言われるとちょっと…
実際問題、文字だけでシチュエーションを表さなくちゃならないんだからな。
後、当初のプランって何だよ。そんな仕組まれたんじゃSS神様達も安心して
投稿出来ないかも知れないじゃんか。
確かにイース6が多い傾向だけどな……
アークトゥルスとか出ないってのはまあ確かに問題かもしれんが。
漏れはデュオールとレイチェルが良かったんだがな。でももう人数越してるし。
書いて「頂いてる」SSに文句を付けるのはどうかと思われ。
他のSSが見たいのなら、まず自分がなんとかすべし。
SS書いた事無いならまだしも、書ける人なら尚のこと。
例えばお絵かき板に絵を大量に投稿してる人でも「○○の絵が無いってどうよ?」
なんて文句を付けたら、それだけで嫌われちゃうぞ。
まず、その人が欲しい絵を描いて、皆を誘導すべきでしょう、その場合。
俺は英雄伝説とイースだけでも、こうやって書いてくださったSSを読む事が出来て
ホント嬉しいです。文句言ったらバチ当たるかと思います、マジで。
それはそうと……
テラは人気が無いのか!?
だれかアドル→テラのSS書いてくださる神の光臨を望む!
イース6しかないって言っても、6から入った人が多いんですから(多分)いいじゃないですか。
世代交代というやつですよ。
フィーナ?リリア?誰それ?って感じになるのも近いと思われ(ちなみに漏れがそう)
イース1・2にこだわらず、SSを書いてくれる職人さんを称えたいな。自分としては
どうでも良いが、アドルのエロはあんまり好きじゃないなぁ。世界各地に女作ってる印象が強いから。
397 :
372:04/05/12 20:55 ID:QsrUjWPU
あの、書いても問題無いんでしょうか?
イース6…になりそうなんですよね? 集計からして。
>>394 ファルコムの商法はともかく、最近になってエターナルが出てるから、
そうそう記憶から消え去る事もないんじゃないかと思われ。
「誰それ?」って人がいるなら「エターナルやっとこう」と。
昔出たソフト以来なら、さすがに忘れ去られてもしょうがないかと思うけど。
「番号の若い作品=古くて忘れ去られる作品」は当て嵌まらない。特にファルコムの場合(w
>>397 是非是非、書いて下さい。
あとで読ませていただくのを、楽しみにしてます。
399 :
372:04/05/12 23:02 ID:QsrUjWPU
すいません、何度も。
ァjって実際は一人称『僕』で良いんでしょうか?
見ると私、とか俺、とか……色々あるもので…
>>399 昔の設定集に書かれてた小説だと一人称が「俺」だったりするな。
3だと終始「僕」だったが・・・
5も6も喋らないからどうか分からないけど、その辺は自分の持ってるイメージでいいんじゃない?
>>400 昔ってどのくらい昔?
フォーチュンクエストの深沢が書いた小説は「僕」だった気が。
(手元にないからうろ覚えだけど)
OVA1は「僕」で、2でのぶち切れアドルは「俺」だったような。
アドルの一人称が私というのは、著書執筆の時に自分のことを私と書いてるのだと
思うのだが。
OVAのアドルは、穏やかに誰かと会話しているときは 「僕」 で、
熱血して熱いセリフを言うときは 「俺」 だったな。
>>403 俺の中のアドルのイメージとしてはそんな感じだ
英伝6のエロ小説……
セリオスとディーナの初夜とか誰かお願いします
ディスプレイの前で
「ソニアの方が良いのに」
と思った過去を持つ俺は負け組。
ディスプレイの前で
「ピュラーの方が好きなんだけどなぁ」
と思っていた俺は2で狂喜した。
ディスプレイの前で
「ディーナが本妻でソニアが妾で3人プレイだったら良いのに」
と思った過去を持つ俺は、
今も、あんまり方向性が変わってないな…
>>408 CDドラマで、とっくに20歳越えてると知って_| ̄|○
ァjとe社の小説を書いたので、置かせて頂きます。
お目汚しスタート。
いつか、わたしは言った。
すごく、すごく嫌な予感がして。
行ってしまえば、もう二度と逢えなくなるような気がして。
わたしは言ったのに。
再び平穏が戻ったカナン諸島。
赤毛の冒険者《アドル=クリスティン》は、彼の地に生きる種族であるレダ族の巫女オルハと、
その妹のイーシャに収穫祭の案内をすると言われ、滞在していた。
或る一族の祖先の忌まわしいしがらみが解けて、はや数日。
波乱の後の平和と言う物は、波乱が訪れる前よりもより生き生きとしている。
それは、アドルが各地を冒険しながら見続けて来た事だ。
そんな、ある日の夜の事だった。
「アドルさん!」
後ろから声を掛けられ、アドルは振り返る。そこには、オルハが居た。
オルハは、にっこりと笑うとアドルの方へ歩み寄った。
「もうじき収穫祭が始まる時期で、あまりもてなしが出来なくてごめんなさい」
「ううん、良いよ」
オルハの言葉に、アドルは首を横に振った。
もともと、もてなしてもらう為に居る訳でなく、アドル自身、レダ族の収穫祭を楽しみたいと思っていたのだ。
そんなアドルの様子を見て、オルハはしばらく申し訳なさそうな顔だったが、やがて再び微笑んだ。
「ところでアドルさん…イーシャを見ませんでした?」
イーシャが居ないのだろうか。
とにかく、心当たりが無いのでアドルは首を横に振ると、オルハは
「そうですか……」と言って目を伏せる。
「あの子……とっくに歌を教え終わったはずなのに、何処に居るのかしら。探しに行きたいんですが、
やっぱり巫女ともなるとなかなか個人的な用事で外出は出来ないんです……」
本当に心配しているオルハの様子を見て、アドルは自分が探してくると伝えた。それを聞いて、
オルハが目を見開いてアドルの方を見る。
「そんな。だって、アドルさんは私達、この島の為に感謝してもしきれない事をしてくれました。
これ以上アドルさんの手を煩わせる訳には行きません」
首を横に振るオルハに、アドルはそれでも探しに行くと言った。煩う事など無いし、イーシャの事を
心配しているのはオルハだけでなく、自分も一緒だと言う事も言って。
オルハは申し訳無さそうに、けれども少し嬉しそうにアドルを見た。
「ありがとう、アドルさん。本当に、何と言ったら……」
そう言って少し涙ぐむと、オルハは慌てて目頭を軽く抑えた。
「以前みたいに危ない事は無いと思いますけど……イーシャの事、よろしくお願いします」
オルハが言うと、アドルは肯いて村の外へ出た。
魔物が全く居なくなった訳ではない。
この土地は、魔の力に支配されていた訳ではないので、普通に生物として魔物が存在していた。
だからこそ、子供がたった一人で出歩く事が100%安全と言う訳ではなかった。
オルハが心配していたのも、それが在ったからだろう。
アドルは何処にイーシャが居るか、始めの内は見当が全く付かなかった。けれども、
ふと思い当たる場所を思い出すと、そちらに向かい始めた。
かつて、自分が流れついた(らしい)と言われ、イーシャが良く来ていた、『月の渚』。そこに、
イーシャが居るかもしれない。そう思ってアドルは月の渚へ向かったのだ。
……
イーシャは、浜辺に立っていた。
「イーシャ……」
アドルはイーシャの名前を呼んだ。呼ばれて、イーシャが振り返り、「あ…」と言って微笑んだ。
「アドルおにいちゃん!」
嬉しそうにアドルの元に駆け寄り、目の前で少し恥ずかしそうにはにかんだ。
「どうしたの?」
アドルはオルハがイーシャの事を心配していた事を伝え、身動きがあまり取れない彼女の代わりに、
自分が探しに来た事を伝えた。それを聞いて、申し訳なさそうな顔をするイーシャ。
この辺りは、オルハとイーシャの似ている点かもしれない。
「わざわざ、その為に?」
イーシャの言葉に、アドルは肯く。
「…ありがとう。おにいちゃんは優しいね」
笑顔がほころぶイーシャの顔を見て、アドルは少し照れ臭そうに笑った。
「……わたし、海の先を見ていたの」
「……」
「アドルおにいちゃんがやって来た、この大海原の先が……見えるかなって、思って」
イーシャは海の方を再び見る。
「おにいちゃん…ずっと……わたし、不安で仕方ないの」
そう言ってイーシャが自身の両腕を抱え、少し肩をこわばらせた。
「おにいちゃんが、今は居てくれる。だけど……あそこで感じた別れの予感が、消えないの」
「イーシャ……」
「このまま、おにいちゃんが何処かに行ってしまいそうで。おにいちゃんが来たこの海から、
あの広い海の向こうに、行ってしまうんじゃないかって、そればっかり、考えちゃうの」
不安そうに呟いてから、イーシャは屈み込んで足元の砂を掬う。
白い砂は、イーシャの白い指をすり抜けて、さらさらと落ちて行った。
「……おにいちゃん、出て行ったり、しないよね?」
イーシャの言葉に、アドルは何も言えなくなった。
自分から冒険を抜かしたら、何も残らない。今までそう思って冒険して来た。そして、これからも。
けれど、それを伝えるにはイーシャはあまりに幼すぎる。ゆえに、アドルが思う以上に
傷ついてしまうだろう。
「ねえ……どうして、黙ってるの?」
見る見る内に、イーシャの身体が震えた。砂を弄ぶ細い指が、救いを求めるように、震えた。
白い砂浜に、雫の染みが広がって行く。
イーシャは、泣いていた。
「……あのね、イーシャ。僕は……」
どう、言えば良いのだろう。アドルは困惑した。
こんなにも小さな身体で、あんなにも大きな宿命(さだめ)を負わされ、やっと何もかもの束縛から
放たれた彼女の心を、もう二度と傷付けさせたくないと言うのに。
「……」
痛いほど、切ない。
漣(さざなみ)だけが、辺りの音として存在する。
そこにはアドルの声も、イーシャの声も存在しては居なかった。
「……」
「……」
震え、声も立てずに泣き続けているイーシャの隣に立つと、アドルも屈んだ。
そして、そっとイーシャの頭を撫でる。
「これだけは分かって。僕は、イーシャ達が嫌いな訳じゃない」
「……」
「僕は、どうしても行かなくちゃならないんだ」
「……どうしても?」
イーシャの言葉に、アドルは肯いた。
凄く、酷な事を言っている、とアドルは思った。
「それはおにいちゃんが、冒険者だから?」
再び、イーシャの言葉にアドルは肯く。その様子を見て、イーシャは目を伏せた。
「わたし、冒険なんて嫌い……アドルおにいちゃんが遠くに行っちゃうから」
言われてアドルは困った顔をした。イーシャは涙を流し続けている。
そんなイーシャの頬の涙を、そっとアドルが拭った。
「だけど……」
イーシャが言葉を続ける。
「冒険が無いと、おにいちゃんはここには来なかったの……おにいちゃんと逢える事も無かったの。
だから、冒険が嫌いなのに、冒険が無くっちゃいけないの」
とても複雑な事を言っているのだろう。まさに、ジレンマ。
そんな思いから、イーシャの涙は止まる事が無い。拭い続けるアドルの手袋は、やがてイーシャの
目から溢れる涙でしっとりと濡れてしまった。
「…アドルおにいちゃん、行っちゃいや!」
やおらそう言うと、イーシャは立ち上がり、アドルの腕の間に入って、しっかりとアドルの服を掴んだ。
突然の事に思わずアドルは尻もちを付く。腕の中で、イーシャはやはり泣き続けていた。
震えるイーシャの肩を、アドルはそっと抱いた。
首をアドルは振る。そのお願いは、聞けないと、微かに、けれどはっきりとアドルが言うと、
イーシャは黙ってしまった。ただただイーシャの口から、鳴咽だけが微かに聞こえているだけだ。
月明かりが、哀れに二人を照らす。
こんなに月が綺麗な夜なのに。
こんなに星が瞬いた夜なのに。
何故、こんなにも哀しいのだろうか。
アドルはやるせなさから、イーシャの身体を抱き締め、じっと月を見た。
相変わらず、哀れに照らし続ける月は、何もかもを慰めるような、青白い光を放っていた。
その青白い光に照らされる二人。
アドルは、腕の中で泣き続けるイーシャを見詰めた。
こんなにもイーシャは想いを寄せてくれている。
けど、アドル自身がここで止まるには、あまりにも探求心が強すぎた。
「イーシャ」
アドルがイーシャの名を呼ぶ。呼ばれ、泣きながらであるがそっと、イーシャはアドルの顔を
見詰める為に、涙に濡れ続けている顔をアドルの方に向けた。
そっと、アドルはイーシャの頬に手を添える。
「僕は、君と逢えて、本当に良かったって思ってる」
「おにいちゃん……」
「今、僕から冒険を取ったら、何も無くなっちゃうんだ。少なくとも、僕はそう思ってる」
「……」
「だから、ごめんね」
アドルがそう言うと、イーシャの目から先程よりも大粒の涙がこぼれた。
哀れに照らす月の光で、涙が微かに光る。
アドルはそっと、イーシャの顔を引き寄せた。
唇に在る温もりを、アドルはしっかりと感じた。
アドルとイーシャの影は、一つになり、砂浜に伸びている。泣き続けていたイーシャは、
今自分に起こっている事を瞬時には理解しかねて、目を見開いている。
そんなイーシャの唇と、アドルの唇は触れ合っていた。
柔らかな、暖かい唇の感覚が、微かに冷たささえ感じる月夜の光と相対していた。
アドルはそっと、イーシャの唇から自分の唇を離した。
「……」
目を細め、何が起こっていたのかまだよく理解していないイーシャは自分の唇にその白くて細い指を
何度も押し当てた。愛しく、切なく。
一方のアドルの方は、そんなイーシャの事を先程より強く抱き締めた。
「っ…アドルおにいちゃん?」
強く腕に抱かれながら、イーシャはかろうじて顔をアドルの方に向ける。
アドルは、今何をしたのかを説明した。
そしてそれが、どんな事を意味するかを。
「……っ」
一気に、イーシャの顔が赤く染まる。
「好きな人が、する事……」
アドルの言葉を反復すると、イーシャはますます赤くなる。
好きな人、と言う風に言ってしまった事は、なまじアドルに対して抱く想いが的中しているだけに、
イーシャにとってはくすぐったく、そして恥ずかしい事であった。
そんな小さな想い人を見て、アドルが微笑んだ。
「イーシャ…好きだよ」
「…アドル、おにいちゃん……」
伏し目がちに、イーシャはアドルの言葉を受け取った。
「わたしも、アドルおにいちゃんの事…………好き」
やっと、精一杯の勇気と引き換えに、イーシャは自分の想いを初めて、言葉にして伝えた。
今まで、そうした言葉を意識して使った事は無かったのだろう。
じわ、とイーシャの紅の瞳に再び涙が浮かんだ。
アドルの髪の毛と同じ、紅色の瞳。
静かに、アドルはもう一度、イーシャの唇と自分の唇を重ねた。
今度は先程よりすこし強くイーシャの顔を引き寄せ、長く重ね合わせた。
互いの息遣いが、微かに耳に付く。
切なさが募る、月夜の海辺には、二人以外誰も居なかった。
響く音も、漣の音、そして二人の存在から微かに聞こえる、生きている証だけ。
長く、長く二つの影が、一つになっていた。
永遠とも思えるような、永い時が、二人の心を引き寄せていた。
そっと、アドルは唇を離し、再びイーシャの顔を見た。
もはやアドルの髪の毛に勝るとも劣らないほど、彼女の白い肌は赤く染まっていた。
「…ねぇさまが、心配してると思う、から…帰ろう?」
微かにイーシャが口を開き、小さな声でアドルに囁いた。
アドルは微笑むと、もう一度、口付けをした。
今度は先ほどまでとは違う、彼なりの口付け。
そっと、アドルはイーシャの唇を舌で押し上げ、そのまま舌を突き入れた。
口内を侵食されて、イーシャは目を見開き、喉の奥で小さく悲鳴を上げた。けれど、アドルは
イーシャを離しはせず、そのままイーシャの舌を求めて自らの舌を進めた。
やがて求めた物の場所へ行き着くと、そっと舌をイーシャの物と絡み合わせる。
暖かな口内と、柔らかな舌が、アドルにイーシャに対する愛しさを抱かせた。
アドルは唇を離す。つ、と二人が一つになっていた証が細い糸のようになって、静かに伸び、落ちた。
「…っ!」
イーシャは目を伏せ、もはや声も上げられず、真っ赤になった。
そんな彼女の肩を抱くと、そっとアドルはイーシャの細くて小さな身体を砂浜に横たえた。
月明かりに照らされ、白い肌が儚(はかな)く淡くイーシャを表している。
「アドルおにいちゃん……?」
何がこれから起こるのか全く分からないイーシャは、身体中がこわばり、すがるようにアドルの名前を呼んだ。
そんなイーシャを見詰めると、アドルは静かに涙の跡を残した手袋を外すと、月明かりに照らされ
神秘性さえもかもし出す彼女の身体にゆっくり手を伸ばす。
そっと、アドルの手がイーシャの身体に触れた。
「ぅっ……」
小さく喉で悲鳴を上げ、アドルの手をぎゅっと掴むイーシャ。身体は先程よりこわばり、その瞳には
未知の出来事に恐怖さえ浮かんでいた。
アドルはイーシャの髪を撫で、大丈夫だからと伝えた。
良く、その言葉自体が指し示す物の意味は分からなかったけれども、アドルの言葉を信じ、
イーシャはおずおずと肯いた。そしてそっと、身体中の力を抜く。
それを見届けるとアドルはそっと、イーシャの服の上から、ゆっくりと何度もイーシャの身体を撫でた。
優しく、まるで壊れ物を壊れないように扱うように、そっと……
やがて、アドルの指が、イーシャの服の分け目へ入って行く。
「んっ……う…」
羞恥心から来る溜息にも近い声が、微かにイーシャの唇から漏れた。
アドルの指先の感覚が、イーシャを過敏に反応させる。
イーシャの小さな身体は、アドルの優しい愛撫により、徐々にほてって来た。
そうした身体の反応に、戸惑うイーシャは不安がり、アドルの事をじっと見詰めた。
そんな不安を取り除く為だろうか、アドルが愛撫を行っている手を止め、イーシャの名を呼んだ。
すっ、とイーシャの身体から安堵の為に過剰な力が抜けた。不安感が溶けた。
「イーシャは僕の事、本当に好き?」
「うん……」
「これは、好きな人同士がする事なんだよ」
「好きな人、同士……」
イーシャの言葉に、アドルが肯く。
「イーシャが僕の事を思ってさえいれば、これは少しも怖い事は無いんだ」
「……うん」
小さく、イーシャが返事をした。アドルはその言葉を聞いてから、再び指先を動かした。
しばしの間、アドルの指先は、イーシャの身体に触れ、その形になぞって撫でていた。
「ん……うう…っ」
思わず切なげな声を上げるイーシャ。そして、あまり声が漏れないように、口元に手を置いて塞ぐ。
そんなイーシャの反応に、アドルは一層愛しさを感じる。それが愛撫にも繋がり、循環する。
やがて、アドルは服の隙間から手を引き抜く。まだ僅かに、指先にイーシャの温もりが残っていた。
砂に横たわったまま、イーシャは切ない吐息を吐き続けていた。
「イーシャ…」
アドルの声に、イーシャは微かに目をアドルの方に向ける。
「服、上げて」
「……っ」
その言葉が指し示す事は、流石にイーシャにも分かっていた。
困った顔をしてアドルの方を見るが、アドルはただにっこりと微笑み、彼女の中から不安を取り除いた。
イーシャは目を閉じた。そして、両手を服の端まで持って行くと、そのまま裾を指で掴み、ゆっくりと持ち上げた。
顔が赤い。
そして、今こうしている事実を見ない為か、羞恥心の為か、イーシャの目は先程よりもさらに
ぎゅっと閉じられていた。そんなに恥ずかしく思っても、アドルと今の時を共にしたいと思う気持ちが、
アドルにひしひしと伝わって来た。
「イーシャ、大丈夫だから。足、開いて」
「う…ん……」
微かに震えるイーシャの頭を撫で、アドルはそっと囁くと、イーシャはそれに答えるように肯き、足の力を抜いて、
足を少し広げた。それを見たアドルの手は、そのイーシャの白い足の間に滑り込んだ。
イーシャが微かに声を上げたけれども、アドルはもう止まらなかった。そして、
そっとその部分にアドルの指が触れた。
「あっ……」
良く分からないが、いきなり身体に微かに走った感覚に、イーシャは思わず声を上げる。
そして慌てて口を閉じ、やるせなさの為に、指で掴んだ服を更にきつく掴んだ。
明らかに不安がっているのだが、アドルが平気かどうか尋ねると、イーシャはこくりと肯いた。
答えようとしてくれている、その事実がアドルにとっての、そしてイーシャ自身にとっての救いであった。
指先で触れ、何度も撫でている内、アドルの指が突然在る部分で引っかかった。
そして、その場所でアドルは指の動きを止める。
「ちょっと、痛いかも知れないけど、我慢してくれる?」
アドルが尋ねると、イーシャは何も言わずに肯いた。もはや彼女は口から漏れ掛ける声を
抑えるのに必死で、拒む余力さえ無かった。
それが少し可哀想な気がしたが、アドルもそれ以上何も言わずに指を突き進めた。
「ひぅっ……」
いきなりの挿入感に、イーシャは驚き悲鳴を小さく上げる。未知の感覚が襲いかかる、
そしてそんな感覚を生み出すアドルに対し、恐れすら感じた。必死に首を横に振り、目をきつく閉じて、
出て来る悲鳴は喉から絞り出したような、かすれたイーシャの声だった。
胸が痛むアドル。思わず切なく声を上げるイーシャの体を抱き締める。
「ン……大丈夫、だよ…っ、う…」
必死に平気な事を伝えようと、切ない吐息混じりの言葉がイーシャの唇からこぼれ出る。
そんなイーシャの反応に、アドルは思わず胸の痛みと共に愛しさも抱いた。
動かし続ける指先が、イーシャのその部分が、濡れて来た。
それに付随して、音が響き始める。
「う…あ、あぅっ……」
唇を噛み締めても、漏れ出るイーシャの声が、砂浜に響く。それが自分の耳にも
入って来ているのだろう。イーシャは赤面しながら何度も自身の声を止めようとした。
だが、そう出来るより前に、アドルの指が、彼女の集中を解いてしまう。
「ア、ドル……おにい、ちゃんっ、あぁっ…」
切なくイーシャがアドルの名を呼ぶ。アドルはイーシャの事を抱き締めたまま、愛撫を続けた。
アドルの指先が熱い。
イーシャはと言うと、未知の行為から来る微かな快楽さえも受け入れられず、快楽と苦悩の中で
戸惑い、苦しい表情のままアドルの行動をそれでも受け入れ続けていた。
ぐ、とアドルは指をより奥へと侵入させて行く。
イーシャの小さな身体には、大きな負担となっている事だろう。けれど、イーシャが嫌と言わず、
受け入れようとしている時に、ためらう事はより負担が掛かってしまう。
苦しい事だとは分かっていながら、アドルはそれでも止める事は無かった。
だんだんと、高揚して行く互いの気持ちに、各々(おのおの)は気付いているのだろうか。
月が、イーシャの身体を神秘的な物から艶やかな物へと照らし変えた。それが更に、アドルの気持ちも、
イーシャの気持ちも高めて行く。
二人の想いは、いまやあの告白の時からずっと同じであった。
愛撫を止めないその理由はアドルはそれを感じた事も在ったからかもしれない。
「あ、ああ、う……ふ、あああっ」
イーシャの身体が突如跳ねた。そして身体はひくついたまま、ぐったりとなってしまう。
そんなイーシャを見てアドルは急いで指を引き抜き、イーシャを抱えて大丈夫かと聞いた。
「う、ん……平気、だ、から……」
ちっとも平気そうでないのに、それを否定し平気だと言うイーシャは、本当にアドルの事が好きだったから、
そう言ったのだろう。そうでなければ、全く訳の分からない行為を続けさせられて言えるはずが無い。
それくらい、イーシャは優しかったし、アドルが好きだった。
しばらくそんなイーシャの体調を整える為、アドルはイーシャの事を抱き締めたままでいた。
やがて、アドルは身に付けていた防具を外し、砂浜に置いた。
そして、アドルはそっとイーシャの頭を撫で、そっと頬にキスをする。そして自らの頬を
イーシャの頬にすりつけ、愛しさを伝える。
「……力、抜いて」
アドルはそのまま耳元で囁いた。
言われたイーシャはまだ息が整ってはいなかったが、それでもアドルの言葉に肯き、
ふ、と力を抜く。そして、全ての事をアドルに任せるように、そっと目を閉じて、
アドルの頬に顔をそっと押し付けた。
イーシャの頬も、アドルの頬も、熱かった。
アドルはイーシャの身体を抱き抱えると、そのまま自分の方へと引き寄せた。
イーシャの顔は赤かったけれども、ぎゅっとアドルの服を手で掴み、それ以外には
力を入れないようにして、全てを委ねた。
ぐっ、とアドルはイーシャの身体を引き寄せ、身を進める。
「あっ、うぅぅっ……!」
先ほどとは比べ物にならない挿入感に、イーシャは声を上げる。アドルの服は
掴んでいるイーシャの指によって、ひだが多くなる。
「う、アドルおにいちゃんっ!!」
悲痛な叫びにも似たイーシャの声が、アドルの事をひたすらすがるように求める。
そんなイーシャの身体を抱き締め、離さないようにするアドル。
「ん、んうぅっ…」
「大丈夫、イーシャ?」
アドルの問いに、微かにイーシャは肯く。けれども、決して大丈夫な事ではないだろう。
アドル自身、意識がくらくらしてしまうほど、そこは狭く、そして熱かった。
同じような感覚は無いだろうが、恐らくはイーシャの意識も同じだろう。意識が無くなるか
無くならないかの瀬戸際で、唯一繋ぎ止めているのが、アドルの声である。
「イーシャ、まだ、まだ僕の事を見て」
「ふ……あっ…!」
行為を続けながら言うアドルに、イーシャは微かに目を開き、切ない吐息と声を出した。
紅の瞳に、アドルの事が映る。そして、イーシャの目じりに、うっすらと涙が浮かんだ。
顔はもう真っ赤で、本当はアドルの事を見るだけで羞恥心が増すのだろう。けれど、
そんな状態でもまだ、アドルの言葉に従い続けるイーシャ。
「好きだよ…イーシャ」
「う、んっ……おにいちゃん、の、事っ…好きッ!」
声は震えながら、それでもアドルに自分の情を伝えるイーシャ。
一つになり、互いを繋ぎ止めている。
そうした事実が再び、徐々に二人を高揚させて行く。
本当は、もっとイーシャを感じたい。その為にもっと、もっと抱き締めて、自分の事をより深く
感じてもらいたい。身を進められるだけで、恐らく精一杯のイーシャに、これ以上は何も出来ない。
アドルはそう思い、ただひたすらイーシャの中へと探って行く。
「んん、いっ……」
「痛い? 大丈夫? それとも、嫌?」
アドルが心配して尋ねるが、イーシャは首を横に振り、「大丈夫……」と微かに返事をした。
これ以上は見ていられない、そう思いアドルは身を引こうとした。
その時、イーシャの手が、指が、アドルの事を引き止める。
「止っ、め……ないでぇっ」
「イーシャ…」
「好きな、人同士がっ、する事な、んでしょ……、だったらわた、し…大丈夫、だから。
おにい、ちゃんが……好き、だから……だから、止めちゃ、いやぁ……っ」
精一杯首を横に振り、涙を浮かべながらアドルに訴えるイーシャ。その想いが、
痛いくらい伝わった。イーシャは先ほどのアドルの言葉を信じ、好きな人同士であると言う事実を喜び、
そこに付随した痛みや快楽、苦悩を全て受け入れようとしてくれているのだ。まだこんなに
小さいと言うのに、誰よりも重い宿命を背負わされた後の彼女は、何よりも強い想いを持っていた。
そして、その強い想いは今、自分に向けてくれている。アドルはそう思った。
意識がくらくらしながらも、アドルはイーシャの事を強く強く抱き締める。そして、それと同時に
イーシャの小さな身体を更に自分の方へと引き寄せた。
イーシャの身体が、つかえながらも徐々に近付く。
「ん、うう、ぁ……っ」
苦痛に耐えている泣き顔で、しかしそれでもアドルの導くままに従い続けるイーシャの口からは、
切ない吐息と微かな悲鳴が混じり、声となって出て来る。
イーシャを愛したい。もっと。そうアドルは思った。
二人の意識は月夜に踊り、背徳と愛の狭間で揺れうごめく。
「ア、ドル…おにいちゃ、んっ……」
イーシャは必死にアドルの名前を呼び続けた。アドルの服を掴んでいた指先が、続けられる行為に
耐える為にも、アドルの赤い服に先程より更に強く絡められている。
「イーシャ、愛してるから」
「あ、い…」
アドルの言葉を微かに反復するイーシャ。もう意識は無くなりかけているに等しい。
「駄目だよ、イーシャ…まだ、僕の事を、見てて……」
酷い事を言っている事は重々理解している。それでも、今のイーシャの視界に、
自分の事が映らなくなってしまう事が怖かった。自分の事を見て欲しい。
イーシャの事をアドルが見続けているように。
「う………んっ…」
アドルの言葉に、微かにイーシャは肯いて、うっすらと、うっすらとではあるけれども、
その目を開き続けた。
瞬きをするたびに、そのまま目をきつく閉じてしまいそうになるのを、イーシャは
何とか耐え、アドルの姿を見続けた。
アドルが目の前に居る、イーシャが目の前で見てくれている。
そうした事実が、辛い行為であってもお互いの支えとなった。
そしてアドルがイーシャの耳元に口を近付けた。そして、愛していると何度も何度も言った。
愛しさと、ある意味での独占欲が彼にそうさせている。
「ん、くっ………、ぁっ…」
一方のイーシャは、繰り返される言葉に翻弄され、またその指す意味に赤面し、
押し殺そうとする声は虚しく、唇から先程よりも大きな音量で漏れている。
「く、ぅっ…!」
アドルはやがてイーシャの最奥へと自身を突き上げた。
「あ、あああっ! い、っ…ひゃうううううっ!」
突然先程のリズムを崩し、胎内へと入って来たモノの感覚に、イーシャの身体はがくがくと震え、
悲痛にも近いイーシャのあえぎ声が砂浜に響いた。
そのイーシャの声に、アドルの性がうずき、本能が彼を掻き立てた。
激しい動きをイーシャに与えると、イーシャは涙を浮かべながらまるで懇願しているかのように
アドルの名を呼んだ。
「アドルおにい、ちゃんっ…! ひぅ、あっああッ!」
その時、彼の与える快楽に、アドルとイーシャが繋がっている『部分』がきゅううっ、と締まった。
「うっ……あ…」
アドルはイーシャの狭さを感じながら、思わずその中めがけ、欲望にまみれた愛を注ぎ掛けた。
慌ててアドルは自身を引き抜く。
イーシャの白い身体に、アドルのモノから出る『愛』が降り注いだ。
「は、あぁ……アドル、おにいちゃん……」
白くふっくらとした腹部に、そしてその下部に、白濁とした液体がねっとりと塗りたくられた。
アドルの熱を感じながら、イーシャの意識はそこで途切れた。
目が覚めると、アドルの姿がイーシャの視界一杯に広がった。
「え……?」
イーシャは思わず目を丸くした。アドルはイーシャが起きたのを確認して、笑いかけた。
良く見ると、服を着せられている。
「…わ、わたし……」
気絶しちゃったの? と尋ねるイーシャに、アドルはうなずいた。
それを見てから、ふとイーシャは自分が寝転んでいる事にも気付いた。
イーシャの視線が、自分の横に向かう。
「!」
そこには、アドルの足が在った。イーシャはアドルに膝枕される形で、寝転がっていたのだ。
慌ててイーシャは起き上がった。
「ご、ごめんね、おにいちゃん! お、重かった?」
びくびくと耳を震わせて尋ねるイーシャに、重くなんて無かった、とアドルは答え、立ち上がった。
そして、イーシャの頭を優しく撫でてやる。
「帰ろう、オルハが待ってる」
「……そうだねっ、おにいちゃん!」
イーシャはアドルの温かな腕に抱き付きながら言った。
数日後。
イーシャはアドルを乗せた船を見送ってから、そっと海へと視線を降ろした。
涙を浮かべた自分が、波に歪んで映っている。
あの時、自分が感じた不安は、現実の物となった。
すごく、すごく嫌な予感がして。
行ってしまえば、もう二度と逢えなくなるような気がして。
ナピシュテムの匣の中で、イーシャが感じた、あの感じ。
もう、ニ度と逢えないかもしれない。
それが、現実の物となった。
(けど……分かってる)
イーシャは思った。
予言なんて、当たらないのだと。
それを、『彼』が教えてくれたから。
432 :
書いた人:04/05/26 00:00 ID:8B8QoD8U
以上です。ァjの一人称、結局『僕』にしてしまった。と、同時に
彼がどうしようもなくエロくなってしまったような、そうでないような結果に。
本当に、今までありがとうございました。
では、他の職人様方、よろしくお願いします。
433 :
名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:37 ID:v09RMLwh
おお、GJ!
