1 :
スレ立て代理人:
2 :
前スレ1:03/04/03 13:16 ID:ZaWpNbAh
サンクス。
ありがとう。
3 :
サザム(スレ立て代理人):03/04/03 13:24 ID:GSXofHIp
感想書こうと思ったら、弾かれてビクーリしますた。
唐突だったので、移行が済むまで、ageておいたほうがいいかな?
というわけで、前スレの感想をば。
105さん、まさか貴方が○犬さんだったとは……。正に超神と呼ぶに相応しいお方です。大変笑わせて&ハァハァさせてもらいました。
サインさん、珍しいカプール、美味しく頂きました。妙に女体に詳しいコングマンに萌え。
ちなみに丼兵衛さん、もし書き始めていたら、それぞれの持ち味があると思いますので、気にせずうpして下さいね。
通常の名無しさんの3倍さん(長いな……)、ジューダスの親子丼マンセー!続きはこっちでお願いしますね。
しかし、こういう状態は初めて経験しました。神の皆さんが迷子にならなければ良いのですが……。
4 :
名無しさん@ピンキー:03/04/03 15:07 ID:g/cbWAdu
削除依頼済み
オツカレー
サブノックたん萌え。オセたん萌え。
>>7 ノン ノン ノン
サブノック× サブノっ子○
何かと思ったら容量オーバーだったのか・・・。
サザム氏、SSにスレ立て乙です。絵板の告知まで(w
緊急事態ってビクーリしたよ。
>>8 馬鹿野郎! サブノッ「ク」に燃えるんだよ!
あの漢っぷりがいいんじゃねーか!(;´Д`)ハァハァ
「貴様らはここで刀の錆となるのだ!」とか言っておきながら
実はネガティブゲイトが強いところなんか最高だ!(;´Д`)ハァハァ
11 :
ヴァルク:03/04/03 19:59 ID:L4i94RjG
>>1 乙カレー(・∀・)
スタン×フィリアがもうすぐ完成します。
チェスター×アーチェもすぐに出来ると思います。
もうしばらくお待ちを。
12 :
丼兵衛:03/04/03 21:08 ID:xmy0D9Rt
新スレ乙カレーです。
予告のフィリア×コングマンですが、書き直した事もあって、原型(予告)を
留めない程の変則カプと化してしまいました(爆
何はともあれ、近日うp致しますので御容赦の程を…
>>サザム殿
お気遣い有難うございます。
私のは『一味違いすぎ』の小説ばかりですのでネタの重複は無いかと…(爆
>>105殿
まさか、あの御方だったとは…(大汗
萌えと笑いの両立で大変ウマ―でありました。
>>サイン殿
直球勝負のシチュで描ける貴方が羨ましい限りです。
『僕には…無理だ』(藁
>>ヴァルク殿
両カプ共お待ちしております。
これで当分フィリアたんのおかずに困らないと思われ(藁
13 :
たつやん:03/04/03 21:54 ID:Sq322r04
誤爆かましますた(氏ね)
重複してスレたてちゃったですよ。
スレたてする前に、よく見とかないと駄目ですな……と今更ながらに実感しますた(カエレ)。
14 :
サイン:03/04/03 22:55 ID:ac3WvT+1
みなはん、感想どもアリガdです。
オイラ的には実用度は高かったのか低かったのか聞きたい所ですが。
>ヴァルクさん
スタ×フィリ楽しみにしています(笑)。
フィリアが無毛症って設定は完全な脳内設定ですから(大笑)。
SS神と呼ばれる事にまだ抵抗を感じますが、これからもガムバッテみます。
>(前スレ)645さん
人気の無いコングマン使う以上、全体の8割は
エロにしなくては…と頑張って見ました。
次のネタが思い浮かばないなぁ…ハロ×ジューとかどうでしょ? ←聞くな
>サザムさん
サザムさんのように、エロもギャグも書ける人になりたいです。
あ〜、けれどコングマンが妙に女体に詳しいのは失点でしたかね?
>丼兵衛さん
げっ、まさか丼兵衛さんもフィリアとコングマンネタ書いていたとは…(汗)。
前スレで見落としていたか…。
先走ってコン×フィリで書いたオイラを許して下さい。
『恐れるな丼兵衛…。 その先にこそ、お前の求める答えがある…』(違)
>たつやんさん
重複の罰として何かひとつ書きましょう。
嘘ですけどね(笑)。
15 :
サイン:03/04/03 22:56 ID:ac3WvT+1
一晩空けて自分の書いたモンを読み返して失敗に気付く罠。
つ〜か折角メガネっ娘のフィリアを使っておきながら
眼鏡に射精するシチュ入れ忘れたし、
コングマンのモノの大きさも記述するの忘れた〜。
自分の未熟さ加減にウツダ〜………。
…さて、回線切って…フテ寝するか…。 ←首吊るんじゃないのか
16 :
ヴァルク:03/04/03 23:17 ID:hnz1oMNB
スタン×フィリア完成したのでうpします。それではお楽しみ下さい。
スタンたち一行はスノーフリアに来ていた。神の眼を持ち去った人物であるグレバムがハイデルベルクにいるというのである。
そのグレバム戦に備えるためこの町でアイテムや装備を整えていた。
専らそういった買い出しはルーティとスタンがやっていた。
「さて、これで全部かな」
「そうね、あらかた揃ったわ。あとは…」
「え?まだ何かあるのか?」
「きまってるじゃない!レンズの換金よ。あんたもいい加減覚えなさいよね…」
「う、うるさいな!」
そういったやりとりを別行動をしていたマリーに聞かれてしまったらしく、彼女は二人を見て言った。
「ふふ、相変わらず仲がいいな。二人とも」
その言葉にルーティはとんでもない、という風で答えた。
「マリー、言っとくけどね、こいつとあたしが仲が良いなんてことはまずあり得ないわ」
「じゃあ、なんでいつも一緒に買い出しに行くんだ?」
「荷物持ちに決まってるでしょ?じゃなきゃあんな奴と一緒に行ったりしないわ」
「そうか。そういうことにしておこう」
「マリー!」
そんなやりとりを横で見ていたスタンは愕然としていた。
17 :
ヴァルク:03/04/03 23:20 ID:4I2ER5bl
「ひどいこと言うな。いつも自分から買い出しに行こうって言うのに」
それを聞いたマリーはここぞとばかりに言った。
「ふふ、やはりか。彼が嘘を言ってるようには見えないしな。」
「もうっ、マリーなんて知らないっ!」
と言ってルーティはさっさと宿に戻ってしまった。
それを見たスタンは状況がよく分かっていないようで、ポカンとしていた。
「何だあいつ?何で怒ってるんだ?」
「ふふ、照れているんだよ、彼女は」
「???」
スタンはまるで分からないといった様子で、やはりポカンとしていた。
宿に戻ってきた三人は皆のいる部屋へ向かった。
「あら、皆さん。お帰りなさい。…ルーティさんのご機嫌が悪いようなんですけど、何かあったんですか?」
ふん、と鼻で笑ってリオンは言った。
「その女のことだ、ろくでもないことだろう。放っておけ」
その言葉が火に油を注ぐことになってしまい、ルーティの機嫌はますます悪くなる。
「何よそれ!?今の言葉は聞き捨てならないわ!」
「僕は事実を言ったまでだ」
「…っこのガキャ、もう許さないんだから!こらーっ、待ちなさーい!」
リオンを追いかけまわすルーティ。これを見たウッドロウは言った。
18 :
ヴァルク:03/04/03 23:23 ID:s3y1Pznd
「あの二人はいつもこうなのかね?」
ああ、とマリーは首を縦に振った。
その後、ウッドロウやフィリアも彼女が不機嫌だった訳を聞いたのだが、二人ともなるほど、と納得していた。
「でも、それはマリーさんもいけないのではありませんか?」
とフィリアが言うとマリーはこう答えた。
「確かに私も悪いのかもしれないが、ああ言ったほうが二人のためになるのさ」
それを聞くとフィリアは小さく呟いた。
「…だから、まずいんです…」
「ん?何か言ったか?」
「いえ、何も…」
それよりルーティ君を、とウッドロウが言うとマリーとウッドロウはルーティを追いかけた。
そのころスタンは、マリーの言葉の意味を考えていたが皆目見当がつかない、とその場に残っていたフィリアに聞いてみることにした。
「なあ、フィリア、何でマリーはあんなこと言ったんだ?」
「えっ、えっと…」
返答に窮しているフィリアを見て、スタンはフィリアにも分からないと判断して言った。
「まぁいいや。難しいことは考えても分からないし、いつか分かるかもしれないしな」
フィリアはそんな日がこないことを祈っていた。
なぜなら、彼女もスタンのことが好きだったからだ。
19 :
ヴァルク:03/04/03 23:25 ID:DPd5jGnu
今までは言えなかったが、いつか言おうと思っていた彼女は不安だった。
そして、彼女の口から意外な言葉が飛び出した。
「先ほどの言葉の意味が知りたければ、今夜私のところへ来てください。私の方からもお話がありますし…。」
「分かった。じゃあ今夜行けばいいんだね」
「…はい。」
フィリアは決心した。かなわないのは分かっているが、言わなければいけない。
彼女は自室に戻ってからこう祈っていた。
(主よ、愚かな私をお許しください…)
ルーティの騒ぎも一段落し、一行は夕食を取ることにした。
少しでも急ぎたい彼らであったが、吹雪くとまずい、とウッドロウの忠告があり、一泊することにしたのだ。
夕食を取り終えて、彼らは自室に戻ることにした。
ベッドに横になっていたスタンだったが、フィリアの言葉を思い出し、彼女の部屋に向かった。
コンコン、とドアをノックし、彼女の部屋に入るスタン。
「来てくださったのですね、スタンさん…。」
「来てって言ったのはそっちだろ?…まあいいけどさ。」
フィリアの言葉に釈然としないスタンだったが、彼女に話を聞くことにした。
「それで、あの話は…」
間髪いれずにフィリアが答えた。
20 :
ヴァルク:03/04/03 23:28 ID:kx4pYDmR
「それは、ルーティさんが素直じゃないからですわ。」
彼女は続けた。
「マリーさんの言葉に照れているだけなんだと思います」
「そういえば、彼女も同じようなこと言ってたな…。」
フィリアは本題に入ると言って話を変えた。
「ところで、スタンさんはルーティさんのことをどう思っていますか…?」
「えっ、いきなり言われてもなぁ…」
「ちゃんと答えてください…」
「そうだな…大事なパートナーってところだな」
「パートナー、ですか…」
フィリアは今こそ言うとき、と口を開いた。
「私は…スタンさんのことが…好きです。ルーティさんにはかなわないって分かってますけど、やっぱり、好きなんです…」
「フィリア…。」
彼女の意外な言葉にスタンは困惑した。どう答えていいかも分からず、立ち尽くしていたが、さらにフィリアは続けた。
「今夜だけでいいですから…私を…抱いてください。」
「フィッ、フィリア?!」
「お願いです…スタンさん…」
涙目で告白されてしまい、彼女が本気だと分かったスタンは答えた。
「…それで、君の気が済むのなら」
フィリアは彼に感謝した。
自分のわがままな願いを聞き届けてくれたのだ。嫌な気分にはさせたくない。
21 :
ヴァルク:03/04/03 23:30 ID:AKLCfO2v
彼女は服を脱ぎ始めた。ゆったりしたローブを脱ぎ、肌着も脱ぐと、そこには豊かな双丘が揺れていた。
ローブの上からでは分からなかったが、かなりボリュームがある。ごくっ、と生唾を飲み込むスタン。
下着を取るところを見られたくない、と言って彼女はスタンに後ろを向かせた。
下着を取り、フィリアはスタンに近付いていった。
そして、後ろからスタンを抱きしめた。
「わっ!?」
その行為にびっくりしたスタンは氷のように固まってしまった。
背中に弾力のある柔らかなふくらみの感触が伝わる。そこでフィリアが口を開いた。
「ごめんなさい…いきなりで驚かれたでしょう…?」
フィリアの言葉で硬直がとけたスタンは言った。
「そりゃ驚いたけど…俺の方こそごめん。心の準備が出来てないんだ…」
「いえ、私がいけないんですから…。」
熱っぽい声で囁くフィリアに、スタンの理性はくずれかけていた。
たまらずフィリアを押し倒し、唇を奪った。
「んっ…」
浅いキスをしばらくしてから、わずかに開いていたフィリアの唇に舌を忍ばせた。
「んんっ…」
スタンの舌がフィリアの舌と絡み合い、互いの舌を刺激しあった。
甘美な口付けに、フィリアの目がトロン、としていた。
22 :
ヴァルク:03/04/03 23:32 ID:hnz1oMNB
恍惚とした表情でフィリアが言った。
「口付けが、こんなに甘美なものだなんて…知りませんでした…」
そのままスタンは、彼女の乳房をまさぐった。
「あっ…」
やわやわとフィリアの乳房を揉みしだき、首筋や耳朶にキスをした。
「んっ…、あ、はぁ…」
じわじわとフィリアの体の中を快楽が蝕んでいく。
はしたないと思いながらも、甘い声がでてしまう彼女だった。
スタンは片方の乳房を揉みしだきつつ、揉んでない方の乳房に吸いつき、舌先で転がすようにしてチロチロと舐めた。
「んっ、…ふぅっ、ぅん…」
切ない感じが止めどなく溢れだし、彼女自身にはもうどうしようもなかった。
充分愛撫したあと、フィリアの下腹部に手をのばした。
「あっ、そこ、は…」
スタンの手がソコに触れると、フィリアの手がそれに重なった。
「ごめん、嫌だった…?」
「あ、その、あの…恥ずかしいです…」
かろうじて聞こえるようなとても小さな声で、彼女が言った。
「大丈夫、俺に任せて…」
スタンは小さい子をあやすように優しく言った。
改めてソコに触れると、薄布の上からでもしっとりと濡れているのが分かる。
23 :
ヴァルク:03/04/03 23:34 ID:L4i94RjG
濡れた下着を取り、フィリアは生まれたままの姿になった。
彼女の姿態は見るものを魅了せずにはいられない、とても美しい姿だった。
スタンもフィリアのそんな姿に魅せられ、じっと見ていた。
「や…そんなに、見ないで…ください…」
フィリアは今にも消え入りそうな声でスタンに言う。スタンはすっかり魅入っていた自分が恥ずかしくなり、彼女に謝った。
「ごっ、ごめん…あんまり、綺麗だから、その…」
「えっ…?」
「すごく、綺麗だよ」
フィリアはその言葉に感激し、自然に涙が流れた。
「…ありがとうございます…」
スタンはフィリアの身体から余計な力が抜けたのを確認すると、直に秘部に触れる。
「あっ、あぁ…う、ん…」
フィリアはなんとか羞恥を抑えている、いった様子で顔は真っ赤に染まっている。
スタンはフィリアの秘唇に口づけた。そこはつるつるで、そこを覆い隠すはずの茂みが全く見あたらないのである。
「ふあぁっ!やっ、スタ、さ、あぁっ!」
強すぎる刺激に、フィリアは目眩すら感じた。
(わたくし、どうにか、なってしまいそう…)
スタンはぴちゃっ、くちゃっと水音をたて、フィリアの秘唇をなめしゃぶっていた。
24 :
ヴァルク:03/04/03 23:36 ID:L4i94RjG
スタン自身ももうたまらなくなっていた。
挿入をしようと剛直をフィリアの秘唇にあてがい、挿入しようとしたがやはりスムーズにはいかせてくれない。
「くぅっ、う…スタン、さんっ…」
「大丈夫っ、もう少し、だから…。」
フィリアを励ましながらスタンは挿入を続けた。
そして。
スタンは根本まで突き入れた。
「フィリア…もう入ったよ」
「ほんと、ですか…?」
「ああ…」
そんなやりとりをしつつ、おたがいのぬくもりをもっと感じたいと言うかのように、きつく抱き合い、深くキスをした。
そして、スタンが少しずつ律動を開始する。
フィリアの膣内は大変きつく、さきほど触ったときも指を入れようとしたら一本入れるのがやっとだったほどだ。
それはそうである。誰にも触れられたことないそこは、何者も通さないと言うかのように入り口を堅く閉ざしていたのだ。
そんな中でスタンは抽送をしているのだ。すぐに昇り詰めてしまう。
「くっ、フィリアっ…!」
「はぁっ、あっく、うっ…」
スタンは抜く暇も与えられず、一気に放ってしまった。
翌朝、フィリアたちはスノーフリアを発ち、ハイデルベルクでグレバムを討った。
25 :
ヴァルク:03/04/03 23:37 ID:AKLCfO2v
その戦闘の中で、一際活躍をみせたのは外ならぬフィリアであった。
その活躍の裏には彼女の覚悟とスタンにもらった“想い”があった。
〜fin〜
26 :
ヴァルク:03/04/03 23:45 ID:pinxy9f3
さて、いかがでしたでしょうか。
一部、表現が稚拙、誇張されている部分があります。ご容赦を。
なお、サインさんのフィリア無毛症設定を無断で使ったことを深くお詫びいたします。
さて、チェスター×アーチェですが、こんなにラブラブでいいのかっ、てぐらいラブラブで甘甘になりそう&短かくなるです。
詳しいことは、書いた後に…。
|彡サッ
27 :
サイン:03/04/04 00:25 ID:oh2pLLNs
流石です、ヴァルクさん。
個人的には抜かずの2回戦も読みたかったですが(笑)。
設定については別に詫びられる程の事では…。
むしろ全然気にしていませんよ、オイラは。
28 :
645:03/04/04 08:45 ID:H4cgxyk4
>ヴァルク様
スタフィリキッタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
無毛なフィリアたん健気で萌えますた。
>サイン様
ハロルドたんネタ滅多に拝めないから楽しみにしてまつ。
ジュダ×ハロお待ちしてまつ。ロニ×ハロはありでつか?
いちおーほしゆ。
30 :
前710:03/04/04 10:11 ID:GiObrnFd
ヴァルク殿キタ―(゚∀゚)―!!
挿入後のシーンがもっとあったら更にハァハァものですたが
前より格段にLvうpした表現に激しくハァハァさせて頂きますた(w
チェスアーついにクル―(゚∀゚)―!!
甘甘おおいに期待しておりまつ。
はづかすぃ事を強要され赤面しつつも、それを実行するアーチェたんとか、
自分から強制中田氏をさせるアーチェたんとかに萌えるのは漏れだけかなぁ…?
/*
脳内置換しますたが、スタソがマリーたんを呼ぶときはさん付けだったと思いまつ。
参考にしていただければ幸いでつ。
*/
32 :
ヴァルク:03/04/04 22:01 ID:D4aJoqlF
D2の4コマ(二巻)を遅ればせながら読みますた。
かなりワラタ。
特に笑ったのがこれ。
ジューダス「お前もしリアラが男でも助けたか?」
カイル「あたり前だよ!!」
カイル「急に何言いだすんだよ」
リアラ「どうしたのカイル?」
カイル「……(リアラをじっと見てはっ、とする)」
リアラ「?」
カイル「(頭を抱えて)まさかいやそんな、まさかいやそんな…」
ジューダス「(判断基準はムネだけか、アホめ…)」
初めて見てみましたが前スレの6さんがよかったです、(;´Д`)ハァハァ
そしてウッドロウ関係をキボンヌしてみる・・・
女っ気ないから厳しそう
34 :
丼兵衛:03/04/05 00:17 ID:TWyohjmD
色々ゴタゴタしましたが、フィリアネタの前半をうp致します。
当初は×コングマンの筈でしたが、(いつも通り)妙な
シチュと化してしまいました(爆
と言う訳で、カプは後半うpまで秘密(お楽しみ)とさせて
頂く事をご了承頂ければと存じます(汗
35 :
丼兵衛:03/04/05 00:24 ID:TWyohjmD
「フィリア巡恋歌」
ミクトランとの決戦を控えた前夜、ダリルシェイドにある高級ホテルの廊下では、
何やら話し合っている二人の男女の姿があった。
「ルーティ、俺は………」
ハリネズミのような金髪の青年が黒髪をショートカットにした女性を自分の肩に
抱き寄せた。
「スタン、アタシもアンタの事が………」
黒髪の女性は青年の逞しい胸版に体を寄りかからせ、二人は寄り添いながら同じ部屋
に入っていった。
…丁度その時、廊下の隅から二人に気付かれない様に覗く影があった。
<フィリアや、これで良いのだな?>
「はい…、クレメンテ様」
フィリアと呼ばれた女性は、丸縁眼鏡の奥にある瞳をそっと閉じた。
36 :
丼兵衛:03/04/05 00:26 ID:TWyohjmD
―数日後―
上空を覆っていた「外殻」はもはや存在せず、青々とした空が広がっていた。
だが、そのような颯爽とした陽気とは裏腹に、薄暗いホテルの一室に引きこもって
物思いに耽る一人の女性がいた。
世界を破滅の危機から救った英雄の一人、ストレイライズ神殿の神官でソーディアン
マスターであったフィリア・フィリスその人である。
彼女は道中を共にしていたスタン・エルロンにほのかな想いを抱いていた。
しかし、当のスタン自身はルーティ・カトレットと感情を通わせつつあり、フィリアは
二人の幸福の為にあえて自ら身を引く事にしたのであった。
しかし、以前から密かに暖めてきた想いを簡単には消せる訳でもなく、彼女の心は今だに
身を裂くような葛藤に責め苛まれていた。
37 :
丼兵衛:03/04/05 00:28 ID:TWyohjmD
(これで…、これで最後に………)
フィリアは眼鏡を外して腫れぼったい眼を手で拭い、椅子から腰を上げると寝台に
乗った。丁度、膝で足を曲げて立っている格好である。
(アタモニ様、私の罪をお許し下さい…)
いつの間にやら右手に持っていたリキュールボトルを一気に飲み干した。空になった
瓶を手元に置くと神官用のローブのボタンを外し、白いスカートの裾を捲し上げた。
すべすべとした太股と純白のショーツが露わになる。
フィリアは、ショーツの当て布の部分に右手の人指し指と中指を当てがい、割れ目に
食い込ませた。
38 :
丼兵衛:03/04/05 00:30 ID:TWyohjmD
(これが…、スタンさんだったら…どんなに良い事か………)
左手の方はホックが外されたブラウスの襟に滑り込ませ、右の乳房を掴んでいる。
「あ…、ふ…ふぅ………」
ショーツの割れ目にあてがった指を動かす度にくぐもった音を立て、少しづつ蜜が
溢れ出してきた。掌の中で乳房は自在に形を変え、彼女に更なる快感を伝えた。
「うう…、ん………」
指の動きが激しくなると共に、彼女の吐息も段々と荒くなる。
もはや、ショーツの布地は秘所から涌き出る蜜の為に半透明となり、薄い恥毛に
覆われた秘所の割れ目の形をくっきりと浮かび上がらせていた。
上半身はブラウスの裾をずり下げたので彼女の白い乳房が丸出しとなり、
体を動かす度にゆさゆさと揺れている。
「はっ…あ…、スタン…さん………」
ショーツの中に手を直接入れ、直に割れ目を擦り始めた。彼女の視線は宙をさ迷い、
眼鏡は今にもずり落ちそうである。
39 :
丼兵衛:03/04/05 00:32 ID:TWyohjmD
フィリアの脳裏には、彼女に爽やかな笑みを投げかけるスタンの姿があった。
…スタンの逞しい腕がフィリアを抱きすくめ、彼女の服をゆっくりと脱がしていく。
恥らう彼女に口付けを交わすと、彼女を気遣いながら優しく秘所に剛直を当てがう。
そして、ゆっくりとフィリアの身体を刺し貫き、一つとなってゆく。
(あぁ、スタンさん………)
「ああっ、ふあぁぁ!!」
快楽が絶頂に達したのか、フィリアは大きな嬌声を上げて寝床に崩れ落ちた。
40 :
丼兵衛:03/04/05 00:42 ID:TWyohjmD
(私…、まだスタンさんの事が………)
フィリアは寝床に倒れ込んだまま、朦朧とした意識で快楽の余韻を味わっていた。
彼女の顔と上半身は赤く火照って白い肌を桜桃色に染め上げていた。
スカートも大きくまくられ、M字に開かれた肢体はいつの間にかショーツも半脱ぎ
となり、蜜に塗れた秘所も一糸纏わぬ形で露わとなっている。
普段の神官としての高潔で清廉な姿とは余りにもかけ離れた姿であった。
少し時間が経ってから、意識が戻ってきたフィリアは身支度を整えようと身を起こした時、
眼中に写る光景を見て、瞬時に上気した全身から血の気が引いた。
…開け放たれた扉の前に、本物のスタンと旅の仲間のマイティ・コングマンがメドゥーサ
に睨みつけられたかのように硬直していたのであった。
41 :
丼兵衛:03/04/05 00:49 ID:TWyohjmD
今日はここまでです。
…フィリアたんの自慰だけで文を持たせるのは大変でした(爆
(知識はあってもそんなにテクがあるとも思えませんし…)
ルーティ姉さんやエミリア(女リオン)たんならばもっとねちっこく
描けそうですが、それは又別の機会に。
ごめんハリネズミにワロタ
>>105サンのイラスト萌えェ〜!綺麗なお乳がたまらないッス!
研修中の仕事が1段落着いたら・・・、書かせて頂こうと思いまッス。
あまりシチュの無い例で(笑
……誤爆?
ここ最近の書き込みが厨臭い。春休みはもう終わりだと思うが。
過去スレも読んできますた。サザム氏は神。
>丼兵衛氏
フィリアたんの細やかな仕草がウマーでハアハアしっぱなしですた。
スタンとコングを交えて3Pの予感にハアハア
48 :
丼兵衛:03/04/06 20:44 ID:KwlxXvxj
フィリア×…小説の中後編をうp致します(少し長めですが…)。
例によって、予想を大きく裏切りっぱなしの展開です(汗
49 :
丼兵衛:03/04/06 20:46 ID:KwlxXvxj
「あ………」
あろう事か、自分の痴態を想い人(プラス一名)に見せ付ける格好となり、フィリアの
顔は純白を通り越して青白くなった。
(あぁ、何て事………)
一方、スタンも少なからず衝撃を受け、声も出ない有様であった。
隣室から苦しそうな声を聞き付け、フィリアの具合が悪いのかと思い、心配して部屋に
入ってみれば、『純潔』を絵に描いたような少女が肢体を丸出しにして自慰に耽って
いる。驚かない方が不思議である。
もっとも、コングマンの方はもっと悲惨であった。
彼も、旅の途中から清廉で心優しいフィリアに引かれ、密かに想いを抱いていたのだが、
当のフィリアはスタンの方を向いている事に気が付いた。
いっその事思い切って告白しようとも考えたのだが、先の理由に咥えて余りにも年の
差があり過ぎた。せめて、フィリアを見守ろうと決心したのだが、スタンはルーティ
と恋に落ち、傷心を抱えながら尚もスタンの名を呼びつつ自慰をするフィリアの姿を
目撃する羽目になったのである。彼の精神的ダメージは計り知れなかった。
「………フィ……フィリア……さん?」
やっとの思いでスタンが口を開くと、フィリアはようやく我に返った。
「ス…スタン…さん?、きゃあっ!!」
即座にスカートの裾を降ろし、両手で自分の恥房を隠して縮こまった。
「フィリア…、どうして俺の名前を………?」
スタンは縮こまって動かないフィリアに向かって歩み寄ろうとした時、突然横から
図太い腕が突き出し、スタンの動きを止めた。
50 :
丼兵衛:03/04/06 20:47 ID:KwlxXvxj
「コ…、コングマン?」
「スタン、お前って奴は!!」
コングマンはスタンの上着を引っつかむと、そのまま壁際へ押し付けた。
「なっ、何をするんだ!?」
「スタン…、お前にフィリアちゃんの気持ちが分かるか!?」
「気持ちって…」
「決まってるだろ!、フィリアちゃんはお前の事が好きなんだよ!!」
「え………?!」
スタンは何が何やら分からない、といった表情をしているが、コングマンは真剣な
眼差しでスタンを見つめ、尚も話を続けた。
「この際だから言っておくがな、俺様はフィリアちゃんの事が好きだった。
遊びで女と付き合った事はあるが、フィリアちゃんは違った。俺様は告白しようか
本気で迷った位だ。結局、フィリアちゃんはお前の事が好きだと分かってからは
俺様は潔く身を引こうと思った。フィリアちゃんの気持ちを考えてだ。
ところが、お前はフィリアちゃんを無視して別の女と懇ろになっちまいやがった。
フィリアちゃんがどんな思いでお前の事を見ていたか分かるか!!」
「!?」
スタンは余りの衝撃に言葉すら出なかった。
「コングマンさん…」
フィリアの方も、コングマンの思わぬ告白に少なからず驚いた様である。
51 :
丼兵衛:03/04/06 20:50 ID:KwlxXvxj
「…で、俺は一体どうすれば………」
「決まってるだろ、お前がフィリアちゃんを慰めるんだよ」
「…どうやって?」
「数日前にお前がルーティにしたのと同じ事だ」
「え?!」
スタンは顔を真っ赤にした。
「そ…そんな恥ずかしい事…、フィリアに出来る訳が…」
「できねぇと言うなら、俺様がお前のをへし折って使えねぇ様にするまでだ」
コングマンの左手がスタンの白いズボンの中心部を鷲掴みにした。
「ひっ…!!、や…やめろ!!」
スタンの顔が恐怖の余りに引きつった。
「フィリアちゃんを更に悲しませる様な事をしたら、俺様が絶対に許さねぇ」
スタンの返答次第によっては本当に握り潰しかねない勢いである。
流石にフィリアも止めようとしたが、コングマンの表情の真剣さに口を閉め
ざるを得なかった。
彼女とスタンの為に、敢えて汚れ役になり切ろうとしているのが痛い程に
伝わったからである。
(コングマンさんは私の為にこんな事を…)
「…わ、分かった」
ようやく、スタンはコングマンの丸太の様な腕から解放されて床にへたり込んだ。
「…で、コングマンは一体どうする気なんだ?」
「俺様はここでお前がちゃんとフィリアちゃんを慰めるかどうか見届ける。
これは俺様がフィリアちゃんにしてやれる事だし、俺様も納得出来ねぇしな」
「え…?」
「間違えるな。俺様はフィリアちゃんの心に惚れてるんであって、身体が目当て
じゃねぇ。じゃぁ、俺様は部屋の外にいるから、しっかり頑張るんだぞ!」
「コングマン…」
52 :
丼兵衛:03/04/06 20:51 ID:KwlxXvxj
「スタンさん………」
フィリアは服を脱ぎ、一糸纏わぬ姿でスタンの前に立っていた。
「フィリア…とっても綺麗だ…」
スタンも筋肉質の肢体をフィリアの前に晒し、フィリアの裸体を眺めている。
「んっ………」
スタンはフィリアの唇に自分の唇を重ね、ゆっくりと吸い上げる。
フィリアもスタンの唇の動きに合わせて唇を動かす。
「ん………んぅ………ふぅ」
スタンは唇を離すと、真っ白なフィリアの乳房に顔を埋め、桜桃色の乳首を含んで
愛しげに唇で吸ったり舌で転がしたりした。
「あ…、んっ…、スタン…さん………」
フィリアもスタンの愛撫に反応したのか、顔を桜色に染めて息使いを荒くしながらも
自分の想い人の名を呼んだ。
「フィリア…、ごめん………」
「いいのです。今はスタンさんに愛されていますから…」
スタンもフィリアの求めに答える様に右の乳房を持ち上げ、指で軽く押さえ、左の乳房
は唇で転がし、舐めまわしている。数日前の情事の時にルーティに『一番気持ち良い
姿勢』と教えられたものである。
53 :
丼兵衛:03/04/06 20:54 ID:KwlxXvxj
「あ…、い…イイです…もっと…来て…下さい」
「フィリア、行くよ………」
スタンはフィリアの下半身を愛しむ様にさすり、臀部に顔を近づけた。
うっすらと茂った恥毛の奥に形の整った秘所が見える。
「フィリアのココ、とっても綺麗だ………」
「そ…そんなに見られたら…恥ずかしいです………」
フィリアは顔を真っ赤にして手で覆い隠している。
スタンはフィリアの秘所に唇を付け、割れ目に沿って舌を這わせた。
「ああっ!」
フィリアは身体を振るわせ、身体を硬くして悶えた。
「フィリア…、とっても可愛いよ」
スタンは秘所から蜜が溢れ出て、顔が液体塗れになるのも省みずに愛撫を続けた。
「あ………あぁ………あ………」
スタンが顔を上げると、フィリアは息も荒く、度重なる愛撫の為にぐったりと寝床
に横たわっていた。
「フィリア…大丈夫?」
スタンが蜜塗れの顔でフィリアの顔を覗き込むと、フィリアは疲れた様子であった
がスタンの顔を見るとにっこりと微笑んだ。
「スタンさん…、私の中に…下さい」
「フィリア………」
スタンはフィリアの頬に口付けすると、彼女の均整の取れた身体に重なった。
54 :
丼兵衛:03/04/06 20:55 ID:KwlxXvxj
「ん…っ、ちょっとキツイかな…」
「い…痛い…痛いです………」
スタンは自分の剛直をフィリアの秘所に当ててゆっくりと挿入したが、割れ目が
広がらないのか先端ですら中々入らない。
(そう言えば、ルーティの時も大変だったな…)
数日前の事の最中にルーティの膣へ入れようとした時、スタンの剛直が太すぎた
のかルーティが『痛い!!』と言い出して大騒ぎとなった。
スタンは危うくお預けを食らう所であったが、この時は何とか済ませる事が出来た。
(やっぱりアレを使うのかなぁ…)
スタンはベッドから起きると、部屋の隅に置いてあったフードサックの中身を調べ、
中から何かを取り出した。
フィリアが何をするのかと思い、スタンのいる方を向いていると、彼は手にキュウリを
持って寝台へと戻って来た。
「それは…」
「きっと始めてだろ?、だからこれで慣らしておいた方が痛くないと思うんだ」
スタンはキュウリをフィリアの割れ目にゆっくりと挿入し始めた。
「んっ………」
「大丈夫?」
スタンは挿入しつつも注意深くフィリアの様子を伺っている。
「これなら何とか…」
キュウリ自体も普通の大きさであったので、フィリアの秘所は半分近くを咥え込んだ。
「動かすよ、痛かったら言って」
スタンはゆっくりとキュウリを持つ手を動かした。
「ふぁ…あ………、あぁ!!」
キュウリを慎重に動かしたり出し入れした為か、秘所は大した出血と痛みも無く開発
され、徐々に口を広げてゆく。スタンもなるべくフィリアに快感を与える様に片方の
手で胸とうなじに愛撫していた。
55 :
丼兵衛:03/04/06 20:58 ID:KwlxXvxj
「ス…スタン…さん…、私の中に…来て…下さい………」
スタンはフィリアの応じに答えてキュウリを秘所から抜き出し、代わりに自分の剛直
を割れ目に押し当てた。今度は何とか入りそうである。
「フィリア、行くよ………んっ!!」
「あぁ!!」
スタンの立派な剛直がフィリアの秘所に沈み込んだ。とはいえ、それでも太い剛直は
割れ目を一杯に押し広げていたので、スタンはフィリアの身体を労わる様にゆっくりと
体を上下させた。
「んぅ…フィリア…、とっても…イイ………」
「わ………私もです………んぁ………」
フィリアもスタンの大きな背中に腕を伸ばし、硬く抱きしめる。
こうして、スタンはフィリアの身体を壊さない様に少しづつ彼自身の楔を打ち込んで
いった。
「フィリア…もうそろそろ…外に出すよ……」
スタンは限界に達しようとしていたのでフィリアの秘所から剛直を抜き出そうとした
時、フィリアがスタンの腰を掴んだ。
「スタンさんの………欲しい………」
「フィリア?!、あ…うぁぁ…!!」
フィリアはスタンの下半身に顔を突き出すと、剛直から吐き出される白濁液を口で
受け止め、そのまま喉へと嚥下した。口からはみ出した白濁液はフィリアの白い顔や
丸縁の眼鏡に半透明の筋を描き込んでいった。
56 :
丼兵衛:03/04/06 21:01 ID:KwlxXvxj
「気持ち悪くなかった?」
事が終わり、スタンはフィリアの顔と首筋をタオルで拭いていた。
「スタンさんのなら…、それに、スタンさんはとっても優しかったですわ」
「無理してフィリアを傷付けるのは嫌だったから…」
スタンはタオルを握り締めると、フィリアの横に座った。
「俺…、コングマンの言う通り、フィリアの気持ちに全然気付いていなかったんだ。
世界を救う程の『英雄』なのに傍で苦しんでいる仲間の事も気に掛けられなかった。
全く、聞いて呆れるよな…」
フィリアがスタンの顔を見ると、彼の蒼い瞳から大粒の雫がこぼれていた。
「…俺、『英雄』なんかじゃない。馬鹿な田舎者のおのぼりだ………」
「スタンさん、私はスタンさんの事を『英雄』だと思いますわ」
「フィリア…?」
「今ならずとも、私が困難の前に何度も挫けそうになるのを、いつもスタンさんが
私の事を気遣って助けて下さいました。それに、私が貴方を好きになったのは、
スタンさんが誰をも信じて助ける、その優しさで数え切れない人を救ったからです。
だから、スタンさんがルーティさんと孤児院を立て直すと聞いて、ルーティさん
がスタンさんに相応しい人だと想って諦める決心をしたのです」
「………」
「コングマンさんも、スタンさんの『英雄』の素質に気付いていたからこそ、
スタンさんにああいう風に振る舞ったのでしょう。
つまり、彼にも、私にとってもかけがえの無い『英雄』なのです。
だから…、スタンさんはその涙を流せる心を決して忘れないで下さい…」
フィリアはそっとスタンの頬にこぼれた涙を拭くと、スタンの身体を自分の胸元に
抱き寄せて愛しげに抱くのであった。
57 :
丼兵衛:03/04/06 21:02 ID:KwlxXvxj
*
「うぐ…えっぐ…うぅ…そうだよ…フィリアちゃぁん………」
廊下では、身の丈が2mはあろうかといういかつい大男がドアの前に聞き耳を立て、
滝の様な涙を流してはホテルの廊下に大きな水溜りを作っていた。
「あの、お客様…、絨毯を汚されては………」
「うるせぇ、今は大事なトコだ!」
コングマンに見事に裏拳を決められ、哀れなボーイは廊下の端で伸びる羽目になった。
58 :
丼兵衛:03/04/06 21:04 ID:KwlxXvxj
<エピローグ>
―18年後のストレイライズ大神殿―
「フィリアさん、気になったことがあるんで聞いて良いですか?」
父親譲りのとんがった金髪と、母親譲りの中性的な顔立ちを持った少年が神殿の
司祭らしき女性に尋ねている。
「はい、私に答えられる事でしたら」
司祭は丸縁の眼鏡の奥から優しい笑みを少年に投げかけた。
「どうして、ここの部屋にキュウリがあるんですか?」
ほんの僅かだが、司祭の表情が赤くなった様に見えた。
「それは…貴方のお父様の事を思い出す為の物です」
少年の傍にいた銀髪の青年がある事に気が付いたのか、少年の肩を掴んだ。
「そうですよねぇ、思いがけない物に大切な思い出があったりしますから、ははは」
心なしか、青年の笑みは引きつっていた。
「ロニ、思い出って?」
「そりゃあ、スタンさんと一緒に食べたあの味が忘れられないとか、そういう事だ」
(『夜のお供』なんて言える訳ねぇだろ、この馬鹿!)
「ふうん…、それで、その時の味はどうだったのかなぁ?」
「『忘れられない程美味かった』に決まってるだろ。ほら、さっさと行くぞ!」
「きっとそうだよね、ロニ!。所でさ、僕もこの間リアラと食べた…」
青年の手に引かれながら去ってゆく少年と、その脇にいる少女の姿を見送りつつ
フィリアは少年の姿に、かつて自分が愛した人の面影を垣間見ているのであった。
(スタンさん………) <完>
59 :
丼兵衛:03/04/06 21:27 ID:KwlxXvxj
コングマン、結局やらずじまい…(藁
もっとも、私はコングマンスキーなので漢としての彼を見せたかったという事
もあります(D2でも、フィリアを振った事に執着している様ですし…)。
>>ヴァルク殿
スタンに告白した健気なフィリアたんに萌え…(藁
経験が無い辺りもウマ―ですね。
>>(前スレ)645殿
期待を思いっきり裏切った事を深〜くお詫び致します(藁
次は姫殿下×ジューダスか、エミリアたんシリーズの続きか…
どっちにしろ、とんでもなく不幸なシチュになりそうです〈核爆
丼兵衛殿、乙!!!
コングマンとフィリアのエチが無いのは残念だったけど、
充分(;´Д`)ハァハァさせて頂きますた!!
(でも、個人的にコングマンとフィリアの強姦じゃないエチも見てみたかったり・・・)
61 :
sage:03/04/06 21:42 ID:/BoBymGC
姫殿下×ジューダス・・・カナリ見てみたいです。
姫殿下ってエルレインだよね?
スマソ・・・あげちゃった
>>丼兵衛さん
コングマンカコイイ!!
今まであんな風に熱い漢が出てきたの、見たことなかったです。
違う意味で燃えました(;´Д`)ハァハァ
64 :
ヴァルク:03/04/06 23:50 ID:4ncGK3Rb
丼兵衛さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
素晴らしイイ(・∀・)!&コングマンカコイイ!
いや〜最高ですた。姫殿下×ジューダス…どんなふうになるんでしょ。期待して待ってまつ。
65 :
サザム:03/04/07 09:29 ID:ZRD+oRx0
おおお、サインさんに続き、ヴァルクさん・丼兵衛さんとフィリア三連発!
やっぱり、その人なりの味があるもんだなぁ……。お二人ともグッジョブ!
あ、サザムさんた。過去スレ読んですっかりファンです。
エターニアもやりたくなってしまいますた。
近日中に買ってプレイします。待っててキールたん・・・(;´Д`)ハァハァ
>丼兵衛氏
コングマンクワッコイーー!!!むっちゃしびれますた。
ここはSS神揃いで涙もんです(´Д`)
さっそくコリーナたんのエロSS書く人は……居ないかw
69 :
68:03/04/08 00:03 ID:wzg7NPH5
コレットだった…鬱だ死脳。
コリーナと聞くとアニメ版のヤツ思い出すな
マローネとかコリーナでエロきぼ〜んといって見る
ここまで長期間しかもテイルズ系スレに
こんなにたくさん神が降臨してるなんて奇跡ダヨ(;´Д`)
これで絵師様が挿絵描いてくれたらなら今の2乗でハァハァしちゃうこと間違いないなァ・・・
いや、勿論今でも十二分にハァハァ状態ですよ、スバラシイSS揃いなのでハァハァw
>>68 コリーナタソ・・・
確かにこの板での絵晒しは少ないと思う。
でもテイルズ偽ちゃんねるの18禁絵版で
ハァハァさせてもらってるんで満足(´Д`*)
フィリア3連続・・・フィリア好きなんで
もう毎日がハァハァですた!!
73 :
名無しさん@ピンキー:03/04/08 08:22 ID:qKM87efG
コレットコイ――――(・∀・)――――
74 :
ヴァルク:03/04/08 09:53 ID:oWmio+N4
誰かサモリネSSキボンヌの人いないか〜?
マイラとかベルガとかかなりウマーだと思うんだが・・・。
自給自足するかな・・・。
あぼーん
>>74 ディオ×メルネタに詰まってサモリネやってると
カコ(・∀・)イイ!!お兄さんが出てきたので方向転換。
現在誰もやりそうの無いリーシス×ベルガ構想中・・・(藁
ジーニアスたん(;´Д`)ハァハァ・・・
77 :
名無しさん@ピンキー:03/04/09 15:05 ID:wJ8yKmqU
キモ
あぼーん
79 :
名無しさん@ピンキー:03/04/09 15:08 ID:wJ8yKmqU
リッドとセクースして光るメルディたん(;´Д`)ハァハァ・・・
80 :
名無しさん@ピンキー:03/04/09 16:57 ID:+Z7kfqkT
(;´Д`)ハァハァ・・・
81 :
名無しさん@ピンキー:03/04/09 18:48 ID:ZlmKFR8P
ネタ切れっす…。
82 :
ヴァルク:03/04/09 18:51 ID:o56ze7I1
もしサモリネでSS書くとすれば、
フレイン×マイラ
フレイン×ベルガ
ベルガ×ボルガ
かなぁ・・・。
近親ネタは書いたことないし、需要もあやしいもんなので
やらないと思いますが。。
83 :
名無しさん@ピンキー:03/04/09 22:10 ID:p0HqIEHq
正直フィリアには萌えません。
眼鏡外したときキモすぎ。
84 :
名無しさん@ピンキー:03/04/10 03:50 ID:jgyui0KR
俺はメガネフェチだからかなり萌える
85 :
名無しさん@ピンキー:03/04/10 16:06 ID:txDNisR6
>>83 眼鏡キャラが任意的に眼鏡を外すのは俺も嫌い
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
春厨の次はage厨ですか。
77=83=85 自作自演で荒らすなヴォケ!
>>91 チンカス野郎め!
風呂入って歯磨いて
ママにお休み言ったら
さっさと寝ろ!
春房は正直迷惑。
勝手に自作自演とか言うな
94 :
ヴァルク:03/04/11 00:25 ID:9Cz/cf+Z
遅くなりましたがチェス×アーができあがりましたのてうpします。では、どうぞ。
クレス達はある町の教会に来ていた。
なぜなら今日はアーチェとチェスターの結婚式があるからだ。
クレス達は式の始まりを待ちわびていた。
「まだ始まらないんですか?」
「もう少し待って下さい。そろそろ始まるはずですから」
ミントとすずがそんなやりとりをしていると、式が始まった。
厳かな雰囲気のなか、式は執り行われた。式も終盤に近付き、誓いの言葉や指輪交換を終えた後、いよいよ───。
「それでは、誓いのキスを」
二人のキスは、かつてともに旅した四人にはどう映っているのだろうか。
かくして、何事もなく式は終了した。純白のウェディングドレスを纏ったアーチェがブーケを投げようとしていた時、クラースやすずに勧められて、ミントもブーケ取りに参加した。
アーチェが投げたブーケは、ちょうどミントの手元へ落ちた。
ミントがアーチェの方を見ると、小さくウィンクしていた。
チェスターも同様だった。
どうやら、次を自分の番にしたいらしい。
その意図を理解したミントはコクンとうなずいた。
四人は式での二人をのことについて雑談していた。
95 :
ヴァルク:03/04/11 00:29 ID:DCVLeLS+
「アーチェさん、素敵でしたね…」
「チェスターもな。あいつも随分変わっていた」
「ええ、そうですね…」
ミントだけは何かを考えていたようで、先ほどからずっと考え事をしていた。
「どうした、ミント」
「アーチェさんやチェスターさんの気持ちは嬉しいですけど、何だかズルしたみたいで…」
手にしたブーケを見てミントがいった。
「あいつらなりの気持ちだろう。…ふっ、若いってのはいいねえ…」
しみじみとクラースが言う。
「それじゃあ、みんな。また会おう」
「はい。クレスさんもお元気で…」
「私もそろそろ失礼する。また会おう、クレス」
クレス達が別れを告げた頃、アーチェとチェスターは自分達の家に戻ってきていた。
「あ〜、緊張した〜。」
「へっ、お前が緊張するタマかよ」
「なによ!そういうあんたはにやけまくってたくせに!」
「んだと?!」
「なによ!」
またいつもの調子で始まったのかと思いきや、今日は違っていた。
「ふふっ、ふふふふ…」
「くっ、はははっ…」
二人とも自然に笑いがこみ上げ、笑っていた。
「おっかしーの…こんな時まで口喧嘩するんだね。私たちって…」
「ああ。喧嘩するほど仲がいいってのは本当みたいだな…」
96 :
ヴァルク:03/04/11 00:30 ID:l5ovgS9L
ふと、アーチェが言った。
「今ってさ、“新婚初夜”ってやつじゃない?」
「ああ…そうだな」
今はもうすっかり夜更けだ。時刻は11時をまわっている。
「もちろん…するよね?」
「ああ…」
するとアーチェはスパっと服を脱ぎ捨て、チェスターに抱きついた。
「うわっ!と、いきなり何するかと思えば…」
「ふふっ♪だってはやくしてくれないんだもん」
「分かったよ。俺も脱ぐから、ちっとどいててくれ」
アーチェはチェスターから離れ、彼が服を脱ぐのを観察していた。
パンツ一枚になったチェスターがこれでいいだろう、と言ったらこれも脱ぐの!とパンツをずり降ろされてしまった。
確かにアーチェは全裸である。
一糸纏わぬ彼女の姿は、可愛いと形容する以外になかった。
エルフ族の特徴である長い耳。整った顔立ち。小振りの乳房。うっすらと生えている程度の陰毛。その陰毛に隠されている秘裂。その全てが可愛らしかった。
チェスターは彼女の唇を奪った。
アーチェはそれを受け入れ、舌を彼の舌に絡ませた。チェスターもそれに答え、貪るような深いキスをする。
「んっ、んふっ、ん…」
長いキスの後、アーチェの顔がトロン、としていた。
97 :
ヴァルク:03/04/11 00:32 ID:YCcj8EKP
「はぁっ…ふふっ」
くすっ、とアーチェが微笑すると、チェスターは不思議に思って言った。
「どうした?何かおかしかったか?」
「ううん、そうじゃなくて…キスって、こんなに気持ちよかったかな、って…」
甘い響きのある言葉にドキッ、とするチェスター。
もう一度キスをする二人。
一度では飽きたらず、二度三度と深いキスを繰り返す。
「んっ、ちゅっ、む、ふ…」
キスの後、アーチェが言った。
「今日のあたし、ちょっとおかしいみたい…。」
「え?」
「すごく胸がドキドキするの…なんていうか…今日なら何でも言うこと聞けちゃう感じ…かな?」
自分で言ったことだが恥ずかしくなってしまい、顔を赤らめるアーチェ。それを聞いたチェスターは言った。
「俺だって、お前の望むことならなんでもしてやりたいって思うぞ…。」
「…えっ?」
「それだけ、お前のことが大事だって事だ」
アーチェは彼の言うことが信じられない、といった様子だった。
「嘘…?」
「こんな時に嘘なんかつくかよ…本気だぜ、俺は」
「…そっか。ね、いつまでもおしゃべりしてないで、しよ?」
そう言うとアーチェが身を寄せてきた。
98 :
ヴァルク:03/04/11 00:34 ID:pjxJYd9z
チェスターはアーチェの首筋に唇を這わせ、可愛らしい二つの膨らみを両手で包み込んだ。
「ん…」
いつもより彼の両手が暖かく感じられる。
それが何故なのかは彼女にも分からなかったが、そんなことはどうでもよかった。
ただ愛する者の温もりを感じていたい。アーチェはただそれだけを思っていた。
チェスターは両手をゆっくりと動かし、乳房を愛撫した。
「あ、ん…」
やわやわと乳房を刺激していく内に、先端の桜色がしこってきた。
チェスターはそれを指でこねくり、口に含んだ。
「あんっ、ああ…」
じわじわとアーチェの身体が快楽に染まっていく。
「うんっ…はぁ…そこ、もっと…」
乳首を吸われるのが感じるらしく、もっとして、と言うように乳房を押しつけた。
チェスターはリクエストに答え、乳首をきつく吸った。
「はぁんっ!あぁっ、ふあっ…」
「いつもより感じてるんじゃねえか?いつもならこんなに声でねえだろ」
「うん…。そうかも」
からかうつもりで言ったのだが、素直なアーチェの反応に驚いた。
それが彼女にも伝わったのか、彼女は微笑して言った。
「こういう時ぐらい、素直になろうって思って…。」
99 :
ヴァルク:03/04/11 00:36 ID:8E2mP4FT
アーチェは続けた。
「ほら、私たちってさ、喧嘩ばっかりしてたでしょ?だから…。」
「アーチェ…。」
チェスターは目の前のハーフエルフの少女が愛しくてたまらなくなった。
彼女の秘部に手をやり、すでに潤ってきているそこに触れた。
「あぁっ、はっ、んうっ…」
アーチェの全身に甘い痺れが走る。チェスターは小さな秘豆に触れ、指先で擦った。
「きゃうっ、…あぁぁっ…だ、めぇ…」
敏感な部分をせめられ、アーチェは一際大きい媚声をあげた。
なおもチェスターはそこを愛撫する。
「ふぅんっ…や、あ…ふぁっ!」
ひとしきり指で弄んだ後、チェスターはアーチェの秘部に口づけ、そこを吸った。
「やぁっ…あ、っあぁっ…」
このままではいけないと思ったアーチェは、チェスターに言った。
「ね…、チェス、ター…?あたし、にも…させて…。」
彼女が進んでこんなことを言うとは思わなかったチェスターは、それを受け入れ、彼女から顔を離した。
「ふふっ、それじゃ、いくわよ…」
と甘く囁くように言って、アーチェはチェスターの剛直をくわえた。
鈴口や亀頭全体を舐め回し、竿の方までくわえると、首を前後に振りソコを刺激した。
100 :
ヴァルク:03/04/11 00:38 ID:jUnYq7Kn
前にしてもらった時より、格段に上手くなっている奉仕で、チェスターは早くも達してしまいそうだったがなんとかこらえた。
「…っく、う…」
以前は自分が主導権を握っていたのだが、今は完全にアーチェに主導権を奪われてしまっていた。
数分堪えていたが、彼の限界は近かった。
「アーチェッ…ちょっ、待てっ…」
「らめ、まふぁらい…(だめ、待たない…)。」
アーチェはくわえたままそう言うと、動きを激しくした。
「っ…!!」
激しくなった奉仕に耐えきれず、チェスターは絶頂に達した。
ドクンッ、ドクンッ、ドクン…
大量の精液がアーチェの口内に注がれ、彼女は多少むせながらもそれを飲み下した。
「ふうっ…結構出たわね…」
「はぁ…お前、あんなテクをどこで…?」
チェスターの問いにアーチェは首を横に振って答えた。
「どこでも教わってないわ。あるとしたら…愛の力ってやつかな」
またもチェスターはドキッとさせられた。
普段の彼女からは絶対に出ないような言葉が今日は沢山出てくる。本当に彼女はおかしくなってしまったのだろうか。
「ほんとに今日のお前おかしいぞ…。一体どうしちまったんだ?」
101 :
ヴァルク:03/04/11 00:40 ID:8E2mP4FT
「確かに、今日の私はおかしいかもしれない…けど、冗談なんかじゃないからね」
と真顔で言うアーチェ。
彼女の顔は冗談や嘘を言っている表情ではなかった。
「分かってるよ。…それより、そろそろいいか?」
うん、と答えてアーチェはベッドに仰向けに寝た。
チェスターは挿入しようとアーチェの秘唇に自分自身をあてがい、一気に突き入れた。
「あぁぁっ!」
凄まじいほどの快感と若干の痛みがアーチェを襲う。だが、痛みは微々たる物で強烈な快楽に飲み込まれてしまっていた。
「動くぞ」
「うん…」
最初はゆっくりと動かし、だんだんと激しくしていく。
「あぁっ!はっ、あっ、あっ、あっ、んあぁっ!」
動きが激しくなるにつれ、アーチェの嬌声も大きくなってゆく。
「…っ、わりぃ。あんまりもちそうもねぇ…」
「んっ…あたしもっ、もうっ…」
なおも激しく動くチェスター。それにあわせ、襲いくる快感に悶えるアーチェ。
二人は絶頂を迎えようとしていた。
「くっ…、アーチェ…イクぞ…」
「あうっ!…っ、きて…きてっ、チェスターッ!」
二人はそう叫ぶと絶頂を迎えた。
ドクッ、ドクッ、ドクン…
アーチェの膣内に多量の精液が放出された。
102 :
ヴァルク:03/04/11 00:41 ID:YCcj8EKP
そして、翌朝。
チェスターはアーチェより少しだけ早く起き、起きてきたアーチェに朝の挨拶をした。
「お早う。アーチェ」
「…お早う。」
赤く頬を染めて答えるアーチェ。
「ん、どうした?」
「…昨日は、いろいろ恥ずかしいこと言っちゃったから…」
「ああ。それなら気にすんな。…俺も、お前のこと愛してるから…」
やはり照れがあるのか、言葉が尻すぼみになってしまうチェスター。
だが、アーチェはそれを咎めない。そして、彼女はこう言った。
「あたしも。愛してるわ、チェスター…。」
二人を口づけを交わし、改めて永遠の愛を誓ったのだった。
〜fin〜
103 :
ヴァルク:03/04/11 00:51 ID:DCVLeLS+
いかがでしたか?
いやー。自分の妄想大爆発のSSになってしまいました。(爆
前スレ710さん、それに皆様、これで勘弁してください。(藁
自分の話を読み返していたら、全部女から誘っていた罠…。もっと修行せねば。
さて、次回作ですが、リッド×メルディと、ファラ×メルディかアーチェ×ミントをやりたいと思います。
百合ネタが駄目な方が多ければ、違うのを頑張って考えます。(汗
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
では、また次回作でお会いしましょう。
|彡サッ
104 :
名無しさん@ピンキー:03/04/11 01:03 ID:JZsufV2T
イイ(・∀・)!
リッド×メルディ楽しみでふ
メルディたん出てれば何でもイイ!
ガンバレ。
105 :
ヴァルク:03/04/11 01:11 ID:ETYHDo2M
訂正。102の最後の「二人を口づけを〜」は「二人は〜」の間違いです。
申し訳ない。m(_ _)m
あぼーん
107 :
名無しさん@ピンキー:03/04/11 07:04 ID:JL0K13Hf
ヴァルク殿、チェスター×アーチェ素晴らしかったであります!
次もチェスター×アーチェ、キボンヌです!!
その時は、濃厚なめくるめく快楽の世界へ堕ちてゆく二人を描いて欲しいです。
深く、長〜くね。
あと、レズは嫌ッス。
漏れは純愛一直線であります!
あぼーん
109 :
サザム:03/04/11 10:07 ID:8GpQCCk2
ヴァルクさん、女王甘甘なチェスター×アーチェ、タイヘン(・∀・)ヨイ!
私は、百合も好きですけどね。(節操の無い奴……)
110 :
前710:03/04/11 17:34 ID:obZNDf86
チェスター×アーチェツイニキタ━(゚∀゚)━(゚∀)━( )━(∀゚)━(゚∀゚)━!!
積極的に奉仕するけど恥じらっているアーチェたんカワ(・∀・)イイ!!
画面メモに保存しますた。
最後のキスの後、二人がどうしたか気になりまつ(*´Д`*)
朝ということでアーチェたんは新婚夫婦基本技(違)の裸エプロンで、
愛する夫の゙朝ご飯゙になってしまったんでつか?
密かに、そして激しく続きキボソ…。
/* ところで補完サイトの話が出てたけど、どうなったんでつか? */
……画面メモ……?
ここを携帯でご覧になっているのか?(´Д`;)
112 :
前710:03/04/11 17:42 ID:twXYfAxN
そうでつ。
以前はPCからですたが諸事情でPCがないのでつ。
パケ代がヤヴァイので今日はこのへんで…。
せめて携帯用キーボードがあれば楽なのに…
113 :
ヴァルク:03/04/11 19:02 ID:E8YpcpZa
>>前710さん
喜んでいただけて何よりです。
続きは、710さんの脳内でドゾ(藁
あのSS、自分で書いてて恥ずかしくなってしまった・・・。(爆
>>107さん
感想を書いてくれるのはありがたいのですが。
ageないでいただけると・・・(汗
あぼーん
ヴァルクさんお疲れ様でちた。楽しませてもらいますた。
漏れも百合読んでみたいでつ。期待していいでつか?
116 :
丼兵衛:03/04/12 23:06 ID:O+i3e1g3
ヴァルク殿乙カレー
流石に、アーチェたんの「愛の力」は強かった(藁
百合も大好きなので、是非キボンヌする次第です。
姫殿下×ジューダスですが、描こうとネタ出しをすると、出てくるネタは
単なるパロ(歴史・軍事ネタ。しかも濃い奴…)ばかりで早くも大往生して
おります(爆
いっその事エミリアたん最終話でもうpしようかと…(誰が読むんだ)
117 :
名無しさん@ピンキー:03/04/12 23:32 ID:7ukDuJCR
誰かすずについて語ってくれ・・・TOPで最も萌えたキャラw
118 :
ヴァルク:03/04/13 00:12 ID:meOqzRo4
すずタン…。
そいえば、すずネタ書いてない。。
今度クレすずでも書こうかな…
すずタン…
SFC版で萌えかけたけど、PS版で仲間になると聞いて萎えた想い出が(´・ω・`)
サザムさんのチェスすずも最高でしたが、ヴァルクさんのクレすずにも期待してまつw
なりだん2ではクレスをコソーリストーカーするすずタンが!
121 :
名無しさん@ピンキー:03/04/13 19:32 ID:LLYIcaqM
ワンダーシェフオールスターズ×ファラ・メルディ
キボン。
122 :
ポチ郎:03/04/13 23:06 ID:pHmRnD0n
デュナミス兄弟エロ冒険記、っていうのをかいてるのですが。。
(まずはじめにバンデットを)うpってもよろしいデスか?
124 :
ポチ郎:03/04/13 23:27 ID:pHmRnD0n
ういー。
ジュダ女性化はアウトでつか。
いいんじゃないの?
前スレでも結構でてるし。
126 :
ヴァルク:03/04/14 00:02 ID:EsWCIPXn
おお、SS書きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
期待してまつ。ガンガレ(・∀・)!
新神光臨
期待sage
129 :
サザム:03/04/14 13:39 ID:303iYWb9
105さん、ありぐぁとぅおー!!(感涙)CD−Rに焼いて保存すます〜。
キルファラ終わったら、お返しに何かお好みのカプで書かせてもらいたいですわ。
(それしか芸が無いし……)
130 :
ヴァルク:03/04/14 14:35 ID:4n8l1coy
105さんの絵素晴らしイイ(・∀・)!
自作のネタを考えつつ、サザム様のキルファラを静かに待ちまする。
どなたか105さんの美麗イラを携帯用にうpしてくれないかな…(´・ω・`)
132 :
丼兵衛:03/04/15 22:17 ID:2i6Ow2mu
姫殿下×ジューダスの導入部をうp致します。
エロ無しですが、これも「嵐の前の静けさ」という事でご了承下さい(爆
133 :
名無しさん@ピンキー:03/04/15 22:19 ID:z09I+n8V
前スレでファルすず書こうとしたものですが、
別のすずネタに試行錯誤してます。 ただファルすずも捨てがたい…。
どないしたらよろしいでしょう?
134 :
丼兵衛:03/04/15 22:19 ID:2i6Ow2mu
『陵辱の果て』
暗闇
静寂が永遠に支配している空間
…リオン・マグナスは漂っていた。
(僕は…死んだのか…)
だが、何処からか、彼を呼ぶ声が聞こえてくる。
「………………きなさい………………起きなさい………リオン………」
(誰かが僕を呼んでいる…一体誰だ?)
あぼーん
136 :
丼兵衛:03/04/15 22:21 ID:2i6Ow2mu
夢現のような朦朧とした感覚から、少しづつ意識が覚醒していく。
ゆっくりと眼を開けると、広い空間が広がっていた。
どうやら、硬い寝台に横たえられている様であったが、身体が思うように動かず、
僅かに首を動かして辺りを見回す事しか出来なかった。
「ようやく気が付きましたね、リオン・マグナス…」
かなり美しい女性が傍に立ち、彼に微笑していた。
「ここは…?」
「ダリルシェイドの教会です。もっとも、貴方もよく知っている場所ですが」
女性の言った通り、ストレイライズ教団のモチーフや祭器が置かれていたりする
ものの、ヒューゴ邸の地下室の様であった。
「お前は…誰だ?」
「私はエルレイン…、貴方を蘇らせた者です」
見た所、ストレイライズ教団の神官が着ているローブを纏っており、かなり高位の
高官の様である。
137 :
丼兵衛:03/04/15 22:22 ID:2i6Ow2mu
「今はいつだ?、この部屋の様子では大分経っていると思うが…」
「貴方が死んでから丁度18年後です」
容貌とも相俟って、エルレインの微笑みは聖女のそれを思わせた。
だが、何かが違う。
「僕を善意で蘇らせたとは思えんな。…何が望みだ?」
「貴方はこの世に強い後悔を残して命を落としましたね。
私は貴方にその想いをこの世界で晴らして頂きたいと思いました」
(『後悔』か………)
リオンの脳裏に、かつての仲間を裏切った苦い行為がよぎった。
自分の想い人を守る為とはいえども、結局は全てを失ったのだ。
138 :
丼兵衛:03/04/15 22:24 ID:2i6Ow2mu
「例え、僕を蘇らせたとしても、お前の望む通りに動くとは限らないがな。
それとも、僕に神への贖罪をさせるつもりか?」
リオンは皮肉を含んだ口調で言ったが、エルレインの表情から微笑が消え、彫刻の
ような何の感情も見出せなくなった。
「…その通りかも知れませんね」
エルレインは、ゆっくりとリオンの寝台に近付いていった。
「な…何をするつもりだ」
「貴方に印を付ける為の儀式を行います」
エルレインの白く細い手が、リオンの華奢な脚の付け根に置かれた。
「準備は整ったか?」
戸口のほうから、男の声がした。女性は声色を変え、
「はっ!将軍様、今宵は享楽の宴を披露しましょう。
さあリオン・マグナス。・・・いや、あなたの名は今からキム・ジューダスです。」
・・・この女の言っている意味がわからない。ジューダス?将軍様?一体何だ、それに、この格好は・・・!!!
錯乱するジューダスをよそに、エルレインと名乗る女は服を脱ぎ始めた。
「お、おい。何をする気だ」
「あなたは今日から『喜び組』として、偉大なる金正日将軍に一生仕えるのです。」
既にジューダスは引田天功顔負けのセクシーな衣装を身にまとっていて、周りの女たちは怪しげな踊りを始めている。
「これは何だ!おい、そこの男。貴様は誰だ」
「!?」
「な・・・死に損ないが何をほざくニダ!ジューダスを刺してしまえニダ!!」
怒り狂う金総書記。だがエルレインはジューダスをかばうように、
「まあまあ将軍。彼は初体験なのです。許してあげましょうよ」
彼女が優しく言葉を投げかけると、将軍は少し、しどろもどろした後、
「・・・踊りを続けるニダ」と言った。
エルレインは将軍にウィンクして、また踊りの輪の中に戻る。
「金正日将軍〜万歳〜万歳〜」
10年後・・・
ジューダス「チョッパリに制裁を加えるニダ!テポドンをリーネの村に発射するニダ」
一流の北朝鮮工作員として働くジューダスの姿があった。
完
142 :
名無し:03/04/15 22:53 ID:BHP8kQGN
143 :
丼兵衛:03/04/15 22:56 ID:2i6Ow2mu
…果たして、リオン坊っちゃんの運命は如何に!?
