マリア様がROMってる〜ウァレンティーヌスの贈りエロ(前編)〜
__ , '´ ヽ l ,'ノノノ'l 〉 | !、゚ ー゚ノ| ノ,<,f_、><ノリ くノl[__]_〉 し'し' 私、小笠原>3ち子が>3ゲットさせていただきますわ。 支倉>0 いつまでも妹の尻に敷かれてんじゃねーよ(藁 >2条乃梨子 仏像見たきゃ花寺にでもいってろ(プ >3藤聖 私の祐巳に手だすなよ。この真性レズ(ゲラ 藤堂>4摩子 出番確実に減ってるな(w 島津>44乃 あんまナマ言ってるとシメるぞ(ププ 水野>405様 何でもないです・・・(ガクガク 鳥居江利>5 誰だっけ? ふ>9沢祐巳 タイが曲がっていてよ。直してあげる。 松平>10子 祐巳いじめてんじゃねーよ。この糞ドリル(笑 >10以下の男供 ホモは花寺にでも帰りなさいってこった
>>1 乙です
>>4 いつのまにか蓉子さまが追加されてるな
家に帰って、飯を食べる。あんなことさせられた後だったのでまともな食欲も出ない。 早々に切り上げて部屋に戻る。 「祐麒、入るよ」 夜遅くパジャマ姿の祐巳が入ってくる。風呂上りのようで、頬がほんのり赤く染まっている。 「どうしたんだ?」 祐巳はパジャマの胸元のボタンをいじりながら、 「うん、祐麒、今日の夕飯で元気なかったみたいだから・・」 「そういう日もあるだろ」 ぶっきらぼうにそう答える。当然反論してくるとおもったのだが、 「うん、ごめんね」 そう言って部屋から出て行こうとする。 「そうだ祐巳、聖さんには気をつけなよ」 話が途切れるのが嫌だったのか、思わず口に出してしまった。 何も知らない祐巳が変に思うのも当然だ。そう考えていたのに、 「え・・・なんで知って・・・」 「・・・・・・え?」 先輩との約束は?あれは嘘?俺はなんのために・・・? 「祐麒、お願いだから誰にも言わないで!」 俺の混乱に追い討ちを掛けるように、涙目ですがってくる祐巳。 「ちょっと、祐巳・・・」 「おねがいだから・・・おねが・・・」 「祐巳!」 強い口調で言うと、びくっと体を震わせてこっちを濡れた眼で見る。 「・・・わた・・聖さ・・・」 「大丈夫だ」 「・・・・でも・・・」 「俺がいるから」 「っ、うわああああんっ」 俺の胸の中でわんわん泣いてる祐巳。その体躯は俺が思ってたよりも、ずっと小さかった。 姉だとか家族だとか、そんなんじゃなく、俺は純粋にこいつを守りたい。
ふと思い出した。 俺がねーちゃんのことを名前で、呼び捨てで呼ぶようになった理由。 周りは反抗期だからとか言ってるけど、 友達に連れられて行った映画で見た、互いを名前で呼び合う恋人同士。 それにちょっとでも近づきたくて。 家に帰って、精一杯の勇気を出して言った一言、 ―――ただいま、祐巳――― 最初びっくりした様子だったけど、すぐに「反抗期」とか決め付けられて、 あまりの鈍感さにムカついてそのまま口喧嘩。そんな思い出。 「祐麒?」 「・・なんだよ?」 「肩・・・痛い」 「あ、悪い」 「ねえ祐麒」 「ん?」 「今日だけ・・・一緒に寝てくれない?」 「ああ」 何故だかすんなり言うことができた。
朝、学校に着くなり三年の教室に行く。早いだけあって教室には柏木先輩一人だった。
「約束が違うじゃないですか!!」
「なんだユキチ、約束って?」
なんで俺が怒ってるかわからない、そんな顔。
「祐巳のことだよ!!」
「?・・・祐巳ちゃんがどうした?」
「約束破って聖さんに祐巳を襲わせておいてよくそんな他人顔してられるな!!」
一瞬先輩の顔が歪んだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「なんとか言えよ!!」
「・・・・・・・・・・リリアンに行ってくる」
そう一言呟き、そのまま教室を飛び出す柏木先輩。
「っ、おいっ!」
掛けた声も届かない。窓から下を見下ろすと、登校してる人たちとは逆方向に走る先輩の姿。
「どっちなんだよ・・・」(1178字)
#前スレ
>>672-674 >>726-727 の続きです。新スレ一番乗りにつきエロ無しです(ハァ?
#今回からタイトル付けさせてもらいました。前の二つがNo.1,No.2になります。
>>1 スレ立て乙!
スレタイも、この板ならではの直球の馬鹿らしさが良いね。
>>7-9 GJ!
続くんだよね? どうなるんやろ…
弟×姉>女の子同士 ってこのスレ的にはちょっと・・
>>11 >>7-9 を書いた前スレ672です。ご指摘の通り、このスレの一般的なところから逸れていたようです。
これからはメール欄に「sage 4_672」と入れますので、苦手な方はNGワード設定でお願いします。
また、毎回本文の最初にも注意書きを設けたいと思います。お手数掛けて申し訳ありません。
>>12 一見さんにも優しいように、「sage 祐麒×祐巳」等がよろしいかと。
まあ、他の男が出てくるときとか困るかもですが。
>12 スレ的には特殊かもしれませんが、自分は好きです。 NGワードと、本文冒頭注意書きでOKかと。 しかしまたいいところで切ってあるな。続き気になるじゃないかw のんびり待ってますんで、最後まで落としてくだちい。お願いします。
>>12 俺的にもOKです。
というか毒男板住人的にはOKの模様ですw
>12 自分もオーケーです(w 祐麒は何気に男前なので楽しみ。
>12 自分もOKです。というか大歓迎です。 祐麒×祐巳大好きだハァハァ。続き楽しみにしてまつ
祐麒と祐巳のカップリングはある意味正統派だから嫌がる人そんなにいないのかな。 これが聖さまや柏木だともっと反発あったとおもわれ
3ゲットできてないのが祥子さまらしいですね
じゃあ、祐麒×祐巳だけなら許してあげよう。
前スレで未完の職人さま方、降臨キボンヌ!
うえーんごめん…実はふたつ完結させてない…
すいません。PCが絶不調でSS書いてるどころでは無かったり…アアオチソウウワヤバイ
>>22 が、がんがります……。(;´Д`)
>>1 さん、おつかれさまです。
前スレの職人さんたちを誘い受けしつつ、ニューカマーさんもマターリ待ちます。 みんながんばれ。
>>7 百合推奨だけど聖×祐麒や江利子×熊(どうも女の子が攻めばっかだな...)あったし祐祐も良いのでは。苦手な人用に、タイトル統一して一括あぼーんできるようにすると素敵。
タイトルに「男」を入れよう。それであぼん可能だ。 ところで前スレの反応を見るに、このスレ的にふたなりってやっぱダメなんだね。
マリみて百合スレと普通のカプとか801とかと 分けたほうがいいんでないの
このスレでは、「普通のカプ」=百合だ!(w。 まぁ、「普通のカプ」=原作サイド、ってとこか…。
百合がいい……
百合がいいねえ。 このスレでノーマルを書くと言うことは 他のスレで801書くようなもんだよな
相変わらずROMが偉そうなスレですね
百合がいいひともいるし、男女も見たいひともいるし。 ちなみに自分は後者だが。ROMの意見も大切だけど、 職人さんが書いてくださるほうが大切だと思う。 というわけで >28 の、タイトルに「男」の一文字を入れる案にイピョーウ。
>>28 ふたなりも初代スレとかだったら豊作で許容されてたのになぁ。
人が増えて、包容力のないヤシが増えて・・・そしてそういうやつに限って声がでかい。
悲しいことだす。
>>35 ていうか、スレ住人が増えると嗜好の比率は同じでも絶対数が
変わるから、ふたなり否定の意見が目立つというか大多数を占めるんじゃないかな。
ふたなりは人を選ぶジャンル(ネタ)だから、不特定多数が集うスレではマイノリティな
立場に置かれてしまうのは仕方ないのでは?包容力はあんまり関係無いかと。
漏れは肯定するけど、フェチ板にスレを立てる方が賢明かな、と思う。
つーか、自分に興味がないんなら読み飛ばせばいいじゃん、と思うんだが…… エロ同人作家捕まえて「ボクの○○たんはこんなんじゃない!」とかわめく奴を思わせるよ。
安心して読みたいならSSリンクで探せばいい。 しかしここは2ちゃんねる内。 自分にとっての地雷を踏んでしまうことも覚悟しなければなるまい。 けど、「男」とか「ふたなり」とか入れてもらえると嬉しいです(後者はネタバレの可能性があるかもしれないけど)。
意外性を求めて柏木×聖様きぼん
作品投下マダー? チンチン
まだ前スレ使いきってない罠。 男はともかく、ふたなりとかの畸形ネタはちょっと人を選びすぎかな。 あと、NGワードはメル欄でいいんじゃない?
前スレ最後の祐X祐の続きが気になるなぁ。 メール欄の設定忘れてたのは痛いが 最後まで投下を見守ってほしかった。
百合もいいが男女も見たい。 なので祐×祐の続き読みたい。
百合だけでいです
どうにかして祐×祐の続き投下よろ。 このスレの終わりまでは待ってられんしな。
うん…まあ、うん。でも、百合も読みたいので、他の職人さんもがんがってください!
ちゃんとメール欄使ってねw
読む人を選ぶ物書く人は、メール欄を活用。 読み手は苦手な物があったらスルーして文句をいわない。 これでいいと思う。 しかし、前スレの穴埋めみたら、結構女性の書き手がいて驚いた。 黄薔薇先生とかって女性かな?
>>49 一応同意しとく。
・・・それでも男はいらん
そこまで言われると、男女を投下したくなるではないかw 鬼畜陵辱でも書いてみようかな。ちゃんとメル欄設定して。
黄薔薇先生はどうだろ、微妙… すまちこんの人は女性っぽくね?
前々々スレのイカSSは女性が書いたものだったんだ! なんだってーーーーー!!(AA略
前スレの埋め立ての中の人 カーボン竹刀って普通の竹刀より重くないか? 俺の経験では重い竹刀=カーボン竹刀だったんだが。
>54 う” うろ覚えで書いたので間違ってるかも。 しかもちょっと調べたら、試合用は規定で重さがきめてあるみたいだし…… かなり古い記憶(おいらの剣道経験は中学体育だけだ……)で同じサイズだと軽かったような記憶があったものだから……
男女カプよりふたなりのが随分マシと思ってる女は異常ですか?はいそーですか。
>56 師匠と呼んでもいいですカ?
>>56 私もそう思う。ふたなりは多少邪道にしても一応、
女の子同士だからね。同士よ!!
>>52 >黄薔薇先生はどうだろ、微妙…
>すまちこんの人は女性っぽくね?
自分は逆に思った。
すまちこんの人が微妙、黄薔薇先生は女性っぽくね?みたいな。
イカの人が女性だったらホントに「なんだってAA」貼るぞw。
それにしても作品投下来ないなショボン
>>55 前スレで書けなかったんで。
アクションファンタジーな内容でおもしろかったです。
刀狩令で笑ってしまった。ちょっとツボだった。
書き手の性別は考えなかったなぁ。女性がけっこう多かったのね。 創作に性別は関係無いけど、リスペクト。
わたくしも
>>56 お姉さまに同意ですわ。
ふたなりのほうがずいぶんマシ。
メル覧利用でもタイトル利用でもいいから、
祐×祐の続き希望!待ち望んでた組み合わせでつ。
>>49 でFA。男女が見たい住人もいる(=゚ω゚)ノぃょぅ
わたしは祐×祐は許容範囲。 でもフリークスは苦手。
もうさ、メル欄に以下のキーワードでいいんじゃないか? 「祐麒」、「ふたなり」、「柏木」、「熊」、「花寺」、「陵辱」 他に何か危険なのある? 百合はいちいち断らなくてもいいよな。
原作が百合っぽいから、個人的には 百合>ふた>>>男女 だな なんにせよ原作を連想させない位アレなのはちょっと苦手、例えば唐突なレイープとか 可南子のサイコ物は整合性があるので大丈夫・・・というか寧ろ好きだw でも、何故か祐×祐は苦手なんだよな・・・自分でも嗜好がわからん 近親が駄目なのか男女が駄目なのか・・・他の作品だと何でもOKなのにマリみてだと視野が狭くなってしまう まあ、男女を見たい人も多いみたいなので、メール欄使って書き込めば大丈夫だと思うな 多分というか絶対叩く奴が出てくると思うが、気にしないでお願いします
前スレの996-998って何?新手のいじめ? 読んでた途中に来たからびっくりした。大人気ないなぁw
黄薔薇先生はキャラの選択は女性っぽいけど、 文体は結構男っぽいかなって気もする。 あんまりリリカルではないというか・・・。 蓉子様と聖様のSS書いた人は女性かな?と思った。 後ケース○○の人とか。 イカSSの人は本当に謎だな。 まあ、素敵なSSを書いてくれたら性別なんてどうでもいいけどね。 (でも、女人気無いとか時々言われているので、女性の書き手がいるとわかってちょっと安心したり。)
前スレ617もとい最後に祐麒×祐巳を途中まで投下したモノです。 ためしに祐麒×祐巳で書いてみたんですが、自分でも書いてる途中で 凹んできた上、終わりかたにも非道い部分があったので、6レス程に 短くまとめた上で終了間際の前スレに投下する手段に出た経緯があります。 そのため新スレ早々に投下するにはちょっと憚るモノがあります。 他の書き手さんはどうかわかりませんが、百合じゃないと書いてて 非道い罪悪感があったのが不思議と言えば不思議でした。 メール欄変えたつもりが変わってなかったことには恥ずかしさで 死ねるんじゃないかと思いました、バカ過ぎ。
>69 頼む、新スレだろうがなんだろうが気にせず投下してくれ! むしろ短くまとまってないバージョンが読みたい。 マジで萌えたんだよ。
>70 今は会社なんで無理ですけど、帰った時にもし問題無さそうなら投下するようにします。 長かったヤツは多分消してしまったような気が。
>71 ありがとう。待ってる。てか、漏れ必死だなw そろそろこっちも仕事に戻るよ。
>>68 俺も思った。
黄薔薇先生は結構エロが、実用本位ではないけど直接的
すまちこんの人は…なんてーか台詞を使わず
地の文で延々描写(エロだけでなく他シーン含めて)する辺り女性ぽいなと
先生がたすいません住人の皆もすいません
でも好きな作品を分析するなんて楽しくてさあ!!
ところで保管庫の中の人、いつも乙です。 ちょっとばっかし要望というか… 黄薔薇先生の江利子×令はひとつにまとめたほうがよくないかな? ナマ言ってすまん。
>>73 >でも好きな作品を分析するなんて楽しくてさあ!!
分かるぞ分かるぞ、その気持ち。
このスレってあまり出てくると叩かれ気味になるためか、職人さんのプチ後書きとか
ほとんどないし、そうなってくると完結した職人さんの作品については自分で
補完・分析して楽しむしかないんだよな。
でもそれが結構楽しくてさあ!!
(あ、別に投下した後は出てくるなって言ってるわけじゃないっす。念のため>職人さま)
蓉聖の中の人は女性かな、と思った。 あれは傑作だ…。
新スレ乙ー(遅
>>74 長期連載一まとめ化は是非やりたいのですが、
まずは追いつかないことにはー、といった具合でして。
申し訳ないです。
第4期工事(現在第2期)くらいでの目標です。
前スレ最後に祐麒×祐巳を途中投下したモノです。 メール欄に祐麒を入れて投下します。
「・・・祐麒、問3わかった?」 「あー、オレもそこで詰まってる。」 「うーーん。」「うーーん。」 頭の出来も成績も全く変わらないわれら姉弟は、よく2人そろって同じ問題で頭を抱えることになる。 これじゃ2人で勉強する意味がないと思う時もあるが、一人で部屋にいるとどうしても勉強が 手に着かないことが多いため、こうして、テストの一週間前などは2人で決めた時間に どちからの部屋で勉強するようにしていた。 今日は、祐巳が終始疲れた顔であくびを繰り返していた。 花寺は文化祭も終わり今は一段落着いて楽なのだが、リリアンは今が一番忙しい時期だろう。 しばらく考えてみたけど、結局問3はわからなかった。 時計を見るといつのまにか予定の11時を大分過ぎていた。 今日はもうこれで終わり。大分眠気も襲ってきていた。 見上げると目の前の祐巳は、既に小さく寝息を建てていた。 テーブルにうつぶせになったまま、シャーペンを握ったままの器用な姿勢で。
別に30分くらいならここで寝たとしても大丈夫だろう。 起こそうかとも思ったが、祐巳は昔から寝付きだけは良く、こうして一度 寝ついてしまってはすぐに起こすことは難しかった。 ただ祐巳の場合、このままだと後ろに倒れ床に頭をぶつけかねないので、 クッションを置いて枕を作り、そこへ祐巳を移すことにした。 運んだ時、祐巳の体は思いの外軽く、そして小さく感じられた。 クッションを枕に横になった目の前の祐巳は、気持ちよさそうに寝息を立てている。 改めて見ても、祐巳は驚くほど小さくなっていた。 いや、実際は自分が大きくなっただけなんだけど。 祐巳の腕の横に、自分の腕を並べてみた。 学校じゃ細い方の自分の腕でも、こうして比べてみるとあきらかに太くて、堅い。 いつのまに、こんなに違ってきたんだろう。 小さい頃、僕ら姉弟はよく周りからは双子と思われたりしていた。 自分達でも、髪型を除けば本当に鏡を見ているように思うときもあった。 それがいつのまにか、こんなにも、男と女、そのことが僕ら姉弟を遠ざけようとしていた。
「うわっ」 手の甲に冷たく濡れる感触があった。 見下ろすと祐巳の口から自分の手によだれがこぼれていた。 気が抜けた時、緊張している時、僕ら姉弟はほぼ100%何かしら失敗をしてしまう。 祐巳の頭を少し上向きに直し、ティッシュで祐巳の口の周りと自分の手の甲を拭いた。 こうした時ほど、僕ら姉弟は確かな血の繋がりを感じてしまう。 周り、特に小林が言うには、僕ら姉弟の仲の良さは異常だという。 小林がふざけて「祐麒は祐巳ちゃんのことが好きだから」などと言うこともあった。 その時は怒ったが、実際のところはどうだろう。 姉であり、時々妹のようであったり、友達のようであったり、でも、 それだけじゃ足りない気持ちが確かにあった。 徐々に、でも明らかに、祐巳を誰かに渡したくない、そればかりか、 姉弟だから、ずっと一緒に居たから、それだけで解決できない気持ちが 自分の中にあることに気づいていた。 ずっとさっきから、祐巳の寝顔を見続けていた。 こうして見ていると、自分の気持ちがよりはっきりとわかってくる。 異常だと思う、でも、誰よりも祐巳がかわいいと思う。 その時、祐巳が寝返りをうった。明かりが眩しかったんだろうか。 祐巳の手が、自分の手に触れた。このことが、自分にとって引き金になってしまった。 もしこの時、祐巳が逆の方向に寝返りをうっていたら、でも、それはもうどうにもならないことだった。
自分の手が、指が、祐巳に触れていく。 祐巳の体はどこも柔らかくて、自分よりも体温が低いように感じた。 震える指で、祐巳のパジャマのボタンを外していく。 白い肌が徐々に現れていき、胸には、自分とは違う膨らみが確かにあった。 触れた指先に柔らかい感触があった。手の平全体で胸に触れてみる。 祐巳は自分とは違う。 そのことを、今までで一番強く感じていた。 パジャマのパンツを下ろし、祐巳は白いショーツだけの姿になった。 今日は夜になっても暑いくらいだったが、ショーツだけの祐巳は非道く寒そうで、 頼りなく見えて、そのまま覆い被さるように抱きついた。 指先がショーツに触れ、ゆっくりとなぞるように動かしてみた。 刺激を感じるのか、寝ている祐巳の体に少しずつ力が入っていく。 祐巳の小さな呼吸音がはっきりと聞こえていた。 それよりも、自分の心臓の音がうるさかった。 そのまま近づいていき、祐巳の唇を奪う。 そしてその時、祐巳が目を覚ました。
祐巳は始め、何が起きているのか把握出来ていない様子だった。 祐巳を抱きしめる力が強くなっていく。 離した唇で、首筋に、肩に、キスをしていく。 自分のものではない、不思議な香りがしていた。 そして、胸の先の突起にもキスをした。 「や、やめて。」パニックになった祐巳が小さく叫ぶ。 祐巳の声が聞こえないかのように、自分の舌は祐巳の胸の突起を転がしていた。 祐巳が両手で押しのけようとするが、祐巳の力では引き離すことはできない。 指は、ショーツの上で先程から同じ動きを繰り返していた。 祐巳の体が少しずつ熱くなっていき、少しだけ汗ばんでいく。 興奮は勢いをつけて加速し、自分の体の熱く固くなった所は、ショーツの上から 祐巳を押さえつけるようにあたっていた。 手が、最後のショーツにかかる。 「い、いやっ」 再び祐巳の声を無視して、もどかしくショーツを下ろしていく。 ショーツは汗で湿っていて、その中もより熱く湿っていた。 「・・・ずっと祐巳のこと、好きだったんだ」 祐巳の顔を見ることができなくて、祐巳の耳元で告白する。 もう一度キスをしたとき、キスをした祐巳の唇は非道く震えていて、 祐巳の目からは大粒の涙がこぼれていた。
祐巳は散らばった自分の服を拾い集め、順々に着替えていた。 「・・・祐巳・・・ごめん。」それしか言えなかった。 部屋の中は空気が凍りついたように静かで、祐巳が服を着る布の擦れる音だけが聞こえていた。 「・・・祐麒、今日のことは忘れて。」祐巳が背を向けたまま呟いた。 「え。・・・」 「・・・お願いだから。」小さな声で祐巳が呟いた。 「・・・ごめん、でも。」 それで済むようなことでは無かった。 「・・お願いだから。」 祐巳が同じ言葉を繰り返した。先ほどより強めの口調だった。 「・・・うん、ごめん・・・」 それ以上、自分は何も言えなくなっていた。祐巳が僕の顔を見ることはなかった。 僕も祐巳の顔をまともに見ることができなかった。 「・・・祐麒、おやすみ。」 少しだけふらつくように、祐巳が部屋から出ていった。 そのまましばらく、動くこともできずに時間だけが過ぎていった。 この先、自分のせいで、僕ら姉弟がどうなってしまうのか分からなくなっていた。 これから、今まで通りに過ごしていけるはずはなかった。 そのことは自分も、祐巳も、この時にわかっていたんだと思う。
以上で終わりです。 前スレで途中まで投下したのにまた最初から投下していました、すみません。 出来も内容も叩かれそうなモノですがどうか許してください、失礼します。
>>87 とりあえず、乙。
えーと、許容できるのはこれくらいまでかな。
次は百合で頼みたい。
いや、百合ばっかも飽きるしな
ユキチ好きなので大許容。乙ですょー>書き手さん
じゃあ次は甲之進×志摩子さんでよろ
>87 お疲れ様。 たぬき姉弟好きなんで楽しかったっす。 また機会があったら…つーか続きが読みた(ry
それだけはやめてくれ……
確かに続きが読みたいかもw 柏木、ユキチくらいなら原作準拠で出してもいいような気がするんだけど。 キャラ壊さなければさ。そりゃ実際はここには百合を読みに来てるわけだが・・・ 柏木とユキチも好きなんだよー
見たくないならあぼーんすればいいだけのこと。 ちゃんとあぼーん用キーワード入れてくれてるんだから。 相手が男だからふたなりだからでごちゃごちゃ言うのはやめとけ。 荒らしたいんじゃなきゃな。
むしろ柏木×ユキチの方が読みたい。
それはさすがにいやだ。
ノーマルはみたいが801はちょっと… つーか需要あるのか?
男女を読みたくないっていうのは801を読みたくないっていうのと同じなんだよ。 というわけで職人さんには百合をキボン。
誰も書こうとしないようなのを読みたい。 例えば柏木×可南子とか。
それはオリジナルの男女モノと同じなのでは・・・
可南子はまだ登場回数が少ないから、百合にするにしても王道の祐巳相手にするにしても ちょっと書きにくいだろうな。 ストーカーっぽい行動原理以外にすると、ほとんどオリキャラ状態になるだろうし。 月末の新刊が出たら、可南子物もちょっとは増えるんじゃないか?
あー連投になるかもしれないけど
>>99 さん、
ユキチが好きな人間はどうすれば?ここはエロパロなんだしさ。
801は専用の場所があるから分けられるけど。
後は職人さんに任せてもう寝よ。
妄想してみた。 可南子が花寺祐巳拉致事件を知る ↓ とりあえず一番偉そうな柏木に天誅しに行く ↓ 同性愛以外は無駄に高性能な柏木に捕まる ↓ 柏木、可南子の罵声×99にプライドを傷つけられる ↓ ここは男の良さを知ってもらうしかあるまい ↓ さあ、俺を感じさせてくれ!俺に生きる実感をくれ! ↓ 効いたぞ!スネーク! ↓ 媚薬漬け ↓ 聖様にプレゼント ↓ 終わり
柏木×ユキチきぼんぬ
俺は別に801だってキーワード入れてあるなら構わんが、 ここはエロパロ板だからな。 百合推奨、男女もOK、801はあっちの板でだろ。
はっ…そうだ、801は801の板があるじゃないか! いやまあでも良質なネタ801を排除するほど狭量ではありませんことよ
そういえば甲之進はもうでてこないんでしょうか。祐麒が仄めかしていた時、彼が花寺の生徒会長かなとも勘繰ったんですが。 夜道でレイープされてる真美さんを助けて、自宅に連れ帰って身体で癒してあげる三奈子さま(あるいはタクヤ)キボン。
>>104 >ここは男の良さを知ってもらうしかあるまい
これは同性愛の柏木的にはちょっと無理がないか?
っていうか、
>聖様にプレゼント
ワロタ。何故突然w
801板にマリみてSSスレって建ってるの?
もう百合だけでいいよ・・・
>>106 に禿同。百合マンセーのひとたちは気にせず、
職人さんには男女・女女問わず書いてもらいたい。
>>87 乙ー!自分祐麒好きだったんで
大変美味しく読めますた。続き気になりまつ
禿同。だってそういうスレじゃろ?
何回この話題繰り返してるんだよ・・・ 前に男が苦手な人のためにNGワード指定するって事で決まっただろうに、なんでまた文句言ってんだ? 百合百合騒いでるのはアボーンの使い方も判らん厨なのか?そっちの方がただの自己厨よりマシだけどな
自分も禿同。 好き嫌いがあるのはしかたないが、職人さんをどうこうするのでなく、 自分がスルーすることを覚えて欲しいよ、百合厨には。 >87 自分も大変楽しく拝見しました。というか、続きというか、 カットされたであろう間が見たい。激しく。
なんかここのスレって、書き手にとって敷居が高いというか、やりにくいスレだよね…。 常に読み手の顔色を伺って投下しないといけないような窮屈な雰囲気があるんだけど。 個人的に言わせてもらうならSS書きなんて結局は自己満足でやってる事だけに、 書き手である自分の趣味を取るか、見ず知らずの他人である読み手の趣味を取るかといえば おのずと最初から答えは決まっているわけで。 自分が書きたいから書いたものを「無理に読んでくれなくても結構です」というのが正直な所。 職人の人を君達の意に沿う無償ボランティアかなんかと勘違いしてないか? と、思うようなレスが最近多いだけに。
百合中心。 男女は節度をもって、かつメル欄に注意書き。 くらいでいいじゃない。
>>115 禿同。他スレで書いてても此処にはSS投下できないって人が今まで何人か居たし。
唯単に職人待ちの閑話休題に過ぎないから気にするな。
いや気にするぞ 他のスレでは気軽に書けるのに、なんでこんなに胃を痛めるスレなのさここだけ?
まあ元となる作品の作風からして百合風味なんだから無理に男絡める必要も無いわな。 だからといってそれを書いたら駄目ってわけじゃないし、 別にそこら辺のレスを編に意識しすぎて敷居高いとか書きにくいとかいうのもどうかと。 書くのも読むのもどんなレスつけるのも基本的には自由なんだし。 もちろんマリみてエロパロスレ住人としての必要最低限のたしなみは必要ですけども
聖さまは受け
>87
乙。百合厨&自己厨の中で落としてくれてサンクスコ。
俺は面白かった。続きあるんだったらまた落として欲しい。頼む。
ついでに消えた柏木も何気に気になってたりするが…。
>120
どんなレスつけんのも確かに勝手だけど、書く気や落とす気なくすようなレス
つけといて、それで書く側に意識しすぎるなってのもどうかと。そりゃ無理だろ。
特殊なもの落として、住人の阿鼻叫喚を見て喜ぶ書き手は少数派だろうし。
それから上で言ってたあぼーん云々だけど、使い方を知らない以前に
もしかして専ブラ使わずにIEで見て文句つけてる奴がいるんじゃないかと
いう気がしてきたんで、とりあえずこのスレ貼っとく。
教えてやるからから2chブラウザ使ってくれ
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1053179000/
書き手としての個人的な意見なんだが、波紋を投げかけることになったり、
荒らしの引き金になったりする恐れを抱いてまで作品投下するのは嫌だな。
ここに来ている以上、自分を含めて少なからずマリみてのファンなんだから、
無意味に荒れるよりは楽しみたいんだよ。
自分は百合しか書けないけど、今みたいな状態だとそれも投下しにくい
(120の言うように考え過ぎなのは分かってるんだけど)。
百合ならそんなには叩かれなさそうな自分でもそうなんだから、男女物の
書き手さんだと尚更だと思う。
読み手に回った場合の意見としては、多少の荒れは2chなんだしということで許容も
できるんだけど、あんまり敷居が高すぎると、
>他スレで書いてても此処にはSS投下できないって人が今まで何人か居たし。
っていうように、貴重な職人さんを逃すことになりかねない。それは悲しい。
あとは職人さんには「特殊なのはメル欄にワード設定してくれ」っていう流れに
なってるんだから、読む方としても自分の苦手なジャンルはブラウザで各自
あぼん設定するなりするでいいと思う。
自分は陵辱やレイプ物は苦手なんだが、それを排除するつもりもない。
職人さんに要望ばかり言って、読者の側は何の労力も払わないというのは、
成人としてちょっとなあと思う。
>>122 誘導グッジョブ。
2chブラウザ使ってると、あぼーんの他にもスレッドのローカル保存とか楽にできるし
便利だぞ>未使用香具師達
長文すまんよ…。
>>123 自分も概ね同意見なんだよ。
素人の手慰みとは言ってもSSひとつあげるのはそれなりの時間と手間がかかるものだし、
完成したものには愛着だってある。
それをあえて叩かれるのが判っているのに落とす人はいないだろうと思うよ。
こっちが何日も余暇を削って書いた物に、
お前は一言「イラネ」「ツマンネ」と書くだけで対等の意見をしているつもりなのか!と、
(頼まれもしないのに書いたのは承知で)腹立たしく思う事もある。
それとひとつ言わせてもらいたいのが、
『百合以外はメール欄でNGワード設定』なんてローカルルールがいつ決まったのかと。
書き手が読み手に配慮する意味でそういう措置を取るのは良いアイデアだと思うし、
正式にこのスレのルールとしてテンプレに組み込んでも良いとは思うけど、
少なくとも現状はスレ住人の合意で決まったわけでも、明文化されたルールでもないわけで、
一部でそれを強制したがる人がいるのは傍から見てもあまり気分が良くない。
SSの内容だけでなくて、書き手の気遣いまで読み手に強要されるんだったら、
正直、このスレから手を引きたいという気にもなってるんだよ。実際。
長文スマヌ。
でも「マリみて」好きだからまだ居座ってるわけで、もう少し居心地良くならないかとは思うので。
うーん、百合以外というか、 やはり読みたくない人があぼーんできるように、という配慮はした方がいいと思う。 ただあまりドギツイものは書き手も自粛して、という方向で…。 あくまでマリみての雰囲気だけは残してほしいなって思います。 職人さん方、スマソ。
えー 結論はとっくのとうに出てます。 書き手がやる気なくすんで議論はこの辺で終了してください。
こういう『手を動かさないで口だけ出す』自治厨の仕切りが一番書く気を萎えさせるのだが。
>ただあまりドギツイものは書き手も自粛して、という方向で…。 だから、それが読み手の勝手だって話をしてるのに、なんで わかんないんだろう。 どんなSS書こうが、私は職人の自由だと思うよ。 ただ、やはりスカトロとか読み手を選ぶものは、NGワード入れるなり 事前に注意書きして断り入れるなりの配慮は必要かなと思うけどね。 (個人的には、断りを入れれば、ワード設定はいらんと思うが) 合わないSSはスルーしる! 作品の雰囲気を壊さずに〜なんて言葉、単に自分の嗜好を押しつけ てるだけだっていい加減気づけ。
ちなみに断りってのは、ネタバレ書く必要はないかと。 「甘くないです」とか「好き嫌いがある内容です」とか。 まあ、その辺も書き手次第だとは思うがね。
書き手が書きにくいとかいってる中の何人が本物の書き手なのやら
漏れもスカやグロ、陵辱も勘弁な者だけどさ、ワード設定は別にいらんと思うな…。 普通に読んでて「あー、なんだか陵辱の悪寒…」とか思ったらさくっと飛ばしてるし。 なんで文句たれる香具師は嫌なSSを熟読するの? 読まなきゃ嫌な気分にもならんし、途中までしか読んでないなら叩く筋合いも無いしな。 結果、スレが荒れずに済むわけだし。 グロ画像みたく瞬間的に認識するわけじゃないから簡単にスルー出来ると思うのよ…。 ここは21禁。それくらいの事は出来て当然だと思うな。 注意書き、ワード設定は職人様個人の意思で決めて良いかと。
上で祐麒×祐巳を書いてしまったものです。 あくまで個人の考えですが、SSを書きたかったら勝手に書くだけなわけで こういったところに投下する目的は自分の書いたモノを第三者に評価されて みたいだけなんですよ。 この板のこのスレでローカルルールと言えるのは、マリみてのエロパロでなきゃ ダメという一点だけだと思うんで、こういったものはo.k、これはN.G.といった ことをルール化させるのあまり良くないことだと思います。 でも、むしろ前々スレくらいであった叩きにたいしてあまり叩かないようにしよう、 といった意見の方がつらいです。 叩かれないレスばかりだと、みんなヤだと思ってても書き込まないように してるんじゃないか、とかかえって不安になったりします。 このスレでは書き手が勝手に書いてみたものを出してみて、読みたいと思った 読み手が読んでみて、好きな事を言う場であって欲しいです。
>>131 >普通に読んでて「あー、なんだか陵辱の悪寒…」とか思ったらさくっと飛ばしてるし。
スルーする技術は大事だよなぁ。
自分は女だからなのか、レイプ物でしかも中出しだったりするともの凄い精神的ダメージを
喰らうんだけど(まだエロパロ板に慣れていなかった頃、スルーできずに思わず全部
読んでしまった経験が)、今では128や131と同じように、読んでる途中で自分が苦手と
する展開になりそうな前兆を感じたらさっくり飛ばす。
なのでこのスレにそういうのが投下されても大丈夫。
>>132 >このスレでは書き手が勝手に書いてみたものを出してみて、読みたいと思った
>読み手が読んでみて、好きな事を言う場であって欲しいです。
大人ですね……(;´Д`) 。
自分はこの流れの中だと、百合でさえも投下するのが怖かったりします。
だが俺は知っている 何故百合スキーたちがこうまで声を枯らして 男の淘汰を叫ぶのか 最近キワモノばっかだから寂しいんだよ 萌えたいんだよ女の子同士の甘い触れ合いに! 誰か投下してやれよ俺今アク禁中なんだ ごめんね凸聖ほったらかしで…
祥子「
>>134 !このスレで待っているわ」
蓉子「こんな所であきらめる気?ネタ切れはずっと先のはずよ!」
由乃「自分に負けちゃダメよ!そうすれば、きっと
>>134 は投下できるわ!」
令「アク禁に負けるな!このスレのためにアク禁を断ち切れ!」
瞳子「ここで立ち止まったら可南子さんに追いつかれますわよ!」
聖「
>>134 !貴様、投下もできないのか?」
志摩子「私達は
>>134 を信じているわ!必ずこのスレで会いましょう!」
乃梨子「そうです!私達を救ってくれた勇気があればどんなスレでも投下できるはずです!」
江利子「
>>134 も私たちの百合仲間よ」
祐麒「だから信じてるぜ!
>>134 が投下できる事を!」
祐巳「
>>134 !
待ってる・・・、
>>134 の大好きなこのスレで待っているからね!
約束よ! 必ず投下してね!」
何したんだよw
いやなら読むなっていうけどさ、あまりに作品を壊しているようなものは それが書かれていることを知るだけでいやなのだよ。 でもそこまでのものは一、二回しか見たことないけど。 ここの職人さんは良識あるしね。
>137さん、それからみなさん、少しは頭を冷やして、自分たちの周辺を眺める余裕をもったらいかが?(AA略 #涼風さつさつ p89
…そもそも2chに来るべきじゃあないな なんか様々な意味でこのスレは特殊だと実感した。
どっちにしても普通少し読めばわかるんじゃないのか? >「祐巳」 >「祥子さん?」 >「あら、まちがえてしまったわ」 だったら、男×女で、作品は壊してないだろうし(祐巳はコワれるだろうが) >「祐巳?」 >「ひくっ・・・おねえさまなんか・・・おねえさまなんか・・・」 だったら、祐巳がお酒飲んじゃって本音言って心の隙間を打たれた祥子さまが抱きしめるだろうし。 (けど祐巳寝ちゃって祥子さまが微笑んで終わりだろうけど) >「祐巳」 >「・・ぇ・・・・・・・ぁ・・・」 だったら、祐巳が喋れなくなっちゃって祥子さま激あわてて、医者に連れて行ったらその医者が鬼畜であやうく二人 いっしょにやられちゃいそうなところに柏木が天啓を受けて駆け込んできて医者を撃退して、けど胸元はだけた二人を 前にして、愛は無いけど精をあげる、とか言い放ちやがって、しかも先に祐巳をやろうとして、啓示を受けた祐麒が ガラスぶち破って入ってきて柏木にキン蹴り入れて、柏木のた打ち回ってるときに祐麒が巨乳にむちゃ欲情しだして 姉の姉は姉です、とか言い放ちやがって祥子さまをやろうとしていたところで目が覚めてニヤリと笑む聖さまの朝だろうし。
>「祐巳」 >「ぎゃっ」 だったら、祐巳が久々に最悪の点数を取ってしまって教室でヘコんでるところの後ろからいきなり祥子さま から声かけられてびっくりして、問い詰められて点数いっちゃったらお説教されて、しゅんとしてるところで 祥子さまが笑顔で私が教えてあげるとか言われて祥子さまの家に行って部屋に先に入って待っているとき ベットの下にあるレズエロ本見つけちゃってドキドキしてるときに祥子さまが紅茶持って部屋に入ってきて、 お茶してから勉強はじめて、肩に手が乗ってるのに心臓バクバクで、だけど、祥子さま、あーいうの好きなの なら、わたしがんばる、っていちねんほっきして、目と目が合ったときに祐巳からキスして、祥子さま超驚いて るときに胸触ったりして、で祥子さまが、姉妹の関係ではいられなくなる、とか注意するけど、好きだということに 姉妹も何も関係ない本当にお姉さまが好きだから、って言ったら、ほらお姉さまっていったわよ、って祥子さまが すかさずツッコミ入れて二人で笑って、そののちお互い服脱がせて、祐巳が胸見てヘコんで、小ぶりなのも可愛 くて私は好きよ、とかいってくれて、祥子さまが祐巳の胸愛撫して、お姉さまにもしてあげなきゃと思ってでぃーぷ キスしたりして、いろいろして、二人で一緒にいっちゃって、一緒にお風呂入って二回戦。後日談は、エロ本は聖さま がこっそり置いていったというオチだろうし。
>>140-141 ワロタ。
いいからあなたはその勢いでSS書きなはれw
書いた暁には投下も忘れずに(・∀・)。
>>140 「祐〜巳ちゃん♪。掴まえた!」
「!…えっと、佐藤さん…ロサ・ギガンティアでしたっけ?」
「え゛!、君は…」
「先日はどうも…姉がお世話になっています」
>>だったら、男×女で、作品は壊してないだろうし(祐巳はコワれるだろうが)
146 :
紗羅綺麗 :03/10/11 01:23 ID:JEzN0w10
>>145 「ごきげんよう、ロサ・・・ごめんなさい、聖さま」 「あー、いーよいーよ、その肩書きで呼ばれるのも久しぶりだから」 「ご一緒にいるのは、ロサ・キネンシス・アン・プゥトン・・・ではないですね?」 「あー。このコねー。祐巳ちゃんの親戚なのー。ほら、お姉さんのご学友に挨拶して」 「・・・・・・(もじもじ)」 「内気な方ですのね。それではごきげんよう」 「ばいばーい。あ、このコと一緒にいた事、祐巳ちゃんにはナイショにしといてね♪」 (数分後) 「もー。祐麒ったら。そんなビクビクしてたら、男だってバレちゃうよ?」 「ヤ、ヤバイっすよ聖さん、もう祐巳のヤツ、帰ってきて・・・。服がないのに気付いたら・・・」 「おヌシの下半身はそうは言ってないぞよ♪どうして男って女装すると興奮すんのかねー。あ、そこを行くのは柏木!おーい!」 「せ、聖さん、なんでこんな時だけ親しげに!やめて!お願い!」
>なんでこんな時だけ親しげに! ハゲワロタ。 やはり祐麒イイワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)n゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
流れに乗って、半分ネタの企画提案してみる。 「学園ソドム・リリアン編」 テロリストにリリアンが占拠され、何人かは捕まり何人かは逃げ回る状況。 マクレーン中の聖さまが追い詰められて、同行の祐巳相手に 「祐巳ちゃんの純潔をあんな男共に奪われるくらいならっ!」 (嗜好が俺等みたいな)テロリストの見張りが、囚われの祥子&令に 「俺イッペン百合っての見てみたかったんだよな……おい!そこのお前とお前!やってみせろ!!」 事態に全く気付いてない現白が、例の桜の下で 「志摩子さん……」「……乃梨子……ぁ」 上記は単なる例ですが、そーゆーのをオムニバスっぽく「状況利用」する感じに職人さんを募ってみたい。 勿論支持があれば俺も書きます。一人では寂しい……というか途中で投げ出すのが目にみ(ry 他にも 「何故かテロリスト側の江利子」 「バーサーカーモード発動で屠りまくる可南子」 「普通にレイープされちゃう瞳子」 とか。なんでもアリで皆してワイワイやれればいいなぁ……などと妄想しきり。 ……駄目だろうか、やっぱ(笑)
>>148 キャラとリリアンの設定を活かせるならアリ。
でもマリみてで学園ソドムは無理だと思うほうに一票w
このスレの流れでは絶対に無理ですね。はい。
個人的には、ちょっと見てみたい…
>でもマリみてで学園ソドムは無理だと思うほうに一票w 本当は「Noel3・リリアン編」と書こうと思ったんだけど それではイメージ伝わりにくそうなので「学園ソドム」にしただけですので。 俺も「学園ソドム」がやりたいわけではありません(笑) いやね、真面目に考えてもいるんですよ、一応 「花寺やリリアン大もあるし、まあチェリブロ後でも卒業生その他なら出せるだろ」とか 「やるならその職人さんの使うキャラとSS風味を書く前に宣言してもらわないと駄目だな」とか 「エロ無しでいい話風のとかも入れてみてえな、由乃が弱気なテロリストに説教して改心させる、みたいな」とか 「瞳子レイプをあえて入れたのは、縛り入れたくなかった&スルー文化を定着させるいい切欠になるのではと思ったから(でもなんか結局誰も書かなそうだよな、レイプものは)」とか 「テロリスト集団のタイプを 『マジ貞操と命脅威←←命はともかく貞操の危機←←色んな奴がいる→→なんか紳士的→→かなりヌけてる』 って感じのどこらへんに位置させるか話し合わないと、全体のイメージが共有できないな」とか ……でもさ、こーゆーの考えれば考えるほど「無理かなぁ」とも思う、正直 手間もそれなりにかかりそうだし、嫌いだって人もいるだろうし そも職人さんが集まってくれるかどうか……。 今思ったんだが、この干ばつが延々続けば形になるかもしれんな そーゆーネタだ(笑)
後ろ手に縛られたままの手首はもう随分と痺れ始めていて、 なんとかならないものかと縄をきしませてみるもそのがさが さとした繊維はますます肌に食い込んでくるのだった。別に 自分はいいけれど、祥子は可哀相だなあなどと令は頭のどこ かでぼんやりと思う。そのどこか以外の全ては勿論、今も尚 どこかで追っ手から逃げ続けているであろう妹のことで占め られているのだが。お姉さまのことなら心配ない。今の状況 で、きっと一番頼りになるのは他でもない私のお姉さまなん だ。
ただひとつ不安があるとしたら、それはお姉さまが途中で興味を失って この状況も山百合会のメンバーも全部ほったらかしてどこかへ一人立ち 去ってしまうのではないかということだけど。いや、さすがに、それは ない。お姉さまは、やるべき事はしっかりやる人なんだから。令は半ば 強引にそう信じようとした。
頭の隅をかすめた祥子の手頚にちらと目をやれば、ああやっぱりもう赤くなっている。 これでは血がにじむのも時間の問題じゃないだろうか?別に自分はいいけれど、祥子の肌 はお嬢さまのそれらしく、白くきめ細やかな繊細さを持っていたから。
その祥子が不意に視線を絡めてきて、令は何事かと硬直した。その瞳はこの状況にあっ て、射抜くような光で令を見据えた。ああ、と令は理解する。祥子は、自力でこの場を突 破するつもりなんだ。祐巳ちゃんやお姉さまがたの助けを待つつもりなんて毛頭無かった んだ。でも。
令はそろそろと視線を泳がせて、荒らされきったサロンを眺め渡した。ビスケット扉にバ リケードされた机には、真っ黒なシャツの男がひとり腰掛けて欠伸をしている。それだけ なら運動能力に長けた元二年生コンビ、不意をつけばなんとか出来ない事もない。しかし 男をのした所で部屋の外に陣取っている幾人もの見張りが屈服してくれるわけもなし。流 石に女二人で猛者どもの囲みを突破する事は困難であろう。そうして最も恐ろしいのは彼 らの手に収まっている拳銃で、それがある限り令と祥子は一歩も動けないのに違いなかっ た。
それでも、祥子は何か言いたげな目をして令を真っ直に見返してくる。判ってる、祥子 の心配事は判ってるよ。祐巳ちゃんが傷付かないかって思ってるんでしょう。それなら私 だって、私だって。 「令」 とうとう祥子が囁きを漏らした。令は目だけで返事をし、続きを促す。祥子は頷いて、 上体から力を抜くようにして令にしなだれかかった。肩に頭を寄せて俯き、黒シャツの男 に悟られぬよう唇から吐息を漏らす。 「あなたの竹刀は」 「やっぱりそう来るんだ」
小さく吐き出された令の溜息は、祥子の前髪をさらりと揺らした。肩に掛かる祥子の重 みは制服の生地を通して温もりと一緒に、怒りの生み出す冷たい熱も令の肌に伝えてきた。 祥子の頬が首筋をこする。だって、と祥子は呟き、益々強く顔を令の首筋に押しつけた。 きっと、眉を歪め耐えているのだろう。 「絶対に逃げ出してみせるわ」 「うん」 「助けなんて待っていられない。私が、祐巳を助けなければいけないのに」 肌をかすめ霧散していく吐息も、僅かにかすれている。 「…じゃあ、作戦を練ろう」 令が呟いた時、男と目が合った。
アク禁中で携帯から書き込み読み辛くてすまん
とんでもない、嬉しくて涙がちょちょ切れます
今、男は再び元のように扉のそばのテーブルに腰を掛けこちらを見ている。その口元は だらしなく歪んで、笑っているのか只だらしないのか知らないが時々舌で唇を湿したりし ながら蠢いていた。令はその視線を横目に受けて、しかし酷い不快感を感じて顔を背けた。 そうして、令の両腕によって壁際に張りつけられている祥子の両肩に顔を埋めた。 「やめなさい、令!」
祥子が首を振り、令の身体を引きはがそうとする。しかし腕力では、きっとリリアンで 令に勝てる人間などいないのだ。今そこに座って卑しい視線を向けているあの男にも、きっ と勝てない筈がない。要は、 身をよじる祥子を無理やり抑えつけて、令はその唇に深く口づけた。腕の中で祥子の身 体が一瞬硬直し、ついで微かに震えた。歯列を舌でなぞり、柔らかい唇を音を立てて吸う。 祥子の押し殺したような呻きに重なり、男の口笛が痺れたようになった頭に響いた。その 口笛が令の意識を引き戻す。いけない。こんな所で、ぼぉっとなってちゃ。
「聞いて」 続く口付けの吐息の間から、令は喉の奥だけで囁いた。この距離ならそれだけでも、祥 子まで十分届く。祥子がぴくりと反応したが、令はその肩を抱きすくめることでそれを男 の目から隠した。 要は、あの拳銃が問題なのだ。あれさえ奪ってしまえばあとは、腕に物を言わせて男を 殴り倒すなり何なりすればいい。そうすれば後は、そう、何かが出来るゃうになる。正面 突破は無理かも知れないけれど、カーテンをつたって窓からとか、何なら床を破ってでも。 それに手元に武器があるなら、それはきっと大きな強みになるに違いない。
「銃を奪おう」 祥子の耳元に舌を這わせて、その耳朶に向かって令は囁いた。絶対に突破する。こんな ことを私達に言い渡して、ただでは済ませてやるものか。あの男は、あろうことか、私た ちに性の交わりをしろと要求したのだ。俺こういうの好きなんだよだって?身勝手にも程がある、こんな、こん な屈辱を。 祥子はもう随分上気した頬で、それでもこくりと頷いた。
続きはなんつーか他の職人さん次第…他のメンバーの進行に合わせて話作ります。 自分は面白い企画だと思うが、まートップバッターがこんなじゃ駄目ですかねえ。 職人さんがた、他メンバーが今どうなってんのか良ければ教えて下さいな。
>>164 ありがとうございます
とりあえず私は祐巳と可南子で書いてます
どこにでも突っ込めそうなやつを。
薔薇の館だけでなく教室棟も占拠されているという設定で書いてます。
>>141 ネタ萌え!是非そのノリでSS書いてほしいものでつ。
そして一番笑ったのは140のラスト。夢オチかよ!
