『それ』を見つけたのは、年末名物大掃除で自室の押し入れ内部を漁っている時だった。
押入れの1番奥に、黒い靄のような「もやもや」が湧いて出ていたんだ。
最初はカビか何かだと思ったけど、それに手を伸ばした僕の手は、
そのまますっと靄の奥に吸い込まれた。そこには壁があるはずなのに。
普通なら無気味に思うのだろうけど、好奇心に駆られた僕は、
そのまま頭も突っ込んでみた……今にしてみれば、我ながら無謀だったと思う。
闇の中で、下りのエレベーターに乗ったような感覚が、一瞬僕を襲った。
ふと気がつくと、僕は闇が広がるだけの空間にいた。ここが押入れの中じゃないことは確かだ。
ごつごつとした冷たい岩の感触が、尻餅をついた僕のお尻と掌に伝わってくる。
目の前で振った手も見えない、本当の暗黒。真の闇――原始的な恐怖に駆られた僕は、
その場をやみくもに走り回ろうとして、
ふにっ
「え?」
何か柔らかいものに蹴つまづいて、僕は派手に転倒した。
固い岩が僕の顔面に激突――はしなかった。柔らかく、暖かく、すべすべした何かが、
僕の身体を優しく受け止めてくれたんだ。
「……ん〜……だれぇ?」
身震いするくらい美しい、しかし眠そうにおっとりとした女性の声が、僕の耳元に響いた。
「だ、誰!?」
「んにぃ……おはよぉ……」
「ど、ど、どこにいるの!?」
「……あ、光が無いと見えないんだね〜」
突然、周囲が光に満たされた。
ごつごつした黒い岩盤の所々に白い水晶の柱が立って、それが電灯みたいに光を放っている。
そして、僕の体の下に『彼女』がいたんだ。
20数年しか人生経験の無い僕だけど、これだけは断言できる。
僕は、今まで彼女ほど美しい女性を見た事が無い。
そして、これから彼女より美しい女性に出会う事も無いと。
あらゆる美の形容詞が当てはまりそうな魔性の美貌は、
思わずその場に膝をつきかけたくらい妖艶で、荘厳だった。
女帝の風格とでも言うのだろうか。彼女に「死ね」と命令されたら、誰もが即座に舌を噛み切るに違いない。
でも、トロンと眠そうな瞳が、そんな物騒な雰囲気を幾分和らげていた。
癖のある茶色い髪は、宝石を溶かしたように艶やかで――ちょっと冗談みたいに長くて量が多かった。
軽く10mはあるんじゃないだろうか。それはまるで最上の毛皮を着ているように、彼女の肢体に絡みついている。
そして、一糸纏わぬ身体ときたら……男の欲望と女の理想を完璧に具現化しても、
ここまで見事なプロポーションにはならないだろう。匂い立つ色香は10代20代の小娘には絶対出せないだろうし、
肌の張りは1桁の年齢でも通用する。特に乳房の反則敵な大きさときたら、バナナどころかスイカも挟めそうだ。
その先端にツンと立つ朱鷺色の乳首にむしゃぶりつく事ができるなら、次の瞬間地獄に落ちても、僕は悔いは無いだろう。
そんな魔王のように美しい彼女が――うつ伏せに倒れた僕の体の下にいるんだ。
「うひゃあ!!」
僕は慌てて起き上がり、転がるように彼女の上から離れた。
「ええとぉ……人間…ですねぇ? キミの種族に会うのは久しぶりぃ……」
眠そうに目を擦り擦り、彼女は僕に話しかけてきた。
「……キミのお名前はぁ……?」
「あ、赤松 英(あかまつ ひで)です。知人からはひでぼんと呼ばれていますです」
「ひでぼんさんですかぁ……」
にへら〜、と彼女は笑った。一瞬、口が耳まで裂けたように見えた気がするが、幻覚だろう。
あんな美しい女性を前にして、正気でいられる方がどうかしている。
「ボクの名前はぁ……名前はぁ……ええとぉ……何でしたっけ?」
「いや、僕に聞かれても」
「あぁ、思い出しましたぁ……ボクの名前はぁ、“つぁとぅぐあ”って言いますねぇ……」
“つぁとぅぐあ”さんは、ゆっくりのんびり時間をかけて、ふらふらと眠そうに身体を起こした。
でかい。
いや、あの反則的な大きさの爆乳じゃなくて、彼女の背丈の事だ。
身長180cmを超える僕が、“つぁとぅぐあ”さんの肩にも届かない。
「ひでぼんさぁん、よろしくお願いしますねぇ……」
「あ、いえ、こちらこそ」
深々と御辞儀する“つぁとぅぐあ”さんにつられて、僕も深く深く頭を下げた。
地獄を支配する女魔王のような風体なのに、どこかのんびりとした温厚な雰囲気の女性だ。
「……ふにぃ〜」
と、いきなり“つぁとぅぐあ”さんが頭を下げる僕の背中にもたれかかって来たんだ。
不思議と巨体の重さは感じられなかったけど、その柔らかな肢体の温かさと、甘い肌の香りに、
僕の頭の中は真っ白になる。
「……お腹が空きましたぁ」
素っ頓狂な彼女の言葉が、僕の意識をピンク色の靄の中から現実に引き戻した。
「お腹が空いた……んですか?」
「……はぁい、最近供物を頂いていないのでぇ……何か食べ物を捧げてくれませんかぁ?」
「は、はぁ……」
「でないとぉ……キミを食べてしまいますよぉ……?」
僕はダッシュで側に漂っていた黒い靄の中に飛び込んだ。
なぜか、彼女の言葉が冗談に聞こえなかったからだ。
幸いにも、靄の奥には見慣れた自室の押入れがあった。
転がり落ちるように階段を降りて、台所に飛び込む。
ヤカンに火をかけ、カップラーメンの蓋を開け、湯が湧くまで意味も無く台所を走り回った。
数分後、沸騰したお湯をカップラーメンに注ぎ、箸とそれを引っ掴んで、
5段抜きで階段を飛び越えて、押入れ奥の靄にヘッドスライディングを決めた。
闇の中を落下した僕を、“つぁとぅぐあ”さんは優しく受け止めてくれた。
「――わぁ、美味しそうですねぇ……いただきまぁす」
3分後、ぜーぜー荒い息を吐く僕の前で、“つぁとぅぐあ”さんはカップラーメンに深々と御辞儀した。
そのままカップラーメンを手に取り、蓋を開――かないで、湯気の立つそれを、
ぱくりと一口で飲み込んでしまったのだ。
「ん〜、なかなか美味しかったですよぉ……それでは、おやすみなさぁい……」
唖然とする僕を尻目に、“つぁとぅぐあ”さんはその場にごろりと横になると、
長い髪を毛布代わりに身体にくるんで、
「……またぁ、供物を持って来て下さいねぇ……待って……ます……ぅ……くー」
可愛らしい寝息を立てて、“つぁとぅぐあ”さんは眠ってしまった。
それが、僕と彼女『達』の、奇妙な交流の始まりだったんだ……
続く
旧支配者キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
SAN値チェック!SAN値チェック!
クトゥルフ神話キター!!!
続き期待!
それから、僕と“つぁとぅぐあ”さんの奇妙な生活が始まった。
生活と言っても、1日1回供物(食べ物)を持って、例の靄を通って彼女に会いに行くだけだけど。
謎に包まれっぱなしの“つぁとぅぐあ”さんの事も、彼女との交流で少しだけわかってきた。
彼女は『旧支配者』と呼ばれる、人間が神様と崇める概念の1つらしい。
人間の歴史にも無いはるか古代には、“ヒューペルボリア”という大陸で、きちんとした神様として信仰されていたそうだ。
彼女の尋常じゃない美しさも、神様なら納得がいく……かもしれない。
当時は“ヴーアミタドレス”という山の地下洞窟に住んでいたそうだが、今は“ン・カイ”という暗黒世界にいるという。
どうやら、僕の部屋の押入れの奥と、その“ン・カイ”が、何らかの理由で繋がってしまったみたいだ。
ちなみに、地球に来る以前は“サイクラノーシュ”(土星)に叔父さんと住んでいて、
その前は人間の知らない外宇宙に存在していたらしい……さすが神様、スケールが大きい。
“つぁとぅぐあ”さんはよく眠る。あの長くて綺麗な髪に包まって、本当に幸せそうに眠っている。
普段はただひたすら寝ていて、僕が供物を持って来た時だけ目を覚まし、どうでもいい事を雑談しながら――
ほとんど僕が一方的に喋って、彼女は相槌を打つだけだけど――食事をして、食べ終わったらまた眠ってしまう。
“つぁとぅぐあ”さんはよく食べる。本当によく食べる。っていうか尋常じゃなく食べる。
彼女の食べる量は際限が無い。大の大人が1日がかりで食べられる量を、一口でぺろりと平らげてしまう。
一度、半分冗談で米俵5俵ほど持っていった事があったけど、彼女は3秒も経たずに食べ尽くしてしまった。
幸いなのは、“つぁとぅぐあ”さんは食べ物の選り好みをしない事だ。
どんな貧相な料理でも、1種類の料理が連続しても、嬉しそうに食べてくれる。どうやら完全に『質より量』主義らしい。
今では、米一升分のおにぎりを作って、それを供物に捧げるようにしている。
ご飯のまま運んでもいいのだけど、一度電子ジャーとおひつごと食べられてしまい、やめる事にした。
しかし、ここで問題が浮上してきたんだ。
僕の仕事(売れないWebデザイナー)では、彼女の食費がとてもまかないきれないのだ。
供物の量を減らしたくても、“つぁとぅぐあ”さんは食べ足りないと、
何となく僕を美味しそうな目で見るのだからたまらない。
結果、ただでさえ火の車だった我が家の家計は、ニトロターボで赤字街道を突っ走る結果となった。
「ふうん……そうなんだぁ」
最後のおにぎりと食べ終わった“つぁとぅぐあ”さんは、
例の『にへら〜』という何とも言えない笑みを浮かべると、
「そういえばぁ……供物を貰うばかりでぇ……“恩恵”を授けていませんでしたねぇ〜」
ずい、と僕の体に身を乗り出してきたんだ。
「え?……あの……何を……」
突然の事態に狼狽しながらも、僕は彼女から匂い立つ甘い体臭と、
視界一杯に広がる反則的な爆乳の美しさに心を奪われていた。
大人の頭より大きな乳房は油を塗ったように艶やかで、やや大き目の乳首がツンと立っている。
「……う〜ん……これ、どうやって外すのでしょうかぁ……?」
ふと我に帰ると、何と“つぁとぅぐあ”さんは僕のズボンに手を当てて、
カチャかチャとベルトを外そうとしているじゃないか。
「ちょちょちょっと! “つぁとぅぐあ”さん!!」
「……あぁ、外れましたねぇ〜」
困惑する僕を尻目に、魔法のようにズボンはパンツごと剥ぎ取られてしまった。
びん
僕のへそに激しく何かがぶつかる。
それは、はちきれそうなくらい勃起した、僕のペニスだった。
とても見慣れた自分の物とは思えないくらい大きく、固く、膨張して、反りかえったソレを、
「うふふぅ……いただきまぁす」
“つぁとぅぐあ”さんは愛しそうに頬ずりすると、ぱくり、と咥えたんだ。
「――っ!?」
肛門から脳天まで氷の針が一気に通されたような快感に、僕の思考は一瞬で真っ白になった。
ピチャクチャと唾液の滴る音を立てながら、カリに軽く歯を立て、長い舌が蛇の様に竿を舐めまわす。
喉の奥まで刺し入れたペニスを、熱い咥内が優しく包む。
あまりの快楽に、僕は声を漏らす事もできなかった。
ちゅぽん、と“つぁとぅぐあ”さんは口からペニスを抜いた。
淫猥に笑う唇とペニスの先端に、唾液の橋が銀色に繋がっている。
「元気ですねぇ……これはどうですかぁ?」
“つぁとぅぐあ”さんは自分の爆乳をよいしょっと抱えると、それで僕のペニスを挟んだ。
ふにょん
さっきの熱い咥内とは違う種の感覚が走り、僕の体は仰け反った。
柔らかく、暖かく、優しく、綿毛のように繊細で、それでいて圧倒的な圧迫感。
彼女が自分の爆乳を揉みしだく度に、微妙な波がペニスに伝わり、それを蹂躙する。
ぱくり
その上、胸の間から飛び出したペニスの先端を咥えてくれるのだから堪らない。
熱く這う舌の感覚と、優しく包む乳房の感覚。2つの快感が同時に襲い、
「ううっ!!」
僕はたまらず射精した。
「きゃあん……ん……んん〜」
自分でも信じられないくらい出た精液を、彼女は躊躇いなくすすり飲んだ。
飲みきれない分が唇の端から糸を引いてこぼれ落ちる。最後に、舌先でペニスの先端をこじ開けて、
尿道に残った精子まで吸い取ってから、やっと彼女は僕のペニスを開放してくれた。
「んふぅ……ごちそうさまでしたぁ」
白い粘液のついた指先をぺろりと舐め取りながら、“つぁとぅぐあ”さんは微笑んだ。
あの『にへら〜』とした間の抜けた笑みではない。あまりに妖艶な笑み。
その微笑みを見た瞬間、僕の理性は完全に消滅した。
「ひゃぁん」
僕は“つぁとぅぐあ”さんを押し倒し、その爆乳にむしゃぶりついた。
飢え切った獣のように乳首をしゃぶり、柔肉に噛み付き、握り潰さんばかりに揉みまくる。
最高の乳だ。食べれば食べるほど美味くなる。
「ふひゃあん……やぁん……あはぁあ……」
唾液と歯型が乳房全体を埋めた頃、やっと爆乳を開放した僕は、汗に濡れた髪を掻き分けながら、
彼女の身体中を――耳を、首筋を、腋を、二の腕を、指を、脇腹を、へそを、お尻を、
太腿を、ふくらはぎを、足の指を――あらゆる個所に舌を這わせ、しゃぶり尽くし、歯型を残した。
「あふぅん……ひでぼんさぁん……あうっ……御上手ぅ……うんっ……ですねぇ……」
身体中を食べ尽くされながらも、“つぁとぅぐあ”さんは全然抵抗しなかった。
それどころか嬌声を漏らしながら身をよじり、お返しとばかりに僕の身体に舌を這わせてくれる。
僕はいつのまにか全裸になっていた。頭の中は真っ白で、彼女の身体を食べ尽くす事以外、何も考えていない。
そして、僕は最後のメインディッシュ――仰向けに股を開いた“つぁとぅぐあ”さんの秘所を舌でねぶっていた。
「ううぁあ……あはぁ……ひゃうっ……」
黒く濃い目の茂みに隠された、親指の先端ほどもあるクリトリスを指で磨き、押し潰す。
赤く熟れた秘所に舌を刺し入れる度に、ぴゅっぴゅと愛液を噴出しながら、彼女が嬌声を歌う。
思う存分秘所を味わい尽くした僕は、彼女を獣のように四つん這いにさせた。
誘うように揺れるお尻を両手で差さえ、もう爆発寸前に膨張しているペニスを押し当てる。
そして――
「んんっ!!」
「――っ!!」
挿入した瞬間、僕は射精した。そのまま1番奥まで刺し込んで射精した。
ペニスから全身に凄まじい快楽が走り、頭の中が爆発しそうだった。
信じられないだろうけど、あまりの気持ち良さに、1回のピストンで正確に1回射精してしまうんだ。
明らかな異常事態なのに、僕の腰の動きは止まらなかった。
人知を超えた人外の快楽に、薄れる意識のどこかで、僕は確かに恐怖を覚えた。
「ひゃああん! やぁん! ふわぁ! 気持ち……いいですぅ!!」
腰を叩きつける度に、彼女は涎と嬌声を漏らし、爆乳を揺らして、喘ぎ、悶えた。
はちきれそうに揺れるお尻に目をつけた僕は、激しいピストンを続行しながら、爪を立て、揉みしだく。
その度に、あそこの締まりがどんどん良くなっていく。
「はひゃあん!! イク! いっちゃいますぅ!!」
最後に、僕はひくひく口を開けるアヌスに親指を突き立てた――瞬間、
「ひゃああああああ――!!!」
キュっと膣全体が締まって、僕は今までで最大の射精を放ち……そのまま意識も光の中に溶け消えた……
ふと、僕は目を覚ました。
頭の中に霧がかかったみたいだ。ぼうっとして何も考えられない。
何か温かくて、柔らかくて、いい匂いがする……
「……お目覚めですかぁ?」
のんびりおっとりした美しい声に、僕の意識は覚醒した。
そして、僕は裸のまま、“つぁとぅぐあ”さんと添い寝している事に気付いた。
今までの記憶が、一気に蘇る。
「うわぁ!」
慌てて飛び起きた僕に、“つぁとぅぐあ”さんは『にへら〜』と笑ってくれた。
「ええと……あの……すみません! あんなに乱暴にしちゃって……」
「気にしないでくださぁい。ボクって鈍いからぁ、少し乱暴にされた方が感じるんですねぇ……
よくイホウンデーちゃんやアトラック=ナチャちゃんにぃ、お前は鈍過ぎるって怒られてますよぉ」
「は、はぁ……」
よくわからないけど、神様の間にも複雑な関係があるらしい。
「久しぶりだったのでぇ……少し疲れましたぁ……おやすみなさ……ぁい……くー」
そう言って“つぁとぅぐあ”さんは、ピロートークもそこそこに、いつもの眠りについてしまった……
1週間後、僕はようやくベットから起き上がる事ができた。
“ン・カイ”から自室に戻った僕は、そのままベットにぶっ倒れて、1週間もの間眠り続けたんだ。
神様との――人外のSEXは、やはり生身の体にはキツ過ぎたらしい。
不思議な事が起こったのは、それからだった。
売れないWebデザイナーだった僕の仕事には、美味しくて楽な注文ばかりが次々と依頼された。
町を歩けば3歩ごとに札束やら宝石やらを拾い、5歩ごとに美女から告白された。
病院に行けば持病が全て全快したと肩を叩かれ、ゲームをやれば初プレイで全国1位のスコアを叩き出す。
イベント会場に行けば、入場一万人目だとか十万人目だとかで、全て無料&特等席。
パチンコは出した玉が全て入賞。競馬は全て大穴的中。
買った宝くじは1枚の例外も無く一等賞。マイク○ソフトを買収できるくらいの冨を手に入れてしまった。
新聞を見るたびに顔をしかめて読んでいた国際紛争も、全て円満解決。
戦場には花が咲き乱れ、兵士達は皆握手。
小○とブッ○ュとビン○ディンと金○日が笑顔で肩を組んで歌う姿が、新聞の一面に載った。etc、etc……
1ヶ月もの間、まさに人知を超えた『幸運』が、僕の身に降りかかってきたんだ。
これが、“つぁとぅぐあ”さんのいう『恩恵』なのだろうか。
タイム誌の表紙を飾ってくれという依頼に丁寧な断りの電話を入れた後、僕は溜息を吐いた。
国を買えるほどの財産は、“つぁとぅぐあ”さんの食費を除いて全て慈善団体に寄付してしまった。
1ヶ月過ぎてようやく『幸運』も時間切れになったらしく、僕は人並みの生活を取り戻そうとしている。
この『幸運』の出血大サービスには、さすがに少々辟易してしまった。贅沢するのも目立つのも苦手だし、
何より対応に忙しくて“つぁとぅぐあ”さんに会えなくなるのが辛い……そう考えてる自分に僕は苦笑した。
……まぁ、これで懸念していた“つぁとぅぐあ”さんの供物代が解消されたのだから、よしとしようか。
ちなみに、あれから“つぁとぅぐあ”さんを抱いてはいない。
抱く度に1週間気絶するのもたまらないし、あの『幸運』が振りかかるのもちょっと考え物だから……
……でも、あの快楽は僕の体にしっかりと刻まれて忘れられないから、
そろそろ抱かせてもらおうと思っているけどね……
……実は、会うたびに胸で抜いてもらっているし。
いつもおにぎりばかりじゃ申し訳ないから、少しは贅沢な料理でも供物にしようかな。
そういえば、近所の公民館で『悪魔のお料理教室』とかいう物騒な料理教室をやっていたっけ……
そんな事を考えていた、ある冬の夜の事だった。
外は深々と雪が降り続いている。この地方に伝わるという雪女伝説も、今なら信じられそうな気がした。
「……おっす……」
そんな声が聞こえたのは、Webデザインの締め切りが近くてモニターの前で悪戦苦闘していた時だ。
声の方に振り向いてみると、そこは窓だった。
窓の外のベランダ――そこに“いる”光景に、僕はぽかんと口を開けた。
ベランダの手摺りの上に正座するその少女は、戦慄するくらい美しかった。
人形のように無表情な顔立ちは、神に愛された芸術家にも再現できないだろう。
長く真っ直ぐな絹髪。死装束を連想させるシンプルな着物姿――
周囲の雪景色も手伝って、まるで伝説の雪女みたいだ……そのシルエットだけは。
彼女は決して雪女ではない。
髪は闇より暗い漆黒。着物も喪服のように黒1色だ。雪のように白そうな肌も、灰色だった。
そして、爛々と輝く真紅の邪眼――
「……君は?」
僕はようやく声を絞り出せた。そして、彼女の名前を聞いて、
また奇妙な世界に巻き込まれた事を知ったんだ。
彼女はこう名乗った。
「……“いたくぁ”……」
続く
ごちそうさまでした。
この様子だとネコ耳さんも登場しそうですね。
期待しています。
雰囲気がいいですね。
おもしろいです。
”いたくぁ”ってイタカのことですかね?
