952 :
トマト:03/08/02 15:37 ID:Mb+Lqp9u
第二話
リュックに風呂に誘われてしまった。
いつもだったら、一人で個室のシャワーを浴びる。
しかし、この飛行艇には、大浴場も設置されており、大衆で利用することも可能だった。
リュックは、そこにユウナを誘ったのだ。
「着いた、着いた。」
リュックに連れられ、あっという間に、大浴場の脱衣場に来てしまった。
「うん?パインちゃんもいるみたいだよ、ユウナ。」
リュックがパインを発見した。
今、風呂に行こうと、服を脱いでいる途中であった。
「・・・なんだ、お前たち。・・こんな遅くなら、誰も来ないと思ったら、・・・ほんとにもう。」
「いいじゃん、いいじゃん、女同士風呂で語り合おうぜ〜♪」
リュックの不思議なノリに二人は巻き込まれつつあった。
953 :
トマト:03/08/02 15:45 ID:Mb+Lqp9u
「あれ、何で二人とも、脱がないの?」
不思議と脱衣しない、ユウナとパインにリュックは訊ねた。
「は、はずかしいだろ。」
「なんか、恥ずかしくて・・。」
二人ともみんなの前での脱衣を拒んだ。
「もう、二人とも〜〜!よし、脱がしちゃうぞ〜〜!!」
リュックの激しい腕振りがパインの胸元を通り過ぎた。
「あ!」
ビリビリという音をたてて、パインの上半身は肌蹴てしまった。
「ああ・・・パインちゃんごめん・・・怒ってる・・?」
そして、ユウナが追い討ちをかけるように、とんでもないことをボソッと言ってしまった。
「パインちゃん・・・胸すごい・・。」
歯を食いしばってパインは
「も、もう出る!!」
走って、脱衣場を出てしまった。
(第三話に続く)
954 :
:03/08/02 15:47 ID:zj8Ongrc
955 :
トマト:03/08/02 16:22 ID:Mb+Lqp9u
第三話
「怒らせちゃったみたい・・・パインちゃんを・・。」
「大丈夫よ、リュック。後で私も一緒に謝りに行ってあげるから。」
この流れを脱出してみたいのもあって、ユウナはこう言ってみた。
「謝るのは、やっぱり早い方が良いでしょう?お風呂より大事なことだと思うの。だから今謝りに行こう。」
「ユウナ・・・。そんなにあたしとお風呂入るの嫌だの〜〜?」
だめだ。
全然解ってない。
どうやら、通用しないようだ。
「うん・・・恥ずかしくて。」
「良いじゃん。ユウナおっぱい大きいんだから。」
「ちょ、ちょっと!!」
「ほら、あたしなんか見てよ!こんなに小さいんだからあ。」
何の恥じらいも見せず、リュックはユウナに胸を見せつけた。
顔を赤らめてユウナは
「ちょっと早くしまってよ!!」
「もう・・・意地悪だなユウナは!!いいよ!もう!一人で入るから。」
そう言った瞬間、パンツを下ろして、大浴場へ走っていった。
956 :
名無しさん@ピンキー:03/08/02 16:25 ID:xfd4d5Px
957 :
トマト:03/08/02 16:32 ID:Mb+Lqp9u
リュックは一人で湯に浸かっていた。
「うん?誰か入ってきた・・・ユウナだ!!」
ユウナは鬼のようにタオルを体に巻きつけて入ってきた。
「なんだよ〜〜ユウナ〜〜モンスターみたい〜〜ハハハ。」
「ちょっと笑わないでよ。」
そしてユウナも湯に浸かった。
「ねえ、ユウナ。」
「え?」
「ひとりでエッチしたことある?」
「や、やめてよ!」
「あ〜〜あるんだ!ユウナのスケベ〜〜。」
「な、な、無いよ!」
とにかく、リュックはユウナを追いつめていった。
「月に何回くらいするの?」
「だから、してないってば!!」
「本当〜〜〜?ヘヘヘ。」
「そうだよ、うん。・・・・。」
「あたしはね・・・月に3回くらいするんだ。」
聞いてもいないのに、べらべら話しだした。
「あ、そうだユウナ!!そのタオル全部取って!!!」
「は!??」
958 :
トマト:03/08/02 16:39 ID:Mb+Lqp9u
「あたしが見てるから、指いれてやってごらん。」
何を言ってるのか意味不明だった。
「あの・・・何を言ってるの?」
「だ・か・ら・そこでオナニーしてっていうの〜〜!」
「オナ・・・リュック!!」
親が、はしたない子供を叱るような口調でユウナは激怒した。
「よ〜〜し、どうせユウナはパインちゃんみたいに怒らないだろうし、タオル取っちゃうぞ〜〜!」