>>148 >(嗜好が俺等みたいな)
ワロタ
>>151 乙〜! 携帯からとはすごいな。
>>152 の
>それはお姉さまが途中で興味を失って
が良かった。
>>165 も無理せずガンガレ。
他では、蔦子さんや三奈子さま&真美さんはどうしてるのかな〜とか気になる。
誰か考えておくれ。
168 :
140 :03/10/11 11:31 ID:WEyXWoQH
「祐巳」 「・・・・・・・・・・・」 だったら、ノックしないで部屋にいきなり祐麒が祐巳の部屋に入ったら、上半脱ぎ、スカート履いたまま下着を 足首の所まで下げてベッドで一人Hしてるところで、しかも祥子さまの写真がそこらじゅうに置いてあって、1分 ぐらいしてから自分のおかれてる状況に祐巳が気づいて、服を直さないままぐすぐす泣きはじめて、祐麒もパ ニクってあたふたしてたら、Hなお姉ちゃんでごめんねでも我慢できないのお姉さまのことを好きになればなる ほどお姉さまは私を妹として大事に扱うようになるしそれは手が重なるとかちいさなふれあいでもドキっとする ことはあるけどそれで満足かって言われたらそれは違うのごめんねゆーきヘンな話しちゃってでもおとーさん やおかーさんに絶対話さないでね、とか涙まじりに言われて、祐麒が、もう一歩踏み出せばいいじゃないかよ、 ってちょっとカッコよく言ってその意味を反芻して祐巳が、うん私頑張るって言って、次の日の昼休み、お姉さま を呼び出して、どうしたの祐巳?、なお姉さまに向かってロザリオを返し、祥子さま私と付き合ってください!! って言って祥子さま唖然、恋愛駆け引きを全然知らないので額面どおり受け取ってしまって、祐巳は私が姉で あることに不満足なのねでもここまではっきりいわれたら祐巳あなたの意見を尊重してあげる、って泣きながら 言って走っていっちゃって祐巳ぼうぜんじしつして、放課後、まっすぐ家に帰って、夜、パジャマで祐麒の部屋 にノックして入っていきなり祐麒に抱きついて大泣きして、ゆーきのばかぁ、ってずっと言い続けていて、一時間 くらいで疲れたのか寝ちゃって、祐麒がお姫様抱っこで部屋まで祐巳を運んで、ベッドの枕の下に祥子さまと祐 巳が二人笑顔で写ってる写真をこっそり入れて、おやすみ祐巳、て言って部屋を出る祐麒、次の日由乃に無理 やり薔薇館に連れてかれたらビスケットの中で祥子さまが泣いてて、祐巳ごめんなさいあなたがどんな意味で 言ったのかも知らずに勝手な解釈をしてしまって赤薔薇さまに怒られたわ、って涙ながらに言われて最後に、 姉妹で恋人もいいじゃない、という祥子さまの笑顔で幕だろうに。
百合限定スレを別に建てるのは?
あほ。
いきなりですが投下します。属性「百合」 前スレ747の後、しばらく経った頃の志摩子と乃梨子の新婚話ということで (前の読んでいなくてもほとんど平気です)。 スルーしたい方は、次からのメル欄のワードででもあぼん設定お願いします。
志摩子と二人だけで一泊温泉旅行。部屋はもちろん一緒。布団を並べてご就寝。 これはある種の拷問ではないのか。 どうしてこんなことになってしまったのだろう……。 今日の予定を全て消化し、二人でひなびた温泉宿に戻る途中。 乃梨子は、この後自分に重大な試練が待ち構えているのを意識せずにはいられなかった。 もとはといえば乃梨子が言い出したことだった。 土日と祝日の月曜を入れて三連休。そのうちの二日を使って、志摩子を誘って隣県に あるお寺や教会を一泊二日で見て回ることにしたのだ。 この話を切り出した時、志摩子は嬉しそうに承諾してくれたし、二人で旅行の予定を 話し合っている間は夢のように楽しかった。 今日はその旅行の一日目。 昼前に旅館に着き、一度荷物を預けてからお寺や教会をゆっくり見て回った。 帰りは遅くなる旨伝えてから出てきたので、夕食も外で済ませてある。 そして旅館の前に帰り着いた今、腕の時計を見ると、既に夜の十時近くになっていた。 午前中に一度荷物を預けに来た時も小さい宿だなあと思ったが、夜の暗い中で見ると、 ますます寂れて見える。 客は自分たちの他にせいぜい数組といったところだろう。 しかしその分値段も安く、その割には露天風呂もあるそうで、高校生である乃梨子達には ありがたいのも確かだった。 旅館の中に入ると、志摩子は迎えに出た宿の女将と何やら話し始めたので、乃梨子は 一足先に部屋に戻ってきた。 部屋は和室の六畳間。二人部屋としては一般的だろう。 ここで志摩子と一夜を過ごすのだ。
志摩子とは以前、自分の見舞いに来てくれた時に既に一線を越えていたが、こういう 状況ではやはりまだ意識してしまう。 意識するどころか、何かよからぬ妄想が浮かんできそうにすらなる。 帰りが遅くなってしまったためか、幸いなことにまだ布団は敷かれていなかった。 もし二つ並んだ布団を実際に目の当たりにしていたら、乃梨子の妄想はきっときわどい所に まで達してしまっていただろう。 (危ない危ない。この先はあまり深く考えないようにしよう) 乃梨子は妄想を振り払うように頭を振り、ハンドバッグを隅に置くと畳に座り、部屋の テレビを何気なく点けた。 「!!?」 スイッチの入ったテレビ画面に映し出されたのは、ケーブルテレビか何かの18歳未満 お断りな番組だった。 まだ前座の段階(?)なのか、全然過激な場面ではなかったが、しかしいきなりこんな 番組が映るなんて。 前の客が設定していったままなのだろうか。 それにしても家族連れの客だって多いだろうに。この旅館、無防備すぎる。 「ねえ、乃梨子」 プチッ。 志摩子の声に反応し、乃梨子は素早くテレビを消した。 何時の間にか志摩子が戻ってきていたようだった。 しかし部屋に入ってきたばかりの志摩子には、運良く今の画面を見られずに済んだようだ。
中学時代にクラスの男子生徒がエッチな本を持って来て女子からひんしゅくを買って いたりと、そういうことには少しだが耐性のある乃梨子である。 しかし、さすがにこういう番組を志摩子の目に留まらせるのははばかられた。 というか、はっきり言うとこんな下世話な番組、大事なお姉さまに見せたくない。 「あら、テレビ見るの?」 しかし乃梨子の心中など知るはずの無い志摩子は微笑みながらそう言うと、乃梨子の 隣に座り一緒にテレビを見る体勢になる。 「テ、テレビはいいよ」 「そう?何か面白い番組でもやってるかもしれないわよ」 にこにこしながらそう言う志摩子は、少しうきうきしているようにも見える。 ヤバい。なんとか誤魔化さなくては。 「でもさ、ほら、せっかく旅行に来たんだし。ここまで来てテレビっていうのも何だか味気なくない? それにやっぱり二人きりなんだし、志摩子さんと色々お話したいなぁなんて思ってるんだけど、 ダメかなっ?」 「乃梨子……」 勢い込んで語る乃梨子に、志摩子は少し驚いているようだ。 しかしすぐに柔らかな微笑みを浮かべて乃梨子の瞳を見つめながらこう言った。 「そうね、せっかく二人きりなんですものね」 (う…) 急に自分のことを見つめてくる志摩子に、乃梨子の胸は高鳴った。
過激な内容のテレビ画面をちらっと目にしてしまったせいだろうか、志摩子のことを そういう目で見てしまう自分を乃梨子は止められなかった。 熱を出して学校を休んだあの日、自分の部屋での志摩子との行為が頭の隅をよぎる。 今志摩子のことを抱きしめたら、嫌がられてしまうだろうか。 そう思いつつも気持ちを抑えきれなくなってきた乃梨子が、たまらずに志摩子に手を 延ばしかけた、その時。 トントン。 「お客様〜」 ノックとともに、仲居さんの声が。 「あ、はい」 応対しようと、志摩子が立ち上がりドアへと向かう。 残された乃梨子は座ったまま放心したように、上体をゆらゆらと揺らしていた。 (助かった……) 乃梨子がそんなことを思っていると、入り口の方から志摩子と仲居との会話が 聞こえてくる。 「さきほど申し上げるのを忘れておりましたが、お風呂の方はあと3時間ほどですので」 「じゃあ、今から入らせていただきます」 お風呂? 「他のお客様方はもう入られましたので、貸し切りですよ」
その後一言二言話していたようだが、仲居との応対を終えると志摩子が戻ってきた。 「貸し切りですって。嬉しいわね、乃梨子」 「そうだね……」 貸し切り。心に微妙に引っかかるものを感じたが、その時はまだその感情の正体を 乃梨子は掴めなかった。 それよりも、 (お風呂…。やっぱり一緒に入るんだよね……) このことを忘れていた。いや、意識して考えないようにしていたような気さえする。 志摩子の裸を目の前にしてしまったら、自分の心は一体どう反応するのだろう。 それに、志摩子に自分の全裸を見られるのは初めてなのだ。 見舞いに来てくれた時は、大胆にも志摩子を脱がしてその肢体の艶かしさに圧倒されたが、 乃梨子は脱いではいなかった。 女同士なんだから恥ずかしがることはない、ということは頭では分かってはいるのだが…。 (落ち着け私。いくらなんでも意識しすぎでしょ。志摩子さんに変に思われちゃうよ) 志摩子の様子を横目で盗み見ると、特に何を考えている風でもなく、いそいそと 入浴の準備をしている。 (やっぱり意識しすぎだよね…) 乃梨子は頭を振って気を取り直すと、自分も着替えの準備をし始めた。
177 :
176 :03/10/11 12:40 ID:ivi0gxG9
続きます。 たぶん来週あたりには。
リアルタイム現白氏キターーーーーーー! 乙です。
おツー 楽しみに待ってます。
乙カレー 来週まで悶々として過ごします。
令「暗いからよく見えないね」 由乃「触ってみる?」 由乃は暗闇の中パジャマのボタンを外した。 令は傷に沿って指をはわせる。 令「痛くない?」 由乃「抜糸が終わって少しの間は痛かったけど、もう痛くないよ。」 そう言いながら、由乃は令の手を掴み、自分の左胸におしつけた。 令「ちょっ、よ、由乃。なにしてるのよ!」 顔を真っ赤にしながらも手を離さない令に、由乃はゆっくりと告げた。 由乃「令ちゃん、聞えるでしょ?私の心臓の音。もう、大丈夫だから」 令「・・・・・・・・・・・。」 由乃「もう、痛くない。もう痛くならないから。だから…、令ちゃん」 令「・・・・由乃・・・・」 令「今までありがとう。・・・これからも、よろしくね」 胸に触れた手に、由乃の涙の雫が落ちた。 その雫の暖かさは、この子の心そのものに思えた。
>>181 懐かしいなソレ
しかしせっかく貼るならそれをエロパロ板色に
アレンジするくらいの気概を見せて欲しかったぞチミハァハァ
令「暗いからよく見えないね」 由乃「触ってみる?」 由乃は暗闇の中パジャマのボタンを外した。 令は割れ目に沿って指をはわせる。 令「痛くない?」 由乃「ん…少しの間は痛かったけど…もう痛くないよ…」 そう言いながら、由乃は令の手を掴み、自分の左胸におしつけた。 令「ちょっ、よ、由乃。なにしてるのよ!」 顔を真っ赤にしながらも手を離さない令に、由乃はゆっくりと告げた。 由乃「令ちゃん、聞えるでしょ?私の…あ、あそこの音。令ちゃんのことを 思っただけで、こんなになっちゃったの……もう、大丈夫だから」 令「・・・・・・・・・・・。」 由乃「もう、痛くない。もう痛くならないから。だから…令ちゃん」 令「・・・・由乃・・・・」 令「これから、痛くなったら、遠慮なく言ってね」 胸に触れた手には、由乃の秘部からこぼれた雫がついていた。 その雫の暖かさは、この子の心そのものに思えた。
>>183 よくやったw
しかし何があったんだいったい…
>>176 現白さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
楽しみにしております。
現白! 現白! 現白! も え し む (おちけつ)>自分
薫子さんから 速達が届きました・・・ _____ / ヽ____// / / / / / / / / / / / / / / / / / /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | /  ̄ ̄ ̄ ̄ /_____ / /ヽ__// / (・∀・)イイヨイイヨー! / / / / / / / / ____ / / / / / / / / / / /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / /
現白キター
>>187 菫子さん即レス(w。進化しつづけている!
エロ同人板にSSが投稿されていて愕然とした。
あれってなにかのこぴぺ改変じゃないのかい?
>>190 どうせならこっちに投下してくれればええのに。
議論続いてスレの雰囲気悪かったからねぇ。
薔薇の館でお茶して由乃が食器洗いに行って、祐巳が手伝おうと台所に行くと 由乃が一つのカップ(もちろん令の)に口付けしてるような甘々の百合キボンヌ
>>194 「…あぁ、見られちゃった…。令ちゃんが触れたものに、私もこうして…
おまじないをしているの…」
「由乃さん…」
「そう言えば祐巳さん、私が入院してたとき、
令ちゃんに肩掴まれたんだって?」
そういや入院してる時、温室でふたりっきりで過ごしてたよな。
>>194 ふっおおおおおおお!あんたが書け!書いてくれ!
甘々百合上等だ!むしろカモン!
>194 おまいら、もう結婚しる! そして私を早く安心させてくらさい(えー)
はやく孫の顔が見たいわねぇ、 安心して卒業できないじゃないの。 と、おばあちゃん風に言ってみるテスツ
ここはひとつ、荒療治が必要かしら。 と企んでみるシケン
>>187 爆笑しますた。菫子さんイイヨイイヨー!
そういやさ、前スレで挿絵を描いてくれると言っていた神は どうされているかのう。 確か黄薔薇派だったと思うが。
はいはい俺もそれを思っていたところだよ …敢えて言わないようにしてたのにおまいは
俺も描こうと思ったけど、 うpろだにうpしても流れたら困るし かといって自分の垢にうpしても垢を晒すのは気が引ける。
うーん…ほ、保管庫の中の人来てー!!
保管庫の中のヒトとファイルをやり取りできるシクミがほしいでふね。 #いや、流れにくいアプロダかフリさばの捨て垢とってあぷでもいいんだが 時に諸君、今たりない栄養素はなにかね? おいらは"祐巳分" これは現紅薔薇SoftエスSSに含まれるのが一番美味だと思うのだが
専用うpろだを作れば挿絵以外にも SSをテキストファイルにしてうpできる罠。
蓉子さまー蓉子さまー
今足りない栄養素…キワモノが続いた令×由乃。 まあそれはそれとしてうpロダがあればかなり便利だね。 絵師の存在が大前提になるわけだが
皆様、江利子さま分はいかに補充されて?(リリアン風に) かく言うわたくしは脳内d(ごきげんよう、薔薇の館の方から来たものです) ・゚・(ノД`)・゚・ (泣く。自分で書けと言い聞かせる。でも泣く)(えー)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」 ―――――――――――――‐┬┘ | ____.____ | | | | | | | ∧_∧ | | | |( ´∀`)つ ミ | | |/ ⊃ ノ | | ミ  ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄ | 山辺分
カプの他に作風として、そろそろ食人族さん分や北枕さん分も補充したいでつ。 もう降臨しては下さらんのかな。 展開が多少ぶっ飛んでても「ちゃんとマリみて」してるという、今になって 思えば貴重な職人さん達だった。 今いる書き手さんも好きだけど、なんか「まとも」と「キワモノ」で両極端なんだよね。
>>214 とっくの昔に見限られてると思うんだが…
蟹分はまだカニ?
>>215 北枕さんは、まだいるんじゃないかな?と希望的観測。
個人的にはコテに戻って参加してほしいんだけど…無理は言わぬ。
食人族さんは…いないのかな。
確かにキワモノにならない、さくっと読めるコメディータッチエロって
最近無いね。
それと
>>150 の企画が進むのをこっそり楽しみに待ってたんだが、
職人さんをたくさん集めたいんなら、舞台設定をもうちょっと決めといた方が
いいんじゃないかな。
・事件発生時の時間帯はどこか(午前・昼休み・午後・放課後)
・その日の天候(できれば季節、または何月かも)
あまり決めるとネタバレになっちゃうキケーンだけど、これくらいは指定しても
いいんじゃないかな。そうじゃないと情景描写入れにくいだろうし。
book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1065769597/218-227
うぷろだの要望が多そうなので、現在作成中です。 angelfireでは動かなかったので、別のアカウントで作業しています。 とりあえず、動作試験は成功。 もうちょっと体裁整えたら公開します(本日27時くらいかなと思います)。 あと、うぷろだ始動に伴って保管庫の引越しも行おうかと思います。 バックアップとか面倒なので、一つにまとめたいのでした。 #頻繁に動いてごめんなさい。
>保管庫の中の人 乙。 なんにしろ職人さんに降臨してほしいところではあります。 とりあえず銀杏プレイで(w
>保管庫の中の人 乙!本スレのATP氏と並んで大感謝です! 銀杏プレイはどうかと思うナァー ま、好きにやってくれ。
銀杏プレイはむしろ紅薔薇にやってもらいたいものだなw
>保管庫の中の神 乙です!急がず時間のある時で充分ですよ。 では本スレ銀杏編いきます。 そんなにドギツクないつもり。ちょっと短めに。 メル欄は「銀杏プレイsage」にしときます。
「そうだ乃梨子、銀杏あるわよ」 銀杏かぁ。 志摩子の声を背に、椅子に座り入れたてのお茶をすすりながら乃梨子は考えた。 (志摩子さんの影響で銀杏はそんなに苦手じゃなくなったけど、今日はお昼ちょっと 食べ過ぎちゃったしな) 普段と変わらない穏やかな放課後、薔薇の館で乃梨子は志摩子と他の面々が来るのを 待っていた。 お菓子の準備をしていた志摩子は、その代わりにと思ったのか銀杏のことを思い出した ようだった。 「うーん、今はちょっとお腹一杯だから、また今度もら………うわぁっ!?」 答えながら乃梨子が振り向くと、そこには目をキュピーン!と妖しげに光らせた志摩子が、 すぐ後ろに立っていた。 「乃梨子、食べるわよね?」 表情は微笑みを浮かべているが、目は笑っていない。 声のトーンも普段よりやや低いようだ。 いつもとはかけ離れたオーラを放つ志摩子に、乃梨子は椅子に座ったままただ呆然と 見上げるだけだった。 すると、志摩子の手が乃梨子の襟元に延びてきて素早くタイを解かれてしまった。 「し、志摩子さん、何を!?」
いきなりな志摩子の行動に声を上げる乃梨子だったが、志摩子は銀杏でパワーアップ中 なのだろうか、華奢な志摩子にはあり得ないほどの力で押さえつけられ、あっという間に タイを使われ椅子に後ろ手で縛り付けられた。 動揺を露わにしている乃梨子を、志摩子は満足げに妖しく見下ろしている。 「ほら、こんなにおいしいのに」 声も出ない乃梨子の前で、志摩子は自分の口に一粒銀杏を入れた。 すぐに食べてしまうのが勿体無いというかのように、そのまま口の中で銀杏の粒を 転がしている。 なんだか淫靡な光景だ…、とぼうっと思いつつも乃梨子はなんとか口を開いた。 「わ、私だって別においしくないって言ったわけじゃ…むぐっ」 言葉の途中で志摩子の唇で口を塞がれる。 志摩子の口付けにカッと身体が熱く痺れた乃梨子だったが、志摩子に舌で無理やり唇を 開かせられ、銀杏を口移しで飲ませられると堪らずに咳き込んでしまった。 「ごほっ、ごほっ……志摩子さん、ひ、ひどいよ…」 むせた乃梨子は涙目でそう志摩子に訴えるが、志摩子は平然とした笑みを浮かべる だけだった。 どこかうっとりとしたような瞳で、乃梨子に言う。 「乃梨子、知ってる?銀杏ってとてもおいしいのだけれど、あまり食べ過ぎると 身体に毒なのよ。でも、身体の別の場所でなら……食べられるわよね?」
えっ、今なんて?と乃梨子が思ったのも束の間、椅子に座っている自分の両足を 志摩子の身体で割られ、スカートの中をまさぐられる。 「し、志摩子さん!ちょっと、やめ……っ!」 椅子に拘束されながらも身体をよじらせ空しく抵抗してみたが、やはり無駄だったようで、 志摩子の手によってショーツを下ろされてしまった。 先ほどと同じように銀杏をまた一粒口に含む志摩子。 乃梨子のスカートを太もものあたりまで捲り上げてから、その両膝を手で抑える。 「志摩子さん、な、何するの……」 震える声で志摩子に問うが、返事はない。 志摩子の頭がそろそろと自分の腰の方へと近づいていく度に、乃梨子の心には 不安とともに、それだけではない奇妙な何かが沸き起こってきていた。 身体中、特に下腹部の当たりがじんじんと熱くなってくるのを止められない……。 と、 ドサッ。 扉の方で物音が。 今にも乃梨子の下半身に顔を埋めようとしていた志摩子。 涙目になりながら、真っ赤な顔で息を荒くし始めていた乃梨子。 二人が物音のした扉の方へと顔を向けると、そこには……
「志摩子さん、乃梨子ちゃん……これは、ど、どどどど」 「あら、祐巳さん。ごきげんよう」 あまりの光景に、登場早々道路工事を開始した祐巳に、志摩子は平然と柔らかな挨拶を返す。 「ゆゆゆ、祐巳さま!助けてくださいーー!」 「へっ!?」 第三者の登場で我に返った乃梨子は、慌てて叫ぶ。 混乱しているらしい祐巳に助けを求めても無駄なような気がしたが、両手を拘束されている 乃梨子は、とりあえず祐巳にすがるしかなかった。 「ちょうどよかったわ。祐巳さん、銀杏いかがかしら?」 妖しげな眼差しを祐巳にも向ける志摩子。ゆらりと立ち上がり、祐巳の方へと身体を 向ける。 ヤバい! 「祐巳さまっ、やっぱり逃げて〜!!」 「えええ〜〜っ!!?」 乃梨子の叫びに、慌てて逃げ出そうとする祐巳だったが……。 数分後。 乃梨子と同じように両手をタイで縛られ、涙目で床に横たわる祐巳の姿があった。 「祐巳さんは、どこで食べるのがお好きかしら?」 「あわわわ……」 乃梨子に加え、祐巳という新たな獲物を手にした志摩子は、さらに妖しく微笑んだ。
ここまでです。
無理やり祐巳分に繋げてみました。
ややキワモノ寄りだけど、よかったら誰か続きよろ(えー)。
>>222 祥子さまをどうやって銀杏時空wに引きずり込むかだな。
おつー 軽く読めていいですな。
>>228 乙ー!銀杏に魅了されていっちゃってる志摩子さんはおもしろいな。
けどタイが曲がっていてよ?
>紅薔薇銀杏プレイ
いやがる祥子さまに無理やりとか?「体は(?)嫌がってないじゃないですか?」みたいな。
相手が蓉子さまなら「祥子、食べなさい」で、祐巳ならば「私が調理した銀杏なのに
食べてくださらないのですね」と泣かれて一生懸命食べようとする祥子さま。
もしくは祥子さまが銀杏嫌いを直すため、銀杏で女体盛りに挑戦する祐巳。
・・・というのが思いついた。ごめん。
アホな話なのだが、それがかえっていい感じだね。
原子炉ネタ降臨じゃ…アリガタヤアリガタヤ
>「祐巳さまっ、やっぱり逃げて〜!!」 いいなあ・・・(ホワワン)
そんなに銀杏食わせたいのか…志摩子さん…。
イイヨイイヨー 薔薇の館に電報届いちゃうよ、菫子さんから(w
/ | | / @ よく分からないけど、ここに銀杏の割り器置いておくわね(・∀・) / | / | / .丿
>228 薔薇の館に巣を構えた絡新婦? >236 電報よこすのは「薫子さん」じゃなかったっけ?
>>239 あなたもう一度チェリーブロッサムを読み返しなさい。
あらごめんなさい。失礼わたしこそ吊ってきます ∧||∧ ( / ⌒ヽ | | | ∪ / ノ | || ∪∪ ; -━━-
>>240 読んでも判らんかった。乃梨子の大叔母の菫子なら判るんだが…
誤字じゃないの?
( ゚д゚)…… 死人に鞭打っちまったよ。・゚・(ノД`)・゚・。 スマン…_| ̄|○
238>239
単に
>>187 の差出人が「菫子さん」じゃなく「薫子さん」だったと
指摘しただけなんだけど・・・人、ひとり殺しちまったよ。
マリア様、この罪を背負って強く生きていきます。
薫子菫子って、双恋かよ!! そういや、G'sでマリみてのパチり企画始まるな。 マリみてブームに便乗したかのような。
246 :
名無しさん@ピンキー :03/10/14 00:46 ID:K8NalznL
>志摩子は銀杏でパワーアップ中 なのだろうか 激ワラターヨ
sageわすれ、スマソ
>>224 「そうだ乃梨子、銀杏あるわよ」
↑このせりふが、もはやすばらしい。
G'sはちょっと・・・(えー)。 やっぱり購読層が男の子多いと、煽り文句とかああなるのかな。
test
>>251 ひゅうううう!!あんた粋だぜっ!
これで挿絵も描きたい放題だね!がんがれ職人さんたち!
漏れもそのうち描くから!!
>251 かつかれー いや おつかれー これでマリ見てエロCGが保管庫に集約され、いずれマリ見てエロポータルとして歴史に名を刻むのだな。 そして未来永劫保管庫の中のヒトとして崇め奉られ、末は聖人としてローマ教会にまで名を(ry
>251 神認定。 ところで、ここでは祐巳が1年の時の話って書いちゃだめなの? もしくは3年の時とか。
1年は全然問題ナシだと思うが。3年は、うんまあ頑張れ。
おいおい、誰だよ。 神のうぷろだに「gin4.jpg」なんてタイムリーな写真うpしたのw。
銀杏うpしたヤツ出てこいゴルァー!!w 絵師降臨キボン!キボン!せっかくうpろだ出来たんだし!!
>>251 は神だって、漏れは信じてる。
うpろだの「gin4.jpg」ワラタw
なんかスレにカイザと馬が紛れ込んでないか?
>251 乙です。これからも宜しくお願いします。 >263 少なくともここに最低四人は555を見てる奴がいるわけか。
>>266 いやあのグッジョブと言ってもいいんだが微妙にスレ違いだ
>>266 上手い……。
つーか、あぷろだに貼ればいいのに。
ああ、あの人か……。上手いよな。
どの人だ
新進気鋭お絵かき掲示板の中の人の一人だな。
273 :
165 :03/10/16 01:39 ID:WJQbBoGJ
しん、と静まりかえった校舎。 いつもなら教室から洩れ聞こえる授業の声が全く無い、違和感。 祐巳は今までこの廊下を、これほど気を遣って歩いたことはなかった。 学園長とすれ違う時でさえ、これほどには緊張しなかったはず。 きょろきょろと落ち着かない視線を彷徨わせ、足音がしないよう上履きを脱いだ靴下のまま歩きながら。 小刻みな震えは、止まらない。 お姉さまが捕まってしまわれた時は、まだ聖さまが居てくれた。 聖さまが無理矢理連れ出してくれなかったら、おそらく私はお姉さまを見捨てることも出来ず、かといって助けるなんて及びもつかずに、お姉さまの献身を無駄にしていただろう。 それなのに「どうして!」などと聖さまを責めて、困らせて。 挙句その声であの人達を呼び寄せてしまって ……こうして、今は一人。 (どうしよう……どうしたらいいの?) 『平凡』であることを、これほど辛く味わったことはない。 どうして私なんかを、と考えてしまうことは。 助けてくだすったお姉さまたちに対する侮辱でもあるとわかってはいたけれど。 そんな思考が止められないくらい情けなくて……恐かった。 現山百合会の面々や卒業された元薔薇さまがいくらすごい方たちだからって、こういう状況でなにかを劇的に成せるとは祐巳も思わない。 けれど今の自分のようになにをしていいかすらわからず、ただ脅えるねずみのようにこそこそと潜み逃げ回るだけ、などということは、無いのではないか。 (……お姉さま) ふと、そこまで考えて、恐ろしいことに思い当たってしまう。 捕まったお姉さまが、今どんな風に扱われているのか。 あんなにお綺麗で、同性の祐巳ですら虜にしてしまう祥子さまの美しさを……あの男たちがただ放って置くだろうか? 「ひ」と喉から声が漏れた。ネンネの祐巳にすらわかる、ただ一度の連想で事足りてしまう答え。 ぐらりと周りの色彩が滲み、平行が失われる。 壁を這うように廊下の端を歩いていたから、それを支えにしてかろうじて倒れずにすんだけれど。 足に力がまるで入らなくなって……しゃがみ込んでしまう。 こんなところに居たら駄目だ! せめてもう少し安全なところへ行かないと!
キター!
275 :
165 :03/10/16 01:41 ID:WJQbBoGJ
理性は必死にそう叫ぶけれど。 (私が……私がそうなる筈だったのに!) 認めたくない『事実』に潰され、嗚咽と涙がとめどなく漏れる。 この棟には、今はそれほど多くの男たちが居るわけでは無いようで。 だからって安心できる理由はなにひとつ無いのに。 ぽたぽたとプリーツに落ちる水滴を腿に感じながら、自棄のようになってしまい、動けない。 「お姉さまに助けていただいた自分」という感謝より、「お姉さまを犠牲にしてしまった自分」という絶望がより多く胸を占める。 心の中でか細く光っていた灯台を失ってしまった。 なんの音もしない校舎で目を閉じると、辺りは闇。 「っ……うぅ……ぅっ……」 どれくらいそうしていたのか。 頭に上った血の熱と静けさで耳鳴りすら感じる頃、十メートルくらい先の曲がり角から「コツ、コツ」と遠い音に気付く。 執行の、そして救いの足音。 ……そうだ、『あの人』に連れて行かれてお姉さまと同じ事をされよう。 お姉さまの男嫌いを考えれば、それくらいでは同じ痛みを味わうことにならないかもしれないけれど。 自分では幾人もいる少女たちの中から選んではもらえないかもしれないけれど。 お願いしよう、お姉さまと同じにしてください、と。 後に思えば恐ろしいことに、その瞬間、その思考の狂いを、自分では全く意識していなかった。 けれど (……そうすればお姉さまにも許していただける、きっと喜んで……) 笑顔。 浮かんだ祥子さまの笑顔が最後の一線を守ってくれる。 !!!そんなわけがないではないか!!! 体はちゃんと動いた。 それは、あらゆる可能性に繋がっている。 何故自分にはなにも出来ないなんて ……いや、今はそんなことより! 振り向いて走る、足音は殆どしない。
276 :
165 :03/10/16 01:43 ID:WJQbBoGJ
背後からのそれは一定を保っている、まだ気付かれていない! 永遠のような距離を全霊と細心で駆けながら、けれどあと三歩で階段脇に隠れられるという時。 後ろに目がついているわけでもないのに、何故か分かった。 ……見つかった! 次の瞬間本当に「止まれ!」と聞こえる。 誰が! プシュッ、という奇妙な空気音、目の前の床が少しだけ爆ぜる。 知っている、サイレンサーというやつだ、映画で観た! かまわず角を曲がって階段を三段飛ばし。 いける! けれど、その緩みが悪かったのか、激しい振動と共にしたたかに膝を打ちつける。 痛みに灼かれながら、今まで出したことも無いほどの意思でそれを堪え、再び足を動かす。 踊り場についたところで、関節の激痛にまた転ぶ。 もう一度起き上がろうと体に力をこめると、背後から「チャ」という冷たい金属音。 ほんのちいさなその音が聞こえるほどの、距離から 「ゲームオーバーだ、お嬢さん。」 男の声がそう言った。 全身から力が抜ける。 悔しい、悔しい やっぱり私は、駄目なのか。 「振り向け」 乾いた涙が再び溜まるのを自覚しながら両手を上げ、座ったままお尻を擦るように体を反転させて見上げる。 ぼやけてよく見えない男の顔が、はっきりと嘲う。 「立て」 俯くと、涙が零れ。 そのままゆっくり内股になりながら立ち上がる。 道を空けるように脇にどいた男が、手振りで「お前が先に行け」と促した。 従って階段を降り始め、ついてくる男が後ろで無線のようなものに自分のことを報告しているのを、どこかひとごとのように聞く、と ドガッ!!!
277 :
165 :03/10/16 01:45 ID:WJQbBoGJ
突然の破壊音にびくりと身が竦む。 振り返って見た涙に滲む光景を、最初は理解できなかった。 階段と廊下の丁度真ん中、壁に顔をめりこませた男の横に、背の高い制服に身を包んだ少女が立っている。 男の頭を掴んだまま仁王立ちしたその少女が、こちらに何か言おうと口を開いた時、男が「うぅ」とうめき。 次の瞬間起こったことは、見ていてさえも理解できない。 少女の左手と右足が「パパッ」とぶれるように動いた気がして。 男の体がバトンかプロペラのようにクルクルと腰を中心に重力を無視して横回りする。 天地を逆転させた瞬間、下顎から頭頂に向かって踏み抜かれて。 ガゴッ!という音と共にリノリウムの床に亀裂が走り、ぐらりと倒れる下半身が、しかし頭を縫い付けられている為ブリッジするように反って止まった。 何故、そう思ったのかはわからない。 涙のフィルターを通して見た、豊かで艶やかな黒髪が錯覚させたのか。 その少女が足を離して男が大の字になるとほぼ同時に、私は彼女の胸に飛び込みこう言っていた 「お姉さまっ……」 顔を埋めた胸が少しだけ震え。 意識せず吸い込んだ少女の香が、お姉さまとまるで違うものだと気付いた時。 うなじに「トン」と軽い衝撃を感じたのを最後に。 祐巳は意識を失った。
278 :
165 :03/10/16 01:48 ID:WJQbBoGJ
……自分で書いといてなんだが…… なんだろう、これわ;
現白の人ー
ある種のパラレルだってのはわかってる。 わかってるんだけど・・・・・・ 可南子(推定)TuEEEE!てゆーか、KoEEEEE!!
一瞬、マリみてスレだよな…と確認してしまった。
>>165 前置きしてくれないから驚いたよ…GJ。
聖が倒れたらしいと江利子に聞いて全身の皮膚が粟立つのを感じた。 冬休みを挟んだから長く感じるとはいえ、栞さんと別れてまだ実質数週間。 どんな不測の事態が聖の身に起こっても(またあるいは彼女自身が起こしても)おかしくない……。 そう思って、細心の注意を払って彼女を見ていたのに。不覚だった。 慌てて保健室に駆けつけると既に白薔薇さまと保険医が談笑していて、聖は静かに無防備に眠っていた。 保険医はただ疲れがたまっているだけだから大丈夫と言っていたが、私は気が気でなかった。 疲れがたまるということは眠れていないということではないのだろうか。 眠れない原因なんて……容易に想像がつく。やはり心配だった。目を離してはいけないような気がした。 だから無理を言って昼休みからずっと付き添わせて貰っている。我ながら大胆で意味不明な行動。 保険医に呆れられ白薔薇さまには苦笑されたが、ここで聖を見守る以外の選択肢なんて私にはなかったし こんな状態でまともに授業が聞けるとも思えなかった。 ベッド脇にパイプ椅子を設置して、彫像のような端整な顔を見つめ続けた。瞬きすら惜しんで。 もうすぐ6時間目のチャイムが鳴る頃だろうか。外は冬らしくどんよりと曇っている。 保険医と白薔薇さまは5時間目にはそれぞれの持ち場と教室に戻っていったので、 もう1時間近くも聖と私は二人きりでこの白くて暖かい部屋にいることになる。 二人きり、だなんて。何を意識しているんだろう。軽く頭を振って余計な考えを振り払う。 聖は……静かに眠ってはいる。 ただ、引き結ばれた口元とときどき不快げに寄せられる眉がその眠りが静かなだけで 安らかではないことを示していた。 聖の心をこんなにも苦しめ乱すあのひとが羨ましい。 同時に私の心をこんなにも締め付ける聖が恨めしい。
「……はぁ…はぁ…んっ……」 しばらく当て処のない思考の海に沈んでいた自我を、苦しげな聖の声が表層に引っ張り出した。 「んくっ……はぁ、はぁ・・・…」 目を瞑ったまま眉間に皺を寄せ息をあらげ、白い喉を上下させてうなされている。 悪い夢でも見ているに違いない。 「大丈夫だから……」 そっと呟いて左手で頭を撫で、右手で弱弱しくのばされた手を握ってあげる。 強く握り返される右手。少し驚いたが、なされるがままにしていると聖は両手ですがりつくように 私の右手を胸元にもっていき抱え込んだ。倒れた、と聞いたときとは別の感覚で皮膚が粟立つのを感じた。 同時に鼓動が伝わってくる。 最初早鐘のようだったそれは、徐々に落ち着いてトクトクと安らかな音に戻る。 浅かった呼吸も、深くゆっくりなものへ。 私の心音とはまるで……逆。 胸が苦しい。でも、ずっとこうしていたい。 悠久とも思える一瞬。 だが、それもやがて流れていく。 「良かった……。側にいてくれて」 目覚めたのだろうか。聖が幸せそうな微笑みを浮かべながら、開ききってない瞳で私を見た。 「本当に良かった……あはは、悪い夢見ちゃってさ」 焦点の合わない瞳でぽやんと見上げてくるのが愛おしい。 「……ああ、夢でよかった。側にいてくれて、よかった……」 「……栞……」 ……………………………………………ッ。……。
聖の眼の焦点が合う。 そして驚きに見開かれる。 「あ……」 「……よ…うこ……?」 聖は顔を微笑の形で凍りつかせたまま絶句し、 腕をかかえていた両手を脱力させた。 私はいま、どんな顔をしているのだろうか。 考えたくなかった。 だから、眼の前にある半開きの唇に自分の唇を重ねた。 抵抗は、なかった。 私は初めて自分の理性が崩れ落ちる音と――他人の感情が凍りつく音を聞いた。
287 :
284 :03/10/16 04:03 ID:sM00XN1D
取りあえず以上です。 わかりにくくてすみません。 内容もイタイです。 要望があれば続き書きたいとおもいます。 もし次があれば、スレの需要に合うようなえっちさも盛り込みたいです・・・。 感想いただけたら嬉しいです。
>>165 せめて、何かNGワードつけてください。
またNGワード論争か?
なんでこんなくだらない話題でいちいちループしたりするんだ。 どうしてここのスレ、職人の人が居付かないのか考えたことはあるかい?
>>284 いばらの森後後キボン!
蓉子さまー・・・せつねぇ( ´Д⊂ヽ
>>284 氏。
……・゚・(ノД`)・゚・
哀しい。できれば蓉子さまをもっと幸せにしてあげてください……
じゃあ言うぜ。 俺は白ネタ苦手だからNGワード設定してくれないか? これくらいの配慮、たいした手間でもないからすぐ出来るよな?ん?
普通に読み飛ばせ マリみてスレには厨房が多いってよく他のスレで話の種になってるぞまったく・・・
ここは可南子さんのお庭ですよ。
登場人物(特に祐巳様)を穢すような汚い男は
>>277 の1〜9行目と同じ運命にあると思いなさい!
脳内あぼーんやスルーのできない純真な乙女はそもそも2chに来るべきじゃねえんだ
銀杏を口いっぱい頬張れば全て解決ですよ。
303 :
乃梨子嬢 :03/10/16 20:29 ID:TnRNSjVk
つまりお姉さまは喋らせたくないのですね?
うpろだにあげる絵を描いてて改めて気付いたんだが リリアンの制服って着ながらするの難しいよな。 膝下のスカートでワンピース。 どこから手突っ込めばいいんだ?
切れよ いや、冗談だがw
スカートは自分で持ってもらうとか。 あとは脱がすの我慢できなくて破っちゃう ・・・と思ったけど女の子には無理だしなぁ。
>304 >リリアンの制服って着ながらするの難しいよな。 丈の短いスカートには出来ない萌え技。それは まくりげたスカートのスソを相手に噛ませ固定させる、だ。 手が縛られてない状態なら、自分でまくらせてからでもいいな。 >165 個人的にこういう企画大好き。トップバッターの人も出だしと しては良かったと思うし、165が書く可南子は強すぎてカコイイ。 あの調子でどんどん暴走していってほしいな。あ〜、漏れも久し ぶりに書きたくなってきたw
だれも言わないようだからあえて言わせてもらう。 若い頃の須賀星×シスター沙織キボン。
309 :
304 :03/10/16 22:31 ID:aUlhIuw3
>まくりげたスカートのスソを相手に噛ませ固定させる それだ! それか自分で脱ぐかの2択だろうな。がんがるよ。
310 :
307 :03/10/16 22:48 ID:jKQJc8Hg
>309 個人的には、スソ噛んでる子が恥ずかしまぎれに、フリー になった両手でしゃがんでる相手の髪を触ったり、無意識に 頭を抱え気味にして自分の体に押し付けちゃうとかが萌え。 なんで相手がしゃがんでるのかは、このスレの皆には説明不要だろうw
311 :
307 :03/10/16 22:50 ID:jKQJc8Hg
おっと途中で書き込んじまった。スンマセン。 そんな訳で>304さんお互いがんがりましょう。 漏れもこつこつ書いてみようと思います。
>>304 >>307 貴方がたの会話でハァハァしますた。
がんばってくれ!(゚∀゚)ノ
あと、制服の脇にファスナーがあるとかって解説があった気がする。
もちろんそれはコス用衣装のであって、実際どうなのか知らないけど。
>>308 心中まで逝く究極の百合。リリアン生の模範だ(w
では若い頃の彩子お祖母さま×池上弓子さんキボン
ついでに菫子さんとか福沢母も(適当)。リリアンOG総出演。
>>312 エロパロ板としてはどうかと思うが
腕のいい職人さんが描いたらすごい事になりそうだな!
つかうpろだにうpされてる祥子×祐巳に萌えだ
316 :
名無しさん@ピンキー :03/10/17 01:13 ID:PwNTeQyq
>>317 …わーお
個人的には過去版で見たい。
つか島津母が攻めなんですか?
