TLSのエロについて・第4.1週

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1名無しさん@ピンキー
新作も発売間近だ!
トゥルーラブストーリーシリーズのエロ妄想をぶちまけるスレッド。
即死してしまった第四弾のリベンジ。

- 前スレ -
TLSのエロについて・第4週
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058546275/l50
TLSのエロについて・第3週
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1032124837/l50
TLSのエロについて・第2週
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1010/10100/1010085816.html
TLS3のエロについて。
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/991/991325206.html

関連・過去スレは>>2-5あたりに。
21:03/07/22 18:24 ID:nqPWOfJw
- 関連スレ -

トゥルーラブストーリー☆☆総合スレッド・その18 (本スレ)
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1058524403/l50
★☆〜青葉台高校ALLキャラスレッドその5〜★☆
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1047836147/
トゥルーラブストーリー 後藤育美スレッド
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1034245818/
トゥルー・ラブストーリー 天野みどり
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1011474074/
【すくすく】TLS2 中里佳織仕様・2mm【成長】
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1038462714/
★☆TLS3 里佳タンの(・∀・)シュラーバ!! 3回目☆★
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1039197452/
かなめたん、ハァハァ…5日目の朝
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1050079834/
[弥子]TLS Summer Days, and yako...[幼馴染]
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1051799160/l50
TLS4に期待するスレ (DISC 2)
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1043240905/
True Love Story〜Summer Days and yet...
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1050358642/
トゥルーVSときめも どちらのキャラが萌える?
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1021293068/
トゥルーラブストーリーのリメイクが欲しい
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1032187648/
【襲うね。6】
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1055608045/
31:03/07/22 18:24 ID:nqPWOfJw
- 関連過去スレ 1 -

♪TLS総合ネタフリパロスレッド♪
http://game.2ch.net/gal/kako/1010/10108/1010861308.html
TLS〜桂木綾音〜
http://game.2ch.net/gal/kako/1010/10101/1010165094.html
トゥルーラブストーリー後藤育美専用スレ
http://game.2ch.net/gal/kako/1011/10111/1011163544.html
TLS2 森下茜スレッド
http://game.2ch.net/gal/kako/1003/10032/1003217995.html
TLS2七瀬かすみたんとセクース 2
http://game.2ch.net/gal/kako/998/998204852.html
深山早苗スレッド
http://game.2ch.net/gal/kako/979/979575480.html
■転校しても、そばにいるよ〜君子の日記〜■
http://salad.2ch.net/charaneta/kako/998/998180352.html
★トゥルーラブストーリー 君子スレッド★
http://game.2ch.net/gal/kako/987/987966513.html
トゥルーラブストーリー☆補完妄想スレ
http://game.2ch.net/gal/kako/991/991312557.html
TLS3 バトルロワイアル
http://game.2ch.net/gal/kako/993/993380616.html
襲うね。4
http://game.2ch.net/gal/kako/1013/10132/1013261453.html
トゥルーラブストーリーのエロ画像3
http://vip.bbspink.com/ascii2d/kako/1029/10291/1029157361.html
41:03/07/22 18:25 ID:nqPWOfJw
- 関連過去スレ 2 -

★☆TLS3 柳瀬里佳タンのビンータ!! 2発目☆★
http://game.2ch.net/gal/kako/1018/10180/1018094980.html
★☆TLS3 里佳タンの(・∀・)シュラーバ!! 3回目☆★
http://game.2ch.net/gal/kako/1039/10391/1039197452.html
かなめたん、ハァハァ… 「4回目もかなめは元気です」
http://game.2ch.net/gal/kako/1029/10293/1029326578.html
中トゥルーラブストーリースレッド 中里佳織仕様
http://game.2ch.net/gal/kako/1011/10112/1011252235.html
【すくすく】TLS2 中里佳織仕様・2mm【成長】
http://game.2ch.net/gal/kako/1038/10384/1038462714.html
トゥルー・ラブストーリー 天野みどり
http://game.2ch.net/gal/kako/1011/10114/1011474074.html
☆★〜青葉台高校ALLキャラスレッドその3〜★☆
http://game.2ch.net/gal/kako/1029/10296/1029650746.html
5あぼーん:あぼーん
あぼーん
61:03/07/22 18:27 ID:nqPWOfJw
 前スレ(第3週)>>971さんの意見を汲んで、過去スレ1・2を過去ログ倉庫の
URLに変更しました。
7あぼーん:あぼーん
あぼーん
8あぼーん:あぼーん
あぼーん
9名無しさん@ピンキー:03/07/22 20:33 ID:dJq8eqn7
>1さん乙です
 がんばってホシュしまシュ
10名無しさん@ピンキー:03/07/22 20:37 ID:SxH1Q1M7
保守せねば。
11名無しさん@ピンキー:03/07/22 20:40 ID:J7R1iPhG
とりあえず、即死判定をクリアしよう。

その為にも、梢たんと遊季たんに愛し合ってもらわないとダメだと思わないかね?
12名無しさん@ピンキー:03/07/22 21:44 ID:J7R1iPhG
かすみと君子ととろとろ体液交換し(* ゚д゚)たぃ。
13名無しさん@ピンキー:03/07/22 22:14 ID:0aZWGYvG
>>1
乙カレー

かなたんに飢えています。
弟くんと普通にえちする話が意外と少なくて寂すぃ。
14名無しさん@ピンキー:03/07/22 22:22 ID:Ne3JvXb6
>>1&その他乙ー
15名無しさん@ピンキー:03/07/22 22:24 ID:J7R1iPhG
>>13
夏休みは朝から晩まで弟クンも大変ですな。
16名無しさん@ピンキー:03/07/22 23:27 ID:T272ti8P
即死脱出カキコ
17名無しさん@ピンキー:03/07/23 00:17 ID:us1SmSXZ
保守!
18名無しさん@ピンキー:03/07/23 00:38 ID:TKHwmqBN
新作が出たら少しは流れが速くなるかな?
19名無しさん@ピンキー:03/07/23 01:40 ID:WyM3fUiJ
記念&回避カキコ
20名無しさん@ピンキー:03/07/23 03:18 ID:TsmRPCjc
>1 モツカレー

>12 輸血でもするかいw
…そういえば二人ともO型か。
21名無しさん@ピンキー:03/07/23 04:39 ID:v700YHNM
>>18
SSスレじゃないし、
待ち体質は良くない。
22名無しさん@ピンキー:03/07/23 08:59 ID:TKHwmqBN
>>21
SS書いて投下する人だっているわけですし。
23名無しさん@ピンキー:03/07/23 10:53 ID:k7GSme0z
>>22
投下は歓迎さ。

でも、SS専用スレじゃないさ。
皆でガリガリ書き込むが吉さ。
2422:03/07/23 12:20 ID:VA6hy5Pb
2522:03/07/23 12:20 ID:VA6hy5Pb
>>24 は失敗(汗)

>>23
 まぁ皆が妄想をあれこれ書いて、それがSS書きの人にビビビと電波を受信する
きっかけになればめっけもん、ということでw
26名無しさん@ピンキー:03/07/23 13:08 ID:6Za+Hl9X
即死防止カキコ
麻衣子たんハァハァ。
27名無しさん@ピンキー:03/07/23 13:57 ID:k7GSme0z
むしろSSに頼らないスレ人生を。
28名無しさん@ピンキー:03/07/23 13:58 ID:k7GSme0z
おくれると常時盛り上がって良い気がする。

SSはおやつ。
29名無しさん@ピンキー:03/07/23 14:42 ID:uUnUMFIP
>>26
時代は瞳美先輩でつ
30『選択<あらすじ>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/23 15:58 ID:KBgSFKeD
スレ変わったので前回までのあらすじ

小笠原まさと17歳は、波多野、沢田さん、中里さん、安藤と
ボーリングに行くことになった。ボーリングに行くと、
アミューズメントパーク内のカラオケが潰れて、不吉な感じがした。
新装開店なったボーリング場。だが、満員のため、彼らは
施設の古い、一つ上のフロアでボーリングすることになる。
まさとは沢田さんに投げ方のコツを指摘してもらい
安藤は波多野を破った。2ゲーム目は新装フロアで、と考え、
下に降りようとしたところ、彼らはこのフロアに閉じこめられてしまっていた。
鍵の閉まっていたドアが彼らの目の前で開くと、白い煙が流れ
そして固いもので頭を殴られてまさとは気を失う。

目覚めた時は椅子に縛り付けられていて、長髪の男は俺を捕まえた一味のようだった。
元海兵隊の黒人の大男に運ばれ、俺が運ばれた部屋では、彼女たちが拘束されていた。
それぞれ違った着衣の乱され方をしていたが、波多野だけは普通に見えた。
だが、長髪の男がスカートをめくりあげると、その下には何も履いていなかった…。
31名無しさん@ピンキー:03/07/23 16:05 ID:k7GSme0z
TLSとは思えない粗筋だ。

即死はクリア?
32n@e ◆tsGpSwX8mo :03/07/23 16:10 ID:KBgSFKeD

SS書きとして言わせてもらえば
今は他の人の妄想とは無関係に進ませてもらってるけど
妄想とSSとのキャッチボールってのは非常に大事かと。
スレ初期の笑たんSSとか、そういうキャッチボールが出来ていたし
「た」さんのなんかもそうだろう、って思えるしね。

私は旧かすみスレではそのキャッチボールをしようと試みていたけど
妄想者の意向に沿う、ってのもなかなか難しいものだと思ったな。


では、次は金曜日に。
33名無しさん@ピンキー:03/07/23 16:22 ID:k7GSme0z
>>32
懐かしいな。
>>32たんがあの時の書き手か。

漏れは妄想者の方であった。
34n@e ◆tsGpSwX8mo :03/07/23 16:42 ID:KBgSFKeD

なんだ、かすみスレ1のことを現役で知ってる人だったのか。
ならば、それだけ妄想カキコに拘るのもわかる。
1〜200まで妄想だけで埋め尽くされたあのスレは本当凄かったからね。
35名無しさん@ピンキー:03/07/23 17:14 ID:k7GSme0z
(萌え)妄想は世界を救う。
3622=SOZ:03/07/23 17:32 ID:VA6hy5Pb
 私の場合は、話を作るきっかけは妄想の応酬の中から涌いて出てくるって感じですね。
 自分の中でプロットができてしまうと、その後の方向転換はなかなかしない頑固者ですが……。
37名無しさん@ピンキー:03/07/23 20:54 ID:v700YHNM
TLSSも出たし、姉さんと先輩と弥子たんと弟クンでてろてろな妄想が出てくるだろう。
菜由様にくにくにされるのや、緋菜たんをふにふにするようなのも出てくるだろう。

素晴らしいことだ。
38名無しさん@ピンキー:03/07/23 22:20 ID:v700YHNM
>>20
お互いの口でてろてろ体液を収集した後、
口移しでねっとり混ぜ合わせるのでつ。
たぷたぷになったらとろーんとたらして、
にゅとにゅとと体と体の潤滑液にするのでつ。
39名無しさん@ピンキー:03/07/23 23:23 ID:PhcRRsJF
俺もかすみスレ住人だったよー

と、そろそろ即死回避したかな
40名無しさん@ピンキー:03/07/23 23:54 ID:NB+JqD62
補完妄想スレにあった、
あゆみタンの長編が未だ忘れられん。
41春三十郎 ◆TLSS/wDTqM :03/07/23 23:55 ID:F5gp1Ni1
かすみスレはROMオンリーだッたな…。

唯子タソは瞳美お姉様のM奴隷(;´Д`)ハァハァ
42n@e ◆tsGpSwX8mo :03/07/24 00:34 ID:QMcfyxFX
>>40
漏れは紛れもないあゆみ萌えだからな。
TLS2の各学期OPをぶっこ抜いたものを友達にもらって
「だ、誰ですかこの黒髪ロングで猫可愛がってる子は」
「三学期キャラ!?三学期ディスクだけ貸してください!!」
って大騒ぎしたものさ。

当然一回目はチェーンで玉砕しました。運動3以上にしてれば……嗚呼。
43n@e ◆tsGpSwX8mo :03/07/24 00:53 ID:wRJjF/qD
>>40
思いっきり申し遅れてますがあゆみSS作者だったり。
ギャルゲ板避難所(二ヶ月ほどで消滅)に一度載せたSSを
再度上げるのはどうかなぁ、とも思わなくはなかったけど
喜んでくださったようで、何はともあれ良かった。

で、あゆみタンSSの次に書いた(てる)のが現在進行中の奴で
もうあゆみタンSSを書いてから2年弱経ってるってことに愕然としたり。
そりゃ「未だ忘れられん」って言われても仕方ない年月だよな。

44名無しさん@ピンキー:03/07/24 04:52 ID:kYmFsfSW
さぁ、そろそろ未来に向けて妄想だ。
45名無しさん@ピンキー:03/07/24 10:06 ID:oQlSaOp9
TLSSネタの投下が待ち遠しい。
ブツは今日届くはずだ。

あぁぁ、、、先輩、、、
46名無しさん@ピンキー:03/07/25 00:26 ID:xbUa3WES
>>45
先輩いいでつ。萌え転がれまつ。
47あぼーん:あぼーん
あぼーん
48あぼーん:あぼーん
あぼーん
49名無しさん@ピンキー:03/07/25 01:24 ID:3wanh17/
先輩の柔らかそうな体操着をバレーの網でぐいっと包んで、、、
あぁ、、、やわらかく食い込む網、、、網、、、

るり姉も一緒に巻いて巻いて、、、むにんと潰れる4つの山、、、

あぁぁ、、、ああぁぁ、、、(*´Д`)
50『選択<157>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:01 ID:8OrG84Wq

波多野のあそこの毛は、多分そう濃い方では無いだろう。
その下にある性器は一片の肉ビラも露出させることはなく、
貝のようにぴっちりと閉じられている。

それが今、俺の目に晒されていた。

「ほぅ、綺麗なもんだねぇ、まだ使ったこと、無いんだろ」
長髪の男はからかうように、首を力一杯ねじったために後ろを向いた
波多野の耳に息を吹きかける。

「ひぃぐッ!」
その刺激に波多野の身体が跳ねた。
波多野は慌てて両耳を、上に伸ばした両腕でガードする。
当然顔が正面を向く。

「♪〜」
長髪の男は半開きにした口からやけに長い舌を出すと、
目をつぶり、鼻歌なんか混じえながら、
まるでキスするような大胆な角度で波多野の鼻の頭を舐める。

やめろ。
やめろよ。
畜生……。
身体中に力を込めたけれど、僅かに椅子が動くだけで、
縛られた手は、どんなに力を入れても疲ればかり増えるだけで自由になる気配もない。
51『選択<158>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:02 ID:8OrG84Wq

波多野は顎を引いて顔を舐める長い舌から逃げようとするが、
耳に息は吹きかけられるのはどうしても嫌みたいで
子供がいやいやをする時のように弱々しく首を振ることしか出来ない。

その顎を、長髪の男がクイと持ち上げる。
男の唇が、俺に見せつけるようにして波多野の唇と重ねられる。


「ぅぅウーーッ」

猿轡の奥で、言葉にならない叫びが響く。
その叫びに含まれる成分が、ちりちりと俺の胸を焦がす。
猿轡があるから、波多野の口の中に男の舌は入っていかないが、
閉じることも出来ない波多野の唇を長髪の男は縦横無尽に舐め回す。


「ぅン、ぅぅンーーッ」

目隠しをされていても、波多野の眉が嫌悪に歪むのは隠せない。
波多野が先ほどより強く顔を揺すると、長髪の男はニヤリと笑うと
動じた様子もなく今度は波多野の後ろに回って、
スカートの裾を掴んでいない方の手で、むき出しの白い太腿に手を這わせる。
長くつま先立ちを強いられ、足に力が入らないのだろう。
内腿を行ったり来たり、すりすりと撫で回す男の手に抵抗することも出来ずに、
波多野はただ顎を引いて歯を食いしばり、嫌悪感に震えている。
52『選択<159>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:03 ID:8OrG84Wq

と、長髪の男は不意に屈むと、
片手に持っていた波多野のスカートの裾の長さを調整すると
波多野の両膝を抱えて持ち上げる。
波多野は思い出したように体を振ってじたばたと抵抗した。
いつもの波多野なら、男を振りほどけていたかもしれない。
が、力の入らない今の波多野の足では、男の力に屈するしかないだろう。
抵抗するその動きはどこか緩慢で、俺にはこの抵抗の未来が
容易に想像ついた。

そして、俺の目の前で、ぴっちり閉じられた波多野の膝が
徐々に開かれていく。すると、その奥の何も履いていない部分が丸見えになって……。

「や……」
いやいやと力無く首を振る波多野。
目隠しの、目の部分が濡れているんじゃないだろうか。
だけど、青葉台の制服のままの波多野が目の前で白い足を開いて
その秘部を露出している姿は、波多野が嫌がれば嫌がるほどに
エロティックな光景でもある。

「あーあ、恥ずかしい格好だな」
男の言葉に波多野はビクッと体を震わせ、ひくっと一つしゃくりあげる。
膝が少し内側に寄せられるが、またガバッと広げられる。
「お前はちょっと色気不足だからな、これくらいが丁度いいんだよ」
長髪の男が波多野に囁く。波多野がまた、弱々しく首を横に振った。
53『選択<160>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:05 ID:8OrG84Wq

波多野の左で沢田さん、中里さん、
波多野の右、黒人の男がよりかかる壁の近くの安藤も、
怯えているのがわかる。


長髪の男は俺に視線を向けて
「どうだい、これでこいつも、色気が少しは出ただろ」
笑みを浮かべながらそんなこと言うあいつは、
あいつだけは、許しちゃおかない、と思った。

「なぁ、お前も言ってやれよ、王子…」
「やめろよ」
この部屋に入って、初めて声が出せた。
喉はさっき泣いたせいかまだまだおかしくて、
今の一言を言うために空気が喉を通るのさえ、不快で仕方なかった。


部屋に新たな緊張が走る。
こんな声でも、俺がいることが伝わった。


あぁ、そうか。
何で声が出ないのか、と思ったら
俺が、誰か一人でも逃げてくれていないかと思っていたのと同じように
俺だけは彼らから逃げていて、助けにきてくれるという彼女たちの希望を
俺が声を出すことで打ち砕いてしまう、そのことに気付いていたからだ。
54『選択<161>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:06 ID:8OrG84Wq

驚いたことに、長髪の男は、その一言で本当にやめたのだった。
波多野を地面に下ろし、捲り上げたスカートの裾を丁寧に戻して、波多野から離れる。
「冗談、冗談なんだよ君ぃ。そんなピリピリするなよな。」
男はぞっとするような猫なで声を出した。

なんで俺の一言くらいで本当にやめたのか、俺が戸惑っていると
「で、あいつの話、途中だったよな。どこまで話したんだっけ、あ、そうか。
まぁ、当然、基地の近くでそんなことばかり続けば国際問題になる。
特に、駐留基地はそれ自体デリケートな問題だ。」
長髪の男は唐突に先ほどの話の続きをはじめた。

もう波多野たちには何もしないのだろうか。
なんで俺が「やめろ」と言ったぐらいで波多野を解放したのか、
俺の方が意外なくらいで、だから余計に不安になる。
同時に、自分の股間が熱を帯びていることを、俺は意識させられる。
55『選択<162>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:08 ID:8OrG84Wq

長髪の男は、本当に何事もなかったように喋る。
「これ以上問題を大きくしたくなかった基地上層部は
奴の喉を潰して余計なことを喋れなくしたうえ
障害者として同情を買う、って手に出たわけさ。
基地内の簡易裁判なら、裁くのは同じ国の人間だし
証拠が少なければ本国強制送還くらいで済むだろう、って
まぁ上層部もそう考えていたんだろうな。」

そこで、ククッと、また喉を鳴らした。

「ところが、奴はおとなしく捕まったままでいられるようなタマじゃなかった。
警備もいたようだが一対一では海兵隊仕込みの奴にかなうわけがない。
……ってわけで、脱走には成功したものの、
今じゃ帰る場所も無いお尋ね者ってわけさ。」

「どうして、そんな奴がお前と一緒にいるんだよ」
そんなことよりもっと聞きたいことは沢山あったが
それで何が起こるか考えるのは怖すぎたから、
男の話を逸脱した質問は控えた。
相変わらず自分の器官ではない気がする俺の喉では
明瞭な日本語の音にはなっていなかったが
長髪の男には伝わったようで、奴はククッ、と喉を鳴らして笑った。
「俺が、こいつの声を聞き取れるからさ。
おかげさまで、まぁ、役に立ってくれてるよ。」
56『選択<163>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:08 ID:8OrG84Wq

前触れもなく扉がガチャッと開いた
俺は音が聞こえてくる真後ろに、体ごと首をひねる。


「これはこれは御大」
長髪の男がうやうやしく礼をする

新しく入ってきた男が頷き一つ返す。
「御大」と言われた老人は、肉の少ない身体と
黄色く濁った瞳をしている。
豊かな髪の毛はところどころまだ黒いものが混じっていたが
髭は完全に真っ白で、ポロシャツにスラックス、という
まるで飾り気の無い格好をしていた。

「順調なようだな」
老人はじろりと部屋内を見渡して、そう言った。

「はい、寸分なく計画のとおりでございます」
長髪の男の声が、柔らかかった。
自然な敬意がその声から滲み出ているようだった。

老人は彼女たちを見渡すと、口元をほころばせた。
「ふむ、なかなか良い格好をしてる。楽しませてくれそうだな」
57『選択<164>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:10 ID:8OrG84Wq

老人が続ける。
「男はこれか?」

「はい。」
長髪の男がかしこまって答える。

老人は、俺に近寄って上から下まで見下ろすと
「ふむ、まぁ健康そうだな」
そして、何とも形容しがたい目つきで、俺を見た。


老人は命じる。
「それでは、目隠しを取ってやれ」

「はっ」と一声返事をして、長髪の男と黒人の男が
シュルシュルと四人の目隠しをほどいていく。


照明に慣れない8つの目が、
明るさに目を細めながら、
焦点が合わさるのを待ちながら
それでも精一杯俺を探しているのがわかる。

その視線に捉えられる前に、逃げ出したかった。
俺には何にも出来ない。
そのくせ、俺がこうやって拘束されていたら、
彼女たちの足手まといにさえなりかねないのだ。

58『選択<165>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:12 ID:8OrG84Wq


そして、まだ頭は痛むけど、俺は無傷だった。
そのことが、恥ずかしかった。

せめて、俺が血塗れで
奴らに刃向かってボコボコにされた形跡でもあったなら
俺はもう少し気が楽だったのかもしれない。
やれるだけのことをやった、と言えたかもしれないから。

しかし、彼女たちのために「やれるだけのことをやる」
そんな機会すら取り上げられてしまってる。それが現状だった。



猿轡をされた4人の目が、俺と交錯する。
お互いの無事を喜べる状況では、なかった。

「ごめん」
口をついて出たのは、その言葉だった。

捕まってしまってごめん。
助けられないでごめん。
ボーリングになんて誘ってごめん。
嗚呼、いや、それ以上に
59『選択<166>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:13 ID:8OrG84Wq

俺の方を見ないでほしい。
俺に、何かを期待されても、困るから。
そういう意味の「ごめん」なのかもしれない。

なるべく誰とも視線を合わさず、ただ4人の後ろの壁を見続ける。

…いっそ、目を瞑ってしまおうか。
でも、それは彼女たちには俺からの「拒絶」として
伝わるんじゃなかろうか。

それは……それはやっぱり、出来ない。だけど
「ごめん」
それだけもう一度、言った。

その言葉を言ってしまった自分がただただ情けなくて
俺の視界がぼやけて、滲む。

60『選択<167>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:14 ID:8OrG84Wq

いっそ俺なんか……。


「ふふっ、いい格好してるだろ?」
長髪の男の言葉が、感傷的な空気を切り裂いた。

今更ながらのその言葉に
彼女たちはピクッと大きく体を動かす。

きっと今までは、俺を捜すことに一生懸命になっていたから
自分がどんな格好をしているのか、吹っ飛んでいたのかもしれない。
恥ずかしくて仕方ないのだろう。
乳肌をもろに晒している中里さんの顔が、みるみる紅潮する。


老人の背中が、俺の視線の隅で笑いを押し殺すように波打っていた。

俺は、自分以外に怒りをぶつけられる相手が出てきてくれて
彼女たちと怒りを共有できる相手が近くに姿を現してくれて
心底ありがたいと思っていた。
61『選択<168>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:15 ID:8OrG84Wq

「まぁあまり落ち込むな、若者よ。これから幾らでも取り返しがつく。」
老人が、意味ありげな笑みを浮かべた。

「こういうピュアな反応がたまりませんよね」
長髪の男の笑みは、快活なスポーツマンを思わせるものだった。

「うむ、こうでなくては楽しめん。」
老人の口ぶりも釣り人が大漁を告げる時のような
満足感に満ちていた。



話の流れがどうもおかしくなってきた、とその時俺は思った。
62『選択<169>』 ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:16 ID:8OrG84Wq

「それでは座興をはじめるかな」
老人が何かを長髪の男に耳打ちした。
長髪の男は頷きながらそれを聞いて、にんまりと微笑むと

「おい、お前」
俺の方に、大股で歩み寄ってくる。
あまりにも悪い予感がして、俺は咄嗟に視線をそらす。


「お前だよ、小笠原まさと」
長髪の男が、はじめて俺の名を呼んだ。

俺は、自分の名が知られていたことにショックを隠しきれない。
俺が失神している間に、生徒手帳でも見られたのだろうか。

長髪の男は名前を呼んだときの俺の反応に満足したようで
口元に嫌な笑みを張り付けて言葉を続けた。




「そこの女のうち、二人選んでフェラチオさせろ」

63n@e ◆tsGpSwX8mo :03/07/25 02:20 ID:8OrG84Wq
一応私なりの新作祝いということで。

選択肢は来週提示します。
64名無しさん@ピンキー:03/07/25 02:51 ID:X94N9Ywq
乙。
長いんで後でちゃんと読むけど、
SSと妄想って何が違うのかね。
SSだって妄想じゃん。これなんか本当にさ。
65名無しさん@ピンキー:03/07/25 03:02 ID:/r+9Bdfs
>>64
それをいうならフィクションはすべて妄想じゃん。
オナニー的な妄想との違いは他人に読んでもらうことが目的ということ。
66名無しさん@ピンキー:03/07/25 03:38 ID:3wanh17/
SS
67名無しさん@ピンキー:03/07/25 03:38 ID:3wanh17/
SS待ちの人は受動的で、
「まだまだ」
言ってるだけの場合がほとんどだから問題なのだろう。
68名無しさん@ピンキー:03/07/25 03:55 ID:x6lN9bDz
>63 乙です。選択肢というのはもしかして、
>62の最後のセリフそのものではないかと推測してみたり。
もしそうなら、主人公に感情移入する程に辛い選択になりますなぁ。
こ、これは選べねぇ…(泣
69名無しさん@ピンキー:03/07/25 13:41 ID:52zT3spD
>>62

 うわあ、酷い選択肢だ(汗)
 敷いていえば、ここに君子がいなかったことがまさとにとってせめてもの救い??
70名無しさん@ピンキー:03/07/25 23:33 ID:fqocCCjY
こんなに酷い選択肢を平気で書き込むn@eたんにハァハァ。
安桃とかおりんの豊乳コンビのダブルパイズリ、これだね。
71春三十郎 ◆TLSS/wDTqM :03/07/25 23:45 ID:ks0IPBxS
凄い新作祝いだ…。
4人から2人だと単純計算で6通りか…自分は1年悩ンでも決められない気が。
意表を突くような選択肢キボン。
72名無しさん@ピンキー:03/07/26 18:21 ID:MWy8Dkao
早速新作のネタで…

約束編トゥルーエンドの弥子の顔は間違いなく非処女だよな〜
あの後は夏休みが待ってるからなぁ…(;´Д`)ハァハァ
73名無しさん@ピンキー:03/07/26 18:31 ID:hfgNeY9x
弟クンはあの日の夜、許してもらうために一生懸命頑張りました。
74名無しさん@ピンキー:03/07/27 04:38 ID:HegPNkMD
>>69
君子がいたらラブチェック表がどうなることやら…。

>>71
「公平に4人で」とか?
75名無しさん@ピンキー:03/07/27 06:44 ID:9cDC/FW6
菜由様ジェットコースターに乗りまくりの日々でつ、、、


す、少し休ませてください、、、
76名無しさん@ピンキー:03/07/27 09:15 ID:p4tiKICX
>>74
>ラブチェック表がどうなることやら…。
呆れ顔の君子を想像してワロタ
77名無しさん@ピンキー:03/07/27 09:57 ID:GRcI542m
77
78名無しさん@ピンキー:03/07/27 12:53 ID:aCUYuXBD
 TLSSでも健在な照れ逃げがやはり可愛いなぁ(笑)
 気分は羞恥プレイ。
79名無しさん@ピンキー:03/07/27 14:09 ID:0GnZJWLt
唯子たんの指フェラハァハァ
80名無しさん@ピンキー:03/07/27 22:05 ID:0GnZJWLt
弥子約束編1回クリア記念SS 青姦中出初体験アナルつき
ネタバレ含有 矛盾点多数含有

(略)
「一生許さないんだから」

 弥子と二人、草むらに座り、いままですれ違っていたこころを埋めていく。
 恥ずかしさを全部ぶつけて、お互いがお互いを好きだったことを確認しあう。
 星が空に瞬き始め、夏草の隙間から差していた夕日の残滓が彼女の髪から
零れ落ち消えても、二人顔を真っ赤にしながら、なくしていた時間のピースを
埋めていく。
 いや、時間なんてわかってなかった。ただ、ずっと、二人でいたかった。
 雲ひとつない深い藍で塗りつぶしたような空に浮かぶ月と銀の砂が二人を照らす。
 川を渡る風が夏草をざわめくように揺らす。
 くしゅん
 弥子が小さくくしゃみをした。えへへと笑いながら僕にぴったりと寄り添う。
 風が吹いていても、本当ならくっついていたら暑くてたまらないと思う。
 だけど、彼女の体温がとてもとてもいとおしかった。
8180:03/07/27 22:06 ID:0GnZJWLt
 ふいに、虫の声が途絶えた。風が草を揺らす音に混じって、遠くの車の
クラクションが妙にはっきり聞こえる。
 二人とも一度できた静寂を壊すのをためらった。
 彼女の手が僕の腕にかかる。彼女に向き直ると、彼女が目を閉じ、上体を寄せてくる。
 そのささやかな静寂を壊すことのないコミュニケーション。
 耳には衣擦れの音と互いの触れ合う音だけが伝わる。
 唇には柔らかな感触が伝わる。
ぅん
 弥子の喉が空気を飲み込む。
 そろそろと少しずつ互いの唇を開き、舌を交わし、唾液を交換する。
 甘いはずないのに、舌は弥子の味を甘いと感じる。
 倒れこんだ青草の香りが弥子の髪の匂いと混ざり、鼻をくすぐる。
 弥子の手に自分の手を重ねる。指と指を絡ませ、しっかりと握る。
 弥子の右ひざが僕の足の間に割って入り、右の腿に両足を絡ませる。
 それに答えるために、僕も彼女の足に自分の足を絡ませる。
 ほんの一瞬、息を継ぐために唇が離れる。その瞬間が妙に長く感じる。
 互いの粘膜と粘膜を絡ませ、チアノーゼをおこしそうなほど唇を貪る。

 再び、虫が鳴き始めた。
 どちらともなく、唇を離す。互いの舌を名残惜しげに銀の糸がつないでいる。
 弥子の目を見つめる。潤んだ目が、僕を見つめたまま、小さくうなずいた。
 絡まりあったお互いの手足を解く。
 自分でスカートのボタンをはずそうとする弥子の手を押しとどめて、
ぎこちないながら彼女の服を脱がせていく。
 サマーニットに手をかけ、脱がそうがどうか迷う。
「いいよ、脱がせて……」
 でも、誰かに弥子の体を見せたくないというと彼女が小さく笑う。
「あなたに、みてもらいたいから。それに、見てるのは、お月様だけ……」
8280:03/07/27 22:06 ID:0GnZJWLt
 両手を上げた彼女の体からそれを抜き取る。
下着姿の彼女がちょっと恥ずかしそうにわらう。
「まだ、あんまり、女らしくないけど、ここまでがんばったんだよ。」
 フロントホックのブラに手をかけながら、そんなことないすごく女らしい体になったと囁く。
 でも『がんばった』ってどうやってとたずねると、急に真っ赤になる。
「その、女性ホルモンをね…… たくさん出すの……
 ひとりエッチするとでるって聞いて…… いっぱい…… 毎晩……」
 おもわず固まる。この幼い顔で、夜毎、ひとりエッチをしていた。
 たぶん、僕のことを思って。
「軽蔑した?」
 ちょっと目を伏せた彼女にそんなことないという。僕を思ってしたんだろと聞くと
恥ずかしそうにうなずいた。
 不意をついて彼女の唇をもう一度奪う。
 ショーツの上から彼女の股間をゆっくりとこする。
 しっかりと僕の首に両腕を巻きつけ、僕の手の動きに体を任せる。
 唇をはずすと、彼女は恥ずかしいといって両手で顔を覆った。
 首筋からゆっくりと彼女の柔肌についばむようなキスをする。
 唇が彼女の肌に触れるごとに小さくピクピクと反応する。
 二つの柔らかな丘を両手で羽毛が触れるように撫でながら、谷間を唇が進む。
 お臍まで進むとそこから戻って左の乳房に唇を寄せる。
 手の刺激で存在を主張する乳首に唇が進むと、弥子が小さく息を飲んだ。
 唇から舌を出し、くすぐるようにそこをなめる。彼女の唇から、ちいさな吐息がもれる。
 反対側に移ると見せかけて、彼女の体から両手と顔をどかす。
 えっ?と潤んだ目で見る彼女に、自分でするときってどうやるのとたずねると、
赤い顔をさらに赤くしながら、ばかと小さく言う。
 それでも彼女の手を胸に導くと、人差し指と中指で乳首をはさむように手のひらを当て、
ゆっくりと小さく、手を上下させる。
8380:03/07/27 22:06 ID:0GnZJWLt
 かわいいよといいながら、彼女のショーツに手をかける。
 自分で胸を刺激しながら軽く腰を浮かせた彼女からそれを抜き取ると、
すでにクロッチはしっとりと湿っていた。
 先ほどショーツ越しに触ったように手を当てると、うっすらとした茂みの奥は、
ぬるぬるといやらしい液で湿っている。
 こっちは自分でしないの?とたずねると、やはりばかといいながら、片方の手をそこに伸ばす。
 僕の手と彼女の手が絡まりながら、彼女の秘裂を彷徨う。スリットを上下し、
クリトリスを爪弾き、膣の入り口を探してもぐりこむ。
 ぬらぬらを指にためてアヌスの入り口を撫でまわす。
 なめてもいいとたずねると、やはりばかといいながら、両足を広げ、
僕の頭が入りやすいようにした。
 すでにそこはひどく濡れていた。舌が触れるだけでぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる。
 彼女の手はとじそうになる太ももを支えている。
 舌が小さなルビーのしずくのようなクリトリスを探し出す。彼女が甘い吐息を吐き出す。
 スリットを上下し、膣口へもぐりこむ。そこにはやわらかい何かがあるのがわかる。
 たまらなくなって、服を脱ぎ捨てると、彼女がずるいと言った。わたしが脱がしてあげたかったと。
 取り出したペニスは、これまでなったことがないほどに勃起していた。痛いほどだった。
 彼女の体に覆い被さろうとすると彼女が止める。
「わたしのカラダに、あなたの…… それが入るところ…… ちゃんと見て、覚えておきたい。」
 彼女が手をついて体を起こし。両足を開いた姿勢で、僕を待つ。
 膝をついて、体を寄せると、彼女の『入口』にそれをあてがう。
 いくよと声をかけ、返事を待ってから、ゆっくりそれを差し入れる。陰唇に亀頭がうずもれ、
入り口で小さな引っ掛かりにあたる。彼女に小さくうなずいて、それを破り、奥に押し入る。
痛みにこらえながらも目を開いてそれを確認すると、ついに後ろに崩れ落ちる。
 彼女に覆い被さり、根元まで押し込む。一番奥だねというと、彼女が小さくうなずいた。
 彼女のそこは、狭く、熱かった。彼女が息を凝らして痛みに耐えると、びくびくとした
脈動が僕を締め付ける。動かすなんてできなかった。また、唇を交わす。
 痛みに耐えてはいても、彼女は、唇を、舌を拒まなかった。
8480:03/07/27 22:08 ID:0GnZJWLt
 彼女が、少しだけ腰を動かした。おそらく、同じところが地面に触れつづけつらくなったからだろう。
 その瞬間、僕は果てた。彼女のナカに精嚢にたまった精液を吐き出す。
 これまでに感じたことがない精通感だった。
 こんなに体の中にたまっていたのかと驚くくらい大量の精液が彼女の中に注がれる。
 はぁぁというまぬけな叫びをあげていた。
 その精液の刺激に彼女も悲鳴をあげた。決してそれは快楽からではないと思う。
 けれど、それは、とてもいやらしかった。
 ほとばしりが終わると、二人、肩で息をしながら、もう一度唇を交わす。
「ナカが、とっても…… あついよ。」
 幸せそうな顔の彼女から少しなえたちんちんを取り出しながらごめんとあやまる。
「ううん、わたしのナカで逝ってくれたから、とってもうれしい。」
 そういって彼女が身を起こした。そして言う
「次は、わたしの番。」
 驚く僕を押し倒すように彼女が体を寄せる。逝ったばかりで脱力した両腕は、彼女を拒めない。
いや、もし体力では拒めたとしても、彼女を拒むことはしないけれど。
 彼女の舌が、僕の体を這い回る。
 彼女の中で果てた僕のそれをなめまわす。
「これが、わたしと、あなたの味ね」
 破瓜の血の混じった精液をペニスからなめとって僕に言う。
「おすそ分け」
 口にそれを含んだままキスをする。生臭いような、苦いような、鉄のような複雑な味だった。
 拒んでもいいかなとちょっとだけ脳裏に浮かんだが、互いの唾液でそれを混ぜ、分け合って飲み干す。
 妙に、そのシーンにデジャビュを感じた。少し考えて、チンポに舌を這わせる弥子に尋ねる。
8580:03/07/27 22:09 ID:0GnZJWLt
「なぁ、ひとりでするとき、想像だけだった?」
 弥子がふふっと笑った。
「えっと、あなたから、マンガを一冊借りてるわ。」
 一冊なくなっているマンガは身に覚えがあった。しかしそんなマンガなんか彼女に貸すはずがない。
「るりちゃんに頼んで……」
 納得がいった。そうなのだ、るり姉にエロマンガがなくなったなどと聞けるはずもなく、
疑心暗鬼のまま泣き寝入りしていたのだ。
「折り目がついたページがあったでしょ。わたしも、あれをよく読んだわ。」
 それはたしか、ねちっこいフェラチオと、アナルセックスが売りのマンガ。
「こっちはね、膜がないから、たっぷり慣らしてあるの。」
 月を背に彼女が立つ。幼い彼女の顔が、口に笑みを浮かべ、やけに妖艶に見える。
 唾液でべとべとになったペニスの上に彼女が腰をおろす。
 片手でペニスを支え、片手で尻の肉を広げ、体を重力に任せる。
「はぁぁん」
 先ほどのと違い、それは明らかに快楽の吐息だった。ぎちぎちと締め付ける入り口と柔らかな奥の腸壁。
そして、彼女の上げる愉悦の声。彼女が動き、嬌声を上げる。爆発しないように必死に耐えた。
「おねがい、イって……」
 彼女が僕にしがみつきそういうまで何とか耐えた。
 びゅく、びゅく
 先ほど彼女のバギナに出してもうでないと思っていた精液が、彼女の直腸に打ち込まれる。
 彼女が口の端からよだれをたらしながら肛門から広がる快楽に耐えている。
 よだれをなめ取るように口を這わすと、彼女の口が僕の舌を求めてきた。
8680:03/07/27 22:10 ID:0GnZJWLt
 アナルで繋がったまま、夜風を感じていた。
 本当にこれでよかったのかと思いながら、彼女の顔を見つめると、眠たげな瞳でやさしく笑った。
 この笑顔が見られるなら。迷うことはないと思った。
 不意に、PHSが鳴った。ほっとこうかとも思ったが、るり姉からの着信を告げる
メロディーを無視するには勇気が不足している。
「ちょっとあんた、いっしょに弥子がいるでしょ? 弥子のうちから電話があったわよ。
とりあえずうちにいるって言っといたから、あんた、なんとかしなさい。」
 それだけいって答えを待たずに切られた。
 弥子にそれを告げると、ぼくのPHSを取って家に電話をする。
「うん、ごめんなさい。そう、遅いから泊めてもらう。え? だいじょうぶだよ。うん、わかった」
 電話を切って僕に返す。
「ちゃんと避妊するのよだって。ばれてる? ふふ」
 彼女のセリフを聞いてぞっとする。たしか、最初ナカで……
「ちゃんと責任とってくれるのにね〜」
 妙にいたずらっぽい顔で僕の顔を覗き込む。
 覚悟を決める。ひとつ大きく息をする。
「ああ、一生いっしょにいような。」
 まじめな僕のセリフに彼女はポッと赤くなった
「ば、ばか、水泳部は生理日の調整のためにピル飲んでるの。だから大丈夫なの。
あしたから、まいにちナカで逝っても、大丈夫なの。」
 きょとんとする僕に飛びつくと耳元で小さく言った。
「でも、うれしかった。一生いっしょにいようね。」
-END-
87名無しさん@ピンキー:03/07/27 22:52 ID:9cDC/FW6
姉さんも乱入してくるし、毎晩弟クンも大変だ。
88名無しさん@ピンキー:03/07/27 23:34 ID:S5Y7EXJl
アナル開発済みな弥子…
(;゚∀゚)=3ハァハァ
今日、あの人と一緒に学校から帰りました。
いつも通りに楽しくお話しながら帰ってたんだけど、彼、急に黙り込んでから手を繋いできました。
大きくて、思ってたよりは柔らかくて、あったかい手でした。
最初はびっくりしたけど、彼の事、嫌いじゃないから…握り返して、しばらくそのまま歩きました。
そしたら急に彼が、その…恥ずかしい話をしてきました。エッチな本を読んだことある?って。
彼も男の子だし、ちょっとはエッチな事にも興味あるんだね。恥ずかしかったけど、「あるよ」って答えました。
それから「どこかに寄ってかない?」って誘われたから、特別の場所に連れて行きました。河原なんだけどね。
彼もここが好きみたいで、よく寝転がって空を眺めてるそうです。彼らしいなって思いました。
そしたら急に斜面に寝転がったんです。びっくりしてスカートを押さえたけど…多分見えちゃったと思う…。
冷静なフリして普通にお話したけど、ずっとドキドキしてました。

家に帰ってベッドに横になっても、浮かんでくるのは彼のことばかり。
彼のこと、嫌いじゃないし、もしかしたら…。そしたら、たぶん、いつかはエッチもすると思う…。
胸もあんまりおっきくないし、ウエストも細くないし、お尻もおっきいし、笑われないかな。
あの人が握った手、まだぬくもりが残ってるみたい。
彼に触られたら、どうなっちゃうんだろう?気持ちいいのかな…。優しく触って欲しいな…。
そうしたら、ここも…触られたり、もっとすごい事されたり…。
考えるだけでドキドキが激しくなって、ちょっと、とくんって、濡れてきちゃいました…。
我慢できなくなって、そのまま一人エッチしちゃいました。
すごく感じてやって、いっぱい濡れてきて、指でいじる度に恥ずかしい音がして、それでもっとコーフンしちゃって、何回もイっちゃいました。
いつも使ってる電動ハブラシよりもすごく感じちゃいました。これが「誰かを想う」ってことなのかな。


フツーだよ、っていつも言ってるけど、私、あなたを想ってこんなエッチな事してます。
こんな私、彼は嫌いにならないかな…。嫌われたくないよ…。
90 ◆5IGroOvBoY :03/07/28 05:25 ID:hQ4UdsJ1
*以下の書き込みはサマデのネタバレの可能性があります。閲覧には十分注意して下さい*



>89
いきなりハァハァ(;´Д`) 続出のあの人です。いいですよねぇ。
前半はプレイ内容にほぼ忠実に再現してます。
お作法云々よりも、らしさ重視で書いてみました。

サマデはエロいので、もしかすると時々投下するかも知れませんのでその時はよろしくおねがいします。
91ネタバレ注意:03/07/28 09:46 ID:GVx6QYF9




隠したんは最高だぁ〜♪
あの時、、、るり姉が帰ってこなかったら、、、くすくす。
92ネタバレ注意:03/07/28 10:15 ID:GVx6QYF9


菜由様とるり姉の関係も、また最高でつな。
弟クンの知らない場所で二人の恐ろしい計画が、、、

でも、弟クンは真性だから、喜びそうだ、、、
93名無しさん@ピンキー:03/07/28 19:37 ID:e2Y5ep8P
投下された作品に直接関係ないネタバレ関連の話はどうかと思う。
94名無しさん@ピンキー:03/07/28 20:13 ID:ZnQkY+CH
>>93
エロ妄想書き込むスレだからいいんじゃない?
プレイしたときにこそ妄想が膨らむってもんでしょ
95名無しさん@ピンキー:03/07/28 21:45 ID:6ureO+Sr
>>93
SSの為だけのスレではないのだが。
96名無しさん@ピンキー:03/07/29 23:15 ID:f1fzMRco
なんとなく、菜由様を攻略するときは、筋にk……スポーツマンでやったほうが、
絵的にマッチするような気がするのは気のせいだろうか……
97名無しさん@ピンキー:03/07/29 23:18 ID:akGTzlew
>96 錨シンジと命名して菜由様&るり姉に虐げられるプレ-イ
98名無しさん@ピンキー:03/07/29 23:29 ID:EcCXDaqf
弟クンは真性Mシスコンだなぁ〜。
99名無しさん@ピンキー:03/07/30 09:51 ID:PmBHeLe7
>>97
今までにも、ギャルゲーのプレイ時に主人公をシンジにして遊んだりしていました(笑)
一人称が「俺」な作品だと違和感バリバリですが、今回は「僕」ですし、いきなり冒頭から
たたき起こされておさんどん、というあたりが彼っぽくてナイスです(^_^;
100名無しさん@ピンキー:03/07/30 14:08 ID:vwfZWdn8
菜由様にいぢられたぃ、、、
101名無しさん@ピンキー:03/07/30 14:54 ID:GJT5nZWP
TLS Shota and yet... ってタイトルで
るり姉に調教されてきたショタな主人公が有森先輩を筆頭に、
弥子や菜由様にいじめられるSSって需要があるだろうか?
102名無しさん@ピンキー:03/07/30 19:28 ID:l45WBNJF
ある。
103名無しさん@ピンキー:03/07/31 14:17 ID:wk3bNa1i
 . , '⌒⌒ヽ,
  i (ルリヾイi
  ルリ" ロ"ノリゝ
  ミ つ(   ;)
   ゝと   /
 (^(ノ___ノ

菜由様は上に乗せて抱きしめるにかぎる。
ちっちゃいからキツキツだし、抱きしめるとぐっとくるのでつ。
あったかいし可愛いし、最高なのでつ。
104名無しさん@ピンキー:03/07/31 21:01 ID:9O23o/gC
菜由様スレで似たような話が少し出てたけど・・・

もしLv10○○な話or三種の神器を一回だけ使えるとしたら、
誰に何を施すのが最も危険だろうか
105春三十郎 ◆TLSS/wDTqM :03/07/31 21:08 ID:KlCCKTY8
>>103
そのAA、禿しく萌える…。
106『選択<170>』 ◆tsGpSwX8mo :03/08/01 00:17 ID:dwIlg6Tr

「そんなこと出来るかよ」
気がついたときには叫んでいた。

「おい」
長髪の男が、からかうような口調で迷彩服の大男に声をかける。
大男は音も立てず驚くほどの敏捷さで俺の前に立ち、

無言で


ノーモーションで


正面から俺の顔にでかい手のひらで往復ビンタを叩き込む。




昔、猫がネズミをなぶるのを、田舎のおばあちゃんちで見たことがある。

俺は喜んだが君子は目を背けた。

あの時の、ネズミの気持ちが今わかった気がする。
顎骨や歯の一本くらい折れたか砕けたかしたと思った。
身体に傷は残らなかったかもしれないけど、
心の何かが挫けてしまう一撃。
107『選択<171>』 ◆tsGpSwX8mo :03/08/01 00:18 ID:dwIlg6Tr

「出来るか、を聞いているわけじゃない。お前はやらなくちゃいけないんだよ」
長髪の男は、やれやれという様子で俺に背を向け、今度は彼女たちの方へ歩く。

「もう一度言う。二人選びな」
長髪の男は安藤の横に来て、先ほどのナイフとは違う、
小学生が工作で使うようなごついカッターナイフを握り
カチャカチャと乾いた音を立てながら刃先を行ったり来たりさせる。

「……ッ!」

安藤が目を一瞬大きく見開いた。
カッターの先端で安藤の頬をちくっと刺したのだ。


「……わかった」

ごめん……。

俺はぼそぼそと、二人の名前を告げる。
その二人の名前は……。

108『選択<171.5>』 ◆tsGpSwX8mo :03/08/01 00:21 ID:dwIlg6Tr

1 沢田さん  中里さん
2 沢田さん  波多野
3 沢田さん  安藤
4 中里さん  波多野
5 中里さん  安藤
6 波多野   安藤

109n@e ◆tsGpSwX8mo :03/08/01 00:29 ID:dwIlg6Tr

ってわけで続きです。
来週月曜いっぱいまでにどれか一つの選択肢を選んで
回答のほど、よろしくおねがいします。

>>70
 5(中里さん 安藤)に一票計上しておきますね
110名無しさん@ピンキー:03/08/01 03:07 ID:asZVpjJG
これでお願いしまつ!( ・∀・)つE
111名無しさん@ピンキー:03/08/01 05:11 ID:OaNbn8KZ
1、沢田さんの眼前でやられる中里さんキボン。
112あぼーん:あぼーん
あぼーん
113あぼーん:あぼーん
あぼーん
114名無しさん@ピンキー:03/08/01 08:28 ID:kPrsu8jo
3で(*´Д`)ハァハァ
115名無しさん@ピンキー:03/08/01 09:52 ID:pvCxFl7H
 . , '⌒⌒ヽ,
  i (ルリヾイi .。
  ルリ''(フ''ノリゝ゚
   (つ(∀゚ ; )
   ,ゝとノ' /
 (^(_ノ___.ノ″クイッ
116名無しさん@ピンキー:03/08/01 13:49 ID:UR8A0F8k
「クスッ、年上だからって緊張しなくてもいいのよ?」
「そ・・・そんな事言ったってぇ・・・」
「ここをこんなに固くしちゃって・・・」
「あぁん!あ、有森先輩ぃ・・・」
「かわいい声・・・もっと聞かせて・・・」

と、耳元でささやきながら弟くんの股間を優しくブラインドタッチしつづける先輩はどうでしょう
117名無しさん@ピンキー:03/08/01 22:57 ID:cQyibT/h
当たり前すぎる組み合わせでアレだが、選択−1でおながいします
118春三十郎 ◆NaYuBuGguQ :03/08/01 23:00 ID:UYwC63B9
色々悩ンだが…自分の欲望に忠実に…オパーイの大きい順で考えて…「3」
119名無しさん@ピンキー:03/08/02 00:20 ID:zp4k2jmE
「3」希望
120あぼーん:あぼーん
あぼーん
121あぼーん:あぼーん
あぼーん
122名無しさん@ピンキー:03/08/02 02:08 ID:74eVGavI
んー、エンピツで彼奴らをブチ殺すendingはないのか。

実は俺の両手両足には爆弾が仕込まれているんだ動力室を破壊しろ!!
123ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 04:44 ID:JhYl1NY6
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
124名無しさん@ピンキー:03/08/02 11:52 ID:DLfnGtfO
age
125n@e ◆tsGpSwX8mo :03/08/02 17:57 ID:iAJ4/die
おつかれさまです。
既に何人かの方からお返事頂けたようで、ありがたいことです。

1 沢田さん  中里さん  111、117氏
2 沢田さん  波多野
3 沢田さん  安藤   114、118、119氏 
4 中里さん  波多野
5 中里さん  安藤   70氏
6 波多野   安藤   110氏
ってところですかね。

月曜いっぱいまでお待ちしますので、
一口乗ってみようという方は、カキコお願いしますm(_ _)m

あとですね、これほど波多野関係票が少ないとは思わなかったです。
かなり顕著ですよね。
126名無しさん@ピンキー:03/08/02 20:10 ID:EVDI7ni0
「1」も捨てがたいが…「3」でおながいします
127あぼーん:あぼーん
あぼーん
128名無しさん@ピンキー:03/08/03 00:14 ID:dxJ/doeS
>>122
真田さん!
129あぼーん:あぼーん
あぼーん
130あぼーん:あぼーん
あぼーん
131あぼーん:あぼーん
あぼーん
132名無しさん@ピンキー:03/08/03 10:31 ID:N9kDpoHw
漏れも3でおながいしまつ。

>あとですね、これほど波多野関係票が少ないとは思わなかったです。
>かなり顕著ですよね。

やっぱり波多野は、かすみとセットでないと・・・という人が多いのでは。
133あぼーん:あぼーん
あぼーん
134『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:29 ID:c82mCsVo
 ネタばれ上等 矛盾点満載上等 へたっぴ上等 つД)

『ミス・シュガーはお年頃』

 夏、信じられないような奇跡がおきた季節は、あっとゆう間に過ぎ去り、
季節は、もう、秋のにおい。
 高い空に浮かぶオレンジ色の雲を、河原で見上げるのも、
もう幾度目だろうか。
「吸い込まれるみたいだね。」
 隣に寝転がる彼の台詞にうんとだけ答える。つないだ手が暖かい。
 時折吹く強い風に流されるように、赤とんぼが視界をよぎる。
 彼の手が、何かしようと思ったのか、ちょっと、震えている。
 そして、あきらめたように元に戻る。
 心の中でイクジナシとつぶやいて、体を起こす。
「そろそろ帰ろっか?」
 あれから2ヶ月。
 付き合いだしてから、いろんなところに遊びに行ったけど、フタリの関係は、
まだ、あのときのまま。

 2年生の秋季補習は、通常の授業が終わったあとにある。
 希望者だけだが受けるその授業のあと、遅い、いつもと違う風景の中を、彼と一緒に帰るのは、ちょっとどきどきする。
 街灯のともる住宅街は真っ暗にはほど遠いが、所々に深い闇を抱えている。
 そんな時、つないだ手を思わず強く握っていることに気づくときがある。
『ぼくがいるから大丈夫だよ。』という彼の台詞に、安心している自分がいる。
135『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:29 ID:c82mCsVo
 私の家まであと1ブロックになったところで彼の手を離し、かばんを持ち替える。
 歩みをゆっくりにして、 自分の胸のどきどきをちょっとだけ抑える。
「じゃあ、また月曜日。」
 わたしの家の前で彼に向き直って言う。そこは塀と庭木でちょっとだけ陰になったところ。
 少し首をかしげて、少し上目遣いで、少し、彼に擦り寄るように言ってみた。
 彼が、私の肩に手をまわそうとしたとき、玄関のドアがあく。
 どうみてもがっかりしている様子の彼が、ちょっとかわいそう。
「うん、また月曜日。」
 そういって立ち去る彼を見送って、家に入ると、とうさんが『せっかくだからあがってもらえばよかったのに』といっている。
 一度彼を連れてきたとき、妙にはしゃいで晩酌をつき合わせようとしたことを思い出してげんなりする。
 でも、もう遅いからねといって、部屋に上がる。とうさんが出てこなければ、少しだけ、『進展』したかもしれないんだけど……

 お風呂から上がると、友達から借りたベッドの上でティーン誌を広げる。
 ぱらぱらと開いたページに『彼にしてあげる100の秘密テクニック』などと衝撃的な文字が躍る。
 もちろん、それが、商業的に作られたもので、ほとんどの人はそんなことしてないとわかっていても、ちょっと気になる。
『じらしすぎはダメ』読者投稿とされた記事の一文にドキッとする。
 もちろん、それが、もっと直接的な意味だというのはわかっているんだけど、まるで今の自分を指しているような気がしてしまう。
 たとえば、彼によく話し掛けている3年の先輩みたいに、もっと人をひきつけるものがあればもっと大胆になれるかもしれない。
 でも、そんなものがない私が、次々と"許し"てしまったら、あきられてしまうかもしれない。
136『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:30 ID:c82mCsVo
 ぼんやりそんなことを考えながら、見たかった別の記事にたどり着く。
 せっかく借りては来たものの、たいしたことの無い内容で、なんとなく眺めていると、なぜか例の特集に引き寄せられる。
『普通のキスなんてもう飽きた?』『ホントに好きなら舐められる!!』
 自分の口からため息が漏れる。
 電気を消して、布団の中に潜って、自分の手を『そこ』に這わせる。
 彼の指を想像する。すこし大きくて、ちょっとごつごつしていて。
 指をバギナに少し差し入れる。こぼれそうになる吐息を、必死でこらえた。
『彼にしてあげること』さっきの記事が頭の中を埋め尽くしていく。
 たとえば、『その』とき、舐められるだろうか? 彼の行為を、どこまで許せるだろうか?
 小さな絶頂を迎え、眠りに落ちるまで、そればかり考えていた。

 次の日の朝、唐突に、父さんが母さんと温泉に行くといった。
「もし、不安だったら、友達にとまりにきてもらってもいいぞ」
 そういって、父がわたしに封筒をくれた。明日までの食費と言うことだった。
 何年ぶりかしらという母と父が出かけ、その封筒をひらくとお金と一緒に出てきたのは、簡単な両親の寝室の見取り図。そこには丸がつけてある。
 なんだろうと思いながら、その場所の引出しを開けると、そこには……
 コンドーさんがありました。
 妙に理解のある親、それも男親は、ちょっといやかもしれない。
 いや、それがあるということは、両親も…… と考えそうになってもっと複雑な気分になる。
 あまり深く考えないようにして、いちおう1シート3個を取ってスカートのポケットに入れる。せっかくだし、はじめてみるし、
 …… 興味もあるし。
 自分の部屋に戻ると、電話の子機を前にちょっと考える。
 泊まりにきて …… 露骨過ぎる。
 ちょっと出かけない? …… 彼の性格を考えると、ほんとに出かけて終わりだし……
137『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:31 ID:c82mCsVo
 御飯を食べにこない? …… これくらいが、無難かなぁ……
 ……
 結構気合を入れて電話をした割には、いいよの一言で、彼がうちにくる事になった。お昼ご飯を食べに……

 なれない手つきで料理を作る。まんがかゲームだと、とんでもないものを
作っちゃうか、逆にとてもおいしいのができるんだろうけど、なんていうか……
 ふつー ごくふつー まぁ、肉じゃがとサラダ程度でそれほど差が出ることも
ないんだけど。

 昼ご飯が終わった後、彼がどこか……と言い出すのを押しとどめて、DVDでも見ようと言う。
 ちょっと前になつかしの映画セットとかいう十数本の映画のセットを父さんが買った。まだ未開封の映画が何本もある。
 タイトルだけは聞いたことがある映画の中から一本を選ぶ。
 主演の女優さんの代表作といわれるその映画に、少しはラブシーンがあるのを期待して。

 そのシーンはあった。それも、けっこう、セクシーなのが。
 彼がつばを飲み込むのが聞こえる。正直、とってもはずかしい。
 彼のほうを見ることができないし、彼も身動きができなさそうだった。
 テーブル上でアイスコーヒーの氷がカラリと音を放つ。
 テレビの中にはキスをしながら少しずつ服を脱いでいく二人の男女。
 思い切って、手をのばし、彼の手に重ねる。
138『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:31 ID:c82mCsVo
 たぶん、私の顔は真っ赤。テレビももう見れない。彼が戸惑ってるのがわかる。でも、わたしも、もう、動けない。
 彼の手が、私の手を握り返す。そして、私を引き寄せる。
 きゃっ
 バランスを崩して、彼の胸にのしかかってしまう。
 至近距離で、彼と目が合う。
 テレビの中では愛を確かめあう台詞が交わされている。
「あの、あ、あいしてるよ」
 彼がテレビの台詞を真似るように言う。
「わ、わたしもよ」
 二人とも、絶対に役者にはなれない。まるで棒読み。
 おもわず二人顔を見合わせ、笑った。

 笑って、二人ともちょっとリラックスした。見てないDVDは消した。
 ひとつ、咳払いをする。
 まだ、彼の目はしっかり見えない。
 でも、決心した。
「よくわかんないけど…… あなたと…… キス…… したい」
 その場から逃げ出したい心を抑えて、彼の目をまっすぐ見る。
「うん、ぼくも、きみと、キスしたい」
 彼もそう答えた。
 目を閉じようかと思ったけど、それも、なんか違う気がした。
 彼の顔が近づいてくる。顔がほてるのがわかる。
 のどが渇いて、でも空気がほしい。
 彼の唇が自分の唇に重なるのを確認してから目を閉じる。
 これが、彼の感触。
 口を離す。
 一つ大きく息をする。
 薄目を開けると、彼の顔がまた近づいてくる。
 さっきのはただ、唇を重ねただけ。
139『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:31 ID:c82mCsVo
わたしの脳裏には、昨日の本がちらついている。
 また、唇が触れ合う。どれを試してみるか、考える時間はあまりない。
 唇を少しずらし、彼の上唇をはさむようにしてみる。
 小さく舌を出し、彼の唇を味わってみる。
 しょっぱかった。

 彼の舌が、おずおずとわたしの下唇に当てられる。
 やわらかい感触が、いとおしかった。
 口を少し開いて、彼の舌を唇でかるくくわえてみる。
 そして、その舌先に自分の舌を重ねる。
 彼の舌が彼の口の中に引っ込んでいくのを追いかけるように、口をもう少し開いて彼の口の中に舌を差し入れる。
 彼の歯と舌の間に自分の舌先をもぐりこませる。
 もっと、深く、彼とのかかわりがほしかった。
 もっともっと奥に舌を伸ばそうと、顔を傾け、口を大きく開き、彼の顔に押し付ける。
 私の舌の裏側を彼の舌がなでる。とろけるような感触だった。
 口中から唾液があふれ、隙間からこぼれそうになるのを、彼が吸い、飲み込む。
 彼の口からも唾液があふれ、私の中に流れ込む。
 のどを鳴らして、それを飲む。
 互いの舌を絡ませ、唾液を交換する。息が苦しいせいか、妙に頭がぽぉっとする。
 ただ必死に、互いの舌をむさぼる。鼻で息をするなんてことに気が回らないくらいに夢中でお互いをむさぼる。
 いつキスをやめたのか、わからない。気が付いたら、二人ともソファーに体を預けて、肩で大きく息をしていた。
140『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:32 ID:c82mCsVo
「なんか、ぼくたちって、ドラマチックとかそんな言葉と縁遠いよね……」
 彼の言葉にちょっと苦笑する。
「でも、やっぱり、あなたは、わたしのいちばん大切な人だよ。」
 自分で言って赤面した。
 彼も赤面した。
 そして、もうひとつ、決心することにした。
 立ち上がって、リビングのカーテンを閉める。
 遮光カーテンが、明り取りの小窓を迂回してくるほのかな明かり以外を締め出す。
 テーブルの上に、スカートから『あれ』を取り出し、置いた。
 彼がそれと、私の顔を見比べる。かなりあせっているみたいだった。
「いちばん大切な人としかしないことを、したいの」
 じぶんでもよくわかっていない台詞に、それでも彼が頷いてくれた。

「やだ、みないで」
 シャツのボタンに手をかける私を、彼がじっと見ていた。ごめんといいながら、彼が自分の服に手をかける。
 迷わず下着まで脱ぎ捨てると、服を脱いだ彼の背中にぴったりと抱きつく。
「はずかしいから、あんまり見ないでね」
 背中越しに彼が何度もうなずいた。
 お互いに首を回して、またキスをする。
 体をむき合わせ、お互いの背中に手を回す。
 お互いの体のこすれ合う感触がたまらなく心地よい。
 なんというか、離したくなかった。
 彼の手が、背中で何か探すように動く。わたしも彼の肩に首を載せると、
もっと彼にぴったりくっつける場所を探して手をまわす。
 カウチに寝そべって体をひったりとくっつけると、おなかにあたるものがある。
 私の体が動くたびにそれは存在をより強く主張し熱く、硬くなっていく。
 思い切ってそれに手をのばしてみる。
 彼が、何か言いたそうな顔になって、そして黙る。
141『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:32 ID:c82mCsVo
「ホントに、あなたのこと好きだから。」
 彼の耳元でそうささやいて、体を離す。彼の胸板にキスをする。そして、もっと下へ。
「御対面デス」
 自分で茶化していないと、とてもその恥ずかしさには耐えられそうになかった。
 先端を舌でつついてみる。それだけでそれはぴくぴくと反応した。
 唇を寄せて、軽くついばむようなキスをした。
 不意に、それが爆発した。白い奔流が顔面に向かって押し寄せる。
 はじめてみる射精だった。尿道口から噴出するそれが自分の顔を、体を汚していくのを、
瞬きもせずに見ていた。
「ごめん」
 彼の言葉が聞こえなかった振りをして、かれのペニスに舌を這わせる。
 精を吐き出してなお硬さを失わないそれから精液を舐め取る。
 苦く、生臭かった。だけど、とってもいとおしいと思った。
「ごめん、汚しちゃった。」
 かれがもう一度謝る。わたしは顔をあげて首を振った。
「わたしで感じてくれたんでしょ。うれしいよ。」
 また、自分で言って、赤面した。
 彼の手が強く私を抱いた。
「きゃ、い、いたいよ」
 私の言葉を彼の唇がふさぐ。
 彼の舌が私の口腔に進入し、歯茎の裏まで侵略する。
「次は、ぼくの番だよ」
 酸欠気味でぼぉっとする私にささやくと、彼が私の胸に顔を寄せる。
「だって、あの、そんなに自信ないから…… 恥ずかしい……」
 抵抗する力もあまりないけれど、彼の肩を押そうとする。
「そんなことないよ、きれいだよ」
 彼の右手が私の両手を一緒につかみ、ばんざいをするように抵抗できない姿にされる。
142『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:32 ID:c82mCsVo
 彼の左手と唇が私の体を這いまわり、羞恥心とそのやさしい感触に、自分の全身が真っ赤に染まっていることを確信する。
 彼の手がら自分の両手が開放されていることに気づいたのは、彼の舌が太ももをくすぐっていたから。
 両手を上にあげたまま、彼の愛撫に、その快楽に身をゆだねていることに妙な充足感を感じる。
 恥ずかしさで頭がいっぱいなのに、股を開いて彼の顔に自分の『そこ』を突き出している自分の姿に興奮を覚える。
 私の腰に左手を回して、ひきつけるように彼が口を寄せる。
 彼の舌が、そこに進入していく。彼の指を想像しながら自分で慰めていたところに、熱く、柔らかな刺激が与えられる。
 自分の口からこぼれるため息が、じぶんでもいやらしいと思う。
 腰に回された彼の手を取り、自分の胸に導く。優しく乳首をなでてもらうと、脳が白く染まりそうになる。
 体を起こし、その手にそっと口づけする。何度もつないだことがあるのに、今日はその指に、一段と力強さを感じる。
 私の顔に向けられたその指をしゃぶる。関節の節くれだった感じがイトオシイ。
 彼の舌がぎこちなくわたしの性器を往復する。
 股間から這い上がってくる快楽に、何度も絶頂の直前まで押しやられる。
「き、きす…… して……」
 彼の手を引いてさっきまで自分のそれをいじめていた唇を味わう。自分自身の味をはじめて知った。
 快楽の衝動が落ち着いてきたところで、彼の手を自分のそこへいざなう。
 昨日の夜、想像した彼の指より、ずっと太く感じた。
 彼の手をあやつり、自分自身を高めていく。
 キスの合間に吸う空気が、薄いように感じる。
「ん」
 キスをしたまま小さく震える絶頂に耐える。
 彼の手を股間でぎゅうぎゅうとはさんで、小刻みに襲ってくる快楽をむさぼる。
 最後の波が走り去るまで、彼の唇をギョッと抑えていた。
143『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:33 ID:c82mCsVo
「イったんだ」
 股間から離された手で私のほほをなでながら彼が尋ねる。
 小さくうなずいてその手にもう一度キスする。
 さっきよりも彼の手はいやらしい味がした。

