新規参加ガイドライン
・まずは役作り
役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄・名前(メイド以外は名無しも可)・屋敷との関係・大まかな性格を決める。
容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。あとで付け足しても良し。
今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁
・最初から飛ばす必要は無い
屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。
・時間合わせがカギ
参加時間を前もって伝える、早めに待機する等で、開始・終了時間も早くできます。
待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。
【無名で待機するときはメアド欄に役名・新人の旨等を忘れずに。これで手間がかなり省けます】
・破綻しない程度の裏設定は可
実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。部屋の創作も自由。
ですが、それにより住人の続行が難しくなる(あるいは立場が大きく変わる)ようなものは、当人に確認してからで。
・技量は問わない。連携ができるか否か
最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが、早さ・緻密さなどはさほど問いません。(あればなお良し)
それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
自分が考えた展開に無理に向かせるのではなく、場の流れに乗った行動を心がけてください。
・私信はメアド欄で
役を介して私信をすることができない素の内容は、メアド欄で行って下さい。雑談は他でやって下さい。
プレイの可否、制限時間、状況説明他、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に。
自分が参加できるかどうか、一度「名無しの宿泊客」として、屋敷の門を叩いてみてはいかがでしょうか?
役職ガイドライン
役割は(常識の範囲内で)重複可能。メイド以外は「名無しの○○(屋敷との関係)」も可能。
・屋敷の住人
血縁関係又は養子縁組、居候、執事等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。
屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます。(致命的なプレイは当然不可)
ただし、ご主人様は「名無しの」ですので、近い家族(同じ苗字)の場合は苗字は付けられません。
・お客様
関係は何でも。住人やメイドの友人、取引先関係、公的な仕事などなど。
住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対しての発言にもある程度強制力が働きます。
お仕置き部屋など特別な設備は、基本的に屋敷の住人の許可が必要です。他人の家だし。
・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
屋敷に一夜の宿を求めに来た宿泊客。アポ不要。宿泊費無料。もれなくメイドさんのご奉仕が待ってます。
基本的に発言に強制力は働かず、ソフトプレイ中心です。どうしてもという時は、脅迫などを併用してください。
ただし、メイドによっては無理な要望(アナル・SM・イメージプレイ・女王様etcetc)を聞き届けてくれることも……
・メイド
屋敷で、ご主人様のお世話とお客様の応対をする、このスレのもう一人の主役。
できる限り名前を設定し、性格・セクース時のスタンスもできるだけ決めて下さい。そのほうが格段にやりやすいです。
基本的に、入った翌日には新しく入った旨が他の住人に伝わります。が、しばらく引っ張ってもかまいません。
採用云々を飛ばして、初日から仕事をしてもいいですし、住人や客人からメイドに変わることもまた可能。
典型的な「メイド」として以外にも、主人に言い寄る、スレに反して嫌がって強姦役になるなども可能。
最低限の情報さえあれば参加できます。不必要な設定を作ると、逆に泥沼にはまります。深く考えずに気軽にどうぞ。
スレの趣旨は「関係を楽しむ」ことで、設定は余興です。通常は匂わす程度、他人に聞かれたら明かす、といった感じで。
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰する場合はその折に自己紹介をお願いします)
名無しの御主人様
言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
客人
御主人様の友人伯爵
主人の旧友。屋敷を密かに訪れ、訪れるたびに屋敷の様子を傍観し、
その淫らな欲求を満たしては帰途につく。
安藤 五月@伯爵家使用人
友人伯爵家のメイド。御主人様である友人伯爵に好意をよせているが
関係が進展しないことに悩む。
名無しの若侯爵
麗の主人。見た目は若いが人間らしい感情が薄く、妙に落ち着き払った冷たい人物。
主人の非礼な行動をネタに屋敷のメイド達を弄ぼうと企む。
綾峰 雫@他の屋敷の女主人
自分の気に入らないメイドに対しては冷たく、無理難題を言いつけては悦に浸る。
だがこの屋敷のメイドである奏には優しい。というより、一方的に溺愛している。
桜庭 俊
奏の義弟で私立小学校に通う11歳の美少年。
家庭の事情で姉の働くお屋敷でしばらくお世話になることに。
マスター・カイル
以前屋敷に住んでいた主人の旧友。 恋人の死などの過去と決別を果たし、性格も明るくなっている。
お酒に異常に強かったり年齢を憶えてないなど、まだ謎がある人物。
使用人(メイド)
里村 志保
孤児だったのを主人に拾われてメイドに。料理が得意なため、主に厨房を任されている。
恋人を亡くしてその後を追おうとするが、彼の意思や身に宿す新たな命により生きる決意を固める。
萩野 瑞葉
伯父である主人を慕い、実家の子爵家を飛び出してメイドとなった娘。
しかし同年代の瀬名とも半ば恋仲になってしまい、二人の間で揺れ動く。
留萌 みかさ
元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。
秋山 麗
十年以上名無しの侯爵家に仕えていたが、一悶着の末、この屋敷で働くことになったメイド。
半ば強制的とも言える懐柔策だったため、時折、主人に対して強く反抗的になる。
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。
桜庭 奏
真面目で勉強熱心だがまだまだ新人気分が抜けないメイド。
大学中退の経歴があり、まだ勉学への未練がある。
星野 凛香
夏休みを利用して屋敷でバイトしている女子高生
最近屋敷の本当の姿を知るが特に動揺もなく淡々とこなしている。
白河 貴子
大学を卒業後、屋敷で働くことに。 一生懸命だがちょっと抜けている天然系。
長身色白で身は細く、胸も控えめ。視力が悪く、コンタクトレンズを着用。
空瀬 友里恵
しばらくお屋敷を離れていたメイド。前スレにて復活宣言。
今後の活躍に激しく期待。
使用人(メイド以外)
柏葉 瀬名
屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。
名無しの執事
謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。
新規参加ガイドライン
・まずは役作り
役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄・名前(メイド以外は名無しも可)・屋敷との関係・大まかな性格を決める。
容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。あとで付け足しても良し。
今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁
・最初から飛ばす必要は無い
屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。
・時間合わせがカギ
参加時間を前もって伝える、早めに待機する等で、開始・終了時間も早くできます。
待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。
【無名で待機するときはメアド欄に役名・新人の旨等を忘れずに。これで手間がかなり省けます】
・破綻しない程度の裏設定は可
実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。部屋の創作も自由。
ですが、それにより住人の続行が難しくなる(あるいは立場が大きく変わる)ようなものは、当人に確認してからで。
・技量は問わない。連携ができるか否か
最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが、早さ・緻密さなどはさほど問いません。(あればなお良し)
それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
自分が考えた展開に無理に向かせるのではなく、場の流れに乗った行動を心がけてください。
・私信はメアド欄で
役を介して私信をすることができない素の内容は、メアド欄で行って下さい。雑談は他でやって下さい。
プレイの可否、制限時間、状況説明他、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に。
自分が参加できるかどうか、一度「名無しの宿泊客」として、屋敷の門を叩いてみてはいかがでしょうか?
役職ガイドライン
役割は(常識の範囲内で)重複可能。メイド以外は「名無しの○○(屋敷との関係)」も可能。
・屋敷の住人
血縁関係又は養子縁組、居候、執事等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。
屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます。(致命的なプレイは当然不可)
ただし、ご主人様は「名無しの」ですので、近い家族(同じ苗字)の場合は苗字は付けられません。
・お客様
関係は何でも。住人やメイドの友人、取引先関係、公的な仕事などなど。
住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対しての発言にもある程度強制力が働きます。
お仕置き部屋など特別な設備は、基本的に屋敷の住人の許可が必要です。他人の家だし。
・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
屋敷に一夜の宿を求めに来た宿泊客。アポ不要。宿泊費無料。もれなくメイドさんのご奉仕が待ってます。
基本的に発言に強制力は働かず、ソフトプレイ中心です。どうしてもという時は、脅迫などを併用してください。
ただし、メイドによっては無理な要望(アナル・SM・イメージプレイ・女王様etcetc)を聞き届けてくれることも……
・メイド
屋敷で、ご主人様のお世話とお客様の応対をする、このスレのもう一人の主役。
できる限り名前を設定し、性格・セクース時のスタンスもできるだけ決めて下さい。そのほうが格段にやりやすいです。
基本的に、入った翌日には新しく入った旨が他の住人に伝わります。が、しばらく引っ張ってもかまいません。
採用云々を飛ばして、初日から仕事をしてもいいですし、住人や客人からメイドに変わることもまた可能。
典型的な「メイド」として以外にも、主人に言い寄る、スレに反して嫌がって強姦役になるなども可能。
最低限の情報さえあれば参加できます。不必要な設定を作ると、逆に泥沼にはまります。深く考えずに気軽にどうぞ。
スレの趣旨は「関係を楽しむ」ことで、設定は余興です。通常は匂わす程度、他人に聞かれたら明かす、といった感じで。
ご奉仕の仕方 〜能率向上対策・草案〜
1対1での対応が基準。
3Pや乱交は、お客様からの評判もいいのですが、進行が遅くなるなどの弊害もあるので、自信とゆとりがある時にでも。
一、考えるより手を動かす
人数が多いとまとまらなくなるので、「人数待ち」は控え、早めに動いてしまいましょう。
組み合わせを真剣に考えて時間を取られると、どんどん空きの人が増えてしまいます。
ただし、すれ違い防止を含めて、発言前の読み直し(リロード)を忘れずに。
二、情報交換は密に
本格的に動く前に、メイドや住人と話をするのも良いでしょう。得られた情報は今後の為(ネタ)になります。
ただ、雑談ばかりではなく、裏側(メル欄)ではこれからの動きを考えるように。ご奉仕優先です。
三、新人サポート優先
来たばかりの人は優先的に絡めるようにしてください。
お客様は言うに及ばず、メイドや住人なら、早く屋敷に慣れていただけるように、色々案内(リード)してあげましょう。
四、仕事には積極的に
譲り合いの精神は必要ですが、残った相手と、などという消極的な姿勢は控え、積極的にご奉仕しましょう。
自分のやりたいこと(相手・プレイetc)や、他人への情報提供などもあれば、大きな助けになります。
五、十分な連携を取ること
一度お相手をしたら、その日一日のペアが確定する、などということはありません。
他のメイドにスイッチする、または追加参加することも十分可能ですから、動き始めに躊躇する必要はありません。
六、予定(ネタ)が潰れても泣かない
七、無礼者には容赦しない
八、自分は屋敷のために・屋敷は自分のために
九、清く・正しく・いやらしく
名無しの執事は、建ち上がったお屋敷を見て愕然としていた。
違和感。そうとしか言いようのない、その出来映え。
「……また、またしてもやってしまいました……。お、お屋敷の門が……」
名無しの執事の前に立つお屋敷の門は、普段の様式とは違った「失敗作」の姿を誇示していた。
「……あああ……」
思わず頭を抱える名無しの執事。
「いくら緊急のこととは言え、これは確実に確認を怠った私のミスで御座います……」
そう零すと、名無しの執事は肩をがっくりと落としていずこかへと歩み去った。
12 :
桜庭 奏:03/10/01 03:08 ID:4z+rHKEw
>>前スレ918
「……っ!」
口内で主人の逸物が震えだし、喉の奥で爆発したのを感じる。
眉間に皺を寄せながらも、脈動が終わるまで我慢し、終わったのを感じると口の中の
液体をこぼさないようにゆっくりと口から逸物を引き抜く。
少しずつ飲み下すが、最後まで飲んだ瞬間小さくケホケホと咳き込む。
しばらく呼吸を整えていたが、主人の逸物をキレイにするためもう一度主人の逸物に
口を近づける。
前スレ
>>917 ・・・なるほどな。
愛撫を続けながらマスターは確信していた。
杏樹の口から漏れた言葉。
それが、今の彼女の状態を如実に表していた。
だったらよ・・・だったら・・・
次第に表情が、どこか慈しみのあるようなものになっていく。
・・・生き返らせねえとな、心をよ。
自分とのこの行為を最後に、彼女が今までのような事をやめるだろうか。
答えは否。それはマスターにも分かっていた。
時間なら、十分だ・・・絶対になんとかしてみせよう。もう、自分のように傷ついていく人は見たくない・・・。
徐々に肉欲に支配され始める理性。
それを余りあるだけの力で振り払いながら、舌を下ろしていく。
豊満な乳房を舐め上げ、既に突起となっている乳首を軽く噛む。舌先でつつく。
両手には、逃がしようのない苛立ちが現れ、軋む音を立てるほど強くベンチに指を立てていた。
>>12 「えらいぞ、奏…」
事後処理を行おうとして逸物に顔を近づける奏の頭を、
ゆっくりと愛しむようにして撫でてやる。
「さっきは口うるさく説教してすまなかったな」
制止していた事後処理を再開させるため、奏カら手を離す。
15 :
柏葉 瀬名:03/10/01 03:15 ID:8qOaEufp
「いってぇ!!いたたた…なんなんだよ、一体…」
就寝中ベッドから落ちて目が覚める。
「……。」
枕元には結局、昨日の瑞葉のトンデモ写真が残されたままで、つい目がいってしまう。
「…昨日はごちそうさまでした。」
16 :
桜庭 奏:03/10/01 03:18 ID:4z+rHKEw
>>14 主人の頭を撫でる手が心地よくてゆっくりと目を細める。
>「さっきは口うるさく説教してすまなかったな」
「いいえ〜。私が、説教されるような事をしたのがいけなかったんです。」
そう言うと、もう一度主人の逸物に口を近づけ事後処理を再開する。
彼の精液と自分の唾液を綺麗に舐め取ると、顔を離してもう一度眺める。
17 :
椿 杏樹:03/10/01 03:23 ID:8qOaEufp
>>13 「…っ。ぁん…、あはぁん……。良かったぁ…やっと乗り気になってくれましたね〜…。
ふふっ」
胸を執拗に愛撫されるうち、さきほどまでのやや大人びた状態から一変し
マスターの耳元で柔らかな笑顔と共に、甘く囁き始める。
「ねえ、…んふっ…。もう一回チューして…。激しいのがいい…」
少し体を起こして首にしがみつき、メイド服の裾を上げて太股を露出させる。
「…ねーえ……ん、んん…。」
幼子のように甘え、ふうっと耳に息を吹き掛けたりもする。
希望通りのキスを淫らな声を漏らしつつ喜んで受け、妖しく微笑み更に囁く。
「精一杯で御奉仕させていただきますわ。お節介なお客様…。
………とろけそうな程の、甘い御奉仕を」
ショーツを自らで剥ぎ取って、既に愛液が溢れ始めている秘所を指で広げて見せつける。
「ここにいっぱい欲しいなぁ…。マスターのを、久しぶりにいっぱい…」
くちゅ、と水音を立てて彼を誘う。
>>16 「……」
こちらを眺めてくる奏。その小さな顔を抱いてやり、唇を奪う。
事後処理で汚いはずだったが、彼女の可愛さに負けてしまったのだ。
ちょっと塩辛くてほろ苦い、キスの味。
舌を絡めて楽しみながら奏のスカートの中に手を這わせ、
すでにショーツの上からでも湿っていることがわかる秘裂を、布越しに撫でる。
むにゅ、っとしていて蒸し暑いような感触。雌の匂い。
>>17 >やっと〜
「乗り気?そう見えるか?」
言った途端に乳首をガリッ、という音がするほど強く噛む。
「これにすら快楽を感じてしまうのか・・・?」
艶やかに誘う杏樹を、あきらかに憐れみを含んだ眼で眺める。
耳に息を吹きかけられようが、まったく反応を示さなかった。
ただ、希望をかなえるだけ。ただし、その後に同等の苦痛を加えて。
>ここにいっぱい〜
「断る」
ベンチに座るようにして、杏樹を背中から抱きかかえる。
「指だけだ」
そのまま、無造作に二本の指を膣内へ突っ込んだ。
20 :
桜庭 奏:03/10/01 03:33 ID:4z+rHKEw
>>18 「ん……ぅ……」
急に主人に口付けられて、それに応えながらまた快感に流されていきそうな自分を感じる。
既に三角座りから足を崩しており、少し捲れあがったスカートの中に手が入ってきて次の刺激を
期待してそれだけでショーツの中で愛液が溢れるのを感じる。
「ん……っ」
思わず主人の手を挟んで足を閉じてしまう。
>>20 「…こら」
手を挟まれて、呆れたように抗議してみせる。
その間、愛撫は当然のように止まってしまった。
22 :
椿 杏樹:03/10/01 03:38 ID:8qOaEufp
>>19 「ちぇ。………。やさしくないのね、御主人様や伊達さんとは大違い」
つまらない奴、というようにマスターを見つめるが
急に背後から抱きかかえられ、指を複数膣内に荒く突っ込まれて驚く。
「…!…う、あうっ…。いたぁ…」
「う…やだ…。指だけなんて嫌です、貴方のこれが欲しいのに…。
貴方だって入れた方が、気持ちいいんでしょ…?…あはんっ」
>>22 「ガキにいちいち構うほど余裕ある男じゃないんだ」
痛みを知らせる杏樹の声も気にせず、むちゃくちゃに指で荒らす。
彼女がやったようにそっと耳元に口を近づけて・・・
「大人なら話は別だがな」
囁いた。
>貴方だって〜
「・・・俺が楽しんでるとでも思ってるのか?」
叩き付けるように指を動かす。
水音が不協和音のように響く。
「優しいの意味を食い違えているんじゃないぞ」
24 :
桜庭 奏:03/10/01 03:45 ID:4z+rHKEw
>>21 勝手に身体が反応して主人の手を挟んでしまったことに顔を赤らめる。
主人の口付けが終わってしまった事を残念に思いながら少し俯く。
「……ごめんなさい……。
なんかね、最近ちょっとこわいんです。
どんどん、私が……その、いやらしくなってるような気がして。」
自分が最近不安に思っていたことを主人に話し始める。
「何もしていないときも、いきなり思い出したりして、それだけでドキドキしちゃうときがあるんです。」
さすがに主人の顔を見れなくなってきて改めて三角座りになり顔を埋める。
「…私……変、ですよね。」
25 :
椿 杏樹:03/10/01 03:54 ID:8qOaEufp
>>23 「…はぁ…い、痛っ…!やぁ、いたい、やめて…っ」
>ガキにいちいち構うほど余裕ある男じゃないんだ
(嘘ばっかり。じゃあなんでこんなに私に構うのよ…ほっとけばいいじゃない…)
痛さに涙目で振り返り、マスターをただ見つめる。
「う……ふぅ…っ」
叩きつけるような指の動きからは苦痛しか与えられず、
悠斗の時以上の痛みにとうとう抵抗をしはじめる。
「いやぁっ。痛いです…!あふっ、や、もう抜いてぇ!
ごめんなさい、ごめ……、そんなにしたら壊れちゃう…。もういやぁ、ゆ、許してくださいぃっ」
何を許してほしいのかよくわからないまま、白い乳房を上下に揺らしつつ
悲しげに泣きながらマスターに哀願する。
>>25 「・・・おそらく、一人じゃ変わるどころか、自分と向き合うのだって無理だろう・・・」
哀願の声むなしく、痛みのみを与える、およそ愛撫とよべるものではない動きは止まらない。
「・・・だけどな」
言葉とともに、指を突然引き抜く。
そして杏樹の身体に、両腕を回して強く抱き締めた。
「・・・一人にはさせない」
片腕を巻き付けたままにさせ、もう一度指を挿入する。
その動きはしなやかに敏感な部分を捉え、さきほどとまったく違う快感を与えた。
そして、また突然にそれを止める。
「・・・俺が側にいるのじゃ、駄目か・・・?」
これだけのことをしておいて。あれだけの事を言って。YESを期待してはいない。
それでも、マスターはそう言う他なかった。
>>24 「夜伽のことを思い出してドキドキするのは、何も不思議なことではない」
露出していた逸物をズボンの中にしまって、奏に語りかける。
「…で、奏がいやらしくなっていることについてだが」
何気なくベッドに腰掛ける。
下心がある行動とは奏には悟られないように、あくまで自然に。
「事実どんどんいやらしくなっているな、奏は。だが人は皆誰でもいやらしいものだ。
ただ、いやらしさを外面に出しているか、素直になれず内面に潜めているかの違いでしかない。
前者と後者、どちらも困り者だが…… 両方を兼ね備えることができれば問題ない。
欲望をコントロールするんだ。
四六時中発情しているのは困り者だが、しかるべき時には欲望を解放したっていいだろう?
嫌なことを忘れ、快楽に堕ちたいとき。好意を抱いている人間と、すべてをさらけ出すとき」
深呼吸をした後、尚も言葉を続ける。
「欲望をコントロールするには一度堕ちて、その深みを知る必要があるんだよ、奏。
本当のいやらしさを知らないうちにあれこれと喚いても、欲望を制したことにはならないんだ。
無知ではいけない。深みを知って、すべての中から自分を見詰めなければ」
立ち上がって、奏のほうへと歩き始める。
28 :
椿 杏樹:03/10/01 04:15 ID:8qOaEufp
>>26 「…うぅん!ん、んっ…!?……あ……、…っ!!」
快感がやっと襲いはじめるも、何を思ったか突然自らで体を離し、指を抜く。
>・・・俺が側にいるのじゃ、駄目か・・・?
体が地面に崩れ落ち、しばらくその場で無言のまま俯いて座り込む。
彼のその言葉は聞こえていたが、達する事もできないまま指で虐められて、わけのわからないお説教ばかり。
哀れで惨めな自分の心を人前に曝けだすだけ曝け出さされて、
なのに癒す事は何も出来なかった。
「…。…他のメイドさんに手を出さなくなったって聞いて変だと思ったら。
私が、好きになったの?」
きゅっと唇を結ぶ。
「……。
…貴方なんか……。」
「…私、貴方なんか……大っ嫌い」
見たくなかった部分へ強制的に目を向けさせられた事実。
自分の醜い部分や思い出を心に甦らさせただけのマスターの行動に、
激しい抵抗と嫌悪感を覚え、乱れた胸を抑えつつ声を絞り出すと
走ってその場から逃げる。
29 :
桜庭 奏:03/10/01 04:18 ID:4z+rHKEw
>>27 >「夜伽のことを思い出してドキドキするのは、何も不思議なことではない」
「そうなんですか?…よかったぁ、私だけが変なのかと思っちゃいました。」
主人の言葉にまずはほっと胸を撫で下ろす。
三角座りで手を組んだところに顔を埋めていたが、そのまま顔を傾けて主人の顔を
見ながら主人が話すのを聞く。
>事実どんどんいやらしくなっているな、奏は。
「……」
顔を赤らめてもう一度膝の上に顔を隠し、そのまま主人の話に耳を傾け続ける。
>「欲望をコントロールするには一度堕ちて、〜
再び顔を傾けて主人の方へ視線を向ける。
「でも、……ちょっと、こわいです。
御主人様は、私が、すっごくいやらしくなっても、それでも大好きだって
言ってくれますか?」
最後の自分のセリフを発した途端物凄く恥ずかしくなってまた俯いてしまう。
>>29 「…もちろんだとも」
俯いたままの奏に、優しく答えてやる。
「ありのままに感じて、ありのままに曝け出せばいい」
奏を抱き上げ、そのままベッドへと運んでやる。
彼女をゆっくりとそこに横たえさせ、その上に覆い被さる。
「……」
視線で、奏に問いかける。
31 :
桜庭 奏:03/10/01 04:27 ID:4z+rHKEw
>>30 抱き上げられてベッドに運ばれ、そのまま横になりながら自分の上に被さる主人
を見つめる。
「…お願いします。」
視線で問いかけてくる主人に、小さい声でそう言う。
そして、全て主人に身を委ねるかのように目を閉じる。
>>29 杏樹がいなくなってすぐ。
コートを拾い上げ、煙草に火を付ける。
手で叩いて土を払い、静かに腕を通す。
そして、ふぅ、と煙を吐き出して一言。
「ま、これでいいだろ。後は彼女次第だけど・・・」
思案したように頭をポリポリと掻くと、そのまま飄々として闇に消えていく。
「ここに来て1つ思い出した事があんだよなあ」
廊下を進みながら呟く。
「俺が人を好きになること自体おかしいってこと。・・・はは、何やってんだろ俺」
ふと、杏樹の発言が頭の中に響いた。
「大嫌いねえ・・・慣れっこだ」
所詮は間抜けな道化師。愚かなピエロな自分。他人を傷付けるだけ傷つけてなにもしない自分。
その姿は、いつのまにか暗闇に溶け込んでいた。そう、いつものように。
奏に用事があって彼女の部屋へ向かっていたら、廊下を早足で歩いていく彼女を見止め、
こっそり後を付けていく。
ノックの後に続く姉の『御主人様』の言葉に彼女が向かっていたのが主人の部屋だと分かる。
部屋に入った彼女を見て、こっそり部屋に近づくと扉に耳を当てる。
中から聞こえてくる会話に、大体の状況が分かってくる。
「やっぱり、おねえちゃんも……」
ある程度の予想はついていたもののやはりショックを受ける。
そして、姉があのいやらしいセリフを言わされている場面になるといたたまれなくなってその場を
去ってしまう。
主人の命令だと知りつつも、ああいうセリフを発する姉に少しイライラする。
それと同時に、姉が自分とみかさの関係を知ったときはこういう気分だったのではないのだろうかと
なんとなくわかる。
そのまま自室に戻りベッドに入るも、なかなか寝付けない俊であった。
>>31 目を閉じた奏にまず唇を重ねながら、彼女の衣服を剥いでいく。
そうして露わになった裸体に指を這わせて、肌の感触を確かめる。
ぷにぷにとした餅のような柔肌と、仄かな温かみが気持ちよかった。
だが次第に、奏の身体は熱を帯びていく。
ブラとショーツすら無くなった場所を何度も責め、虐めるように弄ったからだ。
乳首や秘裂を舌で撹拌するように舐めながら、
陰核を指で摘んでやったり、小陰唇を唇で甘噛みしてみたり。
幼く見える肉体を、堕としていく。
35 :
椿 杏樹:03/10/01 04:43 ID:8qOaEufp
メイド服が乱れたまま胸元だけ抑え、廊下を歩く。
主人に抱きなおして貰おうと部屋へ向かうが、奏と楽しそうに話し、睦み合っている。
(御主人様……)
「う〜ん。だめかぁ。まさかお邪魔はできないですものねえ」
苦笑しつつぺし、と頭を叩く。
しばらく悩んだ後、周囲に誰もいないのを見計らって衣類倉庫に入る。
一番手前にある新しいダンボール。志保が数日前に持ち込んでいた物である。
跪いて髪を耳にかけ箱を開け、中から男物の白いシャツを取り出すと
そっと、ぺたんこ座りの状態で目を閉じ、ゆっくりと頬に当てる。
「……。」
「……………伊達さん………。逢いたいよ……」
ぽつり。
今後も誰にも明かす事のないであろう"初恋の人"の抜け殻に、そう一言だけ呟く。
36 :
桜庭 奏:03/10/01 04:50 ID:4z+rHKEw
>>34 主人の巧みな愛撫に次第に身体が熱くなってくる。
特に、身体の芯の部分が熱い。
「…んっ…ぅう……」
快感のために涙が溢れ、泣き声になりながらもしっかりと主人の愛撫に反応する。
「…御主人様……っ…こわい、なんだか……っ……」
今まで以上に大きな何かが来る感覚に戸惑い、ベッドのシーツを手繰り寄せて握る。
>>36 「怖くない… 安心しなさい」
奏の胎内から溢れる蜜を指に絡めて、その肉壷へと二本挿入し、
きつく圧迫される指を鉤状に少し曲げ、膣上部のザラザラとした場所を刺激する。
刺激の仕方は小刻みに震えるようにしてみせたり、大きくかき回すようにしたり。
指で膣を責めている間、舌は遊んでいるわけではない。
舌を激しく痙攣させるようにして陰核を叩き、甘い吐息を吹きかけてやる。
時には乳首の状態を確かめるように、包皮を剥いた陰核をコリコリと弄る。
38 :
桜庭 奏:03/10/01 05:06 ID:4z+rHKEw
>>37 主人の声を遠くで聞きながら、止まることのない刺激に反応してどんどん昇りつめていく
身体は止められない。
「…ぁあ……んっん…ん……やぁ……っ…」
眉根を寄せて目をぎゅっと閉じると、涙が頬を幾筋も伝う。
「……っ!!」
そして、声にならない声を発して一際大きく身体を反らせると、急にガクンと力が
抜けて気絶してしまう。
緻密な愛撫に確かな反応を見せていた奏が突然、力無く黙りこくってしまう。
「……」
喘ぎの響かなくなった部屋は沈黙し、水音もない。
その沈黙を感じて、初めて奏が気絶したんだと悟った。
「気絶せずに、最後まで責め抜けるのはいつになるだろうな…」
だらしなく愛液を垂れ流す奏の秘部。
そこを見詰めながら、劣情に満ちた微笑を浮かべる。
「…楽しみだ」
肉欲の宴の後を隠すように奏に毛布を掛けてやり、
彼女の頬を伝う涙が乾いた後を、舌でなぞってやった。
屋敷の緊急増築に伴う雑多な事務作業や、一通りの確認作業を終えた名無しの執事は、
ようやく自らの執務室へと戻りついた。
「急なこととは言え、詰めが甘う御座いました……」
手にしている鏡祭館の図面には、数箇所の赤い×印。
「夜長館からの渡り廊下が設けられなかったのは、それは致し方ないこととは言えど
玄関の設えをミスしてしまうとは……」
こめかみに指を当て、小さく頭を振りながら、執務机の椅子へと腰を沈める。
「……おや?」
腰を下ろし、ようやく一息ついた名無しの執事の目の前には、ほのかに湯気を立てる紅茶と
小皿の上に並べられたチョコレート。
「これは気の利いたお話で御座いますな……」
果たして誰が? そんなことを思いつつ、歩き回ってからからだった喉を潤そうと、
紅茶を一口。
「…………」
口の中に広がる、何とも懐かしい風味。舌が微かに覚えている、そう、これは……。
「……あの頃を思い出しますな……」
懐かしさとも、嬉しさとも、はたまた過ぎ去っていった若かりし頃の思い出を寂しく思ってか、
柔らかく目を細める。
つづいて、小皿の上のチョコを摘み、口へと運ぶ。
『疲れた時は甘いものがいいですよ、はい』
昔、そんなことを言いつつ、エプロンのポケットから取り出したチョコレートを差し出してくれた
南のことを鮮明に思い出す。
「……なんとも……これはなんとも甘く、ほろ苦う御座いますな……」
そう零した名無しの執事は、普段の温厚さとはまた違った、暖かく柔らかい笑顔を浮かべていた。
「……一部とはいえ、お屋敷が崩れちゃうなんて……改築したばっかりだったのに」
急遽、屋敷の全てが建て替えとなり、別邸に移していた家財道具を
新屋敷にようやく運び直して崩れた屋敷からかき集めた、わずかな私物を見つめている。
「う〜んしょっと……えっと、これで全部かな〜?」
私物を抱え直し、落とさないよう顔を横に向け、確認しながら新築の屋敷に入る。
「もしかして……手抜き工事ってやつかな……? 今までこんなことなかったし」
大切な写真や衣服までもがダメになり、大きなため息をつく。
「でも……一番辛いのは伯爵様よね……ずっとお姿を見ていないけど
どこで何をしていらっしゃるのかな……」
「日曜?……ああ、誕生日だったのか。
残念だが仕事もありますから、最初の方しか出られませんね。
友達を呼ぶと言っていましたから、僕は顔出し程度でも構わないでしょう。」
朝の身支度中。顎を軽く傾け、メイドにネクタイを結ばせつつ、幼妻の誕生会について話す。
「でも不在中は心配だから、彼女に余計な虫がつかないようにしっかり見張っておいてくれますか。
…ええ、君にお願いします。」
ずっと緊張で顔を赤らめていた目の前のメイドに、唇を近づける。
髪を指で弄び、目を見つめてから数回、驚き戸惑う彼女に舐めるようなキスをしてやる。
「……どうしたんですか?手が止まってますよ。
そろそろ遅れてしまうので、上着も着せて欲しいんですが。」
車に乗ると足を組み、事業の書類を広げて目を通しながら呟く。
「さて。あれで、ほとんどのメイドには伝わったかな……。」
どうやら先程のメイドと同様に、屋敷内のほとんどのメイドに幼妻の監視をするよう命令し
ひとりひとりに今のような軽い誘惑を仕掛けたらしい。
「でも…あんな事だけで張り切って働いてくれるんですから、可愛いものだね。女というのは」
書類に視線を落としたままで呆れるように微笑み、運転手にそう言う。
(館の外で枯葉を集め火をつけて焼き芋を焼こうとしている)
>>45 名無しの主人の屋敷に向かっていると、屋敷近くの場所で
煙が上がっていることに気付く。
「ちょ、ちょ、ちょっと! あなた、ここで何してるの!?」
>>46 (焼き芋を焼こうとしているところにここの館の人だろうか?綺麗な女性が注意する)
「何してるのって、焼き芋を焼こうとしているですが。あんたも食う?」
(男はマイペースで答える)
>>47 暢気な男の態度に呆然となる。
「ここでそんなことしちゃダメですよ! このお屋敷が火事になったらどうするんですか!?」
そう言って、名無しの主人の屋敷を勢いよく指差す。
「それに……知らない人から物を貰っちゃいけないって言われてるのでいりません。
とにかく、ここで焚き火しちゃダメ!」
>>48 (女性は強気になりながら指摘くる)
「だってよ。職ないし、金ないし、ようやく集めた枯葉と盗んできたこの芋で焼き芋しようと思ったんだもの・・・
あんまり怒ってばかりいると眉間にしわがよるよ。」
(注意されてもペースを乱すことなく余計な事を言って焼き芋の焼き具合を見ている)
>>49 暢気を通り越して非常識な態度の男に苛立ってくる。
「怒るのも当然でしょう!? とにかく、ここはダメ! 早く火を消す!!
その盗んだお芋さんを焼いて食べたいんなら、もっと安全な場所へ行きな……」
そこまで言って、はて?と首を傾げる。
「盗んだ……? って、あなた、泥棒!!?」
>>50 (男が余計な事を言ってしまい不思議がる女性だか男は焼き芋の事しか考えてない)
「そろそろ、焼け頃かな?」
>>51 自分を無視する男に、怒りが最頂点に達する。
名無しの主人の屋敷の庭先へ向かい、バケツに水を汲むと
再び男の前に戻ってきて、バケツの水を焚き火にかける。
「泥棒さん! これ以上、そんな危険な真似を続けると警察を呼びますよ!
私は本気だからねっ!」
強く言って、男を睨み付ける。
>>52 (怒った女性は焚き火にかけて消し手しまった)
「あぁ〜!!何も消さなくてもいいじゃん。全く余計な事をしてくれるよ・・・」
(ペースを急に速めて警察にかけようとする携帯を奪い取る)
>>53 「あっ! 何するんですか、返してくださいっ!」
突然、自分の携帯電話を奪われてそれに取り付くよう両手を伸ばす。
「私が消さないと、あなた自身では絶対この火を消さなかったでしょう!?
私は火事を未然に防いだんです! 悪いのはあなた!」
息を荒くさせて言うと、どっしり構えて片手を差し出す。
「それ、返してください。返してくれないと人を呼びますよ!」
>>54 (女性は取られた携帯を必死なってかえしてくれと顔で訴えている)
「俺でも火ぐらい消せましたよ。放火しようなんて全然思ってないし、それに
この携帯でサツを焼き芋ぐらいで、呼ばれて欲しくないよーだ。」
(男は子供の様な顔をしてべろをだして携帯を壊した)
>>54 「あ〜〜っ!!」
大切な携帯電話を壊されて、悲鳴を上げる。
「もう許さないんだからっ! それ、まだ買ったばっかりだったのに……っ」
男を睨み付けながら、溢れ出る涙を手の甲で拭う。
「あなた、こっちに来なさい!」
そう言って、男の片手を引っ張り、屋敷の中へ入る。
「誰か、誰かいませんか! 瑞葉さ〜ん、奏さ〜ん!」
男の片手をしっかりと握って、玄関先で思いっきり叫ぶ。
>>56 (大事な携帯を壊され泣きながら玄関先で大声を出す女性)
「やば!!」
(女性の口を塞ぎながら古惚けた物置小屋に連れ込みカギを内側からかける)
>>57 「誰か……うむぅっ!!」
突然、背後から口を塞がれて、放せと言わんばかりに口を塞ぐ男の手に
爪を引っ掻けて暴れる。
「んんっ!! ん〜〜〜〜っ!」
やがて、物置に連れ込まれた事を知り、鍵を掛けられて恐怖を感じてくる。
(ど、ど、ど、どうしよう……誰か助けて〜っ!)
>>58 「いってーー爪で引っ掻く馬鹿がいるかよ。おっーいってーな。」
(引っ掻けられた手を息でフーフーする)
「とりあえず、さっきはごめん。・・・壊した携帯な、変わりにこれやるよ。」
(ふかぶかと頭を下げ最新式の携帯を女性に譲る)
>>59 解放されて、思い切り息を吸い込む。
「こ、こんなところへいきなり連れ込まれたら、誰だってそうします……。
でも……ごめんなさい、少し……やりすぎました」
傷付いた男の手をちらりとみて、小さく頭を下げる。
そして、新しい携帯電話を渡され、それを男の胸に押しつける。
「……さっき、言ったでしょう。知らない人から物を貰っちゃいけないって
言われてるんです……お芋さんでも、携帯電話でもそれは同じです」
>>60 「確かに遣りすぎたかな?けどあんたが頭を下げる事はないだろう?」
>そして、新しい携帯電話を渡され、それを男の胸に押しつける。
「あんたの大切な物を壊してしまった。だからこれをあげるって言ってるだろ?結構強情だね。」
(返してきた携帯を女性に返すが胸に携帯が触れてしまう)
>>61 「だから、知らない人から物を貰っちゃいけないって……きゃっ!」
更に男が返してくる携帯電話が自分の胸に触れ、思わず男の手を払ってしまう。
「あ、ご、ごめんなさい……あの、私……」
両手を胸の前で組み、頬を赤らめて視線を逸らす。
「……お腹が空いて、仕方なく食べ物を盗んだの?
それとも、このお屋敷の何かを盗むつもりだったの……?」
ここから出て、警察に通報するかどうか判断に迷い、そんな質問をぶつけてみる。
>>62 (手を払いのけ落ちた携帯を手渡す)
「別に気にしなくていいって」
>お腹が空いて、仕方なく食べ物を盗んだの?
「ここ一ヶ月、水と食パンを少し食べながら彼方此方、暮してながら来たんだ。
芋はここの館から盗んだ物じゃないよ?頼むからサツには言わないくれ。
・・・頬、赤いけどどうかした?」
(必死になりながら弁解して女性の変化に気がつき顔を覗く)
>>63 男の話を聞きながら、渡された携帯電話をぎゅっと握り締める。
「……帰るところはないんですか? 友達とか、そういう人は?」
顔を上げて、男を見つめながら問いかける。
頬が赤いと指摘され、あわてて自分の頬に触れる。
「ほんと、熱い……いいえ、何でもないです。大丈夫……」
そう言って視線をさ迷わせる。
「……とにかく、これはいりません。私はまた新しい物を買えるけど
あなたは……」
男の手を取り、携帯電話を渡すと、途中で言葉を切って、首を左右に振る。
「いいえ、何でもないです……わかりました、警察には言いません。
だけど、ここから早く離れた方がいいですよ?」
>>64 「身内か…そんな物とっくの昔に失っているよ…」
(何かわけありな顔つきになった)
(携帯を女性から手渡された携帯を受け取る)
「・・・このまま去るものなんだしな。失礼な聞くけどおたく、溜まってて赤くなっているんじゃない?
俺がそのストレスなくしてやるよ」
(そう言うと女性の腰を両親指で押しながら心身共に気持ちよくしていきやや興奮させる)
>>65 身内を失ったという言葉を聞いて、親類は全員亡くなったのだと判断する。
「そ、そうなんですか……ごめんなさい、思い出させてしまって……。
だけど、あなたはもう立派な大人でしょう? だったら自立して……きゃっ!?」
いきなり男が腰に指圧を始め、くすぐったいと背を反らせる。
「や、やめ……ストレスは溜まってるかも……しれないけど、で、でも……
こんな事してもらう義理なんて……やあぁ……っ!」
必死に男の手を押さえ、逃げようと扉を見る。
>>66 「義理って言うわけでもないけど…とりあえずさっき顔が赤かったし・・・」
(急に男に指圧をはじめられ逃げようと扉に向かう)
「…男は誰でも狼になるって知っていた?」
(更に指圧を押し捲り身体の自由を奪い動けなくする)
「悪い風にはしないから…っても警戒するか」
>>67 「え、なに……いやあっ!」
身体を弄るように指圧され、次第に熱を帯びてくる。
「男が狼……そ、そんなこと……でも、あなたはそんなんじゃないって思ったのに……」
痺れる身体に鞭打って、必死に床を這いずり扉に向かう。
「もう私にさわらないでっ! 警察に通報されたくないんでしょう?
だったらここから私を出して……これ以上、私に近付いたら、警察を呼ぶわ」
キッと男を睨み続けながら後ろ手で扉の鍵を解錠して、よろよろと外へ出る。
「……さようなら、泥棒さん。もう二度と会いたくないわ……っ!」
涙を浮かべながらゆっくりと立ち上がり、力を振り絞ってその場から走り去る。
69 :
椿 杏樹:03/10/02 22:42 ID:SdHqbOZB
夜伽担当が自分なので、主人の部屋の前に辿りつく。
が、先日のマスターの件でどうも普段と比べて表情が沈んでいる。
「私…今までずっと御主人様が『大好きなお父様』で、一番好きな人だとは思っていたけど…。
それと同時に、ずっと御主人様を他の事からの逃げ道にもしていたのかしら」
そんなつもりは微塵もなかったと思うのに。
逃げるな、と言われた事がどうしても心に引っ掛かり考え込んでしまう。
(もしそれが事実なのだとしたら、申し訳無くて、今夜はお相手なんかできない…。
御主人様。ごめんなさい…)
ノックするのを止め、声もかけずに自室に戻って行く。
一旦屋敷を離れてからやっと気付いた、(別に叶えたいつもりなど全くなかったのだけれど)
例えるなら優しくしてくれる恋人持ちの近所のお兄さんに恋するような、
幼い子供の憧れに近い、淡いほのかな恋心。
それを打ち消そうとする為に、主人までもを使用しようとしていた身勝手な自分の姿に嫌気がさし
思い詰めた表情でメイド服のままベッドに横たわる。
「今日だけ。今日だけでこんなに考え込むのはおしまいにしなきゃ…。
御主人様が一番大切な方なのは変わりないんだし、何より暗く過ごすのは、私らしくないわよね」
>>68 (女性はそのまま泣いて去ってしまった虚しさと後悔が残った)
「…また一人か。俺って下手だな。もっと強引に襲えばよかったかな・・・違うか・・・
まあ、いいや、収穫はそれなりにあったな」
(手に去った女性の下着がつかまれてあった)
「さっき、消された芋持ってさっさと帰るかな・・・」
(秋夜の寒い風が男の頬を掠めながら立ち去る)
71 :
萩野 瑞葉:03/10/02 22:51 ID:ypqdx9TM
瀬名との約束を果たすために、
監視カメラを管理するためのマニュアルが無いかどうか
それとなく屋敷内を見回っている。
「音楽室に、書庫に、お風呂場……にはありませんわよね。
……やっぱり、おじ様の書斎ですかしら?」
コソコソと探りまわる様は、まるでかつての麗を思わせるが、
その挙動は彼女に比べて数倍不審である。
72 :
柏葉 瀬名:03/10/02 22:59 ID:SdHqbOZB
林檎の季節なので沢山あるものの、どう料理しようか迷っている。
「これだけはジャムだろ。あとはパイ、ソルベ、コンポート…。うーん…」
とりあえずレシピノートに何かを記しつつ、厨房でジャムを煮ている。
73 :
萩野 瑞葉:03/10/02 23:04 ID:ypqdx9TM
「おじ様はまだ書斎にいらっしゃいますかしら?」
こっそりと様子を覗きにいくことにする。
「やれやれ、困ったもんだ……」
シャツにインクが零れてしまった為、一度部屋に戻り着替えた後
仕事の続きをするために書斎へと歩く。
75 :
萩野 瑞葉:03/10/02 23:19 ID:ypqdx9TM
書斎を覗いて見ると、幸い誰もいないようだったので、
辺りを見回した後、抜き足差し足で侵入する。
「ええと……この辺りが事典で、この辺は……お仕事の本ですし……」
まずは本棚を見回して、マニュアルのようなものが無いか探していく。
>>75 書斎に戻ると瑞葉が背中を向けて、本棚を何やら探している。
少々背伸びをしたりする姿が愛らしいなどと思いつつも、
無断で粗探しをしているのでこっそり近付き
「コラ。何をしているんだ?急に」
メイド服の襟首を軽くつまみ、溜息混じりに声をかける。
77 :
萩野 瑞葉:03/10/02 23:28 ID:ypqdx9TM
>>76 「きゃっ!?」
甲高い悲鳴を上げて振り向くと、いつの間にか主人が背後に立っている。
「こ、これはその……お、お片づけをしようかと……」
真相を知られたら元も子もないので、
襟首をつままれたままで主人を見上げ、必死に誤魔化そうとする。
所在なさげに廊下を歩いている。
>>77 片付けという割には本の配列がやや散らかり気味である。
「何かを探していたんじゃないのか、瑞葉。
必要な物があるのなら貸してやろう。どれ、言ってみなさい」
瑞葉の隣に立ち、本棚の本をいじりながら尋ねる。
80 :
萩野 瑞葉:03/10/02 23:39 ID:ypqdx9TM
>>79 >何かを探していたんじゃないのか
「い、いえ、そういうわけでは」
ひとまず解放されて、メイド服の襟を整えながら大きく首を横に振る。
「あ、あの、その……」
しどろもどろになって動揺しまくった挙句に、逃げ出そうとする。
「ご、ごめんなさい、失礼しま……あっ!」
その途端、本棚に置いてあった小さな花瓶に手が触れ、
それを床に落として割ってしまう。
執務室でメイド達の仕事の記録を眺めている。
「うーむ……」
ここ数ヶ月分の接客記録や交友記録などをパラパラとめくり、
いつもながらの思案顔を浮かべている。
「……各個人のプライベートをどうこう言う気はありませんが
……お仕事に差し支えが出始めては……」
名無しの執事は、ある可能性について危惧する。
「やれやれ、なにかと困った状況ですな……」
そう言って、広げていたファイルをパタンと閉じた。
「……」
ふと、喉の渇きを感じる。水でも、と思って執務机の上の水差しへと目をやるが、
あいにく、その中身は空になっている。
静かに電話へと手を伸ばし、何処かへとダイアルする。
「申し訳御座いませんが、水差しの替えをお願いできますでしょうか……?」
>>80 「…インクの次は花瓶か。どうしたものだ今日は…」
はあっと息を吐き、瑞葉から手を離す。
「瑞葉、お前は御仕置きされに来たのか?
ならば期待に応えても、別に私は構わないがね」
意地悪くからかうように笑いかける。
84 :
萩野 瑞葉:03/10/02 23:52 ID:ypqdx9TM
>>82 「も、申し訳ありませんっ!」
花瓶が割れる音で、ふと自分がどんなことをしていたのかまで遡って目が覚める。
(わ、私……もしも説明書が見つかっていたら、
きっとおじ様に無断で持ち出して、それで……)
「私は、悪いメイドですわ……御仕置きされるのが当然の、悪いメイドです……」
(いくら瀬名様との約束があるからって、そんな泥棒みたいなことを……)
すっかり、しょげかえった様子で花瓶の破片へ手を伸ばす。
※
>>84 >すっかり、しょげかえった様子で花瓶の破片へ〜
「…まあ、そう落ち込まなくてもいい。お前が粗相をするのが今に始まった事でなし、
今後気をつければ良いのだから」
花瓶の欠片に触れる瑞葉の手に、背後から優しく自分の手を重ねる。
「だが」
「お前があんなに必死に探していた物は何だったんだろうな。
麗のように仕事の書類か?それとも別の物か……」
と、言ったところで机の上の一冊の本に気付く。
「おお、そうだった。丁度いいんだが瑞葉、屋敷の防犯カメラの調子が悪くてな。
明日にでも業者を呼んで修理を頼もうかと思ったんだが…。
お前に業者への連絡依頼を……、いや、やめとこうか」
先ほどの花瓶の失敗を思い出し、手にしていたマニュアルを下げる。
「ここの電話番号に電話して説明するだけなんだが、今の様子ではいまいち心配だしな……」
「ふう。すっかり忘れてた」
物置から生活用品の入ったダンボールを持ち出し、各メイド達の私室を巡る。
個室の生活用品の補充を忘れていたらしい。
92 :
萩野 瑞葉:03/10/03 00:08 ID:rhy/GYhF
>>88 >お前が粗相をするのが今に始まった事でなし〜
この言葉に、さらに落ち込んでしまうものの、
>屋敷の防犯カメラの調子が〜
「!」
注意深く欠片を拾って、とりあえず屑篭へと入れていくうちに、
主人から渡りに船の言葉が掛けられる。
「い、いえ! やらせて下さいませ!
私、頑張りますから! これ、説明書ですわよね?
今すぐにでも電話をかけます!」
自分の手に重ねられた主人の手をとって、
先ほどまでの後悔の気持ちはどこへやら、必死で懇願する。
93 :
桜庭 奏:03/10/03 00:09 ID:oqv3xs8D
夕食の後片付けの後、カモミールティーを淹れて厨房のテーブルで一人で休憩中。
「ふぅ……おいし〜…けど、誰か誘えばよかったかな。
やっぱり一人でお茶は寂しいかも。」
そう呟いた厨房内の内線が鳴る。
「…?はい、もしもし。…あ、執事様、こんばんは。
はい、分かりました。今すぐお持ちしますね。」
そう言うとさっと片付けを済ませて水差しを抱えて執務室へ向かう。
大きな門の前でしばらく迷った後、
意を決したようにチャイムを鳴らす。
「す、すみません・・・・・・どなたかいらっしゃいますか・・・・・・?」
>>92 「ちゃんと私の説明する通りに、修理業者に説明できるか?
不安なようなら志保にでも任せるが……。」
若干不安な面持ちで瑞葉を見つめる。が、
>今すぐにでも電話をかけます!
やる気がどうもあるようなのでマニュアルを渡し、頼む事にする。
「とは言えいくらなんでももう時間が時間だから、架けるのは明日の昼にでもしなさい。
今日は説明だけするから、ちゃんと私の言った事を覚えるだけでいい」
(説明……繰り返し反芻すれば覚えるだろう)
「ん?言った通りに繰り返し反芻……。ふむ」
話すうちに何かしら邪な考えが思い浮かんだのか、自分の顎に指を当て
ニヤリと微笑む。
(今日は杏樹がなぜか来ないようだし、こちらも丁度いい……)
「メモはダメだ、無くしてしまうかもしれない。
私の言う通りに繰り返して言ってみなさい。お前の頭だけで覚えるんだ、いいな」
瑞葉に近づき、ソファに座らせるとマニュアルをめくり説明を始める。
「機械のこの部分がこうなって、今カメラの映像が乱れてしまっている状態で…」
97 :
萩野 瑞葉:03/10/03 00:23 ID:rhy/GYhF
>>96 >架けるのは明日の昼にでもしなさい。
「あ……そうですわよね、もう電話屋さんも、お休みですわよね」
自分が突拍子もないことを言っていたことを悟って顔を赤くする。
>私の言う通りに繰り返して〜覚えるんだ
「はい。私、こういうことはよく分からないのですけれど……
でも頑張りますから、色々教えて下さい、おじ様」
真剣な面持ちで主人とともにソファへ腰を下ろし、説明を聞き始める。
受話器を置いてしばらく。ベストのポケットから取り出した懐中時計に目を落としながら待っていると
水差しを持った奏が執務室に姿を現した。
「ああ、ありがとうございます」
奏が持ってきた水差しを手に取り、中の水を古い水差しの横に置かれていたグラスへと注ぎ一口。
「このような雑用を申しつけて、すみませんでしたね。お仕事に差し支えはありませんでしたか?」
厨房にいたと言うことは、恐らく遅い夕食の後片づけをしていたであろうと思いつき、
本来の仕事の邪魔をしたのでは、と心配になって声を掛ける。
そして、それまで手にしていたグラスを机の上に置く。
その机の上には、先程まで広げていたメイド達の業務記録や評価報告書などのファイルが
乱雑に並べられていたままになっていた。
>>95 あらかた補充を終えた所で、玄関のチャイムが鳴ったのが聞こえてくる。
「あれ…お客様かな?」
慌てて廊下を走り出し、玄関へと急いだ。
「はい…。いらっしゃいませ…お客様ですか?」
101 :
桜庭 奏:03/10/03 00:30 ID:oqv3xs8D
>>98 「失礼します。」
執務室の扉をノックし、中へ入ると執事に水差しを渡す。
「いいえ、どういたしまして。
仕事を終えてちょっと休憩していたところだったので心配されるようなことは
何も無いですよ。」
お礼を言う執事にそう返す。
執事がグラスを机の上に置くのをなんとなく目で追うと、自分達に関するファイルが
並べられているのに気付き、つい興味深げにファイルを見てしまう。
>>96 >電話屋さんも、お休みですわよね
「うむ。
電話屋は年中無休で営業中だとは思うが、修理屋は恐らく閉まっているだろう」
若干の冗談を交えつつ瑞葉に答える。
説明を続ける。
「よし。じゃあ、繰り返し言って覚えるんだぞ。
『カメラの配線が悪く、映像が乱れ』」
そういう間にも何か企みがあるらしく
空いた手で瑞葉の膝や太股をすりすりと撫でさする。
さらに、耳に唇を近づけ甘く囁くような声で説明しはじめる。
「…『おそらく』……」
>>99 自分でチャイムを押したというのに扉が開いた途端に体を反射的に怯えさせる。
頬は走ってきたわけでもないのに赤く上気して、汗に塗れた髪が張り付いている。
「あっ・・・、お、女のひと・・・・・・」
(これなら、気が付かれないかもしれない・・・・・・)
「あの、す、すみません。
一晩だけでいいんです。泊めていただけないでしょうか?」
白いロングスカートの中からは電子音が響いている。
>>101 「そうでしたか。いや、休憩中に申し訳ありませんでしたな」
奏の休憩中だったと言う言葉を聞き、申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「そう言えば、私が桜庭さんとお仕事をする時は、就寝前だったり、休憩中だったり。
タイミングの悪いこと、この上御座いませんな」
そう言って、申し訳なさげな笑顔を奏に向けた名無しの執事は、奏の視線が自分ではない
どこかへと注がれていることに気付く。
奏の視線を自らの視線でなぞる名無しの執事。
その視線の先には、先程まで広げていた資料が置かれていた。
「……気になりますか?」
表情を変えることなく……その実、申し訳なく思っていたのから、少々困ったと言う状態へ
移行した笑顔を浮かべつつ、奏が見つめていた資料の中から1冊のファイルを取り上げた。
「ご自分達のお仕事について、興味を持つのはとても良いことですよ」
そして、手にしていたファイルを開く。
「桜庭さん、最近、お仕事の調子は如何ですか? ……とと、同じようなことをこの間も
ティールームでお伺いしましたな」
名無しの執事は、その笑顔に更に困ったと言う色合いを濃くした。
>>102 「え、ええと、カメラの配線が悪く、映ぞ、ぁっ!?」
突然主人が膝から太腿にかけてを撫でてきたので
つい声をあげてしまう。が、ここでやめるわけにもいかないので
また最初から言い直す。
「失礼しました……んっ、カメラの配線が悪く、映像が乱れ……」
その間も、耳元のかかる息や、腿を撫で擦る手の感触に
息がどんどんと乱れて悩ましいものとなる。
「……おそらく……んんぅ……っ」
>>103 (あら…女の子ね…)
汗ばんだ顔に、濡れて顔に張り付いた髪。
やや不審ではあったが、無下に宿泊を断るのも躊躇われた。
「はい、ご宿泊ですね?…とりあえず、屋敷の中へどうぞ」
来客の様子にどこか違和感を覚えつつも、応接間へと案内する。
>>105 「ん?どうしたそんな反応をして。私の声は瀬名にでも似ていたか…?
顔はよく似ている、とあいつを見せた知人達にはよく言われるんだがね。
それはさておき。瑞葉、続けるぞ」
髪をひと撫でし、スカートを徐々に上げ中へと指を忍び込ませていく。
「『ネズミか猫か何かにより、ケーブルがかじられるなどして』……」
言葉に並行して、瑞葉の耳をかぷっとかじったりしてみる。
「おお、すまない。痛かったか。よしよし…舐めてやろうな」
>>107 徐々に敏感な部分へと侵入してくる指に
身を震わせ、声を殺しながらも「瀬名」という名前には、つい反応してしまう。
「っ! せ、瀬名様は、関係……ないんですぅっ」
ついでに言わずともよいことまで言ってしまう。
「これは私が、こうしたいから……だから……
ネ、『ネズミか猫か何かにより、ケーブルがかじられ』……くぅんっ!」
耳を存分に弄られて、言葉を途中で途絶えさせ、悲鳴を上げる。
そして、ぴちゃぴちゃと耳元で響く淫らな音が、さらに羞恥心を募らせる。
「こ、これ……やっぱり、御仕置き……なんですの?」
109 :
桜庭 奏:03/10/03 00:53 ID:oqv3xs8D
>>104 >「そう言えば、私が桜庭さんとお仕事をする時は、就〜
「ふふ、そういえば、そうでしたね。あのときは……」
ファイルを眺めたまま執事に返事をするが、言いかけて前回の事を思い出して赤面する。
執事にファイルを眺めていたことに気付かれて彼の表情をそっと窺うが、咎められた
わけではないので、話題を逸らしてくれたことにほっとする。
「あ。はい、…気になります。
自分が、他の方にどういう評価をされてるのか。
でも、私…他のメイドさん達に比べるとまだまだなところがあるので、評価を聞く
のはちょっと興味半分であとは怖いところがあるけれど……」
ファイルを見たまま自分の評価を想像してみるが、あまりいいことは書かれていなさ
そうなので考えるのをやめる。
>「桜庭さん、最近、お仕事の調子は如何ですか?〜
「そ…うですね。」
以前の事を思い出して赤面したばかりだったので、どう答えていいかわからず
苦笑を返す。
>>106 「え・・・・・」
泊めてもらえると聞き、一瞬呆然とした表情を浮かべる。
「あ、ありがとう、ございます。」
安堵したのだろう、泣き笑いのような表情で礼を延べ
屋敷の中に一歩足を踏み出したところで膝が笑う。
「・・・・・・ひうっ」
甘い声を上げてその場にかがみこんでしまう。
>>109 顔を赤くしながら苦笑いを浮かべる奏を見て、つられるように苦笑いを浮かべる。
「ま、このお屋敷の『お仕事』を振り返りますと、答えにくいことも多々あるでしょうな」
そして、開いていたファイルの中に目を落とす。
「……しかし、それを恥ずかしながらも、例えとぎれとぎれになっても、答えなければならない時も
くるでしょう。そう……中には、そう言う言葉をメイドに発させて悦に入るようなお客様も
おられるでしょうから」
ファイルに綴じられている書類の文字を指で追う。
「ただ、かと言って他のお客様や御主人様に踏み込んだ発言をしてしまっては、それは大きな
間違いとなります。その辺は……特段、心配してはいないのですが……」
指先でファイルの中の一点を叩き始める。
「……で、桜庭さん、最近のお仕事の調子は如何ですか?」
そう言いながら、細かい文字を読む為に掛けていた眼鏡の位置を指で直し、視線を奏の方へと
向けた。
>>110 (御主人様に連絡して…それから…)
急な訪問客への対応はもはや慣れっこなのか、そんな事を考えている。
が、案内すべき客は、突然妙な声を上げて屈みこんでしまった。
「えっ…!?…ちょっと、大丈夫ですかお客様?」
聞きなれない音がしている事にも気付くが、とりあえず客の肩に手をやり、宥めるように呼び掛けてみる。
>>108 >っ! せ、瀬名様は〜
(そうか。それで何かはわからないが、書斎の本を使って何かしようと企んでいるのだな…?