本編はかなりねちっこいシチュにしますので、ご堪忍を…(汗
>>ポチ郎殿
これとローグたんの乳揺れにハァハァしっ放しだった自分としては是非とも
うpを熱烈にキボンヌ致します。
>>133殿
まずは進んでいる方を完成させてうpするのが宜しいかと思います。
あと、出来ればsage進行でお願い致します。
只今D2の2周目に突入しておりますが、何故だか姫殿下のやる事成す事が
某国の「お父ちゃん」に伝わる伝説をそのまま実体化した人に見えてきて
笑いをこらえるのに一苦労します。
何せ、人民に様々な「奇跡」を起こしたり、『縮地法』をお使いになったり(藁)
何も知らない人民が住む配給と個人崇拝が全ての「平等な世界」を作ったり…
144 :
丼兵衛:03/04/15 23:05 ID:2i6Ow2mu
>>139ー140
余りにもタイムリーなレス…
腹を抱えて大笑いしました。人民軍の制服に身に包んだジューダス萌え(藁
以前、ドイツ軍の武装親衛隊のフランス人部隊の制服を着たリオンたんを
妄想して勝手に萌えていた覚えがあります(軍ヲタの性か…)
145 :
ヴァルク:03/04/16 00:55 ID:Yu8Id49r
丼兵衛さん乙です。
いや〜、激しく大笑いしますた。まさか金正日将軍が出てくるとは(藁
エチの方も待ってまつ。
それと、リドメルができたのでうpしまつ。ちょいと短いですが、ご容赦を。
146 :
ヴァルク:03/04/16 00:58 ID:NEYOOpYz
完全に分断された二つの世界。
リッド達はチャットの協力を得て、セレスティアに来ていた。そこで、チャットが再会を祝してパーティを開こう、と言いだしたのだ。
メルディの家に入ると、エプロン姿のメルディが出迎えてくれた。
「あ、リッドにファラ!お久しぶりな〜。元気だったか?」
「ああ。そっちも元気そうでなによりだ」
挨拶をした後、リッド達は食事を取るためテーブルについた。
そこには美味しそうな料理が並べてあった。
「おおっ、うまそ〜!これ全部メルディが作ったのか?!」
「はいな。メルディが手作りだよ〜」
「へぇ〜。すご〜い。お料理誰に習ったの?」
「ふふっ、内緒〜」
感心するリッドとファラ。一口食べてみるとやはり美味しかった。
「くぅ〜っ、うめぇっ!キールの奴がうらやましいぜ!……そういえば、キールの奴はどうした?」
さきほどからキールの姿が見当たらない。
辺りを見渡すが、彼の姿はない。
「キールは晶霊学の研究中。部屋にこもってるよ〜」
食事ぐらい一緒に食べればいいのにと思ったファラだが、メルディは気にしていないようだ。
そこで、メルディが何かの飲料の瓶を持ってきた。
147 :
ヴァルク:03/04/16 01:00 ID:TCEvwuna
それはインフェリアでは見たことがなかった物で、リッドとファラは興味津々だった。
「それ、何だ?」
「アイメンのお店で買ってきた、おいしいお酒。リッドとファラも飲んでみるがいいよ〜。」
そう言いながらメルディはその酒を注いだ。
「それじゃ、乾杯しよか」
「うん。三人の再会を祝して、かんぱーい」
カツン、とグラスを当ててファラは一口、リッドは一気に酒を飲んだ。
「ぷはっ、この酒もうまいな〜」
「うん。飲みやすくっておいしい」
「おかわりどうぞ〜」
こうして、三人は宴を楽しんだ。
一時間ほどして、宴は終わった。
メルディは自室に戻ったが、ファラとリッドは空いている部屋を使った。
リッドはベッドに横たわり、寝てしまおうとしたとき、コンコンとドアをノックする音がした。
「ん、誰だ?」
ドアを開けると、そこにいたのはメルディだった。
「メルディか。どうした?」
「うふふ〜。リッド〜」
なにやらメルディの様子がおかしいので、よく顔を見たら彼女の顔は真っ赤になっていた。
ようするに、彼女は酔っていたのである。
「なっ、メルディ酔ってるな!?」
「メルディ酔ってなんかないよ〜。…ひっく」
148 :
ヴァルク:03/04/16 01:02 ID:5p3Mbzkz
(おもいっきり酔ってるじゃねえか…)
リッドは密かにツッコミつつ、メルディを部屋に入れた。
「何でこんなになるまで飲んだんだ…」
「らってぇ、あのお酒おいひいんらもぉん…。」
もはや言葉にろれつがまわっていない。
呆れつつもとりあえずリッドはメルディをベッドに寝かせた。
「うぅん、暑くなっちゃったぁ…脱ぐよ〜」
「わっ、ちょっ、待てメルディ!」
リッドの制止を聞くはずもなく、メルディはスポーンと服を脱ぎ捨てた。
すぐに二つの膨らみが現れる。
「うわっ、メルディこれしか着てないのか…?」
「なぁなぁリッド〜。メルディと〜、えっちなことしよ〜?」
「いぃっ!?」
突然のメルディの言葉に、リッドはひどく驚いた。
まさかそんなことを言われるとは思っていなかったリッドは、どう対処すればいいか分からなかった。
だが、この状況を打開するにはメルディとするしかない。
(やるしかねえか……。)
もうどうなっても構わない、と半ば開き直ったリッドは服を脱ぎ捨て、メルディに覆い被さった。
「ワイール…リッドが、メルディとえっちしてくれるよ〜」
とろけたような甘い声でメルディが言った。
149 :
ヴァルク:03/04/16 01:04 ID:S9T3q0Hq
リッドはそれに答えず、メルディの乳房を揉みしだく。
すぐにメルディはそれに反応し、んっと抑えた声をあげた。
次第に乳房の頂点が勃起してきたので、指の腹でコリコリと弄んだ。
「あぁっ…」
たまらずメルディは声をあげた。
何度かそれを繰り返した後、リッドは勃起した乳首を吸った。
チュッ、チュッとわざと音を立てて吸い、舌でそこを転がすように舐め回した。
「あんっ、あぁ…リッド…」
乳房を愛撫しつつ、リッドはメルディの秘部の方へ手をのばした。
そこは早くも湿り気を帯びており、直に触れるとトロトロした蜜が溢れだした。
「もうこんなにしてるのか。すけべだなぁ、メルディは」
「やっ…ちが…う…」
「何が違うんだよ。自分から誘ってきて、もうこんなに濡らしてるんだぜ?メルディはすけべだ」
言いながらリッドは小さな突起に触れた。
そこを軽く撫でただけで、メルディはびくんっと身体を震わせた。
「や、だ…リッ、ド…そこ…だめぇ…」
嫌がるメルディの言葉とは裏腹に、そこからどんどん蜜が湧き出てくる。
「ほんとに嫌なのか?嫌ならやめてもいいぜ」
「や…やめないで…」
「なら嫌なんて言うなよ。ほら」
150 :
ヴァルク:03/04/16 01:06 ID:VjojeX+e
そう言ってリッドはクリトリスを強く刺激した。
「あぁぁっ…!」
一番弱いところをせめられ、メルディは悶えた。
強すぎる快感と刺激に一瞬気が遠くなった。
「リッド…、リッドぉ…リッドの、ほしい…。」
「ん?もうほしいのか…いいぜ、くれてやるよ。…ただし、俺より先にイッたら承知しねえからな?」
「うん…わかったよぅ…」
そのやりとりの後、リッドは剛直をメルディの秘唇にあてがい、一気に突き入れた。
「あぁぁぁっ…!リッドの、おっきいよぉ…」
「動くぜ…」
リッドは激しく腰を打ちつけ、メルディの膣内を蹂躙した。
「ふぁぁっ…!リッドの…すごい…んあっ!」
メルディはすっかり快楽の虜になっていた。
メルディは激しく打ち据えられるリッドの腰の動きにあわせて、腰を振ってよがっていた。
「あぁっ…!リッド…リッドぉっ…!」
「…っ、まだイクなよ…」
自分が絶頂に至りそうになるのを懸命に抑えてリッドは言った。
次第に激しさを増していく二人の動き。それはリッドに絶頂をもたらすのに充分な快感だった。
「…っく、メルディ、イクぞっ…」
「はぁぅんっ…いいよ…リッド…きて…」
151 :
ヴァルク:03/04/16 01:07 ID:S9T3q0Hq
「……っ!!」
「ふあぁぁぁぁっ……!!」
二人は同時に果ててしまった。
ドクンッ、ドプッ、ドプッ……。
大量の精がメルディの膣内に注がれた。
「はぁっ…リッドの…あつい…」
ハァハァと荒い息をしながら、メルディは膣に注がれた熱いものを感じていた。
たった一度だけだが、二人は疲れ果て眠ってしまった。
「……ド…リッド…!」
翌朝、リッドが目を覚ますとメルディの姿はなく、代わりにキールとファラの姿があった。
「おはよう…リッド?」
「ようやく目が覚めたか…」
二人ともなにやら機嫌が悪そうな声でそこに立っていた。
ファラは顔こそ笑っていたが手をポキポキと鳴らし、額には青筋をたたせていた。
キールは悪鬼のような恐ろしい顔でリッドをにらみつけ、手にはクレーメルケイジと杖を持っていた。
「お、おい…どうしたんだよ、二人とも…」
「どうしたもこうしたもないわよ…」
「昨日、酒に酔った勢いでメルディを襲ったそうじゃないか…?」
それを聞いたリッドは、ビックリして言った。
「何言ってんだよ、その逆だ!襲われたのは俺の方だ!」
その言葉が二人をさらに怒らせ、口々に言った。
152 :
ヴァルク:03/04/16 01:09 ID:5p3Mbzkz
「謝れば許してあげようかと思ったけど、もう許さないんだから…!」
「ああ…さすがにこればかりは僕も頭にきた…!」
攻撃体勢をとる二人にリッドは慌てて言った。
「ほんとに違うんだよ!なぁ、信じてくれよ!」
「問答無用…!」
「覚悟しろ、リッド…!」
リッドに飛びかかるファラ。キールが晶術を発動する。
「殺劇武荒拳ッ!!!」
「メテオスォームッ!!」
二人の攻撃を受けたリッドは、屋根をつきぬけて遙か彼方まで吹き飛ばされた。
「がぁぁっ…!!」
パンパンと両手をはたくファラ。
キールはふう、とため息をついた。
と、そこへメルディがきた。
「ありゃあ…ずいぶんと遠くに行っちゃったな…リッド」
二人はなおも憤然として答えた。
「当たり前よ!」
「当然の結果だ」
それを見たメルディは少ししゅんとして言った。
「ここまでしなくても良かったのに…」
二人はさらに吐き捨てるように言った。
「平気よ。リッドは丈夫だから、死にはしないわ」
「ああ。このぐらいでないと僕らの気がすまない」
そのころ、吹き飛ばされたリッドはといえば、
「畜生、覚えてろよ…!」
と復讐に燃えるのだった。
〜fin〜
153 :
ヴァルク:03/04/16 01:14 ID:qXGppw6N
いかがでしたか?
趣向を変えてみようと書いたリドメルですが、とんでもない駄文になってしまいました(核爆
百合ネタとクレすずはこうならないようにしなければ。(汗
激しく鬱だ…逝ってきます。
>丼兵衛殿>ヴァルク殿
乙でしたー。リドメル激しく萌え(・∀・)!百合とクレすずにも期待してまつw
>ポチ郎殿
新神降臨!坊ちゃん女体化楽しみにしてまつ。
105殿の美麗クレアー保存しますたw
>>133 しつこい厨房が!50前の童貞中年男と12の幼女のセクース書いて何が楽しいんだ?変態は氏ね
ヴァルク様やサザム様の爪の垢でも煎じて飲め!キモ
(*´д`*)メルディたんに激しくハァハァ
ある宿。そこの一室でジューダスとハロルドは攻防戦をしていた。
「やめろっ!もう僕は…したくない!」
「うるさいわねぇ!実験材料の癖に生意気よ!」
「いつ僕が実験材料になった?!」
「だまりなさーーーい!!」
「うるさい!もうこりごりだ。あんな行為!」
「あーーら。私のマ○コの気持ちよさに何回も達したのは誰かしら?」
「黙れ!とにかくもう僕はしたくない。するならマリアンとじゃないとしないからな!」
「マリアン?誰よそれ。ま、いいわ。そこまでやらないってなら…それ!いくのよX-105ホームラン!!!」
「何?!」
ハロルドが奇妙なリモコンを取り出し、そのボタンを押すと、( ≧∇≦)ブハハハ
ロボットがジューダスに向かって突進し、ジューダスの手足を捕らえた。
「何をする!しかもなんだその微妙なネーミングは!微妙にパクってるじゃないか!」
しっかりとつっこむ所はつっこむジューダス。
「まぁまぁ…。さーて私を満足さしてちょうだいねぇ〜ジューダスちゃん!」
そしてジューダスの服を脱がしていくハロルド。
「ヤメローーーーーーー!!!!」
「ハロルドーーー!」
その時、部屋の扉が開き、リアラが入ってきた。
(リ…リアラ…!お前はまさしく神だ!)
ジューダスはそう心の中で言った。リアラがこの状況を見て、助けてくれるだろうと思ったからだ。
しかしその思いがあとに後悔へ繋がる事を、ジューダスは知らない…。
完?
スマソ( ≧∇≦)ブハハハは誤爆。
糞の一言だ。
159 :
ヴァルク:03/04/16 14:06 ID:ZNduVwxU
>>155 そんな厨房は放置プレイで、マターリといきましょ。
良スレが荒れますからな。
しまった「続く」が「完?」になってる…。続くです。
それといきなり書いてゴメンよ…。予告すべきだったナ。
128さんのが見れなくなってる(⊃Д`)
見てぇ・・・
162 :
名無しさん@ピンキー:03/04/16 17:31 ID:O22nSyKP
コレットたん・・・
あぼーん
朝の出かけに北ニュースを見たので時間差で爆笑しまつた。
両神の続編に期待sage。
最後にメルディたん
ハァハァ ハァハァ ノ)ァノ)ァ ノ \アノ \ア
エルレイン×リアラ書いてもいいでつか…?
166 :
サザム:03/04/17 09:49 ID:dq9G+VVG
丼兵衛さんの導入部も期待大ですが、
>>139-141のタイミングの良さは何っ!?
ヴァルクさんのリドメル、何気にメルディが怖い……魔性の女? だがそれもイイ。
んで、157さんは、何とお呼びしたらいいのでせう……。 ⊂⌒~⊃。Д。)⊃〜〜〜。さん、とか?(汗
他のスレに書いたりもしてたのですが、やっとキルファラ出来たのでうpさせてもらいます。
167 :
サザム:03/04/17 09:50 ID:dq9G+VVG
〜ファラの仲良し大作戦〜
「僕に近づくんじゃないっ!」
「バイバッ!?」
キールは、読書中に背後から覗き込んできたメルディを、邪険に振り払った。
ここは、モルルの村にも程近い、海辺近くの森の外れ。
キールを加え、総勢4人になったリッド達は、メルニクス語の権威であるマゼット博士の元に行く途中だった。
「ウァイディ? メルディ、イスティ・グディグン、ディオ=ステディ?」
「だからっ! 早口でメルニクス語を喋られても分からないと、何度言えば分かるんだ!」
「ティウ……」
言葉は通じなくとも、顔と口調から怒られている事は分かるのだろう。
メルディはしゅんと肩を落とし、黙り込んでしまった。
「キールっ! 何も、そんなに怒らなくてもいいじゃない!」
その代わりに、簡易かまどの前で夕食を作っていたファラが、キールに食ってかかる。
4人で旅を始めてからと言うもの、キールはメルディに対しては、いつもこの調子だった。
「仕方ないだろう? 言葉が通じないのなら、態度で分からせるしか無いじゃないか」
「それにしたって、もう少し優しくしてあげてもいいでしょう!?」
二人の口論に挟まれたメルディは、おろおろと両者の顔を見比べる。
「やれやれ、また始まったか……」
その脇で剣の手入れをしていたリッドは、いつもの事と溜息をつき、我関せずを決め込んでいた。
168 :
サザム:03/04/17 09:51 ID:dq9G+VVG
「何で僕がそいつに優しくしなくてはいけないんだ? そんな義理も理由もありはしないぞ」
「だって私達、一緒に旅をする仲間じゃない! だったら……」
「悪いけど、僕はこんな得体の知れない奴を仲間と思ってはいない。その理屈は当てはまらないな」
キールは、ファラの言葉を冷たく切って捨てると、再び本に視線を落とす。
その態度に、ファラはカチンときたらしく、すっくと立ち上がって問い詰めた。
「何よ、それ! じゃあ、キールはどういうつもりで一緒にいる訳っ!?」
「……前にも言ったはずだ。僕は、僕の学説を証明する為に、一緒にいるに過ぎない。
よって、そいつの機嫌を取る必要は全く無い。それが論理的帰結というものさ」
「おいおい、お前ら。その辺で止めとけよ……」
「リッドは口を出さないでっ!」
見かねたリッドが仲裁を買って出るが、頭に血が昇ったファラはそれを跳ね除ける。
激昂したファラをちらりと横目で見ると、キールは溜息をついて立ち上がり、森の方へと歩き出した。
「ちょっとキール! まだ話は終わってないわよ、どこ行く気!?」
「僕にはこれ以上、話す事など無い。ここで不毛な会話を続けるぐらいなら、一人の方がましさ」
「あっ、こら、待ちなさいってば!」
キールは杖と本を手に、ファラの呼び掛けを無視して森に入っていく。
ファラは憤慨した様子で座り込み、どん、と拳で地面を叩いた。
「もう! 昔は素直な子だったのに、どうしてあんなにひねくれちゃったのかしら!」
「しょうがねぇだろ? 何しろ、幼馴染っつったって、10年も会ってなかったんだ。
どんくさいのは相変わらすだけど、多少は性格が変わってたって、不思議じゃねぇさ」
169 :
サザム:03/04/17 09:52 ID:dq9G+VVG
「うん、それは分かるけど……。私は、昔みたいに3人、じゃないや、4人で仲良くしたいんだけどな……」
キールが姿を消したことで、少し頭が冷えてきたのだろう。
ファラは寂しげに眉をひそめると、腕を組んで考え込み出した。
「うーん……ねぇリッド。キールと昔みたいに仲良くなる方法って、何かないかな?」
「んー、そうだな。昔みたいかどうかはともかく、手っ取り早く仲良くなる方法はあるぜ」
「えっ、ほんと、リッド!?」
あっさりと答えられ、ファラの瞳がまん丸に見開かれる。
大して期待をしていなかっただけに、リッドの言葉はファラにとって一筋の光明だった。
「ね、教えてリッド! どうしたらいいの?」
「ああ、んじゃ、ちょっと耳貸しな」
「え? だって、メルディは言葉わかんないよ?」
「いいから、こっち来いって」
「う、うん……」
リッドに手招きされて、ファラはおずおずとリッドの横に座り込んだ。
リッドはファラの耳元に口を近づけると、ごにょごにょと小声で囁く。
しばらくすると、ファラの顔が徐々に赤くなり、最後の言葉でカーッと茹で上がった。
「ちょ、ちょっとリッド! それ、本気で言ってるの!?」
「ああ、本気も本気。それが一番手っ取り早いだろ? きっとキールも(ごにょごにょ)だけだと思うぜ」
「そっ、そりゃそうかも知れないけど、リッドはそれで平気なの?」
「別に本気にならなきゃ、俺は構わないぜ。ファラだって、たまには違う刺激が欲しいって言ってたろ?」
170 :
サザム:03/04/17 09:54 ID:dq9G+VVG
「ううっ、それは、確かに言ったけどぉ……」
ファラはリッドに肩を抱かれたまま、人差し指をちょんちょんと突き合わせる。
「それにだ、(ごにょごにょ)すれば、メルディへの態度だって変わるかも知れないぜ」
「そ、そうだよね、メルディの為でもあるんだもんね……」
当のメルディが不思議そうに見守る中、もじもじしていたファラは決然と立ち上がった。
「うん、リッド、私やってみる! 大丈夫、イケる、イケる!」
お得意のフレーズを呟くと、ファラはキールの後を追って、森の中に踏み込んでいった。
「がんばれよー。……さて、メルディ。あいつらは遅くなるだろうから、先にメシでも食っとくか」
リッドは、ファラの背中におざなりに手を振ると、メルディの方を振り返った。
「ワイール! メシ、メシー!」
どうやら、今までの旅の間に、メシ=食事、という単語は覚えたらしい。
さっきまで泣きそうだったメルディは、けろっと機嫌を直し、リッドの言葉に両手を挙げて喜んだ。
◇ ◇ ◇
「全くファラの奴、お節介で強引で、昔とちっとも変わってないな……」
キールは、大きな木の根元に座り込み、ぼんやりと夕陽を眺めていた。
少し先の崖の端から、茜色に染まった空と海とが見渡せる。
ホーリーボトルを使っているので、モンスターが近づいてくる危険もほとんどない。
こうして徐々に移り変わる色彩を眺めるのが、苛立った時のキールの習慣だった。
「だけど、僕の方はいつまでも昔のままじゃないんだ。そうそう言いなりになってたまるもんか。
大体、小さい頃のあの時だって、ファラに強引に誘われなければ……」
171 :
サザム:03/04/17 09:55 ID:dq9G+VVG
「ふふっ、やっぱりキール、ここにいたね」
キールが過去の体験を振り返っていると、背後から笑いを含んだ声と共に、人の気配が現れた。
「うわっ! ファ、ファラ!?」
丁度彼女の事を考えている時にいきなり声を掛けられ、キールは慌てて振り向いた。
近づいてきたファラは、キールの前で中腰になり、小首を傾げる。
何かを懐かしむような笑顔を浮かべながら、穏やかな調子でキールに語りかけた。
「昔っからキール、いじけるとこうやって、夕陽を眺めるのがクセだったもんね?」
「ぼっ、僕は別に、いじけてなんかいないぞ!」
どこか楽しそうに微笑むファラに、キールはむきになって言い返す。
「はいはい、分かってるって。……ねえキール、隣に座ってもいい?」
「あ……ああ、別に構わないが……」
先程の怒りを露ほども感じさせないファラに、キールは戸惑いながらも応じる。
ファラはスカートの裾を捌くと、キールのすぐ脇に座り込み、膝を抱えた。
「……さっきはごめんね。私も少し、きつく言いすぎちゃった」
「いっ、いや、分かってくれればいいんだ。僕も、その、大人げなかったと反省してるよ」
妙にしおらしいファラの謝罪に、キールは軽くどもりながら答えた。
「でも、女の子に、あんな邪険な態度を取るのは、感心しないよ? いくら照れてたからって……」
「ばっ、だ、誰が照れてるもんか! 僕は、あいつが信用できないから……」
「ふふふっ、う・そ♪ キールは昔っから、すーぐ顔に出るんだから。彼女にもそう言われなかった?」
「かかか、彼女って、どうして……!?」
172 :
サザム:03/04/17 09:56 ID:dq9G+VVG
赤毛の学友を思い出し、危うく『どうして知っているんだ』と言いかけて、キールは目を白黒させる。
そんなキールを、ファラは呆れた様子で眺めやった。
「あのねぇ。『彼女は出来たのか』とか言われてあからさまに動揺してたら、リッドにでも判るよ?
しかも、『淫らな事』とか言ったって事は、最後までしちゃったんでしょ? ……あれ、キール、どうしたの?」
「リ……リッドの奴……」
幼馴染の女の子から、隠しておきたい過去を指摘され、キールは勢い良く地面に突っ伏していた。
その話をした時には、ファラはそばにいなかったのだから、情報源はリッドに決まっている。
キールは地面に爪を立てながら、口の軽いリッドを心底恨んでいた。
「で、あんな山奥で女っ気が無い生活が続いていたから、溜まってるのと照れてるので、つい邪険にした、と。
男の子って大変ねー。三日も抜かないでいると、イライラしてくるんでしょう?
私も、リッドに説明されるまで、そんな理由があるとは全然……」
「ちっがーうっ!!」
立てた人差し指を振りながら平然と話すファラに、キールは顔を上げ、渾身の力を込めて否定した。
しかし、リッドに洗脳(?)されたファラは、そんなキールの言葉をまともに取り合おうとはしなかった。
「またまたぁ、照れなくてもいいってば。私達ぐらいの歳なら、そのくらい当然だよ。
でも、メルディは駄目だよ。まだ処女みたいだし、言葉が通じないから合意も出来ないし。
と言う訳で、私が代わりに相手してあげる。私なら、リッドといっぱいしてるから、慣れたもんだし」
そう言いながら、ファラは少し照れつつも、手早く服を脱ぎ始めた。
「わっ、ちょ、ファラ、何をっ!?」
10年ぶりに見たファラの肢体は、未成熟ながらも女としての曲線を描き、キールの動悸を激しくする。
173 :
サザム:03/04/17 09:58 ID:dq9G+VVG
ファラの健康的な色気に目を奪われつつも、キールは必死に理性を掻き集めた。
「そっ、そんな事しなくても、僕は大丈夫だっ! だ、第一、リッドが知ったら何て言うか……」
「ああ、それは平気。だって、『溜まってるだろうから相手してやれ』って言ったの、リッドだもん」
「なっ、何だって!?」
幼馴染たちの理解し難い精神構造に、キールの頭が真っ白になった。
その間に、ファラは全ての服を脱ぎ捨て、キールの目にややスレンダーな裸体を惜しげもなく晒した。
キールの脳裏に、観測所に送られる前、知り合いの少女に童貞を奪われた時と似た、緊急警報がこだまする。
「さっ、キール、早くしよっ♪」
「うっ、ううっ……」
そしてその時と同様に、キールにこの場を逃れる名案は思い浮かばなかった。
◇ ◇ ◇
「ほらほらぁ。恥ずかしがってないで、キールも早く服を脱ぐっ!」
「わっ、こらっ、勝手に脱がすなっ!」
ファラの手がローブの裾に掛かり、キールはそうはさせまいと服を押さえつけた。
「抵抗しないのっ! 昔三人でしたお医者さんごっこで、私のパンツを脱がせたの、キールだったじゃない?」
「そそそっ、そんな昔の話を持ち出すなっ! 大体、それとこれとは話が違うだろっ!?」
うろたえるキールの抵抗を軽く抑え込んだファラは、着々とキールの着衣を解いていく。
「ぶー。残念でした、ちっとも違いませんー。……へぇ、キールって昔と一緒で色白のままなんだね」
「そっ、そんなにまじまじと見るなっ!」
最初は抗っていたキールだったが、レグルス道場に通っていたファラが相手では、腕力で敵うはずも無い。
174 :
サザム:03/04/17 10:00 ID:dq9G+VVG
あっさりとローブを剥ぎ取られ、キールは純情な女の子のように両手で胸を隠した。
「ほんとに素直じゃないんだから。……ここをこんなにして言っても、全然説得力ないよ?」
ファラはキールのパンツを押し上げている膨らみに目をやると、下着の上からそこを優しく撫でる。
妙に手馴れた指の動きに、パンツの中のモノはピクンと跳ね上がった。
「わっ、莫迦っ! ファラ、どこ触ってるんだよ!?」
「キールのおちんちん、だけど?」
「だからっ! そう言う意味で言ったんじゃないっ! 大体、女の子がそんな言葉を使うなっ!」
あっさりと答えられて、キールはますます顔を赤らめたが、ファラはそんな事など気にもかけない。
「よっ……と。だけど、しばらく会わないうちに、キールも立派になっちゃったね」
「どっ、どこ見て言ってるんだよっ!」
とうとうパンツも引きずり下ろされ、キールは赤面しながら両手で股間を隠した。
「ちょっとぉ、そんなに抵抗しないでよ。これじゃまるで、私が襲ってるみたいじゃない」
「……もしかして、自覚がないのか、ファラ?」
口を尖らせるファラに、キールはジトッとした目つきで問い返す。
しかし、その程度のイヤミでは、ファラの心は動かなかった。
「じゃあキールは、私なんかとはしたくないって言うの?」
「そうじゃない! あ、いや、この場合のそうじゃないと言うのは、その、何と言うかだな……」
「じゃあ、問題ないじゃない。大丈夫、すぐにその気にさせてあげるから……んっ、はむっ!」
「わわっ、ファラ! なんて事を……うっ!」
怒張の先端をぱくっと咥えられ、そこから走るむず痒いような快感に、キールは小さくうめいた。
175 :
サザム:03/04/17 10:01 ID:dq9G+VVG
「んっ、ふっ……、ぷあっ! キールのここ、リッドよりおっきいね……んちゅっ」
ファラは、自分の行為に照れた様子も無く、ちゅぷちゅぷと音を立てて啜り、キールに奉仕する。
キールはファラの言葉通り、だんだんと『その気』にさせられていった。
「うあっ! ちょっと、ファラ、そんなに吸われちゃ……」
「んんっ……、すごーい。キールの、まだ大きくなるんだ。こんなの入るかな……」
大きさと硬さを増していくキールのモノを、手の平でしゅにしゅにとしごきながら、ファラは不安そうに呟く。
しかしその瞳は、隠しきれない期待と興奮に、潤んだ光を浮かべ始めていた。
◇ ◇ ◇
「んっ、ふもっ、むっ、ちゅ……。んん、ふむん、ちゅるっ……」
「あっ……。ファラ、あくっ、そんなこと……うううっ!」
ファラの口で執拗に責められて、キールの身体が徐々に熱を持っていった。
ファラは上目遣いにキールの反応を見ながら、特に弱い所を探り出し、そこを重点的に責める。
その淫靡な視線と、ねっとりと纏わりつくような舌使いに、キールは翻弄されていった。
「ふふっ、だいぶ素直になってきたね。じゃあ、こういうのは、どう……?」
「ふっ……くぅっ!」
怒張から口を離したファラは、軽く突き出した舌先で、キールの太腿をなぞるように愛撫し始めた。
性器を舐められるのとはまた違った快感に、キールの身体がピクンと跳ねる。
「んーっ……ちゅっ! んんっ……ちゅうっ!」
「くっ! うううっ、あっ!」
するすると唇を動かしながら、ファラは時折り、キールの腿を、膝の横を、ふくらはぎを強く吸う。
176 :
サザム:03/04/17 10:01 ID:dq9G+VVG
キールは、くすぐったさと快感が入り混じったその感触に、堪えきれずに喘ぎ声を上げた。
「……ねぇキール、キールは胸、感じる?」
「あっ、ああ……」
何度か両足を往復した後、ファラはキールに問いかけた。
身体を摺り寄せるように密着させている為、キールの足にファラの小振りな胸が時々触れている。
その事を指摘されたと思い、キールは正直に答えた。
「そう。それじゃ、してあげるね……」
「えっ……? んっ!」
するとファラは、キールの胸板に手を伸ばし、彼の乳首をこりっと刺激した。
どうやら、「自分の胸を感じるか」という意味ではなく、「胸を触られるのが気持ちいいか」と訊いたらしい。
自分の勘違いにキールは少し焦ったが、今更「それは違う」と言うのも、どこか気恥ずかしい。
それに、ファラのしなやかな指でそこを撫でられるのは、確かに気持ち良かったのである。
指先でくすぐるように弄られて、キールの乳首はすぐに硬く尖っていった。
「ふふっ、キールって、感じやすいんだね。そうやってると、昔のキールみたいで、可愛いよ……ちゅっ」
「あっ……! かっ、可愛いとか言うな……っ!」
ファラは、キールの胸の辺りに顔を寄せ、その小さな乳首に軽くキスをした。
そんな所を責められた経験のないキールは、文句を言いつつも、ファラの愛撫から逃れる気力を失う。
指と舌で胸板を刺激されている内に、キールの意識は雄の欲求に支配されていく。
ファラの身体に押され、自分の下腹部に当たる剛直の熱さが、キールに自身の昂ぶりを思い知らせる。
いつの間にか、キールの両手はファラの身体に回され、滑らかな背中の肌触りを楽しむように撫でていた。
177 :
サザム:03/04/17 10:03 ID:dq9G+VVG
「ファラ、その、僕は、されるだけじゃなくて、あの……」
とうとう我慢が出来なくなったキールがそう口篭もると、ファラは艶然とした微笑みを浮かべた。
「ふふっ、なあに? キールも私の身体、触りたいの?」
「うっ、うん……」
胸板に指を滑らせながらファラが問うと、ためらいがちにキールが頷く。
「いいよ……、じゃ、これでいい?」
ファラはそう言いながら、寝そべったキールの身体を跨ぎ越え、己の秘部を彼の眼前に晒す。
夕日を受けてオレンジ色に染まったファラの下半身が、キールの視界を埋め尽くした。
「キールの好きにして、いいよ……、んっ、ふむっ、ふっ……」
「ああっ、ファラ、ファラっ!」
再び自分の剛直をしゃぶり始めたファラの下腹部に、キールは首を起こして近づいた。
両手でくいっと尻肉を掻き分けると、薄赤い肉襞の連なりが、ひくひくと誘うように息づいている。
その芳しい香りに誘われるように、そっとそこに舌を伸ばすと、ファラの身体がピクンと跳ねる。
キールは舌を目一杯伸ばして、熱く柔らかなそこに侵入した。
「んんっ! ふうっ、ぅん、んっ!」
「んっ、ちゅっ、ファラ……、んん……っ!」
ファラのそこは狭く、肉と女の蜜とが入り混じった味がした。
キールが中で舌を動かすと、ファラは一層艶を増した鼻息を洩らしつつ、剛直を激しく吸い立てる。
舌に感じる蜜の味と、そこから漂う淫靡な香り、腹に押し付けられた双丘の感触に、ファラの甘い吐息。
充血した肉襞の艶やかさと、湿った音と共に股間のモノを駆け巡る、強い快楽。
178 :
サザム:03/04/17 10:14 ID:dq9G+VVG
五感の全てをファラに支配され、キールは欲望の赴くままに花弁を舐め回した。
「んっ、キール、上手だね……。どこで、こんな事、覚えたの……っ?」
「だっ……、どこだって、いいだろっ……くっ!」
熱に浮かされたような呟きを交わしながら、ファラとキールは互いの秘部を刺激し合った。
ファラが尿道に舌を突き入れれば、キールは皮に隠された小さな肉芽を探り当て、コロコロと舌で転がす。
キールが外側にはみ出した肉襞を唇でついばめば、ファラは竿の下の袋を口に含み、軽く吸う。
自分が受けた以上の快楽を相手に与えるかのように、二人は動きを早めていった。
◇ ◇ ◇
互いの舌と指で敏感な部分を責め合い、二人はすっかり準備を整えていた。
ファラの秘裂からは湧き水のように愛液がしたたり、キールの怒張の先端からは、透明な先走りが滲んでいる。
それらが更に滑らかな刺激を生み、二人の意識を痺れるような快楽が襲い続けていた。
「ぬっ……ぷうっ! ねぇキール、もう、入れちゃっても、いいよね……?」
感極まってきたファラは、陰茎から口を離してキールに問い掛けた。
彼女の目元は情欲に囚われて、夕陽の下でも分かるほど紅潮している。
「あっ、ああ……」
ファラの花弁から唇を外したキールも、もはや躊躇いのない口調でそう答える。
その口元は、舐め切れなかったファラの雫が、喉元近くまで伝っていた。
「んっ……、じゃ、ちょっと待ってね……」
そう言うとファラは、再び体の向きを入れ替え、キールの身体の上に跨る体勢を取る。
両足をキールの腰の両脇に置き、ちょうどキールの剛直の上に、小用を足すようにしゃがみ込む格好だ。
179 :
サザム:03/04/17 10:15 ID:dq9G+VVG
薔薇のように花開いたファラの肉襞から零れた雫が、夕陽を反射して茜色の糸のように輝いた。
「んっ……と……」
「うっ……!」
ファラは軽く腰を浮かすと、へその辺りまで反り返ったキールのモノをつまみ上げ、自分の陰裂にあてがう。
それだけで、濡れ切った二人の陰部が、くちゅり、と淫靡な音を立て、キールの口からうめきが漏れた。
「キール、入れるよ……。んっ、んんっ!」
「うあっ!」
剛直を片手で押さえたまま、ファラは一言断ってから、ゆっくりと腰を降ろしていく。
その途端、キールの敏感な亀頭を、彼女の熱い襞の連なりがきゅくっと包み込む。
ファラの狭い入り口の感触に、キールは背筋が震えるような悦楽を感じた。
「んあっ! あぁっ、やっぱり、ちょっと、きつい……っ!」
リッドとの交わりで慣れているとは言え、二回りほども大きいキールのモノは、ファラには少し大き過ぎた。
苦痛を耐えるように眉をひそめながら、つぷつぷと少しずつ、自分の膣内に飲み込んでいく。
「おっ、おい、ファラ、無理にしなくても……」
「んふぅっ、へいきっ、もうちょっと、だからっ……!」
辛そうなファラに、キールはおずおずと提案するが、彼女はきつく目を閉じたまま、腰を落とし続ける。
「んんっ、くっ……! っはあ、ほらね、キール、全部、入ったよ……」
少し涙を滲ませながらも、キールの巨根を全て納めたファラは、無理に笑みを浮かべた。
その笑みは、昔一緒に遊び回っていた頃、擦りむいた膝を隠しながら浮かべていたものとそっくりである。
昔と変わらず意地っ張りなファラに、キールも思わず苦笑いを洩らした。
180 :
サザム:03/04/17 10:16 ID:dq9G+VVG
「まったく……何だって、そこまでするんだ?」
「だって私、キールと昔みたいに、仲良くしたかったんだもん……」
「ファラ……」
泣き笑いのような表情で告げるファラの言葉に、キールは胸を衝かれる思いだった。
思えばミンツに移ってから、キールは周囲にいた人間と、微妙に距離を置いてきた。
赤毛の少女やほんの数人を除いて、プライベートで付き合う人間もあまりおらず、クールな仮面を被っていた。
しかし、幼い頃を一緒に過ごした幼馴染達の前では、気取る必要などないのだ。
そう思い至ったキールは、肩の荷がするりと落ちる気分だった。
「そうだよな……。お前達相手にカリカリしても、仕方がなかったよな……」
「あはっ♪ そうそう、それでこそキールだよ!」
ふっと顔を緩めたキールに、ファラも嬉しそうに微笑んだ。
「じゃ、スッキリした所で、続きしよっ?」
「えっ、ま、まだやるのか?」
「それはそれ、これはこれだよ。それに、キールもこのままじゃ収まらないでしょ?」
「うっ、ま、まあな……」
ファラのきつい締め付けの中で、キールのモノは未だに硬いまま、快楽を求めてピクピクと震えていた。
◇ ◇ ◇
「キール、いくよ……、んっ、ふうっ、くんっ!」
「あっ、ああっ、ファラっ……!」
ファラが腰をくねらせ始めると、すぐに二人は快感に意識を奪われていった。
181 :
サザム:03/04/17 10:17 ID:dq9G+VVG
一旦根元まで咥え込んでしまえば、ファラの中はキールのサイズに合わせるように広がっていた。
膣の中を埋め尽くすようなキールの怒張の感触が、身体の中心を貫くような快感をファラに与える。
時折り訪れる、引きつるような痛みさえ、今のファラには心地良かった。
「あああっ、すごいっ、こんなっ、お腹の中、いっぱいだよっ……」
「ううっ、こっ、こんな、こんなっ……!」
一方キールは、何度か身体を重ねた少女と、幼馴染であるファラの身体との違いに、戸惑いを隠せなかった。
学友であった赤毛の彼女とは、勢いで身体を重ねてからも、何度か逢瀬を繰り返していた。
どちらかと言えば奥手なキールは、彼女のリードで性の技巧を覚えていったのである。
当然、彼女以外の女性とそういった関係になった事は一度もない。
だが、割と着やせするタイプであった彼女と細身のファラでは、体つきも感触も、まるで異なっていた。
鍛え上げられた格闘家の身体であるファラの陰裂は、痛いほどの強さでキールのモノを咥えている。
そして、キールの上に跨ったファラは、飢えた雌豹のように躍動的な動きで、快楽を貪る。
ファラは自分で自分の胸を揉みしだきながら、キールの剛直を引き抜くような勢いで腰を動かし続けた。
「んっ、どうっ、キールっ、気持ちっ、いいっ?」
「うっ、うんっ、いいっ、いいよっ、ファラっ……」
キールは、ファラの動きにぎこちなく腰を合わせながら、彼女の太腿をさわさわと撫でていた。
ファラのそこは、優しく包み込むと言うより、きつく絞り上げると言った感じで、キールの怒張を責め立てる。
くきゅくきゅと激しく締めるファラの秘洞が上下する度に、熱い閃光がキールの脳裏に弾けた。
「あんっ!? キールの、ごつごつしてて、奥にっ……、奥に当たって……ふうっん!」
深く腰を降ろすと、キールの先端がごりっと最奥に当たり、ファラは軽く唇を噛んだ。
182 :
サザム:03/04/17 10:18 ID:dq9G+VVG
ファラは、くぷっ、くぷっと淫らな音を立てつつ、大きなストロークで何度か腰を打ちつけた。
すぐに絶頂を迎えそうになったファラは、今度は少し腰を浮かせて、半ばほどを飲み込んだ状態にする。
そして、そこで腰を細かく上下左右に動かし、キールの射精を呼び起こそうとした。
「んっ、キールぅ、まだぁ? まだイかないっ……?」
「うっ、うん、ごめん、まだ……」
ファラのせがむような声に、キールは済まなそうな表情で答えた。
実際のところ、慣れていない相手のせいか、充分気持ちいいとは言え、なかなか射精の予兆が訪れない。
出したいのに出せないというこの状況は、キールにとっても辛かった。
「んふぅっ、キール、もしかして、割と遅いほう……?」
「そ、そうなの、かな?」
前の相手との時はそれほどでも無かったから、これは単純に相性の問題であろう。
しかし、ファラに直接そう告げるのも、彼女を責めているようで気が引ける。
キールは神経を股間に集中し、快感を高める為に、自分のモノを咥え込むファラの陰裂をじっと注視する。
さらに、たふたふと揺れるファラの胸に手を伸ばし、その感触を興奮に変えようとした。
◇ ◇ ◇
「んっ、はぁ、んっ、くっ、だっ、だめっ……!」
小刻みに腰を動かしていたファラは、自分の方が先に果てそうになり、身体の動きを止めた。
キールの脇に両手を突き、はぁはぁと荒い息をつきながら、昂りを押さえ込む。
少し息を整えると、額の汗を拭いながら、キールに問いかけた。
「ねぇ、キールは、自分からする方が好きなの……?」
183 :
サザム:03/04/17 10:18 ID:dq9G+VVG
「えっ? あ、うん、まあな……」
本当は、いつも相手に主導権を握られていたので、自分からした事は殆どないのだが、それはさすがに言えない。
キールが見栄を張ってそう言うと、ファラは軽く頷いて立ち上がった。
「じゃ今度は、キールからして……」
ファラは立ち木に片手を突くと、思い切り尻を突き出した格好になり、片手の指で花弁を大きく開く。
そうして肉襞の奥まで晒すと、誘うような視線を背後に送った。
「ほら、早くぅ、キール……」
「うっ、あ、ああ……」
ファラに促されたキールは、立ち上がって彼女の背後に歩み寄った。
陽が落ちかけて、少し薄暗くなった中でも、ひくひくと求めるように蠢くファラの花びらの動きは良く見える。
キールは怒張の先端を押し下げて、ファラの入り口を探り当てると、ぐっと腰を進める。
最初の時と違い、今度は途中で引っ掛かりもせず、キールのモノはすっぽりと根元まで入り込んだ。
「うあっ、ああ! おっ、奥まで来てるよぉ……!」
「くっ、ファ、ファラ……!」
最奥の感触を亀頭に感じながら、キールは強い締め付けに顔をしかめた。
ファラの腰を両手で抱え、纏わりつく肉襞の抵抗に逆らい、ゆっくりと抜き差しを始める。
キールのモノがファラの中を往復する度に、二人の接合部からぐちゅぐちゅと湿った音が響いた。
「あっ! キール、いいっ、そうっ、そこっ、もっとっ、突き上げてっ!」
「くっ、ふっ、こっ、こうかっ!?」
ファラは、すでに声を押し殺すことを止め、甘い声でキールの動きを求めた。
184 :
サザム:03/04/17 10:19 ID:dq9G+VVG
キールは、股間を走る快楽より、むしろその蕩けるような声に官能を刺激される。
腰を突き出すと同時に、抱えたファラの腰をぐいっと引き寄せ、深い結合を生み出す。
子宮の天井をぐんっと押し上げるような動きに、ファラは電流を受けたように背筋を跳ねさせた。
「ああんっ、だめっ、そんなっ、つよくっ……ん、んっ!」
「あっ、ファラ!?」
その動きを何度も続けているうちに、ファラはいきなりガクガクッと膝を震わせ、くにゃっと上体を崩した。
崩れ落ちそうになるファラの身体を、キールは慌てて抱き止める。
キールがどうしたらいいか迷っていると、ファラは木の幹を両手で伝い、よろよろと起き上がった。
「おっ、おい、ファラ、大丈夫か?」
「んっ、平気、だよ……。ちょっと、イっちゃった、だけだから……。キール、続けて……」
「でっ、でも……」
「いいから……。キールも、イけないと、つらいでしょ……?」
「……うわっ!?」
ファラは、キールの方を振り向くと、自分から腰をうねうねと動かした。
一度達した事で更にぬめりを増したファラの秘洞が、キールの怒張を絶妙な力加減で刺激する。
「ほらっ、キールのここ、出したいってピクピクいってるよ……?」
「うっ……くっ! じゃ、じゃあ、続けるぞ……」
ファラの言葉と、彼女の中の甘美な感触が、ぞくりとするような色香を放つ。
キールは彼女の華奢な身体を抱きかかえながら、再び律動を開始した。
「あんっ、はんっ! いいっ、キールっ、もっと、きつく抱いてっ……!」
185 :
サザム:03/04/17 10:20 ID:dq9G+VVG
「ううっ、はぁっ、ファラっ……ファラっ……!」
ファラの背中に抱きつきながら、キールは腕の中の少女の名を呟きつつ、激しく腰を打ちつけた。
触れ合った肌から、ファラの興奮が直に伝わり、キールを絶頂へと導いていく。
キールの直線的な動きと、ファラの円を描くような腰使いが、めくるめく快感を互いに与え合う。
しばらくすると、むずむずとした射精の予兆がキールの根元に沸き起こり、次第に水位を高めていった。
「ファ、ファラっ、僕っ、もうっ、いきそうだっ……」
「いっ、いいよっ、わたしっ、だいじょ……ぶっ、だからっ、なかにぃっ……!」
途切れ途切れのファラの言葉に応じ、キールは深く挿入すると、奥で細かく最後の動きを始める。
ファラも二度目の絶頂を間近に控え、きつく目を瞑ってその瞬間に備えた。
「んんっ、ふううっ、またイっちゃうぅ……! キールぅ、きてっ、きてぇっ……!」
「ファラっ、いくっ、いくぞっ……くうっ!!」
「んあっ、あぁぁぁっ!!」
子宮の奥に勢い良く迸る熱い飛沫に、ファラも己の昂りを解放し、一際大きな歓びの叫びを上げた。
◇ ◇ ◇
(ぼっ、僕は、もしかして、とんでもない事をしてしまったのでは……)
事の後で唐突に理性を取り戻したキールは、自分のした事を思い返し、軽い自己嫌悪に陥っていた。
ふと視線を動かして、股間から垂れる白濁を拭いているファラを見てしまい、慌てて目を逸らす。
取り出したハンカチで自分のモノを拭うと、キールはそそくさと自分の服を身に付けていった。
「あーっ、キールずるいっ! 自分だけさっさと着替えちゃうなんて!」
「ず、ずるいって、そんな事言われても……」
186 :
サザム:03/04/17 10:21 ID:dq9G+VVG
まだ少しぐったりしているファラから文句を言われ、キールはたじたじになる。
ファラは物憂げに起き上がると、四つん這いでキールの足元へにじり寄り、そこでぺたんと座り込んだ。
「……だけど、キールもこれでスッキリしたから、これからは昔みたいに、仲良く出来るよね?」
「うっ、ま、まあ、そうだな。努力はするよ」
裸のままのファラに、無邪気な笑顔でそう言われると、キールとしても無下に断る訳にもいかない。
彼女の身体から微妙に目を逸らしつつ、キールはあいまいに頷いた。
キールの答えに満足した様子のファラは、まだ少しふらつきながらも、脱ぎ捨てた服を着始めた。
ファラが衣服を整え終わる頃には、もうすっかり日が落ちていた為、キールは魔法の光を杖に灯す。
すると、ファラは何かを思い出したようにポンと手を打ち、キールの元につかつかと歩み寄った。
「あっ、そうだ。キール、向こうに戻ったら、まずはメルディにちゃーんと謝るコトッ! 約束だよっ?」
「な、なんで僕が……って、痛たたたっ! ファラ、どこを握ってっ……!」
キールが逆らおうとした途端、ファラはムッと眉をひそめて、いきなりキールの股間を握り締める。
拳法で鍛えられたファラの握力に大事なトコロを潰されかけて、キールは情けない悲鳴を上げた。
「わ・か・っ・た・の?」
「はっ、はいっ、分かりましたっ!」
「ん、よろしいっ♪」
どうやら、キールの最前までの決意も空しく、二人の力関係はすっかり昔の通りに戻ってしまったらしい。
(ど、どうして僕の周りには、こう気の強い女しかいないんだ……?)
両手で股間を押さえながら、我が身の不運を一人嘆くキールであった。
〜END〜
187 :
サザム:03/04/17 10:37 ID:dq9G+VVG
前スレ513さんの希望に添っているかは分かりませんが、とりあえずこんなモンで。
次回のネタは考え中。他スレに書きつつ(オイ)頭を捻ってみます。
あと、人によって嫌いなカップリングとかシチュエーションはあるかと思いますが……。
そういうのは「黙ってスルー」が良いと思います。
私も前にフォロー入れてもらった事がありますが、書いてくれる人の意欲も尊重してあげませんか?
私は、「来るものは拒まず、去るものは引き止める(あれ?)」がいいのでは、と思うのですが。
188 :
ヴァルク:03/04/17 11:16 ID:p8CE9sKL
サザム様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
相変わらずの丁寧な表現。それに、キャラのつかみがうまいですな〜。
さすがです。
イイSSが書ける人はイイことを言う(のか?)。
私はサザム様に同意です。
さて、自作のSSの方ですが。
百合のほうは別スレで見てきたので、どうにか書けそうです。
もしかしたらふたなりになってしまうかも…(マテ
クレすずは半分冗談だったんですが(ぇ
構想は大体できてるので近いうちにうpします。
ではでは、長々と失礼しますた。
<m(__)m>
189 :
ヴァルク:03/04/17 11:23 ID:p8CE9sKL
連カキコスマソ。
一つ質問っす。冒頭の部分でメルディは何て言ったんですか?
190 :
山崎渉:03/04/17 12:21 ID:Ac1CXwMS
(^^)
さがりすぎなのでage
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
キルファラじゃなくてファラ×キールですか。淫乱ファラたん……(´Д`;)
193 :
サザム:03/04/17 13:57 ID:dq9G+VVG
ヴァルクさん、
わ た し も 知 ら ん 。
いや、始めのほうのメルディの台詞をカタカナ表記しただけなんで。
メルニクス語辞典とか持ってる人、くれぐれも訳したりしないよーに。
194 :
名無しさん@ピンキー:03/04/17 14:01 ID:BZKoD1h/
メルディたん(;´Д`)ハァハァ
195 :
名無しさん@ピンキー:03/04/17 16:43 ID:NaDPHdVn
連日の神降臨に(*´Д`*)
サザム閣下キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
いやあ。いいもん見せてもらいました。
淫乱ファラたんハァハァ。
やはり上手いです。
>>ヴァルクさん
リドメルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
酔っ払ってリッドを誘うメルディたんハァハァ。
サザム氏、今日もご苦労様ですヽ( ゚∀゚)ノワショーイ!!
個人的お気に入りのプリムラ×キールを読もうと
ひさしぶりに前スレ見ようと思ったら格納されてて涙 ⊃Д`)
Janeのログなら持ってるけど……
今は過去ログ簡単に読めなくなるから
スレ終り近くなったら保存しとくことだね
201 :
丼兵衛:03/04/17 22:25 ID:qAaKUag6
ヴァルク殿とサザム殿キタ――――――!!
マンセ―マンセ―マンマンセ――――――!!(藁
姫殿下×ジューダスは近日中にうp出来そうです(短いですが…)
その後に風刺お笑いネタ(
>>139-141に触発されたのが大きいですが)
を描く予定です。
しかし、姫殿下の年だと「喜び組」の適正年齢に合わないのでは…(爆
サザムたんサイコーーーーーーーー!!(;´Д`)
ジュダタン…(;´Д`)ハァハァ
>165
大歓迎(w
やべ、お笑いネタがすんっごく楽しみになってきた(w
キール君とサザム様の文章とに惚れてエターニア購入しちゃいました。
これから出掛けるけど帰ったらやるぞ!!! (;´Д`)ハァハァ
208 :
丼兵衛:03/04/19 22:36 ID:Nm9/NJmX
姫殿下×ジューダスが完成したのでうp致します。
どちらかというとジューダスというよりリオンかも…(おい)
209 :
丼兵衛:03/04/19 22:39 ID:Nm9/NJmX
「や…やめろっ!!」
エルレインの手はリオンの剛直をタイツ越しにさすり、適度な刺激を与えていた。
「ふふ…、身体に似合わず、立派なものをお持ちの様ですね」
「くっ…」
優しく、しかし容赦無いエルレインの愛撫にリオンの剛直はゆっくりと頭をもたげ、
タイツの股間を押し上げていた。
「ほら、こんなに元気になりましたよ」
「………」
リオンは目をつむり、顔を横に背けて自らの痴態を見まいとしている。
エルレインはリオンの反応などお構いなしとばかりの態度であったが、唐突に手を
止めると、もう片方の手でダガーをローブの懐から取り出した。
「生まれたままの姿になるのです」
「や…やぁっ!!」
エルレインがダガーを振るたびにリオンの古ぼけた制服が切り刻まれてゆく。
(た…助けてくれ………、シャル、マリアン………!!)
リオンは逃げようにも手足が石になったかの様に動かず、空しく身を捩らせるだけ
であり、その間にもエルレインのダガーは振り下ろされていた。
エルレインがダガーを降ろした時、リオンは一糸纏わぬ姿となっていた。
210 :
丼兵衛:03/04/19 22:41 ID:Nm9/NJmX
「さぁ、身も心も一つになるのです」
エルレインは音も無くローブを脱ぎ、生まれたままの姿となった。
リオンは寝台に横たわったままであり、彼の剛直のみが天を仰いでいた。
「く…来るなぁ!!」
「ふふっ…、何も恐れる事などありませんよ」
エルレインは寝台に上がると、リオンの身体の上に乗った。
「何を…、んっ!」
リオンの身体を抱えると、顔を豊かな胸に押し付けた。丁度、母親が乳飲み子に
授乳する格好である。
「ん…んん…………」
丁度リオンの唇に乳頭が当たっていたが、リオンは口を貝の様に閉ざして頑なに
拒んでいた。
「仕方の無い子ですね…」
エルレインは指でリオンの鼻を摘んだ。このまま口を閉ざし続ければ窒息しかねない。
(こんな…、こんな辱めを受けるなんて………)
リオンは唇に当てられた乳首を含み、ゆっくりと吸い上げた。紫水晶の瞳には
うっすらと涙がにじんでいる。
「ん…ん…」
「そうです…。お前に必要なのは無垢な心なのです…」
エルレインは微笑みつつ、リオンの頭を優しく撫でていた。
211 :
丼兵衛:03/04/19 22:45 ID:Nm9/NJmX
「大人しくなりましたね…」
リオンは観念したのか、エルレインの豊かな胸に顔を埋め、乳首を吸い上げている。
エルレインはリオンの顔をゆっくりと放すと、リオン自身の剛直に腹を沈めた。
「うあぁ………!」
エルレインはリオンの剛直を深々と咥え込むと、ゆっくりと腰を上下させる。
「とても気持ちが良いでしょう?」
「だ…誰が…あぁ………」
リオンは快感に必死に抗っていた。ここで快楽に身を任せては己の大切なものを
エルレインに奪われる恐怖があったからである。
しかし、エルレインは優しく、そして容赦無くリオンを攻め立てた。
「あ…あぁ…うぁぁ………」
「愚かな…、抗っても貴方が苦しむばかりですよ」
エルレインは自分の腰を動かすと共に、リオンのか細い胸に自分の豊かな胸を
押し付け、執拗に撫で擦った。
「あぁ………!!」
「ふふふ…」
リオンは抗し切れず、エルレインの身体の中で白濁液を吸い取られて果てた。
「最後まで強情な子でしたね…。まぁいい、私には既に手駒があります。
あの男はこの子よりもずっと弱かったですが………」
エルレインは下腹部に付いた白濁液を指で掬い、ぺろりと舐めた。 [完]
212 :
丼兵衛:03/04/19 23:06 ID:Nm9/NJmX
熟女のエロネタを目指したつもりでしたが、チャイルドプレイの件で
気力が一気に抜けました(爆
折を見て完全版を書いてうp致しますので、御容赦下さい。
さて、問題のお笑いネタは大部分が完成していますが、かなり濃い
共産国家(北朝鮮)ネタが満載の問題作に…。
213 :
ポチ郎:03/04/20 03:47 ID:lSOJSRVG
>>丼兵衛さん
リオン…(;´Д`)ハァハァハーハー
バンデッドネタ挑戦したのですが…駄目ですた。
口調とかがわからないと変な性格になってしまう…
変わりといってはなんですが、明日あたりにリアラ×女ジュダうpさせていただきます
214 :
山崎 渉:03/04/20 04:19 ID:IxIHzNin
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
熟女のプレイ
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
両神のうpに期待sage
216 :
丼兵衛:03/04/20 21:33 ID:y+uEHhGf
問題のお笑いネタ(その実、濃〜い風刺ネタが大半に…)が一応
完成したのでうp致します。
なお、「技術上の問題」により(藁)設定が微妙に変更されている
事を事前にお知らせ致します。
217 :
丼兵衛:03/04/20 21:35 ID:y+uEHhGf
「ユートピア見物記」
「全く様子が違うな…人っ子一人いやしない」
カイル一行は、突如発生した時空乱流の渦に巻き込まれそうになり、リアラの空間転移
でとっさに何処とも知れぬ砂浜に移動して難を逃れた。しかし、カイル達の知る現代
とは様相が一変していた。おまけに、18年前の騒乱の際に破壊されたダイクロフトが
天空に浮かんでいる始末である。
ようやく、建造物らしきものが見えてきた時、ロニが素っ頓狂な声を上げた。
「な…何だありゃあ!?」
長大な壁に囲われた半円球の巨大なドームが鎮座していたのである。
「恐らく、この世界の都市なのだろう。入るぞ」
壁に囲われてはいたが、自動ドアの付いた入口が備え付けられていた。
入ると、人工的な緑地が視界に入ってきた。これらの草木はドーム内の換気を兼ねて
いる様だ。
「見てよ!、町が見えてきた!」
カイルの指差す方に町らしき建物の群れが見えた。
218 :
丼兵衛:03/04/20 21:36 ID:y+uEHhGf
町に入ると、住民らしき男がカイル達の姿を見て驚いた様子で歩み寄ってきた。
「同志、レンズはどうしたのかね!?」
「レンズ…レンズがどうかしたの?」
男の姿を観察すると、額に装飾品のようなレンズが付いていた。
「済まない、外でモンスターに襲われてレンズを落としてしまった様だ」
ジューダスが咄嗟に誤魔化したが、男は一応納得した様であった。
「そんな所だろうね」
「レンズが無いとドームの外ではおろか、中でも配給が受けられないから党本部で
再発行の手続きを済ませてレンズを貰うといいよ」
「党本部?」
「共産党の都市委員会のある所だよ。エルレイン同志の指導を実行する所さ」
そう言うと、男は去っていった。
「どうなってるんだよ、こりゃあ?!」
「『同志』とか『共産党』とか…、訳が分からないよ」
「どうやら、相当大幅な歴史改変が成された様だな、行くぞ」
219 :
丼兵衛:03/04/20 21:38 ID:y+uEHhGf
「おい…、やけに看板が多くねえか?」
町のあちらこちらには、赤の板に白地の文字で宣伝文句を書いた看板ばかりであった。
『偉大なる同志エルレインの為に自己批判を深めよう!』
『敬愛なる慈母の御導きに積極的に応えよう!』
『崇高なるフォルトゥナ=エルレイン革命思想を守ろう!』
おまけに、そこら中に赤い布の垂れ幕や旗がぶら下がっている。
「そこら中赤色だらけで目が痛いよ」
カイルが目を擦った。
「全く、くどいったらありゃしないよ。そこまで有難い『高邁な思想』とやらを
教え込みたいのかねぇ」
ナナリーが看板のスローガンの洪水にうんざりした様子で吐き捨てた。
「どうやら、ここの住民は思想とやらに疑いを持たない様だな。見ろ」
ジューダスの指差した方には、色付きの板を持った小集団が何か練習を行っている。
カイルが興味深々とばかりに集団の一人に尋ねた。
「あの〜、これは一体なんですか?」
「これって、『マスゲーム』を知らんのかね!?」
「済まない、私達はレンズを無くして記憶障害を起してしまったのだ」
又してもジューダスが嘘をついて誤魔化した。
「これは指揮者の合図に合わせて板の色を変えて大きな動画を作るものだ。それを
天井の窓からダイクロフトの人民宮殿におられるエルレイン同志にお見せするのだ」
「それで、動画を見せたら何かあるの?」
「偉大なる慈母は我々との不朽の連帯を改めて確認し、指導の活力とされるのだ!」
「は…はぁ………」
220 :
丼兵衛:03/04/20 21:40 ID:y+uEHhGf
「見てよあれ!、エルレインだ!」
ドーム都市の中心部に、エルレインをかたどった巨大な銅像が鎮座していた。
「とことん悪趣味だねぇ…、まるで悪夢だよ」
ナナリーは銅像を見やると悪態を付いた。
しばらくすると、都市の住人が銅像の周りに集まってきた。
「一体何が始まるんだよ…」
上空にダイクロフトが姿を現すと、住人の数は益々多くなった。あの色付きパネル
を持った一団も広場で待機している。
「ベルクラントが発光している!」
「…これが、外で見たレンズエネルギーの供給なのだろう」
カイル一行は、ドーム都市の中に入る前にダイクロフトからエネルギーが発射される
のを目撃していた。リアラによると、フォルトゥナ神団はアイグレッテのレンズ動力
の機械にこの「晶光」を供給していたという事であった。
「来る…!」
ダイクロフトから発射された光の筋は、エルレインの銅像がかざしている右手を
介して分散し、住人の額に付いたレンズに吸い込まれていった。
「おぉぉ…、生きる力がみなぎる…」
「これこそ『共産主義』の奇跡よ…」
一通りレンズエネルギーの供給が終わると、住民の中の一人がおもむろに口を開けた。
「同志諸君!、偉大なる慈母たる同志エルレインは皆に平等に生命を与えて下さった!。
今度は私達が同志エルレインの慈悲に応える番です!」
言い終わると同時に、住民が一斉に叫び始めた。中には、感極まって泣き出す者もいる。
「「「同志エルレイン万歳! 偉大なるフォルトゥナに栄光あれ!!」」」
「「「万歳!! 万歳!! 万歳!!」」」
手旗の合図に合わせて、パネルの色彩が一斉に変わってある時はフォルトゥナと
エルレインの横顔となったり、一瞬で天空のダイクロフトに変わったりした。
一団の一糸乱れぬ完璧に統制された動きに、一行はただ呆然とするばかりであった。
「「「万歳!! 万歳!! 万歳!!………」」」
221 :
丼兵衛:03/04/20 21:42 ID:y+uEHhGf
「妙だな」
ジューダスがおもむろに口を開いた。
「今更何を言ってやがる、十分過ぎる程妙ちきりんじゃねぇか。
他の都市でも全く同じ生活で全く同じ事をやってたじゃねぇか?!」
「この世界には、元の文明はおろか、フォルトゥナ教団すらも存在していない。
ただ、エルレインの手によって、何らかの歴史改変が行われたのは確かだ」
「………………」
「どうしたの、リアラ?」
リアラは住人に話を聞いていた様であったが、それからというもの全くと言っていい
程元気が無かった。
「…町の人は『この世に神などという存在は無い』って言ってたわ。『神を信じる奴は
ミクトラン的個人崇拝に毒された汚らわしい極反動だ!』って…」
「神様がいないって一体どういう事だ?!。俺、頭が痛くなってきたよ」
カイルがぼさぼさの金髪をかきむしり、頭を抱えて唸った。
「無い頭を捻っていても仕方が無いだろう。都市ならば図書館か資料庫がある筈だ。
そこで歴史資料を調べるんだ」
暫くして、都市の最深部に資料室の入口らしきドアを見つけ、そこへ入った。
資料庫に保管されているのは映像資料ばかりで、書物は1冊も無かった。
ジューダスは天地戦争関連の書庫からディスクを取りだし、映写機にセットした。
222 :
丼兵衛:03/04/20 21:44 ID:y+uEHhGf
『…かつて、世界は2つの陣営に分かれていました。
王を自称したミクトラン率いる天上都市陣営と、天上側の帝国主義的な圧制に対抗
して結成された地上軍陣営です。地殻破壊兵器に転用されたベルクラントを始めと
する圧倒的な軍事力を誇った天上軍が戦争の主導権を握っていました。
窮地に追い込まれた地上軍は、司令部でもあった輸送船「ラディスロウ」を浮上させ
てダイクロフトに突入しました。
この戦いは熾烈且つ苛烈なもので、地上軍の主力が壊滅し、天上側も回複不可能な
打撃を蒙って双方は戦争の継続すらも不可能になりました。
…こうした混乱の真っ只中に、「絶対平等的共産主義」の思想を確立した聡明にして
偉大なる伝説的指導者であるフォルトゥナが現れたのです。
彼女は思想の第一の理解者であり、最も忠実な実践者である偉大なる慈母である
エルレイン同志を人民の基に遣わしました。
敬愛なるエルレイン同志は、「縮地法」を使って世界中を移動し、困窮の極にあった
人民に生命力の源たるレンズを与えようとしました。
しかし、あくまで専制支配に固執した反動主義的なミクトラン一派はおろか
リトラー率いる地上軍首脳もこれに反対しました。
彼等はあくまで不毛な絶滅戦争を継続する事を望んでいたのです。
もはや、彼らに人民を統率する資格すら無い事を悟ったエルレイン同志は、忠実な
思想の守護者であったバルバトス同志に革命の実行を命じました。
偉大なる慈父たるバルバトス同志は天地双方の勇敢なる同志達による蜂起を指揮し、
人民による革命を成功させました。
戦犯達は人民と人民英雄たるバルバトス同志による人民裁判で裁かれ、彼等は罪に
相応の報いを受けました。
こうして、自らを『神』と称した専制的反動体制と、それに迎合した少数独占集団は
完全に根絶され、輝かしき時代の幕開けとなったのです。
今日、我々人民は偉大なる慈母たるエルレイン同志の指導により、幸福な社会を享受
しています。この社会を建設した「絶対平等的共産主義」の体現者たるフォルトゥナ
に感謝の念を忘れず、その崇高な革命思想を遵守する事を忘れてはいけません…』
223 :
丼兵衛:03/04/20 21:47 ID:y+uEHhGf
映像が終わった後、ジューダスが苦々しい口調で皮肉った。
「なるほど…、『神』を拒否する人間であっても『思想』ならば幾らか受け入れ易い。
増してや、人民の意思も一応尊重される体制であればな。『神』は不用という訳だ」
「でも、あんな奴が英雄になってる歴史なんて絶対おかしいよ!!」
カイルは納得いかないとばかりにわめいた。
「前にも言っただろう、英雄という名は過去の功績に比例して授けられる名だ。
この世界では奴が民衆を救ったと信じられている。だからこそ奴が英雄なんだ」
カイルの言葉を聞いて、ナナリーも黙っていられなくなった。
「アタシはさ、奴等のやり方がずる賢くなっただけだとしか思えないんだ。
売店…否、配給所で聞いた話なんてアイグレッテの時よりずっとひどいよ。
“服や食料を自分で調達するのはエルレインと党に対する反逆だ”なんて…」
「『弁証法』という奴だ。例えば、人民裁判の時の地上軍首脳に対する罪状の中には
“ダイクロフトを除く天上都市を不法に放棄し、破壊した”という一文が入っていた。
要するに、『共有財産』となるべき資材を故意に破壊して人民に深刻な損害を与えた。
即ち、これは人民に対する重大な反逆行為に値する…という論理だ。
物資を勝手に手に入れた、或いはエルレインが指令して党が行う都市間の人口調節を
拒否しただけでも、人民の利益に反し、エルレインと党に対する恩を忘れた恥知らずで
卑劣な利敵行為…とでも解釈されるのだろう」
ジューダスは冷静に状況を掴んでいる様であったが、カイルやロニ、ナナリーは空いた
口が塞がらないといった様子で首を振ると深〜い溜息をついた。
リアラにしても、この世界の不条理さにただ首を傾げるばかりである。
「理想の為だとしても、どうしてエルレインが『神』の存在を否定したのか………。
私には理解出来ません…」
224 :
丼兵衛:03/04/20 21:54 ID:y+uEHhGf
*
「エルレイン…、私は貴方のやり方はどうも解せないのですが…」
その頃、『神』ならぬ『伝説の指導者』にされてしまったフォルトゥナもリアラと
同じ疑問をエルレインに投げかけていた。
「人々の救済こそが我等の使命です。『神』を名乗らずとも人々を導く術さえあれば
それで事足ります」
「所で、貴方は何処からその考えを見つけたのですか?」
「…さる異世界の書物からです。その世界では人の弱さ故に実現する事が叶いません
でしたが、私には理想的な思想と思えました。現に、私は理論通りに幸福な世界を
建設する事が出来たのですから、人は本当に儚く脆い存在でしかありませんね…」
…エルレインの手には赤い豪華な装丁の分厚い「マルクス・レーニン思想辞典」と
「金日成語録」が握られていた。
[完]
⊂(゚Д゚,⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
リアルタイムキター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!!
丼兵衛さん乙でした!!!
エルレイン同志に爆笑。
しかし姫殿下ならやりかねん…と思わせてしまうあたり
恐るべしです。
226 :
丼兵衛:03/04/20 22:13 ID:y+uEHhGf
…なお、ジューダスが事情に詳しかったり、エルレインが本を持っているのは
某所のある所で踊り子のバイトをしていたから…という裏設定があります(藁
なお、作品中のネタは全て実在の事件や出来事がモデルです(汗
(本編も改変現代や『バザール取り壊し!』の件など結構香ばしかったりするのですが)
もしも、彼女が指導者だったらあの国も大分良くなって…否、何でも無いです(大汗
続編キテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
久しぶりに笑わせていただきました
丼兵衛同士に万万歳。
バルバトス同志にウケタ
激しく似合ってねぇ。
229 :
サザム:03/04/21 09:14 ID:JDVwmLs5
丼兵衛さん2連発キター!
