ラノベのエロ……
万理絵と遼の初エチ珍問答
天然女ったらしの吉平に迫られてたじたじの貴年
楽園の魔女達による豪華な4P
優さんに淑女のたしなみを仕込まれる祥子さま
同じく淑女のたしなみをエドによって仕込まれるカリエ
神楽と焔の交尾
筋力24の神官戦士が家庭教師で幼馴染のソーサラーに誤ってセンスイービル。成敗する前に思い出作り
アブデル様による実地でギャルゲー講座
珠晶に主導権握られっぱなしの頑丘
囚われたドッコイダー、逆レイプされる
こんなの見てみたい
下から2番目は煩悩の十二国記スレでリクエストするといいかも
70 :
名無しさん@ピンキー:02/12/20 19:37 ID:PlFZnvrz
>68
希望には添えないが少しだけ「天国に涙はいらない」のやつを書いてみていいか?
エロSS初挑戦でけして上手くはないが・・・
>68
一番上が激しく見たい。
誰か書いて。
エドはカリエに仕込める程経験あるのか? 逆ならありそう。
シリーズが進んでカリエが子供産んだあとくらいでさ。
74 :
71:02/12/22 01:05 ID:1Cpt7kZq
よし、じゃ、投下します。
唐突に賀茂家の玄関のチャイムが鳴らされる。
「はーい。どなたですか・・・って律子じゃないか。なんか用か?」
「まあね。いまアブデル様は居る?」
「ああ。いるけど?」
「よかった。ちょっと呼んできてくれる?」
さっそく呼びに行くとアブデルは自分の部屋でくつろいでいた。
「なんか律子が呼んでるぞ」
「あの年増女か・・・まったくなんの用だ?」
アブデルは面倒くさそうに立ち上がると、玄関に向かった。賀茂も取りあえず付いていく。
「で、なんの用だ?」
「あ、はい、近くに新しく和菓子の店が出来たんですけど、それがなかなか美味しいらしくて。で、一人で行くのも何ですしアブデル様をおさそいにきたんですの。」
「そうゆうことか。なら一緒に行ってやらんでもない。賀茂、お前も来るんだろ?」
「ああ、別に構わないけど・・・」
「良し、決まり!さっ。行きましょ。」
・・・こうして、三人で出かけることになったのだが、ほんの一瞬だけ律子の顔に悪魔の様な笑みが浮かんだ事に気付く者は居なかった。
75 :
71:02/12/22 23:10 ID:/AD60HxX
「おい律子、本当にこっちでいいのか?」
「ふむ。ずいぶんと人気がないがこんな所に本当に店が・・・っぐわあああ!」
「アブデルっ?!」
即座に振り返って見るとアブデルが倒れており律子の手にはスタンガンが握られていた。
「律子、これは一体どういうこと・・・」
「よし、まずは一人。悪いけど賀茂君も眠ってて。」
賀茂の腹に律子の超速の当て身が喰らわされる。
「ぐうっ・・・」
低くうめき声を上げて賀茂も地面に倒れ込む。
「これでよし・・・よいしょっと。」
律子は大の男二人を抱えているとは思えないほどの軽やかさとスピードでその場を後にした。
あのーー、、、珍宝握ったまま7時間半経過。。。。
>>76 えらい持続力ですな。
それともしぼんだのを握ってますか?(藁
78 :
71:02/12/23 19:24 ID:SKw0VYhX
諸般の事情で書き込みが遅れた!今エロの所を書いてるから待っててくれ。
「ここは、・・・くそっ、油断した・・・んっ?なんだこれは!?」
アブデルが意識を取り戻したとき、自分がベットで寝ているという事に気が付いた。
ただし、手足はロープにより縛られまったく身動きの出来る状況ではなかった。
「ん〜!ん〜!」
「賀茂!いるのか!?」
部屋の隅を見てみると賀茂は身動きが出来ないようきっちり簀巻きにされていた。
ご丁寧に呪文の詠唱が出来ないように口にはガムテープが厳重に貼られている。
これではアブデルの力がいかに強大でもどうすることも出来ない。
「こ、これは非常にまずいことになったぞ・・・」
アブデルは自分の置かれている状況を把握して青ざめた。
「なんとか抜け出さなくては・・・」
ロープを外そうと十分ほど格闘していると、部屋のドアが開いた。
「あ、起きたみたいね。」
「この年増女!このロープをさっさと解け!我は神(美少女)の為だけにあるのだ!お前のような年増女が手を出して良い代物ではないわ!」
アブデルが顔を赤くして激昂すると律子は平然と言った。
「そんな事を言ってられるのは今のうちだけですわ。すぐに私無しでは居られない体にしてさしあげますから。」
淫靡な笑みを浮かべ舌なめずりをする律子。それを見たアブデルは完全に血の気が引いた。
「賀茂〜!みき〜!誰でもいい!誰か助けてくれえええ!!!!」
「ふふ、無駄な抵抗はなさらずに快楽に身をゆだねた方が楽ですわよ。」
所変わって、夕食の買い物中のみきとたま。
「今、アブデル兄様の悲鳴が聞こえたような・・・」
「きっと気のせいですよ。」
「少し気になりますけど・・・それもそうですわね。さ、買い物を済ませてしまいましょう。」
運悪くアブデルの願いは届かなかった。
79 :
71:02/12/23 23:27 ID:J8u3BC8R
「うわぁ・・・おっきい」
ズボンを下ろしアブデルの「ブツ」を確認した律子は素直に驚嘆の声を漏らした。
平均サイズよりかなり大きめだったからだ。
「さてと、それじゃ手始めに・・・」
軽く根元から先端にかけて愛撫する。
「や・・・やめんか年増女!」
「その格好で言っても説得力がないのよね〜。それに段々硬くなってきてるし。」
さらに執拗に攻め続ける律子。
「そ、それはだな・・・う・・・あああっくっ・・・」
すでに陰茎は本人の意志に反してかなり硬度を増していきり立っていた。
さらに上目遣いで見つめながら亀頭の周囲に舌を這わせたり、根元から先端まで丁寧に舐め上げていく。
ぴちゃ・・・くちゃ・・・といういやらしい音が室内に響き渡る
「くうっ、やばい・・・上手すぎるっ・・・思わずイキそうに・・・あっ?」
イキそうになった一歩手前で這わせていた舌を離し、唾液が糸を引く。
「自分の意志でしたいっていったら再開してあげますわ。それまでお預け。」
「あ、悪魔かお前は・・・」
「悪魔っ娘はたまちゃんでしょ。ま、あの子より私の方がいいって事、時間をゆっくりたっぷりかけて証明して差し上げますわ。」
(;´Д`)ハァハァ
保守
あけおめ保守
職人はもういないのか……
三が日も終わったからそろそろ職人の方々が帰ってくるのを祈る
職人さんたちが戻ってくるようにとオナる。
86 :
71:03/01/07 00:33 ID:PRJG2P25
年末から今まで仕事地獄で書いてる暇が全然なかった・・・
おまいら・・・今、書いてるからしばらく待っててくれ・・・
71さんおかいりー!続き待ってるよぅ。
バブリーズのお人は帰ってこないのかのう…
フィリス×アーチーの完結を待つのはもちろんのことだが、
個人的にはスイフリーによって調教…もとい堕落…でもなくて
ハーフエルフを身篭るクレアさんとかも読んでみたいのう。
88 :
71:03/01/08 23:26 ID:SnH/9apm
まずい・・・書いててネタが無くなってきた・・・
やはりエロに挑戦するのは無謀だったかも・・・
漏れでも探してみるが何か資料きぼんぬ・・・
89 :
71:03/01/09 23:03 ID:TSWVJ3rQ
っと、最近疲れてるのかつい弱音が・・・脳内あぼーんしてくだされ。
激しく遅筆なのも多めにみてホスィ・・・
しかしエロSSって難しい・・・
取りあえず他の職人と神の仕事を見てなるべく萌える物を書けるよう頑張るか・・・
90 :
山崎渉:03/01/12 07:43 ID:V/7KqTmb
(^^)
東京タブロイドで書いてみようかと思ったら、
なぜかエンジェルハウリングネタに…
月末くらいにはうp出来そうでござんす。
92 :
49:03/01/14 21:17 ID:JeKDGeMR
間が空きましたが
>>66の続き。
「女から粉かけるなんて、本当は凄く恥ずかしいんだからね、分かってるの?」
声が上擦っているのがみっともなかった。肩が震えているのがばれていないか、気にしながらわざと大股で自分の寝台まで行き、冷たい寝台に滑り込む。
「寝る。もう何にもしない。だから」
もう忘れて、と言おうとした口が泊まった。追ってきた手に肩を掴まれたのだ。
「その、フィリス」
「何なの」
うつ伏せになって、顔が見えないようにする。肩に置かれた手は動かない。
「つまり、私こそ、お前を最初は放蕩娘として胡散臭く見ていて」
「知ってるわよ、そんなの」
93 :
49:03/01/14 21:33 ID:JeKDGeMR
鼻をすすった音は聞かれなかっただろうか。
「今までずっとお前が誘ってきたのが財産目当ての愚かな意図ならば、拒みきれると思っていて」
「だから何」
「だから、・・・もし、意図が別にあるのならば、拒めそうにないんだが」
涙の後も拭い切れたか分からぬ顔のまま、フィリスは振り返った。アーチーは苦々しそうな表情をしている。渋々、本音を言わされているかのような、いや、ようなではなくて。
「それで、まだ、私に拒まれた、とは思わないで欲しいのだが、のわっ!」
最後の叫び声は、本人の意志に反して、彼が肩を掴んでいた人物に寝台まで引きずり込まれたために起こったものだった。
そのまま両腕を上から押さえつけると、フィリスは短く唇を重ねた後、一度離すと、深く、下で口内を探る。またうめいた声が先程と何ら変わりないのに、笑いながら顔を離すと、唾液が糸を引いた。フィリスはアーチーの頭を抱き寄せ、頬を擦り寄せる。
「責任取って、最後までちゃんと襲ってあげる」
おお、懐かしい。このシリーズ好きだったなー。
ってことで
>>49さんがんがってください。
95 :
山崎渉:03/01/17 07:32 ID:C4ctH7ZP
(^^;
都市シリーズの結城×勝意なんぞをキボンしてみる。
OSAKA終了後なんかで。
以前あった『世界でニ番目にアナル攻めの上手い男』は無茶苦茶ワロタ。
LAST KISSのエロSSキボンヌ。
>97
前スレ
hoshu
職人さんがたはどこへ行ってしまったのか
最近元気ないな、ここ。
ルナル・サーガとかは需要ある?
>>102 黒翼鳥でひとつ。
いや実際、本気で心から。
104 :
102:03/01/31 09:52 ID:nOWYW5v2
>103
こ、黒翼鳥?!
ぬぅ、美味しくも難しいところを突きますな(W
モエルケド ダレト カラマセレバイイカ サパーリ ワカラナイヨ…
>102
レルシェで一つ。
保守
「百鬼夜翔」や「妖魔夜行」なんかは萌えキャラの宝庫だと思うのだが、どうだろう?
>107
流×摩耶が読みたいなあ…。
本編できっぱりないことにされちゃって残念だった。
東京タブロイドのヒロインなど。気の強いこのキャラには
凌○が似合う?
誰も読んでないか。
>108
事ある度に傷つく流に付き添ったり、彼を癒す麒麟の眼鏡っ娘(名前忘れた^^;)に嫉妬にも似た感情を抱いたりと…
これからを期待させる…そして色々と邪推させてくれた展開だったのだが…
バブリーズネタに飢えてた俺には49氏はまさに神です。
フィリス×アーチーが完結したらスイフリー×クレアさんも
是非々々お願いしたいのだが。
ヒース×イリーナとエキュー×マウナってどっちが萌え?
漏れならエキュー×マウナ。
ガルガド×ノリス(♀)とかw
むしろチャックノリスのせな毛で
保守
浄眼機とフィラマリークって需要ありますか?
サード読み返したら、無性に書いてみたくなったので。
>118
職人さんはいつでも大歓迎っすよ〜カモン
>>104 激しく遅レスだが、漏れもキボンヌ!
相手・・・ええと、リアラさんとか。趣味で。
参加したいが絵を描くしか能がないからなあ…
ストーリー作れる人はマジで尊敬するよ。
絵が描けるってのも、十分尊敬に値しますって。
ストーリーを書いても、読み返すたびに鬱になるし……(W
絵師降臨の予見!?
絵描いてくださるならば僕月で書きますが……
しかし絵師さんが僕月を知っていなさそうな罠。
あああ、思わせぶりな書き方してしまってゴメン。
ソードワールドのエロSSに惹かれて迷いこんだだけなんだ。
他のラノベはほとんど何も読んだ事がないのでお役に立てず申し訳ない。
>123
絵師さんいないと書いてくれないの?
挿絵ナシでも読みたいよー。どうかよろすく。
127 :
123:03/02/18 18:22 ID:us5eT+FB
>126
書きたいとは思っているもなかなか時間が取れないもので。
天になき星々の群れ(長谷敏司/スニーカー文庫)なんてのは如何か?
フリーダとアリスで。
129 :
名無しさん@ピンキー:03/02/20 15:55 ID:r63llUYj
てすと
>128
そっちのスレも見てるが歓迎。どんどんやっちゃってください。
131 :
49:03/02/24 16:33 ID:L/u6wuU9
更に間が空きましたが
>>93の続き。
腕に気を取られている隙をついて、耳朶を噛んでみた。「よせ」と首を振って逃れようとするので、
「じゃあ、これは?」
と、首筋から下へと移っていく。アーチーがうめくのを止めようと歯を食いしばる様子が、眠っていた時と全く同じなのに笑いを堪えながら、胸から腹の辺りを撫で回す。諦めたように、フィリスの黒く流れる髪をかき分け、背を指で何度も擦りあげてくる。
手で触れられているのと、組み敷いている肌の密着した具合が相まって、特に何もされていないのに彼女の体が熱を帯びてきたのが分かる。経験したことのない熱の高ぶりに、よりしがみつくと下方へと体を下ろしていく。
その体の動きを止めようと手が追ってくるのをかわして、再び指で触れるとまた頭を掴まれた。今度は押しつけられた形で、だが。
「・・・フィリス」
「駄目?」
132 :
49:03/02/24 17:11 ID:H3nR0P1N
口を離して首を傾げ、紅く光っているだろう唇で弧を描いてみせると、うなって、
「好きにしろ」
という。投げやりな調子に臆することもなく、彼女は発せられた言葉に甘えた。
今度は起きるかもしれないというと緊張と戦わないで済む分、大胆に手が動かす。一方の手で擦りながら、もう一方の手で周囲の方々に触れてみた。時折、身をかがめて舌先で舐めてみて、反応を確かめたりもする。
アーチーも身を起こすと手の平が背から胸へと移り、さすってくる。距離が届かないのか、たどたどしく胸の形を変えてくるのが却ってもどかしい。
「はあっ」
しまいに口を離して、あえいだ。手の中の固さを確認しながら、そろそろかと馬乗りになると、アーチーが目を見開く。
「おい、私が上になるから」
133 :
49:03/02/24 17:30 ID:c3vYJy8p
「最後までちゃんと襲うと言ったでしょう」
跨り、まず擦り合わせると、自分でも思いも寄らないような音が出て、何ともいえない感覚に覆われた。吐息を彼の首筋に幾度もかけてから、ようやく腰を一旦離した。手でまさぐり、場所を調べてからどうにか腰を落とす。
「い、たあ、あ!ん!・・・んん!」
これまでのアーチーのそれなど、ささやかなものになるほどのうめきが口から漏れるのを聞いた。どうにか先端が入っただけなのに、身が引き裂かれたとしか思えない。目を固くつむり、体を引こうとするのを、シーツを握って耐えた。
「呼吸して、力を抜いた方がいい」
耳元で話しかけられているのも遠く聞こえるほどで、大体どこをどうすれば体の力が抜けるのか、痛みで訳が分からなくなっている。
それでも呼吸することは意識できるので、どうにか集中する。
「い・・・い、い・・・」
134 :
名無しさん@ピンキー:03/02/24 17:56 ID:db6Z6U7S
135 :
49:03/02/24 18:30 ID:5P7Ye5kp
息を吐き、僅かずつ腰を落としていく。
全部入りきった、と気付いたとき、息を吐き、また吐いた。同時に、わき上がるものに堪えきれなくなる。「どうした」と聞いてくるアーチーの方に顔を埋めた。珍しく、肩にそっと手が置かれると、彼女が顔を上げるまで撫でていた。
「動けるか?」
「多分・・・」
しかし動かそうとして、あまりの痛みにまたすぐに元に戻した。動き方が悪いのか、痛みが増幅するばかりになっている。
それでも必死に動かしていると、歯を食いしばって様子を見ていたアーチーが、不意に肩に置いていた手で掴んできた。
「少し動くぞ」
呆気なく体が入れ換えられた。フィリスの背を、アーチーの熱を吸った寝具の柔らかな感触が受け止める。同じく受け止められていた脚が折り曲げられた。
体を少しでも痛みが走るので堪えていると、熱くなっている手が体に触れてくる。滑らかに腹から胸へと進むと、いつしか固くなっていた先をくすぐった後、頬から髪へと辿り着く。
「すぐに済ませるから、もう少し我慢しろ」
そう言うと、体を突き上げられた。
136 :
49:03/02/24 18:58 ID:6O/OcKWv
「や、・・・ああ・・・あ・・・」
その度に声が漏れる。痛みは続いていたが、自分が動かなくて良い分、気分はずっと楽になった。アーチーにしがみつくしかできない自分が不甲斐ないように思えたが。
ただ、感覚が鮮明になり、突き上げられることに集中していく。互いの息が荒いのを感じる。
「・・・くっ」
やがて最も突き上げられた時、体内に押し寄せてくる感覚に、体の中から震えが伝わってきて、動けなくなった。体を揺すられているのは感じていたが、瞼を閉じていたのでよく分からなくなっている。
しばらくして、抜き取られていくのに気付いた。
「ああ・・・」
思わずそう言った後、軽く身の震えを感じながら、目を閉じた。
我に返ると、何故かまた位置が入れ替わって、アーチーにもたれかかっていることに気付いた。フィリスが身を起こすと、目の前にいる男は憮然として彼女を睨む。
「目が覚めたのならどいてくれ」
137 :
49:03/02/24 18:59 ID:6O/OcKWv
一瞬、腹が立ったが、諦めて体を離し、身を横にしてからそれに気付いて目を見張った。窓から朝の光が入り込んでいる。男の方を振り向いた。
「眠ってしまったのね、私」
「おかげでこちらは一睡もできなかった。少し眠らせてもらうぞ」
背を向けた彼を見て、ふと、いつもの悪戯心で口が開く。
「孕んだかも」
返事は、先程より更に不機嫌なものだった。
「どちらにしろ、お前相手に責任取らないなどと、怖くてできるか」
目を瞬かせた後、フィリスは噴き出した。「寝るぞ、私は」と大声で宣言したアーチーの横でしばらく笑うのを堪えていた後、彼の方へ身を乗り出して、頬に口づけた。
終わり
138 :
49:03/02/24 19:19 ID:6O/OcKWv
蛇足
「お姉さん、お久しぶり」
「お久しぶり、レジィナ」
フィリスとレジィナは、真っ先に駆け寄って挨拶した。一同が合流したのは数週間後のことである。レジィナは大剣を携えて、相変わらず元気そうだった。遙か後方から転がってくる(ように見える)グイズノーもだ。
女同士ということもあって会話は弾み、二人はひとしきり近況を報告し合っていたが、突然、レジィナが首を傾げた。
「お姉さん、ちょっとやつれてません?」
「そう?最近、ちゃんと眠っていないからかしら」
フィリスは平然と返したが、背後で凄まじい音がしたので振り向くと、アーチーが後ずさった拍子に木箱を引っかけてひっくり返ったらしい。大陸に名だたる戦士の体さばきはどこへやら、だ。
その木箱のクズにまみれた顔を、いつの間にか現れたパラサが覗き込んでいる。
139 :
49:03/02/24 19:20 ID:6O/OcKWv
「あからさまに怪しいにゅう」
「聞いてやるな、はとこの子よ」
その横で、こちらもどこからともなく現れたスイフリーが相づちを打つ。
「しかし、あれほど嫌がっていた煉獄に自らはまり込むとは、人間は未だに理解しがたい生物だな」
どうせ彼のことだから、フィリスが「何が煉獄だって?」と聞きとがめるのを待っているのだろうが、敢えて無視した。アーチーのひくついた顔も面白いから。
「ということは、お二人は人生の墓場に足を踏み入れたんですね」
ようやく追いついたグイズノーが、満面の笑みで言う。意図もなく、彼はこういうことを平然と言う。
「いや、これからの時間、色々と大変かと思いますが、温かく見守らせていただきますよ」
140 :
49:03/02/24 19:21 ID:6O/OcKWv
その笑みを見ていると、その「大変」なことを期待しているかのようだが、今のところは蹴らないでおいた。
そこでようやく、レジィナが「まさか」と言った。
「お姉さん達、くっついちゃったんですか!?」
スイフリーが頷く。
「そうだぞ、人間の子よ。どうやらアーチーが手を出してしまったらしい」
「違う、手を出したのは向こうだ」
「ええ、そうだった」
即座に訂正したのでフィリスも補足すると、・・・己の発言の意味に気付いたのか、アーチーはそのまま、固まってしまった。
そんな彼に向かってパラサが、意地の悪い笑みを見せた。
「語るに落ちた、だにゅう」
今度こそ終わり
141 :
49:03/02/24 19:27 ID:6O/OcKWv
完結しました。応援して下さった方々に感謝します。
なお、スイフリー×クレアは、考えてみます。調教ものになるかは分かりませんが。
ではしばらくの間、去らせていただきます。
職人様方の話、楽しみにしております。
>131-140(49氏)
いやに進んでたからもしやと思ったら
完結編キタ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━!!!!!!
ほんとに待ってましたよ。フィリス可愛いなあ…
処女なのに襲い受けだし。
スイフリー×クレアも期待してます。
キャラが「らしい」のがイイっすね。楽しませていただきました。
お疲れ様です。
ひさびさに来たら完結してるし。>49
ゴチソウサマデスタ 乙!
145 :
名無しさん@ピンキー:03/02/28 12:54 ID:aM3TCZTR
age
唐突だが。
Missing(亜紀)でエロネタ描こうとつらつらと書いてたんだが、
どーも直接的なエロが書けないらしく、なげちった残骸がある。
誰か、続きを書いてみん?
147 :
146:03/03/03 03:13 ID:+nIh+M1V
自分が死ぬ、という意識は薄かった。
このままいけば、もう二度と誰と会うことも関わることも無く、消えていくことだけは意識していた。
夜は暗く、森は黒い。
人はおらず、獣すらいない。
ふと、亜紀は両腕で自分の体を抱きしめた。
雨に湿った体に夜風は冷たかったが、それよりも独りでいることが身に染みた。
ここは――木々に囲まれたこの小さな広場に、亜紀は一人ぼっち。
死期を悟って住処を離れた猫は、こんな気持ちになるのだろうか。
一人になって、本当に一人になって、誰かにそばにいて欲しいと、亜紀は今になって思う。
誰かの体温を感じていたいと。
「現金だよね、人間なんて――」
応える相手はいない。
下草を踏みしだく足音、押し殺したような獣の吐息――ただ、主を敬うイヌどもが、その周囲を囲むのみ。
いつしか一頭が、遠く、低く、哀切に遠吠えを始める。
亜紀の――主の寂しさを埋めようとしてか。
応えて合わせて、一頭が、また一頭が遠吠えに加わり、場は、気の滅入るような低い音声で埋め尽くされていった。
けれど、見えぬイヌ達の合唱を見つめる亜紀の表情に変化は無い。ただ、無表情だ。
追従は、嫌いだ。
そもそもイヌ達は、亜紀の意を、無意識の欲望をかなえようとするものであり、すなわち、これは自己憐憫に過ぎないのだった。
わかってしまえば、それはひどく滑稽なことでもあった。
148 :
146:03/03/03 03:14 ID:+nIh+M1V
イヌガミ達は、亜紀の周りを一定の距離を置いて取り巻いている。
その姿は見えない。だがその存在を否定する要素は視覚だけで、下生をかき分けて走る足音や、遠吠え、獣臭、そういったものが、イヌガミ達の存在を裏付けていた。
怪異は、それだけの物理的な存在感を備えてそこにあったが、亜紀はそれを、もう恐れはしなかった。恐れていたのは、もっと別の――
亜紀は息をついて、背中を木の根元に預けた。
もう、いいのだった。
自分の生きた痕跡を、一つ残らずあの世に持っていくと決めてしまえば、悩むことは何も無いはずだった。突っ張る相手はもう、ここにはいない。独り、亜紀自身を除けば。
「もう、いいよ……」
声に出していってみる。
自然と、口元が綻んだ。
儚く、亜紀は笑った。
「おいで……」
まるで現実の犬に対してするように、亜紀はイヌガミを呼んだ。
左手を差し伸べる。
痒みが――なおも進行している腐敗がその存在を訴えるが、もう、構うつもりはなかった。
見えない犬たちは戸惑った気配を見せ、しばらく遠巻きのまま、主をうかがった。
やがて、そのうちの一匹が、おずおず、といった調子で亜紀に歩み寄っていく。
とさとさと、足跡が草を踏み分けて近寄って来、亜紀は、それを見て微笑んだ。
149 :
146:03/03/03 03:16 ID:+nIh+M1V
赤茶色に汚れた包帯は、乱れ、解けかけていた。犬の鼻面が触れ、さらに捩れて肌が露わになる。
ひさびさに外気に触れた左手の甲は、一面、あざになったようにどす黒く変色していた。
そこを、熱く、長い舌が舐めあげた。
亜紀はわずかに顔をしかめた。
しつこく腐敗を訴えていた痒みが、ほんのわずか薄らぐ。
けれど、左手は感覚が失せかけていて、亜紀が感じたのは、その、熱だけだった。
唾液にまみれ、ぬめった舌が左手を舐め上げるたび、左腕の芯に、熱が篭る。
その熱さに、亜紀は総毛だった。
ぶじゅ、という音とともに、傷口から膿が溢れ、犬神の輪郭を露わにしながらつたい落ちていく。
亜紀はほぅ、と一つ息をつきながら、背中を立ち木にもたれさせた。
冷えた体を、その芯を、左手から登ってくる熱が暖めていくように感じる。
錯覚かもしれないとは思っていたが、心地よくはあった。
左手の惨状から目を離し、木々の隙間から見える、うずまく雲を見上げる。
そこには澄んだ夜空など一欠けらも無く、黒い雲がただ垂れ込め、なんの救いも得られずに、亜紀は目を閉じた。
150 :
146:03/03/03 03:29 ID:+nIh+M1V
こんな感じ。見てのとおり2巻ラストのアナザーエンド。
誰かにリレーしようと思ってるので想定してた粗筋は書きませんが、
バッドエンドまっしぐらでした。
(イメージ的にはこんな感じで
「殺意など、ありふれている。――実際の死など、もっとありふれている」
「恭の字?」
「なんだ?」
「私は、そんなふうに生きられないよ。それに私―――――」
微笑んで告げる。
「もう、諦めちゃったから」
亜紀は、そのまま空目に顔を寄せ、口付けた。)
でわ、半端モノでのお目汚しでした。
パラサイトムーンをきぼんぬ
152 :
91:03/03/08 15:51 ID:TsHDv3r7
>125
引っ越しにより、接続環境から離れてしまったのでこのカキコも
ねとかふぇから。
もうしばらくおまちくだしあ。
あと、東京タブロイドものを書きなおしてます。
どなたかストレイトジャケットのレイオットとネリンをお願いします。
154 :
125:03/03/09 04:21 ID:NDsK16VQ
催促してスマソ。
楽しみにしてます。
>>153 レイオットとネリンねえ。
キャラ的にエロが書けるようなキャラじゃないと思うんだが。
原作超絶無視だったら書けるだろうけどさ。
>>155さん
そうかなあ。そう言われると、ちょっとやってみたくなったんですが。
とゆーわけで
>>153さん、どこまで原型残せるか判りませんが、ちゃれんじしてみまつ。
基本的に他スレでSS書いてるんで、ちょっと時間かかるかも知れませんが。
ぴぴるぴーキボンヌ
158 :
山崎渉:03/03/13 18:12 ID:30NJMGzf
(^^)
アリソン書いてと言ってみる
161 :
153:03/03/14 23:19 ID:0by71qag
>>156 うわーい、ありがとう。
156さんの創作意欲を刺激するために期待の意を表明。
待ちますんでがんがってください。
162 :
156:03/03/17 13:44 ID:r3IlHO+a
時間かかるとか言いつつ、一週間で仕上げてしまう私って…。
ちょっと長文ですが、153さんのリクエストにお答えします。
元ネタ知らない人用に、念のため補足。
「ストレイト・ジャケット」(榊一郎著・富士見ファンタジア文庫)ネタです。
163 :
156:03/03/17 13:46 ID:r3IlHO+a
〜アヤマチのチギリ〜
男女の仲というのは得てして不可解なものである。
一目会った時から惹かれ合う事もあれば、十数年も友人であった相手とささいな事で結ばれる事もある。
その事は彼女も──労務省魔法管理局二級監督官ネリン・シモンズも、知識としては知ってはいた。
ただ、そういった転機が自分の人生に降りかかるとは、夢想だにしていなかったのだ。
そう、ある嵐の晩までは──。
● ● ●
トリスタン市の郊外にある一軒家。
その主である男──レイオット・スタインバーグは、ミルクティーを飲みつつ読み捨ての雑誌を眺めていた。
肩にかかる程度の長髪と、容姿にそぐわぬ怠惰な雰囲気が特徴的な、二十代半ばの青年である。
その風貌からはとても想像出来ないが、彼は戦術魔法士と呼ばれる戦闘技能者であった。
魔素によって肉体・精神を歪められた人間──魔族を、銃と魔法で殲滅する、魔法文明の歪みの象徴。
無資格ながらも、その戦闘能力は労務省や同業者にも一目置かれるほどである。
もっとも、ここ数日は魔族の発生も無く、レイオットは雰囲気通りの自堕落な生活を送っていた。
「すげぇ嵐だな……。こんな天気の夜には、呼び出されたりしたくないもんだ……」
大粒の雨を伴った強風がリビングの窓枠を打ち鳴らす音を聞いて、レイオットは軽く顔をしかめた。
日が暮れてからいきなりトリスタン近辺を襲った暴風雨は、分秒ごとに激しさを増していた。
しかしどれだけ悪天候であろうとも、魔族が発生したとなれば出て行かざるを得ない。
レイオットは、今宵の平穏を信じてもいない神に祈りたい気分であった。
164 :
156:03/03/17 13:47 ID:r3IlHO+a
しかし──次の瞬間、そんな願いを打ち破るかのように、玄関の扉を叩く音が響く。
こんな嵐の晩に彼の家を訪ねる用件と言えば、一つしかない。
レイオットは大きく舌打ちをしつつ、ぐしゃぐしゃと髪を掻き回した。
「やれやれ。来て欲しくない時に限って、狙い澄ましたように来やがるぜ……」
気だるげに立ち上がると、大股で玄関まで歩み寄り、扉を開ける。
そこに立っていたのは予想通り、ネリン・シモンズ二級監督官だった。
「シモンズ監督官……。まさか、歩いてきたのか?」
だが、ネリンを一目見るなり、レイオットは呆れたような声を掛けた。
彼女は服を着たまま泳いだかのように、全身をずぶ濡れにして立ち尽くしていていたのだ。
読書好きの女学生のような童顔は、レイオットとはまた違った意味で、労務省のエリートには見えない。
ネリンは顔に垂れる雫を手で拭いながら、済まなそうな顔で答えた。
「こんな格好ですいません、スタインバーグさん。書類を届けに来る途中で、いきなり嵐に会いまして……」
ネリンは、モグリの戦術魔法士であるレイオットの担当監督官である。
生真面目で法を重視する彼女は、レイオットの自堕落な生活を矯正する事に、常々使命感を燃やしている。
週に一度は彼の家を訪れて、正式な資格を取るよう説得したり、事件処理に関する書類を持参したりしているのだ。
どうやら魔族事件では無いと判り、レイオットは肩の力を抜いた。
「……まあ、とにかく、これで身体を拭いてくれ。あんたにまで風邪を引かれちゃ、こっちがたまらん」
「私までって……。もしかして、カペちゃん、風邪で寝込んでるんですか?」
タオルを手渡しながらのレイオットの言葉に、ネリンはいつも彼に付き従っている少女の姿が無い事に気付いた。
カペルテータは、魔族と人間の混血児──CSA、半魔族とも呼ばれる──であり、彼の同居人だ。
165 :
156:03/03/17 13:48 ID:r3IlHO+a
感情を表に出さない少女を心配し、ネリンは髪の水気を拭き取りながら気遣わしげに眉をひそめた。
「寝込んでると言うか……。風邪薬が無くなってて、姿を見せないから、多分そうだと思うってだけだが」
「姿を見せないって、まさか、放っておいてるんですか!?」
咎めるようなネリンの口調に、レイオットは肩を竦めて答えた。
「探し出して無理矢理に看病する事も無いだろ? 大方、屋根裏かどっかでじっとしてるんだろうさ。
食事を用意しておけばいつの間にか無くなってるから、動けないほどじゃないらしいし」
「はぁ、そうですか……」
レイオットの返答に、ネリンは釈然としない様子で曖昧に頷いた。
彼らと知り合って一年以上になるが、未だに二人の関係は良く判らない。
屋根裏で目を光らせて丸まっているカペルテータを想像し、ネリンは何とも言えない気分になった。
「それよりも、風呂に入って、服を着替えた方がいいんじゃないか?
カペルの服……は、さすがに着れないだろうから、俺の服で良ければだが」
レイオットにそう言われて、ネリンは今更ながら自分の身体が冷え切っている事を思い出した。
確かにこのままでは、確実に風邪を引いてしまいそうだ。
「す、すいません、お世話をかけます……」
ネリンは身体を小さく竦めながら、レイオットの厚意に甘える事にした。
● ● ●
「はぁ。ようやく生き返ったわ……」
少し熱めの湯船に身体を沈めて、ネリンはようやく人心地がついた。
強ばっていた身体にじんわりと温かさが染み込み、ゆっくりと解していく。
166 :
156:03/03/17 13:50 ID:r3IlHO+a
しかしそれと同時に、またもレイオットに醜態を見せてしまった事を思い返し、ネリンは顔を赤らめた。
「どうしてこう、スタインバーグさんには、みっともない所ばかり見られてしまうのかしら……」
以前も、カペルテータが飼い始めた猫にでれでれと話しかける所を見られ、さんざんにからかわれた事があった。
それからと言うもの、レイオットに正式な戦術魔法士の資格を取らせる説得は、出来なくなってしまった。
ネリンがその話を持ち出すと、決まってレイオットはカペルテータにその時の発言を『朗読』させるのだ。
その拷問にも等しい仕打ちを思い出し、ネリンの胸にふつふつと怒りが込み上げた。
「──でも、今日はカペちゃんがいないんだから、あの手は喰わないわよ。
今日こそ、一晩中でも説得して、必ず正式な資格を……」
そこまで考えた時、ふとある事実に気付き、ネリンは硬直した。
「もしかして……。今夜は彼と二人っきりってこと?」
嵐に閉ざされた郊外の一軒家。男と女。二人きりの夜。
断片的なキーワードが、凄まじい勢いで組み合わさり、ネリンの脳裏に閃く。
瞬時に導き出された連想に、ネリンはボッと耳まで真っ赤にした。
「ばかばかばかっ! 私ったら、何を考えてるのよっ!」
自分の考えを打ち消すようにポカポカと頭を叩くが、一度湧き上がった想像は、意思とは無関係に暴走する。
「どうして私が、あんな怠惰で無気力な人と……。そ、そりゃ、嫌いな訳じゃないけど……」
誰が聞いている訳でもないのに、ネリンは髪に指を絡めながら、言い訳めいた独り言を洩らした。
実際のところ、監督官になってからというもの、特定の男性とお付き合いをするような暇もない。
ネリンにとって一番身近で気になる異性が、レイオットであることは間違い無かった。
ましてや、性格や態度はともかく、レイオットは整った顔立ちの、美丈夫と言っていい青年だ。
167 :
156:03/03/17 13:51 ID:r3IlHO+a
普段は故意に意識しないようにしていたが、確かにネリンは彼に特別な感情を抱いているのだった。
「どっ、どうしよう……。変な気分になって来ちゃった……」
いつものように公務の一環だと思えば、そもそもそんな事は考えもしないのだが、あいにく今は裸のままである。
監督官としての自分より、一人の女としての自分の方が遥かに勝っていた。
「もしかして私、スタインバーグさんに、抱かれたいと、思ってる……?」
ネリンが呟くと、まるで身体がそれに答えるかのように、下腹部に痺れるような疼きが走る。
そっと胸を触ってみると、先端の小さな突起が、切なそうに隆起していた。
「う〜っ。ううう、う〜っ……」
湯船の中で身体を丸めながら、ネリンは子犬のように唸りつつ、しばらく考え込んだ。
口元まで湯に沈め、ぶくぶくと吐息で泡を立てながら、むにむにと顔を歪める。
どうやら彼女の脳裏では、理性と欲求が葛藤を続けているらしい。
そして、数十分も悩んだ挙句、ようやく覚悟を決めたネリンは、
「よしっ、決めたっ!」
決然と立ち上が──ろうとして立ち眩みを起こし、湯船の底に尻餅をついた。
● ● ●
「あきゃあっ!?」
(やれやれ。あのお嬢様、風呂で何をやってるんだか……)
ネリンの悲鳴と大きな水音がリビングまで響き、レイオットは思わず苦笑を洩らした。
つい一年ほど前までは、この家には澱んだような退廃的な雰囲気が漂っていた。
レイオットも、自ら死ぬ事も出来ないまま、ただ惰性で生きている──といった状態だったのだ。
168 :
156:03/03/17 13:52 ID:r3IlHO+a
しかし、ネリンが来るようになってから、この家の暗い影は徐々に薄くなっていった。
あくまで前向きに生きるネリンの明るさに、その住人──レイオットとカペルテータが影響を受けたせいだ。
以前は心から笑う事など無かったレイオットも、今ではこうして自然に笑みを浮かべられる。
口や態度にこそ出さないが、レイオットは彼女の存在によって救われている事を自覚していた。
(全く、カペルが野良猫なら、彼女は差し詰め、小型犬といった所か……)
同業者にさえ恐れられる自分の戦いを見た上で、物怖じもせず平然と傍に近づく。
そればかりか、小柄な身体に力を込めて、猛獣──レイオットにキャンキャンと吠え掛かりさえする。
獰猛な虎の檻に大きな態度で座っているスピッツを連想し、レイオットは顔を伏せて含み笑いを洩らす。
しばらく笑った後、バスルームからペタペタという足音と共に、人の気配が近づいてきた。
「お風呂いただきました、スタインバーグさん」
「んっ? ああ、もう上がったのか、シモンズ監督か……」
ネリンの声に顔を上げたレイオットは、彼女の格好を見て言葉を詰まらせた。
彼女は濡れた自分の服を両手に抱え、上半身にはレイオットの貸したシャツを身に付けている。
そこまではいいのだが──腿の半ばまで届いたシャツの下には、剥き出しの素足が覗いていたのだ。
「あー、監督官? 確か、ズボンも一緒に置いておいたと思うんだが……」
微妙に目を逸らしながら問いかけると、ネリンは恥ずかしげにシャツの裾を引っ張りながら答える。
「えっ、ええ……。でもあの、少しサイズが大きくて、ずり落ちてしまうので……」
「……ああ、そう」
(参ったな……)
普段の表情を何とか保ったまま、しかしレイオットは内心、非常に困惑していた。
169 :
156:03/03/17 13:53 ID:r3IlHO+a
小柄な上に大き目のシャツを渡したので、肌の露出といった点で見れば、普段とそれ程変わる訳ではない。
しかし、上半身に男物のシャツ一枚だけという格好は、下手な下着姿よりも、よほど扇情的だ。
ネリンの姿は、風呂上りの上気した肌と相まって、レイオットの男の衝動を強く刺激していた。
「濡れた服は、暖炉の前にでも干してくれ」
「……はい、分かりました」
声に動揺が出ないように苦心しながらそう言うと、ネリンはどこか不満げな顔をしながら、暖炉に近寄った。
傍にあった椅子を暖炉の前に並べると、几帳面に皺を伸ばしてから、一枚ずつ椅子の背に掛けていく。
それを横目で見ていたレイオットは、ネリンが小さな布地を手に取るのを見て、天を仰いだ。
(おいおい、勘弁してくれよ……)
彼女が持っているのはブラとショーツ──要するに、シャツ一枚の下は、全くの裸であるらしい。
暖炉の炎にシャツの布地が透け、ネリンの滑らかな身体の線が鮮明に浮かび上がる。
大きくなった股間のモノがズボンに引っ掛かり、レイオットはネリンに気付かれないように、そっと位置を直した。
● ● ●
(やっぱり、止めておけば良かったかしら……)
下着を暖炉の前に干しながら、ネリンは早くもこんな無防備な格好をした事を後悔し始めていた。
ズボンのサイズが合わなかったと言うのは、実は理由の半分でしか無い。
これは精一杯の、レイオットに対するアピールでもあったのだ。
しかしネリンが見る限り、レイオットは普段と全く変わらない様子である。
ちらりと振り返り、レイオットがつまらなそうに雑誌に目を通しているのを見て、ネリンは落胆した。
(そんなに私って、魅力が無いのかな……)
170 :
156:03/03/17 13:54 ID:r3IlHO+a
暖炉の前でしばらくそうやって悩んでいると、いきなりレイオットから声を掛けられた。
「シモンズ監督官」
「はっ、はいっ!?」
驚きと僅かな期待に、ネリンの声が裏返る。
「良かったら、紅茶でも飲むか?」
「は? え、ええ、お願いします……」
軽くポットを持ち上げて示すレイオットに僅かな期待を裏切られ、ネリンは内心で大きく肩を落とした。
(もっとはっきり示さないと、スタインバーグさんには伝わらないのかしら?)
とは言え、自分から男を誘った経験の無いネリンには、どういった行動を取れば良いのか判らない。
混乱した思考を抱え、ネリンは誘われるままにリビングのソファーに歩み寄った。
シャツの裾を押さえながら、きっちりと膝を揃えて、レイオットの正面に座る。
ここで足でも開けば、さすがにレイオットにも伝わるだろうが、そんなあからさまな誘いが出来るネリンではない。
普段は使った事の無い知識を総動員して、遠回しな表現を頭の中でシミュレートした。
『今日は何だか、少し寒いですね』
『まぁ、そんな格好じゃあな。毛布でも持って来ようか?』
「寒いですね」「俺が暖めてやろうか」という流れにしようという思惑は、見事に失敗した。
『この部屋、何だか暑いですね』
『湯当たりでもしたんじゃないのか?』
「暑いですね」「服を脱いだらどうだ」という流れも、敢え無く玉砕。
171 :
156:03/03/17 13:56 ID:r3IlHO+a
『私の事、どう思ってます?』
『……熱でもあるのか?』
かなり直截的に言っても、こんな感じで切り捨てられる気がする。
(ああっ、もう! どうしてそんなに鈍いんですかっ!)
ネリンは想像上のレイオットの鈍感さに、身勝手な苛立ちをぶつけた。
──と、そこで、自分の顔に向けられている視線を感じ、ネリンは目線を上げる。
そこには、いささか呆れた様子で、頬杖をついて自分を見つめるレイオットの顔があった。
「……何をしているんですか?」
「いや、あんたの百面相が、面白いなと思って」
「──っ!」
からかうようなレイオットの言葉に、恥ずかしさと悔しさとが混ざり合い、ネリンの頭に一気に血が昇る。
音を立ててテーブルに両手を突くと、勢い良く立ち上がって、レイオットを怒鳴りつけた。
「そもそも、スタインバーグさんが鈍いのがいけないんじゃないですか!」
「はぁ? あの、シモンズ監督官?」
ネリンの激昂の理由が分からず、レイオットは間の抜けた声で問いかける。
一方ネリンは涙目になりながら、身を乗り出して混乱した想いを──そのまま口にする。
「それとも、私がこんな事を考えるのが、そんなにおかしいんですか!?
でも私だって、これでも生身の女なんです! ストレスとかだって、沢山溜まってるんです!
たまにはそんな気持ちになったって、しょうがないじゃないですか!」
「あー、ちょっと待った」
レイオットは、ネリンの目前に手の平をかざし、彼女の言葉を遮る。
172 :
156:03/03/17 13:57 ID:r3IlHO+a
「今の話を総合すると……つまり、俺を誘ってるのか?」
「ううっ!」
図星を指されて、ネリンの全身がギクッと硬直する。
そんなネリンに苦笑を漏らすと、レイオットは静かに立ち上がり、彼女の横に回りこんだ。
「えっ!? あの、スタインバーグ、さん?」
「……あのなぁ。我慢してたのは、あんただけじゃ無いんだよ──ほら」
「えっ──ええぇっ!?」
そう言いながら、レイオットはネリンの手を取り、自分の股間へと押し付ける。
硬くて熱い感触が伝わり、ネリンは大きく目を見開き、驚きの声を上げた。
「言っとくが、いくら俺でも、こうなったら止まらないぞ……」
「あっ、ちょ、ちょっと待っ──んんっ!?」
ネリンに最後まで言わせず、レイオットは彼女の口を自分の唇でそっと塞ぐ。
そしてそのまま、硬直したネリンの身体をゆっくりとソファーに押し倒していった。
● ● ●
「んっ! んんーっ! んっ、んむっ、ふんっ!?」
レイオットに唇を塞がれて、ネリンは声にならないうめきを漏らした。
抗議するようにレイオットの胸板を緩く固めた拳で叩くが、引き締まった身体はその程度ではびくともしない。
それどころか──その抵抗に力を得たかのように、レイオットの舌がネリンの口腔に侵入する。
ぬるりとした感触に、ネリンは官能混じりの慄きを感じた。
「んん、んっ! ふむっ、んんん、ん!」
173 :
156:03/03/17 13:58 ID:r3IlHO+a
更にレイオットは、ネリンの舌を絡め取ろうと、彼女の口の中を探る。
ネリンは甘い鼻息を漏らしながら、自分の舌を逃がそうとするが、狭い口の中ではそれも果たせない。
たちまち捕まり、うねうねと弄ばれるうちに、ネリンの身体から徐々に力が抜けていった。
「……っぷぅ。まったく、本当に可愛いな、あんたは」
「あっ、あ……。ス、スタインバーグさん……」
くんにゃりと脱力したネリンを見詰め、レイオットは優しい声で囁く。
今まで見たことの無い真剣な眼差しで見据えられ、ネリンは潤んだ瞳で見詰め返した。
「触るぞ……」
「やっ、待って下さ……んんっ!」
レイオットは、耳元に息を吹きかけつつ宣言すると、シャツの上からネリンの胸に手を這わせた。
軽く耳たぶを甘噛みした途端、ネリンはビクッと首を竦ませる。
むずがるように身体を捩じらせるネリンを押さえ込み、彼女の柔らかな膨らみを揉み解す。
ネリンの──幼い顔立ちにそぐわぬ──豊満な乳房が、レイオットの手の中で、淫らに揺れ動く。
シャツの滑らかな生地が、ネリンの敏感な胸の先端をくすぐる。
痺れるような官能と共に──そこは次第に固いしこりに変わっていった。
「あっ……、待って、待って下さい……」
レイオットが空いた手をネリンの胸元に伸ばし、シャツのボタンを外し始めると、ネリンは更に顔を赤らめた。
ボタンを外そうとする手を両手で掴み止め、脅えたようにふるふると首を左右に振る。
しかしレイオットは無言のまま、そっとネリンの手を振り解く。
手早く全てのボタンを外すと、開いた胸元に手を滑り込ませ──素肌に指を這わせた。
174 :
156:03/03/17 13:59 ID:r3IlHO+a
「やぁっ、んっ!」
レイオットの指は、まるで羽毛が触れるような軽いタッチで、ネリンの瑞々しい肌を撫でていった。
思いがけぬほど繊細な指使いに、ネリンの背筋が弓のように反り返る。
ピアニストのように指を閃かせながら、指は膨らみの麓に近づき、外周をゆるゆると旋回した。
そのまま円を描くように、ゆっくりと頂上に向かって動き出す。
頂点の蕾に辿り着くと、切なげに隆起したそれを、親指と人差し指で捻るように刺激する。
「やんっ!」
ネリンは鋭い快感に、一際大きな声を上げた。
「随分、感じ易いんだな……」
レイオットはそう呟くと、シャツの胸元を大きく広げ、ネリンの双丘を露わにした。
触れていない方の乳首もすでにつんと立ち上がり、ネリンの鼓動に合わせてゆるやかに揺れている。
張りのある乳房は、仰向けの状態でも殆ど形を崩さず、美しい曲線を描いている。
その美しさに魅了されたかのように、レイオットは顔を寄せ、柔らかな膨らみに吸い付いた。
「んっ……、ちゅっ、ちゅうっ……、ふもっ……」
「やっ、だめっ! そ、そんな吸っちゃ……ひゃうんっ!?」
先端を吸われた事で、ネリンは拒否の言葉を漏らし──しかし、周囲の柔肉ごと咥えこまれ、言葉を失う。
レイオットは膨らみの半ばまでを頬張り、口の中全体を使って、ネリンの官能を引き出しにかかった。
唇で揉み解し、舌で表面をくすぐり、──時折り肌に歯を立てて。
もう片方の膨らみも、手の平と指先を駆使して、快楽を高めていく。
「だめっ、だめえっ……。駄目ですっ、スタインバーグさぁん……」
175 :
156:03/03/17 14:00 ID:r3IlHO+a
口ではレイオットを制止しながらも、ネリンの身体は素直に反応していく。
身体をくねらせる度に、はだけたシャツの襟元がずれてゆき、ネリンの細い肩が顔を出していった。
● ● ●
しばらくネリンの胸を攻め立てた後で、レイオットは一旦身体を起こした。
「スタインバーグ、さん? ──っ!」
訝しげに問いかけたネリンは、相手の視線が己の下腹部に注がれているのに気付き、息を呑む。
乱れていたシャツの裾を慌ててそこに被せ、太腿を引き寄せて、レイオットの視線を阻んだ。
「……おいおい。今更照れてもしょうがないだろう?」
レイオットは苦笑しながら、ネリンの膝に両手を掛け、開かせようとする。
「そっ、そんな事言われても、恥ずかしいものは恥ずかしいんですっ!」
むきになったネリンは、レイオットの手に対抗するように、両足に力を込めた。
「やれやれ、難儀なお嬢様だ……」
レイオットは、ぴったりと重なった膝の合わせ目に、ツッと舌を伸ばした。
「やっ、なっ、何するんですか!?」
足先を両手で外に広げ、二つの太腿の間を、ゆっくりと下までなぞってゆく。
舌先のくすぐったさに、ネリンの足の力が少し緩んだ。
そこで強引に足を開く──ことをせず、レイオットは更に根元へと舌を滑らせる。
視線を下げると、しっかり閉じているつもりでも、ネリンの太腿の付け根には、僅かな隙間が存在した。
そこまで顔を寄せると、その隙間から、軽く濡れた花弁の下端が覗いている。
レイオットは、力を込めた舌先で、女の蜜の匂いがするそこを、掬うように舐め上げた。
176 :
156:03/03/17 14:02 ID:r3IlHO+a
「きゃうんっ!?」
いきなり秘所に与えられた刺激に、ネリンは子犬のような鳴き声を上げた。
自分の足に遮られ、レイオットが自分の敏感な場所に何をしているのか、ネリンには見えない。
ぬるぬるとした感触に続いて、今度はそれより固く器用なもの──レイオットの指が、そこに触れる。
花弁の端をなぞるようなその愛撫に、ネリンの足は──そうとは意識しないまま──開かれていった。
「いやぁっ……。やめ、止めてっ、下さいっ……。そこっ、そんなっ、ああっ!」
舌と指で同時に花弁を弄られ、ネリンは激しくかぶりを振った。
中心に宛がわれた中指が震えるように左右に動き──時折りその指が花弁の中に入り込む。
レイオットの唇が、外側にはみ出した襞を咥え──更に舌の上で転がすように舐め回す。
新たな刺激を受ける度に、ネリンの身体が水揚げされた魚のように跳ねた。
「やあっ! だめっ、そこだめっ! 私、そこ弱いんで……くぅぅっ!」
包皮から顔を覗かせていた、最も敏感な突起をきつく吸われると、ネリンは悲鳴に近い喘ぎを漏らした。
レイオットはその叫びにも怯むことなく、舌先で包皮を捲り上げ、まだピンク色のその中身を剥き出しにする。
上唇と舌で挟むようにして、くりくりとそれをこね回した。
「ああっ……だめぇ、そこ、そんなに、激しく……。やだっ、恥ずかしいっ……」
十分に濡れてきたのを確認すると、レイオットは中指をネリンの体内に根元まで侵入させた。
そこから、最初はゆっくりと──そして次第に激しく、前後に出し入れする。
音高い水音が響き、それを耳にしたネリンが、羞恥に耐えかねたように顔を逸らした。
「大分、こなれてきたみたいだな……」
ネリンの快楽の雫が手首まで伝うのを感じ、レイオットは彼女の股間から顔を上げた。
177 :
156:03/03/17 14:04 ID:r3IlHO+a
「じゃあ、こっちはどうかな……?」
レイオットは片手で器用に自分のベルトを外し、スラックスのジッパーを引き下ろしていく。
その間に、残った片手の中指は、ネリンの薄茶色をした菊座へと移動していた。
「えっ!? そっ、そこは違います! 何をするんですか!?」
自分の指でさえ触れたことの無い場所に指を添えられたネリンは、戸惑った顔で尋ねた。
「あれ? ここはされた事が無いのか?」
レイオットはスラックスを引き下ろしながら、固く閉じた穴の入り口を、くすぐるように刺激する。
「えっ、やっ、嘘っ!?」
前の穴とは違う、むずむずするような──けれど何処か甘美な快感に、ネリンはたちまち引き込まれていった。
残った自分の下着を脱ぎながら、レイオットは中指の第一関節までを菊座に突き入れた。
指に絡んでいた愛液がローション代わりになり、軽々と狭い穴に飲み込まれる。
入れた中指を細かく震わせながら、親指で花弁を恥骨に押し付けるように、ぐりぐりと刺激した。
「ほら、こっちも悪くないだろう?」
「嘘っ、嘘です、こんな……こんなっ!」
初めて受ける後ろの門からの快楽に、ネリンの身体がガクガクと震える。
剥き出しになったレイオットのモノは、そんなネリンの身悶える姿に、ビクンと跳ね上がった。
「あ……。スタインバーグさん、私、もう我慢できません……。だから……」
その動きに、レイオットの長大な怒張に気付いたネリンは、悦楽に潤んだ瞳で、それに熱い視線を向ける。
「……だから?」
「だから……。もうっ、意地悪しないでくださいっ……」
レイオットの問い掛けに、ネリンは艶を含んだ目で軽く睨み、拗ねたふりをする。
178 :
156:03/03/17 14:05 ID:r3IlHO+a
その仕草は、直截的に求められるよりも、何倍も激しい欲求をレイオットの胸に湧き上がらせた。
「じゃ、行くぞ……」
レイオットは反り返った怒張を押し下げて、先端の大きく開いた傘の部分を、ネリンの入り口に軽く当てる。
それだけで、濡れ切ったネリンの秘所は、自ら吸い込むかのようにレイオットの先端を飲み込む。
そのまま腰を進めると、ネリンのそこは柔らかい熱泥のように、易々とレイオットのモノを受け入れる。
「ああああぁっ!」
──熱くて硬い肉棒が肉襞を掻き分ける感触に、ネリンは甲高い叫びを上げた。
● ● ●
「あれ? もしかして、もうイッちゃったとか?」
身体をプルプルと震わせるネリンに、レイオットは意外そうな顔で尋ねた。
ネリンは軽い絶頂にわななきながら、両腕で眼鏡の上を押さえている。
しばらく呼吸を整えると、ネリンは顔を隠したまま、済まなそうに囁いた。
「ごっ、ごめんなさい……。わたし、ひさしぶりだったから……」
「いや、ここは謝るところじゃ無いと思うぞ。──むしろ、その方が燃えるしな」
「ああっ!? だめっ、すぐはだめっ!」
レイオットが腰を揺すり出すと、ネリンは顔を隠していた腕をどかして、その動きを制止した。
まだ冷め切っていない絶頂を再び呼び覚まされ、ネリンの身体が妖しくうねる。
ネリンはレイオットの身体を押し退けようと、弱々しい両手を胸板に添え、ぐっと押し返す。
しかし、レイオットに軽々と手首を掴まれ、すぐに頭の両脇に押し付けられてしまった。
179 :
156:03/03/17 14:06 ID:r3IlHO+a
「駄目ったって、止められる訳がないだろ?」
「だっ、だって、またすぐきちゃうっ……くるのっ……!」
腰を前後に振りながら呟くレイオットに、ネリンは聞き分けの無い子供のように言い縋る。
それほど激しい動きでもないのに、ネリンの身体は早くも次の絶頂を迎え始める。
ネリンは快楽の波に耐えるかのように、レイオットの手に指を絡め、ぎゅっと握り締めた。
「だめっ、もうだめ、んっ、んっ……んーっ!!」
「くうっ!?」
ネリンは唇を噛み締めながら、二度目の絶頂に身体を強張らせた。
きゅうぅっ、と一際強く締め付けられ、レイオットの口からも快楽のうめきが漏れる。
ほんの数秒ほど収縮し──力尽きたかのようにふわぁっと脱力する。
その拍子に、コポッと音を立てて、ネリンの中から快楽の証が零れ落ちた。
「はぁっ、はぁっ……。お、おねがい、お願いですから、ちょっと待って下さい……」
「あっ、ああ。分かったよ……」
自分の胸にきつく抱きつきながら、必死な様子で頼むネリンに、レイオットは腰の動きを止めた。
小柄な身体を胸に抱えるようにしながら、落ち着かせるように優しく背中を撫でる。
下半身は繋がったまま、そうして抱き合っていると、えも言われぬ安らぎがレイオットの胸を満たす。
しばらくして、ネリンの身体からも、徐々に力が抜けていった。
「もう、いいか?」
「はっ、はい……」
まだ少し湿っている髪を撫でてやりながらレイオットが訊くと、ネリンは小さく頷いた。
180 :
156:03/03/17 14:08 ID:r3IlHO+a
ネリンの許しを得て、レイオットは彼女の腰を横に捻り、片足を脇に抱え込む。
そして、ネリンの胎内を突き破るかのように、強く腰を打ちつけた。
「やっ!! そっ、それっ、さっきより奥に……ひんっ!?」
最奥の肉壁を激しく貫かれ、ネリンの声は裏返った。
レイオットは、腰を前に突き出すたびに、抱えたネリンの足をぐいっと引っ張る。
それによって、互いの恥骨がぶつかり合うような、深い結合が生まれた。
「やあっ、だめっ、そんな、激しっ……。わた、わたしっ、壊れちゃ……!」
激しく中を貪られ、ネリンの声が途切れがちになり──しかし膣内は、それを求めるように収縮する。
レイオットが突き込むたびに、ネリンの秘所から、押し出されたように蜜が溢れ出る。
十重二十重に打ち寄せる波のような絶頂の連続に、漏れ出る喘ぎを止められない。
ネリンは上体をうつ伏せにし、ソファーの布地に食いついて、声を押さえ込んだ。
「んんっ! んむぅ、ふっ、んっ、ん〜〜〜っ!」
「何だか、すげぇ乱れようだな……」
カリカリと猫のようにソファーを引っ掻くネリンの痴態に、レイオットは感心したような声を漏らした。
抱え込んでいた足を離すと、少し身体を引いて、一旦ネリンの中から己のモノを引き抜く。
ネリンは膝をソファーに突き、丁度レイオットに尻を突き出すような格好になった。
「あ……、もう、終わりですか……?」
「いいや、まだだ」
ネリンの問いに答えながら、レイオットは彼女の肘の辺りに引っ掛かっているシャツを、手早く剥ぎ取った。
快楽に我を忘れているネリンは、人形のようにされるがままになっている。
181 :
156:03/03/17 14:09 ID:r3IlHO+a
一糸纏わぬ姿にすると、レイオットは白桃のようなネリンの臀部に両手を掛け、高々と持ち上げる。
ひくひくと震える菊座と、既にぐちゃぐちゃに濡れている薄桃色の花弁が、レイオットの目に晒された。
「やだっ! スタインバーグさん、こんな格好、恥ずかしいですっ!」
自分の全てが男の目前に突き出している状態に、ネリンは逃れるように尻を左右に振った。
しかし、レイオットからすれば、その動きは男を誘う媚態にしか見えない。
レイオットは、両手の親指で尻肉を掻き分け──再びネリンの中へと侵入していった。
「ああっ! やっ、いやですっ、こんなっ、動物みたいな、格好っ……!」
背後から襲い掛かられて、ネリンは屈辱的な体位に恥ずかしさを覚えつつ──倒錯的な快感に飲み込まれた。
尻肉とレイオットの下腹部が当たる、濡れた布を叩くような音が、リズミカルに響き渡る。
何とかその体勢から逃れようと、ネリンはソファーの背もたれを伝い、じりじりと身体を起こす。
けれど、それ以上は逃がすまいとするかのように、レイオットの両手がネリンの乳房に回された。
「だから、逃げるなって」
「だっ、だって、いやって言ってるのにっ……んんっ!」
レイオットは、馬の手綱を引くように、腰の動きに合わせてネリンの乳房を引き寄せた。
円を描く動きで二つの膨らみを押し潰し、指の股で乳首をつねるように刺激する。
レイオットの巧みな愛撫に、ネリンの反抗心はみるみるうちに削がれていった。
「どうだ……、これでも、まだ嫌か……?」
「んんっ、もうっ……、知りませんっ……あっ!?」
レイオットの問いにそっぽを向いたネリンは、彼の片手がするすると下に伝っていく感触に、小さく叫んだ。
指は胴体を滑り、臍をくすぐり──柔らかな茂みを抜けて、固くしこった突起へと向かう。
182 :
156:03/03/17 14:10 ID:r3IlHO+a
秘洞を突かれ、胸を揉みしだかれたまま、敏感な肉芽をも弄られて、ネリンの脳裏に白い火花が散った。
「だめえぇっ!! こんなのっ、わたしっ、おかしくなっちゃ……はあぁっ!!」
「ああっ、俺も、もう止まらないっ……!」
限界が近づいてきたレイオットも、ネリンの背中に胸板を密着させながら、熱い吐息を漏らす。
逞しい男の身体に包まれて、ネリンの意識から羞恥心や自制心といったものが次々と剥がれ落ちていった。
「んんっ、あっ、お願い、キスして下さいっ……」
「ああ、んっ……んっ、くっ、ふっ……」
完全に理性を飛ばしたネリンの求めに応じて、レイオットは彼女の唇に吸い付く。
一杯に首を捻ったネリンも、今度は自分から舌を絡め、淫らな動きでレイオットの口中を探る。
二人は既に情欲の獣へと変貌し、互いの与える快感を貪欲に求め合っていた。
「っはぁっ、済まん、そろそろ、俺もっ、いきそうだっ……!」
「あっ、おねがい、なかはダメっ……。そとにっ……!」
「ああっ、分かってるっ……、くうっ!」
レイオットが限界を告げると、ネリンは僅かに残った理性を振り絞り、懇願する。
それに諾と返しつつ、レイオットは最後の一押しを求めて、更に激しく腰を振り始めた。
射精を間近に控えた剛直が更に一回り大きくなり──ネリンの中でビクビクと震える。
既に何度も達していたネリンは、その感触に最後の昂りを呼び覚まされた。
「だめっ、もうっ、ほんとにだめ──やあああぁっ!!」
「くっ、やべぇっ──うっ!!」
握り潰されるような締め付けに、レイオットは慌てて己の肉棒を引き抜いた。
先端が外に出ると同時に、大量の白濁の液が勢い良く迸る。
(ああっ、あ、あつい……)
尻から背中の半ばにかけて注がれる精液の熱さを感じながら、ネリンの意識は遠くなっていった──。
183 :
156:03/03/17 14:11 ID:r3IlHO+a
● ● ●
チチュン、チュン、チュン……。
(……えっ!?)