別に詮索するつもりはないが…まったく子供同士で楽しそうなものだ)
仕事に追われているせいもあってか、多少意地悪な思いを抱く。
「では続きを。『設置しているカメラのうち、何台かのコードが切断されてしまっている』
…瑞葉。ちゃんと聞いているか?」
ショーツを露にし、説明の際に刺し棒代わりとして持っていた万年筆で
下着の上から秘部あたりをちょいちょい、と突つく。
「私が悪戯をするからといって、ここにばかり注意が行っていてはちゃんと覚えられないぞ……」
と、さらに数回突ついたり、布越しにペン先を中に少しだけ侵入させてみたりする。
「『中の』……」
くにゅくにゅ、とペンを動かす。
>こ、これ……やっぱり、御仕置き……なんですの?
「何を言ってるんだ。さっきから説明すると私は言っているのに…。
もう瑞葉はこれをやめて気持ちのいい御仕置きをして欲しいのか?
ならマニュアルもお前に預けず志保に明日朝渡して、改めて依頼しなおすが……」
そう言いマニュアルを閉じようとする。
115 :
桜庭 奏:03/10/03 01:11 ID:oqv3xs8D
>>112 改めて同じ質問をしてくる執事に何と答えようか考えながらゆっくりと口を開く。
「ええと……お料理やお掃除などの家事は最近結構頑張ったので自分でも少し
得意になってきたかな〜と思ったり。
でも、……。」
先日主人の相手をした際、最中に気絶してしまってから余計にこういう行為への
恐怖心が生まれてしまったことに戸惑いを覚える。
>>114 主人に薄々事情を悟られたことに気づく余裕もない。
「ひぁっ! あ、くぅん、そ、れは……ダメ、ですぅぅっ!」
秘所をペン先で刺激され、やめて欲しいと懇願するが、
>私が悪戯をするからといって〜ならマニュアルもお前に預けず〜
「そ、そんなっ! わ、私がやります。だから続けて下さい」
上気した顔を一心に引き締めてマニュアルを閉じようとする主人の手を止める。
「『設置しているカメラのうち、何台かのコードが切断されてしまって』……
な、『な……かの』っ、中の、それ、ダメぇっ!」
ペンの蠢きが齎すもどかしさに、つい主人の言っていない言葉が混ざってしまう。
>>115 「……でも?」
言葉を濁した奏の反応に、微妙な好奇心を押し殺しつつ、少し心配げな表情を浮かべる。
そして椅子から立ち上がり、奏の方へと歩みを進める。
「『お仕事』の悩みでしたら、いくらでもご相談に乗りますよ?」
「お仕事」と言う部分を強調するように言いながら奏の背中へと回り込む。
そして、両肩にそっと手を置き、後ろ上から奏の顔をのぞき込むような姿勢を取った。
「それこそ、その心配を抱えたままでお仕事を続けられて、何かミスがあっては
大変で御座いますからな」
そう語る名無しの執事の目は、伺い知れない深みを持った優しげな目をしていた。
>>116 「よし…もうそろそろ終わるからな。よく聞くように。
『線が、ちぎれてしまっているのではないかと思われます』」
下半身をいじっていた手を止め、瑞葉を包み込むように後ろから手を回す。
強く瑞葉を自分の方へと抱いて引き寄せると
>中の、それ、ダメぇっ
「こら。そんな事は言っていない。
…いいか。『ペンの先で御主人様にいじられただけで、感じてあんあん言う、いやらしい私の』」
瑞葉の思考がおぼつかなくなっているのを感じとったらしく
面白がって突然、カメラに関係無い言葉を言い始める。
「『恥ずかしい姿が綺麗にうつりませんので』」
今度は胸を乱れさせて襟元から手を突っ込み、乳房をこねくりまわす。
>>113 「・・・・・・っや・・・ぁ・・・」
堪えようとしても甘い声がもれてしまう。
差し伸べられた声と手にすがる。
柔らかな女性の感触に、思わずそのままぎゅっと抱きついてしまう。
床に広がったスカートから除く足はひくひくと痙攣して、吐息がますます荒くなっている。
120 :
桜庭 奏:03/10/03 01:24 ID:oqv3xs8D
>>117 >「……でも?」
一人で深く考えこんでいきそうになったところで執事に声を掛けられて我に返る。
「い、いえ…なんでもないですっ」
自分が言いかけそうになった内容を思い出して少し顔を赤らめながら慌てて顔の前で
手を振る。
が、後ろから自分の肩に手を置いてきた執事をあどけない表情で見つめてしまい、つい
口を開いてしまう。
「えっと……やっぱり、私は夜のお仕事は苦手です……。
この前、お仕事の最中に気絶しちゃって、ちょっとこわくなっちゃって……」
次第に俯き加減になりながら、話し出す。
>>119 「きゃっ…!?」
いきなり客に抱きつかれ、思わず悲鳴を上げてしまったり。
が、以前にも何度かこういう状況に出会ってしまった事があるせいか、自分よりは年下な女の子の客をじっと見つめる。
荒い吐息。ひくひくと震える足。そして汗。
「も、もしかして…」
抱きつかれたままの状態で軽々と客を持ち上げると、そのままソファへと運ぶ。
「お客様…。あの、失礼ですけど…お体の確認を…」
そう言いながら、ゆっくりとスカートを捲った。
>>118 「もうすぐ終わる」という言葉に、すでに朦朧としかけていた意識の隅で
とにかく何でも主人が言うとおりに繰り返して、この責めから抜け出そうと考える。
「はい……『線が、ちぎれてしまって』……ぁぅっ、『いるのではないかと思われます』」
しかし今度は主人の手が胸へと伸びて、慎ましやかな膨らみを
まさぐり始めたので、さらに急いで続きを口にする。
「ペ、『ペンの先で御主人様にいじられただけで、感じてあんあん言う、
いやらしい私の』……わ、私の、『恥ずかしい姿が綺麗にうつりませ』……んんぅっ!」
もはや言葉の意味すら分からず、荒い息の下から忠実に
主人の台詞を繰り返している。
>>122 悶える瑞葉のせいで十分に股間が臨戦体制になっているのに気付く。
(そろそろ頃合か…)
「『今まで通り、御主人様に夜毎私や同僚の皆さんが犯される様子が、
綺麗にうつって記録に残せますように
どうか早急な修理をお願いいたします』……以上。あとはここの住所を伝えるだけだ」
マニュアルを閉じると、ペンと共にソファの下に置く。
「マニュアルは明日いっぱいお前が持っていなさい。番号は一番最後のページにある。
なくさないように電話番号を一応、コピーするなりしておくといいかもしれないな」
「…さて、説明は終了だ。今度はじゃあお前の望み通りに御仕置きといこうか。
その様子だとこっちの方が欲しくてたまらないだろう」
瑞葉を押し倒すと欲情に任せてやや荒めにメイド服を脱がす。
ショーツをずり下ろし彼女の両足を抱えて持ち上げると、自分の勃起した逸物を取り出して
「さあいくぞ瑞葉。花瓶を割った御仕置きだ……」
水音を立て、深くゆっくりと内部へ沈めていく。
>>120 奏の右肩に置いていた手を離し、そっと奏の頭に添える。
そして、その手を奏の髪に沿うように優しく動かしはじめる。
「恐いですか……?」
あどけない表情の奏の瞳を、優しく見据える。
「……それを克服していくのも、このお屋敷で桜庭さんに求められているお仕事……
そう、ここでお仕事を続けていく上で必要とされることではないでしょうか?」
できるだけ気遣いながら優しく、そして諭すように語る名無しの執事。
「確かに慣れないと恐いことはたくさんあると思いますし、いまだ経験したことの無いような
未知の体験も待ちかまえているでしょう。でも、それを踏み越えてこそ
当家のメイドなのではないかと、私は考えております……」
そこまで言って、視界の中に息づいている奏の可愛らしい唇へと、自らの唇を寄せていった。
>>123 「い、『今まで通り、御主人様に夜毎私や同僚の皆さんが犯される様子が、
綺麗にうつって記録に残せますように 、どうか早急な修理をお願いいたします』……
お、お願いしますぅっ!」
既に主人の言葉を繰り返しているのか、それとも自分の欲望を
正直に告白しているのか、自分でも分からなくなっている。
>じゃあお前の望み通りに御仕置きといこうか。
「あ……は、はい。申し訳ありませんでした」
ソファの上にぐったりと横たわると、荒々しくメイド服を剥がれていく。
その乱暴さに、かえって欲望が高まる。
「おじ様……御主人様、いけないメイドの瑞葉を、どうか罰して下さいませ。
お気の済むまで、犯し、て……ぇ、あ、ふあぁぁぁんっ!」
先ほどまで口にしていた自涜の言葉の余韻がまだ残っているのか
淫らな言葉で主人の仕置きを誘うと、その逸物を受け入れる。
>>121 抱きついた感触の包み込むような柔らかさに安堵ともに心臓が騒ぎ出す。
悪いとは思いながらも離したくなくてもっと強く抱きついてしまう。
>「お客様…。あの、失礼ですけど…お体の確認を…」
一瞬怯えたように身を引くが、そのままスカートを捲くられてしまう。
捲くられたスカートの下からひくひくと痙攣する秘所に突き刺さったバイブが姿を見せる。
「っごめんなさい・・・・・・ごめんなさい・・・・・・っ!」
ぽろぽろと涙をこぼして両手で顔を覆ってしまう。
「こんなこと頼むなんて、はしたないですけど体が熱くて・・・もう・・・」
127 :
桜庭 奏:03/10/03 01:45 ID:oqv3xs8D
>>124 >「恐いですか……?」
髪を撫でている執事の手を心地よく感じながらしばらく俯いていると、執事が
言葉を発したので再び顎を上げて執事を見上げる。
執事の話す言葉を真面目な表情で真剣に聞く。
>いまだ経験したことの無いような〜
まだ自分の経験したことの無い領域があるのかと知り、少し眉根を寄せるが、
考え込む前に執事に唇を寄せられ、少し驚いて瞬きをするがすぐに条件反射で
眼を閉じる。
「ん……」
>>126 予想通り…と言うべきなのか、スカートを捲った先には、少女の幼げな秘所に突き刺さったバイブがあった。
「お客様……。一体、どうして…?」
そんな疑問が胸の中でわだかまるが、今自分がするべきことは何かは見当がついていた。
「わかりました…。お客様、今楽にしてあげますので…」
ポケットからハンカチを取り出し、そっと少女の涙を拭う。
そうしてからソファに少女の身体を横たわらせると、片手でその控えめな胸を、もう一方の手でバイブを前後させていく。
>>127 眼前で閉じられる奏の目につられるように目を閉じ、そっと優しい口付けをする名無しの執事。
軽く唇をあわせ、それをゆっくりと離す。
「……恐い、と思うことも多いでしょうし、踏み越える、と言う言葉に困難を感ずるかも知れませんが、
こう言う考え方もできます……」
再び唇を寄せ、今度は奏の口腔内へと舌を差し入れる。
その舌で奏の舌先をとらえ、ゆっくりと優しく撫で回す。
しばし、奏の口の中の感触を味わった後、その舌で上あごをなぞるように唇を離す。
「……新しい世界の発見であるとも」
そして、名無しの執事は優しく、力強い笑顔を奏へと浮かべてみせた。
>>125 >お気の済むまで〜
「そうだな。存分にそうさせてもらおうか」
御仕置きなので自分の欲望を満たすだけを目的とし、最初からハイペースで
瑞葉を突き上げる。
「…、んっ…。…あれは骨董で結構貴重な花瓶だったのに、どうしたものか…。
いつになったら…お前はこうした小さな粗相が減るんだろうなぁ?瑞葉」
上半身が全て裸になっている瑞葉の腹部を、胸の下からへそあたりまで
突きながら舌で舐めていく。
「粗相の無さ過ぎるメイドも面白みが無いものだが…あまりに酷いのもいただけない」
片手を足から離し、乳房をピアノを弾くような手つきでぐにぐに、と強く揉む。
「くっ…、…瑞葉も、そう思わないか。
いいえ私はこういう御仕置きが大好きなんですわ、と言いたいのは、わかるんだが…」
最後の方は少しからかうように真似をして言葉で責める。
「んん…いいぞ…。
しかしお前は困った子だ…御仕置きだというのに、こんなに私に積極的に絡みついてきて…」
言葉で責める間中、なおも早めに腰を前後させて瑞葉を犯す。
あまり逸物を出さないままで、ただ腰を乱暴に打ち付けていく。
131 :
桜庭 奏:03/10/03 01:59 ID:oqv3xs8D
>>129 「ん……ふっ……」
執事の言葉を考えながら執事の口付けに応えようとするが、巧みな刺激に身体の力が
抜けてきてしまい執事にもたれかかる。
唇が離れて息を整えながら、『新しい世界の発見』の言葉に少し不安げな表情をする。
(…他のことなら、素直に喜べるけど、……。
夜のお仕事でこれ以上『新しい世界の発見』をしたら、私、…どうなっちゃうの?)
そう考えてしまい力強く微笑む執事に対して複雑な表情を浮かべてしまう。
>>130 「ご……めん、なさいぃっ、もう……二度と、しませんからぁっ!」
最初からキツい責めを受けて苦痛交じりの快感の中で叫ぶ。
「お、御仕置きが欲しいから、したんじゃ、ひあああっ!
そんなんじゃ、ありませんっ、私……」
しかし徐々に身体は、その責めにも慣れ始め、
分泌された愛液のおかげですべりもよくなって
主人のモノを肉襞が巧みに捉えはじめる。
>しかしお前は困った子だ…
「もうし、わけ、あぁん……っ、ありませ、んぅっ!
いやらしい……とっても、いやらしいんです、私ぃっ!」
瞳から涙がポロポロとこぼれだす。
「だから、お父様も……」
どうやら自涜を続けた結果、薄れかけていた以前のトラウマが
戻ってしまったようである。
>>131 複雑な表情……名無しの執事は、それを不安と解釈した。
「大丈夫で御座いますよ。ほら……」
それまで左肩に置いていた手を可奈のなだらかな胸へと運び、ワンピースの上から柔らかく
揉みしだく。
「……布地越しに肌へ伝わる感触。何とも言えずむずがゆいようにも思えますが、布擦れが
肌に触れる感触と相まって、際立った快感を感じる方もおられます……」
しばしそのまま、服越しに奏の胸の感触を楽しむ。
やがて、胸の頂が隆起してきたのを手のひらに確かめると、その手を離し、奏の上半身を
撫で下ろし、果物の皮を刃物で剥き取るような手付きで服を脱がせていく。
空気にさらされる奏の上半身。
名無しの執事は、その肌の白さに目を細めつつ、ブラの隙間から奏の胸へと手を差し入れた。
「……そして、肌と肌の触れあう、この暖かく柔らかく、貼り付くような感触がお好きな方も……」
ブラの隙間からとらえた奏の胸を大きな手のひらでじかにもみ上げる。
そして、その手のひらで胸の頂で小さく脈打ちながら堅くなっているその部分を刺激することも
忘れない。
>>128 >「わかりました…。」
一瞬車に自分を押し込んでめちゃくちゃにした男達の小汚い手がフラッシュバックして目を瞑る。
が、そっと優しく触れるハンカチの感触に肩の力が抜ける。
細やかな心配りが嬉しかった。
(あいつらとは、違う・・・・・・このひとなら、安心できる・・・)
>そうしてからソファに少女の身体を横たわらせると
不安そうに見つめるが、体はすでに熱くなっていることもあり、触れられるとすぐ甘い声を上げてしまう。
「っ、ああっあ・・・っあ」
膣内を引きずられるような感覚に身悶えしながら、
優しく取り扱ってくれていることに、胸の中が熱くなる。
胸に触れられている指が起こす快感がぞくぞくと背中に集まってくる。
「ふぁ・・・・・っき、気持ちいい・・・・・」
>>134 「お客様…気持ちいいですか?…もっと、感じてしまってもよろしいですよ?」
柔らかい手付きで少女の上半身を覆う衣服を捲り、既に尖っている乳首にそっと口付ける。
「んっ…ちゅっ、んんっ…」
丹念にそこを舐め回す様は、まるで男根への奉仕のようだった。
「お客様がどうしてこんな姿でお屋敷を訪れたかは問いません…だから」
一旦乳首から唇を離してそう言うと、バイブを強く少女の奥へと突き立てる。
「遠慮なく…イってもいいんですよ」
136 :
桜庭 奏:03/10/03 02:20 ID:oqv3xs8D
>>133 先程唇を合わせただけで少し敏感になってきていた身体を撫でられてびくっと反応する。
服の上から胸を刺激されて、それだけでもうドキドキしはじめてしまい声が出てしまわない
ように唇を噛む。
が、すぐに先端を硬くしてしまったのが執事に分かってすぐに上半身をあらわにされてしまう。
恥ずかしさと興奮が相まって息が少し荒くなる。
「…ん……っ…」
直に胸を刺激され、執事の指が先端に直接触れたときに思わず声を発してしまう。
まだはじまったばかりだというのにショーツの中で秘部からとろりと愛液が流れたのを感じて
思わず太ももをすり合わせる。
>>132 「もう出すぞ、瑞葉…っ。私のしたいように…お前の中に出すので構わないな…!」
膣壁に擦りつけるよう動かしていた逸物がとうとう限界を訴え
「……くっ!…っ、うっ…」
中に大量の精液を注ぐ。
射精する間も、動きは止まる事無く同じペースで秘所を突き
完全に出し終えてからようやく動きが緩慢になってゆく。
「…。ふぅ……。ふ…」
瑞葉の中から逸物を抜くとソファの背にもたれ、
ぐったりする彼女の頭を強引に引き寄せ後始末をさせる。
「何してるんだ…ほら…。最後は忘れずにこれだろう…。
瀬名にはいつも自分から縋るようにしてやってるんじゃないのか。ん…?」
仕方が無い事だとは思っているものの、達したばかりで少しはつまらない思いが
表に出てそんな言葉を投げかける。
(そう言えば、先程…)
服を直し、花瓶の欠片と水びたしの絨毯の掃除を瑞葉にさせる間
煙草を吸いながら呟く。
「……瑞葉。私が気付かないうちに、子爵と会ったり、何か話でもしたのか。
状態を人づてに聞く限りでは、今のあいつはまともな話の出来る状態ではないとは思うが…。
まあ、どう言ったらいいかわからんが……お前も一応、気をつけなさい。
娘だからとは言え何が起こるかわかったもんじゃない」
そう言い、煙を吐く。
>>136 奏が漏らした声を聞き、奏が身をよじるさまを見てとった名無しの執事は、
その目を満足げに細める。
「これから奏さんが向かう世界には、苦痛も多々あるでしょうが、その向こうには……」
そこまで言って、それまで手のひらでこね回すようにしていた奏の胸の頂を、そっと摘み上げる。
「……これよりも素晴らしい何かが待ちかまえているかも知れませんよ……?」
摘み上げた奏の胸の頂を、その指の間でこね回してみせる。
そして、今まで奏の頭をなで続けていた手を、奏が摺り合わせた太股へと運び、
ゆっくりと撫で上げ始める。
「……立っていられますか? もし、辛いようなら、机に手をついても構いませんよ……。
より、楽になっていれば……」
やがて、太股を撫で上げていた手が、スカートの裾をたぐり寄せるように太股やその上辺りで蠢き、
奏の足を包み隠していたスカートをたくし上げ始めた。
>>135 >既に尖っている乳首にそっと〜
「っ・・・や、そ、そこは弱、っひぁ・・・」
舐め回されて濡れた乳首に暖かい唇と館の空気が交互に触れる。
温度差にさえも快感を高める要因でしかない。
>「お客様がどうして〜」
「っあ、わ、わた・・・しっ・・・」
こみ上げてくる熱いものが既に快感なのか安堵なのかさえもわからなくなっている。
赤くなった目元から汗とも涙ともつかぬ雫が滴って、力を抜いた瞬間に、ぐちゅりとひときわ大きな水音を立てて、バイブが最奥に挿入された。
ひくひくと快楽を飲み込むように秘所が蠢いて、体が弓なりにしなる。
「・・・・・・ぅあああああっ、い、いっちゃうぅぅっ」
140 :
桜庭 奏:03/10/03 02:37 ID:oqv3xs8D
>>138 「…んっ……はい……んんっ……」
執事の言葉をおぼろげな思考でなんとか理解しながらそう返事をするが、感じて発した声と
混ざってなんだかか弱い声での返事になる。
太股を撫でられて思わずぶるっと身体を震わせる。
>もし、辛いようなら、机に手をついても構いませんよ……。
「…はい……」
導かれるままに目の前の机に手をつき、力を入れて体重をそこへ預ける。
「……!」
スカートがたくし上げられ自分の見えない背後での執事の行動に今更であるが緊張
しはじめて身体を少し硬くする。
>>137 「は、はい、中に……どう、ぞ、あ、あっ、あんっ、あふ、ぅんんぅぅぅっ!!」
目の前で白い光がはじけたかと思うと、ぐったりと横たわってしまう。
「や……んっ、まだ、出て……動い……てっ、んむぅっ!?」
射精しつつも突き上げ続けるその主人の責めが終わったと思うやいなや、
>何してるんだ〜瀬名にはいつも〜
「んっ、んんぅっ、ふ……ぁむっ」
悲しげな瞳のまま、主人のモノを黙って綺麗にする。
その後、軽く身づくろいをすると、箒も使って花瓶の欠片を集め、
絨毯の水も雑巾で吸い取る。
>子爵と会ったり、何か話でもしたのか
「……それでも、私のお父様ですから。
お父様がああなったのも私のせいですし……
私がどうなっても、お父様を元のお父様に戻したいんです」
さすがに何があったのかまでは言わずに、それだけ伝えると
監視カメラのマニュアルを片手に、汚れた雑巾をかけた
花瓶の欠片入りのゴミ箱をもう片方の手に持って頭を下げる。
「花瓶、本当に申し訳ありませんでした。
電話屋さん……修理屋さんには明日中に御連絡いたします。
……もしおじ様がお望みなら、教えられた通りにでも」
そしてもう一度礼をすると、「お休みなさい」といって部屋を去っていく。
>>139 「お客様…凄い、綺麗ですよ…っ」
少女の奥をバイブで突き上げながら、そんな言葉を漏らす。
やがて、嬌声を上げて弓なりに身体を反らせ、達する少女。
それを確認し、ゆっくりとバイブを引き抜いた。
「はぁ…はふっ…あの、宿泊はしてもよろしいそうです。ところでお客様…一体どうしてこんな事に?
…あ、いえ、嫌なら答えなくてもよろしいですが」
一息ついて後始末をすると、主人に宿泊確認を取ってから再び少女の元へやってきてそう聞く。
自分は相手を責めるだけで何もされなかったせいか、顔はやや紅潮したままであるが。
林檎デザートいろいろを作り終え、冷蔵庫にしまって本日の仕事終了。
そのせいで明日からはしばらく屋敷のデザートは林檎フェアである。
それはさておき。
自室で一人ベッドにあぐらを掻いて座り、腕組みをして何やら悩んでいる。
目線の先にはテレビの番組雑誌が一冊。
「基本的に絶対見逃せないんだよなー…チャンピオンズリーグ…。
でも始まる時間を考えると(深夜)イチャついてたら間違い無く見逃すし…。
だからと言って断るのも喧嘩になりそうだし…うーん…」
サッカー中継の日と、瑞葉といい雰囲気になった日が丁度かち合ってしまったら
一体どうすればいいのかを真剣に悩んでいるらしい。
「あああ〜〜〜!!わかんねえ!
…………でも録画じゃなくてリアルタイムで観たいんだよ……。
どっちが大事かとかそういう問題じゃなくってさあ…」
>>140 机に手をつき、尻を突き出したようになった奏の後ろで少し腰を屈める名無しの執事。
胸と尻に這わせていた手に伝わってくる奏の身体の強張りに優しく声を掛けた。
「大丈夫で御座いますよ。私が信じられませんか……?」
そう言いつつブラをたくし上げて胸を弄んでいた手を離し、傍らに垂れ下がっていた
スカートの裾を持ち上げ、奏のショーツを露出させる。
「……ほら、奏さんの身体は、ちゃんとわかっておられるようですよ……?」
指をそっと、奏のショーツの湿り気の中心へと這わせる。
にちゅ……
滴るようになっていた布地と、その向こうの潤った粘膜が重なり合って、鈍い水音を立てる。
その水音に目を細めた名無しの執事は、そのまま、ショーツ越しに指を前後させ始めた。
更に勢いを増し、その範囲を広げていく奏の潤い。
「ほら……こんなに水音がする位……。奏さんのここは正直に『気持ちいい』と言ってますよ?」
その言葉に続いて名無しの執事の指が、奏のショーツの濡れ滴る縁へとかけられる。
再び聞こえる鈍い水音。その水音と共に、その部分は横へとずらし避けられ、その中から
奏のささやかな茂みと、秘蜜湧き出る桜色の泉が姿を現した。
「やはり、奏さんのここは綺麗で御座いますな……」
そして、名無しの執事の舌が奏の桜色の泉へと差しのばされ、空いている手の指が
その周辺をなぞり始めた。
マニュアルを抱えて、まず瀬名の部屋へ行こうかともするが、
深夜では迷惑かと考え直す。
「明日、修理屋さんにお電話した後、読んでいただきましょう」
そう呟くと、目的は達成したものの、複雑な表情で私室へ下がる。
146 :
桜庭 奏:03/10/03 02:59 ID:oqv3xs8D
>>144 執事の指の動きに反応して水音が響き、それが奏の耳にも聞こえて眼をぎゅっと瞑る。
ショーツ越しの愛撫に唇を噛みながら執事の言葉を聞き、首をいやいやをするように
横に数回振る。
秘部を覆っていたショーツがどけられて空気を直接感じて眉根を寄せる。
「ん…っ」
その瞬間秘部にざらざらした舌特有の感触を感じて声が漏れる。
すっかりとろけきっていた秘部はさらに愛液を溢れさせていき、ついに腕に力が
入らなくなって机の上に肘だけついた状態になる。
>>142 「は、ぁ・・・・・・」
ぐったりと体を横たえて、安堵する。
体から熱が去ったせいか、段々と冷静になってくる。
>「ところでお客様…一体どうして〜
「あ・・・その・・・」
ぎゅっと胸に手を押し当てて躊躇するが、気を持ち直す。
「学校の、帰りに・・・男の人数人に、車に連れ込まれて・・・」
涙がこみ上げてきたのか震えるように息をついてから再び話し出す。
「その車の中で酷い、ことをされて・・・あの屋敷なら、『可愛がってくれるから』って降ろされて・・・」
言うな、と言われていた事ではあるがこの後の不安からすべてを話してしまう。
「ごめんなさい・・・・・・明日には、ちゃんと出て行きますから・・・」
心配をかけないように微笑んで立ち上がる。
「・・・・・・おやすみなさい。ありがとうございました・・・」
>>147 「そ、そうなんですか…」
戦慄さえ覚えるような話の内容に、思わず体を震わせてしまう。
「で、でも大丈夫ですよ!御主人様に言っておきますから、そんな不審者はまとめてパパパッと捕まえちゃいますよ」
少女を励ますようにそう明るく言うと、空いている客室へと案内する。
「ではごゆっくり…。おやすみなさい」
頭を下げると、静かにその場から退出した。
「うぅ…何か、身体が…熱いよぉ」
自室に戻ったまでは良かったが、治まらない身体の熱さに、すぐさまベッドに倒れこんでしまう。
「ダメ、もう我慢できない…。…ん…あんっ、幸希ぃ…」
恋人の姿を思い浮かべながら、その後しばらくはは自慰に浸った。
>>146 力無く奏の身体が机の上に崩れ落ちたのを感じ取った名無しの執事は、
それまで桜色の泉を掘り起こしていた舌と指の運びをやめた。
「頭で否定……そう言う考え方を捨てないのも重要ですが……」
そこまで言って先程まで奏の茂みを撫で回し、潤いをまとっていた親指を奏の桜色の泉へと
差し入れる。
「……ここはすっかり熱くなっていて、その考えを否定していますよ……?」
軽く親指を曲げ、泉の奥のざらついた肉壁をさする。
その動きに反応する奏。
「……では……こう言うのは如何でしょうか?」
奏の奥をまさぐる親指に連なる中指が、桜色の泉の上で表情を小刻みに変えている
肉の窄まりへとあてがわれた。
ぬぷん……
引き締まった抵抗を押しのけ、奏の最後の扉へと忍び込む名無しの執事の中指。
そして、その2本の指による緩やかな抽送が始められた。
151 :
桜庭 奏:03/10/03 03:20 ID:oqv3xs8D
>>149 「…んん……」
指が膣に挿入されたのを感じてすっかり机の上にうつ伏せになってしまう。
執事の言葉をぼんやりと聞きながらも、また気絶しちゃうのはこわいと考える。
「ぁあんっ…」
そのため感じ続ける身体にわずかなセーブがかかるのだが、この前主人にも刺激された
膣内の敏感な場所を刺激されて身体を大きく反応させてしまい、それが引き金となって
快楽を与えられるままに感じ始めてしまう。
が、そこで執事が、自分が今まで触れられたことの無かった場所に指を当てたのを感じて
戸惑いお尻の穴をきゅっと締める。
「え…?」
しかしそれも意味なく彼の中指が押し入れられ、そのまま二本の指で抽送され始めて
声を上げる。
「や、やだ…!そこは……っ……」
突っ伏した腕に顔を埋め、目を固く閉じる。
>>151 「……おや……」
奏のか細い悲鳴めいた声に、この場には不釣り合いな優しい笑顔を浮かべる名無しの執事。
何となく、その笑みは悪魔的にすら感じられる。
「桜庭さんは……こちらはまだでしたか……」
そう言って奏の桜色の泉をとらえていた親指は抜き去る。が、しかし、中指での抽送はやめない。
「……こちらでもお客様をお持てなししたり、御主人様にご奉仕することはできるのですよ……」
中指を軽く回し、その指先で腸壁を撫でつつ、窄まりを刺激する。
「そう……これを……」
いつの間にか取り出されていた名無しの執事の剛直が、奏の桜色の泉の入口にあてがわれる。
「……ここで……お迎えすることに……」
自らの剛直を奏の桜色の泉にあてがったまま、窄まりに収まっていた中指をグイッと押し入れる。
「……でも、今日は指だけにしておきましょう……」
そこまで言って中指を小刻みに震わせながら、奏のすみれ色をした窄まりから引き抜いていった。
「……さて……私も収まりがつかなくなっておりますので、ここで少々失礼をして……」
名無しの執事は、そう言って奏の桜色の泉にあてがっていた堅く節くれ立った剛直を前へと進めた。
「……ああ……桜庭さん……とても……とても、よろしゅう御座いますよ……」
ゆるゆると剛直を前後させ始める。
「桜庭さんの……桜色の泉が……私のをすっぽりくわえ込んで……中で何とも言えず……
絶妙に締め付けつつ蠢いて……。ああ、桜庭さんの先輩方にも負けない、素晴らしい逸品で
御座いますよ……」
そう言いながら、剛直の抽送を早めていく名無しの執事。
「素晴らしい……、素晴らしい……、素晴らしいですよ……」
まるで熱にうなされているように、うわごとのように言葉を漏らしながら、小柄な奏の身体を
自らの腰の動きで揺さぶっていく。
153 :
桜庭 奏:03/10/03 03:51 ID:oqv3xs8D
>>152 >「桜庭さんは……こちらはまだでしたか……」
執事の話す意味がよくわからず、そしてまだ中指での抽送による後ろへの刺激に
閉じた瞳から涙が溢れる。
「まだ…って……よく、分からないです……」
そう言うが、次に後ろでの行為があるという事を話す執事の言葉に思わず息を呑む。
「そんな…っ……んっ……」
後ろの穴の中で指をかき回されて声が漏れ、それに気付いて口を手で押さえる。
(……なんだか、変な感じ……)
「…んん……んっ……」
自分の秘部に熱くて大きなものが宛がわれたのを感じて少し声を漏らす。
そして、中指をぐいっと押し込まれたと同時にびくっと身体を震わせる。
そのまま指が抜かれていく感触に安心しながらも身体が震えるのを止められなかった。
一難去ったという思いからか少し身体から力が抜けるが、執事に彼の逸物を膣内に
挿入されて身体を少し反らせる。
「ん…っ」
執事が自分を褒めている言葉をどこか遠くで聞きながら、執事の激しい抽送に感じきって
しまい喘ぎ声しか出てこない。
「ん…んっ…ぁん……ぁあ…あ…ぁああんっ…!」
すっかり執事の動きに翻弄されて背中を反らせると身体を痙攣させて達してしまう。
>>153 剛直を伝って脳髄に響き渡る奏が達する時の律動。
その小刻みな振動は、奏の類い希なる締め付けに裏打ちされ、名無しの執事を暴発させるのに
充分な破壊力を持っていた。
「くっ……、くはぁ……っ!」
しまったっ! その迸りを堪えようと身構えようとしたが、それは既に遅かった。
奏の幼さの残る胎内目掛けて、名無しの執事の白い濁流が押し寄せていく。
「あ……」
その快感に感覚を支配され、恍惚とした表情を浮かべる名無しの執事。
小さく続く身震い。その身震いの波打ちと共に白い濁流が脈打って迸る。
そして、背筋を駆け上る身震いに目を覚ましたように、名無しの執事は冷静さを取り繕いながらも
勢いを失った自らの剛直を奏の白い濁りにまみれた桜色の泉から引き抜いた。
ぬぷぅ、こぽり……っ
中を押し分けていたモノを引き抜かれて、口を閉ざした桜色の泉から、その中を汚した白い濁りが
色々なものと混ざり合いながら、糸を引いて滴り落ちる。
「……」
何とも言えない……心地よい虚脱感と後ろめたい後悔の念。
その2つの緩慢な感覚に心を揉み崩されながら、名無しの執事はぼんやりと机の上に伏せている
奏の姿を、その弾む息に踊る背中を眺めていた。
155 :
桜庭 奏:03/10/03 04:15 ID:oqv3xs8D
>>154 自分が達した直後に自分の中で爆発した執事の逸物の脈動を感じて達した余韻に浸り
息を整えながら自分の腕の中で眼を瞑る。
執事のモノが引き抜かれるのを感じて脱力し、うつ伏せのまましばらくまどろんで
いるうちに、上半身はうつ伏せとは言え足はまだ立ったままだというのに器用な
格好で寝息を立て始める。
>>155 「……桜庭さん……?」
何ともあられもない格好のまま、自分の執務机の上でまどろみ始めた奏に、慌てたように声を掛ける。
しかし、既に奏は寝息を立て始めていた。
「……それにしてもまいりましたな……」
色々な意味が入り交じったこの言葉。その言葉を発しながら身繕いを済ませると、眠りについている
奏へと歩み寄った。
まず、足の最中で所在なさげにしっとりとしていた奏のショーツを脱がせ、それを自らのポケットへと
しまい込む。
続いて、執務机の横に置いてあったポーチの中から取りだしたウェットティッシュで、
いまだ潤い尽きることのない奏の秘所を丹念に拭い、綺麗にしていく。
奏の太股を滴り落ちた奏の秘蜜と、その上を辿るように滴っていった自らの白濁も拭い取る。
その動作に奏が反射的に身をよじる。
「ああ、これはいけませんな……」
そう言って執務室に隣接する私室へと小走りで向かい、しばしの時を経て手に毛布を抱えて戻ってくる。
毛布を傍らに置き、奏の身体にかろうじてまとわりついているに等しい状態になっていたメイド服を
丁寧に脱がせ、毛布の脇に畳んでおく。
胸の上にたくし上げられていたブラも丁寧に外し、畳まれたメイド服の間に忍ばせる。
頭の上に揺れるホワイトプリムと、足を優しく包み込むストッキング。そして、足先の黒いストラップローファー。
名無しの執事は、それだけの姿になった奏を優しく抱きかかえ、毛布でそっとくるんでやった。
奏の私室。
毛布にくるまれた状態で抱きかかえていた奏を名無しの執事は、そっと奏のベッドの上に降ろす。
そして、足先に揺れていた靴を脱がせてやると、足を包み込んでいたストッキングを優しく脱がせ、
ベッドの掛け布団を奏の上へと導いた。
あどけない、無防備な奏の寝顔。
名無しの執事は、そんな無防備な奏の瑞々しい唇に軽く口付け、その場を静かに後にした。
「……これからが、ますます楽しみで御座いますなぁ……」
廊下に出た名無しの執事は、奏の部屋のドアをそっと閉めながら、そう呟いた。
昨夜の主人の指示通り、修理業者に電話をかけている。
「ええと、お屋敷のカメラの調子が悪いんです。
ええ、うまく写らなくて……ネズミさんのせいで、回線がどうとか……
はい。多分それで切れてしまっていて」
基本的に防犯カメラの配線のことを分かっていないのだが
相手が上手く誘導してくれるので、なんとか説明できる。
「はい。え? 私たちの夜の姿がよく写……っ!?
ち、違いますわ! そんなんじゃありません!」
どうも業者の人間にからかわれたらしく、昨夜のことを思い出して動揺しまくる。
「もう、とにかく早急にお願いしますわ。はい、名無し家です」
ふう、とため息をついて受話器を置く。
その後マニュアルを持って瀬名のところへ行くが、
ちょうど部屋を空けているようだったので、メモを残して去る。
『監視カメラの説明書です。目を通していただいたら、おじ様に返します』
159 :
椿 杏樹:03/10/04 09:12 ID:+SLFxjfa
「♪わたしゃ音楽家 山のことり♪」
箒で玄関前の庭の掃き掃除をしている。
「…あ、おはようございます〜。今日もお外でお仕事なんですか?
頑張って。いってらっしゃいませ」
柵越しに、玄関から出て行く隣の屋敷の使用人とメイドに挨拶して手を振る。
屋敷の前に大きなかばんを抱えた、女がやってきた。
「ここね、名無し家のお屋敷は」
一呼吸おくと呼び鈴を鳴らした。
170 :
椿 杏樹:03/10/04 14:49 ID:25WS3uXg
『明日のお買い物、時間はお昼から夕方ぐらいが宜しいですか?
よかったら聞かせてね。』
と書いたメモを、お隣さんの奏の部屋のドアに挟む。
「日曜にお買い物だなんて久しぶりだなあー。私は、みかささんもお誘いしたいんだけど…」
近頃ぎくしゃくしている2人の間柄を心配しながら呟く。
「ううーん…。でも、余計な首は突っ込めないでしょうし…困ったわ…」
しばらくたっても、返事がないことに首をかしげている。
「あれ?こちらのご主人から常に誰かが居るとお聞きしてたんだけど…」
もう一度、呼び鈴を鳴らしてみた。
172 :
椿 杏樹:03/10/04 14:57 ID:25WS3uXg
>>171 呼び鈴が何回か鳴ったので玄関へと出てみる。
「はーいー。ごめんなさいね」
ドアを開けて、客人に微笑み、声をかける。
「お待たせして申し訳ありませんでした〜。お客様、何か当家に御用でいらっしゃいますか?」
ようやく現れたメイドさんに、深々と頭を下げて挨拶をする。
「はじめまて、わたくしメイド服の仕立て屋で小川と申します。
ご主人様より、新しいメイド服をとご注文いただきまして
サンプルをお持ちいたしました。」
出迎えたメイドのメイド服を鋭い視線でチェックしている。
174 :
椿 杏樹:03/10/04 15:10 ID:25WS3uXg
>>173 メイド服の仕立て屋、という事を聞き(あら、お洋服の新調?)と興味をそそられる。
「まあ。それはどうもご苦労様です。じゃ、中にお入りになってくださいな」
自分がチェックされていることには気付かず、一礼するとうきうきと中へ通す。
「お茶どうぞ〜。…で、えーと…。どのようにしたら宜しいのでしょう?
御主人様をお呼びして、サンプルに目を通していただいたら良いのでしょうか」
ひとまず応接間に仕立て屋を通し、体を屈めて尋ねてみる。
>>174 メイド服のチェックをしながら大きなかばんを広げている。
「ええ、ご主人様に目を通していただくのですが、なにぶんこういったものは、
どなたかにお召しいただいた方が よろしいと思います。貴女は椿様ですね?」
なぜか、出迎えたメイドの名前を呼びながら、一着のメイド服をカバンから取り出した。
176 :
椿 杏樹:03/10/04 15:27 ID:25WS3uXg
>>175 「へ?あ、はい…確かに私は椿ですけれど…。」
(御主人様から聞かれたのかしら?でもそれでも顔と名前が一致しないわよね)
少々疑問に思いつつ、出されたメイド服を受け取る。
「そうですねえ。わかりました、私でよろしければ」
にっこりと微笑み、応接間に置かれた衝立の陰で着替えようと小川に背を向ける。
「お見苦しいでしょうから、少々お待ちしていただいて…あの、あちらで着替えさせていただけます?」
衝立を指差して言う。
女性であってもさすがに目の前で着替えるのは恥ずかしさがあるらしい。
>>176 名前を呼ばれたこと疑問に思っているメイドにメイド服を手渡しながら
「あ、申し訳ございません。ご主人様よりお屋敷にお勤めの方々のスリーサイズの
データーをいただいておりましたので。」と説明をする。
>「お見苦しいでしょうから、少々お待ちしていただいて…あの、あちらで着替えさせていただけます?」
>衝立を指差して言う。
>女性であってもさすがに目の前で着替えるのは恥ずかしさがあるらしい。
「どうぞ、そちらでお着替えください。いただいたデーターどおりに作りましたが
おかしなところがあれば、お申し付けください。」
微笑みながら、出されたお茶を手にする。
(さて、ご主人様のご注文どおり、いつでも肌に触れられるように作ったけど
このメイドさんは気がつくかしら?」
>>171 【規制されていたようで・・・すんまそん】
179 :
椿 杏樹:03/10/04 15:52 ID:25WS3uXg
>>177 >よりお屋敷にお勤めの方々のスリーサイズの〜
「そうだったんですか。いやだわ、私スタイル良くないから恥ずかしいです」
照れたように苦笑し、両手で頬を覆う。
「ありがとうございます。ではお待ちくださいね」
お辞儀をして衝立の影に行き、着ていたメイド服を脱いで下着姿になってから
受け取ったメイド服を広げるが……
「ん〜?…むっ。こ、これはちょっと……お、おお〜?」
それはまるでどこかのエッチなゲームに出て来るようなメイド服であり
スカートは短く、胸元が大きく開いており、かなりの露出過多なデザインである。
(こんなの動いたら、すぐ胸とかパンツとか見えちゃうんじゃあないのかな…)
「あの〜!これ、本当に御主人様のご希望で作っていただいたものなんですか〜?」
とりあえず約束なので着替えながら小川に問いかけ、
着がえ終わると衝立の影から躊躇うように姿を見せる。
「こ、これは…ちょっと……。あの…。こんな感じに着るのでいいんでしょうか…」
180 :
>167:03/10/04 16:02 ID:w7GEbW7s
>>179 >「そうだったんですか。いやだわ、私スタイル良くないから恥ずかしいです」
「いえいえご謙遜なさらずに」
>「あの〜!これ、本当に御主人様のご希望で作っていただいたものなんですか〜?」
>とりあえず約束なので着替えながら小川に問いかけ、
(ふ〜ん、すぐ気付いたのね)
「ええ、ご主人様からご指示のFAXもこちらにございますよ」
主人直筆のFAXをファイルから取り出し机の上に置く。
>着がえ終わると衝立の影から躊躇うように姿を見せる。
>「こ、これは…ちょっと……。あの…。こんな感じに着るのでいいんでしょうか…」
姿を見せた杏樹の着こなしをみて、立ち上がり杏樹に近づく。
「ちょっと失礼いたしますね」
メイド服のあちこちについているリボンを結び直すと胸元は程よく隠れ
スカートの短さを除けば露出度は程々になった。
胸元を触りながら、あることに気付いた。
「あら?椿さん、ブラジャーが合ってないようですが…
今使われているサイズを教えていただけますか?」
もしよろしければ、
「あら?椿さん、ブラジャーが合ってないようですが…
もしよろしければ、今使われているサイズを教えていただけますか?」
183 :
椿 杏樹:03/10/04 16:13 ID:25WS3uXg
>>181 スカート丈のせいで、すでにニーソックスまでが露になっている。
(これは絶対やばいような気がする…。これ、だって、ああんもう…!)
デザイン的には可愛いものの、スカートの中がレースでふわっとしているので
彼女に近付く為に歩くたびに下着が見えそうになり、
困惑したように戸惑って両手で裾を押さえる。
(あうっ。もうもう〜、だめだって見えちゃうよ……)
かと思えば、今度は胸元のビスチェのようになっている部分が
乳房の揺れで下にずり落ちそうになってくる。
「きゃっ」
「…うーん。いまいち実用的、ではないような気も…するのですけれど私。
どうなのでしょうこれ…」
弱り気味に言うが、折角仕立ててもらっているのに悪いと思ったのか
あくまで笑顔で遠まわしに尋ねてみると、彼女がリボンを結び直した事で
程々無難な露出度まで直りほっとする。
「あ、ごめんなさい」
>ブラジャーが合ってないようですが…今使われているサイズを〜
「サイズ?Dカップのものを使ってますけれど…。む、合ってないでしょうかねえ」
>>183 >「…うーん。いまいち実用的、ではないような気も…するのですけれど私。
> どうなのでしょうこれ…」
(とろいのか、鋭いのかわかんないわね?)
「ええ、ご主人様には申し上げたんですけどね…」
主人からいたずら用と意図を聞かされているのを知らん振りして返事する。
>「サイズ?Dカップのものを使ってますけれど…。む、合ってないでしょうかねえ」
メイド服の上から杏樹の胸をまるで愛撫するように触っている。
「椿さん、サイズ表記だけ見てブラジャーを変われたんじゃないですか?
メーカーによって、いえ、デザインによっても同じサイズ表記でも合わなくなるんですよ。
このあたりが少し食い込んでいませんか?」
脇に近いあたりを指先でなで上げながら指摘した。
185 :
椿 杏樹:03/10/04 16:38 ID:25WS3uXg
>>184 >ええ、ご主人様には申し上げたんですけどね…
「ね。いくらなんでもこれはいけません。
後で御主人様には『こらっ、いけませんよ!』て叱っておかなきゃだわ」
頬を膨らませ、改めて自分の着ているメイド服サンプルを眺める。
そうこうするうちに胸を愛撫されるように触られ、少々慌てて思わず声を出してしまう。
「…ひゃっ!あ、あの…。小川様?」
>サイズ表記だけ見てブラジャー〜このあたりが少し食い込んでいませんか?
「そ、そうなんですか?んぅっ…、た、確かに脇とかはきついかも…
はぁ……し、しれないです…」
いやらしいその触れ方に、声を出すのははしたないと思っているものの、息が荒くなってくる。
>185
>「ね。いくらなんでもこれはいけません。
> 後で御主人様には『こらっ、いけませんよ!』て叱っておかなきゃだわ」
>頬を膨らませ、改めて自分の着ているメイド服サンプルを眺める。
「ご主人様も、メイドの皆さんがお美しく見えるようにとの配慮ですから…」
(そんなタメ口のメイドも居るのね)
>「そ、そうなんですか?んぅっ…、た、確かに脇とかはきついかも…
> はぁ……し、しれないです…」
>いやらしいその触れ方に、声を出すのははしたないと思っているものの、息が荒くなってくる。
感じやすい杏樹の様子にいたずら心が起き、もみこむように激しく触りながら話し続ける。
「そうでしょう、このデザインならアンダーが一サイズ下のEカップがいいかもしれませんね。
ほら、アンダーバスとのあたりは少しゆるいでしょ?」
さっき結んだリボンをはずすとブラジャーが丸見えになるほどに脱がしてしまった。
187 :
椿 杏樹:03/10/04 16:59 ID:25WS3uXg
>>186 「小川様…、お手が…そんなにぐにぐにしたら私…変な気持ちに…。
ひゃあんっ…!」
目をつぶってまた短く声を上げる。
段々と力が抜けて来て、小川に寄りかかるようしがみつく。
>このデザインならアンダーが一サイズ下の〜
「…は、…え、ええ…。そうですね…緩くてずれても困りますし、
カップを大きいのにするのなら…はぅっ…。まわりはきつめので…。
……!?やっ!」
突然リボンを解かれてブラを露にされ、更に驚き慌てて手で胸を隠す。
「な、何なさるんですか…?私、びっくりしてしまいます…」
女性だからと安心していたが、少し警戒するような目で小川を見つめる。
>>187 >「小川様…、お手が…そんなにぐにぐにしたら私…変な気持ちに…。
> ひゃあんっ…!」
>目をつぶってまた短く声を上げる。
「変な気持ちになるようなことなんてしてませんよ。
ブラジャーが合ってないからこうなるんです」
白々しく応える。
>段々と力が抜けて来て、小川に寄りかかるようしがみつく。
しがみついてきた杏樹の上半身を抱き寄せるように支えた。
>「な、何なさるんですか…?私、びっくりしてしまいます…」
>女性だからと安心していたが、少し警戒するような目で小川を見つめる。
杏樹の視線を感じながらも、食い込んで少し赤くなっているところを指でなぞっている。
「こんなに赤くなってる。ちゃんと体に合ったブラをしないと胸の形も悪くなりますよ。
ほら、体に悪いですから外しちゃいましょう。」
杏樹の抵抗をものともせず、ブラジャーを外してしまった。
189 :
椿 杏樹:03/10/04 17:30 ID:25WS3uXg
>>188 すべてはブラが合っていないから、との説明に納得できるようなできないような
複雑な表情で彼女を見る。
「は…はいぃ…、お心遣い、ありがとうございますぅ……んっ」
>ほら、体に悪いですから外しちゃいましょう
そう言いブラを剥ぎ取られると、押さえつけ気味だった乳房がぷるんとあらわれ
同時に感じる肌寒い空気にも関わらず、体は反応して火照ってきてしまう。
「…っ。そんな、外すのはいくら女の方の前でも…恥ずかしい…です……」
抵抗しようとするも、あっさりと取られた上、一応は外部からの客人なのだから
拒絶するのは良くないと咄嗟に思い
それ以上言葉を続けるのはやめる。
(うう、お願いだから今は他の誰も、応接間に入ってきませんように…)
はぁ…と悶えるような吐息を吐き、なおも愛撫をやめない小川から目をそらす。
「小川様…こんなにすぐ反応して、きっと私の事、いやらしいメイドだと思っていらっしゃるでしょう…?
胸が大きくなったのもきっと毎晩男に揉まれているからだろう、って……。」
>>190 >「は…はいぃ…、お心遣い、ありがとうございますぅ……んっ」
「女性に綺麗になっていただくのがお仕事ですから」
心の中ではほくそえみながらも、まじめな顔で答える。
>「…っ。そんな、外すのはいくら女の方の前でも…恥ずかしい…です……」
飛び出た乳房を見て、同じ女性としてうらやましく思ってしまい、直接乳房を
撫でまわしている。
「大丈夫恥ずかしがらなくても、私はお仕事をしているだけですから」
一瞬拒否するかのように、体が硬くなったがすぐに元に戻ったので
乳房を触りつづけている。
>いやらしいメイドだと思っていらっしゃるでしょう…?
「感じやすいのは、女性として喜ばしい事ですわ」
自分もこれほどに感じる事が出来たらと、うらやましく思ってしまう。
>胸が大きくなったのもきっと毎晩男に揉まれているからだろう、って
「たくさんのメイドさん達にお目にかかりましたが、胸の大きさは人それぞれ
いただいたこのお屋敷のデーターでもかわいらしい胸の方もいらっしゃるようですし。」
上気した杏樹の顔を見て、このまま主人にサンプル披露をするのもいいかと
考え始めてきた。
191 :
椿 杏樹:03/10/04 18:02 ID:25WS3uXg
>>190 >感じやすいのは、女性として喜ばしい事ですわ
「…お優しい方、なんですね……。お仕事中に発情したりして、蔑まれるのは当然ですのに」
下から彼女を見上げ、小さく声を上げながらも唇を近づける。
「あの…。こんな淫乱なメイドに求められるのが、ご迷惑でなければ……。
小川様の唇を…。私に……、いただいても構いませんか?」
ゆっくり彼女の唇に、自分の唇を触れさせる。
だが夜伽の時のようにいやらしく絡めるのではなく、あくまでも何度か触れさせるだけ。
これ以上客人の彼女に『ここの屋敷のメイドは皆この女のようにはしたないのか』と
思われるのは阻止したいらしい。
続いた愛撫ですっかり欲情しきってしまった状態で、小川の前に跪き
彼女にソファへと座ってもらうよう促す。
「このメイド服…実用的ではないかもしれませんけど、作りはとてもしっかりしてますのね…。
うちの御主人様の希望を聞いて作るのは、サンプルであっても大変だったでしょう?」
靴を脱がせて彼女の足からストッキングも脱がせると、指で足先をマッサージしはじめる。
「お疲れ様です…お礼にもなりませんが、少しだけ御奉仕をさせてくださいね……。」
「ん…。ん…」
脛に自分の頬を摺り寄せながらなおも揉み続けたり
足の指を1本ずつ口に咥え、ちゅぱちゅぱと音をたてて吸ったりしてみる。
まさか彼女が、このままの状態でサンプル披露をしようと思案しているなどとは
まったく気付いていない。
>>191 >ゆっくり彼女の唇に、自分の唇を触れさせる。
チュッとかわいらしく唇が触れ合うと、思わぬ反撃におどろしてしまうが
冷静を装ってしまう。
「ふふふ、良く出来たメイドさんね」
>このメイド服…実用的ではないかもしれませんけど
「そうね、今までで一番大変だったかも…でも、いいお勉強をさせていただいたようなものよ」
>少しだけ御奉仕をさせてくださいね……。
杏樹によって靴とストッキングが脱がされ心地よいマッサージを受け、足の指を吸われ
「はふぅ…」と声を漏らしてしまう。
女性に奉仕される快感をもっと味わって居たいと思いながらも
「さあ、椿さんそろそろご主人様にお披露目しましょう。」
と杏樹を促した。
193 :
椿 杏樹:03/10/04 18:25 ID:25WS3uXg
>>192 「ふ……。んうぅ…ん」
甘い声を上げ、彼女への奉仕に夢中になってゆく。
既に愛液が下着に染みを作る程溢れてきてしまい、短いスカートの影では
湿ったショーツが秘所にぴったり張り付いている。
(触ってほしい…。…この足先で、あそこをつついていただけたら…いいのに…)
そんな期待をしつつ、下半身をもじもじさせる。
>さあ、椿さんそろそろご主人様にお披露目しましょう。
「…はぁい…。じゃなくて、えっ!?
このまま今御主人様にご披露するなんて、それはさすがに……」
>>193 >そんな期待をしつつ、下半身をもじもじさせる。
杏樹が下半身をくねらすのをみて、目を凝らすとまくれたスカートの
影でショーツにシミがあるのを見つけた。
奉仕されていない左足がすっと秘所に向かって伸びていく。
爪先が秘所に届くと、こねるように弄んでしまう。
>このまま今御主人様にご披露するなんて、それはさすがに……
(口答えもするのね、ここのメイドは……)
「そう、じゃあこうしてあげれば素直になるかしら?」
爪先で激しく秘所を弄繰り回し始めた。
195 :
椿 杏樹:03/10/04 18:44 ID:25WS3uXg
>>194 >そう、じゃあこうしてあげれば素直になるかしら?
「っ!!きゃうっ!あん、小川様ぁぁっ!!」
急に望んでいた秘部への強い刺激を受け、快感と衝撃で頭が真っ白になる。
「…あ…。………?…あ、れ…。あたまが……変…ボーッと……」
一瞬体を反らせると、ゆっくり彼女の膝へと前のめりに倒れ込み、そのまま意識を失う。
「……。」
気絶した自分を置いて出て行く仕立て屋の彼女と入れ替わりに、主人が応接室へと入って来て
その乱れきったサンプルメイド服姿を目にしてしまう事など知る由もなく。
>>195 >一瞬体を反らせると、ゆっくり彼女の膝へと前のめりに倒れ込み、そのまま意識を失う。
気絶した杏樹を見て、あらあらと言うような顔をして脱がされたストッキングと靴を履きなおした。
「さあ、お披露目はどうしましょうかしら?」
部屋の隅にある電話で主人の部屋に内線をかけ、応接室で杏樹にメイド服を着せてある旨を
伝えるとすぐに屋敷を去っていった。
「さあ、ご主人は気に入ってくれたかしら…?
正式のご注文がいただけると良いのだけど…」
198 :
三条 望:03/10/04 23:38 ID:h5wCtV8A
「・・・」
引越し後の医務室の整理を終え、虚ろな表情を浮かべながら、この館での体験を反芻していた。
「・・・」
奉仕という名の至高の愉悦に魅了される自分に戸惑いつつも、その快感を忘れる事はできなかった。
「それなら・・・どこまでも堕ちてみようか・・・」
小さな瓶を握りしめ、小さくそう呟いた。
昼間は身体の調子が芳しくなく、仕事を休ませてもらっていた。
しかし夜になって調子を取り戻し、休んでいた分を挽回すべく屋敷の中を歩き回る。
そこでふと医務室の明かりが目に入った。
「あの… 三条様、何かお手伝いできることはありますか?」
深夜まで明かりがついている医務室。
三条がまだ何か仕事をやっているのだろうと考え、力になれないだろうかとそこのドアを開く。
201 :
三条 望:03/10/05 00:00 ID:54Nk9tQZ
『こんな時間までまだ起きていたのか・・・』
そんな事を考え、部屋に入ってきた彼女の姿を虚ろな目で見つめる。
「堕ちてみよう・・・か」
そうボソっとつぶやくと、優しい微笑みを浮かべ
「こんな時間までお仕事お疲れ様です。」
彼女を椅子に腰掛けるように促しながしながら、
一瞬彼女に背を向けてお茶を注ぐと彼女に差し出した。
>>201 「いえ、今まで休んでいたんです」
労いの言葉を掛けてくる三条に対し、苦笑いしながら言い返す。
そうして勧められるままに椅子に座ながら、用件を述べる。
「このまま一日まるまる休むというのは、どうも性に合わなくて。
何かお手伝いできることはありませんか?」
差し出された湯飲みを手の中に収めるだけで、口はつけない。
ただ伝わるお茶の温度を楽しむだけ。
203 :
三条 望:03/10/05 00:19 ID:54Nk9tQZ
>「いえ、今まで休んでいたんです」
そういいながら椅子に腰掛ける彼女の肢体に視線を這わす。
「そうですか、妊娠されているのですから、あまり無理はされないほうがいいですよ」
一見もっともらしい事をいいながら、しかし中々お茶を飲まない彼女にやきもきする。
>何かお手伝いできることはありませんか?
そんな彼女の優しい言葉に少し考え込むフリをする。
「そうですね・・・ではちょっと手伝ってほしいことがあります。」
と言いながら席を立つと、
「ちょっと用意がありますので、お茶でも飲んで待っていて下さい。」
と言い、すこし離れた所でなにかを探しだしはじめた。
>>203 「はい、わかりました」
最初は何かを探し始める三条のほうを見ているが、
彼自身の身体に隠されてしまい詳しくはわからない。
「……」
すぐには出ない三条の行動の結果。
それが出るまで素直に待つことにし、手の中の湯飲みを少しだけ回転させる。
癖なのか、まるで上品な器に注がれた抹茶を飲むように。
喉を熱いものが通り、身体全体に染み渡ってゆく。
(え…?)