なんかそういう変わりネタって、 桂さんのお姉さまとか景たんとか書いたあの人が好きそうだなw 最近めっきり姿を見せんが。
私も>315と同じくうpろだの祥子×祐巳に萌え。 あれはどっかからの拾い物?それともここの住人さんの 描いたもの?後者なら神と呼びたい。
>321 拾い物だと思われ 有名な絵師さんの絵だしね ここの住人かどうかはわからんが…
服の上からじゃダメなのか?
325 :
165 :03/10/17 06:42 ID:8jfcer1i
>>164 いろんな意味で、ありがとうございました。
改めて見ると、上の方での私のネタ振りって典型的な企画倒れの……
「グダグダ言ってないでとりあえず発進」の大切さを思い知りました。
私も、気が向いたりなんか思い付いたりする度にダラダラ書いていくつもりですので
あまりバランスとか考えないで、なにかあるのでしたらお好きなだけ、書きたいこと、書きたい展開を投下してくださって結構だと思います(つーか是非是非お願い致したい)。
>>216 上記とも多少被るのですが、とりあえずキャラ使用、状況設定等は早い者勝ちでいこうと思います
つまりまだ明確な描写がない天候などは、雨を降らせようが雪を降らせようが槍を降らせようがご自由に
ということです。ので、自分の書くSS以外の場でそれらを私が決めるつもりはありません。
ただ同時期に、同じ作品時間のSSや矛盾の出るSSを
複数の職人さんが書かれてしまう事態は流石に痛いので、ネタ振り時の
「使うキャラと、ネタバレにならない程度のSS新規設定を先に宣言してもらう」は採用したいと思います。
>>282 >>289 これはまあ、やろうと思えば簡単なことなので「私は」やろうと思います。
他の方がどうされるかは、その方のご意志を尊重いたします。
……NGワード「ソドム」がいいかな?
前置きは実はするつもりだったのに、うっかり忘れてしまいました
……ごめんなさいね。
>>307 参加、お待ちしております。
否定的な意見の方には申し訳ないのですが、やると決めた以上もうどうしようもないので……
スルーしていただければ幸いです。
なんて痛いやつ
>>165 期待して待ってます。
池沼の発言なんかに全然動じてない姿勢に好感持てますw
NGワードに「痛い」を入れることをお願いする
>165 326とか328みたいな痛いのはスルーで、がんがん作品投下してください。
165氏の作品は妙な緊張感というか暗い雰囲気で凄い好きだな、個人的に。 ただ作品の背景が全然掴めてないんだが。
>>330 >ただ作品の背景が全然掴めてないんだが。
それはこれから徐々に決められていく、もしくは明かされていくのではないかな。
>>176 の続き、落とします。
メル欄は「現白温泉編sage」ですので。
仕度を終え、二人で浴場に向かう。 「女湯」と書かれたのれんをくぐり奥の扉を開け中に入ると、宿の小ささに負けずに 脱衣所も少し狭かった。 五、六人も入れば満杯になってしまうのだろうが、仲居さんの言う通り今は自分達の他には 誰もいなかった。まあ、もとから客が少ない上に時間を考えれば当然かもしれないが。 でも、志摩子さんと二人っきりでお風呂だなんて。 まだ大混雑していた方がマシだった。ぎゅうぎゅう詰めなら意識も他に逸れるだろうが、 二人きりとなると……。 (ヤバい、ヤバすぎる) 貸し切りと聞いた時に心に引っかかったのは、これだったのだ。 二人きりの露天風呂。 自分の注意は全て志摩子の方へ向いてしまうだろうということが容易に想像できた。 乃梨子は自分の理性が長くはもたないだろうということを、今更ながら悟っていた。 「どうかした、乃梨子?」 そんなことを思っていると、何かを考え込むようにじっと俯いている乃梨子のことが 気になったのか、志摩子が声をかけてきた。 「あ、ううん。ただなんだか、やっぱりちょっと恥ずかしいなって思って…」 あなたの裸について考えてました、などとは言えるはずもない。 照れたような微笑を浮かべている乃梨子に、志摩子はにっこり笑ってこう言った。 「あら、じゃあ脱がせてあげましょうか?」
この人は急に何を言い出すのか。 (志摩子さん、そんな天使の笑みを浮かべながら言われたら、冗談なのか本気なのか 分からないよ) 苦笑を浮かべながら乃梨子がそう思っていると、自分のブラウスのボタンにかけていた手を 志摩子にそっとつかまれた。 「そうね、いつだったか、あなたは優しく脱がしてくれたものね」 そう言う間にもボタンに手を掛けられ、一つずつ外されていく。 (え!志摩子さん本気!?っていうかこれって羞恥プレイ!!?) こんな場所で脱がせっこ!? 一体どういう意図なのか。いや、そもそも意図などあるのかないのか。 志摩子の場合、素の行動でもおかしくはないような気がするから怖い。 「し、志摩子さん、私自分で脱げるから。この前は確かに志摩子さんのこと脱がせちゃったけど、 あれは成り行き上っていうか、ムードとか!そういうのあるでしょ?こんな明るい脱衣所で 脱がされるなんて、やっぱり恥ずかしすぎるし。第一狭いじゃん!そうそう、狭いよ!」 一気にまくし立て、後ずさりする。 志摩子は「そう?」と言って微笑んで、それ以上は深追いしてこなかった。 乃梨子に背を向けるようにして、自分の衣服を脱ぎだしている。 とりあえず危機を脱した乃梨子は、志摩子の脱衣から慌てて目をそらし、普段の倍以上の 速さで素早く衣服を脱ぎ捨てた。 「じゃあ、私先に入ってるからっ!」 「ええ」という志摩子の返答を背に、乃梨子は逃げるように浴場に入った。
しょっぱなからこれだ。 自分のことが少し情けなくなりかけた乃梨子はため息をつきつつ、掛け湯を済ませて とりあえず湯に浸かった。 少し熱めの湯は歩き疲れた身体に心地良く、隅々にまで染みてくるようだ。 はぁ、と息を吐きふと夜空を見上げると、薄く雲がかかった月が儚げに輝いていて とても綺麗だった。 こうしていると、自分の煩悩も洗い流されていくようだ。 人心地ついた乃梨子が周りを見回すと、一応露天風呂であるのだが周囲は高い柵で 囲まれているのが分かった。 外はもちろん、他の部屋からも覗かれないようになっているようだ。 開放的な気分になった乃梨子は、うーんと気持ちよさそうに伸びをする。 そうこうしているうちに志摩子も入ってきて、自分の隣に座り肩まで湯に浸かった。 志摩子は髪が湯に浸からないようにするためなのか、その栗色の髪を一つに軽く 結い上げ、髪留めで留めていた。 普段とは違う髪形の志摩子を見れたことが、乃梨子は少し嬉しかった。 「綺麗ね…それに、気持ちいい……」 月を眺めながらそう言い、ほうっと息を吐く志摩子。 月明かりに照らされた志摩子は幻想的だった。 髪を上げてあるため露わにされたうなじに、乃梨子の視線は吸い寄せられる。 「あなたと一緒に来れてよかったわ」 ふいに自分の方を向き、どこか大人びた微笑を浮かべながらそう言う志摩子に乃梨子は 戸惑った。
「うん。私も……」 それまで志摩子のことを見つめていたのが恥ずかしく感じられ、つい視線をそらしてしまった。 自分はこんなに動揺してるのに、どうして志摩子さんは平然としていられるのだろう。 (私がおかしいわけじゃないよね…。だって、志摩子さんのことが好きなんだもん……) しばらくの間、二人の間に会話はなかった。 乃梨子は少し動揺していて言葉を探せないだけだが、志摩子の方は静かに目を閉じ 温泉の心地良さを味わっているようだ。 少し身体が熱くなってきたかな、そう乃梨子が思い始めた丁度その時、志摩子がそれまで 閉じていた目を開け乃梨子に言った。 「あまり長く浸かっているとのぼせてしまうわ。一度身体と髪を洗ってからまた入りましょう」 「うん…そうだね」 言われてみると、これ以上入っていたら危なく本当にのぼせてしまうところだった。 湯から上がった乃梨子は、身体を洗おうとタオルに石鹸をなじませる。 隣に座り同じように身体を洗っている志摩子は、「修学旅行みたいね」などと嬉しそうに 微笑んでいる。 修学旅行。 中学の時に行った修学旅行でも、クラスメイト達と一緒にお風呂に入った。 (その時はこんなに変な気分にならなかったのになぁ。やっぱり志摩子さんだからだよね…) そんな風に自分の気持ちを分析しながらも、身体を一通り洗い終わって湯を身体にかけて いると、志摩子が話しかけてきた。 「ねえ乃梨子、背中流してあげるわ」
……やっぱりそういう展開ですか。 なるべく志摩子のことを変に意識しないように努めていたのだが、そうはさせて くれないようだ。断るのもおかしいので、流してもらうことにする。 「身体の洗いっこ」などと言われなくてよかったと思わなくては。 覚悟を決め志摩子に背中を向けると、石鹸で泡立ったタオルで背中を擦られる。 ただ背中を洗ってもらっているだけなのに、なんだかすごくドキドキする。 志摩子は今日回ったお寺や教会について色々と話しかけてきたが、乃梨子はほとんど 上の空で、返事も生返事になってしまっていた。 「はい、いいわよ」 しばらくすると洗い終わったようで、背中に湯を掛けられる。 「ありがとう。じゃあ、今度は志摩子さんの番だね」 「お願いするわ」 (志摩子さんの背中を流すのか……) 幸せと戸惑いが混ざり合った複雑な気持ちになりながら、乃梨子は身体の向きを変え、 志摩子の背中をタオルでさする。 すると、志摩子の背中が段々と石鹸の泡で包まれていく。 白い石鹸の泡。華奢な背中。細い首筋とうなじ。 自分の目の前に無防備に晒された志摩子の肢体に、思わず視線が釘付けになってしまう。 「なんだか、ちょっとくすぐったいわね」 志摩子はそう言うと、本当にくすぐったそうにその細い肩を少しすくめた。 志摩子のそのしぐさは何気ないものだったのだが、何故だか乃梨子は興奮し、理性は あっさりと限界を越えてしまった。
続きはまた来週にでも。
ウワァーイ 寸止め! 楽しみにしております・・・ 来週かぁ。
こんないい場面で終わりなんて酷い(⊃Д⊂)
放置Pですか?放置Pなんですね?
すみません 祥子を祐巳が調教する奴とかはこのスレではどうでしょうか? 時期的にはレイニーブルー後くらいかとおもってるんですが
反対する理由はない。やりたまえ。
ここで来週まで放置なんて・・・_| ̄|○
スンドメ━━━━━━(*´Д`)━━━━━━ !!!!!
ハァハァハァハァ…ッウ?・・・寸止めかよ・・・_ト ̄|○ >342 やってよし。
うpろだに拾いモノ紅薔薇姉妹をうpした者です また拾いモノばっかですが、色々貼ってきたので 暇な時にでも見とってくださいませ 自分でも何か描きたいっすね
現白さまキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
は、早くしないと悶え氏にまつ……(*´Д`)ハァハァ
>>342 よいよい。
>>342 「ゆ〜〜みぃ〜〜、脱ぎなさい!!脱がないとお仕置きよ!!」「うわーん」
みたいなのはできればヤメてほしい。どちらかというと、
「祐巳、どうしてスカートを押さえるの?」「だってお姉さま・・・」「ふふふ、悪い子ね」
みたいなのが好みだ。
「お姉さまって敏感なんですね」「ぃゃぁ、ちょ・・やめ・・・なさ・・・・」「えへへ、感じちゃってるんですね」「(真っ赤)」
みたいな逆でもいい。
期待してまつ。
350 :
342 :03/10/17 20:39 ID:vPjfCjK/
つたない文章ですが、まずはプロローグだけを あの時思い知った・・・・。 私にとって小笠原祥子が、ただのお姉さまでなく私の一部となっていたことを・・・ 今はまた元に戻ったけど・・・・・ もうあんな思いはしたくない!! お姉さまを私のものにしたい!! もう誰にも渡したくない!! 他に何もいらないから!! だったら離れられなくしよう・・・・・ 私が小笠原祥子だけを見れなくなったように・・・・・ あなたも 福沢祐巳 だけしか見れなくしてやろう・・・・ 私を止めるものなんてなかった だって・・・・・私は・・・・・もう・・・・・狂っていたから どうでしょうか いろいろご意見お願いします
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>350 たった10行じゃ意見も感想もあったもんじゃねーだろ。とりあえず 書きだめしてあるなら、その量の半分くらいでいいから載せろ。 まだ書いてないなら、今から書いて思い切って投稿すりゃいいことだ。 言わなくても分かってると思うが、まさか俺や>351程度の書き込み読ん だくらいで凹んでる訳ねえよな?そんなヤワな根性してねーと思うぜw
>>350 > 私が小笠原祥子だけを見れなくなったように・・・・・
ちとおかしな感じが。
だけしか、ではなく?
というか、その文章ちょっとカイジみたいw
なんとなくSS投下し辛いな……ここ。
>355 気のせいだ。 職人さんはガンガン投下しる!
>>80-86 で祐麒×祐巳を書いたモノです。
良ければ可南子×祐巳で投下します。
キチガイが1、2人貼りついているが、それよりさらに多い読み手が SSを渇望してるので、職人さんはガンガン投下してくれい! 私は紅も白も黄も元姉妹も大学生も男も甘甘も鬼畜もダークも バッチコイ!щ(゚Д゚щ)
それでは可南子×祐巳で投下します。 メール欄には kanakosage を入れるようにします。 あと、毎回前レス指して自己紹介するのもアレなんでこのスレ限定で トリップつけることにしました。
今日は黄薔薇さまとそのつぼみは剣道部の交流試合があって、 白薔薇さまとそのつぼみは風邪とその見舞いにより早めに帰宅、 紅薔薇さまは家庭の都合により今日は不参加。 とにかく今日は、私と祐巳さまの2人だけになることができていた。 しかしその楽しい時間ももう終わろうとしていて、今日は最後に、 回収した書類の区分けを祐巳さまと私の2人で行っていた。 すぐ側の祐巳さまはとても小さく、179cmの私からは見下ろす形になる。 目の前で右に左にと書類を分ける祐巳さまの頭の上では、二本の尻尾が絶えず左右に揺れ動いていた。 そんな祐巳さまのあまりの可愛らしさに、しばらくの間私の手は止まっていたのだった。 次の瞬間、一瞬にして私の視界は真っ暗になった。 いや、周りが一瞬で暗くなったのだ。 「ぎゃわっ」「バサッ」 最初の声は祐巳さまの叫び声、次の音はどうやら祐巳さまが書類を落としたらしい。 窓から外を見ると学園内のどの窓にも明かりはなく、どうやら学園中が停電になってしまったようだった。 暗闇の中、手探りで辺りを探る。左手が私の側の椅子を探り当て、右手が祐巳さまの肩に触れた。 「祐巳さま、書類を踏むといけないのであまり動かないほうがいいです。」 「そ、そそうだね。」 「・・・あの、椅子がありましたから、停電が直るまでここに座って下さい。」 私は左手にある椅子を差し示した。 「うん、でも、可南子ちゃんが座りなよ。」 「え・・・いえ、そういう訳には・・・」 それから10分程、私と祐巳さまは暗闇の中、どっちが椅子に座るかで口論になっていた。
結局、椅子には2人で座ることになった。 背中合わせに半分ずつ、2人で1つの椅子に座っていた。 私の背中はすぐ側の祐巳さまを感じ、なんとなく祐巳さまの優しい匂いがしていた。 こんなにも近くに祐巳さまを感じたは初めてのことだった。 暗く静かな部屋の中で、祐巳さまのゆっくりとした呼吸だけが聞こえている。 今、この時、間違いなくこの世界には私と祐巳さまの2人だけだった。 停電が戻るのを待っていたはずなのに、いつまでもこのままいたいと思うようになっていた。 ふと思い出す。入学して以来、私はずっとこの学園の空気に馴染めないでいた。 学園内のマリア像や教会が、真面目な生徒や教師が、全てが私を責めているように思え、 次第に私は、周りと自然に距離を置くようになっていた。 そんな中で、祐巳さまと出会えたことは私の人生で最大の衝撃だった。 マリア像に見つめられたこの学園も、その深奥にある薔薇の館も、それら全てはただ、 祐巳さまを守り育てるために存在すると思えば納得することができた。 何一つ汚れることなく、一輪だけ奇跡的に咲くことができた貴重な存在。 時々思う、福沢祐巳という存在はこの場所にしか存在できないのではないか。 外の世界はあんなにも汚れているから。 だけど、祐巳さまは誰よりも純粋で、他人でも自分と同じように信じてしまっているところがあった。 例えその相手が、あんなにも醜い欲望を持った男だとしても。 不安になるときがある、このままではいつか誰かに祐巳さまが騙され汚されてしまうんじゃないか、 こんなにも愛らしい祐巳さまだとしても、いや、だからこそ汚してしまいたい、 そう思う者も少なからずこの世界にはいることを祐巳さまは知らない。 いつか誰かが、祐巳さまを奪い独占しようとし、傷つけてしまうかもしれない。 嫌だ、絶対に嫌だった。 暗闇にも目が慣れてきて、少しだけ振り向くとおぼろげに祐巳さまを確認できることができた。 目の前の祐巳さまは天使のような横顔で、でも、その姿は怖いくらいに隙だらけだった。 私の中で、どんどんと不安が現実味を帯びていった。
私は椅子を立ち、祐巳さまの前に廻った。 目の前で祐巳さまがキョトンと私を見上げていた。 可愛らしい。私の胸は弾けそうなほど高鳴っていた。 「祐巳さま、失礼します。」 私はそっと祐巳さまの肩に手を乗せ、祐巳さまの唇を奪った。 唇が触れあうだけの軽いキス。 祐巳さまの唇はとても柔らかくて、そして少し甘かった。 ほら、こんなにも簡単に奪えてしまう。 こんなに魅力的な祐巳さまであったとしても、こんなにも簡単に奪えてしまう。 どうしよう、このままじゃいずれ、きっと祐巳さまは誰かに奪われてしまう。 「か、かか可南子ちゃんっっ」 目の前の祐巳さまは大きく困惑していた。 「すみません、祐巳さま・・・」 そのままもう一度キスをする、唇で祐巳さまの唇を挟みこむように。 気づいたら、私は少しずつ祐巳さまを奪い始めていた。 「可南子ちゃん、な、なな何を・・・」 私は答えることが出来ずに黙ったまま、祐巳さまの体を手で触れていく。 誰かに奪われてしまうなら、私が奪ってしまえばいい、そう考えていたと思う。 そして、絶対に誰にも手は出させない。
祐巳さまを抱きしめて、再びキスをする、手は祐巳さまを服の上から撫でるように触れていった。 「ちょ、ちょっと待って、可南子ちゃんっ」 抵抗する祐巳さまを押さえつけて、私は祐巳さまの制服を捲り上げ、 下に現れたTシャツと一緒に制服を脱がしていく。 「だめ、可南子ちゃん、もう止めてっ」 「・・・ごめんなさい、祐巳さま・・・」 申し訳無かったけど、もう私には祐巳さまの言葉を聞くことはできなかった。 「けど・・・駄目なんです。・・・私のしたいように、してしまいます。」 続けて、祐巳さまの胸を露わにする、 祐巳さまはショーツだけの寒々しい姿になった。 私を再び祐巳さまの後ろに廻り、後ろから祐巳さまを抱きしめた。 手が、祐巳さまの胸の膨らみに触れていく。 とても小さくて可愛らしい、指先で胸の先端に触れてみる。 慣れない刺激に、祐巳さまの体は私の指から逃げようとする。 どんなに抵抗しても、祐巳さまの小さい体では私を押しのけることは敵わなかった。 そんな非力な祐巳さまを愛おしく感じるとともに、私の不安はよりいっそう強くなっていく。 祐巳さまを誰にも渡したくない、でも、それ以上に私が祐巳さまを欲しかった。 今の私は、誰よりも邪悪で卑猥になっていた。 そして、暗闇が私を隠していたことを幸運に思った。
キター
胸に触れる手に慣れ始めたのか、少しずつ抵抗が弱まっていく。 その変わり、抱きしめた体に伝わる祐巳さまの体温は先程より高くなっていた。 「・・・も、もういいでしょ、可南子ちゃん」 耳元で、囁く。 「いえ、これからですよ、祐巳さま。」 私は右手の指は、祐巳さまの胸から離れショーツの上へと移動した。 新しい刺激に、祐巳さまの体は電気が走ったように反応した。 「・・・可南子ちゃん、お願い、もうやめて。」 「・・・祐巳さま、・・・ごめんなさい。」 私はそのまま指を動かしていく。 祐巳さまの閉じた瞳から、涙が伝っていった。 きっと、この世界で最も清らかなもの。 私はそっと涙に口づけをした、涙が私の体の中に溶けていく。 パッと室内に明かりが戻った。 明るさに再び視界が奪われる。 でも、私の気持ちは暗闇の中に居たときと変わることはない、 もう、私の行為を止めることなどできない。
「祐巳さま、気持ちいいですか?」 私はとても意地悪な質問を口にする。 祐巳さまは目をつぶって首を左右に振って答えた。 人差し指を蕾に当てて、中指は再び撫でるように動く。 指が二本になり、刺激が二つになり、祐巳さまはまた少し違う反応を示した。 「祐巳さま、気持ちいいですか?」 もう一度聞いてみる。 祐巳さまは先程より激しく首を振って答えた。 指を3本にしたり、少しだけ押すようにしてみたり、その度に祐巳さまは違う反応を示していた。 「変ですね、祐巳さまの体はこんなにも気持ちよさそうなのに。」 目の前の祐巳さまは、これ以上ないくらいに赤くなっている。 私は、その様子を満足な気持ちで見つめていた。 「祐巳さま、ここがこんなにも濡れてしまっています。」 祐巳さまに語りかけたけど、祐巳さまは固く目を閉じたまま見ようとはしなかった。 「祐巳さま、目を開けて下さい。」 祐巳さまは固く目を閉じたまま、首を左右に振る。 「・・・祐巳さま、目を開けて下さらないと、もっと非道いことをしてしまいますよ」 そう言って祐巳さまの胸を先端を、少し強く指先で摘んだ。 祐巳さまは怯えるように、涙で赤くなった瞼を開いていく。 汚れた私を、ゆっくりと天使の視線が捉えていく。 罪の意識を感じた、けど、止めることのできない欲望が強くなっていく。
私は、手の平で指先で唇で、祐巳さまの全身に触れ、刺激を与えていく。 耳に聞こえる祐巳さまの吐息は甘い色を帯び、目の前の肌はピンク色に染まっていた。 右手で触れるショーツは、もう乾いた部分が無いほどに湿っている。 「祐巳さま、ショーツがもう濡れてしまっています。」 また私は意地悪ことを祐巳さまに言ってしまう。 祐巳さまの耳も顔も、もう限界まで赤くなってしまっていた。 「もう、脱いだ方がいいですね。」 両手をショーツに掛け、ゆっくりと下ろしていく。 「ダ、ダメッ。」 隠し続けていたものが全てさらけ出され、ゆっくりと茂みが現れていく。 引き下ろした濡れたショーツからは糸が引いていた、その様子を見て祐巳さまは顔を背ける。 「・・・お願い、可南子ちゃん、見ないで。」 祐巳さまが恥ずかしさに目を背ける、私は耳元に近づいて呟く。 「大丈夫です、祐巳さま。」 「・・・もうじき、恥ずかしく無くなるまでして差し上げますから。」 私はそのまま、祐巳さまの耳たぶを口に含み、首筋に口付けをし、ふとももに、お腹に、 胸に、腕に、祐巳さまの全てに口付けをしていく。 跡が残るように、少し強く、吸いつくようなキスをする。 私は、祐巳さまの体全てに私の印を残そうとしていた。
右手はさらに濡れていき、より滑らかに動き続けていた。 祐巳さまの全身は快感に痺れ始め、私の手の中で徐々に緊張を和らげていく。 断続的な体の衝動に、祐巳さまの声の調子は少しずつ変わってきていた。 私は祐巳さまの正面に膝をつき、椅子に座る祐巳さまを下から見上げるような姿勢に変え、腰を下ろす。 何となく、祐巳さまにすがるような姿勢だった。 この姿勢では、祐巳さまの最も恥ずかしい部分は私の目の前に晒される。 「・・・もぅ、やめて」祐巳さまが泣きながら拒否を示した。 私はその姿勢のまま、ふとももにキスをし、お腹にキスをする。 祐巳さまと目を合った、祐巳さまの顔が少し強ばっている。 私が次にキスしようとしている場所に気づいているのだろう。 「か、可南子ちゃん、ダメっ」 私はクスリと微笑み、祐巳さまの最も敏感な部分に吸い付くようなキスをした。 「ぃやぁぁ」 叫ぶような声が聞こえた。再び、同じ場所にキスをする。 再び祐巳さまの声がこぼれる、強すぎる快感にあげる悲鳴。 私は嬉しくて、何度でもキスをした。
私は舌を出し、祐巳さまに見えるように花弁に当て、そのまま舌を滑らしていく。 「ダメ、ダメ、可南子ちゃん」 祐巳さまの体はこれまでで一番強く拒否と快感を示していた。 「今の祐巳さまは、今までで一番気持ち良さそうですよ。」 私はこの刺激を続けるため、床に座り込み、祐巳さまのふとももを持ち上げるように抱え、 自分の顔の近くまで引っ張った。 床に座り込んだ時に、私のショーツも濡れてしまっていることに気づく。 祐巳さまに気づかれることの怖れからか、私は無表情のまま祐巳さまに視線を向けた。 そして、祐巳さまに股間に顔を埋め、先程より少しずつ刺激を強くしていった。 もう祐巳さまは感じる声を隠すことができなくなっていた。 断続的に祐巳さまの甘い声が聞こえてくる。 感じている祐巳さまの顔を見たくて、私は口では無く手による愛撫に切り替える。 祐巳さまの顔がよく見れるように、祐巳さまの体を少し自分に傾け、抱きかかえるような姿勢をとる。 なんとなく、赤子を抱くような感じだろうか。 「祐巳さま、私の右手からこぼれてしまうぐらい、祐巳さまは濡れてしまっています。」 「・・・もぅ、いやぁ」 祐巳さまの拒絶の声すら甘い色に染まり、全身は熱く汗ばみ、体は小さく跳ね始めていた。 もう、誰にも止めることはできない、祐巳さまは私の手の中で果てようとしていた。 私は、果てる瞬間の祐巳さまの顔を見続けていたかった。 左手を祐巳さまの首の後ろに回す、祐巳さまが顔を背けられないように。
「あ、あぁぁ、あぁ、」 祐巳さまの声が、断続的になっていく。 祐巳さまの目から涙がこぼれ、顔を小刻みに揺らしている。 額には汗を浮かべ、頬も額も目も耳もどこも真っ赤になってしまっている。 「祐巳さま」 私は耳元で祐巳さまの名前を呼んだ。 祐巳さまに、ずっと私がそばにいることを刻み付けていたかった。 祐巳さまのリズムが、少しずつ早くなっていく。 私は祐巳さまを力強く抱きしめる、祐巳さまも私の体にしがみついていた。 「ああぁぁ、あぁっ、ぁぁ」 祐巳さまの体が小刻みに震え、全身に痙攣したようになる、そして、ゆっくりと力が抜けていく。 私の手の中で、祐巳さまが身をゆだね、そして果てていった。 先程の余韻から、祐巳さまは疲れたような、気の抜けたような表情をしていた。 私は祐巳さまにキスをする。唇を重ねるのではなく、ゆっくりと舌を絡めるように、 祐巳さまの唾液を舌で取る、祐巳さまの中にも自分の唾液が残っていく。 私は、祐巳さまの呼吸が落ち着くまでとても長い間祐巳さまと舌を絡め続けた。
名残惜しい唇を離していく、唇の間で小さく糸を引いた。 私のスカートの中は、どうしようも無い程に濡れていた。 私は祐巳さまの制服を整えていく。 祐巳さまが、力無く私を見つめていた。 魂が抜けたような祐巳さまを見て、罪の意識が胸に突き刺さる。 こんなことをした私に、祐巳さまに償える方法は存在していなかった。 できることなら、今この場で首でも絞められて死んでしまいたかった。 「・・可南子ちゃん、どうして。」 祐巳さまは目を背けず私を見てくれていた、私にはそれだけでもう十分だった。 自分の目に涙が溢れていく、涙が止まらない、目の前は再び何も写らなくなっていた。 「祐巳さま、私は、祐巳さまを愛しています。」 涙でかすれた声で、言葉を続ける。正直に告げていく。 「私はきっと、これからも祐巳さまに同じことをしてしまいます。」 「だから、もう、祐巳さまの前には現れないようにしますし、今日のことも、私のことも忘れて下さい。」 「・・・・・・可南子ちゃん」 少しだけ、時間が空いた。 涙で見えなくなった視界の中で、祐巳さまがゆっくりと立ち上がるのが聞こえた。 当たりが少し暗くなり、私の前に影を作る。そして、私の頬に手が触れる感触があった。 祐巳さまは、自分の胸で私の顔を抱えるように抱きしめた。 「・・・ゆ、祐巳さま・・・」 「・・・可南子ちゃん、私は、可南子ちゃんを忘れることなんかできないし、 可奈子ちゃんに会えなくなるのは、寂しいよ。」 そのまま、私は祐巳さまに縋り付くように抱きついて、いつまでも泣き続けていた。
あと少しだけなんですが少しだけ手直ししたいので 次の書き込みまで15分ほど空きます。
>>347 そっか拾いモノかあれは(笑)
しかしGJ!!
うぷろだ賑わってて驚いたよ。職人さんがたがんがってー!!
━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!!!
現白━━━━━━(*´Д`*)━━━━━━ !!!!! 乃梨子のツッコミが大好きでつ。 髪を上げてお風呂に浸かる白薔薇様の絵を 描いてみようかな……とか言ってみる。 出来たらうpするかもしれません。
放課後、一人教室で本を読んでいた。 一時間も前にだれも通らなくなった廊下を、急ぎ足で近づいてくる足跡が響いてくる。 高鳴る胸を押さえ、震える唇をかみしめる。 ドアが開く。 「遅くなってごめん、可南子ちゃん。」いいえ、全然。 「待たせちゃってごめんね。」いえ、待つ時間も、私にはとても幸せでした。 教室の扉が閉まり、祐巳さまが近づいてくる。 やがて2人の距離はいつもの場所で止まる、彼女は私の腕の中にあった。 「祐巳さま」 「可南子ちゃん」 見上げた祐巳さまの唇を、私の唇が塞いだ。 舌を絡め、胸に触れ、腰に手を回し、抱きしめる。 そして、ゆっくりと祐巳さまの制服を捲り上げていく。 制服は祐巳さまを外から守る砦、でも、今では私だけが自由にできるもの。 私は唇を離し、胸まで捲り上げていた手を離し、祐巳さまの制服を再び元に戻す。 そして、私は少しだけ祐巳さまと距離を取り、近くにあった机の上に腰を下ろした。 「可南子ちゃん?」 いつもと違う私の態度に、祐巳さまは私を見上げ、首を少し傾けて困ったような表情をした。 祐巳さまのこういった仕草は、いつも私の心の枷を外してしまう。 でも今日は、違う目的があったから。
目の前で、祐巳さまは戸惑いながら立ったままでいる。 「祐巳さま、今日は、ご自分で服を脱いで下さい。私は、ここで見ていますから。」 「えっ・・・。」 祐巳さまは、驚いたような、困ったような、それでいて少し寂しそうな顔をしながら私を見つめていた。 祐巳さまはうつむいて、それでもゆっくりと制服を袖から順に脱ぎ始めていた。 私も少しうつむいて、自分を押さえながら祐巳さまを見つめていた。 おそらくあの時、祐巳さまは私との関係を元に戻したかったのだろう。 でも、私には戻ることができなかった。 一度開けてしまった欲望を止めることができなかった。 そして、私はあれから毎日のように祐巳さまを奪い、愛し続けていた。 誰の手も届かないように、誰の言葉も届かないように、祐巳さまを閉じこめるような行為が続いていく。 私は、ずっと、永遠にこの日々が続くことを祈っていた。
とりあえず乙
以上で終わりです。 悪い点、良い点いろいろ指摘していただければうれしいです。 変だと思った所や全体の印象なども教えて貰えるとさらにうれしいです。
>白薔薇さまとそのつぼみは風邪とその見舞いにより早めに帰宅 !?(*゚∀゚)=3ハァハァ
グッジョブ ちょっと可南子のしゃべり方が気になったかな。いくらなんでも「祐巳さま」って言いすぎw
乙。
>>371 の祐巳の台詞が、可南子を思い遣ってのもので、「堕ちた」という感じ
には見えなかったので、ラストの祐巳の態度がちょっと唐突に感じた。
次も期待してます。
乙。 つぎはもうちょっとシンプルに書いてみよう
可南子×祐巳キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!! グッショブ! 暗闇の中で欲望が加速していくシチュがよかったっす。
可南子みたく、他人を決め付けてかかるようなクソキャラは、
ボロボロにされる方がカタルシスがあると思うんだけど、
ここじゃちょっと無理かなァ?
それから
>>165 の人のヤツだけど、学園ソドムってそんなにメジャー?
PC9801版買った口だったりするんだけど。
>>380 せっかくなんでそこはワザとそうしてみました、白の人にありがとう。
>>381 たしかにウザいくらい書いてますね。もっと全体を考えて書けばよかったです。
あと書く時、自分の可南子イメージが「電波」ぐらいしか持たずに書いたことも原因かも。
>>382 最後の展開が唐突だったことには反省しています。
祐巳については「堕ちた」というよりは可南子を思う気持ちを可南子にいいように
ヤラレちゃってる感じの設定だったんですが、その辺も含めて何の説明も無いですね、
ダメだ。
>>383 そうします。もっとすっきり読みやすい、後味サワヤカな文章を心がけようと思います。
>>384 いっそ最後まで停電させたまま言葉攻めとかした方が良かったですかね。
そっちの方がよりエロく出来たかも。
これまで投下したものがあまりエロく出来なかったんでエロさを出そうと試みたつもり
なんですが、どうにも上手く出来なかったようで。
誰か、他の書き手さんにコツとか教えてくれと言いたい気分です。
それでは失礼します。
387 :
304 :03/10/18 01:06 ID:E2M6m3mx
こんなシーンは無かったが書きたくなったので うpろだにage
>>375 >描いてみようかな……とか言ってみる。
そう言ってもらえて嬉しいよ。ありがとう(⊃д`) 。
>>386 乙。
>そこはワザと
前スレのネタだったのに、こちらこそありがとう。
>もっとすっきり読みやすい、後味サワヤカな文章を心がけようと思います。
すっきりはともかくとして、上の内容なら後味サワヤカでなくてもよいのでは。
そして、うpろだ、来はじめたーーー!
絵描き職人さん、応援してます。
現白と可南子ちゃん キタ――ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ――!!!! ソドム? はぁ・・・
煽りでもなんでも無いんだが ソドム嫌いの人達ってなにが嫌なのか聞いてみたい 「俺の可南子タソを皆口由紀みたいにしやがってッ!」とか そんな感じなのかな
ライトノベル作家最萌トーナメント 10月17日の投票結果 1位 今野緒雪 101票 2位 神坂一 83票 今野先生がみごと勝ちました! 投票してくださった方にお礼を申し上げます。
392 :
375 :03/10/18 05:10 ID:kgFDTv3r
>>392 絵師サソ、キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
速攻で保存しますた。
>>390 純粋に元ネタ知らない方も多数だろう。
知らなきゃ訳わからんし。
それから、不快に思うのは可南子派よりも、アンチ可南子派だと思う。
可南子のような下衆と他キャラの絡みなぞ見たくなかろう。
っつか、可南子派なんているのか?
カルト宗教にハマったオバハンみたいな感じしかしないのだが。
瞳子より可南子を祐巳の妹に。っていう人もいなくはないよ。 私はあの話だけでなんで気に入るのか分からないけど。 まぁ、こういうのはひとそれぞれだし。 とりあえず電波なとこについては今月でる話でフォローされることに期待。 マリみてに悪い人はいないってことで。
可南子の評価はやっぱり今度の新刊を読んでからにしたいね。 瞳子だって初出の巻の時はあんまりいい感じの子じゃなかったしな。 可南子だってこれからどうなるかわからん。 まぁ、だから正直、新刊でるまで可南子物はやめといた方がいいんじゃないかとは思うね。 本当はこんな電波キャラじゃないのかもしれないし・・・。
ま、結局は職人さんの自由ではあるんだが
まだ可南子出るの?てっきり捨てキャラだと思ってた 悪役なら悪役としての魅力が欲しい 悪は悪でもメンタリティが醜悪なだけなのはいただけない 悪の魅力ってのは、ある種の堅苦しさからの逸脱、自由という 側面が大きいと思うが、可南子の場合はかえって窮屈だ 救済エピソードが想像しがたいだけに、少し楽しみではある >395 ああ、妹確定を避けるための役どころなのか 瞳子がその気になればコントラストとして浮上してくるのかも >396 さすがにタチの悪さが度を越してるから、瞳子を引き合いに 出されるといい気はしない 今のとこ、極右的偏見に満ちた差別主義者だし
表紙画像出たね
なんか可南子って妹確定っぽい気がしてきた。 ゆみすけリトルグレイ状態ですか?
可南子は人気あるんだぜ。書き手からしたら、これからどうにでもいじれるおいしいキャラだし、同人書きとかにな。 もちろん瞳子ほどじゃねーけど。 むしろ、なんでここではそんなボロクソに嫌われるのかがわからん。 そんなに「いい子」が好きか?
でも瞳子の方が好きだー。
ど、ど、ど、ど、ど、ドラマCD!
>>392 神!ステキすぎまつ…(´Д`;≡;´Д`)
あーいうエキセントリックな子ってのも、なかなかにおつなもんだがね。 あれがあれで可愛く見えるってか。 まー、なんしかここには青臭い方々が多いようですが。
>>403 某フラッシュの影響で貞子としか思えなくなりますた。
可南子に関しては本編の登場回数がまだまだ少ないんだから、 今の時点ではなんとも言えないだろ。 個人的には何らかの形でいい方向に向かっていくような展開キボンなんだけど。 新刊で、ちょっとでもそういう兆しがあればいいなぁと。 祐巳すけは可南子との出会いを覚えてないって言ってたけど、実は すごいドラマチックな出会いかたしてるかもしれんし。 可南子が一方的にストーカーして祐巳のことを知っただけ、っていう 可能性のほうが高いが。 ところで新刊の表紙、祐巳すけ太鼓係りっぽいよね? どうせ太鼓とか叩くなら、学ラン着て欲しかったんだけど。 つぼみは学ラン体験済みだけど、薔薇さま方のガクラン…ハァハァ。
ガクランブルマーですね
わ、私、可南子ちゃん派なんだけどな・・・(あああ・・・)。 そして現白絵師さんキター(ry 早速保存しますたょ、と・・・
このスレ白萌えしかいないんじゃないかと思って時々寂しくなる
>>415 紅と黄のSSがもっと投下されれば、紅萌え・黄萌えも表に出てくると思うぞ。
>>403 >>そんなに「いい子」が好きか?
>>408 >>ここには青臭い方々が多いようですが
現段階で可南子を気に入る人って、こんなんばっかか?
>可南子 なんでこんなネタでフレイムができるかなぁ え? おいら? くたばれビッチってな感じですが。 #いや、ビッチキャラがいると他のキャラのピュアさが引き立つので、 #ストーリーテラー的にはおいしいと思うけど。
>417 現実にいたら絶対に近付きたくないタイプだけど 小説のキャラとしては面白いってのはアリでは? アンチを転ばせるのを無上の喜びとする作者だから 新刊出たらファン急増かも知れん。 ちなみに瞳子は初出から贔屓だったりする自分。
うーん、どうだったかなあ?本スレで叩かれまくってた頃、馬鹿みたいに 必死になって擁護してたけどアンチ派に悪意は持たなかった気がする。 でも「アンタら、わかってねーよ」くらいの不遜な心理はあったかも・・・。
あのころの本スレでの叩きは、わかってないっていうレベルじゃなかったような…。
NGワード論争の次は妹論争か。つくづく書き手に厳しいスレだな。大好き。
うぷろだに神が二人も降臨してるのに ほったらかして妹論争か。おめでてーな。 自治廚のつもりはないが、拾いモノを勝手にうぷするのはどうだろう? せめて持ち主のURLでも書いてやってくれないか。
それならここにurl貼るのと変わらん気がするが
あー俺もそれ思った。拾い物どうよ。 いや別にそれ自体は俺はいいんだけどエロと全然関係ない拾い物を得意気に貼るのもどうよ。 みんなにも見て欲しいって気持ちは分かるんだけど、ガキくせえな。
話は変るんだが、ジーンズすら買ったことが無い祥子さまって、 それ以外のものはどうやって入手していたんだろうか。 靴、洋服は出入りの仕立屋すべからく衣類はオーダーメイド? もしくは、ママ/メイド長のお仕着せ? #下着はきっと執事の趣味 しかも祥子さま本人はそれがあたりまえだと思ってる。 #「総レースって手入れが大変なのよね。今度はサイド以外のレースは止めてっていわなくっちゃ。」
>426 禿同。 元々は挿絵きぼんぬの声が多くなって出来たあぷろだなんだからさ。 銀杏wはともかく拾い物は少しは遠慮してほしいと思う。 保管庫の中の人はどういう意見なの?
ここの絵描き職人さんが自らうpしたのって、 今の所、>387氏と>392氏のお二方だけなのかな。 銀杏は別枠ということでw。
可南子?新刊が出たら論じられるけどまだだめだな。
誰だよ銀杏またうぷしたのw
銀杏って箸で拾うんだ〜 じゃなくて作品キボンキボーン!!
そのうち「ドジョウすくい」とか、うpされそうで怖いw。
ホントにドジョウすくいキター
おまいら、はしゃぐのもいい加減にせえよw
おい誰だすげーものうpした香具師は
あれはコスプレだよコスプレ。
439 :
342 :03/10/19 01:55 ID:hm9P8ndb
「今日は一緒に帰りませんか?」 朝、校門前で祐巳そういわれて、すぐ「いいわよ。」とすぐに言えた。 いろいろあったけど祐巳とは元の鞘に戻ったんだとやっと実感した。 恥ずかしいけれど、今日一日中、顔がにやけてたかもしれない。 確かに私は祐巳に頼りすぎてたかもしれない。 あの子にはどんなことでも我慢してくれて、許してくれると思っていた。 けど、あの子にだって我慢の限界があったんだ。 おばあ様の事があったからといっても、妹のキモチを少しでも酌んであげればよかったのに・・・・・・ もう祐巳と行き違いなんてことはないようにしないと!! 「へー 小母様、今度はカップラーメンにはまってるんですか。」 「そうなの なんでも生麺タイプ?ていうのが好きらしいけど。」 祐巳は子犬みたいに付いてきながら、私と楽しくしゃべっていた。 家のこと、クラスのこと、近頃の流行のことなど話はつきかかった。 「お姉さま、今度の日曜なにかご予定ありますか?」 と祐巳が聞いてきた。 「え〜と、特になにもないわ。」 これは嘘だ。 実は私から誘おうと決めていたし その日、会社の取引先のパーティに出るはずだったのをお父様に渋々了承させたのだ。 「本当ですか!!」 「本当よ。」 「じゃ指きりげんまんしてください。」 「ユビキリゲンマン?」 「えっと、こうやってですね・・・・・」 そう言いながら、祐巳はわたしの右手小指と自分の右手小指を絡ませて 「じゃ私の言ったことを真似ていってくださいね。」 「ええ。」 「じゃいきますよ!!せーの ゆっびきりげんまんうっそついたらはーりせんぼんの〜ます ゆびきった」 「これは何なの?」 「えーと 約束を破ったら承知しないぞって意味かな。」 そう言うと祐巳は、 「それではお姉さま、ごきげんよう。」と言って帰っていった。
440 :
342 :03/10/19 01:58 ID:hm9P8ndb
このあと日曜日に調教実行なのですが 調教内容はできているんですが、どこでやるかとか どうゆうふうに実行するのか悩んでいるので アイディアお願いします。 それと文章ヘタなのは御用者を
文章は別に気にならないけどシチュは自分で考えて欲しいな。 「祥子を祐巳が調教する」という困難な展開にどう持って行くかが ある意味、調教そのものよりもキモになるわけだから。 場所は、日曜の学園内なら、薔薇の館でも温室でも音楽室でも。 勝手な希望を言わせてもらえば、誰かの手を借りたり薬を使ったり するのは興ざめ。祐巳自身の才覚で抵抗力を殺いでみせて欲しい。
俺も
>>441 に同意。
そこに至るまでを面白く、納得できるように書くのが職人さんの腕の見せ所なわけで。
まぁ祐巳がロザリオをぶん投げるとかでも、やっちゃってくださいw
ネタパロ総合スレにあったこの書き込みの続きを書いてくれる 素敵な職人きぼん 958 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 03/10/19 01:14 「う〜〜〜トイレトイレ」 今 トイレを求めて無駄に広い小笠原邸を全力疾走している私は リリアンに通う ごく一般的な女の子 強いて違うところをあげるとすればお姉さまに興味があるって とこかナ---- 名前は福沢祐巳 そんなわけで小笠原邸の離れにあるトイレにやって来たのだ ふと見るとトイレの前に一人の若い女性が立っていた ウホッ!いいお姉さま・・・ そう思っていると突然お姉さまは私の見ている目の前で 上着のホックをはずしはじめたのだ・・・! 「や ら な い か」 そういえばこの離れは、祥子様のお父さんや柏木さんが 誰かを連れ込んだりして、その日の夜は奇声が聞こえることで有名なところだった お姉さまに弱い私は誘われるままホイホイと妖しげな部屋について行っちゃったのだ
>342 レイニー後って違和感があったが、レイニーブルー事件後って意味だったのか。OKOK。 調教までの持っていきかたはアンタの妄想力の見せ所だ。期待してるよ。
443の続きを投下します。 メインは祐巳、祥子。 NGワードについては、メール欄「sage uho」にしています。 それではひと時のアホな時間をお楽しみください。
奥への部屋の障子の前、 「あっ・・・・あのでもお姉さま・・・先にトイレ行かせて・・・・」 いくらお姉さまと楽しめる(?)のがわかっていても生理現象は止められない。 「祐巳は私よりもトイレをとるのね」 「えぁ・・あの・・・そういう問題じゃ・・・・」 「どういう問題なの?」 「えーと・・・・ぼうこうえんになっちゃいます・・」 漢字で書けないけど。 「そう、ならしょうがないわね」 よかった、お姉さま、わかってくれた。 「部屋に入りましょう」 「(わかってねー!!)」 部屋に入ってもトイレに行きたい気持ちは収まらない。 「祐巳、そんなに太ももをすり合わせて・・・よほど我慢してたのね」 「・・・はい・・・」 「ふふ、可愛い子」 「お姉さま・・早く・・」 「ええ、」 そう言うと正面にいたお姉さまが私に覆いかぶさってきた。 「え?」 私は仰向けに転がされ、真上にお姉さま。 「私も不得手だけど、あなたを感じさせてあげる、祐巳」 「うきゃっ!!」 お姉さま、お腹のあたりさするのは・・・もうダメ・・・ シャァァァァ 黄色い液体が布団に広がっていく。
「あら」 「いやっ・・お姉さま・・・見ないで」 「祐巳?」 「う・・うぇぇぇぇんっ」 「本当に可愛いわ、祐巳」 そう言って私の涙をそっと舐めとるお姉さま。 「あの・・・ごめんんさい・・・」 ロレツも回んない。 「そういえば・・・」 「はい?」 「一般的に尿はアンモニア臭がするといわれているけれど、 尿として出てきた時点ではまだ匂いはしなくて、尿が醗酵 するとアンモニア成分に化学変化するのよね?」 「いや・・私一年です」 わかりませんよ。 「しょうがないわね、これから私の部屋でみっちり化学を教えてあげるわ」 「え・・お姉さま・・・?」 Hなことは―――――!? 今日は休日。祐麒の服を勝手に着て、気分はスポーティー。 手に持ってるのは、午後のレモンティー。えへへ。 前から歩いてくるのは柏木さんかな?挨拶しなきゃ。 あ、私に気づいてこっちに走ってくる。 「ようユキチ、 や ら な い か ?」 To be continued... [EOF]
>164(学園ソドム) 漏れとしては志摩子さんと乃梨子が姉妹の距離を縮める行為(まあ、アレだ)を している最中、襲われて乃梨子が拉致されるに一票。志摩子さんは死んだと思われ たか、とっさに身を隠してで難を逃れる。そして妹を取り返す為志摩子さんが暴走する。 聖書とか賛美歌の一説を唱えながら銃を乱射し、ニコニコしながら死体の頭を蹴っとばす 目のイっちゃってる志摩子さんが見たい。「アーメン・アーメン・アーメ・乃梨子待っててね」。
>>446 乙。
ウホッ!ネタにふさわしいバカさ加減だなw
お預け喰らった祐巳、哀れ。
>>449 志摩子が捕まって乃梨子が助けるってのが王道かと思ってたけど、
逆もいいね。
っていうかその志摩子さん、完全にイっちゃってるだろw。
元に戻すの大変そうだな。
451 :
449 :03/10/19 13:49 ID:KMVXNm+X
>450 >志摩子が捕まって乃梨子が助けるってのが王道かと思ってたけど、 なるほど、志摩子さんが目の前で陵辱され連れ去られた時、 乃梨子目覚める。般若心経(まあ、仏教系って事で)を唱えながら、 羯諦。羯諦。波羅羯諦。(きた、きた、全てを超えてきた) 波羅僧羯諦。(ニルバァーナの中に、来た) 菩提。(この目覚め) 薩婆訶。(今、ここに、いる) クールにナイフで刺しまくる乃梨子。萌え。
うpろだ、さては「はじキス」か! 他のも見せて〜っつったら問題あるのか?