 視界の隅で、彼がゴムを装着している。なれているはずもなく苦労している。
 のそりと起き上がると、彼の後ろから手をまわし、一緒につけようとする。
「あ、爪を立てると……」
 彼がその言葉を言い終わる前に、それが私の手の中で裂ける。
「ごめんなさい」
 謝って、彼のそこをにぎってそれをはずそうとした。
 ゴムの感触だった。
 ゴムをはずしたペニスを握った。
 彼の感触だった。
 脳のどこかでイケナイといっている部分がある。
 あとのことを考えれば、それがどれだけ危険なことがわかっている自分がいる。
 だけど、その衝動を抑えられなかった。
「……いいよ」
 彼がびっくりしている。
「つけなくていいよ。ゴムじゃなくて、あなたをかんじたい。」
 自分が壊れているのがわかる。でもとめられない。
「そのまま、ホントのあなたで、私を、奪って」

 恥ずかしさなんて、もうどうでもよかった。
 私のはじめてをそのまま剥き出しの彼が奪ってくれる。
 それがとてもとてもうれしかった。
 ソファーの上で私の開いた足の間に彼がひざ立ちになる。
 彼のごつごつした指が、『わたし』を開いている。
 わたしも体を曲げて手をのばし、彼のそれを自分で導く。
 合図なんていらなかった。目の前で彼のペニスが、私のバギナにねじ込まれていく。
144『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:33 ID:c82mCsVo
入口すぐのところですこし引っかかるけれど、彼の腕を引くように一気に中まで突き通す。
 ぶつんという音が、聞こえたような気がする。痛みの中で、彼を受け入れたことの喜びが心を支配していく。痛みさえ、快感だった。
「き、きす……」
 痛みと充足感のなかで、それだけをやっと口にする。
 のしかかるような彼の動きで局部がねじられ、痛みが強くなるが、それも彼を感じられてうれしかった。
 キスをしながら接合部を指で探る。彼のものが私の中に入っていることがうれしかった。
 破瓜の血にぬれた手を見ていたら、彼がそれを舐めてくれた。
 彼が、腰をゆっくりと動かす。彼じゃなかったら絶対に耐えられない痛みが背中までしびれさせる。
 どこまでが自分で、どこからが彼なのかわからない。腰から下は全部自分じゃないみたいで、でも確かに彼を受け入れてる。
 彼が、わたしからはなれようとした。とっさに彼に足を絡め、全身でぎゅっと抱きついた。
 だめだよ、もう…… そんな台詞が遠くから聞こえたような気がする。
 次の瞬間、自分の中になにか熱いものが誕生した。
 これまで味わったことの無い感触だった。
 とてもとても気持ちいと思った。
 思わず声をあげたような気がする。
 必死で彼につかまったような気がする。
 意識を手放したのはいつだったかは、まったく記憶に無い。
145『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:34 ID:c82mCsVo
 ……さん ……さん
 どこからか声が聞こえる。寝ぼけているみたいで、頭がはっきりしない。
 とっても恥ずかしい夢を見たと思った。自分がなにかにしっかりつかまっているような感触が、まだしている。
腕や足がつりそうなほど力が入っているから、関節が痛い。
 目をうっすらと開けると、目の前に彼の顔があった。
「よかった、目がさめたんだね。」
 まだ、自分で状況が飲み込めていない。
「よかったら、解いてくれるといいんだけど。」
 その言葉にうなずいて、腕を彼の体から離す。
「あの、その、足も……」
 がくがくと大きくなずいて、足からも力を抜く。
 小さくなったかれのペニスが私の中から抜かれると、破瓜の血と白い精液が混ざり合ってソファーにこぼれる。
 突然襲い掛かってきた痛みに、いままでのものが夢じゃなかったことがわかる。
 自分が何をしたかわかり、猛烈に恥ずかしく、そして、怖くなる。
「ど、どうしよう……」
 わたわたと動こうとして、ソファからおちる。
「おちついて、ね?」
 差し出す手にすがりつくようにどうしようと繰り返すと、とりあえずシャワーを浴びようと彼が言った。
 ひざに力が入らなくて立ち上がれなかった私を彼がお姫様抱っこで抱き上げてくれる。
 恥ずかしさでいっぱいになりながら、彼を浴室へ案内する。
 浴槽に腰掛ける私を、彼が洗ってくれるが、その間ずっと、どうしようを繰り返していた。
「だれか、相談できそうなひといない?」
 彼の台詞に、首を左右に振る。彼が少し考えた後、電話を貸してという。
 落ち込む私を気遣うように、抱いた肩をたたきながら、彼がどこかに電話している。
146『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:34 ID:c82mCsVo
 女の人の怒声が聞こえた。彼はじっと耐えていた。それから少しして、ぼそぼそ何か話した後、彼が電話に向かってありがとうといった。
「姉さんに聞いてみた。なんとかなると思う。」
 彼に言われるまま、服を着替え、キッチンの引出しから保険証を持ってくる。
「はずかしかもしれないけど、いっしょにがんばろう。」
 体に力が入らない私を自転車の荷台に乗せ、彼が自転車をこぐ。
 20分ほど走ると小さな産婦人科だった。
 中に入ると、数人の若いお母さんたちが、ふたりの方を見た。
 もっとじろじろ見られると思っていたけれど、意外にみんな気にしていない様子だった。
 私をかばうように彼が窓口に近づくと、先ほど電話したと伝えている。
 程なく、診察室に通される。30代半ばくらいの女医さんだった。
「欲望に耐えられず、彼女を押し倒して、そのまま、中で……」
 棒読みだった。たぶん、ここにくるまでにずっと考えていた台詞。
「ちがう、わたしが……」
 彼の手がわたしの手を握ると、何も言えなくなった。
「まぁ、状況はわかったわ。それについては、二人とも反省してるみたいだし、本題に入るわね。」
 あっさりしたものだった。拍子抜けして、ふたりともぽかんと口を開ける。
 先生が、前の生理日だとか、健康状態だとか、そんなことを尋ねてくる。
「じゃぁ、まずこれを飲んで。」
 数錠の錠剤が渡される。
「あんまり、若い女の子には強い薬は使いたくないけど……」
 びっくりすると、その先生がくすと笑った。
「そんなに怖くなるんだったら、二人ともちゃんと自分をおさえなきゃね。」
 続けて、これを何時間後にといくつかのくすりを渡される。
 事後避妊薬という薬だった。100%じゃないけれど、処置が早いから大丈夫だろうといった。
 つづけて、別室に移り、洗浄してもらう。
 後日、ちゃんと、両親と来ることと言われ、その日は開放された。
147『ミス・シュガーはお年頃』:03/08/03 14:35 ID:c82mCsVo
 ふたり黙ったまま、夕焼けの河原を歩く。自転車を押す彼の顔を、なんとなく見つめていた。
「もう、大丈夫だよ。」
 なんとなく言ってみる。彼がうんとだけ言った。
「なんか、すごい一日だったね……」
 彼がまた、うんとだけ言った。
 立ち止まってみる。かれが2歩ほど進んで、振り向いた。
「わたし、後悔なんてしてないから。」
 彼の腕に飛び込む。自転車が草の上にたおれていく。
「今日のこと、絶対忘れない。」
 何も言わず彼が私をぎゅっと抱きしめた。
「ちょ、ちょっと、いたいよぉ」
 そういいながら、私も負けないように彼をしっかり抱きしめた。

 後日、私の両親の前で彼は謝って、私はかばって、母さんが怒って、父さんがなだめた。
 ホームドラマに出てきそうな光景だった。
 彼の家では、彼の姉さんが、ぐーで一発彼を殴った。
 父親は静かに一言無責任な事はしないようにというと、私にあやまった。
 そして、何事も無かったかのように、彼の家で一緒に食事をした。

 今も、私たちは付き合っている。
 同じ大学にいこうと勉強もがんばっている。
 そして、みんなにはないしょだけど、わたしはゴムの感触も大丈夫になった。
-end-
148名無しさん@ピンキー:03/08/03 16:30 ID:lhtwz15V
昼からまたよいものを
149名無しさん@ピンキー:03/08/03 16:56 ID:qPc3aDBI
>>134
キタ────(*゚∀゚)n゚ヮ゚)η゚д゚)´ー`)`Д´)*´∀`)*゚∀゚)────!!

最高っ!! 隠したん最高っ!!
150あぼーん:あぼーん
あぼーん
151あぼーん:あぼーん
あぼーん
152あぼーん:あぼーん
あぼーん
153あぼーん:あぼーん
あぼーん
154あぼーん:あぼーん
あぼーん
155あぼーん:あぼーん
あぼーん
156あぼーん:あぼーん
あぼーん
157名無しさん@ピンキー:03/08/04 11:34 ID:2qpcRbQc
>>『ミス・シュガーはお年頃』

 ちゃんと『事後』に言及されているあたりがいいですね。なんというか、二人が初々しくて。
 普通っぽい彼女だからこそ、こういう描写が生きるのかもしれないと思ったり。
 でも、前戯でイきまくっても、ゴムを外してなんていう余裕のある彼女にちょっと萌え(笑)

 しかし、ま、ルリ姉ならグーで殴るでしょうねぇ(笑)
 このあたりも「らしい」と思う点だったり。
158名無しさん@ピンキー:03/08/04 14:19 ID:toAbrOmU
るり姉にぐー、、、(*´д`*)
159あぼーん:あぼーん
あぼーん
160あぼーん:あぼーん
あぼーん
161名無しさん@ピンキー:03/08/05 14:11 ID:tz/N8qKb
ルリ姉がしばしば弥子をはがいじめにしているのが、背後から胸に手を回して
「ん〜〜やっこちゃんも大きくなったわねうりうりうりっ」
に見えて仕方ないし、まして
「アンタもこっちきて脚を押さえなさい!」
だなんて、姉弟そろって弥子タンをレイープしているようにしか見えん(笑)
162n@e ◆tsGpSwX8mo :03/08/06 01:00 ID:cHqCqje+

おつかれさまです、遅ればせながら集計。

1 沢田さん  中里さん  111、117氏
2 沢田さん  波多野
3 沢田さん  安藤   114、118、119、126、132氏 
4 中里さん  波多野
5 中里さん  安藤   70氏
6 波多野   安藤   110氏

「そう来るとは思っていなかった」ってところです(w
正直、一番互いの反応が読めないんですよ。沢田さん+安藤って。
ほかは一応

1 沢田さんはナチュラルに中里さんを庇う、中里さんは怯えてる
2 波多野が「あたしも」って言うのを押しとどめて沢田さんが自主的に    
4 波多野はやけ気味に中里さんを庇う。中里さんは震えてるだけ
5 安藤は顔面蒼白で、でも中里さんを庇う。
  中里さんは安藤にコンプレックスを持ちながら、俯くだけしか出来ない   
6 波多野は相当やけになっていて話も聞かない風で、安藤は
 「自分一人で抱え込まないでよね」って思いながら
  助けを差し出すタイミングを窺う

みたいな線で書こうと思ってたのですが、安藤、沢田さんはどうしようかなぁ……。
まぁ、来週あたりにうぷを目指します。
163名無しさん@ピンキー:03/08/06 02:50 ID:OrXQelrI
>>161
一生許されなかった日の晩はそんな感じですた。
164名無しさん@ピンキー:03/08/06 03:48 ID:PrfnBGMe
>>162
漏れは1に投票したんだけどなるほど3でケテーイですか
いやー、たしかにどういう組み合わせでしょうねこれはw
そもそも作中の接点からして

でもこれはこれで面白いかもしれない(漏れの妄想じゃ追いつかない域)のでがんがって下さい
どう転んでも怯えるだけだった中里さん萌え

>>161
なんとなくでああいうことをする・させる姉って素敵だ
165『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 00:59 ID:rQCxc9c8
『大人の恋はほろ苦く』
 台風接近に伴い、ネタばれ警報、へたっぴ警報キャラ違うんじゃない警報などが発令されています。
#なんかキャラがつかめていないなぁ

それが恋だなんて、冗談かとおもった。

「なぁ……」
 後ろから声をかけられ、ドキッとする。
「なんだ、誠太郎か……」
「誰だと思ったんだ?」
 そう、このごろ僕は誰かに声をかけられるたびドキドキしている。
 また、彼女が、突飛なことを言い出さないかと思って。
 彼女は、なんていうか、ルリ姉に似ている。
 押しが強く、自分に正直で、明るくて、かわいい。
 とんでもないことを考えていて、周りの迷惑なんて考えなくて、
だけど、僕のことを、たぶん、想ってくれている。
「あのさ、最近、神谷さんが近づいてくるとドキドキソワソワするんだけど、これって、恋かな……」
 くだらない話の合間に、誠太郎に聞いてみる。
「…… まぁ、おまえがそう思いたいのなら、止めはしないが……
 俺からみると、むしろ、ビクビクオドオドしているように見えるんだが……」
 そう、僕もまだ、これが恋なのか、決めかねている。
「男になんて同情するつもりは無いが、親友としての最低限の義務を果たすなら、
『根性あるな、見直したよ』という言葉を送ろう。」
 微妙で複雑な誠太郎の表情がすべてを物語っていた。
166『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:00 ID:rQCxc9c8
「そうそう、明日の昼に、キミのウチに遊びに行くから。」
 金曜日の放課後、平穏な帰宅風景をドキドキハラハラに変えてくれる彼女は、そう宣言した。
 決して、明日の予定ってなんかある? とか、遊びに行っていい? とか、そんな台詞は出てこない。
 すでに、それは決定事項なのだ。
「ふふん、わたしの手料理を味あわせてあげるわ。」
 妙に自信たっぷりな彼女の台詞に、奇妙なデジャビュと恐怖を感じる。
 ルリ姉が同じ台詞を口にしたときには、胃に流し込むための大量の水と、胃薬が必要だ。
「? どうしたの?」
 口からこぼれそうになったため息をごまかして、ちょっと笑う。
「楽しみにしてるよ」
 そして心の中で想う。ルリ姉も道連れにしようと。
「ルリさんは友達とプールいくって言ってたから、お昼食べ終わったら、私たちもいこっか?」
 ものの3秒で希望は打ち砕かれる。つまり『処理班』は自分ひとりなのだ。
 いやルリ姉がいたからとて、たしてかわる訳は無い。一口減るかどうかだ。
 そう思えば、まだ、それほど絶望しなくてもいいかとおもった。
 …… などと考えている自分が悲しくなった。
「? さっきから、なんかへんだよ?」
「いや、それよりさ、この間聞いたんだけど……」
 ああ、神様。明日だけでいいんです。彼女に普通の、クラスメイトの…… えっとなんとかさん並みの舌と、料理の才能をお与えください。
167『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:01 ID:rQCxc9c8
「おはよー、きたよー」
 土曜日の11時ころ、僕は沈痛な面持ちでドアを開ける。
 ルリ姉の靴が無いところを見ると、彼女はもう出かけたようだった。
「ほらほら、休みの日だからって、だれてないで。こんなかわいい女の子が遊びにきたのよ? 神に感謝して小躍りしてもいいくらいだわ。」
 彼女が振り上げたレジ袋と、何が入っているか、ちょっとおおきな彼女のバッグをかわしながら、あいまいな笑顔を浮かべて、キッチンへと案内する。
「へー、きれいにしてるんだ。」
 どこまで知ってか知らずか、彼女が感心する。
「よしよし、じゃぁ、あっちでテレビでも見ていて。」
「え”」
 なんとかフォローを入れて、キケンを回避しようという企みは、開始3分で潰えた。
「なによ?」
 いや、なんにもとごまかしながら、リビングへ歩く。
 たとえばそう、刑の執行を待つ受刑囚とも、今なら友達になれるかもしれない。
「ふっふん♪ ふふふん♪ ふっふっふっふっ♪ ふふふふふん〜♪」
 彼女の鼻歌だけ聞いていると3分間ですごい料理ができそうだったけど、出来上がったのは1時間後。
 そしてその間、えい、とか、あっ、とか、まいっかとか、不穏な台詞に神経をすり減らしたのだった。

「さぁ、召し上がれ。」
 見た目、まともだった。だが、ここでだまされてはいけない。ルリ姉もここまでは完璧なのだ。
 というか、カレーライスで見た目から失敗したやつなんて見たこと無い。
 スプーンを手にとり、カレー皿に入れる。口元に運んで少しにおいを嗅ぐ。
 口に入れる。噛む。そして、神に感謝した。
「うん、おいしい。神谷さん料理うまいじゃん。」
 そう、想像していたことと比べれば、ちょっと辛いなんて天国だ。
168『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:01 ID:rQCxc9c8
「ふふん、練習したから。」
 カレーに練習?ともおもったが、彼女の手のバンソウコウを見るに、ホントらしい。
「あー、ほっとした。 そうだ、冷蔵庫のなかのコーヒー飲んでいい?」
 僕がおいしそうに食べるのに安心したのか、彼女が満面の笑みを浮かべる。
 いいよと、返事をして、コーヒーなんか作ったっけとおもう。
 ルリ姉が作ったなんて思えないしとおもっていると、テーブルに暗褐色のビンがドスンと置かれた。
 グラスに注いだその液体を彼女が一気に飲み干す。
 ラベルには、確かにコーヒーの文字があった。
 香りもコーヒーのものだった。
 ラベルの端に書かれた、26%の文字が、はなはだ疑問だった。
「うわなにこれ? うわー、なに? まわってるー?」
 カルーアコーヒーと書かれたビンから、彼女がさらにもう一杯注ぐ。
 くいっと、半分ほど飲む。こっちを見た。にやりと笑った。
 とてもとてもいやな予感がした。カレーのせいではなく、背中から汗が噴出す。
 グラスを持って彼女がこっちに近づく。
 ふふふと、彼女が笑って、口にそれを含む。

 僕の顔をがぁしっとつかむと、唇と唇がぶつかった。
 彼女の舌が抵抗する僕の唇を割る。隙間からこぼれた液体がほほを熱くぬらす。
 むりやり流し込まれた液体が食道、そして胃の粘膜を焼く。
 這い上がった呼気は気管と鼻腔を焼き、染み込んだアルコールが全身の血液を急速に沸騰させる。
 僕のファーストキスはコーヒーの苦い味。それも女の子から陵辱されるように奪われたキス。
 その子は、今、床の上で大きく口を開け、寝てしまっている。
 僕もまた、カレーに顔を突っ込まないことだけを気にしながらテーブルに突っ伏した。
 ゴンと言う音が聞こえたが、眠りに落ちる僕には、どうでもいいことだった。
169『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:01 ID:rQCxc9c8
 目がさめると、身動きが取れなかった。大の字に、手足が何かで縛られている。
 じゅうたんが敷いてあるから、リビングだとおもう。服を着ていないようで、背中がちくちくする。
 顔をめぐらすと、ソファの上に顔だけ横向きだがうつぶせの姿勢で誰かいる。
 寝ぼけているか、服を着ていないように見える。
 彼女の顔はエナメル革らしきアイマスクがかかっていてよくわからないが、髪形からして、神谷さんに間違いないだろう。
 両手はやはり皮製のハンドカフで後ろ手に縛られている。
 まだ寝ているのか、口を半開きで幸せそうな顔をしている。
「ああ、起きたんだ。」
 声のしたほうに顔を向けると、水着姿のルリ姉がいた。
「ほら、帰ってきたら二人して寝てるんだもん。びっくりしちゃった。」
 びっくりしたのはいいんだけど、この状況はいったい……
「あの大きなバッグ、菜由ちゃんのかな? アノ中に入ってたんだよ。」
 だから、なんで、こんな格好に?
「いやぁ、なんとなく。二人で使うつもりだったんじゃないの?」
 いや、僕は知らないぞ と答えようとしたとき、神谷さんが身動きした。
「え?、なに? どしたの?」
「あら、おはよう。菜由ちゃん。」
「その声はルリさんですか? えっと、わたしはいったい……」
「ああ、かばんの中、使ってみたよ」
 ちっ たしかにそう聞こえた気がした。彼女がそれをどう使うつもりだったかは、想像したくないところだけど、今この状況は彼女の意にそったものじゃないらしい。
「あ、今、なんか反抗的。」
 ルリ姉が、目隠しされ、身動きの取れない神谷さんの元に行く。
「ひゃぁ」
 ルリ姉が神谷さんの背中にそっと触れる。抵抗できないことをいいことに、体のあちこちをまさぐる。
「あっ はっ や、やめてください、ルリさん。」
 最初はただの悲鳴だった彼女の声に、若干の嬌声が混じっているように感じる。
170『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:02 ID:rQCxc9c8
「ひゃう」
「あれ? まだ処女だったんだ。」
 ルリ姉の体でさえぎられた、視界の外で何かが起きている。それを想像し、股間に血が集まり始める。
「ねぇ、この処女膜、私がもらってもいい?」
 くちゅくちゅと、ルリ姉が何かをかき回す音が聞こえる。
「だ、だめ それは、その……」
 神谷さんが口篭もる。
「えー、いいじゃん。だれかにあげたいとか、無いんでしょ?」
 ルリ姉が体を押し付けながら、彼女の耳元でささやく。
「…… あの、……に」
 いつもの神谷さんからは想像できない、とても、かわいい声だった。
「だってさ?」
 ニヤニヤしながらルリ姉が僕に言う。
「ひょ、ひょっとして、カレ、近くにいるの?」
 その台詞に神谷さんは慌てる。彼女の目からルリ姉がアイマスクを取った。
 彼女の顔が真っ赤なのは、お酒のせいでもなく、マスクに圧迫されていたからでもないだろう。
「そうだなぁ、私の手で膜を破られるのと、こいつのチンチンでオンナになるのとどっちがいい?」
 神谷さんが赤い顔をさらに真っ赤にする。
「お、おチンチン」
 ルリ姉の愛撫に耐えながら、誘導されるように神谷さんはその言葉を口にする。
「そっか、菜由ちゃんは、チンチンをマンコに入れたくて仕方が無い淫乱娘なんだ。」
「そ、そんな……」
 神谷さんが思わず絶句する。
「あ、やっぱり、わたしの手がよかった?そうか、そうだよね。」
「……の、おちんちん、わたしのマンコにいれたい! わたしは淫乱娘です!!」
171『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:03 ID:rQCxc9c8
 ルリ姉の手のひらの上で、神谷さんが踊っている。全身を羞恥と快楽でピンクに染めながら、ハズカシイ台詞を次々と吐き出す。
「そうです、毎日オナニーする淫乱娘です。」
「今日の道具も、ローターも、アナルバイブもネット通販で買いました。」
「ピルも個人輸入で買いました。な、生のチンチンがほしいです。」
 衝撃的な台詞に僕の股間は痛いほどいきり立っている。
「かわいい菜由ちゃんのためだ、とくべつよ?」
 ルリ姉が、上気したほほではぁはぁと息をする彼女を立ち上がらせる。
 股間からくるぶしまで、いやらしい液体が滴り落ちた。
 つながれた僕の上にまたがるように彼女が立つ。
「舐めてみる?」
 ルリ姉の言葉にひとつうなずくと、僕の顔に股間を押し付けるように彼女がしゃがむ。
 そして手を、僕のそれに伸ばすと、体重を預けるように僕に体を押し付ける。
 ペニスを熱くぬれた何かがこする。それが神谷さんの舌であることは間違いがなさそうだ。
 亀頭がやわらかいものに包まれる。ちゅばちゅばといういやらしい音から察するに、彼女がそれにしゃぶりついているのは確実に思えた。
 目を開ければ、すぐ前に、彼女のいやらしい体があった。
 ぴくぴくと震え、何かを待つようにパクパクと開いたり閉じたりしている。
 そこに、舌を伸ばした。
「んっ」
 神谷さんが息を凝らし、彼女の口が、ペニスを強く締め付けた。
 ドク
 彼女の口の中でそれが爆発する。
「んー んー んー」
 彼女が身をよじるたびにペニスが脈動し、全部を彼女の口の中に吐き出す。
 彼女がそれを飲み干し、顔を上げる。
「るりさん、苦しいじゃないですか」
 どうやら、彼女がのみ干すまで、ルリ姉が彼女の頭を、押さえつけてたらしい。
「でも、おいしかったでしょ。」
 彼女が赤くなったのが、股の下からでもわかった。
172『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:03 ID:rQCxc9c8
「では、続いて、貫通式でーす」
 神谷さんが体を僕のほうに向ける。体を浮かし、ペニスを自分の膣口にあてがう。
「ホントに生でよかった?」
「ええ。ぜひ生で。」
 ルリ姉の確認に力強く彼女が答えた。
 体重が、接合部にかかる。
 ほぐされてはいても、そこはきつく、僕のペニスを締め付ける。肉を引き裂いて埋まっていくそこは、ミチミチと音がするような気がする。
 神谷さんは顔をゆがめながら、腰を落としていく。彼女が、僕にもたれかかった。
「これで、全部だとおもう。」
 いつ彼女の処女膜を突き破ったのか、よくわからなかった。だけど、彼女のナカ
に入ったオトコは、僕がはいじめてだとおもうとうれしかった。
「すきだよ、神谷さん」
 一瞬彼女がびっくりした表情をする。そして、笑った。
「名前で呼んでよ……」
 彼女のやさしい顔を見つめながらもう一度好きだという。
「菜由は キミは僕のことどうおもってるの。」
 彼女が、ちょっとあせる。そんなこといわなくてもわかってるくせにとすねる。
でも、その台詞が聞きたかった。
 彼女の目をじっと見詰める。彼女は少し照れ、ちょっと考える。
「わたしも、……のこと、だいすきだよ。」
 視線をあわせないように、僕の耳元で彼女が言った。
 僕の中で、何かが生まれた。それは耐えがたい衝動となって、股間に押し寄せた。
「はぁう」
 彼女が声をあげる。彼女の中に注ぐ射精がこんなに気持ちいいなんて、想像したことも無かった。
 射精後の充足感が僕を支配する。胸の上の彼女のぬくもりが心地よかった。
173『大人の恋はほろ苦く』:03/08/08 01:04 ID:rQCxc9c8
「はいはーい、ラブラブなのはいいけど、私がいるのも忘れないでね?」
 ルリ姉の台詞がムードをぶち壊した。
「菜由ちゃん、今日はホントはどうゆう予定だったの?」
「あ、えーっと、ご飯のあと、ゲームを装って緊縛して、フェラもためして、処女をあげて、そのあとアナルセックスと、抜かず中だし3連発。体力があれば2本ざしと、最後にカレのアナルをいただこうかなって」
「じゃぁ、次はアナルね。そうそう、ちゃんとビデオまわしてあるから、あとで編集したの頂戴ね。」
「はい、DVDに焼いてきます。」
 二人の妙に明るい会話に違和感を感じる。ルリ姉が二人いるような、でも違うような。
 しかも、なんか、最初から、仕組まれていたんじゃなかろうかともおもう。
「ほら、ボーっとしてちゃだめじゃない。」
 菜由の台詞にあいまいな返事をしながら、こんな生活もいいかなとおもった。

-END-
174名無しさん@ピンキー:03/08/08 03:26 ID:ude9CQa1
姫とるり姉と弟クンキタ────(゚∀゚)────!!

3P3P。
るり姉もるり姉も。
175名無しさん@ピンキー:03/08/08 09:57 ID:RHiWOjU0
ルリ姉すげぇや(w
菜由タンがせっかく乙女チックになっているのに、それをぶち壊しにするし。

しかし、菜由の計画が最後まで遂行されたのかが気になる……。
176あぼーん:あぼーん
あぼーん
177媚・妹・Baby(1/2):03/08/10 08:39 ID:iN3s/dTF

 宿題に必要な英和辞書を借りようと思い、君子の部屋を訪ねたのは、夜10時を
過ぎた辺りだった。
 かすみの少女趣味が伝染したものか、「KIMIKO」と書かれたピンク色のハート型
をしたネームプレートが掛けられているドアをノックする。
「君子、ちょっといいか?」
 以前、ノックをせずにドアを開け、着替え中でパンツ一枚のあられもない姿になった
君子と目が合ったことがあり、しばらくの間気まずい思いをした記憶があった。それ以
来、君子の部屋を訪れる時にはノックを忘れないように心がけている。
「ふあっ……。キャッ! ちょ、ちょっと待って…」
(ん? なにをゴソゴソやってんだ?)
 甲高く甘い君子の声が途切れ、悲鳴と共に慌てた声が続く。
 ティッシュを抜く音が複数回、かさかさと何かを拭く音。ベッドから転げ落ちたらしい
音。「イタた……」という君子の声。
「お待たせ。お兄ちゃん、なあに?」
 ノックをしてから3分後、ようやくドアが開き、額にうっすらと汗をかいた君子が姿を
見せた。まるで慌てて服を身につけたように、パジャマのシャツの裾が、おそろいの
ズボンから入ったりはみ出たりしている。
「なにをゴソゴソやってたんだ?」
「えっ? ちょ、ちょっとね」
 君子が不自然なほどに頬を赤らめる。室内にはかすかに汗の匂いとは別の、酸味に近く、
それでいて決して不快ではない匂いがこもっていた。
「そんなことより、なにか用なんでしょ?」
178媚・妹・Baby(2/2):03/08/10 08:40 ID:iN3s/dTF



「まあ、やりすぎは体に毒だから、程々にな」
 英和辞書を手渡されて自分の部屋に戻る直前、ぼそっと呟く。
「な、な、な、なに、なにを……」
 一瞬のうちに耳の先まで真っ赤に染まった君子が、声を裏がえらせてしどろもどろ
になりながら、わたわたと両手を振る。
「うんうん。君子もこうやって大人になっていくんだな」
「あっ、ちょっ、まっ、そんな納得した顔で帰ろうとしないでぇ、お兄ちゃあん!!」
 笑いながらうなずく俺の腕に必死でしがみつき、涙目になりながら「Hなことをしてた
んじゃないよ……」とか「ちょっと太腿の内側が痒くて……」などと自爆をくり返す君子
を引きずりながら、自分の部屋に戻った。



しまった! エロがない。
179春三十郎 ◆NaYuBuGguQ :03/08/10 20:54 ID:ZjKsgwsU
「媚・妹・Baby」というタイトルに自分の初妹萌えは亜美だッたな、
とノスタルジーを感じた夏の夜、and yet…。
180あぼーん:あぼーん
あぼーん
181あぼーん:あぼーん
あぼーん
182名無しさん@ピンキー:03/08/12 02:25 ID:h3oa752K
>>177-178
直接のエロが無い方がエロい
・・・と思ってしまったデス
183あぼーん:あぼーん
あぼーん
184名無しさん@ピンキー:03/08/12 18:13 ID:CMJ5GT0V
http://www.aboutsexxx.com/amateur/toplist.php3?Action=In&Login=omanko
220.144.187.170 , Air1Aaw170.ngn.mesh.ad.jp?
185名無しさん@ピンキー:03/08/12 19:15 ID:w4YJvR01
>>182
それ即ちTLSの真意
18619 ◆kpbc8eP8Oo :03/08/13 23:16 ID:UMeATGB/
>>120
ワロタ

ところではなし変わるけど、携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)

 久夛良木氏は,“PSPはゲーム業界が待ち望んだ究極の携帯機”として説明。「ここまでやるかと言われるスペックを投入した」という。
 発表によれば「PSP」は,曲面描画エンジン機能を有し,3Dグラフィックでゲームが楽しめる。
7.1chによるサラウンド,E3での発表以来,クリエイターたちにリクエストが高かった無線LANも搭載(802.11)。
MPEG-4(ACV)による美しい動画も楽しめるという。これによりゲーム以外の映画などでのニーズも期待する。
 外部端子で将来,GPSやデジタルチューナーにも接続したいとする。
また,久夛良木氏は,繰り返し「コピープロテクトがしっかりしていること」と力説。会場に集まった開発者たちにアピールしていた。
 さらに,ボタン設定なども明らかにされ,PS同様「○△□×」ボタン,R1・L1,アナログスティックが採用される。

この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。

突然変なこと書いてスマソ…
GBAと比べてみてどうなんですかね?シェアのことは抜きで。
187名無しさん@ピンキー:03/08/13 23:55 ID:X/nIk7ps
ゴバーク?
188名無しさん@ピンキー:03/08/14 02:12 ID:yuh41bVw
スクリプト荒らし。
189名無しさん@ピンキー:03/08/14 13:10 ID:plFf/GGM
http://multilolitas.com/top/rankem.php?id=rtr5781
210.230.185.178 , ns.proserv.co.jp ?
190名無しさん@ピンキー:03/08/15 00:12 ID:llFEL2iw
 前期試験もやっと終わった。
 いつもどおりのだめっぽい手ごたえは、短い秋季試験休暇を勉強に費やすことを決意させた。
 その決意もまだ揺るいでいない初日の午後、来客を知らせるチャイムが鳴った。
 ルリ姉が応対に出る様子はない。
 どこかまだすこし夏の残滓が残っている日差しを窓の外に見ながら、仕方なしに問題集を閉じる。
 どうせまた誠太郎だろうとおもってドアを開けると、そこに、彼女が立っていた。
「ふふ、久しぶりね、元気だった?」
 正直、幻覚を見てるんじゃないかとおもった。もしくは、あまりの会いたさに、煩悩が実体化したのかと。
「あれ? ルリに聞いてない? 今日から1週間、お世話になります。」
 深々と頭を下げる彼女につられ、同じように頭を下げる。というか、いろいろメールしているんだから、そのとき教えてくれてもいいのに。
「ん、もう、じれったいわね。せっかく感動的な再会を演出してあげたんだから、会いたかったよハニーとか、なんとか気の利いた台詞のひとつも飛ばしなさいよ。」
 背後から聞こえた声に納得した。僕にこれを伝えなかったのは、わざとだ。それも、深い理由なんてない『なんとなくそのほうが面白そう』という理由でだ。
「ふふ、ルリ、お言葉に甘えるわね。はい、おみやげ」
「あ、悪いわね、じゃあこれ、今日の夕食ね?」
 ルリ姉は瞳美さんから預かったそれを、僕にぽんと渡し、彼女の荷物を取る。
「そろそろ、わたしを『義姉さん』って呼ばない?」
「ふふ、そんなこといってると『おばさん』って呼ばれるようにしちゃうぞ」
 ルリ姉と対等にやりあえる瞳美さんにちょっとショックを受ける。
 そんな僕をおいて、二人はルリ姉の部屋に上がっていった。
 気が付いたら、ルリ姉の持っていたはずの荷物が、目の前に置いてあった。
「ほらー 荷物もちー 早くこーい」
 ルリ姉の声が階段の上から聞こえた。
191190:03/08/15 00:13 ID:llFEL2iw
 気づけば、彼女とまともに言葉を交わさぬまま、その日が終わろうとしていた。
 彼女と話したいことはたくさんあるはずだった。勉強の愚痴をこぼしたり、あえない日々の出来事を話したり、たとえば愛してるの一言でもよかった。
 なのに、なぜか、ああ、とか、そうだねなんて気の利かない返事を返すことしかできないでいた。
 理由は一つ。何か話そうとするたび、横から彼女を連れ去ってしまうやつがいるのだ。
 もんもんとしたままベッドの中で寝返りを打ち、壁に向く。
 窓からこぼれる月の光が、カーテンの隙間から長く足元まで伸びていた。
 窓の外からは虫の声が静かに響き、時折、夜風が窓辺のカーテンを揺らすさらさらという音が秋の気配を次第に濃くしている。
 キー
 ドアが、小さく鳴った。
 風の音だろうとおもった。
 衣擦れのようなさらさらという音が聞こえた。
 カーテンの音が反響して聞こえるのだとおもった。
 壁に影が落ちた。フローリングで反射した月の光がさえぎられ、ぼんやりとその形を浮かび上がらせる。
 動くことができなかった。自分の後ろにいるのが誰かはわかっていた。
 だって、ルリ姉なら、ドスドスと足音をたてるから。
「……こら、おきてるんでしょ? こっち向いてよ。」
 やさしく、静かな彼女の台詞にびくっと体が震える。
 彼女がそうしているようにできるだけ音を立てないように、そして、できるだけ速く起き上がり彼女を見る。
 彼女がカーテンを手で少し開き、外を見ていた。
 蒼い光が、くっきりと彼女の顔に陰影を落とす。
 もし、自分が画家ならばこの光景を一生のモチーフにするだろうとおもった。
「ねぇ、なにも言ってくれないの?」
 カーテンを離すと僕の横に腰掛ける。水色のすこし大き目のパジャマがよく似合っていた。
192190:03/08/15 00:14 ID:llFEL2iw
「あ、あの。」
 それだけ言ってつばを飲み込む。さっきまで考えていたはずの台詞が、どうしても思い出せない。
「いい月夜ですね」
 必死になって搾り出した台詞に先輩が一瞬きょとんとする。ついでくすくすと笑った。
「なにそれ。でも、なんか、あなたらしくて、いいわ。
 あーん、もう。いっぱい話したいことがあって、どんなふうに話そうかあんなに悩んでたのに、なんだか、そんなこと、どうでもよくなってきた。」
 彼女がベットに体を投げ出す。
「不思議ね。何にも話していないのに、一緒にいるだけで、こんなにしあわせ。」
 そんな彼女の顔を見下ろし、こちらがまた混乱する。彼女が伸ばした手をどぎまぎしながらそっと握る。
「ねぇ、……す……て」
 彼女が口の動きだけで僕に告げる。握った手を彼女が引き寄せるから、どうしても彼女に覆い被さる形になる。
 唇をそっと近づける。待ちきれないように彼女が首を起こし、ついばむような小さなキスをする。
「ふふ、つかまえた。」
 彼女に体重がかからないように支えた手を、彼女が空いたもう片方の手で引っ張る。
「あなたと、くっつきたいの。ほら、もっと」
 ひざだけでは支えられない体重が彼女にかかる。自分の体の下に彼女のやわらかいカラダを感じる。
「だめね、わたし。弱いわ。」
 彼女が何を言っているのかよくわからなかった。
「あなたと話せたら、それでもうずっと我慢できるとおもってたんだけど…… キスまでしてくれたのに、たぶん、ここでやめたら、帰れなくなっちゃう。」
 彼女の手が僕のTシャツにかかる。すそからやわらかい手が差し入れられ、僕の肌に直接触れる。
193190:03/08/15 00:14 ID:llFEL2iw
「あなたが大学に合格してからって、きめてたんだけどな……」
 彼女に導かれるままTシャツを脱ぐ。彼女が自分のパジャマのボタンをはずす様から目をはなすことができない。
 ボタンをはずして前をはだけた格好のまま、彼女が身を起こす。
 思わず身体を引くと、逆に彼女が覆い被さってくる。
 腿の間に膝立ちになった彼女がブラとショーツだけの姿で僕に体重を預けてくる。
「ひと……み」
「うん…… あなたのせいよ。あなたがやさしいから、わたし、どんどんえっちになっちゃう。」
 彼女が僕の首にだきつき、唇を求めた。
 唇が、ねっとりと押し付けられる。少し開いた彼女の唇が、僕の唇を甘噛みする。
 隙間から舌が僕の中に入ってくる。やわらかいそれが、僕の舌を求めていた。
 不意に、彼女が顔を離した。
「ねぇ、変じゃなかった? わたし、本で読んだだけだら。」
 僕にもそんな経験はなかった。だからそう正直に答えた。でも、気持ちよかったというと、彼女が笑った。どちらともなく、また顔を寄せる。
 今度は、息が苦しくなるまで、二人でお互いの唇を、舌を、唾液を味わった。
「して、あげたいことが、あるの。」
 はぁはぁと荒い息をしながら彼女が言う。身体をおこした彼女が、僕の下着ごとズボンを引き剥がす。
「やっぱり、太ももに当たってたよ、それ。」
 止めるまもなく、彼女の手が、それをにぎる。感じたことのない他人の手に、それがびくりと震える。
「あは、動いた。」
 ちゅっ
 それに顔を寄せた彼女が、迷うことなくそれにキスした。続けて、アイスを舐めるように舌を這わせる。
「これで、気持ちいいのかな?」
 上目遣いでこちらを見る彼女に、ただ、大きく首を振ってうなずく。
194190:03/08/15 00:14 ID:llFEL2iw
 ぎこちない手つきだった。ぎこちない舌使いだった。だけれども、とてもうれしかった。
「だめだ、もう出ちゃう。」
 彼女にかけないように振りほどこうとしたけれど、手を離してくれなかった。
「いいよ んっ わたしに んんぅ かけても」
 唾液をすするちゅばちゅばという淫音にもう耐えられそうになかった。
 ドピュっという擬音が、やっぱりいちばんあってるかもしれない。
 ビクビク震えるペニスから噴出した精子が彼女の額にぶつかった。続けてほほに、そして顔全体に。
 彼女はキャッというかわいい悲鳴をあげて、射精を続ける僕のペニスをじっと見つめていた。
 彼女が顔についたそれを指ですくい、口に入れて顔をしかめる。
「おいしくない。」
 その様子に思わず笑みがこぼれる。どんな本で勉強したんだか……
「じゃぁ、つぎは、瞳美の番だよ。」
 僕の台詞に彼女がちょっとびっくりする。そして、恥ずかしながらも自らブラのホックに手をまわす。
「がっかりしちゃうかも。」
 美しいものを見ると、声なんて出せないと言ったのは誰だっただろうか。
 それはどこかのジャーナリストが仏像にあてた賛辞だった気がするが、それは彼女にこそふさわしい言葉だとおもう。
「もう、何か言ってよ。恥ずかしいんだから。」
 ただ声もなく見つめる僕に、顔を真っ赤にしながら、それでも彼女は隠さずにさらけ出してくれた。
「きれいです。とても。」
 ただ、ただ、見とれていた。息がかかるほど近くに、美しい二つの丘があった。
「見てるだけじゃなく、さ、触って…… ほしい。」
 彼女の台詞にびっくりして思わず顔と胸とを何度も見比べる。バカとつぶやく彼女の声を聞きながら、恐る恐るそこに手を伸ばす。
「っん」
 触れたとたん彼女が息を飲んだ。びっくりして手を離すと、ちょっとびっくりしただけと笑った。
195190:03/08/15 00:15 ID:llFEL2iw
 改めて手を伸ばす。さらさらとした肌触り、あったかく、やわらかく、力をどれくらい入れていいものか悩む。
 胸全体をなでるように動かすと、手のひらの下で、胸の先端が硬く突き出してくるのがわかる。
 指先でそこに触れたあと、舐めてもいいかと聞くと、彼女はばかと言った後、小さくうなずいた。
 唇を寄せる。触れた瞬間、彼女が小さく振るえた。舌先でそれをなぞると、ぅんという吐息が彼女の口からこぼれる。
 唇でそこを甘噛みすると、何かに耐えるように、ぎゅっと僕の頭を抱いた。

 彼女の吐息が、甘く、切なくなっていた。それを味わいたくて、自分の唇を彼女の唇に重ねる。キスをしながら、彼女が時折こぼす吐息を吸う。
 彼女がたまらなくいとしかった。
 しっかり抱きしめようと腰に手をまわすと、彼女の身体がビクビクと震えた。
 目が会うと、彼女は恥ずかしそうに目を伏せた。
 腰にまわした手をショーツの中に差し入れる。彼女は腰を浮かせ、僕の手に身を任せる。
 ショーツを下に下ろし、そこから彼女の足を抜く。視界の隅でみたそれは、クロッチの部分の色が変わって見えるほどぬれていた。
 彼女が僕の顔に手をかけ、もう一度キスをせがむ。唇を交わしたあと、身体を下にずらそうとすると、僕の顔を両手で抱いたまま、彼女がいやいやをする。
 手を彼女のバギナに伸ばすと、音が出そうなほど濡れていた。
「きみの、そこ、見てみたい。」
 彼女がまたいやいやをする。手でバギナをもてあそびながら、もう一度言う。
「きみの、そこが、見たいんだ。きっと、とってもきれいだとおもうから。」
 彼女がいやいやをやめた。目を開けて、僕の顔をチラッと見る。そして、ついにうなずいて、僕から両手を離し、自分の顔を覆う。
 僕が身体をおこすと、彼女が膝を立て、ゆっくりと開く、その膝の間に顔を近づける。
196190:03/08/15 00:16 ID:llFEL2iw
「花びらみたいだ。」
 そう、僕が言うと彼女が膝を閉じようとして、頭がはさまれる。
 手をまわし、足を開くように促すと、彼女が力を抜く。
 改めて見ると、そこは呼吸をするようにヒクヒクとうごめいている。
 指を差し入れると、吸い付くようにきゅっと締まった。
 剥き出しになったそこに唇を寄せる。
「ひゃぁん」
 彼女の口からこぼれた嬌声にすこし満足する。
 舌を奥に差し入れ、味わう。少しすっぱいような気がした。
 身体をおこす。射精もしていないし、もっと彼女の身体を味わいたかったけれど、これ以上していると、押さえが利かなくなりそうだった。
「ど、どうしてやめるの。」
 とろんとした目で、足を開いたまま彼女が言う。それに、避妊具を持っていなかった。
「も、もし、ここでやめると、わたし、ずっと、エッチなことで頭がいっぱいになって、おかしくなっちゃう。
 いいの、そのまま、入れて。だって、もう、耐えられない。」
 流されているのはわかっていた。だけど、我慢なんてできなかった。
 剥き出しのペニスが、剥き出しのバギナに突き刺さる。
 ぎゅうぎゅうと締め付ける肉を押し分けるように突き立てる。
 彼女が涙を一筋こぼし、はじめて我に返る。そんな僕を見て彼女が言う。
「ふふ、『あなたの痛み』だから、とってもうれしい。」
 ぎょっとして結合部を見ると、シーツの上まで血がこぼれていた。
 慌てて抜こうとすると、彼女が足を巻きつける。
「いいの、続けて。あなたが気持ちよくなってくれれば、わたしも気持ちいいとおもうの。」
 そうは言うものの、あれほど膨れ上がっていた欲望は急速にしぼみ始めていた。
 そんな様子に気づく風でもなく彼女がキスを求める。
 なんとなく居心地の悪さを感じながら、キスをした。そのキスは熱く、甘く、やさしかった。
197190:03/08/15 00:16 ID:llFEL2iw
 しぼみ始めていた欲望が、むくむくと力を取り戻す。また、大きくなったねと言って彼女が小さく笑った。
 思わず、彼女を抱きしめる。とてもとても幸せだった。このままずっと抱きしめていたいとおもった。
 そのまま、何も言わず、もちろん彼女の何も言わず、じっとお互いを抱きしめた。

 ガタン
 不意に部屋の外で物音がした。二人でびっくっとする。彼女の中がきゅっとしまり、その刺激に自分のそれが暴発した。
 あっ……ん
 彼女が思わず声を漏らす。慌てて抜こうとしたのだがぎゅっと抱きしめられて抜くことができない。
 ギシギシと階段を下りていく音がする。
 その間中、彼女が僕を締め上げ、搾り出していく。
「あったかくて…… きもちいい」
 ペニスがビクビクと震え、彼女の中に精液を吐き出す。括約筋が痛くなるぐらい精液が出ている。
 最後の一滴まで彼女の中に放出したあと、やっと彼女が力を抜いた。
 ごめんと、思わず謝ると、彼女が眉をひそめる。
「わたしは、あなたと、したこと、後悔していない。だから、謝らないで。」
 そんな彼女にまた、ごめんといってしまう。
「ふふ、そうゆう、あなたらしいところ、私は好きよ。」
 彼女の笑顔が、とてもとても愛しかった。
 そのまま、彼女を抱きしめていると、再び階段がギシギシと鳴る。
 息を殺してルリ姉の部屋のドアが鳴るのを待って、二人でくすくすと笑った。
 彼女からペニスを抜くと、あふれる精液と破瓜の血を慌ててティッシュで処理する。記念に何とか取っておけないかしらという彼女にちょっと驚く。
 デジカメならありますけどというと、記念撮影しようと喜んでいる。
 なえたペニスと、血まみれのバギナ、精液の染み込んだティッシュが入るように撮影したけれど、絶対にだれかに見つからないようにしようとおもった。
198190:03/08/15 00:19 ID:llFEL2iw
 その後、血のついたシーツを持って、彼女と一緒に浴室へ行く。
 階段のギシギシなる音にルリ姉が起きてくるんじゃないかとおもったが、見逃してくれたようだ。
 シャワーで汚れを落とし、シーツの血のしみもなんとか落とす。
 全部終わったのは、空が明るくなり始めるころだった。
 また、階段を静かに上る。最後にキスをして、二人分かれて部屋に入った。

 それから1週間、彼女は滞在し、帰っていった。
 身体を交わす機会は、最初の日しかなかったが、ルリ姉の目を盗んで何度かキスはした。
 大学受験のときも、彼女に会うことはなかった。今日会うと邪魔しちゃうからと、電話で話しただけだった。
 何のことかよくわからなかったけど、私のほうも順調よと言っていた。
 合格発表の日、彼女から祝福を受け、そして報告を受けた。
 彼女が言うには、せめて受験が終わるまで待ってから相談しようとおもっていたら、そのころには中絶可能期間は過ぎていたらしい。
 もちろんおろすつもりなんてなかったけどと彼女は言ったし、僕もそうするつもりはなかった。
 学生結婚で赤ちゃんを育てるのは大変かもしれないけれど、なぜか、彼女と僕、そして生まれてくる子供とみんな幸せに暮らせると確信していた。
「パパになるのは夏休みくらいね」
 彼女が笑った。そして、僕も笑った。
「うん、きっと、君に似てかわいい赤ちゃんだね。」
 -fin-
# 初物、あえて生、あえて中だし、で何本か書いてるけど……
# ボテネタは、自分で書いてて引きますね……
199名無しさん@ピンキー:03/08/15 04:36 ID:TykW3q3p
>>198
乙ん、胎教。
素晴らしい。
200名無しさん@ピンキー:03/08/15 04:42 ID:TykW3q3p
二人の子供にるり姉がベタ甘な予感。
201名無しさん@ピンキー:03/08/15 09:45 ID:f8TuwHFM
>>190さん
 序盤の、ルリ姉と対等にやりあう瞳美さんに軽いショックをうける主人公に同意(笑)
 そして、積極的な瞳美さんに萌え。まああの「姉の下僕」的主人公相手には、これくらい
積極的でないとコトは成せないでしょうし(^_^;
 ういういしい初体験という感じでよかったです。

 あと、>>200 さんの意見にも同意(爆)
 でも、絶対に自分のことを「おばちゃん」とは言わせないで、「ルリちゃん」とか呼ばせ
るんでしょうね。
202名無しさん@ピンキー:03/08/15 14:34 ID:+OSMOstk
http://multilolitas.com/top/rankem.php?id=rtr5781
210.142.178.146 , nsb.nag.ac.jp ?
203山崎 渉:03/08/15 15:59 ID:4fmQeeOf
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
204名無しさん@ピンキー:03/08/15 17:51 ID:3WH2epDU
>>177
シンプル且つ強力なエロ妄想ごち。

実は未だに新作プレイしてないのでサマデSSは読めないでいる。
205名無しさん@ピンキー:03/08/15 18:57 ID:f8TuwHFM
400番以下は不安な気がするので念のためage
206名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:30 ID:TykW3q3p
>>205
ageないように。
落ちのシステムと広告荒らしを理解してくだされ。
207n@e ◆tsGpSwX8mo :03/08/15 19:42 ID:H79zU1yJ
今日は延期します。遅くても来週金曜日あたりに何とかしたいもの。
208名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:44 ID:+OSMOstk
http://multilolitas.com/top/rankem.php?id=rtr5781
210.142.178.146 , nsb.nag.ac.jp ?
209名無しさん@ピンキー:03/08/16 14:41 ID:/0JsOsUL
>190-198
良いものを読ませていただいた。d♪
それにしても中出しの記念撮影デスカ、先輩? ハァハァ・・・
中で暴発はいいものだ〜! あとポテも好きですよ、私個人としては。
210あぼーん:あぼーん
あぼーん
211名無しさん@ピンキー:03/08/18 21:20 ID:Q4XXklDy
アダルト高校生プライベトサイト!!
http://66.7.65.90/sou/koukousei/
218.41.123.78 , p297b4e.t128ah00.ap.so-net.ne.jp ?
212名無しさん@ピンキー:03/08/20 10:03 ID:xg68VMO2
AGE
213あぼーん:あぼーん
あぼーん
214名無しさん@ピンキー:03/08/22 22:39 ID:83Wiv4R3
?勹? ス???
215名無しさん@ピンキー:03/08/23 11:17 ID:RoyZ5fw8
 古本屋で『未亡人・麻衣子と少年』というタイトルの官能小説を発見。
 若くして未亡人になった木俣(旧姓:香坂)麻衣子が、小笠原雅人たちのいるすんでいる団地に引っ越してくる。隣に住んでいる雅人に恋心を抱くものの、彼には既に七瀬かすみという彼女がいた。
 悶々として自らを慰めている麻衣子。しかしある日、雅人が実の妹である君子と関係を持っているのに気づいたとき、彼女の中で歯車が狂いだした……。






 なーんて話だったら買ってもよかったんだけど。
216名無しさん@ピンキー:03/08/23 22:26 ID:xLAHrcVb
>>215
実際の現物の粗筋(大抵裏表紙にダイジェストで載ってるじゃん)を教えてくれ!!!
217215:03/08/27 08:04 ID:/CO0Ws0w
>>216悪い。よく覚えてないんだが、

28歳の未亡人麻衣子の美貌に群がる男たち。
隣の家に住む秀人もその一人だった……。

とかいった感じだったと思う。

群がる男たち……姉の代用品にしようとする健太とか、こだっちゃんの代用品
にしようとする木地本とか、ふられた3年生の男子生徒とか、かすみの代用品
にしようとする高林とか、そんな奴等だろうか?
で、特製ドリンクで総員玉砕……と。

イヤ、オレハコウサカサンガイチバンスキダヨ。ホントデスヨ。
218名無しさん@ピンキー:03/08/27 09:08 ID:6CmrP29b
未亡人ということは主人公はスペシャルドリンクの飲みすぎであぼーんしたのだな。
219名無しさん@ピンキー:03/08/28 01:50 ID:ncc/IenB
単に先輩が主人公と結婚した事を忘れているだけです。
で、先輩の「夫なんていません」発言をご近所が曲解します。
220名無しさん@ピンキー:03/08/28 02:57 ID:WvY9XDXX
おまいら、ふたなり物はどうでしょうか?
221名無しさん@ピンキー:03/08/28 15:26 ID:+IJ6oD4i
AGE
222名無しさん@ピンキー:03/08/28 21:20 ID:SkGfo+lR
>>220
私個人はふたなりモノもOKですが、NGって人も多いだろうと考えると……(^_^;
223名無しさん@ピンキー:03/08/28 22:46 ID:uZQ0eCj7
>>220
キャラによりけりだな。
2のあゆみちゃんや君子だと、面白そうだが。
るり姉や菜由姫では「ありがち」なパターンで面白くなさそう。

まぁ、書き手次第なんだろうが。
224名無しさん@ピンキー:03/08/28 23:27 ID:Gsptwi6g
>>220
漏れもキャラによると思う。
生えてて違和感ない(ってのも変だが)いじめっ子キャラより、
いじめられっ子キャラの方が(*´Д`)ハァハァできるのでは。
225名無しさん@ピンキー:03/08/29 00:00 ID:K/u0FP1j
いや、ふたなりなら森下茜にかなうものはない!!
 彼女の股間にはやわな男なら御知りをささげたくなるくらい
りっぱなのがおいこらうしろのやつなにをするやめろばkぁj:g
226名無しさん@ピンキー:03/08/29 01:33 ID:kfq15s2k
ふたなりといえば香坂先輩。
お兄ちゃんと一緒に君子を( ゚Д゚)ウマー
227名無しさん@ピンキー:03/08/29 02:17 ID:+OuTDoZG
お兄ちゃんと君子を一緒に( ゚Д゚)ウマー!?
228名無しさん@ピンキー:03/08/29 03:53 ID:bcDJYT/G
じゃあ漏れは有森先輩で(*´Д`)ハァハァ
弟クンなら喜んで彼女のマグナムに奉仕しそうでつ
229名無しさん@ピンキー:03/08/29 04:09 ID:Q40dc+0C
ふたなりはどういう欲求から出たものなの?
230名無しさん@ピンキー:03/08/29 07:05 ID:qTHkDU6Q
ティムティムチェリー
231名無しさん@ピンキー:03/08/29 08:46 ID:gTxS7n1t
>>229
ここで訊くよりも、ふたなりネタのスレで訊く方がよろしいかと。
232名無しさん@ピンキー:03/08/29 17:04 ID:UYEWcNAq
肉棒が足りないけど、男の独占欲的に他の男を加えたくない。

愛でる対象の娘についてれば一石二鳥。

ひゃっほー。

が始まりかな?
233名無しさん@ピンキー:03/08/30 03:02 ID:950v2Wp+
視覚的に女の子が逝ってる様子が見たい→射精なら一目で判るぞ

これだと思ってた



TLSには高林と言う便利な存在がおりまして。
234名無しさん@ピンキー:03/08/30 05:41 ID:paPE73BA
木地本との友情のマッスルドッキングで
肉棒を補充するんだ!高林みたいな貧弱なのはダメだ。
235名無しさん@ピンキー:03/08/30 13:11 ID:K+5/DTKr
>234
いや、マッドサイエンスで改蔵・・・じゃねえ改造するんでしょ。
白衣だしスートコ茜さん配下の怪人博士という地位でどうよ
236名無しさん@ピンキー:03/08/30 14:50 ID:DguTCIHu
じゃあスットコは悪の総統でつか!
主人公は正義のヒーローで他のキャラは怪人とか。
237名無しさん@ピンキー:03/08/30 21:59 ID:uZha5C6P
>236 安桃って

ボンテージルックの女幹部が似合いすぎる・・・
238名無しさん@ピンキー:03/08/30 22:25 ID:PhQ9D+fm
>>236
かすみは毎回敵に攫われて主人公に助けられる役回り。
君子は毎回事件に遭遇して「すごいね! びっくりだね!」で出番終わり(ぉ
239名無しさん@ピンキー:03/08/30 22:36 ID:uZha5C6P
>238
そして怪事件のスクープをんwらうトップ屋のサナウェイ、
だが毎回お約束のズッコケで失敗に終わる。
若しくは、きちんと写真を撮ってもあまりのばかばかしさに出版社が相手にしてくれない

「見てください! エビフリャーの怪人アマノンですよっ!」
「はいはい、深山クンはお茶でも飲んで帰りなさい」
240名無しさん@ピンキー:03/08/30 22:56 ID:PhQ9D+fm
>>239
 では悪ノリして……

 悪の女幹部アンモモーが哄笑する。
「さぁ波多野! あきらめて私と勝負なさい!
 さもないと、あなたの親友がこうよ!」
 手にした鞭を一振りし、十字架にやけにエッチなロープワークで拘束されたかすみの
たわわな胸を一打ちする。制服が破れ、下着だけに包まれたバストがぷるんと揺れる。
「いやあああ!!」
「くっ、かすみっ!?」
 そしてその様子を物陰から覗きながらハァハァ……ではなく歯ぎしりする主人公。
「くそう、なんとかしてかすみを助けないと……
 神でも悪までもキバヤシでも誰でもいい、俺に力をくれっ」
「それは本当かワン!」
「ま、まぐろ!?」

……だめだ、ギャグしか思いつきません(笑)

 あぁでも、拘束されて胸を強調するように縛り上げられて羞恥に震えるかすみという
のは絵になると思う(殴)
241名無しさん@ピンキー:03/08/31 03:37 ID:YoLoEW/a
>「それは本当かワン!」
>「ま、まぐろ!?」


た・・・助けて・・・続きが読みたくてシニソウ・・・。
242名無しさん@ピンキー:03/08/31 13:52 ID:uc5LfDuL
TLSSのマグマは大好きだが、
相変わらずズリネタはかすみと君子とかなたんな漏れ。
243名無しさん@ピンキー:03/08/31 16:51 ID:a73RW/Vv
かすみと君子は永遠にネタにできるよな。
244n@e ◆tsGpSwX8mo :03/09/01 01:57 ID:4WyQcFcm

おつかれさまです。
ちょっと私事が色々ありすぎまして…。

一時的に書きこみを停止します。


そのうち戻ってくるんで。

245名無しさん@ピンキー:03/09/01 02:37 ID:4AfiPT5L
>>244
ういうい。頑張ってや。
246名無しさん@ピンキー:03/09/01 08:15 ID:2iNswjr2
>>244
了解しました。
あまりご無理をなされぬよう。
247名無しさん@ピンキー:03/09/02 22:19 ID:Q61iI7i+
>240
ワロタ。マジ続きをキヴォンヌ

248名無しさん@ピンキー:03/09/03 22:49 ID:Np10WnMg
保守
249名無しさん@ピンキー:03/09/04 08:47 ID:hpWUhWSZ
試験によく出る君子達。

【君子成人美】
 〈故事〉君子は大人になっても美しい。
【君子豹変】
 〈故事〉君子が兄の浮気を嗅ぎつけると、豹のようになって噛み付いてくる。
【君子交絶不出悪声】
 〈故事〉君子はたとえ兄とのHがしばらくできなくても、不満を口に出さない。

250名無しさん@ピンキー:03/09/04 20:20 ID:OFIStTZR
 ↑をみて、一寸みてたら、こんなのが……

【君子坦蕩蕩】
 君子は心が安らかで、ゆったりとして温和である。
 ttp://www.h5.dion.ne.jp/~jctc.yai/page074.html

恐るべし中国人。千里眼というか、予知能力というか……
251名無しさん@ピンキー:03/09/04 22:10 ID:wB9DCjj1
君子は昔から永遠でつね。
252名無しさん@ピンキー:03/09/05 03:01 ID:bsbVA61x
朋あり遠方より来る、また楽しからずや

TLS3の弟君に優しくする君子人な小泉兄妹・・・妄想ふくらむのぉ
もはやエロじゃなくてネタスレ?
253名無しさん@ピンキー:03/09/05 23:48 ID:IWjv3zO/
こんな記事を見てると、
辻村先生と3キャラもありえるよな…と思っちまうな。

ttp://www.fukuishimbun.co.jp/topics.php?code=3293
218.41.172.103 , p29ac67.tkyoac00.ap.so-net.ne.jp ?
254名無しさん@ピンキー:03/09/06 05:00 ID:eEX0LKSR
辻村教諭はショタだよ!
野球部員の過半数が食われてるって話だ。
もちろん太一も・・・。
255名無しさん@ピンキー:03/09/06 23:59 ID:Y4ntdGJA
なんかネタない?
256名無しさん@ピンキー:03/09/07 01:34 ID:9PXMbMmi
職人さんが見て奮起してもらう事を祈って
このキャラで、こんなシュチュエーションを誰か書いてくれ!
と欲望を垂れ流してみるのはどうか?
257名無しさん@ピンキー:03/09/07 12:47 ID:3HI13H7V
通りすがりですが、二階堂みづきさんの描いた「すごよっ天野さん!」は、
いまでも、聖典として保存しています。
258名無しさん@ピンキー:03/09/08 20:30 ID:fwBXNaJ0
盛り上がり期待age
259VAIO使い ◆zix1b2RWKU :03/09/09 19:14 ID:+f9jE7cg
>>257
すごいよ天野さん&2の現物を自分も持っていますが
たしかに陵辱物じゃないし、TLSそのものの雰囲気を壊していないような
気がして初期からのファンとしては良かったと思います。
春日さんの描かれたやつも読んでみたいと思っているのですが。
260名無しさん@ピンキー:03/09/10 20:54 ID:oDlPybS3
>>259
あー、春日さん・いいなぁ。

二階堂さんは、あのころはもっと気合の入った作品が多かった頃だったから。
それが、天野さんラブラブと融合したのが、「すごいよっ天野さん!」。
ひとつの奇跡だったのかなぁ。
261名無しさん@ピンキー:03/09/11 02:15 ID:HbRKoY50
それってフツーに手に入る品?
262名無しさん@ピンキー:03/09/11 21:13 ID:nIVe3or6
るりエロはまだかー
263名無しさん@ピンキー:03/09/13 10:05 ID:QLSPFPzJ
妄想の垂れ流しってことで。

香坂さんが義理の姉になっている設定のラブコメが読んでみたい。あとの人間関係は原作準拠で。
カミナリに怯えた君子が麻衣子と一緒に寝ようとしたら、雅人だけ仲間外れは寂しいだろうという天然姉思考で、三人ひとつのベッドで仲良く寝る。
狭いので身体が密着し、姉の女の身体に欲情してしまい、いろいろ悪戯する雅人。
途中で目が覚めたものの、どう対処していいかわからない麻衣子……。

そんな感じでひとつ。エロは薄くてもいいから。
264名無しさん@ピンキー:03/09/13 22:11 ID:dG+w1QCI
>>263
それだと主人公や君子は香坂さんの事を何と呼んでいるんだろう?
「麻衣子さん」?「お義姉さん」?
265名無しさん@ピンキー:03/09/13 23:57 ID:vFSzrfzd
先ぱ、、、じゃなくて、ぇと、、、お、お義姉ちゃん。
266名無しさん@ピンキー:03/09/14 00:50 ID:V9ismuE/
義姉者(あねじゃ)
267名無しさん@ピンキー:03/09/14 03:08 ID:oUk0laDR
姉ェ(あねぇ)
268名無しさん@ピンキー:03/09/14 03:24 ID:9dRDVE0v
ねーねー
恐怖の沖縄姉
269名無しさん@ピンキー:03/09/14 09:01 ID:oUk0laDR
姉姉(あねあね)
270名無しさん@ピンキー:03/09/14 13:06 ID:y9jwR/ZK
ごきげんよう おねえさま<グランスール>
#君子はプティスールになるわけですな
271名無しさん@ピンキー:03/09/14 14:53 ID:I4UPfid9
皆口裕子と田村ゆかりが「マリア様がみてる」に出たら(゚д゚)ウマー
272名無しさん@ピンキー:03/09/15 21:08 ID:NVJ0FS59
みさきのエロってある?
273名無しさん@ピンキー:03/09/16 02:09 ID:T9xuu5us
>>275

当時出てた、いちばん濃ゆいのを
ttp://plaza16.mbn.or.jp/~mgw/cg/misaki.html

よぉ〜し、覚えたな?
逝けっ!探してこいっ!!
274名無しさん@ピンキー:03/09/18 07:44 ID:xKdVAwBi
「MG WORKS」
「位相同爆」
nyで検索かければ引っかかるかも
275名無しさん@ピンキー:03/09/18 23:45 ID:f/DX/RXu
昔メンコミで買った
276名無しさん@ピンキー:03/09/21 13:07 ID:s83uQw+9
>>261
うーん数も少ないとは思うけど、コレクトしている人のほうが多くて、流通していないと見るべきか・・・?
ねっとで探すが早いかもしれない。
277名無しさん@ピンキー:03/09/21 14:49 ID:Spuj6Jbr
>>276
?? 意味がよくわかんないけど、一般流通していないってこと?
もしかして、同人誌なのかな?
278名無しさん@ピンキー:03/09/21 23:29 ID:dFcS/dbA
君子の前編は出回ってるんだけど、みさきのと君子合作はあんまり見ないね。
279名無しさん@ピンキー:03/09/22 00:24 ID:f0A01+JF
買えないなら、仕方ない。
忘れよ。
280名無しさん@ピンキー:03/09/23 00:05 ID:pDIIEv1b
諦めずに古同人誌屋を巡ると、たまに掘り出し物があるよ。
いまでもDLで買えるCG集にみさき絵あったような…
281名無しさん@ピンキー:03/09/23 02:19 ID:N0vg4gjq
いや、同人誌屋とか自体よく知らんし、
同人誌も買ったこと無いし、(出来や価格もわからんし)
一般流通してないなら諦めるよ。
282名無しさん@ピンキー:03/09/23 18:38 ID:gI+ROlJG
一般流通で家庭用ゲームのエロはないんじゃぁ…
283名無しさん@ピンキー:03/09/23 19:44 ID:/1YWJQuL
ビブロスかどっかの同人アンソロ系の中に混入してたことがあったような気もするが、
記憶が定かでないのでアレ>一般流通

 同人通販は、とりあえず、メロン、とら、えるぱれくらいかなぁ
ttp://www.melonbooks.co.jp/cgi-bin/search/search_v2.cgi?GENRE=トゥルーラブストーリー&IMG=on&STOCK=red&ITEM=
ttp://www.toranoana.co.jp/mailorder/dojin/2065_all.html
ttp://www2.llpalace.co.jp/llpalace/list.asp?FLG18=1&SEARCH=トゥルーラブストーリー
284名無しさん@ピンキー:03/09/24 15:09 ID:rAXnxK+6
3の同人なら持ってる。
285名無しさん@ピンキー:03/09/25 03:53 ID:WZFWGB+0
お兄ちゃん、君子のためにがんがりますた。

あー、君子はかわいいなぁー。
286名無しさん@ピンキー:03/09/28 10:21 ID:OsBwZT51
どうして、香坂さんにはブルマ姿のイベント絵がないのだろうか?
他のキャラは、水着姿やブルマ等の露出度高めなイベントがあるのに。
露出ものがないとエロ妄想は難しいなあ。

確かエロ同人の最盛期にも、彼女のマンガは見かけたことがなかった気がする。
イラストを一枚見たくらいか……。Webでも一箇所のサイトで二枚見ただけ。
(´・ω・`)

というわけで、香坂さんのエロ絵をキボンヌ。
287名無しさん@ピンキー:03/09/29 22:25 ID:+4on8r2D
香坂先輩って掴み所が無いからエロって難しいんだよなぁ…
描いてもタチオンリーになっちゃうからメインに持っていきにくいし。
まさにベストオブ脇キャラかも。
288名無しさん@ピンキー:03/09/29 22:56 ID:yq+QVD/N
ビキニにハァハァするしか…
289名無しさん@ピンキー:03/09/30 03:39 ID:qoqOeCZB
>>281
漏れはヤフオクで買い漁ったよ

版権物への規制が甘かった当時は結構な数のTLS同人手に入れたけど、
今は同人の検索絶望的にしづらいし上に、物も殆ど出まわってないのでアレな状況だが・・・
290名無しさん@ピンキー:03/09/30 09:45 ID:CL0iFxv8
とりあえず、2のリメイクしないかなあ。
全キャライベント追加で。

そしたら、きっと。
291名無しさん@ピンキー:03/09/30 09:52 ID:8grSzZdZ
当時は注目株の新人だった君子の中の人、ここまで売れるとは。
その後色々有ったけど、いまリメイクするとして何人召還出来る?
風間さんの中の人は召還するのが難しいのでわ?