綺麗にまとまってますねえ。
とりあえずageとこ。
GJ !
神降臨GJ!
GJ!!!!
イイヨイイヨ〜〜〜!!!!
じゃあ次は下手にジュリクリで……………。
437 :
名無しさん@ピンキー:04/06/11 21:15 ID:GRailLpg
age
438 :
名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:37 ID:VgaAxcvA
あげ
439 :
名無しさん@ピンキー:04/06/15 21:36 ID:vZye5V5l
あげ
440 :
名無しさん@ピンキー:04/06/15 21:40 ID:vZye5V5l
このスレ最高です!
おれもイースやってみたくなったのでちょっくら日本橋まで明日かいにいこっと
今までまともにゲームクリアしたやつがないから気合入れてやろーっと
もうしばらくしたらファルコムエロ小説挙げられそうなので
それまでココの保守おながいしまつ。
>441
待っているよ……
心の底から……(T□T
443 :
名無しさん@ピンキー:04/06/20 16:57 ID:DAiMhAzC
age
444 :
名無しさん@ピンキー:04/06/24 23:42 ID:t6iOoZTx
あげ
捕まえたジョゼットたんに敢えてお嬢様になる事を強要してあんな事やこんな事させたいハァハァ(;´Д`)ハァハァ
最近此処に来たばっかりなんだけど、勝手に書いて落としてもおkですか?
447 :
名無しさん@ピンキー:04/06/27 21:53 ID:Oq/Se9kC
超OK。英雄伝説6でたね。そういや。
メイル×タットきぼん
449 :
名無しさん@ピンキー:04/06/28 02:06 ID:Uq2DqzkI
どぴゅっ
今プレイ中だ>英雄伝説6
虹板のファルスレだと発売前から結構盛り上がってたのに、
こっちだとあんまり話題にならんな。
エロ妄想もしやすいと思うんだがな〜。
452 :
名無しさん@ピンキー:04/06/28 13:52 ID:OcLNyDII
>>450 色々同人に使えそうなネタが仕込まれてるしなぁ。
頭の中では色々妄想してるんだがw
453 :
名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:43 ID:NgFH6uwt
誰かシェラ、もしくはエステルとティータあたりでバビっと書いてみないか?
クローゼたんきぼん。
クリアしたら記念にがんばって書いてみるよ、素人だけど
クリアしたけど萌える萌える。エステルたん絡みで誰かキボン。
相手はヨシュアでもクローゼでもティータでもいい。
シェラとアイナさんにトラウマになるような経験させられたオリビエのSSをきぼん。
458 :
名無しさん@ピンキー:04/07/04 01:51 ID:vE2TBT5N
459 :
遊撃士の試験の前の話(前):04/07/04 02:22 ID:vE2TBT5N
これはエステルとヨシュアが十五の時の話。
エステルとヨシュアは、夕焼けに染まるロレントの町を並んで歩いていた。
路面に長く伸びた2人の影が落ちる。
「シェラ姉、5時にアーベントに集合って… また、どうせ…」
「ああ… 今日はアイナさん、仕事、忙しくて徹夜とか言ってたから… 僕ら
きっと変わりに付き合わされるんだろうね」
ヨシュアは、ゲンナリとするエステルの顔を見て、微笑みながら言った。
「まぁ、いつもどおり僕らはジュースでも飲んで、適当に相槌うってようよ」
「うん… でも教官、って立場、絶対に悪用してるよね…」
そんなことを言いながら、居酒屋アーベントの扉を開けると、中には既に
ワインを一瓶ほど空けたシェラザードが、2人を待ち構えていた。
「あんたたち遅い! 遊撃士ってのは、すべて迅速に行動を…!」
といって、もう飲みかけのワインの残りを、すべて飲み干すシェラザード。
「…で、シェラ姉、緊急集合ってなに?」
言いながら席に座るエステル。
「いやね、あんたたちも最近、なかなか上達してきたじゃない。そこでね、
わたしがユーゲキシってやつの心意気ってやつを…!」
すでに止まらない列車に乗り込んだシェラザードに、ため息ひとつ、
エステルとヨシュアは、ジュースを頼んだ。
「あんた達ねぇ… ちょっとぐらい私の晩酌に付き合おうって気ぃないの?」
「シェラ姉、あたしたち未成年だよ…」
「…もぅ、つまんないこと言ってさ。ね、ヨシュア。おねーさんと今晩は素敵な
夜を過ごしましょ♪」
そういってまた、シェラザードは自分のワインを頼んだ。
460 :
遊撃士の試験の前の話(中・1):04/07/04 02:33 ID:vE2TBT5N
エステルが、トイレに行くと、シェラザードがヨシュアの耳元に唇を持っていき
いたずらめいた顔で囁いた。
「ねぇ、あの子が酔っ払ってる所、見てみたくない?」
ヨシュアは苦笑いして、
「見たくないです」
「酒に酔うと女ってのは、本性をだすのよ。本当に、見たくない?」
そんなシェラザードの言葉に今度は、少し照れて、
「見たくないです…」
というヨシュア。シェラザードはその表情を見とると、「ジン一本!」とマスターに
一声。
「じゃあ、言っちゃダメよ」
と、シェラザードは、エステルが飲んでいたオレンジジュースに、なみなみと
ジンを注ぎいれた。
「シェ、シェラさん!」
「ほら、帰ってきた!」
エステルは、「もう疲れた」とうんざり顔で座ると、妙な沈黙に気づき、
「なに話してたの?」
と聞いた。が、シェラザードは「なにも」と微笑んだ。
461 :
遊撃士の試験の前の話(中・1):04/07/04 02:46 ID:vE2TBT5N
「もー! ヨシュアったら、もてもてなのよシェラ姉! まったく、どこがいいんだか!」
と、さっそく酔っ払いだしたエステル。シェラザードはさりげなくエステルのコップに
ジンを注ぐ。微妙な表情でそれを見つめるヨシュア。
「そりゃあねぇ、こんだけ可愛い顔してたら、ほっとかないわよ! さぁ、ぐぃっと!」
言われたとおり、ぐぃっと飲むエステル。
「ぷはぁ! なんだか気分良いわ、今日! ヨシュアってかわいいの?」
とエステルは、ヨシュアの顔を遠慮なしにさわりだした。
「やめてよ」
ヨシュアは、顔を赤らめて拒否するが、酒の入ったエステルは止まらない。シェラ
ザードはその様子を見てニンマリとしていた。
× × × × ×
「くかー」
それから一時間後、すっかりアーベントのテーブルに頭をのせ、エステルは眠って
しまった。
「ねぇ、シェラザードさん。エステル寝ちゃいましたよ」
「やっぱ弱いわねぇ。って、そりゃそうか」
と頬をぴしゃり、シェラザードはエステルを抱えて立ち上がり、
「じゃ〜今日はうちに泊まってきなさい! カシウスさんには連絡しとくから!」
「えっ、でも…」
「帰り道、森で魔獣にあったらどうするの? この子、ずっと寝てるわよきっと」
などとムリやり説得され、ヨシュアも結局、シェラザードのうちに泊まることになった。
月夜のロレントをシェラザードとヨシュアは、熟睡するエステルをつれてシェラザード
の家へ向かった。
462 :
遊撃士の試験の前の話(中・2):04/07/04 02:56 ID:vE2TBT5N
静まり返るロレントを、歩く3人。
鼻歌など歌いながら歩くシェラザード。疲れ気味のヨシュア。2人に両脇からかつ
がれているエステル。
ふとシェラザードが鼻歌を止めて、
「いま、エステルの胸、あたってるでしょ」
と言った。いきなりの事に動揺するヨシュア。その動揺を見ると悪戯っぽく笑って、
シェラザードは、いきなりヨシュアの唇を奪った。そして動かぬヨシュアの舌を、犯す
ようにシェラザードの舌がからめる。2人にかつがれ「すぴ〜」と眠っているエステル。
突然のことに驚いたヨシュアは顔を引き、
「なにするんですか!」
と叫んだ。
「こうするのかなぁ」
と、シェラザードはエステルを持った手と逆の手で、ヨシュアの股間を触る。
「…エステルにしてほしいんでしょ? そうよね、ず〜っと一緒に住んでて、そう
思わないほうがヘンよね」
いつもの酔っ払った風情とは違う、妙に潤んだ目でシェラザードは、ヨシュアに
言った。よわよわしく抵抗するヨシュア、だけど、本当に抵抗はしていなかった。
「私も… ちょっと、ね…」
そしてヨシュアの唇にもう一度、キスをした。今度は、ヨシュアも抵抗せず、から
めてくるシェラザードの舌に、たどたどしく呼応するように舌を動かした。
463 :
遊撃士の試験の前の話(後・1):04/07/04 03:28 ID:vE2TBT5N
シェラードの借りているアパート。こざっぱりと整理された部屋に空の酒瓶だけが
所狭しと並べられていた。
エステルはシェラザードのベッドで、いびきをかいて寝ている。
落ち着かない様子で、イスに座っているヨシュア。
そこにキッチンから、ウィスキーを一本、シェラザードが持って現れた。
「あの、コップは…?」
持ち前の洞察力で、酒瓶だけ持ってくる状況に思わず突っ込みを入れるヨシュア
だが、それを嘲笑うかのようにシェラザードはウィスキーを口に含み、ヨシュアにキ
スをした。2人の口の中を行き交うウィスキー。シェラザードが巧みな舌使いで、ヨ
シュアの舌をからみとる。
「ん…」
思わず声を出すヨシュア。それを聞くと、シェラザードは口を離す。二人の口元から
ウィスキーが流れ落ちる。
「エステルの前でするの、興奮しない?」
潤んだ目で聞くシェラザードに、うつむくヨシュア。
「あの…」
「余計なことは言わないの… やりたいでしょ?」
シェラザードはヨシュアのズボンに手を入れると、ソレを掴みゆっくりとしごいた。
ヨシュアは顔を赤らめながらも、シェラザードの服の中に手を入れてゆっくりと胸をもんだ。
さりげなく乳首を弄り回すヨシュアに対して感心するように、
464 :
遊撃士の試験の前の話(後・2):04/07/04 03:35 ID:ioOx+B48
「んっ… あんた… はじめてじゃないの…?」
と吐息まじりで答えるシェラザード。
「んん… 舐めて…」
その言葉に普段見せない動物のような動きでヨシュアはシェラザードの服をまくしあげ
乳首を舐めまわした。
「シェラザードさん… どうですか?」
「さん… いらない」
「シェラザード…」
シェラザードはゆっくりとヨシュアのソレを口にくわえ、自分のソレをヨシュアに
舐めさせるような体勢に変えた。
「…かきまわして!」
そういうと、優しくヨシュアのもののスジをツーッと舌をそわせる。
「うっ…」
声を出すヨシュアに、逆に興奮するシェラザードの股間からは、透明の液が溢れ出す。
そこにエステルのイビキが、傍観者のざわめきのように聞こえてくる。
「シェラザード、すごい濡れてるよ」
いたずらっぽく言うヨシュアを黙らせるために、激しく舌を動かす。
「どほぉ?」
「んん…!」
いきそうになるヨシュアの様子を見たシェラザードは、また体勢を変え、ヨシュアの
上に乗るような形になる。その時、床に置かれた酒瓶が倒れた。ベッドはエステルに
占領されている為に、床の上で2人は行為をはじめているから仕方ない。
465 :
遊撃士の試験の前の話(後・3):04/07/04 03:36 ID:ioOx+B48
すっと、自分の陰部をヨシュアの勃起したモノに降ろす。
「ん… 早くいったらダメよ。楽しみたいんだから…」
「でも、シェラさん!」
と、ヨシュアは射精してしまった。恍惚の表情になるヨシュア。
「だめ…」
射精されて、ドロドロの膣。そんなことを気にせず、シェラザードは、やわらかくなりかけ
ているヨシュアの性器も気にせず激しく腰を動かす。
「んっ… ほら、また大きくなってきた…! 若いって… ん… いいわねぇ!」
再び大きくなるヨシュアの性器に満足げに、シェラザードは腰の動きを早める。
「シェラさん!」
「んっ、んっ!! んっ…! ほら、あんたも腰、動かしなさい!」
言われたとおりに、腰を動かすヨシュア。
「こ、これでいいですか?」
「ええっ! んっ… あっ… そう、上のほうを突いて… もっと、もっと…!」
2人の性器はぐちょぐちょになりながら混ざり合っていった。
「…あっ! ああああ!! ダメ… ダメェ! ヨシュア、止めてぇ!」
しかしヨシュアの動きは止まらない!
「ムリですよ、シェラザード」
「あっ、あああああああ!! ダメ、ダメェ!!!」
2人は冷えた床の上で、その行為を繰り返した。遠慮ないそのあえぎ声にも
反応せず、エステルは眠り続けていた。
…勢いで書いてみました。
>459-465
GJ!
その勢いでクローゼたんきう゛ぉんぬ。
467 :
459:04/07/04 10:19 ID:Ci2/SBqG
よみなおしたところ文章的におかしいとこ満載っすね。
すいません。
>そんなことを気にせず、シェラザードは、やわらかくなりかけ
>ているヨシュアの性器も気にせず
とかの反復とか。ラスボスに挑んできます。
>>466 現在クローゼタンのエロ小説執筆中
今夜には出せるといいなぁ…
>468
チンコ握りながらエビオス飲んで待ってまつ。
エビオス飲んできた。全裸で待ってる。
472 :
459:04/07/05 01:26 ID:mE4oxezy
何とかクローゼタンのSSを書き上げました。
非常に遅くなって申し訳ありません。
一応、状況としては、2章のクラムが倉庫に殴り込みにいった時、
もしアガットが到着するのが遅れていたら…というシチュです。
もの凄い長文&割と陵辱志向なので、好みで無い人は申し訳無いです。
では、お付き合いください。
港町の南街区。倉庫街の一角。
放火魔の犯人が《レイヴン》の一味だと信じ込んだクラムを追い、
彼を止めようとするエステル、ヨシュア、そしてクローゼの3名。
-剣は、人を守る為に振るう様に教わりました。
今が、その時だと思います-
そう言って彼女が抜いた剣は、なるほど遊撃手にもひけを取らない腕前だった。
全く無駄の無い身体捌き、攻防一体の迷いの無い突き。
単なるチンピラが相手をするには、あまりにも実力が違いすぎる、その腕。
「こ、こいつら化け物か…。」
「遊撃手はともかく、こっちの娘もただ者じゃねえ…。」
的確に彼らの身体を貫いた突剣は、最低限彼らの動きを抑える為のもの。
全力で向かってきた彼らに対し、それでも尚、クローゼの剣は
彼らに対する余裕を露わにした剣捌きだった。
「す、すごいや姉ちゃん!」
「ひゅーっ!クローゼさん、やるーっ!」
「その剣、名のある人に習ったみたいだね」
レイヴン達だけでは無く、クラムも、そして遊撃手であるエステル達も、
鮮やかな彼女の手際に暫し、目を奪われる。
そんな歓声をよそに、静かに剣を仕舞うと、苦笑を浮かべる、クローゼ。
「いえ、まだまだ未熟です。」
短くそう言ったクローゼは、苦笑顔を戻し、彼らに詰め寄る。
「あの、これ以上の闘いは無意味だと思います
お願いです、その子を放してください。」
…けれど、そのような理屈が通じる相手である筈も、無い。
その言葉は、余計に相手の神経を逆撫でる結果となる。
「こ、このアマ…」
「こ、ここまでコケにされてはいそうですかって渡せるかっ!」
「うわぁっ!?」
ちゃき、と、ナイフの音が響く。
レイブンの幹部の一人、ロッコが咄嗟にクラムの首へとナイフを突きつける。
「…何をっ!」
突然の行動に、その場に居た全員の動きが一瞬、止まる。
凛と張りつめていたクローゼの瞳に、僅か、動揺と焦りが走る。
「こうなりゃ何だって有りだ。お前ら、それ以上おかしなマネをしてみろ、
このガキの命がどうなっても知らねえぜ。」
「ちょっと、あんた、そりゃ卑怯ってもんでしょーっ!」
思わず、エステルが声を荒げる。
怒りっぽい彼女であっても、今回の件は殊更に怒りを煽られた様である。
「……。」
それを不安そうに見るクローゼと、無表情に、黙り込むヨシュア。
やがて、ヨシュアが静かに、エステルへと言葉を向ける。
(エステル、僕が彼らの隙を付いて切り込む。
君はそれに乗じて彼らを人質から引き離して――)
(…駄目です)
ボソボソと喋っていた彼らの会話に、クローゼが割って入る。
(クラム君に少しでも危険が及ぶような事は…私は、賛成出来ません。)
(気持ちは分かるけれど…このままでは、状況は悪くなるばかりだよ。
彼ら程度の者なら、奇襲が失敗する事も無い、ここはやっぱり…)
(やはり、駄目です。 この仕事を依頼した院長も
クラム君をそんな危険な目に遭わせようとはしないでしょう。
ヨシュアさんは、もし万が一の場合に、責任を取る事が出来るのですか?)
(…やれやれ、分かったよ。
ただ、その選択の結果どうなっても、僕は知らないから…。)
「おい、お前ら、何ブツブツ言ってんだコラァ!?」
男の声で、クローゼ達の会話は中断された。
その言葉に対し、再び、意志の張りつめた、凛とした瞳で見据える、クローゼ。
「何でも有りません。その子からナイフを外してあげてください。」
「クローゼ姉ちゃん…。」
「そう簡単に外すかよ! とりあえず、そっちの武器を先に捨てろや!」
男の怒号が飛ぶ。ある程度予想はされていたものの、
その場の3人が、戸惑う様に、躊躇う様に、動きを止める。
「…わかり…ました。」
最初に武器を放棄したのは、クローゼだった。
細やかな装飾のされた彼女の武器が、乾いた音を立て、足下へと放られる。
「クローゼさんっ!?」
「姉ちゃん!」
エステルとクラムが、それぞれ驚きの声を挙げる。
「やめろ、やめろぉっ! 姉ちゃん、おいらの為なんかにこんな奴らに…」
「お前は黙ってろっ!」
抗議しようとしたクラム達に、男達の眼光が飛ぶ。
一介のチンピラ風情とは言え、子供にとってはやはり恐怖の対象であるそれ。
ナイフが首に突きつけられているのも加え、びく、と黙ってしまう。
「止めなさいっ! その子に傷を付けたら、それこそ許しませんよ!」
既に剣を放棄したクローゼは、それでも尚、声を張り上げる。
その気合いに圧されながら、男達はより一層、彼女を強く睨み付ける。
「このアマぁ…ちょっと可愛いからって、調子に乗りやがって…」
「コラ! 後ろのお前らも、とっとと武器を捨てろ!」
後ろの二人も、僅かに戸惑うものの、互いに顔を見合わせる。
仕方がないと言った様子で、エステルがその長い棒を地面へと捨てる。
続いて、目を伏せ、ため息を吐くと、ヨシュアもまた、双剣を地面へと捨てた。
「よぉし、そのまま動くなよ、てめぇら…」
3人ともに武器を捨てた状況を見て、ニヤリと笑うレイヴンのメンバー達。
ギィィィ…と音が鳴った、かと思うと、閉められるのは倉庫の扉。
やや薄暗くなった倉庫の中、レイヴンのメンバーが床に落ちた彼らの武器を回収する。
クローゼ達を取り囲む様に、円形に広がる彼ら。
「武器は捨てたんだから、早くその子を解放し――ッ!?」
そう、言いかけたヨシュアの言葉が、突然止まる。
前のめりに倒れた彼の身体の背後には、鈍器を持ったレイヴンのメンバーが居た。
そのまま、ヨシュアの身体を押さえ込み、拘束しに掛かる男。
「ヨシュアっ!」
慌てて、ヨシュアに駆け寄ろうとするエステルにも、背後から腕が伸びる。
「きゃぁっ!? な、何よあんたたち、離しなさいいっ!!」
「うるさいバカ女は黙ってろっ!」
背後、二人の男から羽交い締めにされた彼女の口に、布で口枷が宛てられる。
「むぐっ! んーんーんーっ! …んぐッ……!?」
それでも暴れるのを止めない彼女に、一発、腹部に拳が当てられる。
気絶はしないものの、一時的な呼吸困難で、苦しそうに藻掻く。
怒りを目に露わにしたまま、後ろ手に締め上げられ、拘束される、彼女。
「止めてくださいっ!」
声を上げたのは、クローゼだった。
二人ともが拘束される様を見ると、不安と怒りとが混じった表情でレイヴンらを見る。
「おいおい、落ち着けよお嬢ちゃん。
回りを見てみろよ、人質が1人から3人に増えたんだぜぇ…?」
ナイフを突きつけられたクラム、後頭部を打たれ、意識を失ったヨシュア、
そして、羽交い締めにされたエステル。 ――状況は、あまりにも絶望的で。
「卑怯ですよ、こんな事…」
ぽつりと漏らした言葉、彼女の手は、心許なく自分の手を握りしめる。
「卑怯もクソもあるモンかよ、よくも俺たちをコケにしてくれたな?」
男達の注目が、クローゼに集まる。
その視線には、怒りと、人質を取った優越感と、そして、情欲とが浮かんで。
「人質は…解放しないんですか?」
おずおずと口を開くクローゼの言葉に、男達はにぃと笑う。
「それは、お前の態度次第だ。 …なぁ、みんな?」
それを聞くと、周囲の男達も察したのか、へらへらと笑い出す。
やがて、男達の一人がゆっくりとクローゼへと近づく。
「何を――きゃっ!?」
と言いかけた瞬間に、男の手が彼女のスカートへと伸びる。
ブリーツスカートの折り目へと手が掛けられ、捲り上げようとした瞬間。
僅かに頬を染め、スカートに伸びた手を押さえる。
「や、止めて……ください。」
いくら鈍感でも、流石に自分の身に降りかかる危機は察したか、
やや、焦りの表情が強く伺える。
「うぁっ!?」
声を挙げたのは、エステルだった。
羽交い締めにされたまま、男達から手を伸ばされ、身体をまさぐられ始める。
口枷をされたまま、くぐもった声を漏らし、激しく抵抗を行う。
「エステルさんっ!」
途端に、声を挙げるクローゼを見ると、ニヤリ、と笑う男達。
「…お前が素直にしねぇからだぜ?」
含みを持たせ、笑う男達に対し、…なるほど、と納得するクローゼ。
男達に激しい嫌悪感と、怒りをわき上がらせながら、ゆっくりと目を閉じる。
「分かり…ました。」
「ほぅ?」
「分かりました…。 私は、おとなしくしています。
だから、エステルさん達には、絶対に手出しをしないと約束してください。」
顔をやや俯かせながら、そう呟く彼女。
その言葉を聞くと、男達の間に確信的な優越感が生まれる。
「おとなしく、するんだなぁ?」
そう問いかける男達の言葉に対し、こくりと頷く、クローゼ。
「よぉし、お前ら、そのバカ女には手を出すな。
その分まで、こいつが相手をしてくれるらしいぜ?」
その言葉を聞くと、渋々ながら、エステルへと伸びた手は止まる。
クローゼは、ほっと胸をなで下ろす、と同時に、言いしれぬ、不安を感じて――。
「それじゃあ、まずは、…そうだな、足を舐めろ」
言ったのは、ロッコだった。
倉庫の資材にどっかりと座ったまま、足を投げ出し…クローゼを見て。
実質、彼がレイヴンを束ねている為か、周囲の団員達も強く反対は唱えない。
「え……?」
首を傾げたのは、クローゼだった。
理解出来ない、したくない、という様子で、不安そうに顔を曇らせる。
クラムとエステルとがやや暴れ出すが、男達によって取り押さえられる。
「足を舐めろ、って言ったんだよ、お嬢ちゃん。
こっちに来て、四つん這いになって、犬みたいに俺の足をペロペロってな?」
「……正気、ですか?」
「お前にもう否定する権利は無いぜ?」
くくくっ、と笑い声がそこかしこから漏れる。
足を投げ出したまま、笑みを深めるロッコに、暫く…間が過ぎて。
「…分かりました。」
やがて、意を決した様子でゆっくりと足を進めると、彼の眼前へと歩む。
「よく来たな。 ほら、四つん這いだ、早くなりな?」
無造作に言い放つ男に対し、クローゼは、最後まで気品を崩さぬ様に振る舞おうと。
――無駄な抵抗でしか無く。
ゆっくりと膝を折ると、そのまま、前へと手を付き。
…四つん這いの姿になったクローゼの姿は、どこか、違和感があるようでもあり。
それでいて、とても扇情的でも、あった。
「……失礼…します。」
ゆっくりと顔を彼の靴に近づけると、ぺろり、と舐めとる彼女。
己から敗北を認めた瞬間、男達から、どっと歓声が沸く。
口笛、下品な野次等、口々に彼女へと言葉を罵り、浴びせていく。
それらの言葉を一身に受けながら、言われた通りに、舌を伸ばし、靴を舐める彼女。
学園の制服に身を包んだ彼女のスカートの丈は、四つん這いになる事により、
やや持ち上がり、ほっそりとした太股を男達の目に晒して。
僅かに揺れる裾に合わせてちらりと覗く白の端、
その姿に、男達の情欲を抑える事は、無理というものだった。
やがて、ロッコだけでは収まらず…手の空いた全ての男が、彼女へと群がる。
宴の、始まりだった。
「きゃあっ………ああっ!!!」
クローゼへと伸びた腕が、彼女のスカートを捲り上げる。
付きだしたお尻が晒されると、上品な純白のショーツが晒される。
と思った瞬間には、他の男の手がそのショーツへと伸び、握りしめられる。
同じ時には、ある者はクローゼの腕を握りしめ
既に取り出した自分の息子へと彼女の細指を無理矢理に絡めさせ、
ある者は彼女の整った胸へと衣服の上から腕を伸ばし、
またある者は背中から力の限りに彼女の衣服を裂く。
それに合わせ、ロッコがクローゼの髪の毛を掴むと、無理矢理に顔を引き上げる。
「反抗したら…あいつらを殺す。」
クローゼへと再認識させる様に、そう言うと、片腕で己の息子を取り出し、
髪の毛を引っ張り、彼女の顔を己の股間へと近づけ、
ぐりぐり、とその端正な顔立ちへと己の息子の先端を擦りつける。
「いっ―――嫌、嫌ぁっ!」
尤も、当のクローゼは、自分の身体へと襲いかかる無数の腕に、半ば錯乱していた。
数秒もしない内に、丁寧に設えられた学園の制服は無数の布片へと代わり、
綺麗に流れる背中から、腕を回され、直接に胸へと腕を差し込まれ。
触るだけでは飽き足りなくなった男は、腕では無く、顔を近づけ、
彼女の太股へと舌を這わせ、彼女を味わう。
愛撫と言うには、あまりに乱暴かつ、突然すぎる、無数の感触。
「―――! ……ぁ、―――っ!」
小振りながらも張りのある胸は、複数の男の手によって嬲られ、
すらりと伸びた細足は、なで回され、舐め回され。
髪の毛でさえも、掴まれ、男根へと擦りつけられて。
ただただ翻弄されるばかりの彼女は、既に、声らしい声も出ていなかった。
他の人の為に、四つん這いになったまま、耐える事しか出来ず。
やがて、四つん這いになった彼女の後ろ。
さらけ出されたお尻を触っていた男が、己の逸物を取り出す。
目的は、言うまでも無く、彼女の秘裂。
笑みを顔に浮かべたまま、ゆっくりと逸物を其の聖域へと狙いを定めていく。
「―――ぇ――?」
ぴくん、と。
自分でも滅多に触らぬ其の部分に感触を感じると、一瞬、正常な感覚を取り戻す。
髪の毛を掴まれながら、何が起こっているのか
それを確かめようと、背後を振り返った時には――既に、遅かった。
男が、腰へと力任せに、其れを突き入れる。
「―――――――っっっっ!!!?!!!!?!」
声にならない、叫び。
一度も男のものなど受け入れた事の無い其処は、濡れてもおらず。
殆ど、男の先走りの液と、単純な力だけで打ち込まれる、肉の棒。
口をぱくぱくと開けながら、今まで彼女が受けた痛みより、
そのどれよりも激しい痛みと喪失感が、彼女を襲う。
「い、いだ――痛、痛い、で――やめ、やめ―――!」
いつもの優しさに満ちあふれた理知的な声では鳴く、泣き叫ぶ女性の声。
涙目という事を通り越して、ぼろぼろと涙が溢れて。
それでも尚止まる筈の無い男の肉棒は、容赦なく彼女の身体を抉っていく。
更に、彼女の髪の毛を掴んでいたロッコが、自分の方を向かせると
いきりたった己の息子、叫ぶ彼女の口へと強引にねじこむ。
「―――んぐ、―――んんんんっ!」
やや、小振りな口には大きすぎたか、男根の先端は彼女の喉までに達して。
こみ上げる吐き気と、呼吸困難とになりながら、身を裂くような痛み。
それに加えて、全身をまさぐられる奇妙な感触。
涙に濡れた彼女の瞳。見つめる先は――虚ろ。
彼女に挿入された肉棒は、皮肉にも、彼女の破瓜の血により、滑り良く。
力任せに再奧まで突き込まれた肉棒は、一旦出口まで戻され、また、突き入れられる。
その度にクローゼの華奢な身体は前後に揺れ、翻弄され。
けれど、男根を口に入れられ、叫び声を上げる事も出来ず。
抵抗する事も出来ず。
ただ、男達に嬲られるままに。
それ故に、男達へと無意識に快楽を与えてしまう、彼女の動作。
口に入れられた肉棒に対しては、叫び声を上げたいのと、呼吸困難と、
歯を立ててはいけないという思いからか、口を大きく開け、受け入れる形に。
小さな口内は、疑似的な性交にも似た感触を男根へと与える。
男根の全身を、口内の内壁と、彼女自身の唾液とで絡め、
喉の入り口、窄まった其処は、亀頭部に心地よい刺激を与える。
それに加え、苦しそうに己の男根を含むクローゼの表情は、
何よりの男達への快楽のスパイスとなって。
髪の毛を掴まれたまま、前後へと揺すられる彼女の顔。
それに合わせ、口内に含んだ男根にもまた、刺激を与えて。
秘裂に挿入された男根に対してもまた、同じ事だった。
全く使われた事の無い、汚れ無き聖域。
それ故に、其の部分の締め付けは非常に強く、且つ、繊細だった。
少しでも男根を動かせば、彼女の襞一つ一つが男根に絡み、扱き上げて。
柔肉の圧迫、男根の一突きだけで、考えられない快楽を男へと与える。
ずちゅり、ぐちゅり、挿入の度に、卑猥な音が鳴り響いて。
クローゼの身体は、まるで揺りかごの様に、揺れた。
それだけの快楽を与え続けた男根、不意に、動きが激しく。
彼女の肉襞が壊れる程に、激しく擦り、前後へと動く。
絶頂が近づいている感覚。クローゼの腰をしっかりと掴み、
前へ、後ろへ、前へ、後ろへ、激しく彼女の中を堪能する。
フィニッシュが近い事を感じると、一層強く腰を掴み、
男根の根本まで、深く、深く、クローゼの秘所へと突き刺して――。
「――――――――――っ!!!!!!」
男根が、脈打つ。
彼女の胎内へと、注ぎ込まれていく欲望の証。
これ以上無い程の快楽を男に与えながら、汚されていく、彼女の身体。
熱い液体の感覚を腹部に感じると同時に、口に含んでいた肉棒もまた、脈動を始める。
クローゼの口の中へと、白濁した液体がまき散らされて。
更に、彼女の身体へと、他の男達からの射精の精液が、身体へと浴びせかけられる。
「――んぷっ…けほ――ぁ…――はぁ…っはぁ―――ぁ―んっ…」
男根が口から引き抜かれると、未だ衰えない男根から吐き出された白濁液、
勢いよく飛ぶと、彼女の顔へと吹きかけられる。
そのまま、力無く倒れるクローゼの身体。
口の端から白濁液を垂れ流しながら、体中に、秘所に、白濁液を注ぎ込まれ、
目は虚ろに、ぼぅと、倉庫の端を眺めて。
(おわったのかな・・・)
心に思うのは、そんな事。 ――けれど、現実は、あまりにも過酷で。
先ほど待ちぼうけを受けていた他の男達が、ここぞとばかりに更に群がる。
行為を終えたばかりの彼女の身体に、更に、魔の手が襲いかかり、
ある者はいの一番に男根を取りだし、秘所へと狙いを定め、
またある者は、胸の先端へと口を付け、思いのままにしゃぶり。
更にある者は、彼女の顔を起こすと、半ば意識の無い彼女の口へと男根を入れて。
…陵辱の嵐は、未だに過ぎ去る気配は無かった…
「―――何やってんだ、てめえらっ!」
アガットが踏み込んできた時は、あまりにも遅すぎた。
倉庫へと乗り込んだ彼が見たものは、倉庫の端に倒れ、拘束されたヨシュアと、
数人の男からいいように身体を触られているエステルと、
一人の男に、首もとにナイフを突きつけられている、クラムと、
そして、男達に陵辱され、体中に白濁液をまき散らされ、
目も虚ろに、痛々しい姿の、クローゼだった。
…その後、アガットによって制圧されたレイヴンらは、
放火の容疑に加え、暴行の現行犯で遊撃手教会へと連行される事となる。
当のクローゼは至急病院へと運ばれ、身体の汚れと、傷を癒した。
けれど、彼女の記憶は、体験は、もうどうしても、消される事は無い。
「…大丈夫ですよ、全然、気にしていませんから
元はと言えば、私が彼らの要求に応えようとか言ったからですし…」
運び込まれた病院のベッドの上で、微笑みながら、ヨシュア達に言葉を掛けるクローゼ。
「本当、気にしてませんから。
――だから、エステルさん達も、これからも、もっともっと、もっと、一杯。
悪いひとたちを、ころしてくださいね?」
――彼女の、いつもの微笑み。
けれど、その瞳からは、輝きが失われ……虚ろな、いつもの微笑みが、漏れていた。
GJ!