小鳥のさえずりに意識を呼び覚まされ、ネリンは勢い良く起き上がった。
見覚えの無い家具に、微かに男の体臭が漂う布団──彼女が寝ていたのは、レイオットのベッドのようだった。
(私、あれから気が遠くなって……。それから、どうしたのかしら?)
身体の芯に残る充実感からも、夕べの事が夢では無かったことは確かである。
身体を探ってみると、昨夜の痕跡は綺麗に拭き取られ、最初に借りたものとは別のシャツを着ている。
サイドボードを見ると、眼鏡と一緒に乾いた服と下着が軽く畳んで重ねてある。
どうやら、レイオットが意識を失ったネリンを抱き上げて、ここまで運んできたらしい。
自分の身体を拭いたのも、シャツを着替えさせたのも、おそらくレイオットであることは間違いなかった。
(ああああああ! わっ……、私ったら、私ったらっ!)
激烈な恥ずかしさと自己嫌悪で、ネリンはベッドの上をゴロゴロと転げ回った。
十数分もそうしていただろうか、やがてネリンの鼻腔に香ばしい香りが届き──彼女の腹が音を立てる。
(はぁ。恥ずかしがってても、お腹って空くのね……)
健康的な自分の身体に、ネリンは呆れたような溜息をついた。
何にせよ、いつまでもこうして一人で悶えていても仕方がない。
ネリンは眼鏡を掛けると、乱れた髪を撫で付け、のろのろと着替えを始めた。
184 :
156:03/03/17 14:14 ID:r3IlHO+a
● ● ●
「おっ、お早うございます……」
「おー。丁度起こそうと思ってたんだ」
おずおずと挨拶をするネリンに、レイオットはフライパンを動かしながら、いつもと変わらぬ口調で答えた。
「おはようございます、シモンズ監督官」
「あらっ!? カペちゃん、もう風邪は大丈夫なの?」
「ええ、特に問題はありません」
カップに紅茶を注ぎながら、カペルテータも普段通りの起伏のない声で応じた。
ネリンがテーブルに着くと、台所に向かうカペルテータと入れ違いに、目玉焼きの皿を持ったレイオットが来る。
皿をテーブルに並べてゆくレイオットの胸元を掴んで引き寄せ、ネリンは彼の耳元に小声で囁いた。
「おいおい、何を……」
「あ、あのっ、スタインバーグさん! さ、昨夜の事は、間違いなんです、気の迷いなんですっ!」
「……はぁ」
「で、ですからっ、お願いですから、あの事は、無かったことに……」
「……ところで、お二人とも」
そこまで言った時、台所の方から、カペルテータの感情を欠いた冷静な声が届く。
「膣外射精が、不確実な避妊法だと言うことは知っていますか?」
「ふみゃぁっ!?」
カペルからトドメを受け、ネリンは尻尾を踏まれた猫のように叫びながら、食器をなぎ倒してテーブルに突っ伏した。
〜END〜
185 :
156:03/03/17 14:17 ID:r3IlHO+a
…出来るだけ文体も真似てみたんですが、今はこれが精一杯(古っ!)。
155さんの意見も聞きたい所です。
こんな長いので良ければ、また書かせていただきます。
いや、これで十分とおもわれ。。
これ以上やると途中で確実な不妊方法に関する講釈や
女性の生理周期に関する薀蓄とかを入れなければならない(w
187 :
153:03/03/19 00:13 ID:PB8+andz
156さんお疲れ様です。
良い感じです。オチも笑わせてもらいました。
ありがとうございました。次回も期待してます。
ネリン(;´Д`)ハァハァ
Dクラッカーズをキボンヌ。
景×梓または勇司×千絵で。
バー×ベリ×ベルで・・・・・いや、何でも無い。
失礼な事にあまり期待していなかったのですが、
かなり良かったです。>156
スレイヤーズSPのナーガの爆乳輪姦が見たいです…
魔族やら山賊なんかに犯されるナーガ…
あのタカビーな性格が、犯されるうちにただの淫乱に…
>191
しかしスレイヤーズなので淫乱は淫乱でもタカビーな淫乱になり、
犯した魔物や山賊の生命力吸い尽くしてより爆乳になるのであった。めでたし。
になる予感。
タカビー淫乱…素敵じゃないですか!
呪文やアイテムに頼らず、肉体で魔族を倒せるような淫乱になって欲しい…
山賊は、体を使って潰滅とか…あの乳は凶器だ
195 :
156:03/03/25 17:06 ID:7wloaKAP
>>191 連続で書いても良ければ、やりますよー、輪姦+タカビー淫乱ナーガ。
許可してくれる人が3人ぐらいいたら、だけど。
|ノ
>195
賛成。
>195
おながいします
>>195様
賛成です!ぜひ、よろしくお願いいたします!
200 :
156:03/03/26 08:55 ID:PMRWUC7R
レス早っ!
んじゃ、がんばってみまつ〜。
>156様
がんばってくらさい〜
ミ ・д・ミ ホシュ
淫乱ナーガSS待ち保守
こうして待ってる間に素晴らしいナーガの作品が練られてるんだなぁ…
156神に感謝しつつ、期待sage
206 :
128:03/04/03 12:36 ID:LAyEvmge
長谷敏司
天になき星々の群れ フリーダの世界 (角川スニーカー文庫)
(同著者の前作 「戦略拠点32098 楽園」 はスニーカー大賞金賞)
っと、残念がら知名度の点は劣ると思うので原作紹介を先に(w
ミニスカの制服で抱き合う女の子二人って表紙、
「殺して あげる。好き だから」なんて帯の煽り文句。
エロパロを書いてくれといわんばかりなので書いてみますた。
と言ってもまあ、今回は予告程度で失礼。
207 :
128:03/04/03 12:37 ID:LAyEvmge
フリーダが扉を開いた時、ダウンライトひとつ点けたきりの部屋でアリスはカウチに座り込んでいた。明るくなってようやくルームメイトの帰宅に気付いたらしく、はっとした様子で顔を上げる。そこに湛えられていた曖昧な愁いは、フリーダを目にして幾分和らいだ。
「おかえりなさい」
「ただいま。どうしたの? あんな薄暗いなかでじっとして」
「いえ、別に」
取り繕った笑いを浮かべて見せても、聡明な友人の観察眼を騙すことは出来なかった。
「もう、ホームシック? 先が思い遣られるわね」
「判っちゃいました?」
「……三日も前からね」
嘘を見抜かれることも、時には喜びになる。友人に心配を掛けてしまうことを心苦しく思いながらも、アリスは心情を吐露した。
「わたし、エグバードの生まれ育った家だって離れたことがあまり無くて。変な話ですけど、何で気分が沈んでるのかもなかなか判らなかったんです。しばらくかかってようやくホームシックって言葉を見つけた感じでした」
フリーダはアリスの隣に腰掛ける。フリーダにしても、ホームシックとはどんな感情なのか、良くは判らない。アリスとは対照的に、《ホーム》と呼ぶほどのものをひとつも持ったことがないためだったが。
「フリーダさん、寂しくはならいんですか?」
「私はずっとひとりだもの」
「駄目ですよ、わたしが居るじゃないですか」
戸惑った様子でフリーダが自分を見詰めているのに気付いて、アリスは頬を赤くした。
208 :
128:03/04/03 12:38 ID:LAyEvmge
「ヘンなこと言いましたね、わたし。でも、事実ですから。フリーダさんがそう思って下さらないと、わたしも独りぼっちになるじゃないですか」
あんな強烈な経験をしたのに、この少女の真っ直ぐな明るさに変わりは無かった。フリーダはその輝きを嫌悪しながら、惹き付けられてもいた。
これ以上近付けば身を焼かれることを知りながら、灯火の誘惑に焦がれている蛾みたいだ。違うのは、己の身を焼いてでも煌きを汚して堕としたいと思っていること。
「アリス。わたしは一緒に居てあげられるけど、それだけでホームシックは治まって?」
「少しは、いけそうです。これからは具合が悪かったらすぐ言いますね。内緒ごとするなって言ったのはわたしでしたし」
冷静に聞けばずうずうしい言葉だが、不快ではなかった。信頼しきった視線は眩しすぎて、翳らせてしまわなければ目を合わせて居られそうにない。
この子を汚してしまいたい。
「アリス。嫌だったらちゃんと拒みなさい」
え、と返事をする間もなく、アリスはフリーダに両手で頭を押えられた。眼鏡の後の怜悧な瞳に自分の目の奥まで覗き込まれている気がして、たじろぐ。額どうしが触れそうなほど顔が近付いて来て、さっきの言葉を理解し、アリスは目を閉じで受け入れた。
柔らかい感触が唇に伝わる。羽毛が撫でたような微かな接触。ほんの小さな触れ合った点が唇の上を滑って行き、ようやく強く押し当てられた。
思考が飽和してしまって、自分が何をしているのか忘れそうになる。髪を梳かしてくれるフリーダの指が心地よくて、唇が離れているのになかなか気付かなかった。
209 :
128:03/04/03 12:40 ID:LAyEvmge
「初めてだったらごめんなさいね」
ようやく目を開けたら、まだ美しいルームメイトの顔はすぐ近くにあった。
「いえ……その、初めてですけど、フリーダさんで嬉しいです」
「そう。じゃあ、もっと、初めてのことしてあげる」
あなたの無垢な体にね。
愛らしく、愛しく思いながら、同時にフリーダはアリスの無垢を壊してしまうつもりだった。
<セックスが汚れだなんて、お笑い種ね。性別だって関係ないでしょう?>
こんな時にまで、《偽人格》の声が聞こえた。
もう一度唇を重ねる。それだけだった先ほどとは違い、フリーダは舌を伸ばしてアリスに唇を開かせ、口内に入り込んだ。
びっくりした様子だったアリスも、やがて、おずおずと応え始める。時々離れて向きや位置を変え、わざと音を立てながらフリーダはディープキスを続ける。
「んふっ……」
頬を真っ赤に染め、アリスは蕩けたように力が抜けてカウチに倒れこんだ。
覆い被さってキスを続けながら、フリーダは手をアリスの胸に当てる。清楚な白いブラウスの上から、大きくはなくても充分に女らしく膨らんだ丘を包み込み、ゆっくりと撫でる。口をアリスの耳に移動し、息を吹きかけた。
「ひゃんっ」
逃げるアリスを抑え、唇を耳朶に触れさせながら、囁く。
「嫌だったら、ちゃんと拒むのよ? 黙ってたら判らないんだからね」
くすぐったいのを少し越える、背筋に響くような慣れない感覚に戸惑いながら、それでもアリスは明言する。
「嫌じゃないですから。フリーダさん、好きですし」
「じゃあ、もう訊かないわ。私も貴女、好きだし」
耳を舐められて、アリスはまた悲鳴とも嬌声ともつかない声をあげた。同時にフリーダの指が胸の果実の頂点に至る。布地越しながらも、高ぶった体には充分に甘い刺激だった。
<節操が無いわねえ、貴女も>
脳内の声を無視しながら、舌先で耳から首筋を下に辿って行く。
210 :
128:03/04/03 12:41 ID:LAyEvmge
「あっ……ふあっ」
自分の出した声に気付き、アリスは羞恥に駆られて唇を噛む。そんが嗜虐性を掻き立てるばかりだとは、当然ながら気付いていない。
唇に戻って舌を絡めつつ、ブラウスのボタンを外し始める。陶酔していたアリスは、前を肌蹴られてようやく意識した。
「きゃんっ」
慌てて両手で胸元を押えようとするのを、あっさりと腕を掴んで阻まれる。そのまま両腕を頭の上に万歳するように上げさせらた。
フリーダは背中に手を回し、こともなげにブラのホックを外した。あまりに自然な動作だったから、肌着をどけられてしまうまでアリスは気付かなかった。
「いやっ」
思わず、また手で胸を隠す。今度はフリーダも邪魔はしなかった。替わりに、正面から目を見ながら穏やかに告げる。
「嫌だったら、もうしないわ」
「あ、いや、ああ、嫌なんじゃなくて……」
「なくて?」
思わず口篭もるアリスをフリーダは問い詰める。
「嫌じゃないですから。もっと、して、ください……」
黙ってフリーダはまた口付けた。
さっきまでと違って、素肌の上をフリーダの手が動き回る。力強い指が繊細に皮膚を撫で、胸の膨らみを揉むように愛撫する。
長いキスの最後にたっぷりと唾液をアリスの口に流し込み、フリーダは少し体を起こした。両手をそれぞれ乳房に当て、同調して愛撫する。指先で弄られて、淡い色の乳首はツンっと自己主張している。
「あふっ……あんっ。ぁあ……」
まだ、我慢しようという意志はなくしていないようだが、ほとんど果たせていない。
「いやらしい。ちょっと触っただけなのに」
意地の悪いフリーダの言葉に、アリスは顔を背けて呟いた。
「フリーダさんだから……です……」
「ほんとかしら」
211 :
128:03/04/03 12:42 ID:LAyEvmge
くすくす笑いつつ、いきなりフリーダはアリスの乳首に口をつけた。唇で挟み、舌先で転がすように突付き、舐める。同時に、反対側の乳首も指で摘んで先端を擽る。
「ひあ!」
最初こそ頓狂な声だったが、すぐに喘ぎに変わる。とうとう我慢しようとする意志も絶えたようだ。
「あっ……ふあぁ……」
今までと違う強烈な感覚の正体が舌なのだと理解したのは、何度か左右をフリーダの口が行き来した頃だった。
「んあ……フリーダ、さん、そんな、舐めるなんて……ぁふ……」
「素敵でしょ?」
快感に頭が働かなくなりつつも、少女らしい恥じらいもまだ消えていない。
「汚いですよ、舐めるなんて、ああぁっ」
部屋に戻ってシャワーも浴びていなかったことを思い出し、汗臭かったらどうしようと考えてしまってフリーダの行為を止めさせようとした。
「あら、私は平気よ? アリスだもの」
自分も、フリーダだからこんなことをされて嬉しく思っているのだ。だからフリーダの言葉は幸せだけど、それでもやっぱり、羞恥は消えない。
甘い感覚に酔いながらも、次第にフリーダの舌が乳首以外のところにも侵攻し始めたのを契機に、アリスは初めて拒絶の言葉を発した。
「駄目、嫌です、舐めたりしちゃ」
「良いじゃない、感じてるんでしょ? 乳首もこんなに尖ってるわよ」
責め方を激しくしてフリーダが言う。
「あん、でも……」
更に高まった快楽に意志を砕かれそうになりつつ、どうにか再び拒絶を口にする。
「駄目です、嫌だったら拒めって言ったじゃないですか!」
それを聴いて、ようやくフリーダは胸から口を離した。抱き締めて口付け、耳に唇を移して言う。
「汚いから駄目だって言うのね?」
また耳から流れ込む快感に耐えながら、アリスは返事をする。
「はい」
「いいわ、なら、シャワーを浴びに行きましょ。ちゃんと全身隅々まで洗ってあげるから」
「えっ?」
「それで綺麗になれば、問題ないわけでしょ?」
まだ唾液の乾いていない乳首を摘んで愛撫し、囁く。
「……はい」
拒む積りだったのに、口は意志を裏切っていた。
次回は「一緒にお風呂♪」編(w
213 :
128:03/04/03 12:45 ID:LAyEvmge
ああ、先に言うべきでしたが、原作のストーリーの後の話です。
いや、読めば判ってもらえるとは思うのですが。
おおおおお、俺の○○○が激しく萌えるッ!
続きを寄越せと輝き叫ぶッ!
128さん、グッジョォォォブ!!ハァハァ。
向こうで4本目の手をあげたもんです。
はずかしがりアリス ハァハァ
128さん、Goodjobです!
おふろ! おふろ! おふろ!
おふろ! おふろ! おふろ!
俺は3人目です。128さん、期待していた以上です!
おふろ!あわあわ!
俺の脳の血管はすでに切れかかっている!
こんな素敵なスレがあったのか・・・
捨てプリのパシフィカのss希望
218 :
名無しさん@ピンキー:03/04/05 01:46 ID:h7aVmrAW
保守アゲ
219 :
名無しさん@ピンキー:03/04/05 01:51 ID:LTu1rQPW
220 :
128:03/04/05 13:29 ID:HshBewuI
>214−216
コメントありがd。
15人ほど手を挙げてくれてたけど、見てるのかなあ。
続きはまた、マターリとお待ちを。
221 :
名無しさん@ピンキー:03/04/05 15:37 ID:KiQZF51/
ルナルサーガで一つおながいします。
できればロリコンアンディとメノアの初夜なんかを(w
アンディとエフィの小説なら昔ネットで見たような
俺も捨てプリのパシフィカキボン
おれは酔っ払ったラクウェルがシャノンを逆レイプし
シャノンとパシフィカに互いにセックスを強要するようなシチュをきぼ〜ん
227 :
サザム:03/04/07 10:01 ID:ZRD+oRx0
どーも、156改めサザムです。
SSデビューした某スレで付けてもらったコテハンなんですけど、いちいち書き換えるのも面倒なんで、統一させてもらいました。
という事で、ナーガ輪姦モノうpさせてもらいます。
期待に添えていれば良いのですが……。
228 :
サザム:03/04/07 10:02 ID:ZRD+oRx0
〜白蛇の饗宴〜
「……ふっ。評議長の話からすると、そろそろ出てくる頃ね」
ナーガはそう呟くと、森の中の街道で歩みを止めた。
今回ナーガは、近くの町の魔道士協会からの依頼で、この辺りに出没する盗賊団を退治しに来ていた。
旅行者や隊商を襲い、金品と共に十代半ばから二十代の──美女・美少女のみをさらってゆく。
これだけなら自警団や騎士団の領分だが、更にこの盗賊団は、ほぼ全員が魔法の使い手だったのである。
──その為、討伐に向かった騎士団は全滅。
激昂した領主は「魔道士には魔道士を」とばかりに、その処理を魔道士協会に押し付けた。
しかし普通の協会に、そうそう荒事に慣れた魔道士がいるはずもない。
そんな所にナーガとリナが通りすがり、評議長は協会の仕事としては破格の金額で、二人に依頼をしたのだった。
「おーっほっほっほ! リナが依頼を蹴った以上、報酬は全て私のモノっ!
これでもう、リナのおこぼれのレタスやパセリだけの生活もお終いよっ!」
ナーガは大きく胸を張りながら、情けないセリフを堂々と叫んだ。
性格や格好に問題はあるが、グラマーな美女であるナーガを見つければ、盗賊団は必ず襲ってくるだろう。
ナーガ自身を囮にして、盗賊団を誘い出すというのが、協会の立てた計画だった。
ちなみにリナは、「あなたはコレを」と言って差し出された胸パッドにブチ切れ、依頼をキャンセル。
評議長をボム・スプリットでふっ飛ばし、宿屋に戻ってしまっていた。
229 :
サザム:03/04/07 10:03 ID:ZRD+oRx0
一方、リナの分も強引に成功報酬にプラスさせたナーガは、すでにハイテンションだった。
「さあ、さっさと出ていらっしゃい! それとも、私の美貌と威厳に、身体が動かないのかしら?」
その声を合図にしたかのように、少し先の茂みから、ガサガサと音を立てて十数人の男が飛び出した。
見るからに悪党面の男達は、その姿に似合わぬ立派な魔法剣を腰に挿している。
こいつらが件の盗賊団であることは、まず間違いなかった。
「おーほっほっ、良く出てきたわね! これで今夜は肉よっ、酒よっ、宴会よっ!」
「ア、アニキ……。さすがにこれは、売り物にならねえんじゃ……」
ナーガの奇天烈な衣装と高笑いにたじろぎ、下っ端らしい男が背後の髭面を振り返る。
しかし髭面は、下っ端の頭を勢い良く叩き、だみ声を張り上げた。
「馬鹿野郎っ、だから手前は三下だってんだよ! いくら頭がおかしかろうと、調教しちまえば一緒だろうが!
良く見ろ、あの顔と身体つき……、滅多にお目にかかれねえ上玉だ。こいつを逃がす手があるかよ!」
下っ端を怒鳴りつけながらも、この場のリーダーらしい髭面の視線は、舐めるようにナーガの全身を這っている。
ニヤニヤとやに下がりながら、髭面はからかうような口調でナーガに声を掛けた。
「よぉ姉ちゃん、俺は優しい男で通ってるんだ。大人しくついて来るってんなら、何も痛い目を……」
「……デモナ・クリスタル!」
その言葉を遮るように、ナーガは素早く小声で唱えた呪文を髭面達──ではなく、横の茂みに叩き込む。
一気に噴出した霧が瞬時に凍りつき、その中にいた伏兵ごと、茂みは氷の中に封じられた。
「なっ……! て、てめぇ、魔道士かっ!?」
「ほーっほっほっほ! 前方に注意を引きつけて、スリーピングでも掛けるつもりだったんでしょうけど。
この白蛇のナーガ様に、そんな陳腐な手が通用すると思って!?」
230 :
サザム:03/04/07 10:05 ID:ZRD+oRx0
「くっ……」
あっさりと伏兵を蹴散らされ、髭面は悔しそうなうめきを洩らした。
実際のところ、彼らは呪文が使えるとは言っても、フレア・アロー程度の初級の魔法しか唱えられない。
スリーピングも、ボスである魔道士から教わった呪文を、ただ丸暗記しているだけなのだ。
本物の魔道士──それも実戦慣れしたナーガにかかっては、そこらのごろつきと大して変わらない。
圧倒的な実力差を見せ付けられた髭面は、額から冷たい汗を流した。
「くそっ、こうなりゃ白兵戦だ! おいお前ら、さっさとかかれ!」
「むっ、無理だよアニキっ! 下手すりゃこいつ、ボスより強いんだぜっ!?」
言い争う盗賊どもを眺めながら、ナーガは余裕たっぷりに次の呪文を唱え始めた。
「いいから、まずは手前から行きやがれっ!」
「ぐあっ!?」
髭面は、反論した下っ端の顔を殴りつけ、ナーガの方へと吹き飛ばす。
ナーガの足元に倒れ込んだ下っ端は、慌てて飛び起きると、ずりずりと尻餅をついたまま後ずさった。
「まっ、待て、いや、待って下さい。まずはお互い話し合って……うっ?」
なだめるような懇願の途中。うめきと共に下っ端の鼻から、つうっと流れ落ちる、赤い液体。
どうやら、さっきのパンチで鼻血が出たらしい。
「えっ?」
それを見た途端、ナーガの顔がヒキッと凍りつき、
「……はぅっ」
──妙に儚げな吐息を漏らしつつ、その場で棒のように卒倒したのだった。
231 :
サザム:03/04/07 10:06 ID:ZRD+oRx0
「……ふっ!」
しゃきいぃん!
しばらくして、ナーガは気合と共に、バネ仕掛けの人形のように跳ね起きた。
「おーっほっほっほっ! この白蛇のナーガを舐めないで欲しいわねっ!」
そして、周囲の状況も確認しないまま、根拠の無い自信に満ちた高笑いを上げる。
いきなりのリアクションに、周りにいた男達は思わず引きまくった。
「こっ、これはまた、ずいぶんと個性的なお嬢さんですね……」
「……んっ? ふっ、どうやらあなたが、この盗賊団の首領みたいね」
やけに紳士的な物言いに、ナーガは正面に立っている初老の男に向き直った。
温厚そうな顔立ち。スーツのようにきっちりとした衣装に、全身を彩るジュエルズ・アミュレット。
ナーガやリナほどでは無いにしろ、その雰囲気からかなりの使い手と分かる。
一瞬で相手の実力を読み取ったナーガがそう鼻で笑うと、ボスらしき男はわざとらしく一礼した。
「おお、自己紹介がまだでしたな。わたくしはサート・ブレイザーと申します。
現在は、この者達と共に、ささやかな人材派遣業を営んでおります。短い間でしょうが、以後お見知りおきを」
「サート・ブレイザー……ね、聞いた事があるわ。
ディルス公国の次席宮廷魔道士でありながら、裏で女性を誘拐、性奴隷に調教しては好事家に高額で売却。
騎士団の追及を逃れて身を隠したと聞いていたけれど、まさかこんな処にいたなんてね」
「おや、ご存知でしたか。これはまた、お恥ずかしい限りです。
腕利きの魔道士が雇われたと聞いて、そろそろ他の土地に移ろうかと思っていた所なのですがね。
その魔道士がこれほどお美しいお嬢さんだとは、嬉しい誤算でした」
232 :
サザム:03/04/07 10:08 ID:ZRD+oRx0
柔らかく微笑みながらも、しかしブレイザーの瞳は少しも笑っていない。
凍りついたような冷たい目からは、歪んだ欲望と支配欲とが漏れ出していた。
「ともあれ、そこまで分かっているなら話は早い。これから貴方には、部下達の調教を受けて頂きます。
丁度、最高の肉奴隷が欲しいという依頼が入っていましてね、貴方なら申し分ない。
──お前達、まずはいつものように『堕として』差し上げなさい」
「へいっ!」
ブレイザーが手で差し招くと同時に、周りを囲んでいた男達は、一斉にズボンを引き下ろした。
アジトの洞窟の中、様々な形・色・大きさをした男根が、煌々と光る魔法の明かりに照らされる。
男達の目は獣欲にぎらつき、早くも怒張の先端から、むっとするような性臭が漂い始めた。
「この者達は、わたくしが昔から使っていた部下がほとんどでしてね。
その辺にいる男娼よりも、女性の身体については知り尽くしています。
──そうそう。貴方の魔法は、そのサークレットで封じてありますから、抵抗は無駄ですよ」
「なっ!?」
小声で呪文を唱えていたナーガは、ブレイザーの言葉と同時に、魔力の高まりを感じないことに気付いた。
額に冷たい金属の感触を覚え、余裕を見せていたナーガの瞳が驚愕に見開かれる。
今のナーガは、たかが数十人の野盗にすら抗う術のない、無力な獲物だった。
「では、わたくしは部屋に戻りますので、堕ちるか気絶したら呼んでください」
「分かりました、ボス!」
くるりと振り向き、部下に言いつけてその場を後にするブレイザー。
後に残されたのは、ナーガと、肉欲の権化となった男達だけだった。
233 :
サザム:03/04/07 10:09 ID:ZRD+oRx0
「あなた達、そんな事をしたら、ただでは済まないわよ……」
「へっへっへっ。そんな口がきけるのも今のうちだぜ。その内、自分から腰を振って欲しがるようになるぜ」
冷たい声で警告するナーガに、男の一人が舌なめずりと共に言った。
他の男達も、厭らしい笑みを浮かべながら、ゆっくりと円状に包囲していく。
「とっとと受け入れちまった方が、苦しまずに済むぜっ……!」
──追い詰められたナーガに、まずは三人の男が飛び掛った。
「んっ! んんっ──ぷっ!」
「へっ、高慢そうなツラぁしてるな。俺はな、そういうプライド高そうな女が一番好きなんだよ」
彼女の両腕を押さえつけて強引に唇を奪った男は、顔を背けて逃げたナーガを嬉しそうに眺めやった。
「おおっ、すげぇ弾力だ! こんなにデカいのに、ちっとも垂れてこねぇ!」
「あっ、ばっ、つうっ!」
ナーガのたわわに実った乳房に取り付いた男は、胸を覆う布地を強引に引き下げ、その全てを露わにした。
両手でも余るほどの柔肉は、その振動に激しく震えるが、殆ど型崩れしないほどの張りも備えている。
片方の乳房をぎゅっと握られ、ナーガは走る激痛に身体をよじらせた。
「ああ、足の肌触りも最高だ……。こいつは今までで最高の肉奴隷になるぜ……」
「んっ! くうっ、くっ……」
両足の間に膝をついた男は、ナーガのすべらかな太腿を撫でながら、感心したようにそう呟いた。
蜘蛛のように閃く十本の指が、彼女の足の性感帯を的確に攻め立てる。
意思に反して沸き上がる官能に、ナーガは苦しげな顔をして抵抗した。
234 :
サザム:03/04/07 10:10 ID:ZRD+oRx0
「くっ……、この程度で、この白蛇のナーガを屈服させられるとは、思わないことね……」
「おっ? この状況で、まだそんな口がきけんのか?」
「嬉しいねぇ。それでこそ、こっちもやり甲斐があるってもんだ」
「前の女は、最初の三人で堕ちたからな。こいつは、久しぶりに全員まで回るかもな」
気丈な声を発するナーガに、周囲の男達から好き勝手な感想が投げ掛けられた。
数十対の欲望にまみれた目が、ナーガの白い肢体を射抜くように視姦する。
その間も、彼女を攻める三人の手は、一向に止まらない。
上の男は、ナーガの顎を力ずくで振り向かせると、再びその唇を奪った。
「ふむーっ! むっ、ふむっ、んっ!」
「っぷっ! 抵抗するなとは言わねぇさ。それが喘ぎに変わっていくのが、楽しいんだからな……むっ!」
「ふぐうっ、ふっ!?」
男は舌を噛まれないように、ナーガの両頬を片手で押さえると、長い舌を伸ばして彼女の口腔を犯した。
軟体動物のような男の舌が、彼女の歯の裏を、天井を、粘膜を嘗め回す。
強引に舌を絡め取られて、ナーガの喉の奥からくぐもった叫びが漏れた。
「へへへっ。乳首のほうも、おっ立ってきやがったぜ。色もいいし、乳輪も小さめだ。
おまけに肌全体がうっすらと色付いてきて、喰いつきてぇぐらいだ……はむっ」
「んんんっ!」
乳房の先端を咥えられ、ナーガは口を塞がれたまま、ビクンと身体を震わせた。
男はねっとりと口の中でほぐすようにしながら、もう一方の乳首を指でこねるように刺激する。
とろとろと垂らした唾液で膨らみの麓までを濡らしてから、男は逆の乳房に吸い付いた。
235 :
サザム:03/04/07 10:12 ID:ZRD+oRx0
「よし、こっちもそろそろ……。んっ、これは……」
服の上からナーガの股間を撫でていた男は、僅かな部分を覆う布地を横にずらした途端、驚きの声を発した。
「どうした、まさかオカマだってんじゃねぇだろうな?」
らしくない動揺に、周りで見ている男達の間から、からかいの野次が掛かる。
男は、軽くかぶりを振りながら、その問いに答えた。
「いや、そうじゃない……。まあ、お前らも見れば分かるだろう。こっちに来てみろ……」
「ふむっ、んーっ!?」
男はそう言いながら、抗議するようなナーガのうめきには構わず、腰から小さな布地を引き抜く。
暴れる足を押さえ込み、正面に回った男達に良く見えるように、股を大きく開かせた。
「ひゅー、こいつぁ……」
「ごくっ……。た、確かにすげえや……」
女の陰部など飽きるほど見てきたはずの男達は、ナーガの花弁を見て一斉に溜息をついた。
申し訳程度に残された柔毛は、大きく花開いた肉襞を全く隠していない。
だが問題はそんな事ではなく、その扇情的な色艶と、外側からも分かるほどの微細な襞の重なりだった。
「数万人に一人いるかどうかの名器だ……。相当使い込んではいるが、それがまたいい色合いだ。
こんな上等なモノは、ボスでも拝んだ事はないだろう……」
「んんっ、んっ!」
男は股を開かせたまま、ねちねちといやらしい音を立ててそこを弄り回す。
すでにナーガのそこは透明な雫に濡れ光り、外側の襞が男の指に吸い付くように絡んだ。
「しかも、相当な淫乱らしい。男三人になぶられて、もうぐちゃぐちゃになっている。
まあ、この性格だけは矯正してやらなくてはいけないから、長く楽しめそうではあるな……」
236 :
サザム:03/04/07 10:13 ID:ZRD+oRx0
ずちゅうっ!
「んんんんんっ!」
男が一気に中指を根元まで突き入れると、ナーガは弓なりに背中を反らした。
そのまま細かく指を左右に動かすと、淫裂から耐えかねたように、コポッと新たな雫がこぼれ落ちる。
──水音に混じって、周りの男達が大きく唾を飲む音が、洞窟の中に響いた。
三人の男達は、その持てる性技の全てを、ナーガの白い肢体に叩き付けた。
舐め、啜り、噛み、くすぐり、捏ね上げ、撫で回す。
「んっ、くっ、んっ、ふっ、くうっ!」
数十分も執拗になぶられていたナーガは、次第に甘い吐息を漏らし始めていた。
口・胸・股間は言うまでもなく、耳たぶから足の指先まで、男達の指と唾液に汚されていない場所はない。
しかし、そこまでされてもなお、ナーガの口から男を求める声は、一言たりとも出ていなかった。
「ちっ、どうなってんだ? こんだけされりゃ、生娘だって欲しがるぜ!?」
「まさか、不感症なんじゃねぇだろうな!?」
「いや、こっちは充分すぎるほど濡れている……。感じていない訳では無いみたいだが……」
腕前に自信のある男達だけに、ナーガの強情さは理解し難いものだった。
「ふっ、くっ……。口ほどにも、ない、男達ね……っ。この程度で、私を、狂わせると、言うのっ……」
身体は確かに反応させながらも、ナーガの精神は少しも揺るがない。
息を切らした三人の顔に、焦りの色が見え始める。
237 :
サザム:03/04/07 10:14 ID:ZRD+oRx0
そこに、しびれを切らした副リーダーの髭面から怒号が掛けられた。
「手前らっ! もういいから、さっさとぶち込んで、次に替われ!
いくら強がっても、この人数で精液まみれにしてやりゃあ、そのうち折れるに決まってる!」
「へっ、へぇ……」
調教士としてのプライドを傷つけられた三人は、しぶしぶとその言葉に従った。
──上の男は、ナーガの顔を跨いで、その口の前に。
──真ん中の男は、胴体に馬乗りになり、豊満な双丘の間に。
──下の男は、両足を抱え上げ、濡れそぼった淫裂の入り口に。
凶悪に反り返った男根をおのおの配置につけると、一斉にナーガの身体を刺し貫く。
「ふぐううぅっ!!」
強烈な刺激に、ナーガの口からくぐもった絶叫が飛び出した。
「おらっ! ちゃんと、舌を、使わ、ねえかっ!」
「むぶっ!? ぐっ、ぐぷっ、ぶふっ!」
口に入れた男は、時折り固い歯が当たるのも構わず、怒張をナーガの口内で暴れさせた。
すえた味のする肉棒を喉の奥まで突き入れられ、ナーガは苦しさに涙を滲ませ、激しくむせる。
「へへっ、あんたの胸、サイコーだぜ……。吸い付くみてーで、今にもイッちまいそうだ……」
一方、胸を犯す男は腰を動かさずに、乳房を掴んだ両手を激しく前後に揺さぶり、挟んだ己のモノをしごいた。
自分の唾液とナーガの汗と、先走りの汁が潤滑油となり、滑らかな肌の感触が男の茎の全体を包む。
そうしながらも、親指と人差し指で大きく勃起した乳首をつまみ、ナーガの官能を引き出そうとした。
「くっ、何という締め付けだ……! まっ、負けるか……っ!」
238 :
サザム:03/04/07 10:15 ID:ZRD+oRx0
最後に、ナーガの陰裂に挿入した男は、予想以上の名器の感触に、射精の衝動を必死で押さえ込んでいた。
細かい肉襞の連なりが、絶妙な力加減で男の強張りを締め付け、くすぐる。
猫の舌のようにざらついた天井に亀頭が擦れるたび、えも言われぬ快感が男の背筋を這い上がる。
並みの女が相手なら一時間は持つはずの男のモノは、初めての少年のようにひくついていた。
「くっ、くおっ、もうだめだっ──ううっ!」
「んっ……むううぅんっ!」
ナーガの秘洞を突いていた男は、いくらも経たないうちに限界の叫びを上げた。
子宮に熱い迸りを注ぎ込まれ、ナーガの腰が震える。
「おおっ、おれも、もうでるっ、でるっ、でっ!」
「ふぅ──んっ!?」
続けて胸を使っていた男が、身体をわななかせて、ナーガの身体の上に精液をぶち撒いた。
少し黄色味がかった粘液が、ナーガの白い乳房をまんべんなく汚していく。
「ちっ、お前ら、だらしねぇな……と言いたい処だが、俺もそろそろ限界だ。
おら、くれてやるから、一滴残らず飲み干しなっ!」
「んぶっ! んっ、ぶっ、ふむっ!」
更に動きを激しくした男のモノから喉の奥を守ろうと、ナーガの舌が懸命に脇へと逸らす動きをする。
しかしその動きは、男の絶頂を早める役にしか立たなかった。
「くうっ、おらっ、飲めっ……!」
「ぶうっ!? ぐっ、げほっ、けっ!」
鼻にまで逆流するほどの大量の精を口中に吐き出され、ナーガはすぐに顔を背けて咳き込んだ。
239 :
サザム:03/04/07 10:19 ID:ZRD+oRx0
ナーガの口から、糸を引いて青臭い白濁の液が零れ落ちる。
副リーダーの髭面が歩み寄り、咳き込むナーガの長い髪を鷲掴みにして、その顔を自分に向けさせた。
「どうだ? そろそろ、自分の立場ってもんが分かってきたか?」
「けふっ……。ふっ、一体、何を、分かれと、言うのかしら……?」
荒い息をつきながらも、ナーガの瞳からは意思の輝きが少しも失われていない。
挑戦的に睨むナーガに、髭面はニヤリと笑い返した。
「そうでなくっちゃ面白くねぇ。……けどよ、身体がブッ壊れる前に、降参しちまった方が身の為だぜ?」
ずぬっ、ずぷずぷっ……。
髭面はそう忠告しながら、一際巨大な陽根を、ナーガの陰裂に突き立てていった。
「……んっ? もうこんな時間ですか。どうやら、久しぶりの上玉で、報告も忘れているようですね」
魔道書を読んでいたブレイザーは、ふと時間の経過に気付くと、本を閉じて立ち上がった。
「まったく、いつまでも野盗気分が抜けませんね。次の場所では、頭の切れる人を仲間にしたいものです」
腕の立つ魔道士が派遣されるようでは、ここでの活動も止め時であろう。
調教部屋の扉に手を掛けながら、ブレイザーの頭は、すでに次の活動拠点の候補地に移っていた。
「貴方達っ、いつまで楽しんでいるつもりですかっ! 堕ちたら呼びなさいとあれほど……」
「おーっ、ほっほっ、ほっ……!」
──勢い込んだ文句は、途切れ途切れの高笑いに遮られた。
「てめぇっ! そのっ、高笑いをっ、やめろっつーんだ!」
「ちくしょう、なんでっ、コイツ、少しも堕ちねえんだ!?」
240 :
サザム:03/04/07 10:20 ID:ZRD+oRx0
「ふっ! このっ、白蛇の、ナーガを、くっ、舐めないで、欲しいわねっ、あっ!」
洞窟の中央で、むきになった二人の男が、抱え込んだナーガの前後の穴を激しく貫いている。
むせ返るような精液の臭いが充満する中、しかしナーガの顔からは、正気の色が消えていなかった。
──もっとも、普段のナーガが正気であるかどうかは、大いに疑問であるが。
「……気が触れた、という訳でもなさそうですね。一体何をやっていたのです?」
「どうもこうも、かれこれ四周目に入ってるってのに、このアマちっとも堕ちねえんですよ」
「四周目、ですと!?」
ブレイザーは、部下の返答に思わず目を見張った。
部下達の性技のほどは、首領であるブレイザーも充分に分かっている。
その辺の村娘ならば、簡単によがり狂わせられるほどの腕と持久力の持ち主ばかりなのだ。
そんな男達に、のべ百回以上も犯されて正気でいられるなど、もはや人間の女とは思えない。
得体の知れない悪寒に、ブレイザーの背筋が小さく震えた。
「──感じていない、という訳ではないのでしょう?」
「へぇ。身体の方は素直に反応しちゃあいるんですが、一度もイクどころか、泣き言すら言わねぇんですわ。
お陰で若い奴の中にゃ、自信喪失して落ち込む奴まで出てくる始末で……」
その言葉通り、洞窟の隅では、膝を抱えた下半身裸の男を、同じく裸の尻を剥き出した男が慰めている。
──ほほ笑ましいと言うか、見苦しいと言うか、非常にコメントに困る光景である。
「身体の方は、味といい持久力といい、調教の必要もねぇぐらいなんですが……。
いっそ先方には、『肉女王様』って事で納得してもらえませんかね?」
「おかしな造語を作るんじゃありません!」
241 :
サザム:03/04/07 10:22 ID:ZRD+oRx0
怒鳴ったブレイザーは、額を押さえてかぶりを振ると、仕方なくといった様子で呟いた。
「やれやれ……。これはもう、あのモノを呼ぶしかありませんね」
「あっ、アレを使うんですか!? この前、不感症の女に使った時は、使い物にならなくしちまったじゃ……」
「仕方ないでしょう? このままでは埒があきません」
動揺する部下に冷たい視線を投げ捨て、ブレイザーは絡み合う三人の傍に歩み寄った。
「貴方達、もういいですよ。後は私がやります」
「へっ、へぇ……」「面目ねぇです、ボス」
ブレイザーの言葉に、二人の部下はナーガの中から剛直を引き抜き、彼女の身体を床に下ろす。
さすがに力の入らない身体で、それでもナーガは顔を上げ、不敵な笑みを浮かべた。
「……ふっ。いよいよ、ボスの、お出まし? ちょうど、刺激が単調で、居眠りする、ところだったわ……」
「確かに、多少貴方を見くびっていたようですね。ではそんな貴方に、ぴったりのお相手をご紹介しましょう」
強がりを言うナーガに邪悪な笑みを浮かべると、ブレイザーは人差し指の大きな指輪を掲げ、強く念じる。
「契約の指輪にかけて、闇の淵より来たれ。我が盟友、セグラディド!」
『承知……シた……』
異様な発音の声と共に、水面から姿を現すようにして、床から異形の影が立ち上がった。
緑の鱗のような肌と、頭の左側で縦に四つ並んだ瞳を除けば、そのシルエットは人間の男に似てはいる。
──ただ、その股間からは、男根を模したような長い触手が、十本近く揺らめいていた。
「純……魔族……?」
『ホう。一目デ分かリ、シかも脅エもしないトは、たダものではナいな』
唯一つ残った装身具であるドクロのネックレスを揺らしながら、ナーガは呟く。
242 :
サザム:03/04/07 10:26 ID:ZRD+oRx0
その魔族──セグラディドは、四つの目を笑みの形に歪め、横に立つブレイザーに顔を向けた。
『久しイな、ブレいザーよ。今回ハ、こノ娘を堕とセばいいのカ……?』
「ええ、少々強い精神力を持っているらしいのでね。但し、くれぐれも壊さないようにして下さいよ」
『分かッてイる。生命を生み出すはズノ性の営みヲ、たダの快楽にオとシめることコそ、我が望ミ……』
その言葉と同時に、股間から生えた触手が、獲物を前にしたイソギンチャクのように、ざわざわと蠢く。
触手の所々に突き出た鞭毛のような器官が、風に揺れる葦のようになびいた。
「ナーガ殿、でしたね。人外の快楽にかかっては、貴方の意地もここまでですよ」
「あなたっ! やっ……、やめ、止めなさいっ……!」
それを使われた時の快楽を想像したのか、ナーガは引きつった声を上げる。
『……堕チろ』
「ひうぅぅっ!!」
一斉に襲い掛かった触手の落雷にも似た衝撃に、ナーガは引き裂かれるような絶叫を上げた。
ずちゅっ! びちゅっ、ぬぷっ、ずちゅ!
「ひうっ、ひっ、ふんっ、んんっ!」
ナーガの陰裂と菊座に、それぞれ一本ずつ触手が入り込み、残りの触手は白い肌を余す所なく這い回った。
鱗に見える表皮は、適度な柔らかさと弾力を兼ね備え、分泌される粘液と共に、異様な官能を与える。
個別の意思を持つかのように性感帯を探る触手達は、ナーガの意識を人の手では生み出せない高みに押し上げる。
前後の穴を触手が出入りするたびに、ナーガは言葉にならない喘ぎを漏らした。
『ほホう、これデも達しナいとハな……。デは、コれはドうだ……?』
243 :
サザム:03/04/07 10:27 ID:ZRD+oRx0
「──────っ!!」
セグラディドは、深く挿入した触手を子宮の奥でとぐろを巻くように丸め、激しく回転を加えた。
内臓を掻き回されるような強烈な刺激に、ナーガの背中が限界まで反り返る。
それと同時に、ナーガの胸に掛かったドクロのペンダントが、淡い燐光を放った。
「だっ、だめっ、こんなっ、わたしっ、たえられな……っ!」
ナーガは激しくかぶりを振りながら、何かをこらえるようにペンダントを握り締めた。
そこから漏れる燐光は、ナーガの官能に呼応するかのように、次第に光を強めていく。
『こレ以上我慢ヲすれバ、気が狂ウぞ。諦メて、快楽ニ身を任せるガいい……ッ!』
「んっ、あ、あっ、あーーーっ!!」
セグラディドの最後の動きによって、とうとうナーガは絶頂の叫びを上げた。
それと共に、ナーガのペンダントからピィィィ……ン、と微かな音が鳴る。
しかし、セグラディドにも、そして少し離れて見守っていたブレイザーにも、その音は聞き取れなかった。
「ご苦労様でした、セグラディド。一度堕ちてしまえば、後はどうにでもなります」
『アあ。しかしコの娘、人間ニしてハ何かおかシ……ナ、ナんだ、こレは!?』
「ひっ……!?」
突如噴き出した異様な気配に、ブレイザーと周りの男達、そして魔族のセグラディドまでが身を強張らせた。
──魔族の放つ瘴気とも違う、『妖気』とでも呼ぶべき存在感。
それは、セグラディドの身体の下に組み伏せられている、ナーガの肢体から湧き出していた。
「ふふっ……。ねえあなた、確かセグラディドとか言ったわね……?」
『おオ、お、おマえは……』
244 :
サザム:03/04/07 10:28 ID:ZRD+oRx0
官能的な女の声に、滅びをもたらすはずの魔族が脅えた呟きを洩らす。
「さっきの言葉を返してあげるわ。諦めて、快楽に身を任せなさいな……」
『おッ、おオ、おおオヲおぉぉォぉッ!!』
ビュクッ! ビュビュビュビュビュッ!!
穏やかな声が終わると同時に、セグラディドの口から狂おしい絶叫が飛び出した。
触手が生きたまま焼かれる蛇のようにうねくり、先端から大量の白濁液が止め処なく吐き出される。
それと共に、セグラディドの身体がみるみるうちに干からび、ひび割れていく。
『VOVAAAaaaaa!』
そして断末魔の叫びと共に、魔族の身体が砂のように崩れ、──その粉末すらも煙のように消え去った。
「死んだ、いや、ほ、滅んだ……? い、いったい、何が……」
ブレイザーは、目の前で起こった光景が理解できなかった。
下級とはいえ純魔族であるセグラディドには、通常の武器はもちろん、生半可な魔法すら通用しない。
それをこれほど呆気なく滅ぼす存在など、あるはずがない──それが、ブレイザーの持つ常識だった。
しかし、全身に白濁を浴びたナーガがゆっくりと起き上がり、ブレイザーは悟った。
──これは、自分の想像など及びもつかないモノだと。
「……ふっ。魔族の精は、量は多いのだけど、味が今一つね……」
そう呟いた女は、先程までのナーガとは、まるで別の存在だった。
妖しく瞳を細めながら、身体に掛かった白濁を細い指で掬い取り、淫靡に舌を伸ばして舐め取る。
異常なまでに白さを増した肌の奥底から、凄絶な色香を周囲に振り撒く。
性に関する魔道技術を売り物にしているブレイザーでさえ、どうしてもその身体から目を離せない。
245 :
サザム:03/04/07 10:30 ID:ZRD+oRx0
今のナーガは、その二つ名の通り、全ての男を破滅に導く、妖艶な白蛇の化身そのものだった。
「あっ……、あなたは、いったい何者です?」
周りの部下達が声も出せない中、ブレイザーはようやくそれだけを口に出した。
その問いに、ナーガは小さく、艶を含んだ笑みを浮かべる。
「そうね……。『吸精姫アレイシア』の娘だと言えば、お分かり?」
「なっ……! ま、まさかあの……!?」
ナーガの言葉に、ブレイザーは絶句した。
吸精姫アレイシア。
それは二十年ほど前まで、裏の世界で囁かれた、伝説の女魔道士の名前だった。
元から絶世の美女と言われていた彼女は、究極の美を求め、様々な魔法実験を自分の身に施した。
更にある時、高位魔族と契約を結び、『全ての男を虜にする力』をも手に入れたという。
噂では、普段はその『力』を封じるため、奇妙な衣装とネックレスを身に付けていたらしい。
強大な魔力と美貌を誇る彼女は、しかしある時、どこかの国の王族に成敗され、その後を知るものはいない。
──いや、いない筈だったのだ。
「お母様は、お父様に『説得』されて心を入れ替え、悪の魔道士を引退して、妻に迎えられた。
けれど、お母様の『力』は、最初の子供である私に受け継がれていたのよ。
お母様の死後、その『力』に目覚めた私は、お母様の形見を身に付けて、これを封じていたの。
──どう? 自分達が何を目覚めさせてしまったか、納得できたかしら?」
「あっ……あ、ああぁっ……!」
しかし、すでにブレイザーの頭は、ナーガの言葉の半分も理解出来ていなかった。
246 :
サザム:03/04/07 10:31 ID:ZRD+oRx0
目の前のモノに対する畏怖と、それを遥かに上回る情欲が、彼の頭脳を浸食していく。
他の男達の目はすでに自我を失い、暴発させそうなほど股間を腫れ上がらせ、棒立ちになっている。
その様子をぐるりと見回し、ナーガは淫猥な笑みをこぼした。
「どうやら、もう堪らなくなってきたみたいね……。私も、再封印をするには、大量の精気が必要なの。
貴方達なら、死ぬ前に私を満足させられるでしょう? さあ、いらしゃいな、坊やたち……」
「──おおおぉぉっ!」
ナーガの誘いに、ブレイザーを含めた全員が、亡者のような雄叫びを上げて襲い掛かる。
──白蛇の饗宴の始まりだった。
「おおっ、おっ、くっ!」
「んんっ、んくっ、ん……。ふふっ、あれだけ出したのに、まだこんなに濃いのね……」
ナーガは、正面に立つ男が吐き出した白濁を残らず飲み干すと、満足げに唇を舐めた。
その肉付きの良い腰は、あお向けに寝た男の怒張を咥え込み、ゆらゆらと動き続けている。
左右の手は、両脇に立った男達の肉棒と袋を、愛しげに撫でていた。
背後から両の乳房を揉みしだいている男は、ナーガの背中に強張りを擦りつけ、その肌の感触に溺れている。
5人の男を同時に相手取りながらも、ナーガは完全に主導権を握っていた。
「ああっ、頼む……。今度は、俺のモノを咥えてくれ……」
「んっ、そうね……。あなたはずっと、手でしかイッてなかったかしら。
ごめんなさいね、ふむっ、んっ、ちゅ……」
「うわっ、あああっ!」
247 :
サザム:03/04/07 10:32 ID:ZRD+oRx0
ナーガの細い指先でさんざんに焦らされていた右の男は、軽くしゃぶられた途端に絶頂を迎えた。
迸る熱い液体を美味しそうに飲み下すと、ナーガは幹に残った分を吸い出すように、鈴口を強く吸う。
たったそれだけの動きで、男は彼女の口中に二度目の精を放った。
「ず、ずるい、お、俺も、俺もっ……!」
「んんっ……ぷぅっ。あなたはさっき、いっぱいしてあげたでしょう? しばらく我慢なさい」
「そっ、そんなっ……!」
ナーガにお預けをくらった左の男は、おやつを取り上げられた子供のように顔を歪めた。
彼女の指は、蕩けるような快感を与えつつも、決して射精を許そうとはしない。
男は、少しでも多くの快楽を貪ろうと、激しく腰を前後に振った。
「ほらっ、手がお留守になってるわ。ちゃんと感じさせてくれないと、他の人と交代してもらうわよ……」
ナーガは、背後の男を横目で見ると、いたぶるような口調で続きを要求した。
「やっ、やりますっ、やりますから、見捨てないで下さいっ……」
胸を揉んでいた男は、今の快楽を失うまいと、持てる技巧の全てをかけて愛撫を再開する。
「んんっ、ふっ、そうよ……、その調子……っ」
手の平に吸い付くような柔肉の感触に、男はもう何度目か分からない絶頂の証を、ナーガの背中に発射した。
──ナーガの覚醒から数時間が経ち、すでに男達の半数以上が力尽きていた。
普通の女性なら、すでに愛液も枯れ果て、快楽など感じないほどの回数をこなしている。
しかしナーガの身体は、男達の精を浴びるたびに、ますます人間離れした色香を放っていた。
その色香に誘われ、少しでも回復した男は、ふらふらと立ち上がり、またナーガの元に引き寄せられていく。
肌の色艶を増していくナーガとは対照的に、男達の頬はげっそりとやつれ、まるでミイラのような有様だった。
248 :
サザム:03/04/07 10:33 ID:ZRD+oRx0
「うぅ……。も、もう、ゆるして、ください……」
その時、ナーガの身体の下から、蚊の鳴くようなか細い懇願が囁かれた。
ナーガの蜜壺に男根を咥え込まれているのは、ブレイザー──この集団の頭領だった男だ。
その姿に、精力増強・陰茎肥大・耐久力強化などの秘術を心得た、冷酷な魔道士の面影はすでにない。
多少の肉体強化など、快楽のみで純魔族を滅ぼしたナーガに比べれば、三流魔法剣と伝説の剣ほども違うのだ。
いいように精気を吸い取られ、今のブレイザーは唯の初老の男に成り下がっていた。
「情けない声を出さないでくれないかしら? それでもあなた、『性の探求者』とまで言われた魔道士なの?」
身体の下で弱々しげにうめくブレイザーに、ナーガは眉をひそめて言った。
そして、ブレイザーを解放するどころか、更に腰の動きを早める。
本来なら、もうとっくに硬度を失っているはずの彼のモノは、数十回の絶頂を迎えても尚、萎える気配がない。
──いや、ナーガの送り込む人知を超えた快楽が、萎える事を許さないのだ。
「もっ、もう、一滴だって出ません……。このままじゃ、し、死んで……ううっ!」
言葉の途中で、ナーガの膣内がぞわりと蠢き、ブレイザーの肉茎を絞り上げた。
出すものがない状態での絶頂は、通常ならば下腹部を引きちぎられるような激痛を男に与える所である。
しかし、ナーガの『力』にかかっては、それすらも魂を蕩けさせるほどの快感に変えられてしまう。
精の代わりに、生命力そのものを絞り取られるような魔性の悦びに、ブレイザーは低くうめいた。
「ふっ、しょうがないわね。じゃあ、他の男を相手にしている間だけ、休憩をあげるわ。
但し、残りの男達が力尽きたら、またあなたの番だから、しっかり回復させておくのよ……っ!」
「ぐおおおぉぉっ!!」
そう告げると、ナーガは少し本気を出して、膣の中の強張りに超絶的な快楽を注ぎ込む。
249 :
サザム:03/04/07 10:35 ID:ZRD+oRx0
それに耐え切れなかったブレイザーは、男根だけを硬く屹立させたまま、白目を剥いて気絶した。
「まぁったく、変な作戦なんて考えずに、最初っからこーすれば良かったのよ!」
ナーガの消息が途絶えてから三日後。リナはぶちぶち文句を言いながら、街道を歩いていた。
受けた依頼の内容は、ナーガの安否の確認と、盗賊団の壊滅。
食堂の全メニュー制覇を成し遂げて機嫌を直したリナに、再び協会から依頼が下されたのだ。
「まぁ、ナーガの事だから、また金貨10枚ぐらいで寝返ったとか、そんなオチだろーけど。
どうせなら、盗賊団と共倒れしててくれると、そいつらのお宝も独り占めして、ボロもーけなんだけどな……」
「──あら、リナじゃないの」
「ふぇ!?」
ちょうどその時、大きな荷物(おそらくお宝)を担いだナーガとばったり鉢合わせし、リナは驚いた。
「なぁんだ。その様子だと、もう盗賊団は始末しちゃったみたいね」
「何だか、残念そうな口ぶりね、リナ」
そう言って軽く眉を寄せるナーガからは、同性のリナでもゾクッと来るような色香が漂っていた。
「……ナーガ、あんたちょっと雰囲気が違ってるわよ。どうしたの?」
「そう? やっぱりまだ封印しきれてないのかしら……」
「封印? 何の事?」
「いいえ、こっちの話」
訝しげなリナに、ナーガは軽く手を振って誤魔化した。
「とにかく、盗賊団は私が壊滅させてきたわ。もう二度と、あんな事をする気にはならないはずよ」
250 :
サザム:03/04/07 10:36 ID:ZRD+oRx0
「あっそ。まぁ、楽して報酬貰えるんだから、これで良しとするか……」
そう言いながらもリナの目は、ナーガの担いだ袋を物欲しげに見詰めている。
そんなリナに薄く微笑みかけると、ナーガはリナの肩を軽く叩き、町の方に向かって歩き出した。
「良かったら、この袋の中身、少し分けてあげてもいいわよ。
とにかく、まずは町に戻って報酬を受け取りましょう? そうそう、夕飯も私のおごりにしてあげる」
「ををっ!? いつになく太っ腹! そうと決まれば、ダッシュで戻りましょっ!」
お宝と食い気に目が眩んで、リナの頭の中からは、ナーガに対する違和感が綺麗に吹っ飛んだ。
ナーガを追い抜き、弾むような足取りで駆けていく。
その後を、ナーガはゆっくりとした歩調で追いかけていった。
「ふふっ。たまには、女同士っていうのも悪くはないわよね……」
呟くナーガが背負う袋の中身は、実は金目の財宝ばかりではない。
超強力媚薬や精力剤、魔法で動く張り型など、ブレイザーの研究結果も含まれているのだった。
ナーガの目は妖しい光に濡れ、先を急ぐリナの小さなヒップを見詰めている。
「今夜も、楽しい夜になりそうね……」
ナーガは軽く唇を舐めると、少し足を速めてリナの後を追った。
その夜、二人の泊まった宿屋からは、悩ましげな少女の喘ぎが響き渡ったとも言うが──
真実は闇の中である。
〜白蛇の饗宴 終わったり続かなかったり。〜
251 :
サザム:03/04/07 10:47 ID:ZRD+oRx0
とりあえず、リクエストにはお答えしたつもりですが、どんなもんでしょ?
常駐スレにSS書きさんが増えたので、少しは浮気してもいいかなー、とこっちに来て見たのですが。
226さんのシチュもいいなー。また書いたりしたら、いぢめる? いぢめる?
遅レスで失礼しますが、いい物見させて頂きました。
128氏に感謝。
この後さらに甘甘な絡みが…ハァハァ
>>サザムさん
(;´Д`)ハァハァ よかったです!これからも期待してます
254 :
226:03/04/07 15:28 ID:PUXmzrds
まさかサザムさんが来てくれるとは…
ぜひまた書いて下さい
ここでもサザム氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
ほんと、何書かれても上手いなあ。またしても元ネタ知らないのが残念。
某スレでもそうだがサザムさんの作品はどれも元ネタのキャラをしっかり掴んでるところが凄いよ。
二次創作、特にエロで元キャラの雰囲気壊さずに書くのって難しいから
トリニティ・ブラッドのセスたんキボンヌ。
一人称がボクで御茶屋のバイトをコソーリとしてる時にとか。
「お前、見た目どおりの年じゃないな?」
「え、ボクはただの美少女だよ」
「年に比べて上手過ぎる」
とか(;´Д`)ハァハァ
サザム氏アラワレタ━━!!
乙ですw
誰かイリヤの空(ry)の例のイリヤレイープか浅羽とのセクース物きぼんぬ。
過程はお任せします。
皆さん和姦は好きですかー?