>443
抜きました。GJ! 続き期待してまつー。
(⌒
、,,,;ミ;; '⌒´`ヾ. "''''彡'
、、ミ'' , i((ノハ)〉) ,,, "ミミ
ミ ,,ノリ!゚ ヮ゚ノi ミミ < わたしウェンディゴ
、ミ゙゙ ミミ
、ミ ∪ ∪ ,, ミミ
ミ ,, ミミ
ミ ,,ノ ミミ
ミ ミミ
ミ ミミ
`ミ 彡 ミミ
彡 ミミ
".〃;;,,,,,,,,, ,,,;;ヾミミ
. .. ""''''''""
イタカ・ザ・ウェンディゴか・・・・・・。
「――つまり、あなたも“つぁとぅぐあ”さんと同じように旧支配者さん?」
「……そう呼ばれた事も……あったりなかったり……」
どっちだよ。
ちゃぶ台の向いに正座する美少女――“いたくぁ”さんは、全く表情を変えずに熱いほうじ茶を傾けた。
雪の舞う夜、ベランダに出現した『旧支配者』さんに、なんだかよくわからないけど寒いだろうから、
とりあえず室内に入れて御茶を出してあげた。
どんな光も吸い込みそうな、暗黒色のロングストレートヘアー。髪と同じ色の着物。
染み1つ無い灰色の肌。そして、真紅の瞳――
クールビューティーという言葉を究極的に具現した冷たい美貌は、人形のように瞬きすらしない。
僕が彼女は人間じゃないと見抜いたのは、その美しさゆえだ。
これは人間の美しさじゃない。絵画や彫刻すら凌駕する、究極的な“芸術”の部類に入る美しさだ。
いつのまにか、彼女の透明な美に見惚れている事に気付いた僕は、慌てて頭を振った。
誤魔化すように、先程からの疑問を口に出す。
「――で、その“いたくぁ”さんが、なぜ僕の所に?」
全く抑揚の無い声で、彼女は語った。
「……おめでとうございます……ひでぼんさんは抽選の結果……
……1万人に1人のラッキーマンに選ばれました……」
「間に合ってます」
僕は彼女の襟首を掴むと、窓の外にぽいっと投げ捨てた。
「……しくしく……冗談なのに……しくしく……」
力無く窓を叩く“いたくぁ”さん。ちなみに、『しくしく』というのは彼女の台詞であって、本人は全くの無表情だ。
仕方なく彼女を中に入れる。何事も無かったように、“いたくぁ”さんはちゃぶ台の向いに腰を下ろした。
「……で、本当は何が目的で僕の所に?」
“いたくぁ”さんは、しばらく無言で湯呑みを傾け、御茶請けの煎餅を僕の分までばりばりと頬張り、
勝手にポットからほうじ茶のお代わりを注ぎ、遠慮無く飲んで――
――かなり熱かったらしく、顔色1つ変えずに喉を押さえて苦しみ――
十数分後、ようやく返事をした。
「……ユーから(文字化けする記号の数々)の気配を……ミーは感じた……じゃじゃーん……」
どこの生まれだアンタ――じゃない、
「(文字化けする記号の数々)って、何?」
「……チミの種族の言語形態には……それを表現する言葉はありません……
……強いて表現すれば……『邪神の匂い』……っぽい感じ……」
「邪神の匂い?」
それったやっぱり、“つぁとぅぐあ”さんの――
「……我はそうした……『異界と接触した存在』を……禁断の地に……連れていく……どっぎゃーん……」
「つまり、僕をその禁断の地とやらに連れて行くのがあなたの目的なんですか!?」
「……ぴったしかんかん……商品は……
……禁断の地48億箇所以上巡りに……私とペアで御招待……ぱちぱち……」
口だけで拍手してくれた“いたくぁ”さんの無表情に、僕は慌てた。
「ちょ、ちょっと待ってよ。なぜ僕をそんな物騒な名前の場所に連れ回す必要があるわけ!?」
“いたくぁ”さんは、無言で小首を傾げた。無表情なのでよくわからないが、何か考えているらしい。
たっぷり10分間は思案した後、小さな口から出た言葉は――
「……なぜでしょう?……」
疑問文を疑問文で返さないで欲しいなぁ。
「……というわけで……れっつごー……」
「嫌です」
僕は即答した。
「……がーん!!……」
彼女はよろよろっと起き上がると、貧血を起こした少女みたいにふらふらと部屋中をよろめき歩き、
壁際で崩れ落ちた。そのまま袖口を目元に当てて、
「……しくしく……よよよ……えーんえーん……」
抑揚の無い声で泣く真似をした後、何事も無かったかのように立ちあがり、
元の位置に座り直した。ふう、と台詞だけで溜息を吐く。
「……昔は良かったのう……爺さんや……」
「誰が爺さんですか」
「……『禁断の地に連れて行ってあげる』と言えば……どんな魔導師も……探求者も……
……信奉者も……喜んで来たのに……みんなビンボーが悪いんや……」
感情の無い顔付きで淡々と呟くその姿に、どこかしょんぼりとした物を感じた僕は、
何となく彼女が可哀想になってきた。空の湯呑みに新しいお茶を入れてあげる。
「その『禁断の地巡り』に行くと、どんな事があるの?」
「……心の中身が……あちゃらかぱーに……」
「え?」
「……その後……凍らせます……カチンコチンに……」
「は?」
「……最後に……落とします……成層圏の向こうから……ヒモ無しバンジーです……いえーい……」
「…………」
「……さあ……私と一緒に……れっつごー3匹……」
彼女を可哀想と思った自分が、世界一のおバカさんに思えた。
「いや、行きませんって」
「……あちきの趣味は……雪原に足跡を残す事と……ゴミを漁る事……」
ロクな趣味じゃないなぁ……じゃなくってぇ!?
「……そして……犠牲者の下半身を……崩壊させる事……」
感情がまるで感じられない彼女の呟きに、僕の魂は震え上がった。
確かに崩壊寸前だ――僕の理性は。
胸一杯に吸い込む、少女特有のミルクのような甘い香り。着物越しに伝わる、柔らかな肢体の感触。
最近仕事が忙しくて、“つぁとぅぐあ”さんに抜いてもらっていない身では、この刺激は強過ぎる。
「……さあ……そなたの魂を篭絡させてあげましょう……」
「……つまり、色仕掛け?」
「……だまらっしゃい……」
いきなり“いたくぁ”さんの小さな唇が、僕の口に押し当てられた。
動揺する間も無く、熱い舌が刺しこまれて、甘い香りが口いっぱいに充満する。
たまらず僕も舌で応戦した。絡み合う柔らかい舌が互いの咥内を蹂躙し、熱い唾液を交換し合う。
はたしてどれくらいの時間そうしていたのか――ゆっくりと甘い吐息が離れた。
唇の端から、熱い雫がしたたり落ちる。
上の書き込みは失敗
“いたくぁ”さんは、顔色1つ変えずに僕を見つめた。
その透明な視線に何か不吉なものを覚えた僕は、思わず仰け反った。
「……ならば……最終手段……」
ふわり、と彼女の体が浮いた。次の瞬間――
「……えいっ……」
ぽすん、と“いたくぁ”さんの小さな体は、僕の腕の中にあった。
「ちょ、ちょっと“いたくぁ”さん!?」
動揺する僕を尻目に、甘えるように頬をすり寄せる“いたくぁ”さん。
繊細で爪の長い指が、くりくりと僕の胸をまさぐった。
「……あちきの趣味は……雪原に足跡を残す事と……ゴミを漁る事……」
ロクな趣味じゃないなぁ……じゃなくってぇ!?
「……そして……犠牲者の下半身を……崩壊させる事……」
感情がまるで感じられない彼女の呟きに、僕の魂は震え上がった。
確かに崩壊寸前だ――僕の理性は。
胸一杯に吸い込む、少女特有のミルクのような甘い香り。着物越しに伝わる、柔らかな肢体の感触。
最近仕事が忙しくて、“つぁとぅぐあ”さんに抜いてもらっていない身では、この刺激は強過ぎる。
「……さあ……そなたの魂を篭絡させてあげましょう……」
「……つまり、色仕掛け?」
「……だまらっしゃい……」
いきなり“いたくぁ”さんの小さな唇が、僕の口に押し当てられた。
動揺する間も無く、熱い舌が刺しこまれて、甘い香りが口いっぱいに充満する。
たまらず僕も舌で応戦した。絡み合う柔らかい舌が互いの咥内を蹂躙し、熱い唾液を交換し合う。
はたしてどれくらいの時間そうしていたのか――ゆっくりと甘い吐息が離れた。
唇の端から、熱い雫がしたたり落ちる。
「……さぁ……これ以上の快楽が欲しいなら……私と――」
もう、僕は彼女の言葉を聞いていない。身を翻そうとした“いたくぁ”さんを、背後から抱き締めた。
「……え……ちょっと……あ……」
もう、僕は彼女を陵辱する事しか考えていない。薄れゆく理性のどこかで、
やっぱり人外の存在との交わりは、確実に正気を失わせるのだなぁと他人事のように考えた。
「……ねぇ……そこまでサービスは……するつもりは……」
“いたくぁ”さんの棒読み抗議を無視して、着物の胸元に右手を差し入れる。
「……あっ……」
僅かな胸のふくらみに触れた瞬間、彼女の体がピクンと震えた。小さな蕾を掌で撫で回し、指先でくりくりと弄ぶ。
「……ん……くっ……はぁ……」
切ない吐息が漏れてきた。左手を着物の裾に伸ばして、素足を広げようとすると、
僅かながら抵抗があった。僕の両足を絡めて、無理矢理かき開く。
「……やぁん……」
露わになった細い脚に手を伸ばして、太ももをゆっくりと撫でる。さらさらとした感触が心地良かった。
“つぁとぅぐあ”さんの掌に吸い付くようなしっとりとした肌も良いけど、
“いたくぁ”さんの極上の絹みたいな手触りも捨て難い。
「……ん……そんな……待ってぇ……」
小声の抗議を意図的に無視して、掌を太ももの奥に運ぶ。
くちゅ
「……ひゃうっ……!!……」
案の定、下着は着けていなかった。
「……はぁ……あっ……あっ……あはぁ……」
僅かに濡れた熱い秘所を、指先で撫でるように愛撫する。
控え目に生えた茂みの奥にあった米粒よりも小さなクリトリスをノックすると、
面白いように全身を震わせて反応してくれる。それが面白くて、僕は両手の動きをより早めた。
「……っ!!……あっ!……やぁっ!……きゃあん!……」
やがて、彼女はビクビクッと痙攣すると、力無く僕にもたれかかった。
「……うぅ……ヒドイです……神権無視です……」
潤んだ瞳、熱い吐息、火照った柔肌、人形のような無表情に、僅かに浮かぶ官能の波――僕ももう限界だ。
くるり、と“いたくぁ”さんの向きを変える。向かい合った彼女の体を持ち上げて、
濡れた秘所をビンビンに爆発しそうな僕のペニスの上に置いた。
「……えぇ……?……ちょっと……待って……」
やだ、待てない。僕は両手をぱっと離した。引力の法則に従って、
彼女の秘所が僕のペニスを飲み込みながら、ずぶずぶと沈んで行く。ビバ、ニュートン。
「……っ!!……」
一瞬、“いたくぁ”さんの震えが止まって、
「……んぁあああああ!!!……」
次の瞬間、嬌声混じりの絶叫が、僕の部屋全体を揺るがした。
「……ふあっ!……いやぁ……とめて……んくぅ!……」
涙を流して哀願する彼女だけど、股間から脳天を直接揺さぶるような快楽の渦に、
僕の腰の動きは止まらない。火傷しそうなくらい熱い秘肉の締め付けは、痛いくらい強烈だ。
“つぁとぅぐあ”さんの、むこうから絡みついてくるような淫肉の締め付けも最高だけど、
こうしたドリルで掘り進むような圧迫感も、また格別だ。
「……いたぁ……きゃうっ!……はうぁあ……ふわぁ!……」
“いたくぁ”さんはあまり濡れない体質らしく、初めのうちは快感よりも苦痛が強かったようだけど、
徐々に比率は逆転していったらしい。今では彼女の方から腰を動かし、悲鳴のような嬌声を上げている。
「……んあっ!……いい……いいのぉ!……いくっ……イッちゃう!……」
目の前で僅かに揺れる平坦な胸に舌を這わせ、小さな蕾に歯を立てた――瞬間、
「……あ……あはぁああああああああ!!!……」
今までで最大級の締め付けが僕のペニスを襲い、激しい痙攣と同時に“いたくぁ”さんはイッてしまった。
「……はぁぁ……あ……」
くてっ、と崩れ落ちる“いたくぁ”さん……でも、僕はまだイっていないんだよね。
僕は再び彼女の向きを逆にして、うつぶせになるように小さな腰を持ち上げた。
「……ふわぁ……何を……」
ぺろん、と着物の裾をめくると、小ぶりのみずみずしいお尻が現れた。
マッサージするように、両手でふにふにと揉み崩す。柔らかいくせに弾力のある不思議な感触が心地良い。
「……ひゃあん!……そ……そんな……」
びくびくっと彼女の身体が震えた。さっきイッたばかりという事もあるだろうけど、
やっぱりお尻が性感帯らしい。着物が似合う女性は、お尻が良いという噂は本当だった(注:俗説です)。
「……きゃふんっ!……やぁあ!……そんな……ところをぉ!……」
柔らかい尻肉を摘んで左右に広げると、ほとんど色素が沈着していない、小さな可愛いアヌスが顔を覗かせた。
待ち切れないようにひくひく動くそこに、愛液とザーメンの混じった淫液を擦り付けて、念入りにマッサージする。
「……やぁあん!……なんでぇ……あふぁ!……感じ……るぅ!……」
秘所を弄る時の倍は激しい反応で、彼女は喘ぎ、震え、悶えた。
アヌスはぱくぱくと小さな口を開けて、自分から僕の指を咥えようとする。
(もうそろそろいいかな……)
僕は震える“いたくぁ”さんを持ち上げると、背面座位の形で抱きかかえた。
ペニスの先端をアヌスに当てて――
「……きゃぁあああぁあん!!……」
もう一度、僕は重力に彼女を預けた。
ほとんど一気に、僕のペニスが“いたくぁ”さんのアヌスの奥まで突き刺さった。
あまりの狭さと締め付けに、激痛に似た衝撃がペニスに響く。
でも、それが快感だと気付いた時には、僕は激しく腰を突き上げていた。
「……っ!!……ぁ……は……っく!!……」
“いたくぁ”さんは、もうまともに声も出せないようだった。
カリが腸壁をこする度に、しびれるような快感がペニスから脳へダイレクトに叩きつけられる。
そして――!!
「ううっ!」
「……ぁあああ……きゃあふぁああああ!!!……」
爆発した僕のペニスがザーメンを腸の奥に注ぎ込むと同時に、
“いたくぁ”さんもまた、激しい絶頂に襲われて――僕達は同時に床へ伏した……
“いたくぁ”さんを背中から抱きかかえながら、僕は漠然とした不安を感じていた。
誘ったのは彼女の方からだとはいえ、半分強姦に近かったよなぁ……僕がした事は。
『責任とって』とか言われたらどうしよう?いや、そういう事じゃなくて……
彼女に覚えた異常なまでの情欲――それは“つぁとぅぐあ”さんに抱いた物と同質だった。
人間には絶対に成し得ない、悪魔的なまでの誘惑と快楽。
やはり彼女も、人知をはるかに超えた超存在『旧支配者』なんだ。
そんな人間なんて塵芥にも感じない高位存在に、あまつさえアナルセックスまでしてしまうなんて……
ぶるっ、と僕は震え上がった。それと全く同じタイミングで、“いたくぁ”さんはゆっくりと体を起こす。
なぜか、怖くてその姿を見るのが躊躇われた。
「……よくもやって……くれましたね……」
さっきまでと同じ感情の無い声。でも、それは今までの声と明らかに『質』が違う。
恐る恐る、僕は彼女を見上げた。
名伏し難き無表情が、僕をじっと見つめている。
僕は寝ていて、彼女は立ち上がっている。だから、彼女が僕を見下ろす形になるのは当然の事だ。
でも――何かおかしい。
部屋が巨大化したわけではない。僕が小人になったわけでもない。
それなのに、“いたくぁ”さんが巨人と化して、数千メートルもの高みから、僕を睥睨しているように見えるのだ。
「……初めてだったのに……あんなに乱暴に……激しく痛かったです……」
人形を拾うみたいに、僕は彼女に摘まれて、目線の高さまで持ち上げられた。
きっとこれは幻覚だろう。幻覚だといいなぁ。
「……禁断の地巡りは……中止……」
真紅の邪眼が、爛々と輝いた。
「……そのかわり……お前を……禁断の地に……置き去りにしてやろうぞ!……」
たぶん、僕は絶叫したと思う。
異界の風に乗って、僕達は禁断の地へと歩み去っていった――
何も無い空間を、落下する感覚があった。
周囲はただ闇が広がるだけ。暗黒。漆黒。暗闇。ただ闇があるだけ。
落ちていく。
堕ちていく。
堕ちて――
ふにょん
「――へ?」
馴染み深い柔らかな感覚が、僕の体を受け止めてくれた。
「……ん〜……だれぇ?」
聞き覚えのある、おっとりとした眠そうな声。
「ひでぼんさんですねぇ……また来てくれたのですかぁ」
ぽっ、と周囲が明るくなった。
戦慄するくらい美しく、魔王のように荘厳で、それでいてどこかほっとさせる雰囲気を持った僕の神様――
“つぁとぅぐあ”さんの眠そうな笑顔が、僕の体の下にいた。
「……ここは禁断の地……暗黒世界“ン・カイ”……」
どこか得意そうな抑揚の無い声が、すぐ側から聞こえる。
「……君はこの恐怖の空間に……一生閉じ込められるのだよ……怪人21ェ門君……」
薄い胸を偉そうに張る無表情な着物美少女――“いたくぁ”さんがそこにいた。
「…………」
僕は無言で起き上がると、“いたくぁ”さんをひょい、と持ち上げて、“つぁとぅぐあ”さんに手渡した。
「これが今回の供物です」
「まぁ、ありがとうございますぅ……美味しそうですねぇ」
「……え?……」
「じゃあ、今回は急いでいるので、これで失礼します」
「また明日ぁ……待ってますよぉ」
「……え?……え?……」
背後から聞こえる“いたくぁ”さんの、悲鳴とも嬌声とも聞こえぬ声を無視して、
僕は自室の押入れに通じている黒い靄へと歩み去った――
「……そういえば、締め切りがあったんだっけ」
馴染み深い禁断の地“ン・カイ”から無事生還した僕は、
安堵もそこそこにモニターの前へ噛り付いた。そのまま一心不乱にキーボードと格闘する。
“いたくぁ”さんには悪い事しちゃったかな。今度会った時には、とっておきの玉露でも煎れてあげよう。
でも、今は締め切りが最優先事項だ。
僕は仕事に夢中になっていた。
だから、“それ”にしばらく気付かなかったんだ。
部屋の隅――部屋の『角度』から、蒸気のような煙が湧き出している事に。
続く
Good job!!!
って、次はティンダロスの猟犬ですか。楽しみです。
いやもうグッジョブっつーかゴッドジョブ?! 凄杉。
>名伏し難きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
本スレもちゃんと読んでますな?
次に出てくるのは一体誰なのか、楽しみです!
クトゥルフというと、某18禁のデモベでみたきりなんで、この後誰が出てくるのか楽しみです。
・・・やっぱりフルート吹きも出てくるんでしょうか?
>>463 次に出てくるのは『ワンコぎゃる』もしくは『バター犬』。
で、極めて個人的には“ナイトゴーント”との『くすぐりプレイ』を禿志久キボンヌ!!!