そろそろ寒くなってきたので服着てねるぽ。
出来れば今度はクローゼたん和姦ものもPLZ。
長すぎたorz
最後まで読んで頂けた方、本当にありがとうございます。
ていうか半分くらいエロと関係無い罠。
とりあえず、SSを書く事の難しさを知りました。
書き方とかよく分からないので、試行錯誤しながら書いてました…。
精進します。
とりあえずクローゼたんハァハァって事で。
次はアネラスたんかジョゼットたん辺りやってみたい…。
GJ。
最後の一行こええええ
あの孤児院焼けたときの笑みがますますそういう笑みに見えるように
なりそうだ
。
クローゼファンとしては複雑だ。
ハァハァしちまった事に罪悪感を感じてしまうw
是非次は和姦モノを!
ユリア中尉との百合なんかも見てみたいかも、と妄想を垂れ流してみる。
496 :
名無しさん@ピンキー:04/07/07 19:17 ID:XAq0mH12
誰かエステルXヨシュアのエロカップリングの小説を書け!
497 :
名無しさん@ピンキー:04/07/07 20:38 ID:XAq0mH12
キボン!キボン!
498 :
名無しさん@ピンキー:04/07/07 21:01 ID:AQvLPkjJ
499 :
名無しさん@ピンキー:04/07/08 17:35 ID:w5NqwiM/
>>496 グランセルのホテルにて
「もう我慢できない」
「え?」
「あぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「ヨシュア!やめて!」
「は!は!ん!」
「あぁ!ヨシュあ〜!あぁぁ」
どぴゅ
「中で…ヨシュアの馬鹿・・・」
「おろせよ」
「ぇ?」
完
500 :
名無しさん@ピンキー:04/07/09 14:40 ID:NglVzYox
>>499 ありがとうございます!
次回は長編をキボンヌ
保守。
灯台のじいさんに持ってく酒で酔っ払ったエステルとクローゼに押し倒されるヘタレなヨシュアキボン
ほしゅ
保守です。
505 :
さすらいの旅人:04/07/20 23:03 ID:0xCgl0up
マニアさんにお願いです!どうかアドルの幼少期の話の続き書いてください!
カシウス先生とシェラ姉の秘密の関係なんかもイイねぇ。
亡くなった奥さんラヴのカシウスがそう簡単になびくとは思えんが
それはそれで良さそうであるな。
ブレイサーと酒と男のイロハは全部カシウスに教わった、みたいな。ちなみに、酒だけは落第w
これから英雄伝説6を買おうとしてる漏れには
エステルかクローゼがネタ的によさげに見える。
この二人は裏表がなさそうで素直に書けそう。
シェラザードは弟子らしいけど、元は踊り子かなんか?
ヘソにもピアスって相当なんですけど(w。
裏表がありそうでまったくないボクっ子を誰か頼む
>505
俺だって続き書きたいよっ!!!
太陽のバッキャロォォォー!!!!。・゚・(ノД`)・゚・。
仕事が多すぎて、もうどうにもなんねーよぉぉっ!!!
ウワァァァァァァァンン!!!! _| ̄|○
助けてあんぱんまんーーーーーーーーー
>>509 そうか、では素直にエロパロを書いてくれ(w
一番「裏表」があるこのゲームの「ヒロイン」はヨシュアたんだろ!
と力説してみるクリア後の漏れヽ(`Д´)ノ
メイド姿で修羅道へ旅立つヨシュア
ヨシュアを探しながら夜な夜なハーモニカで自慰ってるエステルたんハァハァ(;´Д`)
オナニュで水音交じりの星の在り処を奏でてしまうエステルたん萌え
どっかのビアノ弾きが覗きながら薀蓄たれてそうだな
空の軌跡総合スレにSS書いている連中,こっちに書いてくれればいいのにな
けど21禁の板は不用意に誘導するわけにはいかないからなあ…
劇の練習が終わり、スタッフがほとんど帰った体育館。
クローゼはヨシュアを引き止めて練習に励んでいた。
「そろそろ、休みませんか?」
「……ですね。私、熱中しちゃうと時間を忘れてしまうんです」
口に人差し指を当て、端整な顔に笑みを浮かべた。
青い髪に黄色いバレッタ。
思わずヨシュアはクローゼの碧色の瞳に見とれてしまう。
舞台の上には美少女と美少年。
これ以上の役者は必要ない。
「あの……ヨシュアさんは……」
クローゼは俯きながら口ごもってしまう。
「どうしたんだい?」
「ヨ……ヨシュアさんはエステルさんと……その」
いつもは白い彼女の肌は羞恥の為に赤く染まっていた。
「うん?」
「恋人……同士……なんですか?」
「そうなんですか……」
心なしかクローゼの顔に笑顔が戻ったような気がする。
「クローゼには好きな人はいないのかい?」
ヨシュアは何気なしに聞いてみた。
「……ュアさん」
「うん? ごめん。聞こえなかった」
「あの!」
クローゼは大きく息を吸い、想いの告げようとしたとき。
「ヨシュア! はやく来なさい! みんな待ってるよ!」
エステルの声。
「ごめん。そろそろ夕食の時間だね。行こうか」
ヨシュアはクローゼの肩をポンと叩く。
「……そうですね」
そんな出来事があった学園祭の前日。
大剣を持った男が通りを歩いていた。
こげ茶色の髪に、ダンディな口ひげ。顔は細く、男らしさがある顔立ち。
カシウス・ブライト。
彼の名前を知らぬものはこの町にはいない。
いや――英雄たるカシウスを知らぬものは、この国にはいないだろう。
「カシウス先生!」
後ろから声をかけられる。
甲高く若い女の声。
カシウスは後ろを振り返り、手を少女に向かって振った。
「おっシェラじゃないか」
少女は走ってカシウスの元に追いつき。
「どこにいくつもりですか? 午後から私に抗議をしてくれると言ったじゃないですか」
と、口を尖らせた。
ツインテールの銀髪。
肌は褐色色で健康的な体つき。
「俺に教わらなくても、お前は十分賢いから大丈夫だ」
カシウスは笑顔を浮かべた。
「……そんな笑顔には騙されません」
「十六歳になったんだ、もう一人前だぞ」
「魔獣を一人だけで倒すのまだ怖いんです」
シェラは俯いた。
「準遊撃士四級 シェラード・ハーヴェイ」
カシウスの一番弟子で、才能も才覚もある。
あとは経験だけ、甘やかすのは簡単だが、時には鬼にならないといけない。
「はい」
「来い!」
カシウスはシェラの腕を掴み、人影の無い路地裏へと連れてきた。
「あの……カシウス先生?」
胸を隠し、これから起こるであろう事に期待と不安を浮かべた表情をしている。
「…………」
カシウスは黙ってシェラの瞳を見つめている。
少女の憧れの男性、でも妻もいるし、子供もいる。
シェラは彼の家庭を崩壊させてでも、結ばれたいと願っていた。
「優しく、抱いてくれますか?」
「……シェラ」
カシウスは軽く頷いて、少女の唇を奪う。
紅すら注されていないピンクの小さな唇。
「私のファースト・キス、先生に奪われちゃった」
純真で真っ直ぐな瞳。
はにかんだ笑みをシェラは浮かべ、カシウスの首に手を回し、自ら再びキスをした。
「……セカンド・キス」
「馬鹿」
カシウスはそう言いながらも、笑顔だ。
膨らみかけの胸を薄い服の上から手で愛撫する。
「可愛いなシェラは……」
シェラは瞳をカシウスから逸らした。
これ以上、見つめられていると、衝動が抑えきれなくなりそうだからだ。
「恥ずかしいことを言わないでください」
本当は“もっと激しく”と思っているのだが、そこまでの勇気はシェラには無かった。
「本当のことを言っただけだよ」
カシウスはシェラの頬に手を沿え、自らに顔を向けさえた。
「……せんせい。お願いです……私」
カシウスの首から手を離し、上着を肌蹴させた。
二つの丘に、二つの蕾。
ピンク色の乳首は綺麗でシェラ自身もあまり弄っていないことがわかった。
「シェラ」
口に乳首を含んだ。
微かにシェラの汗の匂い、それすらも芳しい香りに感じられる。
「……あっ。先生! そんなに強く……」
この話って続き無いのかな?
神降臨希望。
527 :
名無しさん@ピンキー :04/07/26 01:47 ID:krp1yIpF
>>499さんの世界観を使わせてもらいます
---------------------------------------------------------------------
ある日のグランセルのホテルでの出来事
「はぁ〜疲れた〜」
エステルはそういうとベッドに横たわった
「そうだね」
ヨシュアはそんなエステルの言葉に対して優しく返事をした
「ヨシュアっていつも私を守ってるよね?」
「だって誰かがいないとエステルは暴走するじゃないか」
「うっ」
意外なヨシュアの毒舌にエステルはひるんだ
---------------------------------------------------------------------
この続きが_| ̄|○思いつかない・・・
528 :
名無しさん@ピンキー:04/07/26 14:45 ID:X2cYlFiI
>>525 「私……初めてなんです。だから、どうしたらいいのか……」
カシウスは乳首の愛撫をやめた。
「そうか。じゃあ……手始めに俺のペニスを満足させるんだ」
ベルトを緩め、ズボンをさげた。
パンツの上からでもわかる隆起した肉棒。
「あとは、シェラ……わかるな」
恍惚な表情でカシウスのパンツをしたにずらした。
剛直なペニス。
「これが先生の、なんだ」
シェラは恐る恐るそれに触れる。
「熱い……これが私の中に」
カシウスはシェラの頭を掴み。
「さぁ舐めるんだ」
と言った。
「……はい」
小さな口から舌をだし、アイスを舐めるようにペロペロと筋に沿うように真っ直ぐと。
「もっと気持ちをこめるんだ。俺の事を好きなんだろう?」
カシウスは自らも腰を振った。二十センチほどのペニスで太さもある。
これがシェラの体に入る。そう思っただけでもカシウスは射精してしまいそうだった。
「あぅ……ふぇんせい……すきです」
クチャクチャと卑猥な音が少女の口から漏れる。
「……どう……ですか。わたしのくちは……」
一生懸命に口を動かし、奉仕するシェラ。
現在進行中の作品を書いてる方々すみません。
50スレほど使うの投稿します。
武術大会で準々決勝を勝ち抜いた日の夜。
居酒屋サニーベル・インでジンと快飲した後、オリビエは独り残ってワイン
をくゆらしていた。
気分は上々だった。エステルとヨシュアの二人は、オリビエの期待通り自力
で舞台の上に登場してきた。ひょっとしたら、彼の想像以上に重要な役回りを
勝ち取るかもしれない。そのための一つの通過点である武術大会はこれから本
物の強豪が待ちかまえているし、ジンは飲み相手としても申し分なかった。
(ロレントの飲み会は、見てくれは両手に花状態だったけど……あうう)
思い出した途端、背筋にゾッと──うすら寒いものが走った。
注いでも注いでもいっこうに酔い潰れないシェラザートとアイナ。逆にオリ
ビエの方がさんざんに追いつめられ、隙を見て退去しようにも蜘蛛に絡め取ら
れたように逃げられず、二人の美貌が並々と注がれた酒杯と共に迫ってくる様
相は、かえって凄惨さをかき立て――
「あ、あ、あそこでの日々はセピア色の思い出に色褪せるまで封印しといた方
がはよさそうだね……フ、フ、フ……」
オリビエは優雅っぽく前髪をかきあげそうひとりごちたが、その動作にはか
なりぎこちなさがあった。
「……それにしても」
無理にでも思考を変えようと、オリビエは今日の武術大会を思い起こした。
エステルとヨシュアに関わりがあるらしい、《レイヴン》という不良チーム
が相手だったが、なかなかどうして、チンピラ風の見かけによらず手強いもの
があった。
「修行はしたようですが、ボクのように華麗なる武技も戦法も身につけなかっ
たのが敗因だね……」
それにしても――と、オリビエは思う。あの戦いのさなかひときわ鮮烈だっ
たのは、試合場内を所狭しと戦うエステルの溌剌とした姿であった。
荒くれの不良どもを相手に一歩も引かず、むしろ全身に歓びを表しながら喜
々として棒とアーツを自在に駆使し戦い回るその勇姿は、まぶしくすらあった。
「短い間にずいぶんと成長したもんだ……。フフ、あれだけ純粋に明るく楽し
く舞うように戦う人間を見惚れずにいるのは難しい……しかもそれが若い女の
子とくればね。色気はまだまだだけど、あの溢れるぐらいの健康美は十二分に
堪能しがいがある」
酔いの勢いもあってか、想像がそれ以上に進んでしまう。確かに色気は全然
ない。だがもし、遊撃士としてもう幾つもの激戦を潜り抜けて鍛えてきた、あ
の瑞々しく均整のとれたしなやかなからだを抱けるとしたら、その心地よさは
いかばかりであろう……。
(ヨシュア君が本当に羨ましいな。エステル君は磨けば必ず光る素材だよ。あ
の健全そのものの肌をもしこの手で抱けるとしたら、どれだけ好い声で鳴いて
くれることだろうか……フフフ、あの快活に輝く瞳がボクの腕の中で淫蕩に煙
るようにして喜悦の深みへと堕ちていったら――)
思わず下半身が熱くなってしまう。
確かにエステルは女性として食指の動く方ではない。しかしそれを補って余
りある、人を惹き付けるような人間的魅力がある。少女としての可愛いらしさ
もある。また、単純で騙されやすい。舌先三寸を一つ二つ駆使すれば簡単に丸
め込めてしまいそうだ。そんな隙の甘さに、ついついイケナイ心が動いてしま
うのだ。もっとも、いつもただ想像を巡らせるだけで終わらせるのだが。
「――おっといかんいかん。またしょーもない妄想をしてしまった。酔いが回
りすぎたかな」
頭を振った。その時突然、
「あ、やっぱりここにいたんだ」
と、聞き慣れた声があり、照明で散らされた薄い影がテーブルに差した。
「へ?」
彼が顔を上げると、そこには彼が今まさに想像していた人物――エステルが
立っていた。
「おお、これは麗しの姫君。我が魂の安息所へようこそ。気が変わって一緒に
飲もうということかい? しかしあいにくジン殿はもう退去してしまってボク
しかいない。いや、むしろ好都合と言うべきか?」
「なに変なこと言ってんのよ。飲みに来たんじゃないの。ていうかわたし未成
年だし。あなたに用があって来たのよ」
「おお、そうなのか。しかし、ボクの愛しき王子様の姿が見えないね。珍しい。
どうかしたのかい?」
「ヨシュアはもう寝たわ。ひとりで来たの……ちょっと個人的な事だから」
「ふうむ」
オリビエは口に運ぼうとしていたワイングラスをテーブルに置き、目元にわ
ずかだが素面を取り戻した。
「というと……プライベートな相談とか?」
「ま、まあね……」
なぜか視線を泳がすエステル。
「ふむ……どうやら、キミにとって大事な話らしいね。しかしこの通り、ボク
は酒が入っている状態だけど、それでもいいのかい?」
エステルはコクリと頷いた。「仕方ないわ。思ったより酔ってなさそうだし。
それに今、相談できそうな人はあなたぐらいしかいないんだもの」
「なんか引っかかるが……いいでしょう。キミさえその気なら、この頼りがい
ありまくる胸をいくらでも貸してあげよう」
「あ、あはは……ありがとう……大丈夫かな……」最後の方はボソボソと小声
だった。
「ん? 何か?」
「な、なんでもない」
と言いながら、エステルはオリビエの向かいに座った。
オリビエは儀礼的にワイングラスを持ち上げて、「飲む?」と示したが、エ
ステルは首を振る。
「だから飲まないってば〜」
「フ、これは失礼。酒席を共にする人に杯を勧めるのは、半ば義務と化してし
まっていてね。人間、酔ったほうが気分が楽になる時もあるというものだし」
すると、エステルは考える目つきになった。
「そうなんだ……」エステルはオリビエの手の中にあるワイングラスをじっと
見つめた。「……じゃあ、ちょっとだけ貰おうかしら」
「うん?」
オリビエは少し驚いて眉を上げた。本当に飲む気になるとは思わなかったか
らだ。
(……夜中に独りでこっそりと、プライベートな相談をしに、か……)
オリビエは給仕を呼んでグラスをもう一つもってこさせると、そこに赤ワイ
ンを注ぎながら、
「うーん、エステル君らしくなく、なにやら深刻そうな悩みを抱えてるみたい
だね」
と、ちらと少女の表情を見た。ありありと動揺が走った少女の顔。
「え……そ、そんな風に見える?」
「普段はもっとはきはきしてるじゃないか。その落差を考えれば、けっこう深
い悩みかもしれない、と推察するのは至極当然のことさ」
「なるほど……意外と鋭いのね。相談しに来て正解だったかも」
「フフ、キミはボクを大いに誤解しているようだね。天はこのオリビエ・レン
ハイムをこよなく愛し、才を一物も二物も与えてるのさ。ああ、げに恐るべき
は我が天賦の才……」
「もう、あたし本当に悩んでるんだけど。もっと真面目に聞いてくれない?」
エステルの抗議をフッと柔らかい笑みに包み、真顔に戻るオリビエ。
「それはすまなかった。ボクも本当に困っている人を茶化すような事はしたく
ない。その辺はちゃんとわきまえてるつもりさ。じゃーそれでは、人生の酸い
甘いを噛み分けたお兄さんが、青春まっただ中のうら若き少女の悩みを聞いて
あげようじゃないか。どーんときなさい」
と、胸を張って叩いた。
「ほ、本当に大丈夫かなあ……」
そう言いながら、エステルはワイングラスを取った。ちょっとおっかなそう
に傾け、わずかな量を喉に流し込む。
「どうだい、このワインの味は?」
「ん……まあまあね……ていうか、美味しいかも……」
「そうだろうそうだろう。ビンテージ物だからね。喉ごしはあくまで天鵞絨の
ように優しく、恋する乙女のように甘く切なく、かつ口の奥まで広がって消え
ない豊饒の味わい……気分を落ち着けるにはピッタリの美酒さ。いや、それに
してもエステル君はお酒飲めたんだね」
「よくシェラ姉やアイナさんの酌してたから、そりゃ少しは覚えあるわよ。で
も、お遊びでちょっと試したことがあるぐらいだから、下戸じゃないって程度
よ?」
「ハハハ、いや、それが普通だよ。普通に飲むのが何よりさ、普通がね……」
本気で安心したように、フウとため息をつくオリビエ。心なしか弱々しく映
る。そんな姿を、エステルはなかば同情したような憐れみの瞳で見つめた。
「ま、まあそれはいいとして……」オリビエは何かを振り切るようにザッと顔
を上げた。「キミの悩みの方だが、大体予想はつく……ヨシュア君とのことだ
ろう?」
エステルはびっくりして目をまん丸にした。「な、なんでわかるの!?」
「ハハ、嘘がつけないね」と、グラスを持ち上げながらニッコリ笑うオリビエ。
「で、彼とはどのぐらいまで進んでるんだい?」
ボッと火がついたように、エステルの顔が真っ赤に染まった。
「な、なに言い出すのよ!? ど、どど、どれぐらいってなんのこと……!?」
「ありゃりゃ。しかし、ボクと別れてからも二人はずっと一緒だったんだろう?
