「色々あったが…もう引越しの季節か」
煙草を取り出して吸おうとするが…。
「…っと。ただでさえ短い寿命縮めてどうするんだ。…禁煙しなきゃな」
高そうな煙草をゴミ箱に捨て、部屋を出る。
自室で先日の伯爵との交わりを思い出しつつ自慰をしている。
「…ん、んうっ、…うぅんっ…。あぁ…!」
寮なので隣人に聞かれぬよう両手で必死に口を抑え、苦しそうに小さく喘ぐ。
ワインセラーから、残り少なかったワインを自室に持ってきて
こっそりと飲んでいる。
「……ぷは〜っ、美味しいなぁ……」
どんどんと酒が入っていき、次第に酔いがまわってくる。
「もう引越しの季節か……」
テラスで涼みながら、そんな事を言う。
「…あはぁ、御主人様ぁ!」
大声で達してしまい隣の親友が訝しげな赤面顔で訪問してくる。
「ごめんごめーん。え?御主人様って何って…、な、なんでもないわよっ。
違うよ、怪しいバイトなんかしてないしてない」
バイブを背後に隠し慌てる。
「新しい秋初館の建設、進んでるけど…」
引越しの準備をまとめながら、思い出したように部屋を出る。
部屋でコーヒーを飲みつつ読書中。
添い寝のメイドが入って来るが、集中していた為邪魔そうに冷たくあしらう。
伊達 雅彦
主人の弟、重臣の大学の後輩で書斎を借りている。地質・宝石学が専門だが医・薬学にも詳しい。
現在は志保と深い関係だが、一方で杏樹には振り回されてばかり。難病持ちらしい。
「……ふふふ……ん? あれぇ、もうないよ〜」
かなり酔っ払った状態で、ビンをさかさにして振る。
「んもう、いいや……喉乾いちゃった……」
ふらふらと自室を出て、厨房へ行く。
962 :
椿 杏樹:03/07/09 00:02 ID:9QNCArX1
「…じゃあえっと。今回は伊達さんの変更くらいかなあ」
鼻歌混じりに住人名簿の書類整理をしている。
「この作業結構好きなのよねえ、実は。どれどれ〜♪
あ。そっか、病気の事を追加なんだ…」
改めて現実を知ってしまい少ししょぼんとする。
「みかささーん、この位でもういいのかな。他に忘れ物、ありましたっけ?」
資料室のダンボールを持ちみかさに尋ねる。
里村 志保
特に料理が得意なため、厨房を任されているメイド。
伊達に想いを寄せているが、彼と杏樹の関係についてはあまりよく知らない。
「無いと思いますけど…。あ、杏樹さん、伯爵様からもらったお酒運びましたっけ?」
主人の書類を持ちながらそう答える。
壁にぶつかりながらも、なんとか厨房にたどり着く。
「……やだぁ、喉が「乾いた」じゃなくて「渇いた」じゃん!」
意味不明な独り言を言った後、グラスに水を注いで飲み干す。
「……はぁ……」
967 :
椿 杏樹:03/07/09 00:19 ID:9QNCArX1
「お酒?お酒の在処なら奏さんの方が詳しいかもしれないですね…。
そうだ、私も書き換えましょ」
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
主人を慕い娘のように夜毎甘えている。が、一方で伊達と体だけの関係を持つ。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったような不可思議な性格。
「ふふふ。…またコレクションが増えたな」
自室で一人にやけながら一言。
「うーん。しかし次スレも荒れ気味でお送りします、っていうのはちょっと避けたいよな…。」
頭をぽりぽり掻きつつ言う。
「あ、そうだ……御主人様のお屋敷って、もうそろそろ改築するんだよね……」
どこで仕入れた情報なのか、そんな事を呟くと、倉庫へ向かう。
「私も埋めるぅ! スコップスコップ……」
「今回だけ、という特例で…新館に引越しはしつつも、この屋敷は一日だけ埋めきらない、というのはどうだろうか?」
誰とも無しにそう呟く。
「そう!俺はそれが言いたかったんです!」
伊達の手を握り爽やかに笑みを浮かべる。
974 :
桜庭 奏:03/07/09 00:39 ID:xfRojbOC
みんながバリバリ働いているというのに、どこかマイペースで作業をすすめる。
廊下の一角に飾ってある彫像の埃を払う。
「……あれ? スコップがない……」
かなづちとのこぎりが見つかり、肝心のスコップが見つからず
他の場所を荒らすように探している。
978 :
椿 杏樹:03/07/09 00:50 ID:9QNCArX1
「あれ…変ねえ。新館が建つ迄、休憩にテレビでも見てましょうか。」
そう言うと休憩室のテレビのスイッチを入れる。
/⌒\ ,一-、
/ ノ^\ i, ./ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ,i´っ`i, .| ■■-っ < 誰が言ったか知らないが
