新規参加ガイドライン
・まずは役作り
役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄を決める。
最低でも名前(メイド以外は名無しも可)、屋敷との関係、大まかな性格は決めるように。
容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。(あとから付け足しても良いです)
今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁
・最初から飛ばす必要は無い
屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。
・時間合わせがカギ
できれば前もって参加できる時間を伝えておけると、早めに開始できるので良い。
できなくても、早め早めに待機すれば終了時間も早くなる。
(むろん、連絡はメアド欄で。本文はできれば一人の動き、ダメなら空欄)
待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。
【無名で待機するときはメアド欄に役名・新人の旨等を忘れずに。これで手間がかなり省けます】
・破綻しない程度の裏設定は可
実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。
ですが、それにより住人の続行が難しくなる(あるいは立場が大きく変わる)ようなものは、
あらかじめメアド欄などで、当人に確認してからにして下さい。
・技量は問わない。連携ができるか否か
続きを書く早さ、表現の緻密さなどは、さほど問いません。(最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが)
それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
自分が考えた展開にこだわるのではなく、流れに乗った行動を心がけてください。
自分が参加できるかどうか、一度「名無しの客人」として、屋敷の門を叩いてみてはいかがでしょうか?
役職ガイドライン
・屋敷の住人
血縁関係又は養子縁組・居候等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。役割は重複可能
名前は設定可。設定しない場合は「名無しの○○(関係)」
(ただし、主人の血縁の場合は苗字はつけられません)
屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます(致命的なプレイは不可)
・お客様
関係は何でも。住人やメイドの友人、取引先関係などなど
名前は設定可。設定しない場合は「名無しのお客人」とか「名無しの○○(役職)」とか
通常プレイのみ(強制含む) お仕置き部屋等は、基本的に屋敷の住人の許可が必要
住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対してもある程度強制力が働きます
・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
識別上、上の名前は設定可 設定しない場合は「名無しの宿泊客」とかいろいろ考えてください
通常プレイのみ。奉仕やら何やらのソフトプレイ中心。
宿泊客の命令には強制力は働きません(どうしてもという時は脅迫を併用のこと)
・メイド
できる限り名前を設定(指名される場合を考え)
性格付けはできる限りしてください。セクース時の対応(受け入れる・嫌がる等)も
メイド同士の挨拶は簡潔に 採用云々の件は基本的に不要
暗にセクースへの派生の手がかりとなる展開は容認
受けだけではなく、逆に言い寄ってもかまいません(藁
命令には従属ですが、ひたすら嫌がって強姦役に徹してもかまいません(藁
※素の話はメール欄でお願いします。
(だからといって、素の話をし過ぎないように)
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰する場合はその折に自己紹介をお願いします)
名無しの御主人様
言わずもがな、この屋敷の主。
メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
客人
御主人様の友人伯爵
主人の旧友。屋敷を密かに訪れ、訪れるたびに屋敷の様子を傍観し、
その淫らな欲求を満たしては帰途につく。
安藤 五月@伯爵家使用人
友人伯爵家のメイド。御主人様である友人伯爵に好意をよせているが
関係が進展しないことに悩む。
伊達 雅彦
主人の弟、重臣の大学の後輩で屋敷の書斎を借りている。地質・宝石学が専門だが医・薬学にも詳しい。
現在は志保と深い関係である。かなりの難病持ちであるが……?
名無しの若侯爵
麗の主人。見た目は若いが人間らしい感情が薄く、妙に落ち着き払った冷たい人物。
主人の非礼な行動をネタに屋敷のメイド達を弄ぼうと企む。
綾峰 雫@他の屋敷の女主人
自分の気に入らないメイドに対しては冷たく、無理難題を言いつけては悦に浸る。
だがこの屋敷のメイドである奏には優しい。というより、一方的に溺愛している。
変態
使用人(メイド)
里村 志保
特に料理が得意なため、厨房を任されているメイド。 妊娠中。
孕んだ子は伊達の子だと信じているが、確証はない。
萩野 瑞葉
伯父である主人を慕い、実家の子爵家を飛び出してメイドとなった娘。
しかし同年代の瀬名とも半ば恋仲になってしまい、二人の間で揺れ動く。
留萌 みかさ
元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。
秋山 麗
十年以上名無しの侯爵家に仕えていたが、一悶着の末、この屋敷で働くことになったメイド。
半ば強制的とも言える懐柔策だったため、時折、主人に対して強く反抗的になる。
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。
桜庭 奏
真面目で勉強熱心だがまだまだ新人気分が抜けないメイド。
大学中退の経歴があり、まだ勉学への未練がある。
星野 凛香
夏休みを利用して屋敷でバイトしている女子高生
最近屋敷の本当の姿を知るが特に動揺もなく淡々とこなしている。
白河 貴子
大学を卒業後、屋敷で働くことに。 一生懸命だがちょっと抜けている天然系。
長身色白で身は細く、胸も控えめ。視力が悪く、コンタクトレンズを着用。
使用人(メイド以外)
名無しの執事
謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。
柏葉 瀬名
屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。
8 :
桜庭 奏:03/09/01 02:40 ID:rDNEC1d4
無事に立ったお屋敷を眺めて満足そうに頷く。
「やった、私にもできちゃった。」
微笑んだ瞬間、
>>5が目に入り、思わずベルを鳴らす。
「うわ……変な人呼んじゃったみたい。
御主人様、ごめんなさい〜……。」
一人で呟きながら、目を少し潤ませる。
「あわわ……名無しの御主人様の屋敷のメイドじゃないのに……」
申し訳なさそうに、屋敷前から立ち去る。
「ほう……今回の1000はあの伯爵のところのメイドか……
ふふっ、今度伯爵と二人で、盛大にもてなしてやるかな」
さっそく新しい書斎から、鮮やかに1000を取っていった五月を、にやけた顔で見つめる。
11 :
桜庭 奏:03/09/01 02:53 ID:rDNEC1d4
「ふう……。」
荷物を抱えて新館へやって来る。
屋敷前から去る五月を見かけて首を傾げる。
「あれ…?五月さん?寄って行けばいいのに……。」
久し振りなのにもう遠くに見える五月を見て残念そうな表情をする。
12 :
秋山 麗:03/09/01 03:00 ID:HTUWyH7V
「仕込みは無駄になるし1000は逃すし……はぁ……
まあ、ヘタに1000取って、主人に『お祝いに永遠に可愛がってやろう』とか言われるのもアレだけど……」
いろんな意味で疲れ切った面持ちで、新しい館に歩いてくる。
13 :
里村 志保:03/09/01 03:02 ID:1hQZOIs4
「お屋敷が新しくなったことだし、そろそろ始めないと…」
新館に運んだ淫具一式を手提げ袋の中に入れ、廊下を歩き始める。
屋敷のいたるところに淫具を隠し設けるためという目的のためか、
表情は少々赤みを帯びている。
14 :
桜庭 奏:03/09/01 03:04 ID:rDNEC1d4
「今回はコレもあるんだった……。」
ダンボール3箱をカートに乗せて自室へ運ぶ。
某量販店に到着し、商品が陳列している棚を楽しげに眺めている。
「あ、これカワイイ!」
買う必要のない物に目がいくが、頭の中では部屋のどこに置こうか考えている。
16 :
秋山 麗:03/09/01 03:10 ID:HTUWyH7V
厨房に入ると、再び気合を入れなおす。
「さて……愚痴ってても始まらないし、仕事は仕事、っと……」
なんだかんだ言いつつも、メイドの仕事はおろそかにはしないらしい。
17 :
白河 貴子:03/09/01 03:12 ID:SbSveL20
なんとか今度は迷わずに新館へと辿り着く。
「――っと!?」
誰かが急に飛び出してきたのに驚き、飛び退った。
その人物は、「変態!変態!」と叫びながら物凄いスピードで走り去ってしまう。
「……またなにか悪い夢でも見てるんだわ」
そう呟いて、ゴシゴシと目をこすり、与えられた部屋へと向かう。
年齢は小学校高学年くらいの○ャニーズに入っていると言ってもおかしくないような
綺麗な顔立ちの少年が、地図を見ながら屋敷へ向かって歩いてくる。
再び書斎でコーヒーを一杯。
むろん、頭の中では例のBGMが流れている。
玄関にたどり着き、地図をもう一度確認してここだと確信すると呼び鈴を押す。
21 :
里村 志保:03/09/01 03:18 ID:1hQZOIs4
「あとは…」
淫具のほとんどを隠し終えたせいで、手提げ袋の中は何も無い。
残っているのは、手持ち無沙汰に両手で弄ばれている数個の淫具のみ。
22 :
白河 貴子:03/09/01 03:21 ID:SbSveL20
>>19 「さて、さっそく御主人様のところへ向かわなきゃ。
初仕事……いったいどんなことになるのかしら?」
荷物を解くのももどかしく、鏡に向かって身だしなみを整えると部屋を後にする。
「制服は支給されるのかしら。それも訊かなくっちゃ。
……あれ?」
ふと、主人がどこにいるのか分からないことに気づく。
しばらく考えて、ひとまず書斎へと向かい、軽くノックする。
「貴子です。御主人様、いらっしゃいますか?」
23 :
里村 志保:03/09/01 03:23 ID:1hQZOIs4
ピンク色のロータのコード部分を持って、まるでダウジングをしているかのように廊下を歩く。
すると呼び鈴が鳴っているのに気が付き、玄関へと向かう。
(こんな時間に誰だろう…?)
そんなことを思いながら玄関の扉の鍵を開ける。
「はい、どちらさまでしょうか?」
24 :
桜庭 奏:03/09/01 03:24 ID:rDNEC1d4
はじめてやった大仕事(?)に充実感を覚え、机に向かいながらも早々とまどろみ始める。
>>22 コーヒーを飲んでいると、不意にドアがノックされる。
「……ん? おお、入りたまえ」
先ほどの貴子だとわかり、部屋の中に招き入れると、先ほどと同じ場所に腰を下ろす。
「すまんな、来た早々ごたごたしてしまって」
26 :
桜庭 俊:03/09/01 03:29 ID:rDNEC1d4
>>23 玄関にメイド服を着た女性が現れてほっとしたように微笑む。
「こんばんは。夜分遅くにすみません。」
丁寧にお辞儀する。
「姉がここで働いていると聞き、兄にここでお世話になるように手紙を書いて
もらったんです。
あ、俺の名前は桜庭俊といいます。」
予算をかなりオーバーしているものの、スキップしながら屋敷へ戻る。
「今日はツイてるかも! こんなに可愛いものばっかりゲットしちゃった♪」
28 :
白河 貴子:03/09/01 03:31 ID:SbSveL20
>>25 「失礼します」
返事があったので中へ入る。
早速質問しようとしたが、、主人が口を開いたので慌てて引っ込める。
「いいえ、私なら大丈夫です。
それよりも私のほうこそ、事前に連絡もなしにお伺いしてしまいましたし……
非礼をお許しください」
そう言って頭を下げる。
29 :
里村 志保:03/09/01 03:39 ID:1hQZOIs4
>>26 「桜庭…俊」
聞き覚えがある桜庭という苗字を頭の中で反芻させ、記憶を辿る。
「もしかして、奏さんの…?」
もしやと思い、半ば確信的な口調で尋ねる。
たがその口調と自分のポケットから覗く巨大な張り形が、
アンバランスであるということに気付かない。
ローターのほうは小さいことが幸いして、ポケットから顔を出していない。
>>28 「ほう……筋はいいかもしれんな。まあ、かけなさい」
あちこちの面接で落とされた割には、きちんと敬語ができていることに感心し、椅子を勧める。
「えっと……制服の方は、あとで届けさせよう。さすがにこう慌しいと手が足りなくてな……
あと、実際に仕事に入ってもらう前に、一度聞きたいことがある」
先ほどまでの笑顔を消して、真面目な顔で問いかける。
「メイドとしてやる仕事と、それについて今自分ができるレベルを言ってみなさい。
……まあ、大学を出たと言っても、全部答えられるわけは無いだろうから、わかる範囲だけでいい」
つまりは、貴子が持っているメイドの印象と、技量を知りたいらしい。
31 :
桜庭 俊:03/09/01 03:48 ID:rDNEC1d4
>>29 「はい、桜庭奏の弟です。姉がお世話になってます。」
また深々と頭を下げるが、志保のポケットから覗く張り方に気付いて複雑な表情を
浮かべる。
「両親が海外へ転勤になってしまったのですが、大学までエスカレーターの小学校
に通ってるため、俺は日本に残ることになったんです。
兄のところで世話になるはずだったんですが、兄は医学を学ぶ身でどうも俺にまでは
手が回らないらしくて、それでここへ。」
気付かないふりをして今回ここで世話になることになった理由を語りだす。
屋敷の中へ案内してもらいながら、先ほど見えた物を思い浮かべる。
(友達の家で、メイドさんを雇っているところがあったけど、聞いた話ではいやらしい仕事
ばっかりさせてるみたいなんだよな。ここでもそうなのかな。)
32 :
白河 貴子:03/09/01 03:53 ID:SbSveL20
>>30 「ありがとうございます!」
さっそく褒められて気を良くして、軽くお辞儀をして腰を下ろす。
そうして顔を上げた途端、笑みの消えた主人の顔を見て表情を硬くする。
「はい。メイドの仕事とおっしゃいますと……」
膝の上でギュッと両手を組んで、慎重に言葉を選ぶ。
「掃除、洗濯、料理などの家事全般でしょうか。これは、4年間一人暮らしをしていたので
こちらのやり方さえ教えていただければご満足いただけると思います」
そう言ったものの、主人が依然険しい表情のままなのでそれを解きほぐそうとしてみる。
「中には、戦闘能力を持ったメイドさんとか、その……夜のお仕事の得意なメイドさんも
いらっしゃるようですね。私は残念ながら運動音痴の恋愛音痴ですけれど」
そう言って、さらに主人の反応を窺う。
>>32 貴子の言葉を黙って聴いていたが、最後に大きく頷く。
「うむ……なるほどな。俗に言う『身の回りの世話』は問題ないか……」
さすがに性経験などは突っ込んで聞かなかったが、実務の一つと受け取っている分、衝撃は受けなさそうである。
「……なるほどな。よしわかった。何も、そんなにおどおどしなくてもいいぞ。
わからなければ、他のメイドに聞けばいいし、私ももちろん力になろう」
貴子の答えに満足したように、再び笑顔を浮かべて見せる。
34 :
里村 志保:03/09/01 04:16 ID:1hQZOIs4
>>31 (医学…)
その学問の名を聞いて複雑な表情を浮かべるが、
表情の理由を知らない来訪者の手前とあってすぐに表情を元に戻す。
「お部屋は奏さんと一緒のほうがいいのかな?」
美麗な容姿だが小学生という理由で何の考えも無しに、奏と同じ部屋にさせようとする。
(…でもやっぱり、やめたほうがいい)
奏が夜伽の勉強のために、それについての本をよく書斎から借りていることを知っている。
だから教育上問題があると考え、発言を正す。
「…いや、一人部屋にしましょう」
空いているメイド用の個室へと案内する。
35 :
白河 貴子:03/09/01 04:17 ID:SbSveL20
>>33 一応は主人に認められたようで、笑顔に安心する。
「はい。でも、まだまだ分からないことも多いですし、なによりもこういうお仕事は
これまで経験がありませんので、いろいろご迷惑をおかけするかとも思います」
ふと、先ほど冗談のつもりで言った、戦闘とか夜のお仕事といったことが
軽く受け止められていることが気になるが、よもやそんなことはないだろうと思い直す。
(見たところ、人の良さそうな御主人様だし……メイドに手を出すなんて、ね)
「お世話になります。よろしくお願いします」
そう言って、また頭を下げる。
>>35 「まあ、できるだけ早く慣れて欲しいものだがな、はっはっは!」
などと陽気に笑うその裏で、どう責めてやろうか考えているのはむろん秘密。
「私からはこれで終わりだが、君の方から何か聞きたいことはあるかな?」
37 :
桜庭 俊:03/09/01 04:26 ID:rDNEC1d4
>>34 「いや、一緒はちょっと……。」
奏と一緒の部屋にしかけた志保に言いかけるが、途中で一人部屋を提案してくれた
志保に安心する。
いくら小学生とは言え、思春期にさしかかっており、姉弟とは言え女性と同じ部屋と
いうのは意識してしまうものである。
「ここまで案内していただいてありがとうございました。
荷物は姉に届いてると思うので、朝になったら受け取りに行こうと思います。
お疲れ様でした。」
部屋まで案内してもらい、志保に挨拶すると去っていく姿を見止めてから扉を閉める。
38 :
里村 志保:03/09/01 04:34 ID:1hQZOIs4
>>37 「……」
小学生でありながらも、礼儀正しい俊の言動に終始圧倒される。
「…あ」
案内した部屋から踵を返して再び廊下を歩き始めると、
ここで自分のポケットからはみ出す張り型に気付く。
「どうしよう」
羞恥に頭を抱え、自分のしたことについて後悔する。
39 :
白河 貴子:03/09/01 04:37 ID:SbSveL20
>>36 「はい、頑張ります!」
主人の笑顔にずいぶん緊張も和らいでいる。
「質問は……いまのところは特にございません。
これからなんなりと仕込んでくださいませ。
御主人様のご期待に沿えるよう、一生懸命努力します」
口調も軽く、大きいことを言ってのける。それが主人を奮い立たせているとも知らずに。
「ご用件はお済みのようですし、そろそろ失礼してもよろしいでしょうか?」
>>39 「そうだな、遅くまで悪かった。今日のところはもう休みなさい。
明日からしっかりと頼むぞ」
満足そうに言うと、貴子を下がらせる。
一人になると、先ほど貴子が言ったセリフを思い出し、いやらしい笑みを浮かべる。
「なんなりと仕込んでくださいませ、か……ふふふっ。
お望みどおり、たっぷりと仕込んでやるぞ……」
41 :
桜庭 奏:03/09/01 04:54 ID:rDNEC1d4
机に突っ伏してうたた寝していたことに気付いて慌てて目を覚ます。
「うう、首が痛ぁい。」
首に手を当てて回しながら椅子から立ち上がる。
同い年の弟から届いた手紙をもう一度眺める。
「…何考えてるのよ、もう。親にはばれないって言ったて、信用できない……。」
俊が加わるこれからの屋敷での生活を想像して頭を抱える。
『お姉ちゃんにも会いたいって俺のところに着てから毎日言ってたんだぞ。
ずっと会ってやらなかっただろ。
……血はつながってなくたって、アイツはずっとおまえに懐いてたじゃないか。』
手紙の文章を思い出し、俊の来訪を憂鬱に思っていた気持ちを振り払う。
(まあ、仕方ない、よね……。
願わくば、メイドさんの仕事の内容を知られませんように……。)
もう既に俊がここにたどり着いているとも知らずに、改めて寝るためにベッドに入る。
43 :
白河 貴子:03/09/01 05:13 ID:SbSveL20
「いえいえ、遅くなんて……私こそすみません。
わざわざありがとうございました。」
もうすっかり主人に気を許した様子でそう言って、席を立つ。
「それでは、お休みなさいませ」
ドアの前で軽く会釈して、自室へ下がる。
自室にて、ベッドに腰掛けて荷物を片付けながら、あれこれ思い巡らしている。
「どんな仕事をさせられるのかと心配だったけど、なんだか良さそうな感じね。
あとは制服ね。高校以来制服なんて着たことがないし、似合うかどうか……」
片づけが終わると、分厚い革のノートを手にして机へ向かい、日記をつけ始める。
「今日でこの日記もちょうど10年目か。早いものだわ。
10年前、いや、去年の私だって、まさかメイドになるなんて思ってもいなかったろうに。
不思議なものよね、人と人との巡り合わせって。ようし、明日からまた頑張ろっと!」
そうして、ノートを大事そうに引き出しの奥へ仕舞い、ベッドに飛び込んだ。
「おやすみなさいませ、御主人様、ってか」
そう呟いてニヤニヤして、眠りに落ちていく……
「凛香のやつ、お屋敷から直行で学校来るのかなあ。まったく」
制服に着替えながら、結局昨晩寮に戻ってこなかった凛香を心配する。
点呼などはなんとか自分が代返しているので問題なしだが、
さすがに今日から学校開始なので気になってしまう。
「ま、あそこから来るのなら遅刻は確実だろうけど」
そう言うとソファに腰を下ろし、バイオリンの側にある一枚の電報を手に取る。
「『綾峰家・晩餐会へのご招待』か…。
バイオリン披露で呼ばれるからには、まぬけなザマは見せられないわよねぇー」
コンクール優勝のオプションでお呼びがかかった晩餐会の招待状を
しげしげと眺める。
「人前で完璧に弾けないなんて恥だもの。死んだほうがマシだわ」
その両指は練習のしすぎで赤く腫れ、ところどころ血豆が潰れていたりして
何個も包帯が巻かれている。
が、凛香には"ガラスで指を切った"などと適当にごまかすつもりらしい。
45 :
伊達 雅彦:03/09/01 09:29 ID:tmxJoCgO
病院に勤める友人を訪ねた所、すぐに長期入院する事を勧められる。
しかし、考えるところもあってその提案をあっさりと蹴ってしまう。が、それでも折れない友人の態度を見て、結局検査も兼ねて一晩泊まることとなる。
「屋敷は建て替えの時期だったのか…。俺も参加したかったな」
屋敷に戻って検査の結果表を一読すると、電話を掛けながら鬱陶しげに広間のゴミ箱へと投げる。
「いくらお前には世話になってるとはいえ、完治の見込みの薄い長期入院だなんて…俺は生ける屍のようになるのは嫌だぞ。ああそうだよ、それもあるしな」
そのまま携帯で電話をしながら自室へ戻るが、丸めて捨てたはずの結果表がゴミ箱の外に転がっているのには気付いていない。
46 :
萩野 瑞葉:03/09/01 09:32 ID:Ox+TfDj0
朝食の後片付けをしたり、引越しの荷解きをしたりと
忙しさにかまけることで、一時的にでもブルーな気分を払拭しようとしている。
47 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 14:38 ID:4pVAiqaa
48 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 18:45 ID:z0ZnUQQd
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49 :
白河 貴子:03/09/01 19:13 ID:SbSveL20
玄関先でいかがわしいチラシを見つけ、通報して取り締まってもらおうとする。
「まったくこんなもの、いまどきは子供だって引っかからないわよ」
そう言いつつも、それに敏感に反応してしまった自分に苦笑する。
それから屋敷内を見て回り、先輩のメイドさんたちの仕事振りを頭に叩き込んでいく。
「御主人様は大変な仕事だとおっしゃっていたけれど、やはり忙しそうね。
先輩たちにも負けないように頑張らなきゃ!」
50 :
萩野 瑞葉:03/09/01 22:11 ID:1TLu4Kaq
夕飯後、食堂のテーブルを拭きながら
今夜も実家に電話をするか考えている。
51 :
里村 志保:03/09/01 22:40 ID:0yOHB4Tb
自室で自分の下腹部を撫でている。
52 :
萩野 瑞葉:03/09/01 22:42 ID:1TLu4Kaq
仕事を終えると、意を決して食堂を出る。
「やっぱり諦めるなんて良くないですものね」
54 :
秋山 麗:03/09/01 22:56 ID:HTUWyH7V
貴子が入ったので、シフト表を新しく作り直している。
55 :
桜庭 奏:03/09/01 23:20 ID:rDNEC1d4
久し振り(といっても3ヶ月振りくらいだが)に再会して同じ屋敷で暮らすことに
なった俊を思い出しながら日記を書いて読み返す。
「『成長期ってすごい。
この前会ったときは、10センチくらいの身長差だったはずなのに、
もう目の高さと同じくらいに背が伸びてた。
うらやましいな。』
…我ながら幼稚な文章……。」
とりあえず俊には、浴場とプールと食堂などなどの必要最低限以外の場所は
出来るだけ利用しないように釘を刺しておいた奏であった。
買ったものを部屋に飾っている。
「このマスコットは……この窓際ね」
帰ってきてから、財布には一度も触れていない。
57 :
伊達 雅彦:03/09/01 23:25 ID:tx1QkiM0
広間で大学から届けられた書類を読んでいる。
59 :
秋山 麗:03/09/01 23:27 ID:HTUWyH7V
「家事の経験はあるそうだけど……ちょっと増やしすぎたかしら?」
完成してから、ふと仕事量の分配で悩み始める。
綾峰家の屋敷の自室で日記を読み返している。
61 :
秋山 麗:03/09/01 23:34 ID:HTUWyH7V
思い切って、またシフト表を作り直す。
「まあ、初めてだしね……」
ダンボールを開けて部屋の整理をしている。
すると、2箱目の底にエッチな雑誌が2、3冊入っているのに気付く。
一番上にはポストイットが貼られており、『餞別』の文字が。
一人で顔を赤くしながらも、机の引き出しの奥に仕舞う。
「……?」
ふと、目を覚ますが目隠しをされているので自分がどこにいるのか把握出来ない。
どこかに横たわっている事だけがわかり、身じろぎする。
66 :
星野 凛香:03/09/01 23:44 ID:ro6fkwsL
「はぁ……」
肩をがっくり落とし、制服のまま学校から新しい屋敷に帰ってくる。
「そういえば屋敷に新しくお客様が来たって話だけど…どんな人かな?」
客人が子供とは知らないせいか、これからの接待の事を色々と考えてしまい、ふぅ…と溜め息をつく。
書斎で仕事をしていると、ふとメイド広報が目に入り、一瞬考える。
「まあ、急ぐわけではないが、モデルくらいは早く決めんといかんな……
提供する写真は、屋敷の面子を持ってもらうからな。服や構図を含め、しっかり練らんとな」
日記を読み返しながら、貴利子が言いつけを守ることができなかったことを思い出す。
名無し主人の屋敷に、彼女ひとりで向かわせたときのことだった。
ローターを差し込まれ、後ろ手に拘束されて屋敷に戻ってきた彼女。
その理由を聞いてみると瑞葉が原因らしい。
だがそんなことは関係ない。彼女は、与えられた仕事をこなすことができなかった。
それだけで十分。度重なる彼女の粗相に、腹が煮えくり返っていたところだった。
(ここでひとつ、激しく躾ないと…)
名無し主人の屋敷から貴利子が帰ってきた明後日のこと。
睡眠薬で眠らせた彼女を目隠ししたまま、地下室に放り込んでやった。
>>65 「おはよう。お目覚めかしら?」
薄く笑みを浮かべながら話しかける。
70 :
星野 凛香:03/09/01 23:58 ID:ro6fkwsL
「はぁ〜〜、生き返る〜〜」
エアコンのある客間に行くと16度+風量強の設定にする。
今までやっていた仕事-貴子の身辺調査etcetc-をファイルにまとめ、片付ける。
すると、隣の凛香の名前が目に入る。
「……そういえば、聞いておかねばな……」
適当に机の上を綺麗にすると、内線で凛香を呼び出す。
>>69 視界が目隠しによって塞がれていると気付き、後頭部に手を回した時
「!?」
遠くで扉が開く音が聞こえたと思った途端、雫の声が響いてきて
反射的目隠しを取るのを止めて、同時に肩を震わせる。
「し、雫様……あの、私……一体……?」
眠りから覚めたばかりで、記憶が混乱している。
姉には出歩くなと言われていたが、屋敷での生活にも早く慣れたいと思い、こっそり部屋を
抜け出して屋敷内を探検する。
(誰かと遭遇したら、初対面の印象が大事なんだから、お行儀よく、敬語を使う。)
兄や姉に散々言われた事を頭で繰り返すが、次第に面倒くさくなってくる。
75 :
星野 凛香:03/09/02 00:10 ID:+ZISQB7y
>>71 涼んでいた所を呼び出され、客間を片付け主人の部屋に向かう。
「とんとんとん、凛香です、入りますよ〜」
ドアを少し開くと、そこからひょこっと顔を覗かせ主人に尋ねる。
>>74 「ふんふん〜♪」
仕事もあらかた終えて廊下を歩いていると、見知らぬ少年を発見する。
「あれれ…今日お屋敷を訪れたお客様は子連れの人は居なかったはずだけど…?…ねえ、そこにいる君、誰ですか?」
不審人物かも、という考えがあったせいか、後ろからやや強めの口調で呼びかけてみる。
>>72 足音をわざと大きく立てながら貴利子のほうへと近づいてゆく。
「一体? …って、あなた自分がしたことをわかってないの?」
静かに言いながら貴利子の腹部に手を触れ、
そこからなぞるようにして自分の手を彼女の頭部に持っていく。
「あなたの度重なる粗相。そして今回」
貴利子を睨みつけたまま目隠しを外してやる。
彼女が最初に見て、感じる気持ちを畏怖とするために。
「私が黙って見過ごすとでも思ってるのかしら?」
>>75 「おお、入りなさい」
子供っぽい行動に苦笑しながら、凛香を部屋の中に入らせる。
「……さて、単刀直入に聞くが……
君は、一体いつまでここに居るつもりかね?」
そのものズバリを問いかけ、一瞬反応した凛香をよそに、言葉を続ける。
「とりあえず、夏休みは終わったのだろう?」
>>76 声を掛けられてびくっと反応する。
「あ、メイドさん……。こんばんは。
昨日からここでお世話になることになった桜庭俊です。
以後お見知りおきを。どうぞよろしくお願いします。」
頭を下げながら、みかさを上から下までさっと眺める。
>>77 だんだんとこちらに近付いてくる足音に、強い恐怖を覚えてくる。
「わ、私……ひぃっ!」
ゆっくりと腹部を撫でられる感触に息を飲む。
そして、目隠しを外されて伏せていた目線をそっと上へ向ける。
「あ、ああ……も、申し訳ありませんでした!」
雫の言葉を聞き、更にこちらを睨む雫を見て全てを思い出し
一歩下がると額を床にこすり付けて土下座する。
「お、お、お許しください……っ」
81 :
星野 凛香:03/09/02 00:22 ID:+ZISQB7y
>>78 「失礼します…」
(やっぱり、あの事かなぁ……正直なにも考えてなかったんだよねぇ…)
どうやら、言われる事は薄々察しが付いていたらしい。
「ええっと〜……ん、ん〜〜〜…」
腕を組み、無い知恵を搾り出して主人の問いかけの答えを考えるがなにも浮かばない。
>>79 自分に対して礼儀正しく挨拶する俊を見て、いつもの「年下専用お姉さんモード」が発現してしまいそうになるが、その次の言葉に素早く反応する。
「桜庭……俊君?桜庭ってひょっとして…。…奏ちゃんの…?」
自分を上から下まで観察する俊を見ながら、頭に浮かんだ疑問をすぐ言葉にしてしまう。
>>81 凛香らしいと言うか何と言うか、今になって悩む姿に、少し気が滅入る。
「まあ、君の仕事振りは悪くなかった。
新しいメイドが入ったとは言え、君に居なくなってもらいたくは無い」
一度、フォローをするかのような言葉を続けてから、
「……しかし、学校へ行っているとなると、必然的に、メイドの仕事はあまりできなくなるだろう?
『社会勉強』としては役に立つだろうが、正直、寝泊りをするだけのメイドに、高い金を払うわけにはいかんしな」
さらに凛香を追い詰めるような発言をする。
>>80 「そんな言葉ひとつで粗相が許されるのなら、地下室なんて必要ないじゃない」
跪いて土下座する貴利子と同じ高さにまで自分の頭を低くし、
彼女を覗き込むようにして続ける。
「あなたはマトモな仕事ができないようだから、
いっそのこと担当する仕事を夜伽だけにしましょうか?」
貴利子の髪の毛を鷲掴みにして頭を持ち上げる。
「ここと… ここの歯を全部ペンチで抜いてね」
口をこじ開けて、上下の前歯合計六本を人差し指でなぞってやる。
「それなら奉仕の際に、歯を立てることもないでしょう」
>>82 『奏ちゃん』の言葉を聞いて、姉はここでかわいがってもらっているのだなぁと
再確認する。
「はい、桜庭奏の弟です。姉がお世話になってます。
姉には止められてたんですけど、早くここに慣れたくて探検してたんです。
よかったら、案内してもらえないでしょうか。」
自分より幾分背の高いみかさを見上げながら問う。
>>84 姿勢を低くした雫に気付いて、おそるおそる顔を上げる。
目を見開き、涙を浮かべて雫を見つめる。
「私の経験不足で、雫様には本当に申し訳なく思っています……
けれど、これからは……いたあぁっ!!」
髪を上へ引っ張られる痛みに思わず甲高い悲鳴を上げる。
「は、あぁ……っ、ぃ、ぃや……お、おねがぃたしま……おゆるし……っ」
無理矢理、口を開かれて歯をなぞられ、頭を振りながら
聞き取りにくい言葉で許しを請う。
>>85 「そっかぁ…奏ちゃんの弟かぁ…。随分礼儀正しいのね。……うんうん、いいわ、私が俊君を案内してあ・げ・る♪」
にっこりと笑ってそう言うと、俊を先導して歩き始める。
(まずは厨房とか…書庫とか、娯楽室とか…。御主人様のお部屋や地下室は論外よね…)
「それじゃ…まず厨房かな。あ、そうそう…私の名前は留萌みかさって言うの。よろしくね!」
おそらくは俊に健全に過ごして欲しいと願っているであろう奏の考えを踏まえ、どこの屋敷にでもあるような場所を案内していく。
>>86 「あははっ、あなた本気で歯を抜かれると思った?」
髪の毛を掴む手を解いてやる。
「そんなわけないじゃない。歯抜けメイドなんか見っとも無くって、
私の屋敷には相応しくないわ」
そう否定しながら貴利子のスカートの中に手を伸ばし、
彼女の腰の辺りに手を掛けて一気にショーツを引き下ろしてやる。
89 :
星野 凛香:03/09/02 00:45 ID:+ZISQB7y
>>83 「ですよねぇ……ただ寝泊りするだけじゃあいらないですよねぇ…」
(どうしようどうしよう……)
なんでこんなになるまでに、考えておかなかったのだろうと
今更になってから後悔し始める。
「でも、夏休みだけって話でしたもんね、私ここで働くって事の大変さや
人との接し方、本当にこのお屋敷に来て色んな事学びました………
あれ?なんでだろ……今まで通りの生活に戻るだけなのに…涙が…」
急に溢れ出してきた涙に戸惑いながら、両手で拭っていく。
>>88 「あっ……!」
いきなり髪から手を離されて、床に顎を打ち付ける。
その時に口の中を切ってしまったらしく、鉄の味を舌に感じながら
ゆっくりと上体を持ち上げていく。
「……歯抜け……っ!?」
そんな自分を想像して顔を上げた途端下着を脱がされて、これから何をされるのか予想し
思わず雫の手を押さえる。
「あ、あの……その……」
>>87 「ありがとうございます。」
笑顔を返しながらみかさに着いていく。
「ああ、みかささんだったんですか。
姉は、みかささんには色々相談に乗ってもらっていい人だよ〜って言ってました。
もっとも、全員の事を何かしら褒めてたんですが。」
ちなみに、まだ声変わりはしておらず、みかさと話しているのを傍から聞くと
女の子同士が会話しているようである。
(友達の家には、地下室とかあったけれど、ここにもあるのかな。)
奏の思惑をよそに、既に友達の家でお屋敷を経験している俊であった。
>>89 泣き始めてしまった凛香に、思わずため息をこぼしてしまう。
「ふぅ……なら一言、『ここに居たい』と言えば済むことだろう?」
以外にあっけなく、凛香のことを認めてやる。
「私としても、君が望みさえすれば、投資する事も吝かではない。
……もっとも、それだけの決意とがんばりを見せてくれなければ、信用もできんがな」
>>90 「仕事ができないのなら、せいぜい肉奴隷として私を楽しませなさい」
ポケットから果物ナイフを取り出して貴利子の衣服を裂き始める。
無残に切断されていくメイド服。
露わになった下着も裂いていき、
カチューシャと靴下を残したまま彼女を完全な裸にしてやる。
「まさか、嫌とは言わないわよね?」
犬用の首輪を貴利子の首に取り付け、天井から長く垂れ下がる鎖へと繋げる。
「仕事を続けたいのなら、Yesと答えるしかないわよねぇ?」
>>91 「ふぅーん、奏ちゃんがそんな事を……」
誰のいい所でも発見していると思われる奏の性格を思い出し、案内を続けながら二三度頷く。
(…にしても。奏ちゃん、こんなカワイイ弟いるなら早く教えてくれれば良かったのに!)
まだ高い声ながら随分大人びた様子の俊と話しているうちに、ふとそんな事を思う。
「さてと。もう夜も遅いし…今日はこの辺かな。俊君、大体お屋敷の事について分かった?分からない事があったらまた私に聞いてね?」
地下室や主人の部屋、隠し通路等はあえて教えずに、屋敷の表の部分だけを案内して俊の自室へと戻ってくる。
>>93 「きゃあぁぁっ! いやっ……あ、ああ……っ」
服を切り裂かれ、悲鳴を上げて逃げようとするも
主人である雫に本気で抵抗するわけにもいかず、目を閉じて裸体を隠すように身を丸める。
「……こ、これ……っ」
首輪を付けられて、それに触れながら雫を見るが自分を無視するように
更に鎖に繋がれ、何が起こるのか理解出来ない状況にただ漠然と怯える。
「……メイドを辞めたくはありません……父の借金の肩代わりをしていただいて
雫様には感謝しています。けれど……こ、これは……」
縋るような視線を雫に向けて、すぐに視線を逸らす。
96 :
星野 凛香:03/09/02 01:08 ID:+ZISQB7y
>>92 「ここに居たいっ、もっと…もっとみんなと居たい…」
泣き顔を見られたくないのか、顔を両手で隠し大きく頷きながら答える。
「本当……ですか?」
主人の言葉に泣くのを止め、制服の裾で頬を伝っている涙を拭い取る。
「私、一生懸命頑張ります!、だから…これからもよろしくお願いします!」
>>94 自分の部屋へ戻ってきて、もう一度みかさを見上げる。
「はい、どうもありがとう。
多分、俺が利用するだろう場所は大体分かりました。
でも…まだ、ありますよね?探検できる場所。」
いたずらっぽい表情をして問いかける。
「また何かあったらよろしくお願いします。
案内してくれたのがキレイで優しいおねえさんでよかった。」
自分で意識してるのか意識してないのか綺麗に微笑むと、頭を下げる。
「じゃあ、おやすみなさい。」
みかさが去るのを見送ると、自室に入って明日の学校の用意をするとベッドに寝転がる。
>>96 涙を流して感動する凛香に、うんうんと頷く。
「よし、その意気だ。
……では早速、君の頑張りを見せてもらおうかな」
直前までの張り詰めた空気はどこへやら、妙に軽く、凛香をベッドへ連れてゆく。
「……イヤかね?」
>>95 「…これは? 何? はっきり言いなさい。不満でもあるの?」
近くの燭台に刺さっている蝋燭を一本取ると、それにライターで火を点ける。
「言いたいことがあるなら、さっさと言いなさい」
ゆらめく炎をうっとりした表情で見詰めながら、蝋が溶けて炎の根元に溜まるのを待つ。
>>99 言葉を選ぼうと考えを巡らせるも、どれも雫の納得する言葉ではないと思い
しどろもどろで視線をさまよわせる。
そして、雫の動きを横目で見ながら、雫から離れるよう少しずつ後退りする。
「何を……ま、まさかそれを私に……? いや……っ」
雫の持つ蝋燭を見つめながら頭を振って、涙を流す。
>>97 >でも…まだ、ありますよね?探検できる場所。
「うーん。どうかなぁ……今度機会があったら…私が案内してあげるね、そんな場所があるとしたら」
隠し通すのはどう考えても無理な以上、いずれは話さざるを得ないと考えてそうぼかすような言い方をする。
>案内してくれたのがキレイで優しいおねえさんでよかった
>じゃあ、おやすみなさい
「……うん、おやすみ。俊君…」
そのまま平然と立ち去るが、自室に戻った所でぎゅっと拳を握る。
「桜庭俊君。……か、カワイすぎるわ」
これからは奏の立場が大変になるであろう事を心配するが、それよりも俊の愛らしさ…あるいは可愛さに思考を占領されてしまっているらしい。
>>100 「嫌なら逃げていいのよ」
鎖のせいで逃亡には限界があるということを知りつつ言う。
「さあ、逃げなさい」
溶解した蝋が溜まってくると腕を上げ、貴利子目掛けてそれを垂らす。
「SM用の蝋燭じゃないから熱いわよ?」
ハイヒールのつま先で貴利子を小突きながら急かす。
「ほらほらほら、さっさと逃げる」
>>98 ベッドにつれて行かれ、いつもの様ににっこりと微笑む。
「嫌じゃないです、御主人様とするの気持ちいし
それに私の決意見てもらいたいし…」
主人の手から離れ、自ら主人の前に膝を着き座りズボンを脱がしていく。
「御主人様、これが私の頑張りです……」
そう言うとまだ柔らかい主人の逸物を握り、ゆっくり唇を近づけていく。
>>102 「きゃああっ! や、やめてぇっ!!」
振り上げた雫の蝋燭を見つめ、蝋の熱を感じて鎖の音を響かせながら部屋の隅に走る。
「!? ぐうぅぅっ……!」
鎖の限界に気付かず、首が絞まってしまい後方に転んでしまう。
「苦し……っ」
体を打ち付けた痛みよりも息苦しさが先に立ち、何度か咳き込む。
蝋を垂らされた腕を見て、慌てて蝋をはがすと赤みを帯びた皮膚を見て雫を睨む。
>>103 雰囲気は軽くなったものの、さすがにこの流れで悪戯をするのは気が引ける。
(……まあいい、今度『教育』と称してヤらせてもらおう)
凛香の決意の程を見せてもらおうと、ベッドの端に腰を下ろす。
「私は何もやらないからな。思うように、私を達しさせてみなさい」
自分の逸物に顔を近づける凛香を、どこかにやけた顔で見つめる。
106 :
桜庭 奏:03/09/02 01:35 ID:uqTxbdXZ
お風呂につかり、ふちのところに肘を突きながらうとうとしている。
「……気持ちいい〜。」
自分がまったりしている間に俊がみかさに屋敷を案内してもらっているなど微塵も考えて
いなかったりする。
(あれだけ釘をさしておいたから大丈夫だよね……。
ていうか何よ、一緒にお風呂に入ろうなんて!いくつだと思ってるの?)
今日の別れ際にお風呂に誘ってきた俊に自分が言ったのと同じツッコミを繰り返す。
が、途端に昔の事を思い出してしまう。
(はっ…、そうだ、私が留学に行くまでは一緒に入ってたんじゃない。
そういえば、1歳くらいからずっと一緒に入っていたような……。
一人でのお風呂の入り方を教えてあげたのも私だったっけ。)
弟が生まれた自分が9歳の頃(学年で言うと10年離れている)からどんどん
思い出していく。
(亮君とは、何故か入りたがらなかったのよね。
マセガキってからかわれてたっけ。)
しばらくぼんやりと過去を回想していたが、次第にのぼせてきて湯から上がる。
>>104 「…何? その眼つき」
睨まれて、睨み返す。
「だから、言いたいことがあるならはっきり言いなさい」
手に持った蝋燭を燭台に返すとすぐに貴利子のほうへと近づき、
ハイヒールのつま先を彼女の秘所へと宛がう。
>>105 唾液を塗し、舌を絡めながら喉の奥まで咥え込むと
空いている方の手で睾丸や肛門をゆっくりと撫でる。
「んっ……ふぅ、ふぃもちいいでふか?ごひゅじんさま」
逸物を咥えたまま、上目遣いで主人に問いかけると
顔に掛かる髪の毛を、手で時々かき上げながら、大きく頭を動かす。
「ん……んふっ、んむ…ぅっ、ちゅぅ…っ」
>>107 「ひゃあっ!? いた……っ!」
爪先が秘部に食い込み、腰をねじってそれを避ける。
「……お許しをいただけるのかどうかを教えてください……
こんな仕打ちを受けて、結果解雇となるのであれば……私は……」
そこまで言って、決然と雫を見る。
「思いっきり抵抗します……雫様に怪我をさせるかもしれません」
>>108 逸物から伝わってくる快感に、寒気にも似た感覚を覚える。
「……ぉぉ……ずいぶんと腕を上げたな、凛香。気持ちいいぞ」
片手はベッドを掴み、もう片方の手を凛香の頭の上に乗せて、快楽に酔いしれる。
「もう少し唇に力を入れなさい。そう……おお……」
>>109 「だから、許すためのお仕置きでしょう? 解雇するつもりは無いわ」
つま先の動きを止め、説明し始める。
「だってあなたの苦しむ表情が最高なんだもの。
さっき、歯を抜いたメイドは私の屋敷に相応しくないって言ったでしょう?
あなたの歯を抜かない理由はそれだけじゃないの。その表情が好きなのよ。
あなたの苦痛に歪む顔が。だからもっと苦しんでね」
最後ににっこりと笑って言葉を締める。
「とは言え… その最後の言葉が気に入らないわね。私に怪我をさせるですって?」
つま先に力を入れ、さらに膣奥深くに押し入ろうとする。
「ふざけるんじゃないわよ」
>>110 「んっ…んふっ、ちゅ……んふぅ…」
褒められうれしそうに微笑むと、さらに激しく逸物を攻め立てる。
「ぷはぁ、はぁ、はぁ…御主人様ぁ、あのね……我慢できなくなっちゃった…」
逸物から口を離し、小さな声でそう伝えるとスカートを捲くり主人に乗っかると
ショーツを手でずらし、ゆっくりと自分の秘所に埋めていく。
「あっ、ふあぁぁぁっ……す、凄くいいですぅっ」
>>111 解雇されるのではと不安になっていたので、胸を撫で下ろす。
「……わ、私の……怯える表情が……!?」
残酷とも言える言葉に唇を噛み締め、涙を一滴床に落す。
「ひどい、ひどすぎる……」
そう呟いた瞬間、秘部に再び痛みを感じ、それを避けようと鎖の限界まで壁際に逃げ込む。
「ふざけているのは雫様の方です! あ……あなたは人間じゃない!
鬼よ……怖ろしい鬼女だわ……っ」
自暴自棄になったように雫に吐き捨てると、首輪を外そうともがく。
>>112 「ふっ……好きだなお前も」
自分で誘っておいてこんな事を言いつつ、手で彼女の体を支えて、自分で入れるのを手助けしてやる。
既に濡れていた凛香の秘所に逸物が押し入ると、自分も先ほどの奉仕以上の快感を得る。
「よし……ほらほら、自分で動かなければならないんだぞ。
私の上で、いやらしく腰をくねらせて見なさい」
ベッドに横になり、騎乗位の状態にさせると、思わず動きそうになる自分の腰を押し止める。
>>113 貴利子の流す一滴の涙に背筋に電気が走り、
逸物が狭いショーツの中で隆起してくるのがわかる。
「…鬼女、いい響きね。気に入ったわ」
壁に手を着いて貴利子を追い詰める。そして彼女の唇に自分の唇を重ね、
いままでの酷い行為と対比させるようにして優しくキスをして囁く。
「好きよ、貴利子。愛してる。あなたのその表情、声、身体……
全部を苦悶の色に染めてあげたい」
身体全体が熱くなってついに限界まで勃起した逸物がショーツからはみ出し、
スカートを捲り上げて外気に晒される。
「も、もうダメ…」
顔を真っ赤にしながらも、瞳の色からどんどん光が失せていく。
「壊したい」
>>115 「御主人っ様…気持ちい、です、か?あぁ」
自分で大きく動き、快感を貪っている。
「あぅ……くっ、あぁっ…ひぁぁぁぁ!」
奥まで固い逸物を、叩きつけられ達してしまったのか主人の顔を
ぎゅっと抱きしめたまま身体をびくびくと震わせ動きが止まってしまう。
>>116 爪がはがれる程の勢いで首輪に手をかけるが、頑丈に作られているためビクともせず
涙を流し、絶望感に打ちひしがれつつも必死に外そうとする。
「そうよ……鬼……っ」
悲哀をたたえた目でこちらに近付いてくる雫を見つめると、やがて逃げようとする意志が
崩れ去り、声を押し殺すように泣き出す。
「……!?」
反して、雫の優しい言葉と口付けに、頭が真っ白になってしまう。
「んんっ……ぅんっ……!?」
雫の股間にある歪なそれに気付いて、目を強く見開き、両手で雫を押し返す。
>>117 「気持ちいいぞ……っ! 凛香、お前の決意、十分見せてもらった!」
ずっと自制していたが、さすがに耐えられなくなり、勝手な理由をつけて自分も動き出そうとする。
……が、その前に凛香が達してしまう。
「……お、おいおい……」
気持ちを切り替えた直後なので、気分的にイくにイけず、妙な後悔をしてしまう。
「……よし、それじゃあご褒美をあげなければな」
またもや勝手な理由付けをすると、達した凛香に構わず、今度は自分から激しく腰を打ち付けていく。
今まで受身だったため、今度は割と自分勝手に快楽を屠っていくが、
これが原因で、凛香が残ると決めた事を後悔するのでは、と思う……のは行為が終わったあとだったりする。
>>118 「ねぇ、貴利子。これ試してみましょう」
貴利子に手のひらを差し出し、そこにあるものを見せ付ける。
ふたつのワニぐちクリップ、そしてそれから伸びたコード、中心の機械。
「ふふ、怖い? 大丈夫よ。大丈夫だから安心して恐怖に震えなさい」
貴利子の両乳首にワニぐちクリップを付けてやる。
痛みに顔を歪める彼女の一挙一動を楽しみながら、次の行動へと移る。
「はい、スイッチON」
その掛け声とともに器具のスイッチを入れ、両乳首に電気を流す。
>>119 「うあっ!だ、だめぇ!あぁ……あはぁ!」
絶頂の高みから戻る前に、激しく腰を打ち付けられ
もっと上の高みまで押し上げられてしまい軽く意識を失ってしまう。
「あぁ……ぁはぁぁぁぁぁ…」
次の日目が覚めると、後始末やらなんやらで再び遅刻してしまい
先生からは怒られ、事情を知ってる梓紗からは1日中白い目で見られる事になる。
>>120 「え……、なに……?」
雫の意味不明な行動が理解出来ず、手のひらに乗せられたクリップを呆然と見つめる。
そのクリップに付いたコードを目で追い、怪しげな機械に到達すると
ますます訳がわからなくなり、雫の言葉を聞いてクリップを捨てようとする。
「いやよ! こんなのいやっ!!」
そう叫ぶが、クリップが床に落されることはなく、自分の乳首に挟まれて
血の滲んだ指先を乳首に持っていく。
「……こんなのいや……助けて、お父さん……っ!」
震える指先でクリップを取ろうとするが、痛みが強くなかなか掴めない。
その時、強烈な刺激が乳首に走り、指先にまでそれが伝わり、両手を離す。
「いああぁぁっ!! くうぅぅっ!!」
その場にうずくまり、クリップを取ろうとするも電流が流れているためそれが出来ず
床に仰向けになって悶え苦しむ。
>>122 「貴利子…」
苦しむ貴利子を見てうわ言のように呟き、床に仰向けになっている彼女の股を開く。
動くたびに衣服と擦れる自分の勃起した乳首。
その快感に耐えながら貴利子の膣に逸物を宛がう。
「いま入れてあげるわ」
あまり潤っていない秘所に捻じ込むようにして挿入し、獣のように激しく腰を動かす。
「あぁ、いい… そんな表情のあなたを犯せて幸せ。…ん、ぁ…」
左手の指で淫核を刺激してやりながら、右手の指を菊座に挿入。
そうして複数の箇所を刺激しながら腰を動かし、快感を貪っていく。
>>123 「と、止めてっ! やあぁぁっ!!」
電流の刺激に何度も身体を跳ね上げて、だんだんと痺れるような刺激に
甘い快感を感じてくる。
「……やぁっ、やめ……っ」
力の入らない両足を広げられ、結果大した抵抗も出来ず、雫の逸物を凝視する。
「ああぁ……っ、ひぁ、あ、ああっ!!」
そのまま挿入され、恐怖で表情を歪めながら無意識な喘ぎ声を漏らす。
「あ、ぁあんっ! やあっ、もういや……こ、殺して……いっそ私を殺して……っ!」
雫の腕に強く掴んでそう叫ぶと、立て続けに襲ってくる快楽に耐え切れず
息を止めると同時にがっくりと力が抜ける。
「……私、狂って……しま……」
小声で呟くと、そのまま気を失ってしまう。
>>124 「んっ、んふっ、ぁ、し、死んじゃったら、故郷のお父さんが悲しむわよ?」
半狂乱になっている貴利子を宥めるように言いながら、彼女を責め続ける。
「お父さんが悲しむから生きて、生きて苦しまないと。そう、もっと苦しんで」
心の底から笑みを浮かべながら告げ、
淫核、菊座を刺激している両手の指とともに腰を激しく動かす。
円を描くように腰を動かしたり、腰の動きに速度差をつけたり。
しばらくして貴利子が気絶しているのに気付くと、
機械のスイッチを切って責めを終わらせてやる。
「被虐と快感のアンバランスさ。それが一番辛いものね。快感だと幸せだし、
被虐ばかりだとさっさと逃避すればいい。だけど、その中間。
被虐から逃れたいけど、快感にはまって被虐から逃れられない」
地下室端の、簡易ベッドまで貴利子を運ぶ。
「被虐と快感の狭間で、一生苦しみ抜きなさい。貴利子…」
貴利子の頬を伝う涙の跡を舌でなぞり、最後に再び唇を重ねた。
夢を見ている。
自分を見て笑っている父親と、自分に縋りつく兄弟がいて
その様子を微笑みながら眺めている母親がいる。
父親が何か言ったが、何も聞こえない。
「え、なに? お父さん、もっと大きな声で言って?」
そう言うと、片耳を父に向ける。しかし、何も聞こえない。
ふと、家族を見回すとその姿が薄くなっていく事に気付く。
「!? や、やだ……いかないでっ!」
思わず父親に触れるが、霞を掴んだかのような感触。
兄弟も母親も、微笑みながらやがて霧散する。
言葉をなくし、その場にうずくまると声を上げて泣き出す。
今夜も粘り強く実家へと電話をかけている。
受話器を持って沈黙していると、やがて先日と同じように父が出て
「何も話すことはないと言ったはずだ」と通話を切ろうとする。
が、その前に用意していた台詞を一息に言う。
「あの、私……ごめんなさい。お父様に心配ばかりかけて、
私の勝手で、お父様のお気持ちをずっと無視してきて……」
なんとか通話が切られなかったのを確認すると、最期に一言付け加える。
「でも私、絶対に幸せになってみせますから」
やがて何も応答が無いままに電話は切られるが、
それでも何やら晴れやかな顔になってその場を離れる。
129 :
桜庭 奏:03/09/02 23:36 ID:uqTxbdXZ
机の上でうたた寝している。
が、いきなりがばっと跳ね起きる。
「……司様に、やっぱり瑞葉さんのほうがいいって言われちゃった……。」
夢の中でのことなのに、目に涙が溜まる。
(……重症かも、私。
司様のこと、はじめはカッコいいというくらいしかいい感情を持ってなかったはずなのに。)
俊のことや、新人さんが入ってきてばたばたして封印されかけていた気持ちが、
夢で司が現れたことによってまた復活する。
130 :
秋山 麗:03/09/02 23:38 ID:sEn19dfP
屋敷の一室で、電気スタンドと虫眼鏡を駆使して、高そうなカメラを手入れしている。
「……ふぅ、これってそもそもメイドの仕事じゃないような気もするけど……」
ぶつくさ言いながら、細かい部品を組み上げていく。
最近の様子とは打って変わって、上機嫌に鼻歌など歌いながら
厨房の床を掃除している。
新学期早々早速出された宿題をしている。
133 :
秋山 麗:03/09/02 23:48 ID:sEn19dfP
とりあえず本体は組みあがり、残るはレンズ部分だけ。
「ふぅ、あとは……っと……」
解説書を読みながら、レンズを磨いていく。
いつも以上に気合が入っているのか、
額に汗が滲み出るまで掃除を続け、床をピカピカにしてしまう。
「ふぅ……いい気持ちですわね」
厨房を見回して微笑み、汗を拭う。
135 :
桜庭 奏:03/09/02 23:55 ID:uqTxbdXZ
色々考えているうちに他のメイドへのライバル心からやる気が沸いてきたのか、
手近にあったメイドの仕事の本をとって勉強し始める。
廊下にじっと立ち尽くしている。
あたりに誰もいないことを確認すると、電話を取って素早く番号を押す。
「……だめね。まだ帰ってないのかしら」
そう呟きつつも、ホッと一息ついて自室へ戻る。
137 :
秋山 麗:03/09/03 00:01 ID:hfOaldzL
「……ああもう! どうしてもムラになる……」
レンズの手入れをしているが、初めてなのでうまくいかない。
汗を流すため、軽くシャワーを浴びると、
満ちたりた表情で浴場から出てくる。
139 :
桜庭 奏:03/09/03 00:06 ID:De5FKMY4
意気込んでいたものの、まだ大して時間もたっていないのに大きなあくびをしてしまう。
「ふぅ……お風呂にでも行こうかな。」
両手を口に当てたまま立ち上がり、お風呂セットを抱えて部屋を出て行く。
140 :
秋山 麗:03/09/03 00:09 ID:hfOaldzL
なんとかレンズを拭き終えると、一通り手入れが完了する。
「……ああ、肩がこった……よいしょっと」
カメラをカメラバッグに入れると、肩にかけて適当な相手を探す。
>>138 廊下を歩いていると、風呂上りの瑞葉を見つける。
「あっ、瑞葉さん、ちょうどいいところに……ちょっと時間ある?」
>>140 「麗さん……ええ、もう今日のお仕事は終わりましたけれど……」
首をかしげ、まだ少し湿っている髪の毛を払って言う。
「何か御用ですの?」
142 :
秋山 麗:03/09/03 00:15 ID:hfOaldzL
>>141 「ちょっと、これのモデルになってくれない?」
肩に下げたカメラバッグを目で指して、お願いする。
「たぶん、例の広報用だと思うんだけど、主人にカメラの手入れをするよう言われちゃって……
試し撮りの相手になってくれないかな、ってね」
少し肩を竦めて、苦笑いでそう言う。
>>142 「ええ、そういうことでしたら、いいですけれど」
以前に主人から広報のことは聞かされていたので二つ返事で頷く。
「あ……でも一応お聞きしますけれど、普通の写真、ですわよね?」
少しだけ不安げな顔になって問う。
ふと自室の汚れが気になり、徹底的に掃除をしてしまう。
「意外と綺麗になるものね。
壁紙も変えたいところだけど……それは御主人様に訊かないと」
一息ついて自分の汗臭さに眉を顰め、着替えを用意して風呂へと向かう。
145 :
秋山 麗:03/09/03 00:21 ID:hfOaldzL
>>143 瑞葉の問いに、イタズラっぽい笑みを浮かべる。
「……あら? いやらしい写真のほうがよかった?」
などと、冗談を言って見せる。
「それもいいかもしれないけどね。何なら柏葉さんにでも送る?