何か進展はなかったのかい?」
「あ、あたしとヨシュアは家族だから……そ、そんなこと全然……!」
「んん〜?」
じゃあ何の相談だ、とオリビエは思ったが、
「それなら、ヨシュア君と喧嘩してるとか……でも、二人がぎくしゃくしてる
ようには見えなかったけど。むしろ、前にも増して息が合っているよ」
「ほんと?」
「ああ、保証する。エステル君とヨシュア君は、どんな組み合わせよりも素晴
らしい最高のコンビさ」
エステルにパアッと嬉しそうな笑顔が広がった。が、すぐにしょんぼりして
視線を自分の膝の上に落とす。
「うん……ヨシュアとは問題なく……うまくいっているわ……これまで通り仲
の良い兄弟としてね……そう……これまで通り……」
エステルが言葉を切ると、しばしの間、テーブルに沈黙が降りた。
「……なるほど……」
かすかにうなづくオリビエ。
「短い間とはいえ、ボクもキミ達二人を見てきた人間だからね。エステル君と
ヨシュア君の微妙な関係は理解したつもりだし、キミの悩みはわかるような気
がするよ」
恥ずかしそうに頬を染めるエステル。
(色恋とは無縁な子だとばかり思っていたけど、なかなかどうして、エステル
もようやくそういう方面に興味が出てきたというわけだ。女の子としては遅す
ぎるぐらいだけど、まあ……彼女にしてみれば早い方かもしれない)
「正直言うと……あたしも自分自身の気持ちがよくわからないの……本当にヨ
シュアのことが好きなのかなって……家族としての愛情と履き違えてるんじゃ
ないかって……とても怖くなる時もあるの……」
「キミ達の場合は事情が複雑だからね。お互いに大事な家族として想い合って
るようだし、気持ちは理解できるよ。でも、彼を異性として意識するのは別に
間違っちゃないと思うよ。血は繋がってないんだし、同性のボクから見ても、
彼は男として申し分ない素養の持ち主だ。さすがにボクには敵わないが、将来
いい男になるよ。彼を射止められる女性はさぞや幸せだろうね」
「そ、そう思う? エヘヘ、そう言われるとなんだかあたしも誇らしい気持ち
になっちゃうな」
「キミからしか見えないヨシュア君も、いいところをいっぱい持ってるんだろ
う?」
「もちろんよ!」
そうハッキリ答えるエステルの顔は、まるで陽春の輝きを放つようであった。
オリビエはまぶしそうに目を細めて微笑んだ。
「外側にいるボクの立場から意見を言わせて貰うと、エステル君とヨシュア君
が結ばれるのに邪魔な歯止めは何一つとしてない。まさにお似合いの男女だ」
「ありがとう。でも……」
またシュンとするエステル。
「ヨシュアの方は、あたしのことを家族や兄弟としてしか見てないみたいなの
……二人きりで旅する時間も多かったんだけど、それもむしろ家族としての想
いが強くなったみたいで……それはそれですっごく嬉しいんだけどね……」
と、寂しそうな微笑みを浮かべながら語った。
「そうか……」
空になった自分のグラスを満たしながら、オリビエは言った。
「それに対して、キミは今回の旅でヨシュア君のことが一人の男性として好き
になってしまった、というわけか……。すると……重要なのは、キミ自身がど
うしたいか、だね」
「あたしが……?」
「そう。キミ次第だ。家族だからどうとか、ヨシュア君がどう思ってるかとか
は問題じゃない。彼にその気がないのだったら、キミがその気にさせるしかな
いんだ。キミがヨシュア君と結ばれたいのか。それとも結ばれなくてもいいの
か。あるいはこれからも兄弟家族としての関係でいたいのか。それが重要だ。
キミ自身が望む道を決めるといい。どの道も間違っちゃいない」
「あたし自身が道を決める……」
「自分の気持ちに正直になって選ぶといいよ」
「あたし……あたしは……ヨシュアと……」
「……結ばれたい?」
オリビエが確認するように訊ねると、かすかに、だが確かに頷くエステル。
「そうか……ま、それが一番だとボクも思うよ」
「でも……ヨシュアはあたしを家族としてしか思ってない……好き、なんて告
げたら……」
「関係が壊れて彼が離れていくかもしれないのが……怖い?」
「うん。そんなの絶対にやだよ……」
「だとしたら、その気にさせるしかない。振り向かせるしかないさ」
「えっ……?」
「まずは彼に気付かせるのさ。異性としてのキミをね」
「でも……どうやって?」
「う……。……うーん」
本当の意味での問題は、まさにそこだった。気持ちにレールを敷くのは出来
る。だが、これは……。
「ね、ちょっと立ってみてくれないかい」
「え? う、うん」
エステルが素直に従って立ち上がると、オリビエはしばらく眺めた後、「今
度は後ろ向いて」と注文する。
戸惑いながらもくるっと半回転し、オリビエに背中を向けるエステル。
「な、なんか他のお客がこっち見てるよ。恥ずかしい……」
「フフ、注目されるのは悪いことじゃないさ」
オリビエはエステルを「観察」した。
胸は……お世辞にも膨らんでいるとはいえない。戦闘するには動きやすい大
きさだろうが、この部分で女性らしさをアピールすることは難しいだろう。腰
つきや臀部はまあまあ育っているものの、やはり未成熟といっていい。ボディ
バランスは見事に整っているが、総合的な外見でエステルを女性として見るに
は、かなり無理しなければならない。遊撃士になるために普通の娘とは違う育
ち方をしたのを差し引いても、女として見られるようになるのは、まだ当分先
の話だろう。
しかし、だからといって見目が劣るわけでは決してなく、16歳という青い
器も充分に魅力的なものだった。
「な、なにジロジロ見てるのよぅ」
と、エステルは居心地悪そうに身じろぎした。
「いや、女らしさを測るための目視点検さ」
「そ、そうなんだ。ところでもういいかな……立ちっぱなしもけっこう恥ずか
しいんだけど……」
「ああ、お疲れ様、もう座っていいよ。うーん、それにしても……」
オリビエは考え込むような顔つきをしながら腕を組んだ。
しかしその実、心の中でひそかにため息をつく。
前にも本人を前にして言ったような気もするが、素材は悪くない。それにま
だ成長過程の年齢だ。エステルのような娘に惹きつけられる若者も、どこかに
必ずいるだろう。いや、今日の武術大会でのエステルの活躍を見て、彼女の勇
ましさに惚れた男の一人や二人ぐらいいるはずだ。ただ、女としては……
「ハア……」
「な、なにため息ついてんのよ」
「いやね……こればっかりは、すぐに解決する妙案などないし、かといって今
のままじゃダメだろうし……」
「ダ、ダメって……なにが?」そこはかとなく不安そうなエステル。
「ウウーンンン……! ……エステル君、キミはキミ自身、女性的な魅力があ
ると思うかい?」
「え"ッ……」言葉に詰まるエステル。「そ、それは……えーと……つまり……
その……オリビエから見ても、あたしにはその……無い……ってこと……?」
「……まあ……ありていに言えば……そう」
「ううう……!」
一気に落ち込むエステル。
「こう想像してみればハッキリ実感できる。例えば、今のままのキミでヨシュ
アにアタックする。……さて、女として彼の気を引ける自信はあるかい?」
「な、無い……」
エステルは情けない顔つきで力無く首を振った。
「だろうなあ……しかし、こればっかりはどうにも……キミ自身が変わるしか
ないねぇ……」
「う"〜……でも……今更どう変われと……遊撃士としての仕事もあるし……
大きな事件に首突っ込んでるし……そもそも、どうやったらいいかもわからな
いよそんなの……」
二人はそろってため息をついた。
微妙に重苦しい時間がしばらく続いた。
(相当にエステル君は悩んでいるようだねえ……)
目の前でしょんぼりとうなだれているエステルを眺めながら、オリビエはし
みじみと思う。この即断即決直情娘がここまで吹っ切れずに悶々としていると
いうのは、かなりのものといっていい。彼女にとって、ヨシュアという少年は
それほどまでに大きな存在なのだ。心の奥底まで根付いた想いなのだろう。あ
るいは、家族の絆が捨てられないのかもしれない。
この少女ほど色気のある話が似合わない娘も居ないだろうな〜、などと思っ
ていたが、ところがどっこい、エステル・ブライトはちゃんと女としても育ち
つつあるのだ。
自分が離れていた期間はそれほど長くなかったはずだが、とオリビエは頭の
中で日数をかぞえてみたが、この年頃の若者が少し会わなかっただけでまった
く違う貌を見せるというのは、有り得るような気がした。
(それにしても……。……これは面白くなってきたね……)
心の中でそうほくそ笑むオリビエ。
これは、ひょっとしてチャンスではないだろうか──うまくすれば、エステ
ルを──
あと幾節か歳が巡れば自然に匂い立ちながらほころび咲くだろう、膨らみは
じめたばかりの青い蕾。しかし今、手を加えてその時期を早めることは──エ
ステルの年齢を考えれば、決して尚早ではない。まだ穢れをしらない純真でし
なやかな体と心に、性の悦びを刻み込んでいく──
カッと体が熱くなる。
(エステル君を立派な『女』に仕立て上げてから、ヨシュア君に渡すのも……
悪くない……フフ……フフフ……)
ムクムクと、彼の心の奥底で、何か黒いものが起き上がり蠢いていた……
エステルのグラスの中身がだいぶ減った頃、
「……よい方法がないわけじゃないよ」
と、ふいにオリビエがポツリと呟いた。
「えっ」
エステルの顔が持ち上がり、すがるような表情。
「ホント!?」
「ああ。即効ではないが、その方法ならわりあい短期間で女らしいところが生
まれるかもしれない。恋愛の武器に使える副効果もある。ただ……」
「ただ?」
「それを実行するには、ボクのやることを全面的に信頼して従ってもらわなけ
ればならない。ボクとキミ、お互いの深い結束が必要なんだ。それなりの覚悟
もいる。それでも構わないなら、エステル君の女らしさを向上させる『ヨシュ
ア♥エステルのラブラブ大さくせ〜ん(原案協力:オリビエ・レンハイム)』
を提案するのにやぶさかじゃないよ」
「やる! やるやる!」
ワイングラスを掴むと、ぐっと一息に飲み干し、跳ねるようにエステルは立
ち上がった。興奮で目がキラキラと輝いている。
「お願いオリビエ! 作戦名は長くて変だけど、あたし頑張るから! 信頼す
るって!」
「そ、そうかい。いいネーミングだと思うけどなあ……まあいい、キミがそこ
までやる気なら、早速始めようか」
「え……今からできるの?」
「むしろ好都合だよ。じゃ、場所を移そうか」
「う、うん」
そうして、二人は居酒屋サニーベル・インを後にした。
「ここって……」
エステルは驚いてその建物を見上げた。
無理もない。
オリビエが案内したのは他でもない、そこは、彼女の泊まっているホテル・
ローエンバウムだったからである。
「まさか、あなたもここに泊まってるの?」
「いや、ボクが泊まっているのは別のところさ。今日はもう遅いし、同じホテ
ルなら帰りの心配をしなくていいじゃないか」
「あ、な〜るほどね。あたしの都合考えてくれたんだ。ありがとう、オリビエ」
「ただし、部屋が空いてなければ残念、教習を始めるのは明日からだ」
「わかったわ」
オリビエがロビーの受付で確認すると、幸いなことに昨日の予選に敗退した
チームが引き払った部屋が空いていた。オリビエが受け取ったキーには、「1
03」と書かれていた。
「この階だね。エステルが泊まってるのはどこだい?」
「201よ」
「一階上か」
「教えてもらう立場だし、部屋代はあたしが払うわ」
「いやいや構わないよ。ついでに泊まればいいしね。じゃ、行こうか」
二人が入った部屋は、室内の装飾や調度などエステルの部屋とほとんど変わ
らない作りだった。
オリビエは部屋の真ん中でざっと室内を眺め渡すと、満足げに頷いた。
「さすがは王都で一番大きいホテルなだけあって、格式ある優雅な雰囲気だね。
趣味もいい。ボクに相応しい寝室だ……ところで、エステル君はもうお風呂に
は入ったかい?」
「うん、出る前に」
「そうか。ボクはまだ入ってないから汗だらけでね。悪いけど、始める前に入
浴させて貰ってもいいかな?」
「別に構わないわよ」
オリビエは浴室のカーテンを閉める時、
「覗かないでね☆」
と、茶目っ気たっぷりにウインクを送った。
「……あのねえ……」
エステルはこめかみを押さえ、
(こういうとこさえなければもっと頼もしく感じられるのに、ハァ……)
と、呆れながらベッドに腰を下ろした。
「お待たせ〜」
と、さっぱりした陽気な声とともにオリビエが出てきたのを見た時、エステル
はギョッと固まってしまった。
腰にタオルを巻いただけの半裸。細身ながらも引き締まった白い裸体が、風
呂から上がったばかりで血行よくほのかに染まっている。
「ちょ、ちょっとオリビエ……目のやり場に困るんだけど」
と、目を逸らす。
「いや〜湯上がり後はこうやって体を冷やすのが気持ちいいんだよ。別に恥ず
かしがらなくてもいいじゃないか。男の半身なんてよくあることだし」
「ま、まあそうだけどさ……」
「悪いけど、しばらくこのままで居させて貰うよ」
「う〜……仕方ないわね……」
ベッドは二つ並んでおり、エステルは廊下側のベッドに座っていた。オリビ
エは向かい合うようにしてもう一つのベッドに座った。
「お、フカフカ♪ さぞやいい夢が見られるだろうねえ」
「うん、気持ちよくぐっすり眠れるわよ」
「それは楽しみだ」
「ね、ねえ、それより……あたし、本当に女らしさなんか身につけられるのか
な……? 正直、そっちの方面は苦手っていうか自信ないっていうか……女の
子らしいことなんて全然したことないから、よくわかんないんだよね……」
「ヨシュアの気持ちを変えたいなら、まずは自分を変えないとダメさ。さっき
も頑張るって言ってたじゃないか。なあに大丈夫、ボクに任せてくれれば、自
然に女らしくなっている自分に気付く時が来るよ」
「そうなんだ。うん……ありがとう。頑張るからよろしくね、オリビエ」
「承った。じゃ……まずは再確認から。第一に、エステル君はヨシュア君と男
女として好き合いたいと願っている……だね?」
「改めて言葉にすると、なんかこっ恥ずかしいけど……その通りね……」
「まあ、その辺キミ達の関係は独特だからねえ……だが、そういう想いがある
のは確かなんだろ?」
頷くエステル。頬は真っ赤になっていた。
「ははは、青春だねえ……よし。じゃあ第二に、エステル君が今どれぐらい女
性的魅力が備わっているか、だが……。ボクはこの麗しき美貌のおかげで多く
の女性たちと付き合い、華やかなゴシップを数知れず流したものだが、その豊
富な経験から言わせて貰うと、さっきも言ったとおり……キミの名誉にかけて
決してブスではないんだが……皆無だ」
「何度もそうハッキリ言われると、正直ヘコむわ……」
顔を悲しげにゆがませるエステル。
「現状確認にすぎないから今は我慢してくれたまえ。第三に、ヨシュアの気持
ちだ。彼はキミのことを家族以上には想っていない、というのは……そうなの
かい?」
エステルは辛そうな顔で頷いた。
「ハッキリ言ったもの。家族兄弟として助けになりたい、って……」
「フゥム……そうなると、やはり。エステル君の女らしさを開花させ、彼にキ
ミの女性的な面を見せて惹きつけなければ、何も始まらないな……よし、再確
認終わり。さて、エステル君」
「うん」
「さっそくだが、服を脱いでくれたまえ」
「……へ?」
一瞬、キョトンとするエステル。
「え……今なんて……?」
「いや、だから服を脱げと」
「えええ!? な、な、なんでよ!?」
エステルは真っ赤になり、かばうように自分の体を掻き抱いた。
「あのねえ、エステル君……」呆れたようにため息をつくオリビエ。「ボクを
全面的に信頼してくれと言ったよね?」
「それと服を脱ぐことにどういう関係が……」
「覚悟がいるとも言った。いい方法とはいっても簡単に出来ることじゃないし、
一朝一夕に身につけられるものでもない。キミを女らしくさせるためには、そ
の体に直接色々と教え込む必要があるんだ」
「え……えええ〜……」
「ちなみに何をやるかというと、まずは服を全部脱いで貰ってキミのネイキッ
ドを隅々までチェックする。素材を生のままの状態で確認しないと、具体的な
対策も立てられないからね」
「ぜ、全部脱ぐの……!?」
「そう。この際言っておこう。これから起こることは、たぶんほぼ全てがキミ
にとって未知の世界だ。経験のないキミにとっては恥ずかしい事ばかりだろう。
荒療治といってもいいから、次々と降りかかる驚きと衝撃に心は混乱し、恥辱
の極みに達するかもしれない。だが、それを耐えなければ光は見えてこない。
武術だってそうだろう。最初は不可能だった術技も、修練を積むことによって
成功させられるようになる……それと同じだ。その辺をどうか理解して欲しいな」
「そ、そうなんだ……くくく……わ……わかったわよ……脱げばいいんでしょ
……脱げば……!」
不承不承、エステルは立ち上がると、おずおずとジャケットに手をかけた。
「……あっち向いててよ」
「いや、ダメ。もう特訓は始まっている。男であるボクに見続けられながら脱
ぐんだ」
「そ、そんなあ〜……」
(見られながら服を脱ぐだなんて……そんな……)
エステルは恥ずかしさで耳まで赤くなりながら、ぎこちない動作でジャケッ
トを脱ぎ、ベッドの上に投げた。
「次はスカートかな」
「……!」
一瞬、逃げようか――という考えが頭によぎった。こんなことになるなんて、
思いもよらなかった。
でも、とエステルは戸惑った。
ここで逃げたって何の解決にもならない。ヨシュアは今のまま、家族として
あたしを大事にしてくれるだろうけど、それ以上には想ってくれない……。そ
れに、オリビエはあたしのためを思って協力してくれているんだ。飛行船行方
不明事件の時もそうだったけど、いざという時には頼れる存在になってくれる
奴なのかもしれない。いえ、あたしもそう考えたからこそ、オリビエに相談し
に来たんだし……。
エステルは緊張を抜き取るように深い息をはいた。
「じゃ、じゃあ脱ぐね……」
「覚悟したようだね」
エステルのスカートは機能性が重視されたデザインで、激しい運動でも簡単
に脱げ落ちないようベルトでしっかりと固定されている。そのベルトのバック
ルをいじって留め金を外し、ゆるめる。
指が離れると、普通のものより重みのあるスカートはストンと床に落ちた。
ノースリーブの素っ気ない白いシャツと黒いスパッツという、色気よりもス
ポーティーさを感じさせるラフな姿になったエステルは、落ち着かなそうにモ
ジモジと身体を動かした。
「ね、ねえ……本当にこっから先も脱がないといけないの……?」
「今、エステル君は男のボクに見られながら脱衣することで、緊張と羞恥を覚
えているね?」
「あ、当たり前じゃない」
「いやいいんだよ、それで。他人の、しかも男の目が気になるのは、女として
の自覚がある証拠で、好ましい傾向だ。羞恥心は女性らしい心理の主な性質。
恥じらう乙女は特に可愛いものだ。そこに男は惹きつけられる」
「じゃあヨシュアも……なのかな?」
「男だったら多かれ少なかれ、必ずそそられるとボクは確信するね。ただ、ヨ
シュア君の場合はだいぶフェイスガードが固そうだけど。それを突き崩すのは
並大抵の努力じゃいかないよ。だから当然、その下も脱ぐんだ。もっといっぱ
い恥ずかしさを覚えて貰うためにもね」
「えええ〜!?」
「お遊びじゃないんだ。ボクのやり方に不満があるんだったら、これで帰らせ
て貰うよ」
オリビエはそう言って腰を浮かそうとした。
「ま、待って! わかったから……脱ぐから……!」
「オーケイ♪」ベッドに座り直すオリビエ。「恥ずかしがらずに、なんて言わ
ない。大いに恥ずかしがりながら脱いでくれたまえ」
「ううううう……」
恥ずかしさで半泣きになりながら、エステルは靴を脱いでスパッツに手をか
けた。この下はもう……下着しか着けていない。
下着姿なんて、ヨシュアにも見せたことがなかった。一回だけ、エステルの
着替え中に知らずに部屋に入ってこられて見られたことはあるが……あの時、
ヨシュアは即座に後ろならえで部屋から飛び出、扉の向こうから平謝りに謝っ
てきた。ヨシュアらしいというか何というか……沸き上がろうとしていた怒り
はすぐに消え、そこまで焦ることないのに、とエステルは可笑しくなった記憶
がある……。それからというもの、ヨシュアは必ずノックをするようになった。
そしていつしか、本当の兄弟のように、いくら薄着になっても動揺を見せな
くなったヨシュア……。
スパッツがずり降ろされ、脚から離れた。淡い萌葱色のスポーツパンツを隠
すように、エステルはシャツの裾を引っ張った。顔はもう真っ赤っかだ。
オリビエはニヤニヤと笑みを浮かべながら、その様子を眺めている。
「そう、その恥じらう感じだ……あ、靴下も脱いで……そうそう、素足の乙女
いいよいいよー」
覆うものが何もなくなり剥き出しになった脚を、恥ずかしそうに交差させる
エステル。
「あ、あたしの脚って太いでしょ……腕もそうなんだけど……他の娘(こ)と
かってもっと細くてすらっと……きゃ!」
可愛い悲鳴が上ったのは、オリビエがエステルの足元にかがみ、太腿やふく
らはぎなどを触ったり揉んだりしはじめたからだ。
「な、なにするの……!?」
「いや……ブレイザーの仕事をこなしてるだけあって、身体の重みをしっかり
と支えられるしなやかで強靱な脚だ。柔らかく弾力のある筋肉、すべすべで張
りのある肌、脚線美も充分。卑下することはない、自慢できる素晴らしい脚だよ」
「あ、ありがとう……でも……」
エステルの戸惑ったような声。
オリビエの触診する手が徐々に上がってきて、裾をめくって腰の辺りまで触
れてきたからである。
「あ……ちょっと……!」
股間の正面にオリビエの顔がある。
(は、恥ずかしすぎるよう〜!)
あまりの恥ずかしさに、からだがカーッと火照ってくる。
「脚は付け根まで見ないとね。……おや? 震えてるね」
「だ、だって……!」
「いや、いいんだよ。ここまで男に間近から見られて、気分が昂ぶらないほう
がおかしい。しかし、今のボクは男であると同時に教官だと考えてくれたまえ。
ボクはこれがエステル君のためになると信じてやっている。だから、キミもボ
クを信じて身を任せて欲しいな」
「う、うん……」
(おお……!)
コクリと頷いたエステルの、目の端に涙を溜めた、なんという可愛らしい仕
草……! いつもの元気溌剌な姿とのギャップとも相まって、オリビエの昂奮
を掻き立てる。
「いいよエステル君、その調子だ。どんどん良くなってきてる。さあさ、次は
シャツもだ」
エステルは震える手でシャツの端に手をかけ、裏返しで脱いでいく。長いツ
インテールが狭そうにネックを潜り抜けてブワッと滝のように広がると、つい
にエステルはブラとパンツを付けただけの姿になった。
パンツと同じ色柄のスポーツブラに包まれた膨らみは控えめといってよく、
お尻もやや肉付きにとぼしかったが、背すじはスラッと伸び、どこにも余分な
ぜい肉はついておらず、自然にバランスがとれた美しいボディラインであった。
オリビエはすっくと立つと、エステルの背後に回った。
「な、なに……きゃ!」
オリビエの体が後ろからピタッと密着してきたのである。オリビエもタオル
一枚の姿なので、直に肌が触れあってしまう。エステルの体温はますます騰が
り、動揺を抑えようとして頭の中がパニック状態になった。
「あ、や……あ……!」
「検査はこれからが本番だ。じっとしててくれたまえ」
そう言うと、オリビエはエステルの腕や肩、脇腹などをまさぐり始めた。
「え……あ……や……!」
「ウン、上半身も背がシャンとしてて、均整がよくとれてる。ただ、ここはも
う少し厚みがあった方がいいね」
エステルが、「え?」と思った時にはもう、それは起こっていた。
オリビエの手が背中に回り、「プツッ」と軽い音がすると、エステルの胸を
覆っていたブラジャーが外れて落ちていったのである。
「やっ……!?」
エステルが反応する間もなく、すばやく前に移ってきたオリビエの手が、高
いとはいえない丘陵を両側からくるむように包み込み、なぜ上げていく。
「あ……や……ちょっ……!?」
「おっと、暴れちゃダメだよ」
エステルが身じろぎしたが、オリビエの手は吸い付いたように離れず、動き
が繰り返され、本人の性格と比べてずっと大人しい双つの乳肉が、小波を打つ
ように上下に動いた。
「男って生き物が重要視する女体の最たるポイントは胸なんだ。人によって趣
向は異なるが、通常は標準以上のボリュームがあった方が男は悦ぶし、見栄え
的にもいい」
オリビエは揉み続けながら言葉を継いだ。
「エステル君の場合はちょっと肉厚が不足しているけど、乳房を支える胸筋は
発達しているし、こうしたマッサージで定期的に刺激を与えることによってボ
リュームも増していくよ。ん? どうしたんだい?」
「あ、あの……そこ……あんまり弄くらないで……くすぐった――あ……!」
「え、ここ?」
オリビエはエステルの乳輪をくすぐり乳首をつまんで軽く引っ張ったりした。
途端、エステルのからだがビクリと震える。
「ハァンッ!」
「お、いいね、いいよその反応」オリビエはエステルの背後でいやらしい笑み
を浮かべた。「感度も大切だ。よく感じてくれる女に男は夢中になるものさ」
「あ、あぅぅ……な、なんか、変……今の……」
「ああ……こういった経験は初めてなんだろ?」
エステルが頷くと、オリビエは心中で小さく快哉を上げた。本当にエステル
とヨシュアはちっとも進展してなかったのだ。エステル自身も純真そのもので、
変なことは覚えていないようだ。
(これは……意外とあっさりと騙せるかもしれないな……)
一人の何も知らない純な娘を汚し、自分色に染め上げられるかもしれない……。
たまらない愉悦をオリビエは感じた。
(ヨシュア君、エステル君のからだはいただくよ……)
「さっきも注意したけど、エステル君にとって未知の世界だ。慣れるまではボ
クの手ほどきだけが道しるべと思って、信じて身を任せてほしい」
「う、うん……」
オリビエはエステルの腰に腕を回して引き、ゆっくりと後ろのベッドに倒れ
た。羽毛の高級ベッドは、二人分の体重を受け止めて柔らかく沈んだ。
エステルのからだを乗せたまま、オリビエは胸の愛撫を続けた。
「女の子は男の子にこうされると、気分が高まってしまうものなんだ。決して
変なことじゃない。しばらくは自然体で弄られるままに感じていて……」
「は、はい……ん……んん……」
オリビエがしばらく揉んだり撫でたりしていると、徐々にエステルのからだ
に熱が帯びていくのがわかった。
「ん……ん……あ……は……」
さらに滑りがなめらかになりはじめた。エステルの肌が上気し、うっすらと
汗が浮いてきたからである。
(あ……? おしりになんか当たってる……?)
それはオリビエの勃起したペニスだったが、性知識に乏しい少女には何なの
か解らず、その熱く固い感触が妙に気になったが、今はそれよりも胸の方が抜
き差しならぬ事態になっていた。
(あぁ……なんか……へん……くすぐったいけど……あん……)
「どうだい、エステル……胸はどこを触られると特に感じる?」
「あ……あぁ……」少女の唇がわななきながら動く。「ち、乳首触られると…
…あぁ……!」
「じゃあ、乳首を丹念に責めてあげよう」
オリビエは上下を逆転させ、エステルに覆い被さると、なだらかに膨らむ丘
の頂上にある可憐な蕾を口に含み、コロコロと転がすように舐め回した。もう
片方も親指と人差し指でクリクリと柔らかく揉みしごく。
「ひゃぁんッ!」思わずエステルの口から気持ちよさげな声が上がる。「だ、
だめぇ……! あ、ああ、あ、ひ、あぁ……! お、おかしくなっちゃう……!」
「気持ちいいかい?」
「う、うん……変なのに……体にしびれが走ったみたい……!」
「正常な反応だね。いやむしろ良好だ。それでいいのさ。初めてで怖いところ
もあるだろうけど、どんどんと今の気分を覚えていくんだ。からだに吸収させ
ていくようにね……」
「は……はい……」
すっかり素直に頷くようになったエステルを見て、オリビエは内心ではほく
そ笑み、外面では教官が教え子の態度に殊勝さを認めたように頷き返した。
「よしよし。エステルは覚えが早くていい子だ。じゃあ、続けるよ」
オリビエはさらに愛撫の手を広げた。脇、首筋、耳元、背すじ、脇腹、腰…
…下半身以外で女体の弱い部分を重点的に責める。敏感なところをまさぐられ
る度にエステルのからだは揺れ、震え、あるいは跳ねた。最初はくすぐったそ
うな感じで、「やだぁ」とか、「いや……」などと我慢できずに身体を逃がす
場合も多かったが、オリビエはエステルの反応を見ながら、彼女が気持ちよさ
そうになる箇所を探し出し、さらにそこを中心に責めを組み立ててゆく。
エステルは次第にオリビエの手に絡め取られていくようにして逃げなくなり、
それとは変わって熱い吐息をつくようになっていった。
「あ……ん……はぁ……んんッ……んあ……」
(はぁ……なんか……へん……)
からだが火照り、おかしな気持ちになっていく自分に戸惑うエステル。ただ、
悪い感覚ではない──肌と肉が痺れ、それからとろけそうなさざ波となって消
えていく──
気持ちよかった。
(これが……女らしくなるってことなの……?)
わからなかったが、オリビエがそう言うのだからそうなんだろう。
やがて、エステルはうっすらと瞼を閉じ、「ん……」とか、「あ……」と切
なげな吐息をつきながら、感じているという反応を如実に返すようになった。
感じやすい体質なのか、それともストリップが効いたのか、アルコールで感
覚が鋭敏になっているからなのか……いずれにしろ、オリビエの舌と指が蠢く
たびにエステルの瞳の光はぼんやりとしていき、オリビエを疑ってこの場から
逃げようという考えは何処かへ忘れ去ってしまっていくようであった。
エステルのからだから立ち上る体臭は晴天下の青葉のように若々しく、いつ
までも嗅いでいたくなる自然な健やかさに満ちあふれていた。これだけでもエ
ステルを抱ける価値が十二分にあったと、オリビエはどんな香水にも劣らない
その匂いを満腔に吸い込む。この匂いは覚えておこう。男を知ってしまえば、
変わってしまうかも知れないのだから……
「は……ん……あぁ……んん……あ……あっ……あぁ……」
エステルの唇から、いつしか官能的な喘ぎ声が漏れるようになっていた。
すっかり紅潮した頬で、
「あ……んんぁ……へん……へんなのぉ……あっ……ああぁ……こんな、こん
なのって……ん……んはぁ……!」
と、半分うわごとのように悶えるエステル。
「もっと気持ちよくなってきた……?」
「うん……はっ……んあぁ……そんな風に触られると……ひぇ、へんに……感
じちゃうの……ッ!」
「その調子だ……抑えちゃいけないからね……。気持ちいいなら、気持ちいい
ままに感じるんだ。考えずに感じるんだ……」
(で、でもこれぇ……なんか、どっかおかしくない……?)
わずかにまだ残っていた冷静な理性がそう告げていたが、オリビエの言葉に
乗せられている状態のエステルは、未知の経験に対する恐怖心がそう考えさせ
るものと、頭の片隅に追いやってしまう。
(だめよエステル……せっかくオリビエが教えてくれてるんだから……最後ま
で我慢してやり通さなきゃ……!)
そんなことを考えているうちにも、快楽が意識を侵食してゆき、理性の裾野
が厚い雲海の下に沈んでいく。
(あぁ……気持ちいい……すごく……これが……女らしくなるってこと……?)
オリビエの指や舌がエステルの肌を刺激するたびに心地よい感覚が身体じゅ
うに広がり、四肢がゾクゾクと震える。武者震いとは全く違う、全身から力が
抜け、甘く蕩けてしまいそうな気持いい震え――
上の空になっていくエステルの様子を眺めながら、
「じゃ、そろそろこっちも脱がすよ」
と、オリビエは両手をエステルの下に潜らせ、パンツ越しに双臀をやわやわと
揉みしだいた。
「あ……やあぁ……そっちは……」
「さすがに恥ずかしい気持ちが強いかな? でも、脱がしちゃうからね……ホ
ラ、膝を曲げて腰を持ち上げて……」
耳元で囁きながら、オリビエは手を動かす。
「あ……ああぁ……!」
睫を伏せながら言うとおりにするエステル。すごく変な気持ちで、身体がオ
リビエの言葉に従ってしまった。
ずり下ろされるパンツが立ち膝を登ってゆき、頂点を通って下りに入り、エ
ステルが恥ずかしそうに見ているうちに、とうとうベッドの外に投げ出さた。
そうして、ついにエステルは一糸まとわぬ姿になってしまった。
(ああ……あたし……裸に……)
男の前で裸になる意味がまだよく分かっていないエステルには、ただただ恥
ずかしいという感情でいっぱいだった。でも、できることなら、一番最初はヨ
シュアに見てもらいたかったという気もする。しかしそれは、今のままでは不
可能だと自分自身でも分かっているし、今はそんな願望を抱いている場合では
ない――
「どうだい。こうやって入浴や着替え以外で裸になった感想は?」
「すごく……恥ずかしい……」
消え入りそうな声で答えるエステル。
(オリビエがあたしのからだを隅々まで見てるよお……あぁ……)
エステルのアソコはやや上付きだった。よく発達した大陰唇と、うっすらと
茂った栗色の陰毛に包まれた秘裂からは、ピンク色の膣肉がわずかにのぞき、
てっぺんにはクリトリスの頭皮がちょこっと出ている。
オリビエはそれを眺めながら、
「でも、すごくドキドキもしないかい?」と尋ねる。
「うん……してる……なんか……へん……」
「それならいいんだ。恥ずかしくてもそんな気持ちになる……実に女らしい
感覚だよ。それにエステル、今のキミはとっても綺麗だ……」
「あっ……」
オリビエが再びエステルのからだをまさぐりはじめた。少しだけ収まってい
た体温がまた騰がっていく。再び意識に快楽の靄がかかる。今度は下半身にま
で腕が降り、太腿や内股も撫で回した。アソコの近くまでオリビエの手がきて
いる、という認識はない。エステルにはまだそこまでの知識はなかった。
(なんだろう……今の、『きゅん』って感じ……)
少しだけ緊張が軽くなって――先ほどよりも体が熱くなり、オリビエの愛撫
がより心地よく感じはじめている。オリビエの指や舌使いはあくまで薄絹を扱
うように幽かで優しく、決して痛くはしない。とても安心感があった。
そっと触れ去る程度なのに、その部分がビクビクと反応してしまい、その後
で全身が弛緩するように気持ちよさが湧き立って、からだの奥に沈み込んでい
ような感覚――
こんな感覚を刷り込まれていったら、気が狂ってしまうかもしれない――
エステルは半ば閉じ気味の目でオリビエの手の動きを追い、この気持ちよさ
をどうやって生み出しているのだろうと見極めようとしたが、まるで幻に包ま
れたように分からない。エステルから見たオリビエの指の動きは、ただ単に触
り、撫でているだけであった。それなのに、彼の指が揺らめき動くたびに、た
だごとではない快感が生まれるのである。
(わからない……あぁ……でも……考えなくていいって言ったし……)
いつしか、エステルは考えることをやめ、オリビエが与えてくれる溶けるよ
うな快感に意識を集中するようになった。それでもっと楽になった。
「あ……は……あ……はぁぁ……!」
段々と緊張が解かれていくエステルの様子に、オリビエは笑みを深くする。
「ずいぶんと気持ちよくなってきたみたいだね」
「はぁ……あん……からだが……からだがおかしいの……オリビエに色んなと
こ触られて……恥ずかしいんだけど……でも熱くて……こんなのって……」
「その調子だよ。気分が乗ってきたら、無理して落ち着こうとしなくてもいい。
感じるままに……おかしくなるままに……からだが熱くなるままに身を任せる
んだ……」
ぷっくりと膨らんだ乳首を口に含み、内股や脇をしきりに弄くりながら、呪
文を唱えるようにそう言うオリビエ。
「ひ……ん……んん……あ……!」
口を半開きにしてからだをぷるぷると震わせ、エステルは焦点の霞む視線を
中空に彷徨わせた。
(夢中になる寸前だな……よし……)
オリビエは内股をさすっていた手を徐々にずらし、湿り気を帯びた熱さを発
する方へと向かわせる。
クチリ――と、ソコに触れた時、「あ……!」とエステルは高い喘ぎ声を出
したが、特別驚いた反応はなかった。もう、どこを触られているか細かく感じ
られないのかもしれない。
人差し指と薬指で秘裂を割り、中指を入れる。うっすらと湿っていた。厚い
大陰唇にくわえ込まれるようにして中庭をなぞり、クリトリスにそっと触れる
ぐらいで折り返すと、
「ハァッ──ァンン……!」
エステルは嬌声ともつかぬ溜め息をつき、腰に一瞬力が入ってから弛緩しモ
ジモジさせ、からだを震わせる。
「エステル、可愛いよ……」
「ア、ア、ア……オリビエ……ア、アア……♥」
エステルは無意識に腕を持ち上げ、オリビエの首に回した。オリビエは抱き
寄せられるままに愛撫を続ける。
「アア、ア、そこ、そこ気持ちいい……すごく熱くて……い、い、いや、あ、
あ、だ、だめぇ……♥」
「フフ……いいよエステル、すごく可愛い……その調子だ……キミはどうされ
たいんだい……どうして欲しいか言ってごらん……」
「あっ……はっ……あぁ……いい……もっと……もっとしてほしいかも……」
「もっと気持ちよくなりたいのかい?」
エステルは目の端に陶然とした色を浮かべながら、コクコクと何度も頷いた。
「じゃあ、どこをもっと弄って欲しいんだい?」
「あぁ……」エステルの視線が下がったが、抱いているオリビエの身体があっ
て下半身が見えない。「今触ってるトコ……そこが一番熱いの……」
「ココだね。もっと強く触っていいんだね」
「うん……ッッ――♥ あッ! ああん!」
オリビエの指使いがせわしくなった。秘貝の殻がもっと拡げられて擦り上げ
られてゆく。入り口付近を浅く軽く突き回したり肉ビラを揉み撫でたりすると、
わずかに湿った音がし、今まで以上にエステルのからだが官能的にくねった。
「ア! アァ! アン、ンン……! ンンン、ダメェ……!」
「ここはどうだい?」
オリビエが指の腹でクリトリスを撫でると、
「ひっ!」エステルのからだがビクンと跳ね、わずかにのけぞった。「い――
あ、は――あぁ……!」
「ハハ、ここはかなり感じるみたいだね……」
オリビエはエステルに抱かれたまま少女のからだをだっこし、枕に彼女の頭
を移しかえた。今までベッドを横断しているかたちで戯れていたのだ。
それからオリビエはエステルの腕から抜け出し、足元まで下がると、彼女の
両膝を掴み、ぐいっとM字に拡げた。
「あっ……や……」
エステルは思わず閉じようとしたが、それより早くオリビエの身体が間に割
り込んでいく。
「あ、いや……こんなの恥ずかしい……」
「フフ……可愛いよエステル……やればできるじゃないか……キミの恥ずかし
いところをもっと見せるんだ……」
オリビエは少女の脚の内股をツー――と舐めながら、秘奥へ続く道を進んで
いく。エステルの腰が快楽にゾクゾクと震える。
「ひっ……あっ……ああぁ……!」
オリビエの頭が脚の付け根まで到達すると、さすがに気付いた。
「そ、そこはっ……きたないよぉ……!」
エステルにとってそこは、排泄をする器官という知識しかないのである。
「ちっとも汚くなんかないさ。こうして――」
唾液をたっぷりと乗せた舌を突き出すと、ピンク色の肉が覗く秘裂に埋め、
入り口付近をゆるゆると蛇行するように舐め回す。
「は――はゥゥゥンッッ!!」
肉を震わせ骨にまで染みるような気持ちよさがからだじゅうに反響する。
(んああぁ……! きたないところなのに──こんな――こんなのってェ……!)
体の芯が疼き溶かされるような甘い痺れ──
一瞬、我を忘れてしまった。
「――弄くられると気持ちいいだろう?」
「……あ……い……いぃ……」
「さあ、もっと弄くってあげるよ……」
オリビエはグイッとエステルの両脚を押し拡げ、股間にさらに顔を埋(うず)
めた。
エステルはたまらずにオリビエの頭を掴む──だが今度は抵抗しなかった。
「はぁ……あ……はぁぁ……♥!」
オリビエの舌が、指が、敏感に感じるところを蠢くたび、頭の裏側が痺れる
ような快感が全身を走ってしまう。
「ひ、ひぁ、ひああぁ……ッ! ひぃぃンンッ!!」
(いや……これ……これだめぇ……おかしく……おかしくなっちゃうぅ♥)
「ああ、美味だ……エステルのココはとても香しい……何にも汚されてない聖
女の如き味わいだ……いくらでも舐められるよ……」
オリビエはエステルの秘裂をいっぱいに拡げ、ピチャピチャといやらしい音
を立てながら舐め、とてもおいしそうに吸い付く。
「ひぁッ、んは、んはあぁぁ……! だめ、そこ、そんな、そんなにぃ……!