| / ∀ | i. ´∀`/ | 言われてみれば確かに聞こえる
/|ノ \T/ i,/i, /|Y/\. | 空耳アワーのお時間がやってまいりました
( |/ | / | / , i, \__________
| | ,,| | | .| | У.. | |
|\
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
| どうも 安斎肇です
\________
「はいはいは〜い!私が挑戦しま〜す!」
やおらスコップを担ぐと、屋敷の外へと駆け出していく。
名無しの御主人様の屋敷を訪れている。
「こんにちは。どなたかいらっしゃいますか……?」
人気が感じられず、次第に不安になってくる。
(待機してみるテス
「……仕方ない。失礼しま〜す……」
そう言うと、玄関の扉をそっと開ける。
「本当に誰もいないのかな?」
周囲をきょろきょろを見回しながら、奥に進んでいく。
ん・・・あぁ眠・・・
あ、そうだ。昨日一日中寝てたっけ・・・・
ごろごろしてると誰かが入ってくる。
え゛〜〜〜と・・・あの人は誰だったっけナァ・・・・・
・・・そんなことよりもう起きなきゃなぁ・・・。
>>984 歩いていくと、厨房付近で小動物を見つける。
「ん? あ! うさぎさんだ〜♪」
そして、ガルフに駆け寄ると抱きかかえてしまう。
「かわいい〜っ! どうしてここにいるの? 迷子になっちゃった?」
ガルフの頭を撫でながら、独り言のように尋ねる。
あら・・・えーとこの人は確か・・・・
五月さんだったっけな・・・・
「あ、いや、僕寝てたの・・・」
またもや声を出してしまう。
>>987 突然、手の中の兎が人語を話して、廊下に落としそうになる。
「きゃあぁっ! ど、ど、どういう事!? なんで兎が人間の言葉を……?」
恐る恐る、兎を自分の目線を合わせるよう持ち上げる。
「……兎さん? あなたは本物のの兎さんですか……?」
ガルフの目を見つめながら言う。
しまっ!しゃべっちゃった・・・あ、ここは説明を、
「あ、僕兎だよっ、えー、こにはワケがあってぇぇぇ!」
僕はとりあえず名前を知ってる人とはしゃべれること、
何かの生まれ変わりでヒトの意志をもってることを手短に説明した。
>>989 ガルフが話す事を、うんうんと頷きながら聞いている。
「へぇ〜、そうなんだ……何だか込み入った事情があるのね」
『人語を解する兎』に抵抗を感じつつも、御主人様のペットなので
あまり嫌がらないよう気を付けて再び抱きかかえる。
「……でも、何で私の名前を知っているの? まだ私、名乗っていないよ?」
「ご主人さまが教えてくれた。」
「話せるんならちゃんと人の名前を知っといた方がいいっていってたよ。」
素直に言われたことをキチンと説明する。
そして
「あとメイドさんたちって「せっくす」っていうのが好きなんだって、御主人さまいってた!」
彼はH関係の知識はある。
が、それはヤるとき、本能的にこうするのがいいってわかるだけで
実際はそんなに詳しくは知らないのである。
だからこそ、間違った知識(?)を平然と口にしてるわけである。
彼女の表情が曇るのにちょっといってはいけなかったのかということを感じる。
「あれ・・・いっちゃダメだったかなぁ・・・僕なんか間違ってた?」
全く知らないガルフはおどおどしながら質問をかける。
>>991 主人に教えてもらったと告げられ、納得しつつ話に聞き入る。
「……えぇっ!!? せ、せっく……ってな、何よそれっ!?」
真っ赤になって、思わず悲鳴のような感じで言ってしまう。
「う〜……御主人様ったら、そんな事を話しているの……?
あのね、ガルフくん。そういう事はメイドさんの前で言っちゃだめだよ」
そう言うと、優しくガルフの頭を撫でる。
「メイドさんの大部分が「お仕事」で、そういう事をやっていると思うの。
そりゃ、一部違う人もいるんだろうけど……っていうか、ガルフくんは
知っているの? その……せっくすって」
「え、あ・・・ごめんなさい・・・・」
やっぱり、と申し訳なくなりうつむく。
>知っているの〜
「え?え、えーと・・・なんとなくはわかるかなぁ・・・。」
だが以外な質問に少し驚くが一応返事はする。
「ちょっとだけ、教えて貰った」
うめ・たていきまふw
新館にガルフを置いてくると、慌ててこちらに戻って来る。
「う〜ん……勝負相手がいないとちょっと寂しいかも」
と、言いつつも嬉しそうにスコップを取り出す。
「埋め立て〜」
「埋めるわよ〜! ここの屋敷のメイドさんじゃないけど〜」
うめるのだ
ふと、背後に人の気配を感じる。
「誰っ!?」
しかし、誰もいない。
やった! 1000!!
1001 :
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。