1の弥生ちゃんの中の人は、青鬼が業界に回状回したせいで使えないし。
292名無しさん@ピンキー:03/09/30 18:34 ID:B6E7FHQZ
青鬼から数十人単位で引き抜いてor役どころひとそろいそろえられる人数をそろえ
新しい事務所をつくって、"伝説"として復活劇が来年春…… あるといいなぁ
293名無しさん@ピンキー:03/10/04 01:39 ID:QZSHAOFk
にょプロン。
294名無しさん@ピンキー:03/10/04 02:28 ID:1wo6GtWy
どこに書いていいものかアレなのだが、メインヒロインがカナメ
6人いるサブヒロインにもタカネという名前のエロゲを発見したのだが……

 わ た し の ゆ め を か え し て く だ さ い
295名無しさん@ピンキー:03/10/04 02:30 ID:1wo6GtWy
ああ、激情に任せ支離滅裂だ↑
 メインヒロインの名前 カナメ ←字は違う
 サブヒロインの一人の名前 タカネ ←こっちも字は違う
ってことです
296名無しさん@ピンキー:03/10/04 12:50 ID:NDR9hVm5
「綾音ちゃんハイキック」なんて漫画があったと思ったけど。
まぁそれいったら「みさき」なんて名前は沢山ありそうだしな。
297名無しさん@ピンキー:03/10/04 20:55 ID:1FfQbWmY
メインヒロインの名前が「佐伯梢」ってのならあったな。
レズでもなんでもない幼馴染キャラだが。
298名無しさん@ピンキー:03/10/05 15:27 ID:j7nKmgRo
>>293
やっぱ書くよな、ソレ(w

TLSはどうしてこうもまた公式で妄想を広げてくれるのだろう。
299名無しさん@ピンキー:03/10/07 08:03 ID:/G5akohc
>294
強く生`。

なんか、高校時代の先輩(今はトゥルーピチガイ)が「あんみつ姫」
のマンガを求めていたので、「ドHあんみつ姫」というエロ劇画を
紹介したときのことを思い出してしまった。

I先輩、あの時は正直、スマンカッタ。

……っていうだけじゃ、トゥルーとあんまり関係ないので。

お気に入りキャラのエロ画像の少なさに飢えた俺は、とうとう
TLS画像&雑談掲示板【18禁】にUPされていた彼女の
水着絵をコラージュして裸にしてしまったyo。

……なんか、結構罪悪感。
リアルで好きだったあの子をコラージュしたら、こんな気持ちに
なったのだろうか?
300名無しさん@ピンキー:03/10/07 10:46 ID:K06dc2n0
プニ誕生日おめでとオパーイっ!!


にょプロン。
301名無しさん@ピンキー:03/10/07 11:02 ID:jO2WdFXz
>>297
何の作品か忘れたけど、「佐伯画伯」ってのが出てくるのがあって、その影響で
梢タンの父君が画家で、彼女がどこぞの超能力少女よろしく絵のモデルになって
いるとかそんな妄想を抱いてしまったりします。

でも小学生を描いたようにしか見えないかもなw
302名無しさん@ピンキー:03/10/07 18:45 ID:mNbb4aM+
♪テレポーテーション〜

つい1年前くらいにNHKで実写ドラマ化されましたな
303名無しさん@ピンキー:03/10/10 01:05 ID:b8+yxzpi
じゃーじ→すかーと→めくる→ほうたい→ほどく。
304名無しさん@ピンキー:03/10/10 11:28 ID:WoNpXDn0
青缶
305名無しさん@ピンキー:03/10/10 21:47 ID:0gxsjnjx
TLSS攻略本到着記念SS
#なのになぜか無印いくみん青姦 いや↑他に感化されてのことだが

 いつのまにか秋も深まり、窓をたたく冷たい風に一人の夜を寂しく思うこともある。
 音量を絞ったラジオから流れる流行の歌さえ恨めしく、開いたノートの文字も、先ほどから進む気配がない。
 ひとつ、大きく伸びをする。
 転校が間近とはいえ、テストの点数が下がるのは面白くないから勉強をしている。
 こわばった体の感覚に、不意に、何か運動をしたい衝動に駆られる。
 とはいえ、時刻は深夜に近い。妹の目を覚まして怒鳴られるのもつまらない。
 コツ
 コキコキと首を鳴らしながら考え事をしていると、窓に何か当たる音がした。
 ゴツ
 いぶかしげに窓に近づく間に、もう少し大きめの音が聞こえた。
 カーテンを開けると街灯に照らされた道路に、人影が見える。しゃがんだ背中にポニーテールの長い髪がゆれていた。
 窓を開けると、その姿がぱっと立ち上がる。手にした砲丸ほどもある石を、背中に隠し、こちらに大きく手を振る。
 慌てて、しかも足音を殺して玄関まで出るのは、ちょっと難しい。明日妹に怒鳴られなければいいけれど。
「どうしたの、こんな夜遅くに。」
 僕の問いかけに、白い息をハァハァと吐きながら彼女がにっとわらう。
「ちょっと眠れなくてジョギングしてたの。ふっとみあげたら、明かりがついてたから。」
 たしかにいつものジャージ姿にタオルを首に掛けている。しかもよりによって、いっしょに走らないと聞いてきた。
 ちょっと考えたけれど体を動かしたかったのも事実で、付き合って走ることにする。ちょっと待っててと声を掛け、玄関に入ってもらい、自分もジャージに着替えてくる。
306305:03/10/10 21:48 ID:0gxsjnjx
「じゃぁいくよ」
 彼女の声にあわせて走り出す。僕のペースに合わせてくれるのか、時々振り返ってにっこり笑う彼女について、街の高台目指して走る。
 寝静まった住宅街に響く二人の足音、そして吐息。
 一瞬、世界中からすべての人が消えて、二人しかいないんじゃないかと錯覚に陥る。
 薄暗い森の脇を抜けて高台に上ると、そこがゴールだった。展望台のフェンスにもたれかかって、空に向かって白い息を吐く。
 オリオンの三ツ星がすでに南東の空に上り、流れ星がひとつ落ちた。
 ふと隣を見ると、彼女は眼をつぶってなにか唱えている。
 お願いしたのと聞くと、ちょっとねと言って笑った。
「ああ、いい汗かいた。」
 そう言ってジャージの上着を脱いだ彼女の肌に、白いTシャツが張り付いている。
 透けたブラにちょっとドキッとして目をそらす。
「あー、その、やっぱり、女の子なんだし、こんな時間に出歩くのは……」
 照れ隠しにつぶやいた台詞を、彼女が笑う。
「大丈夫だヨ。ボクは逃げ足速いからね。それにキミが(ぜったいキミがいっしょにきてくれるってしんじてたから……」
 いつか見た彼女の白い足を思い出してしまってドキッとしたせいで、彼女が小さくつぶやいた台詞を聞き逃した。
「え? いまなんて?」
「え? あぁ? ん〜 なんでもないよ。ははは」
 彼女の顔が赤いのが、走ったからなのか、照れているのかわからなかったけれど、とてもかわいく見えた。
「あー、えっと、その、走って、疲れてたら、逃げられないとか考えない?」
「へーきだよ?」
 そう言って僕のとなりにもたれた彼女の汗が甘く匂う。
 張り付いたTシャツ。汗の甘いにおい。まだおさまらない、荒い吐息。
 そして、不意に触れた柔らかな手。
 思わず、彼女の手を握った。
307305:03/10/10 21:49 ID:0gxsjnjx
 きょとんとした目で僕を見る彼女を、そのまま引き寄せて抱きしめてみる。
「だめだよ、かわいい女の子が…… こうやって、押さえつけられたら……」
 そこまで言って、しまったと思った。僕を信頼してくれた彼女を裏切ってしまったと思った。
「うん、逃げられないね。」
 いつでも振りほどけるはずの僕の手をぎゅっと握り返して、彼女が僕の耳の横でつぶやく。
 彼女の顔を見ると、意外なほど真剣な目で僕を見たあと、そっと目を閉じた。
 唇が、触れ合う。
 キスと呼んでいいものか迷うほど軽く、互いの唇が寄り添い、離れた。
 目を変えた彼女が、うつむいて、赤くなる。
「ねぇ、コイビトって、いうのかな、私たち。」
「そ、そうなるのかな、やっぱり。」
 あわててそう返した僕の胸に顔を押し付け、彼女が僕をぎゅっと抱きしめる。
「流れ星のお願いって、ホントに叶うんだね。」
 僕も負けずに彼女の体をぎゅっと抱きしめた。
 近くの木陰に座って、街を見渡す。
 まん丸の月が明かりの消えた街を蒼く照らし、虫の声が時折小さく響く。
 握った手は暖かく、柔らかい。いつまでもここにいたいと思った。
 ふと、彼女の視線を感じる。振り向くと、慌て目をそらした。
 手をつなぎかえ、肩を抱き寄る。顔をあげた彼女にもう一度唇を寄せる。
 小さく彼女がうんといった。
 唇が触れ合う。顔を少しずつ傾け、その唇の間に舌先をあてる。
 ちょっとびっくりしたみたいに動きを止めた彼女が、おずおずと唇を開き、それを受け入れた。
 舌で、彼女の口の中を探検する。
 並びのよい前歯を抜けると、柔らかな舌があった。しばらくどうしようか迷っているみたいだったが、彼女の舌が、僕の舌を舐めるように動く。
僕も舌を動かし、彼女の下の裏側をくすぐる。
 不意に、彼女が、僕を押しのける。
308305:03/10/10 21:50 ID:0gxsjnjx
 はぁはぁと、荒い息をする。
「ごめん、息が……つづかない。」
 そう言って申し訳なさそうにする彼女に思わず吹き出した。
 鼻で息をすればいいんだよというと、今気付いたといわんばかりに驚く。
「じゃぁ、もう一回」
 そう言って今度は彼女から僕に口を寄せる。
 長い、長いキスをした。時折小さく息をつぎながら、お互いの口を離すのがさびしくて唇を重ねた、舌を絡ませあった。
 唇を重ねたまま、枯葉の絨毯に倒れこむ。
 唇を離すと、彼女が小さく頷いた。
 もう一度唇を重ねる。
 彼女の体に体重がかからないよう気を付けながら、手を半ばめくりあげたTシャツの下から差し込む。
 ブラの上から彼女の胸に触れると、ちいさく声をあげた。
 ぎこちない手つきで胸を触りつづける。
 ちょっと待ってと言って、彼女が身を起こした。
 手を後ろに回し、ホックをはずす。そして、まるで小学生が水着を着替えるようにTシャツの中に手を引っ込めると、ブラだけはずして木の根元に置く。
 恥ずかしそうにうつむく彼女の肩をだいて、そのまま唇を重ねる。
 そのまま手をTシャツの下に這わせ、今度は直に、彼女の胸に触れる。
 柔らかい中に突起を見つける。小さく喉を震わせ、彼女の手が僕のシャツをぎゅっと握った。
 ひとしきり彼女の乳房を愛撫すると、手をズボンの中に入れた。
 汗をかいたためか、ショーツもしっとり湿っていた。
 ショーツの上からそこに触れる。恥ずかしいのか僕の手を太ももでぎゅっと締め付ける。
 そのまましばらく待っていると、決心がついたのか、腿を軽く開いて、僕の手を受け入れた。
 手がそこを動くたび、彼女が喉をならす。
 ふいに彼女が僕の手から逃げるように体を離した。
309305:03/10/10 21:51 ID:0gxsjnjx
 そして、うつむいたまま、自分でジャージごとショーツを脱ぐ。
 Tシャツを手で引っ張り、そこを隠そうとする。反対に背中側が持ち上がり、お尻が見えそうになると、あわててそっちも引っ張った。
「くっつけば見えないから。」
 彼女を抱きしめ、そっと横たえる。
 開いた彼女の両足の間に僕がはさまれる。Tシャツをたぐとうろすると、真っ赤な顔をして顔を左右に振る。
 じっと見つめていたら、小さく頷いて、Tシャツを持ち上げて上目遣いで僕を見る。
 彼女の胸に口を寄せる。
 あんまり見ないでと言う彼女にきれいだよとだけ返して、それを舌先でもてあそぶ。
 顔をさらに下に寄せようとすると、彼女が僕の頭をぎゅっと抱くようにしてとどめた。
「そこは…… 本当に…… だめ……」
 彼女の目を見つめても、だめと繰り返すだけだった。
「指ならいい?」
 驚いたように僕を見たあと、視線をはずし、恥ずかしそうに頷いた。
 指で彼女の秘所を探る。
 大須賀の「お宝」ですら見たこともないそこを、教科書の解剖図を思い出しながら、一つ一つ確かめる。
 その肉の峡谷を指でなぞる。柔らかいけれども弾力のあるそこに徐々にもぐりこませ、さらに中を探る。
 湿り気を帯びたそこにあるはずの突起がうまく見つからず、くちゅくちゅとそこを上下させる。
 他人に触られたことのないであろうそこを指が動くたび、苦痛とも快楽とも取れる表情が浮かぶ。
 それをあきらめ、さらに"下"を探ると、くぼみが見つかった。
「いたっ」
310305:03/10/10 21:52 ID:0gxsjnjx
 狭いそこに指を差し入れようとすると、彼女が小さく言った。
 思わず謝ると気にしないでと言った。
「指だとかさかさしてるから…… 舌なら……」
 彼女が小さくいやいやをする。胸元に小さくキスをして、もう一度指を伸ばすが、体が逃げる。
 もう一度彼女の目を見たら、両手で顔を覆ってやっぱり小さく頷いた。
 そこに、舌を這わせる。
 先ほどはわからなかった肉芽もわかった。舌でそれを転がすと、ぁっという吐息がこぼれた。
 左手でそこを広げながら、舌を差し入れる。
 汗のしょっぱい味と、甘い匂いがした。
 気付けば彼女がはぁはぁと甘い吐息をこぼしている。
 自分も服を脱ぐために口をはなすと、あっと声をあげ、名残惜しげにこちらを見た。
 服を脱ぎ捨て、彼女に目を戻すと、葉の落ちた枝を通して注ぐ月光の元で、真っ白な肌が青く輝いて見えた。
 きれいだと言うと、恥ずかしそうに胸元を隠した。
 覆い被さって、唇を奪う。
 二人の間に妨げるものは何もない。
 彼女のそこに自分のものをこすりつけ、そこにある液体をたっぷりと塗る。
「はずかしい」
 やっとそれだけつぶやいた彼女の唇を、唇でふさぐ。
 穴の入り口にあてがい、腰を推し進める。
「んふっ」
 痛むのか、まだ先端がもぐったばかりだと言うのに歯を食いしばり、僕にぎゅっとしがみつく。
 逃げそうな腰を押さえて、支点に体重を掛け、奥まで押し込む。
 歯を食いしばったまま、瞑った彼女の目から、ひとしずくの涙がこぼれた。
 ぎちぎちと締め付けられたまま、僕は動けなかった。腕の力は少し弱くなってきたけれど、まだ僕をしっかり抱きしめている。
「入ったの?」
311305:03/10/10 21:55 ID:0gxsjnjx
 薄目をあけて僕を見上げる彼女に頷いてみせる。
 頭をおこしてちらっと自分のそれを見ると、ホントだとつぶやいた。
 痛みにゆがむ顔に耐えられず、抜くために動こうとすると、止められた。
「まって、動かないで。動くと、い、痛くて。」
 でも抜かないと痛いままだよと言うと少し考えた据えこういう。
「わたしが、自分で抜くよ。体をいれかえて。」
 寝転がったまま少しずつ体勢をかえ、対面座位に移行する。
 むしろこの方が痛いだろうと思うのだけど、彼女の言うとおりにする。
 最後に僕が横になって、彼女が僕を見下ろした。
 まん丸な月も、彼女の後ろから僕を見下ろしていた。
 ぬる
 彼女が微妙に腰を浮かせた。
「ひゃぁん」
 思いもよらぬ嬌声が彼女の口からこぼれた。
 力の抜けた体が僕に重みを預けてくる。
 痛くて動けないかと聞いたら、首を横に振る。
「あ、あの、その、き、気持ちよかった。」
 耳元でエッチな声がした。
「も、もうちょっと、動いてもいいかな」
 いいよとささやくと体重を預けたまま、腰を微妙に動かす。
 ん、ん、と押し殺した声が耳元でいやらしく響く。
 背中に指を這わせると、ぴくぴくと体が震えた。
 ストロークは正直ほとんどない。クリトリスを恥丘に打ち付けているのに近い。
 微妙な振動と強い締め付けがペニスを揺さぶり、射精感が高まってくる。
 まだ耐えられると彼女の背中をもう一度なでる。
 彼女がひゃぁんとエッチな声を出した。あれと思うまもなく、ペニスが暴発した。
「ひゃ あ あつ い い き あぁん」
 彼女の中に精液が放出される。髪を振り乱して言葉ないならない叫びをあげる。
ナカで感じるその刺激が気に入ったのか、ぎゅうぎゅうとソコを僕に押し付けてくる。
312305:03/10/10 21:57 ID:0gxsjnjx
 僕も思わず彼女にそれを突きつけ、一番深いところに精を吐き出す。
 ぎゅっと抱きしめあったまま、最後の一滴を放出するまで、しっかりと抱き合った。
 どちらからともなく、唇を求めた。
 そのまま朝までくっついていたいと思った。
「くしゅん」
 彼女のくしゃみで、お互いが冷静になる。
 ど、どうしようとあせる僕に、大丈夫だよきっとと彼女が笑う。
 根拠もないのになぜか安心して、笑う。
「あはは、服着ようかな」
 なんとなくギクシャクとした笑いを貼り付けてそれぞれ佇まいを直す。
「あ、そういえば、わたし、今日誕生日だったんだ。」
 今日中にキミに言いたかったと彼女が笑った。
「そんな、もっと早く言ってくれればプレゼントとか用意したのに。」
 彼女が小さく笑う。
「そんなのいいよ。今いっぱいもらったから。」
 彼女がおなかのあたりをちょっとなでる。
「きっと、かわいい女の子だよ。」
<END>

#いくみんは保健体育がトクイ(ぉ

#いまひとつ …… みっつくらい落ちが気に入らないんだが、ネタが浮かばないのでこのまま投下
313名無しさん@ピンキー:03/10/10 23:34 ID:/L0GakFk
>>305さん
 いくみん青缶乙〜。
 彼女なりの精いっぱいのお誘いだったんですね。なんかいいです。
 しかし、いくみんというと野外で、ってイメージなんでしょうか(笑)
314名無しさん@ピンキー:03/10/11 10:19 ID:yhSVgSZA
実はエロイいくみん(・∀・)イイ
315名無しさん@ピンキー:03/10/11 14:15 ID:rfzzMl3n
>>306
10月10日ごろ、オリオンが南東まであがってたら日付けが変わっている。
我ながら無粋なつっこみだ。

オチはそんなに悪くないと思う。
316名無しさん@ピンキー:03/10/11 20:03 ID:tlPT90zl
>315
 最初のシーンが夜0時ごろを想定してるのでそんなもんでふ。
317名無しさん@ピンキー:03/10/11 20:06 ID:tlPT90zl
あぁ、素でボケてる!! 誕生日!!

 すいません すいません 逝って来ます
318305:03/10/11 20:07 ID:tlPT90zl
>316-317はあっしです うわぁ だめだめだ……
319315:03/10/12 05:32 ID:qVBtGAVZ
なんのことかわからない人もいそうなのでさらに無粋な解説。
0時を過ぎてしまうと>>317
>今日中にキミに言いたかったと彼女が笑った。
>「そんな、もっと早く言ってくれればプレゼントとか用意したのに。」
と矛盾してしまうわけだ。

>>305
でも話自体はイイので、細かいことで落ち込まないでください。
320305:03/10/12 19:38 ID:T4OOQYpd
恥の上塗り
 最初のシーンを9日にして、"今日中に〜"じゃなくて、
「あなたに一番におめでとうって言ってほしかったの」くらいにしたらよかったかな……
#いや、某マリ見てエロパロすれでも推敲足りないって言われてたからちょっとup後推敲など……
#……そろそろやめマツ
321VAIO使い ◆zix1b2RWKU :03/10/16 02:23 ID:jaISRjYD
一番下まで下がっていたので保守書き込みします。
なぜ書き込みが無いのでしょうか?
322名無しさん@ピンキー:03/10/16 08:07 ID:W1fDocKX
323名無しさん@ピンキー:03/10/16 21:07 ID:aTCVtJQE
いくみんSS乙〜

ヤフオクでみさきの同人誌見つけたよ。
内容は兄×みさきを弥生ちゃんに見せつけて転校していくというお話。
漏れは持ってるから入札しないので、誰か欲しい人どうぞ。
(その代わりもうひとつのみさきモノはカンベンしてください)
/page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c28224349
324名無しさん@ピンキー:03/10/17 12:25 ID:nm55+d8l
人気のある作品は、キャラごとにスレがあって羨ましい限り。

【脱いだら】本多智子エロパロPart19【凄い】
【人魚姫】水谷由梨香エロ妄想スレ15【ぷぅ】
【お兄ちゃん】みさきエロスレッドVer22【好き!!】
【すっとこ】森下茜ペット化計画 14匹目【調教】
【天然】香坂麻衣子のエロ その9【フェロモン】
【風呂】物凄い勢いで君子を押し倒すスレ15【バスタオル】

……こんなスレがあったらいいのに。

というか、俺誕生日おめでとう。香坂さんが裸に生クリームでデコレートして祝ってくれるといいな。
って、昼休みだからって俺は……。
325名無しさん@ピンキー:03/10/18 05:05 ID:6+1LZaPW
かすみと君子が基本。
326名無しさん@ピンキー:03/10/19 02:45 ID:aPzCbWCA
君子スレが何故ないのかとk(ry

それはそうと、かすみとセクーススレって
かすみが別スレ移ってから、いつの間にか消えてたね。
327名無しさん@ピンキー:03/10/19 16:55 ID:nT/Cn9sj
>325 そんなあなたに >249
328名無しさん@ピンキー:03/10/19 16:57 ID:fWjbPmY6
捕鯨
329名無しさん@ピンキー:03/10/20 01:05 ID:JFPuXEsp
るり姐
330名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:31 ID:mPWQWINS
うむ。君子は素晴らしいな。
331 ◆tsGpSwX8mo :03/10/21 21:32 ID:jxxh0WWG
テス
332名無しさん@ピンキー:03/10/21 23:15 ID:6pbd7HZX
なんじゃい?
333名無しさん@ピンキー:03/10/22 22:29 ID:+hqUzGXG
君子ドジーンだと某二階堂氏のミカン箱には何度お世話になったか分からんな
あと氏の本だとみどりんのも

歴代TLSドジーンで見ると、やはり君子モノが多いんだろうな
いろんな意味でオイシイし
334名無しさん@ピンキー:03/10/22 23:04 ID:AYhUVs9D
エロではかすみと桂木三佐もかなり多い。
335名無しさん@ピンキー:03/10/23 13:49 ID:kaG4MRIq
一番多いのってオカノンだと思う。ネタにしやすいし。
君子が多くなるのは自然の摂理だけど、あんまり弄られてるの見ないね。
336名無しさん@ピンキー:03/10/23 21:57 ID:XWSuDse+
丘野でどうエロをせよと。
ギャグならなんぼでもネタが出ようが。

見かけたエロ丘野本・・・2冊+よろずの中で丘野ネタを見つけたくらいか。
337名無しさん@ピンキー:03/10/24 00:00 ID:1SFGvNJP
い、言えない、第3週でおかのんネタで書いたなんて……
338名無しさん@ピンキー:03/10/24 23:34 ID:C8kpCkOL
また書いて
339名無しさん@ピンキー:03/10/26 23:40 ID:RG6fbLbO
あんももまだー?
340名無しさん@ピンキー:03/10/28 09:32 ID:R/a7bDpp
      _
    '´ιニニヽ.
   ! ノ从 リ))〉
   |l||´ヮ`ノ||  保守
   ノ/_,i ∀,)つ
   /_し/ノ_ハ
    し'_ノ
341名無しさん@ピンキー:03/10/29 17:09 ID:aaZnBxbv
ホシュ
342名無しさん@ピンキー:03/11/02 08:21 ID:nGjMCAKp
捕鯨
343名無しさん@ピンキー:03/11/06 22:42 ID:VOrAG0xO
あんももとあいだもも
344名無しさん@ピンキー:03/11/07 07:59 ID:1r6z8MtR
香坂さんが欲しい。
345名無しさん@ピンキー:03/11/07 10:06 ID:0SfGivh4
かすみがほしい
346名無しさん@ピンキー:03/11/07 18:42 ID:B5JTNGnq
そうだんしましょ そうしましょ
347名無しさん@ピンキー:03/11/07 22:53 ID:SnniyDSE
>343 安D百福
348名無しさん@ピンキー:03/11/09 23:15 ID:j5qmVJog
お兄ちゃんのために、エッチな本を見て勉強をする君子たん
349名無しさん@ピンキー:03/11/10 11:25 ID:26oT94HO
>>348
君子は自分の胸の小ささとかコンプレックス抱いているかも。
周囲にかすみとか香坂先輩がいるだけに余計に。
(中里さんやあゆみちゃんと仲いいわけでもないでしょうし)

でもきっとこういう場合、かすみあたりは太りやすい体質でダイエットとかで苦労していて、
君子のスレンダーな体型を羨ましがっていそうな気もする。
350名無しさん@ピンキー:03/11/10 11:29 ID:edULLNiJ
そんな二人の気持ちをしりつつ、
言葉巧みにいぢめつつ、愛するお兄ちゃん。
351名無しさん@ピンキー:03/11/13 10:17 ID:xb/YStpd
……俺は健太になって、こだっちゃんに思いっきり甘えてみたひ。
あと、香坂さんの弟になって、過剰なスキンシップを楽しみたひ。
近親相姦願望がありますが何か?
352名無しさん@ピンキー:03/11/15 09:00 ID:agDEy8Wk
お姉ちゃん保守
353名無しさん@ピンキー:03/11/15 09:23 ID:8y3q5fnB
捕鯨
354名無しさん@ピンキー:03/11/15 12:14 ID:aDZHAmpw
1:妹
2:妹
3:双子(姉)
S:姉
ときたら、次は・・・・・・
同じ屋根の下に暮らす従姉妹か、これまた同じ屋根の下に暮らす年下の叔母さんとか、
意表をついて、同い年の双子じゃない姉か??

いずれにしても、血と心と体はつながってるというわけか、、、
355名無しさん@ピンキー:03/11/15 12:42 ID:zY1NH21/
「お兄ちゃん。。」
356 :03/11/15 13:09 ID:ssCtil7U
意表を突いて「先生」どうよ?
通信簿みたいなので好感度おしえてくれたり。
主人公の学校に赴任してきた従姉妹とか。

有森さんタイプきぼん
357名無しさん@ピンキー:03/11/15 17:35 ID:0jJDIODz
>>354
体もか。
358名無しさん@ピンキー:03/11/15 18:26 ID:pjxZafCB
>345
>同い年の双子じゃない姉
 プレイヤのデフォネームは祐麒でつか?
359名無しさん@ピンキー:03/11/15 18:33 ID:S6KfbL4o
まるで教え子と同い年のような外見の先生(母)で。
360名無しさん@ピンキー:03/11/16 01:42 ID:fJspBzJT
>>357
体もだ。
361名無しさん@ピンキー:03/11/16 01:48 ID:Ylx/7jbs
もし、主人公の通う学校の先生なら、、、

父親の再婚相手で、父親は結婚後すぐに死亡もしくは海外転勤していて、まだ処女。
年齢は大学を卒業して、教師になったばかり。
外見は、大人っぽくて、めちゃ美人!
なのに、ドジで泣き虫、何かと主人公にちょっかいをかけるというところか・・・。

きまりだな・・・。
362名無しさん@ピンキー:03/11/16 02:04 ID:LbCw0Pf2
>361 宇宙人は禁止の方向で。
363名無しさん@ピンキー:03/11/16 12:23 ID:6RHtBzsc
ポッキーの描写もNG
364名無しさん@ピンキー:03/11/19 10:13 ID:33vG771m
君子保守
365名無しさん@ピンキー:03/11/20 13:32 ID:kD0z4exw
瑠璃色の雪
366名無しさん@ピンキー:03/11/20 14:23 ID:MJtF5NqS
バカバッカ(w
367名無しさん@ピンキー:03/11/22 00:10 ID:s6Or3FTG
【TLS】トゥルーラブストーリーの画像でハァハァするスレ
ttp://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1069422298/

スレが勃ったらしい
368名無しさん@ピンキー:03/11/23 07:03 ID:B+VQvjWT
369名無しさん@ピンキー:03/11/24 16:40 ID:PJEmKGuB
>>368
漏れと先輩の子は、愛されて育ってますよ。
370名無しさん@ピンキー:03/11/26 19:22 ID:WW5Vrw/p
>>369
ごめwそれ俺の種www
371名無しさん@ピンキー:03/11/26 22:07 ID:WiC0SNef
        lヽ ノ l        l l l ヽ   ヽ
  )'ーーノ(  | |  | 、      / l| l ハヽ  |ー‐''"l
 / O   | | |/| ハ  / / ,/ /|ノ /l / l l l| l  O ヽ
 l   ・  i´ | ヽ、| |r|| | //--‐'"   `'メ、_lノ| /  ・  /
 |  V  l  トー-トヽ| |ノ ''"´`   rー-/// |  V |
 |  ・   |/     | l ||、 ''"""  j ""''/ | |ヽl  ・ |
 |  A   |       | l | ヽ,   ―   / | | l  A  |
 |   !!  |     / | | |   ` ー-‐ ' ´|| ,ノ| | |  !! |
ノー‐---、,|    / │l、l         |レ' ,ノノ ノハ、_ノヽ
 /        / ノ⌒ヾ、  ヽ    ノハ,      |
,/      ,イーf'´ /´  \ | ,/´ |ヽl      |
     /-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ    |  l
   ,/   | ヽ  \  _,ノーf' ´  ノノ  ヽ   | |
、_    _ ‐''l  `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_   _,ノ ノ

 あちこちで見かけるこのAAが桂木三佐に見えて仕方がない……
372名無しさん@ピンキー:03/11/26 22:20 ID:WiC0SNef
今元ネタ画像を見てきたら、むしろスットコだたーヨ
373名無しさん@ピンキー:03/11/30 08:01 ID:GHjue9xv
さっき双葉虹でTLS祭り開催した方GJですた!
未見絵がイパーイだったよ
374名無しさん@ピンキー:03/11/30 09:49 ID:NFibw/fk
>>373
ウpキボンヌゥゥゥゥゥゥーーーーッッッ!!。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。
375名無しさん@ピンキー:03/11/30 14:07 ID:gUFU0xXD
―イタリア    フィレンツェ

冴えない三人のマフィアの末端構成員たちは、
今日も昼間から、暇そうに駄弁りながらブラブラしていた。

マルコ「なぁ、ダリオ、暇な上に金も無ェからよ、俺ァ退屈でしょうがねーよ…」
ダリオ「ケッ、食えるだけの金がある分、オメーはまだマシだっつーの!
俺なんかなァ、マリオとの賭けに負けちまってなァ、高けェ借金作っちまったぜ…」

アル「オメーもツイてねーのな…まぁ、俺もこないだミラにふられたから
オメーに負けないくらいツイてねーけどなァ」

マルコ「おいおい、俺ら昼間っからこんな景気の悪い話ばっかかよ…?」
ダリオ「最近はいいカモ歩いてねーしな、金作んのも苦労すんぜ…」
アル「あぁ…俺は女とヤリてーよー…、あぁ、ミラ、もう一回ヤリたかったなァ」

今日も冴えない男たちは、やる事も無く、駄弁りながら町をブラブラとしていた…すると

アル「ン?おい…見てみろ、面白いモン見つけたぜ…!」

アルは何か見慣れるものを見つけたようだ…
ダリオ「なんだよアル?なんかあんのか?」
アル「あれだ、ほらほら!」

アルの指差す方、そこには見慣れない女が座り込んでいて何かを食べている、
傍らには高そうな自転車が止めてある。

「久々の獲物」三人は心の中で同じことを考えた。
376名無しさん@ピンキー:03/11/30 14:49 ID:gUFU0xXD
現地でバイトし旅費も出来た、今では深く愛している家族と彼にも手紙を送った。

―そろそろ一回日本に帰ろう!

桐屋里未はそう思い、
成田への直行便が出ている「ローマ空港」まで自転車で向かう途中だった……
しかし、運悪くフィレンツェの郊外で自転車のタイヤがパンクしてしまったのだった。

里未(ちゃんと整備してから出たのになー…こんなところでパンク?
…ま、いいや、すぐ直せるし、どうせ急いでないからココで少し休んでいこう)

彼女は座り込んで、これからどういうルートで南下し、
ローマまで向かおうか考えた。
途中の食料のことなんかも、携帯食として買ったチョコバーを食べながら考えた…

里未「静かで風が気持ちいい…」

もうすぐ、しばらく居座ったフィレンツェともお別れだ、
里未は少し名残り惜しく思った……。
一休みしたら自転車を直して、昼間の内にもフィレンツェを出てしまう、
予定通り行けば、夕方にはフィレンツェより少し離れた
山野でビバークの準備をしていることだろう…

里未「いい所だった…また来たいな、 うーん、今度は彼と…フフッ」

そうやって干渉に浸っていると、突然男たちに声を掛けられた

「ヘイ ガール!!」
377名無しさん@ピンキー:03/11/30 15:12 ID:gUFU0xXD
ガラの悪そうな男たちに、突然声を掛けられ里未は困惑した。
男たちは声を掛けるなり、一人が里未の腕を掴み、二人で周りを固めた…
そしてこう言い放った…

ダリオ「おい、アジアン、オメェ、旅行中って奴か?ん?行楽か?うらやましーぜ、おい」
アル「んー、旅行中なら金とか持ってるよな?」
マルコ「譲ちゃん、俺ら金がねーんだ、ちょっと金貸してくんないかな?」

逃げられないようにすると、今度は金を要求してきた、
里未は怖かった、怖かったけど、彼女だって気が強い、男たちにこう言い返した。

里未「ふざけないで!あんたたちにやるお金なんてないんだから!
あんたたちもお金が欲しければ私みたいに働けば?
ほら、いい加減にしないと人呼ぶわよ!」

里未は男たちに強く言ったが男たちはゲタゲタ笑っている

ダリオ「ハハ!聞いたか?人呼ぶわよだってよ!」
マルコ「人なんかどこにいんだよコラ?」
アル「いても俺らが相手じゃ助けねーわな、まぁ、ポリとかなら別だろうがよ」

アル「イエロー!ゴチャゴチャ言ってねーで早く金出せよコラァ!」
そう言うとアルは懐からベレッタを取り出し、里未の眉間に突きつけた
アル「こいつは玩具じゃねーぜ?ん?鉛弾欲しくなかったら早く金出しな、お譲ちゃん」
378名無しさん@ピンキー:03/11/30 15:43 ID:gUFU0xXD
里未は冷たい銃口を突きつけられ恐怖で真っ青になった
アル「金ェ、出すのか出さねーのか?どっちだコラ?」
里未「…あ、あ、あの 出す…出し…出します」

里未にはこれしか言えなかった、怖くて断ることなんて出来なかった。

今、お金を出してしまえば、日本どころかローマにすら行けない。
しかし、お金はまた働けば取り返しが付く、が、命はそうもいかないだろう…
そういう思いと、今までにない位の恐怖のせいで、里未は男たちの要求を呑んでしまった……
里未は旅費のすべてを男たちに差し出してしまうのだった……

ダリオ「こいつスゲー金持ってるな!」
アル「ったくよ、ガキのクセにこんな大金持って旅行とはいい身分だぜ。」
マルコ「この自転車だって高そうだぜ!うらやましーなァ!クソ、金持ちのイエローめ!」
アル「おまえ、自転車壊れたとかで新しいの欲しがってたろ?それ、貰っちゃえば?」
マルコ「そーだな!それいいなァ!よし!貰っとくか!」
アル「アハハ!お金持ちのお譲ちゃん?貧乏な俺らを助けてくれよ アハハ」

里未は悔しかった、せっかく貯めたお金を盗られた上、
ずっと一緒に旅をしてきた大切な自転車も盗られそうで悔しくたまらなかった。
いつか彼に言ったみたいに「わたしの自転車に触らないで!」なんて
拳銃で脅しを掛けてくる悪漢にはとても言えそうになかった……

里未は、唇を噛んで悔しいのを堪えた
泣くのは我慢したけど、本当は泣きたいくらい悔しかった……
379名無しさん@ピンキー:03/11/30 22:58 ID:ei3lQRqk
>>375-378
里未たんピーンチ!
しかし、このまま捕らわれの身になって陵辱されてしまうのでせうか。
救いのある結末が待っているのか、とても気になります。
380378:03/11/30 23:12 ID:gUFU0xXD
あー、よく見たら誤字多いな…
「干渉」→「感傷」 「譲ちゃん」→「嬢ちゃん」だわな
ノートPCだから誤字気をつけないといかんね(w

>>379
中間的な展開です、詳しくはお楽しみに(w
381378:03/11/30 23:43 ID:gUFU0xXD
アル「キリヤ……キリヤサトミね、ジャパニーズか」

アルは里未の鞄からパスポートを取り出した。
パスポートは金になるし、パスポートを盗られた方も手続きなどでしばらくは動けない。
窃盗に慣れたアルはパスポートも見逃さないのであった。

マルコ「この自転車いいナァ、ペダルも軽いしブレーキもよく効く、気に入ったぜ!」

マルコは里未から奪った自転車をすっかり気に入り、それに夢中。
里未はマルコに乱暴に扱われる自転車を見て、壊されないかとても心配になった。

ダリオ「なぁ、アル、マルコ」
ダリオは里未をジロジロ眺めてから突然口を開く
アル「んだよ?」
ダリオ「おまえらが収穫に夢中な時に悪いンだけどよォ」
マルコ「あんだ?」
ダリオ「こいつ…よく見たら結構カワイイよな?」
アル「…ん、なんだ?おまえもそう思うか?俺も思ったよ、ミラに少し似てるしな」
マルコ「あァん?俺ァ今溜まってるから女ならなんでもいーよ」
ダリオ「なんだ…みんな似たようなこと考えてるんじゃねえか」
アル「そりゃ…俺らつるんで長いもンな?」

里未は不吉な会話を耳にし、更なる恐怖を感じた。
もう頭は恐怖でいっぱい、怖くて怖くて仕方がなかった……

ダリオ「なぁ、お嬢ちゃん、手荷物と自転車だけじゃ足りねェよ」
アル「オメェの体も頂くとするわ フフ 楽しませてもらうぜ嬢ちゃん…」
マルコ「久しぶりのオンナだ!おい、俺この新車でボロバン取りに行ってくらァ!」
ダリオ「ああ」
マルコ「おめーらソイツが逃げないように見張りながら待ってろよな」
アル「分かってるって、心配すんな」
382名無しさん@ピンキー:03/12/01 01:55 ID:TrAA2c3a
もしかして公社に雇われた少女の狙撃屋が出てきたりする?(w
383名無しさん@ピンキー:03/12/01 02:30 ID:MdZBtjgB
あああ(;´Д`)僕のさとみんが海の向こうでえらい目に
384名無しさん@ピンキー:03/12/01 02:35 ID:708J52G8
>382 キシュjキシュでつね。

これは報復だ!!!


日本から忍者がやってきて助けてくれるのでもいいよ。
385名無しさん@ピンキー:03/12/02 03:47 ID:9qwhfDsn
里未んもMTBにぶつかられて踊り場で…(;´Д`)ハァハァ
ttp://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/indecent.html?d=29fuji31383&cat=7
386名無しさん@ピンキー:03/12/02 07:46 ID:t2fIOfOZ
>>385
「MTBにぶつかられて」のくだりで、オカノンの自転車特攻くらって共倒れになる里未んという
想像をしてしまった。
387名無しさん@ピンキー:03/12/02 21:05 ID:QyuQRld5
勝手に話を続けてみるテスト
---
 マルコという男はわたしの大切な自転車に乗るとよろよろと走りだす。
どこへ行くつもりなのかすぐに、脇道へ入って姿が見えなくなった。
ダリオ「なぁ、誰も見てないんだから、さっさとおっぱじめようぜ。」
 じれた若い方の男が早くもベルトのバックルをカチャカチャといじり始める。
アル「そうあせんなよ。時間はたっぷりあるんだぜ」
 そういうとその男も下卑た笑いをあげ、ベレッタを突きつけたまま、片手でわたしのほほをなでる。
ダリオ「しかしよぉ、自転車で取りに行くってコトは20分ばかりかかるぜ。
 そのあいだ別嬪の嬢ちゃんに何もしないってのは、"失礼"なんじゃないのかぃ?」
 ベルトを足元に落とし、ファスナーにまで手を伸ばした男が下卑た笑いを返す。
アル「それもそうか。よし、お嬢ちゃん、こんな外でわりぃが、たぁっぷりかわいがってやるからな。
   よし、おめ〜 嬢ちゃんのお洋服を脱がしてやんな」
 わたしのほほを何度もなでていた男が突きつけていたベレッタでダリオに合図を送る。
 目の前にあった銃口が、その男の方を向いたとき、わたしは無我夢中で目の前の男を突き飛ばした。
 タン
 乾いた銃声が響いた。
 自分が引き金を引いたことが信じられない顔をしている男に、体からぶつかる。
 腕からはじかれた銃が転がり、道路わきの茂みの中に落ちる。
 いっしょに転がるように倒れた自分の体がその男の上にあった。
 無我夢中で腕を振るう。何度も何度も腕を振った。
 ガス ガス
 何か赤いものが飛び散り初めて、やっと我に返る。
 はっと、横を見ると、腿を銃で撃たれた男が足を引きずりながら、茂みに向かっている。
 全身の力を振り絞り、ダッシュすると、後ろから腰に飛びついた。
 男の首ががくんと後ろに振られ、勢いをつけてその顔面が地面に激突する。
 そのまま腕を振ろうとして、こぶしについた赤い液体に気がついた。
 脳震盪でもおこしたのか、わたしの下の男は動かない。
 振り返ると、最初の男もヒューヒューと息をしているが動く気配はなかった。
 血だらけの手を見ながらゆっくりと起き上がる。
 もみ合っているうちに落ちたらしい男たちの財布から、先ほど奪われた額と同じだけを取り出してポケットにねじ込む。
388名無しさん@ピンキー:03/12/02 21:06 ID:QyuQRld5
 Tシャツで血をぬぐうとパスポートを拾い、カバーの裏にはさんであった彼の写真を取り出す。
とたんに涙が出てきた。
 不意に車の音が近づいてきた。目を上げるとボロボロのバンが近づいてくる。
 もう体中が悲鳴をあげていた。でも、まだ、やらなくてはいけないことが残っていた。
 パスポートをズボンのポケットに仕舞い、うつぶせに倒れた男を踏み越えて、茂みを覗き込む。
 黒く光るハンドガンを拾い上げると、地面に転がった男たちから少しはなれて、車に銃をむける。
マルコ「お、おい、どうしたんだ。こ、この、イエローが、おまえがやったのか。」
 男の声に応えず、銃を男に向ける。体中が震えている。
 がちがちに指が固まっていて、どうやって動かしていいのかわからない。
マルコ「そんな震えた銃で、人が殺せると思ってんのか? あぁ?」
 男が近づいてくる。
 必死で指を握る。
 タン
 反動で腕が振られ、バランスを崩しかける。
 倒れないように足を踏ん張り、何度も何度も引き金を絞る。
 カチ カチ
 一発もあたらないまま、弾が尽きた。
 にやにや笑いを浮かべながら男が近づいてくる。
 手の中の銃を男に向かって投げつけたのも、軽くよけられた。
 もうだめだと思った。あんなことをしてしまったから、殺される。ううん、もっとひどいことをされるかもしれない。
 もういちど、彼と、デートをしたかった。カラオケで歌って、ゲームセンターで遊んで……
 脳裏に、なにかよぎった。それは小さいけれど、希望の光だった。
 おちついて。大丈夫、彼が、待ってる。
 軽く後ろにステップを取り、距離を測る。
 そして、踏み出して、全身のばねを使い、体がねじ切れるぐらい強く、そしてコンパクトに捻る。
 振り出した右足が、男の膝に、真横から入った。
 バキとも、メキとも取れる感触が、スニーカー越しに伝わる。
 倒れる男の驚愕の表情が視界に入る。
 そのまま全体重をかけ、足の裏とつま先に鉄板が入った安全靴をかねたスニーカーで顔面を踏み抜く。
 鼻骨の折れる感触は、先ほどよりも軽い音だった。
 肩で大きく息をしながら歩き出す。車の後部ハッチを開けると、大切な自転車が見つかった。
 ほっと力が抜けそうになるのを、気力だけで支える。
389名無しさん@ピンキー:03/12/02 21:07 ID:QyuQRld5
 パンクは応急処置剤を注入してとりあえず直す。これを使うと後でチューブごとかえる必要があるけれど、
一刻もはやくここを離れたかったし、どちらにしてもあの男がパンクしたまま走り回ったからチューブは
換えないといけないだろう。
 荷物を詰め込むと、必死に走り出す。涙が出てきた。帰ろう。彼のもとに帰ろう。
 そしてしっかり、抱きしめてもらおう。どこへも行くなと抱きしめてもらおう。
 疲れた体に鞭打って、わたしは空港を目指した。
……
 その後しばらくして、フィレンツェの裏社会で"キリヤ"が恐怖と誤算の代名詞として使われるようになるのは、また別の話である

##ってエロくないじゃん。ダメじゃん俺
390名無しさん@ピンキー:03/12/02 21:11 ID:33xwgbD6
むしろ、自転車の東洋人の娘が云々の都市伝説に、、、
391名無しさん@ピンキー:03/12/03 00:23 ID:K+SmsBdf
>390 サンシロー!
とか ヤワーラ! とかに混じって

キリヤ!! が恐怖と東洋の神秘の代名詞に。。。>389もつカレー
392378:03/12/03 02:11 ID:Tiz0eFCQ
うわー…結構面白い展開だわ…
面白いからチョト続き書きにくくなっちゃった(w
393378:03/12/03 02:38 ID:Tiz0eFCQ
マルコがバンを取りに行く間、残った男たちはずっと里未のそばについた。
アルは銃口を、人から見えないよう巧く隠しながら里未に押し当てて
自身も里未の体に密着した。
アル「見かけによらずいい体してるな…ますます燃えて来た、もうアレの方はビンビンだぜ…」
アルは里未の耳元でいやらしく囁いてみせた。
待っている間、少し離れたところを人が通るのを何度か見かけた、
声を出せば気づくような距離だ、しかし……
冷たい銃口を押し当てられ、声は出したくても出せない……
里未は怖くて、もどかしくて……自分の思うよりも遥かに無力な
そんな自分が情けないようにも感じた。

近くを通る人は自分の方に気付いてくれない、自分の方を見てくれない…
声を出せば気が付かない距離でもないが声は出せない…
マルコとバンという、この時の里未にとっての恐怖は、時間とともに確実に近付いてくる…
「人間は、次に来る恐怖を待つ時間に一番恐怖する」という心境と
助けを求められないもどかしさと…とにかく「色々な負の感情」が彼女の心を支配した。

―しばらくして
マルコ「おう!戻ってきたぜ!さて、これからお楽しみタイムだな!」
アル「ああ、メインイベントはこれからだ」

バンに乗ったマルコを見て里未の不安と恐怖感はピークに達した
今までこらえていた涙が自然に溢れて来た…
泣きながら震えながら、悪漢たちの言うことをバカみたいに聞かなければならない。

―つらかった
「ドナドナ」幼いころによく聞いた民謡
この歌の歌詞に登場する「子牛」、今の彼女にはその「子牛」の気持ちがよくわかった。
394378:03/12/03 03:19 ID:Tiz0eFCQ
荷馬車に載せられ市場に運ばれる子牛のように、バンに載せられどこかに運ばれる里未。
猿ぐつわをつけられた上、針金で両足と両腕を固定されているので、
下手に動かすと、擦れたり食い込んだりして痛い。
男たちはくだらない話をしながらゲタゲタと笑っている、
そして時々、里未のことを、いやらしい視線でジロジロと見る……

アル「さ、ついたぞ」
ダリオ「ここなら誰もこねェな」
アル「なーに…今時はテロだのなんだの物騒じゃねえか、町でなんかやったって
 ポリは何もしてこねェことが多いじゃねえか」
マルコ「ガハハ テロなんて物騒だなァ」
アル「ハハ 俺らにしてみりゃ有り難いさ、っつーか物騒とか俺らも人のこと言えたモンかよ」
マルコ「アハ 違ェねーやなァ」
男たちは楽しそうに談笑している、まるで学生の遠足気分だ
里未の方は男たちに何をされるかと思うと、怖くて涙が止まらない。

しかし、彼女だってまだすべてを諦め負けを認めたわけではない…
不安と恐怖と絶望感は大きかったが、ほんの少しは抵抗する強さ、屈しない負けん気、そして希望は残っていた。
里未(怖がってばかりでは何にもならない…なんとかしなきゃ…)
そう思った里未は、拘束された状態で辺りを見回した…

木々に囲まれ、舗装されていない砂利道があり、周りの地面は整備されておらず、草がまばらに生えている…
半壊した小屋が見えるけど、金網やフェンスは見当たらない、バン以外の車も見当たらない…
里未(前にもこういうところでビバークをした事がある…ここは廃墟だ…たぶん町から離れた…)
状況を確認したものの、余計に絶望感が増してしまった…

アル「さ、このミラ似のカワイイ女を俺らの隠れた遊び場に案内すっか…で、タップリお楽しみだ」
里未は半壊した小屋の中に連れ込まれ、小屋の中にあった何か配管のようなものに
針金で腕を縛り付けられた………針金が腕を締め付けてとても痛かった。
395378:03/12/03 04:14 ID:Tiz0eFCQ
アル「んー、なんだか脱がしにくそうな服着てるな…」
ダリオ「ライン よく出てて そそるけどなァ」
マルコ「ナイフで裂くか?」
アル「ああ、そうだな……よし、やれマルコ」

マルコの持っていたナイフは、里未の旅行道具、スイスアーミー(多機能ナイフ)なんかと全然違う
小振りだが無骨で頑丈そうなスティレット(マフィアの折り畳みダガー)だった…
その見るからに物騒な刃物が里未の柔肌に触れた。
幸い肌に傷は付かなかったが、服は上下とも乱暴に切り裂かれてしまった……
マルコ「よく切れるだろ?下手に抵抗するとオマエの肉も斬るぞ ハハ!」
ついに下着だけになった里未、こんな姿は「彼」以外の男に見られたことはない
勿論、これ以上剥かれた姿だって……自分の体に男を受け入れたことだって……
旅の前に「彼」と一回交わった時以外は経験がなかったし。
男性との性交渉に、慣れてる慣れていない以前に、
こんなワケの分からない男たちに
乱暴され、いいように弄ばれ、玩具にされ、はずかしめられ…
このとき感じる恐怖と恥ずかしさは今まで経験したことのないものだった……

アル「さ、もう素っ裸にしちまえよ」
ダリオ「ウーオ!もう待ちきれねェ…ハァハァ」
マルコはナイフを布の幅の狭い、下着の端に当て布地を刃の部分で軽く引っ張り、
引っ張った状態で刃を引いて下着を切った。

マルコ「この女、なんか硬そうだなァ」
ダリオ「以外に毛深いンだな」
アル「ああ…でも…野性的で美味そうだ ミラより美味いかな…」
里未は丸裸にされてしまった…力無い女座りで目を閉じながら涙を流す姿は
彼女らしくないとても弱弱しい姿であった……
396378(続きは明日か明後日に):03/12/03 04:53 ID:Tiz0eFCQ
アルは里未の猿ぐつわを外し「まず しゃぶれ」と言った。
アルは鉄の銃口を脳天に、肉の銃口を里未の口の前に突き付けた。
里未は子犬のように震えながら涙目を細めて懇願した…
里未「あ…あの…許して…」
アル「んんー?おまえ立場分かってンのか? しゃぶれっつてんだよ!!おーいー!」
里未は髪の毛をグシャっと掴まれ、アルの顔のそばに引き寄せられ、怒鳴られた。
ダリオ「許して じゃなくて 許してくださいだろ?」
里未「ゆ…ゆるして…くだ…さい ゆる…して ゆる…」
涙目で彼女はアルと他の二人にさらに懇願する、ひたすら懇願するが…
アル「俺ァよ、最近女とヤってねェ、そんな時オマエを押さえ込んだ、
  もうバンにオメェを載せる前からビンビンなんだ、少しでも早く女に入れえェんだ、わかっか?ん?」

アルは里未の話なんかこれっぽっちも聞かなかった、聞く気もなかった……
里未の言うことなんか無視し、彼女の唇に亀頭をねじ込んだ、
それと同時に冷たいベレッタの銃口をゴリゴリと頭に押し付けた……
怖くて震えが止まらない里未は、泣きながら口内に肉棒を迎え入れた。
アル「ちゃんと舌も使えよ 歯は当てるな」
アルは涙目でひたすら肉棒を咥える里未に逐一細かい注文を付けた。

しばらくしゃぶらせると…
アル「もう口はいい、マ○コに入れてェなァ… …おい、次は下の口使えよ」 
と言い出した、それを聞いた里未は…
里未「…もう…もうイヤ…もうイヤなの…やめて…やめ…」
と、必死にアルと周りの男たち懇願するが…
アルは里未の胎内にいきなり指を入れ、かき回しながら
無言で里未の頭にベレッタを突き付けたのだった…
397名無しさん@ピンキー:03/12/03 06:30 ID:oCn9hDq7
なんかうp急いでる感がひしひしと伝わってくるので
(´ー`)ノユクーリドゾー
398名無しさん@ピンキー:03/12/03 17:25 ID:Yzj96qJq
漏れの里未んが、まさかこんなひどい目に遭うとは…


これも いきものの サガか…
399378:03/12/03 22:46 ID:Tiz0eFCQ
里未「ん…あ…あふぅ…ん」
いきなり指を根元までズッポリと入れられ、最初は痛かったが、
じきに愛液がジワジワと出てきて、すぐに痛くなくなった。
アルは濡れたヒダヒダの感触を指でたっぷりと楽しみつつ、
時たま指を中で激しくかき回したりもした、最後の方には指を二本入れて膣内をかき回した。
アル「さて、そろそろ入れるかな」
そう言うとアルは里未の蜜壷から指を引き抜き、
そそり立った肉棒を里未に見せ付けながらこう言い放った。
アル「これが これからオマエの中に入るンだよ」
フェラの時は直視しなかったアルの肉棒は、改めて直視するととても大きなモノだった。
日本で見た彼のモノよりは二周り大きいように見えた。

里未「それは…やめて…あ! やめ…やめて…くだ…さい…」
里未はアルに泣きながら敬語で懇願したが
ダリオ「おい!早くアルとヤれよ!オメーが早くしねェと、順番がなかなか回ってこねーだろ!」
マルコ「おい…まだ立場がわかってないのか?オマエは俺ら全員と俺らが飽きるまでセックスしなきゃなんねェンだ!」
男たちに凄まじい剣幕で怒鳴られた…その上…

ピッ!