彼、目の前の誘惑に弱そうだから、抑止力にはなるかもよ?」
146 :
桜庭 奏:03/09/03 00:24 ID:De5FKMY4
浴室の椅子に腰掛けると、お気に入りのシャンプーで髪を洗いはじめる。
>>145 >いやらしい写真のほうがよかった?
「そ、そういうわけでは……」
慌てて首を横に振るが
>何なら柏葉さんにでも送る?
その麗の言葉に、以前の電話での会話を思い出して
口元に手を当てると、真剣に考え込み始めてしまう。
「……ん……」
148 :
秋山 麗:03/09/03 00:29 ID:hfOaldzL
>>147 本気で冗談のつもりだったのだが、なぜか瑞葉本人はまんざらでも無さそう。
半ば面白半分に、ちょっとその気になってみる。
「……撮るだけ撮ってみる? その後で、送るかどうかは考えればいいんだし。
何なら、現像まであたしがやってもいいけど?」
もっとも、現像など今まで一度もやったことないが、何とかなるだろうと踏む。
>>148 麗の言葉に、散々悩んだ挙句に小さく頷いてしまう。
「……はい。でもあの、フィルムは私に下さいますか?」
焼き増しをされると、さすがに困ると思い釘を刺す。
「その代わり、撮影中は麗さんの言うこと、何でも聞きますから」
主人でもないことだし、あまり無茶は言わないだろうと
そんな約束をする。
さんざん迷った挙句、屋敷を一周してようやく風呂に辿り着く。
「もう……風呂に行くために汗をかいてちゃどうしようもないわ」
いそいそと服を脱いだところで、中の水音に気づく。
「あら、先客がいるのかな……まさか混浴じゃないでしょうし、大丈夫よね」
「失礼します。
新しく入った白河貴子と申します。よろしくお願いしますね」
奏を見つけて、挨拶する。
151 :
秋山 麗:03/09/03 00:39 ID:hfOaldzL
>>149 「なら、決まりね。ついて来て」
言って、既に頭の中でイメージした撮影場所へと先導する。
やがて、二人がたどり着いたのは、定番の地下室。
「さすがに、こんなの誰かに見られたくないだろうし、ここなら雰囲気も出るし、ね」
瑞葉の反応にはかまわず、部屋の真ん中まで来ると、先ほど片付けたばかりのカメラを用意していく。
152 :
桜庭 奏:03/09/03 00:40 ID:De5FKMY4
誰かが入ってきた感じで、慌ててタオルで胸元を隠す。
「あ、こんばんは。桜庭奏です。
こちらこそ、よろしくお願いします。」
入ってきたのが貴子と分かり、丁寧な挨拶をされて自分も頭を下げて丁寧に返す。
「私の方が年下だから、敬語じゃなくて大丈夫ですよ。
貴子さんって呼んでいいですか?
あ、私は奏ちゃんでも奏さんでも好きなように呼んでください。」
先日みんなの前で自己紹介をされたときに年齢は聞いていたのかそう話す。
まだ胸元を隠したまま、髪にトリートメントをつけていく。
>>151 (やっぱり、ここになってしまいますのね)
少し後悔し始めたのか、キョロキョロと地下室の中を見回す。
「あの、それで私はどうすれば?」
154 :
秋山 麗:03/09/03 00:45 ID:hfOaldzL
>>153 「そうねぇ……」
思うことは色々あるのだが、選択を誤ると彼女がキャンセルしそうなので、どこか慎重になる。
「……まあ、定番からかな……
そこらへんに座って、オナニーしてみて?」
三脚を取り出し、上にカメラをセットしながら、場所を指示してやる。
「何なら、道具を使ってもいいわよ?」
>>152 「はい、奏さ――奏ちゃんで良いかしら?
まだまだ分からないことばかりだし、いろいろ教えてね、先輩♪」
いつものお姉さん口調に戻って、余裕で笑みを返す。
さすがに前はタオルで隠しているが、剥き出しの胸に視線を感じる。
(ふふふっ、この娘、胸まで隠しちゃって……可愛いわね)
さりげなく奏の隣に座り、頭を洗おうとしてやっとシャンプーを忘れたことに気づく。
「……奏ちゃん、シャンプー貸してくれないかしら?」
>>154 「う……」
未だ素面なのに自慰行為を同僚の前でするのは
さすがに気が引けるのだが、それでもノロノロと指示に従う。
「あの、ドアの鍵は閉まってますわよね?」
それだけ確認すると、スカートをたくし上げてショーツを膝まで下ろし、
ゆっくりと秘裂に指を伸ばす。
「んっ、ん……道具は、ぅんっ、いい、ですわ……」
あくまで緩やかにスリットに沿って指をなぞらせるだけの
ソフトな自慰を続けていく。
157 :
秋山 麗:03/09/03 00:56 ID:hfOaldzL
>>156 カメラ越しに瑞葉の自慰を覗き込み、数枚シャッターを切るが、どうもサマになってない。
緊張しているからだろうか、堅いというか甘いというか。
「うぅん……もっとこう……それらしくできない?」
説明したいのは山々だが、頭の中のイメージが上手く言葉で現わせられない。
「見せ付けるというか、こう……感じているみたいに」
必死で頭を働かせるがこの程度。
>>157 「そ、そんなこと言われましても、私も緊張して……っ」
先ほどから今ひとつ気が乗らない自分の反応に戸惑いながらも
胸に手を伸ばし、膨らみをこね始めてみる。
「ふぅ……んっ、はぁ……どう、でしょう?」
困ったような顔でカメラへ視線を向ける。
159 :
桜庭 奏:03/09/03 01:01 ID:De5FKMY4
>>155 さりげなく『先輩』と言われて少し照れながら微笑む。
「私で分かることなら、何でも聞いてくださいね。」
そう言うと、トリートメントした髪をタオルで巻き、アップにしてまとめる。
ちらりと隣を見ると、胸は隠さずにいる貴子が目に入り、顔を赤らめる。
「あ、どうぞ〜。手がふさがってるので勝手に使っていいですよ。」
身体をスポンジで洗い始めてしまったのでそう言う。
(ガア子を持ってこなくてよかった……。
脱衣場のカゴに入れっぱなしで忘れてきちゃったけど、気付かれなかったよね。)
更に幼く見られそうなので、愛用のゴムのアヒルを置いてきた事に少しほっとする。
160 :
秋山 麗:03/09/03 01:06 ID:hfOaldzL
>>158 先ほどの要望が悪く作用したのか、どうにも困ったような顔に見えて仕方がない。
「……まあ、普通はそうよね……こんなこと、したことないでしょうし。
ちょっと待っててね。すぐ戻るから」
そう言うと、カメラと瑞葉をそのままに、隣の部屋へと消えていく。
少しして戻ってくると、なぜか全身ボンテージルックになっており、
さらには、手には手かせと足かせ、そして無残に引き裂かれたボロボロのメイド服があったりする。
「しょうがないから、手伝ってあげる。
体洗ったあとで悪いんだけど、これに着替えてくれる?」
そう言って、破れたメイド服を渡す。
>>160 「あ……」
麗が隣の部屋へ行ってしまい、自慰を続けるでもなく
手持ち無沙汰で気まずい沈黙の中、彼女の帰りを待つ。
>体洗ったあとで悪いんだけど、これに着替えてくれる?
「れ、麗さん?」
ボンテージルックの麗に対して若干引きつった表情を見せるが、
つい服の方は受け取ってしまう。
「……なるほど、だいたい分かりましたわ」
苦笑して見せると、破れたメイド服を持って立ち上がる。
「着替えますから、ちょっと待っていて下さいね」
とりあえず今着ているメイド服を脱ごうとして、ハッとカメラに気づく。
「あの、撮ったりは……しませんわよね?」
>>159 「ありがと。それじゃ、遠慮なく……」
早速髪を洗い始めるが、視線がちらちらと奏のほうへ向いてしまう。
(わりと歳は近いはずだけど……可愛いらしい身体してるのね)
その途端に奏がこちらを向いたので焦り、なんとか誤魔化そうとする。
「あ、あぁ、なかなかいいわね、これ」
163 :
秋山 麗:03/09/03 01:15 ID:hfOaldzL
>>161 「しないって。いちいち気にしてないで、早く着替えなさいよ」
着ている服に似合わないが、瑞葉の問いに苦笑を隠せない。
瑞葉が着替えている間に、足かせに長めの鎖をつないで、後の準備をしておく。
彼女が着替え終わると、ゆるめに両手両足に枷を付ける。
「ごめんなさいね」
一言謝ると、まだ若干湿っていた髪を掻き混ぜ、乱れさせる。
「……こんなところかしらね」
>>163 チラチラと麗の視線やカメラを気にしながらも
ボロボロになったメイド服に着替えていく。
それ終わると、麗によって手足を拘束されてしまう。
「……っ」
覚悟はしていたものの、その冷たさに強張った表情になる。
さらに髪を乱れさせられて、やおら不安げな顔になると
麗を見上げて尋ねる。
「あの、ほんとうにこれで大丈夫なんでしょうか?」
そもそも広報に向けての撮影であることを、今更思い出したようである。
165 :
桜庭 奏:03/09/03 01:22 ID:De5FKMY4
>>162 自分のほうへ感じる視線に、戸惑いながらも身体を洗っていく。
さすがに胸のタオルは外さないと洗えないので洗面器にタオルを置く。
同性とは言ってもやはり恥ずかしいのであまり見えないようにしながらゆっくりと洗う。
沈黙が気まずくなりちらっと貴子の方を向くと、ちょうど話しかけられる。
「よかった。私のお気に入りなんです。おかげで、髪はしっとりさらさら。」
まるでシャンプーの宣伝文句のような事を言い、自分でも少し受けて小さく噴出す。
「あ、私はそこの回し者じゃないので。」
と笑いながら付け加えておく。
(貴子さんって、背も高いし、細いし、モデルさんみたいな体型かも……いいなぁ。)
自分以外の体型はみんなうらやましく見えてくる奏である。
166 :
秋山 麗:03/09/03 01:26 ID:hfOaldzL
>>164 「大丈夫かどうかは、あなたの方が詳しいんじゃないの?
あなたの彼に送る写真の撮影なんだから」
すでに思惑はすれ違っているようだが、麗は気付かない。
(このままだと、いつ終わるかわからないし……ちょっと強引にしてみようかしらね)
そんな事を思いながら、天井から鎖を首元(座った状態で両手が上がる程度)まで下ろすと、手枷に繋げる。
「……さて、これでもう逃げられないわよね……」
そう言う麗の顔には、いつの間にか怪しい微笑が浮かんでいる。
>>166 「えっ? で、でも、いきなりこんな写真送ったりしたら……」
瀬名に送る写真という意味合いもあったことを
ようやく思い出したのか、慌てふためいて
破れた服の隙間からこぼれる素肌を手で隠そうとするが、
その前に腕を上げた状態で拘束されてしまう。
「きゃ、れ……い、さん?」
麗の妖しい微笑を見て、少しやりすぎなのではと
目でサインを送る。
>>165 こちらの下心に気づかれたかとドキドキしていたが、奏の言葉に噴き出してしまう。
「あはははっ、なにそれ!」
(うーん、なんとか気づかれなかったみたいね……)
ようやく頭を流して髪をまとめると、身体を洗い始める。
隠すこともなく洗っていると、奏の視線を感じてほくそ笑んだ。
「ホントに面白いわね、奏ちゃん。もう、大好きよ」
からかうように言って、相手の反応を窺う。
169 :
秋山 麗:03/09/03 01:35 ID:hfOaldzL
>>167 瑞葉の視線の意味には気付くが、あえて役に入りきることにする。
「このぐらいしないと、お客様は喜んでくれないのよ……」
微笑んだまま、胸元をはだけさせると、そのまま遠隔用のシャッターボタンを押す。
「ほら、ここも……」
破れたスカートの隙間から手を入れ、瑞葉の後ろから抱くような体勢のまま、秘所を弄り始める。
ボタンを持った手で瑞葉の手を押しのけ、顔が映るようにしてさらに一枚。
>>169 「で、ですけど……やぁっ!」
胸をはだけられたところをカメラに収められ悲鳴を上げる。
>ほら、ここも……
「ふぁ、んんっ、麗さん、私……わ、わたしやっぱり、止め……きゃ、あんっ!」
麗がこのままコトを進めてしまいそうなことに
危機感を覚えて、彼女の腕から逃げ出そうとするが
拘束されていてはそれも出来ず、身体を自由に弄ばれてしまう。
171 :
秋山 麗:03/09/03 01:42 ID:hfOaldzL
>>170 「お客様から要望があってね。写真集に載せる写真が、足りなくなっちゃったんですって」
瑞葉の秘所を弄繰り回し、性感を高めながら、囁くように言う。もちろん嘘だが。
「嫌がるメイド奴隷を調教している姿が御所望だそうよ。
だから、もっと嫌がっていいの。と言うより、嫌がってもらわないと」
しばらく弄ぶと、やおら瑞葉から離れ……棚からペニスバンドを取り出して、身に付ける。
172 :
桜庭 奏:03/09/03 01:43 ID:De5FKMY4
>>168 身体を洗い終わり、貴子の様子を窺う。
まだ身体を洗い始めたばかりのようなので、先に湯船に入ろうと胸から下をタオルで
隠してから立ち上がりかける。
>「ホントに面白いわね、奏ちゃん。もう、大好きよ」
が、その言葉に貴子をもう一度振り返って固まる。
「え、大好きって、……。」
冗談だと分かっているものの、つい真っ赤になって反応してしまう。
>>171 麗の演技に見事に騙され、客人の要望であることを信じ切ってしまう。
「そ、そんな! お話がちが……や、ぅんんっ!」
麗に性感帯を掘り起こされて、心ならずもカメラの前で悶える。
しばらくすると麗がようやく離れたので、ホッとしたように一息つくが、
彼女がペニスバンドを着けたのを見て硬直してしまう。
「あ……あ……」
麗のその姿に雫を目の前にしているかのような錯覚に陥り、
ガタガタを歯を鳴らしながら懇願する。
「お、お許し、下さい……ませ……っ」
>>172 (ふふふ、照れてる照れてる♪)
奏に背を向けているので表情は分からないが、思惑通りに進んでいるようでさらに調子づく。
「大好きは大好きよ、ね。
奏ちゃんは私のこと嫌い? 私ってこんな可愛げのない女だけど」
自分の身体に自信がないせいか、つい年下相手には積極的になってしまうことに気づいて苦笑する。
(そういえば、ここって女ばかりよね……みんなどうしてるのかしら?)
ふと、もしかしたら奏もその気があるのではないかと思ったりもする。
175 :
秋山 麗:03/09/03 01:54 ID:hfOaldzL
>>173 さすがにここまで怯えるとは思ってなかったので、少し罪悪感が生まれる。
(とはいえ……ここまでノらせといて止めるのも、ね……)
気を取り直して、悪女になりきって、カメラを指差す。
「許すのはあたしじゃなくて、あっち……お客様
まあ、物言わぬ相手に何を言っても、しょうがないでしょうけど」
そう言うとカメラの前で、先ほどと同じように瑞葉の後ろに立つと、彼女のスカートを捲し上げる。
「ほら、ちゃんと顔を出しなさい。それとも、言うこと聞くまで犯され続けたい?」
>>175 >それとも、言うこと聞くまで犯され続けたい?
「〜〜〜っ!」
半泣きの表情で、ぶんぶんと首を横に振り、
カメラの方を唇を噛み締めながら向く。
「ぃゃぁ……っ」
愛する人ならまだしも、見ず知らずの客人に
あられもない姿を見られるかと思うと恐ろしさに涙がこぼれだす。
が、逆に身体は被虐の悦びを覚え始め、火照り出している。
「ぁっ、んぅ……麗、さん……なさるのでしたら、
それならなるべく、早く……はふぅんっ! お、お願いしますっ」
177 :
桜庭 奏:03/09/03 02:00 ID:De5FKMY4
>>174 「もちろんキライじゃないです!」
ほぼ初対面の相手に『大好き』と言われて顔を赤くさせて戸惑う。
「でも、まだ、お話したばかりなのに『大好き』って言われてちょっと驚いちゃったんです。
私、ここのお屋敷の人、みんないい人で大好きですよ。」
考えた末に、そう話を反らしてしまう。
178 :
秋山 麗:03/09/03 02:05 ID:hfOaldzL
>>176 「そうそう……そうやって素直になっていれば、早く終わるわよ?」
キスをするかのように顔を近づけ、彼女のアゴにつーっと指を這わせると、
顔を離して後ろからいきなり貫き、その時に歪んだ彼女の顔を一枚撮る。
「手を広げて……そう、そのままカメラの方を見てなさい」
後ろから突きながら、瑞葉にポーズの指示を出し、その都度カメラに収めていく。
>>177 さすがにちょっとやりすぎたかと反省するが、
真面目に反応する奏にますます気持ちが昂ぶってしまう。
(まあ、私だって色情狂じゃあるまいし……)
「そっか……ゴメンね。
みんないい人、か。これから楽しみね。御主人様もお優しそうな方だし」
そういってさっと身体を流したが、立ち上がりかけてまた腰を下ろす。
「ところで、さっそく先輩メイドさんに質問なんだけど」
ぼんやりと曇った鏡に映る自分をを見つめながら、奏に訊ねる。
「ずっとこのお屋敷にいるると恋愛には不自由しそうじゃない。
その辺はどうしてるの? もしかしてメイド同士で、とか!?」
>>178 「く、ふぁ、あああっ!」
何処か甘いものの混じった悲鳴を上げて麗に貫かれる。
「ぁんっ! はぁっ、は、い……ひゃ、ぅんんっ!」
激しく責め立てられて我を失いつつある間に、
上気した顔、潤んだ瞳、そして半開きの唇と、
尖った胸の蕾や蜜を溢れさせる秘唇などを中心に次々と撮影されてしまう。
「ふぅ、んんっ、お、お願い、ですっ!
最初の約束……きゃ、あぁんっ! 約束通り……っ
写真は、瀬名様、だけ、あああっ!」
181 :
秋山 麗:03/09/03 02:17 ID:hfOaldzL
>>180 彼女の哀願に反応し、責めの言葉を変える。
「なら、柏葉君にお願いしてみなさい。こうして欲しいって。
帰ってきたら、こうして気持ちよくして欲しいって……!」
瑞葉の身を起こさせ、破れたメイド服から覗く、豊かな乳房や貫かれる秘所を露にして、さらに何枚か収める。
そろそろ枚数が残り少ないはずなので、抽送を一気に早める。
「……くっ、ほら、イきなさい、イってみなさい!
あなたのイく姿、写してあげるから!」
182 :
桜庭 奏:03/09/03 02:18 ID:De5FKMY4
>>179 「え、ええ……。粗相とかしなければ大抵は優しくしてくれるはずです。」
貴子の主人を語る言葉に、とりあえずそれだけ言っておく。
湯船につかってほっと息を吐くと、鏡に映る貴子を見つめる。
「ええ?メイドさん同士で恋愛、ですか?
それはないですよ、たぶん。ここに住んでる方同士では、2組ほどいますけど。」
志保と伊達、瑞葉と瀬名をそれぞれ思い浮かべる。
「遠距離恋愛してる方もいますし、人それぞれですよ。
貴子さんは、恋人とかいるんですか?」
話しているうちに興味が沸いてきたのか、(恋バナが聞けるかも!)と目を輝かせて
返事を待つ。
>>181 >柏葉君にお願いしてみなさい
「せ、瀬名、様に……ぁはぁっ! それは……アレ以上にはっ!」
またも首を激しく横に振る。
瀬名にしてもらおうと思っていたプレイを思い出してしまったのか
そこから急激に昂ぶっていく。
>イきなさい、イってみなさい!
「あぁぁんっ! いや、 いやぁっ!
い、イっちゃう……カメラ、あるのに、こんな……やぁっ!
それなのに、イっちゃうぅっ! イっちゃいますぅっ!
ダメ、許してぇっ、麗さんんっ!」
悲鳴交じりの嬌声を上げるたびに頂点へと登りつめていく。
「……イ……く、うぅぅぅぅっっっ!!!」
そしてカメラの前で身体を激しくはねさせ、反りあがらせて
ついに達してしまう。
>>182 訂正
×たぶん。ここに住んでる方〜
○たぶん。メイドさん同士でないのなら、ここに住んでる方同士で恋愛してる方を二組ほど知ってますけど。
185 :
秋山 麗:03/09/03 02:29 ID:hfOaldzL
>>183 腰を激しく打ちつけながら、一枚、二枚と撮影し、瑞葉が絶頂に達する直前から、フィルムが切れるまで連続で収める。
そして、登りつめて一時的に力の抜けた瑞葉を抱きしめると、ペニスバンドを抜いて、優しく床に座らせてやる。
「……ふぅ、はい、お疲れ様でした」
そんな事を言いながら、瑞葉の戒めを解いてやり、自分に付けているペニスバンドを取る。
「……あとは仕上がりね……固定アングルだから、あまり出来は良くないと思うけど……」
何の説明もないまま、今度はカメラの片付けに入る。
>>182 「そう。まあ、頑張るわ。しばらくは慣れないだろうけど……フォローをよろしくね」
答えにくそうな様子が気になりながらも、重苦しくならないようにそれ以上は突っ込まない。
「え? 2組って、メイドさん同士が!?
……なんてね、分かってるわよ。そうね、可愛い子ばかりだもんね」
自嘲気味にそう答えて、そっと秘所に手を当ててみる。
(濡れてる……)
ずっと男ばかりの環境で育ったせいか、男には微妙に距離を置いてしまい、
いまだに一線を越えられずにいる。むしろ、妹のような女の子といる方が遥かに心地良い。
そんな自分がなんだか可笑しくて、振り返って奏の顔を見つめてしまう。
「私の恋人……そうね、いるような、いないような。聞きたい?
その代わり、奏ちゃんも話すっていう交換条件で、だけど」
>>185 絶頂後の気だるさの中、麗によって拘束を解かれ、
ぐったりと床に崩れ落ちる。
「はぁ……はぁ……」
息を整え麗を見上げると、おずおずと訊く。
「あの、フィルムの件は……?」
188 :
秋山 麗:03/09/03 02:37 ID:hfOaldzL
>>187 「ん? もちろん、現像してから、写真と一緒にあなたに渡すわよ。
……ああでもしないと、あなた本気で悶えなさそうだったから」
悪びれた風も無く、あっさりと答える。
「送る送らないはあなたの勝手。恥ずかしいなら送らなければいいだけの話しだし。
……とは言っても、もしかしてやり過ぎちゃった?」
苦笑を浮かべながら、その場でボンテージルックを脱ぎだす。
189 :
桜庭 奏:03/09/03 02:38 ID:De5FKMY4
>>186 ふと黙り込んだ貴子を気にしながらも、湯船の中で気になるところをマッサージしていく。
振り返って自分を見つめてきた貴子を見て少し微笑む。
「いるような、いないような、なんですか?気になるな〜。
気になるけど、私、まだ何も話せることはないですよ。
彼氏いない歴20年、あと1ヶ月ちょっとでで21年ですから。」
苦笑しながら、マッサージしている部分に視線を移す。
(司様は、まだ『彼氏』って呼んでいいわけじゃないのよね。
「好きになってもいい?」って言われただけだし、
私も「惹かれてるかも」と言っただけ……。)
今ではすっかり司が心の中に入り込んできてしまって戸惑っているのだが。
>>188 「え?」
麗のあっさりとした答えに目を丸くする。
「れ、麗さんっ!」
続いて精一杯起こったような表情を作って詰め寄るが、
口元を子供っぽく膨らませているせいで、あまり迫力はない。
>送る送らないはあなたの勝手〜もしかしてやり過ぎちゃった?
「……じゃあ、写真を見てから考えます」
ボンテージを脱ぎ始めた麗に顔を赤らめながらも
自分も普段のメイド服に着替え、ボロボロのメイド服もなんとか畳み、
麗のボンテージと一緒に隣室のコスチューム用クローゼットにしまいこむ。
「でも麗さん、私、本当に怖かったんですからね」
そしてそれだけ言うと、ペコりと頭を下げて地下室を去る。
191 :
秋山 麗:03/09/03 02:50 ID:hfOaldzL
>>190 「ふふっ、ごめんごめん」
怒りつつも、それでも頭を下げる瑞葉に、笑いながら謝る。
「お詫びに、今度何か引き受けるから、ね」
そう言うと、自分もメイド服に着替え、カメラバッグを持って地下室を出る。
そのままの足で暗室に直行すると、先ほどのフィルムを早速現像し始める。
「……まあ、本の通りにやれば間違いは無いわよね……」
暗い中で慎重にフィルムを取り出すと、いちいち手順を確認しながら写真を現像していく。
>>
「あらら……。奏ちゃんみたいな可愛い子を放っとくなんて、男ってダメね……」
そう笑ってから、ふと沈黙した奏を怪訝そうに見つめ、そっと頷く。
「気になる子がいるんなら、ためらってちゃダメよ。
意外とね、受け身な男って多いのよ。ボヤボヤしてると泥棒猫娘に喰われちゃうわよ?」
知った口を利いて、おもむろに立ち上がると奏のほうへ歩み寄る。
タオルは先ほど髪をまとめるのに使ってしまい、身体を隠すものは何もない。
奏がハッとするのが分かったが、臆した風もなく湯船に浸かり、奏の傍へ寄る。
「恋人、ね……私にも好きな子はいたけどね。それどころじゃなかったわ」
奏の肩を抱いて無理やりに引き寄せ、背後から耳元で囁くように話し続ける。
「私、父も母もいないのよ。小さいころに2人とも死んだっていう、ひっどい話だけど。
そんな私を助けてくれた男の人がいた。ずっと、その人のことが好きだった。
でも……その人とはもう会えない。私が馬鹿なことしちゃったから」
幽かに声が震える。
「だから……今は、奏ちゃんに恋人になって欲しいの」
193 :
桜庭 奏:03/09/03 03:09 ID:De5FKMY4
>>192 後ろから抱かれて戸惑いながらも顔を赤らめて身をゆだねる。
話を聞いていると、次第に貴子の声に寂しい雰囲気が漂い、背後の彼女を思わず見上げる。
>「だから……今は、奏ちゃんに恋人になって欲しいの」
が、彼女を見つめた途端いきなりそう言われて思わず彼女を凝視してしまう。
「こ…恋人……。」
真面目な話をしている最中だったので、どう返せばよいか分からずしばらく考え込んでしまう。
「う、うーん。お友達なら、もちろんいいですよって言えるんですけど……。」
頬に手を当ててすまなそうな表情をする。
「恋人は、……いつか現れる…はずの、私の王子様のためにとっておきたいんです。
ごめんなさいね。」
目を伏せてとりあえず謝罪の言葉を述べると、少し気まずくなって立ち上がる。
「のぼせちゃいそうなんで先に上がりますね。
また今度ゆっくりお話しましょう。」
そう言ってふわりと微笑むと、シャワーでさっと身体を流して脱衣所へ去っていく。
>>193 (さすがに急ぎすぎたかしら……)
先に立ち上がってしまった奏に、強張った笑顔を向ける。
つい焦りすぎた後悔と、余計なことまで喋った恥ずかしさとで、息が詰まった。
「ごめん、私もどうかしてたわ。まるでお姫様を毒牙にかける継母の役みたい」
と、こちらもまたわざと明るい口調で謝罪の言葉を返す。
「あぁ、いろいろありがとう。また今度ね!」
そう後姿に声を掛けると、湯船に浸かって目を閉じた。
うっかり眠りこけてしまい、這這の体で自室に退散する羽目になった。
資料を眺めつつ、休憩室でくつろいでいる。
>>198 廊下を歩いていると休憩室の中の物音が耳に入る。
誰だろう、と思いつつ中をそっと覗いてみると伊達を発見。
「雅彦さん、こんばんは」
伊達を見つけると、すぐに休憩室の中へと入っていく。
>>200 休憩室に入ってきた人物の声。それを聞き、すぐにその人が志保だとわかる。
「ああ志保……こんばんは」
志保が側まで来ると、にっこり微笑んで座っているソファの隣りに誘い、読んでいた資料を志保に差し出す。
「これがこの前、留萌君が作ってくれた旅行計画だよ。…こんなに細かく作られてるぞ」
レポート用紙に書かれたそれは、非情に丁寧にまとめられている。二人が選べるように複数の選択肢まで用意してあった。
>>200 「まぁ、完成したんですか?」
資料を受け取って伊達の隣に腰掛ける。
「…すごい」
資料であるレポート用紙を読み進めるとすぐに、その旅行計画の綿密さに驚いた。
本当に自分がこの旅行に参加するのかどうかわからなくなるぐらい。
複数の選択肢に目移りする。
「今度、みかささんにお礼しなきゃ…」
逆にどこか申し訳なくなってくる。
ただ単におみやげだけでは足りない、と思ってしまう。
>>201 「ああ、凄いだろ?…何でも[二人に地元を旅行してもらえるのが嬉しいんです]だそうだ」
驚きの表情を見せる志保に、微笑しながら答える。
>今度、みかささんにお礼しなきゃ…
「そうだな。屋敷の皆にもお土産を買っていかなくちゃな」
志保の表情を見てそう言うと、わずかに志保に身体を寄せる。
「…でも、志保と二人っきりの…誰にも邪魔されない旅行。…本当に行けるんだな」
どこか遠くを見るような視線で感慨深げに呟いた後で、ふと思い出して付け加える。
「違った。三人だったな…ここにももう一人、いたね」
>>202 「ええ、三人です」
伊達が身を寄せてくると、こちらも彼の側に頭を傾けて応対する。
「赤ちゃんの名前を決めなくちゃ。あ、でもまだ男の子か女の子かわかりませんね」
自分の発言の間違いに苦笑いしつつ。
「…仕事のことを忘れて、三人の旅行。そのままどこかへ行ってしまいたいぐらい」
伊達の手を取り、自分の下腹部へと当ててやる。
「まだお腹の大きさに変化は無いですけど、本当に雅彦さんの子がいるんですよね」
瞳をゆっくり閉じて、伊達の腕を両手で握り締めてこう呟く。
「幸せ」
閉じたまぶたの中では、瞳が潤んでいる。
>>203 「ん……」
自分側に頭を寄せてきた志保と、ゆっくりと寄り添う。
>赤ちゃんの名前を決めなくちゃ
「そうだね…。雅彦と志保から一字ずつ取って、{雅志}なんて……安直過ぎるか」
二人で苦笑いしながら、志保の話に何度も頷く。
「そう。俺達の子……。きっと俺達の子…」
自分に言い聞かせるようにそう言うと、「幸せ」と言った志保を真っ直ぐ見つめ、そっとキスをする。
「俺も、幸せ」
と、そこまで言ってここでの事が誰に聞かれるかも知れない事に気付く。流石にこれ以上は他人には見られたくなかった。
「志保…仕事終わってるなら、俺の部屋に行かないか?」
周囲を一度見回すと、そう誘ってみる。
>>204 キスの後、涙が一筋流れる。
それを袖で拭っていると、伊達の提案が耳に入ってくる。
「確かにそうしたほうがいいかもしれませんね」
同じように辺りを見回して同意する。
「ついこの前屋敷に来た奏さんの弟の俊君もいますし」
>>205 「そうだよな…。さすがにあの年齢の子には教育に悪いだろうし…それじゃ」
微かに悪戯っぽく笑うと、志保を渾身の力で持ち上げ、俗に言う「お姫様抱っこ」の体勢にする。
「っく…。はは、まだまだ俺も元気だろ…?」
やや危なっかしい足取りながら、周囲の目を気にせずに自室まで志保を抱えて行く。
「一度、志保とこうしてみたかったから…」
そっと囁くと、何とか自室までたどり着き、志保を降ろしてドアを開ける。
>>206 ”お姫様抱っこ”をされて即座に「止めて下さい!」と拒否するが、
そのままよろよろと歩き出す伊達を見て、降りるに降りれなくなってしまう。
危なっかしい伊達の足取りは、彼の体力がないということを再確認させられる。
そんなことを思うと、再び涙が出てきた。
流れ出た涙を点々と廊下に残しながら、彼の部屋へと向かう。
「もう、二度としないで下さいね」
囁かれて、囁き返す。
>>207 志保の涙に複雑な気分を感じながらも、黙ってドアを開ける。
愛情表現をするつもりが、逆に衰えのきている自分の体力を発露してしまった事に少し後悔する。
「ごめん。…あまり無理はしないから、さ」
ドアを閉め、少し悪びれた様子で志保に謝ると、志保の涙の跡を拭きつつ、そっと抱きしめる。
「でも、自分の気持ちを少しでも伝えたかったからさ…」
>>208 「雅彦さん」
抱きしめられて伊達の胸に顔を埋めるが、あからさまに昔より、
そして一般の男性よりも胸板がひどく薄くなっていることに気が付く。
「私も雅彦さんの気持ち、十分にわかってます! だから、だから…」
すでにここが廊下だということも忘れてヒステリックに感情を外に出し、
嗚咽に身をしゃくり上げながら言う。
>>209 「志保……」
志保の感情が高ぶっているのは自分の体のことが原因だという事はわかっている。
それだけにやりきれない思いが抑えられず、より強く志保を抱きしめる。
「大丈夫…。最近は少し、身体の調子がいいんだ。さ…部屋の中に入ろう」
身体の調子がいいというよりは、友人に無理を言って頼んだ薬で鎮痛がされているだけなのではあるが。
そのまま志保を宥めるようにしながら部屋の中へ誘い、二人の会話が誰にも聞こえないようにドアを閉じる。
「…涙を拭いて。俺…もっと志保と一緒にいたい…だから…」
志保とベッドサイドに座ると、半ば強引に志保と唇を重ねる。
「んっ…もっと、志保を感じたい。…俺の身体が大丈夫な限り。…だから今日は、俺の好きにさせてくれないか?…無理な事はしないから」
なすがままに唇を重ねられ、離すと再び服の袖で涙を拭う。
先ほどから何度も涙を拭っているせいで、服の袖が濡れて暗く色が変わっていた。
「……」
伊達の言葉の余韻。
それをずっと耳に残しておきたいと思ったので、
彼の提案には言葉では返さず、ただ頷いて答える。
>>211 自分言葉に頷いた志保を見て、もう一度そっと唇を重ね、深く舌を絡める。
「…んんっ…ぷはっ。いいんだね、志保。…それじゃ…」
志保のメイド服に手をかけ、ゆっくりとそれを脱がして行く。
だが、胸まで露出した所でふと考える。
志保は自分の身体を心配するあまり、行為を止めようとするかもしれない。
そこまで考えると、ズボンからベルトを抜いて、志保を軽くベッドに押し倒した上でその両手首をベルトで拘束してしまう。
「心配しないで。…今日は志保に感じてほしいから。だから、止めないでくれよ?」
志保が手首のベルトを外せないようにすると、露出された胸に舌を這わせる。
メイド服を脱がせる伊達の手つきを胸元に感じながら、彼の手の温度に目を細める。
しばらくすると乳房が外気に触れる感じで、ついにそれが露わにされたことを悟った。
このまま伊達の愛しい唇で胸の先端を執拗に愛撫されるんだろうなと予想し、
胎内から蜜を溢れ出させて股間に纏う一枚の薄布を濡らす。
「あっ」
しかし、予想外の行動を取る伊達。
次第に腕の自由が利かなくなるのを感じつつ、彼の行動の意味を理解する。
「わかりました、止めません」
伊達の強固な決意が、ベルトの拘束をより強く硬いものにした。
胸に舌を這わされて快感に身震いしようとしても、腕が拘束されていて満足にできない。
高まってくる被虐感。
「あぁっ、ん、ぁ…」
やってしまった後で少し後悔しているものの、志保はあまり嫌がっているわけでもない。
志保が多少そういうMっ気があるのは聞いていたものの、とりあえずは志保の乳首に吸い付く。
「…っ、志保…凄い…溢れてきてるよ」
志保の乳首から溢れ出す液体を少し口に含むと、さらに冗談めかした言葉を口にしていく。
「…志保。ミルクをあげる相手、間違ってないかい?…まぁ…俺も赤ちゃんみたいなものか」
初めて見る、被虐の快感を感じ始めた志保を見ながら、自らもどこか興奮した声で言う。
「どうぞ飲んでください。殿方のミルクより、女のミルクのほうが美味しいですから」
挑発するようにして言いつつも、
敏感な部分を吸われる快感に頬を赤らめてゆく。
「あぁん、ぁ、こ、こんな、授乳のときに毎回感じてちゃ、いけないですよね」
幼少の頃より男性のために日々磨き上げられてきた肉体。
その肉体を多少煩わしく思った。
「んはぁ、ぁ、あ… 母親失格かな」
こんなことを呟いてみる。
「ふふ…志保のミルク…ちょっと苦いけど、栄養満点なのかな」
音を立てて乳首に吸い付き、さらに母乳を吸いだしていく。
「大丈夫。きっと志保はいい母親になれるよ。……体の事はどうであれ、志保は思いやりのある優しい人だから」
母親失格と口走った志保に、本心からそう思い、それをそのまま言葉にして伝える。
段々と快感に呑まれていく志保をもっと感じさせたいと思うが、拘束までした割には何か躊躇いがあるようでもある。
「志保…ここからどうして欲しい?」
わさせと志保を煽るように、そしてどこまでなら大丈夫か確認するために、志保のへその周りに指を這わせながら聞いてみる。
「…有難う御座います、雅彦さん。自信が湧いてきました」
伊達の本心からの励ましにそう答え、笑顔を見せる。
へその辺りを焦らすようにして指を這わせる伊達に、口を尖らせる。
「あん、んぁっ、あ、あの…」
先ほどまでの愛撫によって、焦らされるだけでも感じてしまう。
伊達の焦らしが上手いというのもあるが。
「そ、その乳首を、指で… 弾いて下さい」
硬く勃起している両胸の乳首に視線を落としておねだりする。
「ん?どうしたんだ志保?…欲しい所…はっきり、言って」
志保を言葉で焦らしながら、へそや脇腹あたりをくすぐる指の動きを早める。
そして、志保の口から漏れたおねだりの言葉。
「分かったよ。…今日は志保が満足するまで気持ちよくしてあげるさ」
自らの内部からも爆発しそうな歓喜が湧き上がってきているのだが、なんとかそれを堪えて、志保の両乳首に指を伸ばす。
「…それじゃ、我慢しないで感じて。…今日は志保の声は他の誰にも聞かれないから」
それだけ言うと、志保の尖った乳首を指で何度も弾く。
時には痛い程に、時には角度を変えて、志保の乳首をこれ以上ない程に弄んでいく。
「あぁっ! ぅん、ん、んぁっ、いい…」
弾かれて揺れる乳首。
さまざまな強さの刺激が、複数の角度から多面的に押し寄せる。
痛みと同時に痺れたり、くすぐったかったり。
絶え間なく動き続けているせいで風に温度を奪われたらしく、
冷たい伊達の指がとても刺激的だった。氷を使用しているわけではないのに。
「んぁぁっ! ぃ、あぁ、おっぱい気持ちいい、ですっ」
胸元の官能に心奪われ、口元からははしたなくも涎が垂れてしまう。
一方、下半身の涎はすでにショーツをまるで水着のような様相に作り上げていた。
ベッドのシーツまでもが湿っている。
「志保…凄くいやらしくて、それでいて綺麗だよ…」
強く一弾きした後で、志保の耳元でそう甘く囁く。
>あぁ、おっぱい気持ちいい、ですっ
「…志保はおっぱいを弄られるのが好きだよな。もっと触ってあげたいけど…」
両手で胸を覆い、今度はソフトに揉み上げながら視線を下へとずらす。
「下は大丈夫?…下着から志保のあそこの形がくっきり透けて見えてしまっているけど?」
からかうようにそう言うと、伏せるような体勢になって、下着越しに志保の秘所へと息を吹きかける。
それでも、胸への愛撫は止めようともしない。
「いや…っ、忘れてたのに」
下半身のことを指摘されて困ったような表情を浮かべる。
濡れた下着に吹きかけられた息が温度を奪い、
すでに充血している秘裂をひんやりとした感触が襲う。
「忘れてたのに、あぁっ、…思い出すと、そこを刺激してほしくなっちゃうっ」
焦らされるのに耐えられなくなったのか、
太腿を擦り合わせてなんとか快感を貪ろうとする。
だがそんなことでは上手くいくはずもなく、上半身の快感だけで身悶えする。
上半身と下半身の責めのギャップに気が狂いそうになりながら、
どんどん呼吸を荒げ、熱を込めていく。
志保の言葉に満足したような笑みを浮かべつつ、あえて中途半端な勢いで、ゆったりと吐息を吹きかけ続ける。
もっとも、それは自分で調べた「相手が妊娠している時の性行為」という内容の本の事を反芻しているせいなのもあるが。
やがて志保が太腿を擦り合わせたのを視認すると、一度志保と目が合う所まで顔を出してまたも囁く。
「ふふっ…志保はどうして欲しい…?あそこも弄って欲しい?…それとも…」
そう言うが早いか、志保の尖りきった乳首を強く摘まむ。
「胸だけで一度イっちゃう?」
「ああああっ!」
痛いほどまでに勃起した乳首にさらに刺激を加えられ、
伊達に問われるまでもなく胸だけで一度達してしまう。
肩で大きく荒い呼吸をしながら、自分の下半身がより一層濡れていることに気付く。
どうやら、達した際に潮を吹いたらしい。
まるで粗相をしたような秘部の濡れ具合に自分が淫乱だと思い知らされながら、
再び太腿を擦り合わせる。今度は愛液のせいで、太腿がぬるぬると滑った。
「志保…可愛いよ」
激しく絶頂に達した志保を、愛しげに見つめる。そしてその直後に目に入る濡れた志保の下半身。
それを見て、思わずごくりと生唾をのむ。
「凄い…。潮吹いたんだな…」
自分の服に飛沫がたっぷりとかかった事に気付くと、下着以外の着衣を自分も脱ぎ捨てていく。
「志保のここ、トロトロに濡れてるな…さて」
愛液が滴っている下着をずり下ろすと、露わになった秘所に恭しく、壊れ物を扱うように舌を這わせていく。
「どうする志保?…んっ…俺のもの、受け入れられるかい…?」
お腹の子と志保の事を心配しているのか、挿入直前で全ての愛撫を止めてしまう。
下着越しに逸物がテントを張ってしまっているが、それでも”父親”としての理性が働いているらしい。
「は、ぁ… あぁ、ぁ…」
秘裂を優しく這う舌の感触に、息を肺から搾り出すようにして喘ぐ。
「ふ、負担の掛からない体位でやれば、大丈夫です」
愛撫を止められると、全身を艶っぽくくねらせる。
快感の供給を止められて涙を湛えた瞳で、伊達を見詰めながら。
その間にも秘所が妖しく蠢き、彼を誘う。
秘奥から水分を湛える姿は、何かの泉のように思えた。
訴えるような志保の視線に、とうとう我慢できなくなって彼女の身体に覆いかぶさる。
「俺も…欲しい。志保の全てが今、欲しい。…いいね?」
下着越しに逸物を志保の身体に擦り付けていたが、ようやくそれを脱ぎ、そして最後に志保の拘束を解く。
「…もう、これはいらないよな?」
ベルトを外してどこかに放り投げると、ゆっくりと秘裂に硬く反り返った逸物をあてがう。
「いくよ…志保」
そう言うと、既に抵抗感すらなくなっている秘所にゆっくりと自分のものを埋没させていく。
完全に挿入しきったのを確認すると、挿入感こそ薄いものの、負担が軽く密着感の大きな側臥位から腰を動かし始める。
志保をいたわるように、常に気をつけながら。
「…はい、雅彦さん。来て…下さい」
覆いかぶさって尋ねてくる伊達の言葉を肯定し、彼を受け入れる。
「ん…っ」
ゆくっりと柔肉を押し広げて侵入してくる伊達の逸物。
子宮口にその先端が当たるのを感じると、
これから逸物を引き抜かれて粘膜を擦られるんだろうな、という期待が高まってきた。
さらに分泌され続ける愛液が、逸物を潤す。
「んんっ! あぁぅっ、あっ、ぁっ…」
緩やかに始まったピストンに身を任せ、身体の感覚を溶解させて伊達とひとつになる。
「っ…志保の中が凄く、凄く熱い……」
襞の一つ一つが絡み付いてくるような快感に溜め息をつき、そのままの体勢で徐々に突き入れを強くしていく。
「志保…志保…っ!」
自分と志保が身も心も一つになったような、そんな一体感と安らぎに酔う。
互いにヒートアップして行く中で、空いた手も互いに絡め合う。
途中、乳首を弄んだり、秘所の突起を押しつぶすように刺激を与えてみたり。
「はぁっ、ん、んぁっ、ま、雅彦さん…」
秘粘膜を何度も擦られる快感、胸元と秘所の突起を弄られる快感。
このふたつの快感に意識が混濁しそうになる。
激しい快感が生み出す、荒波の上の船のような不安定な意識。
意識を暗転させまいと、必死に手を伸ばす。
自暴自棄になったときに手を差し伸べてくれた、彼のその温かい手を求めて。
「ひ、ぁん、あぅぁっ、あっ、ぁっ」
「志保っ、くぅっ……」
時折強く締まる秘所の動きに、何度も達しかけてしまう。
しかし、自分だけ先に達するわけには行かない。志保と一緒に達せなければいけない。
体勢をぐるりと変えると、正常位を変形させた体位に変えて勢いよく腰を使っていく。…もちろん、配慮しながら。
ふと見れば、どこか彷徨うように虚空を掴もうとする志保の手がある。
「……」
柔らかな、包み込むような視線でその光景を見ると、自分の手を志保の左右の手と絡める。強く、強くその手を握り締めて。
「っあ…志保、俺…そろそろ……くっぁあっ!」
身体の内部から弾けるような絶頂感に体を震わせ、ついに志保の内部で白濁を爆発させる。そして、その直後に細かく痙攣する志保の内部。
「…あっ…は…っ……」
どくどくと志保の中に注ぎこまれる白濁。
志保の吸い出すような秘所の動きもあいまって全てを残らず搾り出すと、疲労感と充実感で、繋がったままぐったりと志保の上に崩れ落ちる。
そしてゆっくりと逸物を抜くと、志保に軽いキスをして傍らに横たわる。
彷徨う自分の手。
だがすぐに伊達がその手を保護するようにして捕まえ、ギュッと強く握り締める。
こちらも彼の手を離さまいと、必死に握り返した。
そのことが生み出す満足感と幸福感が、下半身で行われている行為の快感と絡まり、
その三つの感情に意識が押し流される。
「あぁっ、ああぁっ!」
胎内で逸物から吹き上げられて破裂する白濁液。
その彼の温度が自分の中に流れ込んでくる。絶対に離さない、離したくない。
伊達の手を握り締めているのと同様に、秘部に力を入れて逸物を秘肉で握り締める。
小刻みに痙攣するようにして液を搾り取った。
「ん、はぅ… ぁ…」
蕩けるような感覚の中でキスをされ、快感の余韻の中でまどろむ。
傍らに横たわる伊達の手をしっかりと握りながら。
「はぁっ…はぁ……」
荒い息がようやく治まってくると、ようやく意識が鮮明に戻ってくる。
「志保…。気持ち…良かったかい?」
しばらく志保の髪を撫でながら、ふと思い出したように呟く。
「やっぱり…君は俺だけのサファイアだよ、志保」
まどろんでいるような状態の志保にそう囁きかけながら、首筋を吸って一つ痕をつけていく。
「志保も俺に…痕、つけて欲しいな…。一生残るようなものでいいから」
「…はい、気持ち良かった、です」
伊達の語りかけに、中空を見詰めながら答える。
聴覚は機能しているものの、快感の余韻のせいか身体が思うように動かない。
伊達に髪の毛を撫でられながらしばらく待っていると、身体に徐々に感覚が戻ってくる。
「ん…っ、ん、ん…」
感覚の戻った身体に新たな刺激を与えられ、少し呻いていると、
首元に赤いひとつの斑点を伊達に作られる。
「雅彦さん…」
今度は自分が、彼の首筋にキスをする。
強く、そのまま彼を飲み込んでしまいそうなぐらい力強く吸う。
もうひとつの赤い斑点が出来上がった。
「ん……そう、しっかりと残して…」
志保が唇を離し、くっきりと赤い斑点が残ったのを確認すると、満足気にふぅ、と息を吐く。
「これが消えるまでは…志保は俺の、俺は志保のものだから。…消えそうになったらまた付ければいいし、ね?」
もう一度確認を取るようにそう言うと、後始末を済ませ、裸のままベッドの上で抱き合う。
心地よい疲れと、発作を起こさずに最後まで行けた事という充実感、そして志保といる事で生み出される心と身体双方の安らぎ。
「志保。…愛してる…」
「ある物」を渡せなかった事を気にしながらも、やがてゆっくりと眠りに落ちていく。
「雅彦さん、私も…愛してます」
伊達と同じベッドの上で寄り添いながら、彼の愛の言葉に応ずる。
そして疲労感からか、その言葉を最後に意識が暗く塗りつぶされた。
237 :
桜庭 奏:03/09/04 23:44 ID:eJ4xdr5o
お風呂から上がりで髪の毛はバレッタでまとめてアップにし、お風呂セットを抱えて
廊下を歩いている。
控え室で縫い物をしている。
239 :
桜庭 奏:03/09/04 23:53 ID:eJ4xdr5o
自室でタオルでもう一度髪を拭いて乾かす。
ほつれを直したエプロンを身に着けて休憩室を出る。
241 :
桜庭 奏:03/09/04 23:57 ID:eJ4xdr5o
髪の毛がある程度乾いたのを確認すると、明日の仕事の確認をもう一度しておこうと
自室を出る。
廊下の向こうから奏がやってくるのに気づいて立ち止まり、頭を下げる。
「こんばんは。今日もお疲れ様です」
243 :
桜庭 奏:03/09/05 00:05 ID:aC9jrE56
考え事をしながら歩いていると、瑞葉に声を掛けられて立ち止まる。
「あら、瑞葉さん。こんばんは、お疲れ様です。
お仕事終わりですか?」
こちらも頭を下げながら挨拶する。
この前見た夢の司のセリフを思い出すが、出来るだけ気にしないようにする。
>>243 「ええ。私の方は終わりです。奏さんは?
もし終わりでしたら、お茶をご一緒しませんか?」
食堂の方を指して誘う。
246 :
桜庭 奏:03/09/05 00:14 ID:aC9jrE56
>>244 「はい、私も1時間くらい前に終わってお風呂に入ってきたところなんです。
いいですよ。そういえば瑞葉さんとお話するの久し振りかも。」
複雑な気持ちを振り払い、にっこりと微笑んで、瑞葉とともに食堂へ向かう。
>>246 食堂のテーブルの隅へ二人で腰を下ろすと、
用意したお茶を淹れはじめる。
「今日はお茶請けが御煎餅しかないですから……日本茶にしましたわ♪」
いつもとは違う急須と茶碗へ薄緑色の液体を注ぐ。
「ところで奏さん……雫様のことなのですけれど……」
奏が気に入られていることは知っていたため、
気になっていたことを話題に出してみる。
どうやら奏を誘ったの動機には、そのこともあったらしい。
248 :
秋山 麗:03/09/05 00:21 ID:ec49YifX
先日のモノを紙袋に入れ、瑞葉の部屋に来てみるも、不在の様子。
「……こんなの持ちながら屋敷を回るわけにも……って、あら?」
ふとドアノブを回してみると、鍵がかかっておらずあっさり開く。
「無用心ね……まあ、この際だから……」
失礼とは思いつつも、彼女の部屋に忍び込むと、机の上に紙袋を置き、手近なメモ用紙を一枚取る。
『この前のアレ在中。なかなか"綺麗"に撮れてたわよ 麗(チュッ)』
最後にキスマークなど付けると、紙袋の下に挟み、そっと部屋を出る。
249 :
桜庭 奏:03/09/05 00:24 ID:aC9jrE56
>>247 「あ、日本茶ですか。そういえば久し振り。
お肌には紅茶やコーヒーよりもお肌にいいんですよね、確か。」
茶碗に口をつけながら話し始めた瑞葉の言葉に耳を傾ける。
「え、雫様のことですか?」
そういえばしばらく会ってないなと記憶を遡る。
>>249 >お肌にいいんですよね
「ええ。美容のためにも、時々は飲もうと思ってますわ」
微笑んで答える。
>雫様のことですか?
「ご本人のいらっしゃらないところで言うなんて、あまり良くないことですけれど……
あの方、厳しくて怖いところがありますでしょう?