最初は熱いお茶を飲んだからだろうと思っていたが、何度も経験したことのあるこの感覚。
身体が火照り、どうしようもなく切なくなってくる。
媚薬と気付き、焦るスピードよりも、劣情が身体を支配するスピードのほうが勝っていた。
「ん、あぁ…っ」
椅子に座っているだけで、股間が疼いてくる。
「ぷっ…っく、くく」
何か笑いを堪えている、視線の先にはギャルソン姿の悠斗が。
珍しく、スーツ姿で屋敷に戻ってくる。
ある程度崩して着ているものの、だらしないという風ではなく、むしろきちんとまとまっている感すらする。
そのため普段よりも、大人という雰囲気が強く出されているようだ。
210 :
三条 望:03/10/05 00:51 ID:54Nk9tQZ
「ごめんなさい、もう少し待っていてくださいね。」
そんな事をいいながら必死で物を探すフリをして、横目でチラリと彼女の様子を伺う・・・
先程彼女の飲んだお茶の中に入れた液体・・・
それは元来、その役割を果たさなくなった男性器の為に新しく開発されたものであったが、
女性が服用した際には、その思考を奪わずに与えられる快感を増し、
副作用も伴わないというすばらしい効果を持つ即効性の媚薬だった。
予想通り、はやくも肌を赤く染めた彼女の様子に、満足そうに微笑むと、
彼女の側にそっと近づき、
「志保さん・・・どうしたんですか?体調でも悪いのですか?」
目の前で媚薬のもたらす効果に抗う彼女を見下ろしながら、意地悪くそう訊ねた。
「(バンバン)ユウトがユウトが、ぷくくく……」
どうやら、いつもとは違う雰囲気がツボにはまったらしい。
(う"−−−−、もう来ねぇよ、ウワァァァァァァン)
「あらら?出てっちゃった…ん〜ちょっと笑いすぎたかな、反省」
ごそごそと机の中をあさりお菓子を片手に部屋から出て行く。
どうやら悠斗をこのお菓子で釣るつもりらしい。
>>210 尋ねられ、疼きのあまり屈めた上体を起こす。
「…あ、あの、お、お、ぉっ」
呂律が上手く回らなくなってしまい、潤んだ瞳で三条を見詰めた。
『お茶に何か入れましたか?』という言葉さえ発せない。
呼吸を荒げながら自然と胸元へと手が伸び、自分の乳房をゆっくりと捏ね繰り回す。
徐々に高鳴ってゆく心臓。
「あぁっ、ん… あぅ…」
もはや三条に尋ねるべき言葉さえどうでもよくなり、胸元を刺激する自慰に耽る。
「も、もっと見てくら、はい…」
こちらに視線を注いでくる三条にそう言ってみせ、震えるような手をついに自らの股間へと伸ばした。
213 :
三条 望:03/10/05 01:11 ID:54Nk9tQZ
>呼吸を荒げながら自然と胸元へと手が伸び、自分の乳房をゆっくりと捏ね繰り回す。
「志保さん・・・どうかされたんですか?」
わざとらしくそういいながら彼女の姿を見下ろす。
普段は楚々とした彼女のこの乱れた姿。
媚薬の効果に抗えず、頬を赤らめ息も絶え絶えに、胸に手を伸ばし自慰に耽る彼女の姿に、
言いようもない恍惚感を覚える。
「どこを・・・なにを見てほしいのですか・・・? もっとちゃんと言ってくれないとわかりませんよ?」
意地悪そうに彼女に言葉を投げかけた。
自室に戻ると廊下を歩いていると。
突然、見慣れない青年が泣きながら全力疾走して自分の横を通りすぎた。
「・・・客か?」
あまりマナーがよいとは思えず、というより随分と屋敷に似つかわしくない青年だ、と考えた。
「・・・こっちからか」
青年が走って来た方に行ってみる事にする。
>>214 「おーい、チッチッチッチ」
悠斗は犬かなにかか……
「ん〜〜、どこいったんだろ?」
すると、悠斗が走り去ったと思われる方から1人の男が歩いてくる。
「あ、どうも、マスターさんですよね?
初めまして凛香です」
簡単な自己紹介をしペコリと頭を下げる。
「あのぉ、こっちの方に『もう来ねぇよぉ』とか言いながら
走っていったバカ見ませんでしたか?」
>>215 向こうからはじめて見るメイドがやってきた。
>あ、どうも〜
「その通りだ」
自分の事は知れているようなので、自己紹介を省略しておく。
そして
>あのぉ〜
「・・・ああ、見かけたな」
切れ長の目で、凛香の瞳を見つめるようにして話す。
落ち着き払った口調と表情が、やはりいつもより大人な雰囲気を感じさせた。
「知り合いか?」
凛香の身体を軽く一瞥して、やはりここに似つかわしくない若い女性だな、と心の中で思う。
>>213 「あぅ、んっ、わ、私の見て、ください」
不安定に揺れる身体を小さな椅子で支えるには不十分で、
ついに部屋の端にある患者用のベッドへと突っ伏してしまう。
乱れた着衣――そのスカートを掻き分けてショーツを脱ぎ去り、
股間に伸ばした手をゆっくりと動かし始める。
しかし微弱な快感ではすぐに満足できなくなってしまい、
自慰の刺激を強くしようと手の動きのギアをさらに上げる。
「わ、わたしの、おな、にぃ見て…」
小さく、囁くように告白する。と、同時に身体を小刻みに痙攣させた。
惚けたような表情。言葉を発しただけで、そのままイッてしまったのだ。
>>216 「むぅ〜、どこまで行く気だろあいつめ……
ま、いっかお腹が空いたら戻ってくるだろうし」
そこまで単純じゃあないだろ!という突っ込みが
何処からともなく聞こえてくるが、今回はあえて無視。
>「知り合いか?」
「まぁ、一応知り合いといえば、知り合い……かな?」
ふと、マスターの視線を感じ取る。
「ん?私に何か付いてます?」
何かを払うように、顔を手で触ったり
服に何か付いていないかと後ろを見たりする。
>>218 「・・・まあ、いいが」
ついでに能天気だな、と失礼な事を考える。
>何か付いてます?
「・・・・・年齢を教えてくれるか?」
疑問に答えるわけでなく、逆に聞き返した。
どこか冷ややかな視線で見つめたままで。
>>219 「私ですか?17ですけど、どうかしましたか?」
急に何を聞くんだこの人は?という様な
きょとんとした瞳でマスターを見つめる。
「それより、私なにか付いてますか?」
どうやら、かなり気になっている様である。
221 :
三条 望:03/10/05 01:46 ID:54Nk9tQZ
>「わ、わたしの、おな、にぃ見て…」
そう言って着衣を乱した彼女の美しく、そしていやららしい痴態に興奮がますます高まってくる。
刹那、肢体を震わせて達っしてしまった彼女の側に寄り添うように近づくと、
彼女の身体を起こし、服の上から豊かな胸の柔らかさを確かめるように執拗に掴みしだきながら、
彼女の耳元に口を寄せる。
「いやらしいんですね・・・男性にこんな恥かしい姿を見せて、興奮してしまったのですか・・・?」
耳元に息を吹きかけながら、さらに言葉で彼女を陵辱するように囁いた。
「まだまだ、物足りなさそうですね・・・次は一体どうしてほしいのですか?」
>>220 >17ですけど〜
「・・・子供か」
ぼそりと呟く。
>それより〜
「いつ俺が何か付いてるなんて言ったんだ?」
あまり関わり合いになりたくない、というような言い方をする。
しかし、これでは相手を挑発しているような物である。
>>222 >「・・・子供か」
「がーん!!」
凛香は、30のダメージを受けた。
>「いつ俺が何か
「ががーん!!」
凛香は、45のダメージを受けた、パーティーは全滅した。
「はっ!もう少しで違う世界に行く所だった…」
よろよろ、と立ち上がりマスターの方を向く。
何か言いたげな表情である。
「(むぅーーーーーーーー)」
>>221 「あん、んぅ…っ」
三条に揉まれることで、胸元から耐え難い快感が湧き出してくる。
そんな状況なのにも関わらず、彼はまだ何かを耳元で囁いてきた。
彼が喋るごとに耳へと吹きかかる生温かい息。
それが背筋を震わせ、第二の快感を生み出した。
「は、はい…すみません。でも、こ、これはっ、三条様のお茶を飲んだから!」
欲に溺れるままに痴態を見せ付けることとなった原因。
三条が差し出したお茶のことについて言及するが、
抗議すると状況が悪化しそうなので、すぐに発言の訂正をする。
「いえ、何でもないです… 申し訳ありません。 ただ、身体の疼きを取り除いて下さいませ。
私の胸、…下半身が熱くてしょうがないんです。お、お願いします!」
涙目で懇願する。
>>223 凛香が立ち上がった。
何か言いたげな表情でこちらをみている。
コマンド?▼
たたかう
まほう
にげる
→「何か文句でもあるか?」 ピッ
そう言いながら、威圧的な視線で凛香を見つめる。
>>225 「文句あるに決まってるじゃないですかぁ
17って言ったらもう結婚もできるし、お酒…は無理か
車の免許…も無理か……うーとにかく私は子供じゃないです!」
この行動全てが、子供だという事には、気づいてはいない。
「それに身体だって、ほら!」
相当ムキになっているのか、マスターの手を掴むと
自分の胸へと押し付ける。
「ねっ!!!」
227 :
三条 望:03/10/05 02:14 ID:54Nk9tQZ
薬の為とはいえ、苦悶の表情を浮かべながらそう懇願する彼女の言葉に優越感が刺激された。
彼女の唇にそっと自らの口を寄せ、彼女の唇の感触をあじわうと、
凛とした立ち振る舞いを見せる彼女の痴態を楽しむように眺め、
焦らすように優しく胸を揉みしだきながら、もう片方の手でスカートをたくし上げ、彼女の白いふとももを優しく撫ではじめた。
徐々に彼女の秘所に手を近づける・・・
しかし、なかなか肝心の場所へは触れようとはしない。
「志保さん・・・メイドさんのお仕事は奉仕する事ですよね・・・志保さんさっきから1人で楽しんでばかりですよ・・・」
そう囁いた後で、彼女の腕を自らの股間に導いた。
>>226 「・・・」
何も答えずに言葉を聞いていたが、
>自分の胸へと押し付ける。
その途端に凛香の肩を押して壁に背を預けさせ、さらに両手を彼女の頭の左右にドン、と置く。
正面はマスターの身体に、背後は壁に、左右は両腕にはばまれ、動く事は叶わない。
「・・・あまり、そういう事はするな」
顔をある程度近づけて言い放つ。
「食べてしまうかもしれないぞ」
冗談めかして笑みを浮かべながら。
>>227 「んっ… んぅ、んぁ、あん…」
焦らすような愛撫によって、下半身の疼きが蓄積していく。
ショーツなどとうの昔に捨てられ、茂みの中で泉が湧くばかり。
「はい、仰る通りです。申し訳御座いません…」
三条の抗議に心から謝罪してみせ、導かれた手で彼のズボンから逸物を取り出す。
そして誠意を見せる対象である三条の顔を一瞥すると、
甘く熟れ、長く伸びた果実を食すかのようにそれを咥え、口に含む。
恋しかったものを手に入れたからか、満足そうに舌を絡めて愛撫する。
>>228 「わ、わわっ!!」
"やり過ぎた!"という考えが頭に浮かんでくる。
「(あわわわ……)」
>「食べてしまうかもしれないぞ
「むぅー、まだそんな事を〜……
いいですよ、どうぞ召し上がってください」
マスターの笑み、に再び頭に血が上って行く。
ここが廊下というのも忘れ、自ら胸のボタンを外し
付けていた、淡いブルーのブラジャーも取り去ってしまう。
>>230 >どうぞ〜
「やはり子供だな」
露にされた胸元には視線を移さず、顔を見つめたまま親指で凛香の顎をなぞる。
余裕というやつを見せ付けるように不敵に微笑む。
「ここは廊下だぞ?場所を考えたらどうだ?」
と言いながら、すぐ近くにあった空室のドアを開けた。
「君が言うなら、食させてもらおうか?」
ふわりとした動作で、まるで包む込むようにして凛香を部屋の中へ入れてしまう。
そして自分も入ると、扉を閉めた。
「子供かどうか試させてもらうぞ」
そのまま顎を引き寄せ、口付ける。
舌は割り込ませるが、それだけで何もしない。
232 :
三条 望:03/10/05 02:43 ID:54Nk9tQZ
>恋しかったものを手に入れたからか、満足そうに舌を絡めて愛撫する。
「く・・・」
彼女の巧みな舌使い、そしてその暖かい感触に思わず声が漏れる・・・
ほおっておけばあっというまに達してしまいそうだった。
巧みな奉仕に抵抗するように、彼女の臀部に手を伸ばし、スカートをめくり上げその白い下半身を露出させると
彼女の奉仕を受けながら体勢を変え、股間に顔を近づける。
薬の効果だろうか、ふとももにまで濡れた液体が滴り落ちている・・・
「すごい・・・志保さんもうこんなになっていますよ・・・」
そう言うと、秘所に口をあて、彼女に聞こえるように音を立ててその粘り気を含んだ液体をすすりはじめた。
>>232 「んっ、あぅ、んあぁっ!」
口内に含んだ逸物の鈴口と、その周辺を念入りに舌で奉仕するも、
快感を振り払ようにして、三条は秘裂から漏れる媚液を啜り始めた。
敏感な部分を啜られる快感と、その行為の音の羞恥。
そのふたつが口内で脈打つ逸物への奉仕を鈍らせる。
「んんっ、んっ、んぅ…っ」
頬を真っ赤にしながら、唇で三条の亀頭を擦り上げる。
敏感過ぎて、奉仕することと褒美を受けることの両立が苦手だったが、
懸命にスロートの速さを高め、三条の子種が収められている袋を、
手でやわやわと揉んでみせる。
>>231 胸元を開けても、微塵にも動じないマスターにマタマタマタショックを受ける。
「(がががーん、凛香は7……って違うっ!)」
>「ここは廊下だぞ
「ふぇ?…………あっ」
マスターの言葉に我に返り、辺りを見回す、確かに廊下だ。
「えっとぉ〜……あは、あははは……きゃ、ちょ、ちょっと……きゃー」
服の乱れを直し、そのまま逃げようという考えが頭を過ぎったが
もう既に遅し、そのままマスターに抱えられ空き部屋へと連れていかれてしまう。
>「子供かどうか
「(むむむ、まだ言うか、おぉぉし……)」
「んっ…ぺちゃ、ん、ちゅ…っ」
差し込まれた舌に、まるで逸物を責める様に自分の舌を絡ませる。
235 :
三条 望:03/10/05 03:06 ID:54Nk9tQZ
「・・っく・・・」
彼女の巧みな奉仕だけでなく、
口元から漏れるいやらしい水音と、逸物を口に含んでいるために不明瞭なくぐもった声に
聴覚も刺激され徐々に限界が近づいてきたことを悟る。
このまま一気に彼女の胎内に・・・そう思ったあとで一瞬彼女のおなかに目をやり躊躇する。
『まだまだ機会はある・・・』
一気に彼女を貫きたい気持ちをそう押さえつけながら、
不意に彼女の後ろの穴にも指を這わせ、指を微妙に振動させる。
「いやらしい志保さんは、この穴でも気持ちがいいんですよね・・・?」
彼女の羞恥心を煽るようにそう言うと、
さらに舌先を真珠のような突起にあてがい、彼女を絶頂に導くように舌を震わせた。
>>234 ぴちゃり、ぴちゃりと、互いの唇の隙間から液体音が響く。
中々の舌技に自らも舌を動かす事で答え、しばらく口付けたままになる。
「彼氏に悪いからあまり深く行かないほうがいいな」
先程の青年・・・悠斗を「彼氏」と言い、凛香をからかう。
ようやく胸元へ興味を移し、指で弄ってみる。
>>235 「んっ!? え、あぁっ!」
不意に尻穴へと指を挿入され、咥えていた逸物を放して嬌声を上げる。
続いて伝わってくる振動にも身体は丁寧な反応を見せ、三条の指を締め付ける。
「はい、その穴大好きぃ…」
本音なのか、三条の言葉に促されたからか、そんなことを恍惚げに言う。
後ろの穴を震わされる快感に、先端の宝珠への舌による振動。
膣よりも後ろの穴で達することの背徳感に身を沈め、一気に快感の頂へと上る。
その瞬間には、収縮した菊座が三条の指を千切れるぐらいに締め付け、
膣からは大量の愛液が噴出して彼の顔を汚してしまう。
「ん、あぁっ! んああぁっ… ぁ、ん…」
>>236 「彼氏…?えぇぇ!?違いますよ!
ユウトは只の友達で……ぁっ、って聞いてますかぁ!?」
確かに彼氏ではない。
「も、もぉ………」
どれだけ必死に弁解しても、まったく聞く耳を持たないマスター。
ぷくっと頬を膨らませていたが、疲れるだけだと悟りとりあえず今は
行為を終わらせてしまおうと成すがままの状態になる。
>>238 「はいはい」
くすくす笑いながら答える。
本人も彼氏などとは思ってないのだが、なんとなくからかいたくなったので言ったのだ。
相手がなすがままとあると、胸への責めを強くした。
少々痛みを伴わせるかもしれないと思いつつ、乳首を強めに摘まんだりする。
その間にも耳元や首筋に舌を這わせ、嫌悪感を抱かせないようにしつつ、ぞくぞくとした妙な感触を与える。
240 :
三条 望:03/10/05 03:27 ID:54Nk9tQZ
彼女の下半身から大量に愛液が噴出したと時を同じくして、
強烈射精感が背筋に競りあがってくる。
乱暴に舌とを動かしながら、より深い快感を得ようと彼女の細い腰に腕をまわし、彼女の頭部を両足で押さえ込むと、
「くっ・・・!!」
っと噛み締めた口から声を漏らし、彼女の口の中へと大量の白い粘液を解き放った・・・
>>239 「違うったら、違うんだもん……」
拗ねた仕草は小さな子供そっくりである。
>胸への責めを
「うっ、あぁん……んっっ!!、ったぁぁい…」
快感より痛みの方が勝り、目尻から一筋の涙が出てくる。
「も、もっと…優しくしてくださいよぉ……」
潤んだ瞳でマスターに訴える。
「…んっ、ぅあっ、あっ…はぁ、んあぁ…」
>>240 「!?」
もともと飲むつもりではあったが、三条に頭を両足で押さえつけられ、
否応無しに嚥下しなければならないんだ、という被虐感が高まる。
「んっ…」
喉奥に人肌の温かさの液体が勢い良く放出された。
鼻腔を掠める青臭さと、舌を震わせる苦味と塩気。
口内の粘り気をすべて嚥下し終えると、そのまま余韻に浸るようにして瞳を閉じた。
>>241 >もっと〜
「悪い」
力を弱め、優しく愛撫をする。
そして舌で乳首を弄ったりしていたのだが・・・。
「(・・・なるほど)」
ある事に気づき、ふと愛撫の手を止めてしまう。
「そろそろ時間のようだ、途中だが、少々荒っぽい方法で眠ってもらうぞ」
訳が分からないといった表情の凛香をよそに、ゆっくり片手を彼女の後頭部の辺りに持っていく。
そして手刀の形を作ると、瞬間とも言える速度で振り下ろす。
すとん。
首筋にそれを落とすと、凛香をそのままベッドに寝かせる。
「それじゃ、また今度にでも」
そのまま、さっさと出ていってしまう。
244 :
三条 望:03/10/05 03:53 ID:54Nk9tQZ
快感の余韻と軽い虚脱感に捕らわれながら、
ぼんやりとした頭の中で薬の為とはいえ、瞬時に乱れた彼女の姿を思い起こす。
薬の効果に身をよじて悶える彼女の姿・・・
そんな姿を見下ろす高揚感・・・
そして、奉仕による快感・・・
堕落していくとはわかっている。だが、それらの全てを手に入れられるなら・・・
「堕ちてみるのもいいかもしれない・・・」
ベッドに崩れた彼女を眺めながら、そう自嘲気味に呟いた。
>>243 「あ、はふぅ……んっ、んんっ…」
今度は痛みより快感が勝り、徐々に甘い声が出てくる。
もうここまで来ると当初の目的なんかすっかり頭にはなかったりする。
>「そろそろ時間のようだ
身体への刺激が無くなり、虚ろな目でマスターを見上げる。
「だめぇ、まだ私気持ちくなりたいのぉ……」
手を首元に回し、愛撫を再開させてもらおうと悲願するが
無情にもマスターの手刀によって意識を奪い取られてしまう。
「えっ?………ま、すた……?」
そのままパタリと倒れこむと、すぐに寝息を立て始めてしまう。
>>245 マスターが扉を開けて外に出ると、そこにいたのは一人の青年。
「・・・ま、寝かしとくという事で」
今にも入らんとした青年、悠斗を制し、空き部屋の札を「使用中」にしておく。
「悪さはしないように。OK?」
初対面だというのになぜか親しく接して、凛香の部屋へ去っていった悠斗を見送ると、自分も
自室へ消えていく。
休憩時間を利用して俊を名無しの若侯爵のお屋敷まで車で送り届けに行く。
「あのね、おねえちゃんがメイドさんをしてるなんて誰にも言わない方がいいと思う。」
「分かってるよ。俺だっておねえちゃんがメイドさんなんて言いたくないし。」
自分の仕事を分かっているものの軽くショックを受けながら目的のお屋敷に到着。
先に到着していたらしい車達を見て少し呆然とする。
主人に頼み込んで一番安い車を借りたとはいえシルバーのビートルで外車なのに、
周りはみんな黒いリムジン。改めて俊の通う私立小学校の恐ろしさを知る。
玄関脇に止めると、使用人らしき人が俊の座る座敷の側の扉を開けてくれる。
「じゃあ、行ってきます。」
「時間になったら迎えに来るからね。楽しんでおいで。」
手を振って降りていく俊を見送りながら、ふと玄関に歩いてきた使用人らしき人と
若い青年(実は若侯爵)と俊と同じくらいの女の子を見つける。
誰だろうと見つめていると、目が合ったような気がしたので軽く頭を下げる。
一応お屋敷に戻ったらこのまま買い物に行くつもりだったのでお出かけ用のワンピースである。
執事らしき人に「お茶でもどうぞ」と声を掛けられるが、「用事があるので」と
慌てて車を走らせて名無し侯爵のお屋敷を去る。
待ちかねていた客人の来訪に頬を紅潮させる。
「…こんにちは!侯爵様、お友達が来ましたからもうお仕事に行かれても大丈夫ですわ」
多少心配そうに俊を一瞥する侯爵の頬に口付けをする。
「いってらっしゃいませ。わがまま言って居てもらったりして、ごめんなさい。
どうかお気をつけて下さいね」
メイドに何か耳打ちをし、侯爵は彼女の頭を撫でると、入れ替わりに屋敷を出て行く。
253 :
桜庭 奏:03/10/05 14:10 ID:8YVUE4x3
なんとか無事屋敷に戻ってきて屋敷の駐車場に車を置くと車から出てくる。
到着した俊の、お祝いピアノ演奏に聞き入っている。
一曲一曲が終わるたび、感心したように小さな手をぱちぱちと叩く。
学校で見る制服の彼女とは違い可愛らしくドレスで着飾った姿を見て眼を細める。
練習の成果もあったのか無事演奏でき、拍手に照れながらピアノから離れる。
「はい、これで終わり。
ね、さっきの人が旦那さん?大人っぽくて俺から見ても素敵な人だったな。」
本人を目の前にしては聞けなかったので、彼女の隣に腰掛けながら今更だがそう
聞いてみる。
>>255 セレモニーらしき流れが終了。後は立食で来客がくつろぎ、ざわざわとあちこちで談笑している。
「ありがとう俊くん」
藍色のドレスが長くつまずきそうになるが
演奏を終えた俊になんとか転ばず近付き、手を握って喜ぶ。
>ね、さっきの人が旦那さん?
「そうなの。まだ婚約だけですけど、大きくなったら侯爵様の正式な奥様になるんですって。
でも素敵でお優しい方で、わたくしには勿体無いような気もするの」
「皆さんもう好きにくつろいでらっしゃるから…そうね。私のお部屋に持って行ってお食事に――」
と、言ったところで走って来た御付きメイドに『個室にお二人きりはいけません』と制止される。
「……どうしてですか?」
きょとんとさせるが、すぐに何かを思いついたのか俊の手を引いて立ちあがる。
「個室に入らなければいいのでしょう?では、テラスあたりにいますわ。
それならいい?」
メイドに頼み込み、俊を連れて会場の大広間から一旦出る。
普段は彼女の奔放さに振り回されてばかりなのだが、今日もそのようである。
いつもより可愛らしさ倍増の彼女にいきなり手を握られて少し顔を赤らめる。
「へ、へぇ…。まだ、正式ではないんだ。
あ、そうだよな。女性は16歳にならないと結婚できないんだっけ。」
周りの人たちの豪華さにもやっと慣れてきて、顔の熱を手で扇いで冷ましながら
あたりを見回す。
テラスに移動する彼女に手を引かれながら、後ろで呆気にとられているメイドに
綺麗に微笑んでから頭を下げる。
テラスにつくと、「そうだ」と胸ポケットから小さな箱を取り出す。
「これ、プレゼント。気に入ってもらえるか分からないけど……。
お誕生日おめでとう。折角今まで俺の方が年上だったのになぁ。」
そう言っていたずらっぽく微笑む。
プレゼントの中身は、奏に教えてもらいながら作ったスワロフスキーのブルーの
ハート型クリスタルにシンプルな飾りをつけたものにシルバーチェーンを通した
ネックレスである。
>>257 「わあ。…こんなの頂けるなんて、大人みたい!ありがとう!
(……ごめんなさい、またちょっと付いて来てもらっていい?)」
俊のプレゼントに大きく喜びつつも小声で耳打ち。
メイドが忙しさで遠くに離れている隙を見るとテラスから出て、廊下途中の一つの部屋をノックする。
個室に入ってはいけない筈なのだが…
「(ねえ。いない?)」
ドアが開くと、中からは自分と同じくらいの見習いメイドの少女が出て来る。
髪の長さも丁度同じくらいである。
「なんだかわたくし、見張られてるの。とても窮屈ですから、また貴方身代わりになってくれない?
同じドレスがわたくしのお部屋にありますから。
お客様もどんどん増えてきているし、今ならきっとメイドさん達も近付けないでしょう」
少女が「ハイ藍子様!ええーとじゃあ、今日は下働きの男の子も必要でしょ?まっかせて!」
と自信たっぷりに胸を叩く。まるで何度もやっているような言い方である。
状況説明をし、全てを任せるとメイド服を借りて部屋に入り、少女はそのまま部屋を出て行く。
「…驚いた?自由に動けない時はいつもこうしてるの。本当はいけないんだけど…。」
「じゃあ、目立ってしまうので上着だけ脱いでいただけます?
わたくしはメイド服に着替えますから、背中を向けていてね」
>>258 喜んでくれた彼女を見て安堵のため息を漏らす。
耳打ちしてくる藍子に眉を寄せながらも、了承の頷きを返し、こそこそと移動する
彼女に釣られて早足でついていく。
たどり着いた部屋から彼女に似た背格好の女の子が出てきて、自分は黙って話を
聞いていると、どうやら入れ替わりを謀るらしい。
(なんだかスパイみたいだ!)
やはりそういうところはまだ幼いらしく、今までにない状況に軽く興奮する。
>「…驚いた?自由に動けない時はいつもこうしてるの。〜
「すごい。こんなの初めてだよ。何だかドキドキする……」
そういいながら、お出かけ用にキメていた上着を脱ぎ、蝶ネクタイを少し緩める。
>>259 >すごい。こんなの〜
「そうでしょう?このドキドキ感が結構好きなの」
機嫌良く足に白いフリルのついた見習いメイドのソックスを履き、靴もメイド用に変え
最後にドレスを脱ごうとする。が、
(……あら?)
ドレスを脱ぐためのジッパーとホックが背中に付いており、簡単に手は届くものの
下げるたり開けたりする事がどうしても出来ない。
「……。」
しばらく奮闘していたものの弱った挙句、戸惑うように背中を向けている俊の肩を
ちょい、と指でつつく。
「俊くん、俊くん」
「背中…あの…お手伝いしていただけません?頑張ったけど、どうしても出来なくて……。」
髪を前に流し、うなじと背中のジッパーを見せて頼む。
>>260 背を向けて彼女が着替えるのを待っていると、彼女に肩をつつかれて振り返る。
「あ、ああ。ホックを外して下げればいいの?」
顔を赤らめてうなじから眼を逸らしながらそう聞く。
昔奏が兄に頼んでいたのを思い出し、何故か自分も大人になったような気分がする。
「待って、えーと…」
髪がホックに絡まらないように気をつけながらホックを外すとファスナーを下げ、
下着姿が見えて慌てて手を離して後ろを向く。
「出来たよ。どうぞ。」
(なんなんだ。藍ちゃんはみかささん程大人っぽいわけでもないのに、
あの時みたいに顔が熱い……)
再び顔を手で扇ぎながら彼女が着替えるのを待とうとする。
>>261 「ありがとう。さ、これでメイド服に着替えて……」
脱がされて下着姿だったが、そう言い再び衣服をまとってメイド姿になる。
カチューシャを付けるとどこから見ても、見た目的には見習いメイドである。
「どう?」
くるり、メイド服のまま俊の目の前で一回転する。
止まって無邪気に笑うと、戯れに俊に近付きお辞儀をする。
「そうだ!ついでだから、メイドさんとお客様ごっこでもして遊びましょうか」
「こほん。ええと…。
お客様、ようこそ名無しの侯爵家へ。本日はどのようにおもてなしいたしましょう?
どうぞなんでもおっしゃってくださいな」
『メイドのおもてなし』の実態もよく知らないまま、イメージだけでそんな言葉を投げかける。
>>262 「かわいい……」
無邪気にくるりと一回転する藍子につい見惚れてしまう。
が、彼女の爆弾発言(?)に驚いて慌ててとめようとする。
「藍ちゃん!メイドさんとお客様ごっこっていうのは……」
さすがにヤバイのではと口を開くが、よく分かっていなさそうな彼女を見て、
すっかり乗り気なのを止めても悪いかと思い、しばし考え込むと、少しだけ乗って
あげることにする。
「……そうだな。じゃあ、いつも君がお客さんに『おもてなし』してるように
俺にも『おもてなし』してみせてよ。」
どうやるんだろうと思いながら、いたずらっぽく微笑んでみせる。
>>263 >……そうだな。じゃあ、いつも君がお客さんに〜
俊はよく実態を知っているのだろうが、自分自身は「お手伝い」という認識以外には
何も知らない。勿論、夜伽や奉仕の類も。
そのせいで一瞬「??」と戸惑う。
「…えへ。とは言いつつも、本当はよく知らないの。
どうしたらいいのでしょう。ご存知だったら、わたくしに教えてもらえる?」
俊を近くのベッドに座らせ、その前に自分は跪くよう腰を下ろして
照れ臭そうに笑う。
>>264 「やっぱり。」
知らないという藍子に安心して微笑む。
「俺だからよかったけど、もう他の人にそんなこと言ったらダメだよ。」
同い年の癖してお兄さんぶってそんなことを言う。
「クラスの奴らにだって、そんなこと言ったら危ないかもな。
藍ちゃんかわいいし。」
難しい顔をして腕を組み、そう呟く。
>>265 自分を年下の子のように扱われ、頬を膨らませる。
「…もうっ。俊くん、わたくしをそんなに子供扱いしないでちょうだい!」
>もう他の人にそんなこと言ったらダメだよ。
「いいえ!俊くんが教えてくださらなくて意地悪なのなら、
明日にでも他のお友達の家に遊びに行って伺ってきますわ!」
憤慨したまま、俊の股間あたりだと気付かないまま
ぎゅうっと彼の下半身を手で押さえつけて自分の体を支えつつ、身を乗り出して顔を近づける。
「それがダメだって言うのなら、今教えて!
わたくし曖昧にされるのは好きではありませんもの」
>>266 自分の言葉に逆にやる気になってしまった彼女を見て冷や汗を掻く。
(どうしよう……)
>明日にでも他のお友達の家に遊びに行って伺ってきますわ
が、その言葉で慌てる。
もし他のメイドさんにばんばん手をつけまくってるヤツのところなんかに彼女が
行ったりしたらと思うと彼女が気の毒だ。
「うっ…ちょ、ちょっと手…!」
そんな事を考えているうちに彼女が自分の下半身に力をかけてきたので顔を真っ赤にして
どいてもらえるようにそう頼む。
「うーん……
ホントは、あの旦那さんに教えてもらう方がいいんだと思うんだけど……。」
頭をかきながら弱りきった表情で考える。
「じゃあ、教える。だけど、俺と、藍ちゃんの秘密だから。
メイドさんのご奉仕って、ホントは俺も、はじめはクラスの奴らが話してるのから
知ったんだ。」
覚悟を決めて柔らかく微笑みながら、彼女の髪を優しく撫でる。
「それと、藍ちゃんが言い出したんだから、…教えても、友達やめるとか言わないように。」
そう釘を刺しながらいたずらっぽく微笑むと、指導を開始する。
「ええと、はじめは……
俺の、ベルトを外して、ジッパーを下げるんだ。」
またしてもこんなことを教えていいのかと少し戸惑いながらそう言う。
>>267 >…教えても、友達やめるとか言わないように。
「もちろん!どうして?わたくしたち、何があってもずっと仲良しよ」
俊の説明を聞き、その通りに忠実に守って手をズボンへと伸ばす。
「…下ろしてしまっていいの?いいのなら、しますわね」
少し恥ずかしいと感じながらも、小さな手で俊のベルトを外しジッパーを下ろす。
ズボンが乱れ下半身が露出すると、既に膨らみつつある俊の肉棒が、下着を押し上げ始めている。
「?なんだか変な風になってる。…俊くん、ここ、なんか変ですわ」
下着の上から、ふと疑問に思ったのか一指し指で何度か逸物に触れる。
>>268 葛藤する心に反して自分の逸物は大きくなっていき、トランクスの上から藍子に
触れられて更に固く大きくなってしまう。
「…っ!それは……藍ちゃんが、かわいいからだよ。
上からでいいから、好きなように触ってみて。」
不思議そうに自分のモノを触っている彼女の髪を触りながら、耳元に口を寄せて
少しかすれた声でそう言う。
(なんだか俺、お話の狼みたいだ。)
自分のセリフから『赤頭巾ちゃん』の話を思い出してしまいながら自分が暴走
してしまわないように深呼吸する。
「藍ちゃんが、俺の下着の中が見たいって思ったらでいいから……
そう思ったら俺のトランクスを下げていいよ。」
上擦ってしまいそうな声を抑えながらそう言う。
>>269 「さ、下げてもいいの?……!!」
すっかり大きくなっている俊の逸物の様子に驚く。おずおずと直に手で逸物に触れる。
「……。」
(この体勢、この間偶然夜中に見た、メイドの誰かがお客様にしていた事に似てる…。
あれは『おもてなし』だったのかしら?なら…)
急に数日前メイドの私室を覗き見した光景が脳裏に甦る。
膨張し始めた逸物の様子を興味深そうにじいっと眺めるものの、先程までの勢いはどこへやら。
未知の体験に引き気味になるが、俊のプレゼントや誕生日にちゃんとお祝いに来てくれた事への
感謝の気持ちもあるので、ふと頭によぎった行動を、思いきって挑戦してみる事にする。
「俊くん……びっくりしないでね」
ぺろっ。
「おもてなしって…ひょっとして、こんな感じの事なの?俊くん…じゃなくて、お客様…。」
先端の部分を、キャンディーを舐めるように舌で愛撫すると
心配そうな上目使いで俊の表情を伺う。
正解であっても、仲良しの俊に「全然ダメだよ」と言われるのも悲しいので、更に思いきって
勃起した肉棒を上から包むように口に咥える。
「違ってたらごめんなさい。合っているかしら……………ふ…。う、んむ……。」
半分以上を口に含むと、そのまま動かさずに含んだまま、舌でチロチロと舐める。
「んん…ん…。確か…こんな感じ……」
>>270 おずおずと自分のモノを触れてみる彼女に、そろそろストップをかけてみようと
思った瞬間何も知らないと思っていた彼女が思わぬ行動を起こす。
「ん……っ」
自分が何も言わないうちに逸物に口を付けられ、その刺激に思わず小さく声を漏らす。
「間違ってないけど……なんで、こんなこと知ってるの?」
内心驚きながらも覗き見の可能性を思い出して一人で納得する。
「藍ちゃん……いいよ。そこから俺を見る感じとってもかわいい。」
髪を弄びながら必死に刺激に耐える。
が、次第に快感を貪りたい気持ちが頭をもたげてきて顔を横に振る。
「…そう、そして、こう顔を動かすともっと……」
彼女の負担にならない程度に自分で少し腰を動かしてみる。
「やってみて。」
>>271 「ふぅ…。んっ……?」
今まで聞いたこともないような厭らしい声が自分の口から出てきて驚く。
「わ、わたくしったら……どうしちゃったのかしら…。ぺろっ…むぅ…、ふぅん…」
>…そう、そして、こう顔を動かすともっと……
「んぅぅ…。そんなに、んむぅ…恥ずかしい…。俊くん…押しつけないで…」
だが言葉とは裏腹に、体は意思とは反対に行為にのめり込んで行きつつあるのか
唇で一生懸命に竿部分を擦る。
(顔…お口を動かす…。こう……?)
前後に出し入れし、俊に言われた通りにする。
「でも、俊くんのお顔、とっても嬉しそうな顔だから…。嫌じゃありませんわ。
恥ずかしくてもわたくし、うれしい…」
>>272 「ん、俺もうれしい……っ」
そろそろ興奮のためか自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきて、
彼女の顔を撫でたり髪を弄んだりしながら少し眉根を寄せて微笑む。
が、射精感が込み上げてきて慌てて彼女を離そうとする。
「ね、藍ちゃん、ティッシュある?ティッシュ。」
必死に出そうなのを抑えながらそう訊ねる。
>>273 肉棒が口内で震え始めている事を感じとるが、"絶頂"自体を知らないので
なおも容赦無い奉仕を続ける。
子供用メイド服と白いハイソックス姿のせいで、心まで俊に仕えるメイドの
気分になってくる。
「俊…くぅん…。んん…。んっ、んっ…、ぴちゃ…ふぅ…っ」
袋にも手を触れ、自分が目撃したメイドの様子を思い出しつつ真似てみる。
>ね、藍ちゃん、ティッシュ〜
「ん!?え、わかりまふぇんわ…。んっ、んんっ…!?」
そうは言われても見習いメイドの私室なのでまったく場所がわからない。
戸惑っているうちに、俊から出てしまった白濁を口で受け止める。
「あ…う……。拭く物がありませんから…これで…いい…?んむ、ぺろ…」
仕方がないので自分の舌で綺麗にする事にし、口から零れた白濁は
自分のメイド服の袖で拭う。
>>274 「わ、ごめん……っ!!」
出てしまう前に離れさせようという思惑は成功せず、ついに彼女の口の中で爆発
させてしまう。
「ん……。ごめんね、折角の誕生日なのに……」
彼女の口で綺麗にされていく自分のモノを眺めながら、次第に罪悪感がふつふつと
湧いてくる。
「そうだ、藍ちゃんも。」
今更気付いた自分のズボンのポケットに入っていたハンカチで彼女の口を拭く。
「でも、すっごく気持ちよかった。
……今のことは、二人の秘密。いい?」
そう言って微笑むと、小指を差し出す。
二人で約束の指切りをすると、しばし見詰め合ってからおかしくなったのか声を出して笑う。
が、時計を見て慌てて自分のモノをトランクスにしまって格好を整える。
「おねえちゃんが、今日6時までって言ってたからそれくらいに迎えに来るんだ。」
壁にかかっている鏡を見て自分の姿をチェックする。
>>275 >でも、すっごく気持ちよかった〜二人の秘密。いい?
「ええ、もちろん!良かった。わたくし、いつでも良いメイドさんになれるかしら」
着替えて身代わりの使用人カップルと交代し、まだ宴が賑やかに行われている
パーティー会場へと戻る。
が、そろそろ俊は帰らなくてはいけないので、玄関で迎えの車待ちの彼を見送る。
「今日はありがとう。楽しかったです、また明日学校でね」
無垢な笑顔で俊に言うが……
「(今日の俊くんのお顔、あの…。あのね。
ちょっといつもと違った感じにかっこよくて…ドキドキしちゃった。
絶対誰にも言いませんから、またメイドさんごっこする時に、色々おもてなしのこと教えてね)」
そう耳元で言い、チュッと唇にキスをする。
驚き固まる御付きメイドにそれを叱られ、一言。
「もう。ただのご挨拶なのに、どうしてわたくしばかり叱られなくてはいけないの?」
周囲の心配にもまったく気付く様子はなく、去っていく俊を見送りながら不満げに漏らす。
>>276 「うん。俺も楽しかった、ありがとう。
また明日学校で!」
そう言っているうちに車が来て手を振って別れようとするが、去り際に耳元で
囁かれて真っ赤になる。
「え、う…うん。また、機会があればね。
じゃあまた明日。」
しどろもどろな感じでそう言うと、口付けされた唇を手で覆いながら姉が待つ車へ
歩いていく。
(…困ったな。俺も、あのときの藍ちゃんすっごくかわいいって思っちゃったし。)
真っ赤な顔で車に入ってきた俊を玄関での一部始終を見ていた奏が軽く一瞥し、
玄関に立っていた御付きメイドと藍子に頭を下げると車を走らせる。
「おかえり。……楽しかったみたいね。」
彼女が人妻だとは聞いていたのでそれしか言葉が出て来ず、複雑な気分になり
ながらお屋敷へ向かう。
夕食が終わった後のテーブルを拭き掃除している。
休憩室でパンをかじりながら、備え付けの雑誌を読んでいる。
妻と娘と一緒に写った家族写真をじっと見つめている。
「……」
やがて、それを破り捨てようとして手をかけるが、
結局それも出来ずに、引き出しへ仕舞うと部屋を出る。
読んでいる雑誌には様々な料理の写真と、レシピが載せられており、
その中の『節約お料理レシピ』という記事をじっくりと読んでいた。
(…でも、お屋敷で節約したってあまり意味がないんですよね)
ページを捲りながら、そんなことを思う。
>>283 いつものように密かに屋敷へと侵入すると、
人目につかぬように邸内を歩き回り、目当ての人物を発見する。
「ここにいたのかね、志保」
休憩室へ入ると、その扉を閉じ、鍵もかけてしまう。
休憩室の扉を開く音とともに、聞き覚える声。
身体が自然と恐怖に震えるが、子爵のほうへと振り向くと同時に、
自分を奮起させて恐怖を押さえ込む。
「…はい」
だが扉の鍵を掛けるという子爵の行動に、ただでさえぎこちない表情をさらに強張らせた。
>>285 「元気にしていたか? あの男が死んだそうだが、
よもや腹の子に影響はないだろうな」
志保の座っているソファの後ろへ立つと
そこから彼女の腹部へと手を伸ばす。
「“私の娘”かもしれないのだ。流れたりしては困る」
冷酷な表情のままで耳元で囁く。
>>286 腹部へと伸びる子爵の手に嫌悪感を覚えるが、
その手が自分の下腹部へと触れるのを制止することはしなかった。
しかし続いて発せられた子爵の言葉が、
堰き止めていた場所を決壊させて感情が氾濫する。
「この子は、私と雅彦さんの子です…!」
子爵の手を振り解いてソファから立ち上がるものの、その行動が意味するものに気付く。
彼を怒らせることは、我が子にも悪い影響を与えるかもしれないのだ。
「いえ、申し訳御座いません。……失言でした」
深く頭を垂れたまま、子爵の許しが出るまで上体を起こさない。
>>287 珍しく激昂した志保を見て、驚いたように目を丸くする。
が、やがて苦々しげに吐き捨てる。
「ふん、そんなに死んだ男のことが大切かね?」
わざわざ志保の心の傷を弄るような発言を繰り返す。
「おとなしく私のものになっていれば、辛い目にあわずに済むだろうに」
頭を下げたままの志保のあごを摘むと、くいっと持ち上げる。
「今からでも遅くない。腹の子ともども、私のところにきなさい。
たっぷりと可愛がってやるぞ? ……妻や娘の分まで、な」
>>288 心臓を直接掴み、握りつぶすような子爵の言葉。
怒りに身を震わせて瞳を潤ませる。
(ひどい…)
一瞬だけ子爵を睨みつけるがすぐにやめ、
悲しそうに遠くを見詰めたままの瞳で彼を見る。
「…はい、わかりました。私は子爵様のもの… 子爵様のために…」
そんな心にもないことを言って、子爵を丸め込もうとする。
(とりあえず、子爵様を怒らせないようにうわべだけ従っておこう)
しかし完璧な演技ができるはずもなく、瞳が沈んだままになってしまう。
なのでそれを誤魔化すために、唇を求めるようにして瞳を閉じる。
>>289 一瞬だけ鋭く自分を睨み付けた後、瞳を閉じた志保の唇を奪うと、
いつになく優しい手つきで髪を撫でながら言う。
「私とて、今の言葉が偽りなことくらいは分かるぞ」
その手は怒りゆえか、それとも悲しみゆえか、少しだけ震えていたりする。
「どうあっても、あの男に殉じようというのか……なぜだ?
どうして皆、私を……!」
やおら態度を変えると、志保を乱暴にソファへと押し倒し、胸の布地を引きちぎる。
「瑞葉も、長く私に仕えたメイドたちもそうだ!
皆、私の元から去っていく! 紫もだ! 何が『娘の幸せを考えなさい』だ!
自分の娘が淫売になってしまっていいのか!?」
どうやら娘と会ったり、妻に諭されたりしたことで、
かえって意固地になってしまっているらしい。
>>290 「んっ…」
唇を重ねてくる子爵の態度に、自分の作戦が上手くいったと安心する。
そうして髪から伝わる心地よい感触に身を任せているものの、
髪から伝わってくる振動が、だんだんと強くなっていくのに気がついてしまう。
「ひっ!? い、いやぁっ」
だが時すでに遅く、無力にも押し倒されて胸の双丘を露出させる。
「…子爵様、子爵様はどうして私の子を欲しがるんですか?」
子爵の態度に哀れみを覚えて、ついそんなことを聞いてしまう。
「矛盾してます。瑞葉様が淫売になってしまうのを嫌ってらっしゃるのに、
私という淫売なメイドの子を求めるなんて」
>>291 露出した膨らみの頂点に吸い付くと、
分泌される白みを帯びた液体をすすり上げようとするが、
志保の鋭い指摘に、ピタリと手を止めてしまう。
「……う、うるさい……っ」
震える手を無理やりに乳房へと伸ばすが、それもすぐに止まってしまう。
「……違う」
やがて志保の上から身体を退けると、がっくりとソファへと倒れこむ。
「私は瑞葉の幸せを考えているはずだ。それなのに瑞葉も紫も……」
ブツブツと虚ろな瞳で呟き続ける。
「そうでなければ私のしていることはなんなんだ?」
その呆然とした顔を志保へと向ける。
「教えてくれ、志保。お前は私が憎いか? それとも哀れんでいるのか?
だから、いつもいつもそうやって無抵抗なのか?
……お前が淫売などであるものか。
本当に淫売なら伊達のことをそんなに何時までも大事に思うはずがない……
メイドでありながら……だったら……瑞葉も……幸せになれる、のか?」
半分錯乱したようでありながらも、何か必死で答えを追い求める。
>>292 「あっ、はぅ…んっ」
胸の先端を吸われて声を上げるが、子爵の躊躇によって長くは続かなかった。
そして独白を始める子爵。
そんな彼を呆然と見詰めているが、向けられている視線はすぐに感情を持った。
哀れみのような、視線の投げかけ。
「…瑞葉様は幸せになれます、子爵様。
メイドだかといって、幸せになれないわけはないんです。
無理に縛り付けるより、瑞葉様を自由にさせてあげて下さい。
誰よりも、瑞葉様を信じているのなら……」
>>294 「私は……わたし、は……くっ!」
自分で半ばたどり着いてしまった結論と、
それを裏付けるような志保の言葉に苦悩して髪の毛をかきむしり、
そして、それから逃げるように志保を再び引き寄せ、
その豊満な胸に顔を埋めながら、下腹にも手を伸ばす。
「志保……志保っ!」
だが、志保の身体を貪欲に求めるその姿は、
欲望に流されているというよりは、まるで子供のようでもある。
>>295 「……」
胸に顔を埋めてくる子爵の頭を、宥めるようにして優しく撫でる。
涙を堪えるため、天井を仰ぎながら。
「子爵様… 身体から全部出してしまって下さい。鬱屈したものを」
そう言って強張った身体から、力を抜いて子爵を受け入れようとする。
「お手伝いしますので…」
>>296 自分に身体を与えようとする志保の姿に
欲望はつのって、股間の布地を猛った逸物が押し上げる。
もどかしげにそれを取り出すと、志保を四つん這いにさせて
秘所へとそれを宛がったところで、ふと躊躇する。
「なぜだ……なぜ……お前は……」
辛そうな顔で呟き、やがてそこから逸物を放す。
が、欲望を抑えきることは出来ずに、後ろの穴へと再びそれを宛てる。
「……今日は、こっちだ」
出来るだけ抑えた声で短く呟くと、ゆっくりと挿入を始める。
>>297 「んぁっ、ぅ、ひ、ひとつ、いいでしょうか…」
背後の穴に子爵の逸物を宛がわれ、
どんどんその亀頭によって穴が拡張されていく。
「み、瑞葉様に、ひと言でいいですから、謝ってください」
直腸内に身を埋めていく逸物の、凶悪な太さを持つ雁首に内臓を圧迫される。
そのため肺から空気を漏らすようにして、荒い呼吸をする。
「ん、子爵様の、太いで、す…っ あ、ぁっ!」
直腸壁を擦られ、尻の穴から内臓を持って行かれそうな快感に悶える。
四つん這いになっている自分の上半身を屈め、床に爪を立てて。
>>298 「志保、私は、お前にも……おぉっ!」
謝らなくては、と言いかけるが、そこで腸壁に締め上げられる亀頭の感触に
言葉が途切れてしまう。
つい、その快感に流されて激しく突き上げようとしてしまうが、
なんとか堪えて、ゆっくりと慈しむような交わりを続ける。
「……この子は、大事にするのだな」
先ほどとは違って、淫猥な目的からではなく、志保の膨らんだ腹部を撫で、
そして、そこに宿った生命を養うために、さらに豊かになった胸を愛撫する。
300 :
桜庭 奏:03/10/05 23:11 ID:8YVUE4x3
風呂上りでお風呂セットを抱えて廊下を歩いている。
カゴの中には今日お買い物でゲットしたピンクのゴムのアヒルが。
「エンゼンナヒーロカムズアロン♪ウィズザストレンスキャーリオーぉン♪」
たまにアヒルのおなかを押し音を鳴らして合いの手を入れて、一人で賑やかなこと
この上ない。
前のに負けないくらい可愛らしいアヒルを手に入れたからかご機嫌である。
>>299 「んっ、ん…」
直腸の浅い部分で生み出される、優しくも甘美な快感。
胎内の子を思って深く突き立てない彼の配慮に感謝し、涙が出そうになる。
「あん、はぅ、ん… お心遣い、有難う御座います」
水風船のような胸を愛しまれ、再び白い体液が溢れ出てしまう。
その白い液は重力に従って子爵の手を汚し、床に垂れていく。
>>300 「…つまづいたり転んだ〜りするようなら♪そおっと手を〜差し伸べるよ♪」
厨房で食器を片付けながら、何やら励まし系の歌を口ずさんでいる。
テーブルの上には、何故か主人の差し入れだと言うジュースと、コップ二つが並んでいたり。
>>301 手に付着した母乳を唇で啜りとると、
その独特の味わいに、かえって甘いものを憶える
「志保……いいぞ、最高、だ……っ」
逸物から脊髄を駆け上り、脳髄を侵していく快楽に浸り、
うわ言のように呟きながら、絶頂の瞬間を目指して登りつめていく。
「く……出る、ぞっ!」
最後だけは、若干深めに貫くと、勢いよくモノを引き抜き、
白濁を撒き散らしていく。
304 :
桜庭 奏:03/10/05 23:26 ID:8YVUE4x3
>>302 「ゼンナヒーロライズィンユーゥウ〜♪」
ゴムのアヒルと共に歌を歌いながら熱唱中。
だが、通りかかった厨房からも歌声が聞こえて人がいることに気付いて思わずむせる。
「ケホ、ケホッ」
(…あの声は。)
この屋敷にいる人であのように歌うのは一人しか知らない。
彼女との仲を思い出してUターンしようかと思うが、今の状態を脱却したいというのも
本音なので、お風呂セットを抱えたまま厨房に入る。
「…みかささん、こんばんは。
遅くまでお仕事お疲れ様。よかったら手伝いましょうか?」
普通に話しかけようと思うもののやはりどこかぎこちない。
>>303 「はぁ、ん… ん、子爵様ぁっ!」
深く貫かれた瞬間、嬌声を上げて上体を起こす。
尻穴から伝わる振動だけで、膣からは大量の愛液が流れ出ていた。
「あぁ、凄い…」
臀部に降りかかる白濁の雨。
その雨の熱さに震えながら、身体を反転させる。
「子爵様、お掃除させていただきます」
腸液と精液で汚れた逸物に、そっと口付けをする。
>>304 「……あ。こんばんは」
突然厨房に入ってきた奏を見て挨拶しようとするが、何故か素直に「奏ちゃん」と呼べずに、どこかぎこちない挨拶を返す。
>遅くまでお仕事お疲れ様。よかったら手伝いましょうか?
「ううん、もう終わったから大丈夫。…それよりも」
テーブルの上に置いてあるジュースの瓶を手に取り、二つのコップにそのオレンジ色の液体を注ぐ。
「御主人様が差し入れだって。メイドの皆で飲んで、だとか…」
そう言いながら、そのコップのうち一つを差し出し、もう一つを口へと運ぶ。
307 :
桜庭 奏:03/10/05 23:41 ID:8YVUE4x3
>>306 「御主人様から差し入れ?嬉しい!オレンジジュース?