里未「!!!!! イタッ!」
なんと里未はマルコに肩の部分をナイフで斬られた…!
ダリオ「ハハハ!いいぞマルコ!反抗的なメス犬には御仕置きしねーとなァ」
アル「脅しに軽く切っただけだァよ…ほんのかすり傷だ」
里未は実際に体を傷付けられ更なる恐怖、拘束されてから最大の命の危険を感じた。
アル「ん、いいか?あんま逆らうなよ、あんま逆らうと…お嬢ちゃんはフィレ肉になるよ?」
里未(こいつらに逆らうと命は無い、命があっても大きな傷をつけられ痛い思いする…)
里未はとにかく死にたくはなかった…となると、奴らの言うことを聞くしかない…
アル「おい、股をM字に開け」       里未「……………」
里未は恐怖の涙と悔し涙で濡れた顔を赤らめながら、里未はアルの言う通りにした……
400名無しさん@ピンキー:03/12/05 04:09 ID:t5dUG9Bx
もうやめてくれと言う気持ちと
もっとやれやれという気持ちがないまぜになるですよ
401名無しさん@ピンキー:03/12/05 14:19 ID:7DTAhNn3
実は里未んが独りエッチしてるときの妄想でした、
というオチだったりして。
402名無しさん@ピンキー:03/12/05 16:53 ID:glHTUPcb
イタリアだからな。

「マンマミーア」とかいうシャボン使いの奇矯な青年が出てきたり
出張してきたナチ将校がいたらどうだろ
403名無しさん@ピンキー:03/12/05 18:15 ID:7DTAhNn3
菜由様の科学力は世界一イイィィィィーー!!!!!
404378:03/12/05 19:20 ID:2EUxT8Ad
アル「こんなに濡らして…フフフ」
そう言うとアルは、里未の濡れた陰唇に肉棒の先端を当てがり、
割れ目の部分を亀頭の先で上下に撫でた。

里未はこれから確実に入るであろう、その大きな肉棒の感触を性器の肌で直に感じ、
怖くて恥ずかしかったが、泣きながら震えて挿入を待つことしか出来なかった……
アル「さ、いくぞ」
ついにアルは里未の中に入ってきた、陰唇の感触を一通り味わうと、当てがった肉棒を一気に膣内に押し込んだ。
「メリメリ」っと肉棒が食い込んでいくのが、里未にもよくわかった、
日本で体感した「彼のモノ」と明らかに違う…彼女は怖さと同時にそう感じたのだった。

アル「ん…!くゥ…ハァ… ミラより…ミラより締め付けるぜ、コイツのは」
アルは里未の膣内に挿れた硬い肉棒を、ゆっくりと長いストロークで動かす…
ヒダの感触と、滴る愛液のぬめり、鍛えられた彼女の下半身による締め付け、
アルは里未の性器の感触をゆっくりゆっくりと楽しんだ…

アル「く…そろそろ出そうだ」  里未「あ…あぅ…」
そう言うと急にピストンのスピードを速めた…
下腹部の奥の部分、一番奥の壁のところをガンガン突かれるのが、里未にもよくわかった、
一番奥を激しく突かれ、里未の下腹部、へその部分は、中からの衝撃で小刻みに波打っていた。
アル「あァー!出る!出る!出るぞォ!」  里未「くゥ…いやァ…はぁん」

嫌々とはいえ結構濡れた膣内に出したので、アルは水中で射精したような射精感を感じた。
里未(中で脈打ってる…ああ…なんか熱い物がどんどん入ってく…あぁ…ぁぁ)

アルの雄の液体を注がれて、ショックのあまり里未はもう、半ば放心状態だ。
405378:03/12/05 19:26 ID:2EUxT8Ad
里未「いやァ…子供が…子供が出来ちゃったら…どうする…の…?ねぇ?
   イヤ…もうイヤだよ…やめてェ………」
アル「ガキが出来たら?ンなもん知るか、勝手に産みゃいいだろが」
マルコ「さァ、アルが終わったから次は俺らの番だ」
ダリオ「今、ダイスで順番決めっから、ちょっと待ってろよ」  
里未「………」
マルコ「俺の番だ!よろしく頼むぜ嬢ちゃん!」
里未「あぁぁぁあぁぁ………」

クチャ…ズブズブズブズブ…

……この後、何時間もの間、代わる代わる3人の男に犯された…
何度も何度も中出しされて、里未の膣は複数の男の精液で溢れた。
手首は体をくねらせる度に針金が食い込んだ為、血がにじみ、痣になった。
肩の切り傷は血が止まったものの、まだ痛む……
406378:03/12/05 19:59 ID:2EUxT8Ad
―里未が拘束され、数時間以上が経った

もう日は傾き、昼から夜になろうとしている時間帯だ。

半壊した小屋の中にいる里未は、満身創痍で体の疲れも精神的な疲労も限界だった。
放心状態で、口答えが出来ないどころか、目の焦点も定まらないくらいだったが…
そんな里未にも、辺りが暗くなっていく様子は分かった…

里未(これからどうなるんだろ…殺されるのかな…わたし…生きて日本に帰れないのかな…?
あいつら…わたしのこと見ながら…臓器がポルノが物騒なこと話してた…怖い…怖い…よ…
もう、母さんや父さんや彼には会えないのかな… ああ…もう一度会いたかったな……)

放心状態の里未、彼女の心は恐怖と絶望で一杯だった、
奴らに屈しない気持ち、逃げたい気持ち、逃げる気、ほんの少しはある……
けど、今は現実にどうすることも出来ない状況下なので、
そんな希望の心が絶望より大きな気持ちになることはなかった。

性欲の限りを尽くした男たち、今はもう襲っては来ない……
ついさっき、アルはバンでフィレンツェの町まで買い物に出かけてしまった、
ダリオは小屋の入り口のところを見張りに行ったが、疲れて眠りこけてしまっている…
マルコはバンから釣り道具を出しどこかに出かけてしまった…

そんな時、里未も男たちも予期せぬ「来客」が
里未が監禁されている小屋に近付いていた…

ルチア「ほーらー!早く来なさいよ!」
ロミオ「うわーん!待ってよー、ねーちゃーん!」
407名無しさん@ピンキー:03/12/06 03:16 ID:kFfhtXZF
ついにやられてしまいましたか・・・。
こうなったらいきつくところまで・・・といったら怒られますか?
408名無しさん@ピンキー:03/12/06 04:29 ID:wqdfzUfI
田中「里未んは、無駄な抵抗をして、殺される…」
桐屋「ええっー!」
有森「大丈夫、お父さんが…」
409378:03/12/06 22:15 ID:uOx6PmAt
ロミオ「こんなところまでハーブや木の実を採りに来なくてもいいじゃないか…」
ルチア「今日はフェル叔父さんが来てるんだから!手抜きは出来ないわ!」
ロミオ「…木の実やハーブなんか、家の庭にも生えてるよ?」
ルチア「うちのじゃダメなのよー…、今日のは特別料理なんだから!」
ロミオ「でも…どこまで採りに行くんだよぉ…もう暗くなるよ?」
ルチア「川の近くに生えてるハーブが欲しいの…川まで行きたいんだけどね」
ロミオ「もう暗いし帰りたいよ…ねぇ、帰ろうよぉー…」
ルチア「もう少し!もう少しだから!図書館で借りた地図によると、
    この辺が目当てのハーブの自生地らしいから…もう少しだけ我慢しなさい!」
ロミオ「ちぇ…ねーちゃんはいつもこうだ」

ロミオとルチア、この森の近所に住む子供である、
フィレンツェ市街から少し離れた郊外の家に住む、ごく普通(?)の姉弟だ。
この日は森まで、料理に使うための木の実やハーブの採集に来ていた……。

ルチアという15歳の少女は、フィレンツェの図書館で働くフェル叔父さんを慕っていた、
読書好きな彼女は、よく叔父の勤める図書館に本を読みに行っていた、
今日作ろうとしている料理のレシピも、その材料の自生地も、ルチアが図書館で見た物だ

フェル「いやァ…それ懐かしいね…私も昔、よく母さんに作ってもらったよ…
    そういえばそれ、もう何年も食べていないな…いや、懐かしいねぇ」

「料理好きのフェル叔父さんに、懐かしい料理、何年も食べていないオフクロの味を食べさせたい!」
ルチアはそういう想いに駆られ、山道具をかき集め、弟のロミオを無理矢理連れ、
準備万端のつもりで、今日、この森に来たのだったが…思うようにうまく行かないでいた…。

ルチアと里未…「冒険が思ったよりうまく行ってない女」が、偶然にも同じ森に…
今、いるのであった…。
410378:03/12/06 22:49 ID:uOx6PmAt
ルチア「ねぇ、あれ何かな?」
ロミオ「え…?」
ルチアが指差す方には、半壊したボロボロの小屋があった。

ロミオ「たぶん廃墟だと思うよ、この森には昔の資材置き場とかが使われなくなった
    ああいう建物があるんだって、先輩とか父ちゃんが言ってたよ。」
ルチア「ふーん…    ねぇ、ちょっと行ってみない?」
ロミオ「え…?危ないからやめたほうがいいよ…
    最近はヘンな奴らがああいうところにいるらしいし…母ちゃんも行っちゃダメだって…」
ルチア「気が小さいわね!ホント臆病なんだから!」
ロミオ「ねーちゃん、止めといた方がいいって…」
ルチア「決めた!行ってみる!なんかワクワクして来ちゃった!」
ロミオ「もう…しょうがないなぁ…」

ロミオは渋々、ルチアの決断に従うことにした。
12歳の少年らしからぬ、しっかり者のロミオではあったが…
やはりまだ「12歳の少年」だ、こんな森の中、一人にされるのはイヤだったし、
なんだかんだで姉と一緒にいたかったのであった……

ロミオ「そろそろ日が沈みそうだ…ねーちゃんと行くと、いつも寄り道で遅くなる…」
父親に買って貰った、お気に入りのマグライトを鞄から取り出し、
どんどん勝手に進んでいく姉を追いかけた……。

二人が目指す半壊したボロ小屋…
そこに里未が捕らわれの身になっているということを…
凶悪な男たちが巣食っているということを…
                         二人はまだ知らない―
411名無しさん@ピンキー:03/12/07 12:30 ID:/oMCsOLc
いい感じに先が読めなくなって来たね。
このまま突っ走ってくだちい
412378:03/12/07 22:34 ID:aFogDNsC
ロミオ(ねーちゃんはどこだろ…あ、いたいた)
ルチアは小屋の手前にある茂みに、身を隠すようにかがんで丸くなっていた。
ロミオ「ねーちゃ…」
後ろからルチアに声を掛けようとしたロミオだったが、
何故だか慌てているルチアにいきなり口を押さえられてしまう…
ルチア「バカ!大きい声出しちゃダメ!」

ロミオに注意すると、ルチアはざっと見渡した感じでの状況を説明した。
ルチア「…入り口のところにいかにもガラの悪そうな男がいるのよ」
ロミオ「ほら…だから行かない方がいいって言ったんだ…さ、なんかないうちに帰ろーよ、ね?」
ルチア「ちょっと!最後まで話聞きなさい!」      ロミオ「…なに?」
ルチア「肝心なのは中なのよ…ほら…壁が崩れてるところから見えるでしょう?」

ルチアが指差す方、壁が崩れて中の様子が少し見える…
薄暗くてよく分からない…でも…なんだか倒れた人が見えるのは分かる。
ルチア「ほら?中に人が倒れてるみたいなのよ…見えるでしょ?」
ロミオ「うーん…見えるけど…マネキン人形とかなんじゃないの?」
ルチア「バカね!なんでこんな所にそんなもんが有るのよ!」  ロミオ「それもそうか…」
ルチア「こんな所でなんかあって動けないとかだったら大変じゃない?
    入り口のガラの悪そうな男に倒れた人…もしかしたら、何かあったのかもしれないじゃない?」
ロミオ「うーん…」  ルチア「あんたライト持ってるでしょ?ちょっとあそこ照らしてみなさい。」   ロミオ「え!」
ルチア「入り口の男は寝てるみたいだし、ココからなら入り口に光は届かないから平気よ」

ライトで照らすのは少し怖かった、しかし、中でどうなっているのかのが気になった。
ロミオはルチアの言う通り、ライトで小屋の中を照らしてみた…
ロミオ「!!」    ルチア「!!!!!」
二人は驚きのあまり声なんて出なかった、
傷ついた全裸の女性が、後ろ手を縛られ、力なく横たわっていたのだから…
ロミオ「ななななな!何があったの?  ねぇ!ど!どうするの!?」
ルチア「えー!え、え、えーと…えーと…」
413名無しさん@ピンキー:03/12/10 08:38 ID:dDp4z1Am
保守
414名無しさん@ピンキー:03/12/11 11:21 ID:uy3f74Sy
急がなくて良い、待ってるよ保守
415名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:49 ID:nYHwQi0A
煙突掃除をしている少年。別名・黒い兄弟
416名無しさん@ピンキー:03/12/13 08:55 ID:fL8Cj6lo
417名無しさん@ピンキー:03/12/14 02:53 ID:CX6yQ+qu
ちょぴっと質問
3のキャラ達(メイン4+かな姉)のオパーイの大きさってどういう順番だろうか
創作の参考にさせていただきたいのでご指南願いたい候
ちなみに自分は今のところ

遊季>かな姉>(=)たかね=(>)バサ子>>梢

だと想定している
418名無しさん@ピンキー:03/12/14 03:52 ID:8bHb6faj
遊季>たかね>かなめ>バサ子>>>>>>>>>>>>>>>>>>梢?
419名無しさん@ピンキー:03/12/14 06:01 ID:N/A4mpFc
梢はそれなりにあるぞ。
体はちっちゃいが。
420名無しさん@ピンキー:03/12/14 06:59 ID:+lD5skP8
遊季 :ビジュアル通り肉体派美少女、ボディラインだけは負けられません!
たかね:ヒロインは得てして隠れた巨乳美少女。優秀なのは勉強だけじゃありませんよ!
翼子 :おっちょこちょいに似合わず豊満タイプ?のほほんとした顔のグラマー中学生!
梢  :完全ロリータ、つるぺた美少女の胸は、将来性だけならナンバー1!?
かなめ:弟くんを惑わすその魅力。いつの間にか成長していた綺麗なお姉さんは嫌いですか?

結論:みんなそれぞれ可愛くて大きいということで、、、
417さんの作品を期待してます・・・。
421名無しさん@ピンキー:03/12/14 07:50 ID:8bHb6faj
たかねちゃんは、あっちの方も優秀でつか(;´Д`)ハァハァ
422名無しさん@ピンキー:03/12/14 18:35 ID:nz3XZHWY
>>421
真面目な中学生とは思えない程、かなり優秀です。
ただ、その事をしってるのは弟くんだけですが・・・。
423378:03/12/15 07:32 ID:HvUhcnrw
ルチア「えーと…そーだ!とりあえず叔父さんのところまで行かなきゃ!」
ロミオ「山を下りて、森の外に出て、で、戻ってくるのに、歩きで1時間以上掛かるよ?」
ルチア「んー…でも!とにかく行かなきゃヤバイでしょ!?」
ロミオ「行ってる間にいなくなるかも…」
ルチア「じゃ…あんた見張ってなさい!!」
ロミオ「えー!!」
ルチア「女の子に危険な仕事を押し付ける気?ン?」
ロミオ「くそ…わかったよ…」

ルチアはロミオに仕事を任せると、慎重かつ迅速に事件現場を離れた、
一分もしないうちに、ロミオの視界からルチアは消えた…
ロミオは薄暗い中一人になってしまった…
ロミオ「何か…何かないかな…」
非日常の切迫した時間の中、一人だけのロミオは自分のポケットと鞄から
ライト以外に使えそうな道具がないかどうか探してみた…

コンパクトカメラ スパイダルコのナイフ コンパス レインコート チョコレートバー

ロミオ「たったこれだけか…でも…」

ロミオは束縛されている女、つまり、里未を助けてやりたい
早く助けないとまずいかも…という、衝動に駆られた。
持っている道具を確認し終わると、半壊した小屋へと忍び寄った…
ゆっくりゆっくり…入り口の男に気付かれないように…
424名無しさん@ピンキー:03/12/16 11:51 ID:n6Qj+N2n
そろそろオチが見えてきた?
しかしなかなか長編やね
425名無しさん@ピンキー:03/12/18 12:16 ID:fcNof6v4
ほし
426名無しさん@ピンキー:03/12/18 15:18 ID:KpXS16/m
ひゅうま
427名無しさん@ピンキー:03/12/19 01:32 ID:hKqqH4Bg
梢たんはろりのつるぺたじゃねぇ!
ちっちゃいぶん、おっきく見えるのだ。
428名無しさん@ピンキー:03/12/19 01:52 ID:mEouY9yD
>>427
若いな坊や、
聞け
トランジスタグラマーは中里さんの領域(レイヤー)っ!

梢はつるぺた・・・小学生体型でFAさ。
429名無しさん@ピンキー:03/12/19 08:41 ID:L6C8n/ns
でも水着姿とか見ていると、梢>君子という風に見えてしまう。
年齢は君子の方が上なのに……。

そこが萌えw
430名無しさん@ピンキー:03/12/19 09:01 ID:GZYUOAAs
君子はフニフニペッタンですから。
431名無しさん@ピンキー:03/12/19 10:56 ID:QEwe4Z1K
>>428
若くないんだ、、、もうオサーンさ、、、
佳織んより梢たんの方が好きなのさ。

>>429
だべ。
詰め物で無いかぎり、ロリ=先入観だ。
432名無しさん@ピンキー:03/12/19 10:58 ID:QEwe4Z1K
梢たんは遊季たんに育てられているから、
ちっちゃいけど、あるものはある。

>>430
だが、そこがいい。
433名無しさん@ピンキー:03/12/19 17:34 ID:gRlbhm5t
3はだいぶ話がまとまったようだが、Sなら胸のサイズ順はどうなのよ
緋菜がでかいのは良くわかるんだが次は先輩かるり姉なのか?
434名無しさん@ピンキー:03/12/19 18:41 ID:TV3gHZi+
>433 テンパイは大きい方だろうね
実は里未んもおっきいよ、かたそうだけど

るり姉は大きめだけど運動でしっかり鍛えてるから
アンダーバストもあるのではなかろーか

・・ないぺたはやっこのみかと。スレンダー唯にょタンですらパイオツはけっこう出てる
435名無しさん@ピンキー:03/12/20 01:57 ID:tU3O+xqR
つまり大きさは先輩で、張りと形はるり姉か
ところで、やっこはやっこで水泳部確認のイベントで競泳水着に包まれていながらなかなかの発育を見せていたような…
でもまあ、一年年下だし小さいと言うことで良いか
とりあえずサイズでは
緋菜>>先輩>るり姉>里未ん>佐藤田中鈴木>にょ>やっこ>>>百道妹
といったところでいいのか?
姫の位置がさっぱりわからんので誰かに任す
身体が一回り小さいから、他の娘と比較すると小さくても相対的に大きく見えるっていうイメージはあるんだが…
にょプロンと普通の間でいいんだろか?
436名無しさん@ピンキー:03/12/20 02:15 ID:lVXTEmDu
>435 エルニ^ニョたnは普通たnよりおっきいのでないかね?
昔はかなり特殊な体質で、格別の大悦闘にせいこうしたため貧血らしい。胸もしぼんでないし
隆山温泉街の某長女に聞こえたら鬼が山から下りてきそうだ((((((゜Д゜;))))))ガクガクブルブル

姫はサイズでゆうとちと苦しいじゃろうな
437名無しさん@ピンキー:03/12/20 10:57 ID:qB1Al6Iz
サイズについては、パレットのインタビューでガイシュツ
原画家によれば、緋菜と菜由がでかくて唯子が控えめなんだとか
438名無しさん@ピンキー:03/12/21 04:04 ID:jwB15HC4
隠したんは平均娘なので、胸はギャルゲ的に小さめBカップですよ。
439名無しさん@ピンキー:03/12/21 15:19 ID:wBboU549
440名無しさん@ピンキー:03/12/21 15:25 ID:KzVeBy19
そんな物事を曖昧にするようなことばかりやっているからこの国は駄目なんだっ



とか言ってみるテスツ
441名無しさん@ピンキー:03/12/22 23:35 ID:eQeIhrYN
>423
もう1週間か〜続きキボンヌと言いつつ保守
442名無しさん@ピンキー:03/12/23 02:15 ID:XKH8hxCn
里未んは全ての穴を使えるようにされ、
子供達の臓器と共に売られていきましたとさ。
おしまい。





とか言ってみるテスツ
443名無しさん@ピンキー:03/12/23 08:20 ID:ft69/9py
実は弟クンが里未んに夢を打ち明けられた瞬間から始めた妄想で、
里未んの蹴りが炸裂しておわり、と言ってみるテスツ
444378:03/12/26 00:33 ID:DZsMtCrk
ロミオは小屋の壊れた箇所から中へと進入した、

ロミオ「お姉ちゃん…今助けるから…」
里未「え…?あ…あぅ…」
突然の出来事、突然の来客に戸惑う里未
助けなんて来ないと諦めていた時に、予想もしない来客…しかも子供だ…

里未「あ…ありがと、ありがとう…」
ロミオ「うん、どういたしまして…」
ロミオは小声で会話をしながら、ポケットから折り畳みナイフを取り出し
里未の拘束を解こうとした………………が
ロミオ「針金…こんなの切れない…」

ナイフで切れないなら手で解こうと思い、針金を外そうと指に針金を掛ける…が
ロミオ「く…固い…外すのに時間が掛かりそうだよ…」

―その頃……ルチアは

薄暗い夕闇の森の中を一人…
ルチア(フェル叔父さんに早く知らせなきゃ!)
…と思いながら孤独に駆けていた

―その頃…アルは…

アル「あー!渋滞につかまっちまった!クソォー!」
フィレンツェの市外で渋滞につかまっていた…

―その頃…マルコは…

マルコ「釣れないからそろそろ戻るか…」
釣り道具の片付けをしていた…
445名無しさん@ピンキー:03/12/26 00:38 ID:c3/w679u
−その頃……おいらは……
 棒きれを握り締めていた。
 股間についた粗末な棒きれを……
446名無しさん@ピンキー:03/12/26 19:57 ID:+guTz6qT
突然の出来事に、里未んの頭が変になっちゃ(ry
447名無しさん@ピンキー:03/12/26 20:45 ID:P/tH0LGU
>>446
しんぱい入りません
448名無しさん@ピンキー:03/12/26 22:14 ID:Ull397ls
>>447
さとみん のほらあな
449名無しさん@ピンキー:03/12/27 10:11 ID:n9g/McA+
今年のクリスマスは、香坂さんと君子と俺の三人で祝ったよ!
夜は当然3P。楽しかったなあ……。
_| ̄|○ アハハハハハァ……
450名無しさん@ピンキー:03/12/29 00:56 ID:Zvxalf5s
>449ィ`
漏れはるり姉主催のクリスマスパーティーで裏方をやってたヨ
451名無しさん@ピンキー:03/12/31 02:10 ID:T86xVDE6
age
452名無しさん@ピンキー:04/01/02 23:52 ID:pjLVHjY8
かすみと君子のわかめ酒。
453名無しさん@ピンキー:04/01/03 00:00 ID:2r0gp7hR
>>452
君子の場合生えてなかったりしt(殴)
454名無しさん@ピンキー:04/01/03 14:41 ID:KsCyvy42
いや、あれは生えてないんじゃない。
「こんなのあると、お兄ちゃんにきらわれる」
って処理してるのさね。
 気にするほどじゃないふわふわなのにね。
455名無しさん@ピンキー:04/01/03 17:09 ID:eT1rUZ/i
お兄ちゃんは生えてる方が好きなのに。
456名無しさん@ピンキー:04/01/03 23:21 ID:vkVQrDL8
今更ながらTLS2やっております。
香坂先輩素敵過ぎ。
457名無しさん@ピンキー:04/01/04 03:22 ID:a6/xKSiu
香坂先輩にエッチな話(Lv5)を試したら、
何か物凄いことをぽろっと喋ってくれそうだな…(*´д`*)ハァハァ

スマソ、抜いてくる
458名無しさん@ピンキー:04/01/04 05:36 ID:a6/xKSiu
「香坂先輩って、独りエッチはどれくらいの頻度でしますか?
週三くらいですか?」
「そ、そんなにしたことないわよっ」
「そんなにってことは、したことあるんですか?」
459名無しさん@ピンキー:04/01/04 07:13 ID:7L86Yo7/
「香坂先輩って、独りではどれくらいしますか?
週三くらいですか?」
「そうねぇ、そんなにはしないわね〜」
と、サラリと流されそう…
460名無しさん@ピンキー:04/01/04 08:33 ID:+gxWFNul
香坂「あなたの事を考えると、何故か濡れてきちゃうのよねえ
    困っちゃうわぁ」(顎に指ポーズで)



ハァハァ
461名無しさん@ピンキー:04/01/04 11:14 ID:ygz7wEUL
「香坂先輩って、独りではどれくらいしますか?
週三くらいですか?」
「そ、そんなもんじゃすまないわよ」
「そんなことしないわよじゃなくて?」
香坂さんは思春期……
462名無しさん@ピンキー:04/01/04 14:48 ID:Kp26nMKt
ホリダイヴァー聴きながら激しく頭と身体をけいれんさせるテムパイ
463名無しさん@ピンキー:04/01/04 23:05 ID:Hww+o+zy
堀井潜水夫は瞳先輩だ
464fysianasn:04/01/05 01:50 ID:iPHMnZ1m
 菜由サマってえちぃよね
465名無しさん@ピンキー:04/01/05 13:57 ID:Q4YYSVg2
>463 だから甲坂とも蟻森とも書いておかなかったんだよ・・
つまらんネタかいてごめん
466名無しさん@ピンキー:04/01/06 03:06 ID:+RK8pUy6
瞳美テムパイはむしろ、エロビデオ観ながらするんじゃないの?
467名無しさん@ピンキー:04/01/07 01:29 ID:FngiRme3
もちろん親に内緒のエロビデオ……
親がいないときコッソリ、居間の大画面(お金持ちそうだからたぶん)で……

テンパイも人の子、鑑賞しながらたぶん(略
468名無しさん@ピンキー:04/01/07 23:43 ID:JZOSh+st
さすがに音もれが気になって、ヘッドホンをして聞いてて、
不意に鳴った電話に驚いて振り向いたとたんジャックが外れて、
向三軒両隣に響き渡るアクメの叫び。
 そして芽生える羞恥の快感。
469名無しさん@ピンキー:04/01/07 23:56 ID:wV2kAvRC
>>468
きっとお部屋も防音構造なのでモウマンタイ。
470名無しさん@ピンキー:04/01/08 01:07 ID:OApqfMCw
テンパイの家の防音装置は「アクメ社製品」だった!
なので…とんでもないことが起きてしまう!

アクメの叫びが…
471378:04/01/08 02:31 ID:OApqfMCw
ロミオ「もう少しで取れそうだ…もう少し…」  里未「ん…くぅ…」
ロミオ「!! やった!取れた!」
固く結ばれた針金が外れた里未の腕は
針金の後が青痣になって血が滲んでいた、見るからに痛そうだ…

ロミオ「外れた!これで逃げ…! …そうだ、でも、服がないんだ」
針金での束縛を解いたものの、里未は全裸だ、山の中とはいえ…否
低い山とはいえ、山の中だからこそ全裸では出歩けない。
ロミオ「うーん…着る物はレインコートしかないや」  里未「…それでもいい」

里未はロミオに手渡されたレインコートを羽織った…
子供用のサイズなので少しキツい上、太ももの辺りまでしか体を隠せない。
…それでも全裸よりはだいぶマシだった。

レインコートを羽織ると、次に小屋の中に無造作に放ってある
履きなれた靴を履いた…
里未「これで…外に出られる」   ロミオ「お姉ちゃん、大丈夫なの?」
里未「うん…平気、平気だから…」

二人はボロ小屋を抜け出し、林道へ向かうために茂みに入った…
…しばらく進むと小屋の方から恐ろしい叫び声が聞こえた。

「チキショー!女がいねェー!どこ行きやがった!」「おい!ダリオ!てめー何やってた!」
「寝てんじゃねーよー!逃げられたろーがバカァ!」「アマァ!どこ行きやがったァア!!」

ロミオ「!!」  里未「!!」
里未「あいつらだ!あいつらが戻ってきた…!!」  ロミオ「は、は、早く逃げなきゃ!」
472名無しさん@ピンキー:04/01/09 15:40 ID:jKvXJWMx
>>470
懐かしのワーナーブラザースネタだな
473名無しさん@ピンキー:04/01/09 21:34 ID:aHiMeEdn
(;゚∀゚)=3ハダカレインコートカン!?
(;´Д`)ハァハァ
474名無しさん@ピンキー:04/01/10 04:26 ID:Dc6K7D84
「身長1メートル65、B87W59H88の豊満ボディー」と某ニュースサイトに載ってたが、
「身長1メートル65、B85W58H83」なかすみは
以外とぽっちゃりでは無くスタイルが良いのか!?
475名無しさん@ピンキー:04/01/10 06:19 ID:UuhzO0J+
裸にレインコトーだけの姿では町中に出て助けを求めることもままならず(また捕まったら本気で命が危ういかも、という状況を考えればやるしかないかもしれんが)果たしてさとみんは男たちの魔の手から逃げ切れるのか?それとも結局捕まって陵辱地獄のどん底に逆戻り?
476名無しさん@ピンキー:04/01/10 06:53 ID:7KtIZglZ
すべては里未んが一人エッチしてる時の妄想った……
というオチが、漏れ的には萌えるっす

女って、一人でする時には自分が犯されてるシーンを
よく思い浮かべるらしいからな…(*´д`*)ハァハァ
477名無しさん@ピンキー:04/01/10 09:57 ID:XtVHx7+v
>>474
以前どこぞの雑誌で、アニメキャラやゲームキャラのBMI値を計算して表にしているのを
見た事があります。
大半のキャラが「痩せすぎ」で、まれに「痩せ気味」がいる程度。
なので、かすみの場合もTLS2登場人物の中では相対的にぽっちゃりなんでしょう。
478名無しさん@ピンキー:04/01/10 12:25 ID:5CnKdT4k
>>474
かすみは小さい頃からずっと主人公にモミモミされてるので、グラマーであります!
茜も最近なって、主人公にパンパンされだしたので、グラマーであります!!
479名無しさん@ピンキー:04/01/10 18:00 ID:oJq9V32A
裸レインコートで通りに飛び出して街の男達に…(;´Д`)ハァハァ
480378:04/01/11 03:22 ID:3i8NXFqj
里未とロミオは駆け足で茂みの中を突き進んだ、
林道へ出ても駆け足を止めず、下山ルートをひたすら走った…が

パァーン!パァーン!

突然の銃声が鳴り響き、あの三人が現れた……!
ダリオ「やっぱりココにいたか!」
アル「この山は下山ルートが一本しかねェからなァ…」
マルコ「さァ、撃たれたくなきゃ二人ともこっち来るんだ!」

ロミオ「あ、あ、あ…ど、ど、どうしよう?」
里未「…くっ」

二人の心は悔しい思いと怖さでいっぱいになりそうだった…
里未(また捕まったら、今度は何をされるか分からない、命の危険だってある…でも)
里未はロミオの方をジッと見た。

里未(でも、この子を危険に晒すわけにはいかない…!この子だけでも…!)
里未「私と反対の方向へ逃げて(ボソッ)」
ロミオ「え!?」

そう耳打ちすると、里未は突然林の中へと走り出した!

ロミオ「ダメだよ!危ないよ!」
ダリオ「あ!女が逃げる!」

アル「クソ!俺は女を追う!おまえら二人はガキを捕まえろ!!」
ロミオ「あ、あ… …!! …くッ!」
481378:04/01/11 03:53 ID:3i8NXFqj
里未「ハァ…ハァ…」    林の中はもう暗い、足元がやっと見えるくらいだ、
里未は転ばないよう慎重に、追いつかれないように迅速に、カモシカのように森を駆けた

パァーン!パァン!パァーン!!

頭に血が上ったアルが、里未の後方でベレッタを乱射しているが、
里未には後ろを振り返っている余裕などなかった。
最初は、ただの威嚇射撃なのか、里未を狙っての射撃かなのかは、よく分からなかったが…

パァーン!

里未「!!!!! あァァァアアァァーーーーー!!!」
突然足が熱くなったかと思ったら、だんだん痛くなってきた…
あまりの出来事に里未は、駆け足を止め、その場に倒れこんでしまった、
足を見ると血が出ている、どうやら弾が当たったようだ……

アル「このアマァ!やっと捕まえたぞ!」
鬼の様な形相で里未を睨み付け、こう言い放った
アル「テメェ…ふざけたマネをしやがって…
痛めつけた後、臓器ルートかポルノルートに売り捌いてやるからなァ…」
恐ろしげなことを里未に言ったアル、銃を向けながら里未の方へと静かに歩み寄る。

ガサガサ

アル「!! …ン!?」   里未「…!?」
音のする方を見ると、ダリオとマルコが茂みから出てきた
アル「ああ、ちょうどいいトコ来た、今、女を捕まえたんだよ」
里未はもうダメだと確信した、絶望のあまり言葉も涙も出ない…

アル「おまえらもガキを捕まえたんだろ?まさか逃げられてないだろ?早くガキも出せって。」
ダリオ「…それが」    マルコ「すまねェ…」
482378:04/01/11 04:26 ID:3i8NXFqj
警察官A「よーーーーし!!おまえら!そこまでだ!」
警察官B「大人しくしろ!!」

アル「…な、なッ!!?? どういうことだァ!?」
マルコ「それが…ガキをもう少しで捕まえられる、って時に、なぜか…」
ダリオ「林道にポリ公どもがワンサカいて…」
アル「おまえら捕まったのかァア!!?? …チィッ!クソがァ!なんでだァ!?」

三人組も驚いたが、里未も驚いた、街のすぐ近くとはいえ、
なぜこんな山に警察官が都合よく駆けつけたのだろう…

ロミオ「おねーちゃん!」
ルチア「よかったァ、間に合ったぁ!」
里未「キミが…呼んだの…? でも…それにしても早すぎるんじゃ…」
ルチア「んー、えーとね…」

ルチアという少女が言うには、姉弟で里未を見つけた時に、
二手に分かれて行動したらしい。
で、ルチアの方がフィル叔父さんのところに行き、事情を説明し、すぐに警察を呼んでくれたそうだ…

その後、ルチアたちは車で林道の奥へ奥へと進み、
里未とロミオもボロ小屋から逃げて下山ルートへと進んだので
それが幸いし、姉弟が思った以上に早く合流できたらしい……

里未「なるほどね…なんか運がいいんだか悪いんだか…フフッ」
ロミオ「おねーちゃん…無事でよかった…ホントによかった…」
ルチア「まったく…あんたも無茶しちゃって…。 まぁ、そのおかげで早く済んだからいーけどね」
ロミオ「心配だったんだよ、おねーちゃん独りで行くから……」
里未「ごめんね…」
ロミオ「あんな無茶で危ないことしちゃダメだよ…あの時、ホントに心配だったんだよ…」
ルチア「なーにメソメソ泣いてるのよー!あんたってホント泣き虫ね。」
483378:04/01/11 04:42 ID:3i8NXFqj
ロミオ「だって…だって…」
ルチア「もーう!一件落着したんだからいいの!ハイ!もう泣かない!」
里未「フフ…」

少し気弱で心配性で、だけど優しくてどこか温かくて、
いざという時には勇気もある、そして姉の尻に敷かれている…
里未(なんだか、だれかさんみたい…)
姉弟を見た里未は、故郷の彼のことをふと思い出した…

ロミオ「おねーちゃん…」  里未「なに?」
ロミオ「これ…チョコバーあげるよ」 里未「ありがと…」

―その後

里未は病院へと運ばれ治療を受けた、治療を受けながら取り調べも受けた。
医者が言うには、銃で撃たれたとはいえ幸いにもかすり傷で、後遺症などはないそうだ。

帰国後…
空港で両親は泣いていた、心配に思う気持ちで泣いていたのだろうか…
無事を喜んで泣いていたのだろうか…たぶん両方だったろう。
彼はというと…やっぱり泣いてた
「どんなに心配したか」とか「無茶はしちゃダメだ」とかロミオみたいなこと言ってた。
484378:04/01/11 05:04 ID:3i8NXFqj
―エピローグ

里未が日本へ帰って、15年経った…

帰国後しばらくして彼と結婚し、子供は二人いる。
…今は、彼と故郷の町で自転車の店をやっている。
あの事件の後も、里未は自転車での旅を続け、日本全国……色々なところを見て回った。

でも…あの事件以来、里未の旅は大きく変わった…
「独りの旅」じゃない…彼や子供たち、友人たちとの「みんなの旅」に変わったのだった…。


…正義感の強いロミオは、警察官になり。
ルチアは亡き叔父に代わって、フィレンツェの図書館の司書になった(料理研究をしながら司書をしてるという)
アルたち三人は、余罪も明らかになり重罪人となったので今でも刑務所にいる……

…恩人であるフィレンツェの姉妹と里未は、今でも友人同士、手紙での交流もしているし。
数年に一度は向こうから日本に来たり、こっちからイタリアに行ったりして会ったりもする。

色々、大変なこともあったけど、里未は元気に暮らしていた…よい仲間に恵まれ、楽しく活き活きと…

〜Fin〜

(オチを考えてなかったから予想以上に長くなってしまった…チョト長めでスマソ)
485名無しさん@ピンキー:04/01/11 09:55 ID:POhG3Up0
社会ー福祉ーこうしゃーじゃないけどー


自転車はいい 実にいい。
486名無しさん@ピンキー:04/01/11 17:15 ID:AvEWslZH
>>378
完結乙!
あの事件のせいでへんな性癖がついて、彼とのSEXに影響が出ていなければいいけど、とか
余計な心配をしてしまいますが、ともあれ無事に彼と結ばれたのだからよしということで。
487387:04/01/12 00:47 ID:Ubqw3dl4
>378サマ
 完結乙 いきなりアナザ結末書いてしまったものとして、どきどきしてみてました。
ハッピーエンドでよかったです。
488475:04/01/12 01:43 ID:ptNN97Xd
>>378
完結乙
さとみん助かってよかったです
489DANGEROUS LIFE -1-:04/01/12 02:47 ID:6bH+zv9z
【-1-  隠されし悪魔】

― 一流国立大学 地下秘密研究所 生命工学実験室   

―深夜2時

小木戸「兵器は力だけではダメだ…」
カタカタ カタカタカタ カタカタカタカタ…
小木戸「美しく、独創的で、神々しくなくてはいかん…」
カタカタカタ カタカタ… …カチャ!

草木も眠る丑三つ時…
「地上」の大学構内には、守衛と研究者数名しか残っていない、
「地下」の隠された研究施設にも、数名の研究者しか残っていない……

人のいない夜の建造物……
キーボードを叩く音とポンプの機械音、重苦しい空気が空間を支配する……

小木戸「…美しい、わたしのものだ、これさえあれば ククク」

小木戸博士がいる部屋は…
電顕、試験管、試薬など…様々な実験機材と無数の培養槽が所狭しと並ぶ研究室、
部屋の明かりは落ちていて、培養槽の照明、PCモニターのみが光を放つ。
その光景は……よく言えば、水族館の室内展示のような雰囲気で、
培養槽の中には、得体の知れない生物が漂っている…。

小木戸「美しい…これは最高傑作だ…」
一際大きな培養槽の前で、博士は不気味に微笑んだ………
培養液の中に、軟体動物のような生物が漂っている……………
490名無しさん@ピンキー:04/01/12 03:01 ID:BRZUDXC5
かなめ姉さんがイッパイ・・・
491名無しさん@ピンキー:04/01/12 03:36 ID:2WVppMuh
かなめ弟さんがイッパイ・・・
492DANGEROUS LIFE -2-:04/01/12 03:44 ID:6bH+zv9z
【-2-  決意】

有森(付き合ってから…この夏で3年目…
そろそろ お父さんに彼を紹介しようかなー… でもー… う〜ん)
有森瞳美(20歳 大学三年生)、通学途中の電車の中で何やら物思いに耽っている。

「先輩!!」

考え事をしていると、突然声を掛けられた。

ハッとして、声のする方を見ると…
悩みの種である「彼」  …森崎勇太(20歳 大学二年生)が立っていた。

森崎「どうしたんですか先輩?なんだか元気なさそうですよ?」
有森「フフ 心配しないで、わたしは元気よ」
瞳美は「あなたのこと考えてる」「悩みの種はあなた」なんてとても言えなかった。

有森(彼ったら、今でも先輩なんて呼ぶのよね、礼儀正しいのよね…
その上、優しいし、真面目だし…う〜ん、お父さんに紹介しても大丈夫よね…)
目の前にいる「彼」を見ながら、また物思いに耽った、
目の前に「彼」本人がいるのといないのでは、頭の中の動きは大分違った。

有森(決めた!今度故郷に帰る時、彼も連れて行こう! その時にお父さんに紹介しよう!
……きっと大丈夫よ、大丈夫 …うんうん!!)

目の前の彼を見て瞳美は決意した。

悩みを吹っ切った瞳美と、悩みの種だった愛する彼を乗せ、
電車は大学に最寄の駅へと進む…
朝の空気は澄んでいて、空は青白く輝いている…

瞳美の心も外に広がる美しい空のよう、晴れやかなものであった。
493名無しさん@ピンキー:04/01/12 07:09 ID:gPwVqkoZ
お? 新しいSSはなんか「バイオ」っぽい
>>489の研究室は、タイラントが培養されていた
あの研究室をおもいだすな

ところで“タイラント”って英語で“暴君”を意味するらしいね
TLSSで暴君と言えば“あの方”しかいない
ということは、>>489の培養槽に入っているのは…
((((((゚Д゚;))))))ガクガクブルブル
494名無しさん@ピンキー:04/01/12 11:44 ID:Ubqw3dl4
>493
 培養液はハバネロ入りデスカ?
#っていうか暴君って るり姉?菜由サマ? ある意味弥子のかわいさも暴君並かと<バカ
495493:04/01/12 14:10 ID:gPwVqkoZ
>>494
菜由様→タイラント
るり姉→スーパータイラント(2の裏シナリオに出てたやつ)
クロベエ→ケ(ry

ていうか、暴君候補が二人いるのを忘れてた…
496DANGEROUS LIFE -3-:04/01/13 00:30 ID:EXt3WNU6
【-3-  友】

― 一流国立大学 学生食堂 窓際のテーブル   

―午後12時

瞳美と勇太、瞳美の友達の3人は学食で食事をしながら、
他愛もない雑談をしている。

瞳美の友達…名を「真理(まり)」といい、医療系の学部に所属する女子大生、瞳美の同級生だ。

ショートカットの活発な女性、気が強い性格だけど、思いやりもある…
瞳美は彼女と旧友(勇太の姉)はなんとなく似ていると思っていた、
…そういう性格の女友達とはウマが合うのか、彼女とは入学以来の付き合いだ。

「おい森崎〜!女の子二人と楽しそうに、羨ましいなァ!おい!」

勇太の後ろに突然誰かがやってきた……勇太の友人「根州(ねす)」だ。
彼は勇太の同級生で動物などの生態調査が専門の学部に所属する、
勇太の高校時代の友人に似ている男で「UMA(未確認生物)」のマニアである。

「…よう」

もう一人の勇太の友人「南方(みなみかた)」もやってきた、
彼は今年の新入生だが、年は瞳美と同じくらい(詳細は不明)らしい、
彼も根州のように生物系の学生で、勇太とはサークルの関係で知り合った。
物静かでナゾの多い男(素性は不明)だが、気さくで物知りで面白い男だ。

根州「今日はとっておきの話があるんだよ!聞いて驚くなよ!」
いつもの調子で根州が何かを語ろうとしている…が
この男はいつもこんなオーバーな調子なので、みんなは特に驚かなかった。
497DANGEROUS LIFE -4-:04/01/13 00:59 ID:EXt3WNU6
【-4-  ウワサ】

森崎「なんだよ根州、どうせUMAの話なんだろ?」
真理「いっつももったいぶって胡散臭い話するんだから…」
根州「たしかにUMAの話ではあるが…フフフ」
根州は不気味に笑う

根州「今日はいつものようなUMAと違うのだ!目撃地点を聞いて驚くな!」
森崎「どこだよ、アフリカか?アマゾンか?」
根州「日本だ、この学校の裏山」
根州以外、全員大笑いした

森崎「裏山!!」    有森「根州くん、いくらなんでも…」
真理「ありえない!ありえなーい!」 南方「裏山で新種なんて…ちょっとな…」
大笑いされて根州はムッとする、そしてこう言い返した

根州「ここ数週間の間で目撃者は多数いるんだ!
ネットのUMAサイトもこの話題で持ちきりなんだ!この学校にも目撃者はたくさんいるんだ!」

真理「あー…もしかして、最近ウワサになってるカエル男って奴?」
森崎「そういえば、そういうのありますね」

「カエル男」最近、大学近辺の学生や若者たちの間でウワサになっている、
いわゆる「都市伝説」の類で……
「新種生物説」「米軍の生体兵器説」「宇宙人説」「妖怪説」「悪戯説」
お決まりの説が語られている、お決まりの「都市伝説」だ……。

根州「そう!それだよ!そのカエル男だ!!」
498DANGEROUS LIFE -5-:04/01/13 01:28 ID:EXt3WNU6
【-5-  捜索隊結成?】

根州「そのカエル男を探しに行こうかと思ってる!」
森崎「いつ?」    根州「明日の夜」   森崎「急だな…」
根州「準備はしてある、よければ皆の分の食料も用意するが、どうだ?」

森崎「僕は暇だから別に構わないけど」
真理「あ、食べ物が出るんなら、あたしも行く、どーせ暇だし」
南方「裏山か…面白そうだ…   俺も行く」
有森「わたしも暇だから行ってみようかな」

根州「よし!じゃあ明日の夕方、駐車場の俺の車に集合だ!」

こうして…一行(みな暇つぶしだが)は裏山に
「カエル男」を探しに行くこととなった……そして

―翌日 

― 一流国立大学 駐車場 根州の車の前

森崎「よう」    南方「おまたせ…」
真理「根州!ちゃんと美味しい物は用意してあるでしょうね?」
根州「みんな!来てくれたか!美味しい物も探検道具もちゃんと用意してあるぞ!」
有森「なんだかワクワクするわね」

根州「さぁ!みんな、車に乗りたまえ!現地まで案内しよう!」

一行は根州の車(根州の家の車、ボロのワゴン車だ)に乗り込んだ…
根州はエンジンをかけ、急ぐ必要はないのに、少し飛ばし気味に車を運転する
森崎「おい、根州、あんまり飛ばすなよ…」
499名無しさん@ピンキー:04/01/13 12:56 ID:G7qucH2R
ああ……続きがすごく木になる
がんがってくだされ

何げに文章がウマい
500名無しさん@ピンキー:04/01/13 21:00 ID:8NUXcVNL
蛙男か・・・ヤングチャンピオンの蛙男は
「処女とやる」or「蛙を生で丸呑み」しないと死んでしまうという設定だったな。
あと、非処女とやっても死ぬっけ。
501名無しさん@ピンキー:04/01/13 21:03 ID:jKZ2FAIl
えっちな本を読んでばかりいる医学生のカエルきぼん。

「んーんんー・・・やらしい」
502DANGEROUS LIFE -6-:04/01/14 07:28 ID:3NWTbhVN
【-6-  裏山】

オンボロ車に揺られて6〜7分、学校のすぐ近くの「裏山」の入り口についた
根州「さ、ついたぞ    ココからは歩きだ」

裏「山」といっても、都市部に残してある小高い丘というか低山というか…
公園とか緑地のような場所で、周りは静かな住宅街、すぐ近くに小さな川も流れているところだ。

「秘境」「冒険」「ジャングル」というほどの雰囲気の場所ではないが…
…普段は人のあまり入らない場所なので、
木や草が生い茂り、都市部ながら「自然の山」「自然の林」になっている…。

根州「懐中電灯は持ってきたろう? それを出したら早速出発だ!」
真理「待って!!」    根州「なんだ?」
真理「食べ物は?」    根州「それは休憩の時ね…」
根州「ん?南方、おまえ随分といいモノを色々持ってるな?」
南方「ああ…」   森崎「そっちのモノはなんなんだ?」
南方「ナタ…    ココは木やツタが多いから持ってきた…」
森崎「おまえって以外に用意がいいな、キャンプとか好きなのか?」
南方「まぁね…」   根州「実に頼もしいな!」
有森「ナタなんて初めて見た」  真理「手ェとか気をつけなさいよ」

ピクニック気分で荷物を確認したり、装備品を確認したり…
南方が「それらしい持ち物」を持ってきたので探検気分の方も高まり…

根州「それじゃあ、みんな! そろそろ行こうか!」
一行は裏山の中へと足を進めた。
503DANGEROUS LIFE -7-:04/01/15 07:03 ID:C2B1074k
【-7-  奥へ】

ガサ バサ ガササ

絡まるツタ、行く手を阻む枝を払い落としながら
裏山の奥へ奥へと進む一行。
先頭はナタを持つ南方で、その後ろをライトを持った勇太と根州が、
一番後ろを瞳美と真理がついていく。


根州「ココは前より酷くなってるな… クソ…」
森崎「なんだ?前にも来たのか?」
根州「ああ、一年の時に実習で2〜3回来た」   森崎「実習?」  
根州「俺たちが1年の頃まで、ココはうちの大学や近隣の大学が実習に使っていたんだが…
  俺たちが2年になる頃に急に使わなくなったんだ」
森崎「なんで急に?」    根州「さァな…分からんね…」

南方「…! おい!みんな!」
先頭を行く南方が突然立ち止まり声を上げる
森崎「どうした?」    根州「何かあるのか!」
南方「…この先、広場みたいになってる」
根州「ああ、もう山頂に近いんだよ  この山は山頂付近は開けた場所が多いんだ」
有森「ねぇ、そろそろ一休みしましょうよ」
根州「ん?ああ、いいですよ  …じゃあ、みなさん、そろそろ休みましょう」


低くなだらかな山とはいえ……ツタ、枝、草が生い茂る山
ほんの十数分進んだだけで、皆はヘトヘトに疲れてしまった(南方はまだ平気そうだが…)
南方がランタンを、根州が敷物を出して、一行は広場の地面に腰を下ろす。
504DANGEROUS LIFE -8-:04/01/15 08:11 ID:C2B1074k
【-8-  絶景】

根州「あー、結構奥まで来てしまったな…」
有森「ココまで来るといい雰囲気ね、  なんだかキャンプに来たみたい」
根州「そーすね」   真理「さ、根州、食べ物!食べ物!!」
根州「早速それか…」  南方「フフ…」

根州「そうだ! 森崎、この広場の先なんだが…」   森崎「なんだ?」
根州「結構見晴らしがいいんだ。 …折角来たんだし、有森さんを連れて観に行くといい」
森崎「そうか、ありがと」   根州「俺らはココで雑談でもしてるから…」

森崎「先輩!!」   有森「なに?」
森崎「この広場の先、景色が綺麗らしいんですよ 一緒に行きませんか?」
有森「いいわね 行きましょう」





有森「きれい…」  森崎「ええ…」

空には星が瞬き、地上には住宅街の明かりがまばらに点っている。
遥か彼方の地平には山が連なり、暗い夜でも黒い塊としてハッキリ見える…
別の方角には…離れた場所の繁華街の、宝石のような輝きも見える。

有森「きてよかった…」   森崎「僕もです…」

夜景、夜の静寂……静かな時間と空間が二人を包む
二人は黙ったまま肩を寄せ合った……
505名無しさん@ピンキー:04/01/15 11:00 ID:mwr31P8P
お? ようやくエロパロっぽくなってきましたね
先が楽しみたー( ´∀`)
506名無しさん@ピンキー:04/01/15 15:41 ID:hXGjylzV
その時草むらから、人の皮のマスクをかぶった大男が・・・
507名無しさん@ピンキー:04/01/15 19:33 ID:AYgiwdqk
その時草むらから、アイスホッケーのフェイスガードをかぶった大男が・・・
508名無しさん@ピンキー:04/01/15 21:24 ID:MvgwBc1q
その時草むらから、ぴくりとも動かなくなったAKEBONOの姿が……
509名無しさん@ピンキー:04/01/15 22:24 ID:mwr31P8P
その時草むらから、ゾンビ化したクロベ(ry
510名無しさん@ピンキー:04/01/15 22:42 ID:TliizNw2
その時草むらから、見張るクンが…
511DANGEROUS LIFE -9-:04/01/15 23:36 ID:C2B1074k
【-9-  あの夏の日 この夏の日】

有森「ねぇ、覚えてる?」  森崎「何をです?」
有森「わたしたちが出会った夏のことよ」  森崎「もちろんですよ」
有森「あの時ね… わたし… 引越しとか進学とか…色々不安で…
あなたやるりちゃんに会えないかと思うと寂しくて…
とにかくね、色々なことがあってつらかったの…。
…そんな時に、あなたは支えになってくれた、 本当に感謝してるわ」
森崎「そんな… ボクなんかは…」
有森「フフ でも、今はこうして毎日会えるじゃない?それがとっても幸せなのよ…」
森崎「先輩…」  有森「もう… 先輩じゃなくて名前でいいわよ、付き合い始めの頃みたいに」
森崎「でも、やっぱり気が引けますよ…」

瞳美は勇太に何らかの距離感を感じている…
自分のことを愛してくれてるのは分かっているけど、
何か…どこか… 距離を感じずにはいられなかった。
「父に彼を紹介する」ということの決断を遅らせた原因の一つには、そのような事もあった…。


根州「うわー!!いた!いたいたいた!いたぞォォオオーーーーー!!!!!」
真理「キャー!なにあれェー!? ほ、ほんとにいるなんて…!!」
突然の悲鳴が静寂を打ち破る

森崎「なんだ!?」 有森「いってみましょう!」

森崎「どうした!?」  根州「い、い、い!いたんだよ!!」
真理「カ、カ!カエル男が!!」  南方「ああ… 俺も見た…!」
この夏の日…   どうやら平穏には終わりそうにない…
512DANGEROUS LIFE -10-:04/01/16 10:03 ID:YNPWhSvg
【-10-  追跡】

森崎「え!そんな… ホントに…いるのか?」
根州「いるいる!!し、茂みから一瞬出てきて、すぐにあっちの方へ逃げて行ったんだ!」
真理「大きさは犬くらいだった!」   有森「な…なによそれ…」
根州「と、とにかく!追おう! まだ間に合う!」
一行は「カエル男」を追跡した、
姿を見せはしないものの、静かな山の中なのでかすかに音は聞こえる…
それを頼りに追跡した…

根州「ハァハァ…」   有森「こ…ここは…?」
森崎「…川?」  南方「…裏山の脇を流れる川のようだな」
真理「いかにもカエルがいそうなところね……」

ガササ!     「グェーーーー!」
一行の後ろにカエル男が突然姿を現した!
森崎「うわ!」  有森「きゃーー!!」   根州「いたいたいた!」
湿った皮膚に大きな後ろ足、青とも緑ともいえるような体色、
水かきのついた前足、小さな丸い目と丸い頭……そして大きさは中型犬くらいはある…!
それは、ここにいる全員が今までに見たこともないような奇怪な生き物であった。

根州「カメラカメラ!」
根州がカメラを構えると……    …ガサ!ガサガサ!ドサ!
なんとカエル男が茂みから何匹も出てきた!

「グェー!」「キシャー!」「シュー!」「フシャァァァ!」「ギェェ…」
カエル男の群れ…未知の生き物とはいえ……
「敵意」を抱いていて「危険」な様子だというのが一行によくわかった。

南方「くっ…! まずいぞ!川に沿っていったん逃げよう!」
一行は川沿いを駆け足で駆けた…!
513コード:エロチカ:04/01/16 10:37 ID:WEEnqzrv
「ヒトミ! あの館まで走れ!」
ガゥーン ガゥーン(銃声)

and yet…

(ちょうど男3人、女2人だしね。
南方はウェスカーっぽいな)
514名無しさん@ピンキー:04/01/16 11:32 ID:Yf330bLf
ブラッドは誰よ?
515名無しさん@ピンキー:04/01/16 13:32 ID:WEEnqzrv
里未んはウルフ(ゲーム違
516513:04/01/16 15:04 ID:WEEnqzrv
>>514
ブラッドは松田絵師
(いい人だったけど、今はもう……)
517DANGEROUS LIFE -11-:04/01/18 14:18 ID:LzlBYpvV
【-11-  襲撃】

真理「大急ぎで追いかけたと思ったら…次は大急ぎで逃げなきゃいけないなんて!」
根州「で、でも、写真は何枚かバッチリ撮ってやったぜ!」  森崎「そんな心配してる場合か!」
南方「…くッ! とにかく、このまま学校の方まで逃げよう!」

ガサ!  「キシェー!」

なんと一行の前方にもカエル男が現れた!
根州「ふ!ふわ!ふわぁぁああぁあ!」   有森「きゃあああ!」

「フキャア………フギャアァ!」  カエル男は唸り声を上げ、突然、瞳美に飛び掛った!
有森「あああぁぁぁ!た、たすけて!」
瞳美にのし掛かるカエル男、荒い息を上げながら大きな口を開け、瞳美の喉元に喰らい付こうとする。
有森「あぁぁ…」   両腕でカエル男を抑えるが、今にも噛み付かれそうだ…

森崎「先輩!!」
勇太は飛び出してカエル男を瞳美から引き離そうとする!
「ゲェ!ギシェ!」   森崎「うわァあああ!」
後ろからカエル男を抱えた勇太、カエル男に腕を噛み付かれてしまう!
森崎「く… こいつ!」  勇太は腕に喰らい付かれたまま、カエル男を地面に叩きつけた!
「ギシャ!」     南方「森崎!!」   森崎「!!」
ナタを持った南方が勇太の前に立つ    南方「くらえ!」    

             カッ! 

「ギャアアアアア」 鈍色の重く厚い刃がカエル男にめり込んだ
森崎「うわ… ハァハァ… ありがと…」  南方「ああ… 森崎…怪我は…ないか?」
森崎「腕が…腕が…痛い…」    真理「診せて!」
真理はカエル男にやられた勇太の腕の具合を診る…
真理「止血すればなんとか大丈夫… でも…骨をやられてるかも…」
518DANGEROUS LIFE -12-:04/01/18 14:20 ID:LzlBYpvV
【-12-  逃走】

真理は勇太の腕を縛り、止血した
真理「これでなんとか大丈夫だと思うけど…あくまで応急処置にしかならないわ」
森崎「…あ、ありがとうございます」
真理「本当は、もっとちゃんと処置しないとダメなんだけど、今はそれで我慢して…
   あんまり激しく動かしちゃダメだからね」
有森「わたしのせいで…ごめんなさい…」   森崎「先輩のせいじゃないですよ」
有森「森崎くん…」   森崎「なんです?」   有森「ありがとう…」

「キシャー」「キシェー」
カエル男たちの声がすぐ近くから聞こえる
南方「前も後ろもダメそうだな…」  根州「川はどうだ!?」
一行は川のほうを見るが…

対岸までは結構距離がある…対岸に渡っても、住宅地までは距離がありそうだ…
その上、対岸にはコンクリートの壁と土手が立ちはだかっている…  
真理「川なんか渡れないわよ!森崎くん怪我してるし。」
南方「ココの川は深くて流れが強い、それに… 奴らから逃げるのに水場は危ないだろ?」
根州「じゃあ… また山に入るか!?」    南方「ああ… それしかなさそうだ…」
真理「それはそれで危なそうだけど…」  森崎「いくしかないか…」

一行は再び山へと入った…

南方「なんとか見つからなきゃいいが…」  森崎「く… なんだか周りから奴らの声が聞こえる」
真理「まだ、そんなに近くないみたいだけど…」  有森「いつ来るか分からない…」
根州「おい!あれ!あそこ!」    根州が何かを見つける…

一行は根州がライトで照らした先を見る…
森崎「なんか穴みたいのが開いてるな」  南方「…どうやら人口のモノのようだが」
519DANGEROUS LIFE -13-:04/01/18 14:22 ID:LzlBYpvV
【-13-  希望の光】

一行は根州が発見した穴に近付いた、入り口は縦横数メートルくらい、結構大きい…
有森「見て 奥は頑丈そうな板で塞がれてる」
南方「ふむ… 脇には扉みたいなものが付いているな」
森崎「ここには逃げ込めそうにないか…?」

「ギシャアアアア!!」
そう遠くないところからカエル男たちの声が聞こえる、それも四方八方から!

南方「…もう ここに逃げ込むしかなさそうだ」
根州「くそ…ついに袋小路に追い詰められたか…」  有森「ここにいったん隠れましょうよ」 
真理「明るくなるまで隠れていれば、奴らはいなくなってるかもしれない!」
根州「もうだめだ…」    森崎「根州、まだ諦めるのは早いって!」

南方は扉を塞いでいる木の板をナタで壊し、扉を開け…
一行は地下道の中へと足を進めた…

南方「これで…よし…」
全員が地下道に入ると、南方は持っていた細いロープで扉を再び固定した

森崎「ここはなんなんだろうな?」  
南方「昔、何かに使っていた地下道だろう… 防空壕か、何かの通路か…」
有森「奥はどうなってるのかしら?」   

南方はライトで奥の方を照らす…
根州「ああ… ダメだァ  崩れてるよ やっぱり袋小路だよ…!」
南方「…! いや そうでもないぞ みんなライトを消してみろ…」
ライトを消すと、穴の横、崩れた壁から光が漏れているのが見えた…
520DANGEROUS LIFE -14-:04/01/18 14:24 ID:LzlBYpvV
【-14-  潜入】

根州「なんで地下から光が??」  南方「どこかに繋がっているんだろう」
森崎「でも…ここは山の中だぞ? 地下にいったい何が…」
有森「明かりが見えるっていうのも… ちょっとヘンよね」

南方は光が漏れているところを覗き込んだ
南方「中は…なんとか人が通れそうだ…   うん…?   空気の流れを感じる…!」
真理「明かりがついてて、空気の流れもある…」 森崎「たぶん…どこか別の出入り口と繋がってる…」
有森「ねぇ、そっちにいけないかしら?」   南方「壁を崩せば行けそうだ…」  
森崎「崩せるか?」    南方「この壁は脆い、叩けばどうにか崩せそうだ…」
アルミ合金製の頑丈なライトで壁を叩く南方

ガン!ガンッ!    ガッ! バラバラ… 

南方「さぁ… これで通れる」
南方を先頭に一行は狭い通路の中へと入る…
森崎「狭いな…」  有森「やだ… もう、髪がぐしゃぐしゃになっちゃう…」
根州「一体これはなんの通路なんだろうか?まるでダクトか何かのようだが…」

光のある方へと、しばらく進むと、先頭の南方が突然止まる…

ガッ!ガシャ!ガシャーーーーン!   

