HELLSINGヘルシングのキャラでハァハァ Part3
リコーダー吹いてたり、棒アイス舐めてたりでも充分エロなのに試験管とは・・・
セラスたんとリップたんと由美江たんは
このあと各自の○○君相手に試したんだろうか?
ゾーリンに教えてもらったとか言って(w
>殺伐とスタイリッシュにエロティックで切ない
ときヘルってそんな高尚なもんだったのかっ。
特にスタイリッシュてあたりが。
でもやっぱエロパロは面白いなと思いましたわ。お見事ですわっ。
はい!
リップちゃんのナメナメ実践編キボンしまーす
インデグラ先生はしたたかに反撃しそうではあるが
>704
姐さん豪快でイイ!!セクハラ倍返しタイプワロタ。
だがしかし、姐さんにマンツーマンでエロい事されたいと思っている俺は逝ってよし。
リプタンと由美江はときヘルのあの勢いならマジやりそうだな
>ナメナメ実践編
セラスはちょっと想像できん。
インテグラ先生はゾリン姐さんに怒鳴り込んだりしないだろうか、
生徒に変なこと教えんなとかいって(w
マクスウェルはこの授業を笑って黙殺しそうだが。
「生徒におかしな事を吹聴するのは慎んでいただきたい」と抗議しに来た
インテグラ先生を「清純そうな顔してても、裏では色んな男とヤッてんデショ?」と
言葉責め&手も出しちゃう両刀なゾーリン先生キボン。駄目?
インテグラ先生、どう考えても清純そうな顔じゃないと思うが・・・服装はあれだし。
話聞いても鼻で笑ってそう。
つーか、高校生でもこんな保健体育やるの?
私は中学一年でセクースのやり方から習いましたが(しかも男女合同)。
リプの場合、僕のほうがそういうの嫌いそう。
ああいうやつはエチーでは奉仕されるよりするのが好きなタイプと見た。
てゆーかインテグラ先生、他の件ではタイプ1だろうけど、
この手のことに関してはタイプ3だと思う。
保健体育@ヤロークラスをもし受け持つようなことがあれば、
Gスポットとは何かとか教えそう。
わはは!ゾーリン先生サイコー!!!
でもドク先生がなんかすんごく可愛いわ(w
彼にももっと光を〜
あの〜、ときヘルアンデルセンにボコられるセラスは駄目ですか。
アーカードの指図で他校の不良(少佐の手先)との抗争に参入して
目をつけられて、とか。
セラス一人だと死体にされそうな予感がするので一応アーカードに
乱入してもらって。
それじゃもっとヤバそうなのでインテグラ先生にお出まし願って。
アイルランド辺りの流れで。
神父様なアンデルセンは本編がらみではエッチは論外ぽいんで、
ときヘルでなんとかできませんか〜
リップの銃がアレならアンデルセンの銃剣…どう考えても鬼畜…
怖い総番がみたいっす〜
それって、アンデルセンによるセラスゴカーンってこと?
肉体的にボコるだけじゃないんですよね。
本編あのシーンの再現は面白そうだけど、
ときヘルのセラスをやっちゃってオケーなのか、皆さんはどー?
まあゴカーンじゃなくても性的暴行ってできるけどな。いろいろと。
アンデルセンに中途半端はないでしょう。
徹底的に姦るか、全く姦らないかの二値問題。
個人的にはアーカードが来た時には既に姦った後で、しかもカトリックらしく
避妊なんてしてなくて、マッドな笑みを浮かべて「子宝を授かるかどうかは
神の思召のままに!」とか言ってんのが良いな。で、そのまま旦那と殺し合い。
そして再会した時に素で「子供はできたか」とセラスに尋ねるアンデルセン。
慌てて「でででできてません!」と素で答えるセラス。
「できるかヴォケ」とアンデルセンと殴り合いになる旦那。
見たいかも。
ときヘルセラスたんにはしやわせでいて欲すぃ漏れはここの住人として軟弱すぎでつか?