…すいません、ちょっと“ドリームランド”まで逃亡してきまつ…。
だから、ネコ耳さんを…
>459
オチにワロタ。
原作を全然知らないですが、非常に楽しくハァハァしちゃいました。
次の展開に激しく期待しております。
俺は己の股間へ目をやってみた。
控えめに存在を主張している欲望のシンボルを見て、思わず苦笑いをする。
(こんなケダモノみたいなキャラじゃないと思ってたんだが……)
そして次に、かなめの方へ目をむける。
やはり人間の「そういう」行為は知らずとも、本能的に俺が露にしたものが何かは分かるらしい。
頬を染めて、ただただ俺のモノを見つめていた。
初々しいピンク色の頬が、どこかアンバランスさを感じさせる。
官能よりむしろ、これから自分が行う行為に対しての、不安と、分かり得ない期待が感じられた。
「そ、それじゃあ……」
ここまできて、どうやら俺は緊張してしまったらしい。
声を上ずらせかけて、なんとか平静を保とうとする。
俺が何を言わんとしているのか察してくれたのか、かなめはゆっくりと頷いた。
そしてテーブルから下り手をついて尻を向け………ってええ!?
「こうで、いいのかな?」
かなめがこちら側を向きながら聞いてくる。
「ちょ、ちょっと待った!」
緊張していたのも忘れるくらいに慌ててしまう。
「え?だ、駄目だった?」
「いや、駄目とかそういうのじゃなくて……なんで急に後ろからなんだ」
「あ、あれ?普通、こうなんじゃ……」
ああ、そうか。俺は心の中で納得した。
彼女は、一応お稲荷さんである。
つまりは狐である。まあ、今は見た目でも耳と尻尾が生えてきてるからよりわかりやすいけど。
狐というのは基本的に四足歩行である。これは小学生だって分かる。
四足歩行の動物の交尾の仕方は、まあ……後ろから、である。
つまり、人間の世界の常識(常識なのか疑問だが)を知らないかなめにとっては、前からなんて普通ではないのだろう。
それならば、この行動も仕方ないだろう。と俺は気を取り直す。
臀部の間から見え隠れしている秘裂は、普通に前から見るのとは違うエロさを持っている。
その光景に俺は、ごくり、と生唾を飲みこんだ。
一応の女性経験があるとはいえ、バックは初めて。
加えて、百戦錬磨というほど経験があるわけではない。
さすがの俺でも緊張してしまうのである。
「それじゃ、行くぞ」
ゆっくりとかなめに近づき、自分のモノをその秘部に宛がう。
「ひゃんっ……」
割れ目に先端が当たる感触に、かなめが細い声を出して、身体をぴくりと震わせた。
もう一度、自分を落ち着かせるために深呼吸。
すぅ〜〜〜……はぁ〜〜〜……。
「…ねえ」
「な、なんだ?」
人がやっと落ち着いたという時に、いきなりなんだというのだ。
「その……やさしく、して、ね……」
ぶつん。
切れた。俺の中で決定的な何かが切れた。
そんな言葉を言われてしまって萌えない……もとい何かが切れない男なんぞいない!まず間違いなく!
かなめのお願いなぞまったく聞かずに、モノを一気に挿入した。
「!?」
空白。
「……あぐううぅぅっ!!」
かなめの、苦しそうな声が響いた。
とたんに、俺のモノにもかなりのきつい締め付けが襲って来た。
濡れてこそいるのだが、あまりにきついので、痛みの方が強い気すらする。
かろうじて、その熱い熱い愛液が、むず痒いような快感を与えてくれていた。
中ほどまで入っていたモノを引き戻すために、腰を引く。
「う、うあぁっ!」
かなめの口から聞こえるのは、嬌声ではなく悲鳴であった。
腰を前に出す。当然、モノは再び秘肉にうずまっていく。
「あ、くぅ……」
肺の中のすべての空気を吐き出すように、大きく息をするかなめ。
相当辛いのか、テーブルに突く肘がカタカタ震えて、テーブル自体も震えている。
俺は身体を前に倒して、かなめの顔の隣に自分の顔を持っていった。
そうすると、かなめが苦しそうに息をしていることと、その瞳に涙が浮かんでいたのが分かった。
「かなめ、大丈夫か?」
かなめがふるふる、と首を横に振った。
目の端にたまった涙が頬を伝う。
「大丈夫じゃ、ないよぉ……」
「痛いのか?」
またも首を振る。それすらも苦しそうだ。
「痛いって、はぁ、はぁ……いうより……苦しい、の……」
「そうか。大丈夫、そのうち慣れてくる」
「い、やぁ……抜い、て……」
懇願するかなめの震える肩を、そっと抱きしめてやった。
「大丈夫、次からは優しくする。な?」
「で、も……んっ……」
少しでもリラックスさせるために、俺はかなめに口づけた。
「んっ、ちゅ……はぁ……んん、んぅ……」
短い間隔で唇を離しながら、何度も。
そうして、その重なり合った体勢のままで、俺は行為を続けることにした。
>>467の名前欄は間違いです。
さて、というわけで久々の投下、久々の狐娘なんですけど。
なんか、文章がいつにも増してへぼくなっちゃってます……噂のスランプってやつですか?
あはは、まっさかねー。
>>424 楽しみにしたまま老化して死んでしまって腐って白骨化して風化して転生して帰ってきてください。
嘘ですすぐに書きますごめんなさい。
ていうかなんですか!?なんか神が降臨していらっしゃるじゃないですか!
こいつぁまたエロエロなSSですな。もうそれこそティムポヴォッキッキですよ。あー下品。
これからもどんどん投下してください。容量オーバーしてしまうくらいに。
俺はその影でSSをひり出していますのでもうバンバン投下してください。ハァハァさせてください。
ところでクトゥルフはバロールの魔眼しか知らない俺はもう駄目ポですか?
だってあの三月兎の武技だしなによりバイオ(省略されました……ARMSを読んでから読み込んでください)
471 :
名無しさん@ピンキー:03/12/14 03:15 ID:Ovk0WX76
◆W/KpcIbe5Yさん・・・イイ!!!(・∀・)
320 -Let`s Say Hello!‐さん・・・ガンガレ!!!
>>473 >「み=ご み=ご なーす♪」
激しくワロタ
>>470 「バロールの魔眼」は「ケルト」神話っす…
>>470 320 -Let`s Say Hello!‐氏
せっかく狐娘さんなので、ぜひ尻尾or耳にこだわったプレイを。ぜひ。
というか本気でお願いします。
>>410以来、◆W/KpcIbe5Yさんが来ない…。
まさか本当に?
>>472 ネコ耳はバースト様のことでしょうな。
珍しく優しい神さまなんでゴロゴロと甘えてくれたら…
リラックスさせようと努力はしている。
しているのだが……。
「あぐっ…ぁ……」
かなめがまた、苦しそうな声を上げた。
さっきから、ずっとこんな調子である。
(まいったな……)
俺は頭を掻いた。
こういう行為に走る以上、苦痛を感じてもらうよりはむしろ、快感の方が万倍いいのだが。
かなめが初めてのためか、その願いは叶っていなかった。
さっきまでの興奮も緊張も、どこかへ行ってしまった。
(どーすりゃいいかな……)
そう考えながら、また頭を掻いた時。
俺の腹の辺りをふわふわと撫でる、かなめの尻尾の感触を感じた。
まさに狐色といった毛に覆われ、肌に当たる感触は、まったく嫌悪感を催させない。
何の気なしに、俺はその尻尾に触れてみた。
びくっ
「んひゃっ!」
……え?
俺はきょとんとしていた。
なぜなら、その尻尾に触れた瞬間に、かなめの身体が大きく震え、さらに甘い声も上げたからだ。
もう一度触れてみる。
びくんっ
「ひゃうっ!」
やっぱり尻尾に触ると反応している。
と同時に、膣の締め付けが、ほんの少しだが、ちょうど良いくらいになっているのにも気づいた。
これは……もしかすると、もしかするのではないのだろうか。
俺はそう思い、さらにもう一度、尻尾を触ってみた。というより、今度は握ってみた。
極端に強くするのではなく、ふわりふわりとした毛の、感触を楽しむように。
その途端。
「やっ、駄目、触っちゃ……あ、ああぁぁっ!」
背筋に電流でも走ったかのように、かなめが身体を震わせた。
そして同時に、秘肉が絡み付くように、俺のモノを飲み込んだ。
握ったまま、その手をゆっくりと上下させてみる。
「あうっん、やだっ、敏感に……んんっ!」
ビンゴ。俺の予想は当たっていた。
どうやら、獣の耳や尻尾は、一種の性感帯らしい。まさにお約束である。
ん?と、いうことは……。
「あっ……はぁ、はぁ……しっぽ、触っちゃ駄目だよぅ……」
まったく効力のない抗議の声を上げるかなめの耳元に、口を近づけた。
そう、尻尾と同じくきれいな黄金色の、狐の耳へと。
ふぅ…と、息を吹きかけてみる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
とたんに、ぞくぞくぞくっ、と、かなめが身体を震わせた。
「はっ、ぁ……」
艶やかな吐息が、その薄く開かれた口元から漏れる。
やはり、耳も同様に性感帯だ。間違いない。
「かなめ、ここが性感帯なんだな」
「せい、かんたいって……な、に……?」
息も絶え絶えのかなめが聞いてくる。
「敏感な場所ってことさ。気持ちいいんだろ?」
からかう口調で言ってやると、かなめが、再び頬を朱に染めた。
「きっ、気持ちよくなんか、ないも……ひゃんっ!」
認めようとしないかなめの尻尾を撫でる。
ただ少し撫でただけでも、かなめにとってはかなりの刺激として伝わっているらしい。
いまだに乱れた息と、上下する肩の動きはおさまっていない。
「こんなに敏感なのに?」
喋りかける時も、息を吹きかけるように、耳元で囁く。
その度にぴくり、ぴくりと震えるかなめが可愛らしくて、また面白い。
「く、くすぐったい、だけ、だもん……」
「くすぐったいだけで濡れちゃうのかよ?」
「あ、ぅ……」
それきり、かなめは俯いて黙ってしまった。
俺が言った通り、さっきよりも、秘肉の心地よい締め付けや、愛液の感触は高まっている。
かなめの太股を伝って、俺の足に届いているくらいだ。
これなら行ける。
俺はそう確信すると、もう一度腰を動かし始めた。
今度は、それと同時に、尻尾や耳を弄りながら。
「あっ……ふぁあん!」
予想通り、かなめの声は甘ったるい、艶やかな響きを持っていた。
どうやら耳は、息を吹きかけられるよりも、舌で舐められた方が感じるらしい。
さらさらとしている毛に。舌先を這わせる。
「あん、あっ……んはっ……」
「気持ちいいのか?」
囁くように俺が言った。
顔中を真っ赤にさせながら、こくりとかなめが頷く。
「もっと気持ちよくなりたい?」
もう一度頷く。
「それじゃあ……もうくすぐったいだけなんて、嘘つくなよ?」
「うん……ごめん、ね……」
素直に謝ってしまうところが、やばいくらいに可愛い。
腰の動きが速くなりそうになるのを制しながら、ゆっくり、ゆっくりと、かなめの緊張を解いてやっていった。
かの者ありし前、すべては無く。
かの者目覚めしとき、すべては滅びん。
クトゥルフって、面白いですよね。
TRPGもやってみたいとこですが、絶版だそうで・・・。
ヤフオクでは高いし。
フー・・・
>>48 のんのん、d20じゃなくてオリジナルの奴でつ。
復刊.comで交渉してるみたいだけど、膠着らしいっすよ。
・・・と、ここまで来るとスレ違いですね(スマソ
クトゥルフ単独スレは死んじゃったね。
書く気のあるみたいな人がいたけど、ここに来ないかなぁ
>347の続き
「んふ……んっ………。あ、あら?」
「……っと。大丈夫?」
長い長いくちづけが終わり、ゆっくりと体を離す。と、突然恵の体がよろめく。とっさに僕は恵を支えていた。
「あ、す、すみません。ちょっと…膝が……」
「ん。それじゃ……しょっと」
恵は僕に詫びの言葉を述べる。ふと見ると、軽く膝が震えていた。そんな恵を見て、僕はそっと彼女を抱き上げた。
「き、きゃっ!? あ、あの……?」
「歩けないんでしょ? だったら…こうすればいいじゃない」
目を丸くさせ、軽く悲鳴をあげる恵に、僕は答える。恵は顔を真っ赤に染め上げ、軽くうつむいていた。
シャワーで軽く体を洗いっこしてから、二人で一緒に湯船に入る。
湯船からお湯が溢れ出したのを見て、多少勿体無いと思いつつ、向かいあわせに座る恵に言った。
「よい…しょっと。二人だと…ちょっと狭い…かな?」
「私は…大丈夫です。………雅幸さまを、そばに感じられますから…」
僕の問いに恵はにっこり微笑みながら答え、しばし逡巡したかと思うとゆっくりと体を寄せてきた。
「でも…少し、ぬるいかもしれませんね…。雅幸さまは…大丈夫ですか?」
「ん? 僕は大丈夫だよ。恵の…ここが熱いみたいだし、ね」
恵がしゃがんだ姿勢のまま、目の前まで来たかと思うと小首を傾げながら、僕に問い掛けてくる。
悪戯心が芽生え始めた僕は、恵の秘部に指を軽く添えながら答えた。
「あ、あんっ…ま…雅幸さま…んっ……」
「恵……ん…んんっ…」
ピクンと体を震わせ、僕の名を呼ぶ恵。僕は、そっと彼女の肩に手を回しながら、くちびるを奪う。
恵の手が背中に回るのを感じながら、しばし舌を絡み合わせていた。
「んふ…んふ……ん…うん…んっ………。はあ…んっ……雅幸さま……。あんっ!」
くちびるを離すとともに、恵の口から甘い吐息が漏れる。その目はとろんとして焦点が定まっていない。
僕は恵の頬にキスをしながら、中指を秘部へと潜り込ませる。
その途端、恵は全身をビクンと震わせ、その口から喘ぎ声を漏らした。
「ふふっ。ここなら…エッチな汁が溢れてもわからないもんね。だからここに誘ったんでしょ?」
そんな恵の仕草に再び興奮してきた僕は、指を恵の秘部に出し入れしながら耳元でささやいた。
「そ…そんな! あ…はああっ……あん…っ……」
一瞬、我に返った表情を見せる恵だが、秘部から伝わる刺激には勝てないようで、
すぐに恍惚とした表情になり、喘ぎ声を出し始めた。
僕は逆に、恵の喘ぎ声に操られるように、ひたすら恵の秘部を指で愛撫していた。
「雅幸さま……私…私…もう……もう……ああんっ!」
恵が涙目で僕に訴えかけてくる。
その顔にたまらなくなってきた僕は、指を一気に引き抜き、同時にモノを恵の秘部に押し当てた。
「恵…いくよ……んっ…」
「はあ…あんっ! ま…雅幸さま! 雅幸さまあっ!!」
返事を待たずに、僕はモノを恵の中に潜り込ませた。
恵は嬌声をあげながら、僕に回していた腕に力を込める。僕は夢中になって、腰を動かし始めていた。
腰を動かすのに夢中になったあまり、その勢いで恵の体が完全に水中に没していたのにも、まったく気がつかなかった。
「!」
突然、すぼまりから感じる刺激。どうやら…恵が指を潜り込ませたみたいだけれど………。
菊門を犯されるのこと自体は慣れてはいる。何せ、逆に毎日せがんでいるくらいなのだから。
でも今日の刺激は、今までとは比較にならないくらい、強いものだった。
「あう…ぐ……ううっ…め…めぐ…みぃ……」
恵の指が、どんどん奥へと入り込んでくる。すぼまりから脳に直接響き渡るようなこの刺激――!
おかげで全身から力は抜け、声も絶え絶えになってしまう。
「はあうっ!!」
指がある一点を刺激したとき、今までにないくらいの大きな悲鳴が口から漏れ出す。
「あ…あ……、アアアッ……」
恵の指は、まるでそこが到着点、とでも言うみたいに挿入がピタリと止まった。
その代わり、指の先端だけが内部でうごめき、その刺激にどうしても抗うことが出来ずに、
ただひたすらに、悲鳴とも喘ぎともいえる声が次々と口から溢れだしていた。
すでに脳は、下半身から伝わる刺激に完全に溺れ、麻痺しきっている。
もう…もうどうなってもいい…! このまま…このままずっと!
「ああ……雅幸さま……ん…んんっ…」
恵が僕に呼びかけたかと思うと、突然後頭部を押さえつけながら、くちびるを奪ってくる。
もはや抗う術を持たない僕は、くちびるの隙間から入り込んでくる恵の舌にも、ただ蹂躙されるのみだった。
……? 脳の片隅で警告が走る。最初は、それが何を意味するのかは分からなかった。
………? あれ? そういえば……息が…出来ない? おかしい。鼻から思い切り吸い込めば……痛い!
突然、鼻腔から脳へと今までとは違った刺激――快感ではなく、痛み、だ――が突き抜ける。
酸素が…酸素が欲しい! 脳が命令をくだす。
それに合わせ、四肢を動かそうとする。だが……力がどうしても入ら…ない。
悲しいかな、脳は酸素を求める一方で、下腹部から感じる快感を貪欲に求めている。
そんな状況で、四肢がまともに動くはずがなかった。だが、そんな葛藤も長くは続かなかった。
段々、段々と息苦しさも快感へと摩り替わってきた、のだから。もう…もう何も考えなくて……いい、んだ………。
僕の意識は遥か彼方、虚無の中へと堕ちていく―――
「…………ま……」
深遠の闇の中、どこか遠くから声が聞こえる。だが、反応する気は無かった。
このまま心地良い絶望を味わっていたかった、から。
「………さ…ま……」
再び声が聞こえる。今度は前よりも大きく。だが、何を言っているのかよく聞き取れない。
いいんだ。あんな声を相手にすることは、無い。
「………さま…!」
女性の…声? なのか。まったく…うるさいな……僕はこの闇を味わいたいんだってば。
「……雅幸さま!」
今度ははっきりと、僕を呼ぶ声がする。……この声は………恵!? 同時に闇が晴れ、目の前が一気に明るくなった。
「雅幸さま! 雅幸さま! ……よかったです……私…私……」
目が覚めると、そこはベッドの上だった。恵が僕の手を取り、喜びの声をあげている。
その目から、涙があとからあとからあふれ、目は腫れあがっている。
「…えっと……いったい…何がどうなってるの? あれ? 確かお風呂に入って……え?」
頭がぼ〜っとして、何も考えることが出来ない。僕は混乱した頭で恵に尋ねた。
「そ…それが……その…」
恵が言うには、水中で僕とくちづけを交わしてしばらくしていると、突然僕の力が抜け、ぐったりとしてしまったらしい。
おかしいと思って目を開けると、どうやら僕は水中で完全に白目を剥いていたようで、
大慌てで風呂からあがって僕をここまで運んだ、とのことだった。
………段々思い出してきた。水中で恵とくちづけして、息が出来なくなってきたんだっけか。
それでも下腹部から感じる快感が混じってきて、段々力が抜けて……か。
「そう…だったんですね……。人間って、水中では息が出来なかったんですね。初めて……知りました」
ぐずぐずと涙声で語りながら、両手で目を擦り続ける恵。僕は恵の頭をぽんぽんと軽く撫でながら思った。
そう…か。河童は水中でも息が出来るんだ。だから息が出来ない状態、を知らないのか。
日本各地でよくある河童伝説で、水に引きずり込むってのは、意外とじゃれてるだけ、なのかもしれないな。
「でも…本当に、本当に申し訳ありませんでした。
……雅幸さまに、雅幸さまに、もしものことがあったら…私…私これからどうしたらいいのか……」
僕の沈黙を怒りと感じたのか、最後はほぼ叫び声になっていた。
アレ? そういえばこんなこと、前にもあったっけか。
何となくデジャブを覚えた僕は、下手な慰めの言葉は効果が無いと思い、恵を抱きしめながらポツリとつぶやいた。
「恵…愛してるよ」
「雅幸さま……。こんな…こんな私ですが……見捨てないでくださいね……」
涙にまみれた顔をあげ、僕の顔を見据えて懇願してくる。その目には安堵の色が浮かんでいる。
恵の顔を見て安心した僕は、返事の代わりにそっとくちびるを奪った。
くちびるを奪いながら、僕は思った。今度から、お風呂のお湯は少なめにしておこう、と―――
>421
魔夜ですか…。今年中には何とか完結できれば…。
すみません。実はわらしの話はまだあまり進んではいないのです。
もうしばらくお待ちください。今年中には何とか(略
>472-473
あ、どうもありがとうございます。何となく分かってきました。
>477
すみません。実は時々来てました。
次の作品は…わらしか沙羅か魔夜か絹代かロッコか新作か…。
皆さんどれがいいですか?(ぉ
>470
どうもお疲れさまでした。
未経験だっつーのに、いきなりバックの姿勢をとるかなめちゃん萌え。
…とかなんとか思ってたら、>479-481で>476さんのリクに応えるあたり、さすがです。
実際ある意味腐って転生してましたですよ自分。
ま、自分も人のこと言えないペースですから、満足のいく作品を仕上げてください。
>493
絹代をお願いします。つか、彼女、いくつでつか?