前の方で何かを叩く音がする…
森崎「おーい!どうしたんだ!?」   南方「出口だ…」
南方は出口を塞ぐ金網を落としたようだ…一行は先頭の彼に続いて狭い通路を出る…

森崎「なんだここは…」
狭い通路を出た先、そこは地下のはずなのだが…
一行は整備された綺麗な廊下へと出た。
根州「本当にダクトだったようだ   しかし…ここはなんなんだ…?」
521DANGEROUS LIFE -15-:04/01/18 14:25 ID:LzlBYpvV
【-15-  地下施設】

一行は明かりが煌々と付いた廊下を、慎重に慎重に進んだ…

廊下の壁には「B-3」「生物実験エリア」
各部屋の入り口には………
「薬品実験室」「細菌実験室」「実験動物管理室」「薬品保管庫」「動物実験室」
そういった文字が書いてあった。
ポンプかファンだろうか、ブーンという機械音も微かに聞こえる
人の気配は全くないのに照明だけ煌々と点っていて、かえって気味が悪い…

森崎「ここは…一体…」  有森「まるで何かの研究所みたい…」
真理「こんな馬鹿な話ってある?なんで地下にこんなものが…
   根州の好きな小説とか映画じゃあるまいし…」
根州「俺も現実にこんなものがあることに驚いてるよ…」

一行が廊下の突き当りまで進むと、そこは曲がり角になっていた…
曲がった先を見ると………一番奥に階段が、右手には「医務室」が、
左手には「生体兵器開発室」という部屋がある……

有森「医務室…」  真理「森崎君に、もっとちゃんとした治療を施せそうね…」
根州「せ、生体兵器…!?いったいなんなんだろうか…?」

「生体兵器開発室」  一行はガラス張りのその部屋を覗く…
無数の培養槽… 机… モニター… SF映画によくある光景だ

森崎「なんだか荒らされたような感じだな…」  
根州「…!  おい!このガラス管の中身、あのカエル男じゃないか!!」
有森「ねぇ!見て! あそこ…人が倒れてる!」
522DANGEROUS LIFE -16-:04/01/18 14:28 ID:LzlBYpvV
【-16-  生存者】

一行は培養槽の並ぶ開発室の中に入った。
中にはファイルの束を抱えた女性が一人倒れていて、
醜い肉塊とかした何かの動物(たぶん犬)の屍も転がっていた…。

真理「この人…衰弱してるし、着衣が少し乱れてるけど外傷とかはないわね…」
根州「あれ …この人は」   真理「あんたの知り合いなの?」
根州「今年卒業した先輩だ、   桂さんっていう」

桂「…う〜ん あ あなたたちは…?」  根州「覚えてますか?僕です!」
桂「ああ、あのUMAマニアの… 勿論覚えてる …どうしてこんなところに?」
有森「ねぇ、とりあえず、医務室まで連れて行ったほうがいいんじゃない?」
真理「そうね、だいぶ体力が落ちてるみたいだし、森崎君の治療の方もあるしね…」

―地下施設 B3 医務室

医務室に入ると一行は、桂という白衣の女性をベッドに寝かせ、勇太に治療を施した。
そして…事情を説明した。

桂「ごめんなさい…わたし達のせいで…大変だったわね…あなたたち…
  そう…もうそんなに繁殖してるんだ」

桂という女性は一行にこの施設のこと、この施設で起こったことを説明した…
…それは、驚かずにはいられない、信じられないような内容の話であった。
523DANGEROUS LIFE -17-:04/01/18 14:28 ID:LzlBYpvV
【-17-  小木戸博士】

この建造物自体は、戦前に大学の地下に設けられた、軍の地下施設を増改築したもので、
国や米軍関係の機関やら、よく分からない組織が関わっているそうだ。(桂さんも詳しいことは知らないらしい)
桂「増改築した後に分かったことなんだけど…元々が古い建物だったし
  秘密裏の無理がある工事だったから…どうしても壁や天井に予想以上に脆い箇所があったの…」
南方「俺たちはそういうところを壊して入ってきたわけか…」

カエル男については…
桂「あれは…わたし達のチームが開発した生体兵器の試作品…このファイルを見て」

生体兵器 「アグア・カショロ(水の犬)」 開発計画

・局地戦への投入を想定した量産兵器である
主にCQB(近接戦闘)における格闘戦を想定してある
・遺伝子操作による人工動物、両生類の受精卵をベースにすることにより、
安価に大量生産出来る上、成長速度も早い(成体になるまで数週間ほど)という特色を持つ。
受信機を埋め込み、電波による遠隔操作で、ある程度のコントロールを可能とする。
・現在は試作段階、試作品はサイズがまだ小さい上に制御面で不安が残る。

根州「こんなものを作っていたなんて…」  森崎「…信じられない」
桂「たぶんアイツが逃がしたんだわ…」   南方「あいつ…?」
桂「小木戸博士…恐ろしい男よ…」   南方「…!!」
森崎「ん?どうした南方」     南方「いや…なんでもない…」
桂「あの男の部屋を探り、研究内容と企みをわたし達が知った時は…もう遅かった」
524DANGEROUS LIFE -18-:04/01/18 14:30 ID:LzlBYpvV
【-18-  マルス】

小木戸博士の手記1

わたしが南米で苦労して入手した新種の寄生生物、これを遺伝子操作により改良した物が
戦闘補助用の寄生生物の試作「P-1型 マルス」である。
…が、いかんせんまだ試作品だ、制御面と安定性に不安が残る上に、
制御と戦闘力を両立させた寄生には外科的な移植手術も必要だ…
その上、決まった時間に薬品の投与をしないと、宿主の拒絶反応が原因で体から剥がれてしまう。
これでは「生きた鎧」としての生体兵器には、まだ程遠い。

小木戸博士の手記2

出来損ないのカエルばかり作っているチームに、あれだけの資金を出すくせに
わたしのこの素晴らしい計画にはほとんど資金を出さない!!
上の連中は何も分かっていない!!
流出事故に見せかけカエルの試作を何匹か外に逃がしてやる…
そうすれば向こうの予算を減らす分、こちらに予算をまわすだろう…

小木戸博士の手記3

外では「カエル男」がウワサになっているらしい。
こちらでも…なぜ流出したかだの、
住宅街や学校に近い土地で秘密裏の捕獲をどのように行うかだの…大騒ぎだ。
わたしの研究の方も…「最高傑作」が完成目前…なにもかも思惑通り事が進んでいる、
そろそろ最後の一押しをする時の様だ…。
一押ししたらわたしは…頭の固いお上の管轄であるココの連中を始末した後
最高傑作とカエルを持って、待遇のいい民間の地下団体に行くつもりだ。

桂「この手記を見つけたときにはもう遅かった…」
525DANGEROUS LIFE -19-:04/01/18 14:31 ID:LzlBYpvV
【-19-  行方知れずの闘神】

桂「わたし達が小木戸博士への対応を皆で話し合っている時に、
  博士の最後の一押しが始まった…」
森崎「一体何なんですか?」   
桂「マルスを寄生させた大型犬を、わたし達がいた地下2階に放った…
  放った後、あの男は地下1階のシャッターを閉じてわたし達を閉じ込めたわ…」
有森「なんてひどいことを…」   南方「…クソ」
桂「わたしが倒れていた部屋にあった死骸がそれなんだけど…」
根州「なんで死んだんですか?誰かが殺したんですかね?」  森崎「他のみんなは…」
桂「他のみんなは地下2階でそいつに殺された…  わたしだけ地下3階に逃げるように言われて…」
根州「え?じゃあ…これ桂さんが倒したんですか?」
桂「違うの…それが…よく分からないの…」
南方「…?」  森崎「というと?」

桂「わたしはココまでコイツに追い詰められた、コイツに首を絞められ体を絞められ…
  もうダメだと思って…   いつのまにか気を失ってた…」
根州「よく無事でしたね」   
桂「わたしも何がなんだかよく分からない…あなたたちがわたしを起こして…ゴホ
  …気が付いた時には怪物は、 …コホ 弾け飛んだような死骸になってて…ゴホッ!ゴホッ!」
有森「だいじょうぶですか?」   桂「う〜ん…すこしお腹が痛いだけ だいじょうぶよ…」
526DANGEROUS LIFE -20-:04/01/18 14:32 ID:LzlBYpvV
【-20-  寄生】

根州「怪物が死んでるってことは、この建物はもう安全ですかね?」
桂「わからないわ、上の階の様子は分からないし… でも、この階はたぶん安全だと思う」
森崎「ガラス管の中のカエル男は?」   
桂「あれは培養液を抜いてから薬を打たないと動かないの、今は仮死状態だから安全よ…ケホッ」
真理「…ねぇ、わたしさ、ちょっと薬を補充してくる、ここの薬じゃちょっと足りないみたいだから」
森崎「一人で大丈夫か?」   真理「近くの薬品庫に行くだけだから大丈夫よ」
有森「真理…気をつけてね」  根州「無理はするなよ」
真理「わかってる!  ん〜、向こうは荒らされてなきゃいいわねェ…」
桂「ありがとうね…」   真理「桂さんには胃腸薬でも持ってきますよ」
根州「じゃあ、俺と南方はこのフロアで資料探しでもすることにするよ」
有森「それじゃ…森崎くんと桂さんの看病はわたしに任せて」

真理は薬品庫へ薬を探しに、根州と南方は他の部屋へ資料探しに行った…。
瞳美は医務室に残って勇太と桂の看病をした…。


森崎「…桂さんは?」   有森「今は寝てる…」
森崎「そうですか…」   有森「二人っきりね」 森崎「そうですね…」
有森「とっても静かね…」 森崎「ええ…」
有森「ねぇ…森崎くん」  森崎「なんです…?」
有森「こんな…こんな大変なことになるなんて…
   わたし…怖くて怖くてどうにかなっちゃいそう…」
森崎「先輩…」       勇太は折れていない左腕で泣きじゃくる瞳美を抱きかかえた
森崎「僕がついてます…どんなことがあっても僕が先輩を守ってみせます…」

桂「…! ああ! アアアアアアアァァ!!!」  有森「!!  桂さん!?」
森崎「どうしました!?」  桂「痛い!痛い!ギャアアアアアアアアア!」

グジュグジュ……ブジャァア!
527DANGEROUS LIFE -21-:04/01/18 14:33 ID:LzlBYpvV
【-21-  第三種接近遭遇】

桂の腹部を食い破り、得体の知れない赤黒い「何か」が飛び出した!!
森崎「うわぁあ!」  有森「きゃああああああああ!」
臓物のような外見の「何か」は触手を広げると勇太に飛びついた
森崎「わァ!」  有森「森崎くん!!」
「何か」は触手を巻きつけ、勇太の右肩にまとわり付いた
森崎「うわァァ!先輩!先輩!」  有森「あ…あああ…」
森崎「先輩…せんぱ…    ウォォォォオオオオオ!」
勇太は「何か」の影響か理性を失い、瞳美を押し倒した
有森「森崎くん!やめて!やめてェェェー!」
森崎「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」   有森「いやぁぁぁあああああぁぁ!」
泣きわめく瞳美にも赤黒い触手が絡みつく

森崎「グォォ…グォォ…センパイ…」
勇太は瞳美の上着を乱暴に剥ぎ取ると鼻息を上げながら瞳美を舐めまわす、
触手は瞳美の手足を締め付け自由を奪い、首にも巻きつく。
瞳美「やめて!やめて!」    理性を失った勇太に瞳美の願いなど通じない
「ジュルジュル…」 粘液をまとった赤黒い触手は瞳美の柔肌を撫で回す…

森崎「グォォ…センパイ…」   瞳美の顔は涙でぐしゃぐしゃ、目の周りは真っ赤だ
勇太は瞳美のブラを鷲掴みにして剥ぎ取り、放り投げた
森崎「チュバ ヂュバ」  勇太は瞳美の右乳房にむしゃぶりつく
「ジュジュ…グジュ…」  触手は瞳美の左乳房を撫で回す

有森「いやぁ…ふぅん… あぁん…」  恐怖と性感が瞳美の頭を支配する
「グジャア…」  触手の根元にあたる丸い部分から
他の触手より太く短い(太さは缶コーヒーの缶くらい)触手が出てきた…
528DANGEROUS LIFE -22-:04/01/18 14:34 ID:LzlBYpvV
【-22-  受胎】

「ジュルジュル」  
粘液でぎらつくほど滑りのある触手が、瞳美の柔らかい腹部を撫で回した
有森「な…なに…?」
瞳美の下腹部を撫でるように下へ下へと触手が滑る…
有森「な…なにをするつもり…」
触手は瞳美の股ぐらに先端を潜り込ませた
有森「いやぁ…やめて …やめて …やめて」
上下に小刻みに動きながら割れ目を弄る触手
有森「やめてェェェェェーーーーーーーーーーー!」

赤黒い、滑りのある、軟体動物のような触手が瞳美の胎内に侵入した
「グジュウゥ… メリメリメリメリ…」   瞳美「あぁぁぁぁ…」 
とめどなく涙を流す瞳美、あまりの出来事に言葉なんか出ない…
触手は胎内でウネウネうごめいた、中で脈打っているのが瞳美にはよくわかった。

瞳美は恐る恐る下半身を見てみる…
赤黒い触手が平然と突き刺さっていた、自分の膣口は赤黒い触手を咥え込んでいた…

「グジュグジュ…」 触手は瞳美の中を何回か往復した
「ドクン!ドクン!」  触手が激しく脈っているのが瞳美に伝わる
「ブチュウ!」    瞳美「いやぁ…」
触手の先端から生暖かい「何か」が出てきて、瞳美の子宮に潜り込んだ。

「ジュルジュル」   

「何か」を瞳美の子宮に植え付けると、触手は瞳美の胎内から出て行った…
529DANGEROUS LIFE -途中経過-:04/01/18 14:36 ID:LzlBYpvV
連休だったんで…濡れ場まで一気に仕上げちゃいました、
…なんか、思ったより途中の行程が長めになってしまいました。

連投スマソ
530名無しさん@ピンキー:04/01/18 15:55 ID:E8YxdDce
ラブラブじゃなかったのか・・・。ちと残念。

でもちゃんと完結させてね。
531名無しさん@ピンキー:04/01/18 19:28 ID:EGWDiVCc
触手の子供を孕まされる先輩(;´Д`)ハァハァ
532名無しさん@ピンキー:04/01/18 20:31 ID:LIQx+cU7
ttp://www.liar.co.jp/jan_1212.html
 まるで自分のことのようで読んでて鬱になったり……
533名無しさん@ピンキー:04/01/18 20:32 ID:LIQx+cU7
失礼 誤爆
534名無しさん@ピンキー:04/01/19 02:15 ID:sBrguwuX
ぐろいやん。
535名無しさん@ピンキー:04/01/19 06:15 ID:znRQUrXp
触手陵辱〜〜
有森先輩の運命は?
536名無しさん@ピンキー:04/01/19 07:11 ID:BmLA64VK
エログロ……というかグロエロですな。
もうこうなったら、ロケットランチャー抱えた菜由様に
助けにきてもらうしか!
537名無しさん@ピンキー:04/01/19 08:57 ID:gHVUT/Kb
>>532-533
誤爆かもしれんが、世に数多居る同人作家先生には是非読んで頂きたい例ではある。

なにより、「売れてるから」とかの愛のない作品は嫌いだな。絵でも文章でもアラが目立つ。
TLSは総人口は少ないかもしれないが、それだけに熱いマグマを持つ人が多いので(・∀・)イイ
538名無しさん@ピンキー:04/01/19 21:49 ID:iAGcWAN0
つか今時「売れてるから」でTLSの活動もあったもんじゃないでしょ。

長編が完成するかしないかは・・・。
その人の愛と勇気と希望と暇に賭けるしかないが。
539名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:29 ID:gHVUT/Kb
安桃TLS2Rの各イベント描写、あれは愛があるな〜とオモタ
540名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:48 ID:ciiHZNkQ
オカノンってそんなにエロに向いてないかな?
俺の中での丘野さんは、実は競泳水着フェチだったりするので

当然365日間、制服の下は常に競泳水着なのです
「じゃーん、もう5日も脱いでないんだよ、すっごく気持ちいいから」
えっちの時も
「水着は脱がしちゃ駄目っ、もう私の身体の一部だから」
とか・・・
541名無しさん@ピンキー:04/01/21 02:11 ID:H0c8U+VW
う〜ん漏れはオカノンは
カッパだけにお尻が大好きな設定なんだけれども…
え、もちろん自分のも相手のもどっちも(ry
542DANGEROUS LIFE -23-:04/01/21 18:58 ID:V2MazLqW
【-23-  シロツメクサ】

瞳美は自分のお腹に手を当てた
「トクン トクン」  「何か」が植えつけた「何か」の小さな脈動を感じた…

森崎「グァァァ!」
勇太は叫び声を上げると瞳美を鋭い視線で睨み付けた
森崎「グォ…センパイ…」 瞳美を見下ろす勇太…

森崎「グァァァァァ!こいつ!離れ…」   「ギシュウゥゥ!グジュウ!」
森崎「グォォ!うわー!」  「ジュル!」   森崎「グォォォォォ!」
苦しそうに叫ぶ勇太、理性を取り戻そうとすると触手が強く巻きついた。

有森「あぁ…森崎くん…」
苦しむ勇太を見ながらお腹に手を当てる瞳美

有森「…あれは」
ふと引き裂かれ散乱した上着のところを見ると、何か光るものがあった。
有森「あれ…昔、森崎くんと見つけたクローバーだ」
光るもの、それはクローバーを樹脂で固めて作った、思い出のお守りだった。

瞳美はそれを手に取り眺める。
有森「今の彼はこれのことも覚えてないのかな…」
勇太は膝をついて苦しそうに荒い息を上げていた、
触手は今にも倒れそうな勇太を今にも飲み込みそうだ…

有森「森崎くん…これ…覚えてる?」
何気なくクローバーを見せる瞳美
森崎「グォォ…」    有森「やっぱり…もう…」
森崎「センパ…クルシイ…タ…ケテ…」   有森「え!?」
勇太は何かを思い出そうとしていた。
543DANGEROUS LIFE -24-:04/01/21 18:59 ID:V2MazLqW
【-24-  理性】

森崎「グォォ!グォォォォォォォオオォォォ!」
上半身を大きく振り回し苦しそうにする勇太
森崎「こいつ!離れろ!離れろぉぉぉぉぉぉ!」  「グジュ!グジュルルル!」
何本もの触手がのた打ち回る、何本もの触手が暴れながら勇太に絡みつく
森崎「離れろ!はなれ…  …グ、グァァァァァ!」
目が血走り、青筋を立てる、体の右上半分が触手に覆い尽くされた…

森崎「ウォォォオオオオォォォォォオオオォォォオオオォォオ!」
大きな咆哮とともに右腕から伸びる触手が瞳美の首を締め上げる
有森「いやぁ!いや!いやぁぁぁぁあぁ!」
泣き叫んでも容赦なく首を締め上げる触手、そのまま瞳美を持ち上げた
瞳美「やめて!やめてよぉぉぉ!」

森崎「ハッ!ハッ!   コフー!コフー!」
苦しそうな表情で涙を流す瞳美を容赦なく締め上げる
有森「あ…あああ…」 首を絞められ意識がどんどん遠のいた

カツン…

力が抜けた瞳美の手からクローバーのお守りが落ちた
森崎「グォ…」   勇太は落ちたお守りを何気なく目で追う
有森「…も…もり…さきく…」   森崎「グォ…センパイ…」
有森「え…!?」  森崎「センパイ!先輩!」
森崎「うぉぉぉぉぉぉぉおおおぉおぉぉぉおぉぉ!」
勇太は左腕で右半身を覆う触手の根元に掴みかかった
森崎「せんぱーーーーーーい!」  「ギィィィィィィィ!」 
左手で触手を掴み、無理矢理引っぺがすと、地面に思い切り叩きつけた!
有森「ゲホッ!ゲホッ!」   首に巻きついていた触手が外れた…
森崎「ハァハァ…ハァハァ…」  有森「も…森崎くん…」
544名無しさん@ピンキー:04/01/22 17:32 ID:BsE3yMTw
読んでいて一つ、気になる点があるんだが…

先輩はもう(オープニングの時点で)非処女だったのかい?
545名無しさん@ピンキー:04/01/22 19:58 ID:qbLD/ByK
>>544
弟クンを侮ってはいけないな。
546名無しさん@ピンキー:04/01/22 22:49 ID:AXncwYs7
弟クンはるり姉に鍛えられている男ですよ。
547DANGEROUS LIFE -25-:04/01/24 03:58 ID:qsPdepFt
【-25- 火葬】

森崎「先輩…無事でしたか…?」  有森「ええ…」
森崎「ボク…その肉のオバケに取り付かれてから無我夢中で…
   さっきまでのことを覚えてないんですけど…」
有森「森崎くん…」   勇太は寄生されている間、意識を半ば乗っ取られていたようだ…

「グジュル…」   有森「!!」  森崎「!!」
勇太が床に叩きつけた「何か」が再び動き出した!
広がった触手をウネウネとくねらせながら小刻みに脈動している。

森崎「せ、先輩!」  有森「ま、まだ生きてる…」
森崎「こいつ!僕が相手だァ!」  勇太は近くにあったモップを左手で取り、怪物に突きつけた!
森崎「くそ!この!」   触手がモップに絡みつく!!
所詮は片腕だけの力なので、今にも触手との「棒引き」に負けそうだ……

有森「…ど、どうしよう」  瞳美は辺りを見回した

「消毒用」「エタノール」とラベルに書いてある大瓶、机に置かれたアロマキャンドルが目に入った。
有森「もしかして…」   
机の引き出しを調べると、思惑通り「火種」であるオイルライターが入っていた…

有森「えい!」   「ギシェ!」   瞳美はエタノールを「何か」に浴びせた。
有森「あなたみたいな化け物、消えてなくなってよ!」  
瞳美はライターに火をつけ、エタノールを浴びた「何か」に投げつけた!!

ボッ!     「ギシャアアアアアアァァァァァアアアアア!!」

エタノールに引火し、「何か」は大暴れしながら燃えあがった、
紙くずのように燃え、辺りに肉の焼ける匂いが漂う。
548名無しさん@ピンキー:04/01/25 08:54 ID:bfm2AUec
のぞみの放尿を覗きたい。
549名無しさん@ピンキー:04/01/25 21:40 ID:oDnyOU5q
ついにTLSSかったきたよ、、、
トレーダーで、まだ4000ちょいもしてた。
意外に人気あるのかもね。
これからプレイして、面白かったらSS書く予定です〜。
まずは誰から落とそうかな、、、
550名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:18 ID:RRzLXmbe
おいらのおすすめは菜由サマか唯子。エロスを求めるならね。
(ぴゅあなおいらはやっこを選んだが。?スク水?げふんげふん)
551名無しさん@ピンキー:04/01/26 02:14 ID:cH9pwHMw
>>549
SSつながりで、有森瞳美テンパイで
552名無しさん@ピンキー:04/01/26 10:14 ID:rwaA7Wv5
>>550
しかし最エロは、隠したんのエチーな話レベル5だろう。
詳細は自分の目で確認されたし>>549
553名無しさん@ピンキー:04/01/26 11:43 ID:2KWiZAeU
るり姉の風呂と着替えを狙うべし
554名無しさん@ピンキー:04/01/26 19:14 ID:JVG5u6yo

    /  /
    /   /   パカ
   / ∩∧∧    話は聞かせてもらった!他はもういい、隠したんをネラエ!!
   /  | (・∀・)_  
  // |   ヽ /   
  " ̄ ̄ ̄" ∪
555名無しさん@ピンキー:04/01/26 22:21 ID:NNEh+ZT7
まずは、ヒナたん落としました〜。幼馴染編とかかな。
次はやっこたんを、、、
一回クリアした感想は、ゲームとしてはTLS3より確実に面白いですね。
女の子達のブルマ姿がかなりエロいっすw
これならSS書けそう。
現在のお気に入りキャラは、
ヒナ>やっこ>るり姉>睦美 かな。
他のキャラはこれからじっくりと、、、
TLSって15禁ぐらいで作ってくれたら最高なのにな〜・・・
556名無しさん@ピンキー:04/01/26 23:15 ID:eostGvJB
1回クリアすれば隠したんが出てくるので隠したんもよろしくね♥
557名無しさん@ピンキー:04/01/27 00:39 ID:98p/bI7p
>>555
てか、あれで十分15禁くらいの内容になってると思うぞ…
558名無しさん@ピンキー:04/01/27 12:22 ID:PDfs2s0U
「わたし・・・もうイっていいかな・・・?」

隠しタン、嫌われた時のセリフも萌え
559名無しさん@ピンキー:04/01/31 00:35 ID:lKR1xlTD
るり姉のパイ揉みイベントきたーーー!!
560名無しさん@ピンキー:04/01/31 03:27 ID:sVEqq4M6
おとめちっくやっこ。
561名無しさん@ピンキー:04/02/02 16:24 ID:IpMfdiZF
普段ボーイッシュな葵も、オシッコする時は
しゃがんでするんだよな〜

とか想像すると萌えてこないか?
562DANGEROUS LIFE -26-:04/02/03 17:02 ID:+zwlZ2TT
【-26- 退去】

森崎「…!」  有森「ハァハァ…」

ブスブスブス…

肉の化け物は焼け焦げ、完全に動かなくなった…
有森「やっつけた…」

カシャ   シュワワワーーーー!

一足遅れてスプリンクラーが作動した
森崎「うわ!部屋から出ましょう!」
二人は肉の化け物と、桂さんの死体を置いて部屋を出る
有森「なんとか濡れずにすんだわね…」

真理「あれ、なに?部屋から出て、どうしたの?」
根州「ん?なにかあったか?」    有森「実は…」

瞳美は帰ってきた二人に事情を説明した。
胎内の「何か」のこと、怪物と寄生された勇太にされたことを
勇太に聞かれないように…。
瞳美は勇太に傷ついて欲しくなかったので、
勇太には細かいことを聞かれないようにした……

根州「なんてこと…そんな…」   真理「なんで惨い…」

戻ってきた二人は話を聞いて、あえて部屋の中を見ようとはしなかった…
563名無しさん@ピンキー:04/02/07 20:38 ID:PNFirOFz
隠しタン含め10回クリアしますた。
河原でのCGがエロかたよ。
これでお触り、寸止めイベントが盛りだくさんなら最高なのにな〜。
ルリ姉の私服姿は襲われても文句言えないような格好だし。
あと、神風は吹かないね;;
564名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:41 ID:I7kcX5rD
Hな話題… 凄えッツ!!
565名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:45 ID:w8zQNmw7
隠したんはオナーニのことなんで、全然知りませんよ。
電動歯ブラシなんて、使ったことありません。
566名無しさん@ピンキー:04/02/09 22:31 ID:rcMlhCR0
TLSS ヒロインsのスリーサイズとか公式設定あるのかな?
なんかゲーム中では楠瀬緋菜が自分で胸が大きいって告白してたけど、
自分でいうぐらいだから88以上はあるかと、、、
それ以外だと篠坂唯子が大きいっぽかな。
567名無しさん@ピンキー:04/02/10 01:39 ID:EsX8tLPy
サイズ設定は2までじゃなかったか?
568名無しさん@ピンキー:04/02/10 02:43 ID:5B+JrlAp
まぁ3は中学生だしなあ
569名無しさん@ピンキー:04/02/10 02:54 ID:5EAoYevJ
 3サイズと伸長体重はゲームの中でも攻略本にも載ってないな、伸長を画面等から推測すると一番低いのが姫で二番目がやっこだと思うのだが。
 ナイスバディっぽいのは緋菜、先輩、姫、それにルリ姉辺りじゃないかな。
570名無しさん@ピンキー:04/02/11 07:19 ID:COCN5knH
True Love Story
at the end of the summer...

1 月曜日

午後6時。
オレは夕焼け色に染まる校庭をテニスコートに向けて歩いていた。
すでに校内に人影は疎ら。
夏に入り日が長くなったとは言え、この時間まで残っている生徒は少ない。

もうすぐ夏休み。
それまでに、今以上に楠瀬さんと親密なりたい。
可能ならば、今日こそはデートの約束を取り付けようと考えていた。
その為に、一緒に帰ろうと思いテニスコートに向かっているのだ。
彼女は人気者でライバルは多い。
二年生の女子の中では一番人気といってもいい。

その原因は彼女の目立ちすぎる程に可愛い容姿にあるといって間違いないだろう。
長い髪のツインテール、大きな瞳に可憐な唇。
肌は白く、背は普通。
そして、やや童顔で幼っぽいわりに大きな胸。
体育の時間、準備体操などでジャンプをすれば、それだけ体操服の中の胸がプルンプルンと揺れる。
理想的なほどにスラリとした体型なのに、学年で一・二を争う巨乳。
その上、性格も明るく優しいとくれば、他の男子が放っておくはずがない。
誠太郎曰く、秘蔵写真売り上げナンバーワンらしい。
つまり、男子生徒に一番人気のある女の子というわけだ。


571名無しさん@ピンキー:04/02/11 07:21 ID:COCN5knH
(まだ下駄箱に靴があったから、部活中だと思うけど。でも、いつもならとっくにテニ
ス部も終わってるよな。どうしたんだろ……あ、居たっ!)

「くすの……なんだ、やっぱりまだ練習中か」

声を掛けようとして、オレはやめる。
そこには楠瀬さんの他に、ジャージ姿のテニス部顧問・男性教師の姿があったからだ。
どうやら他の部員はすでに全員帰ったようだ。
二人以外姿が見えない。

(仕方ない、ここでまつことにするか)

腹を括ったオレは、練習が終わるまでテニスコートのすぐ側、人目につかない木の影で
待つことにする。

(それにしても、この時間まで居残って顧問の先生と二人きりで練習なんて、楠瀬さん
頑張るな〜)

彼女のテニスに対する熱意が並々ならないものであることをオレは知っている。
そして、その熱意ほどテニスがうまくないことも。
だからこそ、ああやって遅くまで練習しているのだろう。

(あれ、珍しいな。楠瀬さん、部活中は必ずジャージ姿なのに、今はブルマ姿で練習し
てる……なんでだろ??)
572名無しさん@ピンキー:04/02/11 07:23 ID:COCN5knH

オレはテニスコートの中央で真剣な顔をしながら練習する、楠瀬さんに目をやる。
引き締まった身体、艶かしい太腿、プリンとした学校指定の黒いブルマ。
彼女は体育授業を受ける時と同じ服装でラケットを握っていた。
彼女の腰は女子の平均より細いぐらいなのに、そのお尻は見事な程に丸くて大きい。
成長期のブルマがピチピチとはっていた。
その背後には、テニス部顧問の男性教師が立っている。
気のせいだろうか、指導する男性教師の目は、ブルマを履いた楠瀬さんのお尻ばかりに
向けられている気がする……。

(もしかしたら、顧問の先生に言われてブルマ姿で練習してるのかな??そんなわけな
いよな。練習の格好なんて関係ないし。それにしても……なんで、楠瀬さんの真後ろに
立つんだろう)

オレは訝しげに眺める。
楠瀬さんは額から汗を流しながら、サーブの練習をしていた。
顧問の教師は、後からフォームのチェックをしているようにも見える。

(まあ、フォームのチェックなら仕方ないか)

そう自分に言い聞かせると、フォームが違うという教師の声が聞こえてくる。
顧問の男性教師は楠瀬さんに近づいて、フォームを矯正しはじめる

(おいおい)

オレは思わず目を疑う。
近づいた男性教師は、楠瀬さんの背後から抱きすくめるような格好で指導しはじめたのだ。
573名無しさん@ピンキー:04/02/11 07:24 ID:COCN5knH
明らかにブルマを履いた楠瀬さんのお尻に男性教師の股間があたっている。
右手を楠瀬さんの握るラケットに添え、左手は楠瀬さんの括れた腰に巻かれていた。
その体勢で、こうやってスィングするんだと教えるように、ラケットを振る。
身体をねじるような運動で、楠瀬さんのお尻に男性教師の股間が捻じり込まれ、沈むのが見えた。
二人の身体は一ミリの隙間もなく密着しているではないか。
おそらく、楠瀬さん自身、男性教師の股間が恥ずかしい所に当たって、意識しているのだろう
背後から指導を受けている楠瀬さんの頬が、遠目から見てもわかるほど赤く染まってい
た。

(楠瀬さん……)

再びスィングの指導をして、楠瀬さんのお尻と男性教師の腰が一体になって動く。
気がついたら、オレは拳を握り締めていた。

(くそう、あの野郎。楠瀬さんが大人しくしてるからといって!!)

飛び出して、大声で抗議してやろうと思い、踏みとどまる。
彼女の練習を邪魔するわけにはいかない。
楠瀬さんはいつも部活中はおしゃべりするのも憚るほど、真剣に取り組んでいるのだ。
その彼女の練習を阻害するような事をすれば、オレのほうが嫌われてしまうかもしれない。
困った様子に見えるが彼女自身が怒らないのだ。
もしかしたら、何らかの理由があるかもしれない。
そう、あの男性教師の指導はしごくまっとうな指導なのかも……。
574名無しさん@ピンキー:04/02/11 07:25 ID:COCN5knH
仮にもしそうだとすれば、テニス部員でもない部外者のオレが立ち入るわけにはいかない。
なによりも、放課後のテニスコートはテニス部員以外は立ち入り禁止なのだ。

「ほら、あと10セットだ、楠瀬」

男性教師がここまで響くような声を出し、先ほどと同じく身体を密着させたまま腕をふる。
気のせいか、そいつの腰が楠瀬さんのお尻にこすりつけるような動きをしたように見える。
楠瀬さん相変わらず、困惑したような表情のまま、スィングの指導を受けていた。



オレは、そのまま、楠瀬さんの練習が無事に終わるのを見守り、一人家路へと向かった。



火曜日へ続く
575名無しさん@ピンキー:04/02/11 13:16 ID:skjezCId
漏れの弟クンなら、月曜の段階でさりげなく練習に割って入り、
以後、緋菜たんをガード。
一緒に帰って、家に連れ込んで(゚д゚)ウマー
576名無しさん@ピンキー:04/02/11 15:45 ID:FcvDCOp9
狙撃手を雇わないか?
577名無しさん@ピンキー:04/02/12 02:28 ID:fUcKpqW+
>>570-574つ、続きが気になる・・・
578DANGEROUS LIFE -27-:04/02/12 02:32 ID:uFZd2uhj
【-27- 消えた仲間】

暗い雰囲気にならざる得ない状況、研究所の雰囲気が一行の気分を更に暗くする…
真理「…ねぇ、瞳美   あなた上着がボロボロよ?」
真理は開発室に入ると、何かを持ってすぐに出てきた
真理「これ、イスに掛かってた白衣  これ着たら?」    有森「…ええ、ありがと」
ボロボロになった上着を脱ぎ捨てる瞳美、皆の前で一瞬上半身が下着姿になるが、
勇太も根州も特に反応を示さない、瞳美にも不思議と恥ずかしいという気持ちはなかった。

状況が状況だけに、そんなことはどうでもいいというのが、皆の気持ちだったろう…
森崎「あぁ…先輩… 白衣、似合ってますよ…」   有森「そう…」
勇太は力なく感想を言ってみたが、そんなことでは場の空気はなにも変わりはしなかった。

有森「ねぇ、そういえば… 南方君は?」
瞳美は南方がいないことに気が付く。
ショッキングな出来事の後だったので、南方がいないことを誰かが指摘するのに時間が掛かった。

根州「んーと、俺が資料室みたいなトコで資料を漁ってたら、いつの間にか消えてた」
真理「ねぇ、どこ行ったかわかんないの?」  根州「さぁなァ」   有森「なんか心配ね…無事だといいけど…」
根州「なんかアイツのカードケースみたいなのだけ落ちてたんだけど…」
真理「カードケースぅ?」  根州「あいつには悪いと思ったけど、気になったから中見ちゃった」
森崎「おまえなぁ…」   根州「なんかさ、らしくないというか…とても意外なんだが、可愛い女の子と写ってる写真なんだよ」
有森「女の子?彼女がいるとかいうのは聞いたことないわね…」
根州「これなんだよね、ほら」

カードケースには写真が入っていて、写真には南方と褐色の少女が写っていた。

森崎「ん?外国人?」   真理「芸能人とかと一緒に記念で撮ったやつじゃないの、それ」
根州「俺もよくわかんねぇよ…」   有森「何かの友達とかかもしれないわね」
根州「収穫といえば…これと… ん!そうだ!」  森崎「なんだ?」
根州「そうか…あれがあった… …有森さん!喜んでください!」   有森「??」
579名無しさん@ピンキー:04/02/12 03:09 ID:uFZd2uhj
●ある男の愚かなる恋愛劇●
4月○日
この気持ちはなんだろう…この不思議な気持ち…
こんな気持ちは初めてだ、なんというか、言葉に出来ない気持ち。

高校に入学して同じクラスになった彼女、名前を書くのは小恥ずかしいな。

「Y・M」    イニシャルで呼ぼう…

その「Y・M」に対し、今まで感じたこともないような感情を抱いてしまった。
これが恋というヤツなのだろうか?


4月×○日
今日は所属する部活動を決める日だ。
最初は「サッカー部」にしようかと思った…中学の頃もそうだったから…

…しかし、僕は「水泳部」に入部した

「Y・M」と同じ部活…よし、彼女に一歩近付いたぞ!

○月■日
「Y・M」とは順調に仲良くなってきてる。
一緒に話したり、下校したり、僕は彼女にどんどん近付いている。
同じクラス、同じ部活、僕と彼女はもう友達といえる間柄ではあるだろう…
僕は幸せだ……とてもとても幸せだ、彼女の笑顔、声、匂いを近くで感じるから。

だが満足はしていない

「友達以上の関係」  これが僕の望むものだ…
580名無しさん@ピンキー:04/02/12 03:26 ID:O9YiTT07
「僕」にとって、弟クンは憎むべき敵だな。
綺麗な娘さん達に囲まれている遊び人(誤解)なのに、
「Y.M」の心まで奪っている。
581名無しさん@ピンキー:04/02/12 03:31 ID:9BzF3kbL
>>579
 ターゲットはいったい誰なのか(と、とぼけてみる)イニシャルから推測すると……わかった!!「水谷由梨香」だ!!




 すいませんありえない事はわかってます。
582名無しさん@ピンキー:04/02/12 03:57 ID:jIWj5Mar
一年のおデ娘さんだろうねえ、同じ水泳部でも
(水谷しゃんは他校生、しかも向こうはぢょしこうじゃないか



・・・由梨香様が見てる、、、のか?
583581:04/02/12 06:04 ID:t2VwnaeK
>>582
すいません、別に本気なわけじゃ無いんで、ボケにマジレスつけられると「つまんねー」と言われるよりも恥ずかしい…
584名無しさん@ピンキー:04/02/12 11:55 ID:8aEIG7jW
森崎勇太もY.Mだな
585名無しさん@ピンキー:04/02/12 12:04 ID:3dErIEnN
火曜日が楽しみだなあ・・・
586名無しさん@ピンキー:04/02/12 12:49 ID:Wuv1D3P/
>>584
「彼女」なのか?

るり姉に無理矢理男装させられてる可愛い女の子、って認識されてるのか?
587名無しさん@ピンキー:04/02/12 15:00 ID:OVY90eKh
急激に内容が充実してきたね、このスレ
588DANGEROUS LIFE -28-:04/02/12 22:02 ID:uFZd2uhj
【-28- 目標】

根州「これです!この… この書類を見てください!」
瞳美と真理は根州から手渡された書類を受け取る

「駆虫薬 ‐Venus‐」

兵器は力だけではダメなのだ…しっかり制御出来てこそ価値が有るといえよう。
どんなに強力な生体兵器だとしても、それに安全装置がなければ商品価値は半減である。

駆虫薬Venusu(ウェヌス)を寄生生物に注射すると、生命活動を完全に止める事が出来る、
「兵器」に対する「安全装置」的な薬である。
これをB-1の生命工学実験室の冷蔵保管庫に保管する。

有森「これは…」   真理「(小声で)これがあれば…あなたのお腹にいる奴を倒せるかも…」
根州「(小声で)有森さん、これ取りに行きましょう…」
森崎「ん?コソコソとなんの話をしてるんだよ…  さっきから怪しいな…」
有森「ん?なんでもないのよ」  真理「ここの出口に関する書類よ」
根州「そ、出方が分かったんだ」   森崎「そうなのか…ココから出られるんだ!」
森崎「でも、南方を探してからだな…」  有森「そうね…」

一行はやるべきことを決めた…仲間たちは次のような目標を心の中に決めた。

1・駆虫薬の確保  瞳美のお腹の中の「悪魔」はいつどうなるか予測もつかないので、これを最優先。
(これは勇太には内緒である…瞳美、真理、根州しか知らない目標だ)
2・南方の捜索   仲間を見捨てては行けない…
3・脱出      この狂気に満ちた空間からの生還

いずれのことをやるにせよ、上の階に行く必要がある…一行は上階へ行く階段を目指した。
589名無しさん@ピンキー:04/02/12 22:28 ID:uFZd2uhj
●ある男の愚かなる恋愛劇●

●月■●日
部活が終わったあと、更衣室へ向かおうとする「Y・M」を呼び止めた。
僕は心臓が高鳴り、胸が張り裂けそうだった、今までの人生の中で最も緊張した瞬間だ。

「キミのことが好きだ…僕と付き合ってくれ!!」

勇気を振り絞り「Y・M」に僕の想いを伝えた…しかし、返事は…返事は…!

「ごめんね…今、好きな人がいるの…だから…ごめんなさい!」

僕の思惑通りに行かなかった、予想しえる限り最悪のシナリオだ…
その場は呆然と立ち尽くすしかなかった……。

家に帰った後、すぐにベッドの中に潜り込んだ。
2時間以上は泣きながら丸まっていただろう…
この日はそのまま泣きつかれて寝てしまった。

●月△●日
あれから十日…僕と「Y・M」は一切口をきいていない、
お互い意識してしまって話しかけられないでいる……。

なんてこった!こんなことなら告白なんかしなきゃよかった!

少し前までの、あの時間が懐かしい…
なんだかもう…あの頃が遠い昔のように思えてくる…
もう一度彼女の笑顔、声、匂いを間近で感じたかったが、それももう叶わぬ夢だ。
あの日以来、彼女は僕にとって近くて遠い存在になった。

今の僕にとって彼女は…
いつも輝いて見えるが、手の届かない遠くにいる、身近で遠い眩しい存在…「太陽」のようだ。
590名無しさん@ピンキー:04/02/12 22:40 ID:uFZd2uhj
■月●日
「Y・M」が二年の男の先輩と仲良さそうに話しているのを見た。
…僕はその先輩を羨ましく思った。

■月■日
ちきしょーーーーーーー!
この間見かけた先輩と「Y・M」が一緒に下校するのを見かけた!
なんで二年の先輩と!なんでだ「Y・M」!!

二人はただの「友達同士」というわけじゃないようだ…
ちきしょう…あんなニヤけた弱そうな男のどこがいいんだ…ちきしょう!!

■月●×日
あの男と「Y・M」は今日も仲良く一緒に下校かよ…
今日は二人のあとをコッソリつけてやった…

クソが…あの野郎手を握ってやがる…俺でさえ握ったことのない彼女の手を…
彼女もそれを拒まない、二人は手を繋いで下校…

明らかにただの「友達同士」ではないな、クソ…

■月□●日
今日は二人でデパートか、バッティングマシーンで遊んでいやがった。
僕は二人に気がつかれない位置で、ひとり寂しく「わにわにハザード」をプレイ、
ワニ「たべちゃうぞ〜」  「Y・M」を食べちゃいたい…
ワニ「よ〜しいくぞ〜」  今の僕に行く勇気なんかない…
ワニ「まいった!降参だァ〜!」 野郎と「Y・M」の仲睦まじい様子を見た僕の心境だ
591名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:04 ID:M4fJcLV4
Y・Mを賭けて二年の先輩にアフロファイトを申し込むのだ。
他に道はないぞ、お若いの?
592名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:57 ID:OVY90eKh
すげえ、三本同時上映だ
このスレの住人でヨカタナー
593名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:16 ID:m2yNUNJt
高2の秋、青空高校から転校して来た俺は青葉台高校で卒業を迎えた。
卒業後は一浪して大学に進学、今は隣の市の大学に通っている。
高校では中の良かった子もいたが、とくに彼女と呼べる相手はいなかった。
それは大学に入っても同じで、男の友人とばかり一緒にいる。
そんなある日、先輩にフーゾクに連れて行かれた。
ヘルスだったので本番はなかったが、童貞だった俺はハマッてしまった。
それがきっかけで、ムラムラしたときなど手近の店で遊ぶようになった。
いくつかのバイトを並行してやっていて金を持っていた俺は、結局フーゾクで初体験も済ませた。
その日、昼過ぎに急に股間がムズムズしてきた。
財布を確かめる。
「今日はヘルスに行こう」
目に付いた店に入る。その店は初めてだった。
そこは女の子に自信があるそうで写真指名がない。
店が薦める子と遊ぶ、たまにあるシステムだ。
期待と興奮の中、自分が呼ばれるのを待つ。
しばらくすると自分の番が来て女の子と対面した。
顔を見た瞬間に相手が誰だか分かり、固まった。
相手も俺が誰だか気付いたようだ。
その表情から、やはり本人なのだと確信したが、
後ろに店のお兄さんがいたのでそのまま彼女に促されて個室に入った。
いま思えば他の子に変えてもらえばよかったのだろうが、そのときは頭の中が真っ白で考えもつかなかった。
594名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:17 ID:m2yNUNJt
「丘野?」
「うん。小笠原だよね」
「うん……」
何を話せばいいのかわからず口ごもる俺。
「懐かしいね、いま何やってるの?」
「……ああ、大学行ってる」
「そっかぁ」
丘野は兄が結婚したため家を出、一人暮らしをしていることなどを語った。
「ね、時間もったいないからしよ!」
「え、でも……」
「ここ、そういうとこだし」
「でもさぁ」
「いいからっ!気持ちよくしてあげるね!」
丘野は服を脱いだ。
校内を水着でうろうろしてるのを何度か見たことがあるが、裸を見るのはもちろん初めて。
小柄なのは相変わらずだが、胸は高校時代より大きくなっているような気がする。
俺と目が合う。ドキッとして慌てて目を伏せる俺。
丘野は俺のそばによるとシャツのボタンに手をかけた。
「小笠原」
「え?」
「緊張してるの?」
「あ、いや……」
595名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:18 ID:m2yNUNJt
シャツの前をはだけるとズボンのホックをはずし、チャックを下ろす。
頭が混乱しているせいか、息子は小さいままだ。
丘野はパンツを脱がせると俺をベッドに腰掛けさせ、シャワーも浴びていない息子を口に含んだ。
丘野の舌と唇による刺激で、徐々に息子が固くなっていく。
丘野は咥えたまま俺のシャツを脱がし、お互いに全裸になった。
「丘野……」
「なに?」
「気持ちいい……」
「えへへ」
「ねぇ、ここではなんて名前なの?」
「ん?陽子だよ」
「本名なんだ」
「カタカナだけどね」
そう言うと再び俺のモノに舌を這わせてくる。
ベッドに横たわると本格的な奉仕が始まった。
尿道口を舌先でねぶりあげたり、玉を吸ったりの絶妙な愛撫が続く。
時折俺の顔を見上げると、じっと目を見たまま亀頭を唇でしごく。
かつての同級生、仲の良かった女の子がフェラチオしてくれている。
そのシチュエーションに興奮したのか、いつもより早く射精感がこみ上げてくる。
根本まで精液が来ているのが感じられる。
「丘野…」
「イク?」
「うん、イキそう……」
「出していいよ」
「丘野……丘野の中で出したい」
「え?」
「ダメ?」
「小笠原……。いいよ。でも、内緒だよ」
596名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:19 ID:m2yNUNJt
丘野は枕の下からコンドームを取り出すと口で装着し、仰向けになった。
「いいよ、来て」
「うん」
形だけでも愛撫をしようと手を伸ばすと、丘野のそこは十分に濡れていた。
俺が一度も触れていないのにもうヌルヌルだった。
俺自身、もう出したくてたまらなかったので腿を抱えると一気に突き入れた。
ヌチャッといういやらしい音が響いた。
「丘野…丘野…陽子……」
「小笠原、小笠原……」
「うっ!」
甘美な感覚に包まれ、丘野の名前を呼びながらイッた。
時間にして30秒持たなかったと思う。
射精の瞬間、丘野は俺にしがみついた。俺も丘野を強く抱きしめた。

終わった後、ケータイの番号を交換した。
丘野とまた会いたい。出来ればきちんとした形で交際したい。
今はそう考えている。
597名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:58 ID:ocJaM19A
神々はここにいるよ・・・
598名無しさん@ピンキー:04/02/13 02:10 ID:30LZSWJv
今度は丘野さん話しだーーー!!!!
すなわち4本同時上映、故郷のおっ母さん、生きてりゃいいことあるもんだね。 
599名無しさん@ピンキー:04/02/13 03:16 ID:6uH4v82h
女の子が一人生きていくのは大変なのでつな。
600名無しさん@ピンキー:04/02/13 13:04 ID:SKaTgVJ0
オカノンは珍しいな…
兄貴がらみで生活に余裕が無さそうなのは原作準拠ですね。


それよりこのスレの過去ログだったか、3の笑の叔父の話を読んでから、
その設定が頭から離れないんですが、どうしてくれるんですか。
601名無しさん@ピンキー:04/02/13 13:47 ID:kagboWx2
本当のことですし、仕方ありません。
602名無しさん@ピンキー:04/02/13 19:18 ID:oM2UcUau
犬もかってるし
603名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:53 ID:2LZsoSC7
True Love Story
at the end of the summer...

2 火曜日

午後6時。
オレは昨日と同じく、校舎の玄関で楠瀬さんが通るのを待っていた。
しかし、この時間になっても彼女の姿は現れない。
昨日と同じく夕焼け色に染まる校庭、静まり返る校舎。
違うのは、オレの胸の中になんだ得体の知れないモヤモヤがあることだった。

(まさか、今日も居残り練習しているのか?)

頭をよぎるいやな予感。
オレは急いでテニスコートへと向かった。

(やっぱり……)

テニスコートのライン際でラケットを握る、彼女。
昨日と同じくブルマ姿。
彼女の艶かしい太腿が眩しいぐらいに輝いていた。
そして、その背後にはスケベそうな顔でニタニタと楠瀬さんのお尻を眺めるテニス部顧
問の姿。

(あの野郎!!)

間違いない。奴は楠瀬さんの脚からお尻をいやらしい視線で眺めていた。
それに気付かないのか、楠瀬さんは真剣な表情で反対側のコートに設置されたサーブマ
シーン相手にレシーブの練習をしている。
604名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:54 ID:2LZsoSC7

「ちがうぞ、楠瀬っ。姿勢がなってないだろう。もっと腰を落としてどんなボールにも
即座に反応できるようにしろ。相手はお前が打ち返しづらい所を狙って来るんだぞ。そ
うだ、それでいい」

楠瀬さんが男性教師の助言どおり腰を深く落としだす。
顧問の視線を意識してか、やや躊躇いがちに前傾姿勢へと曲がる彼女の肢体。
熟れた桃のようなブルマのお尻が無防備にも顧問教師の方へと突き出される。

「うーん、まだ固さがあるな」

そういって男性教師が近づき、さも真剣な顔つきで楠瀬さんの身体に手を伸ばす。

「腕はもう少し下げたほうがいい。顔は相手を睨みつけるようにして、下半身は余分な
力を抜いて楽にしろ。そうすればすぐに一歩目が踏み出せる」

顧問の手が楠瀬さんのブルマに当たる。
あたかも真っ当な指導をするように楠瀬さんのお尻を掴む。

「もう少し力を抜け。過度の緊張は瞬発力を削ぐ」

「は、はい」

楠瀬さんが慌てて返事をする。
やはり自分のお尻にあてがわれた手が気になるのだろう。チラッと背後に立つ顧問教師
の顔を見ていた。
それを気にする風でもなく、顧問の手が柔らかそうな光沢を放つブルマの表面をゆっく
りと撫でる。

「まだ固いな……」
605名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:56 ID:2LZsoSC7

その言葉がなにを意味するのか、顧問教師は両手で楠瀬さんのお尻をガッチリ掴んで、
緊張を解す様にグニグニと揉み込みだす。
楠瀬さんの丸いお尻の半分以上が顧問教師の手の中にあった。

「いいか、テニスは下半身が重要だ。そこで勝負が決まるといっても過言じゃない。
いかに上手く下半身を使いこなせるか。いまの楠瀬にはそこが足りないんだ」

「すみません」

自分を恥らうような、どこか上ずった楠瀬さんの声。
テニス部顧問の男性教師はそのまま楠瀬さんのお尻を黙って揉んでいた。
黒くて滑らかな合成繊維のブルマに男の指が食い込み、柔らかそうな膨らみを描く。

(あの野郎、あれも指導だっていうのかよッ!!)

オレはギリリと奥歯を噛む。
自分の大切なモノが汚されていくようで無性に腹が立つ。
これは嫉妬だろうか。
誰よりも大好きな楠瀬さんのお尻を触り続ける奴を許す事が出来ない。
このまま看過するわけにはいかない。

(くそう!ぶん殴ってやる!!)

そう思ってテニスコートに近づいたオレの耳に楠瀬さんの、私頑張ります!もっとテニ
スが上手くなりたいんです!という澄んだ声が聞こえてくる。
そこでオレの足が止まる。
606名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:57 ID:2LZsoSC7

(くっ、練習の邪魔をするわけには……)

明るく真面目で、何事にも全力で取り組む楠瀬緋菜さん。
彼女は行動的な反面、どこかぽややんとしていておっちょこちょいで人を疑うという事
を知らない。
もしかしたらその彼女の優しさと真面目な性格に漬け込んで、この顧問教師はセクハラ
紛いのテニス指導しているのではないだろうか?という疑念が浮ぶ。
楠瀬さんの性格からいって、例えどんな事をされても全面的に先生の言葉を信じるに違
いないし、何をされても逆らえるとは思えない。
そして、あのブルマ姿での練習というのも奴が提案したのでは……。

「そうだ。結局は本人のやる気が一番重要だからな。楠瀬の大丈夫だと先生は信じてる
ぞ」

「はい」

「さあ、練習を続けよう」

「はい!!お願いします先生」

「いい返事だ。次は胸に力を入れて。そうお尻の次は胸だ。楠瀬は少しここのバランス
が悪い」

そういって、顧問教師が背後から楠瀬さんの大きな胸に手を這わせていく。
そして、楠瀬さんのブルマを履いたお尻に自分の股間を当てるようにして、大胆にも彼
女のバストをモミモミと揉む。
楠瀬さんの小さな体は、テニス部顧問の男性教師によって完全に背後から抱きすくめら
れていた。
体操服を着た彼女の背中に顧問教師の身体が被さる。
607名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:58 ID:2LZsoSC7
「せ、先生……その手が……あの……」

楠瀬さんが頬を赤らめて困惑した声を出す。
しかし、顧問教師は至って真面目な顔をしながら彼女の胸を優しく揉みしだく。

「いいからそのまま目を閉じてレシーブをイメージするんだ。これはイメージトレーニ
ングだよ。一流選手はみんなイメージトレーニングをする。聞いたことがあるだろう?」

「そういえば、聞いた事があるような……」

「これはそれと一緒だ。楠瀬の場合はレシーブの姿勢が悪いから先生が正しながらイメ
ージする。そうすれば効果覿面だろう」

「そ、そうですね……」

その説明を素直に信じたのか、頷いた楠瀬さんは顧問に言われた通り大きな瞳の目蓋を
閉じる。
テニス部顧問の男性教師は10分ほど、楠瀬さんの胸を揉みながら、彼女の丸いお尻に
股間を擦り付けていた……。
顧問教師の着ているジャージのズボンが気のせいか膨らんでいるように見えた。
その部分で、楠瀬さんのブルマの中心を小突き上げている。

(あれも練習なのか?本当にテニスの練習なのか??)

例えようのない疑問を感じるオレは茜色のテニスコートで重なる二人の姿を見つめ続けた。
目を閉じたまま、その発育した胸を揉まれる楠瀬さんの顔は夕日よりも赤く染まりあがる。
楠瀬さんはずっと胸を揉まれながら、お尻に男の腰を擦りつけられていた。
気のせいだろうか、いつもと違い彼女が呼吸を乱しているように見えた。
楠瀬さんの表情がとても切なげだった……。
20分後、全ての練習が無事終わるのを見届けて、オレは一人校門をくぐった。

水曜日へ続く
608名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:28 ID:a/FlNKpa
青い神降臨
楠瀬タン・・・
609DANGEROUS LIFE -29-:04/02/13 23:35 ID:OQ2j2FOr
【-29- 愛をください】

―地下施設 B3 エレベーター

一行は大型のエレベーターに乗り込む。
エレベーターといっても、デパートや展望ビル、マンションにあるようなものではなく、
配送所や市場、集荷場にあるような、大型で無骨な作業用エレベーターだ。
森崎「このスイッチだな…」
勇太は「B-1」のスイッチを押してみるが、何の反応もない。
根州「壊れてるんじゃないか?」     森崎「どうだろう?」
全てのスイッチを押してみるがな何の反応もない……
真理「もう!こんな時に…」  根州「時間はかかるが、階段から行くしかないな…」

―地下施設 B3 階段

森崎「よく見るとココの扉は、内側からブチ破られたように壊れてるな…」
根州「桂さんを襲った怪物がやったんだろう…  …クソ、忌々しい!」
親しい先輩を殺された根州は、平静を装っているが、実は相当に怒っている、勇太はそう感じた……。

灰色のコンクリの壁が四方を取り囲み、蛍光灯の青白く薄暗い光だけが辺りを照らす。
銀色の段も手すりも金属性の、無愛想な階段が上へ上へと続く…
……一番上は霞んでいる上に薄暗くてよく見えない。
610DANGEROUS LIFE -30-:04/02/14 00:09 ID:7LZagEfJ
【-30- 愛をください】 (スマソ 29のタイトルは「ステップ」です、訂正します。)

カン カン カン カン カン カン カン カン……

森崎「  有森「ハァハァ…」
真理「瞳美…顔色が悪いけど大丈夫なの?」  有森「大丈夫…ハァ…ハァ…」
森崎「先輩…どこか具合が悪いんですか?」  有森「ううん  なんともないの…ただ疲れてるだけよ…」

根州「地下二階の扉が踊り場に…」     
外側からブチ破られた扉が、外れて踊り場に横たわっていた…
森崎「すごい力だな…」
地下二階を覗くと…人影や死体、人の気配はないが、おびただしい血痕が壁や床に残っている…
真理「ウゲ…」  有森「……………」     B3の扉といいこの光景といい、怪物の恐ろしさを十分に物語っていた。

血痕を見た瞳美は、死んだ桂さんのこと、桂さんが死ぬ光景を思い出し…
ふと自分のお腹に手を当ててみた……      「トクン トクン」  瞳美(動いてる…)
お腹の中の悪魔と脈動を感じ、桂さんの死を思い出し、瞳美は不安と恐怖を感じずにはいられなかった。

カン カン カン カン カン…       …ギィィィ…バタン!

―地下施設 B1 廊下

森崎「長かった…」 根州「ココが地下1階か…」
真理「さ、生命工学実験室を探そ…」 森崎「南方を探すんじゃないんですか?」
有森「えーとね…」  根州「そ、その部屋に監視カメラの親機があるんだよ!」
真理「それ使えばすぐに見つけられるでしょ?ね?」 森崎「ふーん…」
●ある男の愚かなる恋愛劇●

▲月■日

最近は「Y・M」とほとんど口をきいていない、
僕は最近、部活を休みがちなので、部活で彼女と話をすることもなくなった。
教室や中庭で僕と話をすることもなくなった。

僕はとっても寂しいが………。
彼女に話し掛けたり、野郎と彼女の間に入ったりする勇気もない……。
寂しく思うけど、彼女に再び近付く、勇気も行動力もないのだ…。

太陽に近付きすぎて身を滅ぼした、「イカロス」みたいになりたくないから……。

▲月15日
最近の僕は部活にも行かず、写真部の主催する「ブラックマーケット」に行くようになった。

「Y・M」の写真を買うためだ……

彼女に近付く勇気のない僕の選んだ「偶像崇拝」という手段……
きわどいポーズ、チラリと写る下着の写真、スクール水着の写真…
そんな写真をオカズにオナニーに耽る僕…今はこれで満足してしまっている。

偶像でも、活き活きとした彼女を感じられるなら…これで満足だ。
612名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:51 ID:7LZagEfJ
▲月20日

今日もブラックマーケットへと足を運んだ。

隣の汗臭いデブが「おまえ、ヒナちゃんの写真は買わないのか?今売れ筋bPなんだぞ!」
と、鼻息を上げるが…実に鬱陶しい…。

僕は年上に興味ないのだ…そんなポヤヤンとした女じゃなくて「Y・M」がいいのだ!

「キミィ!学園のマドンナ、有森瞳美様の写真は買わないのか?」
「彼女は最高の被写体なのだ、その最高の被写体を最高の角度で撮った傑作!どうかね?」
写真部の部長が僕に3年の先輩の写真を薦めてくるが…僕にはそんなものどうでもよかった。

年上には興味ないし…そういう温室育ちのお嬢様っぽいのは嫌いなんだ…
僕は太陽のように眩しくて元気な「Y・M」じゃないとダメなんだ、彼女じゃなきゃダメなんだ!!

僕は「Y・M」の水着写真を購入した。
湿った水着が肌に吸い付き、乳首の形があらわになった僕の「お宝写真」だ。

▲月30日

僕と「Y・M」は遠く離れてしまった…
「Y・M」にとって、今の僕はただのクラスメイトにすぎないようだ…。

学校の仕事などで話をする機会が出来たのだが。

もう今の彼女は昔の彼女ではない…

僕と接する彼女は、他の男子と接する彼女と同じなのだ、
もう僕は…彼女にとって特別な存在でもなんでもない、ただの「モブ」…。

その代わり、野郎とは日に日に親しくなってやがる…!  クソ……クソクソクソ…
613名無しさん@ピンキー:04/02/14 02:37 ID:qLOkl3BS
肉団子で毒電波な日記でつね
614名無しさん@ピンキー:04/02/14 02:37 ID:7LZagEfJ
★月10日
今日「Y・M」と野郎が一緒に帰るのを目撃!
さっそく後をつけてやった!
「丘の上の公園」
僕は「Donコーヒー」を自販機で買った…
…このクソ暑い日に、クソ熱い「熱帯ブレンド HOT」を買ってしまった。

なにやら親しげに二人で話をしている、しかも手を繋いで…
夏真っ只中、熱いコーヒーを手に僕は何やってんだろう…

今日は「Y・M」のパンティが見えそうで見えない太もも写真で抜いて、寝た。

★月15日
僕は最近「Y・M」の写真では飽き足らず、
自然と現物の「Y・M」を追い回すようになっていた…

ストーカーじみたことをしているのはわかっているが…
「わかっちゃいるけど止められない」という感じだ。

ああ…今日もかわいいな…彼女は…

僕のものにしたい、僕だけのものにしてしまいたい…

★月20日
最近の夢
僕は虫取り少年、綺麗な蝶々の格好をした「Y・M」を捕まえて標本にしてしまう。
僕の前に雪の女王が現れて、願い事を一つ叶えてやるという、僕は「Y・M」を氷漬けにしてもらう。
僕が「Y・M」を剥製にしてしまい、部屋に飾るという夢も見たっけな……

ああ…彼女がほしい、僕だけのものにしたい…彼女が身近にいてくれないなら、なんとしてでも…

僕の頭は、最近どこかおかしくなってる様だ…もうこういう欲望はやめよう…
615名無しさん@ピンキー:04/02/14 03:11 ID:7LZagEfJ
★月25日
「写真部ブラックマーケット」絡みの同級生、
そいつは電子工作だのそういうののマニアなんだが…
ソイツからトンでもない物を買ってしまった…

「盗聴器」

奴の話だと、電池の寿命は一月半ほど、受信範囲は100m以内、
ぬいぐるみやカバンに仕込んで使う…そういうものらしい。

これを小遣い前借してまで買ってしまった……ああ、僕はもうダメ人間かもしれない…。

◆月15日
「Y・M」のカバンに盗聴器を仕掛けてしまった…僕は犯罪者だ。

「Y・M」の家の近くの公園、そこのベンチに座りながら盗聴器の効果を試してみる。

「ねぇ、ゆうた…」 ゆうたって誰だろう?野郎のことか?それにしても…彼女の甘い声は何時聞いても可愛い…
「やこ…」 男の声!?  おいおい…!野郎も部屋にいるのか!
「ちゅう…くちゅ… ゆうた… やこ…」 二人は唇を重ねているようだ…しかも深そうだ…

僕は今までの人生で、かつてなかったほどの殺意を抱いた!

野郎!!!!! ぶっ殺してやる!!!!!!!!!!!
616名無しさん@ピンキー:04/02/14 06:47 ID:lO0BW+6c
むう、なんかエライことに・・・
617名無しさん@ピンキー:04/02/14 07:54 ID:0iRuAKqp
「殺してやる、ころしてやるー!」
ディリータ(FFT)

「貴様ら、全員殺してやる!」
クロード(SO2)



((((((゚Д゚;))))))ガクガクブルブル
…ゲエムの世界はコワイ人で一杯だ
618名無しさん@ピンキー:04/02/14 11:46 ID:oHSZnVfe
テニス指導ネタはぁはぁ…

日記ネタは一人称で進むから先が気になりますな

職人さんたち、乙です。
619名無しさん@ピンキー:04/02/14 14:10 ID:E+RWqh0A
>(くっ、練習の邪魔をするわけには……)

どこが練習やねん!w

>野郎!!!!! ぶっ殺してやる!!!!!!!!!!!

(゚∀゚ ;)


職人の皆さん、激しくGJ!
ちなみにこのGJはGood JobではGod Jobの意なのだ
620名無しさん@ピンキー:04/02/14 18:16 ID:Z8Ldn9m9
続きが待ち遠しいな。


でも、グロいのや痛いのは嫌だな、、、
621名無しさん@ピンキー:04/02/14 23:23 ID:SqClBkbf
>>620
だいじょうぶ、慣れれば気持ちよくなるから
622DANGEROUS LIFE -31-:04/02/14 23:24 ID:7LZagEfJ
【-31- 実験室】

―地下施設 B1 生命工学実験室

根州「ココがそうなのか…」  森崎「ふーん…結構広いな」
一行が入ってきた扉以外にも、何箇所かの扉も見受けられる…。
壁際にはPCが並び、何台かは電源も入っている、
部屋の中央には円筒形の水槽が並んでいるが、中には何も入っていない…
一辺10mくらいの正方形の部屋の隅に、大きな円筒形の水槽と起動中のPCが置かれている。
有森「これは何なのかしら?」   森崎「さぁ?魚を飼ってるとかじゃなさそうですね?」
根州「俺にもなんだかよく分からん…南方が動植物に詳しいが、こういう時に限っていないしな…」
人間大の軟体動物のような生物が、緑色の光に照らされ水槽内を漂う…。

真理「あったわ!冷蔵庫!」  森崎「冷蔵庫?防犯カメラの親機を探すんじゃないんですか?」
根州「まぁ、いいからいいから・・・」   
真理は冷蔵庫の蓋を開け、「Venus」を探した…

真理「あった!これよ!」  根州「こっちには断熱ケースとアタッシュケースもあります!」
有森「ねぇ、この注射器と注射針も使えないかしら?」  真理「使うからそれも持ってきて!」
森崎「?? 一体何なんだ?」  真理「これもいるものなのよ」

真理は「Venus」の説明書を読んだ…
真理「25ccを静脈に注射…じゃあ、瞳美…?」   有森「ええ、お願い」
森崎「ちょっとちょっと!一体何なんださっきから!注射って、何を注射するんですか!?」
真理「もう誤魔化せないわね…」  有森「わかった、正直に話すわ…」
瞳美は勇太に事情を説明した、その上で、勇太が傷つかないようにフォローもした…
623DANGEROUS LIFE -32-:04/02/14 23:46 ID:7LZagEfJ
【-32- 勇気有る者の罪悪感】

森崎「そんな…そんな…先輩…   ご、ごめんなさい、ごめんなさい…」
悲しそうで、申し訳なさそうな表情で瞳美を見つめる勇太
有森「あなたは悪くないわ、それに、もう過ぎたことだし…」
真理「今は解決法が手の中にあって、もう安心なんだから、そんなに悲しんでも瞳美の為にならないわよ?」
根州「有森さんを襲ったのはお前じゃない、お前は今まで彼女を必死に守ったろう」
有森「カエル男の時も、あなたの体から外れた怪物の時も、身を挺して私を守ってくれた…とても感謝してるのよ」
森崎「みんな……」    有森「わたしは大丈夫だから、そんなに落ち込まないで」

ビーッ!  ビーッ! ビーッ! ビーッ! ビーッ!
コンピューター「ミネルヴァが完成しました くりかえします ミネルヴァが完成しました」

真理「警報が!?」   有森「な、なんなの?」  根州「ミネルヴァ?」 

カッ!カッ!カッ!カッ!カッ!カッ!カッ!

廊下の方から走る足音が聞こえる、その足音はだんだん大きくなる。

プシュー

ドアを開けて何者かが部屋に入ってきた
謎の男「やっと完成したか!!んん??」
624DANGEROUS LIFE -33-:04/02/15 00:12 ID:IWNTY0oX
【-33- 戦いと英知の女神】

謎の男「全員殺したはずなのに!なんなんだおまえたちは!?」
根州「まさか…おまえが… 小木戸博士!?」
小木戸「いかにも、私は小木戸だが?お前たちこそ何だ?どうやらココの者ではなさそうだが。
    まぁ、なんでもいい、どうせ死ぬんだ…ククク」
根州「きっさまー!!よくも桂さんを!!」  根州は小木戸博士に殴りかかる

パァン!

小木戸「…近寄るな、撃つぞ」
博士は小型の自動拳銃を天井に向かって発砲した、警告の意味を込めて。
根州「クソ…」

小木戸「せっかくのお客さんだ、こんな玩具ではなく、私の最高傑作で葬ってやろう」
博士は銃口を一行に向けながら、大きな培養槽の隣に置かれたPCをいじる。
小木戸「わたしはこの力を早く試したくてウズウズしていたんだ……ちょうどいい所に来てくれたよ、君たち」
培養液が抜かれ、ガラスの壁が回転し、後ろに収納される………
中からは、艶かしい青白い皮膚をした、人型だが無数の触手と紫色の筋を持つグロテスクな生物が姿を現した。

小木戸「わたしの最高傑作!ミネルヴァだ!!美しいだろう!!」
真理「どこが!」  有森「そんなの…出来損ないの間違いだわ」
小木戸「ふん、なんとでも言え!こいつの素晴らしさ、身をもって知るんだな!」

小木戸博士はミネルヴァを背負った
小木戸「イッツ・ショータイム!!!!!!」
ミネルヴァは触手を這わせ、小木戸博士にまとわりつく。
625名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:12 ID:zZYrGufP
「マルス」に「ミネルヴァ」か

なんか「ファイアーエムブレム/紋章の謎」を思い出したよ
全然関係ないけど
626名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:26 ID:IWNTY0oX
●ある男の愚かなる恋愛劇●

◆月20日
野郎の名前は「森崎勇太」というらしい、
「Y・M」の幼馴染で、3年に姉がいるそうだ…

最近は「Y・M」と毎日のように手を繋いで下校してやがる、忌々しい奴だ…。

◆月25日
野郎の靴に画鋲を仕掛けてやった、踏んで痛がってた。
今の僕にはこんな地味で子供じみた事しか出来ない…

10月3日
くそったれ!!

野郎と「Y・M」がBまで進みやがった!