奏さんが何か恐ろしい目にあってなければって思って……」
そもそも奏を雫に紹介してしまったことから悔いているらしい。
251 :
桜庭 奏:03/09/05 00:39 ID:aC9jrE56
>>250 雫が自分以外の人には態度が違うことはある程度分かっていたが、実際自分には
雫は優しいので、雫が恐ろしいというのがどこか想像できないでいる。
「そう…みたいですよね。
雫様がみなさんには厳しく接されてるときに、それでも私にだけは優しくしてくれるんです。
あ、嫌味に聞こえてしまったらごめんなさい。でも、少し戸惑っちゃって。
厳しくされるよりは優しくしてくれる方が、私は嬉しいけど、そういう時って
なんかみなさんに申し訳なくて。」
過去の事を思い出しながら眉を寄せる。
「あ、だから、瑞葉さんが心配してくれてるようなことは何も無いですから大丈夫ですよ。」
>>251 奏が雫に猫可愛がりされていることは
薄々感づいていたものの、そこまでとは思わず目を丸くする。
「そう……ですの?」
自分に接するときの雫からは「優しい」という姿が想像できずに戸惑う。
「……でも、よかったですわ。奏さんが辛い目にあってなくて。
それならいいんです。負い目に感じることなんてありませんわ」
奏を心配させないように、にっこりと笑ってみせる。
253 :
桜庭 奏:03/09/05 00:53 ID:aC9jrE56
>>252 目を丸くした瑞葉に、雫はやはり瑞葉にも厳しいんだろうと思い、複雑な表情をする。
負い目に感じることは無いと言ってくれる瑞葉に、苦笑を返す。
「ありがとう。…こればかりは、雫様のことですからどうしようもないですよね。」
自分が可愛がられている立場だからか少し気まずくなり、別の話題を探してみる。
「そういえば、あの、こんなこと聞いていいのか分からないんですけど、
お屋敷にいるのが長い瑞葉さんなら知ってるかと思って。
前から思ってたんですがもしかして、御主人様って超能力者なんですか?」
が、馬鹿にされてしまうかもと思ったので慌てて付け加える。
「あ、変な意味じゃないんです。
その、御主人様って、私たちのこと何でも分かっちゃうじゃないですか。」
瑞葉の反応を見ながら、考えながら言葉を出していく。
「いや、でも、もしかしたら……。
以前、伯爵様のお屋敷に行ったことがあるんですけど、そこで知らないうちに
撮影されてたみたいで、そのときのDVDを五月さんが御主人様に届けに来た
ことがあるんです。」
そのDVDの内容を思い出したのか顔を赤らめながら俯く。
>>253 奏の突拍子もない質問に、つい噴出してしまう。
「ご、ごめんなさい……でも……」
(言ってしまっていいんですかしら?)
教えてしまうと後で怒られるのではないかと一瞬迷うが、
知ったところでどうなるものでもないので、いいだろうと考え直す。
「私も詳しくは知らないのですけれど、おじ様はお屋敷の至る所に
カメラをセットしてらっしゃるようですわ。
もちろん全部はチェック出来ていないでしょうけれど」
そこで辺りを見回してみせる。
「多分、この食堂のどこかにも、カメラやマイクがあるはずです」
255 :
桜庭 奏:03/09/05 01:04 ID:aC9jrE56
>>254 「え、嘘……。そうだったんですか。
伯爵様のところには、やっぱりあるんじゃないかと思ってたけど……。
なあんだ。御主人様、勝手に何でも分かっちゃうわけじゃないんですね。」
暴露された真実に、本気なのかそうでないのかがっかりした表情をしてみせる。
「へえ、ここにもあるんですか?何だろう、防犯対策かな、やっぱり。
変な人が入っても、これだけ大きなお屋敷だと気付かないこともありそうだし。」
自分も周りを見渡してみる。
「ふふ、じゃあ御主人様は今私たちを見てるかもしれないんですね。
……って、マイクもあるのか……。話してた内容、大丈夫だったっけ。」
今更だが、今まで話した内容を思い浮かべて考える。
>>255 (防犯対策では……ないんですわよね、きっと)
用途に関しては大体予想がつくが、それは言わぬが華と黙っておくことにする。
>話してた内容、大丈夫だったっけ。
「ふふ、滅多なことを話していると
後で二人で御仕置きされてしまうかもしれませんわね」
冗談めかしてそんなことを言う。
257 :
桜庭 奏:03/09/05 01:13 ID:aC9jrE56
>>256 「!!お仕置き……。そうですね、気をつけないと。」
手で口を抑えながら、回りをきょろきょろと見渡す。
しかし、あまり気にすると何も話せなくなりそうと思い直し、
思い切って気にしないように心掛ける。
「そういえば、瑞葉さん、……」
しかし、気にしないようにと思えば思うほど気になってしまい、瀬名とのことを
聞こうかと考えたのに口をつぐんでしまう。
>>257 奏の様子が少し変わったのを見て訝しく思うが、
やがて瀬名のことだと直感的に理解する。
「……瀬名様のこと……奏さんも……?」
思い切って、気になることを訊いてみる事にしたらしい。
259 :
桜庭 奏:03/09/05 01:27 ID:aC9jrE56
>>258 「え、私も…って……?」
瀬名の事を聞いてみようと思ってたので瑞葉の方からその名前が出てそう聞いてきた
ことに驚く。
「もしかして、私が、瀬名さんの事を好きかどうか……ということですか?」
瑞葉が自分の事を気にしてるとはあまり思ってなくったので聞き返してしまう。
「気にしなくって大丈夫ですよ。私、結果の分かってる恋なんてしないです。
まあ、将来のことは分からないけど……。」
しばらく修行に行っている瀬名の事を思い浮かべる。
「瀬名さん、優しいし面白いし一緒にいて楽しいけど、どこか切なくなるんですよね……」
その事を振り切るように瑞葉の方を見て微笑む。
「瀬名さんは瑞葉さんのこと大好きなんだなぁっていつも思います。
愛されてるっていいですね。」
>>259 以前に瀬名を含めて3人になったときに、
当の瀬名を誤解させてしまったことを思い出していたのだが、
>私、結果の分かってる恋なんてしないです。
「奏さん……そう、ですか……ありがとう、ございます」
少しだけ哀しそうな顔になって一礼する。
「ええ、瀬名様はとってもお優しいです。
でも、だからこそ、それに甘えないようにしたいなって、そう思いますわ」
奏の配慮を無駄にしまい、とも思ったが、それは言わずにおく。
「だけど奏さんだって、愛されてらっしゃるでしょう?
あの、新しくやってらした弟さん……俊くんでしたっけ?」
261 :
桜庭 奏:03/09/05 01:44 ID:aC9jrE56
>>260 「やだ、気にしないで。御礼を言われることなんて何もしてないですし。
瀬名さんも、私のことなんてきっとなんとも思ってないですよ。
私の方が年上っていう事だって分かってなさそうだし。」
一礼して御礼を言った瑞葉に慌てて顔の前で手を振る。
「ああ、俊君。そういえば、何かご迷惑かけてないですか?
今は頑張って猫被ってるみたいだけど……。」
弟の名前が出てきて慌てて気になってた事を聞いてみる。
「でも、私が愛されるって言ったのは恋愛のことですよ〜。
俊君は、確かに私を慕ってくれているんだろうけど……。」
頭の中で色々と思いを巡らせる。
「……そう言えば、瑞葉さん、司様とはお知り合い、ですよね……?
いつか、司様は瑞葉さんのこと褒めてました。」
瑞葉が司の事を誘っている(?)様な状況を盗み見たことがあったのでとりあえず
聞いてみるが、自分から関係を聞くのは恥ずかしいので遠まわしに尋ねる。
>>261 (そういえば奏さん、私より年上なんですわよね)
今更ながらにそれを思い出して、失礼が無かったかと会話を思い返しながら
お茶をすする。
>司様とはお知り合い、ですよね……?
「えっ!? い、今、なんて……」
思索に耽っていた時に、思いもしない名前が出たので、つい聞き返してしまう。
「つ、司様、ですか? あの方は……私の幼馴染、ですけれど」
徐々に声が小さくなる。
「でも、司様が私のことを褒めて……?
そんなこと、あるわけないですわ。奏さんの思い違いです、きっと。
だって私は司様のことを……」
つい司に対する負い目に触れてしまいそうになるが、
その時ハッと気づく。
「! 奏さん、まさか司様に、その……何かされたり、とかは……?」
263 :
桜庭 奏:03/09/05 01:59 ID:aC9jrE56
>>262 「幼馴染だったんですか、知らなかった……。」
そういう知り合いだったとは知らず、目を丸くする。
「あるわけなくないですよ〜、だって、出てくる名前はいつも瑞葉さんだし。
新人さんの頃の瑞葉さんだって、今の私よりもっとちゃんと出来てたって言ってました。」
そこまで言って、少し言い過ぎてしまったような気がする。
「あ、いつもって言ってもそんなに沢山会ったことがある訳じゃないです。
ただ、毎回必ず瑞葉さんの名前が出てくるから、少し気になっただけ……。
怖かったのも、はじめのほうだけだったから、大丈夫です。」
瑞葉の質問を聞いて慌ててそう付け加える。
>>263 「そんな……私なんて、まだ……夜のこと、しか……」
さすがに言いにくいのか、言葉を濁してしまう。
「でも安心しました。奏さん、すごいですわね。
雫様といい、司様といい、私がいつも怒らせてしまう人たちに
優しくしていただけるなんて……きっと奏さん、メイドとして
お客様に寛いで、楽しんでいただくのが
自然に出来るんですわ。羨ましいです」
内心、司がどういったつもりで奏に会っているのか
気になっているが、さすがに問いただすわけにはいかないので
今度彼に会ったときに訊こうと心に決める。
265 :
桜庭 奏:03/09/05 02:12 ID:aC9jrE56
>>264 色々と尊敬していた瑞葉に褒められて顔を赤らめる。
「そう……ですか?ありがとう。
まだ接客のお仕事って全然自信ないけど、お仕事の先輩として尊敬してた瑞葉さんに
そう言ってもらえるとなんだか照れちゃうな。」
紅潮してきた頬を手で押さえながらはずかしそうに微笑む。
「今夜は色々瑞葉さんと話せてよかった。知らなかったことも分かっちゃったし。」
すっかり忘れてた隠しカメラ&マイクの事を思い出し、きょろきょろと辺りを見回す。
「そろそろ寝ないと、明日の仕事がキツイですよね。それに、お肌にもよくないし。」
椅子から立ち上がると、茶碗と急須をお盆に乗せる。
「瑞葉さんにお茶を用意してもらっちゃったから、後片付けは私がやりますね。
じゃあ、おやすみなさい。また明日ね。」
微笑んでお盆を持って頭だけ下げると、使った食器を洗うために厨房へ向かう。
>>265 「そうですか? ではお言葉に甘えますわ」
一度は手伝おうと手を伸ばすが、それはそれで信頼しないようで
失礼かと思いなおし、結局奏に任せることにする。
「ではお先に失礼しますわね。お休みなさい」
ぺこりと頭を下げると、その場を去る
私室へ戻って着替えると、机の上に紙袋がおいてあるのに気づく。
「これって……あ、麗さんとの、この前の……」
一人赤面して中身を確認していく。
「う……さすがに、これは……」
瀬名に送っていいものかどうか、大いに疑問を抱く。
「麗さん、少しはお元気になられたみたいですけれど、
でもやっぱりこれは、やりすぎでしたわよね」
とりあえず瀬名に送るかどうかは、また考えることにして
写真を机の引き出しへしまうと、ベッドへ潜り込んで眠りにつく。
267 :
琴吹 司:03/09/05 16:50 ID:KEySIe5b
雑踏の端の壁にもたれかかり、ガムを噛みながら携帯電話を使って誰かと話している。
「……うん、オッケー。あ、この間教えてくれたアレ……使ってみたらなかなか良い感じだったよ」
目の前を行き交う老若男女の横顔を、サングラス越しにちらちらと見ながら
口元に笑みを浮かべる。
「何の事かって? おいおい、教えてくれたお前が忘れたのかよ、ったく。
アレだよ……いわゆる『女の口説き方テクニック』ってヤツ」
軽く笑うと、こちらをじろりと見た冴えないサラリーマン風の男を、サングラスを少し下げて睨み付ける。
「ん? いや、何でもない……別に教えてもらわなくても何とかなりそうな感じも
したんだけどな……は? 誰に使ったのかって?」
下を向き、小石を蹴ると離れた場所にあった缶に当てる。缶が倒れ、はじき返された小石が
通行人に当たるが、知らん顔で横を向く。
「それは秘密。うまくいったら今度全部話す……バカ、違う……この間逆ナンされた女じゃない。
あんな糞みたいな女、テクなんかいらねーよ」
その後、数分会話が続き、電話を切ると自分も雑踏に混じって姿を消す。
麗から届けられた写真を前に腕組みして悩んでいる。
「思い切って送ってみましょうか……でもやっぱり……」
「ん〜〜〜……悩んでも仕方ないですし、
ここは思い切って送ってしまいましょう!」
ぎゅっと目を瞑ったままで封筒に手紙と一緒に写真を入れ、
そのまま封をしてしまう。
「……とは言ったものの……」
閉じられた封筒を目の前にして、投函する勇気(?)が
奮い起こせずに、また考え込んでしまう。
自室で小説を読んでいる。
274 :
桜庭 奏:03/09/05 23:39 ID:aC9jrE56
自室に戻ると、机の上に写真立てがあるのに気付く。
「……?」
何だろうとその写真を見ると、なんと同い年の弟の写真で、思わず噴出す。
写真立ての下にメモがあるのを見ると、そのまま写真立てを倒そうかと思っていたが
少し考えて思いとどまる。
(男よけって、何考えてるんだか。わざわざ俊君に頼むなんて。)
そう考えながらもおかしさからか顔からは笑みが消えないでいた。
「あーーもう、明日の朝考えることにしましょう!」
グダグダになりながら呻くと、着替えを持って浴場へ向かうことにする。
紺地の浴衣を着て、金魚すくいで取った金魚を水袋に入れ、屋敷に帰ってくる。
どうやら夜のシフトがフリーだったので、近場でやっていた小さなお祭りに行ってきたらしい。
277 :
桜庭 奏:03/09/05 23:51 ID:aC9jrE56
洗顔を終えた後、鏡を見ながらコットンに化粧水をつけてお肌のお手入れを始める。
庭に出て葉巻を吹かしている。
自室に戻り、どこかから探し出してきた金魚鉢に金魚と水を入れる。
「…この金魚…長生きするかなぁ……」
浴衣に合うように多少アレンジした髪型と、それに合った浴衣のままでそんな事を言う。
280 :
桜庭 奏:03/09/05 23:57 ID:aC9jrE56
髪を整えて、寝る準備が出来てから机の引き出しから日記帳を取り出す。
一本葉巻を吸い終えた後、もう一本吸おうと思うと、
ライターがガス欠になっている。
「しまった、予備を持ってくるんだったな」
仕方なく館内へ戻ると、客がいないのをいいことに大声で言う。
「おーい、誰かライターを持ってきてくれ!」
>>281 着替えようと思った矢先、主人の大声が聞こえる。
「…!……急がなくちゃ!」
遅れては大変と、浴衣にカチューシャだけ付けるという一見変な格好で走り出す。
「……はぁ…はぁ。御主人様、お待たせ…しました」
代えのライターを持って走って来たのだが、急いだせいで身体は僅かに汗ばみ、浴衣も乱れてしまっている。
283 :
桜庭 奏:03/09/06 00:06 ID:0NZltQQ7
「……明日もがんばろう、マル。」
日記帳を書き終えて引き出しの中に仕舞うと、どこからか主人の声が聞こえて
椅子から立ち上がる。
「ナイター?ライター!ライターだよね。」
自室を出てライターを掴むとマイペースに鼻歌を歌いながら主人の声が聞こえた方へ向かう、
が、既に到着していたみかさを見て気まずい表情になる。
(あちゃ〜……)
>>282 まず最初に走ってきたみかさの服装を見て噴出す。
「なんだ? みかさ、その格好は……」
が、乱れた裾や胸元に半ば自動的に視線が誘導されて
その奥を覗き込むようにしてしまう。
「いや、これはこれで……いいな。偉いぞみかさ」
ライターには目もくれず、襟に手を伸ばして悪戯を始めようとする。
>>283 そこに奏がやってきたのが目に入り、ひとまず手を引っ込める。
「遅かったな。みかさはこんなにはしたない格好になりながらも
すぐに飛んできてくれたというのに」
みかさを指で指しながら、少し低めの声で奏を注意する。
「歩いてくるとは何事かね?」
285 :
桜庭 奏:03/09/06 00:17 ID:0NZltQQ7
>>284 みかさが先にたどり着いているのを見た途端、遅れた事を気付かれないうちに
逃げようかと考えかける。
が、実行する前に主人に声を掛けられて冷や汗を掻きながらも微笑む。
「こんばんは、御主人様。」
いい理由はないかと思考を巡らせるが、あまりいい答えは思い浮かばず、
「えっと……、ちょっと、足が(筋肉痛で)痛くて。」
などと適当な事を言ってしまう。
>>284 「あ…御主人様これはその…私お祭りに行ってきて…それでそのままで…。あれ?でもこれは…」
メイドの格好といえる物はカチューシャだけしか付けていない事に気付くと、その場で赤面してしまう。
>襟に手を伸ばして悪戯を始めようとする
「え?御主人様…?」
思わず一歩引いたところで、こちらも奏が目に入る。
「あ…か、奏ちゃん……」
主人の声が低くなった事が気になり、振り向いて奏の方を見つめる。
主人に背を向けてしまった事と、ややアレンジしたポニーテール、そして浴衣のせいで、いつもよりうなじの辺りが強調されてしまっているのには気付いていない。
>>285-286 「足が痛い? 本当かね。なら……そこの椅子に座って見せてみなさい」
顎で屋外に置かれた椅子を示してみせる。
そのう間にも、自分に背を向けたみかさのうなじから
そっと手を胸元まで伸ばしていく。
「みかさには一番の御褒美……そして奏は遅くなった言い訳が
本当かどうかの検査。まずはそうしようじゃないか」
奏が夜のことを怖がっているのを承知で
みかさのうなじに息を吹きかけ、舌を這わせて
浴衣の布地の下で胸をまさぐって見せる。
>>287 「えっ?…ご褒美ですか……ひゃう?!」
突然後ろから息を吹きかけられた上に舌を這わされ、思わず声を上げてしまう。
「御…主人様ぁ……こんな、奏ちゃんの目の前で…あんっ…」
口ではそう言っているものの、ブラを付けていなかった胸元を布越しに弄られ、次第に胸の先端が立ち上がっていってしまう。
それが浴衣の生地の上からでもはっきり分かってしまう事に気付くと、益々顔を赤らめる。
289 :
桜庭 奏:03/09/06 00:31 ID:0NZltQQ7
>>287 浴衣姿のみかさを珍しそうに横目で見ながらも、今は自分の身が心配でそれどころ
ではない。
「…え、今、見せるんですか?」
変なこと言うんじゃなかったと思いながら自分の足の状態を思い浮かべる。
(うーん……。今はそんなに痛くないんだけど、コレでごまかされてくれるかな。)
主人が指した椅子に座り、ストッキングを片足分だけ脱ぐ。
「あの…ですね、ここに巻き爪があって、ちょっと痛かったんです。」
上目遣いで主人を窺いながらそう言ってみるが、巻き爪のあたりは腫れが引いていて
ほとんど痛くなさそうに見えてしまう。
主人がみかさにする行為が嫌でも見えてしまうが、俯いて気にしないように努める。
>>288-289 「そうか。みかさは見られながらはイヤかね」
みかさが言葉とは裏腹に感じ始めているのを察しながら
あっさりと解放してしまう。
「さて、では続いて奏の検査だが……」
膝をついて奏の白く細い脚にねっとりとした視線を注ぐ。
「ここかね?」
巻き爪らしき辺りを幾度か指圧してみせると、いきなり指を口に含む。
「こんなの、舐めておけばいい。私が治してあげよう」
指の先から腹、付け根に至るまで丁寧に舐めしゃぶる。
その間もちらちらと放置しているみかさには視線を送っている。
291 :
桜庭 奏:03/09/06 00:41 ID:0NZltQQ7
>>290 みかさの艶かしい声に顔を赤らめながらも、みかさの気持ちも考えて視線をそちらへ
送ってしまわないように自分の足を見つめる。
「そう、そこです。……ん……。」
腫れが引いているとは言え少し前までは本当に痛かった場所なので、指圧されて
わずかに眉を寄せる。
「え、御主人様、足の指を舐めるなんて……っ…」
いくら風呂上りとは言っても『汚いです』と続けようとしたが、口に含まれた
足の指の微妙な感触に少し感じ始めてしまい、顔が紅潮してくる。
>>290 「んっ……はぁ……あっ?」
口では文句を言いつつも段々と身体は火照ってきてしまっていたのだが、急に解放されてしまってかえって戸惑う。
続いて奏の足の検査を始めた主人を見るのだが、奏の足先を舐め始めた主人を見て、自分が妙に興奮してしまっているのに気付く。
「あ…私ったら…どうして…」
立ち上がってしまった胸の先端を主人の視線から隠そうとするのだが、それが浴衣の襟から覗く胸の谷間をより強調してしまっていた。
>>291-292 「汚い、かね? しかしもう風呂には入っただろう」
指から口を離して問う。
「しかしそうだな。やはり主人ともあろうものが
メイドの足の舐めるなど、少々倒錯的過ぎる。ではみかさ」
今更ながらにそんなことを言って、みかさを呼ぶ。
「奏の指を、私に代わって舐めて上げなさい。
御褒美はたっぷり増やしてあげるから」
襟と帯を掴んで無理やり招き寄せると、奏の足元に顔を押し付けるようにする。
294 :
桜庭 奏:03/09/06 00:52 ID:0NZltQQ7
>>293 「ん……はい、入りました、でも……。」
丁寧に舐められる感触に、足の指を舐められているだけなのに胸がドキドキし始めて
戸惑う。
>「奏の指を、私に代わって舐めて上げなさい〜
主人がまさかみかさにそんな事を命令するとは思わなかったので、驚いて口を左手で
覆う。
「そんな、御主人様、みかささんに悪いですっ」
慌てて言うが、そう言っているうちにみかさが自分の足元に来て、気まずい表情で
みかさと目が合う。
>>293 >ではみかさ〜
「は、はい!……わかりました」
突然の主人の命令に一瞬びくりとするが、主人の命令には逆らえないからか、はたまたご褒美が早く欲しいからか、素直に身体を引っ張られ、奏の足元に跪く。
「奏ちゃん…いいの。私…」
一度だけちらりと奏の方を見上げると、ねっとりとした舌使いで奏の足の指に舌を絡める。
元々口での奉仕が得意なせいもあってか、なかなか舐め方のツボを掴んでいるようだった。
>>294-295 「さて、私も見ているだけでは、つまらないな」
奏の隣の椅子にどっかりと腰を下ろすと、ズボンのジッパーを下げる。
「みかさの口は最高だろう、奏? その口をお前に貸してあげているんだ。
だから私のこれには……」
引きずり出した逸物をしごきながら、奏の頭を引き寄せる。
「お前が奉仕しなさい」
一方でみかさの浴衣の裾をめくり上げると、足の指で
秘所の周りを刺激する。
「もっと高く腰を上げなさい、みかさ。
そうすれば足ではなく、手でしてあげられるぞ?」
>>296 「んっ…ん……っ…」
奏の足の指先の一本一本に、丹念に舌を絡ませていく。
唾液が絡んだ舌が奏の足先を這い回り、徐々に激しく刺激していった。
>一方でみかさの浴衣の裾をめくり上げると
「んっ!?……ふぅぅっ…んっ!」
既に濡れていた秘所の周りを、下着越しとはいえ強く弄られてつい感じてしまう。
そのせいか、感じた瞬間にちょうどしゃぶっていた奏の足の指を吸う力にも勢いが増す。
>もっと高く腰を上げなさい、みかさ〜
「は、ふぁい……あむ…んっ…」
主人の言われるがままに腰を上げ、主人の指による秘所への蹂躙を待つ。
298 :
桜庭 奏:03/09/06 01:05 ID:0NZltQQ7
>>296 何だか物凄い事になってきた状況に、今更だが俊に見られませんように…と心の中で願う。
が、みかさの上手な舐め方に、同僚に足の指を舐められているという羞恥心も手伝ってか
更に顔が上気してくる。
自分の隣に腰掛けた主人を見上げて話を聞くと、これから自分がすることを想像して
顔を今まで以上に赤らめるが、引き寄せられるままに顔を主人の逸物に近づける。
「はい…分かりました。」
間近で主人のモノをまじまじと見てしまい戸惑うが、そっと手で握ってから先端に
口付け、その周りにも唇を寄せていく。
>>297-298 横合いからモノを咥えこんだ奏の頭を撫でながら
そのつたない奉仕から与えられる快感を愉しむ。
「うん、みかさのフェラには程遠いが、大分上手くなってきたじゃないか」
(それに……物慣れない感じも、それはそれで……)
控え目な唇の動きにかえってそそられるものを感じるが、
その衝動はみかさへ向ける。
「そうだ。もっと高く腰を上げるんだ。いやらしく左右にふってみせなさい」
言葉で弄りながら、秘唇に指を伸ばし、恥孔をこじ開けると
内部へといきなり三本も挿入して柔肉をこねくりまわす。
「いい食いつきだ。みかさは上の口だけでなく、下の口も
おしゃぶりが上手いのだなぁ」
300 :
桜庭 奏:03/09/06 01:15 ID:0NZltQQ7
>>299 主人の逸物を唇を窄めながらゆっくりと口内へ入れていくが、途中でみかさに
きつく足の指を吸われて眉根を寄せる。
「ん……むぅ……」
足の指を舐められてるだけなのに、身体の芯が火照ってくるのを感じて、そんな自分を
振り払うように奉仕に集中し、だんだんと息が荒くなってくる。
主人の言葉を遠くで聞いているような気分で、ゆっくりと頭を上下に動かし始める。
>>299 「ん……ふっ…。あっ!?はぁぁっ!」
いきなり主人の指が3本も押し込まれ、快感と異物感で部屋の外まで響きそうな大きな声を出してしまう。
「あふっ……あっ、やっ、あぁぁ……」
内部をこねくり回すように愛撫する主人の手つきに翻弄されながらも、不意に奏の足裏をぺろりと舐めてみたり。
>みかさは上の口だけでなく、下の口も おしゃぶりが上手いのだなぁ
「やぁっ…そんな事、無いですぅ…ぅぁっ…」
口では抗議しながらも、秘所は主人の言葉責めに敏感に反応して締め付けてしまい、そこから愛液が一筋流れ出る。
>>300-301 みかさの秘所を責めながら、
もう片方、奏の頭を撫でていた手を、その平坦な胸へと回してまさぐる。
「二人とも、大分よくなってきたみたいだな……」
奏の口から一度モノを引き抜き、唾液に濡れたそれで彼女の頬を
嬲る様にペチペチと叩く。
「だが私のモノは一本きりだ。だから一人にしかやれん。
そこで、御褒美にこれをみかさにやるか、
それとも理由はどうあれ遅くなった奏への御仕置きに
容赦なくブチ込むか……さて、どちらがいいかは二人に意見を聞こうじゃないか」
みかさにも足指を舐めさせるのを止めさせて、
その胸元を乳輪が見えるか見えないかのところまで押し開けながら言う。
303 :
桜庭 奏:03/09/06 01:31 ID:0NZltQQ7
>>302 「んん……」
みかさに足裏に舌を這わされて、逸物を刺激しながらも思わず喉の奥からくぐもった
声を漏らす。
主人に胸をいじられて逸物への刺激を早めるが、急に口から抜き取られぼーっとした
表情で主人を見つめてしまう。
頬に逸物をペチペチと当てられる感触に主人の言葉を聞きながらわずかに眉根を寄せる。
「え、私、お仕置きは、遠慮したいな……なんて…言っちゃダメですよね。」
ご褒美とは言え自分の目の前で行為をするのはみかさも恥ずかしいのではないかと
思いつつも、とりあえず自分のほうは遠慮すると言ってしまう。
>>302 「あ………」
奏の足の指を舐めるのと、自分への愛撫を止められた事で一瞬不満げな声を上げる。しかし、
>だが私のモノは一本きりだ。だから一人にしかやれん〜
と聞くと、胸元を押し広げられながらも主人にはっきりと言う。
「御主人様…ご主人様のものは私の、私のあそこに入れてください…。奏ちゃんは、私が責任持って良くしますからぁ…」
奏を庇うというのもあるのだが、自分もかなり欲情してしまっているので、そんな誘うような言い方で主人へおねだりする。
「奏ちゃん…いいでしょ?」
奏の下半身をそっと見ながら、わざと舌なめずりをしてそんな事を言う。
>>303-304 二人の言うことを黙って聞いていたが、突如大声で叫ぶ。
「けしからん!」
そして奏を手元へ引き寄せると
スカートをめくりあげ、無理やりショーツを下ろす。
「私の御仕置きはイヤだと言うのかね、奏!?
それに、みかさもみかさだ。そんな風におねだりをして、はしたないぞ」
いつもは「おねだり」を求めるくせに、そんなことを言う。
「これは二人とも御仕置きだな」
そう言うと、テーブルの上にみかさを仰向けに寝かせ、
その上に奏をうつ伏せにする。
「私のモノを二人のアソコで挟んで気持ちよくするんだ。
ただし御仕置きだからな、入り口だけで、中には入れてやらん。そら、いくぞ!」
合わされた二人の秘唇の間に剛直を挟みこんですり始める。
「うむ、柔らかくて気持ちがいいぞ……!」
>>305 「ええっ…?お仕置き………きゃあっ!」
お仕置きと、言う言葉を聞いた瞬間に身体を強張らせるが、そのまま主人の手によってテーブルの上に転がされる。
ややあって、自分の上にのしかかってくる奏。そして二人の重なり合った秘裂の間を前後し始める主人のもの。
「はぁっ…あっ、ゃっ、ダメ、こすれて……ぃぃ…」
秘所の先端にある突起まで抉るように刺激され、甘い声が漏れ始めてしまう。
見れば、自分の視線の先にはこちらも感じ始めてきている奏。それを見て、つい奏の身体を抱き寄せて身体を密着させてしまう。
そのせいか、二人の合わされた秘裂のキツさも強まっていく。
307 :
桜庭 奏:03/09/06 01:46 ID:0NZltQQ7
>>305 自分の下半身を見つめてくるみかさに、足の指を舐められたりご奉仕したりした
だけで愛液で湿っている秘所に気付かれないように膝を合わせそうになるが、
主人が急に大声で叫んだので身を縮ませる。
「ご、ごめんなさい!いやだけど、いやじゃないです!」
ぎゅっと目を瞑って主人に引き寄せられながら、そのままショーツを下ろされる。
みかさの上にうつ伏せにされてしまい、みかさが自分を乗せられて重いのではと心配し、
そっと手を床に突いて身体を浮かせる。
「はい……」
が、そんな事を考える間もなく主人に命令されて、主人のモノにちゃんと秘部が
擦れるように身体を動かし始める。
「ん…っ」
すでに愛液で濡れていたが、行為を開始してから更に愛液が溢れてくる。
>>306-307 「ふふ、こうしてみると胸のサイズが全然違うのだな」
下になっているみかさの胸と、上の奏の胸を同時に揉んでいる。
「みかさは少し、奏に分けてあげたらどうだ?」
そんなことを言っている間にも、モノは二人の愛液でドロドロになりつつある。
(いかんな……さすがに二人相手だと、限界は早そうだ……ッ)
それを悟ると、二人の秘所の間に大きな穴をほじくるように
腰を回転させながら激しく前後に揺すり始める。
「イきたくなったら、いつでもイきなさい……っ!」
309 :
桜庭 奏:03/09/06 02:02 ID:0NZltQQ7
>>308 みかさが重く感じないようにとテーブルに手を付いて身体を少し支えていたのだが、
引き寄せられて主人の逸物が陰核に思い切り当たってしまい、声を上げる。
「ぁあ…ん……っ」
もう耐えられないと思い、みかさにしがみつきながら思い切り感じ始めてしまう。
秘部から愛液がどんどん溢れるのを太ももをつたい始めた愛液を感じて知り、
顔を真っ赤にする。胸も同時に刺激されて、快感に流されて思考回路が鈍ってくる。
目を瞑っていたが、ふと目を開けると色っぽい声で喘ぐみかさが目に入り、さらに
身体が熱くなる。
「ん…ん…っん…っ……ぁあ……ぁあんっ……」
主人の逸物が敏感なところを刺激してどんどん高ぶっていき、ついに背中を反らせて
達する。
>>308 「ふぅ…んっ、あっあ………っ」
逸物を擦り付けられながら胸を揉まれ、切なげな喘ぎ声を上げ続ける。
>みかさは少し、奏に分けてあげたらどうだ?
「御主人様、そんな、そんなぁっ…!」
胸については奏がコンプレックスがあるのはほぼ確かなようなので、「そんな事言わないで下さい」とでも言おうとしたのだが、もうそれも言葉にならない。
>イきたくなったら、いつでもイきなさい……っ!
主人に言われるまでもなく、荒々しい腰の動きに快感が意識までを支配し、登りつめて行く。
「御主人様…んくぅっ、奏ちゃん…私、私っ…あはぁぁあっ!!!」
テーブルの上で背中をぴんと反らすと、秘所を細かく震えさせて絶頂に達する。
>>309-310 「くっ、う……くぅっ」
奥歯を食いしばって暴発を耐えていたが、
自分の下で二人が達したことで、モノを挟んでいる柔肉が震え、
たまらず射精する。
「おおっ……!」
みかさと奏の下腹部の隙間にまずは白濁を吐き出すと、
そこからモノを引き抜き、残滓を二人の全身にかけていく。
「これも公平にやらんとな」
最期に二人の頭を引き寄せ、逸物を掃除するように促す。
312 :
桜庭 奏:03/09/06 02:14 ID:0NZltQQ7
>>311 みかさとほぼ同時に達して、息を整えていると、主人の白濁液が身体にかけられるのを
感じて目を瞑る。
主人の逸物の方へ二人で頭を引き寄せられて、みかさと目が合うが、先ほど彼女の
前で乱れてしまったこともあってかあまり気にならなくなる。
小さく彼女に微笑むと、主人の逸物を一緒にキレイに舐めとっていく。
この行為にまた身体が熱くなり始めて戸惑うが、気付かないうちに再び愛液が一筋
太ももをつたう。
>>311 「あっ…御主人様のが…はぁぁっ……」
主人の白濁によって、奏とともに身体を白く汚されていく。
>二人の頭を引き寄せ、逸物を掃除するように促す
「…はい。…ん…ちゅっ…んっ…」
主人に言われるがままに、やや奏をリードして逸物を舌で掃除していくが、頭が朦朧としているためちょっと刺激を与えすぎているのには気付かない。
「ん……ふぁっ…もうダメですぅ…」
主人の残滓を綺麗に舐め取ると、そのままふらりとテーブルに横たわる。
浴衣の襟や裾などは乱れに乱れ、乳房は露出し、秘所も丸見えなのだが、帯だけはきっちりと締められている。
その格好があまりに淫靡で、まるで主人を再度誘っているようにしか見えないことには気付かない。
>>312-313 二人にモノを掃除させているうちに、また欲望が滾ってくるのを覚える。
見れば奏の太股には蜜が伝い、みかさの服装は
主人を誘うかのように乱れまくっている。
「……2ラウンド目、だな」
みかさの浴衣を剥ぎ取るようにして脱がすと、
奪い取った帯で奏とみかさの手首をしばって繋ぎ、テーブルに拘束する。
「今度は御褒美だ。だから……交互に入れてあげよう」
先ほどとは逆にみかさを上にした状態にすると、
容赦なく剛直をつきこみ、快楽を貪っていく。
315 :
桜庭 奏:03/09/06 02:28 ID:0NZltQQ7
>>314 愛液が太ももを伝うのを感じて顔を赤らめて慌てて手をのばしそれを拭おうとするが、
主人の『2ラウンド目』の言葉にしばし固まる。
手の自由を奪われて、怖いと思いつつも期待し始めて更に愛液を溢れさせる秘所に気付き、
眉間に皺を寄せる。
上にいるすっかり裸になってしまったみかさが突き上げられる様子を目の前で
見てしまい、戸惑いつつも自分の番を期待してしまいながら目を閉じる。
>>314 はっきりしない意識でテーブルに横たわっていたが、不意に自分の浴衣が剥ぎ取られ、さらに帯で拘束された事に気付く。
「御主人様!?一体何を…あっ」
今更ながらこれから2ラウンド目が始まる事に気付くが、その時には既に元気を取り戻した主人のものが自分や奏の秘裂を貪っていっている。
「ああぁっ!御主人様ぁ、御主人様っ!!…凄いですっ!」
やがて自分と身体を絡ませられた奏とともにもうこれ以上ないほど乱れながら、その晩は何度も何度も高みへと導かれていった。
>>315-316 帯のあまりで巧みに二人の自由を奪いながら
交互に秘所を貫き、胸をまさぐって快楽をむさぼる。
「いいぞ、みかさ、奏……っ!」
結局そのまま幾度も挑み、空が白むまで絡み続けていくのだった。
布団の中で寝返りを打っているが、時には腰が妖しく動いたりする。
どうやら、厭らしい夢を見ているようだ。
「はぁ…御主人様のコレクションの手入れって緊張する…執事さんによると国宝級のものもあるって言うし…」
丁寧に骨董品やら何やらを手入れして保管室を出ると、ふと何かを思い出したように廊下を小走りで移動し、広間へ向かう。
そのときあることを思い出したのか、ふと無意識に目覚める。
「今日はテレビで野球観戦するんだった」
寝癖のついた髪の毛を何度か掻き毟ると、ベッドの上から腰を上げる。
「そうえいばみかさに起こしてもらうはずだったんだがなぁ。朝の御奉仕もまだだし」
適当に着替えた後、洗面所でササッと顔を洗う。
テントを作った股間は未だ萎まずにいるが、特に気にもせずに広間へと向かった。
広間に着いてみるとすでにみかさがテレビを着け、それに見入っている。
「主人へのモーニングコールと奉仕をサボり、おまけに掃除まで途中」
苛立ったような口調でみかさを注意しながら、ソファへと腰掛ける。
「何様の身分だね?」
>>326 広間で先程から始まっていたデーゲームの試合を見ていたが、背後にただならぬ気配を感じてゆっくりと振り向く。
と、そこにはかなり苛立った様子の主人の姿。それを見て、主人を起こすのを忘れていた事に今さら気付く。
>主人へのモーニングコールと奉仕をサボり、おまけに掃除まで途中〜
「はわわわ…も、申し訳ありません。あ、あの一応掃除は終わらせたのですがあの…その、すみません…」
掃除はこれを見るためにいつもより迅速かつ丁寧に終わらせたのだが、モーニングコールや奉仕はすっかり忘れていたらしい。
(そうだった…月が替わってシフトも変わったのよね…)
「本当に申し訳ありませんでした!…あの、御主人様の{これ}は今からでも…」
深々と頭を下げて主人に謝罪して、遅まきながら奉仕を始めようとするが、テレビから聞こえてきた音を聞いて硬直する。
どうやら応援しているチームの投手が乱調で、またも打たれたらしい。
「いや、いい。一緒に野球を観戦しよう。主人よりも野球が大事なんだろう?」
みかさの態度を見て半ば諦めたかのように溜息を吐く。
「そんな薄情なメイドに奉仕されても気持ちよくはないのでね」
野球の試合の動向に一喜一憂し、身を強張らせているみかさ。
そんな彼女の肩を掴んでこちらに引き寄せ、太腿の上に座らせる。
逸物こそ挿入していないものの、座位の格好である。
「ふむ… この点差を埋めるのはなかなか厳しいだろうな」
そんなことを呟きながらみかさの胸元に手を伸ばし、
テントを作る股間の逸物をピクピクと動かして、彼女の股間目掛けて何度も叩きつける。
「相手の打者は私のバットのようだな」
わけのわからないことを言いつつも、試合を見守る。
「そ、そんな……」
主人よりも野球が大事、という言葉に続けて、次の一言でもさらに身体を強張らせてしまう。
お仕置きされる─そんな事が頭をよぎるが、意外にも主人は太腿の上に座らせるだけ。
何か嫌な予感がするが、どうしようもないのでされるがままに黙って試合を観戦する。
>この点差を埋めるのはなかなか厳しいだろうな
「は、はい……あっ?」
さすがに勢いのあるチームといえどこれは厳しい…そんな事を思った矢先に、主人の手が胸に伸びてくる。
さらに自分の股間のあたりを跳ね回る主人の逸物。
「ご、御主人様…。そこ、当たって……んっ…」
主人の言った一言もよく理解できぬまま、だんだん息を荒くし始めていく。
「ああ、予想当たってるだろう?」
当たっているのは逸物のことだと自分でもわかっているが、
あえて勘違いしている振りをし、逸物の動きをより力強くしていく。
「私の目は節穴ではないのでな。そんなことぐらいすぐにわかる」
胸元を揉む手の位置を少しずらして指を乳首のあたりに持ってき、
捏ねるようにして先端を摘み、愛撫してやる。
次第に荒くなっていくみかさの呼吸は、逸物をより硬くした。
「これ以上点差が開けば絶望的なわけだな。どうしたものか…」
責めの手を緩めないまま、真剣な表情でテレビに見入った。
そして試合の流れの解説を問うようにしてみかさに視線を送る。
「んっ…ふぅ…っ…」
次第に顔も紅潮させながら主人の悪戯に耐えていたが、
胸元の刺激される箇所が変わった事に身体が敏感に反応してしまう。
「だ…め、もう濡れちゃ…う」
つい小声で小声でそう漏らしてしまうが、それを聞いてか聞かずか、主人の逸物がさらに硬さを増していた。
>これ以上点差が開けば絶望的なわけだな。どうしたものか…
愛撫を続けながらも、自分に対して試合の解説を求めてくる主人。
応援しているチームの方も反撃はしているのだが、相手のチームが珍しく打線好調なようだ。
「そ、そうですね…投手陣が頑張れば…あぁっ」
そう言っている間にも次の投手が打ち込まれ、悲嘆の声とも甘い喘ぎ声ともつかない声を上げてしまう。
いつの間にか、刺激に耐えかねて秘所から溢れ出した愛液が、ショーツにじっとりと染みを作り始めていた。
「こら、もっと真面目に応援しないか」
両乳首を刺激している手の片方をみかさの股間へと持っていき、
陰核を激しく擦り上げてやる。
責めのたびになんともいえない声を上げるみかさを滅茶苦茶にしたいという衝動に駆られたが、
なんとか理性を振り絞って自制し、野球観戦を続ける。
「もっとこう、気持ちのいいストライクはとれんのか…」
自分を応援している側のピッチャーと模し、キレの良い球を投げるようにして腰を振る。
ショーツの上で激しく擦れる逸物。
「は、はい御主人様………ひゃあっ!?」
言われた通り応援しようとしたものの、突然陰核を擦り上げられてまるで悲鳴のような声を上げる。
「ぁん…頑張って抑えて…んくぅ!…はぁっ、ああ…」
応援しようとする声も、身体の奥から漏れてくる喘ぎ声にかき消され、言葉にならない。
>もっとこう、気持ちのいいストライクはとれんのか…
「……この投手は…よく打たれますから…んっ」
もうとっくに自分の濡れ具合を察知しているであろう主人。だがその先へと進まないもどかしさと、焦らされているような感覚に、身体の奥が益々熱くなっていくのを感じる。
「はぁ…はぁっ…んっ!」
捉え所のない浮遊感─そんな快感を誘う主人の責めに、ただ翻弄され続ける。
「よし、三振」
応援している投手がやっとアウトをひとつ取ったので、
みかさを責めるのを忘れてついついテレビに視線を釘付けにしてしまう。
その後ももうこれ以上点はあげられないという重要な守備の場面のために、
責めの手が緩み、完全に停止してしまった。
ただ条件反射のようにして筋肉が動き、震えているようにしている逸物だけが動いている。
「ここで点を取っておかないと、かなり苦しくなってくるな。なぁみかさ?」
チェンジの合間の暇を利用して視線をテレビからみかさに移し、
度を過ぎた焦らしによって、
普段では考えられないような表情になってしまっている彼女に聞いてみる。
「んぅっ…やっと抑えた……」
ようやくアウトを一つ取れたのはいいが、主人の責めの手も止まってしまった。
普段観戦している時なら真剣な表情で見続けるのだろうが、今はもうそれ所ではなかった。
「……んんっ…ひぁっ…御主人様、私もう……」
小声でもう我慢できないと主人に伝えようとするが、主人の方は試合に集中しているようである。
しかし、主人の意思とは関係なく自分の秘所の側でうごめき続ける逸物。
入れてほしいのにいつまでたっても先に進もうとしないそれに意識を奪われていき、秘所からは愛液がさらに溢れ出す。
ようやくチェンジとなり、話しかけてくる主人。しかし自分にとって試合はどうでもよくなりかけていた。
「はい、御主人様……私、もう苦しくて…。早く大きい当たりを一発…ホームランが欲しい…」
途中から言葉遣いも怪しくなってきているのだが、それもそのはず。
欲しても欲しても得られない物がすぐ側にあるといい、さらに満足する事の出来ない快楽に焦らされている。
そのせいでいつもの快活な表情はどこへやら、放心状態寸前の淫靡に潤んだ瞳と艶っぽい口元。さらに、唇から唾液が一筋流れ出る。
「う〜ん、そうだなぁ…」
みかさの表情が非常に「そそる」が、試合の動向も非常に気になる。
だが無意識のうちに逸物自体もじらされており、
気付いてみると股間の疼きが尋常ではなかった。
「仕方ない」
意を決し、みかさのショーツを指で捲って卑猥に潤んだ秘所を露出させる。
そしてそこに逸物を宛がい、膣口へと狙いを定めた。
「くぅ…っ」
一気に挿入する。焦らされた逸物への激しい刺激で即座に射精しそうになるものの、
主人の威厳を保つため、男の面子を保つため。懸命に暴発を我慢する。
秘肉の蕩けるような絡みつきに惚けそうだ。
「ふふ… みかさ、ここでただ単に犯しても面白くないのでな。
打者のバッティングに応じて腰を動かしてやろう。三振だと、全く動いてやらん」
「御主人様…どうか、どうか……」
懇願するような言葉を何度も漏らす。…と、しばらくして主人が自分のショーツを捲くる感覚。
「あ…ああ…」
長い間焦らされていた為、打ち震えるような感覚で「望んだモノ」の挿入を待ちわびる。そして秘裂を割って侵入してくる主人の逸物。
「あぁっ…入って…やあぁぁあぁぁっ!!!!」
かつてないほどに焦らされていたせいか、熱くそそり立った逸物を迎え入れた瞬間、想像を絶する快感に軽く意識が飛んでしまう。
「ぁぁ…御主人様のが入ってきただけで、こんな…」
いきなり軽く達してしまった自分を恥じるが、秘所は主人の逸物を逃がさないとばかりに締め付け続けていた。
>打者のバッティングに応じて腰を動かしてやろう。三振だと、全く〜
「そ、そん…なぁ…早く、もっと欲しいです…」
そうは言っても主人は動こうとする気配もない。仕方ないので、細かい喘ぎを上げながらも、祈るような気持ちで試合の続きを見守る。
画面の中のピッチャーが第一球目を投げる。
すると球筋はストライクゾーンを大きく逸れ、
打者の立っているバッターボックスとは反対側のボックスの上を通り過ぎる。
「ボールだな」
あまりにも球筋がおかしいために敬遠だろうか、と怪訝な表情を浮かべる。
「ノーストライク、ワンボール」
カウントを呟きつつ、卑猥な笑みを浮かべた。
その瞬間、みかさの片方の乳首を再び摘んでやる。
続いて第二球。
これもまた大きくストライクゾーンを外れ、ふたつ目のボール。
敬遠の予想から確信へと変わり、みかさの残る乳首を唇で塞ぐ。
三球目もボールで、みかさの陰核へと手を伸ばしてボールのカウントをしてやる。
「この打者は手強いからな。敬遠は妥当だろう。ホームランは無しかもな」
乳首から一時的に唇を離して喋る。
そうしているうちに四球目もボールとなり、フォアボール。
打者は一塁へと向かい、チーム一番の打者のバッティングが終わってしまう。
祈るような視線で画面を見つめるが、その初球を見て表情が変わる。
「あ……」
画面に映る投手の仕草から、確信めいた表情を浮かべる。が、その表情も乳首への刺激ですぐに消える。
そして第二球。やはり敬遠に間違いはないようである。
この場面なら仕方ないのは分かっているが、自分の状況が状況なだけに、両乳首を刺激されて身悶えしながら諦めのため息を吐く。
>敬遠は妥当だろう。ホームランは無しかもな
「…そうですね…きゃん?!」
第三球の後に与えられた陰核への刺激に一瞬背筋を反らせるが、それでもやはり満足は出来ない。
そして、結局敬遠となり、呆然とした格好でそれを見つめる。
「次の打者は…ジョージ…お願い、打って…んぁ…」
次の打者に期待をかけるが、腰が勝手に主人の逸物の動きを求めて、こねるように前後運動をしてしまっている。
最初の打者がファボールになるとすぐに手と口の動きを止める。
すると、みかさの両乳首と陰核へ与え続けられていた刺激が止んだ。
「次はどうだろうな?」
焦らしによって放心したみかさの表情がとても良く、さらに焦らしたいと思ってしまう。
そう思って彼女と同じ自分が好きなチームへの応援をやめてしまい、
相手チームの応援を心の中でしてしまった。
「みかさ!」
まだ打者が打っていないにも関わらず、快感を求めて自分から腰を動かし始めるみかさ。
主人の命令なく勝手に快感を求める行為に腹が立ち、彼女の尻を平手打ちして制止する。
「はぁっ…うぅっ…」
主人の焦らした責めに翻弄されるがままで、最早身体にもほとんど力が抜けてしまっている。
当然主人の思惑など知るはずもなく、ただ心の中で応援を続ける。
ただ、度を過ぎた焦らしのせいか、腰が細かく動いてしまっている事にも気付いていない。
主人に尻を叩かれるまで、無意識に腰が動いていたらしい。
「あ…痛…も、申し訳ありません!腰が…んっ…勝手に…」
秘所を締め付けることでなんとか腰の動きを止める。と、そこで画面から歓声が。
主人の方を見ていたせいでその瞬間を見逃し、慌てて画面に向き直る。
「ほう、二塁打… いや、三塁打か!」
一塁にいたランナーが帰り、一点を返す。
その状況に自分の好きなチームが点を返したということより、
ヒットを打ったことによって主人に突いてもらえることのほうが、
現在のみかさにとってはこの上ない喜びらしい。彼女の表情からそう読み取れた。
「嬉しそうだな? ほら、褒美だ」
腰を動かし始めるが、膣内によほど愛液が溜まっていたらしく、
膣内の愛液を描き出すようなかたちで逸物を打ち付けてしまう。
「まるでヨーグルトか何かに逸物を突っ込んでいるようだ。
それぐらいにヌルヌルだぞ、みかさ。野球観戦をしながら濡らす女なんて他にいないだろうなぁ」
逸物の根元の疼き。それがだんだん大きくなっていき、多大な射精感へと成長する。
「くそ…っ、まだまだ…」
あまりに早い射精を我慢しようと、己を奮い立たせる。
そんな中、画面の中から再び歓声が。同時に肉体の制止を振り切り、精が暴発してしまう。
「や、やったぁ!!」
期待通り打者がランナーを返し、点が入る。それにより募る「主人に突いてもらえる」という期待。
動機が不純な観戦だが、今はもうどうでも良かった。
そして、主人の言葉とともに始まったピストン運動。
「あはぁっ!!あっ、あっ…いい、いいです、御主人様ぁ!!」
愛液でドロドロになった秘奥を突かれるたび、細かく膣が収縮して主人の逸物を貪ってしまう。
>野球観戦をしながら濡らす女なんて他にいないだろうなぁ
「そ、そんな事…ふぁ…だって、だって……ああぁっ!」
再び大きな快感の波が全身を訪れ、痺れるような絶頂感が全身を侵食していく。
主人の逸物も絶頂に近い事を感じ取り、自らも腰を振って主人の射精を促す。
そして、体内で主人が絶頂に達する。
「あっ、はっ、やん、ああああ…またおっきいの来る…私またっ、いく、いっちゃ……ん、ああああああぁぁ!!!」
暴発した主人の逸物の震えも手伝って、電流が流れたように身体を反らせると、絶叫を上げて激しい絶頂に達する。
「あ……ふぇ……」
そのまましばらく、恍惚状態のままで自分と繋がったままの主人に身体を預けていた。
「…くっ、ぅ、ほ、ホームランか」
みかさの腰を掴み、逸物を膣の最深部へと密着させて精液を注ぎ、
観客が湧くテレビ画面を見ながら呟く。
「こちらもフィニッシュだな」
逸物の尿道から鈴口にかけて精液が何度も迸る快感に背筋を震わせ、
ちょっと遅めの朝の御奉仕に満足する。
「続いて、昼の御奉仕もそのまましてもらおうかな。
これから掃除をする気分でもないだろう? なぁ、みかさ」
一度達しても未だ衰えを見せない逸物。
みかさの膣内に挿入したままなのが災いしたのか、再び彼女の膣肉の魅力に取り付かれる。
そうして腰を小刻みに動かし、新たな劣情を少しずつ高めていった。
「あっ……まだ、たくさん出てます…っ…」
どくどくと注がれる白濁を受け、主人の胸で身震いしながら快感の余韻に浸る。
画面から流れる映像を見てわずかに笑みを浮かべるが、もう試合はそっちのけと言う感じであった。
>続いて、昼の御奉仕もそのまましてもらおうかな
「…はい。もう御主人様のお好きになさってください…あぁん」
主人から与えられる快楽の虜になってしまっているのか、蕩けたような表情でそう応える。
「あ…またおっきくなって…んっ…いい…」
再び勢いを取り戻した主人の逸物を咥え込んでよがり始めるが、
ここが広間であり、他のメイド達にも見られていた事を知って後で後悔する事となる。
近くのコンビニへのお使いから帰ってくる。
「あーん、このままじゃ御主人様との約束した日時に間に合わないよぉ…」
主人に課せられた仕事が終わらないのか、半泣きで自室の机に向かっている。
「せっかく七割と少しくらいまで終わってたのに…急に量を増やしたくなったなんて酷い…。いくら私の自業自得とはいえ…明後日には提出って決まってるし…」
まだ半分近く残っているとある書類の仕事を急ぎながら、悲痛な声を漏らす。
執事の執務室で雑務整理中。
「……あーあ、こんなことするために働いてるんじゃないんだけどな……」
とは言え、こんな事を名無しの執事に聞かれた日には、また灸をすえられるので、言えもしないが。
ポケットに入れたお菓子を時々食べながら洗濯物を畳んでいる。
一枚一枚、丁寧に袋詰めされたビスケットやクッキー。
破片がこぼれないように注意しつつ。
一瞬、びくっと身を竦ませると、てきぱき動き出す。
どうやら第六感で、すぐ近くに名無しの執事がいるような気がしたらしい。
留守のうちに自室に届いていた制服に早速着替え、鏡の前でポーズをとったりしている。
質素な服装に慣れていたせいか、どうもしっくりこない。
「……ん〜、でも、初々しくていいかも♪」
「さて、あいつと飲むのも…久しぶりだな」
医者である友人と飲みに行くのか、屋敷の敷地外に止めてあるバイクにまたがると、颯爽と夜道を走り出す。
「夜道はちょっと怖かったですけれど……でもアイスの補充もできましたし、
よしとしましょうか」
飲み物類の他にアイスクリームも買ってきたらしい。
冷凍庫に仕舞いこまれるのは割と高価なものばかりだったりするが。
途中から全力を傾けたおかげか、雑務を片付け終える。
「……ふぅ、漏らしは無いよな……」
と、束ねた書類を数え上げていく。
チェックまで済ませ、執務室を出る。
「さてと、とりあえずノルマはこなしたわけだが……」
廊下を歩きつつ、これからどうしようかと考える。
洗濯物を畳み終えると、ふと忘れていたことを思い出す。
(そういうえば、貴子さんに渡すものがあったんだった…)
医務室の扉を開けて中に入る。
ついでに冷凍庫の中を整理している。
主人も所用で忙しそうなので、今おこぼれに預かるのは無理そうである。
「……まあ、適当に理由をつけて……」
などと考えつつ、廊下を進んでいると、冷蔵庫を漁っている(ように見えた)瑞葉の姿が。
主人が肩入れするメイドがフリー、というチャンス到来だと思い、薄く笑みを浮かべる。
何食わぬ顔で厨房に入ると、瑞葉に声をかける。
「……荻野さん、少々よろしいでしょうか?」
図書室から借り出した黴臭いメイドの教育書を読み始めたが、
慣れないメイド服のせいか難しい内容のせいか、ちっとも集中できない。
「う〜ん……今さら独逸語を身につけましょうなんていわれても……」
埒が明かないので、大きく伸びをして立ち上がる。
>>368 古めの冷凍肉などを前の方へと移して扉を閉じると
背後から声をかけられる。
「はい? あら、飯塚さん……こんばんは」
一つ丁寧に頭を下げる。
「私に何か……?」
頭を上げると首を傾げて問う。
>>370 「これはすいません、まだ仕事中でしたか?」
見習いの身とは言え、『執事』としての顔でそう言う。
「少し、メイドの皆さんに用がありまして……
とりあえず、ここではなんですから、休憩室の方へ移動しましょう」
そう言って、瑞葉を休憩室まで先導する。
「……荻野さんは、当屋敷のメイドの評価が、最近落ちてきている、という話はお聞きになりましたか?」
廊下を歩きながら、そう話し始める。
>>371 「?」
改まった態度で休憩室へと自分を誘う飯塚に
首をかしげたままついていく。
>当屋敷のメイドの評価が〜
「え……っ、そ、それは、どういった意味で……?」
不安そうな顔になって問い返す。
医務室の中から目的のものを手に取ると、すぐにこの場を離れる。
貴子に早くそれを渡したいということもあったが、
一番の理由は伊達との仲が深まった場所だからということ。
ここに来ると過去のことを思い出し、彼のことを想ってしまって仕事にならなくなるからだ。
屋敷内をあちこち歩き回り、貴子を探す。
厨房で見習い執事の飯塚と瑞葉を見つけたが、特に気に掛けるのでもなく。
広い屋敷に多少息を切らしつつも、最終的には図書館で貴子を見つけることができた。
「貴子さん…」
貴子に近づき、大きく伸びをしている彼女に話しかける。
>>372 話しながら休憩室に入ると、瑞葉に席を勧めてから、さらに続きを話す。
「メイド広報にランキングが掲載されているんです。
もちろん、他の屋敷の評価が高くなっただけ、という可能性もありますが……
最近、仕事よりも私情を優先する件がいくつかあったものですから」
と、もっともらしい事を並べて見せる。
主人もこんなこと言うかもしれないな、とか自分でも思いつつ、最後に一言。
「それで、暇があれば、メイドの皆さんの教育を、とご主人様から仰せつかりまして」
>>374 「私情を、優先……」
自分自身、覚えが無いとは言い切れないため、
ショックを受けた表情で俯いてしまう。
>メイドの皆さんの教育を〜
「はい、是非お願い致しますわ。それで、今日は何を?