>>453 うーん、あれっ同人ゲームとして売ってるやつだよね。
たぶんエロ絵が売りなんだろうし、作者からしたら(ここ見てるかは分からんけど)
嬉しくはないだろうなぁ。
本心では自分も見たいけど、とりあえず、うpろだを設置してくれた神に
とばっちりがいかないような使い方を望むよ。
455 :
449 :03/10/19 18:35 ID:KMVXNm+X
>452 >武器はやっぱり銀杏? ニュアンスがちと違う。相手が銀杏。 「みなさん注目してください。ここに愚者がいます。この方 たちの頭はまるで銀杏みたい(微笑)」。そう言いながら 相手の頭を躊躇なく打ち抜き返り血を浴びながら踏みつけ歩く志摩子。 銃の反動で肩が脱臼しても平気で壁に打ちつけ間接を元に戻す志摩子。 唱えるは詩編111. 「BEATUS VIR (幸いなるかな)」 Paratum cor ejus sperare in Domino, non commovebitur donec despiciat inimicos suos. Peccator videbit, et irascetur, dentibus suis fremet et tabescet: desiderium peccatorum peribit. Gloria patri, et Filio, et Spiritui Sancto. Sicut erat in principio, et nunc, et semper et in saecula saeculorum. Amen. Amen.Amen.Amen.Amen.Amen.Amen.Amen……
>>455 >ニュアンスがちと違う。相手が銀杏。
あんた、恐ろしいよ…w
すまんけど、ちょっと投下させてもらうよ。
メール欄は「ソドム sage」にするんで、嫌な方はあぼーんよろしく。
序盤の設定なんで、きつくないつもり。
まったく今日はついてない。 リリアン女学園行きのバスに揺られながら、水野蓉子は密かに溜め息をついていた。 本来ならば今頃は大学で講義を受けているはず。 今日は二コマ受ける予定だったのだが、その両方ともが休講になったのだ。 朝一の講義と昼過ぎの講義という、朝もゆっくりできない上に早く帰れるわけでもない という嫌な組み合わせ。 そんな一日を乗り切るために朝から必要以上に気合を入れていた蓉子だったので、 大学の近くに下宿している友人から休講のメールをもらった時は、その反動のためか 休講で休日になったのを喜ぶどころか何故かぐったりきてしまった。 休講のメールをもらった時には既に家を出ていた蓉子だったが、せっかく気合を入れたのだ。 このまま家に帰る気にはどうしてもなれず、とりあえず近くの喫茶店に入り一息ついた ところで、久しぶりに母校に顔を出してみようかなどと思いついた。 それで学園行きのバスにこうして揺られているのだった。 (とりあえず昼休みにはまだ時間があるし、それまでは職員室で先生とお喋りしたり、 温室や薔薇の館でもまわっていればいいわね) 授業時間中に校内をうろつくのははばかられたが、人気のない所なら許してもらえるだろう。 三年間生徒会役員として頑張ったのだ。 それくらいの特典をもらったって、バチは当たらないだろう。 そんなことをつらつらと考えていると、懐かしい母校の前の停留所に着いた。 バスを降りた蓉子は、中に入る許可をもらうために通用門の側にある守衛の詰め所に 足を向けた。
「すみません、去年ここを卒業した者ですが」 顔見知りの守衛ではなかったので、顔パスというわけにはいかなかった。 閉じた通用門の向こう、詰め所から出てきた守衛が、蓉子を値踏みするかのように 眺めている。 その視線に、蓉子は何故だか不快なものを感じた。 (前の守衛さんは辞めちゃったのかしら……) お嬢様学校なので校内への立ち入りチェックは厳しいのだが、知っている先生や シスターに自分が来たことを連絡してもらい、ここまで迎えに来てもらえれば中に 入れるだろう。 早く内線でもなんでもかけて、門を開けてくれないかしら。 そう蓉子が思っていると、詰め所の中から別の声が聞こえてきた。 「とりあえず、私は向こうへ戻るからな」 蓉子の位置からは見えなかったが、どうやら詰め所の中に別の誰かがいたようだ。 「はい、分かりました」 守衛がそう答えるのと同時に詰め所の横の扉が開き、中から背の高い男が出てきた。 見覚えのない、私服の男。今年度から赴任した新しい教師か何かだろうか。 「では、講堂に行くぞ」 「はい……」 しかし男の言葉に返事をしたその声の方は、聞き覚えのある少女の声だった。 男に促されるようにして制服の少女が出てくる。
(由乃ちゃん?) 男に続いて詰め所の中から出てきたのは、確かに自分の後輩、島津由乃だった。 どうしてこんな所にいるのだろう。今は授業時間帯のはずなのに。 すると蓉子の視線に気がついたのか、由乃がふとこちらを向いた。 その目が蓉子を認めて、「あっ」と驚いたように大きく見開かれる。 (いくら突然押しかけたからって、そこまで驚くことないじゃない) そう内心で苦笑しながらも表情には出さず、蓉子は久しぶりの挨拶をしようと由乃に 向かって微笑んだ。 「ごきげ…」 「あっ、水野先輩!」 挨拶に割り込むように、由乃が大きな声を出した。 (……?) 水野先輩? 「お久しぶりです先輩、こんにちは」 「ええ、お久しぶり…ちょっと顔を出してみようかなって思って来てみたんだけど……」 閉じられた門を挟んで、由乃は笑いながら元気な声で話し掛けてくる。 由乃は見かけによらず、元気一杯な少女だ。 しかし……。 「小笠原先輩と福沢さんに会いに来られたんですね」 どうしたんだろう。由乃の言動はどう考えてもおかしい。
そう思っていると、それまで二人のやり取りを少し訝しげに見守っていた男が 蓉子に声をかけてきた。 「君は、卒業生かな?」 「はい、水野蓉子と申します」 蓉子は丁寧にお辞儀をしながら、男に自分の名前を告げた。 「水野君か。私は今年から赴任した教師なんだが、これから講堂で特別講義があってね。 この子にちょっと準備を手伝ってもらっていたところだったんだ」 教師と名乗るこの男は、自分のことを知らないようだ。 もう卒業して半年以上経つとはいえ、薔薇さまを務めた生徒の名前はそれなりに語り継がれる ものである。 それに自分たち先代各薔薇三人は、自分で言うのもなんだが結構強烈な組み合わせだったはず。 新任とはいえ水野蓉子の名を聞いて、少しの反応も示さないのは変といえば変なのだが。 由乃の態度をいぶかしむあまり、この教師に対しても考えすぎてしまっているだけなのだろうか……。 「先輩、小笠原先輩も福沢さんも、今日は赤点の居残り補習があるんですよ。せっかく 来ていただいたのにすみません」 「そうなの…」 無難な返事をしながらも、蓉子は由乃の気配を探っていた。 顔は微笑んでいるようだが、少し強張っていると思えなくもない。 「今から講堂に戻るところだったんだが……よかったら、君も見学していくかい?」 この男は、由乃の言葉遣いのおかしさに何の疑問も抱いてはいないようだ。 それに教師の割には、目つきが鋭いような気がする。油断のなさも伺える。 「いえ、お目当ての子には会えそうもないので、また後日出直すことにします」
「そうか」 明らかに何かが起こっている。この学園内で。 しかし帰ると告げた蓉子を、ありがたいことに男は深追いしてはこなかった。 すぐ側を一般道と面しているこの場所で、さらに閉じた門を開けてまでただの卒業生を 引き止める理由もない、とでも思ったのだろうか。 とにかく由乃の機転を無駄にすることにはならなさそうで、蓉子は内心ほっとした。 「まったくあの二人は、相変わらずしょうがないわね。じゃあ私は帰るけど、よろしく 言っておいてね、島津さん」 「は、はい」 島津さん。 これだけで、きっと由乃には通じただろう。 ここは一旦退却するが、自分は何も気がつかなかったわけではないということが。 由乃に微笑みかけ、男と守衛に丁寧にお辞儀をして門に背を向ける。 由乃を連れ出せれば一番良かったのだが、授業時間中に校外に連れて行こうとする 行動はどう考えても不自然だ。 由乃のことはどうしようもないほどに気に掛かったが、ここで無謀な行動をとるほど 愚かな蓉子ではなかった。 それにあの男たちの態度から察するに、今すぐ由乃をどうこうしようというわけでも なさそうだ。 しかしこの後、もし由乃に何かが起こったら…… (令に代わって、私が地獄を見せてあげるだけだわ。何年かかってでも、方法はいくらでもあるもの) とにかく、これからどうするか考えなければ。 中の様子を伺うにしても、警察に連絡するにしても、軽率な行動は慎まなければならない。 蓉子は内心の焦りを見せないよう、門を背にゆっくりと歩き出した。
ここまでです。 機関銃を乱射する志摩子さんを妄想していたら、何故だか 蓉子さまと由乃が降りてきました。 続きは何も考えてないので、いくらでもいじってください。
463 :
462 :03/10/19 19:59 ID:TyKxKb1u
あ、そうだ。
使うキャラ前もって言っとくの忘れてた。
すまんよー
>>165 なんか急に降りてきたもんで…。
新刊が出るまでの辛抱、っと
新刊予想話でも誰か書いてくれい、っと。
確認したいんだけど、 名字や先輩付けで呼ぶ間違いに気付かない=部外者 ということを由乃は言いたかった。 でいいのかな?
SS投下したいんだけど、メル欄は何て書けばいいんだろう。 江利子×令×由乃の話なんですが。
>>468 NG設定しなきゃなんないような話なん?
「黄」とか入れておけばいいんじゃないかな、期待してるぜー!!
>>469 >NG設定しなきゃなんないような話
そういう話ではないと思うので、多分大丈夫かと。
それでは、「黄sage」で投下します。
ソドムがわからない…(´・ω・`)ショボーン ググって元ネタの知識を詰め込んでみたんだが、 リリアンバージョンだとどういったことになるんだ? 食わず嫌いじゃなくて、出来れば楽しみたいので、 誰かリリアンバージョンの簡単なあらすじを教えて くだちぃ。教えてチャンでスマソ。ガイシュツじゃないよね?
「……はあ〜」 その日の夜、山百合会のロサ・フェティダこと鳥居江利子は自宅の部屋でぼおっとしていた。 もっとも、彼女がぼおっとしているのは今に始まった事ではないが、現在のそれにはれっきとした理由がある。 先日、彼女の妹である支倉令と、その妹である島津由乃が破局と復縁を短期間の内に行った、いわゆる『黄薔薇革命』の顛末を彼女が知ったのは、悪化した親不知のために心配性が過ぎる父と兄達によって入院させられ、ようやく退院した後の事であった。 「よりによって私が入院してる時に、そんな面白い事をしていたなんて……令ったら、どういうつもりかしら!」 かなり不条理な憤りが、時間が経てば経つほどに、腹の底からこみ上げて来る。当事者達にとってみれば、江利子に娯楽を提供するためにやったことではないし、第一笑い事ではない。 しかし、このいかんともしがたい無念さは、彼女を悶々とさせるに充分すぎるほどであった。 「……………そうだ!」 それは、江利子がひとしきり頭を抱えて苦悶のうなり声を上げ続け、花柄のクッションを抱えて部屋中を転げ回り、罪の無いそれに逆恨みパンチを十回ほどキメてからしばらくのこと。 「くふっ」 天啓がひらめいたのだ。 あの二人にちょっとした仕返しを兼ねて、面白い事をしてみよう。姉妹の間柄、これぐらいの事はしてもいいんじゃないかしら。いや、してもいいはずよね。そうに違いないわ。 そう決意すると、次に必要なのは準備である。父や兄達には知られないように、密かに事を運ばなくてはならない。当日は、もちろん家族を外に出す算段をして─── 娯楽のためには苦労をいとわない彼女は、自分の発想に興奮し、肩を震わせて忍び笑っている。それは、傍から見ると結構不気味な光景だった。
「……それで、お姉さまのお宅に招待して下さるんですか」 あくる日の放課後、支倉令は薔薇の館で紅茶を飲みながら聞いた。 横には、当然ながら島津由乃がティーカップを手に座っている。あの一件以来、二人の仲は以前にもまして睦まじくなっている。 江利子から見ても暑苦しいぐらいだった。 「そうなのよ。私としても、二人が大変だった時に何もしてあげられなくて、姉として自分が不甲斐無いと思ったりしたわけ。で、 罪滅ぼしってわけじゃないんだけど、今度の週末に二人を家に招待して、ささやかなパーティを開こうと思って。もちろん、令の 優勝祝いと由乃ちゃんの快気祝いも兼ねてね」 「それとお姉さまの快気祝いも、ですね」 令が笑って言う。 「いやぁねえ、その話は勘弁してよ。由乃ちゃんの事に比べれば、笑い話みたいなものなんだから」 江利子は苦笑しながらカップを口に運ぶ。親不知で入院というのは、確かにあまり人の感動を誘う話ではない。 「それならあたし、お弁当を作ってきましょうか!」 由乃は随分と張り切っている。手術をしてから、何だか人が変わったように元気になった彼女なのだ。 「そうだね。じゃあ一緒に作ろうか」 もっとも実際には、ほとんど令が作る事になりそうだけれど。 「じゃあそういうことで、日曜日の……そうね、十一時頃に私の家に集合でいい?待ってるから」 「分かりました。それでは今日はこの辺で失礼します」 「それでは、ごきげんよう。ロサ・フェティダ。日曜日、楽しみにしてまーす」 「はい、ごきげんよう。気をつけて帰ってね」 令と由乃が席を立つと、江利子はにっこりと笑いながら挨拶を返した。二人はこれから、一緒に買い物にでも行くらしい。 嗚呼、仲良き事は美しき事かな。 (日曜日が楽しみか……そうね。私も楽しみよ。うふ、うふふふふふ) と、またも声を殺して笑う江利子。その横では蓉子が多少気味悪そうにその様子を眺めていたりする。 声を掛けようかと迷っている様子であったが、結局止めたようだ。 「ま、いつものことかしらね……」という蓉子のつぶやきは、他の誰にも聞こえる事はなかった。
(・∀・)ニヤニヤ 毒牙にかかるね、令由乃!
そして日曜日の午前。 江利子にとって、全ての準備は完了していた。家族には、「今日は私と令と由乃の三人でとっても大事な会議をするから、みんなには夕方まで家を開けておいて欲しい」 と、頼んである。 もちろん、突然の奇妙な話に父や兄達は驚き、あれこれと理由を問い質し、言を左右にして渋り、最後には声を揃えて「まさか男かっ!?男なのか、江利ちゃん!」と 血相を変えて怒り出したものである。 しかし、策士江利子にとってはそのような反応は当然織り込み済み。 「自分の妹が信じられないの!?」 「お願い!聞いてくれたら、江利子何でもするから」 「今度、お兄ちゃん達の行きたい所に行ってもいいよ。もちろん、みんな一人づつ別々の場所でね」 兄達は、皆転んだ。最後に残った父は、僅かに残った親としての面子にこだわってまだ頑張っている。 いかに可愛過ぎる一人娘の頼みと言えども、ここは心を鬼にしてでも─── 「もしかして、パパだけ江利子の事信じてないの?……ぐすっ。せっかく、今度の父の日にはいつものお礼にお小遣いはたいてプレゼント買ってあげようと思ってたのに ……ひどいっ!」 ───父よ、あなたは弱かった。 かくして、呆れ果てた母の「留守番は頼むわね」という一言を残して鳥居家は江利子一人となったのである。 そして約束の時刻。彼女がうずうずしながら待っていると、軽快なチャイムの音が客の到来を告げた。 来た!ここからが肝心だ。江利子が急いで玄関に向かいドアを開けると、そこには白の開襟シャツにジーンズ姿の令が弁当の包みを片手に立っていた。いつものことながら、 美少年これここにあり、といった爽やかな格好。 「ごきげんよう、令。あら、由乃ちゃんは一緒じゃなかったの?」 「ごきげんよう、お姉さま。由乃は何だか事情があって少し遅れるそうです」 「あら、そうなの。じゃあ、どうぞ入って」 「お邪魔します」 江利子に案内されて、令は階段を江利子の部屋へと上がっていく。 内心、江利子はほくそえんでいた。由乃が遅れたのは、わざわざ彼女の家に電話をかけて「びっくりさせる趣向があるから、一時間ほど遅れて来て欲しい」と頼んで おいたためだったりする。
ささささささ3p?
そんな事とは露知らない令は、部屋に着くときちんと正座して由乃が来るのを待っているような風情。 江利子が色々と話しかけても、二言目には由乃が、由乃が、と新婚夫婦も裸足で逃げ出すようなアツアツっぷりを見せて臆面も無い。 (由乃……由乃……由乃!令ったら、さっきからそればっかりじゃないの!私はことはどーなってるのよ!?姉はどうでもよくて、妹だけがそんなに可愛いってわけ!?) 顔には微笑を浮かべ、あらまあごちそうさまねえオホホなどと言いながらも、江利子の心はメルトダウン寸前の原子炉のように臨界点寸前なのだった。 (やっぱり、ちょっとお仕置きが必要みたいね……) 頃合を見て、江利子はすっと立ち上がった。 「令。ちょっとお願いがあるんだけど、聞いてもらえる?」 「はい?何でしょうか」 きょとんとした表情で、令は江利子を見つめた。下から見上げるその顔が、江利子の目には実に可愛らしく映った。 「それはね……ここのベッドに横になってみて欲しいの」 「え……ここですか?はい、分かりました」 そうして、令は素直にベッドに横たわる。戸惑ってはいるようだが、疑いの気配は感じられない。 「それじゃあ、両腕を上に伸ばしてみて」 「……こうですか?」 「そうそう。それじゃ、ちょっと待ってね」 すると江利子は、クローゼットの中から紙袋を取り出すと、中から何かをつまみ上げた。手には、長い帯のような白い布切れが握られている。 「……あの?」 「はいはい、それじゃちょっと失礼」 江利子はゆっくりと令の上にまたがると、その両手首を長い布切れで縛り始めた。 「……お、お姉さまっ、何を!?」 「ごめん、今ちょっと忙しいから」 縛っても痛くないように、それでいて簡単にほどけないように、エレガントに結ぶのがここでのたしなみ。確か本で読んだ方法では、こうして、ああして…… 「出来たわ」 縛った布の先を、ベッドの背もたれの隙間に結びつけて完成。うん、我ながら上手くいったわね。 「ど、どういうことですか、これは!?」 「うん、それはね。令が最近、私の妹であることを忘れてるんじゃないかと思って。だから、私はあなたにその事を思い出して欲しいのよ」
>縛っても痛くないように、それでいて簡単にほどけないように、エレガントに結ぶのがここでのたしなみ。 ワロタ
そして、江利子は自分がいかに令を大事に思っているかを、言葉を選びながら語った。実際、かなり嫉妬の混じった感情を胸に秘めていたため、由乃の悪口にならないように言うのが一苦労だった。 「……と、いうことなの。解ってもらえて、令?」 「……すみませんでした。私の……私のせいで……」 「あらあら、そんな顔しないで。解ってくれれば、それでいいんだから」 今にも泣き出しそうな顔になった令を、江利子は慌ててフォローする。まったく、可愛い子なんだから。 「じゃあ、これから私がすることにも、ちゃんと従って言う事を聞いてくれるわね?」 「……はい」 「ありがとう。それじゃ……」 江利子は軽く咳払いをすると、令のシャツのボタンを一つ一つ外し始めた。令が驚いて目を見開いている間に、白く健康的なブラジャーがあらわになる。フロントホックに手をかけた時点で、令は口をパクパクさせていたが、言葉が出てこないようだった。江利子が 最後の防壁の閂を開けると、白い乳房が彼女の視界に飛び込んできた。 (う……美乳。負けたかも) かなり整った形の令のそれは、同性の江利子が見てもほれぼれするような天然の傑作だった。 「……お、お姉さま。あの、その、これは」 「大丈夫。私に任せて」 意を決し、そっと乳首を口に含む。 「あんっ」 「あら、可愛い声ね。もっと聞かせて、令」 令の反応に気を良くしたのか、江利子は乳首を舌で転がしながら手でもゆっくりと胸を愛撫している。 「あうっ……お、ねえさま……駄目です……こんなこと……」 「ふふ、本当に可愛いわね、令。我慢しないで、気を楽にして、身体の力を抜いて」 一定のリズムに乗って、江利子は令の身体の上で愛のアリアを奏で始めた。演奏するのは私。歌うのは令。
「い……いけませ……あっ、ううん、ああっ!」 「感じやすいのね、令……じゃあ、ここはどうかしら?」 乳房を責める手は止めずに、江利子は令のジーンズのベルトを外し、秘所にそっと手を伸ばした。 「い、いやあ……そこだけは……許して……お姉さまぁ」 思わず、江利子の脳髄に戦慄が走った。可愛いとは思っていたが、こうも甘ったるい声で哀願されると、それを超えた感情の波が怒涛のように押し寄せてくる。 それに、子犬のような頼りなげな目付きで、訴えるようなその表情。 「駄目よ……もう止まらないわ。あなたがいけないのよ、令。あなたが、あまりにも可愛すぎるから」 「そ、そんな……あっ、ああんっ、だ……めぇっ」 「素敵よ、令。あなたは本当に素敵だわ」 片手で器用に令のショーツを脱がしながら、江利子は令の耳元でささやいた。 ふと、もうそろそろ腕の縛めは解いてあげてもいいかな、と思ってほどきにかかった江利子であったが…… 「……あれ?」 ほどけない。 あまりにしっかりと結びすぎたせいか、しっかりと令の両手首を拘束して緩む気配も無い。 (……ま、いいか) ちょっと自分の迂闊さに困った江利子だったが、気を取り直して令の花園に顔をうずめた。ここはやはり、彼女にとって一番の急所であったらしい。 「あ、ああっ、くぅっ……お姉さま……許して……お願い……ひぁっ」 快感と羞恥の協奏曲に、令は背中をのけ反らせた。江利子は口がふさがっているため、黙々と花園の探検を続けている。 と、江利子が顔を上げて悪戯っぽく笑って言った。 「あら、こんな所に黄薔薇のつぼみが」 実際には黄色ではなく紅色のつぼみであったが、ともかくも江利子はそれを花開かせるべく指先で軽く刺激してみた。 「ひゃうんっ!」 「まあ、凄いわね。そんなに感じるの?」 ちょっと令が羨ましくなってきた江利子。身体の敏感な部分が、令が感じている快楽と同質のものを求めて疼き出している。しかし、ああもしっかり縛ってしまったせいで、令に“してもらう”のはかなり難しそうだった。 こうなったら、ハサミで切ってしまおうか───と思った、その時。
ピンポーン。 玄関のチャイムが鳴った。 「あら、由乃ちゃんが来たみたいね」 「!!」 のどかな顔の江利子とは対照的に、令は凍りついた。 (どうしよう……由乃にこんなところを見られたら、私は……) 「令。ちょっと待っててね」 「あっ、嫌!お姉さま、行かないで!これをほどいて下さい!」 令の懇願に、江利子は一旦足を止めた。そして、しばらく令の顔をじっと見ていたが、やがて妖しく笑うと、無情にも部屋を出て行ってしまった。後には、ほぼ全裸にされた令だけが残された。 (そんな……そんな……ひどい……せっかく由乃と仲直り出来たのに……これじゃ、私と由乃の関係はおしまいだ……きっと軽蔑されて、嫌われる……どうすれば……) 令は一人、ベッドの上で絶望に近い感情に囚われていた。空間が自分を押し包んで、そのまま潰してしまいそうな気がしていた。 「あ、いらっしゃい由乃ちゃん。良く来たわね。さあ、上がってちょうだい」 「はい。おじゃましまーす」 由乃は、ピンク色のワンピースに身を包んでいた。江利子から見ても、十分に可愛い姿。 令が入れあげるのもうなずける。 (でも、いつまでも大事なものが自分のそばに居てくれるとは限らなくってよ。由乃ちゃん) そんな内心を押し隠しながら、江利子は由乃を部屋に案内した。由乃は何の疑いも持たずに、にこにこ笑いながら後について来る。 二人が階段を上がる音が、令の耳に聞こえてきた。 それは、彼女には死刑の執行を告げる刑務官の足音のように感じられる。 トン、トン、トン、トン。 二人が部屋の前までやって来たのが解る。江利子の声が聞こえた。 「ようこそ、由乃ちゃん。令ったら、あなたに早く会いたくてずっと待ってたのよ。ふふ」 そして、扉がゆっくりと開かれた。
482 :
468 :03/10/19 22:05 ID:iNOmco/9
とりあえずここまでであります。
>>468 えーーーーーっ
ここまでーーーー!!?w
乙でした!続き楽しみにしてるよ!
乙。令ちゃんイイ!!
485 :
462 :03/10/19 22:11 ID:TyKxKb1u
>>467 由乃は、変な言動をすることによって「何かあったのでは?」と蓉子に察知して欲しかった
という感じにしたかったのだが、467の感じでもいいな。
まあ、読んでくれた方が好きにとってくれればOKです。
>>471 自分も「ソドム」は名前くらいしか聞いた事ないくせに書いたから安心しる(?)。
とりあえず、リリアンが犯罪者に占拠されたらしいということだけ分かってればよいのでは。
>>468 ぎゃああ、そこで切るのかね〜w
とりあえず乙。
>>478 と同じとこでワロタよ。
>>468 そこで切るかよ! 現白さまもそうだったが生殺し万歳ヽ(`Д´)ノ
・・・続き楽しみに待ってますw
畜生、読みながら予想はしていたが、お約束なまでにいい所で! ともかく、乙津。黄薔薇らしいコミカルさがナイス。 やっぱ、江利子さまにいいように翻弄されるのが令&由乃の宿運(さだめ)。 続きを待ってますよー。
あーと、ソドム編は──
注意:投稿の際にはメル欄に「ソドム」と入れる。
現状あるSS
>>151 >>273 >>457 ・とりあえず現在での最新巻と同じ時間軸のパラレルワールドで起こっている
・リリアンが犯罪者(おそらく一桁から十数人程度であると考えられる)に占拠されている
それぞれが重火器を所持、殺人婦女暴行何でも来いの凶悪犯からチンカス以下の糞野郎まで
・占拠された時刻は
>>457 氏から察するに午前中であると思われる
・各キャラクターの位置
祥子、令→薔薇の館に監禁中。所持武器なし
祐巳→逃走中。可南子?と合流。所持武器なし
由乃→何らかの理由で通用門の守衛のところから講堂にて行われる『何か』に強制参加。所持武器なし
可南子→祐巳と合流。所持武器なし、相当なレベルの格闘技術所持
蓉子→外。由乃の機転により学園内の異変を知り、今後の行動を思考中。
志摩子、乃梨子、瞳子、及び蔦子らサブキャラクターたち→不明
江利子、聖、及び他の現在外部にいるキャラクターたち→不明
こんなところ?
また寸止めかよ・・・そんなとこ現白さまの真似しなくても・・・_ト ̄|○ 〜キャラネタ板より〜 祐巳ちゃんと瞳子さんのほのぼのハードレズキボンヌっと・・・
>>489 みんなに思いっきりつっこまれてたな、それw
ほのぼのなのかハードなのか、ホントどっちがキボンヌなんだ?
ハードなんだけど、なんとなくほのぼのしてる感じだろうか なかなか難しそうだ
「ゲイだけでなく」 「おかまもいます」 さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。 お釈迦様のお庭に集う益荒男たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり 抜けていく。 汚れを知らないチンチンを包むのは、淡い色の包皮。 ズボンの折り目は適当に、刺繍の入ったガクランは翻らせるように、勇ましく 歩くのがここでの掟。もちろん、遅刻ギリギリで走り去るなどといった、元気の良い 生徒など両手では数え切れない。 私立花寺学院。 明治4649年創立のこの学院は、もとは坊さんの跡継ぎのためにつくられたという、伝統ある 仏教系お坊ちゃま学校である。 埼玉県下。東京への劣等感を未だに残している交通事故の多いこの地区で、仏に見守られ、幼稚舎から 大学までの一環教育が受けられる益荒男の園。 時代は移り変わり、元号が明治から三回も改まった平成の今日でさえ、十八年通い続ければ 温室育ちの純粋培養ホモ・セクシャルが箱入りで出荷される、という仕組みが未だ残っている 危険な学院である。 彼――、福沢祐麒もそんな平凡なお坊ちゃまの一人だった。
1 「待ちたまえ」 とある月曜日。 菩提樹並木の先にある二股の分かれ道で、祐麒は背後から呼び止められた。 釈迦如来像の前であったから、一瞬お釈迦様に呼び止められたのかと思った。 その声の主を認識したとたん絶句してしまった。 「あの……。俺に用でしょうか」 「呼び止めたのは僕で、その相手は君。間違いないさ」 間違いない、と言われても。いいえ、お間違いのようですよ、と答えて逃げ出してしまいたい 心境だった。 そんなことを知る由もないその人は、うっすらと微笑を浮かべ、真っ直ぐ祐麒に向かって 近づいてきた。 「待て」 彼は、手にしていた鞄を祐麒に差し出す。訳もわからず受け取ると、からになった両手を 祐麒の股間へと近づけた。 (うわっ) 何が起こったのか一瞬わからず、祐麒は目を閉じて固く首をすくめた。 「チャックが、開いているぜ」
「えっ?」 目を開けると。そこには依然として美しい顔があった。何と彼は、祐麒の社会の窓を 閉めていたのだ。 「身だしなみは、いつもきちんとな。お釈迦様が見ているぞ」 そう言って、その人は祐麒から鞄を取り戻すと、「また会おう」を残して先に校舎に向かって 歩いていった。 (あれは…あの姿は…) 三年弥勒組、柏木優さま。ちなみに出席番号は知らない。通称『ギンナン王子』。 ああ、名前を口にすることさえもったいない。 (そんな……) 恥ずかしさに射精寸前である。 (こんなのって、ないよ) あこがれのお兄さまと、初めて言葉をかわしたというのに。こんな恥ずかしいエピソード なんて、ひどすぎる。 お釈迦様の意地悪。 悔し紛れに見上げた釈迦如来像は、いつもと変わらず荘厳な微笑を浮かべて、小さな緑の 庭の中にひっそりと立っていらっしゃるのであった。
495 :
449 :03/10/20 02:22 ID:pAcruEAi
>492 そんな学園嫌だ_| ̄|○ >462 遅ればせながら、乙! さすが蓉子さまだ、いい勘してるw 漏れも現在白薔薇ソドム制作中。なんだか妙にハマルなこれ。
>>492-494 何でよりによってここに・・・_| ̄|○
萎える・・・これこそNGだ(w
>>492 同じく_| ̄|○
が、ちょっと面白かったと…こっそり伝えておくw
>>496 >これこそNGだ
禿同
>>492 ちょっとどころではなく面白かった…と
こっそり伝えておくw
GJ!こういうギャグっぽいのは大好きだ
絶妙にアク禁に巻きこまれていた保管庫管理人です。 遅ればせながら一連の「拾い物」についての見解です。 #近々にサイトにも反映させたいと思います。 保管庫のうぷろだは、 基本的にはこのスレッドに関連しての自作絵うぷろだです。 とはいえ、うぷされた拾い物を敢えて削除することもいたしません。 このあたりは「21歳以上」板住人であるみなさまの良識に任せたいと思います。 追伸。 銀杏とゆみすけをうぷした方へ。 遅ればせながら、激しく笑いました。
ワロタ
保管庫の中の人、乙です。
>>492 ワロタ
俺もこんな感じの好きだからシリーズ化キボン(ぉ
502 :
449 :03/10/20 05:22 ID:pAcruEAi
ソドム白薔薇編。出来たことは出来たけど…。なんかちょと鬼畜な上に マリみての世界観にあってないかも。一番の問題点は漏れの文章力の無さ。 とりあえず投下しますので、読みたくない方はメル欄ソドムでお願いします。
講堂裏の桜の下、静かにそして美しくたたずむ影が2つ。 志摩子と乃梨子はお互いの愛を確かめるかのように唇を 重ねあっていた。リリアンを襲う悲劇は今だ2人の元に は訪れていない。いつもと同じ時間、いつもと同じ場所、 いつもと同じ桜の木、そしていつもと変わらぬ2人の口づけ。 ゆっくりと唇をはなし乃梨子は、はにかむように呟いた。 「わたし、志摩子さんが卒業するまで側にくっついて離れないからね」。 微笑みながら志摩子も答える。 「ええ、私も離れたくないわ。側にいてあなたを守ってあげる」。 乃梨子はその言葉を聞き再度軽い口づけをかわす。そしてその唇が静かに 志摩子の口から頬へ。細く白い首へ。制服ごしの胸へ。スカートのあたりに 来る頃志摩子はうっすらと目をつむり自分でスソをたくし上げ乃梨子を導いた。 細い指が下着に触れ脱がそうとしたその瞬間、乃梨子の耳に足音が聞えた。 2人組の男がニヤニヤしながらこちらに向かってくる。慌てて立とうにも 動けなかった。男の手にはサブマシンガンが握られており銃口をピタリと こちらに向けて歩いてくる。
「ああ、やめなくていいよ。ほら、続けて続けて。俺たちに遠慮しないで どんどんやってよ」。2人組の男達は下卑た笑いをして囃したてる。 銃口はいぜん向けられたままだ。「チッ。なんだよ、せっかくレズシーン が見られると思ったのになー。」そう舌打ちしながら硬直して動けない志摩子 を乱暴に払いのけ、しゃがんだままの乃梨子の前に仁王立ちになりなった。 男はズボンのファスナーを降ろしながら「あいつの変わりに、俺が相手してやるよ」。 そう言って乃梨子の額に銃を突きつけながら、無理矢理ペニスを口につきつけた。 我に返り咄嗟に男をとめようとする志摩子。しかし男はそんな志摩子を 簡単に取り押さえ片手で両頬を掴み強制的に乃梨子の方に顔を向けさせる。 「ほら、早くしゃぶれよ。それともアイツ殺せば素直にしゃぶってくれるかな?」 乃梨子に銃を突きつけてる男がそう言うと、乃梨子は顔色を変え、一瞬ひるんだが 目をつむり意を決してくわえた。「乃梨子!」組み伏せられた体を必死にもがき 志摩子が叫ぶ。半狂乱で動かした右手が男のマシンガンをはたき落とし、左手 の指先が組み伏せた男の左目をかすめ出血させた。片目から血を流し逆上した男は、 志摩子の腹に強烈なパンチをみまう。 「あふっ」 乃梨子は事態を察知し急いでかけつけたかったが、銃口がそれを阻み制している。 2メートル程弾き飛び、お腹を押さえてうずくまっている志摩子に男は近づき 片手で無理矢理引き起こした。男の片目からは顎のあたりまで血が流れている。 「苦しいか? 楽にしてやるよ」 そう呟き懐からハンドガンを取り出し、志摩子の胸に押し当てた。
銃声の音と同時に白濁のモノが口内に吐き出され、限界を超えた乃梨子の 意識は途絶え失神におちいった。その体を男が担ぎ上げ仲間の元に近寄る。 「あ〜あ〜もったいねーなー殺しちまって」 「しょうがねえだろ、こいつ。あーちくしょう。やっと血が止まりだしたよ」 「日頃の行いが悪いからだよ。さて、そいじゃとっととコイツ連れてこうぜ」 「あ、お前先に行っててくれない。俺、ちょっと小便してからいくわ」 「りょーかい。早くこいよ」そう言い残し乃梨子を担いだ男は去っていった。 片目で遠近感が上手く取れないのか、男はフラフラとおぼつかない足取りで 桜の木へ向かう。途中志摩子の体が横たわっていたが、かまわず踏みつけた 心なしうめき声が聞えたような気がした。気のせいだろう。 かみともにいまして ゆくみちをまもり あめのみかてもて ちからをあたえませ 「桜の木にするってのも、風情があっていいねえ」そんな世迷い言を言いながら ファスナーをおろし桜の根元を汚していると、背後から音もなく腰に両手が絡み ついた。「なんだよ、死にぞこないが!早く天国にでもどこにでも行っ」そう言 いながら懐のハンドガンを出すより早く、志摩子の両手が男の睾丸を握りつぶした。 「銀杏を割るより簡単ね」。
数歩先にあるマシンガンを拾いあげる志摩子。両腕を膝で抱え るようにしてうずくまってる男の元へ寄り、呟くように囁いた。 「苦しいですか? 楽にしてあげますね」 銃声と男の悲鳴が不協和音を奏でた。志摩子は胸元に手を入れ、チェーンで 繋がれた何かを蜂の巣と化した男に投げつける。チンという軽い金属を立てて 転がったそれは、メダイ。マリア様の刻印はひしゃげた弾丸を貫通ギリギリで 受け止めていた。 マシンガンのスリングを肩にかけ志摩子は歩き出す。 「待っててね、乃梨子。いま助けにいくから」
>「銀杏を割るより簡単ね」。 ((;゚Д゚)ガクガクブルブル
以上です。同じく続きは考えてないのでいくらでもいじってください。お目汚しスマン。
>>449 乙です
やっぱ「犠牲者」出ると雰囲気変わるな
緊迫感が出てきたというか。
ただ私的にはこの内容、ギリギリ許容範囲「越え」ちまったかも。
男どうこうってか、志摩子さんが壊れちゃったのがちょっと
ホラ、今までのは「一応」性格準拠してたから。
……まあそれがやりたくて書いたSSぽいから言ってもしょうがないか……
>「銀杏を割るより簡単ね」。 いや、ほんとに「ペキャッ」と割れるらしい・・・
陵辱ネタよりタチ悪いな、と思ったけど僕は大人だから口には出さない。顔にかける。
ま、せいぜい飽きないようにがんばってくださいや。
>>511 後半で何を言いたいのかはわからんが、前半は禿同 「ペキャっと」という文が目に入るだけで鳥肌立った。 ちゃんとNGワード設定してるのにな…
>>511 後半で何を言いたいのかはわからんが、前半は禿同
「ペキャっと」という文が目に入るだけで鳥肌立った。
ちゃんとNGワード設定してるのにな…
二重カキコスマソ
陵辱ネタもソドムネタも嫌いじゃないし結構楽しいんだけど、
>>509 に禿同。
マリみてソドム板とかを立てて、そちらでソドム専用として
やってみてはどうかと言ってみる。議論っぽくなってスマソ(;´д`)
ほら!スルーで!皆大人だろ!?
実際に立てるかどうかは置いといて・・・ 1作品に対して2つも3つもスレ立てても、ここは大丈夫なんだっけ? 確かにガンダムやセラムンなんかは5つも6つもあったりするけど それぞれキャラや扱ってる作品が違うようで、住み分け出来てるみたいだし あと、マリみてソドムスレって、職人さん及び住人の需要はどれほどあるんだろうか? 陵辱系とスレを分けたいってことなのかな?NGワード指定ぐらいで事足りると思うけど
別スレ化は量的な問題だと思う。 職人が状況にひいてしまってふつうの作品が減り、 学園ソドムのパロディーが1/3を占めるくらいになったらまずかろう。 まあ、そのときは別スレ建ててもらおうや。 現状では、「男」等が「スカトロ」並みに敬遠されているという共通認識のもと、 メール欄にNGワードを入れることを強く推奨されてる。 この状態で、次スレ建てるくらいまで様子見してみては?
まあまあ、楽しくいこうぜ。
個人的にはこのままで構わない。 でもスレ分かれたほうがいいのかなとも思ってる。 それはぶつぶつ文句言うROMのためじゃなく、 むしろNGワード指定したり色々気を使って落としてる職人さん達のために。 少なくとも自分はソドムシリーズのそれぞれの続き読みたいし。 あとこのシリーズは職人さん達のやる気さえあれば、 幾らでも話が膨らみそうな気がしてきたから、単独スレで読みたいという気持ちもある。 それでソドムシリーズに一段落ついてスレ余ったら、前にも案が出た 陵辱も死にネタもホモ?もなんでも有りなマリ見て闇鍋スレに切り替えると。
長文エラー出たんでレス分けた。3連レスになるがスマソ
>>449 乙。
正直志摩子さん怖かったw
頑張って続き書いて、壊れた志摩子さんを乃梨子の愛の力ででも
戻してやってほしい。聖さまでもいいけど。
ところで自分もソドム元ネタあまり知らなくても(そもそも調べる気もない)、
そこそこ楽しく読んでるわけだけど、このシリーズのマリ見てバージョン、
ストーリー全体を総括したら最後に愛は勝つ。…って解釈で、いいのかな?
↑の続き。 いつになるか最後まで企画続くかも分からないけど、 祐巳助けようと頑張ってるうちマクレーン状態にぽろぽろになってもうた祥子さまと、 再会した祐巳とで、祐巳が痛々しくなった祥子を見て、泣きながら夢中で しがみついて、しがみつかれた祥子さまが 「駄目よ祐巳…血で汚れるわ」「おねえさま…おねえさま…うぇっ、」 で、子ども帰りしたような祐巳見てるうち祥子さま愛しさがこみあげてきて、 キスしちゃって衝動的に舌も入れちゃって、そしたら祐巳の口から血の味がして、 祥子さま思わずキスやめて祐巳のほっぺた撫でながら、 「口切れてるわ。殴られたの?」とか心配して、そしたら祐巳恥ずかしそうに、 「おねえさま見つけたとき呼びかけようとしたら興奮してて舌噛んじゃって」 それで祥子さま安堵して微笑して祐巳その笑顔を見てるうちに またこみあげてくるものがあって泣き出して、祥子さまもそんな祐巳の姿に 自分も泣きそうなんだけど、姉なんだからとぐっと堪えてたら、 祐巳が泣き顔のまま今度は自分から祥子さまにキスしてきて、 キスの最中で祥子さまも我慢できなくてこっそり涙こぼすんだけど、 薄目を開けた祐巳、実はそれに気づいちっゃて、でも見なかったことにして そのまま二人で校庭できつく抱き合って離れないところを、 犯人達の護送されていく姿を撮ってた蔦子さんが、「こっちのほうが 絵になる」とファインダーを抱擁する二人に向けてパシャリ。 んで後日号外が。 “その時リリアンの歴史が動いた” “関係者の誰もが内部者の生存を絶望視した。至上まれに見る凶悪武装集団。 それでも少女達は諦めなかった。彼女達のプロジェクト(ry” “突撃隣のあのスール! 今日のメニューはキスだけ 「いいんです、愛があれば」 紅薔薇独占インタビュー” と、SS書けないんでせめてここまで妄想。ところでこの場合可南子はどうなったのか。
>ソドム 難しいのは、各職人さんたちの話のクロスオーバー。 それが巧くできればかなりいいものが出来上がる気がする… 途中で合流したり、メンバー入れ替えとか。わくわくするな。 ところで黄の続きキボーン!! ノシ
>>488 まとめ乙〜。
>江利子、聖、及び他の現在外部にいるキャラクターたち→不明
聖なんだけど、
>>273 で
>それなのに「どうして!」などと聖さまを責めて、困らせて。
>挙句その声であの人達を呼び寄せてしまって
とあるので、祐巳とははぐれたけれど、とりあえず学園内にいるのではないかな。
「聖さまが捕まった」とは書いていないので、どうなってるのかは不明だけど。
上手く切り抜けて逃亡中なのかもしれんね。
>>492 >「ゲイだけでなく」
>「おかまもいます」
> さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
そんな朝の挨拶、嫌だ_| ̄|○。しかもこだましてるしw。
>>492 志摩子さん、コエー((;゚Д゚)
526 :
525 :03/10/20 17:31 ID:VaNyCXO9
上のレス、最後の492は、
>>449 へですた。
>>524 >難しいのは、各職人さんたちの話のクロスオーバー。
今投下されたのって、4つだよね。
それぞれの続きはせっかくだから、同じ人じゃなくて別の職人さんが書いたりすると
面白そうかなと思う。
自分は蓉子の書いたんだけど続きは誰かよろしくってかんじだし、
次は瞳子、蔦子、乃梨子でチャレンジしてみたいとも思う
(まだ思いつきの段階なんで、もうこのメンバーで考えてる職人さんいたら
立候補していただければ取り下げますんでご遠慮なく)。
ところでうpろだのことなんだけど、自分が投下した分の作品だけ切り出してhtmlで
保存してあるんだけど、そういうのってうpしてもいいのかな。
自分の切り出すのだけでもちょっと手間だったので、少しでも保管庫の神の作業の
助けになればと思ったんだけど。
逆に神に手間をかけさせることになったりするかな?