「くちゅくちゅ」「きもちいい?」「…うん」「やこ…やわらかいよ」
「大きくなったじゃん」「もう…」「揉んだらもっと大きくなるよ」「もう…スケベ…」
「あン…そんなに掴むと痛いよ」「ごめん…」「もっとゆっくり」
「こういうの恥ずかしくない?」「少し恥ずかしいけど…ゆうただからいいや」
「ここはどう?」「うん…きもちいい」「くちゃ…くちゅう…」
野郎の指と唇、舌が彼女の大切な部分や、彼女の胸を汚しやがった…

「やこ…いいでしょ?」「だめぇ…まだ怖いの…」
なんて言っていたが「Y・M」を汚されるのは時間の問題、安心は出来んな。
627名無しさん@ピンキー:04/02/15 02:02 ID:IWNTY0oX
10月15日
ついに盗聴器の電池が切れた、これ以上の観察は不可能か…

最近の僕は部活どころか学校も休みがちだ
彼女を汚されるのではないかという不安感、
何ともいえない喪失感、虚脱感…

今日は一人、昼間から丘の上公園でコーヒーを飲みながらボーっとする…
夕方は商店街の喫茶店「サフラン」でサフランカレーを食べた。
家に帰ってからはすぐに寝てしまった。

10月20日
眠れない日々が続く、最近の生活は昼夜が滅茶苦茶だ。

彼女のことを思うと…眠れない

ああ…今頃は野郎のイチモツをアソコで咥え込んでアンアン言っているんだろうか?
あんな無邪気そうな彼女も、腰を使って雌犬のごとく性感を貪るのだろうか?
野郎のイチモツを口と舌で包み込んだりしているのだろうか?
野郎が後ろから彼女を突きまくる姿、前から抱え込んでお互い抱きしめ合いながら果てる姿。
獣のようにお互いの体を感じあう光景。
「Y・M」は野朗のオスを、野郎は「Y・M」のメスの魅力を十分に楽しむ、
そうやってお互いの体を楽しんでいるんだろうな…

もう今頃は…
62801/41:04/02/15 02:18 ID:lpt4Fe6j
「じゃあ行って来るわ。留守番お願いね」
「行ってらっしゃい、お土産よろしくね!」
「はいはい。みさきにも大輔にも買ってくるからね」
「なんで俺の名前があとなんだ?」
「お兄ちゃん細かいことは気にしないの!」
「大輔、ちゃんとみさきの面倒見るのよ」
「お母さん、あたしもう子供じゃない!」
「バーカ、お前まだガキだろ?」
「なによぉ。ケンカ売ってる?」
商店街の福引きで当たった温泉旅行一泊二日。
四名様のご招待となっていたので早川家ご一行で温泉へ、となるはずだった。
ところが日程が平日だったため俺たち兄妹は留守番となり、両親は日頃から仲のいい広瀬家を誘って出かけることとなった。
「ちょっとケンカしない!大輔、あんたお兄ちゃんでしょ」
「は〜い」
「やーい、怒られた」
「みさき、あんたもお兄ちゃんの言うこと聞いておとなしくしてるのよ」
「は〜い」
「じゃあほんと、頼んだからね」
「「いってらっしゃい」」
両親を送り出すと俺たちも身支度を整え、登校した。
62902/41:04/02/15 02:19 ID:lpt4Fe6j
昼休み、みさきが俺のところにやって来た。
「お兄ちゃん、今日友達のところに泊まっていい?」
「は?」
「今日は親がいないんだって話してたら、なぜだかそういうことになったの」
「普通は親がいない家に泊まりに来るんじゃないのか?」
「うるさいわねー。とにかく、そう決まったからよろしくね!」
「俺の飯はどうすんだよ?」
「のぞみお姉ちゃんに作ってもらえばいいじゃない」
「みさきぃ」
「あ、あたし家に帰らないで直接友達のとこ行くから。じゃあねぇ」
それだけ伝えると、みさきは自分のクラスへ戻っていった。
おいおい、俺はお前の面倒見ろって頼まれてるんだぞ。
63003/41:04/02/15 02:20 ID:lpt4Fe6j
「大輔、みさきちゃん友達のところに泊まるの?」
のぞみだ。今の話を聞いていたらしい。
それ以外にも何人かが俺たち兄妹を見ていた。
ま、自分のクラスに見たことない顔がいれば普通は注目されるよな。
「聞いてたろ。ホント勝手だよな、あいつ」
「じゃあ今日は大輔の好きなもの作るね」
「え?」
「え?じゃなくて……って聞いてないの?」
「何を?」
「私、大輔たちの夕飯と明日の朝ご飯頼まれてるのよ」
「聞いてないぞ」
「そう。とにかくそういうことだから夜はうち来てね」
「のぞみが飯作るの、みさきは知ってるのか?」
「さぁ?あんたが知らないんじゃみさきちゃんも知らないかもね」
「うちの親、変なところは気が回るくせに肝心なところは抜けてるからなぁ」
「あんた見てれば想像つくね」
「のぞみ言い過ぎ」
「ごめん…」
「大丈夫、怒ってないから。というより、のぞみの方が正しい」
「あんたも言い過ぎ。じゃあまたあとでね」
「ああ」
とりあえず飯の心配はなくなったな。
でも今晩は一人か。ちょっと寂しいかな?
63104/41:04/02/15 02:21 ID:lpt4Fe6j
下校の時のぞみに声をかけられた。買い物に付き合えという。
のぞみは唐揚げの材料やその他の食材を買い込むと、俺に持たせて家路をたどった。
夕刻、のぞみの家に向かう。
「のぞみぃ、来たぞぉ」
のぞみがキッチンから顔を出す。
「あ、大輔ごめん。まだ出来てないのよ」
「のぞみにしちゃ珍しいな。何か手順間違ったか?」
「ちょっとね。テレビでも見て待ってて」
「あいよ」
居間に行くとつばさとこだまがいた。
「あ!兄ちゃんだ」
「大輔兄ちゃん!」
弟たちが寄って来る。いつ見ても元気だねぇ。
「大輔ごめん。もうちょっとかかりそうなんだ」
しばらく弟たちに付き合ってアニメを見ていると、のぞみが申し訳なさそうに言ってきた。
「俺はかまわないけど、どうした?」
「ほんとにゴメン。一度戻る?出来たら呼びに行くから」
「そうだな……いいよ、ここにいるよ」
「そう」
「ああ、うちにいても一人だしな」
「大輔ホントにゴメン、もうちょっと待っててね。あんたたちは先にお風呂入っちゃいなさい」
俺に何度目かの詫びを入れると、弟たちにそう声をかけた。
63205/41:04/02/15 02:23 ID:lpt4Fe6j
「兄ちゃん一緒に入ろ」
「俺も俺も!」
予想外の反応が来た。俺とのぞみが同時に声を上げる。
「「え?」」
「兄ちゃんと入るー」
「兄ちゃんと入りたーい」
「あんたたちねぇ!大輔、あんたもダメって言ってやって」
「なんでー」
「いいじゃん、姉ちゃんのケチー」
俺としては賛成でもなければ反対でもない。それにとくに断る理由もない。
「いや、俺は別にかまわないけど?」
「「やったー」」
「いいの?」
「何かまずいことでもあるのか?」
「「入ろっ!入ろっ!」」
「大輔いやじゃないの?」
「どうして?」
「大輔がいいって言うなら……」
「じゃ決まりだな」
「お願いできる?」
「いいよ。でも着替え取ってこないと」
「「兄ちゃん早くー」」
「そうよね」
「ちょっと行って来るよ」
「ありがとう。ごめんね」
「いいって。おいお前たち、兄ちゃんうち行って着替え取ってくるからちょっと待ってろ」
「早く戻ってきてねー」
「わーい」
のぞみの家に戻ってきたとき、弟たちはすでに風呂場で騒いでいた。
のぞみの家の風呂に入るの、何年ぶりかなぁ?
63306/41:04/02/15 02:24 ID:lpt4Fe6j
風呂から上がると夕飯の支度が出来ていた。唐揚げだ。美味そうだなぁ。
のぞみの料理はいつ食べても失敗がない。みさきとは大違いだ。ほんと凄いよなぁ。
楽しい夕食の最中、いきなり弟たちが衝撃的な発言をした。
「兄ちゃんスゲェよ、ちんちんモジャモジャだもんな!」
「のぞみ姉ちゃんも同じぐらいモジャモジャだよな!」
「ぶっ!」
「ゴホッゴホッ…」
俺は味噌汁を吹き出し、のぞみは咳込む。
それに動じることなく、モジャモジャ談義を続けるつばさとこだま。
「ちょっ、ちょっとあんたたち!」
のぞみが真っ赤になって話をやめさせる。
なぜ叱られているのか分からずキョトンとする二人。
その後の食事はギクシャクしたものとなってしまった。やれやれ……。
63407/41:04/02/15 02:26 ID:lpt4Fe6j
食事が終わり、のぞみは洗い物をしにキッチンへ、弟たちは居間でテレビを見ている。
家族の団欒を邪魔しちゃ悪いよな。そろそろおいとまするか。
「のぞみ、俺そろそろ帰るよ」
「え?もう帰るの?」
「うん、学校の準備もしなくちゃいけないし、親父たちから電話あるかもしれないから」
「そう。……さっきはあの子たちが変なこと言ってごめんね」
「い、いや。あははは……」
引きつって笑みを浮かべるしかない俺。
「兄ちゃん帰っちゃうの?」
俺たちの話を聞きつけ、つばさとこだまがやってきた。おいおい、今度は変なこと言うなよ。
「ゲームしようよ!」
「一緒に遊ぼう!」
だから俺は帰るんだっつうの。
「「ねぇねぇ!」」
結局、ゲームに付き合わされた俺は帰れなくなってしまった。
63508/41:04/02/15 02:27 ID:lpt4Fe6j
「ほらあんたたち、もう何時だと思ってるの?いい加減に寝なさい!」
俺がゲームをやらされている間に風呂に入っていたのぞみが、まだ起きている弟たちに声をかける。
「兄ちゃん一緒に寝よう!」
「寝ようよぉ!」
左右から手を引っ張られ、振り子のように揺れる俺。
ゲームも一段落し今度こそ帰る気でいたのに、今度は一緒に寝ようってか?
「お、おい……。のぞみぃ、何とかしてくれよ」
「この子たち一度言い出すときかないのよねぇ…大輔、今日みさきちゃんいないんでしょ?泊まっちゃえば?」
「泊まるったって何も用意なんかしてないぞ」
「近いんだからちょっと取りに行けばいいじゃない」
「「寝ようよぉ!寝ようよぉ!」」
「それに今うち、女と子供しかいないから男の人いると安心なのよねぇ」
こうなったらもう泊まるしかないか……。
「分かった分かった。うち行って着替えや洗面道具持ってくるから、ちょっとその手を離してくれ」
「「わーい」」
63609/41:04/02/15 02:28 ID:lpt4Fe6j
俺が来たのがうれしいのか、いつまでも寝ずに騒いでいた子供たちも12時を回る頃には寝付いた。
やれやれ。さすがに疲れたよ。
そのとき、部屋の戸がノックされるとのぞみの声がした。
「大輔、起きてる?」
「ん?どうした?」
「表で変な音がするのよ」
「何?」
布団から起き上がると耳を澄ませる。何も聞こえない。
弟たちを起こさないように布団を抜け出すと部屋を出た。
パジャマ姿ののぞみが青い顔で立っている。
「聞こえた?」
「いや、聞こえないぞ」
「大輔、私怖い」
「どこで音がした?」
「私の部屋の外」
まさか痴漢?女と子供しかいないと知った変質者でもいるのか?
「ここ2階だぞ?」
「だって」
「とにかく見てみるよ」
「気をつけて。大輔に何かあったら私……」
「心配するな、なにがあってものぞみと弟たちは俺が守るから」
「大輔……」
63710/41:04/02/15 02:29 ID:lpt4Fe6j
のぞみの部屋に入る。考えてみれば子供のとき以来だ。
女の子らしい調度品が目に付く。それに、女の子の甘い匂い。
一瞬股間が反応しかけた。官能にとろ火が着いた気がした。
だが今はそんなことに浸っている場合じゃない。確かめなくては。
「どの辺?」
「この壁の向こうあたり」
窓を開けて身を乗り出せばそこを目視できる。
「よし」
そのとき、壁の向こうで間違いなく物音がした。
「大輔」
のぞみが抱きつく。
のぞみの胸が俺の腕に当たっている。のぞみの髪からいい匂いがする。
いかん!心を乱されるな!のぞみは俺を信じきっている!のぞみの気持ちを裏切るな!
気持ちを外に集中、息を殺して気配を探る。
壁の向こうは静かになった。人がいるような感じはない。
のぞみを離れさせると俺は窓辺に向かった。
「よし!」
気合いを入れると窓を開け身を乗り出し、音のした辺りに目を走らせる。
「のぞみぃ」
「だ、大丈夫?」
「お前さぁ、ほんと臆病な」
「え?」
「雨どいが外れてて、壁にぶつかってる」
「え?」
「風が吹くと揺れて壁にぶつかるんだよ」
「え?え?」
「だからぁ」
「えぇ?」
後ろでへなへなと座り込むのぞみがいた。
63811/41:04/02/15 02:31 ID:lpt4Fe6j
その一件で気持ちが昂ぶったのか、俺ものぞみも目が冴えてしまった。
眠くなるまで話そう。どちらからともなくそういう雰囲気になり、のぞみの部屋でしゃべることになった。
俺はのぞみのベッドに腰掛け、のぞみは自分の椅子に座る。
子供のころの思い出や学校の話、友人のことなど取りとめもなく話す。
そのうちひとわたりの話題が出尽くし、沈黙が多くなった。
「気が抜けちゃったわね」
ぽつりとのぞみが言った。
「ほんとのぞみは気が小さいよな。カミナリもまだ怖いんだろ?」
「それとこれとは関係ないでしょぉ」
「ま、何もなくてよかったじゃないか」
「ほんと。でも、ありがとう」
「いいって。気にすんなよ」
「私ね、大輔が私たちを守るって言った時、すっごくうれしかった」
「そりゃ男として当然だろ」
「ねぇ、男だから言ったの?私じゃなくてもよかった?」
いつになく真剣な表情でのぞみが聞く。
「え?」
「ね、答えて」
まっすぐに俺の目を見て訊ねるのぞみ。
「のぞみだから……のぞみだから守ろうと思った」
俺は気圧されたようになり、思わず本心を語ってしまった。
63912/41:04/02/15 02:32 ID:lpt4Fe6j
「大輔!」
のぞみが抱きついてきた。
その勢いに、俺はベッドに押し倒される格好になる。
「の、のぞみ」
「ありがとう。私うれしい」
のぞみの肌が、柔らかい体が、体温が、のぞみのすべてが俺の五感を刺激する。
押し殺していた感覚がよみがえってきた。
股間に血液が集まっていくのを感じる。
まずい、このままだと取り返しがつかなくなる。
「の、のぞみ!」
のぞみを引き離そうとする。
だがのぞみは離れない。それどころか、より強くしがみついてきた。
64013/41:04/02/15 02:33 ID:lpt4Fe6j
正直に言おう。俺はのぞみでオナニーしている。
のぞみの笑顔、声、ちょっとした仕草、すべてが好きだ。
いつから、というのは意識したことがない。
だが、気が付くとのぞみのことが好きになっていた。
オナニーは中1で覚えた。
それ以来、常にのぞみで欲望を発散してきた。
想像の中でのぞみと何度も愛し合った。奉仕させた。犯しもした。
俺に見せてくれた笑顔を思い浮かべながら射精したときは罪悪感も持った。
のぞみの知らないところで俺はのぞみを穢している。そう思うと自分に腹が立ったこともある。
だが俺はのぞみが好きだった。誰よりも、どんなものよりも。
そののぞみへの想いは誰にも気付かれぬよう、そっと心に秘めてきた。
今そののぞみが俺の胸の中にいる。
ここ3日ほどバタバタして性欲を処理していなかったことが災いした。
それが引き金になった。
理性が音を立てて崩れていく。
64114/41:04/02/15 02:34 ID:lpt4Fe6j
体勢を入れ替え、のぞみを組み伏せた。
のぞみの表情に怯えが走った気がした。だがもう止められない。
「のぞみ…のぞみ」
何度も名前を呼びながら、股間の剛直を押し付けた。
トレーナーは滑稽なほど突っ張っている。それをのぞみの下腹部に何度も押し当てた。
童貞の俺に手順を考えるゆとりはなかった。
「大輔、痛い…」
のぞみの声に我に返った。のぞみの両手首を、色が変わるほど強く握り締めていた。
「ご、ごめん。俺……」
「いいのよ」
「え?」
「大輔の好きにしていいよ」
耳まで朱に染め、のぞみが言った。
その一言で冷静さが戻ってきた。
あまりの興奮に感覚が麻痺したのかもしれない。
勃起はそのままだが、ともかくのぞみに優しく接することができるようになった。
64215/41:04/02/15 02:34 ID:lpt4Fe6j
のぞみにこすりつけていた下半身がこれ以上触れないよう、注意深く腰を浮かす。
そうしてのぞみの肩を抱き、身を起こさせる。
「のぞみ」
無言で俺を見つめるのぞみ。だがその目は穏やかだった。
「のぞみ」
もう一度名前を呼び、優しく抱きしめる。
のぞみの手が俺の背中に回される。
今、俺はのぞみを感じている。
のぞみが俺から体を離した。
見つめ合う俺たち。のぞみは目を閉じると心持ち顔を上向けた。
唇を合わせる。触れるか触れないかのかすかな口付け。
直後、いったん離れた唇がもう一度重なる。
俺たちはお互いの唇をむさぼるように求めあった。
舌が絡み、唾液が交換される。
のぞみが切なそうな吐息を漏らす。
俺たちは唇を離し、もう一度見つめ合った。
のぞみのパジャマの一番上のボタンに手をかける。
ひとつずつ、丁寧に心をこめてはずす。
「大輔、優しいね」
のぞみの声を久しぶりに聞いた気がした。それだけで心が明るくなった。
64316/41:04/02/15 02:35 ID:lpt4Fe6j
俺はのぞみが好きなんだ。改めて実感した。
パジャマを肩からはずし袖を抜く。
のぞみの上半身はシックなデザインの施された白いブラジャーだけとなった。
そっと胸に手を置く。
柔らかいが張りがある。俺の指を押し返す弾力が感じられる。
恥ずかしいのだろう、白い肌を赤く染め、それでものぞみはまっすぐに俺を見ている。
のぞみの気持ちに応えなければいけない。いい加減なことは出来ないししたくない。
のぞみの背中に手を回す。
ブラジャーの留め金は後ろにあるはずだ。
乏しい知識でそれらしい場所をまさぐる。
手に金具が触れた。だが何度力をこめてもはずせない。
「ごめん、はずし方がわかんない……」
張り詰めたのぞみの表情がほのかに和らいだ気がした。
のぞみが手を後ろに回すと、俺があれだけ苦戦したブラジャーがあっけなく外れた。
手で胸を隠すようにブラを押さえているのぞみ。
俺は肩紐に手を伸ばし、片腕ずつ抜き取った。
とうとうのぞみの上半身が裸になった。
腕を組むようにして胸を覆っているが、のぞみの上半身をさえぎるものはもう何もない。
「のぞみ、のぞみの胸が見たい」
のぞみの腕が下ろされる。二つのふくらみが目に飛び込んでくる。
美しい。心からそう思った。
64417/41:04/02/15 02:36 ID:lpt4Fe6j
言葉を失い、俺は呆けたようにのぞみの胸を見つめていた。
「大輔……恥ずかしい…」
消え入るようなのぞみの声がした。
「ご、ごめん。でも…のぞみ綺麗だ」
うつむくのぞみ。顔にまた赤味が増したようだ。
「のぞみ」
一声かけ、決して乱暴にならないよう、そっとのぞみを横たえる。
心配そうに、しかし畏れた顔は見せずにのぞみが俺を見る。
「うん」
のぞみを安心させるように笑顔を返すと、俺はパジャマのズボンを脱がしにかかった。
パジャマの腰のところを手に取り、そのまま下に滑らす。
滑らしたつもりだったが、お尻に引っかかって指が外れた。
パチン!という音がしてゴムがのぞみの腹を打った。
「あ、あれぇ?」
思わず間抜けた調子の言葉が口をついた。
「うふふふ」
それで緊張が解けたのか、のぞみが笑った。
64518/41:04/02/15 02:37 ID:lpt4Fe6j
よかった。いつもののぞみに戻った。
「ごめん、のぞみのお尻が大きすぎて脱がせられなかった」
俺にも冗談を言う精神的な余裕が出てきた。
「ひっどーい!」
「ま、のぞみのケツがデカイのは昔からだけどな」
「何それ!」
「いいじゃん。お尻が大きいのは安産型だってよく言うし」
「そんなに大きくありません!」
「あはははは」
「うふふふふ」
ひとしきり笑った俺たちは続きを始めた。
今度はのぞみもリラックスしてるようだし、俺も股間以外はほぐれている。
「のぞみ、お尻ちょっと持ち上げてくれる?」
「う、うん」
二度目はすんなり腰を通過した。そして両足一緒にパジャマを取り去る。
のぞみは淡いグリーンのショーツをはいていた。
よく見ると股のところにしみが出来ている。
(濡れてる。のぞみも興奮してるんだ)
「ちょっ、ちょっと大輔、私だけ脱がせてずるい」
「あ、ご、ごめん」
俺はのぞみから身を離すと、手早く着ている服を脱いだ。
64619/41:04/02/15 02:37 ID:lpt4Fe6j
のぞみは上半身を起こし、俺を見ている。
トランクスを下ろすときはさすがに抵抗があったが、気合いを入れて一気にいった。
足首から抜き、完全に全裸となる。
それまでののぞみとの行為で十分に興奮していた俺の砲身はすでにたけり立っている。
のぞみが息を飲むのが聞こえた。のぞみの視線の先に俺の屹立がある。
「大輔……」
少し恐怖を含んだようなのぞみの声音。
「見るの初めてか?」
「あ、当たり前でしょ!」
「弟と風呂入ってるんだろ?」
「だってあの子たちの、こんなになってない……」
「そうだよな」
「お父さんのだって、こんなじゃなかったし……」
「娘の裸で大きくしてたらヤバイだろ?」
「そ、そうよね」
「怖い?」
「ちょ、ちょっと怖いかな」
「のぞみのこと、好きだから」
ついに言った。今まで誰にも言わなかった心のうちを、ついにのぞみに告げた。
647名無しさん@ピンキー:04/02/15 02:39 ID:92nyH7C/
すごいことになってきましたな。
神々に敬礼!
64820/41:04/02/15 02:39 ID:lpt4Fe6j
「え?」
「大好きな女の子と愛し合いたいから、こうなるんだ」
「大輔……。ありがとう。私も大輔のこと、好き」
「ほんとに?」
「うん。ずっと前から…好きだった」
「のぞみ!」
そのままのぞみを抱きしめた。
「だ、大輔、苦しいよ……」
「ご、ごめん」
あわてて力をゆるめる。
「………」
「のぞみ?」
「お腹に当たってる……」
「あ、ご、ごめん」
「ううん、いやじゃないよ。それより痛くないの?」
「え?」
「そんなに腫れてるよ」
「あ、あぁ…大丈夫」
「……勃起、だよね」
「うん。保健で習ったろ」
「まさか実地で体験すると思わなかったわ」
「やめる?」
「……大丈夫。自分で決めたことだから」
「じゃあさ、俺だけ裸ってのもなんだから、のぞみも脱いでくれる?」
「あ…」
「それとも俺が脱がす?」
「大輔!」
のぞみはちょっと俺をにらんだが、そのままショーツに手をかけた。
64921/41:04/02/15 02:41 ID:lpt4Fe6j
わずかなためらいののち、のぞみはショーツを下ろした。
俺から顔を伏せ、片足ずつショーツを脱ぐ。
そこには生まれたままの姿ののぞみがいた。
「弟たち間違えてないか?」
「え?」
「のぞみのあそこ、そんなに濃くないよな」
「バ、バカ!」
胸と下半身を隠すように身をちぢこめるのぞみ。
「ごめん。でも、のぞみの裸、きれいだ……」
「大輔……私、初めてなの」
「俺だってそうだよ」
「大輔に…あげるね」
「俺のものぞみにあげるよ。もらってもうれしくないかもしれないけど」
「ううん、うれしいよ」
「俺もうれしいよ。のぞみの最初の相手になれるんだもんな」
「最初で最後の相手だったりして」
「え?」
「ううん、なんでもない」
「のぞみだって俺の最初で最後の相手かもな」
「そうなったらいいよね」
「そうだな」
65022/41:04/02/15 02:42 ID:lpt4Fe6j
「大輔…あのね」
のぞみが言いよどむ。言いにくいことか?
「避妊はちゃんとしような」
「…ありがとう」
のぞみが笑顔で答える。
「コンドームどこ?」
「ちょっと待ってて」
青空高校では生徒一人に一つずつコンドームが配られていた。
俺がもらったやつは自分でするとき練習がてら使ってしまった。
もちろんのぞみを思い浮かべて、だ。
いつかは使うかもしれないと思っていたが、まさか今日ここで、それものぞみと使うとは……。
「大輔がもらったのどうした?」
「え?」
(まさかのぞみのことを考えて使いましたとは言えないよな)
「あ、ああ、うちにあるよ」
(ごめん、ほんとはもうない)
「そうよね。相手がいなくちゃ使えないもんね」
「……ああ」
小物入れらしき場所から大事そうに取り出したコンドームを俺に手渡す。
65122.5/41:04/02/15 02:43 ID:lpt4Fe6j
「ねぇ、大輔は着けたことある?」
「……ごめん、やっぱりのぞみに嘘はつけない。つきたくない」
「な、何?」
「俺がもらったの、もうない」
「え?」
「練習のつもりで使っちゃった」
「あ……」
何を想像したのか、見る見る赤くなるのぞみ。
「だから一度だけ着けたことある」
「そ、そうなんだ……」
「のぞみ、最初だけ着けないでしてもいい?」
「え?」
「のぞみの初めては自分の肌で感じたいんだ」
「それって……」
「あぁ、違う違う。入れたらすぐに抜いてちゃんと着ける」
「………」
「だめ?」
「ううん。大輔のこと信じる」
「ありがとう」
65223/41:04/02/15 02:43 ID:lpt4Fe6j
のぞみにのしかかると体を重ねる。
二人の体に陰茎がはさまれ、そこから生まれた快感が俺に声を上げさせた。
「う…」
「大輔?」
「気持ちいいんだ。こんなの初めてだから」
「……私も気持ちいいよ」
「のぞみ……」
童貞の俺には未知の場所、のぞみの「女」の部分が見たい。
そう思った俺は体をずらし、のぞみの股間に移動した。
なんと言えばいいのだろう。
大須賀たちとビデオで見たものとは色も形も違っていた。
醜悪。そんなイメージしかなかったそれは、意に反し端正だった。
中心に二筋あるぼってりした肉のひだが小陰唇だろう。
その奥でヒクヒクとうごめく亀裂がいやらしい感じで濡れて光っている。
あとからあとから粘性の高そうな液体が染み出てくる。これが愛液?
(ここに入れるんだ)
憑かれたように見入る。
「恥ずかしいよ……」
のぞみの声に呼び戻された。
いつまでそうしていたのか、気が付くとこれ以上ないぐらい赤くなったのぞみが俺を見ていた。
65324/41:04/02/15 02:44 ID:lpt4Fe6j
「ごめん……のぞみのここ、とってもきれいなんで……」
「いや……」
手で顔を覆い、俺の目から逃げるのぞみ。
もう一度のぞみの股間に目を向ける。
そっと触れてみる。
ぬるぬるした感触が指にまとわりつく。
そのまま溝を上下に撫ぜる。
中ほどに一か所くぼんだ場所があることが分かった。
(ここだ)
ためしに少しだけ指を入れてみた。
ぬるりっ。
なんの抵抗もなく第一関節の少し下まで指が沈む。
「あぁっ!」
その途端のぞみが嬌声を上げる。
「ご、ごめん。痛かった?」
「違う…」
そう言うとのぞみが手を広げ、俺に差し伸べた。
(抱いてほしいってことか?)
俺は膣から指を抜くと、またのぞみにおおいかぶさった。
のぞみが俺を強く抱きしめる。
唇を求めてくる。
これまで以上に激しいキス。
同時に腰が押し付けられる。
のぞみのあえぐ声が官能を揺さぶった。
65425/41:04/02/15 02:45 ID:lpt4Fe6j
入れたい。のぞみに射精したい。その気持ちがどうしようもないほど高まった。
「のぞみ…俺……」
「うん、いいよ」
俺は体を起こすと、のぞみの足の間にひざをついた。
腰の奥のほうに熱いものを感じる。
出したくてたまらない。精液が出口を求め、すぐそこまで来ているかのようだ。
(まずいな、これじゃあちょっとの刺激でイキそうだ)
挿入して数秒で射精などという事態は避けたい。男としてのプライドがある。
失敗はできない。気を逸らしながら膣口をじっくり見て探す。
見つけた。あとはここにあてがって、腰を突き出すだけだ。
「いくよ」
腰を進める。のぞみのぬめった陰唇に亀頭が触れた。ヌチャッとした濡れた感触がする。
その瞬間、留め金が外れた。
「っ!」
「きゃっ!」
のぞみが驚いた声を上げたのが聞こえる。
めくるめく快感が背筋を走り、熱いものが尿道を通っていく。
俺は体を震わせ、欲望を吐き出し続けた。
一瞬だった気がする。もっと長い時間だった気もする。
劣情の時間が過ぎ去った。
65526/41:04/02/15 02:46 ID:lpt4Fe6j
のぞみの下腹部に目をやると、そこには白い粘液が付着している。
挿入してもいないのに射精してしまった。
「……ご、ごめん」
恥ずかしさと情けなさの混じった複雑な思いで、やっとそれだけを口にする。
「ううん、平気。いきなりだったからびっくりしただけ」
のぞみはそう言って微笑んだ。
破瓜の痛みを免れた安心感なのか、のぞみが元気を取り戻したようにも感じる。
「ほんとにごめん。俺……」
「気にしないで。だって、私の体に感じてくれたってことでしょ?」
「のぞみ……」
「うれしかったよ、大輔」
「のぞみ、ありがとう」
「えへへ。あれ?大輔、それ」
「ん?あぁ、射精したからな」
「射精…すると縮むんだ」
射精という言葉を、のぞみは頬を赤らめながら発音した。
「うん。知らなかった?」
「知るわけないでしょ!」
「そうだよな」
そんなことを話している間も、先端から欲望の残滓を垂らしたモノをのぞみは見つめている。
65627/41:04/02/15 02:46 ID:lpt4Fe6j
「ティッシュどこ?」
急に恥ずかしくなった俺は慌てて話題を変える。
「あ、そこ」
指差された箱を手にベッドへ戻ると、のぞみは俺の精液を指にまとわりつかせていた。
「の、のぞみ」
「こんなにドロッとしてるんだ……。精液っていうからもっと水っぽいものかと思ってた」
「溜まってると濃くなるんだよ」
「じゃあ大輔溜まってたの?」
「あ、いや……」
「溜まってたんだぁ」
そう笑って言いながら、のぞみは指を開いたり閉じたりしている。
「もういいだろ、拭けよ」
「ネバネバする。変なにおいもするね」
のぞみが生まれて初めてかぐにおい。それは俺の体内から射出されたものだ。
のぞみを征服した。なんとなくそんな気になった。
「くさいだろ?」
「う〜ん……変なにおいだけど、嫌なにおいじゃないよ。大輔のだからかな?」
のぞみはまぶしい笑顔でそう答えた。俺の方が恥ずかしいよ……。
「バ、バカなこと言ってんなよ!ほら、手拭いて」
「ふふ。大輔、気持ちよかった?」
「あ、ああ。良かったよ、とっても」
65728/41:04/02/15 02:47 ID:lpt4Fe6j
隣にのぞみがいる。
最愛の女性が何もまとわず俺の隣にいる。
俺の二の腕を枕にし、甘えたように身をすり寄せている。
秘密を共有した。そんな意識が二人の距離をいっそう近づけたようだ。
もうただの「幼なじみ」ではない。「男と女」だ。
睦み言を交わす。
足が絡む。
キスする。
意味もなく笑いあう。
お互いの体を密着させる。
のぞみの髪をなでる。
俺の乳首が触られる。
のぞみの笑顔がすぐそばにある。
こんなにも心安らかで落ち着いた気持ちは初めてかもしれない。
だが腰の奥には燠がある。少しのきっかけで再び火がつくだろう。
たしかに一度出しているとはいえ暴発だった。
何度も絶頂の寸前で踏みとどまり、十分に快感を得た上で発射したわけではない。
納得も満足もしていない。
それに若い性欲はとどまるところを知らない。
何度目かの口づけを終えたとき、股間が膨脹していくのを感じた。
65829/41:04/02/15 02:48 ID:lpt4Fe6j
鎌首をもたげるのがのぞみにも分かったようだ。
「大輔…」
「また立ってきちゃった」
「うん」
頬を染めるのぞみ。
「のぞみを抱きたい。のぞみと一つになりたい」
「うん」
俺は身を起こすと、今度は性愛の意味をこめたキスをした。
軽くついばむようなキス。唇を愛撫するキス。舌を絡めるキス……。
キスだけで性感が高まっていく。
さっきは俺だけイッてしまった。
今度はのぞみをイカせたい。
溜まっていた精液を少しでも出したせいか、俺は落ち着いていた。
キスしながら耳や頬に触れる。髪をなでる。
「好き」
「俺もだよ」
愛をささやきあい、また唇を重ねる。
同時にのぞみの胸を手で攻める。
のぞみの柔らかい唇の感触は何よりも素敵だ。
いつまでも触れていたい。
だがそうしてばかりもいられない。本格的に胸へ移行する。
65930/41:04/02/15 02:48 ID:lpt4Fe6j
両の乳房は重力の影響で少しつぶれ気味だが、ほどよい大きさを残している。
そっと口を寄せると舌先で乳首を転がした。
そのまま舌で押し込むように力を加える。
「あん!」
効いたのか?のぞみが鼻にかかった声を出す。
のぞみの顔を見上げる。目を閉じて眉根を寄せている。
「痛かった?」
「平気……」
恥ずかしそうにのぞみが答える。
よかった。のぞみを傷つけるようなこと、痛がるようなことだけはしたくない。
愛撫の最中にも何度もお互いの名を呼ぶ。
これだけのぞみの名を呼んだのは初めてだ。
再開する。のぞみの乳首を唇でしごく。
最初の頃に比べ、乳首がとがったように感じる。
(乳首が立つってこれのことか?)
柔らかいのだが、硬さも残したのぞみの乳房。
触っててこんなに気持ちいいものがこの世にあったのか。俺は感動した。
のぞみの胸を揉みながら腿のあたりに手を伸ばす。
いきなりクリトリスを触るのは早いと思ったのだ。
腿を手のひら全体で愛撫する。すべすべして気持ちいい。
「大輔…大輔…」
少し開いた口からのぞみは可愛いあえぎ声を出し、俺の名も呼んでいる。
66031/41:04/02/15 02:49 ID:lpt4Fe6j
感じているんだ……。
意を決してのぞみの股間に触れた。
恥丘に手を乗せる。最初に和毛の感触があった。
少しずつ指を伸ばす。
「!」
身をよじるのぞみ。
まだ早かったか?それとも感じているのか?
判断できかね、手が止まる。
のぞみの顔を見る。
のぞみは俺の目を見、しっかりとうなずいた。
大丈夫だ。のぞみは嫌がっていない。
俺は指を進めた。
濡れた中を探るうち、小さな突起が見つかった。
「あ!」
同時にのぞみの首がのけぞる。
のぞみの様子を見た。のぞみも俺を見た。
66132/41:04/02/15 02:50 ID:lpt4Fe6j
「そこ、優しくして……」
小さな声でのぞみが言った。
これがクリトリスか。
慎重に、だが適確に愛撫を集中させる。
場所がわかればあとは指だけでいい。
俺はのぞみを抱き寄せると唇を重ねた。
俺の首に腕を回し、全身ですがりつくのぞみ。
「のぞみはオナニーしたことあるの?」
「な、な、ないよっ」
真っ赤になり、上ずった声で吃るのぞみ。おい、バレバレだよ。
「どこが気持ちいいか教えて。そこいじってあげるから」
「………」
「のぞみ」
「クリ……」
聞こえるか聞こえないかの小さな声がのぞみの唇から漏れた。
やった!女の子にクリって言わせた!
「クリじゃわかんない。ちゃんと言って」
「バカ!」
俺に顔を見せまいと腕に力を入れてしがみつくのぞみ。か、かわいい。
66233/41:04/02/15 02:51 ID:lpt4Fe6j
左手をのぞみの肩から首の後ろに回す。のぞみと見つめ合う。
のぞみの右側に横になると、そっとクリトリスに手を這わせる。
「好きだよ、とっても」
「大輔…好き……」
「痛かったら言ってね」
そう告げると静かに、優しく、そしてゆっくりとクリトリスを指の腹でもむ。
「ん!」
のぞみの目がきつくつぶられる。
だめだ、強すぎた。
「ごめん!」
「違うの…気持ちいいの……」
「のぞみ?」
「痛かったらちゃんと言うから、心配しないで続けて」
「わかった」
さっきと同じぐらいの力でクリを揉む。俺の指にのぞみのヌルヌルした愛液が絡みつく。
ある程度の力を入れてものぞみが痛がらないことが分かる。
少しずつ力を強くした。
俺の首に回された腕に力がこもる。だがのぞみは痛がっていないようだ。
それどころか鼻を鳴らすようななまめかしい声を出している。
さらに力を増した。
66334/41:04/02/15 02:51 ID:lpt4Fe6j
静かに撫でるだけだったクリを、転がしたり、皮膚の中に埋め込むように強く押さえつけたりする。
あるときは羽根のように軽やかに触れる感じの刺激を与える。
「あっあっあっ」
のぞみの息が荒くなる。体もうっすらと汗ばんでいる。
感じているんだ!
こんなエッチなのぞみは見たことがない。
のぞみは腰を持ち上げるようにして俺の手にクリを押し付けてくる。
俺は執拗にクリトリスをなぶった。
突然のぞみが声を上げた。
「大輔っ!…だめっ!……だめっ!」
イクのか?
ここぞとばかりに肉芽を強く圧迫する。
「ひゃう!」
そう声を上げると、俺の首に抱きついていたのぞみが硬直した。
ぶるぶると身を震わせたあと、静かに力が抜ける。
イッたのか?
「のぞみ?」
荒く大きな息をついて目を閉じているのぞみ。
さっきまでとは明らかに違う。イッたんだ……。
俺がのぞみをイカせた。俺がのぞみを!
男としての自信が沸いてきた気がした。
「大輔……」
しばらく息を整えていたのぞみが力なく俺の名を呼ぶ。
初めて聞くような優しい感じだ。
「イッちゃった?」
「知らない……」
そう言うと俺の胸に顔をうずめた。
66435/41:04/02/15 02:52 ID:lpt4Fe6j
のぞみが落ち着くのを待つ。
いよいよのぞみを俺のものにするんだ。
さっきみたいに早漏ってことはないと思うが、入れた瞬間イッてしまうかもしれない。
そうなったら望まない妊娠の可能性だってある。
「のぞみ、今度は最初からコンドーム着けるよ」
「いいの?」
「うん。のぞみに俺の子供産んでもらいたい。でもそれは、俺がのぞみの人生に責任を持てるようになってからにする」
「大輔……」
コンドームの袋を破ると、手順を思い出しながら装着した。
のぞみが興味深そうな面持ちでそれを見る。なんだか照れくさい。
どうやら上手く着けられたようだ。
練習が役に立ったと初めて思えた。
「のぞみ」
「うん」
再びのぞみの陰核に手をやると、そっとつまんだ。
66536/41:04/02/15 02:53 ID:lpt4Fe6j
一度イカせているだけあり、触り方や強弱はだいたい分かる。
さっきと同じようにのぞみを抱くと、クリに添えた右手を動かした。
クリトリスを刺激しながら、今度は膣にもそっと指を入れてみた。
「ん!」
のぞみが声を出す。
さっきとは違った抵抗があり、奥に入っていかない。
体をひねり、のぞみの膣を見た。
俺の指は第二関節のあたりまで入っているように見える。
だが実際は肉のひだの厚みのせいで、第一関節までしか入ってなかった。
もう少し力をいれて侵入を試みる。
きつい。指が締め付けられる。痛いぐらいだ。
セックスの経験がない俺には、その締め付けが平均的なものなのかどうかが分からない。
指を抜く。
そろそろ入れたい。
精液がこみ上げてきているのを俺は感じていた。
「のぞみ、いくよ」
そう声をかけ、軽く唇を合わせたあとでのぞみの足の間に割って入った。
今度は失敗したくない。
手を添えてのぞみの亀裂で何度か勃起を上下させる。
のぞみの粘液を先端になすりつけると、狙いをつけて腰を押し出した。
66637/41:04/02/15 02:53 ID:lpt4Fe6j
「痛い痛い!大輔痛いよ!」
あわてて抜く。
「大丈夫?」
「ごめん、痛い」
のぞみのそこは真っ赤に充血している。微かに血もにじんでいるようだ。
「のぞみ」
のぞみの中に亀頭が入っていけない。
これではのぞみと一つになるのは無理か……。
「ごめん、大丈夫だから、もう一回して」
俺は首を振るとコンドームをはずす。
「のぞみに痛い思いはさせたくない」
「でも」
「いいから!」
黙るのぞみ。重苦しい空気が流れる。
沈黙を破ったのはのぞみだった。
「ごめんね大輔。私の体、おかしいのかな?」
「そんなことない。俺が慣れてないせいだよ、きっと」
「ごめんね」
「謝るなよ。のぞみのせいじゃない。それに俺たちこれからだろ?あせる必要ないよ」
「ありがとう……でも大輔、それ平気?」
「え?」
のぞみの目が勃起を見ている。
66738/41:04/02/15 02:54 ID:lpt4Fe6j
俺の分身は痛いほど硬直している。出さないことには収まりがつきそうにない。
「実は……出したくてしょうがないんだ……」
「私どうすればいい?」
「……手で、してくれる?」
「うん……。でもしたことないからわかんない。どうすればいいの?」
「手で握って上下にこすってくれればいいよ」
「うん。こう?」
おずおずと手を伸ばすと、のぞみは俺の怒張をそっと握った。
「うん。でももっと強く握っても大丈夫だよ」
のぞみの手のひらに力が加わる。
「これぐらい?」
「そう。そうしたら上下に動かして。……あぁ、気持ちいいよのぞみ」
のぞみの手が上下する。まだぎこちないが一生懸命さが伝わってくるようだ。
俺を射精させよう、満足させようという気持ちを感じる。
「本当は口でしてあげたいんだけど、なんか怖くて」
「ううん、手でしてくれるだけで十分だよ」
「ありがとう、大輔」
66839/41:04/02/15 02:55 ID:lpt4Fe6j
ベッドの上に座るように向かい合った俺たち。
のぞみは俺の腰をはさむかのような姿勢で足を大きく開いている。
もしも後ろから見る者がいれば、俺たちは対面座位で交わっているように見えるだろう。
だが俺たちはまだ、童貞と処女だった。
俺はのぞみを抱きしめ、のぞみは俺の股間で手を動かす。

俺は自分の感じる部分をのぞみに刺激してもらおうと指示を出す。
袋を揉んだり、先端の割れ目を指の腹でなでたり、カリ首を爪で軽く引っかいたり。
これまでのオナニーで得た俺の性感帯を、のぞみは忠実に愛撫した。
「こう?」
「うん、すごくいい…」
「気持ちいいの?」
「あぁ、のぞみ…のぞみ……」
うわごとのように名前をつぶやく。
「大輔…大輔…」
のぞみもそれに応えるように俺の名前を呼び返す。
66940/41:04/02/15 02:56 ID:lpt4Fe6j
射精が近づいてきた。腰骨のあたりがうずく。
一心にこわばりを揉みしだくのぞみの真剣な表情。
これまでのぞみを可愛いと思ったことは何度もある。だが今日ののぞみは綺麗だと思った。
俺のために額に汗を浮かべて奉仕するのぞみが愛しい。
美しいものを汚しているという背徳感。
しかしその美を自分だけが汚せる優越感。
そして、初めて見るのぞみの「オンナ」の顔。
のぞみの肌から立ちのぼる「メス」の香り。
部屋に立ち込める、愛液と精液の混じったにおい。
それらが渾然となったとき、興奮が限界を超えた。
「のぞみっ、のぞみっ……うっっっ!」
ドピュッドピュッドピュッ……
のぞみの手にしごかれ、肉棒は白濁をほとばしらせた。
音がするのではないか。そう思えるような激しい脈動が何度も起こる。
目の前が真っ白になるような悦楽の境地が俺を襲う。
これほどの性の愉悦は一度として味わったことがなかった。
いちばん好きな女の子に精液をぶちまける。まさに快楽の極致だった。
67041/41:04/02/15 02:56 ID:lpt4Fe6j
激情が去る。
淫欲の塊を出し尽くして萎えた一物。それに添えられた手をのぞみはまだ動かしている。
亀頭は射精直後で敏感になっている。くすぐったい何ともいえない感覚が我慢できない。
男の生理を知らないのぞみ。
かわいいと思った。
のぞみと俺の手を重ね、動きを止めさせる。
「ありがとう。すっごく良かったよ……」
「大輔……」
そのままのぞみを抱きしめ、軽くキスをする。
のぞみははにかんだ表情を浮かべたまま俺を見つめている。
ふと見ると、のぞみの首筋から胸、腹のあたりにかけて精液が飛び散っている。
のぞみの手も俺の吐液にまみれている。
「汚しちゃったね」
「あ…」
初めて気が付いた、という風で自分の体を見下ろすのぞみ。
のぞみの美しい体を俺の精液で彩った。それがたまらなくうれしかった。
のぞみの体を拭うと、俺はのぞみを抱きしめたまま横になった。
「のぞみ、俺、のぞみのこと一生大切にする」
「大輔……」
「のぞみ、好きだ。大好きだ」
「私も…私も大輔が好き!」
「のぞみ!」
俺たちはそのまま長い口付けを交わした。
                    第一部 完
671名無しさん@ピンキー:04/02/15 03:06 ID:2Iycx4/n
ごちそうさまでした、大変おいしくいただきますた。
(・∀・)イイね、初々しくて。
672名無しさん@ピンキー:04/02/15 03:11 ID:7pJBerSQ
これはたまらん。
673名無しさん@ピンキー:04/02/15 03:20 ID:0HbZKO1J
うほっ、イイ(・∀・)!! おさななじみ
674名無しさん@ピンキー:04/02/15 03:56 ID:/FnReK5K
大作有方屋〜
青空高校は全員に配ってるんか・・・
675名無しさん@ピンキー:04/02/15 14:38 ID:0ZowwGhh
n/41の方、(・∀・)イイ

でも改行をもう少し入れてもいいかも、会話では改行は入れなくてもいいけど、
状況描写、特に舞台が移る(例えば部屋を移動したときとか)時に使うと効果的だと思います。

感想しか書けませんで、失礼しました。
676ID:lpt4Fe6j:04/02/16 00:25 ID:KEnTFW4c
お読みくださったみなさま、早速の感想どうもありがとうございます。


>>674
中出しのシーンがないんですから、コンドームは本来は不要なものです。
ですがあえて、「のぞみを大切に思う」ことを表現するために登場させました。
大輔は広瀬家に家のカギ以外のものは何も、それこそ財布も時計も(携帯も)持って来ていないと考えました。
ですからコンドームはのぞみの家で調達しなければならなかったのです。
夫婦の寝室以外で手に入れるにはのぞみに持たせるしかない。ではのぞみが持っている合理的な理由は?
かつてニュースで、高校で配布する案がある、と聞いた気がしたのでそれを用いました。
実際の施策がどうなっているかは分かりません。


>>675
書き込みは元のテキストファイルのシーン分けに従いました。
容量制限で同一シーンが複数レスに亙らざるをえないときは、同じ程度の分量になるように心がけました。
こちらの計算ミスで22.5が出来てしまうのは途中で分かりましたが、n/41で始めてしまったのでそれで通しました。
基本的には、各レスでシーンが変わったり時間が経過している。そうご理解いただけるとありがたく思います。
677675:04/02/16 02:27 ID:cMUCWUR+
>>676
レスごとにシーンが変わるってのは大前提なんだけど、
一レス中に改行があまりに無いと、”詰め込みすぎ”の印象を与えてしまうこともあるですよ

一意見ですけどね。

何にしても君ののぞみへの愛は受け取った、みさきは任せろ(w
678名無しさん@ピンキー:04/02/16 16:33 ID:ETb8DhKq
のぞみんSSごちそうさまでした。いかにもTLSって感じで良かった。
ゴムは海老にでも無理やり押し付けられたことにしとけばよかったかも?


緋菜のテニスネタはラケットのグリップ練習と称してコーチの○○を握らされたりってどう?
679名無しさん@ピンキー:04/02/20 00:43 ID:AVsh7AeJ
のぞみの第二部はないのかな
680名無しさん@ピンキー:04/02/20 02:08 ID:VAxqN7lA
>678
テニスプレイヤーの握力を舐めちゃあいけません
不能になりまつよ
681名無しさん@ピンキー:04/02/20 10:18 ID:UHzi2uAW
緋菜に握られる幸せ。
682名無しさん@ピンキー:04/02/20 14:13 ID:7cvc9jO7
握りつぶされるのもまた一興
683名無しさん@ピンキー:04/02/21 14:52 ID:x42Y1Rl4
え?そこで舐めて癒してもらうんだろ?
684名無しさん@ピンキー:04/02/21 21:55 ID:0IHcrmPr
ヌケる話キボンヌ。
685名無しさん@ピンキー:04/02/22 01:18 ID:m81Tr0wA
おい職人!続きはどうした?
686名無しさん@ピンキー:04/02/23 00:49 ID:JsQonTxa
もちつけ。弥生クルクルでも見てなごめと

書きたいときに書いてアップして下さい。おながいします。
687名無しさん@ピンキー:04/02/23 02:04 ID:aa31Oe+A
なつかしーな弥生くるくる・・・
688ID:lpt4Fe6j :04/02/23 02:33 ID:DbOlKY0E
>>679
最後の濡れ場を書いています。現在の完成度は9割弱といったところ。
調子に乗って妄想を爆発させていったら、第一部の2倍近い分量になってしまいました。
もうしばらくお待ちください(今度は分載します)。


>.678
なるほどエビですか。彼女なら持ってるかもしれませんね。
私の中では青空高校は三上先生以外全員処女なので、考え付きませんでした。(w
689名無しさん@ピンキー:04/02/23 03:42 ID:dCm/Onym
最近、もうずっと人大杉って出て入れなかったんだけど、
あんまり進んでないみたいで良かった…
690名無しさん@ピンキー:04/02/23 03:57 ID:8z0rDndb
>>689
専用ブラウザ使えや
691名無しさん@ピンキー:04/02/24 11:40 ID:1Mnxt57n
ふと思ったんだけど綾音っちのRのテニスデートの時のスコートって中学の時のかな?
高校に入ってからは音楽部ひとすじっぽいとすると、色んなところが成長してピチピチに・・・

プールデートの後、下着が盗まれててノーパンなのを気付かれないようにしているうちに手を握られて感じてしまったり。
恥かしい液が太ももを滴り落ちるのを誤魔化しながら喫茶店に入っても座ったらスカートがシミになるので困ったり。

買い食いのタイヤキで指を火傷した彼の指を舐めてるうちに下の方が元気になっちゃってそっちも舐めてみたり。
でも上手く出来なくて家に帰ってからバナナでひっそり練習してみたり。
そしたらだんだんヘンな気分になってきて生徒手帳の写真を見ながら一人で慰めてみたり。

とりあえず俺の中の綾音ちゃんは結構淫乱だったりする。
692名無しさん@ピンキー:04/02/24 12:24 ID:7CScRzd5
うぐぅ〜、それOK
693名無しさん@ピンキー:04/02/24 14:26 ID:QX4LVCzD
淫乱といえばやっぱり茜ちんでしょう。
694名無しさん@ピンキー:04/02/24 21:19 ID:SRxqh4PW
おれのかすみは何気にどんなことでもやってくれますが何か?
695名無しさん@ピンキー:04/02/24 21:29 ID:jaK3KS7J
2なら早苗ちゃんも何でもやってくれそう。
696名無しさん@ピンキー:04/02/24 22:23 ID:7CScRzd5
香坂先輩はジャム作ってそう
697名無しさん@ピンキー:04/02/24 23:09 ID:eDJz1uwq
>696
結局、オチに使われるのね・・・
698名無しさん@ピンキー:04/02/24 23:18 ID:KD0+A2j1
>>693
茜が淫乱なのは俺の前でだけだぜ。
699のぞみ第二部 001/125:04/02/28 18:56 ID:T0aY7mZw
ピピピピッ、ピピピピッ……
ん?何だ?なんの音だ?
「ごめん、起こしちゃった?」
誰だ?
寝ぼけた頭であたりを見回す。
のぞみ!どうして?
思い出した。俺たちは昨夜……。そうか、あのまま眠っちゃったんだ。
「いま何時?」
「5時半」
「いつもこんなに早いの?」
「ううん、今朝はお母さんの代わりに私が全部やらないといけないから」
「大変だな」
「そうでもないわ」
だんだん目が覚めてくる。
昨夜の記憶が少しずつよみがえる。
俺たち、経験した………のかな?
700002/125:04/02/28 18:57 ID:T0aY7mZw
「大輔、朝からなに考えてんのよ!」
突如、批判的な口調ののぞみの声がした。視線の先には……朝勃ちしていた。
「ち、違う、これは生理現象だ!」
あわてて弁解する。
と言いつつ、朝の光を浴びたのぞみの裸身に反応したのも事実だった。
「いいから早くしまって!」
「なんだよ、昨夜はしっかり見てただろ?」
「バ、バカ!」
枕で殴られた。
701003/125:04/02/28 18:58 ID:T0aY7mZw
床に散らばった衣服を集める。
トランクスを履こうとしてペニスの根元の毛がパリパリになっているのに気付いた。
ちゃんと拭いたつもりだったのに…。
気になって体を点検する。
精液の乾いたあとがあちこちにあった。
(まずいな)
「のぞみ」
声をかけ振り向くと、ショーツを身に着けたのぞみがブラのホックを留めたところだった。
「やだ!」
俺が振り向いたためあわてて下着姿を隠そうとする。
「おいおい、昨日はもっと凄いもの見ちゃったからその程度じゃ興奮しないって」
「大輔ぇ!」
のぞみが目を吊り上げた。
702004/125:04/02/28 18:59 ID:T0aY7mZw
「ち、違う。のぞみの体、何ともないか?」
「え?」
頬が染まる。
「ありがと…ちょっとヒリヒリするけど、それ以外は平気」
「え?」
「え?」
「いゃ、ちゃんと拭いたと思ってたけど、精液が乾いてパリパリに……」
「バカ!」
「いや、大事なことだぞ。シーツも洗濯しないといけないし……」
「もういい!」
パジャマを着たのぞみは無言でシーツを丸めると、それを手に出て行った。
「の、のぞみさん?」
バタン!
ドアが音を立てて閉まった。
703005/125:04/02/28 18:59 ID:T0aY7mZw
階下に降りる。洗濯機の回る音がする。
のぞみは?
部屋を見て回ったがのぞみはいない。どこにいるんだ?
見てないのはトイレとバスルームだ。さすがにトイレは気まずいよな。
風呂に向かうとシャワーの音がする。曇りガラスに人影が映っている。
「のぞみ」
声をかける。
……返事がない。
まだ怒っているのか?それとも水音で聞こえないのか?
そこにいるのは分かっている。どうする?
いくら昨夜あんなことがあったとはいえ、入っていくわけにはなぁ……。
704006/125:04/02/28 19:00 ID:T0aY7mZw
ためらっているとドアが開き、バスタオルに手が伸びた。やっぱりのぞみだ。
俺の姿を認めるとのぞみの体がビクッ!と震える。
「あビックリした!いるならいるって言ってよ」
「呼んだんだけど返事がなかったから」
「あ、ごめん。多分シャワーで聞こえなかったんだと思う。なに?」
「いや、さっきはごめん」
「あ、うん。私こそごめん。大輔に言われる前から乾いたところが引きつれたみたいになってたの気付いてた」
話しながらバスタオルを巻いたのぞみが出てきた。
「それでシャワーか」
「シーツ、やっぱり凄いことになってた」
言いながらのぞみの頬に朱が差した。
「洗濯機はそれか」
「昨日の汚れ物も洗ってるけどね」
「俺もシャワー使っていいか?」
「うん」
「一緒に浴びる?」
「バカなこと言ってないの」
俺を簡単にあしらうとのぞみは出て行った。
705007/125:04/02/28 19:01 ID:T0aY7mZw
シャワーを済ませる。
起きてきた弟たちやのぞみと一緒に朝食を摂る。
あわただしい朝の時間が過ぎていく。
「じゃ俺、帰るから」
「あ、うん。学校でね」
「あぁ」
のぞみの家を出、自宅に戻った。
すると玄関前に誰かがいるのが見えた。
706008/125:04/02/28 19:02 ID:T0aY7mZw
「お兄ちゃんどこ行ってたのよ!」
あれ?みさき?
「なんでお前ここにいるんだ?」
「教科書取りに来たの!」
「お前、バカだろ」
「なんですって!」
「だって友達の家に直接行ったら教科書ないぐらい考えられない?」
「だから取りに来たんでしょ!」
「やれやれ」
「そんなことよりどこ行ってたのよ!」
「のぞみン家でメシ食ってた」
「まったくもう、帰ってきたら誰もいないんでどうしたのかと思ったじゃない!」
「『のぞみお姉ちゃんに作ってもらえばぁ〜』って言ったのお前だぞ」
「そ、そうだけどぉ……」
「とにかく、俺も着替えるからお前先行ってろ」
「当たり前じゃない。誰が一緒に行くもんですか!」
みさきはそう言うと、プンプンしながら歩いていった。
707009/125:04/02/28 19:02 ID:T0aY7mZw
みさきを見送った俺は家に入った。
制服に着替える。カバンに教材を詰め込む。
念のためガスの元栓を確認すると戸締りをして外に出た。
「大輔、一緒に行こ」
のぞみが立っていた。
「先に行ったんじゃなかったのか?」
「うん。一緒に行こうと思って待ってた」
「そっか……うん、行こう」
いつもと変わらぬ朝。いつもどおりの毎日。
708010/125:04/02/28 19:03 ID:T0aY7mZw
憎まれ口を叩いたり、時にはケンカもしたり。でも憎みあってるわけじゃない。
クラスメート。でも幼なじみ。互いのいい面も悪い面も知っている。
友達以上恋人未満の関係。
何もなければ、きっといつまでもこうした日々が続いていくんだろう。
昨日まではそうだった。
でも今日は違う。俺たちの関係は確実に変わったと思う。
性器を刺激しあい、うめき声をあげて性の絶頂を迎える姿も見せあった。
のぞみに対する真剣な気持ちを伝えた。
のぞみも俺を好きだと言ってくれた。
今日が俺たちの新しいスタートだ。
709011/125:04/02/28 19:03 ID:T0aY7mZw
「まだ言ってなかったよな」
「なに?」
立ち止まり、のぞみとまっすぐ向き合う。
「のぞみ。好きです、付き合ってください」
ビックリした顔ののぞみ。
だが相好を崩すと、気をつけをしてばか丁寧に頭を下げた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
710012/125:04/02/28 19:04 ID:T0aY7mZw
俺たちの交際が始まった。
だが十何年間の関係はそう簡単には変わらない。表面上は何一つ変化がないのだ。
気がつくとのぞみの視線を感じることが多くなったわけでもない。
俺も無意識のうちにのぞみの姿を追い求めているわけでもない。
お互いの気持ちを確認した以外、これまでと同じ日常がくり返されている。
のぞみは今日も腰に手を当てて俺にいろいろと指図するし、俺は俺でそんな状況を楽しんでいる。
熱愛カップルのようにベタベタはしないが、俺たちには年を経て初めてにじみ出るような落ち着いた雰囲気があった。
このままでいい。このままで……。

だがそれを良しとしない俺もいた。
セックスしたい。
それは無理でも、のぞみと触れ合いたい。肌を合わせたい。
だが家族と暮らす俺たちに二人きりになれる場所も時間もなかった。
711013/125:04/02/28 19:05 ID:T0aY7mZw
あれ以来オナニーの頻度が増えた。
気付くと陰茎をしごいている。
のぞみとの甘いひと時を思い出しながらの自慰。
これまでは想像でしかなかったもろもろが実体験として脳裏に刻まれている。
(だめだ。また勃ってきた……抜こう)

何分かののち、閨で見たのぞみのちょっと照れたような笑顔でフィニッシュ。
後頭部がしびれるような感覚のあと、急速に波が引いていった。

情欲が放散した液体を拭き取る。
捨てるためにくずかごへ。
汚れたティッシュでいっぱいのくずかご。俺、何やってんだろ……。
712014/125:04/02/28 19:05 ID:T0aY7mZw
のぞみの気持ちはどうなんだろう?
俺と肉体的なつながりを持ちたいと思っているのか?
それとも今のままがいいのか?
こればかりは本人に聞かないと分からない。
何度も逡巡した。悪い結果を聞くのが怖かったのだ。
迷っててもしょうがない。うじうじ悩むよりはっきり聞こう。
そう決めた俺は電話を取ると、のぞみのナンバーを押した。
713015/125:04/02/28 19:06 ID:T0aY7mZw
『大輔?どうしたの?』
「うん…」
『なに?様子が変よ』
「うん……」
『はっきりしなさいよ、男でしょ?』
「のぞみさぁ、俺のこと…どう思ってる?」
『え?』
「好きって…言ってくれたよな」
『うん』
「それって」
『本気よ!』
さえぎって力強く答えるのぞみ。
「え?」
『嘘じゃないわ。ほんとに大輔が好き。大好き』
「ありがとう…」
『そんなこと心配してたんだ』
「そうじゃない。ただ……」
『ただ?』
「今までみたいな付き合いだけじゃなくて…その……」
『………』
「俺、のぞみと……」
『……分かってる』
「え?」
『大輔がどんなこと考えてるか分かるわ』
「のぞみ……」
714016/125:04/02/28 19:07 ID:T0aY7mZw
『私もね、ほんとは大輔と……』
「ありがとう」
『え?』
「ほんとは……それが知りたくて電話したんだ」
『………』
「のぞみ?」
『大輔には私の恥ずかしいところ全部見られちゃった』
「俺のだって見たろ?」
『バカ…』
「またのぞみとエッチなことしたい」
『!』
「だめ?」
『……言い方がストレートすぎる』
「ごめん」
『でも二人っきりにはなれないわよ』
「そうだよな」
『………』
715017/125:04/02/28 19:07 ID:T0aY7mZw
「キスしたい」
『!』
「それぐらいなら、学校のどこかででも……」
『……大輔』
「ごめん、変なこと言っちゃった」
『ううん、私こそごめんね。男の子ってそうなのよね』
「え?」
『そういう気持ちが強いんでしょ?』
「………」
『私だってそれぐらいは知ってるわ』
「のぞみ……」
『………』
「のぞみはどうなの?」
『え?』
「俺、毎日のぞみのこと考えてる。のぞみのこと思って……その……」
『ごめんね』
「………」
『私がしてあげないから……』
「そ、そうじゃない」
『………』
「………」
716018/125:04/02/28 19:08 ID:T0aY7mZw
『大輔……私も…大輔のこと思って……してる』
「!」
『一緒ね』
「………」
『……黙らないでよ、恥ずかしいんだから』
「ご、ごめん」
『大輔』
「なに?」
『あ、ううん……なんでもない』
「………」
『………』
「のぞみ、俺、我慢できない」
『え?』
「のぞみの声聞いてたら、またしたくなっちゃった」
『………』
「ちょっとだけのぞみの声聞かせて。それ聞きながら自分でする」
『………』
717019/125:04/02/28 19:09 ID:T0aY7mZw
「ごめん、怒った?」
『ううん……いいよ』
「ありがとう」
『ね、私も…大輔の声聞きたい……』
「うん」
『一緒に……しよっか?』
「のぞみ」
『大輔』
俺は最大限に容積を増した肉筒を握るとその手を上下し始めた。
「うっ…好きだよ…のぞみ…」
『あっ…あっ…大輔……好きぃ…』
「はぁ、はぁ、うっ…のぞみ…」
『あ…んん……大輔…ん……』
のぞみが目の前にいるわけではないのにのぞみを感じた。
息遣いだけでなく、のぞみの体温や香りまでが体感できた気がした。
「あっ…のぞみ……だめだっ……イク!」
『あっあっあっ……あぁーーーーー』
718020/125:04/02/28 19:10 ID:T0aY7mZw
イッた。
自分の手で出したにもかかわらず、精液はいつも以上の量が出た。
「はぁはぁはぁ……のぞみ?」
返事がない。
「のぞみ?」
『あ、ごめん……電話できない……』
「え?」
『うん…力が入らない……』
「のぞみもイッた?」
『教えない……』
イッたんだ……。俺はうれしかった。
そして何より、のぞみの気持ちが確かめられたのがうれしかった。

   続く
719名無しさん@ピンキー:04/02/28 19:18 ID:ZynoMms6
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

新幹線が通過しました
720名無しさん@ピンキー:04/02/28 20:10 ID:gM0bAQac
>699
お待ちしてました〜!
721名無しさん@ピンキー:04/02/28 23:54 ID:mYYxUiVi
ああ、読んでたら漏れもオナりたくなってきた…

のぞみぃ〜!
722名無しさん@ピンキー:04/02/28 23:55 ID:o3/q38zL
125分割?
大長編だな
723名無しさん@ピンキー:04/02/29 00:02 ID:YppnwuIr
ういういしいねえ
てっ、てれほんせっくす・・・
724名無しさん@ピンキー:04/02/29 02:27 ID:O6r4CFKw
朝までハァハァ電話してますた。。。
725021/125:04/02/29 04:16 ID:X0FpFYxi
次の日、学校で会った途端のぞみは真っ赤になって俺の前から消えた。
そんなことをされたら俺だって意識してしまう。
そのあとも極力俺と顔を合わせないようにしていたが、何かあると真っ赤になってうつむく。
これじゃあ俺たちに何かあったって触れ回ってるのと同じだよ。
おかげで何人かが興味津々といった顔つきで俺たちを見ている。
大須賀も不審そうな目で見てる。あいつは桂木綾音にしか関心がないから追究はしてこないと思うけど。
あ、柳沢はなぜか俺をにらんでる。なんなんだよ、いったい。
しかし参ったな……。

結局のぞみはその日一日俺から逃げ回りつづけた。
直接するのは恥ずかしくなくて電話だと恥ずかしいのか?わかんないなぁ……。

それでもこの出来事をきっかけに俺たちはよく電話で話すようになった。
たったそれだけのことで不満が解消されていく。
話している間は二人だけの世界だ。
話題は他愛のない雑談がほとんどだった。
そして何度かは俺たちは互いの淫声で登りつめた。
726022/125:04/02/29 04:17 ID:X0FpFYxi
テストが近づいてきた。
あまり勉強をしない俺だが、なぜか成績だけはそこそこいい。
今回もいつもどおりにこなすか。
「大輔、ちょっと教えてくれる?」
のぞみが教科書を手にやって来た。
「どこ?」
「力学的エネルギー」
「の何?」
「全部」
「ぅおい!」
ツッコむ。
「だって物理苦手なんだもーん」
「かわいらしく言ってもダメ!」
「残念……」
727023/125:04/02/29 04:17 ID:X0FpFYxi
「で、どこまで理解してる?」
「えぇとねぇ〜」
のぞみの不得手な内容を聞き、俺は簡単に図を書いて説明を始める。
……わからないとこ多そうだな。こりゃ長引くな。
突然ひらめいた!
「そうか、のぞみの家で勉強教えればいいんだ」
「? 今までそんなことしたことないじゃない」
俺はのぞみの耳元に口を近づけるとささやいた。
「そうすればエッチなこと出来るぞ」
「バカ!」
赤くなったのぞみにいきなり叩かれた。
728024/125:04/02/29 04:18 ID:X0FpFYxi
のぞみの家。
勉強するから。そう言って弟たちの追撃をかわした俺はのぞみの部屋に入った。
もちろん勉強中は入ってくるなと強く言い聞かせた。あいつら守れるかな?
部屋に入っても制服のままでいるのぞみ。
「着替えないの?」
「できるわけないでしょ」
「なんで?のぞみの裸ならもう見たぞ?」
「バカ!そうじゃなくて」
「?」
「あんたがいるのに着替えたらおかしいでしょ」
ああ、そうか。
俺たちの十何年かの付き合いは知られていても、それは幼なじみとしてだ。
男と女の関係になっていない年頃の男女が相手の前で着替えるわけないよな。
729025/125:04/02/29 04:19 ID:X0FpFYxi
「なるほどな。のぞみ考えてんな」
「あんたが考えなさすぎなの!ほんとにもぉ、もうちょっと注意払ってよね」
「ごめん……」
「でもそういうところも好き……」
赤くなってつぶやくのぞみ。
「え?何?」
「な、なんでもないわ!」
ちゃんと聞こえたぞ。誉められてんだかけなされてんだか……。
730026/125:04/02/29 04:20 ID:X0FpFYxi
ベッドに並んで腰をおろす。そのまま抱き合う。
制服ののぞみ。考えたら制服姿でエッチなことをするのは初めてだ。
日常で最も見慣れた姿に対し、最も非日常の行為。理性が保てなくなりそうだった。
のぞみとの久しぶりのキス。それはこれまでの空白を埋めるかのように濃密なものになった。
唇が離れる。
ただ抱き合ってキスしただけなのに、すでに興奮が限界近くまで達している。
飢えているようで気が引けたが、もう我慢できそうにない。
「のぞみ…出したい」
「溜まってるの?」
「ごめん、おかしくなりそう……」
「…いいわよ」
ズボンを下ろすのはためらわれる。誰かに見つかったら言い訳できない。
チャックを開け、そこからモノだけを出す。
731027/125:04/02/29 04:21 ID:X0FpFYxi
のぞみの指が巻きつく。
静かに揉むような動きからだんだんと力がこめられる。
腰の奥が熱くなる。思った以上に終了が近い。
経験の少ない俺には性感の頂上はそれほど高くない。
いつ弟たちが入ってくるか分からないスリルもそれを後押しした。
普段は見せないエッチな顔で俺を見上げるのぞみ。その媚態も性感を何倍にも高めた。
もうイク!
快感に身をゆだねようとしたその時、頭のどこかで警鐘が鳴った。
だめだ。のぞみの制服を汚してしまう。
「のぞみ、ティッシュかぶせて!」
「え?」
一瞬の間のあと、のぞみは箱から数枚を抜き出すと急いで鈴口を覆った。
「っ!」
その瞬間、しゃくりあげるように律動した勃起から何発もの濃化した精液が放たれた。
堰を切ったように放出された淫液は、のぞみがあてがったティッシュに次々と吸い込まれていった。
732028/125:04/02/29 04:21 ID:X0FpFYxi
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「気持ちよかった?」
うなずく俺。
「間に合ってよかったよ。のぞみの制服にかけるわけにいかないから」
「あ、ありがとう……ごめんなさい気使わせて。私が注意してなければいけなかったのよね」
「処女がそんなことに気が回るほうがおかしいって」
「でもエッチな処女よ……」
そう言ってのぞみは赤くなった。