つかそれ以前に女をコマしてるアンデルセン番長ってのに違和感バリバリなんすけど…
やるならときヘルじゃなくて別の鬼畜パラレルにして欲すぃdeath。
いや、リップ鬼畜編の時の反応を考えると
私もやらないほうがいいんではという気が。
特に私はやらないほうがいいんではという気が。
他に気軽にやれる人がいらっしゃるならそっちのほうがという逃げが。
どーしてもってことなら、
ゴーカンまでいかないエロ、裸に向きつついたぶる程度が限度かなと思ってます。
「汚らわしい売女め、その姿を晒してやる」程度で。
見たーい。
でも、その場合は心情よりエロ描写を重視でお願いします。
セラスの口からつらい気持ちを切々と語られると
かわいそうになってきちゃいそうなんで。
>732
つかそこまで煮詰まってるなら自分で書けばいいじゃなーい
と思うのはちょーゴーマーンでしか?
>739
善し悪しは別として、別に傲慢ってほどのことではないと思うよ。
ただ、そういう意見が支配的になると、
たとえばあなたが >739 で書いたような意見に対しても
「そういうこというならお前が書け」
みたいな意見がまかりとおるようになったりするけどね。
>739
いや、言い出しっぺとしてはお気に入りキャラたるセラスが
胸以外のとこであんましいじってもらえてないのが勿体ない、
いいキャラしてるのにいう思いからの突発的なネタだったもんで。
アンデルセンを持ち出してきたのも、アーカードとためはるキャラの
くせに出番少なすぎだYO!という思いただそれだけ。
自分で書いちゃえ、とは思うもののそうなるとそれでいろいろ懸念も
あるわけで…。
エッチ場面は無くってもいや無い方がいいのか?とか。
ときヘルだと神父様縛りが無い代わりに、さわやかセラスのイメージの
保持も重要。その辺の塩梅がさあ、ほら難しいとこで。
ときヘル版はエロ抜き不問に処すってことなら裏セラスな正調番長ものという選択もあるわけですが、どうなんすかね。
皆さんの様子を伺ってみないと、突っ走ってブーイングな悲しい目にあいかねん。
SS初心者がこんな濃いスレにいきなり投下はできませんよう。
びみょーに殺伐としてきた所を失礼!
ゾーリン先生の授業に笑って頂き感謝の極み!! ズパッ
自分、悟りました。もう迷いません。
これから堂々とステポテチーンさせてもらいます。
保健の授業、あの元ネタは昔ニュースで見た実際の話にて候。
ただそれが厨房か工房かは記憶にございません。
インテグラ先生タイプ1、あれは我が脳内妄想にて候。
先生は自他に厳しく公私にけじめをつけるのだ! と思っていたりしなかったり。
ただタイプ3やるとしたら、もの凄い卑猥な英語のスラングで怒鳴りつけるとかw
なめなめ実践編、ドク先生に光を、両方とも面白そうですね、ステッキーですね。
やってみていいですか? 今例の日記書いてるのでかなり遅れそうですが。
なめなめ編、リップ委員長はアレなんで、自分で投下した由美江で。
と言いますか、自分はどうやら由美江を愛してしまったらしいです。
それから自分は根が善人なので気軽にごーかーんは出来ません。
リクエストにお応え出来ませんので。誰もしてないけど。
長々と失礼しました。それではみなさんヘルシングでマターリ萌えて下さいまし。
追伸:このスレのみなさまはとても広くて温かい心の持ち主の方ばかりです。
でなければ、自分は今まで好き勝手絶頂にやれませんてw
お気軽にご参加下さいまし。いいですよね、よんよんさんさん! ダメ?
てか、ここはよんよんさんさんのSS専用スレじゃないし わざわざお伺い立てなくとも好き勝手絶頂にすれば良いと思う。
>742
ヘイ、ミスター!
根が善人な人は局長をハチミツ漬けにしたり
由美江でケーキを作ったり、さわやかにエログロしたりしません!
悪 人 で も い い か ら も っ と や れ ! が ん が れ !
>743
敬意をしめしてんだろ?
原作ものはそれでいいとして、ときヘルは一言ぐらいあっていいんじゃないか。
サイトまで作ってくれてんだし。
745 :
742:03/09/09 00:18 ID:AzMmPtz0
あ〜やっちゃった!
最後の行は「ときヘルに」の一言が抜けてしまいました!
SS書きのクセに、日本語が不自由なのは…もう、バカァ!自分にバカ!
>>744 フォローありがとうございます。人の情けが身に沁みます…
ああ、ちょっと褒められるとすぐこれなので余計な事は書かないようにします。
とりあえず責任とってハルコンネンを口にくわえて発射して逝ってきます!