お料理だったら、少しは出来るようになったのですけれど」
飯塚を疑うこともなく、首肯してしまう。
>>373 てっきり誰もいないだろうと油断して大きく伸びをしたところに声を掛けられて飛び上がった。
「――っあっ!? ごっ、ごめんなさい!」
大慌てて笑顔を作り、さりげなく佇まいを正そうとする。
「ええと、志保さん、でしたよね? 私、白河貴子と申します。
どうぞよろしくお願いします」
そうして、ふと志保の息が荒いのに気づく。
「ごめんなさい、私をお探しでしたか。なにか御用でしょうか?」
>>375 いともあっさりと同意され、思わず笑みがこぼれそうになる。
「いえいえ、技術的な面でしたら、皆さん十分努力していらっしゃると思います。
……問題は、精神的な面なんですよ」
そんなことを言いながら立ち上がり、講義をするように大げさに語る。
「屋敷を、お客様を、ご主人様を。
それらを常に一番に考え、実行することができれば、外からの評価もぐんと高まるでしょう。
……そういうご主人様のお考えの下、まずは私に奉仕してみて下さい」
突然話を飛ばすと、自分はソファーに腰を下ろす。
>>377 >屋敷を、お客様を、ご主人様を。 それらを常に一番に考え、
一つ一つ頷きつつも、気分は落ち込んでいってしまう。
(やっぱり……このままでは御屋敷やおじ様の御評判まで
下げてしまうんですかしら……)
>まずは私に奉仕してみて下さい
「えっ!? あ、あの、飯塚さん……御奉仕、というのは、その……?」
ハッと驚いたように顔を上げて、しどろもどろになって訊く。
>>376 「いえいえ、こちらこそ宜しくお願いします」
とりあえず挨拶をしておくが、
肝心の本題が下のことのせいでなかなか話を切り出せないでいる。
「あ、あの… これなんですが…」
挙動不審になりながらも、先ほど医務室から持ってきたものを差し出す。
それはプラスチックの小さな容器に入っており、
どうやら何かの軟膏か何かのようである。
>>378 「そのままの意味ですよ。私をお客様だと思って、というわけです」
どこか微笑みさえ浮かべながら、さらに妙案を思いつく。
「……ただ、私はそれを邪魔します。
どんなことをされても、『お客様の要望を優先』して下さい」
言いながら、自分はソファーに横になってしまう。
「もちろん、どう動けば満足してもらえるか、考えた上で、ね」
奉仕を促すように視線を送ると、笑顔のまま瑞葉の対応を待つ。
>>380 「……っ……はい、分かりました」
小刻みに震えながら頷くと、
横たわる飯塚の股間へ手を伸ばし、
ズボンの布地の上から、やわやわと揉んだり擦ったりし始める。
「これで、いいでしょうか……」
>>379 「……どうかなさいました?」
躊躇った様子に、怪訝そうに志保の顔を見つめる。
「これは……なんでしょう? なにかの薬ですか?」
志保の思いつめた様子が気になって、急に黙りこむ。
容器を受け取ったものの、特に思い当たることも無いので首を捻る。
>>381 綺麗なメイドが自分のモノをしごいている――
それだけで十分ソソるものがあるが、さらに命令を与えてみる。
「そうですね……いっそ、私と逆向きになってみてください」
いきなり69まで求める。
>>383 「は……はい……」
逆らうことは出来ないので、顔を真っ赤にして涙ぐみながらも
ゆっくりと飯塚の顔をまたぐようにしてソファの上へ。
「こう、ですかしら」
膝立ちの体勢から上体を倒し、飯塚のズボンのファスナーを降ろして
その奥へと指を進め、肉幹を直に擦り始める。
>>382 「はい、お薬なんですが…」
俯き加減のまま貴子の言葉を肯定。
そしてしばし黙り込んでしまうものの、
やるべきことはちゃんとやらねばらなないと意を決する。
「このお薬、色素の沈着を抑える効果があるんです。……あそこ専用の」
ちょっと気まずいのか、貴子と視線を合わせないようにして言葉を続ける。
「御主人様の言いつけで、塗り方も指導しろ、と言われていて」
言うや否や、貴子の唇に自分の唇を重ねる。
「ごめんなさい」
そう言って軟膏の入った容器を貴子から奪い取り、蓋を開ける。
>>384 「……いいですね……その調子でお願いします。
もちろん、私が達しないと奉仕は終わりませんよ」
みるみるうちに大きくなっていく逸物を自覚しながら、目の前で揺れる瑞葉の体をスカートを眺める。
やおら、そのスカートをめくると、ショーツ越しに瑞葉の秘所を擦り始める。
「……ほらほら、手を止めないで下さい。お客様を満足させるのが第一ですよ」
>>386 「ひゃ、ぁぅっ……!」
ショーツの上からとはいえ、自分の大切なところを擦られて
今更ながらに飯塚が「本気」なのだと思い知る。
(でも、感じたりしたら、ダメ……)
飯塚の愛撫に反応を示すまいと、逸物を引きずり出すと
目の前のそれに快楽を与えることだけに集中しようとする。
「は……ぁむ、んっ、んん……ぅっ」
ついに口を大きく開けると、それを飲み込むようにしてフェラチオを始める。
>>387 瑞葉の上げた喘ぎ声に、浮かべていた笑みの色を濃くする。
「(もうこっちのものだな……あとは……)」
逸物がくわえ込まれるのを知ると、横になったまま器用に腕を動かし、
ソファーの下に隠してあったバイブを取り出す。
反対方向を向いている瑞葉にも、何をしているかある程度想像できるように、
バイブの動く音を大きく立てて、震えるバイブの先で瑞葉の秘所を弄り始める。
>>388 脚の方から何かが震える音が聞こえてくる。
「っ!」
(この音、これって多分、アレ……!)
「きゃ、あはあぁんっ」
つい飯塚のモノを口から離して嬌声をあげてしまうが、
次の瞬間我に返って一つしゃくり上げると、また黙って口腔奉仕を再開する。
「ん、ちゅぷ……ふ、ぅんんっ、んふぁ……は、あっ、むぅ……んっ」
口いっぱいに肉棒を頬張り、舌を必死に絡めて
指では睾丸を弄び、声が漏れないように努めるも、
かえって口からは淫らな水音が響いている。
>>385 「色素の沈着って、あの――」
言いかけて志保に唇を塞がれ、眼を白黒させた。
「……え、いえ、私は……」
志保に謝られて余計に混乱して、二の句が接げなくなる。
いまだ机の上に広げたままのあの本の目次にあった『夜の奉仕』の文字が頭をよぎる。
(……あの主人が。そういうことなのね。ここのメイドさんたちはみな。
志保さんも。あの奏ちゃんも。いずれ私も……? そういえば志保さん、なんだかお腹が……)
とめどなく広がる思考を振り切ろうとするが、戸惑いは隠せない。
そうこうするうちに志保に薬の容器を奪われ、中身を見せ付けられて観念した。
(そう、そうよね、薬だけならまだ……あとは何とでもなるわよ、ね)
「それを塗ればいいんですよね。でも、指導って――」
顔を上げた瞬間、志保と眼が合ってしまう。
「……分かりました」
しばらく躊躇っていたが、そっと俯くと服を脱ぎ始める。
>>389 突然上がった悲鳴のような嬌声を聞いて、笑いたくなるのを必死に押さえ込む。
「ぅっ…そうそう……奉仕をする手を休めてはいけませんよ。……いや、今は口ですか」
そんな事を言いながら、下半身から背筋を駆け抜ける快感に身震いする。
「(……と、このままイかされたら、それで終わりになってしまうから……と)」
逆にこちらは、瑞葉のショーツをずらし、既に愛液が満ちた秘所に、震える一気にバイブを挿入する。
>>390 「あっ、あっ! 服は脱がなくてもいいです。下着だけで…」
服を脱ぎ始める貴子を慌てて止める。
「失礼します」
貴子のスカートの中にサッと手を潜り込ませ、
ショーツの上から彼女の秘裂を何度も擦ってゆく。
「まずは血行を良くしないと」
恥ずかしさを紛らわせるために作業染みたことを言う。
>>391 飯塚の言葉に従って、ただただ夢中にペニスを舐めしゃぶっていたが、
そこに突然、秘所へと震えるバイブが進入してくる。
「あ、んっ、んんぅぅあああっっっっ!!」
既に唾液でべとべとになっている唇の端から
さらに涎を垂らしながら絶叫する。
「ダメっ、ダメですっ! 抜いて……抜いて下さいませぇっ!
あんっ、は、ああ……っ、きゃ、ぅんんっ」
淫らに腰をくねらせながら悶え、
その快楽から気を反らすように、幾度もモノへと舌を進めるが、
その度に体内で震えるバイブに意識を奪われてしまう。
>>393 「ふふっ、激しいですね。こうでなければ面白くありません……」
挿入と同時に激しく悶え始めた瑞葉に、愉悦の笑みを浮かべる。
奉仕が止まってしまったが、どうせ邪魔するために責めているのだから問題は無い。
「ほら、頑張って私のモノを気持ちよくしてくれませんと」
もはや建て前だけのセリフを吐きながら、いやらしい音を立てながらバイブを抜き差ししていく。
……が、ある程度瑞葉の感度を高めると、突然バイブを抜き取る。
>>392 「――えっ? あ、そ、そうですね! ごめんなさい!」
冷静になったつもりだったが、動転して裸になろうとした自分が恥ずかしくなって赤面する。
「もう、私ったら……」
そういって笑って余裕があるように見せよう、なんて思ったりもする。
しかし、思わぬ展開についていけず、志保に触れられて身を硬くしてしまう。
「ああ、そうですね、血行を……でも、そんな、汚いですよ……」
しかし、徐々に彼女の手の動きに反応してしまう。
(私、メイド服でこんな淫らなことを……!?)
小説でしか知らなかったような展開に思わず興奮し、身体の芯が疼きはじめる。
この屋敷に来てからずっと自粛していたせいもあるかもしれないが、
だんだんと潤い、志保の指がショーツに食い込み始めて、声を上げてしまう。
「……っ、あっ、あ、あのっ、私…はぁっ……」
>>394 「んっ、んふぁ……っっ! あっ、あっ……ひゃ、ぁんっ!」
哀願をしつつも徐々に快楽に呑まれていく。
「イヤぁ……もう、やめ……あっ……?」
と、あっさりとバイブが抜かれてしまい、
拍子抜けしたような表情で飯塚のほうを見やる。
すると彼と目があってしまい、咄嗟に目を反らしてしまう。
(終わ……り……なんて、そんなわけ……ない……ですわよね)
>>396 「……どうしたんですか? 奉仕のほうがさっきから止まってますよ?」
バイブを片手で弄びながら、困った風に、
「あなたは『お客様』に『奉仕』していたのですよ?
それなのに、自分だけ気持ちよくなって、『お客様』を放っておくとはどういうことですか?」
それこそ私情を優先している、とたしなめるように言う。
「それとも……」
再び、バイブで瑞葉を突き刺し、数度掻き混ぜてから、またしてもバイブを抜き取る。
「これだけでご自分の仕事を忘れてしまうのですか?」
>>397 >自分だけ気持ちよくなって、『お客様』を放っておくとは〜
「そ、それは……申し訳、ありませ……ひああああっ!?」
またもバイブに秘部を犯されて悲鳴を上げる。
>これだけでご自分の仕事を忘れてしまうのですか?
「ひゃああんっ! ち、違います、違いますぅっ!!
ちゃんと、しっかりと御奉仕しますっ! いたしますから、だからぁっ!」
だから止めてくれというのか、それとも逆にねだりたいのか、
それは自分でも分からないままに奉仕を再開する。
「はぁ……ちゅ、ひゃ、はぅんんっ、む、ぅ……ふぁ、ぁんんっ」
しかしその間にも、秘所からは蜜が溢れ始め、
やがて飯塚の顔を汚し始める。
>>395 「……」
指戯に喘ぐ貴子の声に頬を上気させ、
彼女だけではなく自分も秘部が潤ってきたことを感じる。
次に貴子のショーツを脱がせてやると、溢れる愛液が秘裂から糸を引いていた。
「じゃ、じゃあ、次は愛液を拭き取りますね」
スカートを捲り上げて貴子の秘裂を露わにさせると、彼女のそこに口を付ける。
「んっ… んはっ、ちゃぷっ、ぴちゃ…っ」
音をわざわざ立てなくていいのにも関わらず、つい癖で音を立てて舐めてしまう。
そのことに自分で気付かないまま、貴子の秘裂の愛液を舐め取っていく。
>>398 「……っ…ぅぅっ……!」
感じると激しくなるのか、弄れば弄るほど積極的に逸物が責められるが、必死に耐える。
「……では、頑張って下さい……」
こちらも負けじと、三度バイブを秘所に差し込むと、顔が汚れることも構わず、激しく責め立てる。
だがその動きは、激しくなったり弱くなったりしており、なかなか高みへ届かせない。
「(まあ、その間の葛藤がいいんだがな)」
どうやら、自分をイかせるまでは絶頂を預ける気らしい。
>>400 「ひゃ、ぅんんっ、あ、あっ、あっ、ん、ちゅ、ふぅんっ、きゃああっ!」
もう言葉も出せず、喘ぎ、そして飯塚のモノを舐めて擦るだけの、
まるで肉奴隷と化している。
その快楽から逃れるように、さらに奉仕は激しくなる。
飯塚のベルトを解いてズボンと下着を下ろすと、
尻穴の方へと指を進め、入り口付近を優しく擦り、
さらにもう片方の手は自分の髪の毛を逸物に絡めながら
カリ首のあたりを上下させ、亀頭には頬を擦りつけたりもしながら舌を絡める。
「ん、れろ……はぅ、んんっ、はあああっ!」
どうやら意を決して、飯塚をイかせてしまおうと考えたようである。
>>401 ズボンに手をかけられ、一瞬眉をひそめたが、直後から始まった激しい責めに、思わず大きく声を漏らす。
「ぅおっ……こんな…くっ……!」
「(無垢な顔して……スゴいなおい……!)」
さすがは主人のお気に入り、と妙なところで感心しつつ、いつの間にか止まっていた、秘所への責めを再開する。
しかし、さすがにもうそろそろ耐えられそうもない。
「…ぅっ……まず…そろそろ……!」
爆発しそうなまで奥のほうに何かが溜まっているのを感じ、どうしてもバイブの動きが緩慢になる。
>>399 「や、やぁっ、そんな……んぁっ」
羞恥と興奮でどんどん体温が上がるのを感じながら、頬を染めて喘ぐ。
ふと刺激が止んで何事かと志保の顔を見つめたが、ショーツを脱がされて
これほどに蜜が溢れていることを目の当たりにして顔を背けた。
「ごめんなさい、あの、お薬を――」
愛液を拭き取ると聞いて、淫らに興奮してしまったことを恥じた。
しかし、彼女がすぐに秘裂に舌を這わせたために、そんなしがらみはどこかへ消し飛んでしまう。
(志保さんって……女性もいけるのかしら……)
そう思うと、被虐心に火が付いた。
「……んっ、そんな、激し……んぅっ、ああんっ!」
(でも、私が一方的に攻められてるなんて……)
「…んんっ、あ、あの、志保さんも……一緒に……」
やっとのことでそう言うと志保を抱き寄せ、自ら唇を求めた。
そうしながらも、両手は無遠慮に志保のスカートの中をまさぐり始める。
「私だけなんて……っうんっ、そんな、ずるい……」
>>402 「はぅ、くぅんんっ、ひゃぅ、ふぁ……むぅぅっ、ぅんっ」
ビクビクと震え始めた逸物に、飯塚の絶頂が近いことを悟ると
それを横咥えにして揺さぶったり、裏筋を小指で撫でたりと
さらに淫らで激しい責めを開始する。
「飯塚さ……様、あの、どこでもお好きなところへ……」
やっとのことでそれだけ言うと、今度は身を乗り出すようにして
睾丸にしゃぶりつき、髪を絡めた竿を激しく擦りながら
淫らな唾音を立てて、飯塚の性器全体に舌と唇を這わせていく。
>>404 こんな屋敷で働いているとはいえ、これほどまでの責めは受けたことがない。
それゆえに、逆にこっちのほうが余裕がなくなってしまう。
「…ぅっ…だ、出します…! くわえて、飲んでください…全部……!」
かろうじてそれだけ言うと、バイブを抜き取って、全身を強張らせる。
「……ううっ!」
瑞葉が逸物をくわえた、と認識した瞬間、溜め込んでいたものを一気に弾けさせる。
>>403 「あっ、んん… 貴子さん。私がお薬の塗り方を指導するはずなのに…」
貴子を責めていたことで自分も気分が昂っていたところを
彼女に突然責めと受けの立場を逆転させられて困惑し、快感に身を任せてしまう。
「あぁっ、こ、これでは御主人様に叱られてしまいます」
そんなことを呟くが、貴子が求める唇を否定せずに受け入れる。
「んぅ…」
瞳を潤ませながら舌を絡ませ、お互いの口腔内の感触を楽しむ。
(薬を塗るのは後ででいいですよね)
主人の言い付けを後回しにして、
自分の快楽を優先するというメイドとしてはあるまじき行為をしてしまう。
失態と言ってもいい。
「貴子さん、お上手なんですね」
惚けた表情で新人メイドとのコミュニケーションをはかってみる。
>>405 >くわえて、飲んでください…全部……!
「は、はいっ……ん、むぅぅっ」
最期に竿を根元まで飲み込むと、喉奥をキュッとしめて
亀頭を刺激し、カリ首に舌を絡める。
「ふぅ……んんっ、んんぅぅぅっ! ふぁ、むぅぅぅぅっっ!!!」
飯塚のモノが爆発し、次々と喉へと打ち出される粘りのある液体を
懸命に飲干していく。
「……んっ、こくっ、んん、くっ、んくっ、ぇ……ほっ、けほっ……」
放出がようやく終わると、口元を押さえて噎せ返る。
あまりに多くの白濁を喉にぶつけられたせいで
呼吸も侭ならず、胸も苦しくて、涙をポロポロと零してはいるが
吐き出せばまた怒られると思い、必死に嚥下していく。
「……っ、はぁ……はぁ……飯塚さん、これで、よろしいでしょうか」
ようやく呼吸が整うと、枯れかけた声で、おずおずと問う。
が、ハッと気づくと、また萎えかけたモノを手に取り、
残滓を搾り取るように扱き、吸い上げていく。
「ご、ごめんなさい! まだ、最期まで……っ」
鈴口にチロチロと舌先を当てて掃除すると、
亀頭全体に吸い付いて、残った白濁を全て吸い尽くす。
>>407 激しい責めと射精後の余韻、そして『後片付け』にしばらく浸ると、ようやく口を開く。
「……ああ、そうです。よく頑張りましたね。
それだけの頑張りがあれば、当屋敷の評判も高まるでしょう……」
なんとか平静を保って見せるが、先ほど情けない声を出してしまったため、どことなくバツが悪い。
「今回はこれで終わりです。
ですがまた今度、私が『教育』することもあるかもしれません。
ご主人様も執事長様も、何かと多忙ですから」
そこまで言うと、使っていたバイブも片付けずに、逃げるように部屋から立ち去ってしまう。
自室まで逃げ帰ると、思わず脱力してしまい、なんとも言えぬ敗北感に苛まれる。
「いくらなんでも、あんな娘に主導権握られるとは……」
この後、なぜか一部始終を知っていた名無しの執事に、
執事として未熟(教育に関しては一応事実なので不問)と、こってり絞られてしまったりする。
>>406 「そんな、上手だなんて……火をつけたのは志保さんですよ……」
本能的なレスビアンの攻撃性が頭をもたげ、ひたすらに快感を貪ろうとする。
「それに…私よりも、志保さんのほうがお薬が必要なんじゃありません?」
そう言って妖しく笑ってみせる。
「だったら…拒む理由なんてありませんよね。一緒に塗ればいいじゃないですか……」
ちらりと主人の顔が思い浮かんだが、どうせバレはしないだろうと高をくくってしまう。
今が良ければいい、そういう刹那的な快楽に溺れ、自分を見失ってしまう。
「……志保さんこそ、私より先輩なんですもの、経験は豊富ですよね?
それじゃあ、その成果を見せてくださいませんか、いま、ここで……」
そう言うと志保を机に横たえ、69の体勢で覆いかぶさって彼女の秘処に口付ける。
>>408 >よく頑張りましたね〜また今度、私が『教育』することもあるかもしれません。
「はい……ありがとう、ございました」
今更ながらに、あまりに激しい奉仕を行ってしまったことを
悔やみ恥じらって、目を反らして俯いたまま礼を言う。
さすがに「またお願いします」とは言えないのだが。
飯塚が去った後、バイブが放置したままなのに気づいて
片付けようと手に取った瞬間、身体の疼きがぶり返してくる。
(やだ、私……そういえばまだ……でも……)
切なげな表情でしばらく迷った挙句、
それをポケットへ収めて、人目を憚るように私室へ駆け戻っていった。
>>409 「はい、お薬なんて後で一緒に塗ればいいですよね」
主人の言い付けよりも快楽が勝り、理性が劣情に侵食される。
そうして堕ちたように貴子の言い分に同意しながら、机に横たわった。
「成果、ですか。わかりました」
貴子の挑発的な口調に煽られたのかすぐに彼女の陰核へと舌を付け、
まるで電動バイブのように舌先を震わせる。
(何よ、調子に乗っちゃって。気絶したって知らないんだから…)
舌先を震わせながら貴子の秘裂に指を入れ、抽送していく。
さらにはその指を一本から二本に増やして激しく抽送する。
ただ、貴子のほうも黙っているわけではない。
貴子の責めが生み出す快感によって、
何度か責めの動きが止まりそうになるものの、それは長年の功。
快感をバネにして、快感に耐えるように彼女を責めていく。
>>411 すっかり自分のペースに持ち込んだつもりでいたが、すぐにそれは甘かったと思い知らされた。
「……っ、そ、そんなに……ひああぁぁぁっ!」
いきなり陰核を攻められ、頭が真っ白になって意識が飛びそうになる。
(こんなことくらいでイッちゃうなんて……負けちゃいられないわ!)
わけの分からない対抗意識に燃えて、しとどに濡れそぼった志保の秘処に舌を這わせ、
焦らすかのようにそっとくすぐりつつ、時折陰核を突付いたり大きく舐め上げたりする。
しかし、志保から間断なく与えられる激しい刺激にのけぞり、呻き声を洩らす。
「……くっ……ちょっ、私……んはぁっ!!」
志保から与えられる快感に腰が砕けて、彼女の脇に倒れこんでしまう。
「も、もう、私の……私の負けだから……ううっ、んぁっ……!」
必死に許しを乞うが時すでに遅く、志保の指が秘処に挿し入れられる。
「い、嫌っ、指なんて入らな――」
うっかりと処女であることすら喋りそうになって口をつぐむが、
それでも彼女は躊躇うどころか、次第に指を増やし、動きを激しくしていく。
負けじと抵抗を試みるが、志保の刺激に耐えかねて身体に力が入らない。
「……だ、ダメっ、また…また……イっちゃ――」
ギュッと眼を閉じて意識を引き戻そうとする。
そんな抵抗もむなしく、今度こそ目の前が真っ白になって気を失ってしまった。
>>412 「た、貴子さん!?」
突然力無く横たわる貴子に気付き、彼女が達したことを悟る。
そして敗北感の逆、勝利感とでも言うような感情に包まれてなんだか気持ちがよかった。
「とりあえず、やることはやっておきましょう。では、失礼します…」
気絶している貴子の股を開き、サッと舌を這わせて愛液を舐め取る。
長時間舌を這わせていると愛液が再び出てきそうなので、手際良く。
彼女の秘裂が軟膏を塗りやすい状況になったことを確認すると、
先ほどから蓋が開いたままだったプラスチック容器の中に指を入れた。
白色で無臭の軟膏を掬い取ると、また手際良く貴子の陰部に塗り込む。
陰核、その包皮、大小の陰唇に軟膏を塗り込んで膣口に指を当てた瞬間、
膣口に処女膜が付いていることを発見する。
「貴子さん、処女だったんだ…」
自分が処女だったのはいつ頃だったろう、と自分の人生を顧みた。
>>413 秘処の冷たい感触に気付き、そっと薄目を開ける。
まだ意識が朦朧としているが、敏感になったところを刺激されて身体を震わせる。
(そんなところまで塗るんだ……)
こんなことになるくらいなら、大人しく塗ってもらうだけにしておけば良かったと思う。
おまけに、どうやら処女であることすらも看破されたらしい。
今更ながら、志保の前にすべてを曝け出していることが恥ずかしくて股を閉じようとするが、
まだまだ余韻に浸りきっている身体は言うことを聞かない。
しばらくして、ドアの閉まるが聞こえ、人の気配が遠ざかっていった。
その直後、廊下で別の足音が聞こえたような気がして跳ね起きた。
(やばっ、こんなところを誰かに見られでもしたら――)
股間がジンジンして動きづらかったが、それでもなんとか身づくろいをして立ち上がる。
さっと部屋を元通りにして、本と薬の容器を手にして自室へと引き下がる。
着替えもしないでベッドに倒れこむ。またロクでもない夢を見そうだ、と思った。
満足感と敗北感に包まれてなんだかわけの分からないうちに、いつしか眠りに落ちていた。
415 :
桜庭 奏:03/09/09 23:15 ID:kiAu+eLZ
主人のブラウスのボタンが外れかけていたのをアイロン中に気付き、ボタンを
取り付けている。
416 :
秋山 麗:03/09/09 23:18 ID:v96QNTGz
軽やかなリズムと共に、調理場で野菜を刻んでいく。
風呂上りでスポーツドリンクを飲みながら自室でテニス雑誌を読んでいる。
テラスのデッキチェアに腰掛けながら、星を見ている。
「そういえば、確か今夜か……まあ、私にそんな趣味は無いがな……」
空になったペットボトルを机に置いて筋トレを始める。
屋敷の中へと戻ると、誰かいないか屋敷の中を徘徊する。
「飯塚の奴が先走ったとはな……まあ、奴も面白い事を思いつくものだ」
最近仕事に追われて忘れていたが、言い掛かりをつけてお仕置きとかをするのが屋敷の道。
それなのに、仕事を優先するとは何たることか。
421 :
桜庭 奏:03/09/09 23:42 ID:kiAu+eLZ
ボタンが綺麗に縫い付けられたブラウスを見て微笑む。
もう一度さっとアイロンを掛けると、丁寧に畳む。
>>421 廊下を歩いていると、ふと奏がアイロンがけをしている姿が目に入る。
「(そういえば奏は……ふふ)」
一瞬いやらしい笑みを浮かべると、奏のいる部屋に入っていく。
「奏、頑張っているようだな」
昨夜持ってきてしまったバイブを密かに返しに行こうか迷っている。
424 :
桜庭 奏:03/09/09 23:54 ID:kiAu+eLZ
>>422 思い切り自分の世界に入ってアイロンを掛けてたので、急に主人が部屋に入ってきて
驚いて一瞬目を丸くする。
「御主人様、こんばんは。今ちょうど終わったところなんです。」
すぐに主人に微笑むと、綺麗にアイロンを掛け終わったブラウスを見せてみる。
>>424 「おお、終わったところか、ならちょうどよかった」
一度ブラウスに視線を走らせてから、部屋の中のソファーに座る。
「大きな仕事も片付いたことだし、久しぶりに君たちメイドの教育を再開しようと思ってな。
メイドを擁する他のスレ……もとい、屋敷も多くなってきたことだし、君たちにもより一掃頑張ってもらわないとな」
などと、先日飯塚が言った嘘を、本気で実行しようとする気らしい。
途中で禁句を言ったような気がするが、気にしないで貰いたい。
結局意を決して戻しに行くことにする。
「それにしても……あの時、どうしてこれを持ってきてしまったんでしょう……」
自己嫌悪にため息などつきながら
バイブをポケットへ隠して休憩室へ。
トイレから青白い顔をしたまま出てくる。
廊下を忍び足で歩いていると、トイレから真っ青な顔をした志保が出てくる。
「志保さん!? だ、大丈夫ですか!?」
ついポケットの中身も忘れて駆け寄ってしまう。
431 :
桜庭 奏:03/09/10 00:11 ID:Yjg8HQTP
>>425 「教育…ですか?」
そういえば以前に実習に付き合ってもらった事を思い出して少し赤くなる。
が、すぐ後に最近屋敷の中に隠しカメラがある事実を瑞葉に教えてもらった事を
思い出し、さっと部屋の中に視線を走らせる。
が、それらしき物は見つけられず、そのことは顔に出さないようにして主人を
見つめる。
「私も、頑張る気マンマンです!お給料に見合う働きをしないと。
それに、ここには弟も置いてもらっちゃって迷惑かけてるし……。
その件は、本当にありがとうございました。」
アイロン台を片付け終え、立ったままソファに座る主人に頭を下げる。
>>431 奏の元気な声に、大きく頷く。
「よし、その意気だ!
……ならば、その勢いで、その場で自慰をしてみなさい」
ニヤリとした笑みを浮かべると、さらりとそんな事を言い放つ。
「……おっと、洗濯物はどけて、な。
もっとも、また洗濯したいのなら止めないが」
>>430 「あ、瑞葉様… いえ、瑞葉さん。だ、大丈夫ですよ」
妖しい形に膨らんだ瑞葉のポケット。
それを目にして驚くが、気分の悪さもあってその驚きは表情には出ていない。
「ちょっと失礼します」
視線をすぐに瑞葉のポケットから外すと、そのまま近くにある洗面所へと向かう。
水の流れる音と、口を濯ぐ音。
サッと口内を洗浄し、洗面所から出て瑞葉の元へ。
「すみません、心配掛けてしまって。とりあえず落ち着きましたので…
もし宜しければ、休憩室にでも行きませんか?」
434 :
桜庭 奏:03/09/10 00:26 ID:Yjg8HQTP
>>432 『自慰』と言われて、一気に戸惑いの表情へ変わる。
「え、…勢いでって……。」
教育の内容は家事限定だと密かに期待していたのだが、主人のことが分かりかけて
きたからか、心のどこかで納得してしまう。
「……分かりました。床で座ってするんですか?」
できればソファの、主人の隣がいいなと思いながら訊ねる。
>>433 志保の視線には気づかないまま「瑞葉さん」と呼んでもらえた事に
小さくない喜びを感じる。
「でも志保さん、ひょっとして、お身体が辛いんじゃ……?
赤ちゃんがいるって、大変なことですし」
さりげなく志保を支えながら休憩室へと歩く途中も気遣いを見せる。
>>434 「そうだな……」
聞かれて、いろいろと考えをめぐらせる。
「(奏はこの手のことは少々苦手意識を持っていたからな……少しきつく躾けるか)」
「こっちを向きながら、そこで四つん這いになってしてみなさい。
向こうにお尻を突き出すようにして、な」
そう言って指差す先には、先ほど自分が部屋に入った時に、開けっ放しにしてあったドアがあったりする。
「……もっとも、どうしてもイヤだと言うなら、無理にとは言わんが……どうするかね?」
と、最後に以外にも優しい事を言う。
>>435 「いえ、大丈夫ですよ。まぁ、大変なことは大変なんですけれど、
私自身の自己管理能力が欠けていたせいもあるんです」
辛そうな表情のままでは雰囲気も暗くなるだろうと、笑顔を作る。
自嘲的な笑顔ではあったが。
「胃の中に何か入っていないと気持ち悪くなるってわかっているのに、
ちょっとさっきは間食を取るのを忘れていまして」
話しているうちに休憩室の前まで到着し、部屋のドアを開く。
>>437 志保に休憩室のソファを勧めると、
自分は戸棚からクッキーの缶を取り出し、
備え付けのポットでハーブティーを淹れる。
「じゃあこれで、少し楽になりますかしら?」
二人分用意したお茶とお菓子を挟んで
向かい側の椅子に腰を下ろす。
と、ポケットの中身のことを思い出して
本人はさり気ないそぶりでポケットの上に手を置き、膨らみを隠そうとする。
439 :
桜庭 奏:03/09/10 00:40 ID:Yjg8HQTP
>>436 主人の言葉を不安の表情で聞きながら、指で指す方向へ顔を向ける。
「ええっ…そっちの方を向いたら……」
開け放たれた扉の方へ自分のお尻を見えるようにしなければいけないという言葉に
瞬間青ざめるが、最後の優しい言葉にどうしようと考え始める。
(御主人様は、きっと、私がどう返事をするか試してるのよね……)
正直四つん這いで自慰をすることも、廊下に見えるように自慰をすることもどちらも
やりたくなかったが、仕方なく四つん這いになって主人を見上げる。
「…出来るだけ、がんばります。」
誰かに見られたりしたらと考えるだけで目が潤んでしまい、扉の外が気になって
仕方ないが、後姿だけでは自分だと分からないかもと思うことにしてショーツに
手を伸ばしていく。
>>438 「すみません」、「わざわざ申し訳ありません」と、
瑞葉にソファを勧められたり茶を淹れてもらったりする度に言う。
だが瑞葉が茶やクッキーに手をつけるまで、自分は手をつけない。
そうして瑞葉を観察、というより彼女の行動を見守っていると、
ポケットの中身を隠そうとする瑞葉。
その仕草がぎこちなく、つい微笑してしまう。
>>439 「(ほう……正直、もしかしたら甘えてくるかと思ったが……)」
思ったよりも芯が強い奏に感心し……直後に考え改める。
「(ちょっと待て、これでも奏は凛香や瑞葉より年上じゃないか)」
思わず見かけに騙されていた自分に、どこか脱力感を覚えるが、なんとか気を取り直す。
「あとは……そうだな、出来るだけ声を出すようにしなさい。
いやらしい喘ぎ声なら尚よろしい。淫らにおねだりなんかしたら最高だ」
どこか吹っ切れたように、自慰を始めようとする奏に、いろいろと指示を出す。
>>440 (……バレてはいませんわよね……?)
カップを口に運びながらもチラチラと志保の方を見ていると、
なにやら全て見抜いたかのような微笑が返ってくる。
「!」
内心非常に慌てるが、考えすぎかもしれないと思いなおし、他の話題を探る。
「……ええと……そういえば志保さん、私……
この前、実家に電話をしてみたのですけれど」
それが志保にとってどんな意味を持つかまでは知らぬままに
そんな話題を出してしまう。
443 :
桜庭 奏:03/09/10 00:55 ID:Yjg8HQTP
>>441 「……はい……」
一度に沢山の事を言われて戸惑い、とりあえず返事だけはしながらも頭の中では
(どうしよう)とばかり思い浮かぶ。
そんな事を考えながらショーツの上から秘部を触っていたので、一向に感じてこない
自分に気付いて焦り始める。
(そういえば私自慰をするのって2度目だったんだ!
どうしよう、自分でするときってどうすればいいんだっけ……)
片手で身体を支えながら、胸にも手を伸ばして服の上から乳首を刺激してみるが、
どうもいつもの様にドキドキしてこない。
>>443 いろいろと試行錯誤しているようだが、感じている兆候すらも表れないことに次第に苛立つ。
「……むぅ……仕方あるまい。手伝ってやろう。あまり私の手を煩わせるんじゃないぞ。
そのままの体勢で、少し待っていなさい」
やおら、ソファーから立ち上がると、近くの戸棚を開けて媚薬を取り出すと、奏の後ろに座り込む。
「やり方が分からなくても、こうすれば否応無しに動くだろう」
今だ染みが無い奏のショーツをどけると、媚薬を少し、奏の秘所に塗りこみ、
自分は再びソファーに戻って、続きをするように奏に促す。
>>442 瑞葉がカップを口に運ぶと自分もカップを手にし、ゆっくりと口に運ぶ。
(うん、この香りなら大丈夫…)
最近はご飯の香りが嫌になってきたりと食べ物の香りに敏感になり、
好みが変化したり、偏ってきたり、限定されてきたり。
紅茶を嚥下すると、身体に水分が戻る感覚。
染み入るような美味しさと香りが口の中を包む。
「はい…」
話を切り出す瑞葉の言葉に耳を傾けるが、出てきた話題は子爵のこと。
心臓が高鳴ってくる。
>>445 志保がうまく話に乗ってきてくれたようなので、安心して続ける。
「最初はお父様、電話にも出てくださらなかったんですけれど、
最後は一応、私の言うことを聞いて下さいました。
御返事は頂けませんでしたけれどね」
少し寂しげに微笑む。
「また少し時間を置いて、話し合ってみたいと思います」
と、志保の表情が何処となく、ぎこちないことに気づく。
「志保さん、本当に大丈夫ですの?
ご気分がすぐれないようでしたら、もう休まれた方が……」
志保の顔を覗き込んで言う。
447 :
桜庭 奏:03/09/10 01:09 ID:Yjg8HQTP
>>444 「ごめんなさい…」
苛立ったように立ち上がった主人を目で追いながら、
(お仕事の練習だと思って、自慰もしなきゃいけないのかも……)
と考える。
今までは、どこか恥ずかしくて出来なかったのだが、『仕事のため』と思えば……と
考え直そうとする。
戻ってきて自分の後ろに回った主人を振り返るが、ショーツをどけられた感覚に
顔を赤らめ、秘所のあたりを主人の指が動くのを感じてそれだけでドキドキし
始めてくる。
媚薬効果もあってかすぐに疼き始めた秘所に手を伸ばし、もう一度ショーツの上から
秘部をなぞる。
「んん……」
すぐに体の中からトロリと熱い液体が流れ出たのを感じて、ショーツの中へ手を入れる。
>>447 「そうそう。ある程度疼いてきたら、『敏感なところ』を弄りなさい」
まるで始めての自慰を指導するように、順々に導いていく。
「なに、こんな時間だ。誰も部屋の前は通らんさ。
しばらく、私は何もしないから、お尻を突き出すようにして続けなさい」
まだ感度が低いからか、どこか気遣うように言う。
>>446 「そうですか… 直るといいですね、御父様とのご関係」
特に自分に関係する子爵の話題がなかったので、
高鳴った心臓の鼓動が平静を取り戻し始める。
「いえ、大丈夫ですよ! もう吐き気は治まりましたし」
自分の顔を心配そうに覗き込んでくる瑞葉に気付き、
彼女を安心させようとクッキーに自分から手をつけてみる。
「…あの瑞葉さん、そのポケットの中身私が後で返してきましょうか?」
そっと瑞葉に耳打ちする。
お嬢様がいつまでもポケットに卑猥な膨らみを作っているのは、
ちょっといただけなかったので。
>>449 元気な様子を見せる志保に「そうですか……?」と
心配げな視線を向けるが、
>そのポケットの中身〜
「えっ!? え、え? な、何を……」
一瞬誤魔化そうかとするが、自分にそこまでの芸当は出来ないと悟って
おとなしくポケットから卑猥な器具を取り出す。
「ごめんなさい、もともとこれ、ここにあったもののようですから、
自分で返しますわね」
ソファの下の収納庫にそれを収めると、一つため息をつく。
「でも私、やっぱり淫乱なんでしょうか。
お父様がメイドになることに反対したのも、
こうなることが分かっていたから……」
つい自虐めいた独白を口にしてしまう。
451 :
桜庭 奏:03/09/10 01:22 ID:Yjg8HQTP
>>448 「はい……」
どこか上ずった声で答えると、ショーツの中で指を動かし、愛液を指に絡ませる。
そして、そのまま陰核へ触れてみる。
「ぁあんっ」
すでに膨らんでいた陰核に触れて、思わず背中を反らすが、その後力が抜けたように
上半身だけうつ伏せになってしまう。
今度こそ本当にお尻を突き出す格好になってしまったことに紅潮していた頬を更に
赤くするが、力が入らず、潤んだ目で主人を見上げる。
「御主人様……変な格好になっちゃいました……んっ……
腕に力、入らなくて……恥ずかしいです……」
それでも指は止められずにゆっくりと秘豆を擦り続ける。
>>451 赤い顔で、恥ずかしいと言いつつも手を動かし続ける奏に、再びニヤリとした笑みを浮かべる。
「そう言う割には、手は止まっていないようだが?
むしろ、腰も動いているように見えるぞ?」
どこか見下すように、言葉で嬲る。
「もうそろそろ、『中』に指を入れてもいいんじゃないか?
かき回すととても気持ちがいいからな」
>>450 「あ… ここの部屋のものだったんですね」
自分の気遣いが無用だったことに苦笑いする。
そうして瑞葉が自分で淫具をしまうのを見届けると、彼女が突然溜息を吐いて独白しだした。
「とんでもない、淫乱なんかじゃないです。御父様が反対したのは、
瑞葉さんを見知らぬ他人に抱かれるのが嫌だったからですよ」
内心では瑞葉の言葉を肯定しているものの、とても口には出せない。
「それに瑞葉さんで淫乱なら、私なんか超淫乱になってしまうじゃありませんか」
冗談も交えて瑞葉を慰める。
「私なんか…」
こちらも、独白を始める。
454 :
桜庭 奏:03/09/10 01:37 ID:Yjg8HQTP
>>452 「そんな……」
主人を見上げて泣きそうな表情になりながらも、主人のアドバイスどおりに指は
『中』へ入っていく。
「ん…」
ゆっくり指を上下させながら、そろそろショーツの中で指を動かすことに限界を
覚え始める。
(や、やだ、何考えてるんだろ。後ろには誰が通るか分からない廊下があるのに。)
慌てて正気に戻るが、更に感じるために指が無意識のうちにもう一度秘豆に触れて
身体をびくっと震わせる。
「ぁん……」
主人の方を見上げているのも辛くなってきて、顔を伏せてしまう。
指を2本に増やし、ゆっくりと抽送し始めると、水音がショーツの中から聞こえ始め、
顔を伏せたままぎゅっと目を瞑る。
「やぁ…恥ずかしい……御主人様、聞かないで……っ」
そんな事を口走りながらも、快感に翻弄されて指の動きを早めていく。
>>453 >御父様が反対したのは、瑞葉さんを見知らぬ他人に〜
「そうでしょうか……でも、そうだとしても、もう色々な方に
抱かれてしまった私は、お父様を悲しませるだけの娘なのかも……」
>私なんか超淫乱になってしまうじゃありませんか
「そんなことありませんわ!」
突然、志保の手を握って必死に言う。
「そんなこと……『お母様』になる志保さんが仰ったら、
『お父様』になる伊達様も、お腹の赤ちゃんも可哀想です!」
志保の赤ん坊の父が伊達であると信じて疑っていないようである。
「志保さんは、淫乱なんかじゃないです。
だって、私の尊敬する方ですもの」
>>454 「聞かないで、と言われてもな……音を出しているのは奏のほうだろう?」
もはや、理性で止められる限界に差し掛かっているであろうことを知った上で、無茶な事を言う。
奏の痴態を見ていたおかげで、自分のモノも大きくなってきているが、なんとか我慢する。
「(私が与えても躾けにならんからな……自分で自分に快楽を与えることに意義がある)」
「どうせなら、もっと音を立ててみてはどうかね?
我慢することは無いだろう? 我慢しなければ、すぐにでももっと気持ちよくなれるだろう」
翻弄される奏に向かって、悪魔のささやきにも似た誘惑の言葉を投げかける。
>>455 「瑞葉様…」
瑞葉をさん付けするのも忘れ、彼女の必死の言動に聞き入ってしまう。
これから独白しようとしていた中学時代の出来事のことも忘れて。
「そうですよね、母親である私が弱気になってちゃダメですよね。もっと胸を張らなきゃ…」
瑞葉の手を握り返し、自分に言い聞かせるように言う。
「有難う御座います、瑞葉さん」
尊敬する方と言われてもなんだか実感が湧かないが、
瑞葉の熱のこもった喋りに胸を打たれてしまう。
「……っ」
涙が少しこぼれる。
458 :
桜庭 奏:03/09/10 01:57 ID:Yjg8HQTP
>>456 >音を出しているのは奏のほうだろう?
「…そう…なんですけど…っでも……ぁんっ……」
分かってはいるが、指の動きを止められずに逆にゆっくりではあるが先程より
指の動きが早くなっていく。
>我慢することは無いだろう? 我慢しなければ、すぐにでももっと気持ちよくなれるだろう
主人の言葉に誘われるように指をもう1本増やし、抽送を早めてどんどん激しくしていく。
「ぁん…っ…恥ずかしいのに、すごい……っ」
この痴態を見られている事を想像して更に自分の羞恥心を煽ってしまうが、それも次第に
快感の要素になっていく。
「ん…んっ…んん…ぁあ……ぁあんっ!」
泣きそうな声になりながらも指を激しく抽送し、秘豆を親指でつぶすように擦りあげて
激しく達する。
びくびくと身体を痙攣させ、うつ伏せのまま無言で息を整える。
羞恥心が蘇えってきて主人の方へ顔が上げられない。
>>457 「志保さん……」
緩めに志保の背中に手を回すと、優しく撫で擦る。
その様子は少しだけ母の紫を思わせるものでもあった。
「志保さんは……どうしてメイドになったのか、聞いてもいいですか?」
一度は遮ったものの、独白にこめられたであろう
過去の話が気になったのか、そんなことをつい聞いてしまう。
>>458 奏が昂ってくると、逆にこちらは無言になり、ただただ奏の痴態を眺める。
動きはどんどん激しくなり、喘ぎ声にも『色』が出てきて、そのまま絶頂を迎える。
「……イった、な」
顔を伏せたまま、痙攣と共に荒い呼吸をする奏を眺めながら、一言。
「奏、もう一度しなさい。
まだ疼きは取り去られて無いだろう?」
絶頂を迎えた直後なのに、薄ら笑いのようなものを浮かべて早くも命令する。
461 :
桜庭 奏:03/09/10 02:09 ID:Yjg8HQTP
>>460 まだ余韻に浸っていて、主人の顔を見上げられないままのろのろと指を動かそう
と試みるが、少し動かしただけでビクっと体が反応して思わず動きを止める。
「無理です…っ…もう、出来ないです……っ」
ショーツに手を入れたまま首を動かして主人を泣きそうな顔で見上げる。
>>461 「何故出来ないんだ? 媚薬の効果が切れたか?
……仕方がないな、もう一度塗ってやるか……今度はたっぷりとな」
情け容赦なく、そう言って媚薬のカップを手に取る。
そこで、赤いはずの奏の顔色が、どこか青くなったような気がするが、あえて無視。
再び奏の後ろに回りこむと、言葉に反して媚薬を少量手にとって、
奏の手を強引に押しのけて、膣内に塗りこむ。
「さて、これでもう一度できるだろう?」
>>459 「ええ、でも、メイドになった理由は瑞葉さんと同じですよ。
家事が好きだったっていうのもありますけど、何より御主人様や重臣様が大好きでしたから」
自分を落ち着かせようと紅茶を啜りつつ、言葉を紡ぐ。
「ただ… 一番メイドになろう、って意識したのは中学生ぐらいです」
クッキーもつまみながら、俯き加減に言葉を続ける。
私、中学校に入学してすぐに初体験を終えて以来、色々覚えすぎちゃって。
それで性の知識というか、経験が同じ年代の人と比べてとても多かったみたいで、
そのことを自覚しないままお喋りしたものだから、
なんか友達やクラスメートとの間に溝ができちゃったみたいなんです」
>>463 「…………」
志保の話を聞いて、咄嗟に何と言っていいものか分からず、
ただただ沈黙してしまう。
「……志保さん……」
必死に考えて、ようやく口を開く。
「私、お父様に言ったんです。『絶対に幸せになってみせます』って。
だから、志保さんも……一緒に幸せになりましょうね、絶対」
僅かに微笑んでさらに続ける。
「メイドでも幸せになれるって、お父様にも分かって欲しいから」
465 :
桜庭 奏:03/09/10 02:27 ID:Yjg8HQTP
>>462 「え、そうじゃないです…!」
主人の言葉にわずかに首を横に振るが、『もう一度塗っびてやるか』と言われて焦ったように
主人を見ようとするが、もう既に媚薬を塗られた指を塗られ始めて身体を反らす。
(うう、まだ感じすぎてて触れないからだったのに……)
主人の指に反応して身体を震わせながら、目を潤ませる。
「…はい……っ…んんっ」
先程より敏感な秘部に指を埋めていく。
同じように指を1本、2本と増やしていくが、3本目を入れようとしたところで
快感に潤んだ目で主人を見上げる。
「んっ…御主人様、足りないです……私の指だけじゃ……」
>>465 「いくら欲しがっても、それは手伝ってやらんぞ。私がやったら『自慰』では無くなってしまうしな。
ショーツも取ってしまったらどうだ? そのほうが手を動かしやすいだろう」
いやらしい笑みを浮かべたまま、先ほどまでと同じように、悶え始めた奏を観察する。
おねだりと哀願の中間のような奏の顔にも、珍しく冷徹に徹してみせる。
だが、再び奏が激しく昂ったとたん、叫ぶ。
「奏、手を止めなさい!」
>>464 「今思うと馬鹿みたいですよね。そんなことしたら、
淫乱だって言われて虐められるのは当たり前なのに」
瑞葉の沈黙など上の空、目を細めてひたすら語り続ける。
「そして中学二年生の頃にはあまり学校に行かなくなってたんですが、
御主人様と重臣様が勉強を教えてくださったので問題ありませんでした。
むしろ、御主人様と重臣様とご一緒にいる時間が長いほうが楽しいと思いました」
最後に、こう締める。
「だから、ずっといつまでも御主人様や重臣様と一緒にいたい。
そう思ってメイドになったんです」
語り終えると瑞葉が口を開き、その言葉にこう返す。
「ええ、メイドだからこそ私は雅彦さんに出会えたんですし、
瑞葉さんは瀬名さんに出会えた。だから絶対に幸せになれますよ」
469 :
桜庭 奏:03/09/10 02:40 ID:Yjg8HQTP
>>467 思わず主人に触れてほしいという事を口走ってしまった自分に、主人に言われて
はじめて気付いて恥ずかしくなる。
>ショーツも取ってしまったらどうだ?
「やぁ…っ…ショーツは、ダメです…っ…廊下から見えちゃう……っ」
そう話しながらも、命令されてるんだからと手が自分の意志を無視して勝手に動き、
ショーツを左足の膝にかけた状態まで下ろしてしまう。
改めて指を中に入れ、再び達しようと指の動きを早めていきのぼりつめそうなるが、
>「奏、手を止めなさい!」
ぴたっと手の動きを止めて主人を赤い顔のまま見つめる。
(あとちょっと触っただけで、イケそうなのに……)
「どうして…?」
思った事をそのまま呟いてしまい、慌てて主人から目を反らす。
>>469 「どうしても、だ」
不思議がる奏に、意味不明な答えを返しつつ、奏に歩み寄ると、
強引に両手を掴み、どうやっても自慰を続けることが出来ないようにしてしまう。
奏を両手を揚げたまま座るような体勢にすると、真剣な眼差しで奏を見つめる。
「……どうしたのかね? 言いたいことがあるなら、はっきり言ってみなさい」
赤い顔をしたまま、ちらちらと自分を見上げる奏に、わかっていながら質問する。
471 :
桜庭 奏:03/09/10 02:52 ID:Yjg8HQTP
>>470 両手を掴み挙げられた瞬間に見えた左手が愛液で濡れて光っていて恥ずかしそうに
俯く。
が、主人に真剣な表情で見つめられて、何て言おうか考えながらも、絶頂目前だった
身体も少し落ち着いてきて少し口を尖らせる。
「だって、…ずるいです。御主人様が、もう一度しなさいって言うからもう一度
はじめたのに、ぎりぎりで止めろって言うなんて……。」
潤んだ瞳のまま上目遣いで主人を軽く睨んでみる。
>>471 「ずるい? おや、奏は自慰をしたくないのだろう?
だから、止めさせてやったんだ、怒ることも無いだろう」
奏の手を離して、いけしゃぁしゃぁと言い放つ。
すると、また何か気まぐれでも起こしたのか、淫具を置いてある戸棚へ向かうと、ローターを一つ持ってくる。
「奏、お前にこれを渡しておく。
これを、今度私が呼び出すまでに、誰でもいいから、他のメイドにこう言って渡しなさい。
『これであそこを刺激しながら、一日仕事をしなさい』とな。私が言ったと言ってかまわん。
だが、誰にも渡さなかったら、お前にそれをやってもらうからな」
そう言って、ローターを無理矢理奏に握らせる。
「そうそう……いくら疼いているからといって、それで慰めてはいかんぞ」
などと、いやらしい顔をして最後に付け足す。
473 :
桜庭 奏:03/09/10 03:11 ID:Yjg8HQTP
>>472 「…そうでした。」
自慰をするのが恥ずかしかったことをすっかり忘れて最後までさせてくれなかった
主人に対してむくれていたのに気付き、恥ずかしそうに俯く。
目の前から立ち上がって何かを取り出してきた主人を目で追い、握らせられるまま
ローターを握る。
「え、誰かに渡さなきゃいけないんですか?
