1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
1:03/07/30 00:41 ID:lyuZUCv4
前スレが作品投下中に容量超えてしまったようなので立てました。
作者さん、ごらんになってたらどうぞ続きをお願いします!
3 :
前スレ 935:03/07/30 01:03 ID:r0l9lpGh
容量オーバーで誘導のレスすらできなかった。
さすがSSメインのスレだ。
ここは自力で探してもらうしかないか。
前スレ951さんへ
UPのやり方は個人の好きでいいと思います。
SSを書くには本人の気が乗っていることが重要ですから。
ただ、時間を開けてUPするなら、タイトルをつけるなどして
どのレスの続きかを明示した方が読み手にとってはありがたいです。
4 :
3:03/07/30 02:31 ID:r0l9lpGh
1さんは百合萌えスレに広報し、俺はエロエロ発言を考えるスレにリンクを貼った。
三匹スレやよみともスレにも告知するべきでしょうか?
それと見つけてもらうために少しの間age進行で。
あぼーん
即死回避age
あぼーん
あぼーん
あぼーん
10 :
名無しさん@ピンキー:03/07/30 17:18 ID:hS9GZjox
念入りに保守
みんな気づいてくれー
あぼーん
不注意で前スレ埋めてしまって申し訳ありません。
続きはります……。
「暇潰しのつもりで渡したのに、本気になってた」
「違う! 違うって!」
神楽は顔を真っ赤にして反論してくる。大体私の言いそうなことは
分かっているのだろう。必死だ。私のへ理屈が通ったら大変だからな。
でも、今回も通させてもらおう。
「私より、そんなおもちゃの方がいいんだ」
「違う! そんなこと言ってない!」
「言ってないけど、イッタよね」
「…………」
今のはちょっとオヤジギャグが入り過ぎていた。まあいい。
「神楽、そんなに私よりそれの方がいいなら、ずっとそれで遊んでいるといい」
「そんな。ねえ榊……」
「知らない」
私は手のひらの上の手錠の鍵をぽん、と神楽に見せるように垂直に放り投げて、
受ける。二、三回繰り返す。そして。
「それで遊べるんだろ? だったら、この鍵はいらないな。ずっとそこで
一人で遊んでいてくれ」
鍵を握りしめると、私の制服のスカートのポケットの中にしまいこんだ。
神楽がいきなり私に飛びかかってくる。
「嫌だっ! 鍵よこせよ!」
だが、私がすっと下がってしまうと、繋がれている神楽は私に触れることも
できない。こちらを見上げる神楽の目は涙目だ。面白くなってきた。
「宿題は邪魔する、お願いは聞いてくれない。それで今の態度はないよね。
少なくとも、『よこせ』はないよね」
諭すように、ゆっくりと神楽に語りかける。そう、じわじわいこう。
じわじわと。
「あ……た、頼む、榊! お願いします! さ、榊様!」
榊『様』と聞いて、私は一気に不快になった。これもいじめる口実に
してしまうか。
「様って……馬鹿にしているのか? そんな調子よく持ち上げるような
言い方……」
「あ、いや……」
「私は、神楽がちゃんと私を大事に思っていてくれることが分かればそれで
よかったのに。おだてろなんて言ってない」
私は神楽に背を向けた。本当はいやらしい格好の神楽をもっと見て
いたかったけど。
「違う! 榊! おだてたとかじゃなくて!」
「なんだかんだ言って一人がいいんだよね。なら、それでいいじゃないか」
そう言って私は机に向かった。
「いやぁ……助けて……榊……」
神楽はさめざめと泣き出した。またやりすぎたかもしれない。そろそろ流れを
変えよう。
「実は、まだ英語の宿題もあったんだ」
椅子の上で神楽に向き直りこう言うと、涙をぼろぼろとこぼしながら、
神楽がこっちを見た。
「この宿題が終わるまでの間、神楽は一人で遊んでいるといい」
「いや……榊、お願い……」
神楽の目からあふれる涙の勢いが増した。
「最後まで聞いてくれ。遊んでてもいいんだけど、本当に私がいいんなら、
ちゃんと我慢してくれ」
「一人では遊ばないよ! 榊と……」
「それじゃ私はその気にならない」
神楽が追いつめられていくのが分かる。目が落ち着きがなくなり、口は
何か言いたいけど言葉が見つからないのか、もごもごと動くだけだ。
「神楽、私は宿題をして疲れている。その気にならなかったら、神楽を帰して
そのまま寝る」
「え、じゃあ……」
「我慢して、私をその気にさせてくれれば嬉しい」
神楽は奥歯を噛み締めている。私の言っていることはつまり。
「榊……。これで一人でして、その……ィクなってこと……」
その通りだ。神楽もちゃんと理解してくれて嬉しい。イクという言葉を口に出すことも
恥ずかしいようだが。
「判断は君に任せるけど。でも、わかるよな?」
「くっ……」
神楽は私に体を隠すように、小さくなって始めようとした。
「待って! ちゃんと見せて欲しい。こっそり達せられては困る」
神楽の顔に絶望が広がった。
「頑張って」
これだけ言っておいて、頑張っても何もないもんだ。私は心の中で自嘲ぎみに笑った。
「…………」
神楽は黙ってピンクローターを胸の突起に当てている。神楽がピンクローターを
動かす度に響くモーター音が微妙に変化する。時折、神楽の瞳が焦点を結ばなくなり、
自分だけの快楽の世界に浸りはじめる。その度に私は声をかけた。
「私のこと……」
「さ、榊が一番だよ」
しかし、焦点が合わなくなる頻度がどんどん高くなっていく。そして。
「ふ……ふ、あぁ」
神楽は、ピンクローターを持っていない左手でピンクローターの当たっていない
右胸をやわやわと揉み始めた。たまらなくなったのだろう。両手をクロスさせて、
右手はピンクローターで、左手は素手で自分を慰めている格好だ。
「我慢、できないなら無理しなくていいよ」
私がそう言うと、はっと我に返りふるふると首を振る。
「神楽の大事なところは、我慢できないって言ってる」
私は神楽の股の間を指差した。もはや私は宿題などやっていないが、
神楽はそんなことに気付く余裕はないようだ。ぶんぶんと首を振るだけだ。
「当てればいい。見ててあげる」
神楽はかたくなに首を振る。
「言い直す。見たいよ……」
神楽が、信じられないと言う表情で私を見た。だが、次の瞬間。
「んっ……」
神楽は目を閉じて、それを大事なところに当てた。
ピンクローターの音がこもる。はぁはぁと吐息が漏れる。それはすばらしく
いやらしい光景だった。神楽は背中を丸めて、体を固くして快楽に耐えている。
「おもちゃの方が、やっぱり私よりもいい?」
そう聞いてみると、やっぱり力一杯首を振ってみせる。健気でかわいいなぁ。
「さっきもこうやって当ててたんだ?」
今度の質問には、ちょっとためらった後、首を縦に振った。
「気持ち、いいんだ?」
唇を噛み締めながら、神楽は首を縦に振った。
「当てるだけじゃなくて、埋めてみて」
催眠術にかかったかのように、神楽はおもちゃを持った手を動かす。が、偶然か
わざとか、おもちゃが一番敏感な突起に触れた。
「……っ!!」
唇を噛み締めたまま、声にならない叫び声をあげて、神楽がさらに体を固くする。
数秒の後、はぁ、はぁと激しい運動の後のような呼吸音が響いた。
「よく我慢できたね……ちょっと休憩しよう」
私がそう言うと、神楽はおもちゃを秘所から離し、こてん、とベッドに
横になった。
「声も出していいんだよ」
私がうっとりしながら倒れた神楽の髪をなでていると、神楽が不意に疑問を
口にした。
「榊……。宿題、いつ終わるの?」
気付かれたか。もう、英語の宿題はいいや。どうせ提出期限はまだ先のやつだ。
「宿題と言うより、この砂時計。この砂が落ちるまで我慢して」
私は部屋にあった砂時計を引っくり返した。大体3分ぐらいだったはずだ。
「さあ」
私の声にあやつられ、神楽はけだるそうに体を持ち上げた。座った状態で、
左手で胸を揉みながら、もういちどそれを濡れた場所に持っていく。
「あ、あ……あはぁ」
半開きの神楽の口から、小さく声が漏れた。もう無理に声を抑えようとは
していない。私の言うことを聞いてくれている。なんて愛おしいんだろう。
「ゆっくりでいいんだよ……」
私の声ももうとろけてしまっている。お互い、息が荒くなっている。私も猛烈に
神楽に手を出したくなってくる。私と神楽、どちらの意志が先に崩れるのだろうか。
神楽がちらりと砂時計を見やった。あと4分の3。
「がんばって。もっと、奥に」
神楽の女の子の所に、神楽の指が静かにめり込んでいく。指先には、震える珠。
「ひっ……んふっ、はああああ」
神楽の声、たまらない。我慢できない……。
「さか、き……?」
快楽に酔って、薄目で赤いほほ、目尻には涙を浮かべた神楽。その顔で名前を
呼ばれた私の意志の力が抜けそうになる。私の方が弱いな……。
「あぁ、はぁっ、さかき、むね、さわるの? うんっ……」
神楽に言われて、自分の両手が今にも神楽の胸を揉もうとしていることに
やっと気付いた。砂時計を見ると、まだ2分の1も残っている。自分の決めた
制約が恨めしい。
「ふっ、んっ、はっ、あっ、あっ、ああっ、ああっ」
神楽はリズミカルに、割れ目に差し入れた指を動かしている。神楽の腰が
だんだんと持ち上がり、刺激を求める。神楽は完全に目をつぶり、快感を
堪能しているようだ。割れ目から、ちゅるちゅると汁がたれている。
私も、あの中に指を入れたい、入れたい、入れたい……。
「はあっ、ああっ! んあっ! ひんっ、ふぅ、ああ、ああぁん!」
神楽の喘ぎ声のリズムが崩れ、どんどん声が大きくなっていく。
神楽の声が私の脳を焼く。砂時計は残り4分の1。
「榊、許してっ! ああ……、ゆるしてぇ。んふぅ、いやぁ、わたし
だめだ……! だめだ、さかきのいったこと、ふえっ、まもれない、ひんっ!」
神楽の指は激しく神楽自身をえぐっている。時折漏れ聞こえる振動の音が
余計にいやらしい。それでも神楽は私の言いつけを守ろうとしている。
「神楽……私こそごめん。もう、だめ……」
私は神楽のいじっているところの少し上、敏感な突起を右手の指できゅっと
ひねり、左手の指を液の溢れている所に差し込んだ。
「やっ! そんなことされちゃ……あひぃ! いや、いや、いや、あっ、
だめになるっ! あっ! あふんっ! ああああっ! ……あぁ」
私がとどめを刺してしまった。目の前には、制服を体中に引っ掛けて、
体を朱に染めた神楽が痙攣していた。
「榊には、してもらえないんだ……」
数分後。やっと少し落ち着いた神楽が、悲しそうな顔でつぶやいた。
私は、無言で神楽の足の手錠を外した。
「榊……」
「私が手を出したんだ、私の反則。私、こんなに……」
私は、神楽に私の下着を示してみせた。下着にできたしみを見て、
神楽が口をぽかんと開けて私を見た。
「我慢できなかったのは、私。神楽はちゃんと我慢できたよ。
そして、私の指でちゃんと……。嬉しい」
私の言葉に、神楽が色気を帯びた笑みを浮かべた。そのまま私の肩を抱いて、
キスをしてきた。
「榊、好き。榊が一番好き」
そう言いながら何度もキスをしてくれる。こんな神楽と一緒の私は、
なんて幸せなんだ。
「私もだ。神楽。ちゃんと、二人でしようね」
「うん……いっぱいして……」
私はキスしながら、神楽を抱いて押し倒した。ベッドの上は、もう神楽の匂いで
いっぱいになっていた。
おわり
>「私もだ。神楽。ちゃんと、二人でしようね」
二人で宿題やってねーじゃん、と思ったらタイトルはこういう意味だったのか!?
我慢できずに図らずも榊を扇情する神楽と
ベタ惚れなくせに冷たくあしらってしまう榊のやりとりがすごくうまくできてます。
埋めてしまった責任として、これからもどんどんいいSSを作って下さい。(笑……って受け取ってくださいね
ハァハァ×50回分ぐらい来ました
でもね。もうハァハァしましたとか萌えましたとかでは済まないレベルで
驚嘆するよ この人の特異なエロの上手さには……
あぼーん
24 :
名無しさん@ピンキー:03/07/31 10:12 ID:Cox6Ux8k
「二人で宿題を」
最高!good job! b(`▽´)ビッ!
なんつーか神楽への精神的な責めが激しく(・∀・)イイ!!
さらなる良作を希望して保守
27 :
名無しさん@ピンキー:03/08/01 02:20 ID:J7oxyhI/
移行済んだかな?
よみともスレ、三匹スレ、大阪板の百合萌えスレに貼ってあるので
多分見つけられるだろう。ここしか見てないって人なら自分で探せるだろうし。
ただ、数週間に一度しか見ないという人が移転できるかどうかが心配だ。
29 :
名無しさん@ピンキー:03/08/01 06:39 ID:KU65IKHs
一応ageとこうかな。
どのぐらいまでいけば即死の危機は無くなるのかな?
もう大丈夫か?
あぼーん
31 :
名無しさん@ピンキー:03/08/01 13:47 ID:I74FHT13
まだ油断は禁物
せっかくの傑作を落としてはバチが当たる
32 :
鶺鴒:03/08/01 15:14 ID:QguLylCX
新スレ気づくの遅れた・・・
( ゜∀ ゜)y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
前スレで2ヶ月半も前に予告しっぱなしの
同棲シリーズ最終話、とりあえず前半部だけ出させていただきます。
後半は数日中には上げたいと思うところ。
……ちょっとかぶってしまった小道具があるのはご容赦。
中の上ではなく、上の下に食い込んでおくこと。神楽の課題は、最後までその段階で終わった。
大学最後の夏、大会で出した記録は賞賛を受けた。この体格でここまで行けたのは素晴らしいと。
それはもちろん誇るべきことだったが、あくまで体格の問題を前提にしてのことだ。
瞼の裏に焼き付けた最後の水面の輝きを幾度も反芻しながら、神楽は一人の女を思う。
もし、同じ道であいつと今なお競っていたら?
そんな仮定はどこまでも仮定だ。けれど――自分のこの記録が勝てただろうとは、
どうしても信じることができなかった。あの体格と才能の前には。
そしてそれが、長かった勝負の結論なのだ。
「おまえがあのとき水泳部に入ってたら、たぶん私はもっとはっきり、自分を見切れただろうと思う。
子供の頃からやってた水泳が、プライドの中心だったからね」
相手してやっていたマヤーが眠り込んでしまったしばらく後、神楽は寝転がったままつぶやいた。
榊はレポートを書く手をキーボードの上で止めた。
「でもそうなったら、他に大したものもない私は、空っぽになって潰れてただろうって……。
だからやっぱり、これでよかったんだって自分に言い聞かせてる」
「そういう話は、もうしないはずじゃなかったのか」榊が、珍しく鋭さを含んだ声でとがめた。
もちろん、自己防衛のためでないのは明らかだ。
だが神楽は静かな声で続ける。
「判ってるよ。おまえだって苦しんだこともよく判ってる。
二年の夏に立ち直ってからは、もうそんなことは口に出さなかったし、
実際、そんな考え方は捨ててやってきたよ。
それでも……。心のどこかじゃ、最後まで信じたがってるもんさ。奇跡が起こらないだろうか。
ドラマみたいに、今までの努力が報われてクライマックスで大逆転できないだろうかってさ」
榊はPCを畳み、神楽の方へ真摯に向き直った。「そうか……」
「明日は、ともも大阪もよみも来て、水泳引退の記念パーティをやってくれる。
その時まで、こんなモヤモヤした思いは引きずりたくない」
神楽は言いながら起き上がった。
「卑怯で情けないのは本当に判ってる。でも、これが最後だから……。
今だけ、思いきり憎ませてくれないか」
そう、よく判ってはいる。けれど今は、そんなことでも――。
あぼーん
先にシャワーを使った神楽は、開けた窓から夜空を眺めていた。
素肌に着込んだTシャツの上からも、夜風は心地よく肌を冷やす。
そういえば、立ち直りを決めたあの夜にもこうしていたっけ。
今では信じられないぐらいだが、あの時は煙草を咥えていたのだ。
それをここできっぱりと投げ捨てた時、それまでの腐っていた自分も一緒に捨てたと心に誓い、
スランプのどん底から這い上がってみせた。それは自分で手に入れた誇りだ。
今ではあの時と違って、展望も明確だ。教育実習で会った生徒たちが応援してくれた時、
必ず先生になるよと神楽は答えた。果たして、試験にもここまでは合格している。
たとえこの後が駄目でも、簡単に諦めはしない。
道を押し開く自信は、あの経験から掴み取ったのだから。
そう、自分は水泳から多くのものを得たではないか。
自分なりの克己。自分なりの悟り。自分なりの栄誉。
きっと、憧れた一流選手たちの何分の一かぐらいの領域までは知ることができたのだ。
それで満足すればいい――。
神楽は窓を閉め、そこに映り込む自分の姿を見つめた。
水泳に全てを賭けて、小柄ながらも力強く鍛え抜かれた肉体。結構、よく磨けたなとは思う。
大きな乳房だけがやや不釣り合いだ。神楽はふと考える。
もしスポーツを早々に捨てていたなら、例えば男から欲望の対象にされることで
存在意義を得るような女になっていた可能性も、ないとはいえない。
今までに、挫折に屈して信じがたいほど変わってしまった人間も見てはいるだけに。
(ところが、私ときたら――)神楽は苦笑した。思えば、何と奇妙な運命だろう。
男ではなく同性、しかも自分に挫折を教えた当人である一人の天才に、この身も心も捧げたのだから。
そして、その相手がかけてくれる想いに釣り合う人間でありたいという願いこそが、
今度は自分を立ち直らせたのだ。人から見れば、ずいぶん奇妙な愛憎関係と映るだろう。
その憎の部分を、今夜、思いきり叩きつけて終わりにしよう――。
浴室のドアが音を立てた。振り向いた神楽の前に、バスローブを羽織った榊が歩み寄ってくる。
神楽は向き合った。「……すまないな」
「謝るなよ……」榊はかすかに苦笑する。
「初めに言っとくのさ。ここからは、もう謝らないからな」神楽は、榊の手首を強く掴んだ。
榊は布団の上に座り込み、凛として美しい切れ長の目をじっと鏡に向けた。
(初めて会った頃、この目は取っ付きにくかったよな)神楽はそう思い出す。
一方的に意識し、相まみえることを望んでいた自分を、関心もなさそうに一瞥した目。
自分には追いつけない天分を持ちながら、それに何の自負も抱いていない冷ややかな目。
あまり意識はしなかったけれど、やはりそれは屈辱で、
だから自分の存在を榊の心に刻み付けてやろうと挑み続けた――。
もっとも、その結果がこんな関係に至り着くとは予想だにしなかったけれど。
あの頃以上に美しくなった榊の目に、今の自分は、
汚される榊自身の痴態を存分に見せつけてやるのだ――。
そしてそのためにこそ、汚れる前の姿は思いきり可愛く。榊の首に、お気に入りのピンクのリボンを。
そして、つややかな濡れ髪をもリボンで可愛らしく結わえてみせる。それは一方で
髪が絡みにくくするための方途でもあって、つまりこれからの激しさを宣告する作業でもあった。
(こんな女らしい綺麗な髪のままで、私より運動できちまうなんてさ)流れる髪を撫でながら、
卑怯だよ、と神楽は心の中でつぶやき、憎しみをわずかに増幅させる。
そして神楽は、背後からバスローブの胸元へ手を滑り込ませた。
「あっ……」
敏感に息を吐く榊の左乳房へ手を這わせ、下からゆっくりと揉み上げながら、心臓の鼓動を探る。
どきどきと打つ脈動に、榊の偽りのない緊張と期待を感じ取って、神楽は心を強くする。
「脱がすぜ……」耳元で囁いてみせると、榊は恥じらいの色を浮かべながら、自ら帯を解く。
神楽はその襟をそっと開き、肩まで露出させてから、
うなじに指を入れ、ゆっくり背中をなぞりながらバスローブを引き下ろしていく。
指の感触に、早くもぴくりと震える榊の反応をいとおしんで。
すべての覆いが滑り落ちた後、匂い立つボディソープの芳香と共に、榊の裸身が露わになった。
局部をごく小さな純白のブラとショーツで隠しただけのその身体は、
二十代に入った今では妖しいほどに成熟しきって、しかも全く崩れを見せない均整を保っている。
(そうだよ、おまえの身体が完璧すぎるんだ……)その体格も、内に秘めた能力も。
すらりとして長い榊の腕を取り、あらためて見つめ直しながら、神楽は憎しみを新たに注ぐ。
才能には、最初の段階からの不平等があると自分に教えた身体……。
――畜生!
榊の唇を、神楽は食らいつくように激しく奪う。絡ませる舌に、榊は積極的に応じてくる。
多分、むしろ安心しているはずだ。ごく普通の愛し方から始めてくれたことに。
だが、今日はそこまで優しくはしてやらない――。
神楽は、ジーンズのポケットに忍ばせたスイッチに触れた。
前もって入れさせておいたローターが、榊の中で蠢動し始める。
榊が驚きに目を見開き、逃れて叫ぶ。「そ…そんなっ……もう!?」
神楽は聞く耳も持たずに覆い被さり、その舌を強く吸い上げて黙らせてしまう。
そのまま柔らかな口内を犯しながら、榊を押し倒す。身体の上下から快感を流し込まれ続ける榊の、
熱く漏れる呼吸も意には介さない。
榊が、両腕で神楽の頭をぎゅっと抱え込んできた。一体感を得て愛情を確かめたいか?
(だが、嫌だね!)神楽はその腕を掴んで無情に外すと、シーツの上に強く押し付けた。
(今日のおまえは、犯されるだけの役だ――愛情なんてくれてやるか!)
抵抗をねじ伏せる感覚を楽しみながら、神楽は獣のように榊の味をむさぼる。
舌を絞るようにしゃぶり上げ、並んだ歯の裏を繰り返しなぞり、
口蓋に舌先を突き立てて執拗なまでに責め回す。
快感が榊の許容量を超え、逃れたがっているのも十分に承知しながら、なお許しはしない。
やがて、たっぷりと責め尽くし、飽きてしまってからやっと神楽は榊を解放した。
ねっとりと光る榊の紅い唇から、封じ込まれていた喘ぎが途切れ途切れに漏れ出してくる。
健気に閉じられた瞼の線は、しっとりと濡れていた。
「キスだけで、もう泣いてやがるのか?」涙混じりの息遣いに耳を傾けながら、嗜虐の言葉を神楽は吐く。
「で、こっちはもっと……」
言いながら、既に十分な湿りを帯びたショーツの中央を指で軽く弾いてみせる。
「いやっ…!」榊はそこを手で押さえ、隠すように身体を横に向けた。
が、その中での休みない振動に耐えようとして、汗ばむその太腿はもぞもぞと蠢き続けている。
榊の口から懇願が漏れる。「み…見ないで……こんなの……」
やや男性的な低い声を、恥辱に震わせて。
「言っておくけど」榊の痴態を見下ろしながら、無慈悲に神楽は告げた。
「まだまだ、始まったばっかだぜ」
神楽は、榊の身体を引き起こす。従順に座り直した榊の背後に戻って、身体を密着させる。
既に榊の身体はうっすらと汗に輝いていて、
帯びている昂ぶりはTシャツを通しても感じられるほどだった。
首筋にかかる髪をかき退けて、肩越しに顎の下へ舌を這わせる。榊の特に弱いところで、
普通なら怖がられて手を出さないほどだ。
「もう、いやだ…そんなのばっかり…!」
懸命に身をよじりながら、榊は神楽の頭と肩に手を当てて押し戻そうとする。
だが、神楽はさらに乳房までも責めにかかる。
掴むというより支えるとしかいえないほど豊かな乳房を、両の手でぐしゃぐしゃと凶暴に揉みしだく。
小さなブラの中へ人差し指を探り込ませて少し弄れば、たちまち乳首は隆起して、
薄い布をはっきりと突き尖らせた。それを見せつけるように乳房を絞り上げると、
榊はそちらを隠す方へ手を移動させる。
「んん……あぁ…ぁっ…」既に、顎の下のくすぐったさも純粋な快感へと突き抜け始めたのか。
榊の瞳はうっとりととろけ始めており、
胸を隠そうとすることで辛うじて理性を繋ぎ止めているかのようだった。
神楽は容赦なく、ブラの戒めを解く。はらりと紐が垂れ下がる。
榊は乳房の上から掌で懸命に押さえ込んで守るが、神楽はその手を外させようとはせず、
逆にその上から自分の掌を重ね、指を絡め合うようにして乳房を揉ませる。
「いや……そんな……」
うわ言のようにつぶやきながらも、榊の指の動きにはやがて意思の力が加わり始めた。
神楽は頭を下げ、ブラの紐を咥えてそっと抜き取る。もはや榊の手は隠す目的さえ忘れ、
今や露わになった自らの乳首を指の間であられもなく揉みしだき始めていた。
「そうだ、しっかり揉んでろよ……」
神楽は命じると、胸から外した両手を腰の方へ下ろしていき、ショーツの紐に指をかけた。
右側を、くい、とずり下ろす。もとより小さな三角の布が、大きくたるむ。
「だめ……」榊が、さらに淫らな息をついた。
紐を下ろし終わった右手の指は、そのままショーツの中へ差し入れる。左手の指は、もう一方の紐に。
濡れそぼったそこの入り口をなぞるようにしつこく弄びながら、
左側の方はゆっくり、ゆっくりと下ろしていく。
ショーツがいよいよ外れそうになった時、榊が小さな抗議をあげた。「いや…脱がさ…ないでっ…」
「へえ、そうか」神楽が手を止めてやった時には、もはや紐は両太腿の上でたるみきっており、
布は下で蠢く指に辛うじて乗っているだけのような状態だ。
「見たくなければ、ここまでにしてやるよ。けどさ……」
言いながら、神楽は布の下から指を抜き出すと、今度は布の上へ突き立て、
くりくりとそこへ押し込むように張り付かせる。
ぐっしょりと濡れ果てた布は、もはやその下の全てを透かし見せてしまった。
「これじゃ、穿いてないのと同じじゃねえか…?」
そう嬲りながら耳たぶを噛んでやると、榊は叫びにも似た喘ぎをあげた。
そして神楽はショーツを剥ぎ取り、ついに榊の全てをさらけ出した。
はしたなく脚を広げさせて、劣情の証を溢れさせ続けるそこを見せつける。
「そんなにいいのか、ああ……?」汗ばんだ肩に軽く歯を立てながら囁くと、
榊はうつむいたまま首を懸命に振って、震える声を絞り出した。
「いやだ…このまま、こんな物に、なんて……」そして、一度のすすり泣きを挟んだ叫び。
「お、お願い、してっ……き、君がっ……!」
その哀願は、神楽の脳裏に電流のごとく激しい興奮を呼び覚ました。
「よ…よし! してやる! だから……一番、してほしい格好で待ってろ!!」
榊の身体を突き放すと、神楽は昂然と立ち上がって衣服を脱ぎ捨てにかかった。
Tシャツをまくり上げ、ジーンズを下ろすその手間さえまどろっこしい。
そして二人を繋げる装具を手に取ると、一端を自分の中へ咥え込む。
刺激を与えるまでもなく、もはや嗜虐の快楽だけで、そこは十分に濡れきっていた。
榊はといえば、今や布団の上に四つん這いになって、
既に待ちきれないかのごとく尻を高々と掲げている。それが、犯されるために選んだ姿態。
「来て、早く……も、もう、このままじゃっ……!」
――これが、榊か!?
今まで見たこともないほどの乱れぶりに少し恐れさえ感じながら、
神楽は榊と初めて会った時のクールな印象を脳裏に描く。
そこから異様な征服感が湧き起こり、神楽の口元は我知らず残酷に歪んだ。
榊をこんなにしたのは、自分なのだ。そう、凛とした美しさと恵まれた才能とで
男女問わず誰もを魅了しながら気安くは寄せ付けない榊が、世界で自分一人にだけ、こんな姿を――。
取り出したスイッチを持って榊にゆっくり近づくと、
神楽は装具の先端を、そこの入り口にぴたぴたと撫で付けてやる。
「と…止めてっ……アレを……」そんな榊の懇願も二度まで放置し、
三度目に許しを乞う声を聞いてからやっと、神楽はスイッチを切ってやった。
「出していいぞ……」いったん先端を引き離しながら、許可を与える。
すぐさま榊は自らそこへ指を挿れ、ローターをゆっくりと引き出した。
たっぷりと体液を絡み付かせたそれが、わずかに糸を引きながら、シーツの上へぽたりと落ちる――
次の瞬間、それよりはるかに太く長い装具が突き立てられた。
「あああぁッ!!」
絶叫する榊の脚を大きく開かせ、神楽は深々とそれを中へねじ入れて、
知り尽くした榊の急所を一直線に責め立てる。
鏡の中で、両脚の間に垂れる大きな乳房がゆさゆさと揺れる。
「い…いい……イイッ!!」
パン、パン……と下卑た音を耳に聞きながら、自身も忘我に至りかけている神楽が吐き散らす。
「ああ? どこがイイって…!? ほら、言えよッ!!」
「だ、だめ……」
「やめるぞッ! 言えッ!!」
「お…」涙に濡れた声で。「お…おま……おまん…こがっ……いィッ!!」
これが榊か!?
神楽は目を閉じて思い出す。初めて対決したあのグラウンドの上で、自分を抜き去った榊の無表情。
その背中を見、悔しさに涙を流したのは自分だった。だがしかし、今は――
「このザマだよッ!」神楽は叫びながら、大きく腰をかき回した。
「見ろよっ…おまえ、見てみろよッ!!」
榊は、引き寄せた枕に顔をうずめて悲鳴を押し殺す。
リボンで束ねられた黒髪が波打ち、細く長い榊の指が、シーツをちぎれんばかりに握りしめる。
そうして耐える姿は、健気で可愛らしいとさえ映る。榊自身も、そんな態度を演じるのが大好きだ。
だが――それでは何だ、この貪欲な腰の振り方は? 装具をしゃぶり尽くすかのような締め付け具合は?
それでいて、もう易々とその動きを許している濡らしようは!?
榊が自分に屈服している。なすがままに自分に嬲られ、牝になり下がって歓んでいやがる!
神楽は、危うく自分自身をも果てさせそうになる快感に耐え抜きながら、榊を力の限りに突き上げた。
「何が…『可愛い』もんか! おまえは……こ…こんな、いやらしい身体してっ……」
榊が、うわずった声で神楽の名を叫んでいる。
「こんなこと…され…てっ……」神楽も叫ぶ。そして、最大の力で――「イク女だろうがッ!!」
その刹那、榊の全てが貫かれた。
「いやああぁぁアーッ!!」
榊の全身に痙攣が走り、汗にきらきらと輝く肢体が波打った。
声も身体もがくがくと震わせながら、言葉通りに壊れ落ちていく。
「ぁっ…ぁぁ…ぁ……ぅ……」
そして布団の上に声も絶え入り、二人の息だけが残された後にようやく、
まだ貪欲に吸いついてくる榊から強引に装具を抜き取って投げ捨てると、神楽は枕元へ腰を下ろした。
未だ細かく震えながら枕に押し付けられている榊の頭を掴み、首をねじ曲げるようにこちらを向かせる。
露わになった表情は恥辱の果てに泣き濡れて、美しいあの目は許しを乞うように媚びすがりついた。
――復讐は達せられた。神楽は大きく息を吐き出し、その満足感に浸ろうとした。
43 :
名無しさん@ピンキー:03/08/01 22:40 ID:7vnB7xou
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あぼーん
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あぼーん
あぼーん
あぼーん
エロくないエロパロ、前スレ埋めちまった責任と
このスレの発展を願って。小ネタ第三弾。
カチカチ
彼「えーと前スレの900さん……とりあえずキスから、か。うん、これだな!」
よくじつ
智「どしたの? こんなところに連れてきて」
彼「ここ、結構眺めがいいんだぜ。ほら、どうだ」
智「知ってるよ、そんなこと」
彼「そ、そうか……。と、とも」
智「なんだよ。いきなり肩に手を回して。気持ち悪いな」
彼「とも……」
智「くわーっ!」
バシッ!
彼「痛ぇっ!」
智「いきなり何をするのだ!」
彼「キスしようとしたんだよ! いいだろ、なあ、とも」
智「ええい! 寄るなっ!」
彼「とーもー。お前何もさせないつもりかよー」
智「うーん……。これならいいよ。ダーリン☆」
ちゅっ
彼「投げキッスかよ! そんなことしてないで……」
智「投げキッスだって立派なキスだー! ほら、あんたもやりなさい!」
彼「……やればいいんだろ。ほら」
さっ
彼「なんで避けてんだよ!」
智「投げ付けられたら避けちゃうのが本能ってもんだろー!
ほら、ぼーっとしてないで次! 良く狙って!」
彼「……ほれ」
智「回転防御! 今のは跳ね返した!」
彼「いつまでやればいいんだよ! こんなんだから前スレの皆さんからは
殴りたいとか言われたんだろうが!」
智「はいはい。ついに智ちゃんも年貢の納め時ってわけね……」
彼「やな言い方だなおい。はぁ、ついにともの肩を抱いてキスを……」
ガッ ドサッ
彼「な、なんで、大外刈り……」
智「体育の授業で習ったからやってみたくなっちゃったよ、えへ♪」
彼「だからって……やるなよ……がくっ」
智「あらら……」
智「…………」
ちゅっ
智「……お姫さまのキスでは、起きてくれないかぁ」
智「先、帰ってるね」
おしまい
うわ、良作が立て続けにUPされてる。
>>34-42 Hの内容を勝手に「二人で宿題を」と対比されて読んでしまいました。
愛しているからこそ徹底的に憎む神楽とそれを享受する榊の豹変ぶりが
印象的です。
それ以外の部分の感想は全体を読んだ後改めて。
>>49-51 オチがいいですね。
ちゃんと彼のことを好きなんだってわかってホッとしました。
53 :
52:03/08/02 01:28 ID:3QoyiQ5U
>対比されて
「対比させて」の間違いです。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
念のため保守
56 :
名無しさん@ピンキー:03/08/02 11:03 ID:KS7fJewf
榊×かおりんを呼んでみたい
>>56 大阪板にいくつかあるけど、エロの描写があるものはないなあ。
あぼーん
かおりんはむくわれないからいいのであり、
榊さんと思いを遂げてしまったらもはやかおりんではないです。
あえてやるとしたら陵辱とかかな?
木村に陵辱されるのたまにはあるけど、他には……。
うーん、ボンクラーズに捕まってあこがれの榊さんの前で
無理矢理いかされる、とか?
>>60 ひどいことをさらっと言いますね。
陵辱はともかく、後者の案は読んでみたいかも。
あとは……例えば、ダーク榊さんにやられるとか、
榊と神楽が「二人で宿題を」みたいなことをやって
いるのをかおりんに見せ付けて、かおりんはそれを
見て一人で……あ、一人じゃダメか。
>榊と神楽が「二人で宿題を」みたいなことをやって
>いるのをかおりんに見せ付けて
そ、それは何か来るな……
あぼーん
あぼーん
あぼーん
今日、バイトを終えて家に帰ったら、何故か台所に滝野がいた。
滝野は、パスタを茹でながら俺に
「やあ、おかえり」と微笑みかけた。
俺は、なぜ俺の家の台所に滝野がいるのかわからずに当惑したが
「た、ただいま」
とぎこちなく微笑みかえした。
その後、滝野が作ったボロネーズを食べた。
うまかった。
テディベアまだー?
>>66 なんかいいな、これ。
このままSS形式で続けるか、
過去ログの「嗚呼、可愛いな智ちゃん」みたいに
小ネタ連発でもいいかもしれない。
あぼーん
昨日の朝はミネストローネのスープスパゲティ。
昼は学校にナポリタンを持っていった。
夜はカルボナーラだった。
滝野が居着くようになってもう三日になるが、何も違和感なく暮らしてる自分が少し怖い。
なんでうちに来たんだとか親御さんはどうしたんだとかも正直どうでもいいかと思った。
「明日学校休みだし、外出予定無いよね〜?ニンニクとバージンオイルにするよ〜」
それよりも三食パスタでいいのかと思った。確かに美味いけど。
むう、せっかくの新ネタの邪魔に当たるかもしれませんが、
後半が仕上がりましたので出させていただきます。
ひとまずこれにて、3スレに渡ったシリーズも終わりと相成ります。
長い静寂。
人工的な光の下、辱められた女の息遣いだけが、かすかな淫らさを部屋に残していた。
辱めた方の女は、その脇にうつむいて座り込んだまま、しばらく思いに耽っていたが――
ふと、その顔を相手から見えないようにそむけてしまった。
その心情を察するのも、聡明な恋人にとっては当然のことだった。
思慮深く時を置いた後、やがて淫蕩な疲労と余韻を振り払い、榊はゆっくりと身を起こした。
乱れた後れ毛の一筋をかき上げると、神楽の肩を慎重に触る。
なおも顔をそむけ続ける恋人の名を呼んで、答えを求めるかのように身を寄せ、背中から抱こうとした。
「やめてくれ」神楽のつぶやきは、涙声だった。「……ますます、惨めになるだけだ」
榊は小さな声で語った。「やっぱり君は、こんなやり方で満足できる人間じゃないんだよ」
「お見通し、かよ。本当、おまえの頭のよさにはかなわないってわけか」神楽は忌々しげに言葉を吐く。
「結局、こうなんだ。どうしたって、おまえの方が私より上でさ……」
「そんなこと……」しばし沈黙した榊は、やがて戸惑いを押し切るように、強く神楽を抱きすくめた。
その腕を、神楽は振り払った。「ダメだ」
そして顔を背けたまま、拒絶の言葉を口にする。
「今、ここでおまえに慰められてオチがついちまったら、
それこそ完全に私の負けで終わりじゃないか……。
そうだよな。やっぱりこれだけは独りで乗り越えなきゃ、な……」
二人の間に沈黙が降りた。
神楽には、拒まれた榊の痛みは判る。拒む自分の残酷さもよく自覚できる。
けれど、真に己を賭け続けたこの問題だけは、やはり自分一人の領域に保たなければならない。
どんなに身体も心も融かし合い、どれだけ理解し合った榊とでも、
このことにだけは、やはりライバルとしての一線を置かなければならない――。
「……そういう考え方は、判るよ」榊が言うのが聞こえた。
「私も、自分の選んだ道の厳しさに突き当たったとき、同じように考えたから」
そう。榊にしても、悩み葛藤することから自由だったわけでは全くない。
獣医の仕事が決して動物可愛さだけでやっていけるものではないという現実には、
聡明であればあるほど自ずと向き合わねばならなくなるものだし、
とりわけ動物の犠牲に基づく実習に臨めば、やはり榊は人一倍激しく打ちのめされるタイプだった。
それらの苦悩を身に刻み、自分自身を厳しく内省し続ける過程は、
榊を一時はかなり深刻なところまで追い詰めたこともある。
そしてまた、その姿を見守りながら、同じ道を歩んではいない自分の手では
しょせん何の助言も与えてやれないという無力感を噛み締めるのは、
神楽にとっても辛いことだった。
――だが、それでも結局、榊は自分の力で答えを出したのだ。
「そうだったよな。だから尚更なんだ」神楽は言った。
「最後まで、せめて心の強さぐらいは、おまえに負けたくねえんだよ」
神楽は、滲み出る涙を拭った。榊に拭ってもらうわけにはいかないから。
そのとき、榊の声が耳に入った。
「違うよ。私は独りだけで乗り越えたわけじゃない……。やっぱり、君がいてくれたから」
振り返った神楽を見つめながら、榊は語る。
「君が私に敬意を抱いてくれていたから、逃げ出したい自分を恥じることができた。
そしてまた、現実を受け入れるために変わっていってしまう自分が怖かったときも、
君が変わらず愛してくれていたから、自分はこれでいいんだと安心できた」
神楽は眼を落とした。その眼の奥で、新たな涙がこみ上げてくるのが感じられた。
もはや、悲しみの涙ではなく。
「お願いだ、抱かせてくれ。慰めなんかじゃない」榊が言った。
「本当によく闘ってきた君を、心から尊敬してるから……」
一瞬のためらいもすぐに立ち消え、神楽は榊の胸に飛び込んだ。
柔らかな肌のぬくもりにうずめた頬を、涙がゆっくりと伝ってゆく。
自分の中で押し殺し続けていた想いが、あられもなくほとばしり出た。
「本当は……本当はさ……。ずっと、こうしておまえに甘えたかった。
自分より凄い奴が、自分を認めて、好きだって言ってくれるの、
すげえ気持ちいいじゃないか……。
でも、それってやっぱり負け犬の喜びだから、
ダメにならないようにずっと意地張ってきてさ……」
けれども、いま抱きしめてくれている腕の優しみはどうしようもなく心地よくて、
もはや振り払う意地も溶かしてしまう。榊の背に這わせた指に力を込めて、神楽はつぶやいた。
「……けど、もういいかな……。いいよ、もう。私の負けで、さ……」
「馬鹿なことを言うな」深い愛情を込めた声が注がれた。
「昔……独りだった頃の私は、自分が人をちゃんと愛するなんてこと、ないだろうと思ってた。
可愛いものだけは愛せても、それは一方的なものでしかないって虚しさ、本当はよく判ってた」
安らかに抱かれる感触にただ身を任せ、神楽は言葉に耳を傾ける。
「だけど、君のひたむきさが、私にも本当に尊敬し、愛せる人がいるってことを教えてくれた。
それは、たとえ競技での勝利にはつながらなかったとしても……私をこんなに変えてしまったんだ。
完全に、君の勝ちだよ」
神楽は、ゆっくりと顔を上げた。
「……そういうことに、しておくか」
微笑むことができた。まだその頬に残っている涙を、榊の掌がそっと拭う。
その手を、神楽は取った。心を込めて、美しい指の一本一本に唇を重ねてゆく。
そして見つめ合い、想いを高く募らせて、神楽は口にする。「やり直そうか」
榊が、穏やかな微笑みのままに頷いた。「今度は、ちゃんと一つになろう」
二人、向き合って座り、身体を一つに絡め合う。
こうやって、どちらが上になるということもなく、お互いにじっくり愛し合いたい。
あらためて繋がる部分は、前戯を弄するまでもなく、共に濡れ果てていた。
心の奥底まで結びつき合った想いの確かさは、そのまま肉体の欲求へ続いているのだから。
そして、そんな愛欲の露骨さも、二人にとって決して恥ずべきことではない――。
「んっ……」自分の最奥までそれを導き入れ、神楽はぶるりと、小さく息を震わせた。
榊が問う。深すぎるんじゃないか――?
「これで、いい……」かぼそく答えながら、いっそう密に、ぎゅっと身体を合わせる。
今は1ミリでも多く、榊と触れ合っていたい。1ミリでも深く、榊と繋がっていたい。
榊が動いた。神楽の中を、強く優しく愛してくる。
「あっ……ぁっ……」律動に沿って漏れ出す声は、神楽自身をも陶酔させるほど艶めかしかった。
しなだれかかるようにしてうつむくと、榊は神楽の前髪をかき退けて、汗ばむ額に口づけ、囁く。
「ふふ、可愛い……」
愛玩される歓びが、ぞくぞくと神楽の背中を走った。
けれど、ただ愛されるだけではいや。力を込めて、こちらからも榊の中へ想いを刻む。
そしてぬるりと濡れたその背中を指先でねっとりと撫で回し、昂ぶる榊の震えを余すところなく感じ取る。
そこからは、休みなく続く交歓のラリー。
互いを精一杯に愛するため、たゆまず研究と練磨を重ね合った技巧の応酬。
他の誰をも知らないけれど、自分たちは間違いなく最高のパートナーだと確信できる。
いま感じ合うのは、身体の全てで。柔肌の触感は淫らにぬめり、熱い体温の下からは脈動が染み入る。
濃密に入り混じる二人の匂いが鼻腔を満たし、耳元で吐き出される息は湿って強く震えていた。
そして、それら全ての感覚を乗せて流し込んでくるかのように、
ひときわ巨大な快感の波濤が、身体の奥底で果てしなくしぶきをあげ続ける。
さっきとはまるで違う。神楽を包み込む感情は、ひたすらに深い一体感だった。
感じる歓びと感じさせる歓びが、距離を縮める。
いま自分の喉から漏れる嬌声は、どちらのせいなのか?
そんな問いも、もはや無意味だ。二人は一つで、歓びも一つに融け合っているのだから――。
「私たちが…出会ったのは……」榊が、喘ぎの奥から言葉を絞り出した。「本当にっ…運命だった……!」
「な…なんだ、よっ……」こんなときですら照れくさい台詞が、神楽の感情をいっそう煽る。
榊が教えた。「覚えてないか…? 会ったとき、そう言ったのは君だよ……」
ああ、そういえば――。
あの遠い過去の日、小柄で少年のような少女は、出会って間もない長身で寡黙な少女に語ったのだ。
『私たち、運命のライバルだって思わせてもらうぜ。 負けねえからな!』
あの時代。自分は勝てると信じていられた頃。
しかし、その幼い自信はやがて当の相手に否定され。傷つき、悲しみ、打ちのめされ。
なのに、なぜかその相手に執着する思いは捨てきれず、
ついには愛してしまっていたことを知って怯えたとき、今度はそれを優しく受け入れられて。
時の流れは人を育て、無邪気な子供から痛みを知った大人へ成長させた。
けれども――「運命」、その言葉の意味を変えて、私は今も、この人とここにいる。
一つになって、淫らに愛し、愛され、愛し返すそのたびに、悔しさも、哀しみも、切なさも、
全ての記憶と感情が快感の中へ溶かし込まれて、恋しさに混じり合っていく。
「ぁ…ンっ、もっと…もっと! 一緒に……あ、ああぁーッ!!」
膨れ上がる想いに耐えきれず、涙がとめどもなく溢れ出す。榊も同じだ。二人で一つの想いならば。
榊が口づけしてくる。涙が頬の上で混じり合った。
浴びせかけられる声は、うわ言のよう。「好き……。すきっ……!」
「好き、なんてもんじゃ……!」神楽は叫んだ。そんな言葉で足りるわけがない。
尊敬し、追い続け、嫉妬し、憧れ、憎み、そして愛した。
私の青春は、全部おまえと一緒だった――。
不意に、何かとてつもない波が迫る予感がした。今までに一度も感じたことのないほどの。
怖い、と思った。でも――この人とだったら。
榊の名を激しく呼んだ。
おまえとだったら、どこまで行ってもいい。一緒に壊れよう。果てまでも。
握り合っていた榊の手が、ぐっと力を込めてくる。もう、あの合図!? 待って!
今だけは、この瞬間だけは、絶対に一緒でなければ。そんな思いに駆られて、神楽は絶叫した。
「いやだっ! もう、私を置いていくなッ……!!」
榊が、最後の力を振り絞ってくれた。神楽の全てを知り抜いた責めで、最高の快感を叩き込んでくれる。
神楽自らも、それを精一杯に感じられるよう求めた。
そして、それが来た。巨大で、彼方までも続きそうな高みだった。
意識が、どこか遥かなところへ遠のいてゆく。
その只中で、神楽が感謝の念を込めながら榊の手を握り返したとき――
世界が瞬いて、消えた。
眠りから覚めてまず感じたのは、ほのかな薄明かり。
そしてコーヒーの匂いに引かれ、ゆっくりと身を起こす。
「おはよう。ちょうど、これから淹れるところだった」榊が微笑んだ。
衣服を引っ掛けながら、身体の底に疲労が澱のように溜まっているのを感じる。
それでも、辛い感覚ではない。最高の泳ぎをしたときにも似た充実感がある。
ぼんやりとした頭で窓辺に立ち、青灰色からだんだん白んでいこうとする世界を眺めながら、
やがて神楽はつぶやいた。
「あれの瞬間で、ぷっつり記憶が途切れちまってる……」
榊が寄り添い、カップを手渡してきた。
「私も同じだ。二人で一緒に気を失ってた」
語る榊の声は、いつものようにしっとりとして凛々しい。
けれども、どこかでまだ昨晩の自分を忘れられないでいるような艶めかしさをも湛えていて、
「……心中、みたいな気が少ししたよ」
その言葉には怖れと共に、かすかな憧憬の気配が漂っていた。
死。その概念に少し寒気を感じて、まだ熱いコーヒーを神楽は啜った。
けれども確かにそれは、あの境地を名付けるのに限りなく似つかわしい言葉でもあって。
それならば、さしずめ今の自分は生まれ変わりだろうか?
そうだな――と、神楽は心の中で独りごちた。
昨日までの自分は昨晩、燃え尽きて望み通りに死におおせたのだ。だから、もう引きずる遺恨はない。
静寂の中に、やがて馴染み深い小鳥のさえずりが遠くから聞こえてくる。
眩しさを増しつつある光の中で、神楽はコーヒーの熱を最後の一口まで身体に満たした。
――それでは新生の朝に、さしあたっては何をしよう?
決まっているな。テーブルにカップを置くと、神楽はランニングウェアを取りに向かった。
水泳に捧げた日々は終わっても、運動を教える夢のために日課は続く。
榊はもちろん、不思議な顔ひとつせずに送り出してくれた。
日常の言葉がよみがえる。
「そういえば、夕べ醤油が切れたんだ。途中のコンビニで買ってきてくれないか」
「そんなの、スーパーの方が安いだろ。どうせパーティの準備で行くんだからさ」
また、新しい一日が始まってゆく。
「……そうだな。頑張れば必ず勝てるなんて、そんな嘘は言わないよ。
勝つ奴がいるってことは、負ける奴がいっぱいいるってことだもんな」
夕焼けに染まる水面をプールサイドから眺めながら、ジャージ姿の若い教師は少女に語った。
「私も、頑張ったけど負けちまったクチさ。勝ちたいと思ってて勝てなかったんだから、言い訳はしない。
ただ、それでも結構いい思い出だって誇れるのは……簡単にはやめなかったから、だろうな」
少女は、うつむいて目に涙を浮かべながら、慕う顧問の名を呼んだ。「神楽先生……」
その肩に、神楽は優しく手を置く。「ま…この休みの間に、ゆっくりして元気つけてこいよ」
少女が頷いて笑顔を見せるのを見届け、ややあってから神楽は口にした。
「ライバルとか、いるか? 勝っても負けても尊敬できるような相手がいると、張り合いが違うぞ」
その問いに、少女は照れ笑いをしながら答えた。
「実は、先生が……かな。前聞いた、先生が高校のときのタイムを目標にしてるんです」
「私が……?」そうか、自分が。「よし、頑張れよ!」
「はい」少女は答え、それから少し間をおいて、顔をそらしながら照れを打ち消すように続けた。
「……じゃ、先生がプールの点検やってる間、私は更衣室を見てきましょうか」
「ああ、ありがとう」
外へ出ていく教え子の背中を、神楽は見送る。
あの子に越えられる、ということを想像してみる。焦りも悔しさも、今の自分には湧かなかった。
それは言ってみれば、もう現役を離れ、競争心を失ったゆえの気楽さではあるのだろう。
ただ――だからこそ、心からそれを祝福することはできるはずだ。
だとすれば、今はこの気楽さも決して悪いことではあるまいと思う。
点検の最後に水温計をプールへ差し込みながら、神楽はあらためて水面の輝きを見つめた。
さっきの話題のせいで、何だか昔のことを思い出してしまう。
選手としてこの輝きを見ていたとき、自分はどんな気持ちだったっけ。
それがどんな感じのものだったかは、確かによく覚えている。喜びや悔しさという、その名前は。
けれど感情そのものの記憶は風化してしまっていて、リアルに思い起こすことはもはやできない。
瞼の裏に一生焼き付いたまま残るだろうと思った最後のあの輝きも、今ではずいぶんぼやけてしまった。
水温を記録し終え、神楽は水温計を隅の用具室に戻す。
暗く熱気のこもった空間は、今しがたの回想と結びついて、あの夜のことを想起させた。
そちらの記憶は、頭脳よりもむしろ肉体の奥深くにおいて、今も強く残っている。
あれ以降の年月、榊とどれだけ身体を重ねたかは、もちろん数えきれないほどだ。
しかし、あらゆる愛憎が渦巻く巨大な混沌の中で到達したあの境地には、
二度とめぐり会うことができないままでいる。
今でも時々思い出しては、もう一度欲しいとの切望に身体を疼かせることがあるけれど、
多分それは決して叶わないのだろうと、確信に近い思いもあった。
きっとあれは、例えるならば青春の死が最後に見せた走馬燈。
ならばあの境地もまた、青春そのものと同じように、
もはや手の届かない追憶の中に偲び続けるしかないのだろう。
――そこまで考えてから、神楽は自分の頭を軽く叩いて首を振った。
何を、柄にもなく感傷的になっているんだろう。この後は、久しぶりのデートだというのに。
今日は今日を、明日は明日を、精一杯に楽しむだけではないか!?
だから考えをさっぱりと打ち切って、神楽はプールサイドを後にした。
プールの扉に施錠して更衣室に向かい、少女と合流する。
談笑しながら一緒に歩き出したとき、神楽はこちらへやってくる恋人の姿に気づいた。
息を呑みながら、少女が問う。「……もしかして、あの人が先生の……?」
すらりとした長身に成熟した美貌をたたえる榊の姿には、
同性としても気押されるものがあったのだろう。
榊からの落ち着いた会釈に応える様子にも、やや動揺の色が浮かんでいた。
「何だよ、校門のとこで待ち合わせだったろ」
「少し早く着いたから。高校って、何だか懐かしくなって」
「ま、そうだなぁ……」神楽は、周りに広がる光景を眺め直しながらつぶやいた。
「私には毎日の職場だけど、あらためて一緒に思い出すと……やっぱり懐かしいかな」
二人の過去で交わる絆の間に、少女の居場所はなかった。そして、そのことは少女にとって――。
「あの、私はお先に失礼します」頭を下げると、少女は早足に去っていった。
遠ざかるその姿を見送りながら、榊が口にする。「……ちょっと、悪いことをしたかな」
神楽には、その言葉の意味はよくわからなかった。
「先生も、板についてきたって感じだね」
「どうかなあ。黒沢先生に追いつけてるかなって、いつも焦ってるよ……おまえの方はどうなんだ?」
「石原先生は私を評価してくれてる。もちろん、思い上がっちゃいけないけど。
……そうそう、今日は忠吉さんが検診に来たんだ。相変わらず元気だった」
「お、もしかしてちよちゃんにも会った?」
「いや、さすがにお父さんの秘書の仕事が忙しいらしい。
でも伝言があったよ。今度みんなで集まるときは、時間をとって行きたいって」
「へえ、そりゃ楽しみだ。いつごろみんなの都合がつくかな」
そんな会話を交わしながらグラウンドを横切っていくうちに、ふと榊が足を止めた。
その見つめる先には、引かれたままになっている五十メートル走のラインが、
黄昏の光を浴びながら長く続いていた。
「……いま走ったら、どうだろうな」榊が、そう口にした。「私はもう、勝てないかもしれない」
神楽は、足元に目を落とした。対照的な長さの影が、二つ並んで延びている。
きっとこの影の姿は、あの頃とほとんど変わっていないのだろう。
榊、勝負だ。そう挑んでいた自分の言葉が、今にも聞こえてきそうにさえ思えた。
けれど――。
「うーん……」ラインの果てをもう一度見つめ直した後、神楽は言った。
「でも、今さらおまえに勝ったとしても、何か困っちまうっていうかさ。
それに――もうあの頃みたいに、人に勝ちたい、勝ちたいって気持ちはなくなっちまったよ」
「そうか……」榊は微笑み、小さく踵を巡らした。
ふと、その微笑みに少し寂しげな色が浮かんでいるように見えたので、
神楽はすぐに榊に寄り添い、そっと指を絡ませた。
「――大丈夫だよ。これだけは、絶対に変わらないから」
榊ははにかんで、しかし、きゅっと指を絡め返してきた。
車に乗り込んだら、キスをしよう。コロンの香りを、胸いっぱいに吸い込んで。
それが待ち遠しくて、神楽は歩みを少しだけ速めた。
(了)
あぼーん
Beyondって単語の意味を調べたんですが、この言葉って神楽にぴったりですね。
その超えてやりたいっていう気持ちはいつのまにか愛に変わってしまったけれど、
榊はその愛を受け入れて、愛し合うことで強くなれた。
青春が終わりはいろんなものが変えてしまったけれど、絶対に変わらないものが
あって、それがあるから今を生きていける。
愛する人と共に生きるということの意味を考えさせられる作品です。
エロシーンも丁寧に作られていて、特に行為中の心理描写に感服致しました。
amnsさんはこれで弾切れと言っていましたが、またネタが湧いてきて
何事もなかったかのようにSSを投下することを望みます。
阿部高和×榊さんのカップリングのSSって、どっ、どうかな?
『Beyond』読みますた。・・・・・・最高でした。
神楽の心情の移り行く様がとても自然で、なおかつ丁寧に描写されてて
感情移入し易かった。
ラストに数年後の榊と神楽が50メートル走のラインを見ながらかわす会
話がまた上手く練られている。
>きっとあれは、例えるならば青春の死が最後に見せた走馬燈。
これなんかも結構クサい台詞なのに、感動してしまった。
榊と神楽のこの後も、ぜひ執筆して欲しいです。
この話に出てきた「神楽を慕う女生徒」も絡めると面白いかもです。
では!
P.S.
でも、改行が一定しないのはなぜ?
P.P.S
正直言うと、最近の貴方の作品はイマイチなのが多かった。
ダレてるというか、書きなぐりというか。
もう、この人は終わりかと思ってたのですが
・・・・・・やっぱスゲーや、貴方は。
>>85 >>87 感想ありがとうございます。
このペアに入れ上げてもう1年近く。
友情を妄想するだけでは飽き足らず、やがて百合にまで足を踏み入れ、
初めて来たときには「見てはいけないものを……」という気さえした
エロパロスレでシリーズまでやってしまうとは夢にも思わなかったのです……
そして今回は「FLYERS」と並び、
俺版榊神楽ペア解釈の「もう一つの形での決算」ということで、
特に思い入れを込めたものです。
なので、最近イマイチだったとのお言葉にはやっぱりガクーとしながらも、
今作がそれをカバーできるだけのものになり得たということであれば、
むしろ喜ばしく思います。
さすがに「この後」までは、もう自分の力量で及ぶところではないという気がしますし、
自分のモチーフはこれで出し尽くした感もあるので、
これがSS書きとして最終作になっても悔いなしといったところです。
まあ、今までのネタもほとんど「突然の思いつき」で降って沸いたものであることだし、
また何かやる可能性も否定はできませんが。
しかし最近は質量ともに優れた新しい書き手さんたちの活躍も目立ち、
自給自足しなくてもさかぐら分が補給できるようになって、ある意味本望です。
ともあれ、真剣にお読みいただきありがとうございました。 |∀・)ノシ
※私の改行のやり方ですが、まず「1字下げてるところ」は文意上の段落分けであり、
これはもし普通に原稿用紙に書いたとしても改行するところ。
(ただしカッコで始まる場合は下げない)
それ以外では、1行を48字までとしていますので、1段落が49字以上なら
どこかで改行を入れるわけですが、その場合「文意上・字面上の区切りのよさ」
を第一にしており、右端を揃えるということは重視していません。
その点で、ちぐはぐに見えるかもしれません。
あぼーん
神楽と榊の話だけのスレかと思った。
あぼーん
「ただいま〜。今からゴハンするからね〜」
ちゃぶ台で宿題をしている俺の背中に、智が声をかけてきた。
ドサリと置かれたスーパーの袋を何気なく覗いてみると、ママースパゲティの
袋の下に、何やら小さな本が置いてあった。
『人に好かれる100の方法(ワニブックス)』
人の目なんぞまるで気にしない、と言うか空気の読めない奴だと思ってたが案外
気にしたりする奴なんだろうか?むしろこいつはクラスで好かれてる方だと思うが。
「はいよ榊ちゃん!誕生日オメデトー!」
・・・翌日、智がクラスで手渡したのは昨日の本だった。
とりあえず水原と神楽と俺と3人で張り倒しておいた。
そんだけ
>>88 俺の最初の作品は三匹スレに書いた榊と神楽の話でしたが、
まずこの2人を書こうと思ったのはamnsさんの作品に感銘を受けて
自分なりにこの2人の関係を考えて書きたくなったからです。
小説のまねごと自体あれが初めてでしたが、今ではいろいろな
あずSSを書いてます。
何を言いたいかというと、俺がさかぐら話を書いたのは他ならぬ
amnsさんのおかげなのです。前スレでやった裸エプロンネタ
(の元になった漫画サロンのやりとり)といい、貴方はたくさんの
人に影響を与えてると思いますよ。
>初めて来たときには「見てはいけないものを……」という気さえした
>エロパロスレで
SSを書くとは俺も思いもよらないことでした。
今までエロ同人なんか断固反対だったのに。
とはいえ今の俺にはこのスレに書くような話のストックがありません。
「二人で宿題を」の作者さんの次回作や前スレの
「つらいんだよ。誰でもね。」の続きに期待です。
後者の作品は他の3人とは全く違うさかぐら話ができそうなので
続きを待ち焦がれております。
もちろんamnsさんもネタが沸いてきたらいつでも書いて下さい。
>>92 智は何気にひどいことをやっているような……
笑ったけど。
皆様こんばんは。
保管庫の更新が滞っているようですが、偶然過去ログ落ち直前にdatを保護いたし
ましたので、僭越ながらNew4のログをうpさせていただきます。
HTMLの方は保管庫に入れやすいよう雑談をカットし、作品ごとに分けてあります。
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1060172902.rar 907 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/17 21:02 ID:exCWlIWq
いまざっと数えたら未完結のSSが10本もあった。
そのうちテディベアはしっかり連載してるし、
>>291は続きを書く宣言をして下さっているが、
(このスレであるうちにと仰っていたが……
まあ、予定は未定ということで)
他は音沙汰なし。
申し訳ない。私は「閲覧注意」の「大阪監禁」を書いたものですが、長い間
歩タンを放置プレイしております。
あぼーん
96 :
^-^)ノ匿名でok!:03/08/07 00:55 ID:woCwuugv
あぼーん
あぼーん
あぼーん
今日は特に用事も無く、智の荷物持ちでスーパーに付き合ってから帰宅した。
その時智が、気分がいいのか口ずさんでいた鼻歌を何気なく上手いなと言うと
「歌は結構自身があるんだよ。ちなみによみはジャイアンな」
と言った。何か引っかかる発音をしてたが、気にしない事にした。
翌日。アパートで洗濯物を畳んでいると、遠くから近づいてくる声があった。
「・・・チャーン、コンピューターおばあちゃ〜ん、イェ〜イイェイ、
ボ 〜 ク は だ い す き さ 〜」
俺はのんびりとアパートの階段を上る智を部屋に引きずり込むと、
俺が悪かったから頼むから往来で大声で歌うのはやめてくれと懇願した。
数十分後、何やら警官がやって来て俺に2、3質問をして帰っていった。
変な歌が聞こえて何事かと見ると女の子を拉致る男の姿があったと通報があったらしい。
そんだけ。
あぼーん
あぼーん
〜プロローグ〜
ある春の日、俺は親父の転勤という、ありきたりな理由でこの町に越してきた。
この町には私立校があると言うのでそこへ転入することになった。
「堀江君、こちらが2年3組担任の谷崎先生だ。」
「どーも、谷崎ゆかりです。」
受験係の先生と共に担任がやって来た。ゆかり先生は俺を見て少しニヤケていた。
教室へ向かう途中で、
「アンタって運動神経とか、いい方?」
「え?…そこそこありますが?」
「そう…」
「?」
いきなり何を聞いてくるんだ?と、戸惑いながら俺は先生の後について行った。
「君はここで待ってなさい。」
先生は俺を廊下に待たせ、戸の前で大きく息を吸い、
「オラァ!席つけぇ!」
戸を勢いよく開けるや否や先生の怒号。数人の女子は、
「へーい。」「アア、席つかんと。」
などと言っていたが、俺を含め殆どの生徒はビビッテいた。
先生は教室に入りHRを始めた。
戸越しに聞こえてくる話しを聞く限り、先生はクラスの殆どの生徒と1年の時に一緒だったらしい。
次にクラス委員長の話し。その時俺は少し驚いた。教室から子供の声がしたのだ。
直後、女子二人の口論が聞こえたが俺は聞いてなかった。
クラス委員長の正体が知りたくて仕方が無かったのだ。
「そして、新戦力がきました!入ってきなさーい。」
俺が教室に入ると生徒たちは、「ふーん。」と口々にした。
「ほら、自己紹介なさい。」
「エ、と…堀江って言います。よろしくお願いします。」
「んーと、アンタはそこ、水原の隣ね。」
俺は言われた通りに席についた。
隣の水原は茶髪のロングヘアーで眼鏡をかけていて、いかにも「デキル奴」って感じだった。
「隣か、宜しく頼む。」
「いや、こちらこそ何も知らないんで。」
かくしてHRが終わった。
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
あぼーん
業者に負けずよく頑張った。感動した。
あぼーん
業者がうざいけどこれからの展開に期待。
111 :
94:03/08/08 21:30 ID:TvADwiCV
あぼーん
あぼーん
あぼーん
115 :
?:03/08/09 00:55 ID:b++jZjp7
あぼーん
あぼーん
なんでこんな業者ばっかなんだ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
今日は終礼で進路希望調査をやらされた。
「榊さんは獣医さんが夢みたいで、だから医学関係の学校に
行きたがってるんですよー。このアンケートも毎回そう書いてるんですよー」
とはちよすけこと美浜の弁だが、ばらしていいのかそういうの。
次の日、智が谷崎先生から呼び出しを喰らった。昨日の調査で話があるとか。
・・・今度は何をやったんだ?前回・前々回はそれぞれ冒険家・パスタマスターとか
書いてクラスメートの笑いと先生の怒りを買ってたんだが、呼び出されは・・・
「いやね、ただ漢字間違ってるってだけの話だったよ。そんなんでゆかりちゃんも
呼び出すなっての、文脈から読み取れよなもー」
と智は頬を膨らませていたが、どうも「旅」と「族」を間違えていたらしい。
「旅に行く」じゃなくて「族に行く」か。そりゃ呼び出すわな。
そんだけ。
あぼーん
>>86 こんな感じか?