あぁ、だめへぇ……!」
「おお、ラブジュースが溢れてきたぞ……いいぞ、どんどんと女らしくなって
るよエステル……もっと感じまくるんだ……遠慮することはない……ヨシュア
君を振り向かせるんだろ……もっと女らしくなるんだ……感じまくるんだ……」
「あぁ……ヨシュア……ヨシュア……」
熱い吐息の狭間で愛しい人の名前を呼ぶエステル。
そうだ……これはヨシュアのために……女らしくなって……ヨシュアに振り
向いて貰う……女らしくなったあたしに家族以上の興味をもって貰うんだ……
ヨシュアのために……
ピチャ……ペチャ……ピチャ……
「あ、あ、あああぁ……♥」
だが、快感がフラッシュのように頭いっぱいに光り広がるたび、脳裏からヨ
シュアの顔が消えることに、エステルは気付いていなかった……
しん、として王都の夜が更けていく――
一階上にある部屋では想い人が寝ている。
──そんな事にすらもう気が回らないほど、エステルは快楽の虜となっていた。
「ぃ……ひんッ!……そ、そこ……あ、あ……い……いいぃ……♥!」
随喜の涙を流し、すっかりからだを開いてオリビエの愛撫を受け続けている
エステル。
何も知らない純真無垢な少女は、オリビエの言いつけを守り、彼から与えら
れる快楽を感じるままに受け止めていただけだったのだが──いつからこんな
風になってしまったのか、本人ももうよく分かっていない。
エステルは全身が性感帯になったように、もはやどこを触られてもただただ
気持ちよさそうに喘いでいる。
始まってから数時間、性戯に長けた青年の夢魔のように蠢く指と舌によって、
少女のからだは隅から隅まで丹念に愛撫し尽くされ、理性をほとんど崩されて
しまったのだ。
オリビエの言葉を信じた結果だった──だが、今のエステルにはもう、現在
の状況はわかっていない。ぐにゃぐにゃに蕩けたようになってしまっていた。
オリビエの誘導と愛技によって、見事に快楽の泥沼へはまりこんでしまったのだ。
ヨシュアの顔を思い出す間隔は長くなる一方だった。エステルの胸は、オリ
ビエの愛撫が一時離れるわずかな時間も、次の快感への期待で満ち溢れるよう
になってしまっていた。
初めての性的な体験にも関わらず、エステルは何度か小さいアクメに達して
までいた。いや、初めてだからこそ、いったんおぼえた禁断の味に酔いしれて
しまい、歯止めが効かないのかもしれない。遊撃士として培った体力が、その
快楽の満ち潮を持続させていた。
ただ、まだ大きな波はかぶっておらず、その辺はエステルがイキそうになる
とわざと刺激をゆっくりと弱く与えるようにするなどして、オリビエが巧みに
緩急を操っているのだ。
エステルの全身は朱に染まり、あの初夏の陽をいっぱいに含んだ若草のよう
な体臭が濃厚に匂い立たせている。乳首とクリトリスがピンと張り、触れられ
るたびにからだじゅうに官能の波をさざめき渡らせ、また新たな嬌声が喉の奥
から生まれる――
「あ……ふぁ……! イ、イィ……ンア……ンハァァ……!」
快活な光が消え、快楽にけぶる瞳――
もはやいくらオリビエが体を密着させてこようが、からだを転がされ股を拡
げられようが、戸惑う間もなく、次の瞬間には全身が痺れ蕩けてしまいそうな
快感に支配されるのである。そのうちにエステルの注意力は剥がされ落ちてゆ
き、無意識のままにからだをすり寄せ、自ら股を開き、オリビエのなすがまま
に生み出されてゆく淫欲を貪るようにまでなってしまった──
オリビエも執拗なほどに愛撫を重ねた。すぐに挿入し射精するのは簡単だが、
それでは面白くないのである。手と口が疲れれば肉棒に交代し、体位を変えな
がらさんざんに敏感なところを擦り上げてエステルに休む暇なく、ついには前
後の見境がなくなるほどの快楽を与え続ける。
しかしやはり、何度もういい加減に挿入したい、と切実に願ったことだろう
か。エステルの堕ちた姿に、オリビエもすっかり昂奮していた。そろそろ、こ
の完全に籠の中に囚われた小鳥を汚したい。ボクのザーメンをからだじゅうに
浴びせかけ、精臭を染みこませてやりたい。まだ男を知らぬおぼこな孔をぐちゃ
ぐちゃに掻き回し、本当の女の悦びを教えてやりたい。子宮にいつまでも残響
するぐらい繰り返し突き上げ、ボクのペニスをたっぷりといやらしく味あわせ
てやりたい。そして、ついにはその清純な子宮内に、オリビエ・レンハイムの
とびきり濃厚な精液を注ぎ込んでやるのだ。
そしてからヨシュアに渡す。
──どうなるか見物じゃないか。
だが、処女の痴態というのは、それはそれでそうそう眺められるものではな
い。
(ボクの腕の中で、うぶな未経験者にとって無尽蔵に思えるほどの快楽に、夢
中で踊り狂う少女……。もはや何も疑わず、無意識にボクのリズムと溶け合お
うとまでしている。フフフ、とても可愛いじゃないか……)
汚れを知らなかった少女にかかった淫らな罠の魔法は、精神と身体両方の深
みへ浸透していくばかりで、解ける気配すらないのだ。この悦楽の一時をもう
少し愉しんでからでも遅くはない……。
オリビエはエステルを脇から抱くようなかたちで、片方の乳房にむしゃぶり
つき、もう片方の乳首をクリックリッと絞るようにつねりながら、クリトリス
を掌で刺激しつつ秘孔に指をグチュグチュ音を立てて抜き差しする。
エステルの全身がビクビク、ビクビクと歓喜に波打った。
「アハ……アハァ……ダメェ……ダメェ……ッ! イヤァ……感じ……感じ…
…すぎちゃううぅ……!! ハァッ……ハァァ……ハアアァンッ♥♥!!」
自分からもからだをぐいぐいと押し付けながら、だらしなく口を開き、あら
れもない嬌声を部屋いっぱいに響かせるエステル。
彼女にしてみればオリビエを信頼して身を任せているのだが、何も知らない
者がもし二人の交淫を盗み見たのなら、恋人同士が情熱的に絡み合っていると
しか思えない光景であろう。
「ああっ……またなんか来るッ……来ちゃううッ♥♥!!」
オリビエはそこで一旦離れた。
「あ……んン……やめないでよぉ……」
すっかり上気した甘え声でそう訴えるエステル。
「今度はもっと恥ずかしい格好にしてやる」
エステルは寝そべったまま両脚を持ち上げられ、まんぐり返しでめいっぱい
開脚したあられもない姿にされた。
「ああん……」ゾクゾクとからだを震わせるエステル。「いやぁ……♥!」
何度口づけられたか分からない下のクチは濡れに濡れ、すっかり愛液にまみ
れてヘソまで垂れ流れている状態であった。
「どうだい、この姿勢なら自分の性器がよく見えるだろう。ココをおまんこっ
て呼ぶのは知ってるかい? なんだ、まだ知らないのか。まだまだ色々と勉強
しなきゃいけないね。でも、ここを弄くると気持いいのはもうたっぷりと学習
しただろ?」
オリビエは両手の指を入れ、肉ビラを挟んでグチュグチュと揉みほぐすよう
に弄くると、
「んッンンンッ♥!」気持ちよさそうにさえずるエステル。「イィィ……♥!」
エステルをほとんど籠絡できたと判断したオリビエは、もう遠慮していない。
エステルの体勢を支えながら、秘裂の中がエステルにも見えるほどに拡げ、
「この恥ずかしい穴弄くられると気持いいだろ? こんな風にさ」
と、膜を破らないようにだけ注意して、ずぼずぼと二本指を出し入れた。
グチュッ、グチュッ!
入り口はすっかりほぐれ、卑猥な音を立てながら美味しそうに指を呑み込む。
「ああッ♥! ああ、イイッ! イイですッ! うンン、ウンン! また、ま
たイッちゃう、イッちゃうゥゥッ♥!!」
ついさっきまでは一本でも狭かったのだが、エステルの乱れようはオリビエ
の見込み以上だった。それならそれでためらうことはない。エステルの状態に
合わせてオリビエの責めも激しくなっていった。
「それ! それ! どうだエステル、これは気持いいか!? 天国に逝きそうか!?」
「はいイィッ♥!!」
「それっこっちも!」
「イヒイィッッ♥!!」
すっかり剥けて充血したクリトリスをキュッとつねられ、背中を仰け反らせ
て気持ちよさそうに悶え叫ぶエステル。
(また──来る──来ちゃう──ッ!!)
大きい──今度のは──今までより何倍も──♥
全身が淫悦に震え、エステルの表情が歓喜に染まる。
オリビエは指を抜いて口をつけた。
ジュルルルルルッ──
花園の庭を口いっぱいに含み、卑猥な音を盛大に立てて肉ビラごと吸い上げる。
たまらず、
「ンヒィィ♥! アヒィィ♥!」
エステルのからだが狂ったように踊り跳ね、悲鳴のような喜悦の声が上がった。
(くるッ! くるッ! 来ちゃうぅぅぅッッ♥!!)
だが──『何か』が来る寸前で──
ふいにオリビエの口が離れた。
「あっ……はっ……あああぁ……!?」
今にもイキそうに緊張が走っていたエステルのからだから力が抜けていく。
「……あ……あぁ……!?」
「フフ……物足りない顔をしているね……」
今度は打って変わってゆっくりと、人差し指一本でまるでじらすように、ど
ろどろの秘唇を軽く弄くり回しはじめるオリビエ。
「ハア……ハア……」息を整えるのももどかしげに、エステルは訴えるような
瞳でオリビエを見つめる。「アアッ……イヤ、イヤァ……おねがい……続けて
……それじゃ足りないのぉ……もっとぉ……」
「もっと……なにが欲しいんだい?」
わざと意地悪そうに尋ねるオリビエ。
「いやぁ……!」涙を溜めるエステル。「おねがいだから……からだが疼いて
たまらないのっ……!」
「そうかい……どうしようかな……」
オリビエはニヤリと笑い、一本指での悪戯をやめない。
もどかしげにゆらゆらと腰をくねらせるエステル。
「あぁ……いじわるぅ……なんでもするから……おねがい……もっとがんばっ
て女らしくなるからぁ……!」
「フフ……本当かい……?」
オリビエはエステルの太腿の裏を押えたまま立ち上がり、ギンギンに屹立し
た肉棒を秘裂に当てた。
「あはあっ……♥」
淫蕩にほころぶエステルの顔。『それ』でもさんざんに気持ちよくさせられ
たのは承知していた。
しかし、またもや軽く撫でるように秘唇に擦りつけるだけで、エステルの望
むほどの快感を生んではくれなかった。
「あぁ……おねがいオリビエ……じらさないで……!」
「エステル、指や舌と同じくキミに快楽を与えてくれるこの棒みたいなの、な
んだか知ってる?」
「え……お、おちんちん……?」
「へぇ、一応は知ってたんだね。じゃあ、これがどんな働きをするかは知って
るかい?」
「え、えっと……それは……」エステルは少し恥ずかしそうに言った。「お…
…おしっこ……?」
「うんうん。他には?」
「他に……?」
「フフ、知らないみたいだね。じゃあ見せてあげるよ」
オリビエはエステルの腰をまたいで覆い被さり、ガチガチに勃起した肉棒を
苦労して曲げ、まだ中までは犯されていない秘孔の入り口に亀頭だけ埋(うず)
めた。
グチュッ──と、いやらしい淫音が鳴る。
「ああん……♥」
「熱いだろう。この熱くて固い肉棒で、キミの中を掻き回すんだ。今まで以上
に感じまくるぞ」
「あぁ……あたしの中に……? そ、そんなの入るの……?」
「もちろんさ。女のこの穴は、そのためにあるようなものなんだから。エステ
ル、お腹の奥、なんか疼いてない?」
「うん……アソコをいっぱい弄られたら……さっきからムズムズしてる……」
「その疼きがすごく気持ちよく変わるのさ」
「それを……入れると……?」
「そう。女は男のコレでほじくり回されることで、もっとも女らしい気持ちよ
さを手に入れられる……ほら」
オリビエはわずかに腰を上下に動かし、入り口をヌップ、ヌップ、と亀頭だ
け出入りさせた。カリ首が入り口を引っかけ擦られると、
「ンンッ! ンンンッ♥!」
それだけで腰が溶けそうになるぐらいの快感──!
「──は、はああぁ……♥」
と、気持ちよさそうな吐息をつくエステル。
「どうだい」
「あぁ……わかったから……おねがいだから……!」
期待に妖しく瞳を輝かせ、おねだりするように腰を揺らすエステル。
「よし、じゃあ、こう言うんだ。『オリビエの固くて長いチンポで、どうかあ
たしを貫いて下さい。あたしの中をぐちゃぐちゃに掻き回して、さんざんによ
がり狂わして下さい』とね」
「え……そんな……」
「これも勉強のうちさ。こんな風に言われると、男は悦ぶものなんだ。さあ、
言ってごらん。でないとやってあげないから」
「ああ……」
エステルは恥ずかしそうに顔を伏せてためらったが、さっきの感触はどうし
ても忘れられなかった。アソコがとっても熱くてたまらなくて──どうしても
視線があの浅黒い肉竿が気になってしまう。あれでお腹の中を掻き回されたら、
どれぐらい気持いいんだろう──?
「ほら、ほら……」
ぬぷ──ぬぷ──
「ア、ア、ア……♥」淫蕩にけぶる瞳。「わ、わかりました……言う…
…言うから……」
いったん目を閉じ、気を抜くと散り散りになりそうな意識の中、何とか今の
オリビエの言葉を思い出して紡ぐエステル。
「えと……。オ……オリビエの固くて長い……チンポで、どうか……あたしを
貫いて下さい。あたしの中をぐちゃぐちゃに掻き回して、さんざんによ、よ…
…よがり狂わして……く、下さい!!」
「よく言えました……フフ……じゃあ希望通り、エステルをぐちゃぐちゃに乱
れさせてあげるよ……!」
そう言うと、オリビエは腰を落としていった。
ずじゅじゅ……
「あ……ああ……!」
想い人ではない男に初めてを許してしまったエステル――だが、本人にその
自覚も知識もない。
あるのはただ、快楽だけだった。
だが――
「いたっ……!?」
突然湧き上がってきた痛みに、淫熱に浮かされていた少女の顔つきが変わった。
「痛いぃッ!」
灼熱の塊がお腹を貫いていく痛みに、苦悶の声を上げるエステル。
「あッ……ああッ……!!」
「大丈夫かい……?」
「んあぁ……! な、なんとか……」
「もし痛すぎてダメなようだったら、いつでも抜くよ」
「ありがと……でもだいじょうぶ……このままやって……」
オリビエは頷くと、腰を押し進めてさらに侵入していく。
ずりゅ……ずりゅりゅ……
「ん……んん……ッ!!」
まだ男を知らない膣壁が、えぐられるようにして拡がっていく。強引に侵入
してくる異物にびっくりしたように、反発してキュウキュウと強く締め付ける
ヴァギナ。女にとっては最悪の、男にとっては最高の瞬間であった。
エステルが処女であるのは間違いない。オリビエは、ペニスから来る感覚に
極上の気分を味わった。
(ヨシュア君……エステル君の初めての男はキミではなく、オリビエ・レンハ
イムになったよっ……! フハハ、ついに寝取った……!)
想い人がいる処女を犯す快感は、天上の美酒のごとく正体を失うほどの甘味
であった。しかもそれは無理矢理にではなく、少女はここまでされているにも
関わらず、まだ疑ってないどころか、嬉々として男を迎え入れているのだ……!
これを最上級の快楽といわずにどういおうか。
それを考えただけでも、肉棒はすぐにも爆発しそうである。
気遣う言葉をかけたのとは裏腹に、オリビエはもう何が何でもエステルを征
服せずにはいられなくなった。
(たまらない……今にも出てしまいそうだ……!)
だが、ここで出してしまっては、せっかく楽しみにとっておいた絶頂感は予
定の半分も得られずに終わってしまうだろう。一番奥で、溜まりに溜まったう
んと濃い一発目を射精してやる。エステル・ブライトの初めての男となったオ
リビエ・レンハイムの精子を、少女の子宮の最も奥深くに達するぐらい放出し、
その存在を刻みつける……決して忘れられないように……!
ずりゅ、ずりゅ……
「ンンン────ッ!!」
(エステル君、キミの純潔がヨシュア君以外の男によって散らされる現実はど
うだい……? フフフ、そんなことも思い至らないかい……? ボクはキミを
さんざんにもてあそび、犯し、調教しているんだよ……そんな男に処女を捧げ
ているのも知らず……征服される感覚はどうだい……!? まだ誰も通ったこと
のないこの──)
ずりゅりゅッ!
「ンアアッ!」
(──狭い膣道を切り拓いて……フフ、わかる……さっきまで快楽の体液を垂
れ流していた肉襞がボクのペニスに擦られ、驚いてざわついているぞ……フハ
ハ、すぐに快楽の海に溺れさせてやるから……そら、まずは一番奥まで貫通だ!)
半分以上埋没したところで先端が狭隘な部分を抜けたのが分かると、最後の
一押しとばかりに腰に力を込め、
ズチュウ!
「────ッッッ!!!!」
エステルのからだが折れそうなほどに強ばり、逆手で掴んでいた枕を千切れ
るほどに握りしめた。
「……あ……あ……あ……!」
痛みに痙攣するエステルのからだ。
「……よく我慢したねエステル。全部入ったよ」
「少し痛くなくなった……でも……まだ痛いよ……」
「痛みはいきなり消えない……でも段々と収まってくるから……こうやって動
いていくうちにね……」
と、オリビエは打ち下ろすようにして、ゆっくりと上下にピストン運動を開始
した。
グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ……
すぐに湿った音が立ちはじめる。
「あっ……あっ……あああっ……!!」
肉棒が黒いてかりを増し、赤いものが混じった体液が掻き出された。
「ん……く……くぅぅん……あ……血が出てる……」
「ああ……これは気にしなくていい……出血は痛みよりずっと先に収まる……」
オリビエは腰を動かし続けながら言った。「それより……くっ……!」
一突きごとにたまらない心地よさがオリビエの全身を襲う。エステルの処女
ヴァギナが痛いぐらいに締め付けてくるのだ。運動で発達した筋肉の恩恵はこ
こにもあった。想像以上のしまり具合だった。
(これは──ああっ、ダメだ──!)
オリビエは衝動的に我を忘れ、征服欲に駆られて腰を大きくグラインドさせ、
狭いヴァギナに深々と突き刺し、奥まで当たってから、ずりゅりゅりゅっ──
と、肉襞を巻き込みながら引き返した。
「うおお……!」
なんという圧倒的な快感か――! オリビエは思わず何回も繰り返し打ち下
ろし、至福の締め付けを貪るように味わった。
「うぁん! うあぁぁッ!」
張り裂けんばかりの痛みに我慢できず、大きな悲鳴を上げるエスエル。
「ん……!」
オリビエはやっと気づき、ハッとした。「あ……すまない、痛かった?」
「う、うん、痛い、強すぎて……奥が……奥に当たって……」
「悪かった……。エステルの中があんまりに気持ちよすぎて、つい我を忘れて
……エステルの痛みが早く消えるように、もっと優しくやらないとね……」
「あ、ありがとう……オリビエ……」無理して微笑むエステル。
「注意する……ここはどうしても痛いとか、逆に気持ちよかったりする箇所と
かあったら、遠慮なく言っておくれ。キミの体はキミにしかわからないからね」
「うん、わかった……」
オリビエは気を取り直し、エステルの腰を降ろして正常位になった。そして
再び挿入し、今度は単調にならないよう、緩急を織り混ぜながら深く浅く抽送
しはじめた。
ズチュ……ズチュッ……ズチョ……ズチュッ……
「ん……ん……あ……んんッ……!」
「どうたい、今度は……?」
「ん……ちょっと痛いけど……だいじょうぶ……オリビエが……ん……優しく
してくれるから……んあ……あ……!」
「少しは感じてきた?」
「うん……少しだけど……なんか……あぁ……また……」
「よかった。初めてだから心配だったけど、どうやら時間をかけて念入りにか
らだをほぐしたのが功を奏したみたいだね……。エステル君の希望に合わせて
スピードとかも調節するから、痛みを怖がらないでリラックスして感じててく
れたまえ」
「うん……♥」
エステルの顔には痛みのために無数の汗が浮き出ていたが、ニッコリと笑っ
て答えた。
ズチュ……ズチュッ……ズチョ……ズチュッ……
開通したばかりの狭苦しい孔をほぐし拡げるように、角度も変えつつ、エス
テルの反応を見ながら腰を動かす。
エステルも、
「あ、いたっ……」
「ン……そこ、いい……!」
などと、突かれて痛かったり感じたりするポイントを告げていった。
――しばらくの間、二人のからだは比較的静かに重なり合っていた。
互いに腰を擦りつけ、熱い吐息と汗が交わり合い、潤みきった視線が絡みつ
く──誰が見ても、好き合ってる男女の愛の営みだと受け取るだろう。
そのうちに、オリビエが突き入るたびに強ばっていたエステルのからだから、
徐々によけいな力が抜け落ちはじめていった。それと入れ替わるようにして、
膣内(なか)の濡れ具合が多くなり、上気した喘ぎ声が高くなっていく。
「あ……は……はあぁ……!」
いったん滑りやすくなると、痛みは飛躍的に少なくなっていった。
グチュ……グチュ……グチュ……グチュ……
「あ……ああ……ああぁ……!」
(ああ……また……へんなきもちに……あぁん……!)
入り口付近と奥まった辺りが特に気持ちいいポイントで、お腹の側を擦られ
ながら奥まで突き入れられると、先ほどとはまるで違い、
「んああっ……!」
と、思わず声が漏れてしまうぐらいの快感に襲われた。確かにまだ痛みは残っ
ており、入れられる時など痛みが走ったが、オリビエの言った通り、時間が経
つにつれてそれも気にならなくなっていく。
引き抜かれる時が最高だった。
中を巻き込んで引きずられるような感覚が、
「あ、あ、ああッ!!」
意識までこそぎ落とされるような、それがまた頭がグチャグチャになるほど
の気持ちよさ――! これまで以上の強烈な快感だった。からだじゅうが歓喜
に渦巻き、快感による震えをこらえきれずにカチカチと歯が鳴る。
(いやっ……な――なにこれぇ、す、すごいぃ……♥ ま、また、またおかし
くなっちゃうぅ……♥)
エステルの様子に気づいたオリビエが笑みをこぼす。
「もう慣れてきた?」
「う、うん……もうちょっと激しく動いても平気……」
「よし、じゃあ本格的に動くからね。さっきみたいにすごく乱れさせてあげる
よ。ここまで頑張ったご褒美だ」
「はあぁ……♥!」エステルのからだにゾクゾクと喜悦が走る。「して……思
いっきり乱れさせて……!」
オリビエは頷くと、エステルの両脚を掴んでガバッとV字に拡げ、膝裏を腕
で支えながら、腰を押し込むようにして挿入した。より深いところまで到達し、
「はあううぅんンッ♥!」
と、エステルのからだがブルブルと蕩けてしまうように震えた。
「痛くない?」
「あんん……だいじょうぶ……!」
オリビエはエステルが平気そうなのを確かめると、腰をリズムよく動かしは
じめた。
ズッ……ズッ……ズッ……ズッ……!
「あッ! ひッ! ひああッ!!」
エステルのひときわ高まったあられもない嬌声が部屋じゅうに響き渡る。
「いいのッ、いいッ! こ、これ、すごい、すごいのぉッ!」
「そんなにいいのかい。もっと突きまくってやるよ!」
ズッ! ズッ! ズッ! ズッ!
「はぅん! はあ、ああ、はひッ!」
オリビエは腕を引っ込めてエステルの腰を掴み、えぐり込むようにパンパン
と叩き付けはじめた。脚を絡みつかせてくるエステルのからだを揺さぶり責め
る。あと一回り激しさを増したならばさっきの痛みを伴う動きとそう変わらな
いぐらいにまでの勢いであるのに、もはや快感が上回ってしまったのか、エス
テルは陶然とした表情で喘ぎ悶えまくるばかりだった。
「アアッ、アッ、アヒッ、アアアアッ♥!!」
エステルの上半身がビクビクと跳ね、ピンと突っ立った乳首が山の頂になっ
たように仰け反る。
「イイッ、イイッ! そこダメェッ、アア、イイ、イイゥゥッ!!」
「ここかい!? ここかい!? めちゃくちゃにしてやるからな!」
言葉通り、オリビエはさらにピストン運動の速度を早め、そのポイントを執
拗に責め立てた。
ズチュッズチュッズチュッズチュッ!!
「ンヒィィッッ♥!!」
エステルは顔を埋めて枕を噛み、全身に急速に広がっていく快楽の波に翻弄
されるのを必死にこらえる態をとったが、抑えられようもなかった。
(気持ち……気持ちよすぎるうぅ……!)
突き入れられるたびに、もう痛みより意識がどうにかなってしまいそうな切
ない快感に襲われ、
(いい、いいッ……イイイッ♥!)
めちゃくちゃに翻弄された。
無我夢中で枕から口を離し、
「そこ、そこもっと、もっとしてえぇ!! あはあぁぁぁ♥! もっと突いてえぇ♥!!」
と、あられもない要求を口にしてしまう。
(フフフフフ……ここまで来れば……もう完全に堕ちたな……)
自分の手の中で揺さぶられながら、もはや快楽以外何も考えられなくなった
様子のエステルを眺め、オリビエは密かに翳り笑った。
ただ、これはほんの入り口に過ぎない。本当の快楽の世界は、どこまで深く
堕ちていっても果てしないものだ……。
オリビエはヌジュポッと肉棒を引き抜き、エステルのからだを半回転させて
うつぶせにした。
「四つんばいになってお尻をこっちに向けるんだ」
少しでも理性が残っていれば、動物のような姿勢になることにためらいを持
つだろうが、もう少しでも早く突っ込んで欲しくてたまらないエステルは、そ
そくさと犬のようになってお尻を持ち上げ、くねくねと揺らした。
「ああぁ……♥ おねがい……はやくぅ……♥」
「自分の指で拡げてごらん」
エステルは何も考えずに、枕に頭を埋めて腕を後ろに回した。肉ビラの皺が
なくなるほどめくられ、サーモンピンクの綺麗な肉色の庭が丸見えになる。処
女を失ったばかりでまだまだすぼまっている秘腔だったが、にじみ出た愛液は
内股まで濡らし、入り口は充血して淫臭を匂わせ、物欲しそうにヒクついていた。
「あはあぁぁ……きて……きてぇ……♥」
「よし……」
オリビエはエステルの背中に乗り上げるように覆い被さると、エステルが自
ら拡げている秘孔にじわじわと挿入していった。
ズニュウ……ズニュ……
「ああああ……♥ 入ってくる……入ってくるようぅ……♥」
少し挿れては抜けるぐらいまで引き、さらに挿れてはまた同じぐらい引き――
と、ピストン運動ともつかない動きで徐々に奥に進んでいく。
ヌ"ジュッ――ヌ"ジュッ――ヌ"ジュッ――
「ウアアアアアアッッ♥!!」
膣肉を擦り上げられる快感に、エステルの背すじがピンとしなり、そしてゾ
クゾクと溶けおちてゆく。
オリビエは最奥まで再侵略すると、腰をぐりんぐりんと回し、子宮口付近の
膣壁に亀頭を擦り付けるように動く。
「イヒィッイヒィィンッ♥!! ンヒィィ……!」
エステルのからだが立て続けにビクッビクッと反応する。痛いのか気持ちい
いのか……
「どうだい、もう奥に当たっても痛くないかい」
エステルはコクコクと何度も小さく頷いた。焦点はもう定まっていなかった。
「よーし、じゃあたっぷりと掻き回してやる……それっ!」
ズチュッズチュッズチュッズチュッ!!
「アッアッアッアッアッアッアッ♥!!」
「おお……いいよエステル……最高だ……!」
「ヒィンッ、ヒィウッ、ヒッ、ヒィィンッ」
エステルの喘ぎ声はもう、すすり泣きのようになりつつあった。
オリビエはエステルの上半身を起こすと、首すじに顔を埋めながら乳房を乱
暴に揉みしだく。
エステルの嬌声がひときわ高くなる。
「ハアッアアッ、アアアッ! ダメ、ダ、ダメェッ! も、もう――ッ!」
(来る……来るよぅ……来ちゃよおぉぉ……♥!)
しかし、今度は勢いは弱められなかった。むしろオリビエは、エステルの上
半身から離れて打ちつける作業に戻り、深いところをえぐるように速度を増し、
本格的な激しいラストスパートに入った。
グッチュグッチュグッチュグッチュグッチュグッチュ――!
息継ぎもままならないほど揺さぶられる抽送に、エステルは抗うこともでき
ずに絶頂へと導かれていく。
オリビエの方も、溜めに溜めた欲望が開放の時を知って歓喜にうねり狂い、
急激に膨張してゆき、
(うあ、うああ、これだ、これだ……! 全部注ぎ込んでやる! 全部子宮に
注ぎ込んでやる!)
と、ますます腰の速度を過熱させていった。
「ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア!!」
エステルはガクガクと狂ったように揺さぶられ犯されながら、閉じたまぶた
から喜悦の涙を流し、高い高い白の世界へと昇っていった。
「クッ!!」
その瞬間、グチュウッ!! と、オリビエは腰をめいっぱい強く押しつけ――
「ウアアアア……ッ!!!!」
意識が砕き散ってしまいそうな快感が、エステルの一番深いところで爆発した。
ブビュビュビュッッッッ!!!!
ビュルッビュルッビュルルルルッッッ!!!!!!
まるで大砲が咆吼するかのように肉棒が弾き震え、大量の精液が放水の如く
エステルの中に吐き出されてゆく。
「アアッ――アア――アアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!!」
エステルも部屋の外にまで響き渡ってしまいそうなほどのイキまくった絶叫
を上げ、何もかも押し流されていくようなオーガズムに意識を白い世界の果て
へ飛ばされていった。
ブピュッブピュッブピュッ!!!!
ブピュ――――――ッッ!!!!
穢れを知らなかった少女の体奥に、濃密な子種が遠慮なく注ぎ込まれてゆく。
塊のように打ち出されるザーメンがドロドロとエステルの膣奥に渦巻き、み
るみるうちに隙間がなくなるほどにまで埋め尽くされていく。
「ンアアアアアアアアア――――――ッッッ!!!!!!」
オリビエはエステルと一つになりそうなほどからだを押しつけ、それでもま
だ足りないように、さらにぐいぐいぐいぐいと押しつけてゆく。エステルのか
らだが押し潰されてうつぶせ状態になったが、それでもなおグチュグチュと腰
を密着し、まだ吐き出され続けているザーメンを一滴も漏らすことなく膣内に
流し込んでゆく。
「ア……ア……アア……アアアア……!!!!!!」
感極まったように裏返った細い悲鳴。
「く……うっ……!! まだだ……! まだ……出る……!」
ブピュッ! ブピュッ! ブピュピュッ!!!!
(ウオオ……ウオオオオ……!)