ハルコンネン口にくわえるには、たぶん吸血鬼なみの柔軟性が必要なんだな。
作ってくれたといっていただけるほどのもんではありませんが。
私自身修行のつもりでこちらを利用させていただいてるって面もありますし。
でもこうやって人の意見聞きながらそれを形にしていくってのは
正直楽しいです。自分に出来る(書ける)ことはやりたいなと思います。
>739
それは禁句だっ。私もちょっと前で文章書きたくても書けなかった人なんで。
私もアンデルセンは書いてみたいし、グラ派vsマク派も書いてみたいっす。
だから前に書いた服破けて胸ぽろり程度のエロで
なんか考えてみようかと。
うん、でもときヘル乱入は好き勝手絶頂にやってもらっていいですよ。はい。
今日は疲れたのであんまり話がまとまってないけど。寝る。
グラ派vsマク派・・・どんな修羅場になるんだろう ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
今少佐派がドク先生不在で半壊状態なのに(w
○○○○さんはSSの勢いをそのままレスにしちゃうと失敗するのね(w
お元気だしてね
>742
きゃー!!!ドクにスポットライトが?!
そうすると栽培中のあやしいキャベツとか
実験室でのあやしいレシピとかが見られるのかしら〜。
なんか萌えがエロとはまったく無関係な方向に(w
>そうすると栽培中のあやしいキャベツとか
ドクは小佐で人体実験してたのか…あなどれん。
あ。なんかすごい納得した。
軍隊さんの食料→少量で適度に満腹できて高カロリーが理想
(持ち歩きやすさとか保存とか、調理の手間の少なさとか味も必要だけど)
ドクがそれを研究→少佐でこっそり試食実験→肥満( ゚Д゚)ウマー
エロネタでなくてすまん。
リプたんに剃毛プレイしたいな。したいなったしたいなっ。
とりあえずベイドリック事件の前編書きました。
まだ導入編というか、アンデルセンと鉢合わせの直前までです。
後編は今日の夜あたり予定。
では投下開始。
「アーカード、ちょっと指導室に来い」
放課後、アーカードが廊下を歩いていると
駆け足で追いついてきたインテグラが彼の耳を掴んだ。
「いてーじゃねーか! なにすんだこらぁ!!」
と言いつつひきずられていくアーカード。
また何かやったのかと周囲の人間は気にもとめなかった。
ばたんと生活指導室の扉を閉めると、インテグラは何事もなかったかのように言った。
「アーカード、仕事だ」
「あ?」
「うちのクラスの馬鹿二人がベイドリック学園の不良共に喧嘩を売って
見事に返り討ちにあい、ラチられているらしい。一応生徒だ、助けて来い」
そう言ってさっさと、件の学園の見取り図を取り出す。
「この現在は使われていない旧校舎がベイドリックの不良共のたまり場らしい」
「んで?」
アーカードは椅子に座って興味なさそうにそっぽを向いた。
馬鹿二人の顔はすぐに思いつく。一ヶ月程前にボコッたところだ。
私立ヘルシング学園、
それは余所の学校で持てあました不良のみなさんも受け入れる心の広い学校。
その中でも強さを見込まれたものは、教頭にあるいは愉駄に勧誘され
見込まれなかったものはインテグラ先生のクラスに放り込まれる。
あとは何かの拍子にアーカードかアンデルセンに喧嘩を売って身の程というものを学習。
以後は大人しく学業に専念なさることになっている。見事な再生工場との評判である。
が、件の馬鹿二人は更正できなかったらしい。
ヘルシング学園が無理なら隣を制圧などと考えて返り討ち。
「極めつけの馬鹿だな」
心底つまらなさそうにアーカードは言った。
「まあ一応うちの生徒、私の生徒であるからには取り返してきてくれ」
インテグラはその前に手をつき、やはりつまらなさそうな顔で言った。
「報酬は?」
アーカードはインテグラの胸元を指ですっと触る。
「後払いだ。大体こんな程度の相手に報酬を払うのも勿体ないんだが、仕方ない」
インテグラはその指を捕まえて自分の指とからませた。