「う〜〜〜〜ネネコネネコ」
今 ネネコネネコを求めて全力疾走している私は
高校に通うごく一般的な女の子。
強いて違うところをあげるとすれば
背が高すぎるってところかな
名前は榊
そんなわけで帰り道にある公園にやって来た。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた
ウホッ!いい男……
「ハッ!……」
そう思っていると突然その男は私の見ている目の前で
ツナギのホックをはずしはじめたのだ……!
ジジー……
「やらないか?」
彼――ちょっとワルっぽい自動車修理工で阿部高和と名乗った。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>124,129
よくわからんが俺も断固拒否したい。
>>131 「やらないか」を知らないようでは
まだまだ2ちゃんねらーとしてのグレードが低いな
……人としてはその方が正しい
2ちゃんっつーか双葉?
……やよエな
や ら な い か ?
>>124 同性愛が元ネタなんだからこうすべきだ
「う〜〜〜〜ネネココネネコ」
今 ネネココネネコを求めて全力疾走している私は
高校に通うごく一般的な女の子。
強いて違うところをあげるとすれば
女が好きだってことくらいカナ
名前は榊
そんなわけで帰り道にある公園にやって来た。
ふと見るとベンチに一人の若い女が座っていた
ウホッ!いい女……
「ハッ!……」
そう思っていると突然その女は私の見ている目の前で
ワンピのホックをはずしはじめたのだ……!
ジジー……
「やらないか?」
彼女――ちょっとワルっぽい家事手伝いで阿部高和(たかな)と名乗った。
>>111、LHACKYとeoで解凍してみたんですが、どちらも全部
>サポートされていない圧縮メソッドです
が出てしまいます…。
あぼーん
そろそろ晩飯にするか・・・と、ラップで包まれたナポリタンを
冷蔵庫から出した所で智が帰って来た。
「・・・ただいまー、飯喰った?」
「いや、まだだ。今から喰おうと思ったんだけど」
今日はクリスマスイブという事で智は友達と遊びに行っていたのだが、
何か様子がおかしい。元気が無い。珍しく何か考え込んでいるようだ。
「どうしたよ?元気無いぞ」
「んー、ちょっと今日大阪に言われてね。クリスマスやのにみんな集まって
彼氏おれへんねんなーって。なんで私もてないんだろーな?」
「そうだよなあ。明るくて意外と優しくて超意外に家事上手だしな。
やっぱもう少し静かにした方がいいんじゃね?引いてる奴もいると思うぞ?」
「引くっていうのは違うと思うけどなー。何か、みんな私を敬遠してるフシが
あるんだもん。高嶺の花すぎて近寄りがたいんだよ、きっと」
「言ってろ、アホ」
しかし本当に不思議だな。こいつなら彼氏の一人や二人いそうなもんだが。
俺は暖めたパスタをつっつきながらずっと首を捻っていた。
翌日、俺のパスタには大量の唐辛子とタバスコと鷹の爪が入っていた。
そんだけ。
>>139 やっぱ智ちゃんはこんなのがかわいいな、
なんて思ったりする。
阿部×榊、作品の国境を越えた異字元カプだが、ちょっと見てみたい気が……
あぼーん
あぼーん
144 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 18:35 ID:CMJ5GT0V
トイレを済ませて教室へ戻ってくると、信じられない光景がそこにあった。
「や、やらない・・・か・・・?」
「ウホッ!いい女・・・」
榊と智である。・・・視神経に異常があるのか?俺は精神を病んでいるのか?
榊は制服の上にジャンパーを羽織り、ジッパーを下ろしながらセリフを読み上げている。
恥ずかしそうに顔を染めてセリフも途切れ途切れで、何と言うか、非常にこう(ry
クラスの連中はその二人のやり取りを凝視している。男子は軒並み腰を直角にし、
女子は女子で顔を真っ赤にしつつも目は逸らさない。・・・榊にいつもつきまとってる
ショートカットの娘に至っては鼻にティッシュを詰めている。
美浜だけは意味がわからず隣の水原の袖をしきりに引っ張っている・・・水原でさえ
固まってしまっている。そう言えばこいつ、最近ネットにはまったとか言ってたな。
ともあれ、水原がこれじゃしょうがない。俺が収めなきゃならんか・・・ハァ。
「・・・何してんのさ、お前は」
「あぁ、昨日アンタのマシンいじってたら面白い漫画大事に大事に保存してるの
見つけたからさ、再現したらこれまた面白いかな〜って」
「「「「!!!!!!!!」」」」
待て━━━━━━━━ィ!!!!!!そういう誤解される言い方をすんじゃないっ!
あれはネタとして使えるから保存しといただけだ!つーか全然大事じゃないぞ!
あんまりな智の言い方に声すら出せず、にわかにざわつき出した教室へ意識を移すと
曰く、ハードゲイだってよあいつ
曰く、かいがいしく世話してくれる同棲相手がいるってのに罰当たりだな
曰く、これって智の復讐よ!絶対そうに決まってるのよ!
曰く、よみさん、やらないかって何をですか?
「でも心配しなくてもいいよ、私だって常識あるからさ、18禁な事はしないから
って言うか榊ちゃんしか引き受けてくれなかったんだよねー、みんな意外と
このネタ知ってるみたいで、敬遠されちゃってさー、下品だけど面白いじゃん?」
もう何も見えない聞こえない信じられない。
次の授業にやって来た谷崎先生に頭をはたかれるまで、俺はその場に突っ立っていたのだった。
結局噂は尾ひれと共に学校中に広がり、最初は面白がっていた智も
実は滝野智は♂であるという噂が立つに及び、ようやく噂の沈静に乗り出したのだった。
そんだけで済ましたくないけど、そんだけ。
元ネタがわからんせいか正直萎えた。笑いもしたけど。
しかしこの学校は2ちゃんねらーが大勢いるのか?
激しく嫌なんだが。
149 :
147:03/08/12 22:18 ID:/EKbZfOh
>>148 スイマセン、私が悪うございました。
こういうのはどうしてもダメです。
3ページ(?)ほどで退散しました。
なんで2ちゃんではこれが有名なんだ?
(前述したように全部読んでない自分が
言っていいことではありませんが)
こんなのを知ってる高校生は本気で拒否したい。
>>148 ・・・見た。
なんか頭痛くなってきた。
見なかった後悔より見てしまった後悔の方が大きいみたい・・・
ああ〜もう!
151 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 23:49 ID:BF7DvP3q
>>150 俺もはじめはそう感じたよ・・・
蓮とかもそうだが、だんだん感覚が麻痺してきて楽しくなる・・・
2ちゃんねる中毒者だな・・・まさしく。
152 :
149:03/08/13 19:41 ID:NdXj/KhY
>>150 全部読んだんですか?
俺は好奇心よりも生理的嫌悪が勝って読めなかったのですが。
早く何かまともなエロパロの(?)新作が来てくれないだろうか。
そうしないとこの話題が続いてしまいそうで嫌だ。
まともな阿部×榊を見てみたいと思った。
154 :
150:03/08/13 21:03 ID:45kl8+0k
>>152 ・・・読んだよ。
勇気を出して下の方にある「戻る」も押してみた。
そこには・・・
>>153 脳内補完にとどめてくれ。
マジ一般公開はパス。
思い出しちまう。
蓮コラの万倍破壊力がありやがる・・・
155 :
150:03/08/13 21:32 ID:45kl8+0k
>脳内補完にとどめてくれ。
>マジ一般公開はパス
ああ、でも逆にトラウマ解除されるかも・・・
良薬口に苦しっていうし。
いや、でも、あれは台詞回しとかオチのつき方とか
うまいよね。2chで人気になったのもうなずける。
157 :
152:03/08/13 22:28 ID:NdXj/KhY
>・・・読んだよ。
>勇気を出して下の方にある「戻る」も押してみた。
>そこには・・・
そんなこと言われると気になる……なんてことはありません。
トラウマ作るくらいなら知らないままでいい。
あー 早く神は来てくれないだろうか
「テディベア」とか
「逆よみ」とか
「つらいんだよ。誰でもね。」とか
「大王フェスティバル」とか
何か新作が。
他にも未完作品は多いがタイトルがない。
マターリ系もいいがエロ読みたいな
(´-`).。oO(・・・・我々がホモ物見るときの気持ちと
女子がレズ物見るときの気持ちは
同じなのだろうかそれとも異質なのだろうか・・・・・)
このスレの住人としては、女子は比較的同性愛に
抵抗感薄かったりするという説を支持したいわけですが
>>159 漏れもそこらへん気になって質問した事あるけど、
めっさキモイそうです、レズ。ちなみに男の漏れも男女カプールの方が
好みではありまつ。美少女が二人で絡むなんて、もったいないおばけが出るぞと。
まあホモの場合はハードゲイと801がありますからね。俺らにとってのレズは
801レベルのソフトなやつなんでしょうな。
余談ですが、姉妹萌えもリアルで姉妹いる人が言うには、リアルで萌える事は
ないそうな。意外と人間の生殖本能って頑固なのかもしれません。
やらないかはキモイと思うより大爆笑しちゃったんで抵抗は少なかったり。
なんつーか、行間に笑いの要素がこれでもかと盛り込まれてますから。
まああそこまで逝くとホンマモンの人のための本で、801な腐女子も
お手上げなシロモノでしょうけど。
自分は、あずまんが大王ソフトレズ説を提唱してきたのであります。
支持を得られた事はないけど。
つまり、あずまんが大王の原作そのものがソフトレズ的要素を含んでいるわけで。
一般にあずまんが大王は好きな人と嫌いな人に真っ二つに分かれていて
そこそこという評価をする人が少ないのは、要するにレズ耐性があるかないかで
このマンガの評価が決まってしまうからではないかと。
ハーレム状態のマンガやゲームは好きになれない自分があず大は好きになれたのも
あず大は男が不在のソフトレズ的マンガだったからだと思うのです。
あず大の女性ファンがいたらぜひ意見を聞きたいトコなんですが。
>あずまんが大王の原作そのものがソフトレズ的要素を含んでいるわけで
俺は真っ向から反対します。
女の子ばっかりが登場するからといってレズにされちゃたまったもんじゃない。
でも
>>161の意見を「あずまんが大王の面白さを考えるスレ その2」
に出すとおもしろいかもしれない。(ここと違ってあずを嫌いな人の意見も聞けます)
ちなみに女の子にあずまんが大王原作を貸して読んでもらいましたが、
普通にギャグを気に入っていました。榊をかっこいいと思い、よみのダイエットネタ
(特にシュークリーム分)を気に入ってました。
ただし二次創作でレズものがいろいろ作られていることを話すと
その人は嫌悪感を示していました。
ふーん
ソフトレズ説は以前からちょっと見かけていて
どうなんだろうと半信半疑な感じだったけど……
「そう見ようとすればそう見える」ってとこかなと。
キャラクターの関係性の中に、恋愛を妄想しようと思えば
妄想できる材料は十分あるということでしょう。
だからこのスレもここまで存続してるわけで。
あのともよみスレの住人たちでさえ、
原作での二人が本当にデキてると思ってるわけではないと語っていたけど、
デキてると妄想したくなるような要素はある作品なのかなと。
165 :
164:03/08/14 13:29 ID:n2syL3RZ
自己レス。
>だからこのスレもここまで存続してるわけで。
って、実際にはレズ物以外の作品もたくさんありましたね。
失礼なことを言ってしまいました。申しわけありません。
キャラ立ってる男性キャラが木村しかいなかったからね。
中島くんfromサザエさん程度のキャラは2〜3人出してほしかった。
誰かとくっつく云々じゃなくて、女性だけだと何か勘繰ってしまうという所はある。
>>160 >余談ですが、姉妹萌えもリアルで姉妹いる人が言うには、リアルで萌える事は
>ないそうな。意外と人間の生殖本能って頑固なのかもしれません。
そんなこと、ありません。
>>164 うーん、そんなものなのだろうか。
俺は2chを見るまでちっとも考えなかったのだが。
(それよりも同一人物なのにIDが違うのが気になったりする)
>>167 つまり、あなたは姉妹に萌えていると?
169 :
164:03/08/14 18:25 ID:WLW63gMe
IDが違うのはあれだ
PCの電源を落とした後に考え直してもう一度つけて書いたからっす
エロが来ないので議論してしまっているわけだが。
……もしやみんなコミケへエロ分補給に……?
>>169 そういえば今日から3日間でしたっけ。
今ごろオタどもは雨にぬれて並んでいるわけか。
あず同人状況の報告などお願いしたく存ずる
172 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 02:21 ID:EGP19Mm1
>>161 私は女性ですがあずまんが大王が大好きです。
理由はギャグ&百合な所ですね。
私は百合が好きですけどもし百合要素が入って
なかったらそんなに好きにならなかったかもな〜
規則違反だけど厨房です(汗
( ゚д゚)ポカーン
実際に百合っ気があるのはかおりんだけだろうに・・・。
175 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 08:50 ID:+OSMOstk
176 :
山崎 渉:03/08/15 16:17 ID:4fmQeeOf
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
とりあえず保守
178 :
甲斐多代:03/08/16 01:35 ID:QfjHY77J
ちよちゃんは、木村先生の腕の中でもがいていました。
「たすけて!だれか、来て!」
ちよちゃんは、榊さんや大阪らといっしょに下校していました。
忘れものに気がついて、来た道を引き返して、途中で木村先生にあったのです。
無視しても行けないので、挨拶をし、しばらく立ち話をしていました。
木村先生は例によって口をあんぐりあけたまま、意味不明の話をしていましたが、
急に表情を変え、ちよちゃんに飛び掛ってきました。
ちよちゃんと木村先生が、立ち話をしていたのは、ビルの工事現場の前でした。
鉄パイプの足場が崩れ、二人の上に降ってきたのです。
大きな音がしたので、榊さんたちが、駆けつけてきました。
「もう大丈夫」と思って、木村先生を見ると、めがねがはずれていて、
「怪我はなかったかい」といっているようなやさしい目でちよちゃんを見つめていました。
でも、その目はもう光を失っていました。
木村先生は、その身を犠牲にしてちよちゃんを救ったのです。
「…かっこいいトコかな?」
木村先生の奥さんの言ったことばを、このとき、みんなははじめて理解したのでした。
179 :
名無しさん@ピンキー:03/08/16 02:33 ID:qP5UkEGN
>>178 俺木村先生のこと好きになっちゃったよ!!
「木村先生は変態だけど悪人ではない」ってのをどこかで読んだような気がする。
漏れもそれに同意なんで、同人なんかで木村先生のレイプものを見ちゃったりすると激しく違和感が〜。
181 :
木村先生:03/08/16 14:32 ID:7xvONcnB
182 :
179:03/08/16 18:58 ID:b2M59UZC
ε=(ノ´Д`‖)ノ ヤッパリキモィョー
(・・・先生は男って言うか漢です・・・見た目あんななのに)
(・・・けど教室が気まずい空気に支配されてかなわんので少し抑えて下さい)
(・・・こないだ掃除当番でいっしょだった滝野に男ってみんなあんななの?って言われました)
(・・・僕、顔を逸らすことしかできませんでした)
(・・・あまつさえ、同じくいっしょだった水原さんに、
男はスケベな生き物だからしょうがないんじゃない?って・・・)
(・・・僕、すんごい鬱です・・・)
>>183 素直になれよ……水原さんに蔑まれて、うれしかったんだろう?
ところでIDがあずだね
あぼーん
あぼーん
187 :
名無しさん@ピンキー:03/08/18 23:45 ID:Q4XXklDy
188 :
71602:03/08/18 23:49 ID:D8BjrDEi
長旅から帰ってきたら前スレ落ちてた…
保存してなかったから、どこまでUPしたか分からねッス(泣
どなたか最後の一文が分かれば教えてくだされー
>>189 待っておりますた!
うろ覚えですが、にゃもちゃんに呼び出しくらって指導室内でガクガクブルブルという
所までだったかと思いまつ。
漏れも旅の最中なんで、もし誰もわかんないようだったら家パソから
過去ログ引っ張ってきまつ。数日後になりますけど。
あぼーん
本当に申し訳ないです。
最後の一文は、
>おれはただ本能的に、新たに迫り来る恐怖に震えていた。
です。
ふたばとかに前スレのログをあげたほうがいいんでしょうか?
193 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 07:47 ID:6asfb9A3
194 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 10:19 ID:6asfb9A3
うーん、早いとこ保管庫更新して頂かないと。
196 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 13:31 ID:6asfb9A3
198 :
190:03/08/20 00:41 ID:FWTJ2wqJ
>>197 うす。銭湯入ったら刺青の親父軍団がいて非常に怖かったでつ。
んでは、楽しみにしとります。
「ど、どうして鍵をかけるんです?」
極力声が震えぬように気を配りながら、恐る恐る尋ねてみる。
「○○くんがこの部屋から逃げられないようにするためよ」
「…」
平然と言い放つ黒沢先生に、おれは呆気にとられて「そんな…」と呟いた。
「秘密って一体なんのことです!?ぼ、ぼくは別に逃げることなんて…!」
そう言うと、黒沢先生はクスクスと笑って、
「○○くん」
「は、はい?」
「神楽から話はすべて聞いてるわ」
「!」
おれは絶句した。「あんなことはもう金輪際しない」と誓ってくれた神楽が、なぜ?
…そう、確かにおれは知っている。
いや、知りたくなかったのに知ってしまったのだ。黒沢先生の秘密を…
男子生徒全員の憧れの的である黒沢先生が、
そのじつ肌を重ねた男性が枯れ果てるまで肉体を求めてくる程の淫女だという事実を!
本人らの談によれば、あれほどおれの生活をメチャクチャに引っ掻き回していったボンクラーズですら、
先生が話して聞かせてくれた内容の真似事をしているに過ぎないのだという。
曰く、「本家本元は黒沢先生」と。
…つまり。
このひとは、男という生き物をあれ以上の地獄に堕とすすべを知っている、ということだ!
そして何よりも、神楽さんから「すべて聞いた」ということは―――
当然、おれが彼女らの毒牙にかけられていたことも知っているということ!?
(まさか…先生までそのつもりで!?)
おれは神楽の裏切りに対する怒りよりも何よりも、
とにかく陵辱の事実を暴露されたショックと迫り来る恐怖のあまり頭の中が真っ白になった。
先ほどまでつゆほど疑いもしなかった先生に対して抱くのは、もはや尊敬や信頼などではない。
ましてやかつての憧れとか恋心とは程遠いものだった。
「で、でも待ってください黒沢先生!…お、おれ…いや、ぼく!
ぼく先生の秘密を誰かに喋ったりするつもりなんてないんです!
それにそれはぼくのせいじゃなくて!あ、あいつらが…あいつらが勝手におれに言ったんです!
だから…だから…ッ」
「だから何?」
先生の表情は依然として微笑みを絶やしてはいなかったが、
明らかにいつもの暖かみや優しさに欠けていた。
美しいのに、可愛らしいのにどこか冷酷だった。
「あ…あ…」
黒沢先生が、扉から…ゆっくりと…こちらに近づいて……
「ほら、今ならまだ間に合うかもよ?
それからどうしたの?
知りたくて知ったわけではないから、○○くんはどうして欲しいの?」
(無理だ…)
この女はもう何を言っても絶対に赦してはくれまい。
おれなりに今まで経験してきたことから考みて、それは既に明らかだった。
ポン、と黒沢先生のやわらかい手のひらが肩に置かれ、おれはひっくり返るほどビクリと震えた。
「だ、だから…先生、お願い…ひ、ひどいことしないで……」
背を丸め首をすくめ上目使いになって、おれはかすれた声で哀願する。
…ハァ……
上気したような吐息の音。
「あのコ達が、ハマるわけだわ…」
そんなわけの分からない言葉を聞いたかと思うと、
突如、後頭部がフワリとした感触に包まれた。
それから、おれの首に絡めるように後ろから両の腕がまわされてくる。
背後から、先生に抱きすくめられてしまった。
「せ、先生…ッ!?」
む、胸が、おっぱいが頭に…首に…耳にあたって……
(黒沢先生って、思ったより着やせするんだ…!)
一度遠目に先生の水着姿を目にしたことがあったが、こんなに大きいなんて思ってもみなかった。
(やわらかい…気持ちいい…でも、でもぉ………っ!)
この感覚はだめだ!
絶対に、おれを駄目にする!
溺れてしまう!
そして、二度と浮かび上がってはこれまい。
…途切れ途切れながら、そんな内なる理性の声を聞く。
「先生…やめて……ひ、人を呼びますよ…大声出しますよ……ッ!」
ようやくの思いで顔をあげてそう言い放ったのに、黒沢先生は意にも介さない。
ますます強く抱きしめられる!
先生は唇をおれの耳に寄せて優しく囁いた。
「そうしてごらん?
そしたら、オートバイのことも神楽達とのことも、みーんなにばれちゃうけどね」
「うぅ…」
セローのことはともかく、あのセックスに関してはおれは完全な被害者なのに!
(…けど……た、確かにこんなことが学校の皆にバレてしまったら、おれはもう死ぬしかない…ッ)
おれがここで誰かに助けを求めれば、とにもかくもこの場を逃げることはできるかもしれない。
だが、おれが今までボンクラーズにされてきたことが誰かに知れ渡るのは絶対に避けなくては!
黒沢先生はそのことが分かっていて、こんなこと…
「あーっ…!せ、先生!お願いっ!やめて!
本当に、本当に先生のことは誰にも!…誰にも喋りません!
おっ、おぉ…お互いに!お互いのことは秘密に!秘密にしましょうッ」
「当然ね。もし誰かに喋ったら…死ぬまで吸い尽くしてしまうわよ?」
「ひぃっ!」
その言葉に、恐らく嘘はあるまい。
実際、先生がかつて付き合っていた彼氏は男として再起不能になってしまったと聞く。
一体どんな性技で絞りつくしたのかおれには知る由もないが、
下手をすればこれから嫌というほど味わうことになるのだろう。
先生は背後に居るのでその表情こそ見えないものの、
普段からは想像もつかないような淫猥な声で言葉を続けた。
「私にはそれが出来るってこと…○○くんにはちゃんと知っておいて貰わなくちゃいけないから」
案の定の提案に、おれはブルブルと首を振って、
「し!知ってます!知ってるから、そんな事しなくてイイんです!やめ…やめェ!」
すると先生は意地悪っぽく笑って、
「知っているなら、その事を誰にも話してはいけないって…カラダに教えこんであげないと」
と言った。
…分かってはいたけれど、もう何を言っても逃げられない…
「…誤解しているみたいだから言っておくわ」
そう言いつつ、先生は耳を噛んできた。
「あ…ふ……」
かみ、かみかみ…
あくまで優しく、触れるか触れないかという絶妙の刺激が敏感な部分に一点集中して攻め込んでくる。
れろーっ…
「あ!ひぃやッ!!」
うなじを舐め上げられ、おれは素っ頓狂な悲鳴をあげた。
「神楽はあなたを助けようとしたのよ?」
「あ…あう…………えっ!?」
おれが真実を知ってしまったこと、そして耐え難い屈辱の日々を先生に告げてしまった神楽が?
あの裏切り者が、おれのことを助ける?
「ど、…どういうことですか……ッ」
おれは精一杯正気を保ちながら、熱いくちびるで首すじに吸い付いている先生に尋ねた。
「神楽はね、あなたを私に相談に来たの。『ともも大阪も言うことを聞いてくれない。
どうしたら○○を助けられますか?』って…」
「!!!」
おれは首を這う先生の舌の感触に打ち震えながら、しかしその言葉に衝撃を覚えていた。
あなたがここで助けを求めてしまったら…
そんなけなげな神楽さんも傷つけてしまうことになるわよね」
(そんな…)
おれは先生の変貌ぶりへ狼狽しつつも、神楽の真意に首筋に感じる先生の唇の感触でさえ一瞬忘れてしまう程だった。
(あの神楽さんが、そんな…)
ボロリと、涙がこぼれた。
「ここ何日かあなた達のこと見ていたけど…」
「…」
「神楽に冷たくしてたこと、後悔しているのでしょ?」
「…」
「…」
しばしの沈黙だった。
おれはその間ただ嗚咽を漏らしながら、背中に先生の体温に身を任せている。
(…いっそ、このまま埋もれて消えてしまいたい)
そう微かに思った矢先、
「安心しなさい」
と、先生が言った。心なしか、おれを抱きすくめている先生の両腕に力がこもった。
「余るほど、つぐなわせてあげるから…ッ!」
「えっ!?…う、うわぁ―――ッ!!!」
一体何をどのようにしたのか、目にも止まらぬ速さでおれは瞬く間に上半身を剥かれてしまうのだった…ッ!
続く
テディベアキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━
マジで(・∀・)イイ!!
( ゜∀゜)=3ハァハァ
うわあ、真打登場だ……
ここまでで既に勃った
漏れの好きなともちゃんのエロパロ(男と2人きり)ってないよね(´Д⊂)
心の優しいともちゃんファン製作おながいします
>>209 ちょっと電波を練っていたらよみが死んじゃったんですが、
それでもよろしいですか? ちゃんと純愛ですよ。
ひょっとしたら今日ぐらいに来るのではと予感したら・・・
ホントキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
かっ、感動で前が見えましぇん(T_T)
(・∀・)イイ!
期待sage!
今日は、学校でとあるレクリエーションが開かれる日である。
しかし、レクリエーションの時間があることは知っている生徒一同だが、どんな
内容かまではなぜか知らされていない。
それに疑問を抱きながらも、生徒達は体育館へと向かうのだが・・・。
「一体なにをやるつもりなんだろう・・・?」
神楽が、いかにもといった面持ちで口を開く。
彼女のように、疑問を持っている生徒が大半である。
なぜなら、体育館に着いたと同時に「こちらへ移動するように」と
教師から指示があり、学校の中でもあまり人の来ない、倉庫方面へ向かっているからだ。
「確かに変だよな。倉庫なんてなかなか行かないし、第一そこで何かやるには狭すぎる」
その疑問に、よみが答える。
よみ自身も附に落ちない点があるのか、しきりに考え込んでいる。
「まぁ、行ってみればわかるって!」
そんな中で疑問を抱いていないのは、大阪とともだけだ。
ともはレクリエーション自体が楽しみのようで、むしろ嬉しそうにしているくらいだ。
対する大坂はなぜなのか、世界の通貨単位をひたすら覚えようとしている。
大坂の中では、中国の通貨単位がマルクだったりしているのだが。
榊は疑問があるのかないのか知らないが、黙ったままだ。
そんないつものメンバーになにかが足りない。
それに気づいたのか、神楽が顔を上げる。
「あれ?そういえば、ちよちゃんはどうしたんだ?」
「ちよちゃんなら・・・どこ行ったんだろう?」
よみも知らないらしい。他のメンバーに知っているかといった視線を送るが、全員が首を振る。
とはいえ、トイレにでも行っているのだろう、と結局その話題は終わった。
「・・・おかしい」
今まで黙っていた榊が口を開いた。
「なにがおかしいんや?なんか面白いものでもあるんか?」
「・・・生徒の数が減ってる」
天然を発揮する大阪を無視し、榊が呟いた。
・・たしかに、移動している生徒が、全校生徒にしては明らかに少ない。
どうやら、どこかで少しずつ別れていたようだ。
榊達はそれに気づかず、本隊と思われる生徒群に混じってしまっていたのである。
ただのレクリエーションを行うにしてはおかしすぎる・・・全員がようやく疑問と不安を強めた時、
ついに倉庫に到着した。
榊達以外の生徒は、なにかを楽しみにしているような面持ちでいる。
それが「レクリエーション」なのか、はたまた別の何かなのか・・・
榊達は答えを求め、その倉庫の中へと足を踏み入れた―――
倉庫の中は、意外と広い。
しかし、生徒達が向かっているのは、木材置き場だ。
何も無いような場所に向かう。明らかにおかしい。
ふと、先導していた教師が、木材の陰のあたりに手を伸ばす。
何かを操作するような動きの後、なんと、木材置き場だった場所に、大きな扉が出現したのだ。
驚きを隠せない一同。しかし生徒達は、まるで当たり前のように扉の中――個室のようだ――に
入っていく。
一同も急いで入ると、扉が閉まった。
すると、その大きな個室は、動き始めたのだ。
そう、その個室は、巨大なエレベーターだった。
ぐんぐんとスピードを上げて降りていく。
やがて一分もしてから、扉が開いた。
そこにあった風景は―――
「な、なんだこりゃあ!?」
一同は思わず声をあげた。
そこには、巨大な闘技場らしき場所が設けられていたのだ。
東西南北四つの方向に蒼龍、朱雀、百虎、玄武と書かれている。
学校の地下にこんな物が・・・
信じられない、一同全員がそう思っているのに対し、生徒達はまるで驚かず、用意された
客席に座っていく。
一同がまだ固まっていると、クラスの担任であるゆかりが近づいて来た。
「あら、あんた達も来たの?」
「ゆ、ゆかり先生、これは一体なんなんですか!?」
よみが率直に疑問をぶつけた。
ゆかりは、その言葉にニヤリと笑みを作った。
「あんたら、ここの事は秘密よ?学校の地下にこんなのがあるなんて知れたら・・・」
疑問に答えようとしないゆかりに痺れを切らせ、今度は神楽が口を開く。
「だから先生、ここは一体、何の目的であるんですか!?なんで学校に地下なんか・・・」
「観てれば分かるわよ」
ゆかりが視線を闘技場らしき場所に移す。
それにつられ、一同も視線を移した。
すると、校長が闘技場らしき場所の入り口から現れた。
その瞬間、客席に座っていた生徒や教職員が歓声を上げる。
その声が収まると、校長はマイクを取り出す。
「学校最強が見たいかァァァァッッ!!」
外見に合わない大声を出すと、歓声は更に強まる。
「学校・・・最強・・・?」
いまだに意味が分からない。そんな一同をよそに、校長が口を開いた。
「学校最強を目指す者共の入場ッッ」
その声とともに、校長の現れた入り口から、次々と見た事のある生徒や教職員が現れる。
その中には、古文の木村や、体育のみなももいる。
「!? かおりん!?」
よみが驚いた。出て来た連中の中に、かおりんがいたのだ。
かおりんだけではない。千尋もだ。
ある程度の人数が揃い、それぞれが横に並ぶ。
その全員の面持ちが、余裕あるようにも見え、昂ぶっているようにも見える。
「どこに行っていたんだチャンピオンッッ」
いつから居たのか、アナウンサーらしき男の声が全体に響く。
それと同時に、遅れて入り口から現れた人影。
まるで小学生くらいの背の女の子・・・そう。
「「「「「ちよちゃんッ!!?」」」」」
一同全員が驚きの声をあげる。
どこかへ行っていたと思われていたちよが、確かにそこにいたのだ。
そしてちよが現れた瞬間、観客の歓声が最高潮に達した。
それに応えるように、にこやかな表情で手を振るちよ。
「ち、ちよちゃんがなんで・・・チャ、チャンピオンって!?」
事態が飲み込めない一同に、ゆかりの言葉が届く。
「聞いた通り、ちよすけは、この地下闘技場のチャンピオンなのよ。そして、この学校最強を
決める、学校最大トーナメントの優勝候補」
「「「「「学校最大トーナメント!?」」」」」
もう一度、声を合わせて驚く一同。
そして、学校最強を決める、学校最大トーナメントが幕を開けた・・・
続かない。
ええ――――ッ!?ΣΣ(゚д゚lll)
なんでバキネタをここでやるんだ……
まあ、「ばきまんが大王」は落ちちゃったけど。
続かないに笑ったからよし。
しかしちょっと先が読みたい気も。
どっか別スレでのアプをキボンヌ
「う、うわっ…、うわぁーッ!!」
予期せぬ出来事に、それまで胸の内で悶々としていた思惑など消し飛ぶような気分だった。
その声を誰かに聞かれ、この状態を誰かに目撃されてしまったら一巻の終わりだということも忘れ、
おれはただ悲鳴をあげ、椅子から転げ落ち、ドアの方へ這って逃れようとする。
(早く…)
おれはとっくに冷静な判断など下せる状況ではなかった。
上半身ハダカのまま涙目になって無様な姿を晒しつつただ背後から迫り来る猛威から身を守ろうとする事で
頭がいっぱいになっていた。
(早く、あの鍵を開けて外へ…ッ!)
ガッ!と足首を掴まれ、引きずり戻される!
体育の先生とはいえ、女のくせにすごい力だ…
「ひ…ぃ」
おれはまるでコントやマンガの如く滑稽な万歳スタイルで、部屋の奥へズルズルと引きずられていった。
あと一歩というところで。ドアは遠のき、ゆれて、やがて見えなくなった。
「いけないコ…っ!」
穏やかではあるが、かずかな怒りの炎がともって聞こえる声だった。
「あぁ…ごめんなさい、ゴメンナサイ!赦してェ……」
おれはボロボロとこぼれる涙そのままに、必死になって訴えかける。
哀願の目で、先生の顔を見上げた。
「…あふ」
黒沢先生はそんなおれの顔をウットリした目で見下ろしながら、自らの肩を抱いて不意にブルリと身を震わせた。
困惑する間もなく、ほんのりと桜色に染め上げられた頬を寄せ先生が囁きかけてくる。
「知りたい?」
「えっ!?」
突如の質問におれはつい聞き返してしまったが、先生は構わず立て膝をついたままスッと右手をのばし、
地べたに這いつくばったままのおれの股間に触れた。
「…いま、私がどんな気持ちになっているか………知りたい?」
「う…わ」
女性の華奢の指が一本一本、まるで舞うかのように絶妙な力加減でサワサワと刺激してくる。
衣服越しとはいえ、充分に気持ちイイ…
…ムクリ、と、それまで縮み上がっていたおれのモノが自己主張し始めた。
「…ん?」
なおも先生は尋ねてくる。
(あぁ…)
逃げるなら、まだ快楽の沼に浸されていない今しかいない。
沈んでしまってからでは遅いのだ。…おそらくは、二度と浮かび上がることはかなうまい。
しかし、この女は果たしてそんな隙を与えてくれるだろうか?
(…おそらくは、無理だ)
先ほどの一事をみてもそう思える。
そして、捕まったが最後、絶対にひどい目にあわされる。
それに、…それにぃッ!
ズボッ!
「ひやぁっ!」
いきなり先生の手がズボンの中につっこまれ、おれは驚きのあまり声を上げた。
「教えてあげる…今の、私」
ボソリと暗い情熱の言葉を呟いた後、先生はおれのズボンの中で優しく「それ」を掴むと、
ゆっくり前後に手を動かし始めた。
「や…あ」
くすぐったいような物足りないような、どこか切ない刺激がじんわりと染み通ってくる。
先生は親指と小指をつなげた輪でおれの男根を包みこむようにして、
人差し指と薬指で陰嚢に収まったものをコロコロと弄びながらシゴいていた。
絶妙な力加減でときおり中指で蟻の門渡りをツンツンされながら…
「は…ぁう」
「どう?…今の私の気分を味わう感想は」
「あ…ぁ」
おれは必死に首を振ってイヤイヤした。
…くりゅッ
「ひぃんッ」
指の輪がカリのひっかかりの部分を擦り、おれは思わずのけぞった。
「素直ね」
先生はそう言ってクスッと笑みをこぼす…
「さ、邪魔なものは取ってしまいましょ」
あくまで右手での刺激は続けながら、空いた方の左手で器用にズボンが脱がされていく!
「ご対面…」
いよいよトランクスに手がかかった。
「あ…いや、嫌ぁ……ッ」
おれは両手で先生をどかそうと試みる。…が、
…こちょこちょ……
「あああっ!!!」
不意に先生の人差し指が亀頭の裏スジ部分を撫で、おれはビクビクッ!と身を震わせた。
手のひらの内で、いいように遊ばれている…
「それっ」
その隙をついて、それまで間断なく刺激を続けていた右手と左手がトランクスの両端をつかみ、
一気に引き下ろされる!
じっくりと刺激され最大限に膨張したおれの巨塔がいきおいよく飛び出した!
続く
来た!テディベア!
つーか、ここで止めるなー!早くー!
巨塔にちょっとワロタ
でも僕のものも巨塔なみになりますた
俺も黒沢先生に弄ばれたい
俺も
>>210を見習って電波を練ってみた。
ドラゴンヘッドよろしくの世界になった。
「紅茶しかないが、かまわないか?」
「ああ、さんきゅー」
「他のがよかったら買ってくるけど……」
「いいって。いまさらそんなに気を使うなよ」
いただき物のケーキがあったので、学校帰りに遊びにきた神楽と一緒に
食べることにした。私は紅茶とケーキの準備をするため、一人で台所に
向かった。ケーキを皿にとり、電気ポットからお湯を注いだ。紅茶のいい
香りが台所に広がっていく。その香りの中で、私は企んでいた。
小さな空き瓶に透明な液体を入れた。これでよし。私はティーポットと
ケーキと瓶をお盆にのせ、神楽の待つ部屋に取って返した。
「お待たせ」
神楽の目の前でティーカップに紅茶を注ぐ。そして、神楽のカップにだけ
透明な液体をちょっとだけ入れた。
「なんだ? 何を入れたんだ?」
神楽が訊いてきた。不思議に思うのは当然だろう。
「紅茶に甘みをつけるシロップだ。安売りしてたから……」
「ああ。榊は入れないんだ?」
「ん……。今日は甘くない紅茶が飲みたいし。どうぞ」
私の差し出した紅茶に、神楽は何の疑いもなく口を付けた。それでいい……。
「うーん、うまかったなー」
「うん……」
私も神楽も紅茶を飲み干し、ケーキをたいらげた。さて。
「紅茶、全部飲んだんだな」
私はそう言うと、軽くうなずいてみせた。
「なんだよ。紅茶がどうかしたか? 榊も甘いのを飲みたかったら言えば
よかったのに」
神楽を無視して、私は時計を見た。神楽に分かるように。
「あとちょっとかな……」
「おい、どうかしたのか? はっきり言えよ。気持ち悪いなぁ」
神楽が食い付いてきた。そろそろ始めよう。
「気分はどうだ?」
「え? 別に、なんとも? なんだよ。何が言いたい」
イライラし始めた神楽の言葉には答えず、質問を続ける。
「暑くはないか?」
「そりゃ、ちょっとは暑いさ。だからなんなんだって!」
「エアコンがきいているのに暑いんだな?」
「……うん、ちょっと暑い」
当たり前だ。わざとエアコンを弱くしてある。だが、そのことは教えて
やらない。
「エアコンが何か関係あるのか? 故障中とか?」
身を乗り出してきた神楽に、私はこれから芝居をうつのだ。
「実は、さっき神楽の紅茶に入れたシロップ」
「あれがどうかしたか?」
私はちょっと間を置いた。そして、ゆっくりと神楽に嘘を告げる。
かかってくれるだろうか。私はあまり嘘はうまい方ではない。
「あれ……実は、媚薬」
「びやく? 何だそれ?」
神楽の表情から見るに、とぼけているわけではないらしい。どう説明しよう。
逐一説明するのは私も恥ずかしい。まして、作り話なら。
「えっと……。その……気分が、えっちになる」
自分が仕掛けたことなのに、気恥ずかしくて、顔が赤くなってしまった。
だけど、それがかえって良かったみたいだ……。
「! じょ、じょうだんだろ?」
一瞬で真っ赤になって焦る神楽に、私はうつむいて首を振ってみせた。
でも、本当は神楽の言う通りだ。あれは本当にただのガムシロップだ。
さすがに、何が入っているか分からない怪しげな薬なんて、危ないから
大事な神楽には使えない……。
「あ、あ、あ……な、何やってるんだよ!」
目を丸くして驚いている神楽。私は神楽をじっと見つめた。
「もう効いてるみたいだ」
「なっ、嘘をつくな!」
私は神楽の体を、粘着に、なめまわすように見つめた。私や、神楽を見る
男の人や、クラスの男子がたまに見せるあの視線を一生懸命真似した。
あの視線は、私も神楽も大嫌いだ。だからあえて、使う。胸や、股間や、
太ももで視線を止めながら、制服の上からねっとりと視線を送る。
「嘘じゃない。神楽、顔が赤いし、すごく色っぽい……」
「そ、そんなわけあるかっ!」
私の視線に耐えられなくなり、神楽が両手で胸を覆い、座ったまま後ずさり
していく。下がりながらも、私に太ももが見えていることを気にしている。
女の子になってくれている。かわいい。かわいい神楽はどんどん下がっていく。
でも、下がる方向を考えていない。扉から遠ざかっていく。私は、そのまま
神楽と一定の距離を保ちながら、神楽を視線で犯した。
「雰囲気が変わってる……。薬の効果だと思う……」
私がそう言った時、神楽は追いつめられ壁にどん、と背中をぶつけた。
「そんな目で、み、見るなぁ!!」
神楽は部屋の隅で体を縮こまらせてしまった。ああ、本当にかわいい
女の子だ……。
「暑いだろ……」
私がそう言って神楽の服に手をかけた時、神楽がいきなり立ち上がった。
「ば、ばかばかしい!! 帰るぞ!」
神楽は戸口に向かっていく。
「いいのか、帰っても?」
「うるさい!」
私は神楽の後ろから神楽の肩に手をかけた。
「帰ったら、我慢できなくなって、家で一人でしなきゃいけなくなるかも……」
神楽が一瞬激しく動揺した。だが、こちらを振り向いて怒鳴った。
「そんなわけある……んっ!」
私は怒鳴りかけた神楽を抱きすくめ、いきなりきついキスをした。お互い、
目を閉じる暇なんてなかった。目をしっかり合わせたままだ。私は、舌で
神楽の舌を嬲りながら、神楽を抱いている手を使ってそっと神楽の体を
撫でまわした。背中に手を這わせ、撫でながら下げ、すっとその手を服の裾から
入れて直接神楽の背筋を撫であげる。そして、ブラのホックを外す。それと
同時に、もう片方の手の神楽を抱く力を強め、お互いの胸をぎゅっと押し付けた。
その間も、舌でずっと神楽の口を犯していく。神楽を抱く手の力を弱め、
神楽と私の間に30cmぐらいの間合いを開ける。服の下の手で、神楽の引き締まった
お腹をそっと撫で、そしてさらにスカートのウエストから侵入させようとした。
その瞬間、ややとろけていた神楽の目が我に返り、神楽は私を突き飛ばした。
お互い、軽くはぁ、はぁという息の音を部屋に響かせながら、しばし
にらみ合った。動きづらい空気だが、意を決して私は踏み込むと神楽の胸を
服の上から右手で下からつかんだ。
「っ、このっ!」
「もうそんな声をあげるほど……」
「違うっ!」
逃げ出そうとする神楽を私は後ろから抱きしめた。足を絡ませ、必死に
逃げようとする神楽を止める。そして、右手だけで胸をぎゅっと揉みながら
神楽の耳元でささやいてあげた。
「いつもより……反応がすてき」
「は、反応なんかしてねえっ!」
「嘘だ。薬は効いてる。固いぞ」
神楽の胸の突起を指で押しつぶした。
「ひあっ!」
本当に、反応がすてきだ。
「ほら、たったこれだけなのにもう……」
「違う、違うっ! 薬なんか……」
神楽の声が弱まってきた。もう少し……だと思う。神楽の耳をしゃぶってみた。
「ふっ! ふえっ!」
神楽が声を上げて身をよじり、その拍子に外したブラが床にぱさっと落ちた。
私は神楽を抱く手を離した。
「そ、そんなバカなことが……!」
そう言いながらぱっと私から体を離してしまった神楽に向かい、落ちたブラを
拾い上げてみせた。
「帰ってもいいよ……これなしで帰れるなら」
「か、返せっ!」
「ダメ」
「どっ、どこまで卑怯な……!」
こっちには来たくないけど、かと言って後ろの扉から出て行くことも
出来なくなってしまった神楽。私はブラを部屋の奥側のベッドの上に放り
投げて、神楽の体を優しく抱きしめた。
「あそこに置いた。行こう」
「るせえっ!」
「いじわるとかそんなんじゃなくて」
あくまで虚勢を張り、私に抱かれながらいやいやベッドに向けて歩く神楽の、
耳元でささやく。
「神楽が……いつもより気持ち良くなった神楽が見たいから」
「よくもそんなことを……」
すでに昂揚して、できあがってしまった顔で神楽が私をにらみつけた。
だが、私が神楽の内股をそっとなで上げてあげると視線が弱くなり、
にらみながらも私に求めてきてくれた。嬉しい……。
「座って」
「くそっ」
神楽はベッドの上にあぐらをかいて座った。私は神楽の背中側に回り、
左手で優しく首から鎖骨の辺りを抱く。右手は、神楽の内股をなで回す。
そっと、優しく。
「嫌なら、足を閉じて座れば良かったのに」
はっ、と気がついて足を閉じようとした神楽の隙をつき、右耳を
舐めまわした。
「もうたまらないんだろう?」
「あっ……」
ふわっ、と神楽の力が抜けた。一気に神楽を押し倒し、横向きに
ベッドの上に寝る格好にさせた。そのまま耳を責め続ける。
「やぁっ……」
神楽が涙まじりで抗議の声を上げた。でも、もう抗議の気持ちは半分も
残ってないみたいだ。
ひとしきり耳を味わった後、また神楽を足を広げた状態でベッドに
座らせた。もう、私のすることにすごく協力的だ。私は、今度は内股を
ねっとりと舐めまわした。上から下へ。下から上へ。決して大事な部分には
刺激をあげない。時々神楽の顔を見上げると、あきらめが半分、うっとりした
表情が半分になっている。私と目が合うと、ぷいと横を向くのが唯一の抵抗。
「いつまで……そこばっかり……」
しつこく内股を舐めていると、物欲しそうな表情で神楽がかすれた声を
出した。
「私は、これだけでいい……。神楽も、これだけで結構感じてるだろ?」
「…………」
動きを止めて、お互い見つめあった。やがて、神楽が折れる。
「……分かってるんだろ」
それだけつぶやいた神楽の首に、すがりつくようにしてそっと抱きついた。
「欲しい?」
「……んっ」
訊きながらスカートの中に手をつっこみ、神楽の状態を確かめた。
本当は確かめるまでもなかった。内股を舐めながらでも、下着が湿っているのは
分かっていた。
「どうした? 嫌ならやめるけど」
「……薬のせいだからな! あんな変なもん飲ませるから……卑怯だぞぉ、
ひきょうだ……。いっつも、なんで……」
涙声をだしつつ、神楽は私の頭を抱きしめ、私の頭と神楽の頭をそっと
摺り合わせた。言葉こそ抗議だが、おねだりだね……。そろそろ、本当のことを
言ってあげよう。
「そのことなんだけど……ごめん」
「今さら、なに……」
神楽の声はもう声と言うより熱い吐息。いい気分になっているところを、
悪いな、神楽。
「あれ、薬でもなんでもないんだ……」
「うそ……?」
神楽が私の顔を見つめる。狐につままれた表情とはこのことだろう。
少々いやらしすぎるけど……。
「ガムシロップだ……舐めてみて」
私は机の上から小瓶を持ってきて、神楽に渡した。
「……あ」
神楽は座り込んだまま呆然としている。私は神楽の隣に座り、下着越しに
神楽の大事なところに触れた。そのまま撫でまわす。神楽の表情に恍惚が
どんどん混じっていく……。
「薬なんか使ってない……。それなのに、こんなにして……。
ここ全然触ってなかったのに。神楽はもとから」
「いやらしいって言うんだろ……けど」
神楽が私をそっと押し倒した。
「榊だって、変なこと考えて、私を触りながら、ここをこんなに」
「あんっ、はぁ……そうだよ」
お互いが、お互いを触り、どんどん高まっていく。私は、しばらく神楽の
責めるままに任せた。くぐもった声で済んでいたものが、だんだん抑え
きれなくなってくる。
「体が熱くて、たまらないんだろう……。私で、晴らすといい」
「よく言う……自分が、欲しいんだろうが」
神楽が制服を脱ぎ捨てた。
「榊は?」
「そんなのいい。どうせ自分の家だ。すぐ洗えば……」
「脱ぐ手間も惜しいのかよ」
神楽が私の下着を下げた。中途半端にクーラーの効いた生ぬるい部屋。
その中で、神楽と私は、お互い相手の大事なところがよく見えるように
寝そべった。身長差があるのが残念だ。ゆっくりと、神楽が指を動かす。
「ふっ、うんっ……! そんなんじゃ、薬の効き目、おさまらないんだろ……
あっ、ああっ」
私もお返しに、神楽の敏感な突起を優しくしゃぶった。
「ああ、こんなんじゃ……はぁ、はぁ、あっ、でも、強すぎ……ふぁっ、ああっ!」
「強いか……けど、たりないよね……。はぁっ、指入れるよ……。
うあっ、ああっ……」
私の指が吸い込まれると同時に、神楽の声が悲鳴に変わった。
「そんな、めちゃめちゃにうごかし……ああっ、いいよっ!
ふあああっ! も、もたない……くすりのせいでっ、びんかん、んんっ!」
「いいよ、私なんかほっといて……」
神楽の私への攻撃はぐっと弱まってしまったが、私の心は神楽の匂いと、声と、
体温に犯されてしまっている。粘着質な音と、吐息が頭の中でこだまする。
もう、よくわからない……もう。
「いやっ、だめっ、ふえっ! あっ、いやあっ! ああっ!」
限界が近い神楽が必死になって再び私を刺激してくれた。私のことを
忘れていない。嬉しい。
「さかき! だめっ! んっ、くうっ!」
「んん……!」
神楽が絶頂に達した直後、私にも弱い絶頂が来た。これでいい……。
「今回も先にダメになったけど……これは榊の反則負けだろ」
「いいじゃないか。私は勝負してるつもりないのに」
「ま、そうか。けどな」
神楽は小瓶の中身を口に含むと、私にキスをして押し込んできた。
口の中には結構な量が広がった。飲み込むと、のどが焼ける。熱い。
「これで、今度は榊が、だ。いいんだぜ、私は帰っても。そのあと榊は
ひとりでしてれば」
「……うん」
「おい……」
神楽が苦い顔をした。呆れて、私に近寄ってくる。
「あんた、自分の気が済んだらノリ悪い……うわっ!」
神楽を抱きしめて、ベッドに引きずり込んだ。まだ余韻が残っているのかな。
神楽の抵抗が鈍い。
「体が熱い……神楽にいっぱいしてあげれば変な気分もきっとおさまる……」
「ぎゃ、逆だろうが! ちょっ、やめ、放せっ!」
「薬を飲ませたのは神楽だ。責任を取ってくれ」
「だから私がせめ……。ちょっ、やあっ! やめてっ!」
そう、これでいい。
おわり
一個とんだ。すいません。
>>242の後ろにこれはいります。
私の指が吸い込まれると同時に、神楽の声が悲鳴に変わった。
「そんな、めちゃめちゃにうごかし……ああっ、いいよっ!
ふあああっ! も、もたない……くすりのせいでっ、びんかん、んんっ!」
「いいよ、私なんかほっといて……」
神楽の私への攻撃はぐっと弱まってしまったが、私の心は神楽の匂いと、声と、
体温に犯されてしまっている。粘着質な音と、吐息が頭の中でこだまする。
もう、よくわからない……もう。
「いやっ、だめっ、ふえっ! あっ、いやあっ! ああっ!」
限界が近い神楽が必死になって再び私を刺激してくれた。私のことを
忘れていない。嬉しい。
「さかき! だめっ! んっ、くうっ!」
「んん……!」
神楽が絶頂に達した直後、私にも弱い絶頂が来た。これでいい……。
偶然にもUPとほぼ同時に見始めたので超即レスですが。
相変わらず心理的なエロが巧いですね。
ちょっとした嘘で神楽を『媚薬』の虜にしようとしたけど、
実は榊の方が最初から『媚薬』にかかっていた……なんてね。
ひたすら攻めを続ける榊さんがこのエロさの秘訣なんかなって思ってます。
>>245 とんでません。これで正しくなってます。
247 :
名無しさん@ピンキー:03/08/26 09:50 ID:jvQ2bqC6
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
>>210サソ
できればよみとは一切関わらない形でお願いしたいものです。
ともちゃんがレズという設定のエロパロなんて漏れはいやだ(´Д⊂)
なぜともちゃんが好きかというと
榊は無口であまり・・・。神楽は胸が大きすぎ。
大阪も結構良いがたくさんありすぎ。
ちよちゃんはロリコンじゃないのでそもそも萌えません。
だからかわいくて体も普通のともちゃん激しくキボンでつ。
249 :
210:03/08/26 11:45 ID:CiRF2VSQ
>>248 いえいえ、その設定ではよみともはレズではありません。
智も主人公の男もノーマルです。
智の心境の変化のきっかけとして「よみの死」を考えついたのです。
智が大きな悲しみを経験し、主人公(同級生)もその想いを
共感する、という設定が物語の中で必要になったのです。
それはよみの死が最適かなあ、と。
俺も智ちゃんの性格を変えたくないから、このくらい大きいきっかけが
必要になると考えたわけです。俺も死なせたくなくて、いろいろ考えたのですが、
うまい代替案を思いつかなくて……
250 :
249:03/08/26 12:19 ID:CiRF2VSQ
補足しておきますと、俺はHのときにしおらしくなっちゃう智を
想像して萌えたりするので、なるべくその方向に行きたいと
思っています。
あ、さげ忘れた。すいません。
4連続レスですいませんが……。
>>229につっこむべきなんでしょうか。
ドラゴンヘッドって読んだことないんですが、
ブラックだったりハードなのは苦手です。
>プラシーボ
遅レスになってしまったけど、
すっかりこのシリーズ楽しみにするようになってますよ。
ちょっとその才に嫉妬を感じながらもね……。
254 :
249:03/08/26 14:44 ID:CiRF2VSQ
もう一つお聞きしたいのですが、エッチシーンはぼやかすべきで
しょうか、それとも『ばるばろ』や『雪の教室』のようにちゃんとした
描写をするべきでしょうか?
俺はあんなに巧くかける自身はありませんが。
255 :
249:03/08/26 15:27 ID:CiRF2VSQ
もうちょっと説明しておくべきでしょうか。
俺の考えた話では、よみは智と主人公の仲をとりもってくれます。
だから『よみとは一切関わらない』というのはちょっと無理です。
>>249サソ
>>よみとのレズなし
希望通りに作っていただけるのですか。サンクスでつ。
とにかくレズが無ければ設定はなんでもいいです。
>>Hシーン
はっきりと描写のほうおながいします。
色々、我侭を聞いていただいてありがとうございます。
それではお願いしますm(__)m
257 :
249:03/08/27 00:31 ID:X/Uc6eZD
>>256 よみとものレズは初めから考えていませんでした。
よみともと男の3P……想像できないし。
>色々、我侭を聞いていただいてありがとうございます
いやいや、自分で考えがまとまらなかったので意見を
伺っただけです。
UPは何日後かわかりませんが、作らされて頂きます。
保守
259 :
249:03/08/29 21:23 ID:7QtbadIQ
さて、智ちゃんと男の純愛Hの話です。
男が出てくるのはイヤだ! という人は読みとばしても結構です。
名前欄がSSのタイトルで、本文の最後には
(おしまい)
という結びを入れますので、とばすことはできるでしょう。
さて、209さんの期待通りになっているかどうか。
260 :
智と友:03/08/29 21:25 ID:7QtbadIQ
随分前のことになる。俺が智に告白したのは。
俺の勇気の全てを以って想いを告げたあの日、智はそれを受け入れてくれた。
嬉しかった。智が俺と同じ想いでいてくれたことが。
後でよみから聞いた話だが、智はよみにいろいろ恋の相談をしていたらしい。
智はよく高校生とは思えない振る舞いをし、周りに迷惑をかけるほど暴走するが、
その理由の半分は天然だが、もう半分は俺に見てもらうためだったという。
嬉しいじゃないか。俺は元気のあり余ってる明るい智を好きになったんだ。それが俺のためだって言うんだから。
智とつきあうようになってからわかったのだが、智は結構ウブだった。俺も同様で、最初は手を繋ぐことさえままなら
なかった。そんな俺達の間をよみが取り持ってくれた。わざわざ二人のデートの計画を練ってくれたこともあったな。
最初は『滝野さん』としか呼べなかったけど、今彼女のことを『智』と普通に呼べるのはよみのおかげに違いない。
智との仲が深まるにつれ、よみも俺にとっていい友達となっていった。
そうしているとわかってくるものだ。この二人がどんなに深い仲なのかが。
互いのことを解りあっている。嘘も、無言さえも、想いを伝える言葉になる。
智に俺という存在ができてしまっても、二人の間には誰も立ち入れないような「領域」を感じた。
……そして、それが羨ましかった。この二人のような間柄が存在することが。そして俺は智とそうなりたい。
この二人の漫才のような会話によくつきあうようになったり、
水原のことを『よみ』と呼ぶようになったのはそんな想いの表れだろう。
俺も、智もよみも大学は別になり、毎日会えるわけではなくなってしまったが、それでも関係は続いた。
俺と智は互いのことを好き。そしてよみは大事な親友。その関係は変わらない――はずだったのに……
261 :
智と友:03/08/29 21:25 ID:7QtbadIQ
「バカァ! よみのバカー! なんで死んじゃったんだよ〜!!」
葬儀の会場に智の声が響いた。その声には当然ながら涙が混じっていた。
智はなりふりかまわず涙を流し続けていた。その量はご両親のそれよりもはるかに上だっただろう。
だが、智が泣いていないなら、俺がああしたかもしれない……
俺はそんな智をただ見ているしかなかった。
大学進学から数ヶ月、死因は癌だった。
実はかなり前からかかっていたらしい。すでに末期で手をつけられない状態だった。
本人はわかっていたらしい。自分が長くないことが。
俺と智によくしてくれたのは、自分の死期を悟っていたからなのだろうか。
俺に向けた最期の言葉は、「とものこと、よろしく頼む」だった。よみは最期まで智のことを気にかけていたんだ。
人にそんな想いを抱けることに、そういう人を失うことに涙が溢れてきた。
智が「いかないでくれよ、もう迷惑かけないからさ……」って弱々しい声で言ったら、
よみは「バカ、迷惑かけてくるからともなんだよ」って答えた。
死ぬなって何度も叫んだ。信じてもいない神様にお祈りした。智と一緒によみの手を強く握った。
でも奇跡は起きなかった。そういう結果を半ば覚悟していても、涙が止まらなかった。
……よみの最期の言葉は「とも、幸せにな」だったと思う。小さい声でよく聞こえなかったけど。
262 :
智と友:03/08/29 21:26 ID:7QtbadIQ
その葬儀のあった日の夜、一人暮らしをしている俺の部屋に智がおしかけてきた。
「ねえ、私を抱いて……」
智は俺の胸に身体を預け、涙ながらにそう言った。
わざわざベッドのある部屋まで上がりこんできて、抱いてというのだから、その意味はわかる。
シャワーを浴びたばかりなのか、髪も湿り気があった。
悲しみをきっかけに、衝動的に相手を求めてしまうというのはドラマなんかでよく見かけることだ。
ならば、俺はそれに応えてあげるべきなのだろう。でも……
「ゴメン、智。それはできない」
キョトンとした顔の智を見つめたまま、俺は続ける。
「俺だってそんなふうに求めてくれるのは嬉しい。でも、それは俺にとっても智にとっても、初めてになるんだ。
それは記念であって欲しい。初めての経験を悲しみの思い出にしたくないんだ」
こういうのを『女の子に恥をかかせる』っていうのはわかってる。でも、俺は自分の心に殉じたい。
「俺が今してやれるのはこうして抱きしめてやることだけだけど……
好きなだけ泣けばいい。俺が全部受けとめてやるから……」
智は俺の胸の中で泣き続けた。いつのまにか泣き疲れて眠っていた。
俺は智をベッドに寝かせ、そっと唇を重ねた。それは悲しみの味がした。
正直な話、断ったことを後悔してもいる。俺だって男なんだから、そういうことへの願望はあるし、
こんなチャンスを逃すのは男じゃないだろう。『添え膳食わぬは男の恥』って言葉もあるし。
でも、初めてが悲しみの記憶になってしまうなら、きっともっと後悔する。
俺は智を愛する人として抱きたいんだ。
263 :
智と友:03/08/29 21:26 ID:7QtbadIQ
それから数ヶ月、智は徐々に笑顔を取り戻していった。いつもの明るい智に戻っていった。
よかった。俺はそんな智が好きなんだから。
自惚れではなく、俺は智のそんな力になってやれたと思う。それが嬉しかった。
そんな生活の中で俺は智を愛しいと思うと同時に、そのカラダを欲しくなかったわけじゃない。
でも、断られたらって思うと行動に移せなかった。一度俺の方から拒絶してしまったことが尾を引いていた。
だから、智の誕生日に、智の部屋に泊まるという提案を、俺は快く受け入れた。
2人のパーティーは楽しく、しかし寂しかった。去年まで当たり前に祝ってくれたあの人が今はいない……。
無意味に酒が好きな智だが、今日は飲まなかった。酔いつぶれるわけにはいかないと考えているようで……
期待が膨らんできた。
俺は先にシャワーを浴びることにした。下衆な期待だと思いつつも、俺のオトコはいきり立っている。
俺も智も19歳でまだ未成年だが、咎められるような年齢でもない。
だが、心配なことは心配だ。女の子の初体験は痛みを伴うらしいことを当然知っている。
統計的な知識がないからわからないが、俺は早かったりとかしないのだろうか?