「ちょっと、やめてよ、あああ。あ。」
タオルを全て取られてしまった。
「ユウナ、顔赤いよ?さっきまで青かったのに。」
ユウナは全裸になってしまった。
「ほら、やってみれば恥ずかしくないでしょう?じゃあ早速しよっか。」
「あ、あ、ああ、タ、タ、タオル貸して、はや、早く。」
「も〜〜う!今からそんな調子なの!!リュック先生の性授業は厳しくてよ!!」
一体なんなんだこのノリは。
(第四話に続く)
959 :
名無しさん@ピンキー:03/08/02 16:44 ID:VAe5is2u
960 :
_:03/08/02 16:47 ID:boHls1V/
961 :
名無しさん@ピンキー:03/08/02 23:57 ID:MxatCXIl
神キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
記念age
トマトさんガンガッテください
962 :
名無しさん@ピンキー:03/08/02 23:58 ID:+tOfANWj
963 :
名無しさん@ピンキー:03/08/02 23:59 ID:+bDvlWv7
964 :
トマト:03/08/03 01:14 ID:i8jU0VwT
>>961 良かった。
自分見捨てられてるのかと思いました。
応援してくれれば、ずっとここで書き続けます。
965 :
名無しさん@ピンキー:03/08/03 02:03 ID:7tUSdeWy
リュックがユウナを呼ぶときは「ユウナん」がいいな。
967 :
トマト:03/08/03 08:15 ID:aLjTGoA6
第四話
リュックのノリにはめられてはいけない。
いつものような笑い事ではない。
早くこの状況を脱出しなければ。
「いいから、タオル貸してよ!」
力強く、ユウナは奪い取った。
「あっ!何すんのさ!ユウナ。・・・え・・ユウナ?」
リュックはユウナのある異変に気がついた。
「ユウナ・・・泣いてるの・・?」
瞳から溢れんばかりの涙を流していたのだ。
「ごめん・・。そうだよね。今日のあたし変だ。信頼してる仲間二人も、傷つけて・・。ごめん!!」
走って、大浴場から出て行った。
そしてユウナは大きな浴場の中で一人ぼっちになった。
そこら行きかいする、湯気がまるで霧のようである。
「リュック・・・・ごめんね・・・・・。」
決して自分が悪いわけではない。
しかし、リュックのお調子者はいつものことで、何で今日に限ってムキになったのかと今になって自分で不思議に思った。
「そうだよね・・・。オナニーくらい誰でもするよね・・・何で私あんなにムキになったんだろ・・?ハハ・・。」
ガラガラ
誰か浴場に入ってきた。
「パインちゃん!?」
968 :
トマト:03/08/03 08:27 ID:aLjTGoA6
下半身と上半身の二枚、身体にタオルを巻きつけて入ってきた。
そして、ユウナが入ってる浴槽に入り込んだ。
そして、少し間を取り、ぼそっと語りだした。
「あいつ・・リュック泣いて走ってたよ。何かあったのか?」
「いや・・大したことじゃないんだ。大したことじゃないけど・・・。うん・・。」
「もしかしたら、私のせいじゃないかと思ったんだ。実際服を破かれて、怒ったから、それを気にしてるのかなって。でも、あれから30分も経ってるし、ユウナと何かあったっていう方が可能性が大きいかなって。」
「うん。・・・泣いてたのは私のせいだね。」
「よければ、何があったか話してくれないか?」
「・・・・パインちゃんはオナニーってする?」
「な、な、な、何聞くんだ急に。」
「それと同じこと私も聞かれて・・・。それでついかっとなっちゃって・・・・。そんな感じかな。」
「謝りに行くか二人で。」
「うん・・そうしよ−−
ガラガラ
「あ〜〜パインちゃんもいる!!!今晩は楽しくなりそうだね!!ヘヘ。」
リュックだ。
(第5話に続く)
ひっぱってすいません。
でも、女同士がこういう会話をしてるのもエロさが十分あるかなと・・。
トマトさん、SSを書くときは「さげ」してください。やり方は下の通りです。
「あげ」しちゃうと途中で広告が入ったりするので。(最近テロ的に広告が多いんだよね。)
E-mail欄に、 半 角 英 数 で 「sage」と入れましょう。(これ重要!!)