「ベイドリックは色々問題のある学校だからな。大事になるまえにさっさと片を付けたい」
「じゃあセラスを連れて行っていいか?」
「お前、さぼる気だな」
眼鏡の下で冷たく目を細めたインテグラにアーカードは笑ってみせた。
「あいつの練習相手にちょうどいいじゃないか」
「と、いうわけだ」
今度はアーカードがセラスを捕まえて事情を説明する。
「うちのクラスの麗しき同級生だ。助けるのに不満はないだろ?」
「あのぉ」
俺の女になるかわりにクラスの防衛を手伝え。それで話は済んだはずだったのに、
いつの間にかずりずりとアーカードの手下、助手扱いされている。
セラスは今では彼がインテグラ先生の為に働いていることも薄々知っていた。
「嫌なら、ヤルか?」
トドメはいつもこれだ。
トホーという顔でセラスはアーカードを見上げた。
しかも、素直なセラスは助けられた恩を忘れられないでいる。
「で、いつ行くんです?」
「今からだ」
一方こちらは図書室。今日はここに国語教師マクスウェルとアンデルセンだけが居た。
「先生、なんのご用でしょう?」
厳つい体をまっすぐ伸ばし、優男のマクスウェルの前に立つアンデルセン。
知らないものが見たら驚くだろう。
「いやぁ、ちょっと面白い事態になっていてね。君のクラス、インテグラのクラスでもあるわけだが」
彼は同僚の女教師の名前を口にする時、露骨に嫌悪感を表して見せた。
この二人の仲の悪さは有名だ。だが何故仲が悪いのか知っているものは少ない。
ま、単純に学園創立者の娘として学園支配権の35%を握るインテグラに対して
マクスウェルはヘルシング学園を乗っ取るため派遣されて来た存在であり
現在理事の20%まで買収済みという単純な構図なのだが。
でもってさらなる理由は創立者はここを聖公会(英国国教)系ミッションスクールにしたかったのに対し、
マクスウェルはばりばりのカトリック信者であり、ここをカトリックの学園としたいわけなのだが。
当然マクスウェルの背後についているのはイタリア系の怖い人。
ちなみに後の30%は少佐教頭が握り、残り15%は浮動票となっている。
おかげで理事会は毎度大荒れ。それは今回は関係ないが。
「あの堕落女が何か?」
アンデルセンの口調は教師に対するものとは思えない、
マクスウェルさえちょっとまずいんじゃないのーと思ってしまうようなものだった。
「いや、今回はインテグラ先生は直接は関係してないんだけどね。
君のクラスに最近入った二人の新入生、それがベイドリックの連中に捕まったらしいんだよ」
それを聞いてアンデルセンの目がきらりと光る。
自校の生徒は自分に服従している限り守るべきもの、他校の生徒は敵。
彼の哲学ははっきりしている。まさしく番長にふさわしい。
「行きましょう」
アンデルセンはくるりときびすを返して図書室を出て行った。
その背中に向かってマクスウェルはつぶやく。
「あ、ハインケル君の調査によるとインテグラ先生の指示で
アーカード君とセラス君も向かっているらしいんだけどねー」
さて、彼らが鉢合わせしたらどうなるか。マクスウェルは楽しそうに手を振った。
「ここか」
アーカードは問題の旧校舎の前に立つ。適当の目の前のドアを蹴破った。
「あ、なんだ、お前ら!!」
振り返るベイドリック不良下っ端族の皆さん。
「ほら行け、セラス」
アーカードは彼らに向かってセラスを突き飛ばした。
「え"ッ!? はア!?」
仕方ないのでとりあえずセラスは目の前にせまってきていた一人を
くるりとかわしてそのまま背負い投げ。
あのーという目でアーカードを振り返ると、彼はニンマリ笑いながら手を振っていた。
「ぼっとしてるな、後ろに来てるぞ」
振り向きざま、セラスの蹴りが不良のみぞおちを直撃。
「どうせこいつらは雑魚だ。お前が掃討しろ」
アーカードの声が後ろから響いてくる。その中をセラスは突き飛ばし蹴り飛ばし投げ飛ばす。
「はッはア? えッ ええッ」
いくらなんでもそれはひどいんじゃないですかーという叫びだったが、
不良の皆さんには何かむかつく反応だったらしい。