うわぁ……出来るかな。」
渡すときの同僚の反応を想像すると今からその『仕事』をこなせるか不安になる。
>いくら疼いているからといって、それで慰めてはいかんぞ
「もちろんです。」
(フンだ、御主人様のイジワル……)と思いながら、ツンとした表情で答えてみせる。
>>473 「(この子供らしさもいいが、メイドはメイド、命令には従ってもらわないとな)」
このローターをどうするのか思いをはせ、自然と笑いがこみ上げてくる。
「では奏、今日はこのくらいにしておこう。
今度は、たっぷりとかわいがってやるぞ。私の手でな」
最後にまたニヤリと笑うと、一足先に部屋を出て行ってしまう。
476 :
桜庭 奏:03/09/10 03:28 ID:Yjg8HQTP
>>474 まだどこか期待していたのにいやらしい表情で笑ってあっという間に去っていった
主人に少しあっけにとられた表情で沈黙してしまう。
「はっ」
ぼーっとしていた自分に気付いて慌ててショーツを履きなおし、部屋をさっと
片付けると開いたままの扉から出て行く。
(そういえば、ドア開いたままだったんだ……
ホントに、誰にも見られてないよね……?)
自分も今までに何度かそういう光景を見かけたことがあるせいか不安になってくる。
ポケットの中に入れたローターを手で確認し、新たな仕事が増えたことに使命感を
燃やしながらも内容が内容だけに考えれば考えるほど不安になってくる。
(うーん。見られたかどうかも不安だし、お仕事も不安だし、
……お薬塗られただけであれだけいやらしくなっちゃったのも、
恥ずかしくて嫌だし……)
自分の手であれだけ悶えてしまった事を思い出しながら顔を赤らめる。
自室に戻ってお風呂セットと着替えを持つと、まだ媚薬効果で少し疼いたままの
身体をどうしようと思いながら浴場へ向かう。
(…大丈夫、もう絶対、お仕事以外で恥ずかしいことしない!)
どこかでお風呂でもう一度触りたいと考えそうになる自分にそう言い聞かせながら
早足で歩く。
とある案件の一つがようやく片付き、息抜きにと主人の屋敷に足を運ぶ。
「ここの屋敷のメイドも、ずいぶん潤ってきた。量も質も申し分ないと思うが、さて……」
何やら怪しげな冊子を片手に呼び鈴を押そうとするが、何かを感じて無断で屋敷に入る。
「……面白そうなものが拝見出来そうな『におい』がするな」
周囲を見回しつつ、屋敷奥を目指して進んでいく。
途中、開け放たれたとある部屋を見つける。耳を澄ませば、主人の声とメイドの声が。
「ふふ、久し振りだな……少し、見学させていただこう」
壁に張り付き、ゆっくりと部屋へ向かい、そっと中を覗くと
>>444の場面。
「主人はメイド広報のランキングを気にしていらっしゃるのだろうか。
ずいぶんとランクが下回ったようだから、それも仕方ないが……」
自慰行為を始めた奏をちらりと見るが、こちらを向いていないので誰なのかわからない。
やがて、甘い喘ぎ声がしてくるが、主人が一向に手を出さないので
本格的に躾を開始したのかと思い始める。
「やれやれ、主人に本気を出されたら、こちらは全く敵わなくなるな。
まぁ、主人が首位を独占する分、こちらもいろいろとやりやすくはなるが」
そう呟いて苦笑を漏らすと、部屋の様子をちらちらと窺う。
次第に傍観するだけの悦びを思い出し、小さく笑う。
「おそらく、これが真の私なのであろう……これからも出来る限り、そうしていきたいものだ」
やがて、再び自慰をするよう命令された奏が、主人を欲しがるよう要求したのを
冷酷に返した主人の言動に、震えるような悦楽を感じる。
「……次のランキング発表が楽しみだな。これも一応、渡しておくか……」
片手に持った"次期メイド名一覧表"と書かれた冊子を見て、怪しげに笑みを浮かべると
主人の部屋へ向かい、中に入って冊子を机の上に置く。
「必要かどうかはわからないが、これがメイドの命運を分けるやもしれないな」
478 :
秋山 麗:03/09/10 22:54 ID:08unMKKN
調理場で何かを作っている。
図書室で宿題の参考になる本は無いかと探していたが、ふと官能小説を見つけてしまい
興味津々といった様子で読んでいる。
481 :
秋山 麗:03/09/10 23:17 ID:08unMKKN
「……ふぅ、あとは冷すだけ、と……」
志保用に、冷した野菜スープなど作ると、メモと一緒に冷蔵庫に入れる。
「今の好みに合うといいけど……」
自室で日記をつけているが、失敗談ばかりになってしまって途中で投げ出した。
先行きに漠然とした不安を感じつつ、ぼんやり壁の染みを見つめている。
「〜♪」
気分よく厨房の片づけを行っているが、何故か頬が赤い。
486 :
秋山 麗:03/09/10 23:33 ID:08unMKKN
>>484 とりあえず夜食を作り終え、隣で片付けていたみかさに一言。
「それじゃあ、あとお願いね」
片付けを彼女に任せると、厨房をあとにする。
夜道をバイクでひた走り、屋敷へと戻ってくる。
「………ふう」
ヘルメットを取り外すと、手元にあったずっしりとした薬袋を手に取る。
「……サンキュー。…お前のお陰で生き延びれるかもな」
どうやら友人に、違法の自分専用薬を精製してもらったらしい。
図書室で先程の本を開いたままうたた寝している。
伯爵から届けられた冊子を眺めている。
「まったく、あいつは……」
そんな事を言いつつも、顔からは笑みが消えない。
>>486 「はぁ〜い!任しといてください、センパイ!」
麗をそう言って見送るが、どうやら酔ってしまっているようである。
「ふんふん〜♪」
片付けを終えると、自室へ戻ろうと廊下を歩く。と、図書室から明かりが漏れているのに気付く。
「あれれ…?あそこにいるの…俊君?」
最近よく話をしている俊の笑顔をふと思い出し、そろそろと気配を消して近づく。
>>490 みかさが図書室に入ってきたのにも気付かず寝息を立てている。
「うう〜ん……」
急に腕枕の上で寝返りをうつ。
先日の志保の話から、主人に対しての恐怖が芽生え始めていた。
しかし、心のどこかでは最初に会ったときの優しそうな顔を信じたいとも思う。
「一人で生きていかなくちゃいけない……フリーターになるつもりもない……」
自らを説得するかのようにぶつぶつと呟きながらも、なかなか割り切れない。
「この私が男のことで悩むなんてね。
まあ、どうにでもなるわよね……」
もやもやした気持ちを振り払い、ともかくコーヒーでも淹れてこようと部屋を出る。
>>491 俊の寝顔を笑顔で見続ける。
「か、可愛い…可愛すぎるわ…♪」
寝返りを見たり寝言を聞いているうちに我慢できなくなったのか、俊の頬をつんつんと突いてみる。
俊が何を読んでいたかまでは気付いていないようである。
一通り冊子を見終えると、とりあえず机の中にしまって、席を立つ。
「さて、と……」
何を思ったのか、部屋を出て行く。
>>493 姉に頬をつついて遊ばれている夢を見ている。
「うう〜ん……、やめてよ、おねえちゃん……」
眉間に皺を寄せながら手でその手を振り払うように動かすが、空振りする。
もともと眠りは浅かったのだが、本当に頬をつつかれてるのを感じて次第に目が
覚めてくる。
誰だろうと思いながらも目を開けるのがおっくうでしばらく長いまつげを伏せて
目を閉じていたが、ゆっくりと目を開ける。
まばたきを何度か繰り返し、ようやく焦点が合う。
「…あ、みかささん。おはようございます。」
身体を起こしたことによって枕にしてしまっていた本の題名がバレバレになってしまうが、
寝て起きたばかりなのですっかり忘れている。
どこからかサイフォンを探し出し、早速コーヒーを淹れはじめる。
「なんだかずいぶん上等な豆みたいだったけど……
ま、いっか♪」
鼻歌など歌いながら、楽しげにサイフォンを見つめている。
>>495 「うふふ、私…奏ちゃんと間違われてるのかな…?」
やがて目を覚ました俊が自分に挨拶すると、こちらもやや酒の回った赤い顔で挨拶を返す。
「俊君、おはよー!勉強してたのかな?……って、あら?」
俊が寝ていた机の上には、おそらく主人のものであろう官能小説が。
「あらあら…俊君ったら…」
本の事を思い出して慌ててそれを隠そうとする俊から本を取り上げると、わざと題名を読んでみたりする。
「何々、[美人お姉さん真昼のの誘惑]……もう、ませてるのね、俊君ったら♪」
そのまま煽るような態度のままで一歩下がると、こんな事を言って部屋の外に向かおうとしている。
「俊君はこんなの見て、こういう事をしたいんだ…。これ、奏ちゃんに言いつけちゃおうかなぁ?」
>>496 ふと厨房の前を通りかかると、中で貴子がコーヒーを入れている。
「(そういえば……屋敷に来て以来、何もしていなかったな……)」
そんな事を思いながら、厨房に足を踏み入れる。
「すまんが、私にも一杯入れてもらえるかな?」
>>498 「……っ!」
ようやく頭の中から追い出しかけていたところで主人に出くわし、飛び上がりそうになる。
「ああ、ええ……多めに淹れましたので、よろしければどうぞ」
まさかとは思うが、隙を見せないようにぎこちない笑顔で対応する。
カップを取り出し、先に主人の分を注いで勧める。
「どうぞ。お砂糖やシロップはいかがなさいますか?」
>>497 寝起きのためか普段よりも無邪気な笑顔でみかさに微笑み返すが、机の上で視線が
止まったみかさを見て、次第に机に置いてある見られたら恥ずかしい本の事を
思い出す。
「わ、それは……!」
取り上げられた本を取り返そうと手を伸ばすが、椅子から立ち上がってもみかさの方が
身長が高いので、どうにも届かず、そのような内容の本を読んでいたことがばれて
赤い顔でふてくされる。
しかも、まだ習ってない漢字があったりするのでそばには漢和辞典が置いてあり
更に情けない。
「……俺だって、もう11だし、こういうことに興味あります。
お兄ちゃんだって…兄だって、俺ぐらいの頃からそういう事に興味を持ち始めたって。」
言い訳するように呟く。
>これ、奏ちゃんに言いつけちゃおうかなぁ?
「あ、ま、待って!
おねえちゃんには恥ずかしいからナイショにしてください、お願いします!」
部屋の外へ向かおうとするみかさを追いかけ、手を合わせてお願いする。
最後に、本人に自覚は無いが甘えるように『みかさおねえさん』と付け加える。
>>499 少々びくついている貴子が気になりながらも、近くの椅子に座る。
「うむ、シロップだけ頼む」
そうとだけ言うと、貴子の仕事振りをしばし観察する。
「ふむ……さすがに、言うだけのことはあるな。
来たばかりにしては、ずいぶん手際がいいじゃないか。もう仕事には慣れたかね?」
と、図らずも貴子が気にしているであろう分野に話を進める。
>>500 「そうよねえ。……男の子も女の子もその位の年齢には興味持つよねぇ」
自分も色々とその当時の年代の記憶を思い出すが、それはそれ、これはこれ。
>おねえちゃんには恥ずかしいからナイショにしてください、お願いします!
その言葉、特に付加された部分を聞いて、少し立ち止まって考えた後、廊下に繋がるドアを閉めてからこう言う。
「ふむ。確かに奏ちゃんとかは真面目だから怒っちゃうかもね。…それじゃ」
『みかさおねえさん』の言葉を頭の中で反芻し、にっこりと笑って一言。
「と・こ・ろ・で。俊君はこういうの読んでどう思ったのかな?私に聞かせてくれる?」
俊の側に寄ると、耳元で囁いてそう聞いてみる。
(お屋敷の事もそうだけど…こういう事について間違った知識与えちゃダメよね…。私が何とかしてあげなくちゃ)
一応建前としてはそう考えているらしい。
>>501 とっとと主人の分だけ用意して離れようと思っていたのだが、どうやら叶うべくもない。
仕方なく自分の分も用意すると、机をはさんで主人の向かいに座る。
「ありがとうございます。
まだまだ不安なことばかりですが、多少はマシになったかと思います」
ミスを叱られるのかと思いきや、褒められたので安心する。
「それに、先輩方もいろいろと親切に教えてくださいますし……
私も負けないように頑張らなきゃとは思うのですが、なかなか難しいですね」
そう言って微笑み、コーヒーを啜る。
>>503 かしこまった物言いをする貴子に感心しながら、こちらもコーヒーを一口。
入れ方は少し甘いが、まあ最初ならばこの程度だろう、と及第点を与える。
「……少々薄いが、まあいいだろう。
貴子君、色々教わったそうだが……メイドとしての仕事を、朝から順に言ってみなさい」
今までの成長を試すかのように、そんな質問をする。
>>502 立ち止まってドアを閉めてくれたみかさに安堵のため息をもらして微笑む。
>と・こ・ろ・で。俊君はこういうの読んでどう思ったのかな?私に聞かせてくれる?
耳元で囁かれ、耳に息がかかって顔が真っ赤になる。
数秒遅れてみかさの言葉を理解し、何て言おうか悩みだす。
「どう思ったって……なんて言うかすごく大人の世界だなぁ、と。
うーん……興奮してすごい勢いで読んじゃったから、ちゃんとした内容は実は
あまり分かってないです。」
頭を掻きながら、正直に話してしまう。
>>505 「ふむふむ。……なるほどなるほど。興奮した、かぁ…そりゃそうよね」
俊の言葉を頷きながら聞くと、ますます身体を密着させて囁く。
「俊君は11歳かぁ…」
どうやら既にスイッチは入っているようで、胸をぐいぐい押し付けながらこう言う。
「ねぇ俊君?こんな本なんかの内容とは違う…正しい大人の世界、覗いてみよっか?」
>>504 「あ、ごめんなさい、つい私の好みで淹れてしまって……」
恥ずかしそうに頭を掻く。
「朝から……ええと……
まずは御主人様を起こして差し上げて、朝食の準備と後片付け、それからお屋敷の掃除、
洗濯、あとは昼食と夕食ですね。その合間に繕い物や書類の整理などをして、
夜は――」
そこまで言って、躊躇うように言葉を切った。
主人の意図が気になる……ここはなんとしても無難に切り抜けないと。
「……夜は、そうですね、御主人様のお仕事の手伝いなど致しましょうか?
まだそこまで経験はございませんけれど……」
そうしてわざと真っ直ぐに主人の目を見つめ、反応を窺う。
>>506 身体を密着させられて緊張のためか身体が固くなる。
>こんな本なんかの内容とは違う…正しい大人の世界、覗いてみよっか?
「!!」
内容を理解した途端顔から音を立てて火が吹き出たように真っ赤になる。
ゴクリとつばを飲み、混乱する頭を静めようとする。
「覗いて…いいの?」
もはや敬語で話すのも忘れて緊張した表情でみかさを見上げる。
「でも、みかささんはこんなに綺麗なんだからお付き合いしてる彼氏がいるんでしょう?
う…浮気は、いけないと思いま……」
少ない勇気で抵抗を試みるも、押し当てられた胸の重量感を感じ、途中で言葉を飲み込んでしまう。
「やっぱり、お願いします…」
緊張の面持ちで頭を下げる。
>>507 躊躇した事を見逃さず、さらに最後の視線に違和感を覚える。
「仕事の手伝いはいい。経営学でも専攻しているなら話は別だがな。
それよりも……」
厳格な顔はしているが、どことなく笑っているようにも見える。
「……貴子君、何か隠してはいないか? 一度、あえて言いなおしたな?」
一度、言い直すように夜の仕事を述べた事を指摘する。
>>508 「いいのよ…遠慮しないで、覗いてみましょ」
俊の背後から胸をさらに押し付け、ゆっくりと両手を俊の上半身に廻す。
>みかささん〜お付き合いしてる彼氏がいるんでしょう?
「ううん、いいかな俊君。お客様が知りたい事は正しく教えて差し上げるのも…メイドのお仕事なのよ?」
一応彼氏がいる事を否定はしないようではある。
ただ、酔っていなければここで止まっていたかもしれないが、酔いと建前とスイッチON状態のおかげでもう身体が止まらない。
>やっぱり、お願いします…
「そうそう。素直になっていいのよ、優しくしてあげるから…ね」
ガチガチになっている俊の身体をこちらに向かせると、ゆっくりとその唇を奪う。
>>509 表情を硬くして、じっと主人の話を聞いていたが、
もはや逃れようもないことを悟り、そっと頷く。
「……はい。
それとなく伺ってはいます……その、『ご奉仕』とか」
主人の気に障らないよう、慎重に言葉を選ぶ。
「でも、私はまだまだ経験も浅いですし、そのような性的なことには向かないかと思い、
敢えて避けてしまいました。申し訳ございません」
そう言って頭を垂れる。
>>510 >お客様が知りたい事は正しく教えて差し上げるのも…メイドのお仕事なのよ?
緊張してよく理解できないままにコクコクと頷く。
「ん…」
みかさに唇を合わされ、自分の知識を総動員しながら舌を少し入れてみる。
歯を磨いた後でよかったと思いながらも、漏れてしまう女の子のような声に情けない
気分になる。
>>511 怒りもしない褒めもしない、という中途半端な態度で応ずる。
「私とて、日が浅い者に完璧なものを求めたりはせん。
抵抗があるなら慣れればいいこと。経験がないなら積めばいいことだ。
やってみないことには、向く向かないもわからんだろう?」
そう言いながら席を立ち、ゆっくりと貴子に近づき、彼女の後ろで立ち止まり、両肩に手を置く。
「礼儀正しいことはいいことだが……少々堅すぎるかもしれないな。
少々、私がほぐしてやろうか?」
そう言う主人の顔には、どこかいやらしげな笑み。
>>512 「ん……ふぅ…。俊君、ひょっとしてファーストキスとかかな?…奪っちゃった、なんて」
こちらも興奮に頬を染めたまま、ゆっくりと唇を離す。
「もぉ…俊君って可愛すぎ。ねぇ、それじゃ…次は女の子の身体、ちゃんと見てみよっか?」
俊からやや離れると、着衣を一枚一枚、色気をまき散らしながら脱いでいく。
豊かな胸が露わになり、そして最後に秘所を覆うショーツも脱ぎ捨てる。
「さぁ…ゆっくり見て、勉強して…。触りたかったら触ってもいいのよ…?」
カチューシャを残して全てを脱ぐと、微笑みながら俊の反応を待つ。
>>513 そっと相槌を打ちながら聞いていたが、背後から主人に肩を抱かれて慌てて向き直る。
「――あ、あの、私っ……男性とまともにお付き合いしたこともございませんし、
こんな痩せっぽちなみすぼらしい女なんて……」
混乱して、自分が何を言っているかも分からないままに話し続ける。
「でも、そんな私にでも御主人様は優しくしてくれて、だから信じてもいいかなって思ったのに……
私のことも何も知らず、そんなままで私を抱いてなんて……欲しくない、です……」
強気に言い切ったものの、肩は震え、頬を涙が伝う。
「私、御主人様のことは嫌いじゃありませんから。
でも……だからこそ、もっと時間が欲しいと思ったんです」
肩に置かれたままの主人の手を取り、両手でぎゅっと握り締める。
「……御主人様、私のこと……大切に思ってくださいますか?」
>>514 「美人なお姉さんとファーストキスだなんて、得しちゃったな。」
唇を離して息を整えながら、実際は余裕が無いのにいたずらっぽく微笑んでみる。
「可愛いって言われても、男は嬉しくないんですよ。」
今日何度目かの『可愛い』という言葉に片眉を上げてそう言ってみせるが、服を
脱ぎ始めたみかさに目が釘付けになる。
またしてもゴクリと唾を飲み込みながら、自分の一部がどんどん熱くなってくるのを
感じる。
>「さぁ…ゆっくり見て、勉強して…。触りたかったら触ってもいいのよ…?」
「ほ…本当に、いいんですか?俺……もう、引き返せないですよ。」
(メイドさんって、ホントにこういうことまで……)
話には聞いていても、少し覗ければいいなと思っていたくらいで本当に自分が体験する
とは思ってもいなかったので、自分に起こった意外な急展開に少々困惑する。
が、自分の手は意思を無視して勝手に動き、みかさの滑らかな肩の上で指を滑らせる。
「…すべすべだ。」
そのまま、背中や腰など上半身を軽く撫でていたが、なかなか胸を触る勇気が出せないでいる。
首から、鎖骨を通って胸の辺りまで手を滑らせたところで、みかさの様子を窺う。
>>515 堅いとは思っていたが、ここまで堅いメイドも久しぶりである。
一瞬、強引に……とも思ったが、なんとなく、今は悲鳴とかそういうものを聞きたい気分ではない。
まあ、聞きたいと思ったらいつでもできるわけだし。
「……仕方がないな。どうやら今の私は、あまり無理なことをしたくないらしい。
とはいえ、主人や客人を悦ばせることも、メイドの仕事のうちの一つだ……」
そこまで言ってから、
「お前は純潔を散らしてはいないようだな。今までの流れからそれぐらいはわかる。
そこでだ……お前の処女はしばらく預けよう。だから、それ以外で悦ばせてみたまえ。それもイヤかね?」
貴子の肩に乗せた手に、どこか力強さを滲ませながら、一つの選択を迫る。
>>516 >可愛いって言われても、男は嬉しくないんですよ
「そっか…そうよね。…それじゃ、俊君の男らしい所、見せてよ…」
挑発的な仕草で、さらに俊の欲望を煽ってみる。
>みかさの滑らかな肩の上で指を滑らせる。
「んっ…」
たどたどしい俊の指の動きを、微笑ましく見守る。
が、どうやら俊は胸を触るのを躊躇している様子。それに気付き、柔らかな手付きで俊の手を取る。
「俊君、遠慮しないで…触っていいのよ」
掴んだ俊の手を自分の胸に持っていき、乳房に触れさせる。
>>518 躊躇していた手を乳房に導かれて、戸惑いながらも片方の胸をゆっくり揉み始める。
「…大きくて、やわらかい……みかささん、胸も綺麗なんですね。」
ぎこちなく手を動かしながら耳元で囁いてみる。
兄の隠し持っていたAVが頭に流れるが、姉の知り合いにそこまで大胆な行動をする
気にはなれず、やわやわと胸を揉み続ける。
が、ふと彼女の胸を見つめてみると、彼女の乳首が固くなっていることに気付く。
「…固くなってる……少しは、感じてくれてるってこと…ですよね。」
指を乳房の下の方からつーっと上げていき、乳首をつついてみる。
この状況に興奮して自分の一部に血が集まったような感覚を覚えるが、それも気に
ならないくらいみかさの身体を触る方で一杯一杯な様子である。
>>517 主人が意外にも冷静なままだったので驚き、居たたまれなくなる。
「……ごめんなさい」
そうは言いつつも、やはり自分はまだ甘えていると思っていた。
こんな状況になっても、まだ誰かの情けに縋ろうとしている。
「はい、私にはメイドの自覚が足りなかったようです。
申し訳ございません……」
つくづく、損な女だと思う。すっぱり諦めてしまえば楽になれるのに。
なぜか主人の妥協に安心してしまう、そんな優柔不断な自分も恨めしかった。
そう思っていると、ふと肩に力を感じて慌てた。
「はい、それならば私にもなんとか……あの、口でご奉仕すればよろしいですか……」
主人の答えを待たず、そっと跪いてベルトに手を掛け、逸物を露にする。
>>519 胸を揉まれながら俊に囁かれるうちに、上気した頬や額にうっすらと汗が浮かんでくる。
「んっ……ありがとう。そういう褒め言葉って、私…嬉しいわよ…」
稚拙ながら真剣な俊の愛撫に、興奮と僅かな快感で息も荒くなってくる。
>…固くなってる……少しは、感じてくれてるってこと…ですよね
「…んっ。そうよ、っ…女の子は胸が気持ちいいと乳首が立っちゃうのよ…ふぅっ…」
そう言いながら、俊の股間が盛り上がっている事に気付く。
「俊君…もう、我慢できないのね…いいわよ、もう…」
自分の快感より俊の事を考えているせいか、愛撫を受けるのもそこそこに俊を強く抱きしめる。
「俊君…。…大人になろっか」
俊をゆっくりと押し倒すと、俊の履いているものを脱がせてその幼茎を露出させる。
「うわぁ…まあまあ立派ね。…ふふ、ビクビクしてる…。どうする?もうしちゃう?それとも…」
俊の張り詰めた幼茎を一撫ですると、誘うように囁く。
「最初は私の手か口で出しちゃう?…ココはもう一応剥けてるみたいだし」
>>520 謝る貴子に、ため息を吐くのを隠そうともしない。
どこか毒気が抜かれてしまったのか、この期に及んで無理に処女を奪う気も、完全に失せてしまう。
落胆からか、他の理由からか、のそのそと逸物を取り出す貴子に、どこかそっけなく言い放つ。
「当然これも、経験がないわけか……まあ、頑張ってみたまえ」
興奮もしないのか、逸物の成長も鈍い。
>>521 女の人に押し倒されているという今の状況に先程読んでいた本の内容と重なる部分が
あり、それを思い出して真っ赤になる。
どこか情けないと思いつつも、次第に考えも変わってきて開き直り、みかさにリード
してもらうことに戸惑いが無くなってくる。
(相手は年上だし、…こういうのも、いいかも……)
自分のモノを『まあまあ立派』と言われて照れたように苦笑を返すが、既に大きくなって
敏感になっている場所を手で撫でられてびくっと反応する。
「ええと…、おまかせします。」
大分余裕が無いのか、眉間に皺を寄せて目をしっかりと瞑ってしまう。
>>523 「おまかせします」と言った俊を微笑ましく、しかし艶の混じった視線で見つめる。
自分の手の動きに反応してびくびくと震える俊のものから手を離すと、
ふと考えてからそっと俊の顎を指でなぞる。
「うん、それじゃ…俊君、初めてのエッチ…しよっか」
俊の股間に跨ると、既にある程度濡れている秘所の入り口に幼茎を宛がう。
「俊君…お姉さんがしてあげる。…だから、ちゃんと入っていくところを見てね…」
そう優しく言うと、騎乗位の体勢で、俊の初めてを味わうかのようにゆっくりと腰を落として迎え入れていく。
>>522 主人の溜息に少し後悔を感じながらも、おもむろに主人の股間に顔を埋める。
元気のないままの逸物を両手で支え、裏筋に沿って舌を這わせる。
どうにも上手くいかず、主人を見上げると冷たい表情に打ちひしがれた。
(そんな……私だって……!)
プライドをずたずたにされて苛立ったように、どこか自棄になって、奉仕を再開する。
思い切って竿全体を口に含むと、きゅっと頬に力を入れて頭を振る。
「んっ……くっ、ちゅっ……」
そうして、空いた左手でやわやわと袋の部分を揉みしだく。
「……ううんっ……んふっ……!」
見慣れぬ男の逸物に戸惑いながらも、快感を与えようと躍起になり始める。
ようやく反応し始めた口中の逸物の感触に確信し、さらに動きを強める。
卑猥な水音が漏れたが、それすら心地良いと感じた。
>>525 ほとんど諦めきっていたが、吹っ切れたような貴子に勢いに、逸物のほうが反応する。
「(……ん? これは……)」
おそらく知識だけで奉仕をしているのだろうが、先ほどまで頑なだった態度とは一変した、積極的な動き。
「(なるほど……一皮剥けば味が出るタイプ、というわけか)」
表面上は冷たい視線を送るも、内心嬉しさと喜びがこみ上げており、抑えるのに必死だったりする。
それが息子にも伝わったのか、序盤の鈍さを巻き返すように、急激に固く膨れ上がる。
>>524 「はい…」
自分の顎を指でなぞったみかさを誘われるように見つめ返して頷く。
入れていいと言ってもらえるとは思っておらず、自分に跨がったみかさを少し
驚いたように見るが、モノがみかさの秘所に当たる感触に思わず声を漏らす。
「う……はいっ…ちゃんと、見てます……」
高まる鼓動を感じながら、自分の逸物がみかさの中にゆっくりと入っていくのを
感じる。
「ん…」
すぐにでも射精感が高まってくるが、いくらなんでもカッコ悪いと思い頑張って抑える。
「わ、み…かささん、出ちゃう……!一回、どいて……っ」
が、みかさが動き始めた途端、すぐに反応して我慢できなくなる。
避妊も何もしてなかった事を思い出して慌ててそう言うが、もう手遅れで、みかさの中に
入って十何秒かで爆発させてしまう。
>>526 主人の逸物の反応に不安が消え、自信が大胆な行動を取らせる。
友達のコレクションの裏ビデオで見たような、三文官能小説で読んだような、
そんな情景を思い出しながら、途切れないように奉仕を続ける。
「んむぅっ、あふぅんっ……はっ、ふぅんん……」
熱が入りすぎて息が詰まりそうになり、口を離した。
しかし、これ以上主人の機嫌を損ねまいと、懸命に手で逸物に縋りつく。
くちゅっ、ちゅぷっと音を立てながら、自らの唾液で光る竿全体を擦り上げる。
(耳年増パワー全開……)
ふとそんなわけの分からない言葉が思い浮かぶ。
ようやく息を整えると、舌先で鈴口の辺りをくすぐってみる。
(こうすると気持ちいいの……かな?)
試行錯誤の状態だったが、主人の口から漏れるかすかな吐息に確信する。
赤黒く膨れ上がる怒張に驚いたが、処女は無事だということもあって怖くはなかった。
そうして、逸物を口に含む。
わざと奥まで入れず、カリ首のあたりを唇で擦るようにする。
「ちゅっ……はぁっ、んぅうっ」
少し心に余裕が出来たのか、はたまた先日志保に「負けた」腹いせか、
主人を存分にイかせてやろう、などと考える。
>>527 「んっ……く…。いいわよ、俊君…どう、気持ちいいでしょ?」
完全に俊のものを迎え入れると、甘い声でそう囁きかける。
「すぐにいっちゃってもいいから…。んっ…動くよ?」
そう言うと、初めての俊に一瞬でも自分の技で感じてもらおうと、締め付けたままで腰を激しく上下させる。
するとそれに反応して、すぐに絶頂を迎える俊の幼茎。びくびくと震えるそれを締め付け、最後の一滴まで搾り取る。
「はぁっ…あぁ……俊君、初めての…エッチはどうだった?」
俊と身体を離し、まだ荒い息で余韻に浸っている俊に聞いてみる。
「っと。そうそう、私は薬飲んでるから大丈夫だけど、普通の女の子には中で出しちゃだめよ?」
出した後だというのに、一応そんな事も言っておく。
>>528 「……ぅぅっ…くっ……ぉ…!」
漏らすまいと思っていたが、完全に想定外の勢いに、微かに声を漏らしてしまう。
「(これはっ…! もしかすると、思いがけない拾い物をしたかも知れんぞ!?)」
処女でありながら、見聞きした知識だけでここまでできるとは、正直思っていなかった。
「……ふふっ、貴子、やればできるじゃないか」
ついつい褒め言葉を投げかけ、見上げた貴子に不敵な笑みで答える。
「そこまでできるのなら、最後はどうすればいいのか、わかるな?」
この質問自体、終わりが近いという事を示していたりする。
>>529 今まで感じたことのないような快感に満足を覚えながら息を整える。
自分と身体を離すみかさを名残惜しいように目で追い、自分もゆっくりと身体を起こす。
「…すっごく、気持ちよかった。どうもありがとう。
……こんなことしてもらって、本当によかったんですか?」
満足をそのまま表現して興奮冷めやらぬ様子で話すが、一息置いて、みかさを
心配するように訊ねる。
「そうなんだ、薬……。準備バッチリ、なんですね。」
安心しながらも、どこかで姉も仕事でこういうことをしたりするのかと思い至り、
もやもやした気分になりそうになる。
が、せっかくいい気分になったのをわざわざ壊すことは無いと思い直し、もう一度
余韻に浸り始める。
「そういえば、みかささん、俺のを入れたとき、もうあそこは準備万端だった
んですね。」
そのときは余裕が無くて聞けなかったことを今更思い出して聞いてみる。
>>530 そうしているうちに自分自身も潤い始め、悶えるように腰をくねらせるたびに
かすかな水音が漏れる。
もはや恥ずかしいとも思わず、ただただ不安や苛立ちや身体の疼きを逸物にぶつけていた。
「んっ、はむっ、ううんっ……」
自らの高まりから気を逸らそうと、逸物を咥えて激しく頭を前後させる。
時折、亀頭が喉を塞いでむせ返りそうになって涙がこぼれる。
ちらりと上を見て、主人の笑みに安心したが、無言で奉仕を続ける。
実際にはそれが精一杯で、喋る余裕などなかったのだが。
口中の逸物が更に硬度を増し、主人の身体が硬くなった。
「ううんっ……じゅぷっ……はぁんっ、んちゅっ……!」
なんだかよく分からないが感じてくれているのだろうと思い、
さらに激しく卑猥な音を漏らして頭を振り続ける。
そればかりでなく、左手でも袋の裏側を刺激する。
主人を伝う唾液を塗り拡げるように、肛門から裏筋までを擦るたび、
逸物が口の中で跳ね回るのがなんだか可笑しかった。
さすがに疲れ、いったん口を離そうとして鈴口に舌が触れた途端、
主人がひときわ高いう呻き声を上げて腰を震わせた。
「――んんんんんぅっ!?」
急に主人に頭を抑えられ、喉の奥に放たれるものを否応もなく嚥下していく。
「んくっ、んむううううぅぅぅ……うぇっ、げほっ、げほごほっ!」
息が詰まり、主人の腕の力が緩んだ隙に突き飛ばすようにして顔を離した。
口元に手を当てて吐き出そうとしたものの、ほとんど飲んでしまったらしく、むせ返った。
>>531 まだ興奮状態にある俊の髪を優しく撫でつつ、俊の疑問に答える。
「いいのよ。…ここで間違った知識を覚えられたら…もっと奏ちゃんに…」
と、そこまで言った所で、友人であり同僚の奏への罪悪感が沸いてくるが、とりあえずそれは後回しにしておく。
「薬は……まぁ、色々あるから、ね」
その辺りは濁して言うが、とりあえず気持ちを持ち直した俊と話を続ける。
>そういえば、みかささん、俺のを入れたとき、もうあそこは準備万端だったんですね
「そうよ。今はまだ分からないかもしれないけど、女の子ってあそこを弄られなくても濡れる事は出来ちゃうの」
そう囁いてから、突然思いついたように俊に囁く。
「ねえ俊君…もしこの事、奏ちゃんや他の人に黙っててくれるなら…。時々お姉さんが正しい[男と女のお勉強]を教えてあげるわよ♪」
これも建前と本音が混ざった言葉なのだが、性に目覚めたばかりの少年には、これが甘美すぎる誘いである事までは考えが回っていない。
>>532 勢いに乗って敏感なところを刺激してくる貴子に、思わずその頭を押さえ、
逸物を奥まで突き入れると、溜まっていた物を一気に爆発させる。
「……むぅっ…! …ぅっ…」
最後まで吐き出し、手の力を緩めると、案の定貴子は勢いよく顔を離し、むせてしまう。
が、偶然なのか、精子はほとんど飲み込んだようで、口からは溢れてこない。
「ふふふっ、貴子、よく頑張ったな。やればできるじゃないか」
喜びで自分の胸が一杯になり、満足な褒め言葉も浮かんでこない。
そそくさと逸物をしまい込むと、振り向きざまに一言、
「貴子、これからもメイドとして、頑張って働いてくれ」
上機嫌にそう言うと、笑いながら厨房から出て行く。
>>533 真面目な表情をして頷きながらみかさの話を聞く。
>奏ちゃんや他の人に黙っててくれるなら…。時々お姉さんが正しい[男と〜
が、これっきりだと思っていたところで囁かれる甘い誘いにまたしても唾を飲み込む。
「もちろん、おねえちゃ…姉には、言わない…っていうか、こんなこと言えない。
でも、そんなすごいこと……」
想像してまた興奮してきたのかトランクスの中に仕舞った逸物が頭をもたげてくる。
>>535 「うふふ…楽しみでしょ?」
再び力を取り戻し始めた俊のものを見つめながら、そう囁く。
が、立ち上がりつつある幼茎には触れようともせずにこう言う。
「んもう。気持ちは分かるけど、焦るのはダメよ?……今日はお・あ・ず・け」
俊を半ば放置して服を再び纏うと、去り際に一言。
「俊君が今度のお勉強の時まで我慢して溜めててくれたら…私の口と手と胸、あそこ。…全部使って好きなだけ気持ちよくしてあげる」
その言葉に反応した俊に、にっこりと笑って挨拶する。
「おやすみなさい、俊君」
そう言うと、先に部屋を出る。
>>534 褒められはしたものの、なんと言って良いかわからないうちに
主人は厨房を出て行ってしまい、ただ一人ポツンと取り残される。
ぺたんと尻餅をついたまま、呆然と座っている。
しばらくして、ようやっと思考が追いついて正常な感覚を取り戻したのか、
すっかり冷たくなったコーヒーで口中の違和感を押し流した。
ともかく自室に戻ろうとした途端に立ちくらみがして、手近な椅子を引き寄せて頭を抱える。
(ん……まあ、機嫌は直してもらえたみたいだし、良かったの、かな?)
無理やりに自分を納得させて、洗い物を片付けるべく席を立った。
自室に戻っても、こみ上げてくる笑いが止まらない。
「ふふふっくっくっく……まったく、あれだけのモノに気がつかないとはな……
私も、どこか老いたのかもしれんな……」
自嘲気味にそんな事を言いつつ、しばらく笑い続ける。
>>536 『おあずけ』の言葉に少しがっかりしたような表情をするが、
>「俊君が今度のお勉強の時まで我慢して溜めててくれたら〜
顔を輝かせて何度も頷く。
「はい!絶対、我慢します!」
今日のことだけで何日も過ごせそうだと思っていた考えを振り払い、我慢しようと
心に決める。
先に図書室を出るみかさに立ち上がって頭を下げ、小さく手を振る。
「みかさおねえさん!おやすみなさい。」
自分も身支度を整えると荷物を抱えて図書室を出るが、舞い上がってしまって
まだ全然眠くない。
自室でシャワーを浴びてからベッドに入るとさすがに疲れてきたのかすぐに寝息を
立て始める。
はじめてこんな遅い時間まで夜更かししたので、起こしてくれる姉を無視していつもより
1時間も寝坊してしまい、姉に頭を下げまくって学校まで車で送ってもらうことになるのだが
そんなことも知らずに今はまだ幸せそうな寝顔である。
どこか浮ついたような表情のまま、自室へと返る。
「可愛い俊君は変な方向に染まらないように、私が色々教えて、かっこよくてまっとうな子に育ててあげなくちゃ、うん!」
どうやら世間一般ではそれが「調教」とも言う事を分かってはいないようである。
「ふんふん〜♪」
屋敷に届いた手紙を分配しているようである。
「志保さん、書類が届いてますよ!ここに入れときますね」
そう言うと、志保宛の書類をドアの所に立てかけて置いておく。
543 :
桜庭 奏:03/09/11 23:49 ID:1pN9XJTc
自室を片付けている。
ポケットから何かが落ち、首を傾げて音のした方へ振り返ると、すっかり忘れていたが
>>472のローターである。
勝手にスイッチが入ったようで、震えるそれをそういう代物だとは知らなかった奏は
驚きながらしゃがみこんで拾う。
「コレって、震える物だったのね……そんなのあそこに入れて仕事するって……」
主人の命令を思い出し、ぶるっと震える。
(一度…なんだっけ、大きいのを中に入れてお遣いさせられたときは、
スイッチ入れたら歩けなくなっちゃったもの。)
「誰か、コレを入れても仕事できる人いるのかな……。
……あ、そういえば御主人様はスイッチ入れなきゃいけないとは言ってなかった!」
そのことを思い出して少し安堵しながらも誰に渡そうと考えを巡らせる。
昨日の朝は寝坊したので、奏に渡された4つの目覚ましを5分間隔の時間差で設定して
ベッドに並べて寝ている。
「なになに、松井が(省略)は○か×か
ん〜〜………○だぁ!!!!………おぉっし正解!!!」
応接室で、高校生クイズを見ているようだ。
「それにしても、うちの高校だめだめだなぁ〜…
私を出しておけばこんなクイズなんて余裕だのに」
テレビに向かって、なんだかんだ言っているが
実際正解したのは、この○×クイズだけ(しかも勘で)だけである。
「はい。…どうも、ありがとうございます」
主人に何やらお礼を言うと、その足でとある部屋へ行き、そして自室へと戻る。
「いよいよ、か…」
がさがさと箪笥を漁り、一つの鞄を発見する。
今日は手早く仕事を切り上げると、
物置からスーツケースをうれしそうに引っ張り出してくる。
そして自室に篭ると、スーツケースに衣服などを詰めていく。
部屋からは嬉々とした印象の鼻歌が鳴り始めた。
「これと、これと…。さて、服は何着要るかな…?」
服や必要な物を棚や箪笥から取り出すと、あまり大きいとはいえない旅行鞄にそれらを器用に詰めていく。
衣服を詰めていくと、ふとあることを思い出す。
(みかささんからもらったガイドブック、どこにやったっけ…?)
転びそうになりながらも、急いで廊下に飛び出す。
「これで…良し、と」
元々あまり余計な荷物を持って行く気が無かったので、志保のそれよりは軽く済んだようである。
と、そこでふとある事を思い出し、机の中からあるものを取り出して念のため鞄の奥に入れる。
「まあ、大丈夫だと思うけど…」
そう呟いた所で、廊下から何やら音がするのに気付く。
(どこ…?)
冷や汗を垂らしながら屋敷中を駆け巡る。
高まる動悸。
休憩室にもないし、事務室にもない。地下室にはあるわけがない。
>>552 そこで伊達にガイドブック預けていたかもしれないということを思い出し、
彼の部屋の前までやってきて、ドアをノックする。
「雅彦さん、雅彦さん!」
柄にもなく慌てふためいている様子。
廊下を走り回る音が聞こえたかと思うと、それが自室の前で止まる。
そして、ノックとともに聞こえてくる志保の慌てた声。
「ん?…志保、どうしたんだ?何かあった?」
ドアを開け、とりあえず志保を迎え入れて、彼女に慌てている事情を聞いてみる。
「はぁはぁ…はぁ、あ、あの」
切らした呼吸を整え、自分を落ち着かせる。
「みかささんから頂いた旅行のガイドブック、どこにしまいましたっけ?」
「えっ…ガイドブックか?それなら確か…」
自分の鞄を漁ると、しばらくして幾つか付箋のついたガイドブックを取り出す。
「さっき志保が俺の部屋に来た時に置いていっただろ?…だから、一応俺が鞄にしまっておいたんだけど」
志保を落ち着かせながら、とりあえず小さな椅子を二つ持ってくる。
勧められた椅子に腰掛け、ホッと安堵の溜息を吐く。
「そうですか、良かった…」
胸を撫で下ろしつつ。
「すみません、私の度忘れで突然」
「ははは、度忘れっていうか…まあ、楽しみにしてる事の前日って、けっこう忘れっぽくなったり不安になったりするからね」
自分も椅子に座ると、志保と話し始める。
「志保は…こういうプライベートな旅行ってなかなか行ってないんだったよね?」
屋敷に勤めるメイドだから当然かもと思いつつ、そんな事を聞く。
「ええ、旅行といってもお仕事の研修などがほとんどでした」
仕事に終われる日々を振り返りながら、俯き加減に答える。
そうし一呼吸置くと顔を上げ、いわゆる満面の笑みで恥ずかしそうに伊達を見る。
「だから、楽しみです。凄く」
「そうか。…そうだよな。プライベートの旅行で何日も屋敷を空けるなんて、初めてって事か」
旅行を許してくれた主人や、シフト変更をしてくれた他のメイド達に心の中で感謝をしつつ、こちらもにっこりと笑う。
「俺も、凄く楽しみだよ。…志保、たくさんいい思い出作ろうな」
志保にガイドブックを手渡すと、優しい口調でそう言う。
「はい、雅彦さん。とは言えこのガイドブック、雅彦さんが持っていて下さい」
伊達に探していたガイドブックを手渡されるが、受け取りを拒否する。
「自分で言うのもなんですが、なんだか私、有頂天になっちゃってて。
鞄にそのまま入れておけば大丈夫なんでしょうけど、何だか忘れそうで心配なんです」
そう言って苦笑いしてみせる。
「だから、ガイドブックは雅彦さんが持っていて下さい。では…」
伊達に軽くキスして彼の唇の感触を楽しむ。
「明日に響くといけないので、じゃあそろそろ…」
立ち上がって伊達の部屋から退出する。
「おやすみなさいませ」
「そうか…。それじゃ、とりあえず俺が持っておくよ。この本」
志保の言葉を聞き、改めてガイドブックを受け取る。
そして、志保と交わす軽いキス。
「んっ…。…ああ、明日に響いたらまずいよな。そろそろ寝ないと…」
そう言って自分も立ち上がり、部屋を出て行く志保を見送る。
「…おやすみ、志保」
「……うん、わかった。じゃ、着いたらまた連絡するわ。ううん、大丈夫。じゃね♪」
そっと受話器を置くと、よし、と呟いて自室に戻る。
目立たない服装に着替え、髪をまとめると薄く化粧を施す。
(一日、いや、一晩だけなら……なんとかバレませんように……)
小さなバッグひとつ抱え、そっと屋敷を離れた。
572 :
:03/09/13 15:01 ID:uQJgNIoH
「志保さん志保さん〜また書類が届いてますよ!」
旅行の最終準備をしている志保に、届いた書類を渡す。
「ええっと次は…奏ちゃん宛ね…」
忙しく駆け回り、郵便物を配って行く。
「はいはい、はい……わかりました」
内容を確認すると、
仕事の内容のものだったため必要なことを書き込んで即座にみかさへと返す。
一人の男性が屋敷の前に立つ。
30を少し過ぎたような風貌で、スーツを着ている。
手には、白い杖を握っている。
志保に二通。、そして、奏と主人宛に一通ずつ。
一通り手紙や書類を配ると、応接間で少し休憩する。
と、そこで外に人の気配が。
「…?誰か、外にいるのかな…?」
今日は来客の予定があったのかな、と思いつつ、屋敷の玄関へ向かう。
呼び鈴を押すわけでもなく、じっと立っている。
>>579 玄関を開けると、そこにはサングラスをかけた男がいた。
「あの…当屋敷に御用でしょうか、お客様……?」
呼び鈴を押さない所に疑問を持ちつつも、とりあえず型通りの質問をしてみる。
手に持った白い杖には、今の所あまり注意が向いていない。
>>580 玄関が開く音に気づく。
さらに、みかさの声に反応した。
「おや、失礼。呼び鈴がどこかわからなくてね」
呼び鈴なら視界内に入っているはずだが。
「そう、用があるのだが....お邪魔してもよろしいかな?」
どことなく「だんでぃー」な雰囲気を醸し出している。
>>581 「はぁ、御用ですか。…では、とりあえず屋敷の中へどうぞ」
呼び鈴の位置が分からないわけ無いでしょ、と考えつつ、丁寧な口調で男を先導して案内する。
「あの…お客様、よろしければ御用の方と、お客様の名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?お飲み物は、すぐにお持ちいたしますので」
応接間に入った所で、客にそう話しかける。
>>582 「分かった」
みかさが進んでいく後を、杖で足元を探りながらついていく。
この時点で大抵気づくはずではある。
「ああ、私は高槻 克巳(かつみ)という者だ。一応、ここの主人に会おうかと思って
来たのだが・・・いらっしゃらないかな?」
応接間の入り口から先へ進めるはずもなく、立ったまま答えた。
この男、貴族としてはけっこう顔が広い。また、音楽の才もあり、合気道でも有名な人物である。
>>583 客の方へ振り向いて話しかけた所で、ようやく客の手元の杖に気づく。
「あ…あの…」
何か言おうとしたのだが、丁度客の話が始まってしまったので黙ってそれを聞く。
>ああ、私は高槻 克巳という者だ。一応、ここの主人に〜
「高槻…克己様、ですか。あ、あの、申し訳ありません、私その、気づいていなくて。…ちょっと失礼します」
高槻の目に不自由があるのがようやく分かったので、慌てて高槻の手を引いてソファまで連れて行く。
(高槻克己……?どこかで聞いた事がある気がする…)
無論、貴族や音楽関係で聞いた事があるわけではない。
「あの、所で御主人様ですが…只今お忙しいかどうか聞いてまいりますので、しばらくお待ちいただけませんか?」
主人の在不在を確認しておかなかった事を後悔しつつ、高槻から手を離してそう言う。
>>584 「気にしなくていい。私も慣れている」
ソファに腰掛けると、柔和な笑みを浮かべた。
歳相応の貫禄がある、紳士的な振る舞いである。
「待たせてもらおう」
そう言いながらサングラスを外すと、光の消えた、瞳孔すら見えない「白い」眼球があった。
どことなく優しげな雰囲気の目元である。
>>585 「はい…。申し訳ありません、高槻様」
自分がすぐに気づかなかった事を謝りつつも、落ち着いた雰囲気を湛えたその笑みを見てほっとする。
「では、御主人様に伺って参ります。しばらく、お待ちいただけますか?」
そう言ってから高槻の答えを聞き、急いで主人の執務室へ。
しかし、あいにく主人は重要な商談の最中だった。
「高槻様、申し訳ありませんが御主人様は重要な商談の最中でした。
もうしばらく時間がかかるそうです。…あ、冷たいお茶をお持ちいたしましたので、良かったらどうぞ」
高槻の眼…一見恐怖を引き起こしそうになるものの、どこか優しさを秘めたその目元をしっかりと見ながら、そう告げる。
「それと…私は、その間高槻様に付いているように御主人様から言われましたので、しばらくここに居ますね」
>586
「ふふっ・・・元気な子だ」
そっと眼を閉じる。
「そうか。まあ連絡もなしに来たのだ、無理はない」
飲み物を受け取りつつ、さほど気にしてないように呟く。
光がないというものの完全な白目ではなく、若干瞳孔の線は見える程度である。
飲み物を飲む動作もそつがないというか、だんでぃー。
「それなら・・・ちょっと手を出してみてくれるかね?」
みかさの言葉を聞いて、おもむろに言いだした。
>>587 「申し訳ありません…。丁度今日はお忙しいようで…」
高槻の落ち着いた雰囲気とだんでぃーな態度のせいか、かえって申し訳なさげである。
(うーん、30代半ば…くらいかな?…すごく大人っぽい人…)
そんな事を考えていると、自分に「手を差し出せ」という高槻の声。
「あ、はい。…あの、高槻様、こうでよろしいでしょうか…?」
ソファに座っている高槻にも良く分かるように、そっと自分の手を差し出してみる。
>>588 「失礼」
差し出された手を、自分の両手で包む込むように握る。
しばらくして
「君は・・・随分と元気な子だね」
と唐突に言いだした。
「メイドとしての仕事に誇りをもつ一方
何かに対するもどかしい気持ちがある・・・そんなところかな」
まるで心の中でも読んでいるように、スラスラ続けた。
>>589 「あっ…」
手を握られた事で一瞬嫌な予感が頭をよぎるが、どうやら違うようであった。
高槻に突然「元気な子」と評されたのも驚いたが、さらに次の一言がさらなる驚きと、戸惑いを呼び起こす。
「ど、どうしてそんな事を…。あ、いえ、私は…その」
独心術?等と考えながら必死で気持ちを落ち着かせるが、慌てた口調はすぐには戻らない。
「あ、あの。一体、どうしてそんな事がわかったんですか…?」
ややあって、少し落ち着いた口調で、心の中に湧いた疑問を高槻へと向けてみる。
>>590 みかさの反応にも穏やかに笑みをたたえたままである。
「それと、おせっかいかもしれんが、幼い子への悪戯もほどほどにね」
ついでに一言、下手をすれば誤解されそうな発言をして、手を離した。
「私は、8つの時から眼が見えなくなってね。先天的な物だったそうだが」
サングラスをかけつつ、語りだした。
「光がなくなった時は驚き、なによりも恐怖を感じたが、代わりに、見えなかった物が
見え、聴こえなかった物が聴こえ、感じれなかった物が感じれるようになった」
柔和な笑みはそのままである。
「人の心も、少しだけね」
>>591 高槻が自分の疑問に答えてくれるであろう、そう考えていたが、
ただでさえ混乱しかけていた所に、とどめとも言える一言が入る。
「なっ、ななな、わ、私、別に悪戯なんか…その…」
俊の事まで読まれたと直感したのか、手を離された事も気付かない程に動揺してしまう。
が、どうやら高槻はその事をあまり言うようではない。そして、彼が続けて始めた話。
「そ、そうでしたか…。それで、私の事まで」
光を失う代わりに他の感覚が研ぎ澄まされる、という話は聞いた事があるものの、実物を見るのはこれが初めてであった。
何より「少しだけ」と言われても、心の奥底まで覗かれた気もする。柔和な笑みのおかげで怖さは無かったが、驚きの感情は何より大きかった。
「あの…私の事もそうですが、高槻様は人の心をどんな時でも感じてしまう事が出来るのですか?」
ふと疑問に思った事を、そのまま聞いてみる。
>>592 「君が否定するならそうなのだろうがな」
おかしそうに少しだけ笑いつつ、気休めにもなってないが言った。
「いいや、私自身が「読もう」と考えた時だけだ」
と言ったのち、少しだけ表情が曇った。
「・・・とはいえ、やはり見たくない物も見てしまうのが必然。
知らぬが仏、とはよく言ったものだ」
すぐに柔和な笑みに戻す。
「まあ、もっと詳しく見る方法はあるが・・・子供の君とするような事ではないな」
>>593 「知らぬが仏…ですか」
見たくないものも見えてしまうという事は、人の心の闇や醜さも見えてしまっている時もあるのだろう。
それでもこうして柔和な笑みを保ち続ける事の出来る高槻に、短絡的とはいえ、一種の敬いの気持ちを覚えた。
と、そこでいきなり「子供扱い」された事で、少し頬を膨らませてみたり。
もっともそのせいで、高槻の言葉の意味をしっかり理解できていないのだが。
「高槻様、私子供なんかじゃありませんよ。これでももうすぐ21ですし、習っていた武術だって男の人を倒せるくらい鍛えてます!」
こういった態度や言動がまだ子供っぽさを残している事に気づかないまま、そんな事を言ってしまう。
>>594 「ほう、21になるのか。私には、幼い勝ち気な少女の顔が映っているよ」
からかっている。あきらかにからかっている。
その言葉の中で、「武術」の単語に反応した。
「武を憶えている、と・・・なるほど、それなら私に技をかけてみなさい。君の
もっとも得意とするものでいい」
杖をおいたままソファから立ち上がり、腕を軽く広げてみせる。
>>595 「むぅぅぅ…私、子供じゃないですよ」
高槻のからかいの言葉にますます顔を赤くし、唇を尖らせる。
と、そこで高槻が「技をかけてみろ」と言う。初めは冗談かと思ったが、腕を軽く広げた高槻からは油断の無い気配が感じられた。
(この人……強い!)
好奇心、そしてさっきまでからかわれていたのも手伝って、少し躊躇いながらもすっと立ち上がる。
「分かりました。では、メイドとお客様という立場は一旦忘れさせていただきます」
そう言って柔道と合気道が合わさった独特の構えを取ると、メイド服を着ているとは思えない動きで高槻の懐に入る。
(おじいちゃん直伝の羆落としで…ソファの上に!)