ちょうどお風呂上りでのどが渇いてたの。」
ジュースを見た嬉しさからかぎこちなさを忘れて素で喜びみかさに話しかける。
「いただきますっ」
手を合わせてそう言うと、コップを受け取りごくごくと一気に飲んでいく。
>>305 絶頂後の気だるさに、ソファへと身を沈めると
志保が硬度を失った逸物の掃除を始める。
「いや、待っ……くぅっ」
押し留めようとするが、終えきったモノに与えられる快感を
このまま手放すのは、やはり惜しい。
そこで大きく深呼吸すると、自分のハンカチを取り出し、
志保に自分のモノの後始末をさせながら、自分でも志保に飛び散った
白濁液を拭き取ってやる。
それが終わると、黙って志保の頭を撫で、身繕いをして立ち上がる。
「そろそろ帰るとしよう。くれぐれも身体は大事にな。
……伊達……くんの分まで、元気な子を産めるように。それと……」
志保に、何だか小さくなったような背を向けたままそれだけ言うと、
今度は振り返って口をパクパク開閉させる。
(いや、謝って済むことではない、か)
結局は謝罪の言葉は見つからず、
ただ一礼して「失礼する」と言い残すと、
心身ともに疲れきった様子でその場を後にする。
>>307 「そうだ…良く飲んでくれたな。みかさ、奏」
突如として廊下から現れ、満足気に笑みを浮かべる。
「そのジュースには即効性の強力な媚薬が混ぜてあってな。…まあ、最近うまくいっていない二人の仲直りの役に立つだろう。はっはっは!」
ついには豪快に笑いながら、最後にこう付け足してその場を離れた。
「そうそう。これから先の事は私は部屋で見ているからな。何かあったら先にイッた方がお仕置きだから…まあ、気をつけるようにな」
>>307 >>309 コップ一杯のジュースを飲み干し、次の一杯に移ろうとした所で唐突に現れた主人を見て驚く。
「ご、御主人様?!…それって一体…」
媚薬の話等の説明を聞いていたが、確かに身体の奥から湧き上がるような熱さが生まれてくる。
主人が厨房を去ると同時に、がっくりと床に膝を落としてしまった。
「あ…ああ、何だか…熱いわ。これが…媚薬の効果?」
頬も真っ赤に紅潮させ、あまり力も入らない様子。
>>308 「んっ、ちゅぷ… ぴちゅ…」
舌を丁寧に這わせて先端の鈴口に唇を着け、尿道内に残る精液も一滴残さず吸っていく。
逸物を掃除することで、子爵の心を洗っているように感じた。
一方、尻に飛び散った精液を拭き取っている子爵に抗議する。
「そ、そんな子爵様のハンカチが汚れてしまいます。私のハンカチを使ってください」
と申し出るが、子爵は自分のハンカチで拭くことを一向にやめない。
「……そのハンカチ、洗濯しておきますのでこちらをお使いになって下さい」
白濁を染み込ませた子爵のハンカチを奪い取るようにして、自分のハンカチと交換する。
メイドや執事に支給されているもので、文様も簡素なものではあるが、材質は上等。
「……はい、わざわざすみません」
あの威圧するような気を発していた子爵の背中が、今はなんだか小さく見えた。
彼が部屋から出た後もしばらく頭を下げたままで、
顔を上げるとその瞳からは涙が止め処なく流れている。
なんだか気が抜けたようになって、ソファへと突っ伏した。
312 :
桜庭 奏:03/10/06 00:11 ID:FZiF3boI
>>309>>310 >「そうだ…良く飲んでくれたな。みかさ、奏」
「あ、御主人様。差し入れおいしくいただきました。ごちそうさまです。
ありがとうございました。」
突然現れた主人に少し驚くが、すぐに落ち着きを取り戻し、主人のこの後に続く
言葉も知らず丁寧にお礼を言う。
が、その後主人の口から今飲んだばかりの飲み物の説明をされて目を丸くする。
「え、…媚薬?」
驚いて今飲み干したばかりのコップとジュースの入った瓶を見比べる。
「あれ?なんで、媚薬が仲直りに役立つんですか?」
そう聞いてみるが、既に主人は去ったあと。
変なことに疑問を浮かべていたせいか、最後の言葉はあまりよく理解できていない。
「ねえ、みかささん、どうしたらお仕置きって言ってました?あら……。」
みかさを振り返ると、既に床に座り込み顔を紅潮させている。
その姿を見て奏も一足遅れて身体が熱くなってくる。
「……!」
何だかみかさの前でいやらしい姿を見せるのが悔しくなって、少し離れた位置に座り込む。
得意の三角座りになりながら、膝の上に顔を乗せて何度も深呼吸する。
が、自分の意に反してどんどん身体は熱くなる。
ふらふらと屋敷を出ると、志保のハンカチを握り締めて家路へつく。
「それでももう……取り返しのつかないことが多すぎる、な。自業自得だが」
自嘲気味に呟き、やがて自分の屋敷へと戻ると、そこには……
「……ゆ、かり……?」
ここ数ヶ月、ほとんど顔をあわせていなかった妻が門の前で待っている。
「久しぶり、だな……うっ!?」
紫は黙って子爵の頬を一発引っぱたくと、
続いて少し悲しそうに微笑み、夫を抱くようにして邸内へと戻っていった。
>>312 「くぅっ…。うあぁっ…」
堪えようとしても、身体はますます熱を帯びていくばかり。
そして何より、敏感な部分がじんじんと疼いてくる。
「…もう」
諦めたように呟くと、ゆっくりと奏の方へとにじり寄る。
「御主人様…私達がする姿を見たいんだって…。先にイッたらお仕置きなんだって…」
とろんとし始めた目で奏をじっと見ながらそう言うと、さらに身体を近寄らせる。
「だから…今は…」
315 :
桜庭 奏:03/10/06 00:29 ID:FZiF3boI
>>312 「するって……。」
この状況では指すことは一つなので、眉根を寄せながら媚薬のせいで潤んだ瞳で
みかさを見つめる。
「ええっ、…お仕置きって、先に……ちゃったら、なんだ。」
みかさの言葉を聞いて俯いてそう呟く。
近寄ってきたみかさに気付き、その意図を理解する。
「……いいよ。『御主人様命令』だもん。」
口ではそう言いながらも、疼き始めた身体をどうにかしたくて仕方なくなってきて
いた。
膝に乗せていた顔を上げて上半身を上げると、体勢を変えて膝立ちになり、みかさの
肩に手を置くと目を瞑って顔を傾け、彼女の口に自分の口を近づけてゆく。
お仕置きが絡んでいるせいかいつもより積極的である。
>>315 「ん…。んんっ…」
『御主人様命令』とあって、奏もあまり消極的では無いようであった。
その事に気付きながらも、そのまま奏と唇をしっかりと重ねる。
「んっんん…ちゅっ…んぅぅっ」
媚薬のせいかやや眠たげな、しかし快楽を求める表情で、そのまま奏の胸元へと手を伸ばす。
(こんな…奏ちゃんとはケンカ中なのに…なのに…)
やや葛藤こそしているものの、唇を重ねながら、奏の慎ましい胸をゆっくりと愛撫し始める。
317 :
桜庭 奏:03/10/06 00:43 ID:FZiF3boI
>>316 (…こんなことで、仲直りなんてできるのかな……)
みかさがやや葛藤中なのと同じく、奏もどこかもやもやしていたがお仕置きを受けたく
ないので必死になってみかさに快感を与えようと口付けを激しくする。
「ん……んんっ…」
キスに夢中になっている間に胸を愛撫され始めてピクッと反応する。
飲むタイプの媚薬ははじめてなので、いつもより全体的に敏感な身体に戸惑う。
「…んっ…ふぅ……」
自分も負けじとみかさの大きな胸へ手を伸ばしやわやわと揉み始める。
>>317 「んっ…ぷはぁっ。…あはぁっ?!」
唇を離すと、互いに始まった胸への愛撫。
確かに奏と仲直りできるきっかけにこそなるかもしれないが、今は何よりも燃え上がるような疼きを何とかしたかった。
「……はっ、あぁ…」
胸へのソフトな愛撫にも悩ましげな声を上げると、奏の衣服をはだけさせ、胸の先端と白い素肌に指を這わせていく。
(ダメ…何も考えられない…)
段々と本能が理性を侵食していくにつれ、責めも遠慮が無くなっていった。
319 :
桜庭 奏:03/10/06 01:02 ID:FZiF3boI
>>318 「ん…ぅ……」
激しい口付けが終わり、息を整えながら身体の疼きをどうにかしたくてみかさと同様
彼女のメイド服をはだけさせて胸をあらわにする。
「んんっ……ぁん……」
みかさの愛撫に声を上げ、そのまま手が止まってしまいそうなのに気付いて慌てて
愛撫を再開する。
既に立ち上がっている彼女の胸の先端を摘み、摘んだ指で転がしながら残りの指で
ゆっくりと揉み始める。
「ん……っ…ん……んん……っ…」
が、その一方でみかさの愛撫から生まれる快感に流されそうになり、ただ手だけ
みかさを達せさせるためだけに動かしている感じになる。
無意識のうちに太股を擦り合わせながら、両手で胸を愛撫していた片方の手を
みかさの身体を這わせて太股を撫でる。
>>319 「ふぁっ…そこ、もっと……奏、ちゃん…」
無意識に奏の名を呼びながら、互いに胸を弄りあう。
時には尖った先端を。時にはその下辺を。
やがて甘い喘ぎ声と荒い息遣いだけが二人の周りの空間の音を支配すると、太股に触れる奏の手の感触を心地よく思いながらこう漏らす。
「ああっ…じらさないで、奥までしてっ…!」
先に達すれば負け…さらにまだ冷戦に近い奏との絡みと言う条件下でも、つい与えられる快感を続けて求めてしまっていた。
理性が侵食されてきているからなのか、時折手の動きに応えるように、いつもより強く奏の乳首を摘まんでみたり。
321 :
桜庭 奏:03/10/06 01:20 ID:FZiF3boI
>>320 「ん…っ…ダメ、ゆっくりがいいの……飛んじゃう……っ」
みかさに強く胸の先端を摘まれて思わずそう漏らす。
少しでも大きな刺激を与えられると、肝心の場所を触られる前に達してしまいそうなほど
身体は感じてしまっていた。
「ん、分かった……みかささん……」
太股を撫でていた手を上げていき、ショーツをつーっと指で撫でる。
十分にショーツが湿っている事を確認すると、ショーツの横から手を滑り込ませる。
「ふふ、みかささん、沢山濡れてる……」
すっかり膨らんで大きくなった花芽を指で探し出すと指で押しつぶす。
口では出さないが、自然と自分がして欲しいことがついみかさへの愛撫に現れている
ようだ。
まだケンカ中であることを今考えるのはよくないと考え、心の中に封印してすっかり
快感に翻弄されていく。
>>321 敏感な箇所を弄られるだけで達してしまいそうになるほどの快感を味わいつつ、もはや勝負云々の事は忘れて奏との交わりに耽っていく。
>十分にショーツが湿っている事を確認すると、ショーツの横から手を滑り込ませる
「あ…そこ…。んっ、きゃうっ!?」
花芽を押しつぶされると、電流のような快感が走り、たちまち達しそうになってしまった。
「ダメ…いっちゃう…いっちゃう…っ!…でもっ!」
勝負の事ではなく単純に奏も感じさせたいとの思いが高まってきたのか、気を抜けば達してしまいそうな快楽の渦の中で、奏の下着を膝までずり下げさせる。
「奏ちゃんも…感じてぇっ。もっと…もっと…」
うわ言のようにそう口走りながら、奏の秘裂の縦筋をなぞり、そして花芽をつんつんと突付く。
323 :
桜庭 奏:03/10/06 01:45 ID:FZiF3boI
>>322 1度目には聞き間違いかと思ったが、2度も『奏ちゃん』とみかさが言ったことに
少し胸がじーんとする。
これでみかさとまた仲直りも出来るような気がしてきて目に涙を浮かべるが、
その途端みかさに秘部を刺激されて、大きく膨らんだ花芽をつつかれる。
それによって一気に身体が達してしまう。
「みかささん……っ…あぁっ…待って……やだぁ……っ…ぁああっ!!」
背中を反らせて震えると、瞳を閉じて息を整える。
>>323 びくびくと震え、絶頂に達する奏を見て、蕩けた視線を送りながらにっこりと笑う。
「うふふ…私の勝ちね…あっ」
そうは言ったものの、秘所から溢れ出す愛液は止まらない上に、もちろん身体はまだ満足出来ては居ない。
「……奏ちゃん。…こんな私でも、イかせてくれる?…身体、まだあつくてぇ…」
寝かせた状態の奏と逆向きになって跨ると、まだびくびくと震える奏の秘所にそっと口付ける。
「んんっ…ちゅうぅっ…」
まるで69をして、とねだり、懇願するかのように。
325 :
桜庭 奏:03/10/06 02:04 ID:FZiF3boI
>>324 「え、勝ち…?……私……!」
息を整えながらみかさの言葉に首を傾げかける。
が、すぐに今の状況を思い出して少し青ざめる。
「…忘れてた。お仕置き……」
乱れたメイド服で横になったまま、軽くショックを受けて両頬を手の平で押さえる。
>…こんな私でも、イかせてくれる?〜
「うん……ごめんね、私が一人で先に……。
今度はみかささんも、ちゃんと感じて、最後まで…ね。」
目の前に来たみかさの秘部につい顔を赤らめながらも、したたり落ちそうな愛液を
舌で舐め取る。
「んんっ…!」
が、達したばかりでまだ敏感な秘部に口付けられて目を瞑り、慌てて彼女の秘部を
激しく舐め始める。
「ん…んむ…っ…ん……」
指を伸ばして、秘豆を指で転がして刺激するのも忘れない。
ゆっくり刺激していたら、また自分が達してしまいそうなのでその前にみかさを
達せさせようと必死である。
>>325 多少の征服感を感じながらも、奏の秘所への刺激を続けていた…が。
必死の奏の愛撫に、潮が満ちていくようにゆっくりと、しかし確実に絶頂への階段を登っていっていた。
「あっ、あんっ、あああぁっ、奏ちゃん、奏ちゃん…!」
もう奏への愛撫など出来るはずも無く、ただ媚薬で酔った身体が達するのを待つだけとなってしまった。
「あっダメ、来る、おっきいの来る…。あぁ、奏ちゃん、私…いく、いっちゃう…!」
押し寄せる絶頂の波に体を震わせ、やがてそれを激しく受け止める。
「やっイくっ、あっ…いくぅぅぅっ!!」
ぴんと身体を反らせると、秘裂から大量の愛液を噴出して絶頂へと達する。
ぐったりとしながら奏から身体を離すと、奏の隣に横たわった。
「あのね…奏ちゃん、私…言わなきゃいけないことが…」
しばらく二人して荒々しく呼吸をしていたが、唐突に口を開いた。
327 :
桜庭 奏:03/10/06 02:22 ID:FZiF3boI
>>326 みかさが次第に昇りつめていくのを感じ、とどめとばかりに秘豆を甘噛みする。
彼女の絶頂が落ち着くまで優しく秘所を刺激し続けると、ゆっくりと顔を離し
大きく息を吸い込みながら愛液に濡れた顔を指で拭う。
自分の隣に横たわる彼女をそっと眺め、自分達の複雑な関係を思い出して次第に
気持ちが重くなりかけるが、みかさが口を開いたのを聞いてハッとして彼女を
見つめる。
「…みかささん……」
>>327 「あのね、奏ちゃん…。私、色々考えたの。それで…」
薬の効果と快感が引いてきたのか、やや深刻そうな口調で話し始める。
もっとも、二人ともあられのない乱れた姿なのだが。
「まず…私、謝らないといけないよね。それで…ね、それで…」
何か言おうとするが、その後の言葉が出てこない。
まだどこか気まずい空気が流れる中、身体を起こしながらこう言う。
「色々と傷つけて…本当に、ごめんなさい。でもね…もうちょっと、私に自分の考えを言葉にする時間…くれないかな?その時になったら、ちゃんと言うから」
衣服を整えると、まだうまく動けない奏から静かに離れていく。
「逃げるみたいでごめんね。…でも、今度はちゃんと言うから。おやすみ」
頭を下げると、ジュースを片付けてから厨房を後にした。
329 :
桜庭 奏:03/10/06 02:44 ID:FZiF3boI
>>328 起き上がりながら話すみかさを眺めるが、まだ力が入らなくて動けない。
謝罪の言葉を述べるみかさをそっと見上げる。
「…うん。分かった。私こそ、なんか冷たい態度ばっかりとっちゃってごめんね。」
みかさにつられるように自分も謝罪の言葉を述べる。
「おやすみ!…あのね、みかささんと話せなくて、ずっと寂しかったの。
私達、また、前みたいに話せるようになるよね?」
頭を下げて去りかけるみかさの背中にそう言葉をかけて見送る。
しばらくしてゆっくりと身体を起こす。
「…媚薬ってスゴイ……。うう、情けない。みかささんはあんなに早く動けたのに。」
そう呟くと立ち上がってお風呂セットを抱えもう一度汗を流すために浴場へ。
廊下を歩く奏の顔の口元には笑みが。
「また…仲良く、なれるよね。私達。」
先程のように疑問系でなくどこか確信を持ってそう呟くとにっこりと微笑む。
廊下の窓を拭きながら、随所に置かれた電話機に
チラチラと視線をやっている。
「……もう一度、話し合った方がいいのでしょうけれど……」
昨晩、父と志保の間にあったことはまだ知らずに
そんなことを呟いてはため息をつく。
332 :
椿 杏樹:03/10/06 23:22 ID:3F1jY8fQ
「そう言えば麗さんと最近会わないわね。
同じお屋敷にいるのに、なんだかちょっぴり寂しいわ…。」
しょんぼりしながら客室のシーツ交換をして回っている。
電話に足を運ぼうとしては引っ込めるのを繰り返している。
336 :
椿 杏樹:03/10/06 23:36 ID:3F1jY8fQ
「よく考えたら私…あんまり、というかほとんど…。
夜にメイドのみなさんとお話した事ってないわよね。
ううー。密かに地味〜に嫌われてたりしないかしら…心配…。」
やや心配な表情で頭を抱える。
そのままカートを押し、休憩室へ。
ひと休みする為に適当な茶菓子と飲み物の用意をしていると、ある事に気付く。
「おや?ここの切りぬき…半分何処行ったの?」
コルクボードを指差して不思議そうに首を傾げる。
結局は電話をかける決心がつかず、
仕事を終えると休憩室へとやってきてしまう。
すると杏樹がコルクボードの前で首を傾げているのを見て
その視線の先の瀬名の写真のことを思い出す。
「あ、それ……っ」
つい所有権を主張したくなったのか、咄嗟に声をだしてしまう。
338 :
桜庭 奏:03/10/06 23:44 ID:FZiF3boI
大きな画面でテレビで映画を観たくなって借りてきたDVDを手に休憩室に
やってくる。
すると先客がいたのでまた別の機会にしようとこっそり考え直す。
「杏樹さん、瑞葉さんこんばんは〜。?」
コルクボードのそばに二人が並んでいるのを見て首を傾げる。
339 :
椿 杏樹:03/10/06 23:50 ID:3F1jY8fQ
>>337>>338 お湯が沸くまで待っていたところ、瑞葉が入って来たので挨拶する。
「こんばんは」
>あ、それ……
「瑞葉さん、持って帰ります?この、くく、まっ…『街で噂のイケメンくん』」
丸わかりな瑞葉の反応にこみ上げる笑いを堪えつつ
コルクボードから切り抜きを剥がし手渡す。
そうこうしているうちに奏が入って来たので、また挨拶しボードを指差す。
「…あら、お疲れ様〜。奏さん知らない?ここの切りぬき半分。
瀬名くん以外にもう一人、確か…
かっこ良かったけど、目つきのちょーっときつい感じの男の子が写ってたような…」
司の容姿を思い出し思い出し、言う。
>>338-339 「あ、こ、こんばんは」
杏樹と、ついでやってきた奏とに頭を下げる。
>瑞葉さん、持って帰ります?
「う……そ、その……そんなわけでは……」
顔を真っ赤にして打ち消そうとするが、チラチラと切抜きを見ている。
「……いえ、いただきます……わ」
結局は欲に負けて手を出してしまう。
341 :
桜庭 奏:03/10/07 00:00 ID:eww1Cvl+
>>339>>340 >奏さん知らない?
「あ、ああ。それならわ……っ、コホコホ」
そのまま『私が持ってます』と言いそうになって慌てて咳をして誤魔化す。
「ええと、知らないですよ。その瀬名さんカッコいいですよね〜!
瑞葉さんがいなかったら私がその切り抜きもらっちゃ……ケホケホ」
話題を逸らすつもりが墓穴を掘ってしまい視線をあさっての方向に逸らしてまたしても
咳で誤魔化す。
「か、風邪かな。」
司と幼馴染でどんな仲か未だによく理解できない瑞葉には自分の司への想いは
バレて欲しくないと考える。
342 :
椿 杏樹:03/10/07 00:10 ID:vs6U4x3V
>>340 「そんな恥ずかしがらずに。可愛く写ってますわ」
手に切り抜きをぎゅっと握らせる。
>>341 「『わ』?…うーん、きっと持ち逃げ犯は、たぶんあの男の子が好きなのね。
いつも手元に持っておきたくなっちゃったのよ、うん」
そんな推理を一人でしていると、丁度湯沸しポットが沸騰を告げる。
「…あ。そうだ、私ね。今お茶しようと思ってたんです。
良かったらお二人ともいかがですか?メイドらしくない、日本茶とお団子ですけど。
夏に行ってたお屋敷の婆やさんが、送って下さって」
人数分の緑茶と、あんこ・みたらし・よもぎ・胡麻など色とりどりの団子を並べる。
「さ。折角だから3人で、何か御主人様には内緒のお話でもしましょうか〜。
何がいいかな?恋話がいいかな〜?」
うきうきと嬉しそうに団子を手に取る。
「最近どうですか。何かときめく事とか、ありました?」
>>341-342 自分以上にワタワタとする奏を見て、少しだけ落ち着く。
(そうか、奏さんも瀬名様のこと……)
しかし、一緒に写っていたのが司だとまでは記憶に無いので
そのまま話題をスルーしてしまう。
>今お茶しようと思ってたんです。
「え? あ、いいですわね。最近ゆっくりすることって、あんまりありませんでしたから」
緩く微笑んで椅子に腰を下ろす。
>最近どうですか。何かときめく事とか、ありました?
「……な、無いわけではないです。でも……本当にそれでいいんですかしら」
杏樹や奏が前にいるのに、まるで一人考え込むようにして、つい零してしまう。
344 :
桜庭 奏:03/10/07 00:22 ID:eww1Cvl+
>>342-343 「おお〜、お団子!うれしい。
いいんですか?ご一緒しちゃって。」
両手を合わせて喜びながら、そう遠慮の言葉を言いつつも既に椅子に腰掛けかけている。
「あ、瑞葉さんも切り抜きもらったんですか?
うふふ。よかったですね〜。」
隣に座る瑞葉の手元を見てそう言う。
が、『も』と言ってしまっていることに気付いていない。
>何かときめく事とか、ありました?
「えーと、…あるような、ないような。」
ポケットの中の手帳を思い出して言葉をにごらせる。
切抜きの司にときめいただなんて恥ずかしくて言えない、と思いながら顔を赤らめる。
345 :
椿 杏樹:03/10/07 00:30 ID:vs6U4x3V
>>343>>344 丁度休憩室の防犯カメラが壊れているので、主人の目は気にならない。
>……な、無いわけではないです。でも……本当にそれでいいんですかしら
「出た、幸せ困りだ。羨ましいわ。私達もそんな風に困ってみたいですよねえ?奏さん」
笑いながら奏の顔を覗き込んだりしておどける。
「…でもそういう風に言うってことは…。
瑞葉さんは、やっぱり御主人様の事とかで悩んでらっしゃるの?」
>あ、瑞葉さんも切り抜きもらったんですか?
「も?…あーーーーー……。わかった、切りぬき持ち逃げ犯」
奏をびしっと指差す。
「いけませんよー。あの男の子を好きなのは奏さんだったのね」
ズバリ言ってしまうが、瑞葉が切り抜きの写真を司だと気づいていないようなので
恐らくセーフであろう。
「いいなぁ〜。志保さん、みかささんも…。なんだか皆さん恋の季節なんですね。
お仕事頑張ってる私にも王子様が来てくれないかしら」
頬杖をついて団子にぱくつく。
>>344-345 奏に、しっかりと切り抜きを握っている手元を覗き込まれて
慌てて後ろ手に隠してしまう。
「こ、これは、ええと、その……」
が、“も”という言葉に反応した杏樹に首をかしげ、逆に問う。
「奏さん、どんな方の写真をいただいたんですの?」
>やっぱり御主人様の事とかで〜
「ん……それもあります。他にも、色々……」
自嘲の笑みを浮かべて答える。
「でもいいんです。今はそれより御茶会を楽しみましょう?
……はぁ、このお茶とお団子、とっても美味しいですわ、杏樹さん」
無理に声を大きくして団子を口に運ぶ。
347 :
桜庭 奏:03/10/07 00:48 ID:eww1Cvl+
>>345-346 >瑞葉さんは、やっぱり御主人様の事とかで悩んでらっしゃるの?
「!!ええっ、瑞葉さん、御主人様のことも……?」
知らなかった新事実に驚いて口を手で押さえる。
が、あまり事情が分からないので、複雑な表情になった瑞葉を少し心配そうに眺める。
お茶を手に取って少し飲むと、急に叫んだ杏樹に驚いて少しむせる。
>あの男の子を好きなのは奏さんだったのね
>奏さん、どんな方の写真をいただいたんですの?
「え?な、あの、つか…じゃなくて、あの男の子ですか?
好き、じゃないですよ。あの切抜きは、……うう、ごめんなさい。私です。」
あっという間にばれてしまったことに焦って目の前で両手を振り、終いにはあきらめたように
頭を下げる。その途端ポケットから手帳が落ち、よく開いているせいかちょうど問題のページで
開いて落ちてしまう。
「!!」
慌てて拾いに行き閉じる。
「え…えへへ。見…てないですよね?」
二人をそう見比べ、何事もなかったように再びお団子に口を付ける。
「私も、王子様待ちです。恋の『こ』の字もないです……。
杏樹さんこそ、何もないんですか?ま…、」
マスターとの間はどうなったのか聞いてみたくなったが、勝手に聞くとマスターにも
彼女にも気を悪くさせると思い言葉を飲み込む。
348 :
椿 杏樹:03/10/07 01:00 ID:vs6U4x3V
>>346 「…大変でしょうけど、あまり抱え込まないようになさってね。
瑞葉さん思いつめやすいから。少し心配になっちゃう時ありますもの」
>奏さん、どんな方の写真をいただいたんですの?
「え?えーとね、確か名前が…なんだったっけ。こと……琴なんとかくん…?」
写真の隅にあった名前をどうにか思い出そうとする途中で
>>347 手帳が開かれる。
>え…えへへ。見…てないですよね?
「…………。ごめんなさい、今、かなりばっちり目撃できてしまったわ…」
好きでないと言う割には司の写真をかなり大事に扱っている事を驚きつつ
口元に手を当て、瑞葉の方を向く。
>杏樹さんこそ、何もないんですか?ま…
「ま?…ああ、マスター…ですか?
あんな乱暴な人、もう知りません。この前酷い事されたのに、ごめんなさいも無しでね。
頭に来てるから謝ってくるまではずーっとプン、のつもりなんです」
349 :
桜庭 奏:03/10/07 01:01 ID:eww1Cvl+
>>347-348 >瑞葉さん、御主人様のことも……?
「ええ。恥ずかしいことですけれど、私がこのお屋敷にいるのは、
本来おじ様のためだったんです……」
ごめんなさい、と謝ると、心配してくれる杏樹にも礼を言って頭を下げる。
>え…えへへ。見…てないですよね?
その前の杏樹の言葉で、ドキリとしてはいたものの、
やっぱり、といった感じで心配そうに目を細める。
「奏さん……司様は……いえ、本当にお優しいならいいのですけれど」
司が辛く当たるのは自分だけかもしれない、と思いなおして
忠告するのはやめてしまう。
そこでふと沸いた沈黙の中、電話のべルが鳴っているのに気づく。
「あ、お電話ですわね。私、ちょっと出てきます」
ペコリ、とまた一礼すると、パタパタと休憩室を後にする。
351 :
桜庭 奏:03/10/07 01:21 ID:eww1Cvl+
>>348>>350 >私がこのお屋敷にいるのは、本来おじ様のためだったんです……
「おじ様……。そうだったんだ……。」
眉根を寄せて少し考え込む。
>ごめんなさい、今、かなりばっちり目撃できてしまったわ
「!!」
口に入れたお団子をよく噛まないうちに飲み込んでしまいまたしても少しむせる。
>奏さん……司様は……いえ、本当にお優しいならいいのですけれど
「……はい。……ありがとう、瑞葉さん。」
心配そうにそう言う瑞葉に真面目な表情になってお礼を言う。
が、しばしの沈黙の後電話が鳴って瑞葉が出て行ってしまう。
>私、ちょっと出てきます
「あ、瑞葉さん、ありがとう。」
背中にそう声を掛けながら、杏樹を上目遣いで見上げる。
マスターと彼女の間に何があったかは知らないので、もう何も口は挟まないことに
する。
「二人になっちゃいましたね。それにしてもこのお団子おいしいです。」
場を和ませようとそう言ってまたお団子を一つ口に頬張る。
352 :
椿 杏樹:03/10/07 01:31 ID:vs6U4x3V
>>350 電話を取りに出て行く瑞葉を見送る。
「はぁい。いってらっしゃい、お団子冷蔵庫にまた残しておきますね」
柔らかく微笑みながら、よもぎ団子を左右に振ったりしてみる。
>>351 司の写真を改めて見せてもらい「実は私も結構こういうタイプ、好き」と
恥ずかしげに囁いた後、ふとした疑問を投げかける。
あえて奏が遠慮しているというのに、怒りのせいで気付く様子がない。
「そう言えば奏さん…なんで突然私でマスターを連想したの?
…………。
ああ〜。またどうせ奏さんのご奉仕でも受けながら何か喋ったんでしょ、ボロボロと」
只今屋敷内で一番嫌いな人物ナンバーワンなので、もはや滅茶苦茶な言いようである。
「何なのかしら。む〜…。ますますムカついてきちゃった」
憎たらしそうに緑茶をすする。
>それにしてもこのお団子おいしいです
「おいしいでしょ。向こうの旦那様もお好きで、よく食べてらしたんです。
あの方も、私をだいぶ可愛がってはくれましたけど…。
私にはもう好きな人がいたし……おおっと」
今度は自分が慌てて口を押さえ、愛想笑いでごまかそうとする。
353 :
桜庭 奏:03/10/07 01:46 ID:eww1Cvl+
>>352 改めてこっそり司の写真部分を手帳から外して杏樹に見せている。
「!!…えへへ、カッコいいでしょ。」
彼女の囁いた言葉に、何故か自分が褒められたかのように赤くなって照れる。
手帳の隣のページには好きな海外の映画俳優の切り抜きが数人貼られていてミーハーっぷり
丸出しなので恥ずかしくて見せられない。
(司様のほうはばれちゃったけど、こっちはばれてないよね?)
そう考えていると、杏樹がマスターの事を話し出す。
「!違いますよ、私、マスターにご奉仕なんて、してないです。
マスターは、うーん…なんて言うのかな、飲み友達、です。
はじめて会ったとき、すぐに杏樹さんのことを聞かれたんです。」
何があったのか知らないがマスターに対する無茶苦茶な言葉を聞いて慌ててそう言う。
「いい人だと思いますよ、マスター。やさしいし、面白いし。
って言っても、マスターと杏樹さんの間に何があったかは知らないから、
何とも言えないけど……。」
文句を言いながら緑茶をすする杏樹を心配そうに眺める。
>私にはもう好きな人がいたし
お団子の話から彼女が出張していたお屋敷の主人の話になり、興味深々で聞いていると
問題発言が。
「好きな人?え、誰なんですか?
あれ、でも、『いた』って過去形なんですか?」
驚いて思わず質問攻めにしてしまう。
354 :
椿 杏樹:03/10/07 01:59 ID:vs6U4x3V
>>353 つい本音を全て明かしてしまいそうな、リラックスし過ぎの自分を激しく危険だと思い
お茶会セットをガチャガチャ急いで片付けはじめる。
わざとらしく時計を見たり、顔を赤らめたまませわしなく動いたりと
落ちつきが無い。
>好きな人?え、誰なんですか?
「ああっ!!大変〜!!もーうこんな時間じゃないですか〜。
さ、さ。明日も早いですし、もう休みましょう?ね!奏さん!」
奏の背中を押し、休憩室の電気を消して出る。
「それとも着替えて奏さんのお部屋で休ませてもらって、
じっくりその『司様』の事でも聞いちゃおうかしら、うん。そ、そうしましょう?」
なおも質問をする奏に、しどろもどろで答える。
「ごめんなさい、そ、それは絶対もう死ぬまで秘密のつもりなんです。
私のは、とっても子供じみた片思いだったから、その……。
そんなちゃんとした物の数にもきっと入らないだろうし〜……。
…もう会えないって解ったら急に…なんか…。
今ならひっそりと、好きって、こっそり思っても構わないかなあ、って……あの…」
今までになかったような自分の表情に、自分自身でかなり呆れつつも
頬の火照りはなかなか引いてくれず弱ってしまった。
355 :
桜庭 奏:03/10/07 02:14 ID:eww1Cvl+
>>354 テーブルの上を片付け始めた杏樹に気付いて慌てて手伝い始める。
「お団子ごちそうさまです。ありがとう、ホントおいしかった。
今度、お店の名前教えてくださいね。」
赤くなって片付ける杏樹を見て微笑みながらそう声を掛ける。
>もーうこんな時間じゃないですか〜。
「!ホントだ。
こんな時間にお団子食べちゃって、すぐに寝たら太りそう……」
すぐに杏樹の言葉に気を逸らされてお腹と時計を見比べながらそう呟く。
休憩室を出ながら、杏樹の言葉に顔を赤くする。
「だ、ダメです〜。私のことは、杏樹さんが教えてくれたら、教えてあげますっ」
頬を膨らませてそう言い返し、さっきのことを『教えて』とばかりに目を輝かせる。
が、頬を紅潮させて彼女の恋の事を杏樹が話し始めると、なんだか聞いている自分まで
頬が赤くなる。が、その一方その告げられた内容に胸が痛くなって少し目を細める。
「…、もう会えないって……、その方どこか遠く行っちゃったんですか?」
言葉を選びながらそう訊ねる。
「死ぬまで秘密のこと、聞いちゃってごめんなさいね。
でも、きっと、ステキな片思いだったんだろうな〜……。
もう聞かないですから、杏樹さんの胸にそっとしまっておいてください。」
赤くなったままの彼女に優しく微笑むと、一緒に並んで自室に戻っていく。
「もぉ!最近は誰でも安易なカバー曲ばっかり!ね、麗センパイもそう思いませんか?」
仕事を終え、麗とともにお茶を飲みながらテレビを見ている。
…が、その内容にどうやら怒っているようだった。
頬を膨らませ、まさしく「ぷんぷん」という擬音が似合いそうな怒り方である。
357 :
桜庭 奏:03/10/07 23:50 ID:eww1Cvl+
真面目な顔をして日記を書いている。
が、時折前のページをペラペラとめくって読み返したりしてあまり集中していない。
「杏樹さんの好きだった人って……まさか、ね。」
昨日のページをめくって思案顔になったかと思えば、その前のページを見て青ざめたりする。
「!……お、お仕置き……。嫌なことは早めに済ませたいけど、でも、……。
今日はお部屋で大人しくしてよう……。」
ぶるっと身震いすると、今度受けようかと思っている英検準1級の問題集を取り出す。
自室で何かを思い出している。
「そう言えば…この前のお仕置きの事を忘れていたな」
不意に立ち上がると、にやりと笑っていつものベルを鳴らす。
「奏!奏はいないか!?」
今のところ、声色はいつもと変わりない。
359 :
桜庭 奏:03/10/08 00:03 ID:hUVrhmYd
>>358 ベルの音が部屋に響く。
「!!」
お仕置きされに行くのは分かっているのであまり行きたくなくて部屋の中をうろうろする。
が、いくらこうしてても仕方ないので、あきらめたように主人の部屋へ向かう。
「…御主人様、奏です。」
緊張しながら扉を叩くと中からの返事を待つ。
>>359 「来たか、奏。……入りなさい」
扉を叩く音に、静かな口調でそう答える。
やがて様子を窺うように部屋に入ってきた奏に、こんな事を言い始めた。
「奏。何故、ここに呼ばれたかわかるな?…分かっているのなら、その理由をしっかり私の前で言いなさい」
みかさとの一件は一部始終見ていたのではあるが、あえて奏にそれを言わせたいらしい。
361 :
桜庭 奏:03/10/08 00:14 ID:hUVrhmYd
>>360 「…はい。みかささんと、……えーと……。」
『自分が先に達したからお仕置き』なのだが、それをそのまま言うのが恥ずかしく
何て言おうか考える。
「ええと、そうだ、みかささんとの勝負に負けたからです。」
考えた末に主人を見上げてそう答える。
>>361 気恥ずかしさを伴った奏の発言。
それを聞き、心の奥の嗜虐心に小さな火が灯る。
その火は、やかでじわじわと大きな欲望の炎へと姿を変えていった。
「何故…奏ははっきり言えないんだ?
私はみかささんと淫らに快楽を求め合い、私は先にイッてしまったのです……と、これくらい言っても良いだろうに」
そのまま奏の近くまで歩み寄ると、その華奢な手を引き寄せ、用意していた荒縄に縛り付ける。
「今日は簡単なお仕置きだ。奏のその恥ずかしがりな性格を…直してやろう」
天井の梁に引っ掛けられた荒縄。
主人がそれを引っ張ると、軽い奏の身体はあまり抵抗もなく、腕を引き上げられ、爪先立ちになる程にまで持ち上がって行った。
363 :
桜庭 奏:03/10/08 00:35 ID:hUVrhmYd
>>362 >何故…奏ははっきり言えないんだ?〜
「……!」
主人のあからさまな言葉に顔を赤くして俯き、軽く唇を噛む。
「!?」
近くまでやってきた主人に手をつかまれ、あっという間に荒縄に縛られてしまう。
「簡単…?」
主人の言葉を聞き、なすがままになりながら天井の梁を見上げる。
爪先立ちになり、腕を動かそうとしても上手く動かせない。
すっかり自由が効かなくなって不安げに主人を見上げる。
「……御主人様、なんだかコワイです……。」
>>363 しっかりと縄を固定し、奏の体勢も固定する。
「奏…コワイ、等と言うものではない。お前の新たな一面を切り開いてやろうと言うのだから、むしろ歓びなさい」
そう言いながらも手は次々と奏の着衣をむしり取り、半ば乱暴に脱がしていく。
微かな抵抗さえも見せる奏の態度を楽しみながらも、ブラを剥ぎ取る。そして、勢いでショーツも下ろしてしまった。
頭のカチューシャ、そして片方の膝に引っかかったショーツ。そして靴下と靴。
乳房や秘所は隠しようも無く、全てをさらけ出す奏の肢体。
「ふふふ…綺麗なものだな。まるである種の美を究めた彫像のようだ」
まるで美術品でも見るかのように、半ば吊り上げられている奏の裸体を前から、後ろから…と、舐めるように見回し、時折吐息も吹きかける。
365 :
桜庭 奏:03/10/08 00:54 ID:hUVrhmYd
>>364 「でも…っ…これじゃ、動けないですっ」
身体の上を主人の手が這うたびに少し身を捩るが、あっという間に主人の手により
どんどん脱がされていってしまう。
「やだぁ…こんな格好……恥ずかしいです…っ…」
ある意味全裸より恥ずかしい自分の姿をじろじろと舐めるように見ていく主人に
目を潤ませてそう言い、耐え切れなくなって目を閉じる。
「ん……っ…」
主人が息を吹きかけるたびに身体を震わせ、紅潮させた顔を横にふる。
「あんまり、見られたら恥ずかしいです…」
足をぴったりと閉じ、顔を俯かせたまま上目遣いで主人に抗議する。
>>365 「ふふ、そうかそうか、恥ずかしいか」
恥ずかしいという言葉わ繰り返し漏らす奏に、やや悪趣味な笑みをたたえながらそう答える。
「いいのだよ。今日は奏に死ぬほど恥ずかしい思いをしてもらいたいからな」
改めて奏と真正面に向き合うと、頭の頂点から足のつま先までを改めて眺める。そして。
「…奏の胸は可愛いな。こんなにも控えめに見えるのに、まるで本当は虐めてくださいと言っているかのようにこうなって…」
肌を晒すという微かな寒さのせいか、やや尖り始めている乳首。
それから連なる、本当に微かな丘。それに触れるか触れないかの感覚で指を這わせる。
「それに、ここも…だ」
わずかに薄い陰毛が覆う、奏の秘所の草原へと手を差し伸べると、それを指に絡めてみる。
「ふふ…。これも恥ずかしいか、奏?」
意地悪っぽく、そう言ってみたり。
367 :
桜庭 奏:03/10/08 01:16 ID:hUVrhmYd
>>366 「…!!…死ぬほど……?」
不安一杯の表情で主人を見上げる。
これ以上恥ずかしいことなんて、と想像が付かなくて少し泣きそうな表情になりながら
首を傾げる。
主人が自分の身体を眺めているのに気付いて顔を逸らす。
「…ん……」
自分の胸に少し手が触れただけでぴくっと反応してしまい目を瞑る。
そして、そのまま主人が下の方に手を伸ばしたのを感じて目をぎゅっと閉じたまま
襲ってくる羞恥心に耐える。
>「ふふ…。これも恥ずかしいか、奏?」
「…恥ずかしいです、ホントに、恥ずかしくて……!」
主人を軽く睨んでから、頬を真っ赤にして目を瞑り顔をいやいやをするように横に振る。
が、羞恥心の嵐の中、次第に身体が熱くなってくるのを感じ始めて戸惑い始める。
>>367 「ふふふ……」
いやいやをするように恥ずかしがる奏。それだけで、昂ぶった心の炎がさらに燃え盛っていく。
「奏……。なぜ私は、奏にこんな事をすると思う…?」
その質問に答えにくくするように、奏の尻を柔らかく撫で上げながら。
「ほら、ほら、奏の身体が火照ってきているじゃないか」
そう言いつつ、奏の臍周りを唐突に舐めてみる。
「いいかな?いやらしい奏は、御主人様に見られながらあそこを濡らして、段々グチョグチョになってしまうんだ。そうだろう?」
暗示のような言い方でそう囁きながら、奏の両脚を開いて秘所をしっかりと凝視する。
「さあ…。今の自分の状態はどんな感じかね?奏の口からそれが聞きたいな?」
煽るようにそう付けたし、奏のしっとりとした肌を楽しみながらソフトな舐めを続ける。。
369 :
桜庭 奏:03/10/08 01:44 ID:hUVrhmYd
>>368 >なぜ私は、奏にこんな事をすると思う…?
「…っ…えぇと……ん……と……分かりません……っ」
考え始めるが、すぐに主人の手の動きに気をとられてすぐにギブアップしてしまう。
「んぅ……っ」
主人に急に臍周りを舐められて思わず腰を動かす。
恥ずかしさに赤くなったり主人から避けようとしたりの行動のせいで次第に疲れてきて、
少しぼんやりした表情で主人の言葉を聞く。
「…御主人様……」
どこか不安な表情で主人を見つめ、広げられた両足を閉じようとしてみるが、先程
力を使ってしまったからなのかあまり力が入らない。
「…んっ……今……
今、手が動かせなくて、御主人様に見られて恥ずかしくて、……
でも、でも……少しドキドキしてきた……してきました……」
主人の暗示が効いてきたのか(?)主人に舐められて少し身を捩りながらも素直に
口を開く。
朝のコーヒーを飲みながら、昨日の奏の痴態を思い出している。
「ふふ…早く奏がもっももっと私好みになるように、しっかり調教してやらねばな」
昨夜は羞恥責めをし、軽い暗示までかけて彼女の性感帯をより磨いた。
「次は…そうだな、淫語でも言わせてみるか?いや、それともやはり縛ってみるか…」
下から突き上げた時に奏が見せた、大きな羞恥の中に混じった確かな喜悦の表情。
これからは奏の幼げな身体をどう楽しもうかと考えながら、コーヒーの最後の一口を啜った。
373 :
桜庭 奏:03/10/08 20:35 ID:hUVrhmYd
主人の顔を見るのまで恥ずかしくなり、気配を感じるとつい反射的に逃げ回ってしまう。
(なんだかはじめてのときより恥ずかしいのはなんで〜?)
仕事中廊下を歩いていると主人が曲がってきたのが見えて慌てて空いている客室に
隠れながらそう思う。
そろそろ俊がテニススクールから帰ってくる。
どんな心境の変化があったのかは分からないが、なにやら勉強にもテニスにもピアノにも
今までより異様に力が入っているようだ。
奏はそんな彼を「秋だからかな」と呑気に解釈してしまっていた。
374 :
椿 杏樹:03/10/08 22:42 ID:eL1SUgtN
昼間、防音仕様の音楽室にライトアップピアノを発見し、久しぶりに弾いてみる。
「指が固まっちゃってるといけないから、まずハノン…。よいしょ」
自室から持ってきた指練習の楽譜本を開き、指慣らしを始める。
「……。」
鍵盤を見る事なく、段々指を動かす速度を速める。
376 :
椿 杏樹:03/10/08 23:05 ID:eL1SUgtN
動きが滑らかになってきたので、本を変える。
「ソナチネ久しぶり…。何番にしよっかな」
ブルグミュラー、ソナタ、ツェルニー。
他の楽譜本も、どれも使い込まれているせいかボロボロである。
「なんで私が凛香のパシリみたいな事しなきゃいけないわけかなー。
まったく、あのバカったら」
呆れながらも屋敷の中へ、遠慮も無くズカズカ入る。
手には彼女宛の補習課題プリントが山盛りである。
「ちょっと!誰かいないの!?」
メイド服を着ている事を忘れ、つい大声で普段通りに高飛車に人を呼び寄せようとする。
>>378 入浴の支度が出来ているかどうか、メイドを呼んで尋ねようとした矢先に
聞き覚えの無い、人を呼び寄せる声が耳に入る。
「誰だ? 今日は客人もいないし、
私以外に人を呼びつけられる者などいないはずだが……」
首を傾げながら声のした方へ行ってみると、
見たことの無い少女がメイド服を着てそこにいる。
「君は……誰だね? 会ったことはないと思うのだが」
>>379 >君は……誰だね? 会ったことはないと思うのだが
「私?私はえーと。そう、メイド協会のバイトで不定期でこちらに来てる者です。
梓紗っていいます。よろしくね」
挨拶はするものの、頭を下げようとはしない。
どうやら本物の主人とは気付かず、主人の側近か使用人だと思っているらしい。
「貴方ここの人?星野凛香ってのがいるでしょ。これ渡しておいて欲しいのよ。
あと先生達からの伝言ね。
あいつ試験が赤点ばっかで、『この課題全部提出しないと成績はつけられない』んですって」
主人にプリントの束を渡す。
「そう言えば。今日もあの素敵な御主人様はいないのね、私お会いしたいと思ってたのに」
>>380 礼も無しで矢継ぎ早に要求をしてくる梓紗にムッとしつつ
プリントの束を受け取らされる。
(なんだ? メイド協会も落ちたものだな。こんな無礼な娘を……)
たっぷりと御仕置きの必要があるな、と本気で考えるが、
>今日もあの素敵な御主人様はいないのね
「ん? 何を言って……」
訝しげな表情になるものの、すぐに彼女が何か誤解していることに気づく。
(なるほど。それならこの態度も頷ける。それに、これはこれで楽しめそうだ)
内心ほくそえむと、にこやかな顔になって言う。
「いえ、実は御主人様は執務室にいらっしゃいまして。
本日の夜伽のお相手を……ああ、ゴホン、あなたのような新人にはまだ早いことでしたな」
執事の口調を真似しつつ、挑発的な台詞を口にする。
>>381 >あなたのような新人にはまだ早いことでしたな
「何言ってんのよ、お相手する!するわ!他のメイドになんかお相手させるもんですか!」
よほどこの間で伯爵の事が忘れられなくなったのか、嫉妬混じりに憤りながら言う。
「執務室ってどこ?連れてってちょうだい」
主人に道案内を依頼する。
今日もレッスンの帰りなのか、片手にはバイオリンケースが。
「御主人様の為に、バイオリンも今日はご披露しようと思ってたの。
ふふ、お気に召していただけるかなぁ」
>>382 完璧に予想通りの梓紗の反応に、ついククッと笑いが漏れる。
「ああ、失礼。それではこちらへどうぞ」
梓紗を自分の部屋へと先導していく。
途中、チラリと梓紗のバイオリンケースに目をとめる。
「勿論、お気に召すことでしょう。あなたのバイオリンも、そしてあなた自身も。
さ、つきました。ここです」
梓紗を部屋の中へ入れると、自分もそっとそれに続き、
続いて今度は大きな音を立てて扉と鍵をしめてしまう。
>>383 「…?だと、いいけど」
なぜか笑い出す主人の様子に訝しげな表情をしつつも、黙って付いていく。
しかし執務室らしき部屋に通されるものの、無人である。
「?誰もいないじゃない。ねえ、御主人様は何処に…」
振りかえった瞬間、ドアが大きな音を立てて閉められ、鍵をされてしまう。
「!!」
「やだ。な、何……ですか……?」
高慢な態度が一変、途端に不安げな表情になる。
体もやや主人から逃げるように後退りをするが、
「痛っ!」
途中で固い本の束に躓き尻餅をついて、メイド服のスカートが
太股あたりまではだけるような格好になってしまう。
>>384 >誰もいないじゃない。ねえ、御主人様は何処に…
「何を仰っておられるのですか? すぐ目の前にいるではないですか」
そう言って、転んだ梓紗のスカートからこぼれた
白い脚を目で楽しみながら執務机のところまで戻り、もたれかかる。
「そう、ここにいる」
ジロジロと梓紗を不躾な視線で舐めまわすと、冷たい笑みを浮かべる。
「さて。ここまでの無礼の数々、とても普通の御仕置きでは足らないな。
まあ、まずは下着だけ脱いでもらおうか」
>>385 (何この人…もしかして私、騙されたの!?)
>そう、ここにいる
「…違うわ、顔が違うじゃない!
この前来た時に確かに私がお相手した、別の『御主人様』がいたもの!
………。貴方が本物?………あの方はじゃあ誰なの……?」
真剣な主人の表情は、使用人がなりすましている感じでもなく
こちらが本物だとようやく今になって気付かされ呆然とする。
>まあ、まずは下着だけ脱いでもらおうか
「嘘…。い、いや。…ご、ごめんなさい…」
冷たい主人の声に怖さで腰が抜けて動けないまま、言葉だけで抵抗する。
(潜入も何も、本物の御主人様を怒らせちゃったらどうにもならないじゃない…。
ひとまず今日は逃げ…)
ロックをしているという事も忘れ、逃げようと後ろを向くが
また脚がもつれてうつ伏せに転んでしまう。
「きゃっ」
>>386 >あの方はじゃあ誰なの……?
どうやら真相に気づいたらしい梓紗の怯え方を悪趣味にも愉しんでいる。
「さあ? 私が聞きたいくらいだ。そんな不届きな真似をする奴は……」
(ま、どうせあいつなのだろうがな)
内心では十中八九、伯爵の仕業だろうと思いながらも、それは言わずにおく。
と、梓紗が逃げ出そうとして転んだのを見て、
わざと威圧的な足音を立てながら近づき、背後からスカートを捲り上げる。
「こら! 無礼を働いておいて逃げるとは何事だ!
今ので御仕置きの量がまた増えたぞ。
……一晩のうちに終わるかな? ひょっとしたら壊れてしまうかもしれんが」
さらにショーツも引き下げると、露になった尻を幾度か撫で、
そして勢いよくスパンキングを始める。
「まずは、これからだな」
>>387 スカートを捲り上げられビクッと体を震わせる。
>……一晩のうちに終わるかな? ひょっとしたら壊れて〜
「……っ!」
体を捕まえられ、尻に感じる手の感触に戸惑っているうち
思いきり強く叩かれて声を上げる。
「…あっ!あぁんっ!いっ、いやあ痛いっ、…あうんっ!」
叩かれるたびに体を固くさせ、怯えたように震える。
(御仕置きなんて、そんなの初めてよ……お父様にも一度だってぶたれた事なんかないのに)
>>388 叩くたびにビクリと震える梓紗の姿に
かえって劣情を煽られ、たちまち肉棒が硬くなるのを感じる。
(これは……拾い物だったかもしれんな)
尻を叩く手を僅かに下部へとずらすと、
叩いた後に秘裂を指でなぞるようにする。
「……なんだ梓紗、イヤだの痛いだの言っても、
尻を叩かれてアソコが濡れ始めているじゃないか」
指での刺激に、秘所が愛液を分泌し始めたのを確かめて、
そんな風に言葉で弄る。
「ひょっとして御仕置きが好きなのか?
それであんな風な無礼を働いたのか……
他の屋敷でも御仕置きされ放題の淫乱メイドったのかな?」
>>389 「んうぅっ」
『御主人様』と呼び慣れない目の前の主人に困惑するばかりだが
スパンキングの痛みと共になぜか、段々気持ち良さが体を襲う。
>……なんだ梓紗、イヤだの痛いだの言っても〜
「…ん…!」
秘所を弄られて眉をしかめ、苦痛とも快楽とも言い難い表情を浮かべる。
「…お願い本当の御主人様、許してぇ…」
>ひょっとして御仕置きが好きなのか?
「叩かれたり、叱られたりするのは…嫌いじゃありません…。
むしろ好きかもって、この前の御主人様が気付かせて下さって…。
…はっ、何言ってんのよ私っ。違います、怖い、怖いですっ」
主人の責めがこれ以上エスカレートしないよう、そう否定する。
>>390 梓紗の苦痛と快楽の狭間で悶えるような表情に
ついに堪らなくなって逸物を取り出す。
「許して? そうはいかないな。言ったはずだ。これは御仕置きだと」
既に猛りきった黒光りする剛直を見せ付けるようにする。
>叩かれたり、叱られたりするのは…嫌いじゃありません…〜
「そうかそうか。ではもっとイジめてやるぞ、梓紗。
そのニセ御主人様など比べ物にならないくらいにな。
……明日の朝には、もっとイジめて欲しくて腰を振る、淫らな女になっていることだろう」
梓紗の手首をつかむと、部屋の隅まで引きずるように連れて行き、
クローゼットを開けて扉の裏の姿見へと手をつかせる。
「まずは自分の姿を見ながらだ。
梓紗がどんなにいやらしいか、たっぷり教えてあげよう」
突き出させた腰をしっかりと手で固定すると、背後からゆっくりと
剛直で貫いていく。
>>391 自分の思いが通じず、却って責める気になってしまっている主人に
強引に手を引かれる。
「いや、そんなの…!この私がそんな淫乱女になんか、絶対ならないんだから!離して!」
頭が困惑しているせいか、まだ必死で高飛車に抵抗をしている。
「だ、だめぇっ…そんなの入れたらだめですっ、私、だってまだ2回目…きゃあっ!!」
が、身動き取れない状態のままクローゼットの鏡の前で後ろから肉棒を差し込まれ、
驚いて息を飲む。
続いて動き始めた主人に、いやいやをするように首を振るが
口からは喘ぎ声が出始める。
「…んっ、あぁ、いやぁ…。あっ…あふぅ…!」
>>392 >この私がそんな淫乱女になんか、絶対ならないんだから!離して!
「ふっふっふ、そんなことを言っても、こっちは悦んでいるみたいだぞ?」
挿入した剛直で、内部をかき混ぜるようにゆっくりと腰を動かす。
(しかし2回目とは惜しいことをした……どうせならイチから仕込んでみたかったが)
やがて動きに合わせて喘ぎ声を上げ始める梓紗に相好を崩し、
エプロンを破いて胸のボタンと下着を引きちぎり、胸を露出させる。
「ふむ、結構大きいじゃないか。なかなかのものだ。
……ほう! やっぱり乳首も立っている。
私が仕込むまでもなく、梓紗は既に淫乱なのかな?」
突き上げると同時にギュッと乳房を掴むようにして、さらに責めを激しくしていく。
>>393 「あぁぁん…、ご、御主人様ぁ…!悪い子なのは謝りますからぁ!お願い、そんなに……。
そんなに……」
まだかすかな自尊心が自分に抵抗をさせようとするが、強引に強く突き上げられる快感に耐えられず
口から勝手に突然、今までとは違った言葉が出始める。
「…っ…。う、んんぅ…はぁ、はぁ…。どうしよう…どうして…?気持ちいいよぉ…。」
鏡に映る淫らな自分に小声で問い掛ける。
快楽のせいか恐怖のせいかわからない涙を、かすかに流しながら。
胸を弄られながら言われた言葉に、極限の気持ち良さのせいか素直に答えだす。
>私が仕込むまでもなく、梓紗は既に淫乱なのかな?
「女の人になら…ん、んっ…あ…。何度も遊ばれた事があるんです……。
でも男のひとは、本当の御主人様でまだ2回目…。
…最初の御主人様がはじめて…で…」
「何度も何度も…ひとりエッチして…反芻しました…。
本当は御主人様の言う通りなの…。
梓紗はいけない子です、お仕置きが大好きなのを必死で隠してる、あうんっ、淫乱女ですぅっ」
そう言うと何かを吹っ切ったように腰をくねらせて動かし、快楽に溺れようとし始める。
>>394 「ほう、なるほど。女同士でしたり、一人でしたり……
挙句の果てには誰かも分からない男にされてみたり。
本当に梓紗はいやらしいんだなぁ」
そろそろ快楽に溺れ始めた梓紗の膣を激しく掻き回すと、
あるところを擦った瞬間、細い腰が大きく撥ねた。
「ん? そうか、ここがいいんだな……ならもっとしてあげよう。
安心しなさい。私ももうすぐだから、一緒にイってやるぞ!」
そう言うと、梓紗が敏感だと思われる辺りを集中的に突きながら
一気に絶頂へと駆け上がっていく。
「出すぞ、梓紗っ!」
その言葉が終わるか終わらないうちに、梓紗の体内に
欲望の白濁を大量に吐き出していく。
「ふぅ……さて、今度は後始末だが……」
>>395 「もっと乱暴にして下さい…もっとぉっ、あん、あんっ!」
奏を高飛車に責めていた時とは大違いの表情で、更なるお仕置きを請う。
>出すぞ、梓紗っ!
「っ、あぁ…!!んっ。御主人様…!すご…いっ」
主人の白濁をめいっぱいぶちまけられ、汚された事での悦びからなのか一瞬、
杏樹が達する時によく似た、恍惚とした満足げな笑みを浮かべる。
「はぁ……ん…」
(あっちの御主人様も忘れられないけど…。やだ、こっちも…いい…)
崩れ落ちそうな絶頂後、主人の逸物を目前に突きつけられると
今までの反抗が一転、ぱくっと咥えると貪るように舌で舐め始める。
「んんーん…。んっ、んんっ。…ごひゅひんはま…」
口を離すと一言。
「今日はまだお仕置きいっぱいあるんですよね…?ね…。
早く元気になって…。
大きくして、無礼なメイドの梓紗を…もっと壊れるくらい調教して下さぁい……」
盛りのついた雌猫のように、主人に上目遣いで哀願し
また熱心に逸物をしゃぶりだす。
「んっ…ちゅぷっ…んむ…」
明日は学校の筈なのだが。それもすっかり忘れてしまっているようだ。
>>396 達した瞬間の梓紗の表情に既視感を覚えるものの、
それが何か確認する前に、絶妙な舌遣いの“後始末”を受けて
そんな考えは吹っ飛んでしまう。
「う、おおっ、ふふ、そうか……もっとして欲しいんだな?」
梓紗に顔を近づけるとニヤリと笑う。
(これは本当に良い拾い物だ……)
「もちろん御仕置きはこんなものでは終わらない。
梓紗のような娘には、たっぷりと躾が必要だからな」
モノをしゃぶっている梓紗の髪を撫でながら言うと、
やがて充分に硬度を取り戻した逸物を口から引き抜く。
そしてそのまま幾度も朝まで梓紗を弄ぶのだった。
398 :
椿 杏樹:03/10/09 22:37 ID:B0Zdikh5
「『お電話が繋がらなかった方用には、回答用紙をお送りしております。
ぜひ差し支えない範囲でのご記入を』…メイド協会で資料でも纏め直すのかな?
私のなんて必要かどうかわからないけど、まあ、書いてみましょ」
屋敷宛に届いたアンケートに記入し始める。
名前: 椿 杏樹
年齢: 20
性別: 女
職業: 名無し屋敷のメイド
身長・体重: 157cm 若干変動あるものの、たぶん体重は50キロ前後
スリーサイズ: 88/57/86
趣味: お屋敷の近所の子供たちとお話すること。ピアノ、読書、お絵かき、指人形遊び。
恋人の有無: なし
好きな異性のタイプ: いつも外では強いけれど、自分の前では素直に弱い面も見せてくれる人。
でも、基本的に自分にいつでも優しくしてくれるあたたかい人。
好きな食べ物: シュークリーム、ベルギーチョコレート、ホットケーキ(メープルシロップたっぷり)
最近気になる事: ないしょ。
一番苦手な物: 父親、心の中に踏み込まれること、心の中を勝手に想像で読まれること
得意な事: ピアノ、ソルフェージュ、だいたいどんな時でも笑顔でいられること
将来の夢: 他の人に小さな幸せを与えるメイドさんになること。
座右の銘: のんびりまったりいきまっしょい。
容姿(髪型、体系等): 髪色はミルクティーベージュ。ゆるゆるの巻き髪ウェーブで腰あたりまで。結構長め。
顔は年齢の割にやや童顔。立ち振舞いは常におっとり。
399 :
秋山 麗:03/10/09 22:56 ID:D+WtMq7Q
廊下を歩きながら、アンケート用紙に視線を走らせる。
「……これ、主人に見られたりしないわよね……」
立場上、虚偽の情報は書きたくないが、主人に見られては困るらしい。
萩野家の屋敷の一室で、なにやら遅くまで書類をやりくりしている。
「まったくあの人は……変なところで大胆かつ強引なくせに
結局ひとりじゃ何もできないんだから。尻拭いもラクじゃないわね」
そんなことをブツブツ言いつつも、
別に不機嫌な様子はなく、むしろどこか楽しそうだったりする。
402 :
秋山 麗:03/10/09 23:20 ID:D+WtMq7Q
名前:秋山 麗
年齢:23(?)
性別:女
職業:名無しの侯爵家のメイド
身長・体重:163cm・54kg(前回健康診断時)
スリーサイズ:88・59・87(同上)
趣味:特に無し。自由時間は主に、休憩と社会情報の収集に当てている。
恋人の有無:無(あの人とはあくまで主従関係…です)
好きな異性のタイプ:自分を理解して接してくれる人
好きな食べ物:よく冷したフルーツ 主に柑橘系
最近気になる事:自分の身の行方
一番苦手な物:(全面的に自分に非がある時の)お仕置きとしての被虐プレイ
得意な事:演技(本気でなりきってしまうのが玉に傷)
将来の夢:名無しの侯爵家のメイドとして全うすること
座右の銘:過ぎたるは及ばざるが如し
容姿(髪型、体系等):黒いストレートヘア。整った顔ではあるが、どこかキツい目。
メイド協会役員へ:頼みますから名無し屋敷の主人には内密に…
404 :
秋山 麗:03/10/09 23:29 ID:D+WtMq7Q
こそこそとアンケートを出し終えると、今度は別の書類を片手に、休憩室で電話をかける。
「……もしもし、あたし。そう、麗よ。
……確かに届いたけど……何であたしが頭数に入ってるのよ?
まだしばらくはそっちに帰れないんだから……だから、そうじゃなくて……」
どうやら、侯爵家の誰かと話しているらしい。
慣れた手つきで応接間の掃除をしている。
今日こそ実家に電話を、と思った途端に
客室からコーヒーの要望が入って、慌てて持っていく。
「こんな夜中にコーヒーを召し上がったら、眠れなくなってしまうんじゃ……?」
407 :
秋山 麗:03/10/09 23:38 ID:D+WtMq7Q
「……って、もう衣装新調"した"の!? あたしが出れるかどうかもわからないのに?」
電話相手からのダイナミックな発言に、驚きの声を上げる。
>>406 「すまんね」
名無し屋敷の一室で、瑞葉からコーヒーを受け取る。
注文への素早い対応に喜びながら、
彼女の肢体に漂う幼くも妖しい魅力に気付く。
409 :
秋山 麗:03/10/09 23:47 ID:D+WtMq7Q
「……はぁ……わかったわ。
念のためもう一度言うけど、あくまで主人の許可がでたら、よ?
……で、何なのよ、そんなにもったいぶって?」
最終的な拒否権は無いと悟り、同意してから、先ほど言い逃れられた部分を問い詰める。
>>408 「どうぞ……熱いですからお気をつけ下さいませ」
コーヒーカップを客人へ差し出しながら、忠告する。
電話をするための決意が消えないように気張っているので
客人の妖しげな目には気づかない。
「でも本当にエスプレッソでよろしかったんですか?」
「んーっ、疲れたぁ…」
一通り掃除を終えると、掃除用具を片付けてその場で背伸びをする。
412 :
秋山 麗:03/10/09 23:57 ID:D+WtMq7Q
「……ごめんなさい、ええっと……あたしの聞き間違いじゃなかったら……
羽が動く、って言わなかった? ……本気?」
呆れて物が言えなくなるとはこのことか、などと実感しつつ、頭を抱える。
「……もういいから、もう何も言えないわよ……試着だけはしてみる。
他に、何かある?」
これ以上は頭が痛くなりそうなので、話題を変える。
>>412 「次は…っと。休憩室ね」
応接間を出て、休憩室へと向かう。
…と、掃除しに向かった休憩室には誰かと電話をしている麗が。
「あれっ…麗センパイ?」
麗が電話をしているにも関わらず、ついつい声をかけてしまう。
>>410 「ああ、食後だからね」
そう言い放って、ひと啜り。
深みのある香りと苦味が口の中に広がり、鼻腔を擽る。
「…仕事の息抜きにこの屋敷に来たんだが、もっとほかに何かないのか?