気になってハァハァエンジンが燃焼不足でつよ。
どうでもいいことですが、ひでぼんの書に出てくる存在は、
段々と格――神格が下がっていってますね。
いや、ホントどうでもいいことですが。
つぁとぅぐぁさん萌えー。
>495
了解しました。
実はあれからまったく手をつけてなかったりする作品だったりするのですね。
で、逆にそれを踏まえて、これからキャラクターの肉付けしてこうと思いますんで、
とりあえず、人間からの見た目と実年齢があるとは思うのですが、どのくらいが所望でしょうか?
もちろん、てめーで考えろ言われたらそうしますですが。
498 :
495:03/12/16 00:01 ID:rTiqW6Mt
>497
絹代の人間に対する接し方からして、幕末以降は人間との交流が無いのかな?
だとすると、修行中の身とか言ってたから、成人前。15才? いや、数え年の風習が続いてるとしたら、13才か? 修行は何年かけるんだろう? 実年齢は不明で、見た目を10〜12才くらいにしたいですね。
ああ、趣味丸出しw
中身も子供キボン
500 :
320:03/12/16 00:09 ID:+Y0IAbIz
>>498 取り外しの可能なおさげがついて、さらに天才ならなおグッ(ry
僕が“その子”に気付いたのは、あの独特の匂いが鼻に付いたからだ。
そう、子供の頃に拾った、雨に濡れた野良犬の匂い――
匂いの元を探ってみると、ベッドをどかした部屋の隅に――部屋の『角』に、その子がいた。
泥と得体の知れない緑色の粘液で、グチャドロに汚れたその子は、一見、犬科の動物に見えた。
ビーグルやレトリバーのように垂れた犬耳が顔を隠し、長くフサフサした尻尾に包まっている。
でも、それ以外の部分は普通の人間と変わらない様に見えた。年齢は10歳前後か。
このくらいの外見年齢では、男の子なのか女の子なのかよくわからない。
服は着ていない代わりに、ボロ布を申し訳程度に体に巻いて、首には文字通りの首輪まであった。
そんな子供が、部屋の隅で震えながらうずくまっているんだ。
はぁ……やっぱり、この子も“つぁとぅぐあ”さんや“いたくぁ”さんみたいに、人知を超越した存在なのだろうか。
「何処から来たの? お名前は?」
僕が声をかけると、その子はビクっと小さな体を大きく震わせた。
「……きゅぅん」
緑色に輝く泣きそうな瞳で、じっと僕を見つめている。
「僕の名前は赤松 英、なぜか渾名のひでぼんと呼ばれる事が多いんだ。君のお名前は?」
できるだけ優しく笑って見せても、その子はただ震えるだけだった。
困ったなぁ……と、そこでその子の首輪に金属製のドッグタグが付いていることに気付いた。
怯えるその子を刺激しないように、静かにそれを手に取る。
『Hound of Tindalos』
ええと、『“てぃんだろす”の猟犬』? 猟犬って事は、やっぱり犬系の子なんだろうか。
「“てぃんだろす”が君の名前なのかな?」
何気なく呟いた呼びかけだったけど、その子の――“てぃんだろす”の反応は劇的だった。
ぴくん、と犬耳が跳ね上がるや、嬉しそうに尻尾を振って、
「わん、わん!」
って満面の笑みを浮かべて喜び、あまつさえ抱き付いてきたんだ。
「うわっ!……つまり、君の名前は“てぃんだろす”なんだね」
「わん! わわん!」
よくわからないけど、名前を呼ばれる事が嬉しいみたいだ。
寂しがり屋の子供に、そういうタイプがいるって話を聞いた事があるけど、この子もその類なのかな。
ともあれ、嫌われなくてよかった。
ただ、懐かれたのはいいけど……
「あーあ、僕もドロドロになっちゃったよ。君、しばらく風呂に入ってないだろう?」
「きゅうん?」
不思議そうに首を傾げる“てぃんだろす”は泥と謎の粘液でドロドロに汚れていて、
それに抱き付かれた僕もドロドロに汚されてしまったのだ。
仕事が終わって一風呂浴びたばかりだけど、また入り直すしかないようだ。
ついでに、この子も洗ってしまおう。こう言ってはなんだけど、部屋に匂いが移りそうなくらい臭いんだ。
「というわけで、一緒にお風呂入ろうか」
「くぅん?」
きょとんとする“てぃんだろす”をひょいと担いで、僕は風呂場に足を運んだ。
突然だけど、僕にも恋愛や性愛の対象とする異性のタイプ、いわゆる『女性の好み』というものがある。
どちらかと言えば“つぁとぅぐあ”さんみたいな、濃厚に女の匂いを漂わせるお姉さんタイプが好みだ。
少なくともロリコンじゃないし、間違ってもショタコンではない。
だから、“てぃんだろす”と一緒にお風呂に入るという行為も、家族が幼児と入浴するようなもので、特に他意はない。
それがちょっとぐらつきかけたのは、きゃんきゃん鳴きながら抵抗する“てぃんだろす”を、
石鹸で泡だらけにしながら洗っている時だった。
汚い泥や得体の知れない緑色の粘液を洗い落とす度に、
醜い蛹を破って美しい蝶が羽根を広げるように、輝く肢体が現れたんだ。
鼻の頭に泡の塊を乗せてきょとんとする“てぃんだろす”は、息を飲むくらい美しかった。
深緑色の髪はお湯に濡れてしっとりと身体に貼り付いている。
くりくりと大きな瞳は、髪より明るい色に輝いて、呆然とする僕の姿を写していた。
小さな鼻に小さな唇は触れれば壊れてしまいそうに繊細だ。
健康的に焼けた肌は、お湯を玉状に弾いている。
やや痩せ気味の身体は脈動感にあふれ、無邪気な若さをアピールしていた。
胸元に咲いたピンク色の乳輪が可愛らしい。
ある趣向の持ち主が、幼女を至上の美として愛でる気持ちが、今の僕には十二分に理解できた。
「……ただ、なぁ」
僕は“てぃんだろす”にたっぷりのお湯を浴びせて石鹸を落とし、風呂に入れようと抱き上げて――“それ”を見た。
股間に揺れる、ペニスと呼ぶにはあまりに可愛らしい、幼少期の僕にとっても見慣れたモノを。
「お前、男の子だったんだね」
「わんっ?」
そこ以外はどこをどう見ても完璧美少女な“てぃんだろす”は、
湯船に浮かぶアヒルのおもちゃと戯れながら、不思議そうに僕を見上げた。
その日から、僕の奇妙な生活に“てぃんだろす”が同居する事になった。
あまり深く考えなくても、突然部屋に出現した謎の犬耳&尻尾美少年と一緒に暮らすなんて、
正気の沙汰ではないかもしれない。しかし、ここ最近の様々な不思議体験で、
僕の常識感覚は完全に麻痺してしまった。毎日僕は供物を捧げに“つぁとぅぐあ”さんに会いに行くし、
“いたくぁ”さんもあれから毎日のように僕の部屋を訪れては、特に何かするまでも無く、
勝手にお茶を入れて飲んだり、お茶菓子を食べ漁っては、
いつのまにかいなくなっているという行為を繰り返している。
今更『謎のわんこ』が生活に紛れこんでも、特に気にする物ではなかった。
一見、犬耳と犬尻尾が生えた美少女に見える“てぃんだろす”だけど、
その生態は犬っぽい部分もかなり多い。犬の鳴き声みたいにしか話せないし、
直立二足歩行ができるくせに、普段は四つん這いで歩く。食事もいわゆる犬食いだ。
ただ、情緒は見た目通りのお子様とはいえ、知能はかなり高く、人間の言葉はほとんど理解できる。
途中でギブアップしていたジグゾーパズル『闇夜のカラス 100万ピース』を
1時間足らずで解いてしまった。ああ、人間の尊厳カムバック。
やはりこの子も、人知を超えた存在なんだ
(この子は『旧支配者』ではなく『独立種族』というらしい。“いたくぁ”さんに教えてもらった)。
“てぃんだろす”は僕によく懐いている。どこに行くにもついてくるし、
ちょっと構ってやるだけで、尻尾をぱたぱた振って喜んでくれる。
僕が無下にこの子を追い出さなかったのも、あまりに懐かれ過ぎて情が移ってしまい、
引き離すのも不憫に感じたからだ。犬耳っ子を保健所に送るわけにもいかないし。
ちなみに、いくら犬っぽいとはいえ、全裸のままうろつかせるわけにはいかないので、
服は僕が子供の時分に着ていたお古を着せている。
死んだ父母が僕の服をこの家に取っておいてくれた事を、今更ながら感謝した。
今度墓参りにでも行こうかな。
しかし、困る事もあった。
僕に懐いてくれるのは構わないけど、あまりに懐き過ぎるんだ。
仕事は自宅でやってるし、インドア派であまり外を出歩かないとはいえ、
全く外出しないわけにはいかない。
そこに犬耳幼子が四つん這いで後を付いてくるのは、世間体がヤバ過ぎる。
寝ている時にこっそり抜け出しても、いつのまにか街中にある『角度』のある物体から煙のように出現して、
きゃんきゃん鳴きながら僕に跳び付いてくるのだからたまらない。
仕事の打ち合わせで担当の人が自宅を訪れる事も多いし、その度に誤魔化すのに一苦労だった。
“いたくぁ”さんが遊びに来てくれている際は、彼女に相手してもらっているのだけど
(“てぃんだろす”は、彼女にもよく懐いている)、
必要な時にいつも彼女がいてくれるとは限らない。
尻尾をゆっくりと振りながら、膝の上で幸せそうに眠る“てぃんだろす”を、
僕はどこか疲れた調子で撫でて――ピンと閃いた。
「そうだ、あの方に頼めばいいんだ」
「――という訳なんですよ。お願いできますか」
「ん〜……いいですよぉ」
“つぁとぅぐあ”さんは眠そうに目を擦りながら、僕の頼みを即答で承諾してくれた。
さすが“つぁとぅぐあ”さん、度量が広い。単に何も考えていないように見えるのは気のせいだろう。
「……きゅぅん……」
その凄まじいまでの美貌と威厳に恐れをなしたのか、“てぃんだろす”は僕の背中に隠れて震えている。
「ほら、大丈夫だよ」
カタカタ震える“てぃんだろす”を抱えて差し出すと、
“つぁとぅぐあ”さんは『にへら〜』と笑って手を差し伸べて――
かぷっ
その手に、必死の形相で“てぃんだろす”が噛みついていた。
「痛たたたたたぁ……痛いですよぉ〜」
あまり痛くなさそうな悲鳴を上げながら、
“つぁとぅぐあ”さんは“てぃんだろす”が噛みついたままの手をぶんぶん振った。
“てぃんだろす”はがじがじ歯を立てたまま、離そうとしない。
「こら! 旧支配者を噛んじゃダメだろ!!」
押さえつけて引き剥がし、頭をペンと叩くと、“てぃんだろす”はしゅんと大人しくなった。
「すいません、普段は旧支配者を噛まない子なんですが」
「きっとぉ、ボクが美味しそうに見えたのですねぇ」
それは違うと思いますが、“つぁとぅぐあ”さんはのほほんと許してくれた。
もう一度、“てぃんだろす”を“つぁとぅぐあ”さんに手渡すと、今度は何事も無くその腕の中に収まった。
“つぁとぅぐあ”さんが小さな子をそっと胸に抱く姿は、わが子を慈しむ聖母のように清らかに見える。
しばらくして“てぃんだろす”も安心したのか、怯えるのを止めて豊満な胸に顔を埋めて甘えていた。
なかなか絵になる2人だなぁ、と頷きながら、僕は“つぁとぅぐあ”さんに念を押した。
「ところで、“つぁとぅぐあ”さん」
「なんですかぁ?」
「食べちゃダメですよ」
「え〜」
ピキッ、と“てぃんだろす”は硬直した。
「半分くらい残しますからぁ……ダメですかぁ」
「ダメです。その分供物の量を増やしますから」
「はぁい……残念ですねぇ、美味しそうなのにぃ」
「わ、わん! きゃん!」
ジタバタ暴れる“てぃんだろす”を爆乳で挟むように押さえ込みながら、
「それではぁ……ちょっと味見するだけぇ」
“つぁとぅぐあ”さんは微笑んだ。
いつもの『にへら〜』ではない。あの艶然とした魔王のような笑みを。
もがく“てぃんだろす”の首筋に、そっと唇が押し当てられた。
「――ぁん!?」
その一瞬、“てぃんだろす”の動きが硬直する。
首元から鎖骨へ唇が移動するに従って、“てぃんだろす”の抵抗が弱々しくなった。
身体をふるふる震わせながら、切なげに吐息を熱くする。尻尾がへちゃっと垂れた。
あの“つぁとぅぐあ”さんの攻撃は実に効くんだよなぁ。唇の触れるどんな場所も性感帯みたいに感じるんだ。
「うふふ……可愛いですよぉ」
淫猥な唇の間から、赤く濡れた舌が伸びて、トップとアンダーの差が無い平坦な胸を舐めまわす。
『ぺろん』じゃない。『べろ〜〜〜ぉん』って感じだ。
「きゅぅん……きゃん、きゃぁん……」
胸の先端に咲いた桜色の乳首をついばまれて、“てぃんだろす”は小さな身体をわななかせた。
いつのまにか、“てぃんだろす”の服は全て脱ぎ捨てられていた。
いつ、どうやって脱がせたのか――僕には全くわからない。
ただ、その可愛らしい全裸姿に、僕はどこか違和感を覚えた。
どこが変だと明確にはいえないけど、何かがおかしい……
全身をくまなく舐め尽くした“つぁとぅぐあ”さんは、一人前に勃起したペニスをそっと摘んで、
「あらぁ……これも美味しそうですねぇ」
ちゅるん、と唇で先端を包んでいた皮をむいた。
その瞬間、敏感な先っぽが熱い吐息に触れて、限界が来たらしく、
「わぉん!!」
“てぃんだろす”が一際高く吠えるや、“つぁとぅぐあ”さんの淫麗な美貌に白い粘液が勢いよく飛んだ。
「きゃぁん……ふふ、この味は精通の精液ですかぁ」
美しい顔を汚すザーメンを拭おうともせず、口元に垂れた白い粘液をペロリと舐めると、
「ではぁ、綺麗にしましょうねぇ」
“つぁとぅぐあ”さんは“てぃんだろす”のペニスを、ほとんど一口で根元まで咥え込んでしまった。
「きゃん!わぁん!……あ…あぉん!きゅぅぅん!!」
そのモゴモゴと蠢く口の中で、どんな超絶舌技が繰り広げられているのか。
“てぃんだろす”は涙を流しながら悶え、身をよじり、痙攣しながら“つぁとぅぐあ”さんの頭を抱き締める。
やがて、唾液と精液を滴らせながら、ずるりと“てぃんだろす”のペニスが
“つぁとぅぐあ”さんの口から抜き取られた――
「え!?」
僕は唖然とした。勃起しても大人の指くらいだった小さなオチンチンが、
カリも立派な太く長くたくましい漢のペニスに様変わりしているんだ。
「このくらいの大きさの方がぁ、ボクと楽しめると思いますよぉ」
爆発しそうなペニスを指先で撫でると、小さな身体がビクンと震える。
「もっとボクと気持ち良くなりたいですかぁ?」
精液を顔に垂らしながら、瞳に妖しい光を宿して、あまりに官能的な表情を浮かべる“つぁとぅぐあ”さん。
「きゃん……きゅぅん……」
全身を火照らせながら、涙目ではちきれそうなペニスを押さえて哀願する“てぃんだろす”の頬を、
ついと撫でる“つぁとぅぐあ”さんの姿を見て、やっぱり彼女はあらゆる意味で“支配者”なんだなぁと再確認した。
温厚で、優しく、のんびり屋で、エッチな……そして禁断の暗黒世界を支配する女王様。
「それならぁ、キミを受け入れられるようにしてくださぁい」
ころん、と仰向けになった“つぁとぅぐあ”さんが手招きすると、
砂漠でオアシスを見つけた遭難者のような勢いで、“てぃんだろす”は彼女の魔乳に飛び付いた。
あの子の気持ちはよくわかる。あの時の僕も同じ反応をしたのだから。
「あぁん……ふふ、甘えん坊さんですねぇ」
赤子のように乳首をしゃぶる“てぃんだろす”の頭を、優しく撫でる“つぁとぅぐあ”さん。
一見母性愛にあふれた微笑ましい光景に見えるが、その美貌には白く濁った精液がたっぷりと絡み付き、
開いた手でゴシゴシとペニスをしごいている。その背徳的に淫猥な親子像に、僕は生唾を飲み込んだ。
やがて、彼女の両手がそっと“てぃんだろす”の頬を挟み、
名残惜しそうに舌を伸ばす口から、ちゅぽんと勃起した乳首を引き離した。
「次はこっちをお願いできますかぁ」
そのまま、“てぃんだろす”の頭を自分の下半身に持っていく。
濃い目の茂みに隠された赤い真珠と、女の匂いを濃密に漂わせる濡れた淫肉、
ひくひく口を覗かせるアヌス――極上の秘所が目の前に広がり、
“てぃんだろす”は餓えた獣と化してはぁはぁと舌を伸ばしている。
「……ひゃぁん♪」
ぱっと頭を離した刹那、“てぃんだろす”は無我夢中で秘所にむしゃぶりついた。
「んん! はぁあ……あぁん! 上手っ…ですねぇ…んくぅ!」
さすが犬っ子だけあって、舐めるのが上手いらしい。
舌が秘肉を這い、愛液をすすり、アヌスを突つき、クリトリスを舐める度に、
“つぁとぅぐあ”さんは自分の髪を握り絞め、喜びの嬌声を漏らした。
「ふぁあぁん!!」
その時、一際大きな淫声が上がり、“つぁとぅぐあ”さんが背中が折れそうな勢いで腰を浮かせたので、
何事かと思ったら――何と“てぃんだろす”の右手が肘の近くまで、彼女の膣穴に入ってるじゃないか。
多分、自分が何をしているのかよくわかっていないのだろう。
“てぃんだろす”は遠慮無く乱暴に右手を差し動かしている。愛液がぴゅっぴゅと僕の足元まで飛んだ。
いくらあの子の手が小さいからといっても、さすがにこれはマズイと止めようとした――が、
「んはぁ! ひゃぁん! は、激しくてぇ……イイですぅ!!」
“つぁとぅぐあ”さんは官能と歓喜に満ちた笑顔で、“てぃんだろす”の行為を受け入れているのだ。
さすが“つぁとぅぐあ”さんのアソコ。指1本でも痺れるくらい締め付けるのに、
フィストファックまで受け入れるとは!!
包容力のある人だなぁと感心する僕は、何か壮絶に勘違いしているのかもしれない。
「……くぅん」
切なそうな声に引かれて“てぃんだろす”を見てみると、
何もしていないのにペニスはビクビク震えて、先走り汁が先端からぽたぽた垂れている。
もうあの子も限界みたいだ。
「はぁ……はぁ……それではぁ、そろそろ童貞喪失してみましょうかぁ」
“つぁとぅぐあ”さんは“てぃんだろす”のペニスを優しく掴み、己の秘所に導こうとして――
ふと僕の方に振り向いて、
「ひでぼんさんもどうですかぁ?」
とんでもない提案をしてくれた。よかった、てっきり忘れられていると思った……じゃなくって。
「僕も混ざっていいんですか?」
「1人より2人がいいさぁ。2人より3人がいぃ……と言いますよぉ」
どこかで聞いたような言葉で誘ってくれる“つぁとぅぐあ”さん。
確かに先刻からの刺激的過ぎる光景に、僕はいつでも戦闘開始可能な状態にある。
……うん、せっかくだから混ぜてもらおう。
「ええと……口でしてくれるのですか? それともお尻で?」
服を脱ぎながら尋ねる僕に、
「いいえぇ、ボクじゃなくってぇ」
彼女は肢体の上で息を荒げる“てぃんだろす”を指差した。
「え!?」
さすがに僕は慌てた。いくらあの子が可愛いからって、僕にそっち系の趣味は無いんですけど……
「ほらぁ、これを見てくださぁい」
“つぁとぅぐあ”さんは“てぃんだろす”の両足を持って持ち上げた。
いわゆる子供にオシッコさせるポーズだ。そして……僕は信じられない物を見た。
勃起したペニスの下に、スジのように細い――しかし、確かに女の喜びに濡れた女性器が存在するのを。
「え!? これって……あの、その……えぇ!?」
「この“てぃんだろす”さんはぁ、男の子だけど女の子でもあるのですよぉ……
……と言うよりぃ、女の子が基本で男の子の部分もあると言う方が正しいかもしれませんねぇ」
……冷静になれ、僕。
H系のマンガやゲームでしか聞いた事が無いけど、
この“てぃんだろす”は男性器と女性器が同時に存在する、いわゆる『ふたなり』って奴だったんだ。
さすが人外の存在、人知を超えた肉体を持っているんだなぁ。
今更ながら、僕はあの子に感じた違和感に気付いた。
男ならあるはずの、ペニスの下にぶらさがる陰嚢、いわゆる『玉』が無かったんだ。
それにしても、今までその事に全く気付かなかったとは……
まぁ、他人の性器をまじまじと観察するような変態的趣味は持ってないとはいえ、
自分の鈍さにちょっと自己嫌悪。
でも……あんな小さな子に、いいのかな?