江利子さまと花寺最高。職人さんがんがれ。超がんがれ! おまいら、新刊まで耐えしのげばパラダイスでつよ? と信じて漏れはここにいますが何か。
ソドムは雑談も感想もメル欄使用したほうがいんじゃね?
そうすっか。あんま波風立てたくないし、やれることはやっとこう。 メル欄:ソドムsageで宜しいですか?お姉さま方?
別に必要ないと思う。 ルールばっかり増えると、一見さんに優しくないスレになるし。 てか、雑談や感想も見たくないとか、もうバカかとアホ(ry あんま親切にしすぎて、キティガイをつけあがらせてもいかんですよ。 スルースルー
>>529 案
でも自分たちでそうするならそうすればいいよ。
あまり気にしないように汁!
>『黄薔薇』 ま た 寸 止 め か このスレの職人さん達は皆Sか。 >『ソドム』 職人さんはメルを統一してくれると助かる。 >529の意見に賛成。 >526 >自分が投下した分の作品だけ切り出してhtmlで >保存してあるんだけど、そういうのってうpしてもいいのかな 読む方としても、それはありがたい。
>>526 >それぞれの続きはせっかくだから、同じ人じゃなくて別の職人さんが書いたりすると
面白そうかなと思う。
同意。そのほうが縛りが少なくていいかもしれん。
キャラ争奪、展開争奪、早い者勝ちの競作が見れたら面白そうだ。
535 :
468 :03/10/21 01:08 ID:oa8EZgyo
よ、ようやく終わった…… これから投下します……ぐふっ (o_ _)o
時間は少し戻る。 ロサ・フェティダさまから電話があって、一時間ほど遅れて来るように言われた由乃は、その頃鳥居家の近くをてくてく歩いていた。 由乃が一大決心の末に受けた手術は、彼女の身体だけでなく精神にも大きな変化を与えていた。 元々剣客小説やスポーツ観戦などが好きだったのは、自分には無いものを求める感情がそうさせていたのかも知れない。それまでは、ただ眺めるだけだった世界。それが、今は自分の手に届く範囲にある。 少なくとも、彼女はそう信じていた。これからは、大好きな令ちゃんと一緒に歩いていける。その一事が、何よりも嬉しかった。 「でもまあ、料理の方はもう少し勉強が必要なのかな……」 ロサ・フェティダさまのお招きで鳥居家にご招待を受けることになったので、みんなで食べるお弁当を令ちゃんと一緒に作ってみた。しかし、終わってみると自分は調理より食材運びと調味料の受け渡しに終始したような気がする。 “レタスを切って”と頼まれたので真一文字に豪快に叩き斬ったら、真っ青になった令ちゃんにすぐさま包丁を取り上げられてしまったのだった。何さ、令ちゃんのケチ。 あの後、結局由乃は手ぶらで鳥居家に向かう事になった。うう、『あなたは何を作ってきてくれたの?』とか聞かれたら、何て答えようか。令ちゃんのばか。 などと考えている間に、ロサ・フェティダさまの家の前に着いてしまった。どよよんとした気分になりかけた由乃だったが、悩んでいてもしょうがないと思い返した。よし、とりあえず笑顔から始めよう。 チャイムを押して、インターホンに向かって元気良く一声。 「ごめんくださーい。島津です」 そしてしばらくすると、パタパタという足音と共に玄関の扉が開き、ロサ・フェティダさまが姿を現した。 「あ、いらっしゃい由乃ちゃん。良く来たわね。さあ、上がってちょうだい」 「はい。おじゃましまーす」
ぺこりと頭を下げて、由乃は中に入った。彼女の目には、江利子が普段に比べて妙に上機嫌に見える。 いつもは、もっとつまらなそうにしている人なんだけど。 (親不知のせいで、身体の具合が悪かったって聞いたけど。それが治ったからかな) そう好意的に解釈する事にした。そして、階段を上がってしばらくすると、ロサ・フェティダさまのお部屋の前。そう言えば、『びっくりさせるような趣向』って何なんだろう。う〜、気になる。 「ようこそ、由乃ちゃん。令ったら、あなたに早く会いたくてずっと待ってたのよ。ふふ」 江利子はそう言って、ゆっくりと扉を開ける。む、すると令ちゃんが何かしてくれるのかな? 「ごきげんよお〜由乃で〜す!」 ぱっと部屋に飛び込んだ由乃の視界に、令は映らなかった。部屋の中央に置かれたテーブルの上には、 令ちゃんの持って行ったお弁当箱。その前に、令ちゃんが座って……いない? 「あれ……?令ちゃん……どこに……!!!」 そして、由乃は見てしまった。 部屋の奥のベッドの上に、全裸に近い姿で両手首を縛られた令ちゃんが寝て、こちらを泣きそうな目で見ているのを。 「え……何?これ?嘘……一体どういうことなの……?」 由乃は、自分の見ている光景が信じられなかった。どうして、令ちゃんがあんなことに……? 由乃の意識に灰色のもやが射し込み、答えを求めて迷走し始めた、その時─── 「どう?由乃ちゃん。ああいう令も素敵でしょう?」 いつの間にか、江利子が後ろにぴったりと寄り添い、両手で肩を抱いた。 「ロサ・フェティダ、まさか……信じられない。こんな……こんな事を」 そうなのだ。ようやく、由乃は二人の間に何が起こったかを理解した。 「ああ、でも誤解しないでね。私が令を無理矢理こうしたわけじゃないわ。あくまで合意の上のことよ」そう言うと、江利子は令のそばに歩み寄る。 「合意ですって!?嘘を言わないで下さい!令ちゃんがそんなことするはずがありません!」 由乃は憤然と叫んだ。 「そう。じゃあ令に聞いてみましょうか。令、あなたは私に、私の言う事には従うって誓ったわよね?」 「そ、それは……」 震える令の口から、答えにならない言葉が紡ぎ出される。そして、それっきりで黙り込んでしまった。 由乃には、それが信じられなかった。
(令ちゃん……どうしてはっきり「違う」って言ってくれないの?まさか本当に、ロサ・フェティダの言いなりになってるの?) 愕然とする由乃をよそに、令のそばに腰掛けた江利子は畳み掛ける。 「いいこと?令が由乃ちゃんの姉なのは確かだけど、それ以前に私の妹なの。だから、令と何をするかについての優先権は、由乃ちゃんではなくて私にあるのよ。分かって?」 勝ち誇ったように、令の頬を指先で撫でる江利子。その言葉に、目を伏せる令。 「それに、私の方が令を悦ばせてあげられるしね。ねえ令、あなたも由乃ちゃんのお守りは色々と気苦労が多いでしょう?これからは、私が令を慰めてあげるから」 艶然と笑うと、江利子は令の秘所に手を伸ばす。そこは、先刻の行為の余韻で熱く濡れそぼっていた。 令の口から、押し殺した喘ぎが漏れる。 「嘘……そんなの嘘……令ちゃんが……私の令ちゃんが……」 由乃は、打ちのめされた様にぺたんと座り込んでしまった。 「あらら、困った子ねえ」 溜め息をつく江利子。そして、令の耳元に顔を近づけて囁く。 「ねえ令。私は令のことはもちろんだけど、由乃ちゃんのことも可愛いと思ってるの。だから、今から私が由乃ちゃんのことも慰めてあげようと思うんだけど、どう?」 「……!お、お姉さま、それはっ」 令は青ざめた。 「ああ、大丈夫よ。縛ったりしないわ。ちゃんと優しくしてあげるから心配しないで」 江利子は、わざと論点をずらした答えを返して立ち上がり、由乃の側に行こうとした。が、しかし。 「お姉さまっ!それだけはやめて下さいっ!」 令が力のこもった叫びを上げる。江利子は立ち止まり、ゆっくりと振り向いた。 「お願いです……やめてください。私の事はお姉さまの好きにしてくれて構いませんから……だから、由乃は、由乃だけは……」 涙声で、令は切々と訴える。実際に、両目から涙が溢れていた。 江利子は、そんな令の姿を心の底から美しいと思った。そして、それが美しければ美しいほど、許せないとも感じた。 「……そう。それがあなたの答えなのね」 底冷えのする声で、江利子は呟く。同時に決意した。最初はちょっとした悪戯のつもりで仕組んだこの計画だったが、令が自分と由乃のどちらを選ぶかが明らかになった以上、もう引き返せない。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! イイヨイイヨー!
令が由乃のために自分を犠牲にすると言うのなら、その守るべき対象を徹底的に弄び、自分に従わせてやろう。そうすれば、令は最終的に自分のものになるに違いない。江利子はそう結論づけた。 暗い情念を胸に秘め、令の懇願を無視して、呆然と座り込んでいる由乃の後ろに座る江利子。 そして首筋に舌を這わせながら、ボタンに手を掛ける。由乃はびくっと震えたが、何の抵抗もしない。 上着を脱がされ、江利子の手がブラジャーに掛かる。令が顔を背けた、その時。 ドクン。 由乃の心臓が、強く鼓動した。 それまで、彼女の精神を占めていたのは、ただ一つの言葉。 私の令ちゃんが。 私の令ちゃんが。 私の令ちゃんが。 (令ちゃんは私を捨てて、ロサ・フェティダさまのものになっちゃったの?) ずっと、その事だけが心にのしかかっていた。もうそうなら、自分はもうどうしていいか分からない。 でもさっき、令ちゃんは何て言った? 『自分の事は構わないから、由乃だけは』 ああ、そう言えばそんな事を……とすると、令ちゃんが本当に望んでいたのは…… その答えが由乃の脳細胞にくまなく染み透った時、彼女の中で何かが弾けた。次の瞬間、江利子の手を振り払うと、ひらりとテーブルの上に飛び乗る由乃。 「えっ……?」 「よ、由乃……?」 唖然とする二人。そして由乃は肩に引っ掛ったブラジャーを剥ぎ取って放り投げると、江利子に向かってびしりと人差し指を突きつけ、朗々と語り始めた。 「ロサ・フェティダこと、鳥居江利子!その方、山百合会の要職にありながら、令ちゃんを欲しいままにもて遊び、手篭め狼藉の振る舞い、まことにもって不届き至極! かくなる上は、天に代わって私がその罪を裁いてくれよう!神妙にいたせい!」
あまりに予想外の台詞に、しばしポカンとする江利子。令はというと、ベッドの上でこめかみに汗を垂らしていたりする。 (あ、あれは……昨日二人で見てた特撮時代劇『アバレンジャー将軍』の決め台詞……それをこんな所で……由乃……なんて子!) しかし少女漫画チックに白目になって固まってしまった令とは違い、衝撃から立ち直った江利子は神妙に畏れ入ったりはしなかった。 「なっ……なんですってぇ!?小娘が、調子に乗るんじゃないわよ!いいこと、そっちこそ大人しく私の言うとおりに───!?」 江利子は、最後まで言う事は出来なかった。令は憶えている。燃える様にらんらんと輝く由乃の目。あれは、私にロザリオを投げつけた時の…… (ああ、お姉さま……いけません。暴走特急由乃号が緊急発車します。お願いですから、白線の外側までお下がりください……) とう、とテーブルから飛び立った由乃は、そのまま江利子に飛び掛かり─── 「成敗っ!!」 「えっ……きゃあああああ〜!?」 ……そして。 一分と経たない内に、江利子は裸にひん剥かれていた。 ぷるぷると震えているのは、寒いからではないだろう。その前には由乃が仁王立ちになって、八重歯の間から「ふしゅるるる」とか荒い息を漏らしている。 「さてと。じゃあ天誅開始といきますか」 由乃のさわやかな宣告が、江利子の耳に死刑判決の様にこだまする。 「よ、由乃……お願いだから落ち着いて……ね?私の事はもういいから……」 令が恐る恐る自制を求めるが、由乃に完全に据わった視線を返されて口をつぐんだ。 「令ちゃん……安心して。あなたの晴らせぬ恨みを、晴らします……」 「ま、待って……由乃ちゃん、許して……」 「ええい、この期に及んで見苦しい。あなたもロサ・フェティダなら、潔く覚悟を決めなさい。えいっ!」 「あっ!」 由乃は江利子を押し倒すと、その肢体をくまなく蹂躙し始める。耳の裏を舐め上げ、乳房を揉みしだき、太腿に指を踊る様に這わせた。
「んっ!あんっ!だ、だめえ!許して、由乃ちゃん……」 「なあに?さっきは令ちゃんにあんなことやこんなことしてたんでしょう?」 「そ、それはだから謝るわ……謝るから……あっ!い、いやあ……」 「ふっふ、まあよいではないか、よいではないか。ほれほれ」 「ああっ……んんっ!ひあっ……」 悪代官のように江利子を弄ぶ由乃を、令はどんよりとした目で見つめていた。 (わ、私はどうすればいいんだろう……) この上なく楽しそうにしている由乃にかけるべき言葉が、どうしても浮かんで来ない。 目に入れても痛くないと思っていた妹が「愛いやつじゃ」とか言って自分の姉を抱いているのを見ると、何だか別の意味で悲しくなって来る。 しかし、そんな令の思いをよそに、今までとは違った艶のある声が聞こえてきた。 「んふっ……あっ、ああん、よ、由乃っ……はあっん……」 「んっ……く、ふふ。そろそろ潮時ですか?ロサ・フェティダ」 それは、令にとって複雑な光景だった。 江利子が、由乃に責められて嬌声を上げている。 胸がチクリと痛むような、この寂しさにも似た感情は何だろう。 切ない気分が込み上げて来た令は、二人の痴態から目をそらした。そのため、由乃が令の様子を横目で見ていたことには気がつかなかった。 「んんっ、あっあっあっあーっ!い、いくっ、あっ、ああっー!」 「ほらっ、いいですよ!いっちゃって下さい!ロサ・フェティダ!」 「……ああっ!ん……あ……はあ、はあ……」 絶頂に達して力尽きた江利子が、由乃と固く握り合っていた手の力を緩めて崩折れた。 床に横たわる江利子を見る由乃の目には先刻までの激しさは無く、何かに迷っているような色がある。 やがて江利子がうっすらと目を開くと、由乃はぽつりと言った。 「ロサ・フェティダ。お願いがあります」 「……何?」 「令ちゃんを、あたしに返して下さい」 「……嫌よ」
令と由乃は驚いた。むくりと起き上がって顔を上げた江利子は目に大粒の涙を溜めている。 「私だって、あなたに負けないぐらい令を愛しているのよ。あなたは令と最初から一緒だったかも知れない。それは認めるわ。でもね、私が人生で初めて見つけた心から愛せる人、それが令なの!それで妹にしたのよ。でも、姉とか妹とか、 そんな事は私に言わせれば形式に過ぎないわ。お互いに愛し合っていれば、それだけで……だけど、令の横にはいつもあなたがいた。絶対に勝てないかもしれない、でももしかしたら……と思ってこんな馬鹿な事をしたのよ!笑いたければ、笑いなさいよ!」 一気にまくしたてると、堰を切ったように泣き出す江利子。 言葉も無く黙り込む二人。令は改めて自責の念に駆られていた。 私は、どうして江利子の想いを解ってあげられなかったのだろう。 いつも由乃、由乃とそればかりを気に掛けていた自分が、たまらなく情けなかった。 しかし、ふと見ると由乃は何か別の思案をしているようだった。 そして、しゃくりあげる江利子の手をそっと握って、言った。 「ロサ・フェティダ。聞いてください。あなたはさっき、愛し合っていれば姉妹の関係は形式みたいなものだって言いましたよね?」 「……言ったわ。それが何?」 「じゃあ、ご自分が令ちゃんを愛している事も、あたしが令ちゃんを愛してることも、両方認めてくれるんですね?」 「そうよ……って、あなた何が言いたいの?」 目を赤くしながら、江利子は答える。 すると、由乃はにっこりと笑って言った。 「じゃあ、ちょっと聞いてもらいたい提案があるんですけど……」 何事かを江利子の耳元で囁く由乃。 すると、江利子の目が驚きに見開かれて───
一週間後の日曜日。 三人は、由乃の家に集まっていた。 彼女達以外に、家人は誰もいない。 そうなった理由については、詳しく説明する必要はないと思われる。とにかく、現実にそうなのだし、他に語るべき重要な事実がある。 それは、由乃の部屋の中でのことであった。カーテンを閉ざされ、昼だというのに薄暗いその部屋の扉の向こう側では…… 「ああんっ、だめぇっ!もう許してぇ……はぁんっ!」 「ああ……いいわ、令。もっとよ、もっと乱れて……素敵よ……はあんっ」 「うふふ、令ちゃんったら。どんどん敏感になっていくんだから……」 一糸纏わぬ三つの影が、むせ返る様な蜜の芳香の中で、淫らな艶舞を踊っている。 四つん這いになった令は、江利子と由乃に代わる代わる責め立てられ、秘所は洪水のよう溢れかえっていた。そして、やはりお互いにそこを蜜で濡らす江利子と由乃は、一方が令を責めるともう一方はその相手を後ろから責め、お互いに快楽を与え合いながら嬌声を上げている。 こうなった結果には、多少の説明が必要かもしれない。 一週間前、由乃は江利子に一つの提案をした。 それは要約すると「お互いに令を愛しているのだから、これからは二人も恋人同士として、一緒に令を愛する関係になろう」というものだった。 最初、江利子はそれは無理だと言った。 「だって、私は絶対にあなたに嫉妬するわ。私は、多分あなたほど強くないから……」 「そんなことないです。保証しますよ。だって、令ちゃんを愛した人なんですから」 由乃の強引過ぎる論法に、江利子は思わず苦笑した。 そもそも令を巡る関係自体が、世間的に見れば異端の極地なのだ。面白い。面白いことなら、三度の食事よりも好きな自分。だったら、以前はか弱い子だと思っていたこの少女の励ましに応じてみるのも悪くないか。そう思えるようになった。 「あなたを信じるわ。由乃ちゃん。それと自分も」 こうして、二人はお互いを認め合う存在となった。 そして、最後に江利子からの提案でに小さな約束を交わして今、ここにいる。 「んあっ……はぁっ……あっ!」 「ロサ・フェティダ、令ちゃんもうたまらないみたいですよ、くすっ」 「あら、駄目じゃない由乃。忘れたの?」
江利子は一時、令を責める手を休めて由乃を抱擁し、濃厚なキスを交わした後、耳元でそっと囁いた。 「江利子って呼んで」 「あ、ごめんなさい……江利子……さん」 「ふふ。可愛い子ね」 艶然と笑う江利子。由乃は思わず見とれてしまった。うう、悔しいけど、色気ではまだまだ敵わないかも。 一方、自分のあずかり知らないところでいつの間にか二人の恋人になっていた令は、最初は関係の急激な変化に戸惑うばかりだった。だが、江利子と由乃、この二人に愛された自分は、恐らく法外の幸せ者なのかも知れない、と考え、迷うのを止めにした。 自分は、この二人の架け橋になりたい。それが、令の偽らざる望みだったのだから。が、しかし。 「あうんっ……、お、お願い、二人とも……わたし、もうだめぇ……」 「あら、令。もう駄目なの?しっかりしなさい。私達は、まだまだ満足してなくってよ」 「そうそう。せっかく色々買ってきたんだから、令ちゃんには頑張ってもらわないとね」 そう言うと由乃は、ベッドサイドからごっそりと様々な器具を取り出した。 バイブレーター、ピンクローター、ムチにローソクまである。 僅かに顔を起こしてそれを見た令は、次の瞬間うーんと唸ってベッドに突っ伏してしまった。 「あれれ?令ちゃん?」 「あらまあ、もうお休みなの。しょうがないわねえ。まだ三回しかしてないのに」 そして二人は、顔を見合わせると意味ありげに笑い合った。 「じゃあ、令が回復するまで、二人で楽しみましょうか。由乃」 「そうですね。江利子さん……うふふっ」 意識が半ば薄れかけた令の耳に、ぴちゃぴちゃという舌使いの音と花園の蜜音が断続的に聞こえてくる。それに次いで、二人の悩ましげな喘ぎ声と睦言。 (ああ、マリアさま。私は今、幸せです……) 「……ねえ、令ってMの気があると思わない?」 「そうですね。今度、思い切って縛りプレイとかしてみましょうか。どんな声で鳴いてくれるのかなあ……くすっ」 (……ほんとうに……しあわせです……しあわせすぎて、なんだかいまにも……しにそう……です) いつの間にか、令は静かな寝息を立てていた。 〜終〜
546 :
補記 :03/10/21 01:57 ID:oa8EZgyo
こうして、黄薔薇三姉妹は週末ごとにいずれかの家で「勉強会」を開くのが恒例になったのでした。 そしてなぜか週明けの月曜日には、げっそりとやつれ果てた顔の令を、江利子と由乃が追い掛け回す光景がよく見られるようになったとか。 「お願い、二人とももう勘弁してよ〜」 「まあ、そんなことじゃ強くなれないわよ、令」 「そうだよ令ちゃん、気合よ、気合!」 そんな三人の姿を、薔薇の館の二階からロサ・キネンシスこと水野蓉子は溜め息をつきながら眺めている。 「一体、どんな勉強会なのかしらねえ……」 リリアン女学園は、今日も平和だった。
リアルタイムでリロードしながら読んだが・・・ 途中の由乃最高に(・∀・)イイ!! すっげーワラタ。 いいものをありがとうございますw
548 :
468 :03/10/21 02:01 ID:oa8EZgyo
実を言うとマリみてのSSもエロパロSSも、これが始めてでした。 読んでくれた方に楽しんでもらえたら幸いです。 それでは、また。
>>468 おもろかった!
前半はハァハァしながら読んでたけど後半はむしろワロタよw
欲を言えば、乱れる由乃が見たかったなあ…
乙でした!
____ / \ / /二二二| | \ / /( ノ | | ヽ | |⌒ ⌒ | | | ■■■■■■■■■■■ イイヨーイイヨー │/ _ リ ノ / \____/ /_/
>>552 どうせ今回で負けるだろうから、大目に見てやれよ。
アバレンジャーワロタ
令ちゃんは受け。
聖さまも受け。
>>556 激しく同意。聖×蓉子はなんか違うと思う。
聖さまは誘い受け。 令ちゃんは総受け。
そして祐巳はもうすぐ総攻め化
聖×蓉子こそ正統派だ……と呟くテスト。 くすん。わかってくれなくてもいいよウワァァ━━━━━。゚(゚つД⊂゚)゚。━━━━━ン!!!
令ちゃんは断じて受けじゃないぞ、ヘタレな攻めなんだ!
由乃は誘い受け
てゆうか
>>468 は江利子×令×由乃って書いてあったから期待したのに!したのに!!
江利子さまに要求されて仕方なく確かにずっと由乃に触れたかったんだ!でもでもそれは
絶対にこんな形じゃなくて目に涙ためていやいやする由乃を無理矢理抱くような椅子の上
で足を組んだお姉さまが薄く笑いながらこっちを見てるようなこんな形じゃ絶対なくて
ああでも、どんな形であれもう一緒なのかも知れないだってその行為自体が許されない事
なのだから。お姉さまがこちらを見ているじっと、そう唇が動いて、令あなた本当はずっ
とこうしたかったんでしょう分かっているのよむしろ感謝してほしいくらいだわだってこ
うでもしなきゃあなたずっと由乃ちゃんを大事に大事にして、大事にするだけで一生抱き
しめることなんて出来なかったでしょうそれにほら、由乃ちゃんだって、まんざらでもな
いみたいじゃないなんて、やっとのことで由乃と目を合わせたら今度は由乃が真っ赤になっ
て目を逸らしてしまったお姉さまがお姉さまが笑うねえ由乃ちゃん?あなただってホント
は令にこうして欲しかったのよねえなんてそんなそんな由乃は知らない由乃は私をただの
姉として従姉妹として愛してくれていただけなのだああ、けれど、どうしてこんなに熱い
んだろう、由乃の肌が、まるでお姉さまが言った通りこうなることを望んでいたみたいに
私の手のひらに吸い付いてくるこんなにも白くて柔らかくて儚い私の大事な由乃、もう分
からない何も分からない頭の奥がじいんと痺れて、お姉さまが微笑みながらこちらを見て
いるそれすらも何だか心地いいことのようにああもう、このまま。このまま由乃を、抱い
て壊してしまおうかみたいなのを想像してわくわくしてたのに!でも面白かったよまた書
いてね。
黄薔薇分が不足している…
>>561 あなたそれをSSにしてお書きなさいな。
あなたが黄薔薇分の補給源におなりなさいなw。
作品投下お待ちしてますよ。
>>337 の続きを落とします。
ちょっと長いんですが。
メール欄は「現白温泉編sage」です。
「サーバーの負荷が…」とかいうの出てるけど、大丈夫かな。
それと
>>392 氏
ああぁぁぁ…素敵な絵をありがとうぅぅ。保存しますた(´Д`)ノ。
ほんとはもっと早くお礼を言いたかったんだけど……遅くなってスマソ。
志摩子の背中にお湯を掛け、石鹸を洗い流す。 空になった湯桶を脇に置くのさえももどかしく感じながら、乃梨子は後ろから志摩子に 抱きついた。温かく柔らかな肌同士が触れ合う感覚に、震えが走る。 「の、乃梨子?」 「ごめん、志摩子さん。私、もう……」 そう言いながら、志摩子の首すじに舌を這わせた。 「だ、だめよ…こんな所で」 「誰も来ないから大丈夫だよ」 乃梨子は更にきつく抱きしめ志摩子の耳を甘く噛み、次に後ろから両手で志摩子の 左右の胸に手を回した。 二つの胸のふくらみを、柔らかな感触を楽しむようにゆっくりと両手で揉む。 「いけないわ、乃梨子……あっ」 乳首を指で軽く摘む。親指で軽く擦ってみると、徐々に硬くなってくるのが指の腹に伝わってきた。 左の手はそのまま乳房の上で動かしつづけたまま、右手で志摩子の脇腹やお腹のあたりを 軽く撫でさする。 すべすべした志摩子の肌の感触を感じ、乃梨子の身体も熱くなった。 「志摩子さん…」 乃梨子の手が身体の上を這いまわる度に、志摩子は息を漏らし、その身体を微かに くねらせている。 (ほんとに嫌がられてるわけじゃ、ないよね……) そう自分に言い聞かせながら、乃梨子は志摩子の秘所に右の指を滑り込ませた。
「………っ!」 志摩子の身体がびくりと震えた。 志摩子のそこは、微かにぬるりと湿っている。 たぶん、温泉の湿り気のせいだけではないのだろう…。 乃梨子は荒くなりそうな息を抑えながら、そっと花弁に添って指を這わせた。 「あっ……」 志摩子が小さく声を上げたのが分かったが、構わずそのまま指を動かす。 志摩子の呼吸は徐々に乱れ、その熱い蜜が少しずつ乃梨子の指を濡らしていく。 桜色の唇からは、切なげな吐息が漏れている。 「声、出していいよ。誰もいないし……」 しかし、そう言われた志摩子は微かに首を横に振った。唇を噛み締めるようにして必死に 快感に耐えているようだ。 なおも我慢する志摩子がいじらしく愛しかったが、同時に乃梨子は志摩子の喘ぐ声が どうしても聞きたくなった。 乃梨子は指を更に動かし、先端の突起を探る。 包皮に包まれた肉芽に軽く指を這わせると、志摩子の腰がびくんと反応した。 「ぁっ…!乃梨子…だめ、だめよ……」 志摩子の秘所で蠢いている右の手首を軽く掴まれる。 しかし掴んできた志摩子の手にはまるで力が入っておらず、乃梨子は更に指の動きを 大きくした。
「…んんっ、あ…っ!」 志摩子の声をもっと聞きたい、志摩子をもっと喜ばせたい。 そんなことを考えながら、肉芽を愛撫し続ける。 乃梨子の愛撫に反応するように、志摩子の細い身体が震えている。 二人とも腰掛けに座っていたのだが、志摩子の方は身体の震えを抑えきれず、 バランスをとるのが少し辛くなってきたようだ。 「志摩子さん、手、前に付いて……」 志摩子を四つん這いにさせ腰掛けを脇にどける。 急に志摩子の髪を触りたくなった乃梨子は、志摩子の髪をまとめてあった髪留めに 手を延ばし、パチンと外した。 すると軽く結い上げてあった栗色の髪が、ふぁさっと志摩子の背中と肩へ流れ落ちる。 乱れた髪が掛かった志摩子の白く細い背中と儚げな首筋が、月明かりに照らされて いるせいもあってか、やけに扇情的だった。 「好きだよ、志摩子さん」 乃梨子は志摩子の背中の上からからぴったりと覆い被さるような体勢になり、乱れた 柔らかな髪に一度軽く口付けすると、志摩子の脇腹の方から両腕を回し、胸と秘所に 再び手を延ばした。 左手で柔らかい胸を揉みしだきながら、熱く濡れた秘所に埋めた右手の指で突起の 包皮を剥き、硬くなった肉芽を直接指の腹で軽く擦りあげる。 「乃梨子……んっ……あ……っ」 指を動かすたびに、くちゅくちゅと淫靡な水音が聞こえてくる。 乃梨子はその音を聞きながら、夢中で志摩子の敏感な肉芽を愛撫し続けた。 「…んっ、んっ……ぁっ…ぃゃ…」
志摩子は強い快感に耐えるので精一杯なようで、何時の間にか肘を折り、頭を床に 付けて喘いでいる。 うずくまるようにしてお尻を突き出すような姿勢になっており、志摩子のその姿は乃梨子を 更に興奮させた。 志摩子の中に自分の指を入れたい欲求もあったが、こんなにも感じ悶えている志摩子を 見ていると、このまま肉芽での愛撫で頂点まで導いてやりたい気持ちになってくる。 乃梨子は胸を高鳴らせながら、肉芽を愛撫している指の動きを早くした。 「の、乃梨子!……あ、あ……!」 志摩子が激しく悶え、苦しげな吐息とともに切ない喘ぎ声がその唇から漏れ続ける。 白い肩が、がくがくと震えている。限界が近そうだ。 「志摩子さん……っ」 乃梨子は自身も熱い吐息を吐きながら、志摩子の硬い肉芽を擦るようにして、指の腹で 更に激しく揉んだ。 志摩子が息を飲み、その細い身体に力が入る。 「…っ!あっ……乃梨子、だ、だめっ、………あ、ぁぁっ!」 次の瞬間全身を震わせ達した志摩子を、乃梨子は後ろから優しく、しかししっかりと抱きとめた。
自分に抱かれ、果てた志摩子。 達した直後のせいか、その呼吸は苦しげで身体にもまだ少し力が入っている。 微かな震えも伝わってくる。じっと絶頂の余韻に浸っているかのようだ。 しかししばらくすると、乃梨子の腕の中で緊張していた志摩子の身体がゆっくりと 弛緩してきた。呼吸も徐々に落ち着いていく。 乃梨子はそんな志摩子の変化をかけらも逃すまいとでもいうかのように、興奮した 心を抑えながらも、後ろから抱くように回した両腕を離さなかった。 自分が志摩子を激しく悶えさせ、そして頂点に導いたことに、乃梨子は確かな 満足感を感じていた。 と、腕の中で志摩子が小さく身じろぎをした。その動きには、確かな理性を感じる。 もう大丈夫だろうと、乃梨子はうつ伏せになっていた志摩子の身体をそっと自分の方に 向けるように両腕で促し、仰向けにさせた。 「志摩子さん…大丈夫?」 「ええ……」 志摩子は今まで荒く吐いていた息を、なんとか整えようとしているようだ。 「ごめんね、なんだか私……自分が抑えられなくて」 「ちょっとびっくりしたけど…いいわ、乃梨子なら」 志摩子のその言葉に、乃梨子はとても嬉しくなった。 自分は特別なのだ…。 「志摩子さん…」 軽く唇を合わせる。 ずっとキスしたかったんだけど、後ろから襲っちゃったからできなかったし。 なんて言ったら怒られるだろうか。
しばらくそうして口付けした後、少し名残惜しかったが唇を離す。 今の今まで交わしていた激しい行為の後の、軽く触れるだけの口付け。 その二つの対比によって、冷静さが少し戻ってきたのだろうか。 やはりというかなんというか、誰もいないとはいえ露天風呂でそういうことをしてしまった 自分が今更ながら急に少し恥ずかしくなり、乃梨子はとりあえずまだ息が上がっている 志摩子を支えて早く部屋に戻った方がいいのかな、などと考え始めた。 すると、志摩子が乃梨子の首に両腕を回し、もう一度口付けてきた。 (し、志摩子さん…?) 軽く唇を合わせた後、志摩子の舌で唇をなぞられる。 志摩子の唇が、ついばむようにして自分の唇にキスの雨を降らす。 段々と濃厚さを増してくる志摩子の口付けに、乃梨子は慌てた。 志摩子さん、もしかして…。 と、自分の胸に志摩子の手が添えられるのを感じた。 その手は微かだが、胸のふくらみを軽くもむように動いている。 「あ、あの、私はいいよ」 「だめよ」 身体を軽くよじってかわそうとするが、志摩子の腕からは逃れることができなかった。 「乃梨子がいけないのよ」 「だ、だって……」 この期に及んでなおも尻込みをする乃梨子だったが、志摩子は乃梨子の頬に手のひらを 添え、そのまま親指で乃梨子の唇をそっとなぞりながらこう囁いた。 「潔く諦めなさい」
どきりとするような眼差しでそう言った志摩子に、次の瞬間また唇を塞がれる。 「…ん…むっ……」 口内に侵入してくる志摩子の舌のぬるりとした感触に、乃梨子は震えた。 舌と舌が何度も絡みあう。 ねっとりとした口付けを交わしていると、乃梨子の身体はただそれだけで、芯まで 痺れそうになっていった。 「乃梨子…」 志摩子に自分の名を囁かれ、乃梨子の身体とその中心は熱く疼いた。 促されるままに仰向けになると、覆い被さってきた志摩子の舌が、唇、まぶた、耳、首筋と 這い回る。 そして指で乳首を転がされると、乃梨子は思わず「あっ」と声を上げてしまった。 すると、乃梨子の身体がもう充分感じているということを悟られてしまったのか、 志摩子の指が早くも乃梨子の秘所の柔肉に軽く触れてきた。 そのまま焦らされるように、茂みや足の付け根あたりをゆっくりと手のひらで優しくまさぐられる。 しばらくそうされていると、もっと奥まで志摩子に触って欲しいという欲求が、乃梨子の 心の中に沸き起こってきた。もどかしさとともに、切なげな息が唇から漏れる。 自分のそこが、既に熱く濡れていることを乃梨子ははっきりと感じていた。 「自分はしてもらわなくてもいい」などとさっきは言ったが、本当は自分もしてもらいたかったのだ。 それは否定できない、乃梨子の正直な気持ちだった。 「し、志摩子さん……」 しかし自分の心とは裏腹に、「もっとして」とは恥ずかしくて口には出せない。 肩で息をしながら半ばまで閉じられたとろんとした眼差しで、自分の上になっている志摩子の ことをただ見つめることが、乃梨子には精一杯だった。
「乃梨子、かわいいわ…」 乃梨子の願望が、上気した頬とその眼差しに現れていたのか。 志摩子がそう囁いたのと同時に、その指が乃梨子の柔肉の奥、熱く濡れた花びらの 中まで入り込んできた。 「あぁっ」 待ち望んでいた快感を与えられ、乃梨子は思わず目を閉じた。 志摩子の指が動き出し花びらをなぞられる度に、言いようのない気持ちよさがこみ 上げてくる。 「んっ…んんっ……」 徐々に強くなっていく快感に漏れ出そうになる声を、目を閉じ必死に堪える。 切なげに眉を寄せ、唇をきつく結ぶ。 時折志摩子に首筋を舐められる度に、ぞくりとする感覚が全身を走った。 「乃梨子も声出していいのよ」 さっきは志摩子の喘ぎ声を聞きたいと思った乃梨子だったが、自分がされる段になると、 やはり声を出すのは恥ずかしかった。 しかし志摩子の指が敏感な突起をくすぐりだすと、突然襲い来た強い快感に乃梨子は 自分の制御を早くも失ってしまった。 「だ、だめ、そこは……」 包皮を剥かれ、剥き出しになった敏感な突起を直接愛撫される。
志摩子の指の動きに合わせて、くちゅっ、くちゃっと、自分の秘所が濡れた音を 立てているのが聞こえてくる。 肉芽を愛撫してくる志摩子の指は、先ほどの焦らすような動きとは反対に、いきなり 激しく動いていた。早く、細かい動きで突起を擦られる。 「志摩子さんっ…そ、そんなに…しちゃ……っ!」 いきなりの激しい攻めと、どうにかなってしまいそうな気持ちよさに乃梨子は震えた声で そう言いながら、ぎゅっと志摩子にしがみつく。 しかしそれでも乃梨子の愛液で濡れた志摩子の細い指は、小さく円を描くように 突起を擦り続けるのをやめはしなかった。 「あっ!ぅん……っ…や…っ」 志摩子に愛撫されている自分の肉芽がもたらし続ける快感に、乃梨子はどうしようも なくなった。 しかしそれと同時にこのまま逝かせてほしいという感覚が沸き起こり、そんな乃梨子の 欲望を表したのか、無意識のうちに腰が跳ねる。 「んっ…あっぁっ」 「乃梨子、我慢しないで……」 志摩子の指が、更に激しく肉芽を転がし始めた。 止まらない快感に、乃梨子は眉を寄せ全身をくねらせ激しく喘いだ。 容赦のない肉芽への愛撫で頂点へと押し上げられる。 「…や…っ、…も、もう、……………っ!!」 快感に、目の前も頭の中も真っ白になっていく。 数瞬の後、全身を震わせ背中を仰け反らせながら、乃梨子は絶頂を迎えた。
ここまでです。 長いのでまた来週に分けようかとも思ったのですが、前回の寸止めのお詫びということで。 前回の、自分ではすごくキリのいいところで区切ったつもりだったんですw。 あとちょっと続きます。 早ければ週末にはなんとか。
ほう
はあ
オッツカレサマサマサマー よかです。
ふぅ
エロ杉(*´Д`)
読者の皆さんに聞きたいんですが、紅薔薇一家(蓉子・祥子・祐巳)と、 新聞部&写真部(三奈子・真美・蔦子)では、どっちの需要が多いですか?
>>現白さま
ティンティンタッチャッタYO!!
>>580 どっちも書いてほしいというのは欲張りだろうか?
現白さま乙ー!!ハァハァ……。
>>580 それは3p?だったら漏れは新聞部&写真部。
現白さまの文章って白薔薇姉妹に適してる感じがするね。 特に乃梨子がいいなと思う。 お疲れさまです。
黄薔薇分の不足に悶えて結局自分で書きました 文章的にネタっぽいんでさらっと読み飛ばしてください。 NGワードはメル欄:黄薔薇sageで。
さてもう秋も半ばに差しかかり外へ出るにも上着なしには辛くなってきました今日この頃、 放課後のとっくに暖房も切ってしまった薄暗い薔薇の館の二階何故だかわずかに開いたままの 窓から吹き込む風に翻るカーテンをうるさそうにちらりと見遣ったロサ・フェティダこと鳥居 江利子さまは、我が級友真なるお嬢様小笠原祥子にまったくひけを取らずとまでは行かないに しろそこはやはり良家のお嬢様、庶民に近いと自分でも承知済みの私たちや祐巳ちゃんとは比 べ物にならない優雅さですらりとした美しい脚をお組みになりまして手は膝の上、これまた細 く繊細な両手の指を緩やかに絡み合わせこちらに視線をお戻しになられました。その視線の先 途端に射竦められたように身体を硬くするのは二人の迷える子羊、もっとも一人は羊というよ り狼の子供といった感じで未熟な牙を剥き出しにその優雅なお姿に向かって威嚇の気配を滲み 出させてはおりましたけれど、結局敵うわけもない以上やはりそこにいるのはただの二人の子 羊に違いなくとにかく私たち二人は江利子さますなわち私の後にも先にも世界中でただ一人の 愛しいお姉さまの視線にまるでメドゥーサのそれに晒されたように動けなくなってしまってい たのです。今にして思えばそれはメドゥーサというより雪の女王に近かったのかも知れません、 永遠という文字を作ればここから解放してあげるのよと言いながらけして完成しないパズルを 与えた、氷の城の孤独な主。まさにその時のお姉さまの視線は、穏やかながら雪や氷のように 冷え切った情熱をも内包しておられました。
お姉さまが柔らかな唇をあくまで優雅に綻ばせて仰ることには、これはこれからの時期 受験を控え相当の気苦労を強いられるであろうお姉さまのせめてもの慰みだということな のだそうです。私も私の妹にして年下の従姉妹、ああ分かりやすく名前で呼びましょうか 島津由乃も、当然のように二人して抗議をしたのですけれどもそこは流石お姉さまと申し ましょうか全く動じることなしにやんわりと微笑まれ、令あなたは今まで私に何をしてく れたかしら?などと仰るのです。そう言われてしまえば私は黙る他にやる方なく、ああで もマリア様、もし私が少しだけ自惚れることを許されるのなら、お姉さまは全てお分かり になった上でこんな事を仰るのです!私がお姉さまのために今までどれだけ心を砕いてき たか、どれだけお姉さまのお役に立ちたいと思いまたそのための努力を怠らなかったか、 本当に自惚れているようですが言わせていただければ私が、お姉さまのために尽くしその おそばで多少なりとものお力添えが出来ていたであろう事、お姉さまは全てご承知の上で こんな意地の悪いことを花のような唇に乗せて言葉にされるのですからまるで雪の女王氷 の淑女だという話なのですがそんな事このお姉さまの前ではやはり口が裂けても言えるは ずはないのでした。
そうして私の方がぐっと言葉を詰まらせますとまるで逆にそれで心の炎を燃えあがらせたか のようにきっとお姉さまに鋭い視線を向けるは隣の小さな私の妹、やはり子羊というには少し ばかり角が立ちすぎているような気がしないでもありませんがついこの間心臓の手術から無事 に生還してからというもの、元々穏やかでない気性に更に拍車がかかったようでこの分では長 年培われてきた由乃神話が崩れるのも遠い日のことではないでしょう。それはともかくそのい ささか角の立ちすぎた子羊は依然として優雅に椅子に腰掛けてらっしゃるお姉さまに向かって、 そんなのは横暴ですこのマリア様の園でご自分の妹と孫にそんな事を要求するなんて恥知らず もいいところじゃありませんかと勇敢にも言い放ったのですがお姉さまはやはりやんわりと( それでいて冷ややかな)微笑みを返されそんなことは問題じゃないのよ由乃ちゃん、と惚れ惚 れするような美しいお声で歌うようにお返事をなされました。そうして、由乃ちゃんの同意が 得られないならそれは残念な事だけれど、それならそれで私は令にお願いするだけよねと小首 を傾げて仰る様はまるで子供を言い諭す母親のよう。しかしその言葉の内容はふと考えてみれ ばあまりに恐ろしいものだったのです。お姉さまは、令にお願いするだけよねと。令に。私に。 いったい、何を?