ただ食事が美味しいだけじゃなぁ。大浴場といっても、温泉ではないし」
椅子に座ったまま心底残念そうに言いながら、瑞葉を見上げる。
「まったく、とんだ時間の無駄だったよ。この様子じゃ、ここの主人もたかが知れてるな」
肩を竦め、懐から手帳を取り出す。
その手帳のカレンダーの項目を指でなぞりながら、ぶつぶつと呟いてみせる。
415 :
秋山 麗:03/10/10 00:05 ID:q8sNaLMI
>>413 呼びかけられて、びくりとしてから、一瞬みかさに視線を走らせる。
その顔は、心なしか青ざめているようにも見える。
「……ごめんなさい、詳しくはまた今度……
衣装は、早いうちに送っておいて……それじゃあ」
そそくさと電話を切ってしまうと、みかさに返事もしないまま、近くの椅子に疲れ果てたように座ってしまう。
同時に、テーブルに載せた書類から、数枚の写真が飛び出すが、気にも留めない。
>>414 意外なまでに辛い屋敷の評価にショックを受ける。
「あ、あの、お気に召さないことは何でも仰ってください。
必ず直します! 何か御要望があれば、出来る限りのことはします!
ですから……」
身重の志保が自ら腕を振るった料理が何とか褒められただけ、というのは
皆があまりに報われないと思い、必死にすがる。
>>415 どこか慌てているような麗の仕草を見て、「?」と言った感じで首を傾げる。
「あの…麗センパイ、どうしたんですか?」
いつもは親しい自分に返事もしないままで力なく、椅子に座り込んだ麗。それを心配して、彼女を覗き込むように近寄る。
「…?この、写真は…?」
そこで目に入った、テーブルの上に散らばった数枚の写真。何となく興味を持ち、そのうちの一枚に手を差し伸べた。
>>416 「そうだなぁ…」
しばし考え込むフリをしたあと、コーヒーカップを傾ける。
すると太腿を覆う白のバスローブに茶色のシミが広がり、大きくなった。
茶色のシミが肥大していく様子を楽しんでいると、
とうとう太腿に熱が伝わってきて、大仰に声を上げる。
「熱っ! ど、どうしてくれるんだ!
客にコーヒーを浴びせておいて、謝罪のひとつもないのか!?」
廊下まで聞こえるような口調、怒鳴り声。
まるで瑞葉を威圧するように。
419 :
秋山 麗:03/10/10 00:16 ID:q8sNaLMI
>>417 「ちょっと、ね……」
自分の中がかなり混乱しているのか、上手く口から出てこない。
>「…?この、写真は…?」
「……ああ、それなら見てもいいわよ。去年のパーティの様子だから」
と、悪魔姿の自分が写っているはずのそれを、目で指し示す。
「今の電話は、今年も呼ばれた……というか、侯爵家の催しなんだけど、それについての話。
あくまで、主人の許可が出たら参加する、ってところだけどね」
現実逃避でもするように、聞きたいこと以外の言葉が口から漏れる。
>>418 「あ、お客様、コーヒーが……」
注意を促そうと声をかけた瞬間に、突然怒鳴りつけられる。
「えっ? えっ!? で、でも……今……」
どう考えてもワザととしか思えず、咄嗟に状況を飲み込めなかったが、
ふと客人の目をみて、全てを了解する。
「……い、いえ。申し訳ありませんでした」
立ったまま深く頭を垂れたあと、さらに跪いてもう一度、
今度は客人の靴に額が触れるくらいまで頭を下げる。
「ど、どのような罰でも……お受け、致し……ます」
消え入りそうな声で、なんとか宣言する。
>>419 「侯爵家の…パーティーですか」
写真を数枚見てみると、確かに悪魔姿の麗が写った写真もあった。
「ふぅん…センパイ…何か、けっこう似合ってますね」
半ば冗談めかしながら話していたが、その後の麗の話にやや暗くなる。
「そうですか。許可、出るといいですね…。写真の麗センパイ、楽しそうだし。たまにはこんな風にしてても…」
実際はまず許可は考えられないだろうが、麗を励ます意味でも、少し明るめの口調でそう言う。
>>420 「いやいや、キミは関係ないんだよ」
軽く小突くように、瑞葉の頭を踏みつける。
「訴えて、この屋敷の評判が落ちるのが見たいのさ。お金はボク、興味ないし…
訴えに勝って示談金をせしめたとしても、大したことないだろうしさ」
423 :
秋山 麗:03/10/10 00:32 ID:q8sNaLMI
>>421 「どっちでも似たようなものよ、実際はね。
表と裏、同時開催のハロウィーンパーティ」
冗談めかしてそう言うと、ざっと説明してみせる。
「パーティでも使用人は使用人。メイドがなれるのは、悪魔の他はネズミとかネコとか、つまりは使い魔ね。
中でも悪魔には、熟練者か対外評価が高いメイドだけが選ばれるのよ。
……聞こえはいいけど、動くにくい大きな羽を付けて、ごった返す中で仕事をするなんて、粗相を助長するようなものでしょ?
それで、粗相したら最後、別会場に連れて行かれて、『悪魔祓い』と称した儀式の始まり、ってわけ」
後半はかなり曖昧に説明したが、かなり根の深い話である。
「まあ、その話はあとでゆっくりできるけど……」
一頻り話をして、ようやく落ち着いてきたのか、気を取り直してみかさのほうに向く。
「……ちょっと、聞きたいことがあるんだけど、いい?」
>>422 「ん、く……っ」
頭を踏まれ、苦痛と屈辱に、それでも御屋敷のためと耐えるが、
>この屋敷の評判が落ちるのが見たいのさ
「え?」
あまりに想像を絶する悪意に満ちた言葉に、一瞬理解出来ない。
「そ、そんな……ヒドい……」
ようやく意味を了解した後は、逆に呆然としてしまう。
「お願いします、そんなことはなさらないで下さい!
私に出来ることなら何でも致します!」
そう言うと、エプロンの肩紐に手をかける。
「いっそ私を自由にして下さっても構いません……
お客様を満足させられるように、頑張りますから……」
>>423 「…そ、そうなんですか」
そう言うしかないほど、自分が知らない世界。
どうにもコメントしにくいせいか、そのまま黙り込んでしまう。
>……ちょっと、聞きたいことがあるんだけど、いい?
「…はい?聞きたい事…何ですか、センパイ?」
麗が改めて自分に聞きたい事なんてあっただろうかと思いながら、承諾の意を示して麗の言葉を待つ。
426 :
秋山 麗:03/10/10 00:38 ID:q8sNaLMI
>>425 「本当は、まず奏さんに話を聞きたいところだけど……
……あなた、最近、俊君と仲がいいわよね?」
みかさと奏の関係がどうなっているのか、漠然と知ってはいるが、こっちの事情が優先と割り切って言う。
「だからこそ聞くけど、俊君って、どんな子?」
>>424 「いや、満足って何? キミを自由にって…」
瑞葉がエプロンの紐に手を掛けたところで、ようやく理解する。
「ははぁ、ようやくわかったぞ。
どおりで、ここを紹介してくれた友人はあんなに喜んでいたわけだ」
まるでテーブルの下を覗くように、テーブルクロスを持ち上げるように、
瑞葉のスカートの端を摘んで持ち上げる。
「尻軽メイドの巣窟。なかなかいい屋敷だ」
瑞葉の股間を視姦し、愉悦に満ちた顔で言う。
>>426 「俊……君、ですか」
改めてそのことを言われ、自分と奏、自分と俊の関係の事を思い出す。
しかし、それはそれ、これはこれ。割り切って、信頼する麗のために素直に答える。
「とても…優しい子だと思います。奏ちゃんの弟だけあって、とても純粋ですし…いい子ですよ」
なぜ麗が俊の事を聞くのか疑問に思いつつも、そう答える。
>>427 「あっ!」
スカートをまくられて、咄嗟に裾を押さえようとするが、
結局自分で誘うようなかたちになってしまったのは事実なので
仕方なく手を離し、視姦されるままになる。
>尻軽メイドの巣窟。なかなかいい屋敷だ
「ち、違います、そんな……つもりじゃ……」
罵倒されながらも、屋敷の評価を高くしてもらえたのは確かなので
思い切った反論も抵抗も出来ない。
「好きで……こうしてるわけじゃ、ありません……っ」
半泣きの状態で、ついつい弱音を吐いてしまう。
430 :
秋山 麗:03/10/10 00:55 ID:q8sNaLMI
>>428 「んん……そう、見た目どおり、か……」
それを聞いて、どこか安心したような顔になる。
視線をさ迷わせていると、ふと不思議そうなみかさの顔が目に入る。
「ああ、いや、ね……あたしも、今話で聞いただけだし、詳しいことは何も知らないし、確証も無いけど……
侯爵家の執事さん(さっきの電話相手)の話だと、侯爵家のある娘が、俊君らしい子に咥内奉仕したらしいのよ」
どうやら、あのシーンは執事の目に留まっていたらしい。
「ごめんなさい、おかしな事を聞いて。
そうよね、まだ小学生だし、経験も無いだろうしね……」
>>429 「ハァ? ふざけてるのか」
語気を荒げて、瑞葉を突き飛ばす。
「ええと、主人への番号は…と」
内線電話の受話器を手に取り、そばにある内線電話番号の一覧表を見る。
だがそこでふと手を止めて、思いついたことを瑞葉に言ってみる。
「おい、そこで服を脱げ。そうして和式便器で小便をするような格好になってみせろ」
受話器から電話機本体へと伸びるコードを指に巻きつけてたりして、弄ぶ。
「主人への直訴を、やめてやるかもしれないぞ?」
>>430 「侯爵家の、ある…娘?」
何か大事な事を忘れているような気がしつつも、次の言葉を聞いて身体がぴくりと震える。
「俊が…口で、奉仕を受けた…?」
何となく嫌な気分が巻き起こるが、
>そうよね、まだ小学生だし、経験も無いだろうしね…
を聞いて、さっと顔色を変えてしまう。
「あ、あの…麗センパイ…」
自分の表情から隠し通すことはできないという事を知りつつも、俊との事をすぐには言い出せない。
433 :
秋山 麗:03/10/10 01:06 ID:q8sNaLMI
>>432 あからさまに顔色が変わったみかさに、疑念を覚える。
「……もしかして、何か隠してる?」
日ごろ演技と共に嘘を多用しているだけあって、こういう事を見抜く時は鋭かったり。
椅子から立ち上がると、ゆっくりとみかさに近づいていく。
「何か知っていることがあれば……話してくれると嬉しいんだけど?」
『ある娘』が誰か知っているからか、優しいのは口調だけで、目はぜんぜん笑ってない。
>>431 「きゃあぁっ!」
突き飛ばされて悲鳴をあげ、客人の乱暴に、ただ怯える。
主人に電話を掛けようとするのを止めることも出来ない。
「あ……あ……」
>そこで服を脱げ〜やめてやるかもしれないぞ?
「は、はいっ!」
客人から直訴をされたら、きっと主人は悲しそうな顔をして、
まだメイドを続けるかどうか聞いてくるだろう。
(それだけは……イヤ……っ)
電話が繋がるよりも早く、とボタンや布地が千切れるのにも構わず
下着まで一気に脱ぐと、その場にしゃがみこむ。
「これで、よろしい……でしょうか」
裂け目が客人に見えるように脚の開きを調整しながら様子を伺う。
>>433 「セ、センパイ……?」
口調も、顔つきも、いつもとはあまり大差ないようにも見える。
だが、麗からの鋭い視線は、嘘を突き通すことは無理だと直感させた。
「…私」
とん、とソファに座り込み、淡々と話し出す。
「私、実は俊と…何度かしちゃってるんです。奏ちゃんとケンカしてるのも、そのせい。…それに」
麗の目を見上げる格好で、心細そうに続ける。
「もし俊がその侯爵家の娘さんに何か奉仕を強要したなら…多分それは私のせいです。でも俊は…」
無防備な格好で、近づいてくる麗を見上げる。
ただ、「でも俊は…」と言葉を濁した事が、麗にあまりいい印象を与えない事、そして何かまだ隠していそうに見える事には気付いていない。
>>434 「おうおう、それ。いいぞ…」
受話器を元に戻すと、瑞葉のほうへと近付いてゆく。
しゃがみ込んでいる彼女の秘裂を素足でなぞってやりながら、
先端の陰核を足の親指と人差し指で摘んでやる。
「どうだ器用だろう? 次はええと…」
陰核を弄るのに飽きるが、次の責めネタが思い浮かんでこない。
足の甲を激しく前後させて瑞葉の秘裂を擦ってやりながら、思案の時間を稼ぐ。
「よし、じゃあ、こっちこいよ」
今度の狙いは乳首。
瑞葉の形は良いが、やや小ぶりの胸元の先端――ピンク色に輝く突起。
それを摘んでみせ、彼女をこちら側に引き寄せる。
「ほら、舐めろ」
バスローブの裾を割り開き、いきり立った逸物を瑞葉の顔の上に乗せる。
>>436 「ひっ、あ、ぅぅん……っ、い、痛ぁっ!」
敏感な部分を足の指で摘まれ、さらに胸の蕾も無理に引っ張られて
悲痛な悲鳴を上げる。
>ほら、舐めろ
押し付けられた肉棒を前にして、黙ってこくりと頷くと
指で睾丸をこねながら、幹に舌を這わせ、
さらに亀頭を飲み込んでは引き抜く動作を繰り返す。
「ん、んふぅっ、んんっ、んちゅ、はぁ……んっ」
客人の機嫌が少しでもよくなるようにと、必死で奉仕を続ける。
438 :
秋山 麗:03/10/10 01:24 ID:q8sNaLMI
>>435 「言ったでしょ? 確証は無いし、詳しいことはまだあたしも知らない。
俊君だという証拠も無いし、強要したのか、逆に強要されたのかもわからない」
自分がかなり焦っていることにも気付かないまま、言葉を濁した部分を問い詰めるべく、みかさに手をかける。
「でも……あなたには、もう少しいろいろと聞いてみる必要があるみたいね……?」
そう言うと、みかさの体を横にすると、その上に覆いかぶさるように跨り、服の上からみかさの胸を掴む。
「さあさあ、洗い浚い白状しなさい」
胸を乱暴にこねくり回しながら、問い詰め始める。
>>438 「麗センパイ、違いま…きゃあっ!?」
押し倒されるような体勢にさせられ、跨られてはほとんど抵抗もできない。
…もっとも、自分に非があると自覚しているので、どの道抵抗はできないのだが。
「センパイ、洗い浚いっ、やっ、痛っ、…っぁっ」
荒々しい刺激を受けながら、ぶんぶんと顔を横に振る。
「違うよ、俊はそんな強要をする子じゃ…っ」
肝心な事を答えられずに、麗に圧し掛かられて為すがままにされる。
>>437 「おおぅ、いいぞ。こりゃあ病み付きになりそうだ」
両手は瑞葉の髪の毛を強く掴んで、片足は彼女の秘裂を擦ってもおり、
心地よい圧迫感を逸物に感じながら、射精感を高めていく。
「う…っ、くぅ!」
袋を揉まれることによってより射精を近いものにされ、
根元に湧き上がってくる劣情に呻く。
「も、もうダメだっ!」
瑞葉から逸物を引き剥がし、先ほどのコーヒーカップを持ってくる。
中身はすべてこぼしたせいで、空である。
「ほうら、ミルクだ。お客様からの賜りものだ。きちんと頂くんだぞ?」
コーヒーカップのなかに射精して、それを瑞葉に渡した。
441 :
秋山 麗:03/10/10 01:40 ID:q8sNaLMI
>>439 「それじゃあ、何? 違うと言い切れるの?」
みかさの両胸を鷲づかみにしたまま、そう問いかけると、手に力を込める。
「そもそもなんで俊君と関係を持ったのよ? あたしは何も知らないわよ?」
答えられないみかさに構わず、逆にどんどん質問を増やしていく。
その顔には、焦りの色が濃い。
やがて、体を下の方に移動させると、みかさのスカートをまくし上げ、
ショーツ越しに秘所に口をつけ、むしゃぶり始める。
>>440 髪の毛を引っ張られる痛みと秘所への刺激とによって、
痛みと快感が混濁した感触に苛まれる。
(いや……痛い、のに……感じたりしたら、ダメぇ……っ)
辛そうに目を閉じて奉仕に集中していると、
やがて客人は絶頂に達したらしく、口からモノを放す。
ホッとして目を開けるとしかし、コーヒーカップが突きつけられる。
>ほうら、ミルクだ。お客様からの賜りものだ。きちんと頂くんだぞ?
「っ! ……は、はい……いただき……ます」
羞恥と屈辱に震えながらカップを受け取ると、
中の白濁を喉を鳴らして飲干していく。
「こちらも、綺麗に……」
飲み終わると男の竿の方からも残滓を吸い取り、
後始末までしっかりと行う。
>>441 >そもそもなんで俊君と関係を持ったのよ?あたしは何も知らないわよ?
「ごめんなさい、だって、だって…俊はっ」
麗の剣幕に涙目になりながらも、必死に俊は悪く無いという事を伝えようとする。
…全く、伝わってはいないのだが。
>みかさのスカートをまくし上げ、 ショーツ越しに秘所に口をつけ、むしゃぶり始める
「ひゃっ!?…あ、やっ…舌、凄…」
何度も身体を合わせた麗の責めのせいか、皮肉にも身体は益々上気し、秘所も湿り気を帯びていってしまう。
「だって、私…んっ、ずっと寂し……あぁぁぁっ!」
何か言いかけるのだが、麗が陰核を刺激したせいか、それも嬌声でかき消されてしまった。
>>442 「お、後始末までやってくれるとは…」
竿に響く、事後処理の快感。
「ちゃんと教育が行き届いているようだな」
掃除まできちんと行う瑞葉に賛辞の言葉を送ったかと思うと、
自分の鞄を手に取り、そこから札束を掴み挙げる。
「う〜ん、このぐらいでいいかな」
枚数にして10枚ほどの諭吉を、瑞葉の手の中に入れてやる。
「いやはや、素晴らしい屋敷だ。それはチップだ。取っておいてくれたまえ」
瑞葉の手の中のものを指して言うと、裸のままベッドに寝転がる。
>>444 どうやら機嫌を直してくれたらしい客人の様子に
胸を撫で下ろして身づくろいをするが、
金を握らされて、一時は御足のことなど心配しない生活をしていただけに
深い恥辱を感じ、泣きそうになりながら頭を下げる。
「ありがとう……ございます。お客様、も……ぐすっ、
お、お風邪など、引かれませんように……お休みなさいませ」
それだけやっとのことで言うと、突っ返すわけにもいかなかったチップを
グチャグチャに握り締めたまま、コーヒーのトレイを持って部屋を後にした。
446 :
秋山 麗:03/10/10 01:54 ID:q8sNaLMI
>>443 怒りとも憤りともつかぬものに振り回されながら、一方的にみかさを責める。
やがて、ショーツを横にどけると、秘所に二本の指を差込み、さらに舌で直接刺激し始める。
「ふむ…んっ……ほら、言いなさい!」
まるで『イきなさい』とでも言った時の様に、意図せずにみかさの体を絶頂に強引に押し上げる。
自分は達したわけではないのだが、行為が終わると、妙に熱が冷めて冷静になってくる。
「……ごめんなさい、こんなこと、しても仕方なかったわよね……」
謝りながら、先ほどまで乱暴に扱った胸元などを、優しく触る。
>>446 何か言おうとするものの、指と舌を巧みに使う麗の責めにもはやしっかりした言葉も出なくなってくる。
「やっ、ダメ、麗センパイ激し、うあぁぁぅっ!!」
時折身体をびくん、びくんと震わせ、絶頂への階段を駆け足で登りつめていく。
>ふむ…んっ……ほら、言いなさい!
それと同時に与えられた刺激。それを受けてついに目の前が真っ白になった。
「はぁぁっ!!だめ、だめ、私っ…舌でいっちゃ、イクっ、あああぁっ………!!!!!」
がくがくと身体を震わせ、強引ながら快楽の絶頂に押し上げられ、半ば放心状態でぐったりとしてしまう。
>…ごめんなさい、こんなこと、しても仕方なかったわよね…
「んっ…いいんです、私がちゃんと答えなかったから…。ごめんなさい」
そっと麗の胸に顔を寄せると、呟くように付け足す。
「俊は…決して無理矢理そんな事はする子じゃないです。それだけは…私がはっきり言えます」
麗の胸に顔を押し付けたまま、ぶんぶんと頭を振る。
「だって、あの子…歪んだ危ないえっちは覚えないように、私…教えましたし」
448 :
秋山 麗:03/10/10 02:12 ID:q8sNaLMI
>>447 「ちゃんと教えたのね? ……なら、大丈夫ね……
……本当にごめんなさい、ちょっと、時と場合が特殊だったから……」
我を忘れてしまった事を再度謝りながら、こちらからもみかさに身を寄せる。
まあ、主だったメイドに侯爵から監視命令が出てて、その最中であんなことが起こったなど侯爵の耳に入れば、
メイド・執事他、一体どれだけの人数に処罰が下されるのか、推して知るべし。
「(侯爵様の耳には入らないと思うけど……事実確認だけはしておかないと……)」
こうして、麗の手元に厄介な仕事がまた一つ増えたのだった。
>>448 「はい。変に曲がった知識を得てしまうよりは、と。…でも、やっぱり今度俊にはさりげなく聞いてみますね」
麗に身体を寄せながら、そう小さく言う。ただ、麗の心配等はあまり予想できていないらしい。
(それと、奏ちゃんともちゃんと話をしないと…)
絶頂後の最後の余韻を味わいながら、そんな事を考えた。
新人メイドとして雇い入れたばかりの少女を自室に呼び出す。
「さて、今宵は客人も多い……早速だが、君には一人の客の世話係をやっていただく。
何か質問は?」
穏和な口調で言うが少女は何も言わず、緊張した面持ちで頭を振り、伏せ目になる。
彼女を横目に、両手を後ろに持っていき、やれやれという風にため息をつく。
「……昨晩、君が何を覗き見したのかは追求しない。『あれ』も、この屋敷では
勤務内容の一つ……了解したのであれば、着ているものを全て脱ぎたまえ」
突然の言葉に、抗議するような目でこちらを見た少女をちらりと見遣ると
途端に厳しい表情になってつかつかと少女に歩み寄り、睥睨するよう眼前に立つ。
「君が何故、メイドとしてこの屋敷に勤める事になったのかはご存知かな?
名門女子高に通っていた君になら、ある程度察しがつくであろう?」
淡々と話しながら、こちらを睨み付ける少女を無表情で見つめ返す。
「……倒産寸前だった君の父君の会社に、私が融資をする代価が自分だ……とでも
言いたいのかな? 不本意だったのかもしれないが、君は既に雇用人だ。
私の指示には従ってもらう。それとも、代わりに妹を差し出すかね?」
口元に笑みを浮かべながら言うと、机の上にあった一枚の写真を取って眺める。
「君に似て随分可愛らしい女の子だ。確か、まだ小学生だとか……」
写真をひらりと返して少女に見せ付けると、疑問を投げかけるように首を傾げる。
「年齢や経験等は心配に及ばない。彼女でも十分、ここで勤めることは出来る。
どうするかね、私はどちらでも構わない」
真っ青になって、それだけは、と泣き崩れる少女の頭を優しく撫でる。
「……さ、客人もお待ちだ。君にはメイド服を支給しなくてはならない。
早く着ているものを脱ぎたまえ……兼ねて身体検査も行う」
そう言い放つと、決心がつかない少女の衣服を無理やり剥ぎ取っていく。
青い裸体が晒されると、小さく膨らんだ乳房や肉付きの悪い尻に
跡がつかないよう、指先を這わせていく。
「気に病む事はない。最初は他のメイドも一緒だ……わからない事があれば
何でも尋ねるがいい……最終的には君一人で対応する事になるが」
びくっと何回か肩を撥ね上げ、次第に息が荒くなってきた少女にそう言うと
やがて指先を敏感な部分へと移動させていく。
454 :
桜庭 奏:03/10/10 19:49 ID:k03KccTi
昨日は仕事に疲れて部屋に戻った途端バタンキューでベッドへ直行してしまったのだが、
ポケットの中に入っていたアンケートをすっかり忘れていたことを思い出す。
「えーと……」
アンケート用紙を睨みながら、休憩時間の今のうちに書き込んでしまうことにする。
名前:桜庭 奏
年齢: 20(もうすぐ21)
性別:女
職業:名無し屋敷のメイドさん
身長・体重:147cm・34kg
スリーサイズ:68/51/70
趣味:読書、音楽・映画鑑賞、テニス、バレエ、ピアノ、などなど
恋人の有無:無
好きな異性のタイプ:話が合う人、笑顔がステキな人、何かをがんばってる人。
好きな食べ物:お豆腐料理、野菜・果物、ケーキ、和菓子
最近気になる事:色々ありすぎて、ここでは語りつくせません。
一番苦手な物:虫(大きさに関係なく苦手)
得意な事:嫌なことをすぐに忘れること。(ただし、たまに爆発することも)
将来の夢:近い未来の目標は、好きな事を勉強しに大学に行くこと。
座右の銘:格言ではないけど…「We just all do the best we can.」
容姿(髪型、体系等):髪は染めてなくて黒(光の反射で茶色く見える程度)。肩にかかるくらいの長さ。細い割には丸顔で童顔。
昨晩の客人に握らされた高額紙幣の束を収めた封筒を
テーブルの上に置いて、ぼんやりと見ている。
「どうしましょう……これ……」
それを自分のために使ってしまったら
もうどうしようもないところまで堕ちてしまう気がして、手を付けられずにいる。
458 :
桜庭 奏:03/10/10 23:28 ID:k03KccTi
お風呂上りにそのまま図書室に向かい、本を物色している。
「どなたか、お金が必要な方に使っていただくのがいいのですけれど……」
さすがに面と向かって渡したら受け取ってくれる人はいないだろう。
明日学校へ行く準備も終わって、ベッドの上で筋トレをしている。
「いっそのこと、お屋敷のためになるものを買ってしまって、
黙って置いておくとか……?」
しかし具体的なものは思い浮かばないのだった。
のどが渇いてきたので、厨房へ向かう。
(そういえば、寝る前に牛乳を飲むのが一番身長を伸ばすのにいいんだっけ。)
冷蔵庫を開けながら、スポーツドリンクに伸びた手を牛乳の方へ軌道修正。
厨房の方で物音がしたので、食堂から様子を見に行ってみる。
「? ええと、俊、さん?」
あまり話したことはないものの、奏の弟なので
警戒することもなく歩み寄る。
「お飲み物ですか?」
牛乳を取り出してテーブルに置き、コップを取り出したところで瑞葉に声を掛けられる。
「あ、こんばんは。ええと……瑞葉さん、でしたっけ。
おねえちゃんが下の名前ばかりで呼ぶから名字をなかなか覚えられないんです。」
奏とは違ってあまり人見知りはしない性格なので綺麗に微笑んで話しかける。
「はい。のどが渇いちゃって。まだお仕事中ですか?お疲れ様です。」
そう言うと、牛乳パックを持ってコップに注ぎ、パックだけ冷蔵庫に戻しに行く。
「こんばんは。私のことは名前で呼んでくださって構いませんわ」
とりあえず封筒はポケットへしまって俊に微笑み返す。
「お仕事はもう、これといってないと思います。
……私もミルク、いただいてよろしいですか?」
俊が冷蔵庫に入れようとしたパックを受け取ろうと手を差し出す。
「どうも。俺のことも、名前で結構です。」
そう言いながら、冷蔵庫の中に牛乳をしまいかけるが、瑞葉が飲むと言うので
そのまま手渡しする。
「はい、どうぞ。」
手渡しした瞬間瑞葉と少し手が触れ、顔を赤らめる。
それを悟られないように、慌てて顔を反対側へ向けてあくびをかみ殺した表情をして
誤魔化す。
>名前で結構です。
「はい、俊さん」
ニコリと笑って牛乳パックを受け取る。
その瞬間に手が触れ合ったので、少しだけ気になって
俊の表情をうかがうと、誤魔化すように欠伸をしたので
クスリと密かに笑う。
(いい人みたいですわね……)
警戒の必要は全く無さそうだと安心する。
牛乳を自分のコップへ注ぐと、間を持たせるためか、
既に飲干されようとしている俊のコップを見て、両手で軽くパックを持ち上げてみせる。
「もう一杯お飲みになります? お注ぎいたしますけれど」
「あ、じゃあ、あとコップの半分くらいまでだけください。」
瑞葉の言葉に甘えてコップを渡しながらそう言う。
「ありがとうございます。」
コップを渡されてまた牛乳を一口飲む。
はじめて話す瑞葉の挙動をそっと眺める。
(なんだか、牛乳を飲む仕草まで上品な人……)
つい見惚れそうになったところで厨房を支配する沈黙に気付き、慌てて何か話題を
探す。
俊に牛乳を注ぎ終えると、少しだけ余った分を自分のコップに足して
パックをたたみ、ゴミ箱へ捨てる。
「ピッタリでしたわね」
チビチビと牛乳を飲んでいると、なにやら落ち着かない様子の俊が目に入る。
「?」
それが気になってコップを口から離すと、
俊の内心の葛藤も知らず、目を合わせて顔を覗き込む。
「うわぁっ…!」
少し俯き加減で必死になって話題を探していると、瑞葉の整った顔が目の前にあって
驚き、目の前に置いていた牛乳の入ったコップに肘が当たって倒してしまう。
「!!」
テーブルを流れていく牛乳を見て我に返る。
「うわ、ごめんなさい!ちょっと驚いちゃって。あ、……。」
瑞葉に頭を下げながら、床にこぼれてないか確認しようと少しかがむと、瑞葉の
スカートと胸がすこし濡れてしまっていることに気付く。
彼女が割合近くに座っていたため被害にあってしまったようである。
「あっ……」
咄嗟にそれ以上こぼでた牛乳が広がるのを防ごうとして、メイド服を汚してしまう。
「大変! すぐにお掃除しますわね」
それも気にせず、急いで乾いた雑巾に牛乳を吸い取らせると
さらに濡れ雑巾を持ってきて、こぼれた辺りを拭く。
「私もよく、こういうこと、してしまうんです。お互い気を付けましょうね」
俊が気に病むことがないように、そんなことを言うと、ようやく汚れた服に手をかける。
「こっちも、お洗濯ですわね。……確かこっちに、
クリーニングから帰ってきた代えのメイド服が……」
厨房についている裏口脇のクローゼットから着替えを出すと、少しだけ赤面して俊に言う。
「ごめんなさい、ちょっとだけあちらを向いていていただけますかしら?」
が、エプロンを脱いで背中のファスナーを下ろそうとすると、
引っかかってしまったのか、なかなか脱げなくなる。
「あの……たびたびごめんなさい、これ、下ろしていただけます?」
それは俊のある記憶を刺激する頼みなのだが、それは知りようもない。
「ほんとごめんなさい。牛乳って、こぼれたりするとなかなかにおいが取れませんよね。」
こぼれた牛乳のにおいに眉根を寄せながら、手際よく片付ける瑞葉を何か手伝えないかと
眺めているうちに、あっという間に片付けが終えられる。
自分に気を使わせないためか『お互い気を付けましょう』と優しく言ってくれる彼女に
ありがたいと思いながら、何もできない自分が情けない。
そう考えているうちに、瑞葉が着替えると言うので反対側を向く。
(そういえば、つい最近もこういうことが……)
後ろで彼女が着替えているという状況と、この前の状況に近視感を覚えたせいか
少し顔が赤くなる。
>「あの……たびたびごめんなさい、これ、下ろしていただけます?」
またしてもこの前と同じ展開になってきたことに内心慌てるが、あやしまれないように
そのまま彼女に近寄り、こんな事くらいなにもないような感じてファスナーを降ろす。
そして、また反対側を向きながら。
「……今、ちょっと思ったんだけど……瑞葉さんって、実はお嬢様だったりする?
今はメイド服を着てるだけで、本当は……みたいな。」
顔を赤らめて思い浮かんだ事を早口で聞いてみる。
「大丈夫ですわ。すぐに洗えば……あ、ありがとうございます」
ファスナーを降ろしてもらったことに礼を言うと、
紺のワンピースをストンと下へ落として下着姿になる。
夜気の冷たさを感じながら、新しいメイド服を身体に当てていると、俊に質問される。
>瑞葉さんって、実はお嬢様だったりする?
「え? 俊さんはまだ聞いてらっしゃらなかったんですの?
……ええと……自分で自分のことを“お嬢様”なんて言うのはイヤですけれど、
でも、そういうものですわよね。子爵家の生まれなんて……
だから私、かなり世間知らずで……恥ずかしいですわ」
生まれのことが逆にコンプレックスになっているような言い方をする。
「え、そうなんですか。おねえちゃんはそのこと知ってるのかな、結構あやしい。」
ゆっくりマイペースでほぼ自分のことで精一杯な感じの姉を思い出して小さく笑う。
「俺の学校って、結構そういう奴らばっかりなんです。
お金持ちで、世間知らず。俺のうちは、どっちかっていうとやっぱり一般家庭で
普通に付き合おうと思ったら俺のお小遣いじゃ大変。」
そう言って、小さくため息をつく。
「でも、中には同じ世間知らずでも守ってあげたいって感じの子もいて……
って、俺がそんなことを言うと変だけど。瑞葉さんも、その子とちょっと似てる
気がした。」
藍子の事を思い出して瑞葉と少し重なり、彼女にやさしく微笑む。
「そういえば、でも、なんでメイドさんなんか?
あ、『なんか』って失礼ですよね。でも……俺、おねえちゃんがメイドさんなのは
あまり嬉しくない。」
面白くない表情を浮かべながらそう呟く。
俊の話を黙って聞いているうちに、辛そうな表情になる。
>おねえちゃんがメイドさんなのは あまり嬉しくない
「……そうですわよね。誰も、こんな風にはなりたくないですもの。
私はまだ、自分で望んでこの御屋敷へ来たから仕方ないですけれど、奏さんは……」
脱ぎ捨てたメイド服をたたんでいるうちに、ポケットの中の封筒に気づく。
「あ……そうですわ。この際です。俊さん、これを何も言わずに
受け取って下さいませんか? 俊さんや奏さんのためになるなら、私も嬉しいですし」
封筒を取り出し、俊の手をとって掌の上へ置いてしまう。
自分の言葉のせいでどこか気まずい空気が流れたことに今更気付く。
「!ごめんなさい…俺、はじめて瑞葉さんとお話しするのにこんなこと聞くなんて
失礼でした。」
辛そうな表情をした瑞葉に頭を下げる。
>俊さん、これを何も言わずに〜
いきなり封筒を手渡されて頭に「?」を沢山浮かべてしまう。
封筒の中身を覗くと……。
「!!こんなの、受け取れませんっ。おねえちゃんだって、同じ事を言うと思います。」
中身に驚いて、慌てて彼女に封筒を渡す。
「それより、あの、ちょっと聞きたいことがあるんですけど……」
何とか話題を変えようと、上目遣いで瑞葉を見つめる。
「さっき話した俺の友達で、ここみたいな大きなお屋敷に住んでる女の子がいるんです。
友達の間で、その…友達のうちのメイドさんの話を聞いて、俺は色々知ってたけど、
その子はおうちでメイドさんを雇ってるのに何も知らなかったんです。
この前その子のうちに遊びに行ったとき、『メイドさんとお客様ごっこしましょ』
って言われて、どうすればいいか分からなくなっちゃって……」
どうやら、次誘われたときの対処法を彼女に聞いてみようという魂胆だったりする。
つき返された封筒を見て、寂しそうに笑う。
「ごめんなさいね……忘れてください」
>ちょっと聞きたいことが〜
「それは……そのとき俊さん、どうなさったんですの?」
不安げな顔になって問う。
「その子が『メイドさん』のお仕事をどこまで知っているか分かりませんけれど、
変に首を突っ込まないように釘を刺して置くのが無難ですわ。
でないと……私みたいに堕ちるところまで堕ちてしまいますもの。
そう、お客様からこんなものを貰うくらいまで」
ギュッと胸元に抱きしめた封筒を握りつぶす。
「ごめんなさい。俺、おねえちゃんがこういう仕事をしてるの、あまり面白くないけど
ちゃんと目的があってこういうことをしてるのは分かってるから、……。
瑞葉さんも、そうなんでしょう?あの、ここのデザートを作ってるおにいちゃんと、
いつかかけおちでもしちゃうんじゃないかなぁっておねえちゃ……!」
寂しそうに笑う瑞葉を見て、何故か罪悪感を感じてしまい、慌ててこう付け加えるが、
余計なことまで話してしまう。
「今のことは、あの、おねえちゃんにはナイショで。」
口を手で押さえながら、そう言う。
>変に首を突っ込まないように釘を刺して置くのが無難ですわ。
「…う、やっぱり、そうですよね……。
いや、そうしようと思ったんですけど、なんか、俺が教えてあげないなら他の
ヤツのところへ聞きに行くって言い出して……。
……ちょっとだけ、と思って言っちゃったんです。
そしたら藍ちゃん、なんでか分からないけどお口ですること知ってたし……。」
知らないうちに自分の思考に浸り、何でだろうと思いながら首を傾げる。
>でないと……私みたいに堕ちるところまで堕ちてしまいますもの〜
「…それ、お客さんに……。
でも、…俺がなんか言えることじゃないけど、俺、瑞葉さん、堕ちるところまで堕ちた、
なんて風に見えないです。綺麗で、上品で、……。」
仕事のことで葛藤しているように見える姉と重ねてしまい、少し寂しそうに、だけど
瑞葉にそういう表情をしてもらいたくなくてそう言う。
>ここのデザートを作ってるおにいちゃんと、 いつかかけおちでも〜
またどこか翳のある笑みを浮かべると、
俊の唇に自分の指をあてて「しぃっ」と言う。
>そしたら藍ちゃん〜
「藍ちゃん、というのがその子の名前ですのね。
でも、知ってるからといって、していいとは限りませんわ。
俊さんも男の子ですから、抑え切れない気持ちはあるでしょうけど、
でも、まだ早いと思ったら、止めてあげて下さいね」
俊の顔を覗き込んで丁寧に言う。
「大丈夫ですわよね……まさか、してもらってはいないでしょうし」
最後に冗談めいた口調で付け加える。
>堕ちるところまで堕ちた、なんて風に見えないです〜
「そんなことないですわ。粗相をして、それを身体で許していただいて、
お金までもらって……俊さんさえ望めば、今だって私……」
そこで、あることに気づいたような顔になる。
「そうですわ。もしも、その藍ちゃんて子と会って、
何か言われてエッチな気分が抑えられない時は、
すぐ帰ってきて、私のところに来ていただいても構いません。
……そんな良家の子が私みたいになるより、ずっとその方がいいですものね」
>「大丈夫ですわよね……まさか、してもらってはいないでしょうし」
「!!」
『まさか』という言葉に、確かにあのときの自分の行動はやっぱりいけなかったと後悔
しはじめる。
「……止めても、ダメだったときは……?
俺、やっぱりとんでもないことしちゃったのかも。
また教えてくださいね、って言われちゃったんです。変なところで藍ちゃん強情で……。」
すがるように瑞葉を見上げる。
「そういうときは、何て言えば……俺、断るの下手なんです。
他のヤツの所に行くって言われたら、俺よりも危険に見えるヤツ沢山いるし。
その…おぼっちゃん特権で、メイドさんに手をつけてるヤツらが。
この前も、それで、つい……。
瑞葉さん、どうすればいいか教えてください。」
膝に手を置いて、頭を下げる。
「俺、エッチな気分になったって、…その、自分でする方法だって知ってるし、
他の人を傷つけたりするようなことはホントはしたくない。
瑞葉さんだって、彼氏がいるんでしょう?
それに、俺のせいでおねえちゃんと他のメイドさんがぎくしゃくするのもう
見たくないし。」
ついそんなことまで話してしまう。
みかさのことは気になっているとはいえ、しばらく話をするだけになっていた。
「……して、しまったんですの? その子、お口で……」
口元を押さえ、少し青ざめた顔になる。
「……でも、そうですわよね。考えてみれば私だって、メイドになる前は
そういうことが、どんなに危険かなんて、考えたこともなかったですし……」
自分の身に置き換えてみれば、俊と同じくらいの娘に
『メイド』の危険さを教えるのが難しいことがよく分かる。
「本当にもしもの時は……そう、俊さんが責任をとるとか……」
あながち冗談でもなく、そんなことを言う。
「俊さんくらい真面目な男の子とだったら、過ちも過ちでなくなるかもしれませんわ。
そのまま許婚にでもなってあげるのも、いいかもしれませんわね」
最後だけは冗談として付け加える。俊の相手の身分を知らないから言えることなのだが。
「本当はその子に私が言い聞かせてあげるのが、
道を踏み外した先輩としての義務なんでしょうけれど……
また何かあったら、私に相談して下さいます?」
俊の手をとると指きりげんまんを求める。
「許婚……」
その子はもう夫となる人が決まっているなんてここでは言えず、苦笑する。
瑞葉と指切りしながら、彼女を見上げる。
「…お願いします。瑞葉さんならその子の気持ち、俺より分かるんじゃないかな。
おねえちゃんじゃ、全然そういう相談相手にはならないんです。」
そう言い、ふと時計が目に入る。
「!!げ…に、2時だ。時計、早まってたりするわけじゃないですよね?」
急に焦りだして瑞葉に問う。
「しまった、明日も学校なのに……!
スミマセン、色々話を聞いてくれてありがとうございました。
じゃ、おやすみなさい。」
慌てて瑞葉に頭を下げると、急いで厨房をあとにして自室へ早足で向かう。
結局朝は寝坊してしまい、前科がある俊は奏にあやしまれてしまうのだが。
「ええ。出来るなら、私が本当に“先輩”にならずに済むよう尽力しますわ」
指切りする小指に力を込める。それを解くと、俊の言葉に時計を見る。
「あ、本当に……お休みなさい。お寝坊なさらないように気を付けて」
俊を見送ると、現金の入った封筒をまたポケットへしまい、
汚れたメイド服を持って洗濯機のある場所まで行く。
「いい子ですのに……皆さん、色々あるんですのね」
悩みがあるのは自分だけではない、と思うと
なんだか不思議に「頑張ろう」という気になって、
少しだけ足取りが軽くなるのだった。
オーブンを開け、夕食のメインディッシュの仕上がりを見ている。
「よっし。ああごめん!先にこっち持ってって」
既に出来上がっている方の料理を悠斗に持って行くよう、テーブルを指差して頼む。
ひと段落ついたので、厨房のホワイトボードにメモを残す。
「『今日のおやつ:杏仁豆腐と豆腐バニラアイス』…と。
心配だなあ…早く仲直りしろよな」
みかさと奏の好みそうな物を作って冷蔵庫に入れておく。
489 :
椿 杏樹:03/10/11 19:11 ID:ihSNL9U6
秋なので、コスモスの花を階段脇の花瓶に生けている。
「♪〜」
屋敷中を、何かを探すように床を見下ろしながら歩き回っている。
「俺としたことが・・・あれを落とすとは」
大事な何かを落とした模様。依然、それは見つからない様子だ。
491 :
椿 杏樹:03/10/11 19:25 ID:ihSNL9U6
花を飾って満足した面持ちで、花瓶から離れる。
が、一歩踏み出したところで何かをカサッと踏む音が。
「…。何かしら…封筒?……!」
もしかしたら随分前に自分が無くしたオーケストラチケットかと思い、
一瞬胸がざわめく。
(もしそうだったら、人に見られる前に焼却炉にでも捨てないと…)
「どこだ・・・あれを他人に見られるわけには・・・」
かなり焦りながら捜索を続けている。
そして、少しずつではあるが、杏樹が封筒を見つけた場所に近づいているのに本人は気づいていない。
493 :
椿 杏樹:03/10/11 19:33 ID:ihSNL9U6
「うーん……」
悩みながら封筒を手に廊下を歩く。
足は一応焼却炉へと向かっているのだが、封がしてあるので別の物であっては
まずいと思い、中を見てしまおうとする。
「けど、あまりそういうのもいけないわよね……。うー…、うっ」
そこまで言ったところで、誰か人にぶつかる。
「あら…ご、ごめんなさい」
>>493 「見つからない・・・万が一あれが・・・いやいや、そういうマイナス思考はよくない」
自分の中に沸き上がる様々な想像を頭から消し去りつつ捜索をしていた。
が、考え事をしながら歩いていたせいだろうか。誰かとぶつかってしまう。
「おっと、失れ・・・!」
そう言いながら相手を見ると、他でもない杏樹であった。
しかしマスターが注目したのは、彼女自身よりもその手元にある封筒。
「あ!そ、それは!」
ついに見つけた探し物。
しかし口を開こうとした瞬間、以前の自分の愚行が脳裏をよぎった。
相手が怒っていないはずがないのである。
とりあえず封筒の事に触れるか、それとも謝罪をするか、短い時間の中で選択を迫られる。
495 :
椿 杏樹:03/10/11 19:44 ID:ihSNL9U6
>>494 「ああ、いいえ〜。こちらも余所見していたものですから…」
と顔を上げると相手はマスターだったので、にこやかな表情が
ぶすっとしたような不機嫌そうなものに変わる。
「………………こんばん、は。」
>あ!そ、それは!
(あら?私のじゃなかったのね、これ…。いけない、燃やすところだったわ)
手もとの封筒を見つめる彼に封筒を手渡し、さっさとその場を離れようとする。
「お探し物でした?どうぞ。じゃあさよなら」
>>495 目的の封筒を渡され、一応の安堵を得る。
と、予想通り杏樹がそのまま去ろうとした。
「(許してもらえるとは思ってないが・・・このままでいるのは彼女にも失礼だろう)」
そう決断すると
「ちょっと待ってくれ」
と言って、去ろうとしていた杏樹を制する。
「この間の事を謝りたい。君の都合も考えずに勝手な事を言って、悪かった・・・」
軽く頭を下げながら言う。普段のこの男では絶対に考えられない事なのだが。
「ところでこの封筒、中身は見て・・・ないよな?」
急に不安になり、聞いてみる。
497 :
椿 杏樹:03/10/11 20:02 ID:ihSNL9U6
>>496 >この間の事を謝りたい。君の都合も考えずに〜
「……。」
"この間の事"をその言葉で思い出してしまい、怒りの表情が今度は暗くなる。
頭を下げてまで謝ってくれたので「わかりました。もうしないで下さいね」と
言おうとするが、どうにも言葉が出てこない。
指で髪をいじりながら俯き、やり場のない視線を彼の足元あたりにさまよわせる。
>ところでこの封筒、中身は見て・・・ないよな?
「見てません。
…誰だって、見られたくないものや覗かれたくないものがあるのは知ってますから。
でもきっと貴方は見られたとしても、人の心の中を覗くくらいだから平気なんでしょうけど」
そんなつもりはなかったのに。ついとげとげしい物言いになってしまう。
>>497 >人の心の中を〜
杏樹のとげとげしい物言いに、眉をピクリをさせて反応する。
「・・・随分な言い方だな。いや、あんな事をした俺の責任か・・・」
不条理な怒りがこみ上げてこそしてきたが、結局は自分のせいであることを悟っているため、その
怒りを抑え込む。
「心の中というなら・・・こいつも俺の心の中、と言えるな。なにせ・・・」
そう言いながらその場で封を開け、中身を取り出す。他人に見られたらアレなのではなかっただろうか。
「・・・俺の、いや、俺がまだ、笑っていられた頃のものだから・・・」
中身は、二枚の写真だった。
一枚は、一人の男性が写っている写真。
髪は金髪で、年齢は、まだ青年と言うより少年の色が強い感が顔にある。
もう一枚には、その男性が一人の女性と写っている写真。
いずれも、日本人ではないようだ。
相当昔の物なのか、少し色褪せている。
499 :
椿 杏樹:03/10/11 20:33 ID:ihSNL9U6
>>498 >・・・随分な言い方だな。
「ごめんなさい」
謝るものの、その声は冷たい。
そのうち出された2枚の写真を見せられ、頭の中で「?」と疑問がいくつも浮かぶ。
「俺が、って…。じゃあこれ、マスターの昔の写真…なんですか?
なんだか印象が違う感じ。こっちは…彼女かしら。仲良さそうですね」
写真を返し、無表情なまま問う。
「見せてもよかったの?『心の中』。単なるお屋敷のメイドの、私なんかに」
質問を投げかけると、答えを待つ前に彼の手を引き、突然どこかに連れて行こうとする。
「貴方とのお話を他の人に聞かれたりするのは嫌です。
…まだ何かあるのなら、こっちでお話しましょう」
躊躇いも無く連れていく先は、自分の私室だったりする。
中はいたってシンプルな装飾で、もっと子供子供しているかと思えば
意外に色合いも落ち着いている。
>>499 質問に答えようと口を開くが、手を引かれる事によってそれを遮られる。
そして連れられた先は、杏樹の私室のようだ。
部屋の中を見渡す事はせず、立ったまま扉の横辺りの壁に背中を預けながら口を開いた。
「・・・さっきのは、君の言う通り、俺の昔の頃の写真だ。
見られたくないというより・・・全然違う、と笑われそうで嫌だっただけなんだけどな」
そう言いながらどこか自嘲的な笑みを浮かべる。
口元を釣り上げるのを「笑み」とするならマスターの今の表情は笑みだろう。
だが、彼がいつも見せる笑みには、何か大事なものが欠けているようだった。
>見せても〜
「それじゃあ俺も聞くが、自分の部屋に入れてしまっても良かったのか?
大嫌いな、単なる屋敷に住む男の、俺なんかを」
杏樹の言葉を真似ながら、逆に問う。
501 :
椿 杏樹:03/10/11 21:03 ID:ihSNL9U6
>>500 >全然違う、と笑われそうで〜
「あ。それは確かにそうかも。ふふ」
ベッドに腰を下ろし、そう言われればそうだと可笑しそうに笑う。
>大嫌いな、単なる屋敷に住む男の、俺なんかを
「大嫌いですよ。
でも、あまりお屋敷の他の方に素の姿を見られるのは好きじゃないし…。
それにここなら誰も入らないし。
…何よりお嫌いなんでしょう?メイドに軽々しく手を出す事は。だから入れたんです」
ふと立ち上がり、机の上の写真立てをマスターに見せる。
「はい。おあいこですから、見たかったらどうぞ」
写真立ての中には自分の高校生の頃の制服写真。
自分、父親、妹の梓紗と並んでいるが
父親の部分だけ首から上が手でちょんぎられている。
「…貴方は答えてくれないんですか?さっきの質問。
私は何も貴方の特別な人でもない、ただの…
『名無しの御主人様』をお慕いしている、しがないメイドです。
お客様の大事な秘密を教えて頂く権利なんてありませんもの。なのに、どうして?」
誘う気などさらさらなく、またベッドに座りただ疑問を投げかける。
>>501 >あ、それは〜
「ほらなぁ」
あんまり嬉しくなさそうな顔をする。
写真を渡されると、それを眺める。
と、父親の首の部分が切られているのに気づく。
「おやおや、これはまた」
それに特に驚く様子もなく、そのまま写真立てを返した。
>貴方は〜
「さあね」
自分でも分からない、という風に肩をすくめてみせる。
「あえて言うなら・・・似ているから、かな」
503 :
椿 杏樹:03/10/11 21:26 ID:ihSNL9U6
>>502 >あえて言うなら・・・似ているから、かな
「似てないですよ。失礼な!私、そんなに無愛想じゃないしもっと可愛いはずです!」
急にムキになって言葉の意味をそのまま受け取り、とぼけた答えを返す。
近付くとマスターの頬を両手で挟んで、じっと見つめる。
「私の髪だってこんな色じゃないし、ほら見て、もっとずうっと長いでしょ?」
自分の巻き髪を見せつける。
(そういや伊達さんも『かわいい顔』だって…いつか、言ってくれたっけ…)
思い出したせいか言う途中、頬がほんのり赤らむが
「ご…御主人様だって『かわいい子』だって、よく言ってくださるんですから」
思っていることをそのままは言えず、主人を出して誤魔化し気味に呟く。
>>503 「はあ?」
いきなりまくしたて始めた杏樹に思わずそんな声を上げる。
「いやいや、そういう意味じゃなくてだな」
と、いい感じに天然を見せ付けてくれた彼女に意味を説明しようとするが。
>ご・・・御主人様だって〜
「あ、ああ・・・そう・・・いや、だからそういう意味じゃなくて」
一瞬頬を赤くした杏樹を見て、「確かに可愛いな」という言葉が口をついて出そうになる。
こんな状況でも男としての部分を反応させられるほどなのだから、その言葉は間違ってないだろう。
「そりゃ俺と君の顔が似てるわけないだろ・・・状況が似てるってことだよ」
これ以上ボケを発揮されても困るので、説明の言葉は慎重に選ぶ。
「君も・・・触れられたくない傷があるみたい、だし」
顔を近づけられさらに赤くされ。
少しだけ鼓動が早まるが、その素振りを見せないようにしながら言った。
505 :
椿 杏樹:03/10/11 21:56 ID:ihSNL9U6
>>504 少々伊達の事を思い出したせいか混乱しており、冷静になれないのか
マスターの言葉にも耳を傾けず、続ける。
その間も頬の手は離さない。
「大体前から言おうと思ってたんですけど、
昨日今日の知り合いでもないのにいつまでも『君』『君』ってなんなんですか!?
私にはちゃあんと杏樹って名前があるんです!」
頭からはすっかり重苦しい過去話をしていた事が忘れられ、
まくし立てて、最後にぷいっとヒラヒラのメイド服を翻してから背を向ける。
「どうせ私の側にいたいとか言ってたのも、場の雰囲気に流された冗談なんでしょう?
…私があんまりトロイからって、からかうのもいい加減にしてください。
本当に好きな人に言う言葉って、もっとあんなかっこつけたものじゃなくて…。
もっと、かっこわるくても…素直に本当に…気持ちをぶつけるようなものなんだから……」
またもや誰かと比べているのか、思い出してやや辛くなったらしく
胸の前で手を組み、切なそうな表情で呟く。
>>505 >前から〜
「いや、その・・・な、馴れ馴れしいかなあ、と思って・・・」
一応の遠慮があったようである。
「それじゃあ・・・杏樹・・・で、いいのか?」
訝しげに聞く。
ころころ変わる彼女の様子に流されかけているようだ。
>もっと〜
「・・・ははぁん」
杏樹の考えていた男性の見当がついてしまったようで、手を顎においてなるほど、と頷く。
「そうそう、冗談だったんだよ。だから忘れてくれ」
軽い口調で言ってのけた。
「素直に・・・ねえ。うん、俺もそういう事が出来る人が羨ましい。
きっと、幸せに生きてるんだろうからなあ・・・」
虚空を見つめながら呟く。
ふと、その漆黒の瞳に何か、とても冷たい感情が湧きあがったようだった。
507 :
椿 杏樹:03/10/11 22:33 ID:ihSNL9U6
>>506 >そうそう、冗談だったんだよ。だから忘れてくれ
>きっと、幸せに生きてるんだろうから〜
次々と容赦なく胸をえぐるような言葉を投げかけられ、胸がどんどん痛くなる。
この前と同様、また嫌な感じの、悲しい気持ちがこみ上げてくる。
「わからない…。もういや。辛い…。
どうして貴方は、いつも私の心でそうやって遊ぼうとするの?」
「…生きてなんか、いないです。
会いたくたってもう会えないもの。生きて、元気でいたって……
私のところになんか、来てくれるはずも無い……。……っ……」
言ううちに涙がぼろぼろ出て、ぺたんと座り込み
マスターから隠すように顔を手で覆ってしまう。
「…うっ…く…」
どうやらずっと一人きりで押し殺していた感情が溢れてしまったらしい。
屋敷に届いた巨大な箱を、なんとか持ち上げて運んでいる。
それほど重い、というわけではないが、大きさが大きさなので持ちにくい。
「……ったく、なんなんだこれ……秋山さん、一体何注文したんだ?」
送り主が書かれてないので、通信販売か何かだと思ってるらしい。
厨房で片づけをしている。
>>507 「・・・・・・また、やってしまったわけか」
他意はなかった。
しかしながら、それが彼女を傷つけた。傷をえぐったのだ。
「遊ぶつもりもなければ傷つけるつもりもなし・・・だが、結果はこうなる」
腹が立った。そんな自分に。
「そんな俺は・・・消えた方がいいな」
そう言って背を向けた。
廊下の途中で麗を見つけ、彼女の部屋まで箱を運び込むと、彼女に別れを告げて、残った小包を分けにかかる。
515 :
桜庭 奏:03/10/11 23:09 ID:aJ490Nkf
編み物手芸の雑誌を読んでいる。
「そろそろ寒くなってきたし……」
と、思い出したようにカレンダーを振り返る。
「!!とうとうあと7日かぁ……。瀬名さんに、ケーキの作り方教えてもらおうかな。
モンブランがいいなぁ〜。ケーキ……♪」
516 :
秋山 麗:03/10/11 23:13 ID:fXxYoIdc
運び込まれた箱を開けてはみたものの、軽いめまいを覚える。
「……この羽、去年よりずいぶんと大きくなってない?」
思ったほど軽いことには安堵したが、サイズに不満は残る。
箱には他に、黒を基調とした古めかしいデザインのメイド服も入っており、
完成イメージとしては、悪魔の取り付いた洋館のメイド、といった感じだろうか。
517 :
椿 杏樹:03/10/11 23:23 ID:ihSNL9U6
>>507 >そんな俺は・・・消えた方がいいな
「…そう。傷つけて消えるだけっていうのは簡単ですものね。
傷つけて悪いと思うのなら、ちゃんと傷つけた分癒してください。
それもかっこつけて、自分のスタイルにこだわってて出来ないって言うのなら…。
別に構いません。さよなら。
私、自分で他の誰かに今から慰めてもらってきますから。
そんな貴方とは、今後一切お話もしません」
また誰かに体と引き換えに、心を慰めてもらうから、とほのめかす。
「どうするの?これで聞くのはもう最後。
……貴方は結局私を、どうしたいの?どうもしないさ、とかもう今更言わないで下さい。
傷つけて悪いと思ってるとか、私をほっとけないとか思ってるなら…。
…わかるでしょう?」
上辺ばかりしか表に出さない彼に憤りを感じ、顔を再び近づけて
彼の手を乳房に導く。
と、同時にある意味究極の選択(?)をつきつける。
「マスターって、女の私からこうまでしないと、本音も言えないの?」
ゆったりとした口調だが辛辣に言い、まっすぐにマスターを見つめる。
「ふふ… 今年のハロウィンまであともうそろそろだな」
呟きながら、去年のパーティーのことを思い出す。
すると掘り起こされる淫欲の宴の記憶に、劣情の炎を煽られた。
逸物が、ゆるやかに隆起してくる。
「おやおや、我が息子もあの日のことを思い出して猛っておる」
ズボンのテントを見ながら、笑みを浮かべる。
逸物が布越しに机の引き出しの裏へと当たった結果、
圧迫感の中に快感を見出してそれに浸ってみる。
519 :
三条 望:03/10/11 23:26 ID:1DxvbrCy
ぼんやりと考え事をしながら、カルテの整理をしている。
「ふんふん〜♪次は、っと」
あらかた食器を片付けると、一旦ワインセラーへと向かう。
521 :
秋山 麗:03/10/11 23:31 ID:fXxYoIdc
衣装を全部引っ張り出し、内容確認を済ませて一息つく。
「……試着する前に、主人に許可取っておかないと……
まあ、許可なんて出ないと思うけど……」
長くてあと二ヶ月で戻れるので、ダメならダメで構わないのだが、とりあえず主人の部屋へと向かう。
>>518 主人の部屋の前で一度深呼吸してから、ドアをノックする。
「ご主人様、麗です。少しお話があるのですが……」
>>521 あれやこれやと妄想を走らせて、
今宵は誰に伽をさせようかというところまで考えを巡らせると、ノックと共に麗の声が聞こえてくる。
「麗か、入れ」
彼女の名を言い、中に入るよう促す。
(今宵の伽は、麗だな)
思案していたことのひとつが、決まる。
息子が嬉しそうにうねった。
メイドの飲用可なワインを持って、再び厨房へ。
そして、廊下に出て自室へと向かう。
524 :
桜庭 奏:03/10/11 23:40 ID:aJ490Nkf
図書室で借りていた本を抱えて自室を出る。
525 :
三条 望:03/10/11 23:42 ID:1DxvbrCy
ついつい頭の中によからぬ妄想が浮かんで、カルテの整理に身がはいらない
526 :
秋山 麗:03/10/11 23:43 ID:fXxYoIdc
>>522 「失礼します」
一言断ってから、扉を開けて中に入る。
主人の前に立ち――妙に嬉しそうなのが気になったが――ダメもとで聞いてみる。
「あの、今月末のことなのですが……
実は、侯爵様の屋敷のハロウィーンパーティに呼ばれておりまして、
こちらに支障がなければ参加したいと思うのですが……よろしいでしょうか?」
ふと、今年一杯でこの屋敷から去る事もついでに、とも思ったが、
さすがに侯爵から直接主人に伝わっているだろうと思い、今回はやめておく。
「ダメならダメと仰ってください。ちゃんと『ご主人様の答え次第』と言っておきましたから」
「へっくち!……う"ーなんか寒いかも…」
最近の気候の激しい変化に珍しく体調を崩したようだ。
「そうだ、お医者さんもいる事だし見てもらおっと」
仕事もそこそこに終わらせ、医務室へと向かう。
「こんこん、失礼しまーす」
>>524 ロゼワイン片手に自室へと向かうと、ばったり奏と出会う。
「あ、こんばんは…奏ちゃん」
一瞬表情に翳が差すが、ややあって決意した口調で話し始めた。
「あのね奏ちゃん、大事な話…したいの。私の部屋に来ない?」
529 :
三条 望:03/10/11 23:51 ID:1DxvbrCy
「こんな時間に誰だろう…?」
医務室のドアをノックする音に多少不審がりながらドアをひらく。
『また知らないメイドさんだ…』
カルテを見て、この館には多くのメイドがいる事は知っていたが、
初対面の若いメイドさんを見るとどうしてもとまどってしまう。
「はじめまして、最近こちらにお世話になっている三条といいます。」
と挨拶し、
「とりあえず、そんな所に立っててもアレですから…」
とはっきりしない口調で彼女を部屋に通した。
530 :
桜庭 奏:03/10/11 23:51 ID:aJ490Nkf
>>528 「あ、みかささん。こんばんは〜。」
前回の件もあってか、ケンカをする前と同じ態度に戻ってきている。
が、前回の事を思い出した途端主人にされた恥ずかしいお仕置きを思い出して
顔を赤らめる。
>「あのね奏ちゃん、大事な話…したいの。私の部屋に来ない?」
「……、いいけど……」
みかさの部屋には、今回の事の発端だったこともありあまりいい思い出がなくて
少し眉根を寄せる。
>>526 「かまわんよ、出席したまえ」
畏まった雰囲気の麗に対し、こちらはあっけらかんとした様子で返答してみせる。
「むしろ、出席してもらわないと困るのでな」
座っていた椅子から立ち上がり、麗の全身を舐めるように観察する。
「あれだけの悪魔を演じることができるのは、おまえ以外にはそうはいまい」
麗がいないときに回顧して発生させていた劣情を、ここで再燃させ、
先ほどのような下卑た笑みを浮かべる。
「去年の悪魔祓いの儀式は、実に楽しかった。なぁ、麗?」
手を腰の後ろで組みながら、麗の周囲を退屈そうに歩き回る。
>>517 >どうするの?