「くぅん……ぁぅん」
その時、潤んだ瞳で僕を見つめていた“てぃんだろす”は、
両手で自分のスジのような性器を左右広げて――切なそうに笑ってくれたんだ。
その瞬間、あの恐怖すら覚えるような情欲が、僕の理性を粉々に粉砕した。
そう、“つぁとぅぐあ”さんや“いたくぁ”さんを抱いた時と同じように。
飛びかかるように抱き付く僕を、“つぁとぅぐあ”さんと“てぃんだろす”は、
優しく、そして淫猥に受け止めてくれた――
「――ぅん……いいですかぁ」
「何時でもどうぞ」
「くぅん……」
――“つぁとぅぐあ”さんが仰向けになり、その上に“てぃんだろす”が正上位の体勢でのしかかり、
最後に“てぃんだろす”をバックで犯す構えに僕が立つ。
僕と“つぁとぅぐあ”さんが“てぃんだろす”をサンドイッチする体位で、僕達は交わろうとしていた。
「それではぁ……あふぅ!」
「きゃぅん!!」
“てぃんだろす”のペニスが“つぁとぅぐあ”さんの秘所に突き立ったのと同時に、
僕の怒張は“てぃんだろす”の処女を奪っていた。
「あぉん!! きゃふぅん!! ひゃぁん!!」
童貞と処女を同時に失った“てぃんだろす”は、狂ったように悶え、
“つぁとぅぐあ”さんの乳房に爪を立てた。赤い筋が美しいふくらみに刻まれる。
僕は頭の中が真っ白だった。あんな小さな子の処女を奪ったという背徳感もさりながら、
その僕のペニスが食い千切られそうな凄まじい締め付けに、
苦痛と快楽が一体化して僕の脳をシェイクしている。
「わぉおん!! くぅうううん!!」
そして、痛みと快楽の渦に翻弄されているのは“てぃんだろす”も同じらしかった。
その苦痛の叫びには、明らかな嬌声が混じっている。
「はぁあぁ……うふふ、こういうのもぉ……くぅ……いいですねぇ」
“つぁとぅぐあ”さんだけは純粋な喜びの声を漏らし、自ら腰を跳ね上げた。
その度に強い振動が“てぃんだろす”の腰を通して僕のペニスを刺激して、
お返しに僕も勢い良く腰を叩きつける。尻尾が勢いよく踊った。
「あぁああああん!! きゃおおおおおん!!」
前後からの激しい快感に、“てぃんだろす”は失神寸前のようだ。そして――
「あぉおおおおおおん!!!」
ほとんど悲鳴と化した絶叫と同時に、“てぃんだろす”は大量の精を“つぁとぅぐあ”さんの中に放ち、
同時に膣を痙攣させながら締めつけた。
たまらず僕も射精する。精液が子宮の奥まで叩きつけられる。
痺れるような射精感から覚めた時には、“てぃんだろす”は小さな身体をビクビクと震わせながら、
微笑む“つぁとぅぐあ”さんの上で幸せそうに気絶していた。
しばらく夢見心地で、僕は“てぃんだろす”を抱き、“つぁとぅぐあ”さんに抱かれていたけど……
「……あー!?」
僕は慌てて飛び起きた。
そういえば、仕事の打ち合わせがあったんだ!
思えば、それが理由で“てぃんだろす”を預ける為に、ここに来たんじゃないか。
つい一時の誘惑に惑わされてしまった。
きょとんとした表情で僕を見つめる“てぃんだろす”を、“つぁとぅぐあ”さんに押し付けて、
「というわけで、その子をお願いします!」
僕はダッシュで靄の奥に消えた。
「いってらっしゃいませぇ」
「わん!」
「それではぁ、ボクと一緒に寝ましょうかぁ……痛たたたたたぁ〜お尻噛まないでぇ〜」
数日後――
「うーん」
「わぉん?」
「……何を見ておる……若造……」
僕はコタツでミカンを剥きながら、ネット検索をしていた。
隣では“てぃんだろす”が不思議そうに画面を覗き込み、
なぜか部屋にいる“いたくぁ”さんが勝手にお茶を煎れて飲んでいる。
「いや、ちょっとホームヘルパーを雇おうかと……」
今までは男寡の気楽な独身生活だったから別に構わなかったけど、
扶養家族も1人増えて、仕事も忙しくなってきたので、最近家の事まで手が回らなくなってきたんだ。
で、家事をサポートしてくれる人材派遣会社を探していたんだけど――
「……?」
奇妙な五芒星マークが目に止まり、マウスを動かす手が止まる。
画面には、こんな文字が踊っていた。
『家政婦派遣サービス会社 メイドハウス“狂気山脈”』
同時刻――人の知らない時間、人が触れられない空間の狭間で2つの超存在が戦っていた。
全身を拘束具で縛った美少女――
長刀を構える袴姿の美女――
2人の『旧支配者』によって、また新たな“奇妙な世界”に巻き込まれる事を、
今の僕は知る由も無かった。
続く
>>501-515 GJ!ゆにばーすぅ!!
ネ申降臨の時に立ち会えたこと、感涙の極み!(T_T)
てぃんだろすキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
サンバルカンネタがぁ!
いやまあ気が付く私も相当アレですがw
ショタ━(゚∀゚)━!と思ったらふたなり_| ̄|○
人外と3pしても平気な英ぼんて・・・・煤i゚Д゚;)ハッ!エイボンカー!
ごっじょぶするぎ
ところで予告の二人は某暴君かエンネアかと思ったヤシ、挙手汁w
メイドはショゴスかペンギンか。楽しみ。
>>520 ノシ
ラスに出た仲悪そうな二人はクトとハス辺りか
522 :
望蜀:03/12/16 03:17 ID:KOEFeZAW
2ヶ月ぶりか……
ゴメン、他のスレに浮気してた。(個人的に忙しいのもあったけど)
>153−160
>280−292続き。
久しぶりに書いたので、口調が変わっている可能性はありますが、
話の本筋は、元々考えていた通りなんでご勘弁を
523 :
望蜀:03/12/16 03:19 ID:KOEFeZAW
「兄貴、見損なった」
「………」
トントンと書類を揃えながら、シアはヴェルの抗議を流していた。
「ちゃんと聞けよっ!!」
ドンッ!とヴェルが机を叩くと、その音は部屋中に広がった。
「ミュウちゃんの事、本気だったんじゃないのかよ!」
母親譲りの金髪が、獅子の鬣の様になって、ヴェルの怒りを表してるかのようだ。
「………」
「兄貴ッ!!惚れた女を追わずに三日間も…そんな薄っぺらい紙の方が大切かっ!?」
「………」
思わずシアの胸ぐらを掴んだヴェルの手を払いのけて、シアは言う。
「ただの紙じゃない。…例えば、これが無ければ先程洪水にあった村を救済することができない」
目の前の紙を指さし、シアは続ける。
「そうなれば、何十人の人が死ぬ?それだけじゃ無い。この村は綿花の栽培地でもある。土壌もやられた。放っておけば被害は広がる」
「それも……今の兄貴が言うと薄っぺらいんだよ」
(近くの者を愛せない者は王たる資格は無い)
ふと、父の最後の言葉が蘇る。だが、それだけだ。
「………」
「…………ミュウちゃんは、トゥルースの街にいるぞ」
ヴェルはボソッと呟いた。帰り際に、近くのゴミ箱を蹴っていった。
「………」
ふっと机を見ると、花瓶に生けてある花が元気を無くしていた。
ミュウが水を取り替えてたものだった。シアは花瓶を持ち、水を取り替えに行った。
このままだと花が可哀想だから、と嘘をつきながら。
花が元気になるかシアには判らない。世話をしていたミュウならわかるだろう。いや、城にいる使用人に聞けば知っている人もいるか。
花は……蘭の花の一種だった。花言葉は“清い愛”そんな風にミュウは得意げに話していた。
「……元気に…なるよな」
シアは部屋を出ていた。気が付くと馬厩舎にいた。次にすることは分かっている。
524 :
望蜀:03/12/16 03:20 ID:KOEFeZAW
「へ、陛下!!」
馬丁の者は恐れおののいている。当然だ。宮仕えといっても、遠くからでしか見たことのない国王が目の前にいる。
「風雲再起を出してくれ」
最も速い馬の名前を挙げた。
貴族のたしなみで、幼少より馬術の訓練を受けて来た。人並み以上の才があるわけではないが、恵まれた環境で習ったのだから努力はしてきた。乗りこなす自信はある。
それに風雲再起は速いだけでなく、賢い馬だった。
「お、お身体の方は……」
「ここまで歩いてきて、痛みを感じなかった。大丈夫だ。心配してくれて嬉しいよ」
「めっ滅相もございません!で、出過ぎたマネを……」
恐縮する馬丁を見ていると、腹の傷の真相は絶対に闇に葬り去らなくてはと思った。
城門の前には兵隊が並んでいた。
「宰相……」
近衛兵を束ねる男の職を呼ぶ。
父の代からの、実直で有能な男だった。髪の毛が白髪になっても、人の性質とは変わらないものらしい。
「なりませぬぞ、陛下。たかだか女一人……」
「私にとって、ミュウは“たかだか”な存在ではない」
父の代から……シアは苦手だった。彼が、良い人物であればあるほど。
「陛下が自ら出られる事ではございませぬ」
背筋をピンと伸ばし、老宰相は続ける。
「そうであろう。その通りだ。だが、人は理では動かぬ」
そこまで言って、シアは一息ついた。
「私がいかなくては…私が行って、彼女に伝えなければならない思いがある」
風雲再起が後ずさりをし、助走の距離をとる。
「陛下っ!」
「私はシア=グァンヒートだっ!!」
――飛べ!風雲再起っ!!
525 :
望蜀:03/12/16 03:21 ID:KOEFeZAW
「うわっ!!」
老体の宰相を馬で蹴散らすのは気が引けたが、シアは今までの中で一番の強い衝動によって動いている。
「……ぐぅぅ…陛下……」
あっという間に小さくなるシアを確認しながら、宰相は呻いた。
「やれやれ、全く躊躇しないなんて酷い人だ」
倒れた老宰相に手を貸す人物が言った。
「……いやいや、陛下は知も、性質も優れておられたが、“暴”とも言える行動力に欠けておられた。が、儂はどうやら引退しても良さそうじゃ」
白髪の髭をしごきながら、老宰相はその人物に笑いかけた。
「そりゃ良かった。ま、俺はこれから面白くなりそうだから先回りするけどね」
「出歯亀も程々にな」
「あいよ、爺ちゃん!」
シアは、その足を止めていた。
(天が存在するとしたら、随分私に冷たいのだな)
「義母上……」
風雲再起は、首を低く項垂れている。
「……幸せになりなさい、シア」
ティナは、しっかりとした声でシアに言った。
「……ぁ…ぅ」
その言葉は非道く重たかった。
「似るものね。けれど、あなたはシアね。父さまとは違うでしょう?」
ティナは、イシェルの事を“父さま”と言った。
「ずっと……好きでした。ティナ様」
シアはティナを“義母”と言わなかった。
「まだ暫く、“グァンヒート”として生きるわ」
「暫く……」
暫くとはどれくらいであろうか?“人間”のシアには判らないことだった。
526 :
望蜀:03/12/16 03:21 ID:KOEFeZAW
「ミュウは…私と同じ時を生きます」
「逃げられなければ、ね」
酷いことを言う。
「私の事は……」
「イシェル=グァンヒートを唯愛する“女”として、許しません」
シアはゆっくりと、風雲再起の腹を蹴った。
「……そうでしょう」
もう一度、風雲再起の腹を強く蹴る。
風雲再起が起こした風が、ティナの長い髪をなびかせたのをシアは見た。
街は入り組んでいて、土地勘の無いシアは少し戸惑った。
幾つかの教会や、思い当たる建物を当たっているうちに、シアを追う影は伸びきっていた。
何度目かの教会。無粋にも乱暴に扉を開けながら、その隙間からシアは、愛しい人を見つけた。
「ミュウッ!!」
その大きな声に、教会に集まった人が一斉にシアを向く。
「えっ!?あ…シア!?」
ツカツカと、一直線にミュウに向かった。
シアは今、自分は怒ったような顔をしてるだろうと思った。緊張してるのだ。
「帰ろう。嫌なら僕がココにいる」
ミュウの、白い肌を黒いシスターの制服で包んだ手を、強引にも見える位に強くにぎり、シアは言った。
「え!?あ…の」
「僕は咎を持っている。義母の事が好きだった。無理矢理犯した」
シアの告白に驚愕の色を見せるミュウ。
「けれど、ミュウ!君が好きなんだ!欲しいんだ!」
「おい!君、いいか……ぐぇっ!」
「はーい!今面白いところだから邪魔しない」
何か周りが騒がしいが、シアは気にも止めない。今はミュウだけを見てればいい。
唯、その中に知ってる声があった気がしたが……
当のミュウは、複雑な表情をしている。動揺が僅かに電気を生み、少し手が痺れた。
(ミュウ!本当に君が…君だけが好きなんだ!)
思いは言葉にしなくちゃ伝わらない。
527 :
望蜀:03/12/16 03:23 ID:KOEFeZAW
「そうだ!
どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
ミュウ!
好きだァー! ミュウ! 愛しているんだ! ミュウァー!
初めて会ったときから
好きだったんだ!
好きなんてもんじゃない!
ミュウの事はもっと知りたいんだ!
ミュウの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!
ミュウを抱き締めたいんだァ!
潰しちゃうくらい抱き締めたーい!
種族の壁は
心の叫びでかき消してやる! ミュウッ! 好きだ!
ミュウーーーっ! 愛しているんだよ!
ぼくのこの心のうちの叫びを
きいてくれー! ミュウさーん!
側に置くようになってから、ミュウを知ってから、僕は君の虜になってしまったんだ!
愛してるってこと! 好きだってこと! ぼくに振り向いて!
ミュウが僕に振り向いてくれれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。
優しい君なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、ぼくに応えてくれるでしょう
ぼくは君をぼくのものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを!
誰が邪魔をしようとも奪ってみせる!
恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!
でもミュウさんがぼくの愛に応えてくれれば戦いません
ぼくはミュウを抱きしめるだけです! 君の心の奥底にまでキスをします!
力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます!
キスだけじゃない! 心から君に尽くします! それが僕の喜びなんだから
喜びを分かち合えるのなら、もっとふかいキスを、どこまでも、どこまでも、させてもらいます!
ミュウ! 君がツンドラの中に素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる! 」
528 :
望蜀:03/12/16 03:24 ID:KOEFeZAW
………………
…………
「はぁ、はぁ……だから…だからミュウっ!」
ミュウの手を両腕で掴み、シアは迫る。ミュウは俯いて
「…馬鹿。知ってるに…わざわざそんな、恥ずかしい……」
耳まで真っ赤にして、ミュウが呟く。
「だって…言わなきゃ……ミュウがいなくなるかもって…」
「そんな訳……シアの事、私は何があったって……」
ミュウは真っ赤にした顔で、シアをコバルトブルーの澄んだ瞳で見つめた。
「だって、ミュウは僕に愛想を尽かして出てって……でも、僕はミュウが…ミュウに、側にいてくれなきゃ……」
絞り出すそうに答えるシア。
そんなシアに、意外な答えが返ってきた。
「え?出ていったって?」
「え?だって、寝言……」
キョトンとして答えるミュウにシアは、事の始まりを確認する。
「寝言?あの…私、父が見つかって、色々…あったから……その事を報告に…」
(…はい?)
「その事は、ヴェル様にお伝えしたのですが……」
Now Lording...