エロければ和姦でも強姦でもOKです
それは良かったです。んじゃ、そのうち書いてみます。
>>263 差し支えなければ元ネタを教えてくださいな
カンフーファイターだったら犯して殺す。
前スレから見たんだけど、意外に棄てプリてリク多いんだな。
それはともかく、
>>263の元ネタは恐らく撲殺天(ry
267 :
128:03/04/15 23:00 ID:WnJcKtQA
>207−211 の続きを書きかけたものの、少しの間作業できないかもしれないので取りあえず予告編程度に。
まだえっちに至りませんが。
予想以上に激甘(w
元ネタは >206 に。
268 :
128:03/04/15 23:02 ID:WnJcKtQA
「ほら、行くわよ?」
さっさと立ち上がったフリーダはアリスに声をかけ、ぐずぐずしているところを横抱きに抱え上げてしまった。
「きゃっ」
俗に、お姫様だっこなどと呼ばれる状態。結婚式の後、初めて家に入るときにこんなふうに新婦を抱いて入り口をくぐったりする。フリーダの力強さに感嘆しながら、だけど我に返って言う。
「あ、歩きますから、降ろしてください」
フリーダはアリスの顔を見て微笑み、静かに床に立たせた。
「良かった、流石にあのままシャワーまで行くのはコトだったわ。幾らアリスがスレンダーでもねえ」
何気なく手を取りあって、二人は浴室に向かう。
恥ずかしいから降ろしてもらったけど、もうちょっとダイエットして運んでもらうのも良いかも。そんなことを思いながら、アリスは足を進めていた。
二人して脱衣場に入る。普段はもちろん一人づつで入っているから気にならなかったものの、お世辞にも広くはない。黙ってフリーダがアリスのブラウスを脱がそうとして来て、一緒にお風呂に入るなんてことを改めて意識する。
「自分で脱げますから」
アリスが抗っても、フリーダは止めてくれない。ブラはさっき外されているから、あっさりと上半身が裸になる。そのまま当然のようにスカートも脱がされてパンツとストッキングだけになってしまい、ようやく抗弁を通すことに成功する。
「フリーダさんも脱いで下さい」
きっと頬が真っ赤になっているだろうな、と思いながら、どうにか口にした。
「自分ばっかりは恥ずかしい? そんなに綺麗なのに」
時々フリーダは怖い笑いを見せるが、今は天使のような慈愛の微笑。苛烈な死天使の側面は、未だアリスには見えていない。
美術品を眺めるようにうっとりとしたアリスの視線の中でフリーダが肌着だけの姿になった。艶然と、また微笑んで、横を向いてブラジャーを外す。
「うふふ、こっち向いてください」
仕返しするような気分でアリスが求める。
「ふふふ」
フリーダも笑って、二人の少女は向き合う。胸を隠していたアリスの手をフリーダが下にさげさせ、しばし見詰め合った。
一面では、二人の若く健康な輝きに満ちた体は鏡像のようだ。だけどもちろん違いがあるから、お互いに、相手の姿に憧憬と羨望を覚えた。
フリーダは自分より少し背が高いのだし、胸の脹らみも確かに少し大きいと思うのだけど、サイズよりも、とても女らしく思えて羨ましい。
それなのに多分ウエストはフリーダのほうが引き締まっている気がする。力強いのに成熟した女性の形も見出してしまい、理想的な姿に思えて酷く憧れる。
別に太ってなんかいないけれど、アリスはもうちょっとだけ運動した方が綺麗になれるだろう。
それは確かなのに、柔らかそうなアリスの体は愛らしくて、筋肉質な自分の体を少し寂しく思う。ただでさえイノセントなアリスが余計に眩しくなって、自分の手で壊してしまいたくなる。
沈黙の時が過ぎて、先に行動を起こしたのは、やっぱりフリーダだった。あっと思う間もなく、アリスはしゃがみ込んだフリーダにパンツを降ろされていた。
「きゃあっ」
思わず上げたのは、悲鳴というより嬌声だった。フリーダはすぐに自分も最後の一枚を脱ぎ捨て、全裸になってもう一度向き合った。
アリスの蜂蜜色もフリーダの銀色も明るいから、ビーナスの丘は翳るというより木漏れ日が差し込んだかのようだった。
128さん、待ってました
脱がしっこハァハァ
いちゃつきっぷりにゴロゴロ転がりながら続き待ってます
271 :
サザム:03/04/17 11:09 ID:dq9G+VVG
あうーん、128さん、またまたイイところで。
私も、棄てプリ3姉兄妹をちびちび書きながら、お待ちしています。
272 :
山崎渉:03/04/17 12:26 ID:Ac1CXwMS
(^^)
273 :
128:03/04/17 15:07 ID:JT8WxzVi
>207−211
と
>268−269
の続き。
元ネタは >206
真昼間から何を書いてるんだろうな、漏れ(藁
274 :
128:03/04/17 15:08 ID:JT8WxzVi
どちらからとも無く浴室に入り、シャワーの湯を出す。スポンジにボディソープをたっぷりと取ってフリーダが言う。
「洗ってあげるから、まずは向こうを向いてごらん」
大人しく従うアリスの背中にスポンジを当て、ゆっくり上下に往復させる。
力強くも繊細な手つきにアリスは気を安らげた。他人に背中を流してもらうなんてこと、ほんの子供の頃以来だ。親や故郷のことを思い出してしまいもするけど、今はフリーダの存在が嬉しい。
スポンジが肩から腕をなぞって降りて行く。泡まみれのアリスの細い指をした手をフリーダの両手が包み込み、指を絡めて揉む。片手で甲の側から押えて指を開かせ、掌で指先が激しく蠢く。
「きゃはははははっ」
擽ったがって振り払おうとしても、石鹸でぬるぬるなのにフリーダの手は逃がしてくれなかった。
「ほら、そっちも。こういう時は手は綺麗にしなきゃ駄目よ」
「擽ったいですよ〜」
ひとしきり笑わせて、フリーダはアリスの後に戻る。
「両手を上にあげて。降ろしちゃ駄目よ」
よく判らないながらもアリスは従った。
「じっとして。腕、降ろしちゃ駄目よ?」
繰り返しながら、スポンジを腰骨の辺りに当て、上に動かした。
「きゃん!」
擽ったいのが耐えられなくて、アリスは身を捩って腕を下げた。
「じっとしてって言ったでしょ?」
後からアリスを抱き締め、有無を言わせない声で告げる。
「あ〜ん、そんなぁ……」
背中に感じるフリーダの肌が暖かい。バストの脹らみが柔らかに押し付けられていて、その中で二箇所だけ少しクリクリした硬めの感触がある。泡で滑って擦れあい、二つの突起物が背中を擽る。
275 :
128:03/04/17 15:09 ID:JT8WxzVi
「なってるわ。さあ、もう一回手を上げて降伏しなさい。降ろしたら処刑するわよ」
「あん……」
何をされるか知ってしまったから、余計に不承不承ながら、何やら楽しくなって命令に従う。右腰にスポンジ、左腰には手が置かれて、それらは同時に脇腹を登り始めた。
「くふふふふふふっ」
やっぱり擽ったい。必死で両手の位置を維持する。フリーダの両手は腋の下の窪みに達し、そこで一度くるりと輪を描く。そしてゆっくりと骨盤の位置まで降りて行った。
ほんの一呼吸静止して、また動き出す。スポンジと指の感触の違うのが無闇に擽ったい。腋の下で折り返す瞬間、肘を肩の高さぐらいまで下げてしまったけど、許してくれたらしい。
「十往復よ」
「あぅ〜」
そんなの無理、と思いながらも抗議はしなかった。
また一度上下して腰に両手が戻り、フリーダが囁く。
「はい、一回」
「三回目ですよぉ!」
「ふふふ、あと十回、って言ったのよ」
「そんなぁ〜」
抗議を受け入れず、フリーダはアリスの脇腹を擦り続けた。
連続して動かれると、段々我慢するのが難しくなってくる。四回目に腋の下を攻撃された時、耐え切れずにまた万歳をやめてしまう。
「ほら、抵抗する者は処刑よ」
後から抱き締めて、脇腹を擽りまわしてくる。
「きゃはははははっ、駄目、降参ですっ」
ちょっぴり涙を浮かべながら、アリスはまた手を上げる。
何でこんな理不尽なことに従ってるんだろ。
そんな疑問を覚えはするのだが、嫌だとは少しも思っていなかった。
擽ったい拷問が再開する。やっぱり、一往復ごとに耐久力が無くなって行く。
「……三回」
「六回目ですっ」
「連続十回。さっき手を下げたから、初めからよ」
すっかり巧妙な罠に囚われて、アリスは悶えつづける。幸いなのは、今回は手を上げたままでいたから再度カウントリセットにはならなかったことだ。
唇を噛んだり掌に爪を突き立てたりして、甘い責め苦を忍ぶ。肘を曲げて自分の腕を掴み合うのは許して貰えたから、少しは耐えやすくなった。
「な〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜な、か〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」
「あはははははは、そんなの、ずるいです〜〜」
小刻みに手を動かして、倍ほども時間をかけて上下したのだ。おまけに腋の下では十回もクルクルと円運動をした。それでも、どうにかギリギリで腕は降ろさずに耐え切った。
「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ち、か〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」
また同じことをして来る。腕に爪を食い込ませて、死ぬ気で我慢した。
その後、フリーダの手はしばらく腰に止まって動かない。
「あと三回だったかしら」
不意に言われて、思わず同意しかけて、アリスはインチキに気付く。
「二回です!」
「ふふふ、騙されないか」
それからまた、じっとしてる。いつ再開するかと思うと、何もされないでいるのだって少しも楽ではなかった。
「擽ったい?」
いきなり囁かれて、それだけで悲鳴を出しそうになる。ほっと息を吐きかけた瞬間フリーダが動いた。
「九……」
今度も、辛くも耐える。
「……回、十回!」
最後にいきなり素早く二連続され、フリーダの手とほとんど同時にアリスも手を下ろしてしまった。
「あら、手を下ろして良いとは言ってないわよ?」
「十回終わったじゃないですか〜!」
「私と同時じゃ、終わってたとは言い難い気がするけど」
「え〜ん……」
もう、これ以上なんて絶対無理。半泣きでアリスは訴える。
「ふふふ、まあ許してあげる」
277 :
128:03/04/17 20:00 ID:JT8WxzVi
ああ、 >274 の最後にこの一行が抜けてるわ。
>「フリーダさん、乳首硬くなってます?」
128さん、お疲れさま。
今回も良かったよ。
128さん、Goodです
あわあわ! あわあわ!
280 :
128:03/04/18 19:42 ID:uzfWRuQr
>278-279
どーも。
しかし、コチョコチョしてるだけで終わってしまいましたな^^
書いててヘンに楽しかったけど、そう言う趣味でもあるんだろうか、漏れ。
まあ、女の子同士で擽りあってるって状況はちょっと萌えるかもしれん。
>128
ひとつひとつの状況がねちっこくて良い!
282 :
山崎 渉:03/04/20 04:27 ID:IxIHzNin
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
hoshu
すげーみんなレベルたけー・・・
本職の人もいたりするんだろうか・・・
>284
ワナビ なら居ます(w
286 :
サザム:03/04/23 10:09 ID:ekXqm6bW
むむう、128さん、ちょっとどころかスゲー萌えます。>女の子の擽り合い
マターリ感あふれてて、いいなぁ……。
あ、一応「スクラップド・プリンセス」ネタ出来たんで、うpさせてもらいます。
287 :
サザム:03/04/23 10:10 ID:ekXqm6bW
〜暴走長女の艶笑歌〜
「静かな夜だ……」
シャノン・カスールは、焚き火の前でお茶を啜りながら、小さく呟いた。
だるそうに背中を丸めたその様子は、妹に『若年性老人症』と言われるのも納得できるぐらい、非常に爺むさい。
「これで、ラクウェルがアレを見つけてなければ、もっと平和なんだが」
シャノンは大きく溜息をつくと、少し離れた所に止めてある馬車を眺めやった。
その中には、血の繋がらない妹のパシフィカと──問題の彼の双子の姉、ラクウェルがいる。
「大体、隠してあった魔導式なんて、物騒なモンに決まってるんだよな……」
シャノンは見回りをする為に立ち上がりながら、心底イヤそうにかぶりを振った。
──そもそもの発端は、やはりと言うか何と言うか、パシフィカだった。
「あれ? ねえ、ラクウェル姉。私、こんなの見つけたんだけど」
「あら、それ母さんの字ね。──どこで見つけたの?」
客室部分にいる妹から、見覚えの無い薄い紙束を見せられて、ラクウェルは御者台で首を傾げた。
「うん、実はヒマだったもんで、母さんの覚え書きを眺めてたんだけど」
「よせよせ、そもそもお前は、魔導式なんぞ分からんだろうが。知恵熱出しても知らんぞ」
「うるさいわねっ! 恒常性無気力老人病のシャノン兄に言われたくないわっ!」
「あらあら、また二人で楽しそうに……で、それからどうしたの?」
いつものようにじゃれ合う二人を見て、ラクウェルは少し羨ましそうにしながら、続きを促した。
288 :
サザム:03/04/23 10:11 ID:ekXqm6bW
「あっ、そうそう。それでね、馬車が揺れた拍子に、その上に水筒の水を思いっきり零しちゃったの」
「な、なんですって!?」
その途端、ラクウェルは舞台女優のように大げさなリアクションを取り、表情を凍りつかせた。
彼らの母であるキャロルの覚え書きは、超一流の魔導士であった彼女が残した、魔導式の集大成だ。
特に、シャノンから『魔法オタク』とまで呼ばれるラクウェルにとっては、何よりの武器であり宝でもある。
動きを止めた姉の瞳にじわっと涙が滲むのを見て、パシフィカは慌てて言葉を続けた。
「あっ、ラクウェル姉、大丈夫だよ! すぐに拭いたから、中までは染みてないし。
──でね、濡れた裏表紙がぺろっとめくれて、これが出てきたって訳なのよ」
「そう……。パシフィカ、ちょっと貸してもらえるかしら?」
気を取り直したラクウェルは、妹の手から薄い紙束を譲り受ける。
ほんの数枚の紙を束ねたそれの表には、丸い文字で『キャロルのひみつメモ♪』と書いてあった。
「なんつーか……、妙に頭の痛くなるタイトルだな……」
「ええ、本当に父さんと母さんは、似たもの夫婦だったわよね……」
げんなりしているシャノンとは対照的に、ラクウェルはどこか嬉しそうに頷いている。
「……まあ!」
「げ……」
そして、ラクウェルが表紙をめくると、再び双子の口から対照的な呟きが漏れた。
そこにびっしりと書いてある文字──それは、二人が見たことの無い魔導式の構成であったのだ。
普段のぽやーんとした表情もどこへやら、ラクウェルの目が獲物を見つけた獣のような光を放つ。
「うふ、うふふ、うふふふふ……」
289 :
サザム:03/04/23 10:12 ID:ekXqm6bW
唇の端を嬉しそうに持ち上げながら、馬車の揺れを物ともせず、ラクウェルはその記述に没頭していった。
「パシフィカ、お前は何だってまた、火薬庫に花火を投げ込むような真似を……」
「ううっ、ごめん、私が悪かったわ……」
不気味な含み笑いを始めた姉から微妙に距離を取りつつ、シャノンとパシフィカは囁き合った。
一度こうなってしまうと、ラクウェルを止めることなど出来ないのは、二人とも良く知っている。
──結局、ラクウェルは夕食も取らずにその魔導式を読みふけり、現在に至っている、という訳だった。
「とりあえず異常なし、か……ん、ラクウェル?」
「あら、お帰りなさい、シャノン」
数十分後、シャノンが周囲の見回りを終えて戻ってくると、焚き火の前にラクウェルが座っていた。
寒いのか、毛布を身体に巻きつけて、背後には<力天神>をアレンジしたモノ──スーピィ君を連れている。
いつ見ても気が抜けるその姿を目にして、シャノンはどっと疲れを感じた。
「ラクウェル、用もないのに<力天神>を使うなって、前にも言ったよな……」
「用があるから使ったのよ? ちなみにこの子は、『夜のお供用スーピィ君2号』。──可愛いでしょ?」
「んごっ!」
その半自立型魔導式は、褒められた事を喜ぶかのように、短い腕をぱたぱたと振り回した。
普段からその言動を図り難い姉だが、特にスーピィ君にかける情熱は、シャノンの理解を超えている。
シャノンはもはや頭痛すら感じつつ、焚き火を挟んだ反対側に座り込んだ。
「分かった分かった、好きにしてくれ。……俺は少し仮眠を取るから、見張り頼むぞ」
「あら、駄目よ。私はシャノンに用事があるんだから」
290 :
サザム:03/04/23 10:14 ID:ekXqm6bW
「用事? ……って、うわぁっ!?」
立ち上がったラクウェルが毛布をするりと身体から落とした途端、シャノンは驚愕の声を上げた。
なぜなら、毛布を脱ぎ捨てたラクウェルの姿は、一糸纏わぬ全裸だったのだ。
揺らめく炎に、彼女の滑らかな肌が照り映え、潤んだ瞳からは妖しいまでの色香を放っていた。
「もう我慢できないの……。お願いだから、抱いてちょうだい、シャノン……」
豊満な肢体を惜しげもなく晒しながら、ラクウェルはゆっくりと焚き火を迂回してシャノンに近づく。
放心状態だったシャノンは、ラクウェルがすぐ傍まで来たところで意識を取り戻し、彼女を押し留めた。
「ちょっと待てっ! そもそも何でいきなり……って、まさか!」
混乱するシャノンの脳裏に、昼間見つかった魔導式の事が電光のように閃いた。
どう見ても正気とは思えないラクウェルのこの行動は、あの魔導式が関係しているに違いない。
シャノンがそう考えると、まるでそれを読み取ったかのように、ラクウェルが答えた。
「うふふ……、そうよ。あの魔導式は、脳を刺激して、性欲を引き出す効果があったの。
シャノンで試したら、またパシフィカに怒られると思って、まずは自分に掛けてみたんだけど……。
さすが母さんだわ。薬物でも不可能な精神操作を、こんなに見事に出来るなんて……」
「またって、前にも何かやったのか? いやそれより、双子同士でそんな事したら、色々まずいだろっ!?」
情欲に染まった表情で迫り来る双子の姉に気圧され、シャノンはずりずりと後ずさった。
ラクウェルの股間はすでに濡れそぼり、零れた雫が腿の半ばまで滴っている。
戦闘ならば冷静に対処できるシャノンも、こういった状態ではまともな対応策を考え付くはずもない。
シャノンは滅多に見せないうろたえた様子を見せながら、姉の魔手から逃れようと必死になった。
「大丈夫よ。生理機能にも干渉してるから、妊娠の危険性は無いの……」
291 :
サザム:03/04/23 10:15 ID:ekXqm6bW
「だから、そう言う問題じゃなくて……うっ!? こっ、こいつっ、離せっ!」
いつの間にか背後に忍び寄っていたスーピィ君が、シャノンの両腕をがっちりと掴み、逃亡を阻止した。
一流の剣士であるシャノンでも、素手では土木作業用の魔導式の力に対抗できるはずもない。
スーピィ君の短い腕から逃れようともがくシャノンの上に、妖しい笑みを浮かべたラクウェルが馬乗りになった。
「さあ、まずは服を脱ぎましょうね……」
「止めろラクウェル! くそっ、正気に戻れって!」
ラクウェルは幼い子供に着替えをさせる時のように、優しく囁きながら弟の服を脱がし始めた。
下半身は自由になるとは言え、まさか本気で蹴りを入れる訳にもいかず、シャノンの抵抗はぎこちない。
「……あんまり大声出すと、パシフィカに聞こえるわよ?」
「うっ……!」
着々と自分の服を脱がしていくラクウェルに指摘され、シャノンはどっと油汗を流して硬直した。
確かに、万一こんな場面をパシフィカに見られたら、確実に身の破滅だ。
動きを止めたシャノンの様子を気にもせず、ラクウェルは下着ごとズボンを引き下ろした。
「よいしょ……っと。あらシャノン、何だか元気がないわね?」
「だから、どこを見て言って……、ああ、もういい、好きにしてくれ……」
まだ柔らかい肉茎を見て意外そうな顔をするラクウェルに、観念したシャノンは投げやりに答えた。
「あら駄目よ、そんな態度じゃ。こう言う事は、男女の協力が大事なんだから」
「……その前に、お互いの合意が必要なんじゃないのか?」
諭すように告げるラクウェルの言葉に、シャノンは半眼になりながら、もっともな理屈を述べる。
292 :
サザム:03/04/23 10:16 ID:ekXqm6bW
しかし、怪しげな魔導式に支配されたラクウェルには、正論は通じなかった。
「じゃあ、シャノンをその気にさせれば、問題はない訳よね。……はむっ」
「どわっ!? ラッ、ラクウェル、何て真似をっ……!」
ラクウェルはシャノンの陰茎をつまみ上げると、まだ小さいままのそれに、いきなりかぷっと齧り付いた。
敏感な場所に柔らかく湿った感触を受けて、シャノンの身体がピクンと反応する。
シャノンの股間に顔を埋めながら、ラクウェルは唇と舌を駆使して、男根に刺激を送り始めた。
「んっ……んちゅっ。ふふっ、ねぇシャノン、気持ちいい……?」
「くっ……、よっ、よせ、止めるんだ……」
甘い声を出すラクウェルの責めを受けながら、シャノンは苦しげな声を発した。
どこでこんな技巧を覚えたのか、ラクウェルは優しく舌を動かし、シャノンの官能を引き出しにかかる。
シャノンは両手を真っ白になるほど強く握り締め、自分の唇を血が滲むまで噛み締める。
意識を痛みに集中し、本能に従おうとする肉体を、意志の力で必死に制御した。
「んんっ、ぷあっ! おかしいわね、どうして立たないのかしら……?」
いくら奉仕しても一向に大きくならない男根から口を離し、ラクウェルは困った様子で呟いた。
ようやく責め苦から解放されたシャノンは、安堵の溜息を吐き、身体の力を抜く。
荒い息をつきながら、ラクウェルを翻意させようと、懸命に説得を始めた。
「あっ、当たり前だ……。大体、いくら何だって、同じ顔した姉弟同士で、立つ訳がないだろ……」
「……やっぱり、そういうものかしら?」
口元に人差し指を当て、小首を傾げるラクウェルに、シャノンはここぞとばかりに力説する。
293 :
サザム:03/04/23 10:17 ID:ekXqm6bW
「そういうものなんだ。お前だって、今は妙な魔法のせいで、とち狂ってるだけだ。だから……」
「ああ、そうよね!」
シャノンの言葉を遮って、ラクウェルはピンときた様子で両手を打ち合わせる。
分かってくれたかと安堵したシャノンは──しかし続く言葉に再び硬直した。
「それなら、シャノンにも同じ魔法を掛ければいいのよね」
「なっ、なにっ!?」
引きつりまくったシャノンをよそに、ラクウェルは嬉々として呪文を唱え始めた。
ラクウェルをこれほど狂わせる魔法を掛けられたら、さすがに抵抗する自信はない。
関節が抜ける勢いで、シャノンはスーピィ君の手から逃げ出そうとしたが、それも間に合わなかった。
「……人の理・人の性を捨て・ただ内なる獣に従え……<淫夢操>」
「くあぁ……っ!」
呪文が完成すると同時に、シャノンの視界が赤く染まり、本能が理性を消し飛ばした。
強烈な蒸留酒を飲んだ時のように、頭がカッと熱くなり、現実感が失せる。
ただ、酒による酩酊と違うのは、頭と同時に股間にも血流が集まり、燃えるような欲望が沸き上がる点だ。
シャノンの股間のモノは見る見るうちに大きくなり、鋼のように硬く反り返った。
「うふふ……。とっても立派よ、シャノン……」
「うっ……、ううっ!」
艶然と微笑むラクウェルに陰茎を撫でられ、シャノンは快楽のうめきを漏らした。
実の姉であるという認識が薄れ、ラクウェルの白い肢体に情欲が込み上げる。
理性のタガが外れた状態で見る彼女の身体は、贔屓目なしに美しく、魅力的だった。
294 :
サザム:03/04/23 10:19 ID:ekXqm6bW
普段は意識したことも無い豊満な乳房は、若さ故の艶と張りを持ちつつも、重たげな質感を強調する。
見事にくびれたウエストは、両手で掴めそうなほど細く、引き締まっている。
そこから腰、太腿へと続く流麗なラインは、芸術的とさえ言えるまろやかな曲線を描く。
長い黒髪と同色の艶やかな茂みは、あふれ出た雫に濡れ、その奥の秘密を想起させて止まない。
匂い立つような色香を放つ完成された女体に、シャノンの中の獣性は猛り狂った。
「あ……、ラクウェル、俺……」
「ふふふっ。最初から、こうすれば良かったわね……」
戸惑うようなシャノンの声に、ラクウェルは満足そうな笑みを零した。
「シャノンも、もうしたくて堪らないでしょう……?」
「うっ、くうっ!」
ラクウェルはシャノンの身体に手を伸ばすと、ゆっくりとなぞるように指を滑らせた。
首筋から鎖骨の上、鍛え上げた胸板から、脇腹をくすぐり、さらに下へ。
彼女の指が揺らめく度に、シャノンの身体が面白いぐらい素直に反応する。
怒張の先端からは透明な先走りが滲み出し、次第に雄の性臭を辺りに漂わせていった。
「私ももう、堪らないの……。──ほら、聞こえるでしょう?」
ラクウェルはそう言って、今度は己の秘部に指を這わせると、わざと音を立ててそこをまさぐった。
シャノンの耳に、湿った肉の擦れ合う、くちゅくちゅという音が響き渡る。
「……んくっ……」
淫靡な声と水音に、思わず唾を飲み込んだシャノンの喉が、大きく上下する。
シャノンの剛直は音の源を求めるかのように跳ね、更に硬度を増して一回り大きくなった。
295 :
サザム:03/04/23 10:20 ID:ekXqm6bW
「じゃあ、入れるわね……」
自分の指で充分に潤ったラクウェルは、シャノンの男根を掴み上げ、花弁の入り口に当てた。
熱いぐらいに充血したそこは、シャノンの先端を吸い寄せるように誘う。
「んっ、んんんんんっ……!」
「うあっ……!」
ラクウェルは、快楽にきつく目を閉じながら、そのまま一気に腰を降ろした。
柔らかな肉襞が剛直を包み込んでいく快感に、シャノンは苦痛にも似た叫びを上げる。
根元までを完全に咥え込むと、ラクウェルは両手をシャノンの胸板に突き、上気した顔を彼に向けた。
「んっ、すごいわ……。分かる、シャノン? あなたのが、私の奥に当たってるの……」
「ラ、ラクウェル……。お前、初めてじゃないのか?」
自分のモノをすんなりと受け入れたラクウェルに、シャノンは驚き混じりの表情で問いかけた。
いくら魔法の影響があるとは言え、処女であったならば、これほど抵抗無く挿入出来るはずがない。
普段は異性になど興味を持たないラクウェルが経験済みであった事は、シャノンには正直予想外だった。
「うふふ、昔ちょっとね……。それより、今は楽しみましょ? んっ、ん……」
「うっ、うあっ!」
ラクウェルが腰を動かし始めると、シャノンの脳裏に、疑問を消し去るほどの快楽が走った。
ふんわりと包み込むような肉襞の連なりが、鳥肌が立つほど絶妙な力加減で、シャノンの肉茎を撫でる。
自分で慰めた時とはまるで違う、熱く湿った膣内の感触に、シャノンは陶然となった。
「ああっ、ラクウェルっ、こんなっ、こんな……!」
「んんっ、シャノンっ、駄目よ、まだイっちゃ……」
296 :
サザム:03/04/23 10:21 ID:ekXqm6bW
「……つうっ!」
すぐに暴発しそうになったシャノンは、ラクウェルに思い切り脇腹をつねられ、痛みに顔をしかめた。
意識が快楽から苦痛に逸れ、今にも出そうだった射精の兆しを僅かに引き戻す。
ラクウェルは腰の動きをゆったりと円を描くものに変え、シャノンの昂りが落ち着くのを待った。
「うふふ、一人でイクなんて、許さないんだから……」
「ああっ、くうっ、ラクウェルっ……!」
もう少しのところでお預けをくらったシャノンは、解放された両腕を持ち上げ、ラクウェルの胸に伸ばした。
たっぷりとした二つの膨らみを持ち上げ、本能のままに揉み解す。
淫らに形を変える双丘の柔らかさが、手の平を通じて目眩を起こすほどの情欲を引き出す。
シャノンは執拗にラクウェルの胸を愛撫し、ピンと突き立った頂点をくりくりと撫で擦った。
「あんっ、いいっ、いいわっ、シャノンっ! もっと、もっとしてっ!」
「くうっ、あああっ……!」
シャノンの指に官能を呼び覚まされ、ラクウェルは再び前後の動きを開始した。
時に捻りを咥えつつ、まるで叩き付けるかのように、激しい律動でシャノンの剛直を貪る。
深く腰を落とす度に、押し出されるように淫裂から溢れる愛液が、シャノンの下腹部を熱く濡らしてゆく。
シャノンもラクウェルの乳房を揉みながら、彼女の動きに合わせて腰を突き上げ、高まりを求める。
双子ならではの息の合った動きで、二人の快楽は次第に同調したかのように揃っていった。
「ラクウェル、俺っ、もうっ、これ以上はっ……!」
「んんっ、いいわよっ、私もっ、もうちょっと、でっ……!」
限界を告げるシャノンの囁きに応じ、ラクウェルは口元に寄せた自分の指を軽く噛みながら、腰を振った。
297 :
サザム:03/04/23 10:22 ID:ekXqm6bW
シャノンのモノが彼女の中でビクビクと跳ね、ラクウェルの身体もガクガクと予兆に震える。
「ううっ、駄目だっ、出るっ……!」
「んあっ、あああぁん!」
ドクドクと迸る熱い飛沫を感じながら、ラクウェルは長い髪を振り乱し、絶頂の叫びを放った。
「はぁっ、んはぁっ……。シャノン、随分溜まってたのね……」
「あっ、ああ……」
物憂げに身体を起こしたラクウェルに、シャノンは熱に浮かされたような呟きを返した。
「ふふっ、ほら見て……。んっ、こんなにいっぱい……」
「っ……」
ラクウェルは膝立ちになると、両手で秘所を持ち上げ、シャノンの目に開ききった花弁を晒した。
大きく広げられた膣口から、シャノンの吐き出した白濁が、トロリと糸を引いて地面に零れ落ちる。
その淫猥な光景に、絶頂を迎えたばかりのシャノンの剛直が、再び硬度を取り戻していった。
「あらあら、まあまあ。シャノンったら、まだし足りないみたいね」
「うっ、いやその……」
楽しげに微笑むラクウェルの言葉に、シャノンは気まずげに言葉を濁した。
「でも、丁度良かったわ。準備したのが無駄にならなくて」
「……準備?」
ラクウェルの台詞に不穏な雰囲気を感じ取り、シャノンの額に冷たい汗が一筋流れ落ちる。
「じゃあ、スーピィ君1号、こっちにいらっしゃーい♪」
298 :
サザム:03/04/23 10:25 ID:ekXqm6bW
「い、1号? って事は、まさか……」
馬車に向かって声を掛けたラクウェルに、シャノンのイヤな予感が膨れ上がる。
身体を起こして逃げようとしたが、いつの間にか再びスーピィ君(2号)が彼の肩を掴み、押さえつけていた。
「んご、んごっ」
「やっ、嫌っ、放して、放してったらぁ!」
馬車の扉が開き、奇妙な鳴き声と共に、聞き慣れた少女の叫びと、ばたばたと暴れる音が聞こえて来る。
スーピィ君に抱えられて現れたのは、下着姿にされたパシフィカだった。
「ああーっ! 二人とも、ホントにやっちゃったのねっ! この変態姉弟、節操無し、異常性欲者っ!」
「さっ……最悪だ……」
言い訳のしようがない状況を見て、パシフィカは自分の状態も忘れて、きゃんきゃんと喚き出す。
考え得る限り、最もまずい状況に陥り、シャノンは思わず頭を抱え込んだ。
「ラクウェル姉っ! かっ、仮にも妹の私を襲った挙句、血の繋がったシャノン兄にまで手を出すなんて……」
「ああっ……。パシフィカがシャノンを相手にする時みたいに、私に文句を言ってるわ……」
かなり本気で怒っているパシフィカの言葉に、何故かラクウェルは嬉しそうに顔をほころばせる。
ラクウェルはゆらりと立ち上がると、両腕を胴体ごと抱き締められて身動きの取れない妹に近づいていった。
「やっ、ちょっと、ラクウェル姉、目がコワいんだけど……」
「まだそんなに抵抗するのね……。やっぱりこの魔法、効果に個人差があるのかしら……」
「ちょ、ラ、ラクウェル姉、止めっ……!」
またもがき始めたパシフィカの横に立つと、ラクウェルは白い指を妹の内股にそっと滑らせた。
その途端、パシフィカの抵抗がぴたりと止み、顔が怒りではない感情に赤く染まる。
299 :
サザム:03/04/23 10:36 ID:ekXqm6bW
大人しくなったパシフィカの、片手の指先が湿っているのに気付き、ラクウェルは目を細めて小さく笑った。
「あらあら、今まで我慢できなくて、自分で慰めていたわね……?」
「なっ……! そっ、そんな事してないっ!」
耳元で囁かれ、パシフィカの顔が耳の先まで紅潮した。
激しくかぶりを振り、自分の反応を恥じ入るように、身体をよじらせる。
ラクウェルは妹の傍らに跪くと、かすかに濡れているパシフィカの人差し指を手に取り、軽く口付けた。
「んっ、嘘をついては駄目よ……。パシフィカの指、あそこの甘いお汁が付いてるもの……んちゅっ」
「やあっ! ちっ、違うもん……違うもんっ……!」
愛液を舐め取るように指をしゃぶるラクウェルの呟きを、パシフィカは子供のような口調で否定した。
しかし、いやらしく指を舐める舌の動きと、じらすように内股を這うラクウェルの指が、官能を呼び覚ます。
言葉とは裏腹に、パシフィカの股間からは新たな雫が溢れ、ショーツの染みを広げていった。
「シャノンも、まだ足りないみたいだから、今度はパシフィカがしてあげなさい……」
「え……シャノン……兄……? ──っ!?」
ラクウェルの責めに我を忘れていたパシフィカは、兄の名前を告げられて、はっと目の焦点を取り戻した。
自分の痴態を黙って見詰めていたシャノンとばっちり目が合い、快楽を遥かに上回る羞恥心がこみ上げる。
「やっ、ばかばかっ、シャノン兄っ、こっち見るなっ!」
「パシフィカ……」
慌てて両足を引き上げ、自分の身体を出来るだけ隠そうとしながら、パシフィカは思い切り怒鳴った。
けれど、魔法の効果で理性を失ったシャノンは、パシフィカの身体から目を放そうとしない。
あまりに熱いシャノンの視線が突き刺さり、パシフィカの身体の芯から、経験した事のない炎が燃え上がった。
300 :
サザム:03/04/23 10:38 ID:ekXqm6bW
「あら、照れなくてもいいのに。さっきした時には、『初めてはお兄ちゃんじゃなきゃやだ』って……」
「ラッ、ラクウェル姉っ!」
自分の秘めた思いをシャノンの前で暴かれて、パシフィカは慌ててそれを遮った。
「大丈夫よ、パシフィカはとっても可愛いんだから。シャノンだって、あなたとしたいって思ってるわ」
「やっ、脱がさないでったら!」
パシフィカの抗議をものともせず、ラクウェルは彼女の胸を隠している布を脱がし始めた。
ラクウェルが肩紐を腕から抜き取ると、スーピィ君がパシフィカの両腕を取り、背中に回して固定する。
ぐっと胸を突き出す体勢にさせられ、シャノンの目に少女の小振りな乳房が晒された。
「やあっ、シャノン兄っ、お願い、見ちゃいやぁ……」
「……パシフィカ……」
パシフィカは、薄く涙さえ浮かべながら、自分の身体から目を放さない兄に懇願した。
シャノンも、僅かに残った理性では、目を逸らすべきだと分かっていたが、本能がそれを拒絶する。
ラクウェルに比べれば小さいとは言え、充分に膨らんだ双丘は、パシフィカの動きに合わせてたふたふと揺れる。
恥じらいに身体をくねらせるパシフィカの姿に、シャノンは魅了されていった。
「んっ……、さあ、こっちもシャノンに見てもらいなさい……」
「お、お姉っ、だめっ、それだけはだめっ!」
ラクウェルはパシフィカの胸の頂点に軽くキスをすると、彼女の身体に指を滑らせ、下半身へと手を伸ばした。
最後に残ったショーツに手を掛けられて、パシフィカはきつく足を閉じ、儚い抵抗を示す。
しかし、意外に力強いラクウェルの手には逆らえず、するすると足首まで引き下ろされ、剥ぎ取られてしまう。
ごく薄い金色の茂みは、濡れてぺったりと肌に張り付き、ふっくらとした下腹部は、無毛のようにも見える。
301 :
サザム:03/04/23 10:40 ID:ekXqm6bW
異性の目に触れさせた事の無い秘所を剥き出しにされ、パシフィカは恥ずかしさに顔を伏せた。
「ほらシャノン、見えるでしょ……? パシフィカの可愛いここ……」
「ああ、よく見える……」
ラクウェルは脱力したパシフィカの足を軽く開かせると、シャノンに良く見えるように、身体をずらした。
シャノンは、薄いピンク色の、蕾のように口を閉じたパシフィカの花弁を、食い入るように見詰める。
月明かりと焚き火の炎に照らされ、朝露のようにそこを濡らす乙女の雫が、扇情的な彩りを加えている。
腹の底から溶岩のように滾る獣欲が、シャノンの股間を焼き焦がした。
「シャノンをあんまり焦らしちゃ可哀想だから、すぐに用意するわね……」
「んっ……! やっ、ラクウェル姉っ! ……ああんっ、ふっ、くっ……痛っ!」
ラクウェルはそう呟くと、パシフィカの下腹部を覆うように片手を添え、指でゆっくりと愛撫を始めた。
中指で縦筋を上下になぞりながら、親指でその上の肉芽を押し潰し、くるくると弄る。
最初は甘い声を上げていたパシフィカは、中指が花弁の中に潜り込むと、途端に痛みを訴えた。
「あら、ごめんなさいね。……もうちょっと、濡らしておいた方がいいわね。んっ、ちゅっ……」
「やはぁっ! やっ、だめだよぉ……んんっ!」
ラクウェルが下腹部に顔を寄せ、労わるように舌を伸ばすと、パシフィカは背筋を逸らしてわなないた。
ろくに自分で触れた事も無い秘所を、つるりと舐め上げられるたび、狂おしいほどの快感が走る。
耐性のないパシフィカは、あっと言う間に快楽の波に翻弄され、理性を失っていった。
「やあっ、こんなの、嫌なのっ……。私、シャノン兄以外の相手に、こんな事っ……」
「……んもう。本当にパシフィカったら、お兄ちゃんっ子なんだから……」
身体は反応させながらも、自分を受け入れようとしない妹の言葉に、ラクウェルは少し拗ねた口調で呟いた。
302 :
サザム:03/04/23 10:41 ID:ekXqm6bW
最後にちゅっと花弁に口付けると、立ち上がってスーピィ君に合図をし、パシフィカを解放する。
崩れ落ちそうなパシフィカに肩を貸して数歩を進み、そこで彼女の身体を下に降ろす。
そこはもう、シャノンが座り込んでいる、すぐ目の前であった。
「やっ、あっ、シャノン兄っ!?」
「パシフィカ……」
ふと視線を落としたパシフィカは、凶悪に反り返ったシャノンのモノを見て、今更ながら慌てた。
両手で胸を隠し、シャノンの視線から逃れるように、横座りになって身体を捻る。
だがそうした仕草は、却ってシャノンの欲望を昂らせた。
「パシフィカ……」
「だっ、駄目だよ、シャノン兄っ! 魔法なんかで操られて、こんな事するなんて……」
スーピィ君の手から解放されたシャノンは、熱い思いを込めて妹ににじり寄る。
初めて見る『男』の顔をした兄の姿に、パシフィカは軽い恐怖を覚えながら、ずるずると後じさる。
しかし、シャノンに両肩を掴まれて、パシフィカの身体がピクッと震え、動きを止めた。
「パシフィカ、最初の男が俺じゃ、駄目か……?」
「えっ、あうっ、そっ、そういう訳じゃ……ひゃんっ!?」
いきなり背後からするっとお尻の谷間を撫でられて、パシフィカは奇妙な声を上げた。
振り返ると、妖しい目つきをしたラクウェルが、彼女の背後に膝立ちになっている。
ラクウェルは妹の背中にしなだれ掛かると、からかうように耳元で囁いた。
「うふふ、我慢しなくてもいいのよ。自分に正直になればいいの……」
「あっ、ラクウェル姉、そこっ……!」
303 :
サザム:03/04/23 10:42 ID:ekXqm6bW
「パシフィカ、俺……」
「やっ、シャノン兄っ、まだ心の準備が──んむっ!」
秘所に触れたラクウェルの指に気を取られた隙に、シャノンに唇を奪われて、パシフィカは言葉を詰まらせた。
シャノンの舌が彼女の唇を割って入り、ラクウェルの指が彼女の花弁を優しく撫でる。
「んんっ……ぷあっ! だっ、だめぇ、んぷっ、ふたりとも、やめてぇ……」
四本の手と二つの舌に同時に責められたパシフィカは、蕩けるような甘い声を漏らした。
ラクウェルは、花弁の淵をなぞるように愛撫しながら、首筋に舌を這わせ、耳たぶを甘噛みする。
その間、シャノンは何度も唇をついばみながら、まだ硬さの残る胸をそっと撫で回す。
ただでさえ魔法で高められたパシフィカの欲求は、もはや耐え難いまでに高まっていった。
「あっ、ラクウェル姉、お願いっ……」
抑制が効かなくなったパシフィカは、背後にいるラクウェルに、蚊の鳴くような小声で呟いた。
「んっ? どうしたの、パシフィカ?」
「あ、あのね、私、初めては、その、シャノン兄だけに……」
妹のせめてもの願いに、ラクウェルは微笑ましさを感じつつ、そっと頷く。
「……はいはい。じゃ、お邪魔虫は退散するわね。シャノン、優しくしてあげなさいよ?」
「あっ、おい、ラクウェル……」
二人から離れたラクウェルの言葉に、今更ながらシャノンは戸惑いを覚える。
しかし、そのシャノンの首に、パシフィカは両手を廻し、ぎゅっと胸の中に抱き締めた。
「いいよ……シャノン兄。私、シャノン兄にだったら……」
304 :
サザム:03/04/23 10:44 ID:ekXqm6bW
「パシフィカ……」
その言葉に、普段は隠していたパシフィカへの男としての愛情が、シャノンの胸を満たす。
「でっ、でも、初めてなんだから、優しくしてくんなきゃ、やだよ?」
「……ああ、分かってる」
愛しい少女の瞳を覗き込みながら、シャノンはパシフィカの腰を抱え上げ、自分の剛直の上に誘導した。
片手で先端を入り口に宛がい、不安そうに震えるパシフィカの頬に、思いを込めたキスを送る。
それだけで、パシフィカの身体の強張りはすっと解け、彼女はふわっと微笑んだ。
「じゃあ、いくぞ……」
「うっ、うん、ゆっくりね……つうっ!」
シャノンがパシフィカの腰を引き寄せると、くちゅっと音を立てて、亀頭が秘裂に埋没した。
初めて受け入れるそれの大きさに、引きつれるような痛みを覚え、パシフィカの顔が歪む。
シャノンはそこで手を止めると、優しくパシフィカに問いかけた。
「やっぱり、痛いか?」
「ううん、平気だよっ……。シャノン兄、続けて……」
「……無理すんなよ。我慢できなかったら、すぐ言うんだぞ……」
「むっ、無理なんか、してないっ……んっ、んふぅっ!」
シャノンは彼女の反応を確かめながら、ゆっくりとパシフィカの身体を下ろしていった。
これも魔法の効果なのか、初めてのはずのパシフィカも、あまり痛みを覚えない。
それどころか、静々と奥に向かって進んで来る熱い塊に、感じたことの無い快感を感じていた。
「……くっ、パシフィカ、全部入ったぞ」
305 :
サザム:03/04/23 10:45 ID:ekXqm6bW
「あっ……。いま私、シャノン兄と一つになってるんだね……」
最奥まで貫かれて、甘美な幸福感を感じたパシフィカは、嬉しそうな顔で呟いた。
「お兄ちゃん、大好き……」
「ああ、俺も大好きだ、パシフィカ……」
以前は軽く返したパシフィカの告白に、シャノンは正直な思いを答えた。
抱き締めた華奢な身体も、我侭なくせに甘えたがる性格も、その全てが愛しいと、今は素直に認められる。
「私、本当はずっと前から、お兄ちゃんに抱いてもらいたかったの……」
「俺だって実際の所、だいぶ我慢してきたんだぞ? お前を女として見ないように、な」
理性の枷が無くなった事で、さらりと真情を吐露したシャノンの言葉に、パシフィカの胸が熱くなった。
普段は文句を付けている怠惰な雰囲気も、意外に細かい性格もひっくるめて、愛しくて堪らない。
お互いの心が通じ合った事が嬉しくて、どちらからともなく唇を寄せ合い、情熱的なキスを交わす。
激しく舌を絡ませながら、二人の腰は自然に動き始めていた。
「んっ、んあっ、はっ、お兄ちゃん、いいっ、気持ち、いいよぉっ……!」
「くうっ、くっ、パシフィカ……、俺もだっ……!」
軽く足を曲げて座ったシャノンの腰に縋りつくような体勢で、パシフィカは身体を突き上げられていた。
既に破瓜の痛みは快楽に押し退けられ、すらりと伸びたしなやかな足が、シャノンの背中で組み合わされている。
シャノンの動きに合わせて、パシフィカの腰が弾むように上下し、薄く血の混じった雫が零れ落ちる。
パシフィカは切ないまでの快感に我を忘れ、シャノンは彼女の顔にキスの雨を降らせながら、背中を抱き締める。
愛し合う者同士の交わりは、心までが溶け合うような錯覚を起こし、ますます激しさを増していった。
306 :
サザム:03/04/23 10:46 ID:ekXqm6bW
「んふっ、二人とも、あんなに乱れて……。そんなに見せつけられたら、私もまた……んんっ!」
一方、弟妹達の痴態を見ていたラクウェルは、再び燃え上がってきた劣情を鎮めるために、自分で慰めていた。
片手の指で乳首をこりこりと捏ねつつ、二本の指を使って、花弁の奥を掻き出すように刺激する。
「ああっ、私っ、またイッちゃいそ……うんっ!」
ラクウェルは深く埋めた指を細かく動かし、トロンとした顔でうっとりと呟く。
そうしている間に、パシフィカは始めての絶頂を迎えようとしていた。
「あっ、お兄ちゃ、んっ! わたし、なにか、くるっ……!」
「くっ、いいんだっ、パシフィカっ、そのまま……」
「やっ、うそっ、こわい、こわいよっ、おにいちゃ……!」
自分で慰めた時とは質の違う昂りに、パシフィカは必死にシャノンの身体にしがみ付いた。
押し付けた乳房がシャノンの胸板に押し潰され、それは却ってより深い快楽を生む。
けれど、そんな因果関係も分からないほど我を忘れたパシフィカは、更にきつくシャノンの身体を抱き締めた。
「やだっ、くるっ、きちゃう……んっ、〜〜〜〜っ!!」
「くうっ!?」
声にならない叫びと同時に、パシフィカの膣内が、一際強くシャノンのモノを締め付けた。
きちきちと音を立てそうなほどの強い締まりに、シャノンも一旦動きを止める。
しばらく身体を硬直させていたパシフィカは、ふっと力を抜くと、シャノンの身体にもたれ掛かった。
「はぁっ、はぁっ……、な、なに、これ……?」
「……パシフィカ、もうイッちまったのか?」
「イク……? そっか、これがイクってことなのね……」
307 :
サザム:03/04/23 10:47 ID:ekXqm6bW
シャノンの言葉に、パシフィカは夢見心地のまま、ぼんやりと呟いた。
「えっ、ふにゃっ!?」
しかし、軽く息を整えたパシフィカは、再び動き始めたシャノンに、驚いた声を発した。
「ちょっと、シャノン兄っ! 私、これ以上されたら……あっ!?」
「悪いな……。俺も、途中じゃ止められないんだ……」
「うそっ、そんなっ、わたしっ、ふにゃあぁっ!」
絶頂を迎えたばかりの身体は、再びの刺激に容易に反応し、パシフィカの意識を快楽に引きずり込んだ。
子猫のように鼻に掛かった声を出しながら、パシフィカはシャノンにされるがまま、身体を揺さぶられる。
脳裏に白い火花が散るたびに、パシフィカの膣はきゅんきゅんと締まり、肉棒を刺激する。
ただでさえ狭いパシフィカの中を激しく突き上げながら、シャノンは小刻みな締め付けに我を忘れていった。
「ふみっ、ふみぃっ、だめっ、わたしっ、とんじゃうぅっ……」
「パッ、パシフィカッ──くっ!!」
「うみゃぁっ!? ……あふっ、なんか、あついの、でてるぅ……」
内壁に勢い良く精液を注ぎ込まれ、パシフィカは不可思議なその感触に、戸惑いの呟きを洩らした。
シャノンは荒い息をつきながら、愛しい少女の身体を、思いのたけを込めて抱き締める。
「パシフィカ……。お前は、俺が守ってやる。絶対に……」
「んっ、信じてるよ、お兄ちゃん……」
二人は、互いの肩に顔を埋めながら、幸せそうに微笑んだ。
──そして、翌日の朝。
308 :
サザム:03/04/23 10:50 ID:ekXqm6bW
「ちょっと、シャノン兄っ! 可愛い妹に、オムレツを分けてあげようと言う優しさは無いのっ!?」
「……生まれてこの方、『可愛い妹』なんつー上等なモンを持った覚えは無いが?」
(ああっ、気まずいわ、とても気まずいわっ……)
普段通りにじゃれ合うシャノンとパシフィカの前で、ラクウェルは一人小さくなっていた。
(こんな肝心な副作用を、忘れていたなんて……)
特殊精神操作系魔法──<淫夢操>。キャロル・カスールが編み出したこの魔導式には、一つ欠点があった。
施術者以外の人間に掛けた場合、前後数時間の記憶が消去されてしまうのだ。
悪用しようと思えば、これほど確実なヤリ逃げの方法は無い。
とても他人には教えられないが、せっかく作った構成を捨て去るのは忍びない。
キャロルはそう考えて、この魔導式をメモに残しつつも、覚え書きの背表紙に隠すという面倒な事をしたのだ。
ラクウェルも最初は、好奇心に負けたとはいえ、パシフィカやシャノンにこれを使う気は毛頭なかった。
けれど、自分に掛けた魔法の影響のせいで暴走し、その欠点をすっぽり忘れていたのだった。
(……夕べの事を話したら、やっぱり二人とも、怒っちゃうわよね?)
本心では愛し合っていても──いや、だからこそ、最初の契りを魔法で強制された挙句、記憶を奪われたと知れば。
二人の怒りはいかばかりか、想像するだに恐ろしい。
「私のどこが可愛くないってのよ、この無気力若年寄っ!」
「少しは自覚しろ、この爆裂ワガママ娘っ!」
(ごめんなさいっ、シャノン、パシフィカ。いけないお姉さんを許してね……)
心の中で謝罪しつつも、夕べの事は秘密にしておこうと、硬く誓うラクウェルであった。
〜END〜
309 :
サザム:03/04/23 10:55 ID:ekXqm6bW
うう、226さんスマヌ。あんまり強要って感じじゃ無くなってしまった……。
リクされた方々に、少しでも喜んでいただければ幸いです。
では、また書けそうなリクがあったら、ネタ貰っていきます。(いらんって言われるまでは、ね)
>サザム氏
俺は226氏ではないのですが、とても良かったです。
すてプリはこれから需要があがってくると思うのでこれからも頑張ってください。
ところで、ラクウェルはデフォで非処女なんですか?
で、シャノンとパシフィカのラブラブワカーンキボンヌ。w
できればラブラブ後日談なんかも書いてくれるとうれすぃ。
311 :
226:03/04/23 15:06 ID:eid5S/LA
最高ですよ。サザムさん
(;´Д`)ハァハァ
>310 オフィシャルではシャノンが知る限りでは男と付き合ったという話は聞いたことがないそうだ
>>サザムさん
ホントに良かったです!ありがとうございます!
r'⌒ヽ
/´ ̄l、_,/}:\
/__ィ::. ゝ~_ィ´:; ,ゝ
(T´ |1:::. \_>、};;_」
! ` ̄''ァ一 、\ ヽ} ←つい先日でシャノン×パシフィカSSを書いたが
〈` ̄ ̄^`¬ノ .::〔 ̄´ サザム氏とのあまりの実力差に鬱になる折れ
1 ヽ .:::レ ヽ、
|_イー-、_;;j|_:. ゝ、
__,,,... -- |. {―――‐フゝ、 〉 --- ...,,,__
_,, -‐ ´ ,r|__ト, 1ニノ ー'´ ` ‐- ,,
└―'´
316 :
313:03/04/24 05:20 ID:rSuNKprw
もらった評価
稚拙
脈絡無し・・・
「じゃ、見回りに言ってくる」
そういって今晩もシャノンは馬車を離れていった。
と言うのは、旅をする時には、野生の獣や、
突然の襲撃者が襲ってくるのに対処するために歩哨を置くのが鉄則だからだ。
一応、彼の双子の姉の持つ探査魔法<楽園>でそのような心配は無いはずなのだが、
それでも自分で確認しないと納得できないタチらしい。
・・・もっとも、それだけではないようだが。
「・・・っと、ここらへんか・・・」
シャノンは、ラクウェルの<楽園>の探査範囲ギリギリのところまでやってきていた。
ここなら、ラクウェルに『見られ』る心配も無い。
何でこんなとこまで来たかというと・・・
「ふ・・・くっ・・・」
まぁ、アレだ、彼も健康な20歳の男子である。
しかも美人姉妹が付いてるというおまけ付き。
たまには抜いておかないと駄目なのだろう。
夢精なんぞしたら、あの二人になんて言われるか分かった物じゃない
317 :
313:03/04/24 05:21 ID:rSuNKprw
そのころ、、、
「あらあらまあまあ」
なんとものんびりした声が馬車の近くに響いた。
言うまでも無く、シャノンの双子の姉、ラクウェルの物である。
どうやらシャノン、目測を誤ったらしい。
「どうしたの?ラクウェル姉」と、こちらは彼らの義理の妹、パシフィカ。
「んーん、ちょっとシャノンがねぇ・・・・」
「え?シャノン兄がどうしたの!?」
「ちょっと大変かなぁって」
意味ありげに笑うラクウェル。途端に心配そうな表情を浮かべるパシフィカ。
ちなみにこの娘、直情傾向が見受けれるのだが・・・・
「ちょと・・・見てくる!!」
案の定、その視線の先へと駆け出していった。
「あらあらまあまあ」と、いつもの笑みを浮かべた姉をのこして。
「く・・・う・・・」
こちらはシャノンである。いつの間に持ち出したのか、妹のショーツなんぞを持っていたりする。
だが・・・
「シャ・・・シャノン兄・・・何してるのよ・・・」
案の定見つかってたり
「パ・・・パシフィカ・・・これは・・・」これはも何も無い体勢でシャノンが答える。
が。
「シャノン兄・・・そうだったんだ・・・」とパシフィカが笑みを浮かべる
「え?」
「私も・・・そうだったんだよ・・・」そして・・・
318 :
313:03/04/24 05:21 ID:rSuNKprw
ぴちゃり、ぴちゃり……
妖しくも快感を呼ぶその音は、シャノンの前に屈み込み、ペニスを愛撫するパシフィカの口から流れていた。
亀頭を舐め、竿にも手を這わせながら、次第に下の方に舌が下りていく
竿全体を舐め取り、唾液を纏わらせてゆく。
「く・・・パシフィカ・・・」
その絶妙な舌戯に、たまらず声を上げてしまうシャノン。
頭をなでさするようにすると、嬉しそうにその舌の動きが活発になる。
「お兄ちゃん・・・私・・・ずっとこうしたかったんだよ・・・」
涙声で言いながら、シャノンの物を嘗め続ける。
今まで妹としてみてきた存在。それが、今自分の物をくわえている。
その光景がシャノンを昂ぶらせる。
流れる唾液と共にパシフィカの頭は上下し、それに引きずられるようにシャノンの快感も高まっていく。
同時に陰嚢にもやわやわと刺激を与えられ、ぞくりとしてくる。ぶるっと、奥の方からこみ上げる感覚。
「パシフィカ・・・もう・・・」
限界を感じ、シャノンはパシフィカに合図する。パシフィカは両手でシャフトをしごき、更に彼を高みに連れて行く。
その瞬間、彼はパシフィカの口の中にたまっていた精液を放出した。
どくり、どくりと尿道を通り、激しく精液が奔流となって彼女のその小さな口を襲う。
「うっ・・・・」
パシフィカなおも舌を這わせながらそれを受け取っていく・・・
やがて長かった放出を終えると、最後にパシフィは彼の鈴口をきゅっと吸い、唇を離す。
「パシフィカ・・・次は・・・」
と彼が促すと、パシフィカは薄目を開けこくりと頷く。わたしも我慢できない、そんな様子だ。
するりと、彼女は着ている服を脱ぐ。そのまま下着も脚から抜き去り、一糸まとわぬ姿になる。
「おいで・・・」
パシフィカはその体を優しく抱き起こすと、彼に体を預ける。
ゆっくりと、彼のペニスはパシフィカの垂らす液に導かれるように近づける。
とろりと、竿にそれが流れ落ちる感触。思わず身震いをしてしまう。
319 :
313:03/04/24 05:22 ID:rSuNKprw
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
さすがに痛いのか、パシフィカが苦悶の表情を浮かべる。
「だっ大丈夫か・・・く・・・」
しかしこちらにも余裕は無いようだ。
そして痛みが和らいだころを見計らって、シャノンはゆっくりピストン運動を開始させる。
じゅっ……ぷっ……ちゅっ……
摺り合わせる音が、淫靡に響き渡る
「く・・・パシフィカ・・・そろそろ出すぞ・・・」
彼が呼びかけると、コクコクと強く頷いてより腕を絡ませ、唇も同時に貪欲に貪りだす。
上下の奏でる濡れた音が、聴覚から俺を高める。
そうして、俺は最後のひと付きを加え、叫んだ。
「よし・・・出すぞ・・・全部中で受け止めろよパシフィカ!!」
ビクビクと、パシフィカが一際大きな収縮をして達すると同時に、どくり、どくりと、彼はその最奧目掛けて勢いよく発射した。
そしてそのころ
「あらあらまあまあ」と、日付を手帳に書き込むラクウェルであった・・・
320 :
313:03/04/24 05:23 ID:rSuNKprw
パシフィカハァハァスレに貼ったんですけどね・・・
なんか見れないんで。
321 :
サザム:03/04/24 11:35 ID:M6gFjl4i
313さん、鬱になるこたぁないじゃないですか。グッジョブ(・∀・)bですよ!
棄てプリ後日談、やりたい気もするけど、連続だと読んでない人が置いてきぼりにならないかな……。
313さんもサザムさんもどっちもイイ!
ルナル・サーガ物を書こうと思うのですが、需要ありますか?
一応候補としては、
1.囚われアンディ・リアラ霊薬調教(by黒翼鳥)
2.寂しいリアラがアンディに・・・
3.ストレス多きサーライトおじさんのお医者さんごっこ
4.アーデリア・アンディ純愛
5.シルフィ・アンディ純愛
を、考えております
ただ、仕事の関係上、UPはGW明けぐらいになってしまいます
それでも良いと言って下さる方は、上記よりどれか選んで下さい
他の職人さんも頑張って下さい
3て一体……?(´Д`;)
>>324 あ、一応3のカップリングとしては、サーライト・小メノアです
1、1−−−−−−!!
泣くほど1。死ぬほど1。
むしろ調教されるのが黒たんでも・・・
こんなマイナー神が実在しようとは。
おいどんも1を希望ですたい。黒翼鳥がしぶかとよ。
328 :
サザム:03/04/25 15:06 ID:/xljSiIN
>323さん、私も1だなぁ。自分で調教モノやると、ダークになりすぎるし。次点は2。
次は灼眼のシャナにしようかと思うんだけど、ここの人に需要あるかな?
レルシェとアンディのラブラブな一夜はねーのかー(魂の叫び
まぁ職人さんに任せますが。
330 :
128:03/04/25 20:31 ID:inl6EHDS
最近実はあまりラノベ読んでない気がするなあ。
実際、今読んでる途中の本は ダンテ の神曲 地獄篇(w
もっとも、ラノベ/RPGで地獄とか描かれる機会があったらよくネタにされてるし、
名前とかもしばしば取られてはいるね。
コキュートスとか、カイーナ・アンテノーラ・トロメア・ジュデッカ なんてのはワイルドアームズ2だったか。
>サザム
元ネタ読んでないですが、安定したお手並みで。
しかし、擽りっこ萌えますか。わたしも実はかなり萌えます(w
>323
なんか、ルナルサーガって猛烈に懐かしいですなあ。
ネタ的にはあまり覚えてないので投票は控えますけど。
わたしの(>273とか)は、もう暫くお待ち願います。
書くものが他に多かったり、社会生活の方が忙しかったり。
331 :
128:03/04/25 20:32 ID:inl6EHDS
呼び捨て失礼しましたm(__)m <サザムさん
1が多そうですね。話的には黒ちゃんとサーナお嬢さんが頑張って色々やる話です。w
>>サザムさん
良いです。是非書いて下さい!!!
昔、読み漁った物の一つだったりw
>>329さん
レルシェSS、昔あるHPに投稿したルナルSSのストックがあるにはあるのですが、今回新しい話を書いて
みたかったので外しました。(2巻のあのシーンのSSと「時の扉」を使ったタイムスリップ純愛SS)
これから仕事なんでひとまず失礼します。最短で仕事が終わればGW明けには
ここに戻ってこれると思います。(仕事場でもネット出来るのですが、ログチェック
されるので出来ないに等しい・・・)
たくさんの素晴らしい職人さんSSが、掲載されてる事を祈りながらひとまずおさらば〜〜〜
333 :
323:03/04/25 22:31 ID:uEa21xVs
↑最後の行の前に入れて下さい
「ここに戻ってきた時に」
>329
剥げ同
サーライト好きなんで大人メノア相手がいいな(´Д`;)
黒翼鳥絡みならサーナ相手もいいな。
夫とは病でずっとご無沙汰なんで黒翼鳥に何とかしると懇願するサーナイア様。
ていうかシルフィってのが誰だかわからん……
間違った。レルシェじゃなくてメノア……レルシェもどんなだったか気になるけど。
アンディ君リード取られまくりだったんだろうなあ……
おお、楽しみにさせて頂きます〜!
リアラの熟れた肉体や、黒翼たんのフタナリっぷりが楽しみでなりません。
とことんダークでも萌えるですハイ!
悲惨なくらいでも。
アンディとエフィとか
え?近親相姦だって?そこが萌えるんじゃないか!
ん、伸びてると思ったらルナルサーガの話が……
半ば決まってしまっているみたいだが、俺もここは1を希望したい。
とびきり後味の悪い調教でも、皆で愛欲まみれの展開でも、
これが一番エロくてレアそうだ。
>323
5年ほど読んでないのでキャラ名忘れてしまったのですが、
アンディに惚れていた敵の女の子(エフィ曰く「ウエスト細すぎ、胸大きすぎ」)
って誰でしたっけ?
……とか言う前に執筆進めないと……。
>339
それがレルシェでつ。アンディと無理心中を図るも、エフィ(&アード)のせいでアボーン。
ミズーものですか、楽しみにお待ちします。
何か段々SS書きさんが集まってきたな。
>>328 是非是非シャナでお願いします。
fromシャナスレ住人一同@ラノベ板
>>341 あくまで強気に悠二をリードしようとするけど、怯えと戸惑いがミエミエなシャナ、という路線でお願いします。
343 :
名無しさん@ピンキー:03/04/26 15:23 ID:iAVnZotG
>>328 ライトノベル板で暴れてしまったオロカ者です。
せめて斬られる前に、初体験に恥らうシャナたんを・・・。
>>328 色々考えたけど、吉田ちゃんと一線を越えてしまう悠二、
焼き餅を妬いて悠二に迫るシャナ、
そして最後に3人で、
この3段構えでお願いします。
>>323 さんざ既出だけど、黒翼鳥ダーク路線だと嬉しいなあ
サザムさん凄いウマーな方ですね…感動(別スレでSS書いてるけど、自分のが恥ずかしくなってきた…)
デビューしたスレってどこなんでしょう?読んでみたい…
>>323 まじですか!? まじでリアラさん陵辱調教ですかっ!?