思わずそう呟いた私を見てお姉さまはころころと鈴を鳴らすように笑いイヤね令いったい 今まで何を聞いていたのかしらとまだ口の端で笑いを零しながら仰いました。脇を見遣れば 由乃も眉を吊り上げこちらを睨んでいますが私は、私だって自分のお姉さまの言葉を何も聞 いていなかったなんて事はないのです、ただその言葉の意味はあまりに現実とかけ離れてい ましたから、思わずもう一度確認せずにはいられなかったというだけの事なのですそれなの にお姉さまはさも可笑しそうに椅子の上で細い身体を震わせていらっしゃるし由乃は由乃で 微かに頬を赤らめながらそれでも完全に怒ってしまった顔をして、令ちゃんいったい何考え てるのと高い声で私に食ってかかりました。 だって、お姉さまが仰った言葉はすなわち。 私が今ここで、麗しきお姉さまの目の前で、由乃を抱くことを意味していましたから。
こりずに続くみたいですすんません。今日中に全部上げてさくっと終わらせますんでご勘弁を。
>585 イイヨイイヨー できれば改行を使っていただきたい。
「改行なし」は意図的なものだとは思うけど、流石に読みづらいッスな(;´Д`) しかし、内容そのものはハァハァなので、さくっと続きキヴォンヌ。
釣りでも煽りでもなくて純粋な疑問なんだけど、 なんで改行しないの? 本人見にくいってわかってるのに。
ソドムシリーズの番外編です 危険!! NGワードは「ソドム sage」
伝統ある女学校であり、比較的裕福な家庭の子女が多く通う事でも広く知られていた私 立リリアン女学園が十六名のテロリストによって突如占拠された事件は、警察組織の常に 似合わぬ迅速な対応により、その当日中に一応の解決を見た。 しかしながらその過程においては犯行グループの全員を死亡させ、更に学園の生徒たち から十四名もの死者を出すという最悪の結果となり、その被害者のリストには福沢祐巳の 名もあった。 事件から数日が経ち、他の多くの被害者と日を同じくして福沢祐巳の葬儀が行われたが そこに故人の親しい友人であった小笠原祥子の姿は無く、棺に納められた福沢祐巳の遺体 には顔が無かった。 至近距離からの銃撃によって前半面を吹き飛ばされた頭部にはまっ白い厚手の覆布がか ぶせられており、生前の福沢祐巳を知る者たちは誰一人として直視する事が出来ず、胸が 押しつぶされるような悲しみを共に味わわねばならなかった。 遺影の福沢祐巳は幸せそうな笑顔を浮かべていたが、それが彼女の友人が撮影したもの であり、その友人の名もまた死者のリストに掲載されているなどといった事実を悟ってし まった者は、却ってより多くの痛みを感じるのだった。
制服姿のまま蹲っている肩に触れた母の手が温かいどころか熱い位に感じられるのが祥 子には鬱陶しかった。 祐巳ちゃんがあんな事になってしまったのは祥子さんのせいでは無いのよそれだけは忘 れないでと幾度も繰り返された言葉が耳に入って来るが祐巳の顔は無くなってしまった。 祥子お姉さまといきなり呼びかけられて顔を上げるといつの間に部屋に入ってきたのか 瞳子が立っていた。 祐巳でなく瞳子にお姉さまと呼ばれた事が祥子は許しがたく弾かれるように一瞬だけ身 体を伸ばして瞳子を突き飛ばした。 瞳子が後ろ向きに倒れてやかましい音をたて母が何か喚いたが気にならなかった。 母に連れられて瞳子が部屋を出て行く泣いている様だがそんな事はどうでも良かったあ の時今のように祐巳を突き飛ばせば良かったのに祐巳の顔は無くなってしまった。 祥子の身代わりになって祥子を庇って祐巳は死んでしまった。
背後でドアが閉じた。 誰もいない。 祥子は今本当に一人きりだった。 祐巳がいなくなったあの時から誰も祥子を一人にしてはくれなかった。祐巳がいなけれ ば他の誰が近くにいようとも一人でいるのと変わらないと言うのに何故だろうか。 祥子は今こそ自分が完全に孤独になり世界から疎外されたと感じた。祐巳がいなくなっ たのだから世界に意味のあるものなど無いような気がした。 半ば無意識に祐巳の名を読んだ声は祥子が知らない声の様に聞こえた。自分の声とは思 えない位しわがれていて祐巳に届きそうには無かった。 首をゆっくりと動かして上向くと髪が重たく感じられた。なぜか靄がかった視界の左隅 にほの白く輝く何かが見え顔を向けて目を細めると水差しに挿された白い山百合がくっき りと浮かび上がった。 祥子は誘われるようにのろのろと立ち上がって手を伸ばし指先で百合の花びらに触れた。 花びらは柔らかかった。邪魔な雄しべを毟り取り、白い花びらに口づけた。衝動に駆られ て祥子が山百合を掻き抱くと一輪の百合だけを胸に残して水差しが落ち爪先が濡れて生温 い感じがして不快だった。
祥子は顔を顰めた。 ――嫌。 拡散して曖昧になっていた感情が祥子の胸に集まって。帰って来た。 ――嫌。 耐えられない。祥子は頭を振った。衰弱した身体はただそれだけの動作にも耐えられず 祥子は均衡を失って倒れた。目に水差しが映った。 ――ああ。 不意に祥子は気がついた。 ――私の方から祐巳のいる場所に行く事だって出来る。 嬉しくなって。声を上げて祥子は笑った。 祥子は知らぬ間に握り締めていた山百合の花を放り捨て古びた硝子の水差しを拾い上げ た。とても重かった。力を振り絞って壁に叩きつけた。耳障りな音が響いた。とても嫌な 音だった。 水差しは壊れた。 祥子は一番大きな破片を選んで両手で握り締めると立て膝をつき手のひらと指先の痛み になど構わず鋭い先端を額の中央に突き立てて一息に切り下ろした。 顔に灼けるような痛みを覚えたがそんな程度の苦しみでは祐巳の傍に行けない事を知っ ていたから祥子はそのまま左の頬をも切り裂き溢れ出す熱く赤い血で濡れた硝子の先端を 喉に突き当てて動脈を掻き切る。 鮮血が迸る。祥子は膝を折り倒れ伏す。頬に百合の花が触れた。 ――祐巳。あなたの所に行くわ。 呼びかけは声にならなかったが祐巳の方からすぐに迎えに来てくれた。 少しだけ哀しそうに微笑みながら祐巳が差し伸べてくる温かい指先で頬に優しく触れら れたような錯覚と百合の香りに包まれて祥子は死んだ。
終わったかー投下していいかー
600 :
続黄薔薇 :03/10/21 22:54 ID:/SkcBFpv
私がそれでも何も言うことが出来ずに、きゃんきゃんと子犬のように喚く由乃をしどろもどろ になりながら宥めるうちすいと椅子から立ち上がったお姉さまが私たちのほうに歩いてこられた ので、それを視線の端に捕らえた由乃が、私は不覚にも弁慶の立ち往生を連想してしまったので すが、小さな身体をずいと私とお姉さまの間に割り込ませて立ちはだかりました。しかしこちら に向かって足を進めるお姉さまは由乃のことなどまるで見えていないかのように歩を緩めずに近 づいてこられます。柔和な微笑みの中真っ直ぐに、私だけをその瞳に映して。遂にお姉さまは、 私とあと一歩の場所までやってきてしまわれました。間に由乃をはさみ、しかしお姉さまは由乃 のことなど全く見ていないのです。由乃はというと当然抗議の声を上げるわけですがその言葉す ら、お姉さまには聞こえていないようでした。いえ。当然聞こえていたのでしょうが彼女の目は、 私以外の存在を映していないばかりか、私以外のそれらを拒否し、締め出し、私とお姉さまだけ で世界を作ろうとしていたのです。私はお姉さまの瞳に映る自分を見て、くらりと眩暈に襲われ ました。きっと、夕闇の危うい薄暗さも、一役買っていたのでしょう。途端に不確かになる意識 にお姉さまの声が響きます。
601 :
続黄薔薇 :03/10/21 22:55 ID:/SkcBFpv
「あなたはいつだって」 ああ、わかっていますお姉さま。いつだって私は、お姉さまを愛し敬い尽くしていると 言いながら、 「いつだってひとつのものしか見ていなかったわ」 いつだって、最後には由乃を見ていたのです。由乃以上に大切なものなど、 「私がどういう思いで過ごしたか、わかるかしら」 分かりません。理解する視覚など、ないのかもしれません。私は全部知っていて、それで も自分のために、自分の大切な物しか見ていなかったのですから。 「私はもうすぐ、ここからいなくなるわ。だから最後に」 最後に。
602 :
続黄薔薇 :03/10/21 22:56 ID:/SkcBFpv
「一度だけ、私の望みを聞いて」 ふと唇に柔らかいものが触れて離れました。ああ、お姉さまは、何もかも知っているんだ。 私が由乃以外なにも見ていないことも、そこから逃げようとしても逃げられないことも、こ れがきっと今まで生きてきて初めてのキスだってことも。 呆然と下から私たちの行為を見上げていた由乃が、私がその小さな肩に触れた途端に身体 を強張らせました。掴んだ手首が思っていたよりずっと細かったことに私は少しだけ驚きま した。 今からしようとしていることが間違った事だということくらい私のぼやけた頭にも理解で きていましたが、それでも身体は言うことを聞かずお姉さまの望んだとおりに動こうとして います。本当なら私はここで冷静にお姉さまに反論しその望みを取り下げて貰わねばならな かったのです。そう主張できるだけの材料が私にはあったはずなのです。だってこんな望み は、これ以上ないと言うほどに非常識で理不尽でしたから。けれど私はそれ以上何も言わず、 お姉さまの望みを叶えようとしていました。それがお姉さまのためですらなかったことに後 で私は気付くのですが、それはまた後の話です。
603 :
続黄薔薇 :03/10/21 22:57 ID:/SkcBFpv
★
604 :
続黄薔薇 :03/10/21 22:59 ID:/SkcBFpv
由乃は細い腕を精一杯突っ張らせて私の肩を押し返そうとするのですがこの体格差では そんなものが意味を成す筈もなく小さな身体はすぐにテーブルの上に沈んでしまいます。 荒い呼吸の間からやっと吐き出されたやめてという言葉に、思わず緩んだ両腕の力は、け れど背後から届いたお姉さまの声に威力を取り戻し由乃の身体を硬い木のテーブルに再び 押さえつけました。それでいいのよ令とお姉さまが背後で笑う気配がします、由乃の目に はもう涙が、ああこんなに透明な、透明な滴が、ごめんという言葉は喉の奥に引っ掛かっ て出てきません、かといってうまく飲み込むことも出来ずその言葉は刺のように気管に刺 さり呼吸を不確かなものへと変えてゆきます。 「それから、どうするの?」 お姉さまの声は私の耳に届いて、まるで魔法のような力で脳へと達して命令となり身体 へ動きを伝えていくようです。突き動かされた右手は由乃のスカートの中へ分け入り、彼 女がびくりと身を竦ませるのにも構わず太股へと達しその滑らかな内側の肌をなで上げま した。その一方で残った左腕は、尚も逃れようともがく由乃の肩を押さえつけながら器用 にタイに指をかけ、衣擦れの音も立てずにするりと結びをほどきます。次いで覗いた白い 胸元に、私は目を閉じて口づけました。唇が肌に触れた瞬間痙攣したように由乃が身を震 わせましたが、その震えは私のうなじの辺りを痺れさせ、ただ感覚をじんわりと麻痺させ てゆくだけでした。
605 :
続黄薔薇 :03/10/21 23:00 ID:/SkcBFpv
「ロザリオは外しちゃダメよ?そう、そうして、もっとキスをして」 背中に届くお姉さまの声は相変わらず楽しそうに弾んでいて、見えないけれど今もきっと 優雅に脚を組んで椅子に腰掛けてらっしゃるのでしょう、ご自分は何もなさらず、ただ私の この行為を眺めながら、他人には理解できない喜びを感じていらっしゃるに違いない。私は お姉さまのために、お姉さまの平和な日常を乱すためにこうしているのだ。由乃の肌が、熱 い。緩んだタイのたもとから手を差し入れ、下着をくぐり抜けやがて胸の膨らみへと。お姉 さまのために。愛しいお姉さまのために、愛しい、私の、由乃を。 スカートの中で細い腿を撫でさすっていた指を更に奥の方へ。指先が下着の生地に触れた 瞬間、由乃があっ、と小さく声を上げました。私の上体を突っぱねるように押し返していた 腕はいつしか背中に回され、小さな身体で精一杯私の肩にしがみついています。綿の(見え ないけれど多分白い)生地を二本の指でこすると、身もだえするように由乃が腰を動かしま す。彼女が私の指の動きに合わせるように吐息を漏らすので、私は何かあたたかな楽器でも 弾いているような気分になります。やがて中心を探り当てる頃には、絡みつきたがっている 粘液が布越しにもはっきり感じられるほどに、その生地の下はゆるやかに暖かいもので満ち ていました。
606 :
続黄薔薇 :03/10/21 23:01 ID:/SkcBFpv
そのとき何かの違和感に私はふと囚われましたが、そのときは半分無意識に、何も気に しないようにその違和感を閉じこめて指を由乃の下着に引っかけました。途中までするす ると降りた下着は、溢れた粘液に絡め取られ一瞬抵抗を見せた後逆らいきれずに私の手に より、細い足首にまで引き下ろされました。そこで暫くぶりに由乃の顔を見れば、彼女の 目からは既に幾筋もの涙の跡が流れています。ぼやけた瞳は尚も私を責めながら、何かを 訴えかけるように潤んでいました。私の脳裏を、熱い湯のような流れと共に二度目の違和 感がよぎりました。今度はもう無視することは出来ないほどしっかりとした違和感に、起 こしかけた背中がふと細いものに突き当たりました。 「どうしたの?」 気がつけば、お姉さまが私たちのすぐ後ろ側まで歩み寄っていたのです。背中に感じた 細い物はお姉さまの指先でした。その繊細な指はそのままそっと私の背を押し返し、再び 由乃の柔らかい身体へと倒れ込ませます。のしかかる私の重みに由乃の肺から息が漏れま した。拍子に足から抜けてぽとりと落ちた由乃の下着をお姉さまは拾い上げ、私からは見 えないけれどもくすりと笑ったようでした。
>>606 つ、続きは?まさか、放置プレイ?_| ̄|○
リアルタイムで見てて、途中の星マークが出てきたときは何事かと思ったw。
あれだ、大昔のエロ…… いやグラビア雑誌にあった (★人★) (ry
ソドム投下されたので、遅レスだけど。
>>522 >ストーリー全体を総括したら最後に愛は勝つ。…って解釈で、いいのかな?
もしネタが浮かびつづけて今後も参加できるなら、自分は愛は勝つ方向へ導くつもりだけど、
逆にものすごく鬼畜な方向へ誘導する職人さんもいるんじゃないかと思う。
方向性は示されていないんだし参加する職人さんの合わせ技だから、どっちに
転ぶかはまだ分からないんじゃないかな。
>>598 乙。
って、そこへ収束させるのかぁ。
なんつう話を考えるんだ。ムズい〜(;´Д`)。
610 :
続黄薔薇 :03/10/21 23:36 ID:/SkcBFpv
あそこからじゃよく見えないのとお姉さまは仰いました。 「よく見せて」 言われて由乃の顔を見遣れば由乃はすっかりと上気した顔でそれでもいやいやをするように 眉を歪め首を振ります。由乃が震える声で私を拒むその一方でお姉さまが私の肩を抱き、励ま すように耳元で私の名を囁くのです。 「令ちゃん」 「令」 「やめて、やだ、」 私はぐいと手に力を込めて、途端に強くなった抵抗を押しのけて由乃の膝を広げまし た。そうしてスカートをたくしあげれば由乃の細く白い下半身が外気に晒されるように 露わになります。途端にその肌がふわりと赤くなったのが急に肌を刺した冷気のためか それとも羞恥のためかは分かりませんが、由乃は声にならないか細い呻き声を上げ目を そむけ、膝を閉じようとします。けれど私の手がしっかりと膝の内側を抑えているので それもままならず、開かれた脚の奥には下着の上から触ったときに予想できたとおりの、 触るとぬるりとするであろう液体が滴になっていました。
611 :
続黄薔薇 :03/10/21 23:38 ID:/SkcBFpv
その脚の間にしゃがみこみ顔を近づけると、甘いような酸っぱいような香りが鼻を突き由乃の その下腹部から太股にかけてが小刻みな呼吸と一緒に震えてくるのが伝わってくるのです。由乃、 と小さな声で名前を呼ぶと返事のように由乃の身体が痙攣し、その呼吸が一層うわずりました。 背中にはまだお姉さまの体温が感じられ、制服の生地を通して伝わってくるお姉さまの心臓の音 はいつもと比べて早いのか遅いのか私は知りませんでしたが、耳に掛かるお姉さまの吐息は穏や かながら熱く湿っていました。その吐息に押されるように、私はそのまま顔を由乃の脚の間に埋 めました。唇から顎にかけて、ぬるりとした感触。 吐息とも喘ぎともつかない声を由乃が漏らし、腰ががくがくと震えるので私はその腰を掴んで 離れないよう押さえつけ、さっき下着の上から探し当てた中心を求め舌を差し入れます。あたた かい液体はすでに私の顎を伝って滴となり床へとしたたっているようですが何せ目を閉じて一心 に由乃のその柔らかい襞をむさぼっていたせいでよくは分かりません。由乃の声は遠くから響い てくるようで、じわりと痺れた私の脳裏に反響していましたが、意味をなさない喘ぎの中時折私 の名を呼ぶ由乃のその声はだんだんとうわずり、ついには裏返って鋭く繰り返します。そのたび 痙攣する腰のあたりは私の舌の動きに合わせて揺れていて、どうやらその動きは私の舌に、柔ら かい中唯一硬いその部分をこすりつけているようでした。その動きに応え舌全体でそのかたまり を転がすと、細い腿が耐えかねたように私の頭を両側から締め付けます。そのまま摩擦を続けな がら私は右手を由乃の腰から放し、指を二本真っ直ぐにして今転がしているかたまりの下の部分 にあてがいました。ほどなく粘液に絡め取られてしまった指は、抵抗無く由乃の中に沈み込みま した。捻り込むように奥へ差し入れた指に、由乃の身体がくん、と弓なりに反りました。 波のような振動に朦朧とした意識でふと気付けば、背中に感じていたお姉さまの体温が、いつ しかどこかへ消えていました。
612 :
続黄薔薇 :03/10/21 23:46 ID:/SkcBFpv
最後に私の名を呼んで一際大きく痙攣したかと思うと、次いで由乃の身体からくたりと 力が抜けました。依然として小刻みに震える身体は、舌で少し刺激を加えただけでそのた び尚も小さな声とともに跳ね上がります。溢れてべとべとになった液体を拭うように舐め 取ってから、私はようやく由乃の脚の間から顔を上げました。そうして、喘ぎ声がそのま ま泣き声に変わってしまいしゃくりあげる由乃の身体を抱き起こし、膝に乗せてお姉さま の姿を探すと、彼女は、はじめに私たちにこの行為を要求した時と寸分違わぬ格好で、ま るで時が抜け落ちたかのように脚を組んで座っていらしたのです。
これは一種のギャグなのだろうか
614 :
続黄薔薇 :03/10/22 00:01 ID:wJtLOWXm
由乃を抱きしめた私と椅子に腰掛けたお姉さまは暫し無言で見つめ合いました。ただただ 言葉もなく見つめ合ううち、腕の中でだんだんと落ち着いてきたらしい由乃が私の肩に頭を もたせかけてきます。私がその頭を撫で口を開こうとした時、お姉さまが脚を崩し椅子から 立ち上がりました。そうしてふわりと浮かぶようにしてこちらに歩み寄ったかと思うと、泣 きすぎて瞼の腫れた由乃の顎に手を添え、その唇に口づけました。 「ファーストキスかしら」 そう言ってくすりと笑ったお姉さまを由乃はぼぅっとした目で暫く見つめていましたが、や がて幾分力の戻った目で口を開きました。その唇から流れ出た言葉に、私もお姉さまも驚きま した。 「違います」 心外、とお姉さまは呟き私はというと、その言葉の意味に思考をぐるぐると巡らせ、そこで ようやく、さっきから感じていた違和感の正体に思い当たりました。お姉さまのために由乃を 抱くのだと、お姉さまのために心にもないことをするのだとそう思って、けれどどこかで胸を 刺していた違和感の正体。
改行のない、この妙なテンポ。 まさか…続黄薔薇氏……いや、何も言うまい。
616 :
続黄薔薇 :03/10/22 00:15 ID:wJtLOWXm
もう忘れていた、暗示に掛けるようにして自ら忘れてしまった記憶。中学に上がった ばかりだった由乃の寝顔にその唇に口づけた。それはとてもいけないことだと分かって いたから、それを最後に、きっとと心の底に封印してしまった。 由乃を抱いたのは、お姉さまのためですらない。私は、私のために。 私の望みのためだけに。 「…つまらないわね」 お姉さまが呟くのが遠くで聞こえる。私は、私は。 「令」 名前を呼ばれて我に返り慌ててお姉さまの姿を探せば、彼女はすっくと立ち上がりこちらを 見下ろしていました。 「由乃ちゃんはあなたの何?」 咄嗟に答えられずにいるうち、お姉さまはふんと鼻を鳴らしてきびすを返し、もうすっかり 闇に沈んでしまったサロンの扉を開けて外へ、音も立てずに出て行かれてしまったのです。そ うして、あとに残された私たちは。 ここにきてようやく、私は由乃に向かって消え入るような声でごめんと呟きました。由乃は うんとだけ呟き返して、乱れたタイに手をかけ弄び始めます。窓の外は暗く、立ち上がるきっ かけもなく、ただ忘れていた思いに再び捕らわれて、涙はどうしても止まりそうにありません でした。
丁度薔薇の館の扉に手をかけようとしていた聖と鉢合わせて、江利子はげんなりと溜息をつく。出会い頭にそんな顔を突きつけられた身としては聖も当然仏頂面になってしまうわけだが、江利子は何故かそのまま聖の肩を抱いて歩き始めた。 「ちょっと」 「何」 抗議の意味を含めて問いかけても、江利子は歩む速度を緩めない。ぐんぐんと薔薇の館は遠ざかっていく。 「中に弁当箱忘れたんだけど」 江利子はすげなく、明日にしなさいとだけ言って歩を進める。聖は小さく舌打ちをして、それでも肩を押されるままに江利子と並び歩いていく。銀杏並木が見えてきたところで、江利子はひとりごとのように呟いた。 「雪の女王って知ってる?」 いきなりの問いに聖は意図を掴めず目を白黒させたがそれでもなんとか素直に問いに答える。 「アンデルセン?」 「そう」 うんざりしたように江利子は空を見上げ、溜息をついた。 「あれね、女王は男の子に、永遠って文字を作りなさいって言うのよね。それが出来ればここから出してあげるからって。でも、絶対に作れないのよあのパズルは」 見上げた先の空には、闇に半分溶けた雲が流れてゆく。 「女王の心臓が崩れないとそのパズルは完成しないのね。そのうえ、いざ文字が出来た時男の子と女の子は大人になって城から出て行くのよ」 「それが、何」 江利子は聖を睨むと、夢を見るような瞳で呟いた。 「女王になんか、なってあげないってことよ」 リリアンの校舎は、闇に沈んでただじっと重いたたずまいを見せている。
終了です。 ちとやりすぎた。スルーでお願いします。
乙〜。 もう寝る時間だったんだけど、起きててよかったよ。
職人のみなさん乙です。
>>574 今のこのスレでまともなのは、もうあんただけ。続きよろ。
>>585 ちとつまらん。確かに上手いんだけど、同じネタを読みにくい文章で延々と繰り返すのはもう勘弁してくれ。
>>594 この文章と作風、実は某固定さんだね?サイテーな話だが構成は上手いな、相変わらずw
しかし、あんたはこっちの路線には行かないと思っていたんだが。キレちまったのかい?
>>585 キタモリオの寂しい王様(うろ覚え)を思い出した。カタカナで50ページくらい会話する部分。
>>585 良かったよー。江利子さまが切なくて(・∀・)イイ!!また黄薔薇キボン
623 :
551 :03/10/22 01:20 ID:ZLLxdVhA
10月21日準決勝第1試合の投票結果 川上稔 154票 今野緒雪 134票 残念ながら今野先生は負けてしまいました。 投票してくださった方々に感謝します。
>>585 大昔の野坂昭如の作品に、こんな文体が使われていたような覚えが…。
>>594 番外編としてはアリだろうな
しかしただでさえ混迷してるソドムにマルチエンド持ち込んで大丈夫か?
ああでも某志摩子SSはルート分岐扱いで頼みたい気も
>>620 某固定って誰か聞いてもよいか?普通に思い当たらん……
>>621 悪総理大臣と諜報員かなんかのやつだよな
知らん内に口動かして読んでた記憶があるw
NGワードが定着してきたな…職人さんたちも気苦労が絶えんね。 何はともあれ、乙。 続黄薔薇氏、良かったよ!
>585 グッジョブ。 漏れはこういうのは大好きです。 筒井康隆の「虚航船団」思い出したけど、 あれは一文で一段落(しかも一段落が3ページくらい)だったか。
最近、このスレの消費スピードが異様に速いので、正直追いつけませんw ま、マリみてSSをたくさん読めることはいいことだ。
>>628 ここ数日結構な速さだったな。
でもその方が、SSを投下しやすい気もする。
神のうぷろだに、dat落ちになってる前スレの過去ログうpっときました。
そろそろhtml化されるかもしれんですけど、それまでに見たい方はどぞ。
憎まれっ子世にはばかる、ってやつかなあ
あ、なんだダウンロードか。
633 :
342 :03/10/22 20:51 ID:QYhjK50P
その日の祐巳はやけに明るかった。 「どうしたんだ、そんなにはしゃいで。」 「ん?祥子さまとお出かけなんだ。」 といいながら祐巳は髪をとかしていた。 「それより祐麒はどうなのよ?」 「ん〜 特になにもないかな。」 実際今日はダラダラと過ごすつもりだし。 「なんか若年寄ってかんじね〜」 「べつにいいだろさっさと行けって。遅れるぞ!!」 「うん じゃ行ってくるから。」 そう言って洗面台を出て行く祐巳になんか違和感を感じた。 これは家族の勘ってやつかもしれないけど・・・・・ 「なあ祐巳 おまえ悩み事でもあるのか? まさか祥子さんのことか?」 「ん たいしたことじゃないよ。 私自身のことで、お姉さまのこととは関係ないから。」 「そうか? ならいいんだけど自分一人で全部背負い込んだりすんなよ」 「ありがと。」そう言いながら姉ちゃんは出かけた。
634 :
342 :03/10/22 20:52 ID:QYhjK50P
「この服なんてどうかしら?」 「うーん?ちょっと派手ですねー。」 「そう?これくらいのほうがいいと思うんだけれども。」 今、私は祐巳はある店に来ている。 祐巳が言うにはある雑誌で特集を組むほど注目のスポットらしい。 「う〜ん 私のだけ買ってお姉さまがあまり買わないなんて失敗しましたね。」 結局、私は紺のパンツを、祐巳は赤のニット帽と手袋を選んだ。 「次は、私が常連のお店ですから大丈夫です。」 なんて言いながら20分くらい歩いて着いたのは いさみ と言う店だった。
635 :
342 :03/10/22 20:53 ID:QYhjK50P
「なんのお店なの?」 「あんみつとか甘いものが食べれるところです。」 祐巳は馴れた様子で店の中に入っていった。 「お姉さま何がいいですか?」と聞かれてウィンドーの中を見たものの 「よく分からないから祐巳と同じ物にしてくれる?」 「はい 分かりました。食券買うので先に座っててくださいね。」 奥に行くと手前に四人ほど座れるテーブルが4つ、奥の方に二人ほど座れるテーブルが4つあったので、奥の方のテーブルに座った。 「お姉さま、甘さはどのくらいがいいですか?」 食券を買い終えたのか、祐巳がこっちへやって来た。 「えーと あまり甘すぎるのは好きではないわね。」 「そうですか。」祐巳は店員を呼んで 「すみません 一つは蜜少なめ、もう一つは蜜多めで」 店員が奥に行くと、別なな店員が来てお茶を出してくれた しばらくすると、注文したものきたらしい。 やや大きめの茶碗の器の中に、あんこと白玉と緑の丸いモノが見えた「ねえ、この緑のなんなの?」 「抹茶アイスです。抹茶白玉あんみつを頼んだんですよ。」 と言って祐巳はさっさと食べ始めた。 どうやら下に寒天があって祐巳はそれを餡と一緒に食べていた。 同じように食べてみたらちょうどよい甘さだったので、 「甘さちょうどよかったわ。」 「そうですか。よかったです。」 しばらく会話なく食べていると、 「すみません、お姉さまちょっとよって行きたいところがあるんですけど。」 「えっ、なに?」 「ちょっとお父さんが仕事の現場に荷物を忘れたみたいなんですよ。」 「たしか建設関係のお仕事だったかしら?」 「そうです。そこはリフォームするらいしです」 今日は祐巳に付き合うと決めてたし、まあいいかしら。 「ええいいわよ。ところでここから近いの?」 「はい、歩いて1キロくらいですね。」 「じゃお茶を飲んだらいきましょうか。」
636 :
342 :03/10/22 20:56 ID:QYhjK50P
すみませんageてしまいました このあと調教なんですがその前に多少グロがあります それと文章が中学生並なのはご容赦ください
いいかげんにしろ
次からははあぼーん用キーワードを忘れるな そうすれば問題ない
>>342 おう頑張れ。負けんな最後まで突っ走れ!
>>342 続き楽しみにしてるよ。
あとsageるのも忘れずに〜。
>636 グロと調教の間では、もうインターバルあけない方がいいと思います。 やむなく間をとる場合も、完結まで中の人は出てこない方が無難です。
>>641 >グロと調教の間では、もうインターバルあけない方がいいと思います。
確かにそうかも。
ソドムとかも、ちょっとくらい長くても(15レスくらい?)一気に落とした方が良さそうだ。
枯れ木も山のにぎわい
勿論、今の状況も楽しいんだけど・・・・。 なんか、最近「質より量」って感じだなあ。 数は沢山あるんだけど・・・。(有難い事なんだが・・・。)
うpろだに絵をうpしてみました。 挿絵じゃなくて申し訳ないんで、叩かれたら削除します。 マターリ茶をすすめる祐巳を描こうとしたらあんなことに。 銀杏って箸で拾うんですね
>>646 いい!
つーか、バカだなw(ほめ言葉)
エロさのかけらもないが グッジョブ!(・∀・)b
なんか和んだ(*´Д`) すごく(・∀・)イイ!
ソドム落とします。
>>506 氏の続きということで。
10レスちょっと使いますが一気にいきます。
メル欄は「ソドムsage」ですので苦手な方は設定よろしく。
リリアン女学園高等部、その敷地内の一角にある講堂。 そこで今日の一時間目、一年生の全クラスが講義を受けることになっていた。 外部の講師を招いての特別講義が組まれたのだ。 今は開始のベルが鳴る十数分前。 トイレに立っていた生徒達も、徐々に自分の席に戻ってき始めている。 そんな中、一年椿組・松平瞳子は席に着こうとする生徒達の流れに逆らって、講堂の 外へ出ようと足早に歩いていた。 「もうすぐ講義が始まるというのに……まったく乃梨子さんたら、どこで油をお売りに なってるのかしら」 瞳子の友人・二条乃梨子は結構前に「まだ時間あるよね?ちょっと出てくる」と言ったきり、 まだ戻ってきていなかった。 生徒会役員である乃梨子はこの講義の準備に狩り出され、他の生徒たちよりも早めに 来て講師とその付添い人にお茶を出したりしていたのだ。 そんな乃梨子に「お一人では大変でしょう?」と、瞳子は半ば無理矢理同行した。 準備から解放され、乃梨子が出て行ってから既に三十分近く。 他の生徒よりも早く来たのに、遅刻で叱られてしまってはいい笑いものだ。 瞳子はなおもぶつぶつと小声で文句を言いながら、入り口から講堂の外へ出、横へと回る。 生徒や職員がまだ少しうろうろしている側ではなく、その反対側の少し寂れた方を選んだ。 こちら側は人が通るのを想定されていないためか、二、三人は並んで歩けそうだが通路と 呼べるほどのものでもなく、脇には手入れが後回しにされていそうな雑然とした茂みがある。 普段だったらわざわざこんな所は通らない。 しかし講堂の裏手、人目につかないその場所には桜の木があり、そこは乃梨子の お気に入りの場所なのだ。 もしかしたら、あそこにいるかもしれない。 そう思いながら、瞳子はさらに足を速めた。
講堂脇のちょうど中ほどの所を足早に歩いていると、講堂の中からだろうか、微かな ざわめきが聞こえてきたような気がして瞳子は立ち止まった。 「?」 訝しげに思いながら、講堂へ戻ってみようかと身体の向きを変える。 その時。 「おい」 「えっ?」 背後から聞こえた男の声に、瞳子は振り向く。 すると少し前方、瞳子が今まで向かおうとしていた講堂の裏手へと続く方向から、 がっしりとした体型の男がゆっくりと歩いてくるのが見えた。 その男は何か重たそうなものを右の肩に担いでいる。 あれは…… (人…!?) 男が近付いてくるにつれ、その担いでいるものが確かにこの学園の生徒であることが 分かった。 男は生徒の足の方を身体の前で抱えるようにしているので、その生徒の顔は瞳子からは 見えなかった。具合が悪くなって倒れでもしたのだろうか。 それにしても、この男はなんだろう。 以前テレビで見たサバイバルゲームに参加するような格好をしている。 とても教師には見えない。 不審に思いじろじろと様子を伺う瞳子に、男は唇の端を上げてにやりと笑いこう言った。 「へへへ……こんなとこにも獲物がうろついていたとはな」
瞳子にそう言った男の口調とその目つきには、人を不快にさせるものが十分過ぎる ほどに備わっていた。 獲物?この人は一体何を言っているのだろう。 何も返せないでいる瞳子に構わず、男は言葉を続ける。 「こいつにはさっき楽しませてもらったからな。次はおまえ……どうだ?」 そう言うと、男は担いでいた生徒を無造作に地面に放り出した。 ドサッと音を立てて地面に転がる身体。 その生徒の黒髪と、そしてよく見知った顔を認めて、瞳子は叫んだ。 「乃梨子さん!」 瞳子は硬直して動けなくなった。 この男は普通じゃない。 これまでの男の嫌悪感をもよおす態度に加え、乃梨子を乱暴に地面に投げ捨てた 今の行動で、瞳子はようやくこの男が危険であることをはっきりと認識した。 「さあ、おまえにはどうやって楽しませてもらおうかなぁ。このおかっぱは口で してくれたんだぜ?まあ、無理矢理だったけどよぉ、ははは!」 無理矢理……何を、何をしたのだろうか? 瞳子はその先を考えたくなかった。 倒れている乃梨子に目を向けると、その身体は力なくぐったりとしていて、目は閉じられて いる。気絶…しているのだろうか。 「よう、どこ見てるんだ?俺のことを見てくれよ」 男は下卑た笑みを浮かべながら、瞳子に近付く。 その男が自分に向けて放つ悪意にあてられ瞳子はがたがたと震え、逃げ出すことなど 到底できずにその場に立ちすくんだ。
男が一歩、また一歩と瞳子にゆっくりと近付く。 瞳子の怯えている様子を楽しんでいるのだ。 そこへ。 「ちょっと、そこのあなた!」 突然割り込んできた女の声。 後ろから聞こえた大声と駆け寄る足音に、男は何事かと振り向く。 その目の前十数センチのところで、 パシャ! カメラのフラッシュが瞬いた。 「うあっ!」 あまりのタイミングの良さに目を閉じることもできず、閃光をまとも浴びた男の 目はくらみ、その場で微かによろめいた。 その隙を逃さず、カメラを首に下げた制服の少女は男の両足を両腕で 抱えるようにして、渾身の力を込めすくい上げる。 よろめいていた足はバランスを保つことができず、男はもんどり打って仰向けに 地面に倒れた。 「く、くそっ」 男がうめき、くらんだ目をしばたかせながら起き上がろうと半身を起こした。 そこへすかさず、少女がカメラを首から外し振りかぶる。 男の側頭部を薙ぐように、思いきりカメラを横に振り払った。
ガツン! 起き上がろうとしていた男の上半身が、再び地面に沈んだ。 無防備な頭への一撃で、男は気を失ったようだ。 「瞳子ちゃん、大丈夫?」 「つ、蔦子さま!」 声をかけられ我に返った瞳子が叫ぶ。 男の背後から駆け寄りその眼前にフラッシュの閃光を浴びせたのは、高等部二年・写真部所属、 武嶋蔦子その人だった。 「瞳子ちゃん、乃梨子ちゃんの具合を見てあげて」 「あ!の、乃梨子さんっ……」 瞳子はやっと状況を把握し始め、地面に横たわっている乃梨子の側に駆け寄った。 蔦子は瞳子に声をかけながらも、倒れた男の脇に膝をつく。 男の身体からサブマシンガンを抜き取り、自分の肩にかける。 蔦子が更に男の懐を探ると、ハンドガン、サバイバルナイフ、そして小型無線機のような 物を発見した。 これらを自分たちが扱えるかどうかは分からなかったが、とりあえず全て奪い取った。 「蔦子さま、あ、あの…乃梨子さんが……」 瞳子の弱々しげな声に蔦子は男の側を離れ、ぐったりとしている乃梨子の顔を覗きこんだ。 乱れた前髪をかき分け、具合を探るように手のひらを額にそっと添える。 「…う……」 乃梨子が苦しげに眉を寄せ、微かにうめいた。
乃梨子が確かに生きていることを確認し、蔦子はほっと息をつく。 (……?) うめいた乃梨子の口元に目を留めた蔦子は、何か白い液体のようなものが唇の端から 少し漏れ出ているのを認めた。 (これって、…………まさか!) 「蔦子さま……あの男、の、乃梨子さんに…口で、た、楽しませてもらった…って……、 む、無理矢理……」 瞳子が震えた声でそう言った。 間違いない。乃梨子はあの男に……。 蔦子は乃梨子の口元を自分のハンカチで拭ってきれいにしてやると、今にも泣き出しそうな 瞳子に向かってこう言った。 「このことは、誰にも言っては駄目よ」 「は、はい……」 瞳子はまだ動揺していたのだが、なんとかそう返事をし頷いた。 「瞳子ちゃん、ここから離れるわよ」 そうだ、ぐずぐずしてはいられない。 「さっき大勢の悲鳴が講堂の中から聞こえてきて、私は慌てて建物の陰に隠れたの。 そしたらその後すぐ変な男達が講堂の扉を閉めてしまって。どう考えてもおかしかったから ここの茂みに隠れたんだけど、やっぱり何かまずいことが起きてるわね」
「まずいことって……」 蔦子が気絶させた男は、講堂の裏手の方から来た。 講堂だけでなく、他の場所にもあの怪しい男達の仲間がいるのかもしれない。 「ともかく、こいつの仲間がもっといるかもしれないし、なるべく人目のつかない所へ行きましょう」 「は、はい……でも、どちらへ」 どこが安全だろう。人がいそうな場所は、この男達が先回りしているかもしれない。 蔦子にはいい考えが思い浮かばなかった。 「講堂へも戻れないし、裏手の方はこの男が来たから危険だろうし……とりあえず、 この横の茂みを通って隠れながらどこかへ出ましょう」 そう言いながら、何に使うか分からないが念のためにと蔦子は倒れている男の写真を 一枚素早く撮った。 その様子を眺めながら、瞳子は少し迷ったが自分の考えを口にした。 「ここからでしたら、古い方の温室はいかがでしょうか」 瞳子が言い終わった、丁度その時。 行動の裏手の方から、連続した銃声が響いてきた。 「なっ、なんですのっ!?」 「温室に行きましょう!ここでのんびり相談しているよりはマシよっ」 蔦子は瞳子にそう言うと、気を失った乃梨子を二人で両脇から抱えた。なんとかいけそうだ。 隠密行動は得意だ。 気を失った乃梨子を支えながらなのは少々辛いが、色々な抜け道を知っている蔦子は、 無事に温室までたどり着けるはずだと自分を励まし茂みへと入った。
茂みを抜け辺りをうかがいながらも、蔦子と瞳子は気絶している乃梨子を抱え、古い 温室へとたどり着いた。 途中不審な男を茂みの中から見かけたが、こちらはなんとか見つからずに済んだ。 そして幸いにもこの温室は、まだ敵の手には落ちていなかった。 扉を開け中に入り安堵の息をついた二人は、抱えていた乃梨子をそっと地面に横たえる。 すると、乃梨子が苦しそうに身じろぎをした。 「う……ん………」 乃梨子のうめきに蔦子と瞳子は慌てて両脇に膝を付き、乃梨子の顔を覗き込んだ。 「乃梨子ちゃん、大丈夫?」 「乃梨子さんっ」 蔦子が軽く乃梨子の身体をゆすり、瞳子が心配そうに声をかける。 その二人の声に反応し、意識が戻った乃梨子は薄く目を開いた。 「う…私……、ここ、は………?」 乃梨子はのろのろと半身を起こしたが、まだ自分と周りの状況が把握できてはいなかった。 「ここは温室よ。気絶していたあなたを、瞳子ちゃんと二人で抱えてここまで来たの」 「気絶って、なんで……」 蔦子と瞳子は、答えられずに黙り込んだ。乃梨子から視線を外すように、軽く俯く。 そして乃梨子はそんな二人の様子に気付くこともなく、自らの記憶を懸命に探っていた。 「あ……私………」 途切れていた記憶が、徐々に蘇ってくる。
「私……志摩子さんと一緒にいて、それから…それから………っ!」 乃梨子の脳裏にあの時の光景が浮かんでくる。それとともに血の気が引いていくのが、 自分でも分かった。 あの桜の木の下で志摩子に会い、見知らぬ男がやってきた。 そして― 「私はあの男に……、それで、志摩子さんが………」 自分たちの身に起きたことを鮮明に思い出してしまい、同時に自分の口の中に 残っている苦味を今更ながら認識した乃梨子は、急激に強烈な吐き気に襲われた。 「っ、ぐっ!……」 「乃梨子さん!」 瞳子が心配そうに叫ぶ。 乃梨子は苦しそうに顔をゆがめ、口を押さえた。 よろよろとしながらも慌てて立ち上がった乃梨子を支えるように、蔦子が肩を抱く。 「乃梨子ちゃん、我慢しないで。吐いていいのよ」 蔦子の言葉に、限界を超えた乃梨子は身体を屈め地面に嘔吐した。 「……ご、ごほっ、ごほっ!!」 「瞳子ちゃん、水汲んできて。花瓶でも何でもいいから」 「は、はい!」
寂れた温室の中を見回し適当なカップを見つけた瞳子は、それを手に温室内の 水道場へ小走りに向かう。 それを横目で見ながら、蔦子は乃梨子の背中を優しくさすり続けた。 「…うっ……ごほっ!……ぅぐっ………」 「身体の中のもの、全部出しちゃいなさい」 蔦子の手の暖かさを背中に感じながら、乃梨子は吐き続けた。 口の中に残っていた男の白濁液も、胃の中のものも。 しかし全てを吐き終わり胃の中から何もこみ上げてくるものがなくなっても、嘔吐感は 止まらなかった。 しばらくの間、吐き出すものも無くそれでもまだ苦しそうにうめいていた乃梨子だったが、 時間とともに徐々に落ち着いてきた。 その様子を見て、水を汲んで戻ってきていた瞳子がカップを乃梨子の口元に当てる。 「乃梨子さん、お水を」 「口をゆすぐといいわ。そこに吐き出せばいいから」 蔦子と瞳子の二人がそうして乃梨子を落ち着かせた後、座りやすそうな石段へ三人で 場所を移し、その上に乃梨子を座らせた。 「志摩子さん……」 石段に座りがっくりと首をうなだれている乃梨子の口から、震えた言葉が漏れる。
「え?」 「白薔薇さま?」 蔦子と瞳子は、乃梨子の姉である藤堂志摩子の名を耳にし、急になんだろうと 疑問を浮かべた。 「志摩子さん、銃で、胸を、撃たれて……っ」 「!」 蔦子と瞳子は、乃梨子の言葉に息を飲んだ。 「私、助けられなかった……助けられなかった!」 乃梨子が苦しげに言葉を喉から搾り出す。 きつく閉じられた目からは、涙が溢れ出していた。 「乃梨子ちゃん、それはあなたのせいではないわ」 自分を責め始めた乃梨子に、これではいけないと思い蔦子は咄嗟に言葉をかける。 しかし乃梨子は否定するかのように、首を大きく左右に振った。 砂で微かに汚れた黒髪が、首の動きと共に揺れる。 「私が、私が志摩子さんの代わりに……殺されればよかったんだ!!」 乃梨子は叫んだ。 そして涙を流しながら開いた目に、きらりと光り映ったもの。 それは地面に置かれたナイフだった。 考えるよりも先に乃梨子の身体は素早く動き、延ばした右手でナイフを掴み 自分の手首にあてがった。
「乃梨子ちゃんっ」 「乃梨子さん!」 乃梨子の行動にはっとした蔦子と瞳子が叫び、二人で乃梨子の腕を押さえる。 しかし乃梨子は押さえられているのにも構わず、手首に当てたナイフを引こうとした。 「だめぇ!」 瞳子が大きく叫び、乃梨子の手から無理矢理ナイフをもぎ取ろうと渾身の力をこめる。 と、その弾みで瞳子の左腕を刃がかすめた。 「―っ!」 「…瞳子!」 瞳子は左腕に鋭い痛みを感じ、右手でその個所を押さえた。 瞳子の制服の左袖は短く切り裂かれ、右手で押さえたその下からは、血が滲み出して いるのが微かに見えた。 「乃梨子さん、お願い…そんなこと、しないで……」 痛みと、そしてそれよりも遥かに大きい悲しみに顔をゆがめ、瞳子は乃梨子の瞳を見つめ 消え入りそうな声で囁いた。 蔦子が瞳子の傷を調べているのを涙で霞む瞳で呆然と見つめながら、乃梨子は力なく ナイフを落としその場にうずくまった。 叫び出したかったが、何故だか声が出ない。 肩を震わせ、ただ涙の粒を何度も何度も地面に落とし続ける。 「乃梨子さん……」 瞳子はそんな乃梨子の肩を抱き、共に泣いた―
志摩子さんが、殺された…… これは本当に、この現実に起きたことなのだろうか。 うずくまり涙を流す乃梨子と瞳子を静かに見つめながら、蔦子はぼんやりと考えていた。 平和だった自分たちの生活に、何の前触れもなく襲い来た恐ろしい現実。 信じたくはなかったが、蔦子は男が瞳子に襲い掛かろうとしていたところを確かに 自分の目で目撃した。遠くで響く銃声も聞いた。 そして今、自分の目の前で慟哭している乃梨子は、その男に襲われたのだ。 これは確かに夢でもなんでもない。現在進行形の現実。 自分がしっかりしなければ。 乃梨子も瞳子も今の状態を見る限りでは、頭も身体も上手く動きそうにない。 この後どうするか。 蔦子は慎重に考え出した。 この温室から出た方がいいのだろうか。 しかし校舎や体育館など、いかにも敵に狙われそうな所に近付くのは危ない。 中庭にある薔薇の館にも敵の手が延びていると思った方がいいだろう。 いくら男から奪った武器があるとはいえ、相手が何人いるか分からない以上、むやみに 自ら危険に飛び込むのは文字通り自殺行為だ。 蔦子は更に考える。 ここから近いところは裏門がある。そこから外へ出て、助けを呼べるかもしれない。 しかし、裏門に敵の見張りがいないとも限らない。 そのリスクを犯してでも、様子を探りに行くべきか。
そう思考していると唐突に、蔦子はふとある物のことを思い出した。 制服のポケットの中に手を入れ、その存在を確かめる。 クラブハウスにある、写真部部室の合い鍵。 そうだ、自分はこれを持っていたのだ。 本来ならば部室の合い鍵など生徒が持っていていいはずもない。 しかしそこは一筋縄ではいかない武嶋蔦子。 隙を見て鍵を持ち出し、素早く合い鍵を作ることなど造作もなかった。 部室に用があるたびに、顧問の机から鍵を持っていくのが面倒で作ったのだが……。 この鍵があれば、部室に入ることができる。 早朝と放課後以外はほとんど人の出入りのないクラブハウス。 部室に行って何かが解決するかと問われれば何も答えられないが、この温室よりは 安全かもしれない。 少し遠いが部室まで行って、そこでじっと身を潜めて助けが来るのを待つか? ここに留まるか、裏門の様子を見に行くか、部室に行って隠れるか。 それとも自分が気付いていない他の方法があるだろうか。 そこまで考え蔦子がふと顔を上げると、少し落ち着いたらしい瞳子が慰めるように 乃梨子の肩を抱いている。 乃梨子の方はまだ涙が止まらないようだ。硬くこぶしを握り締め、肩を震わせ嗚咽を 漏らしている。 蔦子は慎重に、与えられた選択肢を頭の中で何度も何度も反芻した。 それは自分たちの運命を決めるであろう、重要な選択だった。
以上です。 瞳子も襲われる展開にしようかと思ったけど、蔦子さんに助けさせてしまった。 エロへの すごい 遠い道のり この先は考えてないんで、続き書いてくださる方がいましたらよろしく。 とりあえずここでの設定(職人さん用・もちろん変更しても構いません)は、 ・1時間目開始直前に講堂制圧。1年生及び担当職員は、ほぼ全員講堂内に拘束状態。 ・蔦子がカメラで殴り倒した男の怪我の程度は不明 ・乃梨子、瞳子、蔦子の現時点での所持武器→無線機、サブマシンガン、ハンドガン、ナイフ、 男の写真、フラッシュ付きカメラw ・無線機及び銃器をこの三人が使えるかどうかは未設定 ・古い温室は今のところ無事 ・写真部部室が無事かは未設定 ・乃梨子、瞳子、蔦子は志摩子のことを死んだと思っている ・乃梨子は鬱状態 こんなところです。
>>651 乙っす。
ソドム編、何気に形になってきたなあ。
次も期待してますw
考えてないのかよw それにしても蔦子さん(・∀・)カコイイ!!