一応高槻を気遣いながらも、本気で投げ落とし技を仕掛ける。
>>596 「遠慮せずにどうぞ」
闘気だけ異常に強くなる。
表情は柔らかいままなので、そのギャップがさらひどい。
みかさが懐に入っても、何もしようとしない。
そして本格的に技を仕掛けようとつかまれた瞬間。
ブワッと大きな音とともにみかさの身体が浮き、ソファーに倒れこんだ。
流れるような動作でみかさの身体を制しつつ、いつのまにか持っていた杖で喉元を
軽く叩く。
「一本、だな」
スーツがほとんど乱れていない。
これがミステリアスパワー・アイキといったところだろうか。
>>597 柔和な笑みを崩さずに威圧感を高める高槻に驚きながらも、そのまま勢いで技を仕掛ける。
が、その瞬間、視界が突然回転した。
「ええっ!?」
何が何だか分からないまま、気づけば自分は押さえ込まれてソファーに転がっている。
しかも、喉元には杖があった。
「う、嘘……」
自分の格闘技人生でも、ここまで完膚なきまでに負けたことはなかった。
全国級の選手だった彼氏にでさえ、ここまであっさりやられた事は無い。
「まさか…今のは合気道…ですか?」
スーツをほとんど乱さずに自分を投げるには、それ以外ないはず。そう思い、高槻に聞いてみる。
>>598 「筋はいいが、いかんせん努力の量が足りん。
そこさえ補えれば、なかなか出来るところまでは行くだろう」
状況を理解できてないみかさの様子も気にせずに言った。
「そう、合気道だ。もっとも、今のスポーツ化した合気道ではなく、純粋な
古流武術を師から学んだ」
横たわったままのみかさの隣に腰掛ける。
やっぱりだんでぃー。
「実戦慣れしてないのも敗因の一つだろう。とにかく、経験を積みなさい」
みかさは相当な試合、立ち合いを重ねているはずである。
にもかかわらず、「実戦」の言葉を使ったのは、この男が真剣勝負を常に
主として行ってきたからだ。
日本武道にこの人あり、とも一部に囁かれてるとか囁かれてないとか。
>>599 >筋はいいが、いかんせん努力の量が足りん。
「はぅ。……その通りです」
一日中馬に乗ったり身体を鍛えたりしていた昔ならまだしも、屋敷内のここ一年近くでは身体の現状維持をするのが精一杯である。
素人になら楽勝でも、その道の達人には手も足も出ないのは当然だった。
「古流の、合気道ですか」
何かを思い出しそうになりながらも、何故か横たわったままで、だんでぃーな高槻の話を聞く。
「経験を積む…」
本格的に武術を始めてかれこれ9年経つが、とても強者の高槻に言えるようなものではなかった。
せいぜい中高で柔道の道大会の上位に進んだ程度。
「私の…負けですね。あの…所で、さっきの詳しい方法ってどんな事ですか?…私、それで強くなれるなら…」
どうやら、マスターの時以来眠っていた武の向上心が、再び頭をもたげてきたらしい。
>>600 「だから言っているだろう」
みかさの言葉に静かに返す。
「子供の君とはしないような事だ」
いよいよ意味が汲み取れるようにしっかりとした語調で言った。
>>601 「子供とはしない……あっ」
ようやく高槻の言っている意味に気付き、わずかに目を伏せる。
ただ、どこかの誰かと違って墓穴を掘ってもそこ付け込んで来ない人…直感でそう判断すると、高槻に改まって聞いてみる。
「高槻様」
しっかりと起き上がると、続ける。
「私は…まだ子供なんでしょうか。それとも…」
>>602 みかさの問いかけに、再び柔和な笑みを浮かべる。
そして・・・
「子供だな」
はっきりと言い切った。
「だが・・・そうだからこその魅力がある。可憐な姿が手に取るように見える」
本当に見えているかのようにみかさを見上げた。
>>603 予想は出来ていたとはいえ、やはり子供扱いされるのは嫌だった。
「そう…ですか」
久しぶりの「大人」の男性との相談だっただけに、はっきりと言われたのが辛い。
ただ、その後の高槻の言葉を聞き、わずかに顔を和らげる。
「私…大人の高槻様から見ても、魅力あるんですか…?」
じっとこちらの方を見ている高槻の視線を受けて、頬を赤らめる。
「あの、私……本当に、本当に魅力あります?高槻様?」
自分もソファに座ると、そっと高槻に近寄る。
>>604 「ああ。言うなれば、「美しい」ではなく、「可愛い」魅力だ」
音と気配からみかさが近寄っている事を察した。
と同時に、鋭く研ぎ澄まされた聴覚で、ある音も察していた。
扉の向こうからやってくる、少しずつ大きくなる音。
「もっと自分を磨くことだ。いろいろな経験をして、ね」
>>605 「美しい、ではなくて、可愛い…ですか」
ふと、俊の言っていた「可愛いって言われても〜」の発言が脳裏をよぎる。
「そうですか。…いえ、本当にありがとうございます…高槻様。何か、すっきりしました」
にっこりと笑うと、そのままさらに高槻との距離を狭める。
「あ、あの…もし高槻様が、あ…その…私を…」
近寄ったはいいが自問自答モードに入ってしまった所で、廊下の方から微かに音が聞こえてくる。
「…あれ…?」
>>606 「力になれたなら幸いだ」
みかさが徐々に距離を狭めているのに気づくと、そっとみかさの唇に指を当てた。
「また会えた時に君が変わっていなければ・・・お相手しよう」
指を離し、ドアの方に顔を向ける。
>>607 「高槻様…んっ」
顔を近づけようとしたが、それは高槻の指によって防がれた。
「また会えた時、ですか…。はい、またいつかお屋敷を訪れて下さいませ、高槻様」
ほどなくして応接間に入ってきた主人に立って礼をすると、高槻にも礼をし、彼が飲んだお茶を片付け始める。
>>608 「すぐに来ることになるかもしれない。なあ?」
主人に話を振りつつ、さりげなくみかさに耳打ちをした。
「彼なら、色々教えてくれるだろう。いや、教えてもらっているかな?」
もちろんからかっている。
>>609 お茶を片付けながら主人と高槻の話に耳を傾けていたが、さりげなく高槻が耳打ちしてきた内容に、一気に顔を赤くする。
「う〜。高槻様、わかってるくせに…そんなぁ…」
さらには主人にまでダブルでからかわれ、恥ずかしさで首筋まで真っ赤に染めてしまうのだった。
612 :
秋山 麗:03/09/13 22:37 ID:sXno2BKg
いつもなら休憩が入るところだが、臨時シフトで流し台の片づけ中。
「今日から4日……か、世間では連休らしいけど……」
メイドの仕事は基本的に、土曜祝日は関係ない。
廊下を歩いている。
614 :
桜庭 奏:03/09/13 22:51 ID:YPF54ngQ
机に向かい、イヤホンをつけて英語のリスニングの勉強中。
ディクテーションをしているのか、手元のルーズリーフには長々と英文が書かれている。
ポケットの中には、またしてもすっかり忘れ去られたローターが。
615 :
秋山 麗:03/09/13 22:56 ID:sXno2BKg
片付け終え、最後に流し台を綺麗にすすぐと、タオルで手をふき取る。
「さて、と……ふぅ、志保さんがいないだけでこうも忙しくなるなんてね……」
いつも以上に疲労が溜まっていることに気づき、近くの椅子に腰掛ける。
618 :
桜庭 奏:03/09/13 23:04 ID:YPF54ngQ
耳からイヤホンを外すと、テキストと見比べて答え合わせ。
さすがに頭が疲れてきたのか、椅子から立ち上がると軽くストレッチを始める。
「そういえば、志保さんと伊達さんは旅行だっけ。
いいな〜、北海道!私も荷物に入れてもらいたかった。」
(あ、でも、それじゃお邪魔虫だよね。)
自分の考えに突っ込みながら脚を広げて身体を前に倒す。
619 :
秋山 麗:03/09/13 23:06 ID:sXno2BKg
ふと、今日出発した志保と伊達のことを思い浮かべ、頭を振る。
「……まあ、二人で北海道旅行なんて、そうそうできないしね……仕事が仕事だし」
どこか微笑を浮かべて、椅子から立ち上がる。
「さて、伊達君だけに楽しませるわけにはいかないからな」
屋敷内を徘徊し、脳内でメイドを物色している。
「私も楽しむとしよう…」
622 :
桜庭 奏:03/09/13 23:18 ID:YPF54ngQ
一通りストレッチ&柔軟が終わったので、スカートを整えながら立ち上がり、もう一度
机に向かう。
疼く逸物をズボンの中でピクピクとさせながら、厨房へと向かう。
「さて、今宵は麗でも」
厨房の手前まで来るとそっと顔だけを出して、麗に気付かれないように中を覗き込む。
626 :
秋山 麗:03/09/13 23:26 ID:sXno2BKg
一休みをすると、こんどは冷蔵庫内のチェック。
「えっと……ジュース類はよし、お酒は……」
補充する物を書き留めながら、冷蔵庫の中を物色する。
627 :
桜庭 奏:03/09/13 23:27 ID:YPF54ngQ
机の上を綺麗に整えると、椅子から立ち上がって自室を出る。
628 :
一人の男:03/09/13 23:30 ID:I9dh4vfa
「懐かしい・・・」
皮のコートを着た男が一人立っている。
黒髪が雑に短く切られていて、右目を隠していた髪も切られている。
なにかさっぱりとした表情だ。
ゆっくりと、呼び鈴を鳴らした。
>>626 「すまないな、麗。志保がいないと彼女の仕事が全部回ってくるだろう」
メモ帳を片手に冷蔵庫を物色している麗を見てそう声を掛ける。
もちろん、厨房には彼女しかいないということを確認した後で。
630 :
桜庭 奏:03/09/13 23:36 ID:YPF54ngQ
>>628 廊下に出て休憩室に向かって歩いていると、呼び鈴が聞こえて慌てて玄関へ向かう。
誰だろうと思いながら、ゆっくり扉を開ける。
「こんばんは。」
631 :
秋山 麗:03/09/13 23:37 ID:sXno2BKg
>>629 突然上がった声に、一度びくりと身を震わせるが、
いつの間にか厨房に来ていた主人を見つけ、ほっとする。
「ご、ご主人様……いえ、このぐらいでしたら何とか。4日後には志保さんも帰って来ますし。
……ところで、何かお飲みになりますか?」
主人が厨房まで足を運んだ目的を先読みして、そう聞いてみる。
最初驚いた事を除けば、少し前のような嫌悪感も見せず、割と普通の応対をする。
>>630 「・・・おや?」
見た事もないメイドに、少しだけ驚く。
だが、自分がいなかった間に新しい者が来ていてもおかしくないと考え、すぐに表情を戻した。
「主人は御在宅かな?」
できるだけ圧倒しないよう気を付けながら言った。
>>631 「ああ、コーヒーを頼む」
機先を制した麗の問いかけに答え、椅子へと腰掛ける。
「それと、ミルクを入れてくれ」
634 :
桜庭 奏:03/09/13 23:45 ID:YPF54ngQ
>>632 「はい、いらっしゃいますよ。」
背の高い彼を見上げて微笑む。
「御主人様のところへご案内しましょうか?」
屋敷に住んでいたことがある人物とは知らず、そう訊ねる。
>>634 「そうか。なら頼む」
おそらくもう手をつけ始めているだろう、と思いつつ。
勝手しったる人の家と言わんばかりにさっさと進みだした。
636 :
秋山 麗:03/09/13 23:48 ID:sXno2BKg
>>633 「はい、かしこまりました」
心の中でケジメでも付けたか、主人に微笑を浮かべる余裕すら見せる。
冷蔵庫のチェックを一時中断すると、コーヒーカップを取り出して、取り急ぎコーヒーを淹れる。
ミルクを少し入れてコーヒーを掻き混ぜ、湯気の立つカップを主人の前のテーブルへ。
「どうぞ。他に簡単なものならお作りしますけど?」
637 :
桜庭 奏:03/09/13 23:53 ID:YPF54ngQ
>>635 自分が案内しようとする前にどんどん中へ進んで行くマスターを見て首を傾げる。
が、しばらく廊下を進むと、厨房の方から主人と麗の話し声が聞こえてくる。
(もしかして……)
どうしようと思いながらマスターと厨房の方を交互に見比べる。
「あの、御主人様と急なお話ですか?
もしそうなのなら、客室に案内しますので御主人様を呼んできますけど。」
638 :
秋山 麗:03/09/13 23:54 ID:sXno2BKg
>>636 微笑を浮かべる麗の態度に驚き、
さらにはわざわざコーヒーを掻き混ぜてもらって唖然としてしまう。
「あ、あぁ… すまんな」
戸惑いながらも何を作ってもらおうか考え、思いついた食べ物の名を言う。
「では、トーストを。軽くバターを塗って砂糖を振り掛けるだけでいい」
簡単すぎるかな、と麗に遠慮している自分に驚く。
いつもなら私への茶に雑巾の絞り汁を入れてるんじゃないかと彼女を疑いの目で見てしまうが、
現在の妙に気立てのいい彼女に今はただ見惚れてしまう。
>>637 「ん?どうした?」
奏の声に振り返り、厨房を覗き込んだ。
>あの、ご主人様と〜
「・・・いや、いい」
早い、あまりにも早すぎる。
相変わらずの主人に懐かしさと呆れを憶える。
「それと、客室じゃなくていい。えっと、俺の部屋は・・・」
憶えている限りの道を進んで、自室(当時)に進む。
642 :
秋山 麗:03/09/14 00:02 ID:GkSIpMsY
>>640 「では、少々お待ち下さい」
どこか余裕の表情で答えると、早速調理に取り掛かる。(大した物ではないが)
トースターに入れ、バターを塗り……と、作業は進むが、妙にこちらを見ている主人の視線が気になる。
「……どうかしました? 私の顔に何か付いてます?」
と、トーストを置いて鏡を見たり、髪の毛がおかしいのか、と髪をかき上げたりしてみる。
643 :
桜庭 奏:03/09/14 00:09 ID:N5oFohmH
>>641 厨房をマスターとともにこっそり覗き、まだ見てはいけない場面には及んでいなかったことに
ほっとする。
「?…あら、もしかして。
ここに住んでらっしゃった方ですか?」
『俺の部屋』という言葉でピンときて、早足で彼を追いかけながら話しかける。
「!ここの部屋の方だったんですか。」
部屋の前にたどり着いて呟くが、何も分からないまま付いてきただけだったことに
気付く。
「えっと…何かお飲み物でも……」
訊ねようとしながら厨房は使用中だったことを思い出して口篭る。
彼を見上げ、今更だが彼が皮コートを着ていることに気付いて暑くないのかな
と思いながら上から下まで珍しそうに眺めてしまう。
>>642 「あ、いや… なんでもない」
何かこう黒い劣情ではなく、純粋な白い劣情が胸の奥から湧き上がってくる。
コーヒーカップに添えられたスプーンを落ち着かない仕草で弄びながら、
麗の一挙一動を観察する。
(…可愛い)
単純に抱きたい、という衝動に駆られる。
しかしいつものようにとっとと押し倒せばいいにも拘らず、
今回は獣の如く押し倒す気にはなれないでいた。
>>643 「その通りだ。俺はマスター・カイルと言う。様付けせずに、マスターと呼んでくれ」
いつもの自己紹介をしつつ、自室(当時)の扉を開けた。
整理整頓がなされ、まるでいつ帰ってきてもいいようになっていたようだ。
もちろん、あの黒い箱(忘れてる人は過去ログ参照)もおかれている。
「あー、いや、いらないよ」
以前なら無表情だったが、にっこりと微笑んで答えた。
そしてコートの中から取り出すは・・・
「これがあるからな」
おなじみのお酒。今回は「ワイルドターキー」である。
646 :
秋山 麗:03/09/14 00:16 ID:GkSIpMsY
>>644 『期間限定』という一点だけは譲らないが、それ以外に関してはメイドとして尽くす、
と決めたからこその行動なのだが……逆に、妙に謙虚な主人に疑念の念を抱いてしまう。
「どうぞ、お待たせしました」
と、トーストを主人の前に置いてから、逆にまじまじと主人の顔をみやる。
「……どうかなされたんですか? 先ほどから妙に大人しいというか謙虚と言うか……」
軽く言葉で挑発してきて、麗が反抗してきたところを見計らって……
というパターンを少し考えてた分、肩透かしを食らった気分。
>>646 「いや、なんでもない。なんでもないぞ。…麗のほうこそどうしたんだね?
やけに優しいじゃないか。もしかしてニセモノかね?」
心臓が高鳴っているのを無視し、なんとか自分のペースに持ち込もうとする。
「なんなら、私が本物の麗かどうか検査してやろう」
自分が相変わらずなセリフを言えたことに安堵するが、
逆にこちらの顔を覗き込んできた麗から身体を引いてしまっている。
648 :
桜庭 奏:03/09/14 00:24 ID:N5oFohmH
>>645 「はい、マスター。」
言われたとおりにそう呼んでみる。
いいのかなと思いながら、マスターに続いて彼の部屋の中へ。
にっこりと微笑むマスターを見上げ、よく分からないながらもふわりと微笑み返す。
>「これがあるからな」
明らかにお酒が入っていると分かる瓶を見て、ごくりと唾を飲み呟く。
「…!!……『ワイルドターキー』。
え…えっと、私は……下がった方がいいですか?」
戸惑いの表情で彼を見上げながら訊ねる。
649 :
秋山 麗:03/09/14 00:29 ID:GkSIpMsY
>>647 「ニセモノって……私がニセモノなら、腰の引けてるご主人様は何なんですか?」
謙虚な上、押しが弱く、さらには腰が引けてるという、つい先日まで一触即発な相手だったとはとても思えない。
「私はただ、理由はどうあれ仕えている以上、メイドとしての勤めだけは果たそう、と思っただけです。
それとも……」
ふと思いつき、身を起こすと、腕を組んでどこか鋭い目つきに変わる。
「……敬語を止めて、生意気に接した方がいいかしら?
どちらでもいいわよ。あたしは」
そう言うと唇を歪めて、先ほどまでとは異質な、ニヤッとした笑みを浮かべる。
>>648 「お酒は嫌いなのかな?」
もう扉は閉められていた。
「強要はしない。嫌いかどうか、答えてくれ」
少しだけ圧倒してしまいながら聞いた。
二人分のグラスは既に用意されている。
651 :
桜庭 奏:03/09/14 00:39 ID:N5oFohmH
>>650 「…実は、お酒は、どちらかと言うと好きの部類に……」
さすがに20歳の乙女が『お酒好き』と普通に答えるのもどうかと思ったので
言葉を選びながら話してマスターを見上げる。
「ウイスキーは滅多に飲まないんですが、ワイルドターキーは昔飲んだことが
あるんです。
いいんですか?ご一緒させていただいて。」
二つ並ぶグラスに視線を移してからマスターを見る。
>>649 (なるほど、では言葉通りメイドとしての勤めを果たしてもらおうかな?)
ということを発言しようと麗が喋っている最中に思うが、
急に彼女の口調が変って目つきが鋭くなったのに困惑する。
「…れ、麗は生意気なほうがいい」
魔女のような笑みを浮かべる麗に圧倒されつつも、
なんとか彼女を犯そうと身体中から劣情を集めて増幅させる。
「とはいえ、メイドとしての仕事はキッチリとやってもらうぞ。 …ん、麗?」
集めた劣情をバネに形勢を逆転させようと、彼女の胸に手を掛ける。
>>651 「それなら良かった」
皮のコートを脱ぐと、下にはインナースーツを着ていた。
さらに同じポケットを探ると、アルコール度数98%で有名なスピリタス。
「こっちは・・・さすがに無理そうだな」
棚の上に置いて、ワイルドターキーの蓋を開ける。
本当なら規格外の握力にモノを言わせてバキッとへし折りたいのだが、自重する。
「どうぞ」
グラスを動かす。
654 :
秋山 麗:03/09/14 00:47 ID:GkSIpMsY
>>652 「ふふっ、わかったわ」
理由はよくわからないが、なぜか優勢な状況だということは認識したようで、どこか調子に乗り始める。
胸に触れる主人の手に、さらに自分の手を乗せて、どこかリードするように自分の胸を弄らせる。
「……んっ…ふ……ぁっ…どうぞ、私の体で……んっ、気持ちよくなって下さいませ……」
その身に纏った雰囲気は変わらないまま、セリフだけメイド調になり、魅力を通り越してどこか怪しさが漂う。
655 :
桜庭 奏:03/09/14 00:53 ID:N5oFohmH
>>653 コートを脱ぐマスターを横目で見ながら、部屋の中をさらっと眺める。
見慣れないものもあって興味が湧いてくるが、他人の部屋なので我慢する。
(……!!)
マスターがスピリタスを取り出すと、驚きと興味の眼差しで動作を眺める。
>「どうぞ」
グラスを受け取り、マスターの隣に腰掛ける。
「どうもありがとうございます。」
久々に飲むお酒に嬉しそうにグラスに口を付ける。
「おいし…。」
何を話そうかと思いながらちびちびとお酒を飲み、あっという間に中身が少なく
なってくる。
>>655 「お、初めてだな、この屋敷で強い女性は」
もうなくなった。
それでもちびちび飲んでいる奏をみて、ふとさっきの視線を思い出した。
おもいっきり興味を持って、スピリタスを眺めていたあの視線。
ふっと微笑み、スピリタスの栓を開けた。
「行ってみるか?」
もう注がれている。
>>654 (……柔らかい)
当たり前のことなのだが、何故かそう初々しく思ってしまう。
「あ、あぁ… 凄くいいぞ。麗の身体」
熟達した大人の女性の魅力を存分に発揮して妖しさを漂わせる麗。
そんな彼女をこちらが責めているのにも関わらず、どこかリードされているような気がしてならない。
悔しくも逸物はすでに天に向けていきり立っており、ズボンを突き破らんばかりに勃起している。
「……」
無意識のうちに自分の顔が熱い。どうやら顔が赤くなっているのかもしれない。
そんなことはないと、弱気な心を打ち捨てて麗の胸元を肌蹴させてゆく。
658 :
桜庭 奏:03/09/14 01:03 ID:N5oFohmH
>>656 「ここのお屋敷の人みんなと飲んだことがあるわけじゃないんですけど、
みんなすぐにつぶれちゃってつまんないんですよね〜。マスターはいける口ですか?」
少し口を尖らせてから、マスターを見上げて嬉しそうに微笑む。
「えへへ。いいんですか?」
程よく身体が温まってきて先程より親しげにマスターに微笑む。
スピリタスの注がれたグラスを数秒眺めてから口を付け始める。
「マスターは、いつ頃からここを離れてたんですか?
私、5月末頃からここで働いてるんです。」
659 :
秋山 麗:03/09/14 01:06 ID:GkSIpMsY
>>657 先ほどからわからないことだらけだが、一つだけ麗は確信した。
今は好機だ。たぶん、ここ半年間この屋敷で生活を続けて、初めての。
「…んふ……どうやら、胸だけじゃ物足りないみたいね?」
主人の赤い顔を見て、今の今まで、根本的な部分で絶対に頭が上がらなかった相手を、
逆に翻弄しているという現実が、なんとも言えぬ充実感を生み出す。
自分の手を、主人の手の甲から、腕、胸、腹と這わせ、すでに自己主張している股間のふくらみを弄る。
「メイドの仕事には、こういうのもあるわよね……?」
いちいちそんな事を聞きながら、ズボンのチャックを下ろすと、中から既に十分膨らんだ、主人の逸物を取り出す。
「んっ……ちゅ、ん……あっ、ふん……」
軽く全体を嘗め回してから、先端に口付けまでして、ゆっくりと逸物を口の中へと含んでいく。
>>658 「少しは、な」
スピリタス一気のみして平気なのが「少し」なのだろうか。
人間ではない。間違いなく。
>いつごろから〜
「・・・いつだろう?」
自分でもよく憶えてないらしい。
ただ、それからの日々が激動だったのは記憶している。
ぐいっと喉に酒を流し込む。
661 :
桜庭 奏:03/09/14 01:19 ID:N5oFohmH
>>660 「おお、すごい!」
スピリタスを一気飲みするマスターを何故か尊敬の眼差しで眺めて自分も負けじと
グラスに口を付ける。
「喉がカッと熱くなって、おいしいです。
うれしいな〜、お酒を一緒に飲める人がお屋敷に来て。」
またしてもちびちび飲みながらグラスの中身を減らしていく。
「あ、私、よく幼く見られるんですけど、今ハタチなのでお酒飲んで大丈夫なんですよ。」
今更だがそう言っておく。
「あと、1ヶ月程で21歳なんです。
でも、まだ映画とか中学生で観にいってもばれないんですよ。おかしいでしょ。
買い物に行っても、『おじょうちゃん』って言われたりするし……」
お酒の効果もあってか、だんだん饒舌になってくる。
「もっと大人っぽくなりたいけど、でも、まだ子供でいたいような気もするんです。」
>>659 「…くっ、ぅ」
全身に這わせられる麗の白く美しい手に、不覚にも背筋を震わせて鳥肌を立ててしまう。
続いて逸物をズボンから露出させられ、
妖しい魅惑の赤のルージュが光る唇に逸物が埋められてゆく。
「ぅ、あ、くぅ…っ」
鳥肌が立った身体に、新たな快感が加えられてゆく。
電撃のような、灼熱の篝火のような快感に瞼が細くなり、視界が狭くなっていくのを感じながら。
「れ、麗… くっ、ぁ」
麗の口腔内で情けなく快感に身を震わせる逸物。
悔しさのような感情と、肉欲がぶつかり合った。
>>661 「やめておけ・・・ん?」
この展開に既視感を憶えた。
それと同時に、一人の女性を思い出す。
自分がここへ戻った理由の一つでもあるあの女性を。
「・・・・あー」
ペラペラ喋りだした奏の隙をうかがいつつ。
「・・・ここのメイドで、椿 杏樹という者はいる、よな?」
とりあえず聞いてみる。
664 :
秋山 麗:03/09/14 01:27 ID:GkSIpMsY
>>662 「…んちゅ…ちゅぼっ、んふ……んふふっ…」
主人の逸物を頬張り、上目遣いで主人の反応を見ながら、ゆっくりだが様々な刺激を与えていく。
時にはあえて軽く歯を当て、竿を甘噛みしてみたり、唇をすぼめながら、舌で先端を穿ってみたり。
「…出していいのよ。飲んであげるから……はむ…ぢゅっ、ぼっ…んんっ……」
立て膝の状態で、口と片手で主人の逸物を刺激する傍ら、もう片方の手で自分の胸を揉み、自らの性感も高めていく。
やがて、まずは一発、と言わんばかりに、唇の前後運動が激しさを増す。
665 :
桜庭 奏:03/09/14 01:30 ID:N5oFohmH
>>663 「ああ、杏樹さんですか?いらっしゃい…ません。
今、しばらくよそのお屋敷へ出張中なんです。
なんか、そこの御主人様に気に入られちゃったとかで。
でも、もうすぐ…?9月末ごろには戻ってくるって言ってた気がします。」
そこまで話したところで、いたずら心が湧いてくる。
「もしかして、杏樹さんのこと…?」
いたずらっぽく微笑み、含みを持たせたところで言い止める。
>>664 「はぁはぁ、はぁ… ぅ、くっ」
逸物に咥えられる甘い痛み。志保やみかさも口淫の達人ではあったが、
彼女たちは主人への遠慮があるのかこういう責め方をすることはなかった。
新鮮な快感を与えてくる麗の口淫もまた病み付きになりそうだ。
だが、そんな殊勝なことを言っている場合ではない。
逸物の根元はすでに限界まで達した射精感で溢れている。
すでに、カウパーだけなら止め処なく溢れていることだろう。
「で、では… だ、すぞっ…」
言葉の文字はまだ威厳に満ちているが、声色まではそうはいかなかった。
童貞の初心な少年が漏らすような、弱気な声。
>>665 「そう、か・・・」
自分が落ち込んでいることにも気づかず、視線を外して酒をあおった。
9月末には帰ってくる。その言葉が救いにはなったのだが。
>もしかして〜
その場に酒を吹きそうになる。
「なっ・・・突然何を言い出すんだ。酔ってるんじゃないのか?」
平静を装いつつ、グビグビ飲む。
いつのまにか用意されていた二本目に突入していた。
668 :
桜庭 奏:03/09/14 01:46 ID:N5oFohmH
>>667 「これでもたぶんお酒には強い方なんですよ〜。
一度、限界まで飲んでみたい気もするけど、次の日が辛い話をたくさん聞いてるから、
途中で止めちゃうことが多いんです。」
酔ってるのか酔ってないのか分からない調子でしゃべり続ける。
「今、杏樹さんがいないって聞いてちょっとがっかりしましたよね?
えへへ。私、分かっちゃいました。」
ほんのりピンク色に染まった頬のまま微笑むと、椅子から立ち上がる。
「想っている人がいるのに、他の女性がここにいるとまずいですよね。」
片目を瞑って微笑み、扉の方へ向かおうとする。
669 :
秋山 麗:03/09/14 01:48 ID:GkSIpMsY
>>666 主人の言葉に、にこっと目で笑うと、ラストスパートをかける。
直後、爆発する主人の逸物を、できる限り奥までくわえ込み、放出された白濁液を飲み下していく。
「…ん…くっ…んっ…んんっ……ぷはっ、ふふっ、濃いわね…相変わらず」
口の端から漏れたものを指で掬い取り、舌を這わして舐め取っていく。
「このぐらいで満足するご主人様……じゃ、ないわよね?」
まだまだこれから、と言いたげな眼差しを向けると、後ろを向いてお尻を突き出し、スカートをたくし上げる。
「ご主人様……上の口だけじゃなく、この濡れた下の口も味わって下さい……
あたしのここ、もうこんなになっているんです……ふふっ」
まるでメイドの冗談でメイドをしているかのようにそう言うと、ショーツをずらして主人の前に秘裂を晒す。
どんなに自分が優位になろうとも、事あるごとにおねだりや懇願の言葉を口にするあたり、やはりメイドである。
>>668 「待て」
立ち上がった奏を引き止めた。
どことなく威圧感がある。
相手が酔い気味であることを察してだろうか。
「そんな誤解・・・ご、誤解だ・・・をされたままでは困る」
「誤解」という言葉に自分で反応しつつ、奏を椅子に座らせた。
「きちんとしておかないとな」
本人はただそういう意味ではないといったまでだが・・・
「えっちな矯正しちゃうぞ」と聞こえなくもない。
>>669 「…っ、くっ!」
歯を食い縛りながら精液を麗の口内へと発射する。
彼女の口の端から漏れた白い精液が、唇の赤と混ざって美しかった。
「あ、ああ。 麗のここ、今すぐ良くしてやるからな」
やっとこちらのペースになってきたことを嬉しく思いながらも、
どこか寂しげでもある自分が腹立たしい。
「いくぞ…」
ショーツがずらされて蜜が溢れている秘裂に逸物を宛がい、
そのまま秘裂を這わせるようにして膣の入り口まで逸物を持ってくる。
そして待ち焦がれたように一気に挿入させ、最初からトップスピードで腰を打ち付けていく。
673 :
桜庭 奏:03/09/14 01:58 ID:N5oFohmH
>>671 「はい…?」
長身のマスターに見下ろされ、しかもどこか威圧感のある雰囲気に少し緊張し始める。
>「そんな誤解・・・ご、誤解だ・・・をされたままでは〜
「大丈夫ですよ、誰にも、もちろん杏樹さんにもナイショにしてますから。」
人差し指を立てて、口元に当て、少し身を固くしてもう一度椅子に腰掛ける。
>「きちんとしておかないとな」
「きちんと…?」
よく理解できず、オウム返しのようにその言葉を繰り返す。
>>673 「くっ・・・」
己のなんという醜態を晒してしまったのか。
後悔先に立たずとはこのことだ。
「そうだ。きちんと、考えを改めてくれ」
広められたらお終いである。
675 :
秋山 麗:03/09/14 02:05 ID:GkSIpMsY
>>672 入口で躊躇するかのような、主人の逸物の動きがこそばゆい。
「……ん…は、あぁぁ……早く来て……あたしの…んああっ!?」
誘うような言葉を遮って、突然勢い良く挿入されてしまい、悲鳴のような嬌声を上げてしまう。
それからというもの、今までの劣勢を取り戻すかのごとく、トップスピードで奥深くに叩き付けられる逸物の衝撃に、
今まで舞い上がっていた麗が崩れるかのごとく、とたんに哀願をし始める。
「…ちょ…あひぃっ! だ、だめぇっ! そ、そんな…んぁ…そんな、いきなり…くああっ!
やめ……やめてぇっ! 待…んはぁっ、あぅっ! 待ってぇっ!」
振り向く麗の顔には、先ほどまでの余裕の笑みは無く、潤んだ瞳でただただ顔を歪ませている。
676 :
桜庭 奏:03/09/14 02:14 ID:N5oFohmH
>>674 「改めるんですか?…どうして?」
不思議そうな表情をしながら聞き返す。
グラスにもう一度お酒を注いでもらうのを眺める。
「私、これでも口は固いんです。
もし、本当に想っているなら、口先だけでも嘘を付くと、その想いがかわいそうですよ。
私も、最近気になる人ができて……。」
そのまま自分の事を話し始めそうになるが、途中で気付いて慌てて口を手で押さえる。
「…!何言ってるんだろ、私。ごめんなさい、失礼なこと沢山言っちゃった気が……」
色々考えているうちに次第に頭が冷えてきて、慌てて頭を下げる。
>>675 「ふふふ、この絡み付いてくるかのような感触。素晴らしいぞっ」
バックから何度も麗に腰を打ちつけた後、再び彼女の胸へと手を伸ばす。
「待ちはしない。このまま達してもらうぞ、麗」
肌蹴て豊かな乳房が露出している胸元に手を突っ込むと、そのまま麗の乳首を探り当てる。
そうして彼女の両方の乳首を両手で捏ね回しながら、懸命に腰を打ちつけた。
「溜まっているからな… 中で濃いのをたっぷりと出してやるぞ」
快感に顔を歪ませる麗を見ながら、ニヤニヤと笑ってラストスパートをかける。
>>676 「・・・・・・・・」
奏の言葉を黙って聞いている。
己が過去と決別を果たしこの場所へ戻れた今、それを認めるべきなのだろうか。
漠然としていて、本人にも分からないのが本音だった。
「・・・そうだな」
嘘をつく。
これがどれだけ愚かしい事かを忘れていた。
自分でそれを真実と思うなら・・・それを偽ってはならない。
「まったく・・・こんな少女から教えられるとは」
苦笑いを浮かべた。
「ほう・・・気になる人?」
今度はマスターが奏の側になったようだ。
さらに酒をグラスに注ぐ。
「謝るのはいいからさらに聞かせてくれ」
679 :
秋山 麗:03/09/14 02:25 ID:GkSIpMsY
>>677 主人から与えられる刺激から逃れようとしているのか、抵抗するように身を捩じらせるも、
逆に主人の逸物と自分の秘所に、新たな刺激を送り込むだけに終わる。
「ダメ……! いきな、あうっ! くぅっ、激しすぎ…よ…こんな…ぐっ、うっ…んああっ!
だめぇっ! 来る…来るぅっ! ぐっ…んはあっ! あ、ああ…はあああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
全ての抵抗は徒労に終わり、主人主導での突き入れで、半ば強制的のような形で絶頂へと押し上げられる。
「ん……あはぁ……ああ……ずるい…こんな……」
絶頂からか、はたまた主人の責めで体力を消費したか、
椅子の背もたれに寄りかかった体勢で、膣に出されるモノと、絶頂の余韻に浸る。
傍から見ると満身創痍だが、膣は力強く蠢き、入れられたままの主人の逸物を刺激し続ける。
680 :
桜庭 奏:03/09/14 02:28 ID:N5oFohmH
>>678 「ええっ、私の話ですか?」
聞いていた立場が逆転してしまったことに、先程口をすべらせた自分をうらめしく
思う。
グラスに注がれた酒を一口飲み、話し始める。
「ここに、たまに来るお客様なんです。
はじめは、ちょっと怖かったんですけど……でも、たまに優しいところもあって、
自分の中で少しずつ惹かれはじめてるのを感じてるんです。」
もう一度、グラスに口を付ける。
「私、今まで誰かとお付き合いしたりしたことがないから、…恋愛の経験がないから、
この初めての想いを大事にしたいと思って。」
グラスを見つめながら、少しずつ言葉を発していく。
>>679 「くっ、くっ、くっ…」
勝ち誇ったかのような含み笑いをしながら、麗の中で爆発させた逸物をズルリと引き抜く。
卑猥に開きっぱなしになった膣から白濁液が逆流してくるのを楽しみながら、
麗に優しく、そして舌を絡めるようにしてキスをする。
「さて… 何年もメイドをやっているならわかっているな?」
自身の精液と、麗の愛液で汚れた逸物を彼女の目の前に突きつける。
「後始末もきちんとしてもらうぞ」
>>680 「・・・なるほど」
一通り聞きながら、空いたグラスを満たす。
酒は人の舌の滑りをよくするからだ。
「それで、悩んでいるわけか」
まだまだ未熟だ、と呟きつつ自分も酒を飲んだ。
「・・・人はな」
語りかけるように言いだした。
「大切な人が出来るととても嬉しい気持ちを感じる。だがそれと同時に、
失った時の悲しみはその嬉しさに比例して大きくなる。時に、大きな
傷を心に遺すほどにな」
自分の事を重ねていたためか、酒がよく通った。
筆舌しがたい、切ない味がする。
「初めての想い・・・なによりも大切にしたほうがいい。後悔もしないし、きっと事が良い方向に動く」
グラスを置いた。
「ここにいる男のようにならないように、精一杯に向かっていくんだ。
一生懸命なら通じるさ」
初恋なんて実るはずがない・・・心のどこかでそう思いながら、奏の前髪を撫でた。
683 :
秋山 麗:03/09/14 02:37 ID:GkSIpMsY
>>681 「……わ、わかり…ました…」
自らの負けを認めるように、最初の強気な面影は見る影も無く、のろのろと体を動かすと、
眠そうな惚けているような顔をして、主人の逸物を舐める。
「んひゅ…ごひゅじんさまぁ……んっ…ちゅ、ちゅる……んは…」
主人の逸物を舐めまわし、綺麗にし終えると、上目遣いのままにっこりと微笑む。
が、そこまで終えると、やおら生気を取り戻し、最初のようにすっくと立って、自信ありげな目に戻る。
「……ふぅ、どう? 楽しんでもらえたかしら?」
前半はともかく、後半はかなり演技が入っていたらしい。
684 :
桜庭 奏:03/09/14 02:41 ID:N5oFohmH
>>682 饒舌になってきたマスターの言葉を真剣な表情で頷きながら聞く。
「大切にします、絶対に。」
一つ一つを噛み締めるように胸に留め、マスターを見上げる。
『ここにいる男のようにならないように』の部分でマスターが彼自身の事を話して
いるのかと思いふと見つめるが、髪を撫でられて心地良さそうに目を細める。
>>684 「それにしても」
おもむろに言いだした。
「君にも想う人がいるなら、なおさら俺達が一緒にいてはいけないな」
先程の奏の発言についてである。
「何をやっているんだろうな、俺達は・・・・」
腹の底から不思議と笑いがこみ上げてきた。
くっくっく、と押し殺す。
>>683 「あ、あぁ、そうだ。偉いぞ」
逸物を掃除している麗の頭を撫でてやりながら、彼女の惚けたような表情を楽しむ。
だが掃除し終わるなり、突然立ち上がる麗。
その行動に戸惑うが、
後に発された言葉によって先ほどの淑やか? な麗が演技だと知らされる。
「…楽しんだのはそっちのほうだろう?」
後半の行為によって自信を取り戻したのか、食って掛かる。
ここで負けるわけにはいかない。
「それとも、もっと身体を愉しみ尽くしてやろうか?」
687 :
桜庭 奏:03/09/14 02:51 ID:N5oFohmH
>>685 「はっ、そうですね…。でも、大丈夫ですよ。」
声を押し殺して笑いはじめたマスターを見て、自分もつられて微笑む。
「大切にしなきゃと思いつつも、あんまりのめりこむと、ここで働く事に抵抗を
覚えてしまいそうで。
…正直、どうしようっていうのが一番かもしれないです。」
不安に感じていた事を思い出し、目を伏せて一気に話してしまう。
>>687 「くっくっ・・・そうだな」
ようやく笑いが落ち着いてきた。
>正直〜
なんの抵抗もなく奏の頭を抱き寄せる。
そのまま柔らかい髪を撫でえう、その不安を拭うように。
「悩んでいても仕方がない。正しいと思ったら即行動、それが一番だ」
優しく微笑む。
「後悔だけは、するな」
ほんの一言だが、妙に室内に響く。
689 :
秋山 麗:03/09/14 02:57 ID:GkSIpMsY
>>686 「客の嗜好を感じ取って、違和感を感じさせないように誘導して行き、相手が望む反応を示す……
従順なだけのメイドならともかく、ある程度慣れたメイドなら、このくらいできるでしょ?」
さも当然のごとく、笑顔でそんなことを言ってのける。
>それとも、もっと身体を愉しみ尽くしてやろうか?
「まあ、あたしもまだ余裕はあるけど……またの機会にしてもらえるかしら?
さすがに、志保さんのカバーは辛くて、ね。ご主人様?」
言って、ウインクを一つ。視線が、『旅行の許可をしたのはあなたでしょ?』と如実に語っている。
「こうしてると、ついつい敬語を忘れちゃいそうだし……そろそろ失礼致しますね」
敬語に戻って頭を下げると、先ほどの補充リストを片手に、地下倉庫へと降りていく。
690 :
桜庭 奏:03/09/14 03:01 ID:N5oFohmH
>>688 抱き寄せられ、そのまま身を預ける。
「暖かい……」
誘われるようにそのまま背中へゆっくりと手を伸ばす。
>「悩んでいても仕方がない。正しいと思ったら即行動、それが〜
「はい…。……マスター、優しい……。
胸の辺りが、じんって熱くなります……。」
大きな胸板に顔を寄せて、目を閉じる。
>>690 罪悪感は起きなかった。
ただ、不安に悩む女性を助けたかっただけ。
後悔をして悲しむ事を、教えたくなかっただけだった。
自然と、奏を少しだけさらに抱き寄せていた。
「優しいか・・・ありがとう」
胸の中の女性の純粋さに心地よさと不思議な感謝の念を憶える。
>>689 「な…っ」
普段従順なだけのメイドとしか接していないせいか、
ある程度慣れたメイドのことを語られても言い返せずにいる。
(なら、最後まで相手が望む態度を取って欲しいものだ)
そんなことを思うが、口には出さない。
実際、麗の口淫のテクニックは賞賛に値するものだったので、彼女の顔を立ててやろうと考えたのだった。
また、志保の気持ちがなんだかちょっとわかったような気がした。
(麗の奉仕がこんなにも良いものだったとは… シフトを変えておくか)
「ちっ」
夜伽を切り上げ、雑用の仕事に戻っていく麗に舌打ちする。
「あまり無理するなよ」
また、こんな労いの言葉を掛けておく。
麗に聞こえているのか、いないのか。それはわからなかったが。
693 :
桜庭 奏:03/09/14 03:15 ID:N5oFohmH
>>691 更に抱き寄せられて、そのままマスターの顔を見上げる。
「どういたしまして。私の方こそ、お礼を言わなきゃ…。
ありがとうございます。
話を聞いてくれて、そして、アドバイスまでいただいちゃって。」
背中に手を回して胸に顔を押し付け、マスターの鼓動を感じる。
お酒の効果からか、いつもよりも行動がどこか大胆である。
>>693 「こちらこそ」
胸に顔をおしつけられると、やはり妙な感覚が頭にぼんやり浮かぶ。
(い、いかん、彼女は純粋に思った事をやっているだけだ・・・そんな事は駄目だ)
その「欲」を掻き消そうと奮闘する。
一日目から他のメイドとしてしまっていては、以前杏樹が言っていた「どうせ他のメイドに手を
出してるんでしょ」発言と一致してしまう。
695 :
桜庭 奏:03/09/14 03:22 ID:N5oFohmH
>>693 「マスターのここって、大きくて、心地いい……」
胸に顔を預けたまま、うっとりとした表情で呟く。
マスターが心の中で奮闘しているとも知らず、瞳は潤んで頬はうっすらピンク色で、
幼さの中にもどこか色っぽさの混じった表情で見上げてしまう。
>>695 「それは、良かったな・・・」
直視できない。刺激が強すぎる。
ここまで欲情させられるのも久々である。
鋼鉄の自制心が少しずつ砕かれるのを感じながら、必死に別の事を考えて「欲」を抹殺した。
697 :
桜庭 奏:03/09/14 03:33 ID:N5oFohmH
>>696 しばらくマスターの胸板を満喫していたが、さすがに恥ずかしくなってきたのか、
ゆっくりと離れる。
が、すぐに広い胸板が恋しくなり、無言で胸板に顔を寄せる。
「…マスター……お願いして、いいですか?
子供っぽいって思われるかもしれないけど……もう一回、頭、撫でてください。
……さっきの、気持ちよくてうっとりしちゃいました……」
話しながら思い出したのか、頬を紅潮させながら『お願い』する。
>>697 (ようやく離れた・・・また来た)
呆れると同時に、己の理性がきしみだしているのを理解した。
>お願い〜
「お、お安い御用だ」
すりすりと頭を撫でた。
699 :
桜庭 奏:03/09/14 03:44 ID:N5oFohmH
>>698 胸に顔を当てたまま、口に手を当てて小さくあくびする。
ゆっくり顔を上げてマスターを見上げる。
「……このまま、一緒に、寝てもいいですか?」
マスターの想いを知ったばかりだというのに、というよりもマスターと知り合った
ばかりなのにそんなことを言ってしまう。
一見あまり酔ってなさそうに見えるのに、お酒効果からなのか発言まで次第に
大胆になってきている。
「私の部屋、遠い〜んです。もう、眠くなってきちゃった……。」
自分でも自分の発言がよく分からなくなってきているようである。
>>699 「・・・オ、OK、だ・・・」
言ってから「しまった」と考えた。
眠ってしまえばよりキツいことは眼に見えているのだが・・・
とはいえこんな酔っ払いを放置するわけにも行かず、どうやら
自分の胸が心地いいようだ。
コートを手に取り、奏の身体にそっと掛けてやる。
「撫でてあげるから、早く寝てしまいなさい」
まるで親が子供に言うように、微笑んだまま言った。
内面はまだ死闘を繰り広げているが。
701 :
桜庭 奏:03/09/14 03:57 ID:N5oFohmH
>>700 「ありがとうございます……」
そう呟くと、ゆっくりとまぶたを閉じる。
コートを掛けられたその内側で、抱き枕を抱くようにマスターを抱きしめると、
そのままの体制で寝に入る。
「んん……」
顔を、ちょうど寝やすいいい位置に動かそうとして、わずかに声が漏れる。
>>701 自分の右手が奏の腰の辺りにあってしまっているため、動くのに困る。
とりあえず硬直したまま、危機が去るのを待った。
「・・・くっ・・・」
長い間禁欲をしていたからか、これだけでも辛い。
だがここで手を出せば・・・男として最低の不名誉だ。
なんとか寝ようと眼を閉じた。
703 :
桜庭 奏:03/09/14 04:10 ID:N5oFohmH
>>702 マスターの内心も知らず、すっかり安心しきった寝顔で寝息をたて始める。
腕はマスターの背中に回ったままである。
「ん…マスター…ありがと……」
寝言でも御礼を呟き、抱きしめた腕にわずかに力が入る。
朝起きて、自分の大胆な行動の記憶は全く消えておらず頭を抱えることになるのだが、
今はそれを知らずにマスターに身を預け安心しきっている。
「志保さんと伊達様、楽しんできてくださるといいのですけれど」
二人の旅行が幸せなものになるよう願いながら朝食を食堂へ運ぶ。
奏以外に帰って来た事がしれていないのに疑問を持ちつつ、コーヒーを飲む。
屋敷を歩いても誰にも会わないためである。
ぼーっとしながら何を思う、マスター・カイルよ。
「9月末、かあ・・・」
その事か。
「こいつもどうするかなあ・・・」
視線が黒い箱に向けられる。
中には何が入っているのだろうか。
「故郷へ戻った時に棄てておけば良かった・・・中身は物騒だからなあ」
処理に困りつつ、再び空を眺めながらコーヒーを口に運んだ。
「わあ、奏ちゃん凄〜い!こんな難しい勉強してたの?」
休憩時間、奏の私室でお菓子を食べつつ談笑していたが、ふと見つけた問題集を手に取ってみる。
「私…大学受験はこれっぽっちも考えなかったからなぁ…」
パラパラと数ページをめくってみるが、びっしりと書き込まれた数式や図形を見て表情が凍りつく。
「あはは…私には無縁のものみたい」
708 :
秋山 麗:03/09/14 23:23 ID:GkSIpMsY
山積みになった洗濯物に、アイロンをかけている。
「……っと、どうも遅れ遅れになるわね……」
メイドとして一番の仕事をしていた人がいなくなれば、当然なのかもしれないが、仕事が全体的に遅れているぽい。
「ん、なんだこれは… みかさへの書類じゃないか」
間違って自分に投函されていた書類を、みかさの部屋へと返しておく。
「郵便物の分別もできんのか。今度仕置きだな… 淫具の種類分けをさせてやろう」
710 :
桜庭 奏:03/09/14 23:36 ID:N5oFohmH
オレンジの香りのアロマキャンドルに火をつけ、BGMにジャズピアノを流しながら
髪にドライヤーを当てて整えている。
711 :
秋山 麗:03/09/14 23:36 ID:GkSIpMsY
かけ終えた服を綺麗に畳み、持ち主別にこの時点で仕分けして、効率化を図る。
「……って、主婦の生活の知恵、じゃあるまいし……」
「折角明日お休みだったのにな……
ま、事情が事情だしね、しかたないか」
今日一日の汗を落とす為、浴場へと向かう。
714 :
秋山 麗:03/09/14 23:47 ID:GkSIpMsY
畳んだ洗濯物を積み上げ、それぞれに返しに行く。
「……ちょっと…多い…かな……?」
心が焦って、一度に済ませようと思ったのだが……少々持ちにくい。
715 :
桜庭 奏:03/09/14 23:49 ID:N5oFohmH
「それにしても…いい人でよかった。
だらしない女の子だって思われちゃったかも知れないけど……。」
昨夜屋敷に戻ってきたマスターを思い浮かべる。
今朝目が覚めたときに謝り倒しておいたが、やはり初対面であの態度は自分でも
情けない。
「あ、忘れてた。」
お風呂場まで、あと一歩という所で自室に引き返していく。
「忘れないうちに電話しなきゃ、後でうるさいからなぁ……
どっちみちこんな時間にドタキャンの電話したらうるさいか…」
ひとつ大きなため息をつくと、携帯のメモリを探す。
718 :
秋山 麗:03/09/14 23:55 ID:GkSIpMsY
「貴子さん、洗濯物……上から取ってくれる?」
持つだけが精一杯で、手渡すことができないらしい。
「やっぱり気づかれてないなあ」
いまだに一人とも会わない。
とりあえず、自分で飯を作ってそれを食べる。
寝る前に、明日テニスの大会があるためラケットを確認している。
721 :
秋山 麗:03/09/15 00:01 ID:bSpTdNCm
次々と洗濯物を手渡し、あるいは部屋に置き、片付けていく。
「だから、ごめんってほんっっっとうにごめん
埋め合わせはいつかするから、ね?ね?」
事情を説明して、約束を取り消してもらおうとしている。
向こうとしては、前日、しかもこんな夜遅くにドタキャンされ
ご立腹の様子だが、必死に謝り倒す。
「ごめんね、まだ私仕事あるからまたね、じゃあね、ばいば〜い」
電話の向こうからは"おい、待てよ!"なる声が聞こえるが無視して電話を切る。
「なんだよあいつ、迎えに来いって言ってこれかぁ?」
何を言っても"つーつー"としか言わない電話を
ポケットにしまい、車から降りると屋敷に向かって歩いていく。
「勝手にきるなっての、まったく」
なにやら、不満そうにぶつぶつ呟きながら、屋敷のブザーに手を伸ばす。
730 :
秋山 麗:03/09/15 00:21 ID:bSpTdNCm
>>727 ブザーで来客に気がつくも、とても手が回らない。
「……誰かが途中で来てくれるといいけど……」
とはいえ、来客優先主人最優先のこの業界、主人の服をしまい終えると、玄関へと向かう。
「はい、どちら様でしょうか?」
玄関を開け、例をしてから相手を確認するが、自分の知らない相手。
「いないなあ・・・」
あきらかに誰かが作業していたであろう洗濯物の山を目にしたが、誰もいない。
暇なので、楽器の置かれる広間へ向かった。
>>730 「あ、すみませんこんな遅くに」
出てきたらすぐに、デコピンでもしてやろうと思っていたが
自分の思っていた相手とは違い、慌てて手を引っ込める。
(まぁ、これだけ広いんだし当然だわな)
「えっと、ここに星野凛香って奴いるでしょ?