やっぱり何気に弱い事にされてる穴子氏が哀れ。いや、自分もさんざんコキ下ろしてますけど……。
そして真っ赤な未来に満足する姫殿下が何とも似合いすぎ。これからカイル達は、民主主義革命でも起こすのでしょうか?
どちらも楽しませてもらいました。私も早くネタを考えねば……。
230 :
ポチ郎:03/04/21 22:58 ID:JKSY6p4L
(リアラ×女ジュダ『積極的な聖女様 - 夜襲 -』)
「触れるなっ!」
既に日が暮れ始め、橙色に染まり行く世界。
そんな時間、広大な草原に響くのは何かを拒む鋭い声だった。
「…ジューダス?」
その声に、ジューダスの腹部に手をのばしたリアラがビクリと震える。
放ちかけのヒールが宙に溶け、消えた。
手の先には、適当な深さに切れた傷。漆黒の服がキレイに裂け、血で赤い模様を作っている。
「僕は…大丈夫だ」
傷を手で抑えたまま、ジューダスは目的地への方向へと歩いていこうとする。
「何だよ、それ…切れてるだろ?ちゃんと回復しないと…」
「大丈夫だと言っているだろう!」
カイルの優しい声にも鋭く反論した。ジューダスは自分の体に触れられる事を過剰なまでに拒む。
それはカイル、ロニ、リアラ…全員が知っていることではあるが、流石に今回は触れないわけにもいかない。
231 :
ポチ郎:03/04/21 22:59 ID:JKSY6p4L
はいはい。大人しくしましょうね〜。ジューダス君」
「くっ…やめろっ!離せ…!」
ジューダスの脇にその腕を差込み、ぐっとその小柄な体躯を拘束したのはロニだった。
体格差もあり、腕力の差もある。ジューダスはじたばたと暴れることしか出来ない。
「ほら、今のうちだぜ、リアラ」
「う、うん…っ」
やめろの一点張りのジューダスの後ろからロニが言い、それに従いリアラは再び手を伸ばす。
ひたり、と傷口に触れた。その痛みからか、ジューダスの動きが一瞬止まる。
次の瞬間、触れた手は暖かい光を放ち、その傷を優しく、癒す。治癒の晶術だ。
「くっ…」
悔しそうに。ジューダスは息を吐く。傷は塞がっても礼は言わず、再び暴れだした
「いい加減に離せ…ッ!」
「きゃ…っ…?!」
そのせいで、触れていたリアラの手が、ぐんっと服の皺に持ち上げられ、上に跳ねる。
ジューダスの胸にあたる場所。それに手が触れた。次はリアラが固まる。
ロニははいはい、と適当にあしらいジューダスを解放すると、すたすたと再び歩き出してしまった。
「どうしたの…?リアラ。ほら、ジューダスもさ、本当はわかってるよ、自分が悪いことしたってこと…」
不意に後から声をかけられ、リアラは慌てて振り向いた。そこには心配そうな表情のカイルが居る。
固まっていた理由を自分なりに解釈し、ジューダスを庇おうとする。そんな優しい彼に、リアラは微笑んだ。
「違うの…うん。何でも、ないよ」
232 :
ポチ郎:03/04/21 22:59 ID:JKSY6p4L
…そう、何でもないのだ。
カイルにとっては、何も関係のないことだ。
そう?と確認の意を取ると、カイルはリアラに先に進むように言うと、
少し進んだ先で待っているロニの元へと急いだ。
ゆっくりと歩きながら、リアラは一人ごちる。
「……まさか…ね。」
ふふ、と微笑む。その表情は、清楚な少女とは違う。
まるで無邪気な悪戯を思いついた少女のような顔。
そして、もう一つは…とても、淫蕩な…微笑。
その夜。
活気賑わうノイシュタットは夜もそう静まることはない。
建物の奥のほうにあるこの宿屋は、その喧騒を避けるのにはうってつけと言える。
たまたま4部屋もあいていたため、別々に部屋をとることにした。
ロニの提案だ。リアラのこともあり、何よりジューダスを気遣ったのかもしれない。
様子がおかしい、というようなことは。何よりもロニが早く気づく。
そこらへんは、最年長者だからこそ、ということだろう…。
そんなこんなで一人一人に部屋があてがわれることになった。
233 :
ポチ郎:03/04/21 23:01 ID:JKSY6p4L
ゆっくりと細長い、純白の体が露になっていく。
その肌と対照的な黒衣をするりと体から抜き取ると、剣士というものからはかけはなれた
細い体が見えてくる。だけれど、相違点はそこだけではない。男性、というものとも違うものが、ある。
薄い胸にはきつくサラシが巻かれていた。平らにするように無理に押さえつけている感じだ。
下の黒衣も脱ぎ捨てられれば、この人物の性別を明らかにするもの。
ぴたり、とその部分のラインにあった、飾り気のない肌と同じ色の下着。
さらしをほどけば、それだけを残した一糸纏わぬ姿になる。それは、どこか妖艶な色気を醸し出している。
妖しい月のみせる、紫色の影のせいかもしれない。
「相変らず綺麗ですね、坊ちゃん…お嬢様、と呼んだほうがいいですかね」
「シャル」
机に置かれた剣に咎めるように呼んだ声も、普段の少年の凛々しい声とは違う。高めの女性の声だった。
姉に似た声質。どこかこちらのほうが鋭いかもしれない。
「冗談ですよ。だけれど、何で隠すんです?スタンさん達にもはじめは隠していましたよね」
「…言ってなかったか?無駄に気遣われるのが嫌いなんだ」
さらりと言う。それはジューダスにとっては結構な問題なのかもしれない。
最後に顔を覆う仮面を取る。黒い肩ほどの長さの髪がさらりと揺れた。
「足手まといとか思われることはないと思いますけどねぇ」
「もういいだろう。今更言うのも気がひける」
間延びした剣から響く声との会話をすっぱりと打ち切って、白い上着だけを纏い、
良質なベッドに転がって、意識をまどろみに沈める。
焦ったことから。疲れも手伝って、眠りに落ちるのには
234 :
ポチ郎:03/04/21 23:03 ID:JKSY6p4L
最後。『そう時間はいらなかった。』
の一文を追加です
思いついたネタをうpしてみました。
サザムさんのベルセリオス姉妹ネタとかぶってしまうかもしれませんが…
なにとぞ、よしなに…。
235 :
サザム:03/04/22 09:28 ID:TKuy+Ias
がふっ(吐血)。ポチ郎さん、男装の麗人ジュダにやられてしまいまった。
ネタかぶりなんて、気にせずgogoです。
私もネタかぶりを承知で、次回はコングマン×フィリアで行こうと思います。
うpはGW明けになりそうですが。
百合っぽいのキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
237 :
丼兵衛:03/04/22 21:37 ID:zxbm1e3X
ポチ郎殿キタ―――!!
やはり女体化はええですのぉ〜(おいおい…)
リアラたんも悪女(ひょっとしてサド?)ぶりを発揮しそうで期待大です(藁
サザム殿のフィリアネタもお待ちしております。
次は映画ネタ(お笑い)で超短編をいくつか描く予定です。
238 :
ポチ郎:03/04/22 23:36 ID:hvESJlFP
『ちゃんとニンジンも食べなさいよ、リオン』
『ほら、傷見せてみろよ、リオン』
懐かしい声がする。
自分の…仲間…だ。1年にも満たない長さだったけれど、ずっと、一緒に居た。
道をたがえても、最後まで僕を信じていてくれていた人たち。
溺れていたかった。あの暖かさに…。
『リオン=マグナス』
…"あの女"の声がする。
『あなたは神の加護の元再びこの世に生を受けました』
望んでなど居なかった。再び、剣を取ること。
復讐などする気もない。憎んでなどいない…
『英雄になりたいでしょう?…裏切り者としてではなく。
英雄としてのリオン=マグナスとして…名を残したいでしょう?』
違う。僕は、そんなものはいらない…よくを云うなれば…もう一度。
『今その名で呼んでは失礼でしたか。エミリア=カトレット』
………僕、は…
239 :
ポチ郎:03/04/22 23:37 ID:hvESJlFP
『ふ…ぁ…っ』
『随分敏感なのですね…裏切りという罪に身をやつした者とは、
かも淫乱なものなのか…』
指が、僕の中心部分に触れてくる。
女性として膨らんだ上半身の胸の頂きにも容赦なく、愛撫が行なわれる。
『ん…ぅ…ぅ』
『我慢などすることはないのです…
私に身を任せれば…英雄になれるのですよ…掴み損ねた栄光を…その手に』
耳朶に広がる甘美な刺激。
いらないんだ。欲しいという気持ちすらない。英雄としての名はいらない。
あいつらが、僕を今でも、仲間と思っていてくれるなら…あの人が、幸せなら。
僕は英雄の称号なんて…いらないのに。
『…ぼく…は…ぁっ…ぅ』
僕は。
『何なのです?裏切り者のリオン…いえ、エミリア。
要らない、と?みすぼらしい罪人が、神のほどこしを受けないというのですか?』
『そ、んな…もの…ッ』
240 :
ポチ郎:03/04/22 23:38 ID:hvESJlFP
精一杯、精神を振り絞った。遠い場所にあるあの剣に。声が届くかも知れない剣に。
『強情なのですね…いいでしょう。素直にさせてあげますよ。
神の御前で、その罪に汚れた心も体も浄化してさしあげましょう』
『ふ…ぁ…ああ…ッ!』
一気に絶頂が訪れた時、僕は気がつけば神殿ではない場所にいた。
乱れた服を正す。手には、懐かしい声が響く剣があった。それから僕は仮面を被ることとなる。
リオンとしてではなく、エミリアとしてでもない。
『じゃあ…ジューダス!』
ジューダスとして、生きることになる原因だった。
あいつらに出会ったこと。昔あった奴等に、よく似ていた。あの笑顔も、あの暖かさも…
僕は。
…ジューダスなんだ。
241 :
ポチ郎:03/04/22 23:39 ID:hvESJlFP
「………」
体を起こす。月がかすかな明かりを放ち、カーテンの間からその光を差し込ませていた。
中途半端な夢からの目覚めは相当気分の悪いもので、汗を吸い込んだじっとりとした服の重さがそれに拍車をかける。
恐らくは深夜だ。夜明けまではまだ数時間もある。
眠りにつくのが早かったせいか、余計にそれが悔やまれた。精一杯寝て体力を蓄えておきたかった。
ふと、違和感に気づく。こういう時には、いつもシャルティエが声をかけてくれるのだ。
机のほうに眼をやる。確かにシャルティエはあった。しかし、それは人の手の中にあった。
「……リアラ?!」
慌てて手を口にあてる。シャルティエが人の手にあると、ふしぎと晶術の力が弱まり,声が元に戻ってしまう。
居るはずのない人物の名前を呼んだその声は確かに女性のものだった。
ドアの前にたたずむ少女は、ゆったりと微笑む。
「…起きちゃったんだ、ジューダス。寝てる時に、来ようと思ったんだけど」
申し訳無さそうに云う少女。だがジューダスはそれを消すほど強く睨んだままだ。
鍵はかけていたはずと扉に眼を向ける。壊されたわけでもなく普通に開いていた。
「あの女」と似たようなもののこの少女にはそんな力もあるかもしれないと理解するのにすら時間がかかる。
「ジューダス、女の子だったんだね…だから、触られたくなかったんだ…?」
優しい声とともに微かに首をかしげて、問う。
自分の視線に全く動じないリアラに、ジューダスはかすかな違和感を感じる。
月明かりに照らされたその少女は、いつもの感じとは違う、神秘的で、それでいて妖しげな魅力を醸し出す。
透けるようなその服から見えるラインに、優しく細められた目。
ジューダスはいつのまにか睨むことを忘れ、それに見蕩れてしまっていた。
242 :
ポチ郎:03/04/22 23:43 ID:hvESJlFP
「それに…凄く綺麗で…かわいい…顔、仮面でかくしちゃ、もったいないよ…?」
猫のようにゆっくりと、ベッドのほうに歩み寄るリアラ。
遅いペースで、木製の床がきしきしと心地よい音を立てる。
「…何、を…」
喉から出たのは掠れた声。うつろげになった意識ができる精一杯の発声だったのかもしれない。
自分の体を足ではさんで、ベッドに膝を付く。覆い被さる姿勢になるリアラ。
ジューダスの視線からは、服が下にひっぱられるせいで白い胸の膨らみが見える。同性だとはいえ見ようとしないのは礼儀だろうか。
「…言わないで、欲しいんでしょ…?言わないよ、誰にも」
まるで暗示をかけるように、その瞳で真っ直ぐ見つめて囁きかける。
「だから…少し…おとなしくしていてくれる?」
何か深い意味のある言葉。だけれど、ジューダスにはそれを考えるだけの思考力を働かせる余裕すらもない。
微かに頷いてしまう。言わないならば、と。軽はずみに承諾してしまった。
「ジューダスのこと…もっと知りたいな…」
段々意識がとろけてくるような、そんな優しい声。
まだ幼さを残すソレは、あの女の暗示とは異種のものだった。
「わたしのこと…知ってるんでしょう?だったら…今度はわたしが…」
ふふ、と微笑む。無邪気で、悪戯っぽい微笑み。だけど、どこか熱を帯びた吐息を吐き。
小さく可憐な唇が段々と近づいてくる。それが自分のに触れた時、すでにジューダスは逃げ出すことなどできない状況に陥ってしまった。
243 :
ポチ郎:03/04/22 23:48 ID:hvESJlFP
>>サザム様
やられてしまいましたか。それは光栄ですwスクリーンチャット、仮面なかったら女の子にしか見えない気がするのですよ。
拙い表現で申し訳無いです…(汗)
マイフィリ、楽しみにしておりますよ。がんばってください!
>>236様
百合(;´Д`)ハァハァ
できるかどうかはわかりませんが…頑張らせていただきます。
>>丼兵衛様
あんな細い体をしているジュダが悪いのですよ。
エルレインと同じ聖女であり、悪女ですからね…(´ωη
映画ネタですか!楽しみにしております!
244 :
サザム:03/04/23 09:18 ID:ekXqm6bW
ボチ郎さん、子悪魔っぽいリアラに、もうドキドキ……。こちらこそ、続きを楽しみにしておりまする〜。
245 :
ヴァルク:03/04/23 10:11 ID:ejTkeTxw
ポチ郎さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
小悪魔リアラタンハァハァ・・・。続きが楽しみだす。
自作のほうですが、第二次αなんか買ってしまったものだから
うpがかなり遅れております。。
必ずうpしますのでもうしばらくお待ちください(汗
こういうリアラもイイ!
聖女パワー全快のリアラに攻められるジュダ(*´Д`*)
まさに神光臨しまくりのこのスレ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
247 :
名無しさん@ピンキー:03/04/23 18:42 ID:3v5psiq+
上げとく。
あぼーん
スゴー
クレス×ミントのSSキボンヌ
あぼーん
252 :
たつやん:03/04/28 18:01 ID:fFsfZhSN
保守
253 :
丼兵衛:03/04/28 20:42 ID:KH0w/Jqw
ポチ郎殿キタ―――!! 行け行けリアラたん!(藁
どうしても受けに周るのも彼(彼女)の運命か…
所で、予定していた映画ネタですが、技術的理由により
某国お笑い(エロ)ネタになりますた(爆
某番組を見ていた方は必見(?)のネタが満載です。
PART3のログ持ってるかたいまつか?
「お兄ちゃん、いいよ、来て」チェスターの妹アミィは、兄が大好きな妹である
これはチェスターたちがダオスを倒す前の話、妹は兄に告白をした「アミィ待ってくれよ
そりゃあ、お前の気持ちは判るけど、俺達は兄妹なんだぞ」「でもでも、ずっと我慢してたの
私は、クレスさんの事が好きよ けど本当はお兄ちゃんが大好きなの、ねお兄ちゃん抱いて」
「アミィ、本当に俺でいいんだな」「うん」アミィの心を受け取った兄は
アミィをベッドに寝かせる「じゃあ、やるぞ」チェスターはアミィの服を脱がす
そしてブラを取り胸を出す、見るからに可愛いその乳房、チェスターはその乳房を舐めた
「あふん、あはん、」聞こえる妹の喘ぎ声、そして「ぺチャ、ぺチャ」と体を舐め
「チュパ、チュパ」と唇を口に重ね合わせる「ウウ」とチェスターの声
脳に刺激を与え、舌と舌を重ね合わせ、そして糸を引く「あふん、あはん」
そして、体全体を弄り、下半身まで触った「あはん、もう、やめてえ」
チェスターは、自分の一部を出した、「お兄ちゃん」「欲しいんだろ、俺のが」
「うん」アミィは、兄のイチモツを口に入れるとしゃぶりだした「うう、ウオオオ」
兄が苦痛にゆがんでる「アミィ、もういいよ」しかしアミィは放さない
何と兄の精液を搾りつくしているのだ「うう、もう、やめてくれ」チェスターは
アミィからイチモツを取り除いた
「じゃあ入れるぞ」「うん」チェスターは妹の腰にその一部を入れた「もし痛かったら
言うんだぞ、すぐ抜いてやるからな」「うん」チェスターは「バコン、バコン」入れ始めた
「ああん、あん、いい」「痛くないのか」「うんだってお兄ちゃんを感じてるんだもん」
そう、アミィは、嬉しかっただって兄を感じてるから、大好きな兄を感じているんだから
「じゃあ、イクぞ」「うん、」「ウウ、いいイッチまう」「お兄ちゃん、いい
あたしもイッチャう」こうして、兄は妹を抱き終えた
土尽女逝ってよし
゚д゚)ポカーソ
>>258 こういう言い方はアレですが…同人女の場合は
もうちょっと前準備に時間かけると思います。
メルディたん(;´Д`)ハァハァ
キールめ羨ましすぎ。
キールはメルディのクリトリスに包まれた核の部分を舌でつついた。一番敏感なところ
を刺激され、メルディの体が大きくのけぞる。
「はぅっ……、メルディのそこにもエラーラついてるかっ? 何だか凄く、感じるよ……。
キール、キールぅぅ……」
……アホ過ぎ。逝ってきまつ。
>正義の味方
はっきり言おう。下手すぎ。もっと文章練り直してから出直せ。
あと複数のスレに同時に出没しすぎ。一作一作ちゃんと時間かけてSSを作れよ。
上手い人のSSを参考にして修行しろ。他人に見せるということを忘れるな。
ちゃんと改行さえしてくれりゃ、とりあえずこれだけ言われる事も
なかったと思うのだが・・・別に内容下手なだけのSSなんぞゴマンと
あるわけだし・・・
チェスアミねたは美味しいのだが残念・・・
イレーヌ「もう終わりなのよ!はじめからやり直すしか無いのよ」
スタン「俺もそう思う。イレーヌさん、僕もヒューゴ・・・様に忠誠を誓うよ。
共に新しい世界を創り出そう。」
イレーヌ「スタン君、あなたなら分かってくれると思っていたわ。ありがとう」
ルーティ「ちょっとスタン!何考えてるの!?」
スタン「クックック・・・イレーヌさん、どうやらその前に、邪魔者を消さなければいけないようだね」
イレーヌ「ええ、そうね。だけどあなたが手を汚すことはないわ。とっておきのゲストを、用意してあるのだから・・・。
出でよ!プルート!!やってしまいなさい」
チュゴオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・
ルーティ「スタン・・・あんた・・・ウッ」
スタン「イレーヌさん、見ててね。トドメは僕が刺す」
スタンはディムロスを抜き、刃先をルーティに向けた。
スタン「終わりだ」
無駄の無い太刀筋でルーティの心の臓を一突きにする!そして他の仲間も。
いや、既に仲間では無い。スタンにとってはただの「モンスター」である。
その後スタンはベルクラントの発射スイッチを乱射、世界が破壊され尽くす様子を、ヒューゴやイレーヌとともに見守るばかりであった。
完
269 :
ポチ郎:03/05/01 23:07 ID:vzUVr1wZ
細身の影が重なり、もっとも強く密着している部分からは淫猥な水音が響く。
リアラはジューダスの口膣を自らの舌でねっとりと愛撫し、柔らかな肌を愛でた。
唇の間から漏れる熱を帯びた吐息はどちらのものかはわからない。
深く甘い口づけを受ける側は一切拒む様子をみせない。
互いに完全に眼はとじていない。周りを見回す必要はないが、
目の前の表情を吟味するために、うっすらと潤む瞳を互いに向けている。
受ける、悶える顔を味わうために。
自分を魅了する者に身を委ねるために。
270 :
ポチ郎:03/05/01 23:09 ID:vzUVr1wZ
唇が離れると唾が銀の糸をひいた。それを指でからめとるように切るのは、リアラだ。
ぼーっと熱に浮かされた表情で自分見つめてくるジューダスに、リアラは微笑み、囁いた。
「…ジューダス…すごく…綺麗。」
うっとりとした声音で。普段の冷たい氷が少女の体温でとかされ、淫蕩なジューダスの…少女の顔の
美しさを誉める。漆黒の髪に手を絡めながら、リアラはジューダスの首筋に顔を埋めた。
感覚が敏感な部分に息がかかり、ぴくんとジューダスの体が震えた。
「いいなぁ…わたしより少し…大きいよね…?腰も…細いし」
ジューダスの膨らみの輪郭を撫でながら、羨ましそうに言う。その言い方は少女そのもの。
ぷちぷちと丁寧に、ジューダスの上半身を覆う唯一の服のボタンを外していく。
上から外されていくそれが開けば、だんだんと少女としての体を露にしていった。
シーツにその服が落ちる。
穢れの無い白い肌。桃色の頂き。白い下着を残して全裸になったその体は透き通るような美しさを湛えている。
「ぁ…ッ」
直にリアラの指が頂きに触れた。
硬くなりはじめたそこを捏ね、それと同時に白い首筋に赤い口づけの痕を残す。
妙に慣れた二重の愛撫。そういう体験を最近別の女性相手にしたのだが、
今回はそれとも微妙に勝手が違う。
↑の破綻した話には突っ込まんが
当然その後のスタン×イレーヌがあるんだろうな
272 :
ポチ郎:03/05/01 23:12 ID:vzUVr1wZ
首筋から顔をさげて、ふたつの膨らみの間に顔をうずめ、頬をすりつける。
ジューダスは無意識のうちにリアラの後頭部に手をそえていた。それに嬉しそうに微笑みを浮かべる。
「私…ジューダスのことも好きよ。凄く…」
その浮かべた笑みは、少女のものか、それとも。
意味深な言葉にジューダスは何を返すわけでもない。
ただそれを聞いた瞬間、ぞくぞくと背中に走り抜けるものを感じた。
次の瞬間に、リアラは片方の突起を口に含み、もう片方の膨らみを手で愛撫しはじめる。
「んッ…ま、…って…リァ…ラ…」
「まったなし、だよ」
制止の言葉をさっと打ち消すと、白い肌を手と口で好き勝手に弄ぶ。
悪戯っぽい手つきは、ジューダスの体の熱を一気に高めていく。
「…っは…ひぁ…ぅ…っ…」
眉根をよせ、きゅっと閉じた眼の端からは一筋の細い涙が流れる。
白い肌は薄桃に染まり、羞恥と快感がジューダスを蝕んでいることを素直に表現していた。
「きもちいい…でしょ?…エルレインと……比べて、どう?」
「………!」
知っていた。その事にびくっと体が震える。快感じゃない別の何かに。
あの女とリアラが関わりがあるのは知っている。
だけれど、自分が"罰"と称してされていたことを知っているとなれば、ジューダスの心に焦りが生まれる。
273 :
ポチ郎:03/05/01 23:18 ID:vzUVr1wZ
「……ん、ぁあっ…!」
軽く歯を立てたり、爪で軽く痛みを与えたり。その肌で、唇で、優しく愛撫したり。
痛みと快楽を交互に与えるリアラは、どこか必死めいた表情なのかもしれなかった。
そのうち、リアラの責めが段々ゆっくりになっていき、ついには止まる。
「は…ぁ……っ…?」
上り詰めるラインは微妙な位置でとまり、体の中に残る快楽は行き場を求めて飛び回る。
不満げにリアラを見つめると、彼女もまた、薄桃の服を脱ぎ捨て、その肌を晒していた。
「……興奮、してくれる…?」
自分と同じように、大事な部分は薄布に覆われているものの、
うすぼんやりと夜の闇にうつるその姿は、同性のジューダスの興奮をあおり始める。
組み敷くという言葉が正しいような体制になり、リアラはぐっとジューダスの両手を抑えた。
力のほうは勿論ジューダスのほうが上だが、力は完全に吸い取られたような状態のため、苦はなかった。
「…ジューダスも…凄い,綺麗。……こころも…エルレインはあなたを汚そうとした。…でも、私は、そんなの嫌なの…」
哀しそうな瞳をして訴えるように言うリアラ。ジューダスは黙ってそれを聞く。
愛しささえ芽生えて、今すぐにでも抱きしめようとしていた。手をおさえられているのでそれも敵わないが。
…次の瞬間、打ちひしがれるのも知らずに…
「綺麗なままのジューダスを…私のものにしたいなぁ、って思うの。
あの人になんかあげない…あなたにかわいがってほしいし…かわいがりたいの。」
うふふふ…と。不敵な笑みを浮かべると、途端にジューダスの意識は覚醒する。
逃げようとしても力が入らない。変に快楽が残っている。興奮によって紅潮した顔でリアラは微笑む。
絶望の叫びをジューダスはあげたが、それを聞いたのは目の前の聖女だけだった。
274 :
ポチ郎:03/05/01 23:19 ID:vzUVr1wZ
PCが乱心してて時間かかりました。
その割りには表現がパァーですな、、ごめんなさい
小悪魔リアラタン(・∀・)イイ!
ポチ郎さん乙でした!!
ええ?
これで終わり?
277 :
丼兵衛:03/05/03 01:29 ID:1/LB8iTT
やっと、お笑いネタが完成したのでうp致します。
少し前に終了した某番組のネタが盛り沢山の内容となっております(爆
278 :
丼兵衛:03/05/03 01:32 ID:1/LB8iTT
「悪夢」
「…案ずる事は無い、彼らも又夢の中だ。お前の声も決して届く事は無い」
エルレインはダイクロフト内部に無数に広がる繭を前に言い放った。
「んな訳無いでしょ、バァさん」
リアラは仲間(特にカイル)には決して見せる事が無い表情で悪態をついた。
「あいつらがこんな『○トリックス』のパクリみたいなセットで作り出したチンケな
幸福なんかで惑わされる筈が無いわ」
エルレインは精神的ダメージを受けつつも、話を続けようとした。
「ふ…、彼らの夢の中へ飛ぼうと言うのか?、面白い。だが…」
「あ〜ぁ、これだからババァは嫌だわ。話が長ったらしくて年寄りの小便みたいね。
おまけに化粧は濃いし、三十路だし、肌は老化の一途だし…」
悪態をついているリアラの身体を眩い光が包んでいく。
「それじゃ、私の愛するカイルを連れ戻しに行きます。
もっとも、バァさんはあのゴツイ筋肉馬鹿しかいないんでしょうが」
エルレインは手出しをせず…というよりは余りのショックの為に動けなかった。
「お、愚かな…。あの糞ガキ、否、あの子が苦しむばかりなのに…」
279 :
丼兵衛:03/05/03 01:34 ID:1/LB8iTT
「ここは…」
リアラの視界に写ったのはクレスタの町の風景であった。だが、何かが違う。
「建物が古ぼけてる…気のせいかしら?」
首を傾げつつも木の橋を渡ったが、益々疑念は深まるばかりであった。
「何よ、この文字…?!」
『デュナミス』と書いてあった孤児院の看板には、丸や棒線で構成された文字が
羅列していた。勿論、リアラはそのような文字を見るのは始めてである。
(もしかして、カイルは字が読めないからあんな変な形になるのかしら?)
リアラは無茶苦茶な想像をしつつ、孤児院の中へ入った。
すると、孤児院のドアから金髪のツンツン頭を揺らしたあどけない少年と、短めの
銀髪の活発そうな少年が出てきた。
「あ、お客さんだ!。もしかしてピョンヤンから来たの?」
「ぴ、ピョンヤン?!」
「カイル、この格好を見ろよ。きっと外国の観光客だぞ」
280 :
丼兵衛:03/05/03 01:36 ID:1/LB8iTT
リアラは2人の言っている事が全く理解出来なかった。おまけに、2人の胸には
人物の肖像画が入った円形のバッジが光っている。一体どういう意味があるのか…。
「僕はピョンヤンから来たんだと思うよ。だって、この前、バルバトスって南朝鮮の
反体制分子を捕まえて村長さんと党の偉い人から『君の英雄的行動はきっと中央
から祖国防衛勲章を貰える位の功績だ』って誉められたんだよ」
「馬鹿、党の人間だったらもっと威厳のある人に決まってるだろ?!。それにな、
日本(イルボン)にいる俺の恋人はあれ程じゃないが、あんな風に綺麗な服を着てて、
化粧も濃くて綺麗だ。お前も嫁さんを貰うんだったら日本人がいいぞ」
「い、イルボンって…、一体どんな夢なの…?!」
リアラが益々混乱している所に、2人の男女が大勢の子供を連れて中庭に出てきた。
(カイルの両親…、スタン・エルロンとルーティ・カトレットだわ)
ルーティはそのままの姿であったが、スタンはカイルの髪型をそのまま伸ばしたような
金髪を揺らし、シャツとスラックスという格好であった。
子供達はカイルやロニと同じ円形のバッジを付けていたが、2人は赤旗に肖像画が
入ったバッジを付けていた。どうやら、立場によってバッジの種類が違う様だ。
281 :
丼兵衛:03/05/03 01:38 ID:1/LB8iTT
「みんな、今日も元気良く『律動体操』をしよう!」
正面に据えられた映像の再生機に繋がった受信機から、軽やかなメロディに乗って
一糸乱れぬ動きで踊る少年達の姿が写った。
♪たららららったった〜、たららららったった〜、
たらららった、たらららりら、らったらららららぁ〜…
リズミカル、と言うには余りにも奇妙で滑稽過ぎる踊りであったが、子供達はおろか
大人であるスタンやルーティまでもが一生懸命手を振ったり腰をくねらせたりして
踊っている姿を見て、リアラは背筋が寒くなる思いがした。
(この感じ…、ドーム都市の人達と似ている…)
体操が終わると、カイルとロニはスタンとルーティの方へ行った。
「カイル、ロニ!、お願いだから目を覚まして!!」
リアラは叫ばずにはいられなかったが、2人は不思議な顔をするだけであった。
「目が覚めたって…どういう事?」
「俺が知るかよ…」
282 :
丼兵衛:03/05/03 01:41 ID:1/LB8iTT
リアラが更に叫ぼうとすると、孤児院の玄関に黒塗りの車が入って来た。ボンネット
には青と赤の線が入った赤い星の旗がはためいている。
車の中から、赤い旗の肖像バッジを紺のスーツの襟に付けた青年と女性が出てきたが、
その姿を見てリアラは飛び上がらんばかりに驚愕した。
黒眼鏡をかけてはいたが、紛れも無くジューダス=リオン・マグナスの姿であった。
女性の方は、ポニーテールに束ねた髪と地味なスーツ姿の為か誰だか分からなかった
ものの、大きめの眼鏡からフィリア・フィリスである事が分かった。
「リアラさん、将軍様がお待ちニダ。ピョンヤンへお戻り下さい」
「え?!、わ,私は…」
「名残惜しいのは分かりますが、自由行動は終わりニダ。さぁ、行くニダ」
抗議する間も無く、無理矢理車の座席の奥に押し込まれてしまった。
ジューダスは、リアラを車に押し込むと、4人の所へつかつかと歩み寄って来た。
「君がカイル君かね?」
「はい!、僕がカイル・デュナミスです!!」
「将軍様は君の英雄的行動にいたく感激なされて、直々に勲章を渡したいそうだ。
我々と一緒にピョンヤンに来たまえ」
「そりゃぁ凄いぞ、カイル! 是非行って来い」
スタンは大はしゃぎであったが、ルーティはどことなく笑顔が引きつっている。
「スタン、ちょっと話したい事があるからカイルを車に連れて行ってて」
ルーティはスタンとカイルが行ったのを確認してから、ジューダスを孤児院の物陰に
連れ込んだ。ルーティの偽りの笑顔がたちまち山師の険しい表情に変貌する。
「リオン、一体ブツの仕入れはどうなってるのよ」
「姉さん、僕もあれこれ手を回してるんだが、物資が入っても運搬する手段が…」
「あ〜、それだったら心配無いわ。アタシには強力な足長おじさんがいるのよ。
その人に頼めば援助物資と一緒に送って貰えるわよ。これが連絡先」
…リオンが手渡された名刺にはこう書かれていた。
『国際人道支援センター 極東支部長 ウッドロウ・ケルウィン 連絡先…
現地事務局主任 イレーヌ・レンブラント 住所…』
283 :
丼兵衛:03/05/03 01:43 ID:1/LB8iTT
「わぁーっ、早い早い!」
カイルは無邪気にベンツの窓ガラスに顔を押し付けてはしゃいでいた。
リアラの方は皮張りの座席に身体を強張らせながら縮こまって座っている。
(夢にしてはこの世界は異質過ぎる…)
4人が乗る黒塗りベンツはだだっ広い農村地帯の道路を時速100キロで突っ走って
いたが、やがて高層ビルが立ち並ぶ町並みが広がってきた。
「ここが革命首都ピョンヤンニダ」
「凄い建物だなぁ!、あんな高くて立派な建物を見たのは生まれて始めてだよ!」
カイルが目を輝かせて殺風景な灰色のビルを凝視している。
「そう言えば、リアラさんも首都へ来られるのは今回が始めてでしたカ?」
「え…ええ」
調子を合わせてどうにか誤魔化したが、リアラの疑念は深まるばかりであった。
(これが夢の世界?。それに、この世界の私は何をやっているの…?)
284 :
丼兵衛:03/05/03 01:44 ID:1/LB8iTT
その後、黒塗りベンツは自動小銃を持った衛兵が詰めている何十もの検問所を通過
した後、やっと目的地に到着した。
「共和国宮殿に着いたニダ。くれぐれも阻喪の無い様に気を付けるニダ」
大理石の床に敷かれた赤い絨毯が続く廊下を進み、豪華な装飾が部屋中に施された
大きな応接室へ通された。部屋の中央には舞台までが備え付けられている
贅は尽くされていると分かるものの、ハイデルベルグの王城を知るリアラにとっては
悪趣味な成金趣味で作られた代物にしか見えなかった。
しかし、カイルはここでも緊張で震えつつ爛々と目を輝かせている。
と、そこへ金ピカに光る幅広の肩章を付けた高級士官(ジューダスの話では『軍官』
と呼ぶのだそうだ)が部屋へ入って来た。
「白頭山に輝く偉大なる明星、親愛なる金正日将軍様がお見えになられる」
暫くすると、周りに人を沢山従えた中年男が入ってきた。すると、部屋に居た人が
皆、直立不動の態勢となって口々に叫び出した。
「キムジョンイルチャングンニム マンセー!!(金正日将軍様万歳!!)」
285 :
丼兵衛:03/05/03 01:46 ID:1/LB8iTT
(い、一体何なの………)
リアラは、目の前の光景にただ呆然とするばかりであった。どこから見てもただの
肥満気味で頭の剥げた眼鏡の中年男にしか見えない人物をあたかも神であるかの様
に称え、大きな拍手で迎えている。
おまけに、カイルは両手を上げて飛び跳ねながら部屋中に響き渡る声で一生懸命
「まんせぇ〜!!」
と叫んでいる。
偽りの世界の姿といえども、その姿はリアラにとっては大きなショックであった。
(カイル………)
「諸君、ご苦労。所でこのお嬢ちゃんはどうしたのですか?」
「あ…、あの…これは………」
気が付くと、リアラは自分が涙を流している事に気が付いた。
「勿論、将軍様のお姿を拝見できて感極まったのでしょう」
(この声は!?)
リアラは飛び上がらんばかりに驚いた。
(エルレイン!?、どうしてここに…)
何と、『将軍様』の側にはエルレインの姿があった。
286 :
丼兵衛:03/05/03 01:47 ID:1/LB8iTT
「そうだな。さて、2人共こちらに来なさい」
「はい!!」
「は…はい」
カイルは堂々と、リアラは少し怖気づきながら『将軍様』の方へと歩み寄った。
「君は勇敢だねぇ〜、ウリが直々に勲章を着けてやるニダ」
「英雄勲章だ…。エ…エへへ………」
余り上等では無さそうな作りの勲章を胸にぶら下げ、カイルは得意満面である。
「で…、そっちの可愛いお嬢ちゃんは?」
「え…、あの………」
「私が招待したのです」
「エルレイン!?」
「ほぉ、君の知り合いかね。それにしても君に良く似ているニダ」
一瞬、中年男の顔がでれっと間延びしたかに見えた。
「では、私は踊りの準備がありますので、これで…」
エルレインは舞台になっているとおぼしき段の厚い幕の中へ入っていった。
287 :
丼兵衛:03/05/03 01:48 ID:1/LB8iTT
「将軍様、準備が整いました」
幕の向こうから女性の声がした。
「うむ、良ければ始めてくれたまえ」
『将軍様』の言葉と同時に、舞台の幕がさっと開いた。
「!!………」
リアラは目の前に広がる光景に、大きな瞳を更に広げて驚愕した。
何と、エルレインを始めとする踊り子達は全員素っ裸だったのである。
おまけに、怪しげな踊りを踊り、お子様には目に毒な部分をよりによってカイルの
目の前で見せ付けている。これには、幼いカイルのズボンも小さなテントを立てた。
「カイル、カイルったら、いい加減目を覚まして!」
とうとう我慢が出来なくなったリアラはカイルの服の襟を掴んだ。
「何言ってるの…おばさん………」
「お…オバさん!?」
この一言で、辛うじて平静を保っていたリアラの理性が吹き飛んだ。
「…カイル、貴方がここまで馬鹿だとは思わなかったわ」
そう言うと、カイルの体を羽交い締めにして関節技で締め上げた。
ナナリーさん直伝のコブラツイスト(通称『死者の盆踊り』)である。
「い…痛いよおばさん!」
「オバさんって言うな!!」
リアラは更にカイルをぎりぎりと締め上げた。
「思い出して、私達との冒険を!、そして、私が可愛い美少女だと言う事を!!」
「うぅ…、俺は………」
288 :
丼兵衛:03/05/03 01:50 ID:1/LB8iTT
関節技が効いたのか、カイルは徐々に記憶を取り戻している様であった。
「…リアラ…ここは…一体………」
「エルレインが作り出した夢の世界よ」
「そうだ!、他のみんなも助けに…うわっ!!」
カイルは自分の下半身の状態に気が付いたのか、慌てて中腰の姿勢になった。
「もう!、カイルのなんか夜の時にいっぱい見てるわよ!」
リアラのその言葉に、エルレインは露骨に不快な表情をした。
(無能であるばかりか、つるぺたの小娘の分際であの少年と…)
「…愚かな、あくまで(私に)反逆(嫌がらせ)する道を選ぶというのか」
289 :
丼兵衛:03/05/03 01:51 ID:1/LB8iTT
「は…反逆!?」
その言葉に反応して衛兵やSPが一斉に白頭山拳銃やAK74自動小銃の銃口をカイルと
リアラに向けた。
「ま、待つニダ!、美少女は世界の宝ニダ!!」
慌てた『将軍様』が止めに入ったが、後ろから来たフィリアに蹴散らされた。
「…敵は容赦無く抹殺するに限りますわ」
フィリアはスーツのボタンを外すと、裏地から瓶に入った液体を取り出した。
「リアラ、早くここから逃げないと…」
「もうやってるわよ!」
リアラのペンダントからは眩いばかりの光が溢れ、カイルの体を包み始めていた。
「共和国マンセェー!!」
自爆するのか、フィリアは両手に瓶を持って突っ込んで来た。
「わ、来る、来る!!」
リアラ達を包む光球は大きくなり、そして消滅した。
290 :
丼兵衛:03/05/03 01:53 ID:1/LB8iTT
*
「…それで、アイツが来たって訳か」
ロニは俄かに理解し難いという風でぐしゃぐしゃと頭髪をかきむしった。
「夢だと思っていたのだけど…まさか………」
リアラも疲れ果てたといった感じである。
「………………」
何か思う所があったのか、ジューダスはずっと無言のままである。
「何だかややっこしい話だねぇ………」
ナナリーも状況が中々掴めない様であった。
「ウリは後学の為に色々見聞したくて来たニダ。宜しく頼むッソヨ」
…カイル一行の中に、あの『将軍様』こと金正日の姿があった。どうやらどさくさに
紛れてリアラの光球に飛び込み、そのまま天地戦争の時代まで付いて来たのであった。
「俺は一緒の方が良いと思うな」
カイルが明るく答える。
「どうしてなの?。この世界じゃ事情が全く異なるし、あの世界に影響が…」
リアラは必要とあらばすぐに元の世界に送り返す算段の様だ。
「だって、仲間は多い方が何かと心強いじゃない!」
「そうそう。それに、異世界の人間のデータなんて貴重じゃない。グフフフフ…」
HRX-2を回収したハロルド博士は垂れ気味の瞳を爛々と輝かせた。
「…あのババァ、覚えてなさいよ」
リアラは誰にも聞こえない声で毒付いた。
[完]
丼兵衛さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
リアルタイムで読めて感激・゚・(ノ∀`)・゚・北朝鮮ネタ、最高です
キャラの変貌っぷりがツボにはいりますた
特にジューダスの挙動と付いてきてしまった将軍様には激しく藁タ!
今回も乙カレーであります!
292 :
丼兵衛:03/05/03 02:08 ID:1/LB8iTT
…とうとうやっちまった(核爆
これを書いている最中は「幼稚園律動体操」と「少年律動体操」のMP3を
参考に観ていたのですが、その悪影響でリアラたんが「幼稚園律動体操」
を延々と踊っているという悪夢にうなされました(藁
あんな恥ずかしい体操をやっていた日には…。
>ポチ郎殿
リアラたんの極悪さは…「悪女」の面目躍如といった所でしょうか。
自分も散々凶悪なルーティやリアラを書いてますが(爆
>丼兵衛さん
オモロイけどエロを入れてくれるとなお良し。(一応エロネタスレだし)
喜び組辺りをキボンヌ。
>>255 Janeのならありますが……要ります?
お笑いエロネタにしてほしい…。
お笑いだけじゃね…。
エロは無くとも一息つくにはイイ(・∀・)!と思いますた。
という訳で丼兵衛さんの次回作に期待sage
297 :
ポチ郎:03/05/04 01:08 ID:HQQJbg6z
>>丼兵衛氏
相変らず爆笑しました…
好きですなぁ…そのネタ。毎度楽しませて頂いています。
悪女ですな。でもあれは純粋なものなので…タチ悪いですw
あれで終りに…しては駄目ですかね?w
もっといぢめて・・・
299 :
サザム:03/05/06 12:31 ID:xrkINP7o
どーもー。連休中にSS書きとゲームに明け暮れていたサザムです。
ポチ郎さん、あーゆー余韻を残した終わり方もいいと思います。
続けてくだされば、そりゃもう嬉しいですが。
そして丼兵衛さん、このネタ反則的にツボにはまりますわ。
スクリーンチャットの中に、金正日の姿が混じっているのを想像したら、もう……。
んでは、とりあえず私のコングマン×フィリア、見てやって下さい。
300 :
サザム:03/05/06 12:32 ID:xrkINP7o
〜忘れ得ぬ想い〜
「はぁ……、大分落ち着きましたわ……」
フィリアは、アルコールに火照った身体を冷やそうと、リーネ村の村外れに佇んでいた。
ミクトランとの最終決戦から一年後。
ここリーネ村は、ベルクラントによる被害が少なかった事もあり、以前の平和な姿を取り戻しつつある。
彼女を含めた7人の仲間は、再会の約束を果たす為に、スタンのいるこの村に集まったのであった。
「けれど皆さん、本当にお変わりありませんでしたわね……。スタンさんも……」
彼の名を呟いた途端、甘く切ない気持ちが湧き上がり、フィリアはそっと胸元を押さえた。
フィリアにとって、スタンは自分を変えてくれた恩人であり、──何より、初めて恋した男性でもあった。
しかし、それに気付いた時には、彼の胸には他の女性が住み着いており、彼女は黙って身を引いたのである。
けれど、久しぶりに会った彼は、前と変わらず優しく、素朴で、真っ直ぐな瞳をしていた。
そんな彼に声を掛けられる度に、フィリアは彼への想いが消えていない事を感じていたのだった。
「未練がましいですわ、わたくし……。あら? あれは……、っ!」
人の気配を感じて、寄りかかっていた木の後ろを覗き込んだフィリアは、思わず息を呑んだ。
村の方から歩いてくるのは、彼女の思い人であるスタン本人と、共に戦った仲間の一人、ルーティだ。
(わっ、わたっ、わたくし、どうしましょう!?)
気が動転したフィリアは、わたわたと焦りまくり、結局木の幹にぴたっと張り付いて、身を隠した。
しばらくして、そっと顔を覗かせると、二人はフィリアから少し離れた所で立ち止まり、何やら話し始めていた。
(な、何を話しているのでしょう……?)
301 :
サザム:03/05/06 12:33 ID:xrkINP7o
はしたないとは思いつつも、フィリアは二人の様子をそっと伺った。
彼女の位置からは、スタンとルーティの横顔は見えるが、話し声までは聞こえてこない。
照れ臭そうに頭を掻いていたスタンは、急に真剣な顔になると、何事かをルーティに告げる。
同時に、ルーティの顔が紅潮し、瞳が大きく見開かれた。
(あれは、まさか……)
フィリアは彼らのその様子に、ずきっと突き刺さるような痛みを感じた。
身振りを加えながら話すスタンの顔には、フィリアには見せた事の無い、真摯な想いが満ちている。
ルーティの瞳からは、喜びの涙が零れ落ち、普段の態度からは想像できない程、しおらしい表情を浮かべる。
やがて、ルーティは彼の胸に勢い良く飛び込み、スタンは彼女の身体をしっかりと抱き止める。
(いやっ! もう、見たくありませんっ……!)
──フィリアは、零れる涙も拭わぬまま、口元を押さえて村に続く道へと駆け出した。
◇ ◇ ◇
「んくっ、んくっ……ぷはぁーっ! こんな田舎のワリにゃ、いい酒揃ってんなぁ、ここは!」
コングマンは、度数の高い蒸留酒を一気に飲み干すと、男臭い笑みを浮かべた。
ここはリーネ村に一軒だけの、宿屋兼酒場の一階。
仲間達で借り切っている宿屋の広間で、彼一人だけが底なしの胃袋を駆使して、酒盛りを続けていた。
「しっかしまあ、たまには一人でゆったり呑むってのも、いいもんだなぁ、おい」
コングマンは、人気の無い広間をぐるっと見回して、満足げに呟いた。
ノイシュタットでは、偉大なチャンピオンとして名高い彼は、常に多くの取り巻きに囲まれている。
更には、黙って呑んでいても酒場の女やファンの娘達が寄って来て、上げ膳据え膳でもてなしてくれるのだ。
302 :
サザム:03/05/06 12:34 ID:xrkINP7o
派手な騒ぎが好きなコングマンとは言え、そういつもいつもでは、さすがに食傷する。
久しぶりにのんびりと酒の味を楽しめて、コングマンは上機嫌だった。
「おっと、そう言やぁ、ジョニーの奴が持ってきた米の酒があったっけな。んーっと……ん?」
「あっ……」
目当ての酒瓶を探している最中、外に続く扉が開く気配に、コングマンは背後を振り返る。
そこに気まずそうに立ち尽くしていたのは、彼のかつての仲間の一人、フィリア・フィリスだった。
「コングマンさん、まだ起きていらしたのですね……」
「おお。他のやつらは、もうおねんねだとさ。ま、俺様に付き合って飲んでたら、無理もねぇがな。かっかっか!」
「そうですか……」
大分酔っているコングマンは、フィリアの暗い声にも気付かず、豪快に笑う。
そして、ふと思い出した二人の事を、深く考えずに話し出した。
「そういやぁルーティの奴、スタンの野郎を家に送ってったっきり、帰ってこねぇな?」
「……っ!」
その名を聞いた途端、フィリアの細い肩がピクンと跳ね上がる。
「フィリアおめぇ、どっかであいつら見掛けなかったか……って、おい、どうした!?」
「うっ……ひっ、ひっく……」
神官服を握り締めて、いきなり泣き始めたフィリアに、コングマンは慌てて駆け寄った。
近くで見ると、フィリアの目の下は、涙の跡を何度も擦ったように、赤くなっている。
「お、俺様、なんかマズい事でも言ったか? おぉい、謝るから、もう泣くなって!」
「ひっ……、ちがっ……、わたっ、わたくしっ……」
303 :
サザム:03/05/06 12:34 ID:xrkINP7o
フィリアは激しくしゃくり上げながら、コングマンの言葉を否定するように、激しく左右に首を振る。
「ああ、その、じゃあ、どうしたってんだよ? ええい、ちくしょう……」
それなりに女性経験も豊富なコングマンだが、清楚な少女の可憐な涙には、どうにも弱い。
スキンヘッドを掻き毟りながら、処置に困って悪態をつく。
「とりあえず、まずは座って落ち着け、なっ?」
多少持て余しながら、声を殺して泣くフィリアの背中に手を掛け、コングマンは彼女をテーブルへと誘った。
◇ ◇ ◇
コングマンに優しく宥められ、フィリアは訥々と事情を説明した。
「そうか……。スタンの奴とルーティがなぁ……」
「ぐすっ、はっ、はい……」
自分の秘めた想いも含めて、先程目撃した全てを語り終える頃には、フィリアの涙は大分収まっていた。
喉の渇きを覚えたフィリアは、コングマンが作ってくれたカクテルに口を付ける。
軽く花の香りがするそれは、すっと胸が軽くなるような清涼感があり、心の痛みを和らげてくれる気がした。
「でも、コングマンさん、意外と器用なんですのね……。もっと豪快な方だと思ってましたのに」
美しい色合いのカクテルをグラスの中で回しながら、フィリアはそう呟く。
「ひっでえなぁ。俺様はこれでも、繊細な男なんだぜ?」
「……ぷっ。あ、済みません、笑ったりして……」
そりゃあない、と言わんばかりに歪んだコングマンの珍妙な表情に、フィリアは思わず吹き出してしまった。
するとコングマンは、テーブルに頬杖をつき、ニカッと少年のように歯をむき出して笑う。
「そうそう。やっぱり、おめぇみてぇな可愛い娘は、そうやって笑ってるのが一番だぜ?」
304 :
サザム:03/05/06 12:35 ID:xrkINP7o
「かっ……からかわないで下さいっ!」
正面切って『可愛い』などと言われ、酒のせいだけではない熱が、フィリアの頬を染める。
フィリアは赤くなった顔を隠すようにして、杯を一気に呷った。
「……でも、ありがとうございました、コングマンさん。全部話したら、大分楽になりましたわ」
「なっ、なぁに、いいってことよ! 俺様は、か弱い女の味方だからな、わ、わは、わはははは!」
フィリアが深々と頭を下げると、コングマンは少し慌てた様子で、どこかわざとらしい哄笑を上げる。
「なんだったら、ベッドの中で慰めてやってもいいんだぜ。……なぁんてな!」
「えっ……!?」
冗談めかしたコングマンの言葉に、意表を衝かれたフィリアの胸は大きく高鳴った。
スタンに抱かれていたルーティの幸せそうな顔が目に浮かび、名状し難い想いが脳裏を駆け巡る。
「あ、いや、うそっ、冗談だって! ……俺様も酔いが回ってきたみてぇだ、忘れてくれ!」
驚きに目を見開いたフィリアの表情を誤解したのか、コングマンは手の平を振って自分の言葉を打ち消した。
二人の間に気まずい沈黙が流れ、フィリアは顔を伏せ、もじもじと身体を縮ませる。
しかし、フィリアの頭には不快感など無く、ただ哀しさと切なさと、誰かに縋りたいという想いが渦を巻く。
「……冗談、なのですか?」
アルコールの勢いにも後押しされ、フィリアの口から躊躇いがちな呟きが漏れた。
◇ ◇ ◇
「なっ、なにぃっ!? フィリア、おめぇ……」
おずおずと告げられたフィリアの言葉に、コングマンは激しく動揺した。
先程は慌てて誤魔化しはしたが、確かに自分の言葉には、少なからぬ本気の想いが込められてはいた。
305 :
サザム:03/05/06 12:36 ID:xrkINP7o
しかし、まさか彼女からこんな答えが返ってくるとは、思いもしていなかったのである。
「あ、あのなぁ。意味分かって言ってんのか?」
「はっ、はい……。分かっている、つもりです……」
耳まで真っ赤に染めながら、上目遣いにこちらを伺うその様子は、何とも言えず初々しい。
想いを寄せていた少女の言葉に、コングマンの心臓は強敵を前にしたかのように強く脈打った。
「わっ、わたくし、殿方を好きになったのは、スタンさんが初めてで、つまり、失恋も初めてなんです。
だからこのままだと、スタンさんやルーティさんに対して、とても醜い感情を持ってしまいそうで……。
そんな事では、神に仕える身として神殿に戻る事など、許されないと思うのです」
こんな場面でスタンの名前を出されて、コングマンの胸にちくりと刺すような痛みがよぎる。
それはいかにも潔癖症のフィリアらしい、堅苦しい考え方であった。
「それに、スタンさんへの想いを断ち切るのに、何かきっかけが欲しいのです。
それには、他の殿方に……その、だ、抱いてもらうのが、一番なのではないかと……。
ご、御免なさい、急にこんな勝手な事を言われても、ご迷惑ですわよね……」
無言のまま顔を曇らせて聞いていたコングマンから、フィリアは気まずそうに視線を逸らす。
「莫迦な事を申し上げて、済みませんでした。わたくしの方こそ、今の言葉を取り消させて下さい……」
フィリアは、コングマンにもう一度頭を下げると、そそくさと立ち上がる。
すっかり酔いの醒めてしまったコングマンは、彼女に負けないぐらいに複雑な心境だった。
彼女の告白は、コングマンを恋愛の対象として見ていない、と言ったも同然だ。
極論すれば、彼女を優しく抱き締めてくれる男なら、誰でも構わないという意味でもある。
己に自信を持つ男にとって、これほど馬鹿にした扱いも無いが、フィリアは決してそんなつもりではない。
306 :
サザム:03/05/06 12:37 ID:xrkINP7o
彼女はただ、自分の感情を持て余し、一時でも支えになってくれる者を求めているだけなのだ。
コングマンの胸中で、男の尊厳と彼女の苦しみを救ってやりたいと言う想いが、激しくせめぎ合う。
深い溜息と共に一方の思いを吐き出すと、コングマンは立ち上がり、フィリアの腕を取った。
「俺様で、いいのか?」
「え……あっ!」
コングマンの言葉を一瞬理解できなかったらしいフィリアは、しかしすぐに真意を察し、顔を赤らめる。
「惚れてもいねぇ男相手に、純潔を捧げちまって、本当にいいのか? 後悔しねぇか?」
「後悔なんて……しませんわ」
一度目を伏せると、フィリアはコングマンの顔を見上げて、きっぱりとそう告げた。
その表情は、悲愴でありながらも毅然とした、コングマンがたじろぐほどの決意が込められている。
「……分かった。俺様が、おめぇの痛みを受け止めてやる。今夜だけでもな……」
自分の心の痛みは決して見せないように、コングマンは少女の華奢な身体を抱き寄せた。
身体と同じように、フィリアの愛情もこの手に抱く事ができれば良かったのに、と思いながら。
◇ ◇ ◇
フィリアはコングマンに片腕で抱き上げられて、彼の個室まで運ばれた。
見上げるような大男である彼の腕に抱かれていると、フィリアはまるで自分が子供になったような気分になる。
彼女の身体をベッドの上にそっと降ろすと、コングマンは寝台を軋ませながら、自分もそこに膝をつく。
小山のような体躯がゆっくりと近づいてきて、フィリアはハッと我に返った。
「あっ、その、まずは、服を脱がなくてはいけませんわよね……」
フィリアはそう呟くと、緊張に震える手で、神官服の留め金に手を掛けた。
307 :
サザム:03/05/06 12:37 ID:xrkINP7o
しかし、焦りと羞恥でがちがちになった指は、その何でもないはずの動きすら満足に出来ない。
何度も指を滑らせ、ますます焦るフィリアの手に、コングマンの大きな手がそっと重ねられる。
コングマンの指は、器用に留め金を外し、フィリアの服を脱がせていった。
「あっ、あの……」
「……無理しなくてもいい。俺様に任せな」
コングマンは、手慣れた様子でフィリアの肩からローブを落とすと、軽く身体を抱え上げ、足元から抜き取る。
簡素な下着姿にされたフィリアは、彼の視線から逃れるように、両腕で自分の胸の辺りを抱き締めた。
「なっ、何だか、ずいぶん慣れていますのね……」
「まっ、まぁ、この歳だから、それなりにはな……」
フィリアの言葉に、コングマンも急に恥ずかしくなったのか、顔を赤らめて鼻の頭を掻く。
その子供のような仕草に、フィリアは何となく可笑しくなり、身体の緊張がふうっと抜ける。
親子ほども年の違う彼を、失礼な事だと思いつつも、つい可愛いと思ってしまうフィリアだった。
「じゃっ、じゃあ、触るぞ……」
「あっ、は、はい……んっ!」
コングマンは、フィリアの緊張が解れたのを見て取ったのか、ゆっくりと手を伸ばしてきた。
男性の手に肌を触れられる予感に、フィリアの身体が再び硬直する。
ごつい指先が、下着の上から胸の膨らみに触れ、そっと全体を包み込むように添えられた。
「……っ、……っく、ふっ……」
コングマンの手は、その力強い外見に似合わぬ繊細な動きで、フィリアの身体を這い回った。
初めての経験に声も出せず、フィリアは彼にされるがまま、時折り小さく息を吐く。
308 :
サザム:03/05/06 12:38 ID:xrkINP7o
コングマンは片手で胸を揉みしだきながら、もう一方の手を身体のあちこちに滑らせ、優しく撫でる。
巧みな愛撫に、フィリアの身体の芯に小さな火が灯り、次第に大きくなっていった。
「んっ、ちゅ……」
「えっ、うそっ!? んっ、くっ、くすぐったいです……」
いきなり首筋にキスをされ、フィリアは驚きの声を発した。
コングマンは、そこからゆっくりと唇を動かし、鎖骨の辺りを軽く音を立てて吸う。
痺れるような感覚に、フィリアの身体がピクンと反応した。
「可愛いぜ、フィリア……」
「んんっ、やっ、そんなことっ……はんっ!」
フィリアは、敏感な乳首に軽くキスをされ、思わず背中を仰け反らせた。
いつの間に脱がされたのか、彼女のブラは外されており、コングマンの目に二つの膨らみが晒されている。
スタンにも見せた事のない乳房の頂点に舌を這わされて、フィリアの胸に切なさ混じりの快感が去来した。
「いっ、いけませんわっ……。そんなに優しくされてはっ、わたくしっ……」
何がいけないのか自分でも分からぬまま、フィリアはかぶりを振ってコングマンの肩に手を掛けた。
そのまま身体を引き離そうとするが、ただでさえ非力なフィリアの腕は、彼の愛撫に力を奪われている。
僅かな抵抗は、コングマンに気付いてもらう事すら出来ず、次第にフィリアの意識は快楽に呑まれていった。
◇ ◇ ◇
(くそっ、佳い女じゃねぇか。スタンの野郎、何でこんないい子を振って、あんなじゃじゃ馬を……)
持てる技巧の全てをかけて、フィリアを優しく愛撫しながらも、コングマンの頭はスタンへの怒りに満ちていた。
フィリアの瑞々しい肌はあくまで白く、吸い付くようなしっとりとした肌理の細かさを具えている。
309 :
サザム:03/05/06 12:39 ID:xrkINP7o
清楚な雰囲気に不釣合いなほど豊かな乳房は、少し力を込めるだけで柔らかく形を変える。
ろくに自分で慰めた事すらないらしく、菫色の瞳は戸惑いに潤んで、まるで宝石のようだ。
幾多の女性と一夜を共にしてきたコングマンにして、最高の女だと思わせるほど、フィリアは美しかった。
(だけど、そんな事を言っても、こいつは喜ばないんだよな……)
それが分かるぐらいには、フィリアの事を見詰め続けて来たコングマンだ。
二人の事を悪く言えば、彼女は共に戦った仲間を貶める言葉と取り、悲しそうな目をして諌めるだけであろう。
彼に出来る事は、ただフィリアの身体を抱き締めて、スタンの代わりに彼女を慰めてやることだけだった。
「あっ……、コングマンさん、そこは……」
コングマンが下腹部に手を伸ばすと、フィリアはその手を押さえようと腕を動かした。
「……いやか? 今ならまだ止められるぞ?」
「いっ……いいえ、どうぞ……」
コングマンの言葉で思い直したのか、フィリアは少し震えている腕を身体の脇に垂らし、彼に身を任せる。
コングマンはフィリアを仰向けに寝かせ、最後の布をそっと脱がせていった。
「綺麗だな……」
フィリアの足を軽く開かせたコングマンは、初めて男の目に晒された少女の秘密に、感嘆の声を洩らした。
淡い若草色の茂みは、まるで春先の草原のように柔らかい印象を見る者に与える。
そこに隠れるように存在する、固く閉じた一筋の秘裂は、彼女が確かに男を知らない事の証だ。
朝霧に佇む蕾のように、うっすらと濡れ光る花弁は、どんな花よりも可憐だった。
「あっ、や……。そ、そんなに、見詰めないで下さい……」
両手で顔を覆ったフィリアは、指の間からコングマンの顔を覗きながら、羞恥に打ち震えて言った。
310 :
サザム:03/05/06 12:40 ID:xrkINP7o
自分のはしたない部分を見られているという意識が、彼女の肌を薔薇色に染める。
「恥ずかしかったら、目を瞑っててもいいんだぜ……」
コングマンは、フィリアの恥じらいに欲望を滾らせ、彼女の股間に顔を埋めていった。
そして、茂みの下の艶やかな割れ目に、そっと唇を寄せる。
「はあんっ!」
唇にビロードのような感触を感じた途端、フィリアの全身がビクンと跳ね上がった。
コングマンは、フィリアのすべすべとした内股を撫でながら、舌を突き出して乙女の雫を掬う。
フィリアの蜜はどこか甘く、コングマンはその味に燃え上がるような昂りを感じた。
「やぁっ! いっ、いけませんわ、そんな所を舐めたりしたら、汚っ、くぅん!」
「んっ……、汚くなんかねぇさ。それに、初めての時には、よぉく準備をしとかねぇと、痛ぇからな……」
「でっ、でもっ、わたくしっ、んっ、あっ、あぁっ!」
コングマンが舌で秘所の中を舐め上げると、フィリアは一際高い声を発した。
フィリアは初めての快楽に慄き、ぎゅっと太腿でコングマンの頭を挟む。
更に両手でコングマンの頭を押さえ、それ以上の刺激を拒むかのように、ぐっと押し下げようとする。
しかし、コングマンは両手でフィリアの腰を掴みながら、何度もそこを上下に嘗め回した。
◇ ◇ ◇
(ああっ、こんな、こんな事って……)
コングマンの繊細な舌使いに、フィリアはこれまで体験した事のない快感を感じていた。
何度か自分で慰めた時と違い、コングマンの愛撫は、時に思いもよらない場所に触れ、彼女を戸惑わせる。
ごつごつとした手の平が、フィリアの太腿を撫で擦るたびに、ぞくぞくする感覚が背筋に走る。
311 :
サザム:03/05/06 12:41 ID:xrkINP7o
フィリアの手足からは次第に力が抜け、身体の芯から熱い雫が湧き起こり、花弁の奥を湿らせていった。
(もしもスタンさんに抱かれたら、もっと気持ち良いのでしょうか……?)
ふっとそんな考えが頭に浮かんでしまい、フィリアは慌てて首を振って、不埒な思いを追い出した。
そもそも、スタンへの思慕を断ち切る為に、こうしてコングマンに抱かれているのだ。
それに、抱かれている最中に他の男を思い描くなど、たとえ口に出さないとしても、するべきではない。
フィリアは必死にスタンへの想いを忘れようとしたが、そう思えば思うほど、それは心の隅で燃え上がった。
「……スタンの事を考えてたのか?」
「っ!?」
その時、コングマンに自分の思考を正確に言い当てられ、フィリアは大きく息を呑んだ。
彼の気分を害してしまったと思い、恐る恐るコングマンの様子を伺う。
しかし予想に反して、彼は慈しむような瞳でフィリアを見詰めながら、彼女の頬を指先で優しく撫でた。
「……別に怒っちゃいねぇよ。何だったら、今だけ俺様の事を、スタンだと思ってくれても構わねぇぜ?」
「!!……コングマン、さん……」
「もっとも、ちと年食った、ゴツいスタンだけどな?」
(これは、この瞳は、わたくしと同じ……!?)