遥か昔からの夢でした・・・
サザムさん素晴らしいです。。。
こんな感じでシャナ×悠二のらぶらぶを書いて欲しいです。
シャナ×悠二×吉田
ドロドロ三角関係きぼん
サザム氏はいろいろな意味で神だと思います、先生。
妖魔夜行&百鬼夜翔で書いてくれる神はいないのか?
354 :
128:03/04/28 21:08 ID:cfz5egJL
>>353
初期の妖魔夜行は凄く好きだったなあ。正直、作品事の出来は色々だったと思うけど。
(色んな人が書いてるわけでもあるしね
後半は段々飽きたと言うか、なんとなく読まなくなってしまって、百鬼夜翔は全くフォローせずだ。
記憶にある中じゃ、明らかに肉体関係ありそうなのは八環と未亜子ぐらいだ……
文子の恥ずかしがりまくるけど実は経験も知識も豊富だとかいうのも良いかもしれんけど。
355 :
128:03/04/28 21:09 ID:cfz5egJL
あ、しまった名前が(w
……百合付いてるし、霧香と未亜子なんてのも良いかね(w
356 :
353:03/04/28 21:15 ID:Nithryx/
>>354 女郎蜘蛛の湧ちゃんの処女喪失物語を書いて欲しかったり。
相手は輝之介か、人間変身を覚えたラウかでお願いしたい。
百鬼夜翔は読む気がないようなのでネタバレするけど、
彼女はあの体質が原因で、結局あこがれの先輩にも想いを打ち明けられないまま失恋。
楽しい男女交際は不可能とレッテルを貼られている。
初登場から8年ほど経って、ようやく再登場したかと思えば不幸な現状を確認しただけ。
生みの親のフォローを待ってたら後何年掛かるかわかったものじゃないし。
ルナル期待sage
>>355 霧香と未亜子キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
>>355 一度死んだあと、幼女になって復活した霧香というセンも…
流君と麻耶(字どころか名前もうろ覚えだ…)ちゃんじゃ駄目ですか。
摩耶じゃなかったっけ。
流と摩耶、漏れも読みてえな。
>>360 その際は絶対に寝取られない流でお願いしますw
ひっそりとスイフリー×クレアを待ち続けてたり。
ひっそりとスイフリー×クレアを待ち続けてたり。
>363
おお、我が同志よ!
でも二重カキコには気をつけような。
摩耶はベリアルにエロエロ調教受けてるんだよなあ原作で
>>354 ご存じならゴーレム娘の夢築舞ちゃんでどうか一つ。
ああいう天然系が好みなもので
ひっそりとイリーナ×エキューを待ち続けたり。
イリーナvsスゲーナの組んず解れつ…
一見可愛らしい少年の手練手管に堕とされていくイリーナ…むしろマウナか。
俺が期待したのは純愛ものだったんだが…
よく考えるとヤツはエルフマニアな上に、傭兵出身でそれなりの人生経験のある男だった…
あ〜、妖魔夜行ネタはまず書けないし書かないと思うので、待たないで下さいね。
当時はそれなりにエロ妄想もしたもんだったが(w
GURPSルールでサッキュバスとか作ったりしたなあ。
>372
作った! 作ったよ淫魔!!
そして石動さんばりの復讐者系ハンターと
恋に落ちて、子供産んで死んだ(笑)
誰かパラサイトムーンで書いて下さい。
>>374 真砂×ファウナ&フローラ&ネイ&白&由姫でおながいします。
↑
大杉やw
桂と法章も混ぜてやれよ…
シルフィって誰だっけ。
押し入れからルナルが発掘されたので、2巻まで読む。
……リアラさんって、こう、そこはかとなくエロいな。
きっと、熟れた体を持て余して、毎晩こっそりと娘の目を盗んでオナーニしてるんだろうな。
レイプされても調教されても、自分から腰を振りそうな女だ。
なんてファンタジー。
シャノン×セーネスを読んでみたいといってみる
381 :
無修正DVD:03/05/02 10:53 ID:zNE/8pfa
382 :
bloom:03/05/02 11:01 ID:dVrjomRC
>>379 娘の見てる前でリンカーンとかでも熱いな!
ハッハー!
384 :
名無しさん@ピンキー:03/05/04 00:21 ID:MSV7rgHX
戯言シリーズにハァハァな同志はいないのか……
385 :
384:03/05/04 00:24 ID:MSV7rgHX
sage忘れた……吊ってくる
神は、、、神はまだか?!
シャナを書いて下さる神はいずこ?!
愚息が待ちわびていますぞ!
と、冗談はさておき、
実は本音のところでは18禁じゃなくてもいいからシャナを読みたいな、と。
誰かお願いします。
そろそろ、いつルナルがきてもおかしくないわけだが。
俺はもう、ズボンを下ろしているわけだが。
自信はありませんが、自分も投下させていただこうと思っており・・・オーフェン×コギーって需要があるでしょうか?(いつもタダ働きさせられるオーフェンが身体で支払いを求める感じ)
ライトノベルキャラのエローンは初めてなので色々不安があるのでつが・・・
何より我らが神・サザムさんとの実力差が痛すぎます(´Д`)
悩むより先に書くべし。
>388
ありますあります!
とても読みたいので、是非お願いします。
>>387 最短GW明けと言ってたのでおちけつ! 俺も待ちきれなくて、携帯から見てるんだが。
>>387 もちつけ!
まだパンツは穿いているんだろうな!?
393 :
サザム:03/05/06 13:13 ID:xrkINP7o
>>386さん、もうちょっと待ってておくんなまし。ただ今鋭意製作中です。
395 :
323:03/05/06 21:52 ID:yJfz1Ysd
やっと仕事が終わりました。これから休みをとってからアップしたいと
思いますので、明日か明後日になってしまいますがよろしいでしょうか?
>>サザムさん
勝手ながら私も期待しております。頑張って下さい!!!
>>388さん
コギー いいですねぇ・・・
本編も好きですが、無謀編も凄く好きなので妄想膨らませながら待ってます。
パンツ一丁で待ってます♪
>>323さんキタ━━━━━━━━━━ (゚∀゚) ━━━━━━━━━━ !!
も、もちろんお休みを取ってください、し、しかし、漏れたちの為にも、あまり焦らさずに・・・
398 :
128:03/05/07 17:11 ID:sl5mnhtl
>207−211
>268−269
>274−277
の続き。
元ネタは >206
399 :
128:03/05/07 17:12 ID:sl5mnhtl
またアリスは後からフリーダの腕に包み込まれた。柔らかい脹らみの先端の突起はさっきよりもっとくっきりと、背中をくすぐってくる。
スポンジと一緒に左手もお腹の上を踊りまわる。これもやっぱり擽ったい。でも、辛いほどではない。
両手が上がって来て、胸を避けて鎖骨や首の辺りをこする。
「んっ、ふ……」
「敏感ね、アリス。洗ってあげてるだけなのに」
囁かれて、アリスはまた頬が熱くなるのを感じながら、少しだけ反撃を試みる。
「洗うだけだったら左手は要らないはずです!」
「そう? じゃあ、こっちは止めた方が良いの?」
左手の指先が首筋を駆け回った。擽ったいのとは違う、ぞくりとする感覚に襲われて声が出せない。
「むしろ、こっちの方が良いんじゃなくて?」
なかば耳朶を舐めるように囁きつつ、フリーダはスポンジを床に落として右手を下に滑らせた。
「あんっ」
あともう少しだけ大きくなって欲しいな、といつも思っているバストをフリーダの右手が包み込む。
「スポンジで力が入ってしまったら痛いでしょうからね」
甘言と共に、左手も胸に。
アリスの未だ熟れ切らない果実を、フリーダの両手が泡塗れにして覆う。形も変えないぐらい、優しく細やかに指が蠢き、肌をなぞる。
うっとりするような感触ながらも、ソフト過ぎてじれったくなって来る。
400 :
128:03/05/07 17:13 ID:sl5mnhtl
「痛くないわね?」
もう少し強くしてくれることを期待していたのに、反対のことを訊かれた。
「大丈夫です。って言うか」
言いよどむアリスに、指でそれぞれ乳首のまわりに輪を描きつつ、フリーダはまた耳に唇を近づけて言う。
「もっと激しくして欲しい?」
「は……い」
聞こえないぐらいの声で言う。
「ふふ、でも、もうこれぐらい洗えば充分だと思うけど?」
フリーダは指の動きを変えない。泡で目立たないが、触れられてもいないのにアリスの胸の先端は硬く尖っていた。
「……もっと、して……ください」
「いやらしい子ね、アリス」
囁いて、不意に指に力が篭った。痛くはない程度に、でも充分力強く、張りのある双丘が蹂躙される。乳首が指で挟まれて、周辺から刺激される。耳朶を甘噛みされ、舌を這わされ、息を吹き込まれる。
「あ……んっ、ふあぁんっ」
いきなりの激しい愛撫に意識がついて行かず、飽和したような快感に翻弄された。
「行くわよ、もっと敏感なところ」
何のことか判らなかったけど、すぐに思い知る。乳首の先端は未だに責められていなかったのだ。指先で転がすように弄られて、鮮烈な快感は全身の隅々まで走るようだった。「あ〜っ。んぁ、あふっ」
気持ち良かった。シャワーのとき自分で触れて、多少の背徳感と共に甘い触覚を楽しんだことこそあっても、これほど強烈なのは経験がない。力が抜けて足元が崩れそうになるのをフリーダが支えてくれている。
「あっ、ん、あ……」
切羽詰った声を出しつつ、アリスは体を後に反らせる。無防備になった首にフリーダは吸血鬼のように口を付ける。噛み付く代わりに舌を伸ばして這いまわらせる。
「ふぁあああっ」
ひときわ高く声を上げ始めた途端、フリーダは手を止めた。
401 :
128:03/05/07 17:14 ID:sl5mnhtl
「あ……フリーダ……さん?」
真っ白になりかけていた頭が現実に呼び戻された。
「敏感ね、おっぱいだけで逝きそうになるなんて」
「あン……」
そのまま逝かせてくれなかった意地悪を恨みつつ、恥らって黙り込む。
「ほら、ちゃんと立って」
フリーダはアリスの体を解放し、しゃがみ込む。落ちていたスポンジを一度水で洗い、もう一度ボディソープを取る。
「お風呂は体を洗うところよ?」
悪戯っぽく笑いながら、フリーダはスポンジをアリスの腰骨に当てる。そこから脚の外側を通って降りて行き、足首を押えて指の間まで擦る。
「きゃははっ」
先ほどから繰り返される快感と擽ったさの境目がだんだん曖昧になっていた。
脚の前面を通ってスポンジは登って行き、後にまわってお尻のすぐ下からまた下る。膝の裏をくるくる撫でられて、また悶える。
脚の内側を登りだすも、なぜか膝で止まり、反対側の脚に移ってまた外側から今と同じことをしてくる。
それから、またスポンジを落として、両手で内腿を撫で上げる。アリスの正面に屈んで、脚の付け根近くを揉む。そんなところにフリーダの顔があるのに気付き、思わずアリスは脚の間を手で隠す。
「ふふ、見られると困るの?」
「え……いや、別に、困らないですけど……でも……」
「そう。私はまた、そこの状態を知られたくないのかと思ったわ」
「じょ、状態ってっ」
言われて、気付く。さっきから、こんなに気持ち良いことをされつづけているのだから、潤っているに決まっている。とはいえ、湯で濡れているのも間違いない以上、見て判るものでも無いはずだろう。
「どうしたの?」
相変わらず内腿に擽ったいような快感を送りこみつつ、フリーダがからかう。
402 :
128:03/05/07 17:15 ID:sl5mnhtl
横を向いて答えないアリスに、フリーダは立ち上がって囁く。
「ほら、洗えないから手をどけて」
「ここは自分で洗います!」
慌てて抗議するが、フリーダは認めない。
「駄目よ、ちゃんと隅々まで洗ってあげるんだから。言うこと聴かないとまたこちょこちょするわよ」
言いながら、既に脇腹を襲っていた。
「だめぇっ」
手を掴もうとしたが、滑って逃げられた。そしてフリーダの片手が脚の間に忍びこむ。上の方から、淡い茂みに泡をつけて掻き乱す。もう一方の手がお尻をなでる。
女の子の部分を手が包み、大きく優しく揉む。脚の付け根を擽る。
指が尾底骨の下を突付く。
「ひゃんっ」
アリスの悲鳴を無視して、指は更に下を目指す。
「フリーダさん、そんなところっ!」
幾らなんでも、そこは恥ずかし過ぎる。逃げようとしたけど、前を襲っていた手が体に回されて捕まった。
「あら、アリスはお風呂でこの辺は洗わないの?」
「洗いますけど、そこは自分で、ぁあっ」
有無を言わせずフリーダの手は進み、お尻の谷間の奥まで侵入した。
あまりに恥ずかしいところに触れられて、アリスは弾けるように体を反らせる。
「ほら、そんなにお尻で指を挟んだら抜けないわよ」
石鹸塗れでそんな訳はないのだが、アリスがお尻から力を抜かないのを良い事にフリーダは谷間の奥を突付き回し、撫で続ける。
「気持ち良いでしょ?」
「そんなっ」
「そんなことない?」
アリスは答えなかった。
403 :
128:03/05/07 17:15 ID:sl5mnhtl
体を押えていた手が下に戻る。とうとう指先が叢を掻き分けて谷に至る。
「あぁっ」
ゆっくり、柔らかな肉を指先が愛撫した。
「濡れてるわね」
「……そりゃ、シャワー浴びたんですから」
通じるわけの無い言い訳だと判りつつアリスは言わずに居られない。
「そう? そのわりには何だかぬるぬるしてるけど」
後から前から注がれる快感に酔いながら、それでも反論は続ける。
「……それは石鹸です」
「ふふ、じゃあ、一旦流してしまいましょ?」
シャワーヘッドを手にとって、フリーダは脚の間に湯をかける。丹念に茂みとその奥を洗い、お尻からも泡を流し落とす。シャワーを脚の間に押し当て、小刻みに揺らす。
「ん、んふっ……」
指でくつろげて、細い湯の流れを直接当てる。同じようにお尻の方へ。
「あぁっ、あ……んっ……」
充分過ぎるほど丹念に洗い、再びフリーダは指でアリスの性器に触れた。谷間を上下に何度も往復し、その上で隠れていた小さな突起を見つけて転がす。
「ぁあ、はぁあ〜っ」
クリトリスに直接触れられた感触は強烈だった。
「おかしいわね、やっぱりぬるぬるしてるわよ?」
アリスが何も言わないでいると、フリーダは手を止める。
「ふふ、このぬるぬるは、なあに?」
指をアリスの顔の前に持って来る。目で見て湯と区別が付く訳ではないが、アリスは目をそらす。
「答えないと、これ以上洗ってあげないわよ? 判るかも知れないから、指を舐めてごらん」
指先をアリスの唇に付ける。アリスはおずおずと口を開け、指を含んだ。やっぱり、何の味がする訳でもない。
「判った?」
「……わたしの……です……」
404 :
128:03/05/07 17:15 ID:sl5mnhtl
「聞こえないわ」
言えなかったのだから当然だが、判りきっているのにフリーダは意地悪を続ける。
何もされないでいるなら、そのうち高ぶった体も覚めてしまうかもしれないけれど、フリーダは僅かにだけあちらこちらを刺激してくる。さっきの強烈な刺激が恋しくて、とうとうアリスは羞恥を越える欲情に屈した。
「わたしの愛液ですっ」
「あら、よく判るわね。今までにも舐めたことあるの?」
「そぉんなぁっ!」
またも意地の悪いことを囁きながら、フリーダは両手を先ほどの位置に戻した。
そして手加減の無い愛撫を開始する。前後から何箇所も何箇所もに甘美で痺れるような悦楽の火を付けられて、アリスは身も世も無く喘いだ。
「ああぁっ、んぁっ、ふあぁあぁん……ンぁ、あふあっ」
それでも、フリーダが唇を近づけてやると、アリスは自分から吸い付く。啼いていないときは舌を絡めあっている。
「胸は自分の手でしてみたら?」
フリーダの恥知らずな提案に、アリスは黙って従った。自分の手で乳房を揉み、乳首を摘んで可愛がる。同時にフリーダの指の動きが更にもっと激しくなる。
本当に、何も考えられない。悦楽が頭も体も犯して支配している。こんな恥ずかしいこと、と思いながら、乳首を愛撫する指を止められない。
405 :
128:03/05/07 17:16 ID:sl5mnhtl
「ぁ、ぁっ」
口は開けていても、声らしい声も出せなかった。
「ほら、逝って良いのよ?」
別に達しちゃ駄目だと思っていたわけでもないが、フリーダの言葉をきっかけにアリスは弾けた。脚の間と胸と唇から全身が溶けるような錯覚。方向と重力の感覚を無くして
どこかに浮かんでいるような気がした。
酷く長いその瞬間の後、体中が弛緩して危うく倒れかける。いや、フリーダが抱いてくれたから倒れなかっただけだ。
やがて、蕩けた意識も覚醒し、またフリーダにキスされているのが判る。
ゆっくり体が離れ、恥ずかしくてならなくて、俯いて黙り込む。
フリーダが抱き締め、濡れた髪を撫でながら言う。
「ふふふ、えっちねぇ、アリス」
何も言わないながら、アリスは体を揺らす。
「えっちなのは悪いことじゃないわよ? とっても可愛かったわ」
それからまたしばらく、二人は抱き合っていた。
406 :
128:03/05/07 17:17 ID:sl5mnhtl
お風呂編終。
続きについてはまったく未定(書くのかどうかを含めて
おふろーーーーー
あわあわーーーーー
・・・・・・・・・萌死。
408 :
サザム:03/05/08 09:11 ID:ESC+v2vr
ぶくぶくぶく……。(お風呂の泡で萌溺死)
128さん、楽しませていただきました。続きを書く気に気になられるのを、お星様にお祈りしときます。
負けずに萌えれる悠二×シャナにするべく、私もがんがります。
お風呂大好き。
続けて欲しいです。
410 :
323:03/05/08 20:32 ID:Vz6fT1pd
ルナル・サーガ『リアラ凌辱』
プロローグ
ピチャーン… ピチャーン…
何処からか水が漏れているのか、はたまた水が滲みだしてしまうほど
水源の近くにあるのか、堅牢な石造りの牢獄に天井から水が滴る。
そしてそれは、その部屋にいる一人の女性の顔に落ちていく。
ピチャーン…
「う…。」
やがてそれが女性の眠っていた意識を目覚めさせていく。
「ここは…?」
徐々にだがうっすらと目を見開き、辺りを見回す女性。汚れのせいか少しくすんだ茶色の頭を振って意識をはっきりさせる。
「私は確かメノアと一緒にキーンブルクに来て、そして… はっ! メ、メノアッ!!!」
地下牢の女性−リアラ−は、最愛の娘の事を思い出し、そして娘がここにはいない事を悟った。
「メノア! メノアァ!!! 何処? 何処にいる…」
逸る気持ちを抑え、ともかくもメノアを捜そうと立ち上がる。
411 :
323:03/05/08 20:32 ID:Vz6fT1pd
ジャラ…
「はうっ!」
部屋を捜そうとしたリアラの動きが止まる。手首に圧し掛かる圧力を感じて、リアラは自分の手首を見る。そこには…
「…手錠…」
明かりさえない薄暗い地下牢の中、手首に嵌った手錠だけが銀色に怪しく光っていた。
そして手錠の先には鎖が伸び、背後の石壁に開いた穴の中に繋がっていた。
「何故、こんなことに…」
鎖は余裕があり、手を床につけても少し余裕があるくらいだった。だが、部屋を歩こうとすれば、邪魔になる。ましてや娘を捜そうとすれば…
「私はアンディさん達と一緒にお城の中に… そこに…」
暗闇の中でリアラは必死に気絶する前の事を思い出そうとした。最愛の娘を捜す為にも、今自分がどういう状況にあるのか? まずは
それを把握しなければならない。
「隠し通路から城に入って… 右に曲がって… 左に曲がって… そうしたらそこに黒いローブの…」
「そこで私と出会ったのだよ、リアストラ・ヘイル」
「!!!」
突然の声にリアラは顔を上げた。いつの間にかリアラの前に一つの顔が浮かんでいた。否、顔が浮かんでいるのではない。
「貴方は!」
「こうやって顔を会わすのは二度目かな… もっとも、先程はすぐ眠ってもらったがね…」
412 :
323:03/05/08 20:32 ID:Vz6fT1pd
ボッ… ボッ… ボッ…
暗闇の中から黒いローブを纏った魔術師、いや邪術師−黒翼鳥−が進み出てくる。
それと時を同じくして彼の周囲に炎が浮かび上がる。
そしてその炎は、壁に設置された松明に向かい松明に火を点ける。
「改めて自己紹介をしよう。我が名は黒翼鳥… この街の平和を守る者だ。」
鎖に繋がれたリアラの前にまで来た黒翼鳥は、悠然とした仕草でリアラを見下ろす。
「お前達は恐れ多くもティーグ公王来訪のこの時に、城に忍びこようとした。
折りしも、公王閣下のご滞在中に城に不法侵入とは…
その罪、間違いだったでは済まされぬぞ…」
見上げたリアラの顔に自分の顔を近づけ、鋭い目で詰問する黒翼鳥。
「ち、違います! 確かに城に入った事は認めます。しかし、これには訳が…」
「黙れ…」
黒翼鳥の目が細まる。瞬間、リアラは体から何かが抜けていく感覚を味わっていた。
「かはっ… はっ… はっ…」
「ふん、これ以上は持たんか… ならば…」
413 :
323:03/05/08 20:32 ID:Vz6fT1pd
体内に沸き起こる急激な喪失感と、体の変化に喘ぎ続けるリアラをよそに、黒翼鳥は一方の壁に近づいた。
慣れた動作で壁に出来た出っ張りを押す。すると、黒翼鳥の足元から台がせり上がってきた。
「ふん…」
カチッ…
未だ蹲っているリアラを一瞥した後、おもむろに机のボタンを押した。
ガララ…
「ああっ!」
鎖のこすれるような音と共に、リアラの手首の手錠に繋がれていた鎖が壁の穴に吸い込まれていく。
鎖は次々に穴に吸い込まれていき、やがてリアラの腰が座った状態から中吊りになっていく。
「…この辺か…」
カチッ…
414 :
323:03/05/08 20:33 ID:Vz6fT1pd
リアラの腰が中吊りになってきたのを見計らった後、黒翼鳥は再び台のボタンを押した。
すると鎖の巻き取りは止まり、リアラの腰を半分浮かせた状態で固定された。
「はっ… はっ… はっ…」
中腰にされたリアラは、先程の不可解な現象の後遺症もあるのか苦しそうに息をしながら、
再び目の前に移動してきた黒翼鳥に向けて、萎えかけた気力を振り絞り視線を向け訴えかけた。
「お願い…です。わ、私達が城に入ろうとした事は…認めます。
…で、ですが、これには理由があるのです。どうか…は、話を…」
体の不調が続く中、リアラは必死に自分達の状況を話し始めた。
「ほう、先程の『脱水』は少し強めにかけたんだが… まだそんな目が出来る気力があるとはな。」
だが、そんなリアラの様子を面白がるように、
黒翼鳥は必死に事情を話そうとするリアラをひとしきり眺めた後、おもむろに台に置いてあった長い縄状の物を手に取った。
それを弄びながら乾ききった口で必死に説明と嘆願を続けるリアラの前に立つと、
手の内の縄を揺らしながら静かな口調で口を開いた。
「この部屋は罪人を詮議する為の部屋だ。もっとも、通常の罪人用ではなく少々特殊な罪人用の部屋なのだよ。
例えば… ザノン残党の容疑者であるお前のような者達のな。」
「なっ! 私はちがっ…」
バシィ!!!
415 :
323:03/05/08 20:33 ID:Vz6fT1pd
「!」
バシィ! ビシィ!! バチィ!!!
「はっ ふっ あぁ!!!」
縄状に見えた物は鞭であった。精巧に、そしてなにより実用的に造られたそれが中吊りのリアラの服を切り裂き、
その下のほっそりとした体に赤い蚯蚓腫れの跡を残していく。
赤い糸が体に刻まれる度、苦痛に歪んだリアラの口から悲鳴が漏れる。
まるで、黒翼鳥の鞭のダンスに合わせて踊るパートナーの様に奇妙なリズムをつけて…
「くくっ… どうだ? 認める気になったか? 自分の罪を。」
バシィ!
「ああぁ! …わ、私は本当にザノン残党なんかじゃ…」
「ふっ… 最初は誰もがそう主張する。だが、最後には…」
416 :
323:03/05/08 20:33 ID:Vz6fT1pd
ビシィ!!
「どうだ? 痛いだろう? 認めれば楽になれるぞ。」
「わ、わた… ち、ちが… はぅっ!」
「ふん、これでもか。」
バチィ!!!
「はぁーーーーーーーーー!!!」
一際大きく振りかぶった鞭がリアラの赤糸だらけの体に吸い込まれると同時に、
リアラは、甲高い絶叫をあげて顔をだらんと下げた。
だが、必死に下げた頭を上げようとしてもがく。
そして自分の事情を話そうと、なんとか口を開けようとしていた。
「ふむ、中々根性のある… さしずめ、『母の愛』と言ったところかね。これなら、これから少しは楽しめそうだな。」
黒翼鳥は、そんなリアラの姿を見ると実に楽しそうに後ろを振り返りながら、
松明の火の届かない隅の暗がりに向かって言葉を紡いだ。
417 :
323:03/05/08 20:33 ID:Vz6fT1pd
すると、元々そこにいたのか、一人の人物が暗がりから歩いてきた。
成熟した豊満な体つきをした青いドレスの女性は静かに、だが優雅に暗がりから出てくると黒翼鳥の隣に並ぶと口を開いた。
「気絶したの?」
「いや… 気力で気を保っているが、痛みを感じないように脳が自ら働きを抑制している、と言ったところか。
意識はあるが把握は出来ないという具合だろう。」
「そう。」
その女性−サーナは、黒翼鳥から鞭を受け取ると焦点の合っていない目で必死に言葉を紡いでいるリアラの前に立つと、
グイッと、リアラの顎を鞭の柄で上げさせながら覗き込む。
「私が判るかしら? リアラ…」
それまで、意味不明になりかけの言葉を紡いでいたリアラの目の焦点が合いはじめる。
「貴方はっ!」
「久しぶりね、リアラ…。」
そう言ってサーナは鎖に繋がれたままのリアラの頬を愛おしそうに撫で摩る。
「本当にお久しぶり。リアラ…」
「サ、サーナ… わ、私は。」
混乱しているリアラの頬を撫でていたサーナは、無残にも赤く糸だらけのリアラの体を愉悦の表情で眺め回した。
418 :
323:03/05/08 20:33 ID:Vz6fT1pd
これを、自分の現状を説明する機会ととったのか、
リアラは鎖をガチャガチャ言わせながらも必死にサーナに向かって喋りだした。
「サ、サーナ。聞いて! 私は確かに貴方の城に侵入したけど、それは別に貴方達に危害を加える為じゃ…」
必死のリアラの嘆願を目を細めて聞いていたサーナは、横で控えていた黒翼鳥に向かい唐突に口を開いた。
「どうかしら? この子の事は?」
「ふむ、ここに入れる前に投与しておいた霊薬で、感覚器官の感度を数倍に引き上げている。
並の苦痛等でも地獄の苦痛になるはずだが…良く耐えている。これならば、調教のしがいがありそうだ。」
「サーナ?」
自分を言葉を無視して横の魔術師と話し始めたサーナを、リアラは訝しむ様に見上げた。
そんなリアラを無視するかの様にひとしきり黒翼鳥と何かを話し終えたサーナは、不意にリアラの方を向いた。
そしておもむろに、静かなそれでいて何か楽しい事を堪えているかの様な深い目を光らせた。
「リアラ… これから貴方に躾をするわ。ちゃんとしていれば、そして私の言う事に従っていれば何も怖い事はないわ。」
「躾…?」
「躾は最初が肝心だ。下の者がしっかりと己の立場を理解するために…」
「そうよ、リアラ。貴方は今の自分の立場が判るかしら? 聡明な貴方の事だから言わなくても判るわよねぇ…」
419 :
323:03/05/08 20:36 ID:Vz6fT1pd
ビシィ!!!
「かはっ。」
サーナが振るう鞭が先程の黒翼鳥と同じ様に、いや先程よりも鋭利にリアラの肌に食い込む。
その衝撃にリアラの意識は遠くなる。
「己が罪ある者と認める。貴方はどうかしら、リアラ?」
「サ、サーナ。私はただ会う為にここに来ただけなの。」
「私も一緒に育った貴方を疑いたくはないわ。…でも、貴方は昔から頭がいいから、何を隠しているか
しらないわ。…そう、あの人を奪った時のように…」
「!」
「いつも貴方に話していたわね。私の運命のあの人。それをいつも貴方は笑顔で聞いてくれていた。
…でも、その笑顔に裏で貴方は何をしたのか、私が知らないとでも思っているの? リアラ…」
「あ、あれは…」
「一夜だけのものだった? 本気ではなかった? でもその一夜であの人の心の中には貴方が刻まれたのよ。
婚約者である私ではなく貴方が!」
バシィ!!!
420 :
323:03/05/08 20:36 ID:Vz6fT1pd
「ああぁ。」
「サーナ、私は、私は… 貴方の為を思ってあの一夜だけで…」
「親友の婚約者と恋に落ち、親友の為を思って身を引く… まるでサーガに出てきそうな素晴らしい
自己犠牲の物語ね。許されぬ恋、報われぬ愛、祝福されぬ出会い… でもねぇ、リアラ…」
グイッ!
鞭の痛みに憔悴しきったリアラの顎を強引に持ち上げて、嫉妬に狂った目を向ける。
「サーナ… わ…」
「貴方はただの略奪者よ!」
ビシィ!!!
「はうっ。」
「自己犠牲の精神で私は身を引きました? そんな事で騙されやしない。盗んだのよ!
奪ったのよ!! 略奪したのよ!!! あの人の心を! 愛を!! 全てを!!!」
バシッ! ビシッ!! バシィ!!!
421 :
323:03/05/08 20:36 ID:Vz6fT1pd
肩に、胸に、腕に、太腿に、サーナの鞭がしなる度、赤い糸が刻まれていく。
そして赤い糸が刻まれる度、焼かれるような斬られるような衝撃がリアラを打ちのめす。
「はっ、くっ、あぁーーー!」
「どんなに言葉で取り繕ったところで、貴方の罪は消えはしないわ。親友の私を裏切った罪。あの人の心を奪った罪。
貴方が犯した大罪を、これからゆっくり判らせてあげてから堕としてあげるわ…」
「サ…ナ…」
「地獄にね。」
バシーーーーン!!!
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
一際大きく振りかぶったサーナの鞭がリアラの体に食い込む。今まで以上の赤い糸を体に残しながらリアラは絶叫した。
「あ… う… ぅ…」
頭の中に、サリカの雷が迸った様な感覚を受けて、リアラは崩れ落ちる。
ただ一筋に自分を見つめるサーナの視線を受け止めながら、リアラの意識は闇に沈んだ。
422 :
323:03/05/08 20:41 ID:Vz6fT1pd
えー すみません。お待たせしました。
とりあえず、プロローグだけですが載せました…が、どうでしょうか?
これからの予定では、これが一応プロローグ(第0幕)ってな感じで、第1幕−
第2幕−第3幕−ラスト(第4幕)という感じでいきたいと思います。
各幕(ラスト以外)はこれ(プロローグ)よりもう少し長いかもしれません。
私自身痛いのは好きじゃないんで、スパンキング系等、直接痛いのもうないと思います。
ただ、やっぱ女王様(サーナ?)には鞭だな〜 一回はやっとかないとな〜
と、勝手に思ったり思わなかったりw
あ、ちなみに最後はリアラさん壊します。そ〜ゆ〜のが嫌いな人はスルーして下さい。
そういう訳で、これからぼちぼち他の職人さんや読む人の邪魔にならない様に、
載せていきますんで一つよろしくお願いします。
2ちゃんねるでSS書くのは初心者同然なので、何か気になる・気に入らない事が
あったらどしどし言って下さい。
ちなみに、最初にリアラ・アンディと書きましたが、アンディ君削ります。
下手にアンディ出してリアラさんの分薄くなっても困るので、その分黒翼長さんに頑張って貰います。
あ、でもメノア(小)とかあの人とかは出てきますので…
それでは、この辺で
ルナルSSキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
続き期待してまつ。
424 :
323:03/05/08 20:56 ID:Vz6fT1pd
追加
一応、状況的には、一巻でりアラさん達がエザクと城に忍び込み、待ち構えていた黒翼鳥さんに
『誘眠』等で捕らえられた…という状況です。(本編では兵士に見つかって公王の前に連れて行かれてます)
この段階ではメノアはタッタと共に脱出中(本編)ですが、私のSSでは先回りした黒翼鳥さん
(サーナ)の部下に捕らえられているといった設定です。ご了承下さいw
ちなみに、感覚の感度を上げる霊薬等ルールブックにも載っておりません。本気にしないで下さいw
SSの方、途切れている行とかあって読みにくいかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。
425 :
名無しさん@ピンキー:03/05/08 21:31 ID:VZsMHk1Y
323さんキターーー! いやっほぅ!! は、早く続きを
お、おい、これは期待できるんじゃないのか?
いい齢をした(30くらいだっけ?)女性が、陵辱され調教されるのはとてもとても楽しいことだ。
ねちっこく汁っぽく責めたててやって下され。期待大!
・・・そして何より、ほらあれだ、セーレディーンたんにも濡れ場が欲しいなぁ、と。ゴツイやつ。
427 :
サザム:03/05/09 10:43 ID:61PR8G1R
323さん、すげぇ……大作のヨカーン……。
情景描写が見事で、ムチの音が聞こえてきそうでつ。私も期待大!!
予告した悠二×シャナが出来たんで、私も負けずにうpします。
しかし、タイトルセンスねーなー、自分。
428 :
サザム:03/05/09 10:44 ID:61PR8G1R
〜赤面のシャナ〜
「じゃ、また後でね、悠二」
「うん」
軽く挨拶を交わし、悠二はシャナの小さい背中を見送った。
マージョリーとの戦いからしばらくは、とりたてて大きな事件も無く、近頃は平和な日々が続いていた。
だが最近、シャナは夕食を取った後に、"紅世の徒"の気配が無いか、周囲を巡回するのを日課にしていた。
彼女の話では、この周辺に何やら妙な違和感を感じているらしい。
それで戦いになれば、また大変な目に会うのは分かっていたが、悠二には正直ありがたかった。
──シャナがいては、絶対に出来ない用もあるのだから。
◇ ◇ ◇
「くっ……、っ、く……」
シャナと別れてしばらく後。悠二は声を殺しながら、自室で自分自身を慰めていた。
扉には鍵を掛け、万一シャナが早目にやって来た時の為に、窓にもロックをしてカーテンを閉めてある。
若さ故に仕方の無い事であったが、実は悠二がこうしているのには、他にも理由があった。
(シャナ……)
固く目を閉じた悠二の脳裏に浮かぶのは、自分の守護者である少女の姿。
悠二のこの行為は、シャナに対する劣情を鎮めるためでもあったのだ。
桁外れの力を持ちながら、外見は十一、ニ才の彼女に対し、悠二も最初はそんな対象として見ていなかった。
けれど、一緒の時を重ねる内に、悠二は彼女に惹かれている自分を誤魔化し切れなくなっていった。
429 :
サザム:03/05/09 10:45 ID:61PR8G1R
しかし、そうなると問題になるのは、彼女との距離の近さだ。
何しろシャナは悠二を守る為に、朝から晩まですぐそばにいて、夜はいつも彼のベッドで寝ている。
同じ部屋の床で毛布に包まり、彼女の可愛い寝息を聴いていたりすると、つい股間に血が集まってしまう。
襲い掛かっても叩きのめされる、と言うのもあるが、それ以上に彼女に嫌われたくなくて、実行にも移せない。
安楽な睡眠を得る為にも、悠二はこうして欲望を処理しているのだった。
(シャナ……。ごめん、でも、僕っ……)
愛しい少女を想像の中で穢しているという罪悪感は、もちろんある。
だがそれ以上に、愛する者と交わりたいという若い欲望は、強く激しかった。
シャナの澄ました顔、怒った顔、笑った顔、照れた顔。
抱き締めた時の柔らかさ、肢体から立ち昇る甘い匂い、一度だけ見た一糸纏わぬ裸身。
彼女の全てを思い返しながら、悠二の手の動きは速さを増していく。
「シャ、シャナ……、シャナっ……!」
かたんっ。
「えっ!?」
彼女の名を呟いたと同時に、小さく窓枠が音を立て、悠二の顔から一気に血の気が引いた。
いきり立ったモノを慌ててズボンに押し込み、シャツの裾でそこを隠す。
窓のロックを外し、ベランダに飛び出して辺りを窺うが、少し強い風が吹いているだけで、人影は無い。
「さ、さっきのは、きっと風で鳴ったんだよな? そうだよな?」
悠二は不安を振り払うように、誰にともなく呟く。
髪を撫でる風が、悠二の問いを虚空に吹き消していった。
430 :
サザム:03/05/09 10:47 ID:61PR8G1R
◇ ◇ ◇
「ゆっ……悠二のやつ、あ、あんな事を……」
その頃シャナは、悠二の部屋からは死角になる裏手の家の屋根に座り、激しく脈打つ胸を両手で押さえていた。
フレイムヘイズである彼女は、運動能力だけでは無く、聴覚を含めた五感も人並み外れている。
窓ガラス越しに聞こえた悠二のうめきを不審に思い、シャナはカーテンの隙間から、そっと中を覗いた。
そして、悠二の自慰現場を目撃してしまったのである。
学校の授業と同様、性行為に関しても、シャナは尋常ならざる知識を持ってはいる。
けれど、戦いに明け暮れていた彼女は、実経験は勿論、実際にその様な行為を見るのさえ、初めてだったのだ。
どう反応したら良いのか判らぬまま、シャナは悠二の様子をじっと見詰めていた。
そして、彼の口から自分の名前が出た途端、動揺して無様に音を立ててしまい、そこから逃げ出したのだった。
「ねえ、アラストール。あれって、私の事をその……考えて、してたって事よね?」
シャナは珍しく途方に暮れた様子で、自分の胸元にあるペンダントに問いかけた。
そのペンダント"コキュートス"は、彼女に宿っている"天譲の劫火"アラストールの現世との接点だ。
「いや、その、我に訊かれても困るのだが……」
強大な"紅世の徒"の王の一人である彼も、今までシャナが聞いた事の無い、困惑した口調で答えた。
いつもならば、厳格そうな声に似合わず世話好きな彼は、シャナの悩みに適切な助言を与えてくれる。
しかし、今回のあまりに気まずい出来事は、さすがのアラストールも対処に困っているようだった。
「……で、あの不埒者に対する処分はどうする? いつものように懲罰を加えるか?」
しばらくして、意を決したアラストールは、シャナに今後の動向を提案した。
普段通りに悠二を殴り倒してしまえば、彼女の動揺も収まるだろうと推測したのだ。
431 :
サザム:03/05/09 10:48 ID:61PR8G1R
「え……っ、だって、それは……」
しかし、シャナの返事ははっきりしなかった。
自分を欲望の対象として見ていた点について、怒りを覚えた部分も、確かにある。
しかしそれ以上に、自分を想って自慰までしていたと言う事に対して、表現し難い嬉しさも感じていたのだ。
「では、先程の事は忘れて、いままで通りに振舞うか?」
「それも……、多分、無理……」
アラストールの次善の策に、けれどシャナはもじもじと指を絡ませながら、そう呟いた。
あんな形で自分の事を求められているのを知った今では、悠二に以前と同じ態度で接する自信が無い。
けれど、これからも悠二のそばにいるならば、どちらかを選ばなくてはいけない。
他に良い案も浮かばず、シャナはそう思い詰めながら、泣きそうな顔になって考え込んだ。
「駄目……。私、どっちも出来そうにない……」
「……ではいっその事、悠二と身体を重ねてみるか?」
「えっ! アッ、アラストール、何を言い出すのよ!?」
気乗りしない口調のアラストールの言葉に、シャナは一気に体温を上昇させた。
思わずその情景を思い描いてしまい、もう少しで身体から炎を暴発させそうな程、頭に血が昇る。
そして何よりシャナを困惑させたのは、心の奥底から、アラストールの言葉に同意する気持ちが現れた事だった。
「あくまで最後の手段だが、な……。しかし、そう動揺していたままでは、また戦闘で後れを取りかねんぞ。
我としては業腹だが、一度そういった関係になれば、自慰がどうのと言った事など気にはなるまい。
……無論、我は強制などしない。全てはお前の気持ち一つだ、シャナ」
「私の……気持ち……」
432 :
サザム:03/05/09 10:49 ID:61PR8G1R
シャナは両手を胸に重ね、自分の心を確かめるように、軽く眼を閉じた。
◇ ◇ ◇
夜も大分遅くなった頃、いつものように窓から自分の部屋に入ってきたシャナに、悠二は声を掛けた。
「あっ、シャナ、今日はいつもより遅かっ、た……ね……」
しかし、いつもとは違うシャナの雰囲気に、悠二は口ごもる。
彼女の顔は戦いを前にした時のように引き締まり、珍しいことに手足の動きが緊張しているようにさえ見える。
カーテンをきっちり閉めて、すたすたと廊下に続くドアに歩み寄るシャナに、悠二は気圧されていた。
「あの……、シャナ? もしかして、また敵が現れたとか?」
問いかける悠二に目もくれず、シャナは首から"コキュートス"を外し、ドアの外側の取っ手に掛ける。
「ごめん、アラストール……」
「……好きにしろ」
シャナは小さく呟くと、ドアを閉めて鍵を掛け、扉にもたれるようにして悠二の方を振り返った。
少し紅潮した顔のシャナにキッと睨まれて、悠二は石のように硬直する。
しかし、乱暴にコートを脱ぎ捨て、続けてセーラー服のリボンを解き始めたのを見て、悠二は慌てて目を隠した。
「わっ! ちょ、ちょっとシャナ、何を……」
「うるさいうるさいっ! 黙って見てろっ!」
シャナは悠二に眼を合わせないまま、上着の裾に手を掛けて、それを思い切り良く脱ぎ捨てた。
薄い生地のキャミソールが、シャナのなだらかな身体の曲線を僅かに透かし出している。
(黙って……見てろ、だって!?)
彼女の思い掛けない言葉と行動に、悠二は指の間から彼女の姿を盗み見ながら、ただ呆然としていた。
433 :
サザム:03/05/09 10:53 ID:61PR8G1R
悠二の頭が空転している間に、シャナはスカートのホックを外し、ジッパーを下ろす。
重力に引かれたスカートがふわりとシャナの足元に落ち、布の小山を作る。
シャナの腰に貼り付いた小さな純白のショーツが、悠二の男を強く刺激した。
(でも、何でいきなりこんな事……まさか!?)
「シャナ、ひょっとして、さっき僕がしてるとこ、見てたの!?」
「……っ!?」
ハッと閃いた悠二が訊くと、シャナはまるで叱られた子犬のように、身体を竦める。
「……ど、どうして、分かったの……?」
「どうしてって……。そりゃ前触れもなく、いきなりそんな事を始めたら、僕にも分かるよ」
悠二はシャナの身体から視線を逸らしながら、照れの混じった苦笑いを浮かべて言った。
「でも、だからって、何もシャナがそんな事をしなくても……」
「……それだけじゃ、ない」
「……え?」
「その……悠二が、私の名前を呼んだのも……」
「聞いてたのっ!?」
驚きに、逸らしていた悠二の視線が、ついシャナの方を向いてしまう。
キャミソールを脱ぎ捨てた裸の胸の、二つの桜色をした突起を目撃して、悠二の目はそこに釘付けになる。
ショーツと黒いハイソックスだけになったシャナは、悠二の方へゆっくりと歩み寄った。
「悠二は、その……。わ、私と、したいんでしょ?」
「それはもちろんしたいけどでもこう言った事にはやはり段階というものがそれに僕初めてだしっ!」
434 :
サザム:03/05/09 10:56 ID:61PR8G1R
焦りまくった悠二は、息継ぎもしないままに、ベッドの方に後ずさりながら、一気に言い募る。
「私だって、こんな事するの初めてよ……。でも、悠二が私の事を想って、あんな事してるから……」
「いやちょっと落ち着こうよ僕だって心の準備がというか女の子に襲われるのは男の沽券に……うわっ!?」
ベッドの端に足を取られ、悠二はベッドにどすんと仰向けに倒れ込む。
「こんな気持ちになっちゃったのも、悠二のせいなんだから……。そうよ、おまえが悪いのよ、悠二……」
今まで彼女の様々な表情を見てきた悠二だが、こんなシャナは想像さえした事がない。
身体つきは幼く見えても、それはれっきとした『女』の表情。
「責任取ってよね……。こんな状態じゃ、私もまた駄目になりそうなんだから……」
目元を薄く染めたシャナの、匂い立つような色香、恥じらい混じりの無意識の媚びに、悠二は金縛りにあう。
シャナは欲望に瞳を潤ませながら、動けないでいる悠二のパジャマのズボンに手を掛けた。
◇ ◇ ◇
「あ……、また、こんなになってる……」
ズボンと一緒に下着を剥ぎ取ったシャナは、すでに大きくなっている悠二の男根を見て、そう呟いた。
悠二の方は、シャナに自分の陰部を見られたショックで、仰向けのまま硬直している。
「悠二、私の裸を見たから、こうなったんだよね……?」
「あっ、シャナ、触っちゃ……!」
シャナの細い指でそっと撫でられ、悠二のモノがピクンと跳ね上がった。
「えっ……!?」
その動きにびっくりしたように手を離したシャナは、まるで火傷をしたかのように、触れた手を押さえる。
そしてしばらく、苛立たしげに胸元でその手を握ったり開いたりして、狼狽した表情で佇む。
435 :
サザム:03/05/09 10:58 ID:61PR8G1R
その間に、ようやく悠二はパニックから立ち直り、冷静な思考を取り戻した。
「……あのさ、やっぱり無理してるでしょ、シャナ。ちょっと脅えてるみたいだし……」
「ばっ、馬鹿にしないでよっ! こっ、こんなの、何でもないんだから!」
自分の態度を戒めるようにキッと眉を寄せると、シャナはむんずと悠二の怒張を掴む。
そして力任せに握り締めたまま、乱暴に上下にしごき始めた。
「いっ……!? ちょ、ちょっと!」
「知ってるんだから! こ、こうすれば、気持ちいいんでしょっ!?」
耳まで真っ赤にして、シャナは細い指で悠二のモノに快楽を与えようとする。
しかし、いくら知識があっても、こういったことは経験がものをいう。
第一、シャナは自分の力がどの程度のものかも忘れていたので、悠二はかなり痛い思いをする羽目になった。
「ちょっ、シャナっ! 痛い……って言うか、折れそう……」
「あっ、ごっ、ごめんっ!」
だらだらと苦痛で油汗を流している悠二に気付き、シャナは慌てて手を離した。
(何で上手く出来ないの……? どんな事だって、こんなにみっともない失敗はした事がないのに……)
シャナは肩身の狭い思いをしながら、少しシュンとなった。
力の加減が出来ない主な原因は、悠二に対する特別な感情ゆえなのだが、免疫のないシャナにはそれが分からない。
(そうよ、手でするのが無理だったら……)
失敗が手段のぜいだと勘違いしたシャナは、意を決したように悠二の股間に顔を近づけていった。
「今度はちゃんとやるから……。悠二、じっとしてて……んっ」
「うっ、うわっ、シャナっ!?」
436 :
サザム:03/05/09 11:00 ID:61PR8G1R
先端にふにゅっとシャナの柔らかい唇が当たり、悠二は両手をベッドに突いて起き上がった。
悠二の見ている目の前で、シャナは両手で根元を持って反り返ったモノを引き寄せ、先端を口に含んでいく。
「んっ……ふっ……」
「ああっ、駄目だよ、シャナ、そんなっ……!」
自分の肉棒を桜貝のような少女の唇が飲み込んでいく眺めは、童貞の悠二には刺激的に過ぎた。
しかもそれをしているのが、誰よりも愛しいと思っているシャナであるとなれば、興奮は更に倍加する。
「ちゅ……、ふぅっ、ん……」
「くっ! ……くあっ!?」
さらに信じられない事に、シャナは男根を半ばまで咥え込むと、そこを軽く吸い、舌で不器用に舐め始める。
シャナの拙い舌使いに、経験のない悠二は理性を掻き乱された。
ベッドの端に腰掛けた状態の悠二の足元にしゃがみ込み、シャナはぎこちなく悠二に奉仕する。
小さな口が限界まで広げられ、両目を固く閉じたまま、苦しげに眉を歪めて、剛直を上下にしゃぶる。
妄想が現実になったような状況に、悠二は半ば夢見心地だった。
「ふむっ……、くちゅっ、ちゅっ、ちゅぽっ、んっん……」
「くっ……。シャ、シャナ……」
悠二の視線を避けるように、シャナは顔を伏せたまま、音を立ててそこを嘗め回した。
頭を小刻みに動かしながら、時折り思い出したように、指で下の袋を撫でる。
シャナが直接生み出す快楽よりも、愛する少女が自分のモノを咥えていると言う事実に、悠二の胸は熱くなった。
性技の知識はあっても技量が伴わないため、シャナの歯がたまに幹の部分に当たり、痛みをもたらす。
しかし今の悠二には、そんな痛みさえ心地良く感じられた。
437 :
サザム:03/05/09 11:01 ID:61PR8G1R
「んふっ、くふんっ、むっ、ぬっ、ぬちゅ……」
「くぅっ、シャナ……、気持ちいい、よ……」
悠二は、素直な感想を呟きながら、懸命に自分の剛直を舐め上げるシャナの髪を、そっと撫で付けた。
彼女の細く長い髪は、さらさらと滑らかな手触りで、そこからふわりといい匂いがする。
悠二の呟きに、シャナはようやく口を離し、おずおずと顔を上げた。
「ほんと……? ほんとに気持ち良かった?」
「うん。すごく良かった」
「そっ、そう……。良かった……」
今になって恥ずかしさがこみ上げてきたのか、シャナは耳まで真っ赤にして、再び顔を伏せた。
その初々しい態度を見て、悠二の脳裏に悪戯っ気が顔を覗かせる。
「それじゃ、今度は僕が、シャナを気持ち良くしてあげないとね? よ……っと!」
「えっ? ちょ、悠二なにを……きゃんっ!?」
悠二はシャナの両脇に手を差し入れ、意外に軽い彼女の身体を、掛け声をかけて一気に抱え上げる。
そして戸惑っているシャナを、そのまま自分の腿の上にストンと座らせた。
◇ ◇ ◇
「ななっ、何よ、何する気よっ!?」
悠二の顔が至近距離に来て、シャナは照れ臭さを誤魔化そうと、ことさらぶっきら棒に文句を言った。
愛しさを込めて覗き込んでくる悠二の視線が、熱くてたまらない。
すると、悠二はシャナの額に軽く口付けて、微かに笑いながら言った。
「さっき言ったろ? 今度は僕が、シャナを気持ち良くしてあげる番だって……」
438 :
サザム:03/05/09 11:03 ID:61PR8G1R
「わっ、私はいいっ! いいったら、やっ、あん!」
拒否の言葉の途中で、悠二にそっと胸を触られて、シャナの口から甘い声が洩れた。
悠二の手は、なだらかな胸の曲線をなぞるように、やわやわと蠢き、手の平が乳首を擦る。
今まで、自分で慰めた事すら殆どないシャナにとって、それは余りにも甘美な快感であった。
「どうかな? シャナ、気持ちいい?」
「んっ……やっ……、知らないっ……そんなのっ……ふあっ!」
片方の胸を撫でられながら、もう一方の胸の蕾を口で吸われ、シャナはびくっと背中を反らした。
バランスを崩しかけるが、悠二の片手がシャナの背を抱いており、後ろに倒れはしない。
シャナは両手で悠二の肩にきゅっと掴まりながら、初めての快感に髪を振り乱した。
「ねえ、シャナ……、キス、したい……。いいよね……?」
「うそっ、だってさっき……んっ!?」
唇についばむようなキスをされ、シャナは眼を見開いた。
先程まで、そこで自分のモノを咥えていたと言うのに、悠二は気にした様子すらない。
悠二はシャナの瞳を覗き込みながら、彼女の髪を掻き上げ、優しく口付けを重ねる。
上下の唇を何度も吸われているうちに、シャナもそんな事はどうでも良くなっていった。
「シャナ、可愛いよ……。それに、すごくいい匂いがする……」
「ばかっ、や、嗅いじゃいやっ……!」
首筋に顔を埋めた悠二に肌の匂いを嗅がれ、シャナはむずがるように身体をくねらせた。
けれど悠二はシャナの声に逆らい、首筋をちろちろと舐めながら、胸一杯に彼女の体臭を吸い込む。
シャナが風呂に入るのは悠二の家でだけだから、石鹸やシャンプーの香りは、自分のものと変わらない。
439 :
サザム:03/05/09 11:04 ID:61PR8G1R
しかし、それがシャナの肌の香りと合わさると、天上の花のようなかぐわしい芳香になる。
「何で……? こんなにいい匂いなのに……」
「だめなのっ……。は、恥ずかしいのっ……あっ、くふんっ!」
嫌がるシャナの意識を逸らす為、悠二は両手で柔らかな肢体のあちこちを探り、官能を導き出し始めた。
シャナ同様、悠二にも経験は無い上に、知識の量では彼女とは比べ物にならない。
だが悠二には、アラストールさえ感嘆させた、いざという時の冷静な判断力があった。
「シャナ……、ここを、こうされるのが、好きみたいだね……」
「ちっ……、違っ、そんなこと……ああっ!?」
悠二はシャナの声の調子と身体の反応から、彼女の性感帯を次々と暴き立てていった。
つんと突き立った乳首を軽く押し込み、くりくりと捏ねると、一際甲高い声を上げる。
微かな胸の膨らみの、下の麓を羽毛のようなタッチで撫でると、切なげにきゅっと眼を閉じる。
脇腹を、ピアノを弾くような指使いで下ってゆくと、ぷるぷるっと子犬のように身体を震わせる。
薄いニーソックスの上からさわさわと足を撫でると、耐えかねたように足の指先がくるっと丸められる。
最初の勢いはどこへやら、シャナは悠二の想いのこもった愛撫に、我を忘れていった。
「なっ……。なんで……っ、こんなにっ……。んはぁっ、おかしい、おかしいよぉ、わたしっ……」
絶大な快楽は、シャナの鋼のような精神を侵食し、戦士としての自我を蝕んでいった。
シャナの思い描くフレイムヘイズとしては、正にあるまじき行為だが、身体と感情がそれを受け入れてしまう。
今のシャナは、"紅世の徒"に恐れられる『炎髪灼眼の討ち手』ではなく、快楽に流される普通の少女だった。
本来の力の、十分の一も出せば、容易く彼の腕から逃れられるはずなのに、どうしてもそれが出来ない。
シャナは、自分の身体と心の反応が、まるで信じられなかった。
440 :
サザム:03/05/09 11:05 ID:61PR8G1R
「シャナの身体、すべすべして柔らかいよ……」
「んふぅんっ、くぅん、だめ、だめだったら……、悠二ぃ……」
シャナの耳元で囁いた悠二は、背中に回していた手で背筋を伝い、ショーツの後ろに潜り込ませた。
小振りな尻肉をじかに揉み解すと、シャナは悠二の首に抱きついて、鼻に掛かった声を出す。
張りがありながらも、あくまで柔らかいその弾力に、悠二は夢中になった。
興奮に呼吸を荒くした悠二は、指をお尻の谷間に滑らせ、更に前へと侵入していく。
指先に熱いしたたりを感じた瞬間、シャナの身体が今まで以上に激しく跳ねた。
「きゃふっ!? やっ、くっ、うそっ、いやいやっ!」
「うわ……、すごい、こんなに……」
シャナのそこは、すでに焼け付くような熱を孕んでおり、ぬるぬるとした雫が溢れていた。
その淫靡な手触りに、悠二の頭にも灼熱の炎が灯る。
襲い来る刺激にシャナはふるふると脅えたように首を振るが、悠二の動きは止まらない。
悠二はシャナの腰を抱えるようにショーツの奥へ手を差し込み、手探りで彼女の股間をまさぐった。
◇ ◇ ◇
「シャナ……。僕も、シャナのここを触ってるだけで、すごく気持ちいいよ……」
「ひんっ! ん……んくっ……あふっ……、ゆ、ゆうじぃ……」
すっかり従順になったシャナの華奢な身体を抱きかかえながら、悠二は初めて触る女陰の感触に溺れていた。
シャナはくたっと悠二の身体にもたれ掛かり、全身をほんのりと朱に染めている。
「ここが特に……。こりこりしてて、なんかこう……興奮してくるんだ……」
「きゃぅっ……! くぅっ……、そこっ、だめ……っ、だめになっちゃうぅ……」
441 :
サザム:03/05/09 11:06 ID:61PR8G1R
悠二の指が硬くなった突起を掠めるたびに、シャナはぴくん、ぴくんと身体を痙攣させ、切なげな声を出す。
花弁からは湧き水のように快楽の雫が溢れ出し、ショーツの中央がぐっしょりと濡れていく。
もっと彼女に感じて欲しくて、悠二はわざとくちゅくちゅと音を立てるように、シャナの陰部を弄り続けた。
「……あっ! ま、まって、ゆうじっ! わたし、これいじょうされたら……っ!」
「……え?」
しばらくそれを続けていると、突然シャナが今までとは感じの違う声を出した。
けれど、悠二はシャナの頭を胸に抱えていた為、彼女の切羽詰った表情を見ることが出来ない。
咄嗟には彼女の言葉が理解できず、当然ながら指の動きも完全には止まらない。
しかし、限界まで高められたシャナにとっては、その躊躇いがちな動きが最後の一押しになった。
「だめ……、だめだめっ……もうっ……。くっ、んんんっ!!」
「わっ!? ……っと、危ない、シャナ!」
シャナの腰がガクガクッと震え、崩れ落ちそうになる脱力した肢体を、悠二は焦って抱き止めた。
悠二が覗き込むと、シャナは放心したように瞳の焦点を失い、ぼんやりとしている。
心配になって悠二が頬を軽く叩くと、シャナはハッと目を見開いて、それからぷいっと顔を逸らした。
「大丈夫? 一体どうしちゃったのさ、シャナ?」
「……ちゃったの……」
シャナは怒ったような顔で呟くが、あまりに小さな声の為、悠二の耳では聞き取れない。
「え……? シャナ、もう少し大きな声で言ってくれないと……」
「……イッちゃったのっ!」
今度は完全な怒鳴り声で、シャナはいまいましげに吐き捨てる。
442 :
サザム:03/05/09 11:07 ID:61PR8G1R
「あっ……。ああ、そうか……」
ようやく、しつこく訊くべきではない事柄だと気付き、悠二もシャナに負けないぐらいに赤面した。
「私、待ってって言ったのに……。どうして止めてくれないのよ……」
「うっ、いや、その、ごめん……」
少し恨めしげに睨み上げるシャナに、悠二は恐縮した様子で頭を下げる。
しかし内心では、(拗ねたシャナも可愛いよな……)などと、更に怒られそうな事を考えていた。
「……もう、いいわよ。私も、その……。……ったし」
今度も最後の言葉が聞き取れなかったが、さすがに同じ間違いを犯す悠二ではない。
悠二は黙ったまま、労わるような手つきでシャナの肢体をベッドの上に抱き上げ、仰向けに寝かせた。
数qを駆けても汗一つ流さないはずのシャナは、初めて受けた絶頂の余韻に、激しく息を乱している。
今まで見たことも無いシャナのその儚げな姿に、悠二は彼女に対する愛しさが更にこみ上げてくるのを感じた。
「……シャナ、脱がしても、いい?」
「…………」
悠二の問いに、シャナは顔を横に倒したまま、無言で小さく顎を引く。
それを同意と受け取り、悠二は中央が濡れて中の花弁が透けているショーツに、両手を掛けた。
「あっ、その……。脱がせられないから、ちょっと腰を上げてくれる?」
「……っ!」
悠二の依頼に、シャナはぎゅっと眼を瞑りながら、しかし僅かに腰を浮かせる。
緊張に震えてきた手で、悠二はショーツを黒いニーソックスの上に滑らせ、シャナの足から抜き取った。
悠二は信じられないほど縮んだ小さな布切れを傍らに置き、露わになったシャナの股間に眼を向ける。
443 :
サザム:03/05/09 11:09 ID:61PR8G1R
前にちらっと見た時にそうだと思っていた通り、シャナの下腹部は、全くの無毛だった。
「やっぱりシャナ、まだ生えてなかったんだ……」
「うっ、うるさいうるさいうるさいっ! 悪かったわねっ、成長してなくてっ!」
思わず口走ってしまった感想に、シャナは噛み付くような勢いで喚き立てる。
「誰も悪いなんて言ってないだろ? ぷっくりしてて、すごく可愛いよ……ちゅっ!」
「きゃんっ!? ばっ、ばかばかっ、悠二のばかっ! 止めないと……っくぅっ!?」
花弁にそっと口付けると、シャナは恥ずかしさのあまり、悠二の頭をポカポカと叩いた。
全く力の込められていない拳に頭を叩かれながら、悠二はすっと舌を伸ばし、シャナの雫を舐め取る。
新たな刺激に、シャナの言葉が途中で飲み込まれ、頭を殴っていた腕もピタッと止まる。
シャナの愛液は少ししょっぱく、それでいて舌に纏わり付くような甘さも感じられた。
「んっ……シャナ、止めないと、なに?」
舌全体でシャナの秘裂を味わいながら、悠二は少し意地悪げに問い掛けた。
シャナの振り上げられていた両腕は、今は力無く身体の両脇に投げ出され、逆手でシーツを握り締めている。
「やっ……、止めないと……止めないとっ……!」
シャナの声は次第に快感に震え、壊れたCDのようにただそれを繰り返した。
悠二はその続きを遮るように、指で花弁を弄りながら、敏感な肉芽を唇で挟み、舌先でころころと転がす。
炎を使役する異能者であるシャナも、身体の芯を灼き焦がす快楽の焔には、全くの無力であった。
「止め……っ、もう止めてっ、お願いっ……!」
また絶頂を迎えそうになり、シャナは普段の態度からは信じられないほど可憐な表情で、悠二に懇願する。
本能を直撃するような甘く切ない声に、悠二はやっとひくひくと蠢いている花弁を責めから解放した。
444 :
サザム:03/05/09 11:10 ID:61PR8G1R
「……はぁっ、はあっ……。ね、悠二……、お願い、もう、きて……」
シャナは大きく股を開いたまま、誘うように両手を悠二に差し伸べた。
心も身体もありのままの全てを曝け出したシャナは、幼女趣味のない男であっても抗えないほど魅力的だ。
悠二は身体を起こすと、飛びつきたい衝動を抑えつつ、シャナの小柄な身体にそっと覆い被さった。
◇ ◇ ◇
「じゃ、いくよ、シャナ……?」
悠二は一言断ると、亀頭の尖端でシャナの入り口を探った。
下腹部の中心を下に辿っていくと、花弁の中程でつぷっと沈む感触がある。
そこが入り口と見極め、悠二は手を添えた剛直をそこに固定し、腰を静かに前へ進める。
しかし、きつく締まった乙女の門は、頑強に悠二の侵入を拒んだ。
「くっ……あれっ? シャナ、もう少し力を抜いて……」
「やっ、やってるわよっ……、ふっ……くぅっ!」
シャナは破瓜の痛みに顔を顰めながらも、懸命に悠二を受け入れようと試みた。
けれど、痛みはどうしても身体の緊張を生み、狭い秘洞はよりいっそう強い力で収縮する。
悠二がシャナの苦痛に遠慮している事もあり、どうしてもそれ以上は進まなかった。
「っ……はぁ、駄目かな、これは……。シャナ、今日はこの位にしておこうか?」
「ど、どうしてそんな事言うのよ、悠二っ! 私は平気っ、平気なんだからっ……!」
早々に諦めて身体を離そうとした悠二に、シャナは憤りを込めてそう叫んだ。
「だってシャナ、すごく痛そうじゃないか。僕も、その、僕の勝手で、シャナを傷付けたくないし……」
悠二の言葉には、愛する少女に辛い思いをさせたくないという、真摯な思いやりが込められている。
445 :
サザム:03/05/09 11:11 ID:61PR8G1R
だが、元来勝気なシャナには、それは自分の不甲斐なさを責められているようにも感じられた。
悠二を受け入れたいという真情と、湧き上がる負けん気が、シャナの身体を支配する。
「……っ、このっ!」
「うわっ、シャ、シャナっ!?」
怒りで普段の力を取り戻したシャナは、一瞬で悠二を仰向けに押し倒し、今度は自分が馬乗りになった。
「こっ、こんなの、本当に何でもないんだから……! み、見てなさいよっ……!」
「シャナっ、だから、無理しなくていいってば!」
悠二の言葉を無視して、シャナは掴んだ男根の尖端を入り口に宛がい、大きく息を吐く。
「────っ!!」
そして思い切り体重を掛け、自分自身の抵抗を強引に打ち破り、悠二の怒張をずぷずぷと呑み込んでいった。
「……んくっ! ほっ、ほらっ、何とも……ない、じゃないっ……」
(どこが何とも無いんだよ……)
やせ我慢をして必死に平静な振りを装っているシャナに、悠二は心の中で溜息をついた。
身体は苦痛に強張っている上、その瞳には一杯に涙をたたえ、今にも零れ落ちそうだ。
本人は余裕の笑みを浮かべているつもりだろうが、悠二には小さな子供の泣き笑いのようにしか見えない。
けれど悠二は、そんな意地っ張りなシャナが、堪らなく可愛くて仕方がなかった。
「まったく、シャナは無茶ばっかりするんだからな……」
悠二は身体を起こして、指で零れそうな涙を拭ってやると、小さな身体をぎゅっと両腕で抱き締める。
すると固くなっていた身体が、悠二の体温に安心したかのように、次第に柔らかさを取り戻す。
たったそれだけで、悠二は肉の快楽とはまた違った、かけがえの無い充足感を覚えた。
>>323さん
うおぉーーーーーーーー!