スレが荒れるのを防ぐためのsage進行です。ご協力よろしく。
____ ________ ________
|書き込む| 名前: | | E-mail(省略可):| sage |
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧ 。 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ゚Д゚) / < ここに「sage」(半角)と
⊂ つ | 入れるとスレがあがらない。
あ、SSに限らず通常の書きこみも「さげ」でお願いしますね。
971 :
トマト:03/08/03 20:06 ID:V2t5+BhI
分かりました。
これからも、皆さんが心地よく小説を楽しんでもらえるように努めます。
972 :
トマト:03/08/03 20:33 ID:V2t5+BhI
第五話
「リュックさっきはすまなかったな・・・あの−−」
「いいよ!パインちゃん、全然気にしてないっス!っていうかむしろあたしが謝りたいくらいで。」
「ごめんね・・。リュック。」
「気にしないで、ユウナん♪」
楽天的な解決になったが、むしろこういう蓋の閉め方もありであろう。
そして、パインが言った。
「リュック。・・・こう簡単に解決してしまうのは私的にも、心に黒いものが残るような気がして・・。だからリュック、何かわたしにできることはないか。」
「あ、あたしも!本当に悪いと思ってるんだ、さっきのこと。」
「もう二人とも堅いんだからあ。・・・・そうだね、じゃあ3つくらい質問していいかな?聞きたいことがあってさ。」
パインが不思議そうに言った。
「そんなことでいいのか?お前のことだからもっと強烈な・・・・何でもない。」
「なになに?パインちゃん。ま、いいや。じゃあユウナさんとパインさんに質問で〜す♪」
なんでパインが「パインちゃん」って呼ばれてるの?
皆パインって呼んでたじゃん
974 :
トマト:03/08/04 00:34 ID:y/uEzA2Q
975 :
トマト:03/08/04 01:11 ID:y/uEzA2Q
「じゃあパインからね。月のオナニーの回数は?」
「!?」
「ねえねえ・・教えてえ。」
「・・・・・・無回答。」
「だ〜め。」
「・・・・4回・・・・。」
そう言った瞬間、リュックが異常に盛り上がりだした。
「うそ〜。いが〜い。パインもオナニーするんだねえ。ふ〜〜ん。ユウナは?」
もとはと言えば、この質問が原因でさっきもめてしまったのだ。
やはり、答えないわけにはいかないだろうか?
「・・・9回か、・・かな・・9回くらい・・・。」
「うっそ〜。かわいい顔してやっぱりやることやってるんですね。二人とも。じゃあ2問目。」
こんなにプライベートなことを何でリュックに話せてるのかユウナやパインは自分が自分で不思議に感じた。
ずっと浴槽に浸かってるせいで、頭がのぼせて混乱してるのだろうか?