おどけたようにそう告げるコングマンの表情に、フィリアは目を見開いた。
その表情は、鏡の前でスタンを諦めるよう、自分に言い聞かせていた時の彼女の表情に良く似ていた。
愛する者に決して自分の想いが届かない事を言い聞かせている、臆病で孤独な魂の煌き。
そして、それでもなお諦め切れない、切なく悲しい彼の愛情は、確かに自分に向けられている。
自分がどれほど残酷な願いをしてしまったかに気付き、フィリアの胸は申し訳なさと自己嫌悪で一杯になる。
312 :
サザム:03/05/06 12:42 ID:xrkINP7o
フィリアはぽろぽろと涙を流しながら、コングマンの首に抱きついた。
「ごっ、ごめんなさい、ごめんなさい! わたくし、そんなつもりじゃ……!」
「ああ、分かってる。おめぇが、そんな娘じゃねぇって事ぐらい、俺様は充分、分かってる……」
コングマンは、フィリアの背を父親のように優しく抱き返しながら、幼子をあやすように呟いた。
「おめぇは悪くねぇ。だから、そんなに自分を責めるな。……おめぇが笑ってくれりゃ、俺様はそれで充分だ」
「コングマンさん……」
彼女の傷も痛みも、全てを包み込むようなコングマンの広い心に、フィリアはある種の感動さえ覚えた。
彼の逞しい腕に抱かれていると、胸の奥を刺す棘が、陽の光を受けた薄氷のように溶けていくのが分かる。
フィリアは万感の想いを込め、自分からコングマンの唇にそっとキスを送る。
「フィ、フィリア、おめぇ……」
「コングマンさん、わたくしを癒して下さい、貴方の手で……」
フィリアは、コングマンの厚い胸板に顔を埋め、彼の温かさに全てを委ねた。
何故か今度は、スタンの顔は思い浮かばなかった。
◇ ◇ ◇
「あんっ、あっ、んくっ、んっ、ふぅんっ!」
心からコングマンを受け入れたフィリアは、彼の愛撫に素直に反応していった。
少しでも心が通じた事が嬉しくて、コングマンはより一層の熱意を持って、フィリアの官能を高めていく。
可愛らしく身体をくねらせて、甘い喘ぎを紡ぐフィリアに、コングマンは夢中になっていった。
「んっ、ちゅっ、フィリア……」
「ああっ、コングマンさんっ……!」
313 :
サザム:03/05/06 12:43 ID:xrkINP7o
耳元に軽く口付けをしてから、コングマンは今まで指で撫でていたフィリアの股間に、再び顔を近づけた。
指で綻び始めた花弁を開くと、サーモンピンクの肉襞と、包皮から小さく顔を覗かせた肉芽が現れる。
包皮の上から突起をそっとついばむと、フィリアの身体は水揚げされた魚のように、ぴくぴくっと痙攣した。
「ふあっ!? あぅっ、やっ、そんな、恥ずかし……っ!」
顔を左右に振りながらも、言葉とは裏腹に、フィリアは更なる刺激を求めるように、軽く腰を浮かせる。
コングマンは固くした舌先で肉芽を弄りながら、花弁に浅く挿入した中指を、細かく震わせていく。
ちゅぷちゅぷと淫らな水音が響き渡り、零れた蜜がシーツに大きな染みを作り出していた。
「コッ、コングマンさん……、わたくし、もう、切なくてっ……」
(そろそろ、いいか……)
フィリアの言葉に、もう充分に準備が出来たと判断したコングマンは、手早く自分の服を脱ぎ去った。
体格に見合った大きさの陽根は、なめした獣皮のような光沢を持ち、大樹の根のように節くれ立っている。
初めて男のモノを目にしたであろうフィリアは、しかし快感に我を忘れ、ただぼんやりとそれを見詰めていた。
「じゃあ、いくぞ……」
「はっ、はい……んああっ!」
コングマンは、フィリアの両足を小脇に抱え込むと、剛直をゆっくりと彼女の秘洞に侵入させていった。
フィリアは僅かに顔を歪めるが、コングマンが危惧したほど痛がっている様子はない。
様子を見ながらゆっくりと奥まで先端を進めても、彼女から苦痛に泣き出すような兆候は見られなかった。
「大丈夫か? 痛かったり、苦しかったりしねえか?」
「はい、少し痛みは感じますけど、それよりも、何か不思議な感じがしますわ……」
確かにフィリアの表情は、痛みや苦しみを耐えているというより、何が起きているか分からないといった様子だ。
314 :
サザム:03/05/06 12:43 ID:xrkINP7o
しかし彼女の中は、処女特有の固い締め付けで、コングマンの怒張をしっかりと包み込んでいる。
愛する少女に、無駄な痛みを与えずに済んで、コングマンは安堵していた。
「お腹の中に、熱くて固いものが入り込んで……。これが、男女の交わりというものなのですか?」
「ああ、そうだ。……ちっと動くから、痛くなったらすぐに言えよ」
「え、動くって……? あ、あっ!?」
コングマンがずるりと腰を後ろに引くと、亀頭のカリに内奥を引っ掻かれ、フィリアは大きく背を反らした。
フィリアの膣内は、彼女の意思とは無関係にコングマンの男根に纏わりつき、搾り取るように喰らい付く。
「どうだっ……、フィリア、痛く、ねぇかっ……?」
「ふうっ、あっ、わたっ……わたくしっ……よく、分からな……んふぅっ!」
コングマンは、フィリアの中を往復しながら、もう一度彼女に確認した。
自分を持て余したフィリアは、どうしていいか分からない様子で、瞳を潤ませながら軽くかぶりを振る。
最初は痛いほどに締め付けて来た彼女の中は、異物に慣れてきたらしく、徐々に余分な力が抜けていく。
まるで壊れ物を扱うように、コングマンは静かに同じ調子で、フィリアの中を貫き続けた。
◇ ◇ ◇
(あっ……? な、何ですの、この感じ……)
最初に乙女の証を破られてから、どれだけの時間が過ぎたのか分からなくなった頃。
ただコングマンの動きを受け入れていたフィリアは、身体の奥から沸き上がる甘美な感覚に気付いた。
それは、彼女の内奥をずくんと疼かせ、次第にじんじんと下腹部全体に広がってくる。
体験した事のない身体の異常に、フィリアは軽い恐怖を覚えた。
「コッ、コングマン、さんっ……。わたくし、なにか、変なんですっ……」
315 :
サザム:03/05/06 13:01 ID:xrkINP7o
「んっ? どうした、フィリア?」
舌が回らず、たどたどしい声で囁くフィリアに、コングマンは動きを止めて問いかけてきた。
動きが止まると、疼きはそれ以上の拡大をやめたが、代わりに切ないような、寂しいような情動が芽生える。
自分の身体に何が起こっているのか判らぬまま、フィリアは感じた通りの事をコングマンに告げた。
「何だか、コングマンさんが動くたびに、お腹の中がじんじんしてきますの……。
でも、こうして動かないでいられると、今度は切なくなって……。わたくし、どうしてしまったのか……」
するとコングマンは、笑いを堪えるような表情になり、フィリアの頭を撫でながら、優しく答えた。
「……それが普通なんだよ。別に、嫌な気分じゃねぇんだろう?」
「はい……。ですけど、自分が自分で無くなってしまいそうで、少し怖いんです……」
「別に、それぐれぇで変わりゃあしねえよ。今度は、その疼きに意識を集中してみな……」
そう告げるとコングマンは、先程よりも早いペースで、前後の動きを再開した。
その途端、あの甘い疼きがフィリアに襲い掛かり、彼女の意識を揺さぶった。
フィリアは言われた通り、自分の下腹部に沸き起こる感覚に集中し、それを受け入れる。
すると、痺れは全身に広がり、無意識のうちに彼女の口から大きな喘ぎ声が零れ出した。
「あっ、だっ、だめっ、コングマンさんっ、こえっ、でちゃいますっ……くうぅん!」
「いいんだぜ、それで……。どうせ俺様以外に、聞いてる奴なんていないしな……」
「いやですっ、こんな、こんなっ、はしたない、こえっ……、やあぁんっ!」
必死に口を押さえようとするが、手にはまるで力が入らず、口は他人のもののように言う事を聞かない。
自分の嬌声にますます興奮を高められ、フィリアの全身が快楽の炎に炙られていった。
「あっ、やっ、はっ、……? コングマンさん、どうされたのです?」
316 :
サザム:03/05/06 13:02 ID:xrkINP7o
「いや、ちょっと体位を変えようと思ってな」
急に動きを止めたコングマンに、フィリアがいぶかしげに問いかけると、彼は玉のような汗を流しながら答えた。
「たい、い……ですか? それは一体……な、何をなさるんですの!?」
いきなり片足を持ち上げられ、フィリアは慌てて問い質した。
この格好では、コングマンと繋がっている部分が、彼の目線に剥き出しになってしまう。
思わず抵抗しそうになる前に、コングマンはフィリアの身体をくるりと半回転させ、うつ伏せの状態にする。
更にフィリアの中を貫いたまま、軽々と彼女の身体を抱え上げ、あぐらを組んだ足の間に座らせる。
フィリアが気付いた時には、背中をコングマンの胸板に預けて、身体全体をすっぽりと抱き寄せられていた。
「あっ、あの、これは……?」
「俺様は、この格好が一番好きなんでな。じゃ、続けるぞ」
「えっ、ちょ、ちょっと待……あっ!? なっ、これ、さっきと違……うぅん!」
最初は戸惑っていたフィリアだったが、コングマンが身体を揺すり出すと、たちまち抗う気を無くした。
先程までとは違う角度で出入りする剛直は、こなれてきた彼女の膣内を、狂おしいほどに刺激する。
「あっ、やっ、だめですわっ! わたくし、こんなっ……!」
「ほんとに、いやか、フィリア?」
「そっ……そんなことっ、訊かないでっ……くださいっ!」
耳元に優しく囁かれて、フィリアは自分の淫らな表情を隠すかのように、顔を伏せた。
コングマンの片手は、両の乳房の間を往復し、切なく隆起した乳首ごと、押し潰すように捏ね上げる。
残った手は、下腹部を支えるように押さえながらも、指先は茂みを掻き分け、最も敏感な肉芽をつつく。
それぞれの場所から注ぎ込まれる快感が一つになり、フィリアは耐え難い官能に飲み込まれた。
317 :
サザム:03/05/06 13:03 ID:xrkINP7o
「んあっ、ああっ、コングマンさんっ! もっと、もっと強く抱いて下さいっ……!」
「っ……! フィリア、フィリアっ……!」
コングマンはフィリアの求めに応じ、背後から彼女の細い身体をぎゅっと抱き締めた。
快楽に逸らされた背中が、コングマンの固い胸板に触れ、彼の激しい動悸が伝わってくる。
触れ合った肌の全てから、彼の愛情と優しさが染み込んできて、フィリアの心の傷を埋めていく。
かつてない安らかな気分になり、フィリアの両足は段々と開き、女の悦びが開花し始める。
コングマンの膝の上で、跳ねるように何度も突き上げられたフィリアは、急速に絶頂へと向かっていった。
「んんっ、だめですぅ、わたくしっ、おかしく、おかしくなって、とんでいきそうっ……!」
フィリアは首を捻り、背後のコングマンの顔を見上げて、鼻に掛かった声で訴えた。
「くっ……。俺様も、そろそろヤバいぜ……」
コングマンは、フィリアの意識を繋ぎ止めるようにきつく抱き締めながら、苦しげな呟きを洩らした。
上下の動きがますます激しくなり、フィリアの脳裏に白い火花が際限なく咲き乱れる。
津波が来る前の海岸に立っているような、恐ろしいまでの予兆が、彼女の胸を締め付ける。
「や……、あ……、あっ、あああぁぁっ!!」
「くっ、やっ、やべぇっ!」
一気に押し寄せた初めての絶頂に、フィリアは断末魔のような悲鳴を上げた。
ビクッ、と中で蠢いた剛直が慌てて引き抜かれ、彼女の下腹部に熱い飛沫が降りかかる。
天上にいるようなふわふわとした余韻に浸りながら、フィリアの意識は遠くなっていった。
◇ ◇ ◇
コングマンは、失神したフィリアを寝かせ、肩まで布団を掛けてやると、ベッドから降りて服を身に付けた。
318 :
サザム:03/05/06 13:03 ID:xrkINP7o
このまま朝まで抱き締めて、ノイシュタットに連れ帰りたいという思いはあるが、それはぐっと堪えた。
実際のところ、傷心のフィリアをこうして何度も慰めていれば、彼女の心を自分に向けさせる事は充分に可能だ。
しかし、そういった相手の弱みに付け込むような口説き方は、断じてコングマンの流儀ではなかった。
相手がどれほど手強くとも、真正面から全力でぶつかり、決して卑怯な手段は使わない。
良くも悪くも、コングマンはそう言う生き方しか出来ない、不器用な男だった。
(まぁ、こいつの魅力に、危うく流儀を曲げるとこだったがな……)
コングマンは、枕元に椅子を引き寄せ、フィリアの寝顔を覗き込みながら、そっと彼女の髪を撫でてやる。
そのうちに、フィリアの瞼がびくびくと動き、薄く開いた瞳が彼の方を向いた。
「あ……、コングマン、さん……」
「よぉ、お目覚めかい、お姫さん?」
フィリアが目を覚ましたと見るや、コングマンは内心の葛藤を押し隠し、陽気に声を掛けた。
「あの、わたくし、コングマンさんに……」
「どうだ、ちったぁスタンへの気持ちに、ケリはついたか?」
彼女の言葉を遮るように、コングマンはわざとスタンの名前を口にした。
──もしも好意的な言葉を掛けられたら、今度こそ自制する自信が無かったから。
コングマンの狙い通り、フィリアの顔は複雑な思いに翳り、しばらく思い悩んだ挙句に、彼の言葉に答えた。
「……まだ、完全には諦め切れていない、と思います……。でも、ちょっとだけ、楽になれた気もしますわ」
「そいつぁ良かった。それでこそ、俺様も頑張った甲斐があるってもんだ」
「コングマンさん……」
彼女の真摯な視線に耐え切れなくなり、コングマンは立ち上がって、部屋のドアへと歩み寄った。
319 :
サザム:03/05/06 13:04 ID:xrkINP7o
「じゃ、俺様は朝まで酒盛りの続きをすっから、おめぇはそこでゆっくり眠んな」
「あっ、あのっ、コングマンさん!」
ドアから身体が出たところで、フィリアから呼び止められて、コングマンはピクリと硬直する。
「わっ、わたくし、まだ未熟で、他の男性の事は、しばらく考えられそうにないんです……。
ですけど、もし気持ちの整理がついたら、その時は……」
勘違いするなよ、とコングマンは自分に言い聞かせた。
今のフィリアは、彼女を慰めた事に対する感謝と、彼の気持ちに気付いた罪悪感からそう言っているだけだ。
第一、年の差を抜きにしても、チャンピオンの自分と敬虔な神官である彼女とでは、住む世界が違いすぎる。
コングマンは、出来る限りおどけた口調で、フィリアの言葉に答えた。
「へっ……そうだな。もしそん時に、周りにいい男がいなかったら、俺様が嫁にもらってやるよ」
「……それも、冗談ですか?」
フィリアは、まるでコングマンの心を見透かしたかのように、切なげな口調で問いかけてきた。
本気だ、と言う言葉が喉まで出かかるが、奥歯を噛み締めてそれを飲み下す。
「……ああ、冗談だ」
フィリアの方を振り向かずに、コングマンは苦心して軽い口調で答え、後ろ手に部屋のドアを閉める。
そして、今夜の酒は苦くなりそうだ、と思いながら、ゆっくりと誰もいない食堂へ歩み去った。
〜END〜
320 :
サザム:03/05/06 13:10 ID:xrkINP7o
実は私もコングマンスキーなので、思いっきりカッコ良くしてみました。
主に同志の丼兵衛さんに捧げます。
んで、しばらく他のスレに放浪してきますので、次はちょっと遅くなるかも……。
カップリングも考えなきゃあかんしなぁ。
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! コングマンかっこいいじゃねえか……
別スレってのは一つだけですか? それならそちらも拝見しているんですが。
サザム様のエロなしの作品も読んでみたいなあ。サイトとかお持ちじゃないのでしょうか。
でもあったとしてもここでは明かせないんでしょうね……(´・ω・`)
サザム閣下キタキタア━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
コングマンカッコ良過ぎて涙涙・・・・スバラシスギデツ。
サイトお持ちなら自分も行ってみたかったり
323 :
丼兵衛:03/05/06 20:22 ID:agaxw8qF
サザム殿キタ――――――!!
素晴らしいSSを有難うございます!
コングマン、漢ですねぇ………彼の心意気には泣きますた。
因みに、私の脳内設定では金ちゃんのチャット画面はハロルドと同じ仕様
です。つまり…金ちゃんのラブリーなお顔が拝めるという事で…(爆
(関連図書を漁ると、たまにそんな肖像が出てくるので面白いものです)
流石に某国ネタばかりだと御叱りを受けるので、エロネタも考えております。
ただ、今の所思いついたのが女体化ネタだけなのでうpはするかどうか…
因みに、今度は某作の主人公が犠牲者になる予定です(おいおい)
さ、サザム様ぁ…っ。・゚・(ノД`)・゚・。
コングマンが、コングマンがかっちょよすぎますって!!!
かつて奴に注いだ愛情を思い出して思わずマジ泣き寸前…
ああもう何て感想書いていいのかわかりません。
とにかく、ありがとうございました!!
325 :
ヴァルク:03/05/07 00:21 ID:7oV1aKAb
サザム様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
コングマンカコヨスギ!すばらしいでつ。
他のスレでもがんがってください。
326 :
サザム:03/05/07 11:23 ID:z4g6179A
318・319さん、ありがたいお言葉ですが、サイトは持ってないのです……。
というか、自宅にはそもそも回線を引いておらず、うpも全て会社のパソコンを使っているとゆー……。
バレて首にならないうちに、繋ごうとは思ってるんですけどね。
ちなみに底の方に沈んでいる「純愛SS」スレに、上のコングマン達がしてる頃のスタンとルーティをうpしますた。
ああ、誘導厨と呼ばれる様が目に浮かぶ……。
そうか、つまりエロなしの作品は拝めないということなんですね。ちょっと残念。
純愛スレの方も拝見しましたよ〜 (;´Д`)ハァハァ
マリーさんも昔ダリスに色々教えられたんだろうか……
会社からレスは自分も以前やってました。ばれないようにがんがって下さい(w
328 :
名無しさん@ピンキー:03/05/08 19:59 ID:6eYKMEBn
保守age
拾われた当時のマリーさんは14歳・・・(;´Д`)ハァハァ
そういえば以前のサザムさんのウッ×チェルでチェルシーは
ルーティに色々教えて貰ったと書かれていたっけ。
次は誰だ? リアラたんでつか?
ナナリータンです・・・
萌え語りも職人も減ったな…
盛 り 下 が っ て ま い り ま し た 。
333〜
キールとメルディの同棲っぷりが見たいです。
ハロルドたんとロニの実験プレイは駄目でつか?
減ったね〜。
そういえば以前、同人サイトでテイルズ系同人誌が数冊あがってたけど、
みんな手に入れた?
ナナリーとリアラの屈辱本なら手に入れまひた
クリ無損TOD2本は絵が萌えんので購入する気なし
超マイナーながらにプリムラたんに再登場して( ゚Д゚)ホスィ
338 :
たつやん:03/05/13 00:32 ID:26kSpdh0
>>332 D2が出てからもう半年になろうかと言う時期ですからにぇ
みんな萌えつきたのか、別のに萌えちゃってるですよきっと
思いっ糞スレ違いだけど、ディスガイアに萌え中。
そういやD2のモンスター図鑑、
なりダン2みたいになってりゃもっとローグたんに萌えられたんだけどな。
340 :
ヴァルク:03/05/13 21:11 ID:42I/pDAS
テイルズもずいぶんたくさんのネタがあったが、あらかたやっちゃったからネタ切れっぽ。。
シンフォニア待ちかな・・・。
シンフォ二アの女の子はコレットたんのみなんでしょうか?
となると・・・(以下強制終了)
801は勘弁。
343 :
丼兵衛:03/05/13 22:29 ID:wZbY4XHZ
「メダル・オブ・オナー」を買ったもので、文章の執筆は遅れに遅れ…(死
>>336 ナナリーたんの綺麗なオパーイに萌えて買ってしまいましたが…(藁
いっそのことシリーズの壁を越えるってのはどうです?
皆さん結構同人誌もっていらっしゃいますね。
私が持ってるのはaerialです。某所であがってた奴は
2,3ページ不足してたのが残念。
346 :
ヴァルク:03/05/13 23:15 ID:TvAvRM43
>>341 コレットタンの他にもジーニアスっていう女の子がいまつ。
ザプレ2でテイルズ特集やってるので読むべし。
>ヴァルグさん
ジーニアスって男じゃないんですか!?
348 :
ヴァルク:03/05/13 23:52 ID:kv/Kn3fA
>>347 主人公に想いをよせている、みたいなこと書いてありませんでしたっけ?(^^;
忘れっぽいもんで…。
>丼兵衛さん
オークションで高い値段で転売してる輩が多いですよ。虎穴にまだ在庫あった気がするから買おうかな。
ヴァルクさんと同じく、自分もジーニアスを初めて見た時女と勘違いした・・・・・かわいいし。
ジーニアスたんは(ディオたん+フレインたん)/2って感じで男の子としか
思ってなかったんだが・・・・・・おかしいのか、漏れ(汗
またSS書きたい情熱(煩悩)はあるんだが時間が無い・・・
351 :
ヴァルク:03/05/14 09:26 ID:eOEBp1As
Σ(゚д゚;)ジーニアスハオトコダッタノカ…。
ならばコレットタンに萌えるしかないではないか。
>>344 シリーズの壁を壊すっていうのは良いアイデアなんですが、いろいろと大変だと思います。
少なくとも私には無理・・・。(汗)
352 :
サザム:03/05/14 15:59 ID:QX//8bk7
はふぅ、やっとGW前に予告したSSが全部終わった……。と言う訳で帰ってきますた。
でも、GC持ってないから、シンフォニアは出来ないし、今後はちょっとツライか?
とりあえず、次回はディム×アトの甘々なやつを書こうかと思ってます。
これから書き始めるので、もうちょっと時間かかるけど。
+ 激しく期待 +
期待大
保全
356 :
名無しさん@ピンキー:03/05/16 23:28 ID:bC+AzPUc
ageてみる
357 :
名無しさん@ピンキー:03/05/16 23:35 ID:6/cpWlb/
なりダン2のフリオ×キャロをキボン
あぼーん
あぼーん
↑二つとも広告
早く前スレhtml化せんかなぁ…。
サザム様のキルメルが読みたい…。
黒騎士に犯されるメリルママンキボンヌ。
>364
サンクス!
TOD2…やり始めたけど難しい…。
ED後のキルメル読みたい・・・裏ページあるサイトも一つだけ見たけど
>>367 キルメルですとぉ!?激しく詳細キボン!
キール×メルディで探してればいつかは見付かるんじゃないかと。
裏への入り口はリンク貼ってあるってことだったけど見付からなかったんで
サイト全部落として見慣れないファイル名のページ探したよ(´Д`;)
メールでパス請求するとこもあるけど萌え文必要だってんで、
そこまでする勇気はないので諦めてまつ。
【愛でることの呪縛 後編】
一粒、また一粒と大粒の汗が肌を滑り机上へと滴り落ちる。
「…さむい…」
汗と内股を流れる劣情の滴は既に冷えきり、冷たい空気がアトワイトの躰を震わせていた。
僅かに背中に感じるディムロスの体温と、穏やかになっていく彼の鼓動だけが暖かい。
粟立った肌を撫でさすられる、ただそれだけが嬉しかった。
大きく息を吸い込み、吐息を微笑に代えてゆっくりと吐き出した。
「(二人きりになるのも久しぶり…)」
絡み合った片手はそのままに、空いた手で気怠い仕草ながらも簡単に身仕舞いをする。
ふと絡ませていた二人の手が何かにぶつかった。
それに目を向けた瞬間、耳をかすめていた恋人の息が一瞬詰まり、その手が強張る。
二人の視線の先、机上の隅にあの包みが落ちていた。
「よかった」
机上に落ちていたそれをアトワイトが拾い、傷の付いていないことを確かめ安堵の微笑を浮かべる。
その動作の一つ一つがディムロスの胸を鋭く刺し、その度にちり、と心が音を立てる。
「…来い」
「え、え?」
突然凄い力で腕を掴まれ、机から躰を引きはがされる。
「待って!ディムロス、痛いッ!いたッ…離して。離し…きゃっ!」
室内の隅に設えてある寝台まで、半ば引きずられるようにして連れて行かれ、
放り投げられるようにして横たえられた。躰が弾んだ衝撃で、包みが宙を舞う。
「あッ」
手から離れた包みに必死で手を伸ばす姿が、酷い裏切りのように思える。
甦った仄暗い狂気と嗜虐心は、今度こそ押さえきれなかった。
「う…ぁっ……いたっ…」
力の加減など出来ない。アトワイトが苦しげな呻きを漏らすほど、その手首を握りしめる。
押さえつけるように彼女にのし掛かりながら、その呼吸は獣のように荒ぶっていた。
「そんなに、大事なもの、なのか?」
「…え、ええ。カーレル中将が」
鏡が無くとも自分の眉根が寄ったのが分かった。
今、最も聞きたくなかった人物の名前に対する過剰な反応。思わず大声で怒鳴っていた。
「その名前を口にするな!!」
「―――ッ!?」
その名前。そしてそれ以上の言葉。…あいつが、どうした?
「…聞きたくない…。…聞きたく、ない」
狂ったように呟きながら、白い躰をまさぐっていく。
「私のものだ。私の…。アトワイト…」
アトワイトの肩に顔を押し付け、荒く苦しげに息をついているその肩に白い手が回される。
「ねえ…私……どうして…。あなたを…そんなに怒らせたの…?」
――何故この人をここまで追いつめてしまったのだろう。
今となってはどうしようもないことだとはわかっていたけれど。
止めるべきだったのか。否…止めたところで、彼の荒々しさに拍車がかかるだけのこと。
ディムロスの手が衣服にかかり、素肌を、未だ張りつめている胸の頂を剥き出しにされる。
「はぁ…」
乳首が外気に触れ、硬く立ち上がる。手で隠そうにも躰に力が入らない。
虚ろに開いた唇を舌でなぞられ、口内へと忍び込む舌先に情欲を掻き立てられた。
「カーレル中将は…ただ、私はあの人が…」
一旦離れた唇が、再び近づいてくる。口づけをされるのだろうか。
そう感じ、目を閉じてその瞬間を待つ。
だが、愚かにもアトワイトは相手の逆鱗に触れてしまっていた。
カーレル中将。
アトワイトの声が紡ぐその名前は、刃物のように容赦なくディムロスの心を抉る。
女を喜ばせる術も知らない自分。あいつはどうだろうか。
――いっそのこと、傷付けてくれようか。
突如駆け抜ける、電流にも似た衝撃。それは口ではなく胸からだった。
「――っ……!?い…、いやあぁぁっ!」
敏感になっている胸の先端に噛み付かれ、歯を立てられる。
神経が捩られるような激痛に冷たい汗が全身から噴き出した。
「っく、あ…あ、あぅ…、あああぁぁ……」
甘噛みとはわけが違う。
ぎりぎりとディムロスの歯が、柔肉の感触を楽しんでいるかのように食い込み
その弾力に押し返される度に歯に力が加わり、刺激されることで
硬さとふくらみを増すアトワイトの乳首は哀れなほどに押し潰されていく。
――喰い契られるのではないか。
「いたっ……ゃあぁ……」
痛みと恐怖に頭を振り躰を捩り、懸命にディムロスの暴挙から逃れようとしても
噛み付く歯は離れなかった。
それだけではなく、身を遠ざけようとすることで乳頭を引っ張られる痛みまで加わり、
アトワイトはただ髪を振り乱し、細い頤を仰け反らせることしか出来なかった。
「ひ……う…」
漸く解放された乳頭にはくっきりと歯の痕が刻まれていた。
うってかわっていたわるように乳首を舐りながら、乳房全体を優しく責め立てる。
アトワイトが胸への刺激に弱いことは知っている。
優しく愛撫してやれば秘所を熱く蕩けさせることも、強すぎる刺激は苦痛でしかないことも。
乱れた格好のまま組み敷かれ、呼吸を乱し涙を零すアトワイトの姿は哀れですらあった。
「どうして…」
「何故、こんな時にまで他の男の名を口に出す」
短衣を捲り上げ、秘所を覆い隠す濡れきった薄布を眼下に見下ろす。
「そうされると男がどんなに不愉快な思いをするのか…知らないのか?
アトワイト…君が悪い。それくらい分かるだろう」
穿き直した下着のその下はディムロスに侵食されたことを示し、
溢れかえった蜜で塗り固められたような有り様だった。
「…ご、ごめんなさい……でも…っ……」
声色に底知れない憤りを感じ取り、アトワイトが反射的に謝罪を口にする。
先ほどの陵辱劇が思い起こされたのか、怯えるように睫毛が震えていた。
爪に引っ掛けられた薄布を透かして見える秘唇は真っ赤に充血し、ひくついている。
その光景はひどく淫猥だった。それを自分にだけ見せるのならどんなに良いだろう。
ディムロスは己の欲望を抑えつつ、ふん、と露骨な蔑みの眼を向ける。
「まだ咥えたがっているじゃないか…。…だから罰が必要なんだ」
我ながら恐ろしい事を淡々と吐いているものだ。
内心そう自らを嘲笑しながらも、恋人の躰をまさぐる彼の手つきには迷いも澱みもなかった。
今更引き返せるはずもない。
熱い熱い、滾るような情欲に支配されながら、彼の半ば伏せられた眼は冷たく凍り付いていた。
「…わかるか?いつも君と一緒にいて、私がどれだけ焦っているか…。君は――……」
不意に、その一言がアトワイトの耳に届いた。
――あいつの部屋でもこうしたのか、と。
見開かれ瞬いた目が瞬時に理解の色に染まった。
むしり取られた服が音もなく床に舞い落ち、無防備になったその躰をディムロスに委ねる。
せめて大人しく抱かれればそれ以上は傷付けられないだろう。
それに、もう怖くなどない。彼が何を思っているのかは分かっている。
何よりも躰の奥で燻る劣情に彼女自身が気付いていたのだった。
敷布の上にアトワイトを組み敷いたまま、ディムロスもまた己の服に手をかける。
留め具を外し、長衣を衣擦れの音とともに取り払い引き締まった体躯を露わにしていく。
汗ばんだ男の躰。
逞しく引き締まり、いくつもの戦いの傷痕が刻まれたその裸身に思わず劣情の吐息が漏れる。
愛撫されるでもなく、貫かれるでもない、ただ目の前にいるだけでもこの人はどこまでも自分を昇らせる。
いつも自分を昂ぶらせ、狂わせる躰を見てしまった、ただそれだけで子宮が切なげに疼いていた。
本能の前には一時の感情など儚いものだった。
求めずにはいられない。
「ディムロス………」
こみ上げた衝動に突き動かされ、縋り付きながらやっとのことで哀願の言葉を紡ぎ出す。
たった一言。して欲しい、と。
「……!」
それは彼にとって、単純に嬉しかった。
「(だが、…いいのか)」
先ほどの行為を気にしているのは彼とて同じだった。
あれだけ酷い事をされた彼女が自分から求めてくるはずなど無い、そう思っていた。
求められて、初めて正気に戻るというのも実に皮肉なものだったが。
「(滑稽だな…)」
何時しか独占欲は戸惑いに転じていた。
あくまで拒絶されるならば再び力ずくでアトワイトを犯し尽くし、最悪、彼女の心と躰に
自分の所有物としての消えない自覚と絶望を刻み込むつもりでさえあった。
幾度も幾度でも抱いて、朝になってもまた夜になるまで離さない。
確かにそれは、それこそ血の迸るような苦渋の決断ではあったのだが。
…偏狭な思考は視界までも狭めるのだろうか。
力無く横たわる、暴虐の限りを尽くされた白い肢体。
涙と苦痛にまみれ、許しを請うために自分の名を呼んだ唇。
見たくもないものばかりが唐突に開けた視界に飛び込んでくる。
自分はこれからまた、この躰を蹂躙するのだ。
――だめだ。
「また、君が傷つくだけだ…」
今ならまだ引き返せる。
これ以上理性が揺らがぬうちに、アトワイトをここから逃がすべきだったろう。
だが彼女はディムロスの心情を察することはなかった。或いはそう装っていたのかもしれない。
「傷つく?どうして」
どう言うべきか、ディムロスは迷いながらも言葉を選び取る。それは恋情の吐露でもあった。
「飢えているんだ、君に…」
喰らい尽くしたいと思うほどに。
声が掠れ、わなないている。怯えでも怒りでもない、押さえ切れぬ情欲の震え。
「そうね…それは怖いわね。でも少しだけ嬉しいかもしれない…」
「…何故だ?」
その問いに、目には微かに媚さえ含んで見つめ返す。
「私を求めてくれたから、かしら」
応えないわけにはいかず、既に彼自身押さえが利かなかった。
ひとつ気になることがある。
彼女の躰には交接の残滓が無かった。
白磁の肌に口づけの痕は無く、すべてにおいて恋人に教え込まれ、開発されたいつも通りの反応を返す躰。
ディムロスを受け入れた内壁は、久しく押し開かれていなかったかのように狭かった。
或いは本当に貫かれていなかったのか。だとすれば……。
――引っかかる事が多すぎる。
それは胸の奥深くで燻るような不快感を催していた。だがカーレルの事は、今だけは忘れたかった。
指先が皮膚をかすめ、ただそれだけでどこまでも昇らされる。
しかし昇りつめて昇りつめて、…どこまでも満たされない。それだけではなかなか達せない。
「んん……っ!」
絶頂の火照りが甦りつつある躰は、何時にも増して過敏だった。荒れ狂う鼓動が
頭の中でまでがんがんと痛いほどに鳴り響いている。理性が甲高く悲鳴を上げた。
徐々に熱を帯びる胎内を早く満たして欲しかった。
「くふ…ん……」
白い首筋に歯を立て、噛み付くようにして舐る。
ぬるりと舌が乳房を這いずり、臍をなぞって下腹へと降りた。
「ふ、うぅ…っ……んっ………んんぅ…」
同時に指で転がされる乳首は押し潰される度、健気に指先を押し返そうとする。
かりかりと爪の先で引っ掻かれた乳頭が痛々しい程にふくらみを増した。
「堪えなくていい」
きつく吸い上げられる度、柔肌に紅い花が狂い咲く。
「んん、んっ…、…っく…」
愛撫だけで達してしまいそうで、言葉にすればあまりに率直に、淫らに求めてしまうだろう。
それが恥ずかしくて必死に声を殺し目をかたく瞑り、ふるふると首を振る。
愛情と嗜虐心はどこかよく似ている。
あくまで強情な彼女に嗜虐心がそそられ、ほんの少し、少しだけ苛めてみたくなった。
敷布とアトワイトの躰との間に手を滑り込ませ、臀部の曲線をなぞりあげる。
掌に収めた尻の双丘のすべらかな感触を堪能しつつ、時折指を割れ目にそって滑らせていく。
その度にアトワイトがかすかに身を悶えさせた。
「ふあぁ…、…ん、くすぐったい……あは…」
下腹部にディムロスの顔が押し当てられ、熱い息がかかり、それが不思議に気持ちよくて
さながら火を灯されたように熱い。全身が性感帯になった気がするほどに。
「あ、駄目…汚れる…」
とぷりと音を立てて腿に粘り気のある液が伝っていく。
アトワイトの尻を伝う愛液がその下の寝台へと零れ、質素ではあるが清潔な敷布を汚していった。
思わず腰を浮かせた時、たまたま滑った指が尻の狭間を擦り
不意に菊座を撫でられたアトワイトがびくりと身を跳ねさせる。
意外なほど大きな反応が返ってきたことを面白がるように、ディムロスは更に指先で菊を嬲る。
「…ここが感じるのか?」
尻までもどろどろに濡らす愛液を絡め取ったディムロスの中指が、少しずつ力を込める。
長い指がぬるりと窄まりに飲み込まれ、暖かく窮屈な感触に包まれた。
「やっ、汚い!いやぁぁ…そんなところっ」
尻を嬲られる途方もない羞恥。
そしてむずむずとした異物感に苛まれ泣きそうになりながら、それでもアトワイトは
愛撫がもたらす未知の感覚に悶えていた。
漸く直腸を犯していた異物が抜かれ、安堵の息をついた次の瞬間
張りつめた花芽を摘み上げられ、一瞬の内に思考が焼き切れる。
「うぁ!…っ…あぁ、あ、あ…う……」
しかしすんでのところで達しきれず、無情にも意識は現実に引き戻された。
咄嗟に達してしまわぬよう堪えてしまった。それがいっそ悲しい。
寧ろディムロスは自分をいかせるつもりなどなかったのかもしれない。
激しい息づかいの中、胸を上下させながらそのやるせなさがくふん、と涙混じりの嘆息を漏らさせる。
蕩けた秘唇をまさぐる指にまとわりつく蜜はひどく淫らで、ひどく女の匂いがした。
だが、これほどまでに濡れている。自分を求めて、アトワイトはこんなにも艶めいている。
滾るような獣欲に、下半身の一点に血液が流れ込むのを感じた。
恋人の顔を引き寄せると怒張を突きつけ、舐めるよう促す。
アトワイトも素直にそれに従い、先端のくびれを指先で軽くなぞり、舌を這わせた。
ディムロスの口から堪えるような声が漏れる。優越感だろうか、それが妙に嬉しい。
「…っふ…。ん、んぅ、ふ…」
何度口にしても慣れない味。苦く生臭いばかりの精液がこびり付き、美味とは言い難い。
唾液に精液と愛液が混じり合い、粘りつくディムロスのそれは彼と、自分の味だった。
はしたない行為とは思う。それでもこれが彼の一部だと、
自分を愛したくて屹立しているのだということが自分をかき立てた。
「ふっ……ん…む…」
ごつごつとした幹に唾液をまぶし、歯を立てないように唇だけで咥える。
舌を絡みつかせ雁首を擦り上げ、たちまち熱を増すそれをより深く咥え込み頭を上下させる。
その度にぬるつく口腔内の粘膜がじゅぷ、ちゅくと湿った音を立てた。
先走りの汁が更に潤滑油となり、奉仕をより滑らかにする。
口腔内を満たす液が唇の端から一筋零れ、ちゅる、と音を立てて口内を吸い上げる。
「……っく…アトワイト…」
指をしゃぶらせるのとはまた違った興奮がある。
暖かい柔らかな紅唇が自分のモノを愛おしげに包み込む。その光景にディムロスが
ぞくりと腰をわななかせ、恋人の髪を撫でていた手に一瞬力が籠もった。
「……ん!」
膨張を増す一方の剛直は顎を疲労させ、やむなく口腔内から抜き出される。
口腔内で攪拌され、剛直にまとわりついた分泌液の糸を引いて離れた唇が、先端に軽い口づけをする。
小さく脈打って反応する肉茎をそろそろと胸の谷間に導いた。
「…?」
ディムロスの怪訝そうな顔をちらと見上げると、意を決して両乳房を寄せ上げる。
むにゅりと柔肉が、乳房の間にそそり立っていた剛直を左右から包み込んだ。
……が、唾液と先走りでぬるぬると滑るそれは、なかなか思うように挟み込めない。
「あぁ…もうっ……」
ようやく陰茎を双丘で捉えたアトワイトの息は興奮して弾んでいる。
その熱い息が亀頭にかかり、胸の谷間で怒張が更に膨れ、ふるりと柔肉を震わせているのが見えた。
「ディムロス…気持ちいいの?」
ふくよかな胸に包まれながら先端の窪みに感じる暖かい滑り。
じわじわと溢れ出す先走りを舐め取っている姿が、たまらなく艶めいていた。
背徳感に満ちた艶姿に、背を駆け上がろうとする射精感を必死で堪える。
「く…あ……」
全身の筋肉に力が籠もり、射精を押しとどめようとする。
「…出して……。いいから…」
言うと同時に再びディムロス自身を口に含み、舐りあげた。
「……っ、アトワイト…!」
ぬるりとした感触が先端に触れた瞬間、剛直が力強く脈動する。
口腔内に吐き出される白濁液。アトワイトがその苦みをこくこくと喉を鳴らし飲み下す。
ディムロスの屹立は口から引き抜かれてなお脈打ち、恋人の頬を白く汚した。
「んぅっ……あ、ふぁ……」
未だ息も整わず、それでもディムロス自身や彼の下腹部、自らの指にまとわりついた
白濁をアトワイトは丹念に舐め取っていく。
振りまかれた精が放つ雄の匂いに秘裂の内部が蠢くのを感じたアトワイトが、堪らず腿を擦り合わせた。
「はぁ……、…うぅんっ……ん…」
脚を開くのが辛いほどに、じくじくと痛いほどに秘所が疼く。
切なげに脚をすり合わせる姿に、ディムロスも何かを感じ取ったらしい。
閉じたままの両脚を抱え上げ、両脚の間に覗くつつましく閉じられた秘唇に剛直を押し当てる。
分け入るように先端のくびれまでを埋め込み、
そのまま体重を思い切りかけ一息に怒張を最奥まで突き入れた。
「ひっ…あ、あぁあ!」
脚を閉じているせいで、膣内はひどくきつい。
それでいて淫猥な水音を立てながら、充血した媚肉が誘い込むようにディムロス自身にむしゃぶりついてくる。
己の全体重をかけていないと、締め上げてくる秘肉に肉茎が押し戻されてくる。
「アトワイト……っは…そんなに…締めては…っ…」
アトワイトには答える余裕すらない。
浅く速い呼吸を繰り返し、二人分の体重に撓む躰を寝台に押し付けられながら
抽挿の都度雁首に恥骨を引っ掛けられ、ごつごつと擦られる鈍い痛みに顔を歪めるばかり。
「うっ……く…ぅん……っ。…つ、あっ、…あぁ……、……っ…」
関節が真白くなるほど力のこもった指に引っ張られた敷布が、深い皺を刻む。
しかしそれと同時に、浅い箇所を小刻みに突き上げられ肉壁越しに刺激される陰核が、
鈍く痺れるような快感を生み出していく。
呼吸に合わせて膣内が弛緩する瞬間に、剛直が一層深く内部を抉った。
「はぁっ………うあ…」
思いがけず感じる箇所を擦られ、痛みに震え上がり同時に快楽にわななく媚肉が
ディムロスのモノをそのまま深く咥え込む。
絡みついて離れない花蜜。
繋がった箇所の最奥が熔けてしまったかのように、熱い粘液がとめどなく流れ出し敷布を汚した。
「っ…ああ…あぁぁあ……っ、ディム、ロスっ……っあ、ふぁっ…」
内壁を掻き回されることで湧き上がる逸楽に、アトワイトの眦から歓喜の涙が零れる。
疼きに勝る充塞感と刺激を得、アトワイトはこれ以上ないほどに乱れた。
ディムロスもそれに応え、膣内のより深みを求めて怒張を突き入れる。
とくとくと脈打つ熱い内襞に包み込まれ、膨張しきった彼自身が
彼女の媚肉を痛々しい程に押し広げていた。
――もっと深く繋がりたい。
アトワイトの脚を大きく開かせ、改めて激しく己を打ち込んでいく。
それに応えるようにアトワイトもディムロスの躰に脚を絡ませ、より深い接合を求めて躰を引き寄せる。
奥の奥まで埋没させた剛直に幾度も子宮が押し上げられ、しなやかな肢体が弓なりに反り返った。
結合部からは泡立った蜜がぬるりと溢れ出し、蠢く花弁はさらなる抽挿を誘う。
菫色の髪が灯火に照り映えて、さらさらと宙を舞い、敷布の上に降り積もる。
「あっう……ふああぁっ…ん、ふ…」
ふるふると揺れる乳房。その果実に齧り付き吸い上げる度、高められた躰が敏感に反応し
唇から漏れる甘い嬌声とともに、花蜜に潤いきった内襞がきゅっと締め上げられた。
振り乱され、汗で己の顔にまとわりついた蒼い髪を、慈しむかのようにアトワイトの手が掻き上げる。
「ん…んむ……んうぅ」
視線が交わり、どちらともなく抱き合い、躰を重ね、唇を貪り合う。
荒々しく、だが愛欲に満ちた口づけ。繋がった箇所から聞こえる、くちゅくちゅと濡れた音がひどく艶めかしい。
「ディムロス、あ、あぁ…ディムロス…」
心まで溶け合うような深い口づけに、アトワイトはうっとりとした眼差しを恋人に向けた。
「…アトワイト…」
愛しさに駆られ、それ故に続く言葉が見つからない。
ただ無我夢中にアトワイトを抱きしめたまま力任せに腰を揺さぶり、彼女の胎内を蹂躙する。
「誰も、受け入れないでくれ…。…私だけでいい」
「……ディムロス…」
この瞬間、確かに二人は互いだけのものだった。
「く……!」
絶頂が近い。ディムロスの体躯が何かを堪えるように震えている。
「っ…あ、ディムロス……膣内は…っ…」
彼女には、ソーディアンマスターとしての役割がある。一戦力である以上、妊娠など許されなかった。
「……………」
しかしいらえはなく、それがひどくアトワイトを怯えさせる。
「お願い、抜いて…もう…。…おねがい…」
縋るようなアトワイトの眼差し。だが、ディムロスの心のどこかに甘美な欲望が渦巻いている。
アトワイトにとってディムロスとの交接はあくまで愛情の発露であって、
少なくとも今だけは生殖行為としての情交ではないつもりだった。……あくまでも彼女にとっては。
「(…子供か…。いや、今は…)」
これ以上の酷いことをすれば、間違いなく彼女は一生心を開いてはくれないだろう。
それだけは避けなければならなかった。
一瞬心によぎった悪意を押し殺し、気休めの避妊に過ぎないが体外に吐き出すべくディムロスが腰を引いた。
「……え…、…っ、あ……っ!」
その刹那。不意に秘肉が締まり、ディムロスを胎内に引き留める。
絶頂の予兆に震える膣内を思い切り擦られ、反射的に収縮する媚肉。
誰のせいでもなく、彼女の意志にさえ反していた。
「――――ッ、…っ」
どくん、と胎内で欲望が弾け、灼けつくような熱がじわりと内襞に広がっていく。
「……ふあっ…あ……あ、あ…ぁっ…?」
涙を零しながら目を見開くアトワイト。
「う…そ……」
しまったと思うより一瞬早く白濁液に満たされ、灼かれる胎内。
過敏な粘膜が感じ取った熱はそれ自体をうねるような快楽に変えていった。
ディムロスの背中に回されていた手に力が籠もり、ぎりりと爪を食い込ませる。
悔恨に満ちる心から切り離された躰は、恋人と共に絶頂へと昇りつめ、その熱さに柔襞がひくついている。
爪の食い込んだディムロスの背からは血が流れていた。
「……あぁ……あ…熱ぅ…い……」
達した悦びに全身が甘く痺れ、やがて脱力する。
絶頂に酔いしれ結合も解かないまま、もつれるようにして二人は敷布に倒れ込んだ。
ぐちゃり。そんな生々しい音と共に秘所から陰茎が抜かれ、注がれた精液が逆流する。
泡立った蜜にも白いものが混じり、虚ろになった膣口から敷布の上にどろりと零れ出していた。
部屋を満たしている粘りつくような薄闇と、冷え冷えとした静寂に押し潰されそうだった。
空気が湿っているのは二人の汗と淫液とが溶け込んでいるからか。
自然、彼の腕に不自然な力が籠もり、抱かれているアトワイトがかすかに鼻を鳴らす。
――いつもは、こんなに優しいのに。
行為の後のディムロスは優しかった。今もその大きな手、
剣を握る無骨な手は自分の背をいたわるかのように撫でてくれている。
相変わらず目を合わせようとはしないけれど。
今この時が終わったら、君は私を見限るだろうか。…せめていま少し…。――そう思った瞬間。
ぺち、と小気味よい音が薄闇の澱みに響き渡った。
白い両手に挟まれた顔を引き寄せられ、罪悪感に苛まれつつもディムロスは観念したかのように目を開ける。
すぐ目の前にあるだろうアトワイトの顔。瞼を持ち上げるのにひどく労力を使った。
彼女は今、どんな表情をしているのだろうか。
蔑まれ、睨まれるだろうか。それとも涙に濡れた眼差しか。
「――――………………」
しばし無言で見つめ合い、紅の眼の中に嫌悪の色が無かったことに密かに胸をなで下ろす。
「……朝の事だけど」
悲しみ、怒り、戸惑い……それでもどこかアトワイトの瞳は愛と優しさを宿していた。
…枕に顔面をめり込ませるディムロスの無様な姿は平身低頭の上、謝罪しているように見えなくもなかった。
「…………すまなかった。君には何と……言ったら良いのか…」
「当たり前よ。乱暴されて怒らない女なんていないわ。
…それに私、疑われて…とても悲しかった」
思い込みと誤解と嫉妬に狂った自らの恥ずべき行いが、ディムロスの頭をよぎっていく。
すべて誤解だった。
彼女がこれをカーレルから受け取っていたのは、夜中まで激務に追われる自分のため。
彼の自室に居たのは軍師の目覚ましの珈琲を分けて貰うため。
だから軍師の公務のない早朝に彼の私室へと赴いたのだ。
そして自分に渡すものなのだから、ここに持ってくるのは当然のことで……。
「本当に……すまない」
友と愛する者を疑った自分への怒り、アトワイトへの狂おしいまでの恋慕の情、
そして彼女に対しこれ以上ないほど罪悪感が掻き立てられた。
今度こそ目を開けたくなかった。
その辺に転がっているだろう贈り物を、直視することなど出来るはずもない。
潰れたような呻き声とともに再び沈み込んだ、そんなディムロスの頬を細い指が愛おしげになぞっていった。
丁度彼女が叩いた箇所を狙って。痛みに顔を顰めた恋人を見、アトワイトはくつくつと笑った。
「…いいわ。今日のところは許してさし上げます。最初に誤解を招いたのはこっちだし…。
……わたしもよ、愛してるわ…」
どんなに大切に思っていても、想うほどに大切にしてやれなかったのか。
想えば想うほど、愛すれば愛するほどに、傷付ける。
ただ、たとえ彼女が自分を拒絶しても、今更手放す気など無かった。
愛でることとは呪縛にかけること。ふとディムロスはそう感じた。
呪縛にかかったのはどちらだったのか、或いはどちらもなのか。
笑いがこみ上げてきた。ならばアトワイトはこれからも私のものでいてくれるのだろう。
そこにはそれを苦々しいながらも、無性に心地よく感じている自分がいた。
【了】
中将がついに壊れた気がする…。
散々放置してすみませんでした。ディムアト後半です。
つか本人も忘れかかってました。危ない危ない。
別ゲームを始めてしまったのでしばらく名無しに戻りつつ…。
レス返し等はまた後ほど。
では中将閣下に誅殺されて穴子と一緒に逝ってきます。
388 :
名無しさん@ピンキー:03/05/20 02:01 ID:SFhqooF2
TOWのキャロのエロネタ鬼謀
389 :
サザム:03/05/20 09:43 ID:fLrUhUZm
うわーい、105さん、お待ちしておりました!!
あまり催促するのも何だと思っていたのですが、予想以上の出来で大満足です。
お名残惜しいですが、おたっしゃで〜。
ガイシュツだと思いますが…
クレス×ミントキボンヌです…
職人さんお願いしまつ
m(_ _)m
ここの住人クレクレ厨ばっかり。 こりゃ職人逃げるのも無理ないか。
ここの住人クレクレ厨ばっかり。
こりゃ職人逃げるのも無理ないか。
393 :
山崎 渉:03/05/22 02:22 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
最初のスレにあった脱衣ウィスってネタにときめいた。
それでなくともウィスで賭けってのは結構見るネタかも。
105様!
ありがとうございます。
おかげでハラシマる気力が沸いてきました!
まだ諦めないで頑張ります!
大分下がっていたのであげます。
あげ
age
セレスティアンはエラーラが一番感じるとかどうですか。
隠しページのアドレス貼るなよ…
>>368みたいな人もいるし、一番最初のスレには色々と貼ってあったから
いいかと思って。
ガイシュツのところではない筈。
貼るとしたらせいぜい、場所のヒント程度にとどめておいた方がいいと思うが。
アク解してるor小心者のサイトなら最悪閉鎖したりするし。
自分じゃ書けないしここのところ活気がないので手土産でもと思ったんだけど。
自作で何か検討してみるか・・・
407 :
サザム:03/05/26 10:00 ID:4Cb3WOBo
むむう。確かにちょっと下火になってきましたな。
まあ、そうそう続けて書けるもんでもないので、仕方ありませんね。
かく言う私も、最近はスパロボに時間を取られて速度が落ちておりますが……。
とりあえず、ディム×アト出来たんで、うpします〜。
408 :
サザム:03/05/26 10:01 ID:4Cb3WOBo
〜束の間の安息〜
雪原の中、二つの人影が寄り添うように歩を進めていた。
力強い足取りで、同行者を気遣いながら進むのは、地上軍第一師団長のディムロス中将。
少し疲れた様子を見せながら、その後を付き従うのは、同じく地上軍の衛生兵長であるアトワイト。
アトワイトは先程までバルバトスに囚われていた処を、カイル達とディムロス、ハロルドらに救い出された。
けれど今、彼らの傍にカイル達一行とハロルドの姿はない。
なかなか二人きりになれない彼らを気遣ったハロルドが、別行動を取る事を勧めたのだ。
思い責任を背負いつつも愛し合う男女にとって、それは願っても無い申し出である。
二人はハロルドの言葉に甘えて、束の間の休息を取るべく、空中都市の残骸に立ち寄る途中であった。
「よし、着いたぞ。……アトワイト、大丈夫か?」
無骨な外観を雪で覆われた空中都市の残骸に辿り着くと、ディムロスは後ろを振り返って言った。
「……ええ、平気よ。私だって、これでもソーディアンマスターの候補者ですもの」
アトワイトは気丈に振舞うが、敵地に一人捕らえられていた心労は隠せない。
彼女を早く休ませるべく、ディムロスは中へと続く扉を開けて──
「なっ、何だこれは!?」
──思わず絶句した。
外観同様、金属地が剥き出しだったはずの内壁は、パステルピンクの壁紙が一面に貼られている。
床には絨毯が敷かれ、大きなベッドにはレースの天蓋が付けられた上、所々にぬいぐるみまで置いてある。
様々な設備もファンシーな色に塗り替えられ、元の雰囲気は見る影も無い。
409 :
サザム:03/05/26 10:02 ID:4Cb3WOBo
残骸の中は、堅物のディムロスが逃げ出したくなるほど、それはそれは少女趣味な内装に変貌していた。
「ハロルドだなっ!? こんな奇天烈な真似をするのは、あいつしか考えられん!」
「ぷっ、くすくすっ……。もう、ハロルドったら……」
憤慨して怒鳴るディムロスとは対照的に、アトワイトは堪えきれないといった感じで笑い出した。
「どうもおかしいと思ったんだ! やけにここで休むように強調したのは、こういう訳かっ!」
「ディムロス、そんなに怒らなくてもいいじゃない。ハロルドなりに、私達に気を使ってくれたのよ?」
アトワイトは、滅多に見られない取り乱した様子のディムロスに、苦笑しながら取り成すように微笑んだ。
「それより、ほら。早く入って一息つきましょ? せっかく暖房が入ってるのに、部屋が冷えてしまうわよ」
「おっ、おい、アトワイト、ちょっと待ってくれ。この中に入るというのは、少なからず抵抗が……」
「はいはい、話の続きは中で聞くわ」
笑った事と、中から流れる暖かな空気に触れて、アトワイトはかなり元気を取り戻す。
困惑した表情のディムロスを可愛く思いながら、アトワイトは彼の背中に手を掛け、中に押し込んでいった。
◇ ◇ ◇
「ううむ、落ち着けん……」
ディムロスは、乙女チックな部屋の中をウロウロと歩き回りながら、腕を組んで唸っていた。
質実剛健を地で行くディムロスにとって、フリルとレースに囲まれたこの空間は、居心地悪いこと夥しい。
しかも隣の浴室では、アトワイトがシャワーを浴びており、微かな水音まで聞こえてくる。
今のディムロスの心境は、気恥ずかしさが半分、ハロルドへの八つ当たりぎみな怒りが半分といった感じだった。
「大体なんだ、この露骨に並べられた枕は……、ん?」
苛立ちまぎれに、仲良く二つ並んだ枕を叩くと、その下からガサッと何かが擦れる音がした。
410 :
サザム:03/05/26 10:03 ID:4Cb3WOBo
イヤな予感がして、ディムロスは枕の下を探り、そこにあったモノを引っ張り出す。
予想通り、そこからずるずると出てきたのは、一綴りになった避妊具であった。
「だあぁっ! 何を考えているのだ、ハロルドはっ!?」
避妊具の末尾にはご丁寧に、ハロルドの筆跡で『好きなだけ使ってね♪』と書かれたメモがくっ付けてある。
メモをぐしゃぐしゃと丸めると、ディムロスはそれを再び枕の下に突っ込んだ。
「はぁ、はぁ……、ゴホン! 少し喉が渇いたな。確かここには、飲料水が置いてあったはずだが……」
照れ隠しに咳払いをしたディムロスは、壁際に備え付けてある冷蔵保管庫に歩み寄った。
ピンク地に白のハートマークという、頭の痛くなるような塗装をされた保管庫の扉を、ガチャリと開ける。
「もう、勘弁してくれ……」
中身を確認したディムロスは、げんなりとした様子で力無く呟く。
保管庫の中には、栄養ドリンクのビンだけが、隙間無くぎっしりと詰め込まれていたのである。
ディムロスも、アトワイトと二人きりでここに来た時に、当然そう言った事も考えなかった訳ではない。
が、こうも露骨に「さぁ、やれ!」と言わんばかりの段取りをされると、逆に醒めてくる。
保管庫の扉を閉め、ディムロスは頭を項垂れてベッドに座り込む。
その時、ちょうど浴室の扉が開き、アトワイトの声が聞こえてきた。
「……あら、ディムロス。浮かない顔をしてるわね」
「ああ、少し気の滅入る事があってな……うっ!?」
アトワイトの声にふと顔を上げたディムロスは、視界に飛び込んできた彼女の姿に、思わず息を呑んだ。
なぜなら、アトワイトは素肌にバスタオルを巻いただけの、あられもない姿だったのだ。
彼女の肌は上気して薄く紅色に染まり、床に届きそうなほど長い薄紫の髪は、しっとりと濡れている。
411 :
サザム:03/05/26 10:04 ID:4Cb3WOBo
幾度も肌を重ねた間柄ではあるが、今のアトワイトはいつにも増して魅力的だ。
愛する女性の匂い立たんばかりの美しさに、ディムロスは陶然と見とれてしまった。
「どうしたの? 疲れているようなら、貴方もシャワーを浴びたら?」
「いっ、いや。私はいい……」
「そう? じゃあ、隣に座ってもいい?」
「あっ、ああ、勿論いいとも……」
ディムロスがどもりながら応じると、アトワイトは彼のすぐ脇に腰を降ろした。
バスタオルの下端から、普段はロングブーツに覆われている脚線美が、惜しげもなく晒されている。
軽く止められた胸元からは、豊満な胸の谷間が覗いており、ディムロスの衝動を強く刺激する。
目のやり場に困ったディムロスは、結局アトワイトの顔に視線を固定した。
「まだ疲れているんじゃないのか? 良かったら、先に休んでもいいんだぞ?」
「ううん、まだ平気。……でも、そうね、ちょっと疲れちゃったかな?」
砕けた口調でそう言うと、アトワイトはディムロスの肩にコツンと頭を寄りかからせた。
滅多に見せない甘えた仕草に、ディムロスの胸が少年のように高鳴る。
石鹸の匂いに混じって漂うのは、彼女自身の肌が生み出す馥郁たる香り。
自分の服越しに伝わる、アトワイトの身体の柔らかな感触に、ディムロスは股間が昂ってくるのを感じた。
「……御免なさいね、さっきは思い切り叩いたりして。……まだ、痛い?」
アトワイトは、ディムロスの頬にまだ赤く残っている自分の叩いた跡を見て、癒すようにそっと撫でた。
「い、いや。この程度、戦闘で受ける傷に比べれば、どうと言う事は無い。気にするな」
アトワイトの顔を罪悪感で曇らせたくなくて、ディムロスは何でもない風に装う。
412 :
サザム:03/05/26 10:04 ID:4Cb3WOBo
ディムロスの不器用な優しさに、アトワイトの顔がふわりと綻んだ。
「……ありがとう、ディムロス。助けに来てくれて。
洞窟でも言ったけど、貴方が来てくれて、私、本当に嬉しかった……嬉しかったんだから……」
アトワイトは想いを込めて、ディムロスの身体に腕を回し、ぎゅっと抱きついた。
「アトワイト……。その、そう抱き付かれると、非常にまずいのだが……」
彼女の柔らかな胸を押し付けられたディムロスは、顔を赤らめながらうろたえた口調で呟く。
アトワイトが視線を下げると、ディムロスの股間は物慣れぬ少年のように、強くいきり立っている。
悪戯っぽく微笑むと、アトワイトはえいっ、と可愛い掛け声と共に、ディムロスの胸に圧し掛かった。
「……もう、またお堅い中将殿に戻ってるわよ? 今は二人きり……私も貴方も、ただの男と女なの。
こういうとき、男と女がどうするか……、分かるでしょ?」
「おっ、おいおい……」
優しく押し倒されて、ディムロスは少し慌てながらアトワイトを見上げた。
圧し掛かった拍子にバスタオルが肌蹴て、生まれたての美の女神のような裸身が露わになっている。
小さく首を傾げながら、自分の瞳を覗き込んでくる様は、抱き締めたくなるほど愛らしい。
愛し合う者同士の自然な欲求に、ディムロスの頭の中から、余計な物が次々と押し退けられてゆく。
「……そうだな。今は、お前の事だけを考えることにするよ、アトワイト……」
ディムロスは、アトワイトの首筋に手を廻すと、ゆっくりと自分の顔の方へ引き寄せていった。
◇ ◇ ◇
「んっ……ふ、ああ、ディムロス……」
ディムロスの広い胸板に身体を預け、アトワイトは甘い吐息を漏らした。
413 :
サザム:03/05/26 10:05 ID:4Cb3WOBo
まるで所有権を主張するように、ディムロスはアトワイトの顔中にキスの雨を降らせる。
上下の唇を軽く吸われ、耳元に、頬にと唇が触れるたび、アトワイトの背にぞくぞくするような快感が走る。
ディムロスが長い髪に口付けしただけでも、そこに神経が通っているかのように悦びが湧き上がった。
「アトワイト……んっ、んむっ……」
ディムロスは、そんなアトワイトの反応を見ているだけで、興奮が抑えきれなくなってきていた。
片手で滑らかな背中を撫でながら、片手でアトワイトの髪を掻き上げ、口腔に舌を伸ばす。
するとアトワイトも、ディムロスの動きに応えて、自分の舌を差し出し、絡み合わせる。
互いを味わい尽くすかのような舌の動きはしばらく続き、二人の官能は際限なく盛り上がった。
「アトワイト……愛している」
「私もよ、ディムロス……。私も、貴方だけが……んっ!」
ディムロスは、アトワイトの髪を腕に引っ掛けてまとめると、くるりと体勢を入れ替えた。
アトワイトをベッドに寝かせると、動きの邪魔にならないように、彼女の頭の横に長い髪を束ねて流す。
そして、アトワイトの首筋に顔を埋めながら、片手でそっと彼女の胸に触れた。
「いつ触れても柔らかいな……。溺れてしまいそうだよ、アトワイト……」
「あんっ……あ、ディムロス、そんな、囁いちゃ……んあっ!」
首筋の弱い処を吸われながら、やんわりと豊かな胸を揉まれ、アトワイトは喉を仰け反らせて喘いだ。
久しぶりの刺激に、アトワイトの心臓が早鐘のように激しく高鳴る。
アトワイトの胸はディムロスの指の動きに合わせ、つきたての餅のように柔軟に形を変えていく。
唇で鎖骨へと伝いながら、ディムロスは吸い付くような感触の二つの膨らみを、交互に撫で擦る。
頂点の蕾は、すでに硬く充血し、ディムロスの手の平にこりこりとした感触を返した。
414 :
サザム:03/05/26 10:06 ID:4Cb3WOBo
「んんっ、ねえ、私だけじゃいや……。ディムロスも脱いで……」
目元を朱に染めたアトワイトは、潤んだ瞳で見上げながら、ディムロスにそう告げた。
もっと強く、もっと近くに貴方を感じたいと、その瞳が語っている。
「ああ、ちょっと待ってくれ……」
アトワイトの求めに応じ、ディムロスは己の着衣を手早く脱ぎ捨てた。
細身でありながらも、鋼をより合わせたように力強い、無数の傷痕が刻まれた肉体が露わになる。
その中でも、胸を斜めに走る、最も新しく大きな傷に気付くと、アトワイトはその痕をそっと指先でなぞった。
「これ……、私を助けようとした時の傷よね?」
「ああ。あの時ほど、己の不甲斐無さを恥じた事はない……」
バルバトスにアトワイトを攫われた時の事を思い出し、ディムロスは顔を歪めて呟いた。
あの時ディムロスは、彼女を失う事さえ覚悟して、ダイクロフトから脱出したのだ。
バルバトスを圧倒出来るだけの力があれば、みすみすアトワイトを囚われの身にしなくても済んだ筈である。
改めて自分を責めるディムロスの頬を、アトワイトは優しく撫でて言った。
「そんな顔しないで。……私、この傷が嬉しいの」
「……嬉しい? どう言う意味だ?」
意味を測りかねたディムロスが尋ねると、アトワイトの顔に茶目っ気混じりの微笑みが花開く。
「だって、私を取り返そうとして付いた傷なんですもの。言ってみれば、私に対する愛の証じゃない?」
冗談に紛らわせようとするアトワイトの気遣いに、ディムロスの口元にも笑みが浮かぶ。
「こいつめ……。そんな事を言う口は、こうしてやる……」
「んっ、んふふっ……」
ディムロスが唇を塞ぐと、アトワイトは逞しい背中に腕を回しながら、満足げな含み笑いを漏らした。
415 :
サザム:03/05/26 10:06 ID:4Cb3WOBo
◇ ◇ ◇
「んっ……あ、いい……。そこ、もっとぉ……」
「ああ、ここだろう?」
「そうっ……、それがいいの……んんっ!」
ディムロスの頭を撫でながら、アトワイトは妖しく肢体をくねらせていた。
何度も肌を重ねたディムロスの愛撫は、アトワイトの望む場所を望む通りに刺激する。
下乳を掠めるように指先でくすぐり、突き出した舌先で乳首の周りに何度も円を描く。
口中に先端を含み、ころころと転がしながら、片手はさわさわと太腿をさする。
普段の彼女を知る者たちが見たら己が目を疑うほど、今のアトワイトは快楽に乱れていた。
「どうしたんだ? 今日はいつになく感じ易いな……」
「……だって、久しぶりだから……。ディムロスに、その、してもらうの……」
ディムロスが囁くと、僅かに理性を取り戻したアトワイトは、恥じらいに顔を横に逸らした。
その表情に欲望を刺激され、ディムロスは内股の根元にするりと片手を滑り込ませる。
「ふくぅん! や、恥ずかし……」
柔らかな下腹部へと這わせたディムロスの指に、熱くぬめりのある感触が伝わる。
直接触られてもいないのに、アトワイトのそこはすでに、溢れ出た蜜でくちゅくちゅに潤っていた。
「……なるほど。確かにこの所、忙しくてこんな事をする暇も無かったからな。大分溜まっていた訳か……」
「んもう、納得しないでよ……。私、そんなに淫らな女じゃないの……ただ、相手が貴方だから……」
アトワイトは真っ赤になった顔を片腕で隠すと、言い訳をするように呟く。
416 :
サザム:03/05/26 10:07 ID:4Cb3WOBo
しかし、その言葉とは裏腹に、アトワイトの秘唇はひくひくとわななき、子宮からは熱い疼きが込み上げる。
そんな身体の反応を気付かれるかも知れない、と考えただけで、アトワイトは消え入りたいほどの羞恥を覚えた。
「別に恥ずかしがる事はないだろう? 私とて、似たようなものだからな」
「え? あっ……」
ディムロスは、そう言って照れ臭げに微笑むと、いきり立った剛直を滑らかな内股に軽く押し付けた。
火傷しそうなほど熱く、鋼鉄のように硬くなったそれの感触に、アトワイトは目を見開く。
別の生き物のように脈打つ強張りから、ディムロスの興奮を感じ取り、彼女の心が和らいでいった。
「ディムロスの……、こんなに……?」
「分かったろう? お前が愛しいからこそ、私もここまで昂っているんだ。お前と同様にな……」
「やはぁっ……! だめぇ、そん……な、ディムロ……スっ、そこっ……くぅんっ!」
顔を隠すアトワイトの喘ぎを聞きながら、ディムロスは手探りで彼女の秘裂を掻き分けた。
あくまでそっと、感触を確かめるように肉襞を摘み上げ、くにくにと指先で擦る。
その度ごとに、アトワイトの言葉が途切れ、媚肉の奥からは新たな蜜が滴り出す。
軽く達しそうになり、アトワイトは唇を噛んで高まりを押さえ込んだ。
「んんんっ、だっ……めぇ! ディムロス、私、このままじゃ……」
「我慢しなくてもいい……。そのまま、達してしまっていいのだよ……」
「いやっ! そんな、……あ、あ、あっ!?」
快楽に耐えるアトワイトの痴態に魅入られたディムロスは、鉤状に曲げた中指で、彼女の中を探った。
アトワイトの意思とは無関係に、彼女の秘洞は収縮し、ディムロスの指を締め付ける。
ディムロスは中指を挿入したまま、親指でその上の肉芽を潰すように押さえ、手首を細かく震わせる。
417 :
サザム:03/05/26 10:08 ID:4Cb3WOBo
下腹部に重く響く振動に、アトワイトの意識は掻き乱された。
「ふ……あっ……! だ、だめ……、それ、弱いって……知って……!」
「知っているとも。お前の身体の事なら、誰よりもな……」
乱れる顔を見られたくない一心で、アトワイトはもう一方の腕も挙げて顔を覆い、ディムロスの視線を遮った。
だがディムロスはそれを許さず、アトワイトの腕を顔の上から退かすと、彼女の頭の上で押さえ込む。
アトワイトは、快楽に潤んだ瞳で、縋るようにディムロスの顔を見上げる。
その表情にますます興奮を掻き立てられ、ディムロスは更に手首の動きを速めた。
「アトワイト、隠さないでくれ……。お前の達する時の顔を見せてくれ……」
「だめ……っ! そ……んなっ、じっと……、見詰め、ちゃ……、恥ずかし……っ!」
ディムロスの熱い視線に耐え切れず、アトワイトはぎゅっと目を瞑った。
しかし、視覚が閉ざされると、却って神経が快楽に集中し、絶頂が早まる。
ひたひたと水位を上げる官能に、とうとうアトワイトは屈服し、ディムロスに懇願した。
「あっ、やっ! ディムロス、お願い、見ないで……っ!」
けれど、欲望に突き動かされたディムロスは、愛撫の手を休めず、視線も彼女の瞳から外さない。
「いいぞ……とても綺麗だ、アトワイト……」
ディムロスの甘い囁きが、最後の抵抗を打ち破る。
「おねがいっ、もう、もうっ……、──んんんっ!!」
弓なりに背中を反らし、アトワイトはぷるぷるっと身体を震わせ、達した。
◇ ◇ ◇
「っはぁ、はぁ……。もう、ディムロスったら、こういう時だけ意地悪なんだから……」
418 :
サザム:03/05/26 10:08 ID:4Cb3WOBo
絶頂の余韻に震える声で、アトワイトは少し恨めしそうに呟いた。
アトワイトの肢体は芯が蕩けたように脱力し、捕らえられた野兎のようにふるふると震えている。
「仕方ないだろう? 堪えている時のお前の顔が、あまりに可愛いので、つい……な」
「やん、ばか、知らないっ!」
甘い言葉を囁かれ、アトワイトはぷいっと横を向く。
しかし、その語調には、隠し切れない媚態が含まれていた。
「ふふっ……済まなかったな。許してくれないか、アトワイト?」
「だぁめ。謝っただけじゃ、許してあげない……」
額に掛かった髪を掻き上げてやりながらディムロスが言うと、アトワイトはつんと澄ました振りをする。
互いにふざけ合いながら、二人は相手への愛しさを高めていく。
「……では、どうしたら許してくれるのかな?」
「そうね……。ディムロスのこれをくれたら、許してあげる……」
そう言いながら、アトワイトは硬く猛り立った男根を、片手で愛しげに撫で擦る。
ディムロスのそこは限界まで膨張し、先端は先走りの汁で妖しく濡れ光っていた。
「ああ、それくらい、お安い御用だ……」
ディムロスはアトワイトの要求に応じ、枕の下から避妊具を引きずり出した。
ハロルドの思惑通りになる不快感は多少残るが、今はアトワイトと交わりたいという欲求の方が勝っている。
だが、アトワイトはちらりと横目でそれを確認すると、ディムロスの手をそっと押さえた。
「ディムロス……。今日は、それ、いらないから……」
「え? いや、しかしだな……」
419 :
サザム:03/05/26 10:14 ID:4Cb3WOBo
アトワイトの申し出に、ディムロスは戸惑いの声を上げた。
互いに地上軍の幹部である以上、万が一にも妊娠の危険を犯せなかった二人は、今まで生でした事は無かった。
時にディムロスがもどかしく感じる事があっても、アトワイトは決してそれを許さなかったのだ。
そのアトワイトが、自分からそれを着けなくてもいいと言っている。
恋人の心境の変化に、ディムロスは念を押すように問いかけた。
「……本当に、いいのか?」
「ええ……。ソーディアンが完成すれば、すぐにミクトランとの最終決戦になるんですもの。
その後も大変ではあるでしょうけど、今までのように戦いに明け暮れる日々は終わるわ……」
そこまで言うと、アトワイトはふっと切なげな表情になる。
「それに……、もし負ければ、世界はミクトランの手に落ちて、私も貴方も生きてはいないでしょう?