長い射精が終わるまで、ビクビクと打ち枯れるまで。オリビエはエステルの
熱いからだを背中から強く掻き抱き、甘い匂いが混じった若い精気の芳香を嗅
ぎながら、意識の全てを放出に集中し、この世のものとは思えないほどの快感
に身も心も浸し続けた。
やがて大きな波が去り――
二人ともそのまま、ぐったりとして動かなくなった。
疲れ切っていた。
二人のからだは粘液になったかのように弛緩し、いつまでも荒い息を重ねて
いた――
その後、ぴくりともしないまま、なかなか引かない余韻を長い間味わってい
た二人だったが、エステルの呼吸が落ち着いてくると、
「今日はこの辺で終わりにしよう……」
と、のろのろとオリビエはエステルから離れた。
中でまた固くなっていた肉棒がネットリとした糸を引きながら秘肉から引き
抜かれ、エステルが気怠そうに起きあがると、ドロドロ……と、ネトネトした
クリームのような白濁液が溢れ出してきた。
「うあ……なにこれ……」
後から後からアソコが白濁一色になるほどにまで溢れ、エステルが立ち上が
ると、内股をだらだらと伝った他、股の間からも一本の太い粘糸となって垂れ
落ちていった……
それを見ていると、もう一度やりたくてたまらなくなったが、そこはグッと
我慢するオリビエであった。
お風呂を借りて身をさっぱりさせたエステルだったが、まだわずかにフラフ
ラしていた。
「うう……なんか……股間にまだ何か挟まってるみたい……」
そんなエステルに、オリビエはガニ股にならないよう注意すると、ドアの前
まで見送った。
部屋を出て行く時、エステルは振り返った。
「オリビエ……」
「ん? 何だい?」
「あの……明日も……その……やるの?」
「教えることはまだまだ残ってるからね。だけど、どっちでもいいよ。気が乗
らなければこれで終わりにしていいし、体調が悪ければやめた方がいいし……」
オリビエは前髪をすくった。
「それはエステル次第だよ」
「そう……」
「もしやるのだったら、声をかけてくれたまえ。このボクに任せてくれれば、
いつでも手取り足取り優しく教えてあげるからね、子猫ちゃん♪」
エステルの顔が瞬時に真っ赤になってうつむいた。
「も、もう……! 本当にあなたってふざけてるのか、真面目なの……か……」
エステルの言葉がふいに消えていった。
オリビエの澄んだような瞳に見つめられていることに気付いた。
ドキッとしてしまう。「あ……」
「ん……?」
「ッ!! な、なんでもない!」
慌てて背中を向けると、部屋を出ていく。
ドアを締める寸前、
「きょ、今日はその……あ、ありがとう……また……教えて貰うかも……」
と言い残し、あせったように足早に去っていった。
「フ……」
部屋に一人になったオリビエは、綺麗な方のベッドに寝そべった。
エステル君たら、あんなに焦っちゃって。
(まあそれよりも……エステルは明日、どういう行動をとるかな)
さすがにおかしい事に気付き、誰かに相談するだろうか。それとも、黙って
なかったことにするか。
あるいは――
エステルの弾けるような若さに溢れた肢体の感触は、今もまだ強く残っている。
時には、熟成された500万ミラのワインよりも、若いワインの味が忘れら
れないこともある。
オリビエはほぼ確信していた。
体の芯の底に漂う心地よい残り火を楽しみながら、
「明日に備えてもう寝なくてはな……」
と、目を閉じ、あっという間に眠りに入っていった。
明日の夜も愉しくなりそうだ……
(終)
大作GJ!!
すごいぜGJ!
ところで印象だけで思ったんだけど、某スレで時代劇SS書いてる人?
GJです
いやー、ハァハァも勿論あるんだけど、
それ以上に楽しませて貰った。すごく良かったよ。
>vmXsWkA5氏
ええもん読ませてもらいました(*゚∀゚)=3ハァハァ
今夜は眠れません。
ぐは、すばらしい。思わず抜いちまったよ。
ぜひとも続編キボンヽ(・∀・ )ノ
>vmXsWkA5氏
すごい・・・文章も神レベル・・・
漏れも続編キボン!
皆様ありがとうございます。
好評を博すことができて何よりです。
思った以上にエステルがエロくなってくれて、
続きが書けていますので、完成すればまた投稿します。
>586
自分は時代劇を書く技術がありませんので人違いだと思います。
594 :
名無しさん@ピンキー:04/07/27 15:10 ID:RdooIqv/
本気で神レベルですな。
つーかこのスレの住人文章が上手い人多い。
>>593 最高です。続編を首長くしてお待ちしております
できればそのうちティータも寝取ってちゃってうわアガット何をするやめwせdrちゅいおlp;@
オリビエ、ヨシュアにぬっころされそうだなw
そこはそれ、ヨシュアもその頃ルーアンで貫通済みの
クローゼたんを弄びながらいかにエステルをおいしく
熟成させるか算段中なので、
オリビエと共闘(?)する展開になります。
つまり
ヨ「前は僕が・・・」
オ「そうか、では後ろにしようかな」
エ「あ、あんですってー!?」
・・・てことですか?
むしろ事態を知って飯も食わずにハーモニカ吹くだけになってしまったヨシュアを慰めるシェラ姉とクローゼキボン
ヨシュアなら壊れた心に逆戻りかオリビエぬっころすだろね。
オリビエぬっころした後エステルをどうするかが気になるところw
むしろヨシュアも一緒にオリビエに開発されうわやめろ何をす(ry
それだ!
自分の手で開発尽くした2人(エステルとヨシュア)がやってるのを
傍目で満足げに眺めるオリビエたんでした
ヨシュアからオリビエのモノについての報告を受ける教授
○月×日
今日もヨシュアは膣で出した。何度言っても避妊するつもりはないみたい。
子供を作りたくない訳じゃない。ただ今はまだ正遊撃士として駆け出したばかりなので時期尚早だと思う。
というかヨシュアがそう言ってたんじゃなかったっけ? うーん。
△月□日
生理が来ない。ただの不順なのか。それとも……。
もしそうだった場合ヨシュアはどんな顔をするんだろうか。
今度それとなく聞いてみようかな。
△月◎日
『おろせよ』
ヨシュアの答えは単純明快だった。
どうしてなのヨシュア……。
□月△日
今日病院で正式に診断がおりた。三ヶ月だそうだ。
ヨシュアに事実を告げるのが怖い。この間のやりとりが脳裏を過ぎる。
でもあれは仮定の話。きっと膨らんでくるお腹を目の辺りにすればヨシュアも考え直してくれるよね。
□月□日
話を聞いたヨシュアは笑っていた。いつもと同じ大好きな笑顔を見せてくれた。
その笑顔で、以前と変わらない言葉を口にした。
□月◎日
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめん なさ い
そうして、またヨシュアは膣で出す。私の言葉はいつから届かなくなったんだろう。
揺れる体と意識の中で考える。私へと出入りするヨシュアの影をぼんやりと見つめながら。
ねえヨシュア。どうして? ねえヨシュア。私のこと嫌いになった?
違うよね。そんなことないよね。いつも笑ってくれてるもんね。ずっと私を見てくれてるもんね。
うん、大丈夫。ほら、今だって笑ってくれてる。そうだ、それだけで、私は幸せになれるんだから。
――――パチンッ
ただ一つだけ気になることは
よしゅあ いつから あなたは めがねをかけているの
よしゅあ いつから あなたの かみはあおくなったの
よしゅあ どうして あなたは わらってしかいないの
再びお腹の辺りに熱が広がっていく。ほんの一瞬触れた疑問など溶かす様に。
心地よい、絶望感にも似た靄に包まれながら、私の意識はゆっくりと沈んでいった。
――――大丈夫。起きたらきっと、また変わらない、変わることない笑顔で――傍に居てくれるよね「ヨシュア」
ぽっぷるメイルはだめか?
無難にタットとメイルだが
執筆途中のジョゼットハァハアが進まないので
>>499を元に気分転換をかねて即興で書いたモノです
我ながらよく判らない事をしています。というか今書いてるジョゼット×ヨシュアも何故かどんどんヨシュアが黒くなっていく(;´Д`)
>>593 お見事です。俺程度には感服することしか出来ません
続きを是非ともお待ちしています
>>607 いや、是非ともメイルとブラッキーで。
もしくはタットとカチューシャで
ヨシュアに近づく女を貶める黒エステルきぼん
エステルは黒いイメージがあまりない
クローゼと・・・ギャグモノになりそうだがティータあたりか、黒っぽいのは
クローゼ×ユリア中尉を希望するものであります、Sir!
カノーネ大尉は黒そうですよ マ○コとか
ジン×カノーネ大尉キボンヌ
月夜に響く、ハーモニカの音色。
悲しく、沈痛なメロディ。
「…………」
音の主であるヨシュア・ブライトは 学園の旧校舎で一人、闇を観客に
演奏をしていた。
短い黒髪に、スッと整った顔立ち。
曲目は星の在り処。
帝国で数年ほど前に大衆の間で好んで演奏されていたもので、現在でも
地方の都市や町で聞くことが出来る。
貴族の青年と幸薄の少女の悲哀を描いた曲。
しかし、この国で知っているものは少ないだろう。
演奏も終わり、ヨシュアはハーモニカをズボンのポケットに閉まった。
「エステルかい?」
後ろを振り返らずにその相手に聞く。
「クローゼです」
予想すらしていなかった。
「こんな時間に……クローゼ、どうしたの?」
とヨシュアは聞いた。
エリート達が自ずと集まる 学園では校則も、寮の規則も厳しいはず。
「ふふっ、それを言うならヨシュアさんだって……寮から抜け出してハー
モニカを吹いているじゃないですか」
クローゼは口に人差し指を当て、控えめな笑みを浮かべた。
「そうだね」
ヨシュアも笑顔を浮かべる。
見詰め合う二人。
月明かりに照らされたヨシュアとクローゼ。
彼の瞳に見つめられ、少女は頬を紅く染めて、目を僅かにそらす。
「……じつは」
途切れそうなほど細い声。クローゼは勇気を振り絞り。
「……実はヨシュアさんの姿を寮の窓から見かけて……ついて来たんです」
と言った。
それがクローゼの精一杯。
「それなら声をかけてくれれば良かったのに、君の為だけに演奏をしてあげたんだよ」
ヨシュアは俯いた少女の体を抱きしめる。
見た目以上に細く華奢な体。
芳しい女の香り。
「あの……ヨシュアさん? どうなされたんですか」
「ヨシュアでいいよ」
クローゼの首筋に、頬に、唇に味わうような濃厚なキスをした。
「……はい。ヨシュア」
煌々とした表情で次々と体中から吹き荒れる快楽を貪り、再びキスを求めるようにクローゼは瞳を閉じる。
「誰よりも優しく、女らしいクローゼが好きだよ」
「私もあなたの……ヨシュアの事がはじめて出会ったときから好きでした。寂しげだけど、時々見せてくれる笑顔。
そして優しい声が」
「よかった」
ヨシュアは少女の唇を味わう。
クチャクチャと卑猥な音を立てながら。
スカートの中に手を入れ、少女の性器を隠している薄布を取り去る。
無毛の恥丘に手をあてがう。
つるつるとした少女の肌。
「……はず……かしいです」
クローゼの白い肌が耳まで赤く染まっていた。
夜はまだ始まったばかり、二人の痴態は続く。
∩ _, ,_
⊂⌒( ゚∀゚) < 2/2って、分母が2で分子が1なの?
`ヽ_つ ⊂ノ
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < 続きが読めないのヤダヤダ!!
`ヽ_つ ⊂ノ
分母が2で分子が2
OTZ
1
―
2
って書き込めればいいのだけどw
>615-616
GJ!
>617
今まで見たヤダヤダのなかで一番好きな使い方だ。おまいにもGJ!
翌日の朝、ホテルのロビーで他の三人と合流した時、オリビエはエステルの
様子をそれとなく眺めてみたが、ツインテールの少女はいつもと変わらない立
ち振る舞いで、昨夜の影響があるような印象はまったく受けなかった。ヨシュ
アも別段変わった気配はない。
四人は話し合い、試合は午後からだから、午前中のうちに少しでも力をつけ
るために地下水道で魔物退治でもしようかとエステルが提案したが、ジンやヨ
シュアは難色を示した。
「本番当日になって焦ったように何かしても仕方ない。かえって疲れて試合に
支障が出るだけだ」
「でも、一昨日ジンさん王都の外でやってなかった?」
とエステルが訊くと、
「ああ、ありゃ単に身体をほぐしてただけさ。別に鍛えてたわけじゃない」
と、平然とした答えが返ってきた。
「エステル……キミってもしかして、一夜漬けで何とかしようってゆータイプ?」
オリビエがそうつっこむと、ヨシュアがプッと吹きだした。
エステルは一瞬、オリビエを大きく瞠(みは)った目で見つめると、
「えっ──ち、違うわよッ! あたしはただ、ジンさん以外は大会に備えてな
かったから、せめてそのぐらいはと思っただけで──!」
と、ブンブンと大仰に両手と頭を振って見るから焦ったように否定した。
「でも確かに、一夜漬けで筆記テストを乗り切ろうとしたことは何度もあった
よね。学校でも遊撃士見習いの時も……」
「ヨ、ヨシュアッ!?」
焦りまくったエステルの様子に、どっと笑う男たち。
「ああ、みんなして!? あたしはただ──あーもう! いいわよ!
……はあ〜〜……」
諦念したように大きなため息をつくエステルであった。
結局、午前中は試合に備えて心身を休め鋭気を養うことになった。
昼にまたここに集合することで、ジンは街へぶらぶらしに出かけた。ヨシュ
アはこの機会に都の本屋を一度覗いてみたいという。
「オリビエはどうするの?」
エステルがそう訊いてきた。
「そうだねえ……ボクも優雅に読書でも……と言いたいところだが、まあテキ
トーに過ごすよ。キミはヨシュアと一緒に行くのかい?」
「ううん。あたしは天井まである本棚にギッシリ並べられた本なんか見てると、
頭がクラクラしてきちゃうのよね」
「エステルはもっと活字に慣れないとダメだよ。それでなくとも筆記テストに
弱いんだし」
ヨシュアがそう言うと、エステルはぐっと詰まり、困った表情になった。
「も、もう遊撃士にはなれたんだから、筆記試験する必要なんてないじゃん!」
「アハハハ。でも、遊撃士は色々な仕事をするんだから、色々な知識が書かれ
てある本を読むのはためになると思うよ。……じゃあ、僕も出かけてきます。
また後で」
二人にそう言って、ヨシュアもホテルを出て行った。
ロビーに残ったのはオリビエとエステルだけになった。
「ためになるってさ。ついてかなくていいのかい? せっかく二人きりでデー
トできるチャンスなのに」
「……二人きりなんて、いつもそうだから……チャンスでも何でもないわ」
「……なるほどね。じゃあ、エステルは何して過ごすんだい?」
「ウ、ウン……」
エステルはなぜか言葉を濁して、逆に訊いてきた。
「オリビエは……部屋に戻るの?」
「ああ、これといってやることもないしね。試合前にお酒を飲むのも何だし、
かと言って無聊を慰める楽器も今は手元になし……せいぜいゆっくりしているさ」
「そ、そうなんだ……」
エステルは顔をあさっての方へ向けて何気ない風に後ろで手を組んでぶらぶ
らさせながら、つま先で床にのの字を描きはじめた。
「あ、あのさ……」
「ん……?」
「もし……オリビエが付き合ってくれるなら……その……また……」
心なしか、エステルの首すじに赤みがさしてきたように見えた。
オリビエの顔に柔和そうな笑みが広がってゆく。
「特訓……かい?」
顔を背けたまま、恥ずかしそうに頷くエステル。
「……う、うん……」
「ボクは別にいいけど……キミの身体の方は問題ないのかな」
「……うん、大丈夫。まだちょっとアソコが疼いてるけど、一晩寝て朝もゆっ
くりお風呂に入ったら、だいぶ良くなったわ」
「それは良かった」
口調はなんでもなかったが、内心、オリビエはエステルの回復力に舌を巻いた。
(昨夜あれだけベッドで乱れたのに、これが十代の若さってやつか……)
あるいは、オリビエの想像以上に体力が備わっているのかもしれない。
ともかくも一つ言えることは──
心配は杞憂に終わったということだった。
オリビエの心の中で昏い悦びが湧き上がる。
実のところ、エステルがあの「特訓」をまた受けようとする確率は五分五分、
いや、それ以下だろうと踏んでいた。
確かに上手く籠絡できた。しかし、まったく性的な知識に乏しいといっても、
一人の娘として普通に育っていれば、やったことが何であるかぐらい、よく考
えれば、おぼろげにでも分かりそうなものだ。時間が経って快楽の縛鎖が緩む
ことにより、平静の判断力を取り戻す可能性は十分に考えられた。
最悪、ヨシュアと決闘、いや死闘になるかもしれない、とまで想定していた。
だが……どうであろうこれは。
エステルの中でヨシュアを想う気持ちが消えたわけではないだろう。
しかし、小鳥は夜を待ちきれないほどに、囚われた籠の魔力に深く掛かって
しまったのだ……。
オリビエはさりげなくエステルの腰に手を当てた。
「じゃあ、試合前の軽い運動がてらに、エステル君は本では得られない経験を
得るとするか」
「あっ……!」
エステルは少しびっくりしたように身をすくませた。
オリビエの薬指と小指がおしりの割れ目に当たり、そっとなぞり上げたのだ。
反射的に身を引こうとした。「なにするの!?」──そんな言葉がエステルの
頭の中に生まれる。
だが──体は動かなかったし、言葉が口端に登ることはなかった。
投げ網が瞬時に広がるように、脳裏に昨夜の体験がフラッシュバックしたのだ。
あの──なにも考えられなくなるぐらいの濃密な時──
(あ……ああ……!)
それだけでもう、からだがカッと火照って意識が不覚になり、動くことを忘
れてしまう。
わずかに頬を染め、恥ずかしげにうつむくエステル。
脚に震えが起こる。
止められない──
そんなエステルの様子を見て、オリビエはますます笑みを濃くした。
ここに一つ、素晴らしく生気香り立つ楽器があった。この様子なら、昨夜よ
りも彩りの深い音色を奏でてくれることだろう……。
「ボクの部屋のベッドメイキングも、もう済んでる頃かな。……さあ、いこうか」
少女は伏せた睫毛をかすかに震わせながら、黙って頷いた。
レースのカーテンから午前中の澄んだ陽ざしが差し込んでくる。
街からの音は、盛り場の少ない区画にある格調高いホテルには遠い。
時間がゆっくりたゆたう落ち着いた雰囲気の中、オリビエは真裸になって、
品の良いソファに寝そべるようにして座っていた。
その視線の先に立つエステルは、昨日と同じく全ての服を脱ぐことを命じら
れ、羞恥に震えながらも大人しくその指示に従い、指を動かしている最中だった。
一枚、また一枚──
ほどなくしてすべての布が足下に落ち、エステルの肢体を覆うものが何もな
くなる。
「ああ……」
エステルは切なげな吐息をついた。
また、ヨシュアではない男の前で生まれたままの姿になってしまった──胸
もアソコも何もかもさらけだして──
しかし、手は脚の後ろの付け根に当てたまま、隠すようなことはしなかった。
どうぜ今隠しても、後でたっぷりと隅々まで見られてしまうに違いないから……
昨日の夜は……途中からもう何も考えられなくなったが、理性を取り戻して
いる今は、これでいいのだろうか、とも不安に思ってしまう。
なにか、どっかに微かにある、後ろめたいような違和感──
でも……
羞恥に伏せがちな瞼を持ち上げると、こちらをじっと見つめているオリビエ
の瞳。
あたしのからだを──隅々まで──奥の奥を覗くぐらいまで──
(──あぁっ……!)
見られてるだけで──視線を注がれるだけで、なにか変になってくる。
昨日のことを思い出して、からだの奥が熱く疼いてくるのだ。ドキドキする、
へんな気分……
そして、そう、見られるだけでは……終わらない……
(あたし、オリビエに……もてあそばれるように色んなところを弄くられちゃ
んだ……)
あの長くしなやかな指で、何もかもぐちゃぐちゃに蕩けきったように……!
(──ッ! ……ぁ……あ……!)
考えるだけで快感のさざ波が生まれ、身も心も溶けてしまいそうなほどに心
地よく全身に広がる──
オリビエは、これが女らしくなることだと言う。
だとしたら……このままで……このまま……
(そうよ……何もおかしく考える必要はないわ……これは女らしくなるための
単なる訓練なんだから……)
そう考えるエステルの目の端に淫らな翳が浮かんだ。しかし、少女は自分が
どんな表情をしているかなど、思い寄るべくもなかった。
「ウム……昨日の脱ぎ方と全然違って、色っぽさが感じられたよ」
そう言うと、オリビエは身を起こしてきちんと座り直した。
エステルの目線が下がる。
股間に隆々とそびえる、竿のように反り返った浅黒い肉の棒……。
よく見てみればグロテスクな形をしているのに、なぜか目が釘付けになって
しまう。
(……どうして目がいっちゃうんだろう……)
へそまで届かんばかりにそそり立つ醜悪な偉塊に、ゴクッ──と、少女の喉
が鳴った。
(そうなんだ……また──裸同士なんだわ──)
そう思っただけで、ドキドキ感がさらに高まっていく。
オリビエがこのまま立ち上がってあたしを抱き締めて腰を押しつけてくれば
──アレは簡単にあたしの中に侵入してくるんだわ……そして……あたしの中
はさんざんに掻き回されて……
「──ッ!!」
足腰が震えて力が抜けそうになる。
「エステル」
名前を呼ばれて、エステルはハッと我に返り、顔を上げた。
オリビエは目を細め、笑みを浮かべて剛直をシュッシュッとしごき上げた。
「これがそんなに気になるかい?」
エステルは目を逸らし、恥ずかしそうに唇をキュッと結んだ。
「べ、別に……」
「ハハ、今は正直な気持ちを言っていいんだよ。ほら、こっち来てボクの足下
に座って」
「は、はい……」
エステルは主人の命令に従うように歩き出し、オリビエの脚の間にしゃがみ
込んだ。
肉棒が眼前に迫った。
オリビエも朝風呂を使ったのか、そこからは石鹸の清潔な香りがした。
「そんなに怖がらなくてもいいんだ。昨日はこれがキミを一番気持ちよくさせ
たんだからね」
「う、うん……」
エステルは目を離せないまま、再びゴクッとつばを飲み込んだ。
「さて、今から男を悦ばせるテクニックを覚えて貰う。女らしくなるためにキ
ミ自身が気持ちよさを覚えるのも大事だが、女らしさというのはただ受け身に
なるだけじゃ成熟しない。女らしく男を悦ばせるテクニックも必要だ──キミ
もそうだとは思わないかい?」
オリビエがそう尋ねると、エステルは得心した表情で頷いた。「思うわ」
オリビエも頷き返した。
「今からフェラチオという実技を練習してもらう。これを」オリビエは勃起し
ているペニスを再びこすった。「こうやって手でこすったり、口でしゃぶった
り舐めたりして愛撫するんだ」
「口や手を使って……これを舐めたり擦ったりすると、男の人は気持ちよくな
るの……?」
エステルは不思議そうに勃起したペニスを撫で回した。
(熱い……)
その下に二つ付いている膨らんだ袋状のものも物珍しかった。どちらにしろ、
少なくともあまり美味しそうには見えなかった。
少女の柔らかな掌に包まれ、肉棒はびく、びくと気持ちよさそうにヒクついた。
「ああ。エステルがおっぱいやおまんこを弄くられて気持ちいいように、ね」
「きゃあ♥」
突然の嬌声。オリビエの手がエステルの乳房に伸び、戯れるように乳首を軽
く弄くったのだ。
「あん……もう……」上目遣いに媚びを湛えるエステル。
「昨日、エステルのおっぱいやおまんこをさんざん弄くってあげたけど、気持
ちよかっただろう? 男も同じで、コレを弄くられると気持ちよくなるんだ。
エステルがヨシュアと結ばれたら、彼にフェラチオをしてあげれば、彼も随分
と喜ぶと思うよ」
「わかったわ……」
エステルがそう答えると、オリビエは彼女から手を離してしまったので、少
し未練がましそうにしながらも、少女は「それ」に注意を向けた。
オリビエはソファの背にもたれかかり、脚を大きく広げ腰を前にずらした。
顔にくっつくほど寄ってきた肉棒に、エステルは顔にかかる髪の毛を払いの
けながら、自らも口を近づけてゆく。
「あん……間近だとずいぶん臭くてムワッとするのね……」
しかし、言葉とは裏腹に、エステルの表情はうっとりとなっていた。
「フフ……男の臭いと思って貰えれば光栄かな……女は花のような匂いに香り、
男は獣の如き臭いを放つ……こんな臭いを嗅ぐと、昂奮しないかい?」
「うん……なんかちょっとドキドキしてきちゃったかも……」
そう言ってエステルは、まずは棒の先にある赤い頭をペロペロと舐めた。
「ん……しょっぱい……」
「そんな舌先でちょっと味見する程度じゃ、本当の味はわからない。思い切っ
て頬張るんだ。唾液をたっぷりまぶして、口いっぱい使って……アイスキャン
ディーをしゃぶる要領でやってごらん。あと、痛いから絶対に歯は立てないこと」
「はい……」
エステルは口を「あーん」と開け、最初はおずおずと、天を衝く肉棒を亀頭
からゆっくりと口腔内に含んでいった。
(ああ、臭い……けど、なんか……頭が痺れるような感じがする……)
それに臭いばかりでなく、石鹸のいい匂いがする。体をきちんと洗っている
のだろう。
オリビエ、身だしなみはきちんとしてるしね──と、エステルはあまり嫌悪
感を抱くことなく、好奇心とドキドキする心を勝らせながら、ためらわずに口
に頬ばった。
「あ……む……ん……」
「そう、そうやって苦しくないとこまで呑み込むんだ……手で竿の部分を擦り
ながら頭を動かして……」
呑み過ぎてしまい喉頭に当たってエステルは少し顔をしかめたが、舌の上に
頭部を乗せ改めて口内を感じてみると、自分の口の中で熱い塊が脈動している
のがわかった。
(あは……なんだか……キャンディーとは全然違うわ……咥えただけでゾクゾ
クしてきちゃった……へんなの……)
「ふぁん……♥」
エステルは甘ったるい声で鳴くと、頭を前後に動かしはじめた。
ムチュッムチュッムチュッムチュッ──
少女のすぼめられた唇からいやらしい音が立ちはじめる。
「あぁ……いいよエステル……その感じだ……もっと吸い付いたり、舌で先っ
ぽの割れ目や裏を舐め回したりするんだ……おぉ……うぉ……そうだ……いい
……いいぞ……」
エステルは上目遣いにオリビエの切なそうな表情を見て、ちょっと感動をお
ぼえた。
(本当に気持ちいいみたい……コレも口の中で喜んでるみたいにビクビクいっ
てるし……アハ……なんか嬉しいかも……)
思い返してみれば、いくら教えてもらう身とはいえ、何時間にも渡ってずっ
と自分だけ気持ちよくして貰ったりしたのだ。その分お返ししなくちゃ、とエ
ステルは思った。
ちょっと口を離すと、
「オリビエ、あたし頑張るから、どこをどうすればもっと気持ちよくなるのか、
遠慮なく教えてね」
と、エステルは微笑んだ。まるで何も知らない天使のような笑顔──
対するオリビエは、悪魔の心を包み隠した優しい笑みを送り返した。
「わかったよ、エステル。本当にキミは素晴らしい生徒だ。色々教えるから、
キミもどうすれば男が気持ちよくなるのか、どんどん学習して女らしくなって
いくんだよ。それが引いてはヨシュアのためにもなるからね」
「はーい♪」
いっぱいお返ししようと、エステルは一生懸命にむしゃぶりついた。
少女の手と頭の動きはすぐにリズミカルになり、さっきにも増していやらし
い音が部屋中に満ちはじめた。
「あむ……あむぅ……んちゅ……ちゅば……」
「おおそうだ……あぁ、いいよエステル……その調子だ……先っぽ全体もねぶ
り尽くすようにしゃぶって……余ってる方の手で袋もマッサージするんだ……」
「ふぁい……んむぁ……んちゅ……んちゅば……」
エステルの頭の動きはさらにいやらしさを増し、もう一方の手が陰嚢を揉み込む。
「おお……おおぉ……!」
うら若い少女の温かく柔らかな口腔粘膜と指の感触──!
エステルの積極的なフェラチオに、射精感が急速に膨らんでいく。昨夜ひさ
びさに大量放出したのがスイッチになってしまったのか、まるで性欲に目覚め
たばかりの十代の少年のように、腰があっという間に熱くなり、射精欲が股間
から衝き上げてくるのだった。
奥歯を噛みしめ、それを抑えるのに必死になるオリビエ。
それほどにエステルの口唇奉仕は気持ちよかった。
「うあぁ……エ、エステル……初めてなのにすごく上手いよ……たまらない……」
「んぷふぁ……あは……オリビエもなんか可愛い……すごく切なそうな顔して
て……」
「フ……エステルが気持ちよくなってる時も同じ顔をしてるんだよ?」
「そうなんだ……本当に気持ちいい時ってこんな表情になるのね……ヨシュア
もそうなのかな……」
そう言ってエステルは再び肉竿を口に含み、ますます情熱的なフェラチオに
励んだ。
(ふぁあ……これ……熱くて固くて臭くて……しゃぶってるうちにどんどんへ
んな気分になる……これがあたしの中に入るのよね……)
そう考えると、なんだか臭さも我慢できるような気がする。
上目遣いにオリビエの気持ちよさそうな顔を見上げた。
男の人に奉仕するような感覚に、奇妙なほど胸が熱くなる。
(オリビエが気持ちよくなってくれてる……なんか嬉しいかも……)
口淫にますます拍車がかかる。
チュバッ、チュバッ、チュバッ、チュバッ──
うっとりとしながら、エステルは夢中でオリビエの肉棒をしゃぶり続けた。
頬をすぼめて口腔粘膜でカリ首を擦り上げ、唾液をたっぷりと絡ませた舌で
肉茎を撫ぜるように舐め回し、竿と袋を指でマッサージするように弄くる。
(あぁ……なんか……やってるあたしが昂奮してきちゃった……)
なにもしていないのに、アソコや乳首が熱くなってくる。
(ダメよエステル……こっちに集中しなきゃ……あん、でも……)
エステルはまたチラッとオリビエを仰ぎ見た。顎を上げて薄目を開け、かす
かに開いた口から気持ちよさそうに吐息をついている。
(少しぐらいなら……)
そう思うと我慢できなくなり、袋を揉んでいた手を離してカーペットにぺた
んと座っている脚の間に差し込み、秘陰に指を触れた。
クチュッ……と湿った水音がして、ほわん──と、痺れるような快感が四肢
に広がる。
「ふぁ……んふぁあ……♥」
(あぁ……いいっ……もう痛くないわ……すごくへんな気持ちで……蕩けちゃ
いそう……♥)
二つのことを同時にやりはじめた分、口技がおろそかになったが、オリビエ
は気づいても何も言わずにエステルの痴態を見下ろしていた。
(フフフ……どうだいヨシュア君……エステル君が自分の股間を弄くりながら、
ボクのペニスをとても美味しそうに頬張ってるよ……彼女の初めてのフェラチ
オもいただいた……何もかも、彼女の全てをあますところなくいただいてしま
うからね……フフフフフ……)
他に想い人がいる少女が、自分の手の中で淫らな蝶に羽化していく──
心の中でますます邪な笑みを色濃くするオリビエであった。
ムチュッ……ピチャ……ムチュッ……ピチャ……
「エステル……そろそろ出る……!」
肉棒から口を離し、トロンとした目でエステルは見上げた。
「えっ……何を……?」
「男は気持ちよさが頂点に達すると……コレの先から体液を発射するのさ。昨
日、たっぷりとキミの中に出しただろう?」
「あ、あれね……」
気分がやっと鎮まって気付いたら、アソコの中に溢れかえるほど出されてい
たやたら白くてネバついてて臭い体液……。
あの後、アソコを洗うのが大変だった……。
「エステルが気持ちよくなると、おまんこからヨダレを垂らすのと同じさ……」
「そうなんだ……」
「よし、出すところを見るんだ……イキそうになったら言うから……」
「う、うん……わかった……」
エステルは口唇奉仕を再開した。
ムチュッ……ピチャ……ムチュッ……ピチャ……
肉棒が口の中で明らかに温度を増してゆき、ビクビクと頻繁に跳ねるように
なってきた。
(あ……出るのかな……)
エステルは本能的にそう思い、自分を慰めるのをやめて袋弄りも再開し、自
然にしゃぶる速度と手の動きを早めた。
「ああっ……いいよエステル、最高だ……! おお……おぉ……もっと早く…
…もっと早く……ああぁ……!」
ムッチュムッチュムッチュムッチュ──!