「どうしようと傷つけるだけなら・・・いや、そうだな。
答えは保留ということにしておいてくれ。自分でもうまく言葉にならない」
と軽い調子を保っていたが、杏樹に選択を迫られると、様子が変わった。
>本音も言えないの?
という問いに対し、ただ冷ややかな視線を返すだけ。
そして一言。
「・・・本音か・・・分からないな。本当の自分なんて・・・とっくの昔に失った」
その瞳に浮かぶものは・・・ない。まさに、闇そのものだった。
無表情のまま、そのまま扉を開けてどこかへと消えていく。
>>530 自分の言葉に、微かに表情を暗くする奏。
俊と自分が交わった部屋である。奏が嫌悪感の一つを持ってもおかしくないのではあるが…。
「いいから来て。でないと、私達前に進めないから!」
半ば強引にそうの手を取り、自室に引っ張り込むとドアを閉める。
「ごめんね。他の人には絶対に見られたり聞かれたく無いから…」
ワインの瓶を小さなテーブルに置くと、窓のカーテンも完全に閉めてしまう。
>>529 「あ、初めまして凛香といいます」
挨拶され挨拶を返す。
>「とりあえず、そんな所に
「失礼します」
一言断りを入れ、三条の前の椅子に腰を掛ける。
「えっとですね、なんか最近熱っぽいっていうか、妙に寒いんです。
あ、外の寒さとは違ってなんか身体の芯が寒いというかなんというか」
535 :
桜庭 奏:03/10/12 00:01 ID:JP/gGFxC
>>533 「……!」
みかさに手を引っ張られて、そのまま彼女の部屋へ入る。
「ごめんなさい。そうだよね、私もちゃんと仲直りしなきゃと思ってたのに……」
少し俯き顔を上げると、彼女の部屋を視線だけで見回す。
あのときの事を思い出して少し胸が痛むが、目を少し瞑って深呼吸する。
そして、彼女が窓のカーテンを閉めていく姿を見て、何故か少し緊張する。
536 :
秋山 麗:03/10/12 00:02 ID:lFGdICf3
>>531 9割9分くらい却下されるものと思っていたので、あっさり許可が下りて逆に唖然としてしまう。
>「あれだけの悪魔を演じることができるのは、おまえ以外にはそうはいまい」
「……ぇっ?! ご、ご主人様……いらっしゃってたのですか?!」
よもやそこまで知られていたとは思わず、正直に驚きの声を上げてしまう。
考えても見れば、パーティ中は参加者全員仮装をしているので、誰が誰だかほとんどわからなかったのだが。
「……なるほど、あっさり許していただけた理由がわかりました……
では私は、先ほど届いたその衣装の試着に戻りますので……」
思わぬ展開で気が緩んだのか、言わなくてもいい事まで言って、主人の思惑を知らぬままに踵を返す。
>>535 「ふう……。あ、そこ座ってよ」
一度深呼吸すると、奏をテーブルを挟んで向かい側の椅子に座るよう促す。
「……」
とは言ったものの、なかなか言葉が出てこない。
「……」
何か、言わないと。そう考えるうちに、目の前のロゼのワインボトルが目に入る。
「……」
無言でそれの中身をグラスに注ぐと、構わず一息で飲み干す。そして、ようやくしっかりした口調で話し出す。
「奏ちゃん。怒ると思うけど、最後まで我慢して聞いてね。…私なりの、説明」
そう言って、微かに頬を染めたまま語り始めた。
>>536 「ああ」
踵を返す麗の後姿に欲望の視線を突き刺しながら、
彼女がこの部屋から退出する姿さえも、欲の焚き木にしていく。
視線を降ろし、自分の逸物を見やる。
(まぁ、待て… もうすぐだ)
自分も踵を返し、椅子へと戻っていく。
539 :
椿 杏樹:03/10/12 00:09 ID:thWUFpJS
>>532 「…保留だなんて、勝手よ。
その間ずっと、私はこういう風に、貴方に振りまわされてばかりなの…?」
部屋を出て行くマスターの足音が遠ざかってから疑問を呟く。
「はぁ、なんだか疲れちゃった…。」
「やだ。泣いたから顔もボロボロだわ…。ふふ。ぶさいく、洗ってこなきゃ」
苦笑してタオルを持ち、洗面所へ行こうと自室を出る。
541 :
三条 望:03/10/12 00:11 ID:Um4vAkg8
「熱っぽい…ですか」
とても体調が悪いようにはみえない様な快活な口調で、
ハキハキと元気そうに自分の容態を説明する彼女の様子に軽く微笑みながら、彼女の姿を見つめる…
年の頃は20代前といったところだろうか…
スラっと背が高く、スタイルもいい彼女の姿に、
『この館のメイドさんは本当にレベルが高いな…』
などとつまらぬ事を考えてしまう。
季節の変わり目の軽い風邪だろう。
今の彼女のほどの元気さがあれば寝ていても治るだろうが、
あっさり薬を渡して返してしまうのももったいない気がする。
まだ見ぬ、服に隠された彼女の裸体を妄想しておもわず軽く体を熱くし、
聴診器を取り出すと
「風邪だとはおもいますが…とりあえず服を脱いでください」
と有無を言わさずそういった。
542 :
桜庭 奏:03/10/12 00:16 ID:JP/gGFxC
>>537 「うん…。」
言われるままにみかさの向かいに腰かけ、緊張した面持ちで彼女を見つめる。
が、なかなか切り出せないみかさを見て、
(私、この前一応ちゃんと謝ったんだよね…?)と慌ててこの前の事を思い出したりする。
彼女がワインをグラスに注いだのを見て、緊張した雰囲気に耐えられず
「あ、私もそれもらっていい?」
と口を開いて自分のグラスにワインを注ぐ。
>怒ると思うけど、最後まで我慢して聞いてね。
「うん…。」
が、すぐにみかさが語り始めて、上目遣いで彼女を見つめながらワインに口を付ける。
どんな内容が話されるのか予想が出来ず、少し不安な表情である。
543 :
秋山 麗:03/10/12 00:16 ID:lFGdICf3
>>538 部屋に戻ってからも、どこか気持ちがしっくり来ない。
「……最近、なんだか妙に聞き訳がいいような気が……無理にあたしを手に入れるの、諦めたのかしら?」
一度聞いてみたい気もするが、泥沼にはまりそうなのでやめておくことにする。
とりあえず、メイド服を脱ぐと、ベッドの上に置いておいた羽を直に背中に背負い、
その上で用意してあったメイド服を着込む。無論、羽が邪魔でひたすら着難い。
「……やっぱり服のサイズが微妙に……あちこち手直ししないとダメか……」
まあ、背中に背負うもの背負っているので仕方がない。服のあちこちを弄って、サイズ合わせのための印をつけ始める。
>>542 「奏ちゃん、私…誤魔化しとかできないから、はっきり言うよ」
そう言ってから、滔々と独白のような口調で、しかしゆっくりと言葉を紡いていく。
「私…親戚や、家族同然に過ごしてきた鵡川家のみんなとかの中で一番年下でね。みんなから妹みたいに可愛がられてた。
ううん…幸希の事だって、最初は『幸希お兄ちゃん』って呼んでたから、それが嫌いじゃなかったのかも。
でもね。私…どこかで一番年下って言う事にに飽きてのかも。それで…いつしか、反動で可愛い弟か妹が欲しいって思ってた」
そこまで言うと、一度大きく呼吸をする。
「でも、16の時に幸希と結ばれて、そんな感情は無くなってた。大好きな幸希が居れば平気だったからかも。
でも…私、独りになって段々おかしくなってたみたい。時々こうやってお酒が入ったりすると…私…」
ぶんぶんと頭を二三度振り、そしてまた続ける。
「身体の寂しさと、そんなコンプレックスみたいのが重なってたのかな。気付いたら、もう止まらなくて…」
まだ続くような示唆を含ませつつ、一旦口を止める。
>>541 「わかりました、うんしょっと」
三条の考えなど、全く気にもせず服を脱ぎ始める。
「(うあ、さむっ)」
上半身が下着だけになり、外気の寒さがもろに肌に当たり
身体が小さくブルッと震える、と同時に型のいい胸もぷるんと揺れる。
「じゃあ、お願いしますね先生」
>>543 「……麗のやつ、遅いな」
時間の経過と共に猛っていた逸物が熱を失って、どんどん萎えていく。
不完全燃焼する劣情が腹立たしくなり始め、とうとう席を立つ。
大また気味に歩を進め、向かうは麗の自室。
「おい、麗。まだか? 遅いぞ」
怒鳴ってやろうとも思ったが、ここは廊下。
礼を欠く客人のようではいけないと考え、自分を制止する。
小声ともに鳴り響くノックの音だけが、廊下にこだました。
547 :
秋山 麗:03/10/12 00:32 ID:lFGdICf3
>>546 「……えっ?」
突然部屋の外から主人の声が聞こえ、慌てて何か忘れていたか思い出す。
「(……何も、言われて無いわよね?)」
怪訝に思いつつも、そのままの格好で部屋のドアを開ける。
「……ご主人様、何か御用でもあったのですか?」
548 :
椿 杏樹:03/10/12 00:32 ID:thWUFpJS
洗面所で顔を洗い、髪をドライヤーで軽く乾かして
自室へ戻ろうとすると、医務室で何やら話声がする。
「お医者さんって、心のお薬とかも持ってるかなあ…」
(でも診察中だったら邪魔かしらね…うーん…)
しかし主人は今日は麗と楽しそうにしていて自分の出る幕などなし。
悩んだ末、結局落ち込んだ声でゆっくりドアを開ける。
「こんばんはぁ〜…」
549 :
三条 望:03/10/12 00:34 ID:Um4vAkg8
>>545 「………」
あまりにも恥じらいのないというかなんというか…
その見事な脱ぎっぷりに思わずあっけに取られてしまう。
しかしそんな彼女の無邪気な様子とは裏腹に、見事に発育したその裸体を目の当たりにすると
またよからぬ考えが頭の中をよぎった。
『本当にこの娘は体調がわるいのだろうか…?
でも、どうせなら…役得って言葉もあるし…』
自分でも笑ってしまうほど幼稚な理屈を頭の中で組み立てると、
聴診器を持つ手を伸ばし、彼女のふくよかな胸に軽く押し当てた。
二度…三度とその柔らかさを確かめるように聴診器を動かして、彼女の胸の柔らかさを堪能する。
551 :
桜庭 奏:03/10/12 00:36 ID:JP/gGFxC
>>544 黙ってちびちびとワインに口を付けながらみかさの話を聞く。
そして、みかさが一旦口を止めると、少しの間沈黙が続くが、奏が思い切った
ように口を開く。
「……あのね、なんて言ったらいいか分からないけど……。
私、メイドさんとしてはみかささんのこと尊敬してる。
彼氏がいるのに、色々心の中で葛藤もあるだろうと思うのに、私より長いこと
ここで働いてて。」
一息置くようにワインに口を付ける。
「みかささんは、いつか帰りたいと思う場所があるでしょう?
私は、……ないの。ホントに身軽になってここに来たから。
それにね、昔から、独りで生きていかなきゃって思ってた。
俊君のことだって、かわいいと思ってても、私があの家を出てきたときに
置いてきた存在だったの。そういうとこ、結構冷たいよね、私。」
そう言って、目だけ細める。
「みかささんと俊君のことは、…俊君も、みかささんもお互いちゃんと考えてるなら
私は口出ししないほうがいいのかな、って考えられるようになってきたの。」
>>547 「いや、着替えが遅いと思ってな」
麗の手を掴み、こちら側に引き寄せてやる。
「長い時間待たせるから、萎えてしまったじゃないか。
”麗は自分の御主人様”に不完全燃焼のまま悶々としていろ、とでも言うのかね?」
知らず知らずのうちに、つい麗を刺激するようなことを言ってしまう。
「…さあ、来るんだ」
麗のほうを振り返らないまま、彼女の手を引いて地下室へと向かう。
何故振り返らないのかというと、
彼女の艶姿――もとい、悪魔姿をしかるべき場所で見ておきたいからである。
廊下などという場所でその姿を拝見するのは、避けておきたかった。
まぁそれでも、すこしは視界に入ってしまったのだが。
>>549 「んっ、冷たっ……」
聴診器の冷たさに思わず身体を竦めてしまう。
「(あれ?なんだろ、なんか変な気分になってきちゃった)」
"ただ"の診察に欲情し始める自分に恥ずかしくなり俯いてしまう。
>>548 「ひゃっ!」
急の杏樹の来室に驚き顔を上げる。
「あ、どうも杏樹さん」
特に何の以上もないかの用に振舞うが、心臓の鼓動は早くなり
心の動揺が三条に知れてしまう。
「(診察で感じてたなんてばれちゃったら……)」
555 :
秋山 麗:03/10/12 00:50 ID:lFGdICf3
>>553 主人の答えも、麗の疑問を解消してはくれなかったが、次の言葉にようやく理解する。
「(なるほど、そういう……)」
"自分の"などとあえて言われると、反射的にこめかみが引きつる。
「わかりました」
答えは十分ぶっきらぼうになってしまったが。
主人に引っ張られるまま廊下を歩き、やがて地下室に到着する。
「……で、あたしになんの用?」
状況を判断して敬語をやめ、わかっていながら白々しく主人に問いかける。
>>551 「奏ちゃん…」
奏の言葉に胸の奥から湧き上がるようなものを感じつつも、感情を抑えて話を続ける。
「それは仕方ないよ。奏ちゃんには奏ちゃんの事情もあったんだから」
二杯目のワインを一口飲むと、話を続ける。
「俊く…ううん、俊はどういう事があれ、奏ちゃんの弟でしょ?…私の勝手で、私、私…彼の、あなたの弟の初めてを」
辛そうにそう言うと、ワイングラスの二杯目も一気に飲み干す。
「お互い考えてるなんて言っても、私の恋人は…ううん、幸希を恋人と言えるほど、私はキレイな身体じゃない。
でも、それでも私の好きな人は幸希。…だから、仮に俊が私の事を本気で好きでも…私はそれを受け入れられない、と思う。
それに、大切な、大切な俊の初めてを…私は、奪った。気持ちよかったかもしれないけど、心は満たされないはずの初めて…」
唇をぎり…と噛み、そしてまた続ける。
「だから…今度私は責任持って、俊としっかり…これからについて話し合わないとダメなんだよね」
そこまで言って、再び話を止めた。
557 :
椿 杏樹:03/10/12 00:56 ID:thWUFpJS
>>549>>554 「お取り込み中ごめんね、凛ちゃん。…私もちょっと、なんか疲れちゃって…。
邪魔ならすぐ出ますから」
明るくいたいのに。額に手を当て、不本意だが冴えない顔をしてしまう。
それほどさっきのマスターの言葉が胸にずしんと堪えていた。
「先生、あの…。
心がおちつくというか、心配事が消えてよく眠れるとか…。
そんなお薬あったらください。多少強くてもいいです」
三条の顔も見ずに沈んだ声で言う。
そのせいか、凛香の感じている表情は目撃していない。
>>555 「悪魔祓いの予行演習を行おうと思ってな」
天井の梁から伸びる鎖を、麗の首輪に取り付ける。
「でも、そんなに大それたものでもない。
ここで衣装を台無しにしてしまっては、元も子もないからな。
だから、今日は鞭を使用しない」
小声で麗に座るよう命令したあと、彼女の口に靴のつま先を押し付けてやる。
「それに先ほどから数点、無礼な態度があったようだし、それらの仕置きも兼ねてだな」
足に力を入れ、つま先を押し込む。
「憎いか? この私が」
嘲るように麗に微笑みかけると、注射器と薬瓶を取り出す。
そして薬瓶の薬液を注射器に注入し、針を上に向けて空気を出す。
薬液が、ピュッとこぼれた。
「でもいまに感謝するようになるさ」
注射針を麗の左腕へと埋めていく。彼女の中に注入される薬液。
559 :
桜庭 奏:03/10/12 01:03 ID:JP/gGFxC
>>556 >私の恋人は…ううん、幸希を恋人と言えるほど、私はキレイな身体じゃない
その言葉を聞いていたたまれない思いになり思わず顔を上げるが、みかさが話を
止めるまで待つ。
「そんな…そんなことないと思う。
彼の事を話すみかささんは、いつもよりキレイでかわいかったし、恋をしてる女の子
っていいなぁって思ってた。……だから、俊君とのこと、余計にショックだったんだ。」
そう言うと、少し俯く。
「でも、みかささんは、無理矢理俊君のはじめてを奪ったわけじゃないでしょう?
……それに、俊君も、みかささんを無理矢理……じゃないよね。
お互いが一応納得してしたことなら、もう私は何も言わない。小姑みたいだし。
みかささんが、みかささんなりにちゃんと考えて、俊君と話してくれればいいから。」
そう言うと、グラスに残っていたワインを一気に飲み干す。
560 :
秋山 麗:03/10/12 01:10 ID:lFGdICf3
>>558 >彼女の口に靴のつま先を押し付けてやる。
「うむぅっ……!」
口につま先を押し込まれ、うめき声を上げてから、忌々しげに主人を睨む。
そして、主人が用意した注射器を前に、不適に笑う。
「やってみなさいよ……人間ごときが、このあたしをどこまで堕とせるか、試してあげようじゃない?」
すでに悪魔モードに入っているらしい。
>注射針を麗の左腕へと埋めていく。
チクリとした痛みに一瞬顔を歪めたが、ヘタに抵抗すると取り返しが付かないので、大人しくしておく。
だが、すぐに内側から何かが膨れ上がるような感覚に囚われる。
言葉は発しないが、呼吸は徐々に速くなり、体にもそれ相応の変化が起こり始める。
>>559 自分に向けられた、奏の優しい言葉。
気を抜けば、泣いてしまいそうだった。
「ありがとう…奏ちゃん。私、ちゃんと話すから。本当に、ごめんね…」
頭を下げてそう言うと、そのまま奏に話しかける。
「でも、仮に奏ちゃんが許してくれても、私…どこか自分を許せない。だから…」
奏の目をしっかりと見つめ、こう言う。
「奏ちゃん…あれを見た時、私が憎かったでしょ?苦しかったでしょ?
…だから、今日は奏ちゃんの気持ちもすっきりするまで、私の身体、好きに虐めてもいいよ?
それでわだかまったままの心が晴れるなら、好きに私を痛めつけてもいいの」
酔っているのか、そんな過激な発言まで飛び出した。
確かにメイドのベッドの下には、バイブから鞭まで、淫具のセットが一通り隠されているのではあるが。
562 :
三条 望:03/10/12 01:15 ID:Um4vAkg8
>>554 ただの診察と思っているのだろう。
聴診器がそのやわらかいふくらみに触れ、いやらしく沈む度に、彼女の高鳴る鼓動が伝わってくる。
それまでの明るさが消え、治療と名を借りた愛撫に身を震わせる彼女のその姿に
快感を感じはじめたと悟り、満足そうに笑みを浮かべる。
『次は胸の先端を…』
そう思い、「下着がちょっと邪魔ですね…取ってもらえませんか?」
そう言おうとした瞬間に、突然ドアが開いた。
彼女が恥じらいをうかべたまま下着を脱ぐ様子を見れないのは残念だが、こうおなっては仕方がない。
「すみませんが下着を脱いでまっていてくれますか?」
そう言ってドアを開けたメイドのほうへと体を向けた。
>>557 またも突然ドアを開けられ心臓が飛び出しそうになる。
『鍵を閉めるのを忘れるなんて…』
そう後悔しても、もうすぎた事。
どうやら凛香さんに悪戯をしていたことにはまだ気付かれたいないようだ…
『どうせなら…この娘も一緒に…』
そう考え、
「はじめまして、最近ここで働く事になった三条といいます」と一礼し挨拶をし室内に案内する。
>心がおちつくというか、心配事が消えてよく眠れるとか…。
>そんなお薬あったらください。
そんな彼女の言葉に僅かに頬を緩ませる。
「丁度いい薬がありますよ…」
そう言い、先日志保さん相手に使用した薬(即効性の媚薬)を取り出すと、彼女に向かって差し出した。
>>560 「この薬が何かわかるか?」
自己満足の薀蓄を垂れる悦びと、その麗の反応が楽しみで笑みを浮かべる。
「この薬は、アメリカの悪魔崇拝者がよくサバトの儀式で使うものだ」
麗のスカートに中に手を滑り込ませる。
「いい感じにトリップできるだろう? 名実共に、今の麗にはちょうどいい薬だ」
ショーツ越しに秘部を擦ってやりながら、もう片方の手で胸を揉んでやる。
「悪魔祓いをするには、まず悪魔を呼び寄せないとな」
そんなことをいいながら麗を四つん這いにさせて、
ショーツを足首のあたりにまで下げ、露わになった秘裂を観察する。
564 :
桜庭 奏:03/10/12 01:24 ID:JP/gGFxC
>>561 「わ、私……!
みかささんが憎いとか、そんなじゃなくて、そりゃ、確かに苦しかったけど……。」
思いもよらないみかさの言葉に慌てる。
「私、あんまりああいうのって見たことなくて……、なんだか、その、不潔って
思っちゃったようなところがあって……。ごめんなさい。
それに、やっぱり、自分の家族がそういうのって、何だか信じられなくて、
今みたいに落ち着いて考えられるようになるのに時間がかかったの。」
もう既に4ヶ月以上の間屋敷で過ごしているというのに、ベッド下のことは気付いて
いなかったりする。
「あのね、これで、もしみかささんが俊君をこっぴどく振って俊君が不良になって
大変なことになったりしたら、きっと私、みかささんのことひどいって思う。
だけどね、どっちにしたって、私のことじゃないんだし。みかささんと俊君のことでしょう。
みかささんこそ、一応家族とはいえあまり関係ない第三者の立場の私にああいう
態度をされて、嫌だったでしょう?みかささんこそ……」
そこまで言いかけて、自分がみかさと同じ事を言いそうになって慌てて口をつぐむ。
>>562 「はふぅ……」
治療が一段落付き、悩ましいため息を吐く。
>「すみませんが
「はい……わかりました」
更なる刺激をどこかで期待しているのか、素直に言葉に従い
下着を脱ぎ去る。
>>557 「私なら全然平気ですよ」
赤い顔で杏樹に微笑む。
「(どうしたんだろ杏樹さん、なんかいつもと違う……)」
何があったのかが気になったが、あえて言葉には出さない。
566 :
秋山 麗:03/10/12 01:28 ID:lFGdICf3
>>563 「ひぁっ! ……ぅああっ!」
いつもなら十分に耐えられる程度のショーツ越しの刺激にも、嬌声を上げてしまう。
「(ぅっ…! やっぱり、注射で打たれると……!)」
ある程度の覚悟はしていたが、さすがに効きのすごさに流されかける。
>麗を四つん這いにさせて
「ぅっ……くっ……!」
両手を握り締め、力いっぱい突っ張ってその体勢を維持するが、
主人に見られているであろう秘所からは、触りもしてないのに愛液が滲み、溢れてくる。
ショーツまで下ろされたというのに、なかなか刺激が伝わってこないことに内心焦る。
「……い、いつまで…そうして……っ」
耐えるのが精一杯で、そこまでしか口にできない。
>>564 「奏ちゃん…いいの、むしろお願いだから、私を酷く罰して」
すっかり酔ったのか、赤くなったままの真顔でそんな事を言う。
「これ、何使ってもいいから…」
ベッドの下から淫具の箱を取り出し、奏に見せ付ける。
「ね?私の身体に、イケナイ事しちゃダメなんだよって…刻み付けてよ」
ベッドの側に立つ。…目が、据わっていた。
568 :
椿 杏樹:03/10/12 01:36 ID:thWUFpJS
>>562 「椿杏樹です。よろしくお願いします」
>丁度いい薬がありますよ…
「ああ…ごめんなさい、ありがとうございます。…よかったぁ。これでおちつけそう」
元気無いながらも無理に微笑んでみせ、三条から希望通りの薬らしきものを
受け取ると、医務室の隅の水道でオブラートに包んで飲む。
「んく…」
飲み終えると同時に、なんだか気分が余計にもやもやとしてくるので
不思議そうに2人の方を向く。
「…?あれ………。んっ……き、気分が…先生…。変なんですけど…っ」
すぐに体が熱くなってきて、頬を上気させ、床に崩れ落ちてしまいそうになる。
>>565 目の前で下着を脱ぐ凛香にすらも欲情しつつあり、
(だめよ…どうしちゃったの?)
困った挙句に三条のところまで行こうとするが
足がふらつき、彼の目の前で跪くように「…っ!」と腰が抜けてしまう。
「これ…っ。おくすり…間違えてらっしゃいませんか…?」
辛そうに身を縮こまらせ、ハァハァと息を荒くする。
>>566 必死に疼きに耐える麗を微笑ましく思いながら、次の作業に取り掛かる。
余った薬液を少し指に垂らして潤滑液の代わりとし、
彼女の秘裂の頂、卑しく開いて男を誘うようになっている膣口とは対照的な、
堅固に閉じられて窄まった穴に指を挿入する。
何度も何度も一本の指で抽送を繰り返し、ほどよく解れたかと感じると、
残りの薬液がまだたくさん入っている小瓶ごと、麗の直腸へと埋めた。
中に入れた瓶から薬液が飛び散るように、
麗の尻をスパンキングするようにして振ってやる。
「どうだ、疼いてきたろう?」
訊きながら、麗の直腸に埋められている薬瓶を取り出す。
二本の指で焦らすように、掻き出すように。
取り出された薬瓶のなかには、薬液は残っていなかった。
570 :
桜庭 奏:03/10/12 01:43 ID:JP/gGFxC
>>567 「……みかささん、……」
次第にみかさが酔っていることに気付いてきて、どうしようと考える。
「!!」
ベッドの下から取り出された淫具の箱を見て驚く。
「これ、みかささんの…?」
勘違いしてそんなことを呟く。
>「ね?私の身体に、イケナイ事しちゃダメなんだよって…刻み付けてよ」
その言葉を聞き、箱の中の鞭に視線がいく。
思わず主人に叩かれたことを思い出してそれを興味深げに手にする。
が、彼女の身体に自分が傷なんてつけてよくない、とすぐに思いなおす。
「……じゃあ、一人で、そこにあるのを使ってやってみせてよ。彼氏の事を思い出しながら。
俊君のことは、ちゃんとあの子もみかささんも納得がいくようにしてくれたら
私はいいから。」
そう言うと、鞭を手にしたまま、みかさの肩に手を置き、ベッドにみかさを座らせる。
(……実は、御主人様に一人でやってみなさいって言われたときの参考にしてみたい
だけなんだけど……なんて言えないよね)
内心そんなことを思いながら、ベッドの前に立ち、みかさを見下ろす。
571 :
秋山 麗:03/10/12 01:51 ID:lFGdICf3
>>569 今まで我慢していただけあって、菊座に触れられただけで、ピクンと体を跳ねさせる。
「ぅぅっ……あっ、はぁぁ……」
一本指で繰り返し後ろの穴に挿入されるが、薬の効果のほうが強いのか、満足どころか逆に焦らされている気分になってくる。
「……お、お願い……もっと……ぅああっ?!」
無意識におねだりしようとした瞬間に小瓶を押し込まれ、思わず身を堅くする。
>麗の尻をスパンキングするようにして振ってやる。
「っ! だめ……ああっ、だめぇっ! ……ぃっあぅっ!」
先ほどよりもさらに体に力を込めて、叩かれても体は揺れないように努力をするが、
体の中にどんどん何かが染みてくるような感覚が押し寄せてくる。
最初は悪魔役でもやってやろうかとも思っていたが、さすがにこれではそれどころではない。
「…ごしゅじんさま……もう……」
小刻みに震える体をとめることができず、蚊の泣くような小さな声で、なんとかそれだけ言う。
572 :
三条 望:03/10/12 01:51 ID:Um4vAkg8
>>568 >辛そうに身を縮こまらせ、ハァハァと息を荒くする。
早速薬の効果が現れはじめたようだ…
まるで奴隷のように足元に跪き、胎内を駆け巡る快感に身を捩る杏樹の姿が歪んだ被虐心を刺激する。
「困りましたね…これはいったいどうしたんでしょう…?」
白々しくそう言うと今度は凛香のほうを向く。
>>565 すでに上半身をはだけて、豊かなふくらみの全貌を露わにした凛香に
「すみません…杏樹さんの容態が一刻を争うようです。」
と緊迫を装った口調でそう言う。
本来なら自分一人の力で充分に杏樹を持ち上げることも可能なのだが、
「すみませんが、杏樹さんをベッドに寝かすのを手伝っていただけますか?」
と白々しくそう言うと凛香に杏樹の上半身を持ち上げるように促した。
>>570 >これ、みかささんの…?
「まさか。これ、メイドの部屋にはどこにもあるのよ?」
そう言うものの、次の奏の言葉に一瞬身体を硬くする。
「一人…で?…うん、奏ちゃんの前で一人で…すればいいのね?…わかった」
先程までの考えに思考を支配されているせいか、奏の命令にはただただ従順に従う。
ゴソゴソと箱を漁り、ピンクローターを取り出す。そしてそれの電源を入れた。ヴヴヴ…と鳴る低い音。
「それ…じゃ、奏ちゃん、私の…私のオナニー、見てね…」
スカートをはだけ、開脚すると同時にショーツを脱ぎ捨てる。
露わになった秘裂をみせつけるように奏の方に向けると、ローターを陰唇、そして陰核に向けてゆっくりと動かしていく。
「んぁん…幸、希ぃ…」
そんな事を呟きながら。
>>571 「よし…」
普段は気丈に振る舞い、冷たい印象を受ける麗。
そんな彼女が悶え狂って、切なく懇願してくる姿に満足する。
「麗、いまからそのケツの穴に入れてやるからな」
勃起したモノを、開花した菊に宛がう。
「クソをひり出す穴だ。そんなとこを掘られて感じるなんて、悪魔に相応しい」
ゆっくりと体重を掛け、亀頭を挿入していく。
雁首が入りきったところで挿入を止め、腰を左右に振ってやる。
「もしくは、魔女かもしれんな」
竿の部分を一気に挿入し、ピストンを開始する。
「魔女裁判、というプレイも面白いかもしれん」
麗の直腸内を抉り、擦るようにして掘り進む。その作業を何度も繰り返す。
575 :
桜庭 奏:03/10/12 02:03 ID:JP/gGFxC
>>573 「……」
自分が言った『命令』に、本当に従い始めたみかさを目の前にして困惑し始める。
主人が自分の自慰を見るように、みかさのすることをじっと見つめるなんてことが
できるような奴ではないので、赤くなったみかさの表情ばかりに目がいく。
(うう、何やってるんだろ、私……)
変な事を命令してしまったと思いながら頭を抱えたくなるが、今しゃがんでしまうと
みかさの行為が目の前で見えてしまうことが分かっているので、立ったままである。
「ねえ、そういえば…、一人でするとき、そうやってしてるの?
御主人様に言われたときじゃなくても、こうやって一人でしたことある?」
あまり一人エッチのことが分かっていないないせいか、すっかり自分の世界に入っていく
みかさにそんなことを聞く。
「どれくらいの頻度で、したくなるの?
私、こういうのうまくできな……ケホケホ」
つい墓穴を掘りそうになって咳をしてごまかす。
>>568>>572 2人に自分の裸を見られないよう、背を向けていたが
何やら異常が発生した用なので、首だけくるりと回し様子を伺うと
辛そうな杏樹の姿が目に映る。
「(大丈夫かな、杏樹さん……というか、寒い…)」
>「すみません…
「えぇぇ!?本当ですか!!」
三条の演技にまんまと騙されてしまい、上半身裸なのも忘れ
杏樹に近づき肩の所に手を掛ける。
「いっせいの〜で……っと」
杏樹を持ち上げ、ゆっくりとベッドに横たわらせる。
577 :
椿 杏樹:03/10/12 02:09 ID:thWUFpJS
>>572 「そんな、ご迷惑…っですから…!んっ…」
三条が足を持つ事でスカートの中を覗かれてしまうかもしれないのと、
凛香が上半身を抱える事で豊満な、生身のバストが顔の近くに来てしまい
媚薬の効果もあり、もう我慢が出来なくなるほど発情してしまう。
>>576 「や…。凛ちゃん…」
ふるふると揺れる凛香の乳房。
ベッドに下ろされるなり、それに触れようとうつ伏せに寝返りを打ち
片手を伸ばしてから、いやらしい手つきで揉む。
もう片方の手はスカートの中に突っ込み、ショーツの上から秘所を弄りはじめる。
「ふぁっ、あ…!いやぁ…。ごめんなさい…。ふ、ふたりとも見ないで下さい…っ」
それでも顔は恥ずかしそうに2人から目を逸らすが、
あっという間に下着には染みが出来てしまう。
578 :
秋山 麗:03/10/12 02:11 ID:lFGdICf3
>>574 「おねが……はやく……」
目尻に涙さえ溜めながら、気を抜けば自分で激しく慰めたくなる欲求を押さえ込む。
やはりこのあたりは、どんなに振舞っていようとも、根はメイドといったところか。
菊座にモノが宛がわれ、気力を振り絞って、後ろの穴の力を緩め、主人のモノを受け入れる。
「んはぁぁっ…! もっと奥に…入れてぇっ!」
もはや主人の言葉は聞こえておらず、入口を捏ねられるような動きに喜びの声を上げる。
ピストン運動が始まると、その声にも拍車がかかる。
「ぅぐっ…あはっ、くっ、ああっ、気持ちい…んはぁっ!」
直腸をこじ開けられ、それが引き抜かれるような錯覚すら覚えながら、
主人のほうを肩越しに振り向く顔には、惚けているようにも見える喜びの表情を浮かべる。
579 :
三条 望:03/10/12 02:28 ID:Um4vAkg8
>>576 >>577 もはや我慢の限界といった様子でベッドに横たわると同時に乱れ始めた杏樹の痴態に、
興奮がますます高まるが、はやる気持ちを抑え、
「困りましたね…」
と呟き口をとざす。
しばしの沈黙の後、
「すみません…杏樹さんが取り乱しているようです…」
興奮を抑え、いかにも困っているというポーズでさらに言葉を発する。
「こうなってしまったら、もう最後までいかないと納まりません…
しかし男の私がそこまでするのは流石に…」
そう言葉を濁し…上半身を露わにしたままの凛香を見つめた。
>>578 「くぅ…っ、奥が好きなら、存分に楽しませてやるぞ?」
抽送を行う腰のふり幅を大きくし、激しく打ちつける。
より深く突き刺さることになった逸物に、麗の肉が絡みつく。
淫欲を盛大に彼女に与えるということは、
逆にこちらに伝わる快感も大きくなるということ。
直腸の最深部で、一度目の欲が爆発する。
(ふふ… 尻で出すと腹が下るが、まぁいいだろう。
そのときの様子も、詳細に観察させてもらうぞ。トイレに仕掛けてあるカメラでな)
たった一度の爆発では飽き足らず、数秒余韻に浸ったあと、再び抽送を開始する。
獣のようにひたすら腰を打ち続け、己の白濁を全て麗の直腸に出してやろうと奮闘する。
これなら妊娠する心配もない――そして、二度目の爆発。
「いいぞ、これなら何度でもできそうだ」
結合部から泡が吹き出ている。
精液と腸液を含む液体が、空気と混ざって出来たのであろう。
その泡を巻き込むのと、噴出させる卑猥な光景。響く水音。
「ん、んっ、お、…くぁっ!」
最後に再び直腸の最深部である、結腸の出口に向かって三度目の精を放出する。
>>577 「ひゃん、んっ……ぁん」
胸を揉まれ驚きの声を上げる。杏樹の手を離そうとする、が、
揉まれている内に、先程の診察の時の快感が戻り、手を引っ込める。
>もう片方の手は
「!!」
一刻を争うと言われた杏樹が、急に自慰を始め
なにが起こったのかわからないという表情である。
>>579 「取り乱…す?」
薬を飲んだ、という行為を知らない為ますます混乱してくる。
>「こうなってしまったら
「最後まで?……えぇぇ!?…でもぉ……いえ、分かりました
私、やってみます。今楽にしてあげますからね杏樹さん!」
色々考えた結果、さすがに杏樹をこのままにするのはと思い
ベッドの上にあがり口付けをする。
582 :
秋山 麗:03/10/12 02:44 ID:lFGdICf3
>>580 「くぅっ、ぐ…あはっ、ああん、んああっ!」
勢いがついた上に体の力が抜けてしまい、手だけでは支えられずに、胸から上で床に這い蹲るような格好になる。
お尻に押し込まれ、引き抜かれという違和感すらも快楽の対象となり、急激に昂っていく。
「も、っあ、ダメ…ダメダメっ! あくぅっ、はっあああぁぁぁぁぁっ!!」
主人が奥深くに白濁液を流し込んだのとほぼ同時に、自分も絶頂に達し、秘所から飛沫を撒き散らす。
だがそれでも、小瓶一杯の薬を清算する事はできず、再び動き出した主人につられ、再び絶頂への階段を昇り始める。
ようやく主人の責めが落ち着いた頃には、すでに身を起こすことすら億劫になるほど疲労していた。
「はぁ、はぁ…ぅっ……はぁ、ぁぅ……」
先ほどの絶頂の余韻に満たされながら、床に倒れたまま、微かに身じろぎする。
583 :
椿 杏樹:03/10/12 02:48 ID:thWUFpJS
>>579>>581 >しかし男の私がそこまでするのは流石に…
>今楽にしてあげますからね杏樹さん!
「んんっ!!りんひゃん…。ん…む…」
キスを切なそうな表情で受け、舌を絡ませる。
が、何かを思いついたらしく
「…あぁ…。ひゃうんっ…!んぅ…じゃあ、こうすればいいんじゃないでしょうか…。
私達でね、凛ちゃん…っ?お耳をちょっと拝借…」
疼く体の火照りに耐えつつ、凛香の耳に小声で囁く。
「(この先生ちょっぴしいけない人みたいだから…
私達も、悪戯し返しちゃいましょ)」
2人でダブル口内奉仕をしてしまおうと持ちかける。
そして凛香と厭らしく絡み合ったままの体勢で、三条に声をかける。
「先生、もっと近くで見たいですか…?
なら…ここのベッドに座って…。私達の恥ずかしい姿…どうぞ、御覧になって下さい…」
潤んだ瞳と吐息混じりの声で彼を誘導して座らせると、
起き上がり、おもむろに白衣の下のズボンへと手を伸ばす。
「御覧になるだけじゃなんですから…凛ちゃんと、ご奉仕もいたしますね…」
584 :
桜庭 奏:03/10/12 02:50 ID:JP/gGFxC
>>575 もはや自分の言葉など耳に入らず、どんどん快感を追い求めて絶頂へ向かっていく
みかさを、自分が『命令』したこととは言え少し残念そうに眺める。
立ったままみかさを眺める姿は、その手にある鞭がなんとも似合わず少し滑稽だったりする。
結局質問には答えてもらえないままみかさは達してしまい、そのまま彼女は寝息を
立て始める。
「あら……」
寝ぼけるみかさを何とか布団の中で寝せると、ふうとため息をつく。
が、静かな部屋の中で一人で思考に浸るうちに、次第に罪悪感が湧いてくる。
「……」
ポケットから手帳を取り出し、メモ用紙をちぎりとると、なにやら書き始める。
『みかささん、ホントごめんなさい。あんなこと言うんじゃなかった。
今度、みかささんも私に同じようにしてくれて構わないですから。
ホントごめんなさいね。
そして、……今回の俊君とのことは、これでもう仲直りだよね?
だけど、俊君にちゃんと納得してもらう形で決着をつけてくれるとありがたい。
明日からは、またいつもみたいに話そうね。
じゃあ、おやすみなさい。 奏 』
そうメモに書き残すとみかさの枕元に置き、みかさの部屋を去る。
仲直りできたはずなのだが、最後に余計な事をしてしまった感が抜けず、少し
落ち込んだ様子で自室へ戻る。
「明日は、みんなにも謝らなきゃ。なんだかんだ言って、周りを巻き込んでた
わけだし……。御主人様も、……ま、いいや。」
考えているうちに眠さで変な方向に思考が向かいそうになって頭を振ると寝る準備を
はじめる。
585 :
三条 望:03/10/12 02:54 ID:Um4vAkg8
>>581 >>
しばしの思案の後、ゆっくりとベッドにあがり、
快感に溺れ乱れた杏樹に寄り添うように肌を合わせる凛香の姿を見て、
満足そうにいやらしい笑みを浮かべると、2人に気が疲れないように
そっと部屋の隅においてあるカバンに手を伸ばし、中から小型のビデオカメラを取り出した。
本来なら妊娠の診察に訪れる志保の姿を盗み撮りしようと買ったものだが、
意外な形で役に立ちそうだ。
うまくいけば撮影した画像を使って、今後もさらに彼女たちを嬲れるかもしれない。
うまく2人の痴態を捉えるようにセットすると何食わぬ顔をして、
再び彼女たちのもとへと近づいた。
>起き上がり、おもむろに白衣の下のズボンへと手を伸ばす
快感が理性をどこか遠くに弾き飛ばしたように、あられもない姿でそう言う彼女の言葉に頷くと、
「いい機会だ…君たちが普段どんな奉仕をしているか、試させてもらうよ…」
もはや興奮を隠さずに、両足を開いて椅子に座り込んだ。
むなしいと思わないでもないが、彼女たちのような美しいメイド達を
そうちいさく呟くと、一心不乱に肌を重ねる2人の痴態を捉えるように
586 :
:03/10/12 02:55 ID:Um4vAkg8
>>582 長時間にわたる肛虐を受けた麗の菊門。
開ききって窄まりの意味をなしていないその場所から、精液が泡とともに逆流してきた。
「おっと、衣装が汚れてはいかんな」
麗の服を脱がせて、それを部屋の端の棚に置く。
「続きは私の部屋で行おうか」
生まれたままの姿で虚ろになっている彼女を抱きかかえ、
地下室から自分の部屋へと戻り、ベッドに横たえてやる。
(私の部屋で粗相をすれば即、仕置き。トイレに向かっても、カメラがある)
劣情の頂きに自らを立たせたまま、放心している麗。
ズボンにしまった逸物を取り出し、再び彼女の菊座へと宛がう。
「麗、おまえは私のものだ。おまえを理性を壊して、力尽くでも、な」
麗の菊座に逸物を突き刺したままベッドの下から各種淫具を漁り、
彼女の両胸にローターをテープで貼り付け、張り型を膣へと挿入する。
「今度は、膣が拡張されたまま尻を掘られる悦びを味わうがいい」
夜が更けていく。
>>583 「んむっ、ちゅ…」
キスしながら、一つの手は胸にもう片方は秘所へと伸ばす。
「もうこんなにぐしょぐしょになってる……」
すでに潤っている秘裂に指を埋め器用に陰核も刺激する。
>「(この先生ちょっぴしいけない
「(ですね、私もさっきちょっとエッチな診察されちゃったし…)」
杏樹に続き、手を三条のズボンへと伸ばす。
>>585 一旦離れ何やら準備をしている。
「(なんだろ…カメラかな?)」
>「いい機会だ…
「はい、私もいっぱいいっぱいご奉仕いたしますね」
にこっと微笑むと、ズボンから引っ張り出した逸物に舌を這わせる。
589 :
椿 杏樹:03/10/12 03:09 ID:thWUFpJS
>>585>>588 夢中になっているせいか、肝心のカメラの存在には気付かない。
胸を焦らすように自らで露出させると、媚薬の効果でひとつうっとりとした溜息。
メイド服を乱れさせ、唇を1回、三条に視線を送りながら舌なめずりする。
「本当は私に…エッチなおくすり…飲ませたんでしょう…?
傷ついたメイドを弄ぼうとして、いけないんだぁ〜…」
逸物を取り出し、凛香と共に顔を近づける。
「凛ちゃんの胸にも悪戯してエッチな気分にさせて…どうしてくれるんですか?
うふふっ…もう、後悔したって知らないんだから…」
>いい機会だ…君たちが普段どんな奉仕をしているか〜
「はぁい。先生に、ご満足いただけますように…頑張ります。ぺろっ…」
自分も凛香のように乳房を晒すと、2人で彼の前に膝をつき
凛香がしゃぶっていない部分をフォローするように袋を指で愛撫しながら、
竿に舌をつうっと這わせていく。
「れろ…んー、ちゅうっ…。ちゅ…。…んふぅ…」
吸いつくように、逸物にキスを何度も浴びせる。
590 :
秋山 麗:03/10/12 03:15 ID:lFGdICf3
>>587 「(なんか……いつもより疲れた……やっぱりこういう時には羽が重いかも……)」
一時的に思考がマヒしていたのか、主人に服を脱がされながら、そんな突拍子も無い事を考える。
主人の部屋に連れて行かれてもしばらくそのままだったが、
>麗、おまえは私のものだ
この主人の一言に、冷や水を浴びせられたかのように反応する。
「……な、何を言……んあああっ!」
反論の隙も無いまま、再び菊座に突き入れられ、さらには他の敏感な部分にも刺激が加わる。
「や、ダメ…擦れてるっ! んっ、んああっ、あっ、ぅはあっ!」
否応無しに反応する自分の体を恨めしく思いながら、今一度強引に高みへと押し上げられていく。
591 :
三条 望:03/10/12 03:22 ID:Um4vAkg8
>>583>>589 「…っく」
2人の積極的な舌の動きが与える快感だけでなく、
艶かしく舌を逸物に這わせる2人のメイドの姿にえもいわれぬ高揚感がこみあげて来る。
「まさか君たちみたいな娘が、こんなにいやらしい事をするなんてな…」
片方ずつの手を杏樹と凛香の胸にあてがうと、
それぞれの大きさや感触の違いを楽しむように捏ね繰りまわす。
ひとしきり彼女達の胸の感触味わうと、
徐々に高まる射精感をこらえながら、足元に跪き奉仕する2人のメイドを見下ろし口を開いた。
「両手お留守のようですよ…もっと気持ちよくなりたければ自分たちで慰めてはいかがですか?」
>>589>>591 「そうだそうだ〜、先生の性でこ〜〜んなにエッチな気分に
なったんですよぉ、きっちり責任取ってもらいますからねっ♪」
小悪魔的な笑いを浮かべ、ペロペロと舐めあげる。
その様子は、さっきとは違いどこか楽しそうだ。
>「両手お留守のようですよ
この言葉に、逸物に添えていた手の片方を自分のスカートに潜り込ませる。
「んっ……ちゅぷ…はむっ、あ、せんせぇ今びくびくって。
いいよぉ、せんせぇの好きな所に出してぇ…」
三条の絶頂を感じ取り、さらに激しく逸物を攻め立てる。
593 :
椿 杏樹:03/10/12 03:40 ID:thWUFpJS
>>591>>592 媚薬の効果のせいで、まるで愛しい男にするように丁寧に
剛直をしゃぶり続ける。
(伊達さん……)
「んっ…んうぅ…。かぷっ。ぴちゃ…ぺろぺろ…」
時折先端を甘く噛んだりして、歯で軽く擦り刺激を与える。
>両手お留守のようですよ…もっと気持ちよくなりたければ〜
「あら。私達は後で2人でしますから、お構いなく。ちゅ…、んむ…。
あぁ…美味しいです…先生の…。杏樹こういうの、だいすき…」
奉仕していくうち、そろそろ震え始めた三条の逸物の様子に
自分は両手で擦って留めの刺激を与える。
>いいよぉ、せんせぇの好きな所に出してぇ…
「そうよ。遠慮しないでいっぱい出してぇ…あ………あっ、やぁん!」
と、先端から勢いよく白濁が大量に飛び出してきて、凛香と自分の顔を汚す。
「あふぅん…」
満足げに、精液を頬に感じたところでだんだんと意識が元に戻って来る。
「あ…。や、やだ私、何して…」
594 :
三条 望:03/10/12 03:46 ID:Um4vAkg8
>>592>>593 >小悪魔的な笑いを浮かべ、ペロペロと舐めあげる。
逸物を激しく攻め立てながら、上目遣いで見上げる凛香の表情に興奮がさらに高まる。
普段の奉仕で鍛え上げられたのだろうか?
彼女達の責めは巧みに快感のツボを刺激してくる。
ゾクゾクと背筋を掻けあげる射精感に抗うように背をかがめ、
彼女達の濡れた股間に指を這わせると
頭の中が白くなるほどの快感の中で本能的に敏感な小さな淫核を探り当て、指の腹で擦りつける。
>自分は両手で擦って留めの刺激を与える。
さらに杏樹が両手を添えて下半身を刺激しだす…もう限界が見えてきた。
…瞬間股間に熱いものが込み上げ、杏樹と凛香の顔に白い欲望の液体が飛び散り彼女達の顔を汚した。
>>593>>594 「きゃっ……うぁ〜、ぃっぱい出たぁ…」
少し惚けた表情で唇周辺を舐めている。
「もっと、もっと〜…はむぅ、ちゅー」
絶頂後で、ピクピクと痙攣している逸物を咥え
まだ尿道に残っている精液を吸い出す。
「杏樹さんにもあげるぅ〜、んちゅ、んっ」
冷静になり始めた杏樹を押し倒し、口移しで唾液を精液の混ざった
液体を体内へと流し込んでいく。
「あれぇ、まだ遊びたいのに〜………zzz」
仕事の疲れやら、この行為での疲れが、ピークに達してしまったのか
杏樹を押し倒したまま寝息を立て始める。
596 :
椿 杏樹:03/10/12 04:06 ID:thWUFpJS
「あん!もう〜…。凛ちゃん、お、起きられないわ…」
自分より体格のやや大きい凛香に押し倒され、身動きとれず。
「三条先生ごめんなさい、このままここのベッドで休ませて頂いて構いません?」
苦笑し、格好も直せないままで三条に問うと、
どうにか備え付けの布団を掛け、凛香と寄り添って眠ろうとする。
こちらもだいぶ疲れが溜まっていたようである。
「じゃあ…おやすみなさい…」
597 :
三条 望:03/10/12 04:29 ID:Um4vAkg8
心地よい疲労感に包まれながら、
無意識のうちにぼんやりとした視線をカメラの方に向けると、
重い腰を椅子からあげ、そっとカメラの側に歩み寄り、カメラを手にとる。
再生してみる…
小さな液晶画面の中で白いシーツの上で2人のメイドが乱れていた…
かすかに笑みがこぼれる。
うまくいけば、これからも彼女たちの奉仕を受けれそうだ。
小さな画面の中で乱れる彼女たちの姿をひとしきり見つめた後、
衣服を乱したまま寄り添いながら、安らかな表情で寝息を立てる彼女達にさらにカメラを向けた…
名前: 白河貴子
年齢: 23
性別: 女
職業: 名無し屋敷のメイド
身長・体重: 171cm 50kg
スリーサイズ: 82/59/85
趣味: 音楽、創作文芸、お菓子作り
恋人の有無: 交際相手は無し、分不相応な憧れは数多く
好きな異性のタイプ: 思いやりのある素直なひと
好きな食べ物: さくさくの焼き立てパイ、羊羹、キャベツ
最近気になる事: 肌荒れ、気が小さいこと
一番苦手な物: 単純な作業、女に媚びる男
得意な事: 暗算、ギター、マンドリン、お掃除
将来の夢: 素敵なメイドさんになること、たくさんの子供に囲まれること、もっと勉強すること、などなど。
座右の銘: 人生に於いて無駄なことなんて一つもない!(自説)
容姿(髪型、体型等): 黒髪は肩までのストレート、体型はスレンダー。視力がまた落ちて、
メガネに変えようかと思案中。雰囲気が大人っぽくないのが悩み。
「私だけなんでしょうか、こんなに気が多いのは……。まだまだメイドとしても勉強不足の
経験不足ですし、ともかくは一日一日を大切に過ごしてゆきたいですね。あ、秘密厳守で
お願いします! はい、有り難う御座いました、それでは失礼します」
回答用紙を見ながらそう答え、電話ボックスを出ると駅前の雑踏に吸い込まれていく。
名無しのご主人様にメールを書いている。
「先日のサンプルはお気に召されましたでしょうか?
お手直しなどご必要でしたらご遠慮なくお申し付けください。
また、メイドのお嬢様方の中には下着のサイズが適切でない
方もいらっしゃるようです。
ボディーラインを崩す元になります故、正しい下着選びを
勧められます様に。
仕立て屋 小川」
メールを送信すると、侯爵家へパーティ―で使う客人用の仮面を
納入する準備を始めた。
何やら真剣な表情で電話をしている。
気が抜けたような表情になって受話器を戻す。
「…………」
着信履歴には実家の番号が表示されているのだが。
「まさか、お父様からお許しがいただけるなんて……」
どうやら父からの電話で和解が成立したらしい。
が、どうにも実感がわかないようで、フラフラと休憩室へ入ると、
なにやら考え込んでしまう。
「ここか、名無しの殿の屋敷は」
黒塗りの車から、出てきた体格のいい男がつぶやく。
車の中よりなかなかでてこないメイドを見てその手を引き車の中からださせた。
「ん、なに…メイド服が恥ずかしいだと…ふ〜困ったものだ…」
露出度は控えめなメイド服であるが、小川の店で作ったらしく
何か仕掛けがあるようで、メイドはもじもじしている。
「まあ、いい…名無しの殿の屋敷で勉強させてもらうが良い。」
というと、呼び鈴を押した。
>>605 考え事をしていると呼び鈴が鳴ったので、慌てて玄関へ行く。
「チャイムが聞こえなくて、お待たせしてるなんてこと、ありませんわよね?」
若干不安に思いながら、扉を開けて客人を迎え入れる。
「お待たせ致しました」
>>606 でてきたメイドを見てフムフムと頷くと
「おお、さすがすぐに出てきていただけますな…
ほら、未来(みらい)この様にならねばならぬぞ。
そうだ、そうだわたくしは紺野と申すものだが
名無しの殿はいらっしゃるかな?」
そばに控える未来はうつむき加減でじっと立っている。
>>607 どうやら待たせてはいなかったようだと内心ホッとする。
「紺野様ですね。私、萩野瑞葉と申します」
>名無しの殿はいらっしゃるかな?
「申し訳ありません……御主人様は只今、他のお客様と
懇談中で……少しお待ちいただけますか?」
男の隣にいるメイドにも軽く会釈をすると、
二人を客間へと案内する。
「こちらへどうぞ。お飲み物は何がよろしいですか?」
ソファーを勧めた後で問う。
>私、萩野瑞葉と申します
「瑞葉さんか、良い名前ですな。」
>「申し訳ありません……御主人様は只今、他のお客様と
そう言われて高価そうな腕時計に目をやると約束の時間より
少々早く着いてしまった事に気付いた。
「大変申し訳ない、私が早く着てしまったようだ。
待たせていただく事にしましょう。」
瑞葉が未来に向かって会釈してもただじっとしている様子に
「これ、未来ご挨拶をせんか」
叱責すると、ようやく会釈を返した。
>「こちらへどうぞ。お飲み物は何がよろしいですか?」
「コーヒーをいただけるかな?未来もよいな?」
横でコクリと縦に首を振っている。
>>609 >大変申し訳ない、私が早く着てしまったようだ
「恐れ入ります……ではコーヒーを二つお持ちいたします」
紺野と、その隣で緊張気味にしているメイドに緩く微笑みかける。
「そちらは未来さん、ですか? よろしくお願い致しますわね」
ペコリと頭を下げて挨拶を済ますと、早速コーヒーを淹れにいく。
しばらくしてカップとクッキー皿などを載せたトレイを持って帰ってくると、
二人の前にコーヒー&お茶請けを出す。
「お待たせしました。どうぞ召し上がって下さい」
>>610 >紺野と、その隣で緊張気味にしているメイドに緩く微笑みかける。
「ああ、よろしく頼みます。」
と返事するとようやく
「…お願いします…」
と未来が口を開いた。
>二人の前にコーヒー&お茶請けを出す。
コーヒーの香ばしい匂いに
「ありがとう、う〜ん、いい匂いですな。
良い豆を良い焙煎でよい煎れ方をしていらっしゃる。
未来もこの瑞葉さんを 見習わなければならんぞ…」
「…ハイ…」
瑞葉と未来を見比べて、あまりの差に首をすくめている。
>>611 紺野があまりに自分を褒めて未来をたしなめるので、
かえって焦ってしまう。
「そんな……私なんて、まだまだです。失敗も多いですし、
見習ったりしたら、かえって未来さんのタメになりませんわ」
>>612 >「そんな……私なんて、まだまだです。
謙虚な態度により感心し、名無しのご主人のメイド教育にも感服した。
「多少の失敗など、問題ではない…
むしろ、メイドの雇い主としてはな。
それ以前にメイドの仕事が何たるかを未来は判っておらんのだ…
名無しの殿とこの屋敷のメイドの皆さんにこの未来にメイドと
言うものを教えてやって欲しくて今日はやってきたのだよ。
瑞葉さんの振る舞いを見て私の判断は間違っていないと
確信したよ…」
そう言いながら、未来のメイド服のしわの部分に手を伸ばすと
紺野の手が服の内側に吸い込まれていった。
>>613 尚も賞賛を続ける紺野の言葉に恐縮していると、
やおらその手が未来の服の中へと滑り込んでいく。
(!?)