「初体験のエッチの感想と、一番最近にしたエッチの感想お願いしま〜す♪じゃあパインちゃん。」
「・・・・・ない・・・。」
「へ?」
「だから、まだ誰にも許してない!!」
「しょ、処女なのパインちゃん・・・。のわりにオナニーしてるんだ・・。パインちゃんって本当はやりたいんでしょう?」
「し、したくないよ!」
「ふ〜ん・・。ま、いっかな。じゃあ次ユウナ!」
ドクン、ドクン、ドクン
胸が高鳴り始めた。
あの一夜を思い出していたのだ。
(第6話に続く)
976 :
名無しさん@ピンキー:03/08/05 01:09 ID:79g0uLDH
ガンガレ!!
978 :
名無しさん@ピンキー:03/08/05 02:31 ID:yqaIkkRU
979 :
トマト:03/08/05 02:50 ID:Bum87TVz
>>977 ありがとうございます。
ここは人口少ないんですね。
第6話
「ユウナ・・・イッていいッスか・・?」
「あああ・・・っっ・・・。」
「ああ!もう我慢できない!!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−-ー−−−-−ーーー−−−−
「何ぼーっとしてるのユウナ?」
リュックの声でユウナははっとした。
「熱くて、湯船出たと思ったら、10分もぼーっとしてるんだもん。ユウナ、もう肌乾いてるじゃん。」
「あ、・・・うん。」
「もしかしたら、質問答えたくないのかな、なんて思ったけど・・・無理して答えなくて良いよ・・・うん?」
リュックがあることに気づいた。
「あ!ユウナのアソコ濡れてる!」
「え・・?あ!」
あの夜の出来事を想像していたら、濡れてしまったのだ。
「ユウナのエッチ〜〜!」
「やめてよ!パインが見てるじゃん。」
パインが近寄ってきた。
「リュックやめてあげなよ。ユウナが嫌がってるのわからないか?」
「うん・・・。わかったよ。うん。ユウナの本性分かったし♪先にお風呂出るね!」
そのまま走って大浴場を出てしまった。
980 :
トマト:03/08/05 03:04 ID:Bum87TVz
「ユウナ・・大丈夫だったか?」
「うん・・・何とか。」
パインが思いもしないことを聞いてきた。
「それで・・その・・何だ・・なんで濡れてたんだ?」
「え!?」
「いや・・・そんな・・その・・無理して言わなくて良いが。」
「うん・・・・。パインになら話してもいいかな。」
そしてユウナはゆっくりその夜のことを話し出した。
-−−−−−−-−−−−−−−−−−ー−−ー−−−−−ー-ー−−−
あれは・・そうあの日はほんの偶然から始まったんだ。
わたしがキミと旅してる途中のことだったんだ。
ある町の公道みたいのを歩いてるときのことなんだ−−−−
「あ!・・・。」
ユウナが急にそんなことを言ったので、ティーダは尋ねた。
「え?どうしたんッスか?」
「ごめん・・なんでもない。」
「?・・わかりました。」
他のメンバーには聞こえなかったせいで、ティーダ以外には尋ねられなかった。
そして、何十分か歩いた。
するとある町についた。
ワッカが言う。
「もう空も暗いし、この町で休んでいこうぜ。」
皆が「そうだな。」、「そうだね。」と返事をする。
981 :
トマト:03/08/05 03:13 ID:Bum87TVz
「じゃあ、一旦解散ということで。明日の明朝に向こうに見える噴水の前に集まろうぜ。」
ワッカがばかにでかい声でそういうと皆別行動をとりだした。
そして、ユウナが「待ってました」と言わんばかりに走り出した。
「あ!ユウナ!どこへ行くんッスか!」
ティーダが心配して猛スピードで着いていく。
負けじと、ユウナも猛スピードで走る。
そして、ユウナはホテルに入った。