余計怒り狂って向かってくる。
「めんどうくさい。おまえやれ。俺は上の番長をやってくる」
それだけ言うとアーカードは走り出した。不良どもの間を見事にすり抜けて行く。
相変わらず人間離れした動きだなあとセラスは思った。
これだけ密集していてまったく捕まらないのだから。
「さっさとしろよ!」
その声を残してアーカードは階上へと走り去っていった。
「はッ はッ はいーッ」
あとをぽかんと見上げる不良の皆さん。少しどうしようか考えたらしいが
とりあえずセラスの方に向き直ってきた。
ファイト開始。
アーカードは二階の不良中級族の皆さんを相手にしていた。
とはいえやっぱりつまらない。
「いてっ」「うわぁっ」
彼の指から放たれる石の粒によって、不良の皆さんは打ち倒されていく。
指弾というやつだ。材料はインテグラ先生のマンションにある観葉植物の根本にしかれた石。
パチンコ球のように適度な大きさで適度な威力があるので毎回勝手に拝借している。
彼は今回徹底的に手を抜くつもりだった。
不良の皆さんは近寄ることすらできず、眉間直撃されて昏倒していく。
中級族の皆さんは幹部だけに数が少ないので、一階より早く終わってしまった。
仕方ないのでもう一度一階を見に行く。
「うおりゃああああっ」
セラスは完全に戦闘モードに入っているようだ。容赦なく相手を叩きのめしていく。
「セラスぅ、こいつらだって好き好んでお前の相手しているんじゃないんだから、
速やかに再起不能にしてやるのがこいつらの為ってもんだぞ」
アーカードは階段に腰掛けて観戦しながら声をかけた。
同時にセラスの前に立った不幸者に、見事なアッパーカットが決まる。
「うわぁ!!」
さすがにそろそろ逃げようかと思った残り少ない不良さんにも
セラスは見事な跳び蹴りを食らわせた。
「どうやら分かってきたようだな」
アーカードは満足そうに笑いながら、階上に逃げようと、つまり自分に向かって走ってきた
一番の不幸者を、座ったまま腰を軸に横蹴りをくらわせて階段から落とした。
「さあ、雑魚は片づけたんだ。さっさと親玉も探し出して片づけるぞ。セラスぅ」
そういうアーカードの脇をセラスはすたすたと二階に上がっていく。
まだ戦闘モードが解けていないらしい。次なる敵を探している。
アーカードは満足げにその様子を見ながら、後ろから階段を上がっていった。
セラスは乱暴に二階の扉を開ける。
スパッ
「えっ」
中からはなにも気配などしなかったのに。
そう思う間もなくセーラー服のリボンが切り取られていた。
*
「ん?」
インテグラはバイク置き場からアンデルセンの大型バイクが消えていることに気が付いた。
何事にも鷹揚なヘルシング学園は生徒のバイク通学すら許可している。
もちろんアーカードもバイク通学組だが、今回はセラスが居たので歩いて向かったらしい。
「ヘルメットもないのに二人乗りなんてできません!」
と主張する彼女の姿が容易に目に浮かぶ。
ともあれ、何か嫌な予感がした。
ベイドリックの件はまだ漏れていないはずだが、万が一アンデルセンが知っていた場合、
彼もまたベイドリックに向かっただろう。彼の番長哲学に基づいて。
そうなった場合、アーカードたちと現場で鉢合わせする。それはまずい。非常にまずい。
インテグラは携帯電話を取り出して、大嫌いなマクスウェルを呼び出した。
「おや、インテグラ先生、どうなさいましたか?」
相変わらず嫌みな声が聞こえてくる。
「ちょっと聞きたいんだが、お前の配下のアンデルセン、今どこにいる?」
「さあ。どっかで我が校のために戦ってくれているんじゃないですか」
その答えを聞いてプチッと通話を切った。
さっさときびすを返して駐車場へと向かう。
「同じ学園の生徒同士がよその学校で争っている場合か。あのバカ狂信者!!」
*
後編に続く
うわあー超燃えな話だー
このあとアンデルセン番長が例の
「かわいらしい声でなくじゃ(ry」
のセリフがでるんじゃろか?今夜が楽しみだ
ところで少佐が握ってる理事30%はまさかオペラハウスのご老人たち?
