【強い男を】女が男を倒す[Part2]【強い女が】
すいません1です。
一度勢い止めてしまうと本当に止まってしまいますね。
なんとか続けたいと思うのですが。
よろしく。待ってましたよ
926 :
名無し:04/07/15 23:11 ID:c7mXwz1t
1さん久しぶり。このスレ締めてください
おっはーー
>>924 というかこれ以上はさすがにM属性の豊富なこのスレの住民も待ちきれません。
続き楽しみにしとりますよ。
929 :
げて:04/07/17 00:00 ID:pQNq9QUx
まさか2スレ終わるまでこのスレが続くとはね
KOFでのさくら対テリーが見たい
今度は万全の体制で臨み・・・・
931 :
名無し:04/07/17 21:04 ID:pQNq9QUx
大観衆の前で負ける
続き書きたいです。
読み直して流れ変えないようにします。
あと頑張るのでPART3立てましょう。
おまえもがんばれ
935 :
名無し@ピンキー:04/07/19 14:39 ID:nMdwnX0B
テリーを本戦に出場させてね
ひょっとしてまた放置プレイでしょうか?
937 :
名無し@ピンキー:04/07/23 18:41 ID:+RukNNoH
みんながんばったss書いてage
938 :
名無し@ピンキー:04/07/24 19:55 ID:UgRddofl
まだかよう
待ってるだけってのもなんだし、好きなシチュとか見たいキャラとか言おうぜ。
個人的にはゲッターロボの翔が、素早い剣裁きで號を翻弄するのが見たい。
940 :
名無しさん@ピンキー:04/07/25 16:19 ID:1mK1eCtc
サムライトルーパーの4人を圧倒的な強さで涼しい顔して嬲り殺す女妖邪カユラ。
機動刑事ジバンを息の合った格闘術で翻弄する人間体のマーシャ・カーシャ。
941 :
名無しさん@ピンキー:04/07/26 22:04 ID:nx2q5dQs
ビューナスAが戦闘訓練でマジンガーシリーズのロボを蹂躙
>>941 そんなあなたにオススメのゲームを紹介しよう。
PS2ソフト「神魂合体ゴーダンナー!」。スーパーロボット同士がガシガシ殴りあう格闘アクションゲーム。
登場する女性型ロボットは全部で5体(うち2体はカラー違いなだけだが)。
何故か乳揺れする女王様系ロボもいるぞ。
こいつを買って思う存分女性型ロボットにぶちのめされてこい。
というわけで俺はDOAの爆乳娘たちに失神するまで代わる代わるボコられた後、
無理矢理たたき起こされて、再び失神するまでおっぱいビンタの嵐に襲われたい。
とどめにカウパー液も出なくなるまで集団逆レイプ。
944 :
名無し@ピンキー:04/07/27 09:33 ID:AV7RXr4U
俺は1対集団では燃えない
やっぱり1対1
945 :
名無しさん@ピンキー:04/07/27 15:28 ID:Cbq+vN6t
うん、俺も1対1。もしくは女1対男多数。
屈辱を味わうには対等な立場か数的優位にありながらやられることが必要
無敵無敗のプロレスタッグチャンピオンが女子シンクロペアと水上デスマッチ
水中に引きずり込まれて、何も出来ず・・・・
「水上でなら勝てるのに」と叫ぶチャンピオン
しかし水上でも・・・・
947 :
名無しさん@ピンキー:04/07/28 10:48 ID:iFspM7Vc
ほしゅ
949 :
名無し@ピンキー:04/07/30 09:32 ID:iQaxnJyp
まだー
950 :
名無し@ピンキー:04/08/01 13:35 ID:P4tokmRX
女子プロレスラーと男子のジュニアヘビー級が戦えばいい勝負になると思うんだけどなあ
井上京子とタイのオカマが試合してケチョンケチョンにやられたべや
952 :
名無し@ピンキー:04/08/05 18:00 ID:HlhyWYvb
さがりすぎだよ
953 :
名無し@ピンキー:04/08/06 09:04 ID:93qCrKRV
hosyu
954 :
名無し@ピンキー:04/08/07 14:12 ID:We/l4FjG
1さん早く
955 :
424:04/08/07 15:07 ID:gPZS9p8O
すいません、また書くの遅くなって。
後一息のところまで書き上げたんで取り敢えず書き上げた分だけ貼っておきます。
何も見えない、何も聞こえない、漆黒の闇に支配された一室――。
直立したユンは瞳を閉じ、胸の前で両手を合わせ、精神を研ぎ澄ましていた。
微細の揺らぎすらせず、こうして暗闇に佇むこと十時間以上。