万が一そうなった時に……私は、悔いを残したくないの……」
「………………」
「だから、お願い……。私に、貴方の全てを感じさせて……あっ!?」
薄く涙を浮かべて訴えるアトワイトの頭を胸に抱き締め、ディムロスは力強く答えた。
「万が一になど、ならない。させはしない。お前も私も、生きて地上に光を取り戻すんだ。
……だから、そんな悲しい事を言うな。必ず勝って……私達の子を、産み育てる未来を掴むんだ」
「!! ……ええ、そうね、ディムロス……。私も、貴方の子供が欲しい……」
驚きに目を見開いたアトワイトは、自分の愛する男を両手で差し招き、ゆったりと微笑む。
「来て……ディムロス。私に未来を信じさせて……」
「ああ、お前が望むなら、喜んで……」
420 :
サザム:03/05/26 10:20 ID:4Cb3WOBo
ディムロスは何よりも大事な女を抱き締めながら、静かに身体を重ねていった。
◇ ◇ ◇
「んっ……あ、ディムロスの……すごく、熱い……」
遮る物のない生の肉茎が侵入し、アトワイトは悦びにわなないた。
薄い膜が一枚ないだけで、普段よりも深い快感が生まれ、かつて無いほどの一体感を感じる。
アトワイトは、更に奥へと進む強い脈動に、うっとりとした表情で囁いた。
「くぅっ、アトワイト……。私も、お前の温かさに……融けてしまいそうだ……」
一方ディムロスも、初めて直に感じる蜜壷の感触に、我を忘れそうになっていた。
幾重にも重なった肉襞の連なりが、一つ一つ数えられそうなほど、くっきりと判別出来る。
執拗なまでに絡みつくアトワイトの秘洞から、彼女の心までが直接伝わってくるように感じる。
ディムロスは、自分の全てがアトワイトの中に包まれるような錯覚さえ覚えながら、強張りを根本まで埋めた。
「……っはぁ。まさか、これほどまでに違うとはな……」
「本当ね……。こんなにいいのなら、もっと早くにこうすれば良かったわ……。あっ、やだ、私……」
自分が何を口走ってしまったかに気付き、アトワイトの顔が羞恥の色に染まる。
そんな可愛らしい反応に、ディムロスは愛する者にだけ向ける、慈しみを込めた微笑みを返す。
「これから、いくらでも出来るさ……。今までの分を取り返すぐらいにな……」
「ふふっ、いやね、ディムロスったら……。ね、動いて……」
「ああ……」
アトワイトにせがまれて、ディムロスはゆっくりと腰を使い始めた。
「んっ……あ、いい……。ん……っく、や……は……あん……」
421 :
サザム:03/05/26 10:22 ID:4Cb3WOBo
快楽を貪るというより、相手への絆を確かめる感じで前後に動くと、アトワイトはたちまち甘い声を発した。
ただの肉欲では無く、心だけでもなく、魂までが溶け合うような至福の快感。
幾度となく肌を重ねてきたはずなのに、耐え難いほどの激情がこみ上げる。
嵐のような官能に翻弄されつつも、アトワイトの中はディムロスのモノをしっかりと締め付けていた。
「あっ……ねぇ、ディムロス、もっと深くして……」
アトワイトは自分から片足を胴まで引き上げると、身体を横に捻った。
大きく開かれた股の間の、淫靡に濡れ滾った結合部が、ディムロスの視線に晒される。
しかし、そんなはしたない格好をしても、もはやアトワイトの脳裏に羞恥心は浮かばない。
彼女はただ、愛する人とより深く繋がりたいという、強い欲求に突き動かされていた。
「……っ、こうか、アトワイト……」
「くぅっ……そう、もっと奥まで……。私の中を、貴方で埋め尽くして……んくぅん!」
ディムロスは、軽く腰を引いてから、アトワイトの最奥を目指して突き込んだ。
柔らかな亀頭がこりっとした感触の肉壁に押し付けられ、痺れるような快楽を誘う。
その位置を基点にするように体勢を変え、小刻みに身体を揺すり、アトワイトの奥を攻め立てる。
先端が奥に擦れる度に、持ち上げられたアトワイトの爪先がピンと伸び、中の締め付けが強くなった。
「うっ……く、アトワイト、そんなに締め付けては……」
「あっ、だって……、良すぎて……あそこが、言う事聞かない……っ、んうぅ……っ!」
また軽く達したのか、アトワイトはビクンと跳ねると、くたっとうつ伏せに崩れ落ちた。
白い背中に玉のような汗が浮かび、照明を反射して宝石のように輝く。
ディムロスは舌を伸ばして背中の汗を拭いながら、文字を描くように腰をうねらせた。
422 :
サザム:03/05/26 10:22 ID:4Cb3WOBo
「ひぅんっ!? やっ……それ、だめっ……! おっ、奥に、ぐりぐりって、響くのっ……!」
「くふっ……くっ、アトワイト……」
落雷に打たれたように痙攣するアトワイトの中を、ディムロスは己の肉棒で掻き回した。
アトワイトの陰裂からは、耐えかねたようにこぽりと蜜が溢れ、糸を引いて滴り落ちる。
自分の体重に押し潰された乳房が、ディムロスの律動に従い、隆起した乳首をシーツに擦り付ける。
ディムロスの動きは一定のリズムを保っているにも拘らず、アトワイトの官能は加速度的に高まっていった。
「もっ……だめっ……! これいじょ……されたらっ……わたしっ……しんじゃうぅ……!」
「ううっ……くぅ、アトワイト……っ、んっ、ちゅ……」
「ふぁ……あむっ……、んっ、んんっ、ん!」
両手でシーツを掴みながら、アトワイトは首を捻り、背後のディムロスに訴えた。
ディムロスは湧き上がる絶頂を追いかけて動きを早めつつも、アトワイトの唇を塞ぎ、舌を突き出す。
忘我の表情を浮かべたアトワイトも、本能のままに舌を絡ませ、ディムロスの口腔を探る。
アトワイトの甘く切ない吐息に、ようやくディムロスの剛直が射精の予兆を迎え始めた。
「うおっ……アトワイト、もうすぐだっ……もうちょっと、でっ……!」
「くうぅっ、ディムロスっ……! 抱いてっ……! 強く抱き締めて、私を離さないで……っ!」
「ああっ、離さない……っ! 離すものか……お前をっ……お前がっ……!」
ディムロスは、アトワイトの華奢な身体を背後から抱き上げると、望まれるままに強く抱き締めた。
交差させた両手で握り潰すように乳房を掴みながら、これで最後とばかりに激しく突き上げる。
身体が壊れそうな強い抱擁と突き上げに、アトワイトは目が眩むほどの快感を受け、きゅっと唇を噛む。
とうに限界だと思っていた快楽の、更に先へと運ばれて、アトワイトの神経は焼き切れる寸前だ。
423 :
サザム:03/05/26 10:23 ID:4Cb3WOBo
「い……やっ、も……だめ……ほんと……にぃっ……」
「くっ……アトワイトっ……、いくぞ、いくぞ……っ、くうぅっ!!」
「──────!!」
最深部に勢い良く迸る熱い飛沫に、アトワイトは弾け飛ぶような絶頂感を受け、意識を失った。
◇ ◇ ◇
「……い、おい、アトワイト! しっかりしろ!」
「……え? あ……、ディム、ロス……?」
頬を軽く叩かれる感触に、アトワイトがゆっくりと目を開けると、心配そうなディムロスの顔が大写しになった。
アトワイトがぼんやりと応えると、ディムロスはホッと安心した様子で微笑む。
大きく溜息をつくと、ディムロスはアトワイトの横にドサッと倒れ込んだ。
「あまり心配をさせんでくれ……。なかなか意識を取り戻さないから、どうしたのかと思ったぞ?」
「意識、って……? う、あうっ……」
失神するほど乱れていた、先程までの自分を思い出し、アトワイトの顔がみるみる紅潮した。
自分の身体を探ってみると、布団を被せられた肢体は、情事の跡をきれいに拭い取られている。
意識を失っていた以上、それをしたのは当然ディムロスしかいない。
ますます恥ずかしくなったアトワイトは、布団を鼻先まで引っ張り上げて、ディムロスをジロリと睨んだ。
「寝てる間に色々するなんて……。ディムロスのエッチ」
「なっ、いや、別に変な事はしてないぞっ!? ただ私は、あのままでは風邪を引くと思って……」
「すけべ。変態。もう知らない」
「うああぁぁ! 違う、違うんだ、アトワイトぉ……」
424 :
サザム:03/05/26 10:24 ID:4Cb3WOBo
ゴロゴロとベッドの上を転がりながら、ディムロスは威厳の欠片もない、情けない声で弁明する。
その様子にクスクスと笑い、アトワイトはようやく許してやる気になった。
「はいはい、分かってるわよ。仕方ないから、添い寝してくれたら許してあ・げ・る」
アトワイトがふざけてそう囁くと、ディムロスは子供のようにむくれて言い募る。
「……アトワイト、実は私で遊んでないか?」
「あらやだ、今頃気付いたの?」
平然と返すアトワイトに、ディムロスはがっくりと肩を落とす。
「全く、お前には敵わないな……」
苦笑しつつも、ディムロスはアトワイトの求めに応じ、布団に入って彼女の横に寝そべる。
するとすかさず、アトワイトがその身体に寄り添い、子猫のように身体を丸めた。
「うふふ……。そう言えば初めてね、こうして寄り添って眠るの……」
「……そうだな。さすがにラディスロウの中では、こんな真似は出来んからな……」
相手の顔を至近距離で見詰めながら、二人は穏やかな声で呟き合った。
互いの体温が、うっとりするような安らぎを与え、たちまち心地良い眠りを誘う。
「今度こうしている時は……。ミクトランを倒して……、平和になってから……かしらね……」
「そうだな……。必ず、二人で……」
「……ね、ディムロス……。いつもの、して……」
布団の中で、ディムロスの指に自分の指を絡ませながら、アトワイトはすっと顎を上げる。
「ああ……。お休み、アトワイト……」
アトワイトの唇にお休みのキスをして、ディムロスも彼女の指を優しく握り締めた。
425 :
サザム:03/05/26 10:25 ID:4Cb3WOBo
◇ ◇ ◇
翌朝早く、二人は人目を避けるようにこっそりと、ラディスロウに戻った。
別に罰を恐れた訳ではない。ただ、朝帰りの自分達を見られるのが、少し気恥ずかしかったのだ。
幸い、歩哨の兵士はいぶかしむ様子も無く、あっさりと二人を通してくれた。
「ぐふふふふ。お二人さん、お帰んなさ〜い」
「ぬおっ!?」「ハ、ハロルドっ!?」
しかし、ラディスロウの入り口の中に立ち塞がっていたのは、怪しい含み笑いを浮かべたハロルドだった。
昨夜の事を見透かしているかのような笑みに、アトワイトはもじもじと身をよじる。
ディムロスは、そんなアトワイトを背後に庇うと、厳格な表情を取り繕って、ハロルドに告げた。
「済まんが、これから私達は、リトラー司令に報告せねばならん。そこを通してくれ」
「はいはい、お邪魔はしないわよ。さーどうぞどうぞ」
「う、うむ、済まんな……」
てっきりからかうのかと思っていたハロルドがあっさりと道を空けたので、ディムロスは拍子抜けした。
音程の外れた鼻歌を歌いながら、ハロルドはディムロス達と反対の方向に歩いていく。
しかし、二人が司令室の方に歩き始めると、背後からハロルドの声が投げかけられた。
「そうそう、お二人さ〜ん! あんた達の子供の未来を掴む為に、あたしも頑張っちゃうからね〜!」
聞き覚えのあるフレーズに、二人は慌てて背後を振り返るが、そこにはもう、ハロルドの姿はない。
「……ねっ、ねえ、ディムロス……。あれって、まさか……」
「いや……、それ以上は言わんでくれ……」
何とも言えない表情で見詰め合いながら、ディムロスとアトワイトは、しばらくそこで立ち尽くしていた。
〜END〜
426 :
サザム:03/05/26 10:33 ID:4Cb3WOBo
ファンシーな部屋については、テイルズの四コマ漫画からネタを借りてしまいますた。
やはりハロルドには盗撮が良く似合う、などと勝手に決め付けたり。
いちゃいちゃしてばかりで、いつもよりちょっとエロ成分少なめでお送りしました。
ところで、私も確かにネタ切れぎみなので、キボンヌしてくれると却って書き易いです。
つーわけで、次はキルメルの同棲生活でもいってみます。掛け持ちなんでちょっと時間掛かるけど。
またダダ甘になりそうな予感……。
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
ホント毎回、上手いしハァハァさせて貰えるしで感心しきりです。
リクにも応えて頂けるみたいで嬉しい。いい子で待ってよう。(;´Д`)ハァハァ
428 :
ヴァルク:03/05/26 17:33 ID:RwJjgDcg
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
甘甘ディムアト(・∀・)イイ!次回のキルメルも甘甘キボンヌです(藁
サザム閣下のディムアトキッタアア━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
目の前で二人が激しく愛し合ってるような錯覚に陥る心理描写がいつもながらスバラシイ!!!
掛け持ち大変ですが、これからもがんがってください!!!
430 :
名無しさん@ピンキー:03/05/26 21:20 ID:r3pEyILj
サザム閣下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
ものごっつくハァハァsimasita.
キルメルも待っています。
あぼーん
432 :
丼兵衛:03/05/26 21:49 ID:YS1svZ9P
105殿とサザム殿キタ―――!!
ディムアト2連発…えぇですのぉ(藁
当方も天地戦争ネタ(といってもアレですが…)を書いて
おりますので請うご期待(誰が?)
433 :
名無しさん@ピンキー:03/05/26 22:47 ID:6KtcFxGt
なりダン2のフリオxキャロ既望と
言ってみる
職人様最高〜!
435 :
名無しさん@ピンキー:03/05/27 00:35 ID:tAQywAfy
クレス×ミントキボウといってみる
あぼーん
438 :
399:03/05/27 07:37 ID:tmTbhH6A
以前自分で振ったエラーラネタの後始末をつけるべく、
キール×メルディで一本書いてみました。
TOEのSS、結構読みましたが、エラーラネタってないみたいで。
おいしいと思うんですがね。
内容はエロはなしだしキャラもここには不似合いなくらい幼いんですが……
予めご了承、ご容赦下さい。
インフェリア人とセレスティア人の、身体における最大の相違点について
キール・ツァイベル
「変なキールはいいな。……いつも変だといいな」
メルディはそう言って、ふわふわの巻き毛を揺らしてぼくに微笑みかけた。
インフェリアとセレスティア、二つの大地に挟まれた界面上に、人知れず存
在し続けていたセイファート観測所。ぼく達は決戦を前に、再びそこを訪れて
いた。ガレノスはぼくらに気を利かせたのだろう、メルディと入れ違いにさっ
さと出て行ってしまったし、これは、俗に言うチャンスってやつじゃないのか?
ガレノスめ、長く生きてるんだし、気を遣うならもう少しわかりにくいように
も出来そうなもんだがとも思ったが、恩人に感謝こそすれ悪態をついてもしよ
うがない。
「オルバース界面、明るくなるまで、こうしててな」
メルディは今度はとん、とぼくの肩に頭をもたせかけてきた。こんな笑顔も
久し振りだ。ここのところ、無理をして作った笑顔しか見ていなかったから。
いつもなら真っ赤になって振りほどくところなのだが、今日は違う。誰も見
ていない、二人っきりだ。いや、セイファートはご覧になっているのかもしれ
ないが、少しくらいこの状況を利用させてもらってもいいじゃないか。
ともかく落ち着け、キール・ツァイベル。千載一遇のこの状況、この雰囲気。
こんなことが千年に一度しかないとしたらまことに以て呪われた話だが。……
そうじゃなくて。こうして、というのがどの程度の状態を持続しろということ
なのかはわからないが、ただずっと同じ体勢のまま突っ立っていろという意味
ではさすがにないだろう。
……つまり。キスくらい、しても、ばちは当たらない、よな……?
そんなぼくの内心の葛藤など知る由もないのだろう、メルディは穏やかな笑
みを浮かべてもたれかかっている。いつ仲間の誰が入ってきて邪魔をされない
とも限らない。今この時間は永遠ではないのだ。
ぼくは意を決して、メルディのあごに手をかけた。きょとんとした薄紫の瞳
が見返してくる。
……やりにくいなあ。ぼくがこれから何をしようとしているのか、察している
のかいないのか。……いないんだろうな、どうせ。
「目を、閉じてくれないか」
ぼくがそう言うと、素直に目を閉じてみせる。……おい。普通気付くだろ……。
もう少し恥らう様子とか警戒心とか、見せてもいいだろうに、口元に笑みまで
浮かべて、一体何が始まるのかと好奇心を抱いてさえいるらしい。
……頭の中でつっこんでばかりいても、一人で疲れるだけな気がする。ぼくが
いつもお前にペースを崩されてばかりと思うなよ? 今日はこっちが驚かせる
番だ。
意地とやけも手伝って、ぼくは軽く腰を折り、メルディの唇に自分の唇を重
ねた。さすがに何が起こったのかを理解したらしい。メルディがビクッと体を
すくめたのがわかったが、すぐに力は抜ける。……よかった、拒まれて、折角
のいい雰囲気が壊れてしまわなくて。
メルディの唇は、何を食べたらこんな風に育つんだと思うくらい柔らかで、
心地よかった。取り越し苦労が癪に障って、離れる直前、舌でメルディの唇を
なぞってやった。
目を開けると、メルディはさすがにちょっと驚いた顔をしていた。が、すぐ
に
「えへへ、キール、嬉しーよ」
と、ほんのり頬を染め、極上の笑みを浮かべて言うのだ。……可愛いなこいつ。
メルディがこんな表情を見せるたび、ぼくの心拍数は呆れるくらい簡単には
ね上がる。いつからだろう、こんな風になるようになったのは。きっと顔も赤
くなっているんだろうな。自分で熱を持っているのがわかるんだから……。
それでも努めて、ぼくは平静を装った。口にこそ出さないが、ぼくだって嬉
しい。キスをして嬉しいと言われたということは、おそらくメルディも、憎か
らずぼくを想ってくれているということで……。正直言わせてもらえば以前か
らそんな気は薄々していたのだが、もしかしてただの自惚れではないかと、気
が気ではなかったから。
もう一度、メルディの顔に右手を添える。今度はメルディもぼくの意を察し
たらしく、自分から瞳を閉じた。
添えた手の平から、メルディの頬の熱が伝わってくる。こいつもぼくと同じ、
照れているんだ。そう思うと、ちょっとほっとした。
今度はその、熱くなった頬に唇を寄せる。次いで、緩く閉じられた両のまぶ
た。長い睫毛がふるふると揺れて、頬に影を落としている。美少女、というの
はこういうのを言うんだろうな、と柄にもないことをつい考えてしまう。
前髪にも軽く口付けた後、左手でそれをかきあげて、その下のおでこ。そし
て、淡い桃色の光をゆっくりと明滅させている、ひたいの石。
「ひゃうっ」
「へっ?」
メルディが突然変な声を出すから、つられてぼくも素っ頓狂な声をあげてし
まった。何だ? 一体。
「どうしたいきなり。……嫌だったか?」
「ち、違うよぅ、……嫌じゃないよう。ただ、何だか変な感じがして……」
「変な感じ?」
それってやっぱり、嫌がられてるんじゃ……。
不安が顔に出てしまったのだろう、メルディは慌ててかぶりを振る。
「キールがエラーラに、キス、すると、背中とか、おなかとか、ゾクゾクぅっ
として……でも、なんだか、ふわぁっとして……。嫌じゃない、けど、変な感
じ……。うまく、言えないよ」
毎度のことながら整合性のかけらもない説明に、たっぷり数秒ほど頭を悩ま
されたが、それって……もしかして。感じてる、ってことか?
ひたいのエラーラは、心なしか先程より鮮やかな光を浮かべ、激しく明滅を
繰り返している。ぼくがしげしげと見つめるので、メルディは小さな体をます
ます縮こまらせたが、それよりエラーラそのもののほうが気になる。
まさかとは思いつつ、ためしに親指の腹で撫でてみた。
「いやぁんっ」
途端にメルディは今までに聞いたこともない甘ったるい声を出して、背中を
仰け反らせた。ぼくが慌てて支えなければ、くずおれていたところだ。……お
いおい、触っただけだぞ?
ぼくは自分の推論が当たっていたという、普段なら至極当たり前の現象に、
軽い衝撃を受けた。なるほど、以前、あれは初めて会った時のことだったか、
エラーラに触れさせてくれなかったわけだ。
確か以前聞いた話によると、セレスティア人に生まれながらに付いているこ
の第三の目は、意思疎通の補助をし、感情によってその光の色を変え、また暗
いところでは明かりになるということだったが、まさか肉体的な快楽をも生み
出す器官、平たく言えば、非常に敏感な性感帯でもあったとは。
「やっぱり嫌なんだ?」
「い……やじゃない、でも……」
ぼくが面白がっているのを表情から読み取ったのだろう、メルディは居心地
悪そうにして、ぼくの手から逃れようとする。だがそうはいくか。
「でも?」
ぼくが尚のこと食い下がるのに降参したらしい。メルディはばつの悪そうな
表情のまま、ぼそぼそと言葉を続けた。
「なんだか恥ずかしい、けど、気持ちいいよぉ……っ。キールに、エラーラ、
もっと、触って欲し……」
「ほお……。じゃ、遠慮なく」
本人からわざわざご指名でお許しが出たのだ、こんな面白いことを見逃して
たまるか。
だが内心のたくらみを気取られぬよう、ぼくはあくまで優しくメルディの体
を支え、光を放つ石へと唇を寄せる。
「ふあぁっ!」
一見生体の一部であるとはとても思えない硬い石の表面に、ただ触れるだけ
の軽いキスを送っているだけなのに、メルディはこちらが呆れるくらいに声を
あげて、よがる。唇が触れるたびに小さな体全体をこわばらせ、甘い悲鳴と熱
い吐息をもらす。
「あぁんっ、いや、や、やあぁん」
こういうのが嬌声というんだろうな。メルディのこんな声を、こんなにも早
く聞けるとは思ってもみなかったけれど。
触れるたびに、エラーラがだんだんと熱を帯びていくのがわかる。そのうち
キスだけでは飽き足らなくなり、舌で表面を撫でると、メルディの息はますま
す乱れ、体はぴくぴくと小刻みに震えた。
「は、あぁぁぁぁっ、キール、もっとぉぉ……」
……ここまで激しく反応されちゃ、こっちまで変な気分になってくるじゃない
か。
どうせこの嬌態じゃ、ちょっとくらい悪さをしてもわかるまい。おまえが誘
うようなことをしたんだぞ、と頭の中で言い訳をして、ぼくはメルディを支え
るのに右腕だけを残し、空いた左手で小さな、……ほんとに小さいな……、ふ
くらみに触れた。
食むようなキスに加え、ちょっと服の上から胸を揉んでみただけなのだが。
「いやあああああっ、キールぅぅぅぅっ!!!」
一声甲高い悲鳴をあげたかと思うと、メルディはぼくの腕の中でくたっと伸
びてしまった。
「え、おい! メルディ!?」
慌てて呼ぶが、反応はない。……失神、させてしまった。ちょっと石と胸に
触れただけなのに。
普通に女性を愛撫したことだってないのだから、相手を気絶させるなんての
も当然初めてだが、今のが女性がイく、ってことなのか? こんなにお手軽で
いいのか? もしかして、セレスティアの人間はみなエラーラ一つでこうなる
のか……?
呆然としたまま、ぼくはメルディを床に寝かせた。落ち着いて思考をまとめ
ようとすると、先程の彼女の様子、特にぼくの名を呼ぶ声と、自分の大胆な行
動が思い返されて、再び顔が熱くなってくる。
はやる呼吸を整えようと、メルディに背を向けて座り込んだ。何もしていな
いはずなのに、なんだかどっと疲れた……。
メルディは今や安らかな寝顔を浮かべ、すっかり寝入ってしまっている。強
い光と熱を放っていたエラーラも、普段どおりのかすかな優しい色に戻ってい
る。
このところ気が張り詰めていて疲れていたのだろう。起こすのも忍びないが、
このまま足元に転がしておくわけにもいくまい。ここには寝台はなかったはず
だし、せめてバンエルティアまで運ぶか。
ぼくが思案に暮れていると、そこへ我が幼なじみたちが入って来た。
「やっほーキール。何かわかったー?」
「あれ、メルディどうしたんだ」
「いや、ちょっと目を放したら眠ってた」
ちょっと悪戯したら失神させてしまいました、などとはさすがに言うわけに
もいかず、適当に取り繕う。
「ふぅん。ま、色々あったもんな。疲れてるんだろ」
「そだね。でも床で寝せとくわけにもいかないでしょ。ここってベッドとかあっ
たっけ?」
こいつらは単純で助かる。今日のぼくにはセイファートのご加護があるのか、
それともこの場が祝福された場所だからなのか、何にせよありがたい。……そ
う、思っていたのに。
そこへぼくの思惑を裏切るようなメルディの寝言が、かすかに聞こえてきた
のだ。
「キールの、えっちぃ……」
「……………………」
途端に流れる沈黙と、ぼくに突き刺さる二つの冷たい視線。
「オメェ、メルディに何したんだ?」
「キール、メルディに何したの?」
いつもながら、舌を巻くほどに息ぴったりの二人の声。こんな時までハモら
なくてもいいだろうが。
「な、何もしてないっっ!!」
そう、キスだけしか。キスしかしてないんだ。ぼくは、メルディに。……い
や、胸も触ったけど、それは服の上からで。今までだって、抱きつかれた時に
手がぶつかってしまったことだって、何度かあったわけで。……それなのに。
「よ、えっちなキール」
「だから、誤解だっ!」
「誤解? 誤解ってことは、正確には何したのよー。白状なさい」
「あはは、キール、えっちなのかー?」
「だから何もない! 元はと言えばお前のせいだろうが!!」
その後暫く、ことあるごとにこんな会話が続くことになるのだ。
メルディはあの日のことをよく覚えていないらしい。事実をべらべらと喋ら
れるよりはいいが、結局いつもの如く、ぼく一人がこうしてからかわれる羽目
になるのだよな。ああ。
――終――
回りくどい文章が好きなんで、へたれなりに修辞には凝ってみました。
そういう訳で、キールの一人称は楽しくてすいすい書けました。
読む側としても楽しめるものであったのならば幸いなのですが。
イベントの内容はうろ覚えなんで、間違っていたら申し訳ない。
今2周目もやっていますが、まだそこまでは遠そうだよ。
メルディは3サイズから推測すると結構胸あるっぽいんですが、
ここではOPデモのつるつるぺったんを支持させて頂きました。
ついでにメルディの喘ぎ声が「バイバ!」ばかりだったら嫌だなあと思ったり。
あとどうでもいいけどインフェリアにはブラジャーってなさそうですね。
コルセットはあるみたいだけど。では!(・∀・)ノシ
446 :
ヴァルク:03/05/27 08:23 ID:AdcHqZ2u
445さん乙ー。
いやー、良かったっすよ。
たまにはこういう軽いエチもイイかも。今度は本番まで書いてみたらどうでしょう。
447 :
サザム:03/05/27 09:05 ID:3nKBbSN8
445さん、読む側としてもタイヘン楽しめました。(>ω<)ノシ
すると、セレスティア人のエッチは、エラーラを擦り合わせながらするのでせうか。
キール博士の詳細な追加レポートを要求します。いやホントに。
448 :
名無しさん@ピンキー:03/05/27 21:44 ID:7fOti6az
おもろかったよ
450 :
2346:03/05/27 22:00 ID:S64dwSNR
あぼーん
あぼーん
あぼーん
454 :
丼兵衛:03/05/28 00:19 ID:GeX2RTCH
>445殿乙カレー
エラーラプレイ(?)に激しく萌えました(藁
控えめなシチュもいいものですね。
455 :
山崎 渉:03/05/28 13:12 ID:3MGJJ1xD
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
あぼーん
457 :
サザム:03/05/28 20:34 ID:y1gd1oXq
やっと本日、自宅にネット環境が開通〜!
ウチではADSLが入らないから、Air−Hにしてしまいまつた。
これでもう、会社のパソで人目を盗んでSSをうpする苦労も無くなる!
今後とも頑張りますんで、よろしゅう。m(_ _)m
>>444 (´ー`)ノオメ〜。これからも期待しとります
>457
おめでとうございます。今後も+激しく期待+しておりまつ。
460 :
ヴァルク:03/05/29 00:34 ID:+2xKYApo
>サザム様
おめ〜!私も早くPCから送信したい・・・。これからも期待してます。
サザム様PCげとオメ〜!
ヴァルク様も一日も早くげと出来るようお祈り申し上げます(ぺこ)
462 :
名無しさん@ピンキー:03/05/29 17:08 ID:FfYrPorC
あぼーん
スタン「
>>1!糞スレを立てた目的はなんだ?!金か?!レンズか?!」
ルーティ「
>>1…あんた…自分が糞スレを立てた事…覚えてる?」
リオン「ふふ…さよなら…糞スレを立てた
>>1…。」
フィリア「糞スレを立てる
>>1さんに神の御加護がありますように…。」
ウッドロウ「さて…
>>1君、糞スレを立てるというのは、あまり誉められた事ではないな。」
カイル「
>>1、おまえが立てたのは良スレなんかじゃない…ただの糞スレだ!」
リアラ「糞スレを立てた
>>1にはわからないわ!糞スレにレスをする重さも!糞スレを立てられた人の気持ちが、どんなものかも!」
ロニ「それもこれも
>>1が糞スレを立ててからだ。あれから2chは変わっちまった。」
ジューダス「またか…いつも糞スレは
>>1が立てるな…シャル。」
ナナリー「
>>1…あんたもしかして…糞スレを立てたかい?」
ハロルド「ほら、よくいうでしょ?
>>1が立てるスレは、糞スレだって。」
エルレイン「愚かな…
>>1 …なぜ神に逆らい糞スレを立てる?
>>1は、はかなく…もろい存在…。」
バルバトス「
>>1!俺の前で糞スレを立てた事、死の淵で悔やむがいい!糞スレなんて立てんじゃねぇ!」
バルバトス「さぁ、
>>1-999よ、貴様ら全員、微塵切りにしてやるぜ?」
1000ゲトにどうぞ
なんというか糞スレは言い過ぎだが、このスレちょっと痛い。
職人が来るのが当たり前になってからは口開けて待ってるだけ、
そのくせ名無しはまともな感想も寄越さないで粘着してクレクレときてる。
そりゃ職人も逃げるって。
うあ…何か荒れてるな。
職人の皆さん、無理しないで下さいね。
469 :
丼兵衛:03/05/31 21:26 ID:IcnnRsJf
いよいよ明日は待ちに待ったオンリーの日。
行かれる方はどれ位いるのでしょうか
(=´ω`)ノ
471 :
ヴァルク:03/06/01 00:09 ID:26HJHI0c
資料集めのためにテイルズ辞典買って読んでたら、踊り子メルタンのイラに激しく萌えてしまいますた。
主旨違ってるって…(;´д`)
そ、そんなものが!!
攻略本に載ってるパステル画のどうなってるんだか
よくわからないイラストとはまた別ですか?
ついでにキールの上着脱いだイラストも載ってますか!?
どっちも服装知りたくてたまらないので……
473 :
ヴァルク:03/06/01 00:33 ID:EBRlHAA4
それは買って確かめませう。。
( ̄ー ̄)ニヤリッ
ヽ(`Д´)ノウワァァァァン!
ファンダム買って見られるんならそちらを買います。
学生服に関してはそちらに載ってたとかRPG板で教えて頂いたんですが。
>>474 有るね。ファンダム。キールのは、
カラーで上着脱いだ図とか、1色で上半身裸のラフ図とか・・・
漏れもこれからオンリーに出発。
丼兵衛さんや
>>470さんに会えるかモナー。
>>471 松竹さん、ツボ心得すぎだよ・・・メルたんハァハァ(´Д`*)
ディオたんはバグベアが最萌えですぞ(藁
メルたん萌えが増えてくれて嬉しいです。・゚・(ノД`)・゚・。
ファンダムで見られるのと辞典とやらに載っている絵は同じなのかな……
メルディのセレスティアの衣装はファンダムでは見られないんですか?
絵の資料になるようなら欲しいけど、
DとEしかやってないから他作品の情報は別にイラネ(゚听)、
セレスティアの衣装描いてみたくてOPとか頑張ってキャプしてみたけど
レースがめんどいYO
478 :
名無しさん@ピンキー:03/06/01 20:23 ID:7BjTN2cy
えーと・・・・気まぐれにSS書き始めたんだが・・・・完成したら投稿していいか?
ジャンルはTOPで、PS版よりもSFC版が好きでカップリングが変かもしれんが・・・・。
479 :
:03/06/01 20:40 ID:XIkhGeBB
481 :
丼兵衛:03/06/01 21:32 ID:MjFsYvJ+
オンリーに逝ってきまつた。
余りの人の多さ(午前中は入れ替え制)に一旦は御徒町方面
に転進(藁)し、結局戻ってきたのは2時前…(汗
おまけに周り中女性ばかりで浮きまくっていました(爆
おまけにスカラー波出しまくりのぁゃJぃ格好でわ…(大汗
>>478殿
SFC版とは渋いですね。
是非とも完成したらうpを希望致します。
さて、私も書かなくては…。
482 :
476:03/06/02 09:14 ID:5+Qy9osZ
>>481 あの会場は交通の便はいいのに狭いせいで入場規制が多いんですよね・・・
そのこと忘れて11時に行ったら1時間以上待ったよ・・・
しかも待ってる最中GBAの電池切れるし(つД`)
>>478 がんがれ!
投下に許可なんぞ得なくても好きにやればいいと思う。期待。
484 :
478:03/06/03 00:32 ID:A+Rqful+
それじゃあ、爆撃開始します。
「んぁ・・・ひぅ・・・・・・・」
クレスがゆっくりと腰を動かすたびに、アーチェはその快感に悦楽の声を漏らす。
「ね・・・・ねぇ・・・・・クレスぅ・・・・もう・・・ひぁ・・・・・こんな事・・・・・・やめようよぉ・・・・・・」
アーチェの背中は建物に押し付けられ、片足をクレスが持ち上げ肉棒を
返事は・・・・・勢いよくクレスが腰を突き出す。
「はっ・・・ひぃぃぅっ!!」
「大きな声出していいの?誰か来ちゃうよ?」
その言葉にアーチェは必死で声を抑えた。
「ぅあ・・・・・・締まる・・・・・・」
「ね・・・ねぇ・・・人の話ぃ・・・・聞いて・・るの?」
アーチェが上ずった声でクレスに話しかける。
「最初に誘って来たのはアーチェじゃないか」
「あ、あれは・・・・・んぁ・・・・酔った勢いで・・・・んん・・・・・」
再びゆっくりとクレスが腰を動かし始めた為、アーチェの声に喘ぎが混ざる。
「へぇ・・・。酔った勢いで外でしたがったわけ?」
「んぁ・・・・それに・・・・周りに誰も・・・・いなかったから・・・・・・。ひゃぁ!」
ベロリと乳首を舐められ、アーチェは思わず声を上げてしまう。
485 :
478:03/06/03 00:32 ID:A+Rqful+
クレスは腰を動かし始め、アーチェの膣内を掻き回す。
「ひぁっ!ぁぁうっ!んむっ!んん・・・・・」
喘ぎ声はキスで口を塞がれてくぐもった音になる。
その間もクレスは腰の動きを止めずに突き上げ、ヌチャヌチャという音が狭い路地裏に響く。
「んむぅ・・・!んんん・・・・。ぷぁっ!」
突然クレスはキスを止め、乳首を交互に舐め始めた。
誰かに気付かれないかと言う思いで片手で口を塞ぐが、体を駆け巡る快楽で思いっきり声を出したい衝動にも駆られる。
「・・・・・・・ふぅ・・・・。コレでも咥えてろよ」
軽く溜息をつき、アーチェのパンティを取るとそれを丸め、彼女自身の口に詰め込む。
「んん・・・んんんんんっ!」
今まで抑えていた衝動を解放したアーチェは我慢を止め声を出す。
その途端、クレスは腰の動きをゆっくりと焦らすように変えた。
クレスの激しいセックスの快楽を覚えた肉体にはとても物足りないものであった。
その物足りなさから自分から腰を動かし始めてしまう始末だった。
486 :
478:03/06/03 00:33 ID:A+Rqful+
「もっふぉ!もっふぉふいふぇっ!!」
我慢できなくなったアーチェはクレスに懇願する。
口に詰められたパンティでくぐもった声になるが、多少の意味は分かる。
「分かったよ、アーチェ・・・・」
クレスは腰の動きを本格的にした。
乳首を重点的に責めながらも肉棒はアーチェの膣を襞が勢いのあまり外に捲れ上がり、愛液をかき出す。
「んんっ!んふぁっ!ふぃふぃっ!ふほふぃいいいぃぃぃ!!」
喘ぎ声と共に口の端からパンティが吸収し切れなかった涎が垂れる。
「んおぉぉぉぉっ!ぷぁっ!すっ、凄いぃぃぃぃっ!!」
水分を吸った重みと声の圧力で口からパンティが出て地面に落ちる。
「くはあぁぁっ!ふうぅぅんっ!いいっ!気持ちいいいっ!」
「アーチェ・・・・はぁ・・・・何処がどう気持ちいいんだい?」
「オマンコ!オマンコにチンポがぐちゃぐちゃ入ってて!」
快楽で理性を失ったアーチェは平気で淫らな言葉を口にする。
487 :
478:03/06/03 00:33 ID:A+Rqful+
「ふあぁぁっ!おうんっ!ひゃああっ!イクッ!イクイクイクッ!」
アーチェが限界を訴える。
「・・・う・・・・くっ・・・・・」
クレスが顔を歪めつつも腰の動きを強める。
大量の精液がアーチェの膣内に解放される。
射精の勢いで精液は子宮に叩きつけられる。
「イグウウウゥゥゥゥゥゥッ!!」
アーチェは白目を剥き、舌を突き出して涎を垂らし失禁をしていた。
パシャシャッ・・・。
地面に尿が溜まる。
アーチェは全身を痙攣させ、半ば意識を失いかけていた。
ズニュッ!
射精直後だと言うのに萎えないクレスの肉棒がアーチェの膣内を突き上げる。
「ひあああぁっ!」
行き場の無くなった精液がアーチェとクレスの結合部から溢れる。
「まっ、まっひぇくれふぅ・・・・いっひゃばひゃりなのひぃ・・・・・」
呂律の回らぬ口でアーチェは少し休ませて欲しいと頼んだ。
「やだ。僕はまだ満足してないもんね」
クレスは再びアーチェに腰を突き始めた。
488 :
478:03/06/03 00:34 ID:A+Rqful+
取りあえず、終わりです。
自分は基本的にエッチシーンしか書きませんので・・・・。
直感的に書くので、多少違和感があるかも・・・・・。
>>478 イイ感じでしたよ。いぢわるなクレスもまた良し。
また来てくださいねー。
大胆な台詞がポンポン飛び出して・・・クレアーもいいでつね
478さん乙でしたー。
491 :
478:03/06/03 19:58 ID:gh8bQYyN
>>489 普段はニュー即+に住み着いてますが、新しいのが思いついたらまた書いて投下します。
492 :
ヴァルク:03/06/03 22:37 ID:xQfH1j7K
478さん乙ー。
キーチクテイストなクレアーでつな。しかも青姦でつか…。
過激なのもたまにはイイかも。また来てくださいねー。
あぼーん
494 :
名無しさん@ピンキー:03/06/06 22:55 ID:ZdSmoBTS
神の降臨はまだかなぁ・・
おまいらたまには保守しる
あぼーん
あぼーん
498 :
名無しさん@ピンキー:03/06/07 01:05 ID:+RefzWVH
そういえば、すずのエロってみないなぁ・・
それを言うと例の厨房がまた来るぞ
500〜
『いや〜、エロってホント難しいものですね〜』(某映画評論家風に)
ようやくディオ×メルSS第2弾出来たので投下しますです。
それは、ある日の事。
「あ〜あ、何か戦闘にスリルが無いよなあ〜」
「不謹慎よ、ディオ。モンスターとの戦いっていうのは命がけなんだから」
「うきゅ〜!」(コクコク)
双子のなりきりし、ディオとメルは試練を乗り越えた後も、その好奇心の強さから各地のダンジョンを冒険する毎日を送っていた。
もちろん、頼りになる仲間、クルールも一緒である。
「でもさ、ここら辺のモンスターじゃいまいち冒険してるって感じがしなくてさ〜」
「う〜ん、確かにそうかもしれないけど・・・」
2人の着ているコスチュームは、速さを極めた忍『にんじゃがしら』とユニコーンに認められた大法術師『ミント』。
普通の剣士や魔術師ではとても太刀打ちできないこのダンジョンのモンスターも、彼ら相手ではいささか役が重いようだ。
「だからさ、戦闘向きじゃ無いコスチュームで冒険してみたら、って思うわけさ!スリル満点だろ?」
「・・・まぁ、たまには気分を変えてみるのもいいかもね。でもこんな遊びで怪我しちゃったら大変だし、それはどっちか1人だけね」
「どっちかって・・・言い出したの俺なんだから当然俺だろ!?」
「私だってやってみたいもん。ここは公平にジャンケンで決めましょ」
『ジャ〜ンケ〜ン・・・ポン!』
「くっそ〜、あそこでパーを出してれば・・・」
「ほらディオ、男の子がいつまでも小さな事で文句言わないの!」
結局ジャンケンにはメルが勝ったらしく、ディオは回復役『クレリック』を押し付けられた。
そしてメルはと言うと、熊に似た亜人『バグベア』のコスチュームを着ていた。
――バグベアは並の戦士なら労せずあしらえる程度のモンスターの為、コスチュームの強さもあまり高くない――
「クルールクルール!!」
不意にクルールが普段の丸い緑色の姿から紅い騎士のような姿に変化する。戦闘形態を取るのはクルールが敵意を察知した印だ。
間髪いれずに洞窟の影から数匹のモンスターが飛び出した。
「行くよ、ディオ、クルール、援護して!剛招来!」
攻撃力を高め、メルは棍棒を握り締めモンスターの群れに突撃していく。
「しょうがねえな・・・バリアー!」
「くる〜!!」
(・・・おかしい・・・)
服を着替えてから10回ほどの戦闘を重ねた時、ディオはメルの小さな異変に気が付いていた。
動きが鈍くなっているのだ。それも着替えをした頃から急激に。
何かのモンスターの攻撃を受けたのか、それとも病気か何かか・・・できる限りの考えを巡らせたが、ディオには思い当たる節が無かった。
「きゅ〜!!」
クルールの甲高い声に思考が中断させられる。クルールの巻き起こした炎の嵐を回避して数匹のモンスターがメルに向かってきた。
ローブを纏った骸骨の攻撃をかわし、逆に手に持った棍棒で顔面を叩き割る。そして、さらに続けて襲い来るモンスターに向かい・・・
べちっ!
「!?」「きゅ!?」
突如、下半身の力が抜けたかのように前のめりに転んでしまった。モンスターもその隙を見逃さずメルに襲い掛かる。
「メル!!」
突然の危機にディオが慌てて駆け寄った。そこに間髪入れずモンスターの剣が振り下ろされる。
バリアーを展開しようにも到底間に合うタイミングではない。
「くっ・・・」
目前に迫る剣にディオが目をつぶった。
「う〜〜・・・・・・きゅ〜〜〜!!!」
ディオが恐る恐る目を開けると、モンスターの振るった剣は眼前で停止していた。
あの瞬間、クルールが発動させたのは、時を止める上級法術『タイムストップ』だった。
「た、助かった・・・サンキュー、クルール」
「うきゅ♪」
いつの間にか元の姿に戻っていたクルールは嬉しそうに耳と尻尾をぱたぱたと動かした。
「よし、今のうちにメルを休憩室まで運ぶぞ」
「くる〜る!」
ディオはメルを背負うと洞窟の奥のほうへ駆け出していった。
ディオは休憩室に駆け込むとメルを床に横たわらせ、心配そうな顔をするクルールと一緒に彼女の様子を見た。
目がとろんとして息が少し荒く、頬が紅い。
そして何より、両脚で腕を挟み何やらもじもじとしたしぐさを取っている辺り、病気や怪我の類では無さそうだ。
だとするとやはり、コスチュームに何か原因が・・・
(・・・まさか・・・?)
ディオはぱっと立ち上がると『クレリック』を乱暴に脱ぎ捨て、ポーチから取り出した『学者』のコスチュームに着替えた。
手にした辞典をパラパラとめくり、素早く目当ての「バグベアの生態」の項目を探し出す。
「・・・やっぱりそうだ・・・」
「・・・うきゅ?」
クルールが首を傾げたようなしぐさを見せる(どこが首なのかは不明だが)
「・・・ピコハン!」
「きゅ!?・・・・・・」
不意におもちゃのハンマーを頭に受けたクルールは目を回して気絶してしまう。丸い体が幸いして、頭をうつ事無くころんと転がった。
(ごめんな、クルール)
心の中でクルールに謝ると、ディオは寝ているメルの肩に手を回して上体を起こし、軽くキスをする。
「でぃお〜・・・っん」
甘えるような声を出しながら、逆にメルがディオを押し倒すように覆い被さり唇を重ね舌を入れてきた。ディオも負けじと舌を絡める。
ディオの目を通したページには、今の時期がバグベアの発情期の真っ只中であることが記されていた。
着ぐるみのような『バグベア』のコスチュームの背中にあるジッパーを半分ほど下ろし、そこから手をメルのブラの中に潜り込ませる。
背中から抱きつくような形でメルの胸を揉みしだく。ピンと立った乳首を軽くつまんでやると「ひゃうん」と可愛い声をあげた。
最近、メルの胸が急に大きくなったようにディオには思えた。
ミントさんのような大人の女性の体型になりたい、と『ミント』のコスチュームで冒険に出ることが多かったなと思い返す。
そんな都合のいいことは無いだろうと思っていたディオだったが、今回の件で『なりきり』の力を改めて思い知らされた。
ジッパーを下まで下ろすと、白いショーツに包まれたおしりが現れる。ショーツの下半分は既に透けるほどにビショビショに濡れていた。
「・・・これなら前置きはいらなそうだな・・・」
ショーツをふとももの辺りまで引き下ろし、ディオも『学者』の下半身だけを脱ぎ捨てる。
用心の為、気絶しているクルールにもう一度ピコハンを食らわせた(酷)
「でぃお〜、はやくぅ・・・」
メルは両手の指で可愛い割れ目を広げ、ディオを誘う。何かとお姉さんぶる普段のメルからの余りの変わり様に薄ら寒い笑いが浮かんだ。
固く張り詰めたものを割れ目にあてがい、一呼吸置いて一気に突き入れる。
「きゅうんっ」「ひゃあんっ」
メルがまた可愛い声をあげた。後ろから突くたびに声が大きくなっていく。
その旋律をもっと聞きたくなって、更に激しく突き立てる。メルの背が何度も反り返る。
「でぃお・・・もっと・・・」
メルが更に激しさを求める。ディオの方も限界が近づいていた。
これ以上激しく動いたら恐らくメルの発情を解消するより先に果ててしまうだろう。
一瞬考えた後、メルの胸の方に手を伸ばす。胸を手のひらにすっぽりと収め、さっきよりも少し強く乳首をつまんだ。
「ひゃっ・・・あああぁぁっっ!!」
絶叫に近い嬌声を上げ、メルが達する。メルの中がきゅうっと締まり、限界の来たディオもメルの中に全てをぶちまけた。
(・・・あれ、眠っちゃったのか・・・?)
ディオの意識が僅かに目覚める。
(・・・え〜と、確かあの後3回位したんだっけ・・・)
(・・・普段の初々しいメルもいいけど、あんな大胆なメルもいいよな・・・また機会があったらメルに着せてみようか・・・)
ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・
(・・・何か・・・温かくて・・・気持ちいい・・・)
意識はまだまどろみの中にいようとする。
(・・・ってそうだ、クルールが起きる前に後始末をしないと・・・)
眠る前の状況を思い出し、ディオは急激に意識を覚醒させる。
「・・・って何ぃっ!?」
「ふぁ・・・ふぃお〜」(あ・・・でぃお〜)
ディオは目の前の状況に混乱する。メルがディオのものをしゃぶっていたのだ。
(そうか、『バグベア』を脱がし忘れてたからまた発情・・・うっ!)
思考の途中で背筋に電流が走り、メルの小さな口の中に発射してしまう。
何回目かで幾分量が少なくなっていたのか、メルはこくんと飲み込みディオに甘える。
「ね、でぃお・・・またしよ?」
まずい。流石にディオの体は限界に来ていた。このままでは・・・ディオは思考をめぐらせ打開策を考える。
「毒を持って毒を制す」とはまさにこの事か。
ディオは『学者』のコスチュームを脱ぎ捨て、『バグベア』に着替える。
そして、瞬時に力を取り戻したものを前の小さなジッパーを開けて取り出し、後ろからメルに突き入れた。
「はっ・・・でぃおぉ・・・」
「メル・・・める・・・」
ろれつが回らなくなりつつも、2匹のバグベアはいつまでも交尾を繰り返し続けた。
いつまでも、いつまでも・・・・・・
END
余談ではあるが、その後目を覚ましたクルールの中に眠る精霊様が、2人に最強魔術『ビッグバン』をぶっ放して彼らの家に連れ帰ったとの噂。
おしまい
はい、読んで頂きありがとうございました。
とても読めなかった方、不快な思いさせてスマソ
それにしても、前作は2スレ目(1月)だよ・・・ヘタレ杉だ漏れ。・゚・(ノД`)・゚・。
前作よりはエロくしたつもりだけどやっぱり
サザム様・ヴァルク様・丼兵衛様を始めとする神な方々には到底及びませんね(汗
それでも、なりダン1やディオたんメルたんクルールたんに
興味を持って下さる方が増えてくれれば嬉しく思います。
またしばらく読み手に戻って煩悩を貯めて来たいと思います。ではでは。
追記:そうそう、前作のタイトルは『協奏曲(コンチェルト)』です。
もちろん後付けですが(藁
511 :
サザム:03/06/07 14:05 ID:fjGky+iB
おおうっ!? マイナー志向さん、お久しぶりの登場ですね!
そーか、発情期まで再現できるのか……、さすがなりきり師(笑)。
前のSSに触発されて、結城氏の小説を買っていたので、より楽しめました。
しかし、それまでなりきりがGBソフトだと知らなかった私……。
中古屋を回る前に、何故たった1分のネット検索をしなかったんだろう。
携帯ゲーム機は目が痛くなるんで、手は出していないんですけどね。
私もそろそろキルメル書き上げなくては……。
ディオメルキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
ディオメルキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
ディオメルキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
ディオメr(ry
ディオメルの同志、マイナー志向さんグッジョブ!
513 :
ヴァルク:03/06/07 19:07 ID:l4VQd8QM
ディオメルキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
マイナー志向さん乙カレー。
めちゃめちゃハァハァ(;´д`)しますた。
ディオメルかわええ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
マイナー志向さん乙ですた━━━━!!!
515 :
ヴァルク:03/06/07 22:48 ID:Bh+cL7Zt
やっと以前予告した百合ネタが出来上がったのでうpします。
では、ドゾー。
516 :
ヴァルク:03/06/07 22:51 ID:RpcMIDxY
それは、リッド達が平和な生活していたある日のこと。
完全に分断されてしまった二つの世界だが、ゾシモスやガレノス、フォッグらシルエシカなどの両世界の代表の尽力によって、交流が盛んになったのである。
そこで、両世界の交流をより一層深めるため、という名目でパーティーが開かれることとなった。
そのパーティーにリッドやファラも招待され、チャットと共にセレスティアに行くことになったのだ。
バンエルティア号内の空き部屋でくつろいでいたファラとリッドは、このパーティーを楽しみにしていた。
「ふふっ、どんなパーティになるんだろ。楽しみだなぁ〜」
「ああ。久々にファラ以外の奴が作った飯が食えるからな〜。楽しみだぜ」
「何よそれ!私の作った料理に飽きたみたいな言い方じゃない!」
リッドは冗談のつもりで言ったのだが、ファラが本気にしてしまったらしくかなり怒っている。
「じ、冗談だよ。ファラの料理はほんとにうまいし、飽きるわけないだろ?」
「…もう、調子いいんだから。今度そんなこと言ったら、もうリッドなんかにお料理してあげないんだからね!」
「わ、わかった。もう言わねぇ…」
ファラも半分は冗談で言ったつもりだった。
517 :
ヴァルク:03/06/07 22:52 ID:l4VQd8QM
だが、自分の料理を馬鹿にされたような気がして少々言葉が荒くなってしまったのだ。
「ごめん。ちょっと言い過ぎちゃったね…。」
「ファラが謝ることねえよ。悪かったのは俺の方なんだし、な?」
ファラが少ししょんぼりしたように言うと、リッドは彼女を励ますように言った。
「それに、…ファラにはずっと飯作ってもらいたいしな」
「…え?」
リッドのその言葉が別の意味を持っている気がして、ファラはポッと顔を赤らめた。
「や、やだなぁもう。そんなこと言われたら照れちゃうじゃない…。」
二人ともお互いの顔を見つめ合い、自然と顔が近づく。するとそこへ、部屋のドアが開く音がした。
「お二人とも。セレスティアに到着しましたよ」
慌てて二人は顔を引っ込める。
その様子にチャットは何かを察したようで、くすっと小さく笑った。
「ちょっと、おじゃましたみたいですね…。」
「う、ううん!そんなことないよ。ね、リッド」
「あ、ああ!全然そんなことねえよ、うん」
あからさまな返事にチャットは小さく苦笑し、二人に言った。
「とりあえず、セレスティアには到着しましたから。ボク、先に行ってますね」
518 :
ヴァルク:03/06/07 22:54 ID:1fIKDMAu
チャットはそう言ってさっさと行ってしまった。
二人はすぐに彼女の後を追った。
船を降りると、そこはアイメンだった。まだ完全に復興したとはいえないが、町としての機能を取り戻しつつあった。
しばらく歩いてみると、リッド達は見慣れない大きな建物を見つけた。
「こんな建物、あったっけ?」
「これは、両世界の皆さんが協力して建てた記念の建物だそうです。両世界の重要な会議やお祭りをやる所だとか。
今日のパーティもここで行われるんですよ」
チャットの説明を受けて二人が建物を見ていると、聞き覚えのある声がした。
「リッドにファラ!来てくれたんだな!嬉しいよ〜」
「二人ともよく来たな。今日は楽しんでいってくれ」
かつての旅の仲間のキールとメルディだった。
パーティの招待状を見せ、中に入ってしばらくするとパーティが始まった。
パーティは盛大に行われ、そこにはセレスティアンだけでなく、インフェリアンも沢山いた。
4人はしばらく時を忘れてパーティを楽しんだ。
▽ ▽ ▽
パーティから帰り、かつてのメルディの家に向かった。そこはきれいに建て直されており、以前より立派に見えた。
519 :
ヴァルク:03/06/07 22:56 ID:l4VQd8QM
シルエシカのメンバーや、サグラ等数少ないアイメンの住民によって建て直されたという。
中に入ると、リッドやキールは眠いと言ってすぐにベッドに横たわってしまった。
メルディとファラは、一緒にお風呂に入ろうと言って共に浴室に入っていった。
「はぁ〜。楽しかったね。メルディ」
「はいな。みんながパーティ、楽しかったよ〜。」
湯船に浸かりながら二人は言った。
しばらく浸かった後、ファラが体を洗おうと湯船からでるとメルディが言った。
「なぁなぁファラ、洗いっこしようよ〜」
「うん。やろうやろう♪」
まずメルディがファラの背中を流した。
「ファラのおっぱい、メルディよりおっきいな…どうやって大きくしたか?」
唐突に聞かれたのでびっくりしたファラだが、彼女はこう答えた。
「こういうのは個人差があるものなんだけど、よく揉めば大きくなるっていうよね」
「よく揉めばいいのか?」
「自分でしてもいいけど、他の人にやってもらうのがいいみたい。…キールには揉まれてないの?」
その言葉を聞いて、少し赤面しつつメルディはつぶやくように言った。
「キール、いつも忙しそうにしてて、しようって言っても聞いてくれないな…。」
520 :
ヴァルク:03/06/07 22:58 ID:lN45YZ6h
ファラもうんうんと頷いて答えた。
「リッドもそういうときあるよ。疲れた〜って言ってさっさと寝ちゃうの。ひどいよね〜……どうしたの?メルディ」
背中を擦るのをやめたメルディにファラが問いかける。
「ファラのおっぱい、ちょっと触ってもいいか?」
ふふっ、と微笑するとファラはメルディの方を向いて言った。
「いいよ。でも、メルディのおっぱいも触らせてもらうよ?」
「はいな」
メルディの小さな手がファラのふくらみに触れた。
さするようにしたり、揉んでみたりと愛撫しているかのようなメルディの手つきに、ファラは思わず声をあげた。
「んっ、ん…メルディ、くすぐったいよ」
「あっ、ごめんな。ファラがおっぱい触ってたら、オカーサン思い出しちゃって…」
「……お母さん、か…」
どこか悲しげにファラが呟く。
メルディの母、シゼルはネレイドに身体を支配されリッド達と戦い、死んでいった。
ファラはそのことを思い出し、感傷的になってしまったのだ。
「ファラ…?」
「ううん、何でもない。さ、今度は私の番だよ。」
そう言ってファラはメルディの背中を擦り始めた。
洗った後、シャワーで背中の石鹸を綺麗に洗い流した。
521 :
ヴァルク:03/06/07 22:59 ID:5at5KXkI
その後、ファラはこう言った。
「それじゃ、メルディの触るね」
背後から乳房を鷲掴みされ、メルディはびっくりした。
ファラの手つきがいやらしく、メルディは思わず声をあげてしまった。
「んっ、ファラ…ぁん…」
ファラはそのままメルディの乳房の愛撫を続け、首筋や耳朶にキスをした。
「んぁ…ファラ…何するか…?」
不思議そうにメルディが言う。何故ファラがこんなことをするのか分からない。
戸惑っている間にもファラの愛撫は続き、んっ、あっと甘い声をあげるメルディ。
「メルディ、キールとしてないんでしょ?だったら私がしてあげる」
言いながらファラは乳房を弄びつつ、片手でメルディの秘裂を撫でる。
「ファラ…んっ、メルディたち、んぁ…女の子だよ…?」
喘ぎながらメルディが問う。
「ふふっ、女の子同士でもえっちはできるんだよ。それを今、証明してあげる…。」
妖艶な笑みを浮かべながらファラは愛撫を続ける。
乳房と陰部だけでなく、首から足まで手と舌を使って余すところなく愛撫した。
「あ、く…ファラ…気持ち、い…。」
初めはその気がなかったメルディも、もうすっかり快感の虜になっている。
522 :
ヴァルク:03/06/07 23:01 ID:l4VQd8QM
「ね、メルディ。私と同じようにしてみて…」
と、自らの秘部をメルディの顔に押しつけるようにし、メルディの秘部を舐める。
押し寄せてくる快感を堪えつつ、メルディも同じようにした。
「んっ、くぅ…ちゅぷ…。」
「ふぁ…んむ、ふぅ…」
お互いを高めあう二人。やがて絶頂が二人を襲う。
「あくっ、はっ、ああぁぁぁぁぁっ!!」
「んくっ、んっ、あぁぁぁぁぁんっ!!」
偶然にも二人の声がシンクロする。そして力が抜けたように浴室のタイルに横たわるのだった。
▽ ▽ ▽
そうして数分後、二人の意識がはっきりすると、シャワーで後始末をしてやっと浴室から出た。
「はぁ…のぼせちゃったね。メルディ」
「うん……。」
まだ快感の余韻に浸っているようなメルディの様子にファラは唖然とした。
「あ、あの…メルディ?大丈夫?」
「はいな。だいじょぶだよ〜…。」
全然大丈夫そうではないが、本人が大丈夫だと言うので余計な心配は止めることにした。
ふと、メルディが囁いてきた。
「また、寂しくなったらこういうことしような…な?」
ファラは黙って首を縦に振り、服を着てそれぞれの部屋に戻っていった。
〜fin〜
523 :
ヴァルク:03/06/07 23:09 ID:RpcMIDxY
いかがでしたか?
やはり百合は難しい><。
だからって、二ヶ月もかけるな自分(汗
両刀使いなファラタンにハァハァしてくれたら幸いでつ。(藁
さて次回作ですが、なりダン2の第二弾を考え中。
また、クレすずも近日うp予定です。
読んでくれた皆様ありがとうございました。m(_ _)m
524 :
サザム:03/06/08 00:44 ID:r0no1PC5
ヴァルクさん、乙ですた。
狙い通りに、両刀使いなファラタンにハァハァメロメロ……。
クレすずも楽しみにしています〜。
ヴァルク様の百合キイタアア━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
擦り愛のファラタンメルディタンがえがったです!クレすずも楽しみにしてまつよ。
>>511-514 皆様感想ありがとうです。
特に
>>512氏、そんなに喜んでくれたらこっちも嬉しいぞコノヤロー。・゚・(ノ∀`)・゚・。
>ヴァルク様
うわ〜、やっぱり(゚Д゚)ウマーですわ〜。
なりダン2期待してますです!
百合ですか……
てことは同じ頃寝室の男性陣も二人でお楽しみだったんだろうかなどと考えてしまいましたが。
いつになるか分からんけど俺も書いてみるか。
533 :
聖なる光の極光:03/06/09 20:38 ID:Dq1Vz9LV
だれか、チェルシー&ウッドロウかいてくんないかなぁ・・・
ショボーン(´・ω・`)
前々スレ辺りにサザム様のがあったね。
クレクレ言う前にまずもまえが書けよやぁー!
20分レスがなかったのに3人同時レス・・・
>535
しかし一つ書いてみると自身の才能の限度にがっかりするのですよ(´Д`;)
エロなしなら多少はって感じなのでつが
前々スレあたりといえば挿絵書くって言ってた人が居たが、結局こなかったな‥
それより書けないからとかいってサイト晒しするのはヤメレ。管理人への嫌がらせにしかならん
>540
ケコーンなら陛下と……げほげほごほ
挿絵とまではいかなくともたまに絵をうぷしようかなくらいには思ってますが。
書こうという情熱(or煩悩)があれば
大体何とかなるかと思いますよ?
・・・とは言え、
>>538氏、その気持ち分かる。
事に及ばせるまでの情景は浮かぶのにその先がさっぱり・・・
他の神の作品、その他エロマンガ、エロ小説を読みまくってどうにか、って感じだし。
エロなしをうp・・・したらスレタイ違反か(汗
>>535 何故にジョナサン…。ここはテイルズスレですぞ。
ブレンスレへ(・∀・)カエレ!
あぼーん
545 :
ヴァルク:03/06/10 00:49 ID:X+j7BP1+
>>542 同意。何とかなります。ただ、エロSSを書くにはやはり自分もエロくないと(藁
まずは書いてみましょう。次なるSS神はあなたかもしれない!……ってこれじゃ何かの広告のようだw
いざ書くとなると難しいものです。
「これでどうだ!」と思って一気に書いて、
あとで誤字脱字チェックのため読み直してみると、
「ぜんぜん話がわからん…つーか、こんなんじゃエロくないし、ダメだよな」
となって、お蔵入りという展開になることも。
少なくとも私はそうです。
てかスタルー。
純愛よりも鬼畜だの陵辱のスタルー見たい・・・。
誰か書かないもんかな、描くでもいいけどさ。
その場合のシチュはどんな感じになりますかな。
ルーティに小馬鹿にされ続けたスカタンが、ついにぶち切れてレイープとか?
絵でなら描けないでもなさそうですが、需要ないヨカーン('A`)ノ
逆だったり・・・ルーティに襲われるスタン・・・
スタン陵辱かyo!(゚д゚ *)
>>549 女体化スタンを激しく責めるルーティーさぬとかですか?
それとも、一度犯ったはいいけど返り討ちにあってしまい、ルーティーさぬの奴隷になっちゃうとかですか?
>>548 スタンの性格上、途中から和姦になる可能性も捨てきれないので
鬼畜ルーティきぼん
554 :
丼兵衛:03/06/12 21:57 ID:8EW/B0mQ
皆様お久しぶりでございます。
う〜ん、スタルーですか…
少し前に思いついたネタがあるので描いてみます。
例によって鬼畜なルーティ姉さんが大活躍する話になりますが…(爆
>>548 そういうシチュエーションのスタルーのことですね。
普通なら絶対ありえませんから。
逆切れスタンいいね。
ワラタw
スタルー鬼畜or陵辱、絵で描いてみたいのですがここでうpしても大丈夫でしょうか?
(激しくスレ違いの予感なので)
大丈夫なら描いてみようかと。
絵も大いにうぷしる! って感じだと思うのですが。
二次板にはスレないしね。
561 :
478:03/06/13 05:56 ID:pO3jMOVQ
思いつきで現在、酔っ払いミント×クレスを書いております。
完成後投下しまつ。
562 :
478 :03/06/13 06:25 ID:pO3jMOVQ
563 :
ヴァルク:03/06/13 08:47 ID:zuTxjdnI
478さんガンガレ!
期待してまつ。
>>553 ゚+.(・∀・)゚+.゚
>>558 カモーン
どんどん行ってまえ!
少なくとも漏れは見るから!ハァハァ
565 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 17:09 ID:Ts+mIRC3
あの・・・・ハロルド×ジューダスのエロネタっていいんですか?
あんま儒教なさそうだから心配(´・ω・`)
ageてしまったすいません。
儒教はねぇが需要はありまっせ。ハァハァ
>565
無問題。前々スレあたりでサザムさんも書いてたぞ。
気にせずどんどん書いておくれ。
569 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 18:17 ID:GDlc/o3J
アレンデ×レイシスってないっすか?
義理とは言え兄妹だからなあ……
別スレで実の兄妹でちょっと萌えたのは秘密だ
チャットログなんですけどね…拾った<ハロジュー
572 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 20:34 ID:GDlc/o3J
ウンディーネ×他晶霊の話をキボウしてみる ウンディーネとセルシウスがかなりスキ
573 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 21:08 ID:GDlc/o3J
フォッグ×アイラってない?