うわー聞きてぇー!!!!>「かわいらしい声でなくじゃ(ry」
>760
そんなセラスに胸キュンなアンデルセン&旦那
ありえねぇ
762 :
759:03/09/10 23:00 ID:8ZbGtPQP
すまねー正確には
「ずいぶんとまァ可愛らしい声をあげて(ry」
だった・・・どっちにしても萌え燃えだけどね(w
うむ、萌え燃え。
ところで冒頭、グラ先生に引き擦られてく旦那可愛すぎ(w
委員長に狼藉三昧してた頃が嘘のようだ〜
すいませんー。ついさっきまで、またアクセス規制くらってました。
待ってくれていた人、ごめんなさい。私が悪いんじゃないけどナー。
後編投下は今日の夜で勘弁してください。
いい子で待っていまつ。くそう、業者が憎い…。
いろいろとお待たせしますた。
ではこれから投下します。
あんまりエロなし、ひらすらパロですが。
不良さんの溜まり場らしく、旧校舎の窓はすべて目張りがしてあった。
だから電気のついていない部屋は当然暗闇だ。
その暗闇から一筋の光がセラスのリボンを切り裂いた。
セラスはもちろん反射的に後ろに跳び下がった。しかし間に合わない。
また一筋、体に達する。
「あ、あ、あ"、あ、あ"、ああ」
スッ スッ スッ スッ
声にならない恐怖をあげて逃げる彼女を嬲るかのように、ただ銀の光だけが彼女の体をなぞった。
ぱっとセーラー服がはだけた。というより細切れにされて空中に舞った。
セラスの胸が完全にあらわになる。ブラまで切り裂かれて、大きな胸は鞠のようにはずんだ。
そのくせ白い肌には傷一つついていない。
だが、戦闘者としてまた女の子としての精神的ショックはかなりのものだった。
「きゃあああああああ!!」
「ずいぶんとまァ、可愛らしい声をあげてくれるんだね、お嬢ちゃん」
そして部屋の中からゆっくりと姿を現したのは、両手にバタフライナイフを持ったアンデルセン。
彼はそのナイフを一閃して廊下の配線も切った。
たちまち廊下は暗闇につつまれる。
ただ他の部屋の電気はついているので真っ暗闇とはならなかった。
「アンデルセン!」
アーカードは叫んだ。あの声は本気だと、セラスは思った。
「我が校に逆らう者を始末するのが我が使命」
アンデルセンはわずかな光を反射してきらきらと輝くナイフを手に、
その大きな体で廊下をふさぐように立った。
「面白いところで会ったな、裏切り者ども」
「あ"ぁぁ」
戦闘モードの高揚から一転して、精神的に叩きのめされたセラスが後ろでうめき声をあげる。
アンデルセンはその声を聞いてまた嬉しそうに笑った。
「そんな程度ではすまさんよ。まだ肌には一切傷をつけていないのだから。
久しぶりに本気で戦える状況だ。楽しませて頂かねばね」
「マクスウェルだな」
アーカードはそっと右手を後ろポケットに突っ込んで指弾を用意する。
彼は4発まで同時に飛ばすことが出来た。
「その通りだ。インテグラの犬共」
ゆっくりと二人は歩み寄る。
「ここに居たベイドリックの番長はどうした?」
「とうの昔に始末したよ。とんだ雑魚だった、楽しむ間すらありはしない」
だがお前らとは楽しめそうだ。アンデルセンの目はナイフはそう語っていた。
ギシ ギシ ギシ
古い廊下を二人は一歩ずつ近づいていく。
互いの間合いに入ったところで歩を止めた。
「残っているのは貴様らだけ」
「そうかい」
同時に二人は動いた。
ひゅうとアンデルセンはナイフをひるがえし、アーカードは指弾を飛ばす。
ナイフはアーカードの首筋を切り裂き、
指弾はすべてアンデルセンの顔面に命中して眼鏡のレンズも半分割った。
アンデルセンは思わず顔に手を当てて後ろに飛ぶ。
着地点にアーカードの左手の指弾がはじけ、
アンデルセンはバランスを崩して廊下の壁に派手にぶつかった。
図体が大きいだけにダメージも大きそうだ。そのまま崩れ込む。
「アーカードさん!」
血を見て動揺するセラスにアーカードは向き直った。
「皮一枚切れただけだ。いくら俺たちが奴にとっては裏切り者とはいえ、刃物とはな」
フンとバカにしたように鼻で笑う。
「これでも着ておけ」
アーカードは上着は着ない主義なので、シャツを脱いでセラスにかけた。