「はあ、はあ・・・何で走るんだ・・。ここに泊まるっていうのは分かるけど、何で走る理由があるんだ?」
ホテルの入り口の前でそんなことをぼやきながら、ホテルに入った。
「あの、召喚士様、ここに来なかった。」
そう、従業員に尋ねた。
「はて・・・・。どうでしょう・・・見かけませんでしたけど・・。」
「そんな、ばかな!」
ガチャ
トイレの扉が開いた。
すっきりしたような顔でユウナが出てきた。
982 :
トマト:03/08/05 03:27 ID:Bum87TVz
「ユウナ!」
「あ!ここに来てたんだ。」
「心配したんッスよ。急に走り出すから。」
「実は、さっきからトイレ我慢してたんだ。さっき『あ!』って言ったのはそれに気づいて。」
「あ、あ、ううん・・。そうなんッスか・・・。」
ティーダは心臓が異常にドクドク波打つのを感じた。
「どうしたの?余所見なんかして。」
「な、なんでもないッス!」
ティーダはさらに同時に性器が膨張していくのを感じた。
「・・ところで、キミもここに泊まるの?」
「は・・・はい!ここに泊まるッス!」
「ふ〜ん。」
そして、ユウナは従業員を呼びかけた。
「じゃあ、個室お願いします。」
「500ギルになります。2階にへどうぞ。」
そして、ユウナはティーダに言った。
「じゃあ朝にね。」
「は、はい!」
そして、ユウナは2階へと階段を伝っていった。
そしてユウナは上りながら気づく。
まだティーダはさっきの場所に突っ立っているのだ。
大声で呼びかけてみた。
「そんなとこで何してんの!!部屋頼まないの〜〜!!」
そして、ティーダは渋い顔で言う。
「あの・・・お金ないッス・・・・。今日は野宿ッス。」
そして、ユウナはちょっと考えて、こう言った。
「じゃあわたしの部屋くる?」
(第7話へ続く)
神様ガンガッテください
続き楽しみにしてまつ。
ここにパインが出てくるSSって珍しいし
漏れパイン好きなんで
こんなのでもマンセーせにゃならんのか
985 :
トマト:03/08/06 22:07 ID:CYK8+Poa
>>983 ありがとうございます。
ところで、次スレはどうしますか?
>>984 すいません。
多分皆さんはいきなり、からみいっちゃうのが好きだと思うんですけど、ちょっと演出凝ってみたかったんで。
第7話
パインが驚いたようにユウナに尋ねた。
「え?それユウナが言ったのか?」
「・・・うん。今思えば、何言ってたのかな何て思うけど、あの時は別にそういう下心みたいのもなかったし、困ってる人を助ける・・・うん。善意みたいな気持ちでそう言ったからさ。」
「・・・なるほど。・・じゃあ続きいいかな?」
「うん。」
−−−−−ーー−ー−−−−−−ー−ー−−ー−−−−−−ー−−−ーー
「じゃあわたしの部屋くる?」
「へ?何て言ってるんですか〜!聞こえないッス〜〜!」
ティーダは走って、階段で二階に上って来た。
「あの〜、何て言ったんッスか?」
「いや・・・、わたしの部屋くる?・・・って。」
「な、な、な、何言ってんッスか!!そんなことできませんよ!!野宿で良いッス!」
「・・・そっか。」
そのままユウナは自分の部屋に入ってしまった。
「はあ、ちょっと勿体無かったかな。」
ちょっと残念そうに、一階に下りていった。
「あ!」
986 :
トマト:03/08/06 22:12 ID:CYK8+Poa
リュックだ。
「ティーダ何してんの〜〜!こんなところで。」
「いや・・・何でもない。ちょっと、町を見学する折に着ただけだよ。」
「ふ〜ん・・・分かった!もしかして、泊まるところないんでしょう?お金なくて。」
図星だ。
「ああ。・・悪かったな。」
「あたしもだよ!」
何でそんなことを元気に言うのだろうか?