そういうことになったとき、俺は智を満足させられるのだろうか?
直接に女性器を見た経験はないが、うまくやれるのだろうか? 全てに自信がなかった。
不安ばかりが募る。それはシャワーをいくら浴びても流れ去ってくれない。
思えば大分長い時間、こうしているような気がする。
そして、不意に浴室のドアが開いた。そこには智がいた。一糸纏わぬ姿で。
264 :
智と友:03/08/29 21:27 ID:7QtbadIQ
――思わず智の裸体を眺めてしまう。頭のてっぺんから足の先まで。
こうして見ると、智はスタイルがいい。体に無駄な脂肪はなく、すらりと伸びた肢体も美しい。
肌もきれいで……胸は……智はコンプレックスを感じているようだが、これは人の好みだ。
大きさは普通程度だろうが、むしろ俺はこんな感じの掌で包めるような控えめな胸が好きだった。
全体として幼さを残し、それでもしっかり大人のカラダだった。
そして、智の表情はえらく切実だった。何かを決意したような……。
智は何も言わずに歩み寄ってきて、俺に抱きついてきた。
全身に直接智の肌と体温を感じ、それだけで恍惚の境地に達してしまいそうなほどの衝撃が走った。
智の両腕は俺の背中に回されている。俺たちはぴったりとくっついていて、
身長差のために俺のモノは智の下腹部あたりに押し付けられていた。
「と、智!?」
俺の声はうわずっていた。なんとも情けないことだが。
「あんたが遅いから……」
智は俺を見上げ、甘えるような視線を俺に向けて言う。
「私と……して」
ずっと待ち望んでいたはずの言葉。でもまだ心の準備が……
「ちょっと待て、まだ……」
そう言って智の身体をひき離そうとしたときにようやく気付いた。智の体が震えていることに。
……そうだよな、女の子にとって怖くないはずがない。それでも、智は俺との距離を縮めたくて、
俺との想いを確かめたくて、気持ちを共有する人が欲しくて、こうして求めてくれるんだ。
……それをかつての俺は拒絶してしまった。怖がっていたのは俺の方だったんだな。ゴメン、智。
「まあ、ここじゃなんだからさ、ベッドに行こうよ」
「うん……優しく、してね」
智はわずかに瞳を潤ませていう。俺は不安にさせたくなくて、優しく頷いた。
俺は智をベッドへエスコートした。その足取りに不安はない。
今なら自信をもって言える。――俺は智を愛している。
265 :
智と友:03/08/29 21:28 ID:7QtbadIQ
そして……その……智の中は気持ちよかった。うん、それは間違いない。
だが、智が俺と同じように感じてくれたかというと……これは甚だ疑問だった。
智の表情は始終苦痛に歪んでいたし、俺はそれをどうすることもできなかった。
シーツを赤く染めたことが純潔であることと一つになれたことの証だとわかっても、
俺はひどいことをしてしまったんじゃないかという思いが残った。
「なーに言ってんの、この智ちゃんに恥をかかせておきながら」
智にそれを話したらこんな答えが返って来た。まあ、その通りなんだけどさ……。
まともに慰めてくれないのが智らしいかな。
初体験がうまくいったとは思えない。でも、そこで関係が終わってしまうわけじゃないんだから、
またこれからがんばればいい。俺たちはそういう関係だし、智はそれを俺に許してくれている。
266 :
智と友:03/08/29 21:28 ID:7QtbadIQ
その初体験からも回数を重ね、段々とそっちの生活の方も充実したものになってきた。
それはともかくとして、今日は智が夕食を作ってやるからうちに来いと言った。
いやらしいことだが、智がうちに来いというのだから、期待も膨らむ。まあ、今まで例外はなかったのだが。
と言っても、智とはエッチだけの関係ではない。互いのことをよくわかっている友達だし、
これから先もずっと一緒にいたいと思っている最愛の人だ。
そんなわけで、智が作った料理はちゃんと食べてやらなきゃいけない。例えどんな味でも。
……そう、智の料理は……いや、女の子が料理を作ってくれるのだから、男としては嬉しい。
だから、俺はそれにちゃんと応えてあげなければならない。そのために腹を空かしてやってきた。
俺が部屋のドアを開けると、カレーの香りが漂ってきた。
「いいよー 上がってきてー」
ドアを開ける音で俺が来たことがわかったのか、智が声だけで応えてきた。
調理中ならキッチンの方にいるのだろう。そう思って行ってみると……
「と、智! なんて格好してるんだ!?」
智の衣装は一言でいえば……いや、他に言い方はないが……裸エプロンだった。
「見ればわかるじゃん」
いや、そういうことじゃなくてね。
「ほら、私がこんな格好してるんだからあんたもやることがあるでしょ」
智の顔は赤い。いくらノリ重視の性格の智でも恥ずかしいことは恥ずかしいのだろう。
「……俺、食欲と性欲は一緒にできない性質なんだよ。だからさ、」
俺は智にキスをした。今は唇を重ねるだけ。その感触に心を奪われそうになるが、なんとか理性を保って続ける。
「あとで、じっくりな」
「うん、それじゃ待ってて」
俺は頷いてキッチンを後にした。
267 :
智と友:03/08/29 21:29 ID:7QtbadIQ
カレーが皿に盛り付けられ、美味しそうな香りが部屋に漂う。いくら智でもカレーをそんなに不味くは作れないだろう。
「いただきまーす」
二人で声を合わせ、スプーンを手にとった。もちろん、智は普通の服に着替えている。
智はかわいい笑顔でこっちを見つめ、俺が食べ始めるのを待っている。……なんか、こういうのって幸せだな。
俺はスプーン一杯分のご飯とカレーを口に入れる。そして……
「!!」
な、なんだこれは! 激辛じゃないか! 水を飲もうとしたが、考えてみたら水は用意していなかった。
あわててキッチンまで走って、水を飲む。水を用意しなかったことも計算のうちだったのか。
「とーもー」
智の料理は何かの調味料の味が効き過ぎていることが多い。だが、カレーを作って辛すぎにするには
故意に何かを加えなければならないだろう。ルーは普通のものだろうから。
「なんだよ、これは」
部屋に戻って抗議。さすがに声を荒らげる。
「鷹の爪」
智は悪びれもせずに言った。なんでこんな……、俺が言おうとしたことを察知したのか智は続けた。
「だって、あんた、また断ったじゃん」
表情からして智は拗ねているのだろうか。そうか、また俺は女の子に恥をかかせたんだな。
「ゴメン……でも、そういうことには好みってものがあるから」
「うん、それはもういいの。だから残さず食べてね、ア・ナ・タ?」
智は魅力的な笑みを浮かべて言った。だが、俺には天使ではなく、小悪魔のそれに見えた。
カレーは食べた。泣きそうになりながら食べた。智も一緒に食べた。
……食べながら俺は智のいたずらに思いを馳せた。多分俺があそこで断ったから報復のために鷹の爪を加えたのだろう。
決して、出来上がりが不味くなってしまったので、それを誤魔化すためにやったわけではない……と思う。
268 :
智と友:03/08/29 21:29 ID:7QtbadIQ
食事が終わってから何時間かくつろぎ、床に座りながら二人でテレビをみていると、
座った姿勢のまま智が俺に抱きついてきた。
「ねえ、もうそろそろ……いいでしょ」
いつも智の方からしおらしい態度で求めてきて、俺が応じるという形になっている。
智の顔はすでに真っ赤だ。多分俺も。
智は瞳を潤ませて甘えるように俺を求めてくる。それもいつものことだった。
そして俺はまず、キスでそれに応じる。それもいつものことだった。
智と口内に舌を這わせ、智の舌と絡ませる。あれから口は何度もゆすいだが、
カレーの刺激的な味が少しだけ蘇る。それはいつものことではなかった。
それとは全く違う刺激、俺と智を快楽へと押しやるための第一歩となる刺激も同時にやってきた。
269 :
智と友:03/08/29 21:30 ID:7QtbadIQ
一旦キスをやめ、智をベッドへと導く。そこで二人とも服を脱いだ。そのための数十秒すらもどかしい。
智は俺を待ちわびてベッドに横たわった。俺は全裸の智を少し眺めると、それに覆い被さって、再び唇を重ねた。
智を全身に感じながらのキスは射精感とはまた違った恍惚を俺に与える。
唇を離すと、唾液が少しの時間だけ俺と智を繋いだ。
俺は智の上からどき、彼女の横に一緒に横たわると、指と掌で、智の身体のラインをなぞった。
肩、胸、わき腹、下腹部、ふともも、そして内股。俺がなぞった曲線はどれも女性の美を意識させ、気分が高揚した。
智は息をわずかに荒くしてその様子を見守っていた。そろそろ始めよう。
俺は手で智の胸を優しく包んだ。次第にその力を強くして、揉みしだいていく。
今度は身体をずらし、乳首を口に含み、舌で刺激する。眼前に胸があることで、その小ぶりな乳房の美しさを実感する。
「ひゃっ!」
智がかわいい声をあげた。何度やっても弱いんだな。
智の乳首を吸ってみる。もちろん母乳が出るわけではないが、なぜか『母の香り』をかいだ気がした。
「智……いい香りだよ」
「ば、ばかぁ」
俺も言葉に、智は上ずった声で応える。暴走の代名詞である智のものとは思えない、弱々しい声だった。
口と同時に、手でもう片方の乳房を刺激することも忘れない。
「……はあっ、……はあっ、」
智の息が荒くなってくる。それを見た俺は、智の割れ目に指をあてがった。
270 :
智と友:03/08/29 21:31 ID:7QtbadIQ
「あ…………ん…………」
智は俺が与えた刺激に、恥ずかしそうに身をよじらせる。
しかし、この体勢から逃れられるわけではない。俺は割れ目にちょっとだけ、指を入れた。
そこには充分な湿り気が感じられた。少しづつ深く指を挿入してゆくと、智の反応がさらに大きいものになった。
俺は智の中で慎重に指を出し入れした。それと同時に今までやめていた口による乳首への刺激を再開する。
「ああっ、ああ、あぁん…」
次第に指の速度を上げていく。
「あっ、あっ、んーーーーーーっ!」
指への締め付けが強くなった。軽くイッたらしい。
俺は少し智を安静にした。
「ばかっ……やりすぎ」
智は目を逸らし、瞳を潤ませて言う。普段のような強気で、
それでいて普段からは想像できないしおらしい態度に、俺は痺れるほどの愛しさを覚えた。
271 :
智と友:03/08/29 21:31 ID:7QtbadIQ
「……入れるよ」
「……うん」
俺は智の脚の間に入り、自分のオトコを智のオンナに当てがって、少しづつ進入した。
「んんっ……」
挿入された俺は、智に包まれる。充分濡れている中は、俺を迎え入れた。
そこは温かく、柔らかく、優しかった。いつまでいても飽きない、何度でも来たくなる場所。
今もここにいる。それが俺と智が愛し合っていることの証。
俺はぐいっと根本まで挿入した。全体が熱い場所に包まれる。
もう智以外のことは考えられない。俺は智に快感を与えながらも、心は智に支配されていた。
そこから俺はゆっくりと、そして、段々と速度を上げて、出し入れを繰り返した。
「あっ、あっ、あぁっ……ああん、ああんっ」
前後運動の突き方を微妙に変える度に、智は顔を振り乱し喘ぎ、その反応も微妙に変わってゆく。
それは智が俺に追従してくれるようで、とても嬉しかった。
272 :
智と友:03/08/29 21:32 ID:7QtbadIQ
繰り返していくうちに、俺も智も性感が高まってゆく。
そして、繋がっている部分だけでは飽き足らず、全身で智を欲しがっていた。
繋がった体勢のまま倒れこんで、俺は智に覆い被さる。全身に智という女の身体の柔らかさと体温を感じる。
荒い呼吸と喘ぎ声を繰り返す智の口を、俺の唇で塞いだ。
「ん、んん、んふうん」
智は苦しそうに鼻で息をした。息が乱れて苦しいのは俺も同じだったが。
それでも口内で舌を絡め、互いを味わう。口が塞がれているために鼻で呼吸することになり、
智の香りが俺の鼻腔を刺激した。今感じている興奮とは対照的な、安らぎを感じさせる匂いだった。
その間も腰の前後運動は忘れない。身体を密着させているため、ピストン運動は自然と小刻みなものになった。
「智……好きだよ」
一度唇を離してからそう告げて、返事を待たずにまた唇を塞いだ。智はどんな反応をしただろうか。
キスをしながら間近に見る智の目はとろんとしていて、それが自分が与えた快感のためだと思うと、
俺自身も悦びを感じた。
両腕を智の身体の下に潜り込ませて、智を力強く抱きしめる。智の腕も俺と同様だった。
智の味、智の匂い、智の声、智の表情、智の感触と温もり。
その全てが俺をこれまでにない最高の頂点へと押しやっていく。
強烈に下半身からこみあげてくる。限界はもうすぐそこだった。
俺は身をのけぞらせ、それでも智をがっちりと離さなかった。
「智、智!」
俺は智の名前を呼んだ。そうすると、智も俺の名前を呼んできた。
「あっ、あっ、ああっ、あああああっ!!!!」
智が上り詰めるのと同時に俺も限界を迎え、智の中に解き放った。
273 :
智と友:03/08/29 21:33 ID:7QtbadIQ
全身の力が抜けるような快感が俺を襲う。
俺たちはしばらく繋がったまま、行為の余韻に浸っていた。離れてしまうのがもったいなかった。
行為の後始末をしたあと、汗だくになったのでシャワーを浴びて、二人で一緒に寝た。
シングルベッドに二人寝るというのは狭かったが、それが嬉しかった。
智は眠ってしまっている。子供のようにかわいらしい寝顔だった。
もう大人のはずなのに、あどけなさを残していて……とてもいとおしい。
俺は智の小さな体を抱きしめながら、先ほどの食事――カレーのことを思い出し、ちょっと切なくなった。
激辛が好きな俺たちの親友のことを思い出したからだ。
『とも、幸せにな』。それがよみの最期の言葉だった。
再び智の寝顔を見る。俺は幸せだ。そして、きっと智も。
俺も智には幸せになってほしい。
……よみ、安心しろ。よみの想いは俺の中に生きている。きっと俺が叶えてみせる。
天国なんてあるかどうか知らないけれど、そこにいるなら俺たちのことを見守っていてくれ。
274 :
智と友:03/08/29 21:33 ID:7QtbadIQ
それから1ヵ月後のある日、デートをしようと街で待ち合わせていると、
遅れてやってきた智が深刻な顔をして言ってきた。
「ねえ、私、来ないの」
「来ないって……何が?」
「あの日」
………………え!?
「え、マジ!? でも、安全日だっていってたじゃないか! ちゃんと計算してなかったのか!?
いや、もちろん俺にも責任はある。何も考えてないわけじゃないぞ。そうだ、ご両親に挨拶しなきゃ!
いきなりで許してもらえるかな。いや、何が何でも納得させてみせる!俺と智のことを認めさせるよ。
まだ学生で経済状況も辛いけど、俺がんばるからさ……」
俺はまくしたてるが、智はうつむいて肩を震わせている。
「くくく……」
……え?
「あーーっはっはっはっ! 引っかかった? 引っかかってやんの! あんたもう最高―!」
呆れるこっちを尻目に、智は大爆笑だ。
「と〜も〜」
いくら智が相手でも怒るときは怒る。
「キャー! 助けてー!」
智は明らかに俺を馬鹿にした声をあげ、走って逃げ出した。
275 :
智と友:03/08/29 21:34 ID:7QtbadIQ
「こらー! 待てー!」
俺も走って智を追いかける。
「キャー! 助けてー 襲われるー!」
「こら! 天下の往来で何いってんだ!」
俺と智は、街中で追いかけっこを始めた。まったく、冗談にも程がある。
……でもな、智。さっきの俺の言葉は嘘じゃないからな。ちゃんと結婚に相応しい身分になってからの方が
いいだろうけど、結局は早いか遅いかの違いだ。俺は智とずっと一緒にいたい。おまえもそうだよな。
「ちょっと、なんでにやついてるの!?」
智が俺を振り返って言った。
「捕まってくれたら教えてやるよ」
「やだよーだ!」
と言っても、俺も智も全力疾走ではない。その気になれば簡単に追いつく。
……よみもこんな智に苦労させられたんだろうな。
智に追いついたら、どうしようか。「♪つっかまえた」なんておどけて言ってみようか。
いきなり抱きしめてキスする、なんてのもいいかもしれない。うん、それにしよう。智は驚くだろうな。
楽しい気分になってきた。俺は智に追いつくために速度を上げようと、力強く地面を踏みしめた。
(おしまい)
276 :
あとがき:03/08/29 21:36 ID:7QtbadIQ
企画段階では、智ちゃんと主人公にこんなやりとりを
させようと思っていました。
「ねえ、私、子供ができちゃった」
「な……安全日だって言ってただろ」
「あれうそ」
「そんな あっさり」
不採用の理由はいわずもがな。
277 :
276:03/08/30 00:12 ID:Z5FS1NCy
自分のSSに関して、今気付いた。
>「うん、それはもういいの。だから残さず食べてね、ア・ナ・タ?」
この文の最後はハートマークにしたのですが、環境によっては表示されないようですね。
俺が見たら?になっています。
>>259 『智と友』乙でした。209氏ではないが、少々感想を。
> 男が出てくるのはイヤだ! という人は読みとばしても結構です。
私は榊さん萌えなので、他のキャラならOKです。
なので、以下の感想は智が男とHした内容にムカついてのものではないと、まずことわって
おきますね。
・・・・・・で、感想なのですが、ひとことで言うと「盛り上がりに欠ける」です。
暦の死という大技を使ったわりには、それがたいして生きていません。
お話の流れが平坦だからです。
これぐらいなら、前半は思いっきりカットして二人のエッチシーンからスタ
ートさせ、回想場面を挿入し、暦の死や、初めてのお誘いをことわったこと
を説明すればいいのではないかと。
では。
もうすこしエロを濃くするか
エロはそういう関係になった、とだけ描写して
エロ抜きのパロディとしたほうがよかったのでは……。
>>259 何と言うか……投下する前にグダグダ言っていたわりには期待外れというか。
「よみの死は単なるネタフリですか?」と思いました。
あと、冗長です。も少しシメてもいいのではないかと。
酷評だらけだな。次回作に期待
エロと言う点ではいまいちでも、ラストの主人公と智のやりとりは
ほほえましくて良かったと思います。
個人的にはこうゆうの好きです。
このスレの趣旨とは違うかもしれませんが・・・。
>>278-283 いろいろと反省点の多いSSになってしまいました。
今のところここで作品を書く予定はありませんが、
この教訓を……活かせるかどうかはともかく、
この先も自分にできる限りSSを作っていきたいと思います。
これじゃ死んだよみがうかばれなかったかもなぁ
二人の枕元に化けて出るかも(w
>284
めげずにガンガレ〜♪
このスレとしては異例なほど厳しい反応だが、
まだ緊張感が保たれているのだな、という意味ではちょっと安心。
作者さんはエロパロではまだもう一つの感があるけど
全体的には実力ある人だと思うので期待し続けてます。
>>287 作品発表前の能書きが長すぎたのがいけなかったのかもな。
289 :
209:03/09/01 14:32 ID:fTzv/K/z
>>284サソ
SS製作、本当にありがとうございました!
ともちゃん萌えの漏れからして、かなりハァハァしました。
設定や人物の描画など緊張できてよかったです。
あとは、皆さんが仰ってる事(能書きが長すぎ.etc)なんですが、
私的には、盛り上がりの点が少し・・・、という位で、よかったと思います。
でもそもそもの元凶は私の我侭であって、無理に作っていただいた上に
偉そうに評価などして、非常に申し訳ありませんでした・・・
態度がでか過ぎました。少し反省してきます。m(__)m
・・・しかし、何でこんなに厳しいのでつか?
>このスレのみなさん
期待してたぶん反応も大きいのさ。
よみを殺すまでの話なら、どんなに素晴らしい話なのかと期待していたから。
重ね重ねすいません。
今回不評に終わらせるような出来にしてしまった智の話、
今度は俺からのリクエストで
誰か作ってくれると嬉しいです。
やり難いのは百も承知でお願いします。
もしくはよみの話をお願いします。
テディまだ?
そういえばテディでちよちゃんってどうなったんだっけか、
ぼんくらーずと黒澤先生ですっかり忘れてしまった。
もしかして最初はちよちゃんの話だったというのも、
俺の空想とかそんな気がしてきた
>>294 ちよちゃんはテディには出てないよ。
というか、あれは「ちよぼく」と同じ世界らしいという恐るべき設定なので
ちよちゃんを悪キャラとして出すわけにはいかんだろう……
ちよちゃんは屋上の鍵を掛ける役でしたね。
297 :
294:03/09/02 00:29 ID:yz8oYbTH
あ、そうか。ごっちゃになっちゃってた。
何か俺の中ではあらゆる話が一緒くたになりつつある。
>>297 ……朝に純愛、昼に陵辱、夜に逆レイープ
もうありとあらゆる形で性に汚れまくったあずまんが学園世界か……
もしやそれがラズベリーヘブンですかっ!?
>>298 Raspberry heaven が時々レズベリーヘブンって聞こえる。
↑なにしてんだよ…
私がとるのー!!
私がとるのにー!!私が300とるのにー!!
302 :
294:03/09/02 21:44 ID:yz8oYbTH
>>299 時々ならまだいいと思う、俺は最初から最後までそう聞こえる
よみが死ぬ部分ごっそり削っても良かったんじゃないのかな?
すんません、最近忙しくて…
ただいま製作中です。しばしのお待ちを!
もひとつ別スレにも未完成のSSあるし、どっちもちゃんと終わるのか不安になってきた(汗
とにかく、こっちを先に終わらせることにするッス
がんがれ!
307 :
名無しさん@ピンキー:03/09/07 00:24 ID:FBLaFG6T
期待age
「嫌らしい子ねぇ…『嫌だ、嫌だ』とか言いながら、ここはもうこんなになってるじゃない」
焼けた鉄のように熱く・硬くなったおれの性器の感触を楽しみながら、黒沢先生が言った。
「違う…ちがう……ッ!」
おれは先生の手をどかすつもりで腕を握ろうとするが、力が全く入らない。
「違う?違わないわよ。
○○くんはね、こんなふうにされて本当は喜んでるの」
しごく手のストロークが段々と大きくなっていく…
「ち…違……ぁ」
おれはのけぞったまま涙がこぼれ落ちるのを感じていた。
「違う…こんなの、……こんなの先生じゃ…」
(おれの知っている黒沢先生じゃない…)
…ギュッ!
「ふぁっ!?」
急にペニスを握る手に力が込められて、おれはビクリと反応する。
「そっちの方も、違わないのよ…」
ゾッするような低い声で、震えるような怪しい目で、黒沢先生は呟いた。
「気持ちいいんでしょ?」
「うぅ…」
問い詰められるその間にも、おれは間断なく快感のうちに晒されている。
「嬉しいんでしょ?」
「あ…ぁ」
仰向けになったおれの体に、先生が覆いかぶさってくる…
もちろん、手の動きはいっこうに止まる気配を見せない。
「さっきも言ったとおり…今、あなたの感じている快楽も喜びも…全部、私と同じものなのよ?
○○くんが気持ちよければ、私も気持ちいいの」
(…?)
ともすれば薄れそうになる意識の中、先生の言葉は今ひとつ理解できるものではなかったが、
これだけはハッキリしていた。
もう、逃げることなどできやしない。
「快感なのよ」
…ジュクッ………
先走り液に、ペニスをしごく音が濡れた。
「なすすべもなく、快楽に溺れていく男の子の顔を見るのは…ね」
そのセリフが終わるか終わらないかのうちに、突如先生の手の動きが早まった!
「あああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ……………ッッッ!
うわぁああああっ!!!!!」
猛然とアソコをしごかれて、おれは予想だにしていなかった猛烈な刺激に絶叫する。
いきなりラストスパートをかけられ、体中の血液がまるで沸騰するかのようだ!
「ほら…ほら……ッ!どう?イイ?○○くん…
イイんでしょ?……たまらなく、気持ちいいんでしょ?
どうなのよ…ホラぁ…っ!」
「いぃいいいいいいい………っ!ぅううううぅぅぅううっ…あ…」
だ…駄目だ!
我慢なんて…我慢なんてできるわけがない……
すぐ、もうすぐイかされる!
でも、でも今イッちゃったら、きっとまたイかされる……ッ!何度も…何度も…
あんなふうにめちゃめちゃに犯されるのは、もう嫌だぁあああああッ!
「あ…ぁ…」
すぐに涎はこぼれ目がトロンとなってくる。意識が、快楽の高波にさらわれていくようだ…
おれの心の叫びもよそに、下半身の方は無情にもどこまでもどこまでも登り詰めていく…
「ひ…く……、ぃ……く…………。……ッ……ゃう…」
そしておれのペニスが暴発する直前、絶妙なタイミングで先生の手がピタリと止まった。
「!」
まさかここまで来てジラされるなど夢にも思ってなかったおれは、驚愕に目を丸めた。
そしておそらくはみるみる情けない顔になりながら、
「そんな…先生、と、途中でやめるなんて……」
と訴える。
この責めの恐ろしさはよく知っていた。
滝野達にされたことがあるからだ。
彼女らは、おれが「イかせてくれ」と泣き叫ぶまでジラし続けたことがある。
射精したくても射精できない、その間は本当にこの上ない地獄なのだ。
味わった者にしか分からない…まさしく地獄!
しかも、こんなふうに不意打ちみたく寸止めされるなんて…
「まあ、もう少し楽しみましょうよ」
おれの体に馬乗りになって、鼻先まで近づく黒沢先生の貌はそう言って微笑んだ。
「いっ、嫌だ!」
おれは脚をバタバタさせて、あくまでも逃げようとする。
このままペースに呑み込まれたら(実際、呑み込まれてしまっているが)、また同じことの繰り返しだ。
ペニスが勃起したままなのはツラいけど、このまま何度も何度も死ぬ思いを味わうよりはマシなんだ!
さきほど一度は「逃げられない」と確信したにも関わらず、おれは相も変わらず必死になってもがいていた。
「そう、それで逃げているつもりなのよね…。○○くんは」
「はぁっ……はぁっ…………、…えっ!?」
なぜか、チクリと胸の奥を刺されるような感触を覚えて、おれは思わず聞き返した。
「でもね、私には分かるわ。…『ふり』なのよ、全部。………逃げようとするフリ」
「!」
おれが戸惑ったのは、先生がおれと向き合いながら後ろ手にペニスを掴んだからだけではない。
明らかに先生の囁きにたいする動揺だった。
「ますますカワイイわよね。…恥ずかしいのかしら?それとも、悔しいのかしら?
…自分が、本当はこんな風にされるのが大好きなイヤらしい男の子だなんて」
そう言って、先生は幾分やわらかくなったおれのモノをニギニギと揉みしだく…
「う…ぇあ…」
再び奇妙な刺激を与えられ、おれは小さく呻いた。
「安心なさい」
先生は、優しく言い放った。
「…私にはちゃんと分かっているの。
だから…あなたがこれからどんなに嫌がったり逃げたりするフリをしても、絶対に放したりしないから」
「ひ…ひぃ……」
おれはますます恐怖に怯え、背筋に冷たいものが走るのを感じるのだった。
それからは、真の地獄だった。
先生の絶技におれは耐えられるわけもなく、ただ嬌声をあげ、はげしく首をふり、ときおり涙を撒き散らしながら…
それでも彼女は容赦なくおれを責めたて、
昇りつめそうになると手を止めたり思い切り握るなどして絶対に射精できないようにしてくるのだ。
「ぎぃっ!…あぐぅっ!!」
差し込んでいた夕日が徐々に薄れて暗くなるころには、おれはもう大量の汗と涎、
さらに先走り液でぐちゃぐちゃにされていた。
(なんで…)
気が狂いそうになりながら、おれは先ほどから不思議でならなかった。
(どうして、こんなに感じちゃうんだ…ッ?)
先生の指さばきやタイミングは確かに神業といっていい。
しかし(例えばクスリを打たれたとか)、特別なことをされたわけではない。
服を着たままただ無心におれのビッグマグナムをしごきいているだけなのに。
基本的には、いつも滝野達にされていたことと同様なはずなのに…
それにしてはあまりにも異常すぎる快楽が、間断なくおれの全神経をかけめぐっているのだ。
「ほら…何か他のこと考えてるようじゃまだまだダメよ」
クチュクチュ!
「あひぃやぁああああっ!!!」
おれはもう先生の細い指先で撫で上げられればのけぞり、ひねられれば悲鳴を上げている。
「ああっ…先生!お願い、もう…もう……」
おれは先生の腕にしがみつき、上目使いで懇願していた。
先生はうれしそうに2度3度頷いて、それからさらに上気した顔になって答えた。
「『もう』…どうしたの?…○○くんは、私にどうして欲しいの?」
「………」
おれは一瞬躊躇したものの、ゴルフボールくらいにふくれあがった睾丸はもはや破裂寸前で、
一刻の猶予もないように思われた。
慌てて「お願いッ!イかせて!……イかせてください、せんせぇえええっ!!!」と、
男としてなんの誇りも無く情けない頼み方をする。
先生はいつもの優しい顔のまま、穏やかに「じゃ、ひとつ約束してくれるかな?」と言った。
「は、ははははいぃ―――ッ!」
既におれの頭の中は、いま射精したいということだけで一杯だった。
それさえ果たすことができたなら、もうどうなったってイイ…
死んだって構わない!
だから、だから早くイかせてくれぇッ!
ああっ、話しているうちに、せっかくもう少しだった手コキが徐々に弱くなっていく…
ああぁ…あああああぁぁぁ………
「素直になったご褒美よ。○○くんのお望みどおり、これから射精させてあげるから」
おれはパッと顔を輝かせ、
「早く…はやくぅっ!!」
と、腰をくねらせながら最後のとどめを急かす。
「その瞬間、何も考えちゃダメ。頭の中をカラッポにして、射精することだけに集中するの。
きちんと最後まで出すのよ。…いい?」
おれは一も二もなく頷いて、「分かりました!分かりましたからぁっ!!」と一心不乱になっている。
「もし中途半端にイッたりなんかしたら、途中で止めてまた最初から始めるからね」
「は、は、は、はいぃッ!」
その想像に背筋にうすら寒いものを感じながら、
「―――い、一生懸命頑張ってイきます!」
と、己の体に跨っている女帝に対して自分でもワケの分からない返事をする。
「それじゃ、すこし頑張ってみようか」
何の加減かボンヤリ妖しげに光ってみえる目で黒沢先生は小さく笑うと、
すこし身を退いて俺の腰の方に体をかがめた。
そして…ペニスに添えられた彼女の手がまるで他の生き物のようにうねりを加えて動き始めた!
しゅるるるる…にじゅりゅるるるるる……
じゅく、じゅ、くちゅっ……ちゃ…ッ
くにゅ……きゅっ……ちゅ…じゅ…
「い…ひぃ」
おれは喰いしばった歯の間から少し泡が漏れるのを感じながら、「そのとき」を予感する。
「あ…」
き、来た…ついに来た……この境地へ。
間もなく。…間もなく、おれはイくことができるんだ!
この地獄から解放されるんだ!!
やっと…やっと………ッ!
………
……あぁ……ふ…へへぇ…っ………ひっ…
「うっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その瞬間、「ドギュオウゥ!」と異様な音を立ててペニスが明らかに膨張した後!
煮えたぎる白濁液が、先生の目の高さぐらいまで勢いよく噴出するぅ!
ドブゥ!ぐばぁっ!!……ぶびゅっ、ぼびゅっ、ぐびゅ…………っ!!!!どくん!どくん!
「あっ…うぇあ……ッ………………げ………」
おれは猛烈な射精を繰り返しながら、白目を向いてビクンビクンと痙攣していた。
「素敵…」
そんなおよそ尋常とは言いがたい絶頂を迎えているおれを見て、
黒沢先生は別段動揺することもなく、陶然と呟いた。
びゅ…びゅるっ……
やや勢いは衰えたものの、先生の手に導かれるたびに精液はどんどん吐き出される。
「えひゃあ…ッ……………あひぃ…」
射精し始めてから、いったいどのくらい経ったのか…
20秒?…30秒?
まさか、1分間もイき続けているだなんて事はないだろうけど……けど…もう……あぁ
しかし、このまま黒沢先生の妙技が続けば、いずれどのくらいでも出せそうだった。
「ひ、ひ、ひぃ…」
おれは恐ろしくなって、腰をひねって先生の指先から逃れようとするが、
全身に全くちからが入らなひぃ…ぅ
ぴゅ……ぴゅる………
やがてほぼ出尽くそうかというその時になって初めて、
先生はそっと唇を寄せ、おれにくちづけしてくれる。
意識を失う直前感じたそのキスの感触は、どこまでも柔らかく、暖かく、穏やかだった。
「…ここまでは、別に初めてじゃないだろうに……」
遠くで…先生の囁く声が聞こえている…
「感じやすいのね。
今からこんなだなんて、この先一体どうなっちゃうかしら?」
そ…そんな……先生…まさか、まだ……も、もう…許して…
先生……せんせぇ…
おれ、…………おれ……
「…とても、楽しみだわ」
先生がそこまで言ったのは憶えている。
その時おれの意識は既に途切れる直前であったのか、絶望のどん底に叩き落とされることで途切れてしまったのか、
それは定かではない。
続く
< `∀´>bグッチオブ゙!!!
320 :
感謝:03/09/07 06:45 ID:W23ULiB4
∧ ∧
/ ・ / ';,
. / '; ./ ';
/ ;______/ ;
/ \
/ / \ \
/´ |____| | いいですなあ実に!
| ///// | | ///// |
| .| | |
| | | |
| '; / /
\ \/ .. /
ヽ ........:::::::<
このギャグすれすれにまで誇張された表現が
いつも異常な興奮を誘うのです
でも「ビッグマグナム」とか「ドギュオウゥ!」にはさすがにちょっとワロタ
時々本当のギャグになってしまう勢いもまた味ですが
にゃもが、にゃもがタマラなく素敵だぁぁぁ・・・・・・思わず折れの股間のICBM
まで発射寸前だったよ
323 :
名無しさん@ピンキー:03/09/07 12:04 ID:eCwIgtGT
あずまんが大王のエロいのないんかねぇ -4- が見れない
見たい、聞きたい、イキたい
324 :
名無しさん@ピンキー:03/09/07 12:05 ID:eCwIgtGT
あずまんが大王のエロいのないんかねぇ -4- が見れない
見たい、聞きたい、イキたい
325 :
不自然な出会い:03/09/07 23:05 ID:meTJjs0i
それはうららかな土曜日の午後の出来事でした。
にぎやかな繁華街、大型書店から出てくる一人の女の子。
「ねえ彼女お茶しない?」
一人の男がその女の子に声をかけると、
女の子はキョトンとした顔をして男の顔を見ている。
そこには不思議な沈黙が続いた。
「ナンパですか?」
「えっ・・・あーまあ平たく言えばそうなるかな」
最初に沈黙を破ったのは彼女の方だった。
男の方はいきなりの問いに情けない声を出す事しか出来ない。
しかしその言葉を聞くと女の子は目を輝かせながら慌ててバックから携帯電話を取り出す。
「あ・・・あの・・・」
携帯でドコかに電話を掛ける彼女を男はボーゼンと見てるしかなかった。
326 :
不自然な出会い:03/09/07 23:07 ID:HCPZmMuc
「あ・・・あの・・・」
携帯でドコかに電話を掛ける彼女を男はボーゼンと見てるしかなかった。
―プルルルルップルルルルッ・・ピッ―
『なんだよ智、私は今忙しっ』
「よみー大変大変、今私エライ事になってる!」
『えっ智どうした、何かあったのか!?』
「ナンパされた!!」
―ピッ―
「よみ、よみちゃーんもしもーし」
327 :
不自然な出会い:03/09/07 23:08 ID:HCPZmMuc
どうやら電話の相手は無言で電話を切ったようだ。
彼女は携帯を握り締めながらため息まじりに呟く。
「よみってば私の美貌に嫉妬してるな、美しいって罪・・・」
男はひきつった笑顔を浮かべるしかなかった。
これはあるカップルの始めての出会いのお話。
(続く・・・多分)
328 :
不自然な出会い作者:03/09/07 23:11 ID:HCPZmMuc
えっと、エロじゃない・中途半端・笑えないと三拍子揃ってしまいましたね、
皆さんのお許しがあれば続きを書きたいと思います。
書いてればそのうちエロも出るでしょう。
>>328 うんにゃ、漏れは楽しみにしております。
こういう切り口ってなかった気がするし、続ききぼんぬです。
けどsageて下さいね。
結構いいというか・・・なんていうか・・・こう・・・
すっげーいい!
だけど、ここじゃなく「とも・よみ総合」に行ったほうが言いと思うが。
ただ、この先エロが必ず出てくるのならここから出ちゃダメ。
まあ、どっちにしてもキボーン。
話の導入がとても面白いと思います。
俺も続きを楽しみにしてます。
332 :
名無しさん@ピンキー:03/09/09 17:25 ID:lFSbMLnf
ところで、保管庫って更新しないの?
>「ちよちゃんとぼく」の作者
「新・ちよちゃんとぼく」のクランクインはまだでしょうか?
>>333 今のテディがまだ当分続くのに
ムチャなこと言いなさんな
ならば
「真・ちよちゃんとぼく」のクランクインはまだでしょうか?
テディ・ベアについては、更新遅くて申し訳ねえっす。
最近、殺人的に忙しくてなかなかカキコにこれません…
そのかわり、書けるときに思い切り濃いの書きたいので、気長にお待ちのほどを。
ちよぼくについては――
実は続きの話も色々考えたのですが、
やっぱりあそこでまとめた方がキレイだと思うのでやめとこうかと…
待ってるよーん
339 :
名無しさん@ピンキー:03/09/13 00:29 ID:rCoZGKFo
ビッグマグナム
黒沢先生
>>341 ごめん……実は俺も
>>137と同じで見られないんだ
+Lhaca Version 1.18なんだけど
解凍しても空っぽのフォルダしか出てこない。
見られた人いる?
それとも俺が何か無知なだけだろうか?
>>342 ちょっと気になって見てきたけど普通に見れたよ。
漏れは無知だから何が原因かはわからないけど。
WinRARなら確実だと思いますが、シェアウェアなので、
dll使用の他のフリーの解凍ソフト使ってみてはどうでしょう?
unrar32.dllというDLLと、それに対応したソフトを使えば解凍できると思います。
(rarはバージョンが上がると古いDLLで解凍できない場合がありますので、
DLL非使用のアーカイバでは、rar対応と書かれていても解凍できないケースが多いようです)
うちではNoahというソフトで(もちろんWinRARでも)解凍できました。
346 :
342:03/09/13 20:48 ID:3/X9wtZM
サンクス!
とりあえずNoahのインストーラ付きとかいうやつを入れたら
何とかなりました。どうもです。
……そういうのってどこで習うの?
優勝したらジュースが飲めると張り切っていた智のように
素敵なデータを入手するためなら多少の努力は惜しまないものです。
>>347 智はジュースが本当に飲みたいというより
そういうイベントで何か自分を盛り上げようとする奴なのだろうな
そんな性質が恋愛ではどういう形で応用されるのかしらん
と期待してみたりする
図書室の隅の席に、榊は座っていた。すでに一部を残して大半の生徒は下校
してしまっており、この図書室の管理をする図書委員も帰ってしまっていた。
榊は窓から差し込んでいる夕日を受けている。うつむいた顔は憂いを帯びて、
ともすればきつい印象を与えがちな彼女の顔にさらに陰を生んでいる。
図書室の扉が、がらがらと開かれた。はっとして榊が顔を上げた。戸口には、
彼女の良く知る少女が佇んでいた。
「榊さん……」
榊を見つめながら、入室してきた少女、かおりがふらふらと榊に歩み寄った。
榊が立ち上がる。かおりが榊に触れられる距離まで近付いたその時、かおりの
右手が動いた。
「!」
榊の顔が歪んだ。何も喋らなかったが、何かを堪える顔をしている。それを
見て、かおりの表情が輝く。
「榊さん……。ちゃんと入れていてくれたんですね……! ああ……」
かおりが榊に抱きついた。抱きつかれながら、榊が苦しげな声でかおりに
訴える。
「……止めて……お願いだ……」
それだけ言うと、榊は抱きつかれたまま机に手をつき、かろうじて体を
支えた。全身は震え、目は閉じられ、歯を食いしばり、ほほをわずかに朱に
染めている。
「榊さん……。榊さんが、そうおっしゃるなら」
ややあって、かおりの右手が再び動き、榊を解放した。榊は机に手をついた
まま、はぁ、はぁと荒い息をあげている。
「帰りましょうか、榊さん」
まだ榊は息を乱しているというのに、かおりは榊の手を引いて歩き出そうと
した。榊は動くことができず、椅子に腰を落とした。その榊をかおりはそっと
抱き、榊のほほに手をあてた。
「ここで、ここでしたいんですか?」
かおりの言葉に、榊はあわてて首を振った。やっとのことで、うつむき
ながら言葉を絞り出す。
「かおりん……もう、こんなことはやめてくれ」
かおりの表情が一気に翳った。
「榊さん、どうして……。やっぱり、私のことは嫌いなんですね」
かおりはゆっくりと窓辺に向かって歩いていく。窓枠に手がかかった。
「榊さんに嫌われるぐらいなら、私、生きてる意味なんてないんです……」
榊はぎりっ、と奥歯を噛み締めた。分かっている。そんなことはまず
起こらない、かおりがそんなことしないだろうというのは。でも、万が一を
考えると、彼女を突き放せない。万が一があれば、自分は一生それを後悔する
ことになるだろう。そうなれば自分は、おそらく耐えられまい。
「違うんだ……ただ、ここでは、やめてくれ」
「……じゃあ、わ、私の部屋に来ませんか? その、今日、家族は出かけて……」
ここでかおりの提示した条件を飲んでしまえば、また次から次へと条件を
飲まされるだろう。本当は、何もかも拒否したいのだ。しかし、拒否して
しまえば、万が一が起こりかねない。
「ああ。だ、だから、もう帰ろう。それと……」
榊はまだおぼつかない自分の腰を叱咤しながら、立ち上がり、かおりに
先んじて扉に向かう。そして顔を赤くしながら、かおりに許しを請う。
「その……もう出しても……」
だが、あっさりとはねのけられた。
「榊さん、私は榊さんに喜んでもらおうとして、それを用意したんです!
榊さん……お気に召しませんでしたか? 私は、私は! 榊さんが……!」
「わ、分かった。だから大声を出さないでくれ」
「あ……。す、すみません」
榊はしかたなく足の間の苦しみを飲み込んだ。私が耐えれば、それでこれは
済む。そう考えていた。それが、ますます自分を追いつめていることに
うすうす気がつきながらも、砂地獄にはまってしまい抜け出せなかった。
「榊さん」
廊下を歩きながら、かおりが榊に話しかける。
「今日のは、やっぱりお気に召さなかったんですか? でしたら、率直に
言って下さい! 私、榊さんに喜んでもらえるなら、どんなものでも用意
しますし、どんなことでもします! だから、お願いです、榊さん!
嫌いにならないで下さい!」
かおりの言葉は、榊の頭を痛めた。そうじゃない、そうじゃないのだ。
「かおりん、違う。学校で、こんなことしたくない……」
顔を歪め、やっとこれだけ言ったのに、かおりには通じない。
「榊さん、やっぱり今回のはダメだったんですね! すみません……!
ちゃんと、ちゃんとしますから、だから……」
「そうじゃない、学校で、こんなこと……」
「で、でも、この前榊さんは喜んでいらして……! ああ、あの時のをまた
用意すれば良かったんですね! 本当に済みません! でも、私は少しでも
もっと榊さんに喜んで欲しいと……」
榊の頭に、忌わしい記憶がよみがえってきた。かおりの”道具”で、
不覚にも周囲に誰も居ないとは言え図書室で声をあげてしまい、その後、
わざわざ榊の”状態”をトイレで確認されてしまったことを。
(あんなこと、もう二度と……。そうだ、ちゃんと嫌だと言わないと。
ここからずっと抜け出せない……!)
榊は決意を固めた。
「かおりん、私……」
そこに、大声が割り込んできた。
「おーい、榊! おう、かおりんも一緒か!」
突如廊下の向こうから走り込んできた神楽に、二人は困惑する。
「あ、な、なんでここにいる?」
「ん? クラブの練習で残ってたに決まってんじゃん。職員室までプールの
鍵を持ってってたんだよ。榊たちこそ、こんな時間まで残ってたのか?」
「それは、っ!」
突然の衝撃に榊は声を詰まらせた。”道具”が暴れ出したのだ。
「ん?」
「い、いや、何でも……」
そう言いながら榊がかおりの横顔を見た。かおりの目には、神楽に対する
敵意がこもっているように見えた。だが分析している暇はない。とにかく、
この状況から早く脱出するしかないし、脱出したかった。
「か、かぐあ」
声が裏返った。榊はなんとか冷静さを取り戻し、一時でも感覚から意識を
切り離すため、大きく息を吸った。
「ちょっと急いでる。だから、ごめん!」
限界を迎える前に、と榊はかおりの手を引いて足早に歩き出した。
うつむいていた。振り返ったり、周りなど見たりする余裕はなかった。
「お、おう。榊もかおりんもまた明日なー!」
神楽の挨拶は、耳に入らなかった。
必死の思いで、下駄箱を通り過ぎ、校舎の外に出た。榊はもう一度かおりに
哀願する。
「お願いだ、止めてっ……!」
かおりの右手が動いた。榊は大きく息をついた。
「かおりん、どうして……」
「榊さん。神楽さんと、神楽さんと……」
ああ、と榊は嘆いた。誤解がどんどん増えていく。大元の誤解を解決
できないと、もっと誤解は増えていくだろう。でも、今は目先の誤解を
なんとかしなくてはならない。
「友達だ……友達だよ」
「本当ですか! 本当なんですよね?!」
「ああ、かおりんの考えるようなことはない。……そして、かおりんも」
その先が一番言いたかったことだったのに、かおりんが先に動いたため
口から出ることはなかった。
「と……っ、うっ!」
”道具”のスイッチが、再び入れられたのだ。
「榊さん……そうですよね。私、榊さんを信じなきゃいけないのに」
かおりが榊を抱きしめた。
「榊さん、いいですよね? 気持ちいいですよね?!」
「……ぅ」
心なしか、刺激がさっきより強い気がした。口を開けば、はしたない声が
出そうで、言いたいことも言えず堪えることしかできない。
「榊さん、これ、私がいろいろ試していいと思ったものなんです。だから、
きっと榊さんにもお気に召していただけると思って! 最初はちょっと
きつめですけど、後からよくなるんですよ、これ……」
「やめて……かお……ん……。こんな、ところ、人に見られ……いやっ」
確かに、二人が抱き合っている、というよりかおりが一方的に榊を抱いて
いるのは、校舎の玄関のすぐ近くだった。だが、本当はどこだろうと、榊は
こんなことはされたくなかった。必死に考えた逃げるための口実だった。
「でも、榊さん。嬉しそうです……。榊さん、私は榊さんをもっと喜ばせて
差し上げたくて……」
そう言うかおりの純真な瞳に、榊は改めて恐怖した。かおりは、榊を虐め
ようとか、苦しめようとか、奴隷的扱いをしたくてこうしているわけではない。
それが、瞳からわかるのだ。かおりは、純粋な好意で榊にこうしている。
自分の行動全てが愛ゆえに美しく、受け入れられると狂信的に信じている。
そのため、きわめて純真に好意を押し付けてくる。榊が拒否しても、
それはかおりにとって都合の良い解釈にねじ曲げられてしまっていた。
榊さんはあんなこと言うけど、実は照れているんだとか、慎み深いから
遠慮しているんだとか、とにかく希望的に解釈されていた。二人の関係は
ストーカーの加害者と被害者の関係と近い。それ故、榊はかおりの大元の
誤解、「榊はかおりを恋愛の対象として愛している」を解くことができずにいた。
「榊さん……もしかして、その、道具は……嫌、ですか?」
「あ、ああ、そっ……そうなんだ、だか……ら、止めてぇ……っ!」
また、榊は目の前の苦痛から逃れるために、かおりの都合のいい解釈……
すでに妄想の域に達しているそれに乗ってしまった。そうすれば、かおりが
自分の深いところにどんどん踏み込んできてしまうこと、そして、かおりの
思い込みをより強固にしてしまうことを知りながら。かおりの右手が動いた。
「榊さん、嬉しいです。道具より、私、って、はっきり言って下さるなんて。
ああ、私ってなんて幸せなの……。榊さん、絶対にご期待に応えます!」
「あ……ああ、だから、ここではもう」
「そ、そうですね! 続きは家でゆっくり……。キャーッ! 私なに
言ってるんだろもーっ! うふふ……」
一人ではしゃぐかおりを見て、榊の心は苦々しさでずっしり重くなった。
しかし、それ以上に、今の人間関係が崩れるのを恐れ、そして自分が傷付くのを
恐れてかおりをきっちり拒絶できない自分。さらに、先ほどまで”道具”の
暴れていた部分から、嫌だと言いながら甘い感覚を受け取っていた自分。
そういった自分に対する嫌悪感と絶望が、心を重くしつづけた。
濡れた下着が、この上なく不愉快で、みじめだった。
(了)
うわあ……なんていうか……すげえ。
狂信的とさえ言えるかおりんの榊への接し方。
原作ではかわいいものだったが、ここまで来ると恐怖ですらある。
こんな異常な愛を見ると……
『耳掃除』から始まる榊×神楽シリーズを思い出す。
同じ作者さんですか?
すっげーいいよ、これ
続かないかなあ…
続きが読みたい気がするけど読みたくない気がするけど読みたいなぁ。
4スレの見所はどこらへん?
見所って・・・
とりあえず、全部見れ。
>>361 そりゃもちろん榊×神楽でしょ
「耳掃除」とかそこらへんが俺
的ベスト
榊×神楽だらけ
>>357 そのとおりです。ばれましたね。ばればれですね。違うネタで書く時は
文体変えなくちゃなぁ。
投稿してからエロパロと言うよりホラー書いたことに気がついたわけで。
なんか変わったというか、変態的なネタ書く奴で定着してる気がして
評価されることは嬉しいんだけどなんかあれです。
で、練習と言うか何と言うかでわりと普通めなのを書いてみました。
「なあ……ぎゅっとしてくれへん?」
彼女に言われるままに、俺は彼女の華奢な体をぎゅっと抱きしめた。
歩は、俺の腕の中で目を閉じ、そして顔をそっと持ち上げた。その顔に俺は
唇を近付ける。
「…………」
軽く唇を合わせ、彼女の髪をそっとかき分け、うなじに触れる。歩が目を
開いた。
「……ええよ」
俺はうなずき、歩をそっとベッドの上に押し倒した。シーツと、ワンピースが
こすれる音がした。そのワンピースの上から、彼女の胸にそっと触れた。
「歩」
愛しい彼女の名前を呼ぶ。彼女は、潤んだ瞳を向け、そっと微笑んでくれた。
「胸って、揉んでもらうと大きくってなるって言うやん。……全然やなぁ」
「おおさ……歩は、それでいいんだよ」
歩が、右手で俺のほほをぺちっ、と軽く叩いた。
「全然ようないわ……それと、二人の時はちゃんと歩って呼んで言うたやん。
まちがわんといて……」
ワンピースの上から、彼女の胸をなで回すようにしながら、唇を合わせた。
こんどは、唇を舌で押し割って、彼女の口に差し込む。唾液を、そっと流し込む。
しばらく彼女の口を蹂躙し、すっ、と唇を離すと、俺の唾液が彼女の口の
周りにたれてしまった。俺が手で拭こうとすると、彼女が自分の舌で舐めとった。
「しわになってまうから、な」
歩が軽く俺を押す。俺が体を離すと、彼女はちょっとはにかんだ表情を
見せながら、ワンピースを脱ぎ、そっと畳んでベッドの脇に置いた。ブラジャーも
外して、再び彼女はベッドの上に仰向けになる。
「やっぱり恥ずかしいわ……。あんたのほうが胸あるように見えるぐらいやし。
明るぅしてしたいなんてリクエストに応えるんやなかったわ。今からでも電気
……ん……んふ」
俺は彼女の要望には応えず、乳首を口に含み、舌先でいじめた。これだけ
はっきりと彼女の体を見るのは、何回もしているにもかかわらず初めてだ。
それが、いっそう俺を興奮させる。でも、だからといって興奮のままに華奢な
彼女を乱暴に扱う気にはなれない。
「……赤ちゃんにおっぱいあげるとこやのに、なんで気持ちええんやろか」
「そんなこと聞かれてもなぁ」
こんな時でも、歩は歩だった。何も考えていないようで、つねに何かを
考えている。不意に、歩が俺の胸に触れた。すっと撫で、そして俺の乳首を
くにくにとつまんだ。「あっ……」と、不覚にも声が上がる。
「男の子でも、気持ちええんや」
くすくすと笑いながら、歩は俺の乳首をいじり続ける。
「にゃもせんせーの言うたとおりや」
「え? く、黒沢先生に俺たちのこと話したのか?」
歩が今度は俺の耳に触れた。胸と同じように、くにくにと耳たぶをいじる。
「そんなわけないやん。前に一緒に飲んだ時にいろいろ教えてくれたんやで」
「飲んだって……っておい! いろいろ教えてくれたってまさか……」
「ふふ……何を慌てとるのん。別に変なことされたわけやないよ。酔うたら
にゃもせんせーいろいろ喋ってくれたんやー。飲んだ言うても私はジュース
やったしな。……うーん、あんた首は平気なん?」
俺は安堵すると同時に、歩がそうやって積極的にしてくれること自体に
一気に興奮が燃え上がった。
「首が好きなのは、歩だろ」
歩の首筋に興奮をぶつける。唾液をたっぷりと使い、舐めまくる。
「ふあ……な、何を怒っとるん?」
「怒ってない」
今度は彼女の股間に手を持っていく。下着の上から、ぐにぐにといじくる。
「あ、いややぁ……。そんなにしたら、んっ……あ、あかんて」
耳を甘噛みする。
「……! あ、いやや! こわい! こわいわぁ! ぎゅっとして、
ぎゅっとしてぇ……」
愛撫を中断されるのは惜しかったが、歩の望む通り、ぎゅっと抱きしめてやった。
「はぁ……な、なんか体じゅう、ぶわぁってなって、さぶいぼ立ちそうで、
こ、こわかったわぁ……。やっぱこうしとる方が安心やな……んっ」
歩は優しく抱かれたり、軽くキスされる方が気持ち的には幸せらしいが、
男の俺はなかなかそうはいかない。歩のパンツを降ろし、指であそこを開き、
内側を撫でる。そして、クリトリスに触れてやる。
「あ……あ、あかんて。また、びりびりって……」
「それは気持ちいいってことだろ?」
逃げようとする歩の腰を押さえ、クリトリスを、皮の上から愛撫する。
「こんなになってるんだな」
「! いやぁ! せ、せやから明るいの嫌や言うたやん! っ、あ、あん!」
俺もたまらなくなって、ついに口をつけた。
「は、はあ、あぅっ……も、もっと優しゅう……ふ、ふえ……」
俺のたどたどしい舌でも歩が反応してくれるのが嬉しくて、もっともっと
感じさせたくなる。やがて、歩がせっぱ詰まった声をあげた。
「あ、あかん! やめてぇ! ふわぁって、ふわぁってなってまう! いややぁ!
あっ、あ……。…………っ」
「歩……」
目を閉じ、顔を赤くし、うっすらと汗をかいている歩。髪の毛がほほに
何本か張り付いているのが、なぜかいやらしく感じた。
「……いってもた……。二回目や……」
歩が俺との行為でいったのは、すでに何度もしているにもかかわらず、
これで二回目だ。もっとも、本人の自己申告だし、男のように精液が出るわけでも
ないので俺にはよく分からない。
「ごめんな、俺がうまくないから、まだ二回……」
「何を言うとるのん?」
歩が、俺の言葉を聞きちょっと怒った目で俺を見た。まだうまく動けない
ようだが。
「うれしいんやから、そんなこと言わんといて……」
「あ、ああ、ごめん」
「……それにな」
しゅんとなった俺に歩が微笑んだ。
「最初は、あんまり気持ちようない。けど、何回もしてるうちに、慣れてきて、
すごくようなる……って、にゃもせんせーも言うとったで」
「……すげえ性教育だな」
ちょっと呆れた俺を、歩が真顔にもどって促す。
「ええよ。今やったら、さっきの気持ちええのが残っとるから……」
俺はうなずいた。歩の入り口に、ゴムを付けたペニスをあてがった。
「私も、あんたのを舐められたら、あんたも私みたいに気持ちようなって
もらえるのになぁ」
「そんな無理はしなくていいよ。ありゃビデオとか漫画とかだろ」
「でも、搾り取れるんやって」
「それも黒沢先生か?」
「うん……っ、うっ、はんっ! あぁ……」
俺のペニスが、歩に包まれた。さすがに、もう失敗せずに入るし、
痛みもないようだ。
「搾り取られるのはちょっとなぁ。動くぞ」
歩がこくりとうなずいた。すぐにぬめりが俺のペニスに感じられた。
確かにそれこそ舐めてもらった方が、刺激としては気持ちいいのかもしれないが、
この精神的な一体感は、オナニーや手で触ってもらうのとは比べようもない。
力の限り腰を振りたい衝動に駆られるが、華奢な歩を傷つけてはいけないと思い、
なんとか自分をセーブする。
「一緒に、なっとるんやなぁ……あ……はぁ……ん………」
歩の声が上がるのを聞き、俺はいかせられるかもしれないと思って必死になる。
しかし、すぐに歩の中の快感の炎は小さくなってしまうようだ。
「は……体、くっつけて……名前、んっ、よんで……」
俺が困っているのが分かったのか、歩がそう言った。俺はなるべく彼女と
俺の体が触れる部分を多くした。
「歩……俺、好きなんだからな」
「私も、私もやぁ……っ。あ、い、いまの……そ、そうしてぇ……ふ、ぁ……」
歩が、感じたと言う動きをなんとか繰り返そうと動いた。もう一度。もう一度。
「あ、あかん……ん……あっ……さ、さっきの気分と混ざって……ふえっ、
こ、こわい、こわいわぁ……んん……やっ……!」
「こわくない、こわくないぞ。俺が、ここにいるんだからな」
何度も、何度も、歩の感じた動きを繰り返してやる。しかし、だんだん微妙に
さっきの動きとはずれてきた。
「あ……そ、それも、ふぅ、え、ええかもしれへん。はぁ、な、なんか、
分からへん……い、いやぁ!」
歩の様子が変わった。俺は必死に動く。
「なんか、ふえ、んっ! 分からへん……あっ、んっ、ん……んんっ、ひっ、
ふ、ふあっとなるっ! ああっ、あっ、あ……!! ……んっ」
この表情は……さっきと同じ?
「……あ、ふぅっ、い、いってもた。はぁっ……ありがとう……ま、まだ動くのん?」
「お、俺、まだだから!」
俺は、嬉しさと興奮でなかば訳が分からなくなった。ただ、ペニスにものすごい
力がみなぎっているのだけは分かる。
「ええよっ! あんたも、気持ちようなって。 はぅ、ああっ、う、うごいとるの
分かるで……。お願いや、私で、気持ちようなってや……」
「う、うぅ……お、おおさかぁ!」
どくどくと吐き出した。ゴムを付けているはずなのに、全部、歩に吸い込まれる
ような気分だ……。
「うれしい……うれしいわぁ……」
歩の、涙声だけが聞こえていた。
「あかんやん! ちゃんと、ちゃんと歩って呼んでって言うたやん!」
歩は、さっき俺がいく時に大阪と叫んでしまったのを怒っていた。
「そんなの、なあ、どっちでも一緒だからいいだろ?」
「全然違うわ! あんた、わかってへん!」
歩が右手を振り上げた。平手打ちを覚悟した。……だが。
「…………」
歩の手は、そっと俺のほほに触れた。
「ちゃんと、ちゃんと私の名前呼べるようになるように、な」
「……歩」
俺は再び、歩をそっと押し倒した。
「ちゃんと呼べんかったら、ほんまに搾り取るで?」
俺は歩が黒沢先生に実技研修を受けないことを祈った。
(おわり)
リアルタイムキタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
はやく次を!!と思ったら(おわり)って・・・( ;∀;)
今回はやんわりした淫蕩さっていうのかしらん
やっぱり上手い人は
作風違ってもエロのエッセンスをつかんでるというか
あんたもうこのスレのスターだよ
( ゚皿゚) キー ネタマシイー
376 :
357:03/09/22 19:32 ID:tHlVpmqf
>>365 実際には文章と発表の形式が同じだから確信を持ったのです。
正直な話、あなたのことをあなた自身が
>>365で言ったように考えていたのですが
……とんでもない誤解でした。
今回もすごくイイです。
気の利いたことも言えませんが、なんというか、あたたかいHだなぁと。
やっぱ上手い人はいい作品を作れるのだな、と思いました。
これからも期待してますよ。
最後の「……歩」の部分で大阪って言ってたら搾り取られてたのかな…(;´Д`)ハァハァ
もしもリク受け付けてくれるなら…
間違って搾り取られるエピソードを激しく希望するのは漏れだけでつか!?
…(;´Д`)ハァハァ
めちゃ萌えるな、この大阪は。
まったくこのスレは……目が離せないぜ!
「ちゃうねん」イイ!できれば続きみたい…搾り取ってクレー
触発されますた。
今週はちと時間があるし、近いうちにテディ完結編UPします
テディには大期待!
ある日のこと。榊さんは電車に乗って、隣町まで出かけていました。
隣町のデパートで、限定生産のねこねこぬいぐるみが売ってあったのです。
「…?」
お尻に違和感がありました。誰かになでられているような。
「ん…っ」
気のせいではありません。今は午後のラッシュアワー。
まわりはぎゅうぎゅづめなんです。こういうことがあっても不思議ではありません。
(痴漢だな…)
うつむいて、真っ赤になってしまいます。
榊さんは痴漢に遭ったのは一度や二度ではありません。
榊さんの豊満なボディを狙う男たちの手に、何度も何度もイタヅラされました。
その度に、いやでいやでしょうがなかったのだけれど、かといってどうこうするということもなく、
ただただ痴漢たちのなすがままに嬲られているのでした。
(またか。嫌だな…。速く終わって…)
痴漢の中には榊さんの秘所にまで手を突っ込んでくる輩もいましたが、
大抵はそこまでせずに、我慢していれば適当なところで満足して離れていくのでした。
しかし、今回は勝手が違いました。
「よぉ、榊さんよ。思った通りいい体してるじゃんか。へへっ」
「!?」
慌てて、声のする方に振り向こうとしますが…
「動くんじゃねえっ!」
小さな、しかし低くドスの利いた声で釘を差します。
「ヤマネコがどうなってもいいのか?お前が飼ってるイリオモテヤマネコがよぉ。」
「…何だと?」
榊さんはさっと青ざめました。
「へへっ、お前のヤマネコは預かってるぜ。みてみなよ。――振り向くなよ。」
ごっつい、肉体労働者のような武骨な指が、肩越しに伸びてきました。
その指に挟まっている一房の獣毛。この独特の色は間違いなく…
「お前…っ、マヤーに何をした!?」
自分の名前、それとヤマネコを飼っていることを知っていたことといい、
ウソやデタラメではなさそうでした。
「くく、そう興奮するなって。あんたにちょっと用があるんだよ。」
顔の見えない男は耳元でささやきます。
「次の次、ちょっとつきあえや。その前に楽しましてもらうけどよ…抵抗するなよ」
(んっ…!)