ちょっと呼んで来てもらえませんか?」
どうやらこの男、先ほど凛香と電話で話していた相手らしい。
735 :
秋山 麗:03/09/15 00:33 ID:bSpTdNCm
>>734 名乗りもしない相手の不慣れな敬語に、少々眉をひそめるも、とりあえず応対を続ける。
「はい、いるにはいるのですが……昨日から少々立て込んでおりまして……
手が空いているかはわかりませんが、それでよろしければ。
……それで、お名前は何と?」
736 :
桜庭 奏:03/09/15 00:35 ID:awDaUw+X
ポケットから手帳を取り出して見ていると、仕事のし忘れがあったことに気付く。
「いけない!忘れてた…」
自室から飛び出し、慌てて地下室へ向かう。
補完してある淫具を物色しようと、地下室へと向かう。
「・・・レッドツェッペリンはいい」
いつのまにか用意されたアルバムを聴き漁っている。
どうやら次はキング・クリムゾンのようだ。
739 :
桜庭 奏:03/09/15 00:42 ID:awDaUw+X
いつものように緊張しながら地下室の扉を開ける。
中に入り、戸棚にそっと指を走らせる。
「…なんだ、綺麗じゃない。」
この分だと必死に掃除しなくても大丈夫かな、と安心する。
淫具の手入れも仕事のうちだったのだが忘れている。
>>735 「あぁ、ユウトって言ってもらえたら分か……
いやあいつ結構男友達いるからなぁ…ん〜
じゃあ神川でお願いします。」
麗の少し不機嫌そうな態度にはまったく気づかず
一通り話すと"お願いします"と言ってその辺の椅子に座ってしまう。
>>739 階段を降り、地下室に立ち入ってみるとすでに人影が。
薄暗い室内をよく目を凝らしてみると、人影の正体は奏のようだ。
「…おや、奏。どうしたんだ? こんな時間に」
奏を驚かせようと、足音を立てずに彼女へと近づいてゆく。
「奏も、とうとうこういうものに興味を持ったのかね?」
三角木馬の尖った部分を手でスッとなぞってみせ、妖しい笑みを浮かべる。
742 :
秋山 麗:03/09/15 00:50 ID:bSpTdNCm
>>740 とりあえず、相手のぼやきというか自問自答に、なんとなく関係は察する。
「承知しました。少々お待ちください」
勧める前に勝手に座ってしまったので、とりあえずそう言ってから、近くの内線電話を取る。
が、自室は言うに及ばず、休憩室や厨房に至るまで、凛香が見つからない。
「(となると……お風呂かお楽しみ中か、早くも寝てるか……かな)」
相手が見つからない以上、どうしようもないので、男の元へと戻っていく。
「……申し訳ありません、凛香さんは手が空いていないようで……
私でよろしければ代わりに要件を伺いますが? でなければ日を改めて頂くか……」
「ようやく発見」
広間の前を通った主人の後を追うと、地下室に入っていった。
とりあえず、出るタイミングを探る。
744 :
桜庭 奏:03/09/15 00:54 ID:awDaUw+X
>>741 「!!」
突然後ろから話しかけられて身体をびくっと震わせる。
「…御主人様……!びっくりした、なんか変なのが出たのかと……」
あまり暗い場所は得意ではないので、お化けや幽霊じゃなくてよかったと胸を撫で下ろす。
>「奏も、とうとうこういうものに興味を持ったのかね?」
「違います!お仕事を忘れてて、慌てて……」
主人の言葉を否定しようと口を開くが、つい自分が仕事を忘れていた事を話しかけてしまい、
口を手で押さえる。
その拍子に(?)、ポケットから
>>472のローターが転がり落ちる。
「…あ。」
>>742 「ま、まじすか……そいつは困った…」
文字通り頭を抱えてしまうが、なにか思い付いたように顔を上げる。
「じゃあ、凛の手が空くまでその辺ぶらついときますわぁ」
と言うと屋敷の奥へと歩いていってしまう。
凛香も勝手だがこの男も結構勝手なようだ。
>>744 「ふむ… 仕事を忘れ、私の言い付けを忘れ」
奏の言葉を聞き、さらに床に落ちたローターを見て彼女を睨む。
「ふたつものミスを同時に犯すとはどういうことだ」
三角木馬を撫で続けながら、ゆっくりと語りだす。
「この三角木馬はもう何十年も使っていてな。数多くのメイドの愛液を吸っている」
木馬の座る部分に口付けをする。まるで、染み込んだ愛液を吸い出すかのように。
「奏の愛液もこの木馬に吸わせてみるか? 悪いメイドの奏にはちゃんと錘をつけて、な」
奏のほうへ威圧するようにして近づいていくと、
彼女の首根っこを掴んで逃げられないようにする。
>>746 「あー、失礼」
ついにスイッチの入った主人を止めるためか。
地下室の壁をトントンとノックしつつ、二人に自分の存在を教える。
「ども、帰ってきたマスターです。そっちの子は・・・昨日の子だよな?」
名前も聞いてなかったので、怪訝な顔をしたまま言った。
「お前も相変わらずだなあ・・・」
首根っこを掴んだままの主人に嘆息する。
748 :
秋山 麗:03/09/15 01:10 ID:bSpTdNCm
>>745 「……えっ!? ちょ……!」
ずかずかと先に進む悠斗に驚き、慌てて駆け寄ると、彼の手を取って止める。
「まったく……勝手に動き回らないでくれる?
ここはホテルとかじゃなくて、れっきとした『他人の家』なんだから」
顔の知った、もしくは大切な相手ならともかく、
こんな礼儀の知らない男に、敬語を使う気も自由に歩かせる気も無いらしい。
749 :
桜庭 奏:03/09/15 01:14 ID:awDaUw+X
>>764 あまりのことに言い訳も思い浮かばず、頭の中で『どうしよう』ばかりが駆け巡る。
「…、ごめんなさい……」
落ち込んだように頭を下げる。
主人が自分を罰するのも仕方ないと半分あきらめて話を聞く。
が、三角木馬を珍しそうに眺め、実際にその用途はよく分かっていないらしい。
「??……錘?」
よく話が理解できていないため首を傾げ、お仕置きをされるという緊張感があまり
ないようである。
首を掴まれると、さすがにやっとお仕置きされる実感が湧いてきたのか身体を硬直させる。
>>748 「まぁまぁ、いいじゃないっすか減るもんじゃなし」
やんわりと麗の手を払いのけると、辺りを見回しながら進んでいく。
「ひゃ〜、すっげぇなここ、うわこの絵とか高そ〜
ねぇお姉さん、凛ほんとにこんな所で働かせて大丈夫なの?
俺だったらぜってぇ壷とか割るから雇わねぇけどねぇ、相当金持ちなんだねここの人」
>>747 「ほう、帰ってきたのか。でも今は取り込み中だぞ? カイルよ」
奏の身体に厭らしく手を這わせ、マスターに見せ付けるようにしてやる。
>>749 「なんだ、これが何かわかってないのか?」
驚いた様子で奏に言う。
「こう、もっと脅えてくれないと面白くないんだが…」
壁に掛けてある鞭を手に取り、何度か振るってみせる。
ヒュッ、ヒュッと風切り音が響いた。
「なら、これはわかるだろう? お仕置きをこれに変更しよう」
奏に首輪を付け、それに天井から垂れ下がる鎖を繋いでやる。
「これでもう逃げられないな、奏」
笑みを浮かべつつ、奏のスカートの中に鞭先を突っ込む。
そしてショーツの上から彼女の秘裂を鞭で擦ってやる。
752 :
秋山 麗:03/09/15 01:31 ID:bSpTdNCm
>>750 「おあいにくだけど、あの娘、そんな粗相はしてないわよ?」
一応彼の問いに答えてから、嘆息する。
「(まったく……あたしが隣にいることに感謝してもらいたいわね)」
もしもこんなところを、名無しの執事に見つかろうものなら、最悪、問答無用で撃たれる恐れもある。
さすがにそれは寝覚めが悪いのだが……
「(しょうがないか……理由はどうあれ、自分で決めたんだし)」
なにやら心に決めると、再び悠斗を止めにかかる。
「あなたは軽いことだと思ってるけど、信用問題って、けっこう厳しいの。
これ以上勝手な事をするようなら、あたしにも考えがあるわよ?」
753 :
桜庭 奏:03/09/15 01:37 ID:awDaUw+X
>>747 「マスター!!」
思わず助け舟が来たかのように目を輝かせるが、
>>749 主人の厭らしい手付きにぞくぞくしてわずかに眉根を寄せる。
お仕置きの途中に思わぬ人がやってきた為、自分の粗相を更に激しく後悔し、
羞恥心で顔が赤くなる。
鞭を取り出した主人に、それで叩かれるのかと思い耳を手で押さえて目を固く瞑る。
「…い…今でも、十分脅えてますから、大丈夫ですよぉ……」
出来るだけ抵抗しないようにしながら首輪をつける主人を涙目で見上げる。
鎖を繋がれると、それをたどって繋がっている天井を眺めてみる。
「んっ…」
どうやら鞭で叩かれるのではなかったようなので少し安心するが、
鞭先をショーツの上から擦られて声が出そうになり慌てて手を口元へ持ってくる。
>>751 「みたいだな」
さほど気にしてないように呟く。
ここで止めて止まる男ではない事を十分に理解しているからだ。
もっとも、この状況で主人の立場の男がマスターの知らない人間だった場合、マスターが
何をするかはまったくわからないのだが。
「・・・で、俺はどうすべき?去るか?」
仮に主人が「お前も手伝え」などと言えば、すぐに拳が飛ぶだろう。
そんな事言ってる間に始まっている。
「(それにしても立派なご主人様だこと・・・きっちり他人がそばにいる時の言葉遣いを
変えてやがる。なーにが「ほう、帰ってきたのか」だよ。お前は何か、貴族か)」
貴族である。
「(それとも誰かの主人のつもりか)」
主人である。
>>753 「何とかしないが・・・出来ない。すまない」
それしか言えない。
さすがに因果律レベルで操作されて(ぶっちゃければ人々の求める展開)は手も足も出ない。
とはいえ、ここで見捨てて去るのもアレである。
とりあえず、一線を超えない様主人を監視する事に決めた。
>>752 「ふ〜ん、そりゃ意外だな〜、あいつが失敗しないなんてねぇ〜」
凛香の普段の生活を思い出し、クスクスと笑う。
さらに奥へと、進もうとするが、再び麗に腕を捉まれてしまう。
「お姉さんも強情だねぇ〜、そんなに怒ると綺麗な顔が台無しだよ……
ってな、あはは、くせい?今の台詞くせい?」
麗の真剣な表情とは違い、けらけらと能天気な笑いを浮かべる。
>>753 「気持ちよかったか? 次は地獄だ」
それだけ言い捨てると、鞭を一閃させて奏の尻の辺りを打つ。
>>754 「奏の悲鳴など滅多に聞けるものではないからな。よく聞いておけ」
視線は奏に落としたまま、マスターへと振り返らずに言う。
「奏、痛いか? ん?」
メイド服の尻の辺りが破けている奏に語りかけながら、
彼女のスカートの中へと両手を潜り込ませる。
「ショーツは仕置きに必要ないな」
奏のショーツを脱がし、外気に晒された秘裂を再び鞭先で弄ってやる。
そうして何度も秘裂を擦り上げてやり、陰核のあたりでは圧迫してやるようにする。
758 :
秋山 麗:03/09/15 01:52 ID:bSpTdNCm
>>756 とりあえず、凛香が来れるまで時間を稼ぐだけ、と思っていたが、さすがに茶化されると腹も立つ。
「(あとで凛香さんに言って聞かせないとダメね……)」
心の中でそんな事を思いながら、
「……ちょっと、実力行使させてもらうわね」
そう言って微笑むと、おもむろに悠斗に抱きつく。
……が、抱きついて一瞬悠斗がうろたえた瞬間、足を引っ掛け、
悠斗のバランスを崩したまま、強引に近くの部屋へと連れて行く。
さらにはドアを閉め、おまけに悠斗と共にベッドへとダイブ。
759 :
桜庭 奏:03/09/15 01:57 ID:awDaUw+X
>>754 「…はい、分かってます……」
マスターを見て、少し残念そうな表情を浮かべるが、仕方ないのは分かっているため
あきらめる。
>>757 『地獄』という言葉に、次されることが想像付いてしまい、脅えながらも歯を食いしばる。
「……っ!!」
目をぎゅっと瞑って唇を噛む。
マスターに向ける言葉を聞き、意地でも悲鳴を上げないようににしようと心に決める。
じんじんとする痛みが引くのを待ちながら、主人の行動に視線を走らせる。
が、鞭で打たれたと思えば快感を誘うような刺激に、次第に秘部から愛液が分泌
されはじめ、水音が漏れ始める。
「……んっ…やだ……」
水音に眉を寄せ、思わず『やだ』と口走ってしまい、手で口を押さえる。
>>757 一通りの「仕置き」を眺めて。
「お前が友人という関係でなければ・・・」
一瞬だけ殺気が異常に鋭くなる。
「・・・文字通りの「地獄」だな」
すぐに表情を戻すと、もう一言付け加えた。
「それと、いくら主人とはいえやっていい事と悪い事がある。
その境界線を越えた場合・・・何をしてでも止める。覚えておけ」
嘘ではない。
確かに、心からの発言と言える重みがあった。
>>759 悲鳴を上げぬ様我慢を続ける奏を、どことなく冷ややかな眼で見ている。
「結局は感じちゃうんだよな」という思いからなのか。それは不明。
ふと、その奏の姿に一人の女性を重ねてみた。
「(もし彼女だったら・・・)」
苦虫を潰したような、険しい表情になる。
「(俺は自分を止められないだろう。たとえ相手があいつでもな)」
>>758 「おろ……?」
(器用な事するなぁ〜)とまたも勝手違いな事を
考えながら、麗と共にドサッとベッドに倒れてるがすぐに
むくっと、上半身だけ起き上がらせるとポリポリと頭をかく。
「ん〜……押し倒すんならもうちょっと優しくしてほしかったなぁ」
なんで押し倒されたのか、なんでこの部屋に連れ込まれたのかわかっていないらしい。
>>759 「ここまで濡らしておいて、嫌だだと? もっと自分に素直になりなさい」
自らの口を塞ぐ奏の手を掴み、露わになった彼女の顔を見詰める。
「素直じゃないメイドは必要ないからな。ずっとそうして強情を張っているがいい」
奏の股間を責めていた鞭を離し、大きく振りかぶる。
「だが、その頑固さもいつまで持つかな?」
>>760 「境界線とは一体どこだね? 浣腸か、はたまた四肢切断か」
振りかぶった鞭を何度も何度も激しく奏に叩きつけながら、マスターとの会話を続ける。
「その境界線とやらに、ちと興味があるな。カイル、ご教授願いたい」
ボロボロになった奏のメイド服。その隙間からは赤く腫れた柔肌が覗く。
763 :
秋山 麗:03/09/15 02:20 ID:bSpTdNCm
>>761 「……凛香さん、無礼者を一人預かってるから、手が空いたらこっちにコールしてくれる?」
手を伸ばして枕もとの電話を引っ張り、凛香の部屋に伝言を残すと、悠斗に向き直る。
「優しくして欲しい態度じゃなかったでしょ?
感謝してよね。あなたが凛香さんの知り合いじゃなかったら、人を呼んで追い出してるところよ?」
一言釘を刺してから、昨晩主人に向けたような、自信ありげな笑みを浮かべる。
「屋敷の中をうろうろされちゃ迷惑だから、強引にでも足止めさせてもらうわね」
再び悠斗に抱きつくように、強引に横にすると、胸元を密着させながら、片手で悠斗の股間を弄る。
764 :
桜庭 奏:03/09/15 02:20 ID:awDaUw+X
>>760-761 『誰かに見られながらお仕置き』の状況に、激しく感じる羞恥心だけが気になっていたが、
再度鞭で打たれはじめてもう一度歯を食いしばる。
が、先程と違って何度も何度も叩きつけられるうちに固く閉じたまぶたの隙間から
涙が溢れてきて頬を幾筋も流れる。
「…っ……御主人様ぁ……!」
涙を指でそっと拭いながら懇願するように薄目を開ける。
「もう、絶対、絶対に失敗しないようにしますから……
痛いのは、もう………!」
もう一度ぎゅっと目を閉じる。
「申し訳ありませんでした…っ」
スカートを握り締めて、次の主人の言葉を待つ。
>>762 主人の言葉に、ゆっくりと立ち上がる。
「中東では、いまだに死刑の方法として鞭打ちがあるそうだが・・・逆に聞こう。
その行為は超えているかいないか?」
静かに言葉が響く。
「ちなみに、その両方、どちらかでもすれば・・・」
その後は続けず、首元で親指を立て、真一文字に動かす。
「仕置きの範疇を超えればそれでお終いだ。そのくらい、聡明なご主人様なら理解できよう?」
>>764 「・・・・・」
眉間にしわを寄せたまま、黙っている。
これに答えるべきは主人だ。
>>763 「はいは〜い無礼者で〜す♪」
麗の持っている電話に向かって少し大きめの声で言う。
「ん〜……そんな事しなくても何もしないけどなぁ〜」
と、へらへらしていると麗にまた押し倒されてしまう。
「お、足止めってこれ?ラッキー♪
今日凛に逃げられたからさぁ、こいつの処理どうしようか迷ってたのよ〜」
うれしそうにそう呟くと麗の肩を持ち、くるりと体を反転させ逆に麗を押し倒す体制をとる。
>>764 「いいや、まだ私の心は鎮まらん」
涙を流す奏にそう言い放つものの、すでに鞭打は止んでいる。
「見ろ、奏の悲鳴を聞いてより一層心が昂ってきたではないか」
奏の背後に回り、彼女の秘裂に勃起した逸物を数回擦り付けた。
>>765 「了解だ、カイル」
マスターの答えにニヤリと笑みを浮かべ、奏の耳たぶを甘噛みする。
「その範囲内でやるよ」
マスターから奏に視線を戻し、自分の逸物に手を当てて狙いを定める。
狙いの先は奏の膣口。
そのまだ頼りなく、か細い肉孔に剛直を宛がった。
「さて…」
ゆっくりと奏のほうへと体重を掛けてゆき、逸物を押す。
その間、両手は彼女の両乳首を責めていた。
「奏は志保みたいな胸になりたいんだろう? ならこのぐらい胸を弄ってやらなきゃなぁ」
膨らみの傾斜が緩やかな奏の胸の先端、ピンク色をした突起を指で潰す。
そうして痛いぐらいに乳首を責めてやりながら、彼女に逸物を侵入させていく。
768 :
秋山 麗:03/09/15 02:43 ID:bSpTdNCm
>>766 軽すぎる悠斗の行動に、こめかみ辺りがひくつくのを必死に抑える。
>そんな事しなくても何もしないけどなぁ〜
どこかの客人にでも目撃されたら、先ほどのやりとりすら危ういものなのだが……
「(……まさか、何も考えてないんじゃないでしょうね……)」
だが、直後に体勢を反転させられ、とりあえず性欲だけは達者だと悟る。
「まあ、あたしが誘ったんだし……今回だけは特別、ね。
さて……あたしをどうしたい?」
横になったまま腕を組む……と見せかけて、胸元を強調してみせる。
769 :
桜庭 奏:03/09/15 02:47 ID:awDaUw+X
>>765 お仕置きされている光景を冷ややかな視線で眺めていることに気付いていたせいか、
弁護してくれているかのような発言に、何が何だか分からないながらも立ち上がった
マスターを視界の端で見止める。
が、今は自分がこれからどうなるかが一番だったので、次の言葉を待ちながら主人を
見つめる。
>>767 「まだ静まらん」と言われてショックを受けるが、どうやら鞭打ちは終わったような
雰囲気に密かに安堵のため息を漏らす。
背後に回った主人を、首を動かして振り返る。
「……!」
鞭打たれて少し乾いてきた秘所に逸物を擦られて息を呑む。
次第に感じ始めて新たに愛液が分泌され始めるが、恐怖心が強かったのか、いつもに
比べると格段に少ない。
「…んっ……ぁん……」
乳首を弄られて、しだいに身体から力が抜けてくるが、逸物を宛がわれて無意識のうちに
挿入時に痛くないように大きく息を吐く。
>>767 主人の発言に対するマスターの反応は意外にもさっぱりしていた。
「ああ、それならいい」
さっさと定位置に戻る。
「ま、お前も雀の涙ほどだが良心があるから、そんなことしないと思うがね」
二人の行為を特に興奮するわけでもなく、かといって怒るわけでもなく見ている。
>>769 「俺が何かしなくても大丈夫な方向へ動いたな」
反応を求めぬ言い方で呟いた。
二人が行為に集中すれば、どうせ自分は蚊帳の外である。
>>768 「お姉さんえろいねぇ♪」
うれしそうに、強調された胸元のボタンを外しはじめる
すると目の前に大きな2つの膨らみがぷるんと顔をだす。
「いいねぇ〜、うん、やっぱり乳はこうじゃないとねぇ」
そう言うと1つの突起を口に含み激しく吸い始める、
残った片手はもう1つの突起へ、そしてもう片手は秘所へと伸びる。
>>769 「愉しませてもらうぞ…」
ゆっくりと体重を掛けていた逸物に、残りの体重を全部掛ける。
すると逸物が一気に奏の胎内に飲み込まれてゆく。
彼女の膣を押し広げて拡張し、敏感な粘膜を擦り上げていく逸物。
肉壁から伝わってくるきつい感触が素晴らしく甘美で、まるで処女のよう。
この感触だけは身体の小さな奏の名器でしか味わうことが出来なかった。
>>770 「雀の涙ほどの良心か。なかなか面白いことを言うな、カイルは」
奏の胎内を蹂躙しながらマスターとの雑談を愉しむ。
「この締まり、逸物が千切れそうだ。いや、実に気持ちがいい」
マスターを挑発するようにして言いながら奏に腰を打ちつけ、地下室に卑猥な水音を響かせる。
奏の小さな胸を弄ることも忘れない。
773 :
秋山 麗:03/09/15 03:02 ID:bSpTdNCm
>>771 「んっ……はっ、ああぁぁっ…そ、そんなに慌てなくても…あはっ」
とりあえず、これなら凛香が空くまで外には出まいと思い、喘ぎ声をいつもより大きくしてみる。
「…ぁぅっ……先だけじゃなくて、もっと…ああっ!」
胸への刺激に注文をつけ始めた矢先、ショーツ越しに刺激が伝わり、ぴくりと反応する。
「そこ…そこの上……んはぁっ、そこいいのぉ……」
774 :
桜庭 奏:03/09/15 03:10 ID:awDaUw+X
>>770-772 一気に胎内へ入ってくる大きなモノを、息を吐きながら迎える。
胸を弄られながら腰を打ち付けられ、今までになかった体勢での行為に次第に
翻弄され始める。
「……んん…っ……ん……」
見られているのを感じないようにかいつの間にか目を閉じ、口元を手で抑える。
が、声は我慢できず主人の突き上げと同時に何度も漏れてしまう。
どこか遠くで聞こえるような主人とマスターの雑談が頭の上を通り過ぎていくが、
「気持ちいい」と言う主人の言葉を聞いて、許すと言ってもらったわけではないものの
少しほっとする。
「御主人様…っ…私、今度から絶対…気をつけるから……
…だから、キライにはならないで……っ…ん……」
少し安心したからなのか、行為中の熱に流されたように口を開く。
>>772 「雀の涙というたとえが悪いか。なら・・・・ノミほど?」
本気・・・本気である。
「あー、実況はいいから。集中しなさい集中」
いちいち報告されるのがうざったらしそうに手を振る。
随分と軽くというか、以前より明るくなった感じだ。
>>773 「両方だなんてわがままだよお姉さん
そんなわがままな子には、してやんねいよ〜だ♪」
麗が感じ始めてきたのだが、愛撫していた手を、全て一辺に全て離してしまう。
「いいねぇ、その顔たまんない、なんか俺久しぶりにやる気出てきたよ」
などと言いながら、麗の切なそうな顔を撫でると、愛撫を再開させる。
しかし、先ほどの物とは違い、焦らす様に、乳房や秘所に触れるか触れないかの所を動いている。
>>774 「くっ…ぁ、うっ、か、奏。今度ミスしたら、三角木馬に乗せてやるからな…」
股間に生まれた疼きが次第に高まってゆく。
逸物から伝わる微弱な電流のような刺激によって。
「だが、嫌いとお仕置きは別だ。嫌いだからお仕置きしてるんじゃない。
奏が好きだからお仕置きしてるんだ。大好きだよ、奏…」
奏の背中に優しくキスをしてやりながら、激しく腰を振ってゆく。
そして彼女の乳首を責めていた手を秘裂にまで持っていき、陰核を責める。
>>775 「……ふん」
マスターの言葉を鼻で笑いながら、奏との行為に耽る。
ひたすら奏に女の悦びを刻んでいるところを、マスターに見せ付けるように。
「そらっ、奏! 出すぞっ!」
奏の膣奥まで逸物を挿入し、熱い白濁液を子宮口に盛大にぶちまけてやる。
何度も彼女の秘肉の中で脈動を打ち続けながら、残りの液を注ぐ。
778 :
秋山 麗:03/09/15 03:27 ID:bSpTdNCm
>>776 「……ぇっ?」
刺激が突然途切れ、思わず動かした手も押さえられ、僅かに赤みが差した切なげな表情を浮かべる。
が、それも少しの間だけのこと。再開された愛撫に、再び喘ぎ声を上げる。
「んっ……ぁ…ぁぁ…ぅっ……わがままだって言っておいて……はぁぁ…い、言わせたいの……?」
敏感なところに届かないもどかしさに身もだえ、そんな事を言いながら熱い視線を送る。
そして……
ルルルルルルルル……
おねだりの言葉が出る直前、無常にも鳴り響く電話のコール。
>>778 「ほれほれ〜、どうだつらいだろ〜」
ゆっくりと手を動かしていると、部屋に電話が響く。
「いい所だったのになぁ〜、(がちゃ)もしも〜し
お、凛香じゃ〜ん、仕事終わったのけ?そうか、うんわかった」
凛香との話が一通り終わると、麗の方に振り向く。
「ごめんよお姉さん、凛に呼ばれちった、って事で続きはまたに〜」
すっかりスイッチが入ってしまい、赤い顔をしている麗に
そんな事を言うと、手をひらひらさせながらさっさと出て行ってしまう。
780 :
秋山 麗:03/09/15 03:43 ID:bSpTdNCm
>>779 「…はぁ…ぅっ……か、体が出来上がったとたんにって……」
できる限り押さえ込んだつもりだったが、なんか悠斗に翻弄され続けていた気もして、頭を抱えてしまい、
こんなことなら、主導権を放棄せず、押し倒した直後にフェラに持っていったほうが良かったと後悔する。
「……まったく、なんか妙に疲れた……」
体の疼きは残ってはいるが、それを収めるのも億劫に感じてしまい、しばらくベッドの上で横になる。
781 :
桜庭 奏:03/09/15 03:43 ID:awDaUw+X
>>775-777 「…!今度は、もうミスしないから大丈夫です…、たぶん……」
よく分からないながらも三角木馬には鞭より怖いイメージが付いてしまい、
突き上げられながらもゆっくりとそう返す。
>奏が好きだからお仕置きしてるんだ。大好きだよ、奏…
「よかった……御主人様がちょっと怖かったから、嫌われちゃったかと思った……」
本当は、『ちょっと』ではないのだが、安心したように呟くと頬を涙が伝う。
「私も…御主人様のこと、好き……でも、優しいときは、もっと好きです…っ」
主人の突き上げに翻弄されながら、主人の言葉が嬉しかったからか必死に自分の気持ちを伝える。
敏感な淫核を刺激され、次第に奏の身体も絶頂へ導かれる。
「ん……っ……ぁん…んっんっ…んっ……ぁああっ…」
マスターがいることも忘れて思いきり身体を反らせて達すると、ぐったりしたように主人に
身体をもたれさせると、自分の中に主人の液が注がれるのを感じて目を閉じる。
>>777 「ふぅー・・・」
主人の狙いも空しく、事が終わりそうなので煙草を吸っている。
絶頂の声に気づき、視線を二人に移す。
「お?終わったか?」
>>781 「…奏」
目を細めながら呟き、もたれ掛かってくる奏を受け止める。
そうして彼女が目を閉じたのに気付くと、ここぞとばかりにキスをしてやった。
「……」
逸物を奏の中から引き抜くと頭を何度も撫でてやり、彼女の首輪を外してやる
>>782 「…ああ」
ぶっきらぼうにマスターの言葉を返すと、奏をお姫様抱っこして地下室から出る。
奏を主人が連れて行き、地下室に一人になる。
ふう、とため息をつきながら鞭やらなにやらを片づけると、地下室のドアを閉めた。
そして、特に頑丈そうな部分を手で軽く叩く。
「ここなら大丈夫かな」
と言った次の瞬間、ミシッという音がするほど強く握られた右の拳が、壁に叩き付けられた。
轟音が反響して響く。
「ほんとに、いい趣味してるぜ・・・」
何食わぬ顔で地下室を去るマスター。
殴られた箇所には軽い窪みができて、地に這う根っこのようにヒビが刻まれていた。
785 :
桜庭 奏:03/09/15 04:03 ID:awDaUw+X
>>782-783 「ん…」
主人に身を預けたまま、口付けを受ける。
唇が離れるとうっすらと目を開ける。
「御主人様……」
絶頂後の余韻を感じながら頭を撫でられ、安心しきったように目を細める。
首輪を外してもらい、もたれていた主人から離れようとするが、腰が抜けてしまい
立てず、結局主人に抱えてもらってここをでることになる。
「…ありがとうございます。」
自分が情けないからか、他の人の前で主人に抱え上げられるのが恥ずかしいからか、
顔を紅潮させる。
主人に抱き上げられたまま、マスターの方へ小さく頭を下げると、そのまま主人と
共に退室する。
「考えてみれば」
誰もいない厨房で飯を作り、自室で食している。
ふと、何かに気づいて呟いた。
「俺がいくら色々言ったとしても、向こうがそれを許容しなきゃ意味ないよな・・・むしろ邪魔だよな」
考え込むようにフォークをくるくる回す。
「まあ、彼女に想う人の一人や二人いてもおかしくないか・・・」
昼飯にフォークを突き刺す。
「あ゛ー、俺が考えても仕方がない!なんでこんなウジウジしてるんだ俺!」
見るも無残な形に変形されていく。
「・・・恋愛経験なんか無いに等しい俺だから当たり前かなあ・・・」
すでにぐちゃぐちゃになった昼飯を口に運ぶ。
こっそりと誰にも気付かれないように屋敷に戻ってきた――つもりだったが、
自分の机の上に置かれた臨時シフト表に気付いて愕然とする。
「そうだった! 志保さんは伊達さんと――」
……わざわざ担当の仕事に何重にも赤丸がつけてあるあたり、猛烈な怒りを感じる。
荷物を放り出すと大慌てで制服に着替え、厨房に飛び込む。
この期に及んで、屋敷内で誰にも会わなかったことが安心から不安へと変わった。
「――ッ!」
すんでのことで高価なお皿を割りそうになり、肝を冷やした。
溜息をついて手の甲で額を拭うと、猛スピードで昼食の後片付けを再開する。
これまでの遅れを取り戻そうとするかのように。
はたまた、何かを忘れようとするかのように……
自屋敷の食堂で、著名なパティシエが作ったプディングを眺めている。
「……申し訳ないが、食するのを遠慮させていただく」
側にいたパティシエにそう言うと、ナプキンを取ってテーブルに置き、食堂を出て行く。
出て行く間際、小さな舌打ちが聞こえるが振り向かず歩いていく。
自室に戻ると執事長を呼び出し、手のひらを上に向けて軽く握りしめ、人差し指を動かして
近くに来るよう示す。
「……先程のパティシエだが……身元調査を頼む」
執事長の耳元で囁くと、座っていた椅子を反転させて、窓の外の景色を
物思いに耽ながら見つめる。
その時、執事長と入れ替えでメイド長がやってくる。それに反応せず、沈黙したまま景色を見つめる。
メイド長も沈黙を守り、ゆっくりと伯爵の前に跪き、頭を下げる。
「……パティシエに手引きをしたのは君か」
景色を見つめながら静かに言うと、メイド長がびくっと肩を震わせるが返事はない。
「いつまでも自分の思い通りにならない事が、そんなに悔しいのか」
淡々を話し続けるが、メイド長は口を閉ざしたままで一向に答えようとしない。
ため息をついて、景色からメイド長に視線を移す。
「……今更どうでも良い。何も起こらなかったのだから……。
それでは、今宵は君に頑張ってもらおうか……私の気が晴れるまで」
語尾を強調させて言うと、メイド長がはっと顔を上げる。
目を潤ませて何かを訴えているが、何も聞こえない。
「何をしている? 早く着ているものを脱ぎたまえ。死を感じさせる快楽を与えてさし上げよう。
それを君も望んでいたのだろう……?」
冷淡に見つめながら言うと、薄笑いを浮かべる。
メイド長は口をつぐみ、悲しげな表情でのろのろとメイド服を脱ぎ始める。
「耐え切る事が出来たら不問に付すので、精々頑張りたまえ」
「やったぁぁあああ〜〜♪」
テレビを前で、主人とともにガッツポーズを取る。
「御主人様、後は…後は待つだけですね!!」
主人と手を取り合って盛り上がる。
大盛り上がりしているみかさの姿を見るも、
首をかしげながら前の廊下を通り過ぎる。
「何があったんですかしら……?」
どうやら野球のことはサッパリらしい。
客室に飾られている絵画を、脚立に上って慎重に拭いている。
「こわ〜……。傷でも付けようものなら……」
ふと、今日はまだメイド長と会っていない事に気付く。
「どこ行ったんだろ……休暇でも取ったのかな……まさかね。あのメイド長が……」
いつまでも気にしていても仕方ないので
厨房へ入るとガスレンジ周りの掃除を始める。
何とか掃除を終えて、掃除用具を片付け始める。
「ふぅ、無事に完了……寿命が縮んだわ……」
廊下を歩いていると、休憩室辺りが騒がしいのに気付く。
「ん? 何だろう……あ、もしかして、あの白黒のはっぴと関係があるのかな?」
休憩室を通りかかったとき、メイドの一人が着ていたはっぴが見えて首を傾げる。
油汚れをシートで丁寧にふき取っていく。
「そういえば……志保さんと伊達様、もうすぐ帰ってらっしゃるんですのね」
未だ北の地での悲劇は知らずに、そんなことを呟く。
795 :
琴吹 司:03/09/15 22:55 ID:+Mn/R2/h
屋敷の玄関に立ち、呼び鈴を押そうかとして少し躊躇い、結局押す。
「ま、どうにでもなるだろ……」
>>795 「はい?」
呼び鈴がなったので、手早く手を洗うと玄関へ向かい、扉を開ける。
「どちらさ……っ! つ……かさ、様……」
少なからず驚いた表情で立ち竦む。
797 :
琴吹 司:03/09/15 23:05 ID:+Mn/R2/h
>>796 「あっと……瑞葉じゃん」
瑞葉の顔を見て、にやりと笑みを浮かべる。
「そんなびっくりするなよ。俺が来ちゃ……不味い事でもあるの?」
瑞葉の顔を覗き込みながら、へらへらと笑う。
「お客様なんだから、それなりのおもてなしを受けたいんだけどな〜」
>>797 >俺が来ちゃ……不味い事でもあるの?
「いえ、そういうわけでは……」
目を反らして首を横に振る。
>それなりのおもてなしを受けたいんだけどな〜
「……分かり……ました。こちらへ、どうぞ」
小さな声で了承すると、空いている客室へ司を案内する。
800 :
琴吹 司:03/09/15 23:11 ID:+Mn/R2/h
>>798 客室に着いて、ソファに腰を下ろす。
「瑞葉、ここに座ってよ」
そう言うと、自分の横を指差す。
「おもてなしって意味、わかってるよね? 今はアイツもいないみたいだし
邪魔する人もいないって感じ?」
怯える瑞葉を気にもせず、平然と言い放つ。
801 :
秋山 麗:03/09/15 23:16 ID:bSpTdNCm
広間に一人残って興奮し続けてるみかさに、ちょっと呆れながら部屋を出る。
「まったく……まあ、気持ちはわからなくも無いけど……」
通常比にして、確実に1.5倍はある自分の仕事量を思うと、ため息の一つもしたくなる。
>>800 指差された場所に仕方なく腰を下ろす。
>今はアイツもいないみたいだし〜
その言葉にギュッと目を閉じて、小刻みに首を横に振る。
「……おもてなしは致しますから、だからヒドくなさらないで下さい」
そう言いつつも、身体は横に座る司から逃げている。
803 :
琴吹 司:03/09/15 23:20 ID:+Mn/R2/h
>>802 少しずつ自分から離れていく瑞葉の腕を強く掴み、それを制止する。
「……そんな態度なら……何するかわかんないよ?」
口元にだけ笑みを浮かべて、瑞葉を睨む。
「それじゃあ……久し振りに瑞葉の身体でも拝もうかな……脱げよ」
そう言うと、瑞葉から手を放す。
>>803 腕を強くつかまれて、ビクッと身体を震わせる。
>そんな態度なら……
「ひ……っ」
自分を睨みつける司に改めて恐怖を覚える。
「お、お許し、くださ……」
>久し振りに瑞葉の身体でも〜
「そ、それは……」
自分の身体を庇うように、胸を服の上から腕で覆ってしまう。
「お願いですわ、乱暴に、無理やりになさるのは、もう……」
805 :
琴吹 司:03/09/15 23:29 ID:+Mn/R2/h
>>804 反抗する瑞葉に苛立ちが募る。
「……ごちゃごちゃ言うな。最後の警告だ……全部脱いで、俺の前に立て」
胸元を隠す瑞葉の腕を掴んで開くと、鋭い目付きで瑞葉を見つめる。
「嫌だって言うのなら仕方ない……こちらからやるしかないな? そうだろ?」
「よいしょっと・・・」
自分で部屋の模様替えをしている。
しばらくして、暇になったので外にでた。
>>805 司の凄絶な台詞に、瞳を涙でいっぱいにするが、
結局仕方なく、小さく頷いてしまう。
「わかり……ました。手、離して下さい」
司の手が離れると、躊躇を見せながら一枚一枚ゆっくりと脱いでいく。
それがかえって相手を焦らしてしまうことには既に気がまわっていない。
808 :
秋山 麗:03/09/15 23:36 ID:bSpTdNCm
厨房に戻って、冷蔵庫を開けると、妙に量が少ない。
「……なんか最近、微妙に減りが早いような……」
志保と伊達が居なくなったので、その分遅くなってもいいのだが……
「誰か夜食を食べた……というより、隠れて生活している、って感じね……」
ここにきてまだマスターの存在を知らないらしい。
809 :
琴吹 司:03/09/15 23:37 ID:+Mn/R2/h
>>807 足を組んで、瑞葉の衣服が一枚一枚剥がれる様を見つめる。
「さっさと脱げよ。こっちはただでさえ頭に血がのぼってるんだ……それとも瑞葉の言う
『ヒドイこと』をされたいのか?」
囃すように言って、瑞葉をせき立てる。
>>808 「そろそろ飯でも食うかあ」
今になって夕食を食べよう(もう夜食だが)と思い、厨房へやってくる。
そこで、冷蔵庫を眺めながら首をかしげる麗を見つけた。
「・・・おや」
>>809 「い、イヤっ、やめて下さいっ」
悲鳴じみた声をあげ、急いで下着を取り去る。
「……っ……」
胸と秘所を腕で隠すようにすると、顔を真っ赤にして司の前に立つ。
「これで、いいでしょうか」
812 :
秋山 麗:03/09/15 23:44 ID:bSpTdNCm
>>810 「……?」
ふと、声が聞こえて視線を上げると、厨房の入口に見慣れた顔が。
「……マスター? 戻られていたのですか!?」
多分に驚きの声を上げてしまい、慌てて口に手を当てる。
813 :
琴吹 司:03/09/15 23:45 ID:+Mn/R2/h
>>811 「良いわけないじゃん、馬鹿か、お前。隠すなよ」
冷淡に言うと、瑞葉の手を払いのける。
「相変わらずだな……ここも」
そう言って、持ち上げるように胸を揉む。
「あとこっちはどうかな?」
空いている手を、瑞葉の秘部に挿し入れて、秘裂を撫でる。
>>812 やっぱり知られていなかったようだ。
驚きの声を上げて口に手を当てる麗に、苦笑いをする。
「まあ・・・二、三日前にな」
たしかに、かなり明るくなり、髪型も大きく変わっている。
そのため、より驚くのも無理はないかもしれない。
>>813 「あ……っ!」
悲痛な悲鳴を上げるが、抵抗する間もなく胸に触れられてしまう。
「いやっ、い、たぁ……っ」
司の突然の愛撫に僅かな痺れを覚え、苦痛の声を漏らすものの
胸の頂点の蕾は少しずつ硬くしこり始めている。
>あとこっちはどうかな?
「んっ、ぁぅ……っ!」
司の手をぴっちりと挟み込むようにして脚を閉じ合わせるが、
そのことで帰って蠢く指の感触を腿肉でも感じ取ってしまい、
ゾクゾクとした感触に脊髄を侵されていく。
816 :
秋山 麗:03/09/15 23:50 ID:bSpTdNCm
>>814 2.3日と聞いて、ちょうど冷蔵庫の減り具合と一致する。
「……すいません、今、志保さんがいなくなって、屋敷内がかなり慌しくなってしまっていて……
もしかして、ご自分でお食事を……?」
マスターの存在を知らなかったので、ついついいつもの人数分しか、食事を作っていなかった事を思い出す。
>>816 志保がいなくなったという言葉に少しだけ反応する。
「ほう?もしかして、彼とお出かけか?」
伊達の部屋の前を通った時、そんなような事が書いてあった気がする。
>もしかして〜
「当たりだ」
冗談交じりに片目を閉じつつ、冷蔵庫から食材を取り出した。
今回も自分で作る気らしい。
818 :
琴吹 司:03/09/15 23:55 ID:+Mn/R2/h
>>815 「フンっ……さかり方はやっぱり並じゃないな、瑞葉」
膨らんできた頂点を指の腹で転がし、強めに摘む。
「弄ってくださいって言ってるようなものだろ。あ、そっか……そうしてほしいのか」
秘裂に指を埋めて、上下に動かしだす。
「ほうら聞こえてきた……お前の好きな音だろ、これ」
溢れてきた愛液を、音と立ててかき混ぜていく。
819 :
秋山 麗:03/09/15 23:59 ID:bSpTdNCm
>>817 「はい、明日には帰ってくる予定ですから、今頃は最後の夜を楽しんでいる、と」
どことなく、二人の行く末を楽しんでいるようでもある。
>今回も自分で作る気らしい。
「……あっ! ……と、今までのお詫びも含めて、私が作りますよ」
マスターの手から食材を取り上げると、以前マスターに見せていたような固い顔ではなく、
どこか柔和になった大人の笑顔を浮かべる。
>>818 >さかり方はやっぱり並じゃないな
「ち、違……、ひ、ああっっ!」
司の指に摘まれたことで完全に乳首が勃ち上がる。
>お前の好きな音だろ、これ
恥部を隠すことを禁じられた手で耳を塞ぐ。
「や、ぁん、そんなこと、ありませ、ひゃ、く……ぅんんっ!」
声を漏らさないように懸命に努めるも叶わず、
身体からも力が抜けていき、心ならずも司にもたれかかってしまう。
>>819 「・・・なるほど」
何かを考えながら答えた。
「(虫の知らせ・・・嫌な予感がする)」
これが当たってしまう事は、まだ誰にもわからない。
>食材を〜
「そうかい?それならよろしく。・・・それにしても」
柔和な笑顔に感心するように微笑んだ。
「吹っ切れたようだな。いい事だ」
詳しい事は分からずとも、麗に大きな変化があるのはよくわかった。
822 :
琴吹 司:03/09/16 00:07 ID:7FmKOg8e
>>820 しなだれてきた瑞葉を構わず、指を挿入させて動かし続ける。
「ぬるぬるだぜ……? それにもう締め付けてきてるし……でもまだ、だ」
挿入したまま、ソファに瑞葉の身体を押し倒す。
「志保さん、だっけ? あの人胸、大きかったなぁ。一度挟んでもらいたいな」
瑞葉の胸に顔を寄せて言うと、挿入している指を激しく動かしつつ
舌先でちろりと頂点を舐める。
「それでも俺は……こっちの方が好きだな」
823 :
秋山 麗:03/09/16 00:08 ID:/SUn15Fe
>>821 「……吹っ切れたというか…開き直ったというか。とりあえず、波風を立てないようにはするつもりです。
あまり無茶して、ハード責めをされても困りますし……」
どうやら、以前言っていた『痛いのは嫌』というのは、割と地らしい。
そのあたりで話を濁すと、とりあえず目の前の調理に集中する。
「……そういえば、飲み物は何に致しましょう?」
>>823 「そうか」
理由は聞くべきではないだろう。
それだけ答えると、調理の様子を眺めている。
>飲み物は〜
「あるからいい」
常備している酒を取り出す。
今回はウォッカである。
>>822 司の言葉と指との両方の責めに、泣きじゃくりながらも感じてしまう。
「ひゃ、あ、くうぅぅっ、ひくっ、ぁぅ、んんっ! ダメ、ですぅっ!」
>志保さん、だっけ〜
「えっ!?」
その言葉を聞いた途端に、顔を真っ青にして起き上がる。
「ダメっ! それは絶対にダメですっ!!
志保さん、やっと幸せになれましたのに……」
司にすがりつくようにするが、構わず胸の小さな果実を舌で刺激され、
身体を撥ねさせて反応する。
「きゃぅぅっ! あん……司、さま、まさか志保さんにヒドいことは……」
父の所業も未だ知らぬままなので、そんなことを考えて慄く。
826 :
琴吹 司:03/09/16 00:17 ID:7FmKOg8e
>>825 身悶える瑞葉に少しだけ満足感を感じ、ゆっくりと指を引き抜く。
指だけでなく、手全体に付いた愛液を舐めながら、瑞葉の首を押さえつける。
「誰が幸せになろうと不幸になろうと、俺には関係ないじゃん?」
言いながら、首を押さえつけている手に力を入れていく。
「お前にどうこう言われる筋合いもないしな。俺は俺のやりたいようにやるだけ。
わかったかい? 淫乱なメイドさん?」
827 :
秋山 麗:03/09/16 00:18 ID:/SUn15Fe
>>824 「……相変わらず、強いお酒がお好きなようですね」
そう言って、フライパンを持ちながら苦笑い。
手早く炒めてしまうと皿に盛り、さらに冷蔵庫から副菜をいくつか取り出して、マスターの前に並べる。
「有り合わせで申し訳ありませんけど……明日からは、きちんと食事をよういしますので」
そう言って、おまけにおつまみになるような物まで持ってくる。
>>826 「そ、そんな、ヒドい……ヒド過ぎますっ!」
押さえつけられながらも悲痛な声で叫ぶ。
「志保さんは、伊達様と幸せにならなくちゃいけない人ですのに、それを……っ!」
すっかり司が志保を陵辱したと信じきってしまっている。
が、首を押さえられているせいで、司を糾弾しようにも
徐々に息が詰まってくる。
「……ぅっ、く、るし……や……っ」
司の身体の下で、苦悶に満ち満ちて涙に濡れた顔になって身体をくねらせる。
>>827 「そうでもなければ酔えないんだよ」
麗の言葉に笑みを返す。
料理が運ばれると、その手際のよさと見た目と匂いに「ほう」と感心した。
「それならよろしく」
適当に手をつけつつ、答えた。
「そういえば・・・」
ふと思い立ち、口を開く。
「ここ最近、随分と住人の入れ替えが激しかったみたいだな。彼女も・・・」
というところで言葉を切る。
「・・・杏樹も、出てるんだよな」
830 :
秋山 麗:03/09/16 00:27 ID:/SUn15Fe
>>829 酔い云々に関しては、あえて曖昧な返事を返しておく。
「ええ……今月末には戻ると聞いていますけど。
……気になりますか?」
そう言いながら、自分も冷蔵庫から氷水を取り出すと、コップに入れて、マスターの向かいに座る。
「以前お見受けした時には、どこか惹かれ合うようなものを感じましたけど」
と、少しからかうように言う。
831 :
琴吹 司:03/09/16 00:28 ID:7FmKOg8e
>>828 「そのうるさい口を塞がせてもらうよ?」
そう言うと、瑞葉の首から手を放して、屹立しかけている肉幹を晒す。
膝立ちになり、息が整っていない瑞葉の髪を掴んで、無理矢理瑞葉の口に突っ込む。
「ほらほら、休んでる暇なんてないよ。しっかりおもてなしするんだろ?」
瑞葉の言葉を無視するように言うと、頭を両手で挟み、上下左右に動かす。
「誰が幸せにならないといけないなんて……そんなのお前が決める事じゃないんだよ。
んなことより自分の心配でもしてろ」
言いながら、瑞葉の頭をはたき始める。
>>830 >どこか〜
「んぐっ」
妙な方へ食べ物が入ってしまった。
すぐに酒で流し込む。
「げほっ・・・突然何を言うかな」
ここまではっきりとしているのも珍しい。
>>831 「……っ! けほっ、けほっ!」
喉に急激に流れ込んできた空気に帰ってむせ返る。
そこで大きく開いた口に呼吸も整わないまま
剛直をねじ込まれ、苦しそうにうめく。
「んんぅぅぅ〜〜〜っ!」
しかし頭をしっかりと抑えられて口内を犯され、
さらに時折はたかれることで、その動きが確かに
司のモノへと心地よい刺激を与えてしまっている。
834 :
秋山 麗:03/09/16 00:36 ID:/SUn15Fe
>>832 「ふふっ、わかりやすいですね」
マスターのリアクションを見て、小さく笑う。
そして、ウォッカの代わりに、水を一口。
「ふぅ……」
やはりどこか疲れが溜まっているのか、喉を流れる水の冷たさを感じながら、深く息を吐く。
835 :
琴吹 司:03/09/16 00:39 ID:7FmKOg8e
>>833 「いいねぇ……こうやって叩くと……」
更に強く瑞葉の側頭部を叩き、幹が瑞葉の舌や頬の内側に振動しつつ
当たる微妙な感触を愉しむ。
「ふふ、さすがに瑞葉が可哀相だな」
そう言うと、喉奥へ突き立てるように腰を動かし始める。
「……そろそろ、だな。溜まってたから早ぇな」
くっと一瞬動きを止めて、瑞葉の口内に大量の白濁液を放出する。
「おっと、そのままで飲み込めよ? まだ放さないからな? ふふふ……」
小さく笑うと、瑞葉の頭を押さえつけて口から肉幹が抜けないようにする。
836 :
桜庭 奏:03/09/16 00:41 ID:aNzsZLsO
医務室で昨夜主人で鞭打たれた傷に薬を塗っている。
扉は閉めており、『使用中』の札を下げている。
「ん〜……背中って塗りにくい……誰かに頼めばよかった。」
そう呟きつつも、適役は思い浮かばない。
「はぁ……シャワー浴びてもあちこち染みるし、半袖は着れないし……
…自業自得って言えばそうなんだけど。」
ブラとショーツ姿になって大きな姿見を振り返りながら薬を塗り、ガーゼを乗せると
テープで止める。
「早く治りますように……あとが残るとお嫁にいけなくなっちゃうもんね。
しばらくそんな予定無いけど。」
自分でそう言って苦笑する。
服を着ると、医務室の使用中の札をとってその場を去る。
浴場から医務室へ直行したのでお風呂セットを抱えたまま廊下を歩き、まだ明かりの
ついているのが見えた俊の部屋に立ち寄り、
「早く寝ないと明日遅刻するよ〜」
と一言残すと自室へ向かう。
が、途中で客室から聞き覚えのある声がして立ち止まる。
「……?」
少し開いた隙間から中の様子を覗こうとする。
>>834 「・・・隠し事は下手だ」
照れ隠しに一気に飲み干す。
「お疲れみたいだな」
麗の様子に、労うように言った。
「あの働き者がいないからか?」
自分がこの屋敷にいた頃でもよく目に付いた。
一番働き者のイメージ。
>>835 「んぐっ、ん、ふぅっ、むぅぅぅっ」
呻き声を漏らしながらも、舌や喉で司のモノが
一刻も早く限界を迎えるよう、奉仕を開始する。
やがてすぐにそれは訪れ、口腔内を白濁が満たしていく。
「んっ! ふむぅぅぅぅぅんっ!」
苦味のある粘液を、逸物を口へと突き立てられたままで
無理に嚥下しようとするも、僅かに口元から漏れてしまうものもある。
839 :
秋山 麗:03/09/16 00:49 ID:/SUn15Fe
>>837 「……正直なところ、少し」
そうは言うが、笑顔には疲労の色が少し浮かんでいる。
「名無しの執事様が裏の大黒柱なら、志保さんが表の大黒柱でしたからね。
他の要因も色々在りますし……」
比較的仕事のできる面子のうち、志保は旅行中、杏樹は他の屋敷へ出張中。
みかさは某野球チームに一喜一憂しており、瑞葉と奏を除いた者はバイトやら新人やら。
正直、中核がごっそり抜け落ちた感も否めない。
「……それにしても、よくそんなに飲めますね……
確か、相当強いお酒ですよね?」
と、ウォッカを水のように飲むマスターに、疑問の声を上げる。
840 :
琴吹 司:03/09/16 00:50 ID:7FmKOg8e
>>838 「こぼれてるじゃん。ったく……出来る奴は出来るんだけど、瑞葉にはまだ無理なんだな」
舌打ちすると、肉幹を抜いて軽く瑞葉の頭を叩いてソファに倒す。
「こぼれたのもしっかり舐めろ……そうだ、犬みたいに鳴きながら舐めてみろよ。
『わんわん、美味しいです〜』ってな」
面白がるように言って、瑞葉を見つめながら小さく笑い声を上げる。
「ほらっ! さっさとしろよ!」
足先で瑞葉の腰を蹴ると、再び髪を掴んでソファにこぼれた白濁液に顔を押し付ける。
>>840 何とか大半の白濁を飲干して息を整えようとしたのも束の間、
頭をソファへ押し付けられ、こぼれた分を舐めとるように命じられる。
「ひぁん、ぐぅっ! は、はい……美味しい、です……ぐすっ」
泣き声でやっとそれだけ言うと、司の顔色を伺い、
最後に本当に微かな声で一言付け足す。
「……わん」
それを舐め終わると、涙と白濁で汚れた顔で司を見上げ、恐る恐る尋ねる。
「司様、奏さんにも会ってらっしゃるみたいですけれど、
まさか、奏さんにまでこんなことを?」
842 :
琴吹 司:03/09/16 01:00 ID:7FmKOg8e
>>841 奏の名前を出されて、片眉を少し吊り上げる。
「奏? そんなのお前には関係ないだろ。ほら、鳴き声がよく聞こえなかった罰だ。
早くその足、開けよ!」
あえて奏の話題に触れないよう、半ば叫ぶように言う。
「まだ終わっちゃいなんだ、無駄口たたいてる暇はないんだよ。
わかったんならさっさとしろっ!」
>>839 「相当だなあ」
熟練のメイドはほとんど出払い、残るのはおそらく新人ばかりだろう。
「まあ、無理は良くない。疲れたら休むべきだ」
といって休む女性ではないが。
>よくそんなに〜
その言葉に、まるで慣れてるように微笑んだ。
「弱い奴もいれば強い奴もいるだけだ。それに、強いのもたまにマイナスになることもある」
酒を飲み始めたのは、過去を忘れたいからだった。
いつのまにか、惰性で好きになっているが、昔はそんな暗い理由だったのだ。
>>842 怒鳴られて咄嗟に肩を縮こまらせる。
「で、でもお願いです! 聞かせてください。
いいえ、聞かせてくれなくてもいい。
ただ、私以外の人にまでヒドいことをするのは……やめて下さい」
そう言うと、おとなしく脚を開いて、司の目の前に
ぱっくりと開いた秘所を晒す。
「私にでしたら、何をして下さっても構いませんから……」
涙を流しながら懇願する。
心の中では瀬名に助けと許しを請いながらも。
845 :
琴吹 司:03/09/16 01:10 ID:7FmKOg8e
>>844 「……うるさい。お前に指図される覚えはない」
静かにそう言うと、瑞葉の唾液にまみれた肉幹を秘裂に擦り付ける。
「あ〜あ、何だか気分悪くなってきたな〜。瑞葉じゃないメイドさんに
コレを慰めてもらおっかな〜? 今の俺だったら……何するかわかんねーな」
秘豆に先端を当てて刺激を与えつつ、とぼけたような口調でそんな事を言う。
「たとえば……奏、とか?」
846 :
秋山 麗:03/09/16 01:11 ID:/SUn15Fe
>>843 >相当だなあ
「もっとも、承知の上で旅行に賛成したんですけど」
まあ、『忙しくなるからヤダ』などと言う気もなかったが。
>弱い奴もいれば強い奴もいるだけだ。
「そうですか……自分から飲むことはまず無いので、よくわかりませんけど……
お付き合いで飲むことは時々あるんですけどね」
言いながら、残った水を飲み干す。
847 :
桜庭 奏:03/09/16 01:13 ID:aNzsZLsO
隙間から覗くと、はじめに司が見えて久々に見る彼の姿に胸が高鳴る。
が、よく見ていると
>>840-841の異常な光景に眉間に皺を寄せる。
「……司様…」
今まで信じていたものが崩れていきそうな予感に首を振り、その場を動く気に
なれず扉の隣の壁のところでずるずると座り込む。
三角座りになって手を前で組むと、そこに頭を伏せる。
>「司様、奏さんにも会ってらっしゃるみたいですけれど〜
自分の名前が出てきて緊張に身体を強張らせながらも、中の様子に耳を傾ける。
が、すぐに話を反らした司に少し落胆し、それでも致命的な言葉を聞かなかった
せいか心のどこかで安堵する。
しばらく自分の思考に浸っていたので、それからの部屋の様子は聞き逃してしまう。
(…まだ、今なら大丈夫。)
前方を目を細めて軽く睨み、小さく深呼吸して立ち上がると片手を口に当てて早足で
その場を去る。
お風呂セットの入ったカゴから、扉の側にゴムのアヒル(裏に『KANA』と名前が
書いてある)が落ちたのも気付かないまま。
>>846 「ふーん・・・」
付き合いで飲むという言葉に、グラスを傾けて考えている。
麗が水を飲み干したのをみて、少しだけ口元に笑みを浮かべた。
「少し飲んでみるか?ほんの少し」
ビンを掴んで、目の高さ辺りに上げながら言う。
>>845 「ひ、くぅぅんんっ、そこっ、そこ、ダメぇっ!」
敏感な芽を肉棒で責められて狂わんばかりに悶える。
>瑞葉じゃないメイドさんにコレを慰めてもらおっかな〜?