咄嗟に声もあげられず、また問いただすことも出来ず、
その様を目を丸くして見ているしかない。
(こ、この方、まさかここで……?)
そこでハッと自分が、その様子を凝視していることに気づいて
顔を真っ赤にすると、慌てて俯き目を反らしてしまう。
>>614 服の中に手を入れると、瑞葉の前であるにもかかわらず未来の乳房を
弄り始めた。
「は、はぁふぅ…」
未来が声を出し始めると、
「ほう、今まで声なぞ出した事無いのにな…」
>顔を真っ赤にすると、慌てて俯き目を反らしてしまう。
瑞葉が目前にいる事で未来が興奮している事に気付き
「瑞葉さん、手伝ってはくれまいか?
あなたに見られて興奮しているようだ…」
そう言いながら、未来のメイド服のボタンをひとつ外すと
上半身を覆うものが全てなくなってしまった。
>>615 目の前で他人が弄られているのを正視出来ずに
床の絨毯を見つめていたが、かえって未来の喘ぎ声のみが聞こえてきて
羞恥はさらに高まってしまう。
(優しい方だと思いましたけれど、でも、この方も……)
>手伝ってはくれまいか?
「えっ、で、ですが」
ハッとして前を向くと、未来の服が脱がされている。
(っ!? し、下着、着けてらっしゃらなかった……?)
いきなり上半身を裸にされてしまった未来に目が釘付けになる。
(これ、紺野様のご命令……多分そうですわよね。
でも、思った以上にお綺麗……)
手伝いまでは未だせぬものの、マジマジと未来の裸身を見てしまう。
>>616 主人である紺野の手によって同性の瑞葉の前で弄ばれ
今までにない感覚が未来の体に宿ってきた。
(は、恥ずかしい…でも…気持ちいいのはなぜ?)
初めて感じる快感に戸惑い半裸になったことも気付いていない。
「ご主人様…私…どうなるのですか…」
紺野にだけ聞こえるような小さな声で聞くと
「心配するなこの瑞葉さんにお任せすればよい」という
紺野の言葉に頷くしかなかった。
部屋の電話がなっている音は未来には聞こえなかった。
>>617 (お任せ、と言われましても……)
半裸の姿で羞恥に震えている未来の姿に、軽い興奮を覚え、
乾いた喉を鳴らして唾を飲み込む。その音で、自分の状態に気づく。
(……やだ、私……)
そこで鳴り響いた電話の音に、救われたように紺野の方を向いて言う。
「あ、あの、少しだけ、失礼していいでしょうか?」
>>618 >乾いた喉を鳴らして唾を飲み込む
瑞葉がのどを鳴らすのを見てほくそえんでいる。
>「あ、あの、少しだけ、失礼していいでしょうか?」
「ああ、名無しの殿だろう。出てくれたまえ。」
(あれだけ興奮した様子ながら、電話に気付くか…)
瑞葉が後ろを向いている間に、未来の唇を奪い
「未来良いか、しばらくこの屋敷でメイド修行をするのだぞ
そうして、私の元に良いメイドになって戻ってこい。」
未来だけに聞こえるように言うと、未来は小さく「ハイ」と
返した。
紺野は瑞葉が振り向く前にもう一度未来の唇を奪った。
>>619 電話に出ると、はたして紺野の言うとおり、主人だった。
「は、はい。確かに紺野様がいらしてますけれど……
はい。かしこまりました。今からそちらへ……はい、失礼します」
未来に同情的な視線を向けながらまた振り向くと、二人に言う。
「あの、紺野様。お待たせしました。おじさ……御主人様がお呼びです。
御案内いたしますので、こちらへ」
半裸のままの未来と一緒にいるのは、いたたまれないと
紺野を案内することで、この場から逃れようとする。
>>620 >「あの、紺野様。お待たせしました。おじさ……御主人様がお呼びです。
>御案内いたしますので、こちらへ」
予測通り、主人からの電話であった。
「瑞葉さん、名無しの殿のはどちらのお部屋にお待ちかな?
未来は、このとおり名無しの殿にお見せできる状態ではない
悪いが、未来の世話をしてやってくれ。
行き方さえ教えてくれれば、一人でお伺いしよう。」
ソファーから腰を挙げると未来を置いて扉に向かった。
>>621 >未来の世話を〜一人でお伺いしよう
「あ……」
未来には悪いと思いながらも縋った一縷の望みが絶たれてしまう。
「かしこまりました……御主人様のお部屋は……」
かくかくしかじかと伝えると、紺野を見送る羽目になる。
未来と二人で客間に取り残され、気まずい沈黙の中
ずっとそうしているわけにもいかずに、振り返る。
「あ、あの、未来さん。そのままではお風邪を引かれますから……」
服をもう着ても大丈夫だと言外に伝える。
>>622 紺野が部屋を出て行くのを焦点の定まらぬ目で追っている。
>「あ、あの、未来さん。そのままではお風邪を引かれますから……」
火照った体が支配する思考では瑞葉の心遣いよりも、紺野の言葉
…「心配するなこの瑞葉さんにお任せすればよい」…だけが渦巻き
「瑞葉さん、私が本当にご主人様のメイドになるために教えてください」
少しおかしな言葉遣いで瑞葉に抱きついていく。
>>623 服を着るどころか抱きついてきた未来の火照った身体を持て余す。
「ひゃぅっ!? み、未来さん……」
咄嗟に離れようとするが、ふと思いなおす。
(未来さんは未来さんで、御主人様のために一生懸命なんですし、
それにここで私が突き放したらきっと……お仕置きに……)
やがて赤らんだ顔で頷く。
「分かり……ましたわ。楽になさって下さいね」
大丈夫、ということを示そうと、未来の裸の背を優しく愛撫する。
「未来さん、失礼ですけれど、その……殿方との、経験はお有りですの?」
625 :
椿 杏樹:03/10/12 22:39 ID:uQNam7wx
今朝から一日中、"心ここにあらず"といった様子で、ボサーっと仕事をしている。
「……。…ん?…きゃ!うわっと、と、と!」
洗い終わった皿を拭いている途中、拭き終わった皿を積み重ねすぎて
雪崩のごとく倒れてしまう。
「…あーあ〜…」
溜息をつきながらしゃがみ、割れた大量の皿の破片を拾っている。
>>623 >大丈夫、ということを示そうと、未来の裸の背を優しく愛撫する。
瑞葉の手が背中を愛撫してくれた事に安心したのか、抱きつくのを
やめて寄り添うようになった.
>殿方との、経験はお有りですの?
瑞葉の質問に既に赤くなった顔をますます赤くしながら、
「…ハイ…昨夜ご主人様に…」
昨夜破瓜されたことを告白した.
628 :
椿 杏樹:03/10/12 22:50 ID:uQNam7wx
ゴミ袋に欠片を入れながらも、またふうっと溜息。
(お料理ひっくり返しちゃうし、お掃除中バケツの水は被っちゃうし…はー…)
本日は珍しく仕事のミス大連発のようである。
>>626 「ゆ、昨夜……」
あまりに生々しい告白に言葉を無くす。
(それならせめて、優しくして差し上げませんと)
「……あの、まだ痛みますか? あまり強くしないようにしますけれど、
もし辛いようでしたら仰ってくださいね」
あらかじめそう言うと、未来のスカートを脱がせ
また、胸にもそっと触れていく。
630 :
桜庭 奏:03/10/12 22:54 ID:JP/gGFxC
今朝、密かに心配してくれていたらしい麗や瀬名にみかさと仲直りできた旨を
報告し、「心配かけてスミマセンでした。」と頭を下げた。
そして、みかさに昨夜の件で頭を下げまくって謝る。
が、そんなことよりもみかさとの関係が元に戻ったことが嬉しくて自然と歌を口ずさむ。
「♪シュガーベーイビラーブ」
厨房のケーキを何種か出し、屈んで休憩室の冷蔵庫に入れている。
「誰か食べるかもしんないしな、っと」
>>629 >「……あの、まだ痛みますか? あまり強くしないようにしますけれど、
「まだ少し…でも…」
まだ異物感の消えぬ股間ではあるが、 瑞葉に見られながらの紺野の
愛撫で愛液が光り何かを求めるようにうずき始めていた。
>未来のスカートを脱がせ また、胸にもそっと触れていく。
非常に薄い未来の恥毛も透けるほどのレースのパンティがあらわになる
とその股間には大きなシミが出来ていた。
胸に瑞葉の手が触れると、紺野とは違う柔らかな愛撫に思わず声を上げた。
「あぁ、き、気持ちいいです…」
唇が半開きになって、瑞葉の唇を求めているように見える。
633 :
秋山 麗:03/10/12 23:10 ID:lFGdICf3
「……っ!」
客間を片付けている途中で、軽い頭痛を覚えて、頭を押さえる。
「……ったぁ……やっぱり昨日のあれ、量が多かったんじゃ……
……お腹の調子も悪いし……」
どうやら薬と後ろ出しの後遺症で、朝から体調が優れないらしい。
「とりあえずファブロンっと……」
634 :
桜庭 奏:03/10/12 23:11 ID:JP/gGFxC
「ゴマ子かわいかったなぁ……、触り心地バツグンだし……」
お風呂上りなのかお風呂セットを抱えたまま廊下を歩きながら、今日お遣いに行ったときに
ウィンドウショッピングを楽しんでいる最中に一目ぼれしたゴマアザラシのぬいぐるみを
思い出す。
「ガアちゃんも、きっと気に入ると思うのよ。」
そう言ってピンクのゴムのアヒルに話しかける。
>>632 既に恥部は湿らせ、乳房を手の中で転がすと
甘い声を漏らして求めてくる未来の姿に面食らう。
「み、未来さん……」
思わず顔を見つめると、その唇を半開きにした悩ましい表情に
自分の身体の芯も、ゾクリと疼くのを感じる。
「もっと、欲しいですか?」
軽い口付けの後、耳たぶに舌を這わせてそう問うと、
答えも聞かないうちから、男を知ったばかりのそれへと指を伸ばしていく。
「♪〜」
鼻歌を歌いながら、ついでに休憩室でこっそりビールを飲んでいる。
手には暇潰しの雑誌が。
639 :
桜庭 奏:03/10/12 23:24 ID:JP/gGFxC
ピンクのゴムのアヒルと話しながら(奏が一方的に話してるだけだが)歩いていると、
ふと一代目のゴムのアヒルを思い出す。
「……もしかして、司様、ガア子を気に入って一緒にお風呂に入ってたり……」
ありえないような事を想像してププっと噴出す。
>>635 >「もっと、欲しいですか?」
口付けされる、はいと答える暇も無く瑞葉の指が秘所へと伸びてきた。
昨夜、紺野がやさしく触ってくれたと思っていた以上のやさしい
指使いに性感と言う言葉を知らなかった体が覚醒していく。
瑞葉の指が動くたびに、全身に電気が走り小刻みに体が震えている。
「『超・爆裂巨乳!』…うっわ、同い年じゃん」
グラビアを食い入るように眺めている。
642 :
秋山 麗:03/10/12 23:28 ID:lFGdICf3
ファブロンが無かったのでノーシンを飲み、一息つく。
「……ふぅ、そういえば杏樹さん、大丈夫かしら……
なんか今日は朝からいろいろやらかしてたけど……」
現在進行形でお皿片づけ中とは知る由も無い。
>>640 「未来さん、そこへ……」
未来をもう一度、深くソファへ腰掛けさせると、
脚を開かせて、蜜を湛えた秘所を露にする。
「初めての時は、痛かったでしょう? 私が癒して差し上げますわ」
軽い興奮状態により、積極的な責めに入っていく。
「ん……」
まだ初々しい花弁に口付けし、チロチロと舌で入り口付近を弄る。
その間にも手では内腿を、ゆっくりと撫でている。
644 :
桜庭 奏:03/10/12 23:30 ID:JP/gGFxC
奇跡的に独り言を誰にも聞かれず(たぶんだが)自室にたどり着く。
「そうだ、お風呂上りにはやっぱり♪」
お風呂セットだけ置くと厨房のアイスを思い出して自室を出る。
645 :
琴吹 司:03/10/12 23:34 ID:qo5Kr/vL
アヒルの玩具を片手で弄びながら、屋敷の玄関前に現れる。
ふと、玩具を無表情で見つめ、軽くため息をつくと、呼び鈴を押す。
「もう下がっていいですよ。今から出掛けるので、夜の相手は必要ありません。
…安心しましたか。まあ、ゆっくり休みなさい」
夜伽担当のメイドをやんわり追い払うと、ふと携帯電話を手に取る。
「今のが新人か。相変わらずつまらない娘ばかりだね…。この屋敷は」
屋敷を出て少しぶらつき、ふらりまた街外れの宿屋へと向かうと
窓際に座り、携帯で麗を呼び出す。
「…こんばんは。また暇潰しに、夜遊びでもしませんか。」
648 :
桜庭 奏:03/10/12 23:38 ID:JP/gGFxC
>>645 「ラーラーララーララー♪」
歌を口ずさみながら厨房へ向かっていると、呼び鈴が聞こえて頬を膨らます。
「もう、折角アイスを食べようと思ってたのに。」
ぶつぶつ呟きながら玄関に向かう。
「こんばんは、どなた…っ」
客人が司だと分かって目を丸くして驚き、口を手で覆う。
649 :
秋山 麗:03/10/12 23:40 ID:lFGdICf3
>>646 侯爵からの連絡を受け、答える。
「暇つぶしって……
えっと……衣装の手直しは……まあ時間はあるしあとでいいか……
少し体調が優れないのですが、それでよろしければ」
頭痛の影響か、考えが口から出てしまったが、問題は無いだろうと思いながら、了承の意を伝える。
「それで、どこにいらっしゃるのですか?」
>>643 瑞葉によって脚を開かされようとすると、僅かに抵抗の後に
大きく開いたのだが、秘所に口を近づける瑞葉に気付き
「あぁ、そんなところを、ダメ、汚いです…」という抗議の
言葉が出てくるが、瑞葉の舌先で入り口を弄られると
「気持ちよくなっちゃう…恥ずかしい…だ・ダメ…
ご主人様…気持ちよくなっていいですか…?」
紺野が部屋にいない事も忘れ主人の姿をを求めている。
651 :
琴吹 司:03/10/12 23:45 ID:qo5Kr/vL
>>648 出てきたのが奏だと知ると、アヒルの玩具をつまんで奏の眼前に突き出す。
「がぁがぁ。こんばんは、お嬢さん」
そう言うと、玩具を左右に振ってみせる。
「……これ、奏のだろ? 名前が書いてあったからすぐにわかった」
玩具を横にずらし、目を見つめながら言うと
奏の片手を取って、その手のひらに玩具を乗せる。
「……なんで、俺が持ってるのかって聞くなよ」
>>649 「場所は……(説明中)…です。一番上の階の部屋。
体調が悪いのなら別に構わないですよ。伯爵家に行くなり、他のメイドを探すまでですから」
少し意地悪な言葉をかける。
麗が来る迄の間に、宿屋の主人のサービスなのか
結構高価な感じのワインとチーズなどの皿がテーブルに置かれている。
それを口にしつつ、出窓にもたれて窓の外を見ている。
「衣装…?ああ、ハロウィンパーティーか。僕はああいうくだらないのは嫌いだけどね」
>>650 >そんなところを、ダメ、汚いです…
「大丈夫ですわ。未来さんのここ、とても綺麗……
そう、とっても……私なんかとは大違いですわ」
唇で秘豆に吸いつくと、愛液ごと啜る。
>ご主人様…気持ちよくなっていいですか…?
「紺野様もお許し下さいますわ。だから私に任されて行ったんですもの。
さ、もっと気を楽になさって」
充分に湿った秘所を確認すると、ゆっくりと指を沈めていく。
「紺野様との昨夜のことを想像して……大切な方のことを」
655 :
桜庭 奏:03/10/12 23:51 ID:JP/gGFxC
>>651 司の思いがけない挨拶にきょとんとしながら司を見つめる。
「わぁ。ガア子、おかえりなさい〜」
手のひらにアヒルを乗せられてついうれしそうに微笑む。
が、すぐに司の声が聞こえて我に返る。
「!そういえば、言うのが遅れたけど……司様、こんばんは。
あの、ガア子を持ってきてくれてありがとうございます。」
いつも通りの司に、自分も何事も無かったかのように対応する。
「…一緒に、ガア子とお風呂に入ってくれましたか?」
いたずらっぽく微笑みながらそう聞いてみる。
656 :
秋山 麗:03/10/12 23:51 ID:lFGdICf3
>>652 「……すぐに参りますから、待っていてください」
少々むすっとしながらもそう答えると、早速出かける準備を整える。
急ぎ目的の場所へと到着すると、扉をノックする。
「麗です、お待たせしました」
扉越しにそう言ってから、中に入る。
657 :
琴吹 司:03/10/12 23:58 ID:qo5Kr/vL
>>655 話題を逸らす奏から視線をはずす。
「ふーん、知らないフリをするってわけか……」
そう言うと、玩具を持つ奏の手首を強く握って、屋敷の中に入る。
「それ、風呂場で遊ぶオモチャなんだ。意外にガキなんだな」
嘲笑うように言って、奏から手を離す。
「……見たんだろ……何とか言えよ」
>>656 「どうぞ。早かったね、お利巧じゃないですか」
腕時計を見たままで麗には視線を送らないが、
とりあえずは本心から誉めているらしい。
「衣装って言ってたけれど…麗も帰って来るんですか。
僕はああいうのは勘弁して欲しいから、できたら欠席したいんですがね…。
そうもいかないのかな」
テーブルの上のワインを手だけで麗に勧め、
自分も手に持っているグラスをまた口に運ぶ。
「藍子さんの誕生日パーティーが終わったばかりだというのに、疲れる事ばかりだ」
>>654 >未来さんのここ、とても綺麗……
「ああ、瑞葉さん……綺麗だなんて……」
瑞葉のそのあとのセリフの意味など判らず、秘豆を吸い上げられた
刺激の快感で
「ひゃぁぁ」と声を上げてしまう。
>充分に湿った秘所を確認すると、ゆっくりと指を沈めていく。
昨夜はただ痛いだけであった挿入が、細い女性の指とはいえ甘美な
ぬくもりに感じ始めていた。
もっとも、未来にとって紺野の逸物と瑞葉の指を区別できるほどには
なっておらず、体の中いっぱいに挿入されたように感じて昨夜の痛みと
感激が反芻されつつあった。
「ご主人様、ご主人様……」
未来の口からは、紺野を求める言葉だけが出てくるのだった。
660 :
桜庭 奏:03/10/13 00:07 ID:6gAPHqxX
>>657 いきなり話を核心に持ってくる司に困惑しながら屋敷の中へ。
「……見ました。でも、ちょっとだけです。
覗き見はいけないことだって分かってたんですけど、久し振りに司様の声が聞こえて
つい、ちょっとだけ、……。
お相手が、瑞葉さんだって分かったときは、ショックだったけど、『やっぱり』って
言う気持ちも強くて……。」
司の目を見ていられなくて、俯きながらそう話し出す。
「でも、……司様が何も言わないならそれでいいと思った。
私が気に障るような事を言って、面倒くさい女だって、思われたくないんです。」
そう言うと、顔を上げて司を見つめる。
661 :
秋山 麗:03/10/13 00:07 ID:mZ0ySZHw
>>658 「……昔からそうですね、侯爵様は。
ですが、パーティは重要な社交の席です。各界の要人もいらっしゃるのですから、極力参加していただかないと……
私が参加するのも、先代……(侯爵の)御父様のご縁で、私の顔も知られているからですし」
ワインを受け取りながら、少々たしなめるように言う。
>藍子さんの誕生日パーティーが終わったばかりだというのに、
ワインに少し口をつけてから、侯爵の言葉にふと思い出す。
「そういえば……またお嬢様に監視をつけていたそうですね? 執事さんに聞きました。
……お気持ちはわからなくも無いですが、お嬢様はまだ幼いのですから……」
>>659 「未来さん、そんなに紺野様を求められて……
紺野様が、御主人様がお好きですか?
あの方は……優しくしてくださいましたか?」
胸に舌を這わせ、屹立している頂点の蕾を啄ばみながら問う。
「未来さんのこと、大切にして下さってますか?」
責めを激しくしていきつつも、少しだけ寂しそうな表情で質問を続ける。
「さて、今日の相手は誰かな…?」
仕事をキリのいい所まで終え、今月の夜伽表を取り出す。
「今日はみかさか、ふむ」
机の上に置いてある電話でみかさの部屋へと内線を掛ける。
「みかさか、ちょっと部屋に来てくれないか?
ん、もちろん今すぐだ、わかったな?」
665 :
琴吹 司:03/10/13 00:17 ID:T/soZ0A1
>>660 奏の言葉を聞いて、大きなため息をつく。
「面倒くさい女……それって、つまり俺に嫌われたくないってこと?」
泣き出しそうな奏とは逆に、冷ややかに奏を見つめる。
そして、渡したアヒルを奪うように取ると、ポケットからバタフライナイフを出し
アヒルに何度も突き刺して形を崩してしまう。
「……もう、どうでもいい。これさえなければ、何もなかった事になるしな」
もはや、ゴムの屑となった玩具を握りつぶして床に落とすと
ナイフをポケットにしまいながらゴム屑を見つめる。
>>663 「昨日は色々あったけど…仲直り、できてよかった」
自室でリラックスしてくつろぎつつ、そんな事を呟いてメイド服を着替えようとした瞬間。
部屋に響く内線電話の音。
>みかさか、ちょっと部屋に来てくれないか? ん、もちろん今すぐ〜
「あ、はい!わかりました、今すぐに行きますね!」
脱ぎかけたメイド服を再び正し、主人の部屋へと駆けつける。
「御主人様…。あの、何かありましたか?」
ドアにノックをして主人の部屋に入ると、丁寧にそう聞いてみる。
>>661 麗の久々の小言に溜息をつく。
「興味を引くようなパーティーならいいが、悪趣味なものは顔を出す気もしない。
…まあ、麗が衣装を直すまで楽しみにしているハロウィンパーティーだ。
出ずに部屋に篭ると言う事はしませんよ。どんな風になるかも見てみたいしね」
>……お気持ちはわからなくも無いですが〜
端正な顔で冷たい微笑みを浮かべ、麗の頬に手で触れる。
「大人気無いとか思ってますか?そういうのとは別ですよ。
……色々とね、不都合もあるんです。子供であろうが、あの人に虫が付くと」
足を組んだ姿勢で麗の隣に座った状態で、触っている頬の手を徐々に首元へ下げ
指でつつうっと喉仏あたりを撫でる。
「大変だったよ…。一人一人、つまらないメイド達に監視を『お願い』するのは……」
囁くような声で言う。
>>662 >紺野様が、御主人様がお好きですか?
「ハイ、ご主人様が…ご主人様が…あぁ、だいすきです
やさしい、ご主人様がだいすきです…」
瑞葉の責めながらの質問に答えているが、質問の意味を
考えながら答えているのではなく、本能が答えていた。
>「未来さんのこと、大切にして下さってますか?」
「大切なご主人様…未来のご主人様…」
そこまで答えると、激しくなった責めに経験の少ない体が
絶えられなくなったのか、ぐったりとしなってしまった。
669 :
桜庭 奏:03/10/13 00:26 ID:6gAPHqxX
>>665 「……!!」
ゴムのアヒルをバタフライナイフで傷つけていく様子を見て、口を手で押さえて
息を呑む。そして、司と会えて嬉しかった気持ちも急激に冷えてゆく。
「…そう、ですね。いいですよ、司様が何もなかった事にしたいなら、それで。
私は、何も見てないし、何も聞いてません。
……いっそのこと、この前のことも、全部なかったことにしたいですか?」
ショックを押し隠してゴム屑になってしまった元アヒルを拾いながらそう言う。
だが、本当に泣き出しそうなのか、わずかに声が震える。
「司様に嫌われたって、全然構わないですよ。
嫌われるのがイヤだってすがる女の人って、みじめだし。
私、そんな人になりたくない。」
気丈にも司を見てそう言うと、唇を噛む。
が、次第に涙が溢れそうになって司に背を向ける。
>>668 秘豆と乳首、両方を指と唇で摘んだ瞬間、
未来の身体が、電流が走ったように硬直し、そしてぐったりとなる。
「イってしまわれたんですのね、未来さん……」
ソファに横たわる未来の髪の毛を優しく撫でてやる。
「紺野様のこと……大切な御主人様のこと、思いながら」
どこか眩しそうに荒い息をつく未来の姿を見つめる。
「……未来さんは、どうして紺野様のメイドになられたんですの?」
>>666 「よく来たな、まぁ中へと入りなさい」
先程の電話より一つ声のトーンを下げて尋ねる。
「さて、みかさよ、今日はなんの日か覚えているかな?」
ぽかんとしているみかさを無視して、何か重要な日の用に語りかける。
(この日はみかさが夜伽当番)
まぁ確かに主人にとっては重要な事かもしれないが……。
672 :
秋山 麗:03/10/13 00:30 ID:mZ0ySZHw
>>667 本当は、楽しみにしているのではなく、侯爵家の名に恥じないようなクオリティにしているだけなのだが、それはそれとする。
>子供であろうが、あの人に虫が付くと
「それは……わかってはいますが、あああからさまに見張らせなくても……」
ふと、屋敷にいた頃を思い出して、曖昧に言う。
最初は侯爵の方を向いていたが、次の言葉に、思わず視線が床に落ちる。
「……わざわざそんなことをせずとも、きちんと言えばやってくれる娘ばかりですよ」
どこか悲しげに呟く。
「(やっぱり……あの時のことはもう忘れちゃった、か……)」
673 :
琴吹 司:03/10/13 00:34 ID:T/soZ0A1
>>669 背を向けた奏を無言で見つめていたが、やがてその背を優しく抱きしめる。
「なぁ、奏。どうして自分が嫌われるって思うわけ?
この場合、嫌われて困るのは……俺なんじゃね?」
奏の耳元で囁くと、一層力を込めて抱きしめる。
「こんなんで終わるの……俺は嫌だ。でも、奏がもう、こんなの嫌だって言うんなら……
俺はこのまま消える。もう、奏の前に現れない……」
弱々しく言って、奏を解放する。
>>671 「今日は……何の、日…?」
主人の問いかけに、わずかに答える間までの時間が空く。
「あ…。私…今日の御主人様の夜伽ですか?」
すっかり忘れていたのか(と言うのも主人の気紛れで相手が高確率で変わるため)はっとしたようなその表情。
しかし、やや上目遣いで主人を見るその丸い潤んだ目は、さりげない媚態も纏っているようだった。
>>672 麗の悲しげな表情の意味がよく理解できないので、とりあえず無視して続ける。
「…ところで、最近あちらの屋敷はどうですか。楽しいかい?
一応契約期限は今年いっぱいという事なんだけど…。
留萌さんや主人の事を考えると、すんなり戻っては来れなさそうかな」
先程から体に触れていた指の動きは止めず、
麗のメイド服のリボンをしゅるり…と緩める。
「僕としては君さえ戻って来れば、藍子さんの教育係メイドとして役に立つからね…。
パーティーの度に余計な心配をしなくても良くなるし、助かるんだが。」
そうやって他愛無い話の合間にも、麗の体を弄ぼうと
肩を掴んで鎖骨にキスしたりと悪戯を働き続ける。
676 :
桜庭 奏:03/10/13 00:45 ID:6gAPHqxX
>>673 「だって……!」
背を向けてそう呟いた途端後ろから抱きしめられて戸惑う。
>もう、奏の前に現れない……
そして、司がそう弱弱しく言った途端慌てて彼の方へ振り返る。
「嫌じゃないですっ!でも、……司様は、私よりも、瑞葉さんのことの方がいいと
思ったから、瑞葉さんと、……じゃないんですか?」
何だか訳が分からなくなってきてそう訊ねる。
奏が見たのは司が瑞葉をいじめているとしか思えないような光景だったのだ。
改めてそれを思い出して、混乱する。
「だから、…私は、嫌じゃないんです。
司様が嫌だと思うなら、……私は、はじめに会ったときみたいにお客様とただの
メイドさんで、いいって、そう思っただけで。」
しどろもどろになりながらそう言葉を出していく。
>>674 「そうだ、やっと思い出したか?」
『ふぅ』と一つ溜息をつき、やれやれと言った表情で首を左右に振る。
「こんな、大事な事を忘れるとはけしからん
こいつはお仕置きをしないといけないな……なぁ、みかさ?」
ニヤリと厭らしい笑みを浮かべ、部屋の中から1つの箱を取り出す。
>>670 >「イってしまわれたんですのね、未来さん……」
ぼぉーとした頭に瑞葉の声が響いている。
「イってしまった?ハァハァ今のが……」
まだ、イったという事がわから無いままのようである。
>「……未来さんは、どうして紺野様のメイドになられたんですの?」
瑞葉の質問にわれを取り返し話し始めた。
「私は、ご主人様のお屋敷で生まれ育ったんです。
母親は、先代様からお屋敷を継がれたご主人様に
始めて仕えたメイドだったそうです。
父親は…判りません…母が、お屋敷を辞めて田舎に帰って
しばらくしてお屋敷に戻ってきたときには私を抱いていたそうです。
ご主人様は何も言わずに母を屋敷の厨房で働かせて下さって
いたのですが、私が3歳のときに母が病気で……
それから、ご主人様は私を娘のように育ててくださったのですが
昨日15歳になったので、恩返しをしようとご主人様のメイドに
していただいたんです。」
そこまで一気に話すと、冷静になったのか全裸である事に気付き
自分のメイド服で体を隠した。
679 :
秋山 麗:03/10/13 00:51 ID:mZ0ySZHw
>>675 「…んっ…それは、私を見縊っている、と取ってよろしいんですか?」
徐々に悪戯に走り始めた侯爵に、微笑さえ浮かべながらそう答えると、心持ち侯爵に寄りかかるようにする。
「私も、御父様の側近として交渉の場に立ったことも、度々ありましたし……
年を越える前までには、戻って見せます。必ず」
きっぱりとそう言い切ると、ワイングラスを置き、ベッドに仰向けになる。
「さて、話はここまでに致しましょう。
……私と話す事が"暇潰し"になるのでしたら、話は別ですが……?」
そうは言うが、手を組み胸元を強調させ、顔もばっちり侯爵を誘っている顔になっている。
>>677 「お仕置き……」
ゴキブリの次に大嫌いな四文字を聞き、さっと顔色を変える。
そして、主人が取り出した一つの箱。それの中身こそ分からないが、観念したようにおとなしくなる。
「わかりました。私…御主人様のお仕置きを素直に受けます…」
不安の色は少し残っているものの、はっきりとした口調でそう言う。
681 :
琴吹 司:03/10/13 00:53 ID:T/soZ0A1
>>676 「……瑞葉と奏を比べる、なんて出来ないよ」
軽く笑うと、奏の目じりに浮かんだ涙を人差し指の背ですくう。
「それに今はそんな事、関係ないんじゃないの? 気持ちの問題だよ。
俺と奏のね……」
涙を拭いた手をそのまま奏の肩に落とし、するすると下げていって手を取り
手の甲に口付ける。
「……って、俺にこんな事言わせんなよ。ガラじゃないんだよ、こういう事するのも」
奏の手を握ったまま言って、照れるように笑ってみせる。
>>678 「…………!」
未来の身の上が決して幸福でないものであることを知って言葉を失う。
「……それは……」
我に返ったのか、身づくろいを始める未来を手伝ってやりながら
言うべき言葉を探す。
「……未来さん。今から失礼なことをお聞きします。
もしも気に障ったら、怒ってくださって構いません」
やがて決然とした表情になって語り始める。
「本当によろしかったんですの?
紺野様と、今のような関係になられて。
父と養女ではなく、御主人様とメイドで……」
(メイドは御主人様の相手だけをするものではありませんのに……)
それが分かっているからこその質問だった。
>>680 「なにを怖がっている?これはお前のよく知っている物だ
ただし、普通のとはちょっと違う所があってな……
まぁ時期に分かるだろう…」
と、箱から出したのは、ぱっと見では違いが分からない
普通のバイブ(風待館一夜、800周辺参照)
「さて、ならさっさと服を脱いでベッドに寝転んでもらおうかな」
みかさが服を脱いでいる間、電池の蓋を開けてみたり
数種類あるボタンを押したりしている。
684 :
桜庭 奏:03/10/13 01:00 ID:6gAPHqxX
>>681 照れたように笑う司を見て、ほっとしたように微笑み返す。
「…ホントは、ずっと会いたかったんです。
写真じゃなくて、ホントの司様に……!」
言わなくていいことまで口に出してしまった事に気付いて口を押さえる。
「えっと、廊下じゃ他の人が通ったときに恥ずかしいですから、どこか……」
話を逸らそうと考えていると、廊下にいることに今更気付いて慌てて周りをきょろきょろと見回す。
>>683 「普通と…違う…ですか?」
主人が取り出したそれは、ボタンこそ数多くあるものの、一見普通のバイブである。
(お尻用のじゃないみたいだし…。色んな回転とかするものなのかな?)
疑問に思いつつも、命令通りにメイド服を脱ぎだした。
はらり、はらりと衣服が脱ぎ捨てられ、やがて引き締まった健康的な肢体が露わになる。
身に付けている物はカチューシャのみ。
「あの…脱ぎましたけど…」
ベッドに寝転ぶと、身体をくねらせながら不安そうに主人の次の行動を待つ。
686 :
琴吹 司:03/10/13 01:08 ID:T/soZ0A1
>>684 「……俺も奏に会いたかった。ごめんな、ずっと来られなくて……って、写真?」
ようやく機嫌を直した奏にほっとしつつ、隠し撮りでもされていたのかと
訝しげに聞き返す。
「その『写真』について、もっと詳しく教えてくれないかな?
……っと、ここにいたら奏の立場が悪くなるな……じゃあ、この間と同じところに
案内してくれる?」
そう言って、奏の部屋がある方をちらりと見る。
>>682 >「…………!」
瑞葉が言葉を失っている意味が判っていないようだ。
未来にとっては今までの生活が不幸であったという認識が
無いのだから。
>もしも気に障ったら、怒ってくださって構いません
身づくろいの手伝いに感謝をしながら
「なんでしょう?」と聞き返す。
>父と養女ではなく、御主人様とメイドで……
「……ご主人様がお父様だったらって……
思った事もありました。
でも、ご主人様には奥様もお坊ちゃまもいらっしゃいます。
だから…ご主人様のおそばで恩返しできるのは、メイドとして
お仕えする事なんです。
お屋敷で育った私ですからメイドになる事がどういうことかは
判っています…
ご主人様のお役に立てるのなら……」
笑顔で答えている。
「でもやっぱり、怖いんです。
それにご主人様は気付かれてこのお屋敷につれてきて
下さったんです。
瑞葉先輩、いろいろ教えてくださいね。」
屋敷に来た時とは打って変わって明るい表情になると、
深々と瑞葉に向かって頭を下げた。
>>679 「そう。じゃあ、期待して待つとしよう…」
麗の腿を撫でながら言う。
やがてベッドに仰向けに寝転がり、自分を誘う麗に無表情で覆い被さる。
>……私と話す事が"暇潰し"になるのでしたら〜
「では、今度は君の体と話す事にしようか。暇潰しに」
彼女の両手を高い位置に上げて自分の手で押さえつけ、顔を近づける。
「かと言って久々だから…そうだね、たまには君の望む事をしてあげますよ。
この間も言ってただろう?『あたしに優しくして』って。
暇ではあるが、特に今は僕はしたい事も無いからな…。
日頃頑張っている君への御褒美だと思って、今夜は何でも言いなさい」
麗の熟練メイドとしての態度を、今日は崩させて遊ぶ気らしい。
「いいんだよ麗。忠実にならなくても。
まずはどこにキスしようか…?ほら、言ってごらん」
麗が立場上困るだろうというのはわかりきっているのに、それを楽しむかのごとく
意地悪に上からくくっと笑う。
>>685 「よし、いい娘だみかさ、ではこれの効果についてだが……
っと、まだ濡れてないから口に咥えてもらおうかな」
大きく口を開けさせ、バイブを口内へと進めていく。
「さて、まずはこのボタンを、ぽちっと…」
バイブの先端から、即効性の媚薬が染みで始める。
無味無臭なので、みかさにはその存在がわからない。
「どうだみかさ?」
690 :
秋山 麗:03/10/13 01:16 ID:mZ0ySZHw
>>688 「……ええっ?」
誘っておいてなんだが、さすがにこういう展開は予想しておらず、戸惑いとも取れる声を上げる。
「(こういう妙な所で、親子っぷりを発揮されても困るんだけど……)」
手を拘束され、半ば強制的に優しくされるという妙な現状に、既視感を覚える。
「え、えっと……では、口に……お願いします……」
かろうじて答えたが、うろたえているのは隠しようが無い。
>>687 未来の告白に、完全には納得しなかったものの、
大切な人のことを思うあまり、メイドになるしかない、という気持ちだけは
痛いほどよく理解できたので、無理に微笑み返して見せる。
「ええ……これからも、よろしくお願いします、未来さん」
だがその後、すぐに表情を固めに戻す。
「でも、本当にイヤなことは、きちんと誰にでも言うこと。
これは私の経験からきたアドバイスですわ。
そうでないと……かえって色々な方に、きっと迷惑がかかります」
未来を抱きしめて囁き、また身体を離す。
「では、もう遅いですし……紺野様はお話終わられましたかしら?
私、ちょっと見てきますわね」
既に主人が紺野との対話を終えて、みかさといることなど知らず、
もう一度未来に微笑みかけると、客間を出て行く。
692 :
桜庭 奏:03/10/13 01:17 ID:6gAPHqxX
>>686 「は…い、私の部屋ですよね。分かりました。」
司を連れて自室に向かいながら、『写真』の事をどうやってごまかそうと考える。
しかし何も考えが浮かばないうちにあっという間に自室にたどり着く。
「どうぞ。」
司を自室に先に入れてから扉を閉める。
「……『写真』はですね、……。」
何て言おうか迷いながら口を開くが、結局本当の事を話すことにする。
「休憩室に、司様が載っている雑誌の切抜きがあって、それをちょっと……。
でも、もし司様が怒ってさっきみたいに破ったりしたらイヤだから見せません。」
手帳が入っているポケットを無意識のうちに手で押さえながら少しつんとした
表情でそう言う。
>>689 「はい、わかりました。それでは…んっ」
効果、と言う言葉がどこか引っかかりながらも、いつもの巧みさでバイブを口に咥える。
>まずはこのボタンを、ぽちっと
(…?)
無味無臭の媚薬の存在にはさすがに気付かない…が、濡れたバイブを一旦引き抜かれた瞬間に何か違和感が身体を駆け巡る。
「あれ…ヘンです…何だか、熱くて…やっ」
全身が微かに、しかし確実に火照っていくような感覚。
力もあまり入らず、立ち上がろうとしてもその力がなかなか出てこない。
「はぁ…はぁっ。御主人様、これは一体…?」
喜悦の表情を浮かべて自分を見下ろす主人の方を眺めつつ、不思議そうにそう質問をする。
>>691 >無理に微笑み返して見せる
不自然な瑞葉の表情を不思議がりながらも瑞葉ののアドバイスを
神妙に聞いている。
「はい、ありがとうございます」
>私、ちょっと見てきますわね
「お願いします」と言うとソファーに座り込み、すぐに寝息をたてて
寝てしまった。
「……おとうさま……」
心の奥にある紺野への思いを夢に見ながら……
695 :
琴吹 司:03/10/13 01:26 ID:T/soZ0A1
>>692 奏の部屋に入って、くるりと見回してから奏に向き直る。
写真についての話を黙って聞き入っていたが、切り抜きを見せないと言って
ポケットを押さえる奏を、くすくすと小さく笑って見つめる。
「あっそ。わかった……それじゃ、無理やり見せてもらう」
そう言うと、油断している奏の腰をこちらに引き寄せて、強引に唇を奪い
舌を絡めていく。
そして、ゆっくりと唇を離しながらポケットから素早く手帳を盗み取る。
>>694 部屋を出ようとしたところで聞こえてきた未来の寝息に、
ふと振り返ると、音を立てないように毛布をクローゼットから取り出してかけてやる。
「出来ることなら、お幸せに……」
そう呟くと、今度こそ部屋を出て主人のもとへ向かう。
……が、既に主人がみかさと睦み合っているのを覗き見て、
慌てて戻ってくる。
(え? え? どうして……紺野様は?)
結局、未来を客間で見守りながら夜をすごすことになった。
>>690 >え、えっと……では、口に……
「了解しました。麗姫様…」
くすくすと笑い、麗の唇に自分の唇をゆっくりと押し付ける。
絡めるという感じではなく腕と同様、まるで唇まで押さえつけるようなキス。
「……。他の所にも、してほしいでしょう?
…顔に書いてありますよ。そういう所は大人の君でも、藍子さんと一緒だ」
今度は自分のネクタイを外して麗の手を拘束し、手が自由になったところで
彼女の両膝を立てさせ、スカートを捲って下着の上から秘部に口付ける。
時折唇を押し当てたままでふうっと息を吹き掛けたり、指で弄ったりもする。
徐々に濡れ始めた秘所から唇を離すと、
「しかし…。たまらないね…君の困り顔は。日頃強気な分、余計にそそるよ」
改めて麗の表情を眺めて、呟く。
>>693 うれしそうにニコニコしながら説明を続ける。
「このバイブはな、このボタンを押すと即効性の媚薬が染み出てくる
仕組みになっているんだよ、それにしても素晴らしい効き目だな
(数本追加注文しておくか…)」
次の段階に移るべく秘所へと手を伸ばす。
「おぉ、もう既にこんなに濡れてるではないか
これなら、簡単にこれを受け入れられるんじゃないか?」
みかさの口内から取り出したバイブを今度は膣内へと潜り込ませる。
699 :
桜庭 奏:03/10/13 01:36 ID:6gAPHqxX
>>695 「…え?」
無理矢理と聞いて首をかしげた瞬間腰を引き寄せられて唇を奪われる。
「ん…っ……」
訳の分からないまま司の背中に手を回し、条件反射で目を瞑って、舌を恐る恐る絡めながら
司の口付けに応える。
唇が離れ、胸に手を当てて荒い息を整えながら赤い顔で司を見上げると、司が
手帳を手に持っているのに気付いて声を上げる。
「あっ、あー!!
ダメです。見ちゃダメ〜!!」
問題のページを見られないうちに取り上げようとするが、一歩足を踏み出した瞬間
先程の口付けのせいで力が入らなくなっていたのか少しよろけてしまい司の腕にしがみつく。
そして、問題のページはあっという間に開かれる。
海外映画俳優の貼られたページの隣に丁寧に貼られた雑誌の切り抜き。
ご丁寧に紹介文まで一緒に貼っていたりする。
「……、あの、それは、切らないでください。お願いします。」
真っ赤な顔をしながら上目遣いでそう『お願い』する。
700 :
秋山 麗:03/10/13 01:40 ID:mZ0ySZHw
>>697 >他の所にも、してほしいでしょう?
「そ、そんな事言…んぁっ」
反射的に違うと言いかけるが、すぐに喘ぎ声を上げてしまっては、図星なのは丸わかり。
どうやら、相手が若侯爵だ、というだけで、警戒心はゼロのようである。絶対の信頼を寄せているとも取れるが。
>日頃強気な分、余計にそそるよ
「ぅっ……でしたら、お口で、私の胸を苛めて下さい……顔が良く見えますから……」
まだ控え気味だが、侯爵が自分の顔を良く見ることができるように、顔に近い場所をお願いする。
侯爵が体を動かすと、自由になった手で、彼の股間のモノを、ズボンの上からさすり始める。
>>698 「び…媚、薬……?」
怪しいほどに満面の笑みを浮かべる主人。そして自らの秘所に触れられ、驚いた。
「あっ、ひぁぁっ!?…嘘、どうしてこんな濡れ…あぁんっ」
信じられないほどに、そこは愛液で溢れていた。そして、脳の中で弾けるような快感。
「な…やっ、怖…んんんっ!」
突き込まれたバイブはほとんど抵抗無く中へと潜り込む。
(わ、私変になりそう…。これでまた、アレから薬が出てきたら…私、どうなっちゃうの!?)
混乱した頭ではそう考えるが、体の方は正直に、早くも快感に酔い始めていた。
702 :
琴吹 司:03/10/13 01:49 ID:T/soZ0A1
>>699 しだれかかってきた奏を支えながら、開かれた手帳をじっと眺める。
「……げ、なんだよこれ!? 俺じゃん……」
自分が写っている切り抜きを近付けて、叫ぶように言うと
紹介文を小さな声で口にしながら、ちっと舌打ちする。
「う〜ん……なんつーか、そんな顔して頼まれると、こっちも嫌だとは言えないよな……」
困ったように口を曲げて、奏をちらりと見て、再び切り抜きを見る。
「……でも、奏ってこんなに好きな奴がいるのか。俺ってばライバル多いんだな〜」
笑いを押し殺しながら言って、手帳を閉じ、奏に差し出す。
>>701 「なに、ただいつもより感じる…ただそれだけの事だ
なにもそこまで怯える事ではあるまい。」
ゆっくりと、バイブを上下させながら耳元で呟く
今のみかさにとっては、主人の吐息だけでも相当な物だろう。
「さて、第二段階と行こうかみかさ」
再び媚薬の出るボタンを押し、膣内に満遍なく広がる様
バイブのスイッチを入れ掻き回す。
>>700 乳首を口で吸い、含んだまま舌で刺激する。
空いた手は円を描くよう豊満な乳房を揉んで、刺激を与える。
ちゅぷ…とわざと立てる小さな水音で、麗の羞恥心を煽るようにさせる。
更なる弱り顔を見て楽しむ為に。
>彼の股間のモノを、ズボンの上からさすり始める
「こらこら。さてと…先に、出しておこうか。それで……」
麗に擦られて半起ちの状態の逸物を取り出し、麗の腹部に馬乗りになって跨ると
乳房へ先端を擦りつけるようにして見せつける。
「次はどうしたい?君の中に挿れたいけれど、生憎まだ準備が出来ていなくてね…。」
彼女の希望を聞く、とは言っていたものの麗の口元に肉棒を近づけ、
遠回しに口で大きくさせる事をほのめかせる。
「困ったな…。
でも、今日は麗の好きな事をさせてあげようと決めたから…。
うーん…どうしたものだろうかね」
しらじらしくそんな言葉を微笑みながら言う。
705 :
桜庭 奏:03/10/13 01:57 ID:6gAPHqxX
>>702 「……大丈夫、司様は、……」
『ダントツ1位』と言おうとして言い止める。
今、ここで言って先程のようなことになったら…と思い、瞬間思い悩んだように
なった表情を無理矢理笑顔にする。
「ありがとうございます。」
手帳を返してもらい、机の上に置く。
>>703 「ひゃっ…ダメです…息でも、感じちゃうよ…はぅぅぅ…」
ゆっくりと前後するバイブの動きに甘い吐息を出しながら、主人の責めに翻弄されていく。
>さて、第二段階と行こうかみかさ
「ええっ!?……あっ…あああああぁんっ!!」
秘所から身体全体にまで拡散する炎のような昂ぶり。それだけで、意識さえも刈り取られそうだった。
>バイブのスイッチを入れ掻き回す。
「らめっ、怖い、怖いよぉっ!私、変になっちゃ…きゃああっ、ふぁぁん!」
元々感じ易い体質である上に、この薬である。膣内の襞の一つ一つが陰核になってしまったのではないかと思うほど、苛烈な快感が津波のように押し寄せてくる。
「ああっ…やっ、御主人…さま、すぐいくっ、もういっちゃうっ、あふぁぁぁっ!!」
すぐさま、と言っていいほどに早々と達し、さらに高みへと突き上げられていく。
最早、言葉遣いもまともにできていなかった。
707 :
秋山 麗:03/10/13 02:02 ID:mZ0ySZHw
>>704 「んっ…はっああっ……そんな、音…んんっ」
恥ずかしさだけではなく、申し訳なさや無力感も合わさり、珍しく顔を真っ赤にする。
>しらじらしくそんな言葉を微笑みながら言う。
長くそばに居ただけあって……というか、ここまであからさまならば誰にでもわかりそうだが、
侯爵のして欲しいことを、あえて自分に言わせたいのだと悟る。
なんとか状況を打開しようと頭をひねり……ふと、妙案が思い浮かぶ。
「では……今日最後のお願い。
私は、侯爵様に気持ちよくなっていただきたいです」
そう言うと、自分の胸で侯爵の逸物を挟み込み、その先端を口で咥える。
「んっ…ちゅ、んんっ、んっ……」
自分で胸をこね回し、竿の部分を刺激しながら、舌先は先端からカリの部分まで彷徨う。
708 :
琴吹 司:03/10/13 02:07 ID:T/soZ0A1
>>705 「……あのな、奏。俺はそんなに自惚れちゃいない。
別に一番じゃないからって、その切り抜きを捨てろとか言わないし、その、重要な部分は
そこじゃなくて……」
頭をかきながら言うが、強く言ったら今度こそ泣き出すかもしれないと思い、言葉を切る。
「ま、いいか。じゃ、さっきの続きでもしますか……?」
小さく笑って奏を見る。
「……瑞葉のようにはしないから、安心して」
付け加えるように言うと、奏に近付いて、途中で立ち止まる。
「でも、奏が嫌だって言うんなら、無理にとは言わないけど……」
709 :
桜庭 奏:03/10/13 02:17 ID:6gAPHqxX
>>708 司の言葉を聞いて、少し不安げな表情で見上げる。
「……私、司様が、瑞葉さんとしたみたいなことがしたいなら、できるだけがんばります。
だから、瑞葉さんのところに行きたくなったら、私を思い出して欲しかった。」
そこで言い止めると、深呼吸する。
「でも、私は、全然上手じゃないし、身体目的で相手にしてもらえるほどスタイルよくないし、
……全然、自信が無いんです。」
そう言うと、目を瞑って軽く頭を振る。
「今言ったこと、…やっぱり、迷惑でしょう?忘れてください。
司様とするの、私、嫌じゃないです。
この前は私ばかり…だったから、今日は、ちゃんと司様も……」
俯きながら、首まで顔を紅潮させてそう言う。
>>706 「ふふふ、どうやらみかさはこれが気に入ったようだな
なんなら、1つ私からプレゼントしてやろうか?楽しみにしているのだぞ」
乱れ狂うみかさの姿に、すでに我が逸物は準備万端となっている。
>すぐさま、と言っていいほどに早々
「よし、次は私を気持ちよくしてもらおうかな」
さっさとズボンとパンツを脱ぎ去り、達したばかりのみかさの秘裂に
自分の逸物を当て、一気に腰を進める。
「素晴らしいぞ、みかさ!っく、もう出てしまいそうだっ」
>>707 >私は、侯爵様に気持ちよくなっていただきたいです
「…そうか。わかったよ。麗」
機嫌良く、秘所挿入の前準備とばかりに麗の口に逸物を指し込むと
同時に彼女による口内奉仕が始まる。
麗の頭を撫でつつ、自分からも軽く腰を動かす。
「やはりよく気がつくメイドだね…麗は。利巧でいい事だ。
ああ。いや…失礼しました、麗様。…くく」
そんな事を言い、珍しくほんの少し、ほんの一瞬だけ。表情を崩して苦笑する。
そのうち逸物はしゃぶられて段々と固くなってくる。
「こんなものかな…。じゃあ、望み通り…」
位置を下げ元に戻り、麗の足を大きく開かせると
固く反り返った剛直で一気に貫く。
「う…ん…。……では。気持ち良くさせて貰うよ、麗…。君が気を失わない程度に」
からかって囁き、腰を打ち付け始める。
拘束したままの彼女の腰をしっかりと両手で掴み、強く叩きつけるように突く。
>>710 「えっ、御主人様…ちょっと、ああぁっ!」
あっという間に挿入され、その熱く硬い挿入感でまたも小さく達してしまう。
その主人が動くたびに、秘所を中心とした体中で快楽の火花が散り、そしてそこへ電流のような刺激が走る。
>素晴らしいぞ、みかさ!っく、もう出てしまいそうだっ
「やっ、怖い、凄くて、だめ、ダメ、らめぇ…御主人さまぁ、またイクよぉ、ぁあっ、んっんんっ」
がくがくと体を震わせ、堪えようのない快楽に理性が完全に屈服する。そして…
「あぅぅっ、っくぅぅ、ぁあぁぁぁぁあぁーっ!!」
狂ったような嬌声を上げ、突き抜けるような快楽に悶え、達する。
そしてそのまま、意識を失ってしまった。
713 :
秋山 麗:03/10/13 02:26 ID:mZ0ySZHw
>>711 侯爵が笑ったような気がして、一瞬動きが鈍るが、すぐに気を取り直して、前以上にモノを嘗め回す。
>固く反り返った剛直で一気に貫く。
「んぁはぁぁぁぁ……入って…来てます…んっ」
待ち焦がれた秘裂にモノが押し込まれ、喜びの声を上げる。
「ふあっ、あっ、ああっ…ふふっ、私が途中で気を失ったこと、んっ…ありましたっけ?」
喜びの表情のまま、侯爵の言葉に律儀に突っ込みなど入れながら、腰をくねらせる。
「んく…ああっ! すごく奥に、来てま…あぅっ、ああっ! き、気持ちいいですか?!」
714 :
琴吹 司:03/10/13 02:28 ID:T/soZ0A1
>>709 無言で奏の言葉を聞いていたが、ふと突然、奏の身体を強引にベッドに押し倒す。
「さっきも言っただろ。瑞葉とお前を比べる事は出来ないって。
思いとか存在が全然違うんだから、そういう事気にしなくてもいいんだよ」
奏の顔を見下ろしながらそう言うと、ゆっくりと奏の胸に手のひらを乗せる。
「それに……瑞葉が持っていないものを、奏は持ってる。もっと自信を持てよ」
服の上から優しく胸を撫でて、やがて胸元を開いていく。
「……迷惑なんじゃないか、とか、嫌われるんじゃないか、とか……
深刻にならなくてもいいんだよ……何も、心配する事はない」
そこまで言って口付けると、さらけ出した胸の頂点を、指の腹で転がす。
715 :
桜庭 奏:03/10/13 02:37 ID:6gAPHqxX
>>714 「…っ!…ごめんなさい……」
ベッドに押し倒されて、少し身体を固くしながら司を見上げる。
「……ホントに?
私、今の私のままで、…ホントに司様は離れていかないですか?」
そっと目を瞑り、司の愛撫を感じる。
「……んっ……」
手をさまよわせて布団を掴み、眉根を寄せる。
司の優しい愛撫にまたしても鼓動が高鳴り息が荒くなってきて顔を紅潮させる。
>>712 みかさの艶美な声を耳に、只ひたすら腰を激しく打ちつけ
射精への階段を一気に駆け上がっていく。
「っく、私もいってしまいそうだ……くぁっ!!」
みかさの膣内で、白く熱い液体がドクドクと吐き出されていく。
>狂ったような嬌声を上げ
「ん、おいみかさ?……みかさ?」
頬を軽くペチペチと叩いて見るが反応は無い。
「ふむ……少しみかさには刺激が強すぎたか…」
後始末もそこそこに終えると意識を失ったみかさの横に寝転ぶ。
「それにしても……いい買い物をした(ニヤリ)」
不敵な笑みを浮かべ、そのまま目を瞑り本能的な欲求に身を委ねる。
>>716 「………」
意識を手放している為、主人の呼びかけにも答えられない。
瑞々しく実った果実のような乳房、硬く尖りきった乳首。すらりとした脚に、淫靡に濡れ光る秘裂。
汗ばんで荒い息を吐く姿は、主人が二ラウンド目に入らなかったのが不思議なほどに劣情をそそるものだった。
もっとも、翌朝には結局餌食にされてしまうのではあるが。
そして、感じすぎたせいか、もしくは薬の反動か、次の日は一日中ろくに動けなかったりするのだが、それはまた別の話。
>>713 >私が途中で気を失ったこと、んっ…ありましたっけ?
「…無かったですね。なら、遠慮はいらないな」
腰を押さえていた手を、自分の方へ何度も引き寄せ
より深く出し入れするように腰を打ち付ける。
「麗…。そんなに久しぶりに僕に会えて、嬉しかったのか。
ほら…君のここが凄く、僕に吸いついてきて悦んでるよ…」
水音と皮膚のぶつかり合う音の中、言葉でも責める。
>き、気持ちいいですか?!
「いいですよ…十分気持ちいい。声も相変わらず綺麗に出すね……。
さあ、もうしばらくで出すから、しっかり受け取りなさい。僕の子種を…」
挿入したまま麗の体をうつ伏せにさせ、またしっかり腰を抱えて突き上げる。
途中彼女の顔だけこちらを向かせて唇を絡ませるが、その間も動きを早め
麗を更なる快楽へと溺れさせようとする。
「…ん…!」
しばらく動かすうちに限界が来たのか、少し眉をしかめると
彼女の中に存分に大量の精液を放出する。
体を震わせて内部に注ぎ込むが、射精後逸物を勢い良く抜いた後も
なぜか今日はまだ硬さを失ってはいなかった。
719 :
琴吹 司:03/10/13 02:47 ID:T/soZ0A1
>>715 「離れていかない……? 何言ってんだよ、当たり前だろ。少なくとも、俺は
お前が必要な存在なんだし、むしろ……」
奏の耳元で囁くように言うと、そのままうなじに口付けて強く吸い付く。
「離れていくのは、奏の方なんじゃないの……?」
スカートの中に手を入れてほっそりとした太腿を撫でながら、やがてショーツの中に
指先を入れて秘裂をなぞりだす。
「……少しは『ご奉仕』にも慣れた? 感じやすくなってるみたいだけど……?」
奏のうなじについた赤みを確認すると、秘豆をつまみながら鎖骨辺りにも
強く吸い付いていく。
720 :
秋山 麗:03/10/13 02:54 ID:mZ0ySZHw
>>718 うつ伏せになり、両手で力いっぱいシーツを握り締めながら喘ぐ。
「うっ、ぐ、む…あんっ、あっ、はぁっ! わ、私、もぉっ、んああっ!