ごつい指がいきなり榊さんのおっぱいを鷲掴みにします。
そうしてそのまま、荒々しくもみしだき始めました。
「ん…っ…やぁぁ…」
男の骨張った手は、榊さんのおっぱいをこねくりまわし嬲ります。
男の掌の中で、榊さんのおっぱいは何度も形を変えました。
「へへ、すげえ弾力だな。指を弾いてくるぜ。」
榊さんは、羞恥と悔しさとがないまぜになった表情で、歯を食いしばりました。
でも、今は耐えなければなりません。大好きなマヤーの安全がかかっているのですから…。
男の手は一通りおっぱいをもみしだくと、次に榊さんの乳首を執拗に責めます。
指の先で突起をはさむと、少し強めの力でくりくりとつまみあげます。
「あっ…はぁ…ッ」
「くくく、どうした?嬉し泣きがまじってきたぞ」
「あっ…あふ…ッ!」
男の指は野太いみてくれにも関わらず、絶妙なタッチで榊さんのおっぱいをいたぶります。
「そろそろ、下もいくか」
おもむろに、男の手がスカートの鬱側に入ってきました。
男の指がネコさんパンティの上からなぞるようにして触れてきます。
「あぁっ!?…はぁッ!」
「何だ、もう濡れてるじゃないか。大人しい顔して意外とスケベな女だな」
男の指は布地ごしに、割れ目をなぞるようにして上下になぞっていましたが、
クリトリスの位置を探り出すと、そこに狙いを定めて重点的にイジりはじめました。
「ふぅっ…くぅ…っ」
足がガタついてきて、榊さんはもうまともに立つこともできません。
手すりに寄りかかって、手首でかろうじて全体重を支えていました。
(凄い…こんなのって…こんなのって…)
今までの痴漢とは比べ者にもなりません。
恐ろしく手練れの男の指技に翻弄されて、榊さんは初めてこみあげてくる快感に、
細かくうち震えていました。
「くくく、ビショ濡れじゃないか…。そんなにイイのか、このスケベ。――おっと、もう着く頃だな。仕方ねえ、お楽しみは後にするか。」
車内アナウンスが、間もなくの到着を予告します。
「よし、降りろ。」
スカートから手を抜いた腕が、後から榊さんを掴みます。
榊さんは杭が抜けたようにへたれこみそうになりながら、なんとかふんばります。
目にはうっすら涙が浮かんでいました。
(わたし、これからどうなるんだろう…?)
荒い息をつきつき、榊さんはぼんやりそう思いながら、プラットホームに降り立ちました。
むう……何やろ
この反応のなさは
陵辱されるようなのは皆あんまり好きでないのか
>>386 ごめん、エロパロとしてあんまり悪くはないと思うけど
おっしゃる通りこの手のは苦手で……だから評価しにくい。
話ちょっとずれるけど、同人でもエロパロでも榊さん被陵辱率高いなぁ。
合意でも獣姦だったりするし。
男との普通の恋愛が想像しにくいからなんだろうけど……。
とはいえ過去の作品で陵辱物も少なくないんだけどね
純粋に人口減ったことで受け入れの幅が狭くなっただけだろうか
いや、俺も悪くないと思っていますが
>>386 スマソ。ここはまさにそういうSSをアプする場所とは知りながら
……駄目なんだ、榊さんが陵辱される話は。辛くて読めないの
でスルーしますた。
他のあずキャラ陵辱ものだったら普通に楽しめるのだが(w
391 :
JMA:03/09/28 21:54 ID:bWzSZq3A
>386
ごめん。私もこの手のもの自体ダメ。去年の今頃に書かれた榊の純愛ものみたいなのがいい。
ヘボいという自覚はあるが、そんなにヘボかったのか(;´Д`)
榊さんの純愛SSは多分2つくらいしかお目にかかってないなあ。
>>392 ちゃうちゃう。ちょっとテーマが受け入れられにくかっただけ。
すいませんが、俺も陵辱、不合意ものは一切受け付けられません。
でも、それ以前に自分で「ヘボSS書き」なんて名乗ってはいけないと思います。
せっかく書いたのですから、それなりに構えていかないと。
まあだけど
俺も本来陵辱好きではない人なのに
昔あった「神楽と榊が学校のトイレでDQN2人組に犯される」
ってやつで不覚にも来てしまったことがある品
いいものはいいですよ
今後の展開に期待しとります
人それぞれだし純愛物を否定する気はないけど
俺は純愛物が全く受け付けられない。
2チャンネラーは相手のネタから逃げちゃいけない
俺は逆に百合系全般受け付けられない・・・。
純愛(異性愛限定)はとても好き。
さりげなく400ゲッツ
>396
禿堂
後にも先にもあれほどドキドキハラハラしながら読ませてもらったものはないかも。
もう続きは拝めないのだろうか・・・
これからヤママヤ虐殺されたり、ひかれまくる要素満載なのでお蔵入りします
さような〜ら〜
…………
「…はっ!?」
目を覚ますと、そこはもとの生徒指導室のようだった。
ひどいことに全裸のまま放置されていたらしい。
おれは真っ暗闇のなかでひとり嘆息ついて、ヨロヨロと立ち上がろうとした。
(ズボン…トランクス、探さなきゃ)
そう思った瞬間、
…くちょッ
「……ぁ」
「!?」
おれはその色づいた声に身を強直させて、あたりを見回し声の主を探す。
…くすッ
………フフフ…
「…ほら…、○○くん目ぇ覚ましたみたいやで……?」
「それじゃ…見てもらおうか?…神楽の、恥ずかしいとこ」
「!!!?」
滝野と、大阪の声!
おれは身構えて耳を澄ます。…近い。
…くちゅ、くちゅ……ッ…
「あ・あぁぁ…」
「?」
なんだ?何をしている…?
おれはわけも分からず、困惑していた。
(…たしかおれは、黒沢先生の手にかかって気絶していたはずだ。
ど、どうしてこんなトコでふたりの声が?それに一体なにをしているんだ……?)
ハッと背後を見た。
「!」
おれは目にしたものの衝撃に、思わず立ちすくむ以外なかった。
「あっ、あっ、あぁ…○○、み、見ないでぇ……ッ」
「か、神楽さん!?」
なんと神楽さんが、この暗い生徒指導室の中…横たわるようにして大阪と滝野に挟まれ拘束されている!
…一見すると3人ともいつもの制服姿のように見えるのだが、よくよく目をこらすと、
神楽は下半身に何も纏ってはいないのだ。むろん、下着もない。
無防備にさらけ出された秘所をクシュクシュと弄びながら、大阪が言った。
「ちょっと待っててや、○○くん。…もうすぐ神楽ちゃんも10回目やからな」
「あぁあああああっ…」
神楽の嬌声でよく聞き取れなかったが、明らかに彼女らは…女同士で慰めあっている!?
「そうそう、あんたのお仕置きはそれからだから、そこで大人しく待っててよ」
「ひ…」
…いや、違う!
慰めあってるんじゃない!か、神楽が、神楽さんが一方的に襲われているんだ!
滝野と、大阪に…おれがいつもされてたように!
「お、お前ら…一体、何やってんだよっ」
狼狽しながらも必死に声をしぼりだす。
無論、滝野の「お仕置き」という台詞が恐ろしかったということもあった。
精一杯の強がりだったが、ふたりはとうに見抜いているかのように平然と、
「神楽にもお仕置きだよ」
と言った。
「もともと自分が胸触られたのが始まりだったのに、今さら『やめよう』だなんて…ね」
滝野をそう言って、背後から神楽のうなじに舌を這わせる。
「ああっ!と、とも!や…やめ……もぅ………」
快感からか恐怖からか、定かではなかったが、
神楽はカチカチと歯を小さく鳴らすように身悶えた。
「そうそう、お仕置きお仕置きー」
大阪はまた楽しそうに言ってから、仰向けに寝かしつけられた形の神楽の足を腿を腹をサワサワと愛撫しつつ、
「いい塩梅やな…」
大阪は神楽の「そこ」から何かをズルリと引きずり出した。
…ヴヴヴヴヴ………
と、聞き覚えのあるモーター音が鳴り響く。それから、大阪は唇を彼女の秘所へと近づけた。
「あぅ…や、やぁ大阪、ダメ!また…そんなとこ…あ、はぁ…」
…ぷちゅ、くちゃっ…………
大阪はたどたどしく、しかし何の遠慮もなく神楽の秘所を舌で嬲る。
まるで味わうように吸い付いたり、時おり舌の先で陰核のあたりをツンツンとつっついたりしながら…
ふいに深く彼女の奥深くに舌を突き入れると、神楽はまるで電撃でも浴びたようにビクンと全身を振るわせた。
おれも人のことは言えないけど、なんて感度がいいんだ…神楽さん…
そのあまりにもいやらしすぎる光景を目の前に、
さきほど黒沢先生に全てを絞り上げられたはずのイチモツがむくりと起き上がり始めた。
「!」
おれは慌ててその場にうずくまる。
「…ふふ、見てみろよ神楽。○○の奴…神楽のかわいい姿見て、興奮しているぞ?」
後ろから、鼻先と唇をぴったりと神楽の頬に付けながら滝野が囁いている…
「あ…あ……、え…っ?」
神楽さんが、上気したままの顔でこっちを見た(見た、
といっても拘束されているうえ暗闇でよくは見えないだろうが)。
「言ったとおりやろ?○○くん…『いやだ、いやだ』とか言いながら…本当はすっごく喜んでたんやで?」
さきほどの黒沢先生の言葉と同じだ。
まさか、先生がこいつらをここに引き入れたのか!?
…しかし、そうとでも考えなければ彼女らがここに居ることに説明がつかなかった。
大阪の言葉に反論もできずにいると、やがて神楽の言葉が途切れ途切れに聞こえた。
「…そ、……あ……そうだったの?……ぁん、…………○○…?」
そうしている間にも、ふたりの責めは容赦なく神楽の体に浴びせられていた。
「…」
「………ねぇ、そうだったの?○○……あうっ……………○○?……………ぃやん!…はぁっ……ぁ」
ビクン、びくんと痙攣する神楽の動きが、少しづつ小刻みになっていく。絶頂が近いのだ。
「○○…、○○……っ…あ ご、ごめん………ごめんな……い、いつも私…馬鹿だから、…
…○○の気持ちも ………ぅふん………わ、分からなくて………ぇ」
胸の奥から熱いものがこみ上げてきた。
…それはここに及んでなお勃起が解けない己のさもしさによるものか、
神楽のおれに対する愚かしいまでの愛情によるものか…
わからない。
…なにもかも、分からない。
その理由どころか、今感じるものが喜びなのか悲しみなのかさえおれにはもう分からなかった。
「○○…○○ぅ……っ!…うわぁあああああああっ」
ぶちゅ!…じゅばぁ!……ちゃぷっ……くぷぅ…
大阪のクンニがいよいよ激しさを帯びていく!
神楽は後ろの滝野に全体重を預けるかのように上体を思い切り反らし、歯を喰いしばっていた。
「そう、そうだよ神楽…○○だって、いつもいつもこんなに気持ち良いんだよ!?
本気で嫌がることなんてあるもんか…ッ」
滝野は神楽の体を抱きとめつつ右手を彼女のブラウスのなかに突っ込んで何事か忙しく動かしている。
…その動きから、乳首が重点的に攻められていることが(経験上)分かった。そして、その感覚までも…
おれ自身の体の内部から鮮明に思い出されてくるのだ。
そして思い出すうちに、いよいよ股間のたぎりはさらに熱を帯びていく…
「そうだ、神楽……これが終わったら……また………○○を思いっきりイジメて…可愛がって…
喜ばせてあげような……ッ!」
そう教え諭すように言って滝野がチュッと神楽の耳にキスを終えた途端、
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」
神楽は悲鳴を上げながら、ついには果てた。
それまで大阪に責めに責められ続けた女性器からはぴゅく、ぴゅっと少量の液が漏れているようだった。
男のように明らかな白濁液(それも4、5回だせば出なくなるが)ではないのだが、
それでも神楽は明らかにイッている…。決して演技とか、芝居ではない。
それはなによりも強く確信の持てる事実だった。
…10秒ちかく体を痙直させた後、神楽の体は急に脱力してグッタリとなった。
おれはその場にペタリと力なく座り込む。
まるで腰が抜けたかのようだった。
目の前の、あまりにも壮絶な光景に…
「どやった?」
神楽の蜜液を拭いながら、大阪が無邪気な声で尋ねてくる。
「興奮したやろ?」
そう言って、ふたりはスックと立ち上がった。
窓から漏れ差す月光に照らされて、その顔はこの上なく恐ろしいものに見えた。
「ひ…」
おれは反射的に起き上がって後ろに逃れようとする。
(―――鍵は?)
扉の鍵は開いているのか閉まっているのか…
今なら校舎に残っている人間はそう居ないはずだ!
だが、そう思った瞬間、滝野と大阪は後ろから一度に飛びかかってきた。
「うわっ!…ぷ」
またしてもアッサリ捕まってしまうおれ…
大阪が背後からおれの胴に腕をまわして逃すまいとする。
滝野は、おれの首をそっと抱き寄せるかの如く腕を絡めてきた。
「逃げないで」
そっ…と、囁くような甘い声。それは、いつもの襲われる感覚とはどこか違う。
おれは戸惑いを覚えて「えっ!?」と声を漏らした。
「お仕置きは冗談。優しくしてあげるから」
先ほど神楽を昇天させた勢いのままなのか、その声はどこか熱を帯び、艶っぽさすら漂わせている。
おれはゴクンと喉を鳴らしてから、しかし「だまされるものか」とばかり、必死にイヤイヤと首を振った。
…実際、今まで幾度と無く欺かれてばかりいたのだから。
「暴れないで!○○…今までのことは謝るよっ」
「!?」
滝野の意外な台詞に、おれは再びいぶしげな顔を彼女のいる背中の方に向けた。
(…微笑っている?)
「だ、だって…」
おれはドキマギ震える声で、搾り出すように言った。
「だって、神楽さんに…おれを犯してやる、って……さっき…」
「―――可愛がる、とも言ったじゃん」
キュッ、と彼女の腕に力が入る。
「私らもな、反省したねん」
大阪が下から言った。
「○○くんだって…いま神楽ちゃんのカワイイとこ見て、こうなっとるやろ?」
不意に、彼女の指がサワサワとおれの膨れ上がったシンボルを撫でた。
「ひゃっ!?」
思わず声を上げて内股になるが、大阪の指はなおもおれのペニスから離れようとしない。
やわやわと握ったり、しごいたりされている…あぁ……
「私らもな、○○くんが気持ち良かったりイッたりするのを見るのが本当に―――大好きなんやで?」
「あぅ…あぅ」
それは知っている。なにせいつもこれだけ犯されているんだから…
そう言いたかったが、既に与えられ始めた快感に、おれは声を出すことさえ忘れていた。
「けどさ」
滝野が言った。
「○○の気持ちも体力も考えないでメチャメチャにして、すまなかったとは思ってるんだ。
あれじゃいつか死んじゃうし、さすがに○○だって逃げ出すよな」
(あ、当たり前だよ…ッ)
死、という直接的な表現に身震いを起こしながら、おれは心の中で呟く。
「だから、これからは…」
嫌な予感がした。
「これからは、○○の体力と気持ちを考慮して…
逃げなくてもいいくらいのギリギリの線まで犯してあげよう、って事にしたんだ」
「そや。思い切り気持ち良くしてあげて、優しくしてあげて、イかせてあげて、時々休ませてあげて…
そうすれば、いくら犯されても○○くんも平気やろ?」
聞きながら、どんどん顔が青ざめていくのが自分でも分かる。
「このやり方なら一生あんたを可愛がってやれる、って…にゃもちゃんが教えてくれたんだ」
…つまりそれは、
「これから一生涯この『快楽』という名の牢獄でがんじがらめにしてやる」という宣告ではないか!
「あ、あ、あ……」
おれは無理矢理ふたりの手を引き剥がそうと身をよじった。
このままでは、ぬるま湯の水牢で溺れてしまう…
「あは、承知してくれた?」
「そやな。それじゃゲーム再開や。
○○くん、せいぜい無駄な抵抗しとってや」
必死に逃れようとするおれの体を、彼女らは笑ったりふざけたりしながら…しかし絶対に逃してはくれなかった。
「こ、これじゃ…」
おれは涙声になって叫んだ。
「これじゃ、今までと全然変わらないじゃんか!た、助けてぇッ…んむぅ!」
滝野に強引に唇を奪われる!
ああ、下半身では―――大阪が何か悪いことしているよぅ…
くちゃ、ぴちゅ…
味わうようにキスを続ける滝野。
それからちょっと唇を離すと、透明の細糸が小さく光りつつ落ちて切れた。
「大丈夫大丈夫。今までとは全然違うよ。疲れたら、ちゃんと休ませてあげるから」
クシュクシュとだんだんしごく手のペースを上げながら絶え間ない刺激をペニス与えつつ、大阪も、
「一度イッちゃったら、○○くん自分で勃たせられるまで私ら手ぇ出さへんで?
その間、逃げたら本当にお仕置きやけど」
と、優しいのか残酷なのか分からないことを言う。
うう…もう、本当にもう……
「それに、これならそのうち逃げる気なんか起きなくなるって…」
ちゅっ、ちゅ、と頬っぺたに滝野のキスの雨あられが降り注ぐ。
(もう、本当に…おれは…)
「時々逃げるふりしてお仕置きされるのも、刺激があってエエかもしれんけどな」
………びくっ!…ビクン、ビクン…ぴゅく……………ッ
「あふぅっ!」
自分でも予想外の早さでおれは絶頂を迎え、薄い液体が2、3滴こぼれ落ちた。
続く
援護
やっぱテディはええな〜脳にクル! 文章も読みやすいし。
それにしても、主人公、女たちに翻弄されたままで終わるのかー?
一矢報いることも無く……(T_T)
うわあ……こんな展開になるとは……。
続きを待ち焦がれます。
口から吐いた煙が連なるよう昇っていく。
俺は道ばたにウンコ座りしながら、ボーッそれを眺めていた。
不良、DQN、ヤン造、色々呼び名はあるが、共通するのは半端ものだということ。
俺はそんな中でもさらにしょうもない、中途半端な小僧だった。
下らない親、下らない先公、下らないダチ、そして下らない俺自身。
そんな全てに嫌気がさすとき、俺はよくここへきた。
住宅街の一角、普段あまり人も通らない妙に寂れたあたり。
ひっそりしたその隅で一人ヤニをふかすのが唯一の楽しみだった。
ところがある日、そんな俺の静かな楽しみをかき乱すやつがあらわれた。
(――あいつは確か…)
バカでかい女。同じクラスの榊とかいうやつだった。
無口で何考えているか解らない。むしろスケバンのような風格まである。
顔も悪くないしけっこうすげえ体してるんだが、そのどことなく近寄りがたい雰囲気のため、
敢えて声をかけたり、手え出そうとする野郎は皆無だった。
(何やッてんだ、あいつ?)
立ち止まって何かじっと見ている。何かと思ったら、なんのことはない、ただのネコだった。
道の反対側のはじっこの、コンクリート塀の上。
榊は丸くなってねているネコを、榊はまるで睨み付けるかのようにじっと見据えている。
おかしな事に緊張しまくって、あれじゃ本当にガン飛ばしているみたいだ。
そうして、おそるおそる手を伸ばしたが…
カプッ。
なんと、急に起きたネコに手をくいつかれてやがる。
俺は思わず吹き出してしまった。
「――つうッ!」
「――よぉ、災難だったな。」
「!?」
物陰から出て、笑いをかみ殺しながら近づくと、指をおさえて身をかがめていた榊は
跳ね起きるように首をもたげて、俺に警戒の視線を送ってくる。
「お前ネコ好きなんか。なんか意外だよな」
俺は警戒心を解こうと極力フレンドリーに語りかける。
「だけどそんなんじゃ、ネコがおびえちまうだろ。こうするんだよ。」
チッチッと舌を鳴らした。
数メートル先まで逃げていたネコが、ミャ?と反応する。
おいでおいでするとすぐに近づいてきたネコを、ひょいとつまみあげる。
俺はどういうわけか、ガキのころからネコに好かれるたちだった。
マタタビ臭いんじゃねえかとよくからかわれてむかついたもんだが。
榊は、何かとてつもなく不思議なものでもみたかのように、ポカンとしてこっちを見ている。
「ほら?」
「えっ?」
「なでて見ろよ。」
榊はびっくりして、俺とネコの顔を見比べて逡巡するようだったが、やがておずおずと手を差し出した。
ゆっくりとネコの頭をなでる。
「あっ」
榊はびっくりしたように自分の掌をみつめた。
その間に、ネコがぴょんと俺の腕から飛び降りてどこかへいく。
「なんだよ。お前もしかして、ネコ触ったの初めてなのか?」
榊は黙ってこくん、とうなづいた。
「よかったじゃねえか。」
「…うん。」
それから俺達はよく会うようになった。例の静かな道ばたで。
榊は散歩がてらネコをさわりによく出歩くのだそうだ。最も、なぜかネコに嫌われるそうだが。
榊は本当に無口な女だった。だが、思っていたのとは全然違う、静かで、だけどやさしい女だった。
「大分慣れてきたな。」
「――うん。」
はじめは榊の手にめざしのように噛みついていたネコたちも、
俺があやしながらだっこさせると、次第次第、榊の愛撫に身を任せるようになった。
「あの、」
「ん、なんだ?」
はにかむようにうつむきながら、ぽつりという。
「その…ありがとう」
俺はがらにもなく照れてしまい、大げさな声を出した。
「止せよ。こっぱずかしいだろが」
榊はクスクスと笑う。
ネコとじゃれあう彼女は本当に幸せそうで、それを見ている俺も、なぜだか体の芯がぬくもっていくように感じた。
いつしか、俺は榊と会う放課後のしばしの時間を惜しむほど、二人で過ごすときを愛おしむようになっていた。
そんなある日。
「――島崎くん、ちょっと。」
放課後、鞄を掴み揚げて帰ろうとすると、女子に止められた。
こいつは同じクラスの女子で、「かおりん」とかいうくだらねえあだ名で通っている女だった。
妙に榊にくっつきたがるので、レズではないかともっぱらの噂だった。
「何だよ。こんなとこに呼び出して。タリい話だったら勘弁しねえぞ、オイ」
俺にいかにもめんどくさそうな態度に「かおりん」は一瞬怯んだようだったが、
すぐに意を決したように口を開いた。
「あなた、榊さんとはどういう関係なの。」
「……別に。ただの顔見知りだよ。」
「ウソ!あなた榊さんのことが好きなんでしょ?」
「うっせえな。何だッてんだよ。てめえには関係ねえだろ!」
「あるわよ。あなたなんかにつきまとわれて榊さん迷惑して
るのよ!」
「何だと…?」
俺は咄嗟に彼女の襟首を荒々しく掴んでいた。
「オイ!どういうことだ、コラ!」
「あ、あなたみたいな不良と一緒にいるから、榊さん大学の推薦もらえないかもしれないのよっ!
あなた、一年生のとき散々暴れ回っていたでしょ!職員会議で、榊さんもあなたみたいな素行不良の生徒なんじゃないかっていう先生がいて…。
ゆかり先生がそういってたんだから!」
「……」
ストンと腕の力が抜けた。何だって?ゆかりのやつ、そんな話生徒にしゃべるんじゃねえよ。
いや、そんなことより、榊が俺のせいで―――?
「かおりん」は目にうっすらと涙を浮かべている。
「榊さん、獣医さんになるのが夢なのよ。あんたみたいな不良のせいで、台無しになったらどうするの!」
まだ何か喚いていたが、耳には入らない。俺はふらふらと部屋を出た。
ドガッ!ドガッ!ドガァ!
壁に蹴りをぶち込む。やかましく割れる音がして、ベニヤ板の掲示板にひびが入った。
「――くそったれ」
「――ねえ。」
「……」
訥々と、榊は珍しく自分から口を開いた。
「友達のみんなは島崎君のこと、怖い人だっていうんだ。」
夕日を浴びて。俺達は例の場所に二人並んで座っていた。
「だけど、私はそう思わない。そうは思わないよ。だって…島崎君はネコに好かれてるから…」
すこしためらって、榊は言葉を続けた。
「だから、だからきっと、島崎君は本当は優しい人なんだって…」
――――榊。
――――俺は、
俺はいきなり榊の肩を掴むと、無理矢理に押し倒した。
「きゃっ!?」
俺は榊のしなやかな身体を押さえつけると、力いっぱい豊満な胸をつかむ。
「いやっ!やめろ!…突然何を!?」
「ヤラせろよ。」
荒々しい息を榊の顔に浴びせながら、荒々しく乳を揉み上げ続ける。
「いいだろ一発くらい。俺のこと好きなんだろ?」
「やっ…はなせ…!」
首を激しく振り、いやいやする榊を無視して、弾力のある胸の感触を思う存分に楽しむ。
そうしておいて、俺は力任せに榊の制服の胸元を引き裂く。
「いやぁぁぁッ!」
榊は普段のハスキーな口調からは想像できないほど、甲高い声で泣き叫んだ。
俺はかまわずに、純白のブラをむしり取ると、こぼれ出た乳房に舌を這わせた。
「いやぁ…はあっ…!」
身をよじる榊を全力で押さえつけ、大きめの乳輪に舌先をすべらし、音を立てて乳首を啄む。
「ああっ…ふわぁ…っ!」
右の乳首を這わせながら、左手でもう片方の乳首をつまみこねくりつぶした。
意志に反して、身をよじる榊の泣き声に甘い響きが混じってくる。
頃合いを見計らって、俺はスカートの中から下着に覆われた秘所にに手を伸ばす。
「くうぅ…っ、ぁ…あっ、あっ!」
「何だよ。だいぶ濡れてるじゃないか。お前もヤリたかったんだろ?」
俺は汚れを知らない花弁を指で上下になぞりながら、花心を見つけだすと、
指先でかるく刺激してやる。
「あっ、あっ、あっ、ああっ!」
ピクンピクン、と榊は軽く痙攣した。
息をきらしながら痺れた様になる榊の上に俺は覆い被さり。唇をむさぼる
「う…っ、ん」
下着を脱がせようと手をひっかけた刹那――
「いやっ!」
「ぐっ!」
榊の強烈な蹴りが不意に鳩尾に入って、俺は堪らず転倒した。
胸をかきあわせ後ずさりしながら、榊は怒りと悲しみのこもっためで俺を睨み付ける。
「どうして…どうして!?」
「バカな女だな。まだ解んねえのか。俺はハナっからお前の身体だけが目当てだったんだよ。」
俺はぺっ、と痰唾を吐き捨てた。
「ちょっとやさしくしてやりゃすぐヤラせてくれるだろう思ってたんだがよ…。」
榊はまるで瘧にでも掛かったかのようにがたがたと震えている。大きく見開かれた瞳に浮かぶのは驚愕と悲しみと…。
「とっとと失せろ!お前みたいなつまんね根暗女はうんざりなんだよ!」
「……っ!」
弾かれたように、榊は駆けていった。大粒の涙をこぼしながら…。
(――これでいいんだ。)
俺は思い出の場所に別れを告げた。
切なく悲しい
島崎タン(;´Д`)ハァハァ
でも島崎、榊のオッパイ吸えてウマー♪
もう悟るほかはなかった。
彼女らのいう新戦略にハマるまでもなく、おれは既に彼女らの虜になってしまっているのだ、と。
…時折り理性を取り戻して「逃げなくちゃ」という気にはなるけれど、
もしかするとそれは先生の言うとおり本気ではないのかもしれない。
ただ逃げようとして捕まってしまう時のあのどうしようもない絶望感が…
恐怖に震え、どんな恐ろしい責め苦が待ち受けているのか想像して身震いするあの瞬間が…
はたして本当に全て苦痛だっただろうか?
心の中のどこかで、どうすることも出来ず彼女らのなかに沈められてしまうのを望んでいないと断言できるか?
「現金やなぁ。いつもはあんなに我慢するくせに、『休ませてあげる』て言った途端、
いきなりイッちゃうなんて…」
自分の指についたおれのエキスを舐めとりながら、大阪は笑った。
「それじゃ休もうか、○○。横になって」
滝野がおれを冷たい床の上に横たわらせると、
「抱っこしててあげる」
と言って、抱きついてきた。
ふわりと暖かい彼女のからだに包まれて、おれはそのひとときに安らぎさえ覚えていた。
大阪も今日は大人しい。
やみくもに刺激を加えてくるようなことはなく、滝野と一緒になって優しくおれの体を愛撫してくれる。
…むく………ッ
「あ…」
何としたことだろう?
そんなふうに抱かれていると、射精してから2分と経たずにおれの性器は徐々に硬度を取り戻していくのだ。
「ひぃ…」
た、勃ってしまったら、また喰われちゃう…
(や、やばい!鎮めなきゃ…おさめなきゃぁ…)
おれは必死に何か別のことを思い浮かべるようにして、なんとかペニスを萎えさせようと試みた。
しかしどうしたものか、その興奮は一向に冷めやらない。
やがて滝野がそれに気づいて、クスッと笑みを漏らした。
「ほんとだ…」
「そやね…」
朦朧とする意識のなか、かろうじて二人の囁きあう声におびえつつ「な…なんなの?」と、恐る恐る尋ねてみる。
「ん…。これなら絶対○○は逃げられないね、ってハナシ」
「…」
異論を挟む余地はない。
おれは…もうすっかりやられてしまっている。
「そんなに怖がらなくてもいいよ。『ギリギリまで犯す』って言ったって、無理矢理ヤッたりしないから」
(ほ…本当なのか!?)
おれは安堵にホッと胸を撫で下ろす思いだった。
だが、そんな彼女らの優しい言葉を耳にするほど、おれのシンボルはかえって元気を取り戻していく!
な、なんで…ッ!?
「おやぁ…?」
滝野はわざとらしく声をあげて、完全に起立したマイ・サンに指を添えて硬さを確認しつつ、
「お元気ですなぁ」
と、意地悪っぽく微笑んだ。…本当に、嬉しそうだ。
あくまでやさしく、2度3度しごいてやりながら、
「どうする?」
と滝野が尋ねてくる。
「だんだんツラくなって来ただろ?そろそろ…えっちする?」
「…」
「まさか、こんなになったままじゃ帰れないよな」
おれは顔を真っ赤にして目を逸らした。…逸らした先に、大阪の顔があった。
「それとも、してあげよか?」
大阪も尋ねてくる。その言葉に、おれのその部分だけがグン!と反応した。
どんな言葉よりも説得力のある返答にほかならない。
「うぅ…」
これまで以上に惨めな気持ちになって、おれは呻いた。
(そうか…)
おれはひとり納得しようと思った。
(おれの体は…もうおれのものじゃないんだ)
…おれがどんなに嫌がっても逃げようとしても、この体が既に支配されてしまっているのでは、
それがままならないのも仕方ない。おれが悪いわけじゃない。
―――そう思うことにしよう。
ゆっくりと制服を脱ぐふたりの姿を目にしながら、おれはそう結論づけることにした。
諦観を決め込んでしまうと、意外にも気分は楽だった。
罪悪感を感じることがなくなったからだろうか?なにせ、悪いのはおれじゃないんだから…
「じゃ、最初は私からいくでー?」
大阪が、仰向けになったおれの体に跨ってきた。
…ひたり、と彼女の一番複雑な箇所がおれのモノに触れる。
「…」
おれは完全に抵抗するのを放棄して、されるがままになっていた。
…にゅぶる、…ぢゅぼぉ…っ
「ぅ…あ………ぁっ、あっ!」
たっぷりと蜜に濡れた大阪の膣内に迎え入れられ、おれは歓喜の声を上げた。
「動くで?」
「…」
彼女はおれの返事を待たず、男のからだに跨ったままゆっくりと前後運動を開始する。
にゃぶ、…ちゅぶ、……ぐぶ…きちゅ……
粘膜と粘液の淫靡な音だけが、暗い生徒指導室の静寂を拒んでいる。
「い…ひ………」
もうあらがうのは止めようと思った。それは苦しいだけだからだ。
どうせ逃げることなどかなわないのだ。
なにもかも忘れて、この快楽の中に埋もれてしまおう…
「はぁ…、あ…ど、どうや?○○…くん」
可憐な顔を快楽に少しゆがませながら、切なく甘い声で大阪が尋ねてくる。
「う…うぅ」
おれは目をつむって首を振った。
「ふ…フフ、あかん…なぁ……ハァ、…こ、こんなになっても…………ャン!
…まだ…心は体ほど素直になってへん…ッ」
そう言いつつ…しかし徐々に自分の与える快楽に屈服していくおれの姿は、
彼女にとって愉悦を覚えるのに充分なものらしく、その満足げな表情からはいささかのかげりもうかがえない。
おれは滝野の素肌に膝枕をされた格好で、身も心も大阪にむさぼられている。
…ぐぢゅ、じしゅ…、にちゅ…ぱんッ……ぐちぃゃっ……ちゅくっ!…
「あっ、……あっ…あっ!」
おれは2度3度ビクンと痙攣して、「その時」の到来を予感した。
「い、いいで…○○くん。…私も、私ももうすぐイきそうやから……○○くんも…感じてや…ァン!」
徐々に大阪のピストン運動が加速していく。打ち付けるように強く…肉壷の中はいよいよ蠢いて……
ああ、快楽が、快感が際限なくどんどん膨れ上がっていく……
滝野も膝枕をしながらやさしくおれの頬を撫でてくれる。
「あ…あーっ!」
ズビュルゥウウウウウーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!
あらゆるものに満たされながら、おれはついにほとばしる絶頂を大阪のなかにブチ撒けた!
射精が始まるその瞬間、それまであれほど強く腰を打ち付けていた大阪は、
不意にその動きを止め、ギュッと上からおれを抱きしめてくる!
目をとじ、頬擦りしながら耳を噛んでくる!あ、熱い吐息がぁ…
大阪はまるでおれの射精の感覚さえ味わっているかの如く…じっくり、じっくりと………ッ
おれを包み込んでいる器官の肉壁までもが、大阪の気持ちに呼応してキュッと締め付けてくるようだ!
…どくん!…ビクン…ビクッ……びゅくっ……………
「あ…ひぁ……ふ」
脳髄まで真っ白になって、おれはその絶頂にひたっていた。
…もうどうなってもイイ………ひぃ……………
…
………
しばしの静寂がおとずれた。
おれの硬直はまだ大阪の肉のなかで時々ピクンピクンと脈打っている…
大阪はギュッとおれを抱きしめたまま、滝野は膝枕をしてくれたまま…
3人とも動くことも喋ることもしなかった。
ただ、滝野も大阪もどこか満たされた表情をしている。
…おれの顔もそうだったかもしれない。言葉など必要としない雰囲気が、そのときその場にはあったのだ。
やがてカラカラ…と、生徒指導室の扉が開いた。
「どう?」
入るなりそう尋ねてきたのは、おれたちをこの底なしの螺旋の中に引きずり込んだ張本人…黒沢みなも先生だった。
続く
ぐわっ!またここで「続く」か!
マイ・サンにちょっと笑った。
431 :
作者:03/10/01 01:19 ID:FlCmtSwR
そういうのはだいたい狙っとります。パロは笑ってナンボのところもありますしw
むろん素でやってる部分もアリ
毎回なるべくそれまでに無い要素を入れるようにはしてるんですが、
試行錯誤の割りにウケないことの方がおおいですね
432 :
作者:03/10/01 01:21 ID:FlCmtSwR
だからそこで笑ってくれるのが実は嬉しかったり…
テディで気になったんだが、大阪もともも○○君が初めてなのかな?
たぶんそれまで無かったと思うのだが。
59 :ボンクラーズの恐るべき挑戦(5) :02/09/30 04:07 ID:+7SK+qDS
わぁっ…
3人の視線が、おれの象徴するところの一点に集められる。
「なんやすごいグロテスクやなぁ」
「すごい…また硬くなってる」
「お父さんのみたい…」
「!…ともちゃん、お父さんの見てるん?」
「へっ?一緒にお風呂に入る時とか見ない?」
「お前いくつだよ…」
……というような台詞からすると
見たこと自体初めてだと思われ
私は、不覚にも風邪を引いてしまい、自宅のベッドに横になっていた。
幸いと言うか不幸と言うか、土日と祝日のつながった連休の初日だったため、
学校は休まずに済んだのだ。けれど、ベッドにこもったままの休日というのも
退屈だ。
部屋の外から、母が私を呼ぶ声が聞こえ、来客を告げた。足音が聞こえ、
神楽が部屋に入ってきた。
「見舞いにきたぞ」
「ありがとう……」
神楽は私の勉強机から椅子を引っぱり出し、どかっと腰を下ろした。
「榊も災難だな、こんなときに風邪引いちゃうなんてさ」
「でも、休みの日でよかった。学校を休まずに済んだ」
はあっ、と神楽がため息をついた。
「さすがだなぁ。私なんか、授業休めてラッキーって思っちゃうぜ」
「君の場合、ん、ごほんっ、クラブも休みになるだろう」
「……ん、それは確かに困るなぁ。あ、そういや手ぶらで来ちゃったな。
何か買ってくれば良かった」
「いいよ。来てくれただけで嬉しい。でも、うつさないか心配だ……」
神楽が、ベッドの脇に近寄ってきた。
「私は、そう簡単にうつされるほどやわじゃないよ。ただの風邪なんだろ?
……熱まだあんのか?」
「ある」
額に手を置かれた。目的はどうあれ、触れられるということがこんなに嬉しく
感じられるとは思わなかった。
「……済まない」
「何を謝ってる?」
「私がうかつだったばかりに」
神楽が首を傾げた。
「私が風邪をひかなければ、一緒に出歩いたり、できた」
「気にすんな。そんなこと考えるよりも、さっさと治せよ」
「きみは、私に逢いたがってたし」
額の手が、離れた。ちょっとさみしくなった。
「……ん、まあ、な。ひさびさに……」
神楽が、こつん、と私の額に彼女の額をぶつけた。熱はさっきみたというのに。
間近で感じられる彼女の吐息に、普段なら気持ちが高鳴るのだけど、今日は
だるさの方が勝っていた。
「ごめん……」
「謝らなくていい。熱だけ? ……い、今のは熱あるのか確かめたんだぞ」
神楽が、自分のしていたことにはっとなるように額を離した。またさみしく
なった。
「熱と、鼻とのどが。胃腸は大丈夫」
「そ、そうか……なるべくメシは食えよ」
母が、買い物に出てくると私に告げる声が玄関の方から聞こえた。
二人っきりになり、なんとなく詰まったような、気まずいような雰囲気が流れた。
「……一時間」
「ん?」
「ごほっ、一時間は、帰ってこないと思う」
私の言葉の意味するところを神楽も分かったみたいで、わたわたと両手を振った。
「バ、バカ! なに考えてる! 風邪ひいてるんだろうが! よ、余計なことは
考えなくていい!」
「目を見たら考えてることは分かった。いいよ……」
布団をかけ直された。
「だから余計なことは考えるな! そ、そんな、病人にだな……」
「でも、明日あさっては練習だろう? 今日じゃなきゃ……あ」
「だからって……どうした?」
「そんなことしたらうつすな。悪かった」
「それは、き、気にしなくていいけど! け、けどなぁ……」
いつものようにほほの色を変えながら焦る神楽の目に、ベッドの脇の
チューブが映ったようだ。
「これ、塗る風邪薬だっけ?」
「うん。病院の薬はある。でも、のどが辛いから、んっ、えふん、出してきた」
「マジでのど辛そうだな? しかし、なつかしいな。小さい頃、よく……
今は、塗ってないよな」
「ああ」
あの薬は塗れば独特の臭いがするからよく分かる。今の私からは、寝汗の臭いしか
しない。
「……榊、狙ってないか?」
「……何を?」
「いや、何でも……」
しばらく視線を絡み合わせた。もし神楽が来たら、もしかしたらという
思いがなかったといえば嘘だった。でも、見舞いに来ること自体予想しづらかった。
今回ばかりは、偶然8割というぐらいだ。
「……実際、辛い。のども、胸も痛い」
神楽が、ごくりとつばを飲み込むのが分かった。
「その……あ、あれだ。か、看病だからな。看病……」
チューブのふたが開けられる。いやらしく潤んだ瞳が私を見つめる。
「ごめん……わざわざ」
「謝ることはないとさっきから……看病なんだから……」
パジャマに手がかけられ、ブラをつけていない、無防備な胸がさらされた。
触れる指先は冷たく感じられて、それだけで普段なら背筋が跳ねたはずだ。
だが、今は全身がだるくて、わずかに体をこわばらせることしかできない。
独特の臭いが広がり、私の汗の臭いを打ち消していく。
「はぁ……」
私にまたがった形の神楽の、指はゆっくりと弱くなで回している。
やがて、右手が寝ている私の胸のいちばん高いところにゆっくりと近付いてくる。
「うぁ……」
触れられた瞬間、たまらず声が上がった。しびれるような感覚と、本物の熱に
浮かされた感覚が入り交じり、妙な脱力感が広がる。
「な、なにいやらしい声出してるんだよ。病人は、黙って、か、看護を受けてろ」
そう言いながらも、こんどは左手で右胸を下からこね始めた。先端の鋭い感覚も
好きだが、こちらのやや鈍い感覚も好きだった。体が動けば、我慢できずに神楽を
押し倒していたに違いない。
「そんな塗り方……」
「よ、よく染み込むようにしてやってるんじゃねえか。胸、大きいからさ……」
「んんっ……」
「だ、だからなんでそんな声……これのどこがいやらしい?! え?!
い、言ってみろよ! ったく……首にも塗るといいんだっけな」
神楽の指が、首筋に移動した。そういう風にできている薬だけあって、
外からでものどをケアされるのはいやらしい意味でなく心地よかった。まして、
神楽の指ならば。そして、神楽の指は再び胸にもどる。ぬるぬると、両方の
頂点が嬲られる。
「んあっ。ん……あ……」
力なく喘ぐ私を、ちょっと勝ち誇ったような顔で眺めながら、こんどは
親指だけを頂点に当て、下から包み込むように両手で刺激を始めた。
「〜っ! うっ、んぅ、あっあっ……!」
快楽を受け止めることと、かすれた声をあげることしかできない私。それを
見下ろす神楽の顔も、上気していくのが分かる。
「ま、まったくよ、風邪薬でこんな、お、おかしいじゃねえか」
「くぅ、あうっ、か、かぐらぁ……ご、ごほっ」
「さ、榊……は、早く治せよ。こ、声が、かっこいい声が台なしじゃ
ねえかよ……」
もう一度風邪薬を手に取り、期待する私の胸にぺとっと塗り付ける。そして、
こんどは左右微妙に違う動きで私を翻弄してくれる。本気の神楽が、こんなに
すごいとは思わなかった。
「はぁ、げほっ、か、かぐらぁ……」
また両方の乳首がぐりぐりといじられる。ぬめりが、私の意識を食っていく。
「す、すごい……かぐ、ら、んんっ!」
「か、看護にすごいも何もあるかっ! そ、それと、そんな風に呼ぶなぁ!
こっちまで、切なくなるじゃねえか……」
神楽が私の胸に顔を近付けた。が、すぐに気付いた。
「あ、舐めれねー……」
すでに私の胸は両方とも薬でべとべとだった。
「榊……」
胸が舐められなかった神楽は私にキスをしようとしてきた。
「そ、それはダメ……」
「なんで?」
「うつすから。ダメ」
が、神楽は渾身の力を込めて、完全にベッドの上に上がり私にのしかかって、
そしてキス。
「んん……」
「は……んふ……」
逃げる私の舌を、神楽の舌は追い回し、キスの熱と風邪の熱で私はパニックに
陥っていた。神楽を突き放すこともできない。
「ん、ぷはっ」
「う……はぁ、う、うつすってば」
神楽が私の耳元で得意げにささやく。
「悪いウイルスを、全部吸い取ってやったんじゃねえか」
不覚にもその台詞にくらっときてしまった。ただでさえふらふらの頭が、意識を
失いそうになる。やっとのことで持ち直す。
「神楽……」
「ごめんな、襲っちゃってるよな、これ」
「私から誘ったんだから」
「いや、榊が誘わなくてもさ、私、襲ってたと思う」
「私も……襲われなくても、誘ってた」
私の言葉を引き金に、再び神楽の舌が口を犯した。今度は、舌だけでなく歯まで
撫でまわす。いつもなら昂揚するこの行為も、今日の私には脱力する以外になかった。
「あふぅ……う、うがい、してき……ごほっ」
「構やしねえよ。そう簡単にうつるか」
「お願いだから……」
「しょうがねえな。じゃ、うがいする前にさ」
三たび、神楽が私の口を犯すと同時に、両手が私の胸を優しく包み込む。
口は最初から激しく、胸ははじめは優しく、そしてじょじょに緩急を
つけはじめる。ぬるぬるが、私を犯す。蓄積されていた快感に、火がともる。
「んぶっ……んっんっ、んんんっ!!」
さらに、胸の先端を優しくひねられて、とうとう私は耐えられなくなった。
「んんん〜! く、んっ!! !!…… ……っ、んあ……は、はぁっ、
はあっ……」
平常時なら、体は激しく撃ち震えていただろう感覚だった。私も、胸だけで
絶頂に達せられることができたのかと、妙なことに感心してしまった。
「ご、ごめん、榊。無理、させちゃったよな……」
「いい……すごく、よかった。神楽、ごほっ、いつのまに、うまく……」
「だ、だいじょうぶか? ……榊にさ、鍛えられたっていうか、普段榊が
やるようにさ。それと、榊、あんたが動けなかったってのもある」
「ああ……」
神楽がぺこりと頭を下げた。
「ほんと、ごめんな。見舞いにきたんだか、邪魔しにきたんだか、
わかんねえよな……」
「いい。寂しかったし、よかった。い、一方的にされて、こんなに、
気持ちいいだなんて……」
「……う、うがい、してくるよ。ついでに、氷枕も」
「ん……」
神楽はぬるくなった氷枕を手に、部屋を出ていった。
神楽が中身を新たにした氷枕を私の頭の下に差し入れてくれた。心地よい。
「榊、私、そのぉ……」
はにかみながら神楽が言う。
「かまわないよ。好きにして」
「で、でもさぁ」
神楽の手を握った。
「チャンスだよ。獲物は弱って、目の前にいる」
神楽が、覆いかぶさってきた。鼻の調子が悪く、匂いを堪能できないのが
本当に残念だ。
「風邪で辛いってのに、本当に、本当にごめんな。榊がくたびれないように
するから……」
「気にするな、ご、ごほっ」
「あ……。だいじょうぶか?」
私は黙ってうなずいた。
「榊……。あの、変に思うかもしれないけど、ここ、舐めてくれねーかな……」
神楽は、私に右手の人指し指を突き出した。そういえば、以前、神楽の
指を陵辱したことがある。あれ以来やってなかったが。
「癖になったんだ?」
「いや、その……これ、た、体温計だぞ、体温……。嫌ならいいよ。
こ、こんなことして、私はいやらしくてその……」
「それを言うなら私も同じだ」
私は神楽の指をくわえた。神楽の顔に歓喜が浮かび、うっとりとした
表情になる。
「ああ……榊ぃ、悪い……ああっ……」
今の私に、うまく動かせるのは舌ぐらいだ。精いっぱい、陵辱してあげたかった。
静脈をこすり、関節をしごき、筋を歯で触れる。神楽が、私を犯すという
状況で、男性の性器に見立てた指を私に舐めさせたいという気持ちは
十分に分かった。なにせ、最初に見立てたのは私だ。私が寝込んでいるこの
状況なら、それが実現しやすかっただけのこと。それに私は、神楽を犯し、
喘がせる快感の中に、神楽に尽くしたいと言う気持ちも抱えていたのだ。
だから、私はこれで幸せだった。
「ふうん……ああ……いいよぉ、いいよぉ、さかきっ。やっぱ、熱い……
熱あるなぁ榊」
神楽の恍惚とした表情を見て、私はとても嬉しくなった。風邪の熱とその
感情が混ざりあい、まさに病的な満足感を私に与えた。それをもっと
味わいたいのに、無情にも指は引き抜かれた。
「ああ……」
神楽が、濡れた指を自分の口に差し込んだ。
「あ、い、いけない! うつるよ……」
「かまうもんか……かまうもんかよ。すげーうまいよ、最高だよ」
神楽が取り憑かれたように指をしゃぶっている。正確には、私の唾液を
しゃぶっている。それを見ると、いまさらながらちょっと恥ずかしくなった。
「こんどは、こんどはさぁ、榊に。寒くないようにするから。上着て」
言われた通りにパジャマのボタンを閉めると、神楽が布団を持ち上げ、
私と神楽にかぶせた。神楽は私の横に寝て、足を持ち上げながら、私の
パジャマのズボンと、パンツを脱がせてしまった。
「ふとん、ちゃんとかぶってれば寒くないよな」
いつもは、動きにくいから掛け布団は被らず暖房に頼ったり、毛布だけにしたり
することもあるが、逆にこうすると、布団の重みをも快楽のように感じられる。
「じっとしてろ」
そう言うと、神楽は掛け布団の中に潜り込み、見えなくなった。そして、
布団の中で、私の足を広げ、その間に入ったようだ。
「んっ……か、神楽ぁっ!」
不意に布団が私を犯した。いや、潜り込んだ神楽が、私を舐め始めたのだ。
直接は見えない布団の中で、神楽はもぞもぞと動く。見えないのが、かえって
想像力をかき立て、私を燃やす。やや荒めに舌になで上げられ、快感と発熱と
だるさと酸欠で、頭をぶつけたかのようにくらくらして、力が全く入らない。
「や……く、うんっ! く、んんんっ!」
逃れようとしても、叫ぼうとしても、全然体がいうことを聞かない。
止めて欲しくても、伝える方法がない。もぞもぞと動く布団に、ただ犯される。
神楽が次にどう動くのか全く分からず、翻弄される。穴をえぐられる感覚に、
痰まで沸騰するような感覚に陥る。下の唇を湿った舌でなぞられ、
頭が煮える。そして、指と舌で同時に敏感な突起を責め立てられ、あっけなく
私は崩れた。
「いやっ! や、あっ……!! ……あ……うぁ……う……ん」
私は自分の心臓が激しく脈を打つのを、発熱した頭で聴きながら、だらしなく
口を開けて天井を見上げていた。
しばらくして、やや静かに達した私のぐったりした体を、下半身に居た神楽が
這い上がってきた。布団から頭を出し、私の顔を覗き込む。
「早かったな。やっぱ、風邪引いてると、かな。……ごめんな、無理させて」
「ん……嬉し、かった」
「そ、そうか? へへっ……いま、拭いてやるから。もう無理だろ?」
「んはぁ、ああ、もう頭がどうかなりそうで……神楽はいいのか?」
神楽は、丁寧に、汚してしまった場所を拭いてくれている。
「いいよ。榊にこれ以上無理はさせられないし。それにさ……その、榊が、
いつも私をいじって、喜んでるのが、ちょ、ちょっと分かった気分だ」
「え?」
「いっつも榊はあんまりその、されないで、なんで楽しそうなんだって
思ってたんだけど……これも、悪くないかもなぁ。布団、濡れてないな。」
よかった、よかった。けどこっちは濡れてるから、替えてやるよ」
下着が引き抜かれ、神楽がタンスの中から新しいのを取り出した。
勝手知ったるとは、こういうことなのだろう。
「神楽は……冷たくないの?」
「しょ、正直、ちょっと……。だ、だってさあ、榊の、あんな顔見て、
それで今日は榊を好きなように出来て……ああもう! なに言わすんだよ!」
確かに、今日は私はずっと寝転がったまま、されるがままになっていた。
けれど、これはこれで、楽しかった。
「ごほんっ、帰ったら……すぐ着替えないと。風邪をひくよ」
「あ、ああ……」
神楽の顔が、私の顔に近付いてきた。
「最後に」
「だから、キスは……」
「ほっぺたならいいだろ」
「それなら」
顔を横に向けると、唇が触れた。かすかに、舌の柔らかい感触もした。
「今、ちょっと舐めたな」
「いいだろ、それぐらい。じゃ、大事にな」
立ち上がり、軽く服の乱れを直すと、神楽は扉に向かった。
「榊……私が風邪ひいたら、見舞いにきてくれるか?」
「ああ。でも、風邪ひかないようにして」
「分かってる」
扉が閉まった。熱は、下がりかけているようだった。また孤独な休日に
戻ったけれど、神楽のぬくもりがまだ布団の中に残っていて、寒気は感じなかった。
おわり
リアルタイムで見させてもらいました。乙〜。
(*´∀`) また読めて幸せだなあ
純愛のドキドキ感と細やかないやらし描写
いつもながらイイですね……
このシリーズは毎回メモ帳にコピペして保存しているっすよ
458 :
名無しさん@ピンキー:03/10/02 00:31 ID:8dF2FmDW
鬼キモっ ┃┓━┃ ┃┗ ┃
攻めてる神楽が初々しくてイイ!
さすがの榊さんも風邪をひいていてはされるがままですか。
そういえば、受け側の視点の話って珍しいですね。
あなたは発表のペースも質も最高級です。
これからも頑張ってください!
>>415 に実は続きがあったりします。
エロ無しなんで興味ない方は適当にスルーしてくだせえ。
それから、俺はもとのクズに戻ってクズみたいな毎日を送った。
学校にでるのもめんどくさい。プラプラ町をぶらついては、
チンピラに絡まれ、ぶちのめされては、地べたに転がりまわり、
そうしてそのまま気が済むまで寝っ転がっていた。そしてあの日――
「――いいざまだな、オイ。」
俺はゆっくりと目を開けた。
「……来栖さん」
眉がなく目つきが完全にイッちまった、どうみてもまっとうな人間には見えない野郎を中心に、
チーマー風の連中が14、5人ほど、ニタニタこっちを見下ろしている。
――来栖。俺の先輩であり、ここらのボンクラどもの顔的存在だった。
「いつまで寝てんだよ、コラァ!」
「ぐぁ…」
連中のうちの一人の蹴りがモロに俺の脇腹に入る。
「来栖さんが聞いとるだろが、しゃきしゃき答えんかいボケ!」
「がっ、ぐっ…」
当の来栖といえば、全く意にも介さぬ様子で、ヤニに火を点けている。
「島崎よ。お前も少し前までは散々鳴らしてやがったのに、最近はさっぱりだなぁ」
「…来栖さん、勘弁して下さい」
来栖の足がサッカーボールを蹴るように振りかぶる。
「いいけどよお、別に」
「ぐはあッ」
アスファルトに顔を突っ込んだ俺に頭上から声が響く。
「俺は今、テメエいたぶるより面白れえことがあっからよ。」
「…っ?」
聞かれてもいないのに、チンピラの一人が口を開く。
耳鳴りの中、ぼんやりと耳にした。
「この先、人気のない道があるだろうがよ。最近よ、すげえいい体した女がいっつもそこで一人っきりでつったてんだよ。何するでもなく、ボケーっとなぁ。」
「俺たちゃ野郎いたぶるより女いたぶる方が好きだからな。」
「オイ、こんな奴どうでもいいから行こうぜ。俺ぁもうビンビンなんだよ。」
「ヒャハハ、バカだこいつ。」
「輪姦したあとはいつも通り始末して…。」
連中は下劣な笑い声をあげながら去っていく。
テンションの高さからして、シンナ−吸っていたのは間違いない。
――この方向、まさか…
俺は無理矢理に、それこそ跳ね起きるつもり身を起こした。
――その時。
学ランのポケットから何かが地面に落ちた。
(紙切れ…?)
それは、榊からの手紙だった。
「―――……!」
(馬鹿野郎…)
手紙を開いた指が震える。
これは、俺が榊に乱暴した日、その直前にでも入れておいたのだろう。
そうして、あの日の後も、俺を信じて、俺を待ち続けて――。
「初めてあった場所で待っています」
俺は、駆けだした。
「うおおおおおおお!!」
のんびりと、一匹がこちらを振り向く。
「ぶべらっ!」
次の瞬間、顔面に跳び蹴りをくらって、そいつは派手に吹っ飛んだ。
「なんだてめえ!?」
「トチ狂いがったか?」
「うるせええっ!」
「ぐあっ!」
俺は有無を言わさず、もう一人の顔面に拳を叩き込む。
「この野郎!」
「景気づけに殺ったれや!」
殺気だったクズどもが、一斉に襲いかかってくる。
(行かせねえぞ。絶対に行かせねえ…!)
「来いやオラァァァァァァァッ!」
「――何なんだ、てめえっ?」
声を震わせて、来栖の声は明らかに動揺をあらわしていた。
血にまみれた視界に移るのは、もはや奴一人のみ。
「行かせ…ねえ…ぞ…」
「チッ、キチガイが。」
腰から取り出したのは――バタフライナイフ。
(行かせねえ…行かせねえ…)
「死ねやあああっ!」
「どおるあああああああああっ!」
「――ねえ。」
「友達のみんなは島崎君のこと、怖い人だっていうんだ。」
「だけど、私はそう思わない。そうは思わないよ。だって…島崎君はネコに好かれてるから…」
「だから、だからきっと、島崎君は本当は優しい人なんだって…」
(榊…待ってろよ。今…行く…か…ら)
あの思い出の場所で。俺の目に、榊はいつまでも微笑んでいた。
「あっ、にゃもちゃん。職員会議は終わったの?」
「ええ、先生方もみんなお帰りになったわ」
そう言って、指導室の中に入って戸を閉める。念のためなのか、鍵をかけてからこちらに向き直った。
「にゃもちゃんの言うとおりだったよ。もう○○ったら本当、Hなんだ」
先生は滝野の言葉を聞いて、暗がりのなかで薄く微笑んだ。
「そうね。してあげればしてあげるほど喜ぶわ。コツは休ませ方にあるの。…だんだん分かってきたでしょ?」
「うん!」
「さすが、にゃも先生や」
彼女らはそう言って笑いあう。
「ただ、気をつけないと勢い余って壊しちゃうから…特に皆でするときは注意してね」
「はーい」
じょ、冗談じゃない!
「…帰らなきゃ」
そんな3人をよそに、おれはひとり呟く。
「家に帰らなきゃ…」
大阪の体を乗せたまま起き上がろうとして、しかし滝野がそれを押さえつける。
「か、かえして…もう」
「ちゃんと休ませてあげるってば。…ほら○○、いい子いい子」
きかない子供をあやすみたいに、滝野はおれの顔を撫でる。
黒沢先生は、おれの言葉に「もっともだ」と頷きつつ、しかし、
「4人とも、お家のひとには『補講で遅くなる』って連絡しておいたわ」
と言って、おれをさらにどん底へと叩き落とすのだった。
「…あ…あぁ……」
情けない顔で、涙がこぼれそうになる。
先生はそんなおれの顔を見て、ゾクゾクと身を震わせた。
「やったーっ!それならもっともっと遊べるね?○○っ」
「ひ…ぃ」
(…限界!ゲンカイだってば!)
そう叫ぼうとして、おれは驚愕の事実をみた。大阪はそれにすぐ気づいて、
「あ…○○くんの、もう大っきくなってきたで」
と嬉しそうに言った。
彼女の中で一度は果てたおれのペニスが、早くも本日3度目の復活を遂げているのだ!
「ちょ、ちょっと待って、…ちょっと!ぉ」
おれは慌てて懇願する。が、滝野も大阪もそんなおれの狼狽ぶりとは対称的に、
「…うん。待つ」
とおだやかに言って微笑んだ。
…その言葉どおり、そのまま強引に搾り取られるようなことは無かったが、
しかしふたりともおれを解放するつもりなどつゆほども見受けられない。
滝野の枕膝はしっかとおれの頭部を挟みこみ、
大阪は上からおれを押さえ込みながら胸に首に舌を這わせて、常におれを脱力させていた。
やわらかに、マイルドに、あたたかく…しかし、それは紛れもない束縛だった。
…「束縛」。
その事実を意識すればするほど、おれの起立はどんどん硬直を帯びていく!ああ!助けてっ!
弱弱しく、それでもふたりの体を押しのけようともがいていると、
「あんまり聞き分けがないようなら…抜いちゃうで?」
「……え?…えっ……………ッ!?」
不意に大阪は言って、それまでおれに覆いかぶせていた上体を起こすと。徐々に腰を上げていく。
大阪の中から…ぬらぬらと闇の中で鈍く光るおれの肉棒が、少しづつあらわになっていった。
「○○くんのがどうなってるか、皆にもしっかり見てもらわんと」
「あ、待っ!…やめ………ちょっ……ま、待って!!」
しかし今度の頼みは聞きとどけてはくれなかった。
―――じゅ、ぶるボロン!
「あ…ふ」
抜ける時の刺激に色を帯びた小さな声をあげつつ、大阪は恍惚とした表情でおれを見下ろしていた。
大阪のヴァギナから吐き出されたおれのペニスは、
3人の女帝の真ん中で滑稽なほど見事な自己主張を遂げている。
だが、彼女らはそれを目にして笑いもしない。
……ゴクリ。
誰のものとも知れぬ唾を飲みこむ音に、おれはおののいた。
大阪の淫口から白濁液が垂れ落ちてくる…外気に晒され、ペニスが寒い……。
いま気づいたけど、おれは大阪ともコンドーム無しでして(されて)しまったんだ!…あぁ………ッ
も、もし子供が出来ちゃったら、どうするつもりなんだ二人とも!
「にゃもちゃん、する?」
不意に滝野が先生に言った。
(な、な…なんで?何のつもりだ、滝野?)
度重なる精神的ショックの連続で、もはや言葉が声になって出てこなかった。
「…いいの?」
黒沢先生は上気した顔のまま尋ね返した。
(よくない!)
おれは心の中で必死に叫んでいる。当然、彼女らに届きはしない。…届いていたところで、結果はあまり変わるまい…
「うん。○○も、きっと喜んでくれると思うから」
「そう」
それじゃ、遠慮なく…と言って、先生は一枚上着を脱いだ。
…ビキッ
ペニスの硬直が強くなる。
亀頭は真っ赤に充血のていを示し、茎の部分は限界まで反り返っている。
周囲には血管が浮き出てまるでイトミミズが這っているようだ!
自分のものが…こ、こんなに…こんなに大きく、硬くなるなんて…ひぃ…ぐ……
「嬉しい?○○…」
母親のような声で、滝野が言った。横たわるおれの体をサワサワとまさぐっている…
「あ…あ…」
「そっか」
―――ギュッ!
「ぎゃっ!?」
いきなり乳首をつままれて、おれはのけぞった。
「それなら、『先生』にもいっぱい可愛がってもらおうな」
ぐりぐり…ぎゅっ、ギュッ!
やや強く乳頭をつまみ上げる滝野。
「あ!…ぁひあい(痛い)っ……ふ……ぅ…あ……」
「もう、何言ってるか分からんで?」
大阪はやんわりと先ほど下の口に呑み込んでいた男根を握ると、上下にゆっくり擦りはじめた。
くちゅ…じゅぶ……ちゅく……
愛液と精液にまみれたおれのペニスが、歓喜の声をあげている…
メリメリ…と、充満した血液が海綿体の組織を破りつつ、
己の限界を超えて膨張させようとしているのが感じられる。
こ、怖い!
「ぎ…ぃあ……」
やがて全裸になった黒沢先生が、おれの目の前に立ちはだかった。
―――窓から漏れる月光に照らされるその姿は、まるで異世界の美しさを漂わせている。
「さて」
妖気そのものの顔でおれを見下ろしつつ、先生が静かに言った。
「覚悟はいい?」
「あ…か……ぁ」
おれは震えながら、涙をこぼす。
「…そうね。早く何とかしないと、破裂しちゃうわね」
そう言って先生は腰を落とし、それまで大阪が大事そうに握っていたペニスに手をかけた。
そして…滝野たちのものよりもいささか濃い茂みの中へとリードして……
―――ず、にゅる……ぢょぼぉおおおおおおおッッッ!!!!!
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
ガクン、ガクン…ガクンガクッ!!!!
挿入の快楽に、おれの全身は耐え切れず明らかに異常な痙攣を繰り返していた。
中が…膣内が、や、ヤケドするほど熱い!ぬめる!柔らかい!