そういえば……
さっき、聞いた声があったような……
「……やべっ!」
自分に対する殺気には敏感な、今回の黒幕は脱兎のごとく……
「ヴェェルゥゥゥゥゥゥッッ!!!!」
529 :
望蜀:03/12/16 03:25 ID:KOEFeZAW
「ミュウ、ようやく一つになれるな」
城に戻ったシアとミュウ。
ミュウに覆い被さって、照れくさそうに笑いかけるシア。
しかし、ミュウの意識は別に向いていた。
「……あの…いいんですか(汗」
“いいんですか”とは、今回の黒幕、自分より年上だが、血縁上は弟になる(予定)ハーフエルフの男
――ヴェル=グァンヒート
「おいコラァ!下ろせよぉ!イイじゃないかぁ、愛が深まったんだからっ!」
「何のことだ?」
完全無視を決めるは、今回の被害者、時計塔の針にヴェルを縛りつけた男
――シア=グァンヒート
「卑怯だぞっ!アレあげたら、許すって約束じゃないかぁぁ!!」
「“アレ”って何のことです?」
「その内解る」
シアの笑いに、少し邪悪なモノを感じたが……
「危ないだろぅがぁ!時計の針だよっ!?長身が来たら俺潰れちゃうじゃんか!ルパン三世かっーのっ!!」
「あ゛〜もうっ!生きて帰ったら覚えてろ!本出してやる!本!ば・く・ろ・ぼ・ん・!!」
「タイトルは『淫れた後宮・グァンヒート二世の屈折した性癖!義理の母と12歳の幼女にハァハァ!!』だからなっ!」
「………」
「…シア?」
「……」
シアは衣服を整え直すと、部屋を出ていった。
530 :
望蜀:03/12/16 03:26 ID:KOEFeZAW
「おぉっ!?兄貴!来てくれると思ってた!!俺は信じてたよー。兄貴はそんな心の狭い奴じゃないってさ!!」
「って!なにこの液体?なぁ、助けてくれんじゃないの?げっ!コレって油ですか?ねぇ!!」
「あの〜その蝋燭何?やめてよね、そういうの、ミュウちゃんとやればイイじゃない!!」
「うわ〜兄貴って芸が細かいんだなぁ。長針に火を括りつけて……コレじゃ俺、潰れる上に燃え尽きちゃうっ!……って!オイッ!!」
「後生だぁ〜あやまる!あやまるから助けてっ!マジヤバイって!お〜〜い!」
「ミュウ、焦ることはないからな。“ゆっくり”しよう」
再び戻ってきたシアはミュウにそう言った。笑顔で。
「………」
こうなったら、ヴェルの命は諦めよう。ミュウは思った。
「シア……でも、前……」
前回、ミュウは初めてに耐えきれず、二人は挫折した。
それどころか、感情が高ぶって電撃を放ってしまった。
今回も……仮に挿入に成功しても、痛かったり、その逆だったりして感情が高ぶったら、電撃を制御できるかどうか……
「その点は、大丈夫」
シアは自身ありげに――さっき見せた、少し邪悪な瞳を含めながら――笑った。
そして、
――ペタッ
「へ?」
ミュウは頭の角に、何かを貼られたのを感じた。
途端――
「ふぇぇぇ……」
体中から力が抜ける。全く力が入らない。
「こ、これ……」
「東国の、ありがた〜〜いお札(ヴェル発)だ」
ニヤニヤ、意地の悪い笑みをシアは見せる。
「あぅぅ……」
「少し、効きすぎたかもな……」
そういいながら、ミュウを脱がしにかかる。
その手つきが優しいのは嬉しいのだが、恥ずかしくても隠しようがない事が、ミュウの顔を昂揚させる。
ミュウの綺麗な丸を描く胸が、滑らかにくびれた腰が、白い肌にブラウンの茂みが、すらりと伸びた足が、シアの前に顕わになる。
531 :
望蜀:03/12/16 03:28 ID:KOEFeZAW
「あ…あぁ……」
その白い肌が、羞恥によってほんのり赤色を上書きされる。
「シ、シア…あ、あんまり……」
「見たいんだよ」
機先を制すシア。
「ミュウ、すっごく綺麗だろ?僕だけが、その美しさを知ってるんだ」
そう、付け加えると、シアは胸に手を這わせた。
「んぁっ……」
「柔らかい……」
シアはミュウの耳元に、近づくと囁いた。
「ミュウってさ、自分の胸、どう思ってる?」
「え?…あ、ふ、普通だと思いますケド……」
体に力が入らない分、感覚が、感性が研ぎ澄まされているように思える。
「そっか。……大きくなると、困る?」
答えに困る質問をする。ミュウが戸惑っていると、シアは笑った。
「ま、絶対そうなるよ。だってミュウの胸、こんなに柔らかくて、吸い付いてくるみたいで、いやらしいもんな」
「はぁん……うぁ」
紅く、そそり立った先端をこねるように嬲る。
「いっ…うぁっ……はっ…くぅ……」
強めの攻めに、ミュウは顔をしかめる。
その顔に出来た眉間のしわも、シアには可愛いと感じる。
「ミュウ……」
「は……あむっ!?……んっ…あ……」
シアはミュウの名前を呼ぶと、シアを向いたミュウの唇をあっという間に奪う。
「…あ……ん…はぁ……」
ミュウの口内は暖かく、シアの舌に絡められた舌は艶しい。
ミュウは、芳しくない体を動かして、シアの首に手をまわした。
「んっ……じゅるっ……」
シアの唾液を吸うミュウ。瞳は潤み、だが、その潤みは苦しさでは無く、快楽を垣間見せるものだった。
キスを止めて、気を抜いた瞬間を狙って、乳首を捻り上げた。
ミュウの腰が浮き、ベットが軋む音が聞こえる。
「はぁ…はぁ……シア…シア……」
532 :
望蜀:03/12/16 03:32 ID:KOEFeZAW
「ミュウ……駄目だ。ミュウのコト……めちゃめちゃにしたいっ!!」
全く抵抗出来ないミュウに対して、加虐心が刺激される。
シアの性質もあるが、得てして独裁者にありがちな傾向だった。
「え?…あんんっ!!いっ痛いっ!」
シアは捻り上げるレベルで無いほど、乳首を引っ張った。
「やっやめ゛てぇぇぇっ!」
「っ!!……あ、ごめん」
ミュウの叫びはシアに届いたのだが、シアのドス黒い欲情は残ったままだ。
「ゴメンな……ミュウ……」
そう言って、赤く腫れあがった乳房を舐めまわす。
「ひっ…あ…んっ……はぁ……」
優しい舌使いに、ミュウは再び恍惚の声を上げるが……
「…んあ……ふぁっ……ん……!!あうっ!!」
快楽に身を委ねた瞬間に、シアは強く乳首を噛みだす。
「いっいぎっ……はっ……」
それが終わると、再び優しいシアに戻る。
優しく、乳首をなぞり、舌で押し、吸いいたてる。
ミュウをしっかり抱いている一方の腕と逆の手は、尻から腿にかけてさわさわと刺激を与えながら動く。
後ろから前へ。しかし、肝心な部分には一切触れず、明らかに焦らされているのが分かった。
「はぁ……ふ……な…ぁぅ……ひぎっ!!?」
そして三度の暴撃。
今度は、最も敏感な所を嬲られた。
苦痛と快楽……交互に押し寄せるソレは、ミュウの意識を濁蜀した世界へと、導き初めていた。
ただ判るのは、自分がシアの手で踊らされていること。
シアが、そうすることで快楽を得ていること。
そして……それでいてシアは、何よりもミュウのコトを愛していることだ。
「ミュウ…ミュウ…可愛いミュウ。愛してるよ。愛してるから」
「あっ…あっ…あっ……」
シアの指先が、ミュウの中を掻き回し支配する。
ミュウがうっすらと見た先には、暴虐なまでの“男”がいた。
ただし、この男は、自分のことが、好きで好きで、愛してやまない、ミュウの唯一人の男だった。
533 :
望蜀:03/12/16 03:34 ID:KOEFeZAW
「あくぅ…はっ…あんっ……いいっ……もっと……」
ミュウが“いい”と言ったのは、優しい行為では無かった。やや激しい、そういう嬲られる行為を欲した。
「ミュウ!いやらしくなった!僕がした!」
「あぁ…そう、シア……あんっ!……あなたが…ひゃっ!……」
人はソレを“堕ちる”と言うかもしれない。
けれど、例えそのように言われても、シアは自分一人だけを堕としはしないだろう。
「はぁ……んくっ!あっ……あぁぁぁぁっ!!」
ミュウは大きく肢体を反らして、快感の奔流に身を任せた。
その身体を支えているのがシアだ。今、この場において、ミュウを支配している存在。
それでいて、この男は安らげる場所として自分を欲してる。
「ミュウ……」
そうか……“本番”なんだ。
あれだけ暴君だったシアに躊躇が見える。
やはり、人の本質など曖昧きわまりないものだ。
「シア……痛くして……忘れられないくらい……」
「ミュ…ウ……」
快感の奔流を引きずり、身体を震わせながら、ミュウは瞼を閉じる。
美しいミュウが静かに、シアを待つ姿は、神聖なる生け贄を思わせた。
シアはゆっくりとミュウの足を広げて、その濡れきった秘部を眺めた。
そしてその間に、滑り込む。抵抗は無い(出来ないだけだが)
「ミュウ……」
「あ……」
シアのいきり立ったモノの先端が、ミュウの入り口をこじあけた。
肉体の暖かさと、外気に触れて冷え切った粘液の感覚が気持ちいい。
「はぁ……ふ……」
それによる興奮と、恐怖がミュウの睫を震わせた。
「ふ……あぁ……」
シアはミュウの中へと侵入した。
一度達した後のミュウの中はドロドロしていて、それなのに強く締め付けてくる。
そしてソレは動きを止める。なぜならソレの侵入を拒む壁が現れたからだ。
534 :
望蜀:03/12/16 03:38 ID:KOEFeZAW
「分かるか?ミュウ?」
その壁をそっと押しつける。
「うぅ……あく……」
苦しく、切なげに首をふる。一瞬、角が光るが、不発におわる。
「あひっ!……あぐっ……うぅ……」
ジリジリとその壁を押しつける。
「はっ…はっ……」
ミュウの息が上がる。
身体が痛みをやわらげる為に、愛液を分泌させる。
肉壁の動きが、小刻みに動き、シアを喜ばせる。
「いっ…ぎ……あぅ……」
シアは、何度も“娘”を抱いたことがある。
城にいる女は、シアの物であるといっていい。
鬱屈した思いの捌け口に女を選ぶのはよくあった。
「はうっ……う゛ぅ……はっ……」
後、ほんの少しミュウに近づけば、ミュウは一生に唯一度だけの痛みを感じることになるだろう。
「シア……シア……」
自分の名前を呼ぶミュウは、涙を流しながら、おぼつかない手でシアを求めた。
「ミュウ……」
ココにいるよ、とミュウの手を取ってやる。汗でミュウの手のひらはじっとりとしていた。
――プツッ
「ひっ…ぎゃあぁぁぁあああっ!痛いっっ!あぐぁっ!ひっ!いやっ!いやっ!…あぁっ!シアッ!シアァァァァアァッ!!」
ツーと、愛液とは違った粘度を持つ液体が、シアのモノをつたいシーツに零れた。
純白のシーツに、鮮やかな赤い果実が落ちた。
「はぁふっ…はぁふっ……はぁっ…はぁっ……シア…シア……」
やや尖った犬歯を鳴らしながら、ミュウは呻いた。
「あっ……ひぐっ!」
痛みに敏感になっているミュウの中を、シアは容赦なくえぐる。
小動物のような哀憐を誘う表情は、シアを興奮させた。
535 :
望蜀:03/12/16 03:39 ID:KOEFeZAW
「痛いっ!……う、動かないで……おねが…いっい゛ぃぃっ!!」
シアの探求は、ミュウの一番奥深くで終わる。
「あぐっ……うぅ……壊れる……壊れちゃう……」
「ミュウ…凄く……いい」
根本から搾り立てられる快感に、シアは恍惚とする。
結合部から滴った、薄赤の液体を掬い、ミュウの口に運ぶ。
「あう……」
ほんの少し鉄の味が、ミュウの口に広がった。
「あうっ!ああっぁぁっぁっ!!」
ミュウのきめ細かい肌を掴み、自分を軸に180°回転させる。
体勢は騎乗位になった。
重力が、ミュウに更に痛みを与えた。
「はひっ!う…痛っ……」
ミュウが、八の字に眉を顰める。
「ミュウ、見えるか?僕とミュウが繋がってる」
「あっ…あぁ……」
言われたままに、自分の下腹部を見る。
グロテスクであり、薄赤のグニャリとした液体が自分の神聖さを表してるようで、言葉にしがたい感情が浮かび上がってくる。
「はぁ……あぁ……」
身体に力が入らないミュウは、シアにもたれかかって来た。
「うあ……あんっ……」
さっと腰を揺らすだけで、ミュウは喘いでいる。
肩で息をしながら、シアの舌を貪る。
「あむっ……あんっ…はむ……ふぁぁ……」
それに連動したように、ヒクヒクとうねりをあげて、ミュウの膣もシアのモノを貪っている。
「あぁ……シア……」
トロンとした目でシアを見つめる。
シアの胸板に頬ずりをし、シアの乳首を舐めた。
快楽と、時に見せる痛みの表情のデュエットは、刺激的だった。
536 :
望蜀:03/12/16 03:41 ID:KOEFeZAW
「はぁ……あきゅん!……ふぁんっ……ふぅ……んぁ……」
背中の聖痕となぞるとくすぐったそうに、身をよじる。
それは可愛らしい仕草で、やはり小動物のようだった。
ミュウの中の雷獣の血がそうさせるのだろうか?
(獣か……)
そうかも知れない。
こんなに従順なのも、動物の服従遺伝子の存在か、あるいは、本能に忠実だからか。
「………」
シアは何を思ったか、結合を解いた。
「あ……ん……え?ぁ……」
ミュウはいきなり快楽を奪われて、切なそうにシアを見る。
彼女自身の純血で濡れた、猛々しい、獣のようなシアのモノを媚びたように見るのだ。
「あ…ぅ……あぁ…シア……やぁ……続けてぇ……」
素直に懇願するミュウ。
「浅ましい牝犬みたいだな、ミュウ」
「ぇ……」
ミュウは初め、そういうシアの嬲りかと思った。
けれども、それが心からのものであることに気が付く。
「シ…ア……」
ミュウは涙を流した。
シアの寵愛を繋ぎ止めたい一心で、這いずり、シアのモノに頬づけ、媚びる。
「………」
「シア…やっ!…」
ミュウの髪を掴み、顔を向けさせる。
シアには、苦痛に歪んだミュウの顔が見えた。
「僕を求めてるのか?」
「何で……そんなこと…聞くの……」
当然のことなのに……そんな声が、聞こえた気がした。
「……悪かった」
シアは自分に呆れた。いや、嫌悪したかもしれない。
「怖がらなくていいの、シア。私はあなたを愛しています。その為なら、私はユダにだってなれる」
ミュウの蒼い瞳に映っているのはシアだった。
537 :
望蜀:03/12/16 03:42 ID:KOEFeZAW
「ミュウ、四つん這いになれ。獣のように愛してやる」
「シア……」
言われた通りの格好をする。
シアには、赤腫れて、汁を滴るミュウの秘部が求めるように広がるのを見た。
「シア……」
羞恥にうなされるミュウは、ベットに顔を埋めて、唯それだけを紡いだ。
しかし、もぞもぞと悩ましげに腰を揺すって、シアを待ちわびているのが判った。
シアは、ミュウの小さな小尻を鷲掴みにすると、少しの間その弾力を楽しんだ。
「あ……ぁん…はぁ……」
そして、親指に力を込めて、グッと左右に広げた。
「あ…あふぅぅ……」
「ミュウ、さっきは気づかなかったが、随分ビラビラが広がって……沢山飲み込みたいんだな」
「あ…あぁ……」
しっかりと狙いを定めて、一気に突き当てた。
亀頭が、一気に子宮口を圧迫する。
「あっひっ!……あぁぁ……」
うわずった声を上げて、背を反らせるミュウ。
その、途中青い聖痕がある背を優しく撫でた後、そのまま腰の上のくびれの最後で手を固定する。
いわずものがな、
「あっあっあっ…あぅっ…いっいいっ……あ…ぁぁ…はっ…」
――獣のように
そう、唯ミュウだけを求めて、強く、深く、シアは打ち続ける。
「あんんっ…ああっ…あぁっ……シアッ!…いいっ…すきっ……シアァァァッ!!……」
ミュウの膣が、シアのモノによって形が変わる。そう、感じる。
不規則な凹凸が、暖かさと刺激を呼ぶ。
「…あくっ…くぁ…あっあ…あぁあ…ふぁあぁ……」
あの、美しい丸みを持った二つの乳房は、滑らかな動きで形を定期的に変えている。
「…あは…あっ……ん…ああぁ…あっ…あっ…ぁぁっ……」
ミュウの口からはだらしなく涎が垂れ、シーツには染みを作っている。
激しくされて空気が足りないのか、犬の様に舌をつきだすさまの淫らさは、この上ない。
538 :
望蜀:03/12/16 03:42 ID:KOEFeZAW
「あぁ…くるっ…いや…いいっ……シア……シアァ!……」
悶え、髪を振りまわし、意味のない呂律を繰り返す。
「かっ……ミュウッ……僕の……うぅ……」
それはシアも同じで、そこには唯、互いを求める男と女、雄と雌がいた。
「あっふっ……あ…あ……もうっ!もうっ!……ああぁっ!」
膣が、キュッと締まりを増す。
それすらモノともせず、出し入れを繰り返すシアのモノも、逆らいがたい本能の快感の熱を感じ取っている。
「ミュウッ!いくぞっ!お前もっ……」
「あぁっ!…シア!飛んじゃうっ!私っ!……いいっ!…ああっ……」
シアの体を満たす精が、収縮し、ゾクゾクとした得も知れない悦楽をともなって、吐き出される。
「あっ!あああっ!ぁああああぁぁぁあぁぁっっっ!……」
ミュウは、それを全て受け止める。あまりに強大すぎるその感覚は、ミュウの意識を白き霞に追いやるのだ。
「はぁ…はぁ…ミュウ……」
全身に疲労を覚えながら、シアはミュウの温もりを求めた。
「あ、あぁぁぁ……熱い…シア……満たされて……ぁふぅぅ……」
幸福に満たされて、二人は微睡みの中に溶けていった。
539 :
望蜀:03/12/16 03:44 ID:KOEFeZAW
「んっ……」
シアは、心地よい倦怠と共に目を覚ました。
「ミュウ……」
イの一番に視界に入ったのは、愛する人の顔。
「ん…寝顔見られた」
少しのキスの後、ちょっと悔しそうに言ってみた。
放出する側が、体力的に不利なのだから仕方なくはあるが。
「まさか、あの後スグか?」
女性より先にくたばるのは、男の沽券に関わるが……
「私もよく……おかげで、パリパリ…」
それなら、マダよしとしよう。
「ところで、何か…忘れてるような……」
「うん。何だっけ?」
………
「「ヴェル!!」」
二人は顔を見合わせる。
「……ま、ほっといても大丈夫だろう」
そう言って、ミュウを抱き寄せるシアだったが、
「少し、可哀想な……」
「アイツのせいで、恥ずかしい告白を……」
「うん、まぁ……でも、嬉しかったですよ?」
思い出して、顔を赤らめながらミュウは上目遣いにシアを見た。
それが可愛くて……
「わかった。もう一回ヤってから、助けにいこう……」
「きゃっ!」
シアはミュウを押し倒した。
540 :
望蜀:03/12/16 03:49 ID:KOEFeZAW
しかしこの後シアは、ミュウの身体と一緒に、御札の効果が切れて、三度目の電撃を味わったのだった。
「!!うぎゃぁ○ξφ£※#窮t∴♀昭和:PM(~o~)ZZZνF91VGWX∀島這!!▲◆→ΛΘ…………
||
/⌒⌒^'、
( ノ|ノ)从)
甘いな、兄貴。そんな美味しいモノを、たった一回で渡すと思ったのか?ヽ ̄フ ̄ノ
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
(/(/
後に…… ||
丶 r'⌒⌒^'、
ヽ\\ヽ(m#νy'ソ/m)// ←シア
\ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
丶\(m\ m)//
(m\(m (m m)/
( (m /ノハλ)
ミヘ丿 ∩#∀゚;||l
(ヽ_ノゝ __ノ ←ヴェル
――兄弟喧嘩勃発―― FIN
>521
いや、ナイアルラトホテプ様とクトゥグア様という可能性も。
あ、ナイアルラトホテプは旧支配者じゃなく外なる神だったけ?
久しぶりにこのスレを覗いてみたのですが、
>>482-485とか
>>492とか
>>541とか何なのですか、あなたたち。
何日も経過した後とかならばともかく、別の作家さんが投下した直後に雑談なんて、
まるで彼らが邪魔、と言わんばかりのレスに見受けられるのですが。
これで他の作家さんが嫌気をさして出ていったら、どうする気なのでしょうか。
もし、それが目的ならば、私はものの見事に釣られたということですけれど。
>>各作家さんたちへ。
当然のことながら作家さんたちが悪い、と言っているわけ
ではありませんので、どうか気にしないで投下を続けてください。
>>このスレの皆さんへ
そして、私に関するレスは結構です。皆さんの頭の中で考えてください。
以下、何事も無かったかのようにどうぞ
>>542 マジレスさせてもらうと、クトゥルー神話って事で
卓上ゲーム板のTRPG系住人が覗きに来ているのですよ。
元々がマイナーなゲームの板だけに卓ゲは少し特殊なノリでして
真面目なスレッドでも普通に派生した雑談を続けちゃいますし
真面目な話はその雑談を無視して続けようという独特のスタンスがあるのです。
他作品に対する悪意や荒らすつもりは毛頭ないのですが
確かに他板で同じノリでレスをつけるのはまずかったですね。
我々も卓ゲ板で「雑談するな!」とか言われると困ってしまいますし……
気を悪くされたのならすみませんでした。
>>卓ゲ住人の皆様へ
妖魔夜行もやろうね(間違ったベクトルの解決方法)
以下、何事も無かったかのようにどうぞ
>>546 チョイ待て!
確かにそこはペースこそここと比べて遅いけど、常駐の職人さんもいるんだよ!
雑談用とまで貶める程じゃない。
>望蜀様
お久しぶりです。ここのことを忘れてなくて何よりです。
第一話と比べて随分と明るく(軽く?)なったシアがイイ感じです。
最後のAAは笑った
ところで、スレ容量が446kbに到達しています。
そろそろ次スレのことも考える時期に来ています。
職人様方も残り容量にはお気を付け下さい。
仕事から帰ってみたらネ甲来てた!!
しかも連続?!
まさかこれほど早く続きが読めるとは思っていなかっただけに、嬉しいやら小憎らしいやら!!
てぃんだろすちゃん・・・ふたなりとはまた痒い所に手が届くような設定!!
GJです!!
>望蜀様
初めて作品を読ませていただきましたが、ほのぼのハッピィエンドなのが大変気に入りました。
荒らしかと思ってスルーしたAA・・・他の方の書き込みで改めて見てココア吹きました。
・・・もう少しでキーボードがお釈迦になる所でした・・・。
最後のオチもええ感じでした。
GJです!!
>>491 ◆W/KpcIbe5Yさん
恵たんの話、完結(ですよね?)お疲れ様でした。
一度ぜひ、ああいう攻めをされてみたいような…(;´Д`)ハァハァ
アイリスたんの話と同時に進行してたので、どうしても見比べてしまいます。
お風呂で同じことをしても、過程が違っていって、結果は2人とも同じ、みたいな。
(邪推ですが、◆W/KpcIbe5Yさんも狙っていたんじゃないのですか?)
ともすると、実は恵たんがすべて計算づく? って話にもなる可能性があるかもしれませんが、
最初の頃に恵たんが雅幸にぞっこんだったという描写もありましたので、読後感もすっきりしています。
さらに、水中で平気で息ができる、という人外らしさも表し、河童伝説にも言及するあたり、
「ほぉ〜っ」と唸ってしまいました。次からの話が本当に待ち遠しいです。
絹代たんの見た目…
>>495さんに賛成です!
アイリスたんといえば、あれから御主人サマは本当に一回だけで許してもらえたのかとか
名前を出してもらえるのかとか気になったりします。
>>546 おいおい…と思ったけれど、それって結構いい手かも。
いつだか先読み気味のレスはヤメレって話もあったけど、
ここってそういう風なやり取りでレスが伸びた実績もあるわけだから、
無碍に却下するのも、また、ヤメレってレスした気持ちも分かるな、って思ってたのよ。
それで例えば、こちらのスレをSS投下&感想用として、
向こうはネタ振り、シチュ語り、雑談用として分けるとかってどうだろ?
これなら、先読みを見たくない、純粋にSS見て感想を出したいってのなら
こちらだけ見てればいいし、設定をキボンヌするなら向こうに行けばいいのだし。
問題は、割を食う向こうの住人さんがどう思うのか、と各作家さんがどう思うのか、でしょうけど。
>>553 さすがにそれは向こうの職人さんに失礼。
そもそも、前スレからの移行時にも、スレの合流にも反対意見が多かったくらいだし
まぁとりあえず555getと言う事でここは一つお願い致します。
向こうにもクトゥルフ物があったりするのね。
魔法少女ノリだったけど。
結構住み分けできてるんじゃない?
向こうのスレとこちらのスレにはジャンル的にどのような違いがあるのでしょうかねぇ。
あまり深く考えずにこちらに投下してしまいましたが。
>最後の2人
原典では全く敵対関係に無い旧支配者同士なので、マニアな方には怒られてしまうかも……
そもそもそんな原理主義者は端から読んでいないかとw
いつも楽しみにしておりますので、お好きに書いちまってくださいな
>>554 だったら逆にリンクもいらなくない?