痛いのはちょっと嫌だが、続き期待大ですな
ああ、出来ればドバッと書いて欲しいが、それは無理でしょうな(笑)
無理せずにがんがってくだされ
>>128さん
アリスの反応がよし!
ああ、その中に入りたいーーー
447 :
サザム:03/05/09 11:12 ID:61PR8G1R
「だっ、誰が無茶だって言うのよ……。平気だって、言ってるでしょっ……」
「はいはい。じゃ、ゆっくり動くから、痛くなったら言ってね」
「だから、こんなの何でもないって……、んっ、くっ!」
悠二はシャナの頭を宥めるようにポンポンと叩くと、出来るだけ痛みを感じさせないように動き始めた。
子供扱いするような悠二の態度に口を尖らせていたシャナも、内奥を掻き乱される感触に、再び強情さを失う。
「どう……、シャナ、辛くない?」
「うっ、うん、平気……。痛いだけじゃ、ないから……」
まるで別人のような素直さで、シャナは悠二にそう囁いた。
シャナの強引な動きと違い、悠二の動きは彼女に対する労わりと愛情に満ちた、ゆったりとしたものだ。
その優しい律動に、シャナも痛みだけではない、安らかな何かを感じてゆく。
「あっ……」
「どうしたの、痛い?」
「ううん、違うの……。何だか、身体の芯が……熱くなって……」
その何かは、甘く疼くような感覚と混じり合い、シャナに人として、女としての本能を呼び覚ます。
自分でも気付かないうちに、シャナは悠二の動きに合わせ、微かに腰を使い始めていた。
「シャナ……、僕、こんな……、こんなにいいなんて……」
「わっ、私も、段々、痛くなくなって……。何これ、こんなの、知らないっ……!」
シャナが身体の強張りを解いた為、秘洞の中はふわりと包み込む感触に変わり、悠二を攻め立てた。
自分の腕の中で快楽に震えるシャナが、何よりも愛しく感じられ、『ずっとこのままでいたい』とさえ思う。
ぬめりを増した肉襞の一つ一つが、悠二の肉棒に纏わりつき、気が遠くなるような快感を引き出す。
448 :
サザム:03/05/09 11:14 ID:61PR8G1R
シャナの身体を気遣うというより、すぐにも暴発しかねない昂ぶりを抑える為、悠二は静かに動き続けた。
「悠二っ……、私、切ないの……。奥が……、ずっと奥の方が……」
「こっ……、こう……?」
「あっ! そう、そうなの、それがいいの……」
早くも女の悦びを感じ始めたシャナは、自ら足を悠二の腰に回し、より深い挿入を求めた。
二人の腰がぶつかるたびに、悠二の尖端が、こつん、こつんと奥に当たり、シャナの渇きを癒す。
薄く血の混じっていた愛液が次第に色を失い、悠二の股間を伝ってシーツを濡らしていった。
「あくっ……! ゆ、悠二のが、中で……ピクピクしてる……」
「くっ、シャナっ……。僕っ、そろそろ……」
ゆるやかな動きにも係わらず、複雑に絡みつくシャナの肉襞に、悠二は自身の根元から射精の衝動を感じ始めた。
我慢できなくなった悠二は、動きを段々と激しくし、シャナの中を大きく湿った音を立てながら貪る。
シャナもその動きを受け入れ、更に足りないとばかりに自分も腰をくねらせる。
「シャナ……。中に……出してもいいかな……」
「うんっ、悠二……。私も、悠二を感じたいの……もっと、もっと強く……」
次第に水位を上げる互いの官能を高め合いながら、二人は本能の命じるままに強く抱き合った。
シャナの中は悠二を決して離さないとばかりに、きゅくきゅくと締め付ける。
悠二の剛直はシャナを蕩かすように熱くなり、絶頂の予感に耐えかねて断続的に震える。
「……っ、シャナっ!」
「んんん……っ! あ、悠二ぃ……」
悠二はそのまま思いの全てをシャナの中に注ぎ込み、シャナは幸せな気持ちでそれを受け入れた。
449 :
サザム:03/05/09 11:16 ID:61PR8G1R
◇ ◇ ◇
互いの心を補い合うような、甘美な一体感を感じながら、二人は固く抱き合って息を整えていた。
しばらくして互いの視線がふっと重なり、どちらからともなくクスクスと笑い始める。
二人とも、嬉しくて可笑しくて、そしてどこか照れ臭くて、笑いの衝動はなかなか収まらなかった。
「……ははっ。何か、変な感じだね、シャナ」
「ふふっ……そうね。こんな気持ちになるなんて、思ってもみなかったわ」
下半身は繋がったまま、二人は全てのわだかまりが消えた様子で、楽しげに微笑みあう。
その時、かちっと小さな音がして、部屋の壁に掛けられた時計の、全ての針が12時を指す。
「あ……悠二……?」
「え、あ、あれっ!?」
その途端、力を失いかけていた悠二のモノが、シャナの中で再びムクムクと硬度を取り戻し始めた。
──それは、ミステスである悠二がその内に秘める宝具、『零時迷子』の力。
午前零時になると、その前日の消耗を回復させる働きがあるのだが、それは精力の消耗も同様である。
そうなると当然、先程の行為も、その前の自慰の影響も失われる訳で、悠二の剛直は自然な欲求に猛り出す。
二人の間に気まずげな沈黙が漂い、お互いに何とも言えない表情を相手に向ける。
「……あのー、シャナ。……もう一回、いい?」
「ばかっ、知らないっ!」
おずおずと問いかける悠二の顔に、シャナは後ろ手で掴んだ枕をぼふっと叩き付けた。
〜END〜
450 :
446:03/05/09 11:19 ID:rzOuYrP9
ああ、ごめんなさいサザムさん、割り込んでしまった・・・
・・・吊ってキマス・・・
451 :
サザム:03/05/09 11:26 ID:61PR8G1R
オチを、本スレで誰かが言った「夜はあんなに可愛いのに……」とどっちにしようか迷ったけど、とりあえずこれで。
妖魔or百鬼もいけるなぁ。本スレは「ときスー」ネタで盛り上がってるから題材にも困らんし。
流と摩耶キボンヌの人が二人いたけど、それがいいですかね?
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
元ネタわからなくてもこんなに萌えさせて下さるあなたは神だ・・・
妖魔にも+ 激しく期待 +
>>451 神が降臨なさった・・・。
漏れもぜひ流と摩耶タソの話を見たいでつ
おお神よ!
素晴らしいです。この勢いで続編も書いて欲しいです。
シャナと悠二が一線を越えたことに「女の勘」で気付いた吉田ちゃんが保健室で悠二に迫る、みたいな感じで。
そして陰からアシストするラミー、みたいな。
妖魔&百鬼にも期待。
洋大×麦×ひかり、な展開でお願いします。
素晴らしいです、サザムさん。
できれば最後にママンを登場させて欲しかった。
何喰わぬ顔でリビングに降りてきたら、鯛の尾頭付きとケーキが並んでるとか。
「式は教会がいいかしら?」とか言ってみたり。
>451
流×摩耶希望のものです。書いてくださるんですか!すっごいうれしいっす!
そういえば摩耶ってヤオイスキーなんだよな、と
思い出さなくていいことを思い出してしまった。
>>457 アカマターを派遣して、あなたの記憶を封印しますw
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
くーーーーーーーーーーーーーー
なんでこんなにみんな俺を興奮させるんだぁ?
しかも、サザムさんや323さんは新作や続き確定とは!
がんばれ〜 職人さんたちぃ〜
>>428〜
これ、元ネタ小説は何てタイトルでつか?
面白そうなんで原作探して読んで見ようと思うのだけど。
>>461 電撃文庫の「灼眼のシャナ」著:高橋弥七郎 イラスト;いとうのいぢ
現在二巻まで。7月に三巻が発売予定。
信者一人Get〜♪
気が早っ!
乱文のお目汚し、失礼いたします。
サザムさん、素晴らしい────ッ!
「夜はあんなに……」の小ネタを書きこんだ者ですが、わたしの中の人が
もう大喜びでございます!
「痛みをこらえつつ頑張るシャナの健気さ」が猛烈にツボでした……!
465 :
461:03/05/10 00:01 ID:Y+WzUsI1
>>462 サンクスコ!
明日さっそく本屋逝って来ます!
中の人など(r
467 :
128:03/05/10 19:45 ID:wweWW+Sn
エロSSがきっかけで原作を読む人ってどれぐらい居るんだろう?
もともと私は本スレが寂れてたから書いたわけなんですが。
>407-409さん
>446さん
どーもありがとうございます。
まあ、そのうちに続きを書く確率は充分ありますんで。
まあ、今度ぐらいでようやくベッドインですかね(w
すっかり原作に関係のない百合小説化してますが、まあその辺は適当に。
サザム様の作品がきっかけで元のゲームは買いますた。
大正解でした。(;´Д`)ハァハァ
はっ!!
俺なんか今日ばあちゃんに貰った図書券で灼眼のシャナ一、二巻買っちまったぜ!!
言っていいのかなあ。テイルズオブエターニア。
ところで、質問厨で済まんのですが・・・
>>323さんがお書きになっているルナル・サーガですが、地元(僻地)の
零細書店では見当たりません・・・
夏に上京した際に買うとして、せめてリアラさんの外見だけでも知っておきたいのですが、
検索してもヒットせずに困っています。
あの、彼女はどんな見た目なんでしょうか?
ブクオフとかのがあるかも。
イラスト探したけどなかったよ。
Oh! No!
本は持ってるけどデジカメがないや。
サザム様サザム様。
百鬼夜翔は洋大×茜(&夕姫)でお願いします。
つーか他の人も数人キボンを言ってるからなぁ。
あんまりキボンばかり言うと、サザム神が困っちゃうよ。
>>479 まあ言うだけなら只というわけでw
とは言えそれだけではなんなので、サザム師がその気になってくれるように本スレの方でネタを振りまくってるわけだが。
481 :
323:03/05/13 09:55 ID:gijrLFoB
サザムさん、凄いですねぇ… 私も非力ながら頑張らねば
え〜 遅れましたが、ルナル第1幕を今日か、遅くても明日中にはアップ致します。
(…待ってる人なんていないかもしれませんがw)
感想を下さった方、本当にありがとうございます。貴方様方の期待をなるべく裏切らないように
頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
>>サザムさん
百鬼は私も好きです。希望は勿論ありますが、サザムさんの書いて下さるカップリング
なんでもおっけぇです。期待してますので頑張って下さい。
それでは、またアップ時に…
追記
なんだか、書いていると、霊薬調教ではなく呪文(+霊薬)調教になってしまっている罠w
後、クロさんがキャラデータにはない呪文を使う場面がこれから出てきますが、どうかご容赦下さい。(例:欲望増幅とか)
ここは良スレだなぁ、本当。
でもフルメタのエロパロって前スレでもなかったよね?
フルメタ自体は人気あるのに二次創作物は少ないのか。
483 :
名無しさん@ピンキー:03/05/13 14:08 ID:gnRWsEmZ
ミンナグッジョブ!
484 :
名無しさん@ピンキー:03/05/13 14:38 ID:xS77ehqL
確かにフルメタものは少ないかも。
個人的にはかなめやテッサは人気あると思いまつが、世間は違うのだろうか・・・
かなめタンみたいな気の強い女の子が乱れるのって萌えるしね。
ガトーは執筆速度はともかく小説は面白いし、四季氏のイラストも質が高い。
でもエロパロは少なめなんだね(笑
>>482 前スレにあるぞ。
フルメタも需要あったんだ。
エロメタルパニック宣伝厨のせいでタブー視されてるのかと思ってた。
陰陽の京から清良×蓮プリーズ
パラサイトムーンから幼馴染みの組んず解れつをお願いします。
フルメタはまだ恵まれているほうだろうて。
18禁同人誌もそれなりに見かけるし。
私のリアラさんベストイラストは、ガープス・ルナルの最初の方に載ってる
バトルファン振り回してるイラストが良し(もちカラーイラスト)
アップしたいけど、スキャナもデジカメも持ってないのゴミン
さて、テッシュテッシュと・・・ 準備おっけぇー
以前キボンヌがあった、オーフェンとコギー。
どなたか是非!
もう何日もハアハアして待ってるのでつが‥‥。
オーフェン物ならクリーオウでもハアハアです。
わがまま放題のクリーオウにキれるオーフェンとか‥‥。
>>323 心配ありません。
黒翼鳥が「暗黒と快楽の奉仕者」淫靡の魔元帥ザンガーニか引き入る。
第六師団の悪魔と契約しているとすればOKです。
確か黒翼鳥がどの悪魔と契約しているかは設定されていませんから(というより悪魔の設定が固まる前に出来たキャラなんでしょうけど)
ちなみに「満足を知らぬ者」貪欲の魔元帥トルトカが率いる第5師団の契約ソーサラーには
ずばり「欲望増幅」の呪文があります
>>493 素晴らしいなルナル。素晴らしいな友野。
今更な感がしなくもありませんが・・・。
ルナルのシルフィって、アーデリアの同僚の色素欠乏、超美少女なタマット高司祭なあの子ですよね?
個人的にはかなり好みなんだが・・・。
ちなみに、小説版では一切出てなくて、リプレイにしか出てないんですよね。
>495
ありがトン
>>495 シルフィって、見た目はアーチェに似てると思ったりしたなぁ
>>487 ンなことはないと思ふ。
偶然フルメタエロを書く機会が少なかっただけでは?
うむ。フルメタ良いよね。
シルフィって、二回目のリプレイですごく狙いすぎで引いた記憶が…
職人の皆さん、頑張れ!
漏れは棄てプリのエロパロに今さら萌えておりまつ。
シャノパシいいなぁ。
宗介×かなめも好きだけど。
502 :
323:03/05/14 20:16 ID:vejsgtdB
ごめんなさい。今日アップすると言っていましたが、少し作り直している最中に
仕事場から急に出てくるように言われたので、アップは明日になりそうです。
帰ってきたら速攻で直してアップしますので、今日は↓これで我慢して下さい。
「ぷぁ…む、んぐ……はむっ…ちゅ…ん。」
チュグッ…ペチャ…プチュ…チュッ…
もはや、リアラには清楚な母親や貞淑な未亡人といった言葉は当てはまらなかった。
ただ犬の様に、だが、犬とは決定的に違う目を輝かせながら、
目の前の肉棒を咥え、舐め、一心不乱にむしゃぶりつく。
その口から漏れ出るピチャピチャという肉棒を舐める音と呼応するかの如く、
リアラの秘所からもいやらしい淫音が地下牢全体に奇妙なハーモニーとなって響き渡る。
「く… いいぞ、リアラ。お前はどうだ… いいか? 感じているのか、リアラ?」
「はむぅ… い、いいですぅ… むぅ… 感じるのぉ… 気持ち… ん、んぐぅ… ぷふぅ… 気持ちいいですぅ!」
クチュ… チュ… プチュ… ピチャ…
「ふふ… リアラよ、見えるか? 感じるか? さっきまで想っていた愛しのアンディが、
お前の痴態に我慢しきれずにやってきたぞ。」
「あはぁ… アンディさ…んが…? あはぁん!」
↑第1幕の途中で入る文です。これ見て「ふざけるな、ばかやろー!」と、思った方
どうぞけなして下さい。明日の午後には帰れると思うので、その後速攻で修正入れてアップします。
(ちなみに、上の文は修正後の所の文ですので絶対に入ります)
それでは失礼します。
うおおおぉぉぉぉぉん
な、生殺しはいやだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
殺されるー!!
雌犬のように調教してやってくだちい。
は、はやく、はやくぅ・・・
>128氏
フリーダスレの挙手3人目です。遅くなりましたが、お風呂編堪能いたしました。
ぜひ続きを書いてください!
323タンのうpが無い・・・・期待のし過ぎで死ぬやもしれません。
508 :
323:03/05/16 20:50 ID:PZg+6XN4
ルナル・サーガ『リアラ陵辱』
第1幕
「…う…」
体に走る痛みでリアラの意識が覚醒する。節々を襲う痛みに顔をしかめながら
ゆっくりと辺りを見回す。
「ここは…」
まだ、完全に意識がはっきりとしていないのか、虚ろな目で薄暗い地下牢の中を
凝視する。
「…私は… っ!!!」
ジャラ…
立ち上がろうとした瞬間、手に走る違和感と痛みに自身の手首を見つめる。
そこには、鈍く光る手錠と壁に続く鎖があった。
「…ぁぁあああ…」
その手錠と鎖を目にした瞬間、リアラの脳に自分に向って鞭を振るう親友の姿と
黒いローブ、体中に刻まれた赤い痛みの記憶が蘇える。
509 :
323:03/05/16 20:50 ID:PZg+6XN4
コツ…
「気分はどうかね、リアストラ・へイル。」
微かな靴音と共に、たった今リアラの脳裏に浮かんだ声が
暗がりから投げかけられる。
はっとしたリアラがそこに視線を向けると、
記憶と同じ黒ローブ姿の黒翼鳥の姿が目に入る。
「………っ!」
「ふふ… どうやら思い出したようだな。
「メノア、メノアは何処?」
「…どうやら、今の自分の状況が分かっていないらしいな…」
そう言うと、やおらリアラに近づき、その顎をがしっと掴んで引き上げる。
「…っく…」
無理に引き上げられたリアラの顔が苦痛で歪む。
「お前は罪人なのだ。本来ならすぐ処刑されても文句のいえないところを、
サーナ殿の特別の温情によって生かされているということを、
きちんと認識して貰わんとなぁ…」
ぎりぎりと、その細い腕からは想像出来ない程の力で、
リアラの顎を持ち上げ締め付ける。
510 :
323:03/05/16 20:50 ID:PZg+6XN4
「…くぅ…ぁ…」
「それに… お前がこのまま非協力的な態度をとり続けるのならば、
こちらとしては別の人間に協力を頼まなければならないのだが、
それでもいいかな?」
「…別の… はっ! まさか…」
「それとも、お前がこちらに協力してくれれば、わざわざ別の人間に
協力を頼まなくてもいいのだが…」
「…や、やります… …協力させて頂きます…」
「ふふ…」
リアラの搾り出すような言葉を聞き、満足したのか掴んでいた顎をを放す黒翼鳥。
だが、うなだれたリアラの面白そうに見下ろした後、リアラの耳に口を寄せ、
囁くように言葉を紡いだ。
「…リアラよ… 証をたててみせよ。」
「…あ、証…?」
耳元で囁かれた言葉に、戸惑うように聞き返すリアラ。
その反応を面白がるように眺めながら、黒翼鳥が再度口を開く。
「そうだ。今までのお前の態度では本当に協力するのか判断しかねる。
だから、こちらに対しての証をたててみせろ…と言ったのだ。」
「で、でも、証といってもどうすれば…」
困惑と不安の色を浮かべるリアラの体を見定めた後、
その目を見据えゆっくりと口を開いた。
511 :
323:03/05/16 20:50 ID:PZg+6XN4
「そうだな… 自慰をして見せろ。」
「じ、自慰…ですか」
前以上の困惑と微かな羞恥を浮かべながら、発せられた言葉を繰り返すリアラ。
「まさか、自慰を知らん訳ではあるまい?」
「知ってはいますが、な、何故…」
「お前が本当にこちらに従うかの証明を見たいのだよ。
だが、お前が出来ないとなると別の人間にやって貰う事になるが、
それでお前がいいのならこちらは構わんがね。」
『別の人間』という単語が出てきた瞬間、リアラの顔が青ざめる。
その混乱のせいで、先程とは微妙に変えられた黒翼鳥の言葉に気がつかない。
「もし、お前が私の言葉に従いその態度いかんでは、
私自らサーナ殿とトール殿に掛け合って、
お前とお前が気にかけるあの娘の処遇を良きものにと、進言してもいい。」
「…分かりました…」
青ざめた顔を俯かせながら、震えるような弱弱しい言葉がリアラの口から発せられた。
512 :
323:03/05/16 20:50 ID:PZg+6XN4
…クチュ… …チュ… チュプ…
薄暗い地下牢にどこか淫靡さを感じさせる音が響く。
鎖と手錠を外され、着ていた服を半ば脱がされ、石畳に直に座り、
両膝を立てたリアラの汗に濡れた太腿の奥から、その音は響いていた。
チュ… ク…チュ… チュク…
体中を桜色に火照らせ、一心不乱に秘所に添えた手を動かすリアラは、
とても美しく、また同時にとても淫らに映る。
顔を上気させ、桜色の唇から甘い吐息を吐き、愛液が洪水の如く溢れる秘所を弄る様は、
サリカではなくその姉妹神のアルリアナを彷彿とさせた。
その様子を少し離れた所で見守っていた黒翼鳥は、
右手の指に嵌められた指輪を撫でるような仕草をすると
一心不乱に自慰をしているリアラの目の前に立ちおもむろに口を開いた。
513 :
323:03/05/16 20:50 ID:PZg+6XN4
「ふふ… 中々に積極的だな。貞淑な未亡人と思っていたが、
どうやら私の見込み違いだったようだ。」
「!!!」
「…それとも、先程の会話で何か気になる名前でも出てきたか?」
「くっ…」
「どうやら、愛しい思い人の名前で感じてしまっているようだな。
お前としてはある意味本望だろうが、これでは罰にならぬ。」
「?」
「…そうだな。お前と一緒に行動していたガヤン神官がいたな…
そいつを思いながら続けろ。」
「なっ… そんな事。」
「貞淑な未亡人としては、
思い人以外の男で盛る事はできない…ということか?
だがそんな事は認められん。これはお前への罰なのだからな。」
「くっ…」
「それとも、娘にお前の罰を肩代わりさせるか?
そっちの方がお前の希望と言うならば仕方がないが…」
「!」
514 :
323:03/05/16 20:51 ID:PZg+6XN4
『娘』という言葉が出てきた途端、紅潮したリアラの顔がさっと青ざめる。
何かをぐっと飲み込む仕草をした後、震える口を開き弱弱しく言葉を紡いだ。
「…し、します。」
「…私は耳が遠くてな。何か言いたい事があるのなら
はっきり言って貰わないと聞く事ができんのだが…」
「やります! アンディさんで自慰をしますから、娘にはどうか…」
「…何か勘違いしていないか?」
「…えっ?」
「お前は罪人なのだ。そのお前がこの私にお願い出来ると?
しかもそのような態度で。
罪人のお前が願いを言うなら、
もう少し口の利き方というものがあるのではないかね?」
「………」
「ふむ、仕方がないがあの娘に…」
「…わ…」
「わ?」
「わ、私リアストラ・ヘイルに、アンディ… クルツさんで…
じ、自慰をする事を… お、お許し下さい…」
「ふふ… そんなにしたいのかね? 貞淑で清楚な未亡人の君が、
行きずり同然の若い男の事を思いながら、自慰を。」
「は、はい。」
「罪人とはいえ、臣民の希望に温情を持って応えてやるのも支配者の勤め。
さぁ、始めたまえ。」
「…はい…」
515 :
323:03/05/16 20:51 ID:PZg+6XN4
石で造られた地下の部屋に、湿った音が響く。
「はっ… はっ… はっ…」
クチュッ… チュッ… クチュ…
リアラは混乱していた。自らの秘所の潤いに。
そこはリアラが思っていたより、熱く、激しく、
そしていやらしく濡れていた。
手を触れるたび、指を這わすたびに、
まるでそこに泉が出来たかと思う程しとどに濡れそぼり、
淫らな愛液が湧き水の様に溢れ出てくる。
自分の中の水分が、
全て出尽くしてしまうのではないかと思わせるほど潤っていた。
516 :
323:03/05/16 20:51 ID:PZg+6XN4
勿論、リアラとて自慰の経験はある。
だから、自分の感度や濡れ方等はどの程度か把握しているつもりだった。
だが、自分でも信じられないほどの快感に頭が痺れ、
知らず知らずのうちに口から卑しい売春婦の様な嬌声が
漏れてしまう事を止める事が出来なくなっていった。
しかし、やめることは出来なかった。
自分がやめれば罰が娘に及んでしまう。
それだけは絶対に避けねばならない。心の中でそう自分に言い聞かせながら、
手を動きを激しくしていく。だが、激しく動かしていけばいくほど、
決意とは裏腹に秘所の潤いは益々激しくなっていく。
それはまるで、底の見えない坂道を自ら転がり落ちていくかの如く、
リアラを乱れさせていった。
517 :
323:03/05/16 20:53 ID:PZg+6XN4
そんなリアラをほくそ笑みながら眺めていた黒翼鳥は、
自らのローブの裾をずらしリアラの痴態で
そそり立った肉棒を取り出すと、
その肉棒を自慰を続けるリアラの顔の前に近づけた。
「!!!」
「リアラよ、お前のその姿で私のこれがこんなになってしまった。
お前の口で少し鎮めてくれないか。」
「…はい…」
チュッ… チュブ… クチュ…
「…んむっ…む…はむ…ん…」
少し前までのリアラなら、たとえ最後にはやらされる事が分かっていても
断りの言葉を発していただろう。
だが、既に快感で頭が痺れ正常な思考が出来なくなりつつあるリアラは、
断るどころか躊躇すらせず目の前に突きつけられた肉棒を
逆に愛おしげに口の中に含み、愛撫を始めた。
その間も、胸と秘所に添えられたそれぞれの手は、
休まずに自らの体を貪っていく。
その様子を満足気に見下ろした黒翼鳥は、
指輪の嵌った手を一心不乱に奉仕を続ける
リアラの頬に添えると、おもむろに口を開いた。
518 :
323:03/05/16 20:53 ID:PZg+6XN4
「リアラよ、お前は娘の為にと思っているようだが、それは違う。
娘の為に体を張る。見も知らぬ者に体を捧げる。
詩や歌では美しき美談ではあるが、
それと今のお前は決定的に違うものがある。
それがわかるか?」
「んふぅ…?」
焦点の定まっていないリアラの目が上を向く。
「…それは、ここだ!」
ビチャッ!
「あひゃぁ!!!」
黒いローブの裾から伸びた右足がすっと後ろに引かれた後、
勢いよくリアラの濡れそぼった秘所に叩きつけられる。
だが、容赦のない蹴りだったにも関わらず、
リアラの口から漏れたのは悲鳴ではなく嬌声であり、
潤った秘所から聞こえたのは水音であった。
519 :
323:03/05/16 20:53 ID:PZg+6XN4
「くくっ、浅ましい事だ。分かるか? この音がどこから響いているのか。
聞こえるか? その音と一緒に響いてくる自分のあられもない淫らな声が!」
クチュッ! クチュッ!! グチュッ!!!
「ひゃん。ああぁ… ふぅん!」
黒翼鳥が足を動かすたび、リアラの秘所からは愛液の弾ける音が、
口からは極まった嬌声が、淫らなハーモニーとなって響き渡る。
既に目は虚ろになり、口からは涎が溢れ、涙とリアラの唾液、
そして自らの肉棒から垂れる先走りの液でぐちょぐちょになったリアラの顔、
それを見ながら黒翼鳥は更に言葉を続ける。
「吟遊詩人によって紡がれる悲しき美談の数々。
それらの主人公と決定的に違うお前のだらしないここはなんなのだ、リアラ?」
グチュッ…
「ひゃうん!」
「娘の為にその身を差し出す? 違うな、お前は自らがこうしたいからこそ、
こうされたいからこそこの状況を選択したのだ!」
520 :
323:03/05/16 20:54 ID:PZg+6XN4
『娘』の言葉が鍵となったのか、僅かに理性を取り戻したリアラが、
肉棒の先走り液と自らの唾液で濡れた口を開く。
「ち、違う… わ、私はメノアを… た、助ける… ために…」
「思い人以外の若い男の事を思いながら自慰をし、
見も知らぬ者の肉棒を咥えこんで喘ぐ。
そしてその行為が本意でないのなら、
こんなにもここがこうなったりはしない筈だがなぁ、清楚で貞淑な未亡人は。」
「…わ、わた、わたしは…」
「違わない。その証拠にお前の右手は何をしている?」
「…み、右手…? !!!」
クチュッ… クチュッ… クチュッ…
とうの昔に感覚がなくなっていた右手。
それはまるで別の生き物の様にリアラ自身の秘所を弄っている。
手のひら全体で割れ目を擦り、親指と人差し指が敏感な肉芽を摘まみ弄くる。
その間にも、ぴんと立てた中指が秘裂を割り、
膣の中に侵入し膣壁を繊細にだが積極的に刺激していく。
521 :
323:03/05/16 20:54 ID:PZg+6XN4
その動き一つ一つに、快感は増し、理性を蕩かせ、
リアラの意識を甘く痺れさせていく。
「あは… はぁ… ふぁぁぁぁぁ…」
「くくっ、また一段と手の動きが激しくなったぞ。
そんなにも快感が欲しいか?
欲しいのか、リアストラ・ヘイル。」
もはや、茫然自失状態に陥っているリアラの顎を黒翼鳥が引き寄せる。
そして、汗と涙、唾液にまみれた顔を撫で擦りながら、
甘く甘く黒翼鳥がリアラに囁く。
「更なる快感を… 神に仕えていては絶対に得られぬ果ての境地を…
そして、お前の本当の姿を与えてやろう。さぁ、今一度咥えるがよい、
それが新しき世界への門なのだ…」
黒翼鳥の言葉が耳朶を、手が顔を、
そして眼差しがリアラの目を溶かしていく。
522 :
323:03/05/16 20:54 ID:PZg+6XN4
「(私は… (欲しい) メノアの為に… (快感)
メノアを助ける為に… (欲しい) 耐えなくちゃ… (肉棒) 神官だから…
(欲しい) 母親だから… (あそこが…) だから耐えなくちゃ… (熱い)
こんな事も… (もっと…) 耐え… (熱い)
こんな… (もっと!) 自慰も… (気持ちよく)
本当は… (もっと!) 気持ちよくなんかな… (激しくして) 違う…
(もっと!) 気持ちよく… (私を) 気持ち… (犯して!)
違う… (乱れさせて!!) 淫乱なんかじゃ…
(気持ちよくさせて!!!) ちが…)」
リアラは必死に否定していた。
心の奥底から湧き上がってくる自分自身の淫らな声に。
目を閉じ、口を閉ざし、外界からの情報を全て遮断して。
だが、そうすればするほど、心の声は大きくなってリアラを責めたてる。
そして、内からの声に呼応するかのように、
リアラの秘所は、熱く、熱く、熱く濡れそぼっていく。
523 :
323:03/05/16 20:54 ID:PZg+6XN4
「どうした、リアラ。欲しいのだろう?
もっと快感を得たいのだろう?
ならば、望むのだ。思うのだ。心の中で。
そして認めるのだ。自分が女である事を。」
黒翼鳥の言葉がリアラの頭に、心に染み込んでいく。
そして、心の言葉と同調するかのようにリアラの心を占領していく。
「(わた… (快感を) 欲しくな… (欲しい) ちが…う… (もっと)
こんな…の… (気持ちよく) ちが…(あれを咥えれば)
気持ちよく…なん…か (もっともっと) ちが…う… (気持ちよく)
これ…は… (なんの)メ…メノアの…ため… (本当に?)
メノア…の… (違うわ) ちが…う…? (気持ちよく) 気持ち…よ…く…
(私が) わ…た… (私が気持ちよくなりたいの!) 気持ち…よ…く…)」
目の奥の瞳が揺れる。理性の光と欲望の光がせめぎあう。
だが、視線ははりついた様に目の前の肉棒から動かない。
リアラの心で二つの声がぶつかり合う。
お互いにお互いを侵食しあい、乗っ取ろうとする。
しかし、秘所からの熱さが一方の輝きと声を大きくしていく。
まるで、体の熱さがそのまま伝わったかの如く、瞳が妖しく輝きだし、
熱い声がリアラの心の中を支配していく。
524 :
323:03/05/16 21:12 ID:iW/71V4e
「((さぁ!) わ…た… (咥えるの!) …し…は (もっともっと!)
気持…ち… (快感を!) …よ…く(もっともっと!)
…な…り… (気持ちよくなりたい!!!) …た…い…)」
おずおずとリアラが肉棒に顔を近づけていく。
その顔はもはや清楚で貞淑な未亡人ではなく、
娘の事をいつも気にかけるしっかりとした優しい母親でもなく、
欲望に飢えたただの淫らな女の顔であった。
チュッ…
ジュッ!!!
「――――――――――――――――っ!!!」
黒翼鳥の肉棒に舌で触れた瞬間、リアラの膣の中で今まで以上の刺激が走りぬける。
客観的に見れば、それは絶頂にはほど遠い軽いアクメであったが、
焦らされたリアラにとっては今までにない衝撃であった。
今まで以上の愛液が膣から溢れ、体が痙攣し、
脳を痺れさせる。そしてそれは、焦れされ続け、
我慢し続けたリアラの理性を麻痺させるには十分な刺激であった。
525 :
323:03/05/16 21:12 ID:iW/71V4e
「ぷぁ…む、んぐ……はむっ…ちゅ…ん。」
チュグッ…ペチャ…プチュ…チュッ…
もはや、リアラには清楚な母親や
貞淑な未亡人といった言葉は当てはまらなかった。
ただ犬の様に、だが、犬とは決定的に違う目を輝かせながら、
目の前の肉棒を咥え、舐め、一心不乱にむしゃぶりつく。
その口から漏れ出るピチャピチャという肉棒を舐める音と呼応するかの如く、
リアラの秘所からもいやらしい淫音が地下牢全体に
奇妙なハーモニーとなって響き渡る。
「く… いいぞ、リアラ。お前はどうだ… いいか? 感じているのか、リアラ?」
「はむぅ… い、いいですぅ… むぅ… 感じるのぉ…
気持ち… ん、んぐぅ… ぷふぅ… 気持ちいいですぅ!」
526 :
323:03/05/16 21:12 ID:iW/71V4e
クチュ… チュ… プチュ… ピチャ…
「ふふ… リアラよ、見えるか? 感じるか?
さっきまで想っていた愛しのアンディが、
お前の痴態に我慢しきれずにやってきたぞ。」
「あはぁ… アンディさ…んが…? あはぁん!」
リアラさん、凄いです、凄く魅力的です。僕は、僕はぁ…
「そ、そんなにぃ… ああ! わた…し、み、魅力的な…のぉ? ああぁ!」
グチュ… グチャ… グチュ…
いつの間に背後に現れたアンディの右手がリアラの胸を巧みに揉み、
下に回された左手がリアラの秘所を掻き回す。
上と下の二箇所からの攻めと、耳元で囁かれる甘い、
それでいて男を感じさせる秘め声。
それら全てにリアラは翻弄され、体を火照らせ、
とめどなく淫水を垂れ流す。
527 :
323:03/05/16 21:13 ID:iW/71V4e
普段の冷静な状態ならば、違和感に気づいただろう。
いや、違和感に気づかなくても、さっきまでいなかった人物が突然現れるなど、
違和感を通り越して異常である。
だが、今のリアラにはそれすら認識出来なかった。
ただリアラに認識出来たのは、
自らを愛撫し高みに導いてくれる言葉であり、手であり、感覚であった。
たとえそれが、自らの胸と秘所を愛撫する己の右手と左手の上に
重なるようにかけられた幻であり、
魔法によって造りだされた偽りの囁き声であったとしても。
凄い、リアラさん。どんどん溢れていますよ、いやらしい液がここからこんなにも…
「リアラ、凄い乱れ様だぞ。お前のはしたない所の音がこんなにも響いてくるぞ。」
「いやぁ、そんな…こと、い、言わないでぇ… …はむっ… はっ… …んん!」
魔術によって造りだされた偽りのアンディの声と黒翼鳥の声が、リアラを交互に責め続ける。
528 :
323:03/05/16 21:13 ID:iW/71V4e
「(私… (もっと!) このまま… (責めて) このまま… (狂わせて)
だ、駄目… (連れていって)ああ、アンディさん、そこ… (高みに)
…だ、だ…め… (もっと!!) き、気持ち…い… (気持ちよく)
ああ! そこ…(気持ちよく) だ… こ… メ、メノ… (もっと!!!)
そこぉ! (気持ちよく!) …き… (気持ちよく!!)
…気持ち…よく… (気持ちよく!!!) 気持ちよくさせてぇ!!!)」
いつしか、リアラの心と心の奥底に生まれてくる淫らな声が一致していた。
リアラさん、イキそうですか? イキますよね?
はしたない姿を曝けながらイッちゃうんですね?
「リアラよ、イクか? 身も知らぬ者の肉棒を咥え、
旅先で出会った若い男に愛撫されながら、
イクのか? 恥も外聞も捨てて娼婦の様にイクのか?」
「イ、イキますぅ! 私、イクのぉ! 貴方のを咥えて、
アンディさんに責めて貰ってはしたなくイクのぉ!!!」
「ならイケ! 私の精液をその顔にかけてやる。
それを浴びながらはしたなくイってみせろ。」
「はいぃぃ! イキます。イキますからぁ…
かけて! はしたない私の顔にいっぱい貴方の
精液をかけてぇぇ!」
529 :
323:03/05/16 21:13 ID:iW/71V4e
チュクッ! ジュプッ!! グチュッ!!!
リアラの唇がまるで野生の獣の様に、黒翼鳥の肉棒を咥え、貪り続ける。
その激しさと呼応するかの様にアンディの、
否、リアラの手が胸を荒々しく揉みしだき、
秘所を激しく掻き回す。自らの手によって揉みしだかれた胸は、
拷問を受けたかの如く赤く腫れ上がり、中央の桜色の蕾は膨張しつんと天を向く。
秘所から流れ出た淫水はまるで洪水の様に石畳の上に水溜りを作り、
石牢の光が届かぬ隅の暗闇に向って川の如く流れていく。
「くっ… 出すぞ、リアラ… しっかりと受け止めよ。」
「ぷふぁ… かけてぇ! リアラにいっぱいいっぱいぶちまけてぇ!!!」
「むっ…」
びゅくっ! びゅっ! びゅくっ! びゅるっ! ぶびゅっ…
「んん! ぐ、んん… んむ… ごく…ごく…ごく… ん…」
肉棒から勢いよく飛び出した白濁液が、
リアラの口内で暴れまわり喉を強引に満たしていく。
530 :
323:03/05/16 21:13 ID:iW/71V4e
途中から口から出された肉棒が放つ白濁液が、リアラの上品な茶色の髪を、
透き通った瞳を、細く整った鼻を、薄くそれでいて女性を感じさせる唇を、
そして清楚で貞淑な未亡人の顔を、白く白く染めていく。
口内にもかなりの量を出したにも拘らず、まるで衰えを感じさせぬかの様に
肉棒が絶え間なくリアラに欲望を降り注ぐ。
次々と出し続ける肉棒に、
リアラの顔がこれ以上なく白く染め上げられた瞬間、
「あぁ―――――――――――――――!!!」
一際甲高い嬌声をあげ、リアラが絶頂に達する。
背を反り返らせ、己の手で乳首と肉芽を押し潰し、
目と口を限界まで開き、まだ浴びせられる白濁液を
その顔で受け止めつつ、いつ果てるとも知れぬ嬌声をあげ続ける。
「ぬっ… ふぅ…」
やがて、黒翼鳥の低い呻きと共に迸っていた白濁液が、
最後の残滓をリアラの隙間なく白化粧された顔に最後の化粧をほどこす。
「―――――――――ぁぁぁ…」
最後の残滓がふりかけられると共に、
地下牢全体に響いていたリアラの嬌声も次第に小さくなっていく。
531 :
323:03/05/16 21:13 ID:iW/71V4e
「ふふ… イッたか、リアラ…」
美しかったですよ。リアラさん
黒翼鳥と幻のアンディの声を、
欲望に染まった目をどことも知れぬ天に彷徨わせながら
受け止めるリアラ。顔いっぱいに白濁液の化粧をし、
自らの手によって愛撫された胸は、
痛いほど充血しているのが分かるほど赤く腫れ上がり、
秘所からは今もとめどなく愛液が溢れ、
地下牢の中に欲望の川を形作っている。
「………」
リアラの口がぶるぶると震えながらゆっくりと開く。
だが、何かを言いかけた瞬間、一瞬ビクンと体を震わせると、
石畳の上に静かに崩れ落ちていった。
532 :
323:03/05/16 21:15 ID:iW/71V4e
えー、遅れてすいませんでした。
仕事とはいえ、こちらの都合で随分お待たせしました事、深くお詫び致します。
そして、所々にいらぬ発言をして無駄にレスを消費してしまった事も重ねてお詫び致します。
そんなこんなで、第1幕、アップしました。
拙い文章ではありますが、どうか宜しく読んで下さい。
尚、文章内で黒翼鳥が指輪嵌めてますが、あれは魔術武器(呪文行使の媒体)と思って下さい。
原作ではナイフだったんですが、こっちの方がいいかなーと思い変えさせていただきました。
後、分かりづらいかもしれませんが、この指輪を使って、色々呪文を使っています。
ルナルの呪文は、高レベルになるとちょっとした動作や言葉(なんでもいい)でかけられた
(もっと高くなると何もいらないそうですが)だけでいいそうなので、文章内で使ってます。
『感情操作』とか『欲望増幅』とか『完全幻覚』とか…(お前何者だよと言う位w)
読みにくい表現が多くて、こんなもん読んでられっかーとかお思いでしょうが、
まったりと読んで下されば幸いです。
後、この後に幕間みたいな物を第2幕の前に書くつもりです。
エロはないですがよろしくお願いします。
それでは、この辺で…
ウホッ(゚∀゚)
534 :
名無しさん@ピンキー:03/05/16 21:46 ID:IVk7gvk2
本番なしでここまでいけるとは 感動さた!
これは、期待できますよ・・・・・・!
服が半脱がせなのがマニアックでイイ! です。
いっそこのまま服を替えさせないで汚していくのも・・・・・・
ハァハァ、とにかく続きに期待しております!
・・・・・・ところで、
>>323さんは某スレのダークマスター氏では・・・・・・ないですよね。
いや、ねちっこい描写とかがお好きなようなので、つい。
でも文体違うか・・・・・・ゴメソ。
536 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 00:31 ID:nimtefA6
537 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 00:34 ID:d9d0wVkL
538 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 08:15 ID:0xrZRDqD
グッジョブ
539 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 08:32 ID:8M2dhtlJ
540 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 08:51 ID:MWbuCJDb
541 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 08:55 ID:8M2dhtlJ
…うぉーーーーーーーーーーーー
ご、御飯7杯はいけるぜぇーーーーーーーーーーーーー
323さん、ごっつあんです。
544 :
名無しさん@ピンキー:03/05/19 07:05 ID:78dNatde
323さんよ
リアラなんてサブキャラすぎんだよ メノアかレルシェでやってくれれば
俺もちったあ萌えられるんだがなあ
さっさと、メノアかレルシェ書けってんだよ、アホ
545 :
_:03/05/19 07:09 ID:Q5Xw8kpR
おや、おはよう544
どうだね、釣れるかな?
私が思うに君の餌はずいぶん粗悪だけど、あるいは釣れる魚が居るかもね?
323さん
↑バカの言うことなど気にせずに己の道を邁進してください。
(ボソッ)でもメノア(大)やレルシェの方が萌えるってのには小さく禿道w
・・・そうか?
皆には熟女の魅力が伝わらんのか?
それに、こんなにマイナーキャラを丁寧にいじる話は貴重だと思うが。
それにあれだ、ボブカットハァハァなんだよ。
ボブカットならメノアでいいじゃねーか
せっかく俺が来て読んでやってんだから、きりきり書けってんだよ
それか書かないならキエロ
552 :
r:03/05/19 08:47 ID:bQ546ynt
553 :
動画直リン:03/05/19 09:01 ID:TrQQCct8
554 :
サザム:03/05/19 10:38 ID:QP0+oPY5
やー、323さん、思わず引き込まれてしまいました。
次第に壊れていくリアラの心情描写が細かくて、タイヘン(・∀・)イイ!
こちらもマターリとお待ちしてますので、続き頑張ってくださいませ。
>>551 まあなんだ。とりあえず喪前は801板あたりに逝けばいいと思うよ。
いっそ551には職人として降臨していただきたいところ。
合言葉は自給自足。
ライノベ板の本家スレに、ここがリンクされてた
恐らく、
>>544-551は、そっちから来た房じゃないの?
こんな奴がいるから、職人さんが減ってっちゃうんだよ
いや、どう考えても故意だろこれ。
お馬鹿の戯れ言は有名税と割り切って、職人さん達には頑張って欲しいですな。
個人的にはアンディ×メノア(大)の初々しい夫婦生活なんぞ書いて欲しかったり。
貞淑を重んじるサリカ信者の婚前交渉、なんて感じで。
ちょっと気になったんですが、
>>511 10行目の
先程とは微妙に変えられた黒翼鳥の言葉に気がつかない。
…っていう表現、どの事をさしてるかわからないんですけど…
323さん、理解不足な俺に答えを下さい
323さんの『リアラ陵辱』 凄く表現が上手くて、ハァハァしっぱなしです。
続き楽しみにしてますので、頑張ってください。
>>560 「協力」から「従う」になっている点と思われ。
563 :
560:03/05/20 06:06 ID:aAMoOdB1
おおー なるほど、なるほど。
上手いなぁ、やり方が。
561さん、ありがとう。胸のつかえが取れたよ。これで心おきなく学校のテストに集中できますw
十中八九高校だと(ry
(・∀・)カエレ!
567 :
323:03/05/20 18:21 ID:i7uS98mf
『リアラ陵辱』
幕間
…コツ…コツ…コツ…
規則正しい靴音が、嬌声の途絶えた地下牢に響く。
やがて、部屋の中央に立つ黒翼鳥の隣にまで行くと、靴音は止んだ。
「…どう?」
「…お前か…」
隣に立つサーナの顔を横目で見ながら、黒翼鳥の口が静かに開く。
「…精神操作系の呪文と身体操作系の霊薬を組み合わせて狂わせてみたが、
まだ完全には堕ちてはいないだろう。」
「…まだ…?」
優しく、それこそ母が子を見るように、友が親友を見るように
崩れ落ちたリアラを見つめながら、応えてくるサーナの声を聞きながら、
冷静に、だがどこか楽しげに言葉を続ける。
「この女には理由がある。ここにいなければ、我々に従わなければならない理由が。
そういう『覚悟』をした者は、一度堕ちたくらいでは完全に屈服はしない。
むしろ、こういう者達はそうなってからがしぶとい。」
「…失うモノがなくなるから?」
「そういうことだ。だが、逆にある意味簡単になるのさ、完全に堕ちる事は。」
「…?」
それまで、じっと愛おしげにリアラを見つめていたサーナが、
訝しげに黒翼鳥に振り向く。
「失うモノがない… それはある意味正解である意味違う。
まだ持ってるのさ、失うモノを。…そう、ここにいる『理由』をね。」
そう言い放つと、黒翼鳥はすっと体の向きを変える。
魔法によって灯された灯りさえ届かぬ暗闇へと。
そこには、リアラによって造られた、暗闇へと流れる欲望の川があった。
未だに、隅の暗闇に流れ続ける愛液によって造られた欲望の川が、
静かに、だが止め処なく欲望の川を形作る。
568 :
323:03/05/20 18:21 ID:i7uS98mf
…ピチャ… …ピチャ… …ピチャ…
「…ぅ…ん…ふぅ…ぅ…」
会話が途切れ、静寂の戻った牢内に小さい水音が聞こえる。
川の流れによって自然に聞こえる音とは違った、何かが水に触れる音。
そして、その音に混じって微かに聞こえる荒い息遣い。
隅の暗闇から聞こえるそれらの音が聞こえたのか、満足そうに微笑むと
黒翼鳥は再度サーナに語りかける。
「従わなければならぬ『理由』を消し去り、
新たな堕ちる『理由』を与えてやれば、確実に堕ちる。
お前の望んでいた通りにな。」
「…なるほど…」
黒翼鳥の言葉に笑みで返すと、足元に横たわるリアラの傍らに膝をつく。
そして、汗と涙に濡れたリアラの顔を、
慈母の如くな眼差しと表情で労わるかのように
静かに撫でながら、囁くように口を開いた。
「リアラ… 貴方の目的を叶えさせてあげる… 勿論…」
そこで言葉を切ったサーナは、ちらりと隅の暗闇へ視線を走らせる。
すっと目を細めたサーナは、再びリアラへ視線を戻し、
ぐしゃぐしゃになったリアラの髪を、優しく梳きながら言葉を続けた。
「…勿論、貴方の愛しい愛しいメノアと一緒にねぇ…」
言葉を終えたサーナは、すっとリアラから体を離すと静かに立ち去っていく。
「…感動の再会… と、いったところかな…」
それを見送った黒翼鳥もまた、二度程手を動かすと、
愉しげな瞳の輝きをその場に残しその場から消える。
それと時を同じくして、部屋を照らしていた魔法の灯りが一つ、また一つと消えていく。
「…メ…ノ…ァ…」
か細い吐息の中、うわ言の様に漏れた娘の名と共に、
リアラもまた闇の中に沈んでいった。
569 :
323:03/05/20 18:22 ID:i7uS98mf
えー、そういう訳で幕間です。
この文書く前に、密かに
>>529で張ってあった情景による微妙な伏線が
ばれやしないかと(あんな1行ぽっちで伏線もなにもありませんがw)
ちょっとびくびくしてました。
529の文と今回の幕間でわかる通り、リアラさんは○○○の前でアンディ君(?)と
あ〜んな事やらかしていたんです。
後、第1幕の文中で、リアラの心情描写に「()」を使っていますが、その更に中にある括弧の中の言葉は、
クロちゃんの呪文によって生まれた欲望の感情とでも思って下さい。
私の拙い文章を読んでくれた皆様方、本当にありがとうございます。
これからも出来れば見捨てないで下さい。
560さん、561さんの答えでおっけ〜です。
561さん、私の回りくどい文を読み解いてくれて、ありがとうございます。
それでは、第2幕でまた…
やっぱ、メノアとかレルシェとかの方が、皆さん萌えれるんですかねぇ…
570 :
323:03/05/20 18:42 ID:i7uS98mf
ちょっと仕事明けで疲れているので、
上の文章、変な所や読みにくい所があるかもしれません。
ごめんなさい。
女は、20代の半ばを過ぎてないと萌えねぇなぁ(挨拶)
いや、いいですわ実に。雰囲気が。
漏れの趣味にピターリのドロドロ展開で、期待が募りますです。
323氏へ、これはこれで素晴らしいですが、やっぱり私はアンディ×メノアのほのぼの純愛ものが読みたいなと。
これが終わって、気が向いたらで良いですので是非書いて下さい。
>573
>544
>551
空気読めと。
575 :
サザム:03/05/21 10:01 ID:lZcf5Aj2
>>569 323さん、最初のリクで@が多かったのを受けて書かれたのですから、お気になさらず。
573さんの、これが終わったら他のものも読みたい、という意見には激しく同意しますが。
私も流×摩耶を練りながら、続きをお待ちしております。
(´Д`;)
577 :
名無しさん@ピンキー:03/05/21 16:36 ID:SFUFRk1z
ハフハフ
578 :
山崎 渉:03/05/22 02:17 ID:kEHAV9zG
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
一応山崎後保守
580 :
名無しさん@ピンキー:03/05/22 05:46 ID:9GM1M/nw
あげ
EMEきぼんぬ
それならフルメタの方がよっぽど面白いし萌えると思ふ
>>569 リアラに初めて萌えますた。
続き希望です。
僕血で倉地×森写歩郎×ジルコニアがみたいでつ。
僕月の後、倉地に捕獲されて、むりやり血を吸わされて
その後に3Pハアハア
で、それ以降三人で愛欲まみれの日々を過ごすというのがみたいでつ。
僕月で銀之助×唐子×楓×……がみたいでつ。
原作の様にアッサリ身を引くのではなく、唐子を第一妻としたハーレムの
ラブラブエロエロな日常がみたいでつ。
書いても良いという職人の方、いらっしゃいましたらおながいしまつ
>>584 ああ私も僕月のハーレムエンドを希望します。
日の目を見ることなく終わってしまったサブヒロイン達に愛の手を…
個人的には楓と先輩と梓ちゃんを!
なんか楓とか梓って聞くと痕思い出すな
あれもラスボス主人公の叔父だったし
587 :
323:03/05/23 19:01 ID:f6p94v83
r'⌒ヽ
/´ ̄l、_,/}:\
/__ィ::. ゝ~_ィ´:; ,ゝ
(T´ |1:::. \_>、};;_」
! ` ̄''ァ一 、\ ヽ} ←仕事場から脱出できないならと、仕事の裏でSS書いてたら
〈` ̄ ̄^`¬ノ .::〔 ̄´ 仕事がますます遅くなって余計に帰れなくなっている自分
1 ヽ .:::レ ヽ、
|_イー-、_;;j|_:. ゝ、
__,,,... -- |. {―――‐フゝ、 〉 --- ...,,,__
_,, -‐ ´ ,r|__ト, 1ニノ ー'´ ` ‐- ,,
└―'´
ま、そんな事は置いといて、皆さんに一つ聞きたいですが、
「五歳児の本番って書いてもいいですか?」
ノリノリで伏線を書いたけど、もしかしたら嫌な人がいるかもしれないな〜と思っちゃった訳で…
もし、否定意見が多いようなら削りますが、どうでしょう?
SSは、仕事から抜け出せたらアップする気ですが、何時終わるか今現在見えないので
具体的に何時かは確約は出来ません。ただ、脱走wの努力はしますので待ってて下さい。
後、純愛SS(大メノア)が見たいと希望なさってる人達がいるようなので
リプレイ第三部(小説完結編)最終決戦と、あしたの○ョーを見てノリノリで書いたSSが
7割方完成してますので、もしかしたら第2幕と一緒にアップするかもしれません。
期待しないで待ってて下さい。
私如きが貴重な発言枠を使ってしまい非常に心苦しいのですが、確認をしておきたかったので書きました。
質問に関する答え、答えてくだされば幸いです。
それでは失礼します。
>>587 個人的な嗜好では、さすがに5歳児は…
魔法で大人にして、なら何とか許容範囲かな。
でもやっぱりメノアに酷いことはして欲しくなかったり。
もちろん他の人が望まれるのを否定する気はありませんし、323さんが書かれるのを邪魔する気は毛頭ありません。
でもって、アンディ×メノアのほのぼの純愛ストーリーは大歓迎。
心よりお待ちしています。
589 :
名無しさん@ピンキー:03/05/23 21:13 ID:qW8xFzH+
五歳児でもいい…
たくましく描いて欲しい!
590 :
名無しさん@ピンキー:03/05/23 21:22 ID:tmc2l0u7
ロリは萌えぬ、しかし母子相姦は痺れる。
個人的意見を言わせてもらえば、酷ければ酷いほどムフー!!
R.O.D激しくきぼんぬ
5歳児、いいですな。
個人的には見たい。って人生終わってるなぁ漏れ(´Д`)
母子ともど…も…ぐふ…
ロリは愛玩の対象としてならいいけど、嗜虐の対象としてはなぁ…
相手が暴走したアンディなら問題なし!
サーライトに、悪戯…ごふ
卵王子物をキボンヌしてみるテスト
うわ懐かしい。
……ちょっと考えてみたけど女性攻めなシチュばかり思い付くようなw
ミランシャのSSなんて読んだら泣いてしまうかもしれん。
602 :
サザム:03/05/26 11:17 ID:4Cb3WOBo
>>587 メノアは弄るまでで留めて、メノアを犯されるか自分から奉仕するかの二択を強要する、といのはどうでしょう?
娘の目前で腰を振り、不思議そうに「お母たま、気持ちいいの?」とか訊かれて、更に追い詰められるとか。
……ありがちではありますが。大人しく流×摩耶の続きを書いてきます。って仕事しろよ>自分。
603 :
名無しさん@ピンキー:03/05/26 13:11 ID:SO583jb8
323さんが納得されるモノであれば、私はおっけです
気楽に、まったりとね
ごめん、あげちまった
ツッテキマス
606 :
小倉優子タン ハァハァ:03/05/26 19:48 ID:061nqcJ4
EMEの蒼×紅キヴォンヌ
お互い初なのに主導権握られっぱなしの紅タソに(;´Д`)ハァハァ…
608 :
323:03/05/27 15:12 ID:1bOBLTZb
本番はなしの方がいいみたいですね。
やっぱり、そんなのは見たくないのが心情でしょう。
本番削って、それの代わりをなんとか考えて追加しときます。
お答え下さった方、ありがとうございました。
そういや、アンディって、一人称「僕」でよかったでしたっけ?
おk。つか原作手元にないんか……?
610 :
323:03/05/27 16:05 ID:1bOBLTZb
手元にはないです。
実家の書斎の中にあるんですが、帰るのが面倒だったり…
平仮名で「ぼく」ですな。
612 :
323:03/05/27 18:43 ID:0xVHKUuo
609さん、611さん、ありがとうございます。
そういえば、サザムさん以外の他の職人さん達はどうしたのだろう?
他のスレで頑張っているのかな?
「いぬかみ」のともはねで書いてくれる職人さんはいらっしゃいませんか?
どうせなら薫様と10人で乱交を!
>612
そう急かすものではない。長い目で気長に待とうよ。何ヶ月も職人無しで沈んでる
スレだってあるんだから
616 :
128:03/05/27 21:25 ID:yC8FLXNI
まあ、見ては居るんですけどね〜。
普段はサイトでやってるので。といっても多作ではないですが。
理由あってフリーダだけはここで。
617 :
山崎 渉:03/05/28 13:20 ID:3MGJJ1xD
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
めっちゃ落ちてるので
323さんに早く会いたい・・・
静かだな。
621 :
128:03/06/02 00:42 ID:BxZ8k+N8
そろそろ続きを書こうかと思う今日この頃。
次はようやくベッドインかねえ。
622 :
サザム:03/06/03 00:52 ID:dAvKwxke
>>621 おお、128さん、まじですか!?
繊毛が見えるほどお待ちしています〜。
ところで、秋山瑞人25thスレの54さんは、こっちに来てくれるのでしょうか?
つーか、ぶっちゃけ24thの995は私だったりするんですが。
128サンクル━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
次はアリスの反撃にも期待(´Д`;)ハァハァ
624 :
128:03/06/03 22:41 ID:tFiPUBYV
とりあえず、
・フリーダのフェチ気味な責めをじっくりたっぷりねっとりぐっちょり(w
・アリスタン逆襲……でも半ば返り討ち
ってな予定ではある。
>622
繊毛って何処から見えるんですか(藁
>623
逆襲をやり遂げるのには、まだちょっと経験不足なのです(って、こんなことを言ったら果てしなく書かねばならん気がするな
>>622 ふむ…サザム神は瑞っ子だったのかw
渇 い て い ま す か ?