これが成熟した女性の内部なのか…?
た、滝野たちのものとは違う!あんなにキツくはないけれど…けど…
あ…う、動く!?中の動き方が…蠢き方が、ぜ、全然………ぜんぜん違うぅぅううっ!!!!
た、たす…助けてぇッ!!!!
―――ぐぢゅるぶ!
異様な音を立てて、挿入が最後まで完了する。
先生は根元まで呑み込んだきり腰を動かしはしなかったが、膣内部のヒダが想像もつかないほどの運動で、
俺を窮地に追い込んでいく!
「あ…ふふ、いい…可愛いわ…○○くん」
陶然とした目で黒沢先生が呟いた。
「ひ…ひ……ッ!」
おれは既に真っ白になりながら、迫り来る快感の猛撃に正気を保つ事で精一杯だ…
「1年のときからずっと可愛いコだとは思ってたけど…まさかこんなふうにできる日がくるなんて…
フフ、夢のようね……」
……おれにとっては悪夢以外のなにものでもない。
そりゃ、好きだったけど…先生のこと憧れてたけど、おれはこんなふうにされるのを夢見てたわけじゃあないんだ!
…なのに、なのにどうして!どうしてこのカラダは…こうも逆らうことが出来ないんだ?!
「動いてもいい?」
「だ…ダメ!……だ…ぁ」
しかし、先生の中にうずもれているおれの一部分が、まるで別の生き物のようにビクッ、ビクッと先生を急かしている。
「それじゃ、いくわよ」
「あ、あ、あ…」
もはや、このひとはおれの声など聞いてはいない。
いや、先生に限らずこの場にいる女性は皆、おれじゃなくおれの性器としか会話していないんだ!
なんで!?…じゃあ、なんでおれはココに居るの!?
誰か!
誰かぁッ!!!
ぐ…じゅぼっ!
「くひぃ!」
あ、あぁ…先生が…先生が徐々に動き始めて…イヤァ………
じゅ、ぐじっ、じゅぷっ…ぢゅくん………
「ひぁあああああっ!いいいいいぃぃぃぃイ胃飯井易居いIiihhhh……………ッ」
信じられないような快楽の渦潮のなかに巻き込まれ、おれはなすすべもなく悲鳴をあげさせられている!
「ふ…ぅ…くぅんっ!」
かつては妄想ばかりで実際に目にすることなどかなわないとさえ思っていた…先生の色っぽい喘ぎ声が、
その快感をさらに倍化させ…おれはさらなる高みへとのぼっていく!
「あぐぅ!あぎぃッ!」
「あ…ぁんっ!」
せ、先生も感じてるッ?
おれを犯しながら、先生も……あ・あぁ……
「すごい…先生、色っぽいわぁ」
「綺麗…」
薄れゆく意識のなかで大阪と滝野の声がそう聞こえたような気もするが、
おれは今それどころではなかった。
問題は先生の美しさよりも、その先生にむさぼられているおれ自身の無事を保つことができるか否かだ!
じゅぐ、ぶぢゅ、じゅくん…ちゅく…………………
「ひぃ…ぎゃああああっ、ああああっ」
「は…あは♪は、イイ…いい顔よ……○○くん……ぅふっ……は…あ…ん」
狂気に彩られた先生の台詞に、おれはますます恐怖を覚える!
「カワイイ…ぁはっん!…可愛いけど、可哀相ね…。
きゃぅっ……あ、かわいすぎるのが…いけないのよ……○○くん…
あなたがあんまりカワイイから、皆…狂ってしまうんだから…ぁ」
恨むなら、そういう星のもとに生まれついた自分の不幸を恨みなさい…
あまりにも無慈悲な言葉を投げかけた後、
先生は不意に我慢し切れなくなったのか、いきなりガシガシと腰を激しく動かし始めた!
ずしゅ!ぐち!ぶちゅっ!!にゅちぃッ!!ぱん、ぱん…!
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
のけぞった先でも滝野が待ち構えていて、泡をふくおれの口に唇をよせてチュッ、チュッとキスを浴びせてきた。
ち、窒息する…
もう、もう死ぬ!本当に死ぬ!!!
殺されちゃうよぉおおおおおおおおおおおおっ!
アアアアアアアあああああああああああああああああァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ………
「ぎぃ…ぅぐうううううううううっ!!!!!!!!!!」
ビュル!ビュルルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥッッッ………………っ!
あ…あ…
ついに、ついに出た!出しちゃったぁ
先生の中に射精しちゃった!あ!あふ…ぅ…
「うわぁあああああああーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
…ぅルルルルルルルルルルるるるるーーーーーーーーーーーーーーーーッ…
と、止まらない!
止まらないぃ!あ、あぁっ?せ、先生が腰の動きを停めて…
一体どうするんだ?何をする気なんだぁ…ッ!?
おれの上に上体をかぶせてきたので、さきほどの大阪みたくしがみついて来るのか?と思いきや…
先生はおれの胸に両腕を置いて腰にかかる体重を減らすと、
――――ガクガクガクガクガクガクガクガク!
「あぎゃぁああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」
こ、腰の運動を小刻みにして、さらにおれを中の中から搾り取っていくぅ!
「す…すごいで…ともちゃん」
「あ、あぁ…」
ふたりはまるで呆然としていた。
それまでおれにしていた逆レイプなど、先生の性技からしてみるとまるで児戯にも等しいことを悟ったからだろう…
ぐじゅるぶちゅ…きゅちゅきゅ!……ちゅぷ…ピュッ……きゅちぃ……
「あぎゃ……はぁ……………………あ」
なにもかも吸い取られ、おれは死の一歩手前で漂っていた。
続く(次々回更新にて完結)
ボッキしちゃった
476 :
名無しさん@ピンキー:03/10/03 01:56 ID:uyQSSJY4
―――じゅ、ぶるボロン!
ぐりぐり…ぎゅっ、ギュッ!
―――ず、にゅる……ぢょぼぉおおおおおおおッッッ!!!!!
じゅ、ぐじっ、じゅぷっ…ぢゅくん………
じゅぐ、ぶぢゅ、じゅくん…ちゅく…………………
ずしゅ!ぐち!ぶちゅっ!!にゅちぃッ!!ぱん、ぱん…!
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
殺されちゃうよぉおおおおおおおおおおおおっ!
アアアアアアアあああああああああああああああああァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ………
「ぎぃ…ぅぐうううううううううっ!!!!!!!!!!」
ビュル!ビュルルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥッッッ………………っ!
あ…あ…
ぐじゅるぶちゅ…きゅちゅきゅ!……ちゅぷ…ピュッ……きゅちぃ……
ひぁあああああっ!いいいいいぃぃぃぃイ胃飯井易居いIiihhhh……………ッ
477 :
959:03/10/03 02:05 ID:mQV1CsD7
以前ここで銀、なるものを書いていたものなのですが
続き、投下してもよろしいでしょうか?
今更ながら…お恥ずかしいのですが
478 :
テ:03/10/03 02:08 ID:z0b3fHQO
>>959 うわぁああああああっ!き、来てください書いてください見せてください!
ずっと、ずっと気になっていたんでず!
おながいします!
最近のこのラッシュは一体何なんだ……
ちょっと怖いぐらいだ
481 :
959:03/10/03 02:48 ID:mQV1CsD7
近いうちの夜に、神楽・大阪の話を投下させていただきますです。
「…――ここだなぁ」
某市某区の高級住宅地、美浜さんち。
今、一人の男が塀の蔭から屋敷を覗き見ています。
くたびれた作業服にくしゃくしゃの野球帽。
人生落日一直線!という感じの、うらぶれた中年男です。
この男、実は痴漢の常習犯でした。
つい、先日も混雑した電車にのりこんで、若い女を物色していました。
そうして、今日もいやがる女の子のおっぱいやお尻を思う存分楽しむぞ、と涎を垂らしていました。
ところが、隣町までみんなで遊びに来ていた榊さんに手を出したのが運の尽き。
たちまち、智と神楽のボンクラーズコンビのフットワークに制圧され、おまけに怒り狂った(笑
かおりんの鉄拳に徹底的にフクロにされて、駅員に突き出されてしまったのです。
元々、何度も痴漢を繰り返し目を付けられていたのもあり、速攻で警察に引き渡され、即逮捕、
散々絞られた末に今まで溜めていた金を全て罰金として吐き出さされ、建設現場もクビ、
当然なじみの風俗嬢にそっぽを向かれ、それでも無銭で乱入しようとしたものだから、
男性従業員によってたかって半殺しにされ、まぁそんな、どうしようもないクズ人生です。
まあ、本人が実際クズなんだから仕方ねぇか(笑
全く、この男の自業自得なんですが、勿論、そんな風に謙虚に反省できる人間じゃありません。
「ククッ、俺をコケにしたことを死ぬほど後悔させてやるッ!」
この男、あれからよみやとも、榊さんたちの周囲をかぎ回り、ストーカーまがいの
行為を繰り返して彼女たちの情報を収集していました。
そうして、今、この屋敷の前に立っています。
「ククッ、俺をコケにしたことを死ぬほど後悔させてやるッ!」
この男、あれからよみやとも、榊さんたちの周囲をかぎ回り、ストーカーまがいの
行為を繰り返して彼女たちの情報を収集していました。
そうして、今、この屋敷の前に立っています。
「ククッ、いたいた。」
美浜邸の庭先で、マヤーが妖しげな侵入者を睨み付けていました。
「フーッ!!」
獰猛にうなり声を上げるマヤーを、しかし男はなんなくつまみあげて、捕らえてしまいます。
この男、三味線や実験動物用の非合法なネコ取りの仕事をしていたこともあるのでした。
「オラァ!オラァ!オラァ!」
激しくもがくマヤーを、二度三度、力任せにコンクリート塀にたたきつけます。
「……グブッ」
そうして男は、ぐったりしたマヤーの首筋に注射針を差し込みます。
「ククッ…これはなぁ、俺が病院の建設現場からパチッてきた劇薬なんだよ。
何でも、薬殺したあとも毒物が検出されねえってな。」
毒液を全部注入し終わると、ぽいっとマヤーを投げ捨てます。
「へへっ、あばよ。」
(次は、あいつらを一人ずつ犯してやる!)
男は足早に走りさりました。
それからしばらくして――
「――マヤー?……マヤーどうしたんだっ!?」
「しっかりしてください、マヤー!」
「早く、早く獣医さんを呼んでぇっ!」
「こりゃあ、もう…」
「先生、マヤーは…マヤーは助かりますよねっ!?」
「………」
「先生…!ウソですよね、ウソですねよね…?」
「……済まない」
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
「そんな…そんな…マヤーさん…」
「マヤー…マヤー…死んじゃいやだよぉ…」
次第に薄れゆく意識の中、最後の最後まで、マヤーは愛する彼女のすすり泣く声を聞きました。
――それからどれくらい経ったでしょう。
彼はハッ目を覚ましました。
窓から注ぎ込む朝日。
純白のシーツを敷き詰めた治療台の上には、涙に目を腫らした黒髪の少女が、
うつぶせに突っ伏して眠っています。
(……)
彼はいつも通り、大好きな彼女にすり寄ろうとしました。
「えっ?」
その時、自分の身体の変異に気が付いたのです。
(なんだ、この手足?…まさか?)
そうして、前にある全身鏡に目をやって、それは決定的になりました。
そこには、素っ裸の人間の男の子が、目を丸くしてこちらを見つめていたのです。
確かに、少年はマヤーを思わせるような容貌でした。
ボサボサした髪は茶と金褐色のまだらで、上に向かって突っ立ています。
大きくまん丸い目には、野生の生命力と闘争心が宿っていました。
(そんなバカな。名探偵コ○ンじゃあるまいし…)
変なつっこみしないように。
そこへ、不意に扉が開き、看護婦さんが入ってきました。
マヤーを見て、驚愕に大きく口と目を開いて、それから力一杯叫びました。
まあ、素っ裸の男の子がつったてりゃびっくりもするでしょうけど。
「きゃああああああっ!?」
「うわわっ」
彼は慌てて飛び回ります。山猫のような俊敏な動きで、診療台や機材の上を飛び跳ね、
開いた窓から外へ飛び出しました。
彼――マヤーは屋根の上を入りながら、考えます。
(オレは人間になったのか?そうか、あの時に打たれた薬が原因で…?)
「凄い、何もかもが手に取るように分かる…!」
辺りを見回します。
今までぼんやりとした霧に覆われていたような世界が、何もかも鮮やかに映えて、
今の彼には全ての理が把握できるように感じました。
「とりあえず、服を探さないと…。」
「なあ、榊ちゃん、もう泣かんでや…。」
「そうだよ。まだマヤー生きてるかも知れないだろ。」
「でも、ヒック、マヤー動けるような体じゃないんだ。なのにいなくなって…ヒック。」
「あー、ネコってさ、死ぬ前に姿を隠すっていうじゃん?」
「ともっ!」
よみさんの右ストレートがともをぶっ飛ばします。
「とにかく、気を付けないとな」
「警察の人の話じゃ、うちの近くで怪しい人を見かけたって。」
例の痴漢の男、バカだから、せっかくご大層な薬まで用意したのに、
マヤーの体に外傷を残したため警察沙汰になってしまっています。
「忠吉さんはしばらく家の外に出さないようにしないと…」
「榊泣くな!俺が必ず、マヤーの仇を討ってみせる!」
「あたしも、絶対に許せないわ!」
「だから殺すなって」
みんな、敢えて明るく振る舞って榊さんを励まそうとしてくれています(智除く)。
今の榊さんには、それが嬉しかった。
「…みんな、ありがとう。」
それに、彼女にはどうしてもマヤーが死んだとは思えません。
なぜだか、どこかで生きているような気がしてならないのです。
それに、マヤーの代わりにいた、素っ裸の少年のことが気になりました。
(マヤー…また会えるよね…)
「それじゃあね」
「ほななあ」
大阪さんは、一人、みんなと別れます。
そうして、とことこと、歩いていました。
(悪い奴がいるもんやなぁ。うちも気ぃつけんとあかん。)
今日はうろつかないよう、注意されていました。
でも、榊さんのことが心配です。
(榊ちゃんがあんなに泣いてんの見たのはじめてや。何とかしたげたいなぁ)
「よし!」
ぐっ、と拳を握りしめる大阪さん。
「うちがピカニャー探したる!」
こうして、フラフラ大阪さん寄り道を始めてしまいました。
そんな彼女を電柱の蔭から見つめる男が一人。
例の痴漢です。
(ククッ、都合よく一人っきりに成りやがった!)
興奮が隠しきれず、ハァハァ荒い息して、尾行を開始します。
このバカ、もうチ○ポをおっ勃ててしまいました(笑
例の作業服に野球帽、それに今回は顔を隠すつもりか、
マスクまでかけています。
これじゃあただの変質者ですが、脳天気な大阪さんは尾行に気付きません。
とうとう、人気のない工場跡にまで来てしまいました。
ここぞとばかりに、男が飛び出します。
「へへへっ」
「うわっ、あんたなんや!?」
「痴漢だよ」
「痴漢って、ここは電車ん中ちゃうで?」
「うるせえなっ、俺は今からお前を強姦するんだよぉ?」
「へっ…ごうかんってなに?」
「無理矢理犯すって意味だよ!」
「ええっ!うちそんなことされるような悪いことした覚えないねん」
「…もういい。黙ってろ。」
「ひゃあっ」
運動神経ゼロの大阪さん。たちまち飛びかかった男に組み敷かれてしまいます。
「いややぁ、いややぁ、離してぇな!」
「へっへっっへっ、たまらんなあ。」
男は嫌がる大阪さんの頬に舌を這わせます。
「いやぁ、気色わるぃ!」
「クク、たっぷりと、現役女子高生犯したるわっ!」
いつの間にか大阪弁をうつされてます。
痴漢の男は押さえつけるのをかねて、両手で大阪さんの胸を押さえ込むと、
そのまま力いっぱいに揉みました。
「ああん、痛い、やめてぇ」
「ちっちぇ胸だな。」
仰向けになってよけいに低くなっている胸をかき集めるようにもみしだき、
ときおり先ッちょの蕾をくりくり強くつまみます。
「ああん、んはぁ!」
「ククッ、乱暴にされる方がイイみたいだなぁ。」
男は腰からごっつい登山ナイフを取り出すと、大阪産さん着ているワンピースを
襟元から縦に切り裂きます。
「ひっ!」
「ククッ、暴れるんじゃねぇぞ。大事な所切り落としちまうぜ?」
男はニタニタ笑いながら、幅広の刃でピタピタ大阪さんの頬をぶちます。
ようやく、のんびりした大阪さんの瞳にも、怯えの色が浮かんできました。
じゅば。ぶちゅ。
「あっ!はぁん…」
男がかがみ込み、直に大阪さんの乳首を啄みます。
「ああっ、やめてよぇ、やめてぉ…」
大阪さん、かわいそうに、いやいやしながら涙ポロポロ泣きじゃくってますが、
男は勿論、容赦しません。
いっそう烈しく大阪さんのおっぱいを責めます。
「ああん、ああっ、ふわぁ、あっ、あっ!」
「ククッ、微乳の方が感じやすいみてえだな。」
よっ、と身を起こすと、男は大阪産の手で股を大きく開き、押さえつけます。
「いいか、暴れれるんじゃねえぞ。暴れたらてめえのもの、使いもんにならなくするぜ!」
イッちゃった目つきの男に恫喝されて、大阪さんの横を向き、かすれたような息を吐きました。
せつなげにあきらめた眼からは涙が止めどもなく溢れています。
男は抵抗がないのを確かめると、白いパンティを脱がし、
自らもズボンをずりおろしました。と、その時――
「――待ちな」
瞬間、誰かが後から、男の股間を強烈に蹴り上げます。
「ぶごぉっ!」
男は涎や鼻水を垂れ流しながら、股間を押さえて地べたを転がり廻ります。
まだら模様のボサボサの髪。流行りの服に身を包んだしなやかな肢体。
ぼんやりと、涙にかすむ視界に大阪さんが捉えた者は野生の猫を思わせるような、14,5くらいの少年でした。
(――誰やろ?)
「てめえは見たことあるな」
彼は男が落としたナイフを取り上げると、獲物に止めをさす野獣のように
油断なく地べたをはいずり回る男に接近します。
そうして、男を押さえつけると、ナイフを振り上げました。
「待って、人殺しはあかん!」
「こら、邪魔するな――うぐっ」
ねりがらし色の噴霧をかけられて、マヤーは目を押さえうずくまりました。
男の手には、いつ取りだしたか、こともあろうに痴漢撃退用(笑 のスプレー缶なんかがあります。
そのまま、ぶざまにひょこひょこ股間を押さえながら男はとんずらこきました。
「ちっ、逃がしちまった…。」
視界が恢復するころには、男は影も形もありませんでした。
「あの、ごめんなさい。」
おずおずと、身を起こしてへたり込んだ大阪さんが、関西弁のイントネーションであやまりました。
涙をぐしぐし拭いて、笑顔をつくります。
「そんで、ありがとな…」
「いや、いいよ。あんたとは顔見知りだし…。」
「へ?」
大阪さんはきょとんとします。
マヤーはちょっぴり慌てました。
「なぁ、あんた誰なん?」
「オレ?ええっと、オレは…」
彼女に自分はマヤーだなんていっても、話がややこしくなるだけに思えます。
とりあえず、咄嗟にウソをつきました。
「オレは…そう、木村先生の親戚なんだ。それで、お姉さんたちのことも聞いてるんだ。」
「ふうん」
大阪さんはなんだかよく分からないけど納得したようでした。
「それよりさ、お姉さん一人じゃ帰れないだろ?オレが送っていくよ。」
「うん。ありがと」
野生の勘が告げています。
あの男は榊さんを狙って来るに違いありません。
何はともあれ、彼女たちの側にいなければなりません。
(榊お姉さんはオレが守る!)
決意を胸にマヤーは立ち上がりました。
「で、銀君。テストがそろそろ近いわけなんだけど」
「………はい」
本来、この話題には似つかわしくない生徒が、職員室で、問題児教師と向かい合っている。
美形、スポーツ万能頭脳明晰。本性を隠したまま優等生で通っている銀が
テストの話題でココに呼ばれること。それはひとつしか理由がなかった。
他の教員が忙しく雑務に追われている中、ここも別の意味で張り詰めていた。
「あいつらにきちんと勉強は教えてやってる?」
屈託の無い笑顔はどこか恐怖を感じさせる。
「滝野と神楽には。…ですが」
「さっすが中学時代からの鬼畜メンね。手が早い早い」
声がでかい。と銀は内心突っ込みたかったが、この人にむやみやたらに逆らうことが出来ない。
けたけたと笑って手を叩いているこの教師に逆らえば、どうなるかわかったものではないのだ。
「で、残るは大阪ってわけね」
ふふん、と今度は邪悪な笑みに切り替える。
「…えぇ、まぁ」
「あいつは他と勝手が違うけど。まぁ、あんたなら楽勝っしょ。
頑張ってこいつで仕込んできなさいな」
くくっ、と笑って銀の下半身を見つめてくる教師。教師なのか、と本気で疑いたくなった瞬間だった。
銀は返事を返すと、返事が返る前にとっとと職員室を出て行く。
銀は、迂闊な発言で今の状況が崩されると動きにくくなるからだ。
ほんの僅かな違和感がある。
銀が神楽を犯してから、大阪の銀への態度が少し違うように思えた。
誰にでも人なつっこく無垢な感情を見せる大阪だが、
どこかおびえたような瞳で銀を見ているように感じるのだ。
喜怒哀楽の楽しか覗かせない彼女の底の無い瞳の奥にあるものを見逃す事はない。
そしてもうひとつは、彼女が神楽に話しかける回数が増えているという事。
次の日の登校時間。珍しく滝野は一人で歩いている。
普段より早い時間なのは、昨日ゆかり先生にそうさせるように言っておいたからだ。
「滝野」
「あっ…銀、よぅ!」
にこ、といつもの笑顔を見せる。あれ以来一度も手をつけていないのは、
水原にあの事が漏れる危険性がある。それ故か、僅かな違いしか智の態度に変化は無い。
「この前の事なんだが」
その声に、僅かに焦りが見える。
彼女の心には未だに陵辱の名残があるという事。それを感心して見えないように銀が口許を歪ませる。
「と、いってもあのときの事じゃない。その一つ前の日だ」
え?と顔を上げてくる。その日は特に銀と智は会話を交わしたわけではなかった。
「神楽はその日残っていたようだが…」
足を止めることなく、耳打ちをすると、智はんー…と考えるしぐさをする。
数歩の後に、あ、と思いついたようなしぐさを見せ、まねて耳打ちで返す。
期待していた答えに、思わず笑いがこみ上げてくる。
「…やっぱりか。 それじゃ、勉強…頑張れよ」
その言葉に智がびくりと肩をこわばらせた。
手をつけないかわりによみに真面目に勉強を教わるという条件。
自分がよみを騙している罪悪感にかられているのか、
僅かに足の感覚が狭まっていた。
小柄な少女が、図書室の通称「穴場」…何故か全く人が来ない棚と棚の凹字路の奥で、
本がおさまった棚に背を預け、その小柄な身を座り込み、自慰行為に浸っていた。
「ッ…ん」
この行為を覚えたのはつい先日だった。たまたま、居合わせてしまったのだ。
クラスメイトの神楽が、同じクラスメイトの男と交わっている事に。
全くそういう知識がなかったわけではないが、鮮烈だったのは、
"神楽だった"ということだ。
「か…ぐら…ちゃ…ぁんっ…」
そのかわいらしい顔を、普段それほど変化の無い顔を悦楽に浸らせ。
細い足の間の秘部を、白い下着越しに指でたどたどしく擦っている。
こころの奥から想っている人の名前を呼びながら。
小学校を卒業する直前に気づいたクラスメイトへの恋心。
同性であると認識していても胸はしめつけられていた
数年越しの淡い想いを卒業とともに打ち明けて、見事に玉砕してしまったこと。
ともだち、と言ってくれたのが嬉しかったけれど、その夜はやはり泣いた。
そして。故郷を離れてきたこの高校で、恋心は再び目覚める。
その元気で、どこか脆いものに惹かれていって、日に日に想いは増していったのだ。
おかしいと想いながら。神楽を見る目が変わっていくのを止めることはできなかった。
そして。誰かに犯されていた悔しさ、それと、愛する人の痴態を見た興奮。
複雑に入り混じってにごった感覚が、大阪を絶頂に近づけていってしまう。
「ぁ…ぁん…あぁ…」
軽い液体の音が響いてしまう。誰も聞いていないとしてもとても恥ずかしかった。
(もう…ちょっとや…)
待ち焦がれていた最高の快楽を味わう直前に、がらがらと扉が開かれる音が聞こえた。
495 :
959:03/10/04 01:17 ID:pffQ2xdY
本日はここまでです。
百合要素もいれてみましたが…うむ、いささか。
筆をとってなかった時期が長かったせいか作風が変わってしまいましたね
大阪、何か切ないですね……
神楽がやられるのをさらに見せつけられるのか
神楽の前でやられてしまうのか
エロ小説ってさ、
//palpop.hp.infoseek.co.jp/ero/index.html 以外ないの?
いやー、探しても見つからないし。
あずまんがのエロ小説ってほとんど無いから。
>>495 お疲れ様です。
相変わらず繊細な描写をされますね〜
大阪さんが、どんな目にあってしまうのか……
見たいような、見たくないような複雑な気持ちです。
それにしても、ゆかり先生極悪ですね……
>>497 大阪板にありますが。あと、アニメサロン板とか。
>>497 エロ小説を扱う個人サイトにもいくつかありましたが、
『あずまんが 小説』とか『あずまんが SS』でググったり、
そこからのリンクをいろいろ辿った末に見つけたサイトのため、
URLなど一切覚えてないので、お教えできません。
お力になれずすいません。
500
501 :
名無しさん@ピンキー:03/10/08 00:01 ID:b8gTz+Bl
イラストはけっこう有るんだけどね・・・
502 :
名無しさん@ピンキー:03/10/09 01:53 ID:Hk3rL7V1
このスレも、もう終わり…? (´Д`‖)ガシャーン
んなこたーない
504 :
名無しさん@ピンキー:03/10/11 00:15 ID:8X+9+DvE
終わらせないぞ!
505 :
名無しさん@ピンキー:03/10/11 00:21 ID:023p4uD/
>505
アニメのエロパロのスレでこんな広告が通用すると思ってんのかアフォ。
(・∀・)カエレ!!
ママーコウコクニレスシテルヒトガイルー
509 :
名無しさん@ピンキー:03/10/12 03:12 ID:mppWS0ph
>>508 更新お疲れ様です。
自分のSSが保管されていると
なんと言っていいか、感無量です。
今後ともこのスレをよろしくお願いします。
>>508 お久しぶりの乙です
前スレもしょっちゅう停滞してたけど
見返してみるとなかなかの充実ぶりですね
512 :
sage:03/10/12 05:54 ID:7sLkFWDk
ありそで無い
ちよちゃん×榊さんとかキボンです。
わるちよでは、一応ちよちゃん×榊さんなんだけどね
514 :
512:03/10/12 13:57 ID:7sLkFWDk
>>513 あ、ホントだ、閲覧注意はひどいやつだと思って
スルーしてたから、知らなかったよ。
ちよちゃん=純真ってイメージがあって扱いづらいのかな?
結局、手前で榊×ちよのズーレ物を書いてみた。
ここは美浜家別荘。
ゆかり、にゃもを含めいつもの皆で合宿に来ていた。
夜になり、お風呂へという場面
別荘のお風呂は狭いので2人づつ入ろうということに
まずは、ちよと榊が脱衣場で服を脱いだ。
「さ、入りましょ〜」
ちよはそういって脱衣場から浴室に入ろうとした。
「ビタン!」
派手な音がしたと思うと、入り口のレールの上でつまづき
不意を付かれ受身もとれず派手に前のめりに突っ伏したちよの姿があった。
すかさず、榊が駆け寄り手を貸す。
「大丈夫か?」
「ふえ〜ん、痛いですぅ」
ちよはまだ幼女体型のため腹から先に転んてしまったのだった。
体重が軽いのでダメージは少なかったがそれでも赤くはれている。
「お腹が、、、榊さんみたいに胸が大きければ平気だったですよね?」
ちよが榊の標準以上の胸を見つめると榊は少し頬を赤らめた。
「わたしも早く大きくならないかな?」
そう言うとちよは腹をおさえていた手を上の方に持っていき
胸を寄せ上げてみたが、しわになるだけで全然ボリュームが変わらなかった。
「ちょっとだけなら盛り上がって来ているんですけど、、、」
その動作を見ていた榊の頬はさらに赤くなり
同時にかわいらしい膨らみかけのロリータに触れてみたいという衝動が溢れ出した。
「揉めば大きくなるよ」
そう言うと、榊は膝立ちになって
わざとらしく、ちよの何かのお菓子みたいなふくらみに触れた。
「痛いですよ、榊さん」
「お腹?」
きっかけをつかめばこっちのものと調子にのってお腹を撫ぜまわした。
「おなかはもう大丈夫ですよ、膨らみかけは触ると痛いんですよぉ」
もちろん榊もそんなことは知っていたが、、、。
「ここは?」
「あ〜ん、榊さん、へんなとこ触らないでくださいよー」
榊はさらにちよの下腹部に手を這わせた。
胸だけならちょっとしたおふざけだが、今度は話が違う。
今度はちよの顔が染まる
「やめてくださいよー」
そう言い、体を引いて抵抗しようとするちよを片手で捕まえ更にいたずらを続けて
榊はこう言った。
「私のも触っていいから」
訳のわからない一言、ちよの体のことなのに榊の体は何の関係があるのだろうか?
しかし、その言葉を聞いてちよは変な気持ちになった。
「、、、」
暫く間をおいてから、ちよは榊の股にゆっくり手を伸ばした。
「うぁ」
思わずちよは声を上げた、榊のあそこは湯船に入ってないのに
ビショビショで、触ると汁が滴り落ちたからだ。
それにつられて、ちよの幼い割れ目も湿り気を帯び、一気にエッチな気分になり
黙って榊のめくれあがったヒダを愛撫し始めた。
こうしてお互いに恥ずかしいところを撫であった。
ちよも榊よりも花は小さかったが縦筋もほころび
蜜も榊ほどではないが溢れてきていた。
2人ともあそこからピヤピチャいやらしい音を浴室に響かせていた。
ちよが榊の女の子の穴にその小さな指を出し入れしたりもして
高まってきた榊がもう片方の手で
自分で自分のヒダの上の方にあるマメを撫で始めると
ちよも自分のできものみたいのを自身で触りだした。
榊はちよの中への進入は相手が幼いから遠慮していたが
今までの自分への愛撫やその手馴れた自慰の仕方を見てもしかしてと思い
榊はちよの処女幕に覆われた穴に見当をつけて自分の小指を入れてみた
するり
簡単に入っていった、思ったとおりペンぐらいは使っているようだ
「や、さ、榊さん、、、ちよのおまんこイッちゃいます!」
榊はちよの引き金を引いてしまったようだ
ちよは普段からは想像もつかないような卑猥な声をあげる
榊が更に奥に小指を進めると
ちよは「ん!」と声を上げビクビク腰を痙攣させ
顔をしかめてアクメに耐えた、同時に
榊の小指が強く締め付けられ、榊の秘部を愛撫していたちよの手が
榊のヒダを力をいれてつねると
榊の方もそれがとどめの一撃になって、大きな快感の波が襲ってきた。
「い、、、ちょちゃ、、、あっ!あああっ!!」
ちよの手に榊のエッチな汁が振りそそいだ。
通し番号がおかしいね
順に(1)、(2)、(3)てことでよろしく。
今までもセルフサービス用にSSは少し書いてたけど
人前に出すのは初めてなんでなんかおかしなところがあるかも。
かなり手っ取り早く脱がせて、ご都合な展開だけど
堪忍してくんなまし。
>>518 自分で読むためだけにSSを書くとは。
ちよ榊も新鮮でいいですね。
>ちよの何かのお菓子みたいなふくらみ
なんだかこの表現好きです。
エッチな雰囲気が出ていてよかったと思います。
ただ、句読点の使い方に難ありです。
これを工夫すればもっと読みやすくなるでしょう。
(実際には、句読点の使い方は人によって違うので
どんなものが正しいかと言われると辛いのですが)
他の作品もUPキボンヌ。
「手っ取り早く脱がせてご都合な展開」であることは
なんらマイナスポイントにはならないと思います。
乙です。
……しかし
>簡単に入っていった、思ったとおりペンぐらいは使っているようだ
ぺ、ペン入れてんのか〜。(((((((( ;゚Д゚)))))))ち、ちよちゃん!
あれっ?保管庫いけないよ.
(なんでこんなことになったんだろう……)
もはや薄れていく意識の中で滝野ともはそんなことを考えていた。
今日は楽しみにしていた水泳の授業だったはず。
しかし、私は今、手足を縛られプールに沈んでいく。
幾らもがいても縛られた手足では水面に出ることはできなかった。
水中でただ暴れることしか出来ない私を見てきっと皆は笑っている。
ほんの数日前までは友達だったのに。
友達だって信じてたのに……
教室でともはお腹をおさえてうずくまっていた。座っているのもやっとといった様子で目をつぶり懸命に何かを我慢していた。そんな様子をクラスメート達はニヤニヤしながら眺めている
「よお!とも。」
「……よみ…」
底意地の悪い笑顔を浮かべてよみはともの後ろから声をかけた
「なに……よみ?」
「なに、じゃないだろ。つれないな。ともは。なあ、神楽」
いつの間にかともの後ろには神楽がいた。彼女もまた、よみに負けず劣らずうれしそうにともを見下ろしていた
「いや。私は心配なんだよ」
「……なに」
「今日もともがお漏らししたりしないかどうかだよ」
よみがともの顔を覗き込むと、ともの目には少し涙が浮かんでいた。
「だってここ四日間。毎日だもんな」
「高校生でお漏らししてるのって、きっとともだけだよ」
彼らの言葉でともはこの四日間のことを思い出してしまった
「だって!……みんながトイレに行かせてくれないんだ……」
三日前、ともがトイレに行こうとした時。みんなに押さえつけられた上よみにお腹をぐいぐいと押されて、ともはお漏らしをしてしまった。彼らはそれから三日間、ともをトイレに行かせず、学校内でむりやりお漏らしをさせているのだっ
「人聞きの悪いことをいうなよ……あ、ゆかり先生来ちゃったよ。」
「今日はお漏らしすんなよな」
「うあ…やめて……お腹、押さないで……」
「あははは!」
「はい。じゃあ、この部分を滝野さんにお願いしようかな」
「え……」
少しの刺激も今のともには尿意の限界を超えてしまうスイッチとなってしまう。立ち上がることすら今のともには酷なものであった
「はやく!前にでて、書いてちょうだい」
「あ……くぅ……」
なにかしゃべろうとしても、口を動かした瞬間にでてしまいそうで、言葉を出すこともできない。かといって、動くことも出来なかった
「……?なに?どうしたの。」
ともの様子を見て、少し心配そうにゆかり先生が尋ねてきた
「……く…ぁ」
「…?まあ、いいや。じゃあ、水原さん、滝野さんを保健室につれていって」
「はい」
ゆかり先生の言葉に促されよみがともによって来る
「ほら!立てよ」
(あっ……)
よみが無理やり手を引っ張りあげると、それがスイッチとなり、ともはとうとうお漏らしをしてしまった。ともは必死に止めようとしたが、一度出てしまうともう止まらず、ちょろちょろと教室に小さな水溜りを作るしかなかった
「うあ!きたねえ!」
ゆかり先生がおもわずそう叫んだ、その言葉に教室中が沸いた。クラスメート達が大笑いをしていても、とものおしっこは止まらず、どんどんと水たまりが広がっていく。涙も止まらなかった
「あんたは、もうオムツはいて学校にきなさい!」
ゆかり先生の言葉に再び教室中が笑いにつつまれる。
(ううっ……もうやだよ)
おしっこでびしょびしょになったスカートとパンツが気持ち悪くて、ともはまた泣いた
「大阪!」
「・・・・・・」
「大阪!!」
「・・・・・え?どないしたん?」
そろそろ町並みも秋らしくなってきた。十月の帰り道。
「今日の大阪なんかぼ〜っとしすぎじゃない?どうかしたの?」
智がめずらしく心配げに大阪の顔を覗き込む。
「いつものことじゃん」
暦が長い髪の毛をいじりながらつぶやいた。
「今日の大阪さんずっとぼーっとしてましたよ?」
ちよちゃんも心配げに大阪の方を見ていた。
「なんでもあらへんよ?」
そういって大阪はまた秋の澄んだ空を見上げていた。
大阪はその後もずっと皆の会話に入らず、ぼーっと空を眺めて歩いてるのだった。
「じゃあ、私ここまでやから。ほなら〜」
突然、大阪はみんなが帰る道と違う道を指差した。
「あれ?大阪さんってこっちの道じゃないんですか?」
「ん・・・・・・今日はちょっと用事があんねん」
「そーか。じゃーな。バイバイ」
智は 大阪に小さく手を振った。
「・・・・絶対なんかあるよな〜」
「まさか男!?」
「大阪に男?ありえね〜」
「ちよちゃん、どうなの!?」
「なんで私に!?」
大阪はある喫茶店に向かっていた。
秋の少し肌寒い風を全身に受けても足取りは軽かった。
喫茶店に着くと大阪はきょろきょろと周りを見渡した。
「あ、おった〜。マサキ〜」
大阪の視線の先には男が一人。
眠そうにうつむいている。
髪は茶色く、前髪が長いミディアムウルフ。
身長は大きく、180前後といったところだ。
「おせ〜よ」
マサキと呼ばれた男は不満そうに言った。
「マサキが早すぎるんや〜」
「一時間前からいたんだぞ・・・・・」
「・・・・・・・・」
「まあいいや。なんか食うか?」
「サンドイッチ〜」
「はいはい」
男キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
そろそろテディはどうでっしゃろ
期待待ち
535 :
松屋:03/10/20 21:41 ID:NZfa3TQL
Hしてぇ 神楽 20万 榊 20万 よみ 15万 智 10万 大阪 10万 ちよ 5万 ゆかり 2万 にゃも 8万
ちよより安いゆかり
ちよちゃんがリーズナブルだ…w
大阪とセットでキボンヌ。
539 :
松屋:03/10/21 18:22 ID:eSOwRLze
すみませんでした個人的な感情大な値段表で…
いまなら大阪さんとちよちゃんのセットに智ちゃんもつきますが…
ともちゃんはいらないからその分安くして
松屋さんは漏れと趣味が似てるのかなぁ…
好きなキャラ高ッ!
ブルマ、スク水の場合、プラス5万となります。
543 :
松屋:03/10/22 17:42 ID:Sawax7z0
2ch書き込み初心者なのですがsageって方がよかですか?
これからも書き込みたいので教えて下さい
保管庫が見れないのはどういう事…?
「お前食うのおせ〜な〜」
マサキはのろのろとサンドイッチを食べている大阪を眺めている。
「こんなよ〜さん食べれへん〜」
四つあるサンドイッチの内、大阪が食べたのはわずか一個半。
まだ十五分かけてまだ半分も食べていない。
「小食すぎだろ・・・・」
マサキはあきれた顔をして残ったサンドイッチに手を伸ばす。
気が付けば外はもう暗い。七時だ。
「うわ〜もう暗れぇ」
大阪が壁にかけてある時計に目をやった。
「もう七時や〜」
「結局ここに二時間もいたのか・・・・」
マサキはため息をついた。
「そろそろ行くぞ。歩」
立ち上がって大きく背伸びをし
椅子にかけてある灰色のパーカーをはおった。
「まってぇマサキ〜」
「おいてくぞ〜」
間違えますた。すいません。
>>545 >まだ十五分かけてまだ半分も食べていない。
最初の「まだ」は消し忘れです。すいません。
>>543 そうですね。下がりすぎたとき以外はsageたほうがいいでしょうね。
その日、ちよちゃんが、突然、学校を休んだ。
ちよちゃんが学校を休んだのは、その日が入学以来初めての事で
心配した榊とよみは、ちよちゃんのお見舞いに行く事になった。
本当なら、大阪、神楽、ともも行く予定だったが
ボンクラーズの三人は、日頃の成績の悪さから
ゆかり先生の居残り授業を受ける事になり、結局、よみと榊の二人だけとなった。
そして、ちよちゃんの家に行く道中、よみは微妙な気まずさを覚えていた。
よみの気まずさは、その隣で歩いている榊の存在による物だった。
よみから見る榊の存在は共通の友達を通じた友達の友達と言う間柄で
ある意味、とても微妙な存在だった。
仲が悪いと言うわけじゃない。だが、親しいとはっきり言えるほどでもない。
別に、榊の事は嫌いと言うわけじゃなく、むしろ好意を持っているのだが
榊の方が自分の事をどう思っているか分からず
それが不安であり、同じ、場所、空間を共有するには
いささかプレッシャーを覚えていた。
よみは、そんなプレッシャーを振り払おうと榊に向かって声を掛けた。
「たぶん、大丈夫だよ、ちよちゃん」
よみは出来るだけ明るく、フレンドリーに榊に向かって言うが
その時、榊の反応はよみの予想とまったく正反対の物だった。
「なんか、嫌な感じがする」
「えっ……」
クールで滅多に感情を表に出さない榊の表情は、その時、とても曇っていた。
いつも本当に学校が楽しくて大好きなちよちゃんが、学校を休んだ。
ちょっとやそっと体調が悪くても、毎日、学校に来ては溌剌と明るく
元気に振る舞うちよちゃんが何の前触れもなく突然、学校を休んだ。
そして、ちよちゃんと最も親しい榊は、その事をとても重大な事として捕らえている。
そんな榊の気持ちは、よみにとって考えれば分らない事ではなかった。
よみもちよちゃんがどれだけ学校が好きか充分に分っている。
それなのに、榊とコミュニケーションを取る為に発言した言葉は
とても不用意な気休め的な内容でしかなく、よみはあきらかに自らの失敗を覚えた。
より一層、気まずい空気が、榊とよみの間で流れた。
無神経な奴だと思われないだろうか?
ともなら、ここで強引に笑って済ませられるだけのパワーがあるが
はっきり言って、自分には出来ない。
よみは榊との間でギクシャクする事に内心ジレンマを抱きながら
無言で歩を進めると、ようやくちよちゃんの家が見えてきた。
「どなたですかー?」
インターホンには、ちよちゃんの声がし、よみと榊は互いに安堵の息を漏らした。
「ちよちゃん、よみだ、お見舞いに来てやったぞ」
「えっ、ええ!?」
ホッとしたのも束の間だった。突如、お見舞いと聞いたちよちゃんは尋常ならぬ驚きの声を上げた。
「だっ、大丈夫です、いっ、いや、今日は、ちょっと、まだ体調が悪くて、いや、ともかく、お見舞いしてもらうほどのたいした病気じゃ、ありません!」
インターホンから告げられるちよちゃんの声は、聞くからにとても乱心した様子がうかがえ、何を言いたいのか、まったく分らなかったった。
しかし、ちよちゃんがお見舞いを嫌がる、拒絶しているとみたいな様子だとは分かった。
「どっ、どうしたんだ、ちよちゃん?」
「だっ、大丈夫です!」
よみはちよちゃんのあまりの様子が気に掛かり聞いてみるが
返って来るちよちゃんの返事は、とても大丈夫そうではなかった。
「ちよちゃん」
ふと、榊はよみに変わってインターホンに出た。
「さっ、榊さん?」
「どうしたんだ、ちよちゃん? みんな心配しているんだ、わけぐらい、聞かせてくれても……」
「みっ、みんな……、ともちゃんも、大阪さんも……」
榊のとても静かな声はちよちゃんに通じた様子だった。
「いや、今日は私と榊だけどみんな心配して……」
「榊さんとよみさんだけですか!」
「えっ!?」
突然、ちよちゃんの声音に変化が生じた。
お見舞いに来たのが榊とよみだけだと分かった時点で……。
「入ってきてください」
「えっ!?」
それまでの態度が一変したちよちゃんの言葉とともに
美浜邸の門が音をたてながら開いた。
一瞬、よみと榊の二人は、その突然の変化に戸惑った
だが、多くの疑問を覚えた二人はすぐにちよちゃんの元に向かった。
「ちよちゃん!」
正確には一日も経っていなかったがそれでも会う経緯を考えれば
ようやくとも言え、榊とよみはちよちゃんと面会を果たした。
ちよちゃんは思ったよりも元気そう、いや、いつもとまったく変わらない顔色だった。
「どうしたんだ、ちよちゃん、突然、学校を休んだりして、風邪か?」
よみは何が原因で学校を休んだのか確かめるべくちよちゃんに聞いた。
すると、ちよちゃんの表情はにじみ出る様に悩みの色が浮かび上がっていった。
「かっ、風邪じゃありません……」
「えっ、風邪じゃない?」
「はい、けれど、病気に掛かってしまいました」
「病気?」
「はい」
ちよちゃんは表情をウルウル潤ませて、よみに吐露した。
そんなちよちゃんの様子は、ウソ、偽りはまったく感じられず
あきらかに重大な問題を抱えている様子だった。
「どっ、どうしたんだ、ちよちゃん?」
よみは緊張感が込み上げるのを覚えながら
恐る恐る、ちよちゃんの病気の原因を尋ね
榊もちよちゃんの様子を真剣に見つめていた。
ちよちゃんは、そんな二人のクラスメイトに見つめられ
勇気づけられたように立ちあがっては、突然、着ていたパジャマのズボンを下ろした。
「あっ、ちよちゃん!!!」
「あああ!!!」
よみと榊の二人は、まるで落雷にでも打たれたかの様に声を出した。
パジャマのズボンを脱いだちよちゃんは同時にショーツまで脱ぎ去り
よみと榊の二人に対して自らの股間を晒した。
そこには、絶対にある筈がない、女の子のちよちゃんにとって
あるわけがない物がちよちゃんの股間に存在していた。
「ちっ、ちよちゃん……」
よみは、驚きのショックが体中を走り抜ける中
口を震わせながら、そのちよちゃんの露になった股間を指差した。
「ちっ、ちよちゃん……」
榊も、そのちよちゃんの股間に視線を奪われながら呆然とつぶやく。
ちよちゃんが、学校を休んだ原因
それは、ちよちゃんに男のペニスが生えてしまった事だからだと言う事に
よみと榊が理解するのは、それから、もうしばらく時間が必要だった。
「あっ、あさ、目が覚めて……おっ、おトイレにいったら、これが、突然……」
ちよちゃんは榊とよみの二人に泣きじゃくりながら、事情を説明した。
無理もなかった、朝、目が覚めたら突然、自分が男になっていたなんて
自分の身に置き換えてもショックでおぞましい事
ましてや、いくら飛び級だといっても、まだまだ幼いちよちゃんが
そうなってしまった事には、その精神的ダメージは計り知れない。
「もう、なにがなんだか、分からなくなって……それで、学校を……」
「ちよちゃん」
泣きながら、懸命に学校を休んだ事情を説明するちよちゃんに
榊は耐えきれなくなった様子で、ちよちゃんを抱き締めた。
抱き締められた、ちよちゃんは榊の胸の中で大きく泣き出し
よみはそんな二人の様子を冷静になって見つめた。
(そうだよな、確かに、こんな病気、特にともなんかに知られたら……)
よみは、なにげにちよちゃんの病気が、あのボンクラーズの三人に知られたらと想像してみた。
それは、はっきりと思い浮かびはしなかったが、それでも
大阪のシャックリ事件の時と同様、いや、それ以上の騒ぎ、無茶を
しでかすのが容易に想像出来た。それにしても……
よみは、チラッとちよちゃんの股間を覗き見た。
すでにパジャマのズボンを着ていたが、さきほど見た
ちよちゃんのペニスは、恐ろしく立派な物だった。
長さはおよそ、二十センチ以上はゆうにあり
太さも、その長さに似合った充分な太さで
例え、もし仮にちよちゃんが男だったとしても、絶対に似つかわしくない
剛棒がちよちゃんの股間に生えてしまっていたのだ。
改めて信じられない病気であった。
「ちっ、ちよちゃん、そっ、その、何か、体調面の変化はないのか?」
「たっ、体調面ですか?」
「あっ、ああ、体の調子の方で熱とか?」
「いえ、ありません。熱も体温計で計ったら平均温度でした」
「そうか……」
「でも……」
「でも?」
「ただ、なんとなく、体の奥底がムラムラしてきくるような……」
「ちっ、ちよちゃん!」
よみは、ちよちゃんの病気の症状を伺ううちに大きな驚きの声を出した。
まさか、ちよちゃんは、ただペニスがはえてしまっただけでなく
本当に男になってしまうようなコメントに感じられたからである。
しかし、そんなよみの反応は敏感にちよちゃんに感じ取られた。
「まっ、まさか、私、このまま、治らないのかも……」
「ちっ、ちよちゃん!」
「これじゃあ、もう二度と学校に行けないです!……」
ちよちゃんは悲痛な声でそう叫ぶと、再び榊の大きな胸で泣き始めた。
「ちっ、ちよちゃん……」
よみは泣きじゃくるちよちゃんに呆然と言葉を失った。
傷つけるつもりはなかったのだが、それでも
泣きじゃくるちよちゃんを見るによみの胸はとても痛んだ。
まさに、ちよちゃんにとっては絶体絶命のピンチだと言っていい。
だが、そんな緊迫する空気の中、沈黙を守っていた榊が
自分の胸で泣きじゃくる、ちよちゃんに優しく声を掛けた。
「ちよちゃん」
「さっ、榊さん……」
「大丈夫、ちよちゃん、そんな病気、私が絶対に直してあげる」
榊はそう言って、ちよちゃんの頭を撫でた
頭を撫でられたちよちゃんは大きく声をあげて榊に抱き付いた。
「さっ、榊……」
ちよと榊の二人の熱い抱擁を見つめるよみは心配げな声を榊に掛けた。
確かに榊の気遣いはよみにとっても痛いほどよく分るが
それでも、現在、ちよちゃんに掛かった奇病に対して
なんの知識も経験がない、ただの女子高生である榊の言葉は
やっぱり気休めにしかならないとよみは現実的に思っていた。
そんな、よみの様子を受けた榊はふとそこでちよちゃんに対して質問した。
「ちよちゃん、まだムラムラしてるの?」
「えっ……はっ、はい……」
そうちよちゃんが涙混じりに答えた後、榊は
よみに一時、視線を向けてそのままある所に視線を誘導させた。
「えっ!?」
榊の視線に誘導されて、よみが見た物は
まさにパジャマのズボンを突き破らんばかりに
その一点を張り詰めさせたちよちゃんの下半身で
それは榊のお腹の当たりに突き当たっていた。
「まっ、まさか……」
もし、よみの推理が正しければ、ちよちゃんは榊に対して
榊の胸に顔を埋めている事に無意識のうちに興奮、欲情している事になる。
榊はそれをどうにかしてやろうというつもりなのか?
「ちよちゃん、ちょっと見せてみて」
「えっ!?」
榊はちよちゃんの両脇に手を入れ、ちよちゃんを立たせると
ちよちゃんのパジャマのズボンに手を掛けた。
「あっ!?」
榊がズボンをずらすと、再び、ちよちゃんの剛棒は
跳ね上がるように姿を現し、ズボンをずらした榊自身も驚いた。
「さっ、榊さん……」
「だっ、大丈夫……」
恥ずかしがるちよちゃんを落ち着かせるように言った榊は
そっとそのちよちゃんの剛棒に手を添え口をゆっくりと開いた。
「さっ、榊……」
ちよちゃんと榊のやりとりをジッと見つめていたよみは
その時、榊が何を考えているか分った様な気がした。
おそらく、榊もそのちよちゃんにペニスが生えてしまった病気に対して
自分はなんの手立てがない事ぐらい理解していた。
けれど、ただ何も出来ないだけじゃなく
少しでもちよちゃんの傷ついた気持ちを癒してあげようと
体を張ってちよちゃん慰めようとしているのだった。
「あっ、榊さん、汚いです!」
「大丈夫、ちよちゃんのだから汚くない」
ようやく榊が何をしようか理解したちよちゃんは
慌てて制止の声を発するが、榊は何も気にする事なく
ちよちゃんの剛棒を口いっぱいに頬張った。
「あっ!」
榊に、自身の剛棒を頬張られたちよちゃんはパジャマの上着の裾を握り締め
体をビクビク震わせた。
榊は上目遣いで、そんなちよちゃんの様子を見守りながら口をモゴモゴと動かせた。
「さっ、榊さん!」
ちよちゃんは、榊の口の感触に堪えきれなくなったのか腰を引いて逃げようとした。
しかし、榊は素早くちよちゃんの腰に手を回して動きを封じた。
「あっ、ダメ、榊さん、でっ、出る、何か出る!」
悲鳴に近いちよちゃんの叫びの直後、突然、ちよちゃんの腰がブルブルと振るえた。
「ううっ!」
腰が震えた直後、榊は口元を押さえてちよちゃんの剛棒から口を離し
その様子見ていたよみは「まさか……」と呟いた。
榊は手で口元を隠しながらも、その口の端から尖った顎へと白い粘液がツーと流れていた。
ちよちゃんは、榊の口奉仕に射精していた。
「うっ、うん……」
榊は瞳を閉じ顎を上げて大きく息を吸い込むとともに喉元を震わせた。
「のっ、飲んだ?……」
よみは呆然と、榊の様子を見守る中、そう呟くと
榊はよみに対して静かにうなずきを見せ再びちよちゃんに顔を振り向かせた。
「どう、ちよちゃん、スッキリした?」
「あっ……」
榊に様子を聞かれるちよちゃん。
だが、ちよちゃんにはその問いにどう答えていいか分らなかった。
確かに榊の口で爆ぜてしまった後は、例えようもないぐらいの快感が全身を駆け巡り
確かにスッキリしたが、すぐさま体は燃え上がる様に熱くなり、さらに前以上にムラムラしてきた。
そしてそんな体のバロメーターは如実にちよちゃんの剛棒に現れていた
「ちよちゃん……」
榊はちよちゃんの剛棒を見つめその状況を悟った。
「さっ、榊さん……」
ちよちゃんは泣きそうになりながらすがる様に榊の名を呼ぶと
榊はそんなちよちゃんにニッコリと微笑んだ。
「大丈夫、私に任せて」
榊はちよちゃんを勇気づけるように言っては
立ち上がり着ている制服に手を掛けた。
「榊!……」
よみは榊が次に何をしようというのか瞬時に悟った。
榊は制服を脱ぎそして下着も脱いでは豊満な肢体をちよちゃん、よみの前で露にした。
「榊……」
よみも、それなりにスタイルがいい方だと周りから言われるが
それでも榊を前にして、その言葉は消え去り圧倒された。
とても優雅な線を描く引き締まった長い足
綺麗な逆ハート型のヒップに深く長いくびれ
そして、何よりも、榊の体の象徴とも言えるそのバストは
たわわに見事なまでに充実し先端のピンクの乳頭がツンと尖った、とても綺麗な乳房であった。
「凄い……」
よみは生まれたままの姿になった榊に向かって自然に低く呟いた。
「ちよちゃん、ベッドに……」
「はっ、はい」
榊はゆっくりとベッドに腰を下ろし、あお向けに寝ては
ちよちゃんに向かって両足をゆっくりと開いた。
そして完全に榊の秘所が露になった時、ちよちゃんは思わず声を出した。
「あっ!」
ちよちゃんの驚きの声を受け、榊は顔を真っ赤にさせ両手で顔を覆った。
すべてが完璧なまでに整った榊の美しい体
だが、唯一、その秘所だけは、想像にも出来ないほど
太くて固い恥毛に満ち溢れ、恥丘全体にまで覆い茂っていた。
「ちっ、ちよちゃん……」
「はっ、はい」
「あっ、あんまり見ないで……ちよちゃん……私、お尻の方まではえてるから……」
榊は顔を隠しながらとても申し訳なさそうにちよちゃんに謝った。
「さっ、榊さん……」
ちよちゃんは必死に羞恥に耐えている榊を見据えゴクッと唾を飲んだ。
そして、パジャマの上着を脱ぎ自分も榊と同じ生まれたままの姿になった。
「ちよちゃん……」
もう完全に、その榊とちよちゃんの二人に取り残されたよみは、ちよちゃんを見た。
ちよちゃんはどうしたことか、少し体が逞しくなった様な気がする。
女の子と言うよりも、男の子と言う感じがして
それは、ちよちゃんにペニスが生えてしまった事からそうなったのか
それとも、たんなる錯覚なのか、よみは分らなくなる中
ちよちゃんは、そっと榊の恥部にキスをした。
「ちっ、ちよちゃん!」
突然、自分の最も恥ずかしい場所にキスされた榊は
体を震わせてちよちゃんの名前を呼ぶがちよちゃんはそんな榊に対して言った。
「恥ずかしくなんかないです、榊さんのアソコ、私はとっても好きです!」
「ちっ、ちよちゃん……」
榊は、そう答えるちよちゃんに、奇病に掛かって傷ついた物とは思えない
いつもの明るく溌剌とした、ちよちゃんを感じさせ
ちよちゃんは無数の恥毛に覆われた、榊の恥部に舌を這わせた。
「ああ!」
榊はちよちゃんに秘所を舐められる事に、大きな声を出し体を震わせて反応した。
そして、ピチャ、ピチャとちよちゃんが榊のアソコを舐める音が離れて二人を見る
よみのところにも届いた。
「榊さん……」
ちよちゃんは顔をあげて懇願するように見つめた。
榊はそんなちよちゃんのまなざしを受けて、コクリとうなずき、「来て」と小さく呟いた。
ちよちゃんは自らの剛棒を掴み、しっかりと榊のアソコにあてがっては勢い良く腰を前に突き出した。
「あっ、ああ!!!」
「榊さん!」
二人の矯声が同時に響き合う中、よみは顔を真っ赤にさせながら陶然と二人を見つめた。
あまりにも現実離れをした光景によみ自身、頭の芯がボーッとし
何をどう理解すればいいのか分からなくなってきていた。
そして、ベッドの上で榊と一つになりぎこちなくとも激しく腰を振るうちよちゃんを見て思った。
(榊とちよちゃんがセックスをしてる……)
よみは呼吸は少しずつ乱れ、身体が体温が急速に高まり
その奥には疼くような感触を覚えながらも無我夢中に二人のセックスを見つめた。
「ちっ、ちよちゃん!」
榊は激しくちよちゃんの名前を叫びながら
しがみつくようにちよちゃんに抱き付いた。
「榊さん!」
そんな榊にちよちゃんは榊の名前を呼びながら腰の動きを停止させ
榊の呼び声に呼応するかのごとく榊の名前を叫んでは腰を小刻みに震わせた。
「ハァハァ……」
ちよちゃんは、呼吸を整えつつ、ゆっくりと榊の中から
剛棒を引き抜きながら、榊の様子を見た。
榊は、半分失神したような状態で、忘我の境地に浸っていた。
「まだ……」
ちよちゃんは独り言を呟いた後、ふとよみの方に顔を振り向かせた。
それまで、ジッとちよちゃんの様子を見ていた。
よみは視線がぶつかった事に、思わず「えっ!?」と声を出すと
ちよちゃんはベッドを降り、榊から離れよみの元に向かって来た。
「ちっ、ちよちゃん?……」
「よみさん、いいですか?」
「えっ!?」
「榊さん、ちょっと疲れたみたいですし、よみさんと……」
「わっ、私と?……」
よみは一端、ちよちゃんの顔をから顔を逸らすが、その先にはしちよちゃんの剛棒が視界に侵入してくる。
ちよちゃんの剛棒は、二回は放出しているのに収まる事なく依然と精強さを発揮していた。
「よみさん」
「あっ」
ちよちゃんはよみに抱き付き、よみは押し倒される様にちよちゃんに組み敷かれた。
決して強引な力任せではなく、よみ自身身体に力がまったく入らなかった。
ちよちゃんに上になられたよみはスルスルと手際良く着ている物を脱がされた。
よみは脳裏ではちよちゃんが何をしようかハッキリと
分かりつつも、その事に対してなんら行動が出来ない、体が動かない
心と体が分離した様な状態だった。
ちよちゃんに身包みを剥がされたよみの身体は
さすがに榊と比べて、幾分、突出した物はなかったが
それでも充分なほどの発育具合を示していた。
「ダッ、ダメ、ちよちゃん……」
よみはかすかに残った理性を振りしぼり、ちよちゃんに懇願するが
ちよちゃんはさきほど榊と実践した事同様
ゆっくりと、すでに充分に濡れそぼっていたよみのアソコに自らの剛棒を突き刺した。
「あっ、あああん!」
よみの大きな嬌声が響き渡る中、飛び級で天才のちよちゃんは、そっちの方に才能があるのか
すでに手慣れた腰使いを発揮し、パン!パン!パン!と
乾いた破裂音を連続して鳴らし、よみを激しく責めたてた。
「ダッ、ダメちっ、ちよちゃん……」
「よみさんの中、凄く熱くて……とてもヌルヌルしています」
「いっ、いや!……」
よみは必死に歯を食いしばり、自分を保とうとした。
だが、コケの一念岩をも貫かんばかりの、ちよちゃんの鬼のような抽送の前には……。
「あっ、ダッ、ダメ、ちよちゃん、来る、来る!……」
「イキますよ、よみさん!」
「ちよちゃん!」
ちよちゃんの抽送に合わせてこみ上げる戦慄は早くもよみの全身に駆け巡りを見せ
よみの理性は激しい衝動にさらわれていった。
「うっ……」
榊は、時折、耳に響いてくる声にじょじょに意識を呼び戻し、瞼を開いた。
ほんの少ししか眠ってなかったせいか頭は寝起きながらはっきりとしていて
心地好いけだるさが全身を包んでいた。
「ちよちゃん?」
榊は自分と一緒に居るはずだった、ちよちゃんがいない事に気が付きちよちゃんを探した。
すると、ちよちゃんは部屋の隅、自分と一緒にお見舞いに来た
よみに自らの剛棒をしゃぶらせていた。
よみは、そのトレードマークのニーソックス以外は
自分と同じ、生まれたままの状態で、陶然とした表情で
一心不乱にちよちゃんの剛棒に御奉仕をしていた。
「あっ……」
榊はその光景に、さきほどの感覚が急速に体内に蘇り脳裏に強い信号が送られた。
そして、ゆっくりとベッドからおり、四つ脚でちよちゃんとよみの元に向かった。
「ちよちゃん……」
「あっ、榊さん」
ちよちゃんは、よみの口奉仕を受けつつも首をいっぱいに振りか向かせ、目を覚ました榊の姿を確認した。
榊はいつも固く閉じた口を半分開き、ボーッとした表情で
ちよちゃんの後ろ姿、ちよちゃんの小さなお尻に視線を止めた。
「ちよちゃん」
榊はゆっくりとちよちゃんのお尻にキスしては、そのままちよちゃんのお尻に顔を埋め、舌を這わしては、ちよちゃんのアナルを舐めた。
「ああ!」
ちよちゃんは、前をよみ、後ろは榊に奉仕される事に声をだした。
そして、最初の、榊の口奉仕から数えて四度目の体中に走り抜ける快感を味わった。
「どうも皆さん、心配を掛けました」
「ほんまに大丈夫、ちよちゃん」
「ええ、もうすっかり大丈夫、元気です」
教室にはちよちゃんの周りにはいつもの面々が輪を作っていた。
榊とよみがお見舞いにちよちゃんの行ってからまだ一日足らず。
姿を見せたちよちゃんはすっかり元の元気で明るくカワイイ、女の子のちよちゃんだった。
結局、あの病気はなんだったんだろう?