はっきり言ってスレごとの交流も無いに等しいんだから。
>>557 向こうはオカ板出身って妙なプライドがあるみたいだから、
炉霊モノ以外で、投下分にエロが無かったSSやそういうのを投下した
書き手さんを追い出そうという傾向に見受けられるけど。
>>559 荒れる素になるだけだから、そういう発言はやめなさいよ。
現状で問題があるわけでなし、このままでもいいじゃない。
>>560 そのとおりだな。申し訳ない。
そんなわけでスルーしてくれ。
さて、そろそろクリスマスですが
サンタクロースの部下のミニスカサンタがプレゼントを届けに来る設定で誰かお願い。
>>562 それはトナカイ娘ということ?
というかサンタって、人間以外ってことになるのかなあ…。
ティンダロスの猟犬はクトゥルフ系で1,2を争うくらい怖いと思ったモンスター
だけど、何だかものすごくかわいいものを想像するようになってしまった…。
いや不満じゃないです。誉めてるんです。なんて柔軟な発想なんだろうと。
そもそもそんなに詳しくもないですし。
やっぱり、クリスマスイベントで
それぞれの人外娘とラブラブ(かつエロエロ)なデート&夜を(W
でも、「キリストの誕生日を祝えるか」とか悪態つきそうな悪魔っ子や
自分の宗教持ってるモノほんの神様とかいるしなぁ(W
悪魔っ子や邪神のクリスマス。面白そうですな。
聖夜を堕落させてやるんだーってやって来るとか。
でも、やって来たのはよりによって日本。
聖夜があるのに何で邪夜はないんだー。
…亜瑠輪毛内科。
>>570 …(ポン)そうか。
どうも有り難うございますた。
ワルプルギスの夜の方だと思ったが…
ハロウィンってのは、あの世との境界が消えてしまい、向こう側の住人がやって来る日だったよね。
ご先祖の霊もやって来るから、日本のお盆の性質もあって。
で、そんな妖怪悪魔たちに、子供が連れ去られないようにお化けの仮装をさせて紛れさせると。
574 :
320:03/12/19 03:38 ID:tGoIayBx
瞼を閉じていても、まぶしいという感覚は分かるものだ。
だから今、俺は目覚めた。
「ん〜……?」
窓から射し込む陽射しが顔に届き、意識が少しずつ覚醒する。
冬の寒さによって、その心地良さが格段に増した、布団を身体の上からなんとかどかし、身体を起こす。
まだ、筋肉が起きていない。起きている漢字がしない。
「ん〜……」
意識が覚醒した時よりも間の抜けた声を出してしまうが、それも気にならなかった。
どうやら、頭もまだ眠っているらしい。
顔を上げ目を開けようとしたが、あまりの眩しさに、険しい表情をしてしまう。
「ふぁ〜〜〜〜あ」
それのおかげで少しは頭が起きたので、俺は、大きく伸びをして、さらに大きくあくびをした。
俺が腕を伸ばしきるのとほぼ同時に、側においておいたデジタル時計のアラーム音が鳴り響いた。
三秒もしないうちに、まるで早押しの解答者が答えを出す時のように、その音を消す。
時間を見ると、まだ6:00時だった。
「ま、早起きは三文の得っつーしなー」
そう言いながら、俺はベッドから降りた。
部屋から出てすぐに見える洗面所に向かい、冷たい水で顔を洗う。
さすがにこの季節なので、刺すような感覚が、俺の顔面に走る。
それが丁度良い刺激となり、俺の頭は完全に起きた。
次は身体だ。と思い、そのままシャワーを浴びることにした。
服を脱いで、今度は熱い湯を存分に浴びる。
しばらく身体や髪を洗って出ると、その時には完全に目が冴え、身体もかなり軽くなっていた。
服を寝間着から普段着に着替え、洗面所を出る。
と同時に、俺の鼻腔を擽る匂い。
うまそうな、焼けた魚の匂いだ。
「うむ、今日も美味いものが食えそうだ」
少し前までなら、自分で作る他なかったが、今は違う。
俺がYシャツではなく普段着になっているのも、それが理由である。
俺はその足で、匂いが漂うリビングへと向かっていった。
575 :
320:03/12/19 03:39 ID:tGoIayBx
「あ、卓さん、おはようございます」
「お……おはよっ」
リビングに入るとともに、二つの声が台所からしてきた。
両方とも女性であり、先に聞こえたのはかなり大人びていて、もう一つはとても幼い。
一ヶ月もすれば、さすがに聞きなれてくる声である。
「おう、おはよ」
テーブルにつく前に、台所から顔を覗かせていた、幼い方の声の主の頭を撫でながら言った。
とたんにその声の主―――シルフィは、顔を真っ赤にして、奥に引っ込んでしまった。
毎度のことながら、不思議なものである。
視線を感じて振り返ると、大概にらまれてるんで、てっきり嫌われてるのかと思いきや。
手が触れようものなら、気絶すんじゃないのかってくらいの声を上げる。顔を真っ赤にしてだ。
「まったく、不思議なもんだ」
思わずそう呟いてしまっていた。
「フィーのことですか?」
俺の前に料理を持ってきてくれたもう一人の女性―――レイチェルが、微笑みながら言った。
「んー?まあ、そうね」
俺がわざと軽い調子で返事をすると、レイチェルがくすくす、と笑った。
「そういうところは鈍感なんですね……ふふ」
「レイチェルには負けるさ」
どこが鈍感だというのかは分からないが、とりあえず皮肉を返しておく。
「むっ、私のどこが鈍感だなんて……」
「ああ、鈍感なだけじゃねえな。トロいしボケてるし」
「失礼ですねー」
その大人びた風貌に似合わず、レイチェルが、頬をぷうっと膨らませた。
繊細な白い肌ながら、血色のよさを見せているその頬を、指でつつく。
見た目通りに、かなり柔らかい。
「そういうとことか。ていうか全部」
「それは言えてるかも」
いつのまにかレイチェルの後ろにいたシルフィも、うんうんと頷きながら言った。
「ほら、妹も言ってるじゃないか」
576 :
320:03/12/19 03:39 ID:tGoIayBx
「フィーまで……ひどいわ……しくしく」
いつも通りの天然を発揮して、その場にへたり込んでしまうレイチェル。
そこにどこからか、スポットライトの光があてられ、さながら悲劇のヒロインである。ベタベタの。
「まあそんなことはどうでもいい」
どこからか現れた照明をどける。
「俺だけ先食べちゃってもいいのか?」
テーブルの上に置かれた、俺の分だけ用意されていた料理を指しながら言う。
「あ、駄目です駄目です!お食事はみんなで仲良くです!」
さっきまでの落ち込みっぷりはどこ吹く風、あわただしく、レイチェルが自分とシルフィの分を持ってきた。
流れるような動きでテーブルに盛り付けると、レイチェルもシルフィも、それぞれ席についた。
ごていねいに俺をはさんで。
「それでは……本日も、主からの賜物に感謝し、こうして食事を取れる事を……」
いきなり目の前で手を握って、なにやら祈りだす両名。
毎度毎度の光景なので、いいかげん慣れた。
「いただきます」
熱心に言葉を唱える二人をよそに、俺はさっさと手のひらを合わせて言うと、食事に手をつけた。
「ああ、駄目ですよ!お祈りはちゃんとしないと……いたっ」
「そうだよ、こうやって今日もご飯が食べられるのは……きゃっ」
またいつものように説教を始めそうになった二人の頭を小突く。
「うるさい!俺は仏門だ!真言宗だ!だから主はアッラーなの。だからそういうのやらなくていいの。OK?」
「あ、あの、アッラーは仏門じゃ……あいたぁ!」
懐から漫才用ハリセンを取り出し、レイチェルの頭を思いっきり叩いた。
漫才専用なのでちょっと作りが違う。そのため、実際はあまり痛くない……はずだ。
だが、レイチェルは涙目で頭をおさえている。
「いたいですよぅ……」
「とっとと食え!冷めちまうぞ。ていうか食わないなら食うぞ?いいのか?いいのか?」
わざとらしく箸を近づけてみせる。
慌てた様子で、レイチェルが自分の分を、身体で隠した。
「だ、駄目です!せっかくの食事なのですから……」
その眼には、炎すら燃えているように見えた。
577 :
320:03/12/19 03:41 ID:tGoIayBx
「じゃ食え。早く食え。すぐに食え。音速で食え」
「いえ、急いで食べるのはよくな……いたいっ!」
もう一度ハリセンでぶっ叩いてやり、それ以降は無視する事にした。
「フィーも、わざわざそんなことしなくていいと…・・・ん?」
シルフィの方を見てみると、シルフィが、俺に叩かれた場所をおさえながら、ぼーっとどこかを見ていた。
視線がどこも見ていない。なんかヤバい状態じゃないか?
「おい?おーい?」
眼前で手をブンブン振ってみる。
「…………」
反応なし。
続いて、頬をつついてみる。
「…………」
反応なし。
今度は頬を引っ張ってみる。
「…………」
反応なし。
今度は……。
ふっ。
「いひゃっ!?」
「うむ。効果絶大」
「な、なななな、何を、したの!?」
「耳に息を吹きかけただけだ。そこまで騒ぐな」
シルフィが、恐る恐る耳元をおさえる。
その顔は、やはり真っ赤である。
「なんならもう一回やってやろうか?ほら、こうやって……」
俺が、もう片方の耳へ顔を近づけた。
結果、シルフィの顔自身とも近づく事になる。
578 :
320:03/12/19 03:42 ID:tGoIayBx
「ふーっ。……どうだ?くすぐったいか?……あれ?フィー?」
俺が顔を近づけた時点で、どうやらまたも固まってしまったらしい。
頬といわず顔の全体がありえないくらいに真っ赤になり、普段の冷静な表情とは比べ物にならない顔になっている。
もはや、耳に息吹きかけ攻撃もまともに効いていないほどである。
「ま、いいや、食おっと」
いまだに頭をおさえて痛がるレイチェルと、固まったままのシルフィ。
その間で、俺はようやくの朝飯にありついた。
「ふう、御馳走様。なんでレイチェルはボケてるのに、家事全般は完璧なんだろうな」
すっかり空になった食器類を台所に運びながら、疑問を口にしてみた。
「ボケてなんかいませんよぅ」
「姉さんがボケてない?それは聞き捨てならないわよ姉さん」
「うぅ……」
姉がボケで妹がツッコミというのもなかなか珍しいものである。
めずらしいといえば。俺はもう一つのことを疑問に思った。
「で、なんでフィーはしっかりしてるのに、家事全般駄目なんだろうな」
唯一フィーが独自に作った、お味噌汁らしき物体を見ながら言う。
どこをどうやれば、周囲の空気が軽く歪むくらいの代物が出来上がるのだろうか。まさに人智を超えている。
さすがヴァルキリー。さすが神様、というところだろうか。
「が、がんばってるんだけど……。やっぱり、お料理の出来ない女の子って、嫌いだよね……」
俯くシルフィの頭を、大人が子供にするように撫でる。
「そんなことで好きか嫌いかなんて決めないって」
「ホント!?」
シルフィの表情が、ぱあっと輝いた。
「あの、ところで……もう少し休んだら、今日も始めましょう」
レイチェルがおもむろに言い出した。
「ああ、そういやそうだな」
これから始める事は、こいつらが来てから、一日として欠かさず続けてきた事である。
それが何かは……次回に期待。
>>527 キーン キーン キングゲイナー♪
というわけでヴァルキリーの続編です。すいません、書く時間ありながら、バンドオブブラザーズ見てました。
でも面白いんですあれ。いやマジで。マジで。
>>562 頂きました。
>>566 すべての作品のクリスマス当日の様子を書くには一度すべて完結させねば……(犬耳とか停滞中)
……徹夜決定ですか?
睡魔が襲ってきましたので撤退します。
>>562 サンタが相手だと一夜限りの逢瀬になりそうなが…
まあ、サンタクロースがクリスマス以外に何をしてるのかって気にもなるけど
『一日として欠かさす続けてきた事』に期待(*´∀`)
イヤンH♪(*´∀`)
>>566 とりあえず、
クリスマスよりも、そのすぐ後に控えているお正月の初詣が大忙しな弁天の沙羅が…
>>580 そこを引き留めてこそでしょう。
何度もイカされた果てに失神し、男の腕の中で目覚めたときには既に日は高く、
慌てて窓の外を見てもトナカイもそりも既に無く帰れなくなってとか。
もしくは真っ赤な衣裳を脱がされてしまって魔力が使えなくなり、トナカイを呼べなくなってしまう。
衣裳を返して貰えず仕方なくその男の家で暮らすことになり、すったもんだの末に同棲開始。
仲良く暮らしてはいたが、一年後、大掃除をしていて押し入れの奥から衣裳を見つけて…
という天女の羽衣パターンとか。
>一日として欠かさす続けてきた事
勇者としての武術訓練でしょう!
などと面白みも糞もないことを言ってみる。
正解は、勇者として覚醒するための房中術っぽいけど。
ところで姉妹が祈りを捧げていた”主”はやっぱ大神オーディンなのかな。
>>583 ケーキ作りで思い浮かんだんだが
”つぁとぅぐあ”さまへの供物は、やっぱ自作の特大ケーキなのか?
“ン・カイ”で旧支配者たちと、くりすますぱーちぃー(W
しかし、気を付けないと、ツリーごと食われかねない訳で。
>>586 しかし、羽衣の無い天女はしかし天女かもしれないが
例の赤い服を着ないサンタは果たしてサンタと言えるのか否か
>>589 だがな,オーストラリアのサンタはサーフボードに乗ってやって来る
ぞ,マジで。当然,海パン姿で。
だから,ビキニ姿のサンタもありかと。
新作は完成しているのですが、容量的にちょっと厳しいので、次スレに載せますね。
クリスマスネタも面白そうですね。ちょっと書いてみます。
>>590 来る時はカッコいいけど、帰るときは腹ばいになって手でバチャバチャ漕いで帰るんだろうな
レイチェルとシルフィとアイリスがミニスカサンタの格好をして、
恵がビキニサンタの格好をして、
てぃんだろすとミュウと天音とかなめがトナカイの格好をして、
つぁとぅぐあさんがクリスマスケーキを食べるという事で。
勝手言ってすみません。 _| ̄|⊂・∵. サラサラ
>>594 で、いたくぁさんはツリーの着ぐるみをまとったまま静か〜に茶をすすってる…とか?
とは、誰か忘れてないかな
それはそれで、オチがつくのでいいのか…(マテ
「オチがつく…ねえ。せっかくホワイトクリスマスにしようと張り切って、雪を降らせる仕度をしていたのに…」
目の前の女性から発せられる冷たい眼差しに、男は文字通り固まっていた。
――忘れていた……このスレでは…こういうことを書くと、喜んでネタにするヤツがいたんだった……――
体が動かせない分、脳は妙に冷静に事態を分析していた。
女性は微笑みながら、ゆっくりと近づいてくる。
「ふうん…まあいいわ。IDのとおり、私の犬になってくれるのなら、見逃してあげても、いいよ…。
それとも……何もかもを忘れさせてあげましょうか? そう…まるで真っ白な雪のように………」
男の首に、女性が手を絡ませる。……段々、男の意識が途切れ始めてきた。
――いつまで…いつまでネタを続けるんだ。絹代とわらし(仮名)の続きはどうs
…すみません。思い切りとんでもないコトを思いついてしまいました。
で、わらしと絹代の話に電波を合わせようとしたら、別のモンを電波受信してしまいました。
容量的にはちと不安ですが、しばらくしたら投下してみますです(あ、上記の続きではありません。あしからず)
598 :
594:03/12/21 10:21 ID:FunxvNNM
すみません忘れてました。(ノ∀`)タハー
_| ̄|⊂・∵. サラサラ
>>597 ワロタ
ナイス電波受信
>>598 イ`(W
容量的に次スレ立てるなら、クリスマス前に移行した方がよくないですか?
このままでは、皆様の、クリスマスネタの投稿の行き先が…
クリスマスネタ……594みたいに皆で集まって、スワッピn(ゴキグシャ
つぁとぅぐあさんぐらいしか他の主人公とヤってくれないか。
しかもヤッた後はみな昏睡必至だ。
テンプレキボンヌ。
関連スレっていらなくね?
お互いの行き来ってあるの?
>599
いや…受信した電波は別モンなのですが(汗
書いてるうちに、今スレでは容量が足りないということに気がつきました(汗汗
日付が変わる頃にどなたかが立てていただければ、そちらに投下させていただきますが…。
テンプレに関連スレ入れない方がいいのかな?
気にしないのであれば12時ごろに立ててみたいのですが。
>>603 無くても良いかも知れない。
でもスレ立て直後の容量確保には必要な気もする。
今回は作品を投下して貰えるので必要ないけど。
あと、こういうスレがあることを明記しておくことで、
重複スレが立つのを防ぐことになると思う。
「妖怪♂と人間♀の話が書きたいんだけど、スレ違いだから専用スレを立てるか…」
みたいなことは防ぎたい。
スレ数が増えてきて、圧縮が怖いから。
>605
スレを立てる人の裁量にお任せ、ってことでいいのではないかと。
じゃあとりあえず今回は関連スレ入れときますね。
圧縮されると保守しててもdat入りしますからね。
◆W/KpcIbe5Yサンごめんなさい_| ̄|○
「割り込み…か。それも、よりによって私の作品に、ねえ」
「あう…その…えっと…」
例によってネタにされる状況に、>610は金縛りに遭い、半ば呆れ返っていた。
「ごめんなさい、か…。何だか、言う相手を間違えてなくて?」
「ひ…ひいい……。ご、ごめんなさい…ア…アイリスさん……」
モノと袋をさわさわと撫で回され、思わず悲鳴がこぼれる。
「あらあら。こんなに大きくしちゃって……今夜は楽しみな夜を迎えられそうね……」
>610の詫びの言葉を聞いているのかいないのか、アイリスと呼ばれた彼女はゆっくりと>610に馬乗りになった――
>610
冗談です。あまり気にしないでくださいな。
でもって新スレは多分、皆さん作品を温めてたみたいだから大丈夫でしょうが、
こちらはのんびりと、シチュ語りとリク受付の間としてマターリ埋めていきましょうか?
お正月に沙羅さんの出番はありますか?
七福神の揃い踏み!
ただ、むさいおっさんとじじいばっかなので萌えないのが欠点か
>612
そうですよね…。沙羅さんて七福神のひとりだから、よく考えたらお正月は出番なんですよね。
何だか某写真屋さんのCMを連想するわ、仰るとおりで周りがむさ苦しくてアレではあるのですが。
現在作成中なのとぶつからないように、何か考えてみますです、はい。
……締め切りに間に合う自信が無いですが。
>>613 旧暦のお正月に逃げるという手もw
一ヶ月くらい猶予ができますよ!
>614
かつて自分がそういうことを言った記憶が…(w
ま、閑話休題、どうにかしてみます。
参りました。
正直申し上げて絹代の続きがまったくもって浮かんでいやしません。
誰か何かいいネタありますか?
(もっとも、ネタが浮かんでも妙な電波受信して、
違う方面に話がなだれ込む可能性がありますが)
倉庫格納依頼済み。
>617
絹代を所望した者です。
具体的にどういったネタが必要なんですか?
何も知らない彼女に言葉巧みに…とか、バカ正直に告白して改めて襲いかかるとか?
で、絹代に太刀で刺し殺されるw
…ありきたりかなー。
1065717338/ これはもうちょっと待ってみます
ということで、倉庫格納依頼が「様子見」にされました。
>619
そうですね。
何となく思いついてきた気がしてきました。ありがとございます。
年内に続きを投下できるように、どうにか脳内で話を作ってみますです。
623 :
619:03/12/26 12:18 ID:+idLFgc4
>622
ラストは瀬戸の花嫁状態w
>>623 すると木っ端天狗のお目付役が付いてくるということで
625 :
619:03/12/26 18:25 ID:+idLFgc4
>624
で、絹代を山に連れ戻すため、隙あらば殺害をもくろむw
良いネタ思いついたよ。漏れの趣味だが、立ちションw
局部をいじってたら絹代がもよおしてきたので、その場でw足を広げてw裾をめくってw
…いかん、勃っちゃったw
>>625 自称ライバルのハーピーか姑獲鳥が出てくるわけですな。
アイドル歌手ならセイレーンもいいけど。
627 :
619:03/12/26 22:06 ID:+idLFgc4
歌合戦か…ピンとこないな…。
天狗=修験者なんだから、ライバルも天狗にして、湯沸かし合戦→即席露天風呂でくんずほぐれつ…あれ? どっかで聞いたような展開…。
天狗なら剣術と単純に結びつけたくなるな
629 :
619:03/12/26 22:31 ID:+idLFgc4
対応間違うとズンバラリン?
bad end目白押し…あ、臭作みたいにやり直し機能搭載。
すんませ〜ん。別の電波を受信してましたです〜。
ところで質問です。
絹代ちゃんの今後の展開、舞台は今の山の中と、
下山した主人公の生活圏と、どちらがいいでしょうか?