スレ違いスマソ
626 :
サザム:03/06/06 21:50 ID:tthlxk5i
どーも、繊毛がうなじから生えている(嘘)サザムです。
ちなみに私は、瑞っ子と言うより文庫派のライトノベラーですね。hpは買っていない人ですし。
乾くのは、火浦さんとか嵩峰さんとかろくごさんとかで慣れてるんで、もー全然平気です。ええホントに(泣。
スレ違いはここまでにして、妖魔夜行の流×摩耶をお送りします。
時期は「暗い激怒の炎」の直後あたりと言う事で。
627 :
サザム:03/06/06 21:52 ID:tthlxk5i
〜龍と踊る翼〜
「あっ……や、やめて……」
『何度同じ事を言わせればいいんだ? 俺はお前が望む事しかしていないぞ……』
「うっ……うそ、ちが……っ!」
巨大な異形の影に組み敷かれ、摩耶は全身を撫で回す大きな手の感触に、必死で耐えていた。
ここは恵比寿にある、摩耶が一人暮らしをしているアパートの一室。
そして、摩耶に覆い被さっているのは、彼女に取り憑いた夢魔であった。
『あの男に抱いてもらえずに、寂しかったのだろう? だから俺がこうして呼び出されたのだ』
「ちがっ、違うっ! 流さんの誘いを断ったのは、私の方……」
『俺に嘘は通じない。お前は本当は、あの男にこうして犯してもらいたかったのだろう……?』
数日前、摩耶は仲間の一人である水波流とデートをし、同意の上でラブホテルに入った。
奥手で経験の無い摩耶も、二枚目の好青年である流になら、処女を捧げてもいいと思ったのだ。
だが、土壇場で怖気づいた摩耶は、そのまま何もせずに出てきてしまった。
その帰り道で遭遇した事件に、流たち『うさぎの穴』のメンバーが動き、その後はまだ顔を合わせていない。
摩耶はもやもやとした気分が晴れないまま、とうとう今夜、無意識のうちに夢魔を呼び出してしまったのだった。
『何なら、あの男の姿と声を写して、お前を抱いてやろうか……?』
「いやっ! そ、そんなの駄目っ!」
にいっと口を歪めた夢魔の囁きに、摩耶はじたじたと暴れ出した。
夢魔は摩耶の隠された欲望を忠実に読み取り、それを叶える為に出現する。
628 :
サザム:03/06/06 21:55 ID:tthlxk5i
つまり、流の姿をした夢魔に抱かれたいというのは、他ならぬ摩耶の望みでもあるのだ。
しかし理屈では、そんな事は無意味であるだけでなく、流への想いを穢すことにもなると分かっている。
摩耶は理性を掻き集めて、暗い獣欲の呼び声に抵抗した。
「お願いっ……! もう、消えて……っ!」
『くうっ! まあいい、また明日にでも来るとしよう。今度はあの男、水波流の姿でな……くっくっく……』
摩耶が渾身の力を込めて念じると、夢魔は煙のようにその姿を消した。
秘めた欲望の権化である夢魔は、摩耶が心の底から否定すれば、こうして消え去るのだ。
けれど、もし欲望の方が勝っていれば、表層意識でいくら拒絶しても、夢魔は宣言通りに、摩耶を犯すであろう。
そして摩耶は、今度迫られた時に、今のように拒否し切れるかどうか、自信が持てなかった。
「私……。やっぱり、流さんの事が……」
泣き出しそうな顔をしながら、摩耶は先程まで夢魔に弄られていた股間を指で拭い、目の前に持ち上げる。
摩耶の細い指は、欲望の証にべったりと濡れ、淫靡な匂いを放っていた。
◇ ◇ ◇
「え……、デート? 今日これから?」
「は、はい……。あの、駄目でしょうか……?」
溜まり場である『うさぎの穴』で、摩耶からデートの誘いを受け、流は危うくグラスを取り落としそうになった。
先日のデートの時は、引っ込み思案な摩耶を誘い出すのに、かなり手こずったのだから、無理も無い。
しかしさすがはプレイボーイの流、一瞬で気を取り直すと、爽やかな笑顔で緊張した摩耶に応えた。
「……摩耶ちゃんの誘いとあっちゃ、断る訳にもいかないな。どこに行きたい?」
「あっ、そ、その、流さんの好きな処で……」
629 :
サザム:03/06/06 21:56 ID:tthlxk5i
軽く水を向けてみると、摩耶はまるで考えていなかった様子で、済まなそうにそう言う。
(こりゃ、デートってより、何か話があるって感じだな……)
女性経験が豊富な流は、摩耶が何か悩みを抱えていることに気付き、そっと溜息をついた。
「じゃ、海岸沿いをドライブして、シーフードでも食べに行くかい?」
「あっ、はい、それでいいです。済みません、突然……」
「謝らなくっていいって。それじゃあ、早速行こうか。あんまり遅くなっても何だし」
「は、はい……」
少し顔を曇らせている摩耶を促し、流は『うさぎの穴』を出た。
(やっぱ、可愛いよな……)
エレベーターの中で黙ったまま、流は摩耶の横顔をちらりと盗み見た。
摩耶は自分の事を、あまり魅力のない女だと思っている節があるが、流に言わせればとんでもない誤解だ。
化粧っ気のない事と、控えめな雰囲気のせいで目立たないが、それでもダイヤの原石のような輝きがある。
ほんの少し磨きをかけるだけで、誰もが振り返るような絶世の美女に変身するだろう。
(おっと、いけね……)
よこしまな思いが湧きかけて、流は慌ててそれを打ち消した。
竜王と人間のハーフとして生まれた流は、血統的に多淫の気質を受け継いでいる。
しかし、流が普段付き合っている女の子達と違い、摩耶はガラス細工のように脆い処のある少女だ。
(ま、昨日の今日だし、今回は優しいお兄さん、って役回りで通すとするか……)
ちらりと掠めた欲望を毛ほども覗かせず、流は摩耶と連れ立って、お化けワーゲンのいる駐車場へと向かった。
◇ ◇ ◇
630 :
サザム:03/06/06 21:58 ID:tthlxk5i
月が中天に懸かる頃、助手席に摩耶を連れ、流は都内へと戻る道をワーゲンで走っていた。
遊び人を自負する流が全霊を掛けて盛り上げれば、塞ぎ込みがちの摩耶をリラックスさせる事は造作も無い。
新鮮な海産物が売りのディナーを終える頃には、摩耶の顔にも大分笑顔が戻り始めていた。
「どう? 少しは気分が晴れたかな?」
「ええ。流さん、今日は私のわがままで、本当に済みませ……」
「おおっと、今日はもう謝るのは無し。俺も楽しかったんだから、ほら、笑って笑って」
「……くすっ、はい。流さん、今日は有難うございました」
結局、デートの間中、流は摩耶の悩みを聞き出すような事はしなかった。
摩耶の重い口を無理に開かせるよりも、まずは彼女の鬱屈を解消する事に気を配ったのだ。
こうして微笑む摩耶を見ていると、流は自分の考えが間違っていなかった事を確信する。
彼女の顔に笑みを取り戻させた事で、流は胸の奥が温かくなるような満足感を覚えていた。
「じゃあ、アパートまで送って行けばいいかな? 少し飲みたいって言うなら、雰囲気のいい店が……」
「あっ、あの……。それよりも、流さんに聞いて欲しい事があるんですけど……」
「……なに? 俺に出来る事なら、何でも相談に乗るよ?」
躊躇いがちに言い募る摩耶に、流は安心させるような笑みを浮かべつつ、気軽な声を出した。
ここまで言い辛そうにしている以上、強引に先を促すのは逆効果だ。
しばらく黙って話の続きを待っていると、摩耶は訥々と話し始めた。
「実は夕べ、また夢魔が出てきたんです……」
その一言で、流は摩耶の悩みを即座に理解した。
摩耶が主に性的な欲求不満から、無意識に夢魔を呼び出してしまう事があるのは、流も知っている。
631 :
サザム:03/06/06 22:00 ID:tthlxk5i
しかし、続く摩耶の言葉に、流はらしくもなく狼狽した。
「それで、言ったんです……。今度は、流さんの姿を借りて、その、……してやるって」
「お、俺っ!?」
自分で運転していたら、間違いなくハンドル操作を誤る処であったが、ワーゲンは自分でハンドルを固定する。
運転する振りも忘れて、流は耳まで真っ赤にしている摩耶を、呆気に取られて見詰めた。
「……分かってるんです。あれがそんな事を言うのは、私がそう望んでいるからだって……」
摩耶の赤裸々な告白に、流は返す言葉もない。
「でも、初めてがそんな風なんて、絶対いやなんです!」
「まあ、そりゃなあ……」
摩耶が男ならそれほどでもないだろうが、女性の、しかも初めてとあっては、無理も無い意見である。
「今度は、途中で逃げ出したりしません……。私と付き合ってくれなんて、わがままも言いません……。
だから、一度だけでいいですから、私と……。私を……」
「摩耶ちゃん……」
薄く涙さえ浮かべた摩耶の肩に、流はそっと手を乗せる。
「……本当に、俺でいいの?」
「はい……。私は、流さんがいいんです……」
「……分かったよ」
摩耶の背中を安心させるように軽く叩くと、流はハンドルを握り直し、正面に目を戻す。
郊外の暗い道の先に、煌々と照らされた古城風の建物が浮かび上がっていた。
◇ ◇ ◇
632 :
サザム:03/06/06 22:01 ID:tthlxk5i
「ふう……。摩耶ちゃん、お風呂空いたよ。……シャワー使うだろ?」
「う、あ、は、はい……」
腰にタオルを巻いただけの流の姿から、摩耶はどもりながら視線を逸らした。
流の均整の取れた逞しい肉体が気になるくせに、恥ずかしくてどうしても直視できない。
摩耶がうろたえて身を竦めていると、流は気遣わしげに声を掛けた。
「摩耶ちゃん、まだ怖い? 俺はまた今度でも構わないよ?」
「いっ、いえ! そんな事ないです!」
甘えそうになる弱い心を振り払うように、摩耶は強くかぶりを振った。
確かに流ならば、ここでまた帰ると言い出しても、笑って許してくれるだろう。
しかしそれでは、いつまで経っても問題は解決しないし、今度こそ夢魔に処女を奪われかねない。
「わ、私も、シャワー浴びてきます……!」
摩耶は流の視線を避けるように、小走りに浴室へと駆け込んだ。
(はぁ……。また流さんに、変な子だって思われちゃったかな……)
脱衣所で服を脱ぎながら、摩耶は自分の情けなさに、このまま消え入りたいような気分になった。
他人の視線を気にし過ぎるというのは、自分の欠点だと分かっているが、そうそう矯正できるものでもない。
更に初めての体験を前にした摩耶は、いつにも増して混乱している。
頭の上に髪を纏め、下着を脱ぎ捨てると、摩耶は自分の心を持て余しながら、浴室に足を踏み入れた。
(私は、流さんが好き……。でも、流さんは私の事、どう思ってるんだろう……?)
少し熱めのシャワーを浴びながら、摩耶は今更ながらにそんな事を考えた。
こうして関係を結ぼうと言うのだから、憎からず思ってくれている事は間違いない。
633 :
サザム:03/06/06 22:03 ID:tthlxk5i
だが、プレイボーイの流には、他にも沢山のガールフレンドが存在する。
流が他の女性にもこういった事をすると考えただけで、摩耶の心に醜い嫉妬の炎が灯った。
(駄目、考えちゃ……。そんな事を考えたら、またあいつが出てきちゃう……)
暗い思いを洗い流すように、摩耶は目を瞑って顔をシャワーの熱い飛沫に打たせた。
摩耶の嫉妬が頂点に達すれば、夢魔はまた出現し、今度は流の周りにいる女性を無差別に襲いかねない。
それは心優しい摩耶にとって、自分が夢魔に襲われるよりも、遥かに恐ろしい想像だった。
(勘違いしちゃ駄目よ、摩耶。……流さんは、私を憐れんで抱いてくれるのよ。
私みたいな子が、流さんみたいな素敵な人と対等に付き合おうなんて……。そんな資格、ない……)
そう何度も自分に言い聞かせると、摩耶の心がゆっくりと落ち着いて来る。
脱衣所で水気を拭い、タオルを身体に巻き付けると、摩耶は流の待つ部屋へと戻っていった。
◇ ◇ ◇
「お待たせしました……」
そう言ってベッドルームに戻って来た摩耶の姿を一目見て、流は思わず絶句した。
白磁の肌はほんのりと桜色に色付き、清純な色香とでも言うべき雰囲気を漂わせている。
流とて、伊達に数々の浮名を流して来た訳ではない。
客観的に見て摩耶よりも美しい、誰もが絶世の美女と認めるような女性とも寝た事がある。
しかし、恥らいの表情を浮かべた摩耶に、流はかつて無い胸の高まりを覚えていた。
「あの……。どうかしましたか?」
「あ? ああ、いや、何でもない……」
おずおずと近づいてくる摩耶に、流はようやく声を取り戻した。
634 :
サザム:03/06/06 22:05 ID:tthlxk5i
部屋の照明を薄暗い程度まで落とすと、摩耶の肩を抱いて促し、ベッドの端に自分と並んで座らせる。
摩耶の肢体から、ボディソープの香りに混じり、えも言われぬ芳しい肌の匂いがする。
「摩耶ちゃん……」
「あ……、んっ……」
流が片手で顎を軽く持ち上げると、摩耶は一瞬戸惑った顔をしてから、静かに目を閉じる。
柔らかな唇についばむようなキスを送ると、胸元を押さえていた摩耶の小指がピクンと跳ね上がった。
「見ても、いいかい?」
「…………」
静かに押し倒しながら、流がそっと身体を覆うタオルに手を掛けると、摩耶は無言のまま、コクリと頷いた。
ぎゅっとシーツを握り締めて、恥ずかしさに耐える摩耶の身体から、流は余計な物を取り払う。
初めて会った時にはまだ幼さを残していた摩耶の肢体は、すっかり女らしい曲線を完成させていた。
「……わ、私の身体、おかしくないですか?」
「え? いや、すごく綺麗だよ、摩耶ちゃん」
たおやかな白百合のような美しさに一瞬我を忘れていた流は、摩耶の問い掛けに半ば無意識で答えた。
「有難うございます。嘘でも、そう言って貰えると嬉しいです……」
(嘘でもお世辞でもないんだけどな……)
リップサービスとして、相手の女性を褒める事は忘れない性質の流だが、今の言葉は掛け値なしの本心だ。
初めて女性と寝た時よりも高鳴っている自分の心臓に、流は不思議な感慨を覚えていた。
「摩耶ちゃん、もう少し自信を持った方がいいよ。君は、本当に魅力的だ……」
「そんな……んっ! ん……ふぁ……」
635 :
サザム:03/06/06 22:08 ID:tthlxk5i
摩耶の瞳を覗き込みながら、流は深く唇を重ね、舌先を口腔に侵入させた。
緊張していた摩耶も、やがて身を任せるように脱力し、おずおずと舌を伸ばす。
流の舌が摩耶のそれを絡め、しごき立てるように蠢く。
唾液の糸を引きながら流が顔を離すと、摩耶はぽうっとした表情で熱い吐息を漏らした。
「流さん、すごい……。私、こんなの、初めて……」
「うっ……く……」
摩耶の甘い声に、流はすぐさま挿入したいという欲望に駆られた。
股間のモノはすでに硬く張り詰め、快楽を求めて激しく脈打っている。
だが、処女の相手をする時には、よほど馴らしてからでないと、痛がるだけだと分かっている。
暴走しそうな欲求を何とか押さえ込み、流は柔らかそうな双丘に手を伸ばした。
◇ ◇ ◇
「んあっ! あ、りゅ、流さん……」
胸に軽く手を重ねられただけで、摩耶の背筋に痺れるような快楽が走った。
夢魔に何度も蹂躙されて、その程度の刺激は慣れているはずなのに、今までに感じた事のない感覚が沸き起こる。
羽毛のように優しく軽やかな指使いに、摩耶の理性は掻き乱されていった。
「摩耶ちゃん……、すごく可愛いよ……」
「うそ、嘘ですっ……。わた、私なんか……んんっ!」
「嘘なもんか……。ここも、食べちゃいたいくらい……」
「うっ、ふぅんっ!」
流はそう囁くと、摩耶の胸の頂点を、そっと口に含んだ。
636 :
サザム:03/06/06 22:10 ID:tthlxk5i
温かく湿った舌の腹で、摩耶の敏感な突起がころころと転がされる。
その間も、流の両手は二つの膨らみをくにくにと弄び、時にするりと脇腹を撫でる。
くすぐったいような、それでいて胸が熱くなるような流の愛撫に、摩耶は耐え難い愛しさを感じていた。
「あっ……。そんな、優しくしないで下さい……」
「……どうして?」
「そんなに優しくされたら……。流さんの事、ますます好きになってしまいそうで……」
愛するが故に、深入りしてはいけないと思い詰める摩耶の心は、哀しみに溢れていた。
本心を言えば、流には自分だけを見ていてもらいたい。
けれど、流が一人の女に縛られるような男ではない事も、充分に分かっている。
一度は思い切った筈なのに、相反する理性と感情に、摩耶の小さな胸の内は張り裂けんばかりであった。
「……前にも言ってたよね? 摩耶ちゃん以外の女の子と付き合わないって、約束できるかって」
「あ……、それは、もういいんです……」
「あれから俺、無い知恵絞って、ずっと考えてたんだ……」
「……え?」
真剣な目をして告げる流に、摩耶は訝しげな視線を向けた。
「今までが今までだから、絶対なんて約束できないし、他の女の子に気を取られる事もあると思う。
でも、摩耶ちゃんの事を考えると、他の娘とは違う気持ちになるのも確かなんだ。
……たぶん俺、摩耶ちゃんの事、本気で好きになったんだと思う」
「う……うそ……」
思い掛けない台詞に、摩耶の目が大きく見開かれる。
637 :
サザム:03/06/06 22:13 ID:tthlxk5i
「君の事は大事にしたいし、悲しませるような事もしたくない。
だから俺も出来るだけ、他の子を見たり、声を掛けたりしないように……努力はする。
今の所はこれぐらいしか約束できないけど……。それで許してくれないかな?」
「流さん……」
自分の事を思いやってくれる流の言葉に、摩耶の視界が喜びの涙で滲んだ。
「もちろん、俺が浮気をしたら、我慢なんかしないで、俺の事を怒ってくれていい。
俺なら、夢魔に2・3発殴られても、死んだりする心配は無いからね。
……あ、でも、できれば少しは手加減して欲しいかな?」
「流さん……っ!」
冗談めかして微笑む流に抱きつき、摩耶は子供のように泣きじゃくった。
この人なら、自分の醜い部分も許して、優しく包み込んでくれる。自分を偽る必要もない。
「大好き……っ! 私、流さんの事、死にたいぐらいに好きっ……!」
「俺も、摩耶ちゃんの事が、一番好きだよ……」
世界が変わるような幸福感と開放感が、摩耶の胸を満たす。
やっと見つけた自分の居場所に、摩耶は決して放さないとばかりに、強く縋りついた。
◇ ◇ ◇
「あっ……ん、くっ……。流さん……もっと触って……」
心を開いた摩耶は、もはや躊躇う事もなく、流の愛撫を素直に受け入れた。
聖女のような微笑みを浮かべながら、流の頭をあやすように撫で、更なる刺激を求める。
脳髄に響く可憐な声に導かれ、流は持てる性技の全てを掛けて、摩耶の身体を攻略していった。
638 :
サザム:03/06/06 22:15 ID:tthlxk5i
「摩耶ちゃん……いい匂いがする……。俺、おかしくなりそうだよ……」
「わっ、私も……っ、流さんに触られ……てるとっ、んくっ、くらくらしてっ……!」
流の動きの一つ一つに、摩耶は敏感に反応し、妖しく肢体をくねらせる。
柔らかな身体は上気して熱を帯び、肌理の細かい肌が吸い付くような感触を手の平に返す。
流はそろそろと舌で胴を伝い、淡い下草を掻き分けて、乙女の秘裂に視線を落とす。
ぴったりと閉じた薄桃色の割れ目からは、透明な雫が溢れ出していた。
「ここも可愛いんだね……。それに、こんなに感じて……」
「だ、だって、流さんが触れているから……。恥ずかしいから、あんまり見ないで下さい……」
口ではそう言いつつも、摩耶は足を閉じるでもなく、ただ流の視線に耐えている。
見られた事で興奮を深めたのか、男を知らない秘唇がわななき、新たな雫が零れかける。
その雫に誘われたように流は舌を伸ばすと、シーツに落ちる前にそっと掬い取る。
その途端、摩耶の全身がビクンと大きく跳ね上がった。
「ひんっ!? や、流さん、そんなとこ舐めちゃ……きたな……んんんっ!」
「んん……汚くなんかないさ……。摩耶ちゃんの身体は、どこもみんな綺麗だよ……んっ、ちゅ……」
「うっ……うそ、だめぇっ……!」
下の唇に軽く吸い付くと、摩耶はぎゅっと目を閉じて、快楽に身体を震わせた。
流はまだ硬い秘肉を解きほぐすように、縦筋を何度も上下に舐め、唾液で濡らしていく。
蕾のような花弁は次第に綻び始め、ぬめりのある蜜がじわじわと染み出てくる。
甘くしょっぱい摩耶の味を堪能しながら、流は少しずつ奥の方へと舌を進めていった。
「摩耶ちゃん……。摩耶ちゃんのここ、もっと良く見せて……?」
639 :
サザム:03/06/06 22:16 ID:tthlxk5i
「あっ! そんな、開いたら……駄目ですっ……!」
花弁の両脇に指を当て、ぱくっと軽く開かせると、摩耶は悶えながら、羞恥に染まった声を上げた。
流の目に、ひくひくと震える肉襞の連なりと、包皮から顔を覗かせた小さな肉芽が露わになる。
そこを隠そうとする摩耶の手を優しく振り払うと、流は誘うように隆起した突起を、くりっと舌で転がした。
「……っ! だ、だめ……! そこ、だめなんで……すっ!」
「……どうして? ここをこうされるのは、キライ?」
「そっ……じゃ、なくてっ……! そこ、感じすぎちゃ……ああっ、だめぇ!」
「んっ、ん……。いいんだよ、感じても……。その方が、俺も嬉しいんだから……んんっ、ちゅっ……」
空いた片手で内股を撫でながら、流は肉芽を重点的に責め、摩耶の官能を引き出しにかかった。
唇でこりこりと咥え、先端をちろちろと舌先で嬲り、舌の腹でずるりと舐め上げる。
開かせている指で花弁の淵をくすぐり、時折り親指を入り口の下端で細かく震わせる。
度重なる刺激に、摩耶の身体はすっかり準備を終え、零れた蜜が流の手首まで濡らしていった。
「流さん、だめ……、それ以上されたら……。お願いですから、もう、して下さい……」
「あっ……ああ、ごめん。つい夢中になって……」
切なげな摩耶の呟きに、ようやく我に返った流は顔を上げた。
少し冷静になって見れば、摩耶はもう、達する寸前まで追い込まれている。
相手の状態も分からないほど没頭するなど、ここしばらく無かったことだ。
枕の下に忍ばせてあるコンドームを取り出すと、慣れた手つきで滾り立った怒張に被せる。
じっとその様子を窺う摩耶の視線に、流はらしくもなく気恥ずかしさを感じた。
「えっと、じゃあ、ちょっと痛いと思うけど……、その、するよ?」
640 :
サザム:03/06/06 22:18 ID:tthlxk5i
「はい……。流さんのなら、どんなに痛くても、私、平気です」
そう言ってにっこりと微笑む摩耶に、流の心臓が早鐘のように激しく鳴り響く。
(こりゃ、本気でいかれちまったかな……)
流は摩耶の身体に覆い被さり、そっと腰を進めていった。
◇ ◇ ◇
(あっ……く、流さんのが……入って……くる……)
熱い肉塊が秘裂を割って入り、摩耶の股間にちりっと痛みが走った。
いかに濡れているとは言え、乙女の証を破られ、指も届かない奥へ受け入れるのは、それなりの痛みを伴う。
しかし、今の摩耶にとっては、その痛みさえ愛しく感じられた。
「んっ……はぁ。摩耶ちゃん……辛くない?」
「いえ、ちょっとだけ、痛いけど……。でも、すごく幸せです……」
根元まで流のモノを中に迎え入れた摩耶は、間近にある愛しい男の頬を、確かめるように撫でる。
(夢じゃないんだ……。本当に、流さんと……)
自分の中で強く脈打つ強張りから、流の思いが伝わってくる気がして、摩耶の胸が温かくなる。
しばらくその感覚に酔いしれていた摩耶は、流が一向に動かない事に気付き、小さく囁いた。
「あの……流さん? その……動いても、いいですよ?」
「ん、ああ……。何かこうしてると、摩耶ちゃんの気持ちが伝わってくるような気がしてさ……」
「え……? 流さん、も?」
相手も自分と同じように感じてくれているという事実に、摩耶は肉体的な快楽を超える、心の充足を覚える。
流に対する想いが膨らむと同時に、摩耶の秘肉がきゅんっ、と自然に締まった。
641 :
サザム:03/06/06 22:20 ID:tthlxk5i
「私も……こうしてると、流さんの想いが、……温もりが伝わってきます」
鈍い痛みが次第に引いていき、ただ愛する者と一つになった悦びが、摩耶の脳裏を支配する。
「動いて下さい……。私、流さんを、もっと感じたい……」
「……じゃあ、動くよ。でも、痛かったら言うんだよ」
「はい、流さん……んっ、ん……」
摩耶が再度促すと、流は静々と腰を動かし始めた。
大きく張った傘の部分が、細かい襞の一つ一つを擦り、外側に内側に、撫で付けるように刺激する。
流は自分の快楽を二の次にして、摩耶の反応を伺いながら、負担を掛けないよう緩やかに動く。
暫くそれを続けられるうちに、摩耶は甘い疼くような感覚を覚え始めた。
「はんっ……く、りゅ……さん、わたし……おかし……っ、初めて、なのにっ……」
「……摩耶ちゃん?」
初めての時は、痛いだけの筈だと思い込んでいた摩耶は、自分の早すぎる変化に戸惑いを隠せなかった。
けれど、摩耶の秘洞は時を追うごとにぬめりを増し、流の剛直に絡みつく。
火が着いたように熱くなっていく下腹部の反応に、摩耶は唇を噛んで抵抗した。
「私……こんな……。やっぱり私、エッチな子なんでしょうか……?」
不安そうに呟く摩耶の髪をそっと撫で、流は諭すように耳元で囁く。
「そんな事ないよ……。それだけ、俺が摩耶ちゃんのことを好きだってことさ……」
「……そう、なんですか?」
経験のない摩耶には、流の言葉の真偽は分からない。
だが、もしもそうであるなら、摩耶にとってこれほど嬉しい事は無かった。
642 :
サザム:03/06/06 22:21 ID:tthlxk5i
「じゃなければ、摩耶ちゃんが俺のことを、それだけ好きだってことかな?」
「もう……。いじわるです、流さん……ん、あっ!」
摩耶が少し拗ねてみせると、流は再びゆっくりと内奥を突き始める。
目覚め始めた女の悦びに、摩耶の唇は鼻に掛かった喘ぎを紡ぎ出していった。
◇ ◇ ◇
「ん……んあっ! 流さん……、もっと、そばに来て……っ!」
(何て言うか……。初めてだな、こんな気分になるの……)
摩耶の腕に抱き寄せられながら、流は内心、戸惑いを感じていた。
確かに流は数多くの女性と交わってきたし、女性の魅力には人一倍弱い性癖がある。
しかしそのスタンスは、あくまで「抱きたい」という能動的な情動に限られていた。
なのに、摩耶に対しては、何故か「抱かれたい」という甘えにも似た感情が湧き上がるのだ。
「摩耶ちゃん……、もっと、抱き締めてくれるかい……?」
「はいっ……! 流さん……流さん……っ!」
背中に回された摩耶の小さな手が、信じられない程の安らぎを流に与えた。
華奢な肢体を胸の中に抱き締めながらも、逆に自分の方が摩耶に縋りついているかのような錯覚を覚える。
欲望に押されて徐々に動きを速めても、摩耶の中は流の剛直を優しく受け止めていった。
「流さ……っ、すごい、流さんのがっ、私の、中でっ……!」
「くっ、うっ、摩耶ちゃん……!」
身体が合う、とでも言うのか、摩耶の秘肉はぴったりと流の怒張に吸い付き、未知の快楽を呼び覚ました。
ゴム越しであるにも係わらず、まるで互いの秘部が蕩け、混じり合うような一体感さえ感じる。
643 :
サザム:03/06/06 22:23 ID:tthlxk5i
初めから一対で作られた剣と鞘のごとく、摩耶の秘洞は流の怒張を余す所なく包み込んでいた。
(お袋と出会った時の親父も、こんな気分だったのかな……)
摩耶の心地良い締め付けを感じながら、流はふとそんな事を考えた。
半妖の自分と比べれば、遥かにか弱く、繊細な存在。
けれど、そんな自分の全てを賭けても惜しくないほど、愛しく、大事な存在。
誰にも渡したくない。何者にも傷付けさせはしない。
情欲も保護欲も独占欲も、全てを含んだ上で超越した、ただ一つだけの大いなる愛情が、胸の内に現れる。
それを少しでも伝えたくて、流はより深く、そして力強く、摩耶の中に己の分身を沈めた。
「んくっ……、流さ……っ! もっと……もっと強く……離さないで……っ!」
「……ああっ、離すもんか……! お前が……お前だけがっ……!」
きつく抱き合いながら、流は激しく腰を突き上げて、最後の高まりを求めた。
摩耶も長い黒髪を振り乱しながら、ぎこちなく腰を合わせ、流を絶頂へと誘う。
「あ……あぁ……んっ、なに……なにか……くるっ……!」
「摩耶……っ、俺も、もうっ……!」
技巧も何もなく、ただ心の求めるままに、流は愛する女の中を行き来する。
摩耶も始めて到達し、更に上り詰める高みに、白い裸身をくねらせ、高らかな喘ぎ声を上げる。
二人の意識は混じり合い、どちらがどちらを抱きしめているのかさえ、分からなくなる。
「流さ……くうっ、あぁっ!? ……あ、はぁっ……」
「ううっ!! ……あ、摩耶……」
びびっ、と摩耶が一際強く痙攣すると同時に、流の先端から熱い迸りが飛び出す。
644 :
サザム:03/06/06 22:24 ID:tthlxk5i
そのまま崩れ落ちそうになる摩耶の身体を抱き止めると、流は彼女をそっとベッドに横たえた。
◇ ◇ ◇
「……はぁ、何だか、まだふわふわしてます……」
流に腕枕をされた摩耶は、薄く目を開けると、夢見心地でそっと呟いた。
芯が蕩けてしまったように力が入らない身体で、流の身体に寄り添い、彼の顔を見上げる。
流は摩耶を見詰めたまま、彼女の髪をもてあそぶように梳いていた。
「あの、流さん。さっきの約束、信じてもいいんですよね……?」
摩耶は縋るような目つきで、間近にある流の瞳を覗き込んだ。
「……さっきの、って?」
「だから、あの……。私の見てる時は、他の女の人とは、あんまり……」
「ああ。そんなにすぐには変われないだろうけど、約束は守るよ」
そう言いながら優しく頭を撫でる大きな手の感触に、摩耶は包み込まれるような安心感を覚える。
「それと、もう一つお願いが……」
「……なに?」
それを言うのは、摩耶にとって非常に勇気のいる行為であったが、思い切って告げる。
「また夢魔が出ないように……、えっと、時々でいいですから、その……してくれますか?」
「……ぷっ」
「ひっ、ひどいです、流さん! 私、真剣に言ってるんですよ!?」
堪らず噴き出した流に、摩耶は真っ赤になって訴えた。
しばらく笑っていた流は、いたずらっ子のような表情を浮かべ、摩耶の耳元に囁く。
645 :
サザム:03/06/06 22:26 ID:tthlxk5i
「くくっ、まったく……。いいけど、俺からも一つ、お願いしてもいい?」
「なっ、何ですか……? 私に出来る事なら……」
「流『さん』は、もう止めて欲しいな、摩耶」
「え……、あ……!」
流に呼び捨てにされている事に気付き、摩耶は喜びと驚きに、大きく目を見開いた。
以前、かなたにも言われた言葉だが、意味する所はかなり違っている。
その意味がゆっくりと胸に染み込むにつれ、驚きの表情がゆっくりと柔らかな微笑みへと変わっていく。
「分かったわ、流……」
万感の想いを込めて呼びかけると、流は少し照れた様子で目線を外し、口の中で小さく何かを呟いた。
「……今、何か言いました?」
「え、あ、いや、特に意味のある言葉は……」
輝くような笑顔の摩耶に問い詰められると、流は更にそっぽを向き、気まずげに鼻の頭を掻く。
先程まで流が圧倒していた二人の力関係が、いつの間にか逆転している。
「ふふっ、うそつき。ちゃんと聞いちゃいましたからね、今のも約束のうちです」
「ええっ!? ちょっと待った、今のナシ!」
「もう駄目ですっ。……約束は破っちゃダメよ、流?」
流の胸に顔をすり寄せながら、摩耶は洩れ聞こえてしまった先程の言葉を、至福感に浸って何度も反芻した。
『こりゃ、プレイボーイも廃業かな……』
〜END〜
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
摩耶ちゃん可愛いし、何か応援したくなる二人というか。
いいもの読ませて頂きますた!!!
別スレの方でも次回作、楽しみにお待ちしてます〜
647 :
サザム:03/06/06 22:33 ID:tthlxk5i
絶対に寝取られない流で、というリクエストだったので、こんな風にしてみました。
この流くんは、きっとこの後、必死に「好色」を買い戻すんでしょう。
それまでは、「うる星やつら」のあたるとラムのよーに「流の浮気者〜!」とかやったり。
んで、次はいちおー、百鬼の洋大×麦を予定。
あんまり多人数だと、40〜50スレとか言語道断な長さになりそうなもんで、勘弁してつかーさい。
では、鯖規制が早く解ける事を期待しつつ、この辺で。
プハァ〜
満足デスじゃ!
次回作を期待しつつもう一度読み返そう。
ところで別スレってどこなんでしょう?
そっか、好色は不利な特徴で-15CPだっけ……
意外に貰えるCP多いんだなあ。
流君が浮気をしなくなる日は遠そうだw
>>647 ちなみに、したらばにある百鬼夜翔の掲示板なら、どんなに巨大になっても大丈夫ですけど…
>サザムさん
満足です!いやいや、摩耶ちゃんなんてキュートなんでしょう!
ありがとうございました。>646さんのおっしゃられるとおり、応援したくなりますね!
エッチもラブラブが好きな自分にはそれはもう…でした。
おお、ここで真に望んでいた摩耶が見れるとは。
突然出てきた堕天使とくっつくより納得できるぞー。
誰か僕月で、銀之介×楓でお願いします
サザム氏乙可憐!
>>653 空気を嫁と小一時間説教してやりたい。
なんか、ルナルジェネレの3を見てて、巨腕とか巨眼とかのバリエーションを
ラグアツミュルーンの悪人が「きょこ……」といって突っ込まれてたのを見て、
ふとネタを思いついた。
最近「サリカ狩り」と呼ばれるサリカの生娘を陵辱する事件がバドッカで多発
していた。毎夜毎夜駆り出されるヤンを気遣うリカ。だが、ヤンが忘れ物をした
ためにそれを届けようとしたら、巨根のペニールが使う「魅了」の魔法で
操られてるヤンたちのチームに輪姦される。
ネタすぎる……やめようかな……
>>656 The Day is the Day. 思い立ったが吉日という言葉を捧げます。
FIGHT!!
ふと「Dクラ」SS書きたくなったんでつが
もし需要があれば書きまつ(凄く以前希望カキコ
あったんでもしその方がまだ来てれば是非)。
良かったらカプリクエストしてくださひ。
>>658 リクした人じゃないですが、是非読みたいです。
カプとしてはやっぱり「景×梓」「景×女王」「勇司×千絵」あたり。
番外的に「景×静」「勇司×久美子」「蝿×久美子」なんての読んでみたいかも……
>658
同じくリクした人じゃないですが、読みたいです。
私も、景×梓 勇司×千絵、甲斐×茜 あたり。
た、頼む! 誰か撲殺天使ドクロちゃんで一本書いてくr
グシャッ
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
カプリ クエストってどうゆう冒険ですか?
>>658 自分も読みたいです!
景×梓、勇司×千絵あたりはオーソドックスだけど、手堅くて良いんじゃないかと。
終わりのクロニクル買ったけど双子の姉と弟に萌え〜。
主人公弟の方にも手を出してるしw
あれで3Pとか考えただけで・・・・。
>>647 サザムさん、お疲れさま。そして洋大×麦に期待しています。
ところで、そこに律子の入り込む余地はないですかねぇ?
原作での律子の扱いがあまりにアレなんで救済してやって欲しいんですが。
>>664 個人的嗜好だけど、
男×女×男は萌えないけど、
女×男×女は萌え萌えなのは何でだろ
>>647 サザム様、サザム様
どれ程長大になっても良いのでオールスターキャストでお願いします。
よし、そろそろリアラさんの出番だな!
>>661 あんたの書き込みを見てドクロちゃんを買ってきたが、かなりオモシロカタよ。
ギャグがすごく多いから波長や相性が合わないと面白くないだろうけど、漏れは合ったのか思いきりワラタ
>669
なんつうか、あれだけで購入を決意できるとは勇者だな。
陰陽の京で、保胤×時継をキボンと言ってみる。
清良×蓮の救済ものもいいなあ…
誰かしずるさんで書いてくれないすかね。
よーちゃん受けのソフトなやつ。
サザムさんの書くSSはエロエロとラブラブの割合がちょうどいいなぁ。
個人的にはもう少しラブラブ寄りでもいいけど。
洋大と麦のお話も期待しています。
私も律子もご一緒させてあげて欲しい派の一人なので、できればその方向でお願いします。
674 :
669:03/06/11 09:46 ID:OvCn7VzI
>>陰陽の京で、保胤×時継をキボンと言ってみる。
いいねそれ。(多分)積極的な時継タンは萌える。
ただ職人さんは皆手一杯っぽいからなぁ。
ドクロちゃん辺りで書いてみたいが、時間がなくて漏れは無理かもしれん。
675 :
658:03/06/11 12:51 ID:2m0BMfM1
>>659,660,663
さんくす。書いとります。
取り敢えず景×梓で。
もうちょいなんでお待ちを。
でもupはちょい遅れるかも知れませぬ……
ああああ兄貴とADSL回線共用でさえなけりゃあ!!!
皆様に質問。
書いてたら長くなりすぎました・・・・・・
長いと他の皆様に迷惑でつか?
エロのトコだけupしてみたりしたほーが
いいでせうか。
エロでないトコには千絵スケが沢山出てるんで
じつはあまり削りたくないのでつが……。
>>675 カミハケーン
楽しみにしていますねーw
個人的にはエロー以外も見たいです。まして千絵スケが出ているならなおさら!
エロー前を描写している職人さんもいることだし、大丈夫では。と勝手に思っております。
>>674 もちろん積極的といっても、自分が何をしてるか何をすべきか理解してないんだろうな。
今の時代なら、いくら箱入りでも多少の情報は入ってくるだろうけど、あの時代じゃあなあ。
男のモノも見たこと無いだろうし、それがあることも知らないかも。
でもそれに似合わない、あの時代には珍しい豊かな胸。
いいなあ。
ちょっと質問。ここってホモショタネタも大丈夫?
いや、上に出てた電撃の「終わりのクロニクル」で佐山×切書いてるんで……
需要があるようならそのうちうpします
>>674 ついでに言えば、平安時代の風俗に詳しくないと大変だとも思う。
でも、それでも保胤×時継が読みたいと思うのだ!
682 :
323:03/06/12 18:59 ID:aqyI6QDP
原作の妖魔で、ホテル入るか入らないかの車のシーンとかあったのにも関わらず、
ラストではあーなってしまった二人
良かったですね、流。
そして、お疲れ様ですサザムさん。堪能させて頂きました。
私のような神以前の者の駄作を待っていて下さった方。
ようやく仕事場から脱走してきましたので、急いで書き直してアップしたいと思います。
ただ、1〜2週間まともに寝てない為、これから1日か2日休んでから仕上げたいと思いますので、
どうかその辺ご理解頂けると嬉しく思います。(アップ自体は来週の月・火辺りかな?)
最後に、
>>615さん、128さん、新参者のくせに、生意気な事を言ってしまい申し訳ございません。
謝るのが遅れてしまいましたがご容赦下さい。
それではまた、アップ時(…かな?)に…
もっとも知られたくない親しい人に、見られ、採点され、「ここ、こうすればいい」と評価され
しかもそれが的確であり、更には時間を割いて文章構成や書き方の指導までされた時、
人はどうすれば立ち直れるんでしょうかねぇ…(ひかれるより、ある意味嫌だ)
>>681 訃柚の指南を受ける時継キボン、とか言ってみる。
蓮が、清良の識神となって還ってくる、みたいな展開とか。
>>682 純愛系を書いて下さる職人さんの降臨に期待大
685 :
128:03/06/12 22:15 ID:RuBqWVVr
>323
謝られるようなことあったっけ?
こっちもこのスレが初投下なので新参者に他ならないし……??
>もっとも知られたくない親しい人に、見られ、採点され、「ここ、こうすればいい」と評価され
>しかもそれが的確であり、更には時間を割いて文章構成や書き方の指導までされた時、
>人はどうすれば立ち直れるんでしょうかねぇ…(ひかれるより、ある意味嫌だ)
知られたくない、の部分の事情がが判らんから何ともいえんけど、
「絶対綺麗になってやる!」の理論しかあるまい。その人が何も言えないほど上手くなるのだ。
そんなにちゃんとコメントしてくれる人がどれだけ貴重かってのは知ってると思うんだけど……
まあ、事情が判らんから聞き流してください。
私の方は、もうちょっとお待ちを。
リアラさん、早く陵辱されぬかなぁ・・・
アンディ×メノアのらぶらぶ新婚生活はまだかなぁ〜
688 :
658:03/06/13 13:01 ID:O0gFAt6s
回線無理矢理譲って貰ったので投下する。ルナルじゃなくてゴメンよ。
(ルナル人気だな〜)
カプは「Dクラッカーズ」の景×梓。
>>676 さんくす。でも期待しないで読んでつかあさい゚・(ノД`)・゚・
>>662 そりゃああんたカプリとする(以下略)。
689 :
658:03/06/13 13:07 ID:O0gFAt6s
カツーン。
グラスがリビングの床を打つ鋭い音がした。
「景ちゃん!」
梓の叫びが非道く遠くに聞こえてやっと、景は自分がたった今落としたグラスと
似たような状態であることに気が付いた。
打ち付けた右肩が痛い。
梓ちゃんが夕食を作りに来てくれた時くらいは起こらないでいてくれ。そう願って
いたが、やはりそううまくはいかない。
「景ちゃん、大丈夫?」
景は答えることが出来なかった──空気を掴むようにしてうずくまる。梓に
助け起こして貰い、景は震える手で胸元のペンダントをまさぐった。カプセルを
取り出し、一錠だけ口に含む。本当はもっと欲しかったが、自分にカプセルから
手をひいて欲しいと願っている幼馴染みの前ではこれ以上の服用はできなかった。
噛み砕き、嚥下すると徐々に胸を抉るような苦しさが治まっていった。霞む目で
見上げると、不安げな表情の梓と眼が合った。彼女は今にも自分の方が気を失って
しまうのではないかと思えるほど真っ青な顔をしていた。
「……」
そんな顔をしないでくれ。そう言いたかったが声が出なかった。梓は景を支えると、
ソファまで連れて行ってそっと寝かせた。その肩まで毛布を掛けるとグラスを
拾い上げる。グラスには縦に真っ直ぐ、一本のひびが入っていた。まるで景の今の
状態を暗示しているかのようだった。
690 :
658:03/06/13 13:11 ID:O0gFAt6s
重度のカプセル常習者である景はしばしばその中毒症状に苛まれる。肉体的な痛み
だけならばまだいいが、発作はたいていの場合、鬱状態も併発した。疲労と絶望感。
自分はもう長くない。そう思うことは一度や二度ではなかった──そして実際その通りだった。
梓もそんな景の状態に薄々気付いているようだった。彼女はグラスをテーブルに戻した後
真っ直ぐ景の側に来て、その手をただ握りしめた。景が発作を起こしたとき彼女はいつも
そうしていてくれる。それだけで、景の心の嘆きは幾分かでも晴れた。
それでも。
こうしていられる時間が後どれだけあるだろう──景の心にはいつもその思いが
渦を巻いていた。カプセルを服用することで操れる悪魔。景にはそれを使ってやらなければ
ならないことがあった。もとより自分の身など顧みないと決意していた。しかし。
景は目の前にいる梓を見つめた。彼女は見られていることに気付くと、安心させるように
景の手を強く握りしめてきた。
「……」
決意は梓を前にするといとも容易く揺らいだ。次に発作が起きたときにはもう、こうして
触れ合うことなどできないかも知れない。あるいは一目会うことすらかなわないかも
知れない──
「ねえ、景ちゃん。もういいよ……」
景の心の内を知ってか知らずか、梓は呟くように言った。繋いでいない方の手で
景の額に触れ、落ちかかった髪を掻き上げる。
「景ちゃんが何のために悪魔狩りなんかしてるのか知らないけど、もういいよ。もう充分だよ」
梓の声は景の心に突き刺さった。景は表情をゆがめた。七年前の決意が今にも瓦解
しそうだった。
「それ以上言わないでくれ」
「景ちゃん!これ以上続けたら、景ちゃん、本当に死んじゃうわ!」
梓は叫んだ。心の底からの悲鳴──梓のこれまで溜め込んできた想いが爆発した
ようだった。梓はあらん限りの本音を全て景に向かってぶつけてきた。
691 :
658:03/06/13 13:15 ID:O0gFAt6s
「こんな風になっちゃうために生きてきたの?こんな歳で、こんな所で、他に何にも
なくって──たったひとつの目的さえ遂げられればそれでいいって言うの?そうじゃないでしょう?」
「……」
景は毛布の中で苦笑した。そうだ。彼女の言うことは正しい。
自分は馬鹿だ。しかしそれを認めるわけにはいかない。景は歯を軋らせた。
「黙れ──」
叫ぶが早いか、景は繋いでいた手を強く引いた──不意を付かれた梓が胸の上に
倒れ込んでくる。景はそのまま彼女の肩に手を回した。
「景ちゃん……っ!?」
開きかけた唇を自分の唇で塞ぐ。梓の両目が見開かれた。反射的に抵抗しようとした
身体を強く抱きしめて封じる。逃げる舌を捕まえる。多少強引に絡ませると、梓の身体から
だんだんと力が抜けていった。
彼女の柔らかい髪に触れ、ポニーテールをまとめていたゴムをほどく。手の甲に
ばさりと髪が落ちてきた。唇を放し梓を見る。梓はようやく我に返ったようで、
慌てて掌で唇を隠した。頬がみるみる朱に染まる。
毛布越しに抱きしめる。梓が混乱しているのが手に取るようにわかった。景は薄く
笑った。いつもリードされてばかりいるのだ、たまにはこちらに主導権を回してくれても
いいじゃないか──。つい今し方服用したカプセルの影響で、景の気分はひどく高揚して
いた。悪ノリという言葉に相応しく、景は普段の彼からは考えられない暴挙に出た。
「ま──待って──」
景は梓の制止を振り切った。梓の力が緩んだ隙に上半身を起こし、手首を掴むと身体の
位置を入れ替える。栗色の長髪がソファに散った。彼女は泡を食ったような表情で瞬きした。
「何……する気?」
「イイコト」
『ウィザード』の顔で景は笑った。ブラウスのボタンを手早く外していく。
「ちょ……ちょっと、景ちゃん──怒るわよ!?」
梓は耳まで真っ赤になって怒鳴った。梓は護身術を身に着けており、女性にしては
力も強い方だ。細身の景になら充分勝てる自信があった。景もその事実はわきまえている。
しかし景はちょっと笑ってこう言った。
「じゃ、梓ちゃん。抵抗してみたら?」
692 :
658:03/06/13 13:18 ID:O0gFAt6s
「……!!」
馬鹿にしてるわね!?と憤慨し、梓は腕に力を込めた。しかし梓の予想に反し、腕は
まるで手首を固定されたように動かなかった。
「あ……あれ?」
見ると、腕に黒い帯が螺旋状に巻き付いている。黒い帯は景の影から伸びていた。
それは景がワイヤーと呼んでいる影だった。梓は目を丸くする。景が覆い被さって
いるせいで梓の身体には景の影が掛かっていた。「ちょっと……まさかこれ」
「そう」
景が悪戯っぽい笑顔を見せた。梓は思わず眼を剥いた。
「ふ……普通こんなことに悪魔使う!?」
「僕の影なんだから、僕の勝手だろ?ワイヤーは厳密には悪魔じゃないしね」
指で彼女の髪を梳く。鎖骨にいくつかキスを落とすと彼女はわずかに声を上げた。
「景ちゃん、やりすぎよ……っ……んっ」
言葉は途中で途切れた。景がブラジャーの隙間から手を侵入させたからだ。
もう一方の手を背中に回してホックを外す。胸の双丘が露わになる。ゆっくりと
手を動かすと小さく悲鳴が上がった。
「もっと声、出したら?」
言いながら更に責める。梓がびくんと身を震わせた。
「だ、だって……ここ、マンションでしょ?」
梓はうろうろと視線を彷徨わせた。胸を晒している恥ずかしさに、正面切って景の
顔を見られないらしい。
(そりゃそうか)
景はくすりと笑った。可愛い。
「いいんじゃないか?聞きたい奴には聞かせてやれよ」
「声上げるのはわたしなのよ!?……ってちょっと景ちゃん、貴方前と言ってることが
違うわよ!」
「あれ、そうだったっけ」
景が外聞だの何だのとだだをこねたのは最近のことだったが、本人はあっさり
忘れたふりをした。
色づいた先端を口に含む。もう一方の乳房は掌で撫で上げた。
693 :
658:03/06/13 13:22 ID:O0gFAt6s
「あ……やっ!」
梓が感覚と羞恥に身悶える。感じているのは間違いないが、まだ悲鳴を押さえているのが
わかった。景の瞳に、彼がハイになっている時特有の軽い嗜虐心が覗いた。
「なら出させてやる」
言うが早いか、ブラウスの胸元を完全にはだけさせる。完全にむき出しになった肩は
抜けるように白い。
「景ちゃんっ!?」
梓の悲鳴に近い声を、景は完全に無視した。舌先を胸の頂点から腹部へ、ゆっくりと
下ろしていく。
「あ……あっ」
わずかだが梓の喘ぎが大きくなった。
スカートは裾周りが広いので脱がせる必要はなかった。まず太股に触れ、そこから指を
滑らせていく。片手は相変わらず乳房の上だ。梓は内股を這い上がってくる感触に、次に
触れられる場所を嫌でも認識させられた。無駄だと解っていても、逃げ出したくて身じろぎする。
「景ちゃん、駄目っ……あっ!」
景の指がショーツの上から秘所に触れた。梓の身体が跳ねる。景は指をそのまま強く
撫でるように動かした。
「やっ……あ……あんっ」
梓は耐えきれずに身をよじった。景はそんな彼女の身体を頬で感じながら指先を更に
動かした。次第に、景はその陵辱的な行為をやめられなくなっていった。梓にもっと
声を上げさせたくて、景は一心不乱に手を動かした。湿っていくそこを柔らかい布越しに
よく揉みほぐしていく。
「は……ん……っ!くっ……!」
梓は激しく身悶えしながら、それでも強く唇を噛んで必死に耐えていた。景の髪が肌に
触れるだけで感じているのに、その意志の強さはどこから出てくるのか。景は少し悔しくなって、
乳首を軽く噛みながら手をショーツの下に滑り込ませた。
「っあ!?」
声が漏れる。梓が髪を振り乱した。必死に足を閉じようとするが敵わない。茂みを掻き分け景の
指がゆっくりと侵入してきた。時間を掛けて揉みほぐしていたため、そこは既にたっぷりの蜜で潤
んでいた。
694 :
658:03/06/13 13:25 ID:O0gFAt6s
花弁をなぞり、蕾を嬲る。もぞもぞと動いて進んでいく指に、梓はたまらず声を上げた。
「あっ……やあっ!あああぁっ!」
指が秘裂を割って入ってくる。何の遠慮も無しだ。その指を急に何度も動かされ、梓は
悲鳴を上げた。身体全体が痙攣する。梓は軽く達した。
「──やっと声が出たな」
景の声。
「どう?気持ちいい?」
「……駄目、よ……こんなの……ずるいっ……」
涙目で喘ぐ。中途半端に脱がされた肢体は梓にその気がなくても、景を誘うには充分過ぎた。
指はまだ入ったままだ。達したのに抜いてくれない。
「景、ちゃん……いつからこんなに意地悪になったのよ……」
「あれ?梓ちゃんこそ、昔は僕なんかよりずっと意地悪だっただろ」
梓の涙を舌で拭う。彼女はぴくんと反応した。
「梓ちゃん、よく僕のクッキー盗んで食べたじゃないか。月に一缶、こっちは大事に大事に
食べてるのに、梓ちゃんってばいつも意地悪して沢山食べたり、缶を隠したり……
この間だって。まさか高校生にまでなって梓ちゃんに同じことされるとは思ってなかったよ」
代わりに梓ちゃんを食べたっていいよね?と小首を傾げる。
「そ……それは……」
梓は慌てて弁解しようとした。確かに先日、七年ぶりに物部邸の旧家跡に不法侵入した
際、七年前と同じクッキーが置いてあり、梓はそれを悪戯心で食べてしまった。……しかし
だからといって身体で支払えというのはいかがなものだろう。
「んんっ!」
急に襲ってきた快感に梓は呻いた。景が挿入していた指を抜いたのだ。梓にはもはや
抵抗する気力はなく、ぐったりとソファに身を預けるだけだった。
靄の掛かったような瞳で景を見る。景はたった今まで彼女の中にあった指をぺろりと舐めた。
梓はその瞳に、自分と二人でいる時の景ではなく、普段の景に通じる何処か暗く乾いた
光を見て取った。学校にいるときの景にしろ『ウィザード』としての景にしろ、他者、
第三者に対する景は冷厳で俯瞰的、あるいはもっと直接的に、否定的と言ってもいい観念を
持っている。今の景にはその雰囲気が漂っていた。梓はたまらなく不安になった。
景が一瞬目を伏せた。顔を上げる。鋭い双眸に梓は言葉を失った。
695 :
658:03/06/13 13:28 ID:O0gFAt6s
景は再び梓の上に覆い被さってきた。梓の頬に手を添える。視線と視線が重なった。
景はもはや笑っていなかった。瞳で解る。
本気だわ……。梓はわずかに顔を青ざめさせた。頬に添えられた手が首筋に降りてきた時、
梓は覚悟を決めて囁いた。
「景ちゃん。今の景ちゃんには、わたし抱かれたくないよ」
首筋の手が止まった。
景は眼を見開いた。首筋に触れた手がほんのわずか震えている。その瞳に突然悲痛な
色が灯った。
「……」
決心が挫けそうになる。梓は心を鬼にした。
「……景ちゃん、これが最後だと思ってるでしょ?自分はもう駄目だと思ってるでしょ?
そんなつもりで抱くなら願い下げよ」
今夜の景の強引さ。瞳の光。それらは全て彼の不安が起因になっているのだろう。
梓は叫んだ。この言葉の本当の意味が景の心に届いて欲しいと全身全霊で祈りながら。
「わたしはそんなの嫌!そんな気持ちで抱かれるくらいだったらわたし、景ちゃんのこと
拒否するわ。この影を解いて、今すぐ家に帰して」
梓にとって景は手の届くところにいるようで実はそうではない、ブラインド越しにしか
触れられない存在だった。どんなに好きでも、どんなに想っても、今の景は梓の知らない
場所に棲んでいる、まさに塔の上の魔法使いだった。今にも塔の上から飛び降りてしまいそうな
魔法使いは例え女王でもどうすることもできない。地上から見上げているしかないのだ。
なら、せめて──
「──君の言うとおりだ」
沈黙を破ったのは景だった。彼は微かにかぶりを振った。
「ごめん。……ちょっと調子に乗りすぎた」
俯き加減でそう呟く。その言葉と共に梓の腕にまとわりついていた影はするすると
景の影へと戻っていった。
「……」
戒めから解放され、梓は身を起こした。景は黙って梓の肩に毛布を掛けると顔を逸らした。
その顔には梓に拒否された悲しみと寂しさがありありと浮かんでいた。梓は胸が締め付け
られた──そして一瞬の後、それは爆発的な怒りに変わった。
696 :
658:03/06/13 13:31 ID:O0gFAt6s
(やっぱりわかってないんじゃない!)
その手が鋭い勢いで伸びる。景は完全に不意を付かれたようだった。逃げかけたその
身を捕らえて引き寄せる。逃げられないよう頬を両手で固定すると、梓は思い切り景の
唇を奪った。毛布が床に舞い降りた。
「!」
今度は景が慌てる番だった。制止しようと口を開きかける。その歯の隙間に素早く舌が
侵入してきた。そのまま景の口内を蹂躙していく。
「……んっ……!」
景は思わず声を漏らした。そのキスは先程景が梓にしたそれよりも数段深いものだった。
キスをするということに慣れていないらしく──その事実は景にとって喜ぶべきことなのかも
しれないが──上手いとは言えないが、その行為には烈火の激しさがあった。
景は頭がくらくらした。長いキスがようやく終わり、梓の唇が離れていく。しばらく
放心状態だった景ははっと我に返った。一気に頬が熱くなる。これってのはつまり、いわゆる……。
「セ……セクハラじゃないのか、梓ちゃん!?」
「あ!あんなことしといてそーいうこと言うわけ!?わたしのがセクハラなら景ちゃんのは
強姦よ、強姦!」
梓はきっぱりとのたまった。彼女自身相当恥ずかしかったらしく、真っ赤な顔に複雑そうな
面持ちを見せている。肩で息を切らせて彼女は言った。
「別に景ちゃんのことが嫌だって言った訳じゃないでしょ!?」
「え……」
景は目を丸くして梓を見つめた。梓は眉をつり上げて怒鳴った。
「景ちゃんのその後ろ向きな考え方が嫌なの!最後の思い出に、みたいなその態度に腹が立つの!