574 :
ニコル:03/06/13 23:41 ID:Piv/Orx9
リッド「な〜セレスティアの女とインフェリアの女って体の違いってあるのか?」
ファラ「な、なに言ってるのよリッド!」
メルディー「う〜ん、メルディーがわからないよ」
リッド「いや〜最近やってないからたまってるんだよな〜!な〜メルディーやらせてくれないか?」
メルディー「メルディーがいいよ!」
ファラ「メルディーもなにいってるのよ!わかったわよ!やらせてあげるけど中出しは、やめてよ?」
リッド「さすがファラ!話がわかるぜ!」
続く
ポカーン( ゚д゚)
まず「メルディ」な。
576 :
ニコル:03/06/14 00:05 ID:EZfHnbX3
メルディー「ファラばっかずるい!メルディーもやりたい!」
リッド「なら3Pでもするか?メルディー前頼むよ!後ろは俺がやるから!」
ファラ「え、」
メルディー「りょうかいしたよ!」
ファラ「メ、メルディーその動いてる棒は、なに?」
メルディー「これは、セレスティアの女性がオナニーするときに使うよ!えい!」
ファラ「ひ、ひーーーーーー!」
リッド「なんだファラもういっちまったのか?しかたないな〜メルディーやるか?」
メルディー「ワイール!リッドのチン○カチカチだよ!」
リッド「いれるぞ!」
ぐちょぐちょ
メルディー「リッドのきもちいよ〜!」
リッド「なんだメルディーファラよりもいれやすいぞ!しかも気持ちから!」
メルディー「メルディーいきそうだよ!」
リッド「お、俺も!」
どぴゅどぴゅどぴゅ
メルディー「リッドの濃くてどろどろしてるよ〜!もうだめだよ・・・。すーすーすー」
リッド「ふー疲れた!でもまだたまってるんだよな〜!ファラでもおかすかな!」
まだつづく
ポカーン・・・(゚д゚)
続くのか・・・
下手なのは置いておくにしても、文章ばらばらだし読みづらい。
ちょっとご遠慮いただきたいな。こういうのは・・・
578 :
ニコル:03/06/14 00:42 ID:EZfHnbX3
ならやめるわ!あとはご想像で!
あぼーん
レスの流れにワロテしもた。
マジレスすると、まず貼り付ける前にメモ帳とかに纏めておいて、コピペすれば書き込みがスムーズ。
ピンク鯖では上げると広告貼られるんで(sageても貼られる時があります)、基本的にはsage進行。
下がりすぎたらたまに上げる。定期的に書き込みがあればそうそう落ちません。(保守はsageでも可能)
クレクレは自粛。SS神の光臨をのんびり待ちましょう。自治書き込みスマソ。
しかし見事にクレクレや初心者厨はみどりちゃんだね。
↓以下何も無かったかのようにどうぞ↓
581 :
丼兵衛:03/06/14 21:00 ID:CYcNyNcY
スタルー小説の前編が出来ましたのでうP致します。
昔に使ったネタもちょっと出てきます。
582 :
丼兵衛:03/06/14 21:02 ID:CYcNyNcY
「調教」
「あいつ、こんなモンを置いてどうするつもりなんだ?」
スタン・エルロンはルーティの寝室に備え付けられていた旧オベロン社製の映像
受信機に首を傾げながら興味深々と観察していた。
そもそも、この映像受信機はルーティ曰く“貴重”な機械だそうで、クレスタの
街を再建して仮住まいの住居を作った時に何処からともなく持ち出して来た代物
である。
恐らくはオベロン社の施設にあったものをくすねてきたのであろうが、正真正銘の
田舎生まれの田舎育ちでそういった機械に全く縁の無いスタンにとってはどうでも
良い代物であったので、今までこの機械に触った事は一度として無かった。
だが、ルーティが資材の買い付けに行っている間の留守を頼まれた事もあって、
せめてもの暇つぶしに少し触ってみる事にしたのである。
583 :
丼兵衛:03/06/14 21:03 ID:CYcNyNcY
例の機械は、「OBERON」とロゴの打たれた鈍い銀色をした箱型のボディには記録用の
ディスクを入れるスリットがあり、その上に映像を写すモニターが取り付けてある。
「あれ…?、このディスクは…一体何だろ?」
機械の置かれている机の引き出しには何枚か記録用と思しきディスクが入っていた。
「試しに見てみるか…」
スタンはカバーからディスクを取り出すと、恐る恐るスリットに滑り込ませた。
『ぁ…ぁ………』
どうやら、映像の光景は何処かの宿屋の様である。
「この声、何処かで聞いた事あるな」
『…ほら、ちゃんとご挨拶しなさいよ!』
『…は…はい…。わ…私は……エミリア…カトレットです…。
ルーティ……カトレットの…妹…です』
「リ…リオン!?」
映像に出てきたのは、紛れも無いリオン・マグナスその人であった。
584 :
丼兵衛:03/06/14 21:06 ID:CYcNyNcY
ただし、服は胸の部分が刃物で引き裂かれており、隙間から張りのある乳房が
丸出しにされ、首には禍禍しい黒い首輪が付けられて目隠しまでされている。
背中に回された両手には手錠か何かで拘束されている様であった。
「アイツ…女だったのか!?」
確かに、リオンは女性も羨むような中性的な美貌を有した少年であった事はスタン
も重々承知であった。だが、まさか本当に“男装の麗人”だったとは・・・。
『エミリアちゃ〜ん。アンタはアタシの可愛いペットなのよねぇ?』
『………………』
リオンは顔を真っ赤にして、体を微かに震わせながら黙っている。
『あらぁ〜、御主人様に逆らうつもりなのかなぁ〜?
言う事聞かない子はお仕置きねぇん』
ルーティの妙に陽気な声と共に、リオンは体を更に震わせて身もだえし始めた。
よく見ると、リオンは白いタイツの股間の部分を太股で締めつけ、必死で何かを
こらえている様であった。
『エミリアちゃ〜ん、そのディルドー結構効くでしょ?』
『…ぅ…ぅぅ………』
リオンは顔から汗を垂らしながら微かにうめいている。タイツの下に遠隔操作で
動く張り型を仕込まれていたのであった。
『エミリアちゃ〜ん、もう一度聞くけど、アンタはアタシの…何だっけ?』
『……僕は…姉さんの……可愛い………ペット……です……』
そう言うと、やっと体の振動が収まったリオンは寝台へ崩れ落ちた。
『女の子の体って結構気持ち良いでしょ』
『はい…』
(え゛?!、もしかして、性転換させられたのか?)
『さぁて、いつもの調教ショーといきますか!』
画面に写ったルーティの表情を見て、スタンは背筋が凍る思いをした。
両手に握り締めた皮製の鞭を眺めて恍惚の笑みを浮かべていた。
585 :
丼兵衛:03/06/14 21:08 ID:CYcNyNcY
(え…えらい物を見てしまった…)
映像を見終わったスタンは、質の悪い悪夢を見ている様な感覚に襲われていた。
―実の弟を女体化して縛り上げ、あらん限りの陵辱を加えていた・・・。
震える手でディスクをしまうと、一刻も早くこの場から逃れたいと思った。
「面白かったでしょ?」
背後からの声にスタンは飛び上がらんばかりに驚いた。
いつの間にそこにいたのか、ルーティが部屋の入り口に立っていた。
「あ…、る、ルーティ…」
スタンは立ち上がろうとしたものの、膝が笑い出していう事を聞かなかった。
「スタン、もう逃げられないわよぉ〜ん」
「ルーティ…、俺は…」
「アタシはアンタの可愛いお顔やシンプルな頭が好きでたまらなかったの。
それに、アンタがどんな反応を示すか楽しみだったのよね…」
「うわぁぁぁ!!」
586 :
丼兵衛:03/06/14 21:09 ID:CYcNyNcY
「うふふふ、スタンちゃんは怯えた顔も可愛いでちゅねぇ〜」
ベッドの支柱に縛られているをスタン前をにして、ルーティは獲物を捕らえた猛獣の
如き残忍な笑みを浮かべていた。
「ルーティ…、俺…怖いよ…嫌だよ…」
「そんな事言わないの!、ほら、結構大きいでしょ。ホレホレ〜!」
ルーティはスタンの顔の前に胸を突き出し、ゆさゆさと左右に振った。
「もっと見せてあげるわょん」
胸当てをあっという間にずり下げ、勢い良く張りのある大きめの乳房をさらけ出した。
「うわ、わ…」
スタンは顔を真っ赤に染めて目を背けたが、ルーティは両手でスタンの頭をわしっと
掴むと、胸の谷間に押し付けた。
「気持ち良い?」
「んん〜ぅ…」
「もうそろそろ頂いちゃおうかなぁ〜」
「ん゛ん゛ん゛ぅ―――!!」
「んもぅ、うるさいお口ねぇ」
そう言うなり、ルーティはスタン顔を掴んで強引に持ち上げ、唐突に唇を奪った。
それから、10分位になってからやっと唇が離れた。
スタンは瞳にうっすらと涙を浮かべている。
「…あのオタク娘とはまだだったのかしら?」
ルーティは舌なめずりをして、にやりと口の端を曲げた。
「うへへへへ〜、それじゃアタシが初めてって事?きゃ!」
スタンは背筋に冷たいものが走るのを感じた。
(はっ、早く逃げないと…)
587 :
丼兵衛:03/06/14 21:12 ID:CYcNyNcY
…果たして、囚われたスタンの運命は!?
という事で、きょうはここまでです。
後半はSMが延々と続く予定です。
588 :
サザム:03/06/15 18:17 ID:7gUIen8d
スタン陵辱(・∀・)イイ! エミリアお嬢さんも、すっかり姐さんのオモチャと化してますね。
後半楽しみにしています〜。
589 :
名無し:03/06/15 23:19 ID:aQ6jGS41
マリー×スタンを・・・。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
丼兵衛さん
キテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
折れもスタンが苛められそうな後半が楽しみでつ…
期待sage
凄い、ここまで広告連貼りされてるの初めて見たかもw
あぼーん
602 :
名無し:03/06/16 18:03 ID:nK53ZG20
丼兵衛さん続きが楽しみです!途中からスタンがルティーに逆襲するのを希望!!!!
あぼーん
上げるアフォがいるからこういうことに……
hosyu
606 :
名無しさん@ピンキー:03/06/19 22:21 ID:2b8/PY9J
神の降臨待ち
あぼーん
608 :
捕手下:03/06/22 10:37 ID:3aW1r/lY
ホシュホシュホシュ
29日のオンリー逝く人はいまつか?
同人スレにも書いたけど考え中〜
611 :
名無しさん@ピンキー:03/06/23 21:49 ID:b/LlAK9M
age
あぼーん
613 :
ヴァルク:03/06/24 00:43 ID:CBmuDRfh
ダレモイナイ…SSうpスルナライマノウチ…
というわけで(?)、クレス×すず投下しまつ。
では、ドゾー。
614 :
ヴァルク:03/06/24 00:45 ID:whWoW2ZQ
クレス達は忍者の里に来ていた。
すずの故郷をゆっくり見てみたい、という皆の希望で再びここを訪れたクレス一行。
ゆっくり骨休めをするつもりだった彼らだが、すずは修行があるからと言ってどこかへ行ってしまう。
クレスもその修行につき合うと言ってすずについていった。
そんな彼を見て呆れるアーチェとチェスター。
「あーあ。あいつはいつもそうなんだよな〜。なにかっていうと修行、修行ってさ」
「ほんとに、こんな時ぐらいゆっくりすればいいのに。ねー、ミント?」
いたずらっぽく言うアーチェ。しかし、ミントは何か考え事をしているらしく、聞こえていない。
「ミント!聞いてるの?」
「え、あ、はい!…何ですか?」
「もう、やっぱり聞いてない…」
ミントの様子にも呆れかえってしまい、ため息混じりに言うアーチェ。
そんなやりとりを見ていたクラースは苦笑しながら言った。
「ふっ、まあいいじゃないか二人とも。私たちはゆっくり骨休めさせてもらおう。…というわけで、私達は先に行っているぞ、ミント」
三人はミントを置いて行ってしまった。
一人取り残されたミントはぼそりと呟いた。
「クレスさん…」
やはりクレスが心配な彼女だった。
615 :
ヴァルク:03/06/24 00:46 ID:yVhvLiAD
そのころ、クレスとすずは組み手の修行をしていた。
剣を打ち合っている最中に、クレスがくしゅんとくしゃみをし、大きな隙ができる。
すずがこの隙を見逃すはずもなく、すかさず剣を打ち込む。クレスはこれを辛うじて避け、体勢を整えた。
「クレスさん、どうしたんです?風邪ですか?」
「いや、多分誰かが噂してたんだよ。チェスターかアーチェじゃないかな」
続けてすずが少し悔しそうに言った。
「くしゃみで隙ができたと思ったのに、避けられてしまいました…私もまだまだです」
「あれは運が良かっただけだよ。もう少し遅ければ、僕は攻撃を受けていた」
運が良かっただけと言うクレスに、すずは半ば呆れて言った。
「…やっぱりクレスさんにはかないません」
やはり自分はまだまだ修行不足だ、と痛感したすずだった。
と、そこですずはあることをひらめいた。それだけは、クレスに負けないと自信がある。
「…クレスさん。今日は、ここに泊まっていってください。夜にまた、クレスさんと修行がしたいので…」
クレスは少し考えて言った。
「僕は構わないけど、他のみんながどうかな…」
自分の一存で決めてしまってはいけないだろう、と案じるクレス。
616 :
ヴァルク:03/06/24 00:48 ID:AbWogWRN
それでは、とすずは剣を収め言った。
「チェスターさん達と合流しましょう。今は温泉に入っているはず…」
クレスにもある程度予想はできたが、本当に今チェスター達は温泉にいるのだろうか。
「分かるのかい?」
「忍者の勘です」
「はは…」
勘だという彼女にクレスは苦笑いするしかなかった。
と、そこへ何者かの足音が。
「クレスさーん!すずちゃーん!どこですかー?!」
聞き覚えのある声にクレスが応える。
「ミント!?チェスター達と一緒じゃないのか?」
大分走ったらしく、ハァハァと息を乱しながらクレスに駆け寄るミント。
「どうしても、クレスさんが、心配で…お怪我など、してませんか?」
クレスは僕なら大丈夫、と答え彼女を労った。
「ミントの方こそ大丈夫かい?こんな所まで大変だっただろ?」
どうにか呼吸を整えて、ミントは言った。
「私も大丈夫です…修行は、もう終えられたんですか?」
ああ、と頷くクレス。そこで、すずが言った。
「たった今、終わったところです。これから、チェスターさん達に合流しようと思いまして」
「それなら丁度良かったです。さ、行きましょう」
と、早足で二人を促すミント。
617 :
ヴァルク:03/06/24 00:51 ID:I/tv4/LJ
クレスが無事だと分かったためか、先ほどの疲れなど無かったかのように駆け出すミント。
「おーい、ミント!そんなに急がなくてもいいだろ?」
「ふふっ、きっとクレスさんが無事で嬉しいんですよ。」
「そんな大袈裟な…」
「とにかく、後を追いましょう。置いていかれてしまいますよ」
クレスとすずは慌てて後を追った。
▽ ▽ ▽
一方そのころ、チェスター達は温泉に入っていた。
「やっぱ、温泉っていいよな〜」
「ああ…ここの温泉はやはり最高だ」
そういえば、とクラースはあることを思い出した。
「覗きに行かないのか?」
「覗きって…女風呂か?はっ、あんなペチャパイエルフの裸なんか、誰が覗くかよ」
アーチェのことをペチャパイエルフ呼ばわりしたことが、女風呂の彼女に聞こえてしまったらしくアーチェの怒声が響いた。
「チェスター!聞こえてるわよ!誰がペチャパイエルフですって!?」
「お前以外に誰がいる?」
「あのねぇ!前にも言ったと思うけど、エルフっていうのはね、元から胸の小さい種族なの!しょうがないでしょ!」
なおもチェスターは彼女をからかった。
「どうしてもって言うんなら、覗いてやってもいいぜ?」
618 :
ヴァルク:03/06/24 00:53 ID:yVhvLiAD
怒り心頭の彼女だが、チェスターをこらしめるため一芝居うつことにした。
「ふふっ、もうチェスターったら。覗きたければ言えばいいのに。
確かに私、胸は小さいわよ。けど、見られて減るもんじゃないし、好きなだけ覗けば?」
彼女らしくない言葉に面食らいつつも、チェスターは覗くことにした。
彼が女風呂を覗ける位置まで来たところで、アーチェが言った。
「私があんなこというと思った?あんたなんかどっかに飛んでっちゃえ!サイクロン!!」
突如チェスターの周りに竜巻が巻き起こり、彼の体を吹き飛ばす。
「うわぁぁぁぁぁ…っ!」
遙か彼方まで吹き飛んだチェスターを見てアーチェは言った。
「ふん、ざまあみろってのよ…」
彼らが喧嘩するのは毎度のことだが、ここまでするのはさすがにどうかと思うクラース。
しかし、彼はしみじみと言った。
「若いってのはいいねぇ……」
▽ ▽ ▽
すず達が温泉に向かっている途中、空から何かが降ってくるのを見つけた。
「こっちにくるぞ!」
「あれは……人影?」
それはクレスの目の前に落ちてきた。
落ちてきたのは、なんと裸のチェスターだった。
どうしたのかと心配するクレスとミント。
619 :
ヴァルク:03/06/24 00:55 ID:I/tv4/LJ
だがすずだけは落ち着いていた。
どこからか吹き飛んできた彼はかなりの傷を負っており、落下してきたときに頭を強く打ったようで、意識がはっきりしていない。とりあえず外傷だけはミントの治療によって回復したが、意識は戻らなかった。
そのままにしておくわけにもいかないのでクレスの服を借り、一行は改めて温泉へ向かった。
温泉に着いた一行を待っていたのは、浴衣姿のクラースとアーチェだった。
「あ、みんな!やっほ〜。いいお湯だったよ。」
「ゆっくりと堪能させてもらったぞ」
浴衣を見たことがないクレス達(一名を除く)は、それはどうしたんだと訪ねた。
「これはユカタといって、東洋のバスローブのようなものらしい」
ふーん、と感心しているクレスに、すずはちょんちょんと彼の服の裾を引っ張って言った。
「クレスさん。あの話、しなくていいんですか?」
「ああ、そうだね」
「あの話って?」
不思議がるアーチェに今から説明する、とクレスはことの内容を説明した。
「すずちゃんが、一晩ここに泊まっていってほしいそうなんだ。それで、みんなの意見を聞きたい」
仲間達は全員一致で賛成だった。
よかった、と喜ぶクレスとすず。
620 :
ヴァルク:03/06/24 00:57 ID:ovb9sZWG
「では、早速宴の準備を…」
「え、宴?」
すずの言葉に驚くクレス。
「お世話になったクレスさん達が泊まっていくんですから、宴の一つや二つ、しなくては。」
はは、とまたも苦笑するクレス。
仲間達に宿屋で待っているように伝えると、すずはどこかへ走り去ってしまった。
クレス達は彼女に言われたとおり宿屋で待つことにした。
待っている間にチェスターが目覚め、例によって一悶着あったのだがクレスとクラースが二人を抑え、どうにか場は収まった。
一時間ほどですずが宿に来た。なんと、もう宴の準備ができたらしい。
宿の大広間でやるというので早速行ってみると、確かに美味しそうな料理や酒が並んでおり、いつでも宴が始められるようになっていた。
「いつの間に…。」
驚くクレス達だが、宴を始めることにした。
しばらく宴を楽しんだ一行だが、夜も更けてきたためお開きになった。
それぞれの寝室に戻る一行。騒ぎ疲れたのためか、皆すぐに眠ってしまった。
だが、クレスだけは眠れずにいた。なぜか、体が熱い。彼は酒を飲んでいないはずだが、不思議なくらい体が火照っていた。
と、そこへコンコン、とドアをノックする音が。
621 :
ヴァルク:03/06/24 01:00 ID:BBdJBhA6
開いてるよ、と言うとすずが入ってきた。
「すずちゃん?こんな時間にどうしたの?」
「夜に修行をすると言ったのをお忘れですか?」
そういえばそういう話だったな、と思い出したように言うクレス。
「でも、どんな修行をするんだい?」
「体が熱くありませんか?クレスさん」
うん、とクレスは首を縦に振った。
「それは、私が仕込んだ媚薬のせいです」
「媚薬!?……なぜそんなものを?」
「……これも修行のためです。お許しください」
まさか、とクレスは呟いた。
「その、まさかです…。今夜だけ、お付き合いください…」
と言うや否や、すずは服を脱ぎ捨てて全裸になった。
まだ体つきは子供だが、今のクレスには十分魅力的に見えた。
今にも襲いかからんとする自分を必死に抑えるが、とうとう彼はすずを押し倒した。
(ミント……ごめんっ…)
心の中で彼女に謝り、クレスはすずの身体を愛撫し始めた。
まずクレスは乳房を撫で、手のひらで乳首を転がすようにした。
「んっ……」
かすれたような声をあげるすず。
続けてクレスは乳首を口に含み、ちゅっちゅっ、と啄むと、舌で乳首を転がすように舐め回した。
「あっ、あ……」
またもかすれ声をあげるすず。
622 :
ヴァルク:03/06/24 01:02 ID:ovb9sZWG
彼女は困惑していた。
なぜなら、修行のときにはこの程度ではあまり感じなかったのに、今はかなり感じてしまっているからだ。
(こんな…こんな、はずでは……)
押し寄せてくる快楽に飲み込まれまいと、必死に声を抑えるすず。
そんな彼女の思いなど知る由もなく、クレスは愛撫を続けた。
胸からするすると手を下ろし、幼い秘部に触れた。
そこはしっとりと濡れており、指を動かす度に潤ってくる。
「あふっ……あ、く……」
本当ならここから攻勢になるはずなのだが、すずはクレスのされるがままになっていた。
クレスは十分に潤った幼い割れ目に口づけ、舌を這わせた。
「ふあぁっ……あ、はぁぁっ…!」
それですずは小さく達してしまった。
なぜだか分からないが、クレスの手や舌の動きの一つ一つに身体が反応してしまう。
なぜだと自分に何度問いかけても答えはでない。
「そろそろいくよ、すずちゃん」
そう言うと、クレスは猛りきった自分自身をすずに挿入し始めた。
「あ、く……んっ、ん……」
さすがにまだ発達途上のため、すずの膣内はきつかった。どうにか根本まで入れると、クレスの動きが止まった。
「クレスさん…?どうしたんですか…?」
623 :
ヴァルク:03/06/24 01:04 ID:ovb9sZWG
不思議そうに問うすずにクレスは答えた。
「すずちゃん、苦しそうだから…」
すずはなぜこんなに優しくできるです、とクレスに問う。
「それは、すずちゃんが大事だからだよ」
あまりにも意外な答えに、すずは泣きそうになってしまった。
修行と称してクレスに自分を抱かせたにも関わらず、彼は自分のことが大事だと言ってくれたのだ。
「…そういうことは私ではなく、ミントさんに言ってあげて下さい…。」
半分涙声で言うすず。
彼女はこれでは忍者失格だな、と思った。
相手を自分に溺れさせるはずが、自分が相手に溺れてしまったのだから。
「そろそろ、動くよ」
「はい……」
クレスは律動を開始した。
動く度に二人の快感が高まっていく。
「あうっ!あっ、あっ、あっ、あぁっ!」
「く……」
快感が高まるにつれ、クレスの動きも速まっていく。
すずもそれに合わせて腰を振り、少しでも多くの快感を味わおうとしていた。
「はぁっ、はぁっ、クレスさん…わた、し…もうっ…」
「イキそう?」
「はいっ、もう、イッちゃいますっ…」
二人の動きがさらに速まる。やがて二人とも絶頂を迎え、クレスはすずの中にすべてを放った。
624 :
ヴァルク:03/06/24 01:06 ID:whWoW2ZQ
▽ ▽ ▽
そして、翌朝。
クレスが目覚めると、隣にすずはいなかった。
服を着て部屋を出ると、窓から射し込んでくる日の光が普段より眩しく感じられた。
それに、太陽の色がおかしく見える。
「あれ……太陽が黄色い……」
「あーら、クレス。昨日はそんなになるまで何してたのかなー?」
先に起きていたアーチェにそう聞かれてしまい、クレスはあせった。
「いや、その、あの……」
「そう言えば、すずちゃんも様子がおかしかったわね。まさかクレス、すずちゃんと!?」
「ギクッ……」
「あ、今ギクッてしたでしょ?ふーん、クレスってロリコンだったんだ……」
「違うって!あれは…」
クレスが言いかけると、別の声が聞こえた。
「あれは、何です?クレスさん」
ミントの声だ。
クレスは何とか誤魔化そうとするが、ミントはにこにこと微笑んだまま手に持っていたスターメイスを振りかぶる。
それは思い切りクレスの脳天に振り降ろされ、クレスは気絶した。
その横には、なぜか同じく気絶したすずの姿があった。
このときアーチェは、ミントだけは怒らせまいと心に誓ったのだった…。
〜fin〜
625 :
ヴァルク:03/06/24 01:14 ID:BBdJBhA6
いかがでしたか?
いやー、無駄に長い上にヘタクソで鬱だ…。
原作やってないので、設定が違うぞゴルァ!(゚д゚)というツッコミはご勘弁を…(爆
さて、次回はなりダン2の第二段をやろうと思います。
読んでいただいた皆様、ありがとうございました。。
m(_ _)m
ヴァルク様久々のご降臨!!次回作も期待しておりまつ。
629 :
ヴァルク:03/06/24 17:37 ID:lw4WT3kh
すずのキャラが微妙に前スレのサザム様のチェス×すずとかぶってるのは
秘密・・・(爆死
ヴァルク様キイタアーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
すずの大人っぽさと可愛さがたまりませぬ。クレスの優しさも凄く表現がウマー
ヴァルク様とサザム様のすずちゃんどちらもサイコーなので保存しますた。スマソ
631 :
名無しさん@ピンキー:03/06/24 23:24 ID:C32zE4wt
なりきりダンジョン2のネタ超キボウ
アミィちゃんネタも見たかったり。チェスアミィとかクレアミィとか。
633 :
サザム:03/06/25 01:06 ID:QLupoH0z
ヴァルクさん乙です〜。
優しくされると弱いすずちゃんがとても好き。
そして忍者の次期棟梁を一撃で打ち倒すミントが怖すぎ。
私も今週中ぐらいには何とかうpしたいなー。
ミント怖いなあ・・・・さすが腹黒!
635 :
丼兵衛:03/06/25 19:34 ID:lNZAWgsl
やっとスタ×ルー小説の後半が出来ましたのでうP致します。
誰もが予想しなかった(大げさ)驚天動地の結末が?!
636 :
丼兵衛:03/06/25 19:36 ID:lNZAWgsl
「さぁ〜て、仕込みといきますか」
ルーティは映像に写っていたものと同じ皮の鞭を取り出して数回しならせた。
鞭が空を切るたびに鋭い音が響いている。
と、ルーティは突然スタンの方に向くなり鞭を振り下ろした。
「うぎゃっ!!」
スタンは余りの激痛に目の前が真っ白となったが、幸いにも気絶は免れた。
ルーティはスタンの様子を見て満足そうな笑みを浮かべた。
「流石はアタシが見込んだ男だけあるわね。調教しがいがあるってモンねぇ〜」
それからというもの、ルーティはスタンの背中に鞭を打ち、スタンはその度に声に
ならない悲鳴を挙げた。
スタンは目もくらむような痛みに頭がクラクラしていたが、どうにか気力を振り絞って
いたのでルーティの責めに耐え続けることが出来た。
スタンが余りに強靭なのでルーティは鞭を打つのは全く効果が無いと思ったのか、
何やら怪しげな注射用具を取り出してきた。
「今度は何を…」
「『特製』のお注射をするの」
637 :
丼兵衛:03/06/25 19:37 ID:lNZAWgsl
ルーティは素早い動作でスタンに覆い被さると、太めの針の付いた注射器をスタンの
二の腕に付き立てた。
「痛ッ!!」
素早く注射器の中の薬液を注入し終わると、ルーティはベッドの外に飛び出た。
「そのおクスリは効くまで少し時間がかかるから、待たなきゃなんないのよねぇ。
エミリアちゃ〜ん、出番よ!」
ルーティの声と共に寝室のドアから誰かが入ってきたが、スタンはその姿を見て驚いた。
(リオン………)
確かに、その姿は紛れも無くリオンその人であった。ただし、スタンが映像で見た
格好のままで、白いシャツは切り裂かれて片腕で両胸を隠している有様である。
もう片方の手は下腹部の白いタイツの部分に当てていた。恐らくは、彼(?)の秘所に
何かが仕込まれているのであろう。リオンの赤く染まった顔は稀に苦痛に歪んでいた。
「エミリアちゃ〜ん、お姉さんと暫く遊んでいようね」
ルーティはリオンを寝室に設置されているもう1つのベッドに押し倒すと、剥き出しの
乳房を舐め回し始めた。
「うぁ・・・あぁ・・・あぁ・・・・・・」
リオンは乳房を舐めまわされる度にか細い声で喘いでいる。
好奇心に負けて、スタンは2人が絡むのを首だけを向けて見た。
638 :
丼兵衛:03/06/25 19:39 ID:lNZAWgsl
(あ…、俺…、段々………)
余りに刺激的なものを見てしまったせいなのか、スタンの剛直がズボンの中でゆっくり
と頭をもたげ始めた。
(わっ!、こ、こら!)
スタンは己の劣情のせいと思ったが、段々と意識が朦朧とし、代わりに『雄』として
の欲望に取って代わられる事によってようやくあの薬の作用だと気付いた。
(く、くそ………俺…どうなっちゃうんだ・・・)
スタンの様子が変化するのを横目で観察していたルーティはにやりとした。
「あのお薬、効いてくるとアレの事しか考えられなくなるのよね」
639 :
丼兵衛:03/06/25 19:40 ID:lNZAWgsl
ルーティはリオンを抱えてスタンに近づき、おもむろにスタンのズボンに手をかけた。
「そのままじゃズボンが汚しちゃうでしょ」
片手で器用にベルトを外すと、ズボンを引き下ろして剛直を剥き出しにした。
「エミリアちゃ〜ん、アンタのお口でミルクを吸いとってあげなさい」
「く・・・ち?」
リオンはルーティの命令に反応するかの様に、素直にスタンの剛直を咥え込んだ。
「うぁぁ!!」
スタンは不意に襲ってきた快感にこらえ切れず、剛直から白濁した液体を放出した。
リオンの顔はおろか、胸にも零れ落ちて青い上等な上着に白い染みを付けた。
「ご苦労さん。アンタは休んでてイイわよ」
ルーティは唾液まみれのリオンを放り出すと、尚も悶え苦しむスタンの耳元に擦り寄り
、首筋にふっと息を吹きかけた。
「スタンぅ〜、今は苦しいだろうけどすぐに気持ち良くなるわよん」
「うぐぐぅ………」
ルーティはスタンを挑発するかのように肌が剥き出しのスタンの背中に乳房を押し
付けてゆっくりと擦っている。
「ほらほらぁ〜、お姉さんとイイ事しましょ〜!」
「う゛う゛・・・・・・うがぁ―――――――!!」
突然、スタンは雄叫びを上げると背中に乗っかっていたルーティの腕を強引に掴み、
ベッドに押し倒した。スタンの瞳は遥か宇宙を漂い、吐息も獣のそれを連想させた。
(やば、完全に切れてる…。薬が効きすぎて頭が逝っちゃったかしら?)
640 :
丼兵衛:03/06/25 19:43 ID:lNZAWgsl
「こらスカタン!、がっつくんじゃないわよ!」
勿論、理性がすっ飛んだスタンに言葉は全く通じない。
「う゛〜、がるるるる…」
「ちょ、ちょっと…!」
スタンはルーティの上に覆い被さると、剥き出しの乳房にかぶりついた。
「あ・・・あぁ・・・、あひぃ!!」
(乳首を噛みやがって痛いじゃないの!。後で覚えときなさいよこの馬鹿!!)
乳房を噛まれるたびにルーティは抗議の意味も含めてスタンの後頭部を拳骨で殴って
いたが、これもスタンには全く効果が無かった。お陰で、ルーティの乳房は唾液と
歯型だらけになってしまっていた。
ルーティの乳房を味わい尽くしたスタンは体を上げると、ルーティの太股を抱えて股間
に顔を埋めた格好でホットパンツ越しに秘所を舐め始めた。スタンが舌を這わせる度に
ホットパンツの染みは段々と大きくなっていく。
(あ…、コイツ結構舌使い上手いわね………)
641 :
丼兵衛:03/06/25 19:46 ID:lNZAWgsl
だが、ルーティが快感に浸るのも束の間、スタンは突然顔を上げると剛直をホットパンツ
の濡れて浮き出た秘所の割れ目の部分に押し当てた。
「まさか…、そのままやる気?!」
ルーティは不意を付かれ、抵抗する間も無くめりっと布の裂ける音と共に異物が体の中
に侵入してくるのを感じた。
「んぁ!!」
「イタぁ―――い!!」
愛液と唾液で湿っていたとはいえ、突然剛直を突っ込まれたので痛さの余りに足を
じたばたさせたが、スタンは全く意に介さずにルーティの腰を掴むと態勢を変えた。
丁度、ルーティが四つん這いになる格好である。
「ふがっ!!」
スタンは一息入れると、ルーティの腰を強く抱えて力強く楔を刻み始めた。
「んぁ…あぁ…あぁ…あぁん!!」
(ちょっと…、イイけどこれじゃ激しすぎるわよ!)
しかし、ルーティが抗議する間も無いほどスタンの責めは激しかった。
「ふぁ……んぁ……うぁぁ……!!」
(す…少し位…加減しなさいよぉ………)
下手に体力があるせいか、ルーティが責めに耐えられなくなっていてもスタンは全く
同じ激しいリズムで秘所に楔を打ち続けている。
「あぁ………、あぅ………、あぁ………!!」
(あぁ…もうダメ………)
ルーティが絶頂に達して体をぐったりと寝そべらせた後も、スタンはルーティの腰を
掴んだまま、尚も腰を押し付けている。
「うっ!!」
ようやくスタンも頂点に達し、ルーティの体内に白濁した液体を大量に注ぎ込んだ。
繋がった部分から漏れた液体がホットパンツとスパッツを半透明の白に染めた。
642 :
丼兵衛:03/06/25 19:49 ID:lNZAWgsl
*
「た…助かったぁ」
薬が切れてようやく我に返ったスタンは、絶頂を迎えて失神したままのルーティを横目
に大慌てで服を着始めた。気が付いた時にはルーティの腰を抱えて自分自身のもの
をルーティに挿入していた格好だったのに少なからず驚いて直ぐに引き離したのだが、
それによって更に自分のしでかした行為の恐ろしさは否応無く追認識させられる事と
なった。薬のせいとはいえ、これが元でルーティの腹部が膨らみだしたとなっては…。
ルーティの本性を知ってしまった以上、ここには恐ろしくていられたものではない。
(リオンを連れて実家の方にでも身を隠すか…。いや、ばれたらリリスと爺ちゃんに
何されるか分からないしなぁ…)
旅行用の小汚い皮袋に荷物を詰めながら逃亡先を考えていると、背後から声がした。
「…スタン、姉さんを犯したまま捨てて逃げるのか」
振り向くと、リオンはシャルティエをスタンの喉元へ突き立てていた。引き裂かれた
シャツの切れ端から、唾液と白濁液に塗れた形の良い乳房がのぞいている。
「リオンっ!、お前もルーティにあんな事されて…」
「…『逃げたいと思った』か?、答えは否だ。僕は愉しんでいた」
「なっ・・・」
リオンの意外な答えにスタンは絶句した。
「恐らく、お前が見た映像は僕が姉さんに陵辱されている奴だろう。
僕も姉さんに同じ事をしていた。姉さんも望んでいた事だったからな」
スタンは状況が全く理解出来なかった。もっとも、スタンの様な純朴な青年にこの
姉弟の近親相姦染みた歪んだ関係が理解出来よう筈が無い。
「それに、僕も一度はお前を責めてみたかった。お前ならきっと良い雄犬になる…」
リオンの紫水晶の瞳に姉と同じ危険な光を宿しているのを見て、スタンは出口の無い
絶望を全身で感じた。
「助けてくれ、ディムロス・・・」
もはや、その声はかつての友には届く事は無かった。 (完)
643 :
丼兵衛:03/06/25 20:07 ID:lNZAWgsl
…SMプレイを期待していた方、御免なさい(爆
ケダモノスタンたんによる陵辱プレイでご勘弁を…(汗
今回は至らぬ所ばかりで欝です。
>ヴァルク殿
すずたんキタ―――――!!
ミントたん強過ぎです。これではクレスたんもおちおちおネェちゃんと
遊べませんね。もっとも、相手が子供では自業自得ですが(藁
>サザム殿
是非ともウマ―な作品を期待しております。
644 :
サザム:03/06/25 21:32 ID:CNquDx9P
丼兵衛さん後編キター!
SMキャンセル獣スタンでナイスコンボと言った処でしょうか?
それにしても、ホットパンツを突き破るとは……。どれだけ硬いんだスタン(w
オチのリオンも怖げでヨイ! 怖い女(?)キャラは最近の流行なのでしょうか。
ご期待に沿えるよう頑張ります。
645 :
ヴァルク:03/06/26 00:08 ID:Ek4ajeCb
丼兵衛さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
ケダモノスタンのモノはどんな固さなんだ(藁
相変わらずダークでイイっすね。これからも期待してます。
閑話休題、感想書いて下さった方々ありです。m(_ _)m
いや〜、ミントならあれぐらいするんじゃないかと。(爆
これからも頑張りますのでよろしくです。
是非、立派な雄犬になったその後のスタンを…(*´Д`*)ハァハァ
647 :
名無しさん@ピンキー:03/06/26 18:23 ID:ciuN/3ii
>>632 う〜ん・・・・アミィの性格がよくわからないから・・・・・。
彼女の一人称とか、言葉遣いが不明なのよ。
>>647 アミィ関連サイトを沢山見て修業汁。
個人的にはちょっとおませな娘だと思われるが、これもひとそれぞれですにぁ。
649 :
名無しさん@ピンキー:03/06/26 19:34 ID:B8Kgcun7
>>648 やっぱ、自己保管で行った方がはやそう・・・・。
う〜ん・・・・・書くとしても、シチュエーションと誰を相手にするかが問題〜
TOPゲーム中の発言から推測しよう・・・
チェスターが家から出た時に
「気をつけてね、お兄ちゃん」
「お兄ちゃん、クレスさんに渡したいものがあるって伝えてほしいんだけど」
「行ってらっしゃーい」
言われたとおり会いに行って
「あ、クレスさん、こんにちわ」
「これ・・・」
「作ったんです」(マスコット入手)
チェスターが自分には無いのか聞いて
「・・・・・・」
「もうっ、じゃあね・・・」
「お兄ちゃんには、これあげる」(チャネリング入手)
人形入手後話しかける
「行ってらっしゃい」
「気をつけてね」
雑貨屋でもらったりんごを渡す
「えっ、お兄ちゃんがもらったんじゃないの?」
「それじゃあ後で、お礼を言いに行かなくちゃね」(『やさしいあにき』取得)
言葉遣いは大体予測できるな。
一人称は一度も喋ってないので、ファンダムで補完するしか無いかと。
ファンダムだと葉遣いが微妙に違うが・・・アミィは「あたし」と言ってる。
こんなもんか・・・
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>650 小説の紺碧の絆ではどうでしたっけ?
あれが公式な設定なのかどうかは知りませんが…。
矢島小説とファンダムではバークライト兄妹がトーティスにやって来た歳が
全く違うからなあ。
クレス←アミィ←チェスターって関係にも見えるし、実際はどうなんだろう?
アミィちゃんのエロって見た事ないから神の降臨をお待ちしてまつ
ファンダムに従うのがあるべき姿勢だと思うが
矢島のは公式設定とは違う、公認ではあるけど所詮は二次創作
>654
紺碧の絆でのアミィの一人称は「わたし」だった。
同じく矢島の"はるかなる時空(上)"での設定はアミィが15歳。(チェスター等は実設定)
"紺碧の絆"のプロローグでアーチェの独白調で
「あと10年ちょっとの歳月をやり過ごせば嫌でも会える」と書いてある。
更に第3章からはチェスター12歳という事になっている。
つまり"紺碧の絆"では、途中まで3〜4歳、後半のほうでも10歳程度のはず。
ちなみに、ファンダムでは人形を明日(クレスの誕生日)までに作るとか言っていたから
襲撃事件寸前の話という事になる。
時間軸的にもファンダムを参考にしたほうが良い。
ただ、TOFのアミィはCVが変わったから大人びた感がいがめない。
一人称「あたし」だけTOFから取って、
言葉遣いは>650のTOP内の台詞からの推測だけにしたほうが良いかも。
658 :
名無しさん@ピンキー:03/06/27 19:09 ID:XFytlVdd
ところで、喪前らの中で小説サイト開いている奴はいないのか?
漏れはHP持ってないからなぁ・・・・・。
2chにうpすると、スレが進むとdat落ちしちまうし・・・・・。
サイトは開いてるけど、まさかみんなここでは言えんだろう
小説専門じゃないけどね。
660 :
名無しさん@ピンキー:03/06/27 19:15 ID:XFytlVdd
>>659 確かに、急激にアクセスが増加して鯖負担増するしなぁ・・・
>>661 それもあるしアドレス貼ったら管理人への嫌味や宣伝に見られる場合もある。
テイルズのサイト開いてる管理人は大方ここの常連だと思うよ
ただ、2chという場所柄だけに正体を明かす訳にはいかんのよ・・・。
テイルズを扱っているサイトの裏ページを、平気で晒す香具師がここにはいるし
自分のサイトではあまりテイルズを扱いたくない。
というのが本音だったりする。
>663
今でこそ神々な方々のお陰か落ち着いてるけど
このスレも初期の頃はヒデエ晒し香具師がウヨウヨしてたもんなー。
ほっ、本文もいれずに送っちまった。
スマソ。
ここに住み着き願望で名前をTOP厨に変えました。
一応、テイルズシリーズは全てやっているのですが自分にはファンタジアが一番なので。
しかし、何かいい感じにアミィブームだなここ。
酔っ払いミントは現在執筆停止中です。
酔っ払ったミントが上手く表現できずに・・・・・・・。
もしかしたら趣向を変えるか執筆中止になるかもしれないです。
期待していた方々、すみません。
代わりにクレス×アミィを投下します。
理由は・・・・・いい感じにアミィブームだからです。
現在執筆進行度は45%あたりです。
以前から構想は練ってあり、書きなぐりレベルで書いていた物を再編集していますので
早ければ2、3日中には書き終わるかと思います。
ぬお!?グッドタイミングw史上初のクレアミ期待してまつw
668 :
ヴァルク:03/06/28 14:22 ID:oN34nbE0
>>TOP厨さん
上手く表現できない、とありますが、そういうのは想像力でカバーです。(藁
これは私の場合ですが、上手く書こうとすると逆に下手になってしまうケースがかなりあるんです。
そういうときはそのキャラの性格を考えて、
「このキャラならどんな風にするだろう」というのを自分なりに想像して書くんです。
あくまで私の場合ですので参考程度に考えておいてください。w
クレアミ期待してます。
長々と失礼しました。
m(_ _)m
すずがもっと純情でHにも知識無いようなの希望
マジレスと言っていいか分からんが、くのいちは修行の一環で、
その手の性知識(女の武器として)は叩き込まれてるからなぁ・・・
>>670 同感。それは実話らしいね。
話は変わってダオスの小説は珍しいでつか?相手はウイノナorミントが似合いそうだが
あぼーん
673 :
サザム:03/06/28 21:04 ID:+g7uWwef
>>671 ダオスの小説はかなり珍しいと思います。少なくとも私は知らないですが。
ここは言いだしっぺとして、671さんが書くということで。
TOP厨さんのクレアミを期待して、私も投下させていただきます。
674 :
サザム:03/06/28 21:05 ID:+g7uWwef
〜メルディはご機嫌斜め〜
「むー。キール、今日も来ない気か……?」
クイッキーを胸に抱え、ベッドの上のメルディは口を尖らせて唸った。
冒険の旅を終えてから、メルディとキールは、セレスティアのメルディの家で暮らし始めた。
最初は渋っていたキールをしつこく説得し、ようやく望みを叶えたのだ。
実質上の同棲生活だが、メルディが望んでいた甘い生活は、そう長くは続かなかった。
最近のキールは、論文の執筆に没頭して、メルディに構ってくれないのである。
食事の時すら文献を読み耽り、メルディが話しかけても気の無い返事をするばかり。
それと無く誘ってみても、論文の事で頭が一杯のキールには気付いてすら貰えない。
おかげでメルディは、この所ご機嫌斜めだった。
「クィック、クイッ、クイッキー!」
「そだよな。キールは鈍感だよ、クイッキーの言う通り!」
メルディはクイッキーを顔の前まで持ち上げ、つぶらな瞳を覗き込む。
キールがクイッキーの半分でも察しが良ければいいのにと、メルディは埒も無い思いに駆られた。
「……もう待ってられないな! こうなったら、メルディ自分からアタックするよ!
うん、メルディが魅力で、キールきっとメロメロな!」
「クイッキー!」
メルディが小さく頷くと、クイッキーは応援するように、短い前足をパタパタと振った。
675 :
サザム:03/06/28 21:06 ID:+g7uWwef
◇ ◇ ◇
「……キール、入るよ?」
「ああ」
メルディがドアを小さく開けて問い掛けると、キールは机から振り向きもせずに、短く応えた。
その後はカリカリとペンを走らせる音と、時折り文献をめくる紙の音だけが続く。
キールの私室にしたこの部屋は、以前のアイメンの図書館もかくや、とばかりに本に埋もれていた。
「キール、今夜も遅くまで論文書くつもりか?」
「まあな。何しろ、もうすぐミンツ大学で晶霊学の学会があるからな。
それまでにこれを書き上げて、教授達の前で発表しなくてはいけないんだ」
答えながらも、キールは手を休める気配すら無い。
その態度にムッと眉をひそめたメルディは、一瞬で気を取り直すと、表面上はにこやかに言葉を続けた。
「あんまり根を詰めると、良くないよ。……たまには、気分転換でもしたらどうか?」
「気分転換……と言うと、晶霊機関の軽量化に関するレポートを読む、とかか?」
冗談にしてもお寒い限りだが、キールの場合、本気で言っているのだから始末に終えない。
「たとえば、少し身体を動かす、とか……」
「この夜中に、腕立て伏せでもしろと言うのか? 疲れてペンが持てなくなったら、それこそ本末転倒だろう」
「そじゃなくてだな、もっとこう、簡単な……」
「お前にしては持って回った言い方だな。はっきりと具体例を上げて言ってみろ」
つれない返事ばかりのキールの背後に寄り添うと、メルディは頭を抱え込んで、自分の胸に押し付ける。
「……たとえば、こんな事だよ」
キールの後頭部に、やけに生々しい二つの膨らみの感触が押し付けられた。
676 :
サザム:03/06/28 21:07 ID:+g7uWwef
「うわわわっ!? メ、メルディ、お前、下着を着けてないな!」
「ワイール! やっとキール、こっち見てくれたよ!」
慌てて振り返ったキールの目の前で、メルディは嬉々として跳ね飛んだ。
ジャンプする度に、ワンピース一枚に遮られた柔らかな双丘が、プルンプルンと不規則に揺れ動く。
その動きを目で追いそうになったキールは、努力して目を逸らすと、照れ隠しに小さく咳き込んだ。
「コホンッ! あ、あのな、メルディ。お前も女なら、もう少し慎み深くだな……」
「上だけじゃないな。ほらっ!」
「ぶぅっ!? メメメ、メルディ!」
キールの動揺する様を楽しむように、メルディは幼児のように無造作な動きで、ワンピースの裾を持ち上げた。
可愛い臍の下にも、あるべきはずの小さな布地が無く、淡い紫色の下草が剥き出しにされている。
褐色の滑らかな下腹部と、茂みの下に見え隠れする桜色のスリットを直視してしまい、キールは思わず叫んだ。
「なっ、おまっ、なんでまた、そんな格好を!?」
「分からないか? メルディ、キールにして欲しいよ」
「待てっ、まずは落ち着けっ! と言うか、その前にスカートを下ろせっ!」
そう言う自分の方がよほど慌てているのだが、キールはわたわたと両手を振ってメルディを促す。
スカートが下ろされ刺激的な光景が隠れると、キールは大きく息をつき、どうにか平静な声を取り戻した。
「……メルディ。お前は一体、何を考えているんだ?」
「何を考えているは、メルディが台詞な! キール、前にしてから、どの位してない思てるか!」
咎めるつもりが、より強い語調で言い返され、キールはたじたじになる。
「え……っと、4日ぐらい……か?」
677 :
サザム:03/06/28 21:08 ID:+g7uWwef
「もう8日な! それまでは、少なくとも3日にいっぺんはしてくれたのにっ!
いつもはキールの方から誘うまで待ってたけど……、メルディが我慢、もう限界なっ!」
「いっ……!? そ、そうだったのか……?」
思いがけない告白に、キールは愕然としつつも、同時に納得した。
考えて見れば、慣れるまでのごく最初の頃を除いて、メルディがキールの求めを拒否した事は無い。
キールは彼女が自分の欲求に合わせてくれているとばかり思っていたが、実際はその逆だった訳である。
「メルディ、知ってるよ。これって、『けんたいき』って奴な。
そういう時は、こーゆーそそる格好するといいって、前にファラから教わったよ、だから……」
「やっぱり、諸悪の根源はファラか……」
キールの脳裏に、にぱっと笑って「イケる、イケる!」とVサインを出す幼馴染の姿がありありと浮かぶ。
じんわりとこめかみに染み込むような頭痛に襲われ、キールは頭を抱えた。
「メルディ、僕は別に倦怠期と言う訳では無いんだ。ただ、今はこの論文を……」
僅かに呆れた様子で、キールは軽くかぶりを振りながら語りかけた。
だが、キールのその態度が気に入らなかったのか、メルディはピキッとエラーラの脇に青筋を浮かべる。
最後まで言わせず、メルディは恨めしげな声でキールに問い質した。
「キ〜ルぅ〜。メルディと論文と、どっちが大切かぁ〜……?」
「い、いや、この場合、どちらが大切と言う問題ではなくてだな……そもそも、比較対象の定義とは……」
半眼になって詰め寄ってくるメルディに、キールはガタガタと椅子を鳴らして後ずさった。
こう言った話題になると、キールは普段の冷静さがカケラも無くなり、妙に口調が学術的になってしまう。
しかし当然、そんな言葉ではメルディを納得させる事は出来ない。
678 :
サザム:03/06/28 21:09 ID:+g7uWwef
「だったら、キールは勝手に論文でも何でもすればいいな。メルディはメルディで勝手にするよ……!」
「おい、ちょ、メルディ、何を……!」
足の間に屈み込むと、メルディはキールのローブを手荒に捲り上げた。
◇ ◇ ◇
「……なんだ、キールのコレ、ちょっとおっきくなってるな」
「よ、よさないかっ、メルディ!」
下着の上から股間を撫でられて、キールは上ずった声を上げた。
今までメルディが自分からこんな事をした事は無かった為、キールは思わず硬直する。
メルディは、動けないでいるキールを椅子ごと引っ張りつつ、自分の身体を机の下に潜り込ませた。
「んしょ……っと。はい、キールは気にせず、論文を続けてていーよ」
「いや、続けろったって……うっ!?」
キールが対処に困っている間に、メルディは下着をずり下げて、半立ちになったモノを引っ張り出した。
ひんやりとした外気を感じたのも束の間、キールの肉棒はメルディの暖かな手の平に包まれる。
「ふふっ。あっちのイジワルなキールと違って、こっちのキールは素直だなー」
「何に向かって喋っているんだ! くっ、くそ、そっちがその気なら……」
くにくにと指で揉まれて、理性の制御を受け付けなくなった分身から、キールは無理矢理意識を逸らした。
このまま情欲に流されては、日常生活だけではなく、以後こちらの方まで主導権を握られかねない。
そんな危機感に駆られ、キールは気力を振り絞って、論文の続きに集中しようとした。
(くっ……、つまり、インフェリアとセレスティアの晶霊の属性は、……っ!)
「あは、もう元気になってきたな。メルディ嬉しいよ……」
679 :
サザム:03/06/28 21:09 ID:+g7uWwef
(ぞっ、属性は、つまり、統括……統括晶霊の、ぶんっ……分化した……形態ともっ……)
「こっちのキールも、メルディに触られて嬉しいか? ……いいコだな、頭撫でてあげるよ」
しかし、そんなキールの思いを知ってか、メルディはクイッキーに対するような口調で、下半身に語り続けた。
優しげな睦言を紡ぎながら、次第に硬度を増してくる肉茎を、さわさわと撫でる。
キールは、湧き上がる快楽に抵抗する為に、大きな声で論文の内容を口にした。
「いえっ……! 言えるもの、で、ありっ……! つまりは……」
「むーっ。キールがその気なら……んっ、とっ、これで、どうなっ……!」
キールが本当に論文の続きを始めていると知ったメルディは、むきになって指の動きを早めた。
先走りの汁を手の平に塗りつけ、軽い水音を立てながら、しゅにしゅにと前後に擦り立てる。
指先を使って裏筋を伝い、鈴口を、亀頭を、余す所なく撫で回す。
なまじ見えないだけに、却って机の下の様子に対する想像を高められてしまい、キールの動悸が激しくなった。
「これはっ……! 他の、大晶霊のっ、対応関係からも……っ!」
「そっか、指じゃ足りないか。んじゃ、メルディが舐めてあげるよ……んっ……」
「類推する事が……うあっ、で、できるものであるっ!?」
業を煮やしたメルディは、陰茎の根本を片手で握ると、大きく舌を突き出して顔を寄せる。
ぬるっとした熱い感触が襲い掛かり、キールの声が裏返った。
「んっ、ちゅ……。むあっ、むぷっ、むーっ……」
「そのっ……一例とし、て挙げっ、られ……くっ、るのはっ……!」
メルディは、先端をちろちろっと舐めると、口一杯にキールの剛直を頬張った。
敏感な亀頭を頬の粘膜に擦りつけ、舌をくるくると回して雁裏を刺激する。
680 :
サザム:03/06/28 21:10 ID:+g7uWwef
炸裂する快感に、キールの言葉が文節に関係の無い処で、小刻みに中断された。
「ん、ん、んーっ! ちゅぱっ、っぷう、はむっ……。んっ、ふっ、むっ、くっ、ぅん!」
「……すっ、水晶霊……、のっ、ウ……ン、ディー、ネっ、とっ!」
更にメルディは、唇をきつくすぼめると、幹に舌を絡めながら、頭を前後に揺さぶり出す。
メルディのポイントを押さえた口内での愛撫に、キールはビクビクと身体を震わせた。
「ふむぅっ、ちゅっ、ずずっ、んくっ、ふっ、ん……!」
「それから……そっ、れから……っ!」
自慰の意味すら知らなかったメルディに、一から性技の手解きをしたのは、他ならぬキールである。
言い換えれば、キールの急所は、全てメルディに知られているのだ。
そのメルディに、執拗なまでの熱意を持って責められれば、とても耐えられる物ではない。
以前はキールの指示する通りに動いていただけのメルディが、今は自分から襲い掛かり、理性を奪う。
キールの意識から、論文の内容が砂のように零れ落ち、代わりに灼け付くような情欲が根を張っていった。
「わっ、分かった、メルディ! もう降参だっ!」
「ん……ぷぁっ。……キール、何が降参か?」
耐えかねたキールが叫ぶと、メルディは口を離して、股の間からヒョコンと顔を出した。
その表情は、最初に会った頃の無邪気な笑みにも似ていたが、瞳だけが欲望と軽い嗜虐心で潤んでいる。
「つまり、その……だな。分かるだろ?」
「んーん、メルディ分からないよ。『ちゃんとお願いしてみろ』って、キールはいつも言ってたよな?」
「くっ……。さ、させて下さい、お願いします……」
小首を傾げて見上げてくるメルディの魅力に、キールは矜持を捨てて全面敗北せざるを得なかった。
681 :
サザム:03/06/28 21:11 ID:+g7uWwef
「んふふっ。少しはいつものメルディが気持ち、分かってくれたか?」
今までは自分が言わされていた台詞をキールの口から引き出し、メルディは満足げに微笑んだ。
愛する男が自分を求めて悶える様は、メルディにゾクゾクするような悦びを与える。
「ああ、だから、メルディ……」
「んー、でも、8日も放って置かれたのに、それだけじゃ足りないような気もするな……」
初めて覚える征服欲に、メルディはゆっくりと陰茎を撫でながら、更にキールを焦らした。
「っつ……他に、何が望みなんだ!? 何でも聞くから、言ってくれ!」
「そーだなー……」
しばらく考えるふりをしてから、メルディは悪戯を思いついた子供のように、にんまりと笑う。
「……なら、これからは、論文とか研究とかしてる時でも、メルディが事、考えてくれるか?」
「ど……努力はするっ!」
「それと、メルディがしたいって言ったら、いつでもしてくれるか?」
「分かった、約束する……だからっ!」
可愛い子悪魔が突きつける契約に、キールは唯々諾々と頷くだけだ。
「ふふふ……いいよ。それじゃメルディ、キールが事、許してあげるな……」
しかし、そう言って妖しく微笑むメルディの姿を見ると、堕ちていくのも悪くない、と思うキールであった。
◇ ◇ ◇
「……じゃあ、今日はメルディがしてあげるな……?」
「えっ、お、おい、ここでか?」
机の下から抜け出して、腿の上に跨ってきたメルディに、キールは少し困惑した表情で尋ねた。
682 :
サザム:03/06/28 21:11 ID:+g7uWwef
ほんの10歩もない距離にある、自分のベッドをちらりと目線で示す。
しかしメルディはかぶりを振ると、腰を浮かせながらワンピースの裾を手繰り寄せた。
「ダメな……ホントはメルディも、もう我慢できないよ……。キール、これ見てな……」
「あ……」
再び露わになったメルディの股間を一目見て、キールは思わず絶句する。
メルディのそこは、洪水を起こしたように溢れた愛液で、淫靡に濡れ光っていた。
「舐めてるうちに、メルディこんなになったな。今すぐ欲しいよ、キールのコレ……ふっ!」
「っ! メルディ、なんて、熱い……!」
「……く、あ、はぁっ!」
メルディはもどかしげにキールの剛直を宛がうと、喰らいつくように一気に腰を下ろした。
濡れ滾ったメルディの秘洞は、きつく締め上げつつも、キールのモノを容易く根本まで受け入れる。
一気に絡みつく内壁の熱さに、キールの口から苦鳴にも似たうめき声が洩れる。
メルディも腰を下ろす間は眉をひそめていたが、最奥まで届いた途端、一転して満足げな溜息をついた。
「はぁ……。やっぱり、キールのじゃなきゃダメな……。メルディの中、奥までいっぱいだよ……」
「メルディ……」
夢見るような表情で囁くメルディの声の甘さに、キールの情欲が激しく燃え上がる。
メルディの中でキールのモノがビクンと跳ね、更に一回り大きくなった。
「んっ……! あっ、キール、キールぅ……!」
「く……っふ、うっ、メルディ……!」
メルディはキールの肩に両手を突くと、うねるように腰を前後にグラインドさせ始めた。
683 :
サザム:03/06/28 21:12 ID:+g7uWwef
潤んだ瞳でキールの顔を見詰め、キールの名を呟きながら、貪るような動きでキールの剛直を擦り立てる。
椅子に押し付けられた格好のキールは、自分からはろくに動く事も出来ない。
代わりに服の上からメルディの胸に手を這わせ、ゆっくりと手の平全体で揉み解した。
「んふぅっ、キール、いいよぉ……。先っちょも、いつもみたいに、くりくりしてぇ……」
「っ……、こうかっ……?」
「あはぁっ! そう、そうな、メルディ、それ好きよ……んっ、ふぅっ!」
メルディの求めに応じ、キールは布越しでもはっきり分かるほど隆起した胸の突起を、摘んで捏ね回した。
キールの指先が生み出す快楽に押され、メルディの動きが更に熱を帯びる。
前後の動きに捻りが加わり、メルディの尻がキールの腿の上で、何度も円を描いた。
「ふあっ……はっ……! メルディが……なかっ、キール、のが……掻き回し、て……すごいよっ……!」
「くうっ……ちょっ、メルディ……! そんなに、されたらっ……!」
体重を掛けられた腿に走る軽い痛みと、それ以上に強い快楽に、キールは歯を食い縛った。
メルディは右回り、左回りと不規則に回転を入れ替えながら、自分の望む場所に肉棒を導く。
充血した肉襞は、根本から亀頭までをしっかりと捕らえ、無数の舌で嬲られるような錯覚さえ起こす。
メルディの高まりに呼応して、きつい膣内はますます収縮し、それが更に強い快感を生じさせる。
二人の結合部からは湿った肉の音が絶え間なく流れ、溢れた蜜がキールの下腹部まで濡らしていく。
角度が変わる度に、強く刺激される場所も変わり、キールの腰から射精の疼きがこみ上げて来た。
「……っおい、メルディ……。僕は、そろそろ……」
「やっ、キール、だめっ! メル、ディ、まだっ、んっ、きて、ない、よっ……!」
「うっ、くっ、あ……っ!」
684 :
サザム:03/06/28 21:13 ID:+g7uWwef
キールが限界を告げると、メルディは鋭く制止して、前後の動きを上下に跳ねる動きへと変えた。
亀頭の近くが露出するまで腰を上げ、重力に任せて一気に根本まで飲み込む。
そこでトランポリンのように弾みをつけ、再び伸び上がり、そしてまた腰を下ろす。
キールの腿に着地する度にじゅぷっと蜜が押し出され、上昇の際には肉襞が幹全体をずるりと舐め上げる。
激しい律動に、キールの剛直は暴発寸前まで高められた。
「ぐぅっ! くっ、メ、メルディ……駄目だ、もう……っ!」
「やぁっ、やっ、まっ……てっ、メルディ、いっしょ……! いっしょが、いいのぉっ……!」
「なっ……ならっ、早くしろっ……! 僕は、そんなに……もたない、ぞっ……!」
同時に達する事を求めるメルディに、キールは苦しげな声で促した。
弾むメルディの尻肉を両手で握り締め、括約筋を締めて強い自然の欲求と戦う。
メルディの動きに合わせ、ぐい、ぐいっと両腕を引き寄せて、彼女の奥を先端で突く。
そんなキールの補助もあって、メルディもようやく極みに達しようとしていた。
「あっ、くっ、くるよっ……! メルディ、もうちょっとで、くるよっ……!」
「うう……っ! メルディ、イクぞ……もう、イクぞっ……!」
「やだやだ、まだ、イッちゃやだぁ……っ! きて、きてっ……キールぅ……!」
「……っく、一緒か!? 一緒にか……っ!?」
「うん……っ、うんっ、そうなっ……!」
必死に頷くメルディの膝がガクガクと震え、膣内がきゅうぅん……と締まって、最後の昂りを示す。
「メル、ディ……っ、く、は、ぁっ!?」
「くううぅぅ……んっ!!」
キールが最奥に白濁を解き放つと同時に、メルディが絶頂の鳴き声を上げた。
685 :
サザム:03/06/28 21:14 ID:+g7uWwef
◇ ◇ ◇
「ん……っふ、はぁ……。キールぅ、いっぱい出したな……。キールも溜まってたか?」
メルディは満たされた吐息をつきながら、幹に残る精を搾り取るように、ゆったりと腰を動かした。
ピクン、ピクンと中で震えるキールのモノが、愛しくて堪らないといった様子だ。
「ふぅ……はぁっ。それは……当たり前だろ。しばらくしてなかったのは、僕も一緒だ……」
キールも射精の余韻に浸りながら、メルディの腿を優しく撫で回していた。
一度出したばかりだと言うのに、キールの欲求は衰える気配すらなく、むしろ強さを増す。
欲望の赴くままに、キールは自分の上のメルディを見詰め、そっと囁いた。
「なあ、メルディ……。ベッドに行かないか?」
「んっ……いーよ。ただし、このまま連れてってな……」
「こ、このままって……このまま、か?」
「そっ。こ・の・ま・ま♪」
メルディはそう答えると、キールの首に両腕を絡め、ぎゅっとしがみ付いた。
キールの肩に顔を埋め、上機嫌の猫のように小さく喉を鳴らす。
「……分かったよ。まったく、どうしてこんな風になってしまったんだか……、んっ、よっ!」
苦笑したキールは、メルディの両足の付け根を抱え込み、掛け声と共にメルディの肢体を持ち上げた。
小柄なメルディの身体は軽く、非力なキールでもよろけずに済む程度の重みしかない。
「なぁに言うてるか……。メルディがこんなエッチになったは、みぃんなキールのせいな……」
メルディはキールの首筋に頬をすり寄せ、両足も腰に回し、しっかりと密着しながら答えを返した。
686 :
サザム:03/06/28 21:15 ID:+g7uWwef
「ほら、着いたぞ。……メルディ、ちょっと放してくれ」
「んー、やぁだぁ。メルディこのままがいいよ……」
メルディを抱えたまま数歩を歩き、キールは彼女の身体を静かにベッドへ寝かせた。
それから首に掛かった両手を外すと、メルディは子供のように駄々をこねる。
「やだ、じゃなくてだな……。せめて、服ぐらい脱がさせてくれ」
キールはメルディの両足も優しく振り解くと、少し身体を離して、手早く服を脱ぎ始める。
「あんっ! 抜いちゃやだぁ……。それ、メルディのぉ……」
「これは僕のだっ! いいから、お前も服ぐらい脱げ!」
「ぶ〜っ。キールのけちんぼ……」
股間に伸びるメルディの手から逃げ出して、キールは彼女の愛液で汚れた自分の下着を取り払った。
少し膨れっ面をしながら、メルディも気だるげに身体を起こし、腕を挙げてワンピースを一気に脱ぎ捨てる。
更に髪留めを外し、普段はツインテールにしている髪をハラリと肩に落とす。
髪を下ろしたメルディは、可愛いと言うより、むしろ妖艶と言っていい大人の女の印象をキールに与えた。
「キール、これでいいよな……? それじゃ、もういっぺんしてあげるな……」
「お、おい、今度は僕が……」
「だぁめ。今日はメルディがするって決めたよ……」
四つん這いで近づき、キールの上体を押し倒したメルディは、再び剛直を口に含んだ。
音を立てて啜り、自分とキールの混じり合った快楽の雫を、綺麗に舐め取り、飲み下す。
舌先で幹の腹を伝い、二つの袋を交互に咥え、下ろした髪で内股をくすぐる。
上目遣いに自分の顔を見据えながらのメルディの愛撫に、キールはそれ以上の反論を封じ込まれた。
687 :
サザム:03/06/28 21:15 ID:+g7uWwef
「キール、こういうのは、どうか……?」
「うっ……あ……!」
そう呟くと、メルディは片方の乳房に手を添え、それでキールの怒張をふにふにと刺激した。
たっぷりと塗り付けられた唾液が潤滑油となり、口中や膣内とはまた違った快感をキールに送りつける。
滑らかな肌とコリコリと当たる乳首の感触の妙に、キールの口から思わず快楽のうめきが洩れる。
もう一方の乳房でも肉棒の熱さを味わうと、メルディはするりとキールの上に覆い被さった。
「なぁ、キールぅ……。キス、してな……」
「ああ……。んっ、ふ……」
「んむぅ……ん、んふ、ちゅ……」
キールが軽く頭を起こして唇を重ねると、メルディは積極的に舌を突き出した。
小さく鼻を鳴らしながら、キールの舌を探り当て、円を描いて絡め取る。
濃厚な口付けを交わしながら、メルディは全身をキールの素肌に沿わせた。
「んふっ、キール、可愛い顔してるよ……。そんなに、いいか……?」
「う……ああ、気持ち、いい……」
メルディの問い掛けに、キールは素直に答えた。
キールの胸板で潰された双丘が、先程擦りつけた時に付いた唾液でつるりつるりと滑り、形を変える。
片手はキールの頬を愛しげに撫で、下に伸ばされた手は硬度を取り戻し始めた陰茎をさする。
キールの太股に当てられた股間は、光る愛液の筋を残しながら、ゆっくりと前後に揺れ動く。
メルディの腰の動きに誘われるように、キールは背中に回した手をお尻の谷間に移動させる。
キールの中指は窄まった菊座を通り過ぎ、熱く滾った陰裂を探った。
688 :
サザム:03/06/28 21:16 ID:+g7uWwef
「ふあっ!? キ、キール、だめなっ……! メルディが、メルディがするよ……っ!」
キールが少し力を込めると、メルディの秘洞は柔らかい熱泥のように、指を飲み込んでいった。
メルディはキールの指から逃れるように腰を左右に振るが、侵入は止まらない。
むしろその動きで膣内の指が中を動き、却って快楽を高めていった。
「僕にも少しぐらい、させてくれてもいいだろ……? それに、こんなにしてるじゃないか……」
「くうぅ……ん! だめっ、そんなにしたら……さっきのが、出てきちゃ……ふっ、んあっ!」
指を第二関節まで挿入して内部をぐりぐりと抉ると、メルディの蜜壷がきゅっと締まった。
鉤状に曲げ、掻き出すような動きで指先を出し入れされ、白濁と混ぜ合わされた雫が褐色の腿を伝う。
絡みつく肉襞の感触とメルディの喘ぎに刺激され、キールの剛直も完全に硬度を取り戻していった。
◇ ◇ ◇
「なっ、なあ……キール、そろそろ、これぇ……」
息を荒くしたメルディは、雄雄しくそそり立ったキールのモノをきゅっと握り締め、掠れた声で求めた。
「ああ、いいぞ、メルディ……。おいで……」
「はっ、はいな……んっ……」
小さく頷いたキールが指を陰裂から抜き取ると、メルディは腰を上げて剛直の真上に移動させた。
上体をキールの胸板に預け、片手で花弁を開きながら、手探りで亀頭を入り口に誘導する。
「あっ……キールの、さっきより、大きいよ……ん、くぅっ……」
「っく……メルディの中も、絡みつくみたいに……っはぁ……」
一度目とは違い、貫かれていく感触を味わうように、メルディはゆっくりと腰を沈める。
潤みきった肉襞の絶妙な締め付けに、キールの口から感嘆の吐息が洩れた。
689 :
サザム:03/06/28 21:17 ID:+g7uWwef
「んっ……はぁ、ふ……っくぅん、キーッ……ルぅ、こっ……れぇ、いいっ……かぁ?」
キールの肩の脇に両手を突いたメルディは、全身を波打たせるように肢体をくねらせた。
浮かせた腰を下ろし、腕立て伏せの要領で上体を伏せ、乳房でキールの胸板をそっと撫で上げる。
伸び上がるように背筋を反らし、一転して背中を丸めると同時に腰を持ち上げ、元の体勢に戻る。
艶やかな肌に珠の汗を浮かべながら、メルディは寄せては返す波のように同じ動作を繰り返す。
自分の上で淫らに蠢く女体に、キールの意識は幻惑されていった。
「あ……あ、ああっ、メルディ……、すご……っく、いいぞ……」
熱っぽい口調で呟きながら、キールはメルディの柔肌をまさぐった。
しっとりと汗に濡れたメルディの柔肌は、充実した手応えを返してくる。
弾む乳房を捕らえ、たふたふと揉み上げると、メルディは反り返った姿勢で腰だけを振り始めた。
「はん……っ! く……あっ、い……いい、んきゅ……ぅ、キールぅ……!」
「ふっ……はっ、メ、メルディ、いい……か? いいの、か……っ!?」
「いいっ……いいよぉ! キールのっ……すごく、ふぁぁ……っ!」
キールはベッドのスプリングを利用し、メルディの動きに合わせてリズミカルに腰を突き上げた。
最奥のこりっとした肉壁に先端が届くと、メルディの中が悦びに収縮し、甘美なわななきが走る。
息の合った動きで相手に快楽を与え、それ以上の快感を返され、互いの獣欲が際限なく高ぶる。
二人の動きが次第にテンポを速め、大きな水音と睦言が部屋中に響き渡った。
「奥っ……、メルディ、もっと、奥に欲しいよ……! キールの、熱いの、もっとぉ……!」
「うっ……あ! メルディ、僕もっ……!」
メルディはキールの腰を横に捻り、股を交差させるような体勢で、更に深い結合を求めた。
690 :
サザム:03/06/28 21:18 ID:+g7uWwef
陰核がキールの下腹部に密着するほど強く押し付け、文字を描くように激しく動く。
青と紫の恥毛が擦れ合い、発火しそうな程の熱を生じさせた。
「ひっ……んっ! むっ、ふ、あ……! あっ、あっ、あ!」
「うぁ……! メル……ディ、そんなっ……激し、すぎ、うっ!」
男女が入れ替わったかのように、メルディはキールの身体を貪り、キールは唇を噛んで快楽に耐えていた。
二度目の射精を間近に迎え、キールの剛直がひくひくと痙攣している。
いつもなら、一旦動きを緩めて絶頂の波を押し返す処だが、攻められている身ではそうもいかない。
力の入らない両腕を伸ばし、キールはメルディの律動を抑えようとした。
「メルディ……待った、このままじゃ、僕は、また……!」
「やあっ! キール、この手、邪魔……っ! いま……っ、いい、ところ……ん、ん、んぁっ!」
「メ、メルディ……! う、あ、ぁっ!?」
夢中で腰を振るメルディは、苛立たしげにキールの手を振り払うと、より一層動きを早めた。
メルディの豹変に、キールは大きく目を見開き、唖然としてのたうつ肢体を眺める。
気を抜いた拍子に耐えていた快楽が決壊し、キールは蠕動する膣内へ奇声と共に精を放つ。
だが、内部に撒き散らされる白濁を受け止めながらも、メルディの腰は動き続けた。
「……あ、ふぁ……! ひ、あはぁ……っ! んっ、ん……っ、んんっ……くひんっ、ああっ!」
「ちょ……待て、メルデ……ィっ! 僕は、もう……終わって……つぅっ!?」
出したばかりの陰茎を強く刺激され、キールの股間にキリキリとした痛みが走った。
苦痛に歪んだ顔でキールは制止するが、メルディは固く目を閉じて、そちらを見ようともしない。
メルディはキールの声さえ届かない様子で、自分の動きで生み出す快楽に耽溺している。
691 :
サザム:03/06/28 21:19 ID:+g7uWwef
快楽混じりの痛みの中で、キールは半ば朦朧としつつも、メルディの陰核に指を伸ばした。
「んふぅん!? くっ、はっ、いいっ……! やっ……やはぁっ、ひんっ、んっ……、んくぅ!」
「くぅ……ぁ、メル、ディ……はや……く……」
「ふぁ……! い……、だめ! とま……とまらないよぉ……!」
最も敏感な突起を擦られて、メルディの声が一段と高まった。
自分でも制御できないらしく、髪を振り乱しながら、メルディは熱烈に腰をうねらせる。
きゅいん、きゅいんと断続的に締め上げてくるのは、軽い絶頂の証。
その間隔が次第に狭まっていき、メルディの膝がガクガクと震え始めた。
「かっ……はっ! ぁふあっ、ひっ……ひあはっ、らめ、らめぇ……!」
舌も満足に回らなくなったメルディは、これで最後とばかりに大きなストロークで腰を打ちつけた。
叩きつけるように尻を前へ突き出す度に、結合部から濡れた靴で歩くような音が洩れる。
無数の肉襞は、小魚を捕らえた磯巾着のように、キールの剛直に絡み、きゅきゅっと窄まる。
「ひ……い……く、ぅううぅん!! ──────ふみゅぅ……」
ぎりっと握り潰すような収縮が緩むと同時に、メルディの肢体がくたっとキールの上に崩れ落ちた。
◇ ◇ ◇
「お、おい、大丈夫か、メルディ?」
全力疾走の後のように荒い息をつくメルディの肩を掴み、キールは軽く揺さぶった。
問い掛けに小さく頷くメルディの顔に解いた髪が被さり、キールには彼女の表情が分からない。
髪を掻き上げてやっても、メルディは顔を伏せたまま、答えようともしない。
しばらくして、ようやく呼吸が穏やかになった処で、メルディは大きく溜息をつき、顔を上げた。
692 :
サザム:03/06/28 21:20 ID:+g7uWwef
「はぁ……っ! んー、気持ち良かったなー、キール!」
そう言ってにっこり笑うメルディは、普段とまるで変わらないように見えた。
「え、ぅえ? き、気持ち良かったって……、大丈夫なのか、メルディ?」
あまりの乱れ様に、どこかおかしくなったのではないかと心配していたキールは、拍子抜けした声を出す。
「ん、何がか? メルディ、別に何でもないよ?」
「あ……そうか、ならいいんだが……」
そう言いつつも、あっけらかんとした態度のメルディに、キールはどこか釈然としない思いを覚える。
(まさかこいつ、今さっき自分がした事を、忘れてる訳じゃないだろうな……)
メルディの無邪気な笑顔を見ていると、女性心理の不可解さに、脱力したくなるキールであった。
「……ところで、メルディ。お前、何をしているんだ?」
とりあえず気を取り直し、キールはメルディにそう問い掛けた。
メルディが縮んでいこうとする陰茎を膣内に納めたまま、再び腰をぐりぐりと動かし始めたからだ。
二度も達したのだから、一旦激情が収まってくれば、そうすぐに大きくなる筈もない。
しかしメルディは、ゆったりと腰で円を描きながら、要領を得ない顔で問い返してきた。
「え? キール、お口でしたほうがいいか?」
「いや、そうじゃ無くてだな。……もしかして、まだするつもりなのか?」
「はいな。あと6回」
「ろ、6回っ!? ちょっと待て、何だその出鱈目な数字はっ!?」
あっさりと告げられた非常識な回数に、キールは声を裏返して叫ぶ。
そんなキールに、メルディは教え諭すように言い含めた。
693 :
サザム:03/06/28 21:20 ID:+g7uWwef
「ちっとも出鱈目じゃないよ。1日1回として、8日してないから8回。
さっき2回したから、あと6回。クイッキーでも計算できるよ、キール寝ぼけてるか?」
「無茶を言うなっ! そんなに出来る訳がないだろっ!?」
「やっても見ないで諦めるの、キールの悪いクセな」
「だああぁぁっ! 分かるに決まってるだろ!」
キールが怒鳴ると、メルディは拗ねたように唇を尖らせ、ぼそっと呟く。
「……メルディがしたいって言ったら、『いつでも』してくれるって、キール約束したよな?」
「うっ……。い、いや、言うには言ったが、それとこれとは……」
「約束したよな?」
「いや、だからな、男の生理としての限界がだな……」
「し・た・よ・な?」
「……はい」
念を押すように詰め寄られ、キールは強引に頷かされる。
「ワイール! じゃあ今度は、キールが上になってな?」
「ううっ……、もしかして、僕はとことん、こう言う星の下に生まれたんだろうか……?」
嬉々としてベッドに仰向けに転がるメルディに聞こえないように、キールは小さく呟いた。
プリムラやファラと言った、今までの女性遍歴を思い返し、暗澹たる気分になる。
今晩キールが、机に戻って論文の続きが出来る見込みは、どうやらなさそうだった。
〜END〜
694 :
サザム:03/06/28 21:23 ID:+g7uWwef
どうも私が書くと、キールは受けになってしまいますな。
乗っかられ願望でもあるのか、私?