赤(蓉子さま×祥子さま)の話投下しまつ。百合。 メール欄は sage red で。
「だれかいるのか?」 パッとライトが目の前にかざされる。息を呑むライトを持った人、 たぶん警備員の方だろう。乱れたお姉さまと私を見てどう思って いるのだろうか。 「おい!!大丈夫か!誰がやったんだ!?」 私のボロボロな制服に見かねて自分の着ているジャケットを私に 着せてくれてから、そう聞いてきた。 「誰って・・そこにお姉・・・・・・・・・・・っ!!」 私の隣には誰もいなかった。 ただ足元のロザリオが、ライトの光を受けて鋭い煌めきを放っていた。
ターン(AA略
一番最初に一番最後を投下しちまいました。
>>669-671 はTHRUしてください・・・
>671 いきなりびっくりした。(w
( ´∀`)つ)Д`)
>>671 最初を楽しみにしてまつ。
>>671 ごめん、あまりのことにちょとワロタ
でもドンマイ (*´∀`)つ ナデナデ
669もスルーってことは、投下無しってこと?
そんなこと言わずに落として欲しいな。
>>671 驚いた。そして笑った。
俺も最初を楽しみにしてるよ。
今度は落ち着いて貼り付けてなw
うpろだどこにあるの?
>652 くそっ。蔦子さん先に使われた・・・
>680 なら「それ以前・その後」どちらでもいいから書くのダ
実は669-670は巧妙な宣伝戦略なのだ、 と看破してみせるテスト。
保管庫を見ましたが…… 以前、このスレで書いていたものですが、 HNが呼び捨てで書かれているのは、あまり気持ちがよいものでは ありません。 できれば「〜氏」とかをつけて頂きたいと思います。
俺は全然気にならないけどねー 2ちゃんだし。
>>684 確かに、そうですね。
気にしないことにします。
スレ汚し失礼しました。
「へぇ、良くできてるわね。」 自分の作品を賞賛されたにもかかわらず、三奈子は目の前に立つ人物の顔を直視できず終始うつむいたままだった。 背中から滝のように汗が流れ落ちているのがはっきりとわかる。 高校生活最後の思い出にと、いわゆる冬コミに小説本を出した。 もちろん、このような場所に来るなどといった、はしたない生徒など自分(と無理矢理連れてきた妹の真美)以外にいようはずがないと思っていたのだが… いっこうに手洗いから戻ってこない真美を恨みながら本をパラパラとめくる人物に恐る恐る尋ねた。 「ロサ…いえ、江利子さまがなぜこのようなところに…」 ああ、と呟いて江利子さまが顔を上げた。 「芸術学部の友達が漫画も書いていて、それで売り子の手伝いに来たんだけど…ところで令はこのあとどうなるの?」 活字になら出来るが、さすがに女子高生の口からは刺激の強い単語を出すことはできない。 ハハハと乾いた笑いでごまかすしかなかった。 物語の結末を、読む前に聞きますか普通?と心の中でツッコミを入れると同時に思いがけない言葉が返ってきた。 「この『ソドム』って本、いくら?」 「は?」 「コミケって面白いわね。来年も来ようかしら。」 そう言い残して去っていく江利子さまの背中を、三奈子はただ呆然と見つめるしかなかった。
訳わからん事書いてしもた。 正直スマンカッタ
688 :
651 :03/10/24 15:11 ID:SuIVXo57
>>680 すまんw。
自分乃梨子スキーなんだけど、活躍したのは何故か蔦子さんだった。
>>687 hageって何かとオモタ
そういうオチかw
今までソドムを書いてたのは三奈子さまだったのか! 同人の売り上げをアップさせるため・・・ でもここ21禁ですよ!三奈子さま!
すごい関係ないけど、むかしSFCの某主人公が神様のゲームで、 名前を「き」にすると、配下の天使から「きさま」呼ばわりされたな。
>>694 ドラクエ3で「いちにの」って名前つけてルイーダの酒場で
「いちにのさーん!」って言わせたりしたなぁ。って話をしたら
友人から「そんなことしてるのあんたらだけ」と言われますた。
脱線失礼。どうぞエロい話を続けて下さい。
>>693 上級生は「さま」、同級生は「さん」、親しい下級生は「ちゃん」
という不文律がありましたね。
令さまマダーAA略
令さむって残留すんの?
>>695 あんたの馬鹿さ加減にワロタ
脱線失礼。体育祭ならではのエロい話を続けてください。
ななひゃくげとずさー
>698 令サムはいらん。ローズ獲ってこい。
>>702 ローズいらん。
まともに使える中継ぎ取れ。
なんか流行ってるみたいなので、鬼畜系など [可南子][祐巳][祥子][犬] 「ご(ryる。 制服が冬服に変わってから、もうそろそろ1月がたとうとしている。 まだコートやマフラーを引っ張り出すには早いけれど、秋の空気は冷たく、深く、肌に染みてくる。 暖かい布団の誘惑と毎朝の戦いがそろそろ始まろうかと言う季節。 自動販売機の品揃えも"あたたかい"の赤い領土が増えつつあった。 「祐巳さま? そんなことは私がやりますわ。」 ひとこと謝りたくてと薔薇の館にあらわれた可南子は、やっぱり、わかっていなかった。 「私の勝手なイメージを押し付け、ひどいことを言ってしまいました。本当にごめんなさい。」 そう切り出した可南子の懐柔に、あっさり丸めこまれるあたりに、福沢の血の人の良さがにじみ出ている。 祐巳が一人でするはずだった掃除も2/3程度は可南子がすでに済ましていた。 てきぱきと動く可南子のすらりとした体型は、ちゃんと食事をとっているのか疑問なところもある。 クリスマスに向けダイエットしているのかと、勝手な憶測で納得しようとするのも、血かもしれない。 祐巳本人は、身体測定は1学期にすんでいるのと、これから服飾が体型をカバーしてくれる季節に入ることから、秋の味覚で蓄えた冬眠のための備蓄を減らすのは、もう少し先送りしようと考えていた。 「座っていて下さい。今、紅茶を入れますわ。」 今日は、他のメンバーは来ていない。特に何があるわけじゃないから、ひょっとするとこないかもしれない 反撃の暇も見つけられぬまま、テーブルについた祐巳は、可南子が戻ってきてから、なんと声を掛けようか、額に指をあてて考え込んでいた。 カチャリ どうぞの声とともに、軽い陶器の触れ合う音と程よい紅茶の香りが祐巳の思考を中断させる。 とはいえ、いい案は浮かんでいなかった。 「あの」 とりあえず何か言おうとして、言葉に詰まる。紅茶を一口飲む。ハーブがブレンドしてあるのかラベンダーのよい風味がした。そして、また額に指を当てる。 「ええ、祐巳さま。わかりますわ。私はどれだけ自分が勝手だったのか思い知りました。ですから、祐巳さまの『本当』を知る必要があるのです。」 そして、不意に、祐巳の視界がゆがむ。 「そう、祐巳さまのすべてを知りたいのです。」
705 :
704 :03/10/25 01:41 ID:M1gWlstP
手首がいたい。体の下に両腕を敷いているみたいで、少し感覚が鈍い。 足首がいたい。体は自分のモノじゃないみたいに動かせない。 あたまはボーっとしている。『今』が、夢なのか現実なのか、よくわからない。 部屋は薄暗く、日はとうに落ちてしまったみたい。 ここは、薔薇の館、体は、たぶん、テーブルの上に仰向けで転がっている。 手首は縛られて、背中側にまわされている。 足首は、それぞれテーブルの足に括られている。足を閉じることもできない。 「あら、お目覚めですね、祐巳さま。」 可南子が、テーブルの上に膝をついて、祐巳の髪をなでながら声をかける。 祥子さまにされると、骨の髄までとろけるような気持ちになれるのに、可南子のその細い指が髪にもぐりこむたび、背筋を駆け上がる悪寒に耐えなくてはいけなかった。 何も言わず、ただ髪をなでる。 「あ、た、」 「祐巳さまは、」 祐巳の声をさえぎるように、可南子の声が暗い部屋に響く。 「とても、素敵な髪ですね。」 毎朝寝癖と格闘している祐巳にとっては、信じられない台詞だった。 「かわいらしくカールして、どんなに乱れても、素敵です。」 可南子の指がうなじに触れる。 「それに、健康的な肌」 指が首筋を這い回るたび、喉から飛び出しそうになる悲鳴を、必死で飲み込む。 その指が、セーラーの胸元に伸び、タイを解く。サイドのファスナーが、ゆっくり開けられる。 その隙間から可南子の指が祐巳の制服にもぐりこんで来る。 キャミソールだけに隔てられた可南子の指が脇腹をくすぐり、お臍をさぐる。 いくら、疎いとはいっても、もう、自分がこれからどうされるのか、わかってしまっていた。 自然と涙が浮いてくる。 「あら、素敵。」 可南子の顔が祐巳の顔に迫る。思わずよけようとした顔を手で押さえられる。 ぎゅっと目をつぶると、涙がほほを伝った。 ちゅば 祐巳のほほに生暖かい物が押し付けられ、涙のしずくを舐め採る。 両のほほを、舌と唇がうごめき、まぶたにたまった涙まで吸い上げる。 舌が、眼球に触れようとするかのようにまぶたの隙間を往復する。
706 :
704 :03/10/25 01:41 ID:M1gWlstP
「祐巳さま知ってました? ニンゲンは粘膜と粘膜が触れ合うと、気持ちいいんですよ。そして、眼球も粘膜なのですよ。」 顔をはいずる舌におびえているうちに、気付くとスカートが腿まで擦り上げられていた。 可南子の手が太ももをなでる。足を動かそうにも、しっかり縛り付けられ、身動きが取れない。その指が、足の付け根に迫るのも、時間の問題と思われた。 「祐巳!! ここにいるの?」 バタンと、荒々しくドアが開けられる。 「お姉さま!!」 祐巳が腹筋の要領で体を跳ね上げ、体ごと可南子を突き飛ばす。 反撃を予想していなかったのか、可南子がバランスを崩して、床に投げ出される。 祥子が普段なら考えられないくらいの勢いで祐巳に抱きつく。 「お姉さま。お姉さま。」 「ええ、ここにいるわよ。もう大丈夫よ。」 祥子は可南子をにらみつけながら、祐巳の戒めを解いていく。 悔しそうに、可南子がにらみ返す。 「あら? 犬のお姫様じゃない。」 祥子の声に可南子がびくっと震える。 「犬?」 手首をさすりながら、祐巳が怪訝そうに尋ねると、祥子が幼子をあやすような柔らかい声で応える。 「そう、サヨたちの飼い犬の、レトリバーね。」 可南子が目をそらして、耳をふさぐ。 「わたしが、男嫌いになったのは主にお父様のせいなのよ。それは、現在進行形なの。」 祥子が汚物を見るような目で、可南子を見る。 耳をふさいだまま、可南子がいやいやをするように頭をふる。 「お父様の所にね、時々くるのよ、自分の才能がないのを棚に上げ、お金の無心をする輩が。そして、不思議なことにね、若い自分の妻やら、年頃の娘やらがいっしょに来る訳。」 祐巳が顔を真っ赤にする。 「なぜか、お父様は、私を同席させるの。それで、そのうちの一人ってわけ。」 「でも、犬って?」 祥子の台詞に、赤くなりながらも祐巳が疑問をはさむ。 「ああ、お父様がね、もう飽きたって言ったら、なんでもしますって、泣いてすがるの。そうしたら、ね……」 「やめて! もう、やめ、やめてください。わたしは……」 可南子が叫ぶ。涙をぼろぼろとこぼしながら、床に崩れる。
707 :
704 :03/10/25 01:43 ID:M1gWlstP
「あら、嫌がる祐巳に、何をしたのかしら、あなたは。」 はき捨てるように言った後、祐巳に続ける。 「それでね、たまたま窓の外に首輪が外れたジョンジーがいたわけ。お父様が呼び寄せたら、うれしそうに窓から入ってきたわ。」 もう可南子はただ弱々しく首を振るだけになっていた。 「ねぇあなた、犬のペニスはどんな味がしたのかしら? 犬のペニスは、太かったかしら、長かったかしら? スタミナも十分だったでしょ? 感じていたものね? それから、犬のスペルマは、子宮に熱かったかしら?」 「とうさまが、もうそれしかないって…… 祐巳さまには、祐巳さまだけには、知られたくなかった……」 可南子は床に崩れたまま、ヒクヒクと鼻を鳴らし、肩を震わせていた。 「お姉さま、可南子ちゃん、どうなっちゃうの」 着衣を直した祐巳が、祥子に尋ねる。 「まぁ、これ以上融資しても無駄だってわかってるから、お父様も切るかも知れないわね。」 「そんな、でも……」 「あなたはやさしいわね。いいわ、わたしからもお父様に頼んであげる。」 可南子がすがるような目で祥子と祐巳を見上げる。 「それにね、わたし、ジョンジーを一回見てみたいの。」 祐巳がいたずらっぽくつぶやいた。 祥子がくすりと笑った。 「ええいいわ、今度の日曜日でどうかしら。 いいわよね、可南子?」 <END>
ちゅまんなーい
うん、かなりツマラン
つまらん上にジューカンはまずいだろ。いくらなんでも……
>704さん 上手いと思うけど、まりみてパロディだとちょっと辛い。 フランス書院的要素が入ったという感じ?どんなに上手い劇画でもコバルトの挿絵に入ったら厳しい。 でも、実験的な話としては面白いよ。
頼むわ…NGワードとSSは別レスにしてくれ(藁
>>704 乙。すごいの投下したな。
祥子さま怖い&可南子悲惨ガクガク。
それと、思いきってコテを「ご(ryる」にして欲しいw。
>704 乙。しぶとくキワモノ投下しまくるあんたが大好きだ。 次も頑張ってくれ。
でもつまらないんだけどね
ほんとだね。
まったくだね。
>714 はげどう そんなことされたら回避すらできんじゃないか。 内容については許容範囲内だったが。
うむ、許容範囲内だった・・・と思う自分(;´Д`)モウダメポ
>>704 紅に思い入れがあんまない所為か、普通に面白く読めますたモウダメポ文
サスペンスな急展開とラストの悪魔的祐巳に唖然。わーお。
>>721 直接その場面が描写されてないせいか、自分も許容範囲内だった。
でもソドムにも参加してるし、同じく(;´Д`)モウダメポ、とも思うw。
>>722 「ラストの悪魔的祐巳」って??
と思って読み返したら……ラスト4行目のセリフ、祐巳のだったことに今気が付いた。
祐巳の言葉であってほしくないと、無意識のうちに脳内改ざんしていたようだ。
密かにうぷろだへの投下がないかチェックしてる今日この頃。 絵師さん方に積極的降臨求む。
>>725 うむ。そうだな。
俺も描くからおまいも頑張れ。
>>573 の続き落とします。
メール欄は「現白温泉編sage」です。
あの後乃梨子は温泉の熱にのぼせたのか、志摩子の攻めにのぼせたのか、 頭も身体も少しふらふらしていた。 それでもなんとか濡れた身体を流し髪を洗い終え、最後にほんの少しだけ温泉に浸かった。 志摩子は髪が長いので、もう少しゆっくり洗うそうだ。 乃梨子は一足先に湯から上がり、浴衣を着込んで一人で部屋に戻ってきた。 すると自分たちが温泉に浸かっている間に、仲居さんが布団を敷いておいてくれたようだ。 隣り合って並んだ二つの布団。 先ほど肌を重ねあったばかりだというのに乃梨子の心はまた高鳴ってきたが、とりあえず 備え付けのポットでお茶を入れ、乾いた喉を潤す。 しばらくそうして一息ついた後、乃梨子は敷いてある布団にごろんと転がった。 布団のひんやりとした感触が火照った頬に心地良い。 ここで志摩子さんと二人で寝るのだ。 …………。 (志摩子さんが戻ってきたら、枕投げをしたり怖い話をしたり、祐巳さま達へのお土産何に するか相談したり……) 健全な想像で邪な妄想を今更無理やり誤魔化そうとする自分に少し微妙な気分になる。 ふう、と一つ息を吐いて起き上がると、乃梨子はまだ半乾きの自分の黒髪をタオルで拭き始めた。 しばらくそうしていると志摩子が戻ってきたようで、ドアが開く音が聞こえてきた。 「いいお湯だったわね」 部屋に入ってきてそう言う志摩子の言葉に乃梨子は同意する。 「うん。ほんと、気持ちよかったね」 髪をわしゃわしゃとタオルで拭いていた乃梨子は、そう答えながら志摩子の方に顔を 向けた瞬間、金縛りにあった。
(志摩子さん、あなたのお風呂上りで浴衣な姿は殺人的すぎます……) うっすらと上気した頬に、濡れた髪。浴衣の襟元から覗く首筋もやけに艶かしかった。 (ダメダメダメ。だから意識しすぎだってばっ) 頭の中で自分にブレーキを掛ける。 「どうしたの、乃梨子?顔が赤いわよ」 黙り込んだ乃梨子の様子に、志摩子が少し心配そうな顔を浮かべる。 しかしせっかくクールダウンしようとしているのに、顔が赤いなんて言われてしまうと、 また余計に意識してしまう。 「え、あ、うん。ちょっとのぼせちゃったのかな。でも大丈夫。全然なんともないから」 「そう?まさか、熱なんてないわよね?今日はたくさん歩いたんだもの」 そう言うと志摩子は、自分の手のひらを乃梨子の額に当てて熱を計り始めた。 何の前触れもなく志摩子に触れられた乃梨子は、更に硬直する。 ドキドキと早くなる鼓動。 全身を強張らせ固まる乃梨子をよそに、志摩子はうーん?というような表情を浮かべ、 次の瞬間乃梨子の額に自分の額をそっと合わせた。 (!!?) 目の前に志摩子の顔がある。乃梨子の体温を測るのに集中してるのか、視線は 重なってはいなかった。 しかし上目遣いで真剣になっている志摩子の可愛らしい表情は乃梨子を更に混乱させ、 動悸が更に早くなる。
(し、志摩子さん!あなたは誘ってるんですか!?) 互いの額を通して、志摩子の暖かい体温を感じるせいなのか。 志摩子から漂う石鹸とシャンプーの匂いが、自分も同じはずなのに何故かいい匂いに 感じるせいもあるのだろうか。 今すぐ志摩子のことを抱きしめたい。乃梨子の限界が頂点に達するかと思われたその時。 「大丈夫みたいね。やっぱり少しのぼせたのかしら」 志摩子が離れた。 (危なかった……) 思わず息をつく乃梨子。 「どうしたの、乃梨子。本当に少し変よ」 自分でもそう思う乃梨子は、照れながらも正直に告白することにした。 「えっと、実は。志摩子さん、浴衣が似合うなあって。ちょっと見とれちゃった」 「あら、私のことならさっきさんざん見たじゃない」 志摩子さん、それはさりげなく爆弾発言。 深い意味は無いかのようににっこりと笑いながら言った志摩子だったが、乃梨子は 浴場で見た志摩子の肢体と、そこでの行為を思い出して、今度こそ耳まで真っ赤になった。 「も、もう……志摩子さん、エッチだよ」 始めに襲いかかった自分のことは棚に上げ、乃梨子はそう言った。 「エッチ?」
一瞬きょとんとしていた志摩子だったが、すぐに笑みを浮かべた。 「そんなこと言われるの初めてだわ。ふふ…」 そこ、喜ぶところじゃないんですけど。 心の中で突っ込みながらも、乃梨子は志摩子から視線を外せなかった。 「でも、乃梨子も浴衣、似合うわよ」 「ありがとう……」 しばらくの間見つめあった後、志摩子を軽く引き寄せるように腕を伸ばす。 すると志摩子がそっと寄りかかってきた。 そのまま二人は優しく抱きしめ合ったまま、布団に倒れ込む。 互いの鼓動を胸に感じながら、唇を重ねる。 始めは優しく、そして徐々に激しくなっていく口付け。 「ねえ、乃梨子…電気消して……」 「……いいよ、このままで」 「もう、せっかちなのね…………ん……っ」 外では今も月が輝いている。 微かな風の音をその耳に聞きながら重なり合う、二つの身体。 言葉の代わりに、唇から漏れる吐息。 想いを寄せ合う二人の夜は、まだまだ長かった。 (インターミッション「温泉編」 完)
732 :
727 :03/10/25 21:10 ID:zxzWeAZh
「温泉編」終了です。 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
最高です。神
734 :
sage :03/10/25 21:13 ID:tNlbGjZp
リアルタイムで現白さま!!!!! なんていい夜だ今宵は…(*´Д`*) 乃梨子のドキドキがとてもよく伝わってきて素晴しかったです。 また次回作を楽しみにしています。 お疲れさまでした。
興奮してsage方間違えました、ごめんなさい…
現白さん乙ー。 リアルタイムで見れた(*´Д`) 同じく乃梨子が最高でした。
現白さま、乙です。 今宵は良い夢が見れそうだ・・・ 次回作、股間を膨らましつつ期待しております。
感想さんきゅ>ALL さて、 >NG WORD NG Wordと同じレス内の話は、当り障りのない内容にとどめたつもりだったのですが…… あの内容でもダメな方がいますか、そうですか…… >ちゅまんない ごめんよへたれで。以下自己分析 テンポが速すぎる。>描写をより具体的に引っ張る 可南子の祐巳責めがぬるい>ガチに陵辱 祥子の台詞が説明的過ぎる>回想シーンに入って、ハードなxxxシーン描写 キャラがつかめてない>原作を100回読みなおせ、おいら えっと、まとめると、ねちっこい描写、ガチな陵辱、ハードなxxx、救いのないシナリオ<ヤメロ >実験作/キワモノ ええ、イロモノSS書きですが何か?(w 直球勝負よりも、変化球でのらくらとかのほうが好きですが何か?(w #いや、おいらは大暴投を繰り返してるだけか。 とはいえ、いけると言っていただけた方がいるだけで、励みになります。 っていうか、書いているおいらも正直引いてたし(w っていうか、可南子は、なんか、PTSDか暗い過去か、なんかワケありぽいんだよなぁ…… そのへんうまくつかめれば面白いキャラになるんだけど。 まぁ、どちらにしろビッチなんだけど。 ↓[祥子][祐巳][風邪][キス]
「ご(ryる。 #っちうか、これをハンドルにしてしまってほんとにいいんだろうか…… 午後最初の授業、それは魔の時間帯。 昼食で得た満腹感は睡眠欲を助長し、夜の放射冷却が予想されるほど晴れ渡った空は、さえぎることなく教室に太陽の光を伝える。 外は冷たい風が吹いていても、閉めたガラス内側は、ぽかぽかと暖かい。 古典の教師はゆっくりと枕草子を読み進め、いとおかし、と繰り返す。 作品内容自体は退屈なものではないのだけれど、一つ一つの言葉遣いをサ行変格活用だのなんだのと解釈しながら進めるため、教師の言葉は眠りの呪文と同意義だった。 はびゅしゅん 授業が中ほどまで過ぎたところで、リリアン生徒から発せられたとは思えない、コミカルな音が教室に響く。 古典の教師は清少納言の気持ちを代弁する手を止め、窓際中程の席をチラッと見る。 もちろん、教室中の視線を独り占めだ。睡眠学習寸前で授業を聞いてたものですら、彼女の方を見ている。 「ひゅびばひぇん」 ポーチからポケットティッシュを取り出す少女の姿を一部の1年生が見たらなんと言うだろうか。 教師とクラスメートはそれほど珍しいものではないかのように再び授業に戻る。 少女は、今、ある肩書きで呼ばれている。 そう、紅薔薇のつぼみと。 「祐巳さん、大丈夫?」 休み時間に入ると、志摩子さんがわたしの傍らにやってくる。 まさかうたた寝していたなんていえない。 「昨日の夜、お風呂から出た後で髪を乾かすのが遅れちゃって」 風邪っぽいのとつげると、そう気をつけてねと言って席に戻った。 はずかしさもあって、顔がちょっと熱い気がする。 眠気払いもかねて顔を洗いに行こうとお手洗いを目指して廊下に出たところで、お姉さまの姿が視界に入った。
「あら、祐巳、顔が赤いわね」 まさか教室で恥をかいて赤面したなんていえない。さきほど志摩子さんにしたのと同じ言い訳を繰り返す。 「まあ、ちょっといいかしら」 コツン お姉さまの顔がドアップで眼前にある。 自分で、自分の顔がさらに熱くなっていくのがわかる。 「あら、ちょっと熱があるみたい。ほら、いくわよ」 手を引いてくれるお姉さまをきょとんとした顔で見上げると、保健室へいくのと言う。 「え、え? だ、大丈夫ですよ。ほらほら、こんなに元気。」 わたわたと手を振るわたしに、お姉さまが眉をしかめる。 「ダメよ。病人はおとなしく言うことを聞きなさい。」 まさかいまさらホントのことなんて言い出せず、手を引かれるまま保健室に向かう。 まぁ、プロが見ればたいしたこと無いと、教室に追い返されるのだろうけど。 不意に、足がもつれた。あっと思うまもなくバランスを崩し、体が重力に引かれる。 お姉さまがとっさにわたしをかばった弾みに床の上にしりもちをつく。そしてわたしの体はまるで膝枕でもされているように、お姉さまの膝の上に落ちた。 「祐巳? 大丈夫? 怪我はない?」 心配そうにわたしの顔を覗き込むお姉さまに、わたしもつられてパニックになる。 バクバクとなる心臓を落ち着かせるように2、3度息を吸い、大丈夫ですと言おうとした。 はびゅしゅん はびゅしゅん はびゅしゅん 至近距離から立て続けに3度、お姉さまの顔にしぶきを散らす。 背筋がぞくぞくして、体が熱く力が入らない。 「はれ?」 我ながら間抜けな声をあげていると思う。 「祐巳!! しっかりして、ほら!」 思わぬ強い力でわたしの体が持ち上げられる。 思わずお姉さまの首に両手をかけ、しがみつく。これは、もしや、お姫様抱っこ?
保健室に入ったことを覚えていない。 階段を2つも下りたことを覚えていない。 でも、ぎゅっと抱きついたお姉さまの髪の香りは覚えている。 自分がベッドの中にいることにやっと気が付く。 「あれ?お姉さま? わたし? どうしたの?」 赤い目でわたしの顔を見つめるお姉さまの顔にほっとする。 「ばか、心配したのよ。もう。急に倒れるから、どうなるかと……」 シーツの下で私の手を握っているお姉さまの手がつめたくて気持ちがよかった。 「保健室の先生は会議があるから留守番していてってどっか行っちゃうし……」 ふと窓を見ると、すでに真っ暗だった。 「お姉さま授業は……」 「もう放課後よ。気分はよくなった?」 小さく頷くと、お姉さまが微笑んでくれた。授業がどうなったかは言ってくれないけれど、たぶん、ずっと私の手を握っていてくれたんだと思う。 「先生が戻ってきたら、車で送ってくれるっていうから、もう少し寝てなさい。」 わたしがもう一度頷くと、お姉さまが私の手を離した。 ちょっとさびしかった。それが表情に出てしまったのか、お姉さまが首をかしげ私の顔を覗く。 「そうだ、先生が、プリンを食べてもいいって言ってたわよ。食べる?」 部屋の隅に置かれた冷蔵庫を指差す。お姉さまともう少しいっしょにいたかったから、頷いて持ってきてもらう。 その間に、体を起こそうとすると、お姉さまが寝てなさいという。言われるままベッドに寝ていると、包装を剥いて、スプーンを手にする。 「ほら、あーん」 ちょっと恥ずかしかったけれど、口をあける。冷たいプリンが喉に心地よかった。 「じゃあ、次はお薬ね。」 先生の机の上から、カプセルをひとつ取り上げる。ひょっとして、これを飲ませるためにプリンを食べさせたのかな。
「ほら、飲まなきゃダメよ。」 おもわず、布団で口元を隠す。 福沢家のメンバーは総じて、医者(歯医者含む)、注射、薬が苦手である。 自然治癒力がどうこうという主張をしているけれど、ほんとはただ生理的に嫌いなだけ。 「もう、しょうがないわね。」 そう言って、お姉さまが口に薬と水を含む。 きょとんとするわたしの布団をはぐと、あごにお姉さまの手がかかる。半開きにされた口に、お姉さまの唇が重なった。 薬を押し込むために、お姉さまの舌が、わたしの口に侵入する。抵抗するように伸ばした舌を押しのけるように、お姉さまの舌が口の中を奥へ奥へと侵入する。 ん、んんっん 口の中に押し込まれたそれを飲み込む。そのとき、お姉さまの舌をいっしょに吸っていたかもしれない。 お姉さまが顔を上げる。 「もう、祐巳ったら、子供みたいよ。」 恥ずかしいのか顔を赤くしたお姉さまに叱られるのが、妙にうれしかった。 「あら、先生が来たみたい。ほら、帰るわよ。」 はいと、返事をしてあわててベッドを出ようとすると、お姉さまは慌てなくていいとやさしく手を引いてくれた。 寝ている間に志摩子さんが荷物を持ってきてくれていたみたいで、かばんもすぐそばにあった。 そして、先生の車の中でも、お姉さまは、ずっと手を握っていてくれた。 授業中のうたた寝がこの風邪の原因だろうなとは思ったけれど、口には出せなかった。 次の日、学校に行くと、お姉さまが休んでいると聞いた。 「なんでも、風邪をひいちゃったらしいわ。きっと祐巳さんの風邪をもらってくれたのね。」 志摩子さんが何気に言った言葉に、傷ついている自分がいた。 そんなわたしの表情を見て取ったのか、くすりと笑いながらつづける。 「だからね、祐巳さん? 今日はお見舞いに行ってあげてね。」 うん、そうしよう。お見舞いにいこう。プリンと風邪薬を持って。 <END> #まぁ、たまには直球もいいかな……とか
ゾクゾクした GJ
ふーん。
>>738 乙。リアルタイムで見てた。
最後の志摩子さん、祐巳に祥子さまを襲うように誘導してるだろ。
そう思ってしまうのは自分の心がヨコシマだからなのでしょうか、マリア様。
自分は甘百合専門だけど、急にソドム書きたくなったりもするので
「たまには○○もいいかな」の気持ちは分かる。
なんかさ・・・・最近キターーーーー!!っていうのがあまりない・・・・。 小粒か問題作かばっかり・・・。 勿論そういうのもありだと思うけど、 リリカルな萌えが欲しいなあ。
>休み時間に入ると、志摩子さんがわたしの傍らにやってくる。 志摩子さん、クラス別じゃなかったっけ?
>>ご(ryる。 要するに不評です。わかっているとは思うけど。 ま、落とすのは勝手なので。
>ご(ryる。 文章はうまくなってると思うけど、あんたの根本的な想像力のなさはどうしようもないレベルなわけでして。 まあ、コテにしてくれたようなのでこれからはきっちりあぼーんさせてもらいます。 さんきゅw
私もあぼーんさせて頂きます。コテにしてくれてありがとう。 とりあえずそれだけは感謝します。>ご(ryる。
固定になってくれてありがとう、ご(ryる。たんw
あー……一言いい? 一応、好きで見てる香具師もいるだろうし、あんまそうやって叩くとスレの空気が荒れて、 無関係の職人まで投下回避するようになると思うんだが。(少なくとも俺はいやだ) 批判するなら、「ここはこうした方がいい」とか、もっと建設的な言い方があるだろうに。 投下されるSSあってのスレなんだからさ。
>>746 >リリカルな萌えが欲しいなあ
一言の妄想でもいから、もうちょっと具体的に書くと職人さんのヒントになるかもしれんよ。
住人の萌え妄想のやり取り見ててネタが沸くこともあるし
(やり取りとは全然別のネタが沸くこともあるが)
それが無理なら、748氏のように「例えば初代スレのあれみたいなやつ」とかでもいいんじゃないかな。
>具体的に はいはーい。 黄薔薇先生ー!!今度は令×由乃で書いてください!!
なんだこのスレの一部の住人は DQNじゃないか
まあまあ。
あまりな発言はスルーするか、
>>753 みたいに言うか、または別のネタでも提供してくれると
いいと思う。
>>755 具体的過ぎるっちゅーねんw。
職人さん&カップリング指名でもまあいいだろうけど、もうちょっとこう、なんつーか
「令ちゃんがお菓子の材料買いに行くときって、由乃も絶対ひっついてくに決まってるよな〜」
「それで一生懸命材料選んでる令ちゃんに、横からベラベラ話し掛けるんだろ」
みたいな。
上の例は「だから何」って感じなんだが、別にお菓子でエロネタが浮かぶだろうからとか
言ってるわけじゃなく、キャラの何気ない行動とかを想像してるうちに、そこから全く
別次元の萌えネタが沸くこともあるのだよ(何故か別キャラのネタが沸くこともあるw)。
つか、DQNな反応してるヤツは自作自演やろ。 必ず短時間のうちに叩きレスがたてつづけにつくし。 職人さん方、うっとおしいだろうが、DQNの方をアボーンしてくれると 有り難い。
叩いてない。固定にしてくれてありがとう、と感謝すらしているではないか。 っていうかSSにすらなっていないシロモノを擁護するつもりは全くない。 例えば「地の文はもっと客観的に書いてくれるといいなあ」などという 具体的なレベルで批評できる部分は皆無。 ここはSSあってのスレなのは大前提。しかしマリみての(エロ)パロに なっていない上にSSとして成立すらしていないものにダメ出しして何が悪い。 とか書くと荒れるんですか?
現白ええなぁ・・・
現白ええのぉ・・・
現白ええねぇ・・・
現白ええわぁ・・・
764 :
名無しさん@ピンキー :03/10/26 02:25 ID:OBDaJPML
批判は全部自作自演と決めつけですかw 神の真似をして批判噴出するようなヘタレなもん投下する方がDQN ま、俺もNG入れたし、上で誰かも書いてたように落とすのは勝手なのでドーゾ
>>759 >>764 うん、でも、ほら。
身も蓋もナイ阿呆な叩き方でスレの雰囲気悪くするような批判ならしないほうがいいと思わないか?
全く波紋を呼びまくりやがって「ごryる。タンはー★
ま、つまりそういうことだよね。
荒れたら他の職人さんがたも投下してくれなくなるだろー?
SSを読ませて頂いている立場を忘れずに。気に入らなくてもスールだスール。
>>765 そういう煽りは不毛なので止めたほうがいいと思うのだがどうか?
ご(ryる氏の作品結構好きだけどなぁ。 直球の方、もうちょっと詳細なエロ描写が欲しいものの、良い感じだし。 今度は祐巳が祥子さまに口移しで薬を…>そのまま甘エロへっというシチュを想像してしまった。 現白氏の描く、志摩子×乃梨子は、隙無しというか、甘好きな自分にとってはキターーな作品。 正当派、甘甘SSを書き続けて欲しい!今度は現赤あたりでw >読んでみたいシチュ ○祥子×祐巳、令×由乃で甘甘えちを書いた後、祐巳×由乃で浮気チックにとか…。 「令ちゃんには秘密だからね」と。 ○祐巳をからかう為にやってた「お遊び」。祐巳の反応が良すぎて、スイッチの入ってしまった白薔薇様 そのまま本当に襲ってしまい、祐巳もそのテクニックに翻弄されてトロトロに…。 そんな状態で、祐巳が嫌がっていない以上、入るに入れず、悔しがりながら覗くしかない祥子様。
キチガイが数人貼りついてるのはわかったw 荒らしと呼んでもいいな。自分の欲求さえ通れば、 スレがどうなろうと構わないわけだ。
>○祥子×祐巳、令×由乃で甘甘えちを書いた後、祐巳×由乃で浮気チックにとか…。 ウワァァン祐巳は祥子の、由乃は令のものなんだぁー 浮気なんて許すもんかあああ でもソコが(・∀・)イイ アレだ「ごryる。タンよ俺はあんたの描く甘い百合が読んでみたいいや読んだけど 次は是非。ぜひー。俺はまだ、あの男を絡めた黄薔薇SSが男抜きver.だったらなあと考えて居るんだ
>>769 =ご(ryる。
やあねえ。ここにも荒らしが一人。
何か変な奴が張り付いてるようですね。
わかった! 荒らしが名前欄に「荒らし」って入れればいいんだよ!w そしたらあぼーんできるし。罵倒も「罵倒」って入れてみなよ。 書き手に要求するくらいなんだから、ROMらも配慮しなきゃダメだろ。 つかアクセス規制くらって投下デキネ、、、
>>773 言い得て妙だなw
規制で投下出来ないだあ?代行レスしてやるからウチのサイトの掲示板に書き込めと
正直ご(ryる。氏が叩かれてる理由がわからんのだが・・・。 具体的にここはこうしては?、とか言うならともかく、 読んでるだけのやつが身もふたもない言い方でけなすのはどうかと思うし。 なんていってる私は釣られてますか、そーですか。 ごryる。氏、私は結構あなたの作品が好きなのでどうでもいい意見に振り回されず、 頑張ってください。 いじょ。
ごryるのSSよりも、釣りとそれに反応するやつのほうが面白いのが問題
一作目は途中まで読んで性に合わなかったから回避したが、 二作目は普通に楽しく読めたけどなぁ。 でも、第一印象である意味、負のイメージを与えてしまっているから、 波を立てないためには次は名無しで行った方が良いかも。
その辺は人それぞれだから。コテで取捨選択したい人もいるだろうし。 自分は、誰のSSでも、ざっと斜め読みして面白そうか否かで決めてるが。 だもんで、「ちゃんと設定してくれないから読んじゃったじゃないか!」 という怒りが良く分からんのだけど・・・。
キワモノはイヤだイヤだと言うから気を付けて、 回避させろと言うからNG設定して、 それでもつまらんつまらんと罵倒するスレ住人。 原子炉だけはマンセー。なんじゃこりゃ。
こんな話題だとバンバンレスつくんだな。w 俺も含めて釣られ過ぎ。このへんで終わりにしないか?
はしたないですわよ?お姉さま方。
つまらなければつまらないときちんとレスするのがここでのたしなみ
俺は祐巳ちゃんが出ていれば満足ですが・・・「ご(ryる。タソ (*´д`*)ハァハァ もっと紅分をー。ついでに瞳子ちゃんもー
書き手にNGワードを要求するんだったら、 文句言う奴もNGワード設定しておけ。
禿堂
ところでもうすぐ新刊発売なわけだが、もし誰もが驚くようなもの凄い展開で 可南子が自然に萌えキャラに変身したらどうするよ。 今野タン何するか分からんし、あり得ない展開じゃないと思うわけだが。
想像力無いとかSSにすらなってないとか 酷い言いようだな。 お互い素人なんだから少しは大目に見てやれよ。 それとも何か?おまいらはもっと凄いのを投下できるのか? たとえ酷かろうと脳内補完するのがここでのたしなみ。
可南子ねえ…むう。背が高いからまずタチ役は決定。 髪の長い179cmは萌えにくいので断髪。 目指すは2代目ミスターリリアンか?
今週発売っつーことで、体育祭ネタで一つ。FGそろそろいるのかな? FGワードは「sage aka」ということでお願いします。れっつごー
パンッ その号砲と共に前にいる人たちが一斉に駆け出す。 30メートルくらい走ってから、机の上にあるばら撒かれた紙から 一枚を選び、書かれている文字を確認して様々に散って行く。 数分後、ぬいぐるみを抱えた人や小さな女の子の手を引いた人た ちが、次々とゴールへと向かう。 「はぁ・・・」 ため息を付く。次は私の番。種目は借り物競争。100m走のような、 運動能力の差が顕著に出てしまう種目よりも、このような、運に 左右されるほうが気が楽だ、と思って選んだのだが、 「ちゃんと借りれるかなぁ・・・」 そのことで心配しきり。いっそのこと「弟」とかが指定されてく れればいいなあ、と思ったり。あ、そろそろ始まる。 パンッ その音に急かされるように私は走り出した。机にたどり着いたの は、みんなほとんど同時。たくさんある紙から私は迷わず適当に 一枚選んだ。もどかしくそれを開ける。 「妹」 頭が真っ白になった。確かにこの競技は2年生だけが出場できる 競技だから、これを書いた人に悪気は無いんだろうけど・・・。 ふと応援席のほうを見る。 あ、目が合った。 可南子ちゃんだ。
自分でもわからない衝動に突き動かされて、私は可南子ちゃんの 前まで走って、 「可南子ちゃん、来て!」 そのまま無理やり手を繋いでゴールへ行ってしまった。 結果は8人中5位。4位以降は指定されたものと持ってきたもの の照合をしないようで、私たち二人はそのまま解放され、応援席 のほうへ向かって歩く。 「祐巳さま、」 「ん、どうしたの?」 見上げると可南子ちゃんが困惑した顔をしていた。 「その・・・手を・・・」 「え?あ!ごめんっ」 ずっと掴んでいたようだ。 「ところで祐巳さま、何を借りてくるよう書かれてたのでしょう か?背の高い人、でしょうか?」 見せるべきだろうか、私は迷った。冷静になって考えてみると、 実はとんでもないことをしてしまったのかもしれない。 「?祐巳さま?」 「うわっ」 考えていたプラス話しかけられたプラスけつまずいた、という相 乗効果で私はかなり派手に転んでしまった。 「大丈夫ですか!?」 「いつっ・・・うん、大丈夫・・」 膝を見るとどうやら擦りむいたようで、うっすら血がにじみだし ていた。 「保健室に行きましょう!」 「え・・あ・・」 さっき離した手をまた握られ、私は可南子ちゃんと一緒に保健室 に行くことになった。
「しみますよ」 「いたたたたた」 丁度保健の先生がいなく、可南子ちゃんがやってくれることにな ったのだが、かなり手際が良く、傷口の洗い流し、消毒、ガーゼ 、という一連の工程をぱっとでかしてしまった。 「上手だね」 「ええ、ありがとうございます」 白を基調とした部屋の中で二人きり、今なら言ってもいいかな。 「あの、可南子ちゃん、借り物、これなんだけど・・」 折り畳んだ紙を渡す。それを開けて、何も言わずじっと見ている うち、可南子ちゃんがぼろぼろ泣き出した。 「可南子ちゃん?あの?」 「祐・・巳さ・・ま」 そのまま声にならない声を上げてベットに座ってる私に抱きつい てきた。突然のことに私は頭がまわらない。そして、可南子ちゃ んは、顔を上げて、私にキスをしてきた。私の初めてのキスは、 涙の味がした。 [Chapter1 END]
可南子がやさしくて普通の人だと怖いけど なによりGJ
借り物「妹」ネタはもうベタだろ。 だ が そ れ が い い 。
>>790 乙〜。
Chapter1ってことは、まだ続くんだよな。
それにしても新刊直前に、あえてこのネタを持ってくるとは結構すごい。
>>794 >可南子がやさしくて普通の人だと怖いけど
おいおいw。
細川可南子 スタンド名「ラブ・デラックス」
>>787 > たとえ酷かろうと
つまり、例の作品は酷いものだと。
あんまり引っ張るなよ。 ところでもう800な訳だが、次スレは今週中に立ちそうな勢いだな。 なんだかんだでSSも結構投下されたし、新刊効果で次スレも職人さんに 頑張っていただきたい。
新刊が出たら是非体操着プレイでっていうとなんかまた変態っぽいんだが 個人的に保健室ネタとか読んでみたいなあ、なんつって。
スレが進んでるから作品投下が多数あるのかと思ったら…… 2chの妄想垂れ流し文にそんなにフレイム起こせる方の心情がよくわ #へんなレス付けるとまた荒れそうだな…… #「パンが嫌いなら、自分でケーキを作ればいいのに」とか謎のコメント ↓[凸0Ω]1スレしかないネタですのでフレイムは控えめにお願いします。
<舞台設定 時期/ロサカニーナ直前:時刻/放課後:場所/薔薇の館> <登場人物 凸(仮名)/3年生:0(仮名)/2年生:Ω(仮名)/1年生> まだ早い時間、凸0Ωの3人だけが紅茶を飲んでいる。 凸:そういえば、0、『特殊浴場』ってどんな場所かわかる?<わざとらしい悩みの表情で> Ω:<口に含んだ紅茶をブッと噴出し、むせる> 0:うわぁ、Ω大丈夫? えっと、なんでしたっけ?<おろおろとどっちに対応しようか迷いながら> 凸:と く しゅ よ く じょ う<かわいらしく> 0:さぁ? 聞いたことないですが……<本当に何かしらない様に> 0:Ωちゃん知ってる?特殊浴場<無頓着に> Ω:ソ……<言っていいものかどうかまよい、言葉に詰まる> 0:そ?<あくまで自然に> 凸:あら?Ωちゃんは知っているのね。<わざとらしい笑顔で> Ω:そんなの知りません。<むくれたように> 0:あ、ずるーい、わたしだけ仲間外れ<ちょっと拗ねてみせる> 0:おしえてよΩ<無邪気に> Ω:そ、それは……<凸の方をチラッとみて> Ω:凸サマ、お願いします。<わざとらしい満面の笑み> 凸:あら?Ωちゃんの方が詳しいと思うんだけど……<わざとらしい疑問を浮かべた顔で> 凸:この間、入院中にね、見かけたのよ。リハビリ課の横だったかしら。介助用特殊浴場。<満面の笑みで話しながらチラッとだけΩを見る> Ω:<0のうしろで、口の形だけ文句をいいたそうに凸を見る> 0:うん? どうしたのΩ? Ω:そ、そうなのよ、病院にある、変わった浴室。うん、そう。まちがいないわ。<しどろもどろに取り繕った笑顔で> 凸:Ωちゃん病院のこと詳しく知ってそうだったから<わざとらしい笑顔> Ω:わたしも入ったことはないんですよ<わざとらしい笑顔> 0:どんなところか一回行ってみたいですね、特殊浴場。<天真爛漫な笑顔で> 凸Ω:お客として? <終幕> #ネタがわからない方は特殊浴場をぐぐってみよう
Secenario/Scriptを貼ってみるテスト。 #っていうか「Ω」よりいい略号があればいいんだけど。
うわ、eがいっこ多い 鬱死
>「ごryる。タン 最後一行ワロタ むしろ体験させてやれよ、凸Ω つぅか辛口だなお前さんwその調子で頑張ってくれ
>803 凸以外わからん・・・漏れも精進が足りないようです Ωって祐巳?