それじゃ本当に最後になっちゃうかも知れないじゃない!わたしはそれが嫌だって言ったのよ!」
人の話はちゃんと聞きなさい!と叱りつけてくる。しかしその声は段々と小さくなっていった。
はだけられたブラウスの胸を握りしめながら梓は呟いた。
「景ちゃん、そう言う眼してるんだもの……わたしは拒否するしかないじゃない」
梓は景が命を投げ出すつもりでいるのを知っている。それが近いというのも解っている。
しかし梓はそれを納得できない。
梓は景の首に腕を回した。強く抱きしめる。
697 :
658:03/06/13 13:33 ID:O0gFAt6s
「だからもし景ちゃんが目的を果たした後、無事に戻ってきてくれるなら……もう一度
元気な顔を見せてくれるなら、わたし……」
言葉はそこで止まった。梓は腕を回したまま身だけを少し離す。
間近に梓の顔があった。景は一瞬息を呑んだ。梓の切なげな瞳を見て、金縛りに合ったように
動けなくなった。
「梓ちゃん……」
「約束、してくれる?」
「……」
景は沈黙の末、かすかに頷いた。
一度達した梓の体は火照り、体温が上がっていた。冷たい指で景が触れるとそれだけで
彼女は感じたように呻き声を上げた。
口付けをしていく。額、頬、肩、胸──順々に。梓は覚悟を決めたような表情でぎゅっと
毛布を握っていた。景が耳元で声をかける。耳に掛かってくる息に梓は思わず肩をすくめた。
「そんなに緊張しなくてもいいよ、梓ちゃん」
「そんな事言ったって……」
手の握力は緩んでいない。景は軽く溜息をつくと、いきなり梓の脇の下を撫で上げた。
「きゃっ!?」
梓の身体から力が抜けた。その隙にブラウスの中の背中に手を入れる。梓の体はわずかに反るよ
うな体勢になった。こうすると女性はなかなか身体に力を入れられない。景は梓の背中を撫でなが
ら、目の前に突き出た胸を愛撫し始めた。
「あっ……ああっ」
甘美な声が漏れる。上下している梓の胸は白く柔らかかった。堪らなくなって舌を這わせる。胸
の頂点を重点的に責めるように配慮しながら丁寧に舐め上げていくと、梓は身を捩らせてさらに声
を上げた。
梓の身体から力が抜けたところを見計らって背中の手を下ろしていく。スカートの下に手を入れ、
肌着の掛かった尻に触れるとやや強く揉む。手の動きは自然に大胆になっていった。
「ああ、んあっ、あっ」
声の間隔が短くなってきた。自分の愛撫で感じてくれているのが嬉しくなり、景は梓の身体全体
に触れていった。
698 :
658:03/06/13 13:35 ID:O0gFAt6s
「んっ、は、あっ!」
梓の反応が大きくなった。やがて両手はゆっくりと下へ降りていった。景の目が下半身に向かう。
「梓ちゃん、脚、開いて」
スカートを捲り上げ、太股に手を添えながら景が言う。梓は逡巡した。やっとの事で喋る。
「……や……恥ずかしい……」
ショーツをまだ付けているというのに、消え入りそうな声で言う。景は思わず苦笑した。
「わかった」
短く言うと、景は無理に押し込まない程度に、手を閉じた腿の間に滑らせた。急激な手の動きに
付いていけなかった梓が身悶えた。
「っあっ」
腿の隙間が緩んだ。するりと手を滑り込ませる。梓はわずかに脚を閉じようとしたが、それ以上
の力で押し返すと抵抗しなかった。ゆっくりと両足を押し広げる。景はショーツを取り払った。ピ
ンク色の花弁が顔を出す。溢れた蜜がその花弁を彩っていた。
思わず見とれる。しばらくすると震える声がかかった。
「景、ちゃん……あんまり、見ないで」
梓は顔を真っ赤にして口元に手を当てていた。可愛いと素直に思った。普段は強気で向こう見ず
な彼女がこんなに恥じ入る姿はついぞ見たことがない。いつもこうだったらいいんだけどな、と内
心思いながら尋ねる。
「してほしいってこと?」
「……そうじゃ、ないけどっ……ああっ!」
言い終わらないうちに花弁の内側を音を立てて吸われ、梓はびくんと身を震わせた。景は外側か
ら内側へと順々に舌を絡ませていく。大きく舐め上げ、舌を動かして蜜を絡め取る。
「ひ、あん!やあっ!あっ」
舌を動かすたび、梓がくぐもった悲鳴を上げた。彼女の上げる声は綺麗で艶があった。景はいつ
の間にか引き込まれていった。
再び指を入れる。今度は二本。巧みに内壁を擦り上げる。梓の喘ぎが大きくなった。たっぷりの
蜜が指を伝い落ちてくる。そろそろいいかな、と景は見当を付けた。囁く。
「梓ちゃん、入れてもいいかい?」
「あっ……はあっ……あ……」
梓は止まった指にようやく息をついた。握りしめた両手が細かく震えている。その唇が小さく開
いた。
699 :
658:03/06/13 13:38 ID:O0gFAt6s
「あ……あのね……景ちゃん。わたし……その」
「?」
「…………なの」
「え?」
声が小さくて聞こえない。聞き返すと梓はこの世の終わりのような顔をして叫んだ。
「は……初めてなのっ!二回も言わせないでよ……!」
「え……」
景は驚いて眼を見開いた。
梓は帰国子女で、七年もの間アメリカにいた。日本に比べてアメリカの風紀は開放的だ。
加えて梓は、誰の目から見てもおおよそ魅力的と言える容姿をしている。つまり彼女には、
アメリカに住んでいた時既に恋人の一人や二人いてもおかしくない状況だったのである。
景も当然そう思っていた。七年前までとは違い、彼女はもう自分一人のものではないと
心の底では諦めていた。たった今まで。
「……どうして?彼氏とか、いなかったの?」
「うん。──正直、わかんない。なんか、気が進まなかったって言うか……」
梓は火照った顔で少しだけ笑った。
「変だよね、わたし……きゃっ」
景は梓を抱きしめた。殆ど無意識の行動だった。
梓がどうなのかはわからない。だが、景は小学生の時からずっと梓が好きだった。それを自覚し
ていた。梓が渡米から色々なことがありすぎて恋などする暇もなかったのは事実だが、七年間ずっ
とその想いは消えなかった。一度は諦めざるを得なかったその想いに、梓は応えてくれた。
「け……景ちゃん……?」
梓は戸惑いながら景を見た。景はまるで昔の頃のようないとけない笑みを浮かべて言った。
「わかった……なるべく優しくする」
「あっ……!」
梓が激しい吐息を漏らす。景は彼女の痛みを出来るだけ抑えようと、そっと腰を進めていった。
梓の声が高くなる。容赦なく締め付けてくる内壁に、景の身体にも快感が走った。
「っ……」
すぐにでも彼女を貫きたくなるのを耐えて、更に奥へと進ませる。梓が身体を強張らせているの
を感じて景はその頬を撫でた。
700 :
658:03/06/13 13:40 ID:O0gFAt6s
「大丈夫?力、抜いて……」
「……ふ……くっ」
声は答えにならなかったが、身体の力がやや抜かれた。頬を撫でる手が梓の両手で握られる。応
えるように、景のそれが薄い膜を突き破り、梓の最奥まで到達する。梓が声にならない悲鳴を上げた。
くずおれたその身体を優しく抱き上げる。梓は景の胸にもたれかかって荒い息を付いた。
「……痛い?」
思わず尋ねるが、それが間抜けな問いであることにすぐに気づき、景は思わず渋い顔になった。
痛くないはずがない。そんなこちらを察したのか、彼女はすぐに答えを返してきた。
「大丈夫……大丈夫よ。でも、もう少し、待って」
その言葉に、景は朝露を口に含むように、唇で梓の涙を拭った。
梓が大きく息を付く。荒かった息は段々と収まっていった。景はその間ずっと頭を撫で、背中を
さすってやっていた。梓の眉間に寄っていた皺がようやく薄らいだ。見計らって声を掛ける。
「動くよ」
「……うん……」
すがりついてくる梓を身体全体で感じながら、景は少しずつ腰を動かしていった。締め付けられ
る快感に、景も我知らず声を漏らしていた。
「っ……く……!」
「ああっ!あっ……ふあっ!」
梓が身を反らし、声を上げて喘ぐ。痛みを訴えるような声が、回を重ねる事に少しずつ快楽の喘
ぎに変わっていくのがわかった。秘所からは溶けるような蜜が溢れ出し、景のそれを包み込んでい
く。更なる快楽を求め、景の動きはどんどん大きくなっていった。突き上げるように腰を動かし、
彼女の中を侵していく。
「ふぁっ……っ……ああっ!景ちゃん、わたし、もう────あああああっ!」
のけぞっていた梓がひときわ高く喘いだ。体中から力が抜けたように景につかまっていた腕が解け、ソファの上にくずおれる。あられもない姿をソファに横たえ、梓はぐったりと息をついていた。むき出しの胸が上下している。
「──イった?」
「……あ……っ……ごめん……先に、イっちゃって……」
はっと気が付き、慌てて謝る梓に堪らない愛おしさを感じ、景はくすりと笑う。
「謝ることないよ。もう少しさせてくれれば」
「えっ……待って、わたしまだ──きゃあっ!」
梓の腰に手を添え、景は再び動き始めた。度重なる律動に梓は耐えきれず、身を捩って声を上げる。
701 :
658:03/06/13 13:44 ID:O0gFAt6s
「はっ!あっ!あ……駄目ッ、景ちゃんっ──あああっ」
「──……!」
景も絶頂へと近付いていた──身体の芯から沸き上がってくる快楽に、景は不思議な安心感を感
じていた。カプセルを何十錠同時に噛み砕くよりずっと心地良い、優しく激しい快感。どれだけの
量のカプセルがもたらす快感にも耐えられるはずの景の心は、梓とのもたらす快感にいとも簡単に
呑み込まれていった。
◇◆◇◆◇
景は一人漫然と窓の外の月を見ていた。
視線を月からすぐ隣へと移す。景の腕を枕にして、梓はすっかり落ち着いた表情で寝息を立てて
いた。その寝顔に、景はしばらくの間見入った。そっと声を掛けてみる。
「梓ちゃん」
答えはない。
「梓ちゃん?」
梓は深い眠りに付いているようで、二度の呼び掛けにぴくりとも応じなかった。それを確認し、
景はその言葉を初めて唇に乗せた。
「──好きだよ」
好きだよ。
その言葉を、何度必死の思いで呑み込んだか知れない。声になれば薔薇の香りのようにあまやか
なその言葉は、声となるまでは薔薇の刺のように鋭利だった。呑み込むたびに景の心はずたずたに
切り裂かれた。だがそれは決して口にしてはならない禁じられた言葉だった。
胸の奥が痛んだ。
こんなことは──こんなことはもうこれきりにしなければならない。自分の立場をわきまえなけ
ればならない。彼女を巻き込むことは終わりにしなければならない。
既に幾度か危険に晒してしまった。これ以上彼女を自分に近付けたら、今度こそ取り返しのつか
ない事態になってしまうかも知れない──想像しただけで心臓にナイフを突き立てられる思いがし
た。景は鋭く瞳を細めた。そんな事は絶対にさせない。
守る。必ず守ってみせる。
702 :
658:03/06/13 13:46 ID:O0gFAt6s
景は透明な表情で梓の頬に口づけた。
「……ん……」
梓はうっすらと目を開けた。彼女は数度瞬きをして頬に触れた。
「景ちゃん……?」
梓は景の横顔を窺い見た。その時には景は既に、密やかな漆黒の眠りに落ちていた。
◇◆◇◆◇
梓はいつもよりややゆっくりとした、少し頼りない足取りで学校へと向かっていた。視線は真っ
直ぐ前より少し下を向いて、しかし何も見ていない。昨晩の出来事。その余韻からまだ抜け出せて
いないのである。まるで夢を見ているような気分だった。
梓は朝方まで景の部屋で過ごした。景は、送っていくから夜のうちに帰った方がいいんじゃない
かと提言したが、梓はどうしてもやりたいことがあった。朝、素肌の上にワイシャツを着て彼にコ
ーヒーを淹れてあげるというアレである。景には呆れた顔で沈黙され、あまつさえ映画の見過ぎだ
と言われたが、「だってずーっと憧れだったんだもの!」という執拗な主張で何とか決行に漕ぎつけ
た。しかし景のワイシャツを借りたのはいいが、景は男性としては小柄な方で梓とはあまり背丈が
変わらないためシャツの裾がかなりきわどい位置だったり、コーヒーを濃く淹れすぎて景をむせさ
せたりして、結果としては散々だったのだが。
「……」
それらが涼しい朝の道を歩いていくごとに思い出され、梓はひそかに赤面した。
(……今日、どんな顔して景ちゃんに会おう)
「梓さぁぁぁぁん」
声と共に、突然肩に手が置かれた。
「わあっ!」
声を上げて後ろを見ると級友の姿があった。
「ち……千絵!」
長い黒髪の美人である──梓の一番の親友である海野千絵だ。正義の使徒たる探偵を本気で目指
している変わり者である。眼の下に隈があり疲れた表情をしていて、徹夜明けか何かと見える。し
かし身体から滲み出る雰囲気はその印象とは一線を画していた。体には精神力がみなぎっており、
どこか超絶的ですらある。彼女は開口一番こう言った。
703 :
658:03/06/13 13:48 ID:O0gFAt6s
「梓さん。私は見たわ」
「な、何を!?」
千絵はふっ、とニヒルに微笑み、肩に掛かった髪を後ろに払った。様になっていた。
そしておもむろに原子爆弾を投下した。
「あなたが今朝方、物部君の家の方角から帰ってくるのをね」
「!!」
──何故、それを!!
酸欠の金魚のように口をぱくぱくさせる梓を見て、千絵は確信の笑みを浮かべた。
「やっぱり……物部君のところにいたのね。遂にやったのね、梓さん!親友として祝福するわ!」
流石に声は低くしていたが、興奮を押さえきれない様子で梓の手を取る。その証拠に彼女の鼻腔
は限界まで膨らんでいた。梓は必死で言い逃れようとした。
「ま、待って!何で知ってるの……じゃなくて、何でそうなるの!?だいたい千絵、け……物部君
ちの場所なんて」
「あっまーい」
彼女はちっちっち、と人差し指を振って見せた。
「最近新たな依頼を受けて道に偶然張り込んでいたのよ。まだ調査の段階だったから梓さんには声
を掛けなかったんだけど──それに場所なんて学校名簿の住所を見れば大体見当が付くわ」
徹夜明けにも関わらず、彼女は順序立ててすらすらと述べた。隙がない。
「……」
梓は完全に沈黙した。駄目だ。彼女は頭がいい。言いくるめるのは無理だ──絶望的に天を仰ぐ。
この件が知られてしまったが最後、向こう3ヶ月は確実にネタにされる。それは、それだけは勘弁
して欲しい。何とか突破口を……。
そう思ったまさにその時、話題の渦中に存在する人物が歩いてくるのが見えた。千絵が、あ!と
声を上げる。千絵はその人物に向かいこの上なく嬉しそうな表情で挨拶した。
「もっののっべくん♪おはよう!」
……最悪だ。
梓は目眩を覚えた。景は千絵の勢いに少々面食らいながら「お……おはよう」と返した。
景はすっかり普段の、『図書室の住人』物部景の顔になっていた。縁の厚い眼鏡を掛け、制服をき
っちり着込んでいる。まるで昨日のことなど無かったかのような変貌ぶりに梓は少し不安になった。
704 :
658:03/06/13 13:50 ID:O0gFAt6s
千絵はにやにやしながら梓と景を見比べた。周囲に他の登校者がいないか見回して──彼女の最
後の良心だろうか──景にこそっと囁く。
「昨日、梓さんと一緒だったでしょ?」
景の眉が、片方だけぴくりと跳ね上がった。彼はおろおろしている梓を見て、すぐに状況を察し
たようだった。冷静に問いを発する。
「どうしてそう思うの?」
「どうしてって……とぼけても無駄よ、物部君」
千絵は梓に話したことと同様の証拠を述べる。景は黙って聞いていたが千絵の陳述が終わるとすぐに口を開いた。
「姫木さんがどんな恰好をしてたのかは知らないけど、ジョギングとかだったんじゃないのかい?」
「私服だったわ。コートにスカートだったもの」
「なら単に散歩に出てたとか」
「一抱えくらいある鞄を持ってたわ!散歩でそんな物持ち歩くわけないじゃない」
「彼女の家がその方向なら、ちょうど僕の家の方向にはコンビニがあるね」
「朝方に!?鞄よ!?」
「僕は彼女の私生活なんて知らないから。朝方に勉強でもしてたんじゃないのかい?それに最近は
ビニール袋を貰わずに手持ちの鞄で買いに行く人だっているだろ」
「〜〜〜〜!!」「……」
梓はそのやりとりをぽかんと聞いていた。梓の知る限り最も優秀な頭脳の持ち主である千絵が、
理詰めで景に完全にやりこめられている。
景は紡ぎ出す屁理屈だけならば軽く千絵を越えていた。流石だ。流石古参の勇士『ウィザード』だ。
梓は変なところで感心した。千絵はもはやショート寸前だった。今にもこめかみから
ケトルの音を立てて蒸気が噴き出してきそうな様子である。
しかし景の完璧なとぼけようにも呆れた──口先三寸とはまさにこのことだ。
千絵が惨敗を喫してすがりついてくる。
「梓さあああん!何とか言ってやって頂戴!」
「いや……助けを乞われても困るんだけど、実際のところ」
「名探偵ならぬ迷探偵だね……」
景は溜息をついた。だいたい景は梓や千絵とは別のクラスで、千絵とは梓を通しての
知り合いだ。
705 :
658:03/06/13 13:55 ID:O0gFAt6s
こんな問いかけをすること自体少々失礼に当たる。千絵はそういった礼儀には気を払う
タイプの人間なのだが、彼女としては二人に掛かった容疑はほぼ確定であるらしい。勿論、
景と梓が互いに憎からぬ中であることも気付いている。つまり自分は完全に『梓の彼氏』と
して扱われているのだ。
……参ったな。
そんな内心を欠片も表に出さず、「じゃあ」と挨拶をすると景はいつもの歩幅で歩き始めた。
千絵がその後ろ姿を見ながら悔しそうに歯ぎしりする。
「くう〜……自白を引き出せなかったのは痛いわ」
「自白って、千絵……」
「状況証拠だけじゃ大抵の場合裁判に勝てないのよー!」
「……」
もういいや、と梓は肩をすくめて諦めた。千絵はこうと思ったが最後、真実を求めて
猪突猛進する性格だ。今更自分が何を言っても始まらない。幸い卑猥な目的ではなく、
梓の幸せに関することだから純粋に知りたがっているのである。無下には出来ない。……だからと
言って本当のことを話すのも何というかまあ、アレだが。
千絵は景にやりこめられたのがよほど悔しかったらしく、拳を握りしめて決意新たに叫んだ。
「こうなったら梓さんサイドから尋問よ!それしかないわっ」
「ちょ、ちょっと、千絵!」
「覚悟しておいてね、梓さん──私の流儀には反するけど、水原にも協力して貰うんだからっ!」
言うなり携帯を取り出し物凄い速さでメールを打ち始める千絵。梓が慌てて手を伸ばして
止めようとするが、千絵は携帯を限界まで頭上に差し伸べて逃げながら画面も見ずに器用に
メールを打つ。しかも指の動く速度は全く変わっていない。梓は驚愕に眼を見開いた。
「千絵!ずるい、それ人間業じゃないわよ!?」
「ほほほ、悔しかったら止めてみることね、梓さん……って、きゃーっ!?」
「あああっ、千絵っ!」
千絵が派手に転ぶ音を後ろに聞きながら、景は長い長い溜息をついた。まだまだ不安要素は
山ほどある──どうやら、梓の言うとおり、自分はまだ簡単には死ねそうもない。
◇◆◇◆◇
706 :
658:03/06/13 13:57 ID:O0gFAt6s
うぃ。おわりまつ。お目汚しスマソ。
時期書き忘れた…時期的には三巻前半のあたりかと思って書きましたが
その時期、この人達こんなことしてる暇無かった…・゚・(ノД`)・゚・
脳内補完でヨロ。じゃあ逝ってきまつ。
>>658氏
うほっ、まさかうpされてるとは・・・乙可憐
これからじっくり読ませていただきまつ。
この作品も好きなので楽しみでつ!
>658氏
乙カレーさまです。
(;゚∀゚)=3 ムッハー
梓ちんが猛烈に可愛いです。裸ワイシャツ…。
それと、ウィザードモードの景たんが、エ ロ す ぎ ます。
激しく、ハアハア(*´Д`*) させていただきました。
709 :
サザム:03/06/14 00:34 ID:bHCMvwj3
658さん、寝ている梓にそっと告白する景……。良すぎですわ。
主導権を握ろうとして、やっぱり握られちゃう梓もまた、ハァハァ。 グッジョブですた。
私も頑張ろう……。
でも、当初のプロット(と言う程大したものでわない)に律子を絡めるにはどうすれば……
>>658氏
神ー、神ー!
Dクラ好きなので激しくハァハァさせてもらったっすよ。
乙華麗でした。
711 :
658:03/06/14 12:37 ID:/ROWAyAI
ワイヤーなんてオイしい設定あって使わなきゃ嘘だろと小一時間(w
というのが最初考えた事だったよーな気が<駄目人間
皆様読んでいただいてありがとうですた!エロ初めてなんで
萌えてもらえるかどーか心配ですたがそう言って貰えて嬉しいでつ。
さて、次は勇司×千絵で<撲殺
つーかDクラだけかyo!……バリエ少ないです……。鬱だ氏のう。
つーか神に誉められたー!!サザム様有り難う御座いまつ!
サザム様の作品今までROMってばかりでご免なさいでつた。懺悔しまつ……。
流×摩耶最高でつた!サザム様の純愛系大好きです!次回作も
楽しみにしておりまつ。
>>658氏
漏れも拝見しました!
今回も萌えましたけど、勇司×千絵も拝見できるのですか!?
期待させていただいてよろしいでしょうか・・・?
>>682 そろそろ、勝負テッシュを用意しとくか…
鬼畜でも純愛でもどちらが来てもおっけぇです
勝負ティッシュとは柔らかで鼻をかんでもヒリヒリしないってやつですか?
>>709 サザム様、百鬼もの期待しています。
律子は妖怪にトラウマを持っているから、まずそこを何とかしないと三角関係にも持っていけないんですよね。
かなり大変な気がしますが頑張ってください。
私は鼻が弱いからなぁ…
純粋に鼻血が心配で心配で…
もち、柔らかテッシュ
鼻血以外には使用しませんよ、ええ
ラ板ドクロちゃんスレPart3の517さん щ(゜д゜щ)カモーン
(・∀・)
・・・・・・今夜かな〜?
本スレで数日待ってくれってって言ってるけど、焦らされると
余計中身に期待してしまう罠
……漏れだけか?
SMっていうか、グロじゃないんか・・・?
724 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:14 ID:CtkBhYaN
オレノ鬼謀ノシチュうぉカイテクレナイおめぇら
4ね
725 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:14 ID:CtkBhYaN
市ね
726 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:14 ID:CtkBhYaN
志
727 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:15 ID:CtkBhYaN
ine
728 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:15 ID:CtkBhYaN
729 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:15 ID:iv5KbPqy
730 :
_:03/06/17 18:18 ID:jZCo6y2D
731 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:18 ID:CtkBhYaN
done
732 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:19 ID:CtkBhYaN
yare
733 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:19 ID:CtkBhYaN
une
734 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:20 ID:CtkBhYaN
kune
735 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:20 ID:CtkBhYaN
manemanemaneine
kane
736 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:20 ID:CtkBhYaN
minna
ine
737 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 19:32 ID:CtkBhYaN
oreno youbou ss kakanainara kiero
738 :
名無しさん@ピンキー:03/06/18 01:10 ID:th7Joprx
739 :
名無しさん@ピンキー:03/06/18 01:15 ID:qTRqGdn2
荒らすな。職人が逃げたらどうするんだ!
うあー。
すげー良かった。
皆さんがんがって下され。
あー、もしやってくれる人がいるなら、だけど、
寄生月の真砂×由姫あたりお願いしたい感じです。
>>742 乗っかりリク
それに白・ネイ・フローラ・ファウナも混ぜて。お願い。
744 :
名無しさん@ピンキー:03/06/18 23:05 ID:pTJdgZan
だ・・だれか寄生月を・・・。もう辛抱たまらん・・・。
だから上げるなと何度言えば…
陰陽の京ものでひとつお願いします。
ラブラブものを
真砂は指テクが凄そうだな……
ルールーブの爪か。そういえば細工師の修行をはじめたそうだし、ここはピアッシングでもどうよ?
組んず解れつ、みんな一緒
爪を立てると痛がられます。
誰か「ハルヒの憂鬱」のみくるタンで書いてくれないかな
753 :
658:03/06/21 22:32 ID:Kac4T+zn
久々に来てみました。(一時的に)荒れてるな。いつの間にかageられたりしてたの?
>>712 ありがとうです。書いてます。書いてますが……
ごめん、まだ待って・゚・(ノД`)・゚・
もしかしたら甲斐×茜の方が先かも知れない罠。
……元ネタ何でも良いから神光臨しないかな……待ちsage。
誰か、ハッピーエンドを迎えたイリヤと浅羽を書いてくれる神はいないのか…
>>755 4巻のエピローグ次第で。
イリヤ死亡or生死不明とかだったら書くかもしんない。
>>752>>754 うわ、同類が居る。
やっぱり反応するか……シャナ→のいぢ絵つながりで買ったんだが、
予想外に良かった。
あの話って、キョンにハルヒが一目惚れしたからみくるにしろ
有希にしろああまでキョンに対して緩いんだろうなあ。
惚れた男のためにあれこれと尽くす……ヒモにつけ込まれる典型か、ハルヒ(待て)
とまあこんな埒もないこと考えた挙げ句
「ならキョンをその辺り自覚させて神(女神)をコました男」
にすればハーレムオッケじゃん、等と思いつくのは病んでますかそうですか。
うーん。漏れは電撃の「学校」が面白くなかったから、ハルヒは素で素通りしてますた。
この作者が大賞ってスニーカーはレベルが低くない?と思っていたのですが・・・ハルヒは学校より面白いのでつか?
>758
ハルヒと学校を比べると、明らかに学校の方がつまらない。
ハルヒはやや好みが分かれるところだと思うが、学校よりは確実に勧められる。
>>756 それは確定ということで、期待していていいですね?
>>758 キャラには萌えられたから良し!
イラストの支援も大きいが。
バニー ハァハァ
メイド服 ハァハァ
イリーナ(ファリス神官戦士)のエロSSきぼんぬ。
764 :
128:03/06/23 21:00 ID:BUcuV5H4
呼ばれてないのにじゃじゃじゃじゃ〜ん、っとこのパロディ自体使い古されているのは気にしないことにしつつ、
>207−211
>268−269
>274−277
>399−405
の続き。
そろそろ書こうとか言ってから時間が過ぎてるわりには短いですが。
元ネタは >206
SFマガジンの同作者の新作はあまり萌えられませんでした(そんなキャラが出て来ない)。
765 :
128:03/06/23 21:03 ID:BUcuV5H4
風呂から上がり、バスタオル一枚巻いたきりでアリスはカウチに腰掛けた。全身の肌がピンク色に上気しているのも、ぼおっとしてしまっているのも、逆上せたせいではない。原因を作った少女がアリスに後れて部屋に戻って来たのを、
アリスは笑顔を湛えて迎えた。それが少女らしからぬ淫蕩な気配を含んでいるのは、浴室での出来事のためだ。
同じようにバスタオル一枚巻き付けただけのフリーダは、缶をひとつ手に持って頬に当てている。アリスを見て穏やかに微笑み、隣に座る。
パシュッ
小気味良い音をたてて缶が開けられる。若々しい桃色をした唇を付け、フリーダは缶の中の液体を喉に流し込む。少しこぼれて口元に伝った泡立つ液を手の甲で拭う。
「喉渇いちゃったわ、誰かのせいで」
流し目を送られてアリスは更に顔を赤くする。でもすぐに悪戯っぽく笑い、言い返す。
「いけませんよ、未成年がお酒なんて飲んじゃ」
黙ってフリーダは缶に口を付け、テーブルに置く。アリスの顔を両手で捕まえて、いきなり口付けた。びっくりして動けないアリスの口にビールが流し込まれ、放してもらえないから飲み込まざるを得なかった。
「けほっ」
ちょっと咳き込みながら、アリスはフリーダを睨みつけた。
「ふふふ、これでアリスもいけない子の仲間入りね」
また缶を手にとって、今度は自分で飲み込む。
口を手で押えながら、アリスはフリーダの飲みっぷりを眺めている。飲み慣れないビールは口に苦くて、喉は潤ったけどあまり美味しくなかった。だけど、目の前の女性の口移しはあまりにも甘美だった。
766 :
128:03/06/23 21:04 ID:BUcuV5H4
「もっと飲む?」
訊ねられて、即座に肯定してしまう。
たっぷりと口に含んで、フリーダはアリスに飲ませてやる。今回は半分ほど自分の方に残し、二人で一緒に飲み込んだ。こくん、と喉が動くのを、お互いに確認した。
「缶を渡すつもりだったのに、いけない子ねえ」
言われて、アリスは俯いてしまう。そのまま顔を上げられずにいると、フリーダの手が顎を摘んで持ち上げ、三度キスされた。また、さっきと同じぐらいビールを含ませてくれる。冷たさとキスの味しか感じない液体を体に入れて、口を開ける。
「初めに仕掛けてきたのはフリーダさんじゃないですか」
「嬉々として受け入れてるのはアリスでしょ」
そして四回目。開き直ったアリスは堂々と口を突き出して求めた。飲み込むと、すぐにもう一度口に入れられる。それも飲み込んだら、単純にキスされた。少しだけビールの味のする接吻は次第に熱くなり、
慣れないアルコールと相乗してアリスは思考が溶ける。心臓が激しく打っているのが判るのに、まるで体の外にあるかのよう。気が付いたらカウチに押し倒されていて、バスタオルも剥がされている。
またフリーダが顔を降ろして来て、こんどは胸元に襲い掛かる。いきなり胸の先端に口を押し当てて来る。
「ひゃん」
不意の冷たい感触に悲鳴を発してしまう。こんども口にビールを含んでいたのだ。熱くなっていた肌が冷えた液体に触れて、収縮して乳首が硬くなる。
ビールの泡の転がっていくのが微妙に、だけどやたらに擽ったい。舌が触れてくるときだけ気泡の感触から解放されるけど、それはそれで感じてしまう。
こぼさないように口を閉じて飲み込み、フリーダは肌に残ったビールを舐め取って行く。体を離した時には、乳首はすっかり尖っていた。
767 :
128:03/06/23 21:06 ID:BUcuV5H4
僅かなビールの残りを口に入れて、同じことを反対側の胸にも施す。先程よりもずっと執拗に舌で突付かれて、アリスは甘い吐息を洩らし始める。
覆い被さって短く口付け、フリーダは囁く。
「ほんとに、いけない子ねえ、アリス」
「フリーダさんは悪い子ですっ」
耳に流し込むようにフリーダは続ける。
「ホームシックの治療はもう充分だと思うんだけど?」
一瞬だけ目を見開き、すぐに細めて、途切れそうな口調で言う。
「それは充分です、けど」
「けど?」
「その……」
言い淀むアリスをフリーダは根気良く待つ。
「けど……」
意味のあることを言えずにいるので、フリーダは言葉にしてやる。
「他のこと、したい? いや、して欲しいのかしら?」
満面に喜びの笑みを浮かべながらも小さな声で、アリスは答える。
「……はい」
またアリスに覆い被さる位置に戻り、唇が触れ合う寸前の位置でフリーダは言う。
「他って、どんなこと?」
「あん、それは、その……意地悪です、フリーダさん……」
ちゅっ、と触れ合う程度にキスして、フリーダはまた囁く。
「判ったわ、してあげる」
先に立ち上がってアリスの体を引き起こす。
「ベッドルームに行きましょ」
フリーダもバスタオルが落ちて、二人とも全裸。キスとビールに酔ってふらふらのアリスをフリーダは横抱きに抱え上げ、歩き出す。
「たっぷり、してあげるわね、アリス」
言われてアリスは期待に満ちた笑いを見せる。
「ご要望どおり、意地悪を、ね?」
意味を解するのにしばらく時間が掛かる。ようやく理解して、アリスは悲鳴とも嬌声ともつかない声をあげた。
「そんなぁ……ぁん……」
768 :
128:03/06/23 21:08 ID:BUcuV5H4
(うわ、投稿してみたらマジ短かった。もうちょっと書いてからの方がよかったですかね。
まあ、そういうわけで、ベッドインはまた今度)
ボキャッヘー!(喜びの表現)。
SFマガジンで枯渇した萌え分が補給されましたー!
しかし、フリーダが初音姉様に見えてきた俺はもうダメらしい。
770 :
サザム:03/06/24 00:03 ID:nnvMbu3q
128さん、来ましたね、来ましたねっ!
意地悪フリーダがもう堪りません。はふぅ。
>>769 おお、同志よ。w
771 :
658:03/06/24 20:19 ID:68w+FA8N
128さんだ〜!すんばらC。
自分ここに来たのは最近ですが過去ログはしっかり読ませて貰いましたヨ
毎回 (;´Д`)ハァハァ 今度も (;´Д`)ハァハァ。イイシゴトシテマスネー
続きを激しくキボン。
焦らされたー!
男心をもてあそびよるわ。
・・・・・ところで、もうあれから一週間か・・・・・
早く未亡人が恥辱にまみれるのを見たいのぅ。
773 :
658:03/06/24 20:49 ID:68w+FA8N
……128さんの偉業に気を取られて本来の目的を忘れておりました。
そういや自分もSS上げてました。投下します。
またもDクラです。勇司×千絵。元ネタ知らない人スマソ。
……ヘッポコーズ意外にリク多いね。自分も好きなのですが
どうもあの連中ってエロ想像できないんだよ……(´・ω・`)ショボーン
自分的に唯一ハァハァ出来るのが宿屋の甥(名前忘れた)とマウナのカプなんだけど
需要なさげだし。スマソ。
イリーナの破瓜の血を浴びたチビーナが…
775 :
658:03/06/24 20:55 ID:68w+FA8N
「……千絵ちゃん」
「何?」
「いつもこんなことしてんの?」
「毎週じゃないけどね」
ようやく冬を抜け出した季節は寒さも緩み始めていたが、夕刻を過ぎるとまた真冬に戻ったように
冷たい空気が地上を支配していた。
夜の街。ネオンと雑多な人々に彩られたビル群は空へ近くなるほど暗さを増し、ちっぽけな
自分達を嘲笑っているかのようだ。フラッシュがたかれるように目の前の光が明滅していく交差点。
海野千絵はデジタルカメラの画像をチェックしながら隣を歩く水原勇司に声を掛けた。
「今日はここまでね……。お疲れさま、水原」
「……日曜日が丸一日オヤジの尾行で終わるたあ、流石に思ってなかったよ……マジ疲れた」
水原は肩を落として疲れた声を出した。本来ならこの場には千絵の相棒である梓がいる筈だった
のだが、彼女は急用ができてキャンセルしたため、急遽水原が駆り出されたのだ。
千絵は高校で自身が設立した「実践捜査研究会」活動の一環として、高校生でも比較的実現可能な
依頼を受けてはこなすという、探偵事務所のようなことをしていた。話を聞くに、今日の活動は
どうやら浮気の素行調査らしい。
「何で浮気調査なんて正義の探偵が受けなさそーな依頼受けたの?」
「依頼主は子供が四人」
「……」
「夫はろくに家に帰ってこない。生活費も雀の涙。大酒のみで暴力を振るう」
「…………」
「おおむね嘘じゃないことは調査済み。どう?」
「……千絵ちゃんってさあ、なんつーか、カッコイイねー……色んな意味で」
千絵は既に一端の探偵だった。知識も実践も学生の探偵ごっこレベルではない。別々に同一人物を
尾行するという方法をとったが、地図を持った千絵の、携帯越しの水原への指示は的確だった。
唯一の難点は運動神経の無さか。元来それをフォローしているのが梓だが、今回はその役割が
水原に回ってきた形になる。
「そういえば、まともに千絵ちゃんと組んだのって初めてかな」
776 :
658:03/06/24 20:57 ID:68w+FA8N
クリスマスに二人であちこち走り回ったことはあったが、その頃は何しろ切羽詰まった状況で
「組む」などという生易しいものではなかった。だからこうして普通に『協力して事に当たる』
というほんの少し楽しみも混じった作業は、二人きりでは初めてなのだ。
「なあ、千絵ちゃん。もうこんな時間だからさ、どっか店に入って食事でもどう?」
千絵は白い眼で水原を凝視した。入り込む隙の無い波動に、う、と水原がわずかに身構えた。
彼女はしばらくそうしていたが、不意にその眼を和らげた。
「まあ、食事くらいなら構わないけど。今日は連れ回したし、おごるわ」
水原は会心の笑みを浮かべた。
「いーや、女の子に食事代払わせるなんて水原勇司の男が廃る。俺が出すから何でも好きなモン食べてよ」
「嫌よ。あなたに借りは作りたくないの」
千絵はあっさりと水原の笑みを打ち砕いた。更に追い打ちを掛ける。
「じゃ、あそこのファミレスで」
「……千絵ちゃん……」
滂沱の涙を流す水原。わかっていたことだったが千絵のガードには一ミクロンの隙間もなかった。
千絵は水原を見て可笑しそうに笑うと、その素直さに免じて情状酌量の措置をとった。
「冗談よ。そうね、イタリアンがいいかな」
「よし、決定!イタリアンならいい店知ってるよ」
水原は情けない顔から一転、勝者の顔でぱちんと指を鳴らす。その様子を見て千絵はああ、と
納得した。成る程このあけすけさは不快ではない。以前は「何でこんな奴がモテるんだろう」と
不思議に思っていたものだが。
777 :
658:03/06/24 21:00 ID:68w+FA8N
もっとも、裏の顔をすれば話は別だけど──とも付け加える。表面上は軽いこの男の内面を
知っていることは、実のところ千絵にとっての密かな誇りだった。人がひとつの本性を封じる
には長い年月と──もしそれが間違っていたとしても──努力と忍耐力が必要になる。それを
至らしめたというのは彼女の中で立派にひとつの評価として水原勇司という人間の評価に上乗せ
されている。昔は自分とまるきり違う考え方の人間として毛嫌いしているだけだったが、今は違った。
ともすれば狭量になる危険のある彼女の視野を拡げてくれたという意味では、実は水原は千絵に
とって梓や景より存在が大きい。
水原が立ち止まった。千絵は止まった足元を見てどうしたのかと顔を上げた。そして硬直した。
「……」
水原は『裏の顔』を見せていた。その横顔はぱっと見、何処がどうというわけではない。ごく普通の
表情だ。しかし普段は死ぬほど落ち着きのないこの男が一人だけ時間の流れから切り離されたかのように
そこにいるのはそれだけで千絵の心を打った。
普段の緩んだ表情が一掃され、その顔は何処か愁いを帯びているようにも見えた。目元の泣き黒子が
今にも本物の涙となってこぼれ落ちそうな気がした。
その水原が、不意にぱっとこちらを振り向いた。
「──」
どきりとした。
千絵は手にしたデジタルカメラをつるりと滑らせた。
「わわっ!」
それを見た水原が慌てて両手を伸ばす。デジカメはその両手を行ったり来たりしてようやく
受け止められた。
「──……」
「千絵ちゃん、相変わらずトロいなあ……」
水原はそう言って笑ったが千絵は笑わなかった。ただきょとんとしていた。水原は苦笑しながら
千絵の手にデジカメを握らせた。
「……なあ、千絵ちゃん。俺、ずっと考えてたんだけど」
「え!あ、ああ。何?」
「大丈夫?珍しいねー、千絵ちゃんがぼーっとしてるなんて」
「…………」
778 :
658:03/06/24 21:04 ID:68w+FA8N
あなたの所為よ、とは口が裂けても言えない。
「飯喰ったら、もう一箇所付き合ってくんないかな。見せたいモンがあるんだ──無理にとは
言わないけど」
「?何処へ」
水原はにへら、と笑ったが、未だに憂いの表情は拭い切れていなかった。
「俺んち」
◇◆◇◆◇
「……」
通された水原の部屋で、千絵は所在なく正座していた。水原がコーヒーを淹れてくれた。
千絵は失礼にならない程度に部屋を見渡した。物が多いが、意外にまめなのかきちんと片づけられて
いて印象は良い。
「親御さんは?」
「ああ、今日は留守だよ」
言いながら、水原は小さなローテーブルにミルクとシュガーポットを置く。シュガーポットには
砂糖がこれでもかと入れられていた──千絵はいつもブラックを好むが、それはあくまで
スタイルだ。余裕のない時や外聞を気にしていられない時などは砂糖を大量に使う。そんな事まで
読まれているようで、千絵は少し居心地が悪くなり身じろぎをした。水原が向かいに座るのを待って
話を切り出す。
「私に見せたいものって、何なの?」
水原はわざわざ自分だけを呼んだ。何故だろう?景や梓と比べて、自分だけが特に水原と関係が
深いわけではない。むしろ昔から組んでいたぶん、景の方が親しい筈だ。その疑問に、既に水原は
気付いているようだった。答える。
「兄貴の部屋」
千絵は言葉を失った。水原は頭を掻くと、少し視線を逸らしながら後を続けた。
「なんつーかさ。千絵ちゃん、マジで探偵目指してるわけじゃん?んで、最初は
たった一人でカプセル追っかけ始めてさ。そのことで千絵ちゃんがすんげー苦労
したのは俺も知ってるけど、まあ、何だかんだでさ。俺達、最後まで千絵ちゃんの
ことのけものみたいにしちまって」
779 :
658:03/06/24 21:09 ID:68w+FA8N
「……」
「千絵ちゃんがずーっと追っかけてきた事件の……始まりの場所っていうの?それがさ、
ここの隣の部屋なわけよ。だからせめて、千絵ちゃんだけにはと思ってさ。俺もやっと──
踏ん切りが付いたって言うか」
「……」
「こっち。ついてきなよ」
水原はテーブルに手を付いて立ち上がろうとしたが、千絵はその手に自分の手を重ねた。
彼女は静かにかぶりを振った。
「いいわ、やめておく。カプセルは嫌いだけど、お兄さんのことはそっとしておきたいわ」
やっと終わったのだ。秋から誰もかもこの一大事件に奔走してきて、やっと過去から未来へ
視線を向けられたのだ。水原の心中を掘り返すような真似はしたくなかった。それは自身の邁進する
カプセル撲滅運動より、間違いなく優先すべき事柄だ──
物思いに耽ったその時、ふと彼女の顔に影が差した。千絵は目を丸くした。何があったのだろうと
思った時には、水原の顔がすぐそこにあった。
唇が触れ合った。
「──」
身体が驚くほどの反応を示した。びくんと大きく撥ね、テーブルの上の手を引こうとする。しかし
いつの間にかその手は水原のもう一方の手によって強く押さえられていた。唇が離れた後の水原の
言葉は簡潔そのものだった。
「俺のことどう思ってんの?」
「……」
絶句していると次の攻撃が来た。
「正直、こうも簡単に部屋について来られちゃうと、男ってオッケーなもんと思っちゃうんだけど」
「──な、な、な」
何言ってんのよ、と冗談にするには、相手の表情は真剣すぎた。触れていた手が離れた。水原が
テーブルを迂回してすぐ隣に来るまで、千絵は全く動けなかった。白状すると、頭の中が真っ白だったのだ。
「千絵ちゃん」
名前を呼ばれて、彼女は逃げ出す機会を失った。
「千絵ちゃんがあんまり優しいからさ……」
耳元で囁かれる。
780 :
658:03/06/24 21:12 ID:68w+FA8N
「惚れちまったよ。責任、取ってくれる?」
もう一度唇を吸われる。今度は長く。両手首を掴まれて身動きが出来ない。一体どうすればいいのか
混乱の極致に遭い、千絵はそのキスを受け続けた。みるみるうちに思考が奪われていった。
気が付くとベッドの上に投げ出されていた。水原の手がニットの上着の下に入ってきた。身体が勝手に
反応する。
「あ……!んんっ」
「千絵ちゃん、感じるとかわいー声出るんだな」
「なっ……ち……違うっ……」
乳房を揉みしだかれて彼女は喘いだ。軟派師を自称しているだけあって、水原の手つきは巧みだった。
すぐに千絵の弱いところを探り出し、そこを責め立てた。
「やあ……っ、駄目ぇっ」
耐性の無さから過敏に反応してしまう。目が潤むのが自分でもわかった。
「これだけ感じてくれるとやりがいあるなあ」
「っ……!バカっ!」
力が入らないながらも頬を張ろうとした手を、水原はあっさりといなした。千絵の運動神経の鈍さは
折り紙付きで、その行動は結果的に隙を作ってしまった。手首を掴まれて更に身動きがとれなくなる。
水原は下腹部に手を伸ばしてきた。
「──っ!」
腰のベルトを外され、下着の下に指が滑り込んできた。逃れようと暴れるが組み伏せられていて
ろくに身動きがとれない。再び唇が塞がれた。舌が入ってくる。
「ん……んっ……」
下着に入れられた手はすぐに目当ての場所を見つけ出した。湿り始めているそこに触れ、優しく
擦り上げる。大きく体が跳ねたが彼女の舌が解放されることはなく、上と下から同時に犯されて
千絵は口内で声を上げた。
指の動きが段々激しくなっていった。それに合わせて千絵の反応も大きくなる。水原の行為に
完全に引きずり込まれ、千絵は重なった唇の隙間から吐息を漏らした。舌を絡め取られ肉芽を
転がされて、何も出来ずされるがままになっていく。
唇と手が離れてすぐに着ているものを全て脱がされる。水原も上着を脱ぎ、上半身を晒した。
千絵の首筋にキスを落としながらもう一度囁く。
781 :
658:03/06/24 21:17 ID:68w+FA8N
「千絵ちゃん、俺のことどう思ってる?」
「……」
理性をかき乱されていて、それが真面目な質問だとしても、彼女はまともに考えることが
出来なかった。吸い付くようなキスをされ、答えを責め立てられて、彼女はやっとのことで喘いだ。
「……わから、ないわ……わからない……」
その答えに、水原は微苦笑を浮かべた。それがひどく悲しげに見えて千絵はますます困惑した。
「……じゃ、それでいいや。今んとこは」
いちおー拒否はされてないみたいだし、と、水原は心の中で付け加えた。足を開かせると、
蜜の溢れるそこに口づける。
「ん、あっ」
千絵の身体がびくんと跳ね上がり、水原の頭にその手が押し付けられた。いやいやを
するように頭を振る。
「そ、そんなの、駄目っ……」
「じゃ、こーいうのは?」
言うなりそこを舐め上げる。
「あんっ!」
千絵が身体をのけ反らせた。頭に乗せられていた手が離れたと同時に、水原は更に舌を差し込んだ。
掻き回すように舌を動かし、溢れ出る液を絡め取る。そのたび千絵は身体を捩って声を上げた。
秘裂に指をゆっくり入れていくと、千絵は泣き声のような声を漏らした。
「っ、ああっ……」
ずぶずぶと沈んでいく指に、千絵が身を震わせた。わざと内側に触れながら、指を折ってくにくにと
刺激する。
「やぁんっ!あっ、ああっ」
千絵が肢体をくねらせるたび、黒い長髪が流れて渦を作った。何度も指を抜き差しすると、彼女の
身体からはすっかり力が抜けていた。ひくひくと震えて蜜を吐き出している秘裂に、水原はズボンを
下ろすと、自分の熱く膨張したモノを押し当てた。
「──ふあっ!?ああああっ!」
シーツを掴んで、千絵は泣き声を上げた。侵入させたそれを締め付けられて水原は声を漏らした。
女性経験は何度もある水原だったが、彼女の中は予想以上にきつかった。彼女が声を上げるたび、
内壁が容赦なく締め付けてくる。
782 :
658:03/06/24 21:20 ID:68w+FA8N
「……っ」
根本まで入れると、千絵の声がひときわ大きくなった。眦から涙が溢れている。優しく拭ってやると
彼女はうっすらと目を開けた。
「千絵ちゃん……すっげー可愛い」
「あ……みず……はらっ」
脇のすぐ下に両手をついた、半分覆い被さるような体勢の水原を見上げ、千絵が思い出したように
赤面した。視線を感じ、慌てて両手で胸を隠す。水原が苦笑いした。
「今更隠すことないでしょ」
「わかってるわよ、そんなことっ」
改めて自分の中に入っているそれを感じてしまい、千絵は耳まで真っ赤になった。ようやく普段の
自分を取り戻し、千絵は水原を睨み付けた。
「……っ、こんな、ことしてっ……覚悟はできてるんでしょうね……」
「当たり前だろ?」
即答され、千絵は言葉に詰まった。水原は畳み掛けるように言った。
「千絵ちゃんモノにできるなら何だってするよ。千絵ちゃん、自覚してないかも知れないけど、マジで
いい女だよ?見境の無い探偵業はもうちょっと自重すべきだね」
「……」
千絵は体が熱くなるのを感じた。まともに顔を見られない。やっとの事で答える。
「……その言い回し、すごく卑怯よ……女の弱みにつけ込んでる感じ」
「だから、千絵ちゃんモノにできるなら何だってするって言っただろ?ヒキョーだろうが何だろうが
好きに言ってよ。こっちはマジなんだから」
目が合ってしまった。真剣な、言葉通りの顔だった。普段彼の作り上げているふざけた顔の隙間から
時折垣間見える、水原のもう一つの顔。
もしかしたらこの顔だって作られたものなのかも知れない。千絵はふと思った。
──でも、この顔になら騙されてもいいと思った。
「好き……」
千絵の中から自然に言葉が流れ出てきた。
「私、あなたのこと、好きよ」
「千絵ちゃん……」
水原が驚いた表情を浮かべる。こんな顔も珍しい。千絵は恥ずかしそうにふふ、と笑った。
783 :
658:03/06/24 21:23 ID:68w+FA8N
「私があなたにこんな事言うなんて……おかしいわよね」
言い終わらないうちに唇を奪われる。
「んっ……」
ごく自然に、千絵の両手が水原の首に回った。どちらからともなく唇を放す。水原が腰を使い始めた。
「あっ、はあっ!」
水原の肩を掻き抱いて千絵は声を上げた。その手にわずかに力がこもるのを察して水原は言った。
「爪、立ててもいいよ、千絵ちゃん……っ」
引っかかれても構わなかった。むしろ望むところだった。それは自分が彼女と交わった証だからだ。しかし
千絵はそうしなかった。腰を打ち付けるたび千絵の手には力が入ったが、絶対に爪を立てたり引っ掻いたり
しなかった。それどころか彼女の手は優しかった。突かれるたびに仰け反り、今にも耐えきれなくなるといった
声を上げていながら、その手だけは羽毛に触れるように背中を抱きしめていた。まるで彼女に包まれているような
感覚だった。
(……こりゃ、負けかな。俺の)
彼女を勝ち得たつもりでいたが、どうやらそうではなかったらしい。
「んっ、あっ、やっ!」
激しくなっていく突き上げに千絵は絶頂を迎えつつあった。水原ももう限界だった。水原はその動きを速め、
彼女をさらに絶頂へと誘った。
「ッ……千絵ちゃんっ……!」
「あっ、だ、駄目っ、水原っ……!あ、はあっ、あああああっ!」
水原が彼女の中に全てを放つと、千絵は張りつめていた緊張が破れたかのように大きく痙攣した。そのまま糸が
切れるようにベッドに倒れ込む。挿入していたものを抜くとどろりとしたものが溢れ出た。
「千絵ちゃん、大丈夫?」
爪を立てまいと必死に律していた反動か、千絵は意識を失ったように昏倒していた。長い黒髪は
大きく広がり、数本が身体に張り付いている。体力を使い果たしたのか、大きく息を付いていた。
「無理するから……ま、そこが可愛いんだけどな」
水原は呆れたように苦笑して、彼女の四肢を直して上から毛布を掛けてやった。
784 :
658:03/06/24 21:25 ID:68w+FA8N
□■□■□■
「……騙されたわ」
学校の屋上で千絵は渋い顔をして言った──あの時は騙されても良いと思ったが、こうもあからさまだと
流石に腹が立つ。千絵は隣に座っている水原を見た。
「え?何?千絵ちゃん♪」
へらへらと笑いながら水原が応じる。その表情に昨晩彼女を捕らえた表情は欠片もなかった。
変わり過ぎよ。千絵は心中で呟くと近付いてきた横っ面を軽くひっぱたいた。
「騙されたって言ったの」
「俺に?何でよ、千絵ちゃん」
「もういい……お願いだからあんまりまとわりつかないで頂戴、違うクラスなんだから」
「いいじゃん、同じ部なんだから」
「同じ部の人と昼休みに一緒にお弁当食べなきゃならないなんて規則はないわ」
「冷たいなあ」
そこへ遅れて梓がやってきた。千絵達の姿を見つけるとぱたぱたと駆け寄る。
「ごめんねー、遅れて」
「いいわよ、梓さん」
「あれ?」
梓は並んだ二人を交互に見比べた。
「どうしたの?」
「……なんか……」
785 :
658:03/06/24 21:26 ID:68w+FA8N
梓は不意に弁当を持った両手を広げた。一メートルほどの距離を表す。
「いつもはこのくらいなのに」
そう言うと、今度はその三分の二程度の距離を示してみせる。
「今日はこのくらいね」
「……何が?」
梓の場合その事実の示す意味に気が付かない程度に鈍かったため、気を遣って口をつぐむという
選択肢は選べなかった。千絵が訝しげに眉をひそめると梓はあっさり言い放った。
「二人の座ってる間の距離」
「……!!」
千絵が手にしていた箸を取り落とした。水原は魚が水を得たように梓に向かって身を乗り出した。
「あ、わかる、梓ちゃん?実はさ──」
「水原あっ!!」
怒声と共に水原の顔面を千絵の拳が直撃した。
786 :
658:03/06/24 21:28 ID:68w+FA8N
おわりです。相変わらずエロくないっつーか甘過ぎっつーか。猛省。
いやいや、(゚д゚)ウマーと思いますたYO!
元ネタ知らないけど楽しませて頂きました、ご馳走様っす
さて、そろそろ氷タン×景チンが見れそうな予感がするのは
漏れだけでしょうか?
千絵スケキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
水原にはベタな殺し文句が似合いますなあ。
790 :
サザム:03/06/25 01:22 ID:QLupoH0z
658さんキター!
甘々大好きな私はとても嬉しい。
思い出したように胸を隠す千絵スケタンがかわゆい……ぐっじょぶですた。
>自分的に唯一ハァハァ出来るのが宿屋の甥(名前忘れた)とマウナのカプなんだけど
需要なさげだし。スマソ。
需要ありまふ。
ヘッポコの他のメンバーは、どうも精神がぶっ飛んでるんで、エチが見たいって気にならないんだよね。
その点この2人は微妙に普通でハァハァ。
うっわいいなああああ
よかったまじでよかった
またがんがって下さい
誰か陰陽の京で書いてくれないかなあ。
保胤×時継
清良×蓮
鷹晃×紗夜姫
の3本柱で
794 :
658:03/06/25 21:33 ID:VITIkfiV
レスくれた皆さんありがとうございまふ。どれだけ書いても
もし反応無しだと次書こうって気にならんのですよね。皆様やる気をありがとう。
>>791 同志よ!!やっぱ普通だとハァハァしやすいですよねぇ。
需要あります?でしたら申し訳ありませんが宿屋の甥(w の名前
もしわかれば教えて貰えます?四巻、妹が寮に持っていってて家に無いのです。
顔とか言葉遣いとかはわりと覚えてるのに名前だけ覚えてない……。
791さんでなくても知ってる方いたらヨロ。
あ、でもどうせまた純愛系なんだろうな……バリエ少ねえモウダメポ。
>>794 791さんではありませんが……。
宿屋の甥はクラウスさんです。
純愛系歓迎。どんどんやって下さい。
>>794 ほのぼの純愛ところによりH、くらいの配合が好きです!
797 :
791:03/06/25 22:22 ID:uE35hme5
必死こいて4巻引っ張り出してたら既に答えられてた!?w
というわけでクラウスさんでした。同志
>>794さんカマーン。
>>658たん、乙。 後出てきていないカップルは氷太と茜ちん?
>>とりあえず801板のライトノベルスレッドに来い(w
799 :
798:03/06/26 02:50 ID:I6+bDMtr
>>とりあえず801板のライトノベルスレッドに来い(w
は
>>778宛だった。スマソ
800 :
658:03/06/26 09:26 ID:VByLAhcg
>>791,795,796
即レスありがとうございますー!
これで心おきなく書けます……名前に関しても純愛系に関しても(w
>>798 サンクスです。甲斐×茜も書きてえー!と思ってるんですが
あんまりDクラばっかなのもあれなので……
他にネタが無くなったら書くとおもわれます。
ただこの二人Dクラでは唯一ラブラブよりエロが先に
立ちそうなカプなのでエロパロ向けなのは間違いない罠。
あのね、純愛もいいけどね……僕はリアラさんのね、陵辱がね……エグエグ
ああ、その気持ち、分かりすぎるくらい分かるぞ。
323さん、もしかして知人の指摘から立ち直れてないのだろうか?
それとも、仕事が忙しくて仕上げが出来ないとか。
都合もあるだろうから、私はじっと待ちます。
待つわ〜待つわ、いつまでも待〜つ〜わ〜♪ いつか貴方が書き込む日ま〜で〜♪
>>800 ネタがなくなった時期を気長に待つので、甲斐×茜をいつか書いてください。
あなたの書くDクラパロにはかなり原作に近いにおいを感じるので楽しみにしています。
しかし氷たんと茜は再登場したらいきなり裸ベッドだったのでびっくりだった。
実は自分も密かに323さんを待ち続けていたりします。
それからミズーもの執筆ちうさんも未だ密かに。お頼み申します。
>>804 お褒めの言葉ありがとうございます。わーいこれで甲斐×茜堂々と書けます。
ネタはすでに思い付いていたので、折角だから書きたかったのです。
この二人、自分もまさかとは思ってたがホントにくっつくとは……。
しかもいきなりベッドシーン。ハァハァしてくれと言わんばかりですた(;´Д`)
806 :
名無しさん@ピンキー:03/06/28 12:05 ID:3dBUmIEr
「 あれは しづるさん かしら? 」
807 :
128:03/06/28 21:02 ID:IW93m6zp
>207−211
>268−269
>274−277
>399−405
>765−767
の続き。
今回はそれほどお待たせせずに済みましたか。
元ネタは >206
808 :
128:03/06/28 21:03 ID:IW93m6zp
ベッドに横たえられたアリスは、腰掛けて自分を眺めているフリーダに期待に満ちた視線を送る。
筋肉の付いたフリーダの背中は格好良くて、それなのにお尻や胸のラインは丸くて柔らかくて綺麗。見ていると、なんだか自分の体つきが恥ずかしくなって来て、ころんと転がって離れ、うつ伏せになる。
フリーダが隣に寝て、頭を撫で、まだ少し濡れた髪を梳る。
「もう、キスは充分?」
言われてアリスは、顔を向けてねだる。二人ともうつ伏せの体を捻って上半身だけ向き合い、唇を吸い合った。今までよりもっと強烈でに歯茎や舌やを愛撫されて、さほど長くもなかったのに興奮したアリスは息が続かなくなる。
「今度はこっちを可愛がって欲しいのね?」
下を向いてシーツに顔を埋めているアリスにフリーダが言う。こっち、の意味が判らないうちに、アリスは自分のお尻の辺りにフリーダの肌が触れるのを感じた。それから、背中全体にフリーダがのしかかって来る。
「えっちなアリスは体中どこを触られてもとっても感じちゃうのよね?」
毎回の如く、耳に口をくっつけて辱しめの言葉を流し込む。
「ん〜っ」
「ふふ、背中なんか触られても感じないと思う?」
「ぁん……」
反論したいところながら、事実フリーダの指や手が気持ち良くて仕方の無いアリスは言葉にならない声をあげるしかなかった。
フリーダは起き上がって、アリスの尻の上に跨って座る。両手を開いてアリスの背中に当て、ソフトに上下に滑らせる。緊張していたアリスは、特に官能的ではない心地良さに体の力を抜いた。
リラックスしたアリスの様子にフリーダは少しずつ手つきを変えていく。前より指をもっと広げ、軽く曲げて点で背中に接する。上下運動の軌跡をずらして、背筋から脇腹まで広くカバーする。
ある瞬間、アリスは頭の天辺から腰の方にぞくりとする感覚を受け、狼狽した。自覚してしまうと逃げ道は無かった。いつの間にか、背中を撫でるフリーダの手の感触が違っていた。パステルカラーの電撃が背中を襲っているのがほとんど目に見えそうな気がした。
「油断したわね?」
フリーダに図星を突かれて、アリスはまた喘ぐしかない。
「攻撃目標の調査は済んでいるのよ」
口にしてすぐ、フリーダは指先であちこちを突付き出す。
肩甲骨のすぐ下あたりをくりくり。
「んふ……ん……」
腰骨のちょっと上をつんつんつん。
「ふっ、あっ、うふふっ」
背筋の両脇2センチぐらいのところを下から上にずーっと。
「ひゃっ、ぁは、ふあぁ……」
背中の真ん中の何にもない部分、ちょっとだけ横の方。五本づ立てた指を当ててぷるぷるぷるぷる。
「あはぁあ〜っ、ちょ、っと、なに〜?」
思いもよらず突き抜けた快感に戸惑って悲鳴を発する。フリーダの手が脇腹の方に行って、同じように振動する。
「駄目っ……それ、駄目ぇ!」
しばらく悶絶させられたあと、やっと解放された。
「どれが一番良かった?」
息を整えようとしているところに、そんなことを訊かれる。恥ずかしくて答えないで居ると、また脇腹を攻撃される。
「ひゃぁんっ……ふぁあ、ぁあ……」
「答えは?」
とにかく今の感覚は強烈過ぎるから、逃れたくて必死に告げる。
「背中!」
「あら、これの方が感じてるみたいだけど?」
「こ、これは駄目ですっ」
「あら、良いのと駄目なのは違うの?」
「くすぐったいっ、から駄目ぇ!」
そう叫ぶと、フリーダは手を止めてくれた。
810 :
128:03/06/28 21:08 ID:IW93m6zp
「くすぐったかったの?」
「そうですよぉ!」
弱々しい抗議だった。
「そのわりには色っぽい声ばっかり出して、笑ってなかったわね? くすぐったいのと気持ち良いのはほとんど同じことだけど」
「とにかく、さっきのは駄目ですぅ」
「ふふ、じゃあ、あれは御仕置き専用にとっておくわ」
「御仕置きって……」
「御仕置きよ。例えば、気持ち良かったくせに認めないで嘘をついた時なんかにね?」
「ふぇえん……」
フリーダが姿勢を変え、またアリスの背中に体を沿わせる。
「大丈夫よ、良い子にしてれば良いんだから」
そして今度は背中に口をつける。さっき指で責められてアリスが感じてしまった部分を中心に、背中一面にキスをして可愛がる。くすぐられたり愛撫されたりして、片時も休ませて貰えずアリスは善がり続けた。
一番初めみたいに隣に寝てディープキスをしたあと、抱き締めて囁く。
「背中はこれぐらいで満足?」
「……一々言わせないで下さいよぉ」
「だって、とってもえっちなアリスの気が済むまで可愛がってあげたいんだもの。言ってくれなきゃ判らないわ」
「……充分過ぎます……判ってる癖に、意地悪です……」
「悪い子ね、こんなに親切に訊いてあげているのを意地悪だなんて」
言ってから、また一瞬唇を触れ合わせた。
ぐったりしているアリスを尻目に、フリーダは足の方に移動する。いきなり右足の爪先を捕まえた。
「きゃっ」
弾かれたようにアリスは足を引っ込めようとする。しかし、力強く掴まれていて果たせない。
「ちょっと、駄目、フリーダさぁんっ!」
アリスが切羽詰った声をあげる。
「大丈夫、コチョコチョはしないから」
「ホントですかっ?」
風呂場で散々くすぐったい目に遭わされたアリスは警戒を解かない。
「ホントよ、大人しく良い子にしてればね。悪い子には御仕置きが必要だけど」
811 :
128:03/06/28 21:08 ID:IW93m6zp
「御仕置きって……」
「御仕置きよ。例えば、気持ち良かったくせに認めないで嘘をついた時なんかにね?」
「ふぇえん……」
フリーダが姿勢を変え、またアリスの背中に体を沿わせる。
「大丈夫よ、良い子にしてれば良いんだから」
そして今度は背中に口をつける。さっき指で責められてアリスが感じてしまった部分を中心に、背中一面にキスをして可愛がる。くすぐられたり愛撫されたりして、片時も休ませて貰えずアリスは善がり続けた。
一番初めみたいに隣に寝てディープキスをしたあと、抱き締めて囁く。
「背中はこれぐらいで満足?」
「……一々言わせないで下さいよぉ」
「だって、とってもえっちなアリスの気が済むまで可愛がってあげたいんだもの。言ってくれなきゃ判らないわ」
「……充分過ぎます……判ってる癖に、意地悪です……」
「悪い子ね、こんなに親切に訊いてあげているのを意地悪だなんて」
言ってから、また一瞬唇を触れ合わせた。
ぐったりしているアリスを尻目に、フリーダは足の方に移動する。いきなり右足の爪先を捕まえた。
「きゃっ」
弾かれたようにアリスは足を引っ込めようとする。しかし、力強く掴まれていて果たせない。
「ちょっと、駄目、フリーダさぁんっ!」
アリスが切羽詰った声をあげる。
「大丈夫、コチョコチョはしないから」
「ホントですかっ?」
風呂場で散々くすぐったい目に遭わされたアリスは警戒を解かない。
「ホントよ、大人しく良い子にしてればね。悪い子には御仕置きが必要だけど」
言われて、ようやくアリスは力を抜いた。流石にもう、生殺与奪を握られていることは思い知らされている。フリーダがくすぐりたいと思えば、なんとでも理由を付けて好きなだけくすぐられてしまうに違いなかった。
「そんなに嫌だったら、止めてもいいのよ? こんなこと」
アリスは観念する。蜘蛛の巣に囚われた獲物になった気分だった。
812 :
128:03/06/28 21:09 ID:IW93m6zp
「どうするの?」
平然とフリーダは訊ねてくる。
そんなこと、判ってる癖に……
「もっと、して欲しい……です」
「ふふふ、淫乱アリスちゃんっ」
言うが早いか、フリーダはアリスの爪先にキスした。親指を口に含んで吸い、舐めまわす。
「やん、フリーダさん、そんなところ……」
「ん、どうかした?」
口を放して問い返し、すぐにまた第一指と二指の間を舐める。
「汚いですよぉ!」
さっき言われたとおりの、くすぐったいのと気持ち良いのとの中間みたいな刺激に戸惑いながらも言う。
「お風呂、入ったばかりでしょ? 洗ってあげるって言ったのにアリスが拒んだんだから、洗えてなかったとしたらアリスの責任よ?」
それだけ言うと、また足指責めを始める。一本ずつ指を吸っていき、小指の方に移動する。小指と第四指の間が一番感じた。そんな体の端っこの一点を刺激されているだけなのに、脚の間の女の子の部分が熱く疼くようだった。
指を口が離れて、今度は足の裏に触れる。ちゅっ、と音を立てて土踏まずに吸い付いてくる。口の離れた足指の方には手の指が入り込んで揉むようにしてくる。
そんなところが感じるなんて全く予期しなかったから、アリスは快感と当惑で声も出せなくなっていた。踝とか足の裏や甲やを時々指先がかすめて、それだけはくすぐったくて快感だけにも酔い切れない。
ふくらはぎや脛を撫で上げ、膝の裏にキスされる。ここはくすぐったいのが勝って、身悶える。
「きゃははははっ」
脚を持ち上げられて、膝の皿をくすぐられる。思わず脚をばたばたさせたら、踵がフリーダの頭に当たってしまった。
813 :
128:03/06/28 21:10 ID:IW93m6zp
「痛いわね……御仕置きっ」
その口調から、また罠に嵌ったんだろうってことはアリスにも判った。
「きゃははははははははっ」
押さえ込まれて、足の裏と膝の裏をくすぐられた。
「反省してる?」
「あはは、してますぅっ、ふふふふふふっ」
「ホントに反省してるんだったら、そんなに笑ってないでちゃんと言いなさい」
「そんな、無理、あははっ」
「反省なんか出来ないって言うの?」
両足とも押さえ込まれて、そこらじゅうくすぐり回される。
「駄目、くふふっ、許しっ、てぇ〜」
まだもうしばらく、くすぐったい御仕置きは続いた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
息も絶え絶えのアリスをフリーダは仰向けに引っ繰り返す。今度は左足を掴むと、また指を一本ずつ吸う。
ちゅっ、ぺちゅる、くちゅ、ちゅううっ……
くすぐられた余韻のせいか、さっきよりまた快感が鋭かった。触れられてもいないのに、脚の間を直接舐めまわされているみたいだった。
踵に少し歯を立て、踝を舐め、脛を攻め上って膝の皿にキス。裏側を指でくすぐる。また蹴ってしまわないように、アリスは指を噛んで耐えた。
思い切り脚を開けさせられる。フリーダの含み笑いに、アリスは自分の状態を意識させられた。確かめなくっても、女の子の部分がぐしょぐしょになっているのは間違いないのだ。
だけどフリーダは黙ったままで、内腿を撫でたり揉んだりして丁寧にじっくりと愛してくれる。
フリーダが手を止める。何もしないで、じっとアリスを見詰めている。
「フリーダさん?」
何もされないことに耐えられなくなって、アリスは声をかけた。
「ふふ、ここも綺麗ね、アリス。えっちなくせに」
露骨にそんなことを言われて、アリスはどんな反応をして良いやら判らずに悶えた。
814 :
128:03/06/28 21:11 ID:IW93m6zp
フリーダがアリスの足首を掴む。持ち上げて、アリスの体を大きく曲げさせて頭の上に持っていく。
「やん、こんな格好……」
お尻を高々と上げさせられて、アリスは羞恥に塗れて悲鳴を上げる。自分の股間からフリダに覗き込まれて、いたたまれず顔を背けた。
「ふふふ、可愛い」
蕩けるように微笑んで囁き、フリーダはアリスの尾底骨のところにキスする。そこから舌をお尻の谷間に沿って這わせていく。
「やぁん、そんな、駄目ぇ!」
騒ぐアリスを押さえ込んで、フリーダはお尻の谷間をゆっくりと穴に向かって舐める。
「さっきから駄目、駄目って言ってるけど、少しも駄目じゃないって感じよ?」
「ぁん……でも、そこは……そんなとこと舐めるなんて……」
「気持ち良いでしょ?」
言った途端、とうとうお尻の穴に舌を付けられた。ほとんど同時に、手を回してアリスのクリトリスに触れる。もう一方の手が少しだけ愛液の溢れる谷間に沈み込んだ。
「あぁ……」
脚の間を前後から責められて、悦びに融かされて力が抜ける。クリトリスの包皮をめくり上げて弄られ、秘裂を指が往復してくちゅくちゅと音を立てる。わざと音を鳴らしながら、尾底骨と肛門の間をフリーダの口が何度も行き来する。
「はぁ……ふああ……あんっ……あっ」
喘ぎ声も途切れ途切れになる。パステルカラーの電撃のイメージがまた浮かんだ。フリーダの触れてくる全ての場所から、甘い甘い猛毒を注ぎ込まれているみたいで、意識が溶けて何も判らなくなってくる。快感だけが残る。
「お尻の穴を舐められて気持ち良くなってるなんて、ホントにえっちの素質あるわねぇ、アリスちゃん?」
耳に届くフリーダの揶揄も、もう甘い睦言としてしか聞こえていなかった。
性器を責める指の動きが激しくなる。クリトリスを愛撫していた手は放れていて、今は片手で両方を弄っているのだが、アリスはそんなことには気付かない。
「あぁ……あふっ、ぁっ……」
815 :
128:03/06/28 21:11 ID:IW93m6zp
もう少しで逝きそうなのに、ここに来てなかなか逝けなくてもどかしかった。
「逝きたい?」
そう言われて、また意地悪されているのだと胡乱な頭のまま気付く。糸に絡まって身動きの取れない獲物が、巣の主の蜘蛛に玩弄されているイメージをまた抱く。
「いいわ、でも、逝くときはちゃんと逝くって言うのよ?」
そして、また性器への責めを激しくし、お尻の穴に舌を突き立てるようにして舐め、さっきから遊ばせていたてを脇腹に当てる。背中側から襲ってアリスを悶絶させた場所をまた責めた。
ぎりぎりまで高ぶっていたアリスは不意打ちを喰らって何が起きたのかも判らず、増大した悦楽に既に溶けていた意識が気化して弾け飛んだ。
「あぁあ……ぁ……逝くっ……逝きます……」
全身をがくんがくんと震わせるアリスをしっかりと抱き締めながらも、フリーダは愛撫の手を休めない。
半ば意識を失いかけていたアリスはお腹に何か暖かいものが流れているのを感じて、とんでもないことをしたのに気付いた。
あまりの感覚の強烈さのせいか、失禁していたのだ。
「いやぁっ」
流れ始めてしまったものは止められない。だけど、フリーダが何か布を押し当ててくれた。お腹に流れていた分も、ほとんど拭き取ってくれたみたいだった。
顔を覆うアリスの手をそっとどけて、フリーダは微笑みかけ、ちょっと触れるだけのキスをした。
「大丈夫」
一声かけて、今度は深く熱く甘いキス。
816 :
128:03/06/28 21:12 ID:IW93m6zp
お漏らしなんかしてしまったショックが少し和らいで、まだ体に残っているような悦楽の余韻に陶然となる。何度も繰り返されるフリーダのキスが更に余韻を長引かせる。
長いこと経って、お腹の上に冷たいものがあるのを感じて、ようやく自分の粗相を拭ってくれた布の正体が気にかかった。
見れば、それはフリーダのパジャマだった。
「ご、御免なさい、フリーダさんっ」
泣きそうになりながら、アリスは謝る。
「良いのよ。ビール飲んじゃったあたりで、アリスがこうなるのは半ば運命付けられていたんだから」
その言葉に呆気に取られながらも、申し訳ないことには変わりない。
「でも……」
想像したよりもずっと前から、罠の中に落ちていたのだと、改めてアリスは思った。
だけど、そこは余りにも居心地が良いから、逃げたいなんて欠片も思わなかった。
「良いのよ。それとも、御仕置きして欲しいの?」
御仕置きって言葉にアリスは怯えた。なのに、どういう訳かその言葉が甘美に響いて来て、慌ててアリスは気を引き締めようとした。
「それとも、頑張った御褒美が欲しい?」
ああ、やっぱり、そっちの方が良いかな……良いに決まってるよね? ……でも、御仕置きって言うのも……ちょっと良いかな……
そんな、妙な考えが頭から離れなかった。
「ほら、もう一回お風呂に行くわよ? 体、洗わないと」
そう言って起き出したフリーダをアリスは慌てて続いた。自分の尿の付いたパジャマをまだフリーダが持っているのを思い出して、急いで取り返そうとする。
フリーダは返してくれず、それどころが、逃げながら匂いを嗅いで見せたりする。
「フリーダさぁんっ!」
追いかけたくても、腰に力が入らなくて走れない。やっと脱衣場に入ったらフリーダは待ってくれていて、いきなり捕まって、もう何度目か判らないキスをされた。
「これからも宜しくね、アリス?」
アリスは真っ赤になり、俯いてフリーダの胸に顔を埋めるようにして、どうにか口にする。
「はい、こちらこそ。私、世間知らずですから、その……また色んなこと、教えてください、ね」
817 :
128:03/06/28 21:18 ID:IW93m6zp
とりあえずお仕舞い。
こちょこちょとかにょーとか色んなものが混ざってますが、まあ気にしないで下さいw
だんだん原作と無関係な百合小説と化してますね。《偽人格》のネタとかがすっかり何処かに行ってしまっているなあ……まあ良いけど。
>769さん
初音姉様って誰だろうと思ったんですが、アトラク=ナクアとかいうゲームの人ですか?