恐ろしいまでの静止した時間を耐えに耐え続けたユンだったが、その忍耐も最早限界に達しようとしていた。
三つ編みが、法衣が夥しい汗でびしょびしょに濡れ、気を抜けばたちまちに叫び出してしまいそうだ。
静寂が途絶えたのは、ユンの精神の糸が緩みを見せたその瞬間だった。
空を切る殺気にユンは両目を煌めかせ、振り向いた。
「アタァッ!」
殺気目掛けたユン渾身の手刀。
ビシッ!と音を上げ、殺気は床に叩き落された。
「ふうっ」
ユンは呼吸を整え、感覚を頼りに撃墜した殺気の許まで歩み寄り、それを拾い上げる。
「くそっ!」
途端ユンの内に悔しさが広がり、それと同時にどっと疲労感が身に圧し掛かかった。
>>954 ((( ))) っ
(´Д` ;) っ
/ つ_つ <キモッ
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957 :
424:04/08/07 15:10 ID:gPZS9p8O
「まだまだね」
憂いを帯びた声が暗闇に響き、ユンの視線の先にぽうっと小さな七色の光が灯る。
その傍らに映える真紅のドレスは、さながら真夜中に咲く薔薇のようだった。
コツリ、コツリ、コツリ。
右の掌に浮かべたソウルパワーの光球を蝋燭代わりに、ローズはユンの側まで歩み寄ると、
微かな吐息を漏らす。
「少しは上達したようだけれど、牛歩に等しきね。
あなたがソウルパワーの全てを会得するには、まだまだ時間が必要なようね」
ローズはユンの指先に挟まれたタロットカードをピッと自分の指先に移すと、表の絵図を見る。
軽く折り目の付いた「愚者」がローズを嘲笑っていた。
「また失敗だぜ……」
ユンはため息を吐くと、手の甲で顔の汗を拭った。
「ユン、焦っては駄目よ。ソウルパワーとは、精神の力の無限なる進化。
精神が乱れれば乱れる程、その極意からは遠ざかっていく。
今はまだはかばかしい結果が表れずとも、雑念を排して己の精神の力を高めることだけに集中しなさい」
「は、はい。精神の力、か……」
ユンはつぶやきながら、ぎゅっと右の拳を握り締めた。刹那、ほのかな蒼き輝きが拳を覆う。
ユンがローズを「師」と仰ぎ、こうして「館」での修練に明け暮れるようになってから早2ヶ月。
僅かずつではありながら、確かにユンは自分の中におけるソウルパワーの萌芽を感じずにはいられなかった。
958 :
424:04/08/07 15:13 ID:ohX+OEwb
あの日、ローズに喫した敗北こそがユンにとっての新たなる人生の始まりだった。
あの闘いでユンは、世界の真の広さを、本当の強さとは何かを思い知らされた。
勝者たるローズが敗者たるユンに与えたものは屈辱では無く、むしろ憑き物が落ちたような清々しさだった。
――やはり上には上がいた。この広い世界の中じゃ、俺はまだまだ未熟な若者に過ぎなかったんだ。
同時にこれから目標とし、追い越すべき存在を得られたことへの限り無い喜びが、ユンの心に溢れた。
――強さは誇示するものではなく内に秘めるものよ。
自身のその言葉を最も実践し、体現しているローズに、ユンは尊敬にも似た憧れの感情を抱かずにはいられなかった。
それまで無敗のユンをも遥かに上回り、もしかしたら真に世界最強と呼ぶにふさわしき力を持っているかも知れないのに、
敢えて人目に晒そうとせず、自分が必要と判断した時にのみ片鱗を覗かせるローズ――。
959 :
424:04/08/07 15:16 ID:ohX+OEwb
――壁は、確かにあの人の中にあった。なりたい。俺もあの人のように強く。
ソウルパワーの力を用いたローズの手厚い看護を受け、
「館」の柔らかなベッドで気力と体力を取り戻していけばいく程、ユンの中ではその思いが強くなっていった。
弟子、いや従者でも構わないから、ローズの側にいて、薫陶を受けたかった。
傷付いた体が完全に癒えた時、ユンは決心すると両手を付いて頭を下げ、
ある限りの誠意を尽くして自分の思いの丈をローズにぶつけた。
――お願いだ、いや、お願いします。俺をここにいさせて下さい。
俺は、俺はあんたからもっと色んなことを教わりたいんだ。
時折言葉を詰まらせながら何度も懇願するユンを見下ろし、ローズは不意に微笑みを浮かべた。
――あなたがそう言うのを待っていたわ。あなたは、強き心と闇に負けない魂の輝きを持つ龍。
この世で初めて出会えた私の「力」を託しうるかも知れない人。
けれど、あなたの力の多くは未だ眠りに就いている。
ユン、あなたがその覚醒を望み、茨の道を歩む決意があるのならば、私は出来る限り光明を導きましょう。覚悟はいい?