よみはちよちゃんが中心の輪から少し離れた所で疑問に思いつつも
ちよちゃんの様子、昨日、凄く逞しかった男のちよちゃんと
まったく正反対の女の子のちよちゃんの様子を比べるに考える事を辞めた。
大阪の言葉ではないがちよちゃんは小さくて可愛い女の子だかちよちゃんなのだ。
よみはそう結論をくだし、納得した気持ちで視線をちよちゃんから外すと
ふと、そこで、榊と視線が合った。
榊はよみと視線が合った事に、小さな声で「あっ」つぶやき照れた風に表情を赤らめた。
よみも榊に遅れ昨夜の情事を思い出したゆえに羞恥に顔を赤らめるのであったが
その時、榊はよみに対して「フッ」と笑みを浮かべた。
「えっ!?……」
よみはそんな榊の笑みに戸惑った。
榊の笑みは何を意味しているのか? 今回のちよちゃんの男の子化事件の解決に対する笑みなのか
それとも、ただ恥ずかしさを振り払う笑みだったのかよみにはいまいち分からない。
けれど、そんな榊の笑みは、今まで読みが感じていた榊に対するぎこちなさをまったく覚える事無い
幼馴染みのともとかと同じ様に感じる身近な笑みであり、そんなに悪い物ではなかった。
うぉぉぉぉぉおぉ!!続きキボンヌ
「逆襲のよみ」の作者さんとみた
続き読みたいッス!
これは榊×よみの布石だといいなぁ。
あずまんが大王の才媛コンビだし
とも 「前から思ってたけど、あんたら自分の能力を生かしきれてないわ!」
榊 「?」
ちよ 「なんですかそれ?」
とも 「ユーチョーなこと言ってんじゃねえ!! つまりだ!!
もし私が榊ちゃんの巨乳と」
榊 「……(赤面)」
とも 「ちよちゃんのロリルックスとロリ声を手に入れたら!」
ちよ 「(汗)」
大阪 「私の関西弁と体硬いのもあげるー」
とも 「うわ! 余計な能力をて手に入れた!」
ちよ 「手に入れたらどうするんですか?」
とも 「こうする!」
(妄想開始)
とも 「えへへー☆」
男子1「う、うおーっ! 身長133センチなのに80台後半……いや90台かもしれない
バスト! そして中の人の姿を想像できないロリボイス!」
男子2「 (;´Д`)ハァハァ」
とも 「ふふ……あわてんといてな。ほしたら、おっぱいでこすってあげるわ……」
男子3「お、俺が! 俺が!」
男子4「なっ、コラ! 俺が先だぁぁ!!」
とも 「せやからあわてんといて……んしょと、これでええんな」
男子5「うわ……実年齢○学生なのに巨乳なロリ少女が俺を見上げながら胸で……!」
とも 「どお? 気持ちええ?」
男子5「う、うん……」
とも 「もっと気持ちようなってな……おにいちゃん(はぁと)」
男子5「ぐはあああっ!!」
とも 「きゃっ!」
男子6「ゴルぁぁ!! てめえなんてことしやがる!! 勝手に出しやがって!!」
男子7「ぶ、ぶっかけるなんて……うらやましすぎだー!!」
男子8「し、しかしあのおにいちゃん(はぁと)攻撃食らったらこの中の奴全員
確実に一瞬で墜とされるぞ……」
とも 「あー……。べとべとになってしもた……」
男全員「(ごくり)……」
男子9「俺のモンじゃあああ!!」
男子10「てめえに渡すかゴルぁぁぁ!!」
(紆余曲折)
男子18「ハ、ハァハァ……と、ともちゃん」
とも 「やさしゅう……して」
男子18「くわぁぁっ! たまらん! も、もちろんだ! だ、だからはやく足を……」
(ぎぃぃぃぃ)
男子18「あれ? 足を開いて……」
(ぎぃぃぃぃ)
とも 「いたいいたいー! それ以上開かへん!」
男子18「か、体硬すぎ……これじゃ入れられねーよ!」
(妄想終了)
とも 「ほらみろー。大阪能力のせいで変になっちゃったよー」
ちよ 「よみさーん。またともちゃんが変な妄想を」
よみ 「(汗)」
榊 「……(真っ赤)」
神楽 「おーっと待ちなー。私の能力が入ってないぜー」
とも 「おまえ能力ねーじゃん」
神楽 「なにィ。あるだろ!? ……その、胸……とか」
とも 「それ榊ちゃんのもらったからいらない」
神楽 「う……」
とも 「ロリ声少しわけてやろうか?」
神楽 「同情っぽく言うなー!!」
神楽 「そもそもともこそ能力ねーだろ。容姿も属性も他にも特にないだろ」
とも 「う……あ、あるよ。よみは『ともは胸揉むのがうまいなぁ』って
褒めてくれるよ」
神楽 「そうか……お幸せにな」
とも 「えっ、あ、うん」
とも 「とにかく! 私の胸揉みテクをとくと御覧あれ」
神楽 「ほう。そこまで言うならちょっとやってみ?」
とも 「了解」
とも 「ちょいやー!!」
神楽 「あ……うぁぁぁぁ!! あっ、うあっ、ああっ!! ダメっ!!
あああああっ……!(びくびくっ)」
とも 「しまった……ちょっと本気出しすぎた……」
おしまい。
おーナイスネタ
>>570 最も疎遠な間柄の榊とよみ。その差を埋める、お肌の触れ合いコミュニケーション
いいね。だれか書いてくれんかねぇ
578 :
☆:03/11/01 13:31 ID:c/yMB81U
>571〜574
すばらしいです! しかし、ともちゃん、あんた公衆の面前でナニ話してますか。
なにげに>574でのろけてるし…。
引き続き、電波受信したらまたお願いします!
>577
榊×よみ支持者達の妄想をかき集めれば…。職人さん達が書きづらいのは、とっかかりがないからなのではないでしょうか。
ほんの少しの妄想でも、それが呼び水となって…。
新地開拓となればあずまんがスレ入り浸り者としても嬉しい限りです。
579 :
松屋:03/11/02 18:16 ID:F4QWyfgY
榊×暦+αができるまでリレーいたしませんか?
賛同していただける方挙手していただけたら助かります…
ノシ
581 :
松屋:03/11/04 04:01 ID:4c1qAHPx
やはり賛同していただける方が少ないみたいなのでこの案は無かったことに…
自分は今日のフ〇TVの軍用アニメを小泉〇太郎のせいで見逃したので逝ってきます…
末永くあずまんが大王を愛して下さい
それでは…………
寒い時代になったな・・・
「きゃっ!」
突然の春風にあおられて、ちよちゃんのスカートが捲れ上がる。
ちょうど後ろを歩いていた私には、その中身がハッキリと見えてしまった。
ねここねこ柄がプリントされた、かわいいパンツだった。
私は内心ドキドキしたけれど、表面に出さないようにして
ちよちゃんに声をかけた。
「おはよう」
私が挨拶すると、ちよちゃんは顔を赤らめながら
「おはようございます、榊さん」
と答えた。
少し駆け足で追いつき、並んで歩き出す。
「あの……」
ちよちゃんはモジモジしながらなにか話したそうにしている。
「あの……見えました?」
どうやらスカートがめくれたのを気にしてるらしい。
「うん、見えた……」
私がそう言うと、ちよちゃんはさらに顔を赤くしながら
「うー、やっぱり……」
と言って小さくなってしまった。
フォローしなきゃ、と思ってあわてて言葉をさがしていると
「やっぱり、ネコさんのパンツなんて子供っぽいですよね……」
とつぶやく声がした。
「ネコさんのほうがかわいくていいよ……」
私もつぶやいた。
正直な気持ちだった。
小学生の頃から成長の早かった私は、
いわゆる「かわいい」服を着たことがなかった。
下着にしても、大きいサイズのものとなると
必然的に「かわいい」プリントのものは少なくなる。
だから、アニメプリントのパンツは私にとって憧れだったのだ。
「榊さん、さかきさーん」
ちよちゃんが呼ぶ声でフッと我に返る。
いつの間にか学校のそばまで来ていたみたいだ。
体育の時間……。
更衣室で着替えている最中も、ちよちゃんのパンツを眺めてしまう……。
こうして見ると、ねここねこのパンツはちよちゃんにピッタリと似合っている。
私もあんなふうにカワイイ子供だったら……などとありえないことを
考えてしまう。
「榊さん、どうかしたんですか?」
突然話しかけられて驚いた。どうやら私の視線に気付いたらしい。
「いや、その……かわいいな、って思って」
なんだかよくわからない答え方になってしまったけれど、
ちよちゃんは特に気にならなかったらしい。
追求される前に更衣室を出ることにした。
今日の体育はソフトボールだった。
私がバッターボックスに入ると、ピッチャーは緊張の面持ちでグラブを構えた。
外野に眼を向けると、ちよちゃんが慣れない手つきでグラブを叩いている。
バットを構えたものの、さっきの事が気になってしまう。
ちよちゃんは私のことを変な人だと思わなかったのかな……。
そんな事を考えていたせいか、絶好の球だったのにバットを
振り遅れてしまった。
「レフト、バーック!」
ピッチャーの叫びに応えて、レフトのちよちゃんがフラフラとバックする。
フライになった打球は、山なりの軌道をえがいて落ちていった。
(スコーン!)
打球は、ちよちゃんの脳天を直撃していた。
「ちよちゃん!」
試合そっちのけでちよちゃんの所へ走る。
ちよちゃんは白目をむいたまま倒れていた。
当たり所が悪かったせいで、気絶してしまったようだ。
「どうしよう……?」「大丈夫かな……」
みんなが心配そうに騒ぐなかで、黒沢先生が叫ぶ。
「はい! みんな落ち着いて!」
「榊さん、美浜さんを保健室まで運んであげて」
先生の命令に、反射的に「はい」と返事して、
ちよちゃんをそっと抱き上げた。
軽く、柔らかい感触……。
抱き上げたとき少し動いたものの、起きる様子は無いので
そのまま静かに保健室まで歩いて行った。
∧_∧
( ;´∀`) <ちんこ立ってきた・・・
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
>>587からの続き
保健の先生は、出かけていた。
「困ったわね、今日は午後まで出かけてるって話しだし……」
黒沢先生が思い出したように言った。
「とりあえずベッドへ寝かせてくれる?」
ちよちゃんの身体をそっとベッドに寝かせると、黒沢先生が胸の辺りを
押さえる。
「心臓も脈拍もしっかりしているし……」
続いて頭頂部の髪の生え際を探っている。
「外傷はないし……骨もしっかりしているわ」
そこまで調べた後で、決断するように言った。
「体育の時間が終わるまで様子を見ましょう」
私はすかさず先生に言った。
「先生、私美浜さんに謝りたいんです……
一緒に付いていてもいいですか?」
「そうね、誰か様子を見ていないとダメだし……
お願いしようかしら」
先生達は校庭に戻り、保健室には私とちよちゃんの二人が残された。
590 :
☆:03/11/04 18:14 ID:5AbdTtFA
榊×ちよの作品ってあまり見ませんね。その上、榊の一人称……楽しみです。
>581&582
そう悲観的になることも無いのでは…? 思うに、リレー小説に参加できるのは以下の条件を全て満たした人だけですから。
@SSが書ける A時間の余裕がある B頻繁にここに訪れていて、リレーの告知を見た
それに、どのような方向性で書かれるのかわからないので、ちょっと二の足を踏んでしまったのかもしれませんし…。ノープロブレム・ドントマインドですよ。
作品化家内ならコテハンヤメレ
NGワードスルーするからウゼェ
ちよちゃんに触発されて榊さんは
猫パンツをはき始めたのか?
かおりんのライバル?出現の予感!
夏休みのある日。漫画を読みながら、智はぼうっと窓の外を眺めていた。視線の先には、
暦の家がある。ふと、暦の家に誰かが訪れた気配がした。智は慌てて、自分の姿を外から
見られないように隠しながら、暦の家の様子をうかがう。
やがて、暦が来訪者を迎えに出た。来訪者を迎える暦の顔は、うきうきしている。
皆で遊園地に出かける前日にも、あんな顔をしていた。けれども、どこかあの時とは
表情が違う気もする。昔から暦の顔を見ていた智にはそう思えた。来訪者は、4日前にも
暦の家を訪れていた。それ以前にも、何日かおきに人目を忍ぶように暦の家に来ていた。
暦の彼氏が、完全に家の中に入って見えなくなると、智はカーテンを閉め、机の
小物入れの中に隠してあるイヤホンと、ベッドの下の収納スペースの下着の中に
隠してある機械を取り出した。機械とイヤホンを繋ぎ、部屋の入り口の鍵がかかって
いることを確認する。そして、ベッドに寝そべり、イヤホンを耳につけた。
イヤホンからは、暦と彼氏の話し声が聞こえた。他愛のないことを喋りながら、
ときどき笑い声が混じる。暦の声は、いつもよりちょっとよそ行きの声に智には聞こえた。
けれど、それでもまだそれほど違和感を覚えるものではなかった。
やがて、暦が
「お茶もうないだろ。入れてくるよ」
と言って席を立った音がした。すると、ごそっという音とともに、彼氏の声がした。
「いいってそんなの。なあ水原……」
「……! ん……もう、お盆落とすところだっただろ」
暦と彼氏がキスをしたのが分かり、智はちょっと身を固くするとはあっ、と小さく
ため息をついた。イヤホンからは、すでに暦と彼氏がキスの続きをする音がしている。
智は、もう一度ドアの鍵がかかっていることを目で確かめて、ついでに起こした体を
ベッドに座ったまま壁にもたれかけさせた。
暦に彼氏がいるのに気がついたのは、智が今日のように窓からぼんやりと暦の家を
眺めていたときだった。男が暦の家にやってきて、数時間して帰っていくのを
見ていたのだが、初めはこの男が暦の彼氏だとは分からなかった。けれど、男が
一週間から数日のペースで暦の家にやってきて、そしてときどき暦に笑顔で玄関まで
見送られて帰っていったり、ときには二人でそのまま一緒に出かけてしまう光景を
見ていれば、智でも二人の関係を推して知ることができた。
智は探りを入れようと、暦の家に遊びにいったときに訊ねてみたこともあった。
「最近うきうきしてるけど、なにかあったー?」
「ん? 別に? なにもないけど」
「うーん、当てたげる。そだね、彼でもできた?」
「ははは。まさか。そういうそっちはどうなんだよ」
そう言った時の暦の言葉にちょっと陰があったような気がしたのは、幼なじみ故の
長い付き合いからくるものなのだろうか。けれど智は、別に暦に彼氏がいるのだと
知っても、それを暦に訊いてさらっとかわされても、その時はそれほど気にしなかった。
自分よりスタイルもよくて大人っぽい暦なら当然かなと思ったりもした。
そんな智が暦の部屋に盗聴器をしかけたのは、テレビの犯罪特集がきっかけだった。
小型で、性能のいい盗聴器が自分の小遣いでも買える。そのことを知った時、ふと智の
頭に、考えがひらめいた。
「そうだ、これでよみの彼氏がどんなやつか確かめちゃお」
盗聴器を、時計に仕込んで暦にあげた。別に暦にいやがらせしたり、彼氏を取ったり、
あまつさえ肉体関係があるかを調べようとしたかったわけじゃない。ただ、自分にいた
ことのない、「彼氏」というのがどんなものなのか、そしてその彼氏の前で暦は
どんな姿を見せるのか、それがちょっと知りたかっただけだったのに。
彼氏が暦の家に入り、話が弾んだころだと思って受信機の電源を入れた。
──聞こえてきたのは、親友の荒い吐息だった。感度の良い盗聴器は、親友の喘ぎ声も、
彼氏のうめき声も、そして体のすれる音もすべて智の耳に運んで来た。聴いているうちに
智の体の奥から今までおぼえたことのない欲望がわきあがり、そして、智が今まで話で
しか知らなかった行為に手を出すまでそう時間はかからなかった。そして、今日も
罪悪感を感じながらも、イヤホンからの声に智は耳を澄ます。
「んっ……ふう。もう、そんな、もうちょっと優しく……そう。はぁ……」
暦の声に会わせて、智も自分の胸からお腹辺りにかけてゆっくりごそごそと、Tシャツの
上から手を這わした。
「もう、そんなしたらブラの形が崩れるだろ。外して」
「ああ……あれ?」
「あんた、いつまでたってもブラの外し方下手だね……。んしょっと。これで……
ふあああっ! い、いきなりそんな吸い付くな! あん、もうっ」
飛び込んで来た声に、慌てて智もTシャツを脱ぎ捨てた。Tシャツの襟口にこすれて
イヤホンがはずれてしまい、急いで拾い上げて耳にねじ込んだ。つばを飲み込むと、
自分のブラも外す。初めに聞いた時よりも、ブラを外すまでの時間が短くなっている
ような気がした。暦が自分の知らないところでどんどんオトナになっている気がして、
切なさを感じた。嫉妬しているわけでもないはずなのに。
「水原……やっぱ柔らかいな」
「もう……だから、そんなつかむなって。ああっ、う……ん。そう、下から……ん」
頭の中で暦と彼氏の動きを想像して、暦のされている通りにしようと自分の胸を揉む。
けれど、つかむほど量のない自分の胸に、一瞬イラッとした。
「いい顔だよ、水原」
「……ぅふ、なんであんた恥ずかしげもなくそんなこと言えるかな……はぁっ、もおっ!」
(よみのいい顔ってどんな顔だろう……)
笑った顔、怒った顔、いろいろ知ってるけど、あの時の顔は知らない。そして、いま
一人で胸を触りながら、体を熱くしている自分の顔も知らない。
「水原……んむぅ」
「あんっ、名前で呼んでよ……あ、やん、そんなに激しくなめないでぇ……ああっ」
「こよみ……」
智は、男が「よみ」ではなく「こよみ」と呼んだことに安堵した。嫉妬はしていない、
悔しいわけじゃない。そう自分にいい聞かせても、「よみ」と男が呼ぶことは
許せそうにもなかった。
「あっ! も、もう、これも何度も言ってるだろ。汚すからちゃんと脱がせてから
触って……ん、もう、人の話聞いて……ぁ、ぁあっ」
暦はそう言ったが、智はいきなり直接触る気にはなれなかった。かなり気分が乗って
からじゃないと、痛いような、むずかゆい気持ちがしてだめなのだ。だから、智は
下着の上から指でなぞった。ぞぞぞっと、寒気のような、しびれのような不安な、
でも快い刺激が智の下半身から胸の方に駆け上がっていく。
「あっ、ああぁ……んふぅっ……んんんっ」
「……っ」
タイミングよく暦の喘ぎ声が耳に飛び込んで来て、その声と刺激の感覚で一瞬智の
頭がいっぱいになって思わず声が上がった。声といっても暦のようにはっきりした
声ではなく、吐息だか声だか分からない声だった。けれど、自分の気持ちが高まって
いるのを確認するには十分な声だった。
突然、暦の声が途切れ、激しい吐息だけになった。そして、吐息がゆっくりと
弱まっていく。
「……もう。逝かすなよ。はぁ……もうっ」
「こよみが感じ過ぎるのがいけないんだろ」
「ばか。……お返ししてやるよ」
暦は軽く達してしまったようだ。そして、今度は彼氏にしてあげるらしい。
取り残された智は、続きをする気力もなく、熱くなってしまった自分の体をきゅっと
抱いた。空しかった。切なかった。罪悪感と空虚さで押しつぶされそうだった。
泣きそうなのに、体の奥からはもっともっとと求めてくる。けれど、暦がされていない
ときに、自分だけで自分をを慰めるようなことはなんとなくしたくなかった。
「んっ、んっ、んっ、んっ……」
「こよみ……いいよ、すごくいい」
「ふふ。最初は、あんたの方がびっくりしてたのにな」
「だってマジでしてくれるなんてなぁ」
「慣れれば結構できるもんなんだよな。もうちょっとする?」
「ああ……こよみかわいいな」
「なんだよもう……照れさせるなよ」
こんな会話、やっぱり聞きたくなかった。でも、本当に聴きたくなければイヤホンを
外せばいいはずなのに、聴き続けてしまう。じわりと涙があふれてきた。
ついに声を上げて泣いてしまうほど悲しさがつのってきたとき、不意にイヤホンの
向こうの空気が変化した。
「入れるぞ」
「うん……うっ、ああー。あ、は、んんんっ」
それを聞いた瞬間、智の体の中の炎がまた燃え上がってしまった。だが、もう
こんなことやめたいと言う意識が欲望を押さえつける。
「動くぞ」
「いちいち言わなくても……あ、あっ、あっ、あんっ、はぁ、むね、胸も触ってぇ」
イヤホンの向こうから聞こえるのは、普段絶対聞くことのない暦の声。いつも
さばさばと男っぽく喋って、ちょっとクールで距離を置いた物言いの暦。
「すごいっ! あん、ああっ、くる! くるよおっ!」
「ああ、こよみ、いいよ、マジでいい……」
智は、いつの間にか、顔のよく見えない暦の彼氏に、自分が組み敷かれ犯されている
シーンを想像していた。イヤホンから聞こえる暦の声にシンクロして、想像の中の
自分も甲高い声をあげる。そして、無意識のうちに、指は下着の中にねじ込まれ、
暦の声に会わせて蠢いていた。
「あ、ああ……。も……だめ……。あ、ああっ! んんっ!!」
「こよみ! こよみぃ!」
智はやめようと思ったのに、自分の指が動いているのに気がついた。でも、もう
止められなかった。体の奥から響く、もっと、もっとという声に逆らえない。
腰の奥がじんじんして、時々背筋を電気が駆け上がる。智の頭の中では暦の彼氏が
足を開いた智を組み敷き、激しく腰を振っている。
「ああっ、もっと! もっとぉ!」
「はあっ、はあっ……」
暦のせっぱ詰まった声。彼氏の荒い吐息。それが耳にねじ込まれた瞬間、
智の心ははち切れた。ぐっと込み上げて来た感覚に、あっけなく心の壁は崩れ去り、
智は一瞬最期の抵抗をしようと思ったが。
(だめ……も、いい。もう、私……)
押し寄せる快感の前になにもかもめんどくさくなって、感情に身を任せた。
気がついた時、イヤホンの向こうでは二人が昇りつめていた。
「ああっ! あああぁ……ぃくぅ!! んんっ……あ……あぁ……!」
「うっ! ……くぅっ、ふうっ」
それを聴きながら、智はぼろぼろと涙を流していた。引きちぎるようにイヤホンを外す。
いつもそうだ。終わってしまった後、こんなに悲しいのに、なんでいつもいつもこんな
ことしてしまうのだろう。でも、暦の彼氏が来ると聴かずにはいられない。なにもなく
彼氏が帰ってしまうとがっかりする。なんで自分はこんな風になったんだろう。
どれくらい時間が経ったのか、ようやく落ち着き、濡れた下半身と下着の処理を済ませ、
智はゆっくりとベッドから体を起こした。
「手……洗わなきゃ……」
親に怪しまれないようにこっそり手を洗うと言う行動が、余計に空しさをつのらせるのだった。
蛇口から出た冷たい水が、ほてった体を冷ましてくれた。でも、心まではどうにも
してくれなかった。明日、また暦と顔を合わせて自分だけ気まずい思いをするんだろうか。
(よみ……。どうしよう。私、変なヤツになっちゃったよ……。
よみ、ごめんね、ごめんね……)
止まったはずの涙が、また溢れ出した。
(終)
>ネコさんのパンツ
>下着にしても、大きいサイズのものとなると
>必然的に「かわいい」プリントのものは少なくなる。
昔、知り合いのオスモウさん体系の女の子がプーマーのTシャツを着てたが
サイズが小さ過ぎたのか無残にもダックスフンドに化けていたのを思い出してしまった。
>>589からの続き
ベッドのそばに座ってちよちゃんの身体を眺める。
あまりの事に気が動転していたけれど、命に別状無さそうだと
分かったのでようやく安心できた。
しかし気持ちが落ち着いてくると、浮かんできたのは別の感情だった。
ねここねこのパンツを見たい……。
さっきは他人の目もあったから、じっくりとは見られなかったけど。
今なら、二人きりだし……。
「ちょっとだけなら……いいよね」
ちよちゃんをうつ伏せに寝かせ、呼吸ができるように首を横に向ける。
ブルマに手をかけるときにはためらったけれど、ほんの一瞬だった。
少しづつ、ブルマをめくり、ずらしながら下ろしていく……。
ほどなくして、ねここねこのパンツが視界いっぱいにひろがった。
「うわぁ……」
思わず声が出てしまう。
着替えのときにも見たけれど、やはり間近でみるのとは全く違う。
体温までもが伝わってくるような距離で、幼女が「身につけている」
パンツを眺めるという状況はあまりにも生々しすぎた。
呼吸が荒い。
喉が渇いている。
私には、小さい娘に欲情するような趣味があったんだろうか……。
そんな疑念すらわいてくる。
そんなモヤモヤを振り払うように、パンツに指を触れてみる。
綿のソフトな感触と、幼女特有のプニプニとした肌の柔らかさが
心地よい。
そのまま触れ続けていたいという誘惑に駆られたけれど、このままでは
ちよちゃんが起きるかもしれないと思い、やめた。
やめはしたものの、心の中のモヤモヤは収まらない。
ちよちゃんが起きなければいいのなら、いっそ脱がしてしまえば……。
そんなふうに考えるのには時間はかからなかった。
冷静に考えれば、あまりにも異常な行動だった。
でもそのときには、そんなことは思いもしなかったのだ。
パンツを脱がしやすいように、ちよちゃんのお尻を持ち上げる。
倒れないように少し足を開かせて、膝を立たせると
ちょうどネコが敵を威嚇するような格好になった。
ちよちゃんのパンツに両手をかける。
スルリとパンツをめくっていくと、つぼみのようなお尻の穴や
ぴったりと閉じた割れ目が剥き出しになる。
それを目の前にしたときは、さすがに罪の意識を感じた。
私はなんて恥知らずなことをしてるんだろう……。
でもここまで来たら後には引けない。
そのまま一気に引きおろす。
右足、左足と抜き取って、ようやくねここねこのパンツを
手にすることができた……。
>>594-601 よみが自分の手の届かないところに行って
しまった悔しさと、自己嫌悪が入り混じる
智の心理状態の表現がすごく上手いです。
よみとも萌え者としてはかなり鬱。
それでもこの作品に賞賛のレスを贈る俺は
智と同じようなものなのか……
>>602-605 冷静さを保っていながら我を失っている
この状態はとても「榊さんらしい」ような気がする。
続きに期待!
>>594-601 アブノーマルなシチュエーションを作るのには少しの発想力が要り、
それを魅力的に読ませるにはかなりの筆力が要る、と思う。
その両方を備えている実力を見て、「これやっぱりあの人かな」と
読者が推測するようになれば大したもの。
多分推測は当たっているだろう。大したものですよあなたは。
>>602 ムチャクチャかーいいネコさんパンツをゲットの榊さん。
早速、家に帰ってはいてみるも、自らの大きなお尻が仇となり
かーいいネコさんが異様な生物となってしまい
一人鬱になる榊さん…(*´Д`*)ハアハア
>>605からの続き
脱がしたばかりのパンツはまだホカホカと暖かかった。
裏返ったそれを表に返しながら観察すると、このパンツは
まだ真新しいみたいだった。
生地は擦り切れておらず、使用感もあまりない。
ねここねこのプリントもクッキリと浮き出ている。
もし私がこのパンツを穿いたら……おそらくねここねこは
横に引き伸ばされて誰もそれがねここねこだとは気付かないだろう。
それ以前にこのパンツは私には小さすぎた……。
ムリヤリ穿こうとしても破れてしまうに違いない。
やはりこのパンツはちよちゃんにこそ相応しい……。
あきらめて元通りパンツを穿かせておこうとした
その時!
「ん……ふぅ」
ちよちゃんが発した声に私は死ぬほど驚いた。
下半身を剥き出しにした少女はふらふらと頭を持ち上げて
あたりを見回す。
目と目が合う。
「あ、榊さん……」
ちよちゃんは起き上がろうとして、自分がパンツを穿いていないことに気付く。
「え、あれ?な、なんで私お尻を丸出しなんですか?」
パニックに陥ったちよちゃんはそれでもなんとか毛布を下半身にまとい、
こっちに向き直った。
一方の私は、ちよちゃんに見つかった衝撃から立ち直れていなかった。
怯えたような視線が突き刺さる。
まずい……なんとかしないと。
必死になって言い訳を考えようとしたが、
ちよちゃんはあくまで冷静に質問してくる。
「榊さん、わたし……どうしてお尻丸出しなんですか?」
ちよすけが真面目な顔して「お尻丸出し」なんて言葉を・・・
ううっ(マジ泣きだ!)
ここから悪ちよの榊さん嬲りな展開キボンとかいってみる
>>612 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>610からの続きパターン1
ちよちゃんの純真な瞳に見据えられた私は
蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。
それでもちよちゃんは容赦しない。
「榊さん、私のパンツ……盗ったんですか?」
手に持ったパンツを後ろ手に隠し、私はひたすら黙っていた。
むしろ喋れなかったと言うべきだろうか……。
ちよちゃんはなおも続ける。
「榊さん、私のパンツ……盗りましたね?」
全身に冷や汗がドッと吹き出す。
「盗りましたね!」
もはや逃れようも無い。
私は観念してそのまま立ち尽くしていた。
ちよちゃんは下半身にまとっていた毛布を払いのけ、
下半身剥き出しのままでベッドから降り立った。
そのまま立ち尽くしている私の前に歩み寄る。
「動いちゃダメですよ?」
そう命令してから私のブルマに手をかけて、パンツごと
一気に膝まで引きおろす。
剥き出しになる私の秘所。
ちよちゃんはそれには構わずに、ブルマを脛までずらし、
片足ずつ抜くように命令した。
のろのろと片足を上げ、ブルマから足を抜き取る。
私からブルマとパンツを取り上げ、満足そうにうなずくちよちゃん。
しかし、私の手に握られていたねここねこのパンツを見ると、
再び怒りの目を私に向ける。
「榊さん……そんなにコレが欲しかったんですか?」
ねここねこのパンツを私に向かって突き出しながら、叫ぶ。
「榊さん、今すぐコレを穿きなさい!」
強い口調で断言されて、慌ててねここねこのパンツを受け取る。
さっきにも増して小さく見えるそのパンツは、どう考えても
私には穿けそうもなかった。
「で、でも……それじゃ破けちゃう……」
「いいから穿くんです!」
反論を許さない雰囲気に圧倒されて、おずおずとパンツに足を通す。
膝のところまではすんなり通ったものの、太ももから先はどう考えても
通りそうもない。
「さっさとしてください!」
覚悟をきめてパンツを引き上げる。太ももに圧力がかかり、ミシミシと
パンツの縫い目が引きちぎられるような音がする。
太ももの血が止まるか、パンツが破けるかというギリギリのところを
越えてようやくパンツが股間に届く。
ねここねこのパンツはヒモのように引き伸ばされ、私のお尻を包むどころか
ただひたすら締め付けるだけだった。
おお、悪ちよだ
こんなときでも敬語を使うちよちゃんに萌え〜〜
この時、窓の隙間から覗く黒沢先生の姿があった。
「うふふ、うまくいったようね」
そう、この時間に保健の先生がいないことは百も承知だったのだ。
「ちよちゃんにせがまれてこの作戦に乗ったはいいけど、これでよかったのかしら・・・」
こんな電波受信しました。
>>616の続き
ダンダン!!
部屋の扉を叩く音が響く。
続いてガラッと扉を開けて登場したのは……。
「ゆかり先生!」
ちよちゃんはゆかり先生に駆け寄ると、さっきまでの表情とは
打って変わってグスグスと泣きはじめた。
ゆかり先生は驚きの表情で、
「さっきからうるさい声がするんで覗いてみたら……。
ちよすけ〜どした?」
「あっ、あの……榊さんが、榊さんが!」
泣きながら繰り返すちよちゃんを慰めつつ、私に向かって
疑うような視線を向けてくる。
「さ〜かき〜?どーいうコト?説明してくれる?」
のんびりした口調だが、明らかに私を疑っている。
冷静に状況を見てみれば、下半身を丸出しにした幼女と
下半身に小さなパンツを食い込ませる女子高生がいて、
なおかつ幼女は泣き喚いているのだから、どう考えても
私が不利な立場にあるのは確かだった。
「いえ、その……違うんです、これは」
必死に言葉を探してみるが、この状況を説明することは
出来そうも無かった。
そんな私を冷静に見据えながら、
「あーもういいわ。ちよちゃんは泣くし、あんたは変なカッコしてるし……。
これじゃ話になんないから、放課後に事情を説明してもらうわ」
そういってチラリと私の下半身を睨んで、
「とりあえずあんたはそのカッコなんとかしなさい!」
改めて自分の格好のすごさを指摘されて、再び恥ずかしさで顔が赤くなる。
部屋を見渡すと、私のパンツとブルマが放り出されていた。
ちよちゃんがゆかり先生に泣きつくときに投げ捨てていったのだろう。
それを拾って、自分の穿いているちよちゃんのパンツを脱ごうとする。
限界まで引き伸ばされたパンツはもはやところどころ破れていた。
力を入れて脱ぎ捨てると、太ももやお尻に赤く跡が残っていた。
再び自分のパンツとブルマを身に着けて、考える。
「あ、あの……このパンツどうしよ……」
ゴムも切れて伸びきったパンツを手に尋ねる。
「いりません!そんなの」
ちよちゃんに完全に拒絶されて、目を伏せる。
破れたパンツを捨てることも出来ずに、気まずい空気が流れる。
「放課後に生徒指導室に来るのよ!いいわね」
ゆかりの言葉を背中に受けて、榊は保健室を立ち去った。
ちよはブルマを穿くと、榊が居ないのを確かめ、
ガラリと表情をかえてゆかりに話しかける。
「いいタイミングでした」
「ま〜ね〜♪もうちょっと脅しつけたほうがよかったかしら?」
「大丈夫ですよ。あれで十分です♪」
ニヤリと微笑みあう二人。
「しっかしちよすけもやるわね〜」
「榊さんが自分から暴走してくれましたから」
「あいつパンツ持って行っちゃったけど、あんたどーすんの?」
「例の部屋で着替えますよ」
「放課後が楽しみだわ〜♪」
ニヒヒ、とゆかりが笑う。
ちょうどそのとき黒沢先生が保健室に入ってきた。
「あら、ゆかりも来てたの?ちよちゃん、もう大丈夫?」
「はい、念のため放課後に病院に行ってきます。
黒沢先生、ありがとうございました」
ぺこりとお辞儀をするちよの顔はいつもの優等生そのものだった。
榊さんどうなっちゃうの!?ハァハァ
「マイクの向こうで」
悪くないはずなんだけど、男がからむと極端に反応わるくなるな、ここ。
やっぱ、百合萌えが多いってことか。オレもだけど。
に、しても、◆AM2/SAKAKI氏って感想みてから分岐書いたの? スゲ。
でも反応って百合でも3つぐらいで普通だったりするしな
いい悪いは簡単にははかりがたいとこがあると思う
625 :
606:03/11/09 15:07 ID:3HUapwLy
>>623 悪くないどころかすごく巧いと思いますよ。
間接的に描くHと智の心理描写で十分エロさが伝わってきます。
やっぱり男が絡んでるとリアクションに困るんだろうなあ。
(多かれ少なかれ、そのキャラを占有したいという欲望があるのでしょう)
>>621からの続き
更衣室で着替えて教室に戻る。
ちよちゃんはまだ戻っていないみたいだ。
何人かがちよちゃんを心配して具合を尋ねてきたが、
「意識が戻った」と伝えると安心して戻っていった。
自分の席に戻るが別に話しかけてくれる相手はいない。
こうして考えると自分にとってちよちゃんがいかに大切な人なのか
痛感させられる……。
自分はそんな大切な人を傷つけてしまったのだ。
破れかけたねここねこのパンツはまだポケットに入っている。
こんなものが見つかればタダでは済まないだろうけど、
どうしても捨てられなかったのだ。
(「榊さん……そんなにコレが欲しかったんですか?」)
ちよちゃんの怒りの目を思い出す。
なんとかして、ちよちゃんに謝らないと……。
ちよちゃんが戻ってきたのは次の授業が終わる頃だった。
前の扉を開けて入ってきたちよちゃんは、先生に二言三言謝ると、
静かに自分の席についた。
私は授業終了のチャイムとともに謝りにいこうとしたが、
ちよちゃんは身体の具合を気遣うみんなに囲まれてしまっていて、
とても謝れる雰囲気ではなかった。
タイミングを逃した私がちよちゃんに話しかけたのは、
もはや放課後になってからだった。
ようやく人が居なくなったのを見計らって、
私はちよちゃんに話しかけた。
「あの……ちよちゃん、さっきは……ごめん」
ちよちゃんは視線を合わせずに、
「ちよちゃんなんて馴れ馴れしく話しかけないでください!」
と厳しい口調で言い捨てた。
「ごめん……美浜さん」
「それよりもゆかり先生に呼び出されてるんじゃなかったんですか?
グズグズしないで生徒指導室に行きましょう?」
いきなり先に歩き出す美浜さん。
あわてて付いていくものの、私の気持ちは暗いままだった。
(ゆかり先生にはなんて話したらいいんだろう……)
ふいにドナドナの歌を思い出す。
美浜さんに連れられて生徒指導室へ行く私は、
市場へひかれていく子牛そのものだった。
美浜さんは生徒指導室の扉をノックし、声をかける。
「失礼します」
生徒指導室には既に谷崎先生と黒沢先生が来ていた。
「おー、榊。 まずはそこに座れ」
谷崎先生がテーブルの真向かいにある席を指差す。
私がその席に座ると美浜さんは谷崎先生の左に座り、
黒沢先生が扉を閉める。
谷崎先生がドン、とテーブルを叩く。
「えー、それではこれから裁判を始めます。
検察は起訴状を読み上げて」
続いて美浜さんが立ち上がり、数枚の紙を読み上げる。
それを聞きながら、私は自分の心が虚ろになっていくのを感じた。
なぜいきなり裁判を?
話を聞くだけじゃなかったの?
読み上げられていく起訴状は、事実と合っている部分もあったけれど
大部分は憶測に基づくものだった。
このままだと私は幼女好きの変態にされてしまう?
「先生、それは違います!」
「被告の発言は却下します」
私の発言は認められず、続いて弁護人の発言となった。
弁護人の黒沢先生が起訴状に対して反論していく。
ようするに証拠不十分で起訴を取り下げさせようという
心積もりのようだった。
「以上で弁護を終了いたします」
黒沢先生が弁護を終えたとき、美浜さんが発言した。
「異議あり!」
「異議を認めます」
「弁護人は証拠がないとおっしゃいましたけれど、証拠ならあります!」
美浜さんが私に歩み寄ってくる。
制服のポケットから破れたパンツを探し出すと、谷崎先生に差し出した。
「なるほど……これは重要な証拠物件よね」
一気に形勢が悪くなる。
あのパンツを捨てなかったことを後悔した。
黒沢先生の反論は実らず、私の有罪が決定する。
(これじゃ……魔女裁判だ……)
「それでは判決を言い渡します。被告、榊は一週間の停学。
ただし執行猶予として被害者、美浜への労働奉仕とします」
「それでは閉廷」
奉仕…榊さんの奉仕……ハァハァ
ひとり
かおりん「榊さんって、そ、その、一人でしたりするの?」
榊 「いや……したことない……」
かおりん「私やりかた知ってるんだけど。どう? 榊さんも?」
榊 「!(赤面)」
かおりん「なんてね、ウ、ウ、ウソウソ! さ、榊さんみたいなまじめな人はそーゆーの興味ないよね」
榊 (触って欲しかった……)
おいおい。
634 :
名無し:03/11/11 09:39 ID:SoMviUh/
ナイス
ワロタ
プゲラッチョ
>>630からの続き
「労働奉仕って、どんな内容なの……?」
私が美浜さんに尋ねると、
「今日いちにち、私のお勉強を手伝ってほしいんです!」
と元気な答えが返ってきた。
冷静に考えれば……停学よりも勉強の手伝いはずっと楽なはずだ。
「じゃあ、それで」
「そうですか。それなら今日は一緒に帰りましょう」
私たちは教室に戻り、鞄を持って歩き出す。
校門にさしかかるところで、黒沢先生に声を掛けられた。
「ちよちゃん、送っていくわ」
「ありがとうございます。それじゃ病院までお願いしますね」
なぜ病院へ行くのだろう……少し疑問に感じたが、美浜さんが体育の時間に
ボールが頭に当たって気絶したことを思い出す。
黒沢先生が声を掛けたのも、そのせいだろう。
助手席には、谷崎先生も座っている。
私と美浜さんは並んで後部座席に腰掛けた。
幸いラッシュの時間帯は避けられたので、車はスイスイと進んで行く。
黒沢先生と谷崎先生は、軽口を叩き合っている。
いつもなら……美浜さんが色々と話しかけてくれるので
私はうなずくだけで良いのだが、今日は黙ったままだ。
ほどなくして、車は総合病院に着いた。
連れ立って歩き出す。
さすがに総合病院だけあって中は広く、外科、内科、眼科、耳鼻科……と
様々な内容に別れている。
案内標識をたどっていくと、次の角を右に曲がると外科らしい。
しかし奇妙なことに、皆は外科ではなく産婦人科のほうへと歩いていく。
「あの、そっちは外科じゃないけど……」
私の注意に美浜さんは振り向いて、不思議そうな顔をしている。
「何言ってんですか?私たちは産婦人科を借りるんですよ?」
先生二人も振り返ってニヤニヤしている。
どういう事だろう……。
疑問に感じつつも産婦人科の扉をくぐる。
前回読んだときに気づくべきだったんですが、
なぜ「美浜さん」なんでしょうか?
実際に口に出してからそこから先は全て
「美浜さん」と呼んでいますが。
>>639 この後いろいろな辱めを受けてしまうに際して
被虐感を強調する演出のために
「ちよちゃん」という目上の立場に立つ呼び方を
さりげなく改めさせておいたのだと考えるがどうか
黒ちよいいね。ちよちゃんには攻め(サディスティックな)が似合うと思う。
榊は真面目だからちよに「美浜さん」と呼ぶよう頼まれたら「美浜さん」に変えるんじゃないか?
それにちよちゃんより美浜さんの方が虐げられてる感じが表せるだろうし。
642 :
639:03/11/13 01:49 ID:cBdqkvwI
なるほど、納得。
>ちよちゃんには攻め(サディスティックな)が似合うと思う。
これはどうかと思いますが、それは個人のイメージなので。
>>638からの続き
産婦人科の扉をくぐるとき、(本日の診療は終了しました)の札が
掛かっているのに気付く。
診察室の中は、私達だけだった。
「ここで……何を?」
不安を隠せずに口を開くと、美浜さんはいつも通りの無邪気な顔で
「お勉強ですよ」
とそっけなく言う。
「そうね、そろそろ授業の準備をしようかしら」
黒沢先生は私を指差して、
「さっそくだけど、榊さん。 服を脱いでくれる?」
「えっ……?」
予想外の言葉に、私は全く反応できなかった。
「榊さん、私のお勉強を手伝ってくれるって言ったじゃないですか」
「でも、あれは……」
「ウソだって言うんですか?」
「ち、違う……」
「違わないです!」
私を見つめる美浜さんの目は真剣そのものだ。
「さ〜かきぃ」
別の方から谷崎先生が話しかける。
「ちよすけはねぇ、10才で高校生になっちゃったでしょ?
つまり、その間のいろんな知識が欠けてるってワケ」
「本来受けるべき性教育に身体が追いついていないの」
黒沢先生が私の肩に手を掛ける。
「だから、アナタの身体を美浜さんの教育のために使いたいの」
思わず目をそらす。
「協力してくれるわね?」
「手伝ってくれますよね?」
「停学のほうが良かったかしら?」
目をそらしても三人の視線は私を追ってくる。
美浜さんがポツリとつぶやく。
「ウソつき……」
停学なんてどうでも良かったけれど、その言葉には耐えられそうもなかった。
「わかり、ました……」
「脱ぎますから……」
そうは言ったものの、襟に手を添えて躊躇してしまう。
こうしていてもなにも変わらない……。
覚悟を決めて、上着を脱ぐ。
スカートのホックを外し、ストンと下ろす。
体育の時間にに着替えるのとは違って、三人の視線があるぶんだけ
動作がぎこちなくなってしまう。
下着姿になるまでの時間はとても長く感じられた。
「それじゃこっちに座って」
黒沢先生が指し示した椅子は、
医者が患者を問診するときに使う、背もたれのない椅子だ。
座ると自然に背筋がピンと伸びる。
三人は私を取り囲んで、品定めするように見つめている。
さ〜て、来週の榊さんは〜
647 :
☆:03/11/17 15:18 ID:+j/p9keY
1・榊さん、前から後ろから。
2・榊さん、早朝マラソン、俺たちゃ裸がユニホーム。
3・榊さん、女三人寄れば姦しい。じゃあ、強い女が三人なら…?
の三本です。
649 :
にゃも:03/11/18 07:34 ID:gLZV7Al6
いい質問ね。じゃあ、わかりやすく説明するから先生のいうこと、よくメモするのよ。
まず1には研究者の間でも諸説あって、今でも討論が交わされてるんだけど……
三人の視線を感じると、なぜだか自分の体温が
じわじわと上がっていくのがわかる。
「若いっていいわね……」
「早く大きくなりたいです……」
「ま、私の十代の頃に比べたらねー」
ボソボソとつぶやく声がいっそう私の恥ずかしさを掻き立ててゆく。
考えてみれば、体育の時間に着替えるときも皆に見られているのだから
下着姿を見られたところで恥ずかしくないはずなのに……。
そう思いながら身体を縮めていると、黒沢先生に一喝された。
「こら! そんなに縮こまってどうするの?
すぐに立って背筋を伸ばす!」
「は、はいっ」
あわててイスから立ち上がり、ピンと背筋を伸ばした。
黒沢先生は満足そうに頷きながら私の胸を見ている。
いやな予感がした。
「コレ、窮屈そうだから外すわね」
そう言いながら黒沢先生はブラのホックを外した。
胸が重力に従ってこぼれ出る。
「コレも邪魔よねー」
いつの間にか後ろに回りこんだ谷崎先生は、
私のパンツに手を掛けてスルっと下ろしてしまう。
前と後ろを二人の先生に挟まれた私は、
一瞬のうちに生まれたままの姿にされてしまった。
呆然としている私の手首にガチャリという感触が伝わる。
いつの間にか後ろに回された両腕には手錠がはめられていた。
「これでゆっくりと観賞できますねー♪」
もはや恥ずかしい場所を隠すこともままならない。
「美浜さん、これはあくまでも授業なんですからね?」
黒沢先生はそう言ったけれど、その言葉に説得力は感じられなかった。
「それじゃあ美浜さん、榊さんの身体と自分の身体を比べて
どこが違うと思う?」
「そうですねぇ……」
美浜さんの目が悪戯っぽく光り、両手が私のおっぱいを摘む。
「ココが大きいです」
「そうね、他には?」
すばしっこく後ろに回る小さな影。
見えない分だけ不安が走る。
「ココとか……」
お尻の割れ目をツツーっと撫で上げられてゾクゾクとする間もなく、
わきの下を突き上げられた。
「それに、ここも!」
正面に回って突き刺した指は、私のデルタゾーンを捉えていた。
「うん、お尻も大きくなるし、脇の下や陰部周辺には毛も生えてくるわね。
しっかり観察できてるわよ」
黒沢先生の解説の声を聞いている間にも、
美浜さんに触られた部位が熱を帯びていく。
653 :
にゃも:03/11/18 13:17 ID:gLZV7Al6
>649の続き
今のところ有力な説が大きく分けて二つあるわ。
一つ目は秘唇と菊座に同時に挿れることね。「二穴責め」ってヤツよ。ホラ、「前から後ろから」でしょ?
これ、「二輪挿し」と取り違えるミスがよくあるんだけど、全くの別物よ。それは同じ場所に二本挿れることだからね。
二つ目の説は上の口と下の口に同時に、ってヤツね。でも、何で「上から下から」じゃないのかって疑問も起こるかしら。
これはね、体勢の問題かな。榊さんが両手足を床についてれば、前と後ろから同時に抜き差しされることになるでしょう?
こんなとこかな。テストではどちらを書いても正解にするけど、やっぱり両方書いておいたほうが無難かな。
2と3も説明する?
ヤるとしたら、にゃもちゃんか神楽がいいなぁ もしくはよみ
スポーツやってる女性って、結構激しくやっても大丈夫だし、アソコも締まるし
よみはよみで、理性的な女性を調教してくってのが燃えそうだ
それに、絶対あいつスキだぞ
655 :
にゃも:03/11/19 09:59 ID:AYAFlPgw
1の話なんだけど、個人的に私は二つの説のうち前者を推すわ。
なぜって、こっちの方が刺激的だから。
別名「サンドイッチ」とも言われてるコレは、前と後ろのモノが中で薄い肉ごしにゴリゴリ擦れあうの……すごいわよー、快感って足し算じゃなくて掛け算なんだって実感できたわ…。
ただ、それを快感として受け止められるほど、榊さん・水原さん・神楽さんは開発済みなのかって問題はあるかもね。無理すると壊れちゃうし。
まあ、そこまでの過程がかなり萌えるって人もいるかもね、既にバリバリにカスタマイズされてる状態よりは。そうなると私は条件に該当しなくなるけど……。
656 :
にゃも:03/11/20 07:24 ID:plEmAJoU
【1・前から後ろから・神楽ver】
「ひあっ、あふゥ、あっあッあっ」
断続的に漏れる少女の呻き。
男に腰に跨らされた状態で、腰を両手で掴まれて強く突き上げられている。
その動きに合わせ、当人のコンプレックスでもある豊かに張り出した胸は、ダイナミックに上下に揺れていた。
「ハッ、大分慣れてきやがったな。たかが三回犯してやったぐらいでよぉ」
「やっぱコイツ、淫乱なんじゃねー?」
すでに大量の放出を受けた巨乳水泳部員のラヴィアからは、複数の男による白濁液が自らの愛液と共に溢れ出ている。
表情は苦痛で歪んでいるように見えて、顔の紅潮と目の潤みは確実な快楽の色を示していた。
「じゃあ、もうフツーのSEXじゃ満足できねーな。おい、アレやってみろよ」
「アレ、か? おっし、ちょっと止まってろよ」
神楽の下の男が動きを中断し、もう一人が背後に回る。
「へへ……」
下卑た含み笑いを漏らし、陵辱者は己の欲棒を握り、目的の場所に近づけた。
「ヒッ、そ、そこォッ?!」
ありえない箇所への刺激に少女は悲鳴を上げる。
生来排泄以外の目的しか持たない器官。そこにおぞましい肉の杭が今まさに打ち込まれようとしているのだ。
「や、やめロよォ…! そんなトコ、入るわけねェよォ…ッ!」
しかし、抵抗する言葉も力無く形を成さない。すでに気力も根こそぎ奪われていた。
「るせェ! てめェは大人しくよがってりゃいいんだよ!」
男は後ろから牛のような乳肉を鷲掴むと、そのまま腰を強引に進めていく。
「ヒギッ、あ、あガッ、アあ、ぉおぁあ」
「お〜、締まる締まる」
下の男が満足げにニヤついた。陵辱の宴はまだ始まったばかり……。
(続きません)
657 :
☆:03/11/20 07:25 ID:plEmAJoU
ネタなので大目に見てください……ホントに続きません。
頑張れネタ職人・SS神!
後付になってしまいますが、このスレを盛り立てていただいた方には敬服します。私は
まだ新参ですが、この数年の軌跡は本当に…人の繋がりというか、が煩わしいものでなく、
楽しいものとして受け取られるようになりました。かえって迷惑をかけるかもしれません
が、スレの繁栄のために私も尽力したく…
◆AM2/SAKAKI さん、本当に応援してますので頑張ってください!
>>652からの続き
「観察はそのぐらいにして、次は実際に触って調べましょうか」
サラリと言って黒沢先生が奥のカーテンを開く。
そこには2本のアームが張り出した奇妙な形の診察台がある。
「榊さんにはココに寝てもらおうかしら」
のろのろと診察台に跨り、寝ようとするけれど、両手に手錠を
掛けられているせいでうまくいかない。
「あー、もう!じれったいわね」
怒り声の谷崎先生が私の両脇を抱えると、黒沢先生は両足を持ち
美浜さんが私の長い髪を束ねてくれた。
ドサリと診察台の上に投げ出され、グイと足が開かれる。
黒沢先生が素早く私の足をアームに括り付けた。
仰向けに寝たカエルのような惨めな姿……。
わたしの恥ずかしい場所の全てがむき出しになり、
3人の好奇の視線に晒されている。
参考
ttp://web.kyoto-inet.or.jp/org/kanpo/3W/hujin.html
「それじゃあ美浜さん、何処を調べてみたいの?」
美浜さんは少し首をかしげて、考える。
「わたし、オッパイを調べてみたいです!」
「そうね、オッパイは膣やクリトリスなどに比べて
軽視されがちなんだけど……」
黒沢先生は頷きながら私の右側に立ち、乳房の外縁を軽くなぞる。
「乳首から乳房全体にはちゃんと性感帯があるの。ただ吸ったり
揉んだりすればいいというものじゃないわ」
美浜さんが左側に立ってふにふにと私の乳房を揉みしだく。
「柔らかいですねー」
「だからと言って乱暴にしてはダメよ?あくまで優しく」
黒沢先生の手が乳首を包み込むたびにビクッと電気が走る。
意図していないのに動いてしまう。
「黒沢先生はすごいですねー、私も負けていられません!」
美浜さんが乳首にくちづける。
チュウチュウと吸われるたびに息が上がっていく。
「乳首が……乳首がっ!」
思わず叫んでしまう。
「乳首だけじゃかわいそうよ。胸全体を可愛がってあげないと」
黒沢先生の乳房のまわりをなぞっていくと、時々ピクリと感じる場所がある。
胸が、こんなに……熱いなんて……。
段々エロが濃くなってきましたね。期待。
唐突だが、このスレで求められるエロって何だろう。ふと思った。
>>663 感想レスが全般的に少ないことを気にしているのかもしれないが
単にそれがこのスレの標準量だということだろう
俺にとっては「どんなエロか」より
あくまで「それを上手に書いてくれるか」が大事
上手い人は作風違ってもやっぱり上手いと思う
にゃもちゃんのえろえろ授業・実技編って感じでいいですよ〜
666
668 :
664:03/11/23 14:29 ID:vbcvQGG4
>>667 ぶっちゃけ「ちよぼく」も名作認定されているぐらいだから
読ませるものならOKだろうと
じゃ、じゃあ、大山×後藤とかでも…?
面白ければいいけど、そんなに自信作なのか?
某国の毒ガスであずまんがキャラたちが次々と死んでいってしまう
泣けるSSがあるときいたが、どこにあるんだ?
>>671 どこできいたかは知らんが、
そこで聞けばいいんじゃないのか?
>>661からの続き
服を着ているわけでもないのに
暖房が効いているわけでもないのに
身体が……熱い。
今は胸だけを弄られているけれど、
もし……他のところを弄られたら、
わたしはどうなってしまうんだろう……。
そう思ったとき、ふと不安になった。
もしかして……私のヴァギナはすでに濡れてしまっているのだろうか。
見て確かめることも出来ず、思い悩んでいると
それを見抜いたように谷崎先生が言う。
「あんたらねえ、授業熱心なのはいいんだけど……
ほどほどにしとかないと榊はもう濡れちゃってるわよ?」
ああっ!やっぱり……。
恥ずかしさで顔を覆いたくなるけれど、
手錠をかけられた手ではどうにもならなかった。
「あら、ホントね……いい感じに濡れてるわ」
黒沢先生は私の足下側に立って股間を覗き込んでいる。
「美浜さん。コレがいわゆる愛液ね」
「コレがそうなんですか?オシッコとはちがいますねえ」
小さな手が私の割れ目をなぞって愛液を掬い取る。
「愛液と言っても体内の分泌液だから、汗とたいした違いはないのよ」
黒沢先生の手になにか光るものがある。
それは奇妙な鳥のくちばしのような器具だった。
「先生、それは何ですか?」
「これはね、膣鏡クスコといって子宮や膣を診るのに使う道具なの」
「本日のメインイベントってわけね〜♪」
「これで榊さんの秘密もバッチリですね♪」
わたしの割れ目に冷たい感触が走る。
「せ、先生……やめて、お願い……」
「大丈夫よ、榊さん。これだけ濡れていれば十分よ」
たいした説明も無いままに私のヴァギナにクスコが差し込まれてゆく。
「あ……ううっ」
苦痛のものではなく、痺れるような奇妙な感覚が広がってゆく。
神楽sage
676 :
想い:03/11/28 02:26 ID:R3Ow34Ff
榊×神楽です。
さんざん書かれているので今まで書かれた方のとかぶる部分がありますがご容赦を。
何かおかしい。
そう確信したのはつい最近の事だった。
周囲はいつもと変わっていない。
家も、友人も、学校も。
私自身は一年生の頃から比べれば大分変わったらしい。おかげで、友人と呼べる
人が周りに出来た。
そういった変化はとても心地よく、身長やスタイルにコンプレックスを持っていた
私は色々な方面からみんなに助けられていた。
きっと、マヤーに逢えたのもみんなと友達になれたからだと思う。
そうでもなければ、私はきっと修学旅行でも浮いているだけで、何も出来ずに終わっていたのだろう。
なのに、最近そういった変化とは逆の、昔の私を思い出してしまうような感覚に苛まれる。
どうして?