「ああ、ああ、も、もう出ちゃいそうだ……! エステル……! そろそろ出
す……! 口から……離して……!」
「うん……」
エステルが口を離すと、
「そのままで……後は両手で激しく擦り上げるんだ……! 顔に向けて……!」
オリビエの言う通りに、シュッシュッと両手で包み込んで擦り上げると、
「ううっ……か、顔に……かけるよッ……目にかからないように口を開けてッ
──クウウゥ!!」
オリビエがエステルの頭を掴んだ。
と同時に、少女の掌の中で火のように熱くなっていた肉茎が、突然、膨張した
かと思うと、
ビュルルルルッッッ!!!!!!
ブビュルルッビュルルルッッ!!!!!!
と、激しく暴れながら先端からものすごい勢いで白い液体を噴き出してきた。
「んああッ!?」
避ける暇などなかった。ビシャビシャとエステルの顔面に大量の白濁液が飛
びかかってゆく。その大半が開けた口の中に入っていった。
「うぶッンンンッッ!!??」
頭を動かそうにも、オリビエにガッチリ掴まれて少しも動かせない。
(な、なにこれぇ──!? 苦くて臭ぁい……!!)
ビュルルルウッッ!!!!
ブビュッブビュッブビュッ!!!!
「んぶ──んぶ──ん──ん──!」
口の中に収まりきらない精液がドロドロと溢れ、顎を伝ってカーペットに垂
れ落ちてゆく。
顔面パックのように白く染まるエステルの顔。それでもなお、次から次へと
濃厚なミルクが浴びせかけられてゆく。
鼻の中にも少し入ってきて、びっくりしてわけがわからなくなるエステル。
「んぶ──んぶぅ──!」
(くさいよぅッ……おぼれッ……おぼれちゃう……!!)
白濁液をえんえんと射ち出しているように思えた肉棒は、エステルの顔をど
こもかしこもすっかりドロドロにしてから、ようやく満足したようにビクッビ
クッと空打ちし、ようやく打ち止めになった。
「はぁ、はぁ……エステル……」
意識を半分以上持って行かれていた射精感が収まり、オリビエはエステルを
見下ろした。
顔面がほとんど真っ白になっていた。目の部分はかろうじて無事だったが、
頬も鼻もすっかり精液にまみれ、顎からダラリダラリと幾筋ものミルク色の粘
糸を垂れ落ちさせているエステル──口の中に溢れかえったザーメンをどうす
ることもできず、ゴポゴポと唇からこぼれさせていた。
「よし、全部飲むんだ……」
(エエェッ──こ、こんな臭くて苦いのを……!?)
だが、こうなってしまっては全部吐き出すか飲むかしかない。
できれば飲みたくなかった。しかし、オリビエの命令に逆らうのは、なぜか
怖かった。
覚悟を決めて、唇を閉じた。
ゴク、ゴク、ゴク──
口の中に溜まった濃密で生温かい精子が次々と少女の喉を、食道を穢しなが
ら体内に飲み込まれてゆく。しかし、初めてフェラをしたエステルには飲みき
れる量ではなく、白濁液が口の端に泡を作りながらネトネトと溢れ、カーペッ
トに白い水たまりを作っていった。
(ウアァ……ドロドロ濃すぎて喉にからみつくよう……)
それにこの何とも言えないとびきり臭い匂い!
(ンモゥ──オリビエひどい!)
だけど……自分がオリビエをここまで気持ちよくしたのだ。
そう考えると、まんざらな気分ではなかった。
だから頑張って燕下した。
「──プファアッ──! ぜ、全部飲んだよ……!」
最後の塊を飲み下すと、精液まみれの顔でエステルは少し得意げに笑った。
「よし、いいぞエステル。最初とは思えないほどよかった。さて、それでは…
…顔を洗った後、からだの実習に移ろうか」
「え……それって……昨日の……?」
「ああ。何事も反復練習を積み重ねてからだに覚えさせないとね」
「は、はい……」
ついにきた。
(ああ、また……あれをされるのね……)
エステルのからだがゾクゾクとわななき、痺れるようにして力が抜けてゆく。
「あ……ぁ……」
あえぎとも吐息ともつかない声。胸が大きく上下する。
瞳が潤み、蕩けたような表情──
そこには確かに、期待と情欲を孕んだ昂奮が見え隠れしていた。
エステルが洗面所から戻ってくると、オリビエは寝そべって待っていたベッ
ドから抜け出し、エステルに近付いた。
もう抱かれる──一瞬そう思った。
エステルの体はすくんだように動かなくなった。
だが、胸の先が触れるか触れないかぐらいの距離で──
オリビエは立ち止まった。
お互いの体からの熱が感じられる……
「その様子だと……昨日の事はまだ明確に覚えてるようだね」
「……う、うん……」
「眠るほんの前にやった事だものな。当然といえば当然か」
エステルの赤らんだ顔を見下ろしながら、オリビエは呟くように言った。
「まだ……お腹の奥が疼いてて……」そっと下腹に手を当てるエステル。「痛
みもまだ少し残ってるんだけど……それよりも……」
「フフ、そうか……」
オリビエはエステルの足下にしゃがむと、
「脚を開いて」
と命じた。
「ん……は……はい……」
恥じらいながらも言うとおりにするエステル。
股間に隙間がつくられてゆき、エステルのアソコがオリビエの前で視野いっ
ぱいに丸見えになった。
エステルを垂直に見上げるようになるぐらいに顔を近づけ、オリビエは両手
で少女の秘淫を左右に拡げた。
「あっ……」
処女を散らされた蜜孔は、まだしかし、小指も通らない小さな点のようでし
かなかった。だがそこはもう、うっすらとしたぬめりに光り、エステルの呼吸
とは別に、かすかに蠢いていた。
「あぁ……!」
恥ずかしいところを穴が開くまで見つめられて、エステルの腰に甘い震えが
走り、力が入らなくなる。
「フフ……なんだ、もう熱く湿ってるじゃないか、エステル……?」
「そ、そんな……」
「恥ずかしがることはない。またボクの肉棒を入れて掻き回して欲しいんだろ。
からだの奥が疼くのを、どうにかして欲しいんだろう?」
「そ、それは……」
恥辱の涙をにじませながら弱々しく否定するように首を振るエステル。
「おや、素直じゃないね……」
オリビエは拡げた淫唇内に舌を入れた。
ぐねぐねと舌を踊らせ、なぶるように圧し舐める。
「はあっ……! あぁっ……はぁ、はあぁん……♥!」
ゾクゾクとからだを震わせるエステル。
「フフ、石けんの匂いに混じって、ボクの精液の臭いがするな」
「せ、精液……?」
「さっきも出した白い体液の名前さ」
「そうなんだ……」
「男と女の体の仕組みはうまくできててね……男の棒が女の穴の中を擦ったり
突いたりすることでお互いに気持ちよくなる……。だから、最終的に男の精液
はたいてい女の中で出される。男にはそういう欲求がある。女からすればいい
迷惑かもしれないがね」
オリビエは行為の重要な部分──生殖のことには触れず、そう説明した。
「ううん」
エステルは首を横に振った。
「あたしは迷惑じゃなかったわ……その……なんて言ったらいいのか……よく
わかんないんだけど……」
「ほほう。昨日の最後、ボクにグイグイ腰を押しつけられてあんなにたくさん
注ぎ込まれて……感じた?」
カーッと顔を赤らめるエステル。
「う、うん……と、とっても気持ちよくて……なんかわからないけど……最後
はもうわけがわかんないぐらい……それに、あなたに潰されるぐらい強く抱か
れて……すごい安堵感っていうか……欲しいっていうか……もうぜんぜん来て
構わないっていうか……わけがわかんなかっただけかもしれないけど……」
「そうか、フフフ……中出ししても全然構わないなんて言われると、男として
は大いに昂奮するね。ただ、中出しされてもされなくても、体を洗う時は膣内
(なか)まで丹念に洗うようにね。」
「わかったわ」
オリビエは笑みを浮かべながら立ち上がると、エステルの後ろに回り、背中
から抱きついて胸と秘部に手を伸ばしまさぐりはじめた。
「エステルのからだ……もうこんなに熱くなってるんだね……」
「あ……あぁ……オリビエのからだも……熱い……はぁぁ……!」
クリトリスと乳首をやわやわと弄くられ、気持ちよさそうに目を瞑るエステル。
「どうだい、弄くられて痛まないかい?」
「ううん平気……」首を振るエステル。「だいじょうぶ……それよりも……気
持いいから……」
「了解」
オリビエはその場に立ったまま、続けてエステルのからだを愛撫し始めた。
「は……ぁ……あ……♥!」
抑えられない喜悦の混じった吐息をつきながら、エステルはオリビエの腕の
中で身悶えた。後ろ手にオリビエの頭を掴んで支えにする。固く熱いものがお
しりに当たっている感触。半ば無意識に腰をすり寄せると、オリビエはおしり
の割れ目に剛直を突き当て、エステルの会陰に擦りつけながら、ゆっくりと素
股をはじめた。
「あぁ……」と高ぶった声を上げ、内股になって挟み込み、自ら腰をうごめ
かして反り返った肉棒の感触を少しでも深く迎え入れようとするエステル。
「さきっぽがぬるぬるしてて……ああっ……あああっ……熱くて長いので股を
擦られてる……♥」
「こうやって後ろから打ちつけられてると……あれだけ激しく突き回されたの
を思い出すだろう……?」
そう言って、エステルのおしりに密着するまで深く腰を押しつけ、小刻みに
淫裂を擦り上げるオリビエ。
思い出したのか、エステルの体熱がカッと騰がり、さらに息が荒くなった。
「ハァ、ア、アア……♥!」
エステルの瑞々しい肌に汗がじっとりとしはじめ、オリビエの掌がぬるぬる
してゆく。
少女の反応は昨日と同じく素晴らしいものであった。オリビエの愛撫から生
まれる快感の波に洗われながら甘いあえぎ声を上げ、快楽の淵へと沈み込んで
ゆく。つい昨夜まで性的な事など何も知らなかった処女とは思えないそぶりで
あった。
(昨日の薬が効きすぎたかな……フフ……)
だが、困ることは何もない。エステルの感じまくるままに、愛欲に狂い叫ぶ
まで快楽を与え続けてやろうじゃないか……。
そうして、オリビエは少女の開きはじめた蕾に栄養を与えるべく、愛撫にま
すます情熱を籠める。
立ったまま蛇のようにくねりながら絡み合う淫靡なダンス──
しかし、少女の方は早くももう力が入らなくなっていくようで、足腰が砕か
れはじめ、手を離せばバランスを保っていられずに崩れそうである。
「ア……ア……ア……♥」
「フフフ……もうすっかりやる気満々じゃないか……」
「ウゥ……ア……アァ……♥ ……ウ、ウン……少しでも早く……女ら
しくなりたいから……♥」
(フフ……違うだろうエステル……キミはまた、ボクのこの肉棒を味わいたく
てたまらないんだろう……?)
「もう立っていられないかい? それじゃ、このままベッドに行くよ……」
オリビエはエステルを支えながらベッドに倒れ込み、少女に覆い被さったま
ま、襲っているような姿勢で愛撫を続けた。
ぐにゃっとしてベッドに伸びてしまったエステルのからだ。その腕の脇から
手を下に潜らせ、双つ並んだ漏斗のような柔肉を揉みしだく。
「うぅあ……はあぁ……!」
「もうこんなに乳首を尖らせちゃって……ほら」
オリビエの爪はまったく伸びてなかったが、それでもカリカリと乳輪をくす
ぐり、プックリと膨れあがっていた乳首を人差し指の腹で横から上から圧した
り弄くったりすると、
「ふあッふあぁッ♥!」
と、たえられないようにエステルのからだが震え、嬌声が上がった。
「おねがい……も、もっと……強く……きゃぅん♥!」
エステルのからだが跳ねる。要望に応えてオリビエの指が乳首をつまみ、絞
るようにしごきはじめたのだ。
「はぁ……はああぁぁ……♥」
気持ちよさそうに喘ぎ続けるエステル。
「フフ、エステルはどうやら多少激しくやるのが好きみたいだね」
「う、うん……♥」
「フフ……そうそう、胸のマッサージを毎日欠かさずやってごらん。それだけ
でも成長具合が違うよ」
「ふぁ、ふあぃ……♥」
(それにしても……)
始まってから間もないのに、エステルのからだはもう汗びっしょりだった。
感じることで出てくる汗の質は普通の運動で出る汗とは若干違うが、エステル
はどっちもよくかく体質らしい。
エステルの汗の匂いは、どんなに濃度を増そうが嫌味がなかった。肉食が少
ないのかもしれない。エステルの体臭を嗅いでるだけで元気が出て来、ますま
すそのからだを欲しくなる。
(こちらも……)
オリビエはそっと秘陰に手を伸ばす。そこももうしっとりと濡れていた。
「くぅん──!」
秘肉を弄くられ、鼻声で鳴くエステル。
汁気の多い女は嫌いではない。じっとりとした汗にまみれ、淫靡な水気を帯
びた女の肌は、いつまでも抱き締めていたくなる衝動が生まれる。
そういえば、とオリビエは気づいた。よく考えると、エステルの後ろから肌
を合わせていることが多い……倒錯した欲望に駆られスケベになり過ぎてるた
めかと思ってたが、エステルのからだにも密着したくなる秘密があったのだ。
とにかく、エステルのからだの淫らな部分を発見し、オリビエはいやらしく
笑った。
(これは……もしかしたら手放せなくなりそうだな……)
……。
静かな時間が流れる屋内に、明るい陽光が差し込む。
あと二時間ほどで昼を指すアンティーク時計の針が動く以外は、動くものも
音も無く──
いや。
一つだけ動いているものがあった。
窓側のベッドの掛けふとんが小高い山のように盛り上がり、中で何かが蠢い
ていた。
くぐもった、しかし熱に浮かされたようなあえぎ声が聞こえる。
「ア……ア……ア……アァ……♥」
すると。
中から二本の腕が伸びてきて、ヘッドボードを掴んだ。
続いて出てきたのは、エステルのぐっしょり汗まみれで紅潮した上半身──
そして、その背中に覆い被さったオリビエ。金髪の青年は、栗色に広がる滝の
ような少女の髪の毛を掻き分け、両脇から乳房をぐにゅぐにゅと揉みしだきな
がら、バッグから激しく突き上げるように腰を打ち付けていた。
ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ!!
「ンハァ! ンハッ! ンア、ンアァ、ンアァァ♥!」
えぐり込まれるように胎内を掻き回され、からだを揺すぶられ、狂おしいほ
どの快感に陶然とした表情で悶え叫ぶエステル。
腰と腰がぶつかり合う音、性器が擦れ合う音、そしてエステルの嬌声が部屋
じゅうに響き渡る。
抜き差しされるたびに結合部から淫らな水しぶきが飛び散った。
「アアッ、アアッ、イイ、イイよぅッ♥! ダメ、ダメッ、こんな、こんなの
狂っちゃううぅ♥!」
肉の悦びがエステルの頭の天辺小指の先まで心地よい痺れを広げ、全てを支
配する。
エステルは顔を横に向けた。そこにあった目が、微笑みを返してくる。
あたしの中に入り、この快感を与えてくれている人──
すごく、たまらなく愛しくなる。からだで愛しくなってしまう。
無性にキスをしたくなる。
昨日もそうだった。気持ちよさでもうどうにかなりそうになると、口づけを
したくなってしまうのだ。最後、膣内をさんざんに掻き回されてる時が最高潮
だった。もう何もかもわけがわからなくなり、何度キスを求めようとしただろ
うか。だが、それだけは何とかこらえていた。
それだけは、それだけは──!
(ああ、でも──ッ!)
快感がからだの奥深くに刻み込まれてゆくにつれ、キスの欲求はますます強
くなる一方であった。
キスをしたことはない。小さな頃、何かの感謝の印に父・カシウスのほっぺ
にキスしたことはあるが、本当の口づけはまだしたことがなかった。ファース
トキスのことは知っていた。だから、学園祭の時のヨシュアとクローゼのキス
は、演技だったとはいえ、自分自身でも驚くぐらい衝撃的だった。
キスは──最初のキスだけは──
「ん……?」オリビエが気付き、腰の動きがゆっくりになった。「キス……し
たいのかい?」
エステルはブンブンと何度も首を振った。
「ダメ、それだけはダメ……!」
それは特訓という名の陥穽にはまってから初めて出た激しい拒絶の言葉だっ
たが、どちらかというと自らに言い聞かせるような口ぶりであった。
「キスだけは……おねがい……」
オリビエにはエステルが何に拘っているのか知らなかったが、からだは許し
ても唇は拒むという判断基準は可笑しかった。ま……からだを許しているとい
う気持ちはないのかもしれないが……。
「いや、キスしたかったら無理することはない。ホラ」
オリビエはエステルの腰を引っ張ってヘッドボードから引き剥がした。エス
テルが枕の上に落ちると、繋がったままそのからだをめくり返し、向き合って
その上に押し被さると、肩を揺らして首すじを少女の目の前に示した。
「ボクのからだを代用しなよ。いくらでも吸い付いて構わないよ。欲求をこら
えるのは気分が良くないだろう……」
そう言うと、枕に頭を突っ込むように置き、再び腰を打ち付けはじめた。
グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュンッ!
「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ♥!!」
エステルはたまらずにオリビエの首に夢中でしがみつき、強く吸い付いた。
(あぁっ……♥)
すごく気分が楽になってゆく。これだったら、いい。
「フフ……まるで小さな子どもみたいだ……可愛いよエステル……」
「アアッ──アアアンッ……!」
大きな不安が消えたエステルは、オリビエの首すじに何度も吸い付き、時に
はひときわ大きい官能に襲われて噛みつきながら、安心しきったようにめくる
めく快楽の境地に埋没していった。
「はあ……はあぁ……♥! もっと……もっと奥まで……奥までえぐっ
てえぇ……♥!」
「フフ……」
オリビエはいったんピストン運動を止め、エステルの腰を掴んで膝でにじり
さがり、再びふとんの中に入ってゆく。
「ほうら、また中に引きずり込んでやるぞう」
「ああっ……あああっ♥」
エステルはオリビエの為すがままで、二人のからだがまたふとんの中に消える。
羽毛の掛けふとんがこんもりと膨らみ、その中からくぐもったあえぎ声が漏
れ続いてゆく……
ふとんの中は淫臭でむせかえるほどにまでなっていた。
二人分の体臭と体液の匂いが水滴になるほど熱を帯びて入り混じり、淫靡そ
のものの空間を造り上げる。
この息苦しく狭い暗闇の中に潜ってからだを絡ませ合い、熱の籠もった淫気
に意識が朦朧となりながらも交歓に没頭する──オリビエは嫌いではなかった。
新鮮な空気の下でやるより早く理性を失い、ケダモノ同士になれるからだ。
「ンヒッ、ンヒッ、ン、ン、ン、ッヒィ、ンヒィッッ♥♥!!」
エステルの嬌声が終わることなく続いていた。今度はまた四つんばいにさせ
られ、肉棒の代わりに二本の指が蜜孔を拡げ突き入れられていた。
打ち付けるぐらいの勢いで抜き差しされる二本の指の動きに、文字通り身も
心も奪われているエステル。指は根元までズボズボと出入りし、膣内を思う存
分に掻き回していた。
からだが溶け消えてしまいそうなほどの快感に、際限なくからだを引きつら
せ、蕩けさせ、淫悦の涙を流しつづけるエステル。
「ンヒィ、ン、ンッ、ンヒッ、ンンッンンッンンンッッ♥!!」
もうすっかりぐちょぐちょになった秘孔は、奥へ奥へと膣壁が蠢めき、オリ
ビエのほっそりした長い指をすべて呑み込まんばかりに迎え入れる。
「ああッ、あああッ♥! まッまたッ、イ、イ、イィ♥!
イクッイクッイッちゃううぅぅぅッッ♥♥!!」
もう片方の手で、下を向いてもあまり形の変わらない乳房をもてあそんでい
たオリビエは、いやらしく口端を吊り上げた。
「またイクのかい? 本当に感度がいいねエステル……」
まるでお茶でも飲んでるような口調だったが、手が別人のようにスピードと
リズムを上げ、淫音がひときわ高まった。
グチョッグチョッグチョッグチョッ!
「ハァァッ♥! ンハ、ンハァ、ンンンン♥!
ア、ア、ア、ダメ、そこは、アッ、アアッ、アアアアアッッ♥!!」
自らも腰を擦りつけ、オリビエの指を少しでも深いところで感じようとするエ
ステル。
からだじゅうを桃色に染め、大きく股を拡げて快楽を貪り尽くすように腰をく
ねらすその姿はまるで、すっかり発情しきったメス犬であった。
キュンキュンと膣肉が締まってくる。
「イクッイクッイクウウゥゥッッ♥!!」
だが、エステルがイク寸前でオリビエは指を抜いてしまった。
「ああぁッ……!?」
またおあずけなの?──後ろに首を曲げたエステルの霞む目に、暗いベッドの
中でのしかかってくるオリビエの白いからだが見えた。
エステルの体内に燃えるような期待感が弾ける。
(ああっ……また来るのね……♥!)
指よりももっと深くをえぐり回してくれるもの。
お腹の中がさらに熱くなる。
オリビエの汗だらけの熱いからだがエステルの背中に密着した。二人分の汗で
オリビエのからだがぬるぬると滑る。しかし今はもうそれすら気持ちよかった。
横にオリビエの顔が並んだ。「入れるよ」
ヌジュプ──
アソコから、全身を貫き脳天にまで響く心地よい異物感があり、
「ハアアァァァ♥」
エステルのからだの底から生まれるような歓喜の嬌声。入れられただけでイッ
てしまいそうなほどの挿入感──!
「くうぅ──!」
オリビエの唇からも気持ちよさそうな熱い息が吐かれる。
「さっきよりも……熱くて熔けてしまいそうだ……!」
それはエステルも同じだった。体内に侵入してきたオリビエの剛直は、まるで
溶岩でできた鉄棒のようであった。さっき貫かれていた時もそうだったが、ただ
ただ気持ちよさしか生まれてこない。
(ああぁ──これが──これが男の人を迎える悦びなのね……!)
喜悦の渦の中でエステルは狂おしくそう思った。
ヨシュアを迎え入れる時もきっと──
だが、愛しい人の姿は一瞬で掻き消えてしまった。
ピストン運動が始まったのだ。
グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ──!
「ンアアア♥! ンアアアァァン♥♥!!!!」
もうさんざんに弄くりまくられた秘孔は淫らにうねり返り、愛液にまみれた肉
襞をギュウギュウとすぼめる。
(くうぅ……エステルの狭いおまんこがさらにきつく……! なんて締まりの良
さだ……!)
ぬるぬるのヴァギナに締め付けられた肉竿はさらに勢いを増し、長いストロー
クで膣壁をたっぷり擦り上げ、子宮口の周りを何度も突き回す。
すっかり下がっていた子宮にその衝撃は響き渡り、
「アアッ♥!! アアッ♥!! アアアアッ♥!!!!」
何もかもが吹き飛ぶような愛悦の嵐に、お腹の奥から歓喜に打ち震えた嬌声を
上げるエステル。
「そこッ! そこッ! イ"イ"ッ! イ"イ"ッ! イ"ヒイイィッッ♥♥!!!!」
淫気しか吸えないふとんの中で、エステルのからだはオリビエに捕まって補食
されているように覆い尽くされ、腰を激しく打ち付けられて貪り喰われる。しか
しもう逃げられない。快楽の糸に絡め取られたエステルには逃げる意思など微塵
も宿らず、ただただ媚肉を喰われるがままに、からだを淫欲の泥土に沈めていった。
グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ──!
「もうッ──もうぅッダメエェッ──♥!
イク、イク、イッちゃううウウゥゥ────ッッッ♥♥!!!!」
「よしッ……いくぞッ……!!」
オリビエも二度目の挿入でいつでも出せるような状態だった。エステルの腰を
ガッシと掴み、ラストスパートに入る。
ズチュッズチュッズチュッズチュッズチュッズチュッ──!!
「ヒ! ヒ! ヒ! ヒ! ヒ! ヒィィッッ!!!!」
膣奥を猛烈なテンポで突き、擦られ、ガクガクと細かくからだを揺らされなが
ら、断末魔にも似た悲鳴が上がる。
「くっ……うっ……来る! 来る! 出すぞ! 出すぞぉ! またたっぷりとエ
ステルの中にぶちまけてやるからな!」
「ちょうだいッ、白いのちょうだいッ!
あたしの胎内(なか)にぜんぶぅウウゥゥゥ──ッッッ!!!!」
「精液欲しいかッ!? そんなに欲しいんなら、とびきり濃厚なやつをたっぷりと
……エステルの子宮に注ぎ込んでやるぞッ!」
「きてぇーーーッ! 精液あたしの子宮にきてぇーーーーーッッッ!!!!」
エステルはもう自分が何を言っているのかほとんどわからないままに、本能の
叫びを口にする。
「オリビエの精液ちょうだい!! お腹の奥に白いドロドロしたお汁いっぱいちょ
うだいいぃぃぃ♥♥!!!!!!」
「よおーし一番奥で中出ししてやるッッ──ゥオオオオオ……ッッ!!!!!!」
(こうなったら……孕ませるぐらいに……! 関係ない……オリビエ・レンハイ
ムの子種を何度も何日もタップリと中出ししまくり続けてやるッッ!!!!)
オリビエの最後の一突きは、非常にゆっくりとした速度で入り口付近まで引き、
ズニュウウッと子宮めがけてまっすぐ突き進んでいった。
エステルの背中がこれ以上ないほど突っ張り、砕けそうなほどに仰け反る。
「──────────ッッッッッッッッ♥♥♥♥♥!!!!!!!!!!」
グチュン!!
根元まで埋(うず)まり尽くしたとほぼ同時に、オリビエの脳裏が焼け焦げる
ほどのホワイトアウト。
その瞬間、これまで抑えに抑えていた射精欲が臨界点を突破した。
「ウオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!」
ドビュルーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!
ドビュルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!
ドビュドビュドビュドピュビュビュビュビューーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!
エステルの最奥でものすごい量の精液がぶちまけられた。
言葉通りの濃厚な精子がこれでもかとばかりに次から次へと子宮口に叩き付け
られ、肉色の世界を真っ白に濁った世界に変えてゆく。わずかな精子溜まりの窪
みなど用をなさず瞬く間に飲み込まれ見えなくなる。
「──────────ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッ♥♥♥!!!!!!!!!!
感じるうううゥゥゥッッッ♥!!!! でてるうううゥゥゥッッッ♥!!!!
あたしの中でいっぱいでてるううゥゥゥゥゥ──────ッッッッッ♥!!!!!!」
ドビュビュビュビュルルルルルルルッッッッッ!!!!!!
ドプッドプッドプッドプッドプッドプププッッッ!!!!!!
エステルの目は大きく見開いているが、まったく焦点が定まってなかった。
淫肉と淫液の性宴。少女の胎内は完全に生まれ変わり、淫らな肉と化した膣壁
は絶頂の歓喜に踊り、すべてのオス汁を絞り取らんばかりに肉棒をギュウギュウ
と締め上げていった。
種汁の前衛基地と化した膣奥から、エステルの子宮に我先とばかりに精子が流
れ込んでゆく。それでも膣内の精液量は増す一方で、エステルの腹部が次第にタ
プタプと膨れていく。
「お──なか……が……お……な……か……があぁ……♥」
エステルはシーツを握っていられず、わなわなと中空に伸ばした手をオリビエ
の手が掴み、互いの五指がギュウウッと絡み取り合った。
次々に射ち出されるザーメンが怒濤の如く逆巻いて膣道を逆流し、結合部の隙
間からブクブクと泡立ちながらペーストのように溢れ出てくる。淫裂にザーメン
が溢れ返り、ネットリとした粘糸がダラダラと白滝のように流れ落ちてゆく。
オリビエはまだ続く射精のさなか、さらに何度も腰を振り、精液タンクとなっ
たエステルの膣内を掻き回し、最後にまたグンッと押し込んだ。
「ああ──ああああああ……♥」
ビュルッ……ビュルッ……ビュクッビュクッビュクッ……
最後の精液が射ち出され、二人のオーガズムはようやく下り坂を迎えた。
ピンと仰け反り続けていたエステルの背中がブルブルと震え、それにしがみつ
くようにしてオリビエが抱き締める。
「ア"──ア"──ア"ア"ア"……!!!!!!」
「オ"オ"オ"オ"オ"オ"……!!!!!!」
快感の坂道を転がり落ちるがままに獣のような低いうめき声を上げ、腰を隙間
なくくっつけ合い、快楽の光に包まれた楽園を旅する二人。
(おなかが……おなかが熱いぃぃぃ……♥)
それは曰くしがたい多幸感だった。
理性まで蕩けさせながら、エステルは肉欲の法悦にいつまでも浸っていた。
引き抜かれる気配のまるでない結合部──膣口と精嚢がともにキュッキュッと
収縮し、溢れ出した白濁液がとめどなくどろどろと滴り落ちていく……
絶頂にイッた後は、まだ硬度を保つ肉棒をゆるゆると動かし、エステルのヴァ
ギナ全体に精液をなじませながら、火照るからだを徐々に醒ましつつ、後戯の愛
撫で余韻を楽しませてやり、ベッドの中でまるで恋人同士のようにイチャイチャ
と仲睦まじく過ごした。
そして、まだ時間に余裕があるうちにベッドから抜け、身支度を整えた。
あれだけまたイキまくったので多少心配だったが、エステルはやはりオリビエ
が思う以上に体力があるらしく、まったく疲れを感じさせない勢いで腕を振り回
しながら、
「さあ、武術大会頑張るわよー!」
と、弾けるような笑顔でそう言った。
オリビエは驚いたように肩をすくめ、
「元気だねえ……」
と、正直な感想を口にした。あれだけ責めまくったのに、エステルの腰の強さは
尋常じゃない。
(それに、こんなに切り替えの早い性格だったっけ?)