「ダメぇ……それは、お願いですから……」
脚を抱え上げ、まるで赤ちゃんがおしっこをするようなポーズをとって
何とか司をこの場に留めようと挑発する。
「私のいやらしいアソコで、司様の……ペ、ペニス、を……
お慰めさせて下さいませ……っ!」
言い終わると同時に、とろりと秘所から蜜が溢れる。
850 :
秋山 麗:03/09/16 01:18 ID:/SUn15Fe
>>848 「……え?」
一息ついたので、また仕事に戻るか、と思った矢先の誘い。
一瞬迷ったが、少しだけならいいだろうと、どれほど強い酒なのか知らないまま、たかをくくる。
「……では、少しだけ」
答えて、先ほどまで水の入っていたコップを差し出す。
>>850 「少しだけな」
前例がありすぎるので、ほんの一口か二口といった量を注ぐ。
さすがにこれで酔う事はないだろうとたかをくくりながら。
852 :
琴吹 司:03/09/16 01:21 ID:7FmKOg8e
>>849 「ぷっ……あはははは、冗談だよ。今は瑞葉しか見えてないからな」
あられもない瑞葉の姿を見て、思わずふきだしてしまう。
「慰めてもらいたいのはお前じゃないの? だったらほら……」
両足を投げ出し、手を後ろについて肉幹を瑞葉に見せ付けるよう突き出す。
「ここにしゃがんで、自分で挿れろ。簡単だし、出来るだろ?」
肉幹をヒクヒクと動かし、唇をなめずって瑞葉に誘うような視線を送る。
「やんの? やらないの?」
>>852 「!」
羞恥極まりない格好を取ったにもかかわらず、
それにも勝る恥辱を与えられることが分かり、涙が止まらなくなる。
だが、ここで止めれば奏に迷惑がかかると思いなおし、
淫らな台詞を口にしながら司に跨る。
「はい……私は司様の、ペニス……が、欲しくてたまりません。
早く、その逞しいので慰めてくださいませ……」
そして肉棒を淫裂に宛がうと、決して逃すまいと一気に腰を落としこむ。
「頂戴、します……ぅんぁぁぁっっ!」
854 :
秋山 麗:03/09/16 01:28 ID:/SUn15Fe
>>851 「では……」
注がれた分量で、よほど強いのかと警戒しながら、一口含んでみる。
すると……
「っ……ぁ…!」
喉が焼けるような感覚に、思わずテーブルに突っ伏して呻く。
どうやら、ワインやら何やらと、比較的弱い酒しか飲んだことなかったらしい。
「うく……これ、えほっ! ……よく飲めますね……」
855 :
琴吹 司:03/09/16 01:28 ID:7FmKOg8e
>>853 肉幹が瑞葉の襞に絡まる感触に、一瞬息を止める。
「くぅっ……すげっ……そら、動けよ」
根元まで挿入されたのを確認して、尻を平手打ちする。
「動かないんなら……こっちが動くぜ……?」
締め付けてくる瑞葉の膣内に耐え切れなくなってきたのか、腰を上へと突き上げる。
「奥に当たってるな、どうだ? ココが最高に気持ちいいだろ?」
瑞葉の太腿を押さえて、勢いよく何度も突き上げていく。
>>854 「やっぱりか・・・」
この酒はかなり強い方で、アルコール度数はゆうに40%近くはある。
まずいことしたなあと一瞬毒づく。
水を注いでくると、それを呻く麗に差し出した。
「大丈夫か?」
>>855 「ひぃっ!」
尻を叩かれて腰を蠢かせようとするが、
自らを貫いた時の衝撃で、うまく力が入らない。
「うぅ……っ、く、ぁんっ! ダメぇっ、
そこ、そこは……あっ、か、感じすぎて、しまうんですぅっ!」
逆に太股が押さえられたことで、自分で自由に動けなくなり、
そのもどかしさの中で司の激しい突き上げを受けて
たちまち高まっていく。
858 :
秋山 麗:03/09/16 01:37 ID:/SUn15Fe
>>856 「す、すいません……けほっ」
マスターから水を渡されると、思わず一気に飲み干す。
少々息を荒げ、苦しさのためか顔が赤くなったが、ようやく落ち着いたらしい。
「……すいません、強いお酒って……こうなるんですね……」
859 :
琴吹 司:03/09/16 01:38 ID:7FmKOg8e
>>857 より強く締め付けられるのを感じ、動きを止める。
「俺の力でイってもつまんないだろ? 見ててやるから……自分の力でイってみろよ」
そう言うと、再び後ろに手をついて瑞葉を見つめる。
「……いい顔だね。涙と涎と俺の白い液体でぐちゃぐちゃだ……。
だけど、それがまたそそるんだよな〜」
笑みを浮かべながら瑞葉の輪郭をなぞるように撫でると、軽く平手打ちする。
「最高のおもてなしを期待してるぜ……? 瑞葉さん」
>>859 「ひっ、うぅ……んっ、ぐすっ」
快楽と哀しみの間で揺れ動きながらも
命令通りに腰を上下左右に動かし始める。
「司様も、私の淫らなアソコで、イって下さいませ……っ」
ほとんど泣き声でようやくそれだけ言うと、
後はモノをきつく締め付け絞り上げるようにしながら
自らも絶頂へと向かっていく。
>>858 「そうといえばそうかな・・・」
あまり強い酒を飲むのに慣れてないためなのが本当のところだが。
「他になにか異常はないか?胸が苦しいとか」
何かあったら大変なので、とりあえず聞いておく。
862 :
秋山 麗:03/09/16 01:48 ID:/SUn15Fe
>>861 「いえ、他は特に……まだ少し喉に違和感はありますけど……」
呼吸も落ち着きを取り戻し、一息ついてからそう答える。
少なくとも、酔いが回ったような自覚症状は無いらしい。
そのまま、無意識のうちに、手近なコップの中の水を一気に飲む。
「ぅくっ?! ……ぅぅっ……!」
少し前まで水だった中身は、先ほど自分が残したウォッカだったり……もしかしたら酔っているんかも知れない。
863 :
琴吹 司:03/09/16 01:51 ID:7FmKOg8e
>>860 「フッ……瑞葉が先にイってからな……」
膣内がよりぬるついてきたのに気付き、それに負けじと締め付ける圧迫感に耐えながら言う。
唇を噛み締めて、達するのを必死に我慢し、気を紛らわそうと瑞葉の胸の頂点を
強く摘む。
「……っ! や、やべ……っ!」
その行為が余計、自分を追い込む事になり、瑞葉よりも先に達してしまう。
>>862 「あっ、おい・・・!」
時既に遅し。
麗はウォッカを飲んでしまっていた。
今度こそまともに飲んだ。
「おい、大丈夫か?」
もう一度水を注いで、側によって状態を確かめた。
865 :
秋山 麗:03/09/16 01:55 ID:/SUn15Fe
>>864 「……ご…ごめんなさい……」
水を求めて、顔を上げると、苦しさのためか眼が潤んでいる。
再び入れてもらった水を飲み干すも、一気に体の方が火照ってくる。
「……暑い……」
例えるなら、炎天下で走り込んだ後のような、熱のこもった呼吸を繰り返す。
>>863 胸の蕾が強く摘まれた瞬間、身体に電流が走ったような感覚に襲われ、
今までにないほどに秘所をしめつけて、喉を反らす。
「くうぅぅんっ!」
そして間もなく司が内部で暴発し、
膣を生暖かい白濁が満たしていく感触とともに
自分自身も達してしまう。
「……んっ、ああああっ! ……っ、あ……」
行為が終わると、バッタリと司の胸の上へと倒れこみ
虚ろな瞳で荒い息をつく。
>>865 「駄目みたいだな・・・」
アルコール度数の高い酒類を急激に体内に摂取した場合、このように
身体が火照るような感覚を憶える場合がある。
この状態になった時は、無理に身体を動かせばさらに悪化する場合もある。
麗の肩をそっと掴んで、座っていたソファーに寝かせた。
「しばらく休んだほうがいい」
起きようとした麗の額に手を置いて制する。
868 :
琴吹 司:03/09/16 02:02 ID:7FmKOg8e
>>866 息を荒げて倒れてきた瑞葉の頭を、愛おしむように撫でる。
「……こんなんじゃ……だめ、なんだよな……」
呟くように言うと、そのまま自分も仰向けに倒れる。そして、繋がったまま
瑞葉の身体を強く抱きしめる。
「今日は離さないからな。俺がいいって言うまで、お前は俺の側にいろ」
そう言うと、瑞葉の顎を持ち上げてそっと口付ける。
869 :
秋山 麗:03/09/16 02:04 ID:/SUn15Fe
>>867 「……んっ……すいません……」
返す返す謝りながら、ソファーに横になる。
が、火照りはしばらく収まりそうも無い。
「……ねぇ…マスター……?」
ふと……少し乱れた髪の間から、熱のこもった視線を、マスターに向ける。
「……脱がせて…くれる……暑くて……」
「(あれ……何言ってるんだろう…あたし……)」
どこか霞んだような意識とは関係なく、甘えるような言葉が口からこぼれる。
>>868 おぼろげな意識の中で、司の手が頭を撫で、何かを囁かれるのだけが分かる。
「つか、さ……さま、お願い、ですから……ん……っ!」
唇を塞がれる感触に僅かに意識を取り戻すと、
相手が司とは思えないほどに優しい口付けをされている」
「!?」
>>869 「気にするな」
謝り続ける麗に微笑みながら答えた。
>脱がせて〜
「分かった」
無駄に反対するのもアレだと思い、羞恥心を抱かせないよう・・・というか、さすがに
全て脱がすことはせず、ゆっくりメイド服の上着だけを脱がせた。
あと一、二枚剥げば下着に到達するところでストップ。さすがにそれ以上はまずい。
「これでいいか?」
一応聞いてみる。
872 :
琴吹 司:03/09/16 02:10 ID:7FmKOg8e
>>870 ゆっくりと顔を離すと、じっと瑞葉の目を見つめる。
「……俺は、確かに伝え方が悪いかもしれないけど……瑞葉が一番……」
そこまで言って、口を閉ざす。
「……まぁ、いい。とにかく今日は側にいろ。もっと欲しいだろ?」
瑞葉を抱きしめたまま、腰を軽く突き上げてみる。
873 :
秋山 麗:03/09/16 02:12 ID:/SUn15Fe
>>871 少し外気が入ってきたが、すぐにはそんなに変わらない。
「…ううん……もっとぉ……
なんか…その……胸が苦しくて……」
そうは言うが、自分の手は動かない。
どうやら、酔うと甘え癖が出てくるらしい。
874 :
桜庭 奏:03/09/16 02:16 ID:aNzsZLsO
ともすればすぐに爆発してしまいそうな心を抱えながら、廊下を歩き、ふとピアノの
ある部屋で立ち止まる。
「……」
たまにここでピアノを弾いていた杏樹を思い出す。
誘われるように中へ入り、重い扉を閉めると、ピアノの椅子に座る。
ここが防音室なのを確認すると、指を滑らして軽く弾き鳴らす。
「杏樹さん、…少し使わせてね。」
この時間なのを考慮し、そして心を静めるつもりなのもあって静かな曲を選んで
弾きはじめる。
が、途中で『愛の夢』を弾いていたことに気付いて慌てて路線変更する。
『雨だれ』を弾きおえ、大分落ち着いてきたことにほっとする。
そのまま、指が動くままに『別れの曲』を弾きはじめる。
このまま弾いているうちに、途中でピアノ線が切れてしまうことに気付かないまま
今は演奏に没頭している。
>>872 >……瑞葉が一番……
「え……」
何時に無く真面目な表情の司に目を奪われかける。
だが次の瞬間、繋がったままであることを思い出させるかのような
大きな突き上げに、悲鳴をあげながら司を突き飛ばしてしまう。
「いやああっ!」
といっても司の体重より自重の方が軽いので
ソファから転がり落ちたのは自分の方。
そこに散乱していたメイド服を胸元へたぐりよせると、
ロクに身形も整えないままに、部屋を飛び出していってしまう。
「……ごめんなさい……ごめんなさい、瀬名様……っ」
一時だけでも司に全てを委ねてしまった自分を恥じ、そして責めながら。
>>873 「あ・・・ああ・・・分かった」
心の中では頭を抱える。
要求通り、胸を下着をつけたまま露出させた。
「これで・・・いいか?」
877 :
秋山 麗:03/09/16 02:25 ID:/SUn15Fe
>>876 「……うん…ありがと……
…あぁ、涼しぃ……」
マスターの心中なぞ知らずに、赤みが差した胸元(下着付)を露出させたまま、
どこか満ち足りた顔をして、まどろむ。
やもすれば、誘っているような眼と言葉だったが、本当に涼しくなりたかっただけらしい。
878 :
琴吹 司:03/09/16 02:27 ID:7FmKOg8e
>>875 突然、悲鳴を上げて部屋を出て行く瑞葉を、ただ黙って見送る。
「……はぁ〜」
ため息をつき、しばらくぼんやりとしていたがやがて身体を起こし
衣服の乱れを整えると、煙草に火をつけて煙を吐き出す。
「……やっぱ、アイツかよ……最後はアイツかよ……」
ぶつぶつと独り言を言いつつ、ここに居ても仕方ないと思い始めて
腰を上げる。
部屋を出て、ふと下を見るとアヒルの玩具が落ちている事に気付く。
何気に拾ってくるくると回してみると、「KANA」という文字があるのを知る。
「……なんだよ、見てたのかよ……」
そう言うと、アヒルを軽く投げながら、思いつめた表情で屋敷を出る。
>>877 麗がまどろみはじめると、安心したようにふう、と息をついた。
とりあえず、完全に眠るまで見届けないと安心できないので、その場に座っている。
880 :
秋山 麗:03/09/16 02:32 ID:/SUn15Fe
>>879 すでに、自分が使用人の立場だというのは忘れているようである。
「……ん……何か…眠くなってきちゃった……」
そう呟くように言うと、再びマスターに潤んだ瞳を向ける。
「…おやすみなさい…マスター…」
そう言うと、胸元をはだけさせたまま目を閉じ、やがて寝息を立て始める。
とにかく身体を綺麗にしようと浴室へと逃げ込んだものの、
落ち着いてくると、逃げたことはあまりに酷かった気がしてくる。
「そもそも司様を最初に傷つけたのは、私ですのに……」
自己嫌悪に駆られながら、自らを痛めるように身体を洗っていく。
>>880 「ああ・・・おやすみ」
麗が寝息を立ててからしばらくして。
どこかから適当に毛布を持ってくると、そいつを麗の身体にかけておく。
服もたたんで頭の横においておき、次に主人の部屋へ向かった。
仕事中だった主人に話をするため、ノックをして入室する。
「秋山 麗君だが・・・俺が少し悪戯をして寝かせてしまってな。今寝てるのは俺の責任だから、
しばらくそっとしておいてあげてくれ」
ようは今休んでいるのは俺のせいだと伝え、主人の部屋を後にする。
「これくらいしてもバチはあたるまい」
自室へ歩く途中で、ぼそっと呟いた。
883 :
桜庭 俊:03/09/16 02:41 ID:aNzsZLsO
昨日自分を勝利に導いてくれたラケットをベッドの下へ無防備に置たまま、
少し日焼けして赤くなった顔を布団から出して寝息を立てている。
草木も眠る丑三つ時・・・午前三時。
それをしばらく過ぎた時間帯の、マスターの自室。
模様替えを終え、就寝前に精神の統一をするためにマスターが座している。
電気は消され、部屋を照らすのは立てられた何本かの蝋燭。
壮絶に刻まれている、身体の傷痕がその灯火に照らされている。
随分と時代がかった光景ではあるが、マスターがやると自然なのはなぜだろうか。
しばらくして・・・・
蝋燭の灯火がざわりと揺れた。
スッ、とマスターが静かに眼をあけ、目の前の蝋燭を睨む。
・・・彼が生きてきた中で、「虫の知らせ」と呼ばれるものを感じるのは多々あった。
そして・・・そのいずれもが、外れた事がない。
身体はそのまま、ただ眉間に皺を寄せるようにしてその灯火を睨み続けている。
人に不幸があった時、その人と親しい人の周囲になにか影響がある、そんな迷信。
マスターは、親しいわけではない。いや、話すらした事がないかもしれない。
しかし、先ほど主人と会話した時に主人から聞いた事実が、その直感に真実味を帯びさせていた。
一組の男女の、悲劇とも言える結末。
立ち上がり、窓の外の月を見上げる。
それは、ひどく冷たく凍り付くように、輝いているようであった。
黙々と広間の掃除をしている。
その顔には昨夜の満面の喜びは無く、時折信じられない、という様子で首を振っている。
廊下の窓から北の空を見上げている。
屋敷全体を包む暗い雰囲気に、嫌悪感を示すわけでもなく、といって
自身もそんな雰囲気になるわけでもなく、廊下を歩いている。
896 :
桜庭 奏:03/09/16 23:10 ID:aNzsZLsO
早朝に切れてしまったピアノ線を張り替え調律し直してもらったピアノの椅子に座り、
何かを吹っ切るように激しく指はメロディを奏でている。
興奮したように弾くその顔は無表情だが、瞳だけ充血して赤くなっている。
「……どうして……」
夜空を見上げたままポツリと呟くと、たまらず涙が一筋流れる。
「………」
広間の掃除が終わると、廊下を黙ったまま歩く。
が、自室の隣にある志保の部屋を見て、また溜め息。
数日だけでも同じ屋根の下に住んでいた人が亡くなったという事実に落ち込み、
どこか暗い表情で浴場から出てくる。
ピアノの音を耳にする。
そっと涙を拭うと、また廊下を当所も無く歩き始める。
自室で何本も葉巻を吹かしながら、届いた紙切れを見ている。
時折、深くため息をついて窓外の景色を遠目で見つめる。
悪いと思いつつも志保の私室を軽く掃除していると、床に写真立てが落ちているのに気付く。
どうやら今日の地震で落ちたのか、それとも…。
夏頃に撮った、自分達メイドや主人、さらに伊達と瀬名が写っている写真。落ちたときに出来たであろう、写真立てのガラスのヒビ。
いたたまれなくなり、それを棚に戻すと飛び出すように部屋を出る。
909 :
桜庭 奏:03/09/16 23:38 ID:aNzsZLsO
革命のエチュードを、それこそまたピアノ線が切れてしまうのではないかという勢いで
弾き終える。
興奮した荒い息を整えているうちに、また新たな涙が頬を伝う。
じっとしていられなくなり、おもむろに席を立つと自室を出て行く。
厨房へ行き、適当なグラスを取ると、そのまま酒蔵へ向かう。
>>911 何か仕事でもして気分を紛らわせようと考えて厨房へいくと
酒蔵への扉が開いている。
「どなたか入ってらっしゃいますの?」
中へそっと声をかけてみる。
ピアノの激しい旋律から、弾き手の悲しみと行き場のない怒りに近い感情が伝わってくる。
音を辿って部屋に入ると、涙を流しながらピアノを演奏する奏が座っていた。
「・・・君か」
軽く眉間に皺を寄せながら(決して音がうるさいといらついてるわけではなく)言った。
仕事を終えゆっくりと自室に戻っていく。
その表情にはいつもの明るさは無く、どこか沈んで見える。
「おつか……りぃ…………ど、どったの?」
「…………」
部屋には何故か悠斗が、どうやら数日前から転がり込んだままの様だ。
「凛ちゃ〜ん、お〜い凛ちゃんってばぁ〜、ねぇねぇ〜」
「ごめん……今日はそんな気分じゃないんだ私…」
「むぅ〜〜〜〜……ちぇ、つまんないの」
ふてた子供の様に頬を膨らませると、ベッドに潜り込んでしまう。
>>912 酒蔵の奥へ行き、適当なワインを二、三本みつくろってその場に座り込む。
背後から瑞葉の声が聞こえてくるが、背を向けたままワインをグラスに注いで
一気に飲み干す。
「……こんなものでは……」
ぶつぶつと呟きながら、更にグラスへ注いでいく。
916 :
桜庭 奏:03/09/16 23:51 ID:aNzsZLsO
>>913 部屋に入ってきたマスターに気付いて、首だけ動かす。
「…マスター……こんばんは。」
目を軽く擦り、涙を拭う。
ここ何日かで恥ずかしい姿を知られていたので、そのまま部屋を出たくなってくるが、
それは失礼かと思い直し、もう一度鍵盤の方を向く。
今度こそ落ち着こうと思い、月の光を奏で始める。
が、弾いているうちに、月からムーンストーン、ムーンストーンから伊達を連想
してしまって涙が溢れる。
自室で泣きはらしていると、携帯の着信音が流れる。
流れてきたその曲は皮肉にも「蘇生」という曲。
「………もしもし?」
泣き声で話し始め、時折会話に「私のせい」という単語が混じる。
だが、やがてその相手…昨晩も熱く語り合った大事な人の言葉に癒されたのか、少しずつ流れ落ちる涙が止まっていく。
>>915 中に人がいるのは確かなようだが、応答が無いので
いぶかしんで恐る恐る酒蔵内へと歩を進める。
「どなたか……いたら、お返事を……!」
間もなく主人の姿が目に入る。
「おじ様!? そ、そんな呑み方をなさったら……」
慌てて駆け寄ると、瓶に手を添えて止める。
>>916 ふと、ピアノを弾く姿が、一人の女性と重なった。
彼女本人は知らないだろうが、一度だけその風景を見た事がある。
電気がなく、窓から差し込む夜空の淡い光に照らされながら旋律を奏でる姿・・・
どこか神秘的で、そして悲しい。
奏の指が紡ぐ月の光を、黙ったまま聞き入っていた。
涙を溢れさせながらそれでも旋律を続けようとする姿がとてもいたたまれなく。
気づけば、いつかの時よりもずっと強く、自らの胸に顔を埋めさせていた。
「・・・・・・」
>>918 瑞葉が自分の手を押さえるが、無言でそれを振り払い、再びワインを飲み干す。
「……ぐぅっ!? ごほっごほっ!!」
急いで飲んだせいか、むせてしまい激しく咳を繰り返す。
「瑞葉……放っておいてくれ」
それが治まると、ゆっくりとグラスにワインを注ぐ。
921 :
桜庭 奏:03/09/17 00:02 ID:RtzrGmBp
>>919 頬を伝う涙が顎を流れるのも気にせず、時折鼻をすすりながら演奏に没頭する。
側にマスターが近づいたのも気付かないままにメロディを奏でていたが、ふと目の前が
マスターの胸で覆われて演奏が止む。
「……マスター…?」
そう小さく呟くが、何かが爆発したようにマスターの胸で泣き始める。
「…っ……ぅぅ……っ…」
>>920 「きゃっ!」
振り払われてよろけるが、主人がむせ返ったのを見て
背中をさするために、また寄り添う。
「だ、大丈夫ですか?」
が、咳が治まると、またワインを注ぎ始めるので、
無理にその手を止めようとして揉み合った結果、瓶を床に落としてしまう。
「放っておけません、こんなことをしていたら、お身体を壊してしまいます!
だからもう、やめ……あ……っ!」
>>922 再び瑞葉に阻まれ、瓶が落ちたのと共にグラスも床に落としてしまう。
破片が飛び散り、自分の手を少し切ってしまう。
「……やれやれ」
ぼうっとした表情で血が滲むのを見つめる。
「そうだな。私がいなくなっては……誰がこの屋敷を守るんだ」
弱々しく言うと、こぼれたワインを見つめながらため息をつく。
>>921 「・・・その涙に、意味があると思うか?」
突然、衝撃的な事を言いだした。
「人の死を悲しむ事に、意味があるか?それで涙を流し、命の重さを尊び、脱力し、そして
また悲しむ・・・そんな行為に、何の意味がある?」
マスターの瞳には、どこか叱咤のような色が見える。
「そんなことを死んだ者は望みはしない。
自分の死に涙を流して悲しみ続けてほしいなど願いながら死に行く者などいない」
愛する人を失う悲しみ。
それを知るマスターが言うからこその、重みがあった。
>>923 「も、申し訳ありません!」
顔を真っ青にして瓶とグラスの欠片を拾い集めようとするが、
その前に主人が怪我をしてしまったのに気づく。
「私、なんてことを……おじ様に、お怪我までさせて……」
しばし呆然とするが、やがてスッと立ち上がって走り出す。
「少しお待ちくださいね、救急箱と掃除用具を持ってきますから」
その言葉通り、すぐに戻ってくると、消毒液と絆創膏で
主人の怪我の応急処置を始める。
「…………」
その間は、罪悪感に苛まれているのか、ずっと無言である。
>>925 そのまま動かず、瑞葉の手当てを受ける。やがて、それが終了すると
突然瑞葉を引き寄せて、強く抱きしめる。
「……私は結局……無力なのか……?」
自分の胸にしっかり抱きとめて呟くと、腕に一層強く力を込める。
927 :
桜庭 奏:03/09/17 00:18 ID:RtzrGmBp
>>924 「……」
そっとマスターの胸から顔を離し、啜り泣きを止めて彼の話を静かに聞く。
まだ涙は瞳から溢れてくるが、指で拭い、黙ったまま彼の瞳を見つめる。
自分よりも、大きな壁を何度も乗り越えてきたのであろう彼の言葉は、胸にずしんと
響く重みがあった。
「……ありがとうございます。」
そっと瞳を閉じるとまた涙が一筋流れる。
「身近な人との別れは、…私も経験したことがあるんです。
でも、そのときはまだ周りに私を守ってくれる人がいた。」
目を開けて、マスターを目を細めたまま見つめる。
「今は、…もう、自分で立ち上がらないといけないんですよね。」
そう自分に言い聞かせるように呟くと、マスターに微笑みかける。
>>926 「あ……っ」
抱きしめられて驚いたように目を見開く。
「あの、まだお掃除が……」
>私は結局……無力なのか……?
「そんな……そんなこと、ありません。
私もまだ混乱していますけれど、でもきっと志保さんを
少しでも力づけて差し上げることが、何かきっと出来ると思います」
身体から力を抜いて主人に身を委ねる。
>>928 瑞葉の言葉を聞いて、少し気が楽になる。
「そうか……そうだな。そもそもわたしが沈んでいては、屋敷の者に示しがつかないしな」
ふっと笑って、瑞葉をそっと解放する。
「すまなかったな。どこか怪我していないか、瑞葉?」
そう言って、瑞葉の顎を少し持ち上げて顔を切っていないか調べる。
>>927 奏のその心の強さに、微笑み返しながら髪をそっと撫でた。
「・・・俺も、ずっと昔に恋人を失った事があってな。
それも、俺の責任でだ。過去と決別した今でも、それは確実だ」
そう言いながら、奏の頬を撫でるようにして指を動かす。
「今言った事に気づくのに、長い長い年月がかかった。
・・・こう見えても、俺は君よりずっと年長者だからな」
きょとんとした奏を見つめる。
「彼女だって、大切な人を失う痛みを乗り越えようとしているところだろうさ。
そこで、周りの者が沈んでいたら顔が立たないだろう?だから・・・涙は、流すな」
また一筋、瞳から流れた涙を指で拭ってやる。
>>928 主人がようやく微笑んだのを見て、自分も少しだけ気分が軽くなるのを覚える。
>すまなかったな。どこか怪我していないか、瑞葉?
「いいえ。大丈夫ですわ。でも本当にごめんなさい。
このワインもグラスも高価なものでしょうに……」
そこでハッと気づいて身を離す。
「あ、お掃除をしませんと」
持ってきた箒に手を伸ばそうとする。
>>931 さっと手を伸ばし、瑞葉の動きを制する。そして、ゆっくりと頭を振る。
「掃除も大事だろうが……それよりも瑞葉、先に私を癒してくれないか……?」
微笑みつつ、優しく唇を重ねて手を瑞葉の後ろに回し、エプロンのリボンを解く。
「……ワインもグラスも、再び手に入れることは出来る。だが、お前たちだけは……」
そこまで言って、唇を瑞葉のうなじへと移動させる。
933 :
桜庭 奏:03/09/17 00:40 ID:RtzrGmBp
>>930 マスターに髪や頬を撫でられたまま彼を見上げる。
その話の内容に、何と言ってよいか分からず黙ったまま瞳を伏せる。
>・・・こう見えても、俺は君よりずっと年長者だからな
が、それを聞いて驚いたように顔を上げる。
「……」
マスターの顔をまじまじと見つめて、不思議そうな顔をする。
(マスターも、私と同じで、年齢より若く見える……ってわけ、ではない…よね?
うーん……?ずっと、年長者……?)
つい先程まで悲しんでいたのに、あっという間にそちらに気を取られかける。
>彼女だって、大切な人を失う痛みを乗り越えようとしているところだろうさ〜
が、そこですぐに先程の思いが蘇えってきて瞳が潤み始める。
「…そう、ですよね。志保さんの方が、もっと、もっとツライはずなのに……
帰ってきたら、私たちが力にならないといけないですよね。」
涙を拭う指を感じながら、もう一度瞳を伏せる。
「もう、朝からたくさん、たくさん泣きました。
明日は、きっと元気にがんばれます。」
そう言うと、マスターを見上げて口元を上げる。
>>932 「おじ様……」
抱きとめられて主人と瞳をあわせると、唇を受け入れる。
「……ん……っ、はい、私のような娘でよろしければ……は、んぅっ」
首筋に唇の温かみを感じて、ブルッと震え、顔を上気させる。
>>933 「そうだ、それでいい」
自分が思っていたよりもしっかりとしていた奏に驚きつつも、確かな決意を
感じさせる言葉に微笑む。
口元が上がるのをみて、そっと顔を近づけた。
だが、優しげな視線で奏を見つめたまま、かなり近い距離で止まっている。
「そういえば、君の想い人と進展はあったか?」
何の気なしに聞く。
>>934 瑞葉の体を抱え込んで壁際まで行き、両手を取って上に持ち上げて壁に押さえつける。
片手でメイド服の胸元をくつろげ、乳房を露わにし舌を這わせていく。
所々に赤みがあるのに気付くが、あえて問わず、瑞葉の放つ独特の香りを愉しむ。
「瑞葉……ここに来てから変わったな……」
何気にそう呟いて、桜色の頂点を口内で転がし始める。
>>936 「……あ……っ……ひゃ、うんっ」
手の自由を奪われた状態で胸を露にされ、舌で責められて
切なげな声を漏らす。
>ここに来てから変わったな……
「っ! ……ごめんなさい、ぁんっ、私、もう本当に……
いやらしいだけの娘、です……」
舌で転がされる蕾はたちまち尖り、主人の唾液で淫らに光っている。
938 :
桜庭 奏:03/09/17 00:56 ID:RtzrGmBp
>>935 間近にあるマスターの顔に緊張しつつも、ピアノの椅子に座ったままなので後退できず
顔を紅潮させながらそのまま見つめる。
>「そういえば、君の想い人と進展はあったか?」
「…!!」
その言葉に、今朝伊達の知らせが届いてから封じ込めていた気持ちが思い出されて
眉を寄せる。
「…そんな、つい先日マスターにお話したばかりなんだし、何もありませんよ。」
まだ整理の付いていない胸のうちをどう表現すればいいのか分からず、どちらにしても
話す気にもなれないのでそう軽く流す。
「そういえば、…この前は見苦しいところをお見せして申し訳なかったです。
あんなところでお会いするとは思わなかったけど、……。」
そう話題を反らすが、墓穴を掘ってしまいそうで、慌てて考え込む。
「あ、あの時思ったんですけど、私ってば自己紹介まだだったんですね。
こう書いて、桜庭奏って読むんです。」
名札を見せながら早口で話す。
隠しているつもりでも。動揺しているのがバレバレな様子である。
>>938 ある意味自分よりも分かりやすいリアクションの奏に、黙って頭にポン、と手を置く。
「・・・マイナスの出来事だったようだな」
マスターじゃなくても丸分かりである。
>>937 舌先で転がす度に固くなってくるそれに、軽く歯を立ててみる。
「謝らなくてもいい。そうしたのは私のせいでもあるんだからな……」
音を立てて思いっきり吸い付いたり、弾いたりを繰り返しながら瑞葉の官能を高めていく。
やがて、瑞葉の両手を解放すると、自分の唾液で光る頂点を弄りながら
スカートを捲って、ショーツに手を入れる。
「もうこんなに熱くなっているな。瑞葉……?」
耳元で囁きながら、秘裂を開いて秘豆を撫で回す。
>>940 「くぅ、ぁんんっ! で、でも、こんな日にまで……こんな風になってしまうなんてっ」
主人の羞恥心を掘り起こすような巧みな責めを、涙目で堪える。
>もうこんなに熱くなっているな。瑞葉……?
耳元の熱い吐息にさえ昂ぶりながら、
秘所と、そこに潜んだ小さな芯を撫で回されて
その手を締め付けるように腿を痙攣させる。
「ひゃ、あぅんっ、ああっ、くぅあああんんっ!」
もっとも敏感な場所に触れられて、どうやら言葉も無いようである。
942 :
桜庭 奏:03/09/17 01:07 ID:RtzrGmBp
>>939 「………」
すぐにマスターに図星をさされて俯く。
「で…でも、マイナスって決まったわけじゃないんです。
それに、想い人…じゃ、ないです。まだ…。
その、一歩手前だったんです。」
自分に言い聞かせるように話す。
「実際に、会って話したわけじゃないし、……」
どんどん自分の思考に浸りそうになるが、ふと思い出して顔を上げる。
「そういえば、落し物見ませんでした?
黄色い、ゴムのアヒルなんです。名前は、ガア子で、これくらいの大きさ。
おなかを押すと、音が鳴るんです。夢見る瞳でかわいらしいんです。」
アヒルの大きさをジェスチャーで示しながらまくしたてる。
>>942 「・・・まあ、気を落とすな」
それしか言えないのが現実である。
>落とし物〜
「いいや?・・・・いや待て」
先日に主人の部屋へ向かう途中、一人の青年がそんな物を持っていた気がする。
ブツブツいらついたように呟きながら外へ消えていったのを見ていたが。
「こんな髪型の男が持っているのを見かけたかもしれない」
自分の髪で再現してみる。
>>941 震える瑞葉をそのままに、爪をひっかけつつ秘豆を弄り続ける。
「止めて欲しいか? そうじゃないだろう……ココもそうじゃないと言っている」
秘豆を弄っていた指を膣内にゆっくりと挿れて、染み出している愛液をかき出すよう
出し入れを繰り返す。
そして、あと僅かで達するという直前で一切の行為を停止する。
「さぁ……私にもおくれ、瑞葉」
そう言うと、ズボンのファスナーを下ろして、いきり立った逸物を瑞葉に見せる。
>>944 「で、でもっ! 気持ちいいですけれど、でもぉっ!
あ、ひゃぅんっ、く、ぁっ、あっ! でも、申し訳ないですぅっ!」
白い喉を反らせて悶えるが、高みが見えそうになったところで
スッと手を引かれてしまう。
「……え……?」
つい物欲しげな、恨めしそうな顔で主人を見てしまうが、
>さぁ……私にもおくれ
「あ……は、はい……んんっ」
幾度か先端から幹にかけて鼻筋と頬を擦り付けると、
ゆっくりと根元を手で扱きながら呑み込んでいく。
946 :
桜庭 奏:03/09/17 01:17 ID:RtzrGmBp
>>943 「……!」
マスターの持っていった人物の髪型を再現するのを見て息を呑む。
「……司様…」
彼の髪型は結構分かりやすい。
口元へ手を当て、思わず彼の名前を呟く。
(……もしかして、私ったらあの部屋のそばに落としたんじゃ……)
マスターの側だというのに、自分の世界に入り微妙な表情で考え込む。
>>946 「当たりか」
名前を呟いたきり、自分の世界に入った奏の目の前で手を縦に振る。
「・・・おーい?聞いてるかー?」
完璧に向こうにいってるようだ。
>>945 秘部に触れていない手で瑞葉の頭を撫でながら、瑞葉の口淫奉仕を受ける。
先端が頬の内側を往復する度に、うめきに似た喘ぎ声を漏らす。
「巧くなったな、瑞葉……私が瑞葉の弱点を知っているように、瑞葉も私の
弱い部分をわかって、いるんだ、な」
小刻みに息を吐き出しながら、早くも果てそうな快感に耐える。
949 :
桜庭 奏:03/09/17 01:25 ID:RtzrGmBp
>>947 頭を抱え込みそうになったところでマスターに顔の目の前で手を振られて慌てて
我に返る。
「…!!スミマセン。ちょっと、考えちゃって。
……まあ、今考えても仕方ないですよね。
でも、落ち込むのは、直接彼と話してからにします。」
もう既にあまりいい予想はしていないらしい。
「……でも、…どんな風になったって、落ち込まない。
他の人の言動で、いちいち浮き沈みするのって、悔しいし。」
決意するように前方を軽く睨む。
>>948 主人に褒められて、少しだけ嬉しそうに目を細め、
より一層頭を大きく動かし、舌を絡めてモノを吸い上げる。
が、ふと罪悪感がぶり返して動きがとまり、
チュポッと音を立てて逸物が口から抜けてしまう。
(志保さんが哀しんでらっしゃるのに、私はこんないやらしいことで
褒められて幸せな気分になって……)
抜けたモノを再度口に含むでもなく、呆然とした様子のままでいる。
>>949 「そうするといい。まあ、もし何か悩み事が出来たら誰かに相談するのも手だ」
物凄く熱のこもっている奏を見て苦笑いしつつ、さりげなくアドバイス。
ただ、昨夜に自分が司を見た限りでは、お世辞にもいい人間という印象はなかった。
感覚・・・というか、何か直感的に感じた物である。
「若い頃はそうなるよなあ」
またも、外見に似ない発言が飛び出た。
>>950 口淫をふと止め、思いつめたように一点を見つめる瑞葉を訝しげに眺める。
そして、何を考えているのか推理し、ある答えが思い浮かぶ。
そっと瑞葉の脇に手を入れて立たせ、目を覗き込みながら困ったように微笑む。
「生きている者として、それは当然の感情なのかもしれん。だが、光があれば闇もある。
逆を言えば、闇がなければ光も生まれないんだよ、瑞葉……」
諭すように言うが、少しだけ天井を見上げてうなる。
「……ちょっと難しいかな?」
そう言って小さく笑うと、己を銜えていた事も気にせず口付けてショーツを脱がせていく。
>>952 「いえ、少しだけ分かる気がします。
でも……それでも……光の中にいても、闇のことを忘れては
いけない気もするんです」
そう言うと主人と唇を合わせる。
「……だからおじ様が忘れさせてくださるなら、そうして下さい」
主人のなすがままにショーツを取り去られ、
裸身を晒したまま前に立つ。
954 :
桜庭 奏:03/09/17 01:42 ID:RtzrGmBp
>>951 >もし何か悩み事が出来たら誰かに相談するのも手だ
その言葉を聞き、少し考えるような表情をする。
「…そのときは、相談にのってくれますか?」
マスターを見上げてそう問う。
>「若い頃はそうなるよなあ」
が、外見はここにいるメイドたちと大して年齢の差はなさそうに見える彼から
またしても謎の発言が出て片眉を上げる。
「若い頃…?
ねえ、マスターっておいくつなんですか?
そういえば、御主人様ともお友達のように話してらしたし……」
地下室でのマスターと主人との会話を思い出して首を傾げる。
「もっとも、あの時は、なんか冷たい視線で見られてる気がして少しショックだったん
で、マスターのことは壁だと思って気にしないようにしてたんですが。」
口を少し尖らせて呟く。
>>954 「もちろん。俺でよければな」
即答。
>マスターって〜
その言葉に肩をすくめてみせる。
「さあ?俺も憶えてない。
百年かもしれんし、普通に二十年くらいかもしないぞ?」
>壁だと〜
「いや、まあ、冷たいというか・・・それなりに心配してたんだけど」
止めようとして止められる主人だろうか。
>>953 「何を忘れたいと思っている? 一時の逃避もたまにはいいだろうが……」
瑞葉を目をどこか鋭い目付きで見つめつつ、何度も口付けを繰り返す。
「闇を忘れ、快楽に溺れるのはちと違うだろう……忘れてはいけない。どんな辛い状況でも」
片足の膝裏を持ち上げ、秘部を開くと、逸物の先端を擦り付ける。
「……と、言うのは簡単なんだがなぁ」
少しおどけた感じでそう言って瑞葉を油断させ、一気に貫いてみせる。
「ふ……いっそ溺れてしまうかな……」
957 :
桜庭 奏:03/09/17 01:56 ID:RtzrGmBp
>>955 「あら、覚えてないんですか……って……」
百年という数字が出て思わず口に手を当ててマスターを見上げる。
「…うぅーん。
なんだか混乱しそうなので、年齢のことは気にしないようにしますね。」
気になるのだが、そう言って好奇心を抑える。
人によっては、年齢の話はタブーになるときもあるのだ。
>・・それなりに心配してたんだけど
「…ホントですか?……よかった。
私、人前でお仕置きされるのって、たぶんはじめてで……。
ふと見えたマスターが、厳しい顔をしてたから、少しびっくりしちゃったんです。」
そう言うと、少し俯く。
「あの時は、少し、御主人様に……言ってくれたでしょう?
見られてたのは、とっっても恥ずかしかったけど、ありがとうって思ってました。」
>>956 「んっ、ふんぅっ!ふ、ぁんっ、く……ぅんんっ!」
口元を押さえるも、開いた秘唇に擦り付けられる肉棒の感触に
どうしても声が漏れてしまう。
>忘れてはいけない〜
「はい……やっぱり、そうですわね」
快楽に浸りつつも頷くが、
>いっそ溺れてしまうかな……
「あっ!? くっ、あ、あああぁぁぁっ!!!」
奥まで一気に貫かれて、大きな声をあげ、身体を反り返らせて
目を見開き、快感を全身で表す。
>>957 「そうそう。第一、俺がそうなってる理由なんか話しても難しくて君じゃ理解できないだろう」
何気に酷い事を言いつつ、慣れてるように笑う。
「遺伝子学や医学レベルでの話なわけだし」
>あの時は〜
「・・・どういたしまして」
自分では思った事を素直に口にしたまでである。
>>958 角度を変えつつ、瑞葉の内側をいたぶるように責めていく。
ぎりぎりまで引き抜いては激しく最奥を突き、瑞葉の身体が宙に浮かんばかりに
突き立てていく。
「瑞葉……可愛い悲鳴をもっと聞かせておくれ」
胸の頂点を口に含み、先程より強く歯を立てる。
「わかるか、瑞葉。私を感じるか……?」
腰に回転を加え、更に瑞葉を穿っていく。
>>960 「ひっ、くぁっ、ぅぅんんっ! す、ごい、です……
壊れ、ちゃいそう……っ!」
忘れてしまいたいことは沢山あるが、今はあえて考えないようにしようと
積極的に主人を貪り、悦楽に浸っていく。
胸の頂点に歯を立てられて、甘い悲鳴をあげ、主人にしがみつく。
>私を感じるか……?
「はいっ、感じ……ますっ、すごく、いっぱいで……大きくて、
温かい、です……ぅんんぅっ!」
淫らな水音を響かせながら主人に脚を絡め、腰を動かし始める。
962 :
桜庭 奏:03/09/17 02:06 ID:RtzrGmBp
>>959 >難しくて君じゃ理解できないだろう
「そうですね、私、医学や生物はさっぱりなんです。
血や、そういうナマモノを見るのが苦手で、すぐに脱落したから。」
マスターの言葉に気にしないようにそう返す。
「でも、そういう複雑な話なんですね。
弟…といっても、義弟なんですが、彼は今医学を専門に勉強してて、書物を
勝手に拝借して読んだことがあるんです。」
『全く分からないわけでは無いですよ』という感じでいたずらっぽく微笑んでみせる。
>「・・・どういたしまして」
「…あ、でも!あのときのことは、忘れてくださいね。
私も、マスターに見られてたことは忘れたいですから。」
慌ててそう付け加える。
あのときの事を思い出すと、背中やお尻の傷が治りかけでむずむずしてくるようで、
少し身体を動かす。
>>962 「それなら説明するか?」
中途半端に情報を与えたままで、変な誤解をされるのもアレである。
秘密にしても何の意味もないので、この際教えても構わないと思う。
「(ま、今の俺はただの人間だし)」
>あのときのことは〜
「OK、忘れておく」
そりゃあ女性がいたぶられている事なんぞ憶えていても仕方がない。
現在でも、主人の発言が半分程度しか記憶されていないほどである。
>>961 縋りつく瑞葉の脚を心地よく感じ、次第に動きが緩慢になってくる。
「私も温かい……幸せだ。今はとても……幸福だ」
ひくひくと逸物に蠢動が伝わり、たまらず瑞葉の唇に吸い付き、舌を絡めていく。
何度も瑞葉の唾液を嚥下し、息遣いを荒くしつつ抽送を再び開始する。
「くぅっ、み、瑞葉……絡み付いてくるぞ……いやらしいお前の液が……」
965 :
桜庭 奏:03/09/17 02:16 ID:RtzrGmBp
>>963 >「OK、忘れておく」
その言葉を聞いて安堵のため息を漏らし、ほっとした笑みを返す。
>「それなら説明するか?」
「…え?いいんですか?
でも、……話しにくいことなら遠慮しますよ。」
重大な秘密の匂いがするのに、簡単に教えてもらえそうになって何故か焦る。
「ほら、一番はじめに教えるのは、杏樹さん…とか。
……私に教えてもらっていいんですか?」
上目遣いでマスターを見る。
>>964 「はい……私も、幸せ……です」
唇を触れ合わせると、舌を求め合い、唾液を飲干しあって
ひたすらにお互いを求め合う。
「あっ、うんん〜〜っ! ダメっ、いけませんっ!
これ、以上はっ! い、イっちゃいそう……あぅんっ!
いやらしい瑞葉には、は、激しすぎですぅっ!」
途切れ途切れに言葉を並べながら高まっていき、
そしてついに膣内の襞を痙攣させながら達してしまう。
「くぅん……や、ひゃ、んああああっ!!」
>>965 「・・・彼女に話しても、「何いってるんですかマスター」なんて笑われながら
返されるだけだ。・・・まあいいや。今度また暇があったらにしよう。長くなるし」
あながち間違ってないのが人徳である。
まあ、マスターがこんな事を簡単に話せるのには理由があるのだが。
968 :
桜庭 奏:03/09/17 02:26 ID:RtzrGmBp
>>967 マスターの、杏樹の口真似部分で思わず噴出す。
「に、似てる……!」
口に手を当てて少し笑ってしまうが、
>・・・まあいいや。今度また暇があったらにしよう
コホンと小さく咳をして落ち着かせる。
「はい。だって、私とマスターってまだ会ったばかりなのに、もう秘密を知っちゃうなんて
悪いです。もっと、仲良くなったら教えてください。
そのときは、きっと私ももっと色々話してるだろうし。」
そう言うと、何かを思い出して微笑む。
「また一緒に飲みましょうね。」
椅子から身を乗り出して、マスターの耳元で囁く。
>>966 「ぬぅ……っ!?」
蠢動と共に強い締め付けに耐えられず、それを追い込むかのような瑞葉の
甲高い声を聞き、瑞葉に続いてついに果ててしまう。
「出る……まだ、出るぞ……瑞葉にたくさん注いでやるからな……」
逸物を脈打たせながら膣内で白濁液を迸らせ、名残惜しげに逸物を引き抜く。
「ふう、瑞葉……後始末をしてくれ」
目の前でぐったりとしてしまった瑞葉の頬に逸物の先端を押し当てて、残りを
口で搾り出すよう促す。
「これが終わったらワインとグラスを片付けをしよう……私も手伝う。そもそも
私のせいで割れてしまったのだからな」
そう言うと、はにかみつつ、ちらりとグラスの破片と床に広がるワインを見る。
>>968 >に、似てる・・・・・!
「そうか?」
意外な特技発見の瞬間。
「ああ、はは・・・まあ、そうだな」
仲良くなるのが前提条件か。
頭の中も幼いというか・・・・と考えている。
>また一緒に〜
「今度はとことん、な」
まるで好敵手を見つけたような表情で、酒を飲む動作をしてみる。
「さて・・・そろそろ部屋に戻るか」
>>969 「あはぁぁぁんっ! い、いっぱい……いっぱい、
熱いのがぁ……っ、おじ様の、白いのが……っ」
内部に納まりきれないくらいに大量に射精され、
腿まで白濁が伝い、汚してしまう。
>後始末をしてくれ
「はい……ん、むぅ……ちゅ、はぁん、むぅ……っ」
主人と瀬名とのこと、志保のこと、父のこと……
今はそれらのことを忘れて、目の前の「御主人様」だけに奉仕をしよう。
絶頂後の気だるさの中で、それだけを考えて
精と愛液に汚れたモノをしゃぶる。
>これが終わったら〜
「え……いえ、そんなわけには……
割ってしまったのは私ですし、おじ様にこんなことを……」
自らの後始末をすると、箒を胸元へ引き寄せて
一人で手早く掃除を始める。
972 :
桜庭 奏:03/09/17 02:44 ID:RtzrGmBp
>>970 自分の発言で『幼い』と思われているとも知らず、無防備に微笑む。
>「今度はとことん、な」
「ふふ、いいですよ〜。今度はおつまみを持って遊びに行きますね!」
すっかりマスターの部屋で飲む気になっているのか勝手にそう言う。
>「さて・・・そろそろ部屋に戻るか」
「あ、…そうですね。もうこんな時間。」
少し悲しそうな目でピアノを見つめ、名残惜しげに鍵盤にカバーを掛け、蓋を閉める。
椅子から立ち上がり、元の場所へ収めると、マスターと共に部屋を出る。
「……不思議。ここに入ったときとは全然違う気分です。
お別れは悲しいけど……みんな、出会いもあれば別れもありますもんね。
伊達さんは、それがちょっと早かったんです。」
廊下をマスターと並んで歩きながら自分に言い聞かせるようにゆっくりと話す。
「いい人でした。私にも、優しくしてくれて…。
絶対、忘れません。伊達さんっていう人がいたことを。」
どこか吹っ切ったような表情で呟く。
「それで、いいんですよね。」
自分に納得させるようにそう言うと、マスターを見上げる。
「ありがとうございました。
マスターのおかげで立ち直りが早かったかも!」
そう言うと大きく頭を下げ、「おやすみなさい」と頬に軽く口付けをする。
はにかんだように小さく手を振ると、しっかりとした足取りで自室へ向かう。
>>972 「大歓迎だ」
この屋敷に来て初めて対等に飲み比べられる人物の出現のため、どことなく
嬉しそうである。
「・・・・・」
ポケットに手を突っ込んで、奏の言葉を聞きながら歩く。
その表情から、奏への感心とどこか誇らしげな感じが読み取れる。
>「それで、いいんですよね。」
「ああ・・・それでいい」
瞳を閉じ、ゆっくりと頷く。
「・・・・お休み」
挨拶と同時に頬にキスされ、軽く固まる。
がすぐに微笑むと、奏に手を振り返した。
「これで・・・いいんだな、・・・・。
お前が教えてくれた通りに、俺は人に伝えていこうと思う」
何か女性の名前を呼んだようだが、聞き取れない。
どこかすっきりしたような表情で、自室へ戻る道を進む。
「(人の死は辛い・・・だが、こうして誰かを成長させてくれる。
いなくなる事は、決して悪い事ばかりじゃないんだ・・・)」
そう、心の中で思いながら。
「……ふぅ、疲れたぁ」
食器洗いを終え、一度背伸びをする。
一応、気持ちは持ち直したようである。
975 :
秋山 麗:03/09/17 22:22 ID:GfwH37hh
つい先ほど完成した、引越し時の食事用のバスケット(×2)を前に、
どこか平然とした表情で、紅茶を一口飲む。
「……ふぅ、今日引越ししなかったら、無駄になっちゃうわね、これ」
「あ、麗センパイ、お疲れ様です〜」
紅茶を飲んでいる麗に、声をかける。
977 :
秋山 麗:03/09/17 22:31 ID:GfwH37hh
>>976 「こんばんわ」
声をかけてきたみかさに返事をして、さらに紅茶を一口。
「顔が戻ってきたみたいね。昨日はとても見られない顔してたけど。
……もっとも、あなただけじゃなかったけどね……」
世界の終わりでも連想させるかのような、昨夜のみんなの顔を思い出す。
>>977 麗に明るく挨拶したが、返ってきた言葉で一瞬表情が暗くなる。
「センパイは…平気だったんですか?あ、私は…ちょっと、電話で励ましてもらって」
二三度頭を振ると、微笑して話を続ける。
「私達が暗くなっていても、戻ってくる志保さんが辛いだけです。何とか、支えになってあげないと」
なにか暇つぶしになる物はないかと
その辺を漁っていると、一冊のノートが出てくる。
「お、いいもんめっけ……えっと何々?今日は初めてごしゅじ……」
と、そこまで読んだ所で、どこからともなく凛香が飛んできて喧嘩になる。
980 :
秋山 麗:03/09/17 22:47 ID:GfwH37hh
>>978 「……あれで何も感じないようなら、人間終わったも同然よ」
一瞬言いよどむも、表情は変えずにそう答える。
>私達が暗くなっていても、戻ってくる志保さんが辛いだけです。
「そうよね。こういう時こそ、普段通りの時間を送らないと。
皆で暗い顔をしてても、悲しみを煽るだけだし」
そう言いながら紅茶を飲み干すと、ティーセットを片付け始める。
>>980 「そうですよね…。私達がしっかりしないと」
返ってきたその言葉に頷くと、麗に付き添って片付けを手伝う。
机に向かい、宿題を済ませてテニスのテレビゲームをしていると、奏に今日引越しらしい旨
を伝えられてランドセルに学校のもの、大きなテニスバッグにその他を詰め始める。
緊張した面持ちで、自分の紹介文を届けに行く。
桜庭 俊
奏の義弟で私立小学校に通う11歳の美少年。
家庭の事情で姉の働くお屋敷でしばらくお世話になることに。
「まったく、油断も隙もあったもんじゃない」
腕組みをして何かを見下ろしている、その目線の先には
ベッドの上で正座をさせられている悠斗の姿がある。
「もぉ〜〜!ちゃんと聞けー!……は〜〜〜、いいよもう、でも今度からは絶対にだめだかんね!」
どれだけ真剣に言っても、へらへらしている悠斗になにを言っても無駄…
と、悟ったか日記を持って、再び仕事に向かう。
「ふぅ……」
電話を切ると、改めて机の上の書類に向かう。
「次の館名は…どっちにすべきかな」
「…はい、新館ですか。……ええ、わかしました」
感情の起伏がないような淡々とした口調で話す。
そのトーンはいつもより小さかった。
里村 志保
孤児だったのを主人に拾われてメイドに。料理が得意なため、主に厨房を任されている。
恋人を亡くしてその後を追おうとするが、彼の意思や身に宿す新たな命により生きる決意を固める。
「わたしの項目はこう変更しておいて下さい。
……はい、すみません。あと数日でお仕事に戻りますので…」
マスター・カイル
以前屋敷に住んでいた主人の旧友。
恋人の死などの過去と決別を果たし、性格も明るくなっている。
お酒に異常に強かったり年齢を憶えてないなど、まだ謎がある人物。
「この混乱に乗じて1000は頂くか・・・」
すでに建っていた新館に驚く面々を横目に、黙々と埋め立てをする。
「1000〜♪」
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。