彼自身はまだその下にタンクトップのアンダーシャツを着ている。
セラスはあわててそれに袖をとおし、ボタンをはめようとして気が付いた。
「アーカードさん!」
後ろからアンデルセンが突進してきていた。振り返る余裕はない。
アーカードはそのまま姿勢をかがめて前に逃げた。
「クッ、ククッ、クカカカカッ」
アンデルセンの笑い声が響く。
アーカードは振り向きざま、再び指弾を放つ。
アンデルセンは顔だけはガードしつつ、気にせず突進してきた。
彼の指弾は肋骨くらいは折る力があるのだが、アンデルセンの体には通じないらしい。
ナイフが再びきらめいた。
「この刃物男があ!」
「お前こそ飛び道具なんぞに頼る軟弱者め!!」
どこまでいっても二人の価値観は合わないらしい。
廊下の端が近づいてくる。
アーカードはナイフを狙って最後の指弾を飛ばしたが果たせず、
刺されるよりは階段から落ちる方を選択した。暗闇の中に落下する。
ずん
はるか下の方でにぶい音が響いた。
「アーカードさん!!」
セラスの悲鳴が響く。
「がははははははは!!」
アンデルセンの哄笑がそれをかき消すように響き渡った。
「こんなヤツがインテグラの切り札? まるでお話にならない」
アンデルセンは階段を見下ろしながらつぶやく。
そして後ろを振り返った。アーカードの白いシャツをまとったセラスが必死に逃げていくところだ。
セラスは逆の階段から一階に下りた。
足元にはさっき自分が叩きのめした不良さんたちが転がっている。
ドアに向かおうとして、暗闇の中を不良たちの体につまづきながら必死で逃げる。
「どこに行こうというのかね。どこにも逃げられはせんよ」
暗闇の向こうから声が聞こえてくる。
「ゴミはゴミらしく処分されるべきだ。再起不能になって我が校から去れ」
逃げなきゃ、逃げてインテグラ先生に頼るしかない。もう私じゃ全然手が付けられない!
セラスの頭の中はそのことでいっぱいだった。
廊下の向こうから黒い大きな影と、影が両手に持つナイフの煌めきがせまってくる。
彼は不良などにつまづくことはなく、何も気にせず、すべて完璧に踏みつけていた。
やっとたどり着いたドアは開かない。
「な? ええ!??」
「大人しく皆殺しにされろ、裏切り者どもめ」
今度こそ切り刻まれる。殺されるっ。セラスはパニックになってあたりを見回した。
窓はすべてふさがれているし脱出経路は・・・ない。
「終わりだ」
後ろでアンデルセンの声がした。
ひゅうッ
飛んできた何かをアンデルセンはとっさにナイフでふさぐ。それはダーツの矢だった。
「彼女は私の生徒だ。なにをしてくれるんだ、アンデルセン?」
廊下の電気が回復して(一階は普通にスイッチを切っただけらしい)、
扉の前に立っていたのはインテグラ先生だった。
「インテグラ・・・先生自らお出ましとは、せいの出るこったな」
アンデルセンは呟く。
「すぐに退け、アンデルセン。今なら不問に処してやる。
でなければこれはマクスウェルと私の間で重大な問題となる」
インテグラは強い口調で勧告した。
「退く? 退くだと!? 我々が!? ヘルシング学園の真の支配者たる愉駄が?」
アンデルセンは平然と舌なめずりをしてみせた。
「ナメるなよ、売女」
「せ、先生になんてことをっ」
思わず口をはさむセラスをアンデルセンは同じく汚らわしいものを見る目で一瞥した。
「どうせアーカードもその体でたらしこんで利用しているのだろうがっ。
このお嬢ちゃんはそのアーカードにさらに抱かれているクチかね?」
セラスの顔が怒りで真っ赤に染まる。
インテグラはその肩に手を置いてなだめながら、平然と笑った。
「お前ごときの知ったことではない。所詮お前も駒の一つに過ぎんくせに」
アンデルセンは怒りの叫びをあげてナイフを振りかざしインテグラに突進する。
インテグラは腰のベルトを引き抜いてパアンッとそれを払った。
それでナイフは彼女の体ではなく、その両側に深々と突き刺さる。
「お前、本気で私を殺す気か?」
冷たく軽蔑した瞳で見返すインテグラに、
アンデルセンはわずかに気圧されながらも最後のカードを切った。
「貴様ご自慢のアーカード、二階から地下まで落ちていったぞ」
「ふうん、それだけか?」
インテグラは鼻で笑う。