ぐぐったら初めに出たのがそれなんですけど。こういうキャラだったんでしょうか。
818 :
128:03/06/28 21:24 ID:IW93m6zp
……そういえば、眼鏡を掛けさせなかったのだけは大ミスだな……
819 :
128:03/06/28 21:53 ID:IW93m6zp
>810−811
あたりでコピペをミスったのか文章がダブってるみたいです。適当に無視してくださいm(__)m
820 :
サザム:03/06/28 21:58 ID:+g7uWwef
128さん、擽りっこマンセー(・∀・)ー!! お疲れ様でした。
戯れる感じの百合百合はええなぁ……。ぜひ次は眼鏡をかけてアリスに奉仕させる方向で。
ちなみに初音姉様はそのゲームのキャラで、ヒロイン相手にはおおよそ128さんのフリーダみたいなキャラです。
廉価版も出ているんで、一度やって見ることをオススメします。……スレ違いスマソ。
>>804 あ、のう。
マジっすか?
全巻読んだはずなのに記憶にないよ?女王に消されたのか自分?
>氷たん茜たんの裸ベッド
822 :
804:03/06/29 00:45 ID:6c/LNi4l
>>821 3巻25ページあたりから。
でもすまん、裸じゃなかった。
氷たんはジーンズ履いているし、茜ちんは長袖ワイシャツ着ていた。
でもベットだ。
823 :
769:03/06/29 01:40 ID:QrOPUUMb
128氏、フリーダSSお疲れさまでした。
向こうのスレで手を挙げてからこっち、大変楽しませていただきました。
今回のは特にエロかったです。指を舐めるあたりが。
私の場合<擬人格>ネタは読んでいるうちによく分からなくなっちゃいます(原作ですら)から、実は、なくてありがたかったです。
フリーダはエロネタにできそうなものがいっぱいあるので、気が向かれましたらまた書いてください。
>姉様
サザム氏が言われているので正解ですね。
強いキャラですが心が弱くて、弱者であるはずの存在への依存を強めていくあたりがフリーダと似ているかな、と。
>>822 サンクス。余りに自然過ぎて見過ごしたのか?景に童貞がどうの
って言ってたからなあ甲斐。
Dクラって中高生扱ってるわりにおおらかってかアレだな。特に男
性陣。誰かの作品のよーにイベント扱いでもなく、日常の裏側に
あくまで淡々と性的なモノがある感じ。ラノベとしては珍しい。
825 :
517:03/06/29 08:07 ID:86f9QcXf
ボクの名前は草壁桜。普通の中学二年生です。
しかしボクはある日を境に、正確に言うと、あのアホ天使が来て以来、普通の生活をおくっていません。
アホ天使とはドクロちゃんの事ですが、詳しい説明はめんどくさいのでしません。
それは何時ものように、ボクが細切れになった後、ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪でなおった後でした。
それは慣れた事で、・・・・慣れるのも問題なのですが、戻った後が問題だったのです・・・。
「ドクロちゃん!どういう事か説明しなさい!」
ボクはドクロちゃんと顔を合わせました。・・・ここで重要なのが、顔を合わしているという事。
つまり、見下ろしていない事です。小柄なドクロちゃんへ、ボクは視線を合わしているのです。
そして声も少し高くなっています。はっきり言えば、ボクはショタ化しているのです!
そりゃペリーになるよりはマシですけど、納得できない事には変わりありません!
「なんでボクが背が低くなってるのさ!元に戻るはずだろ!」
そう言うとドクロちゃんは、後ろから何かを取り出しました。
「なんですかその血染めの袋は!?」
「呪文を唱えるまえにねー、サクラくんの体の一部を取っておいたの」
「何をしてるんだよ!?早く返しなさい、いや見せなくていい!グロい!蓮画像の方がマシだよ!」
そう言って、叫ぶボクの前で、ドクロちゃんは突然ニヤソと微笑みました。
ボクはドキッとしました。ドクロちゃんがこんな笑い方をする時は、決まってよい事が無いのです。
そして不安は的中しました。いきなりドクロちゃんは、ボクを押し倒したのです。
嬉しい状況ともいえるのですが、ボクは恐怖を感じました。ドクロちゃんの笑顔が怖いのです。
こんな笑顔は、日本刀の切れ味のわっかを奪った時以来です。
826 :
517:03/06/29 08:07 ID:86f9QcXf
「ど、ドクロちゃん?」
「桜くんは、今のままじゃロリコンになっちゃうんだよ」
いきなり何を言うのかわからないアホ天使です。いつもなら言い返す所ですが、
恐怖しているボクは、震えるだけです。
「だから、桜くんの別な素質を目覚めさせてあげる」
そう言って彼女は、撲殺バットエスカリボルグを一振りしました。
するとバットはどんどん小さくなりました。棘も丸くなりました。それで何をする気でしょう。
ドクロちゃんはボクのズボンを降ろしました。当然慌てるボクですが、ショタ化したボクに、
抵抗力なんてありません。暴れるボクのお尻に、ドクロちゃんは小さくなったエスカリボルグをあてます。
「ま、まさか、嘘だよね?ドクロちゃん」
「ボク、もう桜くんの事撲殺しないよ。痛いのより、気持ちいいほうがいいもんね」
「いやちょっと待ってよ!?確かにそうだけど、こっちの方が、大変な事に・・・ああ!」
ボクの叫びは空しく、エスカリボルグは挿入されました。
体内に凄いものが挿入されてしまいました。だけど、痛みはありません。それどころか気持ちいいのです。
「な・・・なんで・・・あはぁ・・・」
女の子みたいな声を出して、よがってしまいます。そんなボクの頬を、ドクロちゃんは軽く叩きました。
「マゾな桜くんの為、ボクは心を鬼にして、サドになるよ!」
普段なら、いつもそうだろうとつっこむボクですが、初めての体験によがってるので、それも出来ません。
そして、なんという事でしょう。・・・おちんちんも大きくなっちゃったのです。
ドクロちゃんは笑いながら、孤立したおちんちんを、ぎゅうっと踏みました。
827 :
517:03/06/29 08:08 ID:86f9QcXf
「きゃひん!」
「桜くん、犬みたいに鳴いてるよ?流石自分から、子犬を志願しただけあるね?」
「ち、違うよー・・・あれはドクロちゃんを慰めようと・・・あぁ!」
踏まれたおちんちんが気持ちよすぎて、喋れません。そのあとボクは、あんあん喘ぐだけです。
その間、ずっとドクロちゃんの言葉攻めが続きます。
「いつもボクに撲殺されて、いじめられるのが癖になっちゃったんでしょ?」
「あぁ・・・そ、そこ・・・だめぇ」
「安心して。ボクが桜くんをずっといじめてあげるから・・・。幼女を誘拐しない人にしてあげるから」
ドクロちゃんがそう言った後、突然、お尻に挿入されていたエスカリボルグが、小刻みに震えだしました。
「はああーーーー!」
同時にドクロちゃんの踏み付けが、強くなったのもあわせて、ボクはいってしまいました。
白い液体をドピュドピュと射精しちゃうボク、股間一帯はぬるぬるです。
ハァハァと息を乱すボク、生も根も尽き果てたボクだったのですが、突然ドクロちゃんは、お尻の中にいれた、
エスカリボルグのつかをもって、お尻の中でこねくりまわしました。やぁん、と感じるボクをみながら、
ドクロちゃんは例の呪文をとなえました。
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪」
「あ、ああ!?」
するとどうした事でしょう!さっきまで小さくなってたボクのおちんちんが、また元気になってるじゃありませんか!
もしかして、ボクはまだ、絞られるのでしょうか?
ドクロちゃんはあの笑顔を浮かべていました。
文句がでそうなので、ここで区切っておきます。続きは反応次第。
……鮮明に想像して「桜君のハァハァ顔桜君のよがり啼き桜君の……」
等と反応してしまった私はもう駄目ぽ?
責任取って最後まで続けるよろしキー!(つむじから変な液体が螺旋状に噴出)
>517
責任とって最後まで書きなさい
さもなくば『 な め な め 』の刑に処します
830 :
517:03/06/30 00:09 ID:+qQq0Ibj
>>829 なめなめされるのはむしろ望むところ・・・
え・・・な、なに!一瞬!?一瞬でこの布陣!?
なんなの!?あ・・・ちょっ、829ちゃん!
>>517 個人的にはすごく原作の雰囲気に近いと思いますた。
ぜひ続きをお願いします。
書いていただけないなら、もれなくコックリさんで517タンの好きな人を聞いてしまいます。
な
め
な
め
517氏、雰囲気掴んでてウマーですな。
私は、ぴぴるぴされたら、発射した精液がモノの中に戻っていくのかと妄想してましたが(w
「あっ! ドクロちゃん、せーえきがずるずる幹を遡って玉まで、あ、あっ!?」とか。
833 :
658:03/07/01 21:23 ID:O4nPMAO3
>>128氏、乙です! (;´Д`)ハァハァ 素敵でした。
元ネタ知らないけどフリーダさんがすごく好きです。オネエタマ・・・
>>517氏、がんが。期待してます。
……805、なんか素面でカキコしてたが、名前欄が名無しになってる…スマソ、自分です。
別に、普段は名無し、SS関係の時は数字コテと使い分けてても良いかと
>658氏
ここはひとつ、原作を読みましょうw
天に無き星々の群れ フリーダの世界
ですな。
別に百合小説じゃないけど、雰囲気は。
・・・いつもこの話題を振ると、皆さんに割り込むみたいで恐縮なんですが、
忘れられないように言っておきたい。
「リアラさ〜ん!」
キノの旅を読んでたら、キノをどーにかこーにかして
エロ方面に動かしたくなってきた。
ただ、時雨沢氏の淡々とした文章と「ぜってぇそっち方面には
向かせてやらねーぞ」という執念?が行間からにじみ出ていて
上手く動かせる・書けるかはわからないなぁ・・・あう。
839 :
837:03/07/03 02:45 ID:JPiSZECM
>>838 そーなんだけどね。
いや自分には自分なりの妄想がね、あるからね、うん・・・。
>>839 ではその妄想っぷりを存分に披露して下さいな。
お待ちしています。
もう440KB近いな。
SS投下されたら500近くになりそうだから、そろそろテンプレでも考えますか?
844 :
658:03/07/06 18:45 ID:uCFZwKe3
>>834 サンクス。ただ、あのレスの場合はコテハンに対するレスに対するレスだったから(意味不明
>>835 おお、ありがとう!ちょっと探してみます。でも田舎だから……・゚・(ノД`)・゚・
……キノか……シズキノとかいーなあ……
846 :
845:03/07/07 00:48 ID:MoO53XD7
今確認したら、「キノの旅〜」も相互してありました。
リクにあったが 卵×ミランシャ とか 個人的にパジャ×ロスメスタ とか
他、殷雷×和穂 とか 読んで見たい。とか言ってみる。
妖魔夜行、流×摩耶はくっつかんかなー。と思ってたので読めて嬉しィっす。
そういえば一時期柳妖怪と人間の娘カップルに萌えまくった気が……。
>845
良い仕事
849 :
名無しさん@ピンキー:03/07/08 01:57 ID:Pmi2XeRk
128氏のフリーダの世界、良かった。
でも、心情描写ってのかな?偽人格の残滓つーの?
これが、つーかこれも、原作の魅力だと思う。
>207-211では少し表現できてたけど、あとで無くなってる。
やってるとこの描写に加えて、それらの心情描写も加えればもっと良かったかと。
あと、フリーダがアリスを虜にしてるような感じでありながら、
実際はアリスにおぼれて行ってる様な感じとか、
それで良いのかって感じの偽人格の囁きも絡んでくるとか。
そー言うのもあったら最強ではないかと。
うーん、でもそれやり始めると、かなーり長い内容になりそう。
ま、どうしたら良いか、よくわかりませんわ。
文句だけ言ってすんません。
戯れ言シリーズはラノベですかね。それともミステリー?
852 :
517:03/07/08 12:49 ID:cSsxffIV
確かに僕はもっとぶってと願った事もあります。自分から子犬も志願しました。
だからといってこんな目にあってるのは、納得出来る事じゃありません。
こんな目というのは、説明するのが恥ずかしいのですが、
まず僕は学校へ来ています。流石天使が来ても、クラスメイトが猿になっても、
動じないクラスです。僕がショタになっても構いやしません。それどころか、
僕の首に犬の首輪、・・・ドクロちゃんが前拾ってきたライルの物ですが、
それが付けられていてもつっこむ様子がないのです。いつもならここぞとばかり、
みんなにつっこむ所ですが、今の僕はそれどころじゃないのです。
「・・・んぅ」
僕が顔を赤くして、授業を聞かずに喘いでるのは訳があります。・・・僕のお尻に、
凄いものが挿入された侭なのです。僕の隣ではドクロちゃんが( ̄ー ̄)こんな顔をしてます。
「ド・・・ドクロちゃん・・・もう勘弁してよ・・・」
僕は今まで使った事の無い、甘い声でドクロちゃんに懇願しますが。ドクロちゃんは、
おもしろそうに笑うだけです。この悪魔め!天使ですが。
ああ、こんな事になってるなんてばれてしまったら、特に静希ちゃんに知られてしまったら、
授業中に・・・おちんちんたててる事知られちゃったら・・・。
そう思った瞬間、なんて事でしょう。さっきよりも僕のモノが大きくなっていきます。
(な、なんで?)
不思議に思う僕ですが、その後も、バレる事を考えると、ズボンをやぶりそうなくらい、
勃起してしまいます。・・・もしかして僕は、見られたいのでしょうか?
頭の中で、そんな訳ないと首をふりました。その時エスカリボルグが強く震えました。
853 :
517:03/07/08 12:49 ID:cSsxffIV
「あ・・・!」
小声ですが、思わず声を漏らしてしまいました。そしたら、隣の静希ちゃんが声をかけてきたのです!
「どうしたの桜くん?」
「え・・・!な、なんでもない・・・よ・・・」
「でも顔が赤いし、体も震えてるし」
ああ僕は今、お尻にすごいものを挿入されて、感じている姿をみられているのです・・・。
ばれちゃったら、もう生きていけません。ロリコンと呼ばれるよりも屈辱です。
だから冷静にふるまわなければならないのですが、さっきから前はふくれっぱなしなのです。
そして、あっけなく限界はきてしまいました。それも静希ちゃんの目の前で。
お尻に挿入されたものがおもいっきり震えたのです。
「・・・!」
声を殺しながら、悶絶する僕。・・・股間は出しちゃった物で濡れちゃいました。
静希ちゃんに見られながら、いっちゃったのです・・・。嫌な事なのに、感じちゃっています。
もし僕に理性がなければ、もっと見てとか叫んだかもしれませんが、よかったことに、
僕にはまだ恥じらいがありました。机に体をあずける僕を、静希ちゃんがのぞきこみます。
「だ、大丈夫桜くん」
その声で、クラスメイトの視線が僕に集中しました。いっちゃった僕を、みんな見てるのです。
僕は股間が濡れてるのと、まだふくらんでいるのを隠すのに必死でした。だけどみんなの視線を
気にすると、またおちんちんが・・・。僕は完全な変態さんになっちゃったかもしれません。
でもこのままじゃばれてしまう!泣きそうな僕を救ったのは、意外なことに、ドクロちゃんでした。
「先生!桜くんはおなかが痛いみたいなので、トイレにつれていきます!」
そして先生の返事も聞かず、ドクロちゃんは僕を連れ出しました。
お尻を犯される男の子に投下したほうがいい気がしてきた。
854 :
128:03/07/08 16:00 ID:VXPmZYBh
>850
いや、コメントどうも。
偽人格とか心情とかっての、正直途中から消えてましたね。眼鏡に言及するのを忘れてたのも大ミスですわ。
さすがにその辺は、碌に推敲してないのが割れる内容で。
偽人格については途中で気付いて、結局止めたんですが、眼鏡はまるっきり忘れてましたな。
まあ、機会があればその辺に手を入れて何処かに置くことを考えますか。Dingナントカってエロパロ投稿サイトとかもあったし。
フリーダがアリスに溺れてく感じっていうのは、アリスに逆襲させてみると書きやすいのかなあとは思いつつ。
しかし、エロは視点が揺れやすいですな……百合だと余計にそうなのかも。
俺はドクロちゃんが犯される奴かこーかと
857 :
855:03/07/08 19:51 ID:FHJkIghj
よっしゃマターリと書きはじめてみる
ところでマウナ×クラウスはまだなんでしょうか。リプレイ読み返して待ってるというのに……
517さん、おかゆ風味の文章がウマーですな。
焦らした後でドクロちゃんから乗っかっていく展開キボンヌ。
こっちで続けて!(もっと!)
>>851 ラ板にもスレあるし、OKかと<西尾維新の「戯れ言シリーズ」
死線の蒼?人類最強の請負人?ジクザグの後継者?骨董好きのサムライ?
姫?巫々子?
うをー、何気に女が多いやこのシリーズ。
エロщ(゚д゚щ)カモーン
しかも新刊買ってきたのにまだ読んでないや。
>>517氏
乙髑髏。
静希ちゃんも出てきてチョト嬉しいかも。
個人的には彼女も犯しt
>>851 漏れも個人的に維新のエロは見たいなー。
ガンガッテ
>854
丁寧にドモ。
>フリーダがアリスに溺れてく感じっていうのは、アリスに逆襲させてみると書きやすいのかなあとは思いつつ。
いや、俺が言いたかったのはそうじゃなくて、アリスに逆襲させるのも確かによさげなんだけど……
俺が考えたのは、フリーダが攻めるのは変わり無い。
あー、エロから離れてしまうかな。
>>彼女の側にアリスがいる不思議を失うのが、なぜか怖い。
P298の15-16行目。これを更に進行させた感じ。
その過程を表現するとエロから離れてしまいだから、進行させた後を考えて見たらどうだろ?
うーん、これは原作が好きだから考えてしまうことかもしれない。
つーか俺から見るとアリスが掴みにくいから、フリーダを変える事を考えるのかもしれない。
深く考えすぎのようですな。失礼。
なんか俺、原作の続きが読みてーだけのようだ。
出るかどうかも分からんけど。
うだうだ言って失礼しますた。
865 :
128:03/07/09 21:20 ID:anF5vjH1
>863
あ〜、いや、おっしゃることは判っている、つもり。アリスの逆襲w は、そう言う要望もあったことなので。
温もりを知ってしまったがために離せなくなってしまう、なんてのは展開としては極めて真っ当なところでしょうなあ。
今回のみたいなことをしたのも、結局のところ繋ぎとめておくためだったりとか。
(その辺のしっかりしたネタは、ワナビらしく自分の作品で描くべきこととして取っておくのが良いのかもしれんが……所詮ワナビはワナビだしなw
って、こんなスレでえらくマジレスですな(藁
まあ、漏れに真っ当な原作の続きなんて書けるわけも無いので、夏の水辺で工作員と少女の戯れる話は原作者にお任せですなw
(>次回作は……『フリーダの世界』の続編ではないと思われます。
と作者のBBSにあったけど……)
僕は、未亡人とその娘を待ち続けるのです。
867 :
658:03/07/10 01:20 ID:Pn7pmGd4
>>517氏
やばい、ハァハァした (;´Д`)続くんだよね?だよね?
そして
>>855氏、大期待。待ちsage。
>>858氏、正直スマんかった(AA略、そしてアリガトウ。
今こそ投下しよう。……期待に添えられるかどうかは別として。
元ネタは新ソードワールドリプレイ。カプはクラウス×マウナで。
868 :
658:03/07/10 01:22 ID:Pn7pmGd4
「ふわ〜、疲れた〜」
ファリスの聖印を鎧に掲げた少女が大きく伸びをする。ショートボブの茶髪が弾んだ。
『冒険者の国』オーファンの首都ファンの街中を、五人の冒険者達が進んでいた。和気藹々と馬車を引
き連れて移動している。烏を肩に留まらせたソーサラーらしき青年がにやりと笑って突っ込んだ。
「お前みたいな筋肉ダルマでも疲れるのか、イリーナ」
「あ、非道いです、ヒース兄さん!わたしのこといつも盾にしてるくせに」
「ほら、ヒースは生命力皆無だから、盾がないとすぐに死ぬんだよ」
癖のきつい赤毛を持つ少年がシニカルに笑う。後ろでリュートを手にしたドワーフがふむふむと頷い
た。
「成る程、生命力皆無のソーサラーは、人類の範疇ギリギリの鎧を装備しているファイターを盾にするわ
けですな。至極道理」
「あ〜ん、バスさんまで〜!」
若年が多く、見た目は新米にも見えたが、事実は全く逆だった。他のパーティーより遙かに高い経験を
持ち、悪魔殺しを成し遂げた際は悪魔の首を掲げて往来を闊歩した、曰く付きの冒険者達である。その際
とは若干面子が変わっているものの、彼等は他の冒険者達より頭ひとつ抜きん出たパーティーとして周囲
に認知されていた。
かくしてその実体は、冒険では未だ間抜けなポカをやらかしパーティー内では悪口雑言が飛び交う、一
味も二味も癖のある世にもデンジャラスな集団である。
マウナはひとり、目の前を歩く仲間達の会話に加わらず、御者台で手綱を握っていた。
(こいつらも相変わらずよねえ)
マウナはハーフエルフだ。癖のない長い金髪の脇から覗く緩やかに尖った耳や細々とした体型がそれを
表している。
遠目に、『青い小鳩亭』の看板が見えた。彼等が根城としている冒険者の宿であり、マウナの『家』で
もある。つい最近、彼女は正式に『青い小鳩亭』の養女となったばかりだった。
サファイアの瞳がふと看板の真下に向いた。
「……」
よく知る人物が玄関のドアの横の壁に背を預けていた。どうやら自分達を待っていたらしく、こちらを
見つけると壁から背を離し、数歩歩いた。イリーナがあ、と駆け出した。
「クラウスさんじゃないですか!」
「おお、よく見れば」
ヒースが額に手をかざした。エキューが尋ねる。
869 :
658:03/07/10 01:26 ID:Pn7pmGd4
「誰?」
「『青い小鳩亭』の甥っ子だ。冒険者をやってたはずだが、帰ってきたのか?」
訝しげに眉をひそめる。その瞳がちらりとマウナを見た。額にかざされていた手がおもむろに口元まで
移動する。「ぷっ」と笑うヒースにマウナは何だかとてつもなくバカにされた気がして怒声を上げた。
「何なのよ、その気持ち悪い笑いは!」
「いやいやいやいや何でもございませんよ」
そそくさと逃げるヒースをマウナは憤慨して見送った。物の一つや二つ投げつけてやりたいところだっ
たが、生憎彼女は貧乏性であるため、物を投げるなどという勿体ないことはできないのである。今度から
石を拾っておこうか、などと半ば本気で考えていると、話題の主が声を掛けてきた。
「お久しぶりです、皆さん」
軽く下げられた頭が上がったとき、目が合った。ぽかんとして瞬きすると、その視線はすぐに逸れてい
った。クラウスは馬車を先導するように、他の面子と一緒に歩き始めた。
「何なんだろ」
まあいいか。彼女は軽く考え、馬に鞭を入れた。
□□□□□
『青い小鳩亭』食堂。
ヒースはぐっと拳を握りしめた。その顔に悪代官のような笑みを浮かべる。
「甥っ子め、ついにマウナに会いに来たな!」
「立てるべき恋愛フラグも終盤ですね、ヒース兄さん!」
「当たり前だ!とっととくっついて跡目を継いで貰わなければいつまで経っても宿代に割引特典がつか
ん!」
マウナを除く四名は夕食の席で緊急会議を開いた。ちなみにマウナはこの店で給仕を務めており、現在
はカウンターで忙しく立ち回っている。
四人はテーブル上で額をつきあわせてこそこそと会話を交わしていた。とはいえ新規参入の二人にはわ
けの分からない話で、額をつきあわせているのはすぐに二人だけになった。バスが手持ちぶさた気味にリ
ュートを磨き始めた。
「事情はよくわかりませんが、盛り上がっておりますなあ」
「ちょっと待ってよ!なんか話の内容から察するとあの人とマウナさんがいい仲みたいな話になってるん
だけど!?」
870 :
658:03/07/10 01:29 ID:Pn7pmGd4
赤毛の少年、エキューがばんとテーブルを叩いて抗議の声を上げた。彼は元々マウナに──正確に言え
ばエルフに憧れてこのパーティーに入ってきたのである。
他の面子には極めてシニカルな彼がマウナにだけは極端に態度を軟化させ、依頼にダークエルフが絡ん
できた途端、敵陣に先陣を切って突貫する。周囲は彼を称してエルフマニアと呼んだ。
「何を言う!お前が知らなかっただけであの二人は既に相思相愛だ!」
「そうだよエキュー!人の恋路を邪魔するとジェイミーに蹴飛ばされるよ?」 ジェイミーとはヒースが可愛がっている荷馬の名前である。
「大体お前はエルフならマウナでなくてもいいんだろうが!」
「うっ!?」
図星を指された表情でエキューが硬直する。その脇に、エールのなみなみと注がれたジョッキがだん!
と盛大に音を立てて置かれた。
「聞こえてるわよ」
ウエイトレス姿のマウナだった。吊り上がった眉がぴくぴくと震えている。
「わわっ、マウナ!これはね、あの、その」
イリーナが意味不明のジェスチャーを展開させる。一方ヒースは「ちっ、ばれちゃしかたねえ」という
表情で既に開き直った態度を見せていた。マウナはそちらに向かって額に青筋を立てた顔を向けた。
「いくらそういう話に無縁だからって人をダシにするのはやめてよね!」
「えーっ」
「『えーっ』じゃないの、イリーナ!エキューも本気にしないでよね、そんなんじゃないんだから」
「そう、そうですよね!」
きらきらと瞳を輝かせて両手を組み合わせるエキュー。マウナは疲れた顔で溜息をつくとジョッキを配
り始めた。
□□□□□
月が中天にある真夜中、マウナは一人で外に出た。
深夜の空気を感じたくなったのだ。部屋着のままで道路に出て、近くにある広場を散策する。当然だが
誰もいない。しかしマウナはそれが好きだった。公園を貸し切りにしているような気分に浸れるのである。
いい天気だった。月も星もよく見える。彼女はのんびりと夜空を見上げた。
871 :
658:03/07/10 01:31 ID:Pn7pmGd4
「女性の夜歩きは感心しませんよ」
足音と共に聞こえた声にマウナは振り返った。
「あ、クラウスさん。どうしたんですか?」
「どうしたんですか、じゃありませんよ。こんな真夜中に一人で外に出るなんて」
クラウスは咎めるような口調で言った。
「ああ……」
最早荒事に慣れきってしまった冒険者としては思いもしなかったが、確かに真夜中に女の一人歩きとい
うのは危険である。マウナは苦笑いを浮かべて頬を掻いた。
「大丈夫ですよ、あたし。強いとは言わないですけど、それなりですもん」
「そんな事言って……万一ってことだってあるでしょう」
驚いたことに、クラウスの口調は本気でマウナを心配している様子だった。マウナは居心地悪く頬から
手を下ろした。これじゃああたしが悪いみたいじゃないか。
近付いてきたクラウスも彼女と同様部屋着だった。彼もかなりレベルの高い冒険者だが、こうしてみる
と普通の若者のようだ。背が高めで引き締まった体つきをしている。黒い癖のある短髪が闇に沈んで見えた。
「クラウスさん、久しぶりにおばさん達に会いに来たんですか?駄目ですよ、心配掛けちゃ」
「いえ、違うんです」
否定の返事が返ってきた。マウナは驚いた顔で瞬きした。てっきり、彼はおじさんとおばさんに会いに
来たとばかり思っていたのだが。
「じゃあ、何で帰ってきたんですか?」
「おばからあなた方が今日戻ると聞いていたので、待っていたんです」
「……」
真正面から視線をぶつけられ、マウナは思わず身構えた──実は心当たりがあった。彼女は戦いて言った。
「……もしかして立て替えて貰ったノリスの蘇生費用を回収しに来たんですかっ!?」
「違います!」
叫んで、呆れたようにクラウスは溜息をついた。
「……何処まで鈍いんですか、貴女は……」
負けず嫌いなマウナはその台詞を聞いてむっとした。彼女はクラウスに歩み寄った。クラウスは背が高
いので、傍まで行くと見上げるような形になる。
「じゃあ、はっきり言ってくださいっ。何の用で帰って来たんですか?」
クラウスは苦笑した。そしてマウナの要望通りはっきりと答えた。
「貴女に会いに来たんです」
872 :
658:03/07/10 01:33 ID:Pn7pmGd4
マウナは一瞬沈黙した。
「……は?」
我ながら間抜けな返事をしたと思ったが、相手はこちらが聞き返していると思ったのか、もう一度言った。
「貴女に会いに来た、と言ったんです。マウナさん」
「あ──あの」
そこまで言ってから彼女は固まった。肩に手が置かれている。クラウスはゆっくり身を屈めると、マウ
ナの唇にキスをした。
唇を放すと彼は言った。
「私の部屋まで来てくれませんか?」
「……」
□□□□□
「……何やってんだろ、あたし」
マウナは水浴びをしながら独りごちた。
クラウスは『青い小鳩亭』ではなく、他の店に宿を取っていた。清潔そうな宿だ。敵地ということで、
ついついベッドメイクなどに意識が行ってしまう自分に苦笑しながら、階下まで水を浴びに来た。深夜
だったので流石に湯は使えなかったが、水浴びには慣れている。
身体を洗いながら漠然と考える。
(……クラウスさんって、かっこいいよね)
冒険者としてもかなりの腕だし、紳士的だ。背は高いし、顔も、スタイルだっていい。
でも、安易にこうなっちゃっていいものだろうか?……拒めなかった自分が思うのも何だけど。
「よしっ」
マウナは気合いを入れた。自分がはっきりしないままだと相手にも失礼だろう。部屋に戻ったら断ろう。そうしよう。彼女は身体を拭き、さっと服を着ると部屋に戻った。
「あれ?」
ドアを開けるとクラウスの姿が何処にもない。どこに行ったんだろう?確か自分より先に部屋に帰って
きている筈だが。
几帳面ないつもの癖でドアを閉じ、肩に掛けたタオルで髪を丁寧に拭いながら部屋の中程まで進む。す
ると突然、背中から抱きすくめられた。
873 :
658:03/07/10 01:34 ID:Pn7pmGd4
「きゃっ」
髪を吹いていたタオルが床に落ちる。
「く、クラウスさんっ」
「驚いた?」
からかうような響きの声。しかしマウナは答えられなかった。だってこの位置は……
「だ、駄目ですっ……耳に息がっ」
「耳、弱い?」
それを聞いて自分の台詞を思い切り後悔したがもう遅い。
「っ、あっ……」
長い耳を噛まれてマウナは思わず声を漏らした。
「クラウス」
「は!?」
「クラウスって呼んでくれないか?」
「……!ん……はっ」
そのキスはたっぷり時間をかけて行われた。ゆっくりと絡め取られるようなキスに、マウナはなけなし
の抵抗力を奪われていった。ああ、こんなことでどうするんだあたし。断るんじゃなかったのか。五分前
の決意もこの状況ではまるで役に立たなかった。濡れた髪を撫でられ抱きしめられて、マウナの身体から
力が抜けていった。
唇が離れた頃にはマウナはぐったりとした身体をクラウスに預けていた。クラウスはすぐ傍のベッドま
で彼女を連れて行った。柔らかいシーツがマウナの背中を抱き留める。クラウスの手はすぐにマウナの服
をはだけさせた。
「あっ……駄目、ですっ……ああっ」
露わになった胸に触れられ、二の句が継げなくなる。身体が反射的に逃げようとしたがベッドの上では
それもままならない。両の乳房を揉みしだかれて、マウナは言葉と裏腹に甘い吐息を漏らし始めていた。
「ま、待って……っ!あたしっ」
マウナは決死の思いで振り返った。そして凍り付いた。
眼前にクラウスの顔があった。頬に手を置かれたと思った瞬間、キスをされる。
「……!ん……はっ」
874 :
658:03/07/10 01:35 ID:Pn7pmGd4
そのキスはたっぷり時間をかけて行われた。ゆっくりと絡め取られるようなキスに、マウナはなけなし
の抵抗力を奪われていった。ああ、こんなことでどうするんだあたし。断るんじゃなかったのか。五分前
の決意もこの状況ではまるで役に立たなかった。濡れた髪を撫でられ抱きしめられて、マウナの身体から
力が抜けていった。
唇が離れた頃にはマウナはぐったりとした身体をクラウスに預けていた。クラウスはすぐ傍のベッドま
で彼女を連れて行った。柔らかいシーツがマウナの背中を抱き留める。クラウスの手はすぐにマウナの服
をはだけさせた。
「あっ……駄目、ですっ……ああっ」
露わになった胸に触れられ、二の句が継げなくなる。身体が反射的に逃げようとしたがベッドの上では
それもままならない。両の乳房を揉みしだかれて、マウナは言葉と裏腹に甘い吐息を漏らし始めていた。
頂点を摘まれて弄ばれ、自然に声が出る。
マウナは知らず知らずのうちに相手の名前を呼んでいた。
「あ……クラウス……さんっ」
「──マウナ」
呼び捨てにされる。それだけでマウナの身体はぴくんと反応した。
「さん、はいらないよ」
「……クラウス……」
満足そうに微笑まれると何も言えなくなる。拳を握って愛撫に耐える。手が服の内側を伝って鳩尾まで
下りてきた。片手は乳房を刺激し続け、もう片方の手は下腹部を撫で、太股を撫でる。片手で器用に下着
を脱がせると、クラウスは秘所を弄び始めた。
「あぁっ!」
身体が跳ねた。誰にも触れられたことのないそこは熱を帯びて湿り始めていた。優しく触られて、恐怖
と羞恥、快感が同時に襲ってくる。敏感な蕾を何度も擦られてマウナは身悶えした。
「やぁっ、そこ、駄目えっ……!」
「だけど、濡れてきてるよ?」
「ん、んっ……!だってっ」
耳元で囁かれて、恥ずかしさに身を縮める。指の動きが段々と激しくなっていった。指先が秘裂を這い、ゆっくりと差し込まれてくる。
875 :
658:03/07/10 01:37 ID:Pn7pmGd4
「っ、ふうん……っ!ああっ、やっ、やあぁっ」
抜き差しされ、掻き回される。身体が勝手に仰け反ってどうしようもない。性感が嫌が応にも高まって
いく。
「ああっ……あ、あっ!」
ひときわ大きく身体を仰け反らせて、マウナは達した。
「……」
荒い息を付き、霞む目をうっすらと開けると目の前にクラウスの顔があった。額を合わせるようにこち
らの眼を覗き込み、首筋で髪を梳く。もう片方の手の指は彼女の中に入れられたままで、ほぐすようにま
た何度も掻き回され、マウナは微かに声を漏らした。
「……っ、クラウス……駄目よぉ……っ」
「でも、もう少しほぐさないと、辛くないか?」
「だけどっ……んっ」
身体は既に次の絶頂へ向かい始めている。クラウスはその様子を察したのか、わずかに顔を離すと尋ね
てきた。
「じゃあ……もう、していいかい?」
「──……」
マウナは自分でも驚くほど素直に頷いていた。覗き込まれるようにして見ていた瞳のせいかもしれない。駄目だ、この人は拒めない。こんなところまで来てやっと気が付くなんて──。
一瞬唇が重ね合わされた後すぐにそれは入ってきた。
「んんっ……!」
固いものが侵入してくる感覚に思わず身体を震わせる。ゆっくりとした動きだったが身体は敏感に反応
した。途中まで入ってきたところで耐えられなくなり、身を捩らせる。それが余計に自分の内側を刺激し
てしまい、マウナは身悶えた。
と、腰に添えられた手に力がこもった。
「──ぁああああっ!」
一気に貫かれる。悲鳴を上げてマウナは背中を仰け反らせた。一瞬の後、ふっと全身の力が抜ける。
「っ……あ……」
ようやく息を付けたと思ったら、押し広げられた中のものがすぐに律動を始める。感じていた痛みはす
ぐに快感に塗り替えられた。
876 :
658:03/07/10 01:38 ID:Pn7pmGd4
「あっ、あ!はぁんっ!やぁ」
マウナは必死にかぶりを振る。
「だ、駄目っ!駄目えっ」
「どう……して?」
「だって、っ……感じすぎ、ちゃうっ……!ふあぁっ」
そう言っている間にも身体の芯を突く波は止まらず、制止の声は喘ぎに変わった。
「ごめん……俺ももう止められないんだ」
苦しげな声がそう言ったが、既にマウナは何も聞き取れなくなっていた。クラウスの動きに合わせて身
体の中の蜜が外へと掻き出される。最奥を何度も突かれて彼女は声も出なくなった。想像などまるで追い
付かないほどの感覚が体中を駆けめぐる。もう自分がどうなっているのかすら彼女にはわからなかった。
絶頂へ近付くに連れ、その中はさらにきつく締まって強い快楽を得た。
「……っ、……、────っ!」
マウナは身体を何度も大きく震わせる。そのたびに彼女の中から透明な液が溢れた。
「マウナっ──俺も、そろそろっ……!」
「……!あ、ああっ──あああああっ!!」
くわえ込んだそれが更に膨張したような錯覚に、マウナの身体はひときわ大きく震えた。ぎゅうっと内
壁が縮まり、それを容赦なく締め上げる。同時に熱いものが身体の中を迸った。
(──あ……)
頭の中が真っ白になった。今度こそ体中から力が抜け、マウナは力尽きてベッドに横たわった。
□□□□□
「……大丈夫、かしら」
「ん?」
クラウスに尋ね返されてマウナは頬を赤く染め、しどろもどろになった。やっと聞き取れるくらいの微
かな声で言う。
「その……中に、されちゃったから……。エルフの血を引いてると繁殖力が弱いって言うけど」
「いいさ。元から責任は取るつもりでいたから」
「──」
マウナはしばらく顔を真っ赤にしていたが、やがて噛みつくように言ってきた。
「あ、あたしはよくないわっ。まだ冒険者を続けたいものっ」
877 :
658:03/07/10 01:39 ID:Pn7pmGd4
「……冒険者って何かと危険が多いから、止めて欲しいんだけどな、俺としては」
そう言って近付いてきたクラウスの唇を右手でシャットアウトすると、マウナはむっとした表情で言葉
を続けた。
「続けるの。やっとお金が貯まってきたと思ったところでまたすっからかんになっちゃったし。まだまだ
世間を見て回りたいし。何より、年中おじさんおばさんをほったらかしてる貴方が言えた義理じゃないわ」
「……ごもっとも」
苦笑して、クラウスはマウナの髪を撫でた。
「まだしばらくこの街にいるかい?」
「次の依頼が見つかるまではいるけど……」
「──じゃあまた、こうやって、してくれるかい?」
クラウスの問い掛けにマウナはまたぱっと赤くなる。やがてその右手がゆっくりと下ろされた。小さく
頷く。
クラウスはすかさず彼女の唇を奪った。
878 :
658:03/07/10 01:45 ID:Pn7pmGd4
終わりました。純愛しか書けないヤシと笑ってやって下さいまし・゚・(ノД`)・゚・
自分の中のクラウスさんのイメージはこうなんですが違った人、スマソ。
何でしたっけ、ラストの方で(マウナを)「改めて貰いに来ます」みたいなこと
言ってたんで徹底して攻めかなあ、と思ったわけです。と言い訳してみる。
カンフーファイターで
エロは出来るか、と
ノートに試し書きしてみたが……
おやすみなさい。ボクは寝る。
658さん、私のイメージ通り! 狂おしいほどにハァハァ。
そして色気よりまず金の事に頭が回るマウナがらしくてイイ!
純愛マンセー! (・∀・) マンセーマンセー!!
ヘッポコーズの面々の書き方が、彼ららしくて(・∀・)イイ!!そして純愛(・∀・)イイ!!
(この話運びでクラウスさんがキチクだったらヤダ・・・)
流されマウナキタ―――――――!!
(・∀・)イイ!!
うんうん、なんかマウナはそんな感がするやw
他のメンバーもすごいらしいし、純愛だし、(;´Д`)ハァハァ が止まりません
そしてここでヒース×イリーナをきぼんしたりするわけですよ
個人的には、ヤム×イリーナな、どすこい人外一本勝負を!(笑)
886 :
658:03/07/10 22:54 ID:Pn7pmGd4
>>880-882 早速のレス有り難う御座いました〜!「らしい」とか「イイ」とかの
お言葉がめっちゃうれしいです。ペース亀ですがよかったらまた
つきあってやってください。
>>881 いやいや鬼畜だったら鬼畜だったでそれはそれでまた萌え(ry
……レス見るとヘッポコーズ読者実は多い?仲間が多いのって嬉しいなあ。
そして879氏に一言。立ち上がるんだその2!……ユタの若大将って何?(←未読)
はっきり言って純愛?系ではヒース×イリーナしか思いつかないよな。
ダンジョンで毒とかトラップにかかった位しか他のキャラが絡む
要素が無いような気がする。
某エロ小説にあったようなエロトラップが読んでみたい…
イリーナはともかく、ヒースの純愛はどうあがいても思い浮かばないや。この2人は難しい。
妖しげな遺失呪文で筋力が半分以下になったイリーナがヒースに襲われる、とかなら結構しっくりくるんだけどw
無理矢理はヒースのキャラじゃないような気がするんだよな。
いざって時に腰が引けるようなタイプかな?
間違ってたらすみません。
ヒースは動物ふぇちな気もするがw
ヒースは無駄に器用度ボーナスが高いので、
一般技能:えっちなてくにっく、を覚えれば、イリーナを一発で無力化できます。
イリーナ 「・・・ひぁっ・・・や・だ・・・やめ・・・てヒース兄さ・・・・・・ぁあんっ。」
(↑SS書けないので釣り)
ヒースに誑しこまれるカレンさん、とか。
……ダメ?(藁
ああっ、ジェイミーが雌なら!
獣姦は、ファリス様の教えに背く行為です。(デタラメ)
>892
「はっはっは、イリーナ。仲良きことは美しきかな、だぞ」(棒読み)
ファリス様の教えか。
埋めよ増やせよ地に満ちよ、とかあったりしないかな。
それは神様が違うか?
>>895 それはむしろマーファではないかい? 大地母神って豊穣を司ってるし。
でもニースとかレイリアは単独スレあるしな・・・
コクーンの慈愛の神ラーファなら「一夜の愛を授ける」なんだが…
ここはヒースクリフ邪神シリーズでマラーファというのはどうだ?
「うむ、マラ―ファというのはな、慈愛の女神マーファの下位神で、悦楽と性愛を司どる神とされている。
教義は『汝の姦りたいときに姦るがよい』だ。」
「は・・・ぁんっ、邪神じゃないですか、あんっ。」
ヒース兄さんのエッチな家庭教師編。
いかにもフタナリっぽい名前だな。
当然、巨人のアレから生まれたんだな?(笑)
動物フェチか……
カレンさんにネコミミと尻尾つけさせて(;´Д`)ハァハァ とか
萌え・純愛が(・∀・)イイ!!のは同感だが。
「汝のしたいようにするが良い」の自由の神ファラリス様や(フリーセクースも守護)
「ぶっこわしてやるよ!」の破壊の女神カーディス様(乱暴なのщ(゚Д゚щ)カモォォォン)
「ヒハハハハハハハハハ」で珍妙なプレイを追及する名もなき狂気の神様(想像力の勝負)
でもヒース兄さんのインチキ神話神もいいしなあ。。。
チビーナでロリもカバーだ……植物だが(w
904 :
128:03/07/12 00:50 ID:TciTHC8g
エロい神様に使える聖職者ってネタはリア厨ぐらいの頃はわりと考えたなあw
立川流のような熱い教義の神様が居ても良いじゃないか。
906 :
:03/07/12 16:57 ID:BKAx5p04
ヤラナーファというのはどうか?
ヤラーナだと、としくってエロくなったイリーナだろうか?
年くってちゃイヤン。
ところでイリーナは締まりも筋力24なのk(電信柱がクリティカル
この調子だと、「ソードワールドでなりきりエロセッション&SS」スレを、単独で立てられそう?
そうでもしないと、ほかのSS書きたい人たちが書きにくそうだ。
・・・この程度で無理に分けても両方寂れると思うぞ
何百レスもの間ソードネタだけで埋まるようなら話は別だが
自分も分けなくても大丈夫だと思う。他の話題が持ち出されてきた時、たとえSW話が
続いてても「空気嫁」とか言わずにレス付けてあげるくらいの配慮は必要だと思うけど。
今回くらいのレス数なら許容範囲だと思う。これ以上住人引き抜かれたら
ここもスレ落ちの危機がますます身近になっちゃうし(w
でも現状でソードワールド以外のネタは話し辛いように思えるがなあ。
なんか内輪受けって感じがする。
他のネタが出ても、すぐソードワールドキボンヌってレスがつくし。
まあ、だからといって単独スレ立ててもすぐ廃れるとは思うが。
とっととソードワールドSSを掲載するなら何も問題なし、
ソードワールド雑談だけが延々と続くのはちょっと拙い、
ってとこじゃないの
914 :
128:03/07/14 15:12 ID:Htp+tjl/
え〜、私のフリーダSSで使ったネタをもういちど別の場所(2ch内ではありません)で使用しましたが、あれは私に他ならないのでパクリではありませんw
同じネタで二つも書くのはそれ自体良いことじゃないでしょうが、まあ、ご容赦くださいませ。
えー、サザム様に、脱いでも凄いという事実が判明した吉田ちゃんで、シャナの続編を希望します!
>>912 それは住人の配慮で何とかなるんじゃないかと思うんだが……駄目か?
うーん……廃れ気味のロードス島スレの住人さん達にSW全般も受け入れて
貰えるか尋ねてみたりするのはどうだろうか。実は自分、あっちにもよく
行くんだが人少なくて。
じゃあ他の話題を(w
エンハウとか封仙とか天高とかキボンヌ!!!(絶叫
今はネタが無いからSWでお茶を濁してるだけだろ?
別に誰がネタを拒絶したわけでもないのに、そんな深く考えるなって。
戯れ言使いシリーズキボンヌ
ツルペタの友を陵辱
>>917 それもそうか(w
ところでエンハウとか封(以下略
そうそう。
神が降臨するまでテンションを維持し続ける為の儀式のようなもの。
と・い・う・わ・け・で・・・・神カモーン!
保胤×時継の平安絵巻な秘め事をお願いします。
蓮×清良の救済物語お願いします。
鷹晃×紗夜姫もついでにお願いします。
神はねー、待つだけのものじゃないんだよー
時には自分が神を目指さなきゃいけない時もあるんだよー?
では俺も
遼×万理絵キボンヌ。ちょっと捻ってジェネラルや神田川妹なんかも可。
裏次郎×万理絵の陵辱なんてのも惹かれかもー
瑠璃姫×高彬なんてもの良い
どっちも古い作品なんで、知ってる人は少なそうだが……
そうか、じゃあお兄さんはルナルをキボンヌだ!
517氏、ドクロちゃんの続きキボンヌ。
>920の魂は、はたして神の降臨に耐えられるのか──
920 「ああっ、こ、壊れちゃう……! ああああああ────っ!!!!」
926 :
山崎 渉:03/07/15 11:13 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
イリヤのハッピーエンドバージョンをキボン!!!
>>928 え?自分は読んでないが最萌えトーナメントに「おわった」って記述があった気がしたが……。
>>929 hpでの連載は終わったが、文庫ではエピローグが追加されるらしい。
>>930 だがそのエピローグで幸せを掴める確率は…
猫とかを考えれば、例の描写のあとハッピーエンドに近い感じはない。
今回は飛び立った事しかわからん。
でも秋山は容赦無いから殺すと思う。
>931
50%
ダヨネ?
まあ幸せになるかならないか二つに一つだから、
50%と言えないことも無い。
>>934 しかしラブコメチックな幸せを掴む確率は…
イリヤのこの辺のファンの揺さぶり方っつうか、引っ張り方が妙に
エヴァのTV未完→劇場版をオーバーラップさせる・・・これも含めての「UFO綾波」?
>>936 これでラジオドラマで続きをするなんて言ったら…
あえて言おう。瑞っ子うぜえ。
>935
うむ、ラブコメチックな幸せを掴むか否かだから、これもまた50%だな。
>>939 しかししかし、その幸せが浅羽×イリヤである可能性は…
落ち込む浅羽を励ます晶穂だったりしたらどうする?
喪前ら文庫派もいるって事を忘れてないか?
限りなくネタバレに近いことをされてむかついたんだが。
漏れも文庫派。イリヤは読んでないから大丈夫だったけど。
漏れも文庫派。
っていうかイリヤってしらないんだけど。
次スレ立てるときに、
「単行本派にはネタバレにあたるSS、ネタ振りが出る可能性があります」
って>1に入れたらどうだろう?
漫画板や、この板でも別スレでは、「単行本派はあきらめれ」って
傾向が強いみたいだけどね。ゲームなんかはクリアしていることが前提かも。
つーか0か1かみたいな問答だな。
全部50%になる。意味なさげ。
SS書くとき状況とか説明しなきゃならないことも多いから、
ネタばれはもう仕方のないことだと思う。つかネタバレ嫌なのに
ここ来てたのか?どのSSでも(穿って見れば)ネタバレ満載だが。
自分も読み途中の作品はあるが、もしここにそのネタバレ話題が
出てきても、それはもう仕方ないことだと思って覚悟はしてある。
でも、
>>944の意見には賛成。そろそろ次スレだし、入れておこうよ。
そりゃ、ある程度はあきらめてるけど、文庫派にしてみれば雑誌掲載なんて発売前と変わらないんだが。
大体、ネタになってるなら読まないようにも出来るが只の雑談で突然ネタバレされても回避のしようがない。
あ、ネタってSSのことね。
しかし、文庫派のオレでも、イリヤがハッピーエンドを迎えると信じられないのだが…
DADDYFACEから、美沙×鷲士のいろんな意味で禁断のカップリング希望。
951 :
950:03/07/19 17:08 ID:eSXkMnoT
次スレを建てようかと思うのですが仕事中なのでいったん落ちます。
関連スレ、お勧めのアップローダー、ローカルルールetc.ありましたら、ピックアップお願いします。
953 :
950:03/07/19 19:48 ID:8gjH9OBh
とりあえず>1-を試作してみました。
ツッコミ、訂正よろしく。
ライトノベルキャラで抜こう! 3rd
お前ら!日頃ラ板で大っぴらにハァハァ出来なくて
前スレも残り少なくなって、さぞや鬱積した不満があったことだろう。
欲望があったことだろう。だが!だが、しかし!
今日この日をもって我らの魂は解放される!
新スレにも同士しかいない!
さあ、思う存分魂を解放するのだ!!
*注意事項*
@原作スレッドにここのURLをカキコまないこと。双方共に荒れる元。
@キャラごとのスレ乱立を防ぐため、スレ立て前にここで問い合わせましょう。
@単行本派にはネタバレとなる話題が出る可能性があります、ご注意を。
@SS内でのネタバレはOKですが、雑談・ネタ振りでは単行本の公式発売日まで控えましょう。
過去スレ・関連リンクは
>>2-3あたり
954 :
950:03/07/19 19:49 ID:8gjH9OBh
955 :
950:03/07/19 19:49 ID:8gjH9OBh
イリヤが戻ってこない浅羽。戦争で家族を失った晶穂。
お互いの寂しさを紛らわすために身体を重ねるが、そ
の最中に奇跡の生還を遂げたイリヤが帰ってくる……
なんてのを考えたが、よっぽどイリヤが破壊されそう
だということに気づいてちょっと鬱・・・
しゃーないから、須藤妹×ハイスペックな男のSSキボン(笑
958 :
ところで:03/07/19 21:12 ID:8gjH9OBh
これまで書かれたSSの保管場所ってないかな?
アップローダーじゃいずれ消えてしまうし。
959 :
名無しさん@ピンキー:03/07/19 21:19 ID:SqbJzSWT
960 :
名無しさん@ピンキー:03/07/19 21:26 ID:o5EAEib/
すまん、上げてしまった。
で、もうこのまま次スレ立ててしまってOKかな?
うん、私はいいと思う。埋め立て、みんな競ってやりましょう。
>956
須藤じゃなくて、浅羽妹では?
>964
たぶんアニメ。ラノベ&コミック&ゲーム版のGAは認知度低いんじゃないかな。
と埋め立てがてらマジレス。
>>965 マジレス、サンクスコ。
では関連スレには加えなくていいですね。
ところで、biglobeの無料HPに、過去のSSを置いといたら問題有りかな?
容量を確保したきり、殆ど使ってないので保管場所にしてみようかと思ったのだが。
>966
作者さんの許可は貰った方が無難だろうねえ
>>966 許可より先に、ビッグローブってエロ禁止じゃなかったっけ?
969 :
950:03/07/20 00:40 ID:tS3sMdDS
じゃあ心おきなく埋めましょうか。埋め。
971 :
名無しさん@ピンキー:03/07/20 14:57 ID:isweb9Kd
梅
「生理がこないの」
「産め!」
オレ小学生のときのあだ名が梅だったから
>>971みたいなの見ると複雑な気分になるんだよな・・・
産めよ増やせよ地に満ちよ
>>971 IDがisweb
……この板的には激しくどうでもいいな
SWの漫画を見たんだがイリーナの筋力はマジで化け物じみてるな。
魔法か薬でも使わない限り手が出せないぞ。
ならチン力で対抗するべし。
埋め埋め
漫画?あったっけそんなん。
>979
夏期増刊号参照せよ
美味ぇ〜
全裸ならおっぱい。
下着姿なら尻。
俺の欲情はそんな感じ。
着衣ならうなじ。
俺の欲情はこんな感じ。
着衣なら尻
下着姿でも尻
全裸ならやっぱり尻
俺の欲情はフェチな感じ。
985 :
名無しさん@ピンキー:03/07/21 22:54 ID:1Kckn/To
ついでに貴方のフェチ、教えてください
986 :
名無しさん@ピンキー:03/07/21 23:02 ID:mcIOsJvN
>>985 君があげてしまったのでこの話題は終了してしまった。
民族衣装はお好き?
結構好き
年を取るにつれて注目する場所が下に落ちていくって言うらしいけどな。
顔→胸→尻→足
ってなもんで。
なぜか ま○こ は言及されないことが多いが、まあテレビとかで語るには少々具合が悪いからだろうw
破妖の闇ラスキボン とこそこそ言ってみるテスト
ダディフェイスの美沙×鷲士キボン。
知らないので無理。
994 :
名無しさん@ピンキー:03/07/23 21:18 ID:LK7cSWgc
995 :
名無しさん@ピンキー:03/07/23 21:21 ID:/nkc5bvt
996 :
名無しさん@ピンキー:03/07/23 21:23 ID:tfBO12Va
997 :
直リン:03/07/23 21:28 ID:5XBUFLtW
998
もうすぐ。
1000GET!!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。