他スレの宿題をやりながら、次回のネタを考えてきます。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!! キタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!
キ・キ・キ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ゲホゲホッ・・・キ,キタ━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━!!!
は、ハァハァ、サザム様のプリムラ×キールのSSを読んでTOE購入を決意し、
見事にキルメルにはまった自分が待ち望んでいたものが…!
思っていたより格段に激しくてドキドキしますた(w
いやぁ、本当にラブラブで、いい物見させて頂きますた。マジご馳走様です。
そして次回作も楽しみにしてます。
696 :
丼兵衛:03/06/28 21:56 ID:4DsB3VCr
サザム殿キタ――――――――――――!!
学習プレイ(?)もさる事ながら、8日分いっぺんはキールの体が持たないのでは…(藁
(論文の追い込みにこれでは…果たして無事に完成したのやら)
TOP厨殿のクレス×アミィ小説も期待しております(アミィは供給が少ないので…)
>>671殿のぶりぶりざえもんネタも是非キボンヌ(藁
ここはシンプルに感想を述べよう。
あんた神!!!!!!!!!!!!!
>>697 今更何を言いますか
サザム氏は元から神!!
699 :
ヴァルク:03/06/28 23:55 ID:AABkDjjv
サザム様キタ━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━!!!!!!!!
もう最高です!言葉にできないくらい(・∀・)イイ!
めちゃめちゃウマー(゚д゚)でした。
次回作も期待してます。
サザム様キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
最高ッス!キルメル好きの漏れにはたまらん一品ですた。
どうもご馳走様でした!!!
>サザム神
挿入後の描写が非常に参考になるッス。
しかも激しい割に長すぎない。
神と言われる所以がよーく解りまつ。
サザム様キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━ッッ!!!
703 :
TOP厨:03/06/29 21:07 ID:e4TWO2+I
TOP厨です。
クレアミは順調に進行しています。
現在60パーセント辺りです。
ヴァルクさん、助言ありがとうございます。
何とか頑張ってみます。
あと・・・・いろいろと腹黒い表現のあるミントが書かれたりしますが、
皆さんは嫉妬深いミントは嫌いですか?
参考までに・・・・。
サザム殿!
長文ご苦労様!
貴方はやっぱり神だ!!
ところで、このスレの皆さんに質問があります。
アミィの髪の色は青色のように見えますが、あのような髪の色を何髪と
言うんでしょうか?
704 :
ヴァルク:03/06/29 21:47 ID:vcYiKPER
腹黒ミントは全然おkかと。実際私の書いたのも腹黒だったし(藁
髪については無理に〜髪にする必要はないのでは?
無理に書くとどこかしらに違和感が生じると思うんで。
うpされるのをマターリ待ってまつ。
あえて詳細書きませんが、某所(何処よ?)にある外面は良いけど内面がどす黒いミントを見て以来、腹黒かったり嫉妬深かったりするミントでも問題なくみれる・・・・・・と書けば、何の事言ってるかワケわかりませんが
>>703 嫉妬深いミントはOKだと思いますよ
あとアミィの髪は・・・・・・濃い目の水色?(人、それを青と言うのではないですか?)
あと・・・・・・・サザム氏の光臨はめでたくて嬉しい事ですが、みんな落ち着け!
サザム氏のSS(とその他神々の作品)はまだ当分逃げないからさ
とっくに何人か逃げてる>職人
707 :
TOP厨:03/06/30 04:20 ID:bE3ICU3o
>>705 >某所(何処よ?)にある外面は良いけど内面がどす黒いミント
何処のサイトか想像できました。
ちゃっかりHDDに保存してありまする(笑)
画像もエロネタに入るのかね?
虹板にスレはないからなあ。
過去スレ見てみたけど今までに幾つも立ってすぐ沈んでるっぽ。
もう一回叫んでおくか。
サザム様のキルメル
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!
ホントに好き合ってるって感じがひしひしと伝わってきてええのぅ…(´∀`*)
711 :
ナナシー:03/07/01 02:51 ID:AgwXNEYp
ところで、このスレまた1000逝く前に規定サイズ超えでやむなく次スレになりそうな予感なんですが
450〜480KBの間で次スレ建ててみる?……と聞いてみるテスト
ところで
>>705および
>>707 その某所とやらを激しくみてみたい気分なんですが、せめてヒントだけでも教えてもらえないでしょうか?
「黒い」と「ミント」でぐぐったりしても、候補が沢山ありすぎで駄目ぽなんですよ
久しぶりに覗いてみたら……
丼兵衛さんのスタルーキテタ━━━;y=ー(゚∀゚)・∵.━━━━━━ン !!!!!
マジで萌えました。貴方は私の萌え神です。
創作意欲がビンビンに刺激されました。よろしければ是非挿絵を描かせて下さい。
>>711 それでおkかと。
私もその某所とやらを見てみたいんだが…(´・ω・`)
あぼーん
>>黒ミント
「こんなの嫌だ!シリーズ」?・・・ってアレは全員黒いな。
故・黒アミィの陰謀で全員が殺しあうのはマジ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
一時トラウマになっちまったよ・・・
運命のダダダダーンで穴子キタ―(゚∀゚)―!?
>>716 串刺し=アイテムなんざ使ってんじゃねぇ(シャドウエッジ)
穴子伝説キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━ !!!
>>717 正直ワロタ。
しかも英雄になってるしな
719 :
丼兵衛:03/07/01 21:37 ID:xtp8aqnh
腹黒は書いていて楽しいよぉ〜、と言ってみるテスト(藁
>TOP厨殿
私は大歓迎です。
ヴァルク殿と一味違った凶悪なミントタンも拝見してみたいもので…。
>712殿
おぉ、絵師の方が挿絵を書いてくださるとは!(喜
是非お願い致します。
(゚д゚)ウマー
(゚д゚)ウマー
(゚д゚)ウマー
(゚д゚)ウマー
(゚д゚)ウママー
誤爆だったのかΣ(´Д`;)
725 :
TOP厨:03/07/03 02:06 ID:/z6h5/b5
お待たせしました。
ようやくクレス×アミィが完成しました。
途中、「半熟英雄対3D」に夢中になり執筆が停滞しましたが何とか完成に漕ぎ着けました。
しかし・・・・マジで文才ねぇよ・・・・・・。
何か文章変だけど、直す才能ないし・・・・。
多分、好みが分かれるかもしれません。
どっかで見たエロ小説のようになってしまっている・・・・・。
SOネタだが、執筆スキルが欲しいと切実に思った。
>>715 あの故・黒アミィの陰謀が原因で殺しあう5人・・・・凄かった。
特にクレスもミントも裏がありすぎ。
アミィのクレス宛ラブレターの2枚目がクレスを脅迫していたし。
個人的に独学で闇の部分の心理学を研究している自分にはいい参考になった気も。
それでは、お待たせしました。
爆撃を開始します。
726 :
TOP厨:03/07/03 02:07 ID:/z6h5/b5
トーティス村南方に位置する精霊の森。
風でざわざわと木々がざわめき、木漏れ日が揺れる。
クレスは木に寄りかかりながら地面に座っていた。
目の前が急に暗くなった。
影の主は全力で走って来たのが容易に分かるほど肩を上下させながら息を切らせていた。
「ごっ、ごめんなさい!長く待たせちゃって!」
「・・・・・い、いや・・・・アミィちゃん・・・・気にしないで・・・・・」
汗で服の一部が肌に張り付いている様子を見て、かなり無茶をした事が簡単に分かる。
「そ、それより・・・」
クレスは話題をそらす。
「少し休んだら・・・・・行こうか?」
「う、うん・・・・・」
クレスの横にアミィも腰をかける。
「かなり無茶したみたいだね・・・・・・」
「でも・・・・あんまりクレスさんを待たせたら悪いと思って・・・・・」
「・・・・・気にしないでいいのに・・・・」
軽い雑談をしばらくしていた。
「もう大丈夫?」
「・・・・・・」
アミィは何やら考え事をしている。
「アミィちゃん??」
「え!?あ、はい!大丈夫です!」
「・・・・・何か・・・力こもってるね・・・・」
「そ、そうですか?」
「まぁ・・・いいや。そろそろ・・・行こうか?」
「はい!」
(き、今日こそ!今日こそクレスさんと・・・・・きゃんっ(はぁと))
これが、アミィに力がこもっている理由だった。
727 :
TOP厨:03/07/03 02:09 ID:/z6h5/b5
ちなみに・・・同時刻バークライト家。
「うぎがぐげごげ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
悲鳴にならない悲鳴が響き、チェスターが口から泡を吹いて失神寸前!
「なっ、なによ〜〜〜!こんな遠くまで料理作りに来てあげたのに〜〜!!」
怒り交じりにチェスターが一口食べただけで失神寸前になった自分の料理を口に放り込む。
「う゛っ・・・・・・・!!?」
血の気が引いてゆく。
ぽんっ・・・・。
肩が優しく叩かれる。
青ざめた顔と涙目で後ろを向く。
手には紙袋がある。
「・・・・我慢するなよ・・・・な」
こくこくと頷き、ピンク色の髪でポニーテールの少女は紙袋に諸悪の根源を戻す。
水で口直し後・・・・・。
「よーし!次こそは美味しい料理を作るわよ〜〜〜!」
その言葉に、チェスターは凍りつく。
「い・・・、いや・・・別に、無理するなよ・・・・・」
言葉が変になってしまっている。
既に逃げる準備は完了。
ゆっくりと後退する。
そーと向きを変えて逃げ道に向かう。
ガッ。
肩を掴まれる。
チェスターの顔が真っ青になる。
「次こそは大丈夫だから」
根拠のない台詞。
「やっ、やめろ〜〜!頼む!アーチェ、お前はもう料理作るな〜〜!!」
「ちょっと失敗しただけだってば〜。伊達に100年近く自炊してたわけじゃないよ〜。たまたまだってば、たまたま」
笑顔で言う。
728 :
名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:10 ID:/z6h5/b5
「し、証拠がない!もしかしたら、自炊ってレトルト食品だろ〜!!」
必死なチェスター。
「ギクッ・・・・」
バレバレの答え。
「や、やめろ〜〜〜〜!お前には慈悲ってもんがないのか〜〜〜〜!?」
ズーーーンッ!
バークライト家から爆音が響く。
「ううぅ・・・・。アミィ・・・・早く帰ってきてくれ・・・・・・。殺される〜〜・・・・・・」
焦げたチェスターが泣き言を言う。
逃げられないように椅子に縛り付けられ、目の前ではアーチェが料理を作っている。
(こ・・・・、こんな物・・・・食えるか〜〜!お、おい!塩入れすぎだ!って、タバスコを普通一瓶入れるか!!?
げっ!紫色の湯気・・・・・。一体、何を作ってるんだ!?)
アミィが朝作っていたサンドイッチが頭に浮かぶ。
(クレス・・・・お前が羨ましいぜ・・・・・・)
バークライト家向かいのアルベイン家。
ズーーーンッ!
バークライト家からの音が村中に響く。
もはやみんな慣れている。
「今日も平和ねぇ・・・・・」
クレスの母親マリアは紅茶を飲みながらくつろいでいた。
そして、村に再びチェスターの悲痛な悲鳴が響く。
「アミィちゃん、どうしたの?」
腕を組んで歩いていたクレスは突然アミィが歩みを止めたのに気付き、聞く。
「ううん、何でもないの。ちょっと空耳が聞こえただけだから」
すぐに二人は歩き始めた。
729 :
名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:11 ID:/z6h5/b5
バークライト家では、チェスターが泡を吹いて気絶していた。
その横では、アーチェが諸悪の根源を廃棄していた。
「うう〜・・・・。どーして肝心な時に食べれる物が作れないのよ〜〜〜」
一人、悩んでいた。
村から少し離れ、景色が一望できる丘の森の近くにアミィはシートを広げる。
クレスはチェスターがとてつもなく羨ましがっていたサンドイッチを頬張る。
「うん、美味しいよ」
率直な感想。
「えと・・・・ありがとう。たくさんあるから、どんどん食べてね」
「じゃあ、遠慮なく・・・・・・」
クレスは満足げにサンドイッチを頬張る。
「あ・・・」
アミィが突然クレスの顔を見て呟く。
「どうしたの?僕の顔に、何か付いてる?」
「うん。ハムの切れ端が。取ってあげるね」
てっきり、手で取ると思い込んでいた。
突然、ペロッと何かがクレスの頬を舐めた。
「あ・・・・・、アミィちゃん・・・・?」
アミィは顔を真っ赤にしていた。
「あ、お水汲んでくるね!」
恥ずかしいのを隠すかのように、水筒を持って小さな川に向かう。
730 :
名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:11 ID:/z6h5/b5
(あ〜、もう!クレスさんといい雰囲気だったのに〜・・・・・。バカバカ!アミィのバカ!)
アミィは後悔しながら川に向かう。
考え事のせいで足元の状態にも気付かずに。
ズルッ!
「えっ?きゃあ!」
苔で滑ったアミィはそのまま川の中に転ぶ。
それはもう、足の先から頭まで一回沈んだ為に水で体中が濡れていた。
春とは言え、流石に寒い。
アミィは震えながらクレスが用意した焚き火にあたる。
子供の頃に遊んだ記憶のある山小屋に2人はいた。
まるで狙ったかのように突然曇りだし、しかも大雨が降って来てしまった為に
クレス自身も川に落ちたかのようにずぶ濡れになっていた。
クレスとアミィは風邪をひかないよう服を干したが毛布は1枚しかなかった。
クレスは当然のようにアミィに使わせる。
外は既に薄暗い。
なお、この出来事によってチェスターに再び地獄が訪れる事を二人は知るはずもない。
既になべからは青い湯気が昇っていた。
その横では、念の為のレトルト食品が置かれている。
731 :
名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:12 ID:/z6h5/b5
クレスとアミィは残っていたサンドイッチを夕食にしていた。
未だに服は乾いていない。
アミィは寒さでクレスの身体が微かに震えているのに気付いた。
アミィは無言で立ち上がるとクレスの真横に座り、毛布の余っている部分をクレスに掛ける。
それはどうしても二人の身体が密着する形になってしまう。
クレスは出来るだけアミィから離れようとする。
このままでは理性が吹き飛んでアミィに酷い事をしてしまうのは明白だった。
「あ・・・、アミィちゃん・・・・そんなにくっついたら・・・・・・・」
何とか理性を保っているが、このままの状態でアミィを襲わないと言う自信は無い。
「あのね・・・・・・」
アミィがクレスに話しかけた。
「な、何?」
クレスは理性を保つため、別の事を無理に考えていた為に驚きながらアミィに聞き返す。
「・・・・・クレスさんなら・・・・・・いいよ・・・・」
流石のクレスでも、その言葉の意味は分かった。
ぷっつん。
そんな音がクレスの頭の中でしたとかしなかったとか。
732 :
名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:12 ID:/z6h5/b5
「アミィちゃん・・・・」
クレスはゆっくりとアミィの唇に自分の唇を重ねる。
力を抜いたアミィの身体はゆっくりと床に寝かされる。
ゆっくりとしたキスが、次第に互いを貪る様な激しいキスへと変わってゆく。
二人の合わさった口の隙間から混ざった唾液が溢れた。
「えーと・・・・こうかな?」
クレスはアミィの乳房を覆う下着を勘だけで外そうとする。
「あれ・・・・?違う・・・・。あ、こうか・・・・・」
四苦八苦しながらアミィのブラジャーを外す姿は少し滑稽であった。
クレスの手はアミィの身体を撫で回し、ややふくよかな胸を揉む。
クレスの指の動きにあわせ、まるで水風船のような柔らかさと弾力で淫らに形を変える。
「・・・ぁ・・・ぁふ・・・・・」
アミィの頬は上気し、か細い声を上げる。
クレスはアミィの乳首を舐める。
「ひゃ・・・・・くすぐったいよ・・・・」
だが、すぐにくすぐったい感触は快感へと変わる。
「ぁぁ・・・・んっ・・・・はぁ・・・・」
アミィの喘ぎ声交じりの吐息が更にクレスを興奮させる。
最初は交互の乳房を舐め回していたが、やがてアミィの乳房を寄せ同時に乳首を口に含み、吸い上げる。
「ん・・・・ぁんっ・・・・・・。ひゃうっ!」
左の乳房を舐められながら、クレスの左手はアミィの太股の間を撫で回しながら下着の上からややぷっくりとした秘唇に触れる。
733 :
名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:12 ID:/z6h5/b5
クレスは最早目の前の事しか考える余裕が無くなっていた。
だが、アミィは気にしていない。
いつだったか兄の隠し持っていたその手の本を偶然見つけ、その本である程度の性知識を得た。
その本に書いてあった。
初めての男は余裕など無いが、本の中の女は悦んでそれを受け入れていた。
そんな少し間違った知識がアミィのほとんどの性知識だった。
だが、そのおかげでクレスの行為も苦に思わない。
クレスは自分の行為でアミィが気持ち良くなっている様子を満足に思いながら行為を続ける。
指先を感触だけを頼りになぞっているうちにアミィの下着に染みが出来ているのに気付く。
意を決し、アミィの下着の中に手を滑り込ませる
くちゅっ・・・・。
体質なのか、秘唇を覆う茂みは無く、あっさりとクレスの指は粘り気のある愛液が湧き出すアミィの割れ目に辿り着く。
くちゅくちゅくちゅっ・・・・・。
愛液が発する淫靡な音。
「ひゃうっ・・・ああぁぁんっ・・・・・ひぁっ!?」
クレスの指がクリトリスに触れた瞬間、アミィは身体を激しく震えさせる。
その反応をもっと見たいと思ったクレスは下着を脱がせ、クリトリスを中心に愛撫を続ける。
クリュクリュッ・・・・。
アミィは嬌声をあげながら全てをクレスに委ねた。
「ひぃ・・・あ・・・あひぃ・・・ひゃくっ・・ぅぅ・・・あっ!あんっ!」
アミィの喘ぎ声の間隔が次第に短くなる。
「だっ、だめぇっ!もう、イッちゃう!イクッ!イッちゃうよぉ!」
アミィは背中を海老反りに反らせ、四肢をビクビクと痙攣させる。
あまりの快感に涙を流し、目は焦点が合っていない。
やがてアミィの身体は弛緩し、絶頂の余韻に体中をピクピクと痙攣させていた。
734 :
TOP厨:03/07/03 02:13 ID:/z6h5/b5
シャアアァァァッ・・・・・。
突然の水音にクレスはアミィの愛液にまみれた割れ目に目をやると、黄色い液体がアミィの尿道から迸っていた。
アミィの身体が濡れないうちにクレスはアミィの身体を移動させる。
まだ途切れない尿はアミィの脚を伝い、床に水溜りを作る。
アミィはまだ大きく息をし、その目は絶頂の余韻なのか潤んで焦点が合っていない。
「うっ・・・・もう我慢できない・・・・」
クレスは自らの肉棒を出し、アミィの顔の前に突きつける。
「アミィちゃんばっかり気持ちよくなってないで、僕のもやってよ」
的確な情報判断が不可能な状態でのクレスの要求。
「く・・・・クレスさんの・・・・オチンチン・・・」
アミィはゆっくりと手に取り、舌を這わせ始める。
手順は本の真似だが、初めてのアミィは少々ぎこちない動きだ。
「く・・・・ぅぅ・・・・・」
生暖かいアミィの舌が肉棒を這う度に今まで感じたことの無い快感が肉棒に生じる。
「クレスさん・・・・気持ちいい・・・・?」
おずおずと、アミィは上目遣いでクレスの表情を見る。
「うん・・、気持ちいいよ・・・・。次は・・・・裏筋の方を舐めあげて・・・・」
アミィは言われるがままに肉棒の裏筋にある縫い目のような場所を舐め上げる。
「ぅぅ・・・すごくいいよ・・・・。次は・・・・口でしゃぶって・・・・吸い上げたり・・・・頭を上下させたり・・・」
クレスの言われるがままにアミィは本格的なフェラを始める。
「ぐぽぉ・・・・・じゅるっ・・・・ぐぽぉっ・・・・・・」
アミィが何か喋ろうとするが、口内を蹂躙するクレスの肉棒で声にならず唾液をすする音だけが発せられる。
「くぅぅ・・・・・アミィちゃん・・・いいよ・・・・」
だが、クレスが気持ちよさそうにしているだけでアミィには十分だった。
735 :
TOP厨:03/07/03 02:13 ID:/z6h5/b5
クレスは無意識のうちにアミィの頭を押さえていた。
「・・・・むぐっ!じゅっ!うぶっ!」
クレスは無意識のうちにアミィの頭部を前後させ快楽を貪っていた。
「ぐっ・・・・!」
クレスはアミィの頭を押さえつけ、限界を向かえ精液を口内に放つ。
ドビュッ!ビュクッ!ビュルッ!
肉棒が数度痙攣し、白濁した粘液を放つ。
「うっ・・・・」
クレスは慌ててアミィの口から肉棒を引き抜く。
「ごっ、ごめん!何が何だか分からなくなっちゃって!」
アミィは精液の不味さに泣き出しそうな表情をする。
ゴク・・・・ンッ・・・・。
喉仏が動いた。
それは精液を飲み込んだと言う意味になる。
「あ・・・・・・アミィちゃん・・・・・まさか・・・・飲んだの?」
「苦かったけど・・・・・クレスさんの精液だから・・・・」
アミィはクレスの肉棒を見る。
「出したばかりなのに・・・・・・凄い・・・・・」
その言葉を聴き、途端にクレスは恥ずかしくなる。
736 :
TOP厨:03/07/03 02:14 ID:/z6h5/b5
「えと・・・・・・ここだったな・・・」
亀頭をアミィの割れ目にあてがい、腰を前に進める。
つるっ・・・。
「あれ?」
つるっ・・・。
「うーん・・・・・・」
つるっ・・・。
「おかしいな・・・・・・」
四苦八苦しながら、クレスは最適な挿入位置を探す。
「クレスさん・・・・少し下に・・・・・」
見かねたアミィがクレスの肉棒に手を沿え、誘導する。
「そのまま・・・・前に・・・・・・」
アミィの指示通り、クレスは腰を前に出す。
ズズッ・・・・・。
ゆっくりと亀頭がアミィの蜜壷に姿を消してゆく。
亀頭部分が完全に挿入し終わり、更に挿入を続けようとした時、亀頭が障害物に当たる。
「あぅっ・・・・!」
アミィが微かに呻く。
「これが・・・・アミィちゃんの処女膜・・・・・・。本当に・・・・僕でいいのか?」
クレスはアミィに最終確認をする。
「クレスさん・・・・来て・・・・・」
アミィの返事に頷くと、クレスは腰を進める。
737 :
TOP厨:03/07/03 02:14 ID:/z6h5/b5
途端、アミィの身体がこわばる。
「い、痛い!」
心は既に覚悟できているが、身体が反射的に苦痛から逃れるためにクレスから後ずさっている。
何度繰り返しても同じ結果になる。
アミィはクレスに謝りながら涙声になる。
「・・・・・・・・・クレスさん・・・・その・・・・・一思いに・・・」
その言葉を聴いた瞬間、クレスは青ざめる。
「駄目だ!そんな事をしたらチェスターに殺される!それ以前に、僕がアミィちゃんを・・・・・・・」
突然、アミィが大笑いする。
「くっ・・・クレスさん・・・・冗談が上手・・・・・」
必死で笑いをこらえているようだ。
「え?え?」
クレスは状況がつかめない。
「ゆっくりだと逃げちゃうから、一気に・・・・の意味」
アミィは再びクレスに口付けする。
自分の精液の味がしたが、気にしないでそれを受け入れる。
再び、準備の出来たクレスがアミィの蜜壷に亀頭を挿入する。
さっきと一つ違うのは、挿入角度が深いことだった。
これならば、一気に押し込める。
「いくよ・・・・アミィちゃん・・・」
ググッ!
クレスは体重を利用し、処女膜に亀頭を押し付ける。
ズルッ!
一気に根元まで挿入が終わる。
ブチッ!
そんな音がアミィの体内に響いた。
738 :
TOP厨:03/07/03 02:15 ID:/z6h5/b5
「いっ・・・・痛いーーーーーーーー!!!」
アミィの閉じた両目から大粒の涙が止まることなく溢れ、無意識にクレスの背中に爪を立てていた。
「・・・・・ぅ・・・・・・・・」
背中の皮膚が破れ、血が滲み出て来る。
傷口に汗が触れ、染みるがクレスはその痛みにも動じない。
クレスの身体の下では、純潔を自分に捧げた少女が手足を震えさせ痛みに耐えている。
この程度の痛みなら、喜んで受け入れる。
今の自分の何百倍も痛い思いをしているのだから。
クレスはそっとアミィを抱きしめた。
十分だろうか、それとも一時間か。
「く・・・クレスさん・・・・。動いて・・・・いいよ・・・・」
突然、アミィが話しかけてくる。
「で・・・・、でも・・・・まだ・・・アミィちゃんが・・・・・」
クレスはこれ以上最愛のアミィが痛がる所を見たくは無かった。
「だって・・・・このままじゃ・・・・クレスさん・・・・辛いでしょ?」
アミィの言うとおりだった。
温かく、肉棒を圧迫するアミィの蜜壷の感触でクレスの肉棒は全く萎えていなかった。
アミィの決心を無駄にはしたくなかった。
「ごめん・・・・・」
クレスは肉棒を引き、抜けかけた瞬間、一気に奥に押し入れる。
「あくっ・・・・・」
アミィが苦痛に顔をゆがめる。
「出来るだけ、早めに終わらせるから!」
クレスは意を決し、腰を前後に動かし始める。
「ぅ・・・・ぁぁぅ・・・・」
アミィの呻き声を早く終わらせる為にクレスは腰の動きを強く、早くする。
それが結果的に、アミィの苦痛を増やすことに気付かず。
やがて、クレスは肉棒の根元に甘美な痺れを感じた。
「あ・・・・アミィちゃん・・・・・出る!!」
クレスはアミィの胎内に精液を注ぎ込む。
739 :
TOP厨:03/07/03 02:15 ID:/z6h5/b5
「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」
クレスは肩で息をしながら肉棒を引き抜く。
自身の肉棒には、白濁液とアミィの処女喪失の証が纏わり付いていた。
だが、クレスの肉棒は未だに硬度を保っている。
「クレスさん・・・・。クレスさんがもう一度したいなら・・・・・いいよ・・・・」
この言葉に、クレスは負けた。
ズズッ・・・・。
まだ2回目の上、処女を失ったばかりと言うこともありアミィは苦痛を堪えてクレスの男の本能を受け止めていた。
ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!
アミィの蜜壷の中で先程クレスが放った精液とアミィの血が混ざり合い、少しずつ結合部から溢れ出てくる。
少しずつだが、アミィの苦痛の表情が消えてゆく。
「うくっ!!」
クレスは呻き、2回目とは思えないほど大量の精液をアミィの胎内に放つ。
ゆっくりと萎えた肉棒を抜く。
ごぽ・・・ごぽ・・・。
2回分の精液が床にこぼれる。
血が混ざり、淡いピンク色をしている。
そんな光景を目の前にし・・・・・クレスは男として正直な反応をした。
「アミィちゃん・・・・もう一回・・・いいかな・・・・?」
駄目元で聞く。
少しキョトンとしていたが、頬を赤く染めて頷く。
740 :
TOP厨:03/07/03 02:15 ID:/z6h5/b5
3回目・・・・。
にちゅっ・・・・にちゅっ・・・・にちゅっ・・・・。
余裕の生まれたクレスはアミィにも気持ち良くなって貰おうと腰をゆっくりと動かす。
アミィの様子が変わっていた。
痛みに堪えていた表情は、快感に耐える表情に。
口からは、喘ぎ混じりの吐息。
「アミィちゃん・・・・まだ痛い?」
クレスはアミィに思い切って聞いてみた。
「もう・・・・痛くないよ・・・・。少し・・・気持ち良くなって来た・・・・」
しばらくし、二人の身体が小刻みに痙攣する。
「ううっ・・・・!」
クレスは3回目・・・正確には4度目の射精をする。
アミィはクレスに口付けをする。
その後、二人の行為は明け方まで繰り返された。
741 :
TOP厨:03/07/03 02:16 ID:/z6h5/b5
斜面を降りてゆく影。
アミィは流石に痛くて歩けないらしく、クレスに背負われていた。
「お兄ちゃん・・・・・心配してるかな?」
「だろうね。僕なんか、殺されるかも・・・・・・」
クレスの脳裏には、暴走したチェスターの姿が想像された。
「その時は、あたしがお兄ちゃんにお腹の中の子供の父親を殺すつもりって言ってあげるからね」
「えっ!?」
クレスは歩みを止め、凍りつく。
「まだ分からないけどね」
アミィの付け足し。
「そうだよな・・・。あぁ・・・・驚いた」
「でも・・・・10回近く出したから出来てるかもね・・・・・・・」
「まぁ・・・・流石に殺されたりは・・・・・・。あははは・・・・」
クレスは乾いた笑いをする。
「村に戻ったら・・・・毎日してね・・・・・」
「い、いや・・・・流石に毎日はチェスターにばれるかと・・・・」
現時点で、アミィはクレスの弱みを握っている。
「じゃあ、お兄ちゃんに言っちゃおっと」
「いえ。是非とも毎日させてください」
クレスは覚悟を決めた。
そう、たとえチェスターでも、まさか殺したりは・・・・・。
742 :
TOP厨:03/07/03 02:16 ID:/z6h5/b5
当のチェスターは、ベッドの上で生気が抜けていた。
「・・・お・・・・お前の性欲は・・・・・・・底なしなのか・・・・・・・・・」
チェスターに跨り、自ら腰を振るアーチェにチェスターは抗議した。
結局、夕食はレトルト、朝食もレトルト。
(アミィ・・・クレス・・・。怒らねぇから・・・・早く帰ってきてくれぇ・・・・・・・)
残念ながら、クレスとアミィはあの後話が盛り上がってしまい茂みの中で行為に及んでいた。
結局、クレスとアミィが村に戻ったのは夜になっていた。
アミィは家に入るや否や、チェスターとアーチェに料理を作ってくれと頼まれた。
クレスは家の前で立ちすくんでいた。
ドアの張り紙を読む。
『下記の期間、道場を休業します。ミゲール=アルベイン』
「えーと・・・・げっ!1週間後・・・・・・・」
つまり、1週間家に入れない。
何処に行けと。
クレスは自身を小一時間問い詰めていた。
が、やがて諦めチェスターの家に1週間置いてもらうことにした。
翌日、アーチェの料理を疑いもせずに食べたクレスとアミィは意識を失い寝込んだ。
アーチェに料理禁止令が出たのはアミィが意識を取り戻してすぐだった。
「ああ・・・・やっと平和が訪れたぜ・・・・・」
チェスターはしばらくアーチェの料理を食べる必要が無くなり安心していた。
なお、チェスターがアーチェ料理の恐怖を思い出したのは1年ほど経過し、
アミィがクレスと結婚すると決まってからであった。
チェスターの悲痛な悲鳴が再びトーティスに響いた。
リアルタイムキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
思う存分ハァハァさせてもらいますた。
744 :
TOP厨:03/07/03 02:22 ID:/z6h5/b5
どうも。
以上です。
あっ!石を拾ってこっちに投げないで!
えーと、一応はパラレル世界系です。
トーティス襲撃が存在しなかった時間軸の一つを想像して書いてみました。
まぁ、クレスとアミィをラブラブ(死語)にする為に、ミントには登場をしないで貰いました。
728から733は名前の入力を忘れてしまいました。
専用ブラウザ使っていますので・・・・・。
流石に、サザム様やヴァルク様のようにはいきませんがこれからも
人肌ほどの生温かい目で見守ってやってください。
745 :
ナナシー:03/07/03 02:45 ID:eHP7iCbB
おぉぉ……新たなる神ですにゃ
ごちですた
それはそうと、黒ミントのヒントどうもサンクスっす
さっそくヒントを元に探してみることにします
でも……トラウマになるほどって……裏があり過ぎって……そんなに凄いんですか?
ギャワ━(*゚∀゚)━!!
うっま〜い!!(ビストロシャンバール風に)
心理描写・H描写が(゚Д゚)ウマーいよ、ホント・・・
>トーティス襲撃が存在しなかった時間軸の一つを想像して
想像力豊かですな・・・個人的に神と崇める(藁
結城聖様の小説『旅の終わり』にも襲撃が阻止された
時間軸の話があるのでぜひ機会があればご一読を。
ディオたんメルたんクルールたんも出るしな(藁
>流石に、サザム様やヴァルク様のようにはいきませんが
謙遜しなくても充分職人技を見せてもらいましたぜ・・・(;´Д`)ハァハァ
余談
SFC版のアミィちゃん、クレスの事「クレス兄ちゃん」って呼ぶんだよな。
微妙に萌えられない・・・(藁
>>745 あの人の書く文章は(いい意味で)生々しいからねぇ・・・
いちゃつけばそれだけでスゴいえっちぃし(藁
殺し合いになれば気分悪くなるほど黒い黒い・・・(汗
とりあえず覚悟して読んどけ〜
748 :
ヴァルク:03/07/03 11:55 ID:EFQ9pIyB
TOP厨さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
クレアミ(・∀・)イイ!十分ハァハァしますた。
チェスターがかなりイヂメられててワラタw
TOP厨さんにも神の資格はあると思いますよ?(イヤマジデ
これからも頑張ってください。
749 :
ナナシー:03/07/03 17:58 ID:9aWLFf5L
見つけタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
>>715ことマイナー志向氏
直球なヒントサンクスっす
で、覚悟して読んだですが……((((((((゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタ
あれは一種の猟奇であって、直接的シーンは無いけれど18禁ではなかろうかと(鬱)
故アミィのひとつ前にあたる話では、酒乱すずにみんながボコられたり
作者さんを色々な意味で問い詰めたい作品ですた(´Д⊂)
クレアミキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!サイコーッス!!!!!
ハァハァがいまだ止まらんよ━!!!!
新たな神君臨で今後も期待━━!!!!!ハァハァハァハァ
450辺りで勝手に次スレ建ててやるぜ!
752 :
サザム:03/07/03 23:34 ID:PELMbqSx
TOP厨さんのクレアミ、ごちそうさまでした。
「お兄ちゃんに言っちゃおうかな」なんてアミィタン、可愛過ぎ。
チェスターは……まあ、頑張って主夫の道を歩んでいくしかありませんな。
753 :
名無しさん@ピンキー:03/07/05 02:31 ID:UHY+6kUM
あぼーん
>>746 時間軸ではクレスとアミィが結ばれて感涙してるチェスターの姿があったな。
漏れ的には感激した一場面だったw
TOP厨さん大変ご馳走様でした━━wこれからもがんがってください
あぼーん
757 :
名無しさん@ピンキー:03/07/06 03:35 ID:MDnkL40/
758 :
名無しさん@ピンキー:03/07/06 03:35 ID:MDnkL40/
759 :
名無しさん@ピンキー:03/07/06 03:35 ID:MDnkL40/
あぼーん
age
762 :
名無しさん@ピンキー:03/07/06 19:32 ID:N9nul4r1
?
あぼーん
削除されてる
保守
767 :
名無しさん@ピンキー:03/07/08 17:06 ID:P66cqvNv
うっ・・・!
あぼーん
保守
騙しやがって…
思わずワロタ。
>770
見たことある絵だと思ったらあの幼稚サイトか。思いっきりワロタ
ここは酷いインターネッ(ry
テイルズのスレってのはどうしようもないのが多いな
↑オマエモナー
777 :
名無しさん@ピンキー:03/07/13 03:46 ID:4s3TyBJh
サザム氏のssになんかもにょるものを感じていたが
サイト巡りで見かけた別のssとネタかぶりしてるものがあったからだ…。
キルメルとかかなり似てるのを見たことがあるし
あぼーん
>>777 とりあえずageないで(つД`)
まぁ、キャラの性格をきちんと掴むと
そいつらが頭の中で勝手に物語を繰り広げてくれる訳ですよ(藁
そうするとある程度パターンがあるのは仕方ないかと。
むしろ自分はカブってるSSには
「あ〜、この人も同じ捉え方してるんだな〜」と親近感が持てますが・・・
もちろん、パクりだったら(・A・)イクナイ!!ですが。
>>776 住人ではなくスレのことを言ったのだが。スレがそうなら住人もそうか。
も う 夏 な ん で す ね
夏ですね・・・(´д`)
>>780 ゲーム自体の対象があれなんだから、これで普通
783 :
サザム:03/07/13 22:47 ID:6fqSycqJ
>>777 そーですか。似てるのがありましたか。
私の場合、エロゲーとかエロ漫画とかから元ネタを貰う事が多いのですが、人様のSSをパクったりはしません。
……つっても、同カプ同ネタだったら、パクリ疑惑は拭えませんな。
次回はもっと頑張ります。今度はもにょられないように。
>>780 だがこのスレのおかげでサザム様ヴァルク様はじめとする神々のSSが読めた。
時々お馬鹿な厨房がうろつくがそんなのは放置すれば良し
>>784 禿同!サザム様達がセイファートなら、君はその使者だ。
787 :
ヴァルク:03/07/15 00:24 ID:8y2AMfnA
なりダン2第二弾、投下いたします。
788 :
ヴァルク:03/07/15 00:25 ID:8y2AMfnA
サナトスを倒し、成人の儀を終えたフリオとキャロ。
だが二人は、その後も村の人々の頼まれ事を受けていた。
今も人探しの依頼を受けて狩人の森に来ている。
モンスターは以前に比べれば大人しくなったものの、襲われることは度々あるため二人は万全の用意をしていた。
フリオのコスチュームは、異世界の魔導師『ダオス』。
キャロのコスチュームは、聖なる戦乙女『ワルキューレ』。
二人の最強のコスチュームだ。今の二人の前では、ここに出現するモンスターは赤子同然だった。
森にいる冒険者の情報により、探し人はすぐ見つかった。
「あーあ。何かこう……手応えがねえよなぁ…。」
フリオがつまらなそうに言った。
「なーに言ってるのよ。簡単に済むなら、それでいいじゃない」
フリオは続けて言った。
「まぁ、そりゃそうだけどさ。……何かこう、物足りないんだよなぁ…。刺激が足りないっていうか…」
「もう、まだそんなこと言ってる。……分からなくは無いけど…」
キャロがぼそりと言うと、フリオはやっぱり、といった表情で頷いた。
「だろ?いい方法何かねぇかな…」
「それより、早く戻りましょ。心配してると思うわ」
二人は村に急いだ。
789 :
ヴァルク:03/07/15 00:26 ID:kb6w2j6a
無事に探し人を見つけだし、報酬を受け取る二人。
「さて、頼まれた人探しは終わり、と。これからどうする?」
今日は仕事も休みなのですることがなく、暇を持て余していた。
「そうねえ……。」
暇をつぶす方法を考えるキャロだが、何も良い案が浮かばない。
その時、フリオはひらめいた。
「なあ、どこか広いところでさ、勝負しないか?」
「勝負?」
「ああ。自分の自信のある服で勝負するんだ。良いアイデアだろ?」
フリオの案を聞いたキャロは言った。
「うーん…そうね。それじゃ、勝った方が負けた方に何でも一つ命令できる、っていうのはどう?」
それを聞いたフリオはにやりとして言った。
「おっ、それいいね。んじゃ、場所は狩人の森の奥の泉辺りでどうだ?」
うん、と頷くキャロ。
二人は来た道を戻り、狩人の森に向かった。
奥の泉に到着し、二人は臨戦体勢に入った。
思えば二人で勝負などしたことがなかったため、自分の実力を試す良い機会だった。
二人とも構えたまま動かなかったが、しびれを切らしたフリオが先手を打った。
「こちらからいくぞ!ダオスレーザー!!」
フリオの手のひらから高い熱量を帯びた光線が、キャロに向かって放射された。
790 :
ヴァルク:03/07/15 00:27 ID:FuQkhRct
キャロは高速で向かってくる熱光線をギリギリでかわし、素早くフリオの懐に入って剣を振るった。
すると、空から無数の光線が降り注いだ。
ワルキューレが得意とする光魔法、レイである。
フリオはレーザーの反動でそれを避けることができず、直撃する。
(これで少しはダメージを負ったはず……!)
これまで数多くの魔物を葬ってきたこの魔法。
直撃すれば、いかに防御力が高いダオスでもひとたまりもない、と彼女は思っていた。
だが、彼は平然としていた。
(嘘……!?)
驚く彼女をよそに、フリオは言った。
「フッ、こんなものが効くとでも思ったか?」
「まだまだこれからよ!ワルキュリアストライクッ!」
ワルキューレ独自の連撃を繰り出す。フリオは瞬時に反応し、彼も特技を繰り出す。
「させるかっ!テトラアサルト!」
手数ならキャロが上のはずだが、残る攻撃をうまくかわされ、殆どダメージを与えられなかった。
(なんてこと…!こんなに強かったの……?だったら!)
キャロは間合いを空けて魔神剣を放ち、さらに剣を叩きつけファイアーボールを撃つ。
「フッ、何のつもりだ?」
フリオは楽々とそれを防ぐと、キャロの姿が消えているのに気付く。
791 :
ヴァルク:03/07/15 00:29 ID:32F9uhwx
(何処へ消えた…?)
キョロキョロと周りを見回すフリオ。
そのとき、背後からキャロが姿を現した。
「こっちよ!ワルキュリアセイバーッ!!」
キャロは渾身の力を込めて奥義を繰り出した。
さすがの彼も不意をつかれてはガードすることもできず、攻撃をまともに受け吹き飛ばされてしまう。
(やった……!)
奇襲が成功し、密かにガッツポーズをするキャロ。
「くっ…さすがに効いたぜ…」
口調がダオスの物から彼本来の物に戻っている。
彼自身はそんなことに構いもせず、呪文の詠唱を始めた。
「やらせないっ!」
キャロは再び奥義を繰り出そうと剣を振るった。
「甘いっ!ダオスコレダー!!」
呪文の詠唱はフェイクで、攻撃をさせるための罠だった。
膨大な魔力の塊がキャロを襲う。
「きゃあぁっ!」
今度は彼女が吹き飛ばされる。
キャロは立ち上がるがやはりダメージがひどく、体が上手く動かない。
(くっ、負けるもんですかっ!)
かなりのダメージを負ったにも関わらず、果敢に立ち向かっていくキャロ。
「そろそろ終わりにしよう…」
フリオは何やら呪文の詠唱をし始めた。
キャロはまた罠かと思ったが、恐れもせず飛び込んでいった。
792 :
ヴァルク:03/07/15 00:30 ID:mJMpnwkz
(それでいい。来いっ!)
キャロの剣がフリオを捉える前に、彼の呪文が完成した。
「これで終わりだ!タイムストップ!」
その瞬間、彼以外の周りの物全ての動きが止まった。
無論、キャロも例外ではない。
「さて、仕上げといこうか…」
そう言うとフリオはテトラスペル、ダオスレーザーと連続で放った。
放たれた光線と火の玉や氷のつぶては、キャロの目の前で止まった。
「そして時は動き出す…」
止まっていた時が元に戻ると同時にキャロは倒れた。
「へへ、俺の勝ちだな」
倒れた彼女の様子を伺うと、体中ひどい怪我をしていた。
「ちょっとやりすぎたかな……」
フリオはキャロの様子を見て反省した。
先ほどからピクリとも動かないのである。
死んじゃいないよな、とキャロの胸に耳をあてた。
トクン、トクン、と確かに心臓の鼓動を感じる。
フリオは急いで手当てをしようと村に戻った。
レグニア教会の自室に連れ帰り、『クレリック』の服に着替えて治療を始めた。
(すまない…キャロ)
心の中でキャロに謝り、早く目覚めてくれることを願った。
どれくらい回復魔法をかけただろうか。もう傷は完治しているのに意識が戻らない。
「キャロ…」
793 :
ヴァルク:03/07/15 00:31 ID:oJOA9RK4
フリオは心配そうに彼女の顔を見つめた。
まだ目覚める様子はない。
ふと、唇が微かに開いていることに気づく。
(おとぎ話じゃないけど…キスしたら、目を覚まさないかな…)
彼女の唇に引き込まれてしまいそうになるが、ぐっと堪えた。
そんなことがあるはずがない、と思った。だが、黙っていても埒があかない。
(キャロ…)
フリオは優しく口づけた。
すると、小さく呻く声がした。
「う……ん……」
偶然か奇跡か、キャロの意識が戻ったのだ。
「あれ……ここは…?」
キャロはまだ何が起こったのかよく分かっていないらしく、寝ぼけたような声で言った。
「良かった…気がついたか」
フリオはほっと安堵した。
「あ…そっか。私、勝負に負けて…。
じゃあ、何か言うこと聞かなくちゃいけないんだ…」
キャロが思い出したように言うと、フリオは首を横に振った。
「もう、いいんだ。そのことは…」
「え?でも…」
「いいんだよ」
「じゃあ、私からお願いしてもいい?」
フリオはああ、と首を縦に振った。
「さっきみたいに、キスして…。」
「え…?」
彼女の言葉に驚くフリオ。
いつから気がついてたんだ、と聞くと彼女はこう答えた。
794 :
ヴァルク:03/07/15 00:32 ID:3vQilI4Q
「目が覚めたら、フリオがキスしてるから…びっくりしちゃった」
「だろうな。じゃ、もう一回…」
そう言うと、フリオはキャロの唇に再び口づけた。
そっと舌を絡ませると、キャロもそれに合わせた。
「んっ…ん…」
軽いキスがいつの間にか情熱的なキスになり、フリオの理性を崩していった。
着たままだったワルキューレの服を脱がし、キャロ自身の服も脱がしていく。
やがて、可愛い二つのふくらみが現れた。
そこに触れようとすると、キャロが言った。
「フリオも脱いで…」
そうだな、と頷き服を脱ぐ。
改めてふくらみに触れると、そこを揉みしだいた。
「あ……」
続けてフリオはキャロの乳房に口づけ、先端を舌で愛撫した。
「はあっ……気持ちいい…」
素直な反応が嬉しかった。
乳房に触れていた手を彼女の秘部にあてがい、布越しにさすってみた。
「あっ…あぁっ……」
そこをさするうちに小さな染みができ、どんどん大きくなっていった。
「脱がすぞ」
「うん…」
汚れた下布を脱がすと、しっとりと濡れた秘裂が現れた。
直に触れると、キャロは先ほどより甘く喘いだ。
795 :
ヴァルク:03/07/15 00:33 ID:tuK8l//v
「あんっ…はぁっ……ふぁぁ…」
さらにフリオはそこに舌を這わせる。
「ひゃんっ…はぁっ…そこっ……やだぁ…」
そこから顔を離し、フリオは言った。
「キャロ…俺にも…」
「うん…いいよ…」
フリオの下着を脱がせ、すっかり硬くなったソレを軽く握って擦り、口に含んだ。
「ん…んっ…んっ…んふ…んむ…」
「うっ…いいぜ…キャロ…」
ねっとりとした感触がフリオの快感を刺激する。
「なぁ…そろそろ…」
「んっ…はぁっ。うん、ちょうだい…」
フリオから口を離し、一つになるべく仰向けに寝た。
「いくぞ…」
フリオは自分自身をゆっくりと挿入していった。
「あぁっ…」
根本まで入れると、キャロはうっとりとした声をあげる。
ゆっくりと動き、次第に激しくしていく。
「あんっ…あんっ…あぁっ…」
キャロもそれに合わせ、腰を振った。
くちゅっ、くちゅっ、と淫らな水音が部屋に響きわたる。
「あふっ…ぅん…ふり…お…」
「はぁ…はぁ…キャロ…」
快感を貪り合う二人に絶頂が訪れようとしていた。
「っ……俺、もう…」
「うんっ…きて…いいよ…」
二人の律動が激しくなり、やがて絶頂を迎えた。
796 :
ヴァルク:03/07/15 00:35 ID:Lo9dxT9d
「くぅっ…!」
「あぁぁぁ…っ!」
絶頂の余韻に浸っていると、キャロが言った。
「ね、もう一回、しよ?」
自分の体内でまだ小さくなっていないソレをぐいぐいと締め付け、フリオにせがんだ。
「ああ…」
「じゃ、今度は私が上ね…」
こうして二人の夜は更けていった…。
あれから何回しただろうか。
キャロがもう一回、もう一回、というのでなかなかやめられず、結局五回もしてしまった。
「ほら、起きてフリオ。朝だよ」
「う……眩しい…」
さすがにフリオはふらついていて、いつもより陽光が眩しく感じられた。
「あたしこれから仕事だからもう行くけど、フリオもちゃんと行くんだよ?」
「分かってるよ…」
服を着替えて朝食をとり、ふらつくまま工房へ向かった。
「よう、フリオ。今日もキリキリ働いてもらうからな」
「はぃ……」
「なんだそのしまりのねえ返事は!
…ははーん、お前キャロちゃんと朝までヤリまくってたなぁ?」
図星をつかれ、フリオはドキッとした。
「な、なんで…」
ハハハ、と親方は豪快に笑うとこう言った。
「それじゃあ仕方ねぇなあ。今日だけは勘弁してやらぁ」
はは、と苦笑しつつ、フリオは仕事を始めるのだった。
〜fin〜
797 :
ヴァルク:03/07/15 00:41 ID:kb6w2j6a
いかがでしたか?
前よりエロくしてみたつもりなんですが、あんまり変わってなくて鬱だ…。
それはさておき。
次回作は、ネタがないので自分が前に書いたカプの続編になると思います。
読んで下さった皆様ありがとうございました。
m(_ _)m
注)某マンガのパクリにはツッコまないように…(死
>>ヴァルク様
お疲れ様〜。
1節目の「刺激が足りない」って辺りにちょっとビックリ。
やっぱりRPGの人外な強さになった人たちってのは
そう簡単に日常生活には戻れないのかな・・・なんて思ってみたり。
まぁ、そんな高尚な事考えずとも充分(;´Д`)ハァハァしますた。
次回作もがんがって下さい。
タイムストップには(゚听)ツッコマネ
799 :
山崎 渉:03/07/15 11:10 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
800 :
サザム:03/07/16 00:49 ID:quQoaok5
ヴァルクさん、とても良かったです。
このスレでヴァルクさんのフリオ×キャロを見る度に、GBAとなりダン2を買おうか迷う私です。
続編はアレかな、それともアッチかな? 楽しみにしています。
あぼーん
_______________ _______________
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/( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)/ | / / |
/∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ / / / 銘 菓 / /
/( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)/ / / / /
/∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ / / / ぼ る じ ょ あ / /
/( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)/ / / / /
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/( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)( ,,・3・)/ / / / /
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803 :
サイン:03/07/17 23:10 ID:oIzifLuQ
約3ヶ月ぶりの登場です。
つか、このスレの最初の頃に出てきてそれっきりだったので
オイラの事を覚えている人がいるかどうか甚はだ疑問ですが。
えと、宣言していたハロ×ジュが出来たのでUPします〜。
ギャグSSですが、『気にしない』って人は読んでみて下さいな〜。
804 :
サイン:03/07/17 23:14 ID:oIzifLuQ
〜何だか悪夢っぽい夜〜
「………やはり背中にお前がないと寂しいな、シャル……」
ここは地上軍拠点跡地。
18年前のダイクロフトでバルバトスを倒し、現代に戻って来たカイル達は明日、
イクシフォスラーのレンズを使い、
未来のカルビオラへ向けて出発する事になっている。
カイル達は既にファンダリア兵士の宿舎で深い眠りについているが、
ジューダスはこのイクシフォスラーの格納庫で先日別れを告げた
シャルティエの事を思い、こうべを垂れながら静かに目を閉じていた。
「ジューダスはっけ〜ん! な〜にやってんのよ、こんな所で?」
「…ハロルドか……」
能天気な声にジューダスは顔を上げた。
正直、ジューダスはハロルドのテンションにはついていけない感があったので、
この突然の訪問者にいささか眉をしかめる。
(どうにもコイツと話をしていると思い出してしまうな…。 あの女の事を…)
ジューダスの脳裏に浮かんだのは、生前、彼の実の姉である人物の
溌剌(はつらつ)とした笑顔と、自分と同じ漆黒の髪だった。
「僕がココで何をしていようと、お前には関係無いんじゃないか?」
「つれないコト言わないの! アタシはアンタに用があって探していたんだから」
「…僕に?」
「そっ♪」
805 :
サイン:03/07/17 23:24 ID:oIzifLuQ
ジューダスはいぶかしむ。
この馬鹿女が親しげな表情で近づいてくる時は、大抵何か企んでいる時だ、
そうジューダスは考え、警戒は解かずに返答する。
「僕はお前に用など無い。 早く寝て明日に備えたらどうだ」
「ソレはお互い様。 それよりどう? 一緒にワインでも。
千年モノの美味しそうなワインよ〜」
ハロルドの手には、確かに年代物らしき赤葡萄の貯蔵酒がある。
「………どこからソレを?」
「ん〜? 多分、私が自分で貯蔵したのかも。
なんか、そんな事が書かれたメモも残っていたし」
ハロルドは手に持っていた、
時間とか凍結とか何だか難しい文字が羅列しているメモをジューダスに見せた。
その殆んどが時代の流れでインクが滲み、読めなくなっていたが…。
「成程。 1000年も経っているなら、
さぞかし深みのある味になっているんだろうな」
「アタシが貯蔵方法を間違えていなければ、だけどね」
そう言いつつ、ジューダスの隣に少し隙間を持たせ座るハロルド。
そして貯蔵酒の瓶と一緒に持っていた
2つのグラスの片方をジューダスに差し出す。
「………つまり失敗してとんでもない味になっている可能性もある、
と言う事か?」
「まっ、大丈夫でしょ。 なんてったってこの天才が道楽で作った物だし!」
「余計不安だ」
さりげに辛辣な突っ込みを入れつつ、
ジューダスはハロルドの持ってきたグラスではなく、
部屋に添え付けのグラスを手に取り、ハロルドに突き出す。
「ちょっとちょっと! なんでそんなホコリ被ったグラスを使うのよ〜!?」
「…何かまた危ない薬とか入っていないだろうな?」
以前、そんな事をしてロニを瀕死状態に追い込んだ事があるハロルドに
当然の事ながらジューダスは警戒している。
ジューダスがリオンとして生きていた頃、暗殺や服毒の類には
それなりの知識と対処法は覚えてはいるのだが…。
806 :
サイン:03/07/17 23:31 ID:oIzifLuQ
「何言ってんのよ。私も飲むワインに危ない薬なんて入れる訳無いじゃない」
「ワインに入っていなくてもグラスに塗っている可能性が有るからな。
僕はコッチのグラスを使う」
「疑い深いわね〜。 それじゃ、ワインに何も入っていない証拠に、
アタシが先に飲むべきね」
と言って、ハロルドはワインを喉に流し込む。
「ね? 安心した?」
「…フン、どうやら大丈夫のようだな…」
先程から見て、自分のグラスだけに薬を混入した気配は無い。
ならば大丈夫だろうとジューダスは一気にワインを飲みほした。
「………。 中々美味いな」
「ささ、もう一杯!」
普段のハロルドなら自分で注げとか言う所だが、
今晩のハロルドは機嫌が良いのか、ニンマリと笑いながらジューダスに酌をする。
そして二人は天地戦争時代の機械の話、
その仕組みについての話をしながら、ワインを愛で続ける。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
二人が互いに五杯程飲んだ頃だろうか、不意にハロルドが言った。
「ねえ、流石に少し飲み過ぎたかしらね?」
「僕は平気だが…。 なんだ、自分で誘っておきながら下戸なのか?」
「い〜え。そうじゃなくってね、そろそろジューダス『も』、
体に異変が出てくる頃かな〜、と思って」
「何…!」
その言葉に軽く驚き、ハロルドの顔を凝視するジューダス。
807 :
サイン:03/07/17 23:33 ID:oIzifLuQ
その時のハロルドの顔は、策略家が自らの成功を確信した時のように、
ひときわ邪悪な微笑だった。
その笑みを見ながら、ジューダスは自分の体の神経経路が
悲鳴を上げ始めている事に気が付く。
「な、何だコレは…? なんだか、妙な感覚が襲ってくるが…」
「あ、そうそう。 言い忘れていたけれどこのワイン、
持って来る前に薬を入れといたから」
「な、何!?」
ジューダスはそれを聞いて立ち上がる。
刹那、立ち眩みを起こし、地面に膝をつく。
「さ、さっき、危ない薬は入れていないと…」
「『危ない薬』は入れないわよ。『怪しい薬』は入れたけれどね〜」
「マ、マンマと一杯飲まされた訳か…」
「上手い! 座布団一枚!!」
どこの文化の話ですか? ハロルドさん。
「クッ…! か、体の自由が…!!」
片膝だけでなく、完全にうつ伏せの状態になってしまったジューダスは、
懸命に両腕に力を入れて起き上がろうとする。
だが、その努力は空しく宙を舞った。
「い、一体、何を盛ったんだ…!」
「簡単に説明すると、体の運動神経がイカレる替わりに快楽神経が鋭敏になるの」
「そ、それはつまり…」
「体は動かないけどアソコはビンビンに感じまくる訳ね!!」
とか偉そうに腰に手をあててふんぞり返るハロルド。 なんてお約束な。
808 :
サイン:03/07/17 23:38 ID:oIzifLuQ
「クッ! 無味無臭の薬品だな、コレは…。 こんな物を飲まされるとは……!!」
ジューダスは悔しそうに歯軋りする。 自分の矜持(キョウジ)が
ズタズタになっていくようだった。
「まあまぁ、そう言わない!
私もその薬を飲んでるんだから細かい事は気にしないの!」
「気にするだろうが!!」
「イイからイイから! それじゃあヌギヌギしましょうね〜♪」
そう言ってジューダスを仰向けに転がし、ベルトのバックルに手をかけるハロ。
「なっ、何をする!?」
「まあ、データ採取って所かしら?」
「何のデータだ!!」
熟年の夫婦漫才の如く息ピッタリの二人の応酬はある意味芸術である。
「大体、僕が力を入れられないのにどうしてお前は動いていられる!?」
「事前に薬の効果が薄れるような抗剤を飲んでたからね。
それでも薬の効果は私にも効いてる状態なんだけど」
「ど、どうゆう事だ!?」
「つ・ま・り、体は動けて感じやすくなる! 一石二鳥ね!!」
ハロちゃん、用法間違ってます。
「あ〜らら、ご立派〜♪ もう元気マンタンね〜♪」
ああハロちゃん、いつの間にやらジューダスのズボン脱がして
ジューダスキュンのを開放してしまったようです。
「ま、待て! 一体何をするつもりだ!?」
「ここまできたら朴念仁でもなけりゃ予測出来るでしょ?