ユンは即座に肯定の意を返した。迷いや躊躇いなど微塵もある筈が無かった。
960 :
424:04/08/07 15:17 ID:ohX+OEwb
この2ヶ月の間、ローズがユンに与えた課題の一つが精神の洗練だった。
闇の中で長い時の流れに身を委ね、静止したまま無心を心掛ける。
そして不意にローズが投げてくるタロットカードを手刀で迎え撃つのだ。
――あなたが真にソウルパワーを会得した時、手刀は真剣となってカードを二つに切ることも可能な筈。
そうローズに言われ、ユンは何度も何度も挑戦するのだが、未だ一度として成功した試しは無い。
ユンがソウルパワーの使い手として産声を上げることは何とか叶った。
しかしローズの継承者足りえるには、更なる修行が必要なのだ。
「人間誰しもが持ちし『気』の力と異なり、心強く清らかな者でなければ『ソウルパワー』を操ることは許されない。
例えるなら、それは魂に宿りし闇を切り裂く光の剣。
この世に災いをもたらさんとする者と対峙し、邪悪な力を封じねばならぬ宿命を帯びている。
だからこそ、その使い手は己を律し、精神の力を高め、心の中に自ら枷を嵌めねばならないの」
ソウルパワーを操る者としての心得を静かに諭すローズに、ユンは黙したまま自分の蒼き握り拳を見詰めた。
魂に宿りし闇を切り裂く光の剣……。
自分がこれから継ごうとする神秘の「力」は、肉体の強さでは無く精神の強さ、
そして「悪」と戦う者としての自覚と責任を求めているのだ。
「きっと掴んでみせるぜ、ソウルパワー」
961 :
424:04/08/07 15:18 ID:ohX+OEwb
ユンは決意を新たにすると、一際強く拳を握り締めた。
不意にローズが、蒼く輝かせた掌ですっとユンの額を包み込む。
温かな感覚が全身に拡がり、まるでユンの内に眠るソウルパワーと呼応しているようだった。
「少しずつではあるけれど、確かにあなたのソウルパワーは日々強くなっている。
龍の目覚めは、そう遠くは無いわ。迷わずに信じなさい、あなたの力を」
気品に満ちた声で言葉を紡ぐローズを、ユンは畏敬の念を持って見返した。
その皺一つ無い艶やかな美顔の前髪の生え際には、
ソウルパワーを極めし者の証たる神々しい紋章が浮かび上がっていた。
ローズは掌を離し、ソウルパワーの輝きを消すと、言った。
「今日のレッスンはここまでよ。お風呂に入って汗でも流しましょう。支度をして貰えるかしら?」
962 :
424:04/08/07 15:21 ID:ohX+OEwb
「館」における様々な家事雑用も、弟子としてのユンの務めだった。
朝晩の入浴を楽しむローズの為、ユンがその都度浴室とバスタブを掃除し、水を満たして湯加減を調整する。
いつものように手順の全てを終えた時、ドレス姿のままのローズが脱衣所に現れ、ユンはすかさず脇へと退く。
ローズは微笑むと、優しくユンの頭を撫でた。
「ご苦労様」
ユンが奉仕をする毎、ローズは労いの言葉を掛け、ささやかなご褒美をくれる。
そして何の恥じらいも、躊躇いも無く、ローズはするりと着衣の全てを脱ぐと、裸体をユンの眼前に晒す。
すらりと伸びた余分な脂肪を感じさせぬ細身に豊満な乳房。
美の女神さながらに高貴で魅惑的なそのボディは、気高き薔薇としての美しさと強さを内包している――。
日課であるにも関わらず、こうして一糸纏わぬローズを間近にする度、
どうしてもユンは胸の鼓動の速まりを抑えることが出来なかった。
そんなユンの心の動揺を見透かしてか、ローズはもう一度ユンの頭を撫でると、浴室の中に消えていった。