余計に自分が暗くなってしまうと、ティーダは感じた。
「そういえば、ユウナここに泊まるって言ってたなあ・・・そうだ!二人でユウナの部屋に押しかけようか!」
「え〜!?」
「よし、決まり!!行こう!行こう!」
半ば強引に手を引っ張られ、ユウナの部屋の前まで来てしまった。
「トン、トン♪」
リュックが部屋の扉をノックする。
扉が開いた。
「は、はい。・・・あれ、リュック!それに・・・」
「あ、い、いや!俺は無理矢理ここに連れて来られただけなんッスよ!別に自分がここに来たいとか、そういうわけじゃなくて。」
「・・・いいよ。入って。」
「ラッキー!よし、ティーダ入ろうよ!」
987 :
トマト:03/08/06 22:23 ID:CYK8+Poa
-ー−−−−−ー−−−−−−ーー−−ーー−−-−ー−−−−−−−−
またパインは尋ねた。
「その後に・・・その・・したのか?・・・でもリュックが居たんだろう?」
「まあ、話聞いて。それその事とかも分かると思うから。」
ー−−−ー−−−−ー-−−-ー−−−−−−−ーー−−−−−−−−
「じゃあ、ユウナシャワー借りて良いかな?」
図々しくリュックがユウナに尋ねた。
「え?ああ、いいけど。」
「じゃあ入ってくるね♪」
リュックはそう言って、風呂場へ行ってしまった。
「(ひでえや・・・俺一人かよ。気まずいな。)」
「いいよ。そこの椅子に腰掛けて。」
「あ、は、はい!」
「?」
ティーダは慌てた。
この状況をどうするかに。
「・・・わたしのこと嫌いかな?」
「!?」
突然予期せぬことを言ってきた。
「何言ってんッスか!そんなことないですよ。」
「でも、さっきさ・・。私の部屋来るの拒んだから・・もしかして・・・なんて。」
「いや、あれはとにかく嫌いなんて嘘ッス!むしろ、す・・!。」
「え!?」
「す・・、す・・、」
「あたしは好き。」
「!?」
「その後の言葉、わたしには分からないけど、わたしはキミのこと好きだよ。」
988 :
トマト:03/08/06 22:24 ID:CYK8+Poa
(第8話へ続く)
絡みとか以前に文章が単調でヌルい…中学生の作文みたいだ
無理にエロに持ってかなくていいからもうちょい気合い入れて書いて欲スィ
990 :
偽トマト:03/08/07 00:38 ID:cgNv/T9S
ワンツはキメ台詞を吐く。
「オオアカ屋、よろしく!」
人だかりは彼を囲み、熱気でひしめき合っている。
ワンツはおもむろにブロマイドの束をを広げる。
ユウナ、ユウナ、ユウナ、全てユウナのものだ。
かつてシンを倒すために旅したユウナ。
彼女を追いかけ、ひたすら彼女の勇姿を、悲哀を、苦悩を、そして愛を
カメラにおさめまくったワンツはいまではユウナファンから、
「スピラの田代」と呼ばれ、畏敬の対象になっている。
ことにその旅から2年後、ユウナがギャルっぽく露出度が高まり、
化粧も濃くなったのにあわせるように、
かつての和服に身を包むけなげなユウナのナマ写真ははプレミアすら付いていた。
991 :
偽トマト:03/08/07 00:49 ID:cgNv/T9S
「はいはい、押さないで!」
「数しっかりそろえてるから!」
人ごみをひとたびさばききったワンツは手元からスフィアのカメラを取り出す。
飽くなき向上心、これこそワンツの魂である。
(今度は写真ではなく、動画でユウナ様のお姿を…)
ユウナは現在きまった住居はなく飛空挺内で生活しているという。
すでに飛空挺に乗り込む手はずはできている。
(つまり、そこで飯食って…そこで用を足して…月のもの処理して…
性欲の処理なんかも…)
ワンツはがらにもなく天にこぶしを突き上げて絶叫した。
「やったるぜー!兄さん!」
轟音とともに飛空挺が近づいてくる。
>989
じゃあ喪前が書いてみろ
993 :
偽トマト:03/08/07 00:53 ID:cgNv/T9S
トマトさん!いっしょにがんばろー。
字刷れはそろそろですね。
994 :
トマト:03/08/07 11:44 ID:IHG8pltA
このスレッドの皆さんへ