そんじゃいっただっきま〜す!」
パクッとジューダスのイチモツを口に咥えたハロルドは、そのまま舌で舐め回す。
809 :
サイン:03/07/17 23:42 ID:oIzifLuQ
「ヤ、ヤメロ! ウ…グ……ア………!!」
「…んむ、れろ、ぺろ…んぐ、んぐ…」
ちゅぷっ、ちゅぷ…と、淫靡な音を立てながらハロルドの舌が
ジューダスの亀頭を刺激し続ける。
尿道口を満遍無く舐めとった後、ハロルドは舌先を、裏筋に這わせていった。
表面をこ削げるようなハロルドの舌の動きに、
ジューダスの理性とは関係無く、本能がジューダスの息子を
硬く、大きくしていった。
「ぐふふ…♪ おっきくなってきたわね……」
ハロルドの唾液がまぶされ、ジューダスの陰茎はてらてらと光っていた。
「クソ…! 今程男に生まれてきた事を呪いたい気分になった事は無い…!!!」
例えジューダスの性別が女でもハロルドは襲ってきたと思うが。
「まあまあ、どうせヤルなら楽しまなきゃ損よ。 ん〜〜〜〜〜♥」
再び口の中にイチモツを飲み込むハロルド。
「は…あ…アッ…!!」
ピチュ…ピチュ…と、口の粘膜とジューダスの愛液で醸し出される淫らな音に、
ジューダスは嫌悪と快感を、ハロルドは稚気と興奮を覚えていた。
「さ〜て、もう準備はOKかしら?」
口を引き抜き、そう言ったハロルド。
自分の言うことを聞かないジューダスの愚息は潤滑材替わりの唾液をまぶされ、
いつでも挿入可能な状態だ。
「それじゃあ、ハロルド、いっきま〜す!」
元気良く宣言した後、動けないジューダスのモノを天井に向けさせ、その真上に跨る。
そしてハロルドは割れ目の両側に自分の指を圧し当て、秘所を開いた。
膣口を覆う緋色の果肉が、待ちきれないといった様子で、
ヒクヒクと淫らに蠢めいているのが、ジューダスの目に飛び込んでくる。
「どれどれ、進行方向はコレであってるかな〜?」
ハロルドは右手でジューダスのを握り、先端を秘所の入り口に押し当てる。
「い、いい加減にヤメロ…!」
「聞こえない聞こえない! それじゃあ挿れるわよ〜♪」
810 :
サイン:03/07/17 23:43 ID:oIzifLuQ
屹立したジューダス自身に腰を落としていくハロルド。
「んんっ! くぅ…入ってくる…入ってくるぅ…」
「入ってくるんじゃなくって、お前が勝手に挿れているんだろう!!」
そんなジューダスの的確だが無意味な突っ込みを無視して、
ハロルドは恍惚とした表情で、挿入感を下半身全体で楽しんでいるようだ。
一旦ジューダスのモノを全部中に収めたハロルドは、
可愛いペットにいたずらをする飼い主のように、何とも形容のしがたい顔で
ジューダスを見下ろしている。
「ジューダスの、とっても熱くて気持ち良いわよ♪」
そう言いながら微妙に腰を動かし、焦らすようにジューダスを刺激する。
「クッ…! こ、腰を動かすな!!」
経験不足のジューダス、それだけで腰が抜けそうな程の快感が襲ってくるようだ。
だが天邪鬼なハロルドは、とっても素敵な笑顔で、
「じゃあ、思いっ切り動いてアゲル♪」
なんて のたもうた。
「あ、動きたくなったら動いても良いわよ、アタシは大歓迎!」
そして律動を開始するハロルド。 今迄以上の快感を振り払うように彼は叫んだ。
「誰がするか!」
半ば強姦状態だが、ジューダスは自分の意思で繋がっている訳ではない事を
ハロルドに、そして自分に認めさせる為に、
意地でも自分で腰は振らないと決意していた。
まあ、実際ヤってしまった時点で、
そんな事を心に決めても大した意味は無いと思うが…。
ハロルドは、あと少しで結合が外れてしまいかねない位置まで、
ゆっくり腰を持ち上げていった。
亀頭の先端が膣口に触れるか触れないかの所で動きを止める。
それからまたドンッ! …と、全体重をかけて一気に埋没させてゆく。
「んっ、くはぁ…!」
まるで女性のような嬌声を漏らしてしまい、
ジューダスは屈辱の海に浸ってしまう。
「うふふふ〜♪ 奥に当たって気持ち良い〜」
対照的に、心底楽しんでいるハロルド。
811 :
サイン:03/07/17 23:45 ID:oIzifLuQ
次にハロルドは、膣腔の深い部分で繋がったまま、
今度は円を描くようにグリグリと円運動で刺激する。
そうやって、抜き差しとは異なる方法で、
ハロルドはジューダスの男性部分を翻弄してゆく。
円運動からひと呼吸置いて、再び腰を上下に激しく揺すってゆく。
「おっきいわね〜! アタシの膣内(ナカ)、壊れちゃいそうな位大きくしちゃって!!」
子宮にあたる感触が亀頭に伝わり、
ジューダスの快楽神経を嫌が応うにも高めていく。
「ホラホラッ、さっきまでの勢いはどうしたの?虚勢だったの?
自分はこんな事したくないなんて顔してたクセに、
アンタのココは悦びに震えてるわよ!
どうせ我慢したってすぐ出ちゃうんだからっ…、
せめて少しでもアタシに反撃してみたら!?
それも出来ない位もう限界? それならさっさとイッちゃいなさいよ!!」
そんなハロルドの罵りに、ジューダスは恥辱と屈辱の重奏曲を脳裏に焼き付けられる。
その間も、心と体は無常に異なる主張を続け、
体の神経を占領している司令官は、快楽神経の暴走により、
戦線崩壊の様相を呈していた。
それでもジューダスは、僅かに残った自尊心で、
かろうじて自分で腰を振りはしなかった。
ハロルドの激しい抽送に迎合したくなる体の欲求を、必死に振り払おうとする。
グチュウ、グチュゥ…と、淫猥な水音と、
二人の荒い息づかいが、広い格納庫に反響する。
ただひたすら快感だけを求めて、ハロルドは快楽器官を擦り付け続けた。
812 :
サイン:03/07/17 23:46 ID:oIzifLuQ
ハロルドが腰を落とす度、
ハロルドの肉莢とその中の敏感な陰核が、膣の内側に巻き込まれる。
腰を上げると、今度は割れ目の合わせ目付近の肉壁が裏返り、
陰核が強引に莢から剥かれて飛び出してくる。
ズク、グチュ、ズボッ、ズブブ…と、何度も何度も出し入れさせる。
ジューダスの陰茎はお互いの愛液にまみれ、
さながら川の源流付近に見られる、水流のようだ。
こぼれ続ける愛液は会陰から陰茎へ、
そしてジューダスの菊座を伝い、ベットのシーツに染みとなって広がってゆく。
終始ハロルドのペースだったが、
ハロルドの顔からも余裕の表情は消えていた。
ジューダスは必死に暴発しないように堪え続け、
ハロルドは爆発させようと律動をリズミカルに続ける
「アタシ…ッ! そろそろキちゃうけど…!! ジューダスはどうッ…!?」
813 :
サイン:03/07/17 23:47 ID:oIzifLuQ
ジューダスは尾てい骨がジンジン痺れ、背筋にゾクゾクするモノが走り、
精管に灼熱の奔流が溜まってくる感覚に襲われた。
込み上げて来る射精感を必死に堪えるように、
喉奥から乾燥した吐息を吐くジューダス。
快感への歓喜の涙を瞳からこぼし、
ジューダスの痴態をいとおしげに見つめていたたハロルドは、
ラストスパートと言わんばかりに今迄より早く腰を揺り動かした。
「ホラホラ、イっちゃいなさいよ!!」
ハロルドの膣壁が、ザワザワと顫動しながらギュウ…と、きつく締まる。
「だ、だからヤメロと! …あ…う……。 ………ッ!!」
ジューダスはハロルドの性技に完全に敗北した。
元々、経験は無いに等しいから無理も無いのだが…。
堪えていたモノが決壊し、濁流となって押し出される様な感覚。
「はあぁぁぁ…! 熱い…あっついのが、中に来るうぅ……!」
ドクッ! ドク…ドク…と、大量の白濁液をハロルドの子宮に放流してゆく感覚に、
ジューダスは精魂尽き果てた表情で、ボンヤリと天井をみあげるばかりだった………。
ハロルドも自分一人で動いていた所為か、
疲れ果てて、絶頂にうっとりとした表情を浮かべながら、
ジューダスの黒衣の上に、体を横たえた………。
814 :
サイン:03/07/17 23:49 ID:oIzifLuQ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うん! 貴重なデータが採れたわ〜!」
「何が貴重なデータだ! ただ単に欲求不満を解消したかったダケだろう!!」
蜜時は去り、互いにジューダスの所持品の水を飲みながら、
行為の余韻に浸っていた。 正確に言えば…
ジューダスはまだ体が思うように動かないから仕方無くそうしているだけだが……。
「まっ、直径5cmに長さ17cm。 結構な数字だと思うわよ〜♪」
「何の数字だ!!」
賢明な読者諸君ならばお分かりの事と思う。
「無理矢理しちゃってゴメンね♪ けれど頼んでもヤラせてくれなかったでしょ?」
「だから薬を盛って強行したのか? 一体何の為に…?」
「言っちゃえば千年の間に人の身体組織がどれだけ進化したのか、或いは退化したのか、
ソレが知りたかったのよね。 で、てっとり早く調べるにはHした方が早いし、
何より向こうで覗き見してる人達へのサービスにもなると思って」
「誰だ…その覗き見してる人ってのは?」
賢明な覗き見諸君ならばお分かりの事と思う。
「そんな訳だからさ、野良犬に噛まれたと思って諦めて頂戴!」
「野良犬は毒を盛ったりアレを舐めたり穴に挿れたりしないと思うがな」
「何言ってんのよ。 あんなにイヤイヤ言ってたクセに思いっきり、全開で、
自制もせずに射精したのは何処のどなた?」
「その誤解を招くような言い回しはヤメロ!」
「顔が真っ赤よ、ジューダス」
「五月蝿い!!」
「そんなに照れなくても良いのに〜」
「照れてない!!!」
「あ、出てきちゃった」
「ハ?」
「ジューダスの…濃・い・のっ♥」
「何の話をしている!!!!!」
賢明な大きなお兄さん達は理解できましたよね?
815 :
サイン:03/07/17 23:52 ID:oIzifLuQ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日。
兵士宿舎で朝食を取ってから出発する事になっていたので、
ジューダスは気だるい腰を叱咤しつつ、食堂に入ってきた。
「おっはよ〜!ジューダス!!」
いきなり後ろから大声で話し掛けられ、思わず耳を塞ぐジューダス。
「朝から大声を出すな! それでなくとも昨夜は体力を消耗してしまったのだから!!」
「何よ〜。昨日は『ハロちゃん♥』『ジューちゃん♥』で呼び合った仲じゃないの」
「ふざけるな!」
そ、そんなニックネームを付け合っていたのかジューダス!?
「そんな訳無いだろうが!!!」
オ、オイオイ…。 筆者に向かって怒るのはルール違反だろ。
「さっきから何騒いでるんだ〜い?」
「ジューダス、ハロルド。 早く食べないと料理が冷めちゃうわよ」
食堂のカウンター寄りのテーブルに、ナナリーとリアラが座っていた。
幸運にも、彼女達はジューダス達の会話の内容まで聞こえていなかったようだ。
「おはようハロルド!ジューダス!!」
「おいジューダス、お前昨日は朝方に部屋に戻って来たケド…外で何やってたんだよ?」
リアラ達の座るテーブルを挟んで、カウンターの反対側にあるテーブルに座っている
カイルとロニも声を掛けてくる。
816 :
サイン:03/07/17 23:54 ID:oIzifLuQ
「フン、『つむじ風のなんとやら』に、答える義理は無いな」
あくまで平静を装い、ロニに感付かれないように努めるジューダス。
「へっ! 『仮面ストーカー』が良く言うぜ!」
「言ってくれるな。 …第一、その称号は貴様が無理矢理名付けたシロモノだろう」
「何言ってんだ。 オレは事実をありのまま述べたダケだぜ〜♪」
「ハイハイ! 二人とも朝っぱらからケンカすんじゃないわよ!
朝からそんなモノ聞かされたら、この天才の頭脳が目覚めにくくなるじゃない!」
唐突に横槍を入れてきたハロルドに、ロニは面白くないといった表情で矛先を変える。
「何だよハロルド。 今日は珍しくジューダスの味方なんかして…」
「アタシがロニに対して味方になった事が無いダケよ」
「そう言えばさ、ハロルド。 ロニが寝た後、
俺が寝る前にハロルドも外に出て行ったよね。
一体、どこに行っていたの?」
「ふふん、ソレは企業秘密ってモンよ、カイル」
「へ? き、きぎょう…なんだって?」
カイルの目が点になる。
「気を緩めるなカイル! コイツはオレ達が理解出来ない単語を並べて
かく乱しようとしているんだ!
こうなったら夕べは何処で何をしていたのか問い詰めるぞ!!」
「アラアラ、あんた達2人じゃ
小1時間問い詰めてもアタシを陥落させる事は不可能よ!」
そう言いながらハロルドはカイルとロニの居るテーブルに腰を乗せ、
楽しそうに悪意の無い口喧嘩を始めた。
ロニとカイルの追求にはのらりくらりと即答を避けているが。
817 :
サイン:03/07/17 23:57 ID:oIzifLuQ
「ジューダス。 ハロルドは向こうのテーブルで食べるみたいだし、
コッチで一緒に食べましょう」
とは、リアラの言葉。
ジューダスは少しやつれ気味の表情でかぶりを振り、
リアラとナナリーの座っているテーブルに腰掛ける事にした。
(やれやれ…。 夕べは散々だったな…)
ジューダスは二人に勘付かれない様にと表情を消してそんな事を考えていたが、
「………」
「………」
二人は顔を見合わせる。そして恐る恐る、ジューダスに問い質した。
「ねえ、ジューダス。 もしかしてと思うんだけど…」
「アンタ、昨夜はハロルドに犯されたんじゃないのかい?」
その核心を突く指摘に、流石のジューダスも動揺してしまう。
「な、何故ソレを!?」
「ああ…。ヤッパリ………」
「御愁傷様、ジューダス…」
動揺しながらも、ジューダスは二人に疑問を持たずにはいられなかった。
「大体、どうしてお前等がそんな簡単に見抜けたんだ?
僕は痕跡は全て消してきたつもりだが…」
「何で、って…。 ねぇ?ナナリー…」
「ああ…。 アンタのやつれた顔とハロルドのツヤツヤした肌を見れば、ね…」
「だから、どうしてそれで解かったと言うんだ」
「えっとね…実は…」
「もう既にアタシ達二人、ハロルドに『採取』されちゃったから…」
「な…何!?」
素直に白状した二人にジューダスは信じられないといった目つきで凝視する。
彼の心の中は『ってゆ〜か、いつ襲われたの? お二人さん』状態だ。
818 :
サイン:03/07/17 23:58 ID:oIzifLuQ
自らの情けない過去を吐露したリアラはポロポロと涙を流し、
ナナリーも自嘲気味に苦笑いを浮かべてた。
「うっうっ…。 私、初めてだったのに………」
「アタシも、知識はあっても実践は初めてだったから…何度も……その………」
『イかされた』と言葉を続けたいのはジューダスも分かった。
だからあえてその続きは手をかざして遮る。
「まさかとは思うが…。向こうの二人も…?」
そう言いつつロニとカイルの方を見やるジューダス。
「それは無いと思うね。 ケド…」
「あの眼は…狙ってるんじゃないかしら…?」
ハロルドの意図する事は読めたが、ソレを止められそうに無い自分達。
そして三人はふっか〜〜〜〜〜い溜息をついたのだった。
そんな三人の暗い空気など物ともせず、
ロニとカイルをおちょくって楽しんでるハロルド。
(ぐふふふふ…。 さて、次はドッチのデータ採取をしようかしら…♪)
悪夢は…まだ終わらない……。
続く
819 :
サイン:03/07/17 23:59 ID:oIzifLuQ
って、続くのかよ!
終われ終われ!! どうせ誰も期待しちゃいないYo!!!
( ̄▽ ̄).。oO(あ、ケド要望があったら続き書いてみよっかな…)
さて、今回もオイラの知り合いの要望に答えた形になりました。
こんなネタはどうですか? あくあさん(笑)。
もし続きを書くならハロ×ロニでしょうし、
気まぐれを起こしたらチェル×ウッになると思います。
(ウッ×チェルじゃなくてチェル×ウッなのがポイント)
では皆さん、突っ込み・感想・指摘・駄目出し、
何でも良いので何かコメント下さいな。
以上、結局450KB越してしまったサインでした。
820 :
ヴァルク:03/07/18 00:11 ID:oPgv6mH+
サインさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
お久しぶりです〜。
いやいや、面白かった〜。
作者につっこむのは反則だろ、のくだりに激しくワラタ。
次はチェル×ウッをキボンヌ(藁
>>751氏
450を超えたので次スレを(ぇ
サイン氏
ハロジュ……グッジョブDeath!!
久々にハ。ハ。させてもらいますた
822 :
名無しさん@ピンキー:03/07/18 01:12 ID:amnUejko
>「んんっ! くぅ…入ってくる…入ってくるぅ…」
>「入ってくるんじゃなくって、お前が勝手に挿れているんだろう!!」
ワロタ(w
面白かったです。乙。
823 :
822:03/07/18 01:13 ID:amnUejko
うわ、あげてしまった。ごめんなさい。
824 :
サザム:03/07/18 09:30 ID:LDd+yR3Y
うわははは! サインさんナイス!
終始ボケ・ツッコミの応酬をする二人に萌え笑い(んな言葉は無い)しました。
できれば、省略されてしまったリアラとナナリーのデータ採取も書いて欲しかったり……。
>819(サインたん)
ぅほ…本当にしてくれたのか…レスするべきか迷ったんでつが(w
ハロジュグッジョブジョブジョブ!!!
すっご嬉しいのなぁw(;´Д`)ハァハァ
こうなったら、チェル(・"・;) ウッ にも激しく期待w
ごめんなさい、昔のキャップが…
827 :
名無しさん@ピンキー:03/07/21 15:28 ID:SqKFnLg4
あぼーん
しかしパスがわからない罠。
久し振りにメルディたんが…
833 :
名無しさん@ピンキー:03/07/24 15:27 ID:emD0+RhB
>829
サンクス。パスは現在解析中のヨカーン
あぼーん
>832
逝ってよし
835=836
本人キターーーーーーーー!市ね!
838 :
名無しさん@ピンキー:03/07/25 20:26 ID:Pb3fbD3O
sage
あぼーん
あぼーん
これでは神々も次作をうPしにくいぞ
あぼーん
843 :
名無しさん@ピンキー:03/07/28 22:20 ID:Tje9G4a1
age
450も過ぎた事だし勝手に次スレ立ててやるぜ!
新スレに書くのもアレなんでコッチに返事書いておきます。
>ヴァルクさま
笑って頂きありがとう御座います(笑)。
色々悩みながら書いた甲斐がありました。
チェル×ウッ、頑張ります。
>821さま
ありがとうです〜!
そう言って貰えて、励みになります〜。
>822さま
まあ、オイラの書く文章は爆笑一回と言うより、
チョイ藁数回ってカンジなので…。
な、何かご不満とかありましたか?
>サザムさま
あう…(汗)。
実はリアラとナナリーの襲われネタは
シチュも文も思いつかなかったりします…。
ハロ×ジュでここまで遅くなってしまったので…。
つ、次のチェル×ウッで勘弁して下さい………。
>某さま
いやいや(汗)、わざわざココに書かんでもメールくれれば(笑)。
そんな事されたらオイラもトリップばらさないといけないじゃん(汗)。
とりあえず次のチェル×ウッは8月末にはUPする予定ね〜。
とあるリーネの朝。
「お兄ちゃん! 朝・・・」
言い終えようとした口と鳴らしかけたフライパン&お玉を止め、なにやら考える。
「えっと、狩りに収穫にノイシュタットへの買出しに、で、今日はみんな村にいないんだよね。
おじいちゃんはマギーおばさんと一緒にモンスター退治に行っちゃったし・・・」
「どうせ起きないからってお兄ちゃんだけ置いてかれてるけど、まあいいか。好都合だし」
少し顔を紅潮させた。
手にしたお玉とフライパンをその辺に放り出すと、うつぶせで寝息を立てるスタンに、
自分もうつぶせに覆い被さる形で飛び乗る。ばふっと音がした。
兄の背中に掛かった布団越しに顔をうずめる。「んむぅ・・・」
そのまま何をするでもなく過ごすことしばし。
兄の体温でなんとなく体が温まってきたところで、兄のうなじを指でなぞってみたり、
股の間から手を差し込んでナニをにぎにぎしてみたり、人のほっぺをぷにぷにしてみたり、
自分の股間に太ももを擦り付けてみたり、無為に長い髪の毛をわしゃくしゃとしてみたり、
ほっぺとほっぺをくっ付けてみたりと、寝ている兄の体で一通り遊んでみる。
中途半端だけど妄想終了。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
サザム様のキールハァハァ…
きっと他にも同士が居るはずだ。
>849
( ・∀・)人(・∀・ )
851 :
名無しさん@ピンキー:03/08/05 09:46 ID:EhOQrKuM
神よ・・・・・・
あぼーん
あぼーん
tesuto
ハート ♥ ? & hearts; & #9829;
クラブ ♣ ? & clubs; & #9827
スペード ♠ ? & spades; & #9824
ダイヤ ♦ ? & diams; & #9830
機種依存文字やめれ。
一応保守
あぼーん
保守sage
859 :
山崎 渉:03/08/15 16:53 ID:7WSqfyM8
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
860 :
名無しさん@ピンキー:03/08/17 15:33 ID:7lU0fuhC
age
hosyu
862 :
サザム:03/08/26 02:18 ID:OupRDy9X
シンフォニアが出たら加速しそうだし、そろそろ埋め立ててみようかと思ったり。
エロがほとんど無い上に、キャラ崩しまくりなバカネタですが。
容量が足りるかどうかちょっと心配ですが、とりあえずGO!
863 :
サザム:03/08/26 02:19 ID:OupRDy9X
〜みんなの夢〜
(ここはクレスタの街……。カイルの意識はここにあるのね?)
リアラはエルレインによって夢を見せられている仲間を救うため、まずはカイルの精神世界に入り込んでいた。
デュナミス孤児院に辿り着くと、リアラは空いている窓からそっと覗き込み、中の様子を窺う。
するとそこには、テーブルのご馳走をぱくつくカイルと、エプロンドレスを身に付けたリアラ自身の姿があった。
「はー、ごちそうさま! やっぱりリアラの作ったご飯は最高だなぁ!」
「うふふ、ありがとう、ア・ナ・タ♪」
(カイルの夢って、私との新婚生活? や、やだもう、カイルったら……)
そんな場合ではないと思いつつも、嬉しさと恥ずかしさで、本物のリアラはやんやんと身をよじる。
すると、夢の中のリアラはカイルの横に歩み寄り、もじもじとスカートの端を持ち上げる。
(ちょ、ちょっと、何をするつもり?)
本物のリアラが驚くのも道理、夢の中のリアラは下着を着けていなかった。
「さあリアラ。ちゃんといつもみたいに……」
「あ、そうだったわね……。う〜ん、ご奉仕するニャン♪」
(カ、カイル……何て夢を……。それにニャンって何よ!?)
拳を顔の前で曲げて甘えた仕草を見せる自分の似姿に、リアラは眉を吊り上げた。
良く見れば、夢の中のリアラは猫耳のカチューシャを被って、スカートの後ろには尻尾も付いている。
猫耳リアラはカイルの足元に跪き、ペロペロと股間のモノを舐め始める。
自分のアイコラを作られたような不快感に、リアラの肩がふるふると震える。
「氷結は終焉、せめて刹那にて砕けよ……インブレイスエンド」
棒読みで詠唱されたリアラの上級晶術が、気持ち良さそうにしているカイルの頭上に降り注いだ。
864 :
サザム:03/08/26 02:25 ID:OupRDy9X
◇ ◇ ◇
「リアラ、誤解だって! オレほんとに、あんな事するつもりは無かったんだよぉっ!」
「……黙って。ロニの意識はここにあるわ」
必死で言い訳をするカイルを、リアラは最初の頃のような冷たーい口調で制した。
ロニの夢の世界には、ハイデルベルク城を思いっきり悪趣味にしたような宮殿がそびえ立っている。
「……開けるわよ」
「う、うん……ぶーっ!」
やたらとド派手な宮殿の扉を開けると、正面の玉座にはロニがふんぞり返っている。
部屋中を埋め尽くす半裸もしくは全裸の美女・美少女の群れに、カイルは盛大に鼻血を噴き出した。
「ねえロニぃ……。あたし、初めて会った時からあんたが大好きだったんだ……あ、ああぁん!」
「かっかっか! よしよしナナリー、最初っからそうやって素直に言えばいいんだ!」
「……最低」
殆ど裸同然の衣装を身に付けたナナリーと背面座位で交わっているロニの姿に、リアラはボソッと呟いた。
「ロニ、すっかり逞しくなっちゃって……。スタンの代わりに、アタシを抱き締めて……?」
「ああ、ロニさん、神殿で一目見た時から、お慕い申し上げておりました……」
「か、母さん!? それにフィリアさんまで……!」
ロニの足元に見知った顔を発見して、鼻に布を突っ込んで血止めをしたカイルが唖然とする。
この場にいる全ての女性がロニに熱い視線を送り、その寵愛を得ようと媚を売っていた。
「ロニ……。今度は私を可愛がって……」
「おお、たまには発育し切ってないのもいいな。うんうん、こっちゃ来い」
ふりふりのネグリジェ一枚のリアラが出てくるに及んで、カイルとリアラの目がギンッと殺気立った。
カイルは腰の剣をずんばらりと引き抜き、杖を構えるリアラの手がワナワナと憤激に震える。
「……リアラ。やっちゃっていいんだよね?」
「……ええ。夢の中だから、いくらやっても死ぬ心配は無いわ」
さっきの問題は一時棚上げにして、リアラとカイルは凶暴な笑みを交わす。
「空を絶つ……喰らえ、絶破! 滅焼撃!」
「古より伝わりし浄化の炎……落ちよ!」
剣術と晶術の最大奥義が、悪趣味な宮殿ごと、ロニの身体を吹き飛ばした。
865 :
サザム:03/08/26 02:29 ID:OupRDy9X
◇ ◇ ◇
「リアラ、誤解だって! オレほんとに、あんな事するつもりは無かったんだよぉっ!」
「……黙って。ロニの意識はここにあるわ」
必死で言い訳をするカイルを、リアラは最初の頃のような冷たーい口調で制した。
ロニの夢の世界には、ハイデルベルク城を思いっきり悪趣味にしたような宮殿がそびえ立っている。
「……開けるわよ」
「う、うん……ぶーっ!」
やたらとド派手な宮殿の扉を開けると、正面の玉座にはロニがふんぞり返っている。
部屋中を埋め尽くす半裸もしくは全裸の美女・美少女の群れに、カイルは盛大に鼻血を噴き出した。
「ねえロニぃ……。あたし、初めて会った時からあんたが大好きだったんだ……あ、ああぁん!」
「かっかっか! よしよしナナリー、最初っからそうやって素直に言えばいいんだ!」
「……最低」
殆ど裸同然の衣装を身に付けたナナリーと背面座位で交わっているロニの姿に、リアラはボソッと呟いた。
「ロニ、すっかり逞しくなっちゃって……。スタンの代わりに、アタシを抱き締めて……?」
「ああ、ロニさん、神殿で一目見た時から、お慕い申し上げておりました……」
「か、母さん!? それにフィリアさんまで……!」
ロニの足元に見知った顔を発見して、鼻に布を突っ込んで血止めをしたカイルが唖然とする。
この場にいる全ての女性がロニに熱い視線を送り、その寵愛を得ようと媚を売っていた。
「ロニ……。今度は私を可愛がって……」
「おお、たまには発育し切ってないのもいいな。うんうん、こっちゃ来い」
ふりふりのネグリジェ一枚のリアラが出てくるに及んで、カイルとリアラの目がギンッと殺気立った。
866 :
サザム:03/08/26 02:31 ID:OupRDy9X
◇ ◇ ◇
「おーい、カイル、リアラ。無視しないでくれぇ……」
「「……」」
ギスギスとした空気に包まれた三人は、互いに大きく距離を取りつつ、ナナリーの夢の中を歩いていた。
特にロニは、二人から放たれる怒りのオーラに気圧されて、かなり後方に追いやられている。
「あ、おい、こっちでナナリーの声がしたぞ。あいつも起こすんだろ、なっ、なっ!?」
「……ふぅ、行ってみましょうか。……あ、カイル、それ以上近づかないで」
「ううっ、機嫌なおしてくれよ、リアラ……しくしく」
三者三様の態度で、リアラ達はナナリーの声がする方向へ進んでゆく。
濃厚な花の匂いが漂う中、ナナリーは薔薇の花畑の中で、長身の男性と裸で抱き合っていた。
「ああ、ナナリー、俺はお前だけを愛している。もう他の女をナンパしたりしない……」
「ロニ……本当に? 嬉しい……」
「あ、あれってロニなの!?」
「ナナリーの主観的願望だと、ああなるみたいね……」
リアラとカイルは、睫毛バチバチお目々キラキラ、美化200%のロニもどきを見て、ひきっと引きつった。
本物のロニはあんぐりとアゴを外し、こちらはギャグ化200%と言ったところだ。
「ナナリー、お前は俺の月だ太陽だ。お前がいなければ俺の世界は闇に包まれ、俺の心は砕け散る……」
「あっ、あたしだってそうさ……。ロニ、あんたにこうして抱かれるのを、何度夢見たか……んっ!」
歯の浮くような台詞を耳元に囁きながら、ロニもどきはゆったりとナナリーの中を行き来した。
片足を抱きかかえられたナナリーも、蕩けそうな表情を浮かべて、自ら腰を動かす。
ブルブルと頭を振って気を取り直したロニが、そんなナナリーの肩を恐る恐るつっついた。
867 :
サザム:03/08/26 02:32 ID:OupRDy9X
「あのー、ナナリーさん。本物の俺はここにいるんだけど……」
「きゃっ!? ロ、ロニ! なんであたしの夢の中にいるんだい!?」
一目で本物と見分けたナナリーは、わたわたと両手で自分を抱くロニもどきを隠そうとした。
しかし、そんな動きでは誤魔化せるはずもなく、またロニもどきも腰の動きを止めようとはしない。
「いや、お前を起こしに来たんだけど……。そういう風にされるのが好みだったのか、お前」
「あっ……ああっ……!」
秘めた願望を当の本人に見られた恥ずかしさで、ナナリーの顔がみるみる真っ赤になっていく。
ロニもどきに貫かれたまま、ナナリーはどこからともなく弓を取り出し、本物のロニに向かって引き絞る。
「こっ……この馬鹿ロニ……! こっち見ないで……見るなあぁっ!」
「どわあぁぁっ!?」
照れ隠しに放たれたナナリーの矢は一本残らず命中し、ロニの身体は矢ぶすまになった。
◇ ◇ ◇
「あー、痛かった……。現実なら5・6回は死んでるぜ……おぐっ! だから矢を撃つなって!」
「うるさいよ、ロニ! さっさと忘れないと、現実に戻ってからも針鼠にしてやるからねっ!」
「ねえリアラ、まだ怒ってる……?」
「……別に。いいから、早くジューダスを見つけて」
最悪の雰囲気を撒き散らしながら、四人は残るジューダスを探していた。
868 :
サザム:03/08/26 02:35 ID:OupRDy9X
ジューダスの夢はどこかの商人の屋敷らしく、リアラ達は広大な敷地内を延々と歩き回る。
やがて一行は2階に上がり、とうとうジューダスの姿を発見する。
そこで待っていたのは、ある意味もっとも見たくなかった光景だった。
「ふふふ、エミリオ……。貴方、ずっとこうして欲しかったんでしょう……?」
「や、やめてくれ、マリアン……! 僕はっ、こんな事……望んでなんか、いないっ……!」
清楚な風貌の女性に責められて、素顔を晒したジューダスが苦しげに呻く。
その女性はボンテージ風の衣装を身に付けており、ジューダスは両腕を鎖で拘束されている。
しかし、一番の問題は、彼女の股間にディルドーが装着されており、それでジューダスの尻を犯している事。
あまりの光景に、今までそれぞれ散々な目に会ってきた四人も、完全に凍り付いてしまった。
「くっ……お、お前らっ!? い、いつからそこにっ!?」
気配を感じ取ったジューダスは、四人の姿を見つけると、裏返った声で問い掛けた。
もちろん、マリアンにオカマを掘られ続けている、情けない状態のままである。
「ジューダスまで、こんな……」「うそだろ……? そんな奴だとは思わなかったよ……」
「俺は前々から変な奴だと思ってたが……」「そうか……ジューダスって、そういう趣味があったんだ……」
「ち、違うんだ、聞いてくれみんな! これは僕の望みなんかじゃ……あうっ!」
ジューダスは、一斉に引き始める仲間たちに弁解するが、悶えながらでは全く説得力がない。
「変態だわ」「変態だね」「変態仮面ストーカー」「ジュ、ジューダス、変態でも仲間だからね!」
今までのクールでニヒルなイメージを完全に覆され、仲間達の視線の温度が絶対零度まで下がってゆく。
「違う……違うんだ……。そんな目で、見ないでくれええぇぇっ!」
ジューダスの悲痛な叫びと共に、彼の夢の世界もガラガラと崩れ去っていった。
869 :
サザム:03/08/26 02:37 ID:OupRDy9X
◇ ◇ ◇
「む……。リアラめ、仲間達を全て現実に引き戻したか……」
背後に出現した五人の気配を感じ取り、エルレインはゆっくりと振り返った。
「愚かな……。あのまま、幸せな夢を見ていれば良いものを……ひっ!?」
しかし、彼らの姿を目にした瞬間、エルレインの口から思わず悲鳴が漏れる。
リアラ達は地獄の悪鬼もかくやという瘴気を放ち、神の子である彼女でさえ怯むほどの眼光を向けていた。
「エルレイン……。全ての人の幸せはこっちに置いといて……。私はあなたを許さない……」
リアラは聖女としての使命もかなぐり捨て、バチかぶりな台詞を吐きながら魔法の杖を構える。
「うう、ちくしょう……。リアラに嫌われちゃったのも、元はと言えばお前のせいだ……」
カイルはぶわーっと涙を流しながら、完全な八つ当たりで剣の切っ先をエルレインに向ける。
「テメェのせいで散々な目に会ったぜ……。このお礼はキッチリさせてもらわねぇとなぁ、あぁん!?」
ロニはチンピラめいた口調で眉間に皺を寄せ、斧の柄で肩をトントンと叩く。
「乙女の純情をもてあそびやがって……。逆さ吊りにして、射的の的にしてやるよ……くくく……」
ナナリーは不気味な含み笑いを洩らしつつ、弓の弦をビィン、ビィンと弾き続ける。
「……死ね。とりあえず死ね。お前を殺して僕も死ぬ……」
ジューダスは完全にイッちゃった目をして、ブツブツと呪いの言葉を呟く。
「え? あれ? わ、私はただ、お前達に幸せな夢を見せてやろうと……あの、ちょっと?」
ジリジリと間合いを狭めてくる五人に、エルレインはオロオロと立ちすくむ。
「「「「「死ねやゴルアァァァ!!!」」」」」
「ひいいぃぃぃぃっ!?」
一斉に飛び掛ってくる五人の修羅に、エルレインは情けない恐怖の叫びを上げた。
〜END〜
870 :
サザム:03/08/26 02:41 ID:OupRDy9X
あうう、久しぶりに書き込みミスった……。
しかも思ったより埋めれてないし……。
ごめんよー、ごめんよー。今度はもっと頑張るよー。
つっても、GCを買ってシンフォニアも予約したので、次は激しく遅くなりそうだ……。
サザムタン
キタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・* !!!!!
ロニの妄想っぷりに笑ってしまいますた。
ちなみに現在473KBみたいでつ
サザムたん、激しくワラわせていただきますた!
シンフォニア出たらそっち関係のSSも増えるかなーと期待しております。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ジューダスでかなりうけました。
しかし、ジューダスの願望が予想的中だった自分はもうだめぽ
874 :
ヴァルク:03/08/29 22:49 ID:KAALN+Fz
サザム様前スレにキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
かなりわらいますた。
特にオチが最高。
私も今度ギャグに挑戦してみるかな・・・
シンフォニアネタも期待してます。。
875 :
丼兵衛:03/08/31 01:34 ID:ZUz+KEJE
サザム殿キタ―――――!!
とんこつ風味の様なエゴ丸出しの夢世界に爆笑しました。
勿論、ジューダスが受なのはお約束ですが…(藁
シンフォニアネタもお待ちしております。
>ヴァルク殿
お笑いネタは難しいと思いますが、是非挑戦して下さい。
慣れるとネタを考えるだけでも結構病み付きになります。
876 :
minnmi:03/09/01 13:26 ID:WBE8BGcU
誰か、シンフォニアねたををををおおおお・・・(飢
877 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 14:35 ID:z0ZnUQQd
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878 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 15:21 ID:4pVAiqaa
879 :
サザム:03/09/11 01:51 ID:ucJWx7zb
埋め立て第二弾〜。
サインさんの
>>804-818の前の話を勝手に自給自足。
ハロルド×リアラ&ナナリーです。
880 :
サザム:03/09/11 01:54 ID:ucJWx7zb
〜両刀使い床上手サマ〜
「くっはぁ〜! やっぱりのお風呂の後の一杯はサイコーよね〜!」
「ふふっ、いやだ。ハロルドったらオジサンみたい」
ワインのグラスを一気に飲み干したハロルドに、リアラはくすくすと笑みをこぼした。
ここは1000年前のラディスロウ居住区。
物資保管所から帰ってきたリアラとナナリーは、ハロルドに誘われて彼女の部屋にお邪魔する事になった。
寒がりのナナリーは地下にある大浴場で長風呂をしていて、今は先に上がったリアラとハロルドだけ。
からかい混じりのリアラの言葉に、ハロルドは子供っぽく唇を尖らせて文句を言った。
「むー。リアラ、ひょっとして、アタシがオバサンだって言いたいワケ?」
「えっ? う、ううん、別にそんな意味で言ったつもりは……」
「口ごもるところがぁゃιぃわね。いーわよいーわよ。どーせアタシはお肌の曲がり角一歩手前よ」
「あ、はは……。ハロルド、いじけないでよ、ね?」
ハロルドは、よよよと泣き崩れる真似をして、ベッドのシーツにのの字を書き始める。
たそがれモードに入ってしまったハロルドの横に腰を下ろし、リアラは苦笑しながら慰めた。
「そんなに落ち込むことないじゃない。あ、ほら、ハロルドってスタイルいいし……」
取って付けたような言い方だが、実際ハロルドのプロポーションは見事なものだった。
身長こそリアラと同程度だが、胸や尻はたっぷりと充実しており、腰はきゅっとくびれている。
赤毛に映える肌は白く滑らかで、十代の少女にはないしっとりとした艶を帯びている。
バスローブに包まれた肢体は、幼なげな容貌と相まって、独特の魅力をかもし出す。
リアラが改めて見とれていると、ハロルドはその色香を台無しにするようなニマーッとした笑みを浮かべた。
881 :
サザム:03/09/11 01:56 ID:ucJWx7zb
「……そりゃ、リアラと比べたら、大抵の女の子はスタイルいいわよね?」
「あっ、ひっ、ひどい! けっこう気にしてるのにっ!」
「ふふーん。オバサン扱いしたお返しよ」
バスローブの上から自分のささやかな膨らみを両腕で隠し、リアラは真っ赤になって頬を膨らませた。
ハロルドやナナリーだけでなく、同年代の平均からみても小さな胸は、リアラの密かな悩みである。
エルレインと同様に生み出されたのに、どうしてこうも差があるのかと、悩んだ事も一度や二度ではない。
(全ての人の幸福に直接関係はないと言っても、もうちょっと何とかならなかったのかしら……)
自分の使命に異論はないが、この点に関してだけは、フォルトゥナ様に文句を言いたいリアラであった。
「……ねっ、ねえ、ハロルド。その、胸って、どうすれば大きくなるのかな?」
「およ? リアラがそんな事を言うなんて思わなかったわね」
恥ずかしそうに訊ねるリアラに、ハロルドは意外そうな顔をして問い返した。
しかしリアラの表情は真剣で、どこか縋るような目つきでハロルドを見詰めている。
「ぐふふ。もしかして、カイルの為におっきくしたい、とか思ってる?」
「そっ、それもちょっとあるけど……。ハロルドなら、何かいい方法を知らないかなと思って……」
その懸命な様子に、ハロルドのイタズラ心がムズムズと刺激される。
ハロルドの瞳にイケナイ輝きが灯り、手頃な獲物を見つけた猫のように細まった。
「そうねー。他人に揉んでもらうと大きくなる、って俗説があるわよ?」
「えっ、ハ、ハロルド?」
じりっと近づいてきたハロルドに不穏な気配を感じ取り、リアラは少し怯えた様子を見せた。
そのいたいけな表情に、却ってハロルドの欲求は高まってくる。
「思い立ったら即実験! ここは一つ、この天才サマが実際に検証してみますか!」
882 :
サザム:03/09/11 02:01 ID:ucJWx7zb
「な、なに、その手つきは? ハロルド、まさかそういう趣味が……?」
わきわきと指を動かして接近するハロルドに、リアラは身の危険を感じておののく。
「ちっちっち。そういう趣味『も』って言って欲しいわね。アタシだってフツーに男は好きよ?
でもね、それと同じぐらいに、可愛い女の子も好きなのよねー。いわゆる発展家ってやつ?」
「じょ、冗談よね? わ、私は女同士でなんて、そんな事……」
リアラは慌ててベッドから立ち上がろうとするが、ハロルドにぐいっと腕を引かれて、再び座り込む。
「これはこれで病みつきになるのよ? んじゃま、ここらで恒例の……データ、採取っ!」
「きゃあぁん!?」
お決まりの台詞と同時に、ハロルドはリアラの体をベッドに組み伏せた。
◇ ◇ ◇
「やだ、ちょっと、やめてハロルド!」
「ぐふふふふ。そう言えば、リアラって聖女だったわよね。普通の女の子とどう違うか、確かめてあげる♪」
「いやっ、そんなのいいっ! だ、駄目、脱がさないでっ!」
うつ伏せになった体勢で背中に跨られ、リアラはピンで留められた蝶のようにパタパタと暴れた。
ハロルドは心底楽しそうにしながら、妙に慣れた手つきでリアラのバスローブを解き、襟元をずり下ろす。
まだ肉付きの薄い背中が露わになり、ささやかな二つの胸の膨らみが、ポロリとシーツの上に投げ出された。
「どれどれ。……んー、確かにこれは、16歳にしては小さいわよね。確かに改善の必要ありだわ」
「ふぅ……ん! や、だめ、触らない、でっ!」
ハロルドはリアラを背後から抱き寄せ、新雪よりもなお白い華奢な背中を反らさせた。
そのまま両手ですくい上げるように双丘に触れ、感触と大きさを確かめるように、そっと揉みしだく。
初めて他人の手で裸の胸を触られて、リアラの眉がピクンと跳ねる。
883 :
サザム:03/09/11 02:03 ID:ucJWx7zb
細く器用なハロルドの指が柔肉をぷにぷにと刺激し、手の平がソフトなタッチで膨らみを押し潰す。
けれど、殆ど経験のないリアラにとっては、たったそれだけの刺激にすら耐えられない。
両手をベッドに突いて、猫が伸びをするように背中を反らし、リアラの呼吸は次第に速くなっていく。
ハロルドはヒョイとリアラの肩に顎を乗せると、彼女の幼い膨らみを持ち上げて、丹念に観察した。
「ふむふむ、弾力はまだちょっと硬め、と。乳輪は直径約12ミリ、色素の沈着も殆ど無し……」
「や……だ、ハロルド、な……なに言って、ひゃん!?」
肩口から見下ろして冷静に身体のデータを読み上げるハロルドに、リアラの羞恥心は強く刺激された。
ぷくっとせり出してきた先端の突起を、ハロルドの指先がくりゅっと捏ねる。
ジンッと痺れるような快感に、リアラは子犬のような悲鳴をあげる。
熟し切っていない青い果実をもてあそびながら、ハロルドは軽く舌なめずりをした。
「うん、感度は問題なし。結論としては、小さくても高性能、将来性を加味して合格点ってとこね」
「あっ……なら、もうっ、いいでしょ……! ハロルド、もう、やめて……!」
「なんのなんの。まだまだ、チェック項目は一杯あるんだから。例えば、こんなトコとか……ふぅっ」
「やふっ! や、くすぐった……!」
ハロルドはリアラの胸を優しく愛撫し続けながら、薄く朱に染まった耳たぶに軽く息を吹きかけた。
ワインの香りのする吐息が耳元をくすぐり、リアラは反射的にビクッと首をすくめる。
「あ、いい反応♪ じゃ、こういうのはどうかな……あむっ」
「やはっ……やははははっ! ハロッ、だめそれ、くすぐった……っ!」
耳たぶを唇で挟み込んで、舌先でちろちろっと舐めると、リアラはじたばたと暴れ出した。
さっきまでの甘さの混じった声とは違い、純粋にくすぐったがっている笑い声だ。
つつっと唇を首筋に移動しても、きゃはきゃはと笑うばかりで、思うような反応は現れない。
884 :
サザム:03/09/11 02:06 ID:ucJWx7zb
「ふむ、素質は充分だけど未開発……か。ま、それならアタシが開発してあげればいいだけよね」
「やははっ! だめだめっ、息できな……ひゃあん!」
ハロルドは更に指先で背筋やわき腹を責めながら、欲望に潤んできた眼で身悶えするリアラを眺める。
最後につうっと背筋を舐め、笑い疲れてぐったりとしたリアラから、ハロルドは一旦手を離した。
「はぁ、はぁ……。ハロルド、ほんとに、もう、許して……」
「いやね、別に苛めてる訳じゃないっしょ? それに、こっちの方も確認しないとねん♪」
「やっ!? ハロルド、そこはだめっ!」
ハロルドはリアラの背中の上でくるりと反転すると、バスローブの裾をぺろんとめくった。
次に何をするつもりか理解したリアラは、身体をくねらせてハロルドの下から逃げ出そうとする。
「駄目と言われてやめる馬鹿はいない……っと。あら、赤ちゃんみたいに可愛いお・し・り♪」
「やぁだぁ! 見ないで、ハロル……っくぅん!?」
ハロルドは下半身でしっかりとリアラを押さえつけ、ショーツを太股の半ばまでずらした。
半泣きで抗議するリアラは、剥きたてのゆで卵のようなお尻にちゅっとキスをされ、大きく息を呑む。
「んー、手の平サイズで、ちょうど揉みごろって感じよねー。ちょ……こら、暴れないの」
「だっ、だったら、もう触らないでっ!」
振り上げたリアラの足に頭を蹴られそうになり、ハロルドはたしなめるように言い含めた。
かなり本気で怒っているらしいリアラは、じたばたと暴れながら、首を背後にひねってハロルドを制止する。
「何だ、お尻はいやなのね。んじゃ、代わりにこっちを……」
ハロルドはリアラの言葉をわざと曲解し、尻の谷間を伝って前の方へスルッと指先を滑らせる。
「ひんっ!?」
つるりとした下腹部の中央、蕾のように口を閉じた秘裂を撫でられて、リアラの抵抗が悲鳴と共に止まった。
885 :
サザム:03/09/11 02:08 ID:ucJWx7zb
「うん、こっちの方がいいみたいね。言ってくれれば、もっと早くに触ってあげたのに」
「ふっ、や、ちが……!」
羽毛で触れるようなハロルドの指使いに、リアラはシーツをぎゅっと握り締めて身体を震わせた。
自分で恐る恐る弄ってみた時と違い、ハロルドの指は躊躇いもせずにリアラの感じる場所を刺激する。
シーツと身体の間に潜り込んだハロルドの手は、じっくりと確認するように割れ目の上を前後する。
かすかに表面に出ている薄桃色の粘膜は次第に熱くなり、リアラの意識を侵食していった。
「んふふ、感じる? 気持ちいいんでしょ、ねえリアラ?」
「んんっ、ちがう……感じてなんか、ない……」
「あら、意外に強情ね……」
抵抗はやめたものの、まだ快楽を受け入れてはいないリアラの言葉に、ハロルドは小さく呟いた。
少しの間、頬に指を当てて考え込んだハロルドは、いい事を思いついたとばかりに邪悪な笑みを洩らす。
リアラに気付かれないように、静かにもう一方の手の中指を自分の口に含み、たっぷりと唾液を絡ませる。
秘裂を愛撫していた手を抜き取り、代わりに充分湿らせた指先をリアラの股間にそっと這わせる。
滑りの良くなったハロルドの指先の感触に、リアラの全身がビクンと跳ね上がった。
「やあ……っ!」
「ふふん。感じてないってわりには、もう濡れてきたじゃない?」
「えっ、嘘っ! それ、私のじゃ、ないっ……!」
ハロルドの言葉に、リアラは激しく動揺しつつも、それを否定した。
実際、まだ快楽の雫は花弁の外にまでは滲んでいないのだが、ハロルドは平然と嘘を重ねる。
「じゃあ、ここが湿ってきてるのは何でかな〜? あ、また出てきた。ほら、この音、聞こえない?」
「やっ……違う、違うのっ……!」
886 :
サザム:03/09/11 02:10 ID:ucJWx7zb
ハロルドはわざと大きな音が出るように、花弁に当てた中指を細かく左右に震わせた。
柔らかな粘膜が唾液で濡らされ、ちゅくちゅくと淫猥な音を立てる。
全てはリアラの視界の外で行われているため、本当に自分の雫ではないという自信が、次第に揺らいでくる。
リアラの目が快楽で曇ってくるにつれ、幼い秘唇から本物の愛液がじわりとこぼれ出した。
◇ ◇ ◇
「や……やはぁ、んっ……ふ、ああっ!」
「んふふ、だいぶ出来上がってきたわね……」
弱々しく身体を震わせるだけになったリアラに、ハロルドは淫蕩な笑みを浮かべた。
小さなスリットからは、次々と新たな蜜がこぼれ、ハロルドの指からしたたって、シーツに染みを作る。
白い肌は性の昂ぶりに熱く火照り、浮き出た汗が珠になってコロコロとなだらかな曲線を転がる。
少し鼻に掛かった声には甘い響きが色濃く影を落とし、もはや抵抗する気配すらない。
リアラの蜜に濡れた指をぺろりと舐めると、ハロルドはベッドから降りて自分の机へと歩み寄った。
「あ……もう、終わり……?」
「まっさか、これからが本番よん。……っと、あったあった」
どこか未練げなリアラの問いを受け流し、ハロルドは引き出しからガラス製の小さなビンを取り出した。
自分にだけ分かる符丁で書かれたラベルをちらりと確認し、再びリアラのいるベッドに上がる。
リアラは快楽に力を奪われた身体で寝返りを打ち、仰向けになって手足を引き寄せ、軽く身を起こす。
わずかに残った理性のかけらが、リアラの脳裏に警戒音を鳴らしていた。
「ハロルド……それ、なに……?」
「ん、これ? アタシお手製のエッチになるお薬♪ これを飲んだら、もー感じまくりよん♪」
「え……ハロルド、今なんて……んんっ!?」
887 :
サザム:03/09/11 02:13 ID:ucJWx7zb
ハロルドはリアラの顎を引き寄せて軽く上向かせると、素早く薬のビンを咥えさせた。
ビンが傾けられ、さらりとした無味無臭の液体がリアラの口腔に流し込まれる。
「ふむ……んくっ、……ん!」
ぼうっとしていたリアラはハロルドの言葉の意味も考えず、反射的にそれを飲み下す。
その途端、くすぶっていた性の疼きが油を注がれた火種のように燃え上がり、リアラの全身を加熱した。
「……え、なに、これっ……!?」
「本当はお酒か何かで10倍ぐらいに薄めて使うんだけどね。早くしないとナナリーが戻ってくるし……」
「かはっ……くっ、あつい……っ!」
きゅっとコルクのふたを閉め直したハロルドが見詰める中、リアラは急速に情欲のとりこになっていった。
バスローブの袖から腕を抜き、もどかしげに足を動かして自らショーツを脱ぎ捨てる。
秘裂からは何もされていないのにじくじくと蜜が生み出され、細い肢体がひくひくと痙攣する。
呼吸は熱病にかかったように荒くなり、頭の中からは快楽を得る事以外の全てが抜け落ちていった。
「あっ……ねぇっ、ハロルド、お願い、どうにかして……してえっ!」
「にょほほほほ。さっすがこの天才サマが作ったお薬、効果てきめんよね〜」
乙女とは思えないほど乱れたリアラに縋りつかれたハロルドは、手早く自分のバスローブを脱ぎ捨てた。
リアラの痴態に興奮したハロルドの乳首もすでに隆起し、ショーツの中央には薄く染みが出来ている。
「ねっ、早く、ハロルド、私っ……!」
「はいはい、ちょっと待ってね……っと。んふふ、かわいいわね〜」
ハロルドは夢中で抱きついてくるリアラの頬に軽くキスをし、するっとショーツを足先から抜き取った。
これからリアラの肢体を思うままに味わう事の期待に、ハロルドの秘洞がじゅんっと湿り気を増す。
生まれたままの姿になったハロルドは、リアラの両足を抱え込み、ゆっくりと股間に顔を寄せてゆく。
888 :
サザム:03/09/11 02:15 ID:ucJWx7zb
「そんじゃま、いっただっきまー……」
「はー、いい湯だった……って! ちょ、あんた達、なにやってるんだい!?」
しかし、ハロルドがリアラの秘唇に舌を触れさせようとしたその時、プシュッと部屋の扉が開く。
驚きのあまりにドアの前で叫んだのは、風呂から上がってきたナナリーだった。
「あん、もう。これからだってのに……。いい湯だった、ナナリー?」
「あ、うん、広々として最高……じゃなくて! ハロルド、あんたリアラに何をしたのさ!」
気を取り直したナナリーは、きりりと柳眉を逆立てると、つかつかとハロルドに詰め寄った。
「何って、女の子同士の罪の無いじゃれ合いよ♪」
「どこが罪が無いってんだい!? ハロルド、冗談にしても度が過ぎてるよ!」
全く悪びれていないハロルドを一喝し、ナナリーは二人の間に割って入った。
ハロルドから庇うようにリアラを抱き寄せ、バスローブを肩に掛けてやってから、ぺちぺちと頬を叩く。
「ほら、リアラ、しっかりするんだよ!」
「ん……あ、ナナ、リー……? ナナリーでもいいの……。欲しいのぉ……触ってぇ……?」
「ちょ、ちょ、リアラ、そんなことしちゃ駄目だって!」
ナナリーの素人目から見ても、今のリアラは不自然なまでに欲情し、完全に正気を失っていた。
リアラはうわ言を呟きながら、ナナリーの胸元に顔を埋め、濡れた股間を太股に擦り付けてくる。
「ハロルドっ! あんたまた変な薬でも使ったね!? 早いとこリアラを正気に戻してやりなよっ!」
「えー、戻しちゃうの? せっかくここまでお膳立てしたのに……」
「馬鹿なこと言ってんじゃないよっ……あっ! こら、リアラ、どこ触って……」
背後のハロルドと言い合いをしていたナナリーは、さわっと胸の頂点を触られて、慌てて正面に向き直った。
見るとリアラは、普段からは想像も出来ない子悪魔的な微笑を浮かべ、ナナリーの襟元に手を差し込んでいる。
889 :
サザム:03/09/11 02:19 ID:ucJWx7zb
「ナナリーの胸、おっきくて柔らかい……。いいなぁ、私もこんな風になりたい……」
「なっ……!? リアラ、こんなのおかしいって、やっ! ……ハロルド、何とかしておくれよっ!」
リアラはナナリーの身体にしなだれかかり、豊かな膨らみに指を這わせ、すりすりと頬擦りする。
想像を絶する事態に、ナナリーの頭は激しく混乱した。
「仕方ないわね……。それじゃ、リアラを正気に戻すのに、ナナリーにも手伝ってもらうわよ……んっ」
「は、え!? ……んっ、んくっ!」
ナナリーが背後を振り返ると、ハロルドは薬ビンの中身を一口含み、いきなり唇を奪った。
ハロルドの舌先が歯列を割って入り、不意をつかれたナナリーは、一瞬だけ思考を停止してしまう。
その隙に媚薬を口移しに流し込まれ、ナナリーの喉がこくんと小さく上下する。
仕上げにちゅっと下唇を吸われたところで、ようやくナナリーは我に返った。
「な、なっ! ハロルドっ、あ、あたしのファーストキスを、よく……も……。え、なに、力、が……?」
ハロルドに掴みかかろうとしたナナリーは、途中で薬の効果に呑まれ、くたくたと崩れ落ちた。
自分の意志とは関係なく、カッと火がついたように熱くなった下腹部に戸惑い、震えた声を洩らす。
「あらん、結構純情だったのね。でも大丈夫、女同士ならノーカウントよん♪」
「そ……んな、理屈が、どこに……。あたしに、何、を、飲ませ……」
「んくっ、ん……んふふ、言わなくたって分かるっしょ? こうなったら、3人で楽しみましょ……」
ビンに残った薬を自分で飲み干すと、ハロルドはナナリーの身体を仰向けに寝かせ、衣服を脱がせていく。
「ああっ、ハロルド、ナナリーだけじゃなくて、私もぉ……」
「はいはい、分かってるわよ。じゃあリアラ、アタシの言う通りにするのよ。まずはね……」
ハロルドは身悶えしてねだるリアラの耳元に唇を寄せ、ひそひそと細かな指示を囁く。
ぽってりとした肉感的な唇の端は、薬の効果も相まって、淫靡な悦びに吊り上っていた。
890 :
サザム:03/09/11 02:21 ID:ucJWx7zb
◇ ◇ ◇
数分後、ハロルドとリアラとナナリーは、ベッドの上でひとかたまりになり、性の饗宴を繰り広げていた。
「んっ、ちゅ……。すごいオツユよ、リアラ……。こんなにしちゃって、いやらしいコ……」
ハロルドはナナリーの頭上に膝を突き、両手で彼女の乳房を弄びながら、リアラの花弁を舐めまわしている。
「んんっ、んっ! ふぁ……んふぅ、ん、ん、んふ……」
リアラはナナリーの上へ逆向きに跨り、大きく尻を掲げた体勢で、ナナリーの股間に顔を埋めている。
「やっ……やめ、て……。二人とも、お願いだか……くぅん! や、やぁっ!」
逆手でシーツを握り締めたナナリーは、快楽に流されそうな意識を維持しようと、儚い抵抗を続ける。
三人の喘ぎと性臭で、部屋の中はむせ返るほどの熱と湿りが立ち込めていた。
「ほらリアラ、ナナリーがまだ足りないって。ここんトコのお豆をクリクリってしてやんなさい?」
「んんんっ! んむっ……んちゅ……ん、はぁ……。これ……で、いい? んっ……」
ハロルドが手本を示すように舌先で肉芽を転がすと、リアラはつたない舌使いでその動きを模倣した。
茂みの中に隠れた敏感な部分を口に含み、ミルクを舐める子猫のように舌を鳴らす。
「きゃふぅ!? やっ、だっ、リア、ラっ! くふぅ、あた……そこ、よわ……ひぅんっ!」
今一つ的確さに欠けるリアラの動きも、媚薬で感じ易くなっているナナリーには強烈な刺激となる。
いくらもしないうちに絶頂に至り、ナナリーの全身が駆け巡る快楽に大きく痙攣した。
「あっ……。ハロルド、ナナリーのここから、なんかちょっと濁ったのが出てきた……」
「ふふ、それはナナリーがイったって証拠よ。リアラの舌がすごく気持ち良かったのね……」
「そう、なんだ……。ナナリー、私、上手だった? もっと……してあげるね……」
「ああっ……そん、な……っ、そんな……こと……んああっ!」
リアラは誉められた童女のような笑みを浮かべ、今度は自らの意思でナナリーの秘所に舌を伸ばした。
891 :
サザム:03/09/11 02:24 ID:ucJWx7zb
ナナリーの引き締まった太股を肩の上で抱え、硬く尖らせた舌先で肉芽を押し潰す。
達したばかりの身体へ更に快楽を積み重ねられ、ナナリーは背中を反らして切なげな悲鳴を上げる。
受け入れまいとしていた最後の理性が弾け飛び、その破片も肉欲の渦に飲み込まれていった。
「そろそろいいでしょ……。ほら、ナナリーはアタシのここを舐めて……」
完全に陥落したと見て取ったハロルドは、腰を少し前に進めて、己の秘裂をナナリーの眼前に晒した。
鮮紅色の茂みはぐっしょりと濡れ、刺激を待ちわびていた肉襞が、ひくひくと誘うように息づいている。
「ほらぁ……早くしなさい? やらないと、アタシとリアラだけで続きをやるわよ?」
「あ……ああっ……」
半ば意識を飛ばしたナナリーは、頭を起こすと限界まで舌を突き出し、おずおずとそこに近づいていった。
じゃ香にも似た濃密な女の匂いと、初めて至近距離で見る他人の性器に、不可解な興奮が込み上げる。
「あっ……ん、ちゅ……」
「んんっ! あ、いいわぁ……。そのまま、舌で中を掻き回してぇ……あはぁん!」
「むっ……んぶっ、う……」
秘唇にぬるりとした感触を覚え、ハロルドの眉がピクンと中央に寄せられた。
ハロルドが甘ったるい声で要求すると、ナナリーは自動機械のような従順さでそれに応じる。
歓喜の喘ぎを上げながら、ハロルドは自らも小さく腰を動かし、より強い刺激を求める。
ハロルドは媚薬の効果を積極的に受け入れ、残る二人の高まりに追いついていった。
「んあっ! ナナリー、その、調子っ……! 指もっ……指も入れてっ……ああ、そう、それっ!」
「ふうぅん! んっ、ん、ん、ハロ、ルドっ、わた……わっ、たし、立っ、て、られな……んんんっ!」
「リっ……アラっ! だめ、そこ……! ハロルドもっ、そんな、つねっちゃ……あ、あ、あっ!」
やがて三人は快楽以外の全てを忘れ去り、口からはあられもない睦言が際限も無く流れ出した。
892 :
サザム:03/09/11 02:27 ID:ucJWx7zb
相手への愛撫を強くするほど、巡り巡って自分の官能を高めると知った彼女たちは、競うように動きを速める。
唾液と愛液が混じり合い、指と舌と肉襞が絡み合い、泥の中を駆け回るような湿った音が鳴り響く。
数え切れないほどの絶頂が押し寄せ、自我の境界すらあやふやになり、肉が溶け合うような錯覚さえ覚える。
「ああっ、こんなに、すごいなんてっ……! すごいわ、すごく、いいのぉっ!」
「んきゅうぅっ! だめっ、とまらない、とまらないよ……っ! カイルっ、カイル、たすけてっ……!」
「ひあっ、はぁっ! だれか……ロニっ! あたしっ、このままじゃ……おかし、おかしくなっちゃ……!」
ハロルドは肉の悦びだけを追い求め、リアラとナナリーは心を寄せる男の名を呼びながら、極限へと進む。
「ああぁん、イッちゃう……イッちゃうぅぅっ!!」
「んんん、ん────っ!!」
「ロニっ……ロニいぃぃぃっ!!」
三者三様の絶叫が途切れると同時に、力尽きた肢体が折り重なり、ベッドの上に重たげな音を立てて沈んだ。
◇ ◇ ◇
「え……、明日からはオレ達の部屋に移りたいって? そりゃいいけど、何で?」
「いや、その、ハロルドと一緒の部屋じゃ、おちおち休んでいられないんだよ……」
翌朝、怪訝そうな顔で尋ねるカイルに、ナナリーは言葉を濁しつつ答えた。
ナナリーの背後に隠れるようにしているリアラも、無言でコクコクと頭を上下に振る。
朝食の席に向かう前、カイルを人気の無い廊下に引っ張り込んでの密談である。
今ひとつ要領を得ないながらも、二人のあまりに必死な様子に、カイルはあいまいに頷いた。
「あ、うん、分かったよ。ロニとジューダスにはオレから話しとく。それでいいんだよね?」
「済まないね、カイル。変なこと頼んじゃってさ……」
「そんなのいいって。……ところで、一体ハロルドに何をされたの?」
893 :
サザム:03/09/11 02:31 ID:ucJWx7zb
何気ない問いかけだったが、その言葉で昨夜の忌まわしい記憶が蘇り、リアラとナナリーは硬直する。
「ななな、何ってその……例えば、データ採取、とか……。ね、ねぇ、リアラ?」
「うっ、うん! あとはその、変な薬の実験台にさせられたりとか……。そ、それだけよね、ナナリー?」
「……はぁ?」
引きつった笑みでぎこちない会話を交わす二人に、カイルの頭上に「?」マークが浮かび上がる。
その時、交差する廊下を妙に生き生きとした表情のハロルドが通りかかったので、カイルは大声で呼び掛けた。
「ああ、ちょうど良かった、ハロルド! ゆうべ二人になにむぎゅっ!?」
「あはははは、そんな事は聞かなくてもいいんだよ! ほらほら、ハロルドもあっち行った!」
ナナリーは即座にカイルの口を塞ぐと、激しくアゴを振ってハロルドを追い払おうとした。
昨夜のうちに一応厳重に口止めはしておいたが、相手がハロルドだけに全然信用できない。
するとイヤな予感の通り、ハロルドはニヤリと笑って近づいてきた。
「あ〜らカイル、そんなに夕べの事が聞きたいの? 仕方ないわねぇ、それじゃ最初から……」
「う〜っ、うう〜っ!」
「あいたたた! うそうそ、言わないわよリアラ! 約束ですもんね、分かった、分かってますって!」
しかし、唸りながら繰り出されるリアラの駄々っ子パンチに、苦笑を浮かべながら慌てて退散する。
その態度には、自分がした事に対する罪悪感など、これっぽっちもありはしなかった。
「……まったくもう。早いとこ歴史を修正して、ハロルドとはオサラバしたいもんだねぇ……」
「……う〜っ!」
ナナリーは前途多難とばかりに溜息をつき、リアラは涙目になりながら、小さく唸って同意を示す。
そしてカイルは、ナナリーの腕で頚動脈を極められて、ピクピクと断末魔の痙攣を起こしていた。
〜END〜
894 :
サザム:03/09/11 02:39 ID:ucJWx7zb
確か480KBを超えれば、ほっといても落ちる……んでしたよね?
とりあえず補足しておくと、ラディスロウの地下に大浴場なんぞありません。多分。
何でこんなシチュにしたかというと、単に脱がしていく描写を削るためだったり。
ちなみにオチの部分は、単に「駄々っ子リアラたん」を書きたいという私のシュミです。
さーて、そろそろ本格的にシンフォニアを進めなくては。
しかし、モンスター図鑑を埋めながらなので、未だにしいなタンすら仲間になっていないとゆー……。
サザムさん、乙です〜。相変わらずキャラ描写ウマー。
新スレの方、たまに変なの湧きますけど気にしないでがんがってください。
キタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・* !!!!
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現行スレに
追いつかれそうなんで
埋めてみる
やっぱり
新スレ立てるの
早すぎたんじゃないかと
小一時間
問い詰めたい
ところで
カップリング論争は
スレの雰囲気が
悪くなって
過疎化の原因にもなるので
できればあまり熱くならないで欲しいと
こんなところで祈ってみる
最初から喧嘩腰だと
後5KBだ、がんばれ。
単なる罵り合いになってしまうし
キライなシチュやカポーは
スルーした方がみんなの為だと思う
まあ何が言いたいかというと
おまいら少しマターリしるという事だ
レスがいっぱいついてて
新作キター? と思って見てみると
中身がそんな論争ばっかだったら
小生の愚息もしょんぼりだ
こんなヒマな事をしてるオレが書いても
ぜんぜん説得力が無いとは思うが
せっかく良スレだったのに
もったいないとは思わんか?
批評が悪いとは言わん
しかしスレの流れから外れたそれは
やはり荒らしと取られても
仕方が無いとしか言い様がない
ここはオトナの対応として
見なかったことにして欲しいもんだ
ああもう書くことが思いつかん
とりあえずコレット萌え
そしてしいなも萌え
さらにリフィル先生萌え
でもやっぱり
プレセアたんが一番萌え
ひざの上に乗っけて
頭をかいぐりかいぐりしてあげたい
ハァハァ
ハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァ
ウッ!
僕って最低だ……
ちょっとティッシュ取ってくる
後2KBだぞ!
よーし
それでは
ここから
みなさーん元気ですかー
1000まで
行けるか
やってみよう
フックだ
ボディーだ
ボディーだ
チンだ
えーいめんどうだ
梅
埋め
生め
産め
膿め
倦め
宇目
熟め
績め
楳
うめ
ウメ
ウメ
あと25
24
23