その間ユンは脱衣所に膝を付き、ローズが入浴を終えるまでじっと待ち続ける。
二十分、三十分、四十分……。
アンティークな壁時計の針が刻みを続けるが、それでもユンはただひたすらに「師」が風呂から上がるまで、じっと待ち続ける。
一時間近く経った時、ようやくローズが入浴を終えた。
963 :
424:04/08/07 15:23 ID:ohX+OEwb
湯気と湯滴を全身に纏ったローズがガラス戸を開いて脱衣所に歩を進めると、
すかさずユンはその前に進んで用意したバスタオルを構えた。
ウェーブ交じりに腰元まで伸びる潤いを帯びた紅髪を手始めに、
ユンはローズの裸体を滴る雫の一つ一つを丁寧にバスタオルで拭っていく。
顔、首、乳房、秘所――。
ほのかなボディソープの香りに鼻腔をくすぐられながら、ユンはローズの柔肌をバスタオルで包んでいった。
ユンが全ての雫を拭い終わると、ローズはバスローブを纏い、聖母のような慈愛に溢れた表情で再度の褒美をくれる。
「ありがとう、いい湯加減だったわ。湯が冷めない内に、あなたも早く入っておきなさい」
長い指でユンの前髪を梳いて、ローズは足音も無く脱衣所から去っていった。
ユンは頬を赤めながら、その背中をいつまでもいつまでも見送り続けた。
「師」に仕え、力と技と心を鍛え、その御心に触れながら共に歩んでいく――。
ユンが「館」に来た日より始まりし、至福の日々だった。
964 :
424:04/08/07 15:23 ID:ohX+OEwb
ユンの修練に休息の日は無かった。
「むん!」
「ハイッ!」
突き出された豪鬼の正拳をユンは紙一重の差で見切る。
「たあっ!」
今度はベガが背後から狙ったミドルキックを、
「ヘアッ!」
ユンは体を翻しざまに右腕にソウルパワーを纏って、がっしりと受け止める。
ユンはそのまま体を沈めると、無駄の無い動作でベガの太い足を払う。
「ぬうっ!」
ベガの巨体がいとも簡単に浮き上がる。
更なる撃を仕掛けようとするユンだが、一方的な展開は豪鬼が許さなかった。
「はあっ!」
宙で体をコマのように回し、幾重もの蹴りを放つ豪鬼必殺の竜巻斬空脚。
「くっ!」
一際強い殺気にユンは追撃を中断し、バク転で退かざるを得なかった。
その隙にベガが体勢を立て直し、また二対一の熾烈な激闘が再開される。
「ぬん!」
「ハイッ!」
「でやあっ!」
強靭な筋肉と筋肉とのぶつかり合いが空気を震わせ、軋みを上げ、汗を飛ばす。
ベガのダブルニープレスをユンは体の軸を僅かにずらしていなすと、三つ編みを大きく揺らし、地を蹴った。
「ハイイィィィィッ!」
瞬間弾けた疾風が、ベガとの連携を狙った豪鬼よりも速く、ユンを懐に潜り込ませることを可能とする。
「アタァッ!」
ユンの蒼き拳が豪鬼の胸板をまともに捉えた。
「うぬぅ……」
その一撃で豪鬼は膝を付き、首を垂れて床に沈み込む。ユンはそのまま体を反転させると、残るベガに猛然と突っ込んでいった。
「むうっ!」
一直線に迫り来るユンに、ベガも姿勢を低くし、スライディングで迎え撃つ。
965 :
424:04/08/07 15:25 ID:ohX+OEwb
「ハイッ!」
しかし次の刹那、ユンの体は軽やかに宙を舞っていた。
ベガがスライディングを仕掛けるタイミングを見計らい、
ユンは前方に跳び込んでベガの両肩を掴むとそのまま支点として前転する。
「ぬおっ!」
持ち前のスピードと柔らかな体捌きを活かした前方転身でベガのバランスを崩してユンは着地すると、
しっかりとベガの両肩を鷲掴みにしたまま、渾身の膝蹴りを叩き込む。
「ヘアッ!」
「ぶぐうっ!」
ベガの巨体が大きく揺れ、捩れた。構わずユンは膝蹴りを続ける。