のぞみの手で出してもらったのはこれで2回目だ。
最初の時は無我夢中で終わってしまったが、今日も同じ。
病み付きになりそうな快感。
女の子の手で射精させられるのがこんなに気持ちいいなんて……。
何度でも味わいたい。そう思った。
733029/125:04/02/29 04:22 ID:X0FpFYxi
のぞみが湿って重くなったティッシュを広げた。
「すごい……。もう出しすぎよぉ」
そして鼻先に近づける。
匂いをかいでいるのか?
「のぞみ、それ」
「この匂い、好きよ」
「え?」
「大輔の匂い」
「いいから捨てろよ」
「ふふ、恥ずかしい?」
「あ、当たり前だろ!」
「大輔かわいい」
そう言うとのぞみはティッシュを名残惜しそうにくずかごへ捨てた。
734030/125:04/02/29 04:23 ID:X0FpFYxi
おびただしい量の白濁を吐出し、満足したようにうな垂れたモノをしまう。
今度はのぞみだ。俺だけではなく、のぞみにもイッてもらいたい。
「のぞみ、今度は俺が」
「え、私はいいわよ」
「俺がしたいの!」
「強引」
「そうだよ」
「もう…」
それほど嫌がっているわけではなさそうだ。
安心してのぞみのスカートの裾から手を入れる。
ひざから太ももにかけての感触を楽しむ。
ショーツに手が触れた。わざとクロッチを避け、腰から恥丘にかけて手を動かす。
「あ…」
のぞみが声を漏らす。
735031/125:04/02/29 04:23 ID:X0FpFYxi
唇を合わせる。
のぞみの意識が下半身から離れた一瞬を狙って股の部分に手を滑らせた。
「ん!」
唇をふさがれているため声を立てられないのぞみ。
(濡れてる……)
のぞみの股間はたっぷりと湿っていた。
唇を離す。
「もうこんなになってる。のぞみってエッチだな」
湿った溝の部分を指でさするようにしながら耳元でささやく。
「エッチじゃない……」
小さな声。
「うそ。じゃあどうしてこんなに濡れてるの?」
「それは……」
「それは?」
「やだ……」
「のぞみがこんなにエッチな子だなんて知らなかった」
736032/125:04/02/29 04:24 ID:X0FpFYxi
言葉責め。
俺に苛虐趣味はないはずだが、なぜか興奮する。
「いやぁ……」
「のぞみって本当にいやらしい子だね」
「んふぅ……」
「エッチなのぞみ、大好きだよ」
「え?」
「おちんちん触って感じちゃった?」
「…うん」
「俺をイカせながら興奮した?」
「……うん」
「精液の匂い、好きなの?」
「……うん」
「自分もイカせて欲しいって思った?」
「………うん」
「いいよ、イカせてあげる」
「お願い。……イカせて」
真っ赤になったのぞみ。最後は聞こえないぐらい小さな声だった。
737033/125:04/02/29 04:25 ID:X0FpFYxi
「のぞみ、直接さわりたい」
「うん」
「ちょっと立ってくれる?」
のぞみが腰を浮かせる。
スカートに両手を入れ、ショーツの腰の部分に指を入れると、そっと下ろした。
「座ってもいいよ」
「うん」
腿からひざ、そこからふくらはぎへと布を滑らせる。
のぞみの右足がちょっと上がった。
そこから片方を抜き去る。
続いて左足を上げるのぞみ。
だが俺は丸まった布地を足首に残したまま手を上へ持っていった。
「え?」
戸惑ったようなのぞみの声。
「全部脱がなくてもいい。こうすればさわれる」
そう言ってのぞみのひざを割った。
738034/125:04/02/29 04:25 ID:X0FpFYxi
腿の内側を撫でるようにして手を奥へ進める。それに合わせてのぞみが鼻にかかったような声を漏らす。
指が腿の奥に行くにつれ湿り気が増していくように感じる。
足の合わせ目に到達した。
そこはすでに十分に潤っていた。
熱くほとびった肉のひだを指先でつまむ。軽く引っ張るように動かしてみる。
「あ……ん……」
のぞみがかわいい声であえぐ。
「気持ちいい?」
「うん……」
「のぞみ、お願いがある」
「なに?」
「イクとき、『イク』って言って」
「え?」
「だめ?」
「いや…恥ずかしい……」
「のぞみがイクのをちゃんと見たい」
「見ないでいいわよぉ」
「だめ、それじゃ不公平」
「ずるい」
「どうして?」
「見たんじゃなくて大輔が見せたのよ…」
739035/125:04/02/29 04:26 ID:X0FpFYxi
「そんなこと言うかなぁ。俺をイカせたのは誰?」
「………」
「のぞみ?」
「言うかどうかわかんないわよ」
「だめなの?」
「ううん、そのときどうなってるかわかんないから」
「それならいいけど、できたら教えて」
「知らない……」
OKだ。続けよう。
左右のひだをはさみながら指を移動させる。
ひだが合わさったところの小さな突起。そこに指が触れたとき
「ひぁ!」
のぞみがひときわ大きな声を上げた。
「静かに。大きな声出すと弟に聞かれる」
のぞみはビクッと硬直すると、手の甲を口元に当て声を出さないようにこらえる。
「んん……」
それでも声が出るのか、くぐもった声で快感を訴えるのぞみ。
740036/125:04/02/29 04:27 ID:X0FpFYxi
どうする。このままクリを攻めたらのぞみはもっと大きな声を上げるかもしれない。
少し抑えるか?それとも続けるか?
「のぞみ」
声をかけ、そっと後ろに倒す。
「声が出そうになったら、布団で」
のぞみはこくこくとうなずくと泣きそうな顔で枕を抱えた。
(のぞみに『イク』って言わせるのは無理だな)
しかし声さえ出なければためらう必要はない。
イカせる!
陰核をくじるように揉む。
「んんっ!」
のぞみが枕を強く顔に押し当てる。
「のぞみ、のぞみがイクときのエッチな顔が見たい」
のぞみは枕から目を覗かせるとふるふると首を振った。
(これもだめか)
「わかった、ごめんね」
イカせることだけに意識を集中させよう。
さいわい、かなりの力でクリをこすっても快感として伝わっているようだ。思う存分攻められる。
再開だ。
741037/125:04/02/29 04:27 ID:X0FpFYxi
クリに指の腹を押し当て細かく振動させる。
軽く指先でつまんだり、指を曲げて爪の硬い部分で叩いたりする。
時には爪を立てて引っかいてみる。
そのたびにのぞみのこもった声が枕の下からする。
そのうち腰に力が入り、上に突き出されるようになる。
もうすぐだ!
最後に指の腹でもむようにしながら強く押し込んだ。
「んーーーー……」
悲鳴に近いのぞみの声。同時に体中がこわばる。
イッた!
糸が切れた人形のように動きを止めたのぞみは、一瞬ののち崩れ落ちた。
742038/125:04/02/29 04:28 ID:X0FpFYxi
のぞみの横に仰向けになる。
のぞみはまだ枕を抱えていた。
「のぞみ」
枕が動いてのぞみが目だけ見せた。
「イッちゃったね」
その言葉を聞いてまた顔を隠すのぞみ。
「顔見せてよ」
動かない。
「のぞみ、お願い」
そのまましばらく待つ。
ゆっくりと枕がはずれた。
そうして俺の肩に額をつけると
「バカ」
小さな声でのぞみが言った。
743039/125:04/02/29 04:29 ID:X0FpFYxi
その姿勢のままじっとしているとのぞみの呼吸が鎮まってきた。
「落ち着いた?」
「うん」
「『イク』って言わなかったね」
「もう!」
「あははは、嘘」
「キライ…」
「ほんとに?」
「うそ、好き!」
「あはははは」
「いじわる……」
「だってのぞみかわいいんだもん」
「知らない!」
そう言ってのぞみは向こうを向いてしまった。
744040/125:04/02/29 04:29 ID:X0FpFYxi
「のぞみごめん」
「いや!」
怒らしちゃったかな?
「のぞみ、ほんとにごめん」
のぞみの顔を覗きこもうとするとのぞみは身をうつ伏してしまう。
「ほんとにごめんね。のぞみ怒らせるつもりはなかった。……俺、帰るよ」
ベッドから降りてカバンを手に取る。
部屋を出ようとすると
「待って。もっと一緒にいたいの」
のぞみに声をかけられた。
「のぞみ、怒ってる?」
「ううん、怒ってない」
「ほんとに?」
「うん」
「よかった。のぞみに嫌われたらどうしようかと思った」
「大輔を嫌いになんてなれない」
ほんのり染まった顔でのぞみは続けた。
「なんでこんな奴好きになっちゃったのよ……」
745041/125:04/02/29 04:30 ID:X0FpFYxi
「勉強しようか」
もともとの目的を思い出し、のぞみに声をかけた。
「今日はいいわ」
「今日じゃなくていつやるんだよ」
「分かってる。でも今日はいいの」
「ま、のぞみがいい加減な性格じゃないのは分かってるし。じゃ明日やろうな」
「うん。明日はきっと」
そこで会話は途切れた。とはいえ、俺たちに会話は要らない。
一緒にいること。それだけで何も不満はなかった。

のぞみのいるベッドへ向かう。
腰を下ろすとのぞみが身を寄せてきた。
「どうした?」
「幸せ」
「俺も」
「うふふふ」
のぞみが安心したように笑った。
746042/125:04/02/29 04:30 ID:X0FpFYxi
「あ、大輔ちょっとあっち向いてて」
「?」
突然変なことを言い出すのぞみ。
理由がわからずにいぶかしそうな顔をしている俺を見ると、のぞみは視線を足元へ送り、また俺を見た。
俺ものぞみの足元を見た。左足首に丸まった布キレがある。
なるほど。
そういえばさっき脱がせたっけ。
「履けばいいじゃん」
「だからあっち向いてって言ってるでしょ!」
「なんだよ、恥ずかしがらなくても」
「バカ!」
また怒られた。
「のぞみ」
「な、なによ」
身構えるのぞみ。
747043/125:04/02/29 04:31 ID:X0FpFYxi
「またしたくなっちゃった」
「え?」
「だめ?」
「……そんなに何度も……痛くなっちゃうわ」
「大丈夫だよ。もっとできる」
「でも」
「のぞみがイヤならいい」
「どうしてもしたい?」
「うん」
「……いいわ」
「ありがとう」
「その代わり優しくよ」
「もちろん」
「『イク』って言わないかもしれないわよ」
「? 言うのは俺だろ?」
「え?」
「え?」
二人して何か誤解してる?
「違うよ、俺が出したいの」
「………バカ!」
結局のぞみは足首にまとわっていたものを脱いでしまった。
そっちの方がいろんな意味で危険だと思うぞ。
748044/125:04/02/29 04:31 ID:X0FpFYxi
ベッドに座った俺のひざの上にのぞみがまたがってきた。
抱き合い、口付ける。のぞみの重みが心地よかった。
開かれたのぞみの陰部と俺のズボンのふくらみが触れ合う。
のぞみをイカせてからずっと、ズボンの中が苦しいぐらいに張りつめていた。
そのこり固まったものをようやく外界に解放すると、再びのぞみの手が包み込んだ。
やわやわと揉みほぐしたかと思うと一転して強く握る。
裏スジやカリ首を緩急つけてさすり、亀頭を押しつぶすように圧搾する。
とても処女のやることとは思えないのぞみの絶巧の手つき。
さっきはこんなことしなかったぞ?
そうだ、すぐに頂上を迎えた先程と違い、一度出した今は発射まで時間がかかる。
さっきはこうするまでもなく俺がイッたんだ。
得心が行った。
だが別の疑問が生まれた。どこでこんなの覚えたんだ?
一瞬のぞみに疑念が湧いた。まさかのぞみは……。
「あぁっ!」
あまりの喜悦に自然と声が出た。なんて気持ちいいんだ。
思考回路が麻痺する。もう何も考えられない。
749045/125:04/02/29 04:32 ID:X0FpFYxi
「大輔、感じるの?」
じっと俺の目を見て聞くのぞみ。
「のぞみ……うっ…どうして…こんなに……あっ…上手なの?」
絶え絶えの息で聞く。
「練習したのよ」
俺の心に絶望が広がった。のぞみは他の男と……。
それでも確かめないわけにはいかない。
「……んっ……誰と?……うっ」
「イメトレ。だから安心して。私大輔にしかこういうことしないわ」
「のぞみ……うぅっ…わざわざ?……あっ」
「だって大輔に歓んで欲しいから……」
「のぞみっ……あっ…あっ……うれしいよ……あっ!…気持ちいいっ!」
「大輔、好きよ」
そう言うと俺の勃起を把持したままのぞみが唇を重ねてきた。
舌を絡めながらの手ずりに快感がいや増す。
我慢できない。限界だ!
「……っ!」
数瞬ののち爆発が起きた。
のぞみは手のひらで亀頭を覆うと、飛び散った俺の粘液をすべてその手に受け止めてくれた。
「あ…熱い……。それにこんなにいっぱい……」
のぞみのきれいな指先に俺の白濁がからみ付いていた。

    続く
750名無しさん@ピンキー:04/02/29 09:19 ID:0b+IDY/m
のぞみ萌え〜
751名無しさん@ピンキー:04/02/29 12:17 ID:rJsNmRBC
乙。 なんかペース早くなってきてるな。
手コキばっかり上達するのぞみに萌え♪
752名無しさん@ピンキー:04/02/29 12:57 ID:29ENojGT
早朝に来るとは、ぼくの股間も開発されてしまいそうです。
753名無しさん@ピンキー:04/02/29 14:56 ID:y2nHC7/z
たいへんえろいです。
もしかしてもう完成してるんか・・・大河連載だなあ
754046/125:04/03/01 02:56 ID:e2z4ADOy
のぞみの家から戻る。
のぞみにイカせてもらったし、のぞみもイカせた。
満ち足りた気持ちでカバンを開けていると宿題を思い出した。
(少しは勉強しないとのぞみに会う口実が使えなくなるな)
教材を取り出す。
宿題を片付け始める。そうしながらも、ついついのぞみの姿態が思い浮かぶ。
肉棒がズキズキと脈打ってきた。出さないと落ち着きそうにない。
(くそ、さっき2回も出したじゃないか)
ベッドに横たわると下半身を露出する。握ると目を閉じた。
俺だけが知るのぞみの痴態。俺にだけ向けられた笑顔。それらを思い出しながらしごく。
「のぞみ…のぞみ……うっ!」
755047/125:04/03/01 02:57 ID:e2z4ADOy
心地よい疲労感の中でいつものように粘液を処理する。
ティッシュをくずかごに捨てると、ズボンを上げてそのままベッドに横になった。
「のぞみと二人っきりでゆっくり過ごしたい……」
これまでも何度もつぶやいたセリフだった。
しばらくするとドアがノックされた。続けてみさきの声。
「お兄ちゃーん、入っていいー?」
「あ、いいぞ」
ベッドから降りる。
みさきが入ってきた。
入るなり眉をひそめた。クンクンと鼻を鳴らし、ちらりとくずかごに視線を送る。
(な、なんなんだこいつ。まさか知ってるのか?)
756名無しさん@ピンキー:04/03/01 02:57 ID:JzzaQAL2
みさきとも合体。
757048/125:04/03/01 02:58 ID:e2z4ADOy
「お兄ちゃん」
「な、なんだ」
思わず身構える俺。
「のぞみお姉ちゃんなんだけどさ」
「う、うん」
「あたしね、のぞみお姉ちゃんならお兄ちゃんの奥さんになっても上手くやっていけるよ」
「え?」
「でも結婚どころか婚約もまだよね」
「え?」
「そういうこと。それだけだから」
みさきはそう言うと出て行った。
な、なんだ?どう解釈すればいいんだ?
758049/125:04/03/01 02:58 ID:e2z4ADOy
次の日から俺たちは学校の帰りに毎日のぞみの部屋で愛撫しあった。
もちろん本来の目的である勉強もまじめにやった。のぞみがそれを強く主張したからだ。
交際するからには快楽だけではなく人間的成長も求める。
のぞみらしい考え方だと思った。俺も全面的に賛成した。
……もっとも、当然ながら若い性欲の方が優勢だった。
俺がのぞみの手の中で果てるまでいつもそれほど時間がかからなかった。それだけは悔しかったなぁ……。
のぞみの手技に翻弄されてるな、俺。

テストが終わった。のぞみの家に行く口実がなくなった。
もちろん学生である俺たちはテストがあってもなくても勉強しなくてはならない。
その意味ではのぞみの家で勉強するのは不自然ではない。
だが毎日というのはやっぱり変だ。

テストが終わったことで部活も再開された。部活に入っていない俺はともかく、のぞみは美術部だ。
他の部員はあまり活発に活動していないように見えるが、のぞみは毎日のように美術室で何かを描いている。
コンクールも近いらしく、そこへの入選を狙っているのぞみは時間が欲しいとよく言った。
759050/125:04/03/01 02:59 ID:e2z4ADOy
俺たちが付き合っていることは互いの両親にもきちんと報告した。
うちは
「のぞみちゃんみたいないい子泣かせるんじゃないわよ」
「お前と付き合ってくれる女の子なんていないぞ。のぞみちゃんを大事にしろよ」
と言われるし、のぞみも
「大輔くんはお前みたいな娘のどこをいいと思ったんだ?」
「あなたもうちょっと女の子らしくしないと大輔くんに嫌われるわよ」
とさんざんだったらしい。
俺たち両親に過小評価されてるのかな?

しばらくしてテストの結果が発表された。
のぞみの成績は急上昇していた。
俺も人に教えることで知識の整理ができたのか、いつもより順位が上がっていた。
そしてそのことは俺たちがまじめに交際していることをそれぞれの両親に認識させるのに貢献した。

俺たちの関係は順調に、そしてこれまで通り続いている。
ただひとつ、実際に会って淫楽にふけらなくなったことを除いて。
せいぜい夜に互いの声を聞きながら自慰をするのが精一杯。
肉体的には快楽を得られても、精神的には満足できなかった。
760051/125:04/03/01 03:00 ID:e2z4ADOy
のぞみとは毎日学校で顔を合わせている。
デートで森林公園や遊園地に行ったこともある。
いずれも二人きりになれる場所ではない。それがかえって辛かった。

のぞみと二人だけの時間が持てなくなって何日だ?考えるのもいやになった。

そんな現状を打破しようと、のぞみと二人だけの時間を長く過ごすための計画を練り始めた。
確実なのはホテルに行くことだ。もちろん俺たちの事を誰も知らないどこか遠くの。
貯金も少しばかりある。費用はこれを充てればいいだろう。
あとはのぞみと話し合って日程を決めればいい。
そしてそれは来週の日曜と決まった。あと6日。
761052/125:04/03/01 03:01 ID:e2z4ADOy
最近のぞみの体型が少しずつ女っぽさを増している。17歳。年頃だ。
それに呼応して、また閨房での開発のせいもあったのだろうが性的にも成熟してきたように感じる。
淫事の際、のぞみの膣に指を入れたことがある。
最初に失敗したときとは違い、指が中ほどまで抵抗なく入った。
指で処女を破るのがためらわれたためそれ以上はしなかったが、奥まで入れられそうだった。
上手くいけばのぞみと結ばれることも夢ではない。
だがだとするとコンドームを手に入れなければならない。
どうする?
大須賀や柳沢……だめだろう。
みさきも持ってるだろうが、とてももらうわけにはいかない。
やっぱり買うしかないのか……。
のぞみとの逢瀬を3日後に控えた木曜、俺はわざわざ遠くの町のコンビニまで出かけてそれを買い求めた。
1ダースか。いくらなんでもこれだけあれば足りるよな。
762053/125:04/03/01 03:02 ID:e2z4ADOy
のぞみとホテルに行く日が来た。
ただのデートではない。もしかしたら一生の思い出に残る日になるかもしれない。
俺は朝から緊張していた。
のぞみが迎えに来た。
いっしょに駅までの道を歩く。のぞみも口数が少ない。緊張しているのか?
電車に揺られること40分、俺たちはついにその駅に降りた。
有名な繁華街であるこの町は若者向けのファッションホテルも多い。
事前に雑誌で調べておいたホテルへ向かう。
のぞみは帽子を目深にかぶり、顔を見られないように下を向いている。
着いた。
あたりの人通りが途絶えたことを確認し、すばやく玄関をくぐる。
入ると部屋の写真を掲げたパネルがあった。
ドキドキしながら、それでも冷静に部屋を選ぶ。なるべく明るい感じの部屋がいい。
パネルのボタンを押すと鍵が出てくる。
部屋に向かう。
763054/125:04/03/01 03:03 ID:e2z4ADOy
鍵を開ける……。できない。手が震える。鍵穴に鍵が入らない。
のぞみが俺にそっと手を添えた。安心できた。
震えが止まった。
ドアを開ける。部屋に入る。
鍵をかけると初めてのぞみが顔を上げた。
「のぞみ?」
どことなく引きつった表情ののぞみ。それでも
「来ちゃったわね」
かすれた声でにっこりと返事した。
764055/125:04/03/01 03:04 ID:e2z4ADOy
俺は部屋を見渡した。
いやでも目に入るのが部屋の大部分の面積を占める大きなベッド。
他は大型テレビも見える。隅にはテーブルセットと冷蔵庫らしき白い箱。
一方にはバスルームと思しき場所へのドア。その横には小さな洗面台がある。
入り口から見えるのはそれぐらいだ。
部屋の入り口で立ったままというのもおかしい。
俺たちは靴を脱いで部屋に上がった。
765056/125:04/03/01 03:04 ID:e2z4ADOy
ベッドを前にして抱き合う。
「のぞみ」
「うん」
そのまま口づける。
「大輔、私ずっと待ってたのよ」
「ホテルに来ること?」
「……二人っきりになること!」
「同じだろ?」
「ムードないわよ!」
「あはは、ごめん」
「デリカシーないんだからぁ」
「そうかな?」
「あと大輔鈍感」
「そうか?」
「女の子の気持ち、気付かないでしょ?」
「う〜ん……そうかもしれない」
「そんな人、普通は嫌われちゃうわよ」
「のぞみは普通じゃないんだ」
「え?」
「俺を好きになってくれたろ?」
「バカ……」
また唇を合わせる俺たち。
766057/125:04/03/01 03:05 ID:e2z4ADOy
そのままのぞみを押し倒す。
「だ、だめ。待って!」
「え?」
「お願い、シャワー使わせて」
「のぞみ?」
「あ、もちろん家でお風呂入ってきたわよ」
「だったら」
「気持ちの問題なの!」
「学校の帰りにそのまましてたろ?」
「だから鈍感だっていうのよ!」
のぞみが声を荒らげた。……本気で怒ってる。
「わ、わかったよ。シャワー浴びよ」
「え?一緒に?」
「うん」
「そ、それはちょっと……」
「やだって言うならこのままする」
そう言ってのぞみのスカートに手を入れた。
「も、もう…大輔ぇ……」
のぞみは折れた。
767058/125:04/03/01 03:06 ID:e2z4ADOy
二人でシャワーを浴びるのは初めてだ。なんだかうきうきする。
向かい合って服を脱いでいく。
先に全裸になる俺。股間はすでに臨戦態勢を取っている。
「もう…脱ぐの早い」
そう言うのぞみはまだブラを着けたままだし、スカートもはいている。
「早く脱がないと脱がしちゃうぞ」
「そんなことしたら私帰るからね!」
「はい、おとなしくしてます」
「大輔、腰に何か巻いてよ……」
目元を赤く染めてのぞみが横を向く。
「あ、うん」
自分だけ裸なのが急に恥ずかしくなり、素直に従う俺。
部屋を見回すとベッドの上にバスローブやタオルが畳まれているのを見つけた。
「バスローブもある」
「ほんと?」
「ほら」
「すっご〜い」
「さすがホテルって感じだよな」
「普通のホテルみたいね」
「普通のホテルだぞここ。のぞみは何だと思ってた?」
わざと意地悪く聞く。
「…え?」
「ほら、何だと思ってたんだよ?」
「着ちゃうわよ」
脅すように脱いだシャツを手に取るのぞみ。
「ごめん、俺が悪かった」
768059/125:04/03/01 03:07 ID:e2z4ADOy
バスローブを着て風呂場に行く。
「でかっ!」
うちの風呂に比べ、10倍近くあるバスタブに俺は驚く。
「ほんと。お風呂屋さんみたい」
『お風呂屋さんって特殊な?』聞いたら殺されそうな気がして黙った。
「二人で入るのが前提なんだろうな」
「そ、そうね」
「これ何だ?」
タイルの上に乗った小さな袋。手に取って文字を読む。
「これをお湯に溶かすと泡風呂になるみたいだぞ」
「パウダーソープ?」
「外国の風呂みたいになるんだろうな」
「ね、やってみましょ」
「うん」
袋を開け粉末を浴槽に撒く。その上から温度を調節した蛇口のお湯を注ぐ。
「大輔、泡立たせるならシャワーの方がいいんじゃない?」
「そうだな」
水流を切り替える。
シャワーからはすごい勢いでお湯が噴き出した。
あれだけ大きかったバスタブにどんどん湯が張られていく。
シャボンの泡もそれに合わせて大量に生まれている。
「このシャワー痛そう……」
のぞみの意見に俺もうなずいた。
769060/125:04/03/01 03:08 ID:e2z4ADOy
見ているうちにお湯がいっぱいになった。シャワーを止める。
いよいよのぞみと風呂に入るんだ。
浴室内にはバスローブを置けないため俺たちは一度外に出る。
中から手が届く場所に二人で脱ぐと、軽くキスをし、手をつないで浴室に戻った。

二人とも家を出る前に風呂に入っている。とくに汚れているわけではない。
「風呂入るか」
「そうね」
バスタブの上、およそ40センチ近くの泡。それをかき分けて身を沈める。
泡を取ってのぞみとはしゃぐ。
そういえば子供の頃こんなことしたなぁ……。
「大輔覚えてる?」
「4歳ぐらいだっけ?」
「うん。……覚えてるんだ」
「俺の記憶力知らないな」
「知らないわよぉ〜。結構忘れてることの方が多いじゃない」
「そうか?」
「そうよ」
「あの頃は平気で一緒に風呂入ってたよな」
「みさきちゃんも一緒にね」
「のぞみとは今でも平気で入ってるけどな」
「みさきちゃんとお風呂なんて入ってないわよ?」
「違うよ、俺と」
のぞみが手のひらにお湯をすくい俺の顔を狙う。
「反省してます……」
「わかればよろしい」
770061/125:04/03/01 03:08 ID:e2z4ADOy
「のぞみ」
名前を呼びながら抱きしめる。
「うん」
「好きだよ」
「私も」
「後ろ向いて」
「え?」
声に怯えが含まれる。
「大丈夫、変なことしない。俺を信じて」
「う、うん」
素直に後ろを向くのぞみを俺は抱きすくめた。
「のぞみ、大好き」
「ちょ、ちょっと…押し付けないでよ」
「何を?」
「……この中でするのはいやよ」
「どこならいいの?」
「もう……」
「洗ってあげる。出よ」
771062/125:04/03/01 03:09 ID:e2z4ADOy
洗い場に移る。
見るとボディソープのボトルが並んでいる。
(結構種類あるな。のぞみはどれがいいんだ?)
聞こうと振り向くと、のぞみはシャワーをひねろうとしていた。
「のぞみはどれ使ってるの?」
「ん?あ、そのいちばん右の」
「ボディーソープってさぁ精液に似てない?……おわっ」
返事の代わりにかなり熱めのシャワーが浴びせられた。
……ほんとに痛かったぞこのシャワー。勢い強すぎだよ。
772063/125:04/03/01 03:10 ID:e2z4ADOy
お互いの体にボディーソープを塗っていく。
腕から胸、腹、そして下腹部へ。
のぞみの手が天を向いた俺の肉器官を避け、太ももに移動した。
と、下からささげるように袋が持ち上げられた。
「のぞみ?」
「こっちはあんまり触ってあげたことなかったでしょ?」
恥ずかしそうに答えるのぞみ。
たしかにチャックを下ろすだけでは袋はむき出しになることはない。
俺を本当に喜ばせようとしている。そののぞみの心遣いがうれしかった。
「のぞみ、ありがとう」
のぞみは手のひらで包むと、力を入れないようにそっと指先で二つのものを転がすように揉む。
疼痛にも似た、しかし不快ではない感覚が腰から広がる。
その感覚が引き出す不思議な興奮で、そそり立つモノがビクンビクン反応する。
今日は溜まっている。のぞみに何度も出すために一週間禁欲した。
そのせいか、性感が急激に高まった。
「のぞみ……もういい、イッちゃうよ!」
「うん……イッて!」
すかさず肉棒に持ち替えしごき始めるのぞみ。
「だめ、こんなんで出したくない」
のぞみの手をつかむと引き剥がす。
「のぞみ……だめだよ」
「イッていいのよ……今日は大輔にいっぱいしてあげるわ」
その言葉に俺は感極まり、のぞみを強く抱きしめた。
773064/125:04/03/01 03:11 ID:e2z4ADOy
お返しだ。今度はのぞみを洗う。
いつもは服の上からしかさわれなかった胸。だが今日はそうじゃない。
こうして間近に見るのはあの夜以来だ。
「のぞみってさ、胸どれぐらいあるの?」
ふくらみに手を置いて聞く。
「え?」
「85か6ぐらい?」
「……それぐらいあった方がいい?」
不安そうに聞くのぞみ。
「いや、これぐらいがベストかな」
揉みながら答える。
「そう……」
「で、サイズは?」
「いいでしょそんなこと」
「教えろよ」
のぞみが怖い顔をした。
(こ、これ以上は聞かないほうがいいな……)
俺はのぞみの胸を触るほうに専念することにした。
774065/125:04/03/01 03:12 ID:e2z4ADOy
下から持ち上げるように持つ。
親指と人差し指で乳頭をはさみ、残りの指で乳房全体に圧を加える。
乳輪に軽く爪を立てたり、乳首を転がしたりして性感を高める。
徐々にのぞみの息が荒くなっていく。
そのうち腰をもじもじさせ出した。
よし、次はクリだ。
お腹を撫でるように手を下に進めると、のぞみの股間に指を差し入れた。
そこは石鹸とは違うヌルヌルが出ていた。
のぞみが興奮している!
そのぬめりを感じた途端、欲望の撃鉄が起こされたのを感じた。
(まずい、イキそうだ)
「のぞみ」
名前を呼んで抱きつく。だめだ、我慢できそうにない!
硬化した肉茎をのぞみの体にこすりつけるのがやっとだった。
「うっ!」
暴発した。
「え?」
驚くのぞみ。
俺はのぞみの股間と背中に手を回したまま亀頭が何度も脈を打つのを感じていた。
775066/125:04/03/01 03:12 ID:e2z4ADOy
……終わってしまった。
さっきまで俺が楽しんでいたのぞみの胸。
そのすぐ下のあたりに粘度の高い液体が何ヶ所も弾け飛んでいる。
そのうちの一つと肉茎との間に一筋の銀の糸が懸かっていた。それが妙におかしかった。
みじめな思いだが、笑いたいような不思議な気持ちになった。

放出後で息が荒い。ひざががくがくする。立っているのがやっとだった。
「ど、どうしたの?」
のぞみが心配そうに聞く。
「のぞみが……あんまり可愛いんで……我慢できなかった」
「……我慢しなくていいわよ。今日はいっぱいしましょうね」
のぞみが優しく俺を抱いて答えた。
776067/125:04/03/01 03:13 ID:e2z4ADOy
暴発とはいえ一度出した俺は落ち着きを取り戻していた。
俺を抱いていたのぞみの腕を離させて体勢を入れ替えると、股間への愛撫を再開する。
「ねぇ…流すだけでいいわよぉ……」
「それは断る」
「ひどぉい…。もぅ…立ったままなんて初めて……」
「今日はのぞみと初めてのこといっぱいするんだ。だから……」
「うん…」
「立ってるのが辛かったら俺にしがみつけばいいからね」
俺はそう言うとのぞみの股間に小さく突き出た芽に指を持っていく。
その周辺を丹念に愛撫する。だが肝心な部分はわざとさわらない。
恥丘を指先で軽く叩いたり、恥骨のあたりを押したりする。
太ももの内側を触れるか触れないかの強さで撫でる。
左右のひだを指ではじき、つまみ、指先でこすってみる。
それらの動きを組み合わせてのぞみに刺激を与えた。
のぞみの腰が細かくうごめき、息が上がっていくのが分かる。
と、立っていられないのか、俺の首にすがりつくと腰を押し付けてきた。
777068/125:04/03/01 03:14 ID:e2z4ADOy
「あんまりいじめないで……」
のぞみの甘い声。
「じゃあやめる?」
「ばかぁ」
「かわいいよのぞみ。ちゃんとさわってあげるね」
「……うん」
初めてクリに指を当てる。
コリコリした感触が伝わってきた。
「興奮しちゃったの?もう大きくなってるよ?」
「いやぁ……」
「のぞみはマンコさわられてクリ大きくするようなエッチな子だもんね」
以前やったことがある言葉責め。
あの時はお互いに興奮した。そう思い、もう一度試してみた。
「違うよぉ……」
「うそ。のぞみがエッチだってことは俺よく知ってるよ」
「エッチじゃない……」
「一人でするんでしょ?そのときもこんなになっちゃうの?」
「だめ…だめ……」
クリを強めに揉み、押す。
同時にのぞみの耳元でみだらな言葉をささやく。
778069/125:04/03/01 03:15 ID:e2z4ADOy
「子供のころからのぞみのこと見てきたけど、こんなにエッチだなんて驚いちゃったよ」
「あっあっ……あっ!」
感じてる!イクのも近そうだ。
「高校に入ってのぞみ女っぽくなったと思ったら、ひとりエッチしてたんだね」
「そんなことないよぉ……」
かなりの力でクリを攻める。
のぞみは目を閉じて快感に耐えているようだ。あと少しでイク!
「気持ちいいの?イッちゃってもいいよ」
「あっあっあっ……」
「今日は誰もいないから、大きな声出しても大丈夫だよ」
「いや……あんっ…ぅふっ……あっ」
「のぞみがイクときのエッチな顔が見たいな」
俺の肩に顔を押し付け、声にならない声を上げたのぞみの体に力が入った。
「んっ…んっ……んんー……あっんんーーー!」
そして力が抜ける。
イッたんだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
荒い息で、ようやく立っているといった感じののぞみ。
俺の肩から顔を上げると、
「エッチにしたのは…大輔よ……」
そう言ってまた顔を付けた。

   続く
779名無しさん@ピンキー:04/03/01 03:21 ID:efQ1oXB6
投稿規制にめげず乙〜
この大輔の一言多いとこが身につまされるw
780名無しさん@ピンキー:04/03/01 06:00 ID:qqQF9Clc
むう。ここでおあずけとは殺生な・・・。

でも、激しく乙です。
781070/125:04/03/02 00:54 ID:E+JjfvqZ
のぞみの息が整うまで俺は静かに抱いていた。
落ち着いたのぞみが恥ずかしそうな顔で離れる。
俺たちは体についたボディソープの泡、そしてのぞみの腹部を汚した俺の欲望の残液を洗い流した。
強いと思った水の勢いも、性の満足を得て気だるくなった体には快かった。
俺たちは風呂を出た。
782071/125:04/03/02 00:55 ID:E+JjfvqZ
一回ずつイッて落ち着いた俺たちはひとまずテーブルセットに腰をかけた。
ベッドでのぞみと触れ合うのもいいが、まだ時間はたっぷりある。
イッたばかりののぞみは少し休ませた方がいいだろう。そうも思ってのことだった。
小さなテーブルの上には何冊かのノートが乗っている。
何気なくそれを手にとりパラパラめくる。
それは利用者が自由に書いたものだった。
自分たちがどれだけ愛し合っているかとか、どんな幸せな時間を過ごしたかというものが大半だった。
中には援交や風俗での来訪、器具を使ったプレイ、どんな変態的なセックスをしたか等々の刺激的な文言も載せられていた。
ヤルためだけの部屋。だが同じ『ヤル』でもさまざまな種類の営みがあることをそのノートは示していた。
(愛し合ってる人たちだけが来るんじゃないんだな……)
新鮮な驚きでもあった。
783072/125:04/03/02 00:55 ID:E+JjfvqZ
俺とのぞみは……。そう思いのぞみを見た。
のぞみも別の一冊に目を通している。
目を丸くしたり微笑を浮かべたりしているのは、俺と同じような内容を読んでいるんだろう。
パタンとページを閉じると、のぞみが大きく息をついた。
「のぞみ?」
「驚いちゃった」
「俺も」
「いろんな愛の形があるのね」
「純粋に愛とは呼べなさそうなものもあったけどね」
「お互いが納得していればそれは愛なんじゃない?」
「金銭が絡むのは、納得してても愛じゃないぞ」
「そういうのは例外よ。とにかく、普通しないようなことでもそれができるのが愛だと思うわ」
「一方的なのも愛じゃないよな」
「もちろんそうよ。でも他人からはひどく見えることでも相手が許してくれるなら愛だわ」
「相手がそれを許容できる範囲内なら愛ってことか」
「う〜ん……相手のことを本気で思う気持ちが愛……かもしれないわね」
「なるほどな」
784073/125:04/03/02 00:56 ID:E+JjfvqZ
愛か……。
そうだ、俺まだのぞみに『愛してる』って言ったことない……。
「のぞみ」
「ん?」
「愛してる」
「な、何?いきなり」
「今まで言ったことなかったろ。俺、のぞみのこと愛してる」
「……私も大輔のこと……愛してます」
「ほんとに?」
「うん」
「ありがとう」
「もう……恥ずかしくなっちゃった」
のぞみの言葉に照れて目を泳がせていた俺は、部屋の一隅の白い箱に目を留めた。
「あれ冷蔵庫だよな。何か飲み物入ってないか見てくるよ」
話題を変えるためにそう言うと、白い箱に近づいて扉を開けた。
「やっぱりそうだ。のぞみ何か飲む?」
「何があるの?」
「げっ!まむしドリンク」
「そ、そんなの要らないわよ」
「おっ!こっちはオットセイのエキスって書いてある」
「ま、まともなのないのぉ?」
奥の方からウーロン茶を見つけた俺は、それを手にテーブルへ戻った。
785074/125:04/03/02 00:57 ID:E+JjfvqZ
「のぞみ、そろそろあっち行こうか」
「……うん」
のどを潤して少し休んだ俺たちはベッドに移動することにした。
ジャケットのポケットからこの日のために用意しておいたコンドームを取り出す。
本番でもたつかないよう自宅で着ける練習をしたため今は10個に減っている。
「あ……」
俺の手の中の小箱の意味がわかったのか、のぞみが身を固くした。
「あ……これ、のぞみとそういう関係になれたらいいなって思って念のため持ってきた」
「うん」
「今日そこまで行くかは分からないけど、もしそうなったときにないと困るでしょ?」
「ありがとう……」
「もしも今日これ使わないでしちゃったら、のぞみ三つ子ぐらい産んじゃうかもね」
「え?」
「それだけ濃いのが出るかなって思って」
「バ、バカ……」
赤くなるのぞみ。かわいい…。
786075/125:04/03/02 00:57 ID:E+JjfvqZ
「あれ?」
小箱を枕元に置こうとして気がついた。同じものが用意されている。
「どうしたの?」
「わざわざ買わなくてもここにあった」
「ほんと。こういうところってなんでもあるのね」
「まぁ、そのための場所だからな」
「でもここのは他の人たちのために残しておきましょ」
「そうだな。せっかく買ったんだからこれ使わないともったいないし」
「あ、大輔もう使う気になってる!」
「そ、そういう意味じゃないよ」
「わかってる。言ってみただけよ」
「のぞみぃ」
「うふふふふ」
「あはははは」
787076/125:04/03/02 00:58 ID:E+JjfvqZ
「私たち、今日それ使っちゃうのかしら?」
真顔に戻ったのぞみが言う。
「どうかな」
「大輔は使いたいんでしょ?」
「……うん」
「私ね、覚悟はしてあるよ」
「覚悟って言うなよ。なんか俺悪いことするみたいじゃないか…」
「そうじゃないけど…でも私にとって勇気のいることだから」
「のぞみ……」
「この間はできなかったけど、あれから私の体少し変わった気がするの」
「うん」
「きっともう少ししたらちゃんとした大人の体になると思う」
「………」
「そうしたら大輔にもらってもらうね」
「のぞみ」
「だから……もうちょっとだけ待って」
「のぞみが許してくれるまで、ずっと待つよ」
「ありがと」
のぞみに対する愛しさが増した。
のぞみを抱きしめた。
手の中の小箱は邪魔だったのでひとまず枕元に置いた。
ベッドを降りてテーブルに戻しに行く数秒がためらわれるほどのぞみのそばにいたかったのだ。
788077/125:04/03/02 00:59 ID:E+JjfvqZ
今日はいつもできなかったことをする。頭の中で想像していたあれこれ……。
俺は股間がムクムクと持ち上がっていくのを感じた。
「……固くなってきたわ」
「うん」
「いいわよ、しましょ…」
俺はのぞみに軽く口づけするとそっと横たえた。
と同時にのぞみが声を上げる。
「だ、大輔……」
「え?」
のぞみの顔を見る。
上?天井に何かあるのか?
見上げる。
「おぉっ!」
鏡に俺たちの姿が映っていた。
「恥ずかしい……」
「まさかこんなになってるとは……」
俺たちがこれから行なうことすべてがそこに映し出される。
上になって攻める俺はまだしも、下でそれを受けるのぞみは自分たちの恥ずかしい姿が全部見えてしまうだろう。
789078/125:04/03/02 01:00 ID:E+JjfvqZ
「どうする?」
「気にするな、見なきゃいい」
「でも見えちゃうわよ……」
「のぞみはこれから俺たちがすること汚らしいことだと思う?」
強く首を振るのぞみ。
「だったら、それを恥ずかしがる必要はない」
「……うん」
「俺、神聖な気持ちでのぞみを抱くからね」
「……うん」
「俺たち、真剣に相手のこと思ってるよな?」
「うん!」
「愛し合ってるよな?」
「そうよ」
「だから、二人の姿をよく見よう。ね?」
「分かったわ。私、大輔に愛してもらう姿、ちゃんと見るね」
「うん。俺ものぞみに見られて恥ずかしくないように心をこめてするからね」
「大輔」
きつく抱き合った。
790079/125:04/03/02 01:00 ID:E+JjfvqZ
のぞみの足の間にうつぶせになる。
目の前に広がったのぞみの女の部分。そこからはかぐわしい香りが漂っている。
俺は吸い寄せられるように顔を近づけた。
俺の呼吸に合わせのぞみの陰毛が揺れる。
恥丘に鼻先を押し付け胸いっぱいに吸い込むと、男を狂わせるようなメスの匂いがした。
淫猥なよだれを垂らす膣口とはまた違ったのぞみの香り。
かいでいるだけで心がはやり、射精が促されるような奇妙な感覚に俺は支配された。
「そ、そんなところの匂いかいじゃだめ!」
このままではイッてしまう。
言われるまでもなく、顔を離した俺は呼吸を整えるとのぞみの腿をかつぐように抱えた。
淫靡な液体をたたえたのぞみの恥ずかしい溝はすでにヒクヒクとうごめいていた。
舌で溝をこじ開けるようにしてそこに溜まった露を舐める。
しょっぱい。そう思った。
不快な味ではなかった。むしろどんなものよりも美味しいと思った。
そのまま口を付ける。
唇と舌を使いのぞみの左右のひだ、そしてその中央付近に開いた奥へと続く穴を玩弄する。
「んふぁ!」
のぞみの嬌音がした。
791080/125:04/03/02 01:01 ID:E+JjfvqZ
舐めながらひざの裏に手を当て片足を持ち上げる。
のぞみの肉の合わせ目が上下に伸びた。
さらに奥へ舌先を入れる。
熱い。
のぞみの体温を強く感じた。
舌を限界まで伸ばしている。これ以上は奥に進めない。
俺はのぞみのもう片方の足も高く持ち上げた。
自然と陰裂が上向きになる。
のぞみの秘部を覆っていた唇と舌でその全体を舐めまわす。
「あ……んっ…あふっ……あっんっ」
情欲をそそる声を上げ、ひだの奥から淫汁をしたたらせて乱れるのぞみ。
それは俺しか知らないのぞみのもう一つの顔だ。
舌で肉突起をこねまわす。
「あっあっあっあっ」
短い間隔の切迫した感じの声に変わる。
のぞみはイキそうなんだ!
俺はクリを舌先ではじき、押し込み、軽く歯を立てて性感をあおった。
「あ……イッちゃう、イッちゃう……あっ!」
のぞみの体が痙攣し、そして力が抜けた。
792081/125:04/03/02 01:02 ID:E+JjfvqZ
俺はのぞみが落ち着くまで横にいようと隣に移る。
天井には二人の姿が映っていた。
イッたばかりで足を開いた無防備な姿勢で横になっているのぞみ。
隣の俺は股間をビクビクと脈打たせていた。
しばらくするとのぞみの目が開き、自分の格好に気付いたのかそっとひざを合わせた。
「イッちゃったね」
俺は横を見ずに鏡の中にのぞみに話し掛ける。
「……ずっと見てたの?」
「うん」
「やだ……」
鏡に映ったのぞみが視線をはずした。
「この角度で初めて見た」
「もう……」
「自分の全身見たのも初めてだよ」
「私は大輔の、さっきから何度も見たわ」
そういうとのぞみが鏡の中の俺を見る。
「大輔…」
俺の股間でいきり立つものの存在に気付いたのか、のぞみが顔を赤らめた。
793082/125:04/03/02 01:03 ID:E+JjfvqZ
「のぞみ、今度は俺のを……」
「……うん」
のぞみは起き上がり、俺の股間にひざまずくとそそり立つモノに手を添える。
その一連がすべて頭上に映し出されていた。
いよいよのぞみが俺のを。そう思うと胸が高鳴った。
その瞬間を見ようと鏡から目を離し、下半身に目をやった。
のぞみは角度を調節すると頭を下げていく。
鼻息がかかり縮れ毛がそよぐ。……だがそこまでだった。
いつまで経ってものぞみは口を付けない。
「のぞみ?」
「う、うん」
だが動かない。
そのまま時が過ぎる。
794083/125:04/03/02 01:04 ID:E+JjfvqZ
のぞみの肩に手を置くと俺は言った。
「のぞみ、もういいよ」
「え?」
「のぞみが嫌がることはしない。のぞみが本当に望まないことはさせないから」
「大輔…」
「でも…我慢できないんだ。手で…イカせてくれる?」
「大輔、私!」
「手もダメなら、いいよ」
「違うの、私……。ごめん」
「俺のほうこそごめん」
のぞみが顔を上げた。
「コンドーム…付けてもいい?」
「え?」
「ごめん、どうしても怖いの。でも、付けてくれるなら口でする」
「無理しなくていいよ」
「無理なんかしてない。大輔に悦んでもらいたいの、気持ちよくしてあげたいの!ほんとに…そう思ってる……」
のぞみの目が潤んでいる。本気なんだ。
「のぞみ」
795084/125:04/03/02 01:04 ID:E+JjfvqZ
「嫌いにならないで……」
涙声。
「バカ!そんなことあるわけないだろ」
「………」
「なにか?のぞみが口でしてくれないから嫌いになるのか?だったら今までしてくれたことないから好きじゃないのか?」
「………」
「……ばかなこと言うなよ」
「ごめん、ごめんね」
のぞみが泣いている。
のぞみの泣き顔を見るのはいつ以来だ?涙を浮かべた顔さえほとんど見たことがない。
いつも気を張り、決して泣き言を言わずに家事も弟の世話も頑張っているのぞみ。
そののぞみが俺の前で泣いている。
いやだ。のぞみの涙顔なんか見たくない。俺はのぞみにはいつも笑顔でいてもらいたいんだ!
「のぞみ」
俺はのぞみを抱きしめた。
「ありがとう。口で……するね」
俺は置いたままになっていた小箱から一つを取り出す。
「大輔?」
「着けるからね」
そう言って袋を破るとのぞみの目の前で着けた。
「……うん」
796085/125:04/03/02 01:05 ID:E+JjfvqZ
のぞみは根元に手を添え、垂直に立たせると顔を寄せていった。
舌先で茎から先端にかけて舐め上げる。
ゴムでのぞみの舌と隔てられているせいか、正直言って肉体的な快感はあまりない。
何度か舐める行為をくり返し、のぞみはついに亀頭を含んだ。
だが、ただ咥えているだけだ。
舌を使うわけではない。頭を前後するわけでもない。
だから肉体的にそれほど気持ちがいいわけではない。だが急速に高まっていく。
肉体が受ける快楽をはるかに上回る精神的な満足。それがこの昂ぶりの原因か?
のぞみのフェラチオ。
何度か妄想した。しかし一度もかなえられなかったのぞみのフェラチオ。
実際に俺は今それを体験している。ただそれだけのことでもう限界が近い。
このままではイッてしまう!
意識して気を逸らす。のぞみにもやめるよう言うべきか?
797086/125:04/03/02 01:06 ID:E+JjfvqZ
「のぞみ、ま、待って」
「ふぇ?」
俺のを咥えたまま返事をした。
舌が、そして口腔が思いもかけない蠢動をする。それが快感として伝わった。
刹那、後頭部から背筋に電流が走った。
「あぁっ!」
たまらずに精液が射ち出される。
「んんっ」
口中の突然の跳揚に驚いたのか、のぞみの口内がきゅっとすぼまる。
その動きで口内の上部と舌に亀頭がはさまれる。その圧に反応した精嚢がさらに精液を送り出す。
溜まっていたのは事実だ。だがそれが原因とは思えないほど何度も熱い弾丸が尿道を駆け抜けていく。
あまりの性的陶酔に腰ががくがくと痙攣する。
798087/125:04/03/02 01:06 ID:E+JjfvqZ
どれだけ経ったろう。長かった射精がやっと終わった。
睾丸の奥で作られていた最後の一滴までしぼり取られたような射精だった。
「はぁはぁはぁ……」
荒く息をつくことしか出来ない。腰が抜けたように力が入らない。なんだったんだ今のは。
俺の突然の狂瀾ぶりに驚いていたのぞみが、ぐったりした俺を見、あわてて声をかけようとした。
そして自分の口内をふさぐモノの存在を思い出し、陰茎から口を離した。
「だ、大丈夫?」
「あぁ…大丈夫……。あんまり気持ちいいんで…どうかなっちゃうんじゃないかって思ったけど……」
「ほんとに平気?」
「うん。ごめん…心配かけて……」
「びっくりしちゃったわ。いつもこんなにならないから」
「それだけのぞみのフェラチオ、気持ちよかったんだよ……」
「バ、バカ…」
赤くなったが、褒められたのがうれしいようでにっこりする。
799088/125:04/03/02 01:07 ID:E+JjfvqZ
のぞみは体を移動させると俺の横に来て一緒に仰向けになった。
「ね、そんなに気持ちよかった?」
鏡の中ののぞみが含羞をにじませた声で聞いた。
のぞみの顔を直接見ようと身を起こそうとすると
「だめ、まだ寝てて。あんなに頑張ったんだから。ね」
と俺を制す。
顔を見られるのは恥ずかしいんだな。かわいいぞ、のぞみ。
(ここはのぞみの意思を尊重だ。無理強いするのはやめよう。鏡だけど顔も見られるし)
「俺、いっぱい出たんじゃない?」
「え?どうかしら?」
「のぞみはどう思った。いつもより出てたと思う?」
「う〜ん……いつもと違って直接ピュッて出たわけじゃないから」
ちょっと考え込み
「だけどいつもより長かった気がするわね」
そう答えた。
「それが気持ちよかった証拠だよ」
「そっか……。うれしい」
800089/125:04/03/02 01:08 ID:E+JjfvqZ
俺はコンドームをはずすため起き上がろうとする。
「どうしたの?」
「あ、着けたまんまだから……」
「あ、うん」
身を起こし股間を見る。
すっかりおとなしくなった欲棒がゴムをかぶってうなだれていた。
「出たなぁ……」
白濁液が精液溜めに収まりきらず、根元近くまで逆流している。
ティッシュを持ったのぞみがそれを覗きこむ。
「ほんとだ。すごいね、いっぱい出たわよ」
「のぞみが出してくれたんだよ」
「……うん」
『もうフェラチオ怖くない?』そう聞こうと思ったがやめた。
のぞみが自発的にやってくれるまで、俺は今日の思い出があればいい。そう思った。
「のぞみ、ティッシュちょうだい」
「あ、はずしてあげるわ」
今日は上機嫌だ。褒められたことがそんなにうれしいのか。
のぞみは俺の足の間に身を移すと柔らかくなったものをティッシュでくるんだ。そうしてゴムをはずしていく。
「痛い痛い。のぞみ、毛ぇ引っ張ってる」
「あ、ご、ごめん」
ま、たまにはハプニングもあるさ。
801090/125:04/03/02 01:08 ID:E+JjfvqZ
「あ、のぞみ、そこで根元からしごいて」
もうすぐコンドームが外れるというときに俺は声をかけた。
「え?」
「あ、うん、尿道にね、残った精液をしぼり出しとかないと下着汚すことあるから」
「そうなんだ」
「うん」
「いいわよ」
のぞみがしごきだす。それも俺をイカせるときの要領で。
「のぞみ…そうじゃないよ」
「違うの?」
「ごめん、俺の説明が悪かった。こうやるんだよ」
実際にやってみせる。のぞみがうなずく。
「わかった……今度からそうするわね」
のぞみはコンドームをはずした。
すぐにティッシュにくるむのかと思ったら目の高さまで持ち上げた。
「すごい……こんなにいっぱい。ほら大輔見て」
やめろよ恥ずかしいから。
まったく無邪気なんだか天然なんだかわかんないよなのぞみは。
待てよ、これを狙ってやってるなら小悪魔か?

   続く
802名無しさん@ピンキー:04/03/02 02:06 ID:0iS9r3Oc
折り返し点ですな。 期待しておりまつよ!
803名無しさん@ピンキー:04/03/02 02:55 ID:LfqvEUUQ
深夜の大河連載乙〜
804名無しさん@ピンキー:04/03/02 04:21 ID:Aj7+nX2n
オットセイのエキス・・・
805名無しさん@ピンキー:04/03/02 09:23 ID:7SQsnqEh
続いている、あなたの気力に今夜も乾杯♪
806名無しさん@ピンキー:04/03/02 11:26 ID:EzUpX1kY
すげー
作者の愛が伝わってくる作品だな

TLSのキャラはエロゲみたいにいきなりハードになりそうに無いからいいね
この年代のころは周りが見えなくなるほど人を好きになることって多かった気がする

続きに期待
807名無しさん@ピンキー:04/03/02 14:56 ID:sosUecf9
漏れとかすみなら、我慢できずに貫通してしまうよ。
大輔は我慢強いな。
808名無しさん@ピンキー:04/03/02 15:39 ID:sosUecf9
あー、むらむらしてきた。
809名無しさん@ピンキー:04/03/02 18:02 ID:7SQsnqEh
そんな時こそ幼馴染み

すぐに到達、すぐに踏破
810091/125:04/03/03 00:04 ID:UQhVakaK
ゴムを捨てると、のぞみは俺の胸に顔を寄せてきた。
押し倒されるように横になる俺たち。
大量に射精させたことで俺が満足を得たと思ったのだろう、のぞみはうれしそうにしている。
「気持ちよかった?」
「うん、すごくよかった」
「ふふ、疲れちゃった?」
「まだまだ大丈夫。もっと出せるよ」
「えっち……」
「大好きなのぞみにいっぱいしたいんだ」
「大輔が『許してください』って言うまでしぼり取っちゃうわよ?」
「だったら俺ものぞみが立てなくなるまでイカしちゃうよ」
「うふふふふ」
「あはははは」
じゃれあうように抱き合って笑う俺たち。幸せだった。
短い時間で精液を二度放出したことで、のぞみに対して性欲よりも愛情が勝っていた。
体を密着させたまま時間を過ごす。
何度もキスしたし、のぞみの髪や頬に何度も触れた。
不思議と情欲は沸き起こらなかった。
のぞみがいとおしい。俺は穏やかな気持ちでのぞみを抱いていた。
811092/125:04/03/03 00:05 ID:UQhVakaK
どれぐらいそうしていたろう。気付くとのぞみが寝息を立てていた。
(気が張ってたんだな……)
こういう関係になって初めて見るのぞみの寝顔。
子供のころに見たそれとは違い、美しい女性の顔だった。
しばらく横になってのぞみの顔を見る。
俺を信頼しきり、安心して眠るのぞみ。顔には微笑が浮かんでいるようにも見える。
この笑顔を守りたいと思った。一生守っていこうと思った。
俺たちはこれまで何度も同じ時間を共有してきたが、また新しい一歩が踏み出せた気がした。
(俺、今すごく幸せだ)
そっとのぞみの頬にキスをした。
812093/125:04/03/03 00:06 ID:UQhVakaK
のぞみの寝顔を見ているうち、心にどす黒い欲望が渦巻いていくのを感じた。
股間がピクリと反応する。
少しのきっかけで勃起が始まる。そんな気分だった。
(ヤベ……のぞみ裏切ってるみたいで気がとがめるな)
のぞみから目をそらす。
仰向けになったが天井にのぞみが、しかも裸で映っていた。
背を向けようとすると、その動きで目が覚めたのかのぞみが声をかけてきた。
「あ、ごめん……私寝ちゃった?」
「う、うん…かわいい寝顔だったよ」
「やだもぅ……ずっと見てたの?」
「うん」
「もぉ!起こしてよね」
「ごめん」
「今度は大輔の寝顔見るからね!」
「……それって結婚するってことか?」
「あ……」
顔を赤らめるのぞみ。
「俺、いい加減な気持ちでのぞみと付き合ってるんじゃないよ。将来のことはまだわからないけど……」
「そうよね、うん、いいのそれで。……結婚……するのかな?」
「俺はするつもりだよ、のぞみと」
「………うん」
のぞみを見つめ、そっとキスをした。
813094/125:04/03/03 00:07 ID:UQhVakaK
心に湧いた性の衝動が少しずつ大きくなっていく。
二回とも暴発だった。まだ肉体的に満足のいく射精はしていない。
股間は硬度を失っているが、意欲は衰えていなかった。
初めて味わったのぞみの「オンナ」の味にも魅了された。
もっとのぞみを口で楽しみたい。
少し休んだことにより体力も回復したようだ。
もっとしたい。胸の奥で欲望に火が着いた。
「のぞみ、のぞみのアソコもっと舐めてもいい?」
「え?」
赤面するのぞみ。
自分の股間でオトコが獣のように吠え、音を立てて愛液をすする姿。
そしてあられもない姿で歓悦の声を上げる自分の姿を鏡で見ていたのか、一瞬のぞみに羞恥の表情が浮かぶ。
814095/125:04/03/03 00:08 ID:UQhVakaK
「だめ?」
「だめじゃないけど……」
「決まり!」
身を起こそうとする俺をのぞみが止めた。
「あ、待って!」
「ん?」
「私が…してあげる……」
「え?いいの?」
「うん」
「でも」
「もう平気。一回したら慣れちゃったわ」
「のぞみ……ゴム付けるからね」
「あ、ううん、いいわよそのままで」
「え?」
「私がしたいの…」
「のぞみ……」
815096/125:04/03/03 00:09 ID:UQhVakaK
のぞみとの会話で興奮したのか、徐々に硬度が戻ってきていた。
「大輔の舐めることになるとは思わなかったなぁ…うふふ」
のぞみは手を添えると、軽く上下にしごきながら言った。
短時間で2回も射精したというのに、完全に勃起した。
「あ、大きくなった。期待してる?」
「う、うん」
「あんまり上手くないかもしれないけど、一生懸命するね」
「無理しなくていいぞ」
「えへへ。大丈夫よ」
そう言って舌先で先端の割れ目をぺろっと舐めた。
「うぅっ!」
「ご、ごめん。痛い?」
「逆。気持ちよすぎ」
「そうなの?じゃ、ここいっぱいしてあげるね」
「そ、そこだけされても困る。他のとこも……」
「うん」
のぞみは先端に口付けると、少しずつ唇の中に飲み込んでいった。
816097/125:04/03/03 00:10 ID:UQhVakaK
のぞみのショートの髪型のおかげで俺のを咥える様子がよく見える。
俺はもっとよく見ようと前髪を手で抑えようとしたが、のぞみは
「恥ずかしいからそんなに見ないで」
そう言って俺の手を体の横に移動させて重ねた。
亀頭を口に含んだまま舌を裏スジに当てて動かす。
「あぅっ!」
微妙な刺激が伝わり、思わず声が出てしまう。
のぞみの手は俺の手を握っている。
のぞみは口だけで俺を悦ばせようとしている。
俺は目を閉じて快感に身をゆだねることにした。
817098/125:04/03/03 00:10 ID:UQhVakaK
のぞみのフェラを味わいながら、ときどき目を開ける。
俺の股間で正座するようにして頭を上下させるのぞみが鏡に映っていた。
目を下に向ける。
血管が浮き出た俺の醜悪なモノをのぞみがほおばっている。
清楚な口元をいやらしくゆがめ、一生懸命に奉仕するのぞみ。
普段は清純な女子高生にしか見えないのぞみが、かわいらしい口で俺のを……。
そう思ったら急速に高まってきた。
このまま射精したいが、この感覚をもう少し楽しんでもいたい。
「のぞみ、ちょっと待って」
動きを止め、俺を見上げるのぞみ。
「どうしたの?」
「うん、このままじゃイッちゃうから」
「いいわよ。出して」
そう言って再び口を寄せる。
「あ、ほんとにいいよ。…もうちょっと楽しんでから出したい」
「楽しむ?」
「うん。いつものぞみにはすぐイカされてたからさ、今日はもうちょっと感じさせて」
「わかった。イキたくなったら言ってね」
818099/125:04/03/03 00:11 ID:UQhVakaK
「のぞみ、キスしよ」
「うん」
のぞみはひざで伸び上がると唇を合わせてきた。
のぞみの胸のふくらみが感じられる。
二人の体の間で陰茎が転がされる。
そのまま長いキスを交わす。
「のぞみ気持ちいいよ。キスしてるだけでイッちゃいそう」
「出す?」
「どうしよう…出したいけどもっと楽しんでもいたい」
「終わっちゃったら、また……射精させてあげる」
のぞみは区切るように『射精』とはっきり発音した。
そのエッチな感じがたまらなかった。
「……やっぱり出す。のぞみ…またしてくれる?」
「うん」
のぞみは股間に顔をうずめると、袋を触りながら竿を強く吸い始めた
819100/125:04/03/03 00:12 ID:UQhVakaK
「あぁっ!気持ちいいっ!……うぅっ、のぞみぃ!」
俺が感じていると認知したのだろう。のぞみはペースを上げた。
舌全体を使って亀頭部に刺激を与え、指で袋を静かにもむ。
頭を前後して唇にはさんだカリ首をこする。
俺を射精させるための淫技を駆使するのぞみ。
「のぞみ……好きだよっ!…のぞみっ!」
だめだ、イク!
「のぞみ!イッちゃうよ!口離して!」
だがのぞみは離れない。
「あぁ…のぞみ…のぞみ……うっ!」
筋肉が収縮する。
そのたびに体の奥に蓄えられた性のとろみが放出されていくのを俺は感じていた。
820101/125:04/03/03 00:13 ID:UQhVakaK
欲望を出し終え、ぐったりする俺。
のぞみの口の中でイッてしまった……。
そうだ、のぞみに吐き出させなきゃ。
枕もとのティッシュを取るとのぞみに差し出す。
「ここに出して」
そのとき。
こくん。
嚥下の音。
「けほっけほっ…」
のぞみがむせる。
「の、飲んじゃったの?」
「……うん」
「の、のぞみ」
「飲んじゃ……いけないものなの?」
不安の色を浮かべるのぞみ。
「いや、毒じゃないと思うけど……。汚いと思わない?」
「……大輔のだから」
「え…」
「大輔のなら平気」
のぞみはそう言うとにっこり笑った。
821102/125:04/03/03 00:14 ID:UQhVakaK
のぞみが愛しくてたまらない。
抱きしめるとそのままキスした。舌を差し入れのぞみの口内を蹂躙する。
初めて感じる、生臭いような苦いような味わい。
あ、そういえば俺、のぞみの口の中に……。これって精液の味か?
そう思ったがかまわず舐めまわす。遅れてのぞみの舌が絡んできた。
たっぷりと時間をかけたキスが終わる。
唇が離れる。
「大輔、いやじゃなかった?」
「何が?」
「だって私、大輔のを…口で……」
「途中で気がついたけど気にならなかった。だって、のぞみは口で受け止めてくれたろ?」
「違うわ、大輔が無理やり出しちゃったのよ。私はいやだって言ったのに……」
「そうなの?」
「うふふふ、う・そ」
「のぞみぃ」
のぞみがかわいらしくてしようがない。俺はもう一度キスをした。