彼はちょっと放出しすぎたらしく、腰のあたりがちょっと痺れたようであった。
これが男と女の違いなのか……いや、とオリビエは思った。エステルはなんか
特殊だ。
それとも、好きこのんで遊撃士になんかになる女は、皆こんな感じなのか。
「アハハ……!」
闊達に笑うと、笑顔を緩めてオリビエを見つめるエステル。
暖かみの籠もったまなざしで、
「オリビエ、ありがとう。なんだかすごくサッパリした感じ。身体が暖まって調
子もいいわ」
と言った。
「凄いね……」
そうとしか言えない。
「でも、訓練だということを忘れてないかい?」
「あっ……いっけない」
エステルはしまったという表情になり、明るくペロッと舌を出した。可愛い仕
草だった。
「フッ……」
オリビエもつられて微笑んだ。
(だが、色っぽさを感じさせるのはまだまだ──)
そう思った時だった。
エステルの眼がうっすらと細められ、婉然とした笑みを浮かべたのは。
「……ねえ……」
と、艶を帯びた声音。
オリビエは思わずドキッとしてしまった。
「……なんだい?」
「……今夜も……できないかな?」
「え……う、うーん。熱心なのはいいけど……。試合の後、疲れてなければね……」
「そうか……」ちょっと寂しそうな顔をするエステル。
「調子が出てきたところ悪いね、エステル」
「ね……」
「なんだい?」
エステルはそっとお腹を両手をそえ、少し赤らんだ顔で、
「なんか、オリビエの精液がまだ中に残ってる感じがする……」
と、呟いた。
エステルにしてみれば、言葉そのままに、あの白い汁がまだ体内にあるような
感じなのを告げただけなのだろう。
だが、オリビエはたまらない欲望を感じてしまった。
「そうか……」
オリビエはエステルの腰に腕を回した。
「あっ──」
突然ぐいっと引き寄せられたエステルは驚いたが、拒まなかった。
オリビエはエステルのお尻を押さえて前掛けをめくり、腰を擦り付ける。
服越しに互いの性器のかたちが感じられた。
エステルの背すじが震えた。少し背を丸め、唇の端を淫蕩にほころばせながら
オリビエの胸に手をつく。
「あ……また……へんな気分になっちゃう……♥」
オリビエはエステルの耳元に口を寄せ、囁いた。
「フ……ずいぶんと練習がお気に召したようだね。この分じゃ、効果が出るのも
早いかな?」
「……そうね……そうだと嬉しいな……」
「じゃあ、早く女らしくなれるように、ボクも頑張って付き合うかな」
ゆったりとした手つきでエステルのお尻を揉み、さらに性器を押し付ける。
「……また、たっぷりと中出しして貰いたいかい?」
「……アァ……」エステルは蕩けた目で切ない吐息をついた。「……うん……後
で洗うのがちょっと大変だけど……あれって……すごく感じるの……なんか……
すごく……」
「こうやって──?」
オリビエはエステルの体を持ち上げてベッドに押し倒した。エステルの尻肉を
揉みまわしながら、今度はスカートもめくり、いやらしい腰つきで性器のある部
分を強く押し当てて前後に擦る。スパッツ越しに秘裂が割れ、固く膨らんだズボ
ンの前が柔らかく埋まるのが感じられた。
「ハァァ……♥! だめぇ……! まだお腹の中もアソコも熱くて……濡れてき
ちゃう……♥!」
だが、エステルは脚を閉じないまま、オリビエの首に腕を絡ませてしまう。
「フフ……」
時間さえあれば、今すぐにでもまた注ぎ込んでやるのに。
オリビエは時計を見た。あと三十分ある。
「……やるか……」
「え……?」
「ほら、脚上げて」
「え……うそ……」
そう言いながらも、エステルはオリビエに両脚をいっぺんに抱えられ持ち上げ
られると、されるがままに、脚を閉じたまま屈曲位になる。
「中にボクのミルクが欲しいんだろう? お望み通りにしてあげるよ。さ、自分
で脚を抱えてお尻をこっちに突き出すんだ」
オリビエは手を放し、エステルがその通りにすると、スパッツをパンツごと、
荒々しくずり上げた。
エステルの性器が剥き出しになる。
「あぁ……♥!?」
オリビエはコートを脱いでズボンのジッパーを下げ、カチカチの肉棒をとりだす。
「よかったねエステル。まだもうちょっと時間があって」
「で……でも……服を着たままだし……洗う時間が……!?」
「ウム、だからすぐに終わらせよう」
そう言うと、オリビエはエステルの陰唇をもう片方の指でパックリと拡げた。
完全に充血が引いていない秘陰は、まだわずかにぬめっていた。
そこにズブズブ……と、肉棒を突き刺してゆく。何ら抵抗なく迎え入れる膣孔。
「ハァ……アア……アアアア♥!!」
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ……
本当に始まったリズミカルなピストン運動に、あっという間に淫楽の海に舞い
戻るエステル。
「あ……イヤ……ダメ……あぁ……アア……アアア……♥!」
「激しくしないよ。なるべく汗をかかない方向でね」
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ……
「アア……アア……ハアァ……アアアア……♥!」
オリビエの動きはさきほどとは違って並よりやや遅いぐらいのテンポだったが、
それでもエステルは十分に満足そうであった。もうトリップしたように中空にぼ
やけた視線を泳がせはじめている。
「イイ……アアァ……ハアァッ……♥ イイ……イイよゥ……♥!」
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ……
膣孔の奥を小突いて引くと、白い粘液が掻き出され、トロトロと会陰を通って後
ろの穴を濡らした。
「お……奥にまだ残ってたのが出てきたぞ……」
「アッ……アッ……アッ……♥
や、やっぱり……まだ残ってたんだ……アッ……アアッ……♥!」
「深いところは掃除しにくそうだしね……でも、奥で出して欲しいんだろ?
こうやって!」
そう言うと、オリビエは腰を振るスピードを一気に上げ、さらにエステルの最奥
をズンズンと突き上げた。
「アッアッアッアッ♥」
激しく揺すぶられ、エステルもたまらずに嬌声を跳ね上げた。
「うん! して! してぇ♥! おなかの一番奥に、あたしの一番奥にオリ
ビエの熱くてドロドロしたミルク汁出してぇッ♥!!」
「よし……お望み通り……出すぞ!!」
オリビエはエステルの膝裏を掴んでさらに彼女のお尻を持ち上げ、斜めに打ち下
ろすように抽送速度を早めた。
ズッチュズッチュズッチュズッチュズッチュ!
「ハアァァッ♥! 感じる、感じちゃう♥♥!!」
今回は遠慮することはない。
エステルのキツくて熔けるほど熱いヴァギナを思う存分に擦り上げ、腰が蕩け
落ちるほど熱くなり、射精感が高まるままに快楽に身を任せ、一番奥を突くと、
「くっ……出るッ!!」
オリビエの肉棒は気持ちよさそうに爆発した。
ドビュビュビュッ!!!!
ドビュビュビュビュビュウッッ!!!!!!
「アア〜〜〜〜〜ッッッ♥♥!!!!
出てるッ♥!! あたしの中でビュクビュク出てるよぅ♥!!!!」
「オオオ……!」
ドビュルルウウウッッ!!!!
ビュリュッビュリュッビュルルルッッッ!!!!
こうして何も考えないでただ出るがままに女を犯すのが一番気持いいのは、男
の悲しい性だ。だが最高だ。
オリビエはぐりんぐりんと大きく腰で円を描きながら、欲望のままに孕ませ汁
をエステルの最奥に吐き出し続けた。
ドクッ……ドクッ……ドプッ……ドクッ……
「ハァ……ハァ……ま……まだ出てるぅ……♥ またあたしのおなか……いっぱい
になっちゃう……ハァ……ハアアアアァァ……♥」
再び胎内に濃厚な精液のほとばしりを受けながら、エステルのからだがビクビ
クと小刻みに震える。イッたらしい。
「フフ……中で出されながらイクなんて、よっぽど精液生出しが好きになったん
だね。エステルは感じちゃうんだ……ボクの特濃オス汁がエステルの蜜壺いっぱ
いに注がれて……さらにその奥にも……おなかが痺れちゃうぐらい熱い精液を流
し込まれて、エステルの子宮の隅々まで占領されて、喜んじゃうんだ……奥の奥
まで白いミルクに満たされていくのを……」
「ア……ア……あたしのおなかの中……オリビエの熱くて濃いミルクでいっぱい
なのね……あぁ……♥ おなかも……あたまも……痺れて気持いいの……♥」
エクスタシーの余韻に動けないまま、うわごとのように呟くエステル。
「そうか」
オリビエは悪戯っぽく笑みを作った。
「ようし、エステルがチンポ汁大好き娘になった記念に、このまま精液を洗い流
さずに大会に出てみようか」
「──えっ……!?」
一瞬、エステルにはオリビエが何を言っているのか解らなかった。
「そんな……!? い、いやよ……! だって、このままじゃ下着が汚ちゃうし、
そ、それに……た──垂れちゃうよ……!? もしそんなの見つかったら……!」
「大丈夫大丈夫。スパッツ履いてる上、その前掛けもあるからバレやしないって」
「でも、でも、匂いだってすごい臭いし……!」
「まさかエステルがそんな匂いの元だなんて誰も思いやしないさ。それとも」
と、オリビエはヌップ、ヌップと腰を動かした。
「教官の言うことが聞けないのかな? これも訓練のうちなのに」
「ハァ、ア、ア、ア……♥」
まだ余韻冷めやらぬエステルは、ビクビク、ビクビクと腰を震えさせる。
「あ、あ、ああぁ……♥ わ、わかった──わかったからぁ……♥
も、もう……これ以上やると……おかしくなっちゃうぅ……♥」
「フフ、抜かずにもう一発出してあげてもいいんだよ?
時間がオーバーするだろうだから、そっちの方がさらに酷くなるけどね」
「あぁ……ああぁ……お、おねがい……もう……! い、言うこと聞くから……
このまま精液一滴も拭かずに行くからぁ……♥」
「よぉーし」
オリビエはやっと腰を止め、
ヌップゥ──
と、肉棒を引き抜いた。白くネットリとしたいやらしい糸が長く引く。
「あ──あ──♥」
エステルのからだが官能に震え、秘腔からねろねろと大量の濃縮ミルクが溢れ
てくる。愛液と精液にまみれたぐちょぐちょのおまんこ状態であった。
それをまったくぬぐうことなく、オリビエはパンツとスパッツを元に戻した。
「じゃ、このままでロビーに行くんだ」
じわじわと、スパッツの真ん中に黒い染みが広がってゆく。
指で圧してみた。
グチュッ
と、いやらしい水音が立ち、オリビエの指の先は第一関節いっぱい、ぬるぬるし
た精液にまみれてしまった。
「ハウンッ♥ も、漏れちゃう……やめてぇ……!」
(フフフ……大会が楽しみだ……)
淫らな染みが徐々に浸透してゆくスパッツの様子を眺めながら、オリビエは愉
悦に満ち溢れた笑みを浮かべる。
「もし大会を乗り切ったら、今晩は特別にたっぷりと可愛がってあげるよ……」
「あ……は……はいぃ……♥」
エステルは情欲に染まりきった瞳を悦びの涙で濡らしながら頷いた──
(終)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
さ・・・最高だよ。
まだまだ続きそうな悪寒が素敵。
ここからヨシュアとのハッピーエンドに持ってけたら感服ものなのだが、何となくキボン。
大層な贈り物をありがと!
キタ━━━━━━━(*゚∀゚)=3━━━━━━━!!!!
最高ですた。まだドキドキしてます。
エステルは勿論なんだが、オリビエが更にエロイのは気のせいか?
もうゲームでオリビエ直視できないよ……w
あ、私も最後はヨシュアとのハッピーエンドキボンヌ。
ヨシュアとオリビエのハッピーエンドきぼんぬ
ヨシュア的にはバッドだけど2人にとってはハッピーエンド希望
ネ申
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
最高です(;´Д`)ハァハァ
エステル可愛いよエステル
じゃあ改めてティータも混ぜて三人で、うわまたアガットなにをくぁwせdrftgyふじこlp;
エロすぎっす、GJ!
でも、ここまできたらヨシュアとのハッピーエンドってのは個人的に違和感が拭えないなあ・・・
これでヨシュアとのハッピーエンドになるならオリビエは死ぬしかないと思う・・・
エステルは落ちるところまで落ちてるとして、ヨシュアは別口で幸せにしてあげて欲しい・・・悲惨すぎる
まあ、一読者の戯言と思ってください、続きも期待してます
667 :
名無しさん@ピンキー:04/07/30 02:46 ID:eZpteMM8
いや、まじで素晴らしい出来っす!
エステルというキャラの死角を見事突いた印象。
ここまでやったら、いっそラヴ要素を強めて、
オリ×エスHappyEndとかまで持って行って欲しいかも。
ヨシュアが悲惨かというと、案外それほどでもなかったり。
「自分はエステルにふさわしくない」と思ってるフシがあるので、
胸は痛むだろうが「それがエステルのためなら」とか身を引きそう。
んで逃亡中のジョゼットあたりとくっつく…なんてダメ?
>>621-659 神様、ありがとう_ト ̄|○
>>667 オリ×エス HappyEnd
の後に
ハーモニカをエステルに託し
クローゼと共に姿を消す
ヨシュア×クローゼ HappyEndも捨て難い
いいな。オリ×エスHappyEnd。
んで、ヨシュアは別口Happyって展開に盛れも一票。
それでもヨシュアと幸せになって欲しいと思うおれは異端児・・・(-_-)
皆様から大変にお褒めいただき、恐懼の至りです。
校正もそこそこに、勢いだけの大変荒削りなもので申し訳ありません。
なにぶん自分はかなりの気まぐれマイペース屋なため、
3日でこの文量の新作を投稿できるのは自己最高記録でして、
燃費効率も悪く本業も頑張らねばなりませんし、まあそんな感じで
次があるとしてもおそらくは月単位で間が空くと思います。
まあ、読んで下されば分かりますが自分のはヌキ優先を目指してるものですから、
読み物としてはどうだろうとかいう目で見ていただいて貰えれば幸いです。
それではまた機会がありましたら。
>>671 大作ありがとうございました。
無理せずがんばってくださいね。
これからも応援してますよ!
>>668 オリ×エス HappyEnd の後に
ハーモニカをエステルに託し
クローゼと共に姿を消す
ヨシュア×クローゼ HappyEndも捨て難い
この展開には俺も1票!素でSCもこの展開になってくれないかと思う。
ファルコムにメールしてこよっと。
>>671 お疲れ様でした。
エステルが可愛いくって、最高でした!
・・・・でも、本編ではヨシュアと幸せになって欲しいなぁ・・・・
エステルとヨシュアのエロSSはSCで完結してからじゃないと書きづらいよな・・・
本編のどこのエピソードに挟むかって問題もあるし
かと言って後日談も無理だし・・・
最後の庭園でのキスを青姦に差し替えるか
SCで完結とは決まっていないのが恐ろしいところ
正直、3部作な気がしてならん…
それはさておき、ヨシュアの相手はクローゼに一票、といいたいところだが
ジョゼットの素直じゃないなりの押しに負けるヨシュアってのもいい構図だな
カプア一家の故郷の奪還に貢献してくれたお礼という名目でヨシュアに純潔をささげるジョゼットとか
妄想しすぎだな…こりゃ orz
ヨシュア × クローゼ&ジョゼット(メイド化)
なんつうのをキボンしてみる。
まぁ一つだけ言えることは、どんな展開でもこの神クラス職人さんならみんなハァハァものだな、ということ。
心の中で応援しつつ待ってます。
だからヨシュアも一緒に調(ry
もしくはヨシュアがオリビエを調(ry
エロパロだと男役がヨシュアじゃ物足りない・・・
エステルやクローゼ、ジョゼットの相手役もヨシュア以外がいいな。
悪のヨシュアだったらいいな。
昔のヨシュアは凶悪だったけど、カシウスの手前大人しくしていただけだったとか。
そういうネタでもいいけどさ。・・・・シュアはモテすぎで萎えるんだよなぁ・・・
美形な上に性欲少なそうだし。
操られたドルンとか変態オリビエとかサド全開のカノーネとかその辺絡めた方が面白そう。
ユリアに対抗する為にクローゼを調教するカノーネとか、操られているドルンに襲われるジョゼットとか。
そうだね。6はちょっと媚が強いというか、主役二人が作り物めいてた部分があった。
キャラのバランスとしては、4が一番好きだったなぁ。
マイルとルティスのおかげで、アヴィンには嫌味が無かった。
やばい。ユリアとカノーネって誰だったかさっぱり思い出せない_| ̄|○
ヨシュアはヲタ層に媚びてるけど、エステルはわりと普通の娘だと思ったけど・・・
言動に青さはあるけど、年齢を考えたら当然だし設定とかは王道中の王道。
楽天的ではあるけど、それが災いしての挫折ってのはこれからもあるだろうし。
グランディアのジャスティンと似たようなモンだと思う。
問題はヨシュアの方。不幸な設定やトラウマ付きで、美形で女からもモテモテで。
頭も良くて、女装も似合って、ゲーム中にも卑怯なくらい強い。
こんなモテ要素完璧男がチヤホヤされてたり、癒されてたりする展開なんて面白くもねーよ・・・・・
エステルが惚れている理由が、顔とかじゃなくって単純に家族愛の延長っぽいから
まだマシだけどさ・・・・
>>682 アヴィンはラストのマイルへのセリフが腐女子直球で萎えるけどな・・・・Win版しかやってないからスマソ
ついでにスレ違いでスマソ。スルーしてくれ。
>>682 アヴィンとマイルはホモっぽい。
ルティスも悪の道に走ってるのに、いい子過ぎるし。
単品ならホモっぽいけど、ラストに美味しいとこもってくのは結局ルティスだったから、あくまで親友の領域に留まってたって印象だよ。キャラのバランスってのはそういうもんだ。
逆にヨシュアにはマイル的な存在がいなかったのが痛かった。人間っぽくない。
相関図考えてみたら異性関係の矢印集中しすぎて怖い。
学園祭イベントがあったからちょっと緩和されたけど、それまでは凄い違和感あったよ。
しかし3以降
3:村人A,B
4:ドゥルガーの娘、の兄
5:楽師と孫と幼馴染
って続いてたのに、今回は急に
『伝説的軍人の一人娘と、暗い陰ありまくりの美少年』だからなぁ。
なんだかなぁって感じだった。
スレ違いスマソ
SCは英伝っぽくない重い内容になりそうだ
途中鬱なシナリオでもいいけど最後は英伝らしくハッピーエンドで落としてほしい
>>686 ラストにルティスが美味しい場面なんてあったっけか?5でもアヴィン&マイルコンビだったし。
それにルティスは仲間に入ってからはこれといった印象はなかったけど。
4はマイルの方があきらかにヒロインの立場だった。っつーかラストはホモってた。
3は英雄に目をかけられた、村人A,B、って訂正した方がいい気もする。
6の二人は、物語上、英雄を身近な人間にする事に意味があるのだろうと予測。
血のせいで強くなったりする世界でもないから、設定上はエステルとアヴィンは大差ないだろ。
この二人、体は凡人設定だし。
・・・・ただ、ヨシュアは暗い影ありまくりの美少年程度ならいいけど、10歳程度の子供が世界でも有数の
暗殺者集団のエリートって設定が激しく萎える・・・・・下っ端ってのならまだ分るし、敵の強大さを感じて
燃える展開になると思うのにさ・・ヨシュアの設定はかなり厨臭い・・・・・
別にヨシュアは嫌いじゃないけど、こう思ってしまう設定だとは思った。
>>688 ん?ラストバトルはマイルのための戦いだったけど、エンディングはアヴィンとルティスがラブコメしてはず。
最後は田舎に引っ込んだアヴィンの元に、償いを終えたルティスが帰って来るって場面で終わってなかったっけ?
それに5だと、アヴィンは既婚者だった。
まあ別に英雄の親戚でも何でも良いんだけどさ。1,2なんてまんま王子様だし。
でもそのせいで、どうも内輪でゴタゴタやってるだけに思えて、これまでに比べて世界の広がりが全然感じられなかったんだよ。
せめてヨシュアが下っ端だったら、っていうのは激しく同意。もうちょっと、薄味にして欲しかった。
まあいろいろ意見はでてるようだがエロパロ板でする議論じゃないだろ
本スレいっとけ
>>689 男と女がいて、男の主人公が最終的にくっつくのは女なのは当たり前だって・・・・・
まぁ受け取り方もそれぞれだろうから、別にいいけどさ。
6はこれまでに比べて世界の広がりが感じなかったのは、世界ではなく小国を舞台にした
こじんまりとした話だったって理由もあると思う。
カシウスの設定の偉大な軍人&Sランクブレイサーもちょっとやりすぎな気はする。
どちらか一つで良かった。
偉大な軍人は過去の事でブレイサーランクは下の方だけど、本気を出すとすごい、とかでいいと思ったし。
・・・・・ヨシュアの設定は腐女子受けを狙ったのかもしれんが、他の設定と比べても(カシウスの件よりも)
現実味に乏しすぎてバランスはかなり悪い。
異性関係の矢印集中は同意。ヨシュアはその辺のギャルゲー並にモテてるし。
ロレントに居たネコといっしょにいるおばさんとか、ああいう人達にモテまくって困ってるとか
だったら面白かったのに、美少女ばっかにモテてるしさぁ。やっぱ厨臭いよ。
>>690 本スレハァハァばっかだから行きたくない・・・
でももうやめとく。
漏れはヨシュア絡みのエロパロはイラネーや。百合キボン。
早い話が美少女にモテて気に食わないということですね
>>692 美形が顔だけでモテるのは当たり前すぎて、面白みがないって事。
シャノンみたいな変なのに追っかけられて迷惑してても不思議じゃないのに、そういう所は
一切ないから、ギャルゲ風味で人間味に乏しい。
(ギャルゲの主人公がイケメン設定でもブスに好かれる事は皆無)
まぁこれは人形設定らしいし、いいんじゃないの?
別にヨシュアは嫌いじゃないけどね、
ただ英伝の中でも選りすぐりの厨臭い設定って思うだけ。
まあワイスマンと本人曰く人間じゃないからな
厨臭い厨臭いうるせーなぁ・・・。
自分で思うだけなら日記帳にでも書いてろよ。
>wWAS2bys
本スレ行きたくないのはおまいさんの勝手だがスレ違いだ
職人さんが投下し辛くなるような雰囲気を作るな、と
ヨシュアが良い目に合ってるのが気に食わんのならそういう話が投下されてもスルーしる
自分の趣味に合わない物はスルーがエロパロ板の暗黙のルール
FEのカップリング厨じゃないんだから
ヨシュアがモテてるパロでも特に構わないけど。
別に嫌いじゃないし。
自分は他のがいいって言っただけだし、他の事はレスもらったから答えただけ
4はWinになってから色々と”媚び”が見えるからなぁ。
98版みたいなにそれとなく控えめに展開されるくらいが良かった。
とにかく
>>621さんGJ!!
キスがヨシュアの思いの防波堤になっていそうな感じ。
徐々にオリビエに惹かれていくエステルに萌え。
構わんのならイラネー言うなや
>>700 あぁ、その言い方は悪かったな。
別になんでもいいよ。
このスカした夏厨がさっさと死にますように…
ヨシュアはもててたっけ?
エステルとジョゼットだけなような。
wWAS2bysは自意識過剰のアンチヤオイだな。
おれも美少年系はあんまし好きではないが自分の趣味を嬉々と披露する方が遥かに厨くさい
ヨシュアを脳内ロリショタ化してキュンキュン言ってれば問題ナシ
おい!
神州日本が勝ったぞ!!
アガットはベッドの上で目を覚ました。
「……ここは」
額を抑え、呟く。
軽い頭痛、特務兵から受けた銃弾に毒でも含まれていたのだろう。
まだ体が自分のものではない感じがする。
浮遊感と目眩。
命まで奪われなかっただけ、幸運だったと思わなければいけない。
紅憐の塔で少女をかばう為に腕に負った傷。
白い壁紙で覆われた天井。
「病室か?」
微かに消毒液の匂い。
月明かりが、窓越しに差し込んで、部屋全体を照らしている。
微かに胸のあたりが重い。
「ふわぁ……ムニャ。アガットさん起きたんだね」
子犬の様なあくびをして、ティータは目を擦った。
「ティータか?」
「……うん」
室内なので帽子を被っていない。
ロングヘアーの金髪少女。
声を発しなかったら、ティータだとは気づかなかったかも知れない。
「お前のせいで俺は死にそうになったんだ。わかっているな?」
少女の顎に手を当て、俯いたティータの顔を自分のほうに向かせた。
青く澄んだ大きな瞳、細く端整な顔立ち。
年齢不相応に唇に薄く紅を差している。
「ごめんなさい……アガットさんが私を助けたためにこんな事になるなんて……」
「ティータ。お前は一生俺の面倒を見なければいけない。分かっているよな」
アガットは値踏みするように少女の瞳を見つめ、唇を奪った。
「あっ……」
一瞬、ティータは何をされたのか分からなかったのかもしれない。
「キスは初めてか?」
「…………」
ティータは唇に手を当て、小さく頷く。
水滴が土に染み込むようにティータは徐々に理解し始めた。
「たまらないぜ。お前、今何才だ?」
少女の体を抱き寄せ、耳たぶを軽く噛んだ。
「はぅ……十二才だよ」
「十分に出来るな」
アガットは満足げに頷き。
既に隆起したペニスをパンツから取り出した。
それを少女の目の前に出す。
剛直で卑猥な物体。
ティータははじめて見たのだろう、呆然と見入るだけ。
自分の体の中に十七センチほどの肉棒が入るなどとは、思ってもいないだろう。
「まずは舐めろ……ほらっ!」
頭を掴み、強引にティータの口の中にペニスをねじ込む。
「ハウゥ……嫌だよ。アガットさん、やめて……」
強制議論止め乙
といいたいところだが続きを・・・orz
「俺は気持ちいいぞ!」
少女のことなど気にかける様子も無く腰を振る。
ペニス全体に熱く生々しい少女の粘膜の感触がする、ティータが息をしようとするたびに
口が収縮し、アガットはその快感に酔いしれた。
欲望が頂点へとのぼりつめそうだ、ピッチを早め腰を振る。
「ほらほらほら! 全部飲まないとお仕置きだからな! アアア……うっ」
クチャクチャと淫猥な音が響いている。
男と未成熟な少女の痴態。
白濁とした液が放出された、ペニスは痙攣を続け、終えることなく出続けて、ティータの口を冒している。
「ゴホッ……ゴホ……」
涙を流しながらも、健気にアガットの精子を飲み干そうとするが、口からあふれ出てしまう。
それを見たアガットは口元を歪め。
「お仕置き確定だな」
ベッドへとティータを押し倒し、ショーツの割れ目に指を押し当てた。
「あぅ……もう酷いことをしないで。お願いだから……」
「気持ちよくなるから黙ってろ!」
アガットはティータの秘部を中心に愛撫をつつける。
「だって恥かしいんだもの……好きな人にここを触られるのは」
ティータは言った。
「俺の事が好きなのか?」
とアガットは聞いた。
「うん、乱暴だけどね、本当はとても優しいから好きだよ」
真摯な瞳でアガットのことを見つめている。
月明かりが窓越しに入り込み、二人を照らす。
「……ティータ。ごめん、俺――最低だな。お前の気持ちも考えずに強姦みたいなことをして」
「アガットさん……大丈夫だよ。初めてだから少しだけ不安だけど、我慢するから……ね」
微かに笑顔を浮かべ、アガットの頬に手を当てた。
二人は体を求め合い、そして快楽に身を落とすのだろう。
愛し合うもの同士の当然の行為。
それはある夜明け前の出来事。
本番までいけなかった……
やっぱり最低でも十スレ程度消費しないと、挿入ネタまではムリポか。
>やっぱり最低でも十スレ程度消費しないと
そりゃ、いくらなんでも引っ張りすぎだw
ヨシュア×ジョゼットのネタでエロSSを書こうと思ったんだけど、意外と
ゲーム中、会話とかが無いんだよな……二人。
>>715 SCでは単独行動のヨシュアとカプア一家の絡み多そうだよな
舞台は帝国がメインになりそうだし
4Pか。
楽しみだ。
近親相姦イクナイ!
というわけでジョゼットとヨシュアの情事を覗く兄二人で
「変だよ……こんな事をするのは」
「ジョゼット君だよね。君は僕の事をどう思っていたかは知らないけれど、こんな男なのさ」
ヨシュアは白く細いジョゼットの腕を地面に押し付けた。
「離してよ! 僕、こんなの嫌だ」
振りほどこうとするが、細面だが鍛えられた男とただの少女。
力の差は歴然。
「僕、こんな事をしなくても……ヨシュア君ならあげてもいいと思っていたのに」
まったく力をこめても、少しも動かない。
ジョゼットは抵抗することを諦めた。
「いい子だ……素直に従えば、天国に行くような快楽を君に味合わせてあげるよ」
少女の両手をロープで拘束して。
一つ一つ、嬲るようにゆっくりと少女の服のボタンを外していく。
「ああっやめてよ!」
言葉では抵抗するが既に体は諦めている。
ヨシュアはジョゼットに触れる程度の口付けをした。
「……ぼく」
頬を赤く染めている。
犯されているとはいえ、相手は美少年。
「本当はキスをもっとして欲しいんだろ。純粋な顔をしているくせに頭の中では男とヤルことしか考えていないんだ」
ジョゼットの胸が露になる。
ピンクの二つの蕾。
まだ微かに膨らんだ程度の乳房。
「違うよ。僕のファーストキスなのに……」
「本当か?」
ヨシュアは少女の顎に手を当てた。
「本当だよ……僕ね。本当は素敵な恋愛をしてその人に初めてをあげるつもりだったんだよ」
「そうか、君は処女だったんだね。じゃあ思い出に残るようにしてあげる」
陰惨な笑みを浮かべ、ペニスをズボンから取り出した。
「大きい……」
ジョゼットは呆然としながら、ポツリと呟く。
少年の体に不釣合いなほどの巨根。
太さは二センチほど、長さも十八センチほどある。
どう見てもあり得ないサイズ。
「これ君の中に入るんだよ」
「どこに?」
「君がおしっこをするところ」
ヨシュアは少女のスカートごと、ショーツを取り去った。
「ああ……恥かしいよぅ」
そして割れ目に手をあてがう。
恥毛すら生えていない性器。
「足をもっと開いて、お前のオマンコを見せるんだ」
「ぼく……」
ヨシュアは強引に少女の股を開かせ、人差し指を突っ込んだ。
「あひっ! 痛い! 痛い……いたい」
少女の股から血が滴り落ちた。
「本当に処女だったんだな……男の指で初めてを奪われた感想は?」
詰まらない物を見るように、指を秘奥から抜いた。
指にはには鮮血が。
「痛い! 痛い! 酷いよ……僕、ぼく……」
純潔を奪われ、ジョゼットは腰を地面に落とした。
「ほらっお前の淫乱なオマンコから出てきた血だ舐めろ」
口に強引に指を入れた。
「あぅ……うっ……」
「綺麗になるまで舐めるんだ。音を立ててな」
空いている手でナイフを胸ポケットから取り出し、ジョゼットの首に当てた。
「――ひっ」
1/10はいずこ otz
ゲームを見る限りヨシュアは自分がエステルにふさわしいと思っていないから、実際オリビエが手を出したら取り返そうとするよりは責任をとらせようとするかもな。
「もしエステルを泣かせるようなことをしたら……あなたを殺す。その代わり、もしエステルを幸せにしてくれるなら……僕のことは好きにしてくれていい……。」
ハアハア
責任の取らせ方のベクトルがちょっと間違ってないか?w
でも確かにヨシュアにとってはエステルが幸せにさえなってくれれば
相手はオリビエでも許すんだろうね。
ってことはSCではクローゼやティータとヨシュアがくっつく可能性も無いわけじゃなさそうだね。
ヨシュア「エステルを泣かせたら殺す」
オリビエ「君になら殺されても本望だよ」
シェラ&アイナ「じゃあ私たちと一緒に一晩飲み明かしてもらうわ」
オリビエ「カンベンシテクダサイ・・・ガクガクブルブル」
シェラ&アイナとの宴会>>>>>(ドギでないと破れない壁)>>>同僚の説教>ヨシュアに与えられる死
むしろ、シェラ×アイナ×オリビエの3Pキボン
そろそろこの板が使えなくなるわけですが・・・・
何か議論することある?
>1の文そのまま使ってスレタイは2付けて
このスレのURL張って次スレ作るけど。
それでGo
732 :
730:04/08/03 23:26 ID:n43fx9JV
d
735 :
名無しさん@ピンキー:04/08/07 08:13 ID:fnTua+ZQ
スレ建ておつ!それと保守あげ
a
次スレ落ちた?
un
739 :
名無しさん@ピンキー:04/08/14 14:19 ID:jgt6sGSF
age
あきまんアドルが次スレを待ち望んでいるようです。
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