答を探していた。
そして考えつく。
そうだ、こういう時こそ友達に話し…。
そこまで思い、初めて私は自分が感じる違和感に気が付いた。
神楽。
最近、私は彼女と話をしていなかった事に気が付いた。
無論本当に一言も口をきいていないと言う訳ではない。
毎日挨拶をするし、みんなと雑談をする時には相づちを打ったりもする。
でも。
最近、私は神楽と一緒に帰宅していない。
神楽は部活があるので当然毎日という訳にはいかないが、それでも休みの日は必ずと言って
いい程神楽は一緒に帰ってくれたし、私が少し帰るのを遅らせると、出来るだけそれに合わせて
部活をやりくりし、神楽は帰り道を付き合ってくれた。
677 :
想い:03/11/28 02:27 ID:R3Ow34Ff
いつしか、私は神楽と一緒に帰らない日の方が違和感を感じるようになっていた。今日も私は一人で帰り道を歩いている。
でも、少し前からそうなのだが、ただ帰る訳ではない。最近の日課となった事がある。
ちよちゃんの家に寄らせてもらい、マヤーとしばらく遊ぶ。
これが私にとって一日で、いやきっと人生で一番愉しい時だ。
マヤーは野生であるに関わらず私にとても良く懐いてくれている。
私はそれが心の底から嬉しいし、これからもずっとそうでいられると信じている。
それなのに、最近どこか心が満たされていなかった。
その理由。
それが神楽だと気が付いた。
神楽が最初に私の前に現れた時は正直、ずいぶん戸惑ったものだった。
元々のクラスメイト達と違い、用のあるなしに関わらず彼女は私に積極的に話しかけてくる。
同意を求める話をする時もあれば、ただ一方的に喋るだけの時もある。
でも正直うるさいとは思わなかった。
それは、口数の少ない私がかろうじて話題を出す時は必ず全てを聞いてくれるからだ。
それにどこかでこういったふれあいを求めていたのだと思うから。
私のような引っ込み思案には、彼女くらい積極的な存在が必要なのかも知れない。
よみさんの友達も積極的と言う意味では似ているけど、正直あの子とは馬が合わない。
私が一番苦手とするタイプなのだろう。
なのに、似ている筈の神楽ではまるで印象が違う。
私は、そんな神楽の存在に安心感を何時しか覚えていた。
神楽は自転車が大好きで、よくは知らないけどマウンテンサイクルという荒れ道を走る為に作られている
自転車が好きらしい。
だから私の好きな動物や植物には殆ど興味が無い筈なのに、それでも神楽は私が話す話題を
熱心に聞いてくれた。
それが上の空や仕方なしではないという事は、神楽の瞳を見れば分かる。
神楽は強い意志を感じさせるあのまっすぐな瞳で、いつも私を見てくれていた。
だから私は神楽の前ではきっとおしゃべりになっていたと思う。
その開放感は正直嬉しいものだった。
下手だけど冗談を言った事もある。そんな神楽が最近、私と話をしてくれない。
そう気付いた。
678 :
想い:03/11/28 02:30 ID:R3Ow34Ff
胸のつっかえが取れたと思ったら、今度は入れ替わりで言いようのないもやもやが胸の中に詰め込まれる。
『神楽、最近私を避けて…』
言えない。
どんな顔でそんな事を聞けばいいのだろう。でも、どうしても神楽に聞きたかった。
神楽と前のように話をしながら帰りたかった。この言いようのない苦しみから逃れたかった。
だが、もしも、たまたま部活が忙しい時期と言うだけだとしたら。
とても言えないけど、こんな事を神楽にを聞けばきっと全身全霊でそれに応えようとしてくれる。
大切な部活を押してでも私に合わせてくれるかもしれない。
自惚れかも知れないけど、神楽の事を考えるとそんな甘えた思いを持ってしまう。
だからこそ、私は神楽に聞きたかった。
その思いは日に日に、いや、一秒が過ぎる毎に募っていった。
授業中も、休み時間も、神楽の顔が目に入る毎に胸の苦しみは増していった。
もう、だめだ。
だから、私はその日神楽を誘った。
「あ…いや、ちょっと用事…」
神楽の嘘はとても分かりやすい。
目をそらし、あからさまに申し訳なさそうにするから。
生来嘘のつけない性格なのだろう。私はそんな神楽を見て、尚の事話をしたくなった。
いや、しなくてはいけない。
「一緒に帰りたいんだ。どうしても」
私としてはこれ以上ない積極的な科白。神楽はようやくそれに折れてくれた。
学校から離れ、程なくして私たちは二人きりになった。
でも、やはり前のような会話を神楽はしてくれない。
ばつが悪そうに周囲をきょろきょろと見渡し、何か気を逸らせる物はないかと考えている。
私と一緒にいるのに…。
私は、何か嫌な感覚が胸に生まれている事を認めていた。
679 :
想い:03/11/28 02:32 ID:R3Ow34Ff
声を出すと、嫌な口ぶりになりそうで怖い。
だから私は努めて平静に、そして当たり障り無く、私がいつも話す話題で話しかけた。
それで神楽がいつも通りに対応してくれれば、そのままいつも通りに戻ってくれれば。
そう願って。
「マヤーが、最近ちょっと大人しいんだ」
「…そうか」
平坦な声で応える神楽。
「沖縄と違って気温が低いから、寒くなるこれからはちょっときついのかと思う」
「……」
「だから、寝床に何か暖かい物を敷いてあげようと思う」
「ちよちゃんの家なら…何かしてくれるんじゃないか?」
「そう思う。でも、私がしてあげたいんだ」
私はどんどん声が上がり調子になるのが分かった。
「…そう」
「マヤーには、私が必要なんだと思うから。そうしてあげたいんだ」
私は微笑んだ。嬉しかったから。
マヤーの話がではなく、神楽が応えてくれた事が。
気持ち、自分には神楽も微笑んでいるように見えた。
私は浮かれる。
「あ、あのさ、あたし来月だけど、祝日あるよな、その日、県の大会に出る事になってさ…良かったら…」
神楽が話をしてくれている。私は嬉しかった。
きっと、このまま前のようになれる。そう思うと私は有頂天になり、自然に口が開いた。
「すごいな。休みの日はマヤーと居るから行けないけど、でも頑張って」
私は心から喜んで応援したつもりだった。でも、途端に神楽の表情は暗く沈み、目線は足下に落ちた。
「神楽…?」
私は途端に胸を串刺しにされた様な気持ちになった。
「うん…そ…だよな」
俯いたまま、神楽の声が震えている。
突然、隣にいる神楽が遙か彼方に居る様な感覚に陥る。私は心臓が止まりそうだった。
つづきたのしみ。がんがれー
681 :
想い:03/11/28 17:22 ID:P+ZyFER8
「えと…。じゃあな」
そう言って神楽は顔も上げずに走り去ろうとする。
私は自分の体温が下がるのを感じた。
「神楽!」
私は反射的に行動していた。
「え…ぅわっ!」
神楽が悲鳴みたいな声を上げる。
いつの間にか、私は神楽を背中から抱きしめていた。
背が高いので神楽の頭がちょうど私の胸の位置に来る。
私は、とにかく離されない様に神楽を強く抱きしめた。
「な…なん、何だよ。ちょ、ちょっと…離して…」
突然の事に狼狽の声が上がる。
こういう時の神楽の声はとても弱々しく、正直とても保護欲をかき立てられる。
神楽は身を捩るが、さほど力は入っていないのが分かる。
拒否されていない。
私はそれが嬉しかった。
「嫌だ。離さない」
私ははっきりと自分の意志で言った。
「神楽が、どこかに行ってしまう」
私は不安に駆られた声で、神楽の耳元に呟いた。
しっかりと抱いた両手はちょうど神楽の胸の前で交差している。
スタイルの良い神楽の胸は女の私が触っても心地よい。
それが神楽だと思うとそれだけで不思議に気分が高揚するのが分かった。
「……」
神楽は僅かばかりの抵抗をやめ、その身を私に預けてくれた。
「ずるいよ、お前…」
「え?」
神楽は私の腕にそっと手を添えてそう呟いた。
腕を掴む両の手に力がこもる。
こんな時だと言うのに、神楽の一つ一つの行動が、私に近付いてくれる行動が嬉しくて頬がゆるむのが分かった。
682 :
想い:03/11/28 17:23 ID:P+ZyFER8
「榊は…榊は、私より…マヤーが…」
そこまで呟き、神楽は口をつぐんだ。
「いや、ごめん。忘れて…」
「神楽…」
私は目が覚める思いだった。最近の私は、マヤーが現れてからの私は、全てにおいてマヤーを優先していた。
神楽は、きっと自分が疎外されている。そう思ったんだ。
私は色々な考えが頭の中で渦巻き、とても言葉を選ぶ事が出来なかった。
だから、せめて今できる事を考えた。
「神楽、全部言って欲しい」
「え?」
「私は…私は馬鹿だから…人との付き合いがあまりにも下手だから…すぐ自惚れてしまう。
すぐ、その有り難みを忘れてしまう。だから、教えて欲しい。神楽が、どれだけ悲しんだのか…」
私は自分が情けなかった。
「私は子供なんだ…。私を責めて欲しい。だから、だから…私から離れないで…」
「榊…」
私は強く強く神楽を抱きしめた。人気がないとはいえ、往来には違いない。
誰かが来るかも知れないというのに、私はなりふり構わずとにかく神楽を抱きしめた。
きっと、端から見たら異様な光景だろう。
うすらでかい女が、女の子を抱きしめているなど。
でも、私に出来る事はそれだけだ。ただ、神楽を離したくなかった。
だから、私に出来る事はそれだけだった。
「子供なのは、あたしだよ」
神楽は体をずらして私の腕の中で振り向いた。
「神楽…」
まっすぐに私を見る神楽の瞳。
意志の強さを物語る鋭く、そしてまぶしい程に純粋な、水晶のような瞳。
今は弱々しく潤んでいるが、それでも間違いなく、目の前にあるのは神楽の瞳。
ああ、この瞳だ。
私はこの瞳に見つめて欲しかったんだ。
そして今なら確信できる。
私は、神楽を求めてもいい、と。
683 :
名無しさん@ピンキー:03/11/28 17:24 ID:P+ZyFER8
「お願い。私に言いたい事を言って欲しい。なんでもいい。だから…」
そう言う私に、神楽が身を寄せてくれた。
私の胸に神楽が埋まる格好になる。
邪魔な布が神楽の素肌の感触を妨げるけど、それでも神楽の体温が伝わる。
「私こそ、馬鹿なんだ。頭じゃ分かっている。分かっている筈なのに…。マヤーに、榊を取られた気がして…」
神楽の声に嗚咽が混ざり、顔を伏せる。
「ほ、ほらな? やっぱりあたしって馬鹿だ。勝手にちょっかいだしているだけなのに…。
ただ、勝手にまとわりついているだけなのに…。それでも、他の奴よりは仲、いいのかなって、自惚れて…。
そこに、マヤーが現れて、さ。神楽、本当にマヤーと居る時は愉しそうで…。
もう、私は話し相手とか、そんなのにもなれない。元々ライバルにもなれないし、あんたに気にかけられている
訳でもないから、だから、あんたの本当に欲しい相手が…マヤーが現れて、あたしはもう、誘っても相手にされない。
する理由もない…。こっちが勝手に、ただちょっかい出しているだけの馬鹿に思えて…だから、辛くて…でも、
踏ん切りがつかなくて…」
「神楽…」
神楽の声が震えていた。
「ご、ごめん、何言っているのか分からないよな? 馬鹿だから…」
肩も、その体も震えている。
がっしりしている筈の神楽の体がとても弱々しく、いとおしい程に小さく見えた。
「今日は…さ、誘ってくれて、嬉しかったんだ。ただの気まぐれだって、自分に言い聞かせたのに…。
だから、あたしの事なのに、来てくれたら、本当に嬉しいって思って…思ったとおり、玉砕しただけ。
あはは…、馬鹿だよ、ただの。馬鹿だよな、あた、あたししって…ほんとうに…馬鹿…だか…ら…」
私の服の胸元に青い点がぽつりと浮かび上がった。
それはふたつ、みっつと数を増やし、それと同時に、神楽の嗚咽は強くなった。
違う。
馬鹿なのは私だ。
甘えていたのは私。
684 :
想い:03/11/28 17:27 ID:P+ZyFER8
神楽が居てくれたから、神楽が私を変えてくれたからこそマヤーにも逢えた。神楽が居たから、
安心してマヤーと戯れる事が出来た。神楽が居なければ、今の私は居なかった。
私は神楽を抱きしめつつどうすればいいのか悩んだ。
私の腕の仲で子供の様に悲しみ、泣きじゃくる神楽。
そんな神楽を見るのは何よりも辛い。胸に銛でも突き刺された様な痛みが走る。
しかも泣かせているのは誰でもない。
私だ。
「神楽!」
言葉と共に頭の中が真っ白になる。
私は無意識に行動した。
「え…」
大粒の涙を流しながら、神楽が顔を上げる。
「んっ!?」
次の瞬間、私は神楽の唇に私の唇を重ねていた。
驚きととまどいに神楽の瞳が見開かれる。
瞳に溢れていた涙が一気にこぼれた。
私は神楽を強く抱きしめ、そしてその唇を強く吸った。
「ん…!」
突然の事に神楽が驚き、身を捩る。
そんな仕草が可愛くて、私は尚の事神楽を強く抱きしめ、そして唇を強く重ね、舌をねじ込んだ。
「んー!」
生まれて初めての感覚に神楽は狼狽する。
でも私は決して離そうとはせず、自分が持つ知識で考えられる限りのキスを神楽に浴びせ続けた。
何の弁解にもならないけど、キス自体をしたかったのとは違うと思う。
ただ、とにかく神楽を私の側から離したくなかった。
なんでもいいから、神楽を私に縛り付ける何かをしたかった。
その方法が、私にはキスしか思い浮かばなかったのだ。
これならとにかく直接的に神楽を奪える。
私は神楽を自分のものにしたかった。
685 :
想い:03/11/28 17:28 ID:P+ZyFER8
まさかこんな時にみなも先生の知識が役立つとは思わなかったけども。
私は先生の経験豊かな知識に感謝しつつ、神楽を奪い続け、愛し続けた。
舌と舌をからませ、口の中を舐め、歯茎を、歯を、舌が届く範囲全てを嘗め回す。
密着した体が体温を共有し、唇は互いの唾液を舐め合う。
神楽も、だんだん私の舌に舌を絡め始めてくれていた。
嬉しい。
本当に嬉しい。
だから、私はもっと神楽の唇を味わった。
感じる。
それはこういう事を言うのだろう。
胸の先にしびれる様な、むずがゆい様な感覚が生まれ始めている。
とても恥ずかしいけど、下腹部にも似た様な刺激を感じる。
「神楽…」
私は唇を離してその名前を呼んだ。
「……」
神楽は上気し、潤んだ瞳で私を見つめていた。
「榊…」
神楽の両腕が恐る恐る私の腰に回った。
私は涙が出る程嬉しかった。
「い、いいの、かな…。女同士なの、に…」
神楽が私の胸に顔を埋めたままで呟く。
「好きだから、いい」
私は神楽の顔を上げさせ、もう一度キスした。
縛る為ではない。
キスをしたいから、そうした。
神楽も抵抗しなかった。
686 :
想い:03/11/28 17:29 ID:P+ZyFER8
今度はそっと、軽いキス。
でも、さっきと同じくらい気持ちがいい。
神楽もそうなのだろう。
その瞳は眠たそうに潤んでいた。
「私の家に、来ないか。いや、来て欲しい…」
「え、ええっ?」
顔を真っ赤にして神楽は戸惑った。
「さぁ」
返答も待たず、私は神楽の手を握って道を急いだ。
引っ張られない様に、慌てて神楽が着いてくる。
ただただ、家に着いたらどうされるのだろう、と想像しながら。
私も、考えていることは一つだけだった。
家に帰ったらどうやって愛しあおうか。
どうやって愛を確かめあおうか。
自宅に向かう道すがら。
私の頭の中は神楽の手のぬくもりとその妄想でいっぱいだった。
687 :
想い:03/11/28 17:30 ID:P+ZyFER8
終わり
丁寧な心理描写イイー!
萌えを堪能しました
すげーイイ!
なんかこう……すげえって言葉じゃ表せないくらい!
榊の視点でありながら神楽の心理のしっかり表現されてて、
すれ違っていた想いが一つになったことに感動しました。
適度に直接的なエロが抑えされてられているのもいい感じ。
百合姉妹みて妄想暴走中に、ひさびさにこのスレみてみれば、凄い作品が・・・
>>683の神楽のセリフが個人的にかなりキますた。
脳内では榊家の中の様子が(ry
うーん…やるなぁ……
ただ、良い作品名だけに初めのコトワリの台詞は別レスにしてほしかった。
次回作にも期待大。
ではゆっくり榊×ちよすけのSSを待つか
大阪たんの犯されるSSを待ち続けるぞいつまでも
その日も当たり前の一日が始まり、終わるはずだった。――あの事件さえ起こらなければ。
その日、某市某所で銀行強盗が発生した。強盗犯は銀行員、警備員、顧客など4人を殺害、8名に重軽傷を負わせると、
郊外に逃走した。警察は直ちに市内数箇所に検問を敷いたが、後手後手にまわり、かえって窮鼠に迫る結果となった。
進退窮まった強盗は半ば自暴自棄になりながら、生徒を人質に取るべく付近の高校に乱入した。その日、風が穏やかな春の日だった。
「はい。じゃあ、ここをちよちゃん」
「…実をいうと、私はあまり彼女が好きではありません。」
「はい」
よくできました、というように、ゆかりは会心の笑みを浮かべる。
「この彼女とはつまり――」
「ちがうじゃん! 本だとナンシーだろ!?」
智がたまらず抗議の声を上げる。しかし、ゆかりは気にもしない。英語の授業だった。教科書のあまりよくない例文の、
人物名を智に入れ替えて遊ぶ、ゆかりがやりそうな悪ふざけだった。智がさらに文句を言おうとしたとき――
引き戸が激しく壁を打って、戸口が荒々しく開かれた。教室の入り口に、コートに身を包み、
目深の帽子を被った男がいきなり現れた。生徒たちが突然の闖入者にざわめく暇も無く。
男は手にした銃の銃口を教室に向けた。衝撃が狭い教室を突き抜け、窓ガラスが霧を噴いたように粉砕された。
「うわああぁぁ!」
「きゃああぁぁっ!」
教室はたちまち混乱に陥る。
「動くんじゃねえ!」
男は獰猛に一喝した。大声で、しかもその教室の誰もが聞いたことが無いような、ドスの利いた調子だった。
パニックを起こしていた教室が、氷漬けにされたように静まった。
「な、なんなのよ、あんた!?」
あまりのことに、パニックに引きつった顔でゆかりが叫ぶ。顔を向け、
女教師の成熟した肢体を見出すと、男はにんまりと唇を吊り上げた。
「ちょっと、ゆかり! 今の音は何なの!?」
開け放たれていた戸口に駆けつけた黒沢みなもが立った。男は弾かれたように後ろを振り向くと、銃身を水平に構えて、
何の躊躇も無く引き金を引いた。巨大な衝撃の塊が圧縮された空間から解き放たれ、みなもの肉体は文字通り弾け飛んだ。
一瞬の、あまりに一瞬の出来事だった。散弾はみなもの上体を勢い良く粉砕した。どさっと、廊下に肉片の塊が叩きつけられた。
「ひ、ひぃぃぃ!」
ゆかりが床にへたり込んで上ずった呻きを漏らした。生徒たちの中に他に声を出すものはいない。
冗談のような非日常が生徒たちを釘付けにしていた。教室を恐怖が支配していた。
男は、大きな声で自信たっぷりに宣言した。
「これから、お前たちは俺の盾になる。一つ、許可なく動くものは殺す。二つ、勝手に口を開くものは殺す。三つ、その他、俺の癇に触るものは殺す。」
そういうと、男は教壇の真ん中にたって周囲を見渡した。
「おっ?」
男の目が、美浜ちよと書かれた名札をつけた少女にむけられる。
「おい、お前!」
ちよがビクン、と震えた。
「お前は何だ。どうみたってまだガキじゃねえか」
しかし、問われてもちよは応えることが出来ない。「あ…ぁ…」とかすれた声をだして震えている。
「か、彼女は特待生で十一だけど高校に…」
ゆかりがたまらず口を挟むが、男は銃のストックで力任せにゆかりの頭を殴打した。
「あぐぅ!」
鈍い音がして、ゆかりは床に倒れこんだ。頭から血が流れている。
「うぅ…」
「勝手に口を開くなって言っただろうが」
言い捨てると再びちよに向き合う。
「ふぅん。特待生ねぇ。」
銃身を肩に担い、つかつかと、ちよの席にまで歩み寄る。ちよは、恐怖で顔面蒼白になっていた。
目が潤み、今にも泣きそうだが、あまりの恐怖のため声が出ない。
「つまり、よっぽど頭が良いってことだよな。ガキの分際で高校に入れるくらいだからな。天才ってことか」
皆が息を呑んで見守る中、震えるちよの前で、男は口の端を吊り上げた。
「実を言うとよ、俺はお前みたいな頭の良い、優等生ってヤツは大っ嫌いなんだよ。昔っからな。
言ったよな、俺の癇に触るヤツはたとえ何をしなくても殺すって。――そういうわけで、残念だったな」
男が銃口をちよの頭にあてがった。
「やめなさい! 」
ゆかりが床に這いつくばったまま男の足もとにへばりついた。
男はカッとなって銃口をゆかりの頭に向ける。
「てめえ、勝手に喋るなといっただろうが。殺されてぇのか、オイ!」
「殺せば良いじゃないの!」
ゆかりは、泣いていた。涙を溢れさせて泣いていた。
「殺すならあたしから殺しなさいよ! あたしも殺せば良いじゃないのぉ!」
そこに、普段の破天荒で自己中心的なゆかりの面影は無かった。目の前で学生のころからの親友だったみなもを殺され、
今また教え子まで殺されようとしている。いつもの彼女は吹っ切れて、爆発寸前の感情が噴き出していた。ただ、子供たちを守ろうと、
これ以上誰も死なせはしないと、そのためには自分の命なんか惜しくないという想いだけがいっぱいだった。
男は引き金に指をかけた。が、ふと思いついて、銃を下げる。
「へへっ、身を挺して生徒を庇おうってかい、先生。泣かせるねぇ」
「あっ!」
男はゆかりの腕を掴んでたたせると、乱暴に教壇まで引きずって行く。
そうして、教卓のうえにゆかりを押し込むように載せた。
「あうっ! ど、どうする気よ?」
「決まってるだろ。」
男は黄ばんだ歯を剥き出しにして、下卑た笑みを浮かべる。
「お前をぐちょぐちょに犯すんだよ。教え子どもの目の前でなぁ」
男が力任せにゆかりの服を引き裂く。ボタンがはじけ飛んで、ブラジャーがあらわになった。
「やああぁぁぁ!」
男はゆかりを裸に剥きながら、硬直して事態を見守り続けている生徒たちを振り向く。
「いいか、良く見ておけよ。お前らの先生の、一世一代、お涙頂戴の大濡れ場だ。」
言い放つと、暴れるゆかりの顔に何発か平手を打ち込みながら、ついに最後の下着まで剥ぎ取った。
「いやああああぁぁぁぁ! あああああぁぁぁ!」
ゆかりが泣き叫ぶ。顔に手を当て首を左右に激しく振るが、男は無理やり手を掴むと、両手を封じる。
そして、自らもチャックを下ろすと、おもむろに陰茎をゆかりに挿入した。
「ひぐぅっ! ううぅ」
ゆかりが悲鳴ともうめきともつかぬ声を漏らす。
男は腰を前後にスライドさせはじめた。「ああっ、あっ」という呻きが絶えず続く。
やがてゆかりの女性自身が自らを守るために愛液を分泌させ始め、男の腰の動きに
合わせてピチャピチャという音を響かせ始めた。男はわざと結合部が生徒に丸見えになるようにする。
「やめろぉぉぉ! この人でなし!」
そのとき、男子生徒が一人立ち上がった。一年のころ委員長を務めたひょろメガネだ。
男に向かって突進する。男は今セックスに夢中で銃を傍らにおいている。
だがしかし、男はすばやく体制を立て直すと、銃を手に取り、ゆかりに挿入したままで
銃を撃ちはなした。散弾がひょろメガネの顔面を打ち砕き、肉の塊に変えた。頭部を失った肉体は、
力が抜けたように膝をつき、前のめりに倒れた。丸めがねが宙を舞ってその上に落ちた。
「ああっ!? はあっ!」
銃の反動により、繋がったままのゆかりの膣内に強い衝撃が走った。
「どうしたい、先生? 感じてるのか?」
男が揶揄するように言う。ゆかりは歯を食いしばって、ただ泣いていた。
ボロボロと涙を流しながら、女教師のゆかりは生徒たちの目の前で犯され、
愛液を垂れ流し、接合部からは男のチ○ポが生々しく出入りしていた。
その光景を、生徒たちはただじっと見守っていた。もちろん、普通なら、女子は顔を手で覆い隠してしまいたい衝動に駆られただろう。
しかし、恐怖が彼らを虜にしていた。下手な動きをすれば殺されてしまう。恐怖が神経を硬直させて、目をそらすということさえ出来なかった。
智も、暦も、ちよも、大阪も、榊も、神楽も凍りついたようにその光景をただじっと見ていた。
「ああ、イクぞ。イク、イクぅ!」
男は腰の動きを一気に加速すると、ゆかりの膣内に精を放った。
やがて、死んだように虚脱したゆかりから陰茎を引き抜く。
「はーっ、結構よかったぜ、オイ」
ゆかり身動きもしない。男は一人で満足げにうなずいていたが、再び教室の中を見渡す。
「ふんふん。何だ、粒ぞろいじゃないか。これは楽しめそうだ。オイ、お前!」
ひとしきり見渡すと、顔をこわばらせ体を凍りつかせたように見守っていた
女子たちの中で、ひときわ長身で黒髪の長い少女に声をかける。
「お前だよ、お前! そこの窓際の女!」
「あ…っ」
榊が硬直した体からわずかに振るえた吐息を吐き出した。
「こっちへ来い! 早くしろ!」
銃口を向けて恫喝する。榊はしばらく固まっていたが、言う通りにせざるを得ない。
青ざめながらも、どうにか毅然とした足取りで男の元へ出てきた。
連続投稿支援レス〜
うぇっぷ。散弾銃で吹っ飛ばされたグロ画像を思い出しちまった。
ソドムか!?
ところで、もしかして、「黒まんが大王」ってHN?
過去によみとともが天国で幸せに暮らすっていうSSがあったが
その続きを書くのは、やはり遅すぎなのだろうか。
>>706 個人的には大阪たんのようなのんびりしたキャラは
受けでないと萌えんのです、、、
>>708 子供ができたという設定のアレですか? 是非書いてください!
712 :
名無しさん@ピンキー:03/12/03 22:29 ID:9XiQha6O
age
なんだかよく分かりませんが10歳2人置いときますね。
,. ァ─ァ──‐- 、
,.イ / / `ヽ、
/‐' / / ヽ____
/-‐''" / `、 `ヽ、
,' ,. -'‐ァT ──-t- 、 ', \
f‐''"´ / i |゙、 ``'' -、 | `` ヽ、 _ ヽ
/ / ! | ゙、 `' -、 l \ ``
/ /-‐=、''" ', ! ト -ヽ__ ヽl \ ヽ
, ' ,イ. ジ.l7! ゙、|ヽ | ,r.‐、!,.`` ! , |、 \! ゙,
_, -──- 、 /! !. |':l ヽl l7l i | 'l ヽ !
,..r'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:~,_:ヽ、イ. ` , .l'ノ !. i i \ |
,ノ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:、‐-、''ヾ\/// < /// ! | ゙、 `ヽ、 ,'
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\\゙ヽ、゙'ヽ.\ヽ rァ─- 、 _| / ゙、 ヽノ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:i.:.゙i,.:.:.:\゙、:\ \\\. .,,___,,.) / |/ ゙、
714 :
名無しさん@ピンキー:03/12/03 22:50 ID:9XiQha6O
/⌒|.:/.:.:.:.:ヽ,.:.:.|:.i:.:,:メヽ.:.:.}'"i i,\'ヽ |} .〉 ` ""´ /⌒ヽ _,)```
/.:.:.:.:.レ'.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.i::|!:/:i ヽ:i ,,ィ .ヽ、,,,,レ、/'7 /~''ヽ ゙' ゙'i _ /ヽ,ノレ'
/.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|.:.:.リハ.:i ,,,r=''~、、 〈-‐'´ /二~ ゙i ゙i
/.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:リ∨ ´ ヾ ノ"~ '‐'∪i i !
|.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:|゙i.{ / :. ;::c::; \ 〉 /
|.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:i ヽ ,.r'_,,,-っ::. .:、 ゙ ノ i /
|.:.:.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:../゙'ヽ、.:,,リ '‐-、,,,__,ノ''~´,r''´ ゙'‐::..:.:-''i | /
|.:.:.:.:/ |.:.:.:.:.:/ )'" .,r‐⌒゙ヽ、 ,r'~´ / | /
|.:.i:i |.:.:.//.,- '"'´ " \ '| ,,/ | /
715 :
名無しさん@ピンキー:03/12/03 22:51 ID:9XiQha6O
|.:.リ |!.:iリ/ \ / i | /
ヾi iリ i , \ \ / i l/
ヽ ヾ、i ヽ ヽ、 \ ,, ‐'" .i /
ヽ, : ヽ ゙、.、 ヽ‐'´ ノi, .,ノ
i :: ;〉 \ / ゙i゙''´
i i / ,ノ \ / i,
i i |'~ \、,‐'" ヽ
丿 i | 、 / ゙、
/ ノ ノ ヽ / i
,.-‐'''" / / ヽi_ / i
/ ,,. / / l
/ , / / /
i / i' ,,-'/ /
l l \ ,-''" / /
sage忘れました・・・
ゆかり車に乗ってきます
>>711 基本的に誰でも可ですが、オーソドックスにいくとともたん、いやよみもいいかも・・
>>705 そういうわけではないが、それもいいかもしれない。
>>694-703続き
男は榊の肉体を嘗め回すようにジロジロと見る。
「へ へ いい体してるじゃねえか」
自分の体に向けられた劣情を隠すことも無く露にする男に、榊は顔を朱に染めて俯いていた。
「お前、セックスの経験は?」
「……!」
「黙ってちゃ分からねえだろコラ」
男は銃口で榊の頬を二度三度叩く。それでも押し黙ったままの榊にいらついた男は
髪を乱暴に引っ張って顔を上げさせた。そうして、榊は泣きそうな顔でやっと、かすかに首を左右に振った。
「――ふん、まだってことか。おい、お前ら、この女、今どきまだ処女なんだってよ!」
男が生徒たちに呼ばわる。クラスの皆に自分の性体験について
告白させられて、榊は恥ずかしさと悔しさで震えがこみあげてくる。
「オラ、お前は邪魔だ」
「ぐうっ」
男はぐったりしているゆかりを教卓から蹴落とすと、
自らが教卓の上に腰掛ける。そうして、榊の鼻先に一物をむいて突きつけた。
「しゃぶれ」
「……!」
突然鼻先にチ○ポをつきつけられた榊は顔を背け、逃れようとする。
しかし、男は髪の毛を引っ張って無理やり引き戻すと、銃口をちらつかせて恫喝する。
「とっととしゃぶれやコラ! 殺すぞ!」
「……嫌だ! 撃ちたければれば撃て」
榊がはき捨てるように言い終わるや否や、男の鉄拳が飛んだ。
「あぐうっ!」
男は榊の髪の毛を掴んで何度も拳を繰り出す。
「かはっ…あぐぅ…痛い!」
「強情な女だな」
悶絶しながら、それでも拒絶して動かない榊をみて、男はこういった。
「そうか。じゃあ、お前の代わりにさっきのガキを殺そう」
「なっ!?」
「かわいそうに、お前のせいで死じまうんだぜ」
男が銃口をちよに向ける。
「やめろ! ――わかったから、言う通りにするから……」
榊はとたん哀願するようにいう。最後のほうは消え入りそうな声だった。
「へ へ」
男は目でさっさとしゃぶれと合図する。
「……くっ」
榊はおそるおそる男の一物に顔を近づけ口をづけする。
強烈な臭気に顔を歪めた。肉厚の唇がチ○ポに触れた。
「そうだ。奥まで口の中に入れろ」
涙を頬から流し、顔をしかめながら、榊は男の一物に唇で触れ、咥え、飲み込んでいく。
さらに男の命令通りに顔を前後に動かす。
「へ へ、はじめてにしちゃ、うまいじゃないか。今度は舌先でなめろ」
男の一物は榊の唇に刺激されて、屹立を回復させていた。他の生徒が見られるように、わざと高い所に座ってのことだった。
大勢のクラスメートの視線が集中する中、いつも凛とした榊が生のチ○ポにフェラチオをさせられていた。 淫靡というよりは、
むしろ惨たらしい光景だった。
「もっと吸い付くようにしろ。そうだ、いいぞ!」
じゅばじゅば、という音がして、口淫はますます滑らかになっていく。
唾液がチ○ポでふさがれた榊の唇の隙間からこぼれでて、か細い顎やうなじを通り、床に水溜りをつくっていた。
「おお、いいぞぉ!」などと、男が喜悦をあらわす。榊は涙を流して泣きながら、ただチ○ポを咥えて顔を上下させていた。
「おおお! おおお! おっおっおっ!」
昇り詰めかかった男は榊の前髪を掴むと、猛烈に前後にゆすった。
榊が、むせてくぐもったうめきを漏らすが、気にしない。
そして一気に絶頂まで駆け上っていった。
「うぶっ」
榊の口の中で一物がはじけた。口の中に精液が溜まっていき、こらえきれず、口からチ○ポがはずれる。
その顔に勢いよく白濁液が発射された。ザーメンが榊の顔に打ち付けられ、顔をべたべたにしていく。
「ぐぶっ! ごほぉ!」
榊がむせて、口の中に注ぎ込まれたザーメンを吐き出そうとする。男は榊の髪を掴んだまま、荒々しくねじり上げた。
「吐かずに飲め!」
「いや…っ!」
榊は涙でいっぱいになった目で哀願するが、男は容赦しない
「そうか。じゃ、ガキを殺す」
「!…わかったから…やめて」
榊は男にみえるよう、一滴残らずザーメンを嚥下した。己が出したザーメンをのどを鳴らして
飲み干した榊に男は満足げに頷くが、榊は強烈な吐き気にむせこんで、咳をし始めた。
「うぐっ! ごぼごぼっ!」
男が髪から手を離すと、榊はついに、跪いて感極まって嗚咽をはじめた。そのまま声を上げて泣く。
「あーよかった〜! こいつ処女なのに自分から舌を絡めてフェラチオしてきやがったぜ」
そんな榊をニタニタ見下ろしながら、生徒たちの方へ向きなおって大声を上げる。榊が屈辱に身を震わせた。
「さて。さっきのガキを殺そうか」
男は銃を片手に立ち上がった。
「――! そんな、約束が違う!」
「いつ、俺が殺さないなんて約束した?」
男の、残忍そうに大きく裂けた口がつりあがった。
――そのとき、サイレンが鳴り響いた。正面玄関にパトカーが数台乗り上げたらしい。
「サツが来やがったか」
男は窓辺に向かって様子をみる。
(――いまだ!)
神楽は音をたてないように席を立った。彼女はずっと機を窺っていたのだ。
親友の榊が辱められているときはずっと歯軋りをして見ていた。そうして、なんとか銃を奪えないかチャンスをまっていた。
男はいま後ろを向いている。神楽は、気づかれないようにゆっくりと、男の方へ歩みを進める。
ある程度まで近づけば、一か八かのタックルをかける。たとえ気づかれても2、3メートルまで迫れば、
男が振り向くのと、神楽が男に飛びつくのと、わずかに神楽の方が早いという自信があった。そうして腰に
渾身の体当たりをかけ、そのまま男を押し倒して銃を奪う。
生徒たちはその動きを息を殺して見守っていた。クラスで1、2を争う運動神経の彼女なら、
もみ合いになっても十分勝算はある。さらに、辱めから解放された榊に目で合図を送る。
榊は涙をふきながら、コクンとうなずいてスタンバイした。もみ合いになれば、すかさず榊が加勢に来る。
男は地上の様子に気を取られ、後ろを振り向く気配は無い。あと、4、5メートル。
いける! 誰もが思った、そのとき――
「へーちょ」
滑稽な音が静寂に響いた。大阪のくしゃみだった。いつもは笑いの種である奇形じみたくしゃみ。
しかし、この場では洒落にも冗談にもならなかった。男はとっさに振り向いた。
神楽がダッシュをかける。――だが、間に合わない。
男の体まであと数十センチというところで、銃が発射された。衝撃で、神楽の体が反対側に跳ね返された。
神楽の体は、自分で飛んでいたため相殺されて、あまり飛ばずにそのまま垂直に床に落ちた。
散弾は下腹部から恥骨のあたりに命中して、肉がはじけた。
「ぐぼぉ! おぐぅお!」
目をむき、酷く顔を歪めて、神楽は悶絶し、床の上を飛び跳ねた。ちぎれかかって下半身から
分離しかけた下腹部から、ピンクの大腸やら小腸やらがちぎれて飛び出し、ぴちゃぴちゃと新鮮に跳ね回っていた。
「うああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
榊が立ち上がり、男に突っ込む。男まで、あと少し。しかし、榊の瞬発力を
以ってしても届かなかった。男の散弾が下を狙って放たれ、榊の右足が弾け飛んで転がり落ちた。
「ぐおおおおおっ!」
榊の足は太ももで切断されていた。動脈から大量に血が噴き出す。あの俊足だった榊は、もう、二度と走ることが出来ない。
剥き出しになった切断面は、骨、女性の平均よりも厚い筋肉、それに脂肪が同心円状に層をなし、血が止めども無くあふれ、
その有様は人間の足というよりは肉屋の店先にならんでいる肉の塊のように生々しく、新鮮な感じさえした。
男は地獄の苦痛の中にある二人を放っておいて、ちよの方へ歩いていった。
ゆかりが、榊が、神楽が命がけで守ろうとしたちよの方へ。途中、大阪の隣を通り過ぎるとき、
「ありがとよ」と一礼して頭を吹っ飛ばした。脳漿の飛まつが硬直したちよの顔にかかった。
「お待たせ」
男はちよの前に立った。
その日、事件は最悪の形で結末を迎えた。警官隊の突入がはじまり、男は壮絶な銃撃戦の末射殺された。
しかし、教師二名と人質に取られた生徒たちは、警官が踏み込んだときには既に全員が殺害されていた。
その日、風の穏やかな春の日だった。
<終>
>>731 /\
/ ヽ\
/ ヽ \ / \
/ ヽ \__ / ヽ \
/ ‐_ ヽ ―――__/ ヽ \
/  ̄ / __ ヽ \
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733 :
名無しさん@ピンキー:03/12/04 19:26 ID:EIFPqoDc
>>730 乙。
……予想はしてたが、鬱な結末だな。まるでアメリカだ。
でも榊さんの処女が破られなかったあたりに、読者に対する作者の良心を見た気がする。
?本人にとっては処女のまま死ぬのもある意味不幸か?何言ってんだ俺…
>>730 モツ鍋。
グロいが、俺的にはゆかりちゃんがキチッと教師だ
という事が認識できただけでもGoodだった。
ヽ(`Д´)ノ モツ鍋ゆーな
神楽のモツ想像しちまってゲロるじゃねーか ウワァァン
736 :
名無しさん@ピンキー:03/12/04 22:07 ID:6jQeWD+f
おいおい、作者、お茶濁して逃げやがったな。
これからじわじわと精神的に追い詰めたり陵辱したり、いくらでも面白く展開できたのによぉ。
ものすごく中途半端な読後感だぜ……ヘタレが。
板違いだけど、散弾銃って何発まで連射できるんだ?
国内で入手可能な銃という条件で。
装填時にすごいスキがありそうな…。
しかし、暦と智に危害を加える描写が無いのは
作者がよみとも萌えだから?
(全員死ぬってのはあるけど)
感想としては…。
ちよちゃんの夢オチであってほしいな。
日本で入手可能な散弾銃は2+1発までしか装填出来ませんから
あんなにバンバン撃ちまくってるのは、正直変な感じ
すげえ装填テクをもってんだよ!
早いんだよ!めちゃくちゃ早いんだよ!
>>732 ハァ?ってあんた…作者には最低限の敬意くらい払おうよ。
>>736 tu-ka好きになれないならヤバイ気配を感じた時点で読み飛ばせよ。
>>737 禿同。作者にはその気が無くても途中でやる気がなくなりましたって言うのが伝わってくるしなぁ…
とりあえずヘタレがはイラネ。
…この驚異的なレス数は何だ?
>>730 すごくイイと思うよ。
まず、いきなり乱入シーンから興味を引き寄せて、キャラのセリフもストーリーに
関わるようにうまくまとまっている。強引な場面展開はなくセリフの流れで話を展開
できるのはかなりの実力者と見た。
また、しっかり最後に『神楽の逆襲』というクライマックスを持ってきており、
少し弱めながら起承転結が成立しておりこの板のSSとしては立派。最終的に襲撃者
に勝利する神楽たちを想像させて、ものの見事に一気に読者たちを突き落とした
作者の勝利といえるのでは・・・
そんな見事なまでにハメられた悔しさでみんなピリピリしてると思うんだけど・・・
神楽しんじゃったよ・・・ハァ・・・
送信時に誤字直したら名前欄が復活してた・・・
意味ないのに送信中止ボタンをクリックしてしまうお約束も・・・
エラそうなセリフを吐くのにコテ使っちゃったよ・・・しかも動揺して空レス
入れてるし・・・
夜勤明けなのでもう寝ます・・・
内容、考察、文節、いろいろあるだろうけど、気に入らなければあぼ〜んでおしまい。
それでいいじゃん。
発信するのは自由だけど、弾くのも自由。
まあそうなんだが、弾くか否かは一度読んでみないと判断できないわけだ。
その一度を不愉快に感じてしまう人間がいるであろう以上、作品内容が
殺したり殺されたり死んだり死なせたりするものであるならば、
やはり冒頭で一言断るべきだったんじゃないかと思うのさ。
漏れは割と好きな方だったけどな。
賛否について望外な数のレスが来て恐縮しています。
「読んだあと気分が悪くなるようなSS」がコンセプトだったから兎にも角にもうれしい限りです。
>やはり冒頭で一言断るべきだったんじゃないかと思うのさ
あの程度のグロなら大丈夫かと思いましたが、一言いれるべきでしたか。
グロありと前置きすると先の展開がバレて面白くないかとも思いましたが、
今後このスレに投稿する際は考えねばなりますまい。
>>745 明らかに褒めすぎです。
ま、これからも精進しますから、よろしければよろしく。
スレによっちゃ凌辱・鬼畜はおろかちょっと強引なものまで
好き嫌いがあるから断りを入れるべし、ってローカルルールもあるくらいだ。
ここもどっちかというとそういう傾向があるみたいだしな。
>>730 「っていう夢を見た!」
な〜んて、ともが言いそうな気がする。
>>743 嫌いなものを嫌いと言って何が悪い?
好きじゃないといわなければ全員がそういうものを好むのだと
勘違いするだろうが。
むしろ「好きじゃない」という表現に留めた自制心に感心する。
>>753 微妙に同意。
あとさぁ、自分のキャパシティの広さを示したいが為に、ホントは好きなキャラが惨殺されるSS見て
不快なのに無理して「面白かった」ってレスしてるヤシ、いねーか?
厭なものは厭ってレスしりゃいいんだろ?
そしてイイものはイイと・・。
>>750、乙
俺はグロや鬼畜は苦手だが、
これはそんなに拒否反応は出なかった。俺は面白かったよ。
やはり初めに「グロ注意」はあった方がよかったと思うけどね。
読者だもの。好き嫌いがあっていいよ。
でも「好きじゃない」って書くと、「こういう作品をかく人の人格、全部嫌い」って
ふうに取られちゃうかも。さらに、「こういう作品を評価する人の人格、大嫌い」って
ふうに取られちゃうかも。
「自分はこういう話、苦手です」と言えば、自分の主張を伝えられ、そして余計ないざこざを立てないですむかも。
難しいね、人と人との関係って。
あの作者は読者にイヤな思いをさせるのが目的だったんだろ?
別に擁護する必要ないと思うけどな。
>>750 感情的な問題ですが…どうせ男が死ぬのならば少女達に一矢報いて欲しかったです。
彼女達が殺される描写だけがあって、男が死ぬ描写が無いのが口惜しい…。
もしくは男が助かったらそれはそれで良かったのですが…さすがにそれは無理かw
>>753 >嫌いなものを嫌いと言って何が悪い?
自分の好き嫌いだけを言う必要がどこにある?
言うのであれば「私はグロ系が嫌いなので、今度からは前置きして下さい」とでも書くべきだとだろう。
>好きじゃないといわなければ全員がそういうものを好むのだと
>勘違いするだろうが
勘違いしたところで、藻前に何か不都合でもあるのか?
例え話になるけど、タバコを吸う人と吸わない人
みたいなもんじゃないか?
タバコを吸う前に一声かけるのは最低限のマナーだろ?
全員を殺害したのは、警察かもな。
761 :
708:03/12/07 01:08 ID:XmV2MOKN
どーも。708です。
よみとも天国ネタです。
三ヶ月ぶりにSS書いた&この板に初めて投下なんで
お気に召すかどうか分かりませんが……
あと、スレの流れを無視してしまう形になってすいません……
ちなみに、エロ無しです。(実は、エロ無し書くのも初めてだったり)
では、どうぞ。
――ともがこっちに来てから……もう、半年が経とうとしている……
月日の流れってヤツは、ホントに速いもんだ。
天国、某所、某アパート。
「よみー! ご飯まだー?」
居間のともが、テレビを見、くつろぎながら台所に向かって叫んでいる。
テレビの上にのっている時計の針は、もう七時を回っていた。
「ねー、よみってばー!!」
「だー、うるせー!!」
ともの言葉に耐えられなくなったのか、よみが奥の台所から
勢い良く飛び出してきた。
「ご飯まだ?」
「……今日ホントはお前が飯当番なんだぞ……? まったく……」
「そんな事は知らん」
「…………」
「あ〜、ご飯まだかな〜?」
「……平日に私が仕事のある日だけでいいのに……なぜお前はそれをやらんのだ!
せめて仕事から帰ってきて時ぐらいゆっくりさせろ〜!!!」
そう言いながらよみはともの胸倉を掴み、ぐらぐら揺らす。
「うわぁぁぁ〜! やめろ、よみ〜!! 助けてくれ〜!!」
と、その時。
「おと〜さん! おか〜さんいじめちゃだめっ!」
突如、後ろから声がした。よみは、思わずその手を離した。
「ただきち……!」
二人が声の方へと顔をやる。すると、三歳かそれくらいの男の子が立ち尽くしていた。
その子は、ともが自分のお腹を痛めて産んだ一人息子である『ただきち』。
無論、美浜邸で飼われている、ただきちさんから取った名前だ。
「た・だ・き・ち〜!! お前だけがお母さんの味方だよ〜!!」
そう言いながらともは、ただきちにほおずりした。
「へへ! おかーさん。もうだいじょーぶだよ!」
そうなるとよみは面白くない。そこでよみは、ただきちに向かって諭すように、
「……あのなただきち。悪いのはお父さんじゃなくて、お母さん! 分かる?」
「……おかーさん、そうなの?」
「ううん。悪いのは、お父さん」
「……と〜も〜!!」
そうして二人のおっかけっこが始まった。
――まあ、そんなわけで私達二人……いや、三人は
それなりに幸せに暮らしてるわけだ。
「それじゃーみなさーん! いっただっきまーす!!」
ともの掛け声に合わせ、三人の食事が始まった。
「むぐもぐ……うまーい! やっぱりよみの作ったご飯はサイコーだなー!」
「……そうかよ」
そんな風に、よみは素っ気無く答える。
「おとーさん、すっごくおいしい!」
ただきちが、満面の笑みを浮かべたままよみに問いかける。
「そっかそっか。ただきち、遠慮せずにたーんとお食べ」
よみは笑顔を浮かべ、ともの時とは対照的に、ただきちの頭を撫でつつ言った。
「……あたしの時とずいぶん態度が違いますなぁ〜?」
「気のせいだ」
その日の夜。
三人は、ダブルベッドで川の字になって横になっていた。
そこでよみは、やっと眠りについたただきちの寝顔を見ながら、
「ふー。やっと寝たか」
よみは穏やかな笑みを浮かべた。
「ホントに……寝付きの悪いとこはともにそっくりだよな」
「えぇー? あたしのどこが寝付き悪いんだよー!?」
「何処がって……」
よみの眼鏡が少しずり落ちた。
「ともさぁ」
よみが、自分も眠りに入るために眼鏡を傍らに置きながら言った。
「もうすぐお盆だけど……どうするんだ?」
「何の事?」
ともは、意味が分からずあっけらかんと答える。
「だからお盆、何処に行くんだ?」
「……話の意味が分かりませんなぁ〜?」
「……お前、ここに来る時ちゃんと閻魔様の話聞いてなかっただろ?」
「寝てたし」
「だめじゃん」
「んで、お盆がなんなんだよ?」
「……しかたねーな。説明してやる」
よみは起き上がって、ベッドの淵に腰掛ける。ともも、よみの側の淵に腰掛けた。
「基本的にこっちの世界と人間界が関わりをもつ事は
こっちの法律で禁止されている。また、もつ事も不可能に近い」
「……お盆と関係ないじゃん」
「黙って聞けよ。
……だが、例外があって、お盆のうちの一日だけなら
人間界に行ってもいい、って事になってるんだ」
「なーるほどー」
ともは相槌を打った。
「つまり、早く言えばお前はお盆に
何処に行くのか、って事が聞きたかったんだよ」
「よみは?」
「私は……去年と同じくうちの墓に行くつもりだけど?」
「ふーん……」
ともは、ベッドに倒れこんだ。しばらくの沈黙。そして。
「……よみさぁ」
「なんだ?」
「今年は……私に付き合わない?」
「……? 何が?」
よみが何がなんだか分からない、という顔をすると、ともがウインクしながら言った。
「とぼけちゃって。決まってるだろー!」
その年もお盆がやって来た。
続々と人間界へと降り立って行く魂たち。
そして、この三人も……。
「うひゃー! こえー! このまま行ったら死ぬかもだー!!」
三人の魂が、地上へ向かって物凄い勢いで滑空していく。
「……もう死んでるけどな」
「もう……よみさんは……寂しい事いわんといてくださいよー」
「…………」
よみは急に、黙りこくる。
「どした? なんかしゃべってよ?」
「お前新盆なのに……あそこで良いのか?」
「新盆? なんだそりゃ?」
「言葉の通りだよ。お盆の中でも特に大事なものなんだぞ?
ともの親御さんだってお前の帰りを楽しみにしてるだろうに……」
「いーよ別に」
「そんなあっさりと」
「ねーねーおとーさん、おかーさん! これから、どこいくの?」
ただきちは、よみの服の裾を引っ張りながら言った。それに対しよみは、
「ふふ……それはねただきち。
お母さんとお父さんの……思い出の場所だよ」
「おもいでの……ばしょ?」
ただきちは、今度はともの服の裾を引っ張る。そこでともは、こう叫んだ。
「うん! 思い出の場所!! 行くぞー!!」
もう既に、日の沈みかけた頃。
「いや……まさか、ここに来る事になるとは」
よみは、眼鏡に手を掛けながら言った。
「おかーさん、ここ……どこ?」
ただきちの問いに対し、ともが珍しく穏やかに答えた。
「ここはね……お父さん、そしてお母さんの学校だよ」
「がっこう?」
「そ、学校」
そう、ともの提案で三人は、とも、そしてよみの
三年間の色々な思い出の詰まった……二人の高校に来ていたのだ。
「……着いた!」
ともがある教室の前で止まる。そこには、『三年四組』と言う札が掲げられていた。
とも、そしてよみは、おもむろに中に入っていく。
そこは、まるでタイムカプセルの中のような……
卒業した時のままの風景が広がっていた。
「なあとも。ちっとも……変わんないな、ここ」
「わー! 私の机見っけー!!」
「……聞いちゃいねーや」
よみは、教卓の前に歩み寄る。そして、上に無造作に置かれている書類の中から
学級日誌を取り出す。その表紙には『担任 谷崎ゆかり』と殴り書きされていた。
「……へぇ……このクラス、ゆかり先生が担任なんだ……」
「はーっ。ゆかりちゃんかー」
「うわ! お前いつの間に後ろに!?」
「いいじゃん」
「ああ……そーかよ」
ともの素っ気無い返事に、よみは少し脱力した。
「ねー、おとーさん」
そう言いながらただきちが、よみの服の裾を引っ張る。
「ただきち、ちょっと待ってな。いい子だから、そこらへんで遊んでな」
ひまそうなただきちを尻目に、二人はもう戻る事の出来ない『あの時間』の
余韻に浸っていた。
「ねーねー。つまーんなーい!」
そのうちに、暇を持て余したただきちがわめき出した。
「ああごめん、ただきち! ……よみー! ただきちほっぽっとくなよー!」
「お前もだろーが!」
二人は、顔を見合わせながら、責任を擦り付け合った。
何やら外が騒がしい。
「……何か外がうるさいなー、よみ」
「花火でもやってんだろ。丁度いい、見物させてもらおう」
そう言いつつよみと、ただきちを抱っこしたともは、窓際に寄って行く。
そこで二人は、驚きにより言葉を失った。
「……な!?」
「うそ……だろ!?」
「ねーねー。おとーさん? おかーさん? どーしたの?」
二人が驚くのも無理は無かった。
「みんな……どうして……?」
「これって……夢、なのか?」
なんせ外には、ちよ、大阪、榊、神楽を始め、ゆかり先生ににゃも先生、
木村にかおりん、千尋、そしてその他の元三年四組の面々が勢ぞろいしていたのだから。
「と、とも……みんなだ」
よみは平然を装うが、明らかに声が上ずっていた。
「うん……」
一方ともは、唖然としている。
「おかーさん、あのひとたちは?」
ともは、ただきちのその声により我に返った。
「あ……うん、ただきち。あの人達は……私達の……友達だよ」
「ともだち……?」
「そ、友達!」
ともは、次第に目を輝かせていった。
『ともちゃーん、よみさーん! 聞こえますかー!?』
――ちよちゃん。
「ちよちゃーん! 聞こえてるよー!! 返事しろー!!」
「……とも。こっちの声はあっちには聞こえないぞ」
「……ホント夢無いな、あんた」
『ゆかりセンセがみんなに招集かけて、こんだけぎょーさん人
集まったんやでー』
――大阪。
「大阪ー! 相変わらずのんびりしてんなー!! へんなのー!!」
「何でだよ」
『おうよ! 滝野! 水原! 感謝しろよー!!』
――ゆかり先生。
「相変わらず元気そーだな、ゆかりちゃん!!」
「ホントに……変わらないな、あの人」
『お前ら……天国で仲良くやってんのかー!!』
――神楽。
「あんま仲良くないけどな」
「よみさーん、アンタジョーダンきついぜせにょーるー」
『二人共ー! 今何してるのー!?』
――黒沢先生。
「にゃもちゃーん! ここにおりますぜー!!」
「コイツの……子供も一緒にね」
『喧嘩、するんじゃないぞ……』
――榊。
「喧嘩なんて日常茶飯事だけどなー!」
「威張れねぇって」
『ともー! また水原さんに迷惑かけてるんじゃないの〜!?』
――かおりん。
「……掛けてるな。前にも増して」
「そーかぁ? そんな事……」
「大有りだ」
『……一等賞ー!!』
――木村。何がだ。
「よみさぁ。アイツ、何が言いたいのかな?」
「ノーコメント……」
『それじゃあみなさん』
そう言いながらちよは朝礼台へと上がっていく。
「……ちよちゃん、何するんだろ? よみ、分かる?」
「さあ……何だろう?」
そしてちよは、こほん、と咳払いしたのち、
『せーの!!』の掛け声とともに、右腕を天に向かって高々と掲げた。
『ともー!! よみー!! 私達は元気だよー!! そっちはどうだーい!?』
そこに集まった、全員による大歓声。
とも、そしてよみの目には大粒の涙が溢れていた。
「……み、みんな……みんな……!」
「な! 来てよかっただろ?」
ともは、疲れて眠ってしまったただきちを抱きかかえながら、親指をつき立てた。
「ああ……良かった……ホントに……!」
「さあよみ。泣いてないで。返事しよーぜ!」
「ああ! そうだな」
二人は目じりに浮かんだ涙を拭いながら、精一杯叫んだ。
「みんなー! 私も、ただきちも元気だよー!!」
「私も元気だー!! 心配するなよー!!」
『さぁ! みんなー! 今日は無礼講よー!』
そう言ってゆかりは、両手に持ったずっしりとビール缶の入った袋を天に掲げた。
『ゆかり先生ー、もしかしてコレが目的だったんですかー?』
『いいじゃないの! ココで楽しまなくちゃ、死んだ二人が浮かばれないわよー!!』
『先生ー! どういう理屈だよー!』
『いいからいいから! とりあえず、みんな飲めー! 二人に乾杯よー!!』
ゆかりのその声と共に、酔えや歌えやの大宴会が始まった。
「ははは、ゆかりちゃんは。あいかわらずだなぁ〜」
「ホントに、な」
二人は呆れながらも、その様子をいつまでも見守っていた。
二人はその日のうちに天国へと帰り、早々に床へとついた。
「なあ……とも」
「なんだ? シュークリーム分でも不足したか?」
「あのさあ……」
よみは、堰を切ったかの様に泣き出した。
「帰りたい……」
「よ、よみ。どうした?」
「帰りたいよ……みんなの所に……」
「よみ……」
「それで……みんなと一緒に……笑ったり……泣いたり……
あの頃に……戻りたいよ…………」
ともは、静かによみを抱きしめた。そして、髪の毛を掻き撫でながら、こう言った。
「また、いつか、会えるよ」
「え……?」
「人間、いつかは死ぬんだし」
「そ、そんな不謹慎な……ふふ、お前らしいよ、すっごく」
二人は、くすくすと笑い合った。
「……みんな。いつか、笑い合おうな……いつまでも、待ってるよ……」
それは、夏もたけなわの頃の話。
(了)
776 :
708:03/12/07 01:23 ID:XmV2MOKN
駄文スマソ。
新盆については間違った記述かも……
>>750さん
個人的にはあまりああいう類の話は好きではないのですが、
文章の書き方はとても上手いと思います。
自分を盾に生徒を守ろうとするゆかり先生に敬服しました……
ええのう
マターリとしたええ話や。
しかしよみが「お父さん」と呼ばれてるのは如何なものかと。
>>776 乙。読んでてじんと来たよ。漏れには書けない。
お褒めに恥じぬよう、文章の精進をせねば。
あったかい話でした。
正直もう誰かが死ぬ話は勘弁と思っていたのですが、
こういう形の幸せもあるのだなぁ、と。
やっぱり自分は空想の中にこそ救いを求めたいと思う。
ラストで智はなんで服毒自殺したのかな? 解説キボンヌ
>>781 ……あそこの誤爆か
そうだろうそうなんだな?
あ・そ・こ?……ハァハァ
どこ?
>>708 いやー…希望出しといてよかった。
よみともの夫婦(婦々?)モノ、結婚モノならあったけれど、子供がいるって設定は初めてで…
そういえば、もともとこのSSはあずキャラの不幸な未来という電波から派生したものなんですよね、
全く以て妄想力とは素晴らしい。
>>785 ども。
ここって、萌えBBSと両方見てる人が多いんですかね
ひとしきり吐精の感触を味わった後、先生は上からおれの身体をギュッと抱きしめてきた。
豊満な乳房に塞がれて窒息しそうになりながら、
おれは既に、自分が正気を保っているのか否かという事さえ分からなくなっている。
そんな朦朧とした意識の中、
「○○…」
と、おれを呼ぶ声が聞こえた。
滝野でも大阪でもない。
いつの間に目覚めたのだろう?そもそもおれがこの地獄に引きずりこれる原因を作った女の声…
――神楽だった。
「あ…ぅ」
おれはかすれた呻き声を漏らしながら、先生の下敷きになったまま声の方向へと手を伸ばす。
…ギュッ、と優しい暖かさがその手を包み込んだ。神楽が握ってくれたのだ。
言葉はいらない。
もう、おれには神楽を責めるつもりなどなかった。
ただただ神楽に誤りたかった。
結局、最初から最後までおれを…このおれ自身を見ていてくれたのは神楽だけだったのだ。
しかし、気付くのがあまりにも遅すぎた。
おれがいつまでもグジグジしているうちに、いつの間にかこんな状況になってしまったのだ。
(ごめん…)
心の内に呟いた。
(ごめんよ…神楽……こんな、情けないヤツで……)
だが、不思議なことにこうして手を握られると、気持ちは徐々に安らいでいく。
まるで全てが救われるような気分だった。
(…そうなんだ)
おれはひとりで納得していたが、それはかなり真実に近い確信だったと思う。
(神楽は、おれのことが…
おれも…神楽のことが……)
「○○…」
神楽の優しい声が、もう一度おれの名を呼んだ。
「良かったね……大好きな黒沢先生と………」
優しいが、どこか哀しげだった。
「○○が嬉しいなら…○○が幸せなら……私も幸せだよ?…本当に、良かった……」
ポタ、と…何か熱いものがおれの手のひらにこぼれて落ちた。
「あ…ぁ…う……」
違う、と言いたかった。
しかし喉が枯れて声がでない。この時ほど何かをもどかしいと思ったことはない。
伝えたいことが伝えられないのををこれほど苦しいと感じたことが今まで果たしてあっただろうか?
(違うんだ神楽、…おれは…おれはお前のことが…)
「○○が喜んでくれるなら私…
私も、頑張って○○のこと…苛めて、犯して、可愛がってあげるから―――」
「あ…あぁ……」
そう、結局はこうなってしまうのだ。
どんなに抗おうと思っても、覆そうと思っても、最後には予想しうるドン底まで堕とされる…
そんな残酷な事実に一矢も報いることなく、おれは巨大な何かに呑み込まれようとしていた。
何より、自分の肉体が(自分の意思とは無関係に)そうされたがっているのも事実だった。
今の今まで完全に萎えきっていたおれのペニスが、黒沢先生の柔らかさのなかでムクムクと首を持ち上げてくる。
先生はニコリと笑うと、
「次は、神楽さんにしてもらいたいみたいね」
と言った。
先生が片脚を上げてペニスを引き抜くと、引き抜いた先からポタポタと薄い精液が垂れ落ちた。
引き抜いた後には、また隆々としたペニスがあらわになっていた。
「神楽ちゃん、タフやなぁ」
大阪が何か言ったような気もする。
「○○も…よくがんばるナ」
滝野がやや不機嫌そうに呟いたようにも思える。
だが、目の前の神楽に心を奪われているおれには、ほとんど耳には入らなかった。
「○○…これ、勃っちゃってるけど……イったばかりだし、少し休む?」
「ぁ…ひ……ぃ」
おれは確かに首を振って拒絶の意思を表したはずだが、神楽は、
「ホラ…ちゃんと言わないと分からないよ」
と言って、その場所におれのペニスを引き込んでいく。
「ぁ…や……」
ズブ…と、神楽の中に入ろうとした瞬間、びくびくびくっ!と、おれの体は細かく痙攣した。
まるで、彼女に喰われることを喜び迎えいれるかの如く…
「じゃあ、入れるぞ…?」
ズズズ…
神楽がわざとジラすようにゆっくりと腰を降ろしてきた。
「ぐ…ぁが… あ」
もはやそれが快感なのかどうかさえ分からない。
…心も身体も苦しかった。
ペニスは射精しすぎて痛い…
今日はあまりにもショッキングなことが起こりすぎて、もう何も考えたくなかった。
(…償い)
それでも、ふと脳裏をかすめる言葉がある。
(…これが神楽に対する償いなんだろうか?)
黒沢先生が言った言葉、
「―――あまるほど償わせてあげる」
とは、今まさにこの状況のことを指しているのだろうか?と。
神楽には、何もおれに「償わせてやる」などという気持ちは毛頭ない。
単純に…この上なく単純に、ただただおれを喜ばせようとしてこうしてくれているのだ。
今のおれには、肉体的に責められたり犯されたりしたいなどというの欲求が、彼女らの誤解だとは言い切れない。
(…だからこそ)
おれは、彼女の好意に応えなければならないような悲愴な気分すら抱いていた。
むろん、それもおれの命が保てばの話だが…
「ぐ…う…ぅ…」
おれの呻き声にウットリと耳を傾けながら、神楽はつぶやいた。
「いい声…」
最後まで挿入がなされ、おれは再びこの最高の締め付け具合の中に閉じ込められている。
(ああ、温かい…)
おれも目を閉じることにした。
(溶けてしまおう)
神楽の中に全てを注ぎ込んで、溶けて消えてしまいたかった。
もし本当にそんな事ができるなら、おれは迷わずそうしたに違いない。
だからせめて目を閉じて、この残酷な現実を見ないことにする。
おれは…
…お れ……は―――
****************************************
続く(次回更新で完結)
>>708 「離れていても、元気だよ」
これを読んで、むかし八木隆一郎という人が書いたラジオドラマ「海の泡」という放送劇を思い出しました。
ラジオではNHKで昭和25年7月と28年9月に、TVでは東芝日曜劇場枠で昭和35年9月に放送されています。
ストーリーは、戦争末期に船とともに沈んでいた船長と機関長の魂が、復興のサルベージの音で目覚め、
盆踊りの楽しげな音にさそわれてふるさとへ帰っていき、妻や子供たちが元気に暮らしているのを確認すると
安心してまた海底の魂のねぐらへ戻って行くというものです。
たぶん、当時たくさんいた視聴者層である「戦争で父や夫を亡くした家族」を癒すために書かれたファンタジーだと思います。
私の知るかぎり、「海の泡」は40年以上リメイクされていませんしシナリオも再録されていません。
でも、40年…いや初発表から半世紀以上も経って、「亡くなった2人の魂がお盆に帰ってくる」というお題から
ふたたび似通ったSSが紡ぎだされたことに対して感慨深いものを覚えました。
2ちゃんねるですから長文感想は不適かなと思いましたが、ただ「゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!」で終わらすのも
寂しいので、ちょっとだけムダ知識を披露させていただきました。次回作も楽しみにしています。
(すみません、はじめてこのスレに来ましたもので、前作はこれから過去ログ探して読ませていただきます。(^^;)
794 :
708:03/12/08 22:20 ID:HqwmnyeQ
予想外の反響に恐縮してます。
皆様方のお褒めに預かり感謝感激です!
機会があればまた書こうなんて命知らずな事も考えてるんで
その時は温かい目で見てやってください。
えっと、ちょっとこのSSについて説明が足りなかったようなので。
この話は、1スレ目の726氏、734氏、736氏の話をベースに
書いたものなんです。
736氏のSSがよみが『お父さん』になるという話だったので
それにあやかって智の息子に『お父さん』と呼ばせてみたんです。
……いや、お姉ちゃんと呼ばせるかどうか再三迷ったんですが。
詳しくは保管庫の「(仮)天国にて」を見ていただければと思います。
>>793 興味があったのでちょっとだけ調べてみたんですが、
資料があまり無くて……
小説とか出ておりませんでしょうか?