「ヘアッ!ヘアッ!ヘアッ!」
「ばあっ!」
ベガの顔面が激痛に歪み、飛び散った胃液がユンの法衣に当たる。
ベガは懸命に抵抗の意を表そうとするが、
丸太のような両腕を持ってしてもがっちりと食い込んだユンの十指を引き剥がすことは適わなかった。
「ぐぅ……」
五度目の膝蹴りがボディに刻まれた時、ついにベガは力尽きた。
豪鬼と同じく地に倒れ伏し動かなくなったベガを見下ろすと、ユンは右脚を上げてクンフーの構えを取って勝利の雄叫びを上げる。
「ハアアアァァァァッ!」
966 :
424:04/08/07 15:26 ID:ohX+OEwb
その時だった。腰掛けていた玉座からローズが身を起こし、ギルを脇に従えてユンの側まで歩み寄る。
「勝負は付いたようね」
ここは昨日の暗室とは打って変わり、天井を極彩色のステンドグラスに覆われ、
玉座の前に石造りのステージを設えた、太陽の光溢れる室内闘技場。
週に一度ローズの前で行われるこの試合も、精神の鍛錬と同じくユンに与えられた修練の一環だった。
最初の頃は豪鬼だけを相手に苦戦の連続だったが、
今ではこうしてベガを加えた多勢に無勢の状況下においても見事勝利を収められる程、ユンの強さは成長を遂げている。
跪いたユンを眼下にし、ドレス姿のローズはふっと息を吐き出す。
その正面顔はステンドグラス越しの逆光を浴びて、鮮やかな輝きを放っていた。
「前よりもずっと技にキレと威力が出てきたわね。
ソウルパワーを得たことにより、あなたのクンフーは生まれ変わろうとしている」
内に秘めるソウルパワーの大きさは未だローズの足元にも及ばぬが、
それは確かにユンのクンフーに新たなる可能性をもたらしていた。
ソウルパワーを纏うことによって鋼と化したユンの肉体は、
以前を遥かに上回る攻撃力と防御力を発揮出来るようになった。
拳は相手のガード如何に関係無く確実に深いダメージを刻み、肉の防御壁はどんな攻撃をも耐え凌ぐ――。
そのスキルアップは格闘家として小柄というユンのウィークポイントを補って余りあるものであり、
元来のスピードと相俟って、純粋な肉弾戦における強さを極限にまで引き出していた。
967 :
424:04/08/07 15:28 ID:ohX+OEwb
「けれど驕っては駄目。あなたが目覚めさせたソウルパワーの力は、まだまだ微々たるものに過ぎない。
無闇に器から水を汲めば、すぐに無くなってしまう。器が小さければ、尚のことよ。
だからこそ精神を鍛錬し、ソウルパワーをコントロール出来るようにする必要があるの」
ローズの言うとおり、更なるソウルパワーの強化と共に、
その完全なる制御こそがこれからユンが努めねばならぬ課題だった。
ソウルパワーは肉体能力を高める反面、使い果たした時に多大な疲労と負担を使い手に与える。
いわば両刃の剣としての側面を持っている故に、力の使い所の冷静な判断が求められているのだ。
「それにベガと豪鬼の二人に勝利したとは言え、かつての邪悪な『力』を失った彼等相手に手こずっているようではまだまだよ。
安易に現状に満足すること無く、己の『力』を磨き続けなさい」
「は、はい」
ローズはそこまで言うと、気絶したベガの側に寄って膝を落とし、掌に浮かべた温かな蒼き光をベガの首筋へと押し当てる。
「うっ」
軽い呻きを上げてベガは意識を取り戻した。
ソウルパワーの力を自然治癒力の促進に用いるローズのヒーリング。
ユンとは異なり、ローズのソウルパワーは多岐に渡る用途と効能を持っていた。
(これが……あの人の『力』。何時の日か俺もあんな風になれるだろうか?)