いっ、ん…イきますっ、侯爵様ぁっ! もう…イく…んはああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
侯爵が中に吐き出したのを感じ取ると、自分も絶頂を向かえ、
侯爵の逸物を締め上げながら、思い切り体を強張らせる。
「ん……ぁ、はぁ……んっ、ぴちょ…んふ…」
しばし絶頂の余韻に浸ると、すぐに身を起こし、まだ硬いままの侯爵の逸物を舐め、綺麗にしていく。
721 :
桜庭 奏:03/10/13 03:00 ID:6gAPHqxX
>>719 「…っ……」
うなじに吸い付かれて、目をぎゅっと瞑る。
すっかり雰囲気に流されて潤んだ瞳で司を見上げながら話を聞く。
「そんな、……私は、司様が離れていかない限り、ずっと司様を想っている
自信がありますっ……」
司の言葉にムキになって、つい告白のような言葉を言ってしまう。
うなじに口付けのあとがついたことにも気付かないまま彼の愛撫に翻弄されていく。
「……んっ……私……でも、あんまり感じると、変になっちゃいそうでこわくて……」
そう言うが、相手が司ということでいつもより感じてしまい、司に秘豆をつままれた
途端身体に電流が流れたような快感が走る。
「ん…ま、待って…司様……っ……ぁああっ……」
そう言って背中を反らせるとあっという間に達してしまう。
荒い息をしながら、目を閉じる。
>>720 「ふぅ…」
絶頂後、麗に後始末をさせ終わると、ひとつ息を吐いてから
やや強めに麗を抱き寄せて自分の上に乗せる。
秘所に丁度硬いままの逸物が当たるようにさせて、耳元で囁く。
「麗、君の携帯電話。出してくれるかな」
手の平の上に彼女の連絡用携帯を出させると電源オフにし、それをベッドの上にある
自分の上着ポケットへとしまう。
どうやら名無し主人屋敷との連絡手段を断たせる気だったらしい。
「困ったな。麗があんまりいやらしいから、まだこんなになってるんだよ…。
察しのいい君なら、この後も"暇潰し"。
……付き合ってくれますね?」
冷ややかな笑みを浮かべ、麗の手の甲にキスをして誘う。
「大丈夫。明日の昼には解放してあげますよ」
723 :
琴吹 司:03/10/13 03:13 ID:T/soZ0A1
>>721 奏が達した途端にぬるついてきた秘部を、更にかき混ぜるように弄り続ける。
「不感症よりかは、感じすぎる方がいい。変になるのは誰だってそうだから、気にする必要は無し。
ったく……肝心な部分が勉強不足だな、奏は」
息を切らしている奏の表情を窺いつつ、小さく笑いながら言うと、尖りきった胸の頂点を
啜るように吸い付いてみせる。
「俺に何かしてあげないと……って思わなくていいから。何かされるより、何かしている方が
気持ち的に満足するし、何より……」
秘穴に二本の指をゆっくりと挿入させて、再び奏を高みへ導こうと抽送を開始する。
「主導権を奏に渡したくないんだよ」
724 :
秋山 麗:03/10/13 03:17 ID:mZ0ySZHw
>>722 「?」
絶頂直後のためか、何も考えないまま、携帯電話を取り出して、侯爵に渡す。
>大丈夫。明日の昼には解放してあげますよ
「……ぇえっ?! ちょ、今のあたしは……ぅはああっ!!」
さすがに、立場上朝には戻らないとマズイ、と言おうとしたのだが、口を封じるかのように再び逸物が突き入れられる。
頭のどこかで、これでまた主人にお仕置きかな、などと思うが、
結局開放されるまで、侯爵の頼みを断らなかった自分には気づかなかった。
725 :
桜庭 奏:03/10/13 03:26 ID:6gAPHqxX
>>723 「ぁん……司様、もっと、ゆっくり……」
達したばかりでまだ敏感すぎる部分をかき混ぜられて身体をびくっと震わせる。
「…え、そうなんですか?」
息を切らしつつも『勉強不足』と言われて少しむくれる。
「んんっ……ん…ん…また、…ぁん…っ…また、来ちゃう……っ……
…やだ、……司様っ……ん…んっ…ぁあああ!」
再び激しくなってきた司の愛撫に何も考えられなくなってきて、再び絶頂に
追いやられて頭の中が真っ白になる。
しばらく目を瞑り余韻に浸る。快感のためか、目尻には涙のあとが。
「……ずっと、主導権握っててください。
大好きです、司様。……ホントは、前からずっと言いたかった。」
目をゆっくりと開け、手をさまよわせて司の手を握る。
726 :
琴吹 司:03/10/13 03:38 ID:T/soZ0A1
>>725 奏の告白とも取れる言葉を聞いて、小さな笑みを浮かべる。
「……ありがとう、奏。嬉しいよ、俺」
心の中で高笑いながらも、外面では優しく微笑みながら奏の指と自分の指を絡ませる。
「今夜は、奏が気を失うまでイカせてやるつもりだから……もう駄目とか
言っても絶対に止めない。ほら、もう一回、奏のイクところ見せて……」
びしょびしょになったショーツを剥ぎ取るように脱がせると、強引に両足を
開かせて、音を立てながら秘部を責めていく。
「……明日、動けなくなったらごめんな。先に謝っとく」
からかうように言って笑うと、奏の肩を押さえつけて抵抗出来ないようにしてしまう。
727 :
桜庭 奏:03/10/13 03:48 ID:6gAPHqxX
>>726 優しく微笑む司につられてふわりと微笑むが、その後に続く言葉に少し青ざめる。
「や、それはちょっと……っ!」
気を失うのはさすがに怖くて慌てて止めようかと思うが、かなわないままに司に
言葉どおりに責め続けられてしまう。
「ぁんっ…ん……っ」
何度も声をあげながら、次第に何も考えられなくなっていく。
司の思惑も知らず、どんどん司に惹かれていくのをとめられない奏であった。
厨房で瀬名の作った洋菓子を皿に小分けにして、他の皆に配る準備をしている。
今日は休日なので出かけようかと思っていたが、外は激しい雨なので仕方なく
屋敷内の図書室で本を物色中。
>>738 「うーん。ちょっとこれ洋酒が多い気も…まあ気のせい、かな?」
主人や他のメイド達に洋菓子を配りながら、そんな事を口にする。
と、僅かに開いた図書室のドアの隙間から、俊の姿が見えた。
「あっ……」
幸い、皆買い物で出払っていたり、空き部屋の片付けをしていたりと忙しい。
今なら大丈夫…そう思いつつ、図書室のドアを開け、中に入る。
今日は真面目に(普通の)小説を探している。
小学生らしく宮沢賢治の本を眺めて、難しい顔をしながらパラパラと捲って読んでいる。
が、途中で誰かが入ってきた雰囲気に気付いて何気なく振り返る。
「あ、みかささん…、こんにちは」
少し驚いた顔をして読んでいた本を閉じる。
「こんにちは、俊」
にっこり笑ってそう言うと、俊の方へと歩み寄る。
「これ…瀬名がみんなの為に作ったお菓子なんだけど…食べる?」
小さなテーブルに皿を置き、俊にそう促すように言ってみる。
しかしその間も、隠し切れない…何か言いたげな雰囲気が消える事は無かった。
「あ、食べる。そろそろおやつの時間だ。どうもありがとう。」
そう言ってにっこり微笑むとテーブルの側の椅子に腰掛ける。
何か言いたげなみかさの様子に頭に「?」を浮かべながら彼女を見上げる。
「?どうしたの?みかささんも一緒に食べる?」
そう言って向かいの椅子を視線で促す。
「そういえば、おねえちゃんのところに、ここの御主人様じゃない、
でも、ここでは見たことない男の人が入ってったのを、昨日見たんだけど……
みかささん、誰か知ってる?何か気になってさ。
おねえちゃん彼氏でもいるのかな。」
難しい表情をしながら皿にのったお菓子に手をつけはじめる。
「あ…うん、私もそれじゃ食べるね」
向かいの椅子に座ると、トレイからもう一皿取り出し、自分も洋菓子を食べ始める。
>〜みかささん、誰か知ってる?
「奏ちゃんに、彼氏…?」
一時期ケンカしていたとはいえ、麗と奏については色々と話は聞いている…が、奏に彼氏が居るなどと言う話は一度も聞かなかった。
最も、司と面識がないせいもあるが。
「…わからない。でも、奏ちゃんには彼氏はいなかったと思うよ」
"部屋に入る"と言う事から、俊が何を思っているかは大体読み取れる。…それだけに、複雑な心情だった。
「ところで俊、ちょっと聞きたいんだけど…この前、侯爵様のお屋敷に行ったりした?」
本題にすぐには入れず、とりあえず麗から聞いた話から切り出す。
>「…わからない。でも、奏ちゃんには彼氏はいなかったと思うよ」
「そうなんだ。まあ、俺もおねえちゃんと一緒に入っていくのしか見てないから、よく分からないけど。」
みかさに複雑な表情をされてしまい、慌てて難しい顔を崩して苦笑する。
「……?侯爵様?知らないよ。」
そう言いかけるが、『侯爵様』という響きに覚えがあり眉根を寄せる。
「…そういえば、藍ちゃんがあの人を侯爵様って呼んでたような……
俺行ったかもしれない、侯爵様のお屋敷。侯爵様に会いに行ったんじゃなくて、
俺の友達の誕生日に呼ばれたんだけど。」
それにしても何でそのことをみかさに問われるのか分からずまだ疑問を浮かべた表情をする。
>>744 「……」
言うべきか、言わぬべきか。
しばらく迷うものの、思い切って単刀直入に聞いてみる。
「あのね、私…うん、そこのお屋敷関係の知り合いずいるの。それで…」
次の言葉がどういう意味を持つかを知りつつ、続ける。
「私、そこで俊君が何をしたのか、全部知った」
目をそらさず、ただ真っ直ぐに俊を見詰めてそう言う。
「……、全部って……全部?」
みかさの真剣な表情にあの出来事を指されているのが何となく分かり戸惑う。
「知り合いって、…そうなんだ。
……みかささんは、どこからどこまで知ってる?」
あのときの自分達にプライバシーなんて無かったんだと今更知り少し傷ついた表情をする。
『全部』と言ったって、全てを彼女の目で見ていたわけではないだろうに、と
その屋敷の知り合いの言葉を信じている風のみかさを見て少しイライラする。
>>746 「そう、全部よ。俊は…口で、してもらったんでしょ?」
これから話す事を決めているのか、苛立ちが募っている様子の俊をさらに突き放すような言い方でそう言う。
「その人、凄く怒ってた。私が俊君を"男"になんてしちゃわなければ、あんな事も起きなかったのにって」
何か言おうとする俊を遮るように、さらに続ける。
「俊。…あなたがした事は大きい問題になってしまうのかもしれない。でも、何かあったらその責は私が負うから。…それが、私のケジメ」
なぜ?という表情をする俊に、さらに一言。
「私は俊に…ううん、まず、最後まで私の話を聞いて」
すっと立ち上がると、
>>544あたりの話を淡々と話していく。
俊に精神的な傷を与えないように配慮しつつも、事実はしっかり述べながら。
ただ自分を悪く言って、俊の罪悪感は薄めるように配慮しつつも。
突き放すような言い方で話し始めるみかさに、自分の言い分も聞いて欲しくて
口を開きかけるが遮られてショックを受ける。
>でも、何かあったらその責は私が負うから。
自分がしたことが大きな問題になるなんて全く思ってなかったので、深刻な表情になる。
が、なんでそんなことをみかさが言うのか分からなくて眉間に皺を寄せる。
立ち上がって話し始める彼女の話を俯きながら静かに聞き、彼女が話し終えても
しばらく沈黙してしまう。
「……俺、……。みかささんに彼氏がいるのも知ってたし、みかささんが俺の事を
そういう対象に見てないのも知ってた。
俺だって、みかささんをそういう風に見てたわけじゃない。
うん、ほら、よくあるでしょ、憧れのお姉さんって感じで。」
少し傷ついているのを隠すように、また自分で気付かないふりをしているのか苦笑しつつも
そう話し出す。
「みかささんは、さっき、何も言わせてくれなかったけど。
俺、口でしてもらったけど、……でも、」
そう言いかけて片手で口を覆う。
「……もしかして、大きな問題って、藍ちゃんがあの人と結婚できなくなる……
とか、あったりする?」
最悪の可能性を想像して青ざめる。
そんなことならあの時、どんなことを彼女が言ったとしても止めればよかったと
後悔する。
>>748 「……」
俊の話をどこか寂しげな表情で聞きながら、ゆっくりと口を開く。
「結婚できなくなる…かどうかはわからない。でも…」
と言いかけて、この先は言わないほうがいいという事に気付く。
仮に俊と藍の事が侯爵に露見すれば、侯爵の手が俊に及ぶ事は想像に難くない。それだけは防ぎたかった。
「大丈夫よ。何かあっても、私が何とかするから」
空元気ともとれる明るさでそう言うのだが、また声のトーンがやや落ちた。
「でもね。その…私、今までみたいに俊と付き合えないかもしれない。ただ…」
すっと俊の前で正座するようにして座ると、はっきりと言う。
「俊君を男にしちゃったのは私。…だから、俊君がしたいのを我慢できない時はいつでも受け入れるよ。…今すぐにでも」
あくまで客人に対するメイドの態度…というわけでも無いのだが、そう俊に告げる。
もっとも、俊を見上げるその視線はかなり誘っているようにも見えてしまうのだが。
「……何言ってるの?みかささんがそんな責任感じることない。
みかささんには色々教えてもらったけど、今回のことは、みかささんは関係ないよ。」
なんだかみかさが今までよりもっと遠いところに行ってしまったような錯覚を覚えてイライラ
しながらそう言う。
「藍ちゃんは、『メイドさんとお客様ごっこ』をしたいって言ったんだ。
最初、俺は止めたけど、そしたら他の子のところに聞きに行くって言い出して。
俺、ここに来る前から、友達の話とかでメイドさんの仕事のことある程度は知ってたんだ。
口でするのまでは俺は言ってないよ、藍ちゃんがなんでか知ってたんだ。」
ある意味自分の言い訳をしているのに気が付いて口を手で覆う。
「……でも、あの時何が何でも止めておけば、少なくともあの時は何もなくて
すんだんだろうけど。ごめん、このことはその人に言わないで。
俺が一方的に頼んだって言った方が藍ちゃんの立場は安定なのかな……」
自分の立場の事を忘れてそんな事を呟く。
「ああ、とにかく、みかささんのせいじゃないんだ。」
結局言いたかった事を思い出して慌ててそうまとめる。
が、自分を見上げて誘っているように見えるみかさを見て息を呑む。
「……、みかささん、……。
みかささんは、俺の事を『お客様』だって思ってたわけじゃないよね?」
少し気になって寂しそうにそう訊ねる。
「俊…。…わかった、とにかくその事は言わないわ」
状況によっては俊のためにも言わなければならない可能性もあるが、今はそう約束をする。
>みかささんは、俺の事を『お客様』だって思ってたわけじゃないよね?
「!」
意表を突かれた…そんな表情で俊を見上げる。
「違うよ、そんなわけないじゃない。…俊は私にとって……」
なんなのだろう。
その自分への問いが、頭の中をぐるぐると廻る。
ふと見れば、俊は寂しそうに自分を見ていた。
「…ああもう、とにかく!」
眼前の俊の下半身を抱き寄せると、ぎゅっと顔を摺り寄せる。
「そんな義務的な事なんかじゃない。そんなのだったら、私は俊にこんな事すると思う?」
>「そんな義務的な事なんかじゃない。そんなのだったら、私は俊にこんな事すると思う?」
「そう…だよね。ごめん、なんか変な事を聞いた。」
先程から藍子の話やなんやらで頭が混乱してすっかりまいった表情になる。
「ね、何もしなくていいから、おかあさんみたいに抱きしめてもらっていい?」
顔を赤らめて少し恥ずかしそうに視線を逸らすと、そう訊ねる。
「うん、俊もわかってもらえればいいの」
自分の中でも解決しない問題を孕みながらも、そう答える。
そして、抱きしめてもらっていい?と言う俊の頼みに、微笑みながら頷く。
「いいよ。…それじゃ、おいで…俊」
ゆっくりと立ち上がると、俊を受け入れて柔らかく抱きしめる。
身長差が20cm近くあるせいか、俊の顔が胸に埋まるような格好になった。
「うん……ありがとう。」
そう言いながらみかさの胸に顔を預ける。
混乱していた心が一時的に落ち着いていくのを感じて目を閉じる。
長いまつげが頬に影を落とす。
「んっ……」
服越しにでもわかる、俊の息遣いと鼓動。
目を閉じ、優しく抱きしめ続ける。
「……ん、落ち着いた。」
目を開けて、そっとみかさから離れる。
「どうもありがとう。そろそろ雨も止んだみたいだし、俺、素振りに行ってくるね。」
そう言って微笑むと先程読んでいた本を持って図書室から出る。
「俊……」
微かに切なそうな表情で、出て行く俊を見送る。
これからどうなるのかを心配しながらも、何かあれば俊を庇ってあげようと心に決めるのだった。
758 :
椿 杏樹:03/10/13 22:46 ID:2UkfHLrA
いつも以上にぼ〜……っとした調子で洗濯籠を持って歩いている。
途中マスターの部屋の前を通りがかったので、
とりあえずメモを貼り付けておく。
『お話があります。あなたの都合の良い時に、どうぞ私の部屋へ 杏樹』
弱ったような溜息をつき、通りすぎる。
名無しのご主人様への挨拶が終わり、与えられた部屋に戻る途中で
溜息をついているメイドを見つけ挨拶をする。
「は、始めまして。
しばらくこのお屋敷でメイド修行させていただく、廣川未来です。」
760 :
椿 杏樹:03/10/13 23:03 ID:2UkfHLrA
>>759 「…。はっ。またぼーっとしてたわ…いけないいけない。
こんばんは。はいどうも、はじめまして。杏樹で…」
にこやかに未来に笑いかけお辞儀をするが
深く頭を下げすぎて、うっかり洗濯籠の中身までドバドバひっくり返してしまう。
「……あああ〜……ごめんなさい…」
>>760 床にこぼれた洗濯物を拾いながら
「ふふふ・・・わたしもよくドジしちゃうんです。」
やたらに小さなパンティを拾うと目を丸くしている。
762 :
椿 杏樹:03/10/13 23:18 ID:2UkfHLrA
>>761 「そうなんですか?…あ。ありがとうございます。拾っていただいちゃって」
未来が落とした洗濯物を見ていると、屈んだまま未来に軽くデコピン。
「あ〜。こらっ。だめですよ、人の下着はそんなに見つめないの」
そう言って苦笑する。
>>762 デコピンをされると危うくバランスを崩しそうになるが踏みとどまり
「ごめんなさい、あんまりかわいいから」
紺野から与えられた豪華な下着しか持っていない未来はうらやまし
そうにしている。
764 :
椿 杏樹:03/10/13 23:34 ID:2UkfHLrA
>>763 >あんまりかわいいから
「それは奏さんのだから、確かに可愛いかもねえ。私もこの間、新しい下着買ったんですよー。
早く御主人様にお見せできたらいいんですけど」
以前小川に言われた通り、きちんとサイズの合った上下セットの下着を
この間の買い物で購入したらしい。
「御主人様に可愛いって言っていただけたら、嬉しいですよね…」
そう言うと少し照れたような顔をする。
>>764 「泰さんですか、かわいい方なんでしょうね。おめにかかりたいです。」
下着のデザインから自分より年下のメイドがいるのかと思っているようだ。
「下着って自分で買うんですか?」
ご主人様に買っていただくものだと思っていた未来はまたビックリしている。
766 :
秋山 麗:03/10/13 23:44 ID:mZ0ySZHw
誰かを探すように、小走りで廊下を動いている。
「……あっ」
ふと、廊下の途中で杏樹と話をしている見知らぬメイドが目に止まり、近づく。
「えっと……あなたが未来さん……?」
>>766 「ハイ、始めまして。廣川未来です。」
立ち上がって声を掛けてきたメイドに挨拶をする。
手にはいまだに泰のパンティが握られている。
768 :
椿 杏樹:03/10/13 23:52 ID:2UkfHLrA
>>765>>766 「自分で買いますよ〜。だって、御主人様にいただくものって
大人っぽいエッチなものばかりになっちゃうじゃないでしょ。
メイドであってもたまには可愛いのだって、着けたかったりするんです。チェックのパンツとか」
未来にそう答えていると、麗がやってくる。
「あ〜。こんばんは麗さん。そうだ!丁度いいから未来さんの自己紹介文
貰って置いた方がいいのかしら?」
手をぽん、と叩いてどこからともなく出した用紙とペンを未来に渡す。
「はい。これに書いてね」
769 :
秋山 麗:03/10/13 23:55 ID:mZ0ySZHw
>>767-768 「はじめまして。秋山麗よ。早速で悪いんだけど……」
と、挨拶もそこそこに、手に持っていた紙を――
>手をぽん、と叩いてどこからともなく出した用紙とペンを未来に渡す。
「……最近調子が悪いと思ってたけど、やることはやってるのね……」
杏樹にちょっとした敗北感を味わいながらも、なんとか気を取り直す。
「こっちの
>>4-6を参考にして作ってみて。……できるだけ早くにお願いしたいんだけど、いいかしら?」
>>768 杏樹から容姿とペンを渡されると
「自己紹介ですか?う〜ん難しいですね。お部屋で考えてきます。
杏樹さん、麗さんおやすみなさい。」
頭を下げると自室に帰っていった…泰のパンティはまだ持ったまま…
「これで良いかな?」
廣川 未来
紺野家からメイド修行に来た新人メイド。
15歳という年齢の割には落ち着いて見える。
771 :
椿 杏樹:03/10/14 00:06 ID:209OCDf5
>>769 「やだ麗さん。調子はほんとに悪いんですよ〜」
仮病と思われていると思ったのか、なぜかそこをフォローする。
「ありがとう未来さん〜、おやすみなさい。
えーとあとは…三条先生にも渡しておくべきかなぁ。医務室のドアにでも挟んでおいたら、見てくれるかしら?
他にギャルソン君と…まだどなたか、いましたっけ?」
洗濯籠を持ち上げ、思いつく新規使用人の名前を挙げていく。
772 :
秋山 麗:03/10/14 00:11 ID:m46nfVgP
>>771 「……その口調だとぜんぜん不調に聞こえないんだけど……」
もっとも、昨日から粗相を連発している以上、否定する気にはなれないが。
そして、杏樹が挙げていく名前を聞いているうちに、ふと引っかかる。
「……ギャルソン君?」
そんな人いただろうかと、本気で頭をひねる。
「あとは……いないと思うけど……
逆に戻って来れなかった人ならいたけどね。友里恵さん」
773 :
椿 杏樹:03/10/14 00:22 ID:209OCDf5
>>772 「友里恵さんかぁ。むうー、どうしましょうねえ。またふらっと戻って来るかも」
軽く首を捻る。
「とか言ってたらなんだか流浪のメイドさんみたい。ふふ」
「ギャルソン君って、ほら。あの子ですよ〜。
最近入った凛ちゃんのお友達の男の子。ちょっと中型犬みたいな感じの。
凛ちゃんのお部屋に転がり込んでお腹をすかせてたから、
どうせならご主人様のお手伝いもして働いてみたら?って薦めてみたんです」
悠斗の特徴を大雑把に説明する。
774 :
秋山 麗:03/10/14 00:27 ID:m46nfVgP
>>773 思い当たる相手がいて、少し頭を抱える。
「ああ……あの、口調と身のこなしがアンバランスな……」
二人してえらい言いようである。
「とりあえず、あまり表立って動かないようなら、あえて紹介文作らなくても、とは思うけど……
ほら、影でこそこそと執事見習いやってる飯塚さんとかいるし」
775 :
椿 杏樹:03/10/14 00:35 ID:209OCDf5
>>775 「そっかぁ。…なら、紙は渡さなくても良いのかしら?
じゃああとは一応三条先生だけになりますね。」
紙を一枚エプロンのポケットにしまう。
「飯塚さんって私、お会いした事無いんですけど、どんな感じの方ですかね〜。
やっぱり手が早い感じの人?」
直球で遠慮無く聞いてみる。
776 :
秋山 麗:03/10/14 00:42 ID:m46nfVgP
>>775 「うーん……手が早いというよりも、漁夫の利を虎視眈々と狙ってるというか」
意味不明である。
「少なくとも、名無しの執事さんが目を光らせてるから、そうそう出番は無いと思うわよ。
……もっとも、主人から命令が出たら、喜んで襲いに来そうだけど……」
「……そういえば最近、あの雫、来ないわね? 奏さんに飽きたのかしら?」
個人的に気に入らないらしく、客人の名前呼び捨てである。
777 :
椿 杏樹:03/10/14 00:49 ID:209OCDf5
>>776 「大変。私最近粗相が多いから気をつけなきゃ。
麗さんも今日お昼過ぎに帰ってきてたのバレたら、大変ですよ?」
くすくすと笑う。
「綾峰の奥様…そう言えば、お越しになってないですね。
あ!奏さんと言えば。昨日の晩、男の子が訪ねてきてたみたいなんですよ〜。
私お部屋隣だからラブラブ声、丸聞こえ。おかげで眠れなかったんです。
ただでさえ最近私悩みがちなのに、お肌まで荒れちゃったらどうしましょ…」
ぷうっと頬を膨らませ、手でさする。
778 :
秋山 麗:03/10/14 00:56 ID:m46nfVgP
>>777 「もしかしたら全部知ってて、自室で笑ってるかもしれないわよ?
よりどりみどり〜って。主人もそうしてるかもね」
などと冗談を交えて、こちらも笑う。
>ただでさえ最近私悩みがちなのに、
「あら、恋の悩み? ……もしかして、最近調子が悪いのはそのせい、とか?」
779 :
椿 杏樹:03/10/14 01:09 ID:209OCDf5
>>778 >恋の悩み?
麗と共に可笑しげに笑っていたが、その言葉にふと眉を寄せて首を捻る。
「恋というか、うーん…。変なんです。
マスターっていらっしゃるでしょ?御主人様のお友達の。
あの人が私だけ意地悪な事言ったりしたりするから、戻ってきてからというもの
会えば喧嘩になっちゃうんです。なんかわかんないうちに、泣かされちゃったりして」
麗は大人っぽいから何かいい知恵を与えてくれるかもと思い
そう素直に話してみる。
「でも私もよくよく考えたら、私も神経過敏になってたのかなぁって。
だから今度ごめんなさいでもしようかと思っては…みたんですけど…。
よくわからないんです。あの人なんで私ばっかり、冷たく意地悪するのかしら」
780 :
秋山 麗:03/10/14 01:19 ID:m46nfVgP
>>779 「意地悪、ねぇ……」
杏樹の話を一通り聞いてから、そう呟いて考えるそぶりを見せる。
「意地悪したくて意地悪してるんじゃ無いと思うけど……結果が同じなら意味無いわよね。
理由は詳しくわからないけど……無意識のうちに、気になっているんじゃない? あなたのこと。
同時に、あなたもマスターのこと」
と、杏樹が反発しそうなことをあえて言ってみる。
781 :
椿 杏樹:03/10/14 01:33 ID:209OCDf5
>>780 >無意識のうちに、気になっているんじゃない? あなたのこと
「それならそれでもっと優しくしてくれればいいのに〜。
御主人様や伊達さんみたいにわかりやすい男の人なら、私も絡みやすいんですけど。
気になっているにも関わらず一切手も出さないって、おかしくありません?」
>同時に、あなたもマスターのこと
「うーん…気になってると言えば確かに、そうなのかもしれません。
だってこんなにお仕事に支障が出てるんですもの。ほんとう困ったわ…」
ほとほと困り果てた様子でまた溜息をつく。
伊達の事は、敢えて言わずのままで。
「…ま、お手紙出してみましたから、また改めて彼とお話ししてみます。
ありがとう麗さん、お話聞いてくれて」
782 :
秋山 麗:03/10/14 01:38 ID:m46nfVgP
>>781 「あたしでよかったら、いつでもいいわよ。
少し落ち着いて話をしてみなさい」
そう言って立ち去ろうとして、ふと最後に一言付け加える。
「そうそう、さっきの『一切手も出さない』っていうの、あたしたちメイドが言っても、説得力無いんじゃない?
それだけが全てじゃないわよ。逆に、手を出されても、求める気持ちを持ってるとは限らないしね」
なにやら意味深な事を告げると、気を取り直すように杏樹に背を向ける。
783 :
椿 杏樹:03/10/14 01:55 ID:209OCDf5
>>782 「おやすみなさい」
>手を出されても求める気持ちを持ってるとは限らないしね
「……。そればかりが全てじゃない、か…。それが普通の考え方なのよね。
体を重ねる事だけがすべてだと思っちゃう私の心の方が、
やっぱりどこか…おかしいのかしら。」
口元に指を当て、背を向けて去る麗の言葉を繰り返して呟く。
自分も背を向け自室に何かを考えつつ戻ろうとするが、
「……きゃあっ!」
考えすぎるあまり、柱に思いっきりぶつかりまた洗濯籠をひっくり返してしまう。
784 :
三条 望:03/10/14 02:03 ID:wSU8CW4T
三条 望
屋敷専属となった医師。
一見温和で誠実そうに見えるが、屋敷の慣習に魅入られつつある。
「こんな感じかな…」
先日撮影した杏樹と凛香のビデオを鑑賞中に、ふと今の自分の姿に思いをはせ自嘲気味に微笑んだ。
785 :
秋山 麗:03/10/14 23:07 ID:m46nfVgP
遠巻きに屋敷を眺めている。
「……引越しするには、なんかこう……微妙ね……」
「今日…引越し?」
自室の荷物を纏めると、そんな事を呟いている。
788 :
秋山 麗:03/10/14 23:14 ID:m46nfVgP
屋敷に戻り、厨房に入ると、ふとメイド連絡用掲示板が目に入る。
「これ(
>>10)……まだ貼ってあったんだ。
皆見たと思うし、もういいと思うんだけど……」
789 :
椿 杏樹:03/10/14 23:16 ID:dT/TJoWe
「あらかた決めたら、立てるだけ先に立てちゃった方がいいのかな?」
夜のデザートに食べようと思って冷やしていた梨を剥いている。
「確かに…立てるだけ立ててしまったほうがいいのかも」
自室を出て廊下に出ると、早足で歩き出す。
>>788 「いや、引っ越し後にお越しになるかも知れない新人メイドや、お屋敷に戻ってくるメイドの参考にも
もう少し貼っておいた方がいいかも知れませんな」
一人、納得したように肯いてみせる。
792 :
秋山 麗:03/10/14 23:22 ID:m46nfVgP
>>791 「それは、そうかもしれませんけど……」
突如背後に立たれても臆せず、さらりと流す。
「そろそろ引越しか…」
窓の外の、ぐずついた夜空を見上げている。
>>792 「では、これはこれで別途、保管庫の方にでもファイリングしておきますか……」
そう言いながら、あらためて
>>10を読み返す。
795 :
秋山 麗:03/10/14 23:27 ID:m46nfVgP
>>794 「あえてこう掲示しなくても、住人同士の雰囲気さえ作れれば、あとはどうにかなるような気がしません?
そのために、とそもそも配られたものですし」
>>795 「いや、歳を取ると、何かと回りくどく、小難しく考えるようになっていけませんな」
例の言葉に納得し、苦笑いを浮かべながら何度も肯いてみせる。
「では、次のお屋敷にあらためて貼ることはしない、と言うことにしておきましょうか」
797 :
椿 杏樹:03/10/14 23:30 ID:dT/TJoWe
「あら?いつのまに麗さんと執事様が。じゃあえーと、そろそろ建築業者さんにお電話を……
……いっ、たあっ!」
2人の会話に余所見するうち果物ナイフで指を切ってしまい、痛そうな声を上げる。
798 :
秋山 麗:03/10/14 23:33 ID:m46nfVgP
>>796 「ええ、そのようにお願いします。
……さて、と……」
平然と執事とのやり取りを終え、引越し準備に取り掛か――ろうとして、
>>797 「……ちょっと、大丈夫?」
突然の悲鳴に驚き、慌てて救急箱を持っていく。
廊下を歩いていると、執事が。
そして、遠くには麗と杏樹が。
「あら、皆さんこんばんは〜」
>>797 「……おやおや……」
指を切り、思わず悲鳴を上げた杏樹の元へと歩み寄る。
「そんなに傷は深くないようですね……」
そう言って、ジャケットの胸元に挿されていた白いハンカチーフを取り出し、それを杏樹の傷口に当てる。
そして、その上から指でぎゅっと押さえつけた。
「少し痛いかも知れませんが、毛細血管からの出血程度でしたら、こうやって圧迫しておくだけで
血は止まります」
そう語る名無しの執事の目は、杏樹の表情と白い布地に広がる赤い染みを伺い続けている。
801 :
椿 杏樹:03/10/14 23:39 ID:dT/TJoWe
>>798 「あああ、すみません〜…。ありがとうございます」
麗から救急箱を受け取り、手にバンドエイドを貼る。
が、既にいくつかの切り傷が連日の粗相によって作られており
テープやら何やらでサイボーグのような両手指になっている。
「ではお電話、私がしてきましょうかねえ」
802 :
秋山 麗:03/10/14 23:39 ID:m46nfVgP
>>799 「あら、みかささん、こんばんわ」
挨拶をしてから、杏樹の応急処置を――しようとして、
>>800 とりあえず、やり場のない救急箱の置き場に困る。
803 :
秋山 麗:03/10/14 23:44 ID:m46nfVgP
>>801 「あぅ……お願いします」
何やら色々な意味で気が滅入る。
804 :
椿 杏樹:03/10/14 23:44 ID:dT/TJoWe
>>800 (あら。なんてジェントルメンな)
「ありがとうございます。ではこっちのもうひとつの切った指にテープは貼り直して、と」
執事の手当てに微笑んで礼を言う。
「みかささんこんばんは〜。ごめんなさいね、こんなお見苦しいところをお見せして」
805 :
椿 杏樹:03/10/14 23:46 ID:dT/TJoWe
「お電話いってきます〜。あ、梨は私の分残しておいてくださいね」
厨房を出る。
>>801 >>802 しばらくして麗が持ってきた救急箱から、杏樹が絆創膏を取り出して手当を終えたのを見届け、
赤い染みの残るハンカチーフをたたみ直してポケットへとしまい込む。
「ま、圧迫止血は応急中の応急。その場しのぎなようなモノですから、ちゃんとした処置をしておくに
越したことはないですよ」
と、麗に声を掛ける。
「それに、普通はこんな止血をしようなんて、思いつきもしないでしょうから」
そう言って困ったような苦笑いを一つ。
「では、引っ越しの手配は杏樹さんにお任せするとして、私はのんびりさせていただくとしましょう」
そんな名無しの執事の手には、琥珀色の液体が波打つ小さなグラスが。
807 :
秋山 麗:03/10/14 23:49 ID:m46nfVgP
短時間でいろいろあったが、どうにか気を取り直す。
「さて、新しい屋敷ができたら引越しと後片付けだけど……」
今まで経験したことの無い埋め方に、少々思い悩む。
>>807 「……そうですな……おお、片付けもあるというのに……」
そこまで言って、手にしていたグラスの中身を一呷り。
「とりあえずは進められるところまで、進めておくしかないのではないかと」
そして、致し方なし、と言いたげに肩をすくめてみせる。
「あらら…杏樹さん、大丈夫?…お願いしますね」
厨房から出て行った杏樹を心配そうに見つめる。
810 :
秋山 麗:03/10/14 23:57 ID:m46nfVgP
>>808 「ですね……まあ、500前後までは雑談をしていても問題は無いと思いますし」
500が何を指すのかは推して知るべし。
「では、杏樹さんが切った梨でも食べながら……」
言いながら、梨の一片をひとかじり。
811 :
椿 杏樹:03/10/15 00:05 ID:bXAb/0OF
812 :
秋山 麗:03/10/15 00:05 ID:2K3zzgml
「……あら? もう建ったみたいね」
窓越しから、早くも建った新しい屋敷が見え、視線を移す。
……玄関が一昔前の様式に見えるのは、たぶん気のせいだろう。うん。
813 :
椿 杏樹:03/10/15 00:12 ID:bXAb/0OF
「梨がね!心配だったんです……。やっぱりなんかやらかしてた?ごめんなさい〜」
厨房に戻ってきて慌てて言う。
814 :
秋山 麗:03/10/15 00:15 ID:2K3zzgml
>>813 「お帰りなさい。早かったわね?
ちゃんと残してあるから、そんなに心配しないでよ」
慌てて帰ってきた杏樹を、苦笑いを浮かべて出迎える。
「どうなんだろ。どこまで行けるか埋まるところまで短レスでいくべきなのかな」
庭でリフティングをして遊んでいる。
816 :
秋山 麗:03/10/15 00:19 ID:2K3zzgml
「あとはこっちの屋敷の後始末ねぇ……一体どうするべきか……」
いつの間にか用意した紅茶を傾けながら、ため息交じりにそう言う。
818 :
椿 杏樹:03/10/15 00:25 ID:bXAb/0OF
麗に食いしん坊なイメージを植付けてしまったかと
やや恥ずかしそうな表情で梨を口にする。
「梨おいしい〜。ほんと、秋も深まってきましたねぇ。もう寒いくらい」
「杏樹さん、お疲れ様です〜」
とりあえず皆にお茶を淹れつつ、そんな事を言う。
820 :
秋山 麗:03/10/15 00:30 ID:2K3zzgml
「何にせよ、ちょっと人手が少ないわよね……」
一通りの準備は済んでいるのだが、ここから先は手数の勝負である。
「もうちょっと集まってくれるとスムーズなんだけど……」
>>818 「そうねぇ……といっても、夏も夏で寒かったけど……
……そのぶん、ワインの出来は良いそうね。数は少ないみたいだから、希少価値も付くかな?」
無意識のうちに、話が酒の仕入れの方面に向く。
雨の中の引越しで濡れた髪の毛をタオルで拭いている。
「こんな日に増築だなんて……運が悪かったですわよね」
822 :
椿 杏樹:03/10/15 00:36 ID:bXAb/0OF
みかさからお茶を受け取り飲む。
「あったかーい」
>>820 「夏にいたお屋敷のあたりはね、結構なんか残暑が厳しかったですよ。
着物でいるの本当辛かったですもの。
でもおかげで着付けは覚えましたし、何着かお着物も頂けちゃったし、まあいいかなって」
「そう言えば…今年は本当のあそこ産のメロンは食べれなかったなあ…うぅ」
杏樹と麗から少し離れた場所で、そんな事を呟く。
「ま、引っ越しの時のどたばたと言うのも、又、風物詩のようなもので……」
杏樹の手配で無事に次の屋敷が立ち上がったのを確認した名無しの執事は、
先程、中身を飲み干したグラスに、再び琥珀色の液体を満たし始める。
「梨をつまみに、と言うのも、なかなか悪いものではありませんな」
と、梨を1切れ摘み上げ、口へと運ぶ。
825 :
秋山 麗:03/10/15 00:40 ID:2K3zzgml
>>822 「和服の着付け、かぁ……そういえば、何年もやってないわねぇ……
ドレスとかなら一通りできるんだけど、着物はそもそも着た例が無いし……」
まあ、あんな侯爵のお付をやっているのだから、和服なんぞ勧めようものなら、鬱陶しいと怒られそうだが。
826 :
桜庭 奏:03/10/15 00:45 ID:d/zx/p8w
お風呂に入った後自室で来る日曜日の英検のための勉強をしていたが、今頃今日引越しなのに気付く。
慌てて自室を出ようとするが、念のために鏡で格好チェック。
「……もう一回、付けとこ。」
見つけたときにはかなり驚いた鎖骨部のキスマーク。
ただの打ち身かと思いきや、指でそこをなぞった途端司の唇の感覚を思い出した。
またしても顔を赤らめてファンデーションでごまかす。
が、うなじのキスマークは気付いていなかったりする。
「よし、これでOK!」
引越しの手伝いをするべく自室を出て行く。
引越しの最中の慌しい所にスマンが、
新しいお屋敷の方に誰かが来ているので、どなたか御相手してやってクレイ
>>825 「和服いいですねえ。私も昔着たことあるけど…」
どこか思い出すような仕草でそう言う。
「その時は、何だか女の子っぽすぎるとか言われちゃいました」
そう苦笑しながら、梨を一切れ口に運ぶ。
829 :
椿 杏樹:03/10/15 00:50 ID:bXAb/0OF
いつのまにか瞬時に玄関の応対をして戻って来る。
「し、新人さんかな?どなたか来られてるんでこちらにお誘いはしてみたんれすけど…。
はぁ、はぁ…」
ダッシュしたのか相当疲れてへたり込んでしまう。
学校から出された宿題をこなしながら、すっかりうとうとしている。
「……こんなことなら、夕食の後おねえちゃんの言うとおりにニュースなんて
見なければよかった……」
目を擦りながらぶつぶつと文句を言う。
お誘い有難うございます、どうやら今日はお忙しいようなので後日
履歴書(設定)をもってお伺いします。
832 :
桜庭 奏:03/10/15 00:55 ID:d/zx/p8w
「……寒いっ」
部屋を出た途端ぶるっと震えると、一旦自室に戻りカーディガンを着て再び廊下へ。
833 :
秋山 麗:03/10/15 00:56 ID:2K3zzgml
>>828 「いいじゃないの、実際女の子なんだし」
相槌を打ちながら、今一度紅茶を一口。
>>831 「履歴書は簡単でいいわよ。あまり不用意に多くすると泥沼にはまっちゃうから。
また会う日を楽しみにしてるわね」
ベッドで何かを嬉しそうな表情で読んでいる。
単なる可愛い絵柄のノートだが、どうやら中身は俊との交換日記らしい。
>>833 「うーん、やっぱり男の人は、女の子っぽい方が魅力的に見えるんでしょうか?」
梨をもう一切れ食べながら、そんな事を漏らす。
「私…育ちが育ちだから、昔は『男女』とか言われてたし…」
事実、幼い時はやんちゃなじゃじゃ馬娘であったようである。
836 :
桜庭 奏:03/10/15 01:02 ID:d/zx/p8w
みつあみで横わけにしているためうなじが見えやすいのにも関わらずそれに気付いていないため
のほほんといつも通りマイペースに廊下を歩く。
「そういえば、昨日私の洗濯物が何か足りなかったような……なんだっけ。」
新人の未来が持っているとも知らず首を傾げる。
「私もいつまでも新人気分じゃいられないのよね。
先輩ばかりだと思ってたら、私もいつの間にか先輩になっちゃってたわ。どうしよう。」
新人でもうかうかしてるとあっという間に自分より仕事が上手くなってしまいそうで
少し不安な表情を浮かべる。
「……それより、なんかおいしそうな予感が……」
なんとなく厨房に向かって歩き始める。
旧館へ戻ってくると、なにやら何人かメイドたちが集まっているのに気づく。
「あら? お引越しの準備はよろしいんですの?」
殊勝なことを言うものの、梨と紅茶に目が向いている。
838 :
秋山 麗:03/10/15 01:07 ID:2K3zzgml
>>835 「そうとも限らないわよ。趣味と同じで、人それぞれ。
大人しい子が好きな男もいれば、活発な子の方がいいっていうのもいるし。
まあ、瑞葉さんみたいな、清楚な子が好みっていうのは多いけどね。大抵高嶺の花としか思ってないわよ」
知ったような口を利いてみる。
>>837 などと言っていると、噂をすればなんとやら。
「あら瑞葉さん、お疲れ様。主だったことはもう終わったわよ」
いくら考えても眠さのせいで頭がこんがらがってきたので姉に聞こうと思い問題集と
ノートを抱えて奏の部屋へ。
が、彼女はもう既に部屋を出た後で、眠くて仕方がない俊はこれ以上探す気にもなれず
自室に戻る。
「ちぇっ、もういい。寝る。明日、電車でやる。」
そう呟いて明日の用意を済ませるとベッドへ飛び込む。
>>838 「うーん、やっぱり人それぞれなのかな…?」
>>837 「あ、瑞葉さんもこんばんは〜。お一つどうぞ」
梨を瑞葉に差し出すと、自分は麗と話を続けながらお茶受けを探しに。
「ええっと…クラッカーとかクッキーならあったけど…カロリーがちょっと。煎餅がいいかな?」
とりあえず、人数も多いのでそれらを少しずつ皿に盛って話し場に戻ってくる。
「こんばんは〜……」
厨房に入ると、談笑中の同僚達が。
「あ、あー!ズルイ、私も仲間に入れてください〜。おいしそうな梨!!」
なぜかいつもよりハイテンションで仲間に入っていく。
842 :
桜庭 奏:03/10/15 01:11 ID:d/zx/p8w
843 :
椿 杏樹:03/10/15 01:12 ID:bXAb/0OF
引き続き周囲の会話を聞きながら、梨を食べている。
「なんかみんなで集合だなんて、新鮮な感じですね〜」
>>838 >大抵高嶺の花としか思ってないわよ
「そうなの?見てるだけ〜で済まない子も若干一匹、いるみたいですけど。
あれは例外なのかしら」
ニヤニヤと瑞葉を見つめる。
「ねえ瑞葉さん」
「例外……?あ!」
一瞬考え込んでいたが、すぐに瀬名の事が思い浮かぶ。
「そういえば瑞葉さん…最近どうなの?」
杏樹の質問に瑞葉がどう答えるかを、興味津々といった様子で見ている。
>>838 >>840 メイドたちの輪に加わる前に、麗が自分のことを言っていたように
聞こえて、首を傾げる。が、それを問う前に、みかさから梨が渡される。
「? 麗さん、私が……あ、ありがとうござます、みかささん」
>>841 「あ、奏さんもこんばんは」
梨をかじりながら一礼する。
>>843 「え? え? 見てるだけって……?」
会話の流れが掴めずオロオロしだす。
846 :
桜庭 奏:03/10/15 01:16 ID:d/zx/p8w
「変な失敗しちゃった……」
誰にも聞こえないような小さな声で呆然と呟く。
847 :
秋山 麗:03/10/15 01:17 ID:2K3zzgml
>>840-841 >>843 引越しのためか、同時にこれだけのメイドと出会うことは久しぶりである。
>「なんかみんなで集合だなんて、新鮮な感じですね〜」
「まったくね……同じ屋敷で仕事はしていても、バラバラの時のほうが多いし」
>「ねえ瑞葉さん」
「そういえば一人……高嶺の花をものにしそうな人がいたわねぇ」
杏樹に続いて、悪戯っぽい顔を浮かべて瑞葉をみやる。
848 :
椿 杏樹:03/10/15 01:22 ID:bXAb/0OF
「今日の夜伽のお相手、どうやら誰も行ってなさそうだし…
きっと今頃御主人様も寂しがってるでしょうね。うふふ、想像したら可愛い」
みかさの出したクッキーをつまみながら、笑う。
「『おかしいぞ、なんで今日は誰も私の元へ来ないんだ!』
な…なんて言っちゃったりして…ぷっ」
849 :
桜庭 奏:03/10/15 01:23 ID:d/zx/p8w
「??何の話してたんですか?」
梨をさっそくいただきながらみんなの話についていけず質問する。
850 :
秋山 麗:03/10/15 01:28 ID:2K3zzgml
>>848 「夜伽より屋敷の引越しが優先されます、ってね」
もはや引越しではなくお茶会だが。
「案外、一人だけで新しい屋敷に行ってて、困惑してるんじゃない?」
「そういえば……みかささん以外には言ったっけ? あたしがこの屋敷にいる期間の話」
ふと思い出して、口に出す。
>>849 「奏ちゃん、今話してるのは瑞葉さんのこ・い・ば・な♪」
悪戯っぽく笑いながら奏に囁きかける。
>>844 >>847 「え? あ、あの……ええと、お約束はしたんですけれど、でもそれっきりで……」
そこで、別に白状する義務はないし、そもそも言っていいことでもなかったことに気づく。
「あっ!」
慌てて口を抑えるが、もう遅い。
>>848 「そ、そうですわよね。後でお仕置きされるのも怖いですし、
そろそろお相手に行った方が……」
焦って露骨に話題を反らそうとする。
>>849 「べ、別に、な、なんでも……」
これまた怪しい態度で誤魔化そうとする。
>>851 「み、みかささんっ!」
顔を真っ赤にして背後からみかさの口を両手で塞ぐ。
それも力いっぱい。もっとも大した力ではないのだが。
854 :
桜庭 奏:03/10/15 01:32 ID:d/zx/p8w
>>851 >瑞葉さんのこ・い・ば・な♪
「!へ、へえ〜、瑞葉さんの。
うふふ、お相手は聞かなくてもバッチリですよ。」
囁きかけるみかさに身をよせながら内容を理解すると、内心複雑だがにっこり笑ってみせる。
「夜伽の相手??も、もしかして決まってるんですか?」
杏樹の言葉に驚いて慌てて手帳にはさんである仕事表を見つめる。
855 :
椿 杏樹:03/10/15 01:34 ID:bXAb/0OF
>>849 「ああ、えーと…瀬名くん…基本的に男の方のお話とか、恋の話ですかね?
まあそんなところなのかな?奏さんもあるでしょうー。色々と」
奏にパイを齧りながら言うと、メイド全員の方を向く。
「志保さんと凛ちゃん貴子さんもいればいいのにねえ。
あと未来さんは…もうお休みかしら?まあ、無理はさせられないですしね」
「ところでみなさん、この前のメイド協会のアンケート出しました?
『好きな男性のタイプ』なんてあったから私、少し照れましたよ〜。」
どうやらなんて書いたのか、ちょっぴり興味があるらしい。
>>850 「あ、麗センパイ…」
瑞葉の件が一段落したところでの麗の話。
周りの同僚達の顔を見ながら、麗の話に耳を傾ける。
857 :
椿 杏樹:03/10/15 01:38 ID:bXAb/0OF
>>854 「決まってても気まぐれで変わるんですもの。あんまり意味無いかもねー。
御主人様の気分次第で変わるのなら、
たまにはお返しでメイドの気分によってこんな日があってもいいのかな?なんて」
お茶をすする。
「…言ったら執事様に叱られてしまいそうですけれど。」
>>850 「何の話ですか?麗さんの期間って」
>>850 とりあえず話を流すことは出来たようなので
呼吸を落ち着けて、なにやら重大らしい麗の言葉に耳を傾ける。
859 :
秋山 麗:03/10/15 01:40 ID:2K3zzgml
>>852 あからさまな態度をみて、思わず笑みがこぼれる。
「その様子じゃ、進展はさほど無さそうねぇ。
柏葉さんも、少し雰囲気変わったような気もするけど、女の子に弱いのは治ったのかしらねぇ……
……今度、体に聞いてみようかしら?」
などと、シャレにならない冗談を呟く。
>>855 「ああ、あれね……出したことは出したけど……」
どこか歯切れが悪い。
>>856-858 「とりあえず、あたしがこの屋敷にいるのは今年いっぱい。そういう契約らしいから。
……まあ、あの主人がどう出るか分からないけど、無理にでも諦めさせるから、そのつもりでね」
かなり強気な発言である。
>>855 「好きな人のタイプ…?えへ、私はもうもちろんそれはそれは…ね?」
良く分からない日本語を喋りつつ、微かに頬を染める。
861 :
桜庭 奏:03/10/15 01:43 ID:d/zx/p8w
>>855 >奏さんもあるでしょうー。色々と
「ああ、色々と……。」
『色々』を思い出して首まで赤くなるが、慌てて手を振って否定する。
「あ、杏樹さん!ないですよ〜、何にも。」
バレバレな表情をしてしまっていたことに気付いていない。
>>850 「……期間?麗センパイ、なんですか、それ?私、初耳です。」
なんだかあまりいい話ではないような気がして片眉を上げる。
862 :
桜庭 奏:03/10/15 01:47 ID:d/zx/p8w
>>855 「アンケート?ああ、あれ……私、あんなに正直に書いてよかったのかと思うほど
正直に書いちゃって……。向こうの人にひかれなかったかしら。」
難しい顔をしながらつぶやく。
>>859 「!!うそ、麗センパイいなくなっちゃうんですか?
え、ここを出たらどこに……?」
目を丸くして驚き、手を口で押さえたまま訊ねる。
863 :
椿 杏樹:03/10/15 01:50 ID:bXAb/0OF
>>859 >あたしがこの屋敷にいるのは今年いっぱい
「!!ええ〜〜〜!?そんなぁ、せっかく仲良くなれたのに。寂しいです…」
パリ、とパイをかじり何を寂しそうに言うのかと思えば
「麗さんにムチの使い方とか、色々教えてもらおうと思ってたのにー」
一体誰に使う気なのか。
「そう言えば志保さん、最近どうなのかしら。
お腹の具合とか何ヶ月目でしたっけ。つわりとか大変なんですよね?」
864 :
桜庭 奏:03/10/15 01:52 ID:d/zx/p8w
杏樹の言葉にうんうんと頷く。
「そうですよ〜。私も、センパイに教えてもらいたいことたくさんあったのに。
もう、明日から毎日お仕事のお勉強教えてもらいに行っちゃおうかな。」
心底寂しそうな顔をしながら再び梨をもぐもぐと食べる。
865 :
秋山 麗:03/10/15 01:54 ID:2K3zzgml
>>862 思わぬ問いに、一瞬きょとんとした顔を見せる。
「……あ、言ってなかったかしら? あたし、本当は名無しの侯爵家のメイドなの。
ちょっと前の杏樹さんみたいに、この屋敷に出向中ってわけ」
>>863 「(……何で鞭?)」
ツッコみたい気もするが、なんか怖い答えが返ってきそうなのでやめておくことにする。
「志保さんは、確か三ヶ月目に入ったところだったかしら?」
>>855 >アンケート
「……一応書きましたけれど……」
はぁ、とため息をついて言葉を濁す。
>>859 >今度、体に聞いてみようかしら?
「ダ、ダメですっ! 絶対にダメっ!」
せっかく反らすのに成功していた話を自分で引き戻してしまう。
>あたしがこの屋敷にいるのは今年いっぱい
「……えっ、じゃあ、あの侯爵様のところへ戻られるんですの?」
瀬名のことでの狼狽がピタリと止まる。
「麗さんとは色々ありましたけれど……でも寂しいです。
教えていただいたことも沢山ありましたし……
侯爵様のところへ戻られても、時々遊びにいらして下さいね。
おじ様が悪いことをしないように、私たちで見張りますから」
ね、と周りのメイドたちを見回す。
867 :
桜庭 奏:03/10/15 01:57 ID:d/zx/p8w
>>865 「名無しの侯爵家……?そうだったんですか。
って、なんか『名無しの侯爵家』って、聞き覚えがあるような……」
と言って眉根を寄せる。
「それにしても寂しくなりますねえ……」
皿の上の梨を次から次へとパクつきながら呟く。
>>863 「つわり…かあ」
最近、さすがに仕事のキレを失いがちな志保の事を思う。
「志保さんと伊達さんの赤ちゃん、元気に生まれてくるといいですね…」
別に他意はなく、杏樹にそう言う。
>>866 「そうです!たまには遊びに来てくださいよ!」
口を尖らせながらそんな無茶を言う。
869 :
桜庭 奏:03/10/15 02:00 ID:d/zx/p8w
>>868 「ですねぇ、元気に生まれてくるといいな。赤ちゃん……」
生まれてくる赤ちゃんの可愛らしさを想像して顔がとろけたような表情になる。
「絶対、抱かせてもらうんだ〜♪」
うふふと笑いながら梨をかじる。
870 :
秋山 麗:03/10/15 02:02 ID:2K3zzgml
>>866 「うぅん……正直なところ、あまり庇われても困るんだけど……」
周囲の意に反して、苦笑いしながら答える。
「曖昧に向こうに戻って、未練を残しちゃうと、あとあとちょっかいをかけられたりして困るから。
それよりむしろ、直接対決でもして、きっぱり諦めてもらった方がいいのよ」
果てしなく難しい方法だということは承知しているが。
>>868 「はいはい、わかりました」
全力でお願いするみかさに、子供を諭すようにして答える。
871 :
椿 杏樹:03/10/15 02:02 ID:bXAb/0OF
>>865 「三ヶ月かぁ。ドラマだと新婚家庭で告白するあたりですよねぇ。
『あなた、妊娠したの。3ヶ月ですって』
『なんだって!?おめでとう志保!』」
他のメイドに気付かれないよう、言いながら一瞬ちょっぴし唇を尖らせる。
「なぁーんて言っちゃたりして抱き上げてクルクル回ったりしてさ。ぷんだ」
>>868 「あ、そうですよねー。なんたって赤ちゃんは健康が一番だもの」
みかさの言葉に打って変わってにこにこ笑い、答える。
872 :
桜庭 奏:03/10/15 02:05 ID:d/zx/p8w
>>870 「えぇ〜、そんなこと言わずにたまには遊びに来てくださいね。
ほら、五月さんだって、違うお屋敷だけどたまに遊びに来てくれますし。」
最近会わない五月を思い出しながら再び梨に手をつける。
「志保さんの、赤ちゃん……」
必ずしも伊達の子では無いのではないか、という可能性が頭をよぎるが、
ブンブンと首を横に振って、その可能性を打ち消す。
「ええ。可愛くて元気な赤ちゃんがいいですわよね。
志保さんのためにも……」
少し翳のある表情で頷くが、周囲が盛り上がっているので
だんだんと明るさを取り戻す。
「……私もいつか、可愛い赤ちゃん欲しいですわ……
皆さんもそう思われません?」
874 :
秋山 麗:03/10/15 02:11 ID:2K3zzgml
>>872 「そうねぇ……まあ、暇を見て、ね。
たぶん向こうに戻っても、しばらくはかなり忙しいと思うから」
先のことはわからないので、またしても言葉を濁しつつ、自分も梨を手に取る。
>>873 「悪いけど、あたしは遠慮したいところね……欲しくない、ってわけじゃないけど……」
これまた曖昧な答え。
>>873 「そうですねー……って!?」
突然の瑞葉の赤ちゃん欲しい発言に、口に運ぼうとしていた煎餅を取り落とす。
「瑞葉さん…早まっちゃダメよ?」
何を勘違いしているのやら。
「でも、いつか私も赤ちゃんほしいなあ…。幸希と私の赤ちゃん……っていきなり何言わせるんですか!?」
自分から言った事にもかかわらず、顔を赤くしてあたふたしている。
876 :
椿 杏樹:03/10/15 02:15 ID:bXAb/0OF
>>872 「そうね。侯爵家の御使い用事があれば、来て貰う事はいつだってできるもの。
なんだかんだあってお別れになっても、御主人様は麗さんをお気に召してらしてるんですから…。
きっと喜ばれますよ」
>>873 「私も、怖くて作れないかもしれません。他の人の子供と遊ぶのは大好きですけど…。
なんかほら、自分の子供だといつか殺してしまいそうで」
笑顔で爆弾発言。
「?あ、あれ…?なんかおかしい事、言いまし、た?私…」
周囲の目にきょとんとする。
877 :
桜庭 奏:03/10/15 02:15 ID:d/zx/p8w
>>874 「うう、そうなんですか。やっぱり今のうちに麗センパイのお仕事知識をごっそりと
吸収しておかないと……」
そう言いながら手帳を取り出し、自分の空いている時間を探す。
「センパイ。空いてる時間に色々教えてくださいね!!」
どこか必死な表情でお願いする。
>>873 「赤ちゃん……欲しいけど、しばらくは見てるだけでいいかな。
だって、まだ全然育てられる自信ないし。私もまだまだ子供だから。
このまま行くと、10年後も同じこと思ってそうな予感がするけど……」
そう言いながら、10年後の自分は何をしているのだろうと思いをはせる。
878 :
桜庭 奏:03/10/15 02:20 ID:d/zx/p8w
>>876 「……!!」
恐ろしい事を笑顔で話す杏樹に思わず固まる。
879 :
秋山 麗:03/10/15 02:21 ID:2K3zzgml
>>875 「なぁんか暑いわねぇ。外は寒かったはずだけど?」
あからさまにそう言ってみる。
>>877 「吸収できたら、の話だけどね。あたしの14年…そろそろ15年にも及ぶメイドの知識」
改めて数字で表すと、長いなぁと自分でも思いつつ。
>>876 さらり、と杏樹の口から漏れたダイナミックな発言に、一瞬硬直する。
「……今、何て言ったの?」
>>874 「そう、ですの?」
割と夢見る発言だったので、麗の冷静な言葉には共感出来ないようである。
>>875 「早まる……って、べ、別に今すぐってわけじゃありません!
別に瀬……い、いえ、何でも……」
こちらもみかさと同じくあたふたして俯く。
>>876 「え……?」
杏樹の爆弾発言に顔を引きつらせて固まってしまう。
>>877 「あ……そうですわよね。考えてみれば、私も子育てなんて
今のままじゃ出来ませんし……もっと良いお母様になれるように
たっぷり修行しませんと」
ようやく冷静になったようではある。