放課後の教室。残ってだべっているのは数人の男子だけ。
男1「あー、それはあるな。女子ってグループ作ってそいつらだけ仲いいって」
男2「グループって言えばさ、うちのクラスの委員長グループ、あそこって結構
いい子そろってない?」
男3「ああ、そういやそうだな。神楽さんなんかたまんねーよなー」
男4「そうかぁー? 確かに巨乳は魅力だけどさ、なんか性格男みたいっしょ。
怒らせたら怖そうだし」
男3「お前どこ見てんだよ。胸だけじゃなくてさ、顔もかわいいって!」
男5「でも俺見たぜー。この前プールの前でさ、多分水泳部の後輩の男子だと
思うんだけどさ、神楽にけちょんけちょんに怒鳴られてんの」
男6「うわー」
男5「でさ、男の方は、『はいっ!』とか返事してんだけどさ、あんまり
怒鳴られるから最後の方涙声になっちゃって、そしたら
『しゃきっとしろ!!』って頭はたかれてんの」
男2「俺も知ってる。部活で外で練習してたら、プールの方から怒声が
聞こえんの。ありゃあだめだよ。かわいくねーもん。
男泣かすって何だよ。」
男3「うるせー! 本当は優しい子なんだよ!!」
男1「あっはっは! このおっぱい星人が!」
男3「うるせー!」
男5「おっぱいならやっぱ榊さんの方だろ」
男4「あっちはあっちできつそうでしょ……」
男5「あー、それはそうだなー」
男2「お前さ、胸ばっか見てたらぼそっと言われるぜ。『キモイ……』とか」
男3「なんで俺なんだよ! 俺は神楽さんひとすじなの!」
男1「ははは! でもあの無表情でそれ言われたら立ち直れねーだろ」
男4「だろー。それにさ、お前より背高いじゃん。カッコ付かねーっしょ。
やっぱり水原さんだねー。バカでかけりゃいいってもんじゃないっしょ」
男6「おめー、それ榊より性格きついだろ。滝野とかボロクソに言われてるし」
男4「そりゃー、滝野さんがバカすぎなだけっしょ。いや、絶対好きなやつの
前ではしおらしくっていい子だって」
男5「夢見過ぎだろ。尻に敷かれるぞきっと」
男2「だな。それともあれ? 女王様に虐められたいってやつ?」
男4「ばっ、違うって」
男3「やっぱ素直で元気な神楽さん最強!!」
男4「だまってろよ!」
男6「んで、大阪ってどうよ。あれ結構家庭的でいいかも
しれねーじゃん」
男1「不思議少女好きかよ!」
男6「面白くていいじゃん。ほのぼのとしてさ。そこそこかわいいし」
男3「でも貧乳! 負け!」
男4「だからだまってろよ!」
男5「あー、まあそれはそれとして、危なっかしすぎだろ。ちょっと目を離すと
車とかに轢かれそうじゃん」
男2「だな。女の子と言えどしっかりしてないとだめだよ。その点われらが
委員長はだな……」
男6「うわっ! ロリコン!」
男2「大阪好きに言われたくないな」
男5「でもロリコンじゃん。……あ、今から育成しといて、将来おいしく
いただくか?」
男1「ははは! 育成って何だよ。でもお金持ちの家だよな。逆玉狙いか?」
男2「俺の委員長への愛情はそんなものではない」
男6「ぎゃはは! 言い切りやがったロリコンが! だいたい金持ちの家なら
結婚相手もう決まってるじゃん。箱入りでボディーガードも24時間付いてるぜ
きっと」
男1「だな。だからムダだって」
男2「そう言うお前は? まさか滝野か?」
男1「……そ、そんなことはねー」
男6「お! 色モノ系?」
男1「ち、違う……やっぱ水原かな」
男4「お、同志!」
男6「だからあれはきついって」
がらがらがら
智 「そうだそうだー! よみを好きなんてどうかしてるぞー!」
男5「おおっ! びっくりしたー! いきなり出てきやがって」
智 「私が色モノ系ってどう言うことだー!」
男2「そのまんまの意味だって! へへっ」
智 「なんだとー! バーカバーカ!」
男2「へへへ! バーカ!!」
男3「滝野ー! 神楽さんをいじめるなー!」
男4「もう帰ろうぜ。誰かさんが邪魔っしょ」
智 「忘れ物取りにきて誰が邪魔かー!」
男2「忘れ物バーカ! ひゃひゃひゃ!」
智 「バーカ! きゃはは!」
男5「んじゃな。少しは榊さんを見習って静かにしろよ」
男2「バーカ! じゃあなー!」
智 「バーカ! まっすぐ帰れよー!」
男1「あ、わりい。忘れ物した。先帰ってて」
男2「お前も忘れ物バカかよ」
男6「バカが移ったな」
男1「うるせーよ。じゃな」
がらがらがら
智 「おおう! なんかと思ったじゃないか!」
男1「あ……まだ、いたんだな」
智 「いて悪いかー!」
男1「いや、悪くはないんだが……ちょっといいか?」
智 「なに? あ、もしかして二人っきりになって私を襲おうって魂胆! きゃー!」
男1「お、おい! 大声出すなよ!」
智 「なんだよー。はいはい。どうせあんたはよみ派なんでしょ。でもマジで凶暴だよ。
大丈夫?」
男1「えっと……そのことでちょっと話が」
智 「あ? なに?」
男1「い、いや、そのだな……」
智 「ああ! あれ?! よみの携帯の番号教えろとか?」
男1「いや……」
智 「じゃ、よみに手紙渡せとか?」
男1「じゃなくて……」
智 「よみのパンツとって来い? うわー、すけべー!!」
男1「違う!! 話を聞け!!」
静寂
智 「……なんだよもう。びっくりしたなあ」
男1「いや、悪かった。……なあ、言ってもいいか?」
智 「早く言いなよ」
男1「あのさ、俺の……その、ええと……俺の本当に好きなのは、お前、なんだ」
静寂
智 「……え? ギャグ?」
男1「……違う」
智 「……あー、はいはい。罰ゲームね」
男1「え?」
智 「あれだろー。さっきの連中にさ、ジャンケンで負けたやつは私に告白しろーって。
私は罰ゲームのネタじゃねーぞー!」
男1「だから違うんだよ!」
智 「…………」
男1「俺は本気で……」
智 「もー、変な冗談☆」
男1「滝野……俺はマジで」
智 「やめてよ、つまらない冗談♪ 座布団もってけー!」
男1「冗談なんかじゃない……」
智 「……マジで?」
男1「ああ……おい、どこへ……。窓なんか」
がらがらがら
智 「えー、部活動中の皆さーん!! 私は今ー!」
男1「うわ! こら! なにやってる!」
がらがらがら ぴしゃ
智 「何で邪魔すんだよー」
男1「お前……いいふらすことじゃねーだろー!」
智 「だって、ともちゃんの栄光を皆に知らしめないといけねーじゃん!」
男1「栄光って……はぁ……」
智 「それとさ、いつまで肩つかんでるつもり?」
男1「あ、悪い……」
智 「うむ。しかし、私を選ぶとは、君もなかなか見どころのある若者だ!」
男1「え? あ、ああ」
智 「うんうん。ほめてしんぜよう。だけど私はそんな安い女じゃないの……」
男1「おい」
智 「具体的に言えば100万円ぐらい」
男1「それは安いよ!」
智 「いや、一回分だよ」
男1「何の一回だよ! ってゆーかさー、こういうときぐらいまじめに……」
智 「それじゃくたびれちゃうよー。よし、じゃ、私あんたと付き合う!」
男1「い、いいのか? そんな簡単に」
智 「いやー、いっぺん彼氏ってモノを持ってみたかったし」
男1「そういう扱いかよ」
智 「枯れ木も山のにぎわいとか言うじゃん!」
男1「褒め言葉になってねえー!」
智 「正直、むしゃくしゃしていたので、誰でもよかった」
男1「それじゃ通り魔だろ! まったく……いいよ、あきらめるよ」
智 「何をあきらめるの? だから付き合ってやるって言ってるじゃーん」
男1「おい、本気なのか?」
智 「あったりまえでしょ!」
男1「そ、そうか……。ありがとう」
智 「で、挙式はいつ?」
男1「気が早すぎだよ! あ、あの、ふつーに付き合っていこうな」
智 「そっかー。よーし、さっそくよみに報告の電話……」
男1「ま、待て待て待て」
智 「なに?」
男1「あのさ、あまり言いふらすのはなしにしない?」
智 「なんで?」
男1「なんか、その、照れくさいじゃん」
智 「そっかなー?」
男1「そのかわり、他のやつに見つからないように一緒に遊びにいったりしようぜ。
手始めにさ、今日一緒に帰ろう。皆に分からないように門の外で待ち合わせて……」
智 「ごめんなさい。一緒に帰って友達に噂されると恥ずかしいし」
男1「さっきと言ってることが違うー! って言うか、何のものまねだよ!
ってほんとに一人でダッシュして帰るなー!!」
がらがらがら バタバタバタバタ……
男1「……大丈夫なのか? 俺」
(おしまい)
802 :
793:03/12/08 23:41 ID:PAUAJAIr
>>794 たぶん小説は出てないです…当時は放送劇って「使い捨て」という認識だったらしいですし。
私も、研究家のかたから聞かせていただいたNHKラジオの当時のエアチェックと
東芝日曜劇場のシナリオ(ぉぃ)でしか確認したことなかったり(汗
803 :
793:03/12/09 00:58 ID:wnloFPxi
>>802 自己レス
すみません、「海の泡」昭和42年にもNHKラジオでリメイクされてました…
私が聞かせてもらったのはたぶんそれ。
>>テディ・ベアその後の物語・完結編
お久しぶりの投稿歓迎です。
これは毎回読むたびに必ずナニがアレしますのです
純愛モードに突入して結末どうなるか楽しみにしております
>>ともちゃんのはじめてのかなりまえのひ
相変わらず「殴りてー」と思わせる智がそれらしいw
男子の値踏みもいかにもありそうです
805 :
ちよ父:03/12/09 13:29 ID:lwV67njr
あず同人の中でも有名どころだからだろうな。
訳してでも読んでみたいと思わせるインパクトがあるし。
808 :
名無しさん@ピンキー:03/12/09 17:51 ID:cc3UfRMg
「ちよちゃん、一緒に帰ろうか。…その肉まんのお店教えてよ」
放課後の雑然としたクラスの中、よみが言った。
昼休みの話題が、ひそかに彼女の腹の虫を鳴かせていたのだ。
「すみません、今日は私の番なんです」
本当にすまなさそうな顔をするちよに、よみは「おや」という顔をして、
「そうだった?ちよちゃんと誰?」
と尋ねた。
「神楽さんです」
少し上気した顔で答えるちよに、
「そっか。じゃ、今度よろしくね」
肉まんを逃してしまったことをちょっとだけ惜しく思いながら、よみは手を振ってちよと別れた。
そこは食欲の秋である。
…しかし一方の少女は、これから満たさんとするもうひとつの欲望に気を昂ぶらせていた。
その後、美浜ちよはひとり学校の裏山へと足を運ぶ。
そこは小高い丘になっており、町を広く見渡せるのだ。
が、彼女の目にはそんな景色などまるで映っていなかった。
ただ、雑木林の中にひっそりと建っている小さな社(やしろ)を目指すのみである。
「…」
もちろんひとりだから、無言なのは当然だが…
この少女を知る誰かがその時の彼女の顔を見れば、ただごとではない雰囲気を感じ取れたはずである。
やや息を荒げ、何かに憑かれたような目は何事かというふうだった。
ちよは社の戸を少し開けて、中の様子を覗き見た。
以前開けた時、彼がものすごい勢いで飛び出して逃げようとしたため用心のつもりだった。
どうせすぐ外が怖くなって戻ってくるくせに、未だにここから逃れようとする本能が残っているのは一体どういうわけだろう?
鍵をかけているわけではないのに、わざわざ外から開けてやらないと出てこれないというのも不可解な話ではある。
あの時はともが居てくれたから、すぐに追いかけて捕まえてくれたのだが…
なにせ今は自分ひとりだから、逃げられたら多少面倒なことになってしまう。
…が、心配することは無かった。
「彼」は、社の奥で横になって静かに眠っているようだった。
「○○さん…」
ちよはそっと彼の名を呼びながら、社に入る。
「…ぁ……う…」
名をよばれた少年はちよの姿を確認し、ノソノソと起き上がりながら呻き声をもらした。
まるで何かに怯えるような、それでいて何かを求めるような、何ともいえない声だった。
ちよも皆の例に漏れず彼のそんな声を耳にするのが好きだった。
「大丈夫。怖くないですよ…ホラ」
と言って、ちよが両腕をひろげて歩み寄ると、
男は四つん這いでやや警戒した眼差しのまま、野良犬のように恐る恐る擦り寄ってきた。
鼻先を、少女のまだ膨らみかけの胸に押し当てて小さく鳴らす。
石鹸なのかシャンプーなのか、とにかく鼻腔にひろがる良い香りが彼のこころを和らげた。
そのまま彼女の胸にほお擦りして甘えてくる。
「うふふ…」
ちよは年格好に似合わぬ妖しげな笑みを浮かべながら、そんな彼の頭をそっと撫でてやった。
「今日は神楽さんと私だから、よろしくね…?
…お仕事が終わったら、ゆかり先生がまたホテル連れてってくれるって。
またお風呂で洗いっこしようね?○○さん」
「あ…ぁ…」
虚ろな瞳が右に左に泳いでいるが、
ちよはまるで愛しい子供へそうするように、ゆっくりと…そんな彼を愛撫する。
「昨日は黒沢先生のお家で楽しかったの? 榊さんとともちゃんは、優しくしてくれた?」
「ん…ぁ」
犬が答えるようにその小さな女の子の顔を見上げる。―――が。
「○○さんのことだから、またお尻責められて喜んだりしてたんでしょ…
今日は私がしてあげようかな。
それとも、今日は思い切りおちんちんシゴかれて何度も何度も出す方がいい?
泣いてもわめいてもイけないように、たくさんジラしてあげましょうか?」
徐々に…ちよの声は低いものになっていた。
「…ひ……ぃゃ…」
彼も身の危険を感じたのか、ちよの細い体から離れようとする。
…が、そこは少女の方がいち早かった。
体をぶつけるようにして瞬く間に抱きしめられてしまうのだった。
顔に覆いかぶさってくる。真っ暗闇で何も見えない。
ただ、ちよのやわらかな体だけが感じてとれた。
「めっ!…悪い子にはお仕置きですよ?
もう、どうしたって○○さんは絶対に逃げられっこないんだから」
彼が喜ぶよう耳たぶを軽く噛みながら、ちよは熱い吐息で執拗に囁いてくる。
少女の言うとおり。
…結局、少年は自分の運命から逃れることができなかった。
黒沢教諭を始めとする彼女らが壊さぬよう気を配っていたにも関わらず、
日々続く快楽は着実に彼の精神を蝕み、ついには廃人同様にしてしまったのだ。
表向きは行方不明ということになっている。
まるで神隠しにでもあったかのように、彼の消息はプツリと途絶えてしまった。
当初はクラス内でも大騒ぎで、彼がどうしてしまったのかという話でもちきりだったが、
もともと地味な生徒だったこともあり、一週間もすると話題にすら上らなくなってしまったのだ。
そのじつ彼は、意外にも近い場所でひっそりと暮らしていた。
「暮らしている」と言っても、彼自身が自力で生活することなどもはや不可能である。
ひとりまたひとりと増えていく「飼い主」達の庇護のもと、
彼女らの愛玩動物としてかろうじて生き延びているに過ぎなかった。
彼に人間としての自我が残っているのかどうかは疑わしい。
だが、獣は獣なりに自分が彼女達の喜びであることを理解しているようだった。
そしてそれは、もしかすると動物として…いや、むしろ人間としてこの上ない幸せといえるかもしれない。
「…さぁ、それじゃ早速……神楽さんが来る前に一度出してしまいましょう。
今日の部活はミーティングだけだって言ってたから、あまり時間ないです」
瞬く間に全裸にされ、その上にちよが跨った。
スカートの中は何も履いていない。無毛のふくらみとピンク色の綺麗なすじがちらりと覗いて見える。
男は知っている…まだ未発達な彼女の性器は、彼のものを飲み込むにはやや狭すぎて痛いのだ。
「ぁ…ぁ…」
幾度となく悲鳴をあげ涙目になりながら、しかし腰を降ろそうとするちよを退かすことはできなかった。
…ちゅ、ちゅる…く…………ぎぢゅッ!!
「かはぁっ…」
「…ぁんっ」
ふたりの喉の奥から同時に漏れる声は、苦痛と快楽という対照的な組み合わせであった。
飲み込む側に痛みはないのだろうか?
「……ふ……ふふふ……ゃんっ……あっ…くぅ……ッ」
むろん、ちよにとっても挿入は容易ではない。
―――とはいえ、やはり嬉しいのだ。
大の男が自分の与える愛情を無条件に受け入れ、服従し、やがて痛みと快楽の狭間でもがく姿を眺めるのが…
それがちよにとって何よりの快感だった。
ぎぢゅ……ちゅぐ、じゅ…
騎乗位というよりは上から○○の身体にしがみつくような格好で、ちよは何度も腰を動かした。
動かしながら、無心に少年の胸を腹を吸っている。
出し入れしながら彼とくちづけを交わすにはいささか背が足りないが、
その表情はすでに幼い少女のそれではない。満ち足りるを知ったオンナの貌そのものである。
「ふっ!……ふぐ………ッ」
ふいに、男の身体が弓反りになった。
射精が近いことを予感しながら、彼はまた思い出していた。
ただでさえ狭苦しい彼女の膣の中、尿道を圧迫された状態で精を放つのは猛烈な苦痛を意味するのだ。
初めて彼女と交わった(させられた)時などは、痛みのあまり射精などできなかった。
2度目ではペニスが射精のわななきを繰り返しながら、堰き止められた精液の逆流に悶絶した。
…さりとて膣の外に吐精すれば、どんな折檻をされるか知れたものではない。
それはそれでおそろしいが、迷っていられるほど今の彼には余裕がなかった。
出る、という瞬間、彼女の腰を持ち上げペニスを抜き去ってから射精するつもりだった。
「○○さん……○○さんっ…………あっ、あっ、あーーーーーーッ!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?………はぅッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そんな思惑を知ってか知らずか、ちよは射精の瞬間、
彼の身体をはさみこんだ両脚に力を込め、ガッチリと固定して逃げられないようにしてしまう。
ビグンッ!
少年がひときわ大きくのけ反り、ちよは身体が少し跳ね上がるのを感じた。
だが、咥えこんだモノは絶対に放さない。
ドクン……ドクン、ドクン………びくっ、びゅぐっ………
「お・お・お ぉ……ぁ…… …ぃ……がっ」
「あ……はぁ……ピクピク…いってる…中で…ぁんっ」
肉体の奥底から湧き上がるかたまりは、彼の尿道をムリヤリ押し広げながらちよの膣内にぶち撒けられた。
その脈動を、少女は満足げな表情で受け止めている。
び…ぴしゅっ…ッ!
一部受け止めきれなかった白濁液が、彼と彼女の結合部から漏れて飛び出した。
うち数滴が畳に跳ねたが、ちよはお構いなしにさらに腰を上下させた。
皮肉なことに放たれた精液は潤滑液の役割を果たし、ピストン運動はますます激しくなっていく…
男の方は、快楽と激痛に耐えかね白目をむいてピクピクと痙攣を繰り返した。
…いつの間に来ていたのか、神楽はそんなふうに絡みあうふたりの姿をじっと見守っていた。
(せめて)
と、彼女は悲しげな目を伏せてひとり思う。
(見ていてやるよ。…さいごまで)
立ち尽くす少女の背を、戸の隙間から入り込んだ夕日の光が薄橙色に照らしていた。
神楽は緩やかな動作でスカートのホックに手をかけた。
テディ・ベアその後の物語 〜了〜
えーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!
単なるハッピーエンドになると思っていなかったが……
こ、こんなラストになるとは……
完全に意表を突かれました。
最後まで読者に悟らせないように名前欄を名無しのままにしておくとは。
気の利いたことも言えませんが大作お疲れ様です。
さらにこの後の物語は……さすがにないですか。
ごめんなさい、俺はこの話と「ちよぼく」との相関は考えないことにしておきたいです……
((((;´Д`))) アワワワワワワワ
勃ちつつも
ブラックなオチもこれはこれでありと思いつつも
1年以上つきあってきた一連の物語が
この終局に至るのはやはりキツいなあ……。
どっかの時点でちよぼくとは世界が分かれたのでしょう
そう思おういや絶対にそうだ
何はともあれこのスレ屈指の名シリーズ
完結に乙です
存外ハッピーエンドのつもりかもしれん
>>805 どっかに日本語で読めるサイトないですか?
暴力や権力で押さえつけてるわけでもないのに
逃げられない……「その後」は一貫してこの描写がすごかったなあ。
文体がコミカルなのに内容がずっしり重いのがまたなんというか、
やっぱりすごいなあ。完結乙かれです。
>>801 面白いネタだな。
今度参考に使わせてもらおう。
821 :
名無しさん@ピンキー:03/12/11 23:36 ID:iQg0/NbZ
あげ
822 :
816:03/12/12 01:47 ID:zNXMx/Dq
それにしても「ボンクラーズの恐るべき挑戦」が
去年の9月28日からだったから1年2カ月以上か
ちょうど俺がここに来たとき始まったぐらいだっけ
あらためて何か思い出深いな
……あれがここで抜いた最初の作品でもあるしな
このスレ最大の神に再度リスペクトいたす
>……あれがここで抜いた最初の作品でもあるしな
……ナカマ(ボソッと
ある意味で
兄弟との出会い…… ( ´д`)
かなり嫌な兄弟なんですがw
目が据わっている。
中央に広げられたポテチとポッキーは違和感がない。しかしつい先日まで女子高生だ
った娘の部屋には、いかくんとビーフジャーキーまでが展開されている。ワンカップ大
関にビールの空き缶がごろごろ。あまりの酒臭さに開けた窓から風がそよぐ。つめたさ
混じる春の風。卒業祝いの二人での宅飲み。春日歩の部屋で。その当人の
目が据わっている。
そのせいかいつものボケ顔が凛として見える。あたし、まだ飲めます。頬が赤い。
けふう。緊張感のないおくびが彼女の口から洩れると、滝野智はその少年のような顔を
二三度振って肩をすくめる。それは友人の酔態に呆れたわけではなく、自分の酔いを少
しでも払おうとする行為だった。いく、いけるまで、いく。それが、あたしの、生き方。
目が据わっている。
「いくぞ、おおさか、ともちゃんは、まけない」
見た目穏やかなお嬢様でおっとりとした美少女、春日歩の第二の名付けは、あぐらをゆ
らゆらさせてワンカップに口をつけ、飲み下せないまままたゆらゆらした。
「こんなんで負けたら、おねぇ様たちに何されるかわからん。テイクアウトか、ソファで
一夜や」
父のウイスキー、ワンフィンガーだけきゅっとあおって、大阪が謎の言葉を吐いた。
もう。
目が据わっている、目が。
「おおさか」
なにともちゃん。勝負だ、勝負。なにー? まだ飲むのん? いや、大人勝負だ。おと
なぁ?
「秘密語っちゃおう、たいかぁ〜い。どんどんどん、ぱふぱふぱふぅぅぅぅ」
なにしゃべるの。うむ、ひとに、聞かれたくないでっかい秘密をしゃべっちゃうのだぁ。
質問! 先生、それってやっぱり、えろえろな話ですか? おお〜、えろえろよ。
「だからおおさか、窓閉めろ! カーテン閉めろお! 」
「おおーっ」
かくして、夜のお題は出されたのであった。
「じゃ、ともちゃんの秘密ってなに? 」
「おお、さっそく、話しちゃうぞ。じつはあたしわあ」
よみが大好きなのだ〜っ!!
「はあ? 」
「はあって、なんだよ」
そんなんあたりまえやん。全然違うやん。大好きなんきまってるやん、いつも一緒にお
るんやから、秘密ちゃうやん。ふっふっふ、そこが浅はかなのだよ、大阪、えろえろも混
じっているのだよ。
「はあ? わけわからんわ」
「そのほうが、好都合。ほら、大阪、大阪のばんだぞお」
からかわれたような気になった春日は、一瞬きゅうと眉毛を吊り上げる。しかし、彼女
の心は海ほどの大きさがあるのだ。具体的には瀬戸内海。蛸もすむ。今はシーサーも住ん
でいる。
わかったわ、ともちゃん。じゃああたしの秘密。
「あたしな、もう、初体験すんでんねん」
おおお、す、すげえ!!
「いつ? どこで? だれと? どんなだった!? 」
「5W1Hやな」 後二つたりへんけど。
「き、気持ちよかった? 」
しんとした空気。しなやかな細い両手が肩まで垂れ下がった髪をすくいあげ、頚骨のつ
け根辺りできゅっと止める。大阪の目は閉じられて、側の箪笥から髪ゴムを摘み上げ、髪
をまとめる。見慣れない、大阪のポニーテール。
「ともちゃん、これが、あたしのもう一つの顔やー!! 」
「おおっ、てポニーテールにしただけじゃんか」
ふっと微笑む春日歩。蛍光灯に照らされた肌は酒色に照らされた首筋と、彼女が自信を
持つ美しいうなじ。胸元のを微かにひけばゆったりした薄緑色のシャツも一緒にめくれる、
形よい鎖骨とシンプルなブラジャーがのぞく。片膝をきゅっと立てると、スカートがゆる
りとめくれて右足の太ももがあらわになった。
あの人とはな、あるパーティで一緒になったんや。語り始める大阪、ポニーテールさら
り。智は緊張して唾を飲む、ごくり。
春の静けさの中、どこかで猫が鳴いていた。
「……、でな、耳たぶは、前から噛まれても後ろから噛まれてもひうってなんねん」
この三十分、ともの顔からはゆるゆると緊張感が抜けている、忘我の相。彼女の元気の
印、ホットパンツから突き出た足は何度か組替えられて、今は軽く押しつけているかかと、
女の芯の部分衣服越し。下着こすれると、お尻がきゅっと締まる。何度目かの唾を飲む智。
「その間さあ、乳首は? 」
「やあらかく、いじっとんねん。それに脇の下もな、さわさわされるとひゅうって、なんねん」
「おお、脇も感じるところ、古の伝説どおり、だな」
「黒沢先生に乾杯や」
形ばかりの乾杯が終わると、智はまた脚を組替える。乳房が、張った感じ。触ったらど
んな感じだろ。さりげなく股間に手を当ててみる。親指で軽く押してみる。ん、充血して
るかも。勝手に想像してみる。どんな男の人なんだろう。大阪の話は詳細に渡っているの
に、肝心の相手についてはこんな感じの人、と言うことしかわからない。
「脇の下は、キスしてあげてもいいねんで。こうやってな、軽くキスしながら、ちろちろ
舐めてぇ」
ふんふん。のりだす智の瞳は少年の好奇心から女の好奇心へと変化している。いつのま
にかジャンパースカートのボタンを外して、あらわになる大阪の肩。汗に湿ったシャツ。
「でさ、あそこでした感じ、どうだった? 」
「あそこて〜? 」
「まんこ」
今までの淫蕩な流れを断ち切るような無粋な単語。しかし、ピクリともしない大阪。
んー、おまんこはなあ。舐めたりいじったりのほうが気持ちええよ。そうか、まんこはそ
んなによくないのか。いや、悪いわけやないんやけど、ずっと触ってたほうが、ずっと、
お互い感じあえてええねん。そーか、まんこはだめか、まんこ、まんこ、……大阪!!
「え〜? なに? 」
「なんで少しも恥ずかしがらんのだ、おまえわあ!! 」
なにが? 人がまんこいってるのにぃ、恥かしがらないなんて羞恥心ってもんをなくし
ちまったのかぁ? ん〜、ちゃうねん。なにが! だって大阪ではそういわへんもん。
「ちっ、すんでる場所が違うと通じない言葉があるってことか!! 」
じゃあなんていうんだ、大阪!!
大阪はにこにこ。その胸元は咲き誇る桃の花に染まって。ふと、すえた汗の匂い。
「で、はじめてのちんこはどうだった? 」
「そんなん、入れてないよ」
「じゃ、あそこは何もしないのかよ」
男の人のものやなくても愛し合う方法は幾らでもあるで。なに? おとなのおもちゃ?
そんなん必要ない、これや!! 突き出す中指、ゴールドフィンガー。
でも、そしたら相手の人気持ちよくないんじゃない? その問いに、大阪は不思議な笑
いを送る。見下すような慈しむような。
「あたしも指で感じさせるねん」
なんだそれじゃあ初体験じゃないじゃん。なんで? だってさ、エッチってチンコ入れ
なきゃさー、イかないでしょ、チンコ入れないと。そんなことない、愛があればイける。
でもチンコ入れたほうが気持ちいいんでしょ。それ、思い込みとちゃうかな。違うね、
やっぱり入れないと本当に初体験じゃないね。やーい、こ、ど、も、こ、ど、も。
「ともちゃん、そんなにちんちん好きか? 」
「……あ、いや、好きかといわれると」
「あたしは好きやない。入れたことはないから嫌いっていえへんけど、好きやない」
ピしりとした言葉に、思わず口篭る智。濡れそぼった下着が冷えてくる。静かに、火照
った身体酔いから醒める。
「ともちゃんな、おめこは好きどうしやからするんよね」
あ、う、うん。嫌いなものどうし、したりする? 例えたら失礼やけど、木村先生とし
たい? い、いーや、全然、ぜーんぜん。
ぶるぶる首を横に振る冗談じみたオーヴァーアクションの智。おどけて笑いに逃れよう
としたのに、大阪は許さない。まるで許さない。
そやろ、好きやから一緒になりたいねん。うん。
したらおめこって愛する行為の一つやんか。そうかも。
でもともちゃんは、ちんちん入れへんとエッチしたことにならんていう。
「ほならや、事故でちんちん無くなった人はどないすんの。エッチできんってこと? も
う、愛し合うことも、出来んってこと? 」
「そ、そしたら、心と心で」
心だけで、イケるか、アホ!!
思わずびくっとする。大阪の目は据わっている。
確かに、心の触れ合いだけで成り立つ愛もある。でもな、心だけやのーて、心も身体も
一緒に気持ちよくなりたいもんと違うか?
「好きやから、触ったりしたい思うんやんか。一緒にいたいんやんか。じゃ、なにか? 爺
さんと婆さんはもう物も役に立たんようになっとるから、愛し合う資格ないとでもいうん
か!! 」
「じゃあさ! 」
むきになって言い返す。
やり込められた悔しさからか、何かと抗うような眼。心の壁に突き当たった獣の目。
「じゃ、別に、男と女じゃなくても、いいじゃない!! 」
そのとおりや。
春日歩はきっぱりと言い切った。
でも、大阪、初体験したって。だれも男の人とエッチしたなんていうてへんよ。え? 智
は混乱する。でも、身長が高くてがっしりしていて、肌はよく焼けてて、大阪抱き上げた
り出来るくらい……。あたしくらい、ともちゃんかて抱き上げられるわ。確かに
初体験、の響きに勝手に男を想像してただけだ。
「じゃ、女の人としたってこと? 」
「それはどーかなあ? 」
え? だって話の流れから言ったら、どう考えたって。
あたし別に、何もいってないやろ。ただ、あたしが初エッチでめちゃめちゃ感じた恥か
しい話をしただけや。な、おっきな秘密の話やろー。それで、充分やん。
「そんならサ、今もエッチしてる、でしょ」
鋭いなー自分。大阪は皮肉に笑って、いかくんをくちゃくちゃ噛んだ。酸い酒の匂いの
中にいかの匂いが混じる。それサ、どんなやつ? 初エッチと同じ人? 違うわ。一回目
はエッチしてもいい人、今は愛してる人。愛してる人? それって女の人?
「さてなー。どーかなー」
じゃ、あたしの知ってる人?
「さーて、教えられへんなあ」 ぽやっとした顔が、意地悪い微笑みを浮かべた。
「好きな人の身体触ってると、幸せな気分になれるんよ」その人、可愛い? かわええよ。
日焼けしたところと焼けてないところのさかい舐めたると、すごいハズカシがんねん。あ
んなぁ、下着の下はカフェオレ色で、日に焼けたところはコーヒー色。でもな、乳首はピ
ンクやねん。そいつ、髪長い? ん? 眼鏡、かけてる? ん? 何考えてんのか知らん
けどノーコメントや。ノーコメント。なんだか、胸がもやもやしてる。
「大阪、意地悪だ」何のこと、ポニーテールが斜めに傾ぐ。
「だって、智ちゃんも意地悪したやろ」
水割り用のペットボトルに直接口をつけてぐいぐい飲む、大阪。口元から水が流れ出る。
飲んでいるよりも、遥かに零れているほうが多い。胸元の薄緑が、濃い緑の染みになる。
「あちゃ〜、こぼれてもおた」口の端をつつと滑る水。涎の跡のよう。
ともちゃあん、脱がせて。
波に揺れるワカメのようにくにゃっと両手を智のほうに投げ出す大阪。うなじが、ぬる
りと光る。
え?
思わず、両手を前に出して、萌黄色のシャツを剥ぎ取った。ちらちら見えていたバンド
型のブラ。乳首が固くしこっている。ぽそん、とシャツを置く。自分の腕から力抜けてる。
おおさか、むね。ああ、これ、楽やねん。ほら、肩から下げるのって、すぐこってくる
やん。左右の突起から突起へのなだらかな線。見逃せない。どうしてだろ?
「おおさか、もし、あたしがレズなんか嫌いだっていったら、どうするつもりだったの?」
「え? でもともちゃん友達やろ」それで友達やめるともちゃんやないでしょ。そりゃそ
うだけど。じゃ、ええやん。でも、普通じゃないじゃない。上ずる声、変な気持ち。
「えへへ、レズなんて言うてないよ、あたし」
なんだよもーっ、はっきりしろ!! ずるいぞ大阪!!
ずるくない。
「ずるいのはともちゃんや」
とろんとした瞳、でも言葉は断定的。
もう、めっちゃかんじてるんやろ、そんなこといって。
あたしと、してみたいんやろ。本当は。
あたしは―― ほんとうは
請われるままに口付ける大阪の頬
大阪の頬を感じる理性壊れるまま
戯れに動かしてみるちろちろと舌
ちろちろ燃えるは欲望青白い狐火
あたしの手は剥き出しの肩抱いて
肩甲骨までにぢりよる十本の芋虫
鍵盤叩くみたいに踊る十本の芋虫
ええよ、ぬがしたって、このブラ
形いい胸手のひらサイズの楽しさ
舐めてるから額にあたる馬の尻尾
大阪の細いうなじ舐めているから
膝が股間にあたってぐりぐりする
大阪が擦りつける膝あたしの芯を
ぬるり、下着の布目粗い、感じる
どや? ともちゃん、膝の感じ?
ひ、くう、とまらないうめきごえ
ともちゃんあかちゃんちゃうの?
舌で転がす乳首柔らか大阪の乳首
乳首に吸いつく唇SUの発音の形
ご褒美あげる、可愛いあかちゃん
ぁ、めえ、ダメつま……まないで
頭の奥キンとする、動き、止まる
敏感な乳首人差し指と親指の餌食
しゅうちゅ、……きないよぉやぁ
「も、と、なめ……ぁいのにぃ」
「いじきたないな、ともちゃん」
おおさかのこえ、とけてる
あたしのからだもとけてる
くふん、ぅん大阪の鼻の奥震える
あたしの舌這う大阪の感じるとこ
両手で広げるふわふわした太もも
縮れた毛は思ったより固くて太い
でも撫でてあげる優しく舌で舌で
そこ、おま、めは、や……ぇてぇ
さかさま言葉さかさまの世界では
まさかの行動、そうそのまさかさ
紫のうてな赤い花弁ひくひく動く
退化した雄しべの皮を舌先で剥く
恥知らず平たくした舌細くした舌
つきさす蝶の舌は大阪の蜜求めて
まるで枯れ果てた犬の水貪るよう
そのたび腰は横へ縦へ前へ後ろへ
優しく包み込んで唇で吸ってみる
なお震える腰、鼻先で感じる柔毛
だめえ、ともちゃんだめえ。とまらんようになってまう。ずっと、してまうの
いいよ、したい、あたししたいよ。ほらさわって、あたしもこんなになってる
だめよともちゃん。大阪の必死な声。
ともちゃんすきなひといてへんの?
好きな人、いるよ、あたし呟く声
思い出すとこわばる身体、指の先
冷える身体、冷める心、醒める心
思い出せば止まらない涙ぽろぽろ
なにしてるんだろうあたしばかだ
絡み合い溶け合いしていた二人は
今は組み合うだけの不恰好な姿勢
愛がないただ無様に愛だけがない
シャワーを浴びてすっきりした智は、もうパジャマに着替えている。さっき泣いたのが
嘘のようだ。散らかったものを部屋の隅に集めたり、している。
「おまたせえ」
春日が今部屋に戻ってきた。ほや〜っとした顔は緊張感が抜け落ちて、もうすっかりお
休み前。じゃあ、寝ようか。うん、そーしよ。ところでさあ、大阪。
「今日だけ、一緒のベットで寝ちゃ、ダメか? 」
大きな瞳がきょとんと見ている。拒まれるのではないかと智は少し恐れる。
なして? いや、なんか、人肌恋しいっていうかさ。ともちゃん、帰って。えーっ!
「うそうそ、あたしも、今日は人肌恋しいねん」
明かりを豆電球にしてから智は壁際に横になる。大阪がその懐にゆっくりと身を横たえ
る。智は、そおっと抱き寄せた。
「へんなことしないから」
「わかってる」
胸元に、大阪の鼻の頭を感じる。シャンプーの匂いがする。
「へんなこと、しないから」
「わかってる」
胸元から智の匂いがする。頬を押し付けると布越しに、乳首を感じる。
「へんなこと、しない、から」
「……かって、る」
二人の鼓動、とくんとくん。強く波打ちだす。
「あんな、ともちゃん、白百合の小道って知ってる? 」
「しらない」
唐突な質問に、智の気がまぎれた。抱きしめる腕の力は強くなったが、よみがえりそう
だった怪しい感覚は霧散する。
「あたしな、まえ行ってたクラブでは、ただのネコやと思われてたんやけどな、最近スカ
タチかなーとか思ったりするんよ」
マヤーのこと? ちゃうねん。いいながら、額を智の肩口に擦りつける。
「ともちゃんは、行く必要ないな。だって、なんやかんや言って素直やもん」
大阪。なに? 暗がりの中ひっそりとかわされる声。
「あたし、まだあんたの言ってることの真意が掴みきれてないんだけどさ。もし間違って
受け取られてたらどうする? 」
「間違ってたらって? 」
「例えば、さっきのことみたいに、女だけど男、とか、友達なのに恋人、とかさ」
「それは、表現者の問題やな。表現の仕方が下手だっただけや」
そうやって失敗してかんと、あかん。大切なのは人の話を聞くこと。でも言い訳はせん
ようにせんと。謝っても言い訳はいかん。モラトリならそんくらいの心決めなきゃあかん。
そうやって、一人で解決してくつもり?
「一人やない。友達もいるし、恋人もおる」
それ、あたしも入ってるの? 勿論。
それ、ちょっとずるいな。
ずるくないし、覚悟決めとる。
ずるいのはともちゃんや。下手したらあのまま二人朝までエッチしてたかもしれん。い
いじゃん、しても。大好きな人とエッチしてみい。もっと気持ちええよ。
したいからするエッチは、もうちょい余裕できんとだめや。……それに
「それに? 」
「……そんなこと、したら、か、ぅら、……ぃてまぅ」
ん? 覗き込む智、大阪は寝息を立てている。眠りの抜け殻、ふうと息をつく。よかったのやら悪かったのやら。
「そっかー、いいのか」
そのつやつやした髪を撫でながら智は思う。うとうとしながら智は想う。
「あたしも、おとなにならなくちゃなのだ」
眠る大阪をぎゅーして、智は目を閉じる。 口から洩れる決意の呟き、冗談めかして。
……みぃ、あたしのえっちの、とりこにしてやる。
囁きを聞いたように、大阪がぎゅっと抱きしめる、智も抱き返す。
どこかで、懲りない口付けの音。
微かに猫の、鳴く声がした。
黒まんがの人もそうだけど、質も量もどういうレベルだ、この人。すごい。
>>832-834 このセンスが得られるなら悪魔に魂を……無利子で貸してもいい。売るのはちょっと。
つーかマジ凄まじすぎ。同じ文士として、嫉妬を通り越して敗北感すらあるよ。
やはり大阪板の百合萌えスレのやつとつながってんだろうかな・・・
価値観の点で個人的には受け入れがたい部分を感じるにも関わらず、
文才には舌を巻かざるを得ない、というのは大したもので。
俺は敗北とは言わぬ。言いません。
しかし恐るべし、とはつくづく思わされる数少ない人の一人です。
すごすぎて上手く言えないけど
文字列から音楽が聞こえてきた。
まだ今は発展途上なのか、歌に例えれば音程を外している箇所が見受けられるが……将来はきっと(ry
このまま筆力を上げてゆき、さら初作のごとき電波を得たらと思うと戦慄する。
来るならば来てみろ……!
一体この量と質とスピードはなんですか。
なんだか百合萌えスレのときにちょこっと指摘したのが
愚かしいことに思えてきました。
しかし
>>839の言うとおりだとすると大阪は百合萌えスレのSSでも
男と交わっていなかったのですか……
あんな感想を述べたのが物凄く恥ずかしい……
くろまんが大王のもう一つの結末を考えてみたのでそのうち書かせて頂きます。
あと非エロで少しグロがあるのでエロが無いと駄目な人や、あずまんが大王のキ
ャラが酷い目に会うのがイヤな人は見ない方がいいと思います。
ちなみに私はこういう物を書くのは初めてなので面白く無いかもしれませんから
あまり期待はしないで下さい。
>こういう物を書くのは初めてなので
本当に?!
(バスッ)
大阪の鼻から上の部分がバラバラに吹き飛び、教室に赤い霧が充満した。
そして智の机の上に何か白く丸い物が落ちた。それが自分の親友の大阪の、否大阪
だった物の目玉だという事を理解したのは数秒たってからだった。智の心に悲しみ
と恐怖がわいたがそれ以上に怒りがわいた。すでに榊も神楽も目をつぶって動かない。
このままでは死は遠くない。嫌、おそらくすでに死んでいる。その顔はとても生き
ているようには思えない。そして男はちよの足に銃口を向けた。
男「いきなり頭はつまらないからな。まずは足からだ。」その時!!
智「やめろこの変態の殺人狂!」智は叫び、そして男に向かっていった。自分の
身可愛さより、自分の親友を3人も殺した男に対する怒りが勝った。自分と男
の距離は近いからショットガンを撃たれる前になんとかできる。そう思い智は男
に向かっていったが甘かった。男は素早くショットガンを振りかぶると智の頭を
殴った。智はその場にうつぶせで倒れる。男「動くと殺すと言っただろう。馬鹿女が。」
そう言って男が銃口を智の後頭部に突きつけた。
続く
(注意!! グロ・レイプ・スカトロ嫌いの人は読まないほうがいいかもしれません。また、神楽好きな人にも推奨しません)
「榊ってさ、どうしてそんなに猫が好きなんだ?」
問われて榊は神楽を見上げた。さっきまで、うずくまり、少し涙目になって猫に噛まれた手を押さえていた。
「――どういったらいいのかな……。かわいいのも勿論ある。だけど、生き物全てが好きなんだ」
少しはにかんだ様に微笑んだ。
「一生懸命生きてるものって素晴らしいと思う。無邪気で素直で、生きることに一生懸命で……。
猫のそういうところに魅かれるのかな」
榊は空を見上げながら、歌うようにいった。
「命ってそういうものだから。どんなときでも生きるっていうことは、とても素敵なことだから」
「ふーん」
神楽は少し潤んだような目でそんな榊を見つめていた。
「まっ、触ろうとするのはほどほどにしておきな! 生傷が絶えないぜ!」
バン、と榊の背中を叩く。「それじゃな」と分かれ道で駆け出した。
(あたしはお前のそういうところが好きなんだぜ、榊)
しばらく、歩いていた。桜並木が心地よい。やや、ごみごみした界隈を通り過ぎたときである。
ふと、何かの悲鳴を聞いた。
「――何だ?」
コンクリート塀の隙間の、裏路地に続く道。悲鳴らしきものはそっちから聞こえた。
「みい! みい〜!」
男が数人いた。耳・鼻にピアスをし、金髪・茶髪に髪を染め上げ、だらしなく伸ばしたり、立たせたりしている。
男たちの中心に子猫がいた。靴底に踏みつけられた子猫が。
「サッカーしようぜ、サッカー!」
「お、いいねそれ」
「その前に、逃げないよう足へし折っておこうぜ」
「ヤニの火で目を潰すってのはどうだ」
みぎゃあ、と再び悲鳴が上がった。
「やめろ! お前ら!」
神楽は大声で怒鳴りつけていた。男たちが一斉に振り返る。
「あぁ? なんだてめえコラ」
「おう、俺たちになんぞ用かや」
神楽は、一瞬、後悔した。男たちはどうみてもまともな人間じゃない。
タチの悪いチーマーの類だった。だが、勇気を奮い起こす。
「そんなちっちゃな猫虐めるなんて最低だぞ。すぐに離してやれよ!」
神楽は榊の言葉を思い出していた。
「そいつは生きてるんだ。生きてるんだぞ。一生懸命息生きている命は、
おもちゃになんかしていいものじゃない!」
男たちはしばし互いに顔を見合わせ、やがて大声で笑い始めた。
「ひゃはははは、聞いたか、オイ!」
「かっこいいね〜、ねえちゃん」
「マジうける〜」
ひとしきりにゲラゲラ笑うと、そのうちの一人、大柄なのが近づいてくる。
「へへ。なんだお前、けっこういい体してるじゃねえか。
どこの学校だ? そんなことよか、ちょっくらそこまで付き合えよ」
一人が神楽の体に手を伸ばした。神楽は反射的に男の頬をはたいていた。
男たちが凍りつく。ぶたれた男の顔が烈しく歪んだ。
「てめえっ ざけやがって!」
男が拳を振り上げる。相手が女だということを忘れたのか、そもそも女だからといって容赦するつもりは無いのか、
腰をため、渾身の力を込めて拳を振りぬいた。あたっていれば女性の繊細な顔など潰されていただろう。
しかし、神楽はそれを軽いフットワークでかわすと、男の側面にまわりこんだ。男の拳は虚しく風をきり、虚空に舞う。
勢いで前のめりにつんのめり、ゴミ溜めに頭から突っ込んだ。運悪く、足元に段差があったのだ。
「…………」
男は、しばし頭をゴミ溜めに突っ込んで、逆さに突っ立てられていた。
智がいれば「聖剣エクスかリバーだ! ぎゃはははっ!」などと腹を抱えて大笑いしていたことだろう。
他の男たちもしばし呆然として見ていた。だが、やがて我に戻る。
「この……糞アマがぁ!」
「ぶち殺すぞクラァ!」
逆上して神楽に向かってかかってきた。神楽はビクッ、と身構えた。と、そこへ――
「おい! お前らなにをしている!」
振り向けば、自転車に乗った制服警官が遠くから、こちらへ駆けつけてきている
「やべえ、チャリだ」
「ずらかろう」
口々に叫ぶ。
「……ただじゃ済まさねえぞ」
ゴミ男がそう言い捨てた。男たちは一目散に逃げ出した。
「……ふう。助かった」
神楽は安堵に胸を撫で下ろした。内心、恐怖でいっぱいだった。
だけど、口と体が先に動いてしまったからし方がない。
みい、と足元に例の子猫がじゃれついてきた。神楽は子猫を抱え上げた。
「良かったな、お前。もうあんな奴らにつかまっちゃダメだぞ。――あはは、くすぐったいって」
子猫は神楽に頬擦りした。晴れた、風の気持ちいい日だった。
――それが、神楽にとっての地獄の始まりだった。
「榊〜、今日も一緒に帰ろうぜ!」
「ごめん、今日は用事があって、一緒に帰れないんだ」
榊は本当にすまなそうという顔をする。
「そっか、残念だな……。ま、いいや。またな!」
神楽はかばんを片手に元気良く教室を飛び出した。
(今日は部活ないし、どうしようかな。デパートの自転車売り場でマウンテンバイクでも見てこようか)
校門からでてしばらく歩いたときだった。いきなり後ろからエンジン音が轟いた。
普通に、道路を走っていたものではない。隅に隠して停めてあった状態から急発進させたものだ。よける暇もなかった。
「ぐふっ!」
神楽の体は2、3メートルは吹っ飛ばされた。何度か地面を転がしながら
バウンドして、そのまま動かなくなる。黒塗りのバンから、男が何人か降りてきた。
どれだけ気を失っていただろう――
朦朧とした意識に衝撃と激痛のひびが入った。
痛みと顔を打ちすえる振動が神楽の意識を暗闇からうつつに引き戻した。
「ううっ……」
「オラ! 起きろ!」
男がさらに数発、神楽の顔をぶつ。
「痛い! やァ……」
男たちが神楽の服をひき裂きにかかる。事情が分からず、混乱した頭の神楽は必死に暴れた。
すると、男たちは、今度は握りこぶしで神楽の顔を殴りはじめた。
「があっ! ぐっ! ぐぎゃ!」
「大人くしろやオラ!」
「おい、顔はよせよ。萎えるだろ」
「少々かまわねえよ」
「ひぐぅ!」
苦痛と恐怖に耐えかねて、神楽はわけも分からず身動きをやめた。
血の臭いがする。神楽は鼻血を流していた。背中からも鈍痛がする。激痛で目頭が熱くなった。
「ううっ……」
やがて、視界が涙にぼやけてながらも、苦痛の中、ようやく幾分か周りの状況が分かってきた。
神楽は荒縄で拘束され、男たちに囲まれていた。体をきつく縛られ、両手は後ろ手に、足はひざを曲げ、
股を開くような格好で胴体に固定されている。そんな格好で床にころがされた自分を、五人の男たちが見下ろしていた。
――あのときのチーマー連中だった。
「よお。あのときは随分ナメたマネしてくれたよな」
大柄の、眉毛の無い男がいう。神楽に転ばされたゴミ男である。
シンナー臭い息が神楽の顔にかかった。
「俺をコケにして無事で済むとは思っちゃねえだろ?」
男の口の端が歪められた。
神楽は自分のおかれている立場を理解した。みるみる顔が青ざめていく。
「いや、いや……助けて……!」
へへへっ、と男たちは下卑た笑みを浮かべた。神楽は、普段の溌剌とした勇気のかけらも無く、
一人の、少女になって怯えていた。そんなしおらしげな様子に男たちの情欲と加虐心が掻き立てられる。
「それじゃ、犯っちまおうぜ」
「や、やめて! やめてぇっ……!」
神楽は首を振り振り泣き声を漏らすが、神楽は殴られるのが怖くて暴れることは出来なかった。
男たちの腕が前に突き出たような胸のふくらみを剥き出しにし、スカートをめくって、下着をナイフで切り開いた。
神楽の、やや大きめの乳輪や、肉の花びらが剥き出しにされ、男たちの視線にさらされた。
「いやだああぁぁ! やああぁぁっ! 見ないでぇ!」
神楽は、いつもの男っぽい口調は消えうせ、涙声の、哀願するような弱弱しいものに変わっていく。
だが、無論、だからといって、男たちが手を緩めるはずも無い。
男の一人が指を二本まとめて挿入した。
「あふう!」
乾いた秘所を男のガサガサした指が無理やりねじ入った。
特に抵抗はなく、奥まで貫き通される。
「おい、こいつ経験済みたいだぜ」
「いかにもヤリマンって感じだもんな」
神楽は屈辱に唇を噛み絞めた。小麦色の肌のため遊んでいる女のように見られることは
よくあった。初体験も中学のときに済ませてはいる。だけど、そんな外見と体だけで淫らな女に
思われるのが悔しかった。
「ううっ、ぐうっ……」
男の指が膣内を掻き回す。敏感な膣内をいじられ、強い刺激に体をねじらせるが、
男たちは五人がかりでしっかりと神楽の体を固定して離さない。
「こんなヤリマンにはいきなり生チ○ポ使ってやる必要ねえよ。
こんなもんを使ってやろうぜ」
男の一人が道具を手にとった。アダルトビデオなどでよくみる、ペニス型をしたバイブレーターである。
男は指を引き抜くと、やや狭い膣内の抵抗を受けながらも、ねじ込むように神楽のマ○コにバイブを差し込んだ。
「あっ! はあっ」
バイブが栓をするように根元まで差し込まていく……。
「オラ、咥えろ」
「ぐぶぅっ!」
今度は別の男が、チ○ポを無理やり神楽の口に押し込んだ。
神楽の赤い肉厚の唇にこすられながら、男のチ○ポは喉の奥までねじ込まれていった。
別の男はあいている神楽の手のひらに自分のペニスを握らせる。
「ぐぶっ! ううっ!」
そのままの状態で、男たちはしばらくバイブの挿入運動と強制フェラ・手コキをしていた。
神楽の体が間断的に軽く痙攣しはじめ、バイブのスイッチが入れられた。
「ぐぶうっ! うぶうっ!」
膣内に振動が走り、神楽がビクンと体を痙攣させて反応をはじめる。
次第に、意思に反して、声に甘い響きがまじってくる。
「どうした 感じてるのか?」
男に一人が揶揄するようにいうと、下卑た笑い声が挙がった。
神楽は涙を流し、快楽に耐えるため必死に全身に力を入れ、力もうとするが、まるで体に力が入らない。
ただ、チ○ポで閉じられた唇に、たまにできた隙間から、湿り、潤んだ喘ぎが漏れるのみだった。
バイブの挿入運動が行われるたびに、バイブレーターから枝分かれしたはさみ状の突起が神楽のクリトリスを
はさみ上げるようにこする。
そのたびに神楽のビラビラはひくひくと痙攣し、ヴァギナの奥から湧いてくる熱い液を垂れ流しにした。
いつの間にか、体をゆすってしていたささやかな抵抗も、やんでしまっていた。
「おい、こいつ濃い汁出し始めたぜ」
「オラ、もっとしっかりしゃぶれよ」
「うぶっ! うぶうっ!」
男のチ○ポを口いっぱいつめられた神楽は、はじめその臭気で気が変になりそうだった。
だが、心は拒絶しているのに、神楽の体は、その強烈なオスの臭いに欲情し始めた。
“おんな”の部分をいじくりまわされ、複数の指に、道具に、こねくりまわされ、
どうしようもなく躰がうずき始めていた。神楽の“おんな”はどうしようもなく“オス”を欲しがっていた。
「そろそろ、モノホンを入れてやるか」
神楽の女性をなぶっていた男は、バイブを引き抜くと、既に怒張し反り返った己の剛直をつきこんだ。
「はあっ!」
神楽の体が跳ね上がり、その拍子にしゃぶらされていた別の男のチ○ポが抜ける。
「今度はこっちをしゃぶれよ」
「ぐぶっ!」
すかさず別の男が神楽の口を塞ぎ、挿入した男は猛烈にピストン運動をはじめ、
神楽の内奥めがけて激しく腰を突きこむ。
「こいつ、自分から舌を絡めてきやがったぜ」
「オラ、もっと手でしごけよ」
「うぶうっ! うぐう!」
神楽は体中に肉棒を突き刺され、悶絶していた。何本もの肉棒が彼女の体に押し付けられ、
何本もの指が神楽の体をまさぐり、つまみ、握り、こすりあげた。心とは裏腹に、神楽の肉体は悦び、
男たちを受け入れた。いや、心までも男たちを受け入れた。快楽に侵食されて。いつの間にか、
もっと犯されることを望んでいた。そうして、一歩一歩、昇りつめていった――――。
「うおおっ、いくぞ、いく、いくっ!」
男が腰を猛然と前後にゆすり、絶叫を上げた。一方、フェラチオをさせていた男も、同じく絶頂を迎える。
咥えさせられたチンポを、いまや、神楽は自分の意思で舌を絡めていた。二人の剛直は同時に弾けた。
「ぶぐっ! うぶうっ!」
神楽の膣内に、口に、大量のザーメンが流し込まれた。女陰がザーメンとマ○コ汁が混じったものでいっぱいになり、
口の中を生臭い液体が満たしていく。それと同時に。神楽も何人もの男に責められる悦びの中、絶頂を迎えた。
ビクン、ビクンと激しく痙攣し、跳ね、そして弛緩した。神楽は絶頂のかなた、理性も意志も吹き飛んでしまっていた。
力がぬけた口は拒絶しようともせずにそのまま、注ぎ込まれたザーメンを飲み干し、チ○ポが抜かれた後の口は
閉じられずに半開きのままだった。そこから唇とチ○ポの間にはザーメンと唾液の糸が引いた。
「はあっ、結構よかったぜぇ! こいつのマ○こ!」
「フェラもよかったぜ!」
「次は俺に代わってくれ!」
「オレ、パイズリしようっと」
すぐに他の男が、虚脱した肉体にむしゃぶりつく。神楽の膣内は精子を中だしをされていたが、
しかし、それにかまうこともない。中出しをした男がリーダー格だったため文句を言えないのもあるが、
みな見境なく欲情していたのもある。
「ひぐうっ!」
立て続けに挿入され、神楽の体が再び痙攣した。イッた直後の敏感なクリトリスが刺激され、
体が激しく跳ねる。ようやく栓をぬかれた口からは喘ぎが漏れるが、すぐに別の男根にふさがれた。
こうして、陵辱はやむことなく続けられた。
「ひぐぅ! またイクぅ! またイクぅ!」
神楽は絶叫していた。自ら求めて。
「もっと、もっとぉ!!」
輪姦は終わりがないかのごとく続いた。神楽は一匹のメスに成り下がっていた。
クライマックスを迎えていたのだ。やがて、迎える死を前にした――
男たちは神楽を陵辱した後も、解放するつもりはなかった。その時点では、
明確に犯行の意思があったわけではなかった。後にそれは裁判の焦点となる。
男たちは神楽を拘束したまま、帰っていった。神楽が犯され、身動きできないように縛られて放置されたのはプレハブ小屋である。
五人のうち一人の親が所有しているものだった。いつも溜まり場にされていたその場所は、もともと人気のないところにあり、
その手の少年が大勢集まったところで、また、少々の悲鳴があがったところで、怪しまれることはなかった。
男たちは翌日から同じチームをはじめとする連中を呼び込んだ。噂はチーマー仲間たちの間にたちまち広まり、
何十人もの人間がプレハブ小屋に詰め込んだ。――神楽を犯すために。
「あひぃ! ひい!」
歓喜のなか、神楽の精神は確実に蝕まれ、壊されていった。
何百回と犯されたヴァギナは擦り切れて、ほとんど感覚がなくなっていった。
肉体が摩滅し、損壊していくに並行して、今度は苦痛が精神にひびを入れるようになった。
日常的なレイプは刺激を欲する男たちによって、ただの強姦とは異なる種のものへ変貌し、エスカレートしていった。
……監禁され、レイプされ続けている間、神楽にはザーメン以外にろくな食事などは与えられなかった。
水をわずかばかり飲ませるくらいであった。その代わりに、面白半分のは暴力は恒常的に加えられた。
神楽の顔は見る影もなく腫れ上がっていった。
「……食べ……もの……食……べ……も……の……」
「うっせーんだよ、メス豚が!」
男が神楽の腹に蹴りを入れた。何度も、何度も、狂ったように。
拘束されてはいなかったが、もう、立ち上がる気力も体力もない神楽は、
腹を蹴られると横になったまま痙攣し、内容物のない吐瀉を続けていた。
顔だけでなく、体中が青黒く腫れ、ひどい内出血を起こしていた。
最近では痙攣も弱弱しくなってきた。監禁七日目のことである。
「そんなに喰いてえんなら、これでも喰えや」
男は、裸ではいつくばる神楽の前に紙皿を差し出した。
――紙皿には排泄物が載っていた。この男が出したばかりの黒々とした糞が。
「ヒャハハハハ、それ最高!」
男たちはバカ笑いを続けた。だが、笑い声はすぐに止んだ。
――神楽は本当に食べたのだ。男たちの糞を。
神楽は皿に盛られた排泄物に顔を埋め、むしゃぶりつくように喰らいついていた。一心不乱に貪っていた。
腫れ上がり、神楽とはとても見分けがつかなくなった顔から、そのつぶれかけた目から、
止め処もなく涙が溢れていた。体に残されたわずかな水分を搾り出すように……。
一瞬の間をおいて、派手な哄笑が響き渡った。これまでで最高の大爆笑である。
「こ、こいつ、マジで喰いやがったぜ、マジでうんこ喰ってやがるぜ! マジキモーっ!」
「ギャハハハハ! ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ! い、いや、よく言うじゃん、ほらあれ、究極の選択。
うんこ味のカレーパンか、カレー味のうんこパンか、どっちかってやつ!」
「アンパンマンがうんこ喰ってるってか! もうサイコー」
「ヒィ――ッ! ヒィ――ッ!」
その「アンパンマン」は男たちの言葉を聞いてはいなかった。
いや、もう聞くことが出来なかった。ただ、思い出していた。あの人の言葉を――
潰された顔の奥で、ただ、あの人だけを想っていた。鈍くなる皮膚感覚の上を走る涙をぼんやりと感じながら、
ただ、あの人だけを想っていた。それだけが、楔となって彼女の命をつなぎとめていた。
「命ってそういうものだから。どんなときでも生きるっていうことは、とても素敵なことだから」
哄笑が続く中、突然、ノックがした。男たちの間に弛んだ緊張感が広がる。
ヘラヘラと、扉に向かった。――だが、直ぐに恐懼することになった。
「ほーい、誰だ?」
「警察だ」
「!!」
男たちは凍りついた。全員頭が真っ白になり、立ちつくす。
ドンドンと戸が叩かれ、「早く開けろ」と怒鳴り声がする。
慌てて神楽の体を物陰に隠した。それが精一杯だった。
制服警官がプレハブの入り口に立っていた。
「ど、どうしたんすか、おまわりさん」
「この辺でチーマー風の若者が騒いでるという通報が入った。
お前らシンナーでも吸ってるんじゃないだろうな」
「とんでもない! そんなもの吸ってないっすよ。なぁ」
他の男たちが相槌を打つ。平静を装ったその顔の裏には凍りつきそうな冷や汗が流れていた。
「ちょっと、中をみさせてもらうぞ」
警官が中に踏み込む。乱雑な部屋に顔をしかめながら見渡す。
神楽が隠されている机の後ろからは、警官の顔がはっきりと確認できた。
腫れ上がり、盛り上がった窪みに、小さな裂け目が開いているだけとなった神楽の目にも、
その警官の顔がはっきり見えた。押さえられ、口を塞がれた神楽に自分の存在を知らせる術はない。
しかし、狭い部屋内の全てを警官が点検するのは時間の問題だった。
警官が、体を曲げ、神楽のいる物陰を覗こうとする。男たちが息を呑んだ。そのとき――
「みぃみぃ」
警官は振り向いた。子猫が入り口の近くにいた。――神楽が助けたあの子猫が。
乱雑な部屋にうんざりしていた警官は、そのまま、そこを調べずに立ち上がった。
そうして部屋を出て、立ち去っていった……。
神楽の心はこのときに死んだ。
――監禁より二週間後、ほとんど口を開くこともなくなった神楽は、急にひどく水を欲しがった。
仕方なく男たちが飲ますと、やがて神楽は眠るように息を引き取った。
もっとも、その死に顔は安らかなものとは程遠く、腫れ上がり、生きながら爛れ、蝿が群がっていたその顔は、
生前の彼女を知っているものなら、だれもがそれが彼女だとは信じられないほど酷い有様だったが。
男たちは殺害した神楽の遺体を自宅の焼却炉で何度も繰り返し焼却し、証拠隠滅を図った。
しかし、元々、杜撰極まりない犯行であった。何より、一回きり彼女を強姦した者まで含めると、
実に二百人を越える人間が事件に関与していた。隠しおおせる訳がなかった。
犯人の少年グループはほどなく逮捕された。少女失踪事件発生から一ヵ月後のことである。
……やがて少年達の審判が始まった。拉致段階での殺意の有無が取りざたにされ、
事件の残虐性にも関わらず、少年法の適用により量刑は驚くほど軽かった。
主犯格の無職少年は二年十ヶ月、他の少年らは一年六ヶ月の懲役でそれぞれ少年院を出所した。
事件は少年法の分厚いヴェールに阻まれ、マスコミの俎上に載せられることもほとんどなかった。
地元の消息筋によれば、犯人グループの少年たちは今も反省の色がまったくみられず、笑い話の種にすらしているという。
ちなみに、「被害者少女A」の同級生で友人だった少女が事件を苦にして自殺したと報ぜられたのはその一週間後のことである。
俺がキツかったぐらいだから他の人は相当キツいだろうなあ
先にこのレス読んだ人、前作がダメだったなら絶対読まない方がいいよ
軽く5倍はエグいな
エロ部分はなかなかでした、とは言っておきます>作者氏
助けた猫にも裏切られ……か。もとより畜生に恩返しなんて感情あるわけないけどな。
もはやエロじゃないな…
アレだ、女子高生コンクリ詰事件に似てる。
ある意味あれだ、2chの真髄をここに見た!って感じだな。
それくらい結構エグイとこ突いてると思う。<いいとか悪いとかじゃなく
まあ…、勉強になりましたってとこかな。
なぜこのスレなんだ?
>>874 ごめん、勘違い。なかったことにして。
なぜかブラウザに表示されたスレ名を
隣のを見てしまった。
ここもそろそろ引越しか?
男が引き金を引こうとした瞬間後ろから何かが男のクビをしめた。
「うぐぐっがあああ」男はなんとか手を引きはがそうとしたが、凄い力で引き剥せない。
男はショットガンを後ろに向け引き金を引いた。(バスッ)
後ろにいた人物は脇腹に大きな穴を開けて吹っ飛んだ。
しかしその人物は何事も無かったかのように立ち上がった。
男「なっ・・・馬鹿な」
そこには首から上が無くなり脇腹が一部吹っ飛んだ大山だった。
そして彼は男に両手を地面と水平に上げながら向かっていった。
男「くっ来るな化け物!!」
ショットガンの引き金を引くが、ただ金属音が鳴るだけだった。弾切れである。
その時男の足を何かがつかんだ。男が下を見ると下半身が完全に千切れ上半身だけの神楽がいた。
神楽は手の力だけで男の体を登っていく。
男が神楽を降ろそうとして神楽の顔を押さえると男の親指が神楽の口に入った。
ソレを神楽は食いちぎった。
(ブチッ)
男「ぎっぎぃゃがああああぁぁぁぁ」
親指は根本から無くなり押さえた左手から水道のように血が流れた。
神楽「許さない・・・」