   次回完結
822名無しさん@ピンキー:04/03/03 00:29 ID:1J+EKhX1
イイヨイイヨ~
823名無しさん@ピンキー:04/03/03 00:38 ID:bl1Y4p99
乙でございます〜
明日には完結しちゃうんだなあ、と感慨にふけっております・・・
824名無しさん@ピンキー:04/03/03 03:30 ID:87FPZ3cj
約2時間で3回か・・・。
なぜ俺には、こんなこそばゆい青春がなかったのだろう。
825名無しさん@ピンキー:04/03/03 08:40 ID:rqn4le1s
↑近所に幼馴染みが居なかったからだよ そうだよ それしかない(つД`)

久しぶりの大作に私、薔薇の館に駆け込みたくなります。
826103/125:04/03/04 01:20 ID:K4kOhCYc
「今度は俺がする」
「え?」
「もっと舐めたいって言ったらのぞみに『私がする』って言われてできなかったから」
「……ねえ、もっとしてあげる」
のぞみは俺の胸を押して横たわらせた。
出しきって満足した陰茎はまだ柔らかいままだ。
「のぞみのマンコが見たい」
「だめ……」
「やだ。のぞみのマンコ見ながら出したい」
「その言い方恥ずかしいよ」
「どうしてもダメなの?」
「……ばかぁ」
827104/125:04/03/04 01:21 ID:K4kOhCYc
のぞみがゆっくりと俺の顔をまたいできた。
のぞみの割れ目が目の前にある。いつもと角度が違うせいか、何度か見た場所なのに新鮮に映る。
たまらずむしゃぶりついた。
鼻から口を押し付け、狂ったように匂いをかぐ。
分泌液を舐めまわし、いやらしい音を立ててそれを吸う。
指で裂け目を広げると舌を伸ばしてのぞみの愛液をすくい何度も飲みこむ。
顔中がベタベタになったが、それすらも快かった。
目を開ける。
お尻のすぼまりが目前にあった。
汚いところというイメージがあり、愛撫したこともなかった場所。
だがいま目の前にある可憐なつぼみは汚いと思えなかった。
そっと触れてみる。
ビクン!
のぞみの体が跳ね上がった。あわててのぞみの腰に両手を回し、動かないように押さえこむ。
828105/125:04/03/04 01:22 ID:K4kOhCYc
もう一度そこをねらった。
手が使えない代わりに今度は舌を近寄せる。
中心に向かって収束していくひだを舌の先が捉えた。
「そ、そんなとこダメ!」
俺がその部分を目指していることがわかったのか、のぞみが抵抗を始めた。
足を閉じようとするが俺の顔をまたいでいるためそれができないのぞみは腰をよじって逃れようとする。
俺の腕で腰を押さえつけられたのぞみはどうすることもできない。
「だめ……大輔、お願い」
のぞみの言葉を聞き流し、その周りで舌をうごめかす。
「いや……お願いやめて!」
のぞみは本心から嫌がっている?
迷いが生じた俺は肛門を避けて会陰に目標を移した。
会陰から膣口にかけてを尖らせた舌で何度か往復していると、のぞみの声が艶を帯びだした。
(こっちで正解だ)
そうこうするうち、出して間もない肉棒に力がみなぎっていった。
太ももに当たってくすぐったい感じを与えていたのぞみの前髪の感触がなくなる。
と思う間もなく水分を含んだ温かいものに肉棒が包まれたのを感じた。
のぞみが口でしてくれているんだ。
俺たちは互いの股間に顔をうずめたまま享楽を味わった。
829106/125:04/03/04 01:22 ID:K4kOhCYc
会陰への攻めに加え、俺はのぞみの背すじからお尻の割れ目までの間を幾度も指でなぞる。
ときどき、指をさらに滑らせてお尻の穴にも触れてみたがのぞみから忌諱の声は出なかった。
何箇所も同時に快感を与えようと空いていた片方の手をクリに持っていく。
左右の手と口を使いのぞみを攻め立てた。
「んっんっんっーーーー」
俺のを咥えているためか、はっきりとしないのぞみの声が聞こえた。
もっとのぞみを悦ばせたい。そう思いさらに刺激を与えた。

温かい湿り気に固定されていた陰棒が自由になった。のぞみが口を離してしまったのか?
のぞみの喘ぐ声が聞こえる。
間違いない。のぞみは今フェラをしていない。できないんだ。
ペニスが握られる感覚がした。その手が上下する。
だがスピードも力も弱々しい。ただ手を動かしているというだけだ。
俺に奉仕できないぐらい感じてるんだ!
よし、このままイカせる!
指でクリを攻め、舌を膣に押し込み、鼻の頭でアヌスを押さえる。
かなり無理な体勢なのか首筋が悲鳴をあげる。でもやめるわけにはいかない。
のぞみをイカせる。それだけに集中した。
830107/125:04/03/04 01:23 ID:K4kOhCYc
もう時間の感覚がない。どれだけ攻めた?長い時間?それとも短い時間?
突然のぞみの体が突っ張った。
俺の顔をまたぐ腿にも力が入り、モノも強く握られた。
イッた!
これまでの経験で確証した。

大きな仕事を成し遂げた。
俺は首の無理な体勢を解き、頭をベッドにつけた。

のぞみの体からこわばりが消える。
俺の上で荒い呼吸がする。
のぞみをイカせた!
俺の股間は破裂しそうなぐらい猛っていたが、満足だった。
831108/125:04/03/04 01:24 ID:K4kOhCYc
のぞみは俺の上でぐったりしている。
最前はひじやひざで俺に体重がかからないようにしていたが、いまは俺にすべてを預けている。
少しも重くない。それどころか、のぞみの重さが心地よい。
先ほどまでヒクヒクと淫液を垂らしていたのぞみの股間も動きがおさまっている。
それを見ていたら、ピクン、と勃起が脈打った。

それを合図にしたのか、またペニスがしごかれだした。
俺もイカせようとしてるんだ!
心が温かくなった。
「のぞみ、ありがと。もういいよ」
「え?」
「しなくてもいいよ」
「でも私だけ……」
「イッちゃったって?」
「バ、バカ……」
顔も見えないのに身もだえする。か、かわいいぞ、のぞみ。
832109/125:04/03/04 01:24 ID:K4kOhCYc
「のぞみ、起きたい」
「あ…うん」
のぞみの体が動き出す。始まりと同じように俺の右側に移るとそのまま振り向いた。
「大輔」
俺に飛びついてきた。
胸に顔を乗せ、頬ずりするように動かす。
「好き」
「俺も。のぞみが大好き」
「うふふ」
俺の顔を見上げると、目を閉じて唇を突き出した。
のぞみの肩を抱き、唇を合わせようとして気付いた。俺の顔、のぞみの愛液でベタベタじゃないか?
ためらっているとのぞみが目を開ける。
「どうしたの?」
「いや、今ので俺の顔、濡れてると思う」
一瞬で紅潮するのぞみ。
次の瞬間、俺にしがみつくと自分から唇を重ねてきた。
勢いがつきすぎ歯がぶつかる。驚いて目を開けたままの俺。
のぞみはかまわずに舌を俺の口の中に差し込んできた。
(変なこと気にしてた俺が悪かったな)
俺は目を閉じるとのぞみに応えた。
833110/125:04/03/04 01:25 ID:K4kOhCYc
互いに唾液を吸いあい、歯列を舐め、貪欲なまでにお互いを求め合う。
そうしながらものぞみの指は俺の股間の感じるところをまさぐっている。
のぞみがイク姿を見ていた俺の怒張はこれ以上ないぐらい固くなっている。
性感があおられ、徐々に射精感が増してくる。
体勢を変えてのぞみにのしかかる。
足の間にひざをねじ込み、股を開かせる。
俺はそこに腰を割り込ませた。
「しちゃうの?」
戸惑いを帯びたのぞみの声。
「しない。でも、こうしたい」
そう言って性交の体位で局部をこすりつけあう。
のぞみの陰阜で勃起が摩擦される。恥毛の感触が俺の情欲をあおる。
男根の裏側は肉豆をこする。感じるのか、のぞみは絶え間なく歓喜の声を上げている。
たぎる欲望で最大限に膨張した淫筒が二人の体の間にはさまれて悲鳴をあげている。
834111/125:04/03/04 01:26 ID:K4kOhCYc
出したい。
もうそのことしか考えられない。
「のぞみ、のぞみが欲しい!」
「あっあっあっ……え?」
「このまま出す!」
「んっ……待って、大輔の…あぅ…ものにしてっ……んっ」
「え?」
「大輔の…あぁっ……ものに…んん……なりたい!」
「のぞみ?」
「うん……」
「のぞみ!」
体を離す。射精寸前でギリギリ押しとどまった。
勃起はしびれたようになっている。深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
835112/125:04/03/04 01:26 ID:K4kOhCYc
「のぞみ」
「今日は…どんなことがあっても……やめないで」
「のぞみ!」
「私は平気……だから…大輔の…したいようにして」
「そんなことできない」
「じゃあ私の一生のお願い……私が好きなら…言うこと聞いて!」
「のぞみ」
「私ね、自分で指入れたことあるよ……ちゃんと入ったから平気」
「!」
「お願い……」
「わかった。でも、ほんとに辛かったらちゃんと言うんだぞ」
「………」
「俺が好きなら俺の言うことも聞け!」
「大輔……」
「のぞみ」
「……うん」
のぞみは本気だ。
俺は枕元の小箱から一つ取り出すと注意深く装着した。
836113/125:04/03/04 01:27 ID:K4kOhCYc
のぞみの足の間に入る。
しとどに濡れた花弁と、そこから立ちのぼる馥郁とした香りが俺の興奮を誘う。
見ているだけで腰の奥に痛みに似た疼きが走る。
今すぐに入れたい。今すぐに欲心にまみれた白濁を解き放ちたい。
だが俺は誘惑に耐えた。
のぞみの愛液が最大に分泌された状態で挿入すれば痛みは少ないのでは?そう考えた俺はクリに指を伸ばした。
イク直前まで攻める。そしてその瞬間に入れる。それが俺の考えた最善の策だった。
淫蕾への愛撫を始める。
先程の淫戯で絶頂の寸前まで押し上げられていたのぞみはたちまち登りつめそうになる。
今だ。
俺は勃起をあてがうと、少しだけ腰を前に突き出した。
「んぐっっっ!」
のぞみの体が上方へずり上がった。苦悶の表情。額に浮かぶ脂汗。
これ以上はできない!
837114/125:04/03/04 01:27 ID:K4kOhCYc
とっさに抜こうとする。が思った以上に強くのぞみがくわえ込んでいた。
もう一度腰を引く。
腰が抜けない!見ると俺の腰にのぞみの足が巻きついている。
「のぞみ!」
「平気!続けて!」
「のぞみ!」
「お願い!」
俺の腰にからんだのぞみの足が絞まる。
それに押された俺の腰はさらに前進する。そしてついに……入った。
のぞみに根元まで入り、そこで固定される。
その瞬間、俺の腰の奥で熱いものが解き放たれた。
「うっっっ!」
ドピュッ!ドピュッ!ドピュッ!………
今日はこれが4回目の射精だというのに続けざまに精液が発射される。
処女を貫かれたばかりののぞみの体を気遣うゆとりもなく、あまりの快楽に俺の腰が前後する。
「あぁぁぁぁっっっっ……」
俺はのどの奥からうなり声を上げながら射精し続けた。
838115/125:04/03/04 01:28 ID:K4kOhCYc
無限に続くかと思われた射精がようやく収まった。
頭の奥がしびれている。思考がまとまらない。
そうだ、のぞみは?
いつのまにか固く閉じられていた目を開け、俺の胸に組み敷かれたのぞみを見る。
「……気持ちよかった?」
目にいっぱい涙をためたのぞみが俺に微笑んで言った。
「のぞみ!」
急いでのぞみから抜き去ろうとする。
「痛い!」
のぞみが叫んだ。
あわてて動きを止める。
「動かないで……ごめん……痛いの」
のぞみが懇願した。
のぞみになるべく負担をかけないように元の体勢を取る。
完全に縮んでいない。
のぞみの膣口の圧が強く、血流が止められているのか?
それとものぞみの処女を奪ったという興奮がまだ冷めていないのか?
どちらにしても、このままでは抜けそうもない。
839116/125:04/03/04 01:29 ID:K4kOhCYc
「のぞみ」
「大丈夫。痛くないわ」
「いま痛いって言ったろ?」
「動かなければ平気」
「ごめん……俺、のぞみのこと考えられなかった。自分のことだけで……」
「そうしてって頼んだのは私よ」
「のぞみ……」
「私、大輔のものになったのね」
「うん、のぞみはもう俺のものだよ」
とうとうのぞみと一つになった。のぞみを俺のものにした。
だが心は晴れなかった。
840117/125:04/03/04 01:29 ID:K4kOhCYc
「うれしい」
「のぞみ……」
「いつかこうなれたらなってずっと思ってた。夢がかなったんだわ」
「のぞみ」
「ね、私の夢がかなったんだからお祝いして」
「え?」
「いちばん欲しいのはねぇ……大輔の笑顔!」
「………」
「だから笑って。ね?」
「のぞみ」
「早くぅ」
「うん」
「ほぉらぁ」
「笑えないよぉ…」
「………」
「それがのぞみの夢なら、俺の夢はのぞみを幸せにすることだよ」
「私幸せよ」
「のぞみを痛がらせて幸せにできるわけないだろ」
「痛いから幸せになれたのよ。痛くならないで夢がかなうなんて、最初から思ってなかったわ」
「それは……」
「ね、笑って」
「……分かったよ。のぞみが幸せなら、俺もうれしいはずだもんな」
「そうよ」
「でもなんか複雑」
「もぅ!」
俺たちはのぞみの中に収めたまま会話を続けた。
841118/125:04/03/04 01:30 ID:K4kOhCYc
ピクン!
勢いが少しだけ衰えていた淫茎が突然のぞみの中で脈を打った。
「あ……」
のぞみもそれに気付いたようだ。困ったような表情で俺を見る。
だが俺にどうすることもできない。
そうしている間にも海綿体には血流が集まり、硬度が少しずつ増していく。
硬度が増すたびにのぞみの内壁の締め付けが強く感じられるようになってきた。
「だ、大輔……」
「ごめん、止められない」
「………」
心配のためか、泣きそうな顔ののぞみ。
「のぞみ、ちょっと痛いかもしれないけど、抜く?」
「あ…えと……あの…あ……」
どうしてよいか分からず、軽い混乱状態に陥るのぞみ。
俺にもためらいがあり、どうすべきかが決断できない。
このままでは完全に勃起する。
842119/125:04/03/04 01:30 ID:K4kOhCYc
「のぞみ」
「このままでいい」
「え?」
「固くなるってことは大輔もっとしたいんでしょ?……いいわよ、もっとして」
「痛いんだろ?」
「初めてで気持ちよくなるなんて私だって思ってないわ」
「のぞみ……」
「大輔が感じてくれるなら、そっちの方がうれしい」
肉棒は元通りの固さに復活した。
のぞみの膣壁が周りから押さえつけるのを感じる。痛いぐらいに強く握られているようだ。
こうなったら射精して柔らかくするしかない。
そのためには抽迭をする必要がある。だがそれがのぞみに苦痛を与えることもわかる。
しかし早く終わった方がのぞみの痛苦も少なくて済む。
どうする?
心を決めた。
843120/125:04/03/04 01:31 ID:K4kOhCYc
「のぞみ、動くよ」
「うん」
「痛かったら言えよ」
「言ったらやめちゃうでしょ?」
「のぞみ!」
「私、何度も気持ちよくしてもらったから平気。今度は大輔が気持ちよくなって」
「…俺だって何度もイッたよ」
「大輔のイクときの顔が見たいなぁ……ね、私に見せて」
「……わかった。のぞみがそこまで言うならするよ」
「ありがと」
「のぞみが我慢強いのは昔から知ってる。でも、俺にだけは弱いところも見せてくれよな」
「……うん。大輔には本当の私を知ってもらいたい。イヤなことはイヤって言うから、心配しないでして」
「それじゃあ動くよ」
844121/125:04/03/04 01:32 ID:K4kOhCYc
俺はのぞみの中でゆっくりと前後させる。
そのたびにのぞみの眉間にしわが寄る。
(感じているはずがない。やっぱり痛いんだ)
だがのぞみは何も言わない。
のぞみが言い出さないかぎり、俺のほうからやめるわけにはいかない。
俺のために。そう思って痛みに耐えているのぞみの気持ちを害することはできない。
初めてのセックス。
そう考えるだけでいつ達してもおかしくないほど気持ちは興奮している。
だが何度も射精している俺にはある程度のピストン運動も必要だった。
のぞみの手がさまようように俺を求める。
俺はのぞみと手をつなぐとしっかりと握った。
のぞみがうれしそうに微笑む。
胸が痛んだ。
(のぞみ、ごめん……なるべく早く終わるからね)
845122/125:04/03/04 01:32 ID:K4kOhCYc
いつもに比べ上昇速度は遅いものの、少しずつ性感が高まっていく。
先端からじわじわと甘い感覚が広がってきた。
「んっ…あっ……のぞみ…んっ…」
自然と俺の口からなまめきを含んだ声が漏れる。
「気持ちいいの?」
「あぁ……すごくいい…気持ちいいよ……好きだよのぞみ」
「私も好き……大好き」
「のぞみ、愛してる。誰よりものぞみを愛してる」
のぞみの膣が男性器を摩擦する快感よりも、精神的な満足度が一気に俺を高みに導いた。
「あぁ……のぞみっ!……気持ちいいっ…」
「気持ちいいって言われると……うれしい」
「イキそう……あっ…のぞみ、イク、イクよっ!」
「来て……いっぱい出して!」
「っっっ!」
ドピュッドビュッドピュッドピュッ………
目もくらむほどの快感!
俺はのぞみの一番奥に差し入れたまま何度もはぜた。
846123/125:04/03/04 01:33 ID:K4kOhCYc
激しく昂ぶっていた感情が落ち着いていく。
精液を出し尽くした陰茎は、今度はのぞみの中で萎えていた。
のぞみの手が俺の尻を押さえた。
「どうしたの?」
「もう少しこのままでいて……」
「抜くなってこと?」
無言でうなずくのぞみ。
「いいけど、また勃っちゃったらどうする?」
「そのときはまた抱いて」
「のぞみみたいな魅力的な女の子を前にして勃たない男なんていないよ……と言いたいけど、もう無理かも」
「え?」
「のぞみに全部しぼり取られた。さっき言ってたろ『許してくれ』って言うまでイカせるって」
「……うん」
「もう勘弁。少なくともしばらく休まないとできないよ」
「いっぱいイッたもんね」
「のぞみがしてくれたんだよ」
「……うん」
俺たちはつながったまましばらく横になっていた。
847124/125:04/03/04 01:34 ID:K4kOhCYc
「のぞみ重くない?そろそろどこうか?」
「あ、うん。大輔も出したまんまで気持ち悪いよね」
「あ、いや…そっちは大丈夫だけど……コンドーム着けてても量が多いと逆流して妊娠させちゃうかもしれないし」
「今日ね……そうならない日」
「え?そうなの?」
「うん……だから直接でもよかったのよ」
「そっか……」
「ごめん……もっと早く言ったほうがよかった?」
「あ、違うよ。言われててもコンドーム着けたし」
「?」
「なんていうのかな……俺の愛情っていうか誠意、かな?」
「うふふふ、優しいんだ……。でも大輔らしいわね」
「そうか?」
「うん」
848125/125:04/03/04 01:34 ID:K4kOhCYc
萎えた陰茎をそっとのぞみから抜き去る。
コンドームの中は思ったほど精液で満たされていなかった。
「あんまり出なかったなぁ…ものすごい量を出したような感じがあったんだけど……色も透明に近いし」
「何度もイッて玉々空っぽになっちゃったの?」
「いや、玉には精液入ってないんだよ」
「そうなの?」
「保健の授業、ちゃんと受けてた?」
「睾丸で作られた精子は尿道を通って射出される。よね」
「作られた精子がどこに蓄えられてるかは?」
「えっと……また大輔に教えてもらうわ」
「今度は実技付きだぞ」
「ばか……」
「違うな」
「え?」
「今度、も、だ」
「知らない、えっち!」
「あはははは」
「えへへへへ」
のぞみが笑った。俺に向けられたかけがえのない笑顔。
俺はこの笑顔をずっと守ることを誓った。
                          完
849n/125 補筆:04/03/04 01:35 ID:K4kOhCYc
長々お付き合いくださり、また感想もいただき、感謝の念にたえません。
純愛ラブラブ路線が苦手な方もいらっしゃると思いますが、その場合はどうかスルーをお願いします。

物語、というか私の妄想はこのあとも続いているのですが、
・のぞみが挿入による性の悦びを知っていく。中イキも経験
・中出し
・別々の大学へ進学するが、誤解により破局を迎えかける。その後和解
・大学卒業後に結婚
以外はこれといった大きなものがありませんので、読み物としては第三部が文章化できません。

第二部のホテルのシーンで、冗長になるため省いたエピソードとして、
・大型テレビを点けたら有線のAVがいきなり映り、どぎまぎする二人
・汗をかいたのでもう一度シャワー
・のぞみの手作り弁当。午睡
・帰る際のフロントへの電話で「終わりました」と言ってしまう大輔
というのがありました。
所詮は妄想なのですが詳細な設定がしてあり、明確にしなかっただけで実は日時も決まっています。
また行為はインターバルがないような書き方をあえてしましたが、ホテルで過ごした時間は6時間ほどのつもりです。

最後になりましたが、つたない文章をお読みくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
またどこかでお目にかかった際はよろしくお願いします。
850名無しさん@ピンキー:04/03/04 01:53 ID:mW7xYiBo
>>849
お疲れさまでした。
これだけのボリュームの話を書き上げただけでもまず拍手。
そんでもって、のぞみが可愛い。個人的にはコレが一番。
ありがとうございました。
851名無しさん@ピンキー:04/03/04 03:25 ID:NfSfIZN5
>電話で「終わりました」と言ってしまう大輔
うわ、それ読みたかった。

ともあれ乙でした。
852名無しさん@ピンキー:04/03/04 03:37 ID:bNnFG/2D
おつかれさんなのですよ〜
6時間もホテル・・・一大決心で篭城したんだなあ。いいなあ若いってw
853名無しさん@ピンキー:04/03/04 09:52 ID:SvJboQ7E
>>・大型テレビを点けたら有線のAVがいきなり映り、どぎまぎする二人
これは読みたかった
854名無しさん@ピンキー:04/03/04 10:49 ID:kBLToAy4
乙カレー
読み応えありました
また気が向いたら書いてくれると嬉しいです

他の職人さまも降臨きぼん!
855名無しさん@ピンキー:04/03/04 14:10 ID:yaOnHgqR
乙。
エロSSはヌけてナンボ。大変実用的でした。
次回作も期待しとります。
856名無しさん@ピンキー:04/03/04 21:28 ID:nlXEOR8S
久々に初代を遊びたくなるような名作乙
857名無しさん@ピンキー:04/03/05 00:14 ID:MM1wXqz3
正直、読んでいてムカついていた。

大輔め、羨ましすぎるっ! じぇらしーすとーむ。
858名無しさん@ピンキー:04/03/05 00:51 ID:tQcw14Ae
読みながらこいていたが
俺には大輔と同じペースで
射精できるほどの体力は
なかった
859名無しさん@ピンキー:04/03/05 00:57 ID:PHBalIsG
あまりにも乙。
エロエロ且つラブラブが両立した快作ですた。原作への愛情が滲み出ていて(・∀・)イイ!
860名無しさん@ピンキー:04/03/05 02:01 ID:krvxMYbE
>>858
10代の性欲は無限に近いからなあ
861名無しさん@ピンキー:04/03/05 02:37 ID:krvxMYbE
ところで >>755

>みさきが入ってきた。
>入るなり眉をひそめた。クンクンと鼻を鳴らし、ちらりとくずかごに視線を送る。

このシーンが非常に気になったのでつが・・・。
作者さん、そこんとこどうなんでしょ?
862のぞみ編の作者:04/03/05 04:35 ID:ohivC/16
>>861
みさきも性に興味のある年頃で、なおかつ精液の匂いを知っていたということです。
「またやってるよ……」というちょっとあきれた感じを出そうとしたものなのですが、うまく表せませんでした。

みさきは以前から兄の部屋の物音や声から「オナニーしているらしい」と感づいていましたが、確証はありませんでした。
ある時、辞書を借りようと部屋にみさきが入ります。兄は風呂に入っていて留守でした。
兄は入浴の直前にオナニーをしており、部屋には性臭が漂っていました。
匂いはくずかごあたりから強くしていると気付いたみさきが何の気なしに覗くと、そこには汚れたティッシュが。
ドキドキしながら拾い上げ、広げ、匂いをかいだみさきはその正体が何かを知り確信を持ちます。
以来、兄がのぞみの名を呼びながら自分で、時にはのぞみと電話しながら自慰をしているのを気付かない振りで接していたのです。

みさきはのぞみが好きなので、兄と結婚すること自体は大賛成なのですが、兄が欲望だけでのぞみを傷つけるのは許せません。
のぞみとそういう関係になる、またはもうなってしまっているなら責任を取れよ、という意味で結婚ないし婚約と言ったのです。
もちろん、大輔はみさきに言われるまでもなくのぞみと結婚を(漠然と)考えているわけですが。

なお、みさきは兄のよがり声を聞いて部屋に入ってきたわけではありません。
兄がのぞみの家に寄ってから帰って来たことで、何かあったのでは?と感知します。
そこでのぞみとの付き合いについて一言言っておこうと入ったらたまたま精液が匂った、というだけです。
当然ですが、みさきはまだ処女です。

このシーン、削ろうかどうか最後まで迷ったのですが、兄のサル状態を示そうと思い残しました。
863名無しさん@ピンキー:04/03/05 09:36 ID:T1HPTvbl
>>862
その設定だけで僕の熱いパトスが溢れてしまいそうです(w

(´-`).。oO (外伝で、一本頼みます。)
864名無しさん@ピンキー:04/03/05 10:21 ID:krvxMYbE
深い・・・。深すぎる。
邪推してハァハァしていた自分が情けないくらいだ。
865名無しさん@ピンキー:04/03/05 10:21 ID:t+Qo4aYA
すげー!そこまで細かい裏設定あるのか・・・
なんかもう、テキスト型AVG1本くらい作れそうだな。
866のぞみ編の作者:04/03/07 04:01 ID:QFL90SOt
>>863
女の一人称は書いたことがないので上手くまとまらなかったかもしれません。
エロシーンはないし、展開も862に書いたとおりだしで新味はありませんが、楽しんでいただければ幸いです。

以下、全6レスです。
867外伝 1/6:04/03/07 04:03 ID:QFL90SOt
「まただ……」

お兄ちゃんの部屋から聞こえる声。
初めてそれに気付いたのは中3のときだった。
お兄ちゃんの部屋の前を通りかかったら中から声がした。
あたしの部屋では聞こえない。お兄ちゃんの部屋の前に静かに立っていると聞こえる声。

最初は具合が悪いのかと思った。
お腹でも痛いの?そう聞こうとしたら
『のぞみ……』
(のぞみお姉ちゃんがいるの?)
ううん、そんなわけがない。

気になった。
でも入っていける雰囲気じゃない。
お兄ちゃん何してるの?
『うっっっ!』
声がおさまる。ティッシュを抜く音。ガサゴソと音がして静かになった。

部屋の中で何が起きたのか、そのときの私には想像もできなかった。
でも今なら分かる。
(お兄ちゃん、またオナニーしてるのね)
8682/6:04/03/07 04:03 ID:QFL90SOt
あたしも中学3年になっていた。
エッチなことには興味がある。もしかしたら他の誰よりも関心を持っているかもしれない。
女の子向けの雑誌でたまに特集される『彼を歓ばせるテクニック』とか『男の子の体の仕組み』は何度も読み返した。
男の人がエッチなことを考えて自分でスッキリさせることだって知っている。
でもまさか、うちのお兄ちゃんが……。
子供のときからずっと一緒。4年生までお風呂も一緒に入ってた。
お互いの体の違いが気になり、いじったり見せ合ったりもした。
お兄ちゃんも男だとは頭では分かっているが、そんなこと意識したこともなかった。
(お兄ちゃんもオナニーするの?)

こんなこと友達には聞けない。お兄ちゃんに直接聞くことなんかもっとできない。
それから何度かお兄ちゃんの部屋の前で気配を探ろうとした。
でも声も音もしなかった。
やっぱり勘違いだったのかな?
8693/6:04/03/07 04:04 ID:QFL90SOt
部屋で勉強をしていたら、私の辞書には載っていない言葉が出てきた。
私が言うのもなんだけど、お兄ちゃんは頭がいい。
でも勉強を教えてもらおうと思っても普段はめったに教えてくれない。
ほんとに困ったときは助けてくれるけど、いつもは『自分で調べろ』でおしまい。
今日もダメだろうな……。

「お兄ちゃーん、いるー?」
返事がない。いないのかな?さっきはいたはずなのに。
そういえばお母さんがお風呂に入れって言ってた気がする。
ガチャ。
「お兄ちゃーん……」
いない。お風呂に入ってるんだ。
まあいい、ちょっと借りてすぐに返そう。辞書は本棚か机の上だよね。

(あれ?これ何のにおい?)
部屋に入ったときからなんとなく気になっていたが、かいだことのないにおいがする。
机に近づくと、漂白剤に似たちょっと刺激的な匂いが強くなった。
どうやらその匂いはくずかごからするみたいだ。
(これ?)
中はティッシュが捨ててあるだけで、他には何もない。
これがにおうの?
(まさか、これって精子?)
8704/6:04/03/07 04:05 ID:QFL90SOt
お兄ちゃんもオナニーするの?
ううん、高校生の男の子がしないわけはない。きっとしてる。
でも実感が湧かない。
エッチなことにはとっても興味がある。確かめたい。でも……。
くずかごからソレを拾う。
ドキドキする。手が震える。
そっと広げる。
ドロッとした液体が包まれていた。
(粘度の高い液体)
雑誌で読んでいた知識が頭に浮かんだ。
(栗の花のような匂い)
栗の花なんていわれてもそれがどんなにおいなのか知らない。
(白く濁っている)
目の前のものも白い……。
今までは抽象的過ぎた文章が、具体的に理解できた。

心臓が破裂しそうなぐらい脈打っている。
もうやめよう。頭の中で私の声がする。
ちゃんと確かめろ。もう一つの声もする。
……あたしは鼻を近づけた。
(これ、精子だ。お兄ちゃんはオナニーしている!)
お兄ちゃんに男を意識した。
8715/6:04/03/07 04:05 ID:QFL90SOt
お兄ちゃんのオトコを染み込ませたティッシュを元に戻す。
どうしよう……。
体が痙攣する。足に力が入らない。ちゃんと歩けない。
長い時間をかけて部屋に戻った。
ベッドに横になると、あたしは自分の体を抱いたままガクガクと震えつづけた。

ずいぶん時間が経って、やっと少し落ち着く。
(お兄ちゃんの秘密を知ってしまった)
罪悪感。
ケンカもするけど、あたしはお兄ちゃんが好き。
明日からどうしよう……。お兄ちゃんの顔を見る自信がない。
あっ、辞書借りてくるの忘れた。
今日はあきらめよう。明日学校で誰かに聞こう。
お兄ちゃん……。
8726/6:04/03/07 04:06 ID:QFL90SOt
お兄ちゃんはいつもと全然変わらなかった。
あたしに対しても、のぞみお姉ちゃんに対してもそう。
無頓着で鈍感で一言多くて行動がガキで。ほんとにバカみたい。
だからこそ気が晴れた。
よかった。
あたしが意識することはない。男の子ならみんなやってることだもんね。
知らない振りしてあげよ。お兄ちゃん傷つけたくないから。
あたしはいつもどおりに接していけるようになった。

そうなったらなったで、あたしの興味が増してきた。
男の人はどうやってオナニーするの?
あたしは注意してお兄ちゃんの部屋の様子をうかがった。
その場面に出っくわすのだけはお互いに避けたい。
用事があるときはそのタイミングをはずして部屋に行かなくてはならない。
自然とお兄ちゃんがいつオナニーするかがつかめてきた。
そして、その対象がのぞみお姉ちゃんオンリーなことも知った。

のぞみお姉ちゃんはお兄ちゃんのことどう思ってるのかな?
まぁ、お兄ちゃんの片思いだろうな。デリカシーないし。
でも、いくら相手にされないからってのぞみお姉ちゃん襲わないでよね。
あたしの大好きなのぞみお姉ちゃん、不幸にはさせないわよ!
873名無しさん@ピンキー:04/03/07 06:48 ID:QV0jmMI0
874名無しさん@ピンキー:04/03/07 09:45 ID:7NKwOkbS
>>866
またまた乙です。
なんちゅーか、いかにもみさきらしいリアクションで、よくまとまってると思いますよ。
いつかまた、他のキャラでも挑戦して頂きたいですね。
875863:04/03/07 09:54 ID:xlPXT0OZ
>>866
リクエストへの応答キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

これはよい妹ですね
876名無しさん@ピンキー:04/03/08 11:12 ID:CnSGN3PL
ぐはぁ、まさかみさきでこんな萌えるとは・・・
ただの生意気な妹じゃなかったんだな。

ROMのおいらは次の作品を座して待つのみ。
職人のみなさま、よろしくお願いします。
877名無しさん@ピンキー:04/03/08 13:23 ID:nQWgrDNL
ここまでエロいのが来ちゃったら当分他の職人は来ないかもしれない。
テニスもDANGEROUS LIFEもどうでもいい描写が長いし。
完結しないうちに連載始めるとROMの意見を取り入れて
みんなで作った感があっていいけど、タイミング逃すと投下しづらくなるよね。

漏れはヌケる物が欲しいんで、投下はエロ描写を必ず入れて欲しい。
ごめんな、勝手なこと言って。でもそれが本心。
878名無しさん@ピンキー:04/03/08 13:59 ID:qEJ4nJJr
正直、エロさ的には物足りなかったが、、、
879名無しさん@ピンキー:04/03/08 14:29 ID:PO3IWaM4
TLS原理主義者の漏れとしては必要にして十分なエロさでした。
880名無しさん@ピンキー:04/03/08 14:49 ID:CnSGN3PL
バイオっぽいのは正直TLSキャラでやる意味あるんか?と思ったが・・・
テニスやら日記風やらのは良かったので続き読みたいところ。

緋菜とか、かすみのムッチリ系の肉体を思う存分触りまくりたい!
この2人って犬ちっくなところがあってHな悪戯にも黙って耐えそうなところがたまらん

トゥルラーによるトゥルラーのためのエロエロなやつきぼんぬ
881名無しさん@ピンキー:04/03/08 16:57 ID:XVrh5qz9
>>877 & >>880
言いたいこと分からんでもないが、それは流石に書いてくれた人に対して失礼だろ。

意見を言うのは簡単だ。ダメ出しするのなんてもっと簡単だ「つまんね」の一言でいいのだから。

漏れはROMだし、作者さんが書き出してたら、否定はしない。
こんな過疎スレでそれをやったら、人がいなくなることは火を見るより明らかだ。
書かれなくなったエロパロスレがどうなるか、そんなことは想像しにくいものではないだろう。

もしかして釣られたのかと思いつつ、漏れはのぞみの家に行ってくる…
882名無しさん@ピンキー:04/03/08 17:49 ID:WwSgpBeq
>>874
他のキャラで書いてみました。
じっくり練ったわけではないので展開は無理やり、エッチも薄めです。
高林のイベントも途中まで書いていたのですが、思い切ってカットしました。
お楽しみいただければ幸甚です。
内容はどちらかといえばラブラブですので、苦手な方はスルーお願いします。

以下全9レスです。
8831/9:04/03/08 17:50 ID:WwSgpBeq
「な、なぁ……好きって言ったら、どうする?」
「え?」

学校の帰りに波多野と寄った臨海公園。
そこで突然告白された。……のか?

「波多野、お前」
「じょ、冗談だよ。お前はかすみが好きなんだもんな」
「また言ってる。かすみと俺はそんなんじゃないって何回言えば……」
波多野が唇を噛んで下を向いているのに気付いた。
まさか、波多野の奴本気なのか?だとしたらなんと答える?俺にとって波多野は……。

「波多野……」
「だから冗談だって。お前なんか好きになるわけないだろ!」
「じゃあ俺のこと嫌いなのか?」
「え?」
顔を上げる。心なしか目が潤んでるような気がする。
「それは……」
8842/9:04/03/08 17:51 ID:WwSgpBeq
「俺は波多野のこと、好きだよ」
波多野の顔に赤味が差す。
だがそれも一瞬で、再び寂しそうな表情になる。
「優しいな小笠原……嘘でもうれしいよ」
「嘘じゃない。俺……波多野のこと」
「友達として、だろ?」
「え?」
「あたしのこと、女として見てないだろ」
「………」
「黙るなよ……」
「……俺さ、中学で初めて会ったとき、お前とは上手くやっていけるって思った」
「………」
「確かに最初は男の友達みたいな感覚だったかもしれない。でも、そのうち気付いたんだ」
「………」
「なんで俺が青葉台にしたか分かるか?」
「え?」
「お前が行くって聞いたからだよ」
「!」
「俺、お前が好きになってた……。友達としてじゃない、女としてだ」
「小笠原!」
「好きだ、波多野」
「……うん」
8853/9:04/03/08 17:51 ID:WwSgpBeq
波多野は涙をこぼした。
泣かないように耐えていたのが我慢できなくなったらしい。
「泣くなよ、お前らしくもない」
「でも…かすみは……」
「かすみなら分かってくれるよ」
「でも……」
「あいつは君子とおんなじだよ。俺にとって妹みたいなもんだ」
「でも……」
「かすみが俺のことずっと見てるのは知ってる。だけど俺が見てるのは波多野なんだ」
「小笠原!」
波多野が胸に飛び込んできた。

「だけどあたし、かすみに……」
俺はその言葉をさえぎるように唇を重ねた。
8864/9:04/03/08 17:52 ID:WwSgpBeq
波多野を芝生に横たえる。
「いいか?」
「う、うん」
「ごめんな、こんなところで」
「小笠原…あ、あたし……初めてなんだ」
「そうか……」
「お前は誰かと経験あるのか?」
「俺も初めてだよ」
「そうか」
波多野がうれしそうな顔をした。
「おい、俺がもてないほうがいいみたいな顔だな」
「そ、そういうわけじゃないよ……」
「とにかく、俺も経験ないから上手くできるかどうか分からないけど頑張るよ」
「や、優しくしてくれよ……最初は痛いっていうから」
「うん」
8875/9:04/03/08 17:53 ID:WwSgpBeq
「こ、これ」
波多野がコンドームを取り出した。
「? お前、どこでこんなもの……」
「あ、兄貴がさ……お前も女なんだからなんかあったときのために持ってろって」
「………」
「そんなことあるわけないよなぁ!あたしみたいながさつなのを好きになる男なんているわけないし」
「波多野……」
「もしそんな物好きがいたとしたって、あたしにそういう気持ちになるなんてこと」
「波多野!」
つい大きな声を出してしまった。ビクッとして身をすくめる波多野。
「じゃあ俺は物好きなんだな?」
「え?」
「波多野が好きで好きで、うまくいけばエッチしたいって思ってる俺はマニアか?」
「小笠原……」
「お前は十分魅力的な女の子だよ」
「………」
「コンドーム借りるぞ」
「か、返さなくていいからな」
「そうか……使用済み返してやろうと思ってたのに」
「ばかやろう……」
8886/9:04/03/08 17:53 ID:WwSgpBeq
波多野を抱く。
波多野が震えている。あまり見たことのない波多野の意外な一面。
そうだ、こいつだって『女の子』なんだよな……。
「波多野……」
「な、名前で呼んでくれるか……」
「………」
「だ、黙るなよ……」
「葵」
「……うん」

波多野の服を脱がせる。
飾り気のない下着が波多野らしいと思った。
波多野を脱がせると俺も手早く服を脱ぎ、コンドームを着けた。
波多野の足の間に手を伸ばす。そこは熱く濡れていた。
8897/9:04/03/08 17:54 ID:WwSgpBeq
「いいか、行くぞ」
ぐっ!
腰を突き出した。
「ひぎっ!」
波多野の体が突っ張る。
俺の体を押しのけようと両の腕に力がこめられる。
だが所詮は女の力。俺を押し戻すことなどできはしない。
めりめり……
波多野の狭い肉穴にこわばりが入っていく。
「ぐぁ!……う…」
痛みに耐えている波多野の顔。これ以上は無理か?
その一方、貪欲に快感を得ようと性器をねじ込みたい気持ちも湧く。
突然奥につっかえた感じがした。一番奥まで入っていた。
波多野の処女が散った。

きつく目を閉じて苦痛に耐えている波多野。
俺の陰茎がギリギリと締め上げられる。きつい……。
俺はゆっくりと腰を引いた。
「あぁっ!」
波多野が白いのどをのけぞらせてうめく。
ある程度まで引くと今度は腰を送り込む。
「うぅっ!」
波多野が歯を食いしばる。
俺は波多野の中で前後させながら二人の結合している場所を見た。
血。
肉棒は血にまみれていた。波多野の処女の血。俺が貫通した波多野の初めて。
8908/9:04/03/08 17:54 ID:WwSgpBeq
何度目かの抽迭。
俺の動きに合わせて波多野の体も前後に揺れる。
波多野はもう声も出さずに力なく横たわっている。
目は閉じられ、眉にときどきしわが寄るだけだ。

根元が熱くなってきた。射精が近い。
「葵……イキそう…」
波多野が目を開け、俺を見てうなずいた。
「出して…いいよ」
「葵…葵……イク!」
俺は波多野を抱きしめると、熱いマグマを何度も何度も注ぎ込んだ。
ゴムが妨げていなければ間違いなく波多野が身ごもる。そう思えるほどの量だった。
8919/9:04/03/08 17:55 ID:WwSgpBeq
服を着た俺たちは海を見ながら座っていた。
「小笠原は卒業したら進学するのか?」
「そのつもりだけど、なんで?」
「職人は大変だぞ。手に職付けるには早い方がいいからな」
「なんだそれ?」
「わかんないかなぁ、波多野寿司継ぐんだから卒業したらすぐに修行しろってことだよ」
「なに!」
「あ!あたしの処女奪っといて逃げる気か?」
「ちょ、ちょっと待て……」
「あははは、嘘だよ」
「葵ぃ!」
「お、怒るなよぉ」
「ま、寿司屋はともかくお前とは結婚すると思うぞ」
「え?」
「俺は好きでもない相手とエッチしないからな」
「お、小笠原……うん!」
波多野が涙でくしゃくしゃになった顔で俺に抱きついてきた。
892名無しさん@ピンキー:04/03/08 17:57 ID:XVrh5qz9
キタ
893名無しさん@ピンキー:04/03/08 18:00 ID:CnSGN3PL
リアルタイム キター

か、かすみも幸せにしてやってください
894波多野はマニアックすぎたか?:04/03/08 18:14 ID:WwSgpBeq
>>881
私としては無言やレスなしは正直なところ悲しいですが、どんな厳しいご意見もありがたいと思います。
具体的にここはよくない等の指摘をしていただければ、少しずつでも改善しようと思います。
賛否問わず、ご感想いただければうれしいです。
895名無しさん@ピンキー:04/03/08 18:35 ID:XVrh5qz9
>>894
う、職人さん自らがそう言うなら、もう言うことはありません。

情熱ある限り戦いましょう。
896名無しさん@ピンキー:04/03/08 19:15 ID:Ct6uKBBA
のぞみのねちっこい描写に比べて淡白
今回はエロよりもラブに比重があるから仕方ないか
セリフ回しは好きだな


>>881
2chに匿名で書いてるんだから、厳しい意見も来るのは覚悟の上だろ?
マンセーが欲しいなら職人が自分でサイト作ればいいだけのこと
897名無しさん@ピンキー:04/03/08 20:23 ID:XVrh5qz9
>>896
うう、そうか。匿名の良さもあるよね。

「ごめんね?」

なんか、こういうやり取り、他スレでもやってしまった覚えが_| ̄|○学習しろよ、俺_| ̄|○
898名無しさん@ピンキー:04/03/09 01:02 ID:oMZb0cmr
前はみさきが出てきたから、今度もリクエストすれば・・・
まぐろ主人公で書いてくれるのだろうかw
899名無しさん@ピンキー:04/03/09 02:20 ID:/FMXtqHz
きっと海浜公園のベンチから餡股が偵察してるに違いない



・・・ネタ系の妄想ですまん  >>ましゃとVS.波多野
900名無しさん@ピンキー:04/03/09 08:39 ID:Ij/v9yxV
波多野の変わりように、かすみが黙っていないと思われ
901名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:23 ID:DbEKc9d0
902名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:24 ID:DbEKc9d0
903名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:25 ID:DbEKc9d0
904名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:27 ID:DbEKc9d0
905名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:27 ID:DbEKc9d0
906名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:28 ID:DbEKc9d0
907名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:29 ID:DbEKc9d0
908名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:29 ID:DbEKc9d0
909名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:31 ID:DbEKc9d0
910名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:32 ID:DbEKc9d0
911名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:32 ID:DbEKc9d0
912名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:33 ID:DbEKc9d0
913名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:34 ID:DbEKc9d0
914名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:34 ID:DbEKc9d0
915名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:35 ID:DbEKc9d0
916名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:36 ID:DbEKc9d0
917名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:36 ID:DbEKc9d0
918名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:37 ID:DbEKc9d0
919名無しさん@ピンキー:04/03/09 12:38 ID:DbEKc9d0
920名無しさん@ピンキー:04/03/09 13:17 ID:weSIsUPQ
>901-919はなにがしたいのか?
921名無しさん@ピンキー:04/03/09 14:39 ID:MWlEjDH4
SS書きはおだてて書かせりゃいいんだよ。
つまらなきゃスレストするだけの話。
・・・・金ももらえないのに書いてくれることには敬服するけどね。
書き手のオナニー読みたくなければ飛ばすのは漏れらの自由だ。

そもそもここSSスレじゃないだろ?
922名無しさん@ピンキー:04/03/09 16:01 ID:3/3O8QGh
春だねぇ
923名無しさん@ピンキー:04/03/09 16:15 ID:wtomEXA7
春ですね
924名無しさん@ピンキー:04/03/09 23:05 ID:Ij/v9yxV
春なのね
925名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:00 ID:/CRguYJe
>>920
 シスプリのスレとかだと、スレが終わりに近づくとこうして纏める人がでてきますね。
 2ちゃん専用ブラウザで見ると読みやすいといいますか。
 ただ、書き手さんの名前や作品の内容も併記されていないと読みたい作品が探しにくくて
あまり使い勝手がよくありませんが。
926名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:03 ID:bX6RMfLO
いや、後から見るときに便利だと思うけど?

それに好意でやってくれてるのだろうし、非難することでもないかと…
927名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:11 ID:kX0IrnZt
める欄でも内容やタイトルが入ってたらわかりやすかったという要望では
まとめて抽出してくれるのはありがたいよ
928名無しさん@ピンキー:04/03/10 17:42 ID:ClD7l5mB
かすみマダー? ☆\(\・∀・)チンチン
とか流れを無視して言ってみる
波多野はごちそうさまでした・・・
929こぴぺ:04/03/11 05:20 ID:lV3wsF7W
レイプ体験のありそうなギャルゲーキャラ


広瀬のぞみ
なーに、用って?宿題見せて、とかじゃないでしょうね?
っきゃ、な、何すんのよっ!!やめてよっ!!あっ…
いや、あんたどういうつもりなのよっ!!う…あんっ…
や、やめなさいよ、あんた自分のやってることわかってんの??!
いや、あぁっ、いっ、痛っ!!
もう…馬鹿……!!あんたなんか…あんたなんか…大っ嫌い!!



春日千晴
何か用?…あっ、半径1m以内に近づかないでね。男子なんて汚らわしいんだからっ!!
きゃ、近づかないでって言ってるでしょう!や、何するのっ?!やめて、やめなさいっ!!
っあ、んんん、や、やめなさいってば!先生に言うっわ、よっ……んん!!
あぅ、あぁぅん、やめ…あ、あ、あ、あああああああ!!
9301/9:04/03/11 07:17 ID:sI7emmDy

「子供なかなか出来ないわね」
「まだ結婚して1年経ってないし、あせる必要ないよ。それに……」
「それに?」
「俺は作る過程のほうが好きだな」
「もう!」

高校の同級生だった中里佳織と結婚してそろそろ1年になる。
俺たちは高2の秋に学園祭の準備を通して親しくなった。
学園祭が終わったあと、俺から交際を申し込んだ。佳織も俺を好きだと言った。
その後の高校生活1年半、そして大学時代を通じて俺たちは愛を育んでいった。

結婚したのは大学を卒業した翌年。
就職先の関係で俺は青葉台を離れ、佳織とは遠距離恋愛を続けていた。
これまで佳織がそばにいなかったことはなく、俺は離れて初めて佳織の大切さを知った。
いつまでも佳織にそばにいて欲しい。そう思った俺はプロポーズした。
佳織は俺の思いを受け止めてくれ、俺たちは結婚した。
9312/9:04/03/11 07:18 ID:sI7emmDy

初めて佳織を抱いたのは大学2年のときだ。
読書好きでさまざまな本を濫読していた佳織は活字から多くの知識を得ていた。
その中には閨房でのものも含まれ、処女にもかかわらず最初から積極的に俺に応えてくれた。
佳織曰く、セックスは子供を作るためだけのものではない。二人で楽しむものだ。
俺もそう思った。俺たちは共通の価値観を持っていた。
佳織は、すべてにおいていい妻だ。

佳織は子供を望んだ。俺も同じだった。
サラリーマンの安月給は不安もあったが、佳織との愛の結晶を得ることを俺は選んだ。
できやすい日、できない日を問わず俺たちは睦み合った。
だが子供はまだ授かっていない。こればかりは天に任せるしかない。
俺は佳織と愛し合う。子供も目的だが、佳織と肌を触れ合えることが最大の幸福だからだ。

「雅人さんは子供きらい?」
「好きだよ、見るのも育てるのも。……でも作るのがいちばん好きかな?」
「もう!……ねぇ、抱いてくれる?」
「うん」
9323/9:04/03/11 07:18 ID:sI7emmDy

身長差のある俺たちは座位か騎乗位で交わることが多い。この日も座位で佳織と結ばれた。
この体勢は射精が長引く利点がある。
その分佳織を長く愛せるため、俺は好んでその体位を取った。
だがその日はなぜか急速な高まりに襲われた。

「あっ…佳織……イキそう!」
「待って…もう少し……」

俺の切迫した声を聞いて、自分も達しようと佳織が腰を使った。
その刺激がもろに伝わった。

「だめだ……出る! っっ!」

射精した。
こらえようとしたがかなわず、俺は佳織の中に白濁を吐き出してしまった。

「はぁはぁはぁ……ごめん…俺だけ…」
「大丈夫。私もイッたわ……」

佳織がそう言って俺に体重を預けてきた。
9334/9:04/03/11 07:19 ID:sI7emmDy

「勃たせてくれる?また佳織を愛したい」
「うん」

佳織は膣から精液が垂れないようティッシュをはさむと俺の股間にひざまずいた。
ぐったりと力を失った肉筒を握ると軽くしごいてから口に含んだ。
そのまま佳織は愛液と精液にまみれた陰茎を舐めてきれいにしていく。
尿道に残った残滓を音を立てて吸い取り、飲み込む。
一通りきれいにすると口元を拭い、俺を見上げて聞いた。

「一昨日したわよね?もう溜まっちゃったの?」
「濃かった?」
「……昨日はしてあげなくてごめんね」
「平気だよ。溜めてから出したほうが気持ちいいし……それに濃いほうが子供できやすいんじゃない?」
「もう……」
「一度出したから今度は持つと思うよ。佳織、おいで」

佳織の舌戯で硬度を取り戻した肉棒。
それをまたぐように座ると佳織は唇を求めてきた。
お互いの唾液をやり取りする激しいキス。
俺の首に回していた腕をほどくと、佳織は勃起を握り角度を調節する。
そして俺の精液ですべりがよくなった肉穴に怒張をあてがうと、ゆっくりと腰を沈めた。
9345/9:04/03/11 07:20 ID:sI7emmDy

「んふぅ……」

切なげな息を漏らし、佳織が腰を前後させる。
童顔で小柄なせいか、見ようによっては中学生にも見える佳織。
その佳織がぱっくりと開いた膣口に男の醜怪な性器をくわえ込み快楽に浸る。
(なんていやらしい光景なんだ)
それだけで背すじがゾクゾクするような射精感が走る。
(マズい…このままだとまたイク……)
気を逸らして波が引くのを待つ。
佳織をイカそうと、俺は二人が結合しているすぐ上にある佳織の肉芽に指を這わせた。
もう片方の手は佳織の背中からお尻の割れ目、そしてその奥にあるすぼまりに伸ばす。

「いやぁ……」

自分が何をされるのか感づいたのか、佳織は腰をよじって抵抗する。
だが俺の勃起を呑みこんだままでは逃げ場はない。
俺はそれを見ながら、ゆっくりと二ヶ所を指で揉みほぐした。
9356/9:04/03/11 07:21 ID:sI7emmDy

「あぁん…」

佳織の膣が締まった。
俺の根元から先端に向かって精液をしぼり取ろうとするかのような蠕動。
一度精を放っていなければ今の刺激で白濁を吐き出していたかもしれない。
佳織は俺にいじられたまま自分から腰を使い、快感を得ようとする。

よし、佳織をイカせる!

「あ…あっ……も…だめ……っ…」
「……我慢して。まだイッちゃダメだよ」
「お…ねが……っ…い……んっ…イカせ…て……っ!」

恥毛がこすれ合う。
俺たちは獣のようにお互いを求め合った。

佳織の絶頂が近そうだ。
膣が締め付ける。俺もそろそろ限界が近い。
9367/9:04/03/11 07:22 ID:sI7emmDy

佳織の感じている顔、甘い吐息、あえぎ声、いやらしい音を立てている結合部………
それらが俺の五感をしびれさせた。
もう何も考えられない。イキそうだ。
射精したい! 精液を佳織の膣中にまき散らしたい!

「佳織!」

俺は佳織を組み敷くと正常位で狂ったように腰を振った。
肉と肉のぶつかる音があたりに響く。
佳織が間断なく声を上げる。
その嬌声が俺の欲望の留め金をはずした。

「佳織っ……イク!」
「私もイクぅ……あぁっっっ!」

ドピュッドピュッドピュッ………
小刻みに収縮をくり返す肉のひだに包まれ、俺は一滴残らず欲望を出し尽くした。
9378/9:04/03/11 07:22 ID:sI7emmDy

精液に満たされた佳織の膣から、俺は満ち足りた気持ちで引き抜く。
俺が抜ける間際、感覚が鋭敏になっている佳織は
「あんッ」
と小さな声を上げた。

満足そうに大きく息をつき、しどけない姿で力なく横たわる佳織。
俺はティッシュを取ると、佳織の中に残った粘液をすくい出そうと指を入れた。

「だ、だめっ……自分でするぅ」

あわてたように俺を制する佳織の声を聞き流し、俺はそのまま続けた。

「恥ずかしい……」
「俺に任せて、ね」

「いっぱい出たよ」
「雅人さんのがビクビクッてなったの感じたわ」
「佳織の中、とっても気持ちよかったから」
「私も感じちゃった……」
9389/9:04/03/11 07:23 ID:sI7emmDy

佳織は下腹部に手を当てると
「ねぇ、赤ちゃん出来たかなぁ?」
と言った。

「出来てるといいな」
「うん」

佳織がこぼれるばかりの笑顔になった。

「佳織、またしよっか?」
「……うん」

恥ずかしそうにうつむく佳織。
俺は佳織を抱き寄せ、そのまま静かに横になった。

>>898
ごめんなさい、頑張ったんですがまぐろでは書けませんでした。
その代わりカルビ、じゃなくて中里さんで書いたんで、これで勘弁してください。
940名無しさん@ピンキー:04/03/11 10:05 ID:I02/G+z8
ああ、なぜ俺にはこういう青春がなかったんだ・・・・・・
941名無しさん@ピンキー:04/03/11 13:34 ID:dVjWd2W+
幼妻かおりんキター!

頑張って牛乳飲んだ成果でオパーイ大きくなってたりして・・・
でも身長はそのままがイイ!
942名無しさん@ピンキー:04/03/11 14:33 ID:QW8aVzQ7
漏れに嫁をくれ!
943名無しさん@ピンキー:04/03/12 01:19 ID:/J60NyaX
空気嫁でいいからさ、、、
944名無しさん@ピンキー:04/03/12 01:20 ID:GJKPsDeW
>>939
カンベンも何も、そんなことまで律儀に考えてくれるとは思ってませんでした。
全然おっけーですよー
945名無しさん@ピンキー:04/03/12 12:51 ID:hOjQPtPf
>>930-938GJ!
あ〜久々にTLS2の2学期をやりたくなったな〜
946名無しさん@ピンキー:04/03/13 05:41 ID:HqgLEp6G
専ブラ導入,やっと見れた

のぞみ〜中里さんはツボみたいで、たっぷり抜けますた・・・
新作期待!


ところで今ここアク禁ってあるの?
947名無しさん@ピンキー:04/03/15 11:25 ID:7jrMgzjs
>901-919は、その情熱で保管サイトを作ってくれたら…
948名無しさん@ピンキー:04/03/15 12:20 ID:gyWA/kdV
レス番書くだけなら誰でもできるが、保管サイトとなるとなぁ・・・
いや漏れは>>901-919ではないが
949名無しさん@ピンキー:04/03/16 02:39 ID:y5Lvfiw4
エロパロ板の汎用SS保管庫に、このスレのSS収蔵依頼を出した人がいるよ。
>901-919か>947の人かな?
いずれにせよ、スレ住人の総意ではないよね?
950名無しさん@ピンキー:04/03/16 08:49 ID:NsbBMNtU
>>949
総意なんてとれないと思うけど(^_^;
951名無しさん@ピンキー:04/03/16 09:02 ID:ndeEWFTJ
>>949
収蔵されると何か困ることでもあるの?
952名無しさん@ピンキー:04/03/16 13:51 ID:5NwPO8Nw
保管庫キボンヌに一票
953名無しさん@ピンキー:04/03/16 13:58 ID:AjZuseIt
>>951
自分は困らないんだけど、書き手さんを中心にスレ住人の同意がないと収蔵はしないみたいだから。
954名無しさん@ピンキー:04/03/16 16:06 ID:shoL0vRI
>>953
まとまっていれば読みやすいと思うなぁ。
そもそも反対の人っているのか?
いたらその理由はどういったものになるんだろう?

俺も保管庫収蔵希望に一票。
955名無しさん@ピンキー:04/03/16 20:13 ID:kwaRiFIU
時々SS投稿してるけど保管は困る
反対に一票
956名無しさん@ピンキー:04/03/16 20:26 ID:5NwPO8Nw
なんで?
957名無しさん@ピンキー:04/03/16 20:49 ID:MOnZNDSG
読み手としては気に入ったSSの保管は自分でするから
わざわざ誰かにやってもらう必要はないと思う。

書き手から言えば手を加えられるのはありがたい。
投下した後で誤字脱字やてにをはを直したいと何度思ったことか。
自サイト持ってないんで書き直してもそれを発表する場もないし。

書き手の立場で賛成に一票。
958名無しさん@ピンキー:04/03/16 21:05 ID:AjZuseIt
>>955
えっと、スレ全体を保管して欲しくないの?
それとも自分のSSだけ保管して欲しくないの?

後者なら、自分のSSを指定して保管しないでって言えばいいよ。
他のスレでもそういう書き手はいたし、その人のSSは削除されてるし。
959955:04/03/16 23:32 ID:kwaRiFIU
>958
後者なのでOK
ただ一々指定して削除願いを出すのは面倒なので、
出来たら、予め保管OKを出した人のSSだけを保管する形にして貰えないでしょうか?
その方が後々の問題も避けれると思うし。
960名無しさん@ピンキー:04/03/16 23:38 ID:AjZuseIt
>>959
それは無理だろ?

最初の方で書いてた人でもうここに来てない人もいるだろうし。
961名無しさん@ピンキー:04/03/17 00:26 ID:K+IAIrF6
@私的引用の最低要件の初出+ハンドルを付けてとりあえず全部乗っける
A乗っけてほしくない人は図書委員のおねーさん/おにーさんにNo.○○はおいらのだから消してっていう
B図書委員のおねーさんこれからもがんばってね♥

ってのを提案しておこう。

#とりあえずおいらの書いたのをざっと洗ってみたんだが、
#前スレの316- 368- 381- 407- 542- 561- 
#このスレの80- 134- 165- 190- 305- は自由に使ってください。
#妄想垂れ流しの駄文なので著作権を主張しようなんて毛ほども考えていませんので。
#同人誌に乗っけて売ってもOK<こんな駄文だれも使わないって。

##このすれの387もおいらだが、378氏の続きを勝手に書いちゃったやつなので378氏のお許しが出れば(w
962名無しさん@ピンキー:04/03/17 12:26 ID:6kP/StXJ
>>953
>スレ住人の同意がないと収蔵はしないみたい
当該サイトのどこにも明文化されていないぞ。
管理人の好き嫌いや知識のあるなしで収蔵スレを選んでるんじゃないのか?
TLSが好きなんてコアなファンが今時それほど多いとは思えんが、
管理人が知らないから選ばれないとするとちと寂しい。

知らない間に載っていた、というのを某スレで見かけたが、
これって同意を取っていない証拠じゃないのか?
963名無しさん@ピンキー:04/03/17 13:58 ID:DibWj9/N
匿名掲示板に書き込むんだから転載されても文句言えないでしょ。
それがイヤなら自分のHPでも作ってそこに掲載すればいいし。
(こんなこと書いたら職人さん書き込みにくくなるか・・・すまん)

それよりこんな議論してるとエロぃSS貼ってもらえねぇぇぇええ!
綾音ちゃんのエロエロ話が読みたいのです・・
964名無しさん@ピンキー:04/03/17 16:27 ID:aLSsYZmm
漏れもこだっちゃんのエロエロ話が読みたい。
965名無しさん@ピンキー:04/03/17 17:38 ID:9JpanILs
>>964
新スレの即死回避用に風間さんSS書いてるんですが、ばったりと筆が止まり、完成はいつになることやら……。

このスレの後半でいくつかSS発表させてもらいましたが、お好きにお使いください。
ネットで発表した以上、保管されようが黙殺されようが、すでに私の手は離れていますので。
966名無しさん@ピンキー:04/03/17 19:22 ID:ZGoWIWde
>>962
むかし、何処かのスレで知ってる作品から手をつけてるって言ってたよ。
掲示板でリクエストしたらその順番を繰り上げてくれるわけだね。

でもヴァリスとか侍道とか、もっとマイナーな作品が収蔵されてることを考えれば、
リクしなくてもそのうち来てくれそうな気も。
967名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:02 ID:FKfftKJK
誰か見てるか?

次、たててみるぞ
968名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:09 ID:FKfftKJK
次、立ちました

TLSのエロについて・第5週
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079525136/
969964:04/03/17 21:59 ID:aLSsYZmm
>>965
おお! なんというタイミング!!
やはり神はいたのでつね…
ちょっとずつでもいいので、焦らずじっくり仕上げてください。
期待してます♪
970名無しさん@ピンキー:04/03/19 03:02 ID:uNBSzFyc
さて・・・
971名無しさん@ピンキー:04/03/20 04:16 ID:Vw81hoJe
972名無しさん@ピンキー:04/03/22 01:37 ID:21cVRieK
テンパイとるり姉と緋菜のおっぱいに挟まれつつ、
姫とやっこに舐められつつ、
にょ尻とサト尿と電動ハブラシを味わいつつ、
百妹を愛で、早希たんに見せ付けつつ、埋め!
973名無しさん@ピンキー:04/03/22 02:42 ID:zU/cXf7m
渚先生の乙πはは漏れのもの。梅。
974名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:27 ID:iWkvbfFM
 
975名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:27 ID:iWkvbfFM
 
976名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:27 ID:iWkvbfFM
 
977名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:28 ID:iWkvbfFM
 
978名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:28 ID:iWkvbfFM
 
979名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:28 ID:iWkvbfFM
 
980名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:28 ID:iWkvbfFM
 
981名無しさん@ピンキー:04/03/22 05:29 ID:iWkvbfFM
982名無しさん@ピンキー:04/03/22 08:51 ID:aYL8BSqK
放置すると落ちるのか
さよなら4.1スレ。ありがとう
983名無しさん@ピンキー:04/03/22 11:08 ID:/gyzJNdY
遊季たんと梢たんと3P埋め。
984名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:18 ID:v+b6mA3w
 
985名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:19 ID:v+b6mA3w
 
986名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:22 ID:v+b6mA3w
 
987名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:25 ID:v+b6mA3w
 
988名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:35 ID:v+b6mA3w
 
989名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:37 ID:v+b6mA3w
 
990名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:39 ID:v+b6mA3w
 
991名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:41 ID:v+b6mA3w
 
992名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:43 ID:v+b6mA3w
 
993名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:46 ID:v+b6mA3w
 
994名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:49 ID:v+b6mA3w
 
995名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:52 ID:v+b6mA3w
 
996名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:55 ID:v+b6mA3w
 
997名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:57 ID:v+b6mA3w
 
998名無しさん@ピンキー:04/03/22 14:00 ID:v+b6mA3w
 
999名無しさん@ピンキー:04/03/22 14:02 ID:v+b6mA3w
後は頼む
1000名無しさん@ピンキー:04/03/22 14:07 ID:g/Zkab+1
良いスレでした。
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