読みやすさを追求するあまり、稚拙な文章になっていたこと深くお詫びします。
>>989さんの意見がとても反映されました。
第8話
「・・・・・・・。」
ティーダはその言動が真意なのかを確かめる以前に混乱していた。
旅の中、ユウナはいつだって冷静にたくさんの人々を救ってきた。
ティーダの視線からすれば、それは人ではなく、女神のような存在だ。
旅の中人間味を見受けられる場面は無いことも、無かったが、結局その存在は「人」よりはむしろ「神聖なる存在」という感じがした。
「・・・はは。まさかそんなこと言われるなんて思ってもみなかったッス。・・・。」
「『好き』って人に伝えるのっていつも困難だよね・・。感情ってそんなものかもしれないけど、愛っていうのはもっと・・。」
ティーダは不思議なこの部屋の雰囲気を和ませるかのように言った。
「はは!何語ってるんスか!・・・・。」
やはり、このまま無理して言葉を続けることはできなかった。
まぎれもなく、あの時、告白しようとしたのは真実なのだ。
まぎれもなく・・・まぎれもなく・・・・・
「ユウナ!」
「は、はい!」
急に大きい声をティーダは出した。
「あ、あの・・・さっき言おうとした事、正直に言うッス!俺・・・ユウナのこと好きッス!」
995 :
トマト:03/08/07 11:57 ID:IHG8pltA
人生の中で言動したかったが、結局封印してしまった場面は少なからず誰にでもあるだろう。
その言動を封殺することで、場の雰囲気を壊したくなかったり、相手を傷つけたりすることを防ぐのだ。
しかし、愛というのは実に不思議だ。
別に相手を傷つけるわけでもないのに言うことを躊躇ってしまう。
無論、相手に不快感を与える可能性もあるが、少なくともユウナはそんな人ではないとティーダは信じていた。
そう、そう信じきれたからこそ、今愛を解き放った。
ユウナの愛がティーダの心をノックしたから・・・。
「え・・・?」
そして、その刹那、ティーダの腕がユウナを抱きとめた。
身体が触れ合うたびに互いの鼓動を感じた。
そして、互いに高ぶる感情を必死に隠そうとした・・・がもう止められはしない。
「ユウナ・・・愛してる・・・・。」
ユウナの瑞々しい口元にティーダが触れる。
何度も・・何度も・・何度も・・。
「リュックが・・・お風呂出ちゃうよ・・・。」
「気にしないで・・・。」
そう、ユウナの声を封殺した後、絶え間なく口元に触れ続けた。
「あ・・・・!」
そして、二人はただの接吻では飽き足らず、やがてその舌を絡ませる。
「あ・・・。あ・・・。」
喋ろうとするユウナの喉を何度も封殺しながら、ティーダは舌を絡ませる。
「あの・・・・あ・・・リュックが・・・・あ・・・。」
向こうで、風呂の扉が開く音がした。
リュックが出たのだ。
996 :
トマト:03/08/07 12:08 ID:IHG8pltA
あの・・・自分はスレッド立てられないんですけど、(ホストの問題で)誰が次スレ立てるんですか?
リュックがやって来た。
「次、お風呂入る人どうぞ〜♪って・・あ!」
ティーダとユウナが愛し合ってる現場を見てしまったのだ。
「す、すごい・・・。もうそんな・・・。あたしは邪魔だよね。そんじゃ、また朝ね〜二人とも♪」
そのまま、部屋の出口を駆け抜け、何処かへ行ってしまった。
とっくに行った後だがユウナは言った。
「あ・・・リュックいいよ。ここにいて・・・。」
そう言ってる最中にティーダがユウナのちょうど後ろにあった、ベットに押し倒した。
そして、ユウナの上に乗っかる形でベットに横たわった。
「あ・・・重いよ・・・。重い・・・。」
ユウナは声では躊躇っているが、その細く白い美しい腕は、しっかりティーダを抱きとめていた。
「いいッスか・・・しても・・。」
「・・・うん・・・。」
ユウナの声は今にも消え入りそうだった。
(第9話へ続く)
それだと一話から貼らないと解らないだろうし。
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。