ユンは羨望の眼差しでローズを見上げ続けていた。
ローズがベガの治癒を終え、次に豪鬼へと取り掛かると、ユンはベガの許に寄り、法衣に付いた埃を払ってやる。
ユンと同じくローズの側に仕え、修練の手伝いもしてくれるベガ、豪鬼、ギル。
ローズが語った所によると、弟子であるユンとは違い、三人ともかつて犯した過ちを償う為、
「館」での日々を送っているそうだ。
だが彼等の過去がどうであれ、ユンにとっては一つ屋根の下の掛け替えの無い仲間達だった。
豪鬼も意識を取り戻すと、またローズはユンの側に歩み寄って告げる。
「レッスンはここまでよ。お風呂に入って汗でも流しましょう。準備の方をよろしくね」
ユンは頷くと、そのまま浴室へと駆け出そうとする。が、ローズが呼び止めた。
振り向いたユンにローズは頬を緩めると、囁くような甘い声で言った。
「今日はよく頑張ったわね。後で特別のご褒美を上げるわ」
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ご褒美!ご褒美!
⊂彡
「もう逃げられんぞ霞、抜け忍の末路を知らぬわけではあるまい。覚悟。」
深夜2時、墓場。忍びの里を抜け出し逃げつづけてきた霞だが、追っ手をふりきれず追い詰められてしまった。
霞を追い詰めたのは忍びの中でも若手実力者ヒデキだった。
「殺生は好まないのだけど仕方ないわね。」
「裏切り者には死を!死ねぇぇ!!!」ヒデキは拳を振り上げながら霞におどりかかった。
対する霞は複雑な印を結びはじめる。
「影縫いの術!!」「は?」
霞の印を結んだ手から白光が溢れだし、ヒデキを飲み込んだ。
「なんじゃこりゃぁぁ!!」
ヒデキの身体は弛緩し、指先さえ動かせなくなり、たまらず仰向けに倒れこんでしまった。
「貴様、なにをしたっ!」
「ふふっ♪あっけなくかかったわね。もうあなたはなにをされても抵抗できない・・、
どうしてあげましょうか?」
残忍な笑みをうかべながら悠然とヒデキに近づく霞。
「おっおのれっ!!こんの、卑怯も、うぶっ!!」
霞はヒデキの股間を思いっきり踏みつけ、そのまま踏みにじる。
「生意気な態度はやめることね、さもないとみじめな殺し方を選んでしまいそう・・」
「ぐぁっ!が!」
霞の足のかかとが股間をひねりこんだ。
「ふふっ・・いい格好ね、
男の急所を女に責められてどんな気分なのかしら?」
「あっ・・や、やめろっ」
霞は玉よりもペニスを中心に体重をこめて踏みにじる。
「どう?痛い?それとも、気持ちいい?」
「ぐあっ!!」
ヒデキは屈辱に歯軋りしながらも、快感を覚え始めた自分に困惑する。
「あら、あらら?あはは・・♪
大きくなってきたわよ、こ・こ。
こんなことで勃起させてしまうなんて安っぽい男ね〜。」
970 :
名無し@ピンキー:04/08/09 18:50 ID:D3Z2kmeB
>>996 良いですねえ。短いけど急所をついてるって感じです
minnna お疲れ
そしてもうすぐぱーと3に突入
972 :
名無し@ピンキー:04/08/13 20:18 ID:tI0yTa/i
age
973 :
名無し@ピンキー:
age