病院云々から、黄の3人組だと思われ。 とかゆっといて外れたら鬱だが。 「ごryる。たんグッショブ! あんたの作風大好きだ。
809 :
牛 :03/10/26 22:52 ID:iD2atRST
>807 0=令 Ω=由乃 だと。 つかこれエロじゃないね。板違いでないか?
ネタはエロだからいいんでないかい。 こういう1レスギャグエロネタも好きだよ。
すまん。0とΩが誰なのかわからん。
リロードしたら出てた。タイミング悪かったようだな。すまん。
うっ、解説が要りそう…… もちょっとわかりやすくすべきだったか…… > 803の略号 0:数字のゼロ。あくまで仮名ですので日本語で読まないでください。 Ω:お下げの略号でいいのが見つからなかったのでアレ。ξや§だとドリルに見えそうで…… 同色の方ばかりです。 >エロ? 特殊浴場がね…… まぁ、直接描写はないけどね……
充分エロネタだべ。 そうじゃないと、最後の一行が面白くなくなる。
816 :
批判 :03/10/26 23:18 ID:HhpNXZSP
あんまり勝手にヘンな設定付けられると読むのにもわけわかんなくなるから、 反省してるんだったらわかりやすくするように。あとおまい喋りすぎ。
現黄姉妹の歌麿ダンスネタきぼん>ご(ryる。
あぁ! そして凸はデ(ry 記号の意味をなーんにも考えずに読んでたのがバレる _| ̄|○ 「ごryる。タン乙です 面白かったよ
他人に食べさせるつもりでパンを作ってないのなら、売らなきゃいいのに。 単に妄想を垂れ流したい、垂れ流すことで満足したいだけだったら他の場所で日記でも書いたら?
はげどう。 なんか職人さんって感じがしない。
好き嫌い多いから、ここの住人。作る方もやる気なくすってさ。 つかもう二度と投下しねえこんなスレ
>>819 2chなんてそんなもんだろ。
金払ってるわけでもないのに……
>>819-822 根性が、曲がっていてよ。
ここは2ちゃんねるであってエロパロ板だ。
それが解らないなら黙ってファンサイト逝け。便所の落書きに期待するな。
わがまま言ってんじゃねえ。ガキは帰れ。
…これで聞かないようならチキガイか釣りだな。
粘着っぷりは面白いけど見ていて痛い。そろそろ自覚してくれ。
グロSS投下したくなっちゃうじゃないか。
よーしパパグロ絵投下しちゃうぞー 探してこな…
祥子×祐巳がそろそろ読みたひ・・・
>>824 なるほど、数週間前に私の投下した奴も”便所の落書き”ということなんですね。
ちょっと残念です。
824みたいな生真面目な奴が、830みたいな 職人を騙る荒らしを呼び込むわけで。
ちょっと見ないまにレスが300も増えてた。 良きにつけ悪しきにつけ、ここはいいなあ。 賛否両論あろうけど、楽しくいこうぜ。
つうか、他人に食べさせるためのパンをこんな奴らに 食わせる気なんてしねえ
禿同 書き手にもDQNが出てきたことだし
自分は、まずいパンは食いたくない。 だったら食うなって言われるだろうけど、実際、食ってみないとわからないから。 で、食ってみてまずかった場合、「まずい。(゚听)イラネ」って切り捨てればいいのか、「ここがまずい」って指摘すればいいのか、 それとも何も言わなきゃいいのか。難しいなあ。とりあえず、今は黙ってるけど。 ちなみに自分は、苦手なテーマだからといってNG指定で機械的に弾いてしまうのがイヤなので、全て読ませてもらってます。 同じ作者さんでも面白くないのとそうでないのがあるし、同じテーマ(苦手なテーマ)でも作者さんによって違う味付けになって いるものもあって、実に楽しい。 スレが少し荒れ気味な件に関しては、うまく言えないけど、作者も読者も、もう一歩ひいてマターリいってほしいです。 片方だけではやっていけないんだから。
書き手ってなんなんだよ お前らの奴隷かよ 書きたいものを書いて投下して何が悪いのか言ってみな とか書いてみる
何でもいいけど次スレタイトルは マリア様がROMってる〜ウァレンティーヌスの贈りエロ(後編)〜でFA?
>>838 そうしない方が犯し祝い……ってATOK16、インストールしたばかりなのにこんな変換するなよw
びっくりしたぜ。
なんと言うか、良くも悪くも目が肥えてるのかもしれないね。以下長文スマソ。
>>836 >難しいなあ
自分だったらの話だけど、「『ここがまずい』って指摘」が一番ためになるかな。
読んだ瞬間は「くそー、痛いとこ突かれた」って思うかもしれないけど、しばらく経てば
そういう指摘はありがたく受け入れられることが多かった(あくまで自分の場合はだけど)。
「まずい。(゚听)イラネ」だけの書き込みだと、擁護派を巻き込んで荒れを引き起こしそうだしね。
「自分の趣味には合いませんでした」とかいうのは「わざわざそれだけを書き込まなくたってなぁ」
とは思うんだけど、つい言いたくなってしまう気持ちも分かるので。
その場合は何か一言補足しておくだけで相手とスレの雰囲気に与える印象が大分違うかと。
>>837 >書きたいものを書いて投下して何が悪いのか言ってみな
やっぱり最低限のチェックは自分でしてから投下するのも必要じゃないかな。
他人がこれ読んだとして、変に読みにくくないかな〜とか(狙ってる場合は別)。
リアルの都合もあるだろうけど、そんなに急いで投下しなきゃいけない理由なんてないし。
自分ではバッチリのつもりで投下したものに対して色々指摘(ただの罵倒は論外)されたんなら、
次回に生かせばいいし。
内容・話の方向性については、別に何を投下したっていいと思ってる。
前置き、NGワードも悲しいかな定着してきたので、合わないのは黙ってスルー。
これ以上の解決方法はないと思う。
>>838 それでいいと思う。
スレ立ては950?
ほんとに定期的に荒れるんだなここw まあ職人さんたち、がんがってくれー。
目を見て話ができないヘタレ職人がいつも一言多いスレはここですか?
ところで前スレで完結してなかった職人さん、 もしかしていなくなっちゃったのかなぁ…(´Д`;) 。
まぁ、荒らしもスレ保守の一環だと思えば…思えねぇよw 次スレからは分離を考えてもいいかもしれんね。この流れだと。 基本的に↓(大まかに判断するが) なんでも来い。文句は言わない派 = 甘々の百合から凌辱・グロ・男も許容 よろしい、ならば百合だ。原理主義派 = 原作の雰囲気を大事にしてほしい。甘々の百合しか読みません。 ってことで後者の原作至上主義の人たちが隔離という形になるけど。 こんな荒れ様じゃあ、一考の余地はあると思う。見るに耐えないし。 どうよ?
>>844 一つの作品でスレ分けるのって、この板では許されるん?
なんか「重複ヤメレ!」とか他のスレの住人に言われそうだし。
言われないとしても、これくらいの問題で分けるのはどうかなぁと思う。
だって一旦スレを分け出したら、始めはその「なんでもOK」と「百合」の二つで上手くいったとしても、
遠からずそのうち
「百合」、「男女」、「801」、「陵辱・グロ」、「ソドム」
等などに分けなきゃいけない流れになると思う。
今荒れ気味なのって、原作至上主義の人たちだけが原因じゃないし。
人の嗜好なんてそれぞれなんだから、もうちょっとスレ一本で行って、なんとか共存できる方向に
流れていって欲しいんだけど。無理かのお。
とりあえず、自分はスレ分け反対に一票です。
>>845 マタリ茶サンクス。
スレ分けよりもな、 皆が大人になればすむことなんだよな。21以上だろ?俺21だけどさ
なんのためのあぼーん機能だ?
折角書き手さんもわざわざメル欄使ってくれてるのにね
分割してすむ問題じゃないよ。 人のやる気をそぐバカを遠慮のないバカがいるんだから。 こういう揉め事何度目だ?
精神年齢判定装置なんてのがあればいいのに
取り敢えず今のこのスレには 普通の甘い百合分が必要なのかも知れない キワモノが続いて寂しいんだよきっと というわけで今からちょっと書いてみる。マターリいこうぜ皆
言いたいことは分かるよ。双方言い分はある。 でも、昨日今日入学したばかりの厨房じゃあるまいしさ。 ここに来る人たちは成人していて、あっそー、そういう 意見もあるんだね〜って流すのは実社会でさんざん使っ てるだろうし、ここでも坊やと違って訳なく使えるハズ。 一歩引いた目線で余裕を持って楽しもうよ。
>852 >というわけで今からちょっと書いてみる。 よっしゃ来いや!
いいから誰か書いてくだちい。
>>851 どうぞ。
goisu.net/cgi-bin/psychology/psychology.cgi?menu=c033
まあまあ。 そこそこ流れが戻りつつあるし、こんな中でも>852が何か書いてくれるって言うんだからさ。 >845の茶でも飲んでマターリしとこうぜ。
もっと生温かい目で見てやれよ。 ダメだダメだばっかり言うんじゃなくてさ。 改善点一つ言ってやるだけで 次は最高傑作が投下されるかもしれないんだぜ。
>858 確かにそうかもしんない。でも、漏れはここに集まる人たちは、アンタと同じく 大人の対応できるヤシだと信じたい。ムカついたり、気にくわない事柄ってのは ままある。でも、その事柄にいちいち全力でつっかかるタイプと、軽くあしらって それ自体をニヤリと楽しむタイプと二通りある。 漏れはどっちが正しいとは言えない。ただ、いちいち全力でつっかかるだけが 能ではないし、その状況を眺める余裕があってもいいんじゃないかと思うんだ。
このキャラのせりふならこのほうがいいんじゃないかとか このシチュなら、ついばむようなキスのほうが雰囲気が出るとか 各人が感じているキャラの行動原理とかだと、キャラに深みが出るかもね。
…アレだ、すまちこんの人の作品に対して議論かましてた頃が懐かしい。
イカSSで良い意味で衝撃を受けた頃が懐かしい。
このスレはエロパロ板であって、エロパロを投下してもいいというのは暗黙のルールなんじゃないんですか? で、投下されたものを、読まなければならないなんて義務はないわけですよね。 そしたら、内容等に関する批判はともかくとして、「つまんね」とかそんな建設性の欠片もない非難を受けるいわれはないと思うんですよ。 だって、書き手はこれでお金もらってるわけじゃないし、読み手はお金を払ってるわけじゃないですから。 ただの趣味でしょう。 商業作家を非難するのと同じ感覚で文句言う筋合いはないんじゃないでしょうか。 つまらない、むかついた、嫌いだ……そういうことは思っていればいいことであって、書き込んでも場の雰囲気が悪くなるだけじゃないですか。 批判したいのであれば、自分は何故つまらないと思ったのか、何が気に入らなかったのかを伝えるのが筋でしょう。 ……まぁ、筋をわきまえている人間なら最初からそういう無益なことはしないんでしょうけど。
勝手に書いてるんだからどんな感想書くのも勝手という解釈も出来る。 なににせよ「まっとうな」感想が欲しいなら自分でサイトでも開いたほうが賢明かと。 2chってのはそもそもがそういう「筋をわきまえる」のを期待するのが莫迦。
だるいので埋め。('A`) この調子で1000まで、ダラダラと各人の読者としての自分の考えを書き込んでいって下さい。 次スレではこのようなことがないことをキボンヌ。 純粋培養なお嬢様方が多いようですね。 だったらエロパロ板なんてみなけりゃいいのに。
そして誰もいなくなった
甘茶でもぶっかけてマターリしましょうお姉さま方
もうねるょ
新作まだー? おなかすいたよ〜(;´Д⊂
「もう寝ろよ」 もう一時半をまわってしまった。明日も早いんだからと祐麒が私を急かす。 「・・・・ねえ・・・祐麒ぃ、」 「ん?」 「一緒に寝て・・・いい?」 言った瞬間祐麒の顔が真っ赤になった。 「バカ!!部屋戻って一人で寝ろ!」 「いーじゃん、ねえゆーきー、」 「ダメったらダメ!」 そんなうちに15分経過。そろそろ根負けしてきたのか、 「はぁ・・・・・・じゃ、寝よ」 「いいの!?」 「自分から言っといてなんだよ・・・」 ブツブツ言ってるし。 隣に誰かが寝ているって、 「あたたかいな」 「?」 「なんでもないっ」 ちょっと気恥ずかしくなって掛け布団を顔までかぶる。 「あ、祐巳、俺の布団とんなよ」 「やー、とらないでー」 そうやってあたたかい夜が更けていく。
学校ではお姉さま、家では祐麒――私の最も心のおける場所。 いつまでも このぬくもりが きえませんように ・・・・・・・・・・マリア様 そう呟き手を合わせ、隣にいる祐麒の手を握ると、軽く握り返される。 一番近くにある一番大切なもの、ココロ、幸せ、 ・・・おやすみなさい
その翌朝…「いけね、やっちまった…」…そそくさと洗濯機を目指す祐麒。
…御免、エロパロ板なのでつい…
>>873-874 。
>>875 …と言いつつも幸福な夢の余韻にひたる祐麒であった。
>>875 よろしくてよ。祐巳の無防備攻撃で祐麒の体力は激減だ。
可南子の心配も、決してただの電波妄想とも言い切れないな、こりゃ。
>>843 前スレで投下してた者なのですが、
なんやかんやで忙しかった間に新スレに移行したりなんだりで、
すっかり時期を逃してしまったんですよなー。まだ需要あるんかなあ。
それにしてもここ、伸びが尋常じゃないですよ…。
こういう状況だからこそ切実な需要があると思われ。 流れを変えて下さい。投下して下さい。オナガイシマス。
>>878 リアルの都合があるのは承知してますので。
まだ見捨てないでいてくれたことにホッとしますた。
皆は口に出さないけど、需要はあると思います。
ただ流れがちょっとおかしかったので、召喚しようにもしにくかったんじゃないかな。
次のスレでもよろしいので、お待ちしてまつ〜。
そろそろ甘茶の季節ですね。
甘茶たん降臨キボンキボーン
ソドムの志摩子編で登場した『かみともにいましてゆくみちをまもり』てさ、 賛美歌405番だよね? あの歌詞のあと続くのは↓ またあうひまで またあうひまで かみのまもり 汝(な)が身をはなれざれ なんだけど・・・。これってなんかこれからの展開を暗示してるような気がする。 志摩子さんはおそらく最後の最後クライマックスで乃梨子か聖をかばって撃たれ ちゃうんじゃないかな。そして来ることの無い「また会う日まで」を迎えると。
アッソ
885 :
sage :03/10/28 19:49 ID:IA3jSuaS
フッソ
森一たんはまだいるかな? キボンヌー!キボンヌー!
『すべてのものの90%はクズである』セオドア・スタージョン(SF作家) 「とりあえず書け!話はそれからだ。」 もし、何か情熱を焦がすものがあり、表現したいと思ったら、迷う必要はない。 誰でも、紙とペンが(あるいはもっといいものが)あるなら、可能なはずだ。 そして、心血を(たとえわずかでも)注いでできたそれは、公開した方がよい。 もしそれが、素敵な10%に含まれるものであれば、賞賛されるだろう。すばらしい。 しかし、仮に、90%に含まれたとしても嘆くことはない。 「俺ならもっとうまくかける」と奮起する者が出るからである。 彼の作品がもし、10%に含まれるものであれば、すばらしい。それは、あなたの心にナニカ素敵ナモノとして刻まれる。賞賛の言葉をかけてあげよう。 それがもし、90%に含まれるものであれば、きっと、それを見て別の誰かが奮起するだろう。(もちろん、それがあなたであってもかまわない。) もちろん、読み手として、それを見なかったことにすることも自由だ。 もう一度言おう。 「とりあえず書け!話はそれからだ。」 p.s. それでも、もし、どうしても評判が気になって仕方がないあなたへ 『たとえあなたに90の罵声しか届かなくても、10の賞賛が、必ず存在する』 ……というような文意の電波文を昔どこかで見かけたんだが、どこだか忘れてしまった……
埋め
つまり皆の欲望を思うままに書き綴れ、と。
そして聖さまハァハァ、と。
>>887 はそう言いたいわけだな。
ところで新刊が発売ですよ。
可南子が萌えキャラになるか、後味悪いままなのか…
それによってSSの内容が180度変わるから心配なのですよ。
どうやら萌えキャラ化しそうですね>可南子
まだ空にはうっすらと昨夜の名残の月が浮かぶ、早朝。 祐巳は始発の循環バスから降り、校門へと向かっている。 十日後に迫った文化祭の打ち合わせにかこつけて、紅薔薇姉妹は早朝の逢引を約束したのだった。 ―――最近、ちっとも二人きりで過ごせなかったでしょう? 祐巳のリボンを直す振りをしてそう囁いて下さったのだ。 二つ結びの髪の毛は、初冬の乾いた空気のおかげか、今日はよく言うことを聞いてくれている。 朝一番にお姉さまに会う日だから、そんなちょっとしたことがとても嬉しい。 バスから降りて、校門を抜け、マリア様の前でそっと手を合わせる。 ぴりりと引き締まった風が頬をなでて、通り過ぎてゆく。 閉じていた瞳を開いて、しばらくの間、祐巳はぼんやりと感慨にふけっていた。 思い出すのはやはり最愛のお姉さまのこと。 一年前、はじめて出会ったときのこと。
そう、ここで。 初めてタイを直していただいて。 祥子様の―――お姉さまの細く綺麗な指が自分に触れているのを、信じられない思いで、ただただ見ていた。 それだけで、息をつくことも出来ないほど幸福だと思った。 そして。 お姉さまの弱さも哀しさも、優しさも強さも(到底全てではないけれど)知って。 恋をした。 美しくて完璧な方だと思っていたあのころとは違うけれど。 心はあのころよりもずっと深く強く、お姉さまにとらわれている。 あの日タイに触れただけで離れていったお姉さまの美しい指先。 それがこれから、薔薇の館で自分を愛でてくださることを考えるとぞくりと甘やかな震えが背を奔る。 とらわれているのは心だけではないのだと、おもう。 もう一度目を閉じて、痺れるような感触をやり過ごす。 求めるものがおもわずくちびるをついて出た。 「・・・おねえさま・・・」 既に潤み始めた心と体を、純潔の象徴の制服に隠し、祐巳は歩き始めた。 スカートのプリーツを乱さぬように、ゆっくりと。 恋しいひとを、待つために。
893 :
891 :03/10/29 02:39 ID:XNLfKtxa
まず、予告無し投下を詫びさせてくれ。すまんかった! そしてエロ無し、短文、粗文本当にスマソ。 しかし、最近荒れ気味だったから、どうも流れを変えたかった。 茶請け菓子と思って流してくれ。
894 :
873 :03/10/29 03:09 ID:sTUuDJ3L
同じコトを考える人がいるものですね。
>>893 なんか綺麗でイイ!
こういうのもいいね。乙
紅━━━━(゚∀゚)━━━━!!乙カレー やっぱり紅が好きだ。
紅薔薇はやっぱりイイ! これにNGワードや予告は必要ないでしょう… 美味しいお菓子をありがd
アニメの公式サイトのよしのんにモエたので、リハビリついでに書いてみたー。
899 :
898 :03/10/29 13:39 ID:kMXY2I52
雲ひとつ無い秋晴れの土曜日の午後と来れば、それはもう絶好のデート日和。 だからというわけでもないのだが、支倉令と島津由乃の黄薔薇姉妹は授業を終えて帰宅するや、 すぐに外行きの格好に着替えると、電車とバスを乗り継いでこの繁華街にやってきた。 生徒会に属するふたりはこの時期もなれば学園祭の準備やなにやらで放課後も忙しいのだが、 この週末から公開になったばかりの新作映画を、 由乃が『大きなスクリーンの映画館で観たいの!』と駄々をこねて、 それをなだめ切れなかった令がしぶしぶと付き合わされる事になったのだ。 「凄かったねー。ゴーゴーの鉄球攻撃」 今観たばかりの映画の内容に興奮したのか、 ぶんぶんと鎖付きの鉄球を振り回すポーズを演じてみせる由乃に苦笑いしながら、 令はすっかり彼女とのデートを楽しんでしまった自分に溜め息をついた。 始めは残る仕事を任せる事になってしまった他の紅薔薇、白薔薇姉妹たちに申し訳ないと思い、 由乃のわがままに腹も立てていた令は、自らが本格的な剣道を身に付けていることもあって、 スクリーンの中の金髪の女優の刀を持っての立ち回りのいい加減さに呆れてしまっていたが、 次第に破天荒なその内容に引き込まれた挙句、最後には由乃と一緒に口を開けて笑ってしまっていた。 「ヤッチメェナー!」 映画の中で東洋系の女優が放つ片言の怪しげな日本語のセリフを真似ながら、 ころころと笑う由乃の姿を見ていると、たまにはふたりでこういうのもいいのかな。 などと思ってしまったりもする自分も現金なものだなと令は思った。
900 :
898 :03/10/29 13:41 ID:kMXY2I52
深くなった秋の夕方は日が落ちるのも早く、吹く風も肌寒く感じられる。 ネオンサインや照明が灯る夕暮れの街頭には、決して素行のよろしくなさそうな男たちや、 派手なメイクの同世代と思しき少女の姿が目に付くようになってきた。 夜ともなれば繁華街は、昼とはまた違う姿を見せるようになる。 「もうすっかり暗くなったね。由乃、そろそろ帰ろうよ」 「えー。せっかくこんな所まで来たのに。何か食べて帰ろうよ」 映画だけ観て帰るんじゃあ、せっかくのおめかしが無駄になっちゃうじゃない。と、 ぷうっと頬を膨らませる由乃をどうどうとなだめながら、 大通りを行く人の流れに乗るようにして歩く。 「週末の夜はやっぱり凄いね。令ちゃん、離れないでよね」 「迷子になるのは由乃の方が心配だよ」 令は軽口を叩きながらも、由乃の肩にぐっと腕を回してガードした。 「なんだか令ちゃん、本当に男の子みたい。ちょっとカッコイイかも」 確かに今の令の服装といえば、重ね着した厚手のトレーナーにジーンズにスニーカー。 体型を隠したその服装と、ベリーショートの髪型に持ち前の長身とくれば、 傍目には彼女を連れた男子学生と見られても変ではないのかも知れない。 とはいえ、内面はしっかりと女の子である令にすれば、そんな由乃の言葉に口を尖らせたくもなる。 「そんなはずないよ。いくらなんでも、それはない」 「あはは。もしかして怒っちゃった?…あ、令ちゃん、危ないよ。前前!」 由乃の声に令は慌てて正面に向き直った。由乃との他愛の無い会話に気を取られていたらしく、 令は流れる人込みの脇に立っていた男に肩をぶつけそうになっていたのに気付かなかった。
901 :
898 :03/10/29 13:43 ID:kMXY2I52
なんでこんな人の多い所で突っ立ってるんだ。内心そう思いながら、改めて男を見る。 茶色く脱色したような薄い色の長髪に、軽薄そうな表情。 身に纏った趣味の悪い黒服から察するに、なにかの呼び込みのバイト学生のようだ。 この街では日が暮れる頃合になると、 若い集団客を目当てにしたカラオケボックスや居酒屋などのチラシを配る、 呼び込みの姿が目立つようになる。 今しがた令がぶつかりそうになった事に気付いているのかいないのか。 黒服は表情も見せずにちらっと令の顔を一瞥すると、傍らの由乃の顔をじろりと見た。 何だこいつ。失礼なやつだな。 令がそう思った途端、目の前にさっと一枚のチラシが差し出された。 「おなぁいしぁーす」 「…えっ!?…あ、どうも」 普段の令ならそんなものはさっさと無視して通り過ぎるところなのだが、 妙なタイミングの良さで差し出されたそれを、思わずしっかと両手で受け取ってしまった。 二歩、三歩と歩みを進めてしまうと一度受け取ってしまったチラシを突き返すにも間が悪いし、 振り返ってみればチラシを渡した男は既に令たちの事など眼中に無い。という顔で、 後から来た他のカップルにチラシを手渡している。
902 :
898 :03/10/29 13:44 ID:kMXY2I52
まあ、いいや…と、手にしたチラシに目も落とさず、 丸めてポケットに捻じ込もうとした所をさっと横から伸びた手が奪い去った。 「なになに?なにもらったの?見せてよ」 ぱっと令の手から手際よくチラシをひったくった由乃は、 どれどれと好奇心旺盛な顔でしげしげとそれを眺め始めた。 「知らないよ。私だってまだ見てなかったのに」 もうそんなチラシなんかどうでもいいよ。と言いたげな令の横で、由乃は文面を読み上げる。 「…ええっと。なになに?ステイ8000円、レスト5000円…カラオケ、 CS放送全室装備…ブラックライトのムーディーな照明…なにこれ?」 上の空で由乃の声を聞きながら、ステイ?レスト?ああ、一泊するかそうでないかって事か…と、 そこまで考えた時に、令ははっ!?っと表情を硬くした。 まて。それは。もしかして。 不意に閃いた自分の発想に、思わず顔が熱くなってしまう。 その記述から察するに、自分の拙い知識から導き出される結論はひとつ。 由乃の好きな時代小説調に言うなら連れ込み宿。つまりいわゆるラブホテル。 恋人と呼ばれる男女がある目的のために利用する宿泊所であり、そこではつまり…。 ばっ!っと赤い顔で傍らを向いた令が『よ!由乃はこんなの見ちゃダメ!』と、 チラシを取り上げようとした途端、当の由乃がげらげらと声を上げて笑い出した。 「あはははは。やっぱり令ちゃん、男の子と間違われてるし」 えっ!?っと声を詰まらせる令に、由乃はにこにこと笑いながらチラシをヒラヒラと見せ付けた。 「つまり、私と令ちゃん、カップルに間違えたんだね。さっきの人」 なるほど。さすがは名探偵由乃の名推理…などと関心するはずもなく、 令は二重の意味でさらに顔を熱くする。
903 :
898 :03/10/29 13:45 ID:kMXY2I52
「…あ…あいつめ。なんて失礼なやつなんだ!」 その狼狽ぶりが気に入ったのか、由乃はけらけらと笑いながら令の肩をぽんぽんと叩いた。 「まあまあ、いいじゃないの。こんなに可愛い彼女がいっしょだって思ってくれたんだし」 「そういう事じゃないよ…まったく由乃ったら…」 「へー。このチラシ持参の場合、最初の1時間は無料…なんだって。 ね、令ちゃん、こういうホテルって行ったことある?」 だからなに。と、げんなりした表情を向ける令に、由乃はとんでもない事を言い放つ。 「…あ!あるわけないじゃないか。…何言ってるんだよ」 往来の真ん中でラブホテルのチラシに興味津々な由乃の姿に令はあわあわと周りを伺うが、 喧騒の中で行き交う人々は誰もふたりの様子になど気を払ってはいない。 「へぇ。じゃあ、私とおんなじね…だったら」 にっこぉ。っと、由乃が満面の笑みで令の顔を覗き込んだ。 まずい。令は咄嗟にそう感じた。 令の胸にじんわりと染み込むようなこの笑顔は、甘い喜びと共に危険な兆候を示す黄色信号だと、 長年の経験と本能で判ってしまったからだ。 そんな令の内心の動揺などお構いなしといった顔で、由乃はにこにこと令の腕にぎゅっと抱き付くと、 その耳元で軽く囁いた。 「探検してみない?これからいっしょに」 (続かない)
ふーん。
>>891 グッジョー!祐巳ちゃんいいねぇ。
>>898 >「凄かったねー。ゴーゴーの鉄球攻撃」
どんな映画なんだよw。
って、続かないのかー。
黄なら続きがあってもいいかな、とも思ったけど。
ぐっじょぶ。
GJ。うーん、微笑ましい(のか?) やっぱり由乃に押し切られるんだろうなぁ、このあとはw
うん、面白かった。 続きが無いのが残念。
KILL BILLか…… 何となく聖さまあたりこういう馬鹿ノリのB級アクション映画が好きそうな気がする。
続かないのかよ!続きを予想しながらハァハァしていた俺の立場は!
うっかり無文で投稿しちまった。スンマソン。 >891 遅ればせながらGJ! 綺麗な文でもっともっと読んで みたかったです。次は是非長文にもチャレンジして下され。
>891、>898、乙ー。ほのぼのしたのが続いて和んだよ。さんきゅー。 続きは脳内補完しときます。
次スレタイトルは、 マリア様がROMってる〜ウァレンティーヌスの贈りエロ(後編)〜 でFA?
>914 もう、令ちゃんたら おしりにキョウミあるの?<それは AF
ホノ(・∀・)ボーノ ホノ(・∀・)ボーノ
次スレの話題が出たので、ちょっと早いけどテンプレ貼っといたよ。 html化された過去スレと保管庫のアドレスは変えておいた。 間違ってたり、追加したいのがあれば訂正よろ。 立てるのは950でいいよな?
テンプレに『荒し、煽りは完全放置で願います』とか入れると…… 余計誘引しちゃうかな
今宵―― 何をもってそれ以上に、 誰をして彼女を、 さすれば私が―― 愛しきものを、 手に入れてみせてあげましょう―― 私が行くまで、 お待ちくださいね、 祐巳さま。
>>920 スレは乱さないように、マターリとsage進行がここでのたしなみ。
もちろん、荒らし、煽りを放置できないような、はしたない住人など存在していようはずもない。
何故―― あれほどまでに 好いてしまった その罪は いったい何処へ 救済? 違う 私は それでも――
なんか、ベターマンのED思い出したよ…。
「ごきげんえろ」 「ごきげんえろ」 艶やかな大人の挨拶が、よどんだ電網にこだまする。 マリア様のお庭に集う乙女たちの、天使のような無垢な笑顔が、 今日も住人たちの脳裏に色々な妄想を喚起する。 汚れを知っちゃったかもしれない心身が生み出すのは、深いエロのSS。 スレは乱さないように、マターリとsage進行がここでのたしなみ。 もちろん、荒らし、煽りを放置できないような、はしたない住人など存在していようはずもない。 マリア様がROMってる。 平成14年創立のこのスレは、もとはマリみての妄想補完のためにつくられたという、 伝統ある百合推奨系エロパロスレである。 PinkBBS下。アングラの面影を未だに残しているエロの多いこの鯖で、神に見放され、 激甘からソドムまでの多彩なSSがみうけられるマリみての園。 時代が移り変わり、スレが初代から6回も改まった平成の今日でさえ、 1000スレ続ければ温室育ちの純粋培養マリみてエロパロ中毒患者が箱入りで出荷される、 という仕組みが未だに残っている貴重なスレである。 #>922を基にフルバージョンを作ってみたが、長すぎて埋もれちゃうかも。 #改造の余地も多数残ってるし。特に冒頭の挨拶。
ごきげんえろってw
瞳子×祐巳で書いてみようと思ったのですが、上手くエロに持っていくことができず 非エロになってしまいました。 それでもココに投下してもいいでしょうか?
ダメ。エロくしてから投下しなさい。 って書く荒らしがいるかもしれないけど、気にせず投下してください。 って書く厨がいると思うけど、はっきり言って、エロ無しはスレというか板違いだからカエレ!!
>>926 挨拶のところ、
「職人降臨キボンヌ」
「続き投下キボンヌ」
ってのはどうだ。
>>928 エロが無くてもキスがあったり、
>>891 や
>>899 みたいにネタ自体にエロが微量に含まれてるくらいなら
気にしなくてもいいと思うが。
全然無しっていうのだと、過去スレでは受け入れられたのもあり、反発されたのもありってとこだったか。
マリみてでスマートに決めようとすると、エロに持ってくのは難しいのかもしれんね。
>>929 要するにおまいはどっちなんだよw。
>929 板違いですね。やめときます、すんません。
>>931 毒男板のマリみてスレとかはいかが?
今までSSが投下されたことはないが、
いつでもマターリしてるから、何でも受け入れてくれる・・・とオモワレ
>933-934 ありがとうございます。そうしてみます。
ゴーゴー夕張みたいに、リリ女の制服姿で殺人鉄球を振り回す由乃。 漏れ的にはまったくアリなのだが。 『ハァイ♪』って、にっこり笑顔で手を振って欲しいぜ。
そこはやっぱりゴーゴー志摩子さんなのではないかと思う 「それ、お願い事のつもり?」
それじゃあ、次のソドムの志摩子さんは はマシンガンを捨てて鉄球を取得する方向で。
はかいのてっきゅう
年末にまた新刊出るんだってな。 今野タンすごい。
黄薔薇先生作品と新刊の内容が激しくリンク
>>937 『カナコチャンハ ムネニイチモツ オアリノヨウデスネ』と、
何故か片言のいかがわしい日本語で問い詰める祐巳。
>>941 ほう。つまり江利子さまが令をたらしこんで押し倒されるとそういう流れに
944 :
牛 :03/10/31 20:43 ID:zYehvhPv
>941 思った。 由乃と江利子様の関係が特に。(藁
瞳子と可南子の妹争奪戦がみたいぞ
つまりキャットファ(ry
>>941 漏れもおもたよ。
ちなみに友人に「山百合会幹部で海に行かなかったっけ?」と
同人誌と混同している椰子がいる。
こんなマリみては嫌だ3 916 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 03/08/13 07:26 このスレに名無しとしてこっそりネタを投下している今野先生 917 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 03/08/13 08:17 エロパロ板のマリみてスレにも名無しとしてこっそりSSを投下している今野先生 918 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 03/08/13 08:23 このスレを覗いて、最新刊のネタを探す今野先生
>>947 同人と混同するって、結構あるかも。
さすがにここのエロとは混同せんが。
つーかその「山百合会幹部で海に行った」同人誌、激しく見たいw。
次スレ立ててよろしいですかお姉さま方?
>>950 よろしくお願いしますわ。お姉さま。
テンプレは少し前にありますので。
>950 ご自分で踏むとは活発的ね。よろしくてよ。
>950 よくってよ。悪いわね使い立てして・・・。 >949 設定が公式のものと混同したことはある。 高2のクラスがそのまま高3のクラスに持ち上がりとか・・・。 →某所のSSで断定的に使われてたけど、新刊でも未確定らしい。
ホストのせいで立てれませんでしたお姉さま方。
うっく
じゃあ私が逝ってきてもいいかしら?
ゴメソ。 上のやつに(後編)入れるの忘れた。 新スレにはちゃんと入ってるから許してくだちいお姉さま方。
>959 お疲れ様 紅茶でもいかが?
甘茶ドゾー
いただきます AA略
>>941 まさかこんな所で微妙なネタばれを喰らうとは(w
次スレも立ったことだし、こっちにはソドムでも投下してくださいな
絶妙の角度でしまぽんを攻めるのりPきぼんぬ。
ゴーゴー鉄球IN志摩子バージョンなイラストをうぷろだにきぼん。
某所より転載w キル・ロサ 投稿者:シロウ 投稿日:10月30日(木)12時51分03秒 『レディ・GO』近所ではまだ見かけませぬー。ついでに海洋堂のマクロスも…。 と、いう事で内容を予想してみました。 紆余曲折を経て、福沢祐巳と姉妹の誓いを交わす事になった細川可南子。 しかしそれを良しとしない小笠原祥子を始めとする生徒会の面々に踏み込まれ、 凄惨なリンチを受けた可南子は頭部を殴打され、瀕死の重傷を負わされる。 4年後、奇跡的に昏睡状態から目覚めた可南子は最愛の祐巳と自分の学園生活を奪った 生徒会の面々への恨みを晴らすため、病院を脱走する。 『妹の不始末は姉に付けて貰う』と、祥子の姉である水野蓉子を訪ねる可南子。 復讐のリストに名を連ねるのは5人。 その中のひとりであり、今では平凡な主婦に収まっていた武嶋蔦子を抹殺。 次なるターゲットであり、その才覚で若くして関東一円を仕切る武道家の元締めとなった 支倉令を始末するために道場に乗り込んだ可南子の前に立ち塞がったのは 令の妹であるイケイケ由乃。 改造人間であった由乃を苦戦の上血祭りにあげた可南子は雪の支倉道場で 令とのタイマンバトルに赴くのだが…。(つづく) みたいな内容だったら、今 野 緒 雪 あ る 意 味 神 。(アリエネエ)
なんの角度だよw
うpロダのエロ薔薇姉妹のような展開がいいな。
志摩子さんをイジめる度ラムラと嗜虐心が沸き溢れる乃梨子きぼん。
レデGOに「角度とか」って出てきてワロタんよ
ああ、あれか。 「時間とか角度とか摩擦とか」ってとこだな。 ……ハッ、摩擦!? (*゚∀゚)=3ハァハァ 絶妙の摩擦で志摩しまを攻める乃梨たんキボンヌ。
>志摩しま なんか可愛くてワロタ。 白薔薇SSキボンヌー!!
神よ、埋め立てならではの奇跡をもう一度だけ
軟体…… ですか?
読み返して、今頃あのSSのオチの意味が解った漏れって・・・頭悪いな。 伏線みたいな所まであるのに。すまん、作者の人よ。
>976 何のSS?
>937 ブ ン ・ ・ ・ ブ ン ・ ・ ・ ブ ン ・・・ ブ ン …… ( ((( ○--=三○ 三三 ○三==--○ ))) ) / _ _ ________ ∩/__ i__ヽ / ヽ||・д・‖ < それ、お願い事のつもり? \"|V| ゛ニi⊃ \ リ|__|:|_‖  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /♯♯ヽ |~|~|~|~ H H U U
埋め立て時限定、どうーでもいい話。 新刊で、志摩子さんが日舞の「藤娘」を舞うシーンがあるんだけど。 あー、原典で先に使われた…とオモタ。何故ならば、自分はこのスレで 志摩子さん×静さまSSを書いていたから。SSの中で志摩子さんが 日舞を舞うシーンの手前で頓挫してるんだけど…wそのシーンで舞う演目が 「藤娘」だったんだよな〜。ネットで日舞のことをちょっと調べて、SSに書こうと してんだよね。「藤娘」って、メジャーな演目なのかな? 自分で言うのもなんだが、新刊発表前に志摩子さんに「藤娘」を舞わせていたら、 プチ神だったかも…。(どうでもいいかw)
>>979 新刊に先を越されたってイイ!続き頑張っておくれ。
あなたがまだここにいてくれたことに、少し安心したw。
SS投下します。
次スレの即死防止にあっちに落とそうかと思ったけど、50レス行ってるし、
新刊のバレがあるんでやっぱりこっちにします。
新刊「レディ、GO!」のネタバレを多大に含みますのでご注意を。
おまけに新刊読んでないと、意味不明です。
メル欄「新刊バレsage」にしときます。
属性「百合」
鬼畜とかじゃないけど……殴らんといて〜。
さて。 今日の薔薇の館での反省会は、一・二年生参加の『玉転がし』。 これが、いわゆる『大玉転がし』と呼ばれる一般的な玉転がしとはひと味違う。 そもそも女の子には玉など付いていない。 薔薇の館にいるメンバーを三組に分けて、祐巳、志摩子さんを攻めてつないでいき、 指技でヒイヒイ言わせてイかせるという、つまりはエッチリレーなわけである。 去年祐巳たちもやった反省会だが、意外にも相手をいかせるのが難しい。 「転がし」という名前が付いている以上、あそこの突起を指で転がしていかせるのがルール。 三組を順番につなぎ、チームで合わせて六回いかせたらゴール。 イかせた回数が多い順に、大人のおもちゃからアイマスクまでの商品がもらえる。 女の子の性感帯は茂みの中に隠れているのだが、それが小さい突起だから周りからは 全く見えない。でもって、最初は喘ぎ声と水音を手がかりに声援を送る。 一番手の祐巳は、百面相だ。だから、攻めた本人の予想以上に反応しまくる。 途中で道路工事したり、うっかり突起以外の性感帯を刺激されてしまってあっという間に イってしまったりといった、アクシデントが多発するから観ていて面白いのも祐巳の回である。 そんな祐巳はというと、一年生の反省点を指摘しなきゃいけないと思いつつ、頭の中には 常に祥子さまがいた。 乃梨子ちゃん、瞳子ちゃん、そして可南子ちゃん――。 ここにいる一年生は皆目を血走らせて自分の相手を凝視しているから、怖くてどうしても 頭の中の祥子さまにすがってしまうのだ。 瞳子ちゃんが祐巳、乃梨子ちゃんが志摩子さんの前で、可南子ちゃんは少し離れた所で 祐巳と瞳子ちゃんのことを睨みつけながらスタンバイしている。
まずは瞳子ちゃんが赤いタスキをかけ、いよいよ一組目がスタートした。 祐巳のスカートの中に手を入れ、指の腹の部分で、慎重に慎重に祐巳の恥ずかしい 小さな突起を転がす瞳子ちゃん。 くりり、くりり、くりくり、くりん。 指先で弾いてしまっては痛いとはいえ、あまりに丁寧過ぎるその仕事。 気持ちいいというより、くすぐったい。 くり!くりくりくりくり、くり!くりくりくりくり! しかたなく、祐巳はテンポよく転がす、瞳子ちゃんの指を自ら想像した。 「がんばれー!」 なんて応援しながら祐巳は、自分は果たして誰に向かってそれを叫んでいるのだろう、と思った。 緑チームの自分か。はたまた赤チームの瞳子ちゃんか。 そこまで考えて、やめた。万が一前者であったら、自分の想像でイっちゃいたい自分のことを 認めてしまうことになる。それでは変態だ。 「ねえ、瞳子ちゃんって、もっとガーって責める子じゃないの?」 由乃さんが、のんびりつぶやく。そこにいたんなら助けてよ、って祐巳は思う。 こんなことで、由乃さんの忍びの才能を発見できるというのも、反省会の副産物であろう。
結局、祐巳をいかせられずに赤のタスキは乃梨子ちゃんに渡った。 友人の不甲斐なさを挽回するべく、乃梨子ちゃんは志摩子さんをテーブルに押し倒し ショーツを引き下ろすと、志摩子さんの中にまずは一突き入れた。 「いきなりかいっ……!」 正確だが思い切りもいい。自分の指が入っていって丁度いい深さにピタリと指先が来るように、 それでいて一突きが大きい。 「乃梨子ちゃん、やるぅ。でも玉転がしなんだけど?」 一突きが大きいと志摩子さんを速く大きく喘がせられるのだが、当然リスクも大きくなる。 指が前の突起に当たって性感帯を刺激すれば時間の短縮になるが、故意ではなくても 早くイかれたりしたら、乃梨子ちゃんの楽しみが短くなるからだ。 しかし、乃梨子ちゃん。構わず、勢いよく突く。コントロールは完璧。 志摩子さんがいきそうになってるのを感じとると、今度は小さく軽く突く作戦に切り替えて じわじわとイくまでの時間を引き延ばす。 無駄のない焦らしである。 頭の中で瞬時にいろいろな計算をしながら攻めているんじゃなかろうか、と思うような指さばき。 深さとか速さとかぬめりとか角度とか摩擦とか、……よくわからないけれど、インターネットの イケナイサイトなどで収集したテクたちが彼女の周囲に飛び交っているように見えた。 結局乃梨子ちゃんは志摩子さんを責め抜き、デッドヒートの末に志摩子さんをこれでもかと悶えさせ、 一回イかせてから可南子ちゃんにタスキを渡した。
でもって、それを受け取った可南子ちゃんときたら。 迫る迫る。瞳子ちゃんなんてお構いなし、ビスケット扉から逃げようとする祐巳に追いついて 軌道修正して、とにかく祐巳を捕まえた手を緩めない。 ワーッという歓声が、各所からあがる。 側にドリルがいようといまいと関係無しに祐巳を絡め取る、ひときわ背の高い少女。 あまりの怖さに何事かともがく祐巳は、抱きついてくる可南子ちゃんに圧倒され一瞬動きが 止まって、押し倒される形になってしまったほどだ。 一回イかせ、二回イかせ、三回イかせて、祐巳から離れる。 つまり赤チームは、可南子ちゃん一人の活躍であっという間にチームで総計四回イかせ、 一気にゴールに近付いたのである。 「……すごい」 押し倒された床の上で恍惚と見つめる祐巳に、真美さんがツツツと近寄ってきて囁く。 っていうか、真美さん、いたの? 「一年生の秘密兵器ね。祐巳さん、本当のところはどうなの?」 「何が」 「感じたの、感じないの」 「――だから」 感じた、って身体が反応してたでしょ。そう言いかけて、やめた。 もしも可南子ちゃんが「私もイかせてください」と言った場合どうなるか。 祐巳自身も、それはわからないことなのである――。
985 :
980 :03/11/02 18:36 ID:1GdvEzTf
終了です。
>980 バ、バカだなーおい(褒め言葉) 新刊の文体を利用したパロ、乙です
>980 バ、バカだなーおい(褒め言葉) 新刊の文体を利用したパロ、乙です
なぜ二回言う
現白さんは、本編シリアス版エロエロも上手いが、 コメディっぽいパロのほうは妙なリズム感というかテンポが良いなぁ。 ぐっじょう゛!
>>980 笑わせてもらいますたw
乃梨子のテクニシャンぶりが良かった。
グッジョブ!
埋め
梅埋め
埋め立て
じゅびだっばじゅび るるるる ややや るるるるる る!
>>977 イカのじゃないか?
あのオチは良かった。
埋め
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