とりあえず、それをベースに作っていこうかな…と。
>>630 人間世界でのお話は他にもたくさんあるから、
山の中での話を書いて欲しいです。
こっちの方が大変だろうけどw
632 :
619:03/12/27 23:29 ID:1CUwQG5e
>630
山中→男、天狗一族と共に暮らすことに!?
人間界→家族や近所で波乱が起きるなー。
瀬戸の花嫁似も良いけど…ここはあえて山の中を選びます。
>>632 天狗一族って、
勿論、女だけの部族ですよね!
ながされてホニャホニャ島w
635 :
619:03/12/28 00:01 ID:H1fvmufq
う〜ん、絹代の父親が日本刀で男を追いかけ回すのを見てみたいなあw
「おやっさん、刀は、刀はよしてくだせえぇっ!」と、家臣が止めに入るw
絹代には、親が決めた許嫁がいて、当然のように剣術の達人。
絹代を巡って決闘ということになり、現代文明の利器を駆使して戦うと。
637 :
619:03/12/28 00:16 ID:H1fvmufq
文明の利器…使い方によっては圧倒的勝利をしそうだw
スプレー+ライターなんて凶悪w
>>637 火炎放射は危険
風を起こされて吹き戻されるかも。
とりあえず、山に登るのにカメラ携帯はおかしくないからフラッシュで目を眩まそうか。
殺虫剤のスプレーを目に噴き付けるのはさすがに不味いか?
639 :
619:03/12/28 00:30 ID:H1fvmufq
失明したらさすがに申し訳なく感じますね。
ジッポのオイルライターをぶっかけて…火を付ける前にたたっ斬られそうだw
史基五黄、一白太陰九紫に太陽、乾坤九星八卦良し
落ちよ怒鎚神鳴る力
使い捨てカメラを改造して、即席のスタンガンを自作するとか。
642 :
619:03/12/28 00:43 ID:H1fvmufq
そうでした、天狗って天候操作系の術が得意でしたっけ。
ならば、森の中に逃げ込んで待ち伏せし、携帯電話のタイマー機能でアラームを鳴らすというのは? 注意がそれた瞬間に攻撃!
643 :
619:03/12/28 00:56 ID:H1fvmufq
感電する話は聞いたことあるけど、そういう風に利用するのですね。
バトロワじみてきたなあw
待てよ? 天狗って空を飛べたよね? どこへ隠れても無駄か?
いや、相手は人間だ。ハンデをつけても…つけてくれるかなあ。
久米仙人の様に、女の裸を見て神通力を失うという話もあるから、
ピンチになって破れかぶれで絹代の服をひん剥いてその隙に勝利とか。
その後で絹代に殺されるだろうけどw
>>636 某寄生スレで、「古い西部劇映画のフィルム」を使った火焔爆弾なんてものが出てたよ。
なんでも「モロトフカクテルより強力だからな」とか。ちなみにモロトフカクテルというのは火炎瓶のことだそうな。
某スレ169氏によると、反体制とかテロの人がよく使うとか。>モロトフカクテル
>>645 何処の誤爆かと思ってたらここだったかw
647 :
619:03/12/28 15:00 ID:H1fvmufq
冬山の登山に火炎瓶は(ry
焼酎くらいならあるかw
引き裂く…DBのブルマを思い出したw
648 :
誘導:03/12/29 23:32 ID:qYVXrMpW
>647
自分はGS美神で横島が逆アプローチを見せたのを鮮明に思い出しましたが。
>648
一応容量が残っていたので、SSのネタの語り合いとしてやり取りしていたのですが、
マズかったでしょうか? であればすぐに撤退いたします。
650 :
619:04/01/02 12:59 ID:ralT4oYz
>648
>649
次スレに移ることにしまつ。
OK。これで1週間放置でdat落ちします。
埋め発言スマソ。
655 :
名無しさん@ピンキー:04/01/08 17:57 ID:Z29VRdrc
656 :
名無しさん@ピンキー:04/01/08 17:58 ID:Z29VRdrc
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
まだちょっと足りてないみたいです。
/イ / / / i / /! ! | ! ! i ! | ',、 ヽ
/'゙ ,' ! i i ! i ! l ! ! /', l ! l ! !`丶ヽ
,' ! | ! ! /! ! ', l', ,i ,' i ∧ ,' ,' l ! `゙ヽ
! /,l ! ! ', ,,../-', i--', !- /lァ―!ァ'-、!_ ,'! / /', !
! //l ', ;l ,'ヽ i ',l ...',l ヽ / ソ,.....;/_ l / l / / i /
!' ,' ! ∧l ', i ヾ,;====、 ', ,:' ァ;==、、',_ ! /| / !/
'/ ! i ヾ∧ i 、;'"i: : : : : :} ',/ {: : : : : l゙';ゝ!' ! / l',
; ヽ ! ,',' \ ', {: : : : : :! !: : : : ノ / !/! ! :,
,' ヾ l,' ヾ ''''''''''""´ `゙゙'''''''''' ,' l ! ', 必死だな
,' ,' ! ! ,' l ! ',
,' ,' l ! ! ' ,' l !l ', ',
! ; !l ', ',ヽ _..._ ノ,',' ; ;l ', i
! ! リ '、', 丶 ` ´ , '´ ,'イ ,','ソ ', i !
!,i l !i ヽ'ー 、 ',ヽ `丶、 , '´! ' / ,./'" ヽ! l
ll ! l ! ! i ヾ゙ー-` ヽi、,,..| `丶、 , '´|...,,,/_ /,:''´ / ! !| ;!
ll ', !l ,', __ゞゞヾ''"´ l ` ´ ! `゙'''' ー- 、_ ,' ,'! ,'!l /!
ヽ '、 !','、!,. -‐''´ /''ー---r:---‐'''゙i `゙'''ー-'ソ/,!/ '
ヽ ! ヽ ,. ''''ー---ァ‐'-、-―'ヽ、
ヾ _ ,.. -‐ '´ ! ; 丿 `'''ー- ..._ _,..、
___ __/
/ /\ / _/\ ___
/ ̄ ̄ ̄\/| /| ̄ .\/| / /\
| | |/\__.|/ /| ̄ ̄ ̄\/| _ __ __
/ ̄ ̄~|/| \/_/ | |____|/ / ̄ ̄/| / ̄ /_ / ̄/ /|
./| ̄ ̄ ̄.| |.  ̄/__ |/ / /__/ | / _/~~/| ∠_/フ / .|
| | | | /フ ̄/\ | ̄| ̄ ̄ ̄  ̄ /| / / ̄ // / / | /
|/\ .| | /| ̄ ̄ ̄\/| |/\ |_|/  ̄ ̄ ̄|/  ̄ ̄ __|/
\/ ̄ ̄~|/| |/\ ___|/ \ \ __ |/ / / ̄ ̄/
 ̄ ̄ ̄~|/ \/ ̄ ̄/ \/ ̄ ̄ / / / / /
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
/|
_| .|__ _____ ____ ___/
/ |/ /| / /| ∠____/| /| /| /__/
 ̄ ̄| ̄| ̄| |  ̄ ̄ ̄ ̄| | |/ | .| | | | |  ̄ | |
|/ .| | | .| |/ |/ |/\ | |
/ /|/ / ̄ ̄ ̄|/ / / \/ |/
 ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
・ ☆ . ・ . ・ . ・ . ・ . ・. ・ .
・ ** . ・ 〇 ・ Merry Christmas!! ・ .
・ ***N . ・ o ・ . . ・ ・
. *i**** ・ . o ・ ・ ・ ・
X***J*** _П /\/\ ・ ・
**X*****o* /\ Ц\・ /\ \ ・Д.
******%*****/ 仝 \____\ /\ \ (´`) ・
++++ || ++++| П | 田 |++++ ||.| +++ ( : )・
□□□■■■■■□■□□□■□■■■■□□■■■■□■□□□■□■■■■□□□□
□□□□□■□□□■□□□■□■□□□□□■□□□□■■□□■□■□□□■□□□
□□□□□■□□□■■■■■□■■■■□□■■■■□■□■□■□■□□□■□□□
□□□□□■□□□■□□□■□■□□□□□■□□□□■□□■■□■□□□■□□□
□□□□□■□□□■□□□■□■■■■□□■■■■□■□□□■□■■■■□□□□
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■□■■■□□□□□■■□■■□■■■■■■
■■■□□□□□□■□■■■□■■□■■□■■■■■■
■■■■■□□■■■■■■■□■■■■■□■■■■■■
■■■■□■□■■■■■■□■■■■■□■■■■■■■
■■■□■■□■■■■■□■■■■■■□■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ノ ‐─┬ /
,イ 囗. | / _ 丿丿
| __| ―ナ′
/ ‐' ̄
,‐ /
ナ' ̄ / 、___
/ ノ`‐、_
/ _ 丿丿 _メ | _/
―ナ′ 〈__ X / ̄\
/ ‐' ̄ / V /
/ \ l レ ' `‐ ノ
/ 、___ Χ ̄ ̄〉
\ 丿 /
\ / _
―ナ′__
| _/  ̄ ̄〉 / ,
X / ̄\ ノ / _|
/ V / / く_/`ヽ
レ ' `‐ ノ ―――'フ
/ ̄ ┼┐┬┐
| 〈 / V
`− 乂 人
┼‐ | ―┼‐
┼‐ | |
{__) | _|
| く_/`ヽ
□□□□□▼□□□□□□□□▼▼▼□□□□□□□□□
□□□□□■■▼□□□□□□▼■▼□□□□□□□□□
□□□□▼■■□□□□□□□■■▼□□□□□□□□□
□□□▼■■▼□□□□□□▼■■▼▼▼▼■■▼□□□
□□□■■■□□▼▼□□□▼■■■■■■■■■▼□□
□▼▼■■▼□▼■■▼□▼■■▼▼▼▼▼■■■□□□
▼■■■■▼▼■■▼□□▼■■■□□□▼■■▼□□□
▼■■■■▼▼■▼□□▼■■▼■▼□▼■■■□□□□
□▼■■■■■■▼□▼■■▼▼■■▼■■■▼□□□□
□□▼■■■■▼▼□▼■▼□□▼■■■■▼□□□□□
□□□▼■■▼▼■▼□▼□□□□▼■■■□□□□□□
□□□▼■■□□■■▼□□□□□▼■■▼▼□□□□□
▼▼▼■■■▼■■■■▼□□▼▼■■■■■▼□□□□
■■■■■■■■▼■■▼▼■■■■▼■■■■■■▼▼
■■▼▼▼■■□□▼▼■■■■▼▼□□▼■■■■■▼
▼▼▼□□■■□▼▼▼■■■▼▼■▼▼▼▼■■■■▼
□■■■▼■■▼■■▼■■▼□▼■■■■▼▼▼▼▼□
□■■■▼■■▼■■▼▼▼□□▼■■■■■■▼□□□
□■■■▼■■□▼■■□□□□□▼▼■■■■▼□□□
▼■■■□■■□▼■■▼□□▼□□□▼■■▼□□□□
▼■■■□■■□□■■▼□▼■■▼▼▼□□□□□□□
▼■■▼□■■□□■■▼□▼■■■■■▼▼□□□□□
▼■■▼□■■□□▼▼□□▼■■■■■■■■▼▼□□
▼■■▼□■■□□□□□□□▼▼■■■■■■■▼□□
□□□□□■■□□□□□□□□□□▼■■■■■▼□□
□□□□□■■□□□□□□□□□□□□▼▼▼▼□□□
□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■□□□□□■□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□
□□■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□□□□■■□□
□■■□□■□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□■■□□□
□□■□■■□□■■■□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□
□□□■■□□■■□■■■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■■□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■■■■■□□■■□□■■□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□■■□□□□■■□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□□■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■□□■□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□□□■■□□□□□□■■■■□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□□■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□■■■■□□□
□□■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■□■■■■■■■■□□■□□□□■□□□■■■■■■■■■■■
□□■□□□□■■□■■□■■□□□□■□□■■■□■□□□□□■■
□□■□■■■■□□□■■□□■□□■■■□■□□□■□□□□□□□
□□■□□■■□□□□□■■■■□□□■□□■□■■■■■■■■□□
□□■□■■■■■■■■■■■□□□□■■■■□□□■□□□□□□□
□□■■■□□■■□■□□□■■□■■■□□■□□□■■□□□■■□
□□■■■■■■■■■■■■■■■□■□□□■□□□□■■■■■□□
□□■□□□□■■□■□□□□□□□□□□□■□■□■■□■■□■□
□■■□□□□■■□■■□□□□□□□□□■□□■□■■□■■□■□
□■□□□□■■□□□■■□□■■□□□■■□□■■■■□■■■■□
■■□□□■■□□□□■■■■■■□□□■□□□□□■■□■■□□□
□□□■■■□□□□□□□■■■□□□□□□□■■■■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
/イ / / / i / /! ! | ! ! i ! | ',、 ヽ
/'゙ ,' ! i i ! i ! l ! ! /', l ! l ! !`丶ヽ
,' ! | ! ! /! ! ', l', ,i ,' i ∧ ,' ,' l ! `゙ヽ
! /,l ! ! ', ,,../-', i--', !- /lァ―!ァ'-、!_ ,'! / /', !
! //l ', ;l ,'ヽ i ',l ...',l ヽ / ソ,.....;/_ l / l / / i /
!' ,' ! ∧l ', i ヾ,;====、 ', ,:' ァ;==、、',_ ! /| / !/
'/ ! i ヾ∧ i 、;'"i: : : : : :} ',/ {: : : : : l゙';ゝ!' ! / l',
; ヽ ! ,',' \ ', {: : : : : :! !: : : : ノ / !/! ! :,
,' ヾ l,' ヾ ''''''''''""´ `゙゙'''''''''' ,' l ! ',
,' ,' ! ! ,' l ! ',
,' ,' l ! ! ' ,' l !l ', ',
! ; !l ', ',ヽ _..._ ノ,',' ; ;l ', i
! ! リ '、', 丶 ` ´ , '´ ,'イ ,','ソ ', i !
!,i l !i ヽ'ー 、 ',ヽ `丶、 , '´! ' / ,./'" ヽ! l
ll ! l ! ! i ヾ゙ー-` ヽi、,,..| `丶、 , '´|...,,,/_ /,:''´ / ! !| ;!
ll ', !l ,', __ゞゞヾ''"´ l ` ´ ! `゙'''' ー- 、_ ,' ,'! ,'!l /!
ヽ '、 !','、!,. -‐''´ /''ー---r:---‐'''゙i `゙'''ー-'ソ/,!/ '
ヽ ! ヽ ,. ''''ー---ァ‐'-、-―'ヽ、
ヾ _ ,.. -‐ '´ ! ; 丿 `'''ー- ..._ _,..、
/イ / / / i / /! ! | ! ! i ! | ',、 ヽ
/'゙ ,' ! i i ! i ! l ! ! /', l ! l ! !`丶ヽ
,' ! | ! ! /! ! ', l', ,i ,' i ∧ ,' ,' l ! `゙ヽ
! /,l ! ! ', ,,../-', i--', !- /lァ―!ァ'-、!_ ,'! / /', !
! //l ', ;l ,'ヽ i ',l ...',l ヽ / ソ,.....;/_ l / l / / i /
!' ,' ! ∧l ', i ヾ,;====、 ', ,:' ァ;==、、',_ ! /| / !/
'/ ! i ヾ∧ i 、;'"i: : : : : :} ',/ {: : : : : l゙';ゝ!' ! / l',
; ヽ ! ,',' \ ', {: : : : : :! !: : : : ノ / !/! ! :,
,' ヾ l,' ヾ ''''''''''""´ `゙゙'''''''''' ,' l ! ',
,' ,' ! ! ,' l ! ',
,' ,' l ! ! ' ,' l !l ', ',
! ; !l ', ',ヽ _..._ ノ,',' ; ;l ', i
! ! リ '、', 丶 ` ´ , '´ ,'イ ,','ソ ', i !
!,i l !i ヽ'ー 、 ',ヽ `丶、 , '´! ' / ,./'" ヽ! l
ll ! l ! ! i ヾ゙ー-` ヽi、,,..| `丶、 , '´|...,,,/_ /,:''´ / ! !| ;!
ll ', !l ,', __ゞゞヾ''"´ l ` ´ ! `゙'''' ー- 、_ ,' ,'! ,'!l /!
ヽ '、 !','、!,. -‐''´ /''ー---r:---‐'''゙i `゙'''ー-'ソ/,!/ '
ヽ ! ヽ ,. ''''ー---ァ‐'-、-―'ヽ、
ヾ _ ,.. -‐ '´ ! ; 丿 `'''ー- ..._ _,..、
____
/ /
/ 2ch /
/∧_∧ /
/ (´∀` ) /
/ ∧∧ )/
/ (゚Д゚ ) ̄ ̄ /
_______________________/ U U ̄ ̄/ _
/ ・・・・・|_|・・・・・ ∧_∧ ∩∩ /)_/) i⌒――⌒i  ̄ | __
/● ● 2ch Airlines (・∀・ ) (・x・)ノ (,’ー’) (´(Å__)` ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
/ _ _ ( ) ノ|x| _( U__U) /ヽ / /_ノ ヽ  ̄ ̄ ̄ / ̄
| ▼ |_|・・・・・・・・・・|_|・・・・・・ ・・ |_|・・・・_・・・・|_|・・・/_/ |_|((.l_ll))) /
|_人_ (-_-)ヽ(´ー`)ノ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / (lロ-ロl) /
\ (∩∩)(___)\== / ̄ ̄ ̄ /|| ̄| ̄|\/ ̄ ̄ ヽ ∀ノ/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄|\/ ̄|| | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|| | | | || |_|/
|| |_|/  ̄ ̄
 ̄ ̄
/~~ヘ/⌒⌒ヽ/~~~⌒ヽ/~~ヽ/⌒⌒ゝ /~~⌒⌒ヽ/~⌒`〃⌒~ヾ/⌒⌒
/ ( ミ ミ ヽ ソ 〃/ ゞ ( 彡 ミ V ヾ ゝ ヽ〃 ) ヘ ミ ( ヾ ゝ
/~~⌒ヽ ) / ̄~ ̄~~ ̄~ ̄⌒~ ̄ ̄~~~~⌒~~ ̄ ̄ ̄ ̄~~ ̄ ̄ ̄~ ̄ ̄ ̄ ̄~ ̄
( 〃ヾ ) / ∬ ∬ ∧〜∧ ∬ ∧〜∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/~~ヽ / ∧〜∧ (.;´∀`) ∧〜∧ (.´∀`;) < 温泉でマターリ
/ 〃ヾ ./ (.;´∀`) (( ー----‐ )) (.;´∀`) ( (( ー----‐ )) \_______
( /~~ヽ / ∬ ( (( ー----‐ )) (( ー----‐ )) ) ~
/ ヾ l/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____|\____|\____|\________
/
| 最高だね!!
| ̄|三| ̄ ̄ ̄|\
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\iヽ
| ̄|| ̄| | | | | ̄|| ̄| | ̄|| ̄| .| \iヽ
|_||_| | | | |_||_| |_||_| .| \i
_____| | |_________.| |
_____| |.|_________| | _,,-'~''^'-^゙-、
| ̄|| ̄| | | | | ̄|| ̄| | ̄|| ̄| .| |____ ノ:::::::::::::::::::::::::::゙-_
|_||_| | | | |_||_| |_||_| .| | ..|\ i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
_____| | |_________.| |LlLl LlL | i:::::::::::::::::::;;;;;;::::__,,-''~i、
_____| |.|_________| |======= | ゞ:::::::::::::::::::::::|.レ/:::::::i
| ̄|| ̄| | | | | ̄|| ̄| | ̄|| ̄| .| |LlLl LlL | ヾ_:::::::::::_,,-''ソ/::::::::::;/
|_||_| | | | |_||_| |_||_| .| |======= | |゙-、_::: i;;;;//::::::::,-'~
| | | | |LlLl LlL | | ゙ヽy /_,,-''~
| ̄| ̄| | ̄| ̄| | |======= | | |i:|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | ∧| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | ∧´.| | [
.ゾロゾロ | | ∧__.∩(´∀| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | |∧∧`人_ | |
| |∩(´∀`)つ| . | | |
______|_∧_∧_⊃..(__(_|_|__________________
‐=≡ ( ´∀`∩ ∧_∧ -=≡. ∧_∧
‐=≡ ⊂ ノ ( ´∀`∩ -= ( ´∀`∩
‐= 人 Y ⊂ ノ -= ⊂ ノ
‐=≡ し (_) ‐= 人 Y -= 人 Y
